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第69号
マイナー・レーベル歴史的録音新譜(2)
2013.2.12〜2013.4.5


ICA CLASSICS(CD)



ICAC-5102
(2CD)
\2600→\2390
ヘルベルト・フォン・カラヤン〜1962年ロンドン・ツアー
<CD1>
 1.イギリス国歌/2.オーストリア国歌/
 3.モーツァルト(1756-1791):交響曲 第41番 ハ長調 「ジュピター」K551/
<CD2>
 ブルックナー(1824-1896):交響曲 第7番 ホ長調
  ※初CD化
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
録音 1962年4月6日 ロンドン ロイヤル・フェスティヴァル・ホール MONO BBC
 20世紀の最大、最高の指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤン(1908-1989)。ザルツブルクに生まれ、若いうちから指揮者として活動をはじめ、1934年にはアーヘン歌劇場、1938年にはベルリン国立歌劇場で指揮、国際的な名声を得ます。しかし、第二次世界大戦後、ウィーン・フィルとの初の演奏会を控えた彼は、戦時中のナチスへの関与を理由に「公開演奏の停止処分」を受けることとなりますが、1947年に処分保留となり、その翌年にはウィーン交響楽団の首席指揮者、1949年にはウィーン楽友協会の音楽監督に就任。また、1954年にフルトヴェングラーが死去したことで、翌年にはベルリン・フィルの終身首席指揮者兼芸術総監督の地位に就任。名実ともに「楽壇の帝王」の道を歩み始めます。
 この2枚組は、1962年のロンドン・ツアーの模様を収録したもので、冒頭ではイギリスとオーストリアの国歌が演奏され、極めて友好的な雰囲気を醸し出しています。本編も、品の良い流麗なモーツァルト、「これぞカラヤン」と言った豪華なブルックナーと、まさに「カラヤンの見本市」のような演奏が繰り広げられています。この2年後にカラヤンとウィーン・フィルの蜜月は終了しますが、ここではそんな雰囲気は微塵も感じられません。
 


ICAC-5103
\2000→\1890
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ 〜モーツァルト:ピアノ協奏曲集
 1.ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K466/
 2.ピアノ協奏曲 第15番 変ロ長調 K450
  ※初CD化
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(ピアノ)/
シュトゥットガルト放送交響楽団/
アントワーヌ・ド・バヴィエ(指揮)
録音 1956年7月11日 ルードヴィッヒスブルク音楽祭 MONO SWR
 20世紀の名ピアニスト、アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(1920-1995)。彼の演奏は、とても完成度が高く、音色もテクニックも隅々まで磨き上げられたものとして知られていますが、そのレパートリーは極めて限定されていて、録音でもコンサートでもドビュッシー、ベートーヴェン、ブラームス、シューマン、ショパン以外はほとんど演奏することがありませんでした。
 このアルバムは、そんな彼の珍しいモーツァルト(1756-1791)です。35歳のミケランジェリによる力強く、推進力のあるモーツァルトを聴くと、こんなに素晴らしい演奏に思える記録すら、発売を許可しなかったミケランジェリの完璧主義にあきれるほかありません。
 


ICAC-5104
\2000→\1890
イングリッド・ヤコビ 〜ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第5番 他
 1.ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 「皇帝」Op.73/
 2.「ルール・ブリタニア」による5つの変奏曲 ニ長調 Wo079/
 3.「ゴッド・セイヴ・ザ・キング」による7つの変奏曲 Wo078/
 4.11のバガテル Op.119
イングリッド・ヤコビ(ピアノ)…1-4/
シンフォニア・ヴァルソヴィア/
ヤツェク・カスプシク(指揮)…1
録音 2012年11月20-21日 ポーランド放送 ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ…1/1991年11月11-12日,1992年2月18日 ワットフォード・タウン・ホール…2-4 STEREO
 前作であるベートーヴェン(1770-1827)のピアノ協奏曲 第2番&第4番(ICAC-5086)において、その知性的で洞察力に満ちた解釈が高く評価された、ピアニスト、イングリッド・ヤコビ。数々のコンクールの受賞歴はもちろんのこと、世界中でその演奏が高く評価されているのも頷ける見事な演奏でした。
 今回のアルバムは、ベートーヴェンの5つの協奏曲の中でも最も壮大な「第5番」を中心に、3つのピアノ曲を収録した興味深いもの。協奏曲での華々しさは想像以上ですが、何より変奏曲とバガテルでの多彩な表現力には驚くばかりです。知られざる曲のレパートリーを拡大しているという彼女、ロマン派や近代作品も聞いてみたいと思うばかりです。


イングリッド・ヤコビ、前作

ICAC-5086
\2000→\1890
イングリッド・ヤコビ
 1.ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.19/
 2.ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58
シンフォニア・ヴァルソヴィア/
ヤツェク・カスプシク(指揮)
 歴史的ライヴ録音レーベルで人気のICAクラシックス、その「ライブ」シリーズの第1弾。
 ジーナ・バッカウアー国際ピアノ・コンクールを始めとした数々の国際コンクールの受賞者であり、世界の主要なオーケストラのソリストとして活躍中の女性ピアニスト、イングリッド・ヤコビ。ロシア音楽やコルンゴルトのオーソリティそして知られる彼女はもともと音楽的な家庭に生まれ、その祖先をさかのぼるとプロイセン公子ルイ・フェルディナントを曾??曾曾祖父に持つほどの血筋の良さ。
 ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番は、このルイ・フェルディナントに捧げられていますから、彼女とベートーヴェンの親和性の高さは語るまでもないことでしょう。
 このアルバムはヤコビによるベートーヴェンのピアノ協奏曲全集の第1作です。
 録音 2011年7月30.31日ワルシャワ,ポーランド放送・ヴィトルド・ルトスワフスキー・コンサート・スタジオSTEREO

IDIS



IDIS 6663
(2CD)
\3600→\3290
ワーグナーの名歌手たち
 フラグスタート、トラウベル、ファーレル、メルヒオール、スヴァンホルム、ズートハウス、ロンドン
  指揮もトスカニーニ、フルトヴェングラー、クナッパーツブッシュ、ケンペ、ラインスドルフ、コンヴィチュニー・・・
 「神々の黄昏」—ブリュンヒルデの自己犠牲
   キルステン・フラグスタート(S) 
   ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)フィルハーモニア管弦楽団
    録音:1948 年3 月26 日
 「ジークフリート」—ごきげんよう、太陽よ
   アイリーン・ファーレル(S) セト・スヴァンホルム(T)
   エーリヒ・ラインスドルフ(指)ロチェスター・フィルハーモニー管弦楽団
    録音:1949年4 月9 日
 「ワルキューレ」—ヴォータンの告別
   ジョージ・ロンドン(Bs) 
   ハンス・クナッパーツブッシュ(指)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
    録音:1959 年
 「ラインの黄金」—幕切れ
   フェルディナント・フランツ(Br) ヘルムート・メルヒェルト(T) リザ・オットー(S) メリッタ・ムシェリ(S)
   ジークリンデ・ワーグナー(Ms) ほか
   ルドルフ・ケンペ(指)シュターツカペレ・ベルリン
    録音:1959 年
 「ワルキューレ」—第1 幕第3 場
   ラウリツ・メルヒオール(T) ヘレン・トラウベル(S)
   アルトゥーロ・トスカニーニ(指)NBC 交響楽団
    録音:1941 年2 月22 日
 「トリスタンとイゾルデ」—第2 幕の愛の二重唱
   ルートヴィヒ・ズートハウス(T) マルガレーテ・ボイマー(S) エルナ・ヴェステンベルガー(Ms)
   フランツ・コンヴィチュニー(指)ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
    録音:1950 年10 月
 「ローエングリーン」—第3 幕の婚礼の場面
   ティアナ・レムニツ(S) フランツ・フェルカー(T) 
   アルトゥール・ローター(指)ベルリン放送交響楽団
    録音:1944 年
 1940、50 年代のワーグナーの名演集

 150分14秒

 1940 年代、1950 年代の偉大なワーグナー歌手たちが歌ったワーグナーの名場面を集めています。いずれもよく知られている録音ですが、こうやってCD2 枚に収められると、この時代のワーグナー上演の活況ぶりが伝わってきます。フラグスタート、トラウベル、ファーレル、メルヒオール、スヴァンホルム、ズートハウス、ロンドン、いずれも圧倒的です。指揮もトスカニーニ、フルトヴェングラー、クナッパーツブッシュ、ケンペ、ラインスドルフ、コンヴィチュニー、ローターと大御所ばかりです。
 


IDIS 6650
(2CD)
\3600→\3290
サルヴァトーレ・アッカルド(Vn)
 パガニーニ:
  ヴァイオリン協奏曲第2番 ロ短調 Op.7
  24のカプリース Op.1
  ヴィオッティ:ヴァイオリン協奏曲第22番 イ短調
サルヴァトーレ・アッカルド(Vn)
エリオ・ボンコンパーニ(指)
ローマ・フィルハーモニー管弦楽団(協奏曲)
 極めつけのアッカルドのパガニーニ若き日の圧巻の24 のカプリース!

 録音:1962 年/145' 14"

 若き日のサルヴァトーレ・アッカルドの録音が復活。いずれもRCA 録音。アッカルドのパガニーニといえば極め付けとして名高いもの。彼は大作24 のカプリースを3 回録音していますが、これは1962 年、22 歳の時の最初の全曲録音で、事実上アッカルドのデビュー録音でした。若きアッカルドの弾きっぷりは実に気持ちよく、まさに快刀乱麻を断つ趣。ところで、2 回目のDG 録音は、LP で発売された時は3 面強で総演奏時間が90 分を越えていたのに、現在のDG のCD は刈り込まれて75 分しか収録されていません。今回発売の録音は82 分ほど。アッカルドのカプリースを少しでもたくさん楽しみたい方には今回の盤はありがたいものでしょう。パガニーニとヴィオッティの2 曲の協奏曲も同時期の録音。後にオペラ指揮者として活躍したエリオ・ボンコンパーニが伴奏を務めています。
 


IDIS 6665
\1800→\1690
イーゴリ・マルケヴィッチ(指)
ワーグナー:
 「ローエングリーン」—第1幕への前奏曲,第3幕への前奏曲
 「ワルキューレ」—ワルキューレの騎行
 「タンホイザー」—序曲,ヴェーヌスベルクの音楽
 ジークフリート牧歌
ドビュッシー:
 神聖な舞曲
 世俗的な舞曲
イーゴリ・マルケヴィッチ(指)
ラムルー管弦楽団
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 鬼才マルケヴィッチの鮮烈ワーグナー

 録音:1954 年,1958 年,1959 年/71' 42"

 イーゴリ・マルケヴィッチの1950 年代の録音。「タンホイザー」のヴェーヌスベルクの音楽、ワルキューレの騎行、ジークフリート牧歌は、1954 年のベルリン・フィルハーモニー管弦楽団との録音。「ローエングリーン」の二つの前奏曲と「タンホイザー」序曲が1958 年のラムルー管弦楽団との録音。ドビュッシーが1959 年のラムルー管弦楽団との録音。いずれもマルケヴィッチらしい冴え渡った演奏です。

LEBHAFT(CD−R)

◎アインザッツレコード・プロデュース
 アインザッツレコードが企画・制作のCD-Rをフォーマットとしたレーベルです。
 ザンデンオーディオシステム社製「LCR型フォノイコライザ」を使用し、各レーベルに適応したイコライザカーブで再生しています。

LBCD1001
\2300
ロリオ(pf)&ピエール・ブーレーズ
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第1番〜第4番
イヴォンヌ・ロリオ(pf)
ピエール・ブーレーズ指揮、
ドメーヌ・ミュジカル
原盤:仏Vega C30A353/4 録音:1950年代
 

LBCD1002
\2300
シャルル・シルルニク、ジョルジュ・アルマン(Vln)
 J.S.バッハ:
  ヴァイオリン協奏曲第1番、第2番
  2つのヴァイオリンのための協奏曲 BWV1043
シャルル・シルルニク、
ジョルジュ・アルマン(Vln)
ルイ・オーリアコンブ指揮、
トゥールーズ室内管弦楽団
原盤:仏Le Club Francais du Disque 255 録音:1950年代

LPO



LPO-69
\2400→\2190
1983年10月30日
 ロジェストヴェンスキー&ロンドン・フィル
  ショスタコーヴィチ:交響曲 第8番 ハ短調 Op.65
ロンドン・フィル
ロジェストヴェンスキー(指揮)
 期待通りの名演!これこそロジェヴェンのショスタコだ。

録音 1983年10月30日 ロンドン サウスバンク・センター ロイヤル・フェスティヴァル・ホール BBCラジオ 3 ライヴ収録
 ショスタコーヴィチの交響曲の中でも、とりわけ暗さと激しさを有した作品として知られています。
 交響曲第7番「レニングラード」に続く“戦争交響曲”として作曲されましたが、派手で見せ所の多い第7番(CMに使われた有名なメロディを持つ)に比べ、こちらは更に悲劇性が強く、戦争の悲惨さを強く訴えかけているものとなっています。とはいえ、初演時は各方面から批判され1948年にはジダーノフ批判の対象になり、1960年まで演奏が禁止されるなど、作品にまつわるエピソードは事欠きません。作曲家自身も、この曲についての見解を様々に変えており、結局のところ真意がわかることは永遠にないのではないでしょうか。
 ロジェストヴェンスキーは、同じ年にこの曲を、彼が創立したソ連文化省交響楽団と録音していますが、それと比べると、この演奏は若干肩の力を抜いてリラックスしているように思います(やはり何かと制約の多いロシアでの演奏よりも、異国での演奏の方がのびのびできたのではと想像できます)。
 何より、もともとダイナミックな演奏が得意なロジェストヴェンスキーとこの曲はとても親和性が高く、ここでも爆発的なエネルギーを内包した力強いショスタコーヴィチが生み出されています。

MALIBRAN


CDRG201
\1600
アラン・ヴァンゾ(テノール)フランス・アリア名唱集
 1. グノー:歌劇「ファウスト」から"Cavatine"
 2. グノー:歌劇「ミレイユ」から
  "楽園の天使たち"
 3. グノー:歌劇「ロメオとジュリエット」から
  "Cavatine"
 4. グノー:歌劇「ロメオとジュリエット」から
  "Air du tombeau"
 5. グレトリ:歌劇「獅子心王リチャード」から
  "Si L'univers entier m'oublie"
 6. ベルリオーズ:歌劇「ベンヴェヌート・チェッリーニ」から
  "Sul les monts les plus sauvages"
 7. トマ:歌劇「ミニョン」から
  "さらばミニョン、勇気を出して"
 8. ビゼー:歌劇「真珠とり」から
  "Romance de Nadir"
 9. ビゼー:歌劇「美しいパースの娘」から
  "セレナード"
 10. ラロ:歌劇「イスの王」から"オバド"
 11. ドリーブ:歌劇「ラクメ」から
  "Ah! Viens dans la forget profonde"
 12. マスネ:歌劇「マノン」から
  "Le reve de des Grieux"
 13. マスネ:歌劇「マノン」から
  "Air de Saint Sulpice"
 14. クリエール:すぎさりし夢
 15. アラン・ヴァンゾへの1982年のインタビュー
 16. マスネ:歌劇「ヴェルテール」から
  "Pourquoi me reveiller"
 17. マスネ:歌劇「ナヴァラの娘」から
  "O bien aimee"
 18. ヴェルディ:歌劇「シチリア島への夕べの祈り」から
  "O jours de peine"
 19. ヴェルディ:歌劇「ドン・カルロ」から
  "私は望みを失なった"
 20. アラン・バリエール:「彼女はとてもきれいだった」
アラン・ヴァンゾ(テノール)
1954-1962年の録音
美しい美声で、少しハスキーな声質がフランスの香りを誘いなんとも魅力的なフランスを代表するテノール歌手アラン・ヴァンゾ(Alain Vanzo 1928-2002)のオペラ・アリアを収録したアルバムです。

MD+G



642 17972
\2300→\2090
《ゲルハルト・タシュナー: MD+G復刻Vol.5》
 ① メンデルスゾーン:『ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64』
   〜 フリッツ・レーマン(指揮) バンベルク交響楽団
     [録音:1953年8月21日]
 ② チャイコフスキー:『ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35』
  〜 アルトゥール・ローター(指揮) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
     [録音:1948年4月11日]
 ③ サラサーテ:『ツィゴイネルワイゼン Op.20』
  〜 ミヒャエル・ラウハイゼン(P) [録音:1943年12月4日]
ゲルハルト・タシュナー(Vn)
好評の音質によるMD+Gの復刻シリーズ
 タシュナーは1941年に19歳の若さでゴールドベルクの後任としてベルリン・フィルのコンサートマスターに招かれ、1945年までフルトヴェングラーと共に第2次大戦下の辛く厳しい時代を生き延びました。非ナチ化裁判の対象にならなかったため、戦後すぐにソリストとしての活動を再開し、またギーゼキング&ヘルシャーと組んだピアノ・トリオでも活動を展開。1976年に55歳でベルリンで亡くなりました。
 ソリストとしての活動期間が短く、また録音が少ないため「知る人ぞ知るヴァイオリニスト」に甘んじていましたが、こうした復刻CDによって再評価が進んでいます。


