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第68号
マイナー・レーベル新譜(6)
2012.12.18〜2013.2.8


ANTES


BM 319279
\1800
ホラ吹き男爵
 クルト・プロッツェ(1891-1967):管弦楽作品集

 (1)交響的序曲「ミュンヒハウゼン」
 (2)オーケストラのためのラプソディ
 (3)オーケストラのための小協奏曲第2番
 (4)「占い師」前奏曲
 (5)映画「宇宙での違反」の音楽
 (6)映画「ハレの春」の音楽
 (7)映画「エムデン」の音楽
マンフレート・ミュスザウアー(指揮)
(1)モラヴィア・フィルハーモニック
(2)(3)プルゼニ放送交響楽団
(4)-(7)バンスカー・ビストリツァ青年管弦楽団
 ドイツの作曲家クルト・プロッツェの管弦楽作品集

 63'07

 ドイツの作曲家、クルト・プロッツェ(1891-1967)の管弦楽作品を集めたCD。交響的序曲「ミュンヒハウゼン」は、1920年に作曲された同名オペレッタの序曲を1950年に改訂したもの。ミュンヒハウゼンとは有名なホラ吹き男爵のこと。その他シリアスな作品や、教育用の映画につけた音楽などを収録。マンフレート・ミュスザウアーはオーストリアの若手指揮者。
 


BM 319281
\1800→\1690
ヴァイオリンとチェロのためのバッハ「イタリア協奏曲」
  ヴァイオリンチェロ二重奏曲集

 バッハ(ヒルガー編):イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971
 プレイエル:
  ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲 ハ短調Op.30
 ロッラ:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲第2番 ハ長調
 ハイドン:
  ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲 ニ長調 Hob.VI-D1
 プラッティ:リチェルカーレ第3番 ホ短調
 ボルギ:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲 ニ長調 Op.5-3
オイフォニア・デュオ・ウィーン:
 【シュテファン・アヘンバッハ(Vn),
  シャミタ・アヘンバッハ=ケーニヒ(Vc)】
 バロックと古典のヴァイオリン・チェロのための二重奏曲集

 録音:2010年9月28-30日ウィーン/79'21

 ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲集。バッハのイタリア協奏曲の編曲と、ハイドンの二重奏曲のほか、イグナツ・プレイエル(1757-1831)、アレッサンドロ・ロッラ(1757-1841)、ジョヴァンニ・プラッティ(?-1763)、ルイージ・ボルギ(1745-1806)といった18世紀から19世紀初頭の珍しい作曲家の作品が集められている。オイフォニア・デュオは、ウィーンを拠点に活躍する二人によるデュオ。
 

BM 319282
\1800
「ジュリアーニ:ギター作品集」
 「名声と愛」による変奏曲 Op.105
 ヘンデルの主題(愉快な鍛冶屋)による変奏曲 Op.107
 変奏曲 Op.112
 レ・ジュリアナーテ Op.148
マーリオ・グッロ(ギター)
 録音:2011年1-6月 イタリア、グルリアスコ,58'05

 古典派期のイタリアのギターの名手、マウロ・ジュリアーニ(1781-1829)の変奏曲を集めている。ジュリアーニの名を冠したレ・ジュリアナーテや、ヘンデルのいわゆる愉快な鍛冶屋を元にした変奏曲など、いずれも名曲である。マーリオ・グッロはトリノ在住のイタリアの若いギタリスト。
 


BM 319283
\1800→\1690
エストニアの知られざるピアノ作品
「マルト・サール(1882-1963,エストニア):ピアノ作品集」

 ピアノのための22の小品
 ピアノのための19の民謡曲
 ピアノのための4つの小品
ヴァルド・ルメセン(ピアノ)
 録音:2002年・2012年、エストニア,1982年9月18日、エストニア、カドリオルグ博物館,71'09

 北欧音楽ファン、ピアノ秘曲マニアは要注目。マルト・サール(1882−1963)はエストニアの作曲家。エストニア民謡を研究し作品に取り入れた、素朴で静かな美しさを湛えた名曲が多数ある。これまで録音は稀で、サールの作品だけでCD1枚が作られたのは初めてかもしれない。エストニアを代表するピアノの巨匠ヴァルド・ルメセンによる演奏はサールの繊細な魅力を十分引き出している。

BRIDGE



BCD 9357
\2200→\1990
レコ芸海外盤試聴記で絶賛されたアルバム!
 大西孝恵(Cemb)
  J.S.バッハ:ゴールドベルク変奏曲BWV988
大西孝恵(Cemb)
 レコ芸海外盤試聴記で絶賛!大西孝恵のゴールドベルク変奏曲

 録音:2011年5月18-20日、ウォーレン・レクチャー・ホール・スタジオA、カリフォルニア大学,サンディエゴ、DDD,75'22

 大西孝恵は大阪市出身で相愛大学音楽学部及び桐朋学園大学研究科古楽器科卒業。チェンバロを有田千代子、室内楽を有田正広に師事。第9回古楽コンクール入賞。卒業後より東京・大阪を中心に日本各地でソリスト、通奏低音奏者として数多くのソロリサイタル、室内楽のメンバーとして活躍。現在はアメリカを拠点に演奏活動を続けている。アトランティック交響楽団、プロ・アルテ室内管弦楽団、バッハ・コレギウム・サン・ディエゴの首席鍵盤楽器奏者としても活躍している。このCDはレコード芸術2月号の海外盤REVIEWコーナー(175ページ)でも絶賛されました。
 


BCD 9377
\2200→\1990
ルベル(バロック・アンサンブル)
 「ヴェネチアの夢」

 ヴィヴァルディ:
  6つのフルート協奏曲集Op.10全曲
   (ヘ長調「海の嵐」RV.433/ト短調「夜」RV.439/
    ニ長調「ごしきひわ」RV.428/ト長調 RV.435/
    ヘ長調 RV.434/ト長調 RV.437)
  弦楽のためのソナタ「聖なる墓へ」ホ長調RV.130
  弦楽のための協奏曲 ト短調RV.157
ルベル(バロック・アンサンブル):
 【マティアス・マウテ
  (アルト・リコーダー[RV.433、439、434、437]、
   6度フルート(ソプラノ・リコーダー)[RV.428]、
   トラヴェルソ[RV.435])
  イェルク=ミヒャエル・シュヴァルツ(Vn、リーダー)
  カレン・マリー・マーマー(Vn)
  リサ・ブラウダー(Va)、ジョン・モラン(Vc)
  五十嵐元美(CB、ヴィオローネ)
  ドンソク・シン(Cemb、Org)
  ダニエル・スウェンバーグ
   (テオルボ、アーチ・リュート、バロックG)】
 リコーダーとトラヴェルソを吹き分けたヴィヴァルディのフルート協奏曲集Op.10 全6曲

 録音:2012年1月、DDD、67'18

 「ルベル」はニューヨークに本拠地を置くピリオド楽器によるバロック・アンサンブル。ニューヨークらしく様々な人種、国籍の音楽家から構成され、レパートリーはバロック全般からモーツァルトあたりまでをカバーしている。マティアス・マウテはドイツ人で1990年にベルギーのブルージュ国際古楽コンクールで優勝し、近年はカナダ、アメリカを中心に活動しているベテラン。ヴィヴァルディの協奏曲Op.10全曲をリコーダー、フラウト・トラヴェルソで吹き分けている。
 
BCD 9384
\2200
「震える空気」〜ベンジャミン・ブローニング作品集
 ベンジャミン・ブローニング(b.1967):
  「夢のように、統計は願望実現の一形態である」/
  暗い森/軌跡I/震える空気/夜想曲=ダブルス/
  軌跡II/アリオーソ=ダブルス/チェンジング・ライト
エイト・ブラック・バード:
 【ティム・マンロ(Fl)、
  マイケル・J・マッカフェリ(Cl)、
  マット・アルバート(Vn)、
  ニコラス・フォティノス(Vc)、
  マシュー・デュヴァル(Perc)、
  リサ・カプラン(Pf)】
 録音:2008-09年、DDD、68'42

 ベンジャミン・ブローニングはオーケストラ、室内楽の他、エレクトロニクスを伴う作品をさかんに発表しており、このディスクでもアコースティックな楽器とコンピュータで制作した音響を重ね合わせる手法を用いている。作風は極めて多様で《夢のように、統計は願望実現の一形態である》では調性的な響きやフォークロアな旋律と現代的な手法が混在し、さながら21世紀風のコープランドといった印象なのに対し、「軌跡I」ではまるでIRCAMで研鑽したヨーロッパの若手前衛が書いたような音楽を聴かせ、「夜想曲/ダブルス」ではジョージ・クラムの21世紀的形態といった様相の音楽を聴かせる。
 

BCD 9385
\2200
モハメド・ファイルーズ(b.1985):
 歌劇「スメイダの歌」

  〜トーフィク・アル・ハキムの「死の歌」による
ジョー・エレン・ミラー(Sop)
レイチェル・キャロウェイ(M.Sop)
ロバート・マック(Ten)
ミッシャ・ブヴィエ(Br)
スコット・ダン指揮
ミメーシス・アンサンブル
 録音:2012年4月、DDD、62'28

 モハメド・ファイルーズはアラブ系アメリカ人の若手作曲家でリゲティ、ガンサー・シュラーらに作曲を師事した。作品はエジプトの作家トーフィク・アル・ハキムの代表作を基に作曲者が自ら台本を手がけ、自由な無調で書かれているファイルーズの初めてとなる歌劇。

