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第71号
お奨め国内盤新譜(2)
2013.6.18〜2013.8.16



オクタヴィア・レコード


OVCL-00514
(SACD Hybrid)
\3360
インバル(指揮)&東京都響
 マーラー:交響曲第4番
エリアフ・インバル(指揮)
東京都交響楽団
森麻季(ソプラノ) 
現代を代表するマーラー指揮者エリアフ・インバルと東京都交響楽団による<新マーラー・ツィクルス>第4弾、交響曲第4番の登場です。
 交響曲第1番より順に毎月リリースを続け、驚異的なクオリティの高い演奏で話題を集中させているこの人気シリーズ。これまでのマーラー演奏の金字塔となること間違いなしです。
演奏技術の高さは驚異的であり、充実極める東京都交響楽団の輝かしき時代を象徴しております。インバルのいつもながらの立体的である精緻なサウンドと奥行きのある豊かな音楽性が、最上のところで交わっています。
 また、日本を代表するソプラノ歌手森麻季が音楽に彩りと可憐さを加えます。最高のキャストによる最高のマーラー。まったく持って聴き逃しは出来ません!2012年11月3日東京芸術劇場、4日横浜みなとみらいホールにて収録
 
OVCC-00102
\3150
上野由恵(フルート)
 東欧の歌−ハンガリー田園幻想曲−

 ドップラー:ハンガリー田園幻想曲
 ドヴォルザーク:ソナチネ
 エネスコ:カンタービレとプレスト
 バルトーク:
  ハンガリー農民組曲-悲しき民謡集-
  ハンガリー農民組曲-農民の踊り-
 ドップラー:ヴァラキアの歌
上野由恵(フルート)
石橋尚子(ピアノ)
若手実力派フルート奏者、上野由恵の第3弾アルバムの登場です。
デビューアルバムとして「オペラ・ファンタジー」「歌楽-イサン・ユン作品集-」というまったく色彩の異なったデビュー盤2タイトルを同時発売し、その圧倒的な実力を披露した上野由恵。そのデビュー盤は各誌でも絶賛され、新たなフルート界のミューズの登場として話題になりました。
今回は「東欧の歌」と題して、東ヨーロッパの温かなメロディー溢れるフルート作品が集められました。有名なドップラー「ハンガリー田園幻想曲」に代表されるような高い技術を要求される楽曲に対し、上野は卓越した技術を存分に発揮し、鮮やかに華麗に歌い上げます。人の心へと寄り添うような美しいメロディ。力強くこみ上げる音楽の力を感じ上野由恵の深き音楽性が開花してゆくようです。
最上級のテクニックと音楽。上野由恵の渾身のアルバム、ぜひお聴き下さい。2013年5月13-15日 横浜・かながわアートホール にて収録
 
OVCT-00098
(SACD Hybrid)
\3360
若林 顕 (ピアノ) ラフマニノフ
 ピアノ・ソナタ第2番(原典版)
 10の前奏曲
 前奏曲「鐘」
若林 顕 (ピアノ)
 日本を代表するヴィルトゥオーゾ・ピアニスト若林顕による、ラフマニノフ・アルバムの登場です。
 長年、若林が主要レパートリーとして取り上げてきたピアノ・ソナタ第2番。深い洞察が、真摯で的確な演奏を可能にしています。
 ロシアの大地を想い起こさせる重厚な響きと卓越した技巧は大迫力。まさに、若林顕の独壇場です。
 また、カップリングとして収録された「前奏曲集」で際立つ豊かな音色表現、情感豊かな演奏も聞き逃せません!
 ロマンティックなラフマニノフの世界が若林顕の指から紡ぎ出されます!2013年6月18-20日 東京・稲城?プラザにて収録
 

OVCX-00072
\3000
宮崎 陽江(ヴァイオリン) パストラーレ
 ダリウス・ミヨー:
  ソナチネ・パストラーレ
  3つのパガニーニのキャプリスの協奏的二重奏
  屋根の上の牛
  天地創造(ピアノ五重奏版)
宮崎 陽江(ヴァイオリン)
ピョートル・カイダッシュ(ヴァイオリン)
ブルーノ・パスキエ(ヴィオラ)
パトリック・ランゴ(チェロ)
フランソワ=ジョエル・ティオリエ(ピアノ)
 フランス”6人組”の代表格ミヨーのヴァイオリン曲を中心にした希少なアルバム。
 ジュネーヴに拠点を置き、フランス物に造詣の深い宮崎陽江が、ジャズや民族音楽的要素もまじえた多彩な音楽を酒脱に奏でる。2012年12月8-11日 L'Heure Bleue , La-Chaux-de-Fonds にて収録

宮崎 陽江(ヴァイオリン)
 ニューヨーク州イタカ市生まれ、幼少期をパリにて過ごし、3歳よりヴァイオリンを始める。 桐朋学園高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学音楽学部演奏学科卒業。 その間、堀正文、山口裕之、江戸純子各氏に師事。後、ジュネーヴ高等音楽院に留学、名匠ジャン=ピエール・ヴァレーズ氏に師事。
 これまでにスイス、フランス、スペイン、オーストリアなど、ヨーロッパ各地での演奏会、国際音楽祭に多数出演。また、ソリスト・ド・ジュネーヴ、ジュネーヴ室内管弦楽団、ブドヴァイス管弦楽団、などと共演を果たす。日本では各地でリサイタルを行い、好評を博す。2008年より4枚のCDをリリース。
 また、スイスと日本を拠点とし、音楽の源流、作曲家の足跡を求めてヨーロッパ各地を取材・撮影したDVDシリーズで、ナヴァラ交響楽団、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団と共演するなど、多方面で活動を展開。2010年から2012年にかけては、師であるジャン=ピエール・ ヴァレーズらとピアノ五重奏「YOE’s Project」として活動。2013年の公演では、パガニーニ「イ・パルピティOp.13」(ヴァイオリン+オーケストラ版)を日本で演奏するなど、隠れた名作の紹介を積極的に行い、音楽文化の普及・発展に取り組んでいる。
 
OVSL-00026
\3150
国立モスクワ合唱団〜晩とう
 ラフマニノフ:
  晩とう 作品37 −無伴奏合唱によるミサ−
国立モスクワ合唱団
ウラディーミル・ミーニン(指揮)
モスクワ児童合唱団「春」
モスクワ合唱団の深き響き。ラフマニノフの大曲を歌い上げる。
名門モスクワ合唱団が演奏するラフマニノフの記念碑的名曲「晩?」が装い新たに再リリースされます。
この曲はラフマニノフの代表作品というだけでなく、ロシア正教にかかわる代表的名曲のひとつとして評価されています。
国立モスクワ合唱団は日本にたびたび来日し、名演奏を残しファンを虜にしてきました。
久々の再リリース。また2013年秋に再度来日公演を行います。ぜひ聴く人の心を深くとらえる響きをお聴き下さい。
 

OVCL-00513
(2SACD Hybrid)
\4410
<インバル=都響 新マーラー・ツィクルス 第3弾>
 マーラー:交響曲第3番
エリアフ・インバル(指揮)
東京都交響楽団
池田香織(メゾソプラノ)
二期会合唱団 
東京少年少女合唱隊
 現代のマーラー演奏の最高峰がここに!
 巨匠インバルと東京都交響楽団の<新マーラー・チクルス>第3弾、交響曲第3番の登場です。
2012年10月に行なわれた当コンサートでは、圧倒的な表現力、完璧な演奏技術とアンサンブルによって大喝采を受けました。また、《都響ファンが選ぶ2012年度「想い出に残った公演」投票》によって第1位を受けたのが、このマーラー第3番のコンサートです。インバル&都響のまさに渾身の名演奏といえるでしょう。
2010年3月の同コンビによるライヴ音源もCD化されていますが、演奏の充実度とインバルの深い音楽性は、さらに進化し続けます。また、都響のソリストたちの鮮やかな演奏も聴き所。第3楽章のポストホルンのソロの美しさは感動的。他にこれほどのポストホルンソロは聴けません。第6楽章の弦楽器の重厚なる響き。深遠なマーラーの心を描くようにインバルが歌い上げます。これほどの音楽的にも演奏的にも完成度の高いマーラー演奏を披露出来るのは世界的にも稀有です。
一つの音も聞き逃すことの出来ないマーラー・シリーズ。録音も最良。豪華デジパック仕様。すべてにおいて特別のシリーズです。
 2012年10月27日横浜みなとみらいホール、10月28日東京芸術劇場 にて収録
 

OVCL-00497
\3150
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲
ヒンデミット:ウェーバーの主題による交響的変容
山田和樹(指揮)
仙台フィル
ヴァディム・ボロデンコ(ピアノ)
 冴える山田和樹の音楽的才覚。仙台フィルの魅力を昇華させたミュージックパートナー就任記念盤。
 わが国の若手指揮者のなかでもっとも勢いのある存在の一人として国内外で活躍する山田和樹。2012年のシーズンから、仙台フィルの「ミュージックパートナー」に就任し、そのお披露目となった見事な演奏会が、鮮烈なディスクとなって登場しました。
 「変奏曲」でまとめられたプログラムの中でも複雑なオーケストレーションが施されたヒンデミットの楽曲では仙台フィルが機動的かつ精緻なアンサンブルで明瞭に聞かせ、山田の音楽的才覚の鋭さがこのオーケストラが持つ魅力を存分に引き出しています。
 ラフマニノフで独奏を務めた第4回仙台国際音楽コンクールの覇者、ヴァディム・ホロデンコはこの演奏会後に行われたヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール(2013年6月)でも優勝を勝ち得た若き実力者。安定したテクニックから発せられるその音は聞くものを虜にする音色でこの名曲を成熟した演奏で聞かせます。
 2013年1月18、19日 仙台市青年文化センター・コンサートホール にて収録
 
OVCX-00071
\3150
種を蒔く人/布谷史人(マリンバ)
 高田 明枝:赤とんぼ変奏曲
 坂口 菜摘:静寂の森
 安部 圭子:マリンバ・ダモーレ
 村松 崇継:ランド
 久石 譲/布谷 史人 編:アシタカ聶記 **
 信長 貴富:種を蒔く人 *
 植松 信夫/布谷 史人 編:イヤーズ アンド イヤーズ
 下口 佳子:響舞Ⅰ **
 菅野 よう子/布谷 史人 編:花は咲く *
布谷史人(マリンバ)
岡崎 悦子(ピアノ) *
誉田 広耶(マリンバ) **
 究極の集中力から生まれる緻密なダイナミズム
 布谷史人のニューアルバム遂に登場!!
 ドイツを拠点に国際的に活躍するマリンバ奏者・布谷史人 待望のアルバムです。
震災への思いをこめて創られた信長貴富の「種を蒔く人」を中心に、布谷自身が自らと向かい合い想いを巡らせた作品を集め、実り豊かな邦人マリンバ・アルバムを完成させました。
繊細で緻密に計算された確かな技術とハーモニズム、心を震わせるダイナミズムと豊かな歌心により、マリンバの表現力のエネルギーを充分に感じられ、そして、なにより布谷の強い意志が漲っています。
芸術性豊かなマリンバ・アルバムを是非お聴きください!!
 収録:2013年2月26-28日 稲城市立?プラザにて