<タシュナー/MD+G旧譜>
Bruch, Pfitzner & Fortner: Violin Concertos
642 14432
¥2300→¥2090
ヴァイオリン協奏曲集/タシュナー
 ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲作品26
 ハンス・プフィッツナー:ヴァイオリン協奏曲作品34
 ヴォルフガング・フォルトナー:ヴァイオリン協奏曲
ゲアハルト・タシュナー(vn)
シュトゥットガルトSDR響[←当時は南ドイツ放送響] 
ハンス・ミュラー=クライ指揮
ベルリンRIAS響
ルドルフ・ケンペ指揮
バーデン=バーデンSWR響[←当時は南西ドイツ放送響]
ハンス・ロスバウト指揮
1954年9月29日、1955年4月17日、ライヴ(ラジオ放送音源)、1950年6月19日
 1922年に生まれ、フーバイやフーベルマンに師事したゲアハルト・タシュナーは、13歳で既にウィーンの聴衆を魅了する腕前を発揮し、その後19歳の若さでゴールトベルクの後任としてフルトヴェングラー/ベルリン・フィルのコンサートマスター(1941-45年)を務めたほどの伝説的ヴァイオリニスト。このアルバムは、没後30年を過ぎ、いっそう注目が集まるタシュナーの遺した貴重な協奏曲録音盤。中でもフォルトナーの協奏曲は彼に捧げられており、フルトヴェングラー指揮ベルリン・フィルとの1949年のライヴ録音もMDGレーベルからリリースされているので、是非聴き比べていただきたい。
Beethoven & Fortner: Violin Concertos
642 11132
¥2300→¥2090
MD+G アルヒーフ/ゲルハルト・タシュナー2
 フォルトナー:ヴァイオリン協奏曲
 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
タシュナー
フルトヴェングラー、BPO
ショルティ
 1曲目はフルトヴェングラーとのフォルトナー。これまで高価なドイツ・フルトヴェングラー協会盤か、すでに廃盤になっている音質劣悪のAS DISC盤でしか手に入らなかった。
 フォルトナーは新古典主義から出発して12音技法に転向し、その後も特定の技法にこだわることなく生涯そのスタイルを変化させていった。今ではあまり顧みられなくなったが、こうしてフルトヴェングラーが取り上げたり、代表作の「血の婚礼」の初演をヴァントが行うなど、ドイツの音楽界では重要な位置にいた。今回のヴァイオリン協奏曲は12音技法に移行する前の新古典主義的作品で、タシュナーが初演を行い、楽譜も彼に献呈された。この演奏に際し、 「なにゆえ彼は、私よりこのコンチェルトを理解しているのだ?」 とフルトヴェングラーが語ったと言われるが、それも当然のことである。
Encore!: Gerhard Taschner plays Violin Sonatas & Virtuoso Pieces
642 9852
4CD
¥6900→¥5090
ゲルハルト・タシュナー/アンコール!
CD1 (1)ファリャ:スペイン舞曲、 ヒナステラ:ミロンガ、 ヴラディゲロフ:思い出
 シャミナード:スペインのセレナード、 ザルジツキ:マズルカ  
 サラサーテ:カルメン幻想曲、 タルティーニ:コレッリ変奏曲  
 クライスラー:前奏曲とアレグロ、 ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第9番  
 パガニーニ:奇想曲第24番、 ガーシュウィン:ショート・ストーリー  
 フェアチャイルド:モスキート
(2)ムソルグスキー:ゴパック
マルティン・クラウセ(P) (1)1954年6月26日
(2)1953年4月4日
CD2 (1)パガニーニ:ソナタ第12番、 ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第9番
(2)サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
 シャミナード:スペインのセレナード、 ザルジツキ:マズルカ
 サラサーテ:サパテアード、アンダルシアのロマンス、マラゲーニャ
 ファリャ:スペイン舞曲、 クライスラー:美しきロスマリン、ウィーン奇想曲
(3)タルティーニ:コレッリ変奏曲
(4)ムソルグスキー:ゴパック、ドヴォルザーク:ソナチネ
フーベルト・ギーゼン(P) (1)1949年4月27日
(2)1952年10月6日
(3)1949年3月27日
(4)1956年9月22日
CD3 (1)べートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番「春」
(2)ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番「雨の歌」
メティス・ファルナディ(P)
マルティン・クラウセ(P)
1955年11月7日
1954年11月26日
CD4 (1)グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第3番
(2)グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第1番
(3)シェック:ヴァイオリン・ソナタ
(4)ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ
メティス・ファルナディ(P) 1956年9月19日
1960年1月26日
1955年6月23日
1956年9月17日
ドイツ放送局(DeutschlandRadio)所蔵の放送用録音。音は結構良い!
Sibelius & Khachaturian - Violin Concertos
642 15082
\2300→¥2090
MD+G アルヒーフ/ゲルハルト・タシュナーⅣ
 1.シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47
 2.ハチャトゥリアン:ヴァイオリン協奏曲
 3.サラサーテ:カルメン幻想曲 作品25
ゲルハルト・タシュナー(Vn)
ケルン放送交響楽団
指揮:ヘルベルト・ザンドベルク(1)
北ドイツ放送交響楽団
指揮:ハンス・シュミット=イッセルシュテット(2)
バンベルク交響楽団
指揮:フリッツ・レーマン(3)
録音:1956年11月6日(1)、1955年5月8日&9日(2)、1953年8月21日(3) モノラル
 MDGのタシュナー復刻第4弾。シベリウスは蔵出しマスターからの復刻。
 タシュナーは1941年に19歳の若さでゴールドベルクの後任としてベルリン・フィルのコンサートマスターに招かれ、1945年までフルトヴェングラーと共に第2次大戦下の辛く厳しい時代を生き延びた。非ナチ化裁判の対象にならなかったため、戦後すぐにソリストとして、またギーゼキング&ヘルシャーと組んだピアノ・トリオで活動を再開。1976年に55歳でベルリンで亡くなった。ソリストとしての活動期間が短く、また録音が少ないため「知る人ぞ知るヴァイオリニスト」に甘んじていたが、こうした復刻CDによって再評価が進んでいる。
 タシュナーは1944年にフィンランドをツアーし、その際にシベリウスとの交友が芽生え、ヴァイオリン協奏曲の解釈についても突っ込んだ意見交換をしたそうだ。タシュナーはシベリウスに対して第3楽章のテンポを遅めにとって演奏することを提案したそうだが、この演奏ではシベリウスの指示よりも微妙に速いテンポで弾いているのが興味深いところ。
 当CDはケルンの西部ドイツ放送所蔵のマスターテープをMDGが発掘して復刻したもので、先にCD化されたARCHIPEL盤と比べると、中低音の情報量と全体的な質感等で勝っている。戦後のドイツでは、特にステレオ時代になると、演奏家と契約した所定の放送回数を終了したモノラル録音のテープを、スペース確保のために廃棄処分するのが通例だったそうで、シベリウスのマスターが発見されたことは「奇跡的だ」とMDGも喜んでいる。戦後のベルリンを占領したソ連は、1940年に初演されたハチャトゥリアンのヴァイオリン協奏曲を「文化使節」に見立て、西側での初演者を探していました。白羽の矢が立ったのがタシュナーで、西側初演は1947年9月24日にアルトゥール・ローター指揮ベルリン放送交響楽団との共演で行われた。当ディスクに収められたのはその8年後のライヴ。カルメン幻想曲はバンベルクの教会での録音。「精神性」で評価されがちなタシュナーのテクニックの凄さを存分に伝えてくれる。




旧譜
これもいい。
タシュナー(Vn)/シベリウス:ヴァイオリン協奏曲
ARCHIPEL ARPCD 232 1CD¥1300

 楷書。どこまでも厳格で一本芯の通った律儀な演奏。必要以上に歌わないし、妙な節回しを見せたりすることもない。
 しかし最初聴き始めた瞬間から、その強い存在感に引き込まれそうになった。個性ではなく、存在感。
 この頃のヴァイオリニストには超個性的な人が多くいるが、タシュナーは明らかに違う。人を押しのけてまで自分を目立たそうとは決して思わない。が、やるときはやる。普段は地味な優等生が、弱い者いじめをする不良番長に真っ向から勝負を挑んで勝って、またメガネをかけて去っていくような。
 録音嫌いだったのもわかるし、また個性派指揮者のアーベントロートやフルトヴェングラーから寵愛されたのもわかる。
 この初出のシベリウス、並み居る超個性派名演の中にあって、ひょっとしたら分が悪いかもしれない。しかし何度聴いても飽きない、いや、聴けば聴くほど味わい深くなる。何もしていないのに、強烈なのである。これまで隠れていた音源としては異常に音質がいいことも幸いした。素晴らしい演奏である。
 ちなみに続くブルッフも、シベリウス同様の派手さはないものの、じっくり聴かせる名演。1944年。フルトヴェングラーの下ベルリン・フィルのコンマスとしてバリバリやっていた頃。アーベントロートも理解と尊敬と愛情をこめて伴奏に徹する。音質的には悪くないが、残念ながら途中音揺れがある。・・・が、こちらもやっぱり素晴らしい演奏である。

Sibelius/Bruch/Schubert-Gerhard Taschner Plays Sibelius,  Bruch,  Schubert &amp; Paganini
ARPCD 232
\1300
初出!タシュナー(Vn)/シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 他
 (1)シベリウス:
  ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 op.47 (初出!)
  1956年録音
 (2)ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 op.26
  1944年12月16日録音
 (3)シューベルト:
   ヴァイオリン・ソナティナ第1番 ニ長調 op137-1,D.384
 (4)パガニーニ:24の奇想曲 op.1から第24番
  1954年録音
ゲルハルト・タシュナー(Vn)
(1)ヘルベルト・サンドベルイ指揮
ケルン放送響
(2)アーベントロート指揮
ベルリン・フィル
(3)ハンス・アルトマン(P)
音質は非常に良いとのこと。





MELODIYA

MELCD 1002093
(2CD)
\4200→\3390
ヤコフ・フリエール 〜
 ショパン:マズルカ全集(第1番〜第51番)
ヤコフ・フリエール(ピアノ)
 イグムノフ・スクールのフリエール!名盤ショパンのマズルカ全集が復刻!

 ロシアン・ピアノ・スクールの最大流派の1つ、コンスタンチン・イグムノフを開祖とする"イグムノフ・スクール"の継承者ヤコフ・フリエール。
 1970年代後半にレコーディングが行われたショパンの「マズルカ全集」は、フリエールの20世紀、旧ソ連時代を代表するショパン弾きとしての証しである。
 「マズルカ全集」はかつてLPなどでリリースされていたが、本家からの復刻はロシアン・ピアノ・ファンにとって朗報となることだろう!

 1977年の録音。
 


MELCD 1002086
(3CD/特別価格)
\4500→\4090
フレンニコフ:交響曲&協奏曲集
 スヴェトラーノフによる交響曲全集

 ◆CD-1 〜
  交響曲第1番変ロ短調 Op.4(録音:1973年)
  交響曲第2番ハ短調 Op.9(録音:1978年)
  交響曲第3番イ長調 Op.22(録音:1974年)
   エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
   ソヴィエト国立交響楽団
 ◆CD-2 〜
  ヴァイオリン協奏曲第1番ハ長調 Op.14(録音:1984年)
  ヴァイオリン協奏曲第2番ハ長調 Op.23(録音:1984年)
  チェロ協奏曲第1番 Op.16(録音:1978年)
  チェロ協奏曲第2番 Op.30(録音:1987年)
   ヴァディム・レーピン(ヴァイオリン/Op.14, Op.23)
   ワレンチン・フェイギン(チェロ/Op.16, Op.30)
   ミハイル・ホミツェル(チェロ/Op.30)
   エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
   ソヴィエト国立交響楽団
   マクシム・ショスタコーヴィチ(指揮/Op.16)
   モスクワ放送交響楽団(Op.16)
 ◆CD-3 〜
  ピアノ協奏曲第1番ヘ長調 Op.1(録音:1974年)
  ピアノ協奏曲第2番ハ長調 Op.21(録音:1973年)
  ピアノ協奏曲第3番ハ長調 Op.28(録音:1985年)
  ピアノ協奏曲第4番 Op.37(録音:1993年)
   ティホン・フレンニコフ(ピアノ)
   アナトーリ・シェルジャコフ(ピアノ/Op.37)
   エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
   ソヴィエト国立交響楽団
   ドミトリー・キタエンコ(指揮/Op.28)
   モスクワ・フィルハーモニー交響楽団(Op.28)
   レヴォン・アンバルツミアン(指揮/Op.37))
   ARCO室内管弦楽団(Op.37)
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
ソヴィエト国立交響楽団
ティホン・フレンニコフ(ピアノ)
ヴァディム・レーピン(ヴァイオリン)
ワレンチン・フェイギン(チェロ)、他
 旧ソ連作曲家同盟書記長フレンニコフ!交響曲&協奏曲集がメロディアから復刻!

 1948年に旧ソヴィエト連邦の作曲家同盟の書記長となり、社会主義リアリズムを推進した作曲家ティホン・フレンニコフ(1913−2007)。
 ショスタコーヴィチやプロコフィエフを弾圧した体制側の作曲家というイメージが残るフレンニコフだが、その作品の存在感は圧倒的。
 強烈して鮮烈、凶暴(?)でド派手な「交響曲第2番」は、フレンニコフの特徴を凝縮した代表作である。これでもかと盛り上がる(暴れる?)スヴェトラーノフ&ソヴィエト国立響の演奏は特に有名。
 ヴァイオリン協奏曲、チェロ協奏曲、ピアノ協奏曲の復刻もロシア(旧ソ連)音楽ファン要注目です!ディジパック仕様。



(過去のコメントより)

 ティーホン・ニコラエヴィチ・フレンニコフ、1913年生まれ。ブリテンやルトスワフスキと同い年。ソ連ではショスタコーヴィチの7つ年下、ハチャトゥリアンの10年下ということになる。ソビエト連邦作曲家同盟書記長を35年間務め、’74年にはソ連最高会議副議長になったのだから、その天分は音楽の方にあったのか政治の方にあったのか微妙である。ただいずれにしてもソビエト連邦の音楽界に君臨し、その歴史をまとめていったのは彼である。社会主義労働者の英雄であるが、同時にその強圧的な規制は常に多くの批判にさらされてきた。が、そういわれながら結局書記長選のたびに再選を重ねたのは、あながちその強引な政治力のせいだけではあるまい。実際、抑圧された側のデニソフはスヴィリドフやシチェドリンに比べればフレンニコフはまとめ役としては優れた能力を持っていたと言っている(ロシア音楽に与えた損害は甚大だとも言っているが)。

 ’32年モスクワ音楽院でシェバーリンに師事、’36年に優等で卒業後、’39年初演したオペラ「嵐の中で」が話題となり、丁度「社会主義文化の表現法としてのオペラ」論争が盛んだったということもあって、スターリンに見出され、熱烈な支持を受けることになる。以後このオペラ「嵐の中で」は、ソビエトのオペラの規範とされ(プロコフィエフの「セミョン・サトコ」はこれと比べられ駄作とされた)、フレンニコフはそれ以降社会主義リアリズムの音楽表現を目指す作曲家の代表となる。
 そして’42年、’46年と国家賞を受賞、さらに有名な音楽的粛清「ジダーノフ批判」において、突如圧倒的に優位な地位を獲得する。(この粛清は、多くのかたがご存知のように、7度の不協和音を用いただけで当局の役人から作曲家本人、弟子、同僚まで尋問を受けるといった徹底した文化統制であった)
 師のシェバーリンや、ショスタコーヴィチ、プロコフィエフ、ハチャトゥリアンらが次々と非難されて行く中、フレンニコフはジダーノフの後押しを受け、ソビエト連邦作曲家同盟の指導者となり、中央政府の方針をソ連の全音楽家に強制していく。そしてロシアや海外の作品を辛らつに批判して行くことで、ソビエト連邦おかかえ音楽家の最高の地位を確保して行ったのである。

 しかし時は流れる。ペレストロイカ、ソ連の崩壊により、ソビエト政府に圧力をかけられていた有能な作曲家が次々と姿を現すにつれ、フレンニコフら旧体制の人間の作品は忘れられて行く。公の業務に忙しく作品があまり多くないフレンニコフではあったが、現在まともに彼の作品が聴けるアルバムはほとんど皆無である。6曲の代表的オペラを始めとして、交響曲3曲、ピアノ協奏曲3曲、ヴァイオリン協奏曲、チェロ協奏曲2曲と、ぜひ聴いていただきたい作品がたくさんあるが、残念ながらCDはすべて廃盤か、入りづらい。ロシア音楽ファンはご存知のように、この時期、この体制の元に書かれた音楽というのはどれも国威発揚のために、単純素朴、ロマンティックで元気でエネルギッシュ。当然その中心にあったフレンニコフの作品であるから、それがさらに爆発したような音楽と思っていい。聴いたら軽いカゼなど吹っ飛ぶようなそんな音楽である。
 しかし、芸術はつねに進歩的であらねばならないと錯覚しているのか、残念ながら今更ソビエトの旧体制を代表するフレンニコフの音楽を録音してくれるような奇特なレーベルはなかなかない。

 そんな中、スヴェトラーノフの最高傑作のひとつである交響曲全集がSCRIBENDUMから復活した。リリースされるだけでありがたいフレンニコフの交響曲の録音をスヴェトラーノフノ演奏で聴ける喜び!あっけにとられるような爆裂進撃音楽だが、スヴェトラーノフはもちろんまったく臆することなく完全無欠に爆裂進撃する。大音量で聴けば途中何度も何度も何かに向けて「バンザイ!」と叫びたくなる。各曲をことさら解説する必要もないと思う。スピーカーの前でフレンニコフとスヴェトラーノフとあなたが狂喜乱舞している姿が目に浮かぶ。
 ・・・そう思えばフレンニコフは天才だったといわざるを得ない。(「クラシックは死なない!」より)


