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第65号
マイナー・レーベル歴史的録音新譜(1)


8/31までの紹介分


ACANTA



ACANTA 233585
\1600→\1490
ジネット・ヌヴー、白熱のブラームス!!!
 ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
ジネット・ヌヴー(Vn)
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)
北ドイツ放送響(1948 年5 月3 日 LIVE)/MONO

 ACANTAレーベル復活で久々に陽の目を見た名盤。
 不世出の天才女流ヴァイオリニスト、ジネット・ヌヴー(1919~49) が飛行機事故で亡くなる(1949 年10 月7 日) 前年のライヴ録音。北ドイツ放響はちょうどシュミット= イッセルシュテットが、初代の首席指揮者(1945 年 - 1971 年)に就任し、このオーケストラにとって初めての黄金期を築いた頃で燃えたぎるような伴奏が素晴らしく、ヌヴーの4 種類あるブラームスの録音の中でも、ファーストチョイスはこれ!と申せましょう。

ヌヴーのブラームス
 (1) 1946/8/16-18 イサイ・ドブロウエン(指) フィルハーモニア管  HMV セッション録音
 (2) 1948/4/25   ロジェ・デゾルミエール(指) フランス国立管  パリLIVE
 (3) 1948/5/3   ハンス・シュミット=イッセルシュテト(指) 北ドイツ放響  ハンブルクLIVE 当録音  
 (4) 1949/6/10   アンタル・ドラティ (指) ハーグ・レジデンティ管   ハーグLIVE


ACANTA 233584
(3CD)
\2400\2190
ACANTAの代表的録音
 ライトナー&ケルン響によるオルフの「勝利」三部作

カール・オルフ:劇的三部作「勝利」(全曲)
 [CD1]
  第1作 世俗の賛歌「カルミナ・ブラーナ」
 [CD2]
  第2作 劇的演技「カトゥーリ・カルミナ」
 [CD3]
  第3作 劇的コンチェルト「アフロディーテの勝利」
[CD1]
ルート=マルグレート・ピュッツ(S)
マイケル・カズンズ(T)
バリー・マクダニエル(Br)
ローラント・ヘルマン(Bs)
[CD2]
ルート=マルグレート・ピュッツ(S、レスビア)
ドナルド・グローブ(T)
[CD3]
エンリケタ・タレス(S、スポーザ)
ブリジット・デュルラー(S、コリフェア)
ドナルド・グローブ(T、スポーゾ)
ホルスト・R・ラウベンタール(T、コリフェオ)
ハンス・ギュンター・ネッカー(Bs、コリフェオ)
フェルディナント・ライトナー(指揮)
テルツ少年合唱団、
ケルン放送合唱団
ケルン放送交響楽団
 旧カール・オルフ・エディション、待望の再販!ファン必携のコンプリートBOXがお買い得価格で!

録音:[CD1]1973 年、[CD2][CD3]1974 年、(2003 年リマスタリング)

 ドイツ正統派の巨匠ライトナー、ひいてはクラシック・ファン全ての方々に朗報!
 このたび、「カール・オルフ・エディション」シリーズの第1 弾、第2 弾に分けてリリースされていたライトナー&ケルン放送交響楽団らによるオルフの「勝利」三部作が、ついにコンプリートBOX としてお買い得価格で発売されることとなりました!
 オルフと親交厚かったライトナーが、1973 年から1974 年にかけてオルフ立ち会いの下で収録を行った本録音。オルフ自身が指揮棒をとった訳ではありませんが、作曲者の監修の下で行ったということで、自作自演“的” 録音とも申せましょう。いずれの作品も、見事な独唱に劣らぬ合唱の素晴らしさが際立ちます。「カルミナ・ブラーナ」では名門テルツ少年合唱団を起用。ケルン放送合唱団の力強い歌声が、三部作全てにおいて大きな存在感を放っています。「勝利」三部作のひとつの完成形を作り上げた名盤だけに、今回の特別価格での再発は嬉しい限り。まさにファン必携のコンプリートBOX です。


ACANTA 233595
\1400→\1290
巨匠シュトックハウゼン指揮によるモーツァルト&ハイドン協奏曲
 カデンツァは両曲ともシュトックハウゼン自作!

  (1)モーツァルト:フルート協奏曲 ト長調 KV 313
  (2)ハイドン:トランペット協奏曲 変ホ長調 Hob.VIIe:1
(1)カティンカ・パスフェーア(Fl)
(2)マルクス・シュトックハウゼン(Tp)
カールハインツ・シュトックハウゼン(指揮)
ベルリン放送交響楽団
 目から鱗の歴史的名盤!

 2007 年にこの世を去った現代音楽界の巨匠、シュトックハウゼンがモーツァルトのフルート協奏曲とハイドンのトランペット協奏曲を指揮した名盤が、「ACANTA」レーベルよりお買い得価格でリリースされました!
 当時の前衛音楽界の第一線に立つ作曲家が、バリバリの古典派作品を指揮したことで一躍注目を集め、さらに2 曲ともシュトックハウゼン自身が手掛けたカデンツァが使用されたことでも話題となった歴史的録音です。
 いずれのカデンツァも多少のクセはありますが、シュトックハウゼンの絶妙な匙加減によって作品全体の雰囲気を壊さない程度におさめられています。
 フルート・ソロはシュトックハウゼンからの期待厚かった名手カティンカ・パスフェーア、トランペット・ソロはシュトックハウゼンの長男マルクス・シュトックハウゼンが担当。溌剌とした爽やかな演奏が耳に心地よく、ベルリン放送交響楽団の暖かみのある演奏と共に素晴らしいハーモニーを生み出しています。
 テンポは快適で、過度な表現を控えた落ち着いた演奏。この温もりあふれる響きがシュトックハウゼンの指揮棒から引き出されているかと思うと、まさに目から鱗。現代音楽ファンや古典派音楽ファンに限らずあらゆる方々におすすめしたい、今なお注目の名盤です。
 録音1985年6月27、28日。





旧譜
全然関係ないとはいえ、このアルバム思い出した。
HECTOR
HCDR 1001
1CD-R\1,700
モーツァルト:
 ピアノ協奏曲第1番Kv.37
       同 第2番Kv.39/
       同 第3番Kv.40/
       同 第4番Kv.41
  (1950年代 パリ  モノラル録音)
   LP VEGA C30A 353/4
(P)イヴォンヌ・ロリオ
P.ブーレーズ指揮
ドメーヌ・ミュージカル管
 この顔ぶれ。なんとブーレーズとロリオによるモーツァルトである。しかも演奏は1950年代。つまりブーレーズが録音活動を始めたドメーヌ・ミュジカル時代。この頃のブーレーズはベリオやノーノ、シュトックハウゼン、カーゲルなどを精力的に録音していたが、同じ現代系ピアニスト、ロリオと組んだこんなモーツァルトがあったとは・・・。
 しかもしかも曲が第1〜4番。モーツァルトが他人の曲を使って作り上げたということで全集録音からいつも外される秀作。しかしご存知の方は多いと思うが、これらの作品、粋で優雅で後年の傑作の萌芽的作品。実に素敵な作品集なのである。だからこそあえてブーレーズとロリオは取り上げたのだろう。
 そして演奏はまさに期待通りのクールなスタイリッシュ・ビューティー。はちきれそうな鮮烈さで聴くものを驚かせる。第2番の第2楽章、第3番の終楽章なんてうっとりするやらびっくりするらやら。そりゃあさすがに彼らが何の驚きもないモーツァルトを演奏するはずがない。何より、最先端の現代ものをバリバリガリガリ演奏していた鬼のような彼らが、わずか11歳のモーツァルトの曲をこんなにも嬉々として演奏しているのがうれしいではないか。
 思わぬ名盤に出会った。


「知的センスと躍動感が見事に融合されたモーツァルトは衝撃的です。第2番の2楽章で、弦のpiccicatoとピアノの掛け合いはとくに印象に残る素晴らしいアンサンブルで(店主注:ホントです)、悲壮感みたいなしんみりとした調べに感動。ブーレーズの洗練されたドラマ感が実に見事に表現された名演です。LPでは2枚組でレア物。今回お買い得価格でご提供です。」(HECTOR)

