アリアCD 新店舗へようこそ

新店舗トップページへ

お買い物の方法  
ページ内の商品チェック・ボックスをクリックし、最後に 「かごに入れる」ボタンを押してください(enterキーを押してもかまいません)。
新店内のほかのページのお買い物がありましたら、そちらもすませ、最後に「注文フォームへ」ボタンを押して注文フォームで注文を確定してください。
(チェック内容を変更したら、必ずもう一度「かごに入れる」ボタンをクリックしてください。変更内容がかごに反映されませんので)

注文フォームへ

第62号
映像新譜


2012.3.2〜5.2の紹介新譜


DG(映像)



73 4783
(DVD)
\3700→\3390
メトロポリタン歌劇場2011年
 アルバレス、ラドヴァノフスキー、ホロストフスキー
  ヴェルディ:歌劇「トロヴァトーレ」(全曲)
マルセロ・アルバレス(マンリーコ),
ソンドラ・ラドヴァノフスキー(レオノーラ),
ディミトリ・ホロストフスキー(ルーナ伯爵),
ドローラ・ザジック(アズチェーナ),
シュテファン・コツァン(フェルナンド),
マリア・ジフチャク(イネス),
エドゥアルド・ヴァルデス(ルイス),
マルコ・アルミリアート(指揮)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団と合唱団
演出:デイヴィッド・マクヴィカー
舞台:チャールズ・エドワーズ
衣装:ブリギッテ・ライフェンシュトゥエル
照明:ジェニファー・ティプトン
振付:リア・ハウスマン
73 4797
(Blu-ray)
\4400→\3990
上記と同内容のブルーレイ・ディスク
イタリア・オペラ界を牽引するアルバレスの理想的なマンリーコ
【収録】 2011年4月30日、メトロポリタン歌劇場でのライヴ
 不慮の事故でリチートラがこの世を去ってしまった後、イタリア・オペラ界を牽引するのが、このマルチェロ・アルバレスであることは間違いありません。デビューの頃は「リリカル過ぎる」とも評された彼の声ですが、年齢を重ねた現在は、相応の重みも加わり、まさに理想的なマンリーコを聴かせます。貫禄たっぷりのレオノーラ役のラドヴァノフスキー、アズチェーナはおなじみザジーク、と見どころも満載。凛とした悪役が似合うルーナ伯爵のホロストフスキーが幕切れの場面で立ち尽くすさまは、まさに感無量といったところです。オーソドックスな演出、オーケストラのたっぷりとした響きもすばらしく、オペラ初心者にも安心してお薦めできる最良の映像です。


73 4804
(2DVD)
\7400→\6790
メトロポリタン歌劇場2011年
 デボラ・ヴォイト

  プッチーニ:歌劇「西部の娘」(全曲)
デボラ・ヴォイト(ミニー),
マルセロ・ジョルダーニ(ディック・ジョンソン),
ルチオ・ガッロ(ジャック・ランス),
トニー・スティーヴンソン(ニック),
キース・ミラー(アシュビー),
ジェフ・マッツィ(ホセ・カストロ), 他、
ニコラ・ルイゾッティ(指揮)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団と合唱団
演出:ジャンカルロ・デル・モナコ
舞台&衣装:マイケル・スコット
照明:ギル・ウェクスラー
73 4808
(Blu-ray)
\4400→\3990
上記と同内容のブルーレイ・ディスク
豪華絢爛を究めた話題の「西部の娘」
【収録】 2011年1月8日、メトロポリタン歌劇場でのライヴ
 主役のミニーを演じるのがデボラ・ヴォイトということで、かなり話題となった公演です。演目自体、初演時こそ人気を誇ったものの、「マカロニ・ウェスタン」の気風がヨーロッパになじめなかったのか、すたれ気味になってしまい、ミニーを完璧に演じることのできる歌手がなかなかいないのも現状です。METの聴衆たちも、ヴォイトがどこまで「荒くれ男たち」を手中に収めるかについて期待していたことは間違いないでしょう。この公演では、ヴォイトはもちろんのこと、男たちの熱唱もすばらしく、文句なしの舞台を見せています。また、豪華絢爛を究めるMETの舞台らしく、艶々の馬たちも登場します。このオペラだけはヨーロッパよりもアメリカでの公演が似合います。

DG(映像)


73 4799
(Blu-ray)
\4400
ガランチャ/ネゼ=セガン&メトロポリタン歌劇場管弦楽団
 ビゼー:歌劇《カルメン》全4幕
エリーナ・ガランチャ(メゾ・ソプラノ)
バルバラ・フリットリ(ソプラノ)
ロベルト・アラーニャ(テノール)
テディ・ローズ(バス・バリトン)他
メトロポリタン歌劇場管弦楽団
指揮:ヤニック・ネゼ=セガン
 世界中で大絶賛のガランチャが贈る、《カルメン》の天啓あふれる新境地がようやくブルーレイに!

 リガ、ロンドン、ミュンヘンで圧倒的成功を収めたガランチャの《カルメン》が、ついに海を越えたアメリカのMETに上陸!「今日の私たちのカルメン」(オーストリア・ニュース)と讃えられる彼女の現在を収めた2010年1月のライヴがようやくブルーレイでも発売されることになりました。
 DVDは2010年11月発売済み(73 4581)。バルツァ、バンブリーなど、あらゆる世代に理想のカルメン像が存在してきましたが、ガランチャの登場によって、その歴史に新たなページが加わることになりました。フリットリ、アラーニャ、ローズなど、充実した共演者たちとの濃密で可憐な絡みの数々を、たっぷりお楽しみください!収録:2010年1月 メトロポリタン歌劇場、ニューヨーク <ライヴ>

DECCA(映像)



74 3459
(DVD)
\7200→¥6690
ゲオルギュー、カウフマン、ムラーロ、ボロディナ
 チレア:歌劇「アドリアーナ・ルクヴルール」(全曲)

  ボーナス映像:
   All about Adriana
    (指揮者、メインキャストのインタビュー、他)
アンジェラ・ゲオルギュー(Sp: アドリアーナ・ルクヴルール)
ヨナス・カウフマン(T: マウリツィオ)
マウリツィオ・ムラーロ(Bs: ブイヨン公爵)
オルガ・ボロディナ(Ms: ブイヨン公妃)
アレッサンドロ・コルベッリ(Br: ミショネ)
マーク・エルダー(指揮)
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
演出:デイヴィッド・マクヴィカー
美術:チャールズ・エドワーズ
衣装:ブリギッテ・ライフェンシュトゥエル
照明:アダム・シルヴァーマン
装置:アンドルー・ジョージ
74 3460
(Blu-ray)
\4400→¥3990
 ヴェリズモ・オペラの代表作を、現代を代表する歌手と演技で!
 このチレアの「アドリアーナ・ルクヴルール」はヴェリズモ・オペラの代表作の一つです。プッチーニに並ぶ色彩豊かなオーケストレーション、ドラマティックで蕩けるようなメロディと聞きどころも盛りだくさんで、実在の女優をヒロインとするだけあって、長丁場の台詞もあり、まさに「歌唱だけでなく演技に自信のあるカリスマ性の高い」ソプラノ歌手のための演目と言えるでしょう。
 そんなヒロインを演じるのがゲオルギュー。飛び抜けた美貌と歌唱力を持つ彼女は、まさに「現代における理想のアドリアーナ」であり、恋心と芸術に揺れる女心を見事に演じきっています。青年貴族マウリツィオ役を演じるのは絶好調テノール、カウフマン。彼の一層磨きのかかった声と表現力に魅了されます。ただ立っているだけでも溢れ出てくるような存在感とフェロモンはブイヨン公妃だけでなく、瞬時に世界中の女性の目と耳を釘づけにすること間違いありません。そのブイヨン公妃を演じるボロディナは、嫉妬心むき出しの濃厚な歌唱で勝負します。夫、恋人、全てを手中に収め、ライバルを蹴落とすために彼女はスミレの花束に毒をまぶすという猛女を演じさせたら、彼女の右に出る者はいないでしょう。
 出演者たちのインタビュー・トラック付(23分)
 [収録]:2010年11〜12月, コヴェントガーデン王立歌劇場(ライヴ)

DECCA(映像)



74 3471
(1CD+1DVD)
\3000→\2790
キャスリーン・フェリアー/ドキュメンタリー 
 DVD+ボーナスCD (縦長DVDケース仕様)
【DVD】
 [1] A Lancashire Lass /[2] War breaks out/
 [3] ‘I took my things to London and started my career there’/
 [4] An Oratorio Singer?/[5] ‘My First Opera’ ? Glyndebourne 1946 /
 [6] Bruno Walter /[7] ‘Making Musical History’/[8] North America /
 [9] Kathleen off the stage /[10] Rick Davies /[11] Das Lied von der Erde
 [12] Orpheus & Euridice, Covent Garden
【CD】
 J・S・バッハ:
  『われを忘るるなかれBWV.505』
  『ああ、わが生涯の最後の時でなくBWV.439』
  『御身が共にいるならばBWV.508』『4つの厳粛な歌Op.121』
 『グルック:歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」よりアリア(6曲)*』
キャスリーン・フェリアー(A),
ジョン・ニューマーク(P),
トーマス・シャーマン(指揮)
リトル・オーケストラ・ソサエティ*

74 3479
(1CD+1DVD)
\3000→\2790
上記と同内容のDVD+ボーナスCD
 (2CDケース仕様、収録内容は上記と同じ)
 貴重なUSAラジオ放送からのアーカイブ音源
 今年生誕100年をむかえた名アルト歌手キャスリーン・フェリアー。CDは、貴重なUSAラジオ放送からのアーカイブ音源を収録。DVDは、フェリアーの没後50年を記念して2003年にBBCが制作したドキュメンタリー番組のDVD。彼女の短い生涯を再現したドラマのほか、フェリアー本人や彼女とゆかりの深い人物たち(バルビローリ夫妻、ブリテン、ジャネット・ベイカー等)の貴重な映像を交えた構成になっています。
 【CD:録音】1950年1&3月,
ニューヨーク、タウンホール(モノラル)

VIRGIN(DVD−VIDEO)



DVBW-6025099
(2DVD)
\2800→\2490
ドゥ・ビリー指揮&コヴェント・ガーデン/
 ジョイス・ディドナート
  マスネ:サンドリヨン全曲
ジョイス・ディドナート(メゾ・ソプラノ)・・・サンドリヨン
アリス・クート(メゾ・ソプラノ)・・・・・・・シャルマン王子
ジャン=フィリップ・ラフォント(バス・バリトン)・・父親
エヴァ・ポドレス(コントラルト)・・・マダム・ドゥ・ラ・ハルティエール
ベルトラン・ドゥ・ビリー指揮
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
ローラン・ペリー(演出)
 今をときめく旬のメゾ・ソプラノ、ジョイス・ディドナートがサンドリヨン(シンデレラ)で英国コヴェント・ガーデンのロイヤル・オペラに登場!シャルマン王子の心ばかりでなく聴衆を魅了したクラシックなおとぎ話。ローラン・ペリー演出のチャーミングでウィットにとんだ舞台。収録:2011年 歌唱 :フランス語 黒のトールケース、2DVD (NTSC)

VIRGIN CLASSICS(映像)



DVBW-0709519
(2DVD)
\2800→\2590
クリスティ&レザール・フロリサン
 モンテヴェルディ歌劇「ポッペアの戴冠」全曲
ウィリアム・クリスティ指揮
レザール・フロリサン
主なキャスト:
ネローネ・・・フィリップ・ジャルスキー(カウンターテナー)
ポッペア・・・ダニエル・ドゥ・ニース(ソプラノ)
オットーネ・・・マックス・エマニュエル・チェンチッチ(カウンターテナー)
オッターヴィア・・アンナ・ボニタティブス(メゾ・ソプラノ)
演出:ピエル・ルイジ・ピッツィ
 バロックの巨匠、ウィリアム・クリスティの3年ごしのモンテヴェルディ・プロジェクトのハイライトを飾る作品登場!
 ポッペアを旬のダニエル・ドゥ・ニース、ネローネをフィリップ・ジャルスキーと今最も勢いのある歌手達が繰り広げる政治とセックスがからんだドラマ性とコメディを兼ね備えた作品!演出はエレガントな美しさで知られるピエル・ルイジ・ピッツィ。
 Recorded: 2010 , Teatro Real, Madrid ,Spainトールケース(黒)、4ページ・ブックレット、NTSC 2DVD

SONY(映像)



8869195270-9
(3DVD+2CD)
\5700→\5290
チェリビダッケ生誕100年記念/
 伝説の日本公演ライヴを含むブルックナー演奏のDVD映像セット
  さらに完全未発表の第4番「ロマンティック」ウィーン・ライヴもCD化!

[DISC1=DVD]
 交響曲第6番イ長調 WAB106
 (タイム I.=18:51 / II.=22:49 /III.=8:37 / IV.=15:50 /end credit=2:18 )
[DISC2=DVD]
 交響曲第7番ホ長調 WAB107
 (タイム I.=26:29 / II.=27:53 /III.=12:08 / IV.=14:00 /end credit=1:52 )
[DISC3=DVD]
 交響曲第8番ハ短調 WAB108
 (タイム I.=21:30 / II.=16:52 /III.=31:55 / IV.=29:43 /end credit=2:18 )
[DISC4&DISC5=CD]
 交響曲第4番変ホ長調 WAB104「ロマンティック」 世界初発売
 (タイム I.=22:34 / II.=18:17 / III.=11:17 / IV.=31:42)
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
セルジュ・チェリビダッケ
[録音]
 【第4番】1989年2月5日&6日、ウィーン、ムジークフェラインザールでのライヴ・レコーディング
 【第6番】1991年11月26日〜30日、ミュンヘン、ガスタイク・フィルハーモニーでのライヴ・レコーディング
 【第7番】1990年10月18日、東京、サントリーホールでのライヴ・レコーディング
 【第8番】1990年10月20日、東京、サントリーホールでのライヴ・レコーディング[スペック予定]

DISC 1=APPROX.68 min./DISC 2=APPROX.82 min./DISC 3=APPROX.102 min.片面・2層
|MPEG-2 |COLOR |NTSC|16:9 LB 
|音声:リニアPCM/STEREODISC 4=40:51/DISC 5=42:59
[仕様] アマレイケース4点を厚紙製ボックスに収納予定

1990年10月、オーチャード・ホールでのチェリビダッケ&ミュンヘン・フィル

 チェリビダッケ生誕100年記念リリース!ついにあの伝説の日本公演ライヴを含むブルックナー演奏がDVD化!!
 しかも完全未発表の第4番「ロマンティック」ウィーン・ライヴもCD化!!!



