K617
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アルテ・マンドリン
(1)エヴァリスト・フェリーチェ・ダッラーバコ(1675-1742)/
複数の楽器のための協奏曲 Op.V.6
(2)カルロ・アッリゴーニ(1697-1744)/
マンドリンと通奏低音のためのソナタ
(3)ダリオ・カステッロ(17 世紀 ヴェネツィア)/
ソプラノのためのソナタ・セコンダ(?)
(4)ニッコロ・マッテイス(1670-1749)/エア
(5)ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757)/ソナタ
K.89
(6)ヨハン・ジギズムント・ヴァイス(1678-1741)/協奏曲
ニ短調
(7)アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741)/合奏協奏曲
ハ長調
(8)ヨハン・フリードリヒ・ファッシュ(1688-1758)/ソナタ
ニ短調
(9)マルコ・ウッチェリーニ(1603-1680)/ラ・ベルガマスカ |
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アルテ・マンドリン |
新進気鋭のバロック・アンサンブル“アルテ・マンドリン”華麗なるマンドリン作品集
録音:2011 年(ルクセンブルク)/61’26
フアン・カルロス・ムニョスを中心とする「アルテ・マンドリン」は、17,18
世紀のマンドリン作品を復活・世に広めようとするアンサンブル。いま世界で最も注目されている古楽演奏団体の一つです。古い時代の忘れられた作品を研究し、数々の傑作に再び命を吹き込み、彼ら自身の手で世に送り出しています。ドン・ジョヴァンニが窓辺でつまびく典雅な旋律だけではない、ヴィルトゥオーゾの世界が展開されています!是非お楽しみ下さい! |
LA DOLCE VOLTA
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チッコリーニ/La Dolce Voltaレーベル第2弾
(1)モーツァルト(1756-1791):幻想曲
ハ短調
KV 475
(2)モーツァルト:ピアノ・ソナタ第14番
ヘ長調
KV 332
(3)クレメンティ(1752-1832):ピアノ・ソナタ
ト短調 op.34-2
(4)モーツァルト:ピアノ・ソナタ第12番
ハ短調
KV 457 |
アルド・チッコリーニ
(ピアノ/ベヒシュタイン) |
チッコリーニ、La Dolce Voltaレーベル第2弾、圧巻のクレメンティ、絶美のモーツァルト
録音:2011 年12 月、パリ(改革派受胎告知教会)(日本語解説付)
La Dolce Volta レーベル、チッコリーニ(1925
年8 月15 日生まれ)のアルバム第2
弾の登場。モーツァルト:ソナタ集(LDV
03)でも、奇跡的ともいえるような澄みきった音楽を聴かせてくれたチッコリーニ。このCD
の録音が行われたのは2011 年12
月の録音ですから、チッコリーニ86
歳の演奏ですが、今回も期待が高まります。
まずこのアルバムで注目なのが、クレメンティのソナタ。クレメンティといえば、ピアノ学習者なら誰でも習う「グラドゥス・アド・パルナッスム」練習曲集ばかりが有名ですが、そのピアノ・ソナタも、規模も大きく、また作風も当時の最先端をいくものばかりです。このト短調op.34-2
も演奏時間22 分ほどの非常に充実した作品。チッコリーニがこの作品を知ったのはホロヴィッツのレコードだったといいます。聴いてその美しさに衝撃を受け、いわば一目ぼれして、楽譜屋に飛んで行って楽譜を購入し、夜通し楽譜を読んだと言います。チッコリーニは好んでこの作品をよく演奏しているといいますが、そのことがよく感じられる演奏です。第1
楽章冒頭の印象的な序奏、続く疾走するような情熱のパッセージ、第2
楽章での慰め、第3 楽章の哀しみをたたえた情熱が疾駆する様子など、圧巻の説得力です。この情熱と意欲に満ちた大曲に、チッコリーニという素晴らしい奏者による新録音が生まれたことは嬉しい限りです。モーツァルトはクレメンティのことを批判していましたが、チッコリーニは、「幻想曲」ハ短調K475
およびソナタハ短調K457、そしてこの「悲劇的ともいえる」クレメンティのソナタト短調は、そのドラマ性でつながっている、したがってこのようなプログラムを組んだ、とも語っています。
冒頭収録のモーツァルトの幻想曲
ハ短調およびハ短調のソナタは、チッコリーニが60
歳の頃、レパートリーに加わった作品ということ。幻想曲での、ゆったりとしていながら、絶えず音楽が流れている自然さは、さすが巨匠チッコリーニ。ハ短調終楽章の気品に満ちた愁いは、ほかではなかなか聴くことはできないかもしれません。ヘ長調ソナタも、シンプルな音型の伴奏の一音一音までが磨き抜かれた美しさ。カチッとしたテンポ、そして終楽章の華麗なパッセージも鮮やかに決まっています。
年齢を重ねてなお磨かれてゆくチッコリーニのピアノ。ベヒシュタインのあたたかみのある音色とともに、チッコリーニの芸術にどっぷりと浸ることのできる1
枚です。
旧譜
チッコリーニ/La Dolce Voltaレーベル第1弾 |
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巨匠チッコリーニ、奇跡の「トルコ行進曲
モーツァルト:ピアノ・ソナタ集
第11番 イ長調「トルコ行進曲」K.331
第2番 ヘ長調 K.280
第13番 変ロ長調「リンツ」K.333 |
アルド・チッコリーニ(ピアノ) |
神々しさと美しさに満ちたモーツァルト、ベヒシュタインの魅惑の音色
録音:2011 年5 月(使用楽器:ベヒシュタイン)/52’54/※日本語帯・解説つき
1925 年8 月生まれ、85 歳(
録音当時) のチッコリーニによるモーツァルト最新録音の登場です。第11
番の第1 楽章のゆったりとしたテンポ設定はもはや巨匠にしか許されない聖域。神々しさと美しさに満ちた世界です。トルコ行進曲はらくらくとしていながら一寸の乱れもなく、それでいてちょっとたどたどしさが漂うリズムのユーモラスな感じも見事に決まっていて、完璧です。モーツァルトの音楽には「遊び心や芝居っ気がある」と語るチッコリーニ。モーツァルトが作品中にちりばめた、思わずクスッと笑ってしまうような箇所を実に自然に引き出しています。モーツァルトが18
歳の時に書いたヘ長調のソナタの第2
楽章の哀愁を帯びたアダージョは感涙もの。やはり茶目っけのあるアウフタクトで始まる「リンツ」の冒頭もノックアウトもの。巨匠チッコリーニが愛器ベヒシュタインを完璧に手中におさめて語りかけてくる、見事なモーツァルトです。
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演奏会情報
2012年12 月1日(土)15:00開演 東京・すみだトリフォニーホール
セヴラック/《休暇の日々から》第1集
演奏会用の華麗なワルツ「ペパーミント・ジェット」ほか
ドビュッシー/前奏曲集第1巻
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メンデルスゾーン(1809-1847):
チェロとピアノのための作品集
(1)ソナタ第2番 ニ長調 op.58
(2)協奏的変奏曲 ニ長調 op.17
(3)アルバムの綴り op.117
(4)無言歌 ニ長調 op.109
(5)ソナタ第1番 変ロ長調
Op.45 |
ゲイリー・ホフマン(Vc / 1662 年アマティ)
ダヴィッド・セリグ(Pf) |
必聴!!名手ゲイリー・ホフマンがメンデルスゾーンゆかりの名器で奏でる至高のサウンド
録音:2011 年11 月(パリ)/日本語解説付
「音の美しさ、完璧なテクニック、高度な芸術性」と世界が絶賛するゲイリー・ホフマンのチェロで聴くメンデルスゾーン作品集。ソナタ第2
番の歌い出しなど、実に品があり、メンデルスゾーンならではの瑞々しさに満ちたピアノとの掛け合いも絶品。なお、このソナタ第2
番は、ロシアの貴族でチェロの腕もなかなかだったというウィルホルスキ伯爵に献呈されていますが、この伯爵が、ホフマンが使用している1662
年製のアマティの楽器を所有していたといいます。メンデルスゾーンが念頭に置いていたチェロの音色がこのアマティのものだったことは十分に考えられることを思うと、よりひとしおこの演奏が輝いて聴こえてきます。メンデルスゾーンの天才の結晶的な作品の数々をゆっくり堪能したい1枚です。
ホフマンは、15 歳でロンドンのウィグモアホールでデビュー。その後ニューヨークに渡り、22
歳でインディアナ大学音楽コースの最年少教授に迎えられます。1986
年、パリのロストロポーヴィッチ国際チェロコンクールでの優勝を皮切りに、国際的な活動を展開しています。また、伝統的なチェロのレパートリーはもとより、現代音楽にも造詣が深く、チェロ協奏曲の献呈作品も多数あります。ニューヨーク・リンカーンセンター室内楽協会から定期的に招待されるなど、室内楽奏者としても活躍。1990
年からパリに居を構えています。
ピアニストのダヴィッド・セリグはオーストラリア生まれ。ソリストとしてはもちろん、室内楽演奏家、伴奏ピアニストとして、世界中で情熱的な演奏活動を繰り広げているピアニストです。1976
年からパリ国立高等音楽院でチッコリーニに師事した後、ジェフリー・パーソンズとグィド・アゴスティのもとでさらに研鑽を積みました。これまでに、シドニー国際ピアノコンクール、ハーグ国際ピアノコンクール(
伴奏部門) で賞を得ています。
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フィリップ・ビアンコーニ
ドビュッシー(1862-1918):前奏曲集第1巻&第2巻(全曲)
前奏曲集 第1巻(全12曲)(1909-1910)
前奏曲集 第2巻(全12曲)(1910-1912) |
フィリップ・ビアンコーニ(Pf /ヤマハ) |
ドビュッシー生誕150年、名手フィリップ・ビアンコーニが奏でる詩情とセンス溢れるドビュッシー前奏曲全曲
録音:2012 年2 月(パリ)/日本語解説付/74’38
絶頂期のヘルマン・プライとの数々の名演でも名高い名手、フィリップ・ビアンコーニによる香り高いドビュッシー前奏曲集全曲の登場。ビアンコーニは、1960
年ニース生まれ。ギャビー・カサドシュ、シモーヌ・デルベール=フェリヴェ(
マルグリット・ロンとロベール・カサドシュの弟子)
に学びました。
第7 回ヴァン・クライバーン国際コンクールで銀メダルを受賞しています。1980
年代には20 代という若さで絶頂期のヘルマン・プライとも多数共演。また、ランパル、シュタルケル、ゲイリー・ホフマン、ガルネリ弦楽四重奏団、ターリヒ弦楽四重奏団などとの名演を展開したヴェテランです。
「野を渡る風」の、まさに吹き抜ける風を思わせる絶妙なテンポと音色、「音と香りは夕べの大気の中に漂う」で魅せる詩的な世界、センスあふれる「花火」など、一曲一曲がフランスのエスプリをまとった非常に魅力の演奏です。
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LIGIA DIGITAL
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J.ジル(1668-1705):
(1)ミサ曲 ニ短調
(2)テ・デウム |
アンヌ・マグエ(S)
ヴァンサン・リエーヴル=ピカール(C-T)
ジャン=フランソワ・ノヴェッリ(T)
アラン・ビュエ(Bs)
ジャン= マルク・アンドリュー(指揮)
レ・パッション(モントーバン・バロックオーケストラ)
ジョエル・シュビエット合唱指揮)
レゼレマン室内合唱団 |
2012年シェーズ・デュ音楽祭で好評の演奏陣、レ・パッション&レゼレマン室内合唱団によるジル:ミサ曲、テ・デウム
録音:2012 年5 月3-5 日、サン=ピエール・デ・シャルトル教会(トゥールーズ、フランス)
宗教声楽作品、とりわけフランス・バロックならではの柔らかい響きがたまらないという方は必聴の新譜!2012
年のシェーズ・デュ音楽祭でも話題となった、アンドリュー率いるレゼレマン室内合唱団&レ・パッションらによるジャン・ジル(1668-1705)のミサ曲とテ・デウムが、このたびリリースされる運びとなりました!本アルバムは8
月末の音楽祭に先んじて2012 年5
月に収録されたものですが、歌手陣および演奏陣は音楽祭と同じ面々。日本では中々聴くことの叶わない極上のハーモニーを存分に堪能できる1
枚です。指揮を務めるアンドリューはジルの復興演奏に積極的で、シェーズ・デュ音楽祭においても2009
年、2010 年、2012 年と連続して彼の作品に向き合ってきました。シュビエット率いるレゼレマン合唱団とのアンサンブルも抜群。A.
マグエ、リエーヴル=ピカール、A.
ビュエら、ジルの「レクイエム」でも好評だった歌手陣は今回も素晴らしい歌声を聴かせてくれます。
J. ジルはルイ14 世の時代、F.
クープランと同時代に活躍したフランスの音楽家。生前は優れた歌手として南仏の教会で活躍し、数々の宗教作品を残しました。特に彼の「レクイエム」や「テ・デウム」は当時の宗教声楽作品の中でも屈指の美しさを持つ作品の中に数えられ、シャルパンティエやド・ラランドの宗教声楽作品がお好きな方ならば間違いなく聴いて損はない作品といえましょう!思わず体が揺れてしまうような躍動感あふれる舞曲のリズム、気品のある装飾に満ちた豪奢なアンサンブルは、厳かな宗教曲というよりもむしろ絢爛な祝祭音楽といった方がしっくりとくる壮麗さ。独唱、合唱、器楽演奏、それぞれに聴き応えのある作品です。 |
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オルガン& ピアノの演奏による「マゼッパ」
F.リスト:交響詩
「マゼッパ」、「レ・プレリュード」、
「オルフェウス」「プロメテウス」 |
ローラン・カバッソ(Pf)
オリヴィエ・ヴェルネ(Org) |
大迫力!オルガン& ピアノの演奏による「マゼッパ」
録音:1998 年6 月/聖モーリス大聖堂/使用楽器:カヴァイエ=コル(アンジェ)/57’33
リストが2 台ピアノ用に編曲したものに基づいて、オルガンとピアノで演奏したもの。マゼッパの打ち付けるような和音の洪水は非常にエキサイティング! |
LIDI 0104245
(2CD)
\3200
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モナコ大聖堂のパイプオルガン
[Disc 1]
ニコラ・ド・グリニー(1672-1703):
賛歌「来たり給え、創造主なる聖霊よ」
ヨハン・ニコラウス・ハンフ(1665-1711/12):7
つのコラール
J.S. バッハ(1685-1750):トッカータとフーガ
ニ短調 BWV565
アレクサンドル・ギユマン(1837-1911):
ソナタ第5 番 op.80より第2,5楽章
セヴラック(1872-1921):英雄的悲歌
[Disc 2]
ジャック・イベール(1890-1962):
3つの小品、コラール「正しき者の魂は神の御手に」
ジャン・アラン(1911-1940):
シャコンヌ、クレマン・ジャヌカンの主題によるヴァリエーション
モーリス・デュリュフレ(1902-1986):アランの名による前奏曲とフーガ
ガストン・リテーズ(1909-1991):タルシスの王(Reges
Tharsis)
ドゥニ・ベダール(1950-):
オルガンのための8
つの瞑想曲(オリヴィエ・ヴェルネに捧ぐ)、
オルガンのためのミサより第2,4,5
曲(オリヴィエ・ヴェルネに捧ぐ) |
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オリヴィエ・ヴェルネ(Org) |
モナコ大聖堂のオルガンによる3世紀にわたる音楽の旅
録音:2012 年モナコ大聖堂(
モナコ公国)
名手ヴェルネがモナコ大聖堂のドミニク・トマ製オルガンを演奏した2
枚組。17 世紀から20 世紀までの幅広い作品を収録しており、オルガンのパワーと豊かな音色を心行くまで楽しむことができるセットです。 |
LSO LIVE
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LSO 0728
(SACD HBRID)
\2400 →\2190
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ナイジェル・ショート率いる精鋭テネブレ合唱団フォーレの「レクィエム」
独奏ヴァイオリンとコーラスが融け合う、J.
S. バッハの「シャコンヌ」
・J.S.バッハ:
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調BWV
1004、
ルターのコラール集
ああ 主よ、あなたの愛しい天使に命じて(ヨハネ受難曲BWV
245)
パルティータ第2番:アルマンド
パルティータ第2番:クラント
キリストは死の縄目につながれたり(BWV
4)
パルティータ第2番:サラバンド
死に打ち勝てる者は絶えてなかりき(BWV
4)
パルティータ第2番:ジグ
いつの日かわれ去り逝くとき(マタイ受難曲BWV
244)
シャコンヌ
[ヘルガ・テーネのレアリゼーションによる、
ヴァイオリンと4
声のコーラスのための]
・フォーレ:レクィエム |
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ゴルダン・ニコリッチ(ヴァイオリン)
グレース・デイヴィッドソン(ソプラノ)
ウィリアム・ゴーント(バリトン)
テネブレ合唱団
ナイジェル・ショート(指揮)
ロンドン交響楽団室内アンサンブル |
超優秀録音。
録音:2012 年5 月ロンドン、セント・ジャイルズ・クリップルゲイト教会(
ライヴ)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
/ エンジニア:ジョナサン・ストークス&
ニール・ハッチンソン
DSD5.1 マルチチャンネル、ステレオ
世界的に有名なザ・キングズ・シンガーズの元メンバーで、英国合唱界の大立者ナイジェル・ショート率いる若手の精鋭合唱アンサンブル、テネブレ。「キリストの幼時」「メサイア」の好演も光るかれらが、LSO
Live に本格的に登場。ロンドン交響楽団室内アンサンブルとともに、J.