布谷史人(マリンバ):
秋田県大館市に生まれ、7歳でピアノを、13歳で打楽器を始め、山形大学教育学部総合教育課程音楽文化コースを卒業後に渡米。2003年にボストン音楽院より奨学金を受けながら、同音楽院の修士課程マリンバ・パフォーマンス科を修了し、その後は同音楽院創立以来の初めてのアーティスト・ディプロマ科のマリンバ専攻生として、学費全額免除の奨学金のほか、学長からも特別賞与を授与し、2006年に卒業。マリンバ界の登竜門とされる2002年ドイツで行われた第3回世界マリンバコンクールにおいて3位を受賞がきっかけとなり各国での演奏活動を開始する。その他にも様々な国内・国際コンクールで入賞を果たしており、2005年5月にはアメリカで行われたIma Hogg 若手音楽家のためのコンクールで1位、2009年10月にイタリアで行われた「第三回リベルタンゴ国際音楽コンクール」のソロ部門においては日本人、マリンバ奏者として初となる優勝を果たした。

今までに「ZMF ゼルツマン・マリンバ・フェスティバル」、「安倍圭子ロザンヌ国際マリンバアカデミー」、「南カリフォルニア打楽器アンサンブル・フェスティバル」(アメリカ)、「Journees de la Percussion」、「福井マリンバセミナー」などの打楽器フェスティバルに招かれ、ソロ演奏やマスタークラスを行っている。またソリストとしては、ヒューストン交響楽団、東方コネチカット交響楽団、ボストン音楽院オーケストラ、Bartholdy-Ensemble Rheinfelden、仙台フィルハーモニー管弦楽団、アトリオン室内オーケストラ、Di Pepercussioアンサンブルの他、マリンバと吹奏楽の為の協奏曲を委嘱し、沢山の吹奏楽団との共演も果たしている。2005年8月には、初のCD「赤とんぼ」を出版し、そのCDはPercussive Arts SocietyのPASマガジン、そしてフロリダ支部の新聞に取り上げられ、「不朽のCDである。」、「芸術的に作り上げられた音楽の、最もハイ・レべルな例の一つ」と絶賛された。

これまでにマリンバ奏者であるナンシー・ゼルツマン、三村奈々恵、打楽器奏者であるパトリック・ホーレンベルク、岡田知之、Dr. カール・ポーニャック、岡崎悦子、武田紀代美の各氏に師事。2009年10月から2010年2月まで、ドイツ国立デトモルト音楽大学の客員教授、2012年10月から同年12月までオランダのArtEZ芸術大学にてマリンバの客員講師を経て、現在はドイツ国立デトモルト音楽大学で教鞭をとる傍ら、ドイツを拠点に世界各地で演奏活動を繰り広げている。
 


【エクストン・ラボラトリー・ゴールドライン】

OVXL-00078
(SACD Hybrid)
\3990
バッハ:無伴奏チェロ組曲 ファゴット版
 J.S.バッハ:
  <無伴奏チェロ組曲に基づく>組曲第1番〜第3番
オンジェイ・ロスコヴェッツ(ファゴット)
チェコ・フィル首席奏者ロスコヴェッツのソロ・アルバム、ゴールドラインで登場!
 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の首席ファゴット奏者、オンジェイ・ロスコヴェッツによるバッハの無伴奏チェロ組曲。発売時にはその卓越した技巧と、教会の持つ豊かな響きにより好評を博しました。
そして今回、発売から一年を経てゴールド・ラインシリーズにて装いも新たに再登場します。ゴールド・ラインシリーズのマスタリング技術が、マスターに収められた名手ロスコヴェッツの技と教会の響きを最大限に取り出し、その秀演に更に磨きを掛けました。
 名手の技巧と響きの織りなす新次元の音を是非お楽しみ下さい。
収録:2011年10月23-25日 プラハ、ストジョショヴィツカー・エヴァンゲリオン教会にて
 
OVXL-00079
(SACD Hybrid)
\3990
ブルックナー・イン・カテドラル -天上の音楽-
 ブルックナー:
  アヴェ・マリア
  「ヴィントハークのミサ」ハ長調 WAB.25
  モテット集/ミロシュ・ボク編
  アダージョ(交響曲第7番より第2楽章)/ミロシュ・ボク編
ラデク・バボラーク(ホルン)
アレシュ・バールタ(オルガン)
チェコ・ホルン・コーラス
リマスタリングで引き出される、新たなる天上の音楽の世界!
 発売当時マルチチャンネル、ステレオチャンネルの双方の完成度の高さで多くのオーディオファンから高い評価を受けたアルバムが、エクストン・ラボラトリー・ゴールド・ラインに登場。今回はステレオ再生に特化したHQ-Hybridでのリリースとなります。                                        非圧縮DSDステレオマスターを使用したリマスタリングにより、バボラークの卓抜した技巧や、モスト教会の響きの魅力が更に引き出されました。オリジナル盤から4年を経て、新次元の音質を得た天上の音楽を是非お楽しみ下さい。
収録:2008年7月21-23日 チェコ、モスト聖母被昇天教会にて
 
OVXL-00080
(SACD Hybrid)
\3990
チャイコフスキー:
 ピアノ協奏曲 第 1番 変ロ短調 作品23
 6つの小品 作品19より 第4番 夜想曲 嬰ハ短調
 18の小品 作品72より 第5番 瞑想曲、第2番 子守唄
 子供のアルバム 作品39より 
  第5番 おもちゃの兵隊の行進、
  第6番 病気のお人形、
  第7番 人形のお葬式、第8番 ワルツ、
  第9番 新しいお人形、第18番 ナポリの歌
金子三勇士(ピアノ)
小林研一郎 (指揮)
ロンドン・フィル
金子三勇士、待望のピアノ協奏曲。
ロンドン・フィル+小林研一郎の磐石な布陣で、痛快なチャイコフスキー。
 若手ピアニストとしてその頭角を顕著に現し始めた金子三勇士に待望のチャイコフスキー・ピアノ協奏曲のCDが登場です。伴奏を務めるオーケストラは名門、ロンドン・フィル。指揮は金子を学生時代から見守り続けた小林研一郎という磐石の布陣を敷き、満を持しての収録となりました。金子のパワー溢れるピアノに、オーケストラの分厚い伴奏が小林の棒の元、迫力満点の演奏が展開されてゆきます。
 チャイコフスキーの叙情的な面と情熱溢れる面が交錯し展開しフィナーレへと導かれる様は痛快そのものです。カップリングにはチャイコフスキーの親しみ易い小品集を収録。豊かな音楽性を必要とされるチャイコフスキーの作品を気品溢れる演奏で奏でます。
 2013年2月28日、3月1日 ロンドン、アビー・ロード・スタジオにて収録(ピアノ協奏曲)
 2013年6月28日 埼玉・三芳町文化会館(コピスみよし)にて収録(ピアノ小品集)

フォンテック



FOCD9598/9
(2CD)
\3150
ゲルハルト・ボッセ 指揮&新日本フィル
 ブルックナー:交響曲 第8番 ハ短調 <ノーヴァク版>

 2003年6月27・28日 すみだトリフォニーホール ライヴ録音
ゲルハルト・ボッセ 指揮
新日本フィル
巨匠ボッセ 唯一無二のブルックナー
 「音楽家として、可能な限りのあらゆる経験を積む機会を与えられたことに感謝している。」と自らの人生を述懐したゲルハルト・ボッセ(1922-2012)。30年以上に渡り、ゲヴァントハウス管弦楽団の第一コンサートマスターを務めたことはあまりに有名ですが、第二次世界大戦中には、リンツ帝国ブルックナー管弦楽団に所属し、フルトヴェングラー、シューリヒト、カラヤン等のもと演奏活動をおこないました。
1961年の初来日以来、J.S.バッハ、そして古典派音楽の素晴らしさを日本の聴衆に伝えたマエストロ。若き日のリンツでの経験は、彼にとってブルックナーが特別な存在になってゆく決定的な道標となりました。
90年の生涯において、2日間の公演のみ指揮した<ブルックナー 交響曲 第8番>−偉大な記録がここに甦ります。
  

FOCD9593
\3000

憧れを知る者のみが... ロシア歌曲集/小山由美
 ダルゴムイシスキー:
  誰にも言わない(コリツォーフ)/私はまだ彼を愛する(ジャドーフスカヤ)
 グリンカ:
  バルカローラ(クーコリニク)/疑惑(クーコリニク)
 チャイコフスキー:
  憧れを知る者のみが(ゲーテ/メイ露訳)/さわがしい舞踏会で(A.トルストイ)/
  何故?(ハイネ/メイ露訳)/私は野の草ではなかったか(スリコフ)/
  語るな 我が友よ(ハルトマン/プレシチェーエフ露訳)/窓を開けば(ロマノフ)
 ショスタコーヴィチ:
  子守歌(ユダヤ民族詩/ズヴャギンツェヴァ露訳)
 ボロディン:
  遠い ふるさとの岸辺に(プーシキン)
 プロコフィエフ:
  カンタータ「アレクサンドル・ネフスキー」より 死の野原(ルゴフスコーイ、プロコフィエフ)
(L.アトフミアン編曲)
ラフマニノフ:
 彼女は真昼のように美しい(ミーンスキイ)/
 ああ、悲しまないで!(アプーフチン)/
 歌うな、美しい女よ(プーシキン)/
 ここはすばらしい(ガーリナ)/
 春の流れ(チュッチェフ)

小山由美(Ms)
佐藤正浩(ピアノ)
世界を舞台に活躍するメゾ・ソプラノ小山由美、待望のソロ・アルバム登場です。
小山由美は東京芸大声楽科、同大学院を卒業後、ドイツを拠点に数多くのオペラ、オラトリオ、リートのコンサートで活躍。まさに日本を代表するメゾ・ソプラノの一人です。
ロシア歌曲ではサンクト・ペテルブルクでチャイコフスキーやムソルグスキー等を中心としたリサイタルで大変好評を博しました。2008年には第4回ロシヤ歌曲賞を受賞、また長年の功績が認められ、同年第40回サントリー音楽賞も受賞しています。
本作では、19世紀前半から20世紀半ばまでのロシア歌曲から選りすぐりの曲を集めました。小山のしなやかで叙情的でありながらも聴衆を圧倒する力強さをご堪能ください。
 2013年1月5-7日 富士見市民文化会館キラリふじみ
 