■セルジュ・チェリビダッケ生誕100年
 今年生誕100年を迎えるルーマニア出身の巨匠指揮者セルジュ・チェリビダッケ(1912〜1996)。1979年、67歳で首席指揮者に就任したミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団を、長時間の徹底した厳しいリハーサルでドイツ随一のオケに育成し、極遅のテンポによって作品の細部と構造を浮かび上がらせる演奏によって、同フィルを世界でも屈指の存在に押し上げました。また「録音物は自分の演奏を正しく伝えるものではない」という独自の信念のもと、録音行為そのものを嫌悪し、それゆえにレコード録音をしない「幻の指揮者」として知られ、特にドイツと日本で高い人気を得ていました。日本文化の奥深さや熱心な聴衆を特に愛していたチェリビダッケは、1977年の読売日本交響楽団への客演以降、7回来日を果たしています。

■入魂のブルックナー演奏をDVD化
 チェリビダッケがその晩年にもっとも頻繁に取り上げたのがブルックナーの交響曲でした。日本を含む世界各地への演奏旅行でも必ずブルックナーの交響曲をプログラムに入れることで、チェリビダッケ=ミュンヘン・フィル=ブルックナーの名は不可分のものとなったのです。
 1980年代後半から映像制作に積極的に乗り出していたソニー・クラシカルは、このコンビによるブルックナーの主要交響曲を映像収録してソフト化するプロジェクトを立ち上げ、録音を忌避していたチェリビダッケを説得し、1990年10月の日本公演に際して交響曲第7番と第8番を、1991年11月に地元ミュンヘンで第6番を収録しました。チェリビダッケがミュンヘン・フィルの首席指揮者に就任してからすでに10年以上が経っていたこの時期はまさにこのコンビの絶頂期にあたり、細部まで指揮者の意志が浸透し、緻密に磨き抜かれた究極の演奏が現実のものになっていました。その最上の成果を刻み込んだこれらの演奏は、収録から20年以上経った今もなお「世紀の名演」「音楽の世界遺産」と称するにふさわしいものです。
 1993年にはレーザーディスク(および海外ではVHSソフトとしても)ソニー・クラシカルから発売されましたが、1996年の再発売以降は廃盤となり、入手困難な状況が続いていました。日本からもソニー・クラシカル側に対して再三DVD化の要請を出していたにもかかわらず具体化することはありませんでしたが、今年生誕100年を機に、遺族の承認のもと、晴れて正式にDVD化されることになりました。グレン・グールドのCBC映像やホロヴィッツのDVD化を手掛けたベルリンのb-sharpスタジオで映像・音声のマスタリングとオーサリングが行われています。

■幻の交響曲第4番「ロマンティック」の未発表録音CDを追加
 さらに今回のボックス化に際しては、これまでどんな形でも発売されたことのない交響曲第4番「ロマンティック」をDISC4+DISC5にCD2枚組で収録しています。
 これは1989年2月、ウィーン・ムジークフェラインザールでの演奏会をソニー・クラシカルが収録したもので、生前からその存在は知られながら、これまで未発表だった幻のライヴ録音です。
 演奏時間は I.=22:34 /II.=18:17 / III.=11:17 / IV.=31:42で、トータルが83:50となっており、EMIから正規盤として1996年に発売された1988年10月のミュンヘン、ガスタイクでのライヴ(I.=21:56 / II.=17:34/III.=11:03 / IV.= 27:52 TOTAL=79:12 )よりもトータルで4分以上長く、それゆえ収録にCD2枚を要しています。
 これはおそらく残響の豊かなムジークフェラインの音響効果を考慮してのテンポ配分と思われ、30分を超える巨大な造形によるフィナーレでは、極遅のコーダで管のコラールを支えるチェリビダッケ独特の弦の刻みに施されたアクセントがどう実現されているか、期待が高まります。収録担当はトリトヌスの名コンビ、シュテファン・シェルマンとアンドレアス・ノイブロンナーです。

■第6番=チェリビダッケ生涯唯一の演奏
 交響曲第6番は、1991年11月下旬にミュンヘンのガスタイクで行われた4回の演奏会で収録されたものですが、これはチェリビダッケがこの交響曲を取り上げた生涯唯一の機会でした。それゆえにEMIからも同時期の演奏会でのライヴが正規盤としてCD化されており、録音データによると、ソニー・クラシカルの映像は、4日間連続で行われた演奏会から編集され、EMI盤は4日間のうち初日を除く3日間の演奏から編集されていることになります。大作第5番と第7番に挟まれ、高原を渡る涼しい風を思わせるこの美しい交響曲から、スケール雄大な響きを引き出しているのはさすがチェリビダッケ。テンポはチェリビダッケのブルックナーとしてはそれほど遅めのテンポをとっているわけではありませんが、それでも22分をかけた第2楽章での第3主題の哀切な響きは他のどの演奏からも聴けないものです。
 収録にあたってのビデオ・ディレクターはロドニー・グリーンバーグ、オーディオ・プロデュサーは元DGの名プロデューサーで、ピアニストとしても知られるコード・ガーベンです。

■第7番&第8番=伝説のサントリーホール・ライヴ
 1990年10月、東京サントリーホールでNHKとの共同制作としてライヴ収録された交響曲第7番と第8番は、映像収録にあたってチェリビダッケ本人から「指揮者とオーケストラのメンバーとの人間的、音楽的なコンタクト、そして対話がいかに大切かということが映像でもはっきり表現されなければならない」などと具体的な映像演出の指示があったことが知られています(第8番のビデオ・ディレクターだった天野晶吉氏の回想による)。音楽的な流れと演奏会の緊張感とを見事に具現化し、演奏終了後に手を合わせて祈りを捧げるチェリビダッケの真摯な姿をもとらえた映像は、収録直後にNHKでも放映されて大きな反響を巻き起こし、日本におけるブルックナー指揮者としてのチェリビダッケのイメージを定着させることになりました。もちろんチェリビダッケのトレードマークでもある気合の入った掛け声も随所で聞かれます。
 第7番には4年後の、第8番には3年後のガスタイクでのライヴがEMIから正規盤として発売されていますが、サントリーホールに美しく響きわたる音像をとらえたこの東京ライヴの方が全体の流れがよく、緊張感の持続が見事です。またこの第8番の演奏は2010年にNHK収録音源からAltusレーベルによってCD化されて大きな話題となりました。

■初出盤ライナーノーツより
 第6番=「チェリビダッケの精密な指揮ぶりと燃焼温度の高い白熱した演奏のオーケストラの表情とを克明に収めた、待ち望んだ映像」(石田一志氏)
 第7番=「それにしてもなんという思い入れのある優しさであり、リリシズムであろう。ブルックナー演奏には禁忌のポルタメント奏法もここでは効果を上げ、なつかしくも人恋しい歌を歌いぬき、それが聴く者の心を満たし、通り抜けていく。(・・・)チェリビダッケは完全に音楽の中に浸り切っており、1ヶ所としてストレートには進まず、十分な間を保ってあふれんばかりのハーモニーを創造、ときには後髪を引かれ、先に進むのがいやなように遅いテンポで停滞する。その思い切った心の込め方が音楽にぴったりなのだ。」(宇野功芳氏)
 第8番=「ブルックナーが最晩年に到達した深淵と、チェリビダッケの超俯瞰の美学とが不可分な形で結び付き、稀にみる名演となったのだ。(・・・ミュンヘン・フィルも)奏法が統一され、量感も抜群な弦セクション、ソロ・プレイもハーモニーも完璧な管セクション、そして打楽器と、どこをとっても穴がなく、しかも無機的な音響になっていないところが凄い。技術的にベルリン・フィルやシカゴ響に比して少しも遜色がないばかりか、ブルックナーで最も重要な質感の統一ということに関しては、明らかに上回っていると思う。」(金子建志氏)

SONY(映像)

8869197465-9
(DVD)
\2000
『ゴート・ロデオ・セッションズ』
The Goat RodeoSessions Live
 1. Quarter Chicken Dark / 2. Where’s My Bow? /
 3. Here and Heaven / 4. Franz and the Eagle / 5. Helping Hand /
 6. 13:8 / 7. Hill Justice / 8.No One But You / 9. Attaboy /
 10. All Through the Night /
*Bonus Tracks
  Fiddle Medley /
  Less is Moi / Parallax /
  Bach: Gamba Sonata No. 1, Movements 3 & 4ARTISTS
チェロ:ヨーヨー・マ
マンドリン:クリス・シーリー
フィドル&バンジョー:ステュアート・ダンカン、
ベース:エドガー・メイヤー
8869197469-9
(Blu-ray)
\3000
 昨年リリースされたヨーヨー・マの最新作『ゴート・ロデオ・セッションズ』に参加したドリーム・チームが再び集結一夜限りのコンサートを収録した、贅沢な一枚。
 2011年10月にリリースされたヨーヨー・マのアメリカン・ミュージック・プロジェクト第3弾『ゴート・ロデオ・セッションズ』は、現在アメリカが誇る最高のストリングス奏者たちが集結したドリーム・チームによるアルバムとして注目を集め、高い評価を得た。現代最高のチェリストとして人気のヨーヨー・マを中心に、マンドリン:クリス・シーリー、フィドル&バンジョー:ステュアート・ダンカン、ベース:エドガー・メイヤーというグラミー賞常連がずらりと顔をそろえたわけだが、このメンバーが今年2012年1月31日、一夜限りのコンサートのためボストンの名門“ハウス・オブ・ブルース”に再び集結した。
 この映像は、そのコンサートの模様を収録した貴重な記録である。二度と実現しないであろう、至福の一夜を永久保存!CDと同様、ゲスト・ヴォーカルには躍進中の女性ヴォーカリスト、イーファ・オドノヴァンを迎えている。

ACCENTUS MUSIC(映像)



ACC 10243BD
(Blu-ray)
特別価格\3150
2011 年最新映像
 アバド& ルツェルン祝祭管によるブルックナーの第5交響曲

ブルックナー:
 交響曲第5番変ロ長調WAB 105 (ノーヴァク版)
ルツェルン祝祭管弦楽団
クラウディオ・アバド(指揮)
ACC 20243DVD
(DVD)
\2900→\2590
収録:2011 年8 月19、20 日 ルツェルン、カルチャー&コンヴェンション・センター内コンサート・ホール(ライヴ)
(Blu-ray) 80’33”、Full HD 16 : 9、Region All、音声:DTS HD Master Audio / PCM ステレオ
(DVD) 80’33”、カラーNTSC 16 : 9、Region All、音声:ドルビー・デジタル5.1 / DTS サラウンド5.1 / PCM ステレオ

 アバドがルツェルン祝祭管を指揮して、ブルックナーの交響曲第5 番を演奏した映像作品がACCENTUS MUSIC より登場。2011 年8 月におこなわれたコンサートの模様を収めたもので、この年のルツェルン・フェスティヴァルのおおきな呼び物として話題を集めた内容です。

 19 世紀を代表する交響曲作家ということで比較されることの多いブルックナーとマーラー。マーラーの交響曲については全集録音を完成させ、映像作品も含めて複数回のレコーディングを重ねているのとは対照的に、意外にもアバドはブルックナーの交響曲を正規の商業録音の形では特定のナンバーしか取り上げていません。

 第1番 ウィーン・フィル 1996年ライヴ / ウィーン・フィル1969 年セッション
 第4番 ルツェルン祝祭管 2006年ライヴ / ウィーン・フィル 1990 年セッション
 第5番 ウィーン・フィル 1993年ライヴ
 第7番 ルツェルン祝祭管 2005年ライヴ(※映像作品) / ウィーン・フィル 1992年セッション
 第9番 ウィーン・フィル 1996年セッション

 それでも、美しい旋律線を流れるように歌うアバドのブルックナー演奏は独特の魅力にあふれたもので、数多くのファンを魅了してきました。
 上記のように、アバドにとって、2005 年収録の第7 番以来6 年ぶり、ルツェルン祝祭管とのブルックナーの映像作品となる第5 番は、1993 年のウィーン・フィルとのライヴ盤に続く、同曲2 種目のレコーディングということになります。このオーケストラのポテンシャルの高さは、ここに至るマーラーで実証済みなのであらためて多くを費やすのは憚られますが、やはり緩徐楽章の美しさには感心することしきり。力強く壮麗なフィナーレもスーパーオケの面目躍如といったところです。
 第5 番に引き続いて、2012 年にはアバドはルツェルン祝祭管を指揮して、ブルックナーの第1 交響曲を取り上げるということですが、当顔合わせの相変わらずの好調ぶりをうかがわせるものとなっています。

AVIE/サンフランシスコ響



SFS 0052
(DVD-Video)
\3700→\3390
サンフランシスコ交響楽団創立100周年 〜
 2011−2012シーズン・オープニング・ナイト・ガラ・コンサート

  コープランド:バレエ組曲《ビリー・ザ・キッド》
  メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調
  ブリテン:青少年のための管弦楽入門
  アダムズ:ショート・ライド・イン・ア・ファスト・マシーン
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)
サンフランシスコ交響楽団
イツァーク・パールマン(ヴァイオリン)
 サンフランシスコ交響楽団の新時代が始まる!創立100周年記念ガラ・コンサート・ライヴ!

 1911年から1世紀。2011−2012シーズンで遂に創立100周年を迎えたアメリカ西海岸の雄サンフランシスコ交響楽団。
 2011年9月7日、本拠地デイヴィス・シンフォニー・ホールで行われた2011−2012シーズンのオープニングであり、創立100周年を祝うガラ・コンサートのライヴが「SFS Media」から登場!
 MTT&SFSにとって重要な存在である2人のアメリカ人作曲家アーロン・コープランドとジョン・アダムズの作品、教育プログラムにも熱心なこのコンビならではのブリテンの「青少年のための管弦楽入門」、そしてパールマンをソリストに迎えてのメンデルスゾーンなど、ガラ・コンサートのために組まれた特別なプログラムは、ティルソン・トーマスが打ち出してきたカラーと、サンフランシスコ交響楽団の歩んできた歴史のハイライトと言えるだろう。
 ティルソン・トーマスと共に充実の時代を歩み続けるサンフランシスコ交響楽団。その歴史は最初の100年から次の100年へ ——!

※収録時間:88分(ガラ・コンサート)、58分(ドキュメンタリー)
※録音:2011年9月7日、デイヴィス・シンフォニー・ホール(サンフランシスコ)Region:0

BEL AIR(映像)

 

 


BAC 470
(Blu-Ray)
特別価格
\5200

 

 

「ジェローム・ロビンズに捧ぐ」
 ショパンの美しい音楽にのって舞うパリ・オペラ座の超豪華ダンサーたち
 (1)「EN SOLト長調」
  (音楽:モーリス・ラヴェル(ピアノ協奏曲 ト長調)/
   振付:ジェローム・ロビンズ、
   ジャン=ビエール・フローリッシュ編/
   ピアノ:エレナ・ボネ)
    出演:マリー=アニェス・ジロー、フロリアン・マニュネ、
     パリ・オペラ座バレエ団
 (2)「TRIADE(トライアド)」
  (音楽:ニコ・ミューリー/振付:バンジャマン・ミルピエ)
   *委嘱新作
    出演:マリー=アニェス・ジロー、レティシア・プジョル、
     オドリック・ベザール、マルク・モロー
 (3)「IN THE NIGHT(夜に)」
  (音楽:ショパン(ノクターンop.27-1, 55-1&2, op.9-2/
   振付:ジェローム・ロビンズ/ピアノ:久山亮子)
    出演:クレールマリ・オスタ&バンジャマン・ペッシュ、
     アニエス・ルテステュ&ステファン・ビュヨン、
     デルフィーヌ・ムッサン&ニコラ・ル・リッシュ
 (4)「コンサート」
  (音楽:ショパン/振付:ジェローム・ロビンズ/
   ピアノ:ヴェッセラ・ペロフスカ)
    出演:ドロテ・ジルベール、アレッシオ・カルボネ、
     ステファン・ファボラン、エマニュエル・ティボー
パリ・オペラ座管
パリ・オペラ座バレエ団
コーエン・ケッセルス(指揮)
BAC 070
(DVD)
特別価格
\5200
収録:2008 年9 月、パリ・オペラ座(ガルニエ)
(Blu-Ray) 111’、1080i Full HD 16:9、音声:PCM ステレオ/ DTS HD Master Audio
(DVD) 111’、カラーNTSC 16:9、Region All、音声:PCM ステレオ/ドルビー・デジタル5.1

 ジェローム・ロビンズ(1918-1998)。「ウエスト・サイド・ストーリー」「王様と私」などの映画作品の振付や、ニューヨーク・シティ・バレエでの「牧神の午後」など数々のバレエ名作をのこしたその功績は、とてつもなく大きなもの。2008 年、ロビンズ没後10 周年にパリで上演され、センセーションを巻き起こした「ジェローム・ロビンズに捧ぐ」の映像の登場です!
 ロビンズの3 作品をパリ・オペラ座が誇る超豪華ダンサーたちが踊っているだけでも嬉しいのに、ロビンズの愛弟子で、映画「ブラック・スワン」の振付を手掛け、主演のナタリー・ポートマンと結婚したことでも話題となったバンジャマン・ミルピエの注目新作も収録。
 豪華ダンサーに美しい舞台。イチオシの強力盤です!

