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第63号
マイナー・レーベル新録音新譜(6)


6/8までの紹介分


ALBANY (5/30)


TROY1321
\2200→\1990
元カナディアン・ブラスのスカリー
 「フランスとの対話」〜フランスのホルン名曲集

 ウジェーヌ・ボザ:森の中Op.40
 グノー:6つのメロディ(ダニエル・ブルグ編)
 フランセ:オクターヴのカノン
 デュカス:ヴィラネール
 プーランク:悲歌「デニス・ブレインの追憶に」
 サン=サーンス:演奏会用小品Op.94
 マラン・マレ:バスク
バーナード・スカリー(Hr)
ジョアン・ミネッティ(Pf)
元カナディアン・ブラスのスカリーによるフランスのホルン名曲集

録音:2011年ミネアポリス

バーナード・スカリーはカナディアン・ブラスのメンバーや、セント・ポール室内管弦楽団の首席奏者を勤め、その他にもシカゴ響、サン・フランシスコ響、ニューヨーク・フィルの公演にも度々参加している。フランスの近代作品を中心に艶のある音色を聴かせている。


TROY1338
\2200→\1990
クリーヴランド管のトロンボーン奏者スタウト
 「減少する半径」〜トロンボーンのための幻想曲集

 ロベルト・シューマン:幻想小曲集Op.73
 シギスムント・ストヨフスキ:幻想曲Op.27
 ロジェ・ブトリ:ファンタジア
 エリザベス・ローム:トロンボーンのための幻想曲
 ポール・クレストン:ファンタジーOp.42
 カレブ・バーハンズ:ファンタジー
リック・スタウト(Trb)
クリスティーナ・ダール(Pf)
クリーヴランド管のトロンボーン奏者スタウトのシューマンから新作までトロンボーン幻想曲集!

録音:2011年6月

ファンタジーと名づけられた作品ばかりを集めた一枚。トロンボーンのリック(リチャード)・スタウトは2000年以来、クリーヴランド管のメンバーを勤める一方、ソロ活動にも力を入れている俊英。
柔らかな音色と大らかな歌い回しが見事。


TROY1337
\2200→\1990
「おお地球よ、おお星々よ」
 (1)デイヴィッド・マスランカ:《おお地球よ、おお星々よ》
 (2)カルロス・フランツェッティ:交響曲第3番
スティーヴン・K・スティール(指揮)
イリノイ州立大学ウィンド・シンフォニー
(1)キンバリー・マクカウル・ライジンガー(Fl)
(2)エイドリアーナ・ランソム(Vc)
 マスランカのチェロ(!)とフルートをフィーチャーした吹奏楽曲、カップリングはジャズと映画音楽で有名なフランツェッティの交響曲

 吹奏楽の巨匠デイヴィッド・マスランカの《おお地球よ、おお星々よ》はフルートとチェロと吹奏楽のための二重協奏曲で主題をバッハのコラール「イエスよ、わが喜び」から取っている。荘厳な出だしの後、主題が提示され、その後、ミニマルに近い展開で進む様子はマイケル・ナイマンを思わせる。
 カルロス・フランツェッティはジャズのアーティストとして著名ですが、作曲家としては主に映画音楽の世界で活躍しておりグラミー賞を何度も受賞している。アクション映画のサウンド・トラックを思わせる快活な交響曲。

TROY1322
\2200
「ナローン・プランチャルーン作品集」
 (1)ささやき
 (2)天と地の間
 (3)アンタカラーナ
 (4)ベンチャロング
 (5)ヴァダナ
 (6)マントラ
(1)ニューイヤー・コンテンポラリー室内アンサンブル
(2)J.ボージャ(Fl)、J.マキガン(Pf)、(3)M.ホール(Va)
(4)J.ボージャ(Fl)、B.ギター(Vc)、B.キンセラ(Pf)
(5)第3の天使新音楽アンサンブル
(6)J.サンペン(S.Sax)、
 B.モス指揮ボーリング・グリーン州立大学
  ウインド・シンフォニー
2004年武満徹作曲賞第2位に輝いたタイの新星作曲家の作品集!

制作:2012年

 タイ出身で現在アメリカを中心に活躍しているナローン・プランチャルーン(b.1973)のALBANYへの2枚目のアルバム。これまでにツェムリンスキー国際作曲コンクール、入野賞、武満徹作曲賞に入賞している。作風は作品によって様々でヨーロッパ前衛の手法で書かれたものからアジアの民族音楽を現代の視点から組みなおしたものまで多様。20世紀後半の現代音楽の諸技法を吸収しバランスよく作品に生かしている。ソプラノ・サックスと吹奏楽のための「マントラ」はラヴェルとストラヴィンスキー、さらには伊福部昭を東南アジア風にリミックスしたような作品で吹奏楽の新しいレパートリーとして注目に値する。