FOCD9595
\2520
1983年11月17日、嶺 貞子&ピュイグ=ロジェ
 舞踏への誘い

 ヴィヴァルディ:私は泣き呻き
 モンテヴェルディ:何かわからないものを
 A.スカルラッティ:すみれ
 ヴェルディ:ストルネルロ
 ロッシーニ:踊り
 カントルーブ:「オーヴェルニュの歌」より
  野原の羊飼いのおとめ、バイレロ、あちらのリムーザンに
 カゼッラ:「14世紀の3つの歌」
  (美しいお嬢さん、私の心の光、 美しい籠の外に、恋人よ、わたしはあなたに夢中)
 レスピーギ:もし、いつか彼が帰って来たら/舞踏への誘い
 ファリャ:キューバ舞曲*
 ファリャ:アンダルシア舞曲*
 ファリャ:「3つのメロディ」
  鳩たち、シノワズリ(中国風)、セギディーリャ
 シベッラ:ジロメッタ
 トスティ:かわいい口許
 ドニゼッティ:褐色の髪を飾るだろう
  (*ピアノ独奏)
嶺 貞子(ソプラノ)
アンリエット・ピュイグ=ロジェ(ピアノ)
 イタリア歌曲の第一人者として長年にわたり活躍を続ける嶺 貞子。今までに行われた彼女の数百回に及ぶ公演の中でも、フランスの伝説的才媛と謳われたアンリエット・ピュイグ=ロジェ(1910-92)との共演は「珠玉の名コンビ」として最高の評価を受けました。
 本作は1983年11月17日にイイノホールで行われました、毎日ゾリステン第138回演奏会のライヴ録音を初めてCD化したものです。両者の名演は数あれど、この日の演奏は特に「歌曲の心を知り尽くした歌手の至芸」として、惜しみない拍手と絶賛を受けました。
 本公演が日本初演となったファリャ「3つのメロディ」、名手ピュイグ=ロジェによるピアノ独奏など、聴きどころ満載の本作は、まさに歴史的名演として伝えられるべきものでしょう。
1983年11月17日 イイノホール ライヴ 第138回毎日ゾリステン
 

FOCD2574
\2548
「現代日本の作曲家」シリーズ第44弾
 莱孝之/インタラクティブ・コンピューター音楽の世界

  Discrete Transfer
   for piano and computer _2012
   ピアノとコンピュータのための
    piano 中川賢一
  Facade
   for guitar and computer _2003
   ギターとコンピュータのための
    guitar 佐藤紀雄
  Active Figuration
   for violin and computer _2009
   ヴァイオリンとコンピュータのための
    violin 木村まり
  Lucent Aquarelle
   for harp and computer _2001
   ハープとコンピュータのための
    harp 彩 愛玲
  Impulse
   for percussion and computer _1997
   打楽器とコンピュータのための
    perc. 伊勢友一
莱孝之は作曲を入野義朗、H.ラッヘンマンに師事。桐朋音大を卒業後、ユトレヒト大学ソノロジー研究所において、ベルクのもとコンピュータ音楽を学びました。1980年からはオランダを拠点に作曲家として活躍。1981年に入野賞、1985年にはブールジュ国際電子音楽コンクールでミックス電子音楽賞など多くのコンクールで受賞。
30年を超えるコンピュータ音楽への取り組みは、技術的な進歩と共に深化し、この分野で常に先駆的な役割を果たしてきました。本作ではソロ楽器のために制作された5曲のインタラクティブ・コンピュータ音楽を収録。
 


FOCD6036
(SACD Hybrid)
\2500
尾高忠明 指揮&札幌交響楽団
 シベリウス:
  交響曲 第1番 ホ短調 op.39
  交響曲 第3番 ハ長調 op.52
   (2013/2/28-3/2 札幌コンサートホール Kitara.REC)
尾高忠明 指揮
札幌交響楽団
 現代のオーケストラ界において、最も緊密・清新な活動を継続する尾高と札響。近年は、意欲的なレコーディングをおこない、名盤を頻出しています。
 今回は、彼らの主要レパートリーである北欧音楽の精髄シベリウス。満を持しての交響曲全集第1弾です。
 民族色を前面に、劇的構成を魅せる<交響曲 第1番>。極めて素朴な冒頭から、感動的な結尾へと向かう比類なき<第3交響曲>。
 円熟、練達を誇る尾高の指揮は、北欧の空気感を札響から引き出します。偉大な全集への道程開始です。      

■尾高 指揮 札幌交響楽団のCD■
 FOCD9579 (定価\2,500)     エルガー 交響曲第1番・弦楽のためのセレナード
 FOCD6023 (定価\10,000)    ベートーヴェン 交響曲全集  
 FOCD6000 (定価\2,500 ) グリーグ&シベリウス2
 FOCD9434 (定価\2,500) グリーグ&シベリウス     
 


伊藤恵/同時2タイトル 再発売

FOCD9596
\2000
ショパン:エチュード
 エチュード Op.10/エチュード Op.25
伊藤恵(ピアノ)
FOCD9597
\2000
プーランク:ピアノ作品集
 3つのノヴレット/ナゼールの夜会/
 メランコリー/15の即興曲/夜想曲
伊藤恵(ピアノ)
1983年にミュンヘン国際コンクールで日本人初の優勝に輝き、以来ドイツ音楽を中心に作品の内実に迫る演奏で聴衆を魅了してきた伊藤 恵。1990年録音の「ショパン エチュード」と1998年録音の「プーランク ピアノ作品集」を同時再発売。
練習曲という枠を超えて演奏家の力量が問われるショパンのOp.10とOp.20の練習曲。かたや「サロン的」といわれ、軽妙に演奏されることが多かったプーランクの諸作品。両作とも確かな技術に裏付けされながらも、安易なイメージや解釈とは無縁な、作品への透徹した眼差しが感じられ、伊藤ならではの演奏になっています。

■伊藤 恵のCD■
 シューベルトピアノ作品集1  FOCD9368     ピアノ通信 FOCD9554  税込¥1,800
 シューベルトピアノ作品集2  FOCD9428
 シューベルトピアノ作品集3  FOCD9462    シューマニアーナ1〜11 各税込¥2,000
 シューベルトピアノ作品集4  FOCD9512    シューマニアーナ12〜13
 シューベルトピアノ作品集5  FOCD9592     各税込¥2,800 SACDハイブリッド盤
  各税込¥2,800 SACDハイブリッド盤

カメラータ・トウキョウ


CMCD-20201
\2100
名盤復刻!!
シュタルケルの『コダーイ:無伴奏ソナタ』初のステレオ録音(第2楽章完全収録)


 H.ボタームント=J.シュタルケル:パガニーニの主題による変奏曲
 Z.コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ 作品8

★ボーナス・トラック LP未収録テイク(未発表音源)
 H.ボタームント=J.シュタルケル:
  パガニーニの主題による変奏曲
   主題/変奏1/変奏2/変奏3/
   変奏4/変奏5/変奏6/変奏7/変奏8
ヤーノシュ・シュタルケル(チェロ)

 マイクロフォンはノイマンのM-49とM-269をペアで立てて、どちらを採用するか決めることから録音は始まった。録ってはプレイバック、マイクの位置を動かしては、また収録。マエストロを加えて一番この作品にふさわしい音を追い求めたが、何せ、ピーター・バルトークの「音」が耳に残っていて、それを乗り越えるのは至難の業であった。[井阪 紘/プロデューサー・ノートより]

 今年4月に逝去された巨匠、ヤーノシュ・シュタルケル。彼が1970年代に日本ビクターよりリリースした名盤を復刻します。シュタルケルがスターへと登りつめるきっかけとなったコーダイ:無伴奏チェロ・ソナタ。同曲を収録した数多くの名盤を遺した彼が、初めて挑んだステレオ録音盤であり、それまでは一部をカットして演奏していた第2楽章を完全収録しました。カップリングはボタームント=シュタルケル編曲による『パガニーニの主題による変奏曲』を収録。当ディスクでは、LPでは未収録だった同曲の未発表テイクをボーナストラックとして収録しています。
※当ディスクの収録曲は、1970年代に日本ビクターより発売されたLPのオリジナル・マスターをデジタル・リマスタリングし、CD化したものです。録音:1970年12月/東京

●ヤーノシュ・シュタルケル(チェロ)
 1924年7月、ブダペストに生れる。ブダペストのリスト音楽院で学びアドルフ・シッファーに師事。45年ブダペスト国立歌劇場管弦楽団とブダペスト・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者に就任。翌年フランスに渡り、48年には、コダーイの無伴奏チェロ・ソナタを収録したレコードでディスク大賞を獲得。同年、指揮者アンタル・ドラティの招きでダラス交響楽団首席チェロ奏者に就任。
 翌49年に指揮者フリッツ・ライナーの招きでメトロポリタン歌劇場管弦楽団首席チェロ奏者に就任。53年ライナーとともにシカゴ交響楽団に移籍、首席奏者を務め58年まで在籍。
 54年アメリカ市民権を得て、58年にはインディアナ大学教授に就任。傑出したソリスト、教育者として世界各地で活躍した。
 渡米後1950年収録のコダーイの無伴奏チェロ・ソナタなど、数々の名録音を遺している。
 2013年4月、インディアナ州の自宅で死去、88歳。
 

CMCD-28286
\2940
ウィーン・フィル首席チェロ奏者タマーシュ・ヴァルガ
 ツェムリンスキー:チェロ・ソナタ イ短調
 E.モール:
  アリア 作品40
  チェロ・ソナタ 第1番 ハ短調 作品22
タマーシュ・ヴァルガ(チェロ)
クリストファー・ヒンターフーバー(ピアノ)
 デュオとしてたびたびコンサートや録音で共演を重ねるウィーン・フィル首席チェロ奏者、タマーシュ・ヴァルガと、世界各国で高い評価を受けるピアニスト、クリストファー・ヒンターフーバーが満を持してアルバムをリリース。ツェムリンスキーのチェロ・ソナタに加え、ブルックナーに作曲を学んだ経歴をもち、楽器製作者としても活躍したハンガリー出身の知られざる作曲家、エマヌエル・モールの作品を収録。ウィーンの“今”を体感させる必聴盤です。

