BIS
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BIS SA 1603
(SACD HYBRID)
\2600 →\2390
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ウィグレスワース&オランダ放送フィル
ショスタコーヴィチ/初期交響曲 3 篇
ショスタコーヴィチ:
(1)交響曲第1番ヘ短調Op.10
(2)同第2番変ロ長調「十月革命に」Op.14
(3)同第3番変ホ長調「メーデー」Op.20 |
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マーク・ウィグレスワース(指)
オランダ放送フィル、同合唱団 |
BIS の超優秀録音が、曲のおどろおどろしさを十二分に表出
[ 録音:2006 年10 月(1)、2010 年10 月(2)(3)/オランダ放送音楽センターMCO5
スタジオ]/81’13”
SACD ハイブリッド盤。
今回は初期の3 篇。いずれもかなり急進的な内容で、若きショスタコーヴィチの才気が迸る音楽となっています。けたたましいサイレンで始まり、混沌とした響きの後、合唱が社会主義讃美を謳いあげる第2
番、一見体制讃美のようでありながら腹にイチモツあるのを感じる第3
番と、ショスタコーヴィチの凄さを実感できます。ウィグレスワースの卓抜な統率力、オランダ放送合唱団の絶叫ともに、BIS
の超優秀録音がすさまじい効果を生みます。 |
BIS SA 1883
(SACD HYBRID)
\2600
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ブラウティハムによるフォルテピアノのベートーヴェン全集第12
弾
ベートーヴェン:ピアノ独奏曲全集Vol.12
(1)ドレスラーの行進曲による9 の変奏曲WoO.63
(2)スイスの歌による6 の変奏曲WoO.64
(3)「恋人よ来たれ」による24の変奏曲WoO.65
(4)デッタースドルフの「赤ずきん」による13の変奏曲WoO.66
(5)ヴァガノのメヌエットによる12の変奏曲WoO.68
(6)パイジェッロの「田舎者の恋は何と美しく」による9の変奏曲WoO.69
(7)パイジェッロの「うつろな心」による6の変奏曲WoO.70 |
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ロナルド・ブラウティハム
(フォルテピアノ) |
ベートーヴェン芸術の根底をなす変奏曲。ブラウティハムのいぶし銀のフォルテピアノで
[ 録音:2011 年8 月/エステローケル教会(スウェーデン)]/65’41”
SACD ハイブリッド盤。
ブラウティハムによるフォルテピアノのベートーヴェン全集、第12
弾は変奏曲の第2 巻。「ドレスラーの行進曲による9
の変奏曲」はベートーヴェン13 歳の作で、後に「ディアベリ変奏曲」や第9交響曲の第3楽章等で魔術的な域にまで至る変奏曲という分野第1
号という記念碑的作品。この曲はずっと単売のCDがなく、先日ようやくGRANDPIANOから発売になったと思ったら(GP615-16
)今度はブラウティハムが出してくるとは。
「恋人よ来たれ」による24 の変奏曲は演奏時間20
分の大規模な作品で、後年の作風の萌芽が見られます。ブラウティハムの演奏は大らかで説得力満点。1805
年ワルターのフォルテピアノのレプリカの響きも美しく、じっくり堪能できます。 |
BIS SA 2008
(SACD HYBRID)
\2600
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軽妙洒脱なフランセの管楽作品
フランセ:
(1)木管五重奏曲第1番 (1948)
(2)同第2番 (1987)
(3)木管四重奏曲 (1933)
(4)木管三重奏のためのディヴェルティスマン
(1947) |
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ベルゲン木管五重奏団 |
ベルゲン・フィルのトップ奏者たちが軽妙洒脱なフランセの管楽作品を征服
[ 録音:2008 年4 /ヘルドラ教会(ノルウェー)]/62’48”
SACD ハイブリッド盤。
今年生誕100 年を迎えるジャン・フランセ。管楽アンサンブルの世界では定番となっているフランセ作品。軽妙洒脱、シャンパンのように発泡する刺激にあふれていて楽しく聴きやすいものの、早いテンポ、細かい音の動き、錯綜する声部など技術的には非常な難曲です。ベルゲン・フィルの奏者たちによる名人集団ベルゲン木管五重奏団のスタイリッシュな演奏でお楽しみ下さい。 |
BIS SA 1997
(SACD HYBRID)
\2600 →\2390
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ロンドン・コーリング〜1710年、ロンドンの興行作品
