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第64号
マイナー・レーベル歴史的録音新譜(2)


7/6までの紹介分


IDIS



IDIS 6652
(2CD)
\3600→\3290
クナッパーツブッシュ&ウィーン・フィル
 ベートーヴェン:
  交響曲第3番 変ホ長調 Op.55「英雄」
  「レオノーレ」序曲第3番 Op.72b
 ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
晩年のクナとウィーン・フィルによるベートーヴェンとブルックナー!

録音:1961 年/150'37

 晩年のクナッパーツブッシュがウィーン・フィルを指揮したライヴ録音2 種を2CD に。
 CD には単に「1961 年」としかありませんが、ベートーヴェンはおそらく1962 年2 月17 日、ムジークフェラインザールでのライヴ。晩年のクナらしいゆったりとした流れが大きくうねって巨大な力へと至る演奏で、ことに葬送行進曲での熱の入った演奏はクナの魅力がたっぷり。ちなみにこの1962 年2 月17 日はブルーノ・ワルターが亡くなった日です。
 ブルックナーの交響曲第8 番は、1961 年10 月29 日、ムジークフェラインザールでのライヴ。クナがウィーン・フィルを指揮して残した唯一の8 番です。


IDIS 6647
(2CD)
\3600→\3290
カラスの『ベッリーニ:「ノルマ」−清き女神』
 10種類聞き比べ!
 フランチェスコ・モリナーリ・プラデッリ(指)
  RAIトリノ交響楽団/ 1949 年3 月7 日、トリノ
 トゥリオ・セラフィン(指)コロン劇場管弦楽団
  1949 年7 月9 日、ブエノスアイレス
 グイード・ピッコ(指)ベジャス・アルテス宮管弦楽団
  1950 年5 月、メキシコシティ
 ヴィットーリオ・グイ(指)
  コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団
  1952 年11 月18 日、コヴェントガーデン王立歌劇場
 アントニーノ・ヴォットー(指)
  トリエステ・ジュゼッペ・ヴェルディ劇場管弦楽団
  1953 年11 月19 日、トリエステ
 トゥリオ・セラフィン(指)ミラノ・スカラ座管弦楽団
  1954 年4-5 月、ミラノ
 トゥリオ・セラフィン(指)RAI ローマ管弦楽団
  1955 年6 月29 日、ローマ
 アントニーノ・ヴォットー(指)ミラノ・スカラ座管弦楽団
  1955 年12 月7 日、ミラノ
 ガブリエーレ・サンティーニ(指)ローマ歌劇場管弦楽団
  1958 年1 月2 日、ローマ
 ジョルジュ・セバスチャン(指)パリ・オペラ座管弦楽団
  1958 年12 月19 日、パリ
マリア・カラス(S)
ぜーんぶカラスの「清き女神」10 種類を聞き比べ!

144'49

 ひたすらマリア・カラスの歌ったベッリーニ「ノルマ」の“清き女神” を集めた酔狂なCD です。1949 年のトリノの録音は、放送用リサイタルの録音。あまり盤のない珍しい録音です。同年、ブエノスアイレスでのものは、アルゼンチン独立記念演奏会のライヴ録音。1954 年のものは、EMI の全曲録音から。1958 年のローマのものは、第1 幕の後突如キャンセルして大スキャンダルとなったそのライヴ録音。同年パリのものは、オペラ座でのリサイタルのライヴ録音。その他は全曲公演からのライヴ録音です。
 CD2 枚ドップリとカラスの魅力に浸りましょう!IDISなので売り切れが心配。

MELODIYA


NOW PREPARING
MELCD 1001983
\1700→\1590
巨匠競演!私蔵音源含む!
 バルシャイ、ロジェストヴェンスキー、ザンデルリング
  アレクサンドル・ロクシーン(1920-1987):

  交響曲第4番(1968)(*)
  交響曲第9番
   (レオニード・マルティノフの詩による、独唱と弦楽合奏のための;1975)(+)
  交響曲第11番
   (ルイス・デ・カモンイスの詩による、独唱と管弦楽のための;1976)(#)
  ハンガリー幻想曲(ヴァイオリンと管弦楽のための;1952)(**)
モスクワ放送交響楽団(*/**)
ユーリー・グリゴリエフ(バリトン(+))
モスクワ室内管弦楽団(+)
ルドルフ・バルシャイ(指揮(*/+))
リュドミラ・ソコレンコ(ソプラノ(#))
ソリスト・アンサンブル(#)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮(#))
ユリアン・シトコヴェツキー(ヴァイオリン(**))
クルト・ザンデルリング(指揮(**))

録音:1968年(*)/1975年(+)/1980年(#)/1952年(**)

 ロクシーンはソヴィエト連邦(現ロシア)の西シベリア地方の町ビースクに生まれ、ミャスコフスキーに師事した作曲家。社会主義体制への妥協を拒んだため迫害され、当局からの拒絶と検閲に晒され続け、亡くなった時には完全に忘れ去られた存在となっていました。死後、親友だったルドルフ・バルシャイの尽力により彼の音楽は西欧に紹介されるようになり再評価が進んでいます。
 (+)(**)はロクシーンの私蔵音源。(+)はOLYMPIAレーベル、MKM 206に収録されている音源と同一の可能性があります。


NOW PREPARING
MELCD 1001938
(5CD)
\5000→\4590
ダニール・シャフラン
 J・S・バッハ(1685-1750):
  無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調 BWV1008(*)
  無伴奏チェロ組曲第4番変ホ長調 BWV1010(+)
  無伴奏チェロ組曲第6番ニ長調 BWV1012(+)

録音:1973年(*)/1974年(+)


 ショパン(1810-1849)/バラキレフ(1837-1910)校訂:
  チェロ・ソナタ ト短調 Op.65(1847)(*)
 ラフマニノフ(1873-1943):チェロ・ソナタ ト短調 Op.19(1901)(+)

アントン・ギンズブルク(ピアノ)

録音:1985年(*)/1979年(+)