S. バッハのコラールほか、メインにフォーレの「レクィエム」を取り上げた注目の内容です。
【好評を博した「シティ・オブ・ロンドン・フェスティバル」のプログラム再演】
2011 年6 月、テネブレとLSO
選抜メンバーによる室内アンサンブルは「シティ・オブ・ロンドン・フェスティバル」に出演、セント・ポール大聖堂でのコンサートは大成功を収めました。これはその翌年2012
年5 月に、すぐれた音響で知られるセント・ジャイルズ・クリップルゲイト教会でおこなわれた同一プログラム再演の模様をライヴ収録したものです。
【J.S. バッハの「コラール」と「シャコンヌ」】
プログラムはたいへんユニークなもので、前半のJ.
S. バッハでは、無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2
番各曲のあいだに、教会カンタータ第4
番「キリストは死の縄目につながれたり」ほか、バッハのコラールを挿み込む構成が採られています。
さらに、最大のポイントは終曲「シャコンヌ」で、バッハの旅行中に亡くなった彼の最初の妻、マリアへの“レクィエム”
であるという説に依拠して、独奏ヴァイオリンに乗せて当時の教会用コラールからの歌詞が綾なすように歌われるさまが、神秘的な美しさを湛えているばかりでなく、フィナーレとしてもじつに自然で効果的。
ちなみに、同じコンセプトの内容には、ポッペンのヴァイオリンとヒリアード・アンサンブルによるアルバムや、モレーノのリュートとカークビーの歌唱によるレコーディングがありましたが、またひとつここに魅力的な演奏が加わりました。
なお、ここでみごとなヴァイオリン独奏を披露するのは、LSO
コンサートマスターのゴルダン・ニコリッチ。師カントロフゆずりの折り目正しいアプローチがまさしくこうした内容にぴったりです。
【テネブレ待望のレパートリー、フォーレの「レクィエム」】
テネブレは、しばしばロウソクの灯りのみが燈された空間で歌い、アレグリやヴィクトリア、タヴナーの宗教作品や、プーランクの声楽曲などにおいて、とびきり透明度の高い歌唱を聴かせてきたのはすでによく知られるところで、繊細な表現と美しいハーモニーの安定感は折り紙つき。
フォーレのレクィエムは声楽曲の最重要レパートリーのひとつにもかかわらず、テネブレによるレコーディングはこれまでなかったので、その演奏内容にはひときわおおきな期待がかかります。また、意外なことに、LSO
にとってもフォーレのレクィエムは、1982
年にチェリビダッケが指揮したロイヤル・フェスティバル・ホールでのライヴ演奏(BBC
収録・正規未発売) くらいしかなかったので、その意味でも貴重な内容といえるでしょう。
ここでは時期の異なる3 つの版うち、ジョン・ラターによる第2
稿の校訂版(1984 年) に拠る演奏となっています。 |
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LSO 0730
(10SACD HYBRID)
\6000 →\5490
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「マーラー:交響曲全集/ゲルギエフ&ロンドン交響楽団」 |
ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
ロンドン交響楽団 |
[DISC 1]
・交響曲第1番ニ長調「巨人」 52’42
録音:2008 年1月13日ロンドン、バービカンホール(ライヴ) DSD
5.0
・交響曲第10番嬰ヘ長調〜第1楽章アダージョ 22’13
録音:2008 年6月5日ロンドン、バービカンホール(ライヴ) DSD
5.0
[DISC 2]
・交響曲第2番ハ短調「復活」 77’43
エレーナ・モシュク(ソプラノ) ズラータ・ブルィチェワ(メゾ・ソプラノ) ロンドン交響合唱団
録音:2008 年4月20、21日ロンドン、バービカンホール(ライヴ) DSD
5.0
[DISC 3]
・交響曲第3番ニ短調〜第1楽章 32’22
[DISC 4]
・交響曲第3番ニ短調〜第2−第6楽章 59’48
アンナ・ラーション(メゾ・ソプラノ)、ティフィン少年合唱団、ロンドン交響楽団合唱団
録音:2007 年9月24日ロンドン、バービカンホール(ライヴ) DSD
5.0
[DISC 5]
・交響曲第4番ト長調 54’48
ラウラ・クレイコム(ソプラノ)
録音:2008 年1月12日ロンドン、バービカンホール(ライヴ) DSD
5.0
[DISC 6]
・交響曲第5番嬰ハ短調 70’46
録音:2010 年9月26日ロンドン、バービカンホール(ライヴ) DSD
5.1
[DISC 7]
・交響曲第6番イ短調「悲劇的」 77’11
録音:2007 年11月22日ロンドン、バービカンホール(ライヴ) DSD
5.0
[DISC 8]
・交響曲第7番ホ短調「夜の歌」 72’00
録音:2008 年3月7日ロンドン、バービカンホール(ライヴ) DSD
5.0
[DISC 9]
・交響曲第8番変ホ長調「千人の交響曲」 77’22
ヴィクトリヤ・ヤーストレボワ(S
I 罪深き女) アイリッシュ・タイナン(S
II 贖罪の女)
リュドミラ・ドゥディーノワ(S
III 栄光の聖母) リリ・パーシキヴィ(Ms
I サマリアの女)
ズラータ・ブルィチェワ(Ms
II エジプトのマリア) セルゲイ・セミシクール(T
マリア崇拝の博士)
アレクセイ・マルコフ(Br
法悦の神父) エフゲニー・ニキティン(Bs
瞑想の神父)
エルサム・カレッジ合唱団
、ワシントン・コーラル・アーツ・ソサエティ、ロンドン交響合唱団
録音:2008 年7月9 &
10日ロンドン、セント・ポール大聖堂(ライヴ) 5.1
[DISC 10]
・交響曲第9番ニ長調 79:00
録音:2011 年3月2 &
3日ロンドン、バービカンホール(ライヴ) DSD
5.1 |
超優秀録音。「アニヴァーサリーの台風の目」がお買い得なセットで登場!ゲルギエフ&LSOによるマーラーの交響曲全集
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン/バランス・エンジニア:ジョナサン・ストークス&
ニール・ハッチンソン
5.1 / 5.0 マルチ、チャンネルステレオ
2007 年収録の第6 番でスタートし、2011
年の第9
番で完結したゲルギエフ指揮ロンドン交響楽団によるマーラーの交響曲全集が、SACD
Hybrid盤10 枚組のBOX セットとなって登場。分売リリース11
枚分の収録内容はそのままに、収録順を組み換えることで枚数を抑えて、たいへんお買い得な価格での御提供が可能となりました。
このシリーズは、すべてコンサートでの演奏をライヴ録音しているところにその特徴があり、実演における白熱の模様がストレートに肌で感じられるのも魅力のひとつといえ、第6
番や第7 番などはその最たる例で、極端なテンポ設定や荒削りでユニークなアプローチも話題騒然となりました。
また、シリーズの大詰めの時期にあたる第5
番と第9 番では、同一プログラムを数多くこなしたのちに、周到な準備を経て収録に臨んだこともあり、完成度の高さでもゲルギエフがロンドン交響楽団のシェフに就任して以来、屈指の成果を示しています。
マーラー・アニヴァーサリーに向けて台風の目となったゲルギエフ率いるロンドン交響楽団によるマーラー・シリーズ。ぜひとも、この機会にお確かめください。 |
MN RECORDS
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ナイマン:ピアノ・トリオ集 1992-2010
(1)Poczatek (2010)*
(2)The Photography of Chance
(2004)*
(3)Yellow Beach (2002)
(4)Time will Pronounce (1992)
(* =世界初録音) |
フィデリオ・トリオ |
世界初録音を含むナイマン作品集!
録音:2010 年9 月
ナイマンの作品をピアノ三重奏に編曲したものを集めた1
枚。ピアノ三重奏という編成をとることにより、ピアノ主導でドライにも、弦楽器主導で耽美にも様々に変化がたのしめます。
(1)のPoczatek は、映画「Poczatek」のための音楽から、抜粋された5
つの曲から成ります。ナイマンらしいドライかつ軽い風合いのミニマル・ミュージックです。(2)のThe
Photography of Chance は、ユタ州の豊かな自然を称賛するために書かれた音楽ということですが、非常に辛辣な曲。(3)のYellowBeach
は、映画「プロスペローの本」の「Come
Unto
These Yellow Sands」(ナイマン・バンドのための編成)を、ピアノ三重奏の編成に編曲したもの。
静謐、耽美といった言葉がぴったりな出だしですが、やはりドライなミニマルの部分もあり、ナイマン好きにはたまらない曲です。ピアノ三重奏という編成がなんともしっくりしてきています。(4)のTime
Will Pronounce は、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争についてうたった詩にインスピレーションを得て書かれた曲。悲痛なハーモニーに心が引き裂かれるようです。 |
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ARGO盤復活!
ナイマン:弦楽四重奏曲第1,
2, 3番 |
バラネスク弦楽四重奏団 |
ザ・ナイマン的ドライなミニマル!
録音:1990 年(原盤:ARGO レーベル/
DECCA)
ARGO レーベルから発売されていた弦楽四重奏曲集のCD。第1
番は1985 年、アルディッティSQ
の依頼で書かれました。第2
番は1988 年、バラネスクSQ のために書かれたもので、ダンスに基づく曲。第3
番は1989 年、ルーマニアの音楽にインスピレーションを得て書かれたもの。どれもナイマンらしいミニマル味に満ちていて、ナイマン好きにはたまらない曲がそろっています。 |
MUSO
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イギリス・ルネサンスのコンソート歌曲&器楽曲集
1.ホルボーン:コンソート「地獄」
2.歌曲「ダフネが美しきアポロから逃がれた時」(作者不詳)
3.歌曲「さらば喜びよ」(作者不詳)
ホルボーン:4. パヴァーヌ「善き希望」 5.
コンソート「ミューズの涙」
6. 歌曲「聖母マリアが歌いし歌は愛情にあふれていた」(作者不詳)
7.パーソンズ:コンソート「ド・ラ・クール」
ダウランド:8.歌曲「さぁもう一度、愛が呼んでいる」
9.コンソート「サー・ヘンリー・アンプソンの葬送」
10.歌曲「私の嘆きで人の心を動かせるものなら」
11.コンソート「ディゴリー・パイパー大佐のガリアルド」
12.コンソート「エセックス伯のガリアルド」
13.歌曲「この喜ばしく心地良い春に」(作者不詳)
14. 歌曲「5 月が訪れたばかりの頃は」
ダウランド:15. コンソート「ジョージ・ホワイトヘッド氏のアルマンド」
ホルボーン:16.クラント「妖精のラウンド」 17.パヴァーヌ
18.ダウランド:歌曲「おお、今こそ別れねばならぬ」
ホルボーン:19.ララバイ 20.アルマンド「夜警」
21.コンソート「憂鬱の影像」 22.歌曲「楽園で」(作者不詳) |
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ユジェニー・ワルニエ(S)
ミュジカル・ユモール |
イギリス・ルネサンスの素朴で柔らかな響きにうっとり、ダウランド、ホルボーン他:コンソート歌曲&器楽曲集
録音:2010 年10 月27-30 日、ノートルダム・ド・ボンスクール教会(パリ)
フランス若手世代注目の古楽団体「ミュジカル・ユモール」が、muso
レーベルより2nd アルバムとなる最新盤をリリース!デビュー・アルバムでは、得意のA.
フォルクレのヴィオラ・ダ・ガンバ曲集(MU
001)で爽やかなアンサンブルを聴かせてくれたミュジカル・ユモールですが、今回は時代をさかのぼり、イギリス・ルネサンスの歌曲と器楽曲を中心としたプログラムで魅せてくれます。“コンソート”
とは、主にイギリス・ルネサンス期に流行した小編成の器楽合奏曲を指す言葉。本アルバムでは特にエリザベス1
世の時代に焦点を当て、このジャンルを語るに欠かせないJ.
ダウランド、A. ホルボーンといった大家たちの作品が多く収録されています。素朴で柔らかなソプラノの歌声と古楽器の“コンソート”・ハーモニーは絶品。哀愁漂う曲あり、春の到来を喜ぶ朗らかな曲あり、夜にしっとりと聴き入りたくなる曲あり……繊細かつ温もりあふれるイギリス・ルネサンスならではの響きに酔いしれるアルバムに仕上がっています。
ソプラノを担当するのは、ユジェニー・ワルニエ。2000
年より本格的に活動を開始した若手歌手ではありますが、巨匠C.
ルセから注目され、早くもル・パルルマン・ド・ミュジークやポエム・アルモニークといったフランス屈指の古楽団体らと共演を重ねる実力派です。ミュジカル・ユモールはジュリアン・レオナールらフランスの若手音楽家たちによって2005
年に結成されたアンサンブル。今回はヴィオラ・ダ・ガンバだけでなく、リュートやヴァージナル、オルガンといった楽器を含めた多彩なハーモニーを披露してくれます。 |
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ステファニー・ポーレ率いるアリクァンド
ルイ=ガブリエル・ギユマン:アミュズマン集
(1)グラティオーゾ「ミュゼット」、アレグレット、ミニュエット、
アルトロ、アレグロ「狩」、「フュルスタンベール」
(独奏ヴァイオリンのためのアミュズマンop.18より)
(2)ソナタニ短調(独奏ヴァイオリン・ソナタ集第3
巻op.11より)
(3)流行のアミュズマン第1番op.8
(2台のヴァイオリンあるいはフルートと通奏低音のための)
(4)ソナタ第1番より「ラルゴ」(ソナタ集第1巻op.1
より)
(5)ソナタト短調
(ヴァイオリン伴奏つきのクラヴサン・ソナタ曲集op.13
より)
(6)トリオ・ディヴェルティスマン第2番
(ポンパドゥール侯爵夫人のためのディヴェルティスマン集op.15より) |
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アリクァンド
ステファニー・ポーレ(Solo&1stVn)、
ベランジェール・マイヤール(2nd
Vn)、
ルシル・ブランジェ(バス・ド・ヴィオル)、
フランソワ・ラザレヴィチ(Fl、ミュゼット)、
クレール・グラットン(Vc)、
モード・グラットン(クラヴサン) |
フランス若手実力派団体「アリクァンド」古楽ファン注目必至のデビュー・アルバム!ギユマン:独奏Vn
ソナタほか、室内楽作品集
世界的ヴァイオリニスト、ステファニー・ポーレを中心とするアンサンブル団体「アリクァンド」が、muso
レーベルよりデビュー・アルバムをリリースしました!
何よりも注目されるのは、18
世紀のフランスに活躍した音楽家ルイ=ガブリエル・ギユマン(1705-1770)の作品のみを収録したという超希少な収録内容!ギユマンの作品は名手G.
コリャールによるいくつかの録音で知られるものの、まだまだ演奏・収録される機会に恵まれないだけに、ファン注目必至のアルバムです。
何よりの聴きどころはS. ポーレの洗練されたヴァイオリン・ソロ!
ルイ15 世の宮廷ヴァイオリニストとして名を馳せたギユマンの作品には、ソリストの妙技を見せつける技巧的な旋律が随所に散りばめられています。 当時のフランスでは無伴奏のソナタは珍しく、本アルバムに収録されているソナタの多くもチェンバロなどの通奏低音付ソナタとなっています。典雅な装飾や美しいアルペジオなどはもちろんのこと、内面の葛藤を喚起するような深い短調の響きは絶品!高音までも伸びやかなポーレの透明感あふれるソロの音色に酔いしれます。
また、本アルバムには多くのアンサンブル曲も収録。ミュゼットやバクパイプといった牧歌的な楽器の響きも愉しめるほか、ロココ芸術を思わせるギャラントな旋律は聴き応え十分です。「娯楽Amusement」という言葉の意味に違わぬ、開放的で明るい曲調にあふれたアルバムといえましょう! |
NAIVE
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V 5299
(4CD)
特別価格
\5600 →¥3890
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マルク・ミンコフスキ&レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル
シューベルト:交響曲全集
[CD1]
第3番 ニ長調 D200 (1815)
第1番 ニ長調 D82 (1813)
第2番 変ロ長調 D125
(1814-1815)
[CD2]
第5番 変ロ長調 D485
(1816)
第4番 ハ短調 D417「悲劇的」
(1816)
[CD3]
第7番 ロ短調 D759「未完成」(1822)
第6番 ハ長調 D589 (1817-1828)
[CD4]
第8番 ハ長調 D944「
ザ・グレート」(1825?-1828) |
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マルク・ミンコフスキ(指揮)
レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル・グルノーブル |
ミンコフスキ&レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル−グルノーブル、シューベルトの交響曲全集!