TROY1334
\2200→\1990
「ジョージ・ウォーカー:
 偉大なるアメリカの管弦楽曲作品集Vol.3」

  ジョージ・ウォーカー(b.1922):
   (1)軌道上のイカルス
   (2)ピアノ協奏曲
   (3)「アブ」〜語りと室内アンサンブルのための
   (4)「対話」〜チェロとオーケストラのための
   (5)「ダ・カメラ」〜
    ピアノ三重奏とハープ、チェレスタ、
     弦楽と打楽器のための
イアン・ホブソン(指揮)
(1)(5)シンフォニア・ダ・カメラ
(2)(4)シンフォニア・ヴァルソヴィア
(2)(3)(5)ロチェリー・セネット(Pf)
(4)R.ヘレーラ(語り)、
 Y.G.レッドマン(語り)
(3)(5)シェルバン・ルプー(Vn)
(3)(5)ブランドン・ヴェイモス(Vc)
(4)ディミトリ・コウゾフ(Vc)
録音:(1)(3)(5)2011年5月アーバナ,イリノイ州、(2)(4)2010年12月ワルシャワ,ポーランド

 ジョージ・ウォーカーはアフリカ系アメリカ人の現代音楽作曲家でピアノをルドルフ・ゼルキンに、作曲をサミュエル・バーバーに師事した経歴を持つ。1996年にピューリッツァー賞を受賞、多くの作品を発表しており、作品はボストン響、ニューヨーク・フィル、クリーヴランド管などメジャー・オーケストラで度々取り上げられている。作品はヒンデミットからシェーンベルク、バルトーク、メシアンあたりまでのスタイルをバランスよく取り入れた保守的で手堅く書かれた現代音楽といった印象を与える。
 ルーマニアの名手シェルバン・ルプーやパシフィカSQのB.ヴェイモスも参加している。

TROY1336
\2200
「幻影」
 (1)ジム・テリート:ファンファーレ「1クロニクルズ13:8」
 (2)ジェイソン・ノーブル:ドッペル・ポリティーク
 (3)リチャード・ロドニー・ベネット:
  マイルス・デイヴィスへのエレジー
   (トランペット協奏曲より第2楽章)
 (4)後藤洋:ラクリメ
 (5)アーネスト・トムリンソン:イギリスのフォーク・ダンス組曲
 (6)アンソニー・イアナコン:幻影
コリーン・リチャードソン指揮
ウェスタン・オンタリオ大学
 ウィンド・アンサンブル
(3)ショーン・スパイサー(Trp)
録音:2007-2010年

 ウェスタン・オンタリオ大学ウィンド・アンサンブルは1980年代に結成され、カナダで有数のウィンド・アンサンブルとして目されている。イギリスの巨匠リチャード・ロドニー・ベネットの「マイルス・デイヴィスへのエレジー」はモダン・ジャズのテイスト満載の物悲しくも都会的でお洒落な秀作。
TROY1339
\2200
「ニュー・アメリカン・マスターズVol.4」
 (1)ジョセフ・タリン(b.1947):ステートメンツ
 (2)メリンダ・ワグナー(b.1957):親指の月
 (3)ライアン・フランシス(1981):トリオ
 (4)グィネス:ウォーカー(b.1947):フル・サークル
 (5)スンビン・キム(b.1989):旋風
 (6)マシュー・ハルパー(b.1966):トリオ
 (7)アマンダ・ハーバーグ(b.1973):パリサデでバード・ウォッチング
パリサデ・ヴィルトゥオージ:
 【マーガレット・スウィンコスキ(Fl) 、
  ドナルド・モクリンスキ(Cl)、
  ロン・レヴィ(Pf)】
(4)(7)マーニ・ニクソン(語り)
録音:2011年7月

パリサデ・ヴィルトゥオージは2003年に結成されたグループでニューヨーク、ニュージャージーを中心に活動しており、多くの作曲家に作品を委嘱し初演している。本CDは典型的な前衛書法によるものからコープランド風の抒情的な作品、民族音楽をモティーフとしたものまで多様。
TROY1341
\2200
「コロンビア・セッション」
 プーランク(1899-1963):フルート・ソナタOp.164
  (クレヴィストン編サックス版)
 デルヴァンクール(1888-1954):クロカンブッシュ
 ヴィラ=ロボス(1887-1959):ファンタジアOp.630
 ドロシー・チャン(b.1970):2つの前奏曲
 ウィリアム・ボルコム(b.1938):演奏会用組曲
クリストファー・クレヴィストン
 (ソプラノSax,アルトSax)
ハンナ・グルーバー(Pf)
録音:2011年6月

クリストファー・クレヴィストンはアンドレ・プレヴィン、ネーメ・ヤルヴィらと共演する一方、ジャズ・プレーヤーとしても確固とした地位を築いている。20世紀前半のフランスのキッチュでお洒落な雰囲気が楽しいプーランクとデルヴァンクール、ラテンとモダンが程よく融合したヴィラ=ロボスが聞き物。
TROY1342
\2200
「スレッド」〜モリー・モルコスキ、ピアノ・リサイタル
 (1)ベートーヴェン:6つのバガテルOp.126
 (2)ウォリネン:ブルー・バンブーラ
 (3)ショパン:バラード ヘ短調Op.52
 (4)ルイ・アンドリーセン:トッカータ「モローの印象」
 (5)ジョン・アダムズ:チャイナ・ゲイツ
 (6)プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第3番イ短調Op.28
モリー・モルコスキ(Pf)
録音:2007年5月マンハッタン