スリムCDケース入り、表ジャケ中印刷のみ。


ANDROMEDA



ANDRCD9109
(2CD)
\2000→\1890
メンゲルベルク指揮 シューベルト作品集
CD. 1
 ①交響曲第9番「グレイト」 D.944
  1940年12月19日アムステルダム
 ②アルペッジョーネ・ソナタ イ短調 D.821
  ガスパール・カサド(チェロ) 
  1940年12月12日アムステルダム
CD. 2
 ①交響曲第8番「未完成」 ロ短調 D.759
  1942年11月アムステルダム
 ②「軍隊行進曲」第1番 ニ長調 D.733-1
  1942年4月17日アムステルダム
 ③「ロザムンデ」序曲 D.797
  1941年11月27日アムステルダム
ボーナス・トラックとして
 ④シューマン:ピアノ協奏曲 ロ短調 op.54
  エミール・フォン・ザウアー(ピアノ)
1940年10月10日アムステルダム
ウィレム・メンゲルベルク指揮
アムステルダム・コンセルトヘボウ管
ザウアーのシューマンのコンチェルトがボーナスとして収録。


ANDRCD9111
(2CD)
\2000→\1890
メンゲルベルク指揮 ドヴォルザーク作品集
CD. 1
 ①交響曲第9番「新世界より」 ホ短調 op.95
  アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
  1940年4月23,24日アムステルダム
 ②チェロ協奏曲 ロ短調 op.104
  モーリス・ジャンドロン(チェロ) 
  パリ放送大管弦楽団
  1944年1月16日パリ
CD. 2
 ①ヴァイオリン協奏曲 イ短調 op.53
  マリア・ノイス(ヴァイオリン) 
  アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
  1943年3月25日アムステルダム
ボーナス・トラックとして
 ②ベートーヴェン:交響曲第1番 ハ長調 op.21
  アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
  1940年4月14日アムステルダム
ウィレム・メンゲルベルク指揮
※多くの復刻を手がけるANDROMEDAレーベルが自信を持ってお勧めするメンゲルベルクの名演奏の復刻です。


ANDRCD9112
(4CD)
\2800→\2590
ジノ・フランチェスカッティ(ヴァイオリン)の芸術

CD. 1
 ①バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番 ロ短調 BWV.1002
  1958年9月9日ブザンソンでのライヴ録音
 ②ベートーヴェン:ヴァイオリンとピアノのためのロマンス第1番 ト長調 op.40
 ③ベートーヴェン:ヴァイオリンとピアノのためのロマンス第2番 ヘ長調 op.50
  (ピアノ) Eugenio Bagnoli
  1961年5月9日フランス、ボルドーでのライヴ録音
 ④ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.61
  アンドレ・クリュイタンス指揮 Andre Cluytens
  パリ音楽院管弦楽団 
   1946年11月13日パリでのライヴ録音
ジノ・フランチェスカッティ
CD. 2
 ①ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 op.102
  ピエール・フルニエ(チェロ) 
  マルコム・サージェント指揮
  BBC交響楽団 
   1955年8月30日イギリス、エディンバラでのライヴ録音
 ②ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.77
  ディミトリ・ミトロプーロス指揮
  ウィーン・フィル
   1958年8月24日ザルツブルクでのライヴ録音
CD. 3
 ①ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番 二短調 op.108
  エウジェニオ・バニョーリ(ピアノ) Eugenio Babnoli
   1958年9月9日ブザンソンでのライヴ録音
 ②パウル・ベン・ハイム:独奏ヴァイオリンのためのソナタ ト長調 op.44
  1958年9月9日ブザンソンでのライヴ録音
 ③メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 op.64
  フェルナンド・プレヴィターリ指揮
  トリノRAI交響楽団
  1953年12月18日トリノでのライヴ録音
CD. 4
①モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K.216
 アンドレ・クリュイタンス指揮
 パリ音楽院管弦楽団 
  1946年11月13日パリでのライヴ録音
 ②パガニーニ:ロッシーニの「こんなに胸騒ぎが」による序曲と変奏曲 op.13
  1961年5月9日フランス、ボルドーでのライヴ録音
 ③プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ長調 op.94
  エウジェニオ・バニョーリ(ピアノ) Eugenio Babnoli
  1961年5月9日フランス、ボルドーでのライヴ録音
 ④ラヴェル:ツィガーヌ
  エウジェニオ・バニョーリ(ピアノ) Eugenio Babnoli
  1958年9月9日ブザンソンでのライヴ録音
 ⑤サン=サーンス:序曲とロンド・カプリッチョーソ op.28
  1958年9月9日ブザンソンでのライヴ録音
 録音時期や場所は多岐に渡っておりますので音質の統一感はありませんが全体的に、とても良い音質で聴きやすいです。内容も充実のセットです。


ANDRCD9113
\1200→\1090
波乱の歌姫
 ジェルメーヌ・リュバン(ソプラノ)
  ファースト・レコーディング集

  1939年バイロイトでのワーグナー:
   楽劇「トリスタンとイゾルデ」から「愛の死」ライヴ 他、
   ワーグナーの作品から7曲、
  ヴェーバー:「魔弾の射手」から、
  レイエ:「シュギール」から、グノー:「ファウスト」から
  プッチーニ:「トスカ」、
  ショパン:練習曲第3番「別れの曲」(編曲)
  シューベルト:「魔王」、
  デュランテ:「愛に満ちた聖処女」、
  ヴォルフ:「さぁ歩きましょう、マリア」、
  ドビュッシー:「あなたの顔を見て私はおののく」
ジェルメーヌ・リュバン(ソプラノ)
ヴィクトル・デ・サーバタ指揮
バイロイト祝祭歌劇場管弦楽団
 録音年代は1920年代から1930年代後半に渡っおり多くがアナログ・レコードの音質ですが、とても良い状態です。
 フランスのワグネリアン・ソプラノとして有名なGermaine Lubin(1890-1979) は、1930年にパリ・オペラ座でイゾルデを歌い絶賛された後、ワーグナーを得意とし、1939年バイロイトでイゾルデを歌う最初のフランス人となりました。(その際の録音が、このアルバムに収録されています)
 その歌声はアドルフ・ヒットラーにより賞賛され、ヒットラーの寵愛を受けることとなり、ナチスが企画するコンサートにも度々出演したことから第二次世界大戦後、ナチスとの関係に疑惑を持たれ、無罪判決を受けるも財産の没収や投獄を受け、フランスからの追放を言い渡されました。
 その後、1950年にパリに戻り活躍の場を見つけようとしますが1953年に息子の自殺を受け、復帰を断念。1979年に89歳で死去します。


ANDRCD9115
(2CD)
\2000→\1890
1959年8月サンパウロでのセッション録音
 カルロス・ゴメス:歌劇「イル・グァラニ(グァラニ一族)」
Jose Perrota(ドン・アントニオ:Bs)
 Niza de Castro Tank(チェチーリア:S)
 Manrico Patassini(ペーリ:T)
 Paschoal Raymundo(ドン・アルヴァーロ:T)
 Paulo Fortes(ゴンザレス:Br) 
アルマンド・ベラルディ指揮 Armando Belardi
サンパウロ交響楽団、合唱団
 ブラジルで生まれイタリアに留学し活躍したアントニオ・カルロス・ゴメス(Antonio carlo Gomes 1836-1896)によって作曲された1870年にミラノ・スカラ座で初演された4幕の歌劇です。ブラジル先住民アマゾン・インディオのグアラニ族を主題としたブラジルの作家によるロマンス小説を素にした作品で、楽曲にブラジル的な要素(リズムやメロディ)を多く取り入れ、イタリア歌劇として仕上げています。当時は、大ヒットするも、現在では聴く機会の少ない歌劇であり、今回の発売は学術的にも貴重であると考えます。
 ※1900年生まれのブラジル人指揮者ベラルディを含め、レベルの高いブラジル人歌手を起用。非情に優れた質の高い演奏です。
 1959年8月サンパウロでのセッション録音

APR



APR 6010
(2CDs/特別価格)
\2400→\2190
トバイアス・マッセイ・スクールVol.3 〜
 アイリーン・シャラー:電気録音全集&アコースティック録音選集