録音:2012 年3 月/ウィーン・コンツェルトハウスでのライヴ録音
*交響曲のナンバリングおよび演奏は、ベーレンライター版による
ミンコフスキの待望注目の新譜の登場!2012
年3 月に、ウィーンのコンツェルトハウスでの、シューベルトの交響曲全曲演奏会のライヴ録音です。
ミンコフスキとレ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル−グルノーブルといえば、昨年のレコード・アカデミー大賞受賞のコンビ(ハイドン:交響曲全集V5176/
KKC 5150)であり、さらに、7 月末にアンサンブル金沢と素晴しく精緻なフランス音楽を聴かせてくれたミンコフスキの新譜というだけに、期待が高まります!
シューベルトの初期の6 つの交響曲は、シューベルト16
歳の1813 年から1818 年にかけて作曲されました。第4
番は歌曲「魔王」の後、1816年4
月に作曲されたものですが、ミンコフスキは「ハイドンの『十字架上のキリストの最後の七つの言葉』を思い起こさせる。『悲劇的』という副題がついてはいるが、この作品はドラマティックなもの、というよりも、宗教的なインスピレーションに基づいたものだ」と語ります。
初期の6 作から5 年ほどの間をおいて書かれた「未完成」について、ミンコフスキは、「ロ短調という調性で、作曲者は、彼自身のことや、彼の運命についてのかなしみを語っている。彼は新しい扉を開け、そしてその先には、底なしの暗い裂け目があり、それはアンダンテの絶望的なピアニッシモであらわされているようだ。シューベルトの交響曲の中で初めて、シューベルトの音楽に特有のあの哀しみの昇華、胸が苦しくなるような光景がみられる。弦楽五重奏曲や「死と乙女」の緩徐楽章にもどこか似ているようだ」と語ります。
楽器配置は、ヴィーンの伝統に基づき、ヴァイオリンは指揮者の両脇に、コントラバスは指揮者の正面に配置。オーボエもウィーン仕様で、鼻にかかったような、柔らかな音色です。コントラバスは、通常は4
台ですが、第5 番では2 台のみ。そして、「グレート」では、「シューベルトの野心があらわれており、ハイドンの天地創造やベートーヴェンの第九のような何かがある」として、5
台のコントラバスを採用。さらに、第Ⅰフルート、オーボエ、第Ⅱクラリネットを倍増、ファゴットを強化し、各楽器が3
人となることで、ブルックナーのような、どこかオルガンのようなスケールの音色が生まれています。
ミンコフスキの緻密なスコアの読み込みと洞察には興味が尽きません。そして、とくに初期6
作品での演奏の溌剌としたリズム、「未完成」と「グレート」でとりわけ生々しく感じられるシューベルトの人間味の表出など、現代のぞみうる最高のシューベルトの交響曲全集がここに完成しています。
2013 年2 月には、ミンコフスキ&レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル-
グルノーブルの来日公演でシューベルトの未完成も演奏されることになっており、非常に注目度の高いボックスです!
衝撃の旧譜
2011年レコード・アカデミー賞大賞受賞 |
ミンコフスキ&ルーヴル宮音楽隊
ハイドン:交響曲ザロモン・セット
NAIVE V 5176 (4CD) \6400→\3590
びっくりおったまげた。これがミンコフスキの本領か。只者じゃないとは思っていたがここまでやるか。
いつか詳しく書かねばならないと思っているうちにまさかのレコ芸のレコード・アカデミー賞の大賞と
交響曲部門賞を取ってしまった。しかしハイドン好きの人はリリース当時からかなり騒いでいたみたい。またモーツァルトやオッフェンバックの溌剌演奏で、「どうやらこの指揮者ただもんじゃないぞ」と目をつけていたファンは、このハイドンを聴いてついに世界的名声を得ると確信していたらしい。
内容についてはあんまり書くとネタばれになるので書かないが、とにかく書きたくなる「ネタ」に詰まったセット。これはもう演奏以前の問題。2011年を代表するアルバムと言っていいでしょう。 |
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NAIVE クリスマス・ボックス
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2012 年のクリスマス、naive レーベルがこれまでにリリースしてきた名盤をひとつにまとめあげたお買い得価格の豪華BOX『クリスマス・ボックス・セット』を一挙リリースいたします!ミンコフスキ&レ・ミュジシャン・ド・グルノーブル、サンドリーヌ・ピオー、サラ・ミンガルドほか、naive
レーベルが誇る珠玉の名演の数々がたっぷりと収録!バロックの器楽作品、声楽作品、19
世紀フランス歌曲など、多彩なラインナップも魅力のひとつ。
廃盤の再発もあり、注目必至のボックス・セットに仕上がっています!
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ヨーロッパのCDショップで聞いたが、あちらのクリスマス商戦は半端じゃない。店によっては1年間の売り上げの半分をクリスマスの時期に稼ぐという。それだけにクリスマスにかける各メーカーの意気込みは相当なものがあるが、今回のNAIVEボックスなどはまさにそれ。NAIVEのそうそうたる音源をこれでもかと詰め込んで、6枚組でこの値段。で、NAIVEのセットものは本当に初回限定盤なので気づいたときにはもう完売している。「クリスマスの季節商品かー」などと言っていないで、内容をよーくご覧になって「これは!」と思うものは早めにゲットしておいてください。 |
OP 30542
(6CD)
(特別価格)
\4900 →\4590
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クリスマス・ボックス・セット〜ヴィヴァルディ協奏曲集
[CD1]ファゴット協奏曲集 vol.1:
ト長調 RV 493、ト短調
RV 495、ハ長調
RV 477ほか
[CD2] 弦楽のための協奏曲集:
イ長調 RV159、ト短調
RV153、ニ長調 RV121ほか
[CD3] マンドリン、リュートのための協奏曲集:
2 つのマンドリン、弦と通奏低音のための協奏曲RV532ト長調、
ヴァイオリン、リュートと通奏低音のためのトリオRV85ト短調ほか
[CD4] リコーダー協奏曲集〜夜:
フルート協奏曲Op.10より抜粋、リコーダー協奏曲ハ短調RV441、
フラウティーノ協奏曲ト長調
RV443ほか
[CD5] チェロのための協奏曲集Vol.1:
チェロ、弦と通奏低音のための協奏曲イ短調
RV419、
チェロ、弦と通奏低音のための協奏曲ヘ長調
RV410ほか
[CD6] ドレスデン合奏協奏曲集〔ヴィヴァルディ・エディション〕:
ヴァイオリン協奏曲ト短調
「ドレスデンの管弦楽団のために」RV577、
2本の狩猟ホルン、オーボエ、ヴァイオリンの協奏曲ヘ長調
RV569ほか |
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[CD1]セルジョ・アッゾリーニ(Fg)
ラウラ・ソアーヴェ・クレモナ
[CD2]リナルド・アレッサンドリーニ(指揮)
コンチェルト・イタリアーノ
[CD3]ロルフ・リスレヴァン
(リュート、バロック・キタラ、マンドリン)
アンサンブル・カプスベルガー
[CD4]セバスチャン・マルク(BFl)
ジャン=クリストフ・スピノージ(指揮、Vn)
アンサンブル・マテウス
[CD5]クリストフ・コワン(チェロ)
ジョヴァンニ・アントニーニ(指揮)
イル・ジャルディーノ・アルモニコ
[CD6]ゴットフリート・フォン・デァ・ゴルツ
(指揮、Vn)
フライブルク・バロック管弦楽団 |
大好評のヴィヴァルディ・エディション・シリーズが誇る珠玉の名盤の数々をひとつに!豪華協奏曲集ボックス・セットをお買い得価格で
クリスマスも間近に控えた今冬、naive
レーベルから「クリスマス・ボックス・セット」と題した注目必至のお買い得ボックス・セットが相次いでリリースされます!今回お届けするのは、ヴィヴァルディ協奏曲集!naive
が誇る大好評シリーズ「ヴィヴァルディ・エディション」からこれまでにリリースされてきた数々の名盤の中から、珠玉の6
枚をひとつにまとめあげた豪華盤になります。
バロック・チェロの帝王、クリストフ・コワンの敏腕光る「チェロ協奏曲集Vol.1」や、現代リュート界を代表する名手ロルフ・リスレヴァンが数々のリュートを弾きこなす「マンドリン、リュートのための協奏曲集」をはじめ、好評を博した名演がたっぷりと収録されています。
一流のアーティストたちが織り成す質の高い演奏によって、録音される機会の少ない希少な作品の数々を堪能することが出来るのもこのシリーズの大きな魅力のひとつ。このボックス・セットでは、希少なプログラムで話題となったアルバム「ファゴット協奏曲」や「ドレスデン合奏協奏曲集」も収録されており、ヴィヴァルディ・ファンにはたまらないボックスに仕上がっています! |
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OP 30541
(6CD)
(特別価格)
\4900 →\4590
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クリスマス・ボックス・セット〜ヴィヴァルディ宗教作品集
[CD1][CD2] 聖母被昇天のための晩祷
(アレッサンドリーニによる再現版)
[CD3] モテット集:
「草原にて歌え」RV623、「汝ら不屈に戦うべし」RV628、
「闇の恐怖の長い苦しみ」RV629ほか
[CD4] モテット「正しい怒りの激しさに」RV626、
シンフォニア ロ短調「聖なる墓にて」RV169、
ヴァイオリン協奏曲 ヘ長調
「聖ロレンツォの祝日のために」RV286
ほか
[CD5] 聖歌序唱「色は紅」RV642、グローリア
ニ長調RV 589、
グローリア ニ長調RV
588
[CD6]「主が家を建てられるのでなければ」RV608、
「十字架にはりつけられ」ト長調RV592、
スターバト・マーテルRV621 |
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[CD1][CD2]ジェンマ・ベルタニョーリ(S)
アンナ・シンボリ(A)
サラ・ミンガルド(コントラルト)
ジャンルカ・フェッラリーニ(T)
リナルド・アレッサンドリーニ(指揮)
コンチェルト・イタリアーノほか
[CD3]アンケ・ヘルマン(S)
ラウラ・ポルヴェレッリ(Ms)
アレッサンドロ・デ・マルキ(指揮)
アカデミア・モンティス・レガリス
[CD4]サンドリーヌ・ピオー(S)
ステファノ・モンタナーリ(Vn)
オッターヴィオ・ダントーネ(指揮)
アカデミア・ビザンチーナ
[CD5]サラ・ミンガルド(コントラルト)
リナルド・アレッサンドリーニ(指揮)
コンチェルト・イタリアーノ(合唱&管弦楽)
[CD6]マリー=ニコル・ルミュー(A)
フィリップ・ジャルスキ(C-T)
ジャン=クリストフ・スピノージ(指揮)
アンサンブル・マテウス |
ピオー、ミンガルド、ベルタニョーリ…naive
が誇る世界的歌姫たちの清らかな歌声をたっぷり収録!お買い得価格のヴィヴァルディの宗教作品集BOX
2012 年冬、naive が過去の名盤をひとつにまとめたファン必携のお買い得ボックス「クリスマス・ボックス・セット」を相次いでリリースします!
今回のボックス・セットの収録内容は、ヴィヴァルディの宗教作品集。協奏曲ボックス(OP
30542)と並び、大好評シリーズ「ヴィヴァルディ・エディション」から珠玉の名盤をひとつにまとめあげたボックスになります。
世界的名手たちによる質の高い演奏で高い評価を得るシリーズだけに、このボックス・セットに収録されている演奏陣の顔ぶれも豪華絢爛!
2012 年10 月に初来日し大絶賛された歌姫サンドリーヌ・ピオーや、アレッサンドリーニ率いる名門コンチェルト・イタリアーノ、アバドも認める世界屈指のコントラルト歌手サラ・ミンガルドなど、「ヴィヴァルディ・エディション」お馴染みの名手たちによる素晴らしい演奏をたっぷりと堪能することが出来ます。
モテット「正しい怒りの激しさに」や「スターバト・マーテル」といった人気の作品だけでなく、アレッサンドリーニ自身による復元版を用いた「聖母被昇天のための晩祷」など、希少性の高いプログラムが収録されているのも嬉しい限り。
ヴィヴァルディの器楽作品はよく聴くけれど、声楽作品にはなかなか馴染みが薄い…という方には特におすすめしたい、聴き所満載のお買い得ボックスです! |
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V 5311
(6CD)
(特別価格)
\4900 →\4590
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クリスマス・ボックス・セット〜フランス歌曲集
[CD1][CD2]フォーレ:3 つの歌Op.18、
「5 つのヴェネツィアの歌」Op.58、「優しき歌」Op.61ほか
[CD3] アーン:クローリスへ、牢獄より
ショーソン:アホウドリ
エネスコ:クレマン・マロの詩による7
つの歌Op.15
ドビュッシー:牧神 ほか
[CD4] 「夢のあとに」
R.シュトラウス:夜、秘めごと/
フォーレ:夢のあとに、月の光/プーランク:モンパルナス/
ブリテン(民謡編曲):サリーの園 ほか
[CD5]ドビュッシー:
忘れられた小唄、ステファヌ・マラルメの3つの詩ほか
[CD6]ドビュッシー:3つの歌曲/
デュパルク:ギャロップ、ラメント/ラヴェル:博物誌ほか |
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[CD1][CD2]ベルナルト・クルイセン(Br)
ノエル・リー(P)
[CD3]マリー=ニコル・ルミュー(A)
ダニエル・ブルーメンタール(P)
[CD4]サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)
スーザン・マノフ(ピアノ)
[CD5]サンドリーヌ・ピオー(S)
ジョス・ファン・インマゼール
(Hf:1897年、
エラール社製グランド・ピアノ使用)
[CD6]ステファン・ドゥグー(Br)
エレーヌ・リュカ(Pf) |
ピオーの「夢のあとに」ほか、歌曲集の名盤たちがひとつに!亡き名手クルイセンから若手実力派ドゥグーまで、ファン必携のお買い得ボックス・セット!
クリスマスを間近に控えた2012
年冬、naive
レーベルから「クリスマス・ボックス・セット」と題して、過去の名盤をひとつにまとめたお買い得ボックス・セットが相次いでリリースされます!
今回リリースされたのは、柔らかな響きと抒情性あふれる旋律が魅力の19
世紀フランス歌曲集!各方面から大絶賛を浴びた2012
年10 月の来日公演と同じプログラムを収録しているピオーの話題の名盤「夢のあとに」が早くも収録されているほか、世界的アルト歌手ルミューの艶やかな美声が存分に発揮されているドビュッシーやショーソンの歌曲集など、聴き所満載の豪華な収録内容となっております。
また、アバドにも認められた注目の若手バリトン歌手ステファン・ドゥグーと、2000
年に惜しまれながら亡くなったオランダの名バリトン、ベルナルト・クルイセンのアルバムが同時収録されているのも注目されるところ。
クルイセンの歌曲集は1965 年と1973
年に録音されたもので、一度廃盤となり(旧品盤:V4915)、現在では入手困難となってしまっていたアルバムなだけに、今回の再発は嬉しい限りです!オランダからパリへ活動拠点を移し、フランスもののスペシャリストとしての地位を確立しつつあった若きクルイセンの艶やかな歌声がたっぷりと収録されています。
各々の個性あふれる歌声を聴き比べるもよし、19
世紀末のフランス歌曲ならではの美しくも物憂げな響きに埋没するもよし。歌曲ファンなら見逃せない、豪華ボックスです! |
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V 5312
(6CD)
(特別価格)
\4900 →\4590
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クリスマス・ボックス・セット〜ヘンデル声楽作品集
[CD1][CD2] ヘンデル(モーツァルト編):
オラトリオ「メサイア」(全曲)(歌唱:ドイツ語)
[CD3][CD4] オラトリオ「時と悟りの勝利」
[CD5] 聖セシリアの祝日のための頌歌
[CD6] アリア・二重唱集「
ベルシャザル」、
「テオドーラ」、「アレクサンダー・バルス」、
「ソロモン」、「ヘラクレス」ほかより抜粋 |
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[CD1][CD2]リン・ドーソン(S)
ベルナルダ・フィンク(A)
ハンス・ペーター・グラフ(T)
スティーヴン・ヴァーコー(Br)
ジャン=クロード・マルゴワール(指揮)
王室大厩舎・王宮付楽団
ナミュール室内合唱団
[CD3][CD4]デボラ・ヨーク(S)
ジェンマ・ベルタニョーリ(S)
サラ・ミンガルド(A)
ニコラス・シアーズ(T)
リナルド・アレッサンドリーニ(指揮、Cemb.)
コンチェルト・イタリアーノ
[CD5]ルーシー・クロウ(S)
ナタリー・シュトゥッツマン(Ms)
アンデルス・J・ダーリン(T)
リチャード・クロフト(T)
ルカ・ティットート(Bs)
マルク・ミンコフスキ(指揮)
レ・ミュジシャン・デュ・
ルーヴル=グルノーブル ほか
[CD6]カリーナ・ゴヴァン(S)
マリー=ニコル・ルミュー(A)
アラン・カーティス(指揮)
イル・コンプレッソ・バロッコ |
ヘンデリアン必携!モーツァルト編曲「メサイア」ほか、ヘンデルの声楽作品を一挙収録!これまでの名盤をひとつにまとめたお買い得ボックス!
