ALBANY
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デイヴィッド・マスランカ(b.1943):交響曲第9番
第1楽章:まもなくかなたの(12:54)
第2楽章:全ては汝の元に(14:35)
第3楽章:「我は神に感謝する」による幻想曲(4:46)
第4楽章:「おお、血と涙にまみれた御頭よ」による幻想曲(39:52) |
スティーヴン・K.スティール(指揮)
イリノイ州立大学ウィンド・シンフォニー
ジョン・コッチ(語り) |
日本の吹奏楽イベント委嘱作マスランカ:交響曲第9番!
好評のイリノイ州立大学ウィンド・シンフォニーによる吹奏楽界の巨匠マスランカ:交響曲シリーズ最新作。既発売は第2
番(TROY996) 、第3番(TROY1203) 、第4番(TROY774-75)
、第5番(TROY500)、第7番(TROY821)、第8番(TROY1132)。(ちなみに第6番は管弦楽のための交響曲でTROY859で出ている)。この交響曲第9番は2012年JWECC(日本管楽指揮者会議)で共同委嘱された作品です。時間や自然をテーマにした、全体で70分を超える壮大な作品です。また各楽章に様々なコラールや歌(某カメラのCMで有名なメロディも)が引用されている。 |
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「オーゲンブリック(瞬間)」
(1)クリストファー・スターク(b.1980):オーゲンブリック(瞬間)
(2)ライアン・ギャラガー(b.1984):エクソシズム
(3)ザカリー・ウォズワース(b.1983):
「ア・シンフォニー・オブ・グランセズ」より
第2楽章「荒涼たる星の路を下る」
(4)キャスリーン・リフタ(b.1981):アウト・ラウド
(5)伊藤琢磨(b.1984):デイ・ドリームズ
(6)ジェシー・ジョーンズ(b.1978):スルー・ザ・ヴェイル |
シンシア・ジョンストン・ターナー(指揮)
コーネル大学ウインド・アンサンブル
(2)デレック・ロディ(ドラムセット)
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録音:2008-2011年コーネル大学
コーネル大学ウインド・アンサンブルが委嘱初演した若手作曲家の作品集。アメリカ在住の日本人作曲家伊藤琢磨はモートン・グールド賞を4回受賞した他、数々の賞を受賞。その他、次世代の吹奏楽界を担う新進気鋭の作曲家たちの作品を収録。 |
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「マーク・G・グラント作品集」
(1)「オート・ダ・フェ」〜
ソプラノと室内アンサンブルのためのメロドラマ
(2)「アルバ」〜暁に恋人は旅立つ
(3)「鳥の楽園」
(4)「光の書」〜2人のソプラノとピアノのための |
(1)キャロル・ウィルソン(Sop)
ポール・ホステッター(指揮)
アンサンブル
(2)ホルヘ・カバレロ(Gtr)
(3)リディア・カヴィーナ(テレミン)
(4)シャーラ・ナフジガー(S)
エリザベス・ファーナム(S)
スティーヴン・ゴスリング(Pf) |
録音:2009〜2011年
マーク・G・グラントはニューヨーク出身でイーストマン音楽院に学んだ後、ジュリアード音楽院でさらに研鑽をつんだ。アメリカ東部の作曲家特有の保守的で穏健な作風にポピュラー音楽の要素も加えられた幅広い作風が特徴。《鳥の楽園》は現代曲では珍しいテレミン独奏のための曲。 |
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TROY1348
\2200
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「キャシディ・プレイズ・ドビュッシー・モーツァルト・ヌーン」
ドビュッシー(1862-1918):前奏曲集第1巻(全12曲)
モーツァルト(1756-1791):幻想曲ハ短調K.475
デヴィド・ヌーン(b.1946):エレジー・ヴァリエーションズOp.97 |
ロバート・キャシディ(Pf) |
録音:2011年6月
キャシディはマンハッタン音楽院でソロモン・ミコフスキとマーク・シルバーマンに師事した。古典から現代までレパートリーは幅広く、特にアメリカの作曲家と盛んにコラボレーションし初演作品も数多い。 |
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「ハートランドより」
(1)カーク・L.メシェム(b.1925):4つの歌
(2)トーマス・パサティエリ(b.1945):オスカー・ワイルドの3つの詩
(3)ドミニク・アルジェント(b.1927):ペトラルカの歌
(4)ティモシー・ヘックマン(b.1954):それは恋人と若者だった
(5)カーク・L.メシェム:ハートランドより |
ロバート・ピーヴラー(Br)
アーリーン・シュラット(Pf)
(4)アリッサ・ディーター(S) |
録音:2011年8月
ピーヴラーはミシガン大学で学び、現在はインディアナ大学で後進の指導にもあたっている。作品はコープランド、バーバーなど思い起こさせるアメリカの保守的な作曲家特有のロマンティシズムに溢れている。アルバム・タイトルの「ハートランドより」というのが的を得ている、懐かしい響きの作品揃い。 |
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「クロック・ワーク」
〜セバスティアン・キュリアー:ヴァイオリン作品集
セバスティアン・キュリアー:
(1)クロック・ワーク(時計仕掛け)
(2)エンタングルメント(もつれあい)
(3)アフター・ソング |
イェホナタン・ベリック(Vn)
ローラ・メルトン(Pf) |
録音:2010年12月
セバスティアン・キュリアーはアメリカの中堅作曲家で、これまでにグロウマイヤー賞、ベルリン賞、ローマ賞など数々の賞を受賞。作品はサン・フランシスコ響、ニューヨーク・フィル、クロノスQによって盛んに演奏されている。作風は自由な無調とモードを用いた硬質のリリシズムを特徴としている。アメリカ東海岸の冬の灰色の空を思わせるメランコリーに溢れた音楽。 |
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ハロルド・ブラウン(1909-79):
(1)弦楽四重奏曲第1番(1932)
(2)弦楽五重奏曲(1935)
(3)弦楽四重奏曲(1930) |
テッセラ四重奏団
(2)ルイーズ・シュルマン(Va) |
録音:2011年5月
ハロルド・ブラウンはニューヨーク出身でヴィオラ奏者でもあった。作曲はコープランド、ネッド・ローレムに師事、自ら弦楽奏者であるため、弦楽器を中心とした作品を数多く発表した。作風はバルトーク、プロコフィエフらを思わせ、活き活きとしたリズムと都会的なロマンティシズムが共存する。 |
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TROY1353/54
(2CD 1枚価格)
\2200
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「光と天使たちの歌」〜アーノルド・ロスナー(b.1945):歌曲集
CD1)
詩篇第23番Op.22/去り行く光Op.55/3つのエレジーOp.58/
不安な女性へのミンストレルOp.77/「9の年代記」Op.81〜汝の手/
悲しげなハーモニーOp.85/光と天使たちの歌Op.90
CD2)
ポセイドンOp.96/歌とソネットOp.108/鋭い星々Op.111/
厳粛な出会いOp.116/ファイヴOp.120 |