 ●HMV/電気録音(1925年−1929年) 〜
   パーセル(ヘンダーソン編):
    トッカータ=プレリュード、サラバンド&メヌエット
   パラディージ:トッカータ イ長調
   スカルラッティ:ソナタ集(Kk1、Kk11&Kk159)
   J.S.バッハ(ヘス編):主よ、人の望みの喜びよ
   ボイス(クラクストン編):ガヴォット
   モーツァルト:ピアノ・ソナタ ト長調K.283
   メンデルスゾーン:紡ぎ歌Op.67-4
   ショパン:
    練習曲Op.10-5、ワルツ ホ短調Op.posth、
    即興曲第1番Op.29、幻想即興曲嬰ハ短調Op.66
   シンディング:春のささやきOp.32
   ドビュッシー:アラベスク第2番
 ●Columbia/電気録音(1929年−1933年) 〜
   メンデルスゾーン:
    アンダンテとロンド・カプリチオーソ ホ長調Op.14
   リスト:ハンガリー狂詩曲第12番
   ヴェルディ(リスト編):リゴレット・パラフレーズ
   ショパン:
    幻想即興曲Op.66、練習曲Op.10-11、練習曲Op.10-12、
    練習曲Op.25-1、練習曲Op.25-9、練習曲Op.25-6、
    練習曲Op.25-11《木枯らし》、練習曲Op.25-12、
    3つの新しい練習曲第1番、3つの新しい練習曲第2番、
    スケルツォ第2番Op.31
   リトルフ:スケルツォ*
 ●HMV/アコースティック録音(1912年−1924年) 〜
   スカルラッティ:ソナタ ト長調Kk14
   J.S.バッハ:前奏曲とフーガ第3番嬰ハ長調BWV.848
   ショパン:
    夜想曲Op.48-1、前奏曲Op.28-8、練習曲Op.25-2、
    葬送行進曲(Op.35より)、ワルツOp.64-1
   シューマン:間奏曲(Op.26より)
   リスト:小人の踊り
   リスト:ハンガリー幻想曲S.123(抜粋)#
   サン=サーンス:アレグロ・スケルツァンド(抜粋)#
   ドビュッシー:水に映る影、金色の魚
   スコット:黒人の踊り
   グッドハート:ティペラリー
アイリーン・シャラー(ピアノ)
ヘンリー・ウッド指揮*
ロンドン交響楽団*
ランドン・ロナルド(指揮)#
ニュー・シンフォニー・オーケストラ#
 アイリーン・シャラーのピアニズムが蘇る。トバイアス・マッセイ・スクールVol.3!

 19世期後期〜20世紀前半のイギリス・ピアノ界における名教師、トバイアス・マッセイ(1858−1945)の門下生たちが遺した録音を復刻するAPRの「トバイアス・マッセイ・スクール」シリーズ。
 ヒストリカル・ファンから高く評価を受けた"アイリーン・ジョイス(APR 7502)"、"ハリエット・コーエン(APR 7304)"に続くシリーズの第3巻は、マイラ・ヘスの従姉妹としても知られる名ピアニスト、アイリーン・シャラー(1888−1971)!
 得意とするショパンから最後の録音となったリトルフに至る1925年から1933年までの"電気録音"の全集、100年前の1912年の演奏を含む"アコースティック録音"の選集は、アイリーン・シャラーの至芸を21世紀に伝える貴重なディスクとして重宝されること必至。ヒストリカル・ファン要注目の復刻です!

ARCHIPEL


ARPCD0489
\1200
ヴンダーリヒが歌う
 モーツァルト:歌劇「ツァイーデ」
マリア・シュターダー(ツァイーデ)
フリッツ・ヴンダーリヒ(ゴーマッツ)
フリッチョフ・セントパウル(アラツィム)
ペトル・ムンテアヌー(ソリマン皇帝)
ホルスト・ギュンター(オスミン)
アルフォンス・リシュナー指揮 
シュトゥットガルト放送交響楽団、合唱団
1956年10月23日スタジオ録音
※モーツァルトの未完のオペラ「ツァイーデ」
奴隷ツァイーデを寵愛していた皇帝は、同じく奴隷であるゴーマッツとツァイーデが脱走し、2人が恋人同士であった事を知り、奴隷商人オスミンのなだめる話を聞き入れず、2人を捕らえゴーマッツに制裁を加える。2人の愛の力の目にした皇帝は、2人をどうするのか…..美しいメロディに溢れたオペラです。
※とても、良い音質です。

AUDITE


=ドイチュラントラジオ・クルトゥーア=


AU 21418
(3CD)
\4500→\3990
「ブロニスラフ・ギンペル /
  ベルリンRIAS 録音集1954 −57」

 [CD 1] 73’44”
  ・シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47 (31:13)
    フリッツ・レーマン(指揮)
    録音:1955年6月24、25日ベルリン、ランクヴィッツ・シュトゥーディオ
     (セッション・モノラル)
  ・シマノフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2 番Op.61 (19:27)
    アルトゥール・ローター(指揮)
    録音:1957年4月1日ベルリン、ランクヴィッツ・シュトゥーディオ
     (セッション・モノラル)
  ・ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2 番ニ短調Op.22 (22:59)
    アルフレッド・ゴールケ(指揮)
    録音:1954年2月26日ベルリン=ダーレム、イエス・キリスト教会
     (セッション・モノラル)

 [CD 2] 59’50”
  ・シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ イ長調D 574, Op.162 (21:15)
    録音:1955年4月15日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ7
     (セッション・モノラル)
  ・メンデルスゾーン:ヴァイオリン・ソナタ ヘ短調Op.4 (21:32)
    録音:1955年4月16日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ7
     (セッション・モノラル)
  ・シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ短調Op.105 (16:58)
    録音:1955年2月4日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ8
     (セッション・モノラル)

 [CD 3] 47’47”
  ・ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ (20:33)
    録音:1955年6月29日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ7
     (セッション・モノラル)
  ・タルティーニ(フリードリヒ・ヘルマン編):
   ヴァイオリン・ソナタ ト短調Op.1-10「見捨てられたディドーネ」 (14:36)
    録音:1955年2月4日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ8
     (セッション・モノラル)
  ・ラートハウス:パストラルとダンスOp.39 (12:30)
    録音:1955年2月3日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ8
     (セッション・モノラル)
[CD1]RIAS 交響楽団
[CD2 & CD3]
 マルティン・クラウゼ(ピアノ)
ブロニスラフ・ギンペル(ヴァイオリン)
 オリジナル・マスターよりよみがえるブロニスラフ・ギンペルのヴァイオリン、かつてないボリューム、ベルリンRIAS 録音集成

モノラル

 抜群の高音質復刻で評判を呼ぶaudite の「ドイチュラントラジオ・クルトゥーア・エディション」の最新刊。幼少時より神童としてならし、名手フーベルマンになぞらえて「ブロニスラフ2世」としてさわがれた名ヴァイオリニスト、ギンペル。クレンペラーに賞賛されロス・フィルのコンサートマスターを務めた事もありましたが、オイロディスクなどの多くの録音などによって、ソリストとしての人気が現在でも高いようです。芸風も「天賦の才があり、大変な技術力もち、若き日は力強いヴィブラートと情熱的な音楽が魅力」とグローブ音楽事典でも評されております。往時のヴァイオリン芸術の魅力が堪能できる価値ある1セットです。

●ブロニスラフ・ギンペル
 ブロニスラフ・ギンペル(1911 − 1979) は、現在のウクライナ共和国西部リヴィウ( リヴォフとも) に生まれ、ロサンジェルスで亡くなったアメリカのヴァイオリニスト。
 イディッシュ・シアターを立ち上げた祖父、クラリネットやヴァイオリンを演奏し、小劇場の楽団を指揮する父、そして兄のジェイコブ(1906 − 1989) もまた高名なピアニストとして知られるという具合に、芸術一家に育ったギンペルは、1922 年から26 年までウィーン音楽院でロベルト・ポラック( ほどなくサンフランシスコで若き日のアイザック・スターンの師となる) に学び、さらに1928 年から1929 年にかけてベルリン音楽大学でカール・フレッシュに師事しています。
 14 歳でウィーン・フィルと共演、ゴルトマルクのヴァイオリン協奏曲を弾いてデビューを果たし、神童と讃えられたギンペルは1926 年にはイタリア国王とローマ教皇ピウス11 世の御前演奏をおこなってもいます。
 ギンペルはケーニヒスベルク管(1929 − 31)、エーテボリ響(1931 − 36)、ロサンジェルス・フィル(1937 − 1942) のコンサートマスターを歴任するいっぽう、この間1935 年の第1 回ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクールで入賞を果たしています。その後一時期、ハリウッド・ユース・オケを創設して指揮者としても活躍、1942 年から1945 年までは米軍の兵役に服し、1947 年以降、ギンペルはアメリカとヨーロッパでソリストとしての活動を再開。また、アメリカン・アーティスト四重奏団、ニュー・フレンズ・ピアノ四重奏団、マンズ・ピアノ・トリオのメンバーとしても、ワールドツアーを行いました。
 1967 年から1973 年までコネティカット大学の教授として後進の指導にあたり、1964 年には初来日を果たしました。