DIVINE ART


DDA 25110
\2200
「デヴィッド・ジェニングス(b.1972)/ピアノ作品集」
 ピアノ・ソナタOp.1/ソナチネ第1番Op.2-No.1
 ソナチネ第2番Op.2-No.2/ソナチネ第3番Op.2-No.3/
 前奏曲とフーガOp.6/3つの詩的小品Op.17/
 ミニアチュア組曲Op.18/ハーベスト・ムーン組曲Op.19
ジェームズ・ウィルシャー(Pf)
 録音:2012年

 デヴィッド・ジェニングスはイギリス・ヨークシャー生まれの若手作曲家でマンチェスター大学でジョン・カスケンに師事した。彼はヴォーン=ウィリアムズ、フランク・ブリッジ、モーラン、バックスに影響を受けたと公言する通り、現代にあって大変ロマンティックな音楽を作曲している。ピアノ・ソナタは21世紀のショパンかと思わせ、その他の作品では近代イギリスの音楽はもちろんのこと、19世紀後半のロシア音楽やジャズからの影響も感じられる。現代におけるロマンティシズムの在り方を追求するユニークな作曲家といえよう。

DORON



DRC 3061
\2300→\2090
名手ルバツキーテのショスタコ&プロコの協奏曲集
 (1)ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第2番 ヘ長調 Op.102
 (2)プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番 ハ長調 Op.26
 (3)シュニトケ:ピアノと弦楽のための協奏曲 Op.136
ムーザ・ルバツキーテ(ピアノ)
(1)ステファン・ラノ(指揮)
 リトアニア国立交響楽団
(2)ミハエル・クリスティ(指揮)
 リトアニア国立交響楽団
(3)モデスタス・ピトレーナス(指揮)
 リトアニア国立室内管弦楽団
 録音:(1)2007年12月4日、(2)1997年2月18日、(3)2010年9月25日,DDD、70'20

 リトアニアの名ピアニスト、ムーザ・ルバツキーテの弾いた協奏曲3曲。ルバツキーテは1959年生まれ。少女の頃から才能を発揮し、モスクワ音楽院に留学。あまりに逸材だったためソ連が共産圏以外での活動を認めなかったと言われ、そのため今日でも国際的知名度はその実力に比して決して十分なものではないが、このライヴ録音は彼女の実力をまざまざと見せ付けるものだ。透明な響きで芯が強く、しかも切れ味の優れたルバツキーテの演奏は、これら近代ロシアの音楽の魅力を見事に引き出している。


ルバツキーテ、DORONレーベル旧譜

DRC 3032
\2300→¥2090
ルバツキーテにフェニェーとなにげに豪華なソリスト達によるベートーヴェン
 ベートーヴェン:
 (1)ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重協奏曲 ハ長調 Op.56
 (2)合唱幻想曲 ハ短調 Op.80
ジョアン・ファレッタ(指揮)
リトアニア国立交響楽団
ムーザ・ルバツキーテ(ピアノ)
(1)マイケル・ラドヴィグ(ヴァイオリン)
(1)ラースロー・フェニェー(チェロ)
(2)カウナス国立合唱団
録音:2009年11月7日、ヴィリニュス(ライヴ),DDD,53'49

 リトアニア勢を中心としたベートーヴェン、しかも「実は名曲」を二作収録。
 ムーザ・ルバツキーテは1959年生まれのピアニスト。パリ在住ながら、リトアニア人ピアニストとしてもっとも活躍している人。マイケル・ラドヴィグ(ルートヴィグ)は米国のヴァイオリニストで、現在バッファロー・フィルのコンサートマスター。ちなみに彼の父は、オーマンディ時代のフィラデルフィア管弦楽団で40年近くに渡って長く活躍したアーヴィン・ラドヴィグ。ラースロー・フェニェーは、1975年、ハンガリー生まれのチェリスト。現在hr(フランクフルト放送)響の首席チェリスト。2004年、ドイツのクロンベルクでのパブロ・カザルス国際コンクールに優勝した名手。ジョアン・ファレッタはバッファロー・フィルの音楽監督を務める指揮者。中堅どころの実力派が揃っている。
 

DRC 3053
\2300→¥2090

ムーザ・ルバツキーテ/リスト:ピアノ協奏曲!

リスト:
 (1)ピアノ協奏曲第1番S.124
 (2)「アテネの廃墟」による幻想曲S.122
 (3)ピアノ協奏曲第2番S.125
ムーザ・ルバツキーテ(Pf)
 (1)ステファン・ラーノ指揮
  リトアニア国立交響楽団
 (2)イマンツ・レスニス指揮
  リエパヤ交響楽団
 (3)デヴィッド・アンガス指揮
  フランデレン(フランダース)交響楽団
注目のピアニスト、ルバツキーテのリスト:ピアノ協奏曲!

録音:(1)2002年9月9日、ヴィリニュス(リトアニア)、(2)2009年3月12日リエパヤ歌劇場(ラトヴィア)、(3)2006年3月26日アントワープ 全てライヴ録音、DDD,51'46

 リトアニアの名ピアニスト、ルバツキーテのDORONレーベル第2弾。ライヴによるリストの協奏曲集です。ルバツキーテはリストを得意としており、LYRINXレーベルからもリストの作品集が数タイトル発売になっております。このCDはリトアニア、ラトヴィア、ベルギーと3つの国のオーケストラと共演しています。
 協奏曲第1番は残響過多気味など、録音条件や共演者が異なっていても、この1枚通してルバツキーテの技巧と美しさを兼ね備えたピアニズムが堪能できます。

 

DRC 2009
\2300
〜スイス現代作曲家シリーズ〜
 「ジャン・ビネ(1893-1960):歌曲集」

  ジャン・ビネ:
   愛(詩:O.J.ペリエ)
   4つのシャンソン(詩:C.F.ラム)
   3つのメロディ(詩:G.アポリネール)
   10つのシャンソン(詩:J.クタ)
   6つのシャンソン(詩:J.クタ)
   3つのラテン語によるシャンソン(A.ペール)
   幸せ(詩:P.フォール)
ブリギッテ・バレイス(M.Sop)
エリック・セラントラ(Pf)
 録音:2011年、DDD、54'53

 ジャン・ビネ(Jean Binet)はジュネーヴ出身のスイスの作曲家。1920年代の始め頃アメリカに渡りエルネスト・ブロッホに師事し、彼とともにクリーブランド音楽院の設立にも携わった。その後ヨーロッパに戻り、ブリュッセルを拠点に創作に励んだ。当時の有名な詩人の詩に多く作曲しており、ラヴェル、プーランク、ミヨー、サティの影響を受けた美しい旋律と洒落たハーモニーをここでも聴くことができる。
 

DRC 2010
\2300

〜スイス現代作曲家シリーズ〜
 「アレクサンドル・リディン(b.1939):クラリネット作品集」

  (1)遊戯(ヤテコク)/(2)旅/(3)クラリネット・ソナタ/
  (4)4つの詩/(5)北方の伝説/
  (6)フルートとクラリネットのための組曲/(7)鏡/
  (8)オスカン/(9)オーパス/(10)メタモルフォーシス

(1)(2)ディオピロス四重奏団
 (クラリネット・アンサンブル)
(3)〜(7)フレデリック・ラパン(Cl)
(3)(4)エリック・セラントラ(Pf)
(4)ブリギッテ・バレイス(M.Sop)
(6)ブリギッテ・ブクスドルフ(Fl)
(7)〜(10)エミル・デュス(Cl)
 録音:2011年9月,DDD、72'51

 アレクサンドル・リディン(Alexandre Rydin)はリスボン出身の作曲家でジュネーヴ音楽院で学んだ。作風は調性を基本としながら、近代的なロマンティシズムを追求するもので、新古典主義期のストラヴィンスキー、フランス六人組、プロコフィエフ、バーンスタインを思わせる活動的で親しみやすい作風。
 
DRC 5036
\2300
ウンベルト・サルヴァニン(オルガン)
 トンベル:オルガン・ソナタ第2番 嬰ヘ短調 Op.33
 ヴィドール:オルガン交響曲第6番 Op.42-2
ウンベルト・サルヴァニン(オルガン)
 録音:2011年5月23、24日、ローザンヌ、DDD、61'53

 フェルナン・ド・ラ・トンベル(1854-1928)と、シャルル=マリー・ヴィドール(1844-1937)のオルガン作品を収録。ウンベルト・サルヴァニンは、1970年、ブラジルのサンパウロ生まれのオルガニスト。

ELECT RECORD



EDC 735
¥2200→\1990
ホリア・アンドレースク(指揮)&オランダ放送フィル
 ドヴォルザーク:交響曲第8番 ト長調 Op.88
 ムソルグスキー(フンテク編):展覧会の絵
ホリア・アンドレースク(指揮)
オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団
 アンドレースクのドヴォ8とフンテク版の「展覧会の絵」

 ライヴ録音(年月日不明,DDD、(C)2007)

 CDには録音年月日が欠けているが、状態の良いライヴ録音である。ホリア・アンドレースクは1946年生まれのルーマニアの指揮者。1980年代からドイツで活躍している。ドヴォルザークは、知的な全体の見通しの良さと、東欧的な伸びやかさが上手く合致した優れた演奏。ムソルグスキーの展覧会の絵では、珍しくスロヴェニアの指揮者レオ・フンテク(1885-1965)の編曲版が用いられている。フンテク版はラヴェル版より僅かに先行したもので、ラヴェルほど色彩的ではないが十分に近代的で、そして面白いことに、ラヴェルと同じ発想のオーケストレーションが多々認められる。録音は少ないので貴重な新録音である。