●タマーシュ・ヴァルガ(チェロ)
 1969年ブダペスト生まれ。7歳でチェロを始める。リスト音楽院でラースロー・メゼー、フェレンツ・ラドシュ、ジェルジー・クルタークらに師事、1992年に優秀な成績で学位を取得。ミクロシュ・ペレーニ、メナヘム・プレスラー、奨学生としてテルアビブのルービン音楽院で学ぶきっかけとなったウズィ・ヴィーゼルなどの演奏家から多大な影響を受けた。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団およびウィーン国立歌劇場管弦楽団の首席チェロ奏者。ソリストとしてウィーン・フィルとも定期的に協演し、ジュゼッペ・シノーポリ、ズービン・メータ、小澤征爾、マイケル・ティルソン=トーマス、クリストフ・エッシェンバッハ、アダム・フィッシャーの指揮で演奏。2003年にはロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでBBCプロムスにデビュー、2009年の日本ツアーにおいて、R.シュトラウスの「ドン・キホーテ」でソロを演奏し好評をした。

●クリストファー・ヒンターフーバー(ピアノ)
 オーストリア生まれ。ウィーン国立音楽演劇大学にてアレックス・パペンベルグ、ルドルフ・ケーレル、ラザール・ベルマン、アヴォ・クユムジャン、ハインツ・メジモレックらに学び、その後イモラ国際ピアノアカデミーにて、オレグ・マイゼンベルグとウラディーミル・アシュケナージの指導を受けた。ライプツィヒで開催されたバッハ国際コンクール、ザールブリュッケン国際バッハ・ピアノコンクール、プレトリア国際コンクール、チューリッヒのゲザ・アンダ国際コンクール、ウィーンの国際ベートーヴェン・コンクールなどで最高位ならびに高い栄誉を得た。数多くの音楽祭に出演し、クリスティアン・アルミンク、ウラディーミル・アシュケナージ、ベルトラン・ド・ビリー、シルヴァン・カンブルラン、ベアート・フラー、ハワード・グリフィス、ヤコフ・クライツベルク、エイドリアン・リーパー、アンドレス・オロスコ=エストラーダ、デニス・ラッセル・デイヴィス、アリ・ラシライネン、ユベール・スダーン、アルフレッド・エシェヴェ、ブルーノ・ヴァイルらの指揮のもと、各地の主要オーケストラと共演した。 また、2001年に製作された映画『ピアニスト』において劇中で使用された音楽の演奏を担当し、シューベルト、ラフマニノフ、シェーンベルクを録音、また、ピアノを演奏している手も劇中で使用され、この映画は2001年のカンヌ映画祭にて審査員特別グランプリに輝いた。 ウィーン・フィルのメンバーとたびたび室内楽で共演、その中にはコンサートマスターであるアルベナ・ダナイローヴァやライナー・ホーネックも含まれている。2012/13のシーズンにはアルテンベルク・トリオのメンバーとしてウィーン・ムジークフェラインにてコンサート・シリーズを行なっている。教育活動にも力を注いでおり、2010年からはウィーン国立音楽演劇大学にて教授として教鞭を取っている。
 

CMCD-28284
\2940
ウィーン・フィル首席ヴィオラ奏者トビアス・リー
 ブラームス:ヴィオラ・ソナタ全集

 ブラームス:
 ヴィオラ・ソナタ 第2番 変ホ長調 作品120-2
 「眠りの精」 WoO31-4〜子供の民謡より
 郷愁 Ⅱ「引き返すことができるなら」作品63-8〜
  9つの歌曲と歌より
 ヴィオラ・ソナタ 第1番 ヘ短調 作品120-1
トビアス・リー(ヴィオラ)
アラベラ・コルテシ・リー(ピアノ)
 ウィーン・フィルが誇る名ヴィオラ奏者、トビアス・リー。室内楽の分野では数多くの名演をカメラータ・レーベルに録音している彼が待望のソロ・アルバムをリリース。共演はアンゲリカ・キルシュラーガーらの伴奏者として活躍している夫人のアラベラ・コルテシ・リー。
 ブラームス自身によるクラリネット・ソナタの編曲版であり、重要なレパートリーとして演奏される機会も多い2つの名作ヴィオラ・ソナタを、卓越した技術と息の合ったアンサンブルで奏でます。

●トビアス・リー(ヴィオラ)
 オーストラリア生れ。音楽愛好家の両親により5歳でヴァイオリンを始め、12歳でアデレード音楽院でロナルド・ウッドコックに学ぶ。1986年、音楽(演奏)学士を取得、在学中に南オーストラリア・オペラ・オーケストラの首席ヴィオラ奏者となる。
1987年、ヴァイオリン奏者で双子の兄弟のベネディクトとウィーンへ渡り、1990年までウィーン音楽大学でジークフリート・フューリンガーに師事。1989年、クラウディオ・アバドが音楽監督を務めるグスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団の首席ヴィオラ奏者に就任。1991〜94年、スカラ座管弦楽団およびスカラ座フィルハーモニー管弦楽団でリッカルド・ムーティのもと首席ヴィオラ奏者をつとめる。またこの間にスカラ座四重奏団のメンバーとしても活躍した。
 1994年にウィーン国立歌劇場、1997年にウィーン・フィルの首席ヴィオラ奏者に就任。1994〜2000年までウィーン国立音楽大学でフューリンガー教授のヴィオラ・クラスで助手をつとめる。
 2005年、ウィーン宮廷楽団の演奏メンバーとなる。1996年よりウィーン・フィルハーモニア弦楽三重奏団、1999年よりウィーン室内合奏団のメンバー。
 また、イタリア人ピアニストで彼の妻のアラベラ・コルテシ・リーと定期的に共演。若い音楽家の育成にも熱心に取り組み、1996年より定期的にグスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団やウィーン・ジュネス・オーケストラで指導にあたる。日本でマスタークラスも行い、またウィーン・フィルによるスクールコンサートにも参加している。
 
CMCD-28282
\2940
東京シンフォニエッタ プレイズ 西村 朗 第1集
虹の体【西村 朗 作品集 15】
 西村 朗:
  虹の体(2008)
  微睡 Ⅲ─クラリネットとピアノのための(2003)
  ラティ─2台のヴァイオリンのための(2009)
  水のオーラ─クラリネットとピアノのための(1996)
  オルゴン─室内オーケストラのための(2005)
藤原亜美(ピアノ)
海和伸子(ヴァイオリン)
梅原真希子(ヴァイオリン)
東京シンフォニエッタ
板倉康明(指揮&クラリネット)
国際的にきわめて高い評価を受けているヴィルトゥオーゾ室内管弦楽団「東京シンフォニエッタ」(音楽監督/指揮/クラリネット:板倉康明)による、西村朗作品集の1枚目。
 東京シンフォニエッタのパリ公演のために書かれた表題作「虹の体」や「オルゴン」などの室内オーケストラ作品、板倉のクラリネットによる「微睡Ⅲ」「水のオーラ」、2台のヴァイオリンのための「ラティ」を収録。
 日本作曲界の代表的存在である西村朗が、60歳を迎える2013年に放つアルバム第一弾は、彼の新境地を示す内容となっています。

マイスター・ミュージック

MM-2160
\2957
アルファ〜ホルン・オリジナル作品集
 F.シュトラウス:主題と変奏 Op.13
 C.ライネッケ:ノットゥルノ Op.112
 ニールセン:カント・セリオーソ
 J‐M.デュファイエ:アルファ
 G.バルボトゥ:独奏ホルンのための5つの詩的な小品(1972)
 V.D.キルヒナー:3つの詩曲(1986/87/89)
日橋辰朗(Hr)
室伏琴音(P)
 大ベテランの演奏家達からも注目を集める、超実力派新人、日橋辰朗のデビュー・アルバム。
 難曲、デュファイエ、バルボトゥ、キルヒナーをいとも「さらり」と吹きこなす様は圧巻!
 ホルンのオリジナル作品で統一された果敢なプログラムは、まさに高いテクニックと音楽性があってこそ。世界に誇れる新人の出現です。
 
MM-2161
\2957
アラベスク〜クラリネット小品集
 P.ジャンジャン:アラベスク
 F.et.M.ジャンジャン:ギスガンドリー
 G.ガーシュウィン:3つの前奏曲
 J−M.ダマーズ:ヴァカンス、
 同:コンティーン
 R.クレリス:プロムナード
 S.ランサン:3つの小品
 H.ラボー:コンクール用独奏曲 Op.10
 A.シュライナー:インマー・クライナー
 C.M.v.ウェーバー:序奏と主題と変奏
 R.シューマン:3つのロマンス
 J.ブラームス:ワルツ第1番&同第2番
 同:ワルツ第155番
 同:歌の調べのように Op.105-1
松本健司(Cl)
横山幸雄(P)
ベル・エポック時代の可憐な作品を中心に、端正でクラリネットの響きが楽しめる小品が並ぶ。N響首席奏者、ソリストとして人気も高いクラシック界のホープ、松本健司による待望の2ndアルバム。
 旧知の仲である横山幸雄とのアンサンブルも聴き所です。
 
MM-2162
\2957
ファンタジア
 ヴィラ=ロボス:ファンタジア
 J−H.フィオッコ:協奏曲
 F.プーランク:ソナタ
 A.グラズノフ:吟遊詩人の歌
 R.クレリス:セレナード・ヴァリエ
 M.ブルッフ:コル・ニドライ
 R.シューマン:アダージョとアレグロ
新井靖志(T-Sax)
小柳美奈子(P)
 トルヴェールQのメンバーとして、ソリストとして人気の奏者、新井靖志のソロ・デビュー・アルバムが、多くの要望によりリマスタリングで復活。
 ヴァリエーションに富む練られたプログラムを、圧倒的なスケールとテクニックで快演!
 テー・サックスを存分に味わえる、貴重なアルバムです。
 

MM-2157
¥2957
舞踏の旋回 〜福田進一 ギター・ディスカバリー・シリーズ〜小暮 浩史(ギター)
 A. ピアソラ:天使の死
 A. バリオス・マンゴレ:郷愁のショーロ
 C.R. リベラ:舞踏の旋回
 J. ダウランド:ファンタジア
 E. グラナドス:スペイン舞曲 第1番「メヌエット」
 E. グラナドス:スペイン舞曲 第12番「アラベスカ」 
 武満 徹:エキノクス
 L. ブローウェル:円柱の都市
 J.K. メルツ:マルヴィーナへ ~吟遊詩人の歌 作品13より
 F. シューベルト:涙の賛美D711
 F. シューベルト:セレナード ~白鳥の歌 D957より
小暮 浩史 ギター
ギター界の新星デビュー!
 その学習能力の高さ、音楽性の成熟度、抜群のセンスである。20年のベテランさえも到達出来ない演奏能力と音楽がすでにある!世間では早熟の者のみ天才と呼ぶわけだが。こういう晩学の天才というのもアリなのではないか?(福田進一、ライナーノーツより)
 