モリー・モルコスキはクラシックのレパートリーのみならず、現代の作曲家たちとも親しくコラボレーションし、これまでにジョン・アダムズ、ルイ・アンドリーセン、デル・トレディチ、スティーヴ・ライヒらの作品を数多く演奏している。澄み切った音色と繊細なタッチはドビュッシーやラヴェル、現代音楽に最適と思われるが、そんなタッチで弾かれるベートーヴェンは新鮮。
TROY1343
\2200
「キネシス」〜フルートとハープを中心とした近現代音楽
 (1)カタリスト(触媒)
 (2)収束
 (3)「月の入り」第1番
 (4)黄金-朱色
 (5)キネシス
(1)ニューヨーク・ニュー・ミュージック・
 アンサンブル
(2)シグナス(Fl,Vn,Vc,G)
(3)L.ラーソン(Sop)、R.マクダウエル(Cl)
(4)ダ・カーポ・チェンバー・プレーヤーズ
(5)O.フェイダー(Gtr)、モメンタ弦楽四重奏団
録音:2010年4月

グレイザーはニューヨーク出身の作曲家。典型的な東海岸のアカデミズムの流れの中にあり、基本技法はセリエリズムであるが、限られた楽器のなかでの独創的な音色の変化や思いがけない音響効果に新鮮な驚き。
TROY1345
\2200
「ブラック・スワンの歌」
 〜フルートとハープを中心とした近現代音楽

  ガレス・ファー(b.1968):ターヘケ(2002)
  シェーファー・マホニー(b.1968):輝く河(2007/08)
  セザール・ヴィヴァンコ(b.1949):アンデス山脈の幻想曲
  スーザン・マクドナルド(b.1935)&リンダ・ウッド・ロロ(b.1945):
   「ハープのための俳句(1985)」より(6曲)
  ケント・ケナン(1913-2003):夜の孤独(1936)
  レイノルド・タープ(b.1973):茂み
  ドビュッシー:フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ(1915)
  ジョン・ケージ(1912-92):風景の中で〜ハープのための(1948)
  ヴィラ=ロボス(1887-1956):黒鳥の歌(1916)
  ニールセン(1865-1931):霧が上る(1920)
アレセイア・デュオ:
 【ジョナサン・キーブル(Fl)、
  アン・ユン(Hp)】
マスミ・ペーア・ロスタッド
 (Va/ドビュッシーのみ)
録音:2010年12月

ドビュッシーのフルート、ヴィオラとハープのためのソナタをプログラムの核としてフルート、ハープを中心とした近現代作品を収録。これに武満のいくつかの作品を加えたら完璧なのだが、残念ながら未収録。アレセリア・デュオは2002年に結成され、以後、ヨーロッパ、アジア、北アメリカで活動している。ヴィヴァンコの「アンデス山脈の幻想曲」では有名なアンデス民謡「コンドルは飛んでゆく」に基づく幻想曲で楽しめる。
TROY1346
\2200
アレン・ショーン/ピアノ作品集Vol.3
 アレン・ショーン(b.1948):
  (1)ピアノ・ソナタ第1番(1982)
  (2)ピアノ・ソナタ第4番(2009)
  (3)リコレクションズ(1998)
  (4)Yための夜想曲(2001)
(1)(2)アレン・ショーン(Pf)
(3)ダニエル・エプステイン(Pf)
(4)佐藤よしこ(Pf)
録音:2010年

アレン・ショーンはハーバード大学で学んだ後、パリでナディア・ブーランジェにも師事した。無調と種々の旋法を程よくミックスした独自の無調様式でアメリカらしい明朗な抒情を表現している。

GENUIN



GEN 12536
\2200→\1990
「オーボエ・バンドの音楽」
 クリーガー(1649-1725): 「楽しい野の音楽」〜
  第1部 ヘ長調,第2部 ハ長調,第3部 ヘ長調
 トッカータとフーガ シーファーデッカー(1679-1732):
  12の音楽協奏曲〜協奏曲第9番 ト短調,
  協奏曲第5番 ニ短調,協奏曲第3番 ハ短調
トゥッテ・シュイッテ:
 【マリアンヌ・リチャート・プファウ
   (Ob,指揮)、
  ユーリア・ベリッツ(Ob)、
  ニルス・イェンソン(Ob)、
  レジーナ・サンダース(Fg)、
  アヒム・ヴァイゲル(ヴィオローネ)、
  アンケ・デンネルト(Cemb)】
珍しい!ピリオド楽器オーボエ・アンサンブルの録音