ヘンデル・ファンの方に朗報です!naive
レーベルがこれまでリリースしてきた数々のヘンデル盤の中から、珠玉の声楽アルバムをひとつにまとめたお買い得価格のボックスがリリースされる運びとなりました!「クリスマス・ボックス・セット」と題し、2012
年冬に相次いでリリースされるボックス・セットのひとつになります。
いずれも名盤として話題を集めたものばかりですが、その中でも注目されるのは、やはりマルゴワール率いる王室大厩舎・王宮付楽団、ナミュール室内合唱団によるモーツァルト編曲版の「メサイア」でしょうか。ホルンやクラリネットが加わった器楽編成と歌詞が独語であることが大きな特徴で、ヘンデルのオリジナル版に比べてまろやかな華やかさが際立つモーツァルト版。リン・ドーソン、ベルナルダ・フィンクをはじめとする名手たちの歌声はもちろんのこと、管楽器の響きが程良く印象的な古楽器を用いたオーケストラ・ハーモニーも聴きどころです。
すでに廃盤状態で現在では入手が困難なアルバムなだけに(旧品盤E
3004 / E 8509)、ボックス・セットでの再発は嬉しい限りです。
また、2013 年2 月に来日公演を予定しているミンコフスキ&レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル=グルノーブルによる聖セシリアの祝日のための作品集では、ミンコフスキからの信頼厚いルーシー・クロウの清廉なソプラノにうっとり。バロック声楽界が誇るヘンデル歌手として知られるゴーヴァンとルミューの豪華共演が話題となったアリア・二重唱集も収録されており、ヘンデリアンだけでなく、バロック声楽ファンにとっても見逃せない豪華ボックスです! |
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V 5313
(6CD)
(特別価格)
\4900 →\4590
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クリスマス・ボックス・セット〜バロック宗教作品集
[CD1][CD2]
J.S.バッハ:ミサ曲
ロ短調 BWV 232(10人の独唱者版)
[CD3][CD4]モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り
[CD5] ペルゴレージ:スターバト・マーテル
A.スカルラッティ:スターバト・マーテル
[CD6] G.アッレーグリ:ミサ曲とモテット集 |
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[CD1][CD2]ルーシー・クロウ(S)
ナタリー・シュトゥッツマン(A)
コリン・バルザー(T)
クリスティアン・インムラー(Bs)
マルク・ミンコフスキ(指揮)
レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴルほか
[CD3][CD4]ロベルタ・インヴェルニッツィ(S)
サラ・ミンガルド(A)
フランチェスコ・ゲラルディーニ(C-T)
ルカ・ドルドロ(T)
ピエトロ・スパニョーリ(Br)
アントーニオ・アベーテ(Bs)
リナルド・アレッサンドリーニ(指揮)
コンチェルト・イタリアーノ
[CD5]ジェンマ・ベルタニョッリ(S)
サラ・ミンガルド(A)
リナルド・アレッサンドリーニ(指揮)
コンチェルト・イタリアーノ
[CD6]ベルナール・ファブル=ガッリュ(指揮)
ア・セイ・ヴォーチ |
ミンコフスキ、アレサンドリーニ、ファブル=ガッリュ…バロック界を牽引する指揮者らによる名盤がひとつに!ファン必携のお買い得ボックス!
2012 年のクリスマスを間近にした今冬、naive
レーベルが過去の名盤をひとつにまとめたお買い得ボックス、その名も「クリスマス・ボックス・セット」をリリースいたします!バロック宗教作品を集めたこのボックスでは、バッハ、モンテヴェルディ、ペルゴレージ、スカルラッティ、アッレーグリといったバロックを代表する音楽家たちの作品を収録。これまでリリースされた数々の録音の中から、珠玉の名盤がひとつにまとめ上げられています。
登場する演奏陣たちも、マルク・ミンコフスキ&レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル、リナルド・アレッサンドリーニ&コンチェルト・イタリアーノ、ベルナール・ファブル=ガッリュ&ア・セイ・ヴォーチ…と、さながら音楽祭の如き豪華な顔ぶれ。古楽界を代表する名門らによる演奏は折り紙つきです。J.S.
バッハのミサ曲は、合唱ではなく、10
人のソリストを起用したことで話題となった名録。ミンコフスキの信頼厚いルーシー・クロウ、ナタリー・シュトゥッツマン、クリスティアン・イムラーをはじめとする世界的名手たちが密に織り成す新鮮なロ短調ミサ曲の響きは必聴です。
また、アレッサンドリーニ指揮によるモンテヴェルディの「聖母マリアの夕べの祈り」も、合唱団を用いることなく、ソリスト歌手のみで収録したことで注目を集めた名盤。こちらも、サラ・ミンガルドやルカ・ドルトロといった盤石の歌手陣での収録で、オペラ『トスカ』の舞台として知られる「パラッツォ・ファルネーゼ」の素晴らしい音響の下、洗練された極上のハーモニーを生み出しています! |
OBSIDIAN
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トリニティ・キャロル・ロール〜中世イギリス聖歌集
恵みあふれる聖マリア/
クリスマス、クリスマス、クリスマス/
アルマ・レデンプトリス・マーテル(救い主のうるわしき母)/
いざ、われら歌わん/ノエル、われら歌わん/
かように徳高きバラはなし/喜べ、喜べ 他、全18
曲 |
デイヴィッド・スキナー(指揮)
アラミレ
{グレース・デイヴィッドソン(S)
クレア・ウィルキンソン(Ms)
ニコラス・トッド(T)
サイモン・ウォール(T)
アンドリュー・ローレンス=キング
(Hp、プサルテリウム)
ミカエル・グレビル(プレクトラム・リュート)
パメラ・トービー
(リコーダー、ゲムショルン)}
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イギリス屈指のヴォーカル・アンサンブル、アラミレによる中世イギリス最古のクリスマス・キャロル集
録音:2011 年9 月1-3 日、レン図書館(ケンブリッジ)/65’09”
イギリス屈指のヴォーカル・アンサンブル「アラミレ」による中世イギリスのキャロル集。「OBSIDIAN」レーベルより中世聖歌集を数々リリースしてきた「アラミレ」が今回焦点を当てるのは、中世時代のイギリスで作られたクリスマス聖歌集『トリニティ・キャロル・ロール』です。『トリニティ・キャロル・ロール』とは、幅18cm
の羊皮紙の上に、およそ2m にわたって当時のポリフォニー聖歌が書き記された聖歌集のこと。その詳細は未だ謎に包まれていますが、中世イギリスのポリフォニー・キャロル集としては最古の曲集といわれています。本アルバムでは、30
曲にも及ぶ希少な作品群の中から、中世イギリス聖歌の中でもよく知られた「かほどの美徳あるバラはなからんTher
is no rose of swych vertu」、「アルマ・レデンプトリス・マーテル」ほか、珠玉の18
曲が収録されています。
現代の私たちの耳にはどこか神秘的に聴こえる中世英語の響きと、素朴でありながら深い響きをもつ古楽器とのハーモニーは絶品。過剰な飾り気を排した素朴でストレートな歌手たちの歌声によって、心にすっと沁み入る極上の響きが生み出されています。世界的ハープ奏者のアンドリュー・ローレンス=キング、バロック・リコーダー界を牽引する名手パメラ・トービーらの見事な演奏も聴き所です! |
ORFEO
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=ザルツブルク音楽祭ドキュメント= |
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リフシッツ(P)&フィッシャー=ディースカウ(
指揮)
モーツァルト:
アダージョとフーガ ハ短調KV
546 (9’44)
ピアノ協奏曲第18番変ロ長調KV
456 (30’42)
交響曲第30番ニ長調KV 202 (19’13)
交響曲第32番(序曲)ト長調KV
318 (9’16) |
コンスタンチン・リフシッツ(P)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(
指揮)
モーツァルテウム管弦楽団 |
偉大なる音楽家フィッシャー=ディースカウによるザルツブルクでの最後の演奏会、リフシッツとのピアノ協奏曲第18
番ほか「オール・モーツァルト・プロ」。
録音:2006 年8 月6 日ザルツブルク、モーツァルテウム(ライヴ・ステレオ)/DDD、68’55”
2012 年5 月に86 歳で歿したディートリヒ・フィッシャー=ディースカウは、歴史と伝統あるザルツブルク音楽祭においても、1951
年にフルトヴェングラーとの共演でマーラーの「さすらう若人の歌」を歌いデビューしてから半世紀に亘り、バリトン歌手に、語り手、そして指揮者として重要な役割を果たしました。
2006 年8 月6 日に、フィッシャー=ディースカウがモーツァルテウム管弦楽団を指揮した内容は、ザルツブルクでの最後の演奏会を収録したもので、オール・モーツァルト・プログラムとなっています。
荘厳なる「アダージョとフーガ」で開始され、単一楽章形式の「序曲」とも呼ばれる交響曲第32
番で閉じられるという構成のなかでも、ひときわ目をひくのがリフシッツをソリストに立てたピアノ協奏曲第18
番。
2002 年12 月にフィッシャー=ディースカウの指揮でブラームスのピアノ協奏曲第2
番を演奏したときの模様(ORFEO810102)
も心に迫るものがありましたが、やはりここでもリフシッツは、もはやただのソリストとしてではなく、偉大なる音楽家と対話する誠実なパートナーとしての姿を強く印象付けています。
旧譜
フィッシャー=ディースカウの貴重なブラームス指揮録音 |
ORFEO 810102
(2CD→1CD 特別価格)
\2600 →¥2390
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85 歳の生誕記念リリース!
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(指)
[CD 1]
ブラームス:ピアノ協奏曲第
2 番変ロ長調
Op.83
[CD 2]
ブラームス:交響曲第
4 番ホ短調 Op.98 |
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ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団(旧称:ベルリン交響楽団)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(指)
[CD1]コンスタンチン・リフシッツ
(P) |
録音:2002 年 12 月 14 日ベルリン・コンツェルトハウス(ライヴ・ステレオ)。ステレオ、90’
54”、収録:アルヒーフ・フィッシャー=ディースカウ、[CD1]
48’12[CD2] 42’42”
彼は1973 年には指揮者としてのキャリアをスタートさせていますが、まもなく
‘自らの指揮を封印’ して、ほとんど
20 年間指揮台には上ることがありませんでした。
これはフィッシャー=ディースカウが当時のベルリン交響楽団
(2006 年ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団に改称
) を指揮した貴重なブラームス録音。2010
年
5 月の 85 歳の誕生日を記念して発売されたものです。
2002 年 12 月におこなわれたライヴの目玉といえるのが、リフシッツをソリストに迎えたピアノ協奏曲第
2 番。切り出した塊のようなピアニズムが力強くその個性を主張しており、どの瞬間をとっても、神童からみごとに本物の天才へと変貌を遂げつつある姿が刻印されています。
つづく交響曲第 4 番も渾身の力演。かつて指揮することにほとんど歓びをおぼえず、失望を味わったというフィッシャー=ディースカウですが、ここでの姿に迷いや蔭はありません。 |
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クリスティナ&ミシェル・ノートン
(1)メンデルスゾーン:華麗なアレグロOp.92(連弾)
(2)ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲Op.56b(2台)
(3)モーツァルト:2台のピアノのためのソナタ
ニ長調K.448
(4)シューベルト:アレグロ「人生の嵐」D947(連弾)
(5)ファリャ:スペイン舞曲第1番〜「はかなき人生」より(連弾)
(6)ラヴェル:ラ・ヴァルス(2台)
(7)ルトスワフスキ:パガニーニの主題による変奏曲(2台) |
クリスティナ&ミシェル・ノートン
(ピアノ・デュオ) |
まるで一人で弾いているかのような軽やかさと清潔さ。美人ピアノ・デュオ、クリスティナ&ミシェル・ノートン、デビュー。
[ 録音:2012 年1 月/ブレーメン・ゼンデザール]/DDD、78’39”
2008 年にデビューしたアメリカの美人双子ピアノ・デュオ、クリスティナ&ミシェル・ノートン。双子のピアノ・デュオといえば、キングインターナショナルから「連弾レボリューション」をリリースしたジュメルを思い出しますが、実はたいへん少なく貴重。ともに生地フィラデルフィアのカーチス音楽院にてゲイリー・グラフマン、クロード・フランク。セイモア・リプキンに師事。デビューCD
となる当アルバムに収められた作品は連弾、2台ピアノの代表作ばかり。いずれも難曲揃いで性格も全く異なりますが、見事に弾き分けています。急速で細かい動きの多いメンデルスゾーン、分厚く迫力に満ちたブラームス、寂寥感に満ちたシューベルト、華麗なラヴェル、現代的運動性に満ちたルトスワフスキすべてに共通するのは、軽やかで衒いのない若々しさ。爽やかすぎる美人デュオにご注目下さい。 |
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ヴェルザー=メスト& マーラー・ユーゲント管
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調WAB.107 |
グスタフ・マーラー・ユーゲント・オーケストラ
フランツ・ヴェルザー=メスト(指揮) |
ヴェルザー=メスト& マーラー・ユーゲント管、ブルックナー第7番、1989年ザルツブルク音楽祭ライヴ
録音:1989 年8 月18 日ザルツブルク、祝祭大劇場(ライヴ・ステレオ)/DDD
1989 年8 月のザルツブルク音楽祭で、ヴェルザー=メストがマーラー・ユーゲント管を指揮して、ブルックナーの交響曲第7
番を演奏したコンサートのライヴ録音盤が登場。
1960 年にオーストリアのリンツに生まれたヴェルザーメストはブルックナーを得意としていて、ほかに第5
番、第8 番、第9 番のソフトもすでにリリースされています。
第7 番については、ヴェルザー=メスト初のブルックナー録音であり、1991
年8 月のプロムスで、翌年9 月より音楽監督を務めるロンドン・フィルを指揮したライヴ録音に次いで、2008
年9 月に、2002 年より音楽監督に就任して現在に至る手兵クリーヴランド管を指揮したセヴェランス・ホールでのコンサートの模様をライヴ収録した映像作品を発表していました。
これまでのところ、ヴェルザー=メストによるブルックナーの第7
番のアルバムはすべてライヴによる演奏となりますが、ヴェルザー=メスト自身による第5
番のケース同様に、およそ20 年近くの隔たりのなかで、より後年の録音になるほど、ゆるやかで全体の演奏時間が長大になる傾向がうかがえます。
ヴェルザーメストとマーラー・ユーゲント管とは、2002
年に第8 番をウィーン・ムジークフェライン大ホールで演奏したライヴ録音でも、若々しい感性が荒々しくぶつかり合いながらもソリッドな表現で全曲をまとめ、結果的に相性の良いところをみせていたので、同じ顔合わせということで、ここでもホットで刺激的な内容を聴かせてくれるものとおもわれます。
[ヴェルザー=メスト指揮のブルックナー第7
番トラック・タイム比較]
マーラー・ユーゲント管(1989年ライヴ)
17’47+19’04+8’26+10’44=
56’01(実測値)
ロンドン・フィル(1991年ライヴ)
19’48+20’24+8’58+11’37=
60’48
クリーヴランド管(2008年ライヴ)
19’29+21’36+9’21+13’05=
63’31 |
ORFEO D’OR
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=ザルツブルク音楽祭ドキュメント=
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ドイツの若き俊英カロリン&イェルク・ヴィトマン
メシアン:世の終わりのための四重奏曲 |
カロリン・ヴィトマン(Vn)
イェルク・ヴィトマン(Cl)
ニコラス・アルトシュテット(Vc)
アレクサンダー・ロンクィッヒ(Pf) |
ドイツの若き俊英カロリン&イェルク・ヴィトマン参加で話題!メシアンの「世の終わりのための四重奏曲」
録音:2008 年7 月26 日、モーツァルテウム(ザルツブルク音楽祭ライヴ録音)/DDD、ステレオ、53’41”
メシアン生誕100 周年を迎えた2008
年のザルツブルク音楽祭で、現代音楽界の次代を担う若手実力派イェルク&カロリン・ヴィトマン兄妹らを中心とするメンバーが演奏して、おおいに話題となった「世の終わりのための四重奏曲」のライヴ録音。
「世の終わりのための四重奏曲」は、第二次大戦中にドイツ軍の捕虜となったメシアンが収容所内で作曲、初演したというエピソードで知られ、ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、クラリネットというユニークな編成は、メシアン自身がピアノを弾き、収容所で出会った音楽家たちと演奏するためであったとされています。
当時置かれていた極限状況を反映してのことでしょうか、「ヨハネの黙示録」第10
章を題材とし、6 日間の天地創造と7
日目の安息日の後に不変の平穏が約束された8
日目が訪れる…という構想に基づき、安息日を最終8
楽章目に置いているのが特徴といえましょう。四重奏のユニゾンで行われる楽章もあれば、複雑なアンサンブルを織り成す楽章もあり、さらには独奏で完結する楽章もあり…各楽章のコンセプトに合わせた、多彩な楽器編成が見られるのも印象的な作品です。クラリネット独奏曲として特に有名な第3
楽章では、W. リームなどの作品も得意とするイェルク・ヴィトマンが、長大なクレッシェンドと幅広い音域を縦横無尽に走り回る素早いパッセージからなる難曲を見事に演奏しきっています。また、名手ベルガメンシコフの最後の愛弟子の一人、ニコラス・アルトシュテットによる第5
楽章の美しいチェロ・ソロも聴き所。室内楽のキャリアも豊富なベテラン、アレクサンダー・ロンクィッヒと共に、永久に途切れることのないような静謐な美しさに満ちた音空間を作り出しています。 |
PARADIZO
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センペ&カプリッチョ・ストラヴァガンテ
M.プレトーリウス& W.ブレイドのテレプシコール(舞曲集)
[第1組曲]
プレトーリウス:
(1)パッサメッゾ (2)ガリアルド (3)バッカスのバレ
(4)水夫のバレ (5)ガリアルド (6)ガリアルド (7)バレ
(8)ブレイド:スコットランドの踊り
プレトーリウス:
(9)雄鶏のバレ
(10)ベツレヘムに生まれし御子(『シオンの音楽』より)
[第2組曲]
プレトーリウス:(1)バレ (2)ポワトゥのブランル
ブレイド:(3)ポワトゥのブランル・ドゥーブル
プレトーリウス:(4)レスパニョレット
ブレイド:
(5)パドゥアーナ (6)ガリアルド
(7)ダフネが美しきアポロから逃れた時(作者不詳)
プレトーリウス:
(8)松明のブランル
(9)われらに幼子が生まれた(『シオンの音楽』より)
[第3組曲]
(1)ブレイド:カンツォーネ
(2)ブレイド/ベイトマン:Naglein
Blumen
ブレイド:(3)ガリアルド (4)アルマンド (5)ガリアルド
プレトーリウス:(6)ブーレ (7)ガヴォット
(8)大いに喜べ、シオンの娘よ!(『シオンの音楽』より)
[第4組曲]
ブレイド:(1)パドゥアーナ (2)アルマンド
プレトーリウス:(3)スパニョレッタ (4)クーラント
ブレイド:(5)ガリアルド
プレトーリウス:
(6)村のブランル (7)ヴォルト (8)クーラント
モーリッツ・フォン・ヘッセン:
(9)グリエルモ・ケウデリオ氏のパドゥアーナ
ホルボーン:(10)ガリアルド「わが窓より行け」
(11)J.ベネット:ヴィーナスの鳥 |
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ドロン・シャーウィン(コルネット)
ジュリアン・マルタン(リコーダー)
スキップ・センペ(指揮)
カプリッチョ・ストラヴァガンテ・
ルネサンス・オーケストラ |
センペ&カプリッチョ・ストラヴァガンテ、プレトーリウス&ブレイドほか、珠玉のルネサンス舞曲集
録音:2011 年/DDD
スキップ・センペ率いるカプリッチョ・ストラヴァガンテ・ルネサンス・オーケストラによるルネサンス舞曲集。M.
