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第60号
2011/10/21〜12/16までの紹介分
お奨め国内盤新譜(2)


オクタヴィア・レコード

EXCL-00077
(SACD Hybrid)
\3500
インバル&チェコ・フィル
 マーラー:交響曲第7番 「夜の歌」
エリアフ・インバル(指揮)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 
 世界的なマーラー指揮者として名高いエリアフ・インバル。今春発売したチェコ・フィルとの交響曲第5番は名演中の名演としてインバルファンのみならずチェコ・フィルファン、マーラーファン必携の名盤となりました。
 そしてファン待望の交響曲第7番がついにリリース。ここでも明晰で豊かなインバルサウンドが展開されます。
 マーラーを我が音楽として高い誇りを持つチェコ・フィルは伝統ある奏法を引き継ぎつつも、インバルの棒から放たれる自在なフレージングに隙無く均整の取れた美しい響きで応えます。
 全ての感情を音楽で表現しようとしたマーラーの交響曲をインバルはオーケストラとの丁々発止の駆け引き、そしてそこから生まれる音楽の喜び経て見事な統率力で駆け抜け、聴いている者を歓喜の楽章へと誘います。
マーラー演奏の第一人者として定評のあるインバルとチェコ・フィルの両者。その両者から生まれる壮大なマーラーの世界をお楽しみいただける名演です。
 2011年2月24、25日 プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホールにて収録
EXCL-00076
\3000
山田和樹&横浜シンフォニエッタ
 シューベルト:交響曲第8番 「ザ・グレート」
山田和樹 (指揮) 
横浜シンフォニエッタ
 2010年11月に行われた横浜シンフォニエッタ第3回定期公演におけるメイン曲シューベルトの大ハ長調交響曲のライブをCD化。
 山田のロマンティシズム満載のシューベルトを気心が知れたオーケストラのメンバーがそれに答え、若々しくも、壮大なシューベルトの宇宙を描き、ライブともいうべき精神の燃焼を演奏に感じさせます。提示部の繰り返しなしで演奏時間50分をこえる演奏ですが、最後まで緊張の糸は切れず天国的な長さというこの交響曲の醍醐味を味合わせさせます。
 録音:2010年11月5日 フィリア・ホールにてライブ収録
OVCL-00465
(4SACD Hybrid)
\5000
マーツァル&チェコ・フィル
 ブラームス交響曲全集完結

ブラームス:
 交響曲第1番、第2番、第3番、第4番、
 大学祝典序曲、悲劇的序曲
ズデニェク・マーツァル(指揮)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
 マーラー、チャイコフスキー、ドヴォルザークなどのシリーズで高い評価を得てきたマーツァル&チェコ・フィルがついにブラームス交響曲全集を完成。
 チェコ・フィルによるブラームス交響曲の録音は希少で、その稀少さゆえに大いに話題となったマーツァルのブラームス交響曲シリーズ。2005年の交響曲第4番を皮切りに第1番を収録、その後2009年に交響曲第2番と悲劇的序曲を収録。そしてついに2010年12月に交響曲第3番と大学祝典序曲を収録し、マーツァル&チェコ・フィルによるブラームス交響曲全集が完結しました。
 これまでマーラー・シリーズ、チャイコフスキー・シリーズなどで聴かせ続けてきた輝かしく熟成されたボヘミア伝統の音色。そこにマーツァルの熟考された表現が加わり、緻密で高揚感溢れる演奏となりました。
 チェコ・フィルの弦楽器と木管、金管が力強く美しく織り成す艶やかなで暖かく豊潤な音色。情熱に溢れ、抒情に満ちた演奏に導くマーツァルのタクトからは、重量級のアンサンブルでブラームスの奥深い響きの上に、ロマンティシズムたっぷりに歌い上げられた旋律が見事に引き出されます。
 チェコ・フィルの伝統、マーツァルの熟考された曲作りが相俟ったブラームス。マーラーやチャイコフスキーの演奏から発展した新たな魅力を見ることができます。弦楽器の奥深い響きや、きらめくような金管の旋律が要所で魅力となっている重厚で高揚感溢れる演奏です。

収録情報:プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホールにて収録
  第1番 2005年10月26、27日
  第2番 悲劇的序曲 2009年10月8、9日
  第3番 大学祝典序曲 2010年12月2、3日
  第4番 2005年1月13、14日
OVCC-00093
\3000
ウィーン・フィルの首席トランペット奏者シュー
 初の本格ソロアルバム登場!
ヒンデミット:トランペット・ソナタ
ピルス:トランペット・ソナタ
タカーチ:ソナタ・ブリーブ
ゼビンガー:トランペット・ソナタ
ハンス・ペーター・シュー(トランペット)
児嶋一江(ピアノ)
 重厚なサウンド!ロータリートランペットが轟き渡る!
 世界最高峰のオーケストラであるウィーン・フィルで1980年代より名演奏を支え続けてきた日本で人気の高いトランペット奏者ハンス・ペーター・シューの初ソロアルバムです。シューのサウンドはこれぞウィーン・フィルの金管セクションといえる重厚でいぶし銀、そしてパワフルなサウンドです。ブルックナーやブラームスなどの後期ロマン派のドイツ的と思わせるサウンドのイメージは、彼のトランペットが作りあげてきたと言っても過言ではないでしょう。
 50歳をすぎて自分の音楽のすべてをCDに刻みたいと、本人の強い希望によりレコーディングが実現しました。テクニック的にも、音色も万全を期したレコーディング。ヒンデミットやピルスのソナタは、定番中の定番であり、ロータリートランペットのサウンドが映えます。彼のために書かれたゼビンガーの作品など盛りだくさん。ウィーン・フィルの輝かしいサウンドをお楽しみ下さい。
 録音:2011年6月29、30日、7月1日 神戸・松方ホールにて収録
● ハンス・ペーター・シュー ●
1956年オーストリアのピンガウ生まれ。ウィーン国立音楽大学にて、ヘルムート・ウォービッシュに師事。
76年よりリンツ・ブルックナー管、78年よりウィーン国立歌劇場管、ウィーン・フィルのトランペット奏者になり、
93年より首席トランペット奏者に就任。91年よりグラーツ音楽芸術大学分校教授。
ウィーン・ホーフブルク・カペレ、アンサンブル11をはじめ、ソリスト、室内楽奏者として国内外の多くの演奏会に出演。
PMFや草津などの国際アカデミー&フェスティバルでも活躍。
OVCC-00094
(SACD Hybrid)
\3000
広田智之のオーボエに美しい音楽と仲間が集う
モーツァルト:オーボエ四重奏曲K370、五重奏曲K406
ブリテン:幻想曲 作品2
広田智之(オーボエ)
矢部達哉(ヴァイオリン)、
鈴木学(ヴィオラ)
古川展生(チェロ)、
双紙正哉(ヴァイオリン)
篠崎友美(ヴィオラ)、
柳瀬省太(ヴィオラ)
田中雅弘(チェロ)
 典雅なるモーツァルトの調べ。
 東京都交響楽団の首席オーボエ奏者であり、日本を代表するオーボエ奏者、広田智之の最新アルバムの登場です。広田にとって初となるモーツァルト・アルバムとなります。モーツァルトが書いた2つの室内楽曲を中心に、収録。
 また、同編成であるブリテンも収録しております。広田智之はこのアルバムでも、見事なテクニックと美しい音色で鮮やかに吹ききります。日頃共にアンサンブルを作っている都響の中心メンバーたちとの華麗なアンサンブル。
広田がメンバーに寄り添えば、それに対しメンバーが応えます。美しいモーツァルトの妙技。アンサンブル。広田智之とモーツァルトによる美しい音楽の調べ、お楽しみ下さい。
 録音:2011年1月27、29日、10月4日 上野 石橋メモリアルホールにて 収録
OVCC-00095
\3000
トランペット・アドヴェンチャーズ
 ウォルフ・ケルシェック:
 トランペット協奏曲「トランペット・アドベンチャーズ」
 スパニッシュ・クリスマス
マティアス・ヘフス(トランペット)
ブルーノ・メルセ(指揮) 
ハンブルグ交響楽団
 衝撃!これがダブルベル・トランペットだ!!ベルが2倍で、音楽は無限大に広がる!!
 ジャーマン・ブラスのリーダーで、世界最高峰のトランペット奏者のマティアス・ヘフスの最新アルバムの登場です。
 奇跡のトランペット、ダブルベル・トランペットが世界初登場となります。2つのベルをもつトランペットで切り替えることにより音の出先を変えることが出来ます。これにより奏でられる音楽は、これまでの倍、いや無限大に広がります。
 今回収録の曲はこの楽器のために書かれており、ただの協奏曲にとどまらず、ジャズ・トリオやフラメンコ・トリオなど加え、クラシック、ジャズ、ムード音楽など縦横無尽に暴れ回ります。この楽器の限界はありません。マティアス・ヘフスはこの世界初の楽器を完全に自分のものとし、驚異的なテクニックを披露しております。彼でなければこの楽器を吹きこなせないでしょう。世界最高のトランペット奏者による次世代の楽器。驚愕の演奏をお楽しみ下さい。
 録音:2011年ハンブルクにて収録
EXCL-00075
(2SACD Hybrid)
\4200
江崎昌子
 ショパン:ノクターン全集
江崎昌子(ピアノ)
 江崎昌子のショパンシリーズ、ノクターン全集の登場です。
 「ショパンの音楽を語るとき、ノクターンなしで語ることはできません。それほど、ノクターンにはショパンのあらゆる音楽要素が詰まっています。『ピアノで歌う』ことを成し遂げたショパンの詩的で抒情的なノクターンにはまた、言いようのない神秘と霊感がみなぎり、ひとつひとつのノクターンにはそれぞれのドラマが繰り広げられているのです。」(江崎昌子)
 録音:2011年10月11日-13日 かながわアートホールにて収録

オクタヴィア・レコード


OVCL-00454
(SACD Hybrid)
\3000
新進ヴァイオリニスト 小林 美樹デビュー盤 !!
 ①ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 作品77
 ②プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ニ長調 作品94
①小林美樹(ヴァイオリン)、
飯守泰次郎(指揮)
東京フィルハーモニック管弦楽団
②小林美樹(ヴァイオリン)
小林有紗(ピアノ)
きらめく才能〜  新進ヴァイオリニスト 小林 美樹デビュー盤 !!
目の覚めるような確かな技巧、また心を抉る驚くほどの表現力によって、醸し出されるロシアン・プログラムです。
ショスタコーヴィチでは飯守泰次郎指揮、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の抜群のサポートを得て、温度感満点のライヴの盛り上がり。
またプロコフィエフのソナタ第2番では実姉である有沙とぴったりと息のあったフレッシュさ。両曲とも恩師パヴェル・ヴェルニコフによる究極のロシア的演奏を繰り広げ、日本人の演奏とは考えられない表現の幅で聴くものを揺さぶります。
プロフィール:1990年アメリカ・テキサス州に生まれた小林美樹は、幼少時から華々しいコンクール入賞暦やプロのオーケストラ・指揮者との共演暦を誇り、ザハール・ブロンの目にもとまる才能です。2006年レオポルド・モーツァルト国際ヴァイオリン・コンクールに最年少で参加し、ギドン・クレーメル氏らから審査員特別賞を受賞。国内外の音楽祭にも出演し、2008年ザルツブルク音楽祭マスタークラス成績優秀者によるウイーンホールでの演奏会に出演し、ディプロマを取得。2009年桐朋女子高等学校音楽科を首席で卒業し4月より特待生として桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコースに進学。2010年明治安田クオリティオブライフより奨学金を得てウィーン私立音楽大学に入学しパヴェル・ヴェルニコフ氏に師事。技術はもとよりその高い音楽性と音色の素晴らしさで注目される、期待の若きアーティストです。
録音:①2011年4月29日 東京オペラシティ・コンサートホールにてライヴ収録 ②2011年8月16-17日 かながわアートホールにて収録"
OVCT-00081
\2800
アシュケナージ・ピアノ・コレクション
 シベリウス:悲しきワルツ 作品44-1
 シューマン:子供の情景 作品15より
  「見知らぬ国と人々について」、「不思議なお話」
  「トロイメライ(夢)」、「眠っている子供」、「詩人は語る」
 モーツァルト:ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K.466〜第2楽章
 モーツァルト:ピアノ協奏曲 第9番 変ホ長調 K.271
         「ジュノム」〜第3楽章
 シベリウス:5つのロマンティックな小品 作品101
  「ロマンス」、「夕べの歌」
  「抒情的な情景」、「ユモレスク」
 「ロマンティックな情景」
 チャイコフスキー:ハープサルの思い出(3つの作品)作品2
  「白の廃墟」、「スケルツォ」、「無言歌」
<ボーナス・トラック>
ラフマニノフ:ヴォカリーズ(オーケストラ版) 作品34-14
ウラディーミル・アシュケナージ(ピアノ)
パドヴァ管弦楽団(モーツァルトK.466)
NHK交響楽団(モーツァルトK.271)、シドニー交響楽団(ボーナス・トラック)"
現代最高のピアニストである巨匠アシュケナージ。オクタヴィア・レコードは、2000年以降、巨匠によるピアノ演奏の数々の新録音を手がけてきました。10年の時を経て、これまでの名盤から、特に人気の高い珠玉の逸品をセレクトし、一枚のCDにまとめた大変お得なアルバムの登場です。モーツァルト、シベリウスを始め、アシュケナージ自身がこよなく愛する作曲家による作品ばかりで、円熟の巨匠にしか出せない音色、ニュアンス、味わい深い至極の音楽。必携の一枚です。モーツァルトの協奏曲は弾き振りです。録音:2007年12月(シベリウス)、2001年7月(シューマン)、2003年10月(モーツァルトK.466) 2004年10月(モーツァルトK.271)、2008年8月(チャイコフスキー)"
OVCC-00092
\3000
ファースト・ブルー
 平野公崇が遂にサックス四重奏団を結成!

 バルトーク/平野公崇編:ブルガリアのリズムによる6つの舞曲
               (「ミクロコスモス」より)
 グラズノフ:サクソフォン四重奏曲
 チャイコフスキー/平野公崇編:「四季」より 1月、4月、7月、10月、12月
 ドヴォルザーク/平野公崇編:ユモレスク
 リムスキー=コルサコフ/平野公崇編:熊蜂の飛行
ブルーオーロラ サクソフォン・カルテット
平野公崇(ソプラノ・サクソフォン)
田中拓也(アルト・サクソフォン)
西本淳(テナー・サクソフォン)
大石将紀(バリトン・サクソフォン)
"日本を代表するサックス奏者、平野公崇が遂にサックス四重奏団を結成しました。
その名も「ブルーオーロラ サクソフォン・カルテット」。メンバーは各世代を代表する名手たちで、平野のもとこれまでの概念にとらわれないようなボーダーレスのカルテットを目指しています。これまでのサクソフォン・カルテットにないような美しい音色から完璧なアンサンブル。定番中の定番であるグラズノフでは、絶妙なバランスとテクニックで聞くものを圧倒させます。グラズノフの真の音楽とサクソフォンの表現の限界へと迫るかのようです。繊細で美しいチャイコフスキー。リズムと音楽の楽しさに満ちたバルトーク。平野が編曲したクラシックの名曲たちをブルーオーロラ色に染め上げてゆきます。サックス・カルテットのオモシロさが存分に詰まったアルバムが登場。ぜひ、サックス・ファン以外にも聞いて欲しいアルバムです。" 録音:2011年5月4-6日 富山・北アルプス文化センターにて収録

オクタヴィア・レコード

OVCC-00091
(SACD Hybrid)
\3000
ケイマル70歳記念アルバム/ミレック 70th
 バッハ:覚めよ、わが心よ、喜びをもて BWV.441
 テレマン:トランペット協奏曲 ニ長調
 ルイエ:ソナタ ト短調、ヘンデル:アリア、オンブラ マイ フ
 モーツァルト:われらのためにお祈りください KV108
 ネルーダ:トランペット協奏曲 変ホ長調
 シューベルト:アヴェ・マリア
ミロスラフ・ケイマル(トランペット)
アレシュ・バールタ(オルガン)
健在!ケイマルの70歳を記念したアルバム
20世紀後半のチェコ・フィルにとって、ティルシャル=ケイマルという2枚看板がオーケストラのサウンドを築いたことは有名です。数々の名盤であの輝かしいサウンドを彩ったケイマルも、退団後ソリストに転身し、70歳を迎える現在でもその存在は他では得られない人気を博しています。
本アルバムはそのケイマルの「今」を伝えるものとなり、確かに一時期の最盛期を過ぎた今でも楽器と年令を考えると世界的に見ても稀な健在ぶりで、これらトランペットの名曲を奏でます。
勝手知ったるルドルフィヌムに響き渡るケイマルのサウンドからはきっと往年のチェコ・フィルで見せた咆哮が蘇ります。また本盤では、バロックの協奏曲を真っ向から捉え、多少前時代的とも思える表現ながら、冴え渡る音の魅力を前面に聴かせています。
録音:2011年8月24-25日 プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホールにて収録