エリザベス・ファーナム(Sop)
ドミニク・インファーレラ(Br)
M.カンプマイヤー(Pf)
ジェフリー・グロスマン(Cemb)
ジョナサン・グッドマン(T)
ダニエル・グラボイス(Hr) |
録音:2010年8月
ロスナーはニューヨーク出身で数学を専攻した後に作曲に転向。作曲をアンリ・プッスールらに師事した。作風は新古典主義ともいうべき穏健なもの、聖書や宗教的題材をテキストに使っている。 |
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ロベルト・ザビエル・ロドリゲス(b.1946):
チェロとピアノのための作品全集
サンバで誘惑(2006)/仮面(1993)/
アーサ(1990)/寓話I(1977)/
ル・ラ・ベアー(1990) |
ヘスス・カストロ=バルビ(Vc)
グロリア・リン(Pf) |
録音:2010年
ロベルト・ザビエル・ロドリゲスはサンアントニオ出身でロサンジェルスで学んだ後、渡欧、N.ブーランジェ、ブルーノ・マデルナ、エリオット・カーターらに作曲を師事した。作風は出身地と出自(スペイン系アメリカ人)を反映し、ラテン的で情熱的なリズムを特徴とし、現代のファリャ、アルベニスといった趣き。 |
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バーナード・ホッファー(b.1934):管弦楽楽曲集
(1)マックネイル/レーラー変奏曲
(2)友人のためのエレジー
(3)ヴァイオリンと弦楽のためのエレジー
(4)ポーセット=ダート交響曲 |
リチャード・ピットマン(指揮)
アイルランド国立放送(RTE)交響楽団
(2)デボラ・クリフォード(イングリッシュHr)
(3)アラン・スメイル(Vn) |
録音:2011年6月ダブリン
ホッファーはスイス、チューリヒ出身。渡米してイーストマン音楽院で学んだ。主にテレビ、映画、コマーシャルの音楽を手がけ、指揮者、アレンジャーとしても活躍している。作風はそうした経歴を反映して様々なスタイルを折衷、駆使してエンタータイメント性を追求した肩の凝らない親しみやすい音楽。 |
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「素晴らしき愛」〜オルガンのための新しい音楽
パトリシア・ヴァン・ネス(b.1951):7人の祈り人のための田園組曲
ジム・ダルトン(b.1957):G.F.Hのためのセスティーナ
ティム・ロゼーナ(1953-2008):前奏曲とフーガ
アル・ベナー(b.1955):前奏曲とフーガ
トマス・オーベリ(b.1952):幻想曲イ短調
ハロルド・ストーヴァー(b.1946):シシリアーナ
ペーテル・マチャイディク(b.1961):光の七つの色の上で |
カーソン・クーマン(Org) |
録音:2010年
アメリカの中堅からベテランの作曲家によるオルガン曲。全て2000年以降に作曲されているにも関わらず、作風は極めて穏健でバロックから19世紀半ばから20世紀初頭にかけての音楽と見紛うほどの抒情性と親しみやすさを持っている。演奏は作曲家としても活躍しているカーソン・クーマン。 |
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アンドルー・アール・シンプソン:
結婚オラトリオ「星の王冠」(2006/10)
シュニトケ:
レクイエム(1975) |
ジゼル・ベッカー(指揮)
カンターテ室内合唱団
メリーランド州少年合唱団
リサ・エドワーズ=バーズ(S)
ジョセフ・ディートリッチ(T) |
録音:2011年3月
アンドリュー・アール・シンプソンはアメリカの中堅作曲家で映画音楽、オペラなど多くの作品を手がけている。《星の王冠》はブロードウェイ・ミュージカルに近い雰囲気を持つ佳作でバーンスタインのチチェスター詩篇を思わせる楽しい作品。シュニトケは作曲者40代の脂の乗り切った時期の傑作。 |
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「リトル・ヘヴン」
〜ローウェル・リーバーマン(b.1961):歌曲集
(1)ネリー・サックの詩による6つの歌曲集
(2)ストウェルピーター歌曲集
(3)アパラチア山地の愛の歌曲集 |
ブレンダ・レエ(S)、
ウィリアム・ホッブス(Pf)
(2)エドワード・クローマン(Va)
(3)ジョン・ハンコック(Br)
ジョン・マスト(PfII) |
録音:2011年3月
ローウェル・リーバーマンはニューヨーク出身で16歳で自作のピアノ・ソナタを弾いてカーネギー・ホール・デビューを果たしたという。ジュリアード音楽院でデイヴィッド・ダイアモンドとヴィンセント・パーシケッティに師事した。自由な無調と調性を折衷した現代の乾いた叙情を聴かせる秀作歌曲。 |
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フランチェスカ・アンデレッグ(Vn)
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ ホ短調K.304
シェーンベルク:幻想曲Op.47
ジョージ・パール:トリプティーク
シューベルト:ロンド Op.70 D.895
E.カーター:無伴奏ヴァイオリンのための4つのラウダ |
フランチェスカ・アンデレッグ(Vn)
ブレント・ファンダーバーク(Pf) |
録音:2011年1月
フランチェスカ・アンデレッグは現代音楽を得意としている若手で2007年にリゲティのヴァイオリン協奏曲でニューヨーク・デビューを果たした。そのほか、エリオット・カーターのオペラ「次は何?」の初演に参加するなど、意欲的な活動を行っている。このディスクでもシェーンベルク、カーターなどで精緻で感性の鋭い演奏を聴かせているが、その一方、モーツァルト、シューベルトでの抒情的な旋律の歌いまわしなど、その幅広い芸風に今後の更なる活躍が期待される。 |
ARTS
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47761-8
(SACD HYBRID)
\2300
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アレッサンドロ・マッツァムート(Pf)
ラフマニノフ(1873-1943):
ピアノ・ソナタ第2番Op.36(初稿版)
幻想的小品集Op.3
コレッリの主題による変奏曲Op.42 |
アレッサンドロ・マッツァムート(Pf) |
アルゲリッチも賞賛する若手マッツァムートのラフマニノフ!
録音:2012 年6 月
マッツァムートはイタリアのヴィンチェンツォ・ベッリーニ音楽院を首席で卒業後、数々のコンクールに上位入賞を重ね、現在、ベルリンRIAS
ユースオーケストラ、バカウ・フィルハーモニー管弦楽団などと共演し国際的な活動を始めている若手。これまでにヴィンチェンツォ・スカラムッツァ・コンクール、ヨーロッパ・メンデルスゾーン杯、ザイラー国際ピアノコンクール、近年ではブゾーニ国際ピアノコンクールで特別賞を受賞し、マルタ・アルゲリッチに絶賛されている。いわゆるロシアン・ピアニズムとは全く異なるクリアなタッチとイタリア人らしいカンタービレにあふれた大らかな音楽性は21
世紀に相応しい新しいラフマニノフ像を打ち立てていると言ってもよい。 |
BMC
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BMC CD190
(2CD)
\4400 →\3990
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長らく廃盤だったDGの名盤が復活!