 (1)の「EN SOL(ト調で)」は、ラヴェルのピアノ協奏曲が晴れやかに鳴り響く中、「ロシュフォールの恋人達」を彷彿とさせる衣装をまとったダンサー達が、海辺の町で陽気な人間模様を舞います。マリー=アニェス・ジローの長い手足と存在感、フロリアン・マニュネの美しい長身が存分に発揮された舞台です。
 (2)の「TRIADE」は、パリ・オペラ座の委嘱作品。ジェローム・ロビンズと16 歳の頃から仕事をして、今なおロビンズのレパートリーを毎シーズン踊っているミルピエの振付によるもの。どこかウエスト・サイド・ストーリーを彷彿とさせる、対立や和解といったテーマを感じます。
 (3)の「IN THE NIGHT」は、ショパンの音楽を愛してやまなかった、ロビンズによる名作。ショパンの音楽の底知れぬ奥深さ、音楽の底に流れている様々な感情、そしておどろくべき発明に光を当てたかった、というロビンズの語りが残っていますが、タイトルが示すとおり夜のような漆黒の中、しっとりとした照明で浮かび上がるダンサーたちの舞いは見る者を別世界へといざないます。
 (4)もロビンズの振付で、(3)と同じショパンの音楽を軸にしていますが、こちらは一転してコミカルなマイムバレエ。ピアニストが舞台上のピアノにおもむろにむかい、淡々と弾き続けるなか、ダンサーたちが様々な人間模様をコミカルに演じるというもの。バラード第2 番が演奏されている時にはダンサーたちは虫の仮装でなにやら飛び回ります。なんとも軽妙洒脱で、ロビンズの才能にあらためて驚嘆させられる素晴しい舞台です。

BONGIOVANNI(映像)


AB 20021
(DVD)
\5400
ドニゼッティの傑作「ポリウート」初DVD!
 ドニゼッティ:「ポリウート」
グレゴリー・クンデ(T ポリウート)
パオレッタ・マッローク(S パオリーナ)
シモーネ・デル・サヴィオ(Br セヴェーロ)
アンドレア・パピ(Bs カッリステネ) ほか
マルチェッロ・ロータ指揮
ベルガモ・ガエターノ・ドニゼッティ
 音楽祭管弦楽団,合唱団
 円熟のクンデ渾身の殉教物語!日本語あらすじ付き

マルコ・スパーダ(演出)/ アレッサンドロ・チャンマルーギ(装置,衣装)/ ファビオ・ロッシ(照明)
収録:2010 年9 月17、19 日、ベルガモ/リージョン・オール、 NTSC、 120m、 Stereo PCM / Dolby digital 5.1、 字幕:伊英

 ドニゼッティの傑作「ポリウート」のDVD が登場です。「ポリウート」は、ドニゼッティのナポリ時代の末期、1838 年に作曲されたものの、初演目前になって検閲から上演禁止を喰らってしまいました(聖人を題材としているためとも言われますが、本当の理由は不明)。ドニゼッティはパリに移ってからこのオペラを大幅に改作、フランス語のオペラ「殉教者」として1840 年に初演。その後「ポリウート」は、ドニゼッティが亡くなった1848 年になってようやくナポリで初演されましたが、これはドニゼッティの書いた通りのものではなく、「殉教者」の音楽を取り入れて改竄されたものでした。「ポリウート」は近年までこの改竄版が一般的に用いられていました。ウィリアム・アシュブロックとロジャー・パーカーによるクリティカル・エディションが出来上がって以降はこれが一般的に用いられています。もちろんこのベルガモのドニゼッティ音楽祭での上演もクリティカル・エディションを使用。
 タイトルロールは、ロッシーニ・テノールとして長年活躍しているグレゴリー・クンデ。近年著しく円熟味を増しており、ここでも風格のある歌が素晴らしいもの。パオリーナのパオレッタ・マッロークは、ムーティがスカラ座でのヴェルディ「マクベス」でマクベス夫人に起用したことで知られるソプラノ。微妙な役どころを上手く演じ歌っています。セヴェーロのシモーネ・デル・サヴィオは、このところ急速に人気が上昇しているイタリア人バリトン。2012 年の夏にはザルツブルク音楽祭でラトル指揮の「カルメン」に出演予定。マルチェッロ・ロータはイタリアの中堅指揮者。2004 年からチェコ国立交響楽団の首席客演指揮者を務めています。ドニゼッティ音楽祭には2006 年にも出演して好評を博しています。
 マルコ・スパーダの演出は、物語をムッソリーニ時代に据えつつ、その中にローマ時代風の衣装や装置を巧妙に混ぜ込んだもの。分かりやすい舞台です。
 ブックレットに詳しい日本語あらすじが付いています。

C MAJOR(映像)



71 0604
(Blu-ray)
\5400→\4990
「ダウスゴー、4つの傑作交響曲を振る」
 ・ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68
 ・ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調Op.95「新世界より」
 ・シベリウス:交響曲第5番変ホ長調Op.82
 ・ニールセン:交響曲第3番作品27「ひろがりの交響曲」*
 =ボーナス= トマス・ダウスゴー・インタビュー
*イーナ・クリングレボトン(S)
エアレン・ティアミ(Br)
トマス・ダウスゴー(指揮)
デンマーク国立交響楽団
71 0508
(2DVD)
\4800→\4390
北欧の巨匠ダウスゴー&手兵デンマーク国立響によるシンフォニー・シリーズ。ニールセン、シベリウス、ドヴォルザーク、ブラームス

収録時期:2009年6月11日[ニールセン]、2009年6月13日[ブラームス]、2009年6月17日[シベリウス]、2009年6月19日[ ドヴォルザーク]
収録場所:デンマーク、コペンハーゲン・コンサートホール(ライヴ) ユニテル・クラシカとデンマーク放送の共同制作
(Blu-ray) 168’、1080i Full HD 16 : 9、Region All、音声:DTS HD Master Audio 5.1/ PCM ステレオ、字幕:日独英仏伊韓中(※ボーナス)
(DVD) カラーNTSC 16 : 9、Region All、音声:DTS サラウンド5.1/ PCM ステレオ、字幕:日独英仏伊韓中 (※ボーナス)

 「北欧の巨匠」ダウスゴーが首席指揮者(2004 − 2011) を務め、現在は名誉指揮者のポストにある手兵デンマーク国立響を指揮したコンサートの模様を収めた映像作品がC major より登場。
 2009 年夏、デンマーク国立響とベケット財団は「シンフォニック・サマー・プロジェクト」と題したコンサートを企画、あらたな聴衆に向けてクラシック音楽を演奏し、4 つの代表的な作品を紹介するとともに、ベケット財団設立20 周年を記念して、その模様を収めた映像作品を制作しました。
 ベケット財団は、デンマーク出身の画家ポール・ベケット(1922 − 1994) とその妻ビルテの個人的な寄付により1989 年に設立されています。芸術、文化、医療科学、自然保護といった活動を支援するこの慈善団体は、デンマークの文化生活において独特の役割を果たし、なかでもデンマーク国立響とは長年に亘り協力関係を築いてきました。
 1963 年コペンハーゲンに生まれたトマス・ダウスゴーといえば、デンマーク国立響とのランゴーや、1997 年より首席指揮者を務めるスウェーデン室内管とのベートーヴェンやシューマンのシリーズなどのレコーディングを通じて、すでに熱心なファンから注目を集める存在でしたが、先頃2012 年3 月の新日本フィルへの客演でもシベリウスやニールセンのシンフォニー・レパートリーに対して高い実力のほどを証明してみせたばかり。
 同じくここでも、かれらにとっての看板演目である北欧屈指の交響曲作家ふたり、母国デンマークの誇るニールセン、シベリウスに加え、ドヴォルザークやブラームスを取り上げているのも気になるところで、実演におけるすぐれた内容が期待できそうです。
 収録会場のコペンハーゲン・コンサートホールは、2009 年よりデンマーク国立響の本拠で、設計はルツェルン文化会議センターのデザインも手掛けたフランス人建築家ジャン・ヌーヴェルによるもの。音響面もさることながら、洗練された空間芸術を視覚的にも味わえます。
 ボーナス映像にはダウスゴーへの独占インタビューを収録。このたびのコンサートのこと、2001 年の首席客演指揮者就任に始まる当楽団との親密なコラボ、異なる4 つの傑作交響曲の魅力について語られています。



旧譜
トマス・ダウスゴーといえばこれ
Beethoven - Complete Orchestral Works Volume 4
SIMAX
PSC 1182
¥2500→¥1990
ベートーヴェン:ベーレンライター版による管弦楽作品全集vol.4
 交響曲第7番、劇音楽「エグモント」全曲
ヘンリエッテ・ボンデ=ハンセン(sop)
スウェーデン室内管弦楽団、
トマス・ダウスゴー指揮
 マイナー・レーベルとはいえ、決して小さいほうではないSIMAXだが、それでもベートーヴェンの新録音チクルス開始するとなると当然社運を賭けての取り組みとなる。そこで白羽の矢が立ったのが、新進気鋭の指揮者ダウスゴーだった。もちろんベーレンライター版の校訂者ノーマン・デル・マーの全面協力という学究的バックボーンがあってこそのプロジェクトではあったが、ここでダウスゴーがジンマンも黙らせるような衝撃的な演奏をやってのけたことで、このアルバムはベストセラー誘引の外観と内容を手に入れることができたのである。結果、センセーショナルなその内容はマニアから絶賛され、輸入CDショップでもベストセラーの上位を占めることとなった。
 ダウスゴーはデンマークの首都、コペンハーゲンの生まれ。ロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・ミュージックで指揮法をノーマン・デル・マーに学ぶ。1992−3年のシーズンにロイヤル・フィルハーモニックを指揮してデビュー、好評をもって迎えられた。1993−5年にはボストン交響楽団で小澤征爾の下、副指揮者をつとめた(副指揮者を務めた同年代の中ではひとつ頭の抜き出た存在で、小澤からも高い信頼を得ていたという)。その後の躍進はめざましく、客演したオーケストラはミラノ・スカラ座管弦楽団、フィラデルフィア管弦楽団、モントリオール交響楽団、サンクト・ペテルブルグ・フィルハーモニック、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、エーテボリ交響楽団、オスロ・フィルハーモニック、デンマーク国立交響楽団、スウェーデン国立交響楽団などなど数知れない。

 そのダウスゴーのベートーヴェンの7番。
 その終楽章はあのカルロス(クライバーとパイタ)もぶっ飛ぶ激烈演奏。終わった瞬間あまりの衝撃に頭がふらふらした。しかしそれなのに下品ではなく知的な印象をもたせてくれる。ここまでやっても「正統派」と呼びたくなるノーブルな雰囲気がこの人にはあるのだ。
 ・・・そしてさらにそのあとの「エグモント」序曲で羽交い絞めにあって窒息しそうになる。
 ダウスゴー傑物なり。


C MAJOR(映像)


Gluck: Orfeo ed Euridice
71 0404
(Blu-ray)
\5400→\4990
ラ・フラ・デルス・バウスの幻想の世界!
 見たことのないグルック「オルフェオとエウリディーチェ」!!
  グルック:「オルフェオとエウリディーチェ」
アニタ・ラチベリシュビリ(Ms オルフェオ)
マイテ・アルベローラ(S エウリディーチェ)
アウシリアドラ・トレダーノ(S アモーレ)
ゴルダン・ニコリッチ(指)
オーケストラ・バンダルト
71 0308
(DVD)
\3400→\3090
カルルス・パドリッサ(演出)、アイツィベル・サンス(衣装)、カルレス・リグァル(照明)
収録:2011 年7 月、ペララーダ
(Blu-ray)リージョン・オール、HD 16:9 110m、DTS-HD MA 5.1, PCM 2.0、字幕:伊英独仏西中韓
(DVD)リージョン・オール、NTSC 16:9 110m、DTS 5.1, PCM Stereo、字幕:伊英独仏西中韓

 ラ・フラ・デルス・バウスがまたやってくれました!グルックの傑作「オルフェオとエウリディーチェ」をこの上なく幻想的に舞台にしています。ソリスト、合唱の他、踊り手が多数活躍するのはいつも通り。今回の特徴は、まずオーケストラを舞台上に上げて舞台に取り込んでいること。そして床面や背景に投射したCG 画像によって、照明を遥かに超えた多様な表現を可能にしています。とにかく、今まで見たこともない「オルフェオとエウリディーチェ」です。
 オルフェオのアニタ・ラチベリシュビリは、2009 年12 月7 日のスカラ座シーズン開幕公演の「カルメン」でタイトルロールに大抜擢された世間をアッと驚かせた、1984 年、グルジアのメッゾソプラノ。エウリディーチェのマイテ・アルベローラは、1982 年、スペインのヴァレンシア生まれ。娘役を得意としているソプラノです。アウシリアドラ・トレダーノは、2009 年のオペラリアで第3 位を獲得したスペインの若いソプラノ。ゴルダン・ニコリッチは、1968 年、セルビア生まれのヴァイオリニストで、かつてローザンヌ室内管弦楽団やロンドン交響楽団のコンサートマスターを務め、また指揮者としてオランダ室内管弦楽団の音楽監督も務めています
 ラ・フラ・デルス・バウスの幻想の世界を鮮明映像でお楽しみください。

 



71 0804
(Blu-ray)
\5400→\4990

 

マゼールのファリャ!
 歌に踊りに本場の強みが生かされた「はかない人生」映像初登場!!
  ファリャ:「はかない人生」
クリスティーナ・ガイヤルド=ドマス(S サルー)
ホルヘ・デ・レオン(T パコ)
マリア・ルイサ・コルバコ(Ms サルーの祖母マリア)
フェリペ・ボウ(Bs 叔父のサルバオール)
サンドラ・フェランデス(S カルメラ)
イサーク・ガラン(Br マヌエル)
エスペランサ・フェルナンデス(フラメンコ歌手)
フアン・カルロス・ゴメス・パストル
 (フラメンコ・ギター)
ほか
ロリン・マゼール(指)
ヴァレンシア州立管弦楽団,ヴァレン
シア自治州合唱団
71 0708
(DVD)
\3400→\3090
ジャンカルロ・デル・モナコ(演出,装置)、ヘスス・ルイス(衣装)、ゴジョ・モンテロ(振付)
収録:2010 年3 月、ヴァレンシア
(Blu-ray)リージョン・オール、HD 16:9 82m、DTS-HD MA 5.1 / PCM Stereo、字幕:英独仏西
(DVD)リージョン・オール、NTSC 16:9 82m、DTS 5.1 / PCM Stereo、字幕:英独仏西

 ファリャの傑作「はかない人生」にDVD、Blu-ray disc が初登場!しかも指揮はマゼールです!!
 「はかない人生」はファリャがパリに進出して国際的名声を得る前の1905 年の作品で(初演は1913 年)、よりスペイン色の強い音楽。スペイン勢による録音は多々あったものの、バレエやフラメンコが重要な要素であるだけに、本場の舞台の映像は強烈です。しかも指揮は大御所ロリン・マゼール、ヒロインのサルーには、プッチーに・ソプラノとして世界的に有名なクリスティーナ・ガイヤルド=ドマスを起用するという豪華なもの。
 演出はベテランのジャンカルロ・デル・モナコ。「はかない人生」の映像はこれが初登場ですが、初にして飛び切りです。

C MAJOR(映像)


Auerbach: The Little Mermaid
70 8704
(Blu-ray)
\5400→\4990
レーラ・アウエルバッハ:バレエ音楽「人魚姫」(全曲)
  [+ ボーナス映像:人魚姫メイキング]
ヤンヤン・タン(人魚姫)
ロイド・リギンス(詩人)
ティート・ヘリメッツ(王子)
サラ・ヴァン・パタン(王女)
デーヴィッド・カラペティヤン(海の魔法使い)
サンフランシスコ・バレエ団
マーティン・ウェスト(指)
サンフランシスコ・バレエ管弦楽団
70 8608
(2DVD)
\4800→\4390
アウエルバッハの天才炸裂の話題作、遂に映像登場。可憐な人魚姫に感情移入。これほどまでに泣ける現代作品はありません!