オクタヴィア・レコード

OVCL-00455
(SACD Hybrid)
\3000
吉田恵:バッハオルガン作品集
バッハ:
 小フーガ ト短調 BWV578、ああ神よ、天よりみそわなし BWV741
  主イエス・キリストよ、われらを顧みて BWV 709
 ファンタジーとフーガ ト短調 BWV542
 われ汝に別れを告げん BWV735,BWV736
 前奏曲とフーガ ハ長調 BWV547、コラール・パルティータ BWV768 
 パッサカリア ハ短調 BWV582
吉田恵 (オルガン)
 わが国を代表するバッハ演奏の第1人者による、待望の初録音!
 1)吉田恵は日本を代表するバッハ演奏の第1人者で、2004年から2010年まで13回のコンサートで、新バッハ全集によるバッハのオルガン全曲演奏を敢行。これは、日本人として、初の快挙となりました。これは、その吉田恵が満を持して挑んだ録音であり、彼女にとってもCDデビュー作となります。
 2)録音に選定されたのはオランダ北東部、フローニンゲン(グローニンゲン)という街にある聖マルティン教会に献堂されている歴史的オルガン。13世紀の初頭に端を発し、バッハがもっとも敬愛したオルガン制作者、アルプ・シュニットガ—が17世紀に大きく手を入れ、一般的に「シュニットガ—・オルガン」と呼ばれているものです。「ヨーロッパのオルガン巡りツアー」などには必ず入っているオルガンの名品中の名品です。
 3)荘厳かつ朗々と鳴りわたる響きをSACDハイブリット盤でお聴きいただきます。教会の堂内で聴くような圧倒的音圧感を実感していただけるでしょう。録音:2011年8月21-22日 フローニンゲン、マルティン教会にて収録
吉田恵(オルガン)
東京藝術大学オルガン科及び同大学院修士課程修了、ハンブルグ音楽大学卒業。オルガンを島田麗子、廣野嗣雄、Z.サットマリー、W.ツェラー、チェンバロを山田貢、通奏低音及び即興実技を鈴木雅明、室内楽をダルムシュタットの各氏に師事。91年、ブルージュ国際オルガンコンクールにてバッハ・モーツァルトプライスを受賞。
1998年4月より2002年3月まで新潟市民芸術文化会館の専属オルガニストを、2006年4月より2009年3月までミューザ川崎シンフォニーホール・ホールオルガニストを務めた。2007年12月には愛知県立藝術大学アーティスト・イン・レジデンスとして公開講座、及びリサイタルを行う。2004年12月から2010年3月まで日本大学カザルスホールにて、全12回のJ.S.バッハオルガン作品全曲演奏会を行った。現在、日本大学藝術学部音楽学科講師。
OVCL-00456
(SACD Hybrid)
\3000
小林研一郎&チェコ・フィル
 ベートーヴェン:交響曲第4番、第6番「田園」
小林研一郎(指揮)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
 小林研一郎、チェコ・フィルとのベートーヴェン交響曲全集のシリーズ第4弾。
 第4番と第6番「田園」のカップリングです。小林はこれまでと同様、近年の流行ともいえる分析型にとらわれず、あくまで音楽家としてのポジションからこれらの交響曲を一音一音、愛しむように、また音の充実をもって演奏を繰り広げています。
 チェコ・フィルも、優美で女性的でさえあるとされるこれらの楽曲に更なる音色の多彩さをもって、流麗に小林のタクトに応えます。
 また録音においては、この第4番からエクストンが導入した、新開発管球式のマイク・プリ・アンプにより、これまでにない、温度感の高い充実したサウンドが展開します。更に発展してゆく小林=チェコ・フィルの同シリーズの強力新譜の登場です。
 録音:2010年11月18-19日、2011年10月19−22日 プラハ、ルドルフィヌムにてセッション&ライヴ収録

OVCC-00096
(SACD Hybrid)
\3000
ミロスラフ・ケイマル(トランペット) 
 ヨゼフ・スーク&スーク室内管弦楽団
パッヘルベル:カノン、パルティータ第6番&第5番
テレマン:トランペット協奏曲 ニ長調
ヘルテル:トランペット協奏曲 変ホ長調
ヘンデル:トランペット協奏曲 ニ短調
ミロスラフ・ケイマル(トランペット) 
スーク室内管弦楽団
ヨゼフ・スーク(指揮)
 ケイマルが歌い上げるバロックの調べ。名匠ヨゼフ・スークと奏でるバロック・コンサート。
 1991年東京、秋川で行われたコンサートのライヴ演奏がハイブリッド盤として再リリースとなります。90年代初頭といえば、ミロスラフ・ケイマルの絶頂期と言われる最高の時期です。ケイマルの朗々たるサウンドは、輝きだけでなくふくよかな響きでホールを満たしてゆきます。心に響く美しいビブラート、軽やかなロンド。低音から高音まで変わることない音質。そして、圧倒させる高音の伸び!
 これぞトランペットの醍醐味であり、金管楽器ファンの喜びです。名手ケイマルがケイマルたる所以です。日本でも、映画「ハウルの動く城」で魅了した音楽性が、堪能出来ます。
また、今年(2011年)惜しまれつつも亡くなったチェコ・ヴァイオリンの巨匠ヨゼフ・スークのサポートにより音楽をより高みへと導きます。スークがこよなく愛した祖父の名を冠するオーケストラと共にバロックの名曲を奏でてゆきます。チェコの美しい弦楽器による超有名曲パッヘルベルのカノンなど、音楽の至福のひとときをお楽しみ下さい。
 録音:1991年東京、秋川にて収録
OVCT-00082
\3000
ペーテル・ヤブロンスキー
リスト:
 バラード第2番、ハンガリー狂詩曲第3番、第11番、
 第15番「ラコッツィ行進曲」
 葬送曲(「詩的な宗教的な調べ」より)、
 コンソレーション第3番
 イゾルデの愛の死(原曲:ワーグナー)、ノクターン「夢の中に」
 パガニーニ大練習曲第2番「オクターヴ」
ペーテル・ヤブロンスキー(ピアノ)
 円熟のピアニストへ。ヤブロンスキーの天性のピアニズムが煌くリスト・アルバム。
 10代の頃から世界の舞台で活躍し、音楽ファンを驚かせてきたペーテル・ヤブロンスキーも現在40代に入り、ピアニストとして円熟の時期を迎えようとしています。トリトン・レーベルより2007年にリリースされた「プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ全集」でも聴かれたように、ヤブロンスキー独特のタッチ、強靭なリズム感の良さは、他のピアニストを寄せつけません。
また時折見せる、甘美で繊細な世界観は、聴くものの心を鷲掴みしてゆきます。
 本アルバムでは、この何年かコンサートプログラムでも組み込んでいた、ヤブロンスキーが愛して止まないF.リストの楽曲をチョイス。この何年かで成長していった、彼の音楽性を存分に堪能できるアルバムとなりました。特に、注目は「イゾルデの愛の死」でしょう。2006年の東京でのリサイタルでもこの曲を取り上げ、聴衆を圧倒させるピアニズムで大絶賛されました。
ただの技巧だけでは弾きこなせないこの曲を、天性のリズム感と美しいタッチ、そして心底を渦巻く強靭な音楽性で見事に弾きあげます。
また「ラコッツィ行進曲」や「バラード」などヤブロンスキーのピアニズムの独壇場です。久々のソロ・アルバム、注目。

<ヤブロンスキーよりアルバムに寄せて>
「このディスクでは、リストの生涯や時々の関心を網羅するべく選曲をしており、リストの音楽家人生の多彩な側面に肉薄しています。初期の超絶技巧による作品から、トランスクリプションの大家としてのリストに至るまでの変遷が垣間見れ、リストが亡くなる前年の作である「夢の中に」も収録。決して音数は多くなくても、華やかな技巧が溢れており、
シェーンベルクよりも前にもかかわらず、12音技法を彷彿とさせ、リストの音楽の多面性をお楽しみ頂けると思います。」

オクタヴィア・レコード

ダイレクト・カットSACD 一挙、7タイトル!!

≪通常CDとダイレクト・カットSACD その違い≫
 通常のCDプレスは、大量生産に耐えうるため3種類のスタンパーを経てプレスの工程に入ります。
 マスターテープ→マスタースタンパー→マザースタンパー→スタンパー
 この為、少なからずマスターテープからの音の変化が認められてきました。そういった環境の中でも最高のものを商品としてお送りしてきたのですが、さらにこのマスターテープの音とほぼ同一のものをお届けできないかと日々工面してきました。そこで登場したのがマスターテープから一番最初にスタンパー制作されたヴァージンスタンパーからおこしたディスク。まさに一番絞り!の音の純度を聞き取ることができるものです。
 このディスクは製作者のみへのテスト用として渡されてきたもので、これまではオーディオファンにはまことしやかに語られていた幻のディスクです。マスターテープのもつ瑞々しい生々しい純度が閉じ込められたダイレクト・カットSACD。耐久性も欠けるこのヴァージンスタンパーからの貴重なディスクなのです。通常CDとはあまりにも違うその響きに、常識が覆されることでしょう。
 今回のリリースは、さらに音がいいと言われるシングルレイヤー盤が中心!さらなるハイクオリティが楽しめます。

OVXL-00054
(シングルレイヤー・SACD)
\20000
R.シュトラウス:
 交響詩「ドン=キホーテ」
 交響詩「死と変容」
アシュケナージ指揮
マイスキー(チェロ)
ラース・アンダース・トムター(ヴィオラ)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
アシュケナージがチェコ・フィル首席指揮者時代の名盤の一つ。盟友マイスキーと共に奏でるR.シュトラウスの世界。オーディオ面においてもチェロの美しさが際立ち同曲最高音質と絶賛されました。録音:1999年10月7、8日 プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホールにて収録 SACD 2ch
SACD専用プレーヤーでのみ再生可能。

OVXL-00055
(シングルレイヤー・SACD)
\20000
シューマン:クライスレリアーナ
      子供の情景、森の情景
アシュケナージ(ピアノ)
アシュケナージが日本でセッション録音を敢行した名録音盤です。叙情的な美音、ドラマティックな表現、圧倒的な構成力、あらゆるシューマンの情景がこの1枚に凝縮されております。アシュケナージのピアニズムが具に感じ取ることが出来ます。録音:2001年7月21-23日 富山・北アルプス文化センターにて収録 
SACD専用プレーヤーでのみ再生可能。

OVXL-00056
(シングル・レイヤー・SACD)
\20000
ショパン:ピアノ・ソナタ第2番、第3番、幻想曲 アシュケナージ(ピアノ)
アシュケナージが20年ぶりにショパンのセッション録音に取り組んだアルバムとして大きな話題となりました。巨匠による深みのあるサウンド、ショパンを熟知した音楽の内容。まさにこれぞショパン。至極のピアニズムが表現されております。録音:2000年7月16、17日 フィンランド・クオピオ・ミュージックセンターにて収録SACD 2ch
SACD専用プレーヤーでのみ再生可能。

OVXL-00057
(シングルレイヤー・SACD)
\20000
チャイコフスキー:交響曲第5番、スラヴ行進曲 小林研一郎(指揮)
チェコ・フィル
EXTONレーベル第1弾となった記念すべきアルバムです。また、小林研一郎の代表作としてビッグセールスを記録した音源です。小林研一郎とチェコ・フィルの情感が見事にマッチングし、世界最高のチャイ5が誕生したのです。DSD録音初期の名録音盤です。録音:1999年2月25、26日 プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホールにて収録
SACD専用プレーヤーでのみ再生可能。

OVXL-00058
(シングルレイヤー・SACD)
\20000
ブルックナー:交響曲第9番 朝比奈隆(指揮)
大阪フィル
2001年末惜しまれつつ他界した巨匠朝比奈隆。このアルバムは公式録音として最後となったものです。このアルバムでは朝比奈が入りからコンサート終了まで収録、あたかもコンサートに参加しているかのようです。また、今年2011年は朝比奈隆の没後10年にあたります。再度この巨匠の音楽に触れてみてはいかがでしょう。録音:2001年9月24日
大阪・ザ・シンフォニーホールにて収録
SACD専用プレーヤーでのみ再生可能。

OVXL-00059
(シングルレイヤー・SACD)
\20000
トッカータとフーガ -オルガン・サラウンド・イリュージョン-
 J.S.バッハ:
  トッカータとフーガ、「主よ人の望みの喜びよ」
  「目覚めよ、と呼ぶ声あり」
 ブラームス:「わが心の切なる願い」、プレリュードとフーガ
 リスト:バッハの名による前奏曲とフーガ
 フランク:前奏曲・フーガと変奏曲
 ボエルマン:トッカータ メシアン:神はわれらのうちに
アレシュ・バールタ(オルガン)
世界屈指の名ホール、チェコ・フィルの本拠地であるドヴォルザークホールに響き渡るオルガン・サウンド。最高のプレゼンス。究極のパースペクティブ。マルチ・チャンネルの究極のアルバムで絶賛されています。最高の音質、最高のオルガンサウンドをお楽しみ下さい。録音:2001年6月1日 プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホールにて収録
SACD専用プレーヤーでのみ再生可能。
OVXL-00061
(SACD Hybrid)
\15000
EXTON HQ-スーパーオーディオCD サンプラー
 1 モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」  
     チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 武藤英明(指揮)
 2 J.S.バッハ:組曲第4番(無伴奏チェロ組曲に基づく)
     ラデク・バボラーク(ホルン)
 3 シベリウス:交響曲第2番 第1楽章
     東京交響楽団 大友直人(指揮)
 4 スーク:組曲「おとぎ話」より〜2白鳥と孔雀の戯れ
     チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 ズデニェク・マーツァル(指揮)
 5 チャイコフスキー:交響曲第5番 第3楽章
     アーネム・フィルハーモニー管弦楽団+日本フィルハーモニー交響楽団
     小林研一郎(指揮)
 6 モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番 第3楽章
     清水和音(ピアノ)チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
 7 テレマン:ファゴットと通奏低音のためのソナタ 第4楽章
     水谷上総(ファゴット)小倉貴久子(チェンバロ)
 8 マーラー:交響曲第7番「夜の歌」 第4楽章
     チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 ズデニェク・マーツァル(指揮)
 9 J.S.バッハ:3声のインヴェンション(シンフォニア) 第11番
     清水和音(ピアノ)
 10 ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」第4楽章
     東京交響楽団 飯森範親(指揮)
 11 ドビュッシー/マハラ編:ロマンス
     ラデク・バボラーク(ホルン)吉野直子(ハープ)
2007年よりエクストン・レーベルが提唱する「HQ-SACD」はよりマスターに近い音を収めるため、2chSACDの「非圧縮SACDハイブリッド・ディスク」を採用してきました。この仕様は、クオリティの高さにより同レーベルのみならず、他社も採用してゆき、大きく認知されてきております。このアルバムはその音を楽しむためのサンプラーで、あらゆる種類の音楽が収録され、SACDの音の純度を確かめることが出来るものです。この度ダイレクト・カット盤として登場となり、最上級のその上の音がお楽しみ頂けます。

東武レコーディングズ


TBRCD 0014
\2200
ペーター・マーク&都響黄金コンビ第2弾!
 シューマンの交響曲第1番&第2番秀演!

シューマン:
 (1)交響曲第1番 変ロ長調Op.38「春」
 (2)交響曲第2番 ハ長調Op.61
ペーター・マーク(指揮)
東京都交響楽団
録音:(1)1993年4月17日サントリーホール、都響第368回定期演奏会ライヴ (2)1990年12月18日東京文化会館、都響第321回定期演奏会ライヴ/デジタル・ライヴ録音

ブルックナーの5番(TBRCD0012,レコード芸術特選)の名演でファンの度肝を抜いたマーク&都響の名演がさらに登場。リリシズムの権化、巨匠ペーター・マークと東京都交響楽団の黄金コンビによるシューマンの名曲集。意外にもマークはシューマンの交響曲は、第1番をベルン交響楽団とスタジオ録音していただけです。どう考えてもマークにぴったりの作品。テンポは比較的ゆっくりめに設定されており、噛み締めるような情感豊か。あっけらかんと明るいだけの演奏とは一線を画し、渋み、苦味も効かせてブラームス風の趣きもあります。まさに、憂愁のシューマンと呼ぶに相応しい快演です。オーケストラの上手さも特筆ものです。優秀なデジタル録音。
※サウンド・マスタリング:WEITBLICK

TBRCD 0016
\2200
朝比奈隆+倉敷音楽祭祝祭管の「第9」
 ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調Op.125「合唱」
朝比奈隆(指揮)
倉敷音楽祭祝祭管弦楽団
渡辺美佐子(ソプラノ)、伊原直子(アルト)、
若本明志(テノール)、勝部太(バス)、
倉敷音楽祭「第九」合唱団(岩城拓也指導)
録音:1996年3月24日 倉敷音楽祭(倉敷市民会館大ホール)に於けるデジタル・ライヴ録音

朝比奈隆が室内管弦楽団の規模で唯一残した「ベートーヴェン・ツィクルス」からついに「第九」の登場です。ソリスト、コンサートマスター級の名手を集めた倉敷音楽祭祝祭管弦楽団、朝比奈もルーチンワークから離れ刺激に満ちた演奏を行います。
音楽祭第10回を記念し、さらにはベートーヴェンの交響曲全曲演奏の完結編として高らかに鳴り響いた「第九」!この年、96年は、朝比奈は八十八歳を迎えますが、多忙を極め、東京でのブラームス・ツィクルス、シカゴ交響楽団への初客演が控えている重要な年でもありました。エネルギッシュな指揮ぶりは相変らずで、第三楽章の深遠なアポロ芸術から、奔流のようになだれ込む感動的なフィナーレまで聴き所は満載です。
音質に不足はなくホールアコースティックも相俟って直接音による硬質でクリアな肌合いです。
※日本語、英語による解説付。
※協力:アルスくらしき倉敷市文化振興財団、サウンド・マスタリング:WEITBLICK