 


MELCD 1002089
\2100→\1890
クライスラー&ラフマニノフ 〜
 ヴァイオリンとピアノのためのソナタ集

  ベートーヴェン:
   ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調 Op.30-3
  シューベルト:
   ヴァイオリン・ソナタ イ長調 Op.162, D.574
  グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ ハ短調 Op.45
フリッツ・クライスラー(ヴァイオリン)
セルゲイ・ラフマニノフ(ピアノ)
 1928年に実現したフリッツ・クライスラーとセルゲイ・ラフマニノフの共演による3つのヴァイオリン・ソナタ集。2人の巨匠のデュオはもちろん、メロディア復刻のクォリティも楽しみなところ。1928年3月22日&12月20日&9月14日の録音。ディジパック仕様。
 


MELCD 1002085
\2100→\1890
グラズノフ:
 バレエ音楽《四季》 Op.67
 管弦楽組曲《ショピニアーナ》*
ボリス・ハイキン(指揮)
モスクワ放送交響楽団
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)*
ソヴィエト国立交響楽団*
 19世紀後半〜20世紀前半のロシアにおけるメロディ・メーカー、アレクサンドル・グラズノフ(1865−1936)。ハイキンの「四季」とスヴェトラーノフの「ショピニアーナ」をカップリング。「ショピニアーナ」はその名のとおり、ショパンのポロネーズ、ノクターン、マズルカ、タランテラをベースとした管弦楽組曲。1969年&1990年*の録音。ディジパック仕様。
 


MELCD 1002096
\2100→\1890
チャイコフスキー:
 四季(ガウク編)
 弦楽セレナード ハ長調 Op.48
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
ソヴィエト国立交響楽団
 スヴェトラーノフとソヴィエト国立交響楽団が1970年代にレコーディングを行ったチャイコフスキーの「四季」と「弦楽セレナード」。1975年&1970年(Op.48)の録音。ディジパック仕様。MELCD 1000646からの新装移行再発売。
 


MELCD 1002014
\2100→\1890
フルトヴェングラー&ベルリン・フィル
 ベートーヴェン:
  交響曲第9番ニ短調 Op.125《合唱付き》
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ティラ・ブリーム(ソプラノ)
エリーザベト・ヘンゲン(アルト)
ペーター・アンデルス(テノール)
ルドルフ・ヴァッケ(バス・バリトン)
ブルーノ・キッテル合唱団
 フルトヴェングラーとベルリン・フィルによる第2次世界大戦中のベートーヴェンの「第九」。1942年3月22日、ベルリンでのライヴ・レコーディング。MELCD 1001114からの新装移行再発売。
 


MELCD 1002066
\2100→\1890
ルドルフ・ケーレル(ピアノ)
 ショパン:24の前奏曲Op.28
 スクリャービン:24の前奏曲Op.11
ルドルフ・ケーレル(ピアノ)
 20世紀ロシアン・ピアノ・スクールの遅咲きの名匠。ルドルフ・ケーレルのショパン&スクリャービン!

 1923年、現在のグルジアの首都トビリシ出身のピアニスト、ルドルフ・ケーレルのショパン&スクリャービン!
 15歳の時にチャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第1番」でデビューを飾ったものの、第2次世界大戦の影響でピアニストとしての活動を中断。
 スターリンの死後に本格的にピアニストに復帰を果たし、38歳の時に1961年に行われた全ソ連音楽コンクールで第1位に輝いた名ピアニストである。
 若き時代には豪快なフォルティッシモを持ち味としていたケーレルが、1970年と1976年に録音を行ったショパンとスクリャービン。遅咲きの名匠が弾いた2つの「24の前奏曲」は、ロシアン・ピアニズムのファン要注目の復刻です!

 ※録音:1970年(ショパン)&1976年(スクリャービン)/ ディジパック仕様


ルドルフ・ケレル(P)、貴重なアルバム
Bach/Busoni/Frank/Chopin-Kerer Edition,  Vol. 1: the Moscow Recital of September 28,  1998
TELOS TLS 074
\2200→\1990
「1998年9月28日のモスクワ・リサイタル」
 バッハ(ブゾーニ編曲):
  シャコンヌ(パルティータニ短調BWV1004)
 フランク:前奏曲、コラールとフーガ
 ショパン:24の前奏曲op. 28他
ルドルフ・ケレル(P)
 ウィーン国立音楽大学教授のルドルフ・ケレルは、それほど知られていないが、現在80歳を超えるピアノ界の長老である。戦争により音楽教育を途中で断念、戦後は数学教師をしていたという変り種でもある。しかし夢捨てがたく38歳という高齢で1961年モスクワの全ソヴィエト・ピアノ・コンクールに挑戦。・・・優勝。すぐさまモスクワ音楽院教授として招かれた。
 CDこそ少ないが、そのコンサート活動の舞台は世界中に及び、これまでのコンサート回数は2000回に及ぶ。
 またチャイコフスキー・コンクール、シューマン・コンクール、リスト/バルトーク・コンクール、ミュンヘン・コンクールなどの審査員も務め、世界各地で講習を開き後進の指導に強い情熱をもっている。
 今回のアルバムはそのケレルの75歳のときのモスクワでのリサイタル。

 

MELCD 1001931
(5CD/特別価格)
\5500→\4990

ダヴィド・オイストラフ・ボックス

 CD-1 〜
  チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35/
  タネーエフ:演奏会用組曲ト短調Op.28*
   ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)、
   ロジェストヴェンスキー(指揮)、
   モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団、
   ニコライ・マルコ(指揮)*、
   ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団*

 CD-2 〜
  ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77/
  ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.53*
   ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)、キリル・コンドラシン(指揮)、
   モスクワ放送交響楽団、ソヴィエト国立交響楽団*

 CD-3 〜
  ブラームス:
   ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.100、
   ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.108
  フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
    ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)、
    スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)


 CD-4 〜
  ヴィオッティ:ヴァイオリン協奏曲イ短調/
  ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61*
   ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)、
   キリル・コンドラシン(指揮)、
   ソヴィエト国立交響楽団、
   アレクサンドル・ガウク(指揮)*、
   モスクワ放送交響楽団*

 CD-5 〜
  J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調BWV.1042/
  モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲ト長調K.216*/
  メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64**
    ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン&指揮*)、
    ユージン・オーマンディ(指揮)、
    フィラデルフィア管弦楽団、
    フィルハーモニア管弦楽団*、
    キリル・コンドラシン(指揮)**、
    ソヴィエト国立交響楽団**
 20世紀ロシアの大ヴァイオリニスト、ダヴィド・オイストラフ(1908−1974)が1950年代から60年代にかけて、同じくロシアの名指揮者たち、コンドラシンやロジェストヴェンスキー、ガウク、ニコライ・マルコと録音を行った「協奏曲」を中心とした名演集。
 リヒテルとのブラームス&フランク、オーマンディ&フィラデルフィア管との共演なども収録!
 

MELCD 1002053
(3CD/特別価格)
\4500
ロジェストヴェンスキー&モスクワ放送交響
 チャイコフスキー:歌劇《オルレアンの少女》
イリーナ・アルヒーポワ(メゾ・ソプラノ)
エフゲニー・ウラジミロフ(バス)
アンドレイ・ソコロフ(テノール)
ウラディーミル・マーホフ(テノール)
ウラディミール・ヴァライティス(バリトン)
セルゲイ・ヤコヴェンコ(バリトン)
レフ・ヴェルニゴラ(バリトン)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
モスクワ放送交響楽団&合唱団
ボリショイ劇場ウィンド・オーケストラ、他
 シラーの傑作戯曲を題材としてチャイコフスキーが1879年に作曲した4幕のオペラ「オルレアンの少女」。
 中世フランスの英雄であり、カトリックの聖人ジャンヌ・ダルクを主役としたオペラを振るのはロジェストヴェンスキー。あのチャイコフスキーの「交響曲全集」(rec.1971−73)と近い時期の録音というところも楽しみ。1969年の録音。ディジパック仕様。
 
MELCD 1002080
(3CD/特別価格)
\4500
エルムレル(指揮)&ボリショイ劇場管
 ボロディン:歌劇《イーゴリ公》
イワン・ペトロフ(バス)
タチアナ・トゥガリノワ(ソプラノ)
ウラディミール・アトラントフ(テノール)
アルトゥール・エイゼン(バス)
アレクサンドル・ヴェデルニコフ(バス)
エレーナ・オブラスツォワ(メゾ・ソプラノ)
アレクサンドル・ラプテフ(テノール)
マルク・エルムレル(指揮)
ボリショイ劇場管弦楽団&合唱団、他
 ペトロフやアトラントフ、ヴェデルニコフ、オブラスツォワなど、旧ソ連の名歌手たちが歌うボロディンの「イーゴリ公」。ボリショイ劇場の隆盛期がマルク・エルムレルの指揮で蘇える。

 1969年、モスクワでの録音。MELCD 1000413からの新装移行再発売。ディジパック仕様。

Metronome Magdalen


METCD8018
\1300
ヴェルナー・エック:
 歌劇「魔法のヴァイオリン」抜粋版

  1954年モノラル録音
ヴェルナー・エック指揮、
バイエルン国立管弦楽団、
マルセル・コルデス(Br)
エリカ・ケート(Sop)
エリーザベト・リンダーマイアー(Sop)
リチャード・ホルム(Ten)
マックス・プレープストル(Bs)
ゴットロープ・フリック(Bs)、他
 聖アントニウスの誘惑(バリトン版) 
  1956年モノラル録音(初出)
ベルナール・ルフォール(Br)、他
 

METCD8021
(2CD)\2000
マスネ:オペラ、管弦楽名曲集   
 ル・シッドよりバレエ音楽、
 フェードル、「ウェルテル」前奏曲、
 アルザスの風景、聖処女の最後の眠り、
 絵のような風景、エレジー、タイス、エロディア、
 マノン、ラオールの王、ノートルダムの曲芸師より
  1916〜1953年モノラル録音
セルネイ・ジャーメイン(Alt)
エドモンド・クレメント(Ten)
ジャン・フルネ(Cond)
トーマス・ビーチャム(Cond)
ファニー・ヘルディ(Sop)
ロバート・アーヴィング(Cond)
マルセル・ジュルネ(Bs)
ドロシー・カーステン(Sop)
ロバート・メリル(Br)
ローザ・ポンセル(Sop)
ビドゥ・サヤオ(Sop)
ジョルジュ・ティル(Ten)
チェザーレ・ヴァレッティ(Ten)
ニノン・ヴァラン(Sop)
チェザール・ヴェッツァーニ(Ten)
アルベール・ヴォルフ(Cond)、他

MN RECORDS

MNRCD 206
(3CD→2CD価格)
\3400
マイケル・ナイマン:Piano

 CD1 (原盤MNRCD 103)
  マイケル・ナイマン:THE PIANO SINGS
    (1)ダイアリー・オブ・ラヴ〜映画「ことの終わり」より
    (2)if〜映画「アンネの日記」より
    (3)フランクリン〜映画「ひかりのまち」より
    (4)モロウ〜映画「ガタカ」より
    (5)ジャック〜映画「ひかりのまち」より
    (6)悲しみを希う心〜映画「ピアノ・レッスン」より
    (7)ビッグ・マイ・シークレット〜映画「ピアノ・レッスン」より
    (8)デビー〜映画「ひかりのまち」より
    (9)デパーチャー〜映画「ガタカ」より
    (10)why〜映画「アンネの日記」より
    (11)オデッサ・ビーチ〜映画「カメラを持った男(これがロシアだ!)」より
    (12)ロスト・アンド・ファウンド〜映画「ピアノ・レッスン」より
    (13)エクスチェンジ〜映画「めぐり逢う大地」より
    (14)キャンドルファイア〜映画「アンネの日記」より
    (15)オール・インパーフェクト・シングズ〜映画「ピアノ・レッスン」より
    (16)ダイアリー・オブ・ラヴ〜映画「ことの終わり」より
 CD2(原盤MNRCD 107)
  マイケル・ナイマン〜
   ピアノ・レッスン〜コンポーザーズ・カット・シリーズVol.III
    (1)悲しみを希う心 (2)地の果てに (3)荒れた遠い海岸
    (4)約束 (5)ここからそこへ
    (6)ビッグ・マイ・シークレット (7)フリング
    (8)ロスト・アンド・ファウンド (9)抱擁
    (10)あなたから伝わる気持ち
    (11)オール・インパーフェクト・シングス
    (12)傷ついて (13)旅への夢 (14)悲しみを希う心/約束
 CD3 (原盤MNRCD 115)
  マイケル・ナイマン:(1)MGV (2)ピアノ協奏曲
CD1
 マイケル・ナイマン(Pf)
CD2
 マイケル・ナイマン・バンド
 マイケル・ナイマン(Pf &指)
CD3
 ロイヤル・リバプール・
  フィルハーモニック管弦楽団
(1)マイケル・ナイマン・バンド
(2)キャサリン・ストット(ピアノ)
 ピアノをメインにした作品をまとめたボックス

 ナイマンの、ピアノをメインにしたディスクをまとめたボックス。CD3、ピアノ協奏曲でのストットの輝きにも注目です!
 

MNRCD 205
(3CD→2CD価格)
\3400
マイケル・ナイマン:COLLABORATIONS

 CD1(MNRCD 116)
  「The Glare」
  デイヴィッド・マッカルモン&マイケル・ナイマンによるSongs
   1. Take the Money and Run
   2. Secrets, Accusations and Charges
   3. City of Turin 4. Friendly Fire 5. In Rai Don Giovanni
   6. In Laos 7. Going to America 8. Fever Stick and Bones
   9. A Great Day in Kathmandu
   10. Underneath the Hessian Bags 11. The Glare
 CD2 (MNRCD 117)
   (1)イン・Re ドン・ジョヴァンニ(+ナイジェル・バール)
   (2)Knowing the Ropes(+マイケル・ナイマン、ナイジェル・バール)
   (3)Trysting Fields 「( 数に溺れて」より)
   (4)ウェディング・タンゴ(+マイケル・ナイマン、ナイジェル・バール)
   (5)Come Unto These Yellow Sands
   (6) I(f +マイケル・ナイマン)
   (7)羊飼いにまかせとけ(+マイケル・ナイマン)
   (8)悲しみを希う心(マイケル・ナイマン・ピアノソロ)
   (9)ミランダ(+マイケル・ナイマン、ナイジェル・バール)
   (10)サイレンス
 CD3(原盤:MNRCD 119)
  マイケル・ナイマン:サンガム
   (1)「雨を描写する3つの方法」〜
    Sawant (ファースト・レイン)、Rang(自然の色)、
    Dhyant (瞑想)
   (2)Samhitha(色を集める)
CD1
 マイケル・ナイマン・バンド&
  デイヴィッド・マッカルモン
CD2
 モーション・トリオ
 マイケル・ナイマン
 ナイジェル・バール
CD3
 マイケル・ナイマン(指)
 マイケル・ナイマン・バンド
 声/ラヤン・ミスラ、
  サヤン・ミスラ他
 電子マンドリン/U.シュリニヴァス
 多岐に渡るアーティストとのコラボレーションが生みだした新しいナイマン像

 CD1録音:2008 年、CD2録音:2009 年9 月、CD3録音:2002 年

 ナイマンが、マッカルモン、モーション・トリオ、ミスラ一族とコラボレーションしたディスクをまとめたボックス。ナイマンの果てしない創造性に驚嘆させられる内容です。

MONOGRAPH



2MO1001
(2CD)
\2400→\2190
ロスバウト/ハイドン、モーツァルト、マーラー
CD1:
 ハイドン:交響曲第82番(1950年、ミュンヘン)
 モーツァルト:交響曲第39番(1950年、ミュンヘン)
 モーツァルト:交響曲第41番(1950年、ミュンヘン)
CD2:
 マーラー:交響曲第7番(1953年、ベルリン)
ハンス・ロスバウト指揮
バイエルン放送響(CD1)
ベルリン放送響(CD2)
 
 ずいぶん前に発売になっていたものだが、アリアCDではおそらく初紹介。ロスバウトの50年代の大作録音を集めたもの。ハイドンとモーツァルトは初出と告知されていた。
 以前より価格がずいぶん安くなっている。
 


2MO1002
(2CD)
\2400→\2190
ミトロプーロス/ベートーヴェン、フランク
CD-1:
ベートーヴェン:
 序曲「コリオラン」Op. 62
   (1940/1/10 )
 「レオノーレ」序曲第3番 Op. 72b
  (1940/1/10 )
 交響曲第6番「田園」Op. 68
  (1940/1/22)
ブラームス;
 ハイドンの主題による変奏曲 Op. 56a
  (1942/4/4)
CD2:
 ショーソン:交響曲変ロ長調 Op. 20
  (1946/3/9)
 フランク:交響曲ニ短調(1940/11/26)
ディミトリ・ミトロプーロス(指揮)
ミネアポリス響 
 こちらはミトロプロスの40年代録音。すべて初出という触れ込みでリリースされたが今見てみるとDANTEとかから発売されていた音源。こちらもアリアCDでは初紹介と思われる。ずっと入手不能だったもの。

