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第67号
メジャー・レーベル新譜(1)
2012.10.23〜12.14紹介分


DG



479 1180
\2200→\1990
サロネン/デュティーユ:コレスポンダンス
 1.コレスポンダンス(2003) *(世界初録音)
 2.チェロ協奏曲「遥かなる遠い国へ」(1970)
 3.時の影(1997)
バーバラ・ハンニガン(ソプラノ:1)、
アンッシ・カルットゥネン(チェロ:2)
フランス放送フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:エサ=ペッカ・サロネン
 デュティーユ93歳の誕生日を祝う記念リリース。
 作曲家同席のもと行われたコレスポンダンス世界初録音!
 2013年1月22日、現代フランスを代表する作曲家デュティーユが93歳の誕生日を迎えます。
 この記念すべき日を祝って、ドイツ・グラモフォンがリリースするデュティーユ新録音!
 デュティーユが作曲の弟子であったサロネンに、自らが録音に立ち会えるうちにと依頼して実現した「コレスポンダンス」世界初録音を含む3曲。現代声楽作品の歌唱で定評のあるバーバラ・ハンニガンを迎え、作品の真髄を後世に伝える意義深いアルバムです。
 録音:2011年12月19-22日 パリ、オペラ・バスティーユ
 


479 0429
\2200→\1990
《シモン・ボリバル弦楽四重奏団/ヒナステラ、ドヴォルザーク、ショスタコーヴィチ》
 ヒナステラ:弦楽四重奏曲 第1番 作品20
 ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 第8番 ハ短調 作品110
 ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲 第12番 ヘ長調 作品96 《アメリカ》
シモン・ボリバル弦楽四重奏団
アレハンドロ・カレーニョ、
ボリス・スアレス(ヴァイオリン)
イスメル・カンポス(ヴィオラ)、
アイモン・マタ(チェロ)
 エル・システマが生んだ若きホープ達による輝かしいアンサンブル!
 ドゥダメルを始めとする驚異の才能を輩出するエル・システマ/シモン・ボリバル交響楽団の最強メンバーによる、弦楽四重奏団のデビュー盤。
 10月の来日公演でも同曲目を披露し、若さあふれる輝かしいアンサンブルで客席を大いに沸かせていました。今後の活動から目が離せない新生四重奏団の登場です。
 新生とは言いながら、彼らは既に10年近くカルテットとしての研鑽を積み、国内外で演奏活動を行っており、その息の合ったアンサンブルは見事!ラテン特有の天性のリズム感で紡ぎだされるアンサンブルの妙をお楽しみいただける一枚です。
録音:2012年2月 カラカス
 


479 1248
(3CD)
\3600→\3290
名盤再発売!
 ハーガー/モーツァルト:歌劇「ルーチョ・シッラ」(全曲)
アーリーン・オジェー(S),、
ユリア・ヴァラディ(S),
エディト・マティス(S),
ヘレン・ドナート(S),
ペーター・シュナーダー(T)、
ウェルナー・クレン(T)
ザルツブルク・モーツァルテウム合唱団&管弦楽団
指揮:レオポルト・ハーガー
 2013年1月、ビリャソンがザルツブルクの新演出で同タイトルを歌う公演に合わせて再発売!
 2013年1月、ローランド・ビリャソンがザルツブルクで新演出による同作品公演に出演する事に合わせ、かつての全集から単売。
 「ルーチョ・シッラ」はモーツァルト16歳の時の作。「ポントの王ミトリダーテ」を14歳で作曲してから2年、作曲家としての才能が鮮やかに開花し豊かな実を結びつつある時期の作品です。名だたるモーツァルト歌手を揃えて行われたこの録音は1991年のモーツァルト・イヤーに「モーツァルト・エディション」としてリリースされた後、長きにわたって入手困難になっていたものです。
 録音:1975年1月 ザルツブルク モーツァルテウム
 

481 0044
\2200→\1990
リコンポーズド・バイ・マックス・リヒター
 〜ヴィヴァルディ:「四季」

マックス・リヒター(キーボード) 
ダニエル・ホープ(ヴァイオリン)
ベルリン・コンツェルトハウス室内管弦楽団 
指揮:アンドレ・デ・リッダー
 お馴染み<リコンポーズド・シリーズ>最新作はヴィヴァルディ!
 マシュー・ハーバード、カール・クレイグのリコンポーズによる前作、前々はその筋で大ヒットを記録し、新しい音楽シーンの開拓に一石を投じました。今作は「ポスト・クラシカル」のマックス・リヒターが贈るヴィヴァルディ:四季。クラシック界の若き巨匠、ダニエル・ホープがヴァイオリンで参加しています。録音:2012年3月 ベルリン、b-sharp
 


477 8107
\2200→¥1990

再掲載、再発注願います!
ようやくリリース!再発注お願いします!
 ピリス/シューベルト:ピアノ・ソナタ第16番、第21番

  シューベルト:ピアノ・ソナタ 第16番 イ短調 D845
  シューベルト:ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D960
マリア・ジョアン・ピリス(ピアノ)
 発売無期延期となっていたピリスのシューベルト最後のソナタ録音!ピリス3年振り、待望の新譜となる!前回のご注文はキャンセルとなっておりますので、どうぞ再発注お願いします。
 今年7月にハンブルク=ハールブルクで録音されたシューベルトのソナタ。ピリスといえば、1996年97年録音のシューベルトの即興曲集の大ヒットが思い浮かびます。ソロとしてはそれ以来のシューベルト・アルバムになります。
録音:2011年7月 ハンブルク=ハールブルク


ピリスのシューベルトといえば
シューベルト:即興曲集

ユニバーサル・ジャパン
UCCG50095
SHM-CD
\1800
ピリス/シューベルト:即興曲集
  シューベルト:
   4つの即興曲 D.899 作品90
   4つの即興曲 D.935 作品142
マリア・ジョアン・ピリス(ピアノ)
シューベルトの抒情的特質が最も純粋な形で発揮されたD.899、シューマンが曲集全体をひとつのソナタとみなしたこともあるD.935。霊感溢れる楽想が凝縮した『即興曲集』はシューベルトのピアノ曲のなかでも最も人気の高い、清冽な詩情と孤独な心情を美しく謳い上げたピアノ芸術のエッセンスともいえる作品です。ピリスによる新鮮で瑞々しい表現による演奏解釈は従来から高く評価されており、聴く人々をシューベルトの詩的な世界に誘います。SHM-CD仕様。
デジタル録音:1996年7月、ハーレム(1,4)、1997年9月、10月、リスボン(5,8)

 


479 0088
\2200→\1990
輸入盤ようやく登場
 アリス=紗良・オット/ピクチャーズ

  ムソルグスキー:組曲《展覧会の絵》
  シューベルト:ピアノ・ソナタ 第17番 ニ長調 D850
アリス=紗良・オット(ピアノ)
 瑞々しい感性で描く、圧巻の白夜祭ライヴ!
 サンクトペテルブルク『白夜祭』(白夜の星音楽祭)でのライヴ録音。《展覧会の絵》、シューベルトのソナタ第17番他。輸入盤がようやく登場です!
録音:2012年7月3日 サンクトペテルブルク、マリインスキー劇場〈白夜の星音楽祭ライヴ〉


すでにお知らせしたDVD付き国内盤


UCCG-9992
(CD+DVD)
\3300
【限定盤】
アリス=紗良・オット/ピクチャーズ〜「展覧会の絵」
 ムソルグスキー:組曲《展覧会の絵》
 シューベルト:ピアノ・ソナタ 第17番 ニ長調 作品53 D850

 [日本盤のみのボーナス・トラック]
   ブラームス: ワルツ ホ長調 作品39の2
    録音: 2012年7月 ミュンヘン

 [DVD]
  プロモーション映像 《展覧会の絵》抜粋
   約11分/MPEG2/片面・1層/COLOR/NTSC
   日本市場向/16:9 LB/リニアPCM STEREO
アリス=紗良・オット(ピアノ)
録音: 2012年7月 サンクトペテルブルク、マリインスキー劇場コンサート・ホール〈ライヴ〉
 アリアCD店主いわく「シャンプーしたての『展覧会』」。

 


479 0924
(2CD)
\2400→\2190
ドゥダメル/ロサンジェルス・フィル
 マーラー:交響曲第9番
ロサンジェルス・フィルハーモニック
指揮:グスターボ・ドゥダメル
待望のロス・フィルとの初CD!
 2009年から音楽監督を務めるロサンゼルス・フィルハーモニックとの初CDは 入魂のマーラーの9番!
 2013年9月、ドゥダメルはスカラ座の日本公演でタクトを取ります。彼の周りには常にアグレッシヴな話題が満載です。
 録音:2012年2月2日—2月5日 ロサンジェルス、ウォルト・ディズニー・コンサート・ホール
 


479 0929
(CD+DVD)
\2400→\2190
映像商品もよろしく!
ティーレマン/ドレスデンのジルベスター・コンサート2013 CD
 録音:2012年12月31日予定

 +ボーナス・ディスク
   ジルベスター・コンサート2012のDVD
ドレスデン国立歌劇場管&合唱団 
指揮:クリスティアン・ティーレマン
ディアナ・ダムラウ(S)/
ピョートル・ベチャワ(T)
ニューイヤーを祝うのはウィーンのみならず、ここドレスデンでも同様。ベルリンのジルベスター・コンサートとならびドイツの人々が毎年の恒例行事として心待ちにする大晦日のコンサートは、ドイツの公共放送ZDFでライヴ放映され、昨年に引き続きCDとDVDの2形態でドイツ・グラモフォンからラッシュ・リリースされることになりました。
 ドイツ以外でもオーストリア、スイス、ブルガリア、チェコ、フランス、イタリア、ルクセンブルク、マルタ、スロバキア、スペイン、韓国、台湾、南アフリカ、ポーランド、香港など世界各地で放映が予定されています。
 指揮台に立つのは、昨年同様ドレスデン・シュターツカペレの首席指揮者、クリスティアン・ティーレマン。
 今年はダムラウ、ベチャワを迎えてのコンサートになる予定です。
 今回のCDには昨年のジルベスターの映像がボーナスDVDとして封入されています。
録音:2012年12月31日ドレスデン、シュターツカペレ(ライヴ)
 


4790086
\2200→\1990
リサ・バティアシュヴィリ/新作
 ブラームスのコンチェルトはティーレマン&
シュターツカペレ・ドレスデン!
  シューマンの伴奏は紗良・オット!

 ヨハネス・ブラームス:
  ①ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77
 クララ・シューマン:
  ②ピアノとヴァイオリンのための3つのロマンス 作品22
リサ・バティアシュヴィリ(ヴァイオリン)
シュターツカペレ・ドレスデン
指揮:クリスティアン・ティーレマン(①)
アリス=紗良・オット(ピアノ②)
 バティアシュヴィリ、DG録音第2弾は待望のブラームス!
 グルジア出身のリサ・バティアシュヴィリ、DG録音第2弾。移籍第1弾の《時の谺》は、2011年度レコード・アカデミー賞協奏曲部門を受賞しています。今作は3大ヴァイオリン協奏曲のひとつ、ブラームスの傑作に真っ向から取り組みました。。カップリングはブラームスを支え影響を与え続けたロベルト・シューマンの妻、クララ・シューマンの作品です。 共演はドイツ音楽の最後の砦ともいえるシュターツカペレ・ドレスデンとその首席指揮者に今年8月に就任したばかりのドイツの正統を継ぐ指揮者ティーレマン。そしてシューマン室内楽のピアノはアリス=紗良・オットが務めています。



バティアシヴィリ
勝手にその軌跡を追う。

 
 まずはEMIからソロ・デビュー盤が登場。女性ヴァイオリン・ファンの間ではひそやかに評価されていた。

Elisabeth Batiashvili-Brahms,  Bach,  Schubert: Works For Violin And Piano
EMI
CDZ5 74017 2
¥1200
ソロ・デビュー盤
 ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番
 バッハ:無伴奏パルティータ第1番
 シューベルト:ロンド ロ短調
エリザベス・バティアシヴィリ(Vn)
ミラナ・チェルニャヴスカ(P)
 いつものカワイコちゃんジャケ買いで購入したのだが、思った以上にしっかりした演奏でびっくりした覚えがある。もう10年以上前のことになるのか・・・早い。ちなみに名前はまだ「エリザベス」。
 当時はメーカー代理店の完全なミスで「ビアタシヴィリ」と呼ばれていた。のちに国内盤でも登場した。
 店主はこれがソロ・デビュー盤だと思っているのだが、もしこれ以前にもどっかから出ていたら教えてくださいませ。