ELECT RECORD 旧譜
ホリア・アンドレースク

 ホリア・アンドレースクは1946年生まれのルーマニアの指揮者。1987年から1990年まで、ブカレストのジョルジュ・エネスコ管弦楽団の音楽監督を務めた後、1989年にブカレスト・ヴィルトゥオージ管弦楽団を創設、ルーマニア音楽界の重鎮として活躍している。
 その昔ミュンヘンで、かつてのアバドのような颯爽としたジャケットの写真につられてEDC 374の「エロイカ」を買ったが、演奏もきびきびとしたなかなかのものだったのでずっと覚えていた。マルコ・ポーロでのグラズノフの成功が偶然ではなかった。
 そしてそんなアンドレースクのアニヴァーサリー・アルバム。これを聴いた評論家の許光俊氏が「狂っている!」と絶賛のメールを送ってこられた。


EDC374
¥2200→\1990
ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調op. 55 ホリア・アンドレースク指揮
ドレスデン・フィル

EDC 725
¥2200→\1990
ホリア・アンドレースク・アニヴァーサリー
 ロッシーニ:「チェネレントラ」序曲
 モーツァルト:交響曲第35番 ニ長調 K.385「ハフナー」〜第4楽章
 ドビュッシー:「放蕩息子」から
 ファリャ:「三角帽子」第2組曲〜粉屋の踊り
 ヴェルディ:レクイエム〜怒りの日,
 サンクトゥスシルヴェストリ:弦楽オーケストラのための3つの小品から
 プロコフィエフ:古典交響曲 Op.25
 ロッシーニ(レスピーギ編):「風変わりな店」
 ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」〜バーバ・ヤガ,キエフの大門
ホリア・アンドレースク(指揮)
ブカレスト・ヴィルトゥオージ管弦楽団,
ジョルジュ・エネスコ管弦楽団,
ベルリン放送交響楽団,
ライプツィヒ放送交響楽団,
ヒルヴェルスム放送フィルハーモニー管


GEGA NEW


GD365
\2000
「サウンド・マジック」〜民謡から近現代までの合唱音楽
 ベラ・バルトーク:騎兵の歌
 ヴェリヨ・トルミス:旋法的なエチュード
  (それがどれだけ明るいか/雲/冬/そりの歌)
 エヒム・アドラー:嵐
 バルトーク:鳥の歌、森の彷徨、パンを焼く
 フォーレ:ラシーヌ讃歌
 ドブリ・フリストフ:鉈の王国で
 パヴェル・チェスノコフ:平和の慈悲、聖クリストムの神の典礼より
 ステファン・ムタフチェフ:鉈の王国で、ケルビムの賛美歌
 イヴァン・スパソフ:2 つの太鼓が鳴っている/他、全22 曲
クリコール・チェティニアン指揮
プロヴディフ音楽舞踊
ファインアーツ・アカデミー女声室内合唱団
(バルトークの3曲のみ)
 ヴァシル・カザンディエフ指揮
 ブルガリア放送交響楽団
(フォーレのみ)
 アレサンドラ・トロマノヴァ(Pf)
 ロシア、東欧の珍しい合唱曲を多数収録。バルトークが民謡を採集して作った作品がここではオーケストラ伴奏つきで歌われているのは珍しく、また「雷鳴への連祷」で一躍有名になったトルミスのあまり知られていない作品も貴重。なぜか途中にフォーレが入っているのが、その他、普段聴くことのない様々なロシア東欧系の作曲家の珍しい合唱作品多数満載。

GENUIN



GEN 12251
(2CD 1枚価格)
\2200→\1990
パウル・バドゥラ=スコダ、84歳の新録音!
 シューベルト:

  3つのピアノ小品 D946
  ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D.960(3種)
パウル・バドゥラ=スコダ(ピアノ)
 バドゥラ=スコダ84歳の新録音!シューベルトのソナタ第21番を3台のピアノで3種の演奏!

 録音:2011年11月28日-12月1日、ザルツブルク/2012年4月28-20日、ウィーン/2011年3月27-28日、ウィーン/143'34

 2012 年10 月6 日に85 歳を迎えた巨匠パウル・バドゥラ=スコダの最新録音。シューベルトのピアノ曲を、バドゥラ=スコダらしく楽器選択にこだわって演奏している。3 つのピアノ小品は、1826 年頃に製作されたコンラート・グラーフのフォルテピアノ。ソナタ第21 番は、同じくコンラート・グラーフのフォルテピアノと、2004 年の最新のスタインウェイ、1923 年のベーゼンドルファーと、3 つの楽器による3種の演奏を収録、楽器によって同じシューベルトの曲がどう違って聞こえるのか比較ができるようになっている。
 
GEN 13260
\2200
シモン・ボリバル・ユース・シンフォニー・バンド
 「マンボとファンファーレ」

 (1)ダッドーナ:グランド・ファンファーレ Op.7
 (2)ペレス・プラード(エウジェニオ・トゥサン編):
  エル・マンボ,マンボ No.8
 (3)ヒナステラ(デイヴィッド・ジョン編):
  「エスタンシア」〜マランボ
 (4)ラヴェル(ヘンク・ファン・レインスホーテン編):ボレロ
 (5)メンデルスゾーン(S.ゴルトハンマー編):
  クラリネット、バセットホルンとピアノのための
   演奏会用小品第1番 ヘ短調 Op.113
 (6)ムソルグスキー(マーク・H.ヒンズリー編):「展覧会の絵」
トーマス・クラモー(指揮)
シモン・ボリバル・ユース・シンフォニー・バンド
(5)ヴァルデマール・ロドリゲス(クラリネット)
 ヴィクトル・メンドーサ(バセットホルン)
 「エル・システマ」育ちの吹奏楽団登場!

 録音:2012年3月26-30日、カラカス,70'36

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の元トランペット奏者で、現在はザクセン・ウィンド・フィルハーモニックの首席指揮者、ドイツ金管アカデミーの芸術監督を務めるトーマス・クラモーが、ベネズエラのエル・システマで育った管楽器奏者の団員によるブラスバンド(ただしチェロとコントラバスが入っている)を演奏したもの。いずれも明るく活気のある演奏である。
 
GEN 13261
\2200→\1990
弦楽四重奏ファン注目のアマリリス四重奏団
 ベルク:弦楽四重奏曲 Op.3
 ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調 Op.131
アマリリス四重奏団:
 【グスタフ・フリーリングハウス(Vn),
  レナ・ヴィルト(Vn),
  レナ・エッケルス(Va),
  イヴ・サンドゥ(Vc)】
 期待のアマリリス四重奏団待望の新譜!

 録音:2012年8月16-19日、ブレーメン,59'48

 アマリリス四重奏団は、若い弦楽四重奏団の中で最も注目されている団体である。2011 年6 月にイタリアのパオロ・ボルチアーニ賞国際弦楽四重奏コンクールで最高位(第1 位なしの第2 位3 団体の一つ)を獲得、同年7 月にはメルボルン国際室内楽コンクール弦楽四重奏部門で優勝。2012 年に発売されたGENUIN への初録音、ハイドンとウェーベルンのCD(GEN11218)は、ドイツの権威あるエコー・クラシック賞で2012 年の室内楽録音部門賞を受賞している。そのアマリリス四重奏団の新録音は、ベルクの弦楽四重奏曲と、ベートーヴェンの第14 番。どちらも緻密で細部にまで目の行き届いた演奏で、アマリリス四重奏団が既に高い完成度に至っていることを実感させてくれるものだ。


アマリリス四重奏団、旧譜

GEN 11218
\2200→\1990
アマリリス四重奏団
 エコー・クラシック賞2012 年の室内楽録音部門賞
ハイドン:弦楽四重奏曲第48番 ヘ長調 Op.50-5Hob.III-48
ハイドン:弦楽四重奏曲第74番 ト短調 Op.74-3「騎士」
ウェーベルン:弦楽四重奏のための5つの楽章
アマリリス四重奏団:
 【グスタフ・フリーリングハウス(Vn)、
  レナ・ヴィルト(Vn)、
  レナ・エッケルス(Va)、
  イヴ・サンド(Vc)】
録音:2010年10月23日、2011年4月27-29日、ハンブルク,DDD、48'05

 既に弦楽四重奏マニアの間では、アマリリス四重奏団は有名な団体である。2011年、第6回メルボルン国際室内楽コンクールでアマリリス四重奏団は弦楽四重奏部門で優勝、さらに全体の大賞も受賞したのだ。その直前に収録されたこのCDは、おそらく彼らのデビューCDだろうが、しかしハイドンにおける伸びやかで瑞々しい美しさ、ウェーベルンの研ぎ澄まされた感覚、ともに極めて完成度の高い演奏で驚かされる。
 2012年6月には来日公演が予定されているアマリリス四重奏団、弦楽四重奏ファンは絶対注目である。

 

GEN 12258
\2200
「メシアン:室内楽作品集」
 (1)世の終わりのための四重奏曲[45:55]
 (2)クロウタドリ[5:22]
 (3)ヴォカリーズ・エチュード[3:19]
 (4)主題と変奏[9:56]
(1)(3)フランソワ・ベンダ(Cl)
(1)イヴァン・モニゲッティ(Vc)
(1)-(4)セドリック・ペシャ(Pf)
(2)フェリックス・レングリ(Fl)
(1)(4)ヌリト・スターク(Vn)
 名手たちが集まったメシアン:世の終わりのための四重奏曲