録音:2011年6月2-5日、ニュルンベルク、69'12

珍しいピリオド楽器オーボエ・アンサンブル「トゥッテ・シュイッテ」のGENUINレーベルへの録音第3弾。今回は、ヨハン・フィリップ・クリーガー(1649-1725)とヨハン・クリスティアン・シーファーデッカー(1679-1732)の作品を収録。トゥッテ・シュイッテは指揮も務めるマリアンヌ・リチャート・プファウを中心に結成された団体。3人のオーボエ奏者にファゴット、ヴィオローネ、チェンバロが加わっています。


GEN 12537
\2200→\1990
「フルートとチェロの対話」
 モーツァルト(古賀編):二重奏曲 ニ長調 K.423(原曲 ト長調)
 フェルー:フルート独奏のための3つの小品
 ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第6番
 武満徹:フルート独奏のためのヴォイス
 カサド:チェロ独奏のための組曲
 ヴィラ=ロボス:ジェット・ホイッスル
古賀敦子(Fl)
イータイ・ケン(Vc)
ドイツで活躍するフルーティスト古賀敦子!チェロとのデュオ・アルバム

録音:2011年6月2-4日、イエス・キリスト教会,ベルリン、64'31

古賀敦子は、桐朋学園音楽科高等学校、パリとケルンで学び、現在はドイツで活躍するフルーティスト。イータイ・ケンはイスラエル出身のチェリスト。ベルリンで学び、アントワープ王立フィルハーモニー管弦楽団やニュルンベルク歌劇場管弦楽団の首席奏者を務めた。
古賀敦子の参加するフルート・トリオ・オデッサの演奏会が、2012年7月12日(土)山陽小野田市文化会館、7月30日(月)福岡市民会館小ホールで行われる予定。


GEN 12239
\2200→\1990
天才キット・アームストロング(Pf)
(1)ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第1番 Op.1-1
(2)キット・アームストロング(b.1992):
 笑うのを止めなさい、リハーサル中です!
(3)ハイドン:ピアノ三重奏曲 Op.73-1, Hob.XV-24
(4)リスト:トリスティア
キット・アームストロング(Pf)
アンドレイ・ビエロフ(Vn)
エイドリアン・ブレンデル(Vc)
ブレンデル・ジュニアも登場!ベートーヴェン他:ピアノ三重奏曲集

録音:2012年1月1-4日、ブレーメン、70'04

ベートーヴェンとハイドンのピアノ三重奏曲に、ピアノのアームストロングの自作を含めた面白い内容。キット・アームストロングは1992年、米国カリフォルニア州生まれのピアニスト。両親は英国人と台湾人。アンドレイ・ビエロフは、1981年、ウクライナ生まれのヴァイオリニスト。シマノフスキ四重奏団のリーダーでもある。エイドリアン・ブレンデルは、アルフレード・ブレンデルの息子。1976年、ロンドン生まれ。室内楽で活躍している。


映像DVD旧譜
「SET THE PIANO STOOL ON FIRE」
「ブレンデル&キット・アームストロング」

ARTIFICIAL EYE 536
1DVD\2990
A Film by Mark Kidel
 SET THE PIANO STOOL ON FIRE
   Alfred Brendel, Kit Armstrong
 2008年末に引退したブレンデル。その後は後進の指導に当たっているということなのだが、このDVDは、ブレンデルとその生徒キット・アームストロングとの2008年から2009年までの2年間を密着取材したもの。
 キット・アームストロング・・・と聞いてピンと来る方も少ないかもしれない。当時17歳。まだまだあどけなさの残る中国系の少年。だが7歳でチャップマン大学の奨学生となり、科学と音楽を専攻(数学も天才的らしい)、16歳のときにモートン・グールド作曲賞を受賞したというまさに天才。その顔つきも本当に聡明そのもの。DVDの中でも映像が出てくるが、5,6歳のときにもうコンサートでバッハのコンチェルトをバリバリ弾いているから普通じゃない。
 そんな天才キットの音楽はしかし純粋無垢で穢れのないものだが、あまりにも透明すぎる。それがブレンデルのちょっとしたアドバイスでみるみる色がついていく様はなんとも言えない。
 そして最後にキットは晴れの舞台に登場する。
 そこに現れたのはシャイー。そう、キットはついにライプツィヒ・ゲヴァントハウスと共演するのである。(シャイーとのピアノの前での濃厚な打ち合わせも、見ていてなかなか興味深い。)
 彼らの本番は2009年11月。そう、ご覧になられた方もいるかもしれない。2009年の11月に行われた日本でのライプツィヒ・ゲヴァントハウス公演こそ、キットの晴れ舞台だったのである。

 規格PAL、リージョン・コード2のため、通常の日本のDVDでは再生できません。専用の機器、あるいはパソコンだと再生できる可能性が高いです。


GEN 12227
\2200
「ドビュッシー:ピアノ作品集第2集」
 アラベスク第1番 ホ長調/アラベスク第2番 ト長調/
 ボヘミア風舞曲/バラード/舞曲/夜想曲/
 前奏曲集第1巻
  (デルフィの舞姫/ヴェール/
   野を渡る風/夕べの大気に漂う音と香り/
   アナカプリの丘/雪の上の足跡/西風の見たもの/
   亜麻色の髪の乙女/とだえたセレナード/
   沈める寺/パックの踊り/ミンストレル)
アミール・デベニヒン(ピアノ)
若手有望ピアニストによって弾き分けられるドビュッシー・シリーズ