MYTO



323
(2CD)
\2000→\1890
初出! ケンペ指揮1962年
 ワーグナー:楽劇「ラインの黄金」
オットー・ヴィーナー(ヴォータン)
マルセル・コルデス(ドンナー)
ホルスト・ヴィルヘルム(フロー)
ゲルハルト・シュトルツェ(ローゲ)
グレース・ホフマン(フリッカ) 
ユッタ・マイファールト(フレイア) 
マルガ・ヘフゲン(エルダ) 
オタカール・クラウス(アルベリヒ) 
エーリヒ・クラウス(ミーメ) 
ヴァルター・クレッペル(ファゾルト)
ペーター・ロート=エーランク(ファフナー) 
グンドラ・ヤノヴィッツ(ヴォークリンデ)
エリーザベト・シュヴァルツェンベルク(ヴェルグンデ)
ジークリンデ・ワーグナー(フロースヒルデ) 
ルドルフ・ケンペ指揮
バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団
1962年7月28日バイロイトでのライヴ録音 
 


324
(3CD)
\3000→\2790
初出! ケンペ指揮1962年
 ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」
フリッツ・ウール(ジークムント) 
ゴットローブ・フリック(フンディング)
オットー・ヴィーナー(ヴォータン) 
ユッタ・マイファールト(ジークリンデ)
アストリッド・ヴァルナイ(ブリュンヒルデ)
グレース・ホフマン(フリッカ) 
ルドルフ・ケンペ指揮
バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団
1962年7月29日バイロイトでのライヴ録音
 上記、初出と成るバイロイト音楽祭1962年のケンペ指揮による「ニーベルングの指輪」の音質は「良い」です。
 ライヴならではのマスター上の傷は聴かれますが十分この素晴らしい演奏を堪能できます。音源は歌手で出演もしている Grace Hoffmanによるコレクションから。以降「ジークフリート」「神々の黄昏」と順次発売と成ります。(代理店)


327
\1200
ロベルト・シュトルツ自作自演:オペレッタ:「マドンナのバラ」
 (1920年代に作曲された1幕のオペレッタ)
エーベハルト・ヴェヒター(クレメンス:バリトン)
アロイス・ペルネルシュトルファー(Veit Hohensinner:バス)
ヴァルデマール・クメント(ヘリベルト:テノール) 
グンドラ・ヤノヴィッツ(マリア:ソプラノ) 
ロベルト・シュトルツ指揮 
オーストリア放送交響楽団-ラジオ・ウィーン
1961年ウィーンでのスタジオ録音
※ウィンナ・オペレッタの巨人ロベルト・シュトルツ(Robert Stolz 1880-1975)による、現在では耳にする事の無い自作自演のオペレッタの登場です。
 カタログの穴を埋める貴重な演奏の復刻です。
 ドイツ語によるオペラの説明が各モチーフと共に冒頭のトラックに収録されています。
 とても、良い音質です。

ナクソス・ヒストリカル

シベリウス:交響曲第4番, 第6番, 第7番(初録音集)(ストコフスキー/シュネヴォイト/クーセヴィツキー)(1932-1934)
8.111399
\1100
シベリウスの初演録音集 〜交響曲 第4番.第6番.第7番
 1-4.交響曲 第4番 イ短調 Op.63/
 5-8.交響曲 第6番 ニ短調 Op.104/
 9-12.交響曲 第7番 ハ長調 Op.105
フィラディルフィア管弦楽団/
レオポルド・ストコフスキー(指揮)…1-4/
フィンランド国立管弦楽団/
イェオリ・シュネヴォイト(指揮)…5-8/
BBC交響楽団/
セルゲイ・クーセヴィツキー(指揮)…9-12
録音 1932年4月23日 ニュージャージー コムデン,チャーチ・スタジオ…1-4/1934年6月3日 ロンドン EMIアビー・ロード 第1スタジオ…5-8/1933年5月15日 ロンドン クイーンズ・ホール…9-12 マーク・オーバート=ソーン復刻
 シベリウス(1865-1957)って何となく昔の作曲家のようなイメージを抱いている人が多くないでしょうか?
 しかし20世紀の初めは「同時代の作曲家」として活躍、当時の名指揮者たちが挙って彼の作品を演奏、録音していたのです。
 このアルバムに収録されているのは4番と6番、7番の歴史的録音であり、どれもが貴重なものです。
 とりわけフィンラドの指揮者シュネヴォイトは、あのカヤヌスの死後に第6番の初演を行い、この明快な録音を残したことで知られています。
 そして、ストコフスキーの魅力的な演奏ももちろんのこと、クーセヴィツキーの強烈なパフォーマンスも、その後のシベリウス解釈に大きな影響を与えたものです。

NETMARK


NEMACD 900
\2400
ネットル&マーカム
 
ロッシーニ:小ミサ・ソレムニス
  (原典版室内楽編成による世界初録音)
ヘレン・フィールド(ソプラノ)
アン=マリー・オーウェンズ(メゾ・ソプラノ)
エドマンド・バーハム(テノール)
ジョン・トムリンソン(バス)
バーミンガム市交響合唱団
デイヴィッド・ネットル(ピアノ)
リチャード・マーカム(ピアノ)
ペーター・キング(ハーモニウム)
サイモン・ハルゼイ(指揮)
 「小ミサ・ソレムニス」は4声の独唱と合唱、2台のピアノとハーモニウムという編成で1863年に作曲され、後に管弦楽版へと改定されたロッシーニ晩年の傑作である。
 本作は、2台ピアノとハーモニウムという原典版室内楽編成(オックスフォード・ユニバーシティ・プレス版)による世界初録音盤であり、英国合唱界の名指揮者サイモン・ハルゼイと、バーミンガム市交響合唱団の壮麗かつ美しき歌声に、ネットル&マーカムの絶妙なアンサンブルが寄り添う好演。1989年12月1−3日録音。
 
NEMACD 800
\2400→\2190
ネットル&マーカム
 
ストラヴィンスキー:
  春の祭典(4手連弾版)
  ペトルーシュカ(4手連弾版)
ネットル&マーカム
 〔デイヴィッド・ネットル(ピアノ)、
  リチャード・マーカム(ピアノ)〕
 20世紀を代表するロシアの作曲家、ストラヴィンスキーの「春の祭典」と「ペトルーシュカ」の4手連弾ヴァージョン。複雑なリズム、ポリフォニー、不協和音に満ちたストラヴィンスキーの難曲を、英国有数のスーパー・ピアノ・デュオ、ネットル&マーカムが阿吽の呼吸でエキサイティングに奏でる!1984年8月1−3日の録音。レイノルズ・マスタリングによるリマスタング。
 


NEMACD 700
\2400→\2190
ネットル&マーカム
 
ホルスト:組曲《惑星》(作曲者による2台ピアノ版)
ネットル&マーカム
 〔デイヴィッド・ネットル(ピアノ)、
 リチャード・マーカム(ピアノ)〕
 グスターヴ・ホルストの代表作「惑星」が英国有数のスーパー・ピアノ・デュオ、ネットル&マーカムによって2台のピアノで彩られる!ダイナミックで奥行きあるネットル&マーカムの「惑星」は、原曲である管弦楽版を彷彿とさせる豊かな音色と響きを持った好演を聴かせてくれる。1984年11月6−8日の録音。レイノルズ・マスタリングによるリマスタング。
 

NEMACD 600
\2400
ネットル&マーカム
 サン=サーンス:動物の謝肉祭
 イベール:《物語》より、
  水晶の籠、おてんば娘、小さな白いろば、
  金の亀を使う女、バルキス女王の行列
 プーランク(ネットル&マーカム編):子象ババールのお話
ネットル&マーカム
 〔デイヴィッド・ネットル(ピアノ)、
  リチャード・マーカム(ピアノ)〕、
  ジェレミー・ニコラス(ナレーター)
 英国有数のスーパー・ピアノ・デュオ、ネットル&マーカムの、フランス作曲家たちによる陽気で明朗な作品集!
 動物たちの特性をユーモアたっぷりに描いた、サン=サーンスの「動物の謝肉祭」。時にはダイナミックに、時にはおどけた風に奏されるピアノ・デュオと管弦楽の掛け合いは、今にも飛び出しそうな動物たちの躍動を見事に物語っている。
 イベールの「物語」と、ジャン・ド・ブリュノフの絵本「象のババール」が原作となったプーランク「子象ババールのお話」をカップリングとした、どこまでも楽しいフレンチ・プログラムです!1988年12月の録音。
 

NEWTON CLASSICS


8802162
\2000→\1890
イタリア・オペラ作曲家のピアノ作品集
 1.レオンカヴァッロ(1857-1919):タランテッラ/
 2.レオンカヴァッロ:ヴァルス・コケット/
 3.ポンキエッリ(1834-1886):夜想曲「初恋」/
 4.ポンキエッリ:夜想曲 変イ長調/
 5.チレア(1866-1950):舞曲 第2番/
 6.チレア:セレナータ/
 7.チレア:マズルカ/
 8.ヴェルディ(1813-1901):無言歌/
 9.ヴェルディ:ワルツ ヘ長調/
 10.プッチーニ(1858-1924):アルバム・フラット/
 11.プッチーニ:小さなタンゴ/
 13-15.ロッシーニ(1792-1868):老いのいたずらより
  <アレグレット ト短調/アレグレット・モデラート イ短調/
   アンダンティーノ・ソステヌート 嬰ヘ短調>/
 15.ジョルダーノ(1867-1948):メヌエット/
 16.ジョルダーノ:ガヴォットのように
ロベルト・ガレット(ピアノ)
録音 2000年6月10日 イタリア トレヴィソ,イン・スタジオ Rivoalto原盤
 19世紀のイタリアはオペラが全盛期を迎えていました。とはいえ器楽作品が書かれなかったわけでもなく、「オペラ作曲家」として名を成した人も、折にふれピアノやヴァイオリン、もしくはオーケストラや室内楽のための作品を作っていました。
 ここではそんな人たちの小さなピアノ曲を集めてみました。レオンカヴァッロ、チレア、ポンキエッリ、プッチーニ、ヴェルディ、ジョルダーノ。普段彼らのピアノ曲など聴く機会はほとんどありませんが、どの曲にも共通してみられるのはその豊かな歌心。カンタービレ溢れるステキな小品集です。ロッシーニは別格。彼はオペラ作曲家を引退してから「老いのいたずら」と称していくつかの小品集を作りましたが、これがまた絶品。ウィットに富んだアルバムとして知られています。
 
8802163
\2000
アゴスティーノ・ステファニ:ソロ・カンタータ集
 1.Navicella che ten vai/2.Hai finito di lusingarmi/
 3.Lagrime dolorose/4.Forma un mare il pianto mio/
 5.Ho scherzato in verita/6.Crudo Amor, morir mi sento
  ※世界初録音
クアドロ・アソランド<アンナリーサ・マサロット(ソプラノ…2.4.6)/
エルネスタ・ポンタローロ(ソプラノ…1-5)/
サブリナ・シミオニ(メゾ・ソプラノ…5)/
モニカ・セスト(コントラルト…6)/
フェルッチョ・バセリ(テノール…4)/
ジェラルド・ペッセット(テノール…1)/
クラウディオ・サルトラート(通奏低音&音楽監督)/
アリゴ・ピエトロボン(リコーダー)/
アンジェロ・ディ・プリマ(リコーダー)/
マッシモ・バッテステッラ(ヴァイオリン)/
フェデリコ・プーポ(ヴァイオリン)/
ジャンカルロ・ジャコミン(チェロ)/
フランチェスコ・ザノット(ハープシコード)>
録音 1997年11月13-17日 イタリア トレヴィソ,イン・スタジオ Rivoalto原盤
 アゴスティーノ・ステファニ(1654-1728)はカステルフランコ・ヴェネトで生まれた作曲家です。幼い頃から音楽の才能を現し、サン・マルコ寺院で聖歌隊員として活躍。その声の美しさで広く知られました。やがてミュンヘンとハノーヴァーの宮廷作曲家として活躍、オペラや室内楽、宗教曲を数多く作りあげ、モンテヴェルディとヘンデルを繋ぐ役割を担った人です。彼はイギリスでも重用され、1724年にはロンドンのアカデミーで名誉会長に選任され、その礼に報いるために壮大なスターバト・マーテルも書いています。
 このアルバムでは彼のソロ・カンタータを収録。オペラ・アリアのような華やかな技巧を駆使した魅力的な作品です。
  
8802164
\2000
J.S.バッハ:オルガン作品集
 1.幻想曲とフーガ イ短調 BWV561/
 2.おお汚れなき神の子羊 BWV656/
 3.主よ、汝によりてわれ希望をもつ BWV640/
 4.前奏曲とフーガ ハ短調 BWV549/
 5.わが心の切なる願い BWV727/
 6.フーガ ハ短調「レグレンツィの主題による」BWV574/
 7.われら悩みの極みにありて BWV641/
 8.主イエス・キリストよ、われ汝を呼ぶ BWV639/
 9.パッサカリア ハ短調 BWV582
セルジオ・デ・ピエリ(オルガン…1995年ゲルハルト・ハラデツキ製)
録音 2002年5月10-15日 イタリア ヴェニス,メオロ教会 Rivoalto原盤
 生前から優れたオルガニストとして活躍していたバッハ(1685-1750)は、もちろん楽器から音響効果に至るまで、すみずみを知り尽くしていたといいます。教会やホールに新しいオルガンが建立されると出かけて行っては、即興演奏を披露。聴衆に圧倒的な印象を与えたと言われています。
 彼のオルガン作品は、コラールを基にしたものと、自由な作品(前奏曲、トッカータ、フーガなど)の2種であり、ここでは双方から9曲を取り上げています。
 とりわけ見事なのがBWV582のパッサカリアで、反復する低音部の上で様々に形を変えていくメロディ(最終的には二重フーガになる)の巧みさは聴き手に大いなるカタルシスをもたらします。
  
8802165
\2000
イタリア・オルガン音楽の巨匠たち
 1.アンドレア・ガブリエリ(1532/1533-1585):
  リチェルカーレ・アリオーソ/
 2.アンドレア・ガブリエリ:第七旋法のリチェルカーレ/
 3.アミルカーレ・ポンキエッリ(1834-1886):カンツォン「ラ・マルカ」/
 4.アミルカーレ・ポンキエッリ:第二旋法のトッカータ/
 5.ジェローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):アリア・デット「バレ」/
 6.ジオセッフォ・グアミ(1542-1611):第二旋法のトッカータ/
 7.クリストファーノ・マルヴェッツイ(1547-1597):第二旋法のカンツォン/
 8.アゴスィーノ・ソデリーニ(1560-1608頃):カンツォン「スカラムーチョ」/
 9.ジョヴァンニ・ガブリエリ(1554/1557-1612):カンツォン「活発な」/
 10.ベルナルド・パスクィーニ(1637-1710):序奏と牧歌/
 11.ベルナルド・パスクィーニ:第七旋法のトッカータ
ルネ・セオルギン(オルガン)
録音 1972年8月16-21日 イタリア ブレシア,聖カルルス教会 Rivoalto原盤
 16世紀から17世紀にかけて活躍したイタリアの作曲家たちによるオルガン作品集です。この時代のイタリアのオルガン作品は、対位法よりも歌心と技法を重視していて、ここでもカンツォン(歌)やトッカータといった曲名が見られますが、これらの様式をアムステルダムのオルガニスト、スウェーリンクがドイツに持ち込み「北ドイツのオルガン楽派」のもととして成立させた事項が良く知られています。
 ここではそんな時代の作品に合わせて、ロマン派のポンキエッリの作品を収録。およそ200年の時代の流れが、どのようにイタリアのオルガン曲を変えたかを体感できる1枚となっています。
  

8802167
(4CD)
\4000→\3690
シャーリー・ヴァレット
<CD1.嵐の歌-民謡集>
 1.おお、自由よ/
 2.サンチェス(1903-1986):スラブの歌/
 3.アラン(1903-1986):奇妙な果実/
 4.ワイル(1900-1950):Denn wie man sich bettet/
 5.ワイル:I Been in de Storm So Long/
 6.シーガー/ヘイス:ハンマーの歌/
 7.ポクラス(1899-1978):パルチザンの歌/
 8.ワイル:Cry, the Beloved Country/
 9.ワイル:No More Slavery Chains For Me/
 10.ワイル:When Johnny Comes Marching Home/
 11.シーガー:Where Have All the Flowers Gone/

<CD2.1965年カーネギー・ホールでのリサイタル>

 1.シューベルト(1797-1828):楽に寄せて D547/
 2.シューベルト:御者クロノスに D369/
 3.シューベルト:セレナーデ D957-4/
 4.シューベルト:全能の神 D857/
 5.チャイコフスキー(1840-1893):私の野辺の草ではなかったのか Op.47-7/
 6.チャイコフスキー:再び、前のようにただ一人 Op.73-6/
 7.ラフマニノフ(1873-1943):ああ、私の畑よ OP.4-5/
 8.ラフマニノフ:春の洪水 Op.14-11/
 9.民謡:彼が去っていくのは/
 10.コープランド(1900-1990):シオンの城壁/
 11.コープランド:川にて/
 12.民謡:名誉、名誉/
 13.民謡:おお、栄光よ/
 14.民謡:目撃/
 15.モーツァルト(1756-1791):エクスラーテ・ユビラーテ K165-「アレルヤ」/