プレトーリウスとブレイドの作品を中心に、ルネサンス期の珠玉の舞曲の数々を4
つの組曲にまとめたプログラムとなっています。演奏される機会の少ないブレイドの舞曲が多く収録されているのは嬉しい限り。プレトーリウスとブレイドはドイツ圏を中心に活躍した音楽家ですが、舞曲集には当時のフランス、アンリ4
世の宮廷で流行していた舞曲が多く含まれています。ブレイドの舞曲には故郷イギリスの作風が色濃く表れており、ダウランドやホルボーンといったイギリス・ルネサンスの舞曲を思わせる素朴な響きが垣間見えます。舞曲によって楽器の編成も様々で、金管、木管、弦楽器などの多彩なハーモニーを愉しむことが出来るのも本アルバムの魅力のひとつ。やがて本格的に訪れるバロック時代へと受け継がれていく、ルネサンス舞曲の真髄をたっぷりと堪能できる組曲集に仕上がっています。
2011 年に結成25 周年を迎え、ますます円熟しているセンペ&カプリッチョ・ストラヴァガンテ・ルネサンス・オーケストラは今回も素晴らしい演奏を披露。古楽器ならではの棘のないまろやかなハーモニーが素晴らしく、溌剌としたアンサンブルで舞曲のリズムを存分に聴かせてくれます。ドロン・シャーウィン、ジュリアン・マルタン、ソフィー・ジェントといった古楽界期待の若手実力派たちの妙技にも注目です! |
PROFIL
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PH 12043
(5CD)
特別価格
\6500 →\5990
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ヴァント生誕100 年記念超大型企画!
「ギュンター・ヴァント /
ハンブルク北ドイツ放送交響楽団ライヴ集成」 |
ハンブルク北ドイツ放送交響楽団
(現NDR 交響楽団)
ギュンター・ヴァント(指揮) |
「ヴァント&ハンブルク北ドイツ放送交響楽団ライヴ・ボックス」正規初出音源を多数収録!
90 年代ヴァント絶頂期のブラームスの交響曲全集、楽団創立50周年記念演奏会のブルックナー第5
番、ブルックナー歿後100周年記念演奏会のブルックナー「ロマンティック」!! |
[CD 1] 69’41”
・ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」WAB
104 (1878/80年稿)
★ブルックナー歿後100 周年記念演奏会
録音:1996 年10月11 −
13日ハンブルク、ムジークハレ[現ライスハレ]
(ライヴ・デジタル) 収録:NDR
ディレクター:ゲラルト・ゲッツェ
/ エンジニア:ギュンター・ベックマン
[CD 2] 73’41”
・ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調WAB
105 (原典版)
★ NDR響創設50 周年記念コンサート
録音:1995 年10月8 −
10日ハンブルク、ムジークハレ[
現ライスハレ] (ライヴ・デジタル) 収録:NDR
ディレクター:ゲラルト・ゲッツェ
/ エンジニア:カール=オットー・ブレメル
[CD 3] 78’32”
・ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68 45’43
録音:1990 年2月14日ケルン、フィルハーモニー(ライヴ・デジタル) 収録:NDR
・ムソルグスキー=ラヴェル編:組曲「展覧会の絵」 32’50
録音:1982年9月20日ハンブルク、ムジークハレ[現ライスハレ](ライヴ・デジタル) 収録:NDR
ディレクター:ゲラルト・ゲッツェ(ムソルグスキー)、ヴォラーシャイム(ブラームス)
/
エンジニア:ヨハネス・クッツナー(ムソルグスキー)、不明(ブラームス)
[CD 4] 79’21”
・ブラームス:交響曲第2番ニ長調Op.73 47’52
録音:1992 年11月29、30日&12月1日ハンブルク、ムジークハレ[現ライスハレ](ライヴ・デジタル) 収録:NDR
・チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23 36’04
ホルヘ・ボレット(ピアノ)
録音:1985年1月14日ハンブルク、ムジークハレ[現ライスハレ](ライヴ・デジタル) 収録:NDR
ディレクター:ゲラルト・ゲッツェ
/
エンジニア:ギュンター・ベックマン(ブラームス)、ヨハネス・クッツナー(ムソルグスキー)
[CD 5] 79’25”
・ブラームス:交響曲第3番ヘ長調Op.90 37’34
録音:1990 年2月14日ケルン、フィルハーモニー(ライヴ・デジタル) 収録:NDR
・ブラームス:交響曲第4番ホ短調Op.98 41’47
録音:1990 年12月17日ハンブルク、ムジークハレ[現ライスハレ](ライヴ・デジタル) 収録:NDR
ディレクター:ヴォラーシャイム(ブラームス3)、ゲラルト・ゲッツェ(ブラームス4)
/
エンジニア:不明(ブラームス3)、カール=オットー・ブレメル(ブラームス4) |
DDD、ステレオ
ベルリン・ドイツ響ライヴ集成第2
集につづく、キングインターナショナルの提案によるヴァント生誕100
年&歿後10 年のダブル・アニヴァーサリー企画第2
弾。
NDR 交響楽団との録音はすべてBMG
リリースとは一切重複なしの未発売の内容。音質もNDR
提供のオリジナルマスターによりCD
化されています。
BMG 録音とは傾向が異なり、すっきりとクリアな音質に特徴があります。
このボックスに収められた1980
年代半ばから1996
年までは、多くのヴァント好きのあいだで絶頂期と評される時期であり、わけてもブラームスの交響曲全集(DISC3-5)
は、同オケとの1 度目のセッション録音から、最晩年のライヴ録音のちょうど中間に位置するもので、ヴァントの体力、気力の充実ぶりといった要素が音楽にも表れ、さらには急上昇する人気にも後押しされ、たいへん迫力ある内容となっています。この白熱ぶりは尋常ではありません。
NDR 創立50 周年のブルックナーの第5
番における雄大なスケール、さらに注目されるのが「ロマンティック」で、この直後ヴァントは病に倒れ、1997
年には脳卒中の発作に襲われ、復帰後、その音楽は最晩年の様式へと入ってゆきます。
ムソルグスキーの「展覧会の絵」と、ボレット独奏のチャイコフスキーの協奏曲は、先行単発リリース済みのもの(PH09029)
と同一の内容になります。 |
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「ギュンター・ヴァント〜ミュンヘン・レコーディングス」(PH06013)のうち、BOX
先行収録であった2タイトルのお取り扱いを開始いたします。 |
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ギュンター・ヴァント〜ミュンヘン・レコーディングス
ブルックナー:交響曲第9番ニ短調WAB.109(原典版) |
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
ギュンター・ヴァント(指揮) |
録音:1998 年4 月21 日ミュンヘン、ガスタイク(
ライヴ)/DDD、ステレオ、64’11”
「名演のベルリン・フィル盤が98
年9 月、このミュンヘン盤は同年4
月のライヴ。どちらもとび切りの一級で、スケルツォとアダージョに優劣はつけられないが、第1
楽章は再現部冒頭とコーダがベルリン盤を上まわる。ということは史上最高ということだ!(中略)
ヴァントはブルックナーがこうしてほしいとスコアに書きこんだすべてを初めて音にして見せたのだ。それにしても言語に絶するのはコーダ!!!
ここだけは誰がなんといってもヴァント/ミュンヘンが第1
位である。(中略) アダージョの出もこれ以上は考えられない表情を示す。(中略)
最後の頂点を築いた後、天国の音楽へ、その別世界に突然入ってゆく。美しさのかぎり!」音楽評論家・宇野功芳氏(「レコード芸術」2010
年1 月号&2 月号) |
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ギュンター・ヴァント〜ミュンヘン・レコーディングス
ブルックナー:交響曲第6番イ長調WAB.106(原典版) |
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
ギュンター・ヴァント(指揮) |
録音:1999 年6 月24 日ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)/DDD、ステレオ、57’37”
「ヴァントの良さはスケルツォ以後で、(
中略)
スケルツォの宇宙のひびき、各楽器のフレッシュな色の出し方、まことに美しくも意味深い。中間部では木管による第5
番のテーマの高級なフレージングに打たれた。フィナーレもまことに綿密である。抉りの効いた強音部と思いやりにみちた弱音部の歌が対比され、第2
主題の提示から展開部にかけては息もつかせない。内容の深さと音楽美が、いつもブルックナーの音楽の森羅万象を語りかけてゆく。」音楽評論家・宇野功芳氏(「レコード芸術」2010
年1 月号) |
SDG
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ガーディナー、待望のベートーヴェン再登場!
ベートーヴェン:
交響曲第7番 イ長調 op.92
第5番 ハ短調 op.67 |
ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
オルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティーク |
2011年11月カーネギーホール・ライヴ
録音:2011 年11 月16 日/ニューヨーク・カーネギーホール[
ライヴ]
ガーディナー、待望のベートーヴェン再録音!
ユニバーサルでベートーヴェンの交響曲を録音してから20
年近くの時を経て、ガーディナーによるベートーヴェン交響曲CD
の登場。しかもいきなり第1弾は第7
番と第5
番といううれしいカップリングです。
第7 番第3 楽章でのしなやかな哀しみ、そして終楽章では一転して喜びに足も浮き立つような絶妙なテンポとリズムが見事です。第5
番終楽章の終盤は聴きもの!
カーネギー・ホールを興奮に巻き込んだガーディナーの約20
年ぶりのベートーヴェン、見逃せません!
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SDG 178
(6CD)
特別価格
\4200 →\3590
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J.S.バッハ:クリスマスのためのカンタータ集 |
ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
モンテヴェルディ合唱団 |
CD1:
【降誕節第1日】
カンタータ「キリストの徒よ、この日を彫り刻め」BWV63
カンタータ「いと高きところには神に栄光あれ」BWV191
CD2:
【降誕節第1日】
「賛美を受けたまえ、汝イエス・キリストよ」BWV91
「笑いは、我らの口に満ち」BWV110
【降誕節第2日】
「キリストをわれらさやけく頌め讃うべし」BWV121
「神の子の現れたまいしは」BWV40
CD3:
【降誕節第3日】
「試練に耐えうる人は幸いなり」BWV57
「見よ、父のわれらに賜いし愛の」BWV64
「甘き慰めなるかな、わがイエスは来ませり」BWV151
「われ汝にありて喜び」BWV133
CD4:
【モテット】
「主にむかいて新しき歌をうたえ」BWV225
【降誕節後の日曜日のためのカンタータ】
「出で立て、信仰の道に」BWV152
「新たに生まれし嬰児」BWV122
「神は頌むべきかな!いまや年は終わり」BWV28
【新年のためのカンタータ】
「主にむかいて新しき歌を歌え」BWV190
CD5:
【新年のためのカンタータ】
「わが魂よ、主を頌めまつれ」BWV143
「神は喜び叫ぶ声と共に昇り」BWV41
「主なる神よ、汝をわれらは讃えまつらん」BWV16
「神よ、汝の誉れはその御名のごとく」BWV171
CD6:
【新年後の日曜日のためのカンタータ】
「見たまえ、御神、いかにわが敵ども」BWV153
「ああ神よ、いかに多き胸の悩み」BWV58
「人々シバよりみな来たりて」BWV65
「いと尊きインマヌエル、虔しき者らを率いたもう君候」BWV123 |
クリスマスのためのカンタータを集めたお買得ボックス!
録音:1999-2000 年
これまでにリリースしたカンタータ・シリーズから、クリスマスに関連したカンタータを集めたボックスセット。大変お買得です! |
SKARBO
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モーツァルト:フルート四重奏曲全集(ピッコロ版)
フルート四重奏曲第1番ニ長調K.285
フルート四重奏曲第4番イ長調
K.298
フルート四重奏曲第3番ハ長調
K.Anh.171(285b)
フルート四重奏曲第2番変ホ長調
K.285a |
ジャン=ルイ・ボーマディエ(ピッコロ)
デジャン・ボグダノヴィッチ(ヴァイオリン)
ピエール=アンリ・シュエレブ(ヴィオラ)
ラファエル・クレティアン(チェロ) |
これはおもしろい!2012 年10月来日ジャン=ルイ・ボーマディエ演奏のピッコロによるモーツァルトのフルート四重奏全4曲!