録音:2011年6月19-21日、ライプツィヒ、76'28

アミール・デベニヒンは1977年、カザフスタン生まれのピアニスト。モスクワ音楽院で学ぶ。2000年の浜松国際ピアノコンクールで奨励賞を受賞するなど、数々のコンクールに入賞。2004年以来ドイツを拠点にしており、2011年4月、ライプツィヒのドイツ・ピアノ賞を受賞。

GEN 12228
\2200
「ドビュッシー:ピアノ作品集第3集」
 喜びの島/版画(パゴダ,グラナダの夕暮れ,雨の庭)/
 スケッチ帳より/小品/仮面/
 前奏曲集第2巻
  (霧/枯葉/ヴィーノの門/
   妖精たちはあでやかな踊り子/ヒースの荒野/
   奇人ラヴィーヌ将軍/月の光が降り注ぐテラス/
   水の精/ピクウィック殿をたたえて/
   カノープ/交代する三度/花火)
リ・チェンイン(李晨音)(ピアノ)
録音:2011年6月19-21日、ライプツィヒ、72'05

リ・チェンイン(李晨音)は中国出身のピアニスト。北京音楽院で学んだ後、ニュージーランドのオークランド音楽大学に留学、さらにロンドンのギルドホール音楽演劇学校で学んでいる。高度なテクニックを持ちつつ、やや翳りあるしっとりとした情感の演奏が素晴らしい。

GEN 12231
\2200
「ドイツ音楽コンクール2005優勝者〜
 アンドレアス・マルティン・ホフマイアー(チューバ)」

  (1)ドゥーダ(b.1968):チューバ協奏曲第1番 Op.67-1
  (2)ネトヘル(b.1948):二重奏曲 Op.120
  (3)ドゥーダ:幻想曲第2番 Op.29-2
  (4)ドゥーダ:ファンキー・ナイトメア Op.55d-1
  (5)ロイケアー(1901-99):
   チューバと管弦楽のためのカプリッチョ
  (6)ドゥーダ:
   チューバ、ハープ、ピアノのための
    ブルレスク・オン・ミニアチュア
アンドレアス・マルティン・ホフマイアー
 (チューバ)
(1)フィルハーモニー・ザルツブルク
(2)(3)(6)アンドレアス・ミルドナー(Hrp)
(4)ミヒャエル・マルティン・コフラー(Fl)
(4)アルベルト・オステルハンマー(バスCl)
(5)ノイブランデンブルガー・フィルハーモニー
(6)ハインリヒ・アルペルス(ピアノ)
録音:(1)2011年11月6日ライヴ,(5)2007年2月24日ライヴ、(6)2007年3月1日ライヴ,52'55

チューバ絡みの作品を集めており、いずれも初録音である。イエルク・ドゥーダは1968年、ミュンヘン生まれの作曲家。キエル・ロイケル(1901-1999)はデンマーク生まれの作曲家で、30年以上に渡ってデンマーク国立歌劇場のファゴット奏者を務めた人物。 メインとなるチューバを演奏するアンドレアス・マルティン・ホフマイアーは、1978年、ミュンヘンの生まれ。ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学で学ぶ。2004年から2008年まで、リンツのブルックナー管弦楽団の首席チューバ奏者を務めた。2005年、ベルリンでのドイツ音楽賞を受賞。

GEN 12237
\2200
「チェコの作曲家による四手ピアノ作品集」
 ドヴォルザーク:スラヴ舞曲Op.46
 フィビヒ:四手ピアノのためのソナタ 変ロ長調Op.28
 シュールホフ:皮肉Op.34
 フルニーク:ペルゴレージの主題による変奏曲
ピアノ・デュオ・ダンヘル=コルプ
録音:2010年8月9-12日、ノイマルクト、79'48

チェコの作曲家による四手ピアノ作品集。ドヴォルザーク、フィビヒ、シュールホフに加えて、1922年生まれのフルニークの作品を収録している。
ピアノ・デュオ・ダンヘル=コルプは、ロマナ・ダンヘル=コルプとオリヴァー・コルプによるピアノ連弾のデュオ。


GEN 12241
\2200→\1990
ライプニッツ三重奏団/メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1,2番
 メンデルスゾーン:
  ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 Op.49
  ピアノ三重奏曲第2番 ハ短調 Op.66
ライプニッツ三重奏団:
 【ファ=ウォン・ピョン(ヴァイオリン)、
  レナ・ヴィグンヨサプトロ(チェロ)、
  ニコラス・リマー(ピアノ)】
録音:2009年8月、2011年3月、ライプツィヒ,61'23