 ブラームス(1833-1897):
  チェロ・ソナタ第1番ホ短調 Op.38(*)/同第2番長調 Op.99(*)
 ショスタコーヴィチ(1906-1975):チェロ・ソナタ Op.40(+)

フェリクス・ゴットリープ(ピアノ(*))
ドミートリー・ショスタコーヴィチ(ピアノ(+))

録音:1980年(*)/1946年(+)


 プロコフィエフ(1891-1953):
  チェロ・ソナタ ハ長調 Op.119(*)
  チェロと管弦楽のための交響的協奏曲ホ短調 Op.125(+)

アントン・ギンズブルク(ピアノ(*))
ソヴィエト国立交響楽団(+)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮(+))

録音:1970年(*)/1961年、ライヴ、モスクワ音楽院大ホール(+)


 ボッケリーニ(1743-1805):チェロ協奏曲(第9番)変ロ長調(1770-1771)(*)
 ハイドン(1732-1809):チェロ協奏曲ニ長調 Op.101 Hob.VII:1(1783)(+)
 チャイコフスキー(1840-1893):ロココの主題による変奏曲 Op.(#)

レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団(*)
アルヴィド・ヤンソンス(指揮(*))
ソヴィエト国立交響楽団(+)
ネーメ・ヤルヴィ(指揮(+))
モスクワ・フィルハーモニー交響楽団(#)
キリル・コンドラシン(指揮(#))

録音:1966年(*)/1977年(+)/1949年(#)


ダニール・シャフラン(チェロ)
 ロストロポーヴィチと1950 年「プラハの春」国際音楽コンクールの1位を分け合った名匠ダニール・シャフラン。リヒテルはシャフランについて「ロストロポーヴィチに感動したって?でもシャフランを聴くまでは待ったほうがいい」と言った。そもそも録音自体が貴重。CDで出る機会も少なくはないが、出ては廃盤、という哀しい状況が続く。その天衣無縫、縦横無尽の感性はロシアのほかの独奏者にはあまり見られない突出したもの。本家からのセット登場は嬉しい。


●Membran DOCUMENTS Series


MEMBRAN
233558
(3CD)
\1500
フリードリヒ・グルダ(pf)〜プレイズ・ベートーヴェン 
ベートーヴェン 
 ピアノソナタ第10番、エロイカ変奏曲 1959年録音/
 ピアノソナタ第19番 1954年録音/
 ピアノソナタ第28番、第30番 1957年録音/
 創作主題による32の変奏曲WoO.80 1959年録音
 ヴァイオリンソナタ第7番、第10番
  ルッジェーロ・リッチ(Vln) 1954年録音
 チェロソナタ第3番
   ピエール・フルニエ(Vc) 1959年録音
フリードリヒ・グルダ(pf)

●Membran Acanta Series


MEMBRAN
233354
(4CD)
\2100
ハインツ・ホッペ(Ten)名唱集
 Heimat, deine Sterne、Vor meinem Vaterhaus steht eine Linde、Gr?n ist die Heide、
 Alle Birken gr?nen in Moor und Heid'、Nun leb' wohl, du kleine Gasse、
 Sah ein Knab' ein R?slein steh'n、Das alte Lied、Der Lenz、In meiner Heimat、
 Abends in der Taverne、Sch?n w?rde die Welt sein、J?gerlied、
 Heimat, mit der Seele gr??' ich dich、Ach, ich hab' in meinem Herzen
 Dein ist mein ganzes Herz、Niemand liebt dich so wie ich、
 Leise erklingen Glocken vom Campanile、Sch?nes Italien, gern gedenk' ich dein、
 Isola bella im Lago Maggiore、Sch?n ist die Welt、Will dir die Welt zu F??en legen、
 M?rchentraum der Liebe、Du bist die Welt f?r mich Wolgalied、Fern wie aus vergang' nen Tagen、
 Liebste, glaub' an mich、Gern hab' ich die Frau'n gek?sst、Ich bin ein Zigeunerkind、
 Das ist der letzte Walzer、Ich tr?ume mit offenen Augen、O Rose von Stambul、
 Zwei M?rchenaugen、Sag ja, mein Lieb', sag ja、Komm, Zigan
 Ja, das alles auf Ehr'、Ich kn?pfte manche zarte Bande、Ich setz' den Fall、
 Dunkelrote Rosen、Treu sein, das liegt mir nicht、Trinke, Liebchen /
 Gl?cklich ist, wer vergisst、Doch eines ich noch nicht verlor, den Humor、Wie sch?n ist alles、
 Soll ich denn nie in den Armen dich halten?、Ninana、Komm in die Gondel、So ist's gemeint、
 Was willst du hier / Ach, ich habe sie verloren、Ich hab' kein Geld, bin vogelfrei、
 Florenz hat sch?ne Frauen、Der Witz, die Laune sind schneid'ge Waffen
 Freunde, vernehmet die Geschichte、Hier an dem Herzen treu geborgen、
 Ich seh' die Mutter dort、Gegr??t sei mir, o heil'ge St?tte、
 Es ist schon sp?t、Und es blitzten die Sterne Lasset sie glauben, dass ich in die Welt zog、
 Wie eiskalt ist dies H?ndchen、Jungfrau Maria、Ach, so fromm, ach, so traut、
 Lebe wohl, mein flandrisch' M?dchen、Horch, die Lerche singt im Hain、
 Wohin seid ihr entschwunden、Konstanze, dich wiederzusehen、
 Dies Bildnis ist bezaubernd sch?n、Der Odem der Liebe、
 Wende auf mich dein holdes Auge、
 Don Ottavio, ich sterbe / Du kennst nun den Frevler / Nur ihrem Frieden
1957年〜86年録音