 メシアンの名曲「世の終わりの四重奏曲」をメインにしたアルバム。本来声楽のための作品であるヴォカリーズ・エチュードはクラリネットで演奏されている。フランソワ・ベンダ、モニゲッティ、ペシャ、レングリなどそれぞれの楽器の名手たちによって演奏されている。フランソワ・ベンダはボヘミアの音楽家・作曲家一族ベンダ・ファミリーの血をひき、チューリヒ・トーンハレ管のクラリネット奏者などを勤めた。チェロのモニゲッティは古楽器でのバロック演奏から現代音楽まで幅広いレパートリーで質の高い演奏活動を行っている。ピアノのペシャはCLAVES レーベルやAEON レーベルに多数録音があり好評を博している。スタークはイスラエルの若手女流ヴァイオリニスト。
 
GEN 13263
(CD + MP3 AUDIO)
\2200
フィリッポ・ファエス(ピアノ)
 シューベルト:

  ピアノ・ソナタ第9番 ロ長調 D575
  12のドイツ舞曲 D790
  ピアノ・ソナタ第19番 ハ短調 D958
【ボーナスMP3CD:
 「シューベルトについての考察」(英独仏伊西語)】
フィリッポ・ファエス(ピアノ)
 何故か同時発売!2つのシューベルト:ピアノ・ソナタ第19番!

 録音:2010年6月3-4、8-9日、カステルクッコ,65'47

 シューベルトに並ならぬ情熱を注ぐピアニスト、フィリッポ・ファエスのシューベルトのソナタ2 曲と舞曲集。ファエスは1960年、ロンドン生まれ。両親はイタリア人。1989年にドルトムントのシューベルト国際ピアノ・コンクールで第1 位を獲得。ピアニストとして高い名声を築いて活動しつつ、シューベルト研究にも勤しんでいる。ファエスのシューベルトはたいへんに知的で明快で、曲の隅々まで神経を通わせたもの。ありがちな思索的な曖昧さを排して曲に挑んでいるところに、ファエスの自信が現れているようだ。
 特典として、ファエスの「フランツ・シューベルトについての考察」が自らによって英独仏伊西の5 ヶ国語で語られている。MP3 で、4 時間近く収録されている。(MP3 AUDIOは一般的なCD プレイヤーではご利用いただけません。MP3 対応CD/DVD プレイヤー、もしくはPC を用いて再生してください。)
 
GEN 13289
\2200
コンスタンツェ・アイクホルスト(ピアノ)
 シューベルト:
  さすらい人幻想曲 ハ長調 D760
  楽興の時 D780(全6曲)
  ピアノ・ソナタ第19番 ハ短調 D958
コンスタンツェ・アイクホルスト(ピアノ)
 録音:2012年8月22-24日、ノイマルクト,79'10

 モーツァルトの短調ピアノ作品集(GEN11212)に続く、アイクホルストのGENUIN への第2 弾はシューベルト。コンスタンツェ・アイクホルストは1961 年、ブレーメン生まれのピアニスト。カッチリした真面目なドイツ風シューベルトを聞かせてくれる。

KAIROS


13212KAI
\2400
サルヴァトーレ・シャリーノ(b.1947):
 弦楽四重奏曲第7番(1999)
 弦楽四重奏曲第8番(2008)
 6つの短い四重奏曲(1967-1992)
プロメテオ四重奏団:
 【ジュリオ・ロヴィギ(Vn)、
  アルド・カンパナーリ(Vn)、
  カルメロ・ジャロムバルド(Va)、
  フランチェスコ・ディロン(Vc)】
 巨匠シャリーノの弦楽四重奏のための最新作を収録!

 録音:2010年2月ザールランド放送

 KAIROS が特に紹介に力を入れているシャリーノは日本の現代音楽ファン、演奏家の間でも特に人気のある作曲家で、予想外の音響や奇を衒う傾向のある現代音楽の作曲家の中にあってもなお、独自の世界を持つ存在として知られている。静けさの中に想像力をかきたてる音響が断片的に立ち上がるシャリーノ・ワールドはここでも健在。この十年余りの間に書かれた二つの弦楽四重奏曲の他、1960 年代から書き継がれた「6 つの短い四重奏曲奏」はさながら夢の風景をスケッチしたような繊細な小品。
 

13232KAI
\2400
「ルチア・ロンケッティ(b.1963):作品集」
 (1)「偉大な重力の男」(2002)
  〜4人の声と弦楽四重奏のための
 (2)「ピノキオ、そのサイド・ストーリー」(2005)
  〜4人の男声のための
 (3)「ハムレットの工場」(2007)
  〜ソプラノ、バス、ヴィオラとチェロのための
 (4)「塩と鴨」(2000)
  〜6人の声のためのコメディア・ハルモニア
(1)(2)(4)ノイエ・ヴォーカルゾリステン・
 シュトゥットガルト
(1)アルディッティ四重奏団
(3)ズザンネ・ライツ=ロレイ(Sop)
 アンドレアス・フィッシャー(B)
 ハンナ・ヴァイリッヒ(Va)
 エリク・ボルギア(Vc)
 アルディッティ四重奏団も登場!ロンケッティの声楽作品集

 録音:(1)2008年、(2)2007年、(3)2009年、(4)2002年

 ルチア・ロンケッティはローマ出身のイタリアの作曲家で聖チェチーリア音楽院で作曲とコンピュータ音楽を、ローマ大学で哲学を学んだ。その後、パリのIRCAMでジュラール・グリゼイの指導を受けた。前衛音楽の技法を使いつつ、古典文学を大胆に読み換えたテキストに作曲することが多く、ここに収められた作品もコメディの要素を多分に含んだシアター・ピース的な作品でルチアーノ・ベリオの後継者と言ってもあながちほめ過ぎではないだろう。

K&K


KUK 105
\2300→\2090
ピアノ連弾伴奏版
 ユルゲン・ブッダイ(指揮)&マウルブロン室内合唱団
  ブラームス:ドイツ・レクイエムOp.45(ロンドン版)
ハイディ・エリーザベト・マイアー(ソプラノ)
ヨーゼフ・ワーグナー(バリトン)
ユルゲン・ブッダイ(指揮)
マウルブロン室内合唱団
グラウ・シューマッハー・ピアノ・デュオ
 ピアノ連弾伴奏によるブラームス:ドイツ・レクイエム

 録音:2011年10月1、2日、マウルブロン修道院,DDD、70'42

 ユルゲン・ブッダイによるマウルブロン修道院のシリーズの新録音はブラームスのドイツ・レクイエム、それも4 手ピアノ伴奏によるロンドン版の演奏である。
 ドイツ・レクイエムは1857 年頃から徐々に書き進められ、1869 年2 月18 日にライプツィヒでようやく全曲初演された。ブラームスはまだ全7 楽章が出来上がる前から4 手ピアノ伴奏版を作成しており、1871 年7 月に全7 楽章の4 手ピアノ伴奏版をロンドンで初演している。この時は英語訳詩が用いらていたが、今日のロンドン版の演奏では歌詞を原語に戻すのが普通である。ブッダイとマウルブロン室内合唱団の常として、研ぎ澄まされた洗練美よりも、日常の祈りの気持ちを大切にした温かい演奏である。
 

KUK 107
\2300→\2090
エッカルトシュタイン
 「ナイトウィンド〜夜の風」

 シューベルト:ピアノ・ソナタ第14番 イ短調 D784
 ドビュッシー:映像第2集
  (葉ずえを渡る鐘の音,そして月は荒寺に落ちる,金色の魚)
 メトネル:ピアノ・ソナタ ホ短調 Op.25-2 「夜の風」
 (以下アンコール)
 プロコフィエフ:
  「ロメオとジュリエット」から「百合の花を持った娘たちの踊り」
 スクリャービン:詩曲 Op.32-1
 チャイコフスキー:夜想曲 嬰ハ短調 Op.19-4
ゼフェリン・フォン・エッカルトシュタイン
 (ピアノ)
 実力者エッカルトシュタインのシューベルト、メトネル、ドビュッシー

 録音:2012年4月、デュイスブルク,DDD、77'18

 ゼフェリン・フォン・エッカルトシュタインは1978 年、デュイスブルク生まれのピアニスト。1998 年にボルツァーノのブゾーニ国際ピアノ・コンクールで第1 位、2003 年にはエリザベート王妃国際音楽コンクールのピアノ部門で第1位と、権威あるピアノ・コンクールを2つも制覇した俊英である。それほどの実力者にもかかわらず、録音は僅かしかない(CAvi,Fuga Libera)。このCD は生地デュイスブルクでのリサイタルをライヴ収録したもの。エッカルトシュタインの実力をしっかり聞くことができる。


旧譜から
ゼーフェリン・フォン・エッカルトシュタイン(ピアノ)
Schubert - Piano Sonatas Nos. 15 & 20
Fuga Libera
MFUG563
(国内盤)
\2940
シューベルト:二つのソナタD840・D959
 〜未完成の美、死への予感〜