ペーテル・エトヴェシュ(b.1944):歌劇「三人姉妹」
(アントン・チェーホフの「三人姉妹」に基づく) |
ケント・ナガノ&ペーテル・エトヴェシュ(指揮)
リヨン歌劇場管弦楽団
アラン・オーバン(カウンターT)
ヴャチェスラフ・カガン(スラヴァ)(カウンターT)
オレグ・リャーベツ(カウンターT)
アルベルト・シャギドゥリン(Br)
ゲーリー・ボイス(カウンターT)
ニキタ・ストロジェフ(B)、ヤン・アロフス(B)
ヴォイテク・ドラボウィッツ(Br)
ディートリヒ・ヘンシェル(Br)
デニス・セドフ(B)、ピーター・ホール(T)
マーク・デュグァイ(T)、イワン・マティアフ(Br) |
エトヴェシュの男だらけの「三人姉妹」!あのスラヴァも登場!
録音:1998年3月リヨン歌劇場,ライヴ(ドイツ・グラモフォン459
694-2の再発売)
チェーホフの戯曲「三人姉妹」に基づくこの作品は三人姉妹を男性三人が演じるという、いささか倒錯的な趣向とジェンダー・フリーの傾向を併せ持つ新時代のオペラとしてリヨン歌劇場でケント・ナガノが初演し現代音楽としては破格のヒットを飛ばし、エトヴェシュの代表作となった名作。稀代のカウンター・テナー、スラヴァを主役級に抜擢した話題性もさることながら、現代音楽的な語法のみならず、時に叙情的な旋律や響き、演劇的な語りなど、様々な様式を駆使したオペラならではの多様な表現が大きな話題となった。
当盤は、これまでなぜかドイツ・グラモフォンは再発売を行わなかったが、エトヴェシュの母国ハンガリーのBMC
レーベルがライセンスを受け、晴れてこのリイシューとなった。
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GENUIN
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ミュンヘン・ピアノ三重奏団
ブラームス:
(1)ピアノ三重奏曲第3番 ハ短調
Op.101
(2)ピアノ四重奏曲第1番 ト短調
Op.25 |
ミュンヘン・ピアノ三重奏団:
【ドナルド・シュルツェン(ピアノ)
ミヒャエル・アールト(ヴァイオリン)
ゲルハルト・ツァンク(チェロ)】
(2)ティロ・ヴィデンマイヤー(ヴィオラ) |
ミュンヘン・ピアノ三重奏団のブラームス第2弾
録音:2012年5月26-28日、ミュンヘン、60'10
ブラームスのピアノ三重奏曲第1
番、第2 番(GEN
89137)以来、4 年ぶりのミュンヘン・ピアノ三重奏団のブラームス。紛れもなくドイツの伝統を受け継いだ密度の濃いしっかりした響きを持ちつつ、新鮮な感性も併せ持つこの団体の長所が良く出ている。ピアノ四重奏曲第1
番は、バイエルン国立管弦楽団のヴィオラ奏者、ティロ・ヴィデンマイヤーを加えての演奏。こちらもブラームスの内省的渋さを生かした見事な演奏である。 |
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バイエルン放送響首席オーボエ奏者、クエロのアルバム第2弾
「ロマンティック・オーボイスト」
シューマン:幻想小曲集 Op.73
シューベルト(オルテガ・クエロ編):即興曲
変ト長調 D899-3
チャイコフスキー(オルテガ・クエロ編):
「エフゲーニ・オネーギン」−レンスキーのアリア
パスクッリ:ドニゼッティの「ポリウート」に基づく幻想曲
ラリエ:ショパンの主題による変奏曲
Op.31
シューマン:3つのロマンス
Op.94
カリヴォダ:サロンの小品
Op.228 |
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ラモン・オルテガ・クエロ(オーボエ)
カテリーニャ・ティトヴァ(ピアノ) |
録音:2012年5月4-6日、ベルリン,64'42
バロック協奏曲集(GEN 11209)に続くクエロのアルバム第2
弾。
若い奏者二人によるロマンティックなオーボエ演奏。オーボエのラモン・オルテガ・クエロは、1988年、スペイン、アンダルシアのグラナダの生まれで、2008
年からバイエルン放送交響楽団の首席オーボエ奏者務める名手。カテリーニャ・ティトヴァは、1983
年、ウクライナ生まれのピアニスト。2010以来ベルリンを拠点に活躍している。 |
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「1842年エラール製ピアノフォルテによるショパン・ヒラー・リスト」
ショパン:3つの夜想曲 Op.15/
ヒラー:リズムの学習 Op.52から(4曲)/3つのガゼル
Op.54/
即興曲「ギターに」 Op.97/8つの様々な旋律
Op.57/
リスト:まぼろし S155/詩的で宗教的な調べ
S154 |
トビアス・コッホ
(ピアノフォルテ 1842年エラール製) |
好評トビアス・コッホの新盤はショパン、ヒラー、リスト!
録音:2012年3月11−14日、ハンブルク,79'28
シューマンのシリーズやメンデルスゾーン姉弟の作品集が好評のドイツのピアニスト、トビアス・コッホが、ショパン、ヒラー、リストの作品を1842
年エラール製ピアノフォルテで弾いている。
ドイツの作曲家、フェルディナント・ヒラー(1811-1885)も含め、彼らは1830
年代初頭にパリで親しい間柄だった。リズムの学習からの4
曲は世界初録音。 |
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「バッハ:チェロ・ソナタ全曲&クルターグ」
バッハ:チェロ・ソナタ 第3番ト短調
BWV.1029/
クルターグ:
私たちは花…/ジョン・ケージ賛/ピアノ独奏のための前奏曲とコラール/
バッハ:チェロ・ソナタ 第2番
ニ長調 BWV.1028/
クルターグ:リガトゥーラY/信号/深い苦しみから
バッハ:チェロ・ソナタ ト長調
第1番 BWV.1027/
クルターグ:ピリンスキー・ヤーノシュ/影/ジェルジ・クローの思い出/
バッハ:アダージョ(BWV.564より) |
デュオ・アルプ・フランツ:
【ユリアン・アルプ(チェロ)
カスパール・フランツ(ピアノ)】 |
クルターグの作品を間に挟んだバッハ:チェロ・ソナタ全集
録音:2012年5月25-28日、ベルリン,61'57
ショパン、シューマン、ドビュッシー、ヤナーチェクのアルバム(GEN
87093)、メンデルスゾーン(GEN
89133)に続くデュオ・アルプ・フランツの新録音。バッハのチェロ・ソナタ(ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ)3
曲と、ジェルジ・クルターグの小品集という面白い内容である。 |
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GEN 12257