MEMBRAN
233355
(4CD)
\2100
ディーター・クレッカー(Cla)名演奏集
 ホフマイスター:クラリネット協奏曲/
 シャハト:クラリネット協奏曲/
 ダンツィ:七重奏曲 コンチェルト・アムステルダム、コンソルティウム・クラシクム、他 
  1972年録音
 シューベルト:岩の上の羊飼い/
 ラハナー:歌の翼に/
 シュポア:6つのドイツの歌 
  ヘレン・ドナート(Sop)クラウス・ドナート(pf) 1982年録音
 フォーゲル:プレミア・シンフォニー・コンチェルタンテ/
 アーベル:ヴァイオリンとオーボエとクラリネットのための協奏曲/
 バックオーフェン:シンフォニア・コンチェルタンテ/
 ダンツィ:シンフォニア・コンチェルタンテ
  ヤープ・シュレーダー指揮、コンチェルト・アムステルダム 1972年録音
 モーツァルト:
  セレナーデK.196f、Cor sicerum、Jesu dulcis memoria、
  Domine Deus salutis meae、Die Hoffnung dient zum Stabe、
  ディヴェルティメントK.226 
   ヘレン・ドナート(Sop)、コンソルティウム・クラシクム、
   スーク室内管弦楽団、クラウス・ドナート(pf)
   1972年、1987年録音
Licensed by FonoTeam GmbH

OPUS蔵



OPK 2102
\2400→\2190
エマヌエル・フォイアマン
 (1)ブラームス:
  ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調 Op.102*
 (2)R.シュトラウス:「ドン・キホーテ」Op.35
エマヌエル・フォイアマン(チェロ)
ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)*
フィラデルフィア管弦楽団
ユージン・オーマンディ(指揮)
 『「猛烈」とでもしか言いようがないほど明確な発音』不遇の天才チェリスト、フォイアマン晩年のRCAの優秀録音を復刻!!解説はバロックチェロ奏者、指揮者の鈴木秀美!

録音:(1)1939 年( 復刻原盤:UK-HMV)、(2)1940 年( 復刻原盤:US-RCA)

 カザルスが19 世紀までのチェロ奏法の総括を行い、フォイアマンが20 世紀のチェロ奏法を切り開いたと言われますが、彼は外科手術の失敗で39 歳という若さでこの世を去ってしまいました。晩年といってもまだ全盛期、彼が最後に残した大曲の録音2 曲をまとめました。「ドン・キホーテ」はフォイアマンの得意とするもので十代の頃から彼の十八番になっています。以前に出しましたトスカニーニとのライブ盤(OPK7033)と比べてみるのも一興でしょう。( オーパス蔵 相原 了)

 このブラームスに限らずどの録音でも、彼らの演奏は大抵、まあよくこんなに簡単そうに弾けるものだと呆れるほどだ。多くのチェロ奏者にとって、彼の演奏は励みというよりもむしろ「もう止めようか」と思わせる。なぜこんなにテンポが速いのかと思うこともしばしばだが、きっと彼らにとっては自然なテンポだったのだろう。とにかく「猛烈」とでもしか言いようがないほど明確な発音でパラパラと音が細部まで聞こえてくることは、この二人の演奏の大いなる特徴の一つと言える。1 歳違いの二人、「ハイフェッツがヴァイオリンでできることは全部、私はチェロでできる」と豪語したと伝えられるフォイアマンだが、このブラームスを聴くと、さもありなんと黙って頷くしかない。言うまでもない才能や音楽性に加えて、彼らの弾いていた楽器もそれを助けるものであっただろう。私は縁あって、フォイアマンの楽器の元所有者であったAldo Parisot 氏の家を訪ね、レッスンを受けると共に楽器を弾かせていただいた経験がある。少々細身に感じた1730 年製のストラディヴァリは、まるでつい最近できたかのように健康で爽やか、胸の当たる箇所以外ニスもしっかり残って美しいものだった。その音の豊かさと歯切れの良さは驚くばかりで、Parisot 氏は「良いことも悪いことも、あっという間にみんなに聞こえてしまうんだよ」と言っていた。言うまでもないことだが、フォイアマンが弾いていた当時はガット弦だったのであり、あの音の豊かさ、歌うような伸びやかさと発音はそれによって得られたものである。今回さらに音質を追求したものが聴けるようになったことは、学ぶものにとってもブラームスを愛するものにとっても、また弦楽器を愛するものにも等しく嬉しいことに違いない。
 〜当解説書より(バロックチェロ奏者、指揮者 鈴木秀美)〜


OPK 7061
\2400→\2190
トスカニーニ&NBC 交響楽団
ロッシーニ:
 セヴィリャの理髪師 序曲/チェネレントラ 序曲/
 どろぼうかささぎ 序曲/ウィリアム・テル より ‘6 人の踊り’/
 ブルスキーノ氏 序曲/ウィリアム・テル 序曲(LP 復刻)*/
 ウィリアム・テル 序曲(EP 復刻)/
ヴェルディ:運命の力 序曲
ワルトトイフェル:スケーターズ・ワルツ
アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)
NBC 交響楽団
『他の誰よりも見事なアッチェレランド効果を伴って胸がすく。』平和到来の喜びが溢れたナチス・ドイツの降伏の翌月、1945 年6月にトスカニーニがセッション録音、EP 盤ウィリアム・テルの大太鼓も注目!

録音:1945 年6 月、1953 年*/復刻原盤: 運命の力、スケーターズ・ワルツ、6 人の踊り:RCA -SP
ウィリアム・テル: RCA-LP (LRY-9000)、RCA-EP/ウィリアム・テル以外のロッシーニ序曲: HMV- LP

 ナチス・ドイツの降伏の翌月、トスカニーニがセッション録音したものはロッシーニ、ヴェルディとワルトトイフェルの「スケーターズ・ワルツ」でした。
 やはり平和到来の喜びが溢れたのでしょう。ここではその6 月における正規録音を集めました。ちょっと風変わりな組合せですが、特殊な時期の録音という訳です。SP の復刻をしたかったのですが、ロッシーニの序曲はよい盤との出会いがなかったのでHMV のLP を使っています。ロッシーニが多いので53 年の「ウィリアム・テル」序曲を加えました。
 これはRCA の売り物だったEP 盤(45 回転) の音のよさも味わってもらおうというものです。LP(やCD)では聴こえない大太鼓が聴こえます。(オーパス蔵 相原 了)