原作:ハンス・アンデルセン/振付、舞台美術、衣装デザイン、照明:ジョン・ノイマイヤー
(Blu-ray) リージョンオール、1080p 16:9、DTS-HD MA 5.1、PCM STEREO、119’(本編)、35’(ボーナス)
(DVD) リージョンオール、NTSC、16:9、DTS 5.1、PCM STEREO、119’(本編)、35’(ボーナス)
[2011 年4 月30 日-5 月7 日/ウォー・メモリアル・ホール(サンフランシスコ)(ライヴ)。 監督:トーマス・グリム]

 2009 年にノイマイヤーとハンブルク・バレエ団により日本公演が行われ、聴衆の感動と紅涙を絞らせたレーラ・アウエルバッハの「人魚姫」、ついに映像で登場です。
 レーラ・アウエルバッハはロシア出身、ニューヨーク在住で作曲家としてはもとより、ピアニスト、ヴァイオリニスト、フルート奏者としても一級の腕を持ち、さらに作家としてノーベル文学賞にノミネートまでされたというマルチタレント中のマルチタレント。モーツァルトばりの天才として話題となっています。
 「人魚姫」は、2005 年にアンデルセンの生誕200 年を記念してデンマーク政府からの委嘱で作曲。アウエルバッハにとって初のグランド・バレエで、尊敬するノイマイヤーからの指名ということもあり、非常な力作となり、彼女を代表する作品となりました。ノイマイヤーは2007 年に自身の率いるハンブルク・バレエ団公演のため、音楽ともども大改訂を施し、これが現行版となっています。
 作曲当時のアウエルバッハは、「トルストイのワルツ」録音や、諏訪内晶子とアンサンブル金沢によるヴァイオリン協奏曲第2番初演などでたびたび日本を訪れ、日本の伝統文化(特に能と京都)から受けた強い印象をもとに、スケッチを書き溜めていました。ことに小雨に煙る秋の龍安寺や雅楽が重要なモチーフとなったと言われ、それら日本的要素は初演以来たびたび指摘されてきました。
 主役の人魚姫はサンフランシスコ・バレエ団のプリンシパルの中国人ダンサー、ヤンヤン・タン。完璧なテクニックとしなやかな美しさはいつもの通りの魅力ですが、それに加え人魚姫の悲しい運命を身体動作だけで見事に表現。アウエルバッハ好みのペシミズムと狂気が観る者の涙を誘います。

C MAJOR(映像)

ルツェルン音楽祭2011 ライヴ 一挙2 タイトル



71 0004
(Blu-ray)
\5400→\4990
ネルソンス&コンセルトヘボウ管、ルツェルン音楽祭2011 ライヴ
ワーグナー:歌劇「リエンツィ」序曲
R.シュトラウス:楽劇「サロメ」Op.54− 7つのヴェールの踊り
ショスタコーヴィチ:交響曲第8番ハ短調Op.65
 収録:2011 年9 月4 日ルツェルン、
  カルチャー&コンヴェンション・センター内コンサート・ホール(ライヴ)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
アンドリス・ネルソンス(指揮)
 
70 9908
(DVD)
\3400→\3090
 


71 0204
(Blu-ray)
\5400→\4990
ネルソンス&コンセルトヘボウ管、ルツェルン音楽祭2011 ライヴ
ベートーヴェン:劇音楽「アテネの廃墟」Op.113‐序曲
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」
ショパン:練習曲ヘ長調Op.10-8
リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」Op.35
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲変イ長調Op.46-3
 収録:2011 年9 月5 日ルツェルン、
   カルチャー&コンヴェンション・センター内コンサート・ホール(ライヴ)
イエフィム・ブロンフマン(P)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
アンドリス・ネルソンス( 指揮)
 
71 0108
(DVD)
\3400→\3090
ネルソンス&コンセルトヘボウ管、ルツェルン音楽祭2011 ライヴ 一挙2 タイトルBD & DVD

71 0004(Blu-ray):100’、1080i Full HD 16 : 9、Region All、音声:DTS HD Master Audio 5.1 / PCM ステレオ
70 9908(DVD):100’、カラーNTSC 16 : 9、Region All、音声:DTS サラウンド5.1 / PCM ステレオ
71 0204(Blu-ray):110’、1080i Full HD 16 : 9、Region All、音声:DTS HD Master Audio 5.1 / PCM ステレオ
71 0108(DVD):110’、カラーNTSC 16 : 9、Region All、音声:DTS サラウンド5.1 / PCM ステレオ

 ラトルに次ぐ29 歳という異例の若さでバーミンガム市響の音楽監督に抜擢されたのを皮切りに、ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、コンセルトヘボウ管といった名門オケに立て続けにデビューを果たし、ウィーン国立歌劇場やMET、コヴェント・ガーデンにも定期的に客演してオペラでも着実に成功を収めるアンドリス・ネルソンスは、いま、国際的な舞台で活躍する若手指揮者のなかでも引っ張りだこのひとり。
 ネルソンスが客演を重ね、良好な関係を築いているコンセルトヘボウ管を率いて、ルツェルン音楽祭2011 に乗り込んだ際の、注目のコンサート映像がCmajor より一挙2 タイトル同時リリースされます。
 それぞれ2011 年9 月4 日、5 日と2 日間の模様を収録した内容は、バーミンガム市響との爆演でも知られる「サロメの踊り」、記念すべきベルリン・フィル・デビューを飾った勝負演目であるショスタコーヴィチの「第8 交響曲」のほか、当代屈指のヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、ブロンフマンを迎えたベートーヴェンの「皇帝」、さらに得意のロシアものの王道名曲「シェエラザード」という具合に、いずれをとっても期待度満点のプログラムが並んでいるのがなんともうれしいところです。
今後の展開も目が離せない若手注目株ネルソンスを知る上で、またとない見もの・聴きものといえるでしょう。

【アンドリス・ネルソンス】
 1978 年ラトヴィアのリガに生まれる。母はラトヴィアで初めての古楽アンサンブルを結成し、父は合唱指揮者、チェリスト、教師。少年時代はトランペットとバス=バリトン歌手として研鑽を積む。サンクト・ペテルブルクでアレクサンドル・ティトフに指揮を師事、また、ネーメ・ヤルヴィ、ヨルマ・パヌラのマスタークラスを受講。トランペット奏者としてオスロ・フィルに急遽出演した折に、同郷の指揮者マリス・ヤンソンスの目に留まり、2002 年以来指揮を学ぶ。
 2007 年10 月、サイモン・ラトルの25 歳に次ぐ29 歳の若さでバーミンガム市響の首席指揮者と第12 代音楽監督に指名され、2008 年9 月より3年の任期で現在に至る。
 並行してコンサート、オペラハウスともに活躍の場を拡げており、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、チューリヒ・トーンハレ管、バイエルン放送響、シュターツカペレ・ベルリン、フランス国立管、ピッツバーグ響に登場しているほか、ウィーン国立歌劇場、コヴェント・ガーデン王立歌劇場、メトロポリタン・オペラ、バイロイト・オペラにも客演を果たしている。

DISQUIET(映像)


Aa: Up-close
DQM 04
(DVD-PAL)

\2200→\1990
ソル・ガベッタが演じ奏でる!
 ミシェル・ファン・デル・アー(1970*):
  アップ・クローズ(2010)
ソル・ガベッタ(Vc)
ヴァキル・イールマン(老女)
アムステルダム・シンフォニエッタ
音楽&映像&演劇−摩訶不思議な舞台空間!ファン・デル・アーの話題作「アップ・クローズ」ソル・ガベッタが演じ奏でる!

カンディダ・トンプソン(芸術監督)、 ミシェル・ファン・デル・アー(映像&舞台監督、脚本)
収録:2011 年3 月15 日、ムジークヘボウ(アムステルダム)/リージョン・オール、PAL、16:9、PCM ステレオ、Dolby &DTS サラウンド、31m

 作曲家としてだけでなく、舞台監督としても広く活躍するミシェル・ファン・デル・アー。「自分は音符だけで音楽を作っているのではない」と語る彼にとって、「アップ・クローズ」は“聴くこと” と“見ること” を融合した理想の作品。音楽作品としてみればチェロ・ソロと弦楽アンサンブルによる協奏曲なのですが、舞台左側には大きなスクリーンが置かれ、演奏と並行して映像が流されます。演奏者の後ろに映像を置く形態自体は映画音楽の演奏会などでもお馴染みですが、流石はファン・デル・アー、凡庸な舞台に留めません!何と、ソリストが演奏中何度も席を立ち、映像の中の“年老いた自分” と共に演技をするのです。オーケストラも時に立ち上がり、ソリストを圧迫するように演奏。何とも説明し難い摩訶不思議な舞台空間は、強烈なインパクトがあります。
 PAL 仕様のため通常のDVD プレイヤーで再生できないのが残念ですが、百聞は一見にしかず!PC などで是非ご覧頂きたいおすすめ盤です。
 ソル・ガベッタはアルゼンチン出身のチェリスト。10 歳にしてアルゼンチンのコンクールで第1 位に輝き、現在も新進気鋭の若手実力派として世界的に活躍するチェロ奏者です。可憐な容姿とは裏腹に、その演奏は力強く情熱的。本DVD でも圧巻の演奏技術と迫力あふれる音色で、作品の雰囲気を見事に表現しています。ヴァキル・イールマン演じる“年老いたガベッタ” はまさに適役。孤独に苛まれる老女の姿を狂気的に演じています。
本DVD はPAL 仕様となっており、通常のDVD プレイヤーでは再生できないのでご注意ください。


ソル・ガベッタ最新CD

8869793230-2
\2500→¥2290
ソル・ガベッタ飛翔!
 ヴィヴァルディ:
  『チェロ協奏曲変ロ長調RV.423』
  『チェロ協奏曲ト短調RV.416』
  『チェロ協奏曲イ短調RV.420』『チェロ・ソナタ ト短調RV.42』/
 レオナルド・レオ:『チェロ協奏曲ニ長調』/
 ジョヴァンニ・プラッティ:『チェロ協奏曲ニ短調Op.657』
ソル・ガベッタ(Vc)
アンドレス・ガベッタ(指揮&Vn)
カペラ・ガベッタ(ピリオド楽器使用)
 叙情性と歌心あふれる知的な表現『ソル・ガベッタ/ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲集Vol.2』は、兄の古楽器アンサンブルとの競演。
 2007年に発売された彼女の『ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲集(88697131692, BVCC34163)』の続編となります。前回同様ソル・ガベッタは、自分のチェロに裸のガット弦へ張替え、バロック弓を使用していますが、今回のサポートを務めるのは兄であるアンドレス・ガベッタ。アンドレスはスイス・バロック・ソロイスツのリーダーなどを務めるバロック・ヴァイオリン奏者で、バロック音楽への自発的で開放的なアプローチと驚くべき妙技妥当性など、非常に高い評価を得ている奏者です。彼のために集まったヨーロッパの優秀なピリオド楽器奏者で結成されたアンサンブル「カペラ・ガベッタ」とガベッタ兄弟の掛け合いは、新鋭らしいフレッシュな感性だけでなく、叙情性と歌心あふれる情熱的かつ知的な表現いっぱいの魅力的なディスクに仕上がっています。[録音] 2011年1月3〜6日 スイス
Aa: One
DQM 03
(DVD-PAL)
\2200
ミシェル・ファン・デル・アー(1970*):
 室内オペラ「One」(2002)
バーバラ・ハンニガン(“私”、S)
シェイラ・ウィアーサム(年老いた“私”)
ファン・デル・アー衝撃の室内オペラ「One」ソプラノはカナダの歌姫バーバラ・ハンニガン!

ミシェル・ファン・デル・アー(舞台&映像監督、リブレット)
リージョン・オール、PAL、16:9、DD ステレオ、DTS サラウンド、46 m

 今ヨーロッパで最も注目される作曲家であり、映画監督でもあるミシェル・ファン・デル・アーが、自身のレーベルDISQUEIT から室内オペラ「One」をリリース!
 2002 年にベルリン、パリ、ワルシャワといった諸都市で相次いで上演されるや否やファン・デル・アーの名を一躍有名にした話題作、待望のDVD 化です。ファン・デル・アーの代名詞とも言える“自己” や“孤独” というテーマが強く反映された作品で、“私とは何か” とひたすら自問自答しながら孤独感に苛まれる女性の姿が、美しくも狂気的に描かれます。
 舞台の殆どが“私” の一人演技で構成される本作において、大役である“私” を演じるのはカナダの名ソプラノ、バーバラ・ハンニガン。体当たりの演技で、“私” を見事に演じ切っています。また、本作の魅力は随所に施された映像技術にもありましょう。舞台と映像が相互的に結びついた、ファン・デル・アー節炸裂の強烈な舞台空間に圧倒されるおすすめDVD です。
 本DVD はPAL 仕様となっており、通常のDVD プレイヤーでは再生できないのでご注意ください。

EUROARTS(映像)


20 66798
(DVD)
\2600
シフ、ペレーニ、塩川の理想的顔合わせによるシューベルト
 シューベルト:
  ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調D 898, Op.99
  ピアノ三重奏曲第2番変ホ長調D 929, Op.100
  アルペジオーネ・ソナタ イ短調D 821
アンドラーシュ・シフ(P)
塩川悠子(Vn)
ミクローシュ・ペレーニ(Vc)
シフ、ペレーニ、塩川の理想的顔合わせによるシューベルト、ピアノ三重奏曲集&アルペジオーネ・ソナタ

収録:1991 年オーストリア、Palais Erb/制作:メトロポリタン・ミュニク
118’、NTSC 16 : 9 /Region All、音声:PCM ステレオ

 EUROARTS より、かつてのメトロポリタン・ミュニク制作による映像作品の復刻リリースが続くなか、ここに「アンドラーシュ・シフ、シューベルトを弾くI」と題された映像作品が登場します。
 第1 集の収録内容は、シフとその夫人の塩川悠子と名手ペレーニによるピアノ三重奏曲2 曲に、シフとペレーニによるアルペジオーネ・ソナタというもので、シフが主宰するオーストリアのモントゼー音楽週間での活動を通じて、その充実ぶりが知られる顔合わせだけに、期待も大きく高まるところです。よく知られるように、この三者といえば、やはり同じ顔合わせで1995 年9 月に同一プログラムをセッション収録したアルバムを発表しており、堅固なアンサンブルと落ち着いた音色のなかにあふれる歌が印象深いものでした。


20 59118
(5DVD-BOX)
特別価格
\5500→\4990
「セルジウ・チェリビダッケ5DVDボックス」
 [DVD 1] (20.66588) 81’ 音声:PCMステレオ
  ・シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54
   収録:1991 年7月エアランゲン・シュタットハレ(ライヴ)
  ・チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1 番変ロ短調Op.23
   収録:1991 年10月ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)
    ダニエル・バレンボイム(P)

 [DVD 2] (20.66688) 111’ 音声:PCMステレオ
  ・ブラームス:ピアノ協奏曲第1 番ニ短調 Op.15
   収録:1991 年エアランゲン・シュタットハレ(ライヴ)
  ・ブラームス:ピアノ協奏曲第2 番変ロ長調 Op.83
   収録:1991 年ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)
    ダニエル・バレンボイム(P)

 [DVD 3] (20.66558) 114’
  音声:PCMステレオ / 字幕:英独仏(※リハーサル部分)
  ・ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調Op.95「新世界より」
   収録:1991 年
  ・プロコフィエフ:交響曲第1 番ニ長調Op.25「古典」
   (リハーサル&ゲネプロ)
    収録:1988年

 [DVD 4] (3077968) 101’ 音声:DDステレオ
  ・ラヴェル:道化師の朝の歌
  ・ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
  ・ラヴェル:スペイン狂詩曲
  ・ドビュッシー:イベリア
  ・ラヴェル:ボレロ
   収録:1994 年5月13&14日ケルン、フィルハーモニー
    (ライヴ)

 [DVD 5] (20.60368) 104’
  音声:PCMモノラル / 字幕:英独仏西
  ・R. =コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」Op.35
   収録:1982年11月
  ・R.シュトラウス:
   交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」Op.28
    収録:1965年1月
セルジウ・チェリビダッケ(指揮)
[DVD 1-4]
 ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
[DVD 5]
 シュトゥットガルト放送交響楽団
生誕100周年記念特別企画、破格の名演揃い!チェリビダッケ・ボックス

511’、Region All / カラーNTSC 4 : 3、(※DVD5、シュトラウスのみモノクロ)

 20 世紀が生んだ屈指の巨匠指揮者セルジウ・チェリビダッケが、2012 年に生誕100 年を迎えるのを記念して、これまでEUROART よりリリースされたDVD5 枚分の映像作品すべてを収めたたいへんお得なボックス・セットが登場します。
 晩年、悠然たるテンポ設定と繊細きわまりない音色の表現で人気を博したチェリビダッケですが、あらためて収録内容を振りかえると、巨匠得意の看板演目「シェエラザード」のほか、精緻で色彩感のすごいラヴェル作品、さらにはバレンボイムを迎えたブラームスにチャイコフスキー、シューマンのピアノ協奏曲に至るまで、どれをとっても破格の巨匠芸が刻まれたとてつもない演奏ばかり。
 なお、プロコフィエフの「古典交響曲」における厳しく入念なリハーサルの模様は、チェリビダッケの芸風を語るうえで不可欠ともいえるもので必見。音楽作りの秘密の一端を窺い知ることができるのも興味の尽きないところです。

EUROARTS(映像)



20 59038
(DVD)
\2900→\2690
シャリーノ:「私の裏切りの瞳」
 日本語字幕付
ニーナ・タランデク(S マラスピーナ伯爵夫人)
クリスティアン・ミードル(Br マラスピーナ伯爵)
ロラント・シュナイダー(CT 客)
シモン・ボーデ(Br 召使)
マルコ・アンジュス(指)
アンサンブル・アルゴリトモ
日本語字幕付き。現代オペラの大ヒット作、シャリーノの「私の裏切りの瞳」、映像が登場!