(3CD 2枚価格)
\4400
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ジャック・シャルパンティエ(b.1933):
72のカルナティク練習曲 |
ミヒャエル・シェーファー(ピアノ) |
インド音楽に影響を受けたカルナティック練習曲
録音:2011年2月7−9日、12月19−20日、ミュンヘン,179'09
ジャック・シャルパンティエは1933
年生まれのフランスの作曲家。青年期にインドに滞在していたことからインドの音楽語法から深い影響を受け、フランスに持ち込んだことで知られている。72
のカルナティク練習曲は、1957
年から1984 年まで四半世紀以上かけて作曲された作品集。各曲はカルナティック音楽の調性素材に基づいている。ダンディのピアノ作品シリーズなどGENUIN
へ多数録音している卓越したピアニスト、ミヒャエル・シェーファーが、この難曲を僅か5
日で録音したことからも、彼の強い意気込みが感じられる。 |
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「バッハ:7つのトッカータ」
トッカータ 嬰ヘ短調 BWV.910/トッカータ
ハ短調 BWV.911/
トッカータ ニ長調 BWV.912/トッカータ
ニ短調
BWV.913/
トッカータ ホ短調 BWV.914/トッカータ
ト短調
BWV.915 |
ステパン・シモニアン(ピアノ) |
録音:2011年11月7-9日、ハンブルク、64'44
ステパン・シモニアンは1981
年、モスクワ生まれのピアニスト。モスクワのチャイコフスキー音楽院を修了した後、数々のコンクールに優勝、入賞している。現在はドイツに拠点を移し活躍している。透明で雑味のない響きによるキリリとした演奏で、その中に自由な感性を滲ませている。 |
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「マドセン(b.1940):ホルン作品集」
(1)ホルン・ソナタ Op.24
(2)サイの夢 Op.92〜無伴奏ホルンのための
(3)ヴァイオリン、ホルン、ピアノのための三重奏曲
Op.145
(4)ホルン、ヴァイオリン、2つのヴィオラとチェロのための五重奏曲Op.145
(5)アイネ・クライネ・ヤクトムジーク(小狩曲)
(6)ホルン協奏曲 Op.45 |
クリストフ・エス(ホルン)
(1)ボリス・クズネゾフ(ピアノ)
(3)トリオ・トリコロール:
【K.アルテンベルガー(Vn)、
B.クズネゾフ(Pf)、
クリストフ・エス(Hr)】
(4)(5)ツェムリンスキー四重奏団
(5)ティモ・シュタイニンガー(ホルン)
(6)ゼバスティアン・テヴィンケル(指揮)
バンベルク交響楽団 |
録音:2012年3月25日、5月28、29日、ライプツィヒ、2012年4月18日、バンベルク、64'37
ノルウェーの作曲家、トリグヴェ・マドセン(1940−)のホルンのための作品を集めたもの。いずれも非常にロマンティックな作風である。サイの夢はホルン独奏曲、小狩曲は2
本のホルンと弦楽四重奏のための小品で、途中に有名曲の引用がある。クリストフ・エス(Christoph
EB エシュという表記は誤り)は、バンベルク交響楽団の首席ホルン奏者。マドセンとも親交がある。 |
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「エッセンス・オヴ・クリスマス」
ブリッジ:サー・ロジャー・ド・カヴァリー
モーツァルト:キラキラ星変奏曲
K.265
ドビュッシー:雪は踊っている,雪の上の足跡
チャイコフスキー:「四季」
Op.37bis−12月
チャイコフスキー:
「くるみ割り人形」組曲−
行進曲、アラビアの踊り、金平糖の精の踊り、トレパック
ブランヅ・ブイス:フルート四重奏曲
ニ長調
Op.21
バッハ:コラール「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」
BWV659 |
クインテセンツ
(ライプツィヒ・フルート・アンサンブル) |
録音:2012年2月27日、ライプツィヒ、61'34
クインテセンツによるフルート・アンサンブルの演奏。収録されている曲はいずれもクリスマスに関わるものばかりである。クインテセンツは、アンナ・ガルズリ=ヴァールグレン、グドルン・ヒンツェ、ウテ・ギュンター、ベッティーネ・カイサー、クリスティアン・シュプレンガーの5
人から成るフルート・アンサンブル。 |
KAIROS
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「ヘスス・ルエダ(b.1961):弦楽四重奏曲集」
弦楽四重奏曲第1番(1990)
弦楽四重奏曲第2番「影から」(2002)
弦楽四重奏曲第3番「島々」(2002-04) |
KNMベルリン:
【シュテフェン・タシュト(Vn)、
フランツィスカ・ドレヒゼル(Vn)、
キルスティン・マリア・ピエントカ(Va)、
リンゲラ・リエムケ(Vc)】 |
NAXOSからも発売されている、人気の現代スペインの作曲家!
録音:2010年6月・8月ベルリン
ヘスス・ルエダはマドリッド出身のスペインの中堅作曲家で2004
年にはスペイン文化省よりナショナル・ミュージック・アワードを授与されている。作品は管弦楽から室内楽、オペラと幅広い。因みにNAXOS
からリリースされている交響曲第3
番は新奇なアイデアと響きに満ちた秀作である。弦楽四重奏曲はこれまでに当CDに収録されている3
番までが作曲されており、アルディッティ四重奏団が度々取り上げている。第1
番では様々な音事象が矢継ぎ早に現われ緊張感ある時空間が構成され、第2
番では「影から」のタイトル通り、瞑想的な雰囲気に溢れ、時に聖歌を思わせる清浄な響きが現われる。第3
番では後期ショスタコーヴィチを彷彿とさせる沈鬱な旋律がチェロにより歌われるなど、新ロマン派的な側面が見られる。 |
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「ヤン・ロビン(b.1974):作品集」
(1)「火山」〜29人の音楽家のための
(2)「アート・オブ・メタル I
」〜
メタル・コントラバス・クラリネットと17人の音楽家のための
(3)「アート・オブ・メタル III
」〜
メタル・コントラバス・クラリネットと18人の音楽家のための |
アラン・ビヤール
((2)(3)メタル・コントラバス・クラリネット)
スザンナ・マルッキ指揮アンサンブ
ル・アンテルコンタンポラン
IRCAMポンピドー・センター
(コンピュータ音響) |
金属製コントラバス・クラリネット(?)のための作品!