AU 21412
(4CD)
\6400→\5790

超一級の演奏家陣容
 「ベルリンRIAS 録音による新ウィーン楽派作品集1949−65」

[CD 1] 77’03”
 ・シェーンベルク:月に憑かれたピエロOp.21 (1912)
   イルメン・ブルメスター(シュプレッヒシュティンメ)、クラウス・ビリング(P)
   ハンス・ペーター・シュミッツ(Fl、ピッコロFl)、アルフレッド・ビュルクナー(Cl、バスCl)
   ハンス・バスティアーン(Vn)、ヴァルター・ミュラー(Va)、ヴェルナー・ハウプト(Vc)
   ヨーゼフ・ルーファー(指揮)
    録音:1949年3月3 & 10日ベルリン、クライストザール(セッション・モノラル)
 ・シェーンベルク:室内交響曲Op.9 (1906)
   RIAS交響楽団のメンバー、フェレンツ・フリッチャイ(指揮)
    録音:1953年10月1日ベルリン=ダーレム、イエス・キリスト教会(セッション・モノラル)
 ・シェーンベルク:ピアノ協奏曲Op.42 (1942)
   ペーター・シュタドレン(P)、RIAS交響楽団、ヴィンフリート・ツィリヒ(指揮)
    録音:1949年2月6日ベルリン、ティタニア=パラスト(ライヴ・モノラル)

[CD 2] 79’16”
 ・シェーンベルク:ヴァイオリンとピアノのための幻想曲Op.47(1949)
   ティボル・ヴァルガ(Vn)、エルンスト・クルシェネク(P)
    録音:1951年9月24日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ7(セッション・モノラル)
 ・シュテファン・ゲオルゲの詩による歌曲集「架空庭園の書」Op.15(1908 − 09)
   シュザンヌ・ダンコ(S)、ヘルマン・ロイター(P)
    録音:1955年11月3日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ7(セッション・モノラル)
 ・詩篇第130番「深き淵より」Op.50B (1950)
   RIAS室内合唱団、ギュンター・アルント(指揮)
    録音:1958年3月7日ベルリン、ランクヴィッツ・シュトゥーディオ(セッション・モノラル)
 ・シェーンベルク:3 つのピアノ小品Op.11 (1909)
 ・シェーンベルク:6 つのピアノ小品Op.19 (1911)
 ・シェーンベルク:5 つのピアノ小品Op.23 (1920/23)

   エドゥアルト・シュトイアーマン(P)
    録音:1963年6月18日ベルリン、ランクヴィッツ・シュトゥーディオ(セッション・モノラル)
 ・シェーンベルク:ピアノ曲Op.33a (1929)
 ・シェーンベルク:ピアノ曲Op.33b (1931)

   エルゼ・C.クラウス(P)
    録音:1951年5月20日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ7(セッション・モノラル)

[CD 3] 76’41”
 ・シェーンベルク:弦楽三重奏曲Op.45 (1946)
   エーリヒ・レーン(Vn)、エルンスト・ドベリツ(Va)、アルトゥール・トレースター(Vc)
    録音:1957年9月23日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ7(セッション・モノラル)
 ・シェーンベルク:古い様式による組曲ト調〜弦楽オーケストラのための(1934)
   ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、フェレンツ・フリッチャイ(指揮)
    録音:1949年11月28日ベルリン、ティタニア=パラスト(ライヴ・モノラル)
 ・ベルク:抒情組曲 (1925‐ 26)
   ヴェーグ四重奏団、シャーンドル・ヴェーグ( 第1Vn)、シャーンドル・ゾールディ(第2Vn)
   ゲオルゲス・ヤンツェル(Va)、パウル・サボー(Vc)
    録音:1963年11月10日ベルリン、ランクヴィッツ・シュトゥーディオ(セッション・モノラル)
 ・ベルク:クラリネットとピアノための4 つの小品Op.5 (1913)
   ハインリヒ・ゴイザー(Cl)、クラウス・ビリング(P)
    録音:1953年9月19日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ7(セッション・モノラル)

[CD 4] 67’37”
 ・ベルク:7 つの初期の歌
   マグダ・ラースロー(S)、ローター・ブロダック(P)
    録音:1958年7月4日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ7( セッション・モノラル)
 ・ベルク:わたしの両眼を閉ざしてください(1907 年版)
 ・ベルク:わたしの両眼を閉ざしてください(1925 年版)

   イヴリン・リアー(S)、ハンス・ヒルシュドルフ(P)
    録音:1960年2月5日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ7(セッション・モノラル)
 ・ヴェーベルン:パッサカリアOp.1 (1908)
   ベルリン放送交響楽団、アルトゥール・ローター(指揮)
    録音:1965年2月1日ベルリン、ランクヴィッツ・シュトゥーディオ(セッション・モノラル)
 ・ヴェーベルン:管弦楽のための5 つの小品Op.10 (1911/13)
   ベルリン放送交響楽団、ブルーノ・マデルナ(指揮)
    録音:1961年12月5日ベルリン、ランクヴィッツ・シュトゥーディオ(セッション・モノラル)
 ・ヴェーベルン:ヴァイオリンとピアノのための4 つの小品Op.7 (1910)
   アンドレ・ジェルトレル(Vn)、ディアネ・アンデルセン(P)
    録音:1958年5月7日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ7( セッション・モノラル)
 ・ヨハン・シュトラウス2 世( シェーンベルク編曲):ワルツ「南国のばら」Op.388 (1880/1921)
   バスティアーン四重奏団
    [ハンス・バスティアーン(Vn)、ヨハネス・ブラウ(Vn)、
   ヴァルター・ミュラー(Va)、ヴェルナー・ハウプト(Vc)]
   エミール・ハマーマイスター(ハルモニウム)、クラウス・ビリング(P)
    録音:1950年2月18日ベルリン、クライストザール(セッション・モノラル)
 ・ヨハン・シュトラウス2 世( ヴェーベルン編曲):「ジプシー男爵」より宝のワルツOp.418 (1885/1921)
   バスティアーン四重奏団
    [ハンス・バスティアーン(Vn)、ヨハネス・ブラウ(Vn)、
   ヴァルター・ミュラー(Va)、ヴェルナー・ハウプト(Vc)]
   エミール・ハマーマイスター(ハルモニウム)、クラウス・ビリング(P)
 ・シェーンベルク:ヴァイオリンとピアノのための幻想曲Op.47
   ルドルフ・コリッシュ(Vn)、アラン・ヴィルマン(P)
    録音:1953年8月28日ベルリン、RIASフンクハウス、シュトゥーディオ7(ライヴ・モノラル)
 「現代音楽の擁護者」シュトゥッケンシュミット、不屈のプロジェクトがよみがえる!コリッシュ、シュトイアーマン、クルシェネク、リアー…超一級の演奏家陣容「ベルリンRIAS 録音による新ウィーン楽派作品集1949−65」

 パウル・クレーによる水彩画「月に憑かれたピエロ」(1924) をあしらったジャケットも印象深いaudite のRIAS 音源復刻シリーズ最新刊は、シェーンベルク、ベルク、ウェーベルンら新ウィーン楽派による作品を集めたセット。CD4 枚組、トータル5 時間にもおよぶボリューム満点の内容です。

 【新ウィーン楽派】

 20 世紀初頭のウィーンを舞台に、アルノルト・シェーンベルク(1874-1951)、弟子のアントン・ヴェーベルン(1883-1945) とアルバン・ベルク(1885-1935) は、無調主義、十二音主義による前衛的な創作活動を展開して、今日に至る世界的に多くの作曲家に影響を与えました。このセットには、かれら新ウィーン楽派の作曲家たちに拠って1906 年から1950 年のあいだに書かれた全23 作品(1951 年のヴァルガと1953 年コリッシュによる、シェーンベルクの「幻想曲」の別演奏を含む) が収められています。

 【『現代音楽の擁護者』シュトゥッケンシュミットが推進したプロジェクト】

 1949 年から1965 年にかけて収録された音源の数々は、戦後、ベルリンRIAS 現代音楽部門のディレクターを務めていたハンス・ハインツ・シュトゥッケンシュミット(1901-1988) の主導で実現したもの。
 ドイツの著名な音楽学者、音楽評論家で、作曲家でもあったシュトゥッケンシュミットは、シェーレベルクをはじめ、ブラッハーやブゾーニなどの著作でも知られ、なかでもシェーンベルクについてはその歴史的意義を早くから評価した「現代音楽の擁護者」ともいうべき人物。
 シュトゥッケンシュミットは、やはり代表的なシェーンベルク学者であり、指揮者としても知られたヨーゼフ・ルーファーとともに、亡命先から帰国した音楽家たちが、こうした放送ドキュメンタリーに専念できるよう雇用の環境作りに尽力しました。