 ライプニッツ三重奏団は2005年結成の若いピアノ三重奏団。才能あふれる弦楽四重奏団は次々現れるが、ピアノ・トリオはなかなか登場しないだけにこれは嬉しい。しかもメンデルスゾーンの名曲2作をリリース。
 「マルタン、ドヴォルザーク、フィンレイ作品集(GEN11208)」に続くGENUINへの録音第2弾。ファ=ウォン・ピョンは1982年、ゾーリンゲン生まれ。2007年からバーデン・バーデン・フライブルク南西ドイツ放送交響楽団の団員。レナ・ヴィグンヨサプトロは、1983年、エッセン生まれ。室内楽活動を盛んに行っている。ニコラス・リマーは、英国、ウィガン生まれ。ピアニストだけでなくオルガニストとしても活躍している。


MARQUIS


MAR 81419
\2200
ピリオド楽器によるフンメルのヴァイオリンとヴィオラのソナタ集
 フンメル:
  ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調 Op.5-1
  ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 Op.5-2
  ヴィオラ・ソナタ 変ホ長調 Op.5-3
ポール・ルフコウ(Vn,Va,ピリオド楽器使用)
マイケル・ジャーヴィス(フォルテピアノ)
録音:2011年6月21-23日、ヴァンクーヴァー、DDD、62'53

 フンメルの作品5のソナタ3曲をピリオド・ヴァイオリン、ピリオド・ヴィオラ、そしてフォルテピアノの伴奏で演奏したもの。とある別荘の一室での録音ということもあり、ごく内輪の私的な演奏会の雰囲気が味わえる。ポール・ルフコウ、マイケル・ジャーヴィスとも、カナダの古楽界で活躍する人たち。

NEOS


NEOS 10910
\2300
「サクソフォン協奏曲集」
 (1)グラズノフ(1865-1936):
  アルト・サクソフォンと弦楽のための協奏曲(1934)
   (カデンツァ:ジョン=エドワード・ケリー)
 (2)ニコラ・ルファヌ(b.1947):
  アルト・サクソフォンと弦楽のための協奏曲(1989)
 (3)クシシトフ・マイヤー(b.1943):
  アルト・サクソフォンと弦楽のための協奏曲(1993)
ジョン=エドワード・ケリー(A.Sax, (1)指揮)
(2)(3)ミヒャ・ハメル(指揮)
(1)-(3)オランダ放送室内フィルハーモニー管弦楽団
録音:2000年ヒルヴェルスム、DDD,58:42

 グラズノフのサックス協奏曲とその編成に合わせて委嘱された現代曲から構成された一枚。サックスのケリーは1958年米国サンフランシスコ出身で1982年にドイツに移住以来、南北アメリカ、ヨーロッパを始め世界的に演奏活動を行っている。またロンドンのキングス・カレッジ、ストックホルム音楽院、ヘルシンキのシベリウス・アカデミーなどでレクチャーを数多く行っており、日本にもファンを持つ。グラズノフ以外の2作品は表現主義的な厳しい音楽でベルク、ウェーベルン、チェルハなどに近い雰囲気を持っている。

NEOS 11207
\2300
「マーンコップ・エディション2」
 クラウス=シュテッフェン・マーンコップ(b.1962):
  ピアノ作品集 根茎(Rhizom,1988/1989)
   5つの小さなラクナリテート(5 kleine Lakunaritaten,1994/95)/
   室内細密画(1995)/室内小品(1995)/新しい天使の夢(1999)/
   ベートーヴェンの注釈(2004)/プロスペロー断章(2005)
エルミス・テオドラキス(Pf)
ドイツの中堅作曲家マーンコップ・エディション第2弾

録音:2010年8月フライブルク,DDD、71:18

 マーンコップはドイツの中堅作曲家でブライアン・ファーニホー、クラウス・フーバーらに師事し、ガウデアムス賞、シュトゥットガルト作曲賞などの受賞歴がある。作風は師匠ファーニホーの影響が色濃く(ブックレットに引用されている楽譜を見るとファーニホーの作品の譜面の風景がよく似ている)、複雑な楽譜には夥しい音と激しい強弱のコントラストによる音の身振りが詰め込まれている。そんな一方、「プロスペロー断片」ではウェーベルンの発展系ともいうべき点描的な音楽を聴かせる。近年はアンサンブル・モデルンのためにも作曲しザルツブルク音楽祭にも招かれている注目の作曲家。

ORF



CD 3116
\2300→\2090
45歳の若さで急逝したウィーン・フィル・フルーティスト、フォーグルマイヤー
「・・・ON AIR・・・」〜フルートと吹奏楽のための新作集

  アルビン・ツァイニンガー:旅先からの短い物語
  トリスタン・シュルツェ:時間旅行
  バルドゥイン・ズルツァー:協奏スケッチ
  ヴォルフガング・プシュニヒ:空に二つの星
  トマス・ガンシュ:ビルディ・ヌム・ヌム
ギュンター・フォーグルマイヤー(フルート)
カール・ゲロルディンガー(指揮)
SBOリード・シンフォニエッタ(吹奏楽団)
 今年45歳で急逝したウィーン・フィルのフォーグルマイヤー、フルートと吹奏楽のための新作集!