録音:2008 年4 月、アリス・スタジオ/DDD
これはおもしろい!モーツァルトの傑作のフルート四重奏曲をフルートではなくピッコロで演奏した全曲版が登場。第1、2
番は1777/8 年モーツァルトがパリに旅行していた時の作品、第4
番は1786/7 年ウィーンにて作曲された作品、そして第3
番はセレナード第10 番K.361 からの編曲で、おそらくモーツァルト作ではないとされていますが、どの曲を聴いても絶品で、不朽の名作と言えましょう。この名曲をフルートと同じ指使いで、ちょうど1
オクターブ高い音域のピッコロで演奏しています。ピッコロの音域の高さからより華やかに煌びやかな印象を受けます。
ジャン=ルイ・ボーマディエ
(ピッコロ)
マルセイユ音楽院在学中にフルートをジョゼフ・ランパルに師事し、その後パリ国立高等音楽院にてジャン・ピエール・ランパルに師事し研鑽を積みました。その間、木製のフルートを弾く機会に恵まれ、やがてピッコロ演奏に傾倒していきました。その後、フランス国立管弦楽団の首席ピッコロ奏者となりますが、一方で室内楽の活動も積極的に行っています。来日は小澤征爾指揮のもと、サイトウ・キネン・オーケストラで演奏、また、2012
年10 月には室内楽のコンサートで来日予定です。
=ジャン=ルイ・ボーマディエ 来日公演情報=
2012 年10 月27、28日 仙川アヴェニュー・ホール 2012年11
月1 日 汐留ホール |
SUNNYSIDE
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カルロス・フランツェッティ:ピエロとコロンビーヌ |
アリソン・ブリュースター・フランツェッティ(Pf)
レオナルド・スアレス・パス(Vn)
アンディ・フスコ(Cl, A-sax)
カルロス・フランツェッティ(ピアニカ)
ピエトロ・カルドーナ(Db)
カルロス・フランツェッティ(指)
弦楽合奏団 |
ラテン・フュージョンの第一人者カルロス・フランツェッティの最新作。ピアソラとニーノ・ロータを思わす魅惑の音楽物語
[ 録音:2011 年6 月/ツィンズ・スタジオ]/47'19"、DDD
ラテン・フュージョンの第一人者カルロス・フランツェッティ。1948
年アルゼンチンに生まれ、1974
年にアメリカへ移り、ジュリアード音楽学校でヴィンセント・ラ・シルヴァに作曲を師事。ピアニスト、アレンジャーとしてフュージョン界で活躍、アルバム「タンゴ・ファタール」は2001
年ラテン・グラミー賞を受賞のほか、参加アルバムでも本家グラミー賞の常連。魅力的なメロディと独特の洗練されたラテン・フレーバーにファンも多い南米の坂本龍一的な存在です。
フランツェッティはフュージョンやビッグ・バンド界での活躍と同時に、3篇の交響曲や2篇のピアノ協奏曲をはじめとするクラシック作品も手掛けていて、いずれもCD
で聴くことができます。当アルバムはイタリア伝承の道化劇「ピエロとコロンビーヌ」を音楽化で、彼の最新作。道化師ピエロが親方の娘コロンビーヌに片思いする悲喜劇で、古くはコメディア・デラルテ(仮面即興劇)から、最近ではフェリーニの名画「道」までテーマとなっています。フランツェッティの音楽は器楽のみで、18
の部分で構成、ピエロがコロンビーヌを見染める所から、恋敵アルルカンの登場、親方の反対から別れまでを情感たっぷりに描写します。音楽的にはピアソラのラテン色にニーノ・ロータの旋律性、ショスタコーヴィチやストラヴィンスキー的なスパイスを利かせた魅力作となっています。ポピュラー界で成功した人だけあり、聴き手を楽しませようという精神が常にあり、子供も楽しめる親しみやすさで超オススメです。
演奏陣も豪華。特にピアノを担当するアリソン・ブリュースター・フランツェッティは、作曲者の愛妻の名手。最近グランドピアノ・レーベルでワインベルクのピアノ曲全集シリーズを開始し注目されていますが、ここでもリズム感の良さが光る素敵な演奏を繰り広げています。 |
SUPRAPHON
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SU 4072
(2CD)
¥4000
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若手実力派スメタナ・トリオ
ブラームス:三重奏曲全集
[CD1]
(1)ピアノ三重奏曲 第3番 ハ短調op.101
(2)ピアノ三重奏曲 第2番 ハ長調op.87
(3)クラリネット三重奏曲 イ短調op.114
[CD2]
(1)ピアノ三重奏曲 第1番 ロ長調op.8
(2)ホルン三重奏曲 変ホ長調op.40 |
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プシェミスル・ヴォイタ(Hr)
リュドミラ・ペテルコヴァー(Cl)
スメタナ・トリオ
{イトカ・チェホヴァー(Pf)、
ヤナ・ヴォナーシュコヴァー=
ノヴァーコヴァー(Vn)、
ヤン・パーレニーチェク(Vc)} |
チェコ屈指の若手実力派スメタナ・トリオ、ブラームス:三重奏曲全集、Hrソロには、来日公演も話題のヴォイタが登場!
録音:[CD1]2011 年6 月、[CD2]2012
年6 月、マルティニク・スタジオ(プラハ)/DDD、ステレオ、136'55"
チェコの若手世代の中でも一際注目を集める実力派トリオ、「スメタナ・トリオ」による待望の最新盤は、ブラームスの三重奏作品全集!メンデルスゾーンとシューマンのピアノ三重奏曲(SU4008)でも質の高い演奏を聴かせてくれたアンサンブルなだけに、期待必至のアルバムといえましょう。収録されているのは、3
つのピアノ三重奏曲に加え、クラリネット三重奏曲とホルン三重奏曲。朗々と歌われる叙情的な旋律、心を深く穿つ甘くも憂鬱な響き、焦燥感を煽るような情熱的な掛け合い……作曲された年代は違えど変わることのない、ブラームスならではの魅力を存分に味わうことが出来ます。クラリネットの名手ミュールフェルトの演奏に感動したブラームスが晩年に作曲したクラリネット三重奏曲は、かのクラリネット五重奏曲と同時期に作曲されたもの。今も昔も五重奏曲の方が専ら演奏される傾向が強いのですが、ブラームス本人としては三重奏曲の方がお気に入りだったよう。クラリネット・ソロはもちろんのこと、作品冒頭から現れるチェロの艶やかな旋律も絶品!中低音域の楽器が織り成す厚いハーモニーは聴き応え十分です。
今回の全曲録音にあたり、スメタナ・トリオは豪華な共演陣を迎え、万全の態勢で臨んでいます。プシェミスル・ヴォイタはチェコ出身の若手実力派ホルニスト。2010
年のミュンヘン国際コンクールで優勝して以来、一層の注目を集めています。2011
年よりシュターツカペレ・ベルリンでソロ・ホルン奏者を務めているほか、2012
年9 月には神奈川フィルの定期公演に招致され、日本においても高い注目を集めたばかり。一方、クラリネットを担当するのはリュドミラ・ペテルコヴァー女史。J.
スーク、V. アシュケナージ、東京カルテットといった名だたるアーティストたちとの共演経験を持つ、チェコを代表する名手です。スメタナ・トリオのメンバーは相変わらずで、豪華な共演者たちと濃密なアンサンブルを披露しています! |
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SU 4112
(2CD)
¥4000 →\3690
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セメラードヴァー&コレギウム・マリアヌム
一癖ふた癖、普通じゃないバロック室内楽曲集
[CD1]
(1)A.ライヒェナウアー:
ヴァイオリン、チェロ、ファゴットと
通奏低音のための四重奏 ト短調*
(2)J.F.ファッシュ:
フルート、ヴァイオリン、ファゴットと
通奏低音のための四重奏 ニ長調
(3)F.イラーネク:
2本のヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ 変ロ長調*
(4)C.G.ポステル:
2本のヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ イ長調*
(5)J.F.ファッシュ:
フルート、ヴァイオリン、ファゴットと
通奏低音のための協奏曲
(6)J.G.オルシュラー:
2本のヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ ヘ短調*
[CD2]
(1)ヴィヴァルディ:
リュート、ヴァイオリンと
通奏低音のためのトリオ ト短調RV.85
(2)ライヒェナウアー:
ヴァイオリン、チェロと通奏低音のためのトリオ 変ロ長調*
(3)トゥーマ:
フルートと通奏低音のためのパルティータ ハ長調*
(4)カルダーラ:
ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ イ長調
(5)ファッシュ:
2本のフルート、弦楽と通奏低音のための協奏曲 ニ長調
*=世界初録音 |
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セルジオ・アッツォリーニ(Fg)
ヤナ・セメラードヴァー
(フルート・トラヴェルソ&芸術監督)
コレギウム・マリアヌム
(ピリオド楽器使用) |
セメラードヴァー&コレギウム・マリアヌム、世界初録音を多く含むバロック室内楽曲集、ファゴット・ソロは名手アッツォリーニ!
録音:[CD1]2012 年7 月、[CD2]2003
年6 月、2005
年9 月、勝利の聖母教会(プラハ)/DDD、112'31"
古楽ファン必見の新譜!ヤナ・セメラードヴァー率いるピリオド楽器アンサンブル団体「コレギウム・マリアヌム」が、世界初録音の作品を多く含む希少なバロック室内楽作品集をリリースいたしました!
アントニーン・ライヒェナウアー(c.
1694−1730)、フランティシェク・イラーネク(1698−1778)、ヨハン・フリードリヒ・ファッシュ(1688−1758)といった18
世紀のプラハに活躍した音楽家たちの作品を中心に、現在では殆んど忘れ去られてしまった希少な室内楽曲の数々をたっぷりと収録しています。いずれの作曲家もヴィヴァルディからの影響色濃く、独奏楽器の技巧的な旋律と典雅な装飾が作品の随所に施されておりますが、その響きには弾けるような華麗さよりもむしろ落ち着いた優雅さを感じるよう。現在では殆んど演奏されない作品ばかりなだけに、ファン必携の希少盤といえましょう!
プログラムだけでなく、豪華演奏陣にも注目!ファゴット・ソロには、イラーネクのファゴット協奏曲集(SU
4039)でも共演した世界的ファゴット奏者、セルジオ・アッツォリーニが再び登場!本アルバムでも、世界最高峰とも称される滑らかなフレージングとまろやかな音色を存分に聴かせてくれます。ファゴットには不向きとされる速いパッセージでも音の輪郭が揺らぐことのない、持ち前の超絶技巧は流石の一言。ヤナ・セメラードヴァー率いるコレギウム・マリアヌムのメンバーとは数々の復活演奏を共に手掛けており、アンサンブルの息もぴったりです! |
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ピリオド楽器による世界初録音!
L.コジェルフ:ピアノ三重奏曲集
(ピアノ、フルート、チェロのためのソナタ)
(1)ハ長調 (2)ホ短調 (3)ニ長調
(4)ハ長調 (5)ヘ長調 |
モニカ・クノブロコヴァ(フォルテピアノ)
ヤナ・セメラードヴァー(バロック・フルート)
ハナ・フレコヴァー(バロック・チェロ) |
ボヘミア出身、ウィーン古典派の大家、コジェルフのピアノ三重奏曲集
録音:2011 年3 月、5 月マルティニク・スタジオ(プラハ)/80’57”
古典派はハイドンやモーツァルトだけではない!という通なファンの方々に朗報です!
18 世紀のウィーンに活躍したボヘミア出身の作曲家、レオポルト・アントニーン・コジェルフ(1747−1818)のピアノ三重奏曲集がリリースされました。すべてピリオド楽器による世界初録音という注目盤です!今となってはすっかりモーツァルトの人気の陰に隠れてしまっているコジェルフですが、生前はバレエ音楽やピアノ作品などで大きな成功を収め、モーツァルトに劣らぬ絶大な人気を集めていた作曲家でした。彼の音楽は典型的なウィーン古典派の響きを持ちつつも、時折シューベルトを予感させるようなロマン的な旋律も垣間見える作風。明るく優美な旋律の数々も魅力的ですが、劇的な短調の旋律の美しさも絶品です。今回収録されたのは、彼が1790
年代に手掛けたピアノ三重奏曲。優れたピアノ作品を多く輩出し、ピアノの人気向上に大きく貢献したことでも知られるコジェルフだけに、彼の作品の魅力を知るには欠かせない絶好のプログラムといえましょう!
モニカ・クノブロコヴァはチェコを中心に活動するピアニスト。1999
年にプラハの春国際音楽コンクールで第3
位に輝いたほか、数々のコンクールで受賞歴を誇る名手です。ヤナ・セメラードヴァーとハナ・フレコヴァーは、バロック・フルート作品集(SU
4087)でも素晴らしいアンサンブルを聴かせてくれたばかり。チェコが誇る名手達によって、知る人ぞ知るコジェルフの作品の数々が現代によみがえります! |
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ゼレンカ:クリスマス・ミサ
(1)マニフィカト ハ長調 ZWV.107
(2)生誕ミサ ZWV.8
(3)モテット「主を褒め称えよ」ZWV
165 |
バルボラ・ソイコヴァー(S)
マルケータ・ツクローヴァ(A)
トマーシュ・クラール(Bs)
マレク・シュトリンツル(指揮)
ムジカ・フロレア(ピリオド楽器使用) |
シュトリンツル&ムジカ・フロレア「ボヘミアの大バッハ」ゼレンカの宗教作品集!
録音:2011 年12 月7-8 日、聖シモン&ジュード教会(プラハ)/60’03”
バロック時代を代表するボヘミア出身の作曲家のひとり、ゼレンカ(1679-1745)。近年再評価の動き高まる中、ゼレンカの祝典オペラ『聖ヴァーツラフのメロドラマ』(SU
4113)も好評のシュトリンツル&ムジカ・フロレアが、再びゼレンカの作品を収録した新譜をリリースしました!今回は1720
年代後半に作曲された宗教作品を収録。彼の生涯の中で最も作曲活動が盛んであった頃の作品で、ゼレンカならではの魅力をたっぷりと体感できるアルバムに仕上がっています。
ハ長調のマニフィカトではイタリア・オペラのアリアを思わせる美しい独唱とオーケストラの爽やかな掛け合いが絶品。生誕ミサでは、「ボヘミアの大バッハ」の異名も持つゼレンカの卓越した対位法から生み出される複雑かつ見事なアンサンブルに圧倒されます。いずれも宗教作品ではありますが、神聖な響きの中にも絶えず溌剌とした雰囲気が満ちあふれているところがゼレンカらしいといえましょうか。シュトリンツル指揮の下、ムジカ・フロレアとソリストたちが織り成すアンサンブルは絶品。ゼレンカ・ファンはもちろんのこと、宗教音楽がお好きな方は是非とも聞き逃せない希少盤です!
旧譜
ゼレンカの祝典オペラ『聖ヴァーツラフのメロドラマ』 |
SU 4113
(2CD)
\3400 →\3090
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ゼレンカの祝典オペラ、「聖ヴァーツラフのメロドラマ」全曲
ゼレンカ:祝典オペラ
「平和とオリーヴと美徳の棕櫚のもと、
全世界におごそかに光り輝くボヘミアの王冠」
(別名「聖ヴァーツラフのメロドラマ」)
1723 年上演の際に配布されたリヴレットのPDF
データ収録 |
ノエミ・キス(S)
アンナ・フラヴェンコヴァー(S)
ヤロスラフ・ブレジナ(C-T)
アダム・ズニコウスキ(T)
アレス・プロハスカ(Bs)
マレク・シュトリンクル(指揮)
ムジカ・フロレア、
ペーテル・ザジチェク(指揮)
ムジカ・エテルナ、
エリック・ボード=デロメ(指揮)
アンサンブル・フィリドール、
パヴェル・ボラーク(合唱指揮)
チェコ少年合唱団ボニ・プエリ |
チェコの精鋭たちが織りなす絢爛豪華な祝祭音楽!