(1)ヘンデル:「ゴールのアマディージ」HWV11〜
第1幕へのシンフォニア/アリア「汝を愛す」/
同「準備万端」/同「返して下さい」/
第3幕へのシンフォニア/アリア「喜びを聞き」
(2)同:「ヘラクレス」HWV68〜第3幕へのシンフォニア/
レチタティーヴォ「どこへ飛びましょうか」
(3)同:「テオドーラ」HWV68〜エール「バラ色の歩みで」
(4)コレルリ:コンチェルト・グロッソ ニ長調Op.6の4
(5)ヴェラチーニ:ヴァイオリンソナタ イ長調Op.2の9
(6)ジェミニアーニ:コンチェルト・グロッソ
ニ短調「ラ・フォリア」 |
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テューヴァ・セミングセン(Ms)
ビャッテ・アイケ(指)
バロックソリステーネ |
ノルウェーの新進古楽団体バロックソリステーネ、BISデビュー
[ 録音:2010 年9 /城塞教会(コペンハーゲン)]/76’15”
SACD ハイブリッド盤。
今から300 年前、1710 年頃のロンドンは最新のイタリア・オペラを展開させようとする興行主によって、非常な活気に満ちていました。コレルリ、ヴェラチーニ、ジェミニアーニといったイタリアの音楽家に加え、5年間をイタリアで過ごしたドイツ人ヘンデルも招かれ、オシャレなオペラを披露しました。しかしヘンデルはその後、非常にイギリス的な「ヘラクレス」や「テオドーラ」などへ作風を変化えます。そうしたカメレオン的相貌変化を示したアルバム。
2005 年結成のノルウェーの古楽器団体バロックソリステーネとメゾソプラノのセミングセンが美しい世界を繰り広げます。 |
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シューベルトにこんなオペラ序曲があったとは!
シューベルト:オペラ序曲集
(1)ヒュドラリウスを弾く悪魔(1811/2)/
(2)鏡の騎士(1811/2)/(3)悪魔の悦楽城(1814)/
(4)四年間の哨兵勤務(1815)/
(5)ヴィッラ・ベッラのクラウディーネ(1815)/
(6)サラマンカの友人たち(1815)/(7)双子の兄弟(1919)/
(8)アルフォンソとエストレッラ(1821)/
(9)謀反人たち(家庭戦争)(1823)/
(10)フィエーラブラス(1823) |
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マンフレート・フス(指)
ハイドン・シンフォニエッタ・ウィーン |
美しいメロディ、色彩的な響き。
[ 録音:1997 年5 月/カジノ・ツェゲルニッツ(ウィーン)]/DDD、68’43”
かつてKoch Schwann レーベルからリリースされていたものの、カタログから消えた後、マニアの間で非常な高額取引がなされているというウワサの盤が復活します。シューベルトのオペラ序曲集。シューベルトはあらゆる分野に傑作を残した天才で、「歌曲王」と称されながら、オペラは成功せず、何度か復活の試みがなされたものの、レパートリーとして定着するに至っていません。ここに収められたのはオペラ10
篇の序曲。いずれも初めて聴くようなものばかりながら、さすがシューベルト、豊富なメロディと美しい響きに聴き惚れてしまいます。ロッシーニやウェーバーの序曲集にひけをとらぬ魅力に満ちた、お宝発見的ディスクです。 |
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オスモ・ヴァンスカがクラリネットの妙技を披露!
カレヴィ・アホ:
(1)クラリネット五重奏曲(1998)
(2)クラリネット、ヴィオラ、ピアノのための三重奏曲(20069
(3)2台のアコーディオンのためのソナタ(1984/9) |
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オスモ・ヴァンスカ(Cl)
サラ&ジーナ・クヮク(Vn)
トマス・ターナー(Va)
アンソニー・ロス(Vc)
スーザン・ビルマイヤー(Pf)
ヴェリ&スサンネ・クヤラ(Acc) |
カレヴィ・アホ作品集
[ 録音:2010 年6 月/ミネアポリス・オーケストラホール]/DDD、75’10”
ヴァンスカ演奏のカレヴィ・アホ、といっても指揮ではなく何とクラリネット奏者として参加したディスクの登場です。ピアノの腕前を披露する指揮者は多いですが、クラリネットはなかなか貴重。ヴァンスカは指揮者としてブレイクする前、1971
年から76 年までトゥルク・フィル、77 年から87
年までヘルシンキ・フィルの首席奏者を務めた名手で、現在でも練習を欠かさぬとのこと。アホの作品とあらば、クラリネット奏者としても参加したいと思うのが人情、名手ぶりに驚かされます。ミネアポリス管のメンバーたちと室内楽奏者としても一級のところを示しています。 |