MM-2158
¥2957
スパーン・ポイント/三界 秀実(クラリネット)
 R. ヴォーン・ウィリアムズ:イングランド民謡による6つの習作より第3曲
 土田 英介:前奏曲〜クラリネットのための〜(1992)
 吉松 隆:鳥の形をした4つの小品 作品18
 A. ベルク:4つの小品作品5
 A. オネゲル:ソナチネ
 E. デニソフ:ソナタ
 三界 秀実:デュオ・カプリチオーソ(2004)*
 I. ハミルトン:3つの夜想曲 作品6
 R. ヴォーン・ウィリアムズ:イングランド民謡による6つの習作より第2曲
三界 秀実 クラリネット
土田 英介 ピアノ
澤村 康恵 クラリネット*
抜群のセンス、繊細で美しい響き
 演奏家として、また作・編曲家、後進の指導と多方面で活躍し高い人気を獲得している、三界秀実による初のソロ・アルバム。クラリネットの近・現代オリジナル作品に的を絞ったハイ・センスなプログラムが目を惹きます。彼ならではの、緻密で繊細、インテリジェンス溢れる演奏は必聴です。
 


MM-2159
¥2957
エレジー〜チェロ名曲集〜スザンヌ・バスラー(チェロ)
 G. フォーレ:夢のあとに
 G. フォーレ:エレジー 作品24
 サン=サーンス:白鳥
 サン=サーンス:アレグロ・アパッシォナート 作品43
 チャイコフスキー:感傷的なワルツ
 G. カサド:愛の言葉
 F. フィオリッロ:ラメント
 G.E. ゴルターマン:エチュード・カプリース作品54-4
 A. グラズノフ:吟遊楽人の歌 作品71
 D. ポッパー:ガヴォット 作品23
 D. von ゲンス:スケルツォ 作品12
 メンデルスゾーン:無言歌 作品109
 R. シューマン:アダージョとアレグロ 作品70
 D. ポッパー:マズルカ 作品11-3
 J. スーク:バラード作品3
 M. ラヴェル : ハバネラ形式の小品
スザンヌ・バスラー チェロ
カール=アンドレアス・コリー ピアノ
 カサド、ローズ、ナヴァラの流れを汲むチェリスト、スザンヌ・バスラーの名盤がリマスタリングにより高音質でリリース。ヨーロッパのエレガンス漂う、往年の巨匠風の演奏に加え、名器モンタニアーナの深く艶やかな響きが美しい。チェロの醍醐味が存分に味わえる1枚です。

ALM/コジマ録音


ALCD-1137
 \2940
小池耕平(リコーダー)
 ヘンデル:リコーダー・ソナタ集

G. F. ヘンデル(1685-1759):
リコーダーと通奏低音のための6つのソナタ
 [1]-[3] ソナタ 変ロ長調 Sonata in B-flat major HWV 377
 [4]-[7] ソナタ イ短調 Sonata in A minor HWV 362
 [8]-[11] ソナタ ト短調 Sonata in G minor HWV 360
 [12]-[15] ソナタ ヘ長調 Sonata in F major HWV 369
 [16]-[22] ソナタ ニ短調 Sonata in D minor HWV 367a
 [23]-[27] ソナタ ハ長調 Sonata in C major HWV 365
小池耕平(リコーダー)
ニコラス・パール(チェンバロ&オルガン)
誰もが一度は吹いたことがある身近な楽器、リコーダー。
学校用の簡易楽器としてのイメージとは裏腹に、バロック時代のヨーロッパでは、リコーダーは市民階級から貴族まで幅広い層の支持を得、大作曲家たちも多数のオリジナル作品を書き下ろした時代の花型楽器だった。中でも愛好家の注目の的となり、海賊版の楽譜が出まわるほどの人気を誇ったヘンデルのソナタはまさにリコーダー音楽の代表格。日本では中学校の音楽の教科書にも取り上げられた「ソナタ ヘ長調」をはじめとする6曲の豊かな奥行きを、小池耕平が浮き彫りにする。ロンドンを中心に優れた通奏低音奏者として活躍するN・パールと共に聴かせるアンサンブルは、芸術音楽としてのリコーダーの真の姿を知るのに最適な、目から鱗のリコーダー体験となるだろう。

〈使用楽器〉
リコーダー:
木下邦人製作 Th. Stanesby Sr. (c.1700) による、a'=402 Hz 、黒檀(エボニー)と象牙、長野県飯田市、1985年
譜久島譲製作 Th. Stanesby Sr. (c.1700) による、a'=402 Hz 、ツゲ、埼玉県所沢市、2012年

チェンバロ:島口孝仁製作 P. Taskin (1769)による、2000年

オルガン:Orgelmakerij van der Putten BV製作、2004年

〈録音〉相模湖交流センター 2012年9月9、11-12日

【好評発売中:小池耕平のCD】
◎テレマン リコーダーソナタ全曲 ALCD-1059
◎Flauto Diritto イタリアの道 ALCD-1091

小池耕平(リコーダー)
 1963年福岡市生まれ。福岡県立修猷館高等学校卒業。九州大学文学部西洋史学科(フランス近世史専攻)卒業。大学在学中から演奏活動を始める。卒業後、桐朋学園大学音楽学部研究科(古楽器科リコーダー専攻)に進み、1989年に修了。リコーダーを花岡和生に師事。有田正広、本間正史、ワルター・ファン・ハウヴェ、故ブルース・ヘインズらのレッスンも受ける。現在、日本各地において、リコーダーのソリストとしてまたバロック室内楽アンサンブルで演奏会を行なっている。また、小学校の訪問演奏活動も続けている。2007年にはヴァイオリンのジーン・キムと韓国公演。2009年の東京リコーダー音楽祭(読売新聞社主催)では 8人のリコーダー・ソリストの一人として選ばれ出演。2010年11月にはロンドンのヘンデルハウス博物館のライヴ・ミュージック・シリーズでヘンデルのリコーダー・ソナタ全曲演奏。故鍋島元子創設の古楽研究会オリゴ・エト・プラクティカ嘱託講師。富山古楽協会のリコーダー講師。

ニコラス・パール(チェンバロ、オルガン)
 シドニー生まれ。シドニー大学で音楽の学位を取得したのち、1985年にロンドンへ移住。1989年には、ブルージュ国際チェンバロ・コンクールで第1位を受賞。同コンクールで第1位入賞者が出たのは30年の歴史のなかでわずか3人目という快挙であった。以降、ヨーロッパ、日本、オーストラリアでソリスト、通奏低音奏者として活躍。イギリスの著名なバロック・オーケストラや室内楽グループと定期的に共演を重ねている。
 現在では、後進の指導に力を入れており、ポーランド、ハンガリー、日本で定期的に講座を行なっているほか、1998年からはロンドンのギルドホール音楽院で教鞭を執り、2004年以降はライプツィヒの国立フェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ音楽演劇大学チェンバロ科の教授を務めている。
 

ALCD-1138
 \2940
リスト:オルガン作品集〜LICはびきののフェルスべルク・オルガン
フランツ・リスト (1811-1886):
 [1] バッハのカンタータ《泣き、嘆き、悲しみ、おののき》による変奏曲[LW-E17, S673]
 [2] コンソレーション第4番 変ニ長調[LW-E22, S672d]
 [3] B-A-C-Hの主題による前奏曲とフーガ[LW-E3/2, S 260ii]
 [4] アヴェ・ヴェルム・コルプス
   (モーツァルト/リスト編)[LW-E42, S674d]
 [5] 前奏曲 ホ短調 op. 28-4
   (ショパン/リスト編) [LW-E16, S662]
 [6] 前奏曲 ホ長調 op. 28-9
   (ショパン/リスト編) [LW-E16, S662]
 [7] コラール〈アド・ノス、アド・サルタレム・ウンダム〉による
    幻想曲とフーガ[LW-E1, S259]
 [8] 歌劇《タンホイザー》より〈巡礼の合唱〉
  (ヴァーグナー/リスト編)[LW-E10/2, S676ii]
椎名雄一郎(オルガン)
〈使用楽器〉
パイプオルガン(スイス・フェルスべルク社製) 3段手鍵盤ペダル 43ストップ パイプ総本数 3033本 ジェネラル・コンビネーション 256通り メカニカル・レギスター/コンビネーション 切換装置 調律法 442Hz=23度
System J-M・Tricoteaux 2000
設計・建造 Orgelbau Felsberg AG(スイス)
組立・整音 Orgelbau Felsberg AG(スイス) ヤマハ株式会社
コンビネーション ヤマハ株式会社

〈録音〉LICはびきの ホールM(大阪) 2011年12月27-29日

「ピアノ×オーケストラ=オルガン!?」
分厚い音響に包まれたピアノのヴィルトゥオーゾであり、「レ・プレリュード」など色彩的なオーケストラの魅力が詰まった「交響詩」の創設者としても知られる作曲家、リスト。そのリストの鍵盤音楽の側面と、オーケストラが持つ多彩な音色が融合した彼のオルガン作品が面白くないわけがない!
 最大のオルガン作品「コラール〈アド・ノス、アド・サルタレム・ウンダム〉による幻想曲とフーガ」などオリジナル作品の他、ワーグナーやショパン、そしてモーツァルトの編曲など「リストのオルガン」を知るのに最適の8作品を収録。日本を代表するオルガニスト椎名雄一郎がリスト作品演奏のために選んだのは、パイプ総本数3033本、ストップ数43を誇り、後期ロマン派の繊細なニュアンスを細部まで再現する、スイスのオルガン工房フェルスベルク社のオルガン。大阪のLICはびきの・ホールMに設置された名器が、いま、高らかに輝きを放つ!