 そして気づいたらSONYに移籍。日本ではほとんど無視されたけれど、海外ではわりと派手に取り上げられてました。
 面白いので当時のコメントをそのまま載せておきましょう。

 ちなみにベートーヴェンと一緒に入っているツィンツァーゼがとっても素敵な曲。もちろん素敵な演奏。

Sibelius/Lindberg-Sibelius,  Lindberg: Violin Concertos
SONY
8869712936-2
\3000→¥1590
最大の十八番
 シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調
 リンドベルイ:ヴァイオリン協奏曲
リサ・バティアシヴィリ(Vn)
サカリ・オラモ指揮
フィンランド放送響
 日本での知名度はもうひとつだが、カンヌの音楽見本市MIDEMが開催する「MIDEM AWARDS」、その 2008年の協奏曲部門大賞を受賞したCDである。
 リサ・バティアシュヴィリ。
 現在20代後半。才能ある若手女性アーティストが並み居るヴァイオリンの世界で、ひときわ輝く存在。
 かなり前にEMIから「若手アーティスト発掘アルバム」を出していて、そこでも溌剌とした演奏を聴かせていた(店主はジャケ買い的購入でしたが・・・)。ただのかわいこちゃんかと思いきや、想像以上の実力派でびっくりした。
 16歳でシベリウス・コンクール2位で入賞。その後、ベルリン・フィル、ロンドン響、ロンドン・フィル、ボストン響、シカゴ響、サン・フランシスコ響、コンセルトヘボウ管、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス、北ドイツ放送響、ドレスデン・シュターツカペレ、バイエルン放送響、N響・・・要は世界中の主要オケと共演してきている。CDさえ出ていれば立派な大アーティスト扱い。実際今回天下のSONYがこうしたアルバムを出してきたのは、まさに「満を持して」。かわいこちゃん新人アイドルのデビュー・アルバムではないのである。
 実際一足早く聴いてみたが、数々の賞賛に値する優れた演奏。
 オラモの誠実で深いバックにも支えられ、バティアシュヴィリの知的で且つ感性豊かなヴァイオリンの音色は自由自在。ときおりまるでバロックの器楽作品のような楽しげな雰囲気に変化する。シベリウス・コンクールで第2位だったり、ベルリン・フィルとの初共演がシベリウスだったりと、彼女にとって最大の持ち歌であるこの曲で、バティアシュヴィリ、思う存分楽しんでいるのである。

 ちなみにバティアシュヴィリ、名教師アナ・チュマチェンコの生徒でもあり、ということはアラベラ・美歩・シュタインバッハーやユリア・フィッシャーと同門ということになる。おそるべし一門。
Lisa Batiashvili-Beethoven: Violin Concerto; Sulkhan Tsintsadze: Miniatures
8869733400-2
\2300→¥2090
ドイツ・カンマーフィルを弾き振り!
 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61
 ツィンツァーゼ:6つのミニアチュアーズ
リサ・バティアシヴィリ(Vn・指揮)
ドイツ・カンマーフィル、
グルジア室内管

 グルジア共和国出身、美貌の若手ヴァイオリニスト、リサ・バティアシュヴィリ。
 16歳の時にシベリウス・コンクール2位入賞の実力派で、その後ベルリン・フィル、ロンドン響を始め世界中のオーケストラと共演。
 日本でだけ無名だったが、さすがにここへきてようやく日本の音楽誌も取り上げるようになり、CDショップもヨーロッパ直輸入の「シベリウス&リンドベルイ;ヴァイオリン協奏曲」を置くようになり、日本のソニーも(というか、ほんとは日本の会社か・・・)ようやく直で扱うようになった。

 そのバティアシヴィリ、SONY第2弾はなんとベートーヴェンの弾き振り。やはりこの女性、ただものではない。
 また出身国であるグルジアの作曲家ツィンツァーゼの作品を組み合わせ。


 でもSONYも離れていきます。方向性の違いか、いやなことがあったかは知りません。
 でも上記ツィンツァーゼの路線を行きたかったんでしょうね。
DGではわりと好き放題やらせてくれているのかもしれません。
 2011年度レコード・アカデミー賞協奏曲部門を受賞して「ホンマかいな」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、それだけの集中力と「聴かせたい!」という強い欲望を感じさせるアルバムでした。


DG
477 9299
\2200→¥1990
リサ・バティアシュヴィリ/時の谺(こだま)
 (1)ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調作品99
 (2)ショスタコーヴィチ:《7つの人形の踊り》から抒情的なワルツ
  (編:タマーシュ・バティアシュヴィリ)
 (3)カンチェリ:ヴァイオリン、弦楽合奏とテープのための《V&V》
 (4)ペルト:鏡の中の鏡
 (5)ラフマニノフ:ヴォカリーズ
リサ・バティアシュヴィリ(Vn)
エレーヌ・グリモー(p)(4,5)
バイエルン放送交響楽団
指揮:エサ=ペッカ・サロネン(1-3)
 どちらかというと田舎娘っぽい雰囲気で垢抜けない感じが良かったバティアシュヴィリ、いきなりDG移籍。DENONからDGに移籍してハリウッド女優のように遠い世界に行ってしまったグリモーのように、これからいきなりかっこいい大人の女性になってしまうんだろうか。
 それを予感させる第1弾、「時の谺」。グリモーさながらのコンセプト・アルバム。
 ソビエト連邦で政治的事件や抑圧によって大きな影響を受けた作曲家たちに焦点を当てた選曲。女王チュマチェンコの元で技巧と音楽性と知性を磨いたバティアシュヴィリらしいなかなか知的で、しかも感性にも訴える内容。ショスタコーヴィチで始まり、カンチェリ、ペルトをはさみつつ、最後はラフマニノフのヴォカリーズで締めるというかなり異色の配列。うーん・・・かっこいい。おっと、しかも指揮はサロネン。実は女性演奏家をサポートさせると天下一品だったりする。
DGへの移籍第1弾は20世紀の作品集

録音:2010年5月6日-9日(1-3)、2010年11月27日 パリ(4,5)

 才色兼備のヴァイオリニスト、リサ・バティアシュヴィリDG移籍第1弾。
 彼女自身も1991年のグルジアの動乱から家族とともにドイツに亡命していることからも興味深いアルバム。現代音楽の古典ともいえるショスタコーヴィチの傑作とラフマニノフの美しいヴォカリーズ。リサと同国であるグルジアのギヤ・カンチェリのムード溢れる「V&V」、エストニアのアルヴォ・ペルトによる崇高な「鏡の中の鏡」と20世紀全体を広範に扱ったアルバム。作曲家でもあり、現代作品の指揮に特に定評のあるサロネン指揮のバイエルン放送響、そして、ピアノはグリモーという豪華共演者も魅力的なアルバムです。



 かなりカッコいい感じになってきてます。そして今回の新譜になったわけですね。


 


4790084
\2200→\1990
《インゴルフ・ヴンダー/300》
 〜ピアノ音楽300年の歴史を辿る

 ①モーツァルト:ピアノ・ソナタ第13番変ロ長調K.333
 ②ドメニコ・スカルラッティ:ソナタ ロ短調L33(K.87)
 ③ショパン:子守歌変ニ長調作品57
 ④ラウル・コチャルスキ:幻想的ワルツ 作品49
 ⑤リスト:死のチャールダーシュ
 ⑥リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行
 ⑦ドビュッシー:月の光
 ⑧ラフマニノフ:前奏曲ト短調作品23の5
 ⑨スクリャービン:練習曲嬰ニ短調作品8の12《悲愴》
 ⑩ホロヴィッツ:変わり者の踊り
 ⑪モシュコフスキ:火花 作品36の6
 ⑫モーツァルト/ヴォロドス編曲:トルコ行進曲
 ⑬モリコーネ:愛を奏でて(映画「海の上のピアニスト」から)
 ⑭ジョン・ウィリアムズ/ヴンダー&ロンベルク編曲:スター・ウォーズ 
インゴルフ・ヴンダー(ピアノ)
 ショパン・コンクール第2位のヴンダー、DG第2弾!
 「素晴らしいピアノ曲を紹介したい!」というヴンダーの情熱から生まれた好企画。ピアノ音楽、ピアノ技巧の300年の変遷を辿り、その魅力を探るアルバムです。時代によって、国によって違う音楽言語のバラエティの豊かさ、有名曲あり、知られざる名曲あり。華麗な選曲はホロヴィッツへのオマージュでもあります。
 インゴルフ・ヴンダー(ピアニスト) 2010年、ショパン生誕200年記念年の第16回フレデリック・ショパン国際ピアノ・コンクールで第2位、コンチェルト賞、幻想ポロネーズ賞を受賞しました。「ヴンダーが優勝だと思った」「スタンディング・オベーションがおきたのは彼だけだった」など、優勝は逃したものの人々を魅了する輝きを持つアーティストとして大きな注目を集めました。 彼は1985年オーストリアのクラーゲンフルト生まれ。4歳で音楽を勉強し始め、ヴァイオリンで数々の成功を収めるも、14歳でピアノに転向し、14歳でウィーン・コンツェルトハウスにピアニストとしてデビュー。クラーゲンフルトおよびリンツの音楽院を経て、ウィーン音楽芸術大学卒業後、伝説のショパン弾きアダム・ハラシェヴィチ(1955年ショパン・コンクール優勝のポーランド人)に師事。
 録音:2012年6月 イツェホー


旧譜、前作
インゴルフ・ヴンダー/ショパン・リサイタル
Ingolf Wunder: Chopin Recital
477 9634
\2200→¥1990
インゴルフ・ヴンダー/ショパン・リサイタル
 1.ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58
 2.ポロネーズ第7番変イ長調Op.61《幻想ポロネーズ》
 3.バラード第4番へ短調Op.52
 4.アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調Op.22
インゴルフ・ヴンダー(ピアノ)
 ブーニン以降、ショパン・コンクールの覇者はDGデビューの栄誉に浴してきたのだが、今回に関しては優勝者のアヴデーエワではなく第2位のヴンダーがDGデビュー。どういういきさつかはもちろんわからないが、コンクール会場での人気がDGのお偉方にそう決断させたか。10年後に二人がどうなっているか、楽しみです。

 1985年9月8日クランゲンフルト(オーストリア)生まれで、ウィーン音楽芸術大学を卒業、近年はアダム・ハラシエヴィッチに師事しており、2006年にはポズナン大学のコンサートホールでアグニエスカ・ドゥッチマール指揮アマデウス室内オーケストラとショパンのピアノ協奏曲第1番を共演。これまでに、ベルリンのコンツェルトハウス、ウィーン楽友協会、チューリッヒのトーン・ハレなどにも登場している期待の若手です。
 美しい金髪をなびかせながら登場し、寸分の隙もない演奏を披露した妙技が早くもCDで蘇ります。
 優勝者のユリアンナ・アヴデーエワ以上にコンクール会場で人気を博したヴンダーならではの魅力溢れる演奏をお聴きのがしなく!
録音:2011年2月16日 ラジオセンター、ベルリン



 


480 6710
(3CD)
\4400→\3990
シュテファン・ツヴァイク/ ザ・ミュージシャン
【CD1】
 『J・S・バッハ:「フーガの技法」よりコントラプンクトゥスI』〜
  エマーソン弦楽四重奏団,
 『ハイドン:ピアノ三重奏曲第25番ト長調Op.73-2,Hob.XV-25
  「ハンガリー風」から第3楽章』〜
   ボザール・トリオ,
 『モーツァルト:弦楽四重奏曲第19番ハ長調K.465
  「不協和音」より第3楽章』〜エマーソン弦楽四重奏団,
 『ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調Op.96より第2楽章』〜
  ヴォルフガング・シュナイダーハン(Vn), カール・ゼーマン(P),
 『シューベルト:ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調D.898より第2楽章』〜
  ボザール・トリオ,
 『シューマン:ロマンス第1番イ短調Op.94-1』〜
  ハインツ・ホリガー(Ob), アルフレッド・ブレンデル(P),
 『シューベルト(リスト編):セレナーデ』〜
  ゲンナジー・フレイディネ(Va), エドアルド・オガネシアン(P),
 『ブラームス:クラリネット三重奏曲イ短調Op.114より第4楽章』〜
  カール・ライスター(Cl), オットマール・ボルヴィッキー(Vc),
  タマーシュ・ヴァーシャリ(P),
 『マーラー:ピアノ四重奏曲断章イ短調より第1楽章』〜
  ギドン・クレーメル(Vn), ヴェロニカ・ハーゲン(Va),
  クレメンス・ハーゲン(Vc), オレグ・マイセンベルク(P),
 『R・シュトラウス:チェロ・ソナタ ヘ長調Op.6より第2楽章』〜
  ミッシャ・マイスキー(Vc), パーヴェル・ギリロフ(P),
 『シェーンベルク:「浄められた夜Op.4」より第1楽章』〜
  ラサール弦楽四重奏団 他,
 『ウェーベルン:弦楽四重奏のための緩徐楽章』〜
  エマーソン弦楽四重奏団,
 『ベルク:抒情組曲より第3楽章』〜ラサール弦楽四重奏団/