録音:2009年6月-2010年9月、65'04,DDD

 今年1月に45歳の若さで急逝したウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のフルーティスト、フォーグルマイヤーによる、フルートと吹奏楽のために書かれた新作ばかりを集めたCD。
 ギュンター・フォーグルマイヤーはオーバーエスターライヒ州生まれ、1987年からグスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団のソロ・フルーティストに。1993年からウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーだった。


CD 3130
\2300→\2090
ザ・サウンド・アンド・フュアリのオケゲム第2集!
 「ヨハネス・オケゲム:ミサ曲第2集」
  (1)ミサ曲「ここに神に召し使える女がおります」
  (2)ミサ曲「ミ・ミ」
ザ・サウンド・アンド・フュアリ(音と熱狂):
 【ダヴィト・エルラー(カウンターテノール)、
  ジョン・ポッター(テノール)、
  コリン・メイソン(バス)、
  リヒャルト・ヴィストライヒ(バス)】
録音:2010年7月11日、マウエルバッハ,63'22

 毎回ドキっとするような官能的なジャケットでおなじみのザ・サウンド・アンド・フュアリ。今ではすっかりORFレーベルの古楽声楽アンサンブルの顔となった。
 しかも15、6世紀のポリフォニー作曲家ばかりを執拗に追いかけるその偏執的な姿勢がすごい。しかもラ・リューやオケゲム、ゴンベールといった大家に加えて、調べても出て来そうにないような無名の作曲家の作品をアルバム1枚丸まる収録するなど、やることなすこと半端じゃない。こ
 日本ではまだまだ知名度の低い彼らだが、その鮮烈な歌声がいつの日か注目されるときが来ると思う。

 好評の声楽アンサンブル、ザ・サウンド・アンド・フュアリによる、オケゲムのミサ曲集の第2集。第1集は CD 3024(SACD)で発売されている。ミサ曲「ミ・ミ」はオケゲムの代表作の一つ。「ミ・ミ」という奇妙な題名は使われている音形によるあだ名。男声だけでじっくり歌われている。


ザ・サウンド・アンド・フュアリのアルバムから

CD 3024
(SACD Hyrbid)
\2300→\2090
「ヨハネス・オケゲム第1集」
 ヨハネス・オケゲム:
  ミサ・ロム・アルメ(ミサ曲「武装した人」)
  ミサ・プロラツィオーヌム(種々の比率のミサ)
ザ・サウンド・アンド・フュアリ(音と熱狂):
【K.ヤウナルクスネ(S)、
クラウス・ヴェンク(T)、
ジョン・ポッター(T)、
トーマス・E.バウアー(Br)、
リヒャルト・ヴィストライヒ(B)】、
 初期ポリフォニーの大作曲家オケゲムの代表作2曲を収録。「ザ・サウンド・アンド・フュアリ」はバリトンのバウアーによって2000年に創立された新しいアンサンブルだが、その高いクオリティでメキメキ評価を上げている。中心となるバウアーとポッター、ヴィストライヒはソリストとしても活躍している。録音:2006年9月ライヴ

CD 3025
(SACD Hyrbid)
\2300→¥2090
ギョーム・フォーゲ(1442-1471):
 召使いのミサ(Missa le serviteur)
 ミサ《私は海にいる》(Missa Je suis en la mer)
ザ・サウンド・アンド・フュアリ(音と熱狂):
【ダフィート・エルラー(カウンターテナー)、
クラウス・ヴェンク(T)、
ジョン・ポッター(T)、
コリン・メイソン(B)】
 フョーム・フォーゲはルネサンス期のフランスの作曲家で、その生涯についてはあまりわかっていない。彼の主要な作品は5つのミサ曲で、このディスクにはそのうちの2曲が収められている。召使いのミサはデュファイの世俗曲をベースにして作曲されている。
録音:2007年9月ライヴ

CD 3115
(2CD)
\4600→¥4190
ギョーム・フォーゲ:作品集第2集
 ミサ曲「武装した人」
 ミサ曲「ヴィヌス・ヴィナ・ヴィヌム」
ザ・サウンド・アンド・フュアリ
録音:2009年10月、マウエルバッハ(ライヴ録音) DDD、82m

 CD 3025(SACD)に続く、ザ・サウンド・アンド・フュアリによるギヨーム・フォーゲの作品集。フォーゲは15世紀に活躍したフランスの作曲家。生前はたいへん人気のあった人だが、今日に伝えられる情報は少なく、伝えられる作品も少ない。ザ・サウンド・アンド・フュアリはオーストリアの古楽声楽団体。15世紀後半から16世紀初頭にかけてのフランス、フランドル音楽を中心としており、ここでも極めて完成度の高い演奏でフォーゲの魅力を明らかにしている。