【好評発売中:椎名雄一郎のCD】
◎メンデルスゾーン:オルガン作品集 〜スイス ポラントリュイのアーレント・オルガンIII〜
  ALCD-1129 レコード芸術誌特選盤
◎新発見!バッハのオルガン芸術 〜スイス ポラントリュイのアーレント・オルガII〜
  ALCD-1122 レコード芸術誌特選盤
◎欧羅巴風琴(よーろっぱおるがん)紀行 〜カザルスホールのアーレント・オルガン〜
  ALCD-1114 レコード芸術誌準特選盤
◎風琴事始 〜長崎・活水女子大学のノアック・オルガン〜
  ALCD-1106 レコード芸術誌特選盤
◎平和の祈り 〜ライプツィヒ聖トーマス教会のバッハ・オルガン〜
  ALCD-1092 レコード芸術誌特選盤
◎オルガン音楽のすゝめ 〜豊田市コンサートホールのパイプオルガン〜
  ALCD-1089 レコード芸術誌準特選盤
◎バッハのオルガン解体新書 〜スイス ポラントリュイのアーレント・オルガン〜
  ALCD-1071 レコード芸術誌特選盤

椎名雄一郎(オルガン)
 東京藝術大学音楽学部器楽科オルガン専攻卒業。 同大学院音楽研究科修士課程修了。オルガンを池田泉氏、廣野嗣雄氏、通奏低音を今井奈緒子氏、チェンバロを故小島芳子氏に師事。在学中、スペイン政府奨学金を得て、サラマンカ・オルガンアカデミーに参加する。
 2002年、NDR(北ドイツ放送局)音楽賞国際オルガンコンクール優勝他、1994年、第1回ザ・シンフォニーホール・オルガンオーディション入賞、 1997年、第1回ダラス国際オルガンコンクール第2位、 2000年、第12回ライプツィヒ・バッハ国際コンクール第3位など数多くの国際コンクールで入賞する。
 1999年10月よりオーストリア政府奨学金、ロームミュージックファンデーション奨学金を得て、ウィーン国立音楽大学に留学し、オルガンをM. ラドゥレスク氏、チェンバロをG. マレー氏に師事し、満場一致の最優秀の成績で卒業。 安田生命クオリティオブライフ文化財団より助成をうけスイス、バーゼル・スコラカントルム音楽院に留学。オルガンとチェンバロをJ.-C. ツェーンダー氏、通奏低音をJ.-A. ベッティッヒャー氏、アンサンブルをA. ルーリー氏に師事。2001年、オーストリア・ジュネスオーケストラのベルリン、シャウシュピールハウス公演にてチェンバリストとして参加し、絶賛された。
 2002年から2007年3月まで、豊田市コンサートホール専属オルガニストとして、演奏会、講座の企画を行う。2005年より10年間にわたるJ. S. バッハオルガン全曲演奏会シリーズを行っている。また、コジマ録音より、CD「バッハのオルガン解体新書」「オルガン音楽のすゝめ」「平和の祈り」「風琴事始」「新発見!バッハのオルガン芸術」をリリースし、高い評価を得ている。
 現在、日本の他、ドイツ、スイスなどヨーロッパ各地で演奏活動を行っている。活水女子大学准教授、学院オルガニスト。 東京藝術大学非常勤講師、日本キリスト教団吉祥寺教会オルガニスト。
  

ALCD-3095/3096
(2CD)
\2940
横笛/赤尾三千子の世界〜空華一息(くうげいっそく)
【DISC 1】
◎義経
 [1] 赤尾三千子:鈴鏡(1980)[能管]
 [2] 今様:水白拍子[うた]
 [3] 赤尾三千子:薄墨(1989)[龍笛]
◎芭蕉
 [4] 赤尾三千子:行人(2012)[篠笛]
 [5] 赤尾三千子:光堂(2012)[篠笛]
 [6] 赤尾三千子:御めの雫(2012)[龍笛]
◎竹の園生(そのう)
 [7] 三枝成彰:竹植うる日(1983)[龍笛]
 [8] 三枝成彰:竹秋(1983)[能管]
 [9] 三枝成彰:竹の華(1983)[篠笛]
◎青山(せいざん)
 [10] 藤田正典:萩のそよぎて(1983)[龍笛]
 [11] ガリーナ・グリゴリエヴァ:LAMENT(1990)[篠笛]
 [12] 赤尾三千子:青山(2012)[龍笛]
【DISC 2】
KA-GU-LA(構成:赤尾三千子)[横笛、神楽太鼓/打楽器]
 [1] 宮中御神楽:庭燎(にわび)(2012)
 [2] 山形県神楽:御頭舞(おかしらまい)(採録:牧野英三)
 [3] 赤尾三千子:白河(びゃくが)
 [4] 鏑木創:茅野(かやの) (1980)
 [5] 北山の子守唄(奈良県吉野郡下北山村寺垣内地方、採録:牧野英三)
 [6]神楽
 [7] 赤尾三千子:銀の滴(2005)
 [8] 宮中御神楽:庭燎(にわび)一節
赤尾三千子(横笛)
石坂亥士(神楽太鼓)
注:以前ご案内した、DISC 2 KA-GU-LA内の「序曲」「破曲」「急曲」「終曲」の章立てはなくなりました。

total playing time … DISC 1: 56’46” / DISC 2: 45’43” 〈録音〉東大和市民会館ハミングホール 2012年10月30-31日
 日本古来の楽器である龍笛、能管、篠笛の三種を自在に操り、独奏楽器としての《横笛》の領域を限りなく切り拓いてきた第一人者による活動の集大成。三枝成彰をはじめとする現代作曲家が赤尾のために書きおろした作品、各地に伝わる神楽(かぐら)、そして赤尾自身の作曲作品を組み合わせて構築された時間芸術は、他の何者にも成し得ない、まさに「赤尾三千子の世界」。古来、深い息で神々と語り合ってきた竹の横笛の、時代を超えた力が響き渡る。

【好評発売中:赤尾三千子のCD】
赤尾三千子の世界 ALCD-58
風の伝説 ALCD-3064
風の伝説Ⅱ ALCD-3072
水炎伝説 ALCD-66

赤尾三千子(横笛、うた、ピアノ):
 日本古来の楽器である、龍笛、能管、篠笛の三種を独奏楽器として確立させ、委嘱初演曲、オーケストラとの協奏曲など100曲以上のレパートリーを作り上げる。カーネギーホール、ベルリンフィルハーモニーザール等での演奏は高く評価され、その音楽性と力強く澄みきった音色、伝統的な枠を超える優れた技術で国際的に活躍している。近年では、日本の豊かな芸術の地脈からくみあげた横笛の音を未来へと向かって解き放つことを目的として、自作曲を中心とした演奏活動に力をいれている。
1984年、石井眞木作曲「交響詩 祇王」、1985年、團伊玖磨作曲「交響曲第六番ヒロシマ」世界初演に参加。ソリストとして、国内外のオーケストラと共演を続ける。
2011年3月11日の震災前夜、東京大空襲で亡くなられた方々の追悼コンサートを江東公会堂にて開催。
2012年5月、東京銀座王子ホールにて、「奥州へ」と題する震災復興祈念コンサートを開催。
芸術選奨文部大臣新人賞、中島健蔵音楽賞他。
http://www2.gol.com/users/fue/
 

LMCD-1969
\3045
【浜松市楽器博物館コレクションシリーズ43】
 悠久のペルシャ、雅なるサントゥール

[1] イーラン(ダシュティ旋法) 編曲:プーリー・アナビアン
 歌/サントゥール[浜松市楽器博物館所蔵]/
 バス・サントゥール/ドホル/シンバル
[2]-[5] モーラーナー(セガ旋法)
 タール・ソロ(即興)
[6] ファーヌース(イスファハーン旋法) 
 作曲:ファラマルズ・パイバル(1933〜2009)
 2台のサントゥール、トンバク、ダーイレ・ザンギ、フィンガーシンバル、トライアングル
[7] サラーブ(シュール旋法)
 セタール・ソロ
[8] デイラマン(ダシュティ旋法)
 サントゥール[浜松市楽器博物館所蔵]
[9] ファリバー(セガ旋法)
  作曲:ホセイン・デヘラビ
   2台のサントゥール
[10]-[16] ラジャビ
  作曲:バーマン・ラジャビ
   トンバク・ソロ
[17] ジュニジュニ(ダシュティ旋法)
   編曲:プーリー・アナビアン
 サントゥール/バス・サントゥール/トンバク/ダーイレ・ザンギ、シンバル
[18] サーギーナーメ(マフール/イスファハーン旋法)
  編曲:プーリー・アナビアン
  サントゥール[浜松市楽器博物館所蔵]/
  バス・サントゥール/ドホル/ダーイレ・ザンギ/
  シンバル/フィンガー・シンバル/ワイングラス
プーリー・アナビアン(サントゥール)
河村真衣(バス・サントゥール)
谷正人(サントゥール)
エスィ・テヘラニ(トンバク/ドホル/ダーイレ/フィンガー・シンバル/ ワイングラス)バーラム・サーランギ(歌)
フシャング・ザリフ(タール)
フェレイドゥーン・ファラハニ(セタール)
バーマン・ラジャビ(トンバク)
〈録音〉大阪音楽大学及びイラン 2011年, 2012年
total playing time ... 71’21” 発売元:浜松市楽器博物館 販売元:コジマ録音
 シルクロードを通じて奈良時代から日本と縁のある国イランの、文化を指す時に使われる異名がペルシャ。ペルシャ猫、ペルシャ絨毯などでも知られるペルシャの文化は、5000年の歴史を持ち、現代にも通じる先進的な精神と独自の豊かな芸術を生み出した。紀元前1600年に起源を持つ打弦楽器サントゥールをはじめ、セタール、タール、トンバクやドホルといったペルシャ音楽の楽器を集めた当盤の演奏者は、NHKドラマ「壬生の恋歌」など日本のテレビにも度々登場しサントゥールの音色を日本に紹介した第一人者ブーリー・アナビアンをはじめとする各楽器のスペシャリストたちと、本盤の収録後に惜しまれつつ夭逝した、イラン音楽界随一の名歌手バーラム・サーランギ。世界の音楽文化の一つの核をなすペルシャ音楽の入門にも最適な一枚。
 

ALCD-97
\2940
南聡作品集[subtilitas]
 南聡(みなみさとし、1955?):
 [1]-[5] 波はささやき3/室内ソナタ op. 59-3 (2011-12)
  横山奏(指揮)佐藤まどか(ヴァイオリン)多井智紀(チェロ)多久潤一朗(フルート)
  三瓶佳紀(クラリネット)小山雪絵(ピアノ)
 [6]-[9] 帯/一体何を思いついた? op. 39 (1998)
  按田佳央理(フルート)フリーデリケ・キーンレ(チェロ)石田敏明(ピアノ)
 [10] 折込図Ⅰ op. 52-2 (2006)
  尾崎友香(ピアノ)
 [11] 鳥籠の中の変貌3/室内協奏曲 op. 56 (2008)
  横山奏(指揮) 佐藤まどか(ヴァイオリン)藤原歌花(ヴィオラ)多井智紀(チェロ)
  多久潤一朗(フルート)斎藤友太(クラリネット)山崎聡(トランペット)真貝裕司(打楽器)
  小山雪絵(ピアノ)
 [12] 譬えれば…の注解 op. 14-3 (1986/88)
  本名徹次(指揮)安楽真理子(ハープ)
  東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団   
本名徹次(指揮)
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、
多久潤一朗(フルート)
佐藤まどか(ヴァイオリン)
藤原歌花(ヴィオラ)
多井智紀(チェロ)
安楽真理子(ハープ)他
 