クリスティアン・パーデ(演出)/ アレクサンダー・リントル(装置,衣装)/ ジャンニ・トラバルツィーニ(照明)
収録:2010 年7 月29、31 日、8 月1 日、モンテプルチアーノ/リージョン・オール、 NTSC、 16:9、 69m + Bonus 33m、 PCM Stereo、 字幕:伊英独仏日

 サルヴァトーレ・シャリーノといえば、近年極めて人気の高い作曲家。1947 年、イタリアのパレルモ生まれ。2012 年1 月には、コンポージアム2011「サルヴァトーレ・シャリーノの音楽」が催され、大きな話題となりました。
 そのシャリーノの中で特に人気が高いのが、「私の裏切りの瞳」。1998 年5 月19 日にシュヴェツィンゲン音楽祭で初演されるや、斬新な響きと舞台作品としての面白さが見事に融合した作品として大いに人気を博し、また小規模なことも幸いして、様々な都市で上演されました。たとえば大野和士モネ劇場着任前に、いわば顔見せとして取り上げたのがこの作品でした。そして驚いたことに既に3 種の全曲録音が発売されています。物語は、ルネサンス期のイタリアの作曲家で貴族のカルロ・ジェズアルド(1566 − 1613)が、不貞をはたらいた妻とその愛人を殺した事実に基づいたもの。17 世紀前半のイタリアの作家、ジャチント・アンドレア・チコニーニの作品を原作としています。物語としては、伯爵夫人と密通した客を伯爵が殺す、というだけのものですが、伯爵と伯爵夫人の対話から心理を緻密に描写した点が優れています。
 この映像は、2010 年夏にイタリアのモンテプルチアーノで行われた上演で収録されたもの。フランクフルト歌劇場との共同制作のため、かなり力の入った上演です。伯爵のクリスティアン・ミードルは今非常に日記の高い若手バリトン。ドイツ南東部パッサウの生まれ。バロックから現代ものまで、シリアスな役もコミカルな役もこなせる優れた歌手です。伯爵夫人のニーナ・タランデクは、クロアチア出身のソプラノ、メッゾソプラノ。ここでの成功を受け、2011 年5 月にはマラスピーナ伯爵夫人をフランクフルトで歌い、大きな評判となりました。クリスティアン・パーデの演出は、16 世紀風の衣装も取りいれつつもモダンさにも不足はない優れたもの。同時期の音声は他社からCD になっていましたが、この作品はやはり舞台としてみてこそ面白いでしょう。
 嬉しい日本語字幕付です!

20 59108
(DVD)
\2400
ハンス・ヴァン・マネン プライヴェート・アーカイヴズ
 “ミックス・フォー・キッズ Mix4Kids”
  アヤカボエンビエ、インとアウト、
  こまごました物、未来で
イントロダンス(舞踊)
名振付師マネンの貴重な映像!

収録:2000 年11 月11 日、アーンヘム/リージョン・オール、NTSC、4:3、90m、PCM Stereo

 オランダが誇る舞踊振付師、ハンス・ヴァン・マネン(1932 −)は、1951 年に活動を開始して以来、バレエだけでも120 作以上を手掛けるなど、長年にわたって活躍しています。人気の舞踊団、イントロダンスへは20 の作品を手掛けており、その中から若者向きのものを選び、“ミックス・フォー・キッズ”というプログラムにしたものを収録。これはマネンが私的に所有していた映像ですが、内容の素晴らしさからDVD として発売されることになったそうです。

EUROARTS(映像)


20 66094
(Blu-ray)
\4700
「モーツァルト:後期ピアノ協奏曲集 / バレンボイム&ベルリン・フィル」
 1986-1989 年ベルリン
 ピアノ協奏曲
  第20番ニ短調K.466/第21番ハ長調K.467/
  第22番変ホ長調K.482/第23番イ長調K.488/
  第24番ハ短調K.491/第25番ハ長調K.503/
  第26番ニ長調K.537「戴冠式」/第27番変ロ長調K.595
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ダニエル・バレンボイム(P&指揮)
20 66098
(2DVD)
\5200
35ミリ・フィルムからあらたにレストア&デジタル・リマスタリング!高画質&高音質でよみがえるバレンボイム、ベルリン・フィル弾き振りによるモーツァルトのピアノ協奏曲集

収録:1986-1989 年ベルリン、ジーメンス=ヴィラ(ライヴ)
監督:ジャン・ピエール・ポネル(第21番)、クラース・ルスティクス(第24番& 第27番)、ゲオルゲ・モーゼ
エンジニア:ヴォルフガング・マイシュナイダー

(Blu-ray) 255’、1080i True HD 16:9 / Region All、音声:PCM ステレオ、スリップケース入り仕様
(2DVD) 126’ / 129’、カラーNTSC 16 : 9 / Region All、音声:PCM ステレオ

 バレンボイムがベルリン・フィルを弾き振りして、モーツァルトの後期8 つのピアノ協奏曲を演奏した映像作品。メトロポリタン・ミュニックの制作で、過去にTELDEC よりLD4 枚の形で分売リリースされた際に高い評価を得た演奏内容が、オリジナルの35 ミリ・フィルムからあらたに入念なレストアとデジタル・リマスタリングが施されて、高画質&高音質でよみがえりました。
 5 歳で初めて作曲したというモーツァルトに対して、バレンボイムもまた7 歳で最初のリサイタルを開いてピアニスト・デビューを飾った神童ぶりで知られます。モーツァルトはバレンボイムにとってもっとも重要なレパートリーのひとつのようで、この収録時点ですでに、イギリス室内管を同じく弾き振りしたピアノ協奏曲の全集録音(1967 − 74) を完成させていたほか、ピアノ・ソナタの全集録音(1984 − 85) も完了していました。
 こうして、前作より10 年あまり、ベルリン・フィルという望み得る最高のアンサンブルを得て、バレンボイムがピアノ協奏曲を弾き振りする姿は、さらなる進境を遂げた自由闊達な音楽運びのすばらしさもあって、ときに元祖神童モーツァルトが現代によみがえった感さえ抱かせるほど。
 しばらくぶりのカタログ復活だけでもうれしいところですが、EUROARTS が総力を挙げて取り組んだブラッシュアップの効果はてきめんで、未見の方にとってはもちろん、LD でご覧になられた方もあらためて入手いただく価値あるものといえるでしょう。

EUROARTS(映像)


Great Dancers of Our Time
20 53478
(DVD)
\2900
我らが時代の偉大なダンサーたち
 今日のドイツ・バレエ界をリードする3 大ダンサー夢の小品集

 第1部:ウラジーミル・マラーホフ
  マスネ(マクミラン振付):マノン【ディアナ・ヴィシニョーワと共演】/
  モーツァルト(ザネッラ振付):旅(ピアノ協奏曲第23 番のアダージョ)/
  ウェーバー(フォーキン振付):バラの精(舞踏への勧誘)【ナディア・サイダコワと共演】
 第2部:ルシア・ラカッラ
  チャイコフスキー(プティパ振付):白鳥の湖のパ・ド・ドゥ〜ヴァリアシオン/
  ショパン(カニパローリ振付):椿姫(ピアノ協奏曲第1 番のロマンツェ)【シリル・ピエールと共演】
 第3部:木村規予香
  バッハ(ショルツ振付):カンタータ第51 番「もろびとよ、歓呼して神を迎えよ」より/
  モーツァルト(ショルツ振付):ピアノ協奏曲第9 番「ジュノーム」のアンダンティーノ)/
  ブルックナー(ショルツ振付):交響曲第8番のアダージョ【クリストフ・ベームと共演】
マラーホフ:2003 年9 月17-23 日/アポロザール(シュターツオーパ・ウンター・デン・リンデン)、ラカッラ、木村/ハレッシェ ウーファー(ベルリン)
リージョンコード: 0、NTSC、16:9、PCM STEREO/DTS 5.1、78’00”、字幕:英仏独伊西

 今日のドイツの主要バレエ団でプリマを務める3人のダンサーの紹介と小品を披露した魅惑のDVD。ベルリン国立バレエのマラーホフ、ミュンヘン・バレエ団のラカッラ、ライプツィヒ・バレエ団の木村規予香と、ドイツのバレエ界を背負ってたつ担い手が外国人なのも感慨深いものがありますが、やはりこの3人は凄い。いずれも得意な小品からソロおよびパ・ド・ドゥを演じていて、それぞれ約25 分楽しめるほか、彼ら自身が振付について簡単に語っています。厳格な基礎と伝統に則した舞踏は、安定感に満ち、レッスンにも最適です。
Shadows in Paradise
20 58268
(DVD)
\2900
楽園の暗影〜ヒトラーからハリウッドへ逃れた人々
 監督:ピーター・ローゼンのドキュメンタリー
  シェーンベルク、コルンゴルト、アイスラー、
   トーマス・マンらの動画多数
  シェーンベルク:幻想曲
  クシェネク:霧のなかの鐘ほか演奏風景多数。
アンサンブル・ルシュルシュ
シェーンベルクが、トーマス・マンが…。カリフォルニアに疎開していたワイマール文化の貴重な記録が今明るみに

リージョンコード: 0、NTSC、4:3、PCM STEREO、55’00”、字幕:英仏独

 これは興味深いDVD。
 1933 年にヒトラーがドイツ首相に就任すると、当時ワイマール文化を育んできた芸術家や文化人の多くがアメリカへ逃れ、ロサンゼルス、ハリウッドを中心に第2のワイマールを形成して高度な文化を花咲かせました。作曲家のシェーンベルク、コルンゴルト、アイスラー、クシェネク、指揮者のクレンペラーやワルター、文学者のトーマス・マン、哲学者のアドルノ、女優のディートリヒなど、錚々たる偉人の足跡を、実写映像やゆかりの人々の証言で綴ります。シェーンベルクとガーシュウィンがテニスを楽しむ姿や、ルビンシュタインやハイフェッツのカラー映像、トーマス・マンの語りなどワクワクするような映像のオンパレード。戦後、ヨーロッパへ戻った人々も多かったため、ごく短期間ではありましたが、アメリカ西海岸に20 世紀最高のドイツ文化が疎開していたことを伝えてくれる稀有な資料と申せましょう。日本語字幕はありません。

EUROARTS(映像)



20 58874
(Blu-ray)
\4700→\4290
パーヴォ・ヤルヴィ& パリ管
 フォーレの「レクィエム」2011年ライヴ
フォーレ:
 ・パヴァーヌOp.50
 ・エレジーOp.24
 ・詩篇「バビロンの流れのほとりで」
 ・ラシーヌの雅歌Op.11
 ・レクィエムOp.48
  + [特典映像] パーヴォ・ヤルヴィ・インタビュー
チェン・レイス(S)
マティアス・ゲルネ(Br)
エリック・ピカール(Vc)
フィリップ・アイシュ(Vn)
パリ管弦楽団合唱団
 (スティーヴン・ベトリッジ:合唱指揮)
パリ管弦楽団
パーヴォ・ヤルヴィ( 指揮)
 強力盤、はやくもブルーレイで登場、パーヴォ・ヤルヴィ& パリ管フォーレの「レクィエム」2011年ライヴ

録音:2011 年2 月10 日パリ、サル・プレイエル(ライヴ)
1080i Full HD 16:9 /Region All、音声:PCM ステレオ /DTS HD Master Audio、87’、(本編72’+ボーナス15’)、カラーNTSC 16 : 9 /Region All、字幕:羅・英・独・仏

 2010/11 年のシーズンより音楽監督に就任したパーヴォ・ヤルヴィがパリ管を指揮して、「レクィエム」ほかフォーレの楽曲をまとめて演奏した映像作 品は、先行してリリースされたCD と収録曲は同一ですが、CD と同時期の2011 年2 月10 日に行われたコンサートの模様をライヴ収録したものです。
 メインの「レクィエム」をはじめ、すぐれた演奏内容はCD からもすでに知られるところですが、やさしく美しい調べの宝庫であるはずの「レクィエム」でも、ときにデモーニッシュなまでの緊迫感がなんとも衝撃的で、フルオーケストラと大編成の合唱とが織りなす、陰影豊かで重厚な音楽があらためて独特の魅力を備えています。
 なお、「レクィエム」のソリストについて、CD ではカウンターテナーのジャルスキーの起用も話題を集めましたが、ここではバイエルン国立歌劇場の「ばらの騎士」ゾフィー役でも一躍注目され、「リゴレット」のジルダを当たり役とするイスラエル出身のソプラノ、チェン・レイスが聴かせる清楚で染み渡る美声がまた心に残ります。
 パリ管の本拠でもある収録会場のサル・プレイエルは、オリジナルが1839 年にオープンして、当時フォーレそのひとも自作の初演を手掛けたことでも知られ、2006 年に大規模な改修工事を経て現在に至る由緒あるホール。熟成されたひびきも素晴らしく、合唱音楽が本来持つ、やわらかく包み込むような感覚を味わえるということでは、サラウンド再生ではその効果も抜群といえるでしょう。


旧譜CD
昨年リリースされたCDの中でもひときわ話題になったベストセラー・アルバム
パーヴォ・ヤルヴィ& パリ管/フォーレの「レクィエム」

VIRGIN
VCW-0709212
\1800→¥1690
パーヴォ・ヤルヴィ&パリ管、第2作、フォーレ:レクイエム
 フォーレ:
  1.レクイエム
   (ソプラノ、バリトン、混声合唱、オルガンと管弦楽のための)ニ短調作品48
  2.ラシーヌの賛歌
   (混声合唱と管弦楽のための)変ニ長調作品11
  3.エレジー
   (チェロと管弦楽のための)ハ短調作品24
  4.パヴァーヌ(管弦楽と混声合唱のための)嬰ヘ短調作品50
  5.バビロンの流れのほとりに(混声合唱と管弦楽のための)
フィリップ・ジャルスキー(カウンターテナー)
マティアス・ゲルネ(バリトン)
エリック・ピカール(チェロ)
パリ管弦楽団合唱団
(5)‐マリー・ヴィルジニア・サヴァスターノ(ソプラノ)、
レティティア・シングルトン(アルト)、
マティアス・ヴィダル(テナー)、
ウーゴ・ラヴェク(バス)
パリ管弦楽団
パーヴォ・ヤルヴィ指揮
 ヤルヴィ、パリ管の第2作、レクイエムをメインとしたフォーレ作品集、ソリストにゲルネとソプラノ・ソロ・パートを歌う人気のカウンターテナー、ジャルスキーを起用
 2010/11年のシーズンから音楽監督に就任したヤルヴィの、パリ管との録音第2作。本年早々にコンサートでも取上げたフォーレ作品を集中的に集めた新録音です。「フランス人以外の指揮者にとって、フランスのオーケストラとフランス作品にたずさわるのはとてもエキサイティング・・・」と語るヤルヴィの意欲作です。今秋の来日公演を控え、期待の新作です。メインのレクイエムでは、ソプラノ・ソロの美しい「ピエ・イエズ」をジャルスキーが担当、現代最高のヴォーカルといわれるゲルネとともに、ハイライトとなっています。パリ管の合唱団とさらに3曲の合唱作品を収録、「バビロンの流れのほとりに」はとりわけ珍しい作品、エレジーではパリ管の主席チェロ、ピカールが起用されています。



EUROARTS(映像)



20 58538
(DVD)
\2900→¥2690
「神のヴァイオリニスト ヤッシャ・ハイフェッツ」
 日本語字幕付!
ヴァイオリニスト、ヤッシャ・ハイフェッツ(1901-1987)の人物像に迫るドキュメンタリー「神のヴァイオリニスト ヤッシャ・ハイフェッツ」が登場!

