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第69号
お奨め国内盤新譜(2)
2013.2.12〜2013.4.5


オクタヴィア・レコード

OVXL-00075
(SACD Hybrid)
\3800
【エクストン・ラボラトリー・ゴールドライン】
 シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番
 リスト:
  メフィスト・ワルツ第1番「村ムラの居酒屋での踊り」
  コンソレーション第3番
  巡礼の年:第2年「イタリア」 S.161 第2曲 “物思いに沈む人”
金子三勇士(ピアノ)
 エソテリック大間知チ基彰氏&オクタヴィア・レコード 共同プロデュース
 「MIYUJI2012」に続く、金子三勇士の最新録音盤!    
2012年末にリリースした「MIYUJI2012」に続く、金子三勇士の最新録音盤をリリースします。
今回のレパートリーは、金子三勇士自身があたためてきたシューベルトの最後のソナタ21番。そしてカップリングには金子の得意とするリストの小品を収録。
こだわり抜いた録音技術、マスタリング技術で、それらの作品を際立たせています。
前作に引き続き、エソテリックの大間知基彰氏もプロデューサーとして参加。
エクストンの高品位録音を新マスタリング・バージョンでお楽しみください。
収録:2013年1月29-31日 富山・北アルプス文化センターにて収録
 

OVCL-00494
\3000
沼尻竜典(指揮)
 ラヴェル:

  マ・メール・ロワ バレエ版
   亡き王女のためのパヴァーヌ
  組曲 クープランの墓
沼尻竜典(指揮)
トウキョウ・モーツァルトプレーヤーズ  
2008年3月27-29日、2009年11月26-28日 東京・三鷹市芸術文化センター にて収録
淡くそして精緻な音色のおとぎの国への誘い    

指揮者 沼尻竜典の呼びかけにより1995年に結成された「トウキョウ・モーツァルトプレーヤーズ」。
レパートリーはモーツァルトに留まらず、後期ロマン派や近代の作品まで手がけ好評を博しています。
このラヴェルも沼尻とこの楽団ならではの演奏に昇華しています。
 「マ・メール・ロワ」はバレエ版で演奏され、この曲のパステルカラーとも言うべきオーケストラの音色を、穏やかに情感深くそして精緻に再現させます。淡く奥行きの深い響きは、「亡き王女のパヴァーヌ」や「クープランの墓」でもソロ・楽器の妙味とともに最大限にラヴェルの魅力を堪能させてくれます。
 指揮者 沼尻竜典の呼びかけにより1995年に結成された「トウキョウ・モーツァルトプレーヤーズ」は三鷹市芸術文化センターを拠点として、これまでにモーツァルトをはじめ室内オーケストラの楽しみを古典からオペラまで多種多様なプログラムで好評を得ている。
 指揮者の沼尻竜典は2013年8月1日から、ドイツ北部にあるリューベック歌劇場の音楽総監督に就任することが決まった。
 

OVCL-00498
(2SACD Hybrid)
\3500
小林研一郎(指揮)&チェコ・フィル
 ベートーヴェン:交響曲第8番&第9番「合唱」
小林研一郎(指揮)
チェコ・フィル
シモナ・ホウナ・シャトゥロヴァ(ソプラノ)
ヤナ・ホラコヴァ・ルヴィコヴァ(アルト)
リハルト・サメク(テノール)
マテイ・ハディマ(バリトン)
プラハ・フィルハーモニー合唱団  
小林研一郎、悲願のベートーヴェン交響曲全集完成!
プラハに響き渡る小林研一郎の輝かしい賛歌!    
小林研一郎の悲願であったベートーヴェン:交響曲全集がこれにて完結です。
 長年小林研一郎のヨーロッパでの活動の中心として共にした中欧を代表するチェコ・フィルとの全集は日本人指揮者として間違いなく快挙です。
 全集最後のタイトルはベートーヴェンの最後の2つの交響曲を収録。世界中で最も「合唱」を指揮しているといっても過言でない、小林研一郎のタクトにより紡ぎ出されるチェコ・フィルの芳醇で温かいハーモニーは、プラハの聴衆を熱くさせ、全公演スタンディングオベーションとなりました。
 重厚な響きを聴かせる弦楽器群に美しいソロを聴かせる木管群。ベートーヴェンを表現するには最高のオーケストラであるチェコ・フィルと数年にわたり向かい合った小林研一郎の渾身の演奏。小林研一郎のすべてが凝縮されている「合唱」、そしてベートーヴェン全集です。これは大きな金字塔となる全集の完成です。
2011年10月20-22日(第8番)
2013年1月9-11日(第9番)  プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホールにて収録  
 
OVCC-00099
\3000
郡恭一郎(トロンボーン)
 Special

  ドーシー:トロンボノロジー
  マスネ/ハルトマン編:タイスの瞑想曲
  クレストン:ファンタジー
  ガベーユ:スペシャル
  プライヤー:エア・ヴァリー、愛の魅力
  ガーシュイン/エルカー編:3つのガーシュイン・メロディー
  ディロレンツォ:リトル・カウボーイ
郡恭一郎(トロンボーン)
林浩子(ピアノ)
シエナ・ウインド・オーケストラのトロンボーン奏者、郡恭一郎のソロ・アルバムの登場!    
 シエナ・ウインド・オーケストラのトロンボーン奏者として、またジャズ・バンドやアンサンブル、指導者など縦横無尽の活躍を見せる郡恭一郎がクリストン・レーベルより初登場です。このアルバムには、美しいメロディやポップで非常に親しみやすいトロンボーン作品が並びます。
これからトロンボーンの定番となるであろう、「リトル・カウボーイ」などトロンボーン奏者必聴です。
郡恭一郎の卓越した演奏が、彩りを加え、鮮やかに颯爽と奏でてゆきます。
あらゆるジャンルを超越して活動する郡恭一郎ならではアルバムの完成です。
録音:2012年11月28-30日 埼玉・三芳町文化会館(コピスみよし)にて

郡恭一郎(トロンボーン)
 1968年2月、福岡市生まれ。3歳よりピアノを始め、フルートを桐原直子氏に師事、12歳よりトロンボーンを始める。桐朋学園高等学校音楽科を経て’90年桐朋学園大学音楽学部卒業。武蔵野音楽学院ジャズ科を優秀な成績で修了。フランスに短期留学。井手茂貴、三輪純生、小田桐寛之、神谷敏、イヴ・ドゥマールの各氏に師事。
 室内楽を東京トロンボーン四重奏団、祖堅方正、福田日出彦、田宮堅二の各氏に師事。ジャズを向井滋春、鍵和田道男両氏に師事。
 I・バウスフィールド、B・スローカー等、数多くの公開レッスンを受講。指揮を故岡部守弘、山本七雄の各氏に師事。'91年シエナ・ウインド・オーケストラに入団。佐渡裕指揮の同団と協奏曲を共演、好評を博す。'96年度より9年間、同団楽員代表も兼任し、同団発展に尽力し、現在は同団監事を兼任。
 第1回日本トロンボーン・コンペティション四重奏部門で第1位を獲得し日本吹奏楽学会賞を受賞。トロンボーン・フェスティバルで招待演奏を行う。同フェスティバルではゲストや講師、実行委員長等も務める。シエナ・ブラス、ムジカ・ムンダーナ・トロンボーン・アンサンブルのメンバー。トロンボーン・アンサンブルColin、ステイト・ブラス、Trombone Quartet 4Sonoreを主宰。首都圏の殆どのオーケストラへの客演や香港・倉敷・志賀高原等、内外の各音楽祭への参加、ベルリン・ドイツ・オペラ、ポーランド国立クラクフ室内管、ロシア・エルミタージュオーケストラ、チェコ・プラハ管弦楽団、サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団、レニングラード国立歌劇場管弦楽団等の日本公演に出演。様々な審査員、各誌への執筆等も手掛け、ヤマハ・ミュージック・メディアからトロンボーン教本を出版。ウイリーズ・カスタムブラスより自身のモデルのマウスピース「K2」シリーズを監修・発売。またスタジオ録音やジャズも広く手掛け、北村英治、辛島文雄、原朋直、ビル・ワトラス、リッチー・コール、ボビー・シュー等、内外の有名奏者と多数共演し有名ライブハウスにも定期的に出演している様に幅広いジャンルで活躍中。昭和音楽大学及び同大学院、同短期大学及び同音楽教室、国立音楽院、ミュージックスクール・ダカーポ、各講師。日本トロンボーン協会常任理事。元(財)調布市文化コミュニティ振興財団評議員。
  
EXCL-00094
\2800
シューベルト:「水車屋の美しい娘」 無伴奏混声合唱版(千原英喜 編)
  歌曲集「水車屋の美しい娘」 D.795 作品25
里井 宏次(指揮)
ザ・タロー・シンガーズ
 人の声だけが紡ぎだすシューベルトのロマンティシズム  
 前作「冬の旅」の合唱版で好評価を獲得した、ザ・タロー・シンガーズ。その続編ともいうべき、「水車屋の美しい娘」の登場です。
 シューベルトの歌曲集に新たな魅力を添え、またそのロマンティシズムを別次元から捕らえたともいうべき合唱版。
 この「水車屋の美しい娘」でも、人の声だけが紡ぎだすシューベルトの感情の綾が、立体的に響きわたります。名曲「しぼめる花」など知名度の高い楽曲ですが、初めて聞くような新鮮な感動を私たちに与えてくれます。   2012年10月8日 東京文化会館小ホールにてライブ収録
 
EXCL-00095
(SACD Hybrid)
\3000
ショパン:バラード集&即興曲集/江崎昌子(ピアノ)  
 即興曲第1番〜第3番、幻想即興曲
江崎昌子(ピアノ)
 江崎昌子によるショパン・シリーズ第5弾。
 繊細に美しく詩情を紡ぐ江崎昌子によるショパンの真髄!
 ポーランド政府よりグロリア・アルティス文化勲章を授与されるなど、日本のみならず本国からもショパンの真髄を伝えるピアニストとして高い評価を受けている江崎昌子の最新ショパン集です。
 今回は、満を持して、ショパン作品の中で最も劇的で、ドラマを含む、まさにショパンの傑作の一つであるバラード集です。
 これまで多くの名手がこの曲と対峙してきましたが、江崎昌子が描くバラードは非常に詩的であり、表情豊かに極上の美しさを魅せます。
 また、各曲に刻まれている起承転結的な曲想を、きっちりと構築させ、一気に聴き手をショパンの世界へと導きます。江崎の奏でる光り輝くような肌理細やかな美しい音色をお楽しみ下さい。
 また即興曲では、同様に輝かしい音色が自由に流麗に広がってゆきます。まさに、ショパン演奏の極みといっても言い、江崎昌子渾身のアルバムの登場です。
  2012年12月4-6日 埼玉三芳町文化会館(コピスみよし)にて  
 
EXCL-00096
\3000
発売延期
ローデ:24のカプリス/木野雅之 (ヴァイオリン) 木野雅之 (ヴァイオリン)
 木野雅之と学ぶ、教則本シリーズ第4弾!
 ヴァイオリンを学ぶものにとって、大変大切なな練習曲のひとつであるローデの「24のカプリス」全曲のCDです。24の調声の上にひとつひとつ書き上げられたこの練習曲はテクニックはもとより、個々の楽曲の構成と色彩感を表現する要素を含んでいる曲集です。
 演奏者、木野雅之マサユキによる各曲の演奏についての手引きも掲載されています。
 2012年2月27-29日 横浜みなとみらいホール にて収録  
OVCL-00493
\3000
ファースト・インプレッション/与那城敬
 コルンゴルト:
  フリッツのアリア(ピエロの歌)「我が憧れ、我が幻想」(歌劇「死の都」より)
 モーツァルト:
  グリエルモのアリア「彼に眼を向けなさい」
   (歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」より)
 ベッリーニ:
  リッカルドのアリア「永遠にお前を失ってしまった」
   (歌劇「清教徒」より)
 ワーグナー:
  ヴォルフラムのアリア「死の予感のごとく〜優しい夕星よ」
   (夕星の歌)(歌劇「タンホイザー」より)
 畑中良輔/杉浦伊作(作詞):花林
 木下牧子/やなせたかし(作詞):さびしいカシの木
 瀧廉太郎/土井晩翠(作詞):荒城の月
 田三郎/高田喜久雄(作詞):くちなし
 小林秀雄/野上彰(作詞):落葉松
 マスカーニ/いとうたつこ(作詞):アヴェ・マリア
 新井満/新井満(作詞):千の風になって
 久石譲/小山薫堂(作詞):スタンド・アローン
与那城敬(バリトン)
巨勢励起(ピアノ)
橋本岳人(フルート)
清水のりこ(エレクトーン)
 銀色の光を宿す歌声。与那城敬待望のファースト・アルバム!
 与那城敬の歌声には、聴く人が自然と居住いを正したくなるような「凛然たる風格」がある。今回のアルバムも、最初のコルンゴルトのアリアから、与那城の清々しい声音の力は明らかである。物事をよく考え、弁えた上でこそ生み出せる「初々しさと瑞々しさ」がこの一曲には際立っている。また、モーツァルトの「コジ・ファン・トゥッテ」の追加のアリアに聴くいかにも青年的な逞しさ、ベッリーニの「清教徒」の名アリアにおける深みのある響き、「さびしいカシの木」に静かに偲ばせた思いやりの心、「荒城の月」での太く豊かな息遣い、「落葉松」に一瞬現れて消える激情の想いなど、いずれも与那城の歌がメロディにもたらした格別の味わいと想う。   (岸純信 ライナーノーツより)
 2012年12月3日、2013年1月13日 ヤマハホールにて収録

与那城敬:
 神戸市出身。兵庫県立西宮高等学校音楽科ピアノ専攻卒業。桐朋学園大学音楽学部演奏学科ピアノ専攻卒業。同大学研究科声楽専攻修了。二期会オペラ研修所オペラ・ストゥーディオ、新国立劇場オペラ研修所第5期修了。第11回世界オペラ歌唱コンクール「新しい声2005」アジア予選代表としてドイツ本選出場。第16回マリオ・デル・モナコ国際声楽コンクール第3位(1位なし)入賞。平成17年度文化庁派遣芸術家在外研修員としてイタリア・ミラノへ留学。第18回奏楽堂日本歌曲コンクール第1位、中田喜直賞受賞。08年CHANEL Pygmalion Days 参加アーティスト。

 これまでに『ドン・ジョヴァンニ』タイトル・ロール、東京二期会『コジ・ファン・トゥッテ』(芸術大賞受賞)グリエルモ、小澤征爾塾特別コンサート『カルメン』エスカミリオ、北とぴあ国際音楽祭モンテヴェルディ『オルフェーオ』アポロ、レオンカヴァッロ生誕150周年シアターオペラ『道化師』シルヴィオ(読響)等で高い評価を得る。2008年9月、東京二期会『エウゲニー・オネーギン』オネーギン役に抜擢され、ペーター・コンヴィチュニー演出でも絶賛を浴び、同年11月には藤沢オペラ『メリー・ウィドー』にも主演。08/09年トヨタコミュミティーコンサート『ラ・ボエーム』マルチェッロ役、 09年2月、横須賀芸術劇場オペラ:パーセル『ダイドーとイニーアス』イニーアス、09年3月びわ湖ホール・神奈川県民ホール共催『トゥーランドット』、佐渡裕プロデュース『カルメン』など活躍が続く。 2010年は「NHKニューイヤーオペラコンサート」に初出演を果たし、続く4月には新国立劇場『愛の妙薬』(新制作)ベルコーレ役で海外の著名な歌手たちとの共演でも際立つ存在感を示した。また6月には新国立劇場創作委嘱作品〈世界初演・池辺晋一郎作曲〉オペラ『鹿鳴館』影山悠敏伯爵に抜擢され、重責を果たした。コンサートソリストとしてもバッハ『マタイ受難曲』『ヨハネ受難曲』『ロ短調ミサ』各ミサ曲、カンタータ、ヘンデル『メサイア』、モーツァルト『レクイエム』『戴冠ミサ』、フォーレ『レクイエム』、ベートーヴェン『第九』等のソリストとして活躍している。08/09年はバッハ・コレギウム・ジャパンのメンバー及びソリストとしても国内外の公演に参加した。 二期会会員.。
 


DGY001
\3500
フジコ・ヘミングの新レーベル、待望の第一弾発表!
【CD】
 ディーリアス:小オーケストラのための2つの小品より
  春初めてのカッコウの声を聴いて
 モーツァルト:ピアノ協奏曲 第21番 ハ長調 K.467
 ショパン:ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 作品11より 第2楽章 ロマンス
 ドヴォルザーク:チェコ組曲 作品39
【DVD】
 メイキング オブCD(スペイン)
イングリット・フジコ・ヘミング
トビアス・ゴスマン(指揮)
スペイン・カメラータ21オーケストラ
 アリアCD店主がフジコ・ヘミングを推すなんて、と思われるかもしれないが、いやいやどうして、この人面白い。
 DECCAと契約したときはどうなることかと思ったが、何とかうまく離れることができたみたいで、このたび晴れて自主レーベル立ち上げに成功。
 これからは思う存分ハチャメチャなフジコ・ワールドを撒き散らしてほしい。

 フジコ・ヘミングの新レーベル、待望の第一弾発表!
 フジコ・ヘミングならではの一音一音に魂が注ぎ込まれた深奥なるピアニズム。盟友トビアス・ゴスマン率いるスペイン・カメラータ21オーケストラとの絶妙なアンサンブルが光る、ファン必聴のアルバムです。
 初録音となるモーツァルト、ピアノ協奏曲も端正でありながら、輝く色彩に溢れています。
 特典として、本CDのメイキングの様子を収録したDVDを含む2枚組アルバムです。録音:2012年/スペイン
※アーティストの希望により解説書は英文のみの掲載となります。
 
EXCL-00093
\3000
オーボエ・アンサンブル HAIM
 パッフェルベル:カノン
 ヘンデル:水上の音楽より
 真島俊夫:Les Couleurs Couler より「白と黒」
 ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
 フォーレ:夢の後に
 ラフマニノフ:ヴォカリース
 ラヴェル:マ・メール・ロア組曲
オーボエ・アンサンブル 「HAIM」
広田 智之 (オーボエ)
荒 絵理子 (オーボエ)
池田 昭子 (オーボエ&コール・アングレー)
宮村 和弘(オーボエ、オーボエ・ダ・モーレ&コール・アングレー)
大島 弥州夫 (バス・オーボエ)
日本を代表するオーボエ奏者の饗宴!
魅惑の楽器、オーボエの魅力と創意の新たな試み!