フォンテック

FOCD9545
\2520
朴 葵姫(パク・キュヒ)=ギター/SONATA NOIR(ソナタ・ノアール)
 M.リョベート:
  ソルの主題による変奏曲
  レオネーサ
  スケルツォ・ワルツ
 L.ブローウェル:ソナタ
 M.ロージャ:ソナタ
 L.バークリー:ソナチネ
朴 葵姫(ギター)
 クラシック音楽界の次代を担う『ギターの天使』朴 葵姫(パク・キュヒ)、待望のセカンドアルバムが早くも登場です!
 韓国仁川で生まれ、横浜にてギターを始めた朴 葵姫は、幼少の頃からその才能を萌芽。06年にウィーン国立音楽大学に留学後、さらにその才能を開花させ、ドイツ・ハインツベルグ国際ギターコンクール第1位及び聴衆賞、ベルギー“ギターの春 2008”コンクール第1位など、数々の主要な国際ギターコンクールで受賞を続けています。
 04年に小沢征爾指揮によるオペラ公演に参加、また09年ハクジュホールのギター・フェスティバルに参加するなど、演奏家としてのキャリアも確実に重ねており、11年2月武蔵野市民文化会館でのリサイタルは、NHK「クラシック倶楽部」(BSプレミアム)及びNHK-FMにて放送されました。
 10年7月、フォンテックより「Sueno スエーニョ〜夢」(FOCD9480)でCDデビュー。レコード芸術〈特選盤〉をはじめ、各音楽誌・新聞などからも好評を得ています。
 セカンドアルバムとなる本作は、柔らかなイメージの前作からは一転、天使のようなその姿からは想像もつかないような峻厳な内容を含んでいます。清冽な曲調で人気の高いブローウェルのソナタ、古典と現代が融合をみせるバークリーのソナチネをはじめ、「ベン・ハー」などの映画音楽で知られるロージャのソナタなど、ヨーロッパで若くして数多くの研鑽を積んだ、朴ならではの選曲が光ります。
 世界へ羽ばたく才能—新世代のギター・ヒロインが誘う「黒のソナタ」—お聴きください。録音:2011年1月26-28日 8月23日 秩父ミューズパーク音楽堂
EFCD4178
¥2520
-東京混声合唱団 創立55周年記念-
-松井慶太 東京混声合唱団 コンダクター・イン・レジデンス就任記念
「水のいのち」 

 混声合唱組曲「水のいのち」(1964) 
  ?野喜久雄:作詞/?田三郎:作曲
  I.雨  II.水たまり  III.川  IV.海  V.海よ
 女声合唱のための「三つの抒情」(1962)
  三善 晃:作曲
  I.或る風に寄せて(暁と夕べの詩より) 作詞:立原道造
  II.北の海 作詞:中原中也  
  III.ふるさとの夜に寄す 作詞:立原道造 
 混声合唱のための組曲「蔵王」(1961/1991改訂新版) 
  尾崎左永子:作詞/佐藤 眞:作曲
  I.蔵王讃歌  II.投げよう林檎を  III.苔の花  IV.どっこ沼
  V.おはなし  VI.雪むすめ   VII.吹雪  VIII.樹氷林
  IX.早春
(2011年5月29日 フィリアホール ライブ録音)
東京混声合唱団(合唱)
松井慶太(指揮)
前田勝則(ピアノ)
期待の若手指揮者 松井慶太と、東京混声合唱団との第一弾!本作は「日本の歌 こころからこころへ」と題して行われた、演奏会のライブ録音です。
半世紀以上愛唱され続けている往年の名曲「水のいのち(?田三郎)」、「三つの抒情(三善晃)」、「蔵王(佐藤 眞)」に、20代の期待の若手指揮者である松井慶太が新しい感性で挑んでいます。
日本の合唱曲では最も楽譜が再版され続けているという「水のいのち」は、東混で全曲演奏するのはおよそ40年ぶり、という貴重な音源です。

松井慶太は、2007年東京音楽大学指揮科を卒業。第15 回「東京国際音楽コンクール」<指揮>入賞、奨励賞受賞。09年、ハンガリーのブダペストでは、Duna Symphony Orchesterを指揮し好評を博す。国内ではこれまでに、日本フィルハーモニー交響楽団、オーケストラアンサンブル金沢、京都市交響楽団、群馬交響楽団、山形交響楽団他、全国の主要オーケストラを指揮。11年4月、東京混声合唱団コンダクター・イン・レジデンスに就任。

フォンテック


有森 博 ロシア・ピアノ作品集 2タイトル同時リリース

FOCD9538
\2520
「カバレフスキー3」
 カバレフスキー:
  24の前奏曲 Op.38
  24の小品集 Op.39
  やさしい変奏曲集 Op.40
(2011年2月17-19日 富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ セッション録音)
ピアノ:有森 博

FOCD9539
\2520
「チャイコフスキーにつつまれて」
 チャイコフスキー:
  四季 Op.37b
  即興曲「抒情的な時」
  子守歌 Op.16-1
 パプスト:
  チャイコフスキーのバレエ「眠れる森の美女」による演奏会用パラフレーズ
  チャイコフスキーの歌劇「エフゲニー・オネーギン」による演奏会用パラフレーズ Op.81
(2011年3月22-24日 富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ セッション録音)
 一昨年リリースの「カバレフスキー2」(FOCD9446)「ロシア・バレエの誘惑」(FOCD9447)に続く、有森 博の新録音2タイトル同時リリース。
 教材としての需要も高いながら入手できるCDの少ない「カバレフスキー」シリーズは、今作で第3弾。カタログとしての価値は言うまでもなく、有森の演奏が作品の音楽的充実ぶりを浮き彫りにしています。
 そして「チャイコフスキーにつつまれて」−単なる“チャイコフスキー作品集”にとどまらぬあたり、モスクワと日本を往復しながらロシア音楽に継続的に取り組む有森ならではの、こだわりの選曲が光ります。

カメラータ・トウキョウ

CMCD-28255
\2940
ウィーン・フィル初のコンサートミストレス、
 アルベナ・ダナイローヴァ、華麗にデビュー!
  ライヴ・イン・ジャパン 2010/フィルハーモニック・アンサンブル・ウィーン
   “モーツァルティステン”
モーツァルト:交響曲 第29番 イ長調 K.201(186a)
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第5番 イ長調 K.219
シューベルト:音楽に寄す D.547
J.シュトラウスⅡ:春の声 作品410
J.シュトラウスⅡ:浮気心 作品319
アルベナ・ダナイローヴァ(ヴァイオリン独奏)
ローベルト・ノージュ(チェロ独奏)
フィルハーモニック・アンサンブル・ウィーン“モーツァルティステン”
ハンス・ペーター・オクセンホファー(指揮)
 2010年にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団初のコンサートミストレスに就任した、アルベナ・ダナイローヴァのデビュー盤。
 就任直後、ウィーン・フィルの精鋭たちを集めたアンサンブル「フィルハーモニック・アンサンブル・ウィーン“モーツァルティステン”」と共に来日し、その卓越した演奏を日本で初披露しました。このアルバムはそのコンサートの音源を収めたものです。
 ダナイローヴァの巧みなテクニックと歌心にあふれるヴァイオリンは、今後のウィーン・フィルを牽引するにふさわしい見事な演奏で、会場の聴衆を魅了しました。また、カップリングには、チェロとオーケストラに編曲されたシューベルトの「音楽に寄す」、さらに「ウィーン・フィルの真骨頂」ともいうべきシュトラウスの名作2曲が収められています。 最新技術の『HRカッティング』による高音質CDで、本場ウィーンの響きをお聴きください。



●アルベナ・ダナイローヴァ(ヴァイオリン)
 ブルガリアの音楽一家に生まれる。ソフィアで育ち、ネリー・ジェレヴァ、ドラ・イワノワ両教授の下で演奏家としての研鑽を積む。1995年にドイツへ移り、ロストック音楽大学とハンブルク音楽大学でペトル・ムンテアヌ教授に師事。
イダ・ヘンデル、ヘルマン・クレッバース、ルイス・カプラン、アンドレアス・ライナー、シュテファン・ゲオルギュのマスタークラスを受講して音楽教育を修了する。
 2001年、バイエルン州立歌劇場管弦楽団の第2ヴァイオリン奏者として活動中にディプロマを取得。2003年には第1ヴァイオリン奏者となり、その後第1コンサートミストレスとなる。また、2003年から2004年にかけてロンドン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートミストレスを務める。2008年9月からウィーン国立歌劇場管弦楽団のコンサートミストレスに就任。
 ソリスト、室内楽奏者としてはブルガリア、ドイツ、アイルランド、アメリカの音楽祭で活躍し、ハンブルク・モーツァルト・オーケストラ、北ドイツ放送交響楽団、ソフィア・ソロイスツ、ソフィア・フィルハーモニーなどのオーケストラと共演。また、ドイツ・ラジオ、北ドイツ放送、祖国ブルガリアのテレビ放送向けの録音も行なう。
 ドイツで奨学金を受賞している他、数多くのコンクールで受賞歴を持つ(シェーンタール修道院国際ヴァイオリン・コンクール第2位、ティボール・ヴァルガ国際ヴァイオリン・コンクール特別賞、チャイコフスキー国際コンクール・セミファイナリスト、ヴィットリオ・グイ国際室内楽コンクール第1位、同コンクールピアノとのデュオ部門第1位)。
CMCD-28254
\2940
チェコの孤高の作曲家ミロシュ・ボク
M.ボク:
 クレド 嬰ヘ短調
 われは唯一の神を信ず/天と地/
 神よりの神/人となりたまえり/聖書にありしごとく
 我は信ず、主なる聖霊/信仰告白
 聖霊讃歌(オーケストラ版)
 夢見るクリスマス・キャロル(オーケストラ版)
 神の御子は今宵しも/クリスマスの朝露/聴け、キリスト教徒よ
 聖なる御子がお生まれになった/
 聖なる御子がお生まれになった/良きウェンセスラス王
 人が歩んで出来た道/ハレルヤ
チェコ・ソリスト交響楽団
ラデク・バボラーク(ホルン)
オンジェイ・ロスコヴェッツ(ファゴット)
マレク・ズヴォラーネク(トランペット)他
ミロシュ・ボク(指揮)
パヴラ・ゾバロヴァー(ソプラノ)
カテジナ・ヤロフツォヴァー(アルト)
ミロスラフ・ペリカーン(テノール)
パヴェル・ヴァンチュラ(バス)
プシェミスル・クシィツァ(オルガン)
ウスティー・ナド・ラベム児童合唱団
プラハ・カレル大学合唱団
パルドゥビツェ大学合唱団
音楽評論家・諸石幸生氏激賞!
「時代を超え、民族を超え、世代を超えて、耳を傾ける者すべての心と魂に語りかける」
 チェコの孤高の作曲家ミロシュ・ボクは、作曲家、ピアニスト、指揮者として活躍する奇才。共産党政権時代に表現の自由を奪われ、音楽家としての活動を虐げられていたボクの音楽は、苦しみや悲しみを乗り越え、喜びや感謝、平和への祈りが込められています。人類愛、世界平和的スケール感で奏でられる大編成の音楽は、大きなエネルギーとなって聴き手の心へと伝わり、勇気や希望、そして安らぎを与えます。ラデク・バボラーク(元ベルリン・フィル)、オンジェイ・ロスコヴェッツ(チェコ・フィル)、マレク・ズヴォラーネク(プラハ放送響)など、一流の演奏家たちが共演する超必聴音源。「祈り」の音楽がここにあります。
CMCD-28246
\2940
吉松 隆:夢詠み/吉村七重
 吉松 隆:
 夢詠み Op.110(2010)
  壱ノ夢/弐ノ夢/参ノ夢/四ノ夢/五ノ夢
 昴の舞(1986/2006)
  5月の夢の歌/11月の夢の歌/緑の円舞曲/
  過去形のロマンス/真夜中のノエル
  前奏曲の記憶/さりげない前奏曲/
  球形のロマンス/東に向かう舞曲
 水幻譜 Op.38(1989)
  Ⅰ 泉(いずみ)/Ⅱ 沢(さわ)/
  Ⅲ 淀(よどみ)/Ⅳ 溪(たに)/Ⅴ 流(ながれ)
 夢返し(1994)
  聖歌(ひじりうた)/祝歌(いわいうた)
吉村七重(二十絃箏/十三絃箏)
田村法子(二十絃箏)
福田輝久(尺八)
山口多嘉子(パーカッション)
これはもはや邦楽ではない
20本の絃が静かに凛と詠むのは幻想四次元の宇宙に響く星たちの夢だ 2012年大河ドラマ「平清盛」の作曲家、吉松隆が二十絃箏の第一人者、吉村七重と再び共演。吉松隆の世界が日本伝統楽器によって幻想的に響きます。ドラマの最後「紀行」コーナーで流れる音楽「夢詠み」オリジナル版もカップリング。録音:2011年5月/埼玉
CMCD-28253
\2940
北ヨーロッパのバロック・オルガン名作集
 〜スヴェーリンクからバッハまで/松居直美
  J.P.スヴェーリンク:トッカータ ニ調
  J.P.スヴェーリンク:我が青春の日々は終わりぬ
  S.シャイト:In te Domine speraviによるトッカータ
  J.A.ラインケン:バビロンの流れのほとりで
  D.ブクステフーデ:来たれ、聖霊、われらが神よ BuxWV199
  D.ブクステフーデ:トッカータ ニ短調 BuxWV155
  J.S.バッハ:主イエス・キリスト、我らを顧みたまえ BWV709
  J.S.バッハ:前奏曲とフーガ ホ長調 BWV566
松居直美(オルガン)
日本を代表するオルガニスト松居直美が、16〜17世紀の変わり目にアムステルダムで活躍した作曲家のオルガン作品を収録。スヴェーリンクに始まり、その弟子シャイト、さらに孫弟子ラインケンとブクステフーデを経て、ヨハン・セバスティアン・バッハに至る、北ヨーロッパのオルガン作品の歴史をたどりながら、北ヨーロッパのバロック・オルガン名作を聴く。録音:2011年7月/埼玉

カメラータ・トウキョウ

CMCD10008
(9CD)
\8400
アイヒホルン/ブルックナー:交響曲選集(9CD)
CD1
 第2番ハ短調 WAB.102(キャラガン校訂1872年稿)
  録音:1991年3月25〜28日
CD2
 第2番ハ短調 WAB.102(キャラガン校訂1873年稿)
  録音:1991年3月25〜28日
CD3,CD4
 第5番変ロ長調 WAB.105(ノーヴァク校訂)
   録音:1993年6月29〜7月3日
CD5
 第6番イ長調 WAB.106(ノーヴァク校訂)
  録音:1994年3月28〜31日
CD6
 第7番ホ長調 WAB.107(ノーヴァク校訂)
  録音:1990年4月9〜12日
CD7 (CMCD-10014)
 第8番ハ短調 WAB.108(ノーヴァク校訂1890年版)
  録音:1991年7月1〜4日
CD8,CD9
 第9番ニ短調 WAB.109(サマーレ&マッツカ校訂による第4楽章付)
  録音:1992年4月13〜15日、1993年2月16-17日
特典CD
 交響曲第2番ハ短調第4楽章(キャラガン校訂による1872年稿、一部アイヒホルンによる変更)
 録音風景
 交響曲第2番第1楽章(1872年稿)
 交響曲第2番第2楽章(1872年稿)
 交響曲第2番第3楽章(1872年稿)
 交響曲第2番第4楽章(1872年稿)
 交響曲第2番第1楽章(1873年稿)
 録音時期:1991年3月25〜28日
アイヒホルン指揮
リンツ・ブルックナー管
★特典映像:初公開のリハーサル風景
★超高音質HRカッティング
★豪華解説書
長らく品切れしていた巨匠、クルト・アイヒホルン/リンツ・ブルックナー管弦楽団による『ブルックナー:交響曲選集』を年末に装いを新たに再リリースいたします。音質は最新技術を駆使しさらに向上。W.キャラガンやJ.A.フィリップスなど、著名なブルックナー研究家/校訂者が書き下ろした解説、多数の譜例、資料等を収録した100ページを越える豪華解説書に加え、初公開となるリハーサル風景を収めた特典映像を含む豪華仕様となっております。

カメラータ・トウキョウ

CMCD-10003/7
(5CD)
\4800
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ選集/ウェルナー・ヒンク&遠山慶子
 ヴァイオリン・ソナタ 第36番 変ホ長調 K.380(374f)
 ヴァイオリン・ソナタ 第32番 ヘ長調 K.376(374d)
 ヴァイオリン・ソナタ 第29番 イ長調 K.305(293d)
 フランスの歌「泉のほとりで(ああ、私は恋人を失くした)」
  の主題による6つの変奏曲 K.360(374b)
 ヴァイオリン・ソナタ 第30番 ニ長調 K.306
 ヴァイオリン・ソナタ 第40番 変ロ長調 K.454
 ヴァイオリン・ソナタ 第41番 変ホ長調 K.481
 ヴァイオリン・ソナタ 第34番 変ホ長調 K.378(317d)
 ヴァイオリン・ソナタ 第28番 ホ短調 K.304(300c)
 ヴァイオリン・ソナタ 第42番 イ長調 K.526
 ヴァイオリン・ソナタ ト長調 K.301(293a)
 ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 K.302(293b)
 ヴァイオリン・ソナタ ハ長調 K.303(293c)
 ヴァイオリン・ソナタ ト長調 K.379(373a)
 ヴァイオリン・ソナタ ハ長調 K.296
 ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 K.377(374e)
 ヴァイオリン・ソナタ ハ長調 K.403(385c)(断片)
 ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 K.547
ウェルナー・ヒンク(ヴァイオリン)
遠山慶子(ピアノ)
ウィーン・フィルの元コンサートマスター、ウェルナー・ヒンクと遠山慶子がモーツァルトのヴァイオリン・ソナタの録音を開始してから今年でちょうど20年。その節目の年に、これまで発売した5枚のアルバムを高音質CDのBOXセットで発売。2010年に第51回毎日芸術賞を受賞するなど、各方面で絶賛されたふたりにしか表現できない極上のモーツァルトを存分にご堪能ください。
※当CDは、ビクタークリエイティブメディア株式会社が新たに開発した高解像度マスターをCDへダイレクトにカッティングする新技術、『HR(ハイレゾリューション)カッティング』を採用し、従来のCDと比べより高解像度なCDの製作を実現しました。「HRカッティング」によるCDは、全てのCDプレーヤーで再生可能です。
録音:1991〜2007年/ウィーン ほか
CMCD-28252
\2940
【二十五絃箏完成二十周年記念盤】
偲琴(しのびごと)/野坂操壽、小宮瑞代
二十五絃箏完成二十周年記念盤─高雅なる二十五絃箏の世界
 松村禎三:冬日抄─二十五絃箏のための─(2005)
 浦田健次郎:五段幻想─二十五絃箏による─(2005)
 廣瀬量平:浮舟─水激る宇治の川辺に─二十五絃箏のための─(2004)
 西村 朗:偲琴─二十五絃箏と低音二十五絃箏のための─(2009)
野坂操壽(二十五絃箏)
小宮瑞代(低音二十五絃箏)f
箏の新たな音を求め試行錯誤し創作された二十五絃箏の完成から20年。二十五絃箏奏者として第一線で活躍する野坂操壽が、日本現代作曲界を代表する作曲家4人が二十五絃箏のために書き下ろした作品を収めました。豊かな音色を奏でる二十五絃箏の高雅な響きを、野坂操壽の品格高い演奏で披露します。録音:2011年9月 ほか/名古屋
CMCD-28238
\2940
プーランク:ピアノのための作品集 Ⅰ/碇山典子
 3つのノヴェレッテ(1927/1928/1959)
 ナポリ(1922〜1925)
 主題と変奏(1951)
 3つの常動曲(1918)
 即興曲集(1932〜1959)
碇山典子(ピアノ)
フランス6人組の作曲家、プーランクの軽快、軽妙なピアノ作品を収めました。ピアニスト・碇山典子がフランス留学時代に自身で感じたパリの空気を作品解釈に溶け込ませ、ストレートに表現しています。生粋のパリっ子だったプーランクのユーモア溢れる「エスプリ」の世界が広がります。録音:2011年8月/名古屋