監督:ペーター・ローゼン/制作:2011 年/日本語字幕付!/NTSC 16:9/Region All/字幕:日英独仏/88’

 ヤッシャ・ハイフェッツの人物像に迫るドキュメンタリー「神のヴァイオリニスト ヤッシャ・ハイフェッツ」が登場!
 ハイフェッツと言えば、ポーカーフェイスの出で立ちで完全無比なテクニックを惜し気もなく披露しましたが、この演奏スタイルはハイフェッツの父から教わったもので、「演奏者は自分をひけらかすのではなく、演奏するために存在する」という教えからこのスタイルがうまれました。ポーカーフェイスの見た目からは思いもよらない、音楽は実に情熱的で魂を揺さぶるような音色によって聴衆を魅了しました。

=各チャプターの構成、見どころ=

 このドキュメンタリーではハイフェッツの生涯を様々な証言者をもとにまとめられています。

1.「神のヴァイオリニスト」/ 2.「師レオポルド・アウアー」/ 3.「アメリカへ」/ 4.「世界ツアー」/ 5.「カリフォルニア時代」/ 6.「編曲者としての活躍」/ 7.「愛国者としてのハイフェッツ」/ 8.「教育者として」/ 9.「友人たち」/ 10.「家族について」/ 11.「海と孤独」/ 12. 終わりに/ 13. クレジット

・「神のヴァイオリニスト」
 名ヴァイオリニストがハイフェッツについて語っています。巨匠イヴリー・ギトリスは『神なきこの世への贈り物』と、またイダ・ヘンデルは『ヴァイオリンの曲ならなんでも信じられない正確さで弾いた。そしていつも情熱的だった。』と。この他、イツァーク・パールマンをはじめとした、名だたるヴァイオリニストが彼の演奏を激賞しております。

・「世界ツアー」
 1920 年から行われた世界ツアーの模様がおさめられています。注目すべきは1923 年の関東大震災直後に日本に訪れた際の貴重な無声映像です。ハイフェッツは1917 年に来日したことがありますが、その際に訪れた場所が変わり果てた姿にショックを受けます。しかし、すぐにチャリティー・コンサートを開き多くの被災者に対し心に染みる演奏をしました。演奏会はホール崩壊の恐れから野外で行われましたが、映像からもわかる通り数えられないほどの聴衆が集まりました。

・「カリフォルニア時代」
 1930 年代にカリフォルニアに移住した際の優雅な生活が見て取れ、趣味の卓球やテニスをする姿も見られます。

・「編曲者としての活躍」
 ハイフェッツと言えば、ヴィルトゥオーゾを感じさせる難曲の演奏に注目されがちですが、彼は演奏者の技量、音楽性がダイレクトに伝わる小品ほど入念に練習し、また多くの小品の編曲も手掛けました。そして、クラシックだけにとどまらず、ジム・ホイルの名前で多くの歌謡曲の作曲していたことにも触れています。彼は、音楽のジャンルや曲の規模は関係なくどんな曲でも常に真摯な姿勢で演奏していたことがわかります。

=プライベートな姿にも肉迫=

 このドキュメンタリーのもう一つの大きな魅力は、演奏家「ヤッシャ・ハイフェッツ」ではない、彼のプライベートなシーンを辿れることです。これはファンにはたまらない貴重な映像です。それは海が非常に好きだったハイフェッツの海岸で撮影された映像( チャプター11「海と孤独」) や、ハイフェッツ自身録画が好きだったことから残されている彼の伴奏者の映像、さらにはあのヘレン・ケラーがハイフェッツの楽器に触れながら楽しそうに音楽を感じている映像など、非常に興味深い内容ばかりが収録されています。また教師ハイフェッツとして、生徒に対していじわると思えるほど!? の非常に厳しいレッスン風景( チャプター8「教育者として」) など、教育者としての側面を垣間見ることができます。

=かつてない力作!超一級のドキュメンタリー=

 このドキュメンタリーを通じてハイフェッツの演奏を観ると、改めて巧みな技巧を見て取ることができますが、ポーカーフェイスの裏側に隠された、ハイフェッツの内なる叫びが演奏に表れているようにも思えます。演奏者として常にトップで居続けなければいけなかったプレッシャーと常に戦い、本当は孤独な人間であったようにも思えます。本作品で流れるハイフェッツ自身が編曲し愛奏した、ドビュッシーの亜麻色の髪の乙女や、名曲バッハのシャコンヌ、そして十八番のメンコン、チャイコンの抜粋映像を観ると、今までとは違った聴こえ方がするかもしれません。巨匠ヤッシャ・ハイフェッツを知る上で欠かせない貴重なドキュメンタリーの登場と言えましょう。

EUROARTS(映像)

 

 



20 72564
(Blu-ray)
\5000→\4590

 

 

小悪魔プティボン爆発!!2011年ザルツブルク音楽祭での「ルル」!
 ベルク:「ルル」(チェルハ補筆3幕版)
  日本語字幕付き!
パトリシア・プティボン(S ルル)
ターニャ・アリアーネ・バウムガルトナー
 (Ms ゲシュヴィッツ伯爵令嬢)
パヴォル・ブレスリク(T 画家,黒人)
ミヒャエル・フォレ(Br シェーン博士,切り裂きジャック)
トーマス・ピフカ(T アルヴァ,シェーン博士の息子,作曲家)
フランツ・グルントへーバー(Bs シゴルヒ)
トーマス・ヨハネス・マイヤー(Bs 猛獣使い,力業士)
ハインツ・ツェドニク(T 公爵,従僕)
コーラ・ブルクグラーフ( 劇場の衣装係,学生,従僕)
アンドレアス・コンラッド(T 侯爵)
マルティン・ツォネフ(Bs 劇場支配人,銀行家)
エミリー・ピクテット(S 15 歳の少女)
コルネリア・ヴルコプフ(Ms 15 歳の少女の母)
アストリッド・モニカ・ホファー(Ms 女性芸術家)
ジーモン・シュノル(Br 新聞記者)
ゲルハルト・パイルシュタイン(医事顧問官,教授,警部)
ジェイムズ・クレヴァートン(Br 召使)
マルク・アルブレヒト(指)
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
アッパー・オーストリア・ジャズ・オーケストラ
20 72568
(2DVD)
\5200→\4690
ヴェラ・ネミロヴァ(演出)/ダニエル・リヒター(舞台装置)/クラウス・ノアック(衣装)/マンフレッド・フォス(照明)
収録:2010 年8 月、フェルゼンライトシューレ
(Blu-ray)リージョン・オール、HD、16:9、173m、 PCM Stereo / Dolby Digital 5.1 / DTS 5.1、字幕:独英仏伊日中韓
(DVD)リージョンコード:2,3,4,5,6,8、NTSC、16:9、173m、PCM Stereo / Dolby Digital 5.1 / DTS 5.1、字幕:独仏英伊日中韓

 2010 年にザルツブルク音楽祭で上演され大きな話題となった「ルル」がDVD、Blu-ray!ベルクの傑作「ルル」は人気があるものの、音楽の難易度の高さから決して上演は多くありません。加えて、あらゆる男を虜にしてしまうルルを声楽、視覚両面で納得させる歌手はなかなかいません。
 このザルツブルク音楽祭でルルを歌うのはパトリシア・プティボン。少女を思わせる細身の身体に体当たり的な演技と、まさにルルに打ってつけ小悪魔っぷり。
 また画家のパヴォル・ブレスリクは1979 年生まれのスロヴァキアの若いテノール。甘い声となかなかイケ面で、見栄え聞き栄えがします。重要な役であるシェーン博士には、今脂がバッチリ乗っているミヒャエル・フォレ。またシゴルヒにフランツ・グルントへーバー、公爵にハインツ・ツェドニクと大ベテランも存在感を発揮。
 マルク・アルブレヒトは1964 年生まれのドイツの指揮者。父はやはり指揮者のゲオルゲ・アレクサンダー・アルブレヒト。2008 年から2011 年までストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を務めました。ベルクを得意としており、演出のヴェラ・ネミロヴァは、ブルガリア、ソフィアの生まれ。1982 年にドイツに移り、2006 年にフランクフルト歌劇場で演出家としてデビュー。フランクフルトでは「指環」も手掛け、またウィーン国立歌劇場でヴェルディ「マクベス」とチャイコフスキー「スペードの女王」を演出するなど、今話題の人です。
 しばしばドギツイ舞台に仕立てられがちな「ルル」ですが、ここでは比較的分かりやすく、「ルル」初心者にも安心です。
嬉しい日本語字幕付きです!

【ご注意】 DVDはリージョン1に設定されているDVDプレイヤー(米国製など)では再生できません。Blu-ray Discはリージョン・フリーです。



パトリシア・プティボン、店主おすすめの1枚
イタリア・バロック・アリア集

477 8763
\2200→¥1990
プティボン/イタリア・バロック・アリア集
 1.サルトリオ:《エジプトのジュリアス・シーザー》〜
  私が欲しいとき
 2.ストラデッラ:《洗礼者ヨハネ》〜
  先例練者これらの涙とため息
 3.ヘンデル:《アルチーナ》〜また私を喜ばせに来て
 4.同:《リナルド》〜私を泣かせてください
 5.同:《アリオダンテ》〜飛行、好きなもの
 6.同:《ジュリアス・シーザー》〜私は運命に泣くでしょう
 7.A.スカルラッティ:《グリゼルダ》〜この悲しみがお嫌なら
 8.ヘンデル:《アルチーナ》〜ああ、我が心よ!
 9.同:《アリオダンテ》〜怠惰なあなたはそうしますか?
 10.ポルポラ:《ルチオ・パピーリオ》〜苦々しい死
 11.ヴィヴァルディ:《オリンピアーデ》〜平安の中にいる限り
 12.サルトリオ:《オルフェオ》〜
  あなたは眠っている
 13.マルチェッロ:《アリアンナ》〜あなたは私に嘆願するために
 14.A.スカルラッティ:《エルサレムの王、セデチーア》〜暖かい血
パトリシア・プティボン(ソプラノ)
ヴェニス・バロック・オーケストラ
指揮:アンドレーア・マルコン
録音:2009年9月16〜21日 グスタフ・マーラー・ザール、トープラッハ <デジタル録音> 新録音

 そのキュートな容姿からアイドルっぽく誤解されているが、コンセルヴァトワールで古楽界の第一人者クリスティに学び、巨匠アーノンクールによって世界の桧舞台へと導かれたバリバリの実力派。
 これは彼女がかねてから録音を切望していたイタリア・バロック・アリアの初録音。VIRGINでのデビュー盤はフランス・バロックで、その後ユニバーサルに移籍してポピュラーなアリア集を出していたが、やはり彼女の志向はこうした分野なのだろう。ストラデッラやアレッサンドロといった眠れる大家の作品、そしてドイツ人のヘンデルがイギリスで書いたイタリア・オペラというちょっとややこしい曲もここには含まれる。
 で、これだけマニアックな曲集だから退屈するかと思いきや、聴いてすぐにプティボンの魅力にとりつかれる。ちょっと人懐っこそうに見えて、近づくと逃げていく。まるで妖精のような歌唱。ほんとに不思議な魅力。



IDEALEAUDIENCE(映像)



30 79664
(Blu-ray)
\4700→\4390
「ボザール・トリオ」の顔
 メナヘム・プレスラー/ソロ・リサイタル

 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番変イ長調Op.110
 ショパン:マズルカ第5番変ロ長調Op.7-1
 ショパン:マズルカ第7番ヘ短調Op.7-3
 ショパン:マズルカ第13番イ短調Op.17-4
 ドビュッシー:版画
 シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D 960
 ショパン:夜想曲第20番嬰ハ短調遺作
メナヘム・プレスラー(P)
30 79668
(DVD)
\2900→\2690
円熟のピアノが奏でるドビュッシー、シューベルトそしてベートーヴェン、大家メナヘム・プレスラーによるソロ・リサイタル

収録:2011 年3 月23 日パリ、シテ・ド・ラ・ミュジーク(ライヴ)
(Blu-ray) 88’、1080i Full HD 16:9 / Region All、音声:PCM ステレオ/ DTS HD Master Audio
(DVD) 88’、カラーNTSC 16 : 9 / Region All、音声:PCM ステレオ/ドルビー・デジタル5.0 / DTS サラウンド5.0

 1923 年生まれで現役屈指の重鎮ピアニスト、メナヘム・プレスラーが、2011 年3 月にパリのシテ・ド・ラ・ミュジークで行ったソロ・リサイタルの模様を収めた映像作品がidealeaudience より登場。
 1955 年の結成以来、半世紀以上に亘り「ボザール・トリオ」の顔として知られたプレスラーは、2008 年のアンサンブル解散までのあいだ、じつに6,000回以上の演奏会を行ってきた大家ですが、現在はソリストに立ち返って演奏活動を展開中です。
 若き日にブゾーニの高弟レオ・ケステンベルグに師事したプレスラーはまた、ロベール・カサドシュやポール・ロワヨンネ(1889 年生まれ) の薫陶を授かり、ドビュッシーやラヴェルの世界に開眼した経歴から、ドイツ、フランス双方の流儀に通じるピアニズムを身に付けたヴィルトゥオーゾでもあります。
 ここではそのドビュッシーに加えて、ベートーヴェンの後期ソナタ第31 番と、シューベルト最後のソナタという、円熟の境地を窺い知るにふさわしいプログラムが組まれているのも楽しみなところです。

KULTUR(映像)

KULTUR BD1175
(Blu-ray)
\4200
ヌレエフ
 ミンクス:ドン・キホーテ
ルドルフ・ヌレエフ
ロバート・ヘルプマン
ルセット・オルダス  他
オーストラリア・バレエ
127分 カラー

MICROCINEMA(映像)


MICM1276DVD
\2400
North Star/ Mark di Suvero
 音楽:フィリップ・グラス
 監督:フランソワ・メニル
 アメリカの抽象表現アーティスト「マーク・スヴェロ」の人物像を描いたドキュメンタリー・フィルム。金属と工業用機材を用いた構造物で知られるスヴェロは20世紀を代表する彫刻家の一人。ドキュメンタリーでは生い立ちや経歴を語るインタビュースヴェロとアマリカの社会情勢との関係についてディスカッションが繰り広げられる。合間にスヴェロのインスタレーション彫刻作品の映像が挿まれている。70年代にNYからパリへと映像は移動して行われた。スケールトバランスに関しては、まったく新しい表現方法をとる一方、マテリアルについては基本的な扱いをするそのコントラストが興味深い。映像は75年のホイットニー美術館での回顧展のオープニングで締めくくられている。グラスの音楽ではミニマル・ミュージックが多く聴かれる。(56 分)

MODE(映像)


MODE 242DVD
\3300
Aiyun Huang`s "Save Percussion Theatre"
 Mauricio KAGEL:L`Art Bruit (1995) / Dressur (1977)
 George APERGHIS:
  Le Corps a Corps (1991)
  Les Guetteurs de Sons (1978-79)
  Vinko GLOBOKAR:Corporel (1985) / Toucher (1985)
 Javier ALVAREZ:Temazcal (1984)
 Jean-Pierre DROUET:
  Variations sur un texte de Victor Hugo (1991)
Aiyun Huang
 台湾出身、モントリオール在住の女性パーカショニストAiyun Huangのパフォーマンスを収めたドキュメンタリー。
 フランスのパーカッショントリオTrio Le Cercleのために作られた作品。作曲はいずれも70年代から80年代に活躍したフランス在住のノン・フレンチ・コンポーザーによるもの。フランス文化と移民作曲家の微妙なずれにより豊かな世界を作り上げている。音ひとつひとつから彼らがフランス文化に歓迎されていることがうかがえる。ヴィジュアル、シアトリカルな部分は作品の最も重要な要素といえましょう。Hans FjellestadとAnton Cabaliero監督による作品にはそれぞれのコンセプトがあり、見る人を惹きこむ。あたかもパフォーマンスの場にいあわせているかのような感覚をおぼえる。どの作品もパーカッションのコンサート演目としてよく知られているが、演技、ヴォイス、パーカションの組み合わせによるパフォーマンスは、オーディオレコーディングだけで表現できるものではない。Aiyun Huangは台湾カオシュン市生まれ。カルフォルニア大サンディエゴ校卒業。現在は演奏活動の傍らモントリオールの音楽大学でパーカッション・アンサンブルの監督を務めている。
 Region 0, NTSC Aspect Ratio 16:9 Duration: 126 minutes 5.1 Dolby Digital & DTS Surround and Stereo