ここに新たな、夢のようなユニットが誕生しました。

日本を代表するオーボエ奏者が集い、オーボエ属の楽器だけのユニット、オーボエ・アンサンブル「HAIM」です。広田智之をリーダーとして彼の門下生東響の荒絵理子、N響の池田昭子 佼成ウィンドの宮村和宏 この4人を中心に、フレキシブルに楽曲に合わせ編成するアンサンブル。今回はバス・オーボエに大阪フィルの大島 弥州夫と豪華なメンバーです。

また、この新ユニットのため真島俊夫の書き下ろしも収録され、この珠玉のアンサンブルの可能性と花を添えています。

カメラータ・トウキョウ


CMCD-99073/4
(2CD)
\3500
神谷郁代(ピアノ)
 C.チェルニー:48の前奏曲とフーガ 作品856

  1. 前奏曲/2. フーガ ハ長調
  3. 前奏曲/4. フーガ イ短調
  5. 前奏曲/6. フーガ ヘ長調
  7. 前奏曲/8. フーガ ニ短調
  9. 前奏曲/10. フーガ 変ロ長調
 11. 前奏曲/12. フーガ ト短調
 13. 前奏曲/14. フーガ 変ホ長調
 15. 前奏曲/16. フーガ ハ短調
 17. 前奏曲/18. フーガ 変イ長調
 19. 前奏曲/20. フーガ ヘ短調
 21. 前奏曲/22. フーガ 変ニ長調
 23. 前奏曲/24. フーガ 変ロ短調
 25. 前奏曲/26. フーガ 変ト長調
 27. 前奏曲/28. フーガ 変ホ短調
 29. 前奏曲/30. フーガ ロ長調
 31. 前奏曲 嬰ト短調/32. フーガ 変イ短調
 33. 前奏曲/34. フーガ ホ長調
 35. 前奏曲/36. フーガ 嬰ハ短
 37. 前奏曲/38. フーガ イ長調
 39. 前奏曲/40. フーガ 嬰ヘ短調
 41. 前奏曲/42. フーガ ニ長調
 43. 前奏曲/44. フーガ ロ短調
 45. 前奏曲/46. フーガ ト長調
 47. 前奏曲/48. フーガ ホ短調
神谷郁代(ピアノ)
 当ディスクをプレーヤーに乗せ、その音を蘇らせた瞬間、この曲集がもはや単なる練習曲などではなく、唯一無二の性格を具えた卓越したピアノ曲であることがすぐに分かるだろう。形式的にはまた基本的にはバッハが手本とされているにもかかわらず、チェルニーはそうした要素を独自の方法で自分のものとしていたことがよく分かる。(曲目解説より)
 チェルニーが亡くなった年に作曲し、愛弟子リストに献呈した遺作、『48の前奏曲とフーガ』。
 練習曲として当時出版されるも、今ではほとんど知られていない幻の作品がウィーン楽友協会の協力のもと、遂にそのベールを脱ぎます。
 チェルニーが遺した『音』による遺言をよみがえらせるのは日本を代表する名手、神谷郁代。従来の『練習曲』とは一線を画する必聴の名品がここに。録音:2012年11月 ほか/三重

●神谷郁代(ピアノ)
 井口愛子氏に師事。桐朋学園高校卒業の年に毎日音楽コンクール第一位受賞。エッセン音楽院卒業。クラウス・ヘルヴィッヒ、ステファン・アスケナーゼらに師事。
 1972年、エリザベート王妃国際音楽コンクールに入賞。その後、ヨーロッパ各地で音楽祭、リサイタルなど活発な演奏活動を展開。ロンドンデビューの際には、辛口批評で知られる「ロンドンタイムズ」に「豊かな音楽性、冴えたテクニック、強い精神力、そして明晰な頭脳による力強い演奏」と絶賛された。数多くの著名な指揮者と共演し、その中には、ズービン・メータ、小澤征爾、ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス、ハインツ・レーグナー、マキシム・ショスタコーヴィチらがいる。また、ソロ・リサイタルのほか、クリーヴランド弦楽四重奏団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーらと室内楽で共演し、日本国内外の著名なオーケストラとも共演している。1988年、『モーツァルト:ピアノ協奏曲の夕べ』によって芸術祭賞を受賞。レパートリーは幅広く、ベートーヴェンをはじめとする古典派から、プロコフィエフ、ラヴェル、プーランクなどのほか、現代作品の演奏にも積極的に取り組んでいる。 教育活動にも積極的に取り組み、長く日本音楽コンクールの審査員を務め、また、2011年まで京都市立芸術大学にて教授として後進の指導にあたった。
 レコーディング活動においては、RCAでモーツァルト、ベートーヴェン、ショパン、スクリャービンなど20枚以上を録音。また、フォンテックよりベートーヴェンのソナタ集、カメラータより野田暉行、別宮貞雄の協奏曲をリリース。fine N&Fよりベートーヴェンの第4番とグリーグの協奏曲(共演:モスクワ放送交響楽団)、J.S.バッハの作品をリリース。2008年7月には、念願のシューベルトの作品を集めたCD「神谷郁代プレイズ・シューベルト」(fine N&F)をリリース。この録音が「第21回ミュージックペンクラブ音楽賞」受賞。 2012年、ウィーン楽友協会の協力のもと、世界初録音となる『チェルニー:48の前奏曲とフーガ』をカメラータに録音し、翌2013年にリリース。
 
CMCD-28280
\2940
ヴィヴァルディ:
 ヴァイオリン協奏曲集 「四季」 作品8-1〜4
 ★HRカッティングによる高音質CD
 ★このCDは、2013年2月25日に発売したCMBD-80004と同一マスターを使用しています
パオロ・フランチェスキーニ(ヴァイオリン)
クラウディオ・ブリツィ(クラヴィオルガン)
イ・ソリスティ・ディ・ペルージャ
リアリゼーション:クラウディオ・ブリツィ
 鬼才クラウディオ・ブリツィとイタリアの名アンサンブル、イ・ソリスティ・ディ・ペルージャが新たな解釈で挑んだヴィヴァルディの名曲「四季」。今年2月25日に『ハイレゾオーディオ・ブルーレイディスク』として発売され(CMBD-80004)、オーディオ雑誌を始め各メディアで絶賛され、話題となったタイトルをCDとして発売いたします。
 今回のCD化にはビクタークリエイティブメディア㈱が開発した『HRカッティング』を採用、ハイレゾリューション音源をダイレクトにCDへカッティングすることで高音質を実現しました。『HRカッティング』によるCDは通常のCDプレイヤーで再生可能が可能です。
 ブルーレイディスク・プレーヤーをお持ちでない方をはじめ、既発売のブルーレイディスク盤との比較試聴も楽しめるタイトルです。
 

CMCD-25039
\2500
井上直幸没後10年記念
 ワルター・ノータスとのブラームス、シューベルト

  ブラームス:チェロ・ソナタ 第2番 ヘ長調 作品99
  シューベルト:アルペッジョーネ・ソナタ イ短調 D.821
   オリジナル・アナログ・マスター・テープからの高音質リマスタリング
ワルター・ノータス(チェロ)
井上直幸(ピアノ)
 2003年に惜しまれつつこの世を去った名ピアニスト、井上直幸の没後10年を記念し、1970年代に録音され、LPでリリースされていた音源を初CD化。
 バイエルン放送交響楽団の首席チェロ奏者を経て、ソロ・室内楽、また指導者としても活躍するワルター・ノータスとの理想的なデュオで、ブラームスとシューベルトの名作ソナタの本質に迫ります。若き日の名演をご堪能ください。

井上直幸(ピアノ)

 1940年、福岡市に生まれる。桐朋学園大学卒業後、1964年、ドイツに留学。シュトゥットガルト国立音楽大学にてA.エアフルト、H.ロイターに師事。フライブルク国立音楽大学に移り、E.ピヒト=アクセンフェルトのもとで研鑽を積み1969年に同大学を首席で卒業。ケルンでデビュー・リサイタルを開いた後、ミュンヘン国際コンクール入賞。
 1974年、東京でシェーンベルク生誕100年を記念してピアノ曲全曲演奏および録音を行い高い評価を得る。1976年に帰国後、NHK番組「ピアノのおけいこ」への出演、NHK交響楽団を始め主要なオーケストラとの共演、全国各地でのリサイタル、録音、武庫川女子大学で教鞭を執るなど多彩な活動を展開。1983年にはヘルシンキ・フィルハーモニーと共演。
 1988年に行ったソヴィエトへの演奏旅行では、その演奏が絶賛を博した。「音楽に対する深い洞察力」「自然で豊かな表現力」「色彩感に富んだ響き」など、その演奏に対する評価は常に高い評価を得た。
 2003年4月22日急逝。享年63歳。

ALM/コジマ録音


ALCD-88
\2940
モートン・フェルドマン (1926-87):
 [1] 《バニータ・マーカスのために》(1985)
井上 郷子(ピアノ)
ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず
ケージ・ポロック・ロスコらニューヨークの前衛芸術家たちと親交を結び、20世紀後半の芸術に大きな影響を与えたアメリカ実験音楽シーンの雄モートン・フェルドマン(1926-87)が死の2年前に残した伝説のピアノ曲、待望の国内盤。稜線を持たない悠久の時間の中に広げられる極小単位の反復は、常に微細な変化を続け、やがて人の聴感覚そのものを変えてゆく。緻密に織り上げられた76分の比類なく美しき静謐に、あなたは何を聴くか?
total playing time … 76’12” 〈録音〉 相模湖交流センター 2012年8月14-16日 〈解説〉近藤譲
井上 郷子(ピアニスト)
東京学芸大学大学院作曲科修了。1986-1991年「ムジカ・プラクティカ・アンサンブル」のメンバーとして活動後、1991年よりソロ活動。東京で毎年、定期的にリサイタルを開催、武満徹、近藤譲、松平頼則、松平頼暁などの日本人作曲家のほか、モートン・フェルドマン、ジョン・ケージ、ルチアーノ・ベリオ、リュック・フェラーリ、ドイナ・ロタルらの、世界初演、日本初演を含む150曲以上を演奏。海外でも、アメリカ合衆国、フランス、ドイツ、イタリア、スイス、スペイン、ルーマニア、トルコ、エジプト、アルゼンチン各地でソロリサイタルや大学でのレクチャーコンサートを行なうほか、「ブールジュ実験音楽祭」(フランス)「ダルムシュタット夏期音楽セミナー」(ドイツ)等の国際芸術祭から招聘、「8th Meridian ISCM- Romanian Section International Festival」」(ブカレスト) 「Festival “l’Art pour l’Aar”」(ベルン)「9th Mersin Muzik Festivali」(メルシン)「16th Ciclo de Conciertos de Musica Contemporanea」(ブエノスアイレス)などの音楽祭でソロリサイタルを行なっている。ソロアルバムとして、これまでにスイスHatHut社、ドイツ エディション・フンデルトマルクから計4タイトルが出版されている。「井上郷子ピアノ・リサイタル#19 モートン・フェルドマン作品集」により、第10回佐治敬三賞(サントリー芸術財団)を受賞。現在、国立音楽大学准教授。

ALCD-7172
\2940
メアリ・スチュアート女王の詩 シューマン 後期歌曲集
 ロベルト・シューマン(1810-56):
  [1]-[3] 3つの歌 op. 83
  [4]-[8] リートと歌 第4集 op. 96
  [9]-[15] レーナウの6つの詩とレクイエム op. 90
  [16]-[21] 6つの歌 op. 107
  [22] 春の挨拶 M11/1[遺作]
  [23]-[29] 7つの歌?エリザベト・クルマンを偲んで op. 104
  [30]-[34] メアリ・スチュアート女王の詩 op. 135
加納悦子(メゾソプラノ)
長尾洋史(ピアノ)
[歌詞対訳付き]
日本を代表する歌手として近年ますます存在感を放つメゾソプラノ加納悦子のソロ・デビュー盤。ドイツ留学後、ドイツ各地の歌劇場の舞台にも数多く立ち、ドイツ語に定評のある加納がここで取り組むのはドイツ・リートの奥の院。《詩人の恋》《リーダークライス》などの名作を集中的に作曲した1840年の「歌の年」から10年を経て、作曲家として一層成熟したシューマンの後期歌曲の高みが、たしかな技術と的確な解釈に支えられた声楽表現によって精緻に描かれている。深く文学と結びついたシューマンの創作の、そしてドイツロマン派音楽の本当の貌(かお)がここにある。

total playing time … 68’56” 〈録音〉相模湖交流センター 2012年8月10-12日 〈解説〉梅津時比古・加納悦子 〈歌詞対訳〉三ヶ尻正
加納悦子(メゾソプラノ)
 東京藝術大大学院を経てドイツ国立ケルン音楽大学で学ぶ。ケルン市立歌劇場オペラスタジオ研修生から同歌劇場専属歌手となる。また、シュトゥットガルト州立歌劇場、ザルツブルグ音楽祭、ベルギー・フランドルオペラなどにおいて、モーツァルト『コジ・ファン・トゥッテ』(指揮・ルネ・ヤコブス)デスピーナやウルマン『アトランティックの王』、リゲティ『ル・グラン・マカーブル』などの現代オペラにも出演した。 近年のオペラの舞台ではヴァーグナー『トリスタンとイゾルデ』ブランゲーネなどで真摯な役作りと正確なディクションが絶賛されたが、日本においては、NHK交響楽団をはじめ主要オーケストラとの共演や新国立劇場オペラの出演を重ねる一方で、ドイツ・リートの分野でも第一人者として、常に内面を深く掘り下げた卓越した表現力で高い評価を得ている。

長尾 洋史(ピアノ)
 東京藝術大学、同大学院修士課程を修了。安宅賞を受賞。宗廣祐詩、遠藤道子、米谷治郎の各氏に師事。1995年、パリ・エコールノルマルに留学。帰国後は、NHK交響楽団、東京交響楽団、東京都交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、大阪交響楽団など主要オーケストラと共演。ソロ・リサイタル、多数の国内外の作品初演、主要音楽祭に出演するほか、ミシェル・ベッケ(Tb)、エリック・オビエ(Tp)、ジャン=イヴ・フルモー(Sax)、パーヴェル・ベルマン(Vl)などの管楽器、弦楽器奏者と共演するなど、その活動は多岐にわたっている。
 CDは、「エボカシオン」「長尾洋史プレイズ ラヴェル&ドビュッシー」(ライヴノーツ)、「メシアン:アーメンの幻影(2台ピアノ/共演:藤原亜美)」、「長尾洋史 リスト&レーガーを弾く」(コジマ録音)などをリリース。
 透明で芯のある美しい音、緻密で精巧なテクニックの中に、非常にみずみずしい音楽を聴かせることのできる数少ない演奏家である。国立音楽大学准教授、東京藝術大学非常勤講師。
 


ALCD-94
\2940
《声の幽韻》 松平頼則作品集III
松平頼則(1907?2001):
 [1] おほかたの(藤壷)[賢木(さかき)の巻](Vo.+Perc., 1991)
 [2] つれづれと(浮舟)[宇治十帖] (Sop.+Fl., 1998)
 [3] おくとみる(紫の上) 奈良ゆみ編曲 (Sop.+Fl., 1995)
 [4]-[6] 三つのオルドル ソプラノとフリュートと箏のための (Sop.+Fl.+Koto., 1994)
 [7]-[8] 三つの古い日本の歌 (Vo., 1999)より
  I . 催馬楽 美濃山
  III. 声明 陪臚
 [9] 明けぬ夜に(明石)(Vo.+Koto,m 1991)
 [10] まぼろしの宴(プロローグ、品玄、入調) (Sop.+Perc., 1994)
 [11] 鳥(迦陵頻[かりょうびん])の急 (Sop.+Fl., 2001)(遺作)
 [12] いにしへの日は[三好達治 詩](Vo., 2001)
奈良ゆみ[ソプラノ]
ピエール=イヴ・アルトー[フルート]
てん・仁智[箏]
上野信一[打楽器]
雅楽の素材を西洋音楽の技法で扱い、唯一無二の世界を紡ぎ続けた作曲家・松平頼則(まつだいらよりつね、1907?2001)の晩年の声楽作品集。1991年の作品「おほかたの(藤壷)」から遺作となった2001年の「鳥(迦陵頻)の急」に至る9作品は、技法を大きく凌駕した松平が最晩年に到達した芸術的昇華を伝える。
 作曲家が全幅の信頼をおいたソプラノ歌手・奈良ゆみの魂の絶唱を支えるのは、フルートのピエール=イヴ・アルトー、箏のてん・仁智、打楽器の上野信一。松平の音楽を熟知する演奏家の手によって、音楽界の至宝がいま、あなたの耳に谺する。〈録音〉 相模湖交流センター 2012年5月8-9、16-17日 total playing time ... 79’07”

【奈良ゆみ(ソプラノ)】
 幼い頃より、グレゴリオ聖歌、詩吟、タンゴに親しむ。声楽を志し岩本喜仁氏に教えを乞う。相愛大学声楽科在学中にフランス音楽に魅かれ、卒業後、フランス政府給費留学生としてパリ国立高等音楽院に入学、メシアンに注目される。以後、パリを拠点としてヨーロッパ各地で盛んな演奏活動を展開。色彩感にあふれた声と創造的な表現力は、とりわけ現代音楽の分野で注目を集め、多くの現代作曲家が彼女に曲を捧げている。また、舞台における独特な存在感と演技力が評価され、ピーター・ブルック演出の『骨』や『マハーバーラタ』にも出演している。パリ・バスティーユ・オペラ座で演奏されたメシアンの『ハラウィ?愛と死の歌』をはじめとして、シェーンベルク『月に憑かれたピエロ』、モーリス・オハナのモノオペラ『三つの御花(オハナ)の物語』、中世から現代作品までア・カペラで綴ったスペクタクル『ソロ・ヴォイス』公演などが高い評価を受ける。またフランス政府文化省の派遣により、サティとフランス六人組やラヴェル『シェエラザード』など、フランス歌曲を東欧・ロシアで紹介するリサイタルを数多く行っている。さらに、西鶴の『好色一代女』のテキストを使ったジャン・クロード・エロワの作品『リベラシオン』や、松平頼則のモノオペラ『源氏物語』の歌い手として、日本の音楽・文化が西洋の現代音楽と結びつく可能性を明示した。
 日本では、ドビュッシー『ペレアスとメリザンド』(ジャン・フルネ指揮、東京都交響楽団)、プーランク『人間の声』(ワッセルマン演出、寺嶋陸也ピアノ)などを歌う。2001年からは毎年2回大阪モーツァルト・サロンで『フランス歌曲全貌シリーズ』を中心にクリエイティヴなテーマのコンサートが催されている。CD録音も数多く、ヨーロッパでリリースされた『ドビュッシー歌曲集』(ピアノ:クロード・ラヴォワ)<Cypres> は、仏音楽誌(ル・モンド・ドゥ・ラ・ミュジック)で最高推薦盤に選ばれ絶賛される。

