BIS
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トリオ・ツィンマーマン
ベートーヴェン:弦楽三重奏曲
(1)第2番ト長調Op.9の1
(2)第3番ニ長調Op.9の2
(3)第4番ハ短調Op.9の3 |
トリオ・ツィンマーマン
【フランク・ペーター・ツィンマーマン(Vn)、
アントワーヌ・タムスティ(Va)、
クリスチャン・ポルテラ(Vc)】 |
決定盤登場、トリオ・ツィンマーマンのベートーヴェン
[ 録音:2010 年7、8 月/旧ストックホルム音楽アカデミー、11
年8 月/ポツダマー・マイスターザール(ベルリン)]/73’50”
SACD ハイブリッド盤。
フランク・ペーター・ツィンマーマン率いるトリオ・ツィンマーマンの第2弾はベートーヴェンの弦楽三重奏曲。
初期を代表する傑作ながら、弦楽四重奏に比べると録音の数はずっと少ないので大歓迎。それどころか、同曲の筆頭に挙げられる充実の名演です。それぞれがソロイスティックでありながらアンサンブルも完璧という理想的な形で、ベートーヴェン作品の素晴らしさを改めて納得させてくれます。 |
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マルティン・フレスト(Cl)
黒パイプのダンス
(1)コープランド:クラリネット協奏曲(原典版・改訂版両終結部付き)
(2)ブラームス(ヨラン・フレスト編):
ハンガリー舞曲第1、12、13、21 番
(3)ヨラン・フレスト:クレズマー舞曲
(4)ルトスワフスキ:ダンス・プレリュード(第2版)
(5)ピアソラ:オブリヴィオン(ヴァイオリン・ソロ付き)
(6)ヒルボリ:孔雀物語(室内楽版)
(7)ヘグベリ:暗黙の目的の踊り |
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マルティン・フレスト(Cl)
リチャード・トニェッティ(指、Vn)
オーストラリア室内管 |
80 分があっという間。名手にしてエンターテナー、フレストの超絶芸。
[ 録音:2011 年5、6 月/ユージン・グーセンス・ホール(シドニー)]/81’40”
SACD ハイブリッド盤。
クロスオーヴォー的エンターテナーぶりで、世界中の人気者となっているスウェーデンのクラリネット奏者マルティン・フレスト。
今回のアルバムは世界のダンスにまつわる作品を集めた好企画。コープランドの協奏曲は「スウィングの王様」ベニー・グッドマンに献呈されたジャジーなものですが、滅多に聴くことのできないオリジナル・エンディングも併録されているのに注目。
現代スウェーデンの作曲家ヒルボリの協奏曲「孔雀物語」では、フレストがローラースケートで8の字走行をしながらバッハ=グノーの「アヴェ・マリア」を吹くという曲芸も披露。また彼の実兄ヨラン・フレストが編曲したブラームスのハンガリー舞曲に、東欧ユダヤ人のクレズマー音楽など多彩。ピアソラの「オブリヴィオン」もカッコ良さ満点です。
先日来日公演を行い絶賛されたトニェッティとオーストラリア室内管が、絶妙な伴奏を付けています。 |
BIS SA 1430
(SACD HYBRID)
\2600→\2290 |
ミンチュク&サンパウロ交響楽団
ブラジル管弦楽舞曲集
(1)ネポムセーノ:前奏曲「いたずら小僧」/バトゥーキ
(2)レヴィ:サンバ
(3)ヴィラ=ロボス:凶暴な踊り
(4)ミニョーネ:コンガーダ
(5)フェルナンデス:バトゥーキ
(6)グァルニエリ:3つの舞曲
(7)クリーゲル:新世紀へのパッサカリア
(8)ジョビン:カンダンゴの到来
(9)ペレイラ/ゲーハ=ペイシェ:モウラン |
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ロベルト・ミンチュク(指)
サンパウロ交響楽団 |
聴けば幸せな気分になる、カラフルで強烈な生命力に満ちたダンス
[ 録音:2003 年4、12 月/サンパウロ・ザール]/59’21”
SACD ハイブリッド盤。
これは理屈抜きに楽しめるアルバム。ブラジル人作曲家たちが、サンバやバトゥーキなど自国に伝わる舞曲を題材としたオーケストラ曲を集めています。
古くはアウベルト・ネポムセーノ(1864-1920)
やアレシャンドル・レヴィ(1864-1892) から、1999
年12 月に初演されたクリーゲルの「新世紀へのパッサカリア」まで多彩。録音も良く、いずれも原色的で強烈な生命力に満ちているのが特徴。アフリカ起源のリズムを持つヴィラ=ロボスからボサノヴァで有名なカルロス・ジョビンの洗練まで、オーケストラ曲ながらクラシックっぽくない初めての世界です。 |