【CD2〜3】
 『R・シュトラウス:歌劇「無口な女」(全曲) 』〜
  カール・ベーム(指揮) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,
  ウィーン国立歌劇場合唱団,
  ヒルデ・ギューデン(Sp), ピエレット・アラリー(Sp),
  ジョルジーネ・フォン・ミリンコヴィチ(A),
  フリッツ・ヴンダーリヒ(T), ヘルマン・プライ(Br), ハンス・ホッター(Bs), 他
   〔録音:1959年8月6日, ザルツブルク音楽祭でのライヴ〕
 ウィーンの音楽家たちの作品に魂をゆすぶられたツヴァイク
 シュテファン・ツヴァイクは1881年、オーストリアのウィーンに、ユダヤ系の裕福な紡績工場主の息子として生れました。ウィーン大学で哲学を学び、第一次世界大戦中は、ロマン・ロランとともに反戦平和の活動に従事。大戦後はザルツブルクに住み、数々の作品を発表。ヨーロッパの多くの作家、芸術家と親交を結ぶ。ヒトラーの政権掌握後、ロンドンに亡命。その後アメリカ、さらにブラジルへ移住するが、1942年、第二の妻とともに自ら命を絶ちました。
 このアルバムは、彼の没後70年を記念して【CD1】には、安定と秩序の時代をなつかしむツヴァイクが愛し、心より享受することが出来たウィーンを中心とした音楽を収録。
 【CD2〜3】には、R. シュトラウスがツヴァイクの台本によって作曲した歌劇「無口な女」を、ベーム指揮の名演で収録しています。
 縦長のハードカバー・ブックレットに3枚のCDが収録された豪華版です。
 


481 0062
\2200→\1990
ナタリー・シュトゥッツマン
 J・S・バッハによるイマジナリー・カンタータ

 ①『カンタータ第42番「されど同じ安息日の夕べに」BWV.42よりシンフォニア』,
 ②『カンタータ第30番「喜べ、贖われし群れよ」BWV.30より
  アリア「来たれ アダムの 末なる 民」』,
 ③『カンタータ第133番「わが喜びは汝にあり」BWV.133よりアリア「喜びなさい」』,
 ④『管弦楽組曲第3番BWV.1068よりアリア(エア)』,
 ⑤『アリア「御身が共にいるならば」BWV.508』,
 ⑥『カンタータ第174番
  「われ、いと高き者を心を尽くして愛しまつる」BWV.174よりシンフォニア』,
 ⑦『カンタータ第21番「わが心には憂い多かりき」BWV.21よりシンフォニア』,
 ⑧『カンタータ第74番「人もしわれを愛さば、わが言葉守るべし」BWV.74より
  アリア「何ひとつ私を救うことのできるものはない」』,
 ⑨『カンタータ第33番「ただ汝にのみ、主イエス・キリストよ」BWV.33より
  アリア「わが歩みは怯えよろめく」』,
 ⑩『カンタータ第18番「天より雨と雪の降るごとく」BWV.18よりシンフォニア』,
 ⑪『マタイ受難曲BWV.244よりアリア「私を憐れんで下さい」』,
 ⑫『カンタータ第4番「キリストは死の絆につきたまえり」BWV.4よりシンフォニア』,
 ⑬『カンタータ第169番「神ひとりわが心を占めたまわん」BWV.169より
  アリア「さらば、わが 内なる 世の すべての 愉しみよ」』,
 ⑭『カンタータ第191番「いと高きところには栄光、神にあれ」BWV.191より合唱』,
 ⑮『カンタータ第85番「われは善き牧者なり」BWV.85より
  アリア「イエスは善い羊飼い」』,
 ⑯『カンタータ第182番「天の王よ、よくぞ来ませり」BWV.182よりシンフォニア』,
 ⑰『われを忘るるなかれBWV.505』,
 ⑱『カンタータ第147番「心と口と行いと生きざまもて」BWV.147より
  コラール「イエス わが喜び」』
ナタリー・シュトゥッツマン(コントラルト&指揮)
オルフェオ55 (ピリオド楽器アンサンブル),
ミカエリ室内合唱団
 シュトゥッツマンによるバッハの作品で再構成した空想カンタータ
 1965年パリ生まれで、当代最高のアルト歌手の一人として活躍中のナタリー・シュトゥッツマン。フランス歌曲やドイツ・ロマン派の歌曲を得意とする他、バロック・オペラや受難曲、オラトリオなどの歌唱でも評価が高い彼女が自らの理想とする形に再構成したカンタータ集。
 バッハのカンタータの中から、宗教的物語の背景を基調として、美しくも情熱的なアリア、シンフォニア、コラールが選ばれ、壮大な1時間にも及ぶカンタータを作り出しました。
 2009年に彼女自身が創設したアンサンブル「オルフェオ55」を指揮しつつ、持ち前の正統的な歌唱力と表現力とで見事に歌い上げています。
 〔録音〕2012年4月, L’Arsenal de Metz (デジタル:セッション)
 


477 9460
\2200→\1990
《ビリャソン/ヴェルディ》
 「オベルト、サン・ボニファーチョ伯爵」〜Ciel, che feci!
 「二人のフォスカリ」〜地の果てほども遠い流刑の地から
 乾杯の歌*
 流刑者*
 「十字軍のロンバルディア人」〜私の喜びは呼び覚ます
 孤独な部屋で*
 「海賊」〜見ろ、俺は囚われの身
 「リゴレット」〜あれかこれか/女心の歌
 「椿姫」〜あの人から遠く離れて/燃える心を/なんという後悔
 「仮面舞踏会」〜もう一度彼女に会える
 「ドン・カルロ」〜
  フォンテーヌブロー!淋しい森よ…彼女を見て、その微笑に
 「レクイエム」〜Ingemisco tamquam reus
 「ファルスタッフ」〜喜びの歌はいとしい人の唇から出て
  *ルチアーノ・ベリオ編曲
ローランド・ビリャソン(テノール)
ジャナンドレア・ノセダ指揮
トリノ王立歌劇場管弦楽団
 ヴェルディ生誕200を祝う2013年に向けて、ビリャソンの最新録音を!
 2013年に生誕200年を祝う、ヴェルディー・イヤーに向けてビリャソンが贈る画期的な新録音。ヴェルディの処女作(1838年作曲)「オベルト」に始まり、最晩年の名作「ファルスタッフ」(1893年作)のアリアで閉めるというヴェルディ作品の歴史も辿った粋な選曲です。女心の歌、あれかこれか、燃える心を などの珠玉のオペラ名曲に加え、知られざる佳曲も含み、クラシック初心者にもコア・ファンにも幅広く聴いて頂きたい内容になっています。
 息をのむような感動的な歌声をお楽しみください。
録音:2012年9月24日—30日 トリノ Auditorium RAI
 


479 0540
(2CD)
\2400→\2190
カラヤン・アダージョ 〜 Music To Free Your Mind
 『マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より間奏曲』
 『パッヘルベル:カノン(ザイフェルト編)』
 『マーラー:交響曲第5番よりアダージェット』
 『マスネ:タイスの瞑想曲』
 『グルック:「オルフェオとエウリディーチェ」より「精霊の踊り」』
 『チャイコフスキー:「ロメオとジュリエット」より「愛のテーマ」』
 『ジャゾット:アルビノーニのアダージョ』
 『グリーグ:ソルヴェーグの歌』
 『ドビュッシー:月の光』
 『ヴィヴァルディ:協奏曲集「四季」より「冬」第2楽章ラルゴ』
 『シベリウス:悲しきワルツ』
 『J・S・バッハ:管弦楽組曲第3番より第2楽章アリア』
 『オッフェンバック:ホフマンの舟歌』
 『ビゼー:「アルルの女」第1組曲よりアダージェット』
 『グリーグ:「ペール・ギュント」より「オーゼの死」』
 『ヴィヴァルディ:2つのヴァイオリンのための協奏曲イ短調RV.523より第2楽章ラルゴ』
 『ヴェルディ:歌劇「椿姫」より第3幕への前奏曲』
 『モーツァルト:「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」より第2楽章ロマンス』
 『シベリウス:トゥオネラの白鳥』
 『チャイコフスキー:「弦楽セレナード」より第3楽章エレジー』
 『プッチーニ:歌劇「蝶々夫人」よりハミング・コーラス』
 『ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ』
 『レスピーギ:「リュートのための古風な舞曲とアリア」第3組曲よりシチリアーナ』
 『ビゼー:「カルメン」第1組曲より前奏曲』
 『ショパン:「レ・シルフィード」より夜想曲』
 『ヘンデル:「合奏協奏曲Op.6-12」より第3楽章ラルゲット』
 『ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」より「愛の死」』
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ベルリン・フィル,
ウィーン・フィル
 馬鹿にしたくなる気持ちはわかるが、聴いてみると案外よかったりする。

 21世紀現代人に贈る新ヴァージョン
 世界的ヒットとなった「アダージョ・カラヤン」。ストレス社会に生きる現代人に贈るリラクゼーション・コンピとして、21世紀の現代人ために新ヴァージョンが登場しました。毎日忙しくてイライラが募る…そんな時、美しい響きのクラシック音楽が、ほっと一息、休息の時間をお届します。ドラマティックな感情の起伏に富み、カリスマ性をもって徹底的に磨きあげられた、帝王カラヤンの不滅の名演ばかりでお贈りします。
〔録音〕1966〜1985年
 
479 1168
(2CD)
\2400
プラシド・ドミンゴ〜アート・オブ・ヴェルディ
【Disc1】
 ①『歌劇「リゴレット」より「女心の歌」』,
 ②『歌劇「アイーダ」より「清きアイーダ」』,
 ③『歌劇「トロヴァトーレ」より「見よ、恐ろしい炎を」』,
 ④『歌劇「仮面舞踏会」より「永久に君を失えば」』,
 ⑤『歌劇「アルツィラ」より「インカ恐るべき暴虐…戦さの神よ」』,
 ⑥『歌劇「エルナーニ」より
  「ありがとう、愛する友たちよ…萎れた花の枝葉に与えられる」,
 ⑦『歌劇「ルイザ・ミラー」より
  「ああ!このわしの目を…静かなる夜”穏やかな夜には”」』,
 ⑧『歌劇「オテロ」より「喜べ!傲慢な回教徒は海中に沈んだ」』,
 ⑨『歌劇「オテロ」より「神よ!あなたは私に、あらゆる悲惨な」,
 ⑩『歌劇「二人のフォスカリ」より
  「地の果てほども遠い流刑の地から…憎しみだけが、それも凄まじい憎しみだけが」,
 ⑪『歌劇「マクベス」より
  「おお子どもたち、私の子どもたち!…ああ、この父の手は」』,
 ⑫『歌劇「ドン・カルロス」より「フォンテーヌブロー!広大な淋しい森!」』,
 ⑬『歌劇「リゴレット」より
  「あの女はわしのもとから強奪された!…わが目先に浮かぶは」』,
 ⑭『歌劇「椿姫」より「燃える心を」』/