<CD3.スペイン歌曲集>

 1-7.マニュエル・デ・ファリャ(1876-1946):7つのスペイン民謡/
 8.ホアキン・ニン(1879-1949):メヌエットを歌う/
 9.ホアキン・ニン:ムルシアの布/
 10.グラナドス(1867-1916):悲しみのマハ Ⅰ/
 11.ホアキン・ニン:モンテネーサ/
 12.オブラドルス(1897-1945):Del cabello mas sutil/
 13.モンサルヴァーチェ(1912-2002):黒き人の子守歌/
 14.トゥリーナ(1882-1949):ファルッカ/
 15.ホアキン・ニン:Corazon que en prision/
 16.グラナドス:マハの流し目/
 17.オブラドス:エル・ヴィト/

<CD4.ヴィヴァルディを歌う>

 1-4.クレド ホ短調 RV591/
 5-10.スターバト・マーテル ヘ短調 RV621/
 11-19.主を恐れるものは幸いなり RV597
<CD1>
シャーリー・ヴァレット(メゾ・ソプラノ)/
レオナルド・デ・ポール:オーケストラ&合唱指揮/
<CD2>
シャーリー・ヴァレット(メゾ・ソプラノ)/
チャールズ・ワーズワース(ピアノ)/
<CD3>
シャーリー・ヴァレット(メゾ・ソプラノ)/
チャールズ・ワーズワース(ピアノ)/
<CD4>
シャーリー・ヴァレット(メゾ・ソプラノ)/
ポリフォニック・アンサンブル・オブ・ローマ/
ヴィルトゥオージ・ローマ/
レナート・ファサーノ(指揮)
録音 <CD1>1965-1966年/<CD2>1965年1月30日 カーネギー・ホール/<CD3>1964年5月/<CD4>1966年6月28-29日…1-4, 1966年6月18-19日…5-10, 1966年6月26-28日…11-19日 イタリア・ローマ SONY MUSIC原盤
 アフリカ系アメリカ人のメゾ・ソプラノ歌手(後にソプラノに転向)シャーリー・ヴァレット(1931-2010)の偉業を讃える4枚組。
 彼女はドニゼッティ、ヴェルディのオーソリティとして知られる傍ら、クルト・ワイル歌いとしても高く評価されています。
 1957年にブリテンの「ルクレティアの凌辱」でデビューし、数多くの役を歌います。とりわけ1969年のスカラ座における「サムソンとデリラ」での素晴らしきデリラは伝説的な評判となりました。
 1970年代後半からはソプラノ役に取り組むようになり、アイーダやメデア、そしてトスカなど次々と名ヒロインを演じるようになります。オペラだけでなく歌曲や宗教曲の分野でも幅広いレパートリーを有していた彼女。この4枚組ではそんなヴァレットをじっくり堪能していただけることでしょう。
 

8802180
\2000→\1890
セシル・リカド(ピアノ)
 シューマン:
  1-21.謝肉祭 Op.9/
  22-34.蝶々 Op.2
セシル・リカド(ピアノ)
録音 1989年5月25日 SONY MASTERWORKS 原盤
 フィリピン、マニラ生まれの女性ピアニスト、セシル・リカドの鮮やかなシューマン(1810-1856)です。彼女は3歳の時に母ロサリオ・リカドからピアノの手ほどきを受け、7歳の時にはフィリピン・フィルハーモニー管弦楽団のソリストとしてデビューを果たします。12歳でアメリカに移住。カーティス音楽院でルドルフ・ゼルキン、シーモア・リプキン。、ミエチスワフ・ホルショフスキーに師事、その才能に磨きをかけました。
 数多くのオーケストラと共演、とりわけアバド&シカゴ響と演奏したラフマニノフの協奏曲は多くのファンの心を捉えたことでも知られます。このシューマンは彼女の美質をよく表しており、流麗なテクニックの中に秘めた情熱をあぶりだした名演です。

NIMBUS ALLIANCE



NI 6207
(2CD-R/特別価格)
\3500→\3290
ウラディミール・フェルツマン
 J.S.バッハ:6つのパルティータ

 第1番変ロ長調/第2番ハ短調/
 第4番ニ長調/第3番イ短調/
 第5番ト長調/第6番ホ短調
ウラディミール・フェルツマン
 (ピアノ/スタインウェイ)
 旧ソ連での音楽活動禁止、アメリカへの亡命、レーベルの移籍など、幾多の試練を乗り越えた孤高の天才ピアニスト、ウラディミール・フェルツマン。
 ノンレガートを多用し、一線を画したアプローチによるフェルツマンのバッハの「6つのパルティータ」。
 各声部が自然と浮かび上がってくる色彩豊かなパルティータは、完璧なまでにコントロールされたテンポと音色を持つフェルツマンだからこそなせる巧みな技。「ゴルドベルク変奏曲」と並ぶフェルツマンのバッハの代表盤です。1999年9月8-11日の録音。

 ※Nimbus Allianceはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

OPUS蔵

OPK 7066/7
(2CD)
\3600→\3290
アンタル・ドラティ(指揮)&ミネアポリス交響楽団
 チャイコフスキー:眠りの森の美女(完全全曲版)

  プロローグ「オーロラ姫の洗礼」
  第1幕:「オーロラ姫と4人の求婚者」16年後
  第2幕:「デジレ王子の狩」100年後
  第3幕:「デジレ王子とオーロラ姫の結婚式」
アンタル・ドラティ(指揮)
ミネアポリス交響楽団
 上昇気流に乗る指揮者ドラティとミネアポリス響による最高の《眠りの森の美女》マーキュリー未CD化の録音をEMI のLPから復刻

 録音:1955 年/EMI-LP 使用(Mercury 録音)

 原テープが破損したのかMercury からのCD 化はなく、日本ではほとんど知られていない録音だと思いますが、演奏はバレエの指揮者として指揮活動を始めたドラティの本領が発揮された名演奏です。後のコンセルトヘボウ管弦楽団との穏やかなステレオ録音にはないステージの躍動感が伝わってくる録音です。まさに最高の「眠りの森の美女」と言って良いのではないでしょうか。有名な「パノラマ」も見事です。(相原了)
 全曲収録という当時としては画期的な録音を今聴き直すことで、ドラティ盤で《眠れる森の美女》を聴いた人々には当時聴いたときの興奮を思い起こさせるだろうし、近年の穏やかな演奏を聞き慣れている人々は驚愕するだろう。 例えば「オーロラ姫とデジレ王子のグラン・パ・ドドゥ」ではドラマと優雅さが合わさって表現されており、ドラティの凄腕を伺うことができる。さらにこの録音のいろいろな所で、コンサートマスターのラファエル・ドルイアンの素晴らしいソロを聴くことができ、上に出てきた間奏曲のソロは印象的である。 ドルアインはその後ジョージ・セルのクリーブランド管弦楽団のコンサートマスターになるのだが、彼がマーキュリー盤に残したドラティとのオーケストラ録音は一聴の価値がある。他の聴きどころとしては、「赤ずきんと狼」での不吉さを予兆させる演奏や、オーロラ姫とリラでのドラマティックな演奏などが印象的だ。 これらはドラティが持つ劇場音楽への研ぎ澄まされた感性を象徴している。 どのトラックを聴いても、指揮者とオーケストラが真に一体となっているため半世紀以上経っているにもかかわらず、録音の技術的限界を感じ取れなくなるほどの仕上がりである。(ロブ・コーワン氏〜ライナーノートより)

PRAGA



PRDDSD 350067
(SACD YBRID)
\2800→\2590
スヴャトスラフ・リヒテル(Pf)
 シューベルト:
  (1)ピアノソナタ第17番ニ長調 Op.53 D850
  (2)同第16番イ短調Op.42 D845
スヴャトスラフ・リヒテル(Pf)
凄すぎる、40 代前半のリヒテルの神業が生々しく蘇った!

 (1)1956 年6 月14 日/プラハ (2)1957 年3 月2 日/モスクワ MONO、75’20”

 SACD ハイブリッド盤。リヒテルのプラハ・レーベル、SACDリマスタリング・シリーズの第2 弾。収録の2 作はどちらも西側デビュー前の演奏で、当時「幻のピアニスト」と称されていましたが、とてつもない凄さです。「ピアノソナタ第17 番」は1956 年6 月のライヴ(拍手なし)ですが、冒頭から物凄い気迫で、息もつけぬまま彼の世界へ引き込まれます。典型的な「乗っている時のリヒテル」で、まさに神業としか言いようのない奇跡の40 分が続きます。モノラルながら、名人カレル・ソウケニークによるアナログ・テープからのリマスタリングにより、リヒテルしか出せない柔らかく色彩的な音を再現。
 「ピアノソナタ第16 番」は1957 年3 月2 日モスクワでのライヴがリヒテル唯一の録音とされ、これまでも様々な形でリリースされていますが、リヒテルのデリケートなニュアンスと息遣いが生々しく、こちらも35 分身動きもできないまま酔わされます。壮年期のリヒテルの巨人ぶりをあらためて実感できます。
 


PRDDSD 350077
(SACD YBRID)
\2800→\2590
ギレリス(Pf)、スターン(Vn)、ロストロポーヴィチ(Vc)、グリュミオー(Pf)
 サン・サーンス協奏曲集

サン=サーンス:
 (1)ピアノ協奏曲第2番ト短調Op.22
 (2)序奏とロンド・カプリチオーソOp.28
 (3)チェロ協奏曲第1番イ短調Op.33
 (4)ヴァイオリン協奏曲第3番ロ短調Op.61
(1)エミール・ギレリス(Pf)
 アンドレ・クリュイタンス(指)
 パリ音楽院管
(2)アイザック・スターン(Vn)
 ユージン・オーマンディ(指)
 フィラデルフィア管
(3)ムスチスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)
 マルコム・サージェント(指)
 フィルハーモニア管
(4)アルトゥール・グリュミオー(Pf)
 ジャン・フルネ(指)ラムルー管
 1959 年代半ばの録音とは思えぬ音質。巨匠たちのエネルギーと妖気まで再現。

 (1)1954 年3 月11 日/シャンゼリゼ劇場 (2)1957 年3 月13 日/フィラデルフィア (3)1956 年3 月6 日/アビーロード・スタジオ (4)1956 年6 月21-23 日/パリ BI-CHANNEL、79’01”

 SACD ハイブリッド盤。いずれもEMI、SONY、Philips の名盤と音源は同一ですが、「オリジナル・ソースよりDSD リマスター、バイ・チャンネル処理」とあります。プラハのドモヴィナ・スタジオで、名人カレル・ソウケニークが腕によりをかけて仕上げました。当然ながらすべて桁違いの名演奏で、あらためて各巨匠の凄さに脱帽させられます。4巨匠すべてに共通するのは、楷書的なのに、異常なボルテージの高さで妖気を発していること。リマスタリングにより音だけでなく、半世紀以上前のアーチストたちが放つエネルギーまで蘇っていて圧倒されます。全員歴史上の巨匠となってしまいましたが、今日の誰にも負けることのない決定的な名演として燦然と輝きます。
 


PRDDSD 350073
(SACD HYBRID)
\2800→\2590
モントゥー&LSOによる魅惑のラヴェル
 ラヴェル:
  (1)スペイン狂詩曲
  (2)亡き王女のためのパヴァーヌ
  (3)バレエ「ダフニスとクロエ」(全曲)
ピエール・モントゥー(指揮)
ロイヤル・オペラ・ハウス合唱団
 (合唱指揮:ダグラス・ロビンソン)
ロンドン交響楽団
 初演者モントゥーで聴く「ダフニスとクロエ」バレエ全曲

 録音:(1)(2)1961 年12 月11-13日/(3)1959 年4 月27-28 日 アナログ・テープ(ステレオ)からのDSD リマスタリング・編集を施しています。

 ピエール・モントゥー(1875-1964)によるラヴェル作品集。59 年および61 年ということで比較的晩年の演奏ですが、旋律のデュナーミクの施し方も実に息が長く、自然。ロンドン交響楽団の、見事に融け合う管楽器の音色、そしてモントゥーが引きだす弦楽器の高貴な音色も見事な1 枚です。「亡き王女のためのパヴァーヌ」での管楽器のまろやかさと弦楽器の高貴さには胸を打たれます。また、「ダフニスとクロエ」のバレエ版は、1912 年、モントゥーが初演したものというだけあって、情景感たっぷりの魅惑の演奏となっています!
 


PRDDSD 350072
(SACD HYBRID)
\2800→\2590
マニュエル・ロザンタール(指揮)
 ドビュッシー:作品集
  (1)3つの交響的エスキス「海」
  (2)春のあいさつ
  (3)夜想曲(雲、祭、シレーヌ)
  (4)スコットランド行進曲
  (5)祈り
  (6)遊戯
マニュエル・ロザンタール(指揮)
フランス国立歌劇場管弦楽団
ナディーヌ・ソトロー(ソプラノ(2))
ミシェル・カロン(テノール(5))
ラジオ・フランス合唱団〔ルネ・アリ(合唱指揮)〕
エティエンヌ・ボド(イングリッシュ・ホルン)
 古き良きフランスのオーケストラの音色を堪能

 ラヴェル最後の直弟子で、指揮者、作曲者として名を残すロザンタール(1904-2003)によるドビュッシー作品の録音集。いずれも1957-59 年頃の録音。まさしく印象派絵画を思わせる色調表現、また、当時のフランスのオーケストラ特有のヴィブラートの効いた管楽器の音色など、古きよきフランスのオーケストラを堪能できる1 枚です。指揮者として活躍しているセルジュ・ボドの父親の、オーボエ奏者エティエンヌ・ボドが奏でるイングリッシュ・ホルン(「雲」)にも注目です。

PREISER


PRCD 93485
\2300
伝説のヴェルディ・バリトンたち
 (1)ナブッコ〜「私から王笏を奪い取るのは」
  【カルロ・ガレッフィ(1882-1961) 1916 年録音】
 (2)エルナーニ〜「おお、わしの青春時代の夢と」
  【マリオ・アンコーナ(1860-1931) 1906 年録音】
 (3)二人のフォスカリ〜「やっと一人になれた〜おお、年老いた心臓よ」
  【エンリコ・モリナーリ(1882-1956) 1928 年録音】
 (4)マクベス〜「哀れみも誉も愛も」【アレクサンダー・スヴェッド(1906-1979) 1940 年録音】
 (5)リゴレット〜「二人は同じ」
  【ティッタ・ルッフォ(1877-1953) 1907 年録音】
 (6)リゴレット〜「リゴレットの奴かわいそうに〜廷臣ばら〜旦那様たちよ」
  【パスクワーレ・アマート(1878-1942) 1911 年録音】
 (7)イル・トロヴァトーレ〜「君が微笑み」(ロシア語歌唱)
  【パヴェル・リシチアン(1911-2004) 1948 年録音】
 (8)椿姫〜「プロヴァンスの海と陸」【ジュゼッペ・デ・ルーカ(1876-1950) 1907 年録音】
 (9)シチリアの夕べの祈り〜「富を手にして」
  【リッカルド・ストラッチアーリ(1875-1955) 1909 年録音】
 (10)シモン・ボッカネグラ〜「平民たちよ、貴族たちよ」(ドイツ語歌唱)
  【ハインリヒ・シュルスヌス(1888-1952) 1933 年録音】
 (11)仮面舞踏会〜「あなたの生命には」(ドイツ語歌唱)【ヨゼフ・シュワルツ(1880-1926) 1916 年録音】
 (12)仮面舞踏会〜「おまえだったのか」
  【ローレンス・ティベット(1896-1960) 1930 年録音】
 (13)運命の力〜「私はペレダ」【カルロ・タリアブエ(1898-1978) 1941 年録音】
 (14)運命の力〜「この中に私の運命がある」
  【レナード・ウォーレン(1911-1960) 1950 年録音】
 (15)ドン・カルロ〜「カルロよ聞け」【マッティア・バッティスティーニ(1856-1928) 1913 年録音】
 (16)アイーダ〜「父これにあり!〜この衣をご覧になれば」
  【チェザーレ・フォルミキ(1883-1949) 1911 年録音】
 (17)オテロ〜「無慈悲な神の命ずるままに」【ジュゼッペ・ダニーゼ(1883-1963) 1921 年録音】
 (18)オテロ〜「ある夜」【ヴィクトル・モレル(1848-1923) 1904 年録音】
 (19)ファルスタッフ〜「名誉だと、泥棒めが」
  【アントニオ・スコッティ(1866-1936) 1909 年録音】
 (20)ファルスタッフ〜「ついに手に入れた」
  【アントニオ・マジーニ=コレッティ(1855-1912) 1906 年録音】
 父?、モラル?、仇? ヴェルディ・オペラに描かれるバリトン・アリア集

 75’50”

 ヴェルディ生誕200 年を記念したアルバム。ヴェルディのオペラの花形といえばテノールですが、バリトンは物語の展開上非常に重要な役を演じています。大きく分けて2種類、父もしくは義務、倫理の象徴、もうひとつはテノール演じる主人公のライヴァルや仇役。このアルバムはヴェルディの名作オペラから、20 人の名歌手によって演じられたバリトンのはまり役を集めています。大半がヴェルディ存命中に生まれた同時代人で、ヴィクトル・モレルのようにヴェルディ本人から「オテロ」初演のイアーゴ役に抜擢された伝説の歌手まで含まれます。ヴェルディも聴いた声を分かちあえるのが感動です。
 