 【作曲家にごく近い演奏家たちによる貴重なドキュメント】

 ここで演奏を担当する超一流の演奏家陣は、ほとんどがシェーンベルクの弟子たち、あるいは知人のいずれかといった、作曲家周辺のごく身近の親しい人たちから構成されているのも重要なポイント。
ヴァイオリンのコリッシュ、ピアノのシュトイアーマンやエルゼ・C. クラウス、指揮者のツィリヒは師シェーンベルクによって才能を開花させ、ピアノのシュタドレンやヴァイオリンのヴァルガは、シェーンベルク、ヴェーベルンとベルクと親交がありました。
 そのいっぽう、新ウィーン楽派に属さず、直接演奏のてほどきも受けていない指揮者フリッチャイやソプラノのダンコらによる演奏も、価値ある内容。当時ほとんど演奏機会がない作品に偏見なく、かれらが生涯を通じて情熱を傾けていたという事実を考えると、特に興味の尽きないものといえそうです。

BONGIOVANNI



HOC 070
(2CD)
\3200→\2890
初出音源!コレッリが歌う「トロヴァトーレ」、
 1961年元日のパルマでのライヴ!
  ヴェルディ:「トロヴァトーレ」
フランコ・コレッリ(T マンリーコ)
イルヴァ・リガブエ(S レオノーラ)
アドリアーナ・ラッザリーニ(Ms アズチェーナ)
マリオ・ザナージ(Br ルーナ伯爵)
サルヴァトーレ・カターニア(Bs フェランド)
ヴィルジニオ・アッサンドリ(T ルイス)
エウジェニア・ヴァイアーニ(Ms イネス)
ジューリオ・サンドリ(老ジプシー)
パスクワーレ・トンマージ(伝令)
アルトゥーロ・バジーレ(指)
パルマ・レージョ劇場管弦楽団,合唱団
録音:1961 年1 月1 日、パルマ/ADD

 フランコ・コレッリの最大の当たり役、ヴェルディ「トロヴァトーレ」のマンリーコは、EMI 録音の他、数種のライヴがCD 化されています。今回BONGIOVANNI が発掘したのは、1961 年の元日にパルマで上演されたもののライヴ。今のところこれがコレッリ出演の「トロヴァトーレ」の最古の録音です。これまで部分的にCD になったことはあるものの、全曲のCD はおそらくこれが初めて。
 コレッリはいつも通り絶好調。レオノーラのイルヴァ・リガブエは、1932 年、パルマの隣町レッジョ・エミーリアに生まれたソプラノ。プリマドンナとしてかなり活躍したにもかかわらず、残された録音が極めて少ないので、これは貴重。ルーナ伯爵のマリオ・ザナージは、1927 年、ボローニャ生まれのバリトン。1967 年のイタリア歌劇団公演の「仮面舞踏会」でレナートを歌って絶賛されたので、日本の昔からのオペラファンには知られた人。この人も録音が非常に少ないのでありがたいものです。ちなみにコレッリはこの公演の直後の1 月27 日にやはり「トロヴァトーレ」でメトロポリタン歌劇場にデビュー、大センセーションを巻き起こし、メトのトップテノールに躍り出ました。


HOC 068
(2CD)
\3200→\2890
初出!
 テバルディとポッジのコンビの「ボエーム」
プッチーニ:「ボエーム」  レナータ・テバルディ(S ミミ) ジャンニ・ポッジ(T ロドルフォ)
 マヌエル・アウセンシ(Br マルチェッロ) ネッダ・ロヴェーロ(S ムゼッタ)
 ジューリオ・ネーリ(Bs コッリーネ) アルベルト・アルベルティーニ(Br ショナール)
 ウーゴ・ラパーロ(指)リセウ大劇場管弦楽団,合唱団
  録音:1954 年11 月11 日、バルセロナ

+ボーナス
「ボエーム」抜粋   ジャンニ・ポッジ(T ロドルフォ) アントニエッタ・ステッロ(S ミミ)
  レナート・カペッキ(Br マルチェッロ) ブルーナ・リッツォーリ(S ムゼッタ)
  フランチェスコ・モリナーリ・プラデッリ(指)ナポリ・サンカルロ劇場管弦楽団、合唱団
   録音:1957 年、ナポリ
「ボエーム」抜粋   ジャンニ・ポッジ(T ロドルフォ) マエルゲリータ・カロージオ(S ミミ)
  パオロ・シルヴェーリ(Br マルチェッロ) アルダ・ノニ(S ムゼッタ)
  ヴィクトール・デ・サバタ(指)ミラノ・スカラ座管弦楽団、合唱団
   録音:1949 年12 月7 日、ミラノ
ADD

 初出となる、1954 年11 月11 日、バルセロナのリセウ大劇場での「ボエーム」です。第プリマドンナ、レナータ・テバルディの圧巻のミミと、ロドルフォを得意として二度も録音したジャンニ・ポッジの鉄壁のコンビです。マヌエル・アウセンシは地元バルセロナ生まれの名バリトン。
 音質は良くありませんが、ライヴの高揚感が楽しめるでしょう。
 ボーナスに、ナポリでのPHILIPS 録音からの抜粋と、スカラ座でのライヴの2 場面を収録。

Coup d’ Archet



CDACD001-007RR
(8CD)
\12000→\9990

ヨハンナ・マルツィ/限定CDボックスセット
 Radio Recordings


[COUP 001]
 フランク: ヴァイオリンソナタ イ長調 <'59.7.15>
  ラヴェル: ヴァイオリンソナタ <'65.1.27>
  ジャン・アントニエッティ(ピアノ)

[COUP 002]
 モーツァルト: ヴァイオリン協奏曲 KV 216 ト長調 <'55.6.19 ヴュルツブルク・レジデンツ>
 J.S.バッハ: ヴァイオリン協奏曲 BWV 1042 ホ長調 <'59.4.24 ヘラクレスザール>
  オイゲン・ヨッフム指揮/バイエルン放送交響楽団(BRSO)

[COUP 003]
 ベートーヴェン:
  ヴァイオリンソナタ 第9番 Op 47 イ長調「クロイツェル」 <'56.5.6 BR Studio 1>
  ヴァイオリンソナタ 第8番 Op 30-3 ト長調 <'65.1.27>
   ジャン・アントニエッティ(ピアノ)

[COUP 004]
 ベートーヴェン: ピアノ三重奏曲 第3番 Op 1-3 ハ短調 <'69.11.10>
 ドヴォルザーク: ピアノ三重奏曲 第4番 Op 90 ホ短調「ドゥムキー」 <同日>
  イシュトヴァン・ハイデュ(ピアノ)/パウル・サボ(チェロ)

[COUP 005]
 ブラームス: ヴァイオリンソナタ 第1番 Op 78 ト長調「雨の歌」 <'72.11.25.>
 ラヴェル: ヴァイオリンソナタ <同日>
  イシュトヴァン・ハイデュ(ピアノ)

[COUP 006]
 ヘンデル: ヴァイオリンソナタ HWV 361 (Op 1-3) イ長調 <'62.5.4>
 ファリャ: スペイン舞曲 <'66.4.4>
 クライスラー: ベートーヴェンの主題によるロンディーノ <'66.4.4>
 フィオッコ: アレグロ <'66.4.4>
 ラヴェル: フォーレの名による子守歌 <'66.4.4>
 ヘンデル: ヴァイオリンソナタ HWV 370 (Op 1-12) ヘ長調 <'55.11.14>
 マルティヌー: 7つのリズム練習曲〜第1曲アラベスク <'51.10.31>
 ミョー: 春 <'51.10.31>
 バルトーク(セーケイ編): 6つのルーマニア民族舞曲 <'51.10.31>
  ジャン・アントニエッティ(ピアノ)

[COUP 007]
 J.S.バッハ:
  無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第1番 ト短調 HWV1001 <'62.5.4>
  無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第3番 ホ長調 HWV1006 <'55.6.20>

[COUPSP 01]
 モーツァルト: ヴァイオリン ソナタ KV454 <'62.5.4>
 ジャン・アントニエッティ(ピアノ)
ヨハンナ・マルツィ(Vn)
 ヨハンナ・マルツィ音源復刻専門レーベル”Coup d' archet”(クー・ダルシェ)から、このたび限定CDボックスセットが発売されることになりましたので、ご案内申し上げます。
 昨年発売され、日本のファンの間でも話題となりかなりのセールスを記録した二つのアナログLPボックスセット、そのうちの第二作で、50〜70年台の各国での放送録音集である”Radio Recordings”と同一内容のCD版ボックスセットとなります。
 クー・ダルシェは、これまで一切の手抜きをせず、細部にまでこだわる制作姿勢を貫いてきた稀有なレーベルで、製品のクオリティに関してはどれも群を抜く信頼性を誇ります。もちろん、今回のセットも外観、内部の造りともに、丹念に作りこまれた抜群の完成度。レコード版ボックスにも劣らないほどの高級感、圧倒的な存在感があり、もちろん音源も素晴らしいものばかりです。自信を持ってお勧めいたします!