【Disc2】
 ①『ヴェルディ:歌劇「椿姫」より「乾杯の歌」』,
 ②『ヴェルディ:歌劇「椿姫」より「幸せなある日 天使のように」』,
 ③『歌劇「仮面舞踏会」より「さあ、言ってくれ、彼女が忠実に私を待っているかを」』,
 ④『歌劇「リゴレット」より「あれかこれか」』,
 ⑤『歌劇「運命の力」より「あの血を流したのは私だ」』,
 ⑥『歌劇「ナブッコ」より「何の用ですか?」』,
 ⑦『歌劇「サン=ボニファチオ伯爵オベルト」より
  「天よ、何をした!あの血で私は自らの剣を汚した」』,
 ⑧『歌劇「エルナーニ」より「追放の苦しみの中で…ああ、わが魂の憧れの君よ」,
 ⑨『歌劇「十字軍のロンバルティア人」より
  「私の喜びを彼女の美しい心の中に浸したい!」』,
 ⑩『歌劇「海賊」より「見ろ、俺は囚われの身!」』,
 ⑪『歌劇「二人のフォスカリ」より「ここでしばらく待つように」』,
 ⑫『歌劇「二人のフォスカリ」より「地の果て程も遠い流刑の地から」』,
 ⑬『歌劇「二人のフォスカリ」より
  「委員会へはやく出て…憎しみだけが、それも凄まじい憎しみだけが」』,
 ⑭『歌劇「オテロ」より「暗い夜の深まりに」』,
 ⑮『歌劇「オテロ」より「そうだ、私は大理石のような天にかけて誓う」』,
 ⑯『歌劇「オテロ」より「たとえまだほかに武器を持っていたとしても」,
 ⑰『歌劇「ファルスタッフ」より「唇から喜悦の歌が」』,
 ⑱『「レクィエム」より「われあやまちたれば嘆き」』
プラシド・ドミンゴ(T),
カルロ・マリア・ジュリーニ,
クラウディオ・アバド,
ヴァレリー・ゲルギエフ,
ロリン・マゼール,
チョン・ミュンフン,
カルロス・クライバー,
ジュゼッペ・シノーポリ,
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮) 、他
世界のオペラ・シーンで輝くドミンゴのヴェルディ名唱
ドミンゴが歌うヴェルディのオペラのアリアを集めたアルバム。彼が得意とするオテロやマントヴァ公爵やラダメスの有名なアリアのほか、DGの全曲盤録音を中心とした中からも選曲されています。
 豊かで力強く響き渡る世紀の大テノール、ドミンゴの魅惑の歌唱を堪能することができます。〔録音〕1976〜2001年

DECCA



478 5189
\2200→\1990
ヨナス・カウフマン/ワーグナー:アリア集
 ①父が約束した一振りの剣(楽劇《ワルキューレ》から)
 ②あいつが俺の父親でないとは、なんとうれしいことだろう
  (森のささやき)(楽劇《ジークフリート》から)
 ③All'machtiger Vater(歌劇《リエンツィ》から)
 ④ヴォルフラム、きいてくれ・・・今まで感じなかったほどの
  (歌劇《タンホイザー》から)
 ⑤静かな炉端で(楽劇《ニュルンベルクのマイスタージンガー》から)
 ⑥遥かかなたの国へ−ローエングリンの名乗り
  (歌劇《ローエングリン》から)
 ⑦ヴェーゼンドンク歌曲集
ヨナス・カウフマン(テノール)
ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団・管弦楽団
指揮:ドナルド・ラニクルズ
ワーグナー生誕200年記念!現代最高のワーグナー歌手カウフマン最新録音! 
 甘いマスクと持ち前の歌唱力に加え、演技力にも定評のある現代最高のワーグナー歌手ヨナス・カウフマン。昨年予定されていた来日は残念ながら実現しませんでしたが、欧米の主要歌劇場では常に主役を務める人気ぶりで、ワーグナー・イヤーの今年は2月にミラノ・スカラ座で《ローエングリン》を、3月にはニューヨーク・メトロポリタン歌劇場で《パルシファル》を歌う予定になっています。
 今作はワーグナー生誕200年を記念し、2012年9月にベルリンで録音されたもので、ワーグナーの主要オペラからの人気アリア6曲と、男声歌手の録音としては珍しい《ヴェーゼンドンク歌曲集》が収録されています。3月の《パルシファル》は松竹が手がけるメトロポリタン・オペラ・ライブ・ビューイングで、日本の映画館でも4月に上映予定です。
録音:2012年9月17-22日 ベルリン、グロッサー・ゼンダザール
 


4783559
\2200→\1990
《 リッカルド・シャイー/ヴィヴァ・ヴェルディ〜序曲・前奏曲集》
ジュゼッペ・ヴェルディ
 ①《シチリア島の夕べの祈り》序曲 ②《アルツィーラ》序曲
 ③《椿姫》第1幕への前奏曲 ④《海賊》第1幕への前奏曲
 ⑤《ナブッコ》序曲 ⑥《イェルサレム》序奏とバレエ曲
 ⑦《ジョヴァンナ・ダルコ》序曲 ⑧《アイーダ》第1幕への前奏曲
 ⑨《マクベス》第1幕への前奏曲 ⑩《運命の力》序曲
ミラノ・スカラ座管弦楽団
指揮:リッカルド・シャイー
 2013年ヴェルディ・イヤーへ向け、先陣を切る1枚!
 2012年のドイツEcho賞で最優秀指揮者に選出されたシャイー。シャイーの60歳と、ヴェルディの生誕200年を記念して、序曲・前奏曲・バレエ曲集を新録音!
 2013年はイタリアの偉大なオペラ作曲家ジュゼッペ・ヴェルディの生誕200年。この記念年に向けて、作曲家と同郷の指揮者リッカルド・シャイーがミラノ・スカラ座管弦楽団と共にヴェルディ:オペラの序曲、前奏曲そしてバレエ曲を録音しました。
 ヴェルディを知り尽くしているマエストロと、本場イタリアのオーケストラが奏でるヴェルディ・サウンドは、生誕200年を祝うにふさわしい演奏と言えましょう。録音:2012年 ミラノ
 


4782735
\2200→\1990
大型新人、アリサ・ワイラースタイン、DECCAデビュー!
 エルガー&カーター:チェロ協奏曲集

  ①エルガー:チェロ協奏曲ホ短調作品85
  ②カーター:チェロ協奏曲
  ③ブルッフ:コル・ニドライ
アリサ・ワイラースタイン(チェロ)
シュターツカペレ・ベルリン
指揮:ダニエル・バレンボイム
 バレンボイムの秘蔵っ子、ワイラースタイン、デッカ・デビュー盤!
 1982年生まれのアメリカ人女流チェリスト、アリサ・ワイラースタインのDecca移籍第1弾。
 バレンボイム指揮ベルリン・シュターツカペレの伴奏でエルガーとカーターのチェロ協奏曲を収録。録音:2012年4月、8月 ベルリン、フィルハーモニー

 1982年生まれのアメリカ人女流チェリスト、アリサ・ワイラースタイン。クリーヴランド弦楽四重奏団の創設者でヴァイオリン奏者のドナルド・ワイラースタインを父にもち、4歳からチェロをはじめ、13歳でクリーヴランド管弦楽団と共演し本格的にデビューしました。その後、数々のメジャー・オーケストラと共演。その活躍ぶりが指揮者ダニエル・バレンボイムの目にとまり、2010年5月にはベルリン・フィルのヨーロッパ・コンサートに出演。ダニエル・バレンボイムと共にエルガーのチェロ協奏曲を共演し大絶賛されました。かつて偉大なチェリスト、ジャクリーヌ・デュ・プレと夫婦であったバレンボイムにとって、デュ・プレの十八番であったエルガーのチェロ協奏曲は特別な作品。バレンボイムがデュ・プレの死後この作品で初めて共演したチェリストがワイラースタインであり、バレンボイムがどれだけ彼女の才能に惚れ込んだかが伝わってきます。今回の録音はバレンボイムが手兵を従え、ベルリンで録音されたもの。ワイラースタインの豊かなチェロの音が、ホール全体に響き渡っています。


アリサ・ワイラースタイン
EUROARTSから出ていた映像旧譜
Europa Konzert 2010 from Oxford
2058064
(Blu-Ray)
\4700→¥4290
バレンボイム&ベルリン・フィル /
 ヨーロッパ・コンサート 2010・フロム・オックスフォート

  ワーグナー:
   楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」から第 3 幕への前奏曲
  エルガー:チェロ協奏曲 ホ短調 Op.85
  ブラームス:交響曲第 1 番 ハ短調 Op.68
ダニエル・バレンボイム(指)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
アリサ・ワイラースタイン(Vc)
20 58068
(DVD)
\3200→¥2890
 収録:2010 年 5 月 1 日オックスフォード大学シェルドニアン講堂/(Blu-Ray)画面:16:9 1080i Full HD、音声:PCM2.0、DTS HD マスター・オーディオ、リージョン:ALL、83mm/(DVD)画面:16:9 NTSC、音声:PCM ステレオ、DD5.0、DTS5.0、リージョン:ALL、83mm

 2010 年のベルリン・フィルのヨーロッパ・コンサートの映像が DVD とブルーレイ・ディスクで発売されます。指揮はダニエル・バレンボイム、コンサートマスターは樫本大進が務めています。
 会場はオックスフォード大学のシェルドニアン講堂。ここは有名な建築家クリストファー・レンの設計により1688 年に建設された美しい会場。
 ワーグナーの「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第 3 幕への前奏曲から始まり、響きの良いホールに豊かなサウンドが美しく鳴り響きます。
 2 曲目はエルガーのチェロ協奏曲。ソリストを務めるのは、1982 年アメリカ生まれの若き女流チェリスト、アリサ・ワイラースタイン。バレンボイムにとってエルガーのチェロ協奏曲はデュ・プレの名演がありますので、特別な演奏会のみと言われています。今回のワイラースタインの抜擢は、バレンボイムの彼女への高い評価の表れと言えるでしょう。力強い音で存在感たっぷりに聴かせるワイラースタインの今後に注目です。
後半のブラームスの交響曲第 1 番は対向配置を採用。ベルリン・フィルの重厚なサウンドが上手く会場に響き渡り、密度の濃い音楽を聴かせてくれます。


ワイラースタイン、こんなライヴCD-Rも発売になってました。
VIBRATO
VLL-419
CD-R\1700
(1)エルガー:チェロ協奏曲
(2)ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
アリサ・ワイラースタイン(Vc)(1)
ピンカス・ズーカーマン(Vn)(2)
メータ指揮
NYP
2006年12月 ライヴ モノラル
 


4783542
\2200→\1990
通常盤
通常盤CDの登場!!
 チェチーリア・バルトリ
  ステッファーニ:

 1 負け知らずの軍勢よ、遅れるでない(アラリーコ)
  (《バルトの王アラリーコ》から)
 2 どの心も希望を持つことを許される(ターナクイル)
  (《セルヴィオ・トゥッリ》から)
 3 わたしはどこに?誰がわたしを助けてくれよう?…わたしの胸から、涙よ
  (アンフィオーネ)(《テーベの王妃ニーオベ》から)
 4 もはやあなたたちを隠しませんよ(ロトルーデ)
  (《タッシローネ》から)
 5 私を愛してくださいませ(ニーオベ)
  (《テーベの王妃ニーオベ》から)
 6 貴女を抱擁しよう、わが女神よ…貴方を抱きしめましょう、私の神さま
  (クレオンテ、ニーオベ)(《テーベの王妃ニーオベ》から)
 7 我が忠実なる軍勢よ、武器を取れ!
  (ヤルバ、ヤルバの将官たち)
  (《運命のたび重なる勝利》から)~ 鳴れよ、轟けよ、揺れよ、地は
  (エルタ)(《アルミーニオ》から)
 8 妻よ、気が遠くなっていくようだ…
  どうか、しないでほしい、そなたの涙で(タッシローネ)
  (《タッシローネ》から)
 9 わたしは忠告を受け入れぬ(エルモラーオ)
  (《アレッサンドロの誇り》から)
 10 そう、そうですわ、休息なさいませ、愛しのお方…またたく美しい
  (サビーナ)(《バルトの王アラリーコ》から)
 11 盲目の神の味方なる夜よ(アルチビーアデ)
  (《満たされた自由》から)
 12 この魂に戦いを挑む(エネーア、ラヴィーニア)
  (《運命のたび重なる勝利》から)
 13 容易に得られる勝利へと(シガルド)(《タッシローネ》から)
 14 戦いと勝利のなか(アレッサンドロと合唱)
  (《アレッサンドロの誇り》から)
 15 闇を呼ぶ黄昏よ(アスパージア)(《満たされた自由》から)
 16 疲れた精神の緊張を和らげるため…
  慕わしい天球よ、さあ唇に与えたまえ(アンフィオーネ)
  (《テーベの王妃ニーオベ》から)
 17 最も恐ろしい角蛇(つのへび)を(アルチーデ)
  (《エルコレのアケローオとの闘い》から)
 18 晴れやかにしておくれ、わたしの美しい太陽よ…
  あなたの腕の中にもどり…わたしの愛の炎よ
  (アンフィオーネ、ニーオベ)(《テーベの王妃ニーオベ》から)
 19 そなたの唇を通し、愛はわたしに呼びかける(タッシローネ)
  (《タッシローネ》から)
 20 どうか、もう飽きて、運命よ(アスパージア)
  (《満たされた自由》から)
 21 血を流せ、思い悩め、戦え、懸命になれ(アルチビーアデ)
  (《満たされた自由》から)
 22 父君、もし彼に咎があるとしても(ロトルーデ)
  (《タッシローネ》から)
 23 不安よ、激昂よ(アタランタ、メレアーグロ、合唱)
  (《和に至った好敵手同士の女》から)
 24 わたしは破壊と虐殺のなかで死ぬことになろう(エンリーコ)
  (《エンリーコ・レオーネ》から)
 25 語られることのないよう、忠誠についてのほか(合唱)
  (《マルコ・アウレーリオ》から)
チェチーリア・バルトリ(メッゾ・ソプラノ)
ロザリオ・コンテ(リュート)(5)、
フィリップ・ジャルスキー(カウンターテノール)(6,12,18,23)、
スイス・イタリア語放送合唱団
指揮:ディエゴ・ファソリス
イ・バロッキスティ
1654年生まれのイタリア・ドイツの作曲家アゴスティーノ・ステッファーニ。生前は作曲家としてだけではなく、聖職者や外交官としても活躍し、当時としては斬新な作曲技法を用い、同時代の劇音楽に大きな影響を与えました。
 時代の波と共に忘れ去られてしまった彼の作品をバルトリが再び発掘。今回20曲が世界初録音となりました。謎が多く波乱の人生を歩んだステッファーニの音楽を、バルトリが見事に蘇らせたアルバムです!
 9月新譜でデラックス盤が発売され、その後LP、DVD,ブルーレイとリリースが続いて来ましたが、いよいよ通常盤CDの登場です。
録音:2011年3月−2012年3月 ルガーノ、スイス・イタリア語放送、オーディトリオ・ステリオ・モロ
 


4810007
(6CD)
\3600→\3290
ブリジット・エンゲラーの芸術
【CD1】
 ショパン:
  『ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58』『夜想曲第20番嬰ハ短調』
  『夜想曲第21番ハ短調』『エコセーズ第3番変ニ長調Op.72-3』
  『ドイツ民謡「スイスの少年」による変奏曲ホ長調』
  『ワルツ第15〜17番』/

【CD2】
 チャイコフスキー:
  『四季 Op.37a』『ドゥムカ ハ短調Op.59』
  『ユモレスク ト長調Op.10-2』『夜想曲嬰ハ短調Op.19-4』
  『無言歌 ヘ長調Op.2-3』『感傷的なワルツ ヘ短調Op.51-6』/

【CD3】
 シューマン:
  『ピアノ・ソナタ第2番ト短調Op.22』『アベッグ変奏曲Op.1』
  『子供の情景Op.15』『3つの小品Op.99』/

【CD4】
 シューマン:
  『謝肉祭 Op.9』『ウィーンの謝肉祭の道化Op.26』/

【CD5】
 シューベルト:
  『ハンガリー風のメロディ ロ短調D.817』『3つの小品D.946』
  『4つの即興曲D.899』/

【CD6】
 シューベルト:『幻想曲ハ長調「さすらい人」D.760*』,
 シューベルト(リスト編):
  『水の上で歌う』『春の想い*』『影法師*』『すみか*』
  『連祷』『糸を紡ぐグレートヒェン』『セレナード』
ブリジット・エンゲラー(P)
 今年惜しくも亡くなったブリジット・エンゲラー。パリ音楽院でリュセット・デカーヴに師事。モスクワ音楽院ではスタニスラフ・ネイガウスに教えを受け、1978年エリザベート王妃国際コンクール第3位。数々のコンクールで受賞歴を持ち、録音も多いベテラン女流ピアニストでした。ここに収録されているのは、彼女がフランス・デッカ、フィリップスに残した録音です。

 【CD1】は、1981年録音の、ショパンの遺作だけで編んだ珍しい作品集です。大粒の美しい音色と、優雅なフレージングの数々をご堪能ください。
 【CD2】は、音色とフレージングの中に輝かしさとほの暗さがみごとに同居した、彼女ならではの至芸とも言えるチャイコフスキー。
 【CD3&4】は、ゆったりとしたテンポ、豊かなニュアンス、そして幸福な余韻に溢れたシューマン世界。打鍵とペダルのコントロール、それに余韻や間の取りかたなど、各曲の細部まで配慮が行き届いた演奏です。
 【CD5&6】は、シューベルトの歌曲を数多くピアノ用に編曲したリストの関連性に彼女が若い頃から注目し、確かな成果をあげていたことがわかる貴重な記録。「さすらい人幻想曲」やリスト編曲の3曲の初CD化を含む名録音集です。

 〔録音〕CD1:1981年, CD2:1982年, CD3:1979年, CD4&5:1983年, CD6:1984年


店主の愛するエンゲラーのノクターン
Chopin: Nocturnes Nos. 1-21 (complete)
仏HM
HMG 501430
(2CD)
¥2200→¥1990
ショパン:ノクターン全集
 変ロ短調 Op.9-1,変ホ長調Op.9-2,ロ長調Op.9-3,
 ヘ長調Op.15-1,嬰ヘ長調Op.15-2,ト短調Op.15-3,
 嬰ハ短調Op.27-1,変ニ長調Op.27-2,ロ長調Op.32-1,
 変イ長調Op.32-2,ト短調Op.37-1,ト長調Op.37-2,
 ハ短調Op.48-1,嬰ヘ短調Op.48-2,ヘ短調Op.55-1,
 変ホ長調Op.55-2,ロ長調Op.62-1,ホ長調Op.62-2,
 ホ短調Op.72-1,嬰ハ短調,ハ短調
ブリジット・エンゲラー(P)

録音:1992 年12 月,1993 年5 - 6 月

 優しいのである。
 最初の一音から。
 やわらかな綿菓子のように、聴くものをふんわりと包んでくれる温かいショパン。
 店主は確かに過激な演奏や個性的な演奏に惹かれることが多いが、ときにはこういう母親の胎内のようなぬくもりを与えてくれる、そんなアルバムが恋しくなるときもある。

 ブリジット・エンゲラーのショパンの「ノクターン」。

 昔ルイーズ・ファランクの「室内楽作品集」というアルバムが出たことがある(naive V5033)。
 最初に多彩な楽器編成による「九重奏曲」が流れ、やがて小さなピアノ小品が始まる。
 「メロディ 変イ長調」。
 わずか2分そこそこの曲。・・・ただ、それがなんとも素敵だった。
 そのアルバムには、メインとなるクラリネット三重奏曲やちょっとしたヴァイオリン曲もいくつか入っているのだが、そのわずか2分の「メロディ」が聴きたくて、何度も何度もかけた。
 はかなげで、そのままそっとしておきたいような小さな小さな曲。
 そんな曲だからその曲だけを取り出して聴くような無粋なことをしてはいけない。アルバムを全部聴いて初めて出会える。それがいい。

 その「メロディ」という曲を弾いていたのが、エンゲラーだった。

 淡い雨雲から落ちてきたはかない雨粒。そんなさりげない曲をさりげなく弾いて、しかもしっとりと心に残してくれる。エンゲラーにはそんな、目に見えない不思議な力があるような気がする。
 それはまさにこのショパンでもそう。
 1曲1曲取り出して、その演奏について何か訳知り顔で語ることは、彼女の演奏に関してはなんとなく意味がないような気がする。
 たとえばあなたの母親が、恋人が、あなたのためにピアノを弾いてくれたとして、あなたはその演奏に講釈をつけたくなるだろうか。
 それはこのショパンでもそう。
 嬰ハ短調 の曲など、まるで母親が、恋人が、深い愛情とともに自らの生い立ちを話してくれているような、そんな演奏なのである。
 

480 7014
\2200
『カルテット!人生のオペラハウス』 (OST)
 1.ヴェルディ:「椿姫」〜乾杯の歌
 2.マリアネッリ:Wilf's Descent
 3.シューベルト:シルヴィアに D.891
 4.ヴェルディ:「リゴレット」〜女心の歌
 5.サリヴァン:「ミカド」〜春咲く花は
 6.マリアネッリ:Jean Arrives
 7.サン=サーンス:「動物の謝肉祭」〜白鳥
 8.サリヴァン:「ミカド」〜So Please You Sir We Much Regret
 9.ボッケリーニ:メヌエット
 10.マリアネッリ:Not Upset
 11.ハイドン:交響曲第100番「軍隊」〜第3楽章
 12.ハイドン:弦楽四重奏曲 Op.76-No.4「日の出」
 13.サリヴァン:「ミカド」〜On a tree by a river a little tom tit
 14.ヴェルディ:「リゴレット」〜慕わしき御名
 15.ロッシーニ:「セビリャの理髪師」〜(三重唱)ああ思いがけないこの喜び
 16.Are you Having Any Fun
 17.マリアネッリ:Over My Dead Body
 18.J.S.バッハ:トッカータとフーガ イ短調
 19.ヴェルディ:「椿姫」〜乾杯の歌
 20.プッチーニ:「トスカ」〜歌に生き、恋に生き
 21.ヴェルディ:「リゴレット」〜いとしの美しい娘
来年G.W.公開決定のダスティン・ホフマン初監督!
 ダスティン・ホフマンが初めて監督した映画『カルテット!人生のオペラハウス』のサウンド・トラック。日本公開は、2013年ゴールデンウイーク(G.W.)です。2度のアカデミー賞に輝くマギー・スミス、トム・コートネイ、ビリー・コノリー、ポーリーン・コリンズら名優たちが終結した作品です。
 物語の舞台は、引退した音楽家たちのためのホーム。このホームに暮らす有名歌手たちと、かつて野心とエゴで彼らを傷つけて去っていったプリマドンナという英国オペラ史に残る4大歌手が、ホームの存続をかけたコンサートに奮闘する姿を描く、悲喜こもごもな人生讃歌。OSTも珠玉のクラシック名曲の数々がベースに流れ、聞きどころ満載な仕上がりです。ホームの存続をかけたコンサートを前に、彼らは互いに許しあい、傷を癒やすことができるのか。。
映画『カルテット!人生のオペラハウス』は2013年G.W.にTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国順次公開

DECCA(USA)


B001768502
\2200
映画「ア・レイト・カルテット」(OST)
 [演奏:ブレンターノ四重奏団]

A Late Quartet
 Overture/Movements/Diagnosis/Reflections/
 A Jog in the Park/Stop Right
 Here/11:42PM/Premonition/
 Winter Love/Eternal Quest/Old Men
 Know/Breaking Up/
 Fire Escape/Longing for Miriam/A Late  Quartet Bidding Farewell/
 Korngold: Gluck, das mir verblieb/Bulerias Del Encuentro
 ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第14番(全曲)
ブレンターノ四重奏団
 劇中使われる音源の演奏をブレンターノ四重奏団が務めた映画「ア・レイト・カルテット」 (原題)のオリジナル・サウンド・トラック。

 25年間活動を共にした国際的カルテットのメンバー、ピーター(チェロ奏者)がパーキンソン病に冒され始めていることが分かり引退することに。長年活動を共にしてきたメンバー達の間には、ピーターの後継者を廻り様々な思い問題が。。。というストーリー。
 スコアは「ブルーヴェルヴェト」以来数々のデヴィッド・リンチ作品を手掛けたアンジェロ・バランティによるもの。
 サウンド・トラックの最後はベートーヴェン:弦楽四重奏曲第14番Op.131全曲がブレンターノ四重奏団の演奏で収められています。
 映画の日本公開 は現在未定。
監督: ヤーロン・ジルバーマン
出演:
フィリップ・シーモア・ホフマン (ロバート, violin)
クリストファー・ウォーケン (ピーター, cello)
キャサリン・キーナー (ジュリエット, viola)
マーク・イヴァニール (ダニエル, violin)
イモージェン・プーツ (アレクサンドラ)
マドハール・ジャフリー
ウォーレス・ショーン