 特筆すべきは「ウィリアム・テル」で、同一演奏が二種類入っている。53 年のLP 時代であるが、RCA は音が良いということで、45 回転のEP(1曲だけ収録)も出しており、付録として本CD に収められたのである。盤面をこする雑音が強かったり、第1 部最後のチェロの高音がゆれたりするが、音質は間違いなくこの方が良い。艶があり、低音がよく出ており、大太鼓やティンパニの迫力がすごい。このEP 盤の付録は大サービスだ。「セヴィリアの理髪師」を初めとするロッシーニ5 曲については、今更付け加えることは何もない。まさにトスカニーニの自家薬籠中のものになっており、快速のアレグロはリズム感の良さによって踊り出したくなるくらい楽しく、ロッシーニ・クレッシェンドはトスカニーニならではの、他の誰よりも見事なアッチェレランド効果を伴って胸がすく。「スケーターズ・ワルツ」を大指揮者が振った例は他にない。これは軽音楽に属するものだからだ。それをトスカニーニが採り上げ、重量級シンフォニックな音楽に仕立てている。これをぼくが初めてラジオ放送で聴いたのは10 代の終わりか20 代の初めだったと思うが、腰が抜けるほどびっくりした。あまりにスケールが大きく、フレージングが大きく、ダイナミックな迫力が凄まじかったからである。曲想の変化に対する敏感さも最高だが、途中にかかるアッチェレランドやコーダの激しい盛り上げは完全に大シンフォニーである。(宇野功芳)

PREISER


PRCD 90802
\2300
リヒャルト・タウバー(T)
J.シュトラウス:
 「ジプシー男爵」−気ままな心で
 「ヴェネツィアの一夜」−誠実でいるのは性に合わない
 「こうもり」−優しい物腰、しなやかな姿(時計の二重唱)
レハール:
 「メリー・ウィドウ」−ヴィリアの歌,唇は黙しても
 「フラスキータ」−青空が天蓋の寝台に
 「フリードリケ」−ああお嬢さん、私のお嬢さん
 「微笑みの国」−君はわが心のすべて
 「パガニーニ」−私は女たちによくキスをした
 「ロシアの皇太子」−
  ヴォルガ川のほとりに一人の兵士が立っていた,愛撫のさざなみ
 「ジュディッタ」−
  友よ、人生は生きる価値がある,青い夏の夜ように美しい
カールマン:
 「マリツァ伯爵夫人」−ウィーンによろしく
 「サーカスの女王」−二つのメルヘンのような瞳
ツェラー:「小鳥売り」−僕のおじいちゃんが二十歳の頃
O.シュトラウス:「ワルツの夢」−外のよい匂いのする庭で
ホイベルガー:「オペラ舞踏会」−別室に行きましょう
アイスラー:「シュトラウビンガー兄さん」−くちづけに罪はない
クライスラー:「シシィ」−愛はやって来て、愛は去る
+ボーナス
ジーツィンスキ:ウィーン、わが夢の町
レハール:「微笑みの国」−君はわが心のすべて
リヒャルト・タウバー(T)
名テノール、タウバーのオペレッタ録音集レハール自作自演もあり!タウバー、オペレッタを歌う

録音:1924-1946 年

 リヒャルト・タウバー(1891 − 1948)はリンツ生まれの名テノール。その甘美な声で1920 年代後半から亡くなる直前まで絶大な人気を博しました。
 ことにレハールとの関係が深く、「ロシアの皇太子」のタイトルロールと「ジュディッタ」のオクタヴィオはタウバーが初演で歌い、また「微笑みの国」のスー・チョンと「パガニーニ」のタイトルロールもタウバーを念頭に置いて書かれた役。ですからタウバーの歌うレハールは別格なのです。
 このCD には、レハールが指揮したものも含め、タウバーの様々な音源が集められています。

RADIO SERVIS(チェコ放送)


CR 0554-2
\2000
ヴァーツラフ・ベドナーシュ オペラ・リサイタル
 スメタナ(1824-1884):
  「悪魔の壁」から ヴォクのアリア(第1幕) 録音:1955年
  「リブシェ」から プシェミスルのアリア(第2幕) 録音:1952年
  「ダリボル」ヴラディスラフのアリア(第3幕) 録音:1952年
  「秘密」から カリナのアリア(第2幕) 録音:1951年
  「口づけ」から トメシュとルカーシュの二重唱(第2幕)(+) 録音:1952年
 フィビフ(1850-1900):
  「シャールカ」から プシェミスルのアリア(第1幕) 録音:1954年
 ドヴォルジャーク(1841-1904):
  「ジャコバン党員」から ボフシュとユリエの二重唱(第2幕)(*) 録音:1947年
 イジー・パウエル(1919-2007):「ズザナ・ヴォイージョヴァー」から
   ペロル・ヴォクのアリア(第3幕)(#) 録音:1963年
 チャイコフスキー(1840-1893):
  「スペードの女王」から エレツキーのアリア(第2幕) 録音:1951年
 ボロディン(1833-1887):
  「イーゴリ公」から イーゴリ公のアリア(第2幕) 録音:1952年
 ビゼー(1838-1875):「カルメン」から エスカミーリョのアリア(第2幕) 録音:1955年
 グノー(1818-1893):「ファウスト」から ヴァランタンのアリア(第2幕) 録音:1951年
 レオンカヴァッロ(1857-1919):「道化師」から プロローグ 録音:1953年
 ワーグナー(1813-1883):
  「タンホイザー」から ヴァルフラムのアリア(第3幕) 録音:1951年
ヴァーツラフ・ベドナーシュ(バリトン)
ルドミラ・チェルヴィンコヴァー(ソプラノ(*))
ベノ・ブラフト(テノール(+))
シュテファ・ペトロヴァー(ソプラノ(*))
カレル・フルシュカ、アントニーン・ヴォタヴァ(テノール(*))
プラハ放送交響楽団
フランチシェク・ディク(指揮(#以外))
イジー・スタレク(指揮(#))
録音場所:チェコスロヴァキア放送スタジオ
1945年から1972年までプラハ国民劇場のソリストを務めたヴァーツラフ・ベドナーシュ(1905-1987)の放送録音集。歌唱はすべてチェコ語。