録音:2009 年7 月15-19
日、プラハ城the Rothmayer
ホール/95’14”
ゼレンカ(1679-1745)はウィーンでフックスに学び、ドレスデンの宮廷で大きな活躍を残したボヘミア出身の作曲家。今回収録された「聖ヴァーツラフのメロドラマ」は、1723
年にオーストリア皇帝カール6
世の戴冠を祝してプラハで行われた祝祭で上演された音楽劇です。
当時、国を挙げた祝祭の場は政治的策略の渦巻く場であったといっても過言ではないでしょう。リュリが太陽王の権威を讃えるオペラを多く書いたように、ゼレンカもまた、ドレスデンにかつてない繁栄をもたらしたアウグスト強健王の力を披露するべく絢爛豪華な作品を作り上げました。ゼレンカが宮廷で輝き始めた時期の作品でもあり、彼の音楽を知るには絶好のアルバムともいえます。煌びやかな金管楽器のファンファーレや、典雅な装飾が散りばめられたアリアの数々に、当時の豪華な祝祭の様子が思い浮かぶことでしょう。
祝祭では150 人以上の音楽家たちによって盛大に演奏されたということもあり、本アルバムでもチェコだけでなくヨーロッパ各地を代表する演奏団体が収録に参加しています。チェコに活躍するソリストたちのアリアも聴き所。チェコ少年合唱団ボニ・プエリは日本でも多くの公演を行ってきた世界的合唱団です。
また、本アルバムには1723
年の上演の際に配布されたリヴレットのPDF
データも収録。当時4000
部以上の売上があったとも言われるリヴレットと共に、貴族たちが熱狂した絢爛豪華な祝祭の雰囲気をたっぷりと堪能できる希少盤です。 |
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TALL POPPIES
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ジェフリー・ランカスター(ピアノフォルテ)
J.ハイドン:コンプリート・キーボード・ソナタズ
Vol.3
(1)前奏曲 変ホ長調
(2)ソナタ 第59番 変ホ長調
(Hob.X VI :49)
(3)前奏曲 ト長調
(4)ソナタ 第54番 ト長調
(Hob.X VI :40)
(5)前奏曲 ロ短調
(6)ソナタ 第47番 ロ短調
(Hob.X VI :32)
(7)前奏曲 変ホ長調
(8)ソナタ 第40番 変ホ長調
(Hob.X VI :25) |
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ジェフリー・ランカスター(ピアノフォルテ) |
「お下品モーツァルト」でお馴染みジェフリー・ランカスターハイドンピアノソナタ第3
集
録音:2010 年6 月(オーストラリア)/66’22
今を時めくピアノフォルテ奏者ジェフリー・ランカスターによる、ハイドンのピアノソナタ全曲録音シリーズ最新盤の登場です。TALL
POPPIES 社との共同で2009 年のハイドン没後200
年を記念して始まったこのシリーズも回を重ね、今回でなんと第3集目。フジテレビの人気番組「トリビアの泉」で紹介された「お下品モーツァルト」(TP009)で、日本でも一躍有名になったジェフリー。ますます精力的に活動する彼のエネルギッシュでまさに本領発揮な熱演です。 |
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アンサンブル・リエゾン — ブルッフ、ブラームス、ベートーヴェン
(1) L.V. ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ三重奏曲第4番 変ロ長調「俗歌」Op.11
(2) J.ブラームス(1833-1897):
クラリネット三重奏曲 イ短調
Op.114
(3) マックス・ブルッフ(1884-1943):8つの小品より |
アンサンブル・リエゾン
スヴェトラーナ・ボゴサヴリェヴィク(Vc)
デイヴィッド・グリフィス(Cl)
ティモシー・ヤング(Pf) |
オーストラリアの新進気鋭ソロイスツアンサンブル・リエゾン待望のデビューアルバム
録音:2008 年9 月30 日-10 月3
日(オーストラリア)/66’22
オーストラリアでいま話題の、アンサンブル・リエゾンの記念すべきデビューCD
の登場です。彼らは2006 年に結成された、モナッシュ大学のレジデンス・アンサンブルです。オーストラリアの至る所で活動し、ABC
放送のアートプログラムでも大変注目を集めています。ベートーヴェンとブラームスによる、ピアノ、クラリネット、チェロの編成のための2つの主要な作品のほか、同じ編成のブルッフによる名作も収録されております。バッハ、ベートーヴェン、ブラームスの3人が“3B”
と称されることがしばしばありますが、今回はブルッフを起用した、いつもとはまた一味違った“3B”
の世界が堪能出来ます。 |
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シックス・フィッシュ
(1)ナイジェル・ウェストレイク:シックス・フィッシュ
(2)フィリップ・フートン:ノクターン
(3)リチャード・チャールトン:カプリコーン・スカイズ
(4)フィリップ・フートン:ウェイヴ・ラディアンス
(5)マーティン・ウェスリー=スミス:ソングズ・アンド・マーチーズ
(6)リチャード・チャールトン:
ドリームズ・アンド・ダンシーズ・オン・モアトンベイ |
ギター・トレック
ティモシー・ケイン
ミン・レ・ホーン
ダニエル・マッケイ
ハロルド・グレットン |
オーストラリアのベテラン・ギター集団ギター・トレック、結成25
周年アニヴァーサリーアルバム
録音:2007 年5 月(オーストラリア)
ギター・トレックは1987 年に結成し、特殊なギター属の楽器を使用するアーティスト集団として、ギター界の新たな境地を切り開いてきました。幅広い音域をカバーした温もりを感じるサウンドと、海、魚、空、昆虫など、自然をテーマにした心地好いナンバーの数々は、聴く人の心を魅了して止みません。
そんな彼らの結成25 周年を記念した、アニヴァーサリーアルバムがついに登場です。今回は、彼らのコンサートでも特に演奏されることが多い4人の作曲家たちのレパートリーを収録しており、ほとんどの作品が世界初の録音です。ギターマニア必聴盤と申せましょう! |
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クレア・エドワーズ(Perc)
(1)ジェラルド・ブロフィー:コイル(1996)
(2)アンドリュー・フォード:ザ・アームド・マン(2004)
(3)ロス・エドワーズ:モア・マリンバ・ダンシーズ(2004)
(4)アンドリュー・シュルツ:ウィンター・グラウンド(2000)
(5)ドミニク・カルスキ:ビギニングス・トゥー・ノー・エンド(1999)
(6)ダミエン・リケットソン:Hol-Spannen-Luiden(1997)
(7)マーク・ポラード:ジャスト・ア・モーメント(1996)
(8)マーク・ポラード:ワン・スウィート・モーメント(1997) |
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クレア・エドワーズ(Perc) |
オーストラリアが誇る麗しき女流パーカッショニスト、クレア・エドワーズ、注目のデビューソロアルバム
録音:2006 年(オーストラリア)/66’29
1975 年オーストラリアのシドニーに生まれたクレア・エドワーズは、いま最も注目を浴びる女流パーカッショニストの一人です。シドニー音楽院でダリル・プラット、リチャード・ミラーに師事し、1998
年の卒業時にはスチューデントオブザイヤーに輝きました。その後、ロッテルダムとアムステルダムの音楽院でリチャード・ヤンソン、ピーター・プロンメルらの下でさらに研鑽を積み、2003
年に音楽修士号を取得しました。これまでに、ABC
ヤングパフォーマーオブザイヤー、トロンプ・パーカッション・コンペティションなどで数々の賞を獲得し、ソリストとしてはもちろん、アンサンブルの分野でも様々な音楽祭に招待されてきました。オランダ・コンセルトヘボウを始めとする、世界の主要なコンサートホールでも精力的に活動を展開し、日本人指揮者の沼尻竜典氏とも、シドニー・オペラハウスで共演を果たしています。
そんな彼女のデビューアルバムがついに登場です。今回は、彼女のルーツ・オーストラリアに縁のある、同世代の作曲家たちの作品を積極的に取り上げております。マリンバ、ドラムス、ヴィブラフォンなど、様々なパーカッションを駆使して繰り広げられる、現代的で大人の魅力満載なクレアの熱演を是非お楽しみ下さい! |
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フラッシュ — マリンバ・ミニアチュール
(1)ハスラー(J.S. バッハ編):おお
御頭は血と傷にまみれ
(2)マティアス・シュミット:
6つのミニアチュール(1999)より 第2楽章、第5楽章、第6楽章
(3)J.S. バッハ:リュート組曲
ホ短調 BWV996より
プレリュード、アルマンド、クーラント
(4)エレナ・カッツ=チャーニン:ヴァイオレッツ・エチュード(2010)
(5)バルトーク:ミクロコスモスより
#87 ヴァリエーションズ、#113
ブルガリアン・リズム、
#97 ノクターン
(6)スチュアート・グリーンバウム:エイプリル・リヴィジテッド(2010)
(7)シューマン:子供のためのアルバムより
コラール Op.68-4、小さな練習曲
Op.68-14、ミニョン
Op.68-35
(8)アンドレア・ケラー:ピエロ・ザ・クラウン(2010)
(9)チック・コリア:子供の歌より
第18 番、第1番、第6番
(10)ダニエル・ロハス:ミリンバ(2010)
(11)ショスタコーヴィチ:からくり人形、バレエ組曲第3番より
リリカル・ワルツ、6つの小品より
楽しいお話
(12)ジェラルド・ブロフィー:トランス・リップルズ(2002)
(13)カバレフスキー:
昔の踊り Op.27-7、短いお話
Op.39-22、小さな歌
Op.27-2
(14)ロス・エドワーズ:マリンバ・ダンシーズ(1982)より
第1 楽章
(15)チャイコフスキー:子供のアルバムより
楽しい夢、フランスの古い歌、お母さん、朝の祈り
(16)マシュー・ハインドソン:フラッシュ(2010) |
クレア・エドワーズ(Perc) |
オーストラリアの女流パーカッショニスト、クレア・エドワーズの真骨頂オール・マリンバ・プログラム
録音:2010 年7 月(オーストラリア)/68’20
オーストラリアの女流パーカッショニスト、クレア・エドワーズ。待望のアルバム第2弾の登場です。パーカッションの様々な楽器の魅力が盛り込まれたデビューアルバム「COIL」(TP193)
とは一転、今回はオール・マリンバ・プログラムです。バッハなど往年のクラシックの名曲と、今を生きる現代作曲家による真新しい作品を同時に収めた、大変画期的な構成に大注目です。また、彼女の幼い2人の娘たちからインスピレーションを受けたこともあり、シューマンなどの子供のためのピアノ小品も数多く選曲されています。静謐さにあふれ心が洗われるようなバロック音楽から、情熱とセンスがほとばしる現代作品まで、クレアの幅広い音楽性をこれでもかというほど堪能できる、これはまさに名盤と言えましょう。それぞれを古今にジャンル分けし、交互に収録するという粋なはからいからも、彼女のこだわりが伺えるようです。 |
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サスペンデッド・プレリュード
(1)レスピーロ/シンプル・グラウンド(1993)
(2)バルカローレ(1992)
(3)フロム・ファイア・カントリー(2003)
(4)ナイト・フライト(2003)
(5)12のヴァリエーション(1997)
(6)スリーパーズ・ウェイク —
カララナンガ(2003)
(7)スティック・ダンス Ⅲ(1992)
(8)サスペンデッド・プレリュード(1993)
1.レゾナーテ 2.トゥー・スリープ 3.ピアノ・ドラム
4.‘ロックス・イン・スロウ・フライト’
5.グラウンド 6.グラヴィティ 7.トランス
(9)トニック・コンティネント(2000) |
アンドリュー・シュルツ(Comp)
ティモシー・ムンロ(Fl)
バーナード・ランスキー(Pf)
スティーブン・エマーソン(Pf)
フロイド・ウィリアムズ(B.Cl)
ディマ・トゥカチェンコ(Vn)
ミシェル・ウォルシュ(Vn)
ポール・ディーン(Cl)
スティーヴ・リーヴス(Cb)
グリフィス・トリオ |
オーストラリアの円熟味あふれる作曲家アンドリュー・シュルツ待望の作品集
第2 弾!!
録音:(1)-(3)、(5)-(7)…2004
年4 月( ブリスベン)、(4)…2005
年2 月( ロンドン)、(8)-(9)…2004
年12 月(
メルボルン)/73’41
オーストラリア・アデレード出身のアンドリュー・シュルツは、イギリスの名門ギルドホール音楽演劇学校にて1997
年から2003 年まで、後進の育成に力を注いできました。その後帰国し、現在はウーロンゴン大学で作曲科の教授として教鞭を執っています。
彼の二枚目となる今回のアルバムには、作曲家たちに通常取上げられることの多いピアノソロやトリオはもちろん、少々変わり種な楽器や編成のための作品が目白押しです。アルバムタイトルでもある「サスペンテッド・プレリュード」に至っては、ダブルベース(
コントラバス) のために書かれており、非常にバラエティに富んだ実験的なラインナップと言えるでしょう。シュルツのオリジナリティあふれる奇想天外な世界観に、どっぷりと浸かってみませんか? |
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アン・オーストラリアン・コレクション
(1)デヴィッド・ラムスデン:パイド・ブッチャーバード・オブ・スパイアリー・クリーク
(2)ナイジェル・ウェストレイク:ザ・エッジ
(3)エレナ・カッツ= チャーニン:ロシアン・ラグ
(4)ロス・エドワーズ:ドラゴンフライ・ダンス
(5)マーティン・ウェスリー=スミス:フー・キルド・コック・ロビン?
(6)ペギー・グランビル=ヒックス:ハープソナタ
(7)カール=ヴァイン:弦楽四重奏
(8)ロジャー・スモーリー:ショパンの主題による変奏曲
(9)アンドリュー・フォード:パタパン
(10)コリン・ブランビー:エキゾチック・ダンス
(11)ピーター・スカルソープ:弦楽四重奏
(12)ラリー・シツキー:ヴァルタルン
(13)クリス・デンチ:エスペランス
(14)ナイジェル・バタリー:ザ・ウインド・スターズ・ジェントリー
(15)クレア・マクリーン:レイン
(16)パーシー・グレインジャー:ビューティフル・フレッシュ・フラワー
(17)グレーム・コーン:ザ・セルフィッシュ・ジャイアント
(18)リチャード・ミール:インクレディブル・フロリダ
(19)ピーター・スカルソープ:リトル・ソング |
オーストラリア発トールポピーズ社 選りすぐりの19曲サンプルコレクションアルバム
録音:1997 年(オーストラリア)/74’33
オーストラリアの現代作曲家の作品をあつめた1
枚。オーストラリアの「今」がここに! |
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団自主制作
THE CHOIR OF KING’S COLLEGE
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このたび、500 年以上の歴史を誇るイギリスの名門合唱団、ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団の自主レーベル≪
THE CHOIR OF KING’S COLLEGE
≫の取り扱いを開始いたします!
中世聖歌から近現代の合唱曲にいたる幅広いレパートリーを持つ合唱団ならではの多彩なプログラムを、世界から絶賛を浴びる煌びやかな歌声と共に発信するレーベルです。 |
KGS 0001
(2CD)
特別価格
\2000 →\1890
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9つの聖務日課の祈りとキャロル集
[CD1]
1. 讃美歌:ダビデの村の厩の内に 2.
招祷(Bidding
Prayers)
3. イギリスの伝承曲(R.V.ウィリアムズ編):ヘレフォード・キャロル
4. 第1日課の祈り 5.
B.オード:囚われのアダムは横たわり
6. イギリスの伝承曲(クレオベリー編):この上なく清き乙女
7. 第2日課の祈り 8.
ドイツの伝承曲(ピアサル編):諸人声あげ
9. トランチウェル:もしも天使の歌声を聴いたなら
10. 第3課の祈り 11.
イギリスの伝承曲(P.レジャー編)
12. 讃美歌:「世の人忘るな」 13.
第4課の祈り
14. ゴールドシュミット:やわらかな若枝
15. プレトリウス(サンドシュトルム編):讃美歌「一輪のバラが咲いて」
16. 第5課の祈り 17.
ヴィレット:聖母マリアへの讃美歌
18. ハーフォード:陽のあたる土手 19.
第6課の祈り
20. レーガー:マリアの子守唄
21. フランスの伝承曲(J.
ニクソン編):柊と蔦は
[CD2]
1.第7課 2.讃美歌:「羊飼いたちが」
3. J.ワイア:光を放て、イェルサレムよ 4.
第8課
5. ラウタヴァーラ:クリスマスキャロル
6. 16世紀フランスの伝承曲:ディンドン空高く 7.
第9課
8. 讃美歌:「神の御子は今宵しも」 9.
集会祈願と祝祷
10. メンデルスゾーン:讃美歌「天には栄え」
11. J.S.バッハ:ヴォランタリー:諸人声あげ
12. ジャクソン:幼子キリスト
13. B.ディーン:いまや夜明けがきて
14. タネジ:主よ、憐れみたまえ 15.マルダウニー:聖母マリア
16. T.デイヴィス:クリスマス・イヴ
17. J.ラター:楽園にある全ての鐘が(世界初録音) |
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ピーター・スティーヴンス(Org)
スティーヴン・クレオベリー(合唱指揮)
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団 |
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団、世界に愛されるクリスマスミサ・ライヴの感動再び!ジョン・ラターの新曲を含む注目アルバム
録音:2010 年12 月、2011 年1
月、2012 年7
月、キングズ・カレッジ聖堂(ケンブリッジ)
イギリス屈指の世界的合唱団「ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団」が、自主レーベル「THE
CHOIR OF KING’ S COLLEGE」より記念すべき1st
アルバムをリリース!2010 年12
月のクリスマスコンサートで演奏した「9
つの聖務日課の祈りとキャロル」のライヴ録音をベースに、2006
年から2011 年にかけて委嘱した新曲の数々をまとめた豪華2
枚組アルバムです。
毎年BBC テレビでの生中継も行われるケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団のクリスマスコンサートは、いまやイギリスのクリスマスには欠かせない人気イベント。ヨーロッパ伝統のクリスマスキャロルから、現代作曲家たちの委嘱新曲にいたる多彩なプログラムが、イギリス国内外問わず多くの人を魅了しています。このアルバムでも、フィンランドの作曲家ラウタヴァーラら、名だたる現代作曲家たちが、他ならぬこの合唱団のために作曲した作品がちりばめられています。キングズ・カレッジ合唱団と縁の深いイギリスの作曲家、ジョン・ラターの「楽園にある全ての鐘が
All bells in paradise」は今回が世界初録音!ラターらしいシンプルながらも奥深い響きが美しく、荘厳でありながらどこか親しみのあるハーモニーに魅了されます。ジャクソンの「幼子キリスト」では、ぞっとするほどの透明感を放つボーイ・ソプラノの歌声が絶品。キングズ・カレッジ聖堂の音響も素晴らしく、柔らかくも荘厳なオルガンの音色と共に、由緒ある名門の煌びやかなハーモニーを存分に堪能できます。2nd
アルバムには、モーツァルトの「レクイエム」を予定しているケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団。今後のリリースからも目が離せません!
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WERGO
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WER 6744
(SACD HYBRID)
¥2400 →\2190
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da lontano〜彼方から
(1)ジャチント・シェルシ(1905-1988):Mantram-Canto
anonimo
(2)ジョン・ケージ(1912-1992):
スライディング・トロンボーンのための「ソロ」
(3)シュトックハウゼン(1928-2007):signale
zur invasion I
(4)ルイジ・ノーノ(1924-1990):
ポスト・プレリュード第1番〜ドナウのための/
チューバ、ライヴ電子楽器のための(1987) |
マイク・スヴォボダ
(トロンボーン、チューバ)
ホルガー・シュテンシュケ
(電子楽器(4)) |
トロンボーンの天才スヴォボダ、ケージ、シュトックハウゼンらの作品集、高音質オーディオがまた楽しい!
録音:2011 年11 月/STEREO;5.1
channel
トロンボーンのスヴォボダといえば、抱腹絶倒のワーグナーパロディCD「ワーグナーはお好き?」など楽しいプログラムで魅せてくれますが、今回はシェルシ、ケージ、シュトックハウゼン、ノーノという4
名に焦点をあて、アヴァン=ギャルドを真正面から聴かせてくれます。SACD
層にはサラウンドでも音源が収録されており、音楽だけでなく、音響的にも大変たのしめる充実の内容です。
シェルシは、ブレス、息、楽器の音色を使って、Mantram
を、スピーチ風の作品に仕立て上げました。始まり、中間、終りのない、時間を感じさせないような「surrounding
sound」的作品となっています。トロンボーンかと思うとスヴォボダの肉声、それらがホーミーのように雄大に響き渡ります。スヴォボダの妙技にご注目ください!