シューベルト(1797〜1828):
 1. ピアノ・ソナタ ハ長調 D840(未完)
 2. ピアノ・ソナタ イ長調 D959
ゼーフェリン・フォン・エッカルトシュタイン(ピアノ)
FUG563
輸入盤
(日本語解説なし)
\1790
 ドイツ21世紀。すでに楽壇の先陣でバリバリ活躍中の「ドイツ本格派」エッカルトシュタインがついにドイツ=オーストリア系の王道作曲家に向き合ってくれました!
 風格たっぷり、余裕と詩情もたっぷり。長大な楽章で聴くに値する、この感性とスケール感!エッカルトシュタイン——1990 年代からハンブルク・スタインウェイ・コンクールやイタリア国際青少年コンクールなどで優勝相続き、世紀末頃にはミュンヘンARD やブゾーニ国際コンクールなどの難関に上位入賞、そして2003 年にエリザベート王妃国際コンクールにみごと優勝したあたりから、ヨーロッパのシーンで着実に注目を集めつつある大器ですが、近年の充実ぶりを聴くにつけ、これは確実に新世代のドイツを担う存在になるだろう、と期待度の高まるところ。
 しかしコンサートシーンはいざ知らず、録音はメトネル、ヤナーチェク、プロコフィエフ、グラズノフ…と諸外国の作曲家ばかり(いやもちろん、それらが素晴しいのも確かでしょう)、ドイツ=オーストリア系の王道に触れてくれないものか、と思っていた矢先にこの録音! 堂々のシューベルト、それも選曲からして憎いことに、最晩年の長大な3曲のソナタでも唯一短調のD959 と、その3年ほど前に着手されたものの、冒頭2楽章だけ書いたところで未完のまま放棄された「未完成ソナタ」D840 ときたものです。
 「全曲録音に望んで、これみよがしに“これが私のシューベルト解釈です!”と誇るようなまねはしたくない、そうやって気負った姿勢で臨むことほど、シューベルト演奏を台無しにするものはない」といった論調の小論を自ら解説書に寄せているとおり、彼自身の心に添う作品としてこの2曲が浮かび上がったのでしょうが、その解釈に漂うさりげない風格はもはや大ヴェテランの域。聴き手を細部に引き込む手際もあざやかなら、全体としてスケール感あふれる演奏に仕上げてみせる構築感覚も逞しく、これぞドイツ=オーストリア直系、といった頼もしさに貫かれているのです。各楽章が長大なプログラムだからこそ、いっそう際立つ特質といえるでしょう——
 事実エッカルトシュタインは録音にさいし、非常な長尺でテイクをとり、ほとんどライヴ録音プラス微調整、といった制作進行をとったのだそうです。一貫性とシューベルトらしい詩情…21 世紀もますます、驚くべき才人が続々登場してくるのですね!


MARQUIS


MAR 81515
(2CD)
\4400
「すべては緑の庭園で」〜ルネサンス・コレクション
 CD1)「船乗り達と乳搾り女達」〜17世紀イギリスのバラードと舞曲
  ボート・マン、ニュー・オイスター、グリーン・スリーヴスほか全25曲
 CD2)「ああ麗しき五月」
  すべては緑の庭園で、ウッディ・コックほか全22曲
ザ・トロント・コンソート
 トロント・コンソートのDORIANの名盤復刻と新録音!

 録音:CD1)2001年(DORIANレーベルDOR93247で出ていたもの)、CD2)1977年(DORIANレーベルDOR93172で出ていたもの)

 男女の声楽アンサンブルに打楽器、ハープシコード、リュート、ギター、ハーディガーディ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、リコーダー、ルネサンス・フルートの器楽アンサンブルを加えた、楽しいルネサンスの歌と踊り。イギリス音楽だけあって、スコットランド、アイルランドの流れを汲む民族音楽そのままの趣きある内容。DORIANレーベルで出ていた名盤の復活。
 
MAR 81435
\2200
「ナヴィダッド」〜ラテン・アメリカとスペインのクリスマス音楽
 ディエゴ・オルティス:第2リチェルカータ
 フランシスコ・ゲレロ:聖母マリア
 アントニオ・デ・サラサー:タララ
 フアン・デ・アラウホ:さあ歩け歩け/他全17曲
ザ・トロント・コンソート
 録音:2011年、68'02

 16〜17世紀スペインとラテン・アメリカのクリスマス音楽を収録。宗教音楽といっても活き活きとしたリズムと情緒あふれる、ほとんど民族音楽といってもよい、明るく楽しいラテンミュージックの世界。声楽アンサンブルに太鼓やバロック・ハープ、ギターなどが入って盛り上がる。
 
MAR 81441
\2200
「メディテーション」〜クラシックの美しい旋律
 精霊の踊り(グルック)/月光ソナタより(ベートーヴェン)/
 ジムノペディ第3番(サティ)/ソルヴェイグの歌(グリーグ)/
 エリーゼのために(ベートーヴェン)/タイスの瞑想曲(マスネ)/
 G線上のアリア(バッハ)/夜想曲嬰ハ短調(ショパン)/
 月の光(ドビュッシー)/白鳥(サン=サーンス)/ほか全17曲
サーザン・ヘップナー(Fl)
カテリーナ・マヌーキアン(Vn)
ジェームズ・キャンベル(Cl)
ロバート・シルバーマン(Pf)
江口玲(Pf)
カナダ室内アンサンブル、ほか
 72'00

 MARQUISレーベルの音源を抜粋したクラシックの名曲集。クラシック入門者に最適の内容。

METIER


MSV 28524
\2000
「ベールに包まれた声」〜スペクトラル音楽
 ジョシュア・ファインバーグ(b.1969):
  震え/稲妻/幻想的動物学/グレー/ベール/
  人間の声が我々を目覚めさせるまで/
 ユーグ・デュフール(b.1943):魔王
マリリン・ノンケン(Pf)
 スペクトル楽派の二人の作曲家のピアノ作品集!

 録音:2012年1月〜5月

 倍音の性質を高度にシステマティックに作曲に応用したスペクトル楽派の手法を用いた二人の作曲家のピアノ作品集。ジョシュア・ファインバーグはフランスのIRCAMの研究員に在籍中、トリスタン・ミュライユに師事した。ユーグ・デュフールは、グリゼーやミュライユとともにスペクトル楽派の元祖としても知られ、IRCAMで長年、研究と創作に励んだ。スペクトル技法に基づいた複雑で豊穣なサウンドが圧倒的な迫力で展開される。

NEOS

NEOS 11072
(SACD HYBRID)
\2300→\2090
細川俊夫(b.1955):弦楽四重奏作品集
 (1)沈黙の花(1998)
 (2)ランドスケープI(1992)
 (3)ランドスケープV(1993)
 (4)原像(1980)
 (5)開花(2006/07)原典版
ディオティマ四重奏団:
 【ナーマン・スルチン(Vn)、
  ユン=ペン・ツァオ(Vn)、
  フランク・シュヴァリエ(Va)、
  ピエール・モルレ(Vc)】
(3)宮田まゆみ(笙)
 細川俊夫の弦楽四重奏のための作品集

 録音:(1)(2)(4)(5)2009年3月ミュンヘン、(3)2009年3月ザルツブルク・ビエンナーレ(ライヴ)

 弦楽四重奏とそれを中心とした編成のための曲が多い細川俊夫の作品の中から、世界初演作品ではないものの、最近の録音を一枚に集成した話題盤。《開花》では原典版の楽譜を使用。いずれも複数の長い音の帯が重なりあい、時に激しくぶつかり合い、また時には尺八のむら息のように叫び、再び穏やかな凪へと戻ってゆく音楽。武満徹の「地平線のドーリア」の進化形ともいえ、モノクロームなトーンが幾重ものグラデーションを形成し、水墨画のような空間の広がりを作り出す。
 
NEOS 11214-16
(3SACD HYBRID)
\6900
「ドナウエッシンゲン音楽祭2011」
 (SACD1)
  (1)ヴォルフガング・リーム(b.1952):セラフィン交響曲(1993/2011)
  (2)ラーシュ・ペッテル・ハーゲン(b.1975):
   「ツァイトブロームへ」(2011)
  (3)サエド・ハダッド(b.1972):
   コントラ・ゲヴァルト(逆効果の暴力)(2010)
 (SACD2)
  (4)レベッカ・ソーンダース(b.1967):スタシス(2011)
  (5)ヴォルフガング・ミッテラー(b.1958):リトル・スマイル(2011)
 (SACD3)
  (6)ハンス・トマーラ(b.1975):「不在の輝ける形」(2011)
  (7)イリス・テル・シプホルスト(b.1956):
   統計の研究/シリーズA(2009/2011)
  (8)アンドレアス・ドーメン(b.1962):
   「コンパス/定規/フェルシャー」(2011)
(1)(2)(3)(8)SWRバーデンバーデン・
 フライブルク交響楽団
(1)(4)(5)(6)アンサンブル・
 ムジーク・ファブリーク
(1)エミリオ・ポマリコ(指揮)
(2)(3)(8)フランソワ=クサヴィエ・ロト(指揮)
(2)イェルムン・ラーセン(ハルダンゲル・フィドル)
 ラーシュ・ペッター・ハーゲン&
  ヴィーラント・ホーバン(語り)
(3)ニーナ・ヤンセン(Cl)
(5)(6)エンノ・ポッペ(指揮)
(6)サラ・マリーナ・サン(S)
 SWRエクスペリメンタル・スタジオ(電子音響)
(7)ノイエ・ヴォーカルゾリステン・
 シュトゥットガルト
 お待たせしました!ドナウエッシンゲン音楽祭2011ライヴ!全作世界初演!