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ミクローシュ・シュパーニ
C.P.E.バッハ:鍵盤独奏曲全集 Vol.23
(1)片手のみのピアノ曲Wq117/1(H241)
(2)幻想曲ニ短調Wq117/12(H224)
(3)ソナタ ト長調Wq62/11(H63)
(4)フーガ ニ短調Wq119/2(H99)
(5)幻想曲 ト長調Wq117/12(H223)
(6)ソナタ ト長調Wq62/14(H77)
(7)幻想曲ニ長調Wq117/14(H160)
(8)ソルフェッジオ イ長調Wq117/4(H222)
(9)ソナタ ハ短調Wq65/31(H121)
(10)ソルフェッジオ 変ホ長調Wq117/3(H221)
(11)ソルフェッジオ ハ短調Wq117/2(H220)
(12)ソナタ イ長調Wq65/32(H135) |
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ミクローシュ・シュパーニ( クラヴィコード) |
C.P.E. バッハの鍵盤音楽中もっとも優美な作品集
[ 録音:2008 年6 月/ヘイッキ・サルヴェラ・ホール(フィンランド)]/DDD、63’52”
シュパーニによるC.P.E. バッハの鍵盤独奏曲も23
巻となりました。彼が弟子のレッスン用に書いたソルフェッジオと幻想曲がメインとなっています。いずれも優美かつ個性的。
珍品は片手(右手でも左手でもどちらでもよい)用の小品。このジャンルのものの最古のひとつと申せましょう。
シュパーニの演奏はますます自由闊達になり、C.P.E.
バッハの魅力を存分に示してくれます。 |
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オイスタイン・ボーズヴィーク( チューバ)
雪片〜クラシック・クリスマス
神の御子は今宵しも/星に願いを/アヴェ・マリア/
デンドン高らかに/いとしき大地/ベツレヘムの星/
世の人忘るな/クリスマスの歌/輝かしきクリスマス/
雪片/「わが思い果てしなく駆け巡り」による幻想曲/
マリアの男子/もうじきクリスマス/
聖ステファンの祝日/聖夜/この世はうるわし |
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オイスタイン・ボーズヴィーク( チューバ)
カントゥス女声合唱団
トロッド・ヴィグム(指)
トロンハイム交響楽団 |
まろやかで甘いチューバの歌によるクリスマス・キャロル集
[ 録音:2011 年5 月/フリキルケ(トロンハイム)]/DDD、65’00”
チューバの怪人ことオイスタイン・ボーズヴィークからの心あたたまるクリスマス・プレゼント。
大柄でコワモテのボーズヴィークが、超低音のチューバでクリスマス・キャロルを、というと悪趣味に思う向きもあるかもしれませんが、まずは聴いてみて下さい。ボーズヴィークの歌手顔負けの歌い回しに加え、弱音のチューバが意外にまろやかで甘い音を出しているのに驚かされます。あたかも優しいお父さんの歌声のようです。今年のクリスマスはこれで決まり! |
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作曲家スティーヴン・ハフ
〜ハフ、ハーゼル、ラインハート、イッサリス出演
(1)ピッコロ、コントラバス、ピアノのための三重奏曲
(2)ピッコロ・ソナチネ
(3)ブリッジウォーター〜FgとPf
(4)秋の歌(リルケ詩)〜BrとPf
(5)ピアノソナタ「折れた枝」
(6)チェロと管弦楽のためのエレジー「最深の孤独の荒野」 |
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ミヒャエル・ハーゼル(Picc)
マリオン・ラインハート(Db, Fg)
スティーヴン・ハフ(Pf)
ジャック・インブライロ(Br)
スティーヴン・イッサリス(Vc)
ガーボル・タカーチ=ナジ(指)
タピオラ・シンフォニエッタ |
祝・生誕50 年。ハフの本格的作曲集
[ 録音:2011 年3 月/テルデックス・スタジオ(ベルリン)]/DDD、76’40”
現代イギリスを代表するピアニスト、スティーヴン・ハフ。彼の作曲を集めたアルバムの登場です。それもピアノ曲のみならず、歌曲、管楽器のための曲、オーケストラ曲まである本格派。
今回、ハフの生誕50 周年を祝って録音された自選集で、いわゆる前衛的な作風のものはありません。
ピアノはハフ自身というのも嬉しいですが、共演が凄い面々。ベルリン・フィル木管五重奏団のハーゼルとラインハート、チェロをイッサリスが受け持っています。 |