録音:(1)2010年(2)2008年(3)2009年
ヤン・ロビンはフランスの若手作曲家で当初ジャズを学んだ後、ミヒャエル・レヴィナス、ジョナサン・ハーヴェイ、ブライアン・ファーニホーらに作曲を師事した。IRCAMでも研鑽を積み、ライヴ・エレクトロニクスを使った大規模アンサンブルのための作品を精力的に生み出している。ところで、このディスクで演奏されているメタル・コントラバス・クラリネットとは特製の金属製のコントラバス・クラリネットで、重低音はもちろんのこと、通常の木管クラリネットでは出せない倍音、特殊奏法などが演奏可能である。どの作品も当初ジャズを学んだ作曲家らしく、厳密に管理、記譜されたフリー・ジャズとでもいうべき不規則なリズムの錯乱とノイズの嵐、大地を轟かさんばかりの重低音からきらめく高音までの幅広いダイナミック・レンジを持ち、オーディオ・ファンにも喜ばれる内容。春の祭典とフリー・ジャズを足して2で割った内容と言えば、当たらずとも遠からずである。 |
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「ゲラルト・レッシュ(b.1975):作品集」
(1)コレクション・セルティ(2011)
(2)統計(2009)
(3)「庭、山道、分かれ道」(2000)
(4)カントゥス・フィルムス(定旋律)(2010) |
(1)クレメント・パワー指揮
クラング・フォルム・ウィーン
(2)シュテファン・ノイバウアー(Cl)
(3)ゲルトルート・ロスバッハー(Va)
ペーター・コイシュニヒ指揮
アンサンブル・コントラプンクテ
(4)アンドレス・オロスコ=エストラーダ指揮
ニーダーエーストライヒ・
トーンキュンストラー管弦楽団
シネ・ノミネ合唱団 |
録音:2010〜2012年
ゲラルト・レッシュはリンツ出身のオーストリアの若手作曲家でミヒャエル・ジャレル、ベアト・フラーらに作曲を師事した。ヨーロッパ20
世紀音楽史のよき伝統を受け継いだオーケストレーションと手堅い手法の中に後期ロマン派や表現主義とは異なる新しい抒情が感じられる秀作群。 |
MUSIC&ARTS
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カルロ・グランテ(P)
「ドビュッシーへのオマージュ」
ドビュッシー:
映像第1集(水の反映,ラモーを讃えて,運動)
映像第2集
(葉ずえを渡る鐘の音,そして月は荒寺に落ちる,金色の魚)
版画(パゴダ,グラナダの夕暮れ,雨の庭)
アラベスク第1番 ホ長調
グランテ:ドビュッシー=パスティーシュ
カゼッラ:クラウディオ・ドビュッシー風に
デュカス:牧神のはるかな嘆き
ピアーナ:牧神の映像 |
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カルロ・グランテ
(ピアノ1924年
ベーゼンドルファー・インペリアル) |
名手カルロ・グランテの2012 年最新録音!ドビュッシーとドビュッシーを讃える作品集!
録音:2012年2月、ウィーン、DDD、67'02
ゴドフスキーの網羅的録音で知られるイタリアのピアニスト、カルロ・グランテがドビュッシーの映像や版画などを、1924年に製作されたベーゼンドルファー・インペリアル(パウル・バドゥラ=スコダ夫妻からの提供)を用いて弾いている。しっとりとした情感を大切にしたドビュッシーで、ともすると色彩美には知りがちなドビュッシーとは一線を画した優れた演奏である。またこのCDには、ドビュッシーを讃える、カゼッラ、デュカス、ロベルト・ピアーナの最新作、そしてグランテ自身によるパスティーシュが聞けるのも楽しい。
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M&ACD 1268
(2CD)
\4400 →\3980
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コリン・ティルニー(クラヴィコード)
「クラヴィコードによるバッハ:フランス組曲」
バッハ:フランス組曲
(組曲第1番 ニ短調 BWV812/組曲第2番
ハ短調 BWV813/
組曲第3番 ロ短調 BWV814/組曲第4番
変ホ長調 BWV815/
組曲第5番 ト長調 BWV816/組曲第6番
ホ長調 BWV817)
組曲 イ短調 BWV818a−メヌエット,サラバンド
組曲 変ホ長調 BWV819a−アルマンド,メヌエット第1番&第2番 |
コリン・ティルニー(クラヴィコード) |
新録音!珍しいクラヴィコードによるバッハ:フランス組曲全曲!
録音:2009年9月、カナダ、ヴィクトリア123'29
バッハの鍵盤楽器作品をクラヴィコードで弾いた録音はだいぶ多くなったが、フランス組曲の全曲は、半世紀前のサーストン・ダートの録音以来だろう(ダートは繰り返しを省略しているので演奏時間はずっと短い)。コリン・ティルニーは、1895年にアーノルド・ドルメッチが製作したクラヴィコード(18世紀ドイツの楽器製作職人ヨハン・アドルフ・ハスが製作した楽器のコピー)を用いている。ティルニーは極めて繊細なクラヴィコードの美感を見事に生かした演奏を果たしており、チェンバロ演奏とはかなり異なったフランス組曲の魅力を存分に引き出している。余白に組曲BWV818とBWV819の異稿を収録。
コリン・ティルニー旧譜から
モーツァルト作品集
DOREMI 各1CD¥2300→¥2090
往年のクラシックファンの方ならお馴染み、コリン・ティルニーは1933年ロンドン生まれのチェンバロ奏者。キャリア初期はデッカのオワゾリールやグラモフォンのアルヒーフなどの主要鍵盤アーティストとして活躍した名人。
演奏は若い時から、古楽器の人には珍しく、遅めのインテンポ。実に堂々たる演奏でアルヒーフレーベルに録音したヘンデルの「調子の良い鍛冶屋」など普通の演奏の倍のテンポで弾かれていて異様なインパクトがあった。しかしその知性派の名匠も今や御年70過ぎ。どうやらこれが最後の大仕事となりそうな気配。しみじみと味わいのある演奏で聴けば心に残ること受け合い。 |
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MSR
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MS1400
(2CD)
\3400 →\3090
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「ジョン・ケージ・トリビュート」
ジョン・ケージ(1912-1992):
CD1)
(1)四方の壁(1944)
(2)プリミティヴ(1942)
(3)ホロコーストの名の元に(1942)
(4)クエスト(探求)(1935)
(5)われらの春が来る(1948)
(6)ピアノ六重奏曲(6楽器のための前奏曲)(1946)
(7)オフィーリア(1946)
CD2)
(8)プリペアード・ピアノのための「ソナタとインターリュード」
全曲(1946-48)
(9)3つの初期の歌曲(1933)
(10)ピアノのための2つの小品(1946)
(11)マルセル・デュシャンのための音楽(1947)
(12)野生の大地(1944)
(13)ピアノのための3つのやさしい小品(1933)
(14)・・・の思い出せない記憶(1944)
(18)ピアノのための2つの小品(1935/Rev.1974) |
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ジョシュア・ピアース(Pf, プリペアードPf)
(1)(9)ロバート・ホワイト(Ten)
(6)アメリカ・マイクロトーナル音楽祭(AFMM)アンサンブル |
ジョン・ケージ生誕100年!ジョシュア・ピアースの名盤が復活!