 録音:2011年10月ドナウエッシンゲン音楽祭2011ライヴ

 ドナウエッシンゲン音楽祭ライヴ・シリーズ最新盤。ヴォルフガング・リームを筆頭にベテランから中堅世代のゾーンダース、そしてトマーラ、ハーゲンら若手世代など幅広い世代のバラエティに富んだ作品が揃っている。中でも1999年に書かれ2011年に改訂されたリームの《セラフィム》は圧巻。またトマーラのマルチ・メディア作品《不在の輝ける形》も注目。今のヨーロッパ前衛音楽シーンの最前線を知るのに最適のセット。SACDで音響も迫力満点。
 
NEOS 11025
\2300
「イスラエルのピアノ音楽」
 ヨセフ・タル(1910-2008):
  ムソルグスキーの主題による変奏曲
   「死者の言葉による死者との対話」(1945)/
  エッセイII(1988)/
 ツヴィ・アヴニ(b.1927):
  ピアノ・ソナタ第2 番「墓碑銘」(1979)/
  5つのピアノ小品「わが日記より」(2001)/
 ギル・ショハット(b.1973):
  絵画に基づく3 つの即興(1989)/サロメの接吻(1993)
ハイトラン・ホルトマン(Pf)
 録音:2009 年10 月

 ヨセフ・タルは現ポーランド領プニェヴィに生まれ、後にベルリンへ移りヒンデミットらに作曲を師事した。多作で、残された作品の中には電子音楽も含まれる。《死者の言葉による死者との対話》はムソルグスキーの「展覧会の絵」の中の「カタコンベ」の次に来るプロムナードのタイトルで、それを主題とした自由な変奏曲である。ツヴィ・アヴニはドイツ・ザールブリュッケン出身で作曲をベン・ハイムに師事、エドガー・ヴァレーズの推薦でアメリカのコロンビア・プリンストン電子音楽研究センターで研鑽を積んだ。モード、自由な無調から民族的な素材までを自在に扱った独自の宇宙を感じさせる音楽。指揮者としても活動するギル・ショハットは新印象主義とでも呼ぶべき、官能的な色彩を備えており、《サロメの接吻》ではドビュッシーや後期ロマン派からの影響が顕著である。
 
NEOS 11211/12
(2CD)
\4600
「マーンコップ・エディション3」
 「新しい天使チクルス」〜
  クラウス=シュテッフェン・マーンコップ(b.1962):
   作品集
    CD1)
     (1)新しい天使(1999-2000)★
     (2)室内交響曲第2 番(1997-1999)★
     (3)ソリテュード・セレナーデ(1997)
    CD2)
     (4)新しい天使の地(1997-1999)★☆
     (5)新しい天使の幻(1997-1998)★
     (6)新しい天使の夢(1999)★☆
     (7)新しい天使 2(ソプラノ独唱版)(1999-2000)★
(1)モニカ・マイヤー=シュミッド(Sop)
(1)-(3)ジェームズ・エイヴリー(指揮)
アンサンブル・サープラス
(3)エルネスト・ロンブー(ピッコロOb)
(4)キャリン・レヴァイン(Fl)
(5)フランクリン・コックス(Vc)
(6)ゾフィ=マユコ・フェッター(Pf)
(7)アルムート・ヘルヴィヒ(Sop)
 録音:2001-11 年、★世界初録音、☆ライヴ

 マーンコップはドイツ・マンハイムの出身でファーニホー、クラウス・フーバーらに師事した。このチクルスはヴァルター・ベンヤミンの「新しい天使」に基づくシアター・ピース。曲名はラテン語だったり、ドイツ語だったり、フランス語だったりするが、日本語だとみな「新しい天使」になる。ソプラノの歌、語り、呻き、口笛など、およそ人間の口で出せるあらゆる音を駆使した(1)はシアトリカルな要素を持った秀作。(2)室内交響曲第2 番では交響曲の名も有名無実化し、前述の(1)では声で行われたことが各楽器で行われ、錯綜した時間が流れる。CD1 がアンサンブルであったのに対しCD2 では独奏作品が並ぶ。ファーニホーの弟子らしく、様々な奏法が短い間に目まぐるしく展開する。
 
NEOS 11217
\2300→\2090
フリードリヒ・チェルハ(b.1926):
 (1)弦楽四重奏曲第3番(1991/1992)
 (2)弦楽四重奏曲第4番(2001)
 (3)《ヘルダーリン断章》による8つの楽章(1995)
  〜弦楽六重奏のための
シュタドラー四重奏団:
 【フランク・シュタドラー(Vn)、
  イジョー・バユス(Vn) 、
  プレドラグ・カタニッチ(Va)、
  ペーター・ジーグル(Vc)】
(3)ウルリケ・イェーガー(Va)
(3)セバスティエン・ルドマニー(Vc)
 録音:2012 年3-5 月 ライヴ

 チェルハの弦楽四重奏曲はこれまでに4 番までが作曲されている。第3 番は6 つの小品から構成されているのに対し、第4 番は単一楽章による約20 分からなる大作。また《ヘルダーリン断章》による8 つの楽章はヘルダーリンの言葉を楽章のタイトルに掲げた15 の小品から構成される。いずれも新ウィーン楽派、特にベルクの影響が色濃い。調性的な響きも聴かれる手堅い書法で書かれている。第3 番と《ヘルダーリン断章》による8 つの楽章は2012 年アスペクト・フェスティヴァル、第4 番はザルツブルク・ビエンナーレのそれぞれライヴ録音。
 
NEOS 11220
\2300
クラウス・フーバー(b.1924):
 (1)室内協奏曲
  「〜彼の馬から抜け出た魂と進み続ける絹のような足〜」
   (2002/2004)
    (...a l'ame de descendre de sa monture et aller sur ses piedsde soie.
     マフムード・ダーウィッシュの詩による断章)
 (2)メタノイア(1995)〜オルガン独奏のための
(1)ワルター・グリンマー(Vc)
マックス・エンゲル(Br)
カタリーナ・リクス(A)
フーゴー・ノート(アコーディオン)
マイケル・パットマン(Perc)
(2)ハンス=ペーター・シュルツ(Org)
 録音:(1)2009 年2 月、(2)1997 年4 月

 日本の若手作曲家にも多くの門弟を持つクラウス・フーバーのオーケストラの代表作《〜彼の馬から抜け出た魂と進み続ける絹のような足〜》は既に別の録音が当レーベルからも出されているが(NEOS 10821)前衛作品でこれだけ再演率の高い作曲家は珍しい。様々な音の線が結びつき絡み合い、また分岐する様子は日本の「書」に見られるワビサビにも通じる世界。オルガン独奏のための《メタノイア》も同様で音響の帯が広い音域に筋雲のようにたなびき、現れては消える。細川俊夫が敬愛する作曲家の作品だけのことはある、と納得の内容。

NMC


NMC D178
¥2200
「オリヴァー・ナッセン(b.1952):作品集」
 (1)コラール(1970-72)
 (2)オータムナル(1976-77)
 (3)ホイットマンの情景(1991)
 (4)秘密の詩篇(1990)
 (5)「祈りの鐘」素描(1997)
 (6)ヴァイオリン協奏曲(2002)
 (7)レクイエム「スーのための歌」(2005-06)
 (8)オフィーリアの最後の踊り(2001/2010)

(1)(6)(7)オリヴァー・ナッセン(指揮)
(1)(6)BBC交響楽団
(2)(4)アレクサンドラ・ウッド(Vn)、
(2)(8)ヒュー・ワトキンス(Pf)
(3)(7)クレア・ブース(Sop)
(3)(5)ライアン・ウィグルスワース(Pf)
(6)リーラ・ジョセフォヴィッツ(Vn)
(7)バーミンガム現代音楽グループ

 いまやイギリス現代音楽界の重鎮オリヴァー・ナッセンの初期作品から最新作まで!いずれも才気漲る秀作そろい!

 録音:2007-2012年

 オリヴァー・ナッセンは若干16才でロンドン交響楽団を指揮して自作の交響曲第1番を発表。
 以来、作曲にとどまらずロンドン・シンフォニエッタの音楽監督、様々な音楽祭のプロデュースなどを手がけるなど、イギリスのみならずヨーロッパの現代音楽界を牽引してきた。そんな彼も今年還暦。初期から近作までの室内楽、歌曲、器楽曲、管弦楽曲をコンパクトにまとめたディスクで彼の世界を俯瞰するのに最適な一枚。ナッセンの音楽は現代音楽の語法を用いながらもダイナミックなドラマ性と時にユーモア、都会的で洗練された抒情性とロマンティシズムを持ち、ベンジャミン・ブリテンの後継者というにふさわしい作曲家。
 

NMC D183
¥2200
「ダーク・マター」〜リチャード・バレット(b.1959)作品集
 (1)光の帝国(声とアンサンブルのための)
 (2)トランスミッション I
  (エレキ・ギターとソプラノ、アンサンブルのための)
 (3)カズマ
  (弦楽五重奏とエレクトロニクス、
   ソプラノと2本のフルートのための)
 (4)トランスミッション II
  (エレキ・ギターとアンサンブルのための)
 (5)De vita coelitus comparanda
  (ソプラノとアンサンブルのための)
 (6)トランスミッション III
  (エレキ・ギターとピアノ、コントラバス、
   エレクトロニクスとアンサンブルのための)
 (7)トランスミッション IV 「Ars Magna Lucis et Umbrae」
  (コントラバス、クラリネット、ギター、
   エレクトロニクスとアンサンブルのための)
 (8)トランスミッション V
  (ソプラノ、クラリネットとアンサンブルのための)
 (9)Katasterismoi(エレクトロニクスとアンサンブルのための)
 (10)サウンズ(声とアンサンブルのための)
 (11)トランスミッション VI
  (エレクロリック・ギターとエレクトロニクスのための)
クリスティアン・エッゲン(指揮)
エリシオン(Ensemble)
チカダ(Ensemble)
デボラ・カイザー(MS)
カール・ロスマン(Cl)
デリー・バックリー(エレキG)
 録音:2005年