マイスター・ミュージック


MM-2106
\3060
カルメン・ファンタジー/田端 直美(サクソフォン)
 F. ボルヌ:カルメン・ファンタジー
 D. ベダール:ファンタジー
 J.V. エイク:イギリスのナイチンゲール
 J. ドゥメルスマン:ファンタジー
 G. フォーレ:3つの言葉のないロマンス 作品17
 N. パガニーニ:無窮動作品11
 P. ウッズ:チルドレンズ組曲より
 C. サン=サーンス:ロマンス 作品37
田端 直美サクソフォン
白石 光隆ピアノ
抜群のテクニック、ブリリアントな響き!
 ソリスト、大阪市音楽団のメンバー、そしてアンサンブルと年間、数多くのコンサートに出演する他、後進の指導や執筆活動など多方面で活躍し、多くのファンを獲得している田端直美による待望の1stアルバム。超絶技巧のカルメン・ファンタジーに始まり、歌心溢れるフォーレ、サクソフォンには欠かせないフィル・ウッズや吉松隆まで、充実したプログラムは必聴です 。


MM-2096
\3060
トッカータとフーガ/ザ・モスト(トランペット・アンサンブル)
 J.S. バッハ:トッカータとフーガ ニ短調
 G. ビゼー:アラゴネーズ 歌劇『カルメン』より
 G.ビゼー:ハバネラ歌劇『カルメン』より
 G.ビゼー:ジプシーの歌歌劇『カルメン』より
 F. クライスラー:愛の喜び
 P.I. チャイコフスキー:弦楽セレナード 作品48より第1楽章
 G.ガーシュウィン:パリのアメリカ人
 G.ガーシュウィン:「ベス、お前は俺のもの」歌劇『ポギーとベス』より
 N.ロータ:道
ザ・モスト(トランペット・アンサンブル)
奥野 儀光
杉本 正毅
高橋 敦
田中 敏雄
中山 隆崇
森岡 正典
船本 貴美子 ピアノ
輝かしいサウンド、興味深いアンサンブル
ブリリアントな響きと緻密なアンサンブルが魅力の『ザ・モスト』による待望の1stアルバム。中堅屈指のトランペット奏者6人が集い、バッハからニーノ・ロータまで、ヴァリエーションに富んだプログラムを披露する、他にはチョット無い1枚!

MM-2097
\3060
ひそやかな誘い 〜R. シュトラウス歌曲集〜 望月 哲也(テノール)
R. シュトラウス:
 献呈 作品10-1
 ひそやかな誘い 作品27-3
 なにも 作品10-2
 あした! 作品27-4
 夜 作品10-3
 夜の散歩 作品29-3
 万霊節 作品10-8
 愛を抱いて 作品32-1
 セレナーデ 作品17-2
 愛の讃歌 作品32-3
 きみの黒髪でぼくを包んでくれ 作品19-2
 おお、優しき五月よ! 作品32-4
 どうして秘密にしなければならないんだ 作品19-4
 天の使い 作品32-5
 全ての私の想い、私の心と私の気持ち 作品21-1
 ばらのリボン 作品36-1
 きみは私の心の冠 作品21-2
 解き放たれて 作品39-4
 なんて不幸なんだ、このぼくは 作品21-4
 わが心を燃え立たせるものは他に無い
望月 哲也 テノール
河原 忠之 ピアノ
しなやかで繊細、至高の美声で多くのファンを獲得している望月哲也が、実に5年振りとなる新録音をリリース。故エルンスト・ヘフリガーのもと更なる研鑽を積み、より深みを増した高い芸術性を背景に、リヒャルト・シュトラウスの甘美な世界をレアリゼする、極上の1枚。

マイスター・ミュージック


MH-2098
¥3060
山岡 重治
 テレマン:リコーダー・ソナタ集
 ソナタ ハ長調『忠実な音楽の師』より
 ソナチネ第5番イ短調『6つの新しいソナチネ集』より
 ソナタ ヘ短調『忠実な音楽の師』より
 ソナタ ハ長調『音楽練習曲集』より
 ソナチネ第2番ハ短調『6つの新しいソナチネ集』より
 ソナタ ニ短調『音楽練習曲集』より
山岡 重治(リコーダー)
平尾 雅子 ヴィオラ・ダ・ガンバ
上尾 直毅 チェンバロ & オルガン
 演奏家、製作家、指導者として世界的に注目を集めるリコーダーの第一人者、山岡重治による、興味深いテレマンのプログラム。
 自身(テレマン)が自叙伝でリコーダーは得意だったと述べていることからわかるとおり、彼はこの楽器の特性を熟知し、相応しい曲想をつねに念頭に置いて作曲していた。(山岡重治、ライナー・ノーツより)

MM-2099
¥3060
紙屋 信義 (オルガン)
 大フーガ 〜ドイツのオルガン名曲集〜
 F. シュミット:前奏曲ニ長調「ハレルヤ」
 J.S. バッハ:幻想曲とフーガト短調「大フーガ」
 J.J. フローベルガー:カンツォーナ 第5番
 D. ブクステフーデ:前奏曲とフーガト短調
 J.S. バッハ:コレッリのテーマによるフーガロ短調
 J.S. バッハ:オルガン小曲集「おお人よ、汝の罪の大いなるを嘆け」
 J.S. バッハ:オルガン小曲集「主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶ」
 J.S. バッハ:ライプツィッヒ・コラール「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」
 P. ヒンデミット:ソナタ 第2番
 J. ブラームス:コラール前奏曲「一輪のバラは咲きて」
 J. ブラームス:コラール前奏曲「おおこの世よ、私は去らねばならない」
 M. レーガー:序奏とパッサカリア ニ短調
紙屋 信義 (オルガン)
 壮麗な響きを、高音質ワン・ポイントでレコーディングした、圧巻の1枚!
 キルヘムジカ(ドイツ の称号、教会で行われる重要な音楽活動全般に携わり、高度な音楽的技術と教養が必要とされる)紙屋信義による、興味深いオルガン名曲集。J.S. バッハを中心に、小品ながら聴かせる作品で構成され、パイプ・オルガンならではの音の構造を通じて、作曲家ごとの特徴(面白み)が伝わってくる、是非聴きたい1枚。

MM-2104
\3060
ラ・クァルティーナ
 バキアーナス・ブラジレイラス 〜チェロ・アンサンブル作品集〜
 H. ヴィラ=ロボス:バキアーナス・ブラジレイラス 第1番
 J. ブラームス:ハンガリー舞曲 第5番
 R. シューマン:トロイメライ子供の情景 op.15より
 ベートーヴェン:ラルゴ・アパッショナート/ピアノ・ソナタ 第2番より
 メンデルスゾーン:ノットゥルノ/真夏の夜の夢より
 G. ゴルターマン:セレナーデ
 G. ゴルターマン:夜想曲
 G. ゴルターマン:レリジオーソ
 D. フンク:ソナタ組曲
 G. フォーレ:エレジー
ラ・クァルティーナ
 藤森 亮一 チェロ
 藤村 俊介 チェロ
 銅銀 久弥 チェロ
 桑田 歩 チェロ
 山内 俊輔 チェロ
 西山 健一 チェロ
 渡邊 方子 チェロ
 村井 将 チェロ
 圧巻の響き! デビュ−10周年記念盤
 チェロ8本が鳴り響く、冒頭『バキアーナス・ブラジレイラス(ブラジル風バッハ)』は圧巻!。世界的に見ても珍しい、チェロ・クァルテット『ラ・クァルティーナ』は2011年でデビュー10周年を迎えました。それを記念しての本アルバムは、「+4人」の8重奏を3曲含むスペシャル・バージョンです。

MM-2105
\3060
池田 昭子(オーボエ)
 アルビノーニ&マルチェッロ:オーボエ協奏曲
 T. アルビノーニ:オーボエ協奏曲 ニ短調作品9-2
 A. マルチェッロ:オーボエ協奏曲 ニ短調
 J.S. バッハ:ソナタト短調 BWV1030
 C.P.E. バッハ:オーボエと通奏低音のためのソナタト短調Wtq135
池田 昭子(オーボエ)
大塚 直哉チェンバロ
桐山 建志 ヴァイオリン
大西 律子ヴァイオリン
深沢 美奈 ヴィオラ
西沢 央子 チェロ
 名旋律が薫る、イタリアの二大オーボエ協奏曲
 今や高い人気を誇るオーボエ奏者、池田昭子がバロック作品集をリリース。美しい旋律で親しまれている、アルビノーニとマルチェッロの協奏曲に、J.S.バッハとC.P.E.バッハのソナタを加えた、意欲溢れるプログラム。バロックの名手、桐山建志(ヴァイオリン)が率いる緻密なアンサンブルに支えられ、オ
ーボエが流麗に歌う、聴き応えある1枚。

ALM/コジマ録音

ALCD-92
\2625
テトラクロニー 〜作曲家 丹波明の肖像〜
 [1]-[3] ヴァイオリン協奏曲 第1番 (1963)
  フランス放送フィルハーモニー交響楽団
  マニュエル・ローゼンタル(指揮)
  ルネ-フランス・フロマン(ヴァイオリン)
  録音:1963年6月21日
 [4] ヴァイオリン協奏曲 第2番《アドゥバイター》 (1984)
   NHK交響楽団
   外山雄三(指揮) 数住岸子(ヴァイオリン)
   録音:1984年9月5日
 [5] テトラクロニー ピアノと弦楽三重奏のための(2008)
   ジャン・ピエール・ラクール(ヴァイオリン) ドゥニ・ブーエーズ(ヴィオラ)
   フランソワ・ミッシェル(チェロ) アンヌ・ガエル(ピアノ)
   録音:ヴェルノン(フランス) 2009年4月4日
ルネ-フランス・フロマン(ヴァイオリン)
マニュエル・ローゼンタル(指揮)
フランス放送フィルハーモニー交響楽団
数住岸子(ヴァイオリン)
外山雄三(指揮)
NHK交響楽団 他
 メシアンに師事し、その独特の美学に貫かれた作品がフランスでも高い評価を得ている丹波明。これは、半世紀にわたって孤高の作曲家が追い求めてきた創造と思考の記録である。
フランス政府給費留学生として渡仏以来、丹波明のフランスでの生活は既に50年を超えた。弦楽を意識して編まれたこのアルバムは、彼が自らの書法を模索しつつ歩いた半世紀にわたる格闘の記録であり、ほぼ20年ごとの隔たりを持って作曲されたこれら三作品を並べ聴くと、作曲者の音楽的・人間的魂の遍歴が浮かび上がってくる。[角篤紀氏 ライナーノートより]
丹波 明(たんば あきら):
1932年生まれ。東京藝術大学作曲科卒業後、60年フランス政府給費留学生としてパリ国立高等音楽院に入学し、O.メシアンに師事。作曲で一等賞、楽曲分析で二等賞、リリー・ブーランジェ賞、ディヴォンヌ・レ・バン作曲賞等を受賞。64?67年フランス国立放送研究所にて具体音楽研究に従事。68年フランス国立科学研究所哲学(美学)科に入り、98年主任研究員に就任。
CDは、コジマ録音より〈音の干渉 第一番-第四番〉(ALCD-3076)をリリース。他レーベルからも数多くリリースしている。
音楽学の分野では、71年『能音楽の構造』によりソルボンヌ大学より音楽博士号、日本翻訳家協会文化賞、84年『日本音楽理論とその美学』により同大学よりフランス国家博士号を授与される。日本国内で出版された著書には『創意と創造』、『序破急の美学』(いずれも音楽之友社刊)がある。
ALCD-9111
\2940
島根恵/モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲集
 モーツァルト:
  ヴァイオリン協奏曲 第3番 ト長調 KV216
  ヴァイオリン協奏曲 第4番 ニ長調 KV218
  ヴァイオリン協奏曲 第5番 イ長調《トルコ風》KV219
   Cadenza: 第3番 Sam Franko / 第4・5番 Joseph Joachim
島根恵(ヴァイオリン)
碓井俊樹(ピアノ)
 教育面にも力を注ぎ、ヴァイオリン学習者に必須の教材を流麗な美音と安定したテクニックで数多くリリースしてきた島根恵が、様々なオーディションやコンクール等でも演奏されることが多いモーツァルトの三大協奏曲をピアノ伴奏で収録。モーツァルトの自筆譜に向き合い、当時の楽器仕様や奏法も視野に入れながら研究を重ねたヴァイオリンの演奏は、学習者向けの実践的な指標になることは勿論、愛好家にも満足のいく充実の内容である。
 録音:2011年7月20-22日 稲城市立iプラザ

LMCD-1944/45
(2CD)
\3045
【浜松市楽器博物館コレクションシリーズ37】
 デュフリ全集 II 〜18世紀フランスの雅

【Disc 1】
ジャック・デュフリ(1715-1789):
 クラヴサン曲集 第2巻(1748年)
 [1] 「ヴィクトワール」 ニ長調(快活に)
 [2] 「ドゥ・ヴィルロワ」ニ長調(勇ましく)
 [3] 「フェリクス」ニ短調(気高く)
 [4] 「ドゥ・ヴァートル」ニ長調(勇ましく)
 [5] 「ランツァ」イ長調(気高く、生き生きと)
 [6] 「鳩」ロンド イ短調(優しく)
 [7] 「ダマンジー」イ長調(快活に)
 [8] 「ドゥ・ブゼヴィル」ロンド ホ長調(優しく)
 [9] 「デリクール」ホ長調(気高く、生き生きと)
 [10] ガヴォット ホ長調&ホ短調(優しく)
 [11] メヌエット ホ短調&ホ長調(優しく)
 [12] 「ドゥ・ルドゥモン」ト短調(勇ましく)
 [13] 「ドゥ・カズ」ト長調
 [14] 「ドゥ・ブリサック」ト短調(陽気に)
【Disc 2】
ジャック・デュフリ:
 クラヴサン曲集 第3巻(1758年)
 [1] 序曲 へ長調(荘重に‐速く‐遅く)※
 [2] 「ドゥ・メ」上品なロンド へ長調 ※
 [3] 「修道院長マダン」へ長調(陽気に)※
 [4] 「フォルクレ」へ短調
 [5] シャコンヌ へ長調
 [6] 「メデ」へ短調(快活に、そして激しく)
 [7] 「三美神」ニ長調(優しく)
 [8] 「ドゥ・ブロムブル」ニ短調(快活に)
 [9] メヌエット ニ長調&ニ短調
 [10] 「ドゥ・カゾーボン」ト長調(快活に)※
 [11] 「デュ・タイイ」ホ短調(上品に、そして朗らかに)※
 [12] 「ドゥ・ヴァルマレット」(陽気に)※
 [13] 「ドゥ・ラ・トゥール」ト長調(快活に)
 [14] 「ドゥ・ギヨン」ホ長調(上品に、軽やかに)
 [15] メヌエット ホ短調&ホ長調
 [16] 「ドゥ・シャムレ」上品なロンド イ長調
 [17] 「ドゥ・ヴィルヌーヴ」ガヴォット(優しく)
  ※ヴァイオリン助奏付きクラヴサン楽曲
中野振一郎(チェンバロ)
上野美科 (バロック・ヴァイオリン※)

【使用楽器】
[チェンバロ]
フランソワ・エティエンヌ・ブランシェ2世 1765年 パリ A=400Hz 浜松市楽器博物館所蔵
[ヴァイオリン]
フィリップ・クイケン作(ニコラ・アマティ 1666年作による) 2009年 演奏者所蔵
 浜松市楽器博物館の【シリーズ37】は、シリーズ【36】と連続して、18世紀フランスの作曲家ジャック・デュフリの『クラヴサン曲集』(全4巻)を博物館の至宝ブランシェ・チェンバロで全曲録音する大プロジェクト。後編となる当盤には、デュフリの名声が頂点を極めた『第2巻』とその彼が満を持して世に送り出した『第3巻』を収録。ヴァイオリン助奏付きの曲を含めるなど『第3巻』には種々の新しい試みもみられる。名手中野振一郎の華麗な指さばきからは、18世紀フランスのロココ趣味を彩った優美な調べが現代に甦る。デュフリと同じ時代を生きたオリジナルの楽器で「18世紀のフランス」そのものを堪能できる博物館の集大成企画。
録音:2011年4月19-21日、6月27-29日 アクトシティ浜松音楽工房ホール