【ピエール=イヴ・アルトー(フルート)】
 パリ国立高等音楽院を首席で卒業(フルート、室内楽)後、世界中で演奏活動を行う。アンサンブル2e2mのフルート奏者をつとめ、また1994年から97年には芸術監督。パリ音楽院でのフルート教授と同時に、世界中でマスタークラスを開く。1981年から86年まで、ブーレーズに依頼され、IRCAMの楽器奏法研究ディレクター。
 演奏家・教育者・研究者として、アルトーはフルート演奏芸術の発展に大きく寄与して来た。伝統的レパートリーに新たな息吹を吹き込むのみならず、現代音楽にも新しい視野を開いた。この点から、ファーニホー、グヴァイドリーナ、平義久などの、多くの現代作曲家たちが、彼のために作品を書いている。その演奏や録音によって、彼は多くの賞を国内外に問わず、受賞している。2006年には、芸術文化勲章を授与された。

【てん・仁智(箏)】
 東京藝術大学卒業後、どの流派にも、どの音楽ジャンルにも属さない姿勢を心がけ、日本各地で60回以上の自作自演によるソロ・コンサートを開催。箏によって創り上げた音楽世界の独自性に対する評価は高く、「伝統のくびきからこれほど自由に、その核心の部分を生かすことができる演奏家は貴重である」などと評される。一方、即興により、ツトム・ヤマシタ(打楽器)、三宅榛名(作曲・ピアノ)、武久源造(チェンバロ)、大倉正之助(大鼓)、直川礼緒(口琴)等、個性的な音楽家とも共演。CDに『刻の記憶Ⅱ』(EBISU-3/コジマ録音)他。映画・テレビ・ビデオ等の音楽も多数担当。

【上野信一(打楽器)】
 3才よりマリンバとピアノによる音楽基礎教育を受ける。国立音楽大学を首席卒業。
 国際コンクール受賞歴多数。仏・国立ストラスブール・フィルハーモニー打楽器奏者。仏・国立トゥールーズ・キャピトル管弦楽団、首席打楽器・ティンパニ奏者を歴任。ソリストとしての新作初演は50曲を超え、世界各地でのリサイタル、パリ国際パーカッション・フォーラム、国際打楽器芸術協会世界大会(PASIC)、同、欧州大会での招聘演奏等、国際的に展開。指導者としても国内はもとより、国際コンクールにおいても受賞者を多く輩出している。パーカッション・グループ・フォニックス・レフレクション及びアンサンブル・ムジカ・ヴィヴァンテ主宰。国立音楽大学講師。
  

ALCD-95
\2940
■胡笳(こか)の声 〜君聞かずや 胡笳の声 最も悲しきを〜
 [1] 中村仁美:胡人、月に向かいて(2011)
 [2] 伊左治直:まいによい、よいにまよい(舞に酔い、宵に迷い) (2009)
 [3] 吉川和夫:聖玻璃(せいはり)の風 〜
   篳篥独奏のための? (2005)
 [4] 佐々木冬彦:天国の扉へ 〜
   大篳篥及び篳篥とハープのための? (2004)
 [5] 芝祐靖:篳篥独奏のための〜(りょう)1988)
 [6] 嶋津武仁:飯舘の四季・四句 (2012)(黛まどか作句)
 [7] 佐々木冬彦:ひとであるあかしとして (2012)(若松丈太郎作詞)
 [8] 雅楽古典:盤渉調調子(ばんしきちょうのちょうし)
中村仁美[篳篥、大篳篥、歌]
青山恵子[歌]
伊左治直[ハーディガーディ他]
加藤恭子[打楽器] 
近藤治夫[バグパイプ、
クルムホルン、
ゲムスホルン]
佐々木冬彦[箜篌、ハープ] 
笹本武志[排簫]
かつては「悲篥」とも綴られた楽器である「篳篥(ひちりき)」。??その音は、人が悲しみのあまり搾り出す声にも似ている。しかし一方では強烈な生命力に満ち、力強い音によって聴き手に心の安らぎを与えてきた雅楽の中心的な楽器でもある。その独特の音色に長く寄り添ってきた篳篥奏者・中村仁美の最新作である当盤は、原発事故で避難を余儀なくされた福島県飯舘村に捧げられた作品をふくむ7作品のほか、古来伝わる雅楽である「盤渉調調子(ばんしきちょうのちょうし)」を収録。古から今日へと続く幾千幾万の悲しみや怒り、そして未来への希望を一本の篳篥に託した、畢生(ひっせい)の一枚。
〈録音〉 相模湖交流センター 2012年9月19-20日 total playing time ...70’47”


中村仁美[篳篥]
大学時代に雅楽と出会い、篳篥・楽箏・左舞などを学ぶ。古典だけでなく、現代作品や即興演奏にも積極的に取り組み、篳篥のもつ力強さと、繊細で滑らかな美しさを生かした演奏を開拓している。他ジャンルとの共演機会も多い。リサイタル「葦の声」(1992〜)「葦の風」(2003〜)では、それまでほとんどなかった篳篥のソロ曲やアンサンブル曲を多数委嘱初演。ミュージック・フロム・ジャパン音楽祭、ウルティマ現代音楽祭、MITO音楽祭など海外での音楽祭にも多数参加し、コロンビア大学(米)では2006年より毎年演奏会と指導を行う。2010年松尾芸能賞新人賞受賞。雅楽演奏団体「伶楽舎」メンバー。CD「ひちりき萬華鏡」(ALM)。国立音楽大学、沖縄県立芸術大学非常勤講師。http://www.gagaku.jp/hitomi-hichiriki/
 


ALCD-1134
\2940
■ジャン=マリー・ルクレールの肖像
ジャン=マリー・ルクレール(1697-1764):
 [1]-[3] 序曲第2番 ニ長調
 [4]-[7] 2つのヴァイオリンのためのソナタ第6番 変ロ長調 作品12-6
 [8]-[11] トリオ・ソナタ第4番 ヘ長調 作品4-4
 [12]-[15] ヴァイオリン・ソナタ第8番 ト長調 作品1-8
 [16]-[23] 音楽の気晴らし 第1集 ニ長調
アンサンブル・リクレアツィオン・ダルカディア
バロック・ヴァイオリン松永綾子
バロック・ヴァイオリン 山口幸恵
バロック・チェロ 懸田貴嗣
チェンバロ 渡邊孝
 
 伊・ボンポルティ国際古楽コンクール第1位、聴衆賞、ORF(オーストリア国営放送)録音賞受賞を皮切りに、ヨーロッパの様々な音楽祭で圧倒的な支持を得、近年では国内古楽界でも飛ぶ鳥を落とす勢いのアンサンブル・リクレアツィオン・ダルカディア。
 Ricreation d’Arcadiaの名の通り「理想郷での楽しみ」を信条とし、特にバロック・古典派初期のトリオ・ソナタなどの室内楽作品を得意とする彼らが、18世紀ヴァイオリン音楽の雄ルクレール(1697-1764)の“美のアルカディア(理想郷)”に迫る。緻密・奔放・優美そして愉悦??フランスバロックの魅力がここにある!

〈録音〉 彩の国さいたま芸術劇場 2012年2月21-23日 total playing time ... 78’28”

アンサンブル・リクレアツィオン・ダルカディア

 2004年秋、イタリア、ロヴェレートでの第8回ボンポルティ国際古楽コンクールのアンサンブル部門で第1位、聴衆賞、ORF(オーストリア国営放送)録音賞を受賞。2005年夏から秋にかけてイタリアとスロヴェニアでの11の音楽祭へ出演、大成功を収めた。その後、ヨーロッパ各地の多くの音楽祭に出演し圧倒的な支持を得た。
 国内では、2006-08年目白バ・ロック音楽祭に参加、2011年にはNHK-FMの名曲リサイタルにも出演している。2009年から東京オペラシティ・近江楽堂で定期的に行われるコンサートシリーズは、ナポリの知られざる作曲家に焦点を当てた「ヴィヴァ、ナポリ!!」や、バッハのゴルトベルク変奏曲の演奏会と並んで企画された「ヨハン・ゴットリープ・ゴルトベルクとドレスデン宮廷の音楽家たち」、「モーツァルトとバッハ一族 ? 偉大なパトロンとしての G. van スヴィーテン男爵」など毎回意欲的なプログラミングと、演奏の質が各方面より高く評価されており、識者からも大きな注目を集めている。
 レパートリーは1600年から1800年のバロック・古典派初期の主にトリオ・ソナタをメインとした室内楽作品で、ヴィヴァルディ、コレッリ、J.S. バッハ、モーツァルトといった有名作曲家のみならず、ヨーロッパの図書館に所蔵されるバロック期の作曲家の未出版作品まで広くカバーしている。
 今後の予定として、ビーバーの「技巧的で楽しい合奏曲」全曲、ロカテッリのトリオ・ソナタ、18世紀ナポリのトリオ・ソナタ集、パーセルのトリオ・ソナタ集、C.H. アーベル(1634-96)の合奏曲集などが予定されている。
http://ricrearca.exblog.jp/
http://darcadia.blogspot.com/

【松永綾子(バロック・ヴァイオリン)】

桐朋女子高等学校音楽科及び、桐朋学園大学卒業。在学中よりバロックヴァイオリンを若松夏美氏に師事する。アムステダム音楽院、ミラノ市立音楽院でルーシー・ファン・ダール、ステファノ・モンタナーリの各氏に師事する。2004年イタリア、ロヴェレートで行われたボンポルティ国際古楽コンクールにおいてアンサンブル・リクレアツィオン・ダルカディアのメンバーとして第1位と聴衆賞、及びORF録音賞を受賞。また2007年 Premio Bonporti ヴァイオリン・コンクールにて第3位とあわせて聴衆賞を受賞。現在はイル・ジャルディーノ・アルモニコ(G.アントニーニ)、アンサンブル・ゼフィロ(A. ベルナルディーニ)、アカデミア・モンティス・レガーリス(A. デ・マルキ)、ラ・リゾナンツァ(F.ボニッツォーニ)、アンサンブル・コルディア、Le Cercle de l'Harmonieなどのヨーロッパ各地のバロックオーケストラと、ザルツブルク音楽祭をはじめ、アムステルダムコンセルトヘボウ、オペラ座(パリ)、ベルリン・フィルハーモニー、ムジークフェライン(ウィーン)、などヨーロッパの主要な都市で精力的に演奏、録音活動を行っている。

【山口幸恵(バロック・ヴァイオリン)】

桐朋学園にて故江藤俊哉氏に師事したのちバロック奏法を本格的に学ぶ。文化庁派遣芸術家研修員としてアムステルダム音楽院に留学、ルーシー・ファン・ダール氏に師事し、演奏では栄誉賞付き最高得点を、修士論文ではヴィオリーノ・ピッコロについて言及し、「Publishable」の高い評価を得て修了する。積極的かつ柔軟なアンサンブルが持ち味で、創設した、リクレアツィオン・ダルカディア(イタリア、ボンポルティ古楽コンクール第1位)、デュオ音の恵(ベルギー、ブルージュ古楽コンクール第1位)また現代音楽と古楽を組み合わせたライブを行う鈴木優人とのアンサンブル・ジェネシスで国内外の古楽音楽祭にて演奏、TV収録(NHK)、録音(WDR、NDR、ORF、NHK)をこれまでに多数行っている。七條恵子との デュオCD(浜松市楽器博物館、コレクションシリーズ40「シューベルティアーデⅡ」)は古楽雑誌アントレに紹介され、レコード芸術準特選に選ばれるなど好評を得ている。2002年よりバッハ・コレギウム・ジャパンのメンバーとして活動、近年は鈴木雅明との室内楽の共演、Bach Collegium Japan Euroの首席奏者としてますます活動の幅を拡げている。

【懸田貴嗣(バロック・チェロ)】

東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程修了。チェロを鈴木秀美、藤森亮一の各氏に師事。ミラノ市立音楽院ではガエタノ・ナジッロ氏に師事した。バッハ・コレギウム・ジャパン、オーケストラ・リベラ・クラシカ、国内の主要な古楽オーケストラ、音楽祭のコンサート、録音に参加。2005年以降 ヨーロッパに活躍の場を広げ、ラ・ヴェネシアーナ、イル・コンプレッソ・バロッコなどイタリアのアンサンブルのメンバーとして、欧州各地の主要な音楽祭での演奏やレコーディング活動を行っている。関わったCD録音はEMI/Virgin、ORF、Glossa、BIS、TDK CORE、DENONなど多くのレーベルに渡る。2012年9月にソロCD「ランゼッティ/チェロ・ソナタ集」(ALM)をリリースし、音楽誌上などで高い評価を得ている。これまで通奏低音奏者として、エンリコ・オノフリ、エンリコ・ガッティ、グナール・レツボール、ロベルタ・マメリなどと共演している。2007年度文化庁在外派遣研修員。http://lanzetti.exblog.jp/

【渡邊孝(チェンバロ)】

東京音楽大学ピアノ専攻卒業。在学中にチェンバロを始め、渡邊順生氏に師事。桐朋学園大学研究科(チェンバロ専攻)修了。2002年より拠点をヨーロッパに移し、アムステルダム音楽院にてボブ・ファン・アスペレン氏に師事。2005年以降イタリアに在住し、ミラノ市立音楽院にてロレンツォ・ギエルミ氏にオルガンを師事し、2010年にディプロマを取得。日本では『ヘンデル・フェスティバル・ジャパン』の指揮者として参加したほか、ヨーロッパ各地でもソリスト、また通奏低音奏者としてラ・ヴェネシアーナ、イル・コンプレッソ・バロッコ、アンサンブル・ゼフィロ、アンサンブル・コルディアなどと演奏している。2006年バッハ・アーベル国際ヴィオラ・ダ・ガンバコンクール(ケーテン)にてチェンバロ特別賞を受賞。2010年イタリア、ファーノ・アドリアーノ国際オルガンコンクールにて第3位を受賞。2012年6月には、初ソロCDとなる J. S. バッハ 《ゴルトベルク変奏曲》 をリリースし、レコード芸術7月号において特選盤を獲得。イタリアのCd classico において5つ星を獲得するなど、高い評価を受けた。平成20年度、文化庁在外派遣研修員。2011年のプレミオ・ボンポルティ国際古楽コンクールにおいて審査員を務めた。
好評発売中:アンサンブル・リクレアツィオン・ダルカディア メンバーのCD

●ALCD-1130 「J. S. バッハ ゴルトベルク変奏曲」/渡邊孝(チェンバロ)
レコード芸術特選盤/イタリアCd Classico5つ星

●ALCD-1131 「ランゼッティ チェロ・ソナタ集」/懸田貴嗣(チェロ)渡邊孝(チェンバロ)
第67回文化庁芸術祭優秀賞受賞
 


ALCD-1135/1136
(2CD)
\3570
大江戸バロック
 アルカンジェロ・コレッリ(1653-1713)没後300年記念

■コレッリ ヴァイオリン・ソナタ集 作品5
 アルカンジェロ・コレッリ(1653-1713):
  【DISC 1】
   [1]-[5] ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ長調
   [6]-[10] ヴァイオリン・ソナタ第2番 変ロ長調
   [11]-[15] ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ長調
   [16]-[20] ヴァイオリン・ソナタ第4番 ヘ長調
   [21]-[25] ヴァイオリン・ソナタ第5番 ト短調
   [26]-[30] ヴァイオリン・ソナタ第6番 イ長調
  【DISC 2】
   [1]-[4] ヴァイオリン・ソナタ第7番 ニ短調
   [5]-[8] ヴァイオリン・ソナタ第8番 ホ短調
   [9]-[12] ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調
   [13]-[17] ヴァイオリン・ソナタ第10番 ヘ長調
   [18]-[22] ヴァイオリン・ソナタ第11番 ホ長調
   [23] ヴァイオリン・ソナタ第12番 ニ短調《ラ・フォリア》
大江戸バロック
[桐山建志(バロック・ヴァイオリン)
大塚直哉(チェンバロ)]
 バロック音楽の代表的作品として広く愛される《ラ・フォリア》を含むコレッリの「ヴァイオリン・ソナタ集 作品5」の全曲盤(2枚組)。1700年にローマで出版され、18世紀末までにおよそ40の版を重ねるなど、ヨーロッパ全土で広く演奏されてきた12のヴァイオリン・ソナタは、17世紀を通じて発展したイタリア・ヴァイオリン音楽の集大成的な作品であり、18世紀の美と気品のスタンダードともなった。
 古楽界で長年デュオとして活躍してきた「大江戸バロック」こと桐山建志と大塚直哉は、その巧みな技巧と洗練された音楽性によって生気あふれる作品の魅力を浮かび上がらせる。作曲家没後300年の今年こそ聴きたい、元禄時代に生まれたヨーロッパ音楽の必聴盤!〈録音〉 相模湖交流センター 2012年8月28-31日 total playing time ... DISC 1...63’50”  DISC 2...61’26”

【大江戸バロック】

ヨーロッパ各地にバロック音楽が大きく花開いたのは、日本ではちょうど江戸時代の初め頃から中期に重なります。先んじて、日本の武将で初めて西洋音楽を聴いたのは[織田信長]という説も。バロック時代には、宮廷音楽、教会音楽など今も時代を越えて親しまれる名作品が数々生まれました。日本とヨーロッパで学び、活躍する疾風怒濤のDUO、魅力溢れる演奏をお届けします。

桐山建志[バロック・ヴァイオリン]

長野県出身。3才の時に自分で楽器を選び、ヴァイオリンを始める。東京藝術大学を経て同大学院修了。フランクフルト音楽大学卒業。1998年第12回古楽コンクール「山梨」第1位、第10回栃木「蔵の街」音楽祭賞受賞。1999年ブルージュ国際古楽コンクールソロ部門第1位。2005年には古楽コンクール「山梨」の審査員を務める。1996年から2001年まで「ラ・スタジオーネ・フランクフルト」メンバー。1999年から2008年まで「オーケストラ・シンポシオン」のコンサートマスターを務める。現在「エルデーディ弦楽四重奏団」ヴィオラ奏者、「松本バッハ祝祭アンサンブル」コンサートマスター。愛知県立芸術大学准教授、フェリス女学院大学非常勤講師。2000年秋にリリースしたデビューCD「シャコンヌ」(レコード芸術誌特選盤)を皮切りに、多数のCDを主にコジマ録音よりリリース。シリーズCD「ヴァイオリン音楽の領域」(ALCD-1045,1055)などでも高い評価を得る。2009年、ベーレンライター社より星野宏美氏との共同校訂による「メンデルスゾーン:ヴァイオリン・ソナタ全集」の楽譜を出版。
http://www.02.246.ne.jp/~uzura

大塚直哉[チェンバロ]

東京藝術大学大学院チェンバロ専攻、アムステルダム音楽院チェンバロ科およびオルガン科修了。アムステルダム郊外の聖ウルバヌス教会のオルガニストを務めたほか、ヨーロッパの各地で演奏活動を行なう。99年暮れより東京に拠点を移し、「アンサンブル・コルディエ」「バッハ・コレギウム・ジャパン」などのアンサンブルにおける通奏低音奏者として、またチェンバロ、オルガン、クラヴィコードのソリストとして活躍するほか、これらの楽器に初めて触れる人のためのワークショップを各地で行なっている。チェンバロのソロCD「トッカーレ[触れる]」、「クラヴィス?鍵?」(ALM RECORDS)、ヴァイオリンの桐山建志とのシリーズCD「J. S. バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのための作品集」全5巻(ALM RECORDS)のほか、多くの録音に参加。現在、東京藝術大学准教授、国立音楽大学非常勤講師、「アンサンブル・コルディエ」音楽監督。また、宮崎県立芸術劇場、彩の国さいたま芸術劇場、台東区立旧東京音楽学校奏楽堂のオルガン事業アドヴァイザーを務める。NHK-FM「古楽の楽しみ」案内役として出演中。
http://homepage3.nifty.com/utremi

マイスター・ミュージック

MM-2144
\2957
櫻舞(aube)〜プロヴァンス風組曲
 D.シュニーダー:プロヴァンス風組曲 より
  ミストラル、ブイヤベース、
  藤の花に戯れる蜜蜂、遥か遠くに聞こえるアフリカ
  エクスの泉
 W.F.バッハ:二重奏曲 ト長調
 F.クーラウ:二重奏曲 ト短調 Op.39-3
 フランセ:オウムの対話
 モーツァルト:フルート二重奏「私は鳥刺し」(「魔笛」より)
櫻舞(aube)
(山内豊瑞、白石法久(Fl))
2004年に結成。バロックから現代まで幅広いレパートリーを持ち、その高いテクニックと見事なアンサンブルで多方面から高く評価されているフルート・デュオ。
 昨年は全国5ヶ所でツアーを行うなど、すでに多くのファンを獲得しており、まさに待望のCDリリース!