PRCD 93484
(2CD)
特別価格\2300
ヴェルディの捧げもの
 CD1
  (1)ナブッコ〜「私が見つけて良かった〜かつて私も喜びに心を開いて」
   【アニータ・チェルクェッティ(Sop) 1957 年録音】
  (2)エルナーニ〜「偉大な神よ〜ああ若かりし頃の」
   【カルロ・タリアブエ(Br) (1898-1978) 1946 年録音】
  (3)マクベス〜「染みがここにまた」【マルゲリータ・グランディ(Sop) (1894-1972) 1948 年録音】
  (4)マクベス〜「哀れみも誉も愛も」【レナード・ウォーレン(Br) (1911-1960) 1960 年録音】
  (5)ルイザ・ミラー〜「穏やかな夜に」【ジャチント・プランデッリ(Ten) 1949 年録音】
  (6)リゴレット〜「二人は同じ」【ティート・ゴッビ(Br) 1955 年録音】
  (7)リゴレット〜「彼女が誘拐された」【アルフレード・クラウス(Ten) 1962 年録音】
  (8)リゴレット〜「いつかお前に会ったような気がする」
   【ジャン・ピアース(Ten) 、レナード・ウォーレン(Br) ほか 1950 年録音】
  (9)イル・トロヴァトーレ〜「炎は燃えて」
   【フェドーラ・バルビエリ(Ms) 1949 年録音】
  (10)イル・トロヴァトーレ〜「ああ美しい人」
   【カルロ・ベルゴンツィ(Ten) 1957 年録音】
  (11)イル・トロヴァトーレ〜「見よ、恐ろしい炎よ」
   【アウレリアーノ・ペルティレ(Ten) (1885-1952) 1928 年録音】
  (12)椿姫〜「ああ、そは彼の人か」【マリア・カラス(Sop) 1953 年録音】
  (13)椿姫〜「パリから、おお、いとしい人」
   【アメリータ・ガリ=クルチ(Sop) (1882-1963) 、ティート・スキーパ(Ten) (1889-1965)1928 年録音】
  (14)シチリアの夕べの祈り〜「ありがとう、愛する友よ」【ジョアン・サザーランド(Sop) 1959 年録音】
  (15)シモン・ボッカネグラ〜「平民たちよ、貴族たちよ」
   【ローレンス・ティベット(Br) (1896-1960)、
    ジョヴァンニ・マルティネッリ(Ten) (1885-1969) ほか 1939 年録音】
 CD2
  (1)仮面舞踏会〜「地獄の王よ」【ジュリエッタ・シミオナート(Ms) 1960 年録音】
  (2)仮面舞踏会〜「もし君を永遠に失えば」
   【ジュゼッペ・ディ・ステーファノ(Ten) 1956 年録音】
  (3)運命の力〜「天使の中の聖処女」
   【ローザ・ポンセル(Sop) (1897-1981)、エツィオ・ピンツァ(Bs) (1892-1957) 1928 年録音】
  (4)運命の力〜「生きることは地獄」【フランコ・コレッリ(Ten) 1956 年録音】
  (5)運命の力〜「この中に私の運命がある」 
   【エットーレ・バスティアニーニ(Br) 1955 年録音】
  (6)ドン・カルロ〜「あれは王子だ〜我らの魂に愛と希望を」
   【ユッシ・ビョルリンク(Ten)、ロバート・メリル(Br) 1950 年録音】
  (7)ドン・カルロ〜「さびしく一人寝て」【チェーザレ・シエピ(Bs) 1954 年録音】
  (8)ドン・カルロ〜「呪わしき美貌」【エベ・スティニャーニ(Ms) 1940 年録音】
  (9)アイーダ〜「もしその将軍が私なら〜清きアイーダ」
   【マリオ・デル・モナコ(Ten) 1952 年録音】
  (10)アイーダ〜「おお、わが故郷」【ジンカ・ミラノフ(Sop) 1953 年録音】
  (11)オテロ〜「大理石のような天にかけて」
   【エンリコ・カルーソ(Ten)、ティッタ・ルッフォ(Br) 1914 年録音】
  (12)オテロ〜「主よ、あなたは私の頭上に」
   【ラウリッツ・メルヒオール(Ten) 1930 年録音】
  (13)オテロ〜「アヴェ・マリア」【レナータ・テバルディ(Sop) 1952 年録音】
  (14)ファルスタッフ〜「名誉だと、泥棒めが」【ジュゼッペ・タッデイ(Ms) 1949 年録音】
 ディジパック仕様

 こちらもヴェルディ生誕200 年記念アルバム。円熟期の「ドン・カルロ」「アイーダ」「オテロ」「ファルスタッフ」などが傑作であることに異論を唱える人はありませんが、初期、中期の作品も時代の大スターたちによって間断なく演奏され続けてきたことを示すアルバム。1914 年録音のカルーソやルッフォから、アルフレード・クラウス。ベルゴンツィ、マリア・カラス、ジュリエッタ・シミオナートなど百花繚乱、オールスター饗宴の様相を呈しています。それもヴェルディの一番おいしいところを伝説の美声でたっぷり楽しめるのですから、ヴェルディ・ファン狂喜、一家に一セットは置きたい宝物です。

PROFIL



PH 12066
(2CD)
\3200→\2890
こんなことがあるのか?
 カルロス・クライバー(指)1962年
  デュッセルドルフ・ライン・ドイツ歌劇場


オッフェンバック:
 [CD1]
  (1)喜歌劇「魔法の横笛」
  (2)喜歌劇「ランタン灯りでの結婚式」
 [CD2]
  喜歌劇「チュリパタン島」
カルロス・クライバー(指)
デュッセルドルフ・ライン・ドイツ歌劇場管弦楽団
[CD1]
(1)ムシュー:カール・ディークマン(Ten)
 マダム:ガブリエル・トレスコフ(Sop)
 女中:エヴァ・カスパー(Sop)
 兵士:アルフォンス・ホルテ(Ten)
(2)ピエール:アルフォンス・ホルテ(Ten)
 ドニ:エヴァ・カスパー(Sop)
 ファンシェット:ディータ・ゾンマー(Sop)
 カトリーヌ:エリカ・ヴィエン(Ms)
[CD2]
 カカトワ22世:ザンダース・シアー(Br)
 アレクシー:エヴァ・カスパー(Sop)
 ロンボイダール:フリッツ・オレンドルフ(Br)
 テオドリーヌ:アンニ・ケルナー(Ms)
 エルモーザアルフォンス・ホルテ(Ten)
 クライバー・ファン狂喜。奇跡!謎の音源の完全版&未知音源の出現。幻のデュッセルドルフ時代の演奏がついに日の目を見る

 [ 録音:1962 年12 月1 日/デュッセルドルフ・ライン・ドイツ歌劇場(ライヴ)]/MONO、56’33”、29’38”

 これは驚愕のリリース。クライバーの音源のうち、存在は知られながら入手不可能だったオッフェンバックのオペレッタが、ついに日の目を見ました。1962 年12 月1 日にデュッセルドルフ・ライン・ドイツ歌劇場で行われた公演のライヴで、「魔法の横笛」「ランタン灯りでの結婚式」「チュリパタン島」。
 「魔法の横笛」と「ランタン灯りでの結婚式」は2001 年にゴールデン・メロドラムからCD リリースされたことがありますが、後者の冒頭数小節が欠けていました。また、「チュリパタン島」は録音に失敗したゆえ収録されていませんでしたが、何とすべてが完全な形で残っていました。
 アレクサンダー・ヴェルナーの解説によると、コンサートは1963 年7 月14 日にテレビ放送されますが、1980 年代初頭に素材が廃棄されたため、オリジナル・マスターは失われたとされていました。しかし2 人の音楽愛好家が放送をエアチェックしており、うち1 つがゴールデン・メロドラムの音源となりますが、2 曲目以降テープレコーダーの不調で上述のような結果となっていました。今回、もうひとりの愛好家を探し出したところ、存在しないと思われた「チュリパタン島」を含む唯一の完全な音源が残っていました。両素材を注意深く検討し、良い所どりの編集を施した音源が復元されました。
 デュッセルドルフ時代のクライバーの記録は極めて貴重なうえ、同オペラのデビュー初日といういとも貴き逸品です。非常な活気と霊感あふれた演奏と、すでにクライバーならではの個性全開で、最初の音からクライバー・ワールドへ引き込まれます。「シャンゼリゼのモーツァルト」と称されたオッフェンバックの機知と流麗さはまさにクライバー向き。広く知られたレパートリーでないものの、クライバーの演奏で聴くと音楽的魅力と水準の高さに感動します。
 「ランタン灯りでの結婚式」は1857 年の作。フランスの農村を舞台に、イケメンの農夫をめぐる二人の未亡人が滑稽に描かれます。「チュリパタン島」は1868 年の作。痰壺発明前476 年(?)の架空の国を舞台に、女の男性化、男の女性化を風刺的に描いた斬新な作品。いずれも当時大ヒットしたのがうなずける魅力にあふれています。
 


PH 12041
(8CD-BOX)
\8000→\7490
サヴァリッシュ追悼緊急企画、バイエルン放送響ライヴ集成
 「ヴォルフガング・サヴァリッシュ&バイエルン放送響ライヴBOX」

 [CD 1] (PH07021)
  モーツァルト
   ・交響曲第35 番ニ長調 K385「ハフナー」
     バイエルン放送交響楽団
     収録:1998 年6 月7 日/ヴュルツブルク(ライヴ)
   ・交響曲第41 番ハ長調 K551「ジュピター」
     バイエルン放送交響楽団
     収録:1998 年12 月1日/ミュンヘン、プリンツレゲンテン劇場(ライヴ)

 [CD 2] (PH04082)
  シューベルト:
   ・ピアノ五重奏曲イ長調D667「ます」
   ・ノットゥルノ変ホ長調D897
     ヤン・ポスピハル(Vn) ヴォルフガング・クロス(Va) ヴィルフリート・レーム(Vc)
     エルンスト・ヴァイセンシュタイナー(Cb)
     収録:1997 年/ウィーン[Calig Classics音源]

 [CD 3 & CD 4] (PH07020)
   ・ハイドン:「四季」
     ルート・ジーザク(S ハンネ) ロバート・ギャンビル(T ルーカス) アルフレート・ムフ(Bs ジーモン)
     バイエルン放送合唱団、バイエルン放送交響楽団
     収録:1994 年7 月31日/ディーセン・アム・アンマーゼー,マリー修道院(ライヴ)

 [CD 5 & CD 6] (PH07019)
   ・メンデルスゾーン:オラトリオ「エリヤ」op. 70
     ミヒャエル・フォレ( バス) アンドレア・ロスト( ソプラノ1) マルヤーナ・リポヴシェク(アルト)
     ヘルベルト・リッペルト( テノール1) レティツィア・シェレール(ソプラノ2)
     トーマス・クーリー(テノール2) バルバラ・フレッケンシュタイン(ソプラノ)
     バイエルン放送交響楽団,バイエルン放送合唱団
     収録:2001 年7 月12 日/ミュンヘン・ヘルクレスザール(ライヴ)

 [CD 7 & CD 8] (PH09066)
   ・オルフ:「アンティゴネ」
     マルタ・メードル(S アンティゴネ) マリアンネ・ラーデフ(S イズメーネ)
     ウィリアム・ドゥーリー(Bs-Br コロスを導く者) カルロス・アレクサンダー(Br クレオン)
     パウル・クーエン(T 門番) フリッツ・ウール(T ヘモン) ヨゼフ・トラクセル(T ティレジアス)
     クルト・ベーメ(Bs 使者) リリアン・ベニングセン(S オイリディセ)
     バイエルン放送合唱団、バイエルン放送交響楽団
     収録:1958年6 月1 日/ミュンヘン(ライヴ)
  ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指揮&ピアノ[CD 2])
  ステレオ

 ヴォルフガング・サヴァリッシュ(1923 − 2013)追悼企画盤。これまでにProfil よりリリースされたサヴァリッシュのアルバム5 点をまとめたもので、かなりお得な価格設定となっています。
 独墺系のレパートリーを中心として、日本にもなじみ深い巨匠が得意としたモーツァルトのほか、巨匠のライフワークともいうべきメンデルスゾーンの「エリヤ」など、バイエルン放送響を指揮したライヴの数々はぜひともきいておきたいものばかり。
 また、シューベルトの室内楽を収めた一枚は、ピアノの名手でもあったサヴァリッシュの姿をよく伝えています。
 装丁はスリムなクラムシェルBOX タイプとなります。

RADIO SERVIS

CR 0623
(3CD)
\3000→\2690
スメタナの国民的祝祭オペラ「リブシェ」の歴史的録音!!
 スメタナ:歌劇「リブシェ」
マリエ・ポドヴァロヴァー(S リブシェ)
テオドル・シュルバジュ(Br プシェミスル)
カレル・カラシュ(Bs フルドシュ)
ベノ・ブラフト(T シチャーフラフ)
ヤロスラフ・ヴェヴェルカ(Bs ルトボル)
ボジェク・ルヤン(Br ラドヴァン)
ルドミラ・チェルヴィンコヴァー(S クラサヴァ)
マルタ・クラーソヴァー(A ラドミラ)
ミルシェ・ドヴォジャコヴァー(S 農婦)
ミロスラヴァ・フィドレロヴァー(S 農婦)
ヴェーラ・クリロヴァー(A 農婦)
ヤロスラフ・グレイフ(T 農夫)
アロイス・クリーマ(指)
プラハ放送交響楽団,
プラハ・チェコスロヴァキア放送合唱団
 チェコの大プリマドンナ、ポドヴァロヴァーの「リブシェ」復活!スメタナの国民的祝祭オペラ「リブシェ」の歴史的録音!!

 録音:1949 年4 月,プラハ/167'35"

 1995 年に初めて世に出て話題となった、スメタナの「リブシェ」の1949 年の放送録音が再発売になりました。
 リブシェとは伝説のチェコ建国の女王。チェコ国民からは格別な思いで敬愛されています。しばしば芸術の題材に取り上げられているリブシェの物語を、スメタナはオペラ化することにし、やはり国民的英雄を題材にした「ダリボール」の初演(1868 年)の直後に着手、1872 年には完成していたものの、初演は大幅に遅れ、1881 年6 月11 日の国民劇場のこけら落としで初演されました。その僅か2 ヵ月後に国民劇場は焼失。1883 年11 月18 日の再建再開場の際に上演されたのも「リブシェ」でした。
 そんなわけでこのオペラはチェコの人々には格別の作品です。SUPRAPHON からは、1965 のクロムプホルツ指揮の録音(SU 3982)、1983 年のコシュラー指揮の録音(現在廃盤)、1995 年のオリヴェル・ドホナーニ指揮の録音(SU 3200)と、実に3 種も発売されました。
 今回再発売されるのは、1949 年春の放送録音。まだ第二次世界大戦終結から間もない時期ですが、これがモノラルながらテープ録音で、この年代からするとかなり良好な録音。残念ながらオリジナル・マスターが行方不明だったため、2012 年に11 種類のコピーを用意し最良の部分を編集し、さらに最新の補修作業を行ったとのことです。
 タイトルロールのマリエ・ポドヴァロヴァー(1909 − 1992)は20 世紀半ばのチェコの偉大なソプラノ。1930 年代後半から長く活躍したポドヴァロヴァーですが、最も得意としたリブシェの録音はこれが唯一なので極めて貴重。39 歳のこの歌唱は勢いのある素晴らしいもの。シチャーフラフには、1940、1950 年代に活躍したチェコの偉大なテノール、ベノ・ブラフト。プシェミスルのテオドル・シュルバジュもチェコで活躍したバリトンで、これはその初期の録音。指揮のアロイス・クリーマ(1905 − 1980)はプラハ放送交響楽団の首席指揮者を長く務めた人です。

 スメタナ:「リブシェ」 簡単なあらすじ
 第1幕
 ルトボルの娘クラサヴァが沈んだ様子でいるがその理由は話さない。一方、ルトボルの二人の甥、フルドシュとシチャーフラフの兄弟の遺産相続争いの裁判で、女王リブシェは等分せよとの判決を出す。しかし長男がすべて相続すべしと主張する兄フルドシュは納得せず、男は女に支配されぬと女王を侮辱して去る。憂憤したリブシェは、ならば自分で選んだ夫を支配者とすると、かねてより愛していたプシェミスルとの結婚を宣言する。
 第2幕
 実は兄弟の諍いの原因はクラサヴァにあった。彼女はフルドシュを愛しており、彼も彼女に惹かれていたのだが、フルドシュがなかなか告白してくれないことに気を害したクラサヴァは、いざ彼が気持ちを打ち明けた時に、弟シチャーフラフを愛していると偽ってしまった。それが原因で兄弟仲が悪化しているのだった。ルトボルに呼び出されたフルドシュは事情を説明され、クラサヴァと和解する。一方、リブシェの夫に選ばれたプシェミスルは田舎で農民暮らしをしていたが、豪勢な出迎えを受け、リブシェの元へと向かっていく。
 第3幕
 リブシェはフルドシュとシチャーフラフの兄弟が和解したことを喜び、婚礼を待っている。一方、歓待されるプシェミスルを見てフルドシュはヘソを曲げるが、ルトボルの嗜めとクサラヴァの嘆願に気持ちを収める。プシェミスルはリブシェを侮辱したフルドシュに申し開きを求める。フルドシュは非を認め謝罪、彼は許される。リブシェは6 つの予言を語り、人々がチェコの栄光を讃えて幕となる。