録音:1994年-2000年ニューヨーク(イタリアANTSレーベルで出ていたもの)
ケージ生誕100年、没後20年記念企画。「ソナタとインターリュード」とその前後に書かれたケージの主要な鍵盤のための作品集。「ソナタとインターリュード」を頂点として、彼の音楽の変遷、すなわちサティとヘンリー・カウエルから影響を受けつつ次第に独自の音楽と世界観を形成してゆくプロセスを聴くことができる。どの作品にも国籍不明の民族音楽的要素とケージらしい楽天主義が感じられて楽しい。「ピアノのための3つのやさしい小品」ではモーツァルトを思わせるディアトニックな明るい響きとバッハ風の対位法が現れ、いささか驚かされる。
ピアノはジョン・ケージ演奏の第1人者ジョシュア・ピアース。ベートーヴェン、リスト、ブラームスからラフマニノフ、ガーシュインさらにはシュトックハウゼン、武満までこなす何でもござれの才人ピアニスト。WERGOでもソナタとインターリュードを録音している。ケージ入門にも最適の一枚。
かつてイタリアAntsレーベルから出されていたものと同じ音源。 |
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「バロック・レガシー」〜
バッハと彼と同時代の作曲家によるコントラバスのための音楽
(1)J.S.バッハ:ソナタ ト短調BWV.1027
(原曲:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ第1番)
(2)G.F.ヘンデル:ソナタ ハ長調
(3)J.S.バッハ:ソナタ ニ長調BWV.1028
(原曲:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ第2番)
(4)H.エックレス:ソナタ ト短調
(5)J.S.バッハ:ソナタ ト短調BWV.1029
(原曲:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ第3番)
(6)F.クープラン:コンセールの小品(ポウル・バザライエ編) |
ジェレミー・マッコイ(Cb)
(1)(3)(5)マシュー・ラーキン(ポジティフOrg)
(2)(4)カート・ムロキ(Cbコンティヌオ)
(2)(4)ケヴィン・マーフィ(Cemb)
(6)シリエン・テイラー=ドナヒュー(Vn)
カテリーナ・マリア・セペス(Vn)
ミラン・ミリサヴリェヴィッチ(Va)
ジェリー・グロスマン(Vc)
カート・ムロキ(Cb) |
METのコンバス奏者ジェレミー・マッコイのバロック・アルバム
録音:2001年
ジェレミー・マッコイは現在、メトロポリタン歌劇場管弦楽団の副首席奏者としての活動の傍ら、ソロ活動と後進の指導に励んでいる期待のコントラバス奏者。先にBRIDGEレーベルから発売になっていた「コントラバスの対話〜コントラバスと様々な楽器のための二重奏曲集」(BCD9163)はユニークなコンセプトで意外なヒット・アルバムとなった。このアルバムでもバッハのガンバ・ソナタなどの細かな音符が華やかに駆け巡るバロックの技巧的な難曲を軽やかに弾ききっている。 |
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ジェームズ・コーン(b.1928):
交響曲第3番ト短調(1955)
管弦楽のためのミニアチュア(1954/1975)
交響曲第4番イ長調(1956)
交響曲第8番ハ長調(1978) |
カーク・トレヴァー指揮
スロヴァキア放送交響楽団 |
アカデミー派のシンフォニスト、ジェームズ・コーンの交響曲集
録音:2001年
ジェームズ・コーンはジュリアード音楽院でロイ・ハリスらに作曲を学び、室内楽から交響曲(全8曲)、オペラまで幅広い作品を書いており、CDでは交響曲第2、7番(NAXOS)が発売になっている。師匠ロイ・ハリスやコープランド、バーバーといった、ある時代にアメリカの指導的立場にあった作曲家たちの影響を受けつつ、近現代要素を程よく受けたロマンティックな作風を持つ。交響曲第3番はシンフォニエッタといった方がより適切な内容で、同時代のバーナード・ハーマンの映画音楽のように叙情的な旋律と暖かいハーモニーを持った秀作。 |
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「アニュス・デイ」〜ファゴットと合唱のための音楽
(1)エジル・ホヴランド(b.1924):アニュス・デイ(2002-02)
(2)バーナード・ファン・ベウルデン(b.1933):トロイの終わり(2003)
(3)エイドリアン・ウィリアムズ(b.1956):わが魂は不動(1981)
(4)エーベルハルト・アイザー(b.1932):
オラショネス・プロ・パーチェム(2010)
(5)エイドリアン・ヴァーノン・フィッシュ(b.1956):
小コーニッシュ・ミサ(1984/2010)
(6)フランシスコ・ミニョーネ(1897-1986)
:
5つの歌曲(1931/1976) |
ベンジャミン・コエーリョ(Fg)
(1)-(5)ティモシー・スタルター(指揮)
アイオワ大学カントライ(合唱)
(5)グレッチェン・ブルーセホフ
(S)
ジャクリーヌ・ラン(A)
ノア・デローグ(T)
ブライアン・ダイクス(B)
(6)ミシェル・クローチ(S) |
録音:2010-2011 年
ファゴットと合唱のために書かれた20
世紀の作品ばかりを集めた珍しいアルバム。ホヴランドはノルウェイ、ベウルデンはデンマーク、ウィリアムズとフィッシュはイギリス、アイザーはドイツ、ミニョーネはブラジルの作曲家である。ファゴットは合唱に対して時にソロと管弦楽のように協奏曲的な関係になるかと思えば、合唱や独唱のオブリガートを務めたり、多様な変化を見せる。作品はいずれもロマンティックで真摯な祈りの音楽。 |
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「メッセージ・トゥ・マイ・セルフ」〜アカペラのための新しい音楽
マイケル・ギルバートソン(b.1987):
ダウランドによる3つのマドリガル
ザカリー・パッテン(b.1979):マニフィカト、アーメン
クリスティーナ・ホイッテン・トーマス(b.1979):獣のコラール
ダニエル・ブリューベイカー(b.1951):母よ父よ
ベーザド・ランジバラン(b.1955):われわれはひとつ
クリストファー・セオファニデス(b.1967):
メッセージ・トゥ・マイ・セルフ
ロバート・コンベリー(b.1954):羊
アーロン・ジェイ・カーニス(b.1960):悠々と愛は流れる
エリオット・Z・レヴァイン(b.1948):私は神に感謝する |
ケント・トリトル(指揮)
ムジカ・サクラ(合唱) |
録音:2011 年ニューヨーク
20 世紀後半生まれの作曲家による無伴奏混声合唱のための宗教音楽集。イラン出身のランジバラン以外は全員アメリカの作曲家。調性を基調とした暖かいハーモニーにあふれる美しい現代の宗教曲集。ピューリッツァー賞作曲家カーニスのロマンティックな宗教音楽も入っています。 |
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ジョエル・フェイギン(b.1951):ラメントと沈黙
第1部
(無伴奏ヴィオラのための哀歌/ピアノのための瞑想
I/
6つのヴィオラのためのゴースト)
第2部
(ピアノのための瞑想 II/
7つのヴィオラのためのゴーストを伴う哀歌) |
ヘレン・カルス(Va)
カルス・ヴィオラ・スタジオ
ジョエル・フェイギン(Pf) |