CR 0555-2
(2CD)
\2600
ミロスラフ・ランゲル 放送録音集
 メンデルスゾーン(1809-1847):無言歌集 から(#)
  Op.19 No.1 / Op.30 No.3 / Op.30 No.6 / Op.62 No.5 / Op.67 No.3
  Op.38 No.6 / Op.53 No.2 / Op.30 No.2 / Op.19 No.3 / Op.19 No.5
 シューベルト(1797-1838):ピアノ・ソナタ第18番ト長調 Op.78 D.894(*)
 ラモー(1683-1764):ガヴォットと6つの変奏曲イ短調
 ハイドン(1732-1809):ピアノ・ソナタ ロ短調 Hob.XVI:32
 モーツァルト(1756-1791):
  デュポールのメヌエットによる9つの変奏曲ニ長調 K.573
 リスト(1811-1886):(+)
  3つの演奏会用練習曲 から ため息
  コンソレーション第3番変ニ長調/コンソレーション第4番変ニ長調
  幻影/パガニーニによる練習曲第4番ホ長調
  パガニーニによる練習曲第5番ホ長調/ペトラルカのソネット第123番
  ウィーンの夜会(シューベルトのワルツ・カプリス第9番)
 スクリャービン(1872-1915):左手のための2つの小品 Op.9
ミロスラフ・ランゲル(ピアノ)

録音:1981年(無印)、1982年(*)、1986年(+)、1989年(#)、チェコ放送
チェコのピアニスト、ミロスラフ・ランゲル(1945-2010)の追悼盤と思われます。外装に「MONO」と誤表示されています。


CR 0568-2
\2000
ヤロスラフ・レジェク(1906-1942):ピアノ作品集
  ソナティナ(1928)/小組曲(1928)(*)/練習曲(1933)(*)
  バガテル集(1933)(*)/狂詩曲(1938)/トッカータ(1939)/ソナタ(1941)
ヤン・ノヴォトニー(ピアノ)
録音:1975年(無印)/1985年(*)、プラハ、チェコ 原盤、ライセンサー:Panton
ヤロスラフ・レジェクはプラハ音楽院でヨセフ・スク、アロイス・ハーバに師事したチェコの作曲家。プラハ解放劇場付き作曲家兼指揮者として活躍、またジャズ・オーケストラを組織し人気を得ましたが、ナチスによるチェコスロヴァキア占領を逃れた亡命先のニューヨークで30代半ばの若さで病死しました。

CR 0596-2
\2000
ドラホミーラ・チカロヴァー オペラ・リサイタル
 スメタナ(1824-1884):「売られた花嫁」(#)、「口づけ」(*)、「悪魔の壁」、
 ヴェルディ(1813-1901):「アイーダ」、
 マイアベーア(1791-1864):「アフリカの女」、
 プッチーニ(1858-1924):「修道女アンジェリカ」、
 G・シャルパンティエ(1860-1956):「ルイーズ」、
 モニュシュコ(1819-1872):「ハルカ」、
 ワーグナー(1813-1883):「トリスタンとイゾルデ」(**)、
 ドヴォルジャーク(1841-1904):「ルサルカ」から(*/+)
ドラホミーラ・チカロヴァー(ソプラノ)
ベノ・ブラフト(テノール(*))
カレル・カラシュ(バス(+))
プラハ放送交響楽団(+以外)
フランチシェク・ディク(指揮(+/#/**以外))
ヨセフ・フルンチーシュ(指揮(#))
ヴァーツラフ・イラーチェク(指揮(**))
フェルディナント・ポフルレイフ(ピアノ(+))
録音:1951-1959年、モノラル/1968年、ステレオ(+)
1943年から1984年までプラハ国民劇場のソリストを務めたドラホミーラ・チカロヴァー(1915-1997)の放送録音集。歌唱はすべてチェコ語。


CR 0599
(2CD)
\2000→\1890
1960年!ロリン・マゼール&チェコ・フィル
 ベルリオーズ:
  劇的交響曲「ロメオとジュリエット」Op.17
ベノ・ブラフト(Ten)
ヴェラ・クリロヴァー(Ms)
ラディスラフ・ムラース(Bs)
ロリン・マゼール(指)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、同合唱団
 チェコ・フィルの巧さも驚愕。若きマゼールと共演したベルリオーズの超大作、初出!

[ 録音:1960 年5 月19 日/スメタナ・ホール(ライヴ)]/チェコ語歌唱/ADD、MONO(2チャンネル用デジタル・リマスター)/58’34”、37’47”

 プラハの春音楽祭に来演した大物演奏家の貴重な音源復刻シリーズに、何とマゼールがチェコ・フィルを振った音源が存在しました。1960 年5 月19日スメタナ・ホールでの公演で、ベルリオーズの長大な「ロメオとジュリエット」全曲という意欲的なプログラム。声楽陣はテノールのブラフト、メゾソプラノのクリロヴァー等、当時チェコ一流を起用しているうえ、合唱もチェコ・フィル合唱団なのでライヴとは思えぬ高水準の演奏に驚かされます。歌詞がチェコ語というのも貴重です。
 マゼールは若い頃ベルリオーズの「ロメオとジュリエット」を得意としており、ベルリン・フィルとの1957 年をはじめ、58 年のRAI、72 年のウィーン・フィルと世界の一流オケとの録音が存在します。当アルバムは同時期1960 年の演奏。もともとモノラルでしたが、最新の技術を駆使して2チャンネル用デジタル・リマスタリングを施しました。
 演奏は凄いのひとことに尽きます。交響曲でありながら、オラトリオ的な要素の強いで、マゼールにうってつけ。マゼールのライヴの魅力全開で、推進力、迫力、歌い回しいずれも満点。チェコ・フィルの巧さも抜群で、ベルリオーズのカラフルなオーケストレーションの魔術を余すところなく描きだしています。
 思わぬお宝の出現と申せましょう。