【制作元】Coup d’ Archet (英)
 ※クー・ダルシェは少量生産体制をとらざるを得ない小さなレーベルですので、一旦在庫が切れた後の再生産の見込みは薄いです。お早めにどうぞ!

 ○長期間の粘り強い交渉努力によって使用権を獲得したオリジナルマスター音源を使用!現在では、本セットでしかほぼ入手不可能な超貴重録音ばかりです!
 ○ロンドン"Abbey Road Studio"(EMI)にてマスタリングされ、ドイツのオプティマル・メディア・プロダクションにてプレス。
 ○白のリネン地にシルバーの箔押しによる印字で、高級な質感のボックスケース。
 貴重な写真などアートワークが満載の豪華ブックレット(24pp)付属。 Mini LPジャケット仕様のディスクケース(インナースリーヴ付)。 ジャケット取り出し用、黒サテンのリボンプルまで完備!


    

DOREMI



DHR 7987/8
(2CD)
\4600→\4190
若きワイセンベルクの貴重音源集
 アレクシス・ワイセンベルク1949-1955録音

 (1)J.S.バッハ(リスト編):前奏曲とフーガ イ短調BWV543
 (2)ハイドン:ピアノソナタ第52番変ホ長調X VI-52
 (3)ソレール神父:3つのソナタ(ニ短調/二短調/嬰ハ短調)
 (4)チェルニー:ロードの歌曲「思い出」による変奏曲Op.33
 (5)プロコフィエフ:ピアノソナタ第3番イ短調Op.28
 (6)同:悪魔的暗示Op.4の4
 (7)スクリャービン:練習曲変ロ短調Op.8の11
 (8)同:左手のためのノクターンOp.9 の2
 (9)リスト:葬送〜詩的で宗教的な調べより
 (10)同:ペトラルカのソネット第123番
 (11)同:ペトラルカのソネット第104番
 (12)同:即興ワルツ
 (13)同:ピアノソナタ ロ短調
アレクシス・ワイセンベルク(Pf)
耽美的解釈と凄い切れ味。

ADD、MONO

透明できらめくような音色と超絶技巧で1970 年代に世界的人気を誇ったアレクシス・ワイセンベルク。今年1 月に惜しくも亡くなられましたが、晩年は闘病のため実演や新録音に接する機会はなく、生きた伝説と化していました。このアルバムに収められた演奏は、彼がジギ・ワイセンベルクと名乗っていた20 代前半の録音。後に録音していない珍しいレパートリーが目白押しなのも魅力で、ワイセンベルクならではの耽美的な解釈と目の覚めるような技巧を満喫できます。リスト作品とハイドンはLumen 音源、プロコフィエフはColumbia 音源使用。
このなかで、リスト作品のみ国内レーベルからCD 発売され、「レコード芸術」誌で特選に輝きました。たしかに驚くべき輝きとオーラに満ちていて、思わず引き込まれる凄さ。プロコフィエフの初期作品特有のガンガン叩く書法でも、水晶のように透明な音色で不思議な繊細さを醸し出しています。

GRAND SLAM



GS 2082
\2400→¥2190
ジャニーヌ・アンドラード
 (1)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
 (2)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77
ジャニーヌ・アンドラード(ヴァイオリン)
ハンス=ユルゲン・ワルター(指揮)
ハンブルク・プロ・ムジカ交響楽団
 大注目の初CD 化!未公開写真、貴重なプログラム満載!流麗で気品溢れる名演に衝撃!
 オークレールと並び称され、ヌヴーのライヴァルと言われたフランスの名女流ヴァイオリニスト、ジャニーヌ・アンドラードの名演!ブックレットには未公開写真、貴重なプログラムを満載!

録音:1957 / 58 年頃、ハンブルク、ムジークハレ/ステレオ
使用音源:① Tip Classic (Germany) 63 3508、② Amati (Gramany) A LP 1020/1-5、ステレオ、セッション

■制作者より
 ジャニーヌ・アンドラード(1918-1980 年代)はオークレールと並び称され、ヌヴーの最大のライヴァルと言われたフランスの名女流ヴァイオリニストです。
 このディスクの演奏はいかにも女流らしい大らかで気品の溢れる演奏で、一部の愛好家の間では有名なものでした。しかしながら、この録音の詳細を始め、彼女の経歴など、不明な点が多いのもこのアンドラードの不思議なところです。このたび、その謎を解き明かすべく、世界中の研究家やコレクターを総動員し、核心に可能な限り迫るよう試みました。

■唯一の来日を捉えた貴重な未公開写真
 アンドラードの写真は、かつてスプラフォンから発売された2 枚のLP に使用されたものがほとんど唯一のものとして知られています。ところが、アンドラードは1954 年11 月から12 月にかけてフランス政府派遣文化使節として来日し、その時に写真家、丹野章氏が彼女の貴重な姿を多数撮影しています。
 このブックレットにはその丹野氏所蔵のオリジナル・ネガから起こしたものを4点使用していますが、これらは過去に一度も公開されたことのない貴重なものです。また、日本公演やティボーと共演した際のプログラムなど、資料も極めて充実しています。まさに、ヴァイオリン・ファン必携のディスクです。(平林 直哉)

GUILD HISTORICAL



GHCD 2386
\1600→\1490
ハンス・クナッパーツブッシュ・コンダクツ・
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

  ニコライ:《ウィンザーの陽気な女房たち》序曲
  チャイコフスキー:組曲《くるみ割り人形》Op.71a
  ウェーバー(ベルリオーズ編):舞踏への勧誘
  シューベルト(ウェニンゲル編):軍隊行進曲Op.51/D.733-1
  コムザーク2世:ワルツ《バーデン娘》Op.257*
  J・シュトラウス2世:
   アンネン・ポルカOp.117*、ウィーンの森の物語Op.325*
  J・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲Op.228*
ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 クナッパーツブッシュ&ウィーン・フィル!デッカ音源が新リマスタリングで復刻!

 ドイツの巨匠ハンス・クナッパーツブッシュがウィーン・フィルを振ったニコライやウェーバー、シュトラウス親子などのデッカ音源が、ピーター・レイノルズの新リマスタリングでギルド・ヒストリカル(Guild Historical)から復刻!
 今回の復刻にあたり使用されたマスター(LP)は、マックス・レーガー・インスティテュートのユルゲン・シャールヴェヒターのコレクション(Decca SXL 223 & SXL 2016)。
 良質な復刻に定評のあるピーター・レイノルズ&レイノルズ・マスタリングのテクノロジーによる音質改善、既発盤との聴き比べも楽しみなところ。クナ・ファン大注目のリリースです!