韓国ユニバーサル(DECCA)



ジョン・ルイス
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻〜プレリュードとフーガ
DN0019 (4CD)\4500→\3990


 店主があの世まで持っていきたいアルバムのひとつが、復活した。

 アメリカのジャズ・ピアニスト、ジョン・ルイスによる「平均律」。
 モダン・ジャズ・カルテットなどでクラシックとジャズを融合させるような端正な音楽を聴かせていたジョン・ルイス。彼は母親がオペラ歌手だったりして、もともとクラシック音楽への憧憬の強いアーティストだったのだが、このバッハがすごかった。
 クラシック演奏家顔負け、なんてものじゃない。「これこそがバッハじゃないか」と思わせられる叙情的で即興的で、しかも深い演奏。
 プレリュード部分はルイス自身によってピアノ演奏され、そのあとフーガになるとギター、ベース、ヴァイオリン、ヴィオラが加わり、やがて渋くて美しいジャズに変容し、最後にまた原曲に戻る。
 ・・・それがなんともかっこいいのである。ジャズのはずなのになんともバッハしているのである。
 若いころこのアルバムを聴いて、「もっとジャズとクラシックの融合アルバムを・・・!」と散々聴きあさったが・・・残念ながらこれ以上の演奏には出会えなかった。
 そしてこの演奏があまりにも強烈過ぎて、いまでも「平均律の代表的アルバムは?」と聞かれると、「ジョン・・・・あ、いえ、」と言ってからクラシックの演奏家の名前を答えるようになってしまった。

 



DN0019
(4CD)
\4500→\3990
CD 1 - Vol. 1
 1. プレリュード No.1 (2:58) / 2. フーガ No.1 (7:53) /
 3. プレリュード No.2 (3:17) / 4. フーガ No.2 (4:14)
 5. プレリュード No.6 (3:29) / 6. フーガ No.6 (5:43) /
 7. プレリュード No.7 (6:27) / 8. フーガ No.7 (3:25)
 9. プレリュード No.21 (3:52) / 10. フーガ No.21 (4:39) /
 11. プレリュード No.22 (5:30) / 12. フーガ No.22 (3:58)
  プロデューサー:ジョン・ルイス, Kiyoshi Koyama
  レコーディング監督: E. アラン・シルヴァー
  エンジニアリング監督: マーク J. アボート, トム・ラザルス
   収録:ラッガーズ協会,ニューヨーク/1984年1月16, 18, 19&23-25日, 1984年9月25-26日 Recording: DDD
ジョン・ルイス,ピアノ
ジョエル・レスター, ヴァイオリン
ロイス・マーティン, ヴィオラ
ハワード・コリンズ, ギター
マーク・ジョンソン, ベース
CD2 - Vol. 2
 1. プレリュード No.9 (3:09) / 2. フーガ No.9 (3:40) /
 3. プレリュード No.4 (5:53) / 4. フーガ No.4 (5:02)
 5. プレリュード No.5 (3:43) / 6. フーガ No.5 (3:59) /
 7. プレリュード No.16 (4:10) / 8. フーガ No.16 (6:48)
 9. プレリュード No.8 (4:29) / 10. フーガ No.8 (9:35)
  プロデューサー:ジョン・ルイス, Kiyoshi Koyama
  レコーディング監督: E. アラン・シルヴァー
  エンジニアリング監督: マーク J. アボート, トム・ラザルス
  収録:ラッガーズ協会,ニューヨーク/ 1984年1月16, 18, 19, 23-25日,1985年10月1-3日 Recording: DDD
ジョン・ルイス,ピアノ
ジョエル・レスター, ヴァイオリン
ロイス・マーティン, ヴィオラ
ハワード・コリンズ, ギター
マーク・ジョンソン, ベース
CD3 - Vol. 3
 1. プレリュード No.3 (Nina's Convention, 2:51) /
 2. フーガ No.3 (Ivo's Convention, 5:44)
 3. プレリュード No.10 (Lateefa's Convention, 5:28) /
 4. フーガ No.10 (Elliot's Convention, 4:42)
 5. プレリュード No.11 (Yvonne d'Malglieve's Convention, 5:00) /
 6. フーガ No.11 (Krukowski's Convention, 4:11)
 7. プレリュード No.13 (Nancy's Convention, 6:52) /
 8. フーガ No.13 (Ertegun's Convention, 4:20)
 9. プレリュード No.15 (Laura's Convention, 4:05) /
 10. フーガ No.15 (Mardin's Convention, 5:08)
 11. プレリュード No.19 (Mirjana's Convention, 5:34) /
 12. フーガ No.19 (Hodeir's Convention, 5:33)
  プロデューサー:ジョン・ルイス, Kiyoshi Koyama
  レコーディング監督: E. アラン・シルヴァー
  エンジニアリング監督:トム・ラザルス
  収録:アセンション協会,ニューヨーク/1988年8月22-26日 Recording: DDD
ジョン・ルイス,ピアノ
ハワード・コリンズ, ギター
マーク・ジョンソン, ベース
CD4 - Vol. 4
 1. プレリュード No.12 (The Opening Bid, 3:58) /
 2. フーガ No.12 (One No Trump, 8:04)
 3. プレリュード No.14 (The Over Call, 1:53) /
 4. フーガ No.14 (Two Spades, 4:20)
 5. プレリュード No.17 (The Ribid, 2:17) /
 6. フーガ No.17 (Three Hearts, 3:39)
 7. プレリュード No.18 (Black Wood, 2:49) /
 8. フーガ No.18 (Four Diamonds, 3:34)
 9. プレリュード No.20 (Five Aces, 2:15) /
 10. フーガ No.20 (Five Clubs, 7:08)
 11. プレリュード No.23 (The Double, 3:03) /
 12. フーガ No.23 (Six Spades, 4:23)
 13. プレリュード No.24 (The Response, 7:19) /
 14. フーガ No.24 (Seven No Trumps, 8:22)
 プロデューサー:ジョン・ルイス, Kiyoshi Koyama
 レコーディング監督: E. アラン・シルヴァー
  収録:アセンション協会,ニューヨーク/1989年12月4-8日 Recording: DDD
ジョン・ルイス,ピアノ
ハワード・コリンズ, ギター
マーク・ジョンソン, ベース
ロバート・ダン,ヴォイラ (2, 10)
アナヒド・アジェミアン,ヴァイオリン(4, 6, 8, 12, 14)


ドイツ・ユニバーサル


DECCA 4806682
\1200
Blockflotenkonzerte
ヴィヴァルディ:
 Concerto for Flute and Strings in D, Op.10, No.3, R.428
 "Il gar dellino" Arr. for Recorder, Strings and Continuo
アレッサンドロ・マルチェッロ:
 Oboe Concerto in D minor: Arr. Recorder
テレマン:
 Concerto for Recorder, Strings and Continuo in F
ヴィヴァルディ:
 Flautino Concerto in C, R.443
ヘンデル:
 Concerto for Treble Recorder, Strings, and Continuo in F
ジュゼッペ・サンマルティーニ:
 Concerto for Descant Recorder, Strings, and Continuo in F
ヴィヴァルディ:
 Concerto for Flute and Strings in G minor, Op.10, No.2,
 R.439 " La notte" Arr. for Recorder, Strings and Continuo
ミカラ・ペトリ
アカデミー室内管
 

DECCA 4806685
\1200
モーツァルト:交響曲第31、35、36番 サー・コリン・デイヴィス指揮
シュターツカペレ・ドレスデン
 

DECCA 4806686
\1200
グリーグ:ピアノ協奏曲
シューマン:ピアノ協奏曲
メンデルスゾーン:ロンド・カプリッチョーソ Op.14
ホルヘ・ボレット(P)
シャイー指揮
ベルリン放送響
 

DECCA 4806846
\1200
J.S.バッハ:
 Konzert fur Violine, Streicher und Basso Continuo a-moll BWV 1041
 Violin Concerto No.2 in E, BWV 1042
 Concerto for 2 Violins, Strings, and Continuo in D minor, BWV 1043
 Concerto for Violin, Oboe, and Strings in D minor, BWV 1060
諏訪内晶子(ヴァイオリン)
ヨーロッパ室内管
 

DECCA 4806847
\1200
モーツァルト:
 Sinfonia concertante for Flute, Oboe, Horn, Bassoon and
 Orch. in E flat, K.297B (App. Reconstr. Robert Levin)
 Serenade Nr. 10 B-dur KV 361 "Gran Partita"
マリナー指揮
 

DG 4806849
\1200
ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」 ハイライト) Janowitz, Popp, Kollo
バーンスタイン指揮
ウィーン・フィル
 

DECCA 4806868
\1200
ブラームス:21のハンガリー舞曲 ヴェラー指揮
ロイヤル・フィル
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲 op. 46 ドラティ指揮
ロイヤル・フィル
 

DG 4806680
\1200
ドヴォルザーク:
 チェロ協奏曲 op. 104
シューマン:
 チェロ協奏曲 op. 129
マイスキー(チェロ)
メータ指揮
ベルリン・フィル
オルフェウス室内管
 
DG 4806848
\1200
シューベルト:交響曲第4、5番 アバド指揮
ヨーロッパ室内管

オーストラリアELOQUENCE



480 5006
(2CD)
\1800→\1690
フリッツ・ライナー〜管弦楽作品デッカ録音集
 R・シュトラウス:
  ①『交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」Op.28』,
  ②『交響詩「死と変容」Op.24』,
 ブラームス:
  ③『.ハンガリー舞曲集〜第1, 5, 6, 7, 12, 13, 19, 21番』,
 ドヴォルザーク:
  ④『スラヴ舞曲集〜Op.46-1&3&8,Op.72-1&2』
フリッツ・ライナー(指揮)
ウィーン・フィル
 ウィーン・フィルでも情感と引き締まった指揮ぶりを見せた演奏
〔録音〕1956年9月(①②), 1960年6月(③④), ウィーン、ゾフィエンザール(ステレオ:セッション)
 フリッツ・ライナーは、RCAにシカゴ交響楽団との多くの名録音を残しましたが、それ以外のオーケストラとの録音をデッカにも残しました。
 ウィーン・フィルとの集中度の高いこの名演奏は、カルショウのプロデュースにより見事な音響で収録されていることも特筆に値します。
 


480 6814
(2CD)
\1800→\1690
イシュトヴァン・ケルテス(指揮) &ロンドン交響楽団
 ①『コダーイ:歌劇「ハーリ・ヤーノシュ」Op.15』(全曲)
 ②『バルトーク:歌劇「青ひげ公の城」Op.11』(全曲)
イシュトヴァン・ケルテス(指揮)
ロンドン交響楽団
① エルゼベト・コムローシ(A),
ラヨシュ・コズマ(T),
オルガ・セーニ(Ms),
ラーズロ・パローツ(Br)、他
ピーター・ユスティノフ(語り:英語),
ジョン・リーチ(ツィンバロン),
エジンバラ祝祭合唱団,
ワンズワース・スクール少年合唱団/
② ヴァルター・ベリー(Br),
クリスタ・ルートヴィヒ(Ms)
 不可思議なオペラをみごとに解釈したケルテスの名演
〔録音〕1964&1968年(①), 1965年11月(②), ロンドン、キングズウェイ・ホール(ステレオ:セッション)
 コダーイのもっとも有名な作品である「ハーリ・ヤーノシュ」では原曲の歌劇全曲版を収録。風刺と笑いで民族の魂を描いた傑作です。暗い音色の声を生かしてユディットを緻密かつ大胆に演じるルートヴィヒや熱唱の「青ひげ公の城」。コダーイやバルトーク演奏のスペシャリストとしても名を馳せたケルテスの名演を収録。
 


480 6567
\1200
ピエール・モントゥー〜ドビュッシー:管弦楽作品集
 ①『牧神の午後への前奏曲』
 ②『夜想曲』〜第1曲:雲、第2曲:祭り
 ③『管弦楽のための映像』
 ④『交響的断章「聖セバスティアンの殉教」』(カプレ編)
ピエール・モントゥー(指揮)
ロンドン交響楽団
〔録音〕1961年12月, ロンドン、キングズウェイ・ホール(①②:Decca録音)/1963年5月, ロンドン、ウェンブリー・タウン・ホール(③④:Philips録音), (ステレオ:セッション)
 ロンドン響の音楽監督に85歳を過ぎた1961年に就任し、すぐにデッカへ録音した「牧神」と「夜想曲」。オケの響きはあくまで清涼で濃すぎず、現在一般的な官能的でゆったりとしたテンポによる演奏とは一線を画した演奏。「映像」と「聖セバスティアン」では金管の吠えやセクシーな木管など、官能的静謐な旋律の美しさは絶品ともいえましょう。
 