CR 0595
\2000→\1890
ロベール・カサドシュ プラハ・ライヴ
 (1)ドビュッシー:
  前奏曲集第1巻〜デルフォイの舞姫/アナカプリの丘/
  亜麻色の髪の乙女/西風の見たもの/沈める寺/ミンストレル
 (2)同:
  前奏曲集第2巻〜ビーノの門/水の精/
  変わり者のラヴィーヌ将軍/月の光がそそぐテラス/
  交差する三度/花火
 (3)同:仮面/版画〜グラナダの夕暮れ/喜びの島
 (4)フランク:前奏曲、コラールとフーガ
ロベール・カサドシュ(Pf)
これは凄い、カサドシュのプラハ・ライヴ

[ 録音:1962 年5 月28 日(1)(2)(3)、1958 年5 月24 日(4)/ルドルフィヌム・ドヴォルザーク・ホール(ライヴ)]/MONO、68’28”

 プラハの春音楽祭に来演した大物演奏家の貴重な音源復刻シリーズ、今回はフランスの名匠ロベール・カサドシュの1958 年と1962 年のライヴです。
 それも十八番のドビュッシーとフランク。当時60 歳前後、最も脂ののった頃の演奏を楽しむことができます。カサドシュならではの透明な美音、エレガントな歌い回しと余裕の技巧で真似の出来ない芸風を披露してくれます。


CR 0596
\2000→\1890
ドラホミーラ・ティカロヴァー オペラ・リサイタル
 (1)スメタナ:「売られた花嫁」第1幕〜マジェンカのアリア「愛の夢」
 (2)同:「口づけ」第1幕〜二重唱「私たちの心は」
 (3)同:「悪魔の壁」第1幕〜カトゥシュカのアリア
 (4)ヴェルディ:「アイーダ」第1幕〜アリア「勝ちて帰れ」
 (5)マイヤベーア:
  「アフリカの女」第1幕〜セリカのアリア「私の膝の上に」
 (6)プッチーニ:
  「修道女アンジェリカ」〜アリア「ママもなしに坊やは死んだのね」
 (7)シャルパンティエ:「ルイーズ」第3幕〜アリア「その日から」
 (8)モニューシコ:
  「ハルカ」第4幕〜アリア「ああ、いとしのわが子は死ぬ」
 (9)ワーグナー:
  「トリスタンとイゾルデ」第3幕〜イゾルデの愛の死
 (10)ドヴォルザーク:「ルサルカ」第3幕最終景
 (11)同:4つの歌曲Op.82
(2)(10)ドラホミーラ・ティカロヴァー(Sop)
 ベノ・ブラフト(Ten)
(10)カレル・カラシュ(Bs)
(11)フェルディナンド・ポフルレイフ(Pf)
(2)-(8)フランティシェク・ディク
(1)ヨセフ・フルンチシ
ヴァーツラフ・イラーチェク(指)
プラハ放送響
すべてチェコ語歌唱
チェコの伝説的ソプラノ歌手ティカロヴァー、幻の録音集

[ 録音:1958 年(1)、1952 年(2)(3)、1956 年(4)(5)(7)、1959 年(6)、1953 年(8)、1954 年(9)、1951 年(10)、1968 年(11)/チェコ放送スタジオ]/STEREO、MONO、71’27”

 チェコのオペラ歌手ドラホミーラ・ティカロヴァー(1915-1997)。ポップやグルベローヴァより一世代前の伝説的な存在でしたが、活動の中心がチェコ国内だったのと、後年は教育に従事したため、なかなかその芸術に触れることができませんでした。しかし全盛期の名演が日の目をみました。お国ものは絶対的な巧さと迫真の演技で聴き惚れてしまいます。ドヴォルザークの歌曲のしっとりした歌い回しもベテランならでは。メロディ・メーカーのドヴォルザークの魅力も堪能できます。さらにヴェルディの「アイーダ」から「勝ちて帰れ」やワーグナーの「イゾルデの愛の死」が聴きもの。チェコ語による歌唱が不可思議ながら、美しい声に聴き惚れされられます。

SUPRAPHON



SU 4093
(4CD)
特別価格
\3900→\3390
「プロコフィエフ:交響曲全集/コシュラー&チェコ・フィル」
 [CD 1]
  ・交響曲第1番ニ長調Op.25「古典」
   (録音:1976年9 月27 − 29日)[14:14]
  ・交響曲第2番ニ短調Op.40
   (録音:1980年3 月28 − 31 日)[35:53]
 [CD 2]
  ・交響曲第3番ハ短調Op.44
   (録音:1982年10 月1 − 5 日)[36:46]
  ・交響曲第4番ハ長調Op.47/112
   (録音:1981年11 月16 − 18 日)[40:05]
 [CD 3]
  ・交響曲第5番変ロ長調Op.100
   (録音:1978年12 月13 日、1979 年1 月9 日)[44:29]
  ・スキタイ組曲Op.20
   (録音:1973年3 月26 − 27 日)[23:27]
 [CD 4]
  ・交響曲第6番変ホ長調Op.111
   (録音:1980年9 月15 − 17 日)[41:50]
  ・交響曲第7番嬰ハ短調Op.131
   (録音:1977年10 月3 日、11 月30 日)[34:31]
ズデニェク・コシュラー(指揮)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
名匠コシュラー&チェコ・フィルの代表的録音、2012 年最新リマスタリング、プロコフィエフの交響曲全集

収録場所:すべてプラハ、ルドルフィヌム( セッション)/DDD、271’59”