シュヌアー代表作3点が待望の復刻


 1929年、ドイツのゲッティンゲン生まれ。
 国立デトモルト音楽大学ではハンス・リヒター=ハーザーの下で学び、その後コルトー、ケンプのマスター・クラスで研鑚を積んだ。
 1959年ミュンヘン国際音楽コンクール第1位。
 母校国立デトモルト音楽大学で教鞭を取り学長も勤め、日本のピアノ教育界にも大きな影響を持つ。
 演奏家としてはそれほど知名度はなかったが、90年代にマイスター・ミュージックから一連の録音をリリース。往年のドイツの巨匠が蘇ったという強い印象をファンに与えた。
 まさにドイツ・ピアニズムの直系と言える巨匠、シュヌアー。重量級のいぶし銀という感じではなく、けれんみのない、クリアで率直な演奏。
 そのシュヌアーの初期の名盤の中から今回、特に人気が高かったものをリマスタリング再発売。




MM-2145
¥2957
J.S.バッハ:ピアノ小品集
 トッカータ ニ長調 BWV.912
 最愛の兄の旅立ちに寄せるカプリッチョ 変ロ長調 BWV.992
 小前奏曲集 BWV.924-928、930
  (ヴィルヘルム・フリーデマンの楽譜帳より)
 フランス組曲第5番 ト長調 BWV.816
 幻想曲とフーガ イ短調 BWV.904
 シンフォニア
  (カンタータ第29番「神よ、われら汝に感謝す」BWV.29より)(ケンプ編曲)
 コラール「来れ、異教徒の救いの主よ」BWV.659(ケンプ編曲)
 コラール「目を覚ませと呼ぶ声が聞こえ」BWV.645(ケンプ編曲)
 カンタータ「主よ、人の望みの喜びよ」BWV.147(ヘス編曲)
フリードリッヒ・ヴィルヘルム・シュヌアー(P)
  

MM-2146
\2957
ブラームス:ピアノ作品集
 スケルツォ 変ホ短調 Op.4
 シューマンの主題による16の変奏曲 嬰ヘ短調 Op.9
 主題と変奏曲 ニ短調 Op.18
  (弦楽六重奏曲第1番の第2楽章による)
 6つのピアノ小品 Op.118
 4つのピアノ小品 Op.119
フリードリッヒ・ヴィルヘルム・シュヌアー(P)
  

MM-2147
\2957
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集
 第16番 ト長調 Op.31-1
 第17番 ニ短調 Op.31-.2「テンペスト」
 第18番 変ホ長調 Op.31-.3
フリードリッヒ・ヴィルヘルム・シュヌアー(P)

若林工房



WKLC 7012-16
(5枚組)
\6300
京都のイリーナ・メジューエワ〜ライヴ録音集2007-2012
 ●disc-1 [録音:2011年、青山音楽記念館バロックザール]
  シューベルト: 楽興の時 D780 作品94
  ベートーヴェン:
   ピアノ・ソナタ 第31番 変イ長調 作品110
   バガテル 作品126の3
   ピアノ・ソナタ 第14番 《月光》 〜 第2楽章
 ●disc-2 [録音:2008年 & 2010 年、青山音楽記念館バロックザール]
  シューマン: 暁の歌 作品133、幻想小曲集 作品111
  ベートーヴェン:
   プレリュード WoO55、ピアノ・ソナタ 第32番 ハ短調 作品111
 ●disc-3 [録音:2009年 & 2011年、青山音楽記念館バロックザール]
  モーツァルト: ピアノ・ソナタ(第18番)変ロ長調 KV570
  ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ 第27番 ホ短調 作品90
  シューベルト:4つの即興曲D899 作品90、楽興の時 第3番
 ●disc-4 [録音:2007年 & 2008年、青山音楽記念館バロックザール]
  ブラームス:4つのバラード 作品10
  シューベルト: ピアノ・ソナタ(第19番)ハ短調 D958
 ●disc-5 [録音:2012年、京都コンサートホール]
  ドビュッシー: 版画、7 つの前奏曲
   [帆(ヴェール) / 野を渡る風 / アナカプリの丘 /
    雪の上の歩み /沈める寺 / ヒースの荒地 / 花火]
  ムソルグスキー: 展覧会の絵
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
 ひたむきな研鑽の精華、京都での6 年間の軌跡を集めた5 枚組。京都のイリーナ・メジューエワ〜ライヴ録音集2007-2012

 STEREO/Digital 録音、発売元:若林工房

 日本を拠点に活躍するロシアの実力派ピアニスト、イリーナ・メジューエワが2007 年から2012 年にかけて京都で行なった演奏会のライヴ録音集。シューベルトとベートーヴェンを中心にシューマン、ブラームスなど独墺系レパートリーを集めた4 枚と、2012 年のコンサートで取り上げたドビュッシー&ムソルグスキーの1 枚を合わせた5 枚組。大半の曲はすでに録音の存在するレパートリーですが、ライヴ特有の熱気と昂揚感は、スタジオ・セッション録音とは異なった魅力を備えています。聴衆ひとりひとりとの音楽的対話が聞こえてくるような趣は、まさにライヴ録音の醍醐味。繊細さと強靭さを兼ね備えたピアニズムをお楽しみください。

ミッテンヴァルト

MTWD99044
(再プレス)
\2500
 再来日記念!待望の再プレス!
「クリスティーヌ・ワレフスカの芸術」

 (1)-(3)ドビュッシー:チェロ・ソナタ
 (4)ボロニーニ:エコー・セレナーデ
 (5)ラヴェル:ハバネラ形式の小品
 (6)ウェーバー:アダージョとロンド
 (7)ショパン:ノクターン第20 番
 (8)ボロニーニ:ガウチョ・セレナーデ
 (9)ショパン:序奏と華麗なるポロネーゼ
 (10)(ボーナス・トラック)ピアソラ:アディオス・ノニーノ
クリスティーヌ・ワレフスカ(チェロ)
(1)〜(9)ブルース・ガストン(ピアノ)
(10)アントニオ・アグリ(ヴァイオリン)
 マニュエル・レゴ(ピアノ)
 再来日記念!待望の再プレス!クリスティーヌ・ワレフスカの芸術!

 録音:(1)〜(9)1967 年カリフォルニア

 クリスティーヌ・ワレフスカ(チェロ)
 ロスアンジェルス生まれ、父からチェロの手ほどきを受け、13 歳でピアディゴルスキーに師事し、アメリカ楽壇にデビュー。16 歳でフランスへ留学し、パリ音楽院でモーリス・マレシャルに師事。アメリカ人発、チェロと室内楽を1等で卒業後、ヨーロッパ中で演奏家活動を行う。
 レコーディングでは、21 歳の時にエリアフ・インバルの指揮でシューマンの協奏曲、ブロッホの「シェロモ」とブルッフの「コル・ニドライ」をフィリップス・レーベルからリリース。その後は同レーベルの専属アーティストとなり、ドヴォルザーク、サン=サーンス、プロコフィエフ、ハチャトゥリアン、ヴィヴァルディ、ハイドンといった主要な協奏曲作品の録音を行う。
 彼女はまた、ハチャトゥリアンやグローフェなど多くの作曲家から作品を献呈されている。特に、史上最強のチェリストと謳われたエニオ・ボロニーニは、彼女を自分の娘のように可愛がり、「お前だけが弾くように」と生前、その全楽譜をワレフスカに渡している。日本では1974 年に演奏旅行を行っている。2010 年5 月、36 年振りの2度目の来日。

ナクソス・ジャパン


NYCC-27273
\1890
HQCDで再発売
 イベール:管弦楽曲集

  バッカナール
  ディヴェルティメント
  祝典序曲
  海の交響曲
  交響組曲「寄港地」
ラムルー管弦楽団
指揮:佐渡 裕
 この商品はNAXOS レーベルからすでに発売されている「イベール:管弦楽曲集」(8.554222)と同.の.源をHQCD 化し、ジャケットを刷新して新たに.本語解説書を付けたものです。録音:1996 年4 .パリ、サールプレイエル

【NYCC-27273 帯紹介.=佐渡裕メッセージ】
これは、僕が17 年間、首席指揮者を務めた、ラムルー管弦楽団との最初の録音で、僕が自分で音源を家に持ち帰り、自ら編集した、特別に思い入れが強い録音です。そして、毎回こうした斬新なレパートリーで、パリの聴衆を熱狂させたことを、とても懐かしく思い出します。フランスで130 年を超える歴史あるオーケストラと、京都出身のまだ若かった佐渡裕の共演をどうぞお聴き下さい!佐渡 裕
 


NYCC-27272
\1890
サティおじさんのおかしな交遊録
 1. バレエ音楽「エッフェル塔の花嫁花婿」 -
   I. 序曲<オーリック>
 2. 3 つのジムノペディ - I. おそく悲痛に<サティ>
 3. 自動記述法 - III. かぶとについて<サティ>
 4. バレエ音楽「エッフェル塔の花嫁花婿」 -
   蓄音機の対話4<テキスト:コクトー>
 5. ジュ・トゥ・ヴ(君が欲しい)<サティ>
 6. ばら十字団の最初の思想<サティ>
 7. 夢見る魚<サティ>
 8. バレエ音楽「エッフェル塔の花嫁花婿」 -
   II. 結婚行進曲<ミヨー>
 9. 梨の形をした3 つの小品<サティ>
 10. あらゆる意味にでっちあげられた数章 -
   I. おしゃべりな女<サティ>
 11. 子供の曲集「はた迷惑な微罪」 -
   II. 彼のジャム付きパンを食べてしまうこと<サティ>
 12. バレエ音楽「エッフェル塔の花嫁花婿」 -
   III. 将軍の話<プーランク>
 13. バレエ音楽「エッフェル塔の花嫁花婿」 -
   IV. トゥルーヴィル海水浴場の女<プーランク>
 14. 子供の曲集「短い子供の話(童話音楽の献立表)」 -
   I. いんげん豆の王様の戦争の歌<サティ>
 15. 子供の曲集「短い子供の話(童話音楽の献立表)」 -
   II. アーモンド入りチョコレートのワルツ<サティ>
 16. バレエ音楽「エッフェル塔の花嫁花婿」 -
   V. 殺戮のフーガ<ミヨー>
 17. バレエ音楽「エッフェル塔の花嫁花婿」 -
   蓄音機の対話5<テキスト:コクトー>
 18. 3 つの小さなピエスモンテ -
   I. パンタグリュエルの幼年時代(夢想) 〜
  II. 楽園のマーチ(歩き方) 〜
  III. ガルガンチュアの遊び(ポルカのかけら)<サティ>
 19. でぶっちょ木製人形のスケッチとからかい -
    I. トルコ風チロル舞曲<サティ>
 20. バレエ音楽「エッフェル塔の花嫁花婿」 -
    VI. 電報のワルツ<タイユフェール>
 21. バレエ音楽「パラード(見世物小屋)」 -
    アメリカの少女<サティ>
 22. バレエ音楽「ダフニスとクロエ」 -
    全員の踊り(第1 部)<ラヴェル>
 23. バレエ音楽「エッフェル塔の花嫁花婿」 -
    VII. 葬送行進曲<オネゲル>
 24. 3 つのジムノペディ -
    I. おそく悲痛に(ドビュッシーによる管弦楽版)<サティ>
 25. 貧しき者の夢<サティ>
エルヴァルトゥンク・アンサンブル/
ベルナール・デグロープ[Track1, 8, 12, 13, 16, 20, 23]
クラーラ・ケルメンディ[Track 2, 3, 5, 6, 7,
10, 11, 14, 15, 19, 25]
ジャン・ピエール・オーモン/レイモン・ジェローム[Track 4, 17]
ガボール・エッカート/
クラーラ・ケルメンディ[Track 9, 18]
ナンシー歌劇場交響楽団/
ジェローム・カルタンバック[Track 21, 24]
ボルドー・アキテーヌ国立管弦楽団/
ローラン・プティジラール[Track 22]
当アルバムは、エリック・サティと同時代の音楽家たちとのユニークな交遊関係をメインテーマとしたコンピレーションです。

 収録曲は全25曲。サティと彼をとりまく音楽家たちの作品を、人生のさまざまなエピソードに紐づける形で収録しています。
 センスの光るカフェ・ミュージックとして気軽に楽しむことも、フランス音楽の秘曲集としてじっくり堪能することも可能。とりわけフランス6人組の共作による「エッフェル塔の花嫁花婿」は、録音希少な作品として注目大です。
また、当アルバムの裏テーマは「おかし(お菓子)」。作曲家たちが愛した料理をレシピ付きで紹介する、ナクソスの大人気ブログ「巨匠たちの晩餐 http://naxosjapan.exblog.jp/ 」と連動して、サティがよく食べたというシュークリームのレシピイラストをブックレット上で紹介。「アーモンド入りチョコレート」「ピエスモンテ(シュークリームなどを積み重ねた飾り菓子)」ほか、食にまつわるモチーフの作品も多数収録されています。
当アルバムは、「交響戦艦シリーズ」に次ぐ、ナクソスの新たな企画型商品として、本年のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン(テーマ「パリ、至福の時」)の東京会場やウェブ上にて、アクティブなプロモーション活動を行なって参ります。

バレエ音楽「エッフェル塔の花嫁花婿」(Les Maries de la Tour Eiffel)
詩人ジャン・コクトーからの依頼を受け、フランス6 人組のうち5 人が合作を手がけた実験的バレエ音楽。”これぞパリ!”というべき、現代のアヴァン・ポップにも通じるテイストが魅力。当アルバムでは、5 人の楽曲およびコクトーのテキストに基づく「蓄音機の対話」を抜粋で収録。若いアーティストによるユーモラスな演奏、フランスの著名俳優2 人の粋なお喋りのムードを楽しめる。
 フランス音楽ファンなら必聴の音源。(オリジナル収録アルバム[品番8.223788, Marco Polo]はほぼ国内流通なし)
 

NYCC-27271
(HQCD)
\1890
福間洸太朗(ピアノ)
 シューマン:作品集

  アベッグ変奏曲op.1
  8つのノヴェレッテop.21
  3つの幻想的小曲op.111
福間洸太朗(ピアノ)
※日本語解説書/日本語帯付き
 クリーヴランド・コンクール優勝から10年。現在は活動の拠点をベルリンに移し、海外での評価も高い福間洸太朗。2013年の国内ツアーもスタートした、今最も注目されている日本人若手ピアニストのデビュー盤を、高音質化&国内盤仕様で再リリース!
 ※この商品はNAXOSレーベルから既に発売されている「シューマン:アベッグ変奏曲、他(8.557668)」と同一の音源をHQCD化し、新たに日本語解説書を付けたものです。

【8.557668帯紹介文】
 新しい演奏家への出会いの提供で好評を頂いている当シリーズ、2003年クリーヴランド国際ピアノコンクールで優勝した、日本期待の星・福間洸太朗の登場です。オール・シューマン・プログラムとなっていますが、超メジャー曲が外れた選曲が興味をそそります。若々しく華やかな「アベッグ変奏曲」、詩情と充実したピアニズムが魅力の「8つのノヴェレッテ」、やや晦渋な色も見え隠れする「3つの幻想的小曲」、いずれもシューマンらしいロマンティシズムが横溢していますが、力任せの勢いだけでは絶対に聴かせることのできない、真の意味での難曲といえましょう。そして福間は見事に楽曲の魅力を引き出すことに成功しています
録音: 2000年5月11-14日 バーデン・バーデン祝祭ホール ライブ収録

国内ソニー



SICC 1628
\2520
マゼール指揮&ミュンヘン・フィル
 ブルックナー:交響曲第3番ニ短調 WAB103

  (1889年第3稿 ノヴァーク版)
マゼール指揮
ミュンヘン・フィル
 昨年名門ミュンヘン・フィルの音楽監督に就任したロリン・マゼール。最近は異形の巨匠として新たなファンを獲得しつつあるマゼール。昨年10月のNHK交響楽団響定期公演も好評だったと聞く。
 さてそのマゼールがミュンヘン・フィルとの最初のシーズンで取り上げたのが、このブルックナーの交響曲第3番。
 これは両者にとって初の交響曲録音であり、マゼールにとってはブルックナーの交響曲録音の中で最初に録音した作品でもある(1967年)。

ソニー・ミュージックダイレクト



MECO-1015
(SACD Hybrid)
\3000
横山幸雄/プレイズ・リスト2013
 F.リスト(1811 - 1886):
  ① ピアノ・ソナタ ロ短調
  ② 森のささやき 変ニ長調
  ③ 小人の踊り 嬰ヘ短調
  ④ 愛の夢 第3番 変イ長調
  ⑤ メフィスト・ワルツ第1番 「村の居酒屋での踊り」
横山幸雄(ピアノ)
 国際F.リスト賞レコードグランプリ最優秀賞受賞歴を誇る横山幸雄が久々に放つ、渾身のオールリストアルバム!
 フランツ・リスト、ここに極まる。