日本伝統文化振興財団
Audio Meister レーベル XRCD


XRCG 30011/8
(8XRCD)
\29400
—NHK 交響楽団85周年—
 NHK 交響楽団ト6人の名匠によるによる8つの「第9」(NHKホールこけら落とし演奏会含む!)
  ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」1970年代編
   サヴァリッシュ、マタチッチ、スイトナー、ライトナー、ホルスト・シュタイン、ビエロフラーヴェク
 Disc 1 ウォルフガング・サヴァリッシュ(指揮) NHKホール(こけら落とし演奏会)
  A.トモワ・シントウ(ソプラノ)、荒道子(アルト)、H.ウィンクラー(テノール)、
  R.ヘルマン(バリトン)、東京芸大(コーラス)
   NHKホール、1973年6月27日


 Disc 2 ロヴロ・フォン・マタチッチ(指揮)
  中沢桂(ソプラノ)、春日成子(アルト)、丹羽勝海(テノール)、岡村喬生(バリトン)、
  国立音大(コーラス)
   NHKホール、1973年12月19日

 Disc 3 オトマール・スイトナー(指揮)
  河原洋子(ソプラノ)、伊原直子(アルト)、田口興輔(テノール)、岡村喬生(バリトン)、
  国立音大(コーラス)
   NHKホール、1974年12月22日


 Disc 4 ロヴロ・フォン・マタチッチ(指揮)
  松本美和子(ソプラノ)、春日成子(アルト)、ウィリアム・ウー(呉文修)(テノール)、
  木村俊光(バリトン)、国立音大(コーラス)
   NHKホール、1975年12月17日


 Disc 5 フェルディナント・ライトナー(指揮)
  エヴァ・ジェポルトヴァー(ソプラノ)、ヴィエーラ・ソークポヴァー(アルト)、
  ヴィレーム・プジビル(テノール)、カレル・ベルマン(バリトン)、国立音大(コーラス)
   NHKホール、1976年12月22日


 Disc 6 ホルスト・シュタイン(指揮)
  中沢桂(ソプラノ)、伊原直子(アルト)、田口興輔(テノール)、木村俊光(バリトン)、
  国立音大(コーラス)
   NHKホール、1977年12月17日


 Disc 7 オトマール・スイトナー(指揮)
  曽我榮子(ソプラノ)、伊原直子(アルト)、小林一男(テノール)、木村俊光(バリトン)、
  国立音大(コーラス)
   NHKホール、1978年12月21日

 Disc 8 イルジー・ビェロフラーヴェク(指揮)
  曽我榮子(ソプラノ)、辻宥子(アルト)、小林一男(テノール)、木村俊光(バリトン)、
  国立音大(コーラス)
   NHKホール、1979年12月19日
前代未聞!豪華装丁!高音質!NHK交響楽団第9大集成!第1弾は70 年代クロニクル

音質も万全!新たにオリジナルアナログテープをNHK 職員立ち合いでビクター中央林間スタジオにてトランスファーののちXRCD 化!

定期的に第9 の録音がこれほどまでに残されているオーケストラは世界的にみてもNHK 交響楽団くらいと思われます。しかも、その指揮者陣は今から思えば大変な水準でありました。当企画によって第9 の奥深さ演奏芸術の面白さに新たに開眼させられることうけあいです。また、来年末には第2 弾の80 年代クロニクルが発売予定で年1 回づつのリリースとなります。

日本コロムビア

COGQ58
(SACD Hybrid)
\2940
田部京子/ブラームス:後期ピアノ作品集
ブラームス:
 3つの間奏曲 Op.117
 6つのピアノ小品 Op.118
 4つのピアノ小品 Op.119
 主題と変奏 Op.18
田部京子(P)
ブラームスのなかでも後期作品は、音数が極端に少なくなり、ひとつひとつの音符の読み解き・表現を極限まで研き澄ませることが要求される難曲ですが、まさにこの点こそが田部の最大の美質であり、それを生かした素晴らしい演奏が繰り広げられています。その特徴は、これらの作品が持つ寂寥感や内省感を十二分に表現しつつ、そこに溺れるようなことのない表現で、純音楽的な美しさをも湛えた実に見事なものです。
 また、アルバムの最後に置かれた『主題と変奏』は、名高いメロディーで知られる弦楽六重奏曲第1番第2楽章をブラームス自身がピアノ曲に編曲したもの。録音の少ないこの佳品の決定盤となることは間違いありません。
 田部は、日本音楽コンクールで最年少一位となった際もブラームスを弾いたように、従来よりブラームスを得意としてきましたが、これまでまとまった形での演奏や録音には恵まれてきませんでした。まさにファン待望のアルバムであり、田部の新たなスタートとして大きな注目をあつめることでしょう。録音時期:2011年8月22-25日 上野学園石橋メモリアルホール DSDレコーディング(セッション)

ポニー・キャニオン

PCCL 00598
(7CD)
\10000
朝比奈隆&大阪フィル
 ベートーヴェン:交響曲全集
朝比奈隆(指揮)
大阪フィル
録音:1996-97
PCCL 00599
(11CD)
\14000
朝比奈隆&大阪フィル
 ブルックナー:交響曲全集
朝比奈隆(指揮)
大阪フィル
録音:1992-95年

ディスク・クラシカ・ジャパン

DCJA-21021
\2100
福井敬&横山幸雄 美しき水車小屋の娘
 シューベルト作曲/松本隆日本語詞:
  歌曲集「美しき水車小屋の娘」全曲
  魔王、アヴェ・マリア
福井 敬(テノール)、
横山幸雄(ピアノ)
松本 隆:日本語詞&プロデュース 福井 敬+横山幸雄 [美しき水車小屋の娘]
 名盤復活!! お待たせしました。ファンの皆様より多くのご要望・お問い合わせを頂戴したアルバムを、ようやくお届けできることになりました。ワン&オンリーの作詞家・松本隆がみごとな日本語詞をつけたシューベルトの歌曲集「美しき水車小屋の娘」。卓越した日本語表現を聴かせる福井敬の名唱は言うまでもありませんが、福井の希望に応えレーベルの枠を超えて共演した横山幸雄のピアノが完璧なサポートを聞かせ、2004年発売されるや各誌紙から絶賛を頂戴しました。長らく品切れ中だったこの名盤が、エイベックスのご理解とご厚意をいただき、当社より発売のはこびとなります。(ディスク・クラシカ・ジャパン)
 2004年 岐阜サラマンカホールで録音 収録時間:72分 Licensed by AVEX ENTERTAINMENT INC.
 ※契約上、一定枚数以上の生産はできません。予定数量を売り切った時点で生産終了となります。(ディスク・クラシカ・ジャパン)
●ジャケットは初出のものと異なります。
●ブックレット解説内容は初出のものと同じです。
●コピーコントロールCD、SACDではありません。

松本隆の日本語詞による「美しき水車小屋の娘」。言葉がすっと入ってきて、ドラマが目の前で展開されているよう。
シューベルトの歌曲が、“勉強”ではなく楽しめる。福井敬の歌唱、横山幸雄のピアノも、作品の魅力を十分に引き出している。
(CDジャーナルより)

・・・・・・・・・・・・インターネットに寄せられた賛辞から・・・・・・・・・・・・

一般に原詞のドイツ語を和訳すると長くなり、また単語同士を対応させることが出来ないため、歌曲としては厳しくなりがちである。 松本隆はこの困難を実に大胆で美しい訳によって乗り越えている。 そして福井敬・横山幸雄は原語の歌唱とは違う表現が要求されるこの「新しい」歌曲を見事に演じきっている。 福井敬の手にかかると実に説得力を持つのである。 横山幸雄はこの右手の壊れそうなハードな曲を、余裕を持って福井敬との会話を楽しむかのように弾きこなしている。
松本隆の日本語訳詞による「水車小屋の娘」。以前に別の歌手で「冬の旅」が出ていて、それもなかなか素晴らしかったが、これは日本を代表するテノール福井敬が歌っているだけあってとても完成度の高いものになっている。原語演奏に慣れ親しんだ者にとっては、若干訳詞への違和感があるが、おかしくはない。何回も実演を繰り返してからの録音だと思うので、言葉がうまくはまっている。福井さんの原語での演奏も聴いてみたい気がするが、訳詞によるドイツリートの最も成功した例として推薦する。
美しき水車小屋の娘は松本隆さん、横山幸雄さん、福井敬さんのそれぞれの個性と才能が合わさって作られた最高のCDだと思います。福井さんの歌は全ての曲で美しい声と感情がこちらの心の奥まで深く響いてきます。
シューベルト/ミュラーの硝子細工のような詩と音楽の世界は、ちょっとしたことでいとも簡単に壊れてしまう。母音の響きばかりが強調されてしまう日本語のふがふがした響きでは聴くに堪えないものができるのではないかと考えていた。ところが、これが予想を超えてすばらしいのである。松本隆は驚嘆すべき熟達した技で丹念に見事に仕上げている。彼は商業音楽の世界で、言葉とメロディの融合にそれこそ何千曲という仕事の中で熟達してきた職人である。そんじょそこらのドイツ語学者などとはものが違うということか。言葉の選択は非常に現代的で平明である。奇を衒ったような部分もないし、原詩の要約もうまくまとめている。聞き取りにくさも思ったよりはない。このあたり相当な苦心のあとが伺える。音楽に耳を澄ますだけで、この透明で悲しく、美しい物語が、すっと心に入ってくる。歌詞の理解に注意力を取られない分、伴奏のピアノ演奏も、実に雄弁に語りかけてくる。あっ、これは風が窓を叩く音型だな、とか、森がざわざわ動く音型だな、とか、いっぺんに手に取るようにわかりとても楽しい。ぼくはこの曲は昔から好きでドイツ語のCDも何枚も持っているが、こんなふうに直接的に音と詩の世界を楽しめたのは初めてなような気がする。江川紹子さんが、「あの世に連れて行ってもらったまま我に返ることがない」とおっしゃっていたが、同感である。
福井敬のテノール、横山幸雄のピアノ伴奏、いずれも若々しく雄弁で素晴らしい。「水車小屋」の歌はやはりテノールがいいなと実感した。

fine NF


NF 53003
(SACD Hybrid)
\4000
ジョセフ・リン/シリーズ第3作 完結編/
 バッハとイザイ〜新しい旅のはじまり
 ①バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV1001
 ②イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調 (J.シゲティに)
 ③イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第5番ト長調(M.クリックボームに)
 ④バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ長調 BWV1003
エクストラ・トラック
 ⑤ジョセフ・リン:シェーズ<陰影>
  -ヴァイオリンとコントラバスのための
ジョゼフ・リン(ヴァイオリン)
黒木岩寿(コントラバス)⑤
NF 23003
(CD)
\3000
◆文化庁芸術祭参加作品◆
 バッハとイザイの無伴奏を組み合わせた全曲録音シリーズは、世界初の試みと思われますが、「バッハとイザイ〜新しい旅のはじまりは」は、「魂のシャコンヌ〜和声を介した連続の旅」(NF63001)、「バッハとイザイ〜円を描く音楽の旅」(NF53002)に続く完結編にあたるもので、今回は所沢ミューズアークホール(2000人収容)で収録されました。前作の「バッハとイザイ〜円を描く音楽の旅」(すみだトリフォニーホールで収録)と同様に一部を公開せて収録されました。
 ジョセフ・リンは今回もこの録音のためにだけに来日し、万全の体制で3日間のセッションに臨みました。
 第3作「バッハとイザイ〜新しい旅のはじまりは」、セーラー万年筆(㈱)と有限会社エヌ・アンド・エフとのガラスCD共同事業の第1弾として、すでにガラスCD(Extreme HARD GLASS CD)では5月末に発売され、レコード芸術では特選盤の評価を得ています。
 なお、ジョセフ・リンは、昨年12月(2010年)に伝統あるジュリアード弦楽四重奏団の第一ヴァイオリン奏者となりました。ジュリアード弦楽四重奏団は10月26日からの日本公演を行いました。
録音:2009年6月1日-3日 所沢市民文化センター ミューズアークホール(埼玉)
3枚目にして最後のディスクを録音するにあたり、私は最終地点に達したというより、長い探求の旅の出発点にいるように感じた。  ・・・・・・・・ ジョセフ・リン
ジョセフ・リン Joseph Lin (ヴァイオリン)
 台湾系アメリカ人。78年米国メンフィスに生まれる。
 4歳からヴァイオリンをはじめ、ジュリアード音楽院プレカレッジを経てハーバード大学比較宗教学部(00年優等賞を以って卒業)に学んだ、特異なキャリアを持つ音楽家。
96年、アメリカ合衆国大統領芸術奨学生となる。99年プロ・ムジシス・インターナショナル・アワードを最年少の21歳で受賞。04年にはフルブライト奨学生として中国に渡り、中国音楽学院で古琴をはじめとする中国音楽を研究した。
 これまで、ボストン響、新日フィル、キエフ国立フィル、フィルハーモニア台湾などと共演。コンセルトヘボウ(アムステルダム)、シンフォニーホール(ボストン)、ウィグモア・ホール(ロンドン)、サル・コルトー(パリ)、ケネディ・センター(ワシントンDC)、ヴァイル・リサイタルホール(ニューヨーク)、サントリーホール(東京)などに出演し、マルボロ、シアトル等の音楽祭にも定期的に参加している。室内楽では、フォルモサ・クァルテットの創立メンバーとして06年ロンドン国際弦楽四重奏コンクールに優勝。11年からはジュリアード弦楽四重奏団の第一ヴァイオリン奏者として、世界各地で活躍している。
近年は教育活動にも力を注いでいる。07年から11年にかけてコーネル大学で准教授を務め、11年からはジュリアード音楽院で後進の指導にあたる。

 ジョセフ・リン、ジュリアード弦楽四重奏団の第4代第一ヴァイオリン奏者に就任!
 ジョセフ・リンは、名門ジュリアード弦楽四重奏団の第一ヴァイオリン奏者に指名され、今年1月就任しました。また、同時にジュリアード音楽院の教授陣に加わりました。
 今年創立65周年を迎えるジュリアード弦楽四重奏団は、1946年にジュリアード音楽院の校長だった作曲家、ウィリアム・シューマンの提唱により、ジュリアード音楽院の教授を中心に結成されました。
日本にも多大な影響を与え続けているロバート・マンが、1997年までの実に51年間第一ヴァイオリン奏者をつとめ、その後97年から2009年までは第2ヴァイオリンを担当していたスミルノフ、2009年からのニコラス・イーネットがその任にありました。ジョセフ・リンはそれに続く第4代の第一ヴァイオリン奏者となります。

■ジュリアード弦楽四重奏団の現在のメンバー
ジョセフ・リン(Joseph Lin)
ロナルド・コープス(Ronald Copes)
サミュエル・ローズ(Samuel Rhodes)
ジョエル・クロスニック(Joel Krosnick)



kenji moriguchi

OPL 001
\2500
“バリトン・森口賢二/オペラ・アリア集”
 ヴェルディ:「ドン・カルロ」—終わりの日が来た/私は死ぬ
 ヴェルディ:「ファルスタッフ」—夢かまことか?
 ヴェルディ:「オテッロ」—イヤーゴの信条(クレード)
 ドニゼッティ:「愛の妙薬」—昔、美しいパリスが
 ドニゼッティ:「ルチア」—激しい苦しみ
 モーツァルト:「フィガロの結婚」—もう飛ぶまいぞ、この蝶々
 ヴェルディ:「リゴレット」—二人は同じだ
 ビゼー:「カルメン」—闘牛士の歌
 グノー:「ファウスト」—門出を前に
森口賢二(Br)
松本康子(P)
藤原歌劇団公演、ロッシーニ「セビリアの理髪師」でシラグーザを相手に、ゼッダの指揮で主役フィガロを歌い大絶賛されたバリトン、森口賢二初のアリア集が登場!!

録音:2009 年10 月8 日/41m

 日本人の若手バリトンの中でも、特に注目されている一人が森口賢二。2011 年9 月12 日、藤原歌劇団公演のロッシーニ「セビリアの理髪師」で、ロッシーニの神様、アルベルト・ゼッダの指揮の下、ロッシーニの大スター、アルマヴィーヴァ役のアントニーノ・シラクーザを相手に、高水準な歌唱を聞かせ、聴衆から大きな喝采を浴びていました。二日目の公演なので新聞評などが残されていない中、両日聞いた熱心な観客の多くから「日本人では森口が一番良かった!」と評判が広がっているほど、その実力を見せ付けたのでした。
 その森口が、自ら制作したのがこのCD。彼の得意なアリアがズラリと並んでいます。中高と陸上にのめり込んでいた森口、明るくブリランテな声の中に体育会系の逞しい男らしさが宿り、ヴェルディのバリトン役も相性は抜群。「オテッロ」のイヤーゴは、ジュゼッペ・ジャコミーニを相手に抜粋公演で歌い、「ファルスタッフ」のフォードは、サントリーホールでレナート・ブルゾンがタイトルロールの公演で歌っています。たった一日で全9 曲の録音を仕上げたことからも、森口が十分な準備をもって録音に臨んだことが伺えます。今回、多くのCD ショップで取り扱いが可能になりました。伸び盛りの実力派バリトンの魅力をたっぷりお楽しみください!