 廃盤だった旧品番SU0091 の再発。
 チェコの名匠ズデニェク・コシュラー(1928 − 1995) がチェコ・フィルを指揮して、アナログ完成期にセッション録音したプロコフィエフの交響曲全集がSUPRAPHON のカタログに復活します。
 プロコフィエフ生誕100 年の1991 年に日本でもセットとして国内発売されたこの交響曲全集は、全集ブームを先取りして発売当時おおいに注目されたもの。コシュラーはプロコフィエフを交響曲のほかにも、ここでカップリングのPANTON 原盤の「スキタイ」組曲や、1975 年に東京都交響楽団と「ピーターと狼」をセッション録音していました。
 また、チェコ・フィルによるプロコフィエフの録音では、バレエ「ロメオとジュリエット」を、1959 年にアンチェルの指揮で、1986 年にヴァーレクの指揮で、それぞれセッション録音してもいました。
スロバキア・フィル、プラハ響とも結びつきの強かったコシュラーですが、チェコ・フィルともプラハ芸術アカデミーを卒業して間もない1952 年に初めて指揮をして以来、1976 年からの数年間は常任指揮者を務めるほどの間柄で、コシュラーが1994 年11 月におこなった最後のオーケストラとのコンサートまで終生に亘り、良好な関係を継続しました。
 プロコフィエフの交響曲といえば、機能美の極み「古典」やアヴァンギャルドな第3 番、モダニズムの傑作第5 番と多岐に亘りますが、若き日にブザンソン国際指揮者コンクール、ミトロプーロス国際指揮者コンクールと相次いで優勝を飾り、実績豊かなコシュラーのもと、チェコ・フィルの合奏能力をフルに引き出しています。
 なお、このたびのリリースに際して、2012 年オリジナルのマスター・テープにヤン・ルジチャーシュが最新リマスタリングを施しているので、音質の向上にも期待したいところです。


SU 4118
(2CD)
\3400→\3090
ズザナ・ルージチコヴァー(Cemb.)生誕85周年記念!
 16〜18世紀、イギリス・スペイン・ポルトガルのチェンバロ作品集

 [CD1]
  ダウランド:(1)憂うつなガイヤルド (2)靴屋の女房
  (3)ハンズドン令夫人のパフ (4)リチャードソン:パヴァーナ
  (5)作者不詳:アルマンド ブル:(6)ブル博士の宝物
  (7)イン・ノミネ (8)ウォルシンガム(変奏曲)
  (9)王の狩(変奏曲) (10)マンデイ:愛しのロビン
  (11)モーリー:アルマン (12)ピアソン:落葉
  (13)バード:パッサメッツォのガイヤルド
  (14)ファーナビー:誰のためでもないジグ
  パーセル:(15)エア (16)カナリ (17)クロフト:グラウンド
 [CD2]
  カベソン:(1)ティエント (2)「御婦人の望み」
  セイシャス:(3)ソナタ ホ短調 (4)ソナタ ハ短調
  (5)トッカータ ヘ短調 カルバーリョ:(6)トッカータ
  (7)アンダンテ ソレール:(8)ソナタ ホ短調 (9)ソナタ ト長調
  (10)ソナタ ハ長調 (11)ソナタ イ短調 (12)ソナタ ヘ長調
  (13)ソナタ 変ニ長調
ズザナ・ルージチコヴァー(Cemb.)
ルージチコヴァー女史、生誕85周年記念!過去の名録音、待望のCDリリース!16〜18 世紀イギリス、スペインのチェンバロ作品集

録音:[CD1]1966 年4 月、ドモヴィナ・スタジオ(プラハ) [CD2]1983 年10 月、ルドルフィヌム(プラハ)

 20 世紀チェンバロ界の第一線に活躍し、現在もなお輝き続ける女性チェンバリスト、ズザナ・ルージチコヴァー。チェコが誇る名手が2012 年に生誕85 周年を迎えたことを祝し、SUPRAPHON レーベルから豪華2 枚組のアルバムがリリースされました!J.S. バッハからマルティヌーまで幅広い時代の作品に多くの名盤を残しているルージチコヴァーですが、記念アルバムに選ばれたのは16 〜 18 世紀のチェンバロ作品集。イギリスものを収録した1 枚目は1966 年録音、スペイン・ポルトガルものを収録した2 枚目は1983 年録音といずれも20 年以上前の過去音源ですが、CD としてのリリースは今回が初出!記念リリースにふさわしい、ファン必携のアルバムといえましょう!ダウランド、バード、カベソンといった大家から、ヴァージナル音楽を語るに欠かせないブルやファーナビー、師スカルラッティの影響色濃いソレールまで、16 〜 18 世紀を満遍なく収録した内容にも注目。チェンバロの黎明期から最盛期までの音楽をたっぷりと堪能することが出来ます。
 ルージチコヴァーは1927 年プルゼニュ(チェコ)生まれのチェンバリスト。第二次世界大戦中の強制収容所生活を乗り越え、戦後プラハ芸術アカデミーでピアノとチェンバロを学びます。バロック音楽だけでなく近代作品の解釈にも積極的で、16 世紀から20 世紀におよぶ幅広いレパートリーを持つチェンバロの大家としての地位を確立。J.S. バッハのチェンバロ作品全集をはじめ、これまでに65 枚以上のアルバムをリリースしてきました。近年は後継の教育にますます積極的なルージチコヴァー。世界的名手として、チェンバロ界の第一線で活躍していた当時に想いを馳せる名盤です!