 当代きってのヴィルトゥオーゾ・ピアニスト横山幸雄が7年振りにオールリストアルバムを世に問う。過去、「超絶技巧練習曲集全曲」「ヴィルトゥオーゾ名曲集」等でリストの真髄を示してきた横山が、満を持して「ソナタ」を開示した。完璧な技巧によってテクニックの呪縛から完全に解き放たれた時、作品に内包する音楽的本質はくっきりと浮かび上がり、技巧とは唯、純粋に音楽のためにのみ奉仕されるべきものであることを我々に示してくれる。横山が教授を勤める上野学園石橋メモリアルホールでのセッションレコーディング(DSDレコーディング)

 DSDレコーディング SACDハイブリッド盤
 企画制作:ソニー・ミュージックダイレクト
 販売:ミューズエンターテインメント
 録音:2012年9月25日&26日 石橋メモリアルホール(セッションレコーディング)

■アルバムについて(ライナーノーツより)

 横山幸雄は、10代後半でブゾーニ、ロン=ティボー、ショパン・ピアノコンクールに上位入賞し、いまや日本を代表するコンサート・ピアニストである。デビュー当時から、その早熟ぶりが大いに話題となり、現在に至るまで音楽界の第一線で活躍し続けている。なかでも、ショパンのピアノ独奏曲212曲をすべて暗譜で弾き切ったギネス記録は、私たちの記憶にも新しい。このギネス記録を打ち立てたのは2011年…横山にとってデビュー20年という節目の年でもあった。近年の彼は、毎年9月上旬に東京オペラシティにおいてリサイタルを開催。2008〜10年はショパンのシリーズを手掛けた。デビュー20周年の2011年はリスト生誕200年にもあたり、オール・リスト・プログラムを組んだ。昨年9月も横山はリストを披露しているが、その時のプログラムの一部をその月のうちにレコーディングした。
 横山の正確無比な演奏技術は、彼のピアノにおける魅力のひとつである。同時に、彼が演奏で見せる超人的な集中力とその持続は、他の追随を許さない。確固とした解釈をもとに、綿密に練り上げられた作品構成は極めて正統的で、王道を歩むといっても過言ではない。これまでの横山の演奏に接して感じるのは、自分自身を極めようとする彼の意気込みである。ショパンの全曲演奏もその表れなのかもしれない。演奏の完成度についても、そして作品の解釈に関しても、横山はあらゆる妥協を拒み、究極の自分自身の姿を追求する。また、レパートリーをいたずらに拡大することに慎重にも見える。むしろ、特定の作曲家に自分自身のすべてを投影させようとしているように感じられる。そのひとつが、リストである。このアルバムの中心をなすのは、《ピアノ・ソナタ ロ短調》。複雑な内容をもつこの作品に対し、横山は強い緊張感あふれる演奏によって、音楽のストーリーを劇的に作り上げた。音の色彩や響き、そして質感のバランスにも優れており、エチュードや小品に至るまで細やかなディテールや微細な陰影をつけ、音楽にドラマティックな側面をもたらしている。また、過度に感傷的にならないロマンティシズムも、彼の持ち味だ。
 まさに横山の風格と存在感が遺憾なく発揮されたアルバムである。
解説:道下 京子


■アーティスト・プロフィール
横山 幸雄(ピアノ) Yukio Yokoyama, Piano

 1971年東京生まれ。16才で渡仏後、89年ブゾーニとロン=ティボー国際コンクールに上位入賞。90年パリ国立高等音楽院卒業。同年の秋、ワルシャワで行われたショパン国際コンクールにおいて歴代の日本人として最年少で入賞し、その後、新日鐵音楽賞フレッシュアーティスト賞、モービル音楽賞奨励賞、文化庁芸術選奨文部大臣新人賞など数多くの賞を受賞。人気実力ともに常に音楽界をリードするトップ・アーティストとして活躍し常に注目を集めている。
 活動は、古典から近現代まで、独奏曲・室内楽・協奏曲すべての分野において、圧倒的な幅の広さを誇っている。また、自ら企画するコンサートでは、『ショパン全曲連続演奏会/1992〜1999』、作品番号のある全ピアノ曲による『ベートーヴェン12会/1998〜1999』、『ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全曲演奏会/2005』など、数々の意欲的な取り組みにより、高い評価を確立してきた。近年では東京オペラシティにおいて『ベートーヴェン:5大ソナタ/2007』『ショパン・シリーズ:初期・中期・後期/2008〜2010』を大成功させている。
 ショパン生誕200年の2010年、全国各地でショパン演奏を積極的に展開。この功績に対し、ポーランド政府よりショパン生誕200年の年にショパンの作品に対して特に顕著な芸術活動を行った世界で100名の芸術家に贈られる「ショパン・パスポート」が授与された。また、2011年はデビュー20周年を迎え、5月3日に行ったショパン・ピアノ・ソロ全212曲コンサートでは、18時間におよぶ全曲暗譜演奏の偉業を成し遂げ、大きな感動と反響を巻き起こすとともに、自身の持つギネス世界記録を更新した。9月にはデビュー20周年記念リサイタルとして東京オペラシティでオール・リスト・プログラム(第1弾)を演奏。
これまでリリースされたCDは、文化庁芸術祭レコード部門優秀賞、国際F.リスト賞レコードグランプリ最優秀賞など栄えある賞を受賞。2011年上野学石橋メモリアルホールとキングレコードとの共同事業「横山幸雄 プレイエルによるショパン・ピアノ独奏曲全曲集」(全12タイトル)、2012年チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番とラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番(小泉和裕指揮、東京都交響楽団)のライブ録音をソニー・ミュージックダイレクト/ミューズエンターテインメントよりリリース。
 また、東京FM「横山幸雄のピアノでめぐり逢い(毎週日曜日深夜24:30−25:00放送)」のパーソナリティを務め、東京と京都にレストランをオープンし音楽と旬の食をプロデュースするなど、活躍は多岐にわたる。上野学園大学教授、エリザベト音楽大学客員教授として、後進の指導にも意欲的にあたっている。
オフィシャルサイト http://yokoyamayukio.net/

Anchor Records



UZCL-1019
\2800
恐怖、オノフリの「悪魔のトリル」
 エンリコ・オノフリ&Ens.イマジナリウム

タルティーニ:
 ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト短調B.g5
  「悪魔のトリル」(パドヴァ筆写譜 初期版)
ヴェラチーニ:ソナタ第8番ホ短調
 (ソロ・ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ・アッカデミカop.2)
モッシ:ソナタ第2番イ長調
 (ヴァイオリン,ヴィオローネとハープシコードのためのソナタop.1)
ヴェラチーニ:ソナタ第5番ト短調
 (ソロ・ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ・アッカデミカop.2)
ボンポルティ:インヴェンツィオーネ第4番ト短調
 (ソロ・ヴァイオリンのためのインヴェンツィオーネop.10
エンリコ・オノフリ
Ens.イマジナリウム
 いまや最も過激なヴァイオリニストの称号を得ることとなったオノフリ。またまた魅力的なアルバムをリリース。しかもこれだけマニアックな選曲で国内盤というのがいい。すでに「斧振りの『悪魔』」と噂されている恐怖のタルティーニ、早くその衝撃を全身で受け止めたい。

ETENDUE


AIQ 1005
(SACD HYBRID)
\3570
榊原利修 コントラバスのためのソロ・デュオ曲集
(1)クヌート・ギュトラー:グリーンスリーブスによる変奏曲
(2)クロード・ドビュッシー:シリンクス
(3)萩京子 : ダンス・オブ・アコルダンス・アンド・ディスコルダンス
(4)エミール・タバコフ:モティヴィ
(5)ジャン・バリエール:ソナタ ト長調 
(6)ベルンハルト・ロンベルク:ソナタ 変ホ長
榊原利修(Kb)
本橋裕(Vc)(5)
高柳安佐子(Kb)(6)
 MOTIVY モティヴィ/榊原利修 コントラバスのためのソロ・デュオ曲集
 深い音色の中から立ち上るSACDサラウンドの豊かな音楽世界

 録音:2012 年9 月 名古屋市熱田文化小劇場ホール/5.0 Surround、DSD

 当アルバムの制作について/制作者より
 従来、Super Audio CD 制作のためのDSD 方式マルチトラック録音は、SONOMA などこの目的専用のデジタルオーディオワークステーションによって行われてきた。しかしいずれのシステムも高価で大規模なシステムであり、可搬性の点でやや難があった。この種の機材を利用した経験から、移動と設置においてより軽快な機材への期待が膨らみ、やがてこれを実現すべく自社でDSD 対応オーディオインターフェイスを試作することとなった。平行してASIO2.1 のDSD モードでデータを記録するソフトウェアも製作した。
 収録はサウンドステージの定位を表現するワンポイントマイクをメインとし、楽器への近接マイク、空間表現のためのオーディエンスマイクを加えたマイクアレンジにより行われた。
 3 日間のセッションでは6 〜 7 チャンネルのD S D データ(1bit/2.8MHz) を長時間連続して取得し、Windows7 マシンに記録することができた。
 編集・整音は、DSD 編集ソフトウェアが完成していないため、DSD データを24bit/176.4kHz のPCM データへ変換した後ProToolsIHD 上で行った。
 その着手の段階で、楽器に対する距離の異なる各マイクが捉える直接音に注目し、各トラックの位相を整理する作業を慎重に実行している。
 こうして作成されたサラウンド音源の無伴奏コントラバス曲の部分において、マイクとサラウンドチャンネルの関係は一対一に限定されており、いわゆるミキシング処理は行われていない。ここでソースに対して行った処理は、各チャンネル間の音量バランス調整と、最小限のEQ 処理のみである。この簡潔さゆえ、SACD サラウンド再生では各点のマイクが捉えた音響の特徴が失われることなくそのまま再生される。その結果、性質の異なる音響の混合による濁りの発生を回避し、音響の明瞭さと、空間の特徴をそのまま再現するサラウンド感が得られることを期待している。
 (2 つの二重奏曲についてはフロント3 チャンネル間でミキシングが行われている。)
 榊原氏と共演者の方々の生き生きとした演奏を収録することができ、充実した内容のアルバムの形に結実したことは大変意義深いことと思う。

FLORESTAN


FLCP 21023
\2800
龍 プレイズ・シューマン・シューマン・ブラームス
 ダヴィッド同盟舞曲集 作品6(R.シューマン)
 《音楽夜会》作品6より「マズルカ」(クララ・シューマン)
 3つのロマンス作品21より第1番(クララ・シューマン)
 6つの小品 Opus 118(ブラームス)
斎藤 龍(ピアノ)
2013年1月8.9日稲城市iプラザホールにて録音。

シューマン、クララ、ブラームス3人の関係と心情。
そして彼らの人生の一端を音楽で表現したいと思い、今回の選曲となった。その想いをこのCDをお聴きの皆様に少しでも感じていただければ嬉しく思う。
— 斎藤 龍 —。

斎藤 龍 プロフィール
 1981年生まれ。3歳でピアノをはじめる。東京藝術大学音楽学部器楽科ピアノ科を同声会賞、日本ピアノ調律師協会賞を得て卒業、東京藝術大学大学院修士課程修了。チューリッヒ芸術大学大学院コンサートディプロムKonzert Diplomを最優秀で修了し、同大学大学院ソリストディプロムSolisten Diplom修了。かながわ音楽コンクール第2位。日本演奏連盟新人オーディション合格。DUTTWELER-HUGコンクール優勝。第16回国際ブラームスコンクール第3位及び審査員特別賞、ザルツブルクのモーツァルテウム大ホールでのブラームスのピアノ協奏曲のソリストをつとめる。
 これまでに神奈川フィルハーモニー管弦楽団、東京フィルハーモニー交響楽団をはじめ、オンディーヌ室内管弦楽団、チューリッヒ芸術大学などオーケストラと共演。またソロだけではなく声楽、管、弦楽器との室内楽や合唱のピアニストとして活動も積極的に行っている。ピアノを深谷直仁、杉浦日出男、平尾はるな、加藤美緒子、加藤一郎、小林仁、迫昭嘉、Hans-Jurg Strubの各氏に、合奏及び室内楽を北川暁子、渡辺健二、辛島輝治、漆原啓子、Konrad Richter、Urlich Koellaの各氏に師事。また国内外のマスタークラスでも研鑽を積んでいる。
 2010年より東京藝術大学ピアノ科非常勤講師として後進の指導にあたっている。

Studio N.A.T



NAT 12301
\2800
風雲児沢井忠夫の弟子による箏デュオ!
 あまねく
 沢井 比河流:凛
 一ノ瀬 響:あまねく
 山田 耕筰(田口 和行 編):
  あわてことやのあわてとこや 二面の箏のための
 沢井 忠夫:三つのパレフレーズ
 多東 康孝:夏休み〜冒険・夕焼け
 一ノ瀬 響:I am here
Dual KOTO_KOTO
(デュアール コトコト)
 実は店主は沢井忠夫の孫弟子だったりするので、沢井箏曲院がいかにハイレベルな音楽集団か良く知ってます。そんな沢井箏曲院の二人による美しく華麗なデュオが登場。
 お琴をお正月限定の民族楽器だと思ってるとびっくりすると思います。


 梶ヶ野亜生×山野安珠美。十三絃と十七絃、二つの箏(こと)によって紡ぎだされる色とりどりの世界。
 様々なジャンルで活躍する作曲家による作品は必聴!優美で凛とした箏の音で、伝統と現代を結ぶコトコト、待望のCDデビュー。

■ プロフィール
Dual KOTO_KOTO( デュアール コトコト)

 梶ヶ野亜生・山野安珠美による箏デュオ。ともに沢井忠夫・沢井一恵両氏に師事。
 それぞれにソリストとして定評があり、国内外問わず公演を行っている。
 並行して参加ユニット、アンサンブルでの公演、録音、舞台音楽制作、テレビ・ラジオ出演等、様々な音楽活動を展開。伝統楽器の枠を超えた'箏'を魅せる。

梶ヶ野 亜生(かじがの あい)
 1998年 NHK邦楽技能者育成会第43期修了。2000年 平成12年度文化庁芸術インターシップ研修員生。2002年 鹿児島市教育委員会・文化協会主催「第26回春の新人賞」、第4回鹿児島銀行財団賞 受賞
 02年イタリア・マーラー音楽祭、05年ドイツ、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭、鹿児島県文化振興財団主催韓国派遣、国際交流基金主催
南アジアツアー4カ国派遣、07年、日欧舞台芸術交流会ルーマニア、インド公演、07年シンガポールでのアジア芸術見本市に招聘参加、10年アメリカNYへ国際交流基金による派遣等、海外公演も多数。
 「NHKふれあいホール」や「題名のない音楽会」、NHK-FM「邦楽のひととき」等のテレビラジオ出演のほか、奄美唄者朝崎郁恵「阿母(あんま)」、吉俣良/NHK大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」オリジナル・サウンドトラックなどレコーディング参加。
 ピアノ、フルート、ヴァイオリンなどの西洋楽器、サランギ、バーンスリといった民族楽器との演奏、ダンス、日本舞踊、舞台演劇、書、茶などとのコラボレーションや即興も積極的に展開している。
 また、財団法人地域創造 公共ホール音楽活性化支援事業登録アーティストとしても活動している。
 現在、沢井箏曲院講師、桐の音学院主宰、鹿児島国際大学国際文化学部音楽学科非常勤講師。

山野 安珠美 (やまの あずみ)
 1994年、全国高校生邦楽コンクール第一位。1999年、NHK邦楽技能者育成会第44期修了。2002年、平成14年度文化庁新進芸術家国内研修員生。2003年、長谷検校記念全国邦楽コンクール優秀賞受賞。同年、山口県芸術文化振興奨励賞受賞。
 ロシア「エルミタージュ日露国際音楽祭」にてソリストとして招聘されオーケストラと共演、翌年同音楽祭にてリサイタル開催。ドイツ「シュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭」やルーマニア「SIBIU国際舞台芸術祭」等フランス、カナダ、ポーランド、ハンガリーでの各音楽祭にて公演。また国際交流基金の派遣などにより欧州、中南米、アジア等、海外公演多数。様々な可能性を求め、ソロ活動以外にも、ヴァイオリン、チェロ、マリンバ等の洋楽器や電子楽器など、ジャンルの異なる演奏家との共演を積極的に行う。他、 「関口知宏 音と心のメープル街道」、「題名のない音楽会」、NHK-FM「邦楽のひととき」等テレビ・ラジオへの出演、 歌舞伎などの舞台音楽・ゲーム音楽制作やCD録音参加など、邦楽の世界にとどまることなく幅広い音楽活動を展開。また学校公演、ワークショップ等、邦楽の普及にも務める。現在、沢井箏曲院教師、山口芸術短期大学非常勤講師、財団法人地域創造公共ホール音楽活性化支援事業登録アーティスト。箏カルテット螺鈿隊、AUN J クラシックオーケストラメンバー。

 

NAT12201
\2800
「サクソフォーン ルネッサンス」
 スカルラッティ(ピエルネ、ミュール編):3つの小品
 サンジュレ−:協奏的大四重奏曲
 ジャンジャン:サクソフォーン四重奏曲
 ランティエ:アンダンテとスケルツェット
 クレリス:かくれんぼ、序奏とスケルツォ
 ヴェロンヌ:半音階的ワルツ、アンダルシアの騎士
 イトゥラルデ:小さなチャールダーシュ
 ピエルネ:守護天使の夜
サクソフォーン四重奏団
Quatuor B(クワチュール・ベー)
QB 待望の第2 弾!甦る珠玉の名曲たち!
サクソフォーン四重奏の古典とも言えるサンジュレーやランティエ、ジャンジャン
などの薫り高い名曲たちにスポットを当て、新たに紐解く。
クワチュール・べーが贈る" サクソフォーン ルネッサンス" の世界。

サクソフォーン四重奏団
Quatuor B(クワチュール・ベー):
2007 年結成。4 人の共通点は、なんと血液型が全員B型であること。4 つの個性的な「B」が無限の可能性の音楽を繰り広げる。
財団法人地域創造平成22,23年度公共ホール音楽活性化事業登録アーティストに選ばれ、全国各地において地域に密着した活動を行っている。その数は年間約
50公演を超え、幅広い年齢層の聴衆の支持を得ている。現在公共ホール音楽活性化事業支援アーティスト。
2010年、ファーストアルバム「To “B” continued」〈NAT10151〉 をリリース。