NAIVE



DR 2147
(DVD)
\4200→\3790
ヴァン・ダム引退公演!!
 演出ペリと指揮ミンコフスキのコンビも冴える
  マスネ:「ドン・キショット」
ジョゼ・ヴァン・ダム(Bs ドン・キショット)
シルヴィア・トロ・サンタフェ(Ms ドゥルシネ)
ウェルナー・ヴァン・メヘレン(Bs-Br サンチョ・パンサ)
ジュリ・モセ(S ペドロ)
カミーユ・メルクス(S ガルシアス)
ハイス・ヴァン・デア・リンデン(T ジュアン)
ヴァンサン・デルーム(T ロドリゲス)
ベルナール・ヴィリエ(Br 山賊の頭) ほか
マルク・ミンコフスキ(指)
モネ劇場管弦楽団,合唱団
ロラン・ペリ(演出,衣装)/ バルバラ・ド・ランブルフ(舞台装飾)/ ジョエル・アダム(照明)
収録:2010 年5 月、ブリュッセル/リージョーン・オール、NTSC、16:9、111m + 61m、字幕:仏英蘭

 マスネ晩年の名作「ドン・キショット」の映像が登場。ドン・キショットとはドン・キホーテのこと。風車に戦いを挑む場面など、セルバンテスの原作で有名な場面が盛り込まれたたいへん分かりやすい作品です。1910 年、天下の大バス、フョードル・シャリアピンのタイトルロールで初演、以来歴代の名バスがドン・キショットに挑んできました。
 2010 年のモネ劇場での上演でドン・キショットを歌ったのは、ベルギーが誇る名バス=バリトン、ジョゼ・ヴァン・ダム。1940 年生まれのヴァン・ダムはこの時69 歳、同年での引退を公表しており、これが地元モネ劇場での引退公演でした。美声かつ知性派のバス=バリトンとしてカラヤンからも絶大な信頼を置かれたヴァン・ダム、ここではさらに豊かな深みも加わった比類ないドン・キショットを歌い演じています。
 ドゥルシネのシルヴィア・トロ・サンタフェは、バロック音楽で活躍するメッゾソプラノ。ヴァレンシアの生まれだけにスペイン情緒には事欠かず、品の良い官能性を漂わせてくれます。サンチョ・パンサのウェルナー・ヴァン・メヘレンはオランダ、トゥルンハウト生まれのバス=バリトン。主役を立てつつ、印象的な従者を堅実に演じています。
 マルク・ミンコフスキは近年、19 世紀中ごろから20 世紀初頭にかけてのフランスオペラの復興に力を入れており、マスネもその一人。この「ドン・キショット」も躍動感とファンタジーに溢れた名演で、単なるスター興行に終わらせていません。
 ロラン・ペリの演出は、時代を初演の頃に移しており、ちょっとマスネを思わせる風貌のドン・キショットは老作家、舞台には原稿が山と積まれています。ドン・キホーテというと単なる荒唐無稽な夢想家に描かれがちなところを、ペリは人生の終わりに近づいた知性豊かな芸術家に仕立てる、引退を目前にしたヴァン・ダムの味を絶妙に引き出した舞台を作りあげています。
 およそ1 時間のメイキング、インタビュー映像付き。

NAIVE



DR 2152
(2DVD+1CD)
特別価格
\4600→¥4290
まるで短編映画!
 ヴィーダー=アサートンによるユニークな演奏映像
  DVD、特典CD 付豪華セットを特別価格で!
[DVD1]
 (1)演奏会でのトーク映像 (2)ユダヤの祈り
 (3)モンテヴェルディ:
  祝福されし聖母マリアのための晩課より
   「二人のセラフィムが叫んだ」
 (4)ベリオ:言葉は消える
 (5)ヤナーチェク:プレスト
 (6)ブラームス:チェロ・ソナタ第1番 ホ短調 
 (7)モンテヴェルディ:リトルネッロ
 (8)シューベルト:リタナイ
 (9)デュティユー:ザッハーの名による3つのストローフェ
[DVD2]
 PART1:
  (1)ラフマニノフ:晩祷 (2)ハンガリー牧歌
  (3)ユダヤ民謡:シューベルトの思い出
  (4)チェレプニン:タタール舞曲「歌と踊り」
  (5)クラフチク:ヤナーチェクのモラヴィア民謡〜子供の遊び
 PART2:
  (1)コダーイ:ハンガリーのロンド
  (2)プロコフィエフ:死の戦場
  (3)マルティヌー:スロヴァキア民謡による変奏曲
  (4)マーラー:リュッケルト歌曲集 (5)ユダヤ民謡:舞曲
[CD]
 「カウチ・イン・ニューヨーク」オリジナルサウンドトラックより抜粋:
  ニューヨーク四重奏、ロメオ・デュオ、他
[DVD1]
 ソニア・ヴィーダー=アサートン(Vc)
 イモージェン・クーパー(Pf)
 サラ・イアンク(Vc)
 マシュー・ルジューヌ(Vc)
[DVD2]
 ソニア・ヴィーダー=アサートン(Vc)
 シリル・デュピュイ(ツィンバロン)
 クリストフ・マング(指)
 シンフォニア・ヴァルソヴィア
【DVD】シャンタル・アケルマン(映像監督)
収録:2007 年10 月、ポーランド/NTSC、DVD1:1h04’m、DVD2:1h25m、ExtraCD:31m、字幕:英

 ロストロポーヴィチ、ジャンドロンらに師事し、力強くも優美な演奏で高い評価を受けるフランス人チェリスト、ソニア・ヴィーダー=アサートン。独創性のある音楽活動で話題の名手による注目の新譜は、フランス映画界を代表する名匠シャンタル・アケルマンを監督に迎えた演奏映像DVD。
 DVD2 枚組+特典CD の豪華内容を特典価格でお届けします!
 ユニークな芸術家二人のタッグによって創られた作品ですから、凡庸な演奏映像に留まるわけがありません!音楽に合わせてゆっくりと変化する光と影の演出はまるでフェルメールの絵画を思わせる繊細な美しさ。特にユニークなのはデュティユーの作品!
 ヴィーダー=アサートンが演奏するアパルトマンの窓越しに向い部屋の男女の日常生活が見える演出は、まるで一つの短編映画を見ているようです。ヴィーダー=アサートンの演奏も映像のインパクトに負けぬ素晴らしいもの!デュティユーの3 つのストローフェでは超絶技巧をいかんなく披露し、「東欧諸国の歌」と題されたDISK2 では、得意の民族調作品で艶やかな演奏をたっぷりと聴かせてくれます。各DVD の最初では、ヴィーダー=アサートンが自身の人生や作品について語る映像も収録。さらに、彼女が音楽を担当したアケルマンの映画「カウチ・イン・ニューヨーク」のサウンドトラックを抜粋収録した特典CD 付となっています。単なる演奏映像ではなく、ヴィーダー=アサートンという一人のアーティストの真に迫る作品に仕上がったこだわりのBOXです!

OPUS ARTE(映像)


Monteverdi: L'incoronazione di Poppea
OA1073D
(DVD)
\5000→\4590
モンテヴェルディ:歌劇《ポッペアの戴冠》
 2009年2月 リセウ大歌劇場(バルセロナ)におけるライヴ収録
ポッペア:ミア・パーション
ネローネ:サラ・コノリー
オットーネ:ジョルディ・ドメネク
セネカ:フランツ=ヨーゼフ・ゼーリヒ
演出:デイヴィッド・アルデン
指揮:ハリー・ビケット
リセウ大歌劇場バロック管弦楽団
OABD7105D
(Blu-ray)
\6000→\5590
 「愛がすべてを支配する」というべき《ポッペアの戴冠》のストーリーは、現代の聴衆をも驚かせる強烈な個性に溢れています。不倫を重ねるポッペアと皇帝ネローネが、皇后を流刑においやり、その愛を成就させるに至るこの物語は悪徳の勝利というほかないものですが、美徳の力が及ばないところで、どこまでも美しい音楽がその官能性とリアリティーを追求するのです。
バルセロナ大歌劇場で上演されたこのプロダクションでは、チェス盤を思わせるセットのうえに、からみあう愛欲と政治、並存する滑稽さと強烈な悲劇といった要素が、視覚的に展開されます。
 主役の二人を演じるミア・パーションとサラ・コノリーは、いずれも、官能性溢れるこの音楽に最大限の美しさを添えながら、その演技によっても、この不条理な愛の物語に生き生きとした魅力を与えています。とくにコノリーの男っぷりには驚愕。

【オペラのあらすじ】
舞台は、皇帝ネローネ(ネロ)が支配する古代ローマ。将軍オットーネの恋人ポッペアは、ネローネと密会を重ねている。夫の不実をなげく皇后オッターヴィアは、哲学者セネカに助力を請うも、道理を説くセネカに対し、ネローネは死を命じる。一方で、恋人の不実をなげくオットーネは、オッターヴィアからポッペア暗殺を命じられる。躊躇いながらも恋人の殺害を決行しようとしたとき、愛の神(アモーレ)がそれをさまたげ、オットーネはその場を逃げ去る。しかし事の顛末が明らかとなり、オットーネと首謀者であった皇后オッターヴィアもが追放される。こうしてネローネはポッペアを新たな皇后にすえ、愛の二重唱のもとに幕となる。

DVD製品仕様:収録時間   全プログラム183分(本編000分) 字幕:英・仏・独・西 ヴィデオ仕様 16:9 カラー 音声仕様:①ドルビーデジタル ステレオ ②ドルビーデジタル5.1chサラウンド ディスク仕様 片面2層
Blu-ray製品仕様:収録時間   全プログラム183分(本編000分) 字幕:英・仏・独・西 ヴィデオ仕様 16:9 1080i  High Definitionカラー 音声仕様:①リニアPCM ステレオ ②DTS-HD Master Audio 5.1chサラウンド ディスク仕様  BD50 

Strauss, R: Die Frau ohne Schatten
OA1072D
(DVD)
\5000→\4590
ティーレマン/ウィーン・フィル
 R.シュトラウス 歌劇《影のない女》
  2011年7月 ザルツブルク音楽祭におけるライヴ収録
皇帝:ステファン・グールド/
皇后:アンネ・シュヴァーネヴィルムス
乳母:ミカエラ・シュースター
バラク:ヴォルフガング・コッホ
バラクの妻:エヴェリン・ヘルリツィウス
演出:クリストフ・ロイ
指揮:クリスティアン・ティーレマン/
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン国立歌劇場合唱団、
ザルツブルグ音楽祭児童合唱団
OABD7104D
(Blu-ray)
\6000→\5590
 クリスティアン・ティーレマン、ザルツブルク音楽祭でのオペラ・デビュー!
 近年、ヨーロッパでの上演回数がとみに増え、劇場のメインレパートリーに加わりつつあるR.シュトラウスのオペラ《影のない女》。摩訶不思議なメルヘンの世界を描き出しているために、演出面にも大きな注目の集まるこの作品の舞台を、鬼才クリストフ・ロイは、なんとこのオペラの収録風景へと置き換えてしまった。カール・ベームによって《影のない女》が初録音されたのが1955年のこと、その記念碑的なレコーディングに事寄せて生み出されたのがこの演出なのです。収録に抜擢された新人歌手という役どころの「皇后」、それを指導する「乳母」、スター歌手の「皇帝」、さらに、二人ともに収録に参加しているオペラ歌手の夫婦「バラク」と「バラクの妻」は、私生活でも関係が冷え切っていて…という設定のもとにオペラが展開してゆきます。
 とはいえ、この上演の最大の注目は、やはりクリスティアン・ティーレマンの指揮とウィーン・フィルによる驚異的にすばらしい演奏でしょう。ヨーロッパでの圧倒的な人気を証明する、凄まじい演奏は何はともあれ聴いておきたいもの。
 ヘルリツィウス、グールド、シューヴァーネヴィルムスら歌手も、いずれも圧巻の歌唱で、シュトラウスの音楽の真骨頂を聴かせます。

DVD製品仕様:収録時間   全プログラム220分(本編000分) 字幕:英・仏・独・西 ヴィデオ仕様 16:9 カラー 音声仕様   ①リニアPCM ステレオ ②DTS5.1chサラウンド ディスク仕様 片面2層(2枚組)
Blu-ray製品仕様:収録時間   全プログラム220分(本編000分) 字幕      英・仏・独・西 ヴィデオ仕様 16:9 1080i  High Definitionカラー 音声仕様   ①リニアPCM ステレオ ②DTS-HD Master Audio 5.1chサラウンド ディスク仕様  BD50 

OPUS ARTE(映像)



OA1067D
(DVD)
\5000→\4490
ネーデルラント・オペラ 2011
 マリス・ヤンソンス/ロイヤル・コンセルトヘボウ管
  演出:シュテファン・ヘアハイム
   チャイコフスキー:歌劇《エフゲニー・オネーギン》
エフゲニー・オネーギン:ボー・スコウフス
レンスキー:アンドレイ・ドゥナエフ
グレーミン公爵:ミハイル・ペトレンコ
タチヤナ:クラッシミラ・ストヤノヴァ
オリガ:エレーナ・マクシモーヴァ/
ラーリナ:オルガ・サヴォヴァ
演出:シュテファン・ヘアハイム
指揮:マリス・ヤンソンス/
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、
ネーデルラント・オペラ合唱団
OABD7100D
(Blu-ray)
\6000→\5390
 ヤンソンス指揮、ヘアハイム演出の最強タッグによる現代の《オネーギン》
 マリス・ヤンソンス指揮、ロイヤル・コンセルトヘボウ管がピットに入ったネーデルラント・オペラの《エフゲニー・オネーギン》は、2011年最大の話題作といえる上演。ヤンソンスは、これが5年ぶりのオペラの指揮とあって、開幕前からオペラ界の大きな注目を集めていましたが、オーケストラを自由自在に操って、過度な甘美さを遠ざけつつ、チャイコフスキーの音楽からその華麗さと透徹した美しさを最大限に引き出しています。
 演出のヘアハイムは、2007年にはオペルンヴェルト誌の年間最優秀演出家に選ばれ、2009年バイロイト音楽祭の新プロダクション《パルジファル》が賞賛を浴びるなど、人気・実力ともに、現在ドイツ語圏を中心に、ヨーロッパでもっとも熱い視線を集めているオペラ演出家の一人。この《オネーギン》では、彼ならではのフラッシュ・バックの手法を用い、全幕を通じてオネーギンの物語に焦点を当てています。ロシアの歴史的モチーフを次々に繰り出す万華鏡のような舞台も、フィリップ・フュルホーファーの美しく巧みな装置によって、素晴らし効果をあげています。
 歌手では、ボー・スコウフスのオネーギンが秀逸。タチヤナ役のストヤノヴァとともに、高レベルの演技と歌唱を披露して、稀にみる完成度の高い上演となっています。

2011年6月、7月、ネーデルラント・オペラ−アムステルダム音楽劇場におけるライヴ収録
DVD製品仕様:収録時間   全プログラム181分(本編151分) 字幕      英・仏・独・西・伊・蘭 ヴィデオ仕様 16:9 カラー 音声仕様   ①リニアPCM ステレオ ②DTS5.1chサラウンド ディスク仕様 片面2層 
Blu-ray製品仕様:収録時間   全プログラム181分(本編151分) 字幕      英・仏・独・西・伊・蘭 ヴィデオ仕様 16:9 1080i  High Definitionカラー 音声仕様   ①リニアPCM ステレオ ②DTS-HD Master Audio 5.1chサラウンド ディスク仕様  BD50

PARNASSUS(映像)



PDVD 1201
(DVD)
\2000→\1890
スヴャトスラフ・リヒテル・プレイズ・ベートーヴェン&ショパン・イン・モスクワ 1976
 ベートーヴェン(1770-1827):
  ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調 Op.1 No.1
  ピアノ・ソナタ第7番ニ長調 Op.10 No.3(*)
  ピアノ・ソナタ第9番ホ長調 Op.14 No.1(*)
  ピアノ・ソナタ第12番変イ長調 Op.26(*)
  バガテル ト長調 Op.126 No.1(*)
 ショパン(1810-1849):
  幻想ポロネーズ変イ長調 Op.61
  ワルツ ヘ長調 Op.34 No.3/ワルツ嬰ハ長調 Op.70 No.3
  マズルカ変ホ長調 Op.63 No.3/マズルカ ハ長調 Op.67 No.3
  マズルカ ヘ長調 Op 68 No.3/マズルカ イ短調 Op.posth.
  練習曲嬰ハ短調 Op.25 No.7/スケルツォ第4番ホ長調 Op.54
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
収録:1976年10月10日(*以外)、15日(*)、モスクワ(ステレオ、125分) 仕様:NTSC/PAL コンパチブル、Region: 0
 レーベル提供の情報によれば、この映像・音源はかつて日本でレーザーディスクで発売された以外、ロシア国外初出とのことです。

VAI(映像)