Les Menstrels


LM-002
\3000
瀬尾和紀プロデュース
 ヴァルター・ギーゼキング:室内楽作品集第2集
 1-3.セレナード〜弦楽四重奏のための
 4-6.小音楽〜3つのヴァイオリンのための
 7-9.ディヴェルティメント〜クラリネットと弦楽四重奏のための
 10-12.五重奏曲〜オーボエ、クラリネット、ホリン、ファゴットとピアノのための
アレクサンドル・ガテ(オーボエ)
ニコラ・パルディルー(クラリネット)
アントワヌ・ドレイフュス(ホルン)
ジュリアン・アルディ(ファゴット)
ローラン・ヴァグシャル(ピアノ)
緊急発売!
瀬尾和紀プロデュースによるギーゼキング作品集第2弾
作曲家ヴァルター・ギーゼキングを正しく評価しようという気運が、今後は世界的に高まっていくのではないか。その契機をもたらすアルバムが完成に至ったと書きつけても、決して大げさにはあたるまい。彼に捧げた、この上なく似つかわしいオマージュ(木幡一誠)
20世紀を代表する名ピアニスト、ヴァルター・ギーゼキング(1895-1956)。彼は作曲家としても素晴らしい才能を持っていました。その作品は現代的なエッセンスを取り入れながらも、極めて親しみやすく、また広範囲な表現力を有するものばかり。第1弾(LM-001)で、その深淵かつ思索に満ちた世界を垣間見せてくれた、フルーティスト瀬尾和紀と彼を巡る仲間たち。今作でも緊密なアンサンブルを聴かせてくれます。今作ではフルートの出番がないのが残念と語る瀬尾さんですが、彼のギーゼキングにかける熱い思いはこのアルバムからも強く伝わってきます。歴史の隅に眠る原石を磨くかのような優しいタッチは、曲の魅力を存分に私たちの眼の前に見せてくれています。

MA RECORDINGS


MA J507
¥2940
金子陽子のフォルテピアノ独奏
 モーツァルト:ピアノ作品集
 ロンド イ短調 K.511(1787)
 ピアノ・ソナタ第18番 ヘ長調 K.533(K.494) (1788)
 幻想曲 ハ短調 K.475(1785)
 ピアノ・ソナタ第14番 ハ短調 K.457(1784)
 アダージョ ハ長調 K.356(K.617a) (1791)
 ピアノ・ソナタ第15番 ハ長調 K.545 (1788)
金子陽子
 (フォルテピアノ; Christopher Clarke
  (Donzy le National en Bourgogne, 2004))
超優秀録音。天才録音技師タッド・ガーフィンクル氏の新録音!金子陽子のフォルテピアノ独奏によるモーツァルト“黄金時代”(1781−1791)の作品集

録音:2011 年7 月 オータイユリフォーム教会、パリ/ 録音エンジニア:タッド・ガーフィンクル(Ma recordings)/日本語帯解説付

世界的フォルテピアノ奏者金子陽子の新譜はモーツァルトのピアノ作品集。作品はモーツァルト25 歳から晩年の10 年、ピアノ作品が最も充実していたまさに“黄金時代” の作品を集めました。第3 楽章に「ロンド」K.494 を改訂したものを加えて3 楽章のソナタとして出版されたピアノ・ソナタ第18 番などソナタを3 曲とロンド イ短調K.511、幻想曲 ハ短調K.475 そしてアダージョハ長調の計6 曲で構成されております。非常で繊細なタッチと息をのむような多彩な音楽表現が魅力の金子陽子の演奏がモーツァルトの作品の素晴らしさをいっそう引き出しております。そして天才録音技師タッド・ガーフィンクル氏による最新録音は今回も超優秀録音としても大注目です!

〜金子陽子2011 年来日公演情報〜
 レジス・パスキエ&金子陽子 デュオリサイタル
  12月3 日( 土) 18:00開演 宗次ホール
  12 月4 日( 日) 14:00 開演 港南区民文化センター「ひまわりの郷」
  12 月6 日( 火) 19:00 開演 レスプリフランセ
  12 月11 日( 日) 14:00 開演 海老名市民会館

MA RECORDINGS(DVD−ROM)


M 024AHR
(DVD-ROM)
\4900
今話題のハイレゾDVD音源!
 J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲
   ファイルA:176.4 kHz: track 01&88.2 kHz: track 03
  アリア、第1変奏〜第15変奏
   ファイルB:176.4 kHz: track 02&88.2 kHz: track 04
  第16変奏〜第30変奏、アリア終曲
伊藤栄麻
 (ピアノ; スタインウェイ1903年)
録音:1994 年2 月、松本ハーモニーホール(アナログ録音) 24 bit/88.2 kHz PCM files, down sampled from the 176.4 kHz files
マイクロホン:Bruel & Kjaer 4006 (one pair)
ケーブル:Cardas 300-B Micro(マイクからマイクアンプ)、Furukawa PC-OCC(マイクアンプからレコーダー)
レコーダー:Studer A-820 with 1/2 inch tape head assembly
88.2 kHz/ 24 bit,176.4 kHz/ 24 bit Wav files

MA RECORDINGS はこれまでに数多くの優秀録音を排出してきましたが、待ちに待ったWAV ファイル 
DVD-ROM のタイトルは、1994 年に松本のハーモニーホールで収録した伊藤栄麻が演奏した名曲ゴルトベルクです。このDVD-ROM には176.4kHz のファイルと 88.2kHz のファイルが入っております。「ひじょうに鮮明でありながらピアノの直接音だけでなく、会場の響き、空気感も豊富に収録されている」と、PC オーディオfan No.5 で麻倉怜士氏が評するように一音一音がリアルに収録されたこの録音は、オーディオ・ファンはもちろんのことクラシック・ファンも必聴と言えましょう。

molto Fine


MF 25501
\2800
チェロ界の超大型新人 宮田 大/FIRST
 ポッパー:ハンガリア狂詩曲
 ドビュッシー:チェロ・ソナタ
 R.シュトラウス:チェロ・ソナタ ヘ長調 作品6
 ラフマニノフ:ヴォカリーズ
 リムスキー=コルサコフ:くまんばちの飛行
宮田 大(チェロ)
柳谷良輔(ピアノ)
チェロ界期待の超大型新人宮田 大の初アルバム「宮田 大/FIRST」がリリースされます。
 宮田 大は、若干25歳の将来を嘱望されるチェリストで、一昨年、チェロ部門の国際音楽コンクールの最高峰と言われるパリ市主催の第9回ロストロポーヴィチ国際チェロコンクールで優勝し、世界からも注目される存在に一気に駆け上がりました。
 収録曲目は、ドビュッシーとR.シュトラウスのチェロ・ソナタ、ポッパーの「ハンガリア狂詩曲」とラフマニノフの「ヴォカリーズ」、そして最後は「くまんばちの飛行」でしめくくるという多彩な構成。すべて宮田大本人の選曲です。
 収録したのは軽井沢大賀ホール。
 最近放映されたドキュメント番組「カルテットという名の青春」でもわかるように、宮田 大は多感な時期にヨーロッパに留学までしてカルテットに打ち込み、国際コンクール優勝後はソリストとしても世界の舞台を数多く経験してきただけに、すぐに大賀ホールの特性をつかみ、名前に負けないスケールの大きな音楽を奏でて、隅々までホールを鳴らしきっています
 使用楽器は、故齋藤秀雄(1902-1974)の愛器だったテストーレ(1746年製)、齋藤秀雄の直弟子や孫弟子に貸与されてきたチェロの銘器です。
 来年(2012年)1月には小澤征爾指揮水戸室内管弦楽団と共演するなど、オーケストラとの共演も数多く予定されています。
録音:軽井沢大賀ホール 2011年4月21日,22日

「チェロは技とか効果ではごまかせない楽器。かっこつければ、逆にダサい。あくまで地球の引力に逆らわず、自然に弾くのが一番です」。宮田の演奏の魅力は、本人の言葉がすべて言い表している。策を弄せず、作曲家の懐に飛び込み、心理や時代背景にも十分のアンテナを張り巡らし、感じたままを奏でている。2年前から共演を続けるピアニスト、柳原良輔とは「お互い刺激し合いながら自然と、同じ方向を目指せる」と、理想のデュオを究める。ポッパーやシュトラウスの冒頭を聴けば、ピアノの素晴らしさも納得できるはずだ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ライナーノーツより(池田卓夫=音楽ジャーナリスト・日本経済新聞社文化部編集委員)
宮田 大 (みやた だい) チェロ
1986年栃木県宇都宮市に生まれる。
第74回日本音楽コンクールチェロ部門第1位、同時に増沢賞(全部門を通じて最も印象に残った演奏)、徳永賞(チェロ部門最優秀賞)、岩谷賞(聴衆賞)を受ける。第6回齋藤秀雄メモリアル基金賞、ドイツでは方伯モリッツ・フォン・ヘッセン賞を受賞。
09年、4年に一度開催され、チェロ部門の国際音楽コンクールの最高峰と言われるパリ市主催の第9回ロストロポーヴィチ国際チェロコンクールで日本人として初の優勝という快挙を成し遂げる。
10年第20回出光音楽賞を受賞。第35回江副育英会奨学生。
出身地の栃木県での受賞歴も華やかで文化部門では初めての栃木県知事特別賞を受賞、栃木大使に任命される。
桐朋学園音楽部門特待生を受け、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコースを首席で卒業。'09にジュネーヴ音楽院を卒業、現在はクロンベルク・アカデミーでフランス・ヘルメルソン氏に師事している。
これまでにチェロを宮田豊、倉田澄子の各氏に、室内楽を東京クヮルテット、原田禎夫、原田幸一郎、加藤知子、今井信子、フェルメールカルテットのリチャード・ヤング、ジュネーブ音楽院でガボール・タカーチ=ナジの各氏に師事する。また、ミケランジェロカルテット、ジュリアードカルテット、ゲバントハウスカルテット、バルトークカルテット、上海カルテットなどに指導を受ける。Jupiter Quartet Japanのメンバーであり、CHE TRIOでも活動した。
16歳で小澤征爾指揮で協奏曲を演奏。サイトウ・キネンオーケストラに参加している。
室内楽では、リン・ハレル、ギドン・クレーメル、ユーリ・バシュメットや、日本を代表する演奏家と共演する。 ソロでは第22回〈東京の夏〉音楽祭、クロンベルグ・チェロ・フェスティヴァル、武生国際音楽祭、ベートーヴェン音楽祭(ボン)、イタリアのクレモナで開催された第1回「ヴィルトゥオーゾ」に招待される。サンクトペテルブルグでは数回音楽祭に参加し、日本の曲を初演する。
協奏曲をパリ管弦楽団、フランクフルトシンフォニエッタ、栃木県交響楽団、セントラル愛知交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、東京都交響楽団、読売日本交響楽団、関西フィルハーモニー交響楽団等と共演している。

molto Fine


MF 23702
\2600
フランス音楽と俳句/Musique Francaise et Haiku
ドビュッシー :
 (1) 月の光   
 (2)子供の領分    
ラヴェル:
 (3)ソナチネ
三上直子:
 (4)三つのフォリオ   松尾芭蕉・小林一茶・与謝蕪村の俳句による
 (5)フォリオ  ヴァンロンプイの俳句による
ギャヌー:
 (6)野尻湖  小林一茶とマブソンの俳句による7つのピアノのための組曲
  日仏俳句朗読④−⑥:村岡恵理、マルク・ジヌー
末高明美(ピアノ)
使用ピアノ: FAZIOLI F228
日仏俳句朗読:村岡恵理、マルク・ジヌー
ピアニスト末高明美の「水織音(MI・O・LI・NE)」につづくCDアルバム第2弾。 仙川アヴェニューホール、ファツィオリ・ピアノで収録
ドビュッシーが19世紀後半に出会った浮世絵等の日本文化が、時を経て、今多くのフランス人の生活に根付き、禅や俳句などが一大ブームとなっています。
このアルバムは、フランスにおける「クール・ジャパン」の過去と現在を、一台のピアノで表現する試みです。
一茶の俳句を通じて拡がった、ヨーロッパと信濃町(長野県・一茶の故郷)の交流がきっかけとなり、末高明美が三上直子とルノーギャヌーの日仏の作曲家2人に、俳句からイメージした曲を委嘱した作品を後半に収録しています。その中の三上のフォリオは、今のEUの大統領、ロンプイ(ベルギー)の俳句集の一句に基づく作品です。
このCDはフランスでも同時発売されます。
録音:2011年4月27日、28日 仙川アヴェニューホール
末高 明美
 5歳よりピアノを始める。桐朋学園大学音楽学部で三浦みどり氏に師事。‘73年にパリ・エコール・ノルマル音楽院入学、ピアノをジェルメール・ムニエ氏に学び、’74年にディプロマ(教授資格)取得。’81年にはベルギー王立音楽院でジャック・ジャンティー氏にフランス音楽を学び、レパートリーとして確立する。
 ‘92年より長野県黒姫童話館にて、親子で楽しむ「童話の森アフタヌーンコンサート」を開催。’02年より俳人小林一茶のふるさと長野県信濃町で、「一茶の俳句コンサート」を開始。一茶の句に関連する既存の歌曲のほか、外国人を含む作曲家に委嘱した新曲を演奏している。
 ‘06年には第2回「フランス語圏俳句協会フェスティヴァル」(パリ天理文化会館)に招待され、ルノー・ギャヌーの「蕪村の絶吟三句によるピアノ曲」を演奏。
 ‘08年5月にCD「水織音MI・O・LI・NE」<’07年レコード芸術準推薦版>発売記念コンサートを、パリ天理日仏文化会館、ケルン日独文化工房、オートリックの館(ブリュッセル)で行い、「6つの一茶の俳句」によるピアノ曲(2007)ルノー・ギャヌー曲、「エレジー」トニーノ・バティスタ曲、ドビュッシーのソナタ等、CD収録の作品を演奏。
 「水織音MI・O・LI・NE」とは一茶の俳句から得た印象による造語で、<小さな川のせせらぎが織り成す音>という意味である。
 2010年第1回飯綱ムジカフェスタ(長野市)を友人の音楽家たちと立ち上げ、コンサートと講習会を始める。洗足学園音楽大学講師。全日本ピアノ指導者協会(PTNA)正会員。
ルノー・ギャヌー(仏・作曲)
 1947年パリ生まれ。コルトー、シュトックハウゼン、デュティユー、ジョリヴェ、メシアンなど歴代の巨匠に師事した、現代フランスを代表する作曲家。作品は数多くの受賞歴を誇っている。作品は、小澤征爾指揮のロストロポーヴィチ(チェロ協奏曲)など、世界の第一線の演奏家によって多数初演されている。
三上直子(作曲)
 東京芸術大学音楽学部作曲科卒業。1991年第4回「MUSIC TODAY国際作曲コンクール入選。イタリア34°Nuova Consonanza参加。2004年度第28回ピティナ・ピアノコンペティション新曲作品賞(特級)。洗足学園音楽大学講師。

NAT


NAT11121
\2800
ピアノ・デュオ・ドゥオール2台P版「幻想即興曲」「子犬のワルツ」
ピアノデュオドゥオール/ジュエル
 ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
 ミヨー:スカラムーシュ
 プーランク:シテール島への船出
 ショパン(サミュエルソン編曲):子犬のワルツ
 ショパン(グールド& シェフター編曲):幻想即興曲
 リスト:「ドン・ジョヴァンニ」の回想
 J.S. バッハ(ヘス編曲):主よ、人の望みの喜びよ BWV147
ピアノデュオ ドゥオール
(藤井隆史&白水芳枝)
俊英・ドゥオール3枚目のアルバムからあふれる色彩豊かな時間──
緻密繊細な詩的世界からユーモラスな表情まで、ひとつひとつの表現が納得ゆくまで磨きあげられて響き合う。待望のCD 化!2台ピアノ版「幻想即興曲」「子犬のワルツ」
アーティストプロフィール:
2004年にドイツにて結成後、国内外にて300以上のステージを踏み、ピアノデュオを中心とした活動で高い評価を受けるドゥオール。
藤井隆史は、東京藝術大学付属音楽高等学校、同大学、同大学院(修了時ベーゼンドルファーリサイタル出演)にて植田克己、K・シルデ両氏に師事。
現在、東京藝術大学、武蔵野音楽大学非常勤講師。
白水芳枝は、兵庫県立西宮高等学校音楽科、東京藝術大学卒業。笠間春子、井内澄子両氏に師事。
現在、国立音楽大学、共立女子大学非常勤講師。
それぞれ文化庁(藤井)、野村財団(白水)、DAAD(デュオ)の奨学生として独・マンハイム音楽大学大学院にてR・ベンツ、P・ダン両氏のもとで学び、ソロ科、ピアノデュオ科を最優秀で修了。
各々ソリストとして国際コンクール入賞、東京文化会館他でのソロリサイタル、コンチェルト、NHK、ドイツラジオベルリン出演など欧日にて活動。
ピアノデュオではロンドン、青山財団バロックザール賞、シューベルト、M.ドラノフなど国際的賞を受賞。
ヨーロッパ各地にてデュオリサイタルを開催し、日米ではコンサート・ツアー。国内では文化庁芸術祭参加公演、NECガラコンサート、日本演奏連盟クラシックフェスティバルなどに出演した。NHK−BS、FM出演、FM西東京パーソナリティの他、審査にも携わる。
2枚のCD「ドゥオール」「SYMPHONIE」は共に各方面から話題を呼び、レコード芸術誌にて特選盤、準特選盤に選出。2010年東京でのリサイタルが音楽の友誌「コンサート・ベストテン2010」に取り上げられるなど、独自の音楽性で今後が益々期待されるピアノデュオである。(NAT)
公式サイト:www.yoshie-takashi.com 公式ブログ:http://ameblo.jp/yoshie-takashi/