480 4853
(2CD)
\1800→\1690
イシュトヴァン・ケルテス(指揮) &ロンドン交響楽団
 コダーイ:
  ①『ハンガリー詩篇』
  ②『ミサ・ブレヴィス』, ③『パンジェ・リングァ』
  ④『ジュネーヴ詩篇114番』,
  ⑤『ズリーニの訴え』, ⑥『オルガン讃歌』
 バルトーク:
  ⑦『カンタータ・プロファーナ「魔法にかけられた鹿」Sz.94』
イシュトヴァン・ケルテス(指揮)
ロンドン交響楽団,
ラヨシュ・コズマ(T),
ブライトン・フェスティヴァル合唱団,
ワンズワース・スクール少年合唱団(①)/
ラースロー・ヘルタイ(指揮)
ブライトン・フェスティヴァル合唱団(②〜⑥)/
ゲオルグ・ショルティ(指揮)
ブダペスト祝祭管弦楽団,
タマーシュ・ダローツィ(T),
アレクサンドル・アガチェ(Br),
ハンガリー放送合唱団&少年合唱団(⑦)
 コダーイの珍しい合唱作品集
〔録音〕1968年12月(①), 1977年(②〜⑥), 1997年6月(⑦)
 ①の「ハンガリー詩篇」は1923年にブダペスト合併50周年記念の演奏会で初演を行い、コダーイは自身の楽曲の指揮者として有名になった作品。鮮やかな色彩感とダイナミズムを作り出したケルテスの名演。
 ②〜⑥は、コダーイに師事した合唱指揮者として有名なヘルタイの演奏。⑦はバルトークの高弟であったショルティの最後の録音で、洗練された民俗性が表現されています。
 


480 4873
\1200
イシュトヴァン・ケルテス(指揮) &ロンドン交響楽団
 
コダーイ:
  ①『組曲「ハーリ・ヤーノシュ」』
  ②『ガランタ舞曲』
  ③『ハンガリー民謡「孔雀」による変奏曲』
イシュトヴァン・ケルテス(指揮)
ロンドン交響楽団,
ジョン・リーチ(ツィンバロン:①)
 ハンガリー出身のケルテスの民族色豊かな演奏
〔録音〕1964年3月(①②), 1970年9月(③), (ステレオ:セッション)
 ハンガリー出身のケルテスが、同郷のコダーイの管弦楽作品を振ったアルバム。ハンガリー国民としての姿勢を如実に表現した、コダーイやハンガリーの系譜を継承した野生味溢れる演奏です。
特に「ハーリ・ヤーノシュ」は、ユニークな内容を一切損なうことなく表現した名演です。
 


480 6568
\1200
ピエール・モントゥー
 シベリウス:
  ①『交響曲第2番ニ長調Op.43』
  ②『カレリア組曲Op.11』
ピエール・モントゥー(指揮)
ロンドン交響楽団(①)
ロリン・マゼール(指揮)
ウィーン・フィル(②)
 抒情性とロマンティックな情熱に満ちた名演奏
〔録音〕1958年6月, ロンドン、キングズウェイ・ホール(①)/1963年3月, ウィーン、ゾフィエンザール(②) (ステレオ:セッション)
 北欧の森と湖の自然を思わせる抒情性とロマンティックな情熱に満ちた交響曲第2番。フランス生まれの大指揮者モントゥーの、洗練の中にもぬくもりを忘れない格調高い演奏です。マゼールの鋭敏な感性と刺激に満ちた解釈を刻印した名盤と名高い「カレリア組曲」も収録。


First Choice シリーズ



479 1110
\1700→¥1590
ヨハン・ダーフィト・ハイニヒェン:ドレスデン協奏曲選集
 『協奏曲ヘ長調Seibel.234』『同ト長調Seibel.213』
 『同ヘ長調Seibel.235』『同ヘ長調Seibel.233』
 『同ヘ長調Seibel.231』『ソナタ イ長調Seibel.208』
 『協奏的断章ハ短調Seibel.240』
ラインハルト・ゲーベル(指揮)
ムジカ・アンティクヮ・ケルン
彩り豊かな楽しさに溢れた、ゲーベルの創意豊かな解釈〔録音〕1992年, ドイチュラント放送、ケルン放送局ザール (デジタル:セッション)"
ハイニヒェン(1683−1729)はアウグスト強大候統治下のドレスデンの宮廷で活躍した音楽家。イタリアのコンチェルト様式の影響を受けながら独自のスタイルを確立ししました。ここに聴く協奏曲集は様々な独奏楽器による華やかな技巧の披露など、彩り豊かな娯楽的な楽しさに溢れています。ゲーベルの創意豊かな解釈と、それに応じたMAKメンバーの見事なテクニックとメリハリの効いた快演によって、ハイニヒェンの音楽が明らかにされた名盤です。グラモフォン賞受賞作品。
 


479 1111
\1700→¥1590
バーンスタイン:
 ミュージカル『オン・ザ・タウン』
    (コンサート形式版)"

サミュエル・ラミー(Bs),
クルト・オルマン(Br),
トーマス・ハンプソン(Br),
デヴィッド・ギャリソン(Vo),
マリー・マクローリン(Sp),
タイン・デイリー(Sp),
フレデリカ・フォン・シュターデ(Ms),
クレオ・レーン(Vo),
ベティ・コムデン(ナレーション),
アドルフ・グリーン(ナレーション),
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮),
ロンドン交響楽団,
ロンドン・ヴォイセズ
オペラ&ミュージカル・スターを交えた、バーンスタイン・ミュージカルの再演
〔録音〕1992年, ロンドン、バービカン・センター(デジタル:ライヴ)
 バーンスタインが作曲した1944年のミュージカル作品「オン・ザ・タウン」。この録音は、バーンスタインの遺志を継いでティルソン・トーマスらが実現させたもので、1992年ロンドンでのコンサートをライヴ収録したものです。
 オペラ歌手とミュージカル歌手とを交えてのコンサート形式による演奏で、1944年の初演キャストであったベティ・コムデンとアドルフ・グリーンも、ナレーションとして参加しています。3人の水兵による物語が、素晴らしいキャスティングと乗りに乗った演奏で、見事に描きだされています。
 


479 1112
\1700→¥1590
マリオ・ジョアン・ピリス(P)
 ショパン:
  ①『ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11』
  ②『ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21』
マリオ・ジョアン・ピリス(P)
①エマニュエル・クリヴィヌ(指揮)
ヨーロッパ室内管弦楽団
②アンドレ・プレヴィン(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
〔録音〕① 1997年4月, パリ、シテ・ドゥ・ラ・ムジーケ (デジタル) ② 1992年6月, ロンドン、アビー・ロード・スタジオ(デジタル)
 ピリスがDGへ録音したショパンの協奏曲2曲。1音1音に意味を持たせて細部を磨き上げ、美しく全体をまとめあげた円熟の演奏です。瑞々しさをいっそう引き立てるクリヴィヌとCOEの伴奏。しなやかであたたかな伴奏でピリスの独奏をそっとささえるプレヴィン&ロイヤル・フィルも印象的です。
 


479 1113
\1700→¥1590
ミハイル・プレトニョフ (指揮)
ドヴォルザーク:
 『スラヴ舞曲集 Op.46 (全8曲)』
 『スラヴ舞曲集 Op.72(全8曲)』
ミハイル・プレトニョフ (指揮)
ロシア・ナショナル管弦楽団
民族的な性格を薄め、美の表現に成功した独特な解釈
〔録音〕1994年4月, モスクワ音楽院大ホール (デジタル:セッション)
 チェコやスラヴ地域の舞曲が取り入られたドヴォルザークの代表作、スラヴ舞曲を全曲収録。「Op.46」は、ドヴォルザークの特徴である民族的色彩、大胆な転調、多彩なリズム変化が見事なのに対し、「Op.72」では、しっとりとした味わいの旋律や、つややかに彩られた和声処理が特徴的です。
 プレトニョフはあえてこの民族的な性格を薄めて演奏することにより、純器楽的な本来の曲の構造を正確に捉えることに成功。独特な解釈によって美しい旋律に新たな息吹が吹きこまれた名演です。
 


479 1114
\1700→¥1590
サン・スーシ宮殿のフルート協奏曲集
 『C・P・E・バッハ:フルート協奏曲ト長調Wq.169』
 『ベンダ:フルート協奏曲ホ短調』
 『フリードリヒ2世:フルート協奏曲第3番ハ長調』
 『クヴァンツ:フルート協奏曲ト長調』
パトリック・ガロワ(Fl)
ペーター・シュライアー(指揮)
C・P・E・バッハ室内管
完璧なテクニック、美しく上品なフルートの美音
〔録音〕1993年5月, ベルリン、イエス・キリスト教会 (デジタル:セッション)
DGと契約し、意欲的なレパートリー開拓を進めていた頃のガロワの演奏。バロックから前古典派期の名君主フリードリヒ大王の宮中音楽会のフルート協奏曲が収録されています。超絶技巧だけでなく、滑らかで上品なモダン・フルートによるガロワの演奏の旨味が凝縮された快演です。
 


479 1116
\1700→¥1590
キャスリーン・バトル(Sp)
 フランス・オペラ・アリア集

 『ドニゼッティ:歌劇「連隊の娘」より
  第2幕 「こうなってしまって、私の運命は」〜「富も栄華の家柄も」〜「フランス万歳」』
 『マスネ:歌劇「マノン」より第2幕「さあ!彼のためにそうしなくてはならないの」〜
  「さようなら、私たちの小さなテーブルよ」』
 『グノー:歌劇「ロメオとジュリエット」より
  第1幕「私は夢に生きたい(ジュリエットのワルツ),
  第4幕「ああ、なんという戦慄が」
 『ベルリオーズ:歌劇「ベアトリスとベネディクト」より
  第1幕「私は彼に会うでしょう」』
 『トマ:歌劇「ミニョン」より第2幕「そうよ!今晩、私は」〜
  「私はティタニア」(フィリーヌのレチタティーヴォとポロネーズ)』
 『オッフェンバック:歌劇「美しきリュレット」より
  第3幕「みんなは楽しみ喝采する」』
 『マスネ:歌劇「マノン」より
  第3幕「これでよろしくて?」〜
  「私が女王のように路を行くと」〜
  ガヴォット「みんなの声が愛をささやく時」』
 『トマ:歌劇「ハムレット」より第4幕「オフェリアの狂乱の場”我々のもとに駆けつける…”」〜
  「さあ、私の歌を聴いて!」』
 『G・シャルパンティエ:歌劇「ルイーズ」より第3幕「その日から」』
キャスリーン・バトル(Sp)
チョン・ミュンフン(指揮)
パリ・バスティーユ管弦楽団&合唱団
フランスの優雅な香りを表現したキャスリーン・バトル
〔録音〕1993〜1994年, パリ、オペラ・バスティーユ (デジタル:セッション)
天使のように澄んだ歌声で絶大なる人気をもつキャスリーン・バトル。幅広いレパートリーを持つ彼女ですが、その中でもフランス・オペラの明るさは、彼女の繊細な声質に見事に合ったものでしょう。優雅な香りとリリカルな歌唱が、チョン・ミョンフン&パリ・バスティーユ管のサポートを受けて、実にチャーミングな仕上がりとなったアルバムです。
 


479 1117
\1700→¥1590
カルロ・マリア・ジュリーニ (指揮)
 マーラー:『大地の歌』
カルロ・マリア・ジュリーニ (指揮)
ブリギッテ・ファスベンダー (Ms),
フランシスコ・アライサ (T)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
〔録音〕1984年2月,  ベルリン、フィルハーモニー (デジタル:セッション)
ジュリーニ&ベルリン・フィルの格調高い「大地の歌」。アライサのリリックで気品のある優美なカンタービレ、ファスベンダーの造形深い表現など、この曲に最適な二人の歌手が光ります。中国の詩による東洋的な美と厭世観が漂うこの作品に投影されたマーラー晩年の心境を、ジュリーニは簡潔で透明感あふれる方向に磨き上げ、生命力に満ち溢れた感動的な名演に仕上げています。
 