SUPRAPHON



SU 4132
(4CD)
\4800→\4390
リボール・ペシェク80 歳記念BOX
 ゴールド・コレクション

 [CD1]
  (1)ドビュッシー:交響詩「海」 (23’31)
  (2)スーク:交響詩「夏のおとぎ話」Op.29 (52’21)
 [CD2]
  ラヴェル:
   (3)ボレロ (14’42)
   (4)ダフニスとクロエ第1組曲 (12’36)
   (5)ダフニスとクロエ第2組曲 (17’11)
   (6)スーク:弦楽合奏のためのセレナード 変ホ長調 Op.6 (29’56)
 [CD3]
  (7)エルガー:チェロ協奏曲ホ短調Op.85 (28’45)
  (8)スクリャービン:ピアノ協奏曲嬰ヘ短調Op.20 (29’55)
  (9)スーク:管弦楽組曲「りんごの木の下で」Op.20 (23’34)
 [CD4]
  (10)スーク:組曲「おとぎ話」Op.16 より
   【1.ラドゥースとマフレナの誠の愛と苦難、2.葬送の音楽】
    (18’20)
  (11)ブルックナー:交響曲第7番ホ長調 (60’33)
(7)ミカエラ・フカチョヴァ(Vc)
(8)ギャリック・オールソン(P)
(9)エヴァ・デポルトヴァ(S)
(10)ペトル・シュクヴォル(Vn)
(4)(5)クーン混声合唱団
 パヴェル・クーン(合唱指揮)
(7)ブルノ国立フィルハーモニー管弦楽団
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
リボール・ペシェク(指揮)
 チェコの巨匠指揮者リボール・ペシェク80 歳記念BOX、ペシェクの名演がデジタルリマスターで復活

 録音日:(1)1988 年2 月2 & 3 日 (2)1984 年2 月14-20 日 (4)(5)983 年11 月7-9 日 (3)1985 年2 月9 日(6)1983 年11 月25-29 日 (8)1986 年1 月18 日 (9)1985 年9 月10-11 日 (10)1981 年11 月9-10 日 (11)1986 年1 月14-29 日(7)1989 年6 月2-4 日
 録音場所:(1)-(11)ルドルフィヌム、プラハ (7)ブルノ・スタジオ/312' 17"

 チェコの指揮者リボール・ペシェクが今年6 月に80 歳の誕生日を迎え、それを記念した4 枚組のセット「ゴールド・コレクション」が発売されます。
 これは1981 年から1989 年にかけてペシェクが録音したオーケストラ作品から選曲したもの。ペシェクは1982 年から1990 年まで名門チェコ・フィルの常任指揮者を務めており、このセットはちょうど在任中の親密な関係から生み出された素晴らしい演奏が収録されています。
 ペシェクは自国チェコ音楽の解釈に定評があり、ドヴォルザークやスークなどのアルバムでは高い評価を受けています。特にスークの知られざる名作を数多く録音しており、ここに収録されている管弦楽組曲「りんごの木の下で」は、ペシェクがはじめて取り上げて知られるようになった秘曲です。またエルガーのチェロ協奏曲ではチェコの女流チェリストミカエラ・フカチョヴァと情熱的な演奏を聴かせ、ペシェクが頻繁に取り上げていたスクリャービンのピアノ協奏曲では、ショパン・コンクールの優勝者でもありスクリャービン弾きでもあるギャリック・オールソンと幻惑的な色彩を見事表現しています。
 デジタルリマスターされたこれらの録音で、ペシェクの情緒溢れる美しい演奏を改めて堪能することができます。

TAHRA

TAH 742
\2500→\2290
巨匠カイルベルト&獅子王バックハウス
 (1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 「皇帝」
 (2)ブラームス:交響曲第4番 ホ短調op.98
(1)ヴィルヘルム・バックハウス(Pf)
ヨーゼフ・カイルベルト(指揮)
南ドイツ放送交響楽団
 剛健の巨匠カイルベルトの至芸がここに!1962 年のシュトゥットガルト・ライヴが蘇る、獅子王バックハウスとの貫禄の「皇帝」&ブラームス:交響曲第4番

 録音:1962 年3 月15 日、シュトゥットガルト(ライヴ・モノラル)/ADD、モノラル

 20 世紀のドイツ演奏家史上に燦然と名を残す指揮者、ヨーゼフ・カイルベルト。今なお語り草の初来日を4 年後に控えた1962 年、50 代半ばを迎える円熟の名匠がシュトットガルトで行ったライヴ録音がリリースされました!1968 年にバイエルン国立歌劇場で急逝してしまうカイルベルトにとって、1960 年代は最晩年であると同時に、世界的に活動を躍進させた時期でもあります。1962 年は、ちょうどバンベルク響と共に大規模な南米ツアーを成功させた年。指揮者として脂の乗ったカイルベルトの至芸が込められたライヴです。ブラームスの4 番はおそらく初出音源。1962 年ライヴの場を追体験するかのごとき本アルバムは、まさにファン待望の必携盤といえましょう!ドイツ伝統の質実剛健なサウンドが持ち味であるカイルベルトの真髄を味わいつくすにぴったりなプログラムなのも嬉しい限りです。「皇帝」のピアノ・ソロを務めるのは名匠バックハウス。LP でリリースされた際、誤ってクナーパッツブッシュ&BPO と記載され、そのままレコ芸の特選盤となってしまった逸話もある屈指の名演です。オーケストラは南ドイツ放送交響楽団(現在のシュトゥットガルト放送交響楽団)。カイルベルトの硬派な指揮に導かれ、低音部の響き厚き骨太なサウンドを響かせています。

 【ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5 番「皇帝」】
 ベートーヴェン直系の弟子として、当時は演奏・解釈ともに高い評価を得ていた獅子王バックハウス。「皇帝」だけを取り出して見ても、ショルティ、クナ、イッセルシュテットら名だたる巨匠と共に豊穣の盤歴を誇っておりますが、本盤でもそれに連なる熱演が収められています。奇をてらう表現を避けるカイルベルトの趣向が前面に押し出されており、悠然と構える英雄像を思い浮かばせる堂々たる演奏を見せています。作品冒頭、堂々としたオケのユニゾンから燦然と現れるバックハウスの澄みきったピアノ・ソロは必聴の美しさ!フォルテ部分ではカイルベルトの剛直なサウンドが活き、一方のピアノパートでは澄み切ったバックハウスの表現が映えます。このコントラストの美しさはカイルベルト& バックハウス盤ならではの魅力と言えるかもしれません。余裕のあるテンポ感でどっしりと音楽を展開していくカイルベルトに対し、バックハウスも押しも押されぬ力強い演奏で応酬。余談になりますが、カイルベルトが演奏中に急逝した翌年、バックハウスもまたリサイタル中の発作が原因で亡くなりました。生涯を通して演奏に心血を注いだ晩年の二大巨匠の矜持が熱き火花を散らす、まさに貫禄の「皇帝」です。
 【ブラームス:交響曲第4 番】
 1968 年、3 度目にして最後の来日公演となったN 響とのブラームス交響曲第1 番が今なお名演として語り継がれているカイルベルト。第4 番といえばバンベルク響との名盤も知られておりますが、今回の南ドイツ放送交響楽団もまた名演。ややゆったりめのテンポで、雄大かつ劇的に音楽を盛り上げています。特に強打音では非常に毅然とした表現が際立ち、常にもましてカイルベルトの直截的で剛直な指揮ぶりが伺えます。過剰な速度変化を排して、まさに泰然自若といった様子。鐘というより銅鑼を思わせてしまうような力強いホルン・ソロから始まる第2 楽章は、大河の流れの如き悠然とした演奏です。
 とはいえ、ひとたびフランスのオケを振れば柔和で多彩なフレンチ・サウンドを引き出すことでもしられるカイルベルト。強靭なドイツ・サウンドを存分に響かせる一方で、しなやかなハーモニーを聴かせています。
 


TAH 741
\2500→\2290
クリュイタンスの芸術
 ギレリスとのチャイコ、ギーゼキングとのフラン

 (1)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調op.23
 (2)フランク:交響的変奏曲
 (3)ドビュッシー:夜想曲
(1)エミール・ギレリス(Pf)
(2)ヴァルター・ギーゼキング(Pf)
アンドレ・クリュイタンス(指揮)
フランス国立管弦楽団
 巨匠クリュイタンス&フランス国立管、ギレリスとのチャイコ、ギーゼキングとのフランク、そしてドビュッシーの「夜想曲」!珠玉の歴史的録音を一挙収録!

 録音:(1)1959 年6 月19 日、シャンゼリゼ劇場(ライヴ) (2)1955 年7 月18 日、ザールブリュッケン(ライヴ) (3)1958 年9 月4 日/ADD

 ファン必見の朗報です!このたび、数々の歴史的録音を発信してきた「TAHRA」レーベルから巨匠クリュイタンスの名録音を一つにまとめた注目の新譜がリリースされる運びとなりました!収録されているのは、ギレリスと共演したチャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第1 番」、ギーゼキングとの名演であるフランクの「交響的変奏曲」、そしてドビュッシーの「夜想曲」の3 つ。いずれもオーケストラは名門フランス国立管弦楽団。クリュイタンスが当団と蜜月関係を築き上げていた黄金期、1950 年代に残された珠玉の演奏をまとめたまさにファン必携のアルバムと申せましょう!

 【ギレリスとのピアノ協奏曲】
 「鋼鉄のピアニズム」の名で一世を風靡したエミール・ギレリスをソリストに迎え、1959 年に行った歴史的ライヴ録音。クリュイタンスが描く繊細な抒情性と、ギレリスが硬めのタッチで生み出す清廉な抒情性とが融け合った骨太のチャイコフスキーです。若きギレリスは、お馴染みの超高速な指さばきとピアノを壊さんばかりの強烈なパワーで、多少のミス・タッチなど指摘する暇も与えぬとばかりの熱演を見せています。最終楽章が終わるや否や割れんばかりに響き渡る拍手とブラボーの嵐に、当時の演奏会場の熱気が伝わってくるようです。(本録音はEMI レーベルおよびVAI レーベルより発売されたライヴDVD と同一の演奏となります。)

 【ギーゼキングとの交響的変奏曲】
 「交響的変奏曲」はピアノとオーケストラのために書かれたフランク晩年の傑作のひとつ。管弦楽曲というよりピアノ協奏曲的な要素が強い作品で、曲冒頭に提示された3つの主題が複雑に絡みあいながら綿々と変奏されていきます。巨匠ギーゼキングの「交響的変奏曲」といえば1940 年のメンゲルベルク& アムステルダム・コンセルトヘボウ管、1951 年のカラヤン& フィルハーモニア管との名演などが知られておりますが、これらに次いで収録されたクリュイタンス& フランス国立管との1955 年のライヴは知る人ぞ知る名演として語り継がれる熱演。特にアンサンブルの安定感は他にも増して格別で、大胆なテンポ変化を仕掛けるギーゼキングのピアノ・ソロと絶妙な応酬を繰り広げるクリュイタンスの名匠ぶりに魅入られます。録音状態も比較的良好で、ギーゼキングの濃密な表情付けや煌びやかなソロの音色も明瞭に感じられます。

 【ドビュッシーの夜想曲】
 唯一の来日公演で披露したベルリオーズの「幻想」の熱演が今なお語り草であるように、フランスものを多く得意としたクリュイタンス。その筆頭に挙がるのはラヴェルですが、「映像」や「遊戯」、「ペレアスとメリザンド」といったドビュッシーの作品にも数々の名演を残しています。1958 年に録音されたフランス国立管弦楽団との「夜想曲」は、ドビュッシーの定番曲でありながらこれまで正規録音としての発売には至っていないプログラムであるだけに、今回の収録は嬉しい限りです。クリュイタンスの「夜想曲」は非常に明晰な音運びが特徴で、鋭利な冷たさと抒情性あふれる温もりのコントラストが絶品。
 全体的にやや硬めの響きではありますが、淀むことのない颯爽とした音の流れに魅入られる名演です。
 
TAH 745
\2500→\2290
ヌヴー、至高の二大録音
 (1)ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調
 (2)ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調op.61
ジネット・ヌヴー(Vn)
(1)ジャン・ヌヴー(Pf)
(2)ハンス・ロスバウト(指揮)
 南西ドイツ放送交響楽団
 夭折の天才ヴァイオリニスト、ヌヴー、ロスバウトとのベートーヴェン&十八番のブラームス・ソナタ、最後にして至高の二大録音を収録した必携盤!

 録音:(1)1949 年9 月21 日ライヴ、(2)1949 年9 月25 日ライヴ/ADD

 「Tahra」レーベルから、デゾミエールとの共演盤(TAH 731)に引き続き、ヌヴーファン必見の注目盤がリリースされます!今回は1949 年9 月のリサイタルと、ヌヴー最後の録音となったロスバウトとのベートーヴェンをカップリングしたアルバム。いずれもTAHRA から一度リリースされるも廃盤となったアルバム(ブラームスの原盤:TAH 465、ベートーヴェンの原盤:TAH 355)に含まれていた録音の再発となります。彼女が搭乗していた飛行機が墜落し、愛器のストラディヴァリウスを抱えたまま帰らぬ人となったのは1949 年10 月28 日であったので、まさに亡くなる直前に収録された録音です。
 これまでヌヴーの名演は様々リリースされてまいりましたが、彼女の最晩年の演奏を集中して聴くことが出来る本アルバムは、格別の感懐を掻き立てるものに仕上がっています。
 弟のジャン・ヌヴーと行ったリサイタルでは、十八番ブラームスの艶やかな演奏に脱帽。その可憐な容姿とは裏腹の力強い運弓から生まれる濃厚な音色は、今なお色あせぬ魅力に満ちあふれています。ロスバウト& 南西ドイツ放送響とのベートーヴェンはもはやご紹介する必要もないほど語り草となっているヌヴー屈指の名演。ロスバウトの巧みな指揮に導かれる南西ドイツ放送響の上に孤高に響きわたるヌヴーの絶美のヴァイオリン・ソロは圧巻の素晴らしさです。第1 楽章冒頭、端正なオーケストラの導入部分から夜明けの太陽のごとく現れるソロの煌びやかさ、終盤に魅せる圧巻のカデンツァ、第2 楽章の切なくも艶やかなソロ、そしてエネルギッシュな最終楽章……たとえ翌月の悲劇が予期せぬものだったとしても、それを間近に控えたヌヴー渾身の演奏に心震わされます。いずれも音質は非常に良好。艶やかなヴァイオリンの音色はもちろんのこと、ヌヴーの細やかな表現まで存分に堪能することができます。




ヌヴー、復刻相次ぐ

TAH 731
(SACD HYBRID)
\2500→\2290
ヌヴー(Vn)
 デゾルミエール&フランス国立管
  ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77
ジネット・ヌヴー(Vn)
ロジェ・デゾルミエール(指)
フランス国立管
 新リマスタリング。伝説のライヴがますます鬼気迫るものに

 【録音:1948 年4 月25 日/バーデン・バーデン(ライヴ)】/MONO、39’36”

 夭折の天才ジネット・ヌヴーが残したブラームスの協奏曲4種の録音のなかでも、その鬼気迫るような凄絶演奏で知られる1948 年4 月25 日バーデン・バーデンのライヴ。これまでTahra レーベルから発売されていた音源をC. エッディによるアナログ・マスターからのリマスタリング、SACD ハイブリッド盤で待望の登場となります。
 ブラームスの協奏曲は彼女の十八番だっただけあり、残された録音はいずれも絶品ですが、このデゾルミエールとの共演盤は、彼女のソロの素晴らしさは図抜けているものの、録音とりわけオーケストラの分離と強音での割れが興をそぐこととなっていました。
 今回リマスタリングを施され、目が覚めるような音となりました。テープ劣化に起因するワウや、オーケストラの全奏では多少ビリつくところもありますが、さすがアナログ・マスターからの復刻だけあり、その情報量の多さと音質の向上ぶりに驚嘆させられます。オーケストラの響きが明快になっただけでなく、ヌヴーのソロもニュアンスがより多彩になり、正確な音程と恐るべき集中力のほかに優しい歌い回しや音色の変化まで自在に操っていたことを納得させてくれます。音質が良くなったというより、新たな音源が見つかったかのような衝撃があります。
 イタリアの画家サンドラ・ブルネッティの独特な画風による肖像ジャケットも魅力です。


ACANTA復刻版

ACANTA 233585
\1600→\1490
ジネット・ヌヴー、白熱のブラームス!!!
 ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
ジネット・ヌヴー(Vn)
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指)
北ドイツ放響
北ドイツ放送響(1948 年5 月3 日 LIVE)/MONO

 ACANTAレーベル復活で久々に陽の目を見た名盤。
 不世出の天才女流ヴァイオリニスト、ジネット・ヌヴー(1919~49) が飛行機事故で亡くなる(1949 年10 月7 日) 前年のライヴ録音。北ドイツ放響はちょうどシュミット= イッセルシュテットが、初代の首席指揮者(1945 年 - 1971 年)に就任し、このオーケストラにとって初めての黄金期を築いた頃で燃えたぎるような伴奏が素晴らしく、ヌヴーの4 種類あるブラームスの録音の中でも、ファーストチョイスはこれ!と申せましょう。

ヌヴーのブラームス
 (1) 1946/8/16-18 イサイ・ドブロウエン(指) フィルハーモニア管  HMV セッション録音
 (2) 1948/4/25   ロジェ・デゾルミエール(指) フランス国立管  パリLIVE
 (3) 1948/5/3   ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指) 北ドイツ放響  ハンブルクLIVE 当録音  
 (4) 1949/6/10   アンタル・ドラティ (指) ハーグ・レジデンティ管   ハーグLIVE



TESTAMENT

 先日国内代理店が消滅、現在流通しにくい状態となっているイギリスの歴史的録音名門レーベルTESTAMENT、ようやく入荷のめどが立ってきた。



SBT 1474
\2100→1790
カラヤン指揮&ベルリン・フィル
 ザルツブルク音楽祭ライヴ!