録音:2012 年6 月
フェイギンは中堅からベテランの世代に属するアメリカの作曲家でフルブライトの奨学金を得てロシアに留学したこともある。そのせいか彼の作品はアメリカのみならずロシア、アルメニアなどでも盛んに演奏されている。作曲をナディア・ブーランジェ、ロジャー・セッションズらに学び、作風は堅実で新古典主義もしくは新ロマン主義的な傾向を持つ。 |
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MS1416
(2CD)
\3400
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「20世紀の女性作曲家によるヴィオラ作品集」
CD1)
ミンナ・キール(1909-99):バラード
ヘ短調(1929)
マルセル・ソラージュ(1894-1970):
無伴奏ヴィオラ・ソナタOp.43(1930)
フェルナンド・デクリュック(1896-1954):ヴィオラ・ソナタ(1943)
ルイーズ・アドルファ・ル・ボー(1850-1927):3
つの小品(1881)
CD2)
パメラ・ハリソン(1915-90):
ヴィオラ・ソナタ(1946)、ラメント(1963
出版)
リリアン・フックス(1901-95):
無伴奏ヴィオラのための「ソナタ・パストラーレ」(1953)
レベッカ・クラーク(1886-1979):ヴィオラ・ソナタ(1919) |
ヒラリー・ハーンドン(Va)
ウェイ=チュン・バーナデット・ロー(Pf) |
録音:2010-2012 年
アルバム・タイトル通り、様々な国の女性作曲家によるヴィオラのための作品集。キールはロシア移民としてイギリスで生まれ、ソラージュはブラジル、デクルックはフランス、ル・ボーはドイツ、ハリソンとクラークはイギリス、フックスはアメリカの出身である。19
世紀後半から20 世紀半ばにかけて活躍した作曲家らしく、印象派、中期から後期ロマン派、その他、近代音楽の諸傾向の影響を受けた旋律豊かで女性らしい繊細な色彩感あふれる佳作ぞろい。 |
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ジョヴァンニ・パオロ・コロンナ(1637-95):
晩祷詩篇Op.12(1694) |
メリッサ・ギヴンズ(S)
ケリ・シャークリフ(S)
ライランド・エンジェル(カウンターT)
エドゥアルド・テルセロ(T)
マシュー・トレヴィーニョ(B)
ロバート・シンプソン(指揮)
ヒューストン室内合唱団、管弦楽団 |
録音:2011 年、セント・ジョン&ディヴァイン教会,ヒューストン
ジョヴァンニ・パオロ・コロンナはイタリアのいわゆるボローニャ楽派に属するバロックの作曲家。彼の本領は宗教楽でミサ、モテット、オラトリオの他、オペラも手掛けている。イタリアらしい伸びやかな旋律たっぷりの晩祷曲。 |
NEOS
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NEOS11006
(SACD HYBRID)
\2300
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ヘンシェルSQのヤナーチェク・シベリウス・シュールホフ
シュルホフ:弦楽四重奏曲第1番(1924)
シベリウス:弦楽四重奏曲ニ短調「親しき声」Op.56(1909)
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」(1923) |
ヘンシェル四重奏団:
【クリストフ・ヘンシェル(Vn)、
マルクス・ヘンシェル(Vn)、
モニカ・ヘンシェル(Va)、
マティアス・バイヤー=カルツホイ(Vc)】 |
人気のヘンシェルSQのヤナーチェク・シベリウス・シュールホフ
録音:2008年12月
1994年に結成されたヘンシェル四重奏団は、様々なコンクールで入賞は果たした後国際的な舞台で活動している。メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲全集(ARTE
NOVA)のCDはベスト・セラーとなった。当NEOSレーベルではブルッフから現代音楽まで個性的なラインナップが発売になっている。
本CDは19世紀後半にこの世に生を受けた作曲家の20世紀初頭に書かれた三人三様の弦楽四重奏曲を取り上げている。シベリウス、ヤナーチェクは既によく知られた傑作だが、シュルホフ作品は激動する20世紀前半の音楽の諸傾向をすべて吸収・消化したアイデアと霊感あふれる傑作で20世紀後半に現れたワールド・ミュージックとミニマル・ミュージックの影響を感じさせるいくつかの作品を思い出させる興味深い作品。いずれも精緻極まる演奏で一気に聴かせる。 |
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NEOS11122
(SACD HYBRID)
\2300
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ルイジ・ノーノ(1924-1990):
(1)「ピエールに。青い沈黙、不穏」(1985)
(2)「苦悩に満ちながらも晴朗な波」(1976)
(3)「ジェルジ・クルタークへのオマージュ」(1983/86)
(4)「ルイジ・ダラピッコラとともに」(1979) |
(1)(3)ロベルト・ファブリチアーニ(Fl)
エルネスト・モリナーリ(Cl)
(2)マルクス・ヒンターホイザー(Pf)
(3)ズザンネ・オット(A)
クラウス・バーガー(Tuba)
デトレフ・ホイジンガー(指揮)
(4)ストラスブール・パーカッション・
アンサンブル
(1)-(4)エクスペリメンタル・スタジオSWR
(ライヴ・エレクトロニクス) |
ノーノ・シリーズ最新盤!名作「クルタークへのオマージュ」他
録音:2010年12月
「冷たい怪物に気をつけろ」他(NEOS10801/02)、「さすらう響き」他(NEOS11119)に続くノーノ作品シリーズ第3弾。いずれも中期以降のアコースティック楽器とライヴ・エレクトロニクスを組み合わせた夢と現実の狭間をゆくようなシュールレアリスティックな夢幻空間。「苦悩に満ちながらも晴朗な波」以外は終始瞑想的ともいうべき静謐な空間が果てしなく拡がってゆく。悲観と諦観の間を彷徨するかのような後期ノーノの傑作の森。前作同様、クラリネットのエルネスト・モリナーリ、フルートのロベルト・ファブリチアーニらノーノと縁の深かった名手たちによる渾身の演奏。 |
QUERSTAND
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VKJK 1237
(2CD)
\1800 →\1690
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ブロムシュテット&ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管
ベートーヴェン:
ミサ・ソレムニス(荘厳ミサ曲)ニ長調Op.123 |
ヘルベルト・ブロムシュテット(指揮)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
MDR放送合唱団(ライプツィヒ)
ジモーネ・シュナイダー(S)
ゲルヒルト・ロンベルガー(A)
リチャード・クロフト(T)
ヨッヘン・クプファー(B) |
ブルックナー交響曲全集を完成したブロムシュテット、ゲヴァントハウスとの最新録音はなんとミサ・ソレ!