 リチャード・バレットは即興演奏家としても活動しており、ここに収められた作品もそれを反映してフリー・ジャズやノイズ系アヴァン・ポップに近い雰囲気を持つ。増幅されたヴァイオリン、キューキュー、チューチューと耳をつんざくようなクラリネットやサックスの叫び、軋むようなエレクトリック・ギターのサウンドはイギリスのジョン・ゾーンかエリオット・シャープといったところ。

NORTHERN FLOWERS



NF/PMA99104
\2200→\1990
「ボリス・ティシチェンコ:ピアノ作品全集 第1集」
 (1)ピアノ・ソナタ第1番Op.3/121(1957/1995)
 (2)エゴ・スウィートOp.6(1957)
 (3)ピアノ・ソナタ第2番Op.17(1960)
 (4)3つの謎Op.19-1(1960)
 (5)3つのポリフォーヌデスOp.19-2(1960)
(1)(2)(4)(5)ディナラ・マジトワ(Pf)
(3)ボリス・イヴァノビッチ・ティシチェンコ(Pf)
 録音:(1)2005年5月、(2)2008年11月、(3)1963年、(4)(5)2012年4月、74'38

 ピアノの名手であったティシチェンコは多くのピアノ作品を残しており、ピアノ・ソナタは全部で10曲ある。シリーズは今後およそ作曲年代順に選曲・構成される見通しで、このディスクでも初期の2つのソナタと周辺のピアノ作品が収められ、創作の変遷を辿ることができる。独自の無調様式や時にジャズを思わせるイディオムの登場は師匠ショスタコーヴィチゆずりであろうか。ピアノのマジトワは1984年生まれの若手ピアニストで作曲者に師事した。2001年イタリア国際ピアノ・コンクール、2008年ショスタコーヴィチ・全ロシア作曲家コンクール他、数々のコンクールに優勝の才媛。

QUERSTAND

VKJK 1216
\1800
「ミュンヘン聖ミヒャエル教会のオルガン」
 バッハ:前奏曲とフーガ イ長調 BWV536
 ブルーンス:コラール幻想曲「さあ来てください、異邦人の救い主よ」
 C.P.E.バッハ:オルガン・ソナタ イ短調 Wq70/4
 メンデルスゾーン:厳格な変奏曲 ニ短調 Op.54
 デュプレ:行列と連祷 Op.19-2
 ヴィドール:オルガン交響曲第5番 ヘ短調 Op.42-1
ペーター・コフラー(オルガン)
 録音:2012年3月、聖ミヒャエル・イエズス会教会、ミュンヘン、DDD、62'10

 ブルーンスからヴィドールまで、比較的有名なオルガン曲を集めている。ペーター・コルファーは、イタリアの南チロル、ボルツァーノ生まれのチェンバロ奏者、オルガン奏者。2008年からミュンヘンの聖ミヒャエル・イエズス会教会のオルガニストを務めており、この録音も同教会で収録されたもの。豊かな残響を伴った柔らかで明るい音色が美しい。
 
VKJK 1217
\1800
「インスピレーションとオリジナリティ」
 ダングルベール:組曲第2番 ト短調
 バッハ:フランス組曲第2番 ハ短調 BWV813
 フロベルガー:聖体奉挙の際に演奏されるトッカータ ト短調 FbWV106
 フロベルガー:カプリッチョ ハ長調FbWV506
 バッハ:半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903
 ヴィヴァルディ:協奏曲 ト長調 Op.7-8 RV299
 バッハ:イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971
メヒティルト・ヴィンター(チェンバロ)
 録音:2010年9月、ライプツィヒ、DDD、70'26

 バッハを中心に、彼が影響を受けた作曲家の作品を集めている。メヒティルト・ヴィンターは1969年、ライプツィヒ生まれのチェンバリスト。使用楽器は、1624年にヤン・リュッカース2世が製作した高名な楽器で、現在はフランスのコルマールのアンテルランドゥン博物館に所蔵されている。惚れ惚れとするほどの美しい音色はチェンバロファンなら聞き逃してはならないものだ。
 


VKJK 1225
\1800→\1690
「青い蝶」〜
 ヴィドール(1844-1937):室内楽・歌曲・器楽曲作品集

  シャルル=マリー・ヴィドール:
   (1)ヴァイオリン・ソナタ第1番 Op.50
   (2)青い蝶 Op.31-2/忘れな草 Op.31-12/
    幻想ワルツOp.26-3/即興ワルツ Op.15-6
   (3)リアは亡くなった/過ぎ去った時/最初の愛/
    なぜだか言って/厳しいマエストロ/ラ・ビアンキーナ
   (4)オルガンのための3つの新しい小品集
(1)〜(3)イルムトラウト・フリードリヒ(ピアノ)
(1)アンドレアス・ハルトマン(ヴァイオリン)
(3)ウルリケ・フルデ(ソプラノ)
(4)フェリックス・フリードリヒ(オルガン)
 録音:2012年7月9-12、18日,DDD,70'43

 フランスの作曲家、ヴィドール(1844−1937)の作品は、オルガン曲は多く録音されているものの、それ以外の録音は極めて少ない。このCDには、ヴァイオリン・ソナタやピアノ小品、歌曲など、珍しい作品が多く収録されている。オルガンは、マクデブルク大聖堂のシュッケ製オルガンを使用。
 

VKJK 1226
\1800
「ツヴィッカウ聖マリアからの音楽」
 バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 BWV538
 クレプス:
  コラール改作曲「イエス、私の命の命よ」 Krebs-WV533,
  トッカータとフーガ ホ長調 Krebs-WV406
 ヴィエルヌ:幻想小品集第1組曲−アンダンテ
 フランク:大オルガンのための3つのコラール〜コラール第3番 イ短調
 レーガー:12の小品 Op.59〜メロディア
 ラインベルガー:オルガン・ソナタ第14番 ハ長調 Op.165
ヘンク・ガレンカンプ(オルガン)
 録音:2012年7月、ツヴィカウ、DDD、75'22

 バッハからレーガーまでのオルガン作品を集めている。ヘンク・ガレンカンプは1958年、オランダ生まれのオルガン奏者。1997年からツヴィカウの聖マリア教会のカントールを務めている。
 

VKJK 1227
\1800
「師弟〜リストとロイプケ」
 リスト:
  バッハのカンタータ「泣き、嘆き、悲しみ、おののき」および
   ロ短調ミサの「十字架につけられ」の主題による変奏曲
 ロイプケ:
  オルガンのためのアダージョ,
  オルガン・ソナタ ハ短調「詩篇94番」,トリオ 変ホ長調
ユルゲン・ヴォルフ(オルガン)
 録音:2012年7月2−4日、ライプツィヒ、DDD、62'37 ※14cm×19cmの縦長デジパック

 1993年以来ライプツィヒの聖ニコライ教会のカントールを務めるユルゲン・ヴォルフによるリストとその弟子ロイプケのオルガン作品集。ユリウス・ロイプケ(1834−1858)はリストの優秀な弟子だったが、24歳の若さで亡くなってしまった。オルガン・ソナタ 「詩篇94番」は彼の最高傑作としてのみならず、19世紀半ばのオルガン曲の大傑作として知られている。ニコライ教会のフリードリヒ・ラーデガスト製作のオルガンを使用。14cm×19cmの縦長デジパック。
 

VKJK 1228
(SACD HYBRID)
\2500
「トッカータ」
 バッハ:トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV.564
 バッハ:
  カンタータ 「心と口と行いと生活で」 BWV147〜
  「イエスは私の喜びであり続ける」
 ボエルマン:ゴチック組曲 Op.25
 リスト:ワーグナー「タンホイザー」の巡礼の合唱
 フランク:前奏曲、フーガと変奏曲 Op.18
 プライズマン(b.1952):トッカータ「称賛の歌」
ユルゲン・ヴォルフ(オルガン)
 録音:2012年9月28−30日、ニコライ教会のフリードリヒ・ラーデガスト製作のオルガン、ライプツィヒ、DDD、56'29 ※14cm×19cmの縦長デジパック

 1993年以来ライプツィヒの聖ニコライ教会のカントールを務めるユルゲン・ヴォルフによるバッハ、ボエルマン、リスト、フランク、プライズマンのオルガン曲集。ロバート・プライズマンは、1952年生まれの英国の作曲家。英国の少年合唱団、リベラの後ろ盾としても知られている。
 

VKJK 1232
\1800
ルカーシュ(1928-2007):レクイエム
トゥチャプスキー(b.1928):
 来てください、聖霊よ/5つのラテン語のモテット
オルバーン(b.1947):スターバト・マーテル/清い心を
マティアス・ユング(指揮)
ドレスデン・モテット合唱団
 録音:2008年5月1-3日、2009年4月25-26日、ドレスデン、DDD,58'10

 ズデニェク・ルカーシュ、アントニーン・トゥチャプスキー、ジェルジュ・オルバーンと、20世紀の東欧の作曲家の無伴奏宗教合唱曲を集めている。マティアス・ユングは、1964年マクデブルク生まれの合唱指導者で1998年からドレスデン・モテット合唱団(1996年創立)の指導者に就任している。
 