WEITBLICK (5/30)



SSS0129-2
\2200→\1990
巨匠ジョルジュ・プレートル最新作!
 ブラームス:交響曲第2番、第3番

  (1)ブラームス:交響曲第3番
  (2)ブラームス:交響曲第2番
ジョルジュ・プレートル(指揮)
ベルリン・ドイツ交響楽団
録音:(1)2008 年10 月27 日,(2)2011 年2 月6 日 全て,フィルハーモニー・ベルリンにおけるライヴ・デジタル録音
演奏タイミング:第3番[12:27][7:52][7:15][9:09]、第2番[14:43][9:42][5:04][9:29]

 巨匠ジョルジュ・プレートル、久々にWEITBLICK からの発売になります。今回は最新録音によるブラームスの交響曲集です。

 第3番は、その感情的な旋律の揺さぶり、テンポの変化を想像してしまうが、実に率直なアプローチで驚かされる。爽快で誤解を承知で言えばまことにスポーティなのである。高速道路を性能の良い車で走っているような雰囲気すらある。第2 楽章も、巨匠が緘徐楽章の演奏でしばしば聴かせる、矯めに矯めて爆発させるという手段を用いない。不自然な拘泥は一切ないのだ、思い切りの良い演奏と言っても良い。ところが第3 楽章が始まると、ここに巨匠の真骨頂が表れてくる。止まりそうなほど……という遅さではないが、情感はたっぷりに奏される。そして美しい旋律を羽毛のように浮遊させる。優秀なホルンの美しい咆哮(それも静かな)は、まるで遠く離れた山奥から聴こえて来るようだ。その夢幻的な表情付けを聴けば、やはりプレートルにしかできない演奏だなと納得し、大いに首肯せざるを得ない。第4楽章は、基本的には第1 楽章の演奏を継承したものと言えるだろう。そのケレン味のない味わいには聴いていて襟元を正したくなるが、生真面目一辺倒に終わらないのがこの芸術家だ。フィナーレのコーダのチェロの音色など、モノクロ映画に一瞬色彩が入るかのような衝撃と官能が聴き取れるだろう。
 第2番もまた軽やかな足取りの演奏である。第1 楽章提示部こそは、結構ゆっくり丁寧に奏でられ説明的な表現とも言えるが、展開部以降はぬかるみを荷車曳くようなもたつきは一切なく、雲の上を歩くようだ。そしてクライマックスに至るまでの焦燥も見事。第3 楽章は、第4楽章へバトンを渡す通過点という感がある。白眉は終楽章であろう。プレートルの豪快な芸風が炸裂する。身振りの大きな音楽で、一気呵成にフィナーレの大きな歓喜に突き進む。
存分に延ばされたフェルマータも凄い迫力である。(ライナーノートより)
 ※英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。

WEITBLICK


シューベルト:交響曲第9番『グレート』、ハイドン:交響曲第39番 ザンデルリング&スウェーデン放送交響楽団
SSS0133-2
\2200→\1990
ついに登場!
 クルト・ザンデルリング&スウェーデン放送交響楽団
  (1)シューベルト:交響曲第9番ハ長調「ザ・グレート」
  (2)ハイドン:交響曲第39番ト短調
クルト・ザンデルリング指揮
スウェーデン放送交響楽団
クルト・ザンデルリング初出レパートリー!シューベルト「ザ・グレート」&ハイドン:第39番、スウェーデン放送響ライヴ

演奏タイミング: ザ・グレート[14:39][15:11][10:29][13:44] ハイドン[4:36][4:24][3:10][5:16]
(1)1994年10月14日ベルワルドホール・ライヴ (2)1992年10月16日ベルワルドホール・ライヴ (ステレオ・デジタル録音)

 巨匠ザンデルリングに「ザ・グレート」のディスクがなかったことは驚きですが、ついに名人集団スウェーデン放送響との名演が発見されました。録音も上々。スケール極大の大演奏です。どこまでも自然体で、柔らかな響きを保ちます。ホルンを朗朗と吹かすところなど、こうでなくっちゃという感じです。これぞ「ビッグではなく、グレートです」と申せましょう。
 ハイドンの疾風怒濤期の名作「第39番」(モーツァルトではなく、ハイドンです!)も初出レパートリーです。巨匠はしばしばハイドンをコンサートの前プロに置くことが多かったのですが、この第39番は特に愛奏した素晴らしい作品です。エネルギッシュにオーケストラをドライヴする姿が目に浮かぶようです。

※英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。


ライヴCD-R旧譜
EN LARMES
ELS 01-109
1CD-R¥1700
シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレイト」 クルト・ザンデルリンク指揮
ケルン放送響
 一部のファンの間でずっと語り継がれているケルン放送響との「グレイト」。ほんとに偶然だが先日ライヴCD-Rの膨大な山の中から発掘して聴いたばかりだった。冒頭30秒聴いただけでザンデルリンクの音楽の海にさらわれてしまう。こんなにも豊かで濃密な時間があるものか・・・。





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