録音:2012 年9 月20-23 日ライプツィヒ・ゲヴァントハウスにおけるライヴ、90:00 ※日本語オビ・解説付き
ブルックナーの交響曲全集を完成した巨匠ブロムシュテット&ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の最新録音はベートーヴェンの最高傑作とも言われる大作「ミサ・ソレムニス」です。
今年9 月に行われたライヴ録音が早くも発売。
2005 年までカペルマイスターを務めたブロムシュテットが鍛え上げ、シャイーに引き継がれ好調を維持するゲヴァントハウス管弦楽団に、優秀なソリスト達を配し、ケーゲル以来の伝統を持ち近年はハワード・アーマンによって鍛えられたMDR
合唱団による理想的な演奏です。
現在(2012 年11 月)バンベルク交響楽団とブロムシュテットは来日してツアーを敢行中。85歳の高齢ながら年を感じさせない指揮ぶりで、大好評を博しています。 |
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VKJK 1110
(2CD)
\3600 →\3290
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「ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の歴史
第2集」 |
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
グスタフ・ブレッヒャー(指揮(1))
パウル・シュミッツ(指揮(2)-(10)) |
(1)ウェーバー:「魔弾の射手」序曲 (録音:1929年4月11日)
(2)ウェーバー:「魔弾の射手」〜だめだ、この苦しみにはもう耐えられない
森を抜けアウグスト・ザイダー(T,マックス)
(録音:1945年)
(3)モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」〜この暗い場所にただ一人(ドイツ語歌唱)
マルガレーテ・ボイマー(S,ドンナ・アンナ) リタ・マインル=ヴァイゼ(S
ドンナ・エルヴィーラ)
ロッテ・シュールホフ(S,ゼルリーナ) ハインツ・ダウム(T,ドン・オッターヴィオ)
ヨゼフ・オルベルツ(B,レポレッロ) ゴットリープ・ツァイトハンマー(B,マゼット)
(録音:1942年9月25日)
(4)モーツァルト:「コジ・ファン・トゥッテ」〜—岩の様に(ドイツ語歌唱)
リタ・マインル=ヴァイゼ(S,フィオルディリージ) (録音:1942年9月25日)
(5)ワーグナー:「ローエングリン」〜遥かな国から
アウグスト・ザイダー(T,ローエングリン) (録音:1942年9月25日)
(6)「タンホイザー」序曲 (録音:1942年9月25日)
(7)ヴェルディ:「ドン・カルロ」〜彼女は私を愛しておらぬ(ドイツ語歌唱)
フリードリヒ・ダールベルク(B,フィリッポ) (録音:1943年6月11日)
(8)ヴェルディ:「ドン・カルロ」〜お前はわしの前に私的に姿を現そうとせぬな(ドイツ語歌唱)
カルロよ、聞いてください/私に最後の日が来ました
フリードリヒ・ダールベルク(B,フィリッポ) テオドール・ホラント(Br,ロドリーゴ)
(録音:1943年8月18日、ODEON録音)
(9)ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」—聞くべきなのか?
マルガレーテ・ボイマー(S,イゾルデ) アウグスト・ザイダー(T,トリスタン)
ヴィリ・シュヴェンクライス(B,クルヴェナール) ヴァルター・シュトレックフス(T,メロート)
フリードリヒ・ダールベルク(B,マルケ王) (録音:1943年8月30日、ODEON録音)
(10)ベートーヴェン:「フィデリオ」—
神よ、ここはなんと暗いのだ/あなたは良い世界で報われるでしょう/この日に祝福あれ!
マルガレーテ・ボイマー(S,レオノーレ) アウグスト・ザイダー(T,フローレスタン)
ヴィリ・シュヴェンクライス(Br,ロッコ) ロゼル・シャフリアン(S,マルツェリーネ)
テオドール・ホラント(B,ドン・フェルナンド) パウル・ライネッケ(T,ヤキーノ)
(録音:1943年8月21、26日、ODEON録音) |
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の歴史
第2集
ADD、126'15
伝統あるライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の歴史的録音を紹介する、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団ヒストリカル・エディションの第2
巻。第1 巻(ヘルマン・アーベントロートが指揮した管弦楽作品)はVKJK1109
で既発。
第2 巻はオペラの録音。ゲヴァントハウス管弦楽団は、独自のオーケストラを持たないライプツィヒ歌劇場のピットに入るオーケストラでもあり、長年に渡って数多くの公演をこなしている。このCDには、1929
年の録音を除くと、すべて1940
年代前半のもの。
貴重なのは、グスタフ・ブレッヒャー(1879−1940)の録音。1914
年から1933 年までライプツィヒ歌劇場の音楽総監督を務めた名指揮者で、1920
年代に一世を風靡したクシェネクの「ジョニーは演奏を始める」の初演(1922
年)を指揮したことで名高い。またヴァイルの「マハゴニー市の興亡」(1930
年)、「銀の湖」(1933 年)の初演を受け持ったが、ナチに睨まれ1933
年に解任された。
1940 年代の録音は、パウル・シュミッツ(1898−1992)の指揮したもの。シュミッツは1933
年から1951 年、さらに1964 年から1973
年と、二度ライプツィヒ歌劇場の音楽総監督を務めた。またこれらの録音では、マルガレーテ・ボイマー、アウグスト・ザイダー、フリードリヒ・ダールベルクなど、第二次世界大戦中に全盛期を迎えたため日本では知名度のない当時の名歌手の歌が聞けるのも貴重だ。
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サヴァリッシュも登場!
「ギュンター・ラファエルの音楽
Vol.3〜室内楽作品集」
(1)クラリネット・ソナタ Op.65-3
(2)オーボエとハープのためのソナチネ
Op.65-2
(3)アルト・サクソフォンとチェロのための
ディヴェルティメント
Op.74
(4)ヴィオラ・ソナタ第3番
Op.80
(5)チェロとピアノのための3つの小品
(6)ファゴット独奏のためのソナタ
Op.46-9
(7)ファゴットとピアノのための子守歌
(8)アルト・サクソフォンとピアノのためのレシタティフ |
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(1)フランツ・クライン(Cl)
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(Pf)
録音:1963年9月10日モノラル
(2)アルフレート・ゾウス(Ob)
シャルロッテ・カセダンネ(Hrp)
録音:1976年10月14日ステレオ
(3)エミール・マンツ(アルトSax)
カール・ハインツ・モンマー(Vc)
録音:1955年 モノラル
(4)ゲオルク・シュミト(Va)
ハンス・アルトマン(Va)
録音:1959年5月30日 モノラル
(5)トーマス・ブレース(Vc)
エッカルト・ゼルハイム(Pf)
録音:1966年6月29日 モノラル
(6)エミール・シャンベルガー(Fg)
録音:1964年2月20日 モノラル
(7)ヴェルナー・マウルシャト(Fg)
ヴィルヘルム・ノイハウス(Pf)
録音:1969年5月12日 モノラル
(8)フレート・テュルマー(アルトSax)
ヴィルヘルム・ノイハウス(Pf)
録音:1976年10月5日 ステレオ |
サヴァリッシュも登場!ギュンター・ラファエル作品集第3弾!
VKJK1134、VKJK1135 に続く、ギュンター・ラファエルの音楽、Vol.3
は室内楽作品集。ギュンター・ラファエル(1903-1960)は、ベルリン生まれでライプツィヒを拠点に活動した作曲家。作風は20
世紀前半のモダニズムを思わせるもので、第二次世界大戦後の作品でも前衛的な要素はない。没後50年の2010
年頃から再評価が進んでいる。このCD
に収録されている室内楽作品はいずれも佳作で、ヒンデミットやバルトークの室内楽作品が好きな人なら面白く聞ける音楽ばかりだろう。クラリネット・ソナタでは、ケルンの名クラリネット奏者フランツ・クラインを、名指揮者ヴォルフガング・サヴァリッシュが伴奏しているのが注目だ。いずれもドイツの放送局によるスタジオ収録の音源を用いている。 |