ケージ作品は、ピアノとオーケストラのための協奏曲「1957-58」からのある部分を抜き取って、それを様々なテンポで演奏、多重録音で8
本のトロンボーンのための作品に仕上げたもの。それぞれの録音はわかりづらいですがカノンのようになっています。スヴォボダが発する様々な音色に驚かされ、そして時折訪れる無音の状態に、ふっと自分という存在を思い出したりする不思議な作品です。サラウンドで是非お楽しみいただきたい1
曲です。
シュトックハウゼンの「Invasion」(
侵略)
は歌劇「リヒト」の「火曜日」の部分からのもので、原曲では「ミカエル(トランペット/善)」、と「ルシフェル(トロンボーン/悪)」が音楽的闘争を繰り広げます。シュトックハウゼンがこの「火曜日」を書いたのはスヴォボダがいたから。さらに、この抜粋ソロ版「Invasion」が生まれたのも「スヴォボダならできるから」とシュトックハウゼンは述べています。オペラ「リヒト」の特徴は、演者の身体の動きも様々に楽譜に指示されていること。このディスクからも、スヴォボダが前後左右に動いたりジャンプしたりしているのがおわかりいただけることと思われます。
ノーノの作品は、「前」奏曲であると同時に「後」奏曲でもある曲で、前後に動きながら進む作品。不安定な要素の多い作品ですが、突然電子楽器とトロンボーンによる低音域でのトーンクラスター的な部分が現われるなど、意表をつかれる瞬間が何度もある不思議な作品です。
マイク・スヴォボダは1960 年グアム生まれのトロンボーン奏者、作曲家。1984-95
にかけて、シュトックハウゼンと音楽活動を展開。その後も室内楽やジャズグループ、また、世界的オーケストラとも共演多数。彼が手がけた初演作品は300
を超えます。
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ヘンツェ(b.1926):明るい青空に〜アンサンブルのための音楽
(1)室内楽 1958 (1983/84)
(ヘルダーリンの「明るい青空に」に基づく〜
テノール、ギターと8 人の楽器独奏者のための)
(2)アポロとヒヤシンス(1948/49)
(ゲオルク・トレーケルの「公園にて」に基づく〜
チェンバロ、アルト、8人の楽器独奏者のための即興)
(3)カンツォーナ(1982)(7の楽器のための) |
クレメンス・C・レッシュマン(T)
マキシミリアン・マンゴルト(Gt)
ヤン・クローネンブレック(Cem)
ニコル・ピーパー(Alt)
アンサンブル・ホリゾント
イェルク=ペーター・ミットマン |
ギター曲でもおなじみの「明るい青空に」調と無調の間をただよう「アポロとヒヤシンス」ルネッサンスの声楽作品を彷彿とさせる「カンツォーナ」ヘンツェ作品集
録音:2011 年10 月
ヘンツェの室内楽編成の作品集。(1)の「室内楽」(1958
年) はブリテンに献呈された作品。詩人ヘルダーリンは、彼の生活の不安定さ、恍惚とした言葉、そして晩年は狂人として扱われたことなど、19
世紀はなかなか受け入れられなかった存在でした。再び注目されるようになったのは、1945
年以降のこと。
特に後期の作品を中心に、題材とする人が多くなりました。作曲家でも、ノーノ、クルターク、リーム、ツェンダーらがヘルダーリンの詩に作曲をしていますが、その先駆的存在が、ヘンツェでした。この作品はもともとは12
の楽章から成り、初演はテノールのピーター・ピアーズとギターのジュリアン・ブリームといったメンバーで行われました。ギターのソロ部分は単独で演奏されることも多い人気曲となっています。「アポロとヒヤシンス」はフォルトナーに師事していた頃、1947
年の作品。12 音技法で書かれています。チェンバロが物語を描写し、進ませる役割を果たす中、調と無調の間を漂うような世界が展開されています。16、17
世紀の音楽作品のタイトルを思わせる「カンツォーナ」は、オーボエが奏でるメロディの装飾の美しさが、ルネッサンスや初期バロックの声楽作品を思わせます。 |
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WER 6951
(5CD)
特別価格
\5500 →\4990
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ジョン・ケージ生誕100周年記念リリース
「John Cage 100- SPECIAL EDITION」 |
[CD1]
ケージ:ソナタとインタリュード(1946-48)/ジョシュア・ピアース(ピアノ)
録音:1975年(WER 60156[廃盤])
[CD2]
ケージ:ピアノと管弦楽のための協奏曲(1957-58)、アトラス・エクリプティカリス(1961-62)
ペール・コティック(指)、S.E.M.アンサンブル交響楽団、ヨゼフ・クペラ(P)
録音:1992 年(原盤:WER
6216)
[CD3]
「アルファベット」
(1)1982年ラジオ放送時のケージのコメント
(2)「アルファベット」(英語版)
録音:1990 年4月29日(第二回アクスティカ国際フェスティバルのライブ録音)
(原盤:WER 6310(原盤は2
枚組、ドイツ語版も収録)
[CD4]
ヴァリエーションズⅡ(1961)、8
つのウィスクス(1985)、
ミュージック・フォー・トゥー(1985)、竜安寺(1983-85)
録音:1998 年(原盤:WER
6636)
[CD5]
・ハーモニー第27、22、24、13
番(チェロとピアノのための)(1976)
・北のエチュード(ピアノを奏するパーカッション奏者のための)(1978)
・『10'40.3''』(弦楽奏者のための〜チェロ・ヴァージョン)(1955)
・北のエチュード(チェロ独奏とピアノ独奏のための)(1978)
フリードリヒ・ガウヴェルキ(チェロ)、マーク・ノップ(ピアノ)
録音時期:2009年9月(原盤:WER
6718) |
ケージ生誕100 周年を記念して、WERGO から様々な編成によるケージ作品のディスクをまとめた5
枚組ボックスの登場。
[CD1]
「ソナタとインタリュード」は、16
のソナタと4
つのインタリュード( 間奏曲) から成り、演奏時間にして50
分を超えます。インド哲学に影響を受けたケージがヒンドゥー古来の概念である様々な不変の感情を表現したというもの。東洋の様々な打楽器の音色を思わせるプリペアド・ピアノの響きが織り成す神秘的な世界は見事。ジョシュア・ピアースはこのソナタとインタリュードをコンサートで23
回は演奏したという兵。さらに、ブックレットには、どのピアノ線にどんなネジやボルトを仕掛けたかが詳細に記されており、こちらも見逃せません。
[CD2]
ピアノと管弦楽のための協奏曲(1957-58)
はもともとは「ソロ・フォー・ピアノ」という63
ページの作品。演奏者はどこを弾いても全部を弾いてもどんな順番で弾いてもよい、というもの。これが発展してピアノと管弦楽のための協奏曲になりました。管弦楽といっても、その編成も人数もこれまた演奏者まかせ。アトラス・エクリプティカリスは86
ものパートからなる器楽( 管弦楽)
作品。1961
年8 月3 日に初演され、一柳慧もアシスタント・コンダクターを務めました。1964
年にはバーンスタインによっても取り上げられるなど、ケージの代表作となりました。仏教の思想と、「森の生活」のヘンリー・デヴィッド・ソローの思想の世界観をもつ作品で、鳥がさえずり、キノコが豊かに成る森を思わせます。
[CD3]
「アルファベット」は、1982
年にラジオドラマとして生み出されたものです。ケージが愛してやまなかった、ジョイス、デュシャン、そしてサティ。
三人は、ケージの豊かな想像力によってステージ上に蘇り、ちょっと不思議な会話を交わします。ギリシャ古典文学の話からカンチェンジュンガの山の話、ハイデッガー批判、レオナルド・ダ・ヴィンチの話、そしてなぜか富士山の話。さらに12
人の思索家たちも加わって、会話はますますヒート・アップ。それぞれの出演者がケージの音楽仲間たちによって演じられるというのもまた興味深いもの。ケージ扮するジョイスの思慮深げな語り口には思わず聞き入ってしまいます。ここでは英語版のみを収録。1982
年にこの作品がラジオで放送されたときのケージのコメントが入っています。
[CD4]
ヴァリエーションズは複数の出来事が同時に起こっているザ・偶然性の音楽。その出来事のひとつひとつが耳に心地よいものから虫歯に響きそうな音まで様々です。そのほかにも俳句にヒントを得たエイト・ウィスクス。また、京都の有名な竜安寺にインスパイアされて作曲したその名も「竜安寺」では、小石による波のもようをグリッサンドに、そして配置された岩(石)をピッチ(音高)に見立て、静かで不思議な世界が広がっています。
[CD5]
スローモーショーンの映像を見せられているようなハーモニー第27
番、冷たい水と氷の世界を思わせる北のエチュードなど、人の心や脳裏のどこか、正気と狂気の間に潜んでいるような風景満載の作品集。鬼才ガウヴェルキのチェロと、ノップの完璧なピアノの音色が冴えわたる1
枚。 |
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ミヒャエル・ヒルシュ(b.1958):
(1)捨てられたディドーネ
(2)第5スタディ (ミュージック・コンクレート)
(3)弦楽四重奏曲
(4)ウンバウ2 (ミュージック・コンクレート)
(5)悲喜劇 |
クラウディア・ノイベルト(Sop)
ダニエル・オチョア(Br)
(1)アンサンブル・クラージュ&
ティトゥス・エンゲル(指)
(2)(4)ミヒャエル・ヒルシュ
(3)ソナール弦楽四重奏団
(5)シュトゥットガルト新ヴォーカルゾリステン |
ドイツの今を生きる新進気鋭の作曲家、ミヒャエル・ヒルシュ作品集
録音:2004, 2009, 2011 年
ミヒャエル・ヒルシュは、1958
年ドイツ・ミュンヘン生まれ、ベルリン在住の作曲家です。これまでに、エリザベス・シュナイダー賞やブゾーニ賞といった作曲賞を受賞しており、イタリアのフェローシップも与えられるなど、今後の活躍が大変注目されている作曲家のひとりです。
「捨てられたディドーネ」は、メタスタージオが書いた、ディドーとエネアスのテキスト(1724)
に基づいた再創作。ディドーとエネアスを担当する二人の歌手、そして10
人の室内アンサンブルとミュージック・コンクレート(
自然界から発せられる音や、機械や人の声などを録音、加工し創作される音楽)を巧くミックスし、ぎゅぎゅっと凝縮された神話の世界が広がります。エチュードは様々な要素を組み合わせる練習曲。最後の喜歌劇はスペイン語とドイツ語の2
言語で構成される音楽劇。対話の断片から成る要素と、筋の通った朗読的要素、二つの混合体です。とても独特で不思議な世界観を持つヒルシュの作風に、どっぷりと浸かってみませんか?
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サラ・ネムツォフ:
(1)ロング・ウェイ・アウェイ
(2)ホケティ |
アンサンブル・アダプター
マニュエル・ナウリ (指揮)
シュトゥットガルト新ヴォーカルゾリステン
ダニエル・グローガー(指揮) |
ベルリンの女流作曲家サラ・ネムツォフ作品集、コントラスト鮮やかな移民の物語と現代版ホケトゥス
録音:2012 年
1980 年にドイツ・オルデンブルクで生まれたサラ・ネムツォフは、8
歳で既に作曲を始めていたという天才。これまでに、ハンス・アイスラー賞やZONTA
音楽賞などのほか、最近では、今後の活躍が期待されるアーティストのサポートのためのドイツ・アウトーレン・プライズも受賞した注目の作曲家です。
(1)のロング・ウェイ・アウェイは、W.G.
セバルドの4
つの物語「移民」に基づいています。祖国から新しい地への移行、またユダヤのことを扱った物語で、このネムツォフの作品も、様々な対比やリズムなどを効果的に用いています。ホケティ(ホケトゥス)とは、もともとは歌い手が一音一音交互に歌う中世・ルネサンスの手法ですが、ここでも様々な歌い手が交互に様々な声を出し、また器楽奏者も様々な音色を出し、現代版ホケトゥスが描かれています。
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WIGMORE HALL LIVE
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アンナ・カテリーナ・アントナッチ(S)
R.アーン:ヴェネツィア方言による6つの歌「ヴェネツィア」より抜粋
(1)まどろむ水の上に (2)小舟 (3)警告
(4)ゴンドラに乗った金髪の美少女 (5)残念だ!
トスティ:(6)アマランタの4
つの歌(全曲)
チレーア:
(7)セレナーデ (8)もういちど目覚めるとき
(9)あなたの愛はもういらない
L.レフィーチェ:(10)雲の影
A.チェスティ:(11)歌劇『オロンテア』より「私の偶像のそばに」
レスピーギ:(12)古い歌に寄せて
トスティ:(13)マレキアーレ |
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アンナ・カテリーナ・アントナッチ(S)
ドナルド・スルゼン(Pf) |
アントナッチの甘美な歌声にうっとり、2011年ウィグモア・ホール・ライヴ録音
録音:2011 年12 月5 日、ウィグモア・ホール(ライヴ録音)/DDD、50’30”
聴く人を蕩かすような妖艶な歌声で世界を魅了する注目の歌姫、アンナ・カテリーナ・アントナッチが2011
年にウィグモア・ホールで行ったコンサートのライヴ録音がリリースされました!
バロック、古典派、近代歌曲と時代を問わぬ幅広いレパートリーを歌いこなすことで知られるアントナッチ。イタリア歌曲を中心としたこのコンサートでも、バロック中期のヴェネツィア楽派を代表するA.
チェスティ(1623-69)から、19
世紀末に活躍した通俗歌曲の大家F.P.
トスティ(1846-1916)にいたる多彩なプログラムを披露しています。甘美かつ情熱的に歌い上げるイタリア歌曲の旋律に、ビゼーのカルメン役も得意とする艶やかなアントナッチの歌声はまさに適役!コンサートの最初から、マスネ風の甘美な旋律が魅力のR.
アーン(1874-1947)の名作「ヴェネツィア」で陶酔の世界へと一気に誘われます。
アンコールとしてラストに歌ったトスティの「マレキアーレ」は、ナポリ方言の詩に基づく民謡的な旋律が絶品。妖艶でありながらも決して下品な歌声になることのない、アントナッチの美声に酔いしれます。ピアノ伴奏を担当するドナルド・スルゼンは、J.
テイラー、L. エイキンなどとも共演を重ねる名手。控え目ながらも存在感のある丁寧な演奏でアントナッチのソロを引き立てています。
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2011年ウィグモア・ホール・ライヴ、
R.ウィリアムズがおくる、幽玄なドイツ・リートの夕べ!
ヴォルフ:ハイゼによるイタリア歌曲集より
(1)たたえよう、この世をつくりだしたものを
(2)疲れた体をベッドに投げだしたかと思うと
(3)仲間よ、僧衣をつけよう (4)恋人の死を見たいなら
(5)全身を花に覆われて私は死にたい (6)セレナードを皆さんに
コルンゴルド:(7)別れの歌
op.4(全曲)
マーラー:若き日の歌より
(8)いたずらな子をしつけるために (9)思い出
(10)私は緑の森を楽しく歩いた (11)外へ、外へ
シューマン:(12)12の詩op.35(全曲) |
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ロデリック・ウィリアムズ(Br)
ヘルムート・ドイチュ(Pf) |
録音:2011 年2 月25 日、ウィグモア・ホール(ライヴ録音)/DDD、70’32”
ウィグモア・ホール・ライヴシリーズ、待望の最新盤は、世界的バリトン歌手ロデリック・ウィリアムズが2011
年2 月に公演し絶賛された「リーダー・アーベント(リートの夕べ)」!
シューマン、ヴォルフ、マーラー、コルンゴルドらの幽玄な歌曲の粋を詰め込んだ、ドイツ・リート好きにはたまらない選曲となっています。シューマンの「12
の詩」やマーラーの「若き日の歌」といったメジャー・タイトルだけでなく、近年再評価の動き高まるコルンゴルド、ヴォルフらの作品もたっぷりと含まれているのは嬉しい限り。シューベルト、シューマンから綿々と受け継がれていくドイツ・リートの流れを感じられるプログラムといえましょう。特に、コルンゴルドの「別れの歌」は、マーラーの響きを強く思わせる妖しくも美しい旋律が絶品。
哀しくも甘美なピアノの音の運びに乗って、真綿にくるむように優しく歌い上げていくウィリアムズの深い深い歌声にじっくりと聴き入ります。ウィリアムズはひとつひとつの歌詞を丁寧に歌い込んでおり、ヘルムート・ドイチュのピアノと共に濃厚なアンサンブルを作り上げています。日本ではバッハ・コレギウム・ジャパンとも共演を重ねていることでも注目され、12
月末にも彼らとの来日公演を予定しているウィリアムズ。多くの聴衆を魅了する薫り高い美声を、本アルバムでもたっぷりと披露してくれています。 |