※録音:1960年2月、ウィーン(Decca SXL 2239)&1957年10月15日−16日、ウィーン(Decca SXL 2016)*/リマスター:ピーター・レイノルズ&レイノルズ・マスタリング


GUILD LIGHT MUSIC


GLCD 5195
\1800
軽音楽の黄金時代 〜 偉大なイギリスの作曲家たちVol.1
 コーツ:ロンドン組曲/ウッド:前奏曲/
 ブリス:子供たちのための戦い/アディンセル:《陽気な幽霊》より/
 ケテルビー:バンク・ホリディ/ジャーマン:ネル・グウィン/
 アンセル:バレエ《ザ・ショー》より/
 スティーヴンス:カリビアン・カプリース/
 エリス:ホリデイズ・アブロード/他
エリック・ジョンソン&ヒズ・オーケストラ
フレデリック・カーゾン(指揮)
ニュー・コンサート・オーケストラ
アーサー・ブリス(指揮)
ロンドン交響楽団
チャールズ・ウィリアムズ(指揮)
クイーンズ・ホール・ライト・オーケストラ、他
ライト・ミュージックの黄金時代を回顧する「ギルド・ライト・ミュージック」シリーズの第95集は、イギリス一色!コーツ、ウッド、ケテルビー、ジャーマン、カーゾン、そしてブリスやアディンセル。素晴らしきイギリスのライト・ミュージックをたっぷりと・・・。元BBCエンジニア、アラン・バンティングがリマスタリングを担当。1942年−1961年の録音。

GLCD 5196
\1800
軽音楽の黄金時代 〜 星明りの時間のメロディ
 カッチェル:ホエン・デイ・イズ・ドン/
 ジロー:スウィート・サレンダー・ワルツ/
 シェーファー:マンハッタン・イン・サテン/
 ファーノン:ハウ・ビューティフル・イズ・ナイト/
 ワイル:スピーク・ロウ/モーリー:テンダー・ムード/
 ローズ:トリニダードの夜/他
アンドレ・コステラネッツ&ヒズ・オーケストラ
セドリック・デュモン&ヒズ・オーケストラ
ローリー・ジョンソン&
 アンブローズ・アンド・ヒズ・オーケストラ
ロバート・ファ—ノン&ヒズ・オーケストラ、他
シリーズ第96集では、星明りの輝く時間へと招いてくれるライト・ミュージックのプログラムを、パーシー・フェイスやロバート・ファーノン、アンドレ・コステラネッツなど、ライト・ミュージックの巨匠たちの演奏で。リマスタリングは同じくアラン・バンティング。1951年−1961年の録音。

HAENSSLER



94 219
\1600→\1490
フランチェスカッティ十八番のブラームス
 ブラームス:
  ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op. 77 (38:15)
  セレナード第2 番イ長調Op. 16 (34:13)
ジノ・フランチェスカッティ(ヴァイオリン)
南西ドイツ放送交響楽団
 (現:バーデン=バーデン&
  フライブルクSWR 交響楽団)
エルネスト・ブール(指揮)*
SWRアーカイヴのステレオ・マスターより復刻1974年収録、フランチェスカッティ十八番のブラームス

録音:1974 年4 月27 日[ 協奏曲]、1978 年5 月16 日[セレナード] バーデン=バーデン、ハンス・ロスバウト・スタジオ(放送用セッション・ステレオ)/ADD、72’07”

 ヘンスラーのSWR アーカイヴ復刻シリーズにフランチェスカッティが登場。ブラームスのヴァイオリン協奏曲を弾いて、嬉しいことにステレオ収録というファンには見逃せない内容です。
 フランチェスカッティはブラームスのヴァイオリン協奏曲を、1956 年にオーマンディ指揮フィラデルフィア管とセッション録音、1958 年にミトロプーロス指揮ウィーン・フィルとザルツブルク音楽祭でライヴ録音、1961 年にバーンスタイン指揮ニューヨーク・フィルとセッション録音、1969 年にラインスドルフ指揮フランス国立放送管とライヴ録音していましたし、このほかにも幾つかライヴ録音が知られてもいて、たいへん得意としていたことがうかがえます。
 1974 年にブール指揮南西ドイツ放送響との顔合わせで実現した演奏は、1976 年に演奏活動から引退するフランチェカッティにとって、現状もっとも遅い時期の録音ということになりますが、匂い立つような音色と練り上げられた歌い回しに、やはり作品への愛情の深さが強く感じられるものとなっています。
 協奏曲に引き続きブール指揮によるセレナード第2 番は1978 年の収録。のどかな曲調のなかに特有の哀感が顔をのぞかせるブラームス初期の人気作に、名匠ブールの手堅い指揮のもと腕っこき揃いの放送オケが活き活きとした演奏を聴かせます。
 なお、両曲とも録音の状態もたいへん良好です。


94 216
\1600→\1490
「ゲザ・アンダSWR録音集Vol.3 / モーツァルト&ラヴェル」
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第17番ト長調KV 453 (30:04)
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番イ長調KV 488 (26:45)*
 ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲ニ長調 (19:16)
ゲザ・アンダ(ピアノ)
南西ドイツ放送交響楽団
 (現:バーデン=バーデン&
  フライブルクSWR 交響楽団)
ハンス・ロスバウト(指揮)
エルネスト・ブール(指揮)*
アンダの弾くピアノ協奏曲集、絶品のモーツァルト、夢のような美しさ、ラヴェルの左手

録音:1952 年3 月15 日[KV 453 & ラヴェル]1963 年3 月13 日[KV 488]バーデン=バーデン、ハンス・ロスバウト・スタジオ( 放送用セッション・モノラル)/ADD、73’20”

 ゲザ・アンダのSWR 放送録音シリーズ第3 集は、第1 集(94.208) 以来となる協奏曲アルバム。モーツァルテウム管を弾き振りした全集で知られるモーツァルトのピアノ協奏曲は、ここでも清潔感と気品あふれるスタイルがたいへん魅力的。木管をはじめオーケストラの味わいゆたかなひびきも華を添えています。
 いっぽう、ピアノを深く鳴らし切ったラヴェルもスケールのおおきな名演。アンダが無類のヴィルトゥオーゾ・ピアニストであったことをあらためて思い起こさせてくれるものです。アーカイヴのマスター・テープは状態も良く、モノラルながら聴きやすい音質です。


94 218
\1600→\1490
フィッシャー=ディースカウ/ドイツ・バロック・アリア
 シュテルツェル:「深き淵より主よ、われ汝に呼ばわる」
 トゥンダー:「主よ、我に与えたまえ」
 ブクステフーデ:「夜われはふしどにて求めぬ」 Bux WV.50*
 ブルーンス:「聖なるキリストは起ち上がり」*
 A.クリーガー:「バビロン川のほとりに」*※
 ブルーンス:「深き淵よりわれ汝を呼ぶ」
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
ヘルムート・クレプス(テノール)*
エリカ・ヴィンクラー(アルト) ※
南西ドイツ放送交響楽団のメンバー
ヘルマン・ヴェルダーマン、
 リゼドーレ・プレトリウス、
 カール・ゲロク(チェンバロ)
フィッシャー=ディースカウ、ドイツ・バロック・アリアを歌う

録音:1952 年-1954 年シュトゥットガルト( 放送用セッション・モノラル)/ADD、74’09”

 J.S. バッハ(94.201)、シュッツ(94.206) につづく、フィッシャー=ディースカウがSWR に残した放送録音集の第3 弾。
 オペラからリートまで膨大なレパートリーに対して、そのいずれにも楽譜の深い読み込みと正確な発声ですぐれた水準の内容を聴かせてきたフィッシャー=ディースカウ。これは「バリトンの帝王」が、当時のドイツを代表するバッハ・テノール、クレプスや、メゾのヴィンクラーと組んで、1950 年代にシュトゥットガルトのSWR を拠点に古楽演奏に力を入れていた時期の姿を伝える貴重な記録。これまで同様、音の状態もすこぶる良好で、若々しく張りのある歌声を堪能できます。


94 212
\1600→\1490
ニコライ・ゲッダ アリア、歌曲集
 アダン:「ロンジュモーの郵便御者」—友よ物語を聞いてくれ
 グルック:「アルチェステ」—どんな感情が私の胸を膨らますのだ(独語)
 グルック:「アウリスのイフィゲニー」—カルカスにこの剣が落ちよう(独語)
 モーツァルト:「イドメネオ」—海から離れて
 ロッシーニ:「オリー伯爵」—栄えある運命が
 グリンカ:「イワン・スサーニン(皇帝に捧げた命)」—兄弟よ、嵐の中で
 シューベルト:春に D882、愛は裏切った D751、夜と夢 D827、舟人 D536
 プーランク:パガニーニ、重々しい歌,田園の歌
 リムスキー=コルサコフ:
  たなびく雲は薄くなり Op.42-3、空の雲 Op.3-1、ひばりの歌声は響き Op.43-1
 ラフマニノフ:夜の静けさ Op.4-3、ミュッセからの断片 Op.21-6
 ドビュッシー:美しい夕暮れ、マンドリン
 ニン:グラナディーナ第7 番
 レスピーギ:夜、ストルネッロを歌う女
 プラテッラ:白い道
 カゼッラ:海賊に攫われた娘の物語
 カルネヴァーリ:風変わりなストルネッロ
ニコライ・ゲッダ(T)
エルネスト・ブール(指)
バーデン=バーデンSWR 交響楽団
ヴェルナー・ジンガー(P)
エリック・ウェルバ(P)
 全盛期のゲッダのスゴイ歌ズラリ揃い!ニコライ・ゲッダ アリア、歌曲集