VKJK 1238
\1800
バッハ:
 クリスマス・オラトリオBWV.248 第1-3部
レオポルト・ランペルスドルファー(ボーイS)
トーマス・リーデ(男声A)
ヤン・ヒュプナー(T)
ゲオルク・ルツ(B)
ホルガー・アイヒホルン(指揮)
レ・オーボイスト・ド・プリュス
 録音:2012年9月18−20日、ベルリン、DDD,75'49

 バッハのクリスマス・オラトリオのうち、降誕節に関する3部を収録。合唱を用いずソリストの重唱にし(OVPP)、さらにソプラノはテルツ少年合唱団員、アルトはカウンターテノールを起用、オーケストラ(プロイセンのオーボエ奏者たちという意味だが、この場合のオーボイストは「楽師」くらいの意味)はもちろんピリオド楽器を使用している。
 

VKJK 1239
\1800
「カンターテ・ドミノ」〜エーベルハルト・ベトヒャー作品集
 2つのラテン語の讃歌/オルガンのための3つの間奏曲/
 3つのヴェネリッド・モテット/5つの初期キリスト教の讃歌/
 6声の無伴奏合唱のための讃歌
ダン・カロウセク(指揮)
アルス・ブルンネンシス合唱団
マレク・パラ(オルガン)
 録音:2012年3月、ブルノ,36'54

 1934年、ベルリン生まれの作曲家ベトヒャーの合唱作品集。アルス・ブルンネンシス合唱団は1979年ブルノで創立。ルネサンス、バロックの宗教音楽と、現代合唱曲を得意としている。ダン・カロウセクは1980年、ブルノ生まれの指揮者。2000年から当合唱団の指揮者を務めている。

ROMEO RECORDS


RON 7291/2
(2CD)
\4400
「ザ・フェニックス」〜
 イェヘズケル・ブラウン(Yehezkel Braun)と
  ローテム・ルッツ(Rotem Luz)の音楽

   CD1)
    Y.ブラウン(b.1922):
     ファゴット・ソナタ/無伴奏フルート・ソナタ
     ファゴットとピアノのための「3つのシオンの歌」
    R.ルッツ(b.1959):ピアノ・ソナタ「1991」
    Y.ブラウン:
     ピッコロ・ソナタ
     2つのファゴットのための「チリ・ビリ・ボム」
   CD2)
    R.ルッツ:フルート、ファゴットとピアノのための「パストラル」
    Y.ブラウン:
     ピアノ・ソナタ第2番/ファゴットとピアノのための「詩篇」
     ファゴットとピアノのための「ザ・フェニックス」
    R.ルッツ:
     2つのフルートのための「カナン人の船」
     フルートとピアノのための「紅海からの場面」
    Y.ブラウン:ピッコロ、ファゴットとピアノのための三重奏曲
リオール・エイタン(Fl,ピッコロ)
ウズィ・シャレフ(Fg)
ローテム・ルッツ(Pf)
 イスラエルの親娘作曲家のフルート、ファゴット、ピアノのための作品集

 録音:2009-10年,58'05

 イェヘズケル・ブラウン(b.1922)とローテム・ルッツ(b.1959)は親娘でともに現在イスラエルで活躍する作曲家。ブラウンは現ポーランド領ブレスラウに生まれ、後にイギリスヘ移住。戦後イスラエルへ定住した。ドイツ音楽全般とバルトーク、ドビュッシー、ラヴェル、フランス六人組から多大な影響を受けたと公言し、そうした近代的書法にヘブライ伝統音楽の要素を加えたのが彼の作風をいえよう。
 娘のロテム・ルスはテルアヴィヴ大学で学び、旋法と無調の中間的な語法にやはりヘブライ的ともいえる独自のメリスマティックな歌いまわしを加えた抒情的な作風を持つ。

THOROFON



CTH 2591
\1800→\1690
「フォアラバー、旧シューマン邸でシューマン夫妻を弾く」
 クララ・シューマン:ピアノ・ソナタ ト短調
 ロベルト・シューマン:幻想小曲集 Op.12
 クララ・シューマン:スケルツォ ハ短調 Op.14
 フォアラバー:幽霊の物語 Op.20
フランツ・フォアラバー(ピアノ)
 シューマン邸で弾くシューマン夫妻作品集
 
 録音: 2011 年11 月26 、27日、ライプツィヒ、旧シューマン邸DDD,77'14

 シューマン夫妻の作品を、夫妻が1840年代前半を過ごしたライプツィヒの旧シューマン邸に保管されている、クララの従弟フリードリヒ・ヴィーク(1828-74)が1860年頃に作成したピアノで演奏している。モダンピアノの演奏と異なり、シューマンの音楽が過度にギラギラすることなく聞ける。
 フランツ・フォアラバーはオーストリア、グラーツ生まれの若いピアニスト。当レーベルでシューマン:ピアノ作品全集(CTH2530,13枚組)を完成している。自作の「幽霊の物語」も演奏している。
 

CTH 2590
\1800
「ペルヴェツ・モディ・プレイズ・スクリャービンVol.3」
 スクリャービン:
  ピアノ・ソナタ第2番 嬰ト短調 Op.19 「幻想ソナタ」
  7つの前奏曲 Op.17/5つの前奏曲 Op.16
  2つの夜想曲 Op.5/8つの練習曲 Op.42
  3つの小品 Op.45/2つの小品 Op.57
  ピアノ・ソナタ第7番 Op.64 「白ミサ」
ペルヴェツ・モディ(ピアノ)
 インド出身の気鋭のピアニスト、モディのスクリャービン第3集

 録音:2011年6月20-22日、12月19-21日、バーデンバーデン、DDD、74'28

 インド、ムンバイ生まれのピアニスト、ペルヴェツ・モディのスクリャービン集の第3集。第1集はCTH 2570、第2集はCTH 2579。現在はドイツを拠点に活躍している。スクリャービンに力を入れており、繊細で幻想的、詩情豊かな演奏は、スクリャービンに打ってつけである。
 

CTH 2592
\1800
「2つのフルートとピアノのための作品集」
 モーツァルト(ヴァインツィール、ヴェヒター編):
  2つのフルートのためのソナタ ニ長調 K.448
 エルマン:「ルチア」の思い出
 ドリーブ(ヴァインツィール、ヴェヒター編):
  「ラクメ」−花の二重唱
 ドップラー:ハンガリーの主題による小二重奏曲 Op.36
 クーラウ:グランド・トリオ Op.119
 ヒンデミット(ヴァインツィール、ヴェヒター編):
  「カルディヤック」〜パントマイム
エリーザベト・ヴァインツィール(フルート)
エドムント・ヴェヒター(フルート)
エファ・シーファーシュタイン(ピアノ)
 録音: 2011 年12 月12 − 15日、DDD、67'18

 2つのフルートとピアノ伴奏による演奏。モーツァルトは2つのピアノのためのソナタの編曲。ジュール・エルマン(1830−1911)の「ルチア」の思い出は初録音のようである。エリーザベト・ヴァインツィールとエドムント・ヴェヒターは共にミュンヘンのフルート奏者。ヴァインツィールはミュンヘン音楽大学で、ヴェヒターはミュンヘンルートヴィヒ・マクシミリアン大学で教職に就いている。
 
CTH 2593
\1800
「音楽の饗宴」〜ギター・アンサンブル
 ヴュストホフ:「サンバ協奏曲」から/ウルフ:演奏会用序曲/
 ビゼー:「カルメン」〜前奏曲,ハバネラ,ジプシーの歌/
 シャイン:「音楽の饗宴」から(5曲)/
 ギュンター:4部の小間奏曲/
 ファリャ:「三角帽子」〜粉屋の女房の踊り/
 プホル:光と影/コリア:スペイン
ミヒャエル・トレスター(指揮)
カッセル音楽アカデミー・
 ギター・アンサンブル
 録音: 2012 年5 月、カッセル、DDD、47'28

 ギター・アンサンブルのCD。シャイン、ビゼー、ファリャといったクラシックの作曲家、クラウス・ヴュストホフ、マヒモ・ディエゴ・プホル、イェンス=ウヴェ・ギュンターといった現代活躍中の人気作曲家、さらにダニエル・ウルフ、チック・コリアといった人気ギタリストの作品も含まれている。カッセル音楽アカデミー・ギター・アンサンブルは1988年にミヒャエル・トレスターによって結成された団代。

TUDOR


TUDOR 7190
¥2300
オルソンとヴィドールのオルガン交響曲
 「永遠の幻影」

  オットー・オルソン(1879-1964):
   オルガン交響曲第2番「クレド・シンフォニアクム」Op.50
  シャルル=マリー・ヴィドール(1844-1937):
   オルガン交響曲 第10番《ローマ風》Op.73
ジョルジュ・アタナシアデ(Org)
 録音:2011年、サン=モーリス大聖堂の大オルガン使用

 オットー・オルソンはスウェーデンの作曲家で後期ロマン派とフランス音楽の影響を受け、華麗なハーモニーを持った壮麗なオルガン曲や宗教曲を多数作曲した。他にヴィドールの代表作のひとつ《ローマ風》交響曲を収録。ジョルジュ・アタナシアデは1929年スイス生まれのオルガンの巨匠で、このディスクが最新録音となる。フランス・サン=モーリス大聖堂の大オルガン使用。




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