 2012年のレコード・アカデミー賞現代曲部門に輝いた話題の作曲家・南聡(みなみさとし)の最新盤!モンテヴェルディのマドリガーレ、宇宙論、ショスタコーヴィチ、シャンティイ写本、と多種多様な素材を縦横無尽に行き来する作品群は、他に類を見ない複雑な構造で知られる中世ヨーロッパ音楽の音楽様式アルス・スブティリオルに由来する「subtilitas(敏感)」の一語によって引き合わされる。初期作「譬えれば…の注解」から最新作「波はささやき3/室内ソナタ」まで、その敏感な耳と透徹した思考によって現代音楽界に異彩を放つ作曲家・南聡を俯瞰する一枚。これがポスト・レコードアカデミーだ!
〈録音〉札幌コンサートホール 2012年10月18日、文京シビックホール 2002年9月22日(トラック12)


【好評発売中】
◎南聡作品集「鏡遊戯」
吉村七重・田村法子・三宅礼子(箏)十束尚宏(指揮)木ノ脇道元(フルート)
ALCD-81税込価格2,940円(税抜価格2,800円)

◎南聡作品集「昼」 第50回(2012年度)「レコード・アカデミー賞」〈現代曲部門〉受賞
夏田昌和(指揮)、木ノ脇道元(フルート)、神田佳子(パーカッション)
ALCD-91税込価格2,940円(税抜価格2,800円)

南聡(作曲)
1955年東京生まれ。東京藝術大学にて、作曲を野田暉行、黛敏郎両氏に師事する。幾つかのコンクールに入賞入選後、1983年より中川俊郎、内藤明美、久木山直、小林治樹らと作曲家同人「三年結社」を結成活動。その一方同時期、ヴォーカリスト内田房江、コンポザーパフォーマーの鶴田睦夫、彫刻家金沢健一、ネオンアーテイスト逢坂卓郎、舞踏家花柳かしほ等とのコラヴォレーションパフォーマンスを東京周辺で展開。1986年より北海道移住。1991年《彩色計画Ⅴ》の初演が評価され村松新人賞。1992年《歓ばしき知識の花園Ⅰb》にて文化庁舞台芸術奨励賞佳作。以降ISCMやアジア音楽祭での入選をはじめ、幾つかの音楽祭で作品が取り上げられ、また、招待され自作に関する講演の機会を持った。現在、北海道教育大学岩見沢校教授として後進の指導にあたる他、地域の文化活動に参加している。
 

ALCD-9131
 \2940
万葉の恋歌 〜箏歌〈Koto Uta〉をうたう?
 [1]-[2] 下野戸亜弓:万葉の恋歌(詩:『万葉集』より)
 [3] 北爪道夫:連句〈箏歌版〉(詩:『俳諧七部集』より)
 [4] 山田検校:初音曲(詩:横田袋翁)
 [5] 小山清茂:樹下の二人(詩:高村光太郎『智恵子抄』より)
 [6] 諸井誠:秋の琴 〜もうひとつのレクイエム〜
  (詩:中村稔 詩集『幻花抄』より/諸井誠編)
下野戸亜弓(箏・歌)
【伝統が、新しい】
 「弾き歌い」を中心に据えた独自の活動が高い評価を受けている音楽家・下野戸亜弓(しものとあゆみ)。その類い稀なる歌声が箏の響きと一体となって醸し出す世界は、いにしえからの日本の美意識に貫かれている。斬新な発想に裏打ちされた山田検校の古典、万葉集に題材をとった自作曲からグレゴリオ聖歌とハの字型に配置された2面の箏が結びついた諸井誠の大作《秋の琴 ?もうひとつのレクイエム?》まで、詩と音楽による精緻な小宇宙が展開される。古さが新しさを呼び、伝統が未来を作る。日本の〈いま〉を映し出す、これが箏歌の真骨頂!〈録音〉高崎シティギャラリー 2013年3月7-8、19日 total playing time…71’30”


下野戸亜弓(箏・歌)
山田流箏曲演奏家。東京藝術大学音楽学部邦楽科卒業。同大学大学院音楽研究科修士課程修了。NHK邦楽技能者育成会35期卒業。1990年御前演奏。元東京藝術大学邦楽科非常勤講師。1993年よりリサイタル、邦楽コンサートを企画開催。邦楽演奏会、舞踊、声明、雅楽、朗読劇など各種演奏会出演、NHK-FM放送、CD・映画・舞台音楽制作に多数参加。古典のみならず、北爪道夫、高橋悠治、寺嶋陸也などの現代作曲家の作品を数多く委嘱初演。また自らも宮沢賢治作品を多く取り上げ、弾き歌いによる声楽作品、語り物の創作活動を行うなど幅広い活動を展開している。邦楽の発声に基づいたその歌唱力は邦楽・洋楽に関わらず、高く評価されている。
平成23年度群馬メセナ芸術文化奨励賞。筝曲新潮会、NPO法人三曲合奏研究グループ、日本語のうた研究会、楽音会、宮沢賢治学会会員。下野戸亜弓箏の会主宰。http://shimonoto.jp/
 

ALCD-9132/9133
(2CD)
¥3570
カイザー 36の練習曲 作品20
ハインリヒ・エルンスト・カイザー:36の練習曲 作品20
Disc 1
 [1]-[24] 第1番-第24番
Disc 2
 [1]-[12] 第25番-第36番
島根恵(ヴァイオリン)
使用楽器:
マルチェッロ・イーヴェ製作 グァルネリ・デル・ジェズ・モデル 2003年
 全ヴァイオリン愛好家必携!ペータース版による初録音!
 ヴァイオリンの基本的な技術の習得に不可欠なエチュードであり、芸術性においても高い完成度を誇る「カイザー 36の練習曲」を、単なる機械的なエチュードとしてではなく豊かな表現を伴った魅力的な音楽作品として完全収録。ブックレットには島根自身が1曲1曲への詳細なアドヴァイスを書き下ろしている。音楽活動の中心に教育活動を据え、様々な段階の生徒の上達を支え続ける島根の豊富な指導経験に裏付けられたアドヴァイスは、豊かな表現を実現するたしかなテクニックを身につけるためのかけがえのない指針となるだろう。全ヴァイオリン学習者と指導者への福音となる新盤の登場!
 〈録音〉五反田文化センター 2013年2月12-14日 total playing time... [DISC 1] 59’09” [DISC 2] 30’18”

島根恵(ヴァイオリン)
東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、同大学器楽科を卒業後、桐朋音楽大学研究生を修了。1981年第8回ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリンコンクールに入賞。1987年第2回日本モーツァルト音楽コンクール・ヴァイオリン部門優勝。これまでにヴァイオリンを海野義雄、江藤俊哉、久保陽子、兎束龍夫、広瀬八朗の諸氏に、室内楽を黒沼俊夫氏に師事。毎日新聞社主催全日本学生音楽コンクール審査員。社団法人日本演奏連盟会員。日本弦楽指導者協会関東支部理事。

 CDは、「エア・ヴァリエ(ALCD-9123)」(レコード芸術準特選盤)、「モーツァルト ヴァイオリン協奏曲 第3・4・5番(ALCD-9111)」(レコード芸術準推薦盤)、「宮殿のサロンコンサート(ALCD-9101,9102)」(レコード芸術準推薦盤)、「ロード(ローデ):24のカプリス(ALCD-9091,9092)」(レコード芸術推薦盤)、「なつかしい土地の思い出(ALCD-9082)」、「音楽の花束(ALCD-9067)」、「ヴィオリーノ・アフェットゥオーソ(ALCD-9059)」、「J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ(ALCD-7059,7060)」、「スペイン組曲(ALCD-7045)」(レコード芸術準特選盤)、「平尾貴四男作品集Ⅱ(ALCD-9009)」(音楽の友推薦盤)がある。
また、ヴァイオリンの小品をギターとの二重奏に編曲した楽譜『ヴァイオリンとギターのためのヴァイオリン名曲集Vol.1, 2 原善伸&島根恵・編』(現代ギター社刊)が出版されている。(現代ギター社刊の楽譜ご希望の方は、島根恵ウェブサイトをご覧下さい)
http://homepage1.nifty.com/tsuji/Megumi_Shimane/
 


LMCD-1975
 \3045
【浜松市楽器博物館コレクションシリーズ46】
 ベートーヴェン チェロとクラヴィーアのための作品全集II
  〜1810年のワルターとともに〜

ベートーヴェン:
 [1]-[3] チェロとクラヴィーアのためのソナタ第3番 イ長調 作品69
  (1807年〜1808年作曲)
 [4]-[5] チェロとクラヴィーアのためのソナタ第4番 ハ長調 作品102-1
  (1815年作曲)
 [6]-[8] チェロとクラヴィーアのためのソナタ第5番 ニ長調 作品102-2
  (1815年作曲)
花崎薫(チェロ)
小倉貴久子(フォルテピアノ)
 ベートーヴェン時代の銘器を使用し、作品が本来秘めたチェロとクラヴィーアの対等な関係の上に音楽の自由を開放する作品全集の第2巻。変奏曲も含む第1巻に対して、この第2巻は人気のソナタ3作品を収録。現代のピアノが、大ホールに鳴り響く大音量と引き換えに失った豊かな倍音と、柔らかくはっきりとした音色を特徴とするワルター&サン ウィーンのフォルテピアノと、エンドピンを持たず、ガット弦を張ることで自然な協和を実現するチェロ。花崎薫と小倉貴久子の名手は、二つの楽器が完全に対等に渡り合うデュオ作品としてベートーヴェンが楽譜に込めたニュアンスを明確にする。total playing time...[Disc 1] 53’09”... [Disc 2] 46’10”
 発売元:浜松市楽器博物館
 販売元:コジマ録音

【使用楽器】
チェロ:パオロ・アントニオ・テストーレ ミラノ 1760年頃
弓:フランソワ・グザヴィエ・トルテ パリ 1800年頃
フォルテピアノ:ワルター&サン ウィーン 1808-10年 はね上げ式 73鍵 F1〜f4 A=425Hz 全長230cm 浜松市楽器博物館所蔵
〈録音〉2012年9月5‐7日、26‐28日 アクトシティ浜松音楽工房ホール
 