録音:1954-1965 年/73'20

 ニコライ・ゲッダといえば、優れた発声に加え、多言語を自由に操り、膨大なレパートリーをこなしたテノールとして非常に有名です。そんなゲッダが南西ドイツ放送に残した様々な録音を集めたCD です。
 アダンの「ロンジュモーの郵便御者」のアリアは、ゲッダの得意中の得意のもの。その他のアリアも十八番が揃っています。一方歌曲は、シューベルト、ドビュッシー、プーランク、レスピーギあたりはゲッダらしい選曲ですが、さらにリムスキー=コルサコフ、ラフマニノフのロシア歌曲や、フランチェスコ・バリッラ・プラテッラ(1880 − 1955)、アルフレード・カゼッラ(1883 − 1947)、ヴィート・カルネヴァーリ(1888 − 1960)といったイタリア近代の作曲家、さらにキューバのホアキン・ニンと、相当に意欲的な内容です。
 ゲッダの至芸を楽しむにも、珍しい作曲家の作品を楽しむにも、どちらも大満足のCD です。
【シュヴェツィンゲン音楽祭エディション】
 1952 年に南ドイツ放送によって創始され、今日、世界有数の音楽祭として知られるシュヴェツィンゲン音楽祭。毎年5 月にシュヴェツィンゲン宮殿をメイン会場に、これまでに100 ほどの古楽のオペラに2,000 近いコンサートと並行して、およそ40 のオペラが初演されてきました。現在はSWR が運営を継承していますが、そもそも放送局主導という性格から、音楽祭の模様は当初から録音放送されてきました。このたび登場するのはドイツの名門メロス四重奏団と、アメリカの生んだドラマティック・ソプラノ、マーティナ・アーロヨの2タイトル。


93 716
\2400→\2190
「1979 年シュヴェツィンゲン音楽祭ライヴ/メロス四重奏団」
 ハイドン:弦楽四重奏曲第79番ニ長調Op. 76-5, Hob.III-79 (17:50)
 フォルトナー:弦楽四重奏曲第4番(1975) (17:12)
 ラヴェル:弦楽四重奏曲ヘ長調 (27:48)
メロス四重奏団
初演者メロス四重奏団によるフォルトナーの第4 四重奏曲

録音:1979 年5 月9 日シュヴェツィンゲン宮殿(ライヴ)/ADD、ステレオ、63’07”

 1965 年に結成され、2005 年、第1 ヴァイオリンのヴィルヘルム・メルヒャーの死をもって40 年の活動に終止符を打ったメロス四重奏団。
 結成後も一時期メンバー各人がシュトゥットガルト室内管とヴュルテンベルク室内管に在籍していたことや、ヴィオラのヘルマン・フォスとチェロのペーター・ブックは共に師事した場所であるこの地と結びつきが強かったことなどから、メロス四重奏団はシュトゥットガルトを拠点にしていました。
 メロス四重奏団にとって1979 年は、過去の1970 年、1975 年に続く3 度目の出演でしたが、シュヴェツィンゲン音楽祭はどこかホームグラウンドでの試合のようなものでした。
1975 年に作曲されたフォルトナーの第4 四重奏曲は、1977 年にザールブリュッケンでメロス四重奏団が初演した作品でもあります。ドイツでもっとも権威ある作曲家、また同時代の作曲教師のひとりであったフォルトナーはすでにシュヴェツィンゲン音楽祭ではよく知られた存在で、ちなみに、ガルシア・ロルカの原作に基づくオペラ「ドン・ペルリンプリンが庭で愛をささやく」は1962 年に当音楽祭で初演されています。
 作曲者によれば「作品は4 楽章形式で、つまり、対照的な動機から発展する第1 楽章、4 つの変奏から成る第2 楽章、ブルレスケと題され、活き活きとした表情を示す第3 楽章、叙情的な第4 楽章にして最終楽章はマドリガル−変奏楽章の遅い要素を吸収して、修正を加えたそれは、いくぶん性格的に哀愁を帯び、落ち着いたものとなっている」とのこと。
 また、12 音技法の自由な運用と偶然性のセクションを交替させたり、即興的なパッセージと並行して詳細に記譜された部分を置いたり、テンポを固定したセクションに、自由なテンポによるセクションが続くといった具合に、フォルトナーがさまざまな作曲技法を用いているのも聴きどころとなっています。

93 719
\2400
「マーティナ・アーロヨ/リートの夕べ1968 年」
 ロッシーニ:「音楽の夜会」より、いざない / 約束 / 踊り
 シューベルト:
  ガニュメートD 544 / 若き尼D 828 / 山びこD 990c /
  憩いなき愛D 138
 ブラームス:
  乙女の歌Op. 107-5 / 乙女の歌Op. 95-6 /
  乙女Op. 95-1 / 乙女の呪いOp. 69-9
 ドヴォルザーク:ジプシーの歌Op. 55, B 104
 4つの黒人霊歌
  (ヨルダンの川に立っていた /
  少年ダヴィデよ、竪琴を鳴らせ / 天はわが街 /わが主の証)
マーティナ・アーロヨ(S)
レナード・ホカンソン(P)
ゆたかで深みのある歌唱アーロヨのシューベルト、ブラームスそして黒人霊歌

録音:1968 年5 月25 日シュヴェツィンゲン宮殿(ライヴ)/ADD、ステレオ、56’18”

 1940 年ニューヨークに生まれたマーティナ・アーロヨは、バーンスタインとの数多くの共演からも知られるように、ゆたかなスケールと深みのある歌唱で人気を博したアメリカのソプラノ。これは1958 年にカーネギー・ホールでのコンサート・デビュー以来、活動10 周年を迎えたアーロヨがシュヴェツィンゲン音楽祭に出演した際のリート・リサイタルの模様を収めたものです。
 このリサイタルより3 年前の1965 年に、ビルギット・ニルソンの代役でアイーダを歌って大成功を収めたアーロヨは、ほかにドンナ・アンナ、ドンナ・エルヴィーラなどヴェルディのオペラを主要なレパートリーに、ドラマティック・ソプラノとして名を馳せましたが、もともとレパートリーには幅広いものがあり、このアルバムからもわかる通り、リートもこなす多様な表現力を持ち合わせていました。
 前半のロッシーニ、シューベルトも魅力的ですが、乙女づくしのブラームスで折り返したあとの、民俗色あふれるドヴォルザークあたりからいっそう熱がこもり、コンサートの最後を飾る「黒人霊歌」は、アフリカ系アメリカ人の魂の声という内容が自然とそうさせるのでしょうか。感極まるものがあります。

HATART


Cage: Music of Changes
HATART 173
\2400→\2190
チューダー渾身の力演
 1956年WDRが収録した衝撃の世界初録音音源
  ジョン・ケージ:易の音楽(1951)
デイヴィッド・チューダー(ピアノ)
 チューダー渾身の力演。ケージの「易の音楽」
 1956年WDRが収録した衝撃の世界初録音音源

録音:1956 年11 月WDR HISTORIC FIRST RECORDING /マスタリング:2012 年/44’36’’

 ケージが歴史に刻んだ問題作の1つ、「易の音楽(music of changes)」のチューダーによる世界初録音音源の登場!
 「易の音楽」は、太古から行われてきた占いを体系的にまとめた東洋の書『易経、もしくは変化の書』に載っている占いの表を参考に作曲された作品。様々な音素材(単音、重音などの最小限の単位。これは易によって割り出されたものではなく、ケージ自身の作)の組み合わせや、各セクションのテンポなどを、一回一回コインを投げて決めていきます。
 さらにそうして組み合わされた素材が実際にピアノで演奏できるように適宜ケージが手を入れるというなんとも手の込んだ作品。結果、極めて複雑な音とリズム構造をもつ作品となっており、現代音楽の名手チューダーも相当苦心して、ストップウォッチなどと首っ引きになりながら楽譜を読み込んでいったといいます。
 世界初録音の大役をつとめたのは、アメリカが誇る現代音楽スペシャリスト・ピアニスト、チューダー。チューダーは「易の音楽」の初演者であり、また、ブーレーズの「ピアノ・ソナタ第2 番」1950 年にアメリカで初演し、あのケージの4’ 33’’ を1952 年に初演した人物でもあります。
 新しい音楽の誕生の場に居合わせた人々が発する熱気と緊張感に満ちた素晴しい演奏。音楽的に素晴しく、歴史的にも非常に貴重な音源です。



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