 モーツァルト:協奏交響曲変ホ長調 K297b
 R.シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」
カラヤン指揮
ベルリン・フィル
ローター・コッホ(Ob)
カール・ライスター(Cl)
ゲルト・ザイフェルト(Hr)
ギュンター・ピースク(Fg)
1970年8月12日ザルツブルグ祝祭大劇場
 ステレオ
 



SBT2 1476
(2CD)
\3000→\2590

モントゥー指揮&ベルリン・フィル!初出音源!
 ベートーヴェン:序曲「レオノーレ」第3番
 R.シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」
 サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番
 ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1911年版)
モントゥー指揮
ベルリン・フィル
ミシェル・シュヴァルベ(Vn)
1960年10月6-7日ベルリン、ホッホシューレ
 モノラル
 



SBT2 1477
(2CD)
\3000→\2590

クレンペラー指揮&ニュー・フィルハーモニア管
 モーツァルト:交響曲第40番
 ブルックナー: 交響曲第7番
クレンペラー指揮
ニュー・フィルハーモニア管
1965年11月ロイヤル・フェスティヴァル・ホール/ライヴ
モノラル
 



SBT2 1478
(2CD)
\3000→\2590

クレンペラー指揮&ニュー・フィルハーモニア管
 モーツァルト:「フリーメーソンのための葬送音楽」
 シューベルト:交響曲第8番「未完成」
 ベルリオーズ:「ロメオとジュリエット」より「愛の情景」
 ベートーヴェン: 交響曲第1番
クレンペラー指揮
ニュー・フィルハーモニア管
1968年2月ロイヤル・フェスティヴァル・ホール/ライヴ
 モノラル
 


SBT2 1479
(2CD)
\3000→\2590
クレンペラー指揮&ニュー・フィルハーモニア管
 モーツァルト: 歌劇「フィガロの結婚」序曲
 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
 ベルリオーズ:幻想交響曲
クレンペラー指揮
ニュー・フィルハーモニア管
メニューイン(Vn)
1966年1月ロイヤル・フェスティヴァル・ホール/ライヴ
 モノラル
 


SBT2 1481
(2CD)
\3000→\2590
スヴェトラーノフ指揮&ベルリン・フィル!
 ベートーヴェン: 序曲「レオノーレ」第3番
 ハイドン: 交響曲第100番「軍隊」
 チャイコフスキー:「マンフレッド」交響曲
スヴェトラーノフ指揮
ベルリン・フィル
1989年3月ベルリン・フィルハーモニーでのライヴ
 



SBT 1482
\2100→1790

クレンペラー指揮&ニュー・フィルハーモニア管
 ラモー:ガヴォットと6つの変奏曲(クレンペラー編曲)
 モーツァルト:交響曲第38番 「プラハ」
 シューマン:交響曲第2番
クレンペラー指揮
ニュー・フィルハーモニア管
1968年10月ロイヤル・フェスティヴァル・ホールで/ライヴ
 モノラル
 



SBT 1483
\2100→1790

ヨハンナ・マルツィ(Vn)
 サヴァリッシュ、クレツキ指揮

 モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番
 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
 ベートーヴェン:ロマンス第1番
 ベートーヴェン:ロマンス第2番
ヨハンナ・マルツィ(Vn)
サヴァリッシュ指揮
クレツキ指揮(ベートーヴェン)
フィルハーモニア管
1954年6月、1955年12月ロンドン
モノラル
 



SBT3 1484
(3CD)
\3400→\2990

デジル=エミール・アンゲルブレシュト指揮
 ドビュッシー:「ペレアスとメリザンド」
デジル=エミール・アンゲルブレシュト指揮
フィルハーモニア管
カミーユ・モラーヌ(ペレアス)
シュザンヌ・ダンコ(メリザンド)
アンリ=ベルトラン・エチェベリー(ゴロー)
オーダ・スロボドスカヤ(ジェルヴェエーヴ)
アンドレ・ヴェシエール(アルケル)
マージョリー・ウェストベリー(イニョルド)
BBC合唱団
1951年6月1日
モノラル
 


SBT2 1485
(2CD)
\3000→\2590
クレンペラー指揮&ニュー・フィルハーモニア管、初出音源!
 ブルックナー:交響曲第5番
 シューベルト:交響曲第8番 ロ短調 D.759「未完成」
クレンペラー指揮
ニュー・フィルハーモニア管
1967年ロイヤル・フェスティヴァル・ホール/ライヴ
モノラル
 



SBT 1486
\2100→1790

カーゾン(P)1961年のライヴ!
 コンチェルトの指揮はボールト!

 モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番
 シューベルト:4つの即興曲
 シューベルト:「楽興の時」 第3番
カーゾン(P)
ボールト指揮
ロンドン・フィル
1961年9月ライヴ
 



SBT 1487
\2100→1790

バックハウス(P)初出音源!
 モーツァルト:
  ピアノ・ソナタ第10番
  ピアノ・ソナタ第12番
 ベートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ第26番「告別」
  ピアノ・ソナタ第14番「月光」
  ピアノ・ソナタ第32番
バックハウス(P)
1960年4月BBC放送用録音
1961年11月BBCリサイタル

URANIA


WS 121.162
(2CD)
\1600
序曲集/フルトヴェングラー
 グルック:Alceste - Iphigenie en Aulide
 ベートーヴェン:Egmont - Coriolan, Leonore III, Fidelio
 ケルビーニ Anacreon; Schubert: Rosamunde
 ウェーバー:Oberon, Der Freischutz, Euryanthe
 シューマン:Manfred; Liszt: Les Preludes
 メンデルスゾーン:The Hebrides;
 ワーグナー Lohengrin
フルトヴェングラー指揮
ウィーン・フィル
ベルリン・フィル
ストックホルム・フィル

WS 121.255
(3CD)
\2400
ロザンナ・カルテリ
 スタジオ録音1949 - 1960

 Opera Arias and excerpts from
  La serva padrona, Le nozze di Figaro
  Guglielmo Tell, La donna del lago, L'elisir d'amore, Don Pasquale
  La traviata, I vespri siciliani
  Otello, Faust, Iris
  Faust, Carmen, I pescatori di perle, Mefistofele
  La Boheme, Madama Butterfly
  Turandot, Lodoletta, Adriana Lecouvreur
ロザンナ・カルテリ
 

WS121.189
(2CD)
\1800
クナッパーツブッシュ指揮
 ワーグナー:

 Der fliegende Hollander: Overture  Wiener Philharmoniker - Rec. 1953
 Lohengrin: Prelude to Act I  Munich Philharmonic Orchestra - Rec. 1962
 Tristan und Isolde: Prelude and Isolde's Liebestod  Wiener Philharmoniker (Birgit Nilsson) - Rec. 1959
 Die Meistersinger von Nurnberg: Prelude to Act I  NDR Symphony Orchestra - Rec. 1962
 Die Meistersinger von Nurnberg: Prelude to Act III  NDR Symphony Orchestra - Rec. 1962
 Die Walkure: Wotan's Farewell and Magic Fire Music  Wiener Philharmoniker (George London) - Rec. 1958
 Die Walkure: The Ride of the Walkyries  Wiener Philharmoniker - Rec. 1953
 Gotterdammerung: Dawn and Siegfried's Rhine Journey  Wiener Philharmoniker - Rec. 1956
 Gotterdammerung: Siegfried funeral procession  Wiener Philharmoniker - Rec. 1956
 Gotterdammerung: Closing Scene  NDR Symphony Orchestra (Christa Ludwig) - Rec. 1962
 Parsifal: Prelude to Act I  Munich Philharmonic Orchestra - Rec. 1962
 Siegfried Idyll  Munich Philharmonic Orchestra - Rec. 1962
 

WS121.196
(2CD)
\1800
バーンスタイン指揮
ベートーヴェン:
 ミサ・ソレムニス
  Eileen Farrell, soprano Carol Smith, alto
  Richard Lewis, tenor Kim Borg, bass
  Westminster Choir conducted by
  Warren Martin and John Finley Williamson
   Recorded: New York, Manhattan Center, 21 April 1960
 合唱幻想曲 ハ短調 Op. 80
  Rudolf Serkin, piano
  Westminster Choir conducted by Warren Martin
  Recorded: New York, Manhattan Center, 1 May 1962
 序曲集:
  レオノーレ第3番 Op. 72a
   Recorded: New York, Manhattan Center, 24 October 1960
  献堂式 Op. 124
   Recorded: New York, Manhattan Center, 9 October 1962
 交響曲第5番 ハ短調 Op. 67
  Recorded: New York, Manhattan Center, 25 September 1961
バーンスタイン指揮
 

WS121.204
(2CD)
\1800
ショルティ指揮
 ヴェルディ:「アイーダ」

  Libretto di Antonio Ghislanzoni
  Orchestra e Coro del Teatro dell'Opera di Roma 1961
ゲオルグ・ショルティ指揮
Aida Leontyne Price
Radames Jon Vickers
Amneris Rita Gorr
Il Re Plinio Clabassi
Ramfis Giorgio Tozzi
Amonasro Robert Merrill
Un messaggero Franco Ricciardi
Una sacerdotessa Mietta Sighele

VENEZIA



CDVE04402
(8CD)
\4200→\3790

VENEZIA 久々の大ヒットの予感!
 完全限定!お早めに!!
  若きリヒテル(ピアノ) ベートーヴェン:作品集(ソビエト録音)




CD.1
①ピアノ・ソナタ第1番 ヘ短調 op.2-1
1976年10月10日モスクワ音楽院大ホールでのライヴ録音
②ピアノ・ソナタ第3番 ハ長調 op.2-3
1960年6月レニングラードでのライヴ録音
③ピアノ・ソナタ第4番 変ホ長調 op.7
1975年1月12日モスクワ音楽院大ホールでのライヴ録音
スヴャトスラフ・リヒテル
CD.2
①ピアノ・ソナタ第6番 ヘ長調 op.10-2
1980年12月20日モスクワ音楽院大ホールでのライヴ録音
②ピアノ・ソナタ第7番 ニ長調 op.10-3
1960年6月レニングラードでのライヴ録音
③ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」 ハ短調 op.13
1959年6月4日モスクワでのスタジオ録音
CD.3
①ピアノ・ソナタ第9番 ホ長調 op.14-1
1947年6月5日モスクワ音楽院大ホールでのライヴ録音
②ピアノ・ソナタ第10番 ト長調 op.14-2
1962年11月29日モスクワ音楽院大ホールでのライヴ録音
③ピアノ・ソナタ第12番 変イ長調 op.26
1961年モスクワ音楽院大ホールでのライヴ録音
CD.4
①ピアノ・ソナタ第17番「テンペスト」 二短調 op.31-2
1965年10月10日モスクワ音楽院大ホールでのライヴ録音
②ピアノ・ソナタ第18番 変ホ長調 op.31-3
1965年10月10日録音モスクワ音楽院大ホールでのライヴ録音
③ピアノ・ソナタ第19番 ト短調 op.49-1
1965年1月レニングラードでのライヴ録音
CD.5
①ピアノ・ソナタ第22番 ヘ長調 op.54
1951年1月17日モスクワ音楽院大ホールでのライヴ録音
②ピアノ・ソナタ第23番「熱情」 ヘ短調 op.57
1960年6月9日モスクワ音楽院大ホールでのライヴ録音
③ピアノ・ソナタ第27番 ホ短調 op.90
1965年1月10日モスクワ音楽院大ホールでのライヴ録音
CD.6
①ピアノ・ソナタ第28番 イ長調 op.101
1965年10月10日録音モスクワ音楽院大ホールでのライヴ録音
②ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 op.110
1972年1月22日モスクワ音楽院大ホールでのライヴ録音
③ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 op.110
1965年10月10日録音モスクワ音楽院大ホールでのライヴ録音
CD.7
①ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 op.111
1975年1月12日録音モスクワ音楽院大ホールでのライヴ録音
バガテル集(8曲)
②ヘ長調 op.33-3 ③ハ長調 op.33-5 ④ハ長調 op.119-2
⑤ハ長調 op.119-7 ⑥イ短調 op.119-9 ⑦ト長調 op.126-1
⑧ロ短調 op.126-4 ⑨変ホ長調 op.126-6
1959年7月6日モスクワでのスタジオ録音
⑩エロイカ変奏曲 変ホ長調 op.35
1951年1月17日モスクワ音楽院大ホールでのライヴ録音
CD.8
①ピアノ協奏曲第3番
ヘルマン・アーベントロート指揮
ソビエト国立交響楽団
1954年10月25日モスクワ音楽院大ホールでのライヴ録音
②合唱幻想曲 op.80
クルト・ザンデルリンク指揮
ソビエトRTV大交響楽団
1952年2月23日モスクワでのスタジオ録音
同レーベルで発売されていたリヒテルの作品を集めたお買い得のBOX(限定)。
※若き日のエメルギッシュなリヒテルのソビエトでの録音集です。
※CDVE04287 (#2700000 042878) 、CDVE04361 (#2700000 043615)が廃盤と成ります事、ご案内申し上げます。
※現在の鑑賞に堪えうる音質の良いものを選んだとの事ですが、音源はマスター・テープ、オリジナルLP、放送用音源など多岐に及び非常に古い音源も含まれています。(初出を含む)
つきましては、マスターに起因する聴き苦しい箇所が聴かれます事ご了承ください。
※また、ライヴ録音が多数含まれている関係で、年代に問わずモノラル録音が多く含まれております。
尚、録音年代などの表記は、一般的に良く知られたものである事ご了承下さい。
※装丁は紙ジャケットです。

WEITBLICK



SSS0143
\2200→\1990
クルト・ザンデルリング指揮&スウェーデン放送響
 (1)シューマン:交響曲第4番
 (2)ベートーヴェン:交響曲第2番
クルト・ザンデルリング(指揮)
スウェーデン放送交響楽団
 ザンデルリング+スウェーデン・ライヴの続編!ドイツ音楽、ドイツ的演奏の神髄、シューマン:交響曲第4 番、ベートーヴェン:交響曲第2番

 録音:(1)1990 年5 月4 日デジタル (2)1997 年11 月28 日デジタル いずれも、ベルワルドホールに於けるライヴ
 演奏タイミング:シューマン[12:22][4:55][5:54][10:17]、 ベートーヴェン[14:46][12:22][4:37][7:10]

 名人集団としてすっかり認知度を増したスウェーデン放送響。どんな曲者指揮者が現れてもびくともしない練達のアンサンブルを聴かせてくれます。
 濃厚な表情付がますます顕著となった90 年代ザンデルリングのヘビーな表現。シューマンの交響曲第4 番は自身の引退コンサートでも取上げた、最愛のレパートリーです。
 思い切りの良い開始から、ベートーヴェンの交響曲第2 番は指揮者にとっての難曲として知られております。エーリヒ・クライバーは、この曲はベートーヴェンがまだベートーヴェンに脱皮し切れていない作品と称しておりますが、そのクライバーのアシスタントも務めたことのあるザンデルリングは、この曲を好みました。活動最後期まで繰返し演奏し、そのロマン派的解釈は恰幅豊かな美演として知られております。第2 楽章の入りなどはまるでブルックナーの緩徐楽章!
 ※英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。

WERGO

WER 6773
\2400→\2190
ヘルベルト・アイメルト(1897-1972):
 (1)久保山愛吉の墓碑銘(語り手と語りの音響のための)
  〔墓碑銘の翻訳:ギュンター・アンダース/語り:リヒャルト・ミュンヒ〕
 (2)6つのスタディ(電子音楽)
  〔西ドイツ放送電子音楽スタジオ/リアリゼーション:レオポルト・フォン・クノーベルスドルフ〕
 電子音楽の祖ヘルベルト・アイメルト作品集、伝説的作品「久保山愛吉の墓碑銘」

 LP 発売:1966 年(WER60014)

 ヘルベルト・アイメルト(1897-1972) は、西部ドイツ放送協会の電子音楽スタジオの設立(1951)者。その後シュトックハウゼンやカーゲルらに与えた影響も大きい、電子音楽の祖の一人といえる存在です。①の久保山愛吉の墓碑銘は、最初に久保山愛吉の死を悼む内容の詩が読まれ、その後、その肉声の音声を、テープ、アンプ、スピーカー、フィルターなどを通して電気的に変容させたものが流れるもの。語り手が発した言葉(=音)のみを素材として用いており、その他の外部音の録音素材などは一切使われていません。おそろしさすら感じさせる、圧倒的な仕上がりといえましょう。

 =久保山愛吉〜第五福竜丸=
 1954 年3 月1 日、ビキニ環礁で行われた水爆実験に、第五福竜丸(静岡のマグロ漁船)が遭遇し、船体および船員(23 名)、捕獲した魚類が放射性降下物に被爆した事件。この船長が久保山愛吉氏で、この事件は世界に大きく報じられた。
 (2)の6 つのスタディは、1962 年春に作曲されたもので、こちらの作品もまた、人があるテキストを朗読した音声を変容させていく作品。オーディオ的にかなり聴きごたえのある1 枚です。







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