國末 貞仁 ソプラノサクソフォーン
香川県出身。東京藝術大学音楽学部器楽科を経て、同大学院音楽研究科修士課程修了。
2000 年、第4 回若手奏者のためのコンペティションデュオ・室内楽部門において第1 位。2005 年、第22 回日本管打楽器コンクールサクソフォーン部門第3 位入賞。
2006 年、第3 回ブルーポラリス賞優秀個人賞受賞。
2010 年、香川県文化芸術新人賞受賞。
2010 年9 月には初のソロアルバム「The Last Country」(CACG-0157) をリリース。
現在、あんさんぶっかけ・さぬき座座長、板橋区演奏家協会理事を務めるほか、「Quintet CIRC(クインテット・シルク)」、「Trio YaS-375(トリオ・ワイ・エー・エス・
サンナナゴ)」、「Saxofox(サキソフォックス)」、「Saxaccord(サクサコール)」、「Knockout Brass(ノックアウトブラス)」の各メンバーとして全国各地で演奏活
動を展開している。
2012 年4 月より洗足学園音楽大学講師に就任。よんでん文化振興財団奨学生。
これまでにサクソフォーンを、西宇徹、須川展也、石田智子、二宮和弘、冨岡和男の各氏に、室内楽を中村均一氏に師事。
【新・気まぐれクニッキ】http://kunisue.blog.fc2.com/

山浦 雅也 アルトサクソフォーン
福島県出身。東京ミュージック&メディアアーツ尚美管弦打楽器学科を経て、同校芸術表現アカデミー学科を共に首席にて卒業。代表として両科の卒業演奏会に出演。
その後、管弦打楽器学科演奏室員としてさらなる研鑽を積んだ。第21 回板橋区クラシック音楽オーディション合格。ヤマハ管楽器新人演奏会出演。板橋区演奏家協
会理事、会津演奏家連盟、「Saxofox( サキソフォックス)」、「Knockout Brass(ノックアウトブラス)」、吹奏楽団「ワタルバンド」コンサートマスター等、数多く
の団体に参加。その他、吹奏楽・オーケストラの客演、歌手のサポートアーティストとしてもライブやテレビなどにもしばしば出演し、ジャンルを問わず全国各地
で演奏活動を展開している。また海外においても、2011年よりしばしば韓国・順天市や麗水市に招かれ公演を行い、日韓文化交流の一翼を担っている。尚美ミュージッ
クカレッジ非常勤講師、東京音楽学院・スガナミ楽器各講師、各種コンクール審査員、講習会、吹奏楽専門誌『アインザッツ』の誌上レッスンを担当をする等、後
進の育成にも力を入れている。サクソフォーンを新井靖志氏に、室内楽を中村均一氏に師事。
オフィシャルブログ【〜MY Home〜】 http://m-bca2264cceef3100-m.cocolog-nifty.com/my_home_masaya_yamaura/

有村 純親 テナーサクソフォーン
鹿児島県出身。東京藝術大学を経て同大学院音楽研究科修士課程修了。文化庁芸術家在外研修員。
フランス国立セルジー・ポントワーズ音楽院(金メダル)を経てパリ国立高等音楽院を審査員全員一致の最優秀の成績で修了。セルマー賞受賞。サクシアーナ国際
サクソフォーンコンクール第一位、併せてフランスサクソフォーン協会賞受賞。パリ国際音楽コンクール審査員全員一致で大賞受賞。第50 回ミュンヘン国際音楽コ
ンクール(ARD) セミファイナリスト( 日本人最高位)。ソリストとして国内外のオーケストラと共演を重ねる。世界サクソフォーンコングレスに参加。2006 年に
はイタリアにてマスタークラスを行う。
2011 年、アルバム「Romance」(FOCD 9540)をFontec よりリリースし、レコード芸術誌において『音色やスピード感のコントロール、歌い回しなどは、
弦楽器のそれに全く引けをとらない』と評され特選盤に選ばれた。NHK-FM リサイタル出演。
現在、昭和音楽大学及び同大学院、洗足学園音楽大学、尚美ミュージックカレッジ非常勤講師。「Saxofox(サキソフォックス)」、「Saxaccord(サクサコール)」、
「Knockout Brass(ノックアウトブラス)」の各メンバー
サクソフォーンを椎原昭代、斎藤広樹、須川展也、冨岡和男、二宮和弘、J=Y・フルモー、C・ドゥラングル、A・ボーンカンプの各氏に、室内楽を中村均一、上田
晴子の各氏に師事。

小山 弦太郎 バリトンサクソフォーン
長野県出身。桐朋学園大学音楽学部演奏学科を経て、昭和音楽大学大学院音楽研究科修士課程修了。2003 年、ノナカサクソフォーンコンクール第4 位。浜松国際管
楽器アカデミーや、フランスにおいてパリサックスアカデミーやハバネラアカデミーに参加し、研鑽を積む。2007 年、台湾サクソフォーンキャンプに外国人講師と
して招かれ、マスタークラスを行う。
またソロ活動も精力的に行い、2004 年のデビューリサイタル以来、2012 年までに10 回のリサイタルを開催している。
2011 年、初のソロアルバム「STORY」〈NAT10501〉 をリリース。
2012年度バンドジャーナル誌ワンポイントレッスンの連載を担当。
現在は全国各地においての演奏活動のほか、長野県小諸高校音楽科非常勤講師、桐朋学園大学嘱託演奏員を務める。またクリニック、吹奏楽コンクールの審査員を務め、
後進の指導を行っている。
サクソフォーン五重奏団「Quintet CIRC(クインテット・シルク)」、「Saxofox(サキソフォックス)」、「Knockout Brass(ノックアウトブラス)」の各メンバー。
サクソフォーンを武藤賢一郎に師事。
オフィシャルブログ【とりあえず弦太郎】http://gentaro-saxophone.cocolog-nifty.com/blog/

読売日本交響楽団



YASCD 1003
\2200
ハインツ・レークナー(指揮)&読売日本交響楽団
 鬼才ハインツ・レークナー唯一のマーラー9番!

 マーラー:交響曲第9番ニ長調

  (タイミング[21:44][14:38][13:02][20:05])
ハインツ・レークナー(指揮)
読売日本交響楽団
 読響アーカイブ・シリーズ、第2弾!

 
 録音:1988 年3 月8 日東京文化会館第249 回、ライヴ・ステレオ・アナログ録音(サウンド・マスタリング:WEITBLICK)

 2012 年創立50 周年を迎えた読売日本交響楽団秘蔵の録音が初めて公になります。読響アーカイブ・シリーズの続編です。鬼才ハインツ・レークナーは、1983 年から1992 年まで読響常任指揮者も務めて、その後は名誉指揮者となり、長きに渡り読響と良好な関係を継続しました。ドイツ音楽からフランス音楽まで幅広いレパートリー、そして個性的な解釈で通を唸らせました。ブルックナーとともにマーラーにも名解釈を遺していますが数少なく、第9 番はドイツの放送局にも録音がなく、演奏機会も少なかったものと思われます。内容は、これはまるで「モーツァルトのようなマーラー」。恐ろしい快速で駆け抜けます。デリカシーに富んだ描き方ですが、どことなく焦燥感に満ちていて心しびれる、唯一無二の名演です。優秀なアナログ・ステレオ録音。
 


YASCD 1004
\2200
発売中止
アニー・フィッシャー(ピアノ)&読売日本交響楽団
 (1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番
 (2)モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番
アニー・フィッシャー(ピアノ)
読売日本交響楽団
(1)井上道義(指揮)
(2)ヤーヤ・リン(指揮)
 アニー・フィッシャー最晩年の至高のモーツァルト!!

 録音:(1)1983 年6 月27 日厚生年金会館第203回名曲シリーズ(アナログ・ステレオ)、(2)1994 年6 月20 日サントリーホール第335 回名曲シリーズ(デジタル)(サウンド・マスタリング:WEITBLICK)

 モーツァルトの権威、アニー・フィッシャーと読響による至高のモーツァルト。クレンペラーが高く評価し録音も数々行いましたが、モーツァルトの協奏曲は古い録音しかありませんでしたので、円熟を伝える当演奏は期待されましょう。特に第23 番は最晩年の演奏で翌年に没しておりますから貴重です。第20 番は極めて悲劇的なオーケストラ・サウンドに対して彼岸を見据えるようなクリアーな音色が聴かせます。一転して第23 番は明快で、清澄。非の打ちどころのない名演、晩年故に語り口に味があり、聴いていて気が休まります。録音も優秀。

キング・インターナショナル

KKC 5278
(SACD HYBRID)
\3000

輸入盤発売済
LSO 0677
ゲルギエフ&ロンドン響
 ラフマニノフ:交響曲第2番ホ短調op.27(完全全曲盤)
ロンドン交響楽団
ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
 指揮・オケ・作品の運命的な出会いが生んだ稀有の名演奏、ゲルギエフ&ロンドン響、ラフマニノフの交響曲第2番

 録音:2008 年 9 月 20 & 21 日/ロンドン、バービカンホール(ライヴ)/DSD マルチチャンネルステレオ、62’、[LSO Live]LSO 0677、輸入盤・日本語解説書付

 2008 / 09 年のシーズンのオープニング・プロジェクト「ラフマニノフ・フェスティヴァル」で大評判を取った、ゲルギエフ指揮ロンドン交響楽団による交響曲第2 番の演奏が登場します。
 1993 年にもゲルギエフはもうひとつの手兵マリインスキー劇場管を指揮してセッション録音をおこなっていますが、以来15 年ぶり、いまや楽壇のカリスマとなったゲルギエフはもちろん、手兵LSO もまたラフマニノフの演奏にかけては定評のあるオケだけに、このたびの顔合わせにはさらなる期待が高まるところです。
 ピアノ曲そのままに、ラフマニノフが思いのたけを込めた甘美なメロディが聴く人の心を強く締めつける第2 交響曲。ライヴではよりいっそう畳み掛けるタイプのゲルギエフですが、完全全曲版による演奏ということもあり、ここは大きな構えでLSO をたっぷりとラフマニノフの旋律美を歌い上げています。

 「ゲルギエフは本能で仕事をする人です。身も心もゆたかにする音楽、とりわけロシア・ロマン派ものは、ゲルギエフの長所を引き出します。」(フィナンシャル・タイムズ)
 「身を乗り出すような興奮のパフォーマンス。ゲルギエフの厳然とした長所を引き出したのは、ラフマニノフの交響曲第2 番でした。」(ガーディアン紙)
 「これはかれのレパートリーであり、LSO は立派に応えた。第2 交響曲についてはなにもかもがすべて正しいと感じた。」(クラシカルソース・ドットコム)
 
KKC 5279
(1CD+ ボーナスDVD)
\3000

輸入盤は発売済み
V 5192
トゥガン・ソヒエフ(指揮)
 ストラヴィンスキー:

  ・バレエ音楽「火の鳥」組曲(1919年版)
  ・バレエ音楽「春の祭典」
  =ボーナスDVD =
   ・バレエ音楽「春の祭典」
トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団
トゥガン・ソヒエフ(指揮)
 ソヒエフの血沸き肉躍る爆演!ストラヴィンスキーの「春の祭典」&「火の鳥」

 (CD)録音:2011 年9 月/ラ・アル・オ・グレン(トゥールーズ)/DDD、ステレオ、55’、[naive]V 5192、輸入盤・日本語解説書付
 (DVD)収録:2011 年9 月17 日/トゥールーズ、ラ・アル・オ・グレン(トゥールーズ)
  映像監督:ジャン=ピエール・ロワシル
  収録時間:37’ /画面:カラー 16 : 9 音声:PCM ステレオ NTSC Region All

 1977 年生まれ、ロシア系指揮者のなかでも最も将来を嘱望されているひとり、ソヒエフがストラヴィンスキーに挑戦しました。抜群のリズム感とメリハリのきいたフレージング、エネルギーに満ちた推進力の持ち主である彼にとっては、ストラヴィンスキーのバレエ音楽はまさしく待ち望まれていたものといえます。
 ソヒエフの持ち味には、同世代のなかでもひときわ旧ソ連系大指揮者へ先祖返りしたような傾向が感じられ、ゲルギエフ、スヴェトラーノフ、ムラヴィンスキーからゴロワーノフといった最良なロシア指揮系譜が想い起こさせられます。
 ソヒエフが首席指揮者、そして音楽監督に就任してからのトゥールーズ・キャピトル管もまたフランスのオーケストラながら、時に旧レニングラード・フィルやソヴィエト国立響を想わせるパワーとサウンドをみせ、この演奏からは「火の鳥」と「春の祭典」がともにフランス音楽の影響を強く受けていることも示します。
 切れ味抜群ながら重量感あふれるリズム、オケの豪快な鳴り響きはもちろんですが、ゆっくりした部分での弦のポルタメント多用や旋律の溜めなど、往年のロシア音楽好きの熱い涙を絞る嬉しさも満載です。名演、名盤のひしめく「火の鳥」と「春の祭典」にあって、久々に興奮させられるトップ・クラスの演奏の登場といえるでしょう。
 
KKC 5282
\3000

輸入盤は発売済み
MIR 072
ジャン=クロード・ペヌティエ(ピアノ)
 ガブリエル・フォーレ:ピアノ曲全集第1巻

 ・バラード 嬰ヘ長調op.19
 ・マズルカ 変ロ長調op.32
 ・4つのヴァルス・カプリス
  第1番イ長調op.30/第2番変ニ長調op.38/
  第3番変ト長調op.59/第4番変イ長調op.62
 ・9つの前奏曲op.103
ジャン=クロード・ペヌティエ(ピアノ)
 来日記念盤&公演曲目ジャン=クロード・ペネティエによるフォーレのピアノ曲

 録音:2008 年1 月/ラ・フェルム・ドゥ・ヴィルファヴァール(フランス、リムーザン)/DDD、77’、[MIRARE]MIR 072、輸入盤・日本語解説書付

 フランスの名手ジャン= クロード・ペネティエによるピアノ曲シリーズがスタート。ショパンと比較されることの多いフォーレのピアノ作品ですが、フォーレ独特の不思議な美しさを表現するのは難しく、フォーレ国際コンクールで優勝経験のあるペネティエはフォーレの自由な和声感を自在に操り、思わず聴き惚れてしまう演奏を繰り広げています。
 リストが「指が足りない」と言った難曲「バラード」は、声部を縫うような美しい旋律線、緩急が付けられた楽想を見事に捉えた秀演です。「ヴァルス・カプリス」は軽妙なサロン風音楽ですが、明るい調性、華やかな音楽、すり抜けるような掴みきれないリズムと共にフォーレ独特の雰囲気を持った作品。色っぽさと魅惑的メロディに満ち溢れた4 曲を大人のセンスで弾きこなすペネティエに心酔することまちがいなし。
 ペヌティエは2013 年のラ・フォルジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭に出演して、フォーレのピアノ曲を取り上げる予定です。

 =ジャン=クロード・ペヌティエ 来日公演情報=
  4/27(土)& 4/28(日) 新潟 ラ・フォルジュルネ・オ・ジャポン新潟
  5/3(金)          金沢 ラ・フォルジュルネ・オ・ジャポン金沢
  5/4(土)& 5/5(日)   東京 ラ・フォルジュルネ・オ・ジャポン
 
KKC 5283
(SACD HYBRID)
\3000

輸入盤は発売済み
HMU 807429
東京クヮルテット、最後のリリース「アメリカ」&「わが生涯より」
・ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番ヘ長調op.96, B179「アメリカ」
・スメタナ:弦楽四重奏曲第1番ホ短調「わが生涯より」
東京クヮルテット
マーティン・ビーヴァー、
 池田菊衛(ヴァイオリン)
磯村和英(ヴィオラ)
クライヴ・グリーンスミス(チェロ)
 
 録音:2006 年2 月/アナンデール・オン・ハドソン、バード・カレッジ、リチャード・B.フィッシャー・センター・フォー・ザ・パフォーミング・アーツ(ニューヨーク)
 DSD マルチチャンネルステレオ、53’21、[harmonia mundi]、HMU 807429、輸入盤・日本語解説書付

 2013 年 7 月をもって 44 年(現行メンバーでの活動も 10 年)の長き活動に幕を下ろすことを発表した東京クヮルテット。活動を締め括る最後のディスクは、前作ブラームスの五重奏曲集(KKC-5249)以前の、2006 年に収録されたドヴォルザークの「アメリカ」とスメタナの「わが生涯より」。
 「アメリカ」では、輝かしく気持ちよく伸びる音色による美しいアンサンブルを堪能。スメタナの音による自叙伝「わが生涯より」は、作曲家が自身の人生の思い出を注ぎ込んだ作品。この録音時点ではまだ解散は決まっていませんでしたが、東京クヮルテットの熟練の面々が、ひとつひとつの要素や風景を情感たっぷりに響かせる様は、クヮルテット自身の歴史を振り返っているようにも感じられます。日本語版のライナーノートには、メンバー各人が活動を振り返り寄せた思い思いのコメントを収録。
 弦楽四重奏の演奏史にその名を刻んだ、東京クヮルテットという偉大なアンサンブルの足跡に思いを馳せながら、心して味わいたい 1 枚です。

 =東京クヮルテット 2013年「最後のツアー」公演情報=
  5/15(水) 大阪 いずみホール
  5/16(木) 東京 東京オペラシティ コンサートホール
  5/17(金) 横浜 フィリアホール
  5/18(土) 京都 青山音楽記念館バロックザール
  5/20(月) 東京 武蔵野市民文化会館
  5/21(火) 東京 王子ホール
 


KKC 034
\3000
鈴木理恵子(ヴァイオリン)&若林顕(ピアノ)
 ブラームス:
  (1)ヴァイオリンソナタ第1番ト長調 Op.78「雨の歌」
  (2)同第2番イ長調 Op.100
  (3)同第3番ニ短調 Op.108
鈴木理恵子(ヴァイオリン)
若林顕(ピアノ)
 円熟の実力派ふたりが奏でる深みと繊細さに満ちた大人のブラームス

 [ 録音:2012 年10 月23-26 日/笠懸野文化ホール]/DDD、73’15”

 読売日本交響楽団のコンミスを務めるかたわら、ソリストとして活躍する鈴木理恵子。完璧な技巧とたっぷりとした美音、落ち着いた音楽性が魅力の実力派。その彼女が日本の誇るヴィルトゥオーゾ、若林顕とのデュオでブラームスのヴァイオリンソナタ全3曲に挑みました。構想から10 年を経て実現した鈴木のブラームスは、満を持して臨んだだけあり、驚きの充実度となっています。シンフォニックともいえる恰幅の良さに、ブラームス特有の情緒、繊細なニュアンスの表出まで完璧ですが、それに加えて凄みさえ感じさせる深さ。若林顕のピアノも雄弁の極みで、まさにヴァイオリンと互角に勝負。日本が世界に誇れる辛口の名演出現と申せましょう。

 鈴木理恵子&若林顕 デュオ・リサイタル
 317() 15:00開演 高崎「シューベルトホール」
 413() 14:00開演 浜離宮朝日ホール
   お問合せ:コンサートイマジン 03-3235-3777

キング・レコード


KICC-1064
\2500
永遠なれ諏訪根自子
 ラヴェル:ハバネラ形式による小品
 サラサーテ:サパテアード
 シューベルト:アヴェ・マリア
 モーツァルト/クライスラー:ロンド(ハフナー・セレナードより)
 バッハ:G線上のアリア
 ベートーヴェン:
  ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調 作品24「春」
  ヴァイオリン・ソナタ 第9番 イ長調 作品47「クロイツェル」
諏訪根自子(ヴァイオリン)
田中園子(ピアノ)
録音:1985年7月30日(1−5)/1986年4月8、15、22日(6)/1985年7月30日、1986年4月18、22日、5月20日(7)/東京、キングレコード第1スタジオ

●戦前戦後を通じ日本人で初めて国際的に活躍した美貌の天才ヴァイオリニスト諏訪根自子。2012年3月6日脳梗塞後遺症のため亡くなっていたというニュースは衝撃とともに世界中を駆け巡りました。諏訪根自子の芸術は永遠です。1周忌を迎えるにあたり、メモリアルCDをリリース!キングレコードへの晩年の録音がまとまったかたちで復活!ファンには嬉しいことに秘蔵音源2曲を発掘!戦時中のパリでの演奏会で、客席にいたジャック・ティボーからじきじきに賞賛の言葉を受けたという伝説の“美音”が、キングレコードへのステレオ録音で甦ります。

●《クロイツェル》は絶品・・・「内容が濃い。眼頭が熱くなる。」(宇野功芳)

長い沈黙を破り、1977−8年におこなったバッハの「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲」録音は、「諏訪根自子の芸術健在なり」と一大センセーションを巻きおこしました。この反響に応えるかたちで諏訪根自子は1985,6年《春》《クロイツェル》を録音、1994年8月にCD:=KICC-132で発売されました。今回最新24bitリマスタリングで名演が蘇ります
「(《クロイツェル》は)引退したことが信じられないくらい衰えを見せておらず、何よりも内容が濃い。第1楽章序奏部の精神的な厳しさにまず打たれるが、主部の緊張力にあふれた進行と意味深い語りかけはことにすばらしく、リズムの間の良さなど絶品だし、展開部冒頭の訴えには眼頭が熱くなる。第2楽章のテーマは一見ぶっきら棒のようでいて真実の心に満ち、フィナーレは崩しているわけではないのに個性を感じさせる。」
(宇野功芳、『クラシック名盤大全〜室内楽曲篇〜』音楽之友社刊より)

●なんと未発売音源がキングの倉庫にねむっていた!「サパテアード」(サラサーテ)、「ロンド〜ハフナーセレナードより」(モーツァルト)は世界初出音源!