若林工房


WAKA 4159-60
(2CD)
\3600
「リスト作品集 / イリーナ・メジューエワ」
 リスト(1811-1886):
  disc-1
   愛の夢 第3 番/メフィスト・ワルツ 第1番(「村の居酒屋での踊り」)/
   コンソレーション 第1番〜第3番/ラ・カンパネッラ/
   ピアノ小品 変イ長調 S.192-2/夢の中で(ノクターン)S.207/
   ピアノ小品 嬰ヘ長調 S.192-4/エステ荘の噴水(「巡礼の年」第3 年より)/
   カンツォーネとタランテラ(「巡礼の年」第2年補遺 《ヴェネツィアとナポリ》より)
  disc-2
   ピアノ・ソナタ ロ短調/子守歌 S.198/瞑想 S.204/
   忘れられたロマンス S.527/トッカータ S.197a/
   悲しみのゴンドラ 第2番 S.200-2/ピアノ小品 嬰ヘ長調 S.192-3/
   P.N.夫人の回転木馬 S.214a/暗い雲 S.199
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
録音: 2011 年4 月、6 月、9 月、新川文化ホール(富山県魚津市)
STEREO/DSD 録音(但しdisc-1 「愛の夢」・「カンツォーネとタランテラ」のみ24-Bit & 96kHz PCM 録音)、発売元:若林工房

若くして「巨匠の風格を備えつつある」と、ここ数年の演奏がきわめて高い評価を獲得しているロシア出身の実力派メジューエワが、リスト生誕200 年のメモリアル・イヤーに合わせて、超大作「ソナタ ロ短調」を録音。ショパン作品の瑞々しい解釈で知られるメジューエワですが、今回はリスト弾きとしてもその実力を遺憾なく発揮。古今の大ピアニストたちが個性豊かな名演を刻んできたこの傑作ソナタに真っ向から挑み、正攻法の解釈で作品の素晴らしさを伝えてくれます。作品の根幹を見据えた重厚堅固な構築感はまさに巨匠風。19世紀ロマン派のピアニズムを髣髴とさせるレガート奏法、強靭なテクニックと千万変化の多彩な音色を駆使して、リスト音楽の森羅万象を見事に描き上げます。カップリングに選ばれたのは、「愛の夢」や「ラ・カンパネッラ」といった「お約束」の名曲のほかに、神秘的で独自の美しさを備えた晩年の小品の数々。リストの多彩な魅力を満載した2枚組アルバムの誕生です。

「・・・圧倒的な説得力と、どこまでも深く、さまざまな彩りに縁取られた詩情は、どこからもたらされるのだろうか・・・たった一人で楽譜に向き合いながら自分自身に向き合い、作曲家への尽きることのない問いかけは、自身の内奥への問いかけとなっていく。長い時間を要しての孤独な作業を通してのみ、音は磨かれ、純化した精神とともにわきあがってくる」(谷口康雄/ライナーノートより)

WKLC 7010
\2400
18 年ぶりの再録音!
 シューベルト:ピアノ・ソナタ第18番/ヴァレリー・アファナシエフ

シューベルト:ピアノ・ソナタ 第18番 ト長調 D894
 〔ボーナス・トラック〕
  即興曲 ハ短調 作品90 の1 (D899-1)
  即興曲 変ト長調 作品90 の3 (D899-3)
  即興曲 変イ長調 作品142 の2 (D935-2)
ヴァレリー・アファナシエフ(ピアノ)
生と死を超える「光」のように〜前人未踏の境地に進み入る鬼才、18 年ぶりの再録音!シューベルト:ピアノ・ソナタ第18番/ヴァレリー・アファナシエフ

録音:2010 年11 月20 日、紀尾井ホール(ライヴ:D.894)

現代屈指の鬼才アーティストとして新録音を出すたびに大きな注目を集めるヴァレリー・アファナシエフ。今回登場する2010 年来日公演時のライヴ録音は、シューベルトのピアノ・ソナタ第18 番《幻想ソナタ》(ト長調 D894)。DENONへの録音(1992 年)以来、18 年ぶりの再録音です。48 分を超えるスロー・テンポが特徴だった旧盤に対し、今回のバージョンは約40 分。独特の「重さ」を保ちながらも変幻自在の様相を見せるその演奏は、ある種の「軽み」をたたえ、アファナシエフの到達した新たな境地を物語っています。ボーナス・トラックとして収録された即興曲(3曲)はアファナシエフにとって初出となる貴重なレパートリー。アファナシエフ・ファン必聴の一枚です。

「…私の今日聴くシューベルトは、なにかしら善悪を超えており、神と地も超えている。一方の足を墓穴に、またもう一方の足を空中に置いているということかもしれない。」(V・アファナシエフ/ライナーノートより)

ソニー・ミュージックダイレクト


MECO 1008
\3000
竹山 愛、プレイズ・パリ 
 エネスコ:カンタービレとプレスト/
 ゴーベール:ノクターンとアレグロ・スケルツァンド/
 タファネル:アンダンテ・パストラールとスケルツェッティーノ/
 サン=サーンス:ロマンス 作品37/
 プーランク:フルートとピアノのためのソナタ/
 フォーレ:幻想曲 作品79/
 フォーレ:シシリエンヌ 作品78/
 マスネ:タイスの瞑想曲/
 ドビュッシー:シランクス                                                               
竹山 愛(Flu)
與口 理恵(pf)
フルート界に新たなヴィーナスが誕生しました。国内外の数々のコンクールを制覇、高度なテクニックと深い音楽性を兼ね備えた竹山愛による、フランス・フルート名曲集です。
フルートの女神が奏でるその華麗で洗練されたフランス・フルート名曲の数々は、聴くものを深い感動へといざないます。
竹山愛は、我が国の現在の若手フルーティストたちのなかでも、恐らく最も傑出した才能の持ち主であろう。その音楽は、驚くほど純粋無垢であり、だからこそ聴き手の心に深く染み入ってくる。深い感動と幸福な喜びと大きな期待を私たちに抱かせずにおかない。 柴田龍一(音楽評論家)
竹山 愛 Ai Takeyama (フルート):
千葉県出身。東京藝術大学音楽学部卒業。同大学院修士課程修了。卒業時にアカンサス賞、同声会賞、三菱地所賞を受賞。第11回びわ湖国際コンクール一般の部第2位。第19回日本木管コンクール第1位、併せて兵庫県知事賞・朝日新聞社賞を受賞。第26回日管打楽器コンクール第1位。第1回アジアフルートコングレス第2位(日本人最高位)。第79回日本音楽コンクール第1位。併せて岩谷賞(聴衆賞)、吉田賞、加藤賞を受賞。東京フィルーモニー交響楽団、藝大フィルハーモニア、ニューフィルハモニーオーケストラ千葉、関西フィルハーモ二—管弦楽団、東京ニューシティー管弦楽団と共演。藝大室内楽定期演奏会、同声会新人演奏会、藝大アーツイン東京丸の内での三菱地所受賞者演奏会、JTが育てるアンサンブルシリーズなどに出演。これまでに糸井正博、三上明子、金昌国、神田寛明、斎藤和志、木ノ脇道元、寺本義明の各氏に、室内楽を小林裕、四戸世紀、寺本義明、山本正治、河野文昭の各氏に師事。電子音楽ユニット”Cockroach Eater”のメンバーとしても活動している。

FLORESTAN


FLCP 21015
\2800
『デイジー』小池美奈デビュー!
 バッハ:プレリュードハ長調〜平均律ピアノ曲集第1巻
 ドビュッシー:月の光〜「ベルガマスク組曲」より
         :アラベスク第1番
 チャイコフスキー:甘い夢〜「子供のためのアルバム」より
            :秋の歌〜「四季」より
 ショパン:ノクターンOp.9-2
      :エチュード変イ長調
 ギロック:抒情小曲集より7曲
 ラヴェル:悲しい鳥〜「鏡」より
     :道化師の朝の歌〜「鏡」より
     :ワルツ・ボロディン風に
 近谷直之:KOKORO
小池美奈(ピアノ)
クラシック界のニュー・ヒロイン誕生!小池美奈デビュー!
天性のしなやかな感性が全ての人を魅了する。珠玉のピアノ小品集!
2011年6月14,15日 コピスみよしにて録音
小池美奈(Koike Mina)ピアノ:
東京都出身。故・石川文子氏のもと3歳よりピアノを始める。
田園調布雙葉学園を経て、2011年桐朋学園大学音楽学部ピアノ科卒業、現在同研究科在籍中。今秋よりニューヨーク留学予定。
1999年ピティナピアノコンペティション東日本大会C級、2005年同コンペティション東日本大会F級入選。
2009年17thヤングアーチストコンクール決勝にて優秀奨励賞受賞。
2010年第1回ネオクラシック国際コンクールにてフロレスタン賞受賞。
2009、2010年NY International Keyboard Institute & Festivalに参加。Frank Levy氏,Asaf Zohar氏のマスタークラスを受講。
ピアノを故・石川文子氏、宗施月子氏、山田富士子氏に師事。
また音楽祭にてVictor Rosembaum,Asaf Zohar,Michael Oelbaum,Frank levy,Alon Goldstein,Alexander Kobrinの各氏に師事。

OTAKEN RECORDS


TKC-335
\2300
フルトヴェングラー&ウィーン・フィル
 ベートーヴェン:
  (1)交響曲第4番 変ロ長調 作品60
  (2)交響曲第5番 ハ短調 作品67
ヴェルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
レコ芸・録音点数89 点!オタケン・ブライトクランクの「バイロイトの第九」の音質を更に上回るシリーズ第2弾!ベートーヴェン「4&5」「1&7」非売品見本盤より復刻!

「バイロイトの第九」史上空前の89 点(レコード芸術10 月号録音点数)をたたき出したオタケン・ブライトクランクの「バイロイトの第九」(TKC-339)の音質を更に上回るシリーズ第2弾!
いわゆる白レーベル非売品見本盤とは、作り立てのメタル原盤から最初に手動でプレスされ、音楽評論家を始め一部の関係者に一般発売前に配布されたレコードのことです。これらのレコードは、私どもが昔聴いた自動プレス量産市販品とは似て非なるもので、その音質の違いは一聴瞭然です。この度、ほとんど手付かずの状態で発見された一連のブライトクランク非売品見本盤は、元のブラクラの音はこんなに美しく自然なものであったかと、ブラクラに対する評価を一変させるものと思われます。

録音:(1)1952 年12 月1〜2 日、(2)1954 年2 月28 日,3 月1 日、ウィーン・ムジークフェラインザール
音源:ブライトクランク白レーベル非売品見本盤

当CD に収められたベト4&5 は、当社の擬似ガラスCD に匹敵する高音質で、そこにアナログレコードの柔らかさを加味したものとなっております。演奏は、即興性よりも全体のバランスを重んじており、多くの人々の繰り返しの鑑賞に耐えることが出来、尚且つ私どもの人生に安心と安定をもたらす名演と言っても過言ではないことは、皆様よくご承知の通りです。心行くまでご堪能くださいませ。(オタケン・レコード太田憲志)

TKC-337
\2300
フルトヴェングラー&ウィーン・フィル
 ベートーヴェン:
  (1)交響曲第1番 ハ長調 作品21
  (2)交響曲第7番 イ長調 作品92
ヴェルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:(1)1952 年11 月24 日,27〜30 日、(2)1950 年1 月18〜19 日、ウィーン・ムジークフェラインザール
音源:ブライトクランク白レーベル非売品見本盤

当CD に収められたベト7 は、これまでSP 起こし、LP 起こし、テープ系起こしの3 系列で様々な復刻盤が出ておりましたが、音質面で、それぞれ一長一短があって、全ての点で満足出来るCD は無かったように思えます。今回のブラクラ非売品見本盤復刻においては、この点がほぼ解消出来たと言って良いでしょう。演奏については、言わずもがなの名演で、これほど多くの人々に生きる勇気を与えてきた演奏は他になく、数あるベト7 の演奏の中でも随一の演奏であることは、皆様よくご承知の通りでございます。尚、ベト1 の方も当社HQCDに匹敵する音質で、そこにアナログレコードの柔らかさを加味したものとなっており、演奏も繰り返しの鑑賞に耐え得る安心の名演と言えます。(オタケン・レコード太田憲志)

STUDIO LYRIC

LCD 071001K
\2000
(1)J.S.バッハ:2声のインヴェンション BWV.772~786
(2)チェルニー:技法の練習曲(30番練習曲) op.849
岡田照幸(Pf)
岡田照幸が魅せる、今なお広く愛されるバッハとチェルニーの練習曲、練習曲の域に収まらぬ深い音楽性を堪能できる1枚です!

録音:2007 年10 月

国内外において幅広い演奏活動を行う傍ら、音楽教育にも積極的な活動を見せるピアニスト岡田照幸が、ピアノ練習曲のバイブルともいえる2 曲を収録。ピアノを習っている方で、この曲を課題として取り組んだ方は多いのではないでしょうか。15 曲からなるバッハの2 声のインヴェンションは長男の練習曲用に作られたもの。一方、チェルニーはその多作な中でも実用的な練習曲を多く生み出したことでしられる音楽家。「チェルニー30 番」はインヴェンションと並び、現在もなお教本として愛用されています。ピアノを習った事のある方々は二度と聴きたくない曲ですが、意外にも深い音楽性と技巧性を備え、聴き応えは十分。驚くのはその凄まじい速さ。これこそチェルニー指定のテンポでこうして聴くとアルカンの超絶技巧曲のように聴こえます。この2 曲について、「良薬は口に苦し」のことわざに例え、「チェルニー&インヴェンションは、口に苦し!」と述べた岡田照幸。上級者も奥の深さを痛感するという2 曲の魅力を堪能できる1 枚です!
LCD 100806K
\2100
(1)ブクステフーデ(H. ニューマン編):
 ミサ・ブレヴィスより「キリエ」、「グローリア」
(2)磯崎敦博(牧野光洋編):虫の謝肉祭
(3)R. ロジャース(牧野光洋編):私のお気に入り
(4)桑田佳祐(牧野光洋編):サザン・オールスターズ・メドレー
(5)C.F. グノー(D.ブラッドワース編):
 小交響曲 変ロ長調より第4 楽章
(6)久石譲(牧野光洋編):となりのトトロメドレー
(7)中山晋平(牧野光洋編):シャボン玉
(8)E. ヴェルディン:ユーゴスラヴィア舞曲組曲
(9)R.V.ウィリアムズ(D.ブラッドワース、牧野光洋編):
 リコーダーための組曲
(10)P.I. チャイコフスキー(牧野光洋編):
 弦楽合奏のセレナード ハ長調より第4 楽章
アッリエーヴォ・リコーダーオーケストラ
名アマチュア団体、アッリエーヴォ・リコーダーオーケストラによる初アルバム!クラシックからポップスまで、リコーダーの幅広い音色に魅せられます

録音:2010 年8 月7、6、8 日 日本海拠点館あじがさわ3F ホールにて

全日本リコーダーコンテストにおいて10 年連続で金賞受賞しただけでなく、数々のコンテストで賞に輝くなど、アマチュアながら大いに注目を集める団体アッリエーヴォ・リコーダーオーケストラ。1996 年に結成されて以来リコーダー演奏へ熱い情熱を向けてきた団体が、ついに初のホール録音によるアルバムをリリースしました。クラシックの名曲からポップス、映画音楽、童謡など幅広いジャンルの演奏を収録。とりわけ、最後に収録された弦楽セレナードの演奏にはリコーダーの認識を改めさせてしまうような迫力があります。軽やかな音色を中心としながらも、リコーダーが持つ多彩な音色を堪能できる1 枚です。

アクースティカ


PPCA 617
\2800
「深碧のラヴェル」〜大崎結真
 ラヴェル(1875-1937):
  夜のガスパール(オンディーヌ/ジベ/スカルボ)/
  水の戯れ/ソナチネ/ラ・ヴァルス/
  亡き王女のためのパヴァーヌ
大崎結真(ピアノ)
大崎結真第2弾!光彩の音列 ラヴェルに新たな光があたる!