479 1118
\1700→¥1590
イェラン・セルシェル (ギター)
 ロドリーゴ:
  『アランフェス協奏曲』『ある貴紳のための幻想曲』
 ヴィラ=ロボス:
  『ギターと小管弦楽のための協奏曲』
イェラン・セルシェル (ギター)
オルフェウス室内管弦楽団
〔録音〕1989年4月, ニューヨーク芸術文化センター (デジタル:セッション)
ロドリーゴが16世紀の美しい宮殿と庭園に思いを馳せた「アランフェス協奏曲」ほど、スペインの過ぎし日の栄華を偲ばせる曲はありません。セゴビアがヴィラ=ロボスに協奏曲の作曲を委嘱した、ブラジルの大地に根づいた広大な音楽「ギターと小管弦楽のための協奏曲」をカップリング。
 現代を代表するギタリストのセルシェルは、数少ない11弦ギター演奏家の一人です。オルフェウス室内管弦楽団の共演を得て、気品に満ちた美しい音色で、この郷愁あふれる名曲を格調の高く奏でています。
 


479 1119
\1700→¥1590
シューベルト:様々な作曲家による管弦楽編曲版歌曲集
 『ロザムンデのロマンス「満月は輝き」D.797-3b』
 『ますD.550(ブリテン編)』『エレンの歌II D.838(ブラームス編)』
 『糸を紡ぐグレートヒェンD.118(レーガー編)』
 『シルヴィアにD.891(編曲者不詳)』
 『夕映えの中でD.799(レーガー編)』
 『夜と夢D.827(レーガー編)』『タルタルスの群れD.583(レーガー編)』
 『魔王D.328(ベルリオーズ編)』『若い尼僧D.828(リスト編)』
 『「美しき水車小屋の娘」より「涙の雨」D.795-10(ヴェーベルン編)』
 『「冬の旅」より「道しるべ」D.911-20(ヴェーベルン編)』
 『君こそは憩いD.776(ヴェーベルン編)』
 『「白鳥の歌」より「彼女の肖像」D.957-9(ヴェーベルン編)』
 『プロメテウスD.674(レーガー編)』
 『メムノンD.541(ブラームス編)』
 『馭者クロノスにD.369(ブラームス編)』
 『音楽に寄せてD.547(レーガー編)』
 『魔王D.328(レーガー編)』『ひめごとD.719(ブラームス編)』
 『「白鳥の歌」より「セレナード」D.957-4(オッフェンバック編)』
アンネ・ソフィー・フォン・オッター(Ms),
トーマス・クヴァストホフ(Br),
クラウディオ・アバド(指揮)
ヨーロッパ室内管弦楽団
〔録音〕2002年5月, パリ、シテ・ドゥ・ラ・ムジーケ (デジタル:ライヴ)
シューベルトの歌曲を、ブラームス、ベルリオーズ、ウェーベルン、ブリテンなど、様々な大作曲家らが編曲した管弦楽伴奏版で楽しむ、アバドらしいコンセプト・アルバムです。簡素ながら絶妙な楽器扱いによって美しさが際立ったもの、そして劇的なオーケストレーションなど、それぞれの作曲家の個性が表れているのも聴きどころ。オッターとクヴァストホフによる最高の現代リート歌手を起用しています。アバド&ECOの自由で表現豊かなサポートによる珠玉の歌曲と編曲をお楽しみください。
 


479 1120
\1700→¥1590
ワーグナー:管弦楽作品集
 楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」〜
  第1幕への前奏曲
 歌劇「ローエングリン」〜
  第1幕への前奏曲/第3幕への前奏曲
 舞台神聖祭典劇「パルジファル」〜
  第1幕への前奏曲/聖金曜日の不思議
 楽劇「トリスタンとイゾルデ」〜
  前奏曲と愛の死
クリスティアン・ティーレマン(指揮)
フィラデルフィア管弦楽団
ドイツ的ワーグナー伝統を根ざした濃密な演奏
〔録音〕1997年4月, ニュージャージー州、コーリングスウッド、ジアンドメニコ・スタジオ (デジタル:セッション)
劇的で個性豊かな演奏を展開するティーレマンの、ドラマティックなワーグナー演奏。ドイツのオーケストラではなくフィラデルフィア管弦楽団を起用した意外とも思わせる顔合わせによる録音です。
 テンポを遅めに設定することで、ドイツ伝統の重厚さを表出し、迫力だけでなく鮮やかさや温かさを備えた聴きごたえのある演奏です。新世代ワーグナー像といえるティーレマンによる音楽性豊かな名演です。


Virtuoso シリーズ



478 5152
\1200→¥890
ガーディナー&コープマン
 J・S・バッハ:
  ①『マニフィカト ニ長調BWV.243』
  ②『モテット第1, 2, 3, 6番 BWV.225〜227, 230』
①:パトリシア・クヴェラ(Sp),
ナンシー・アージェンタ(Sp),
チャールズ・ブレット(C-T),
アントニー・ロルフ・ジョンソン(T),
デイヴィッド・トーマス(Bs),
ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ/
②:トン・コープマン(指揮)
オランダ室内合唱団,
アムステルダム・バロックオーケストラ・メンバー
現在においても最も現代的マニフィカト演奏
〔録音〕①1983年11月, ロンドン、オール・セインツ教会/②1987年5月, ハールレム(デジタル:セッション) 〈原盤:フィリップス〉
 「マニフィカト」は、ガーディナーのフィリップスへの初録音だったもの。最初の合唱からして驚くほどの速めのテンポと歯切れの良さは、現代においても最高峰の現代的バッハ解釈といえるでしょう。この「神への感謝」を、その心を余すところなく実現した演奏です。
 コープマンの「モテット」は、発声の明瞭度の高さ、メンバー個人の技術の高さによる各パートの生き生きとした表情を見事に表出しています。
 


478 5153
\1200→¥890
ボザール・トリオ
 ベートーヴェン:

  『ピアノ三重奏曲第7番変ロ長調Op.97「大公」』
  『ピアノ三重奏曲第4番変ロ長調Op.11「街の歌」』
  『ピアノ三重奏曲第5番ニ長調Op.70-1「幽霊」』
ボザール・トリオ
〔メナヘム・プレスラー(P),
ダニエル・ギレ(Vn),
バーナード・グリーンハウス(Vc)〕
〔録音〕1964年 (ステレオ:セッション) 〈原盤:フィリップス〉
1954年にデビューしたボザール・トリオ。彼らの最初の全集からの有名な3曲をセレクトしたもの。初代メンバーの3人による演奏で、緊張感と大きなスケール感を持った、今なお評価の高い演奏です。さりげない各楽器の対話や、優美で繊細な音質などこれまでの勇壮なベートーヴェン像ではなく、ベートーヴェンへの親密さを感じさせる暖かい演奏です。
 


478 5154
\1200→¥890
クラウディオ・アラウ(P)
 ショパン:『ワルツ全集』
  (第1〜19番)
クラウディオ・アラウ(P)
〔録音〕1979〜1980年 (ステレオ:セッション) 〈原盤:フィリップス〉
20世紀の名ピアニストのなかでも屈指の名匠に数えられるアラウ。彼はベートーヴェン演奏の権威として知られていますが、ロマン派音楽の分野でもそのすばらしい演奏で「最後のロマン派の巨匠」ともいわれていました。
 ショパンも彼が愛着を持つ作曲家のひとりで多くの録音が残されていますが、この「ワルツ集」の演奏はどの一曲にもアラウの滋味したたり落ちるような暖かさがあり、この巨匠のヒューマニティが多く感じられます。
 


478 5155
\1200→¥890
ゲオルク・ショルティ(指揮)&ロンドン・フィル
 エルガー:
 ①『交響曲第1番変イ長調Op.55』
 ②『序曲「南国にて(アラッシオ)」Op.50』
ゲオルク・ショルティ(指揮)
ロンドン・フィル
エルガー自演を何度も聴き研究し臨んだショルティの演奏
〔録音〕1972年①,1979年②, ロンドン、キングズウェイ・ホール (ステレオ:セッション)
ショルティがイギリスの市民権を得、ナイトの称号を授与された1972年に録音された「交響曲第1番」。序曲「南国にて」が録音された1979年はハイティンクの後任としてショルティがロンドン・フィルハーモニーのポストに就いた年でもあります。これらの演奏は、イギリス系指揮者の顕著な哀切漂うイギリスの詩情を表した演奏とは一線を画すものです。この録音の前に、ショルティはエルガーの自作自演の録音を何度も聴き、研究し尽くして録音に望んでいます。「灼熱の演奏」と謳われた感動的な名演として不朽の輝きを放っています。
 


478 5156
\1200→¥890
ドラティ&ジンマン
 ①『グローフェ:組曲「グランド・キャニオン」』
 ②『コープランド:組曲「ビリー・ザ・キッド」と「ワルツ」』
 ③『コープランド:エル・サロン・メヒコ』
アンタル・ドラティ(指揮)
デトロイト交響楽団(①)
デイヴィッド・ジンマン(指揮)
ボルティモア管弦楽団(②③)
陽気さ抜群のスマートなアメリカン・シンフォニック・サウンド
〔録音〕1982年①,1993年②、 (デジタル:セッション)
 アメリカの名所である大峡谷の雄大な景観を、管弦楽で色彩豊かに表現した描写音楽「グランド・キャニオン」。アメリカ音楽の演奏でも高い評価を受けていたドラティの指揮で。アメリカの香りいっぱいのコープランドの作品を、歯切れ良い金管と流麗な弦楽器が相まって、変化のあるリズミカル感を生み出したシンマン指揮による快演で。
 


478 5157
\1200→¥890
ホルヘ・ボレット(P)
 リスト:ピアノ名選集

 『ハンガリー狂詩曲第12番嬰ハ短調S.244-12』
 『愛の夢第3番変イ長調S.541-3』
 『パガニーニによる大練習曲第3番嬰ト短調「ラ・カンパネッラ」』
 『コンソレーション第3番変ニ長調S.172-3』
 『2つの演奏会用練習曲〜第2番嬰ヘ短調「小人の踊り」S.145-2』
 『3つの演奏会用練習曲〜第3番変ニ長調「ため息」』
 『シューベルト:ますS.564』
 『シューベルト:魔王S.558-4』
 『ペトラルカのソネット第104番』
 『エステ荘の噴水』
 『メフィスト・ワルツ第1番S.514』
ホルヘ・ボレット(P)
最後のヴィルトゥオーゾ、ボレットによる円熟のリスト 〔録音〕1978〜1982年
 「最後のヴィルトゥオーゾ」とうたわれた高名なリスト弾き、ボレットがDeccaに録音した名演の中からベストな演奏ばかりを収録した1枚。ボレットの弾くリストは、音色の美しさや輝きだけでなく、詩情豊かなトーン、精神性の奥深さ、円熟したコクのある味わいを感じ取ることができましょう。あらためて各作品の意味を考えさせられる演奏です。
 


478 5158
\1200→¥890
シャルル・デュトワ(指揮)
 プーランク:

 ①『グローリア』
 ②『スターバト・マーテル』
 ③『オルガン、弦楽とティンパニのための協奏曲ト短調(オルガン協奏曲)』
シャルル・デュトワ(指揮)
フランス国立管弦楽団&合唱団,
フランソワーズ・ポレ(Sp)〔①②〕
フィルハーモニア管弦楽団,
ピーター・ハーフォード(Org) 〔③〕
鮮烈で美しく、まさに理想的なプーランク演奏
〔録音〕1994年(①②), 1992年(③) (デジタル:セッション)
「グローリア」は1959年ボストンのクーセヴィツキ財団の委嘱によって作曲され、初演はミュンシュ指揮ボストン交響楽団によって演奏されました。
 「スターバト・マーテル」は、1949年に亡くなった、友人で画家・演出家のクリスチャン・ベラールを追悼するためのレクィエムとして書かれたようですが、スターバト・マーテルに変更されたといわれています。この2曲は、古今の宗教作品の中でも特筆すべき傑作ともいわれています。
 「オルガン協奏曲」では、Deccaサウンドの良さが前面に表出され、オルガンのパワー、透明度の高さ、スピード感など、現代的なクールさを持った演奏です。デュトワの卓越した解釈に応える演奏のバランスは、まさにプーランクの理想的演奏といえるでしょう。



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