《春》《クロイツェル》を録音する直前、1985,6年に諏訪根自子は自身を主人公にした小説「美貌なれ昭和」(深田祐介著)のテレビドラマ化のサントラ用に5曲を録音しましたが、「ハバネラ形式による小品」と「アヴェ・マリア」の2曲がサントラに使用され、1985年9月にサントラLP(K28C-4018)として発売。「サパテアード」と「モーツァルトのロンド」はお蔵入りのままでした。今回世界初出となる2曲についても、衰えを見せない技巧とフランス仕込みの感性で魅了!録音も最高で、諏訪根自子の美音を満喫できます。

●伴奏の田中園子も諏訪と同様戦前から戦後にかけて華々しい活躍をとげた重要なアーティスト。ソリストとしてばかりでなく、三浦環、巖本真理、辻久子らとの共演、伴奏者として実績を残しています。晩年は昭和音大名誉教授をつとめたのち2007年に死去。

●萩谷由喜子著による「諏訪根自子」(仮題)が3月上旬アルファベータ社から刊行されます。諏訪根自子の秘められたエピソード満載の初の本格的評伝です。こことのタイアップで話題を盛り上げます!


日本コロンビア



日本コロンビア
COCQ 85013
\2415


諏訪根自子の芸術

ユーモレスク(ドヴォルザーク)
前奏曲とアレグロ よりアレグロ(クライスラー)
ペルペテウム・モビール(リース)
ジョスランの子守歌(ゴダール)
スーヴニール(ドルドラ)
カプリース(フィオリオ)
アンダンテ・カンタービレ(チャイコフスキー)
金婚式(マリー)
ミニヨンのセレナード(ドリゴ)
夢のあとに(フォーレ)
ロマンサ・アンダルーサ(サラサーテ)
オリエンタル(キュイ)
タイスの瞑想曲(マスネー)
白鳥(サン=サーンス)
セレナード(シューベルト)
ガヴォット(バッハ)
セレナーデ・エスパニヨル(グラズノフ)
ヴァルス・ブルエット(ドリゴ)
インディアン・ラメント(ドヴォルザーク/クライスラー編)
美しき天然(田中穂積/山田耕筰・編)
アヴェ・マリア(バッハ/グノー編)
メヌエット(パデレフスキー)
荒城の月(瀧廉太郎/山田耕筰・編)
セレナード[エスパニューレ](グノー)
トロイメライ(シューマン)
西班牙舞曲(ファリャ)
諏訪根自子(ヴァイオリン)
上田仁(ピアノ)
ナディダ・ロイヒテンベルク(ピアノ)
【録音】
1933年(1-5)、1934年(6-12)、1935年(13-26)
2013年03月下旬発売
諏訪根自子の時代が来るのか。日本コロムビアに残したSP音源(1933-35)を完全収録。

キング・インターナショナル(国内仕様盤)

祝生誕70 年。BIS 今井信子名盤集選

 世界的ヴィオラ奏者・今井信子さんは今年3 月に生誕70 年を迎えられました。なお精力的に活躍する今井さんですが、日本でヴィオラという楽器の名と魅力を広めた大功労者で、まさにこの楽器の女王。
それを記念してBIS 録音のなかから、選りすぐりの5 点を日本語解説書・オビ付きで再発売致します。いずれも高評価を得たロングセラー商品ばかり。
 今年はヒンデミット歿後50 年でもあり、演奏予定も多くなっています。また「鳥が道に降りて来た」はキングインターナショナルとBIS のコラボ・アルバムで、たまゆらレーベルの「レボリューション・シリーズ」の事実上第1号でもあります。
 誰にも真似できぬ至芸、今井信子の芸術をご堪能下さい。
ヒンデミット:無伴奏ヴィオラソナタ集(今井信子)
KKC 5293
\3000
※輸入盤発売済
ヒンデミット:無伴奏ヴィオラ・ソナタ(全曲)
 (1)ソナタOp.11の5  (2)ソナタOp.25の1
 (3)ソナタOp.31の4  (4)ソナタ(1937)
今井信子(ヴィオラ)
 祝生誕70 年。BIS 今井信子名盤集選
 世界的ヴィオラ奏者・今井信子さんは今年3 月に生誕70 年を迎えられました。なお精力的に活躍する今井さんですが、日本でヴィオラという楽器の名と魅力を広めた大功労者で、まさにこの楽器の女王。
 それを記念してBIS 録音のなかから、選りすぐりの5 点を日本語解説書・オビ付きで再発売致します。いずれも高評価を得たロングセラー商品ばかり。今年はヒンデミット歿後50 年でもあり、演奏予定も多くなっています。また「鳥が道に降りて来た」はキングインターナショナルとBIS のコラボ・アルバムで、たまゆらレーベルの「レボリューション・シリーズ」の事実上第1号でもあります。誰にも真似できぬ至芸、今井信子の芸術をご堪能下さい。

 奇跡の名演、ヴィオラ芸術の宝

 [ 録音:1992 年6 月11‐14 日/マルメ・コンサート・ホール(スウェーデン)]/DDD、66’46”、[BIS]BIS 571、輸入盤・日本語解説書付

 1990 年代後半、日本にヴィオラ・ブームを巻き起こした今井信子。その彼女がレパートリーの中心に据え、魅力を広めたのがヒンデミットの音楽。なかでも4 篇から成る無伴奏ソナタは畢竟の名作で、技巧的にも高度、緊張感あふれる内容となっています。ここでの今井信子の演奏は神業と言っても過言でない凄さ。鋭い解釈とたっぷりとした音、底光りする響きで聴く者に魔法をかけます。ヴィオラ、ヒンデミットの先入観が変えられること間違いなしの特別盤です。レコード芸術特選盤。
 
ヒンデミット:ヴィオラ・ソナタ集/瞑想曲(今井信子)
KKC 5294
\3000
※輸入盤発売済
ヒンデミット:ヴィオラとピアノのための作品全集
 (1)ヴィオラ・ソナタOp.11の4
 (2)ヴィオラ・ソナタOp.25の4
 (3)瞑想曲  (4)ヴィオラ・ソナタ(1939)
今井信子(ヴィオラ)
ローランド・ペンティネン(ピアノ)
 他の追随を許さぬ決定的名演、今井信子渾身のヒンデミット

 [ 録音:1993 年10 月7‐9 日/ヤルヴェンパー・コンサート・ホール(フィンランド)]/DDD、60’00”、[BIS]BIS 651、輸入盤・日本語解説書付

 ヴィオラの名手としても活躍したヒンデミットは、この楽器のために名作を数多く残しています。そのヒンデミットとヴィオラの魅力を日本に広めたのが今井信子。ヴィオラの機能と魅力を最大限に発揮した諸作を、これ以上考えられないレベルで再現。いきいきとした運動性、たっぷりとしたメロディなどの楽しさも豊富。ペンティネンの好サポートとあいまって、存分に堪能できます。
 
今井信子 - 「鳥が道に降りてきた」(ヴィオラ作品集)
KKC 5295
\3000
※輸入盤発売済
鳥が道に降りてきた〜ヴィオラ・レボリューション
 (1)エネスコ:演奏会用小品  (2)シベリウス:ロンド
 (3)ブリテン:反映/エレジー(ヴィオラ独奏のための)
 (4)武満徹:鳥が道に降りてきた
 (5)ニーノ・ロータ:間奏曲  (6)ミヨー:4 つの顔Op.238
 (7)パーシケッティ:マリーナ姫Op.83
 (8)ヴィエニャフスキ:夢
 (9)ブリッジ/ブリテン編曲:
  小川を斜めに横切って生えている柳の木がある
 (10)リスト:忘れられたロマンス
今井信子(ヴィオラ)
ローランド・ペンティネン(ピアノ)
 大作曲家たちがヴィオラに託した心と夢

 [ 録音:1996 年11 月1‐3 日/ダンテリド・ギムナジウム]/DDD、78’30”、[BIS]BIS 829、輸入盤・日本語解説書付

 オリジナル作品に恵まれないと思われるヴィオラにも、有名作曲家による素敵な作品がありました。最晩年の武満徹が今井信子へのプレゼントとして作った「鳥が道に降りてきた」の初録音のほか、彼女が蘇らせたシベリウスとブリテンの小品など興味深いプログラム満載。渋いイメージの強いヴィオラですが、エネスコの流麗、ミヨーの洒脱、ヴィエニャフスキのロマンティシズム、ニーノ・ロータの甘美さ等、多彩な表現力に驚かされます。作曲家たちがヴィオラの音色と機能を念頭に作ったオリジナルならではの魅力、ヴィオラの女王・今井信子が底光りする凄みを見せてくれます。レコード芸術特選盤。
 

ロシアのヴィオラ作品集 ショスタコーヴィチ:ヴィオラ・ソナタ他 (今井信子/ペンティネン)
KKC 5296
\3000
※輸入盤発売済

ロシアのヴィオラ
 (1)アントン・ルビンシテイン:ノクターンOp.11の2
 (2)グリンカ:ヴィオラ・ソナタ ニ短調
 (3)グラズノフ:エレジー Op.44
 (4)ストラヴィンスキー:無伴奏ヴィオラのためのエレジー
 (5)ショスタコーヴィチ:ヴィオラ・ソナタ Op.147
今井信子(ヴィオラ)
ローランド・ペンティネン(ピアノ)
 ショスタコーヴィチの深淵をのぞく衝撃の名演

 [ 録音:1986 年12 月28‐30 日/ダンテリド・ギムナジウム]/DDD、70’05”、[BIS]BIS 358、輸入盤・日本語解説書付

 ロシア音楽はヴィオラの音色と合うせいか、名作に恵まれています。なかでもショスタコーヴィチ絶筆のソナタは、その深い内容と効果ゆえ、ヴィオラ音楽史屈指の傑作となっています。それを今井信子が挑戦。ヴィオラの美感と表現力を駆使した演奏は驚愕で、うならされます。また、非常に魅力的なメロディにあふれるグリンカの未完のソナタ、ルビンシテインの甘い抒情いずれも素晴らしく、ヴィオラ音楽、ロシア音楽両方を存分に堪能できます。
 

アコーディオンとヴィオラのための日本の音楽
KKC 5297
\3000
※輸入盤発売済

時の深みへ〜今井信子&御喜美江デュオ
 (1)細川俊夫:時の深みへ〜ヴィオラとアコーディオンのための
 (2)入野義朗:無伴奏ヴィオラ組曲 (1971)
 (3)高橋悠治:
  白鳥が池を捨てるように (1995)〜
   ヴィオラとアコーディオンのための/水牛のように/
    谷間へおりてゆく (1995)〜アコーディオンのための
 (4)尹伊桑:
  二重奏曲 (1976 / 1993改訂) 〜
   ヴィオラとアコーディオンのための
今井信子(ヴィオラ)
御喜美江(アコーディオン)
 世界的二大女性奏者がアジアの魂を表現

 [ 録音:1998 年4 月/レンナ教会]/DDD、76’21”、[BIS]BIS 929、輸入盤・日本語解説書付

 日本というより世界の第一人者であるヴィオラの今井信子とアコーディオンの御喜美江。両者の夢の共演盤が実現しました。ともにヨーロッパ在住で、世界を舞台にする国際人ながら、日本とアジアに強いアイデンテティを示したのが当アルバム。ほとんどが非西洋的な情念の世界ですが、とりわけ高橋悠治の「白鳥が池を捨てるように」では、この天下の二大器楽奏者が歌というか語りというか、悩ましげな肉声を聴かせ、独特の密教的な世界を創り出しているのも聴きものです。
 

KKC 5271/72
(2SACD HYBRID)
\4500
※輸入盤発売済
チャイコフスキー:
 (1)交響曲第1番ト短調op. 13「冬の日の幻想」
 (2)交響曲第2番ハ短調op. 17「小ロシア」
 (3)交響曲第 3番ニ長調op. 29「ポーランド」
ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
ロンドン交響楽団
 惑溺の旋律美、熱血激情のドラマ、ゲルギエフ&ロンドン響、チャイコフスキーの初期交響曲集

 (1)録音:2011年1月18&23日ロンドン、バービカンホール(ライヴ) (2)録音:2011年3月23&24日ロンドン、バービカンホール(ライヴ) (3)録音:2011年5月20日チューリヒ、トーンハレ(ライヴ)
 DSD マルチチャンネルステレオ、147’ 11、[LSO Live]LSO 0710、輸入盤・日本語解説書付

 LSO 首席指揮者とマリインスキー劇場芸術総監督のポストを掌中に収め、現代のカリスマとして旺盛な活動を展開するゲルギエフ。マリインスキー劇場管と先ごろ、チャイコフスキー・コンクールの覇者トリフォノフをソリストに迎えたピアノ協奏曲第1 番のアルバム(KKC-5268)を発表したゲルギエフが、LSO とも第1 番に始まる初期交響曲3 曲のセットという、チャイコフスキーの注目盤を立て続けにリリースします。
 ゲルギエフはチャイコフスキーの交響曲を複数回録音していますが、これまではすべて第4 番以降の後期3 曲に限られていましたので、民謡からの引用が全篇を彩り、メロディの美しさが際立つ初期交響曲への取り組みは大いに注目されるところです。
 後期交響曲集も含めて、これまでのゲルギエフはマリインスキー劇場管との実演・レコーディングを通じて、3 大バレエを含む主要な管弦楽曲や協奏作品、オペラも手掛けてきた実績がありますが、ここではLSO の起用が大当たり。エネルギッシュで劇的な表現を得意とするゲルギエフに触発されて、地力と経験あるLSO のテンションの高さが際立つ内容は、陶酔と惑溺へと誘う美観を湛えつつ、情感にあふれ、たいへん密度の濃い熱血の音楽となっています。フィナーレでは想像以上のものすごいエネルギー感で迫り、興奮と手ごたえを約束してくれるものとおもわれます。
 

KKC 5273
\3000
※輸入盤発売済
モーツァルト:
 ・ピアノ協奏曲第17番ト長調K453
 ・ロンドイ長調K386
 ・ピアノ協奏曲第22番変ホ長調K482
クリスティアン・ベザイデンホウト
 (フォルテピアノ:ポール・マクナルティ、
  ディヴィソフ、チェコ共和国、2009 年製作/
  アントン・ヴァルター&ゾーン、ウィーン、
  1805年モデルのレプリカ)
フライブルク・バロック・オーケストラ
ペトラ・ミュレヤンス(コンサートミストレス)
 天才ベザイデンホウトによるモーツァルトの協奏曲集カデンツァの衝撃的美しさ!フライブルクのメンバーによる即興の妙にも注目の1 枚!