録音:2011年6月7-9日三重県総合文化会館大ホール、DDD、60:07

「まさに深碧い(あおい)、変幻の音列」
大崎結真さんの前作ショパン・ライヴは、「ショパンの名盤」に入るほどのクオリティーの高さだと思う。あれだけの音色と表現力を持った若手はそう見当たらず、尚かつまだ多くの可能性も感じさせる。そして第2弾がモーリス・ラヴェル(1875-1937)。それは彼女が10代のうんと若い頃に出逢った作曲家で、以来、自信の羅針盤とも言える鋭い感性で作品は温められて来た。
技巧は冴え、純粋無垢な音で語ったり、かと思うと妖艶な笑みを浮かべて突然ガッ!と牙をむくような音列を放ったり、その時々で鋭敏なタッチは画家の絵筆のように作品を描く。
タイトルにある「碧」は、ラテン語やギリシャ語で「神秘」や「大地」の意味を持ち、その色合いは石英の奥に潜むようなサファイア色である。まさに、である。大崎さんの色香を持った音は耳を離さず、じわりじわりと幻想の世界へ聴き手を引き込む。このラヴェルのディスクは、美しきアリ地獄とも言える。ならば喜んでのまれよう。
(上田弘子・音楽ジャーナリスト、ライナー・ノートより)

大崎結真(おおさき・ゆま)略歴
2000 年東京芸術大学附属高校卒業後、イモラ音楽院に入学、2001 年パリ国立高等音楽院大学院に入学、2007 年パリ・エコールノルマ音楽院コンサーティスト課程入学、2009 年同大学院卒業。「リーズ国際ピアノコンクール」3 位、「ショパン国際ピアノコンクール」ファイナリスト賞、「パリ・オートモービル・クラブ国際ピアノコンクール」優勝。その他多くのコンクールに入賞を果たしている。

コウベレックス


KPC-619
\2000
「神戸市混声合唱団特別演奏会 〜宇野功芳叙情の世界〜」
 (1)佐藤眞:混声合唱のための組曲「旅」
 (2)高田三郎:水のいのち
 (3)大中恩:沼、海の若者、秋の女よ
 (4)石桁真礼生:月光とピエロ
宇野功芳(指揮)
神戸市混声合唱団
宇野功芳の最新ライヴ!神戸市混声合唱団特別演奏会

録音:2011 年6 月5 日 神戸文化ホール 中ホール,ライヴ録音 60 分04 秒収録(製作:財団法人神戸市演奏協会/販売元:コウベレックス)

神戸市混声合唱団は1989 年に神戸市により設立されたプロの合唱団。澄んだ歌声と密度の高い合唱でレパートリーも多彩。年2 回の定期演奏会では内外の客演指揮者を迎えて本格的なステージが組まれ固定したファン層を持つ。2011 年の特別演奏会では宇野功芳氏を迎え、佐藤眞作曲「混声合唱のための組曲"旅"」と、高田三郎作曲「水のいのち」他が好演された。
宇野氏はこれまでの共演から同合唱団の音楽的なレベルの高さを評価しており、今回は「感動的で楽しい」演奏会を目指した。混声合唱の可能性を追求しながら親しみやすさを忘れず、叙情の感性がライヴから伝わってくる。また、今回、長年の演奏スタイルから表現を新たにしたという宇野氏の「水のいのち」も聴きどころ。

レグルス


RGCD‐1032
\3045
青木洋也、初のソロ・アルバム
 大いなる神秘 O magnum Mysterium
 J.S.バッハ:アリア《わたしは、その方の名を言い表す》BWV.200
 テレマン:ミサ・ブレヴィスクーナウ:カンタータ《私は目を上げて山々を仰ぐ》(Psalm 121)
 ヴィヴァルディ:カンタータ《親愛なる森よ、友なる草原よ》RV671
 コレッリ:合奏協奏曲 ト短調op.6-8《クリスマス協奏曲》(ウォルシュ版,1725年ロンドン)
 ゼレンカ:降誕のためのモテット《おやすみ 幼子よ、おやすみ 神よ》ZWV171
青木 洋也(カウンターテノール)
リコーダー&弦楽アンサンブル
 (リーダー:北谷直樹Cemb)
人気・実力兼備のカウンターテノール、青木洋也、初のソロ・アルバム。
BCJ等の独奏者、ヴォーカル・アンサンブル カペラ等のメンバー、また合唱指導者、指揮者として八面六臂の活躍を続ける青木洋也、初のソロ・アルバム。
「18世紀前半ドイツの大都市では何と豊かで多彩な教会音楽が典礼を満たしていたことだろう!当CDに収められたライプツィヒ、ハンブルク、ドレスデンで活躍したプロテスタントとカトリック両派の作曲家によるミサ、モテット、カンタータに耳を傾けると、当時と今日を隔てる最大の違いはキリスト教典礼から優れた音楽が奪い去られたことであったかと考えてしまう。神に捧げられる麗しき音楽よ、再び会堂に響き我らの心を潤せ!と思わず叫ばせる様な素晴らしい選曲と演奏!」(藤原一弘/音楽学)。
青木洋也プロフィール:
1976年東京生まれ。東京少年少女合唱隊のメンバーとして多くの合唱曲を、またボーイソプラノ歌手としてコンサート、レコーディングで多くのソロを歌う。東京藝術大学大学院修士課程古楽科修了。エリザベト音楽大学大学院宗教音楽学専攻修了。在学中より定期的に渡欧して研鑽を積む。 声楽を鈴木仁、宇田川貞夫、マックス・ファン・エグモント、野々下由香里、ペーター・コーイ、ゲルト・テュルク、ロビン・ブレイズの各氏に師事。J.S.バッハ『マタイ受難曲』『ヨハネ受難曲』など、ヘンデル『メサイア』などの宗教曲のソリストをつとめる。ダブリンで『メサイア』、ライプツィヒ・ニコライ教会において『ミサ曲ロ短調』『クリスマス・オラトリオ』『メサイア』のソロをつとめるなど活動の場を着実に広げている。バッハ・コレギウム・ジャパンのメンバーとして国内外の公演・録音に参加し、2009年ラ・フォルジュルネ・オ・ジャポン音楽祭公演《ヨハネ受難曲》《カンタータ》、ドイツ公演《マタイ受難曲》等でソリストを務める。近年は、音楽誌上「隙のない音楽づくりと、そのナンバーにふさわしい情景描写の的確さ、声楽・器楽の見事なまとめ方は、彼の適応性とこれまでの経験の基盤がモノを言っている」と評されるなど、合唱指揮者としても高い評価を得ている。「バッハ・コレギウム・ジャパン」「ヴォーカル・アンサンブル カペラ」「アンサンブル小瑠璃」「フィルハーモニーカンマーアンサンブル」メンバー。「早稲田大学・日本女子大学室内合唱団」「エルヴィオ・ソーヌス」「ヨハネス・カントーレス」「カルド・ムジカ」「ノヴァ・ヴォーチェ」常任指揮者。「オルフ祝祭合唱団」「JVC合唱団」「東京スコラ・カントールム」「IJCC合唱団」合唱指揮者。「東京少年少女合唱隊」特任指揮者。録音: 2011年1月22日-24日 秩父ミューズパーク音楽堂

NHK「現代の音楽」 アーカイブシリーズ 第4弾


NYNG-007
〔HQCD (Hi Quality CD)〕
\2100
日本のミュージック・コンクレート創始者!音響芸術と日本文化の融合への原点がここにある
 黛 敏郎(1929-1997)
 1.七人の奏者によるミクロコスモス(1957)〈初演〉
   北村維章(クラヴィオリン), 伊部晴美(エレクトリック・ギター),
   小野顕(ミュージカル・ソー), 外山雄三(ピアノ),
   小宅勇輔, 小林美隆, 近衛秀健(打楽器)
   岩城宏之(指揮)
   録音:1957年3月28日 第一生命ホール
   放送:1957年4月7日 ※モノラル録音
 2.作品を語る
   鼎談: 諸井誠、矢代秋雄、森正
   談話: 黛敏郎
 3.オーケストラのための「呪」(1967)〈初演〉
  NHK交響楽団
  森正(指揮)
  録音: 1967年11月29日 東京文化会館
 4.プリペアド・ピアノと弦楽のための小品 (1957)
  坂本玉明, 竹内智子(ヴァイオリン),
  奥邦夫(ヴィオラ), 藤本英雄(チェロ), 本庄玲子(ピアノ)
  岩城宏之(指揮)
   録音:1957年10月24日 第一生命ホール
 5.ミュージック・コンクレートによる「カンパノロジー」(1959) 〈放送初演〉
  NHK電子音楽スタジオ
  放送:1959年11月29日 ※モノラル録音
 ある時は、あの壮大かつ実験的な音楽「涅槃交響曲」の作者として、またある時は「題名のない音楽会」の司会者として、他、様々な才能を発揮した黛敏郎。おのおのの聴き手の年齢によっても、頭に浮かぶ姿が微妙に違うのではないでしょうか。そんな黛の作品、映画音楽から吹奏楽、電子音楽まで本当に幅広いジャンルに渡っていますが、ここに選ばれた4つの作品で、それらを万遍なく体現できることでしょう。極めて考え抜かれた十二音音列による厳格な音を放つのは、予想もつかないような楽器群であり、電気的な音と、アコースティックな音が交錯する不可解な世界は、まさに小宇宙そのものです。「オーケストラのための呪」は、まさに映画音楽そのもの。「プリペアド・ピアノと弦楽のための小品」は詩的な感情こそあれど、音としてはとてもシリアスなもの。そして「カンパノロジー」は、後の「涅槃交響楽」を予感させる、梵鐘の音を使った気も遠くなるような音響、録音技術(ミュージック・コンクレート)への挑戦です。今作では、日本の電子音楽批評&演奏家としても第一人者である川崎弘二氏に解説を執筆を依頼。曲に対する詳細なアナリーゼを含めた資料価値のみならず、大変興味深い一つの読み物としても成立する素晴らしい解説です。【解説】川崎弘二

NYNG-008
〔HQCD(Hi Quality CD)〕
\2100
音楽の中に、思想、哲学、人間性、その他を封じ込めた作曲家 自身の音楽観についての解説あり
 湯浅 譲二(1929-)
 1.箏とオーケストラのためのプロジェクション「花鳥風月」(1967)
  菊池梯子 他(箏)
  読売日本交響楽団 若杉弘(指揮)
   録音:1971年2月10日 厚生年金会館(「現代の音楽展'70」より)
 2.フルート、ピアノ、2人の打楽器奏者のための
  「インター・ポジ・プレイ・ションI」(1971)
   小泉浩(フルート), 高橋アキ(ピアノ), 山口恭範(打楽器)
   録音:1972年12月7日 東京文化会館(「Sound Space Ark I」より)
 3.クラリネットのための「クラリネット・ソリテュード」(1980) 〈初演〉
  森田利明(クラリネット)
  録音: 1980年9月19日 東京ドイツ文化研究所ホール
 4.楽曲解説
  湯浅譲二
 5.2つのフルートのための「相即相入」(1963)
  吉田雅夫, 野口龍(フルート)
   放送:1964年3月29日 ※モノラル録音
 6. ホワイト・ノイズによる
  「プロジェクション・エセムプラスティク」
   〈放送初演〉
   NHK電子音楽スタジオ
   放送:1964年3月29日
本来は外科医志望であった湯浅譲二、作曲は趣味で行っていたといいますが、1950年代の、当時としては最新鋭の「現代音楽」に触れるうち、自分でもこのくらいは書けるのではないかと思ったのだそうです。そんな湯浅が本格的に創作活動を始めたのは1952年、「実験工房」に参加してからのことでした。彼がどんな道を歩んだか、そしてどんな音楽を書いたのか。それは実際に解説を読み、音楽を聴くことで理解できることでしょう。過去に何人かの作曲家が試みてきた「邦楽器と西洋のオーケストラの融合」をより深く発展させた、“筝とオーケストラのためのプロジェクション「花鳥風月」”、数字で書かれた楽譜から生まれる不確定的な音楽を追求した“インター・ポジ・プレイ・ションⅠ”など楽器と奏法の追求、果ては“ホワイト・ノイズによる「プロジェクション・エセムプラスティク”まで、時間を越えた音を求めた作曲家による、新たな地平線がここにあります。【解説】湯浅譲二、川崎弘二

キング・インターナショナル
ORFEO(SACD)


KKC 10000
(SACD シングルレイヤー)
\4200
SACDでのリリース!
 クライバー/ベートーヴェン:交響曲第4番
  悲願の新マスタリング、シングルレイヤーSACD登場
バイエルン国立管弦楽団
カルロス・クライバー(指揮)
 ついにSACDでのリリース!天才クライバー畢生&不滅の大演奏30 年ぶり、悲願の新たなマスタリング、シングルレイヤーSACDで堂々登場!!

 カルロス・クライバーがバイエルン国立管弦楽団を指揮してベートーヴェンの第4 交響曲を演奏したアルバムは、天才指揮者クライバーの代表的アルバムであるばかりでなく、クラシックというジャンルの枠を超えてすべての音楽ファンを惹きつけてやまない不滅の内容。
 30 年近くに亘り、超ロングセラーを続けるこの怪物アルバムが、キング・インターナショナルの熱いリクエストにこたえて、ついにSACD シングルレイヤーで登場します。
 録音もたいへんすぐれていて、アナログ盤で初リリースされた際にも、オーディオ評論家長岡鉄男氏も絶賛しておりますが、このたびのSACD 化にあたり、ほぼ30 年ぶりにORFEO があらたにDSD マスタリングを施した音質は、オリジナルのアナログ盤の風合いに近づけることに成功しています。これは2011 年最後で最大の事件と申せましょう。
 録音:1982 年5 月3 日ミュンヘン、ナツィオナールテアーター( ライヴ)
 録音技師:ディーター・ベーネ [ 独ORFEO 制作 2011 年10 月最新DSD マスター]/ADD、ステレオ、日本語オビ&解説付き
注:本商品はSA-CD 対応プレイヤー専用ディスクです。通常のCD プレイヤーで再生することはできません。

キング・インターナショナル(HMF)


HMSA 0001
(SACD シングルレイヤー
5枚組ボックスセット)
\21000
常識を超えた音!今聴いても新鮮な音楽の魅力!!
 故長岡鉄男氏も絶賛のパニアグワの名盤が、SACD シングル初登場!

「パニアグワの芸術」
 [disc1] 古楽療法「タランテラ」
  (録音:1976年10月/録音技師:アルベルト・ポーラン)
 [disc2] 古楽幻想「アラブ=アンダルシアの音楽」
  (録音:1976年10月/録音技師:アルベルト・ポーラン)
 [disc3] ミューズへの讃歌「古代ギリシャの音楽」
  (録音:1978年6月)
 [disc4] 古楽追想「ビリャンシーコ」〜
  ルネッサンス・スペインの愛とたわむれの歌
   (録音:1976年10月/
    録音技師:ジャン=フランソワ・ポンテクラフト)
 [disc5] 古楽狂想「ラ・フォリア」
  (録音:1980年6月/録
   音技師:ジャン=フランソワ・ポンテクラフト)
グレゴリオ・パニアグワ指揮
アトリウム・ムジケー古楽合奏団
 デジタルオーディオの第一人者、角田郁雄氏監修オリジナルアナログマスターテープより、丁寧にDSDマスタリング

(DSD マスタリング:2011 年10 月19 日/マスタリング:杉本一家)/STEREO、限定生産、日本語オビ&解説付き

注:本商品はSA-CD 対応プレイヤー専用ディスクです。通常のCD プレイヤーで再生することはできません。

◆カートリッジ、スピーカーのキャラクターが一瞬にしてわかる、恐ろしいほどのリアルさだ。——長岡鉄男
◆「いま」と「ここ」を忘れさせるこのレコードのなまなましさ。——黒田恭一

 長岡鉄男氏の高弟にしてハードなオーディオ原理主義者としてならす炭山アキラ氏、高崎素行氏も仰天の出来栄え!
 「長岡鉄男氏が愛聴して日本中のマニアに浸透、本国フランスがなぜこんなに売れるのか首を傾げたという往年の超高音質ソフトが、現在入手できる最高音質のシングルレイヤーSACDで出る。この興奮を何に喩えたらよいだろう。」———炭山氏のコメント
 「故長岡鉄男氏が超A 級、A 級と評価した作品のBOX セット。ダイナミックレンジが広く、情報量も多い。音像はリアルで音場も広い。シングルレイヤーで制作したことは、音質的に評価。オーディオ装置の再生能力が問われる作品。」———高崎氏のコメント
——グレゴリオ・パニアグワ指揮アトリウム・ムジケー古楽合奏団と言えば、オーディオ評論家、故 長岡鉄男氏が絶賛したこともあり、オリジナルLPは現在もなお、中古レコードショップで高値がついているほどの人気だそうだ。その魅力はグレゴリオ・パニアグワが単に当時の音楽の断片を探り、その時代の楽器を復元するという考古学的に( 難しく) 古楽を掘り下げただけではなく、その時代にワープするかのような楽曲とともに、古楽の楽しみを多くの音楽愛好家に与えてくれているような楽曲に仕上げていることが特徴のように 思える。
例えば、金属パーカッションと笛がドラマティックかつ鮮やかに鳴り響くミューズへの讃歌「古代ギリシャの音楽」と、あたかも水中に潜り、水面に浮び上がった時に、メロディアスな古楽の世界に遭遇するイメージを感じさせる古楽狂想「ラ・フォリア」の始まりは、まさに難しさを感じさせる古楽というよりは、「古代音楽のラビリンス」に迷い込むようなファンタスティックさまで感じられる。
私はこの永遠不滅とも言える作品(アナログマスター)を何とか一番アナログに近いと言われるDSD にトランスファーし、シングルレイヤー非圧縮SACD 盤で、多くの愛好家に楽しんで欲しいと考えた。
その技術的手法はアナログマスターの鮮度を失うこと無く、シンプルな機器構成により忠実かつ高精度なトランスファーを行うことを基本とした。ぜひとも、繊細で柔らかな音質を聴かせてくれる弦楽器、鮮やかでパルシヴな金属打楽器、古代を印象づける大小の太鼓など豊かな倍音や自然な音の階調を見るような響きの世界を味わっていただければと思う。——(監修者:角田郁雄)

炭山アキラ氏による、各タイトルのポイント
 [disc1] 古楽療法「タランテラ」
澄み切った音場空間に穏やかなメロディが流れる癒しの時間が快い。小さな音の楽器が多いのだが、手元所有の旧盤CD とは比べ物にならないくらい音が美しく繊細に再現され、自然さも大幅に増している。
 [disc2] 古楽幻想「アラブ=アンダルシアの音楽」
マイク至近で奏でられる鈴やタンバリン、やや遠くで軽々と響く胴の浅い太鼓、弦、リコーダー、ポルタティーフ・オルガンなど、楽器の配置が手に取るように分かる。" 噴水" のチョロチョロと流れる音も絶品だ。
 [disc3] ミューズへの讃歌「古代ギリシャの音楽」
炸裂する金属打楽器、上空遥か彼方でさえずる小鳥、「ぎょっとするほど生々しい」という言葉にふさわしい永遠の定番高音質ソフトである。完璧な再生はひどく難しいが、オーディオマニアならぜひ一度は挑んでほしい。
 [disc4] 古楽追想「ビリャンシーコ」〜ルネッサンス・スペインの愛とたわむれの歌
冒頭、遥か遠くからせり寄ってくる音像と、ティンパニーの軽く炸裂する低音が素晴らしい。声は素朴だが滋味に溢れる。再生装置でこれほど表現の方向が変わってしまう盤も珍しく、できるだけシンプルな装置で楽しみたい。
 [disc5] 古楽狂想「ラ・フォリア」
小編成の室内合奏かと思えば意外な大迫力のアタックや低音、そして随所に盛り込まれた音楽上の仕掛けに驚かされる。楽器1本ずつから放たれた直接音がホールへ飛び散り、消えゆく様が目に見えるようだ。



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