VAIDVD 4549
(DVD)
\3800
オスカー・シュトラウス:チョコレートの兵隊(英語版) ナーディナ:ライゼ・スティーヴィンス
ブルメリ中尉:エディ・アルバート
ルデク大尉:アキム・タミロフ
チョコレートのように甘いオペレッタ

制作・監督:マックス・リーブマン(1955 年テレビ放送用ライヴ)/リージョンオール、NTSC、モノクロ MONO、77’ 00”

 1954 年から56 年までアメリカNBC から放送され人気を誇ったマックス・リーブマン・プレゼンツ。ミュージカルを放送用に録画したもので、モノクロながらアメリカならではの豪華な作りとなっています。その貴重なソースをDVD 化。古き良きアメリカの香りを楽しめます。
 「チョコレートの兵隊」はジョージ・バーナード・ショウの原作に基づくオスカー・シュトラウスの1908 年作品で、セルビア軍脱走兵が敵ブルガリア軍の大佐の令嬢に恋をするという反戦的な内容をユーモラスに描いています。音楽は世紀末ウィーン風で甘く美しく、存分に楽しめます。

VAIDVD 4550
(DVD)
\3800
ロジャース&ハート:最愛の敵兵 ベッツィー:アン・ジェフリーズ
ジョン:ロバート・スターリング
マーレー夫人:コーネリア・オティス・スキナー
古き良きアメリカ薫る極上のミュージカル

制作・監督:マックス・リーブマン(1955 年テレビ放送用ライヴ)/リージョンオール、NTSC、4:3、モノクロ MONO、77’ 00”

 マックス・リーブマン・プレゼンツ・ミュージカル。
 「最愛の敵兵」は1925 年の作で、「サウンド・オブ・ミュージック」の音楽で名高いリチャード・ロジャースが、名脚本家ロレンツ・ハートと組んだ最初のミュージカル。アメリカ独立戦争期を舞台に、敵のイギリス兵たちの戦意を、自宅豪邸に招いてご馳走をふるまうなどのホスピタリティで消し去ってしまう女主人公を描いています。往年の映画スター、アン・ジェフリーズが魅力的に演じています。


VAIDVD 4524
(DVD)
\3800→\3490
中国ピアノ界の注目株ラン・ジアの妙技
(1)スカルラッティ:
 ソナタ ホ長調K.135/同ヘ短調K.466/同ハ長調K.159
(2)シューベルト:ピアノソナタ第16番イ短調D.854
(3)シューマン:ピアノソナタ第2番ト短調
(4)ラヴェル:クープランの墓
(5)ラフマニノフ:前奏曲ト短調Op.32の5
ボーナス映像:
 マイアミ国際ピアノ・フェスティヴァルで語るラン・ジア
  (ジゼル・ブロツキー監督)
ラン・ジア(Pf)
収録:2010 年5 月14 日/マイアミ国際ピアノ・フェスティヴァル/リージョンオール、NTSC、ワイドスクリーン、カラー、STEREO、102’00”

 中国出身の若き女性ピアニスト、ラン・ジアが2010 年のマイアミ国際ピアノ・フェスティヴァルに出演した際のライヴ。カーチス音楽院でグラフマンに学んだ注目株で、溌剌とした音楽性が魅力です。


VAIDVD 4523
(DVD)
\3800→\3490
トルコの女傑オナイの映像DVD
(1)シューマン:アベッグ変奏曲Op.1
(2)メンデルスゾーン:厳格な変奏曲Op.54
(3)ショパン:エロールの主題による華麗な変奏曲Op.12
(4)同:バラード第3 番変イ長調Op.47
(5)ドビュッシー:映像第2集
(6)エルガー:スミルナにて
(7)サイグン:ソナチネOp.15
(8)バッハ(ブゾーニ編):コラール前奏曲BWV734
(9)ショパン:ノクターン嬰ヘ短調Op.48の2
(10)サイグン:前奏曲Op.45の4, 12
ギュルシン・オナイ(Pf)
収録:2008 年5 月12 日/マイアミ国際ピアノ・フェスティヴァル/リージョンオール、NTSC、4:3、カラー、STEREO、76’ 00”

 トルコのベテラン女流ギュルシン・オナイ。強靭な指の名手ですが、エルガーの小アジア風作品やトルコのサイグン作品の巧さは格別。すっかり聴き惚れてしまいます。

VAIDVD 4539
(DVD)
\3800
ルドルフ・トビアス:オラトリオ「ヨナの使命」 ピッレ・リル(Sop)、メルレ・シルマト(A)
ユハン・トラッル(Ten)
ラウノ・エルプ(Br)、ヨハン・ティッリ(Bs)
エストニア国立交響楽団、同合唱団
エストニア国立歌劇場少年合唱団
ヴォーチェス・ムジカーレス
指揮:ネーメ・ヤルヴィ
エストニア音楽史上最も感動的なオラトリオ、父ヤルヴィの情熱で蘇る

収録:2008 年(ライヴ)、ドイツ語歌唱/リージョンオール、NTSC、16:9 ワイドスクリーン、カラー、STEREO、126’00”、字幕:英・独・エストニア

 ルドルフ・トビアス(1873-1918) はエストニアで最初に管弦楽曲を書いた作曲家。オラトリオ「ヨナの使命」は旧約聖書に基づくオラトリオで1909年の作。敵国アッシリアに滅亡の予言を宣じに行くよう命じられた予言者ヨナは、命令に背き船に乗って逃げますが、神の怒りで嵐となり、自らを海へ投じ大魚に飲み込まれます。3日後に吐き出されますが、自己中心的な言動をした後、神に諭されるまでを描いています。トビアスの音楽は師リムスキー=コルサコフ譲りの描写力で映画のように各場面が浮かび上がります。エストニアの合唱も感動的。父ヤルヴィの熱気あふれる演奏にも心打たれます。

VIDEO LAND(DVD−VIDEO)


VLMD003
\2900

メルヴィッシュ1996年
 J.シュトラウス:オペレッタ「こうもり」
ペーター・エーデルマン(アイゼンシュタイン) 
 シルヴァーナ・ドゥスマン(ロザリンデ)
 ヴァルデマール・クメント(フランク)
 アルトゥール・シュテファノヴィチ(オルロフスキー公爵)
 トマス・リント(アルフレード)
 パウル・アルミン・エーデルマン(ファルケ博士)
 ウテ・グフレラー(アデーレ)r 他
メルビッシュ音楽祭合唱団 
ブルゲンラント交響楽団 
ルドルフ・ビーブル指揮 
エルマール・オッテンタール演出
1996年メルビッシュ音楽祭でのライヴ
収録時間:135分 リージョン・コード:0 信号方式:NTSC 画面サイズ:4:3
音声:Dolby Digital 5.0 サブ・タイトル:英語 解説書:ドイツ語、英語

VLMD004
\2900
メルヴィッシュ1998年 
 カール・ツェラー:オペレッタ「小鳥売り」
マルティナ・セラフィン(マリー)
 マリカ・リヒター(アデライーデ)
 ヘルムート・ベルガー・ツナ(ヴェプス男爵)
 マルク・クレアー(スタニスラウス伯爵)
 セバスティアン・ラインターラー(アーダム)
 ウテ・グフレラー(アーダム)   他
メルビッシュ音楽祭合唱団 
ブルゲンラント交響楽団
ルドルフ・ビーブル指揮 
ヴィンフリート・バウエルンファイント演出 
1998年メルビッシュ音楽祭でのライヴ
収録時間:132分 リージョン・コード:0 信号方式:NTSC 画面サイズ:4:3
音声:Dolby Digital サブ・タイトル:英語
解説書:ドイツ語、英語、フランス語、イタリア語、スペイン語

写影(映像)


「朝比奈 隆 ブラームス交響曲全集&協奏曲全集」
SHHP C006
(DVD)
\3900
ブラームス:
 ・交響曲第1番ハ短調Op.68
  収録:1990 年2月5日オーチャードホール(ライヴ)
 ・ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15
  収録:1990 年5月1日オーチャードホール(ライヴ)
 ・ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77
  収録:1990 年4月3日オーチャードホール(ライヴ)
伊藤恵(P)
藤川真弓(Vn)
新日本フィルハーモニー交響楽団
朝比奈 隆(指揮)
リニアPCM ステレオ、152’、カラーNTSC 4 : 3 / Region All
SHHP C007
(DVD)
\3900
ブラームス:
 ・交響曲第2番ニ長調Op.73
  収録:1990 年4月3日オーチャードホール(ライヴ)
 ・交響曲第3番ヘ長調Op.90
  収録:1990 年5月1日オーチャードホール(ライヴ)
 ・ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調Op.102
  収録:1990 年2月5日オーチャードホール(ライヴ)
豊嶋泰嗣(Vn)
上村昇(Vc)
新日本フィルハーモニー交響楽団
朝比奈 隆(指揮)
リニアPCM ステレオ、 132’’、 カラーNTSC 4 : 3 / Region All
SHHP C008
(DVD)
\3900
ブラームス:
 ・ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83
  収録:1990 年6月1日オーチャードホール(ライヴ)
【特典映像】
 インタビュー「実相寺昭雄監督と朝比奈隆先生の思い出」
  出演:寺田 農(俳優)
 ・交響曲第4番ホ短調Op.98
  収録:1990 年6月1日オーチャードホール(ライヴ)
園田高弘(P)
新日本フィルハーモニー交響楽団
朝比奈 隆(指揮)
リニアPCM ステレオ、133’、カラーNTSC 4 : 3 / Region All
 単売リリース。
 日本を代表する豪華ソリストを擁した協奏曲にも注目、映像の巨匠 実相寺昭雄 映像演出、「朝比奈 隆 ブラームス交響曲全集&協奏曲全集」

 日本が世界に誇る巨匠指揮者、朝比奈隆(1908 − 2001) が1990 年に新日本フィルを指揮したブラームス・チクルスの映像が分売リリース。2011年の歿後10 年のアニヴァーサリーに向けて2010 年に先行リリースされた「ブルックナー:交響曲選集」に引き続いて、「映像の巨匠」実相寺昭雄が映像演出を手掛けたもので、ヴァイオリン協奏曲、ピアノ協奏曲2 曲や二重協奏曲のほか、特典映像もあらたに追加されたたいへん豪華な内容となっています。
 なお、収録内容の一部曲目については、交響曲第1 番と第4 番の2 曲が過去にソフト化されたことがありますが(『交響的肖像』[ 廃盤])、こうして完全な形で交響曲全曲が揃うのはきわめて意義深いものがあるといえます。
 すべての音源制作は朝比奈、新日本フィル両者とゆかりの深いフォンテックが担当。同一音源によるCD はフォンテックより、ほとんどすべてがリリースされていますが、ピアノ協奏曲第2 番とヴァイオリン協奏曲については映像のみならず、いずれの音源自体が初出というのも注目すべきポイントとなっています。
 さらに、特典映像も見どころ満載で、朝比奈、実相寺両巨匠と親交のあった名優、寺田農( 東海大文学部特任教授) が語るご両人の思い出話が出色。
 監督については、いわゆる「TBS 実相寺事件」をユーモアを交えて明かしており、映像ファンもたいへん興味深い内容。
また、朝比奈については、ブラヴォーとブーイングが相半ばした有名公演「フィデリオ」のエピソードと、その貴重なハイライト映像も収められております。朝比奈隆と実相寺昭雄、巨匠同士の顔合わせが生んだブラームス・チクルス。ぜひとも、末長くお手元に置いていただきたい、手ごたえたっぷりの内容。
 朝比奈隆と実相寺昭雄、巨匠同士の顔合わせが生んだブラームス・チクルス。ぜひとも、末長くお手元に置いていただきたい、手ごたえたっぷりの内容といえるでしょう。

●実相寺昭雄( じっそうじ・あきお)…1937 年東京生まれ。早稲田大学卒。TBS 時代「ウルトラマン」「ウルトラセブン」「怪奇大作戦」などを演出。また、映画監督しても高名で、その作品群は文芸的なものであれ、官能的なものであれ、品格ある情念と独自の映像美に貫かれており、熱心なファンが多い。また、クラシック音楽への造詣も深く、オペラと同時にコンサート作品の演出も多く手掛け、巨匠メシアンにも激賞される。著書多数。2006 年歿。満69 歳。

新書館



DD12 0101
(DVD)
\5040
「パリ・オペラ座のバランシン」
 ■「水晶宮」( シンフォニー・イン・C)
  指導: ギレーヌ・テスマー
  モデル: イザベル・シアラヴォラ&エルヴェ・モロー
 ■「ナイチンゲールの歌」
  指導: アリシア・マルコス、エリザベット・プラテル
  モデル: ミリアム・ウルド= ブラーム
 ■「ソナチネ」
  指導: ビオレット・ヴェルディ
  モデル: モニク・ルディエール
 ■「夢遊病の女」
  指導: ニナ・ビルボア&ミロラード・ミスコビッチ
  モデル: ミュリエル・アレ&ヴァレリー・コラン
 ■「愛のワルツ」
  指導: ビオレット・ヴェルディ
  モデル: ルシア・ラカッラ&シリル・ピエール
出演:ギレーヌ・テスマー、
 イザベル・シアラヴォラ&
  エルヴェ・モロー、
 アリシア・マルコス、
 エリザベット・プラテル、
 ミリアム・ウルド= ブラーム、
 ビオレット・ヴェルディ、
 モニク・ルディエール、
 ニナ・ビルボア&
  ミロラード・ミスコビッチ、
 ミュリエル・アレ&
  ヴァレリー・コラン 他
「パリ・オペラ座のバランシン」“みんなが作るのはスペクタクルだが 私が求めるのは純粋なダンスだ”─ ジョージ・バランシン

監督:ドミニク・ドルーシュ
NTSC、カラー、ステレオ、58分

=オリジナル・キャストから現代のダンサーへ・・・・=
 バランシンの作品が受け継がれていく現場を収めた貴重なドキュメンタリー。彼の原点ともいえる歴史的な劇場、パリ・オペラ座で行われたリハーサルを収録。ダンサーから語られる言葉によって振付の解釈や作品の背景まで見えてきます。クラシック・バレエに大変革をもたらしたバランシンの作品の真髄に迫ります!

< 振付家紹介> ジョージ・バランシン
 1904 年1月22 日、サンクトペテルブルクに生まれる。13 年、帝室マリインスキー・バレエ学校に入学し、17 歳で帝室マリインスキー・バレエ団に入団する。
 当時から振付家としても活躍。24 年に亡命し、ディアギレフの誘いでバレエ・リュスに振付家として参加する。ここで、『アポロ』『放蕩息子』など初期の代表作を残す。ディアギレフの死後、34 年にアメリカに渡り、スクール・オブ・アメリカン・バレエを設立。46 年にはバレエ・ソサエティ(現ニューヨーク・シティ・バレエ)を創設し、本格的にアメリカでの活動を始める。音楽の視覚化を図り、物語のないアブストラクト・バレエ(抽象バレエ)の道を切り拓く。
 バランシンの活躍で現在バレエがアメリカの地で花開いた。83 年4月30 日、ニューヨークで死去。


< 監督紹介> ドミニク・ドルーシュ
 1931 年、パリ生まれ。中等教育を受けながら、ピアニストとしてのレッスンを続ける。後に演劇、クラシック、声楽、建築、絵画、ジャーナリズムなどを学び、映画の世界に入る。54 年から59 年にかけて、名監督フェデリコ・フェリーニのアシスタントを務め、『道』『カビリアの夜』『甘い生活』の撮影に参加。
 その後、自分の制作会社レ・フィルム・ド・プレーリー創設し、多くの短編、テレビ映画、長編映画を撮っているが、クラシック・バレエのドキュメンタリー映画監督としてとくに定評がある。また、オペラ、演劇の演出なども手がけている。おもな作品に『ルディエール・オ・ラ・トラヴァーユ〜鳥のように』『愛のデュエット』『エトワールの肖像』『バレエのできるまで』ほかがある。




ページ内の商品チェック・ボックスをクリックしたら、最後に 「かごに入れる」ボタンを押してください。
新店内のほかのページのお買い物がありましたら、そちらもすませ、最後に「注文フォームへ」ボタンを押して注文フォームで注文を確定してください。
(チェック内容を変更したら、必ずもう一度「かごに入れる」ボタンをクリックしてください。変更内容がかごに反映されませんので)


注文フォームへ


アリアCD 新店舗トップページへ


Copyright(C) 2011 ARIA−CD.All rights reserved.64