 録音:2012 年 5 月/フライブルク、アンサンブルハウス/DDD、ステレオ、72’41、[harmonia mundi France]、HMC 902147、輸入盤・日本語解説書付

 フォルテピアノの申し子、天才ベザイデンホウトによるモーツァルトのピアノ協奏曲集が登場。顔合わせは名人集団フライブルク・バロック・オーケストラ。ソロ作品集でも高い評価を獲得しているように、ベザイデンホウトの奏でる装飾の巧さ、カデンツァでの神がかり的な美しさと創造性はもちろんのこと、こだわりの楽器配置による掛け合いの妙、オーケストラ・パートの思いがけない即興と、どこをとっても、うれしい驚きに満ちた素晴らしい内容となっています。
 
KKC 5274
\2800
※輸入盤発売済
・ショパン:夜想曲第20番嬰ハ短調 遺作
・カール・オーベルテュール(1819−1895):子守歌op. 299
・オーベルテュール:ル・シルフィ(空気の精)*
・チャイコフスキー:
 ポリーナのロマンス(「スペードの女王」より)
・バルトーク/マリエル・ノールマン編:ルーマニア民俗舞曲
・アグスティン・バリオス・マンゴレ:
 大聖堂(マリエル・ノールマン編曲/ハープ・ソロ版)*
・ラヴェル:ハバネラ形式の小品
・マスネ:タイスの瞑想曲
・バリオス:
 演奏会用練習曲(マリエル・ノールマン編曲/ハープ・ソロ版)*
・サン=サーンス:ハープとヴァイオリンのための幻想曲イ長調op.124
・フォーレ:夢のあとにop.7-1
マリエル・ノールマン
 (ハープ/ライオン&ヒリー)
*ハープ・ソロ
ネマニャ・ラドゥロヴィチ
 (ヴァイオリン/ 1843 年ヴィヨーム製)
 濃厚に甘く、輝かしく響く音色、一度聴いたら忘れられないヴァイオリニストネマニャ・ラドゥロヴィチ、ノールマンのハープとの共演で名曲ばかりを豪華に集めたアルバム

 録音:2011 年6 月20-23 日/ティトン寺院(パリ)/DDD、ステレオ、58’34、[TRANSART] TR 174、輸入盤・日本語解説書付

 一度聴いたら誰もが虜になってしまう、熱く甘い音色のラドゥロヴィチ、注目の最新盤。クラシックの名曲をハープの名手マリエル・ノールマンとのデュオでたっぷり収録したぜいたくなアルバムです。ショパンの名曲も、ラドゥロヴィチの甘く濃厚な音色のために書かれたかと思うほど。タイスの瞑想曲も絶品。バルトークでのボルテージ全開の演奏など、ラドゥロヴィチの魅力が 120% 味わえます。
 ネマニャ・ラドゥロヴィチは1985 年セルビア生まれ。15 歳でパリ国立高等音楽院に入学、P. フォンタナローザに師事、さらにメニューイン、アッカルドの指導を受けています。コンクールでも優勝多数。圧倒的な存在感で、来日公演も多数、日本でのファンも増えているといえるでしょう。マリエル・ノールマンは、10 歳でリリー・ラスキーヌに出会って、ハープ奏者として生きることを決意。その後の活躍は国境を越え、日本のオーケストラでも客演奏者なども務めています。リリー・ラスキーヌ国際ハープコンクールの創設者でもあり、ハープ界のまさに大御所的存在です。
 =ネマニャ・ラドゥロヴィチ 来日公演情報=
  ・2013 年10 月19 日( 土) 14:00 開演 第一生命ホール
 
KKC 5275/76
(2CD)
\4000
※輸入盤発売済
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲) オフェリー・ガイヤール
 11 年ぶりの再録音、バッハへの敬愛、音楽をすることへの喜びに満ちたガイヤールの無伴奏チェロ

 [使用楽器 第1 - 5番:バロック・チェロ(1737年、フランチェスコ・ゴフリラー)/第6番:ピッコロ・チェロ(フランドル、製作者不明)]
 録音: 2010 年9 月& 10 月/ IRCAM(フランス)/レコーディング・プロデューサー:ニコラ・バルトロメ/ 編集&ミキシング:ヴィルジニー・ルフェーヴル(スタジオ・リトル・トライベカ)
 DDD、ステレオ、[APARTE] AP 017、輸入盤・日本語解説書付

 ガイヤールが、11 年ぶりにバッハの無伴奏チェロ組曲にふたたび挑みました。チェロを弾く喜びにあふれ、バッハが連ねた音楽史上もっとも美しい音型のひとつひとつを丁寧に丁寧に紡いでいます。
 【ガイヤール自身の言葉(ライナーノーツより抄訳)】
再びこの組曲を録音したのは、11 年前の時と同じく、インスピレーションが湧いたからです。この組曲を録音するということは、大きな賭けでありますが、今回の録音という偉大なる冒険に際して私は幸運にも力強いパートナーを得ました。それは楽器です。このような素晴らしいチェロを弾けるだけでもすでに十分に幸福なのですが、じっくりと楽器との関係を築きながらこれらの組曲と向き合うことで、ことができるだけで、まったく新しい展望が拓けたのです。
 「人が旅を作るのではなく、旅が人を形成する。人は自身を飾るために旅をするのではない。旅が人から無駄なものを一切洗い落とし、すすぎ、乾かしてくれるのである」という言葉がありますが、まさに自分が今回この組曲を再録音する中での道のりもこうした旅のようでした。
 

KKC 5277
\3000
※輸入盤発売済
ラフマニノフ:
 ・ピアノ・ソナタ第1番ニ短調op.28
 ・ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調op.36
ニコライ・ルガンスキー(ピアノ)
 壮大かつ繊細、超人的なテクニック21 世紀ロシアン・ピアニズムの寵児、ルガンスキーによるラフマニノフ!

 録音:2012 年5 月/サフォーク、ポットン・ホール(イングランド)/DDD、ステレオ、60’07、[ambroisie] AM 208、輸入盤・日本語解説書付

 21 世紀ロシアン・ピアニズムの継承者として高い注目を集めている世界的名手、ルガンスキーが、超絶技巧で魅せたリスト(KKC-5183)に続き、十八番ともいえるラフマニノフのソナタ集をリリース。今もなお演奏される機会の少ない第 1 番がルガンスキーの演奏で聴けるのは貴重なうえに、第 2 番はラフマニノフの初版に基づきながら、適所に改訂版の要素を盛り込んだルガンスキーのオリジナル版というのも注目です。
 第 1 番の「ファウスト」の世界に基づく荘大な世界、そして第 2 番の怒涛の世界も、過度な情感やテンポの揺らぎを排した完璧なコントロールで聴かせます。奔流の如く複雑に絡み合う音の一粒一粒までシャープに響かせるルガンスキーのピアニズムは、壮大でありながらも繊細なラフマニノフの作品にまさにぴったりといえましょう。「難曲を汗一滴、顔色変えず弾きこなす超人的ピアニスト」と絶賛されるのも納得。圧巻のラフマニノフです。

日本伝統文化振興財団


菅野沖彦レコーディング・コレクション第2 弾!



XRCG 30029/34
(6XRCD)
\18900

宮沢明子
 モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集

 Disc 1
  ピアノ・ソナタ第1番 ハ長調 K.279(189d)
  ピアノ・ソナタ第2番 ヘ長調 K.280(189e)
  ピアノ・ソナタ第3番 変ロ長調 K.281(189f)
  ピアノ・ソナタ第4番 ヘホ長調 K.282(198g)
 Disc 2
  ピアノ・ソナタ第5番 ト長調 K.283(189h)
  ピアノ・ソナタ第6番 ニ長調 K.284(205b)
  ピアノ・ソナタ第7番 ハ長調 K.309(284b)
  ピアノ・ソナタ第9番 ニ長調 K.311(284c)
 Disc 3
  ピアノ・ソナタ第8番 イ短調 K.310(300d)
  ピアノ・ソナタ第10番 K.330(300h)
  ピアノ・ソナタ第11番 イ長調 K.331(300i)
 Disc 4
  ピアノ・ソナタ第12番 ヘ長調 K.332(300k)
  ピアノ・ソナタ第13番 変ロ長調 K.333(315c)
  幻想曲 ハ短調 K.475
  ピアノ・ソナタ第14番 ハ短調 K.457
 Disc 5
  ピアノ・ソナタ ヘ長調 K.533&K.494
  ピアノ・ソナタ第15番 ハ長調 K.545
  ピアノ・ソナタ第16番 変ロ長調 K.570
  ピアノ・ソナタ第17番 ニ長調 K.576
 Disc 6
  幻想曲 ニ短調 K.397(385g)
  デュポールのメヌエットによる9つの変奏曲 ニ長調 K.573
  ロンド イ短調 K.511
  「ああ、お母さん、あなたに話しましょう」の主題による変奏曲
   ハ長調 K.265(300e)《きらきら星変奏曲》
宮沢明子
 (ピアノ; ベーゼンドルファー)
 菅野沖彦レコーディング・コレクション第2 弾!
 トリオ・レーベルの名盤、菅野沖彦ワールドが再びXRCD+HR Cuttingで甦る!!モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集

 菅野録音といえばピアノ、ピアノといえば菅野沖彦といわれた代表作がXRCDで復活!—安田和信書き下ろし渾身の2 万6千字曲目解説—
 宇野功芳氏オリジナル解説、菅野沖彦氏あとがきなど、充実のライナー付き!

 まるでわが家のリスニングルームが少し広くなって心地良い響きを備え、そこにベーゼンドルファーを置いて一流の奏者に弾いてもらっているような、そんな錯覚すら得られる迫真のハイファイである。(オーディオ評論家 炭山アキラ)

 録音:(Disc1-5)1973年9 月9,10,17,18,27日、(Disc6)1973年10 月9 日、青山タワー・ホール/日本語解説付、ステレオ
 使用器材:ノイマンU-87、アンペックスAG-440B

 録音の優秀さも抜群ですが、宇野功芳氏もほめたたえた名演でもあり『ここまでやって下さるとは夢にも思わなかった』『30 代の若さでこんな才能はおそろしいくらい』『フレージングの美しさは名人芸』『全曲にわたって旋律が歌い抜かれ、哀しいくらい訴えて来る』と評された心に残る演奏です。
 今回もビクター中央林間スタジオでオリジナルテープからの緻密な復刻がなされており、プレスも通常とは別ラインの特別版でなされました。世界録音遺産ともいえる菅野録音の代表作が見事によみがえりました。




VIRTUS CLASSICS



VTS-001
\3000
TONAL TWILIGHTS-シェーンベルク初期作品集
 Schoenberg Transfigurations

アーノルト・シェーンベルク (1874-1951):
 1.浄夜 作品4
  (エドゥアルト・シュトイアーマンによるピアノ三重奏編曲版)
 2.逢引き(断片)
 3.室内交響曲 第1番 作品9
  (アントン・ヴェーベルンによるピアノ五重奏編曲版)
ニコラ・ドートリクール(ヴァイオリン)
ベルトラン・レイノー(チェロ)
瀬尾 和紀(フルート)…2.3
ニコラ・バルデイルー(クラリネット)…2.3
朴 鐘和 Jong-Hwa PARK(ピアノ)…1
ローラン・ヴァグシャル(ピアノ)…2.3
 19 世紀末から20 世紀初頭にかけて・・・。これほどまでに音楽が爛熟した時は他にないでしょう。
 ワーグナーの半音階進行が音楽を優しく蕩けさせ、彼の意志を継いだマーラーやR.シュトラウスらによって、その柔らかくなった表皮と肉片が少しずつ剥がされていく様子を、当時の聴衆たちは、かすかな腐臭と共に感じていたのです。
 いよいよ響きが壊されていくにつれて現れてきたのは、予想もつかなかった「十二音、無調」という冷たくも美しい音楽でした。そこには甘やかな響きはなく、厳しい規律を伴った?の建築物だったのです。
 しかし、心ある人はそこにもまた「冴えた美しさ」を見出し、その構造を究めていく道を選んだのです。
 このアルバムには、そんな時代の変わり目に生まれた一連の音楽・・・シェーンベルクの傑作が3 曲収録されています。
 演奏しているのは、実力派フルーティスト瀬尾和紀を中?としたアーティストたち。彼の才能に惚れ込んで集まった各々の奏者たちの?花散る演奏は、凛としながらも限りない優しさも内包しています。
 シェーンベルクってこんなに素敵だったんだ・・・。聴く人全てにこの感動をお届けします。
 録音:2011 年12月4日、6-7日 名古屋、しらかわホール

YOSCH


YHCD 0001
¥2940
'Solos by Mr. Pesible'〜
 ジェームズ・ペイジブルのソナタと組曲集

  ソナタ第7番ホ短調/ソナタ第9番変ロ長調/
  ソナタ第8番ハ短調/ソナタ第2番変ホ長調/
  ソナタ第3番変ロ長調/ソナタ第4番ニ短調/
  組曲第14番イ短調/組曲第19番へ長調
村田佳生(リコーダー)
三橋桜子(チェンバロ)
 新進リコーダー奏者 村田佳生 初となるソロCD、世界初録音を含む、ジェームズ・ペイジブルの貴重な作品集

 録音:2011 年5 月16 日〜19 日 ウェストフェスト90 教会(オランダ・スキーダム)
 収録時間:73'59"、ピッチ:a≒401 およびa≒400、?2013 MURATA YOSHIO &YOSCH all rights reserved.、STEREO/MADE IN JAPAN

 1700年頃、バロック時代のロンドンで活躍したリコーダーの名匠ジェームズ・ペイジブル(?-1721)の極めて貴重な作品集。アムステルダム音楽院卒の新進リコーダー奏者 村田佳生が、尊敬と共感を持って描き出す、美しくも知られざるリコーダー音楽。当時の名工ブレッサンとステインズビーの楽器をもとにしたモデルを使用。世界初録音を含む。
 YOSCH(ヨッシュ)は、リコーダー奏者 村田佳生のプライヴェート・レーベルです。

 村田佳生(むらたよしお)リコーダー
 大阪音楽大学楽理(現・音楽学)専攻卒業。桐朋学園大学カレッジ・ディプロマコース古楽器専攻に在籍後、渡欧。アムステルダム音楽院リコーダー科をディプロマを得て卒業。音楽学を高橋浩子、本岡浩子、網干毅の各氏に、リコーダーを弥永壽子、藤田隆、花岡和生、サスキア・コーレンの各氏に師事。またコンラート・シュタインマン、ジャネッテ・ファン・ヴィンガーデン各氏のレッスンを通じて研鑽を積む。コレギウム・ムジクム・テレマンなどとリコーダー協奏曲を共演。Nederlandse Open Blokfluitendagen(オランダ・ユトレヒト)、東京リコーダー音楽祭などに出演。現在、関西を拠点として演奏活動を行いながら、各地でリコーダーの指導にもあたっている。大阪音楽大学付属音楽院講師。主なレパートリーは、16 世紀から18 世紀前半の音楽。当時の演奏習慣や楽器にできる限り迫ることによって、当時の音楽、そしてリコーダーという楽器の魅力を、より深く引き出そうと試みている。また、リコーダーのために書かれた20 世紀から21 世紀の音楽にも積極的に挑戦している。

早稲田大学ピアノの会


KKC 7014
\2500
『Philosophy(フィロソフィー)』
 1.-3. ベートーヴェン:ピアノソナタ第8番「悲愴」Op.13 /
  小川実(ピアノ)
 4.-6. ベートーヴェン:ピアノソナタ第14番「月光」Op.27-2 /
  小川実(ピアノ)
 7. ガーシュイン:3つのプレリュード第1曲(4手連弾) /
  小川実(ピアノ;Primo)&馬場みどり(ピアノ;Second)
 8. 同:第2曲 /
  小川実(ピアノ;Primo)&坂本諭加子(ピアノ;Second)
 9. 同:第3曲 /
  馬場みどり(ピアノ;Primo)&坂本諭加子(ピアノ;Second)
 10. ラヴェル:水の戯れ /
  馬場みどり(ピアノ)
 11. シューマン= リスト:「献呈」 /
  坂本諭加子(ピアノ)
 12. デュカス:交響詩「魔法使いの弟子」(4手連弾) /
  坂本諭加子(ピアノ;Primo)&馬場みどり(ピアノ;Second)
 古屋博敏プロデュース。現役早稲田大学生、小川実によるソロ演奏が登場!名曲「月光」、「悲愴」、他 馬場みどり、坂本諭加子との連弾曲も!

 録音:2012 年10 月29、30 日:(1-9 & 12)、12 月3 日:(10 & 11)、かながわアートホール/DDD

 前作『PASSION from WASEDA』(KKC 7013) でプロのピアニストをも脅かす実力と音楽性を披露してくれた現役早稲田大学生の小川実のソロ演奏を含む待望のアルバムが登場!今回は名曲「悲愴」「月光」ソナタから馬場みどり、坂本諭加子との4 手連弾曲までバラエティに富む内容で、それぞれの個性を尊重しつつ、時には果敢に、時には幻想的に、多彩に表現されております。敏腕プロデューサーである古屋博敏とのタッグも冴え渡り、演奏、音質、音色、空間美とあらゆる面から豊かな音楽を聴かせてくれます。今後の活動にも注目されるピアニストの新アルバム、ご期待ください!

 〜アーティストプロフィール〜
 小川実(おがわまこと):1990 年東京生まれ。早稲田中学校・高等学校卒業。早稲田大学文学部哲学科、4 年生在学中。早稲田大学社会科学部・辻教授より、本作でもプロデューサーを務めた古屋博敏を紹介され、カリスマ性や音楽性を認められメジャーデビューのきっかけを掴む。2011 年に企画・リリースされた現役早大生によるCD、『PASSION from WASEDA』(KKC 7013) でプロジェクトリーダーに任命され、企画を牽引し成功を収めた。
 馬場みどり(ばばみどり):武蔵野音楽大学卒業、同大学院を首席で終了しクロイツァー賞受賞。近年はサックス、歌とのジョイントコンサートも重ね、室内楽、伴奏の分野でも活躍している。現在、武蔵野音楽大学附属音楽教室および聖徳大学にて後進の指導にもあたっている。
 坂本諭加子(さかもとゆかこ):全日本ピアノ指導者協会(PTNA)褒章演奏会として、ハンガリー・ブダペストにて、JAPAN WEEK 主催の国際交流演奏会に出演。ポーランド国立クラクフ管弦楽団と協演(指揮:スタニスラフ・ガウォンスキ )。プリマ・ヴェスタ四重奏団(ポーランド)と共演。2011年にリリースされた早稲田生による「PASSION from WASEDA」におけるプロデューサー、ピアノ・パフォーマンスディレクター(演奏指導責任者)を兼任し、今作では自らが演奏家としてのパフォーマンスを披露した。

ココロ・レコード

KKR-005
\1000
三木 稔:三味線協奏曲(2008) 野澤徹也(三味線)
澤田由香(篠笛)、高橋聡子(笙)、
山口賢治(尺八I)、阿部大輔(尺八II)、
櫻木亜木子(琵琶)、
松村エリナ(二十絃筝I)、
桑子裕子(二十絃筝II)、
小林導恵(十七絃筝II)、
若月宣宏(打楽器I)、
片岡寛晶(打楽器II)
 三木稔、最初で最後の『三味線協奏曲』、遂にCD 化!!

 しなかやな流れの中で当意即妙な反応がある。加えて、聴くものの心を明るく灯すユーモアや楽器が持つ背景を高度な次元で融合させアジア・西欧を自由に行き来する感性が迸っている(西 耕一)

 「三味線協奏曲」は11 番目の協奏曲になる。オーラJ に飛び込んできた野澤徹也という、若く、無限の将来性を宿した、スケールの大きなソリストを身近に得、彼が弾きCD 化した私のすべての三味線作品への真摯なアプローチに感動して、はじめて三味線の協奏曲を書く意欲をかき立てられていた、自分でも待望の作品である。(中略)このコンチェルトは他の協奏曲とはやや趣を異にし、一気呵成の感覚を繰り返すイメージを当初から大事にして書き進めた。速いテンポの「三下り」で始まる曲は、途中十七絃と鼓の掛け合うあたりで一旦落ち着くが、やがて一気のムードに立ち返り、諧謔のふざけととられそうな断片をテンポに乗せて見せる。笙が入ると再び落ち着いて三味線は「二上り」に転じ、各楽器の掛け合いを楽しみながら、とどまること無く階段を上っていく。(三木稔)




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