TALENT SILKROAD



SRM 015LP
(LP)
\3700→\3490
ローラ・ボベスコ(Vn)
 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調Op.61
 CDのみ以下の2曲収録:
  ロマンス第1番 ト長調Op.40
  ロマンス第2番 ヘ長調 Op.50
ローラ・ボベスコ(Vn)
エドガルト・ドヌー(指)
RTBF 新交響楽団
SRM 015CD
\1800→\1690


SRM 012LP
(LP)
\3700→\3490
ローラ・ボベスコ(Vn)
 J.S.バッハ:
  ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 BWV.1041
  ヴァイオリン協奏曲 第2番 ホ長調 BWV.1042
  ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲 ニ短調 BWV.1060 
ローラ・ボベスコ(Vn)
セニア・トゥルバシニク(Ob)
ウジェーヌ・イザイ弦楽アンサンブル
SRM 012CD
\1800→\1690
ローラ・ボベスコ ベートーヴェン、バッハ Vn 協奏曲 独逸プレス アナログLP!!!!
中古盤市場では4 〜5 万円で取り引きされているボベスコの新品LP の登場です。

URANIA


WS 121.148
(2CD)
\1600
ヴェルディ:歌劇「アッティラ」
   1962年
ボリス・クリストフ(アッティラ)
ジャンジャコモ・グェルフィ(エツィオ)
マルゲリータ・ロベルティ(オダベッラ)
ガストーネ・リマリッリ(フォレスト)
ブルーノ・バルトレッティ指揮
フィレンツェ5月音楽祭管弦楽団、合唱団

WS 121.178
(2CD)
\1600
プッチーニ:歌劇「蝶々夫人」
   1962年
レオンタイン・プライス(蝶々さん)
リチャード・タッカー(ピンカートン)
ロザリンド・エリアス(スズキ)
フィリップ・マエロ(シャープレス)
エーリヒ・ラインスドルフ指揮
ローマ歌劇場管弦楽団、合唱団


WS 121.181
(2CD)
\1600→\1490
チェリビダッケ/58〜62年の大作録音
 シューベルト:交響曲第8番「未完成」、第9番「グレート」
 フランク:交響曲 ニ短調
 ムソルグスキー(ラヴェル):組曲「展覧会の絵」
  1958-1962 RAI ORIGINAL PRODUCTIONS
セルジウ・チェリビダッケ指揮
オーケストラ不明
フランク以外はトリノRAIの演奏で昔HUNTから出ていたものではないかと思われる。フランクはわからない。

VENEZIA



CDVE04407
(2CD)
\1800→\1690

レニングラード・フィルハーモニー大ホールでのライヴ録音集
CD. 1
 ①バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ、パルティータ第2番から「シャコンヌ」
  アイザック・スターン(ヴァイオリン)
   1956年5月 レニングラード・フィルハーモニー大ホールでのライヴ
 ②シューベルト:交響曲第9番「グレイト」
  オトマール・スイットナー指揮 
  シュターツカペレ・ドレスデン
   1963年1月 レニングラード・フィルハーモニー大ホールでのライヴ
①第二次世界大戦後の初のアメリカ人アーテイストとしてヴァイオリニスト、メニューインと共にソビエトを訪問。
 1956年5月3日から30日までに行われたモスクワを中心に6都市18回のソビエト・ツアーからレニングラードでの演奏会の一部。
②1961年のプラハの春に続いて行われたソビエト・ツアー(1963年)からレニングラードでの演奏会の一部。
CD. 2
①ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」ホ短調 op.95
 エミール・チャカロフ指揮
 レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
 1987年6月 レニングラード・フィルハーモニー大ホールでのライヴ
②ファリャ:バレエ音楽「恋は魔術師」
 イリーナ・アルヒーポワ (メゾ・ソプラノ)
 レオポルド・ストコフスキー指揮
 レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
  1958年 レニングラード・フィルハーモニー大ホールでのライヴ
①ブルガリア出身のチャカロフ(1948-1991)はソフィアで学び、ベルリンでカラヤンに学んだ後、多くの西側のオーケストラを指揮しました。
 若い時期からブルガリア政府の後押しでソビエトに演奏旅行を行っています。特にレニングラード・フィルとの結びつきは強く、度々客演しています。若くして亡くなったチャカロフの実力を示す熱演です。
②1935年から度々ソビエトを訪れているストコフスキーが1958年にソビエトを訪れ、モスクワではショスタコーヴィチの交響曲第11番等を演奏しています。そのツアーの際のレニングラードでの演奏会の一部。
上記4曲共に、レニングラード(ペテルブルグ)放送局のアーカイブから。
録音年月日に統一感が無く、音質もそれぞれで且つ、ライヴ特有の傷が聴かれますが、それぞれ良好な音質です。全てモノラル録音。


CDVE04342
(9CD)
\4200→\3790
〔再発売・限定盤〕
再発売決定!でも限定盤!
 リューボフ・チモフェーエワ
  ハイドン:ピアノ・ソナタ全集(54曲)
リューボフ・チモフェーエワ(ピアノ)
1951年ソビエトのゴーリキで生まれ。8歳でデビューリサイタルを開いた後9歳でオーケストラと共演。モスクワ音楽院でヤコブ・ザークに学び15歳でパリ国際コンクールで入賞し18歳でロン=ティボー国際コンクールで優勝。技巧的にも優れ、リリシズム溢れる女流ピアニストとして国際的に活躍しています。1977-1982年録音
※VENEZIAレーベル2008年に発売されたものの価格を下げての再発売と成ります。尚、限定生産との連絡が入っております。まあVeneziaはいつも限定盤ですが。


CDVE04405
\1600→\1490
初CD化!ムラヴィンスキー初演時のライヴ、2作品
 ①ショスタコーヴィチ:交響曲第12番「1917年」 二短調 op.112
 ②アルチュニアン:祝典序曲
ムラヴィンスキー指揮
レニングラード・フィル
①1961年10月1日レニングラード・フィルハーモニー大ホールでの初演時のライヴレニングラード(ペテルブルグ)放送局のアーカイブから。モノラル録音
②1949年11月15日レニングラード・フィルハーモニー大ホールでの初演時のライヴレニングラード(ペテルブルグ)放送局のアーカイブから。モノラル録音
 共に、ライヴ特有の緊張感ある感動的な初演時の録音です。ショスタコーヴィチは現在聴くことの出来る 1961年10月のスタジオ録音(ショスタコーヴィチ:交響曲選集VENEZIA CDVE64251 #2700000 642511 6CD)や1984年4月29日のライヴ録音(JVC, ERATO 他)における完成された解釈が、この初演時の演奏から聴かれる事に驚きを禁じえません。音質は良好です。




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