ALCD-9127/ 9128
(2CD)
\3990
山根弥生子 ベートーヴェンを弾くVol. 3
 〜バガテルとさまざまな小品〜

ベートーヴェン:
《Disc 1》
 [1]-[7] 7つのバガテル op. 33
 [8]-[18] 11のバガテル op. 119
 [19]-[24] 6つのバガテル op. 126
 [25] バガテル ハ短調 WoO 52
 [26] アレグレット ハ短調 WoO 53
 [27] ピアノ小品 ハ長調&ハ短調(楽しく、悲しく) WoO 54
 [28] バガテル ハ長調(アレグレット) WoO 56
《Disc 2》
 [1] バガテル イ短調《エリーゼのために》 WoO 59
 [2] ピアノ小品 変ロ長調(かなり生き生きと) WoO 60
 [3] ピアノ小品 ロ短調(アレグレット) WoO 61
 [4] ピアノ小品 ト短調(アレグレット・クワジ・アンダンテ) WoO 61a
 [5] ポロネーズ ハ長調 op. 89
 [6] アンダンテ ヘ長調(アンダンテ・ファヴォリ) WoO 57
 [7] 幻想曲 ト短調 op. 77
 [8] 6つのエコセーズ 変ホ長調 WoO 83
 [9] エコセーズ 変ホ長調 WoO 86
 [10] アルマンド イ長調 WoO 81
 [11] メヌエット 変ホ長調 WoO 82
 [12] ワルツ 変ホ長調 WoO 84
 [13] ワルツ ニ長調 WoO 85
 [14]-[15] ピアノまたはオルガンのための全長調にわたる2つの前奏曲 op. 39
 [16] 前奏曲 ヘ短調 WoO 55
 [17] フーガ ニ長調(原曲:弦楽五重奏曲) op. 137
 [18] ピアノまたはオルガンのための2声のフーガ ニ長調 WoO 31
 [19] ピアノ小品《最後の楽想》ハ長調(編曲:A. ディアベッリ) WoO 62
 [20] ワルツ ヘ長調《信仰と愛と希望》 Anh. 15
 [21] メヌエット ヘ長調 Biamonti 66
 [22] アンダンテ ハ長調 Biamonti 52
山根弥生子(ピアノ)
日本人初!ベートーヴェンに半生を捧げてきたピアニスト山根弥生子によるベートーヴェン全ピアノ独奏作品録音プロジェクトが、遂に完結!
 バガテル、エコセーズなど、個別に数えて実に全50曲にも及ぶ小品を収めた当盤は、ベートーヴェンの描くミクロコスモスが、ソナタなどでは見せない独自の豊かさに満たされていることを証明する。バガテル群の中で聴くことによってはじめて作品の本質があぶり出された《エリーゼのために》など、ベートーヴェンの鍵盤作品の全容を深く知る山根だからこそ引き出し得る、深い味わいに溢れる2枚組!

total playing time...[DISC 1] 61’45” [DISC 2] 60’17”
〈録音〉府中の森芸術劇場 ウィーンホール 2008年12月、2009年12月、2010年9月、11月


【山根弥生子のベートーヴェンCD】

◎『山根弥生子 ベートーヴェンを弾く/変奏曲集』(ALCD-9049/50) 《2枚組》
「レコード芸術」誌特選盤
(ディアベリのワルツによる33の変奏曲 op.120、「神は王を助けたまう」による7つの変奏曲 WoO 78、エロイカ変奏曲 op.35 他)

◎『山根弥生子 ベートーヴェンを弾く Vol. 2?変奏曲とロンド?』(ALCD-9117/18) 《2枚組》
「レコード芸術」誌特選盤
(ドレスラーの行進曲による9つの変奏曲、スイス歌曲の主題による6つの変奏曲、2つのロンド 他)

◎『ベートーヴェン ピアノソナタ全集』 (ACD-0033-42)《10枚組》
(全40曲、作品番号外のソナタも含む)
 アダムエースより発売(コジマ録音で取り扱いを開始致します。詳細は後述)


山根弥生子(ピアノ)

 パリ国立音楽院でラザール・レヴィに師事。1953年プルミエ・プリを得てピアノ科卒業。その後チューリッヒ、ベルリン、モスクワでそれぞれマックス・エッガー、ヘルムート・ロロフ、ヤコブ・フリエールのもとで研鑽。1960年日本でデビュー以来、国内外で絶え間なく演奏活動を続けて今日にいたる。1970年と77年には東京でベートーヴェンの全32曲のピアノ・ソナタ連続演奏会を開き高い評価を得る。海外の演奏はフランス、イタリア、スイス、ドイツ、チェコ、スロヴァキア、ポーランド、ルーマニア、ブルガリア、ユーゴスラヴィア、ロシア、中国に及ぶ。レパートリーは古典、ロマン派から現代に及び、特に海外では日本の作品の演奏にも力を入れた。松平頼則の「主題と変奏」のほか世界初演としては牧野由多可のピアノ協奏曲第2番、「浄瑠璃幻想」、宍戸睦郎のピアノ協奏曲第2番等。国内のほとんどの主要オーケストラと共演し、国外でも多くの大都市のオーケストラ、旧レニングラードフィル(指揮アルヴィド・ヤンソンス)、ベルリン交響楽団(指揮クルト・ザンデルリング)、ゲヴァントハウス管弦楽団(指揮ヴァーツラフ・ノイマン)、ドレスデン・フィル(指揮クルト・マズア)等と共演。協奏曲のレパートリーは40数曲に及ぶ。1975年度福山賞受賞。
 

ALCD-9129/9130
(2CD)
\3780
■ 第8回浜松国際ピアノコンクール2012
 第1位/聴衆賞 イリヤ・ラシュコフスキー(ロシア)、
 第2位 中桐望(日本)、
 第3位/室内楽賞 佐藤卓史(日本)ほか全入賞者の演奏収録
  [審査委員長 海老彰子]

《Disc 1》
第1位/聴衆賞/札幌市長賞 イリヤ・ラシュコフスキー(ロシア)
 [1]-[3] S. ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.36
 [4]-[6] S. プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番 ハ長調 Op.26
  東京交響楽団 井上道義(指揮)
第3位/室内楽賞 佐藤卓史(日本)
 [7] L. ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 Op.111 第1楽章
 [8]-[9] E. W. コルンゴルト:4つの小さな楽しいワルツより II. マルギット/III. ギージ
 [10] W. A. モーツァルト:ピアノ四重奏曲第2番 変ホ長調 K.493 第3楽章
  四方恭子(ヴァイオリン) 松実健太(ヴィオラ) 河野文昭(チェロ)
奨励賞 アシュレイ・フリップ(イギリス)
 [11] J. S. バッハ:フランス組曲第5番 ト長調 BWV816より サラバンド
 [12] J. ブラームス:4つの小品 Op.119より 第4番 狂詩曲 変ホ長調
《Disc 2》
第2位 中桐望(日本)
 [1] A. スクリャービン:ピアノ・ソナタ第3番 嬰ヘ短調 Op.23 第1楽章
 [2]-[3] C. ドビュッシー:前奏曲集 第1集より V. アナカプリの丘/XII. ミンストレル
 [4]-[5] M. ラヴェル:夜のガスパールより II. 絞首台/III. スカルボ
第4位 アンナ・ツィブラエワ(ロシア)
 [6] A. スクリャービン:ピアノ・ソナタ第4番 嬰へ長調 Op.30
 [7] F. リスト:ハンガリー狂詩曲第12番 嬰ハ短調
第5位 キム・ジュン(韓国)
 [8] G. リゲティ:練習曲第4番「ファンファーレ」
 [9] S. プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番 変ロ長調 Op.83 第3楽章
 [10] J. ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲 Op.35 第2集
第6位/日本人作品最優秀演奏賞 内匠慧(日本)
 [11] F. ショパン:即興曲第3番 変ト長調 Op.51
 [12] 池辺晋一郎:《ゆさぶれ 青い梢を》ピアノのために
 total playing time...[DISC 1] 79’59” [DISC 2] 72’41”
 〈録音〉アクトシティ浜松中ホール&大ホール 2012年11月10-24日(ライヴ録音)
 ガブリリュク、ブレハッチ、コブリン、ゴルラッチ、チョ・ソンジンら、今では世界に名を轟かせる逸材を見出し、世界の代表的国際ピアノコンクールとしての地位を確立した「浜コン」から、2012年に行われた第8回コンクールの全入賞者のきらめく才能を会場に渦巻く熱気とともに収録したライヴ盤。
 生命力に満ちた演奏で会場の人気を一身に集め、「イリヤ王子」の異名をとったコンクールの覇者ラシュコフスキー(ロシア)、輝くピアニズムで聴衆を魅了した日本の俊才・中桐望(第2位)、既に国内外で活躍する佐藤卓史(第3位)ら、ここに収められた個性は、未来のピアノ界を象徴する。
 浜松から巣立つ新世代の才能を聴くのは、あなただ!

【好評発売中】
◎第5回浜松国際ピアノコンクール2003
コブリン、ブレハッチ、関本昌平ほか
ALCD-9052-9054 [3枚組] 税込価格6,000円(税抜価格5,714円)

◎第6回浜松国際ピアノコンクール2006
アレクセイ・ゴルラッチ、北村朋幹ほか
ALCD-9072-9074 [3枚組] 税込価格5,000円(税抜価格4,762円)

◎第7回浜松国際ピアノコンクール2009
チョ・ソンジン、エルマール・ガサノフほか
ALCD-9097-9099 [3枚組] 税込価格5,000円(税抜価格4,762円)
 


LMCD-1973/1974
(2CD)
\3045
【浜松市楽器博物館コレクションシリーズ45】
ベートーヴェン チェロとクラヴィーアのための作品全集I
 花崎薫(チェロ)&小倉貴久子(フォルテピアノ)
  〜1810年のワルターとともに〜

《Disc 1》
 [1]-[2] チェロとクラヴィーアのためのソナタ第1番 ヘ長調 作品5-1 (1796年作曲)
 [3]-[4] チェロとクラヴィーアのためのソナタ第2番 ト短調 作品5-2 (1796年作曲)
《Disc 2》
 [1] ヘンデルのオラトリオ《ユダス・マカベウス》の主題による
 クラヴィーアとチェロのための12の変奏曲 ト長調 作品番号外45
   (1796年作曲)
 [2] モーツァルトのオペラ《魔笛》の主題〈娘っ子でも女房でも〉による
 クラヴィーアとチェロのための12の変奏曲 ヘ長調 作品66
   (1796年?作曲)
 [3] モーツァルトのオペラ《魔笛》から〈恋を知る殿方には〉による
 クラヴィーアとチェロのための7つの変奏曲 変ホ長調 作品番号外46
   (おそらく1801年作曲)
 [4]-[6] クラヴィーアとホルンのためのソナタ ヘ長調 作品17
   (1800年作曲)【チェロ編曲版】
花崎薫(チェロ)
小倉貴久子(フォルテピアノ)
ベートーヴェン時代の銘器を使用し、作品が本来秘めたチェロとクラヴィーアの対等な関係の上に音楽の自由を開放する作品全集の第1巻。現代のピアノが、大ホールに鳴り響く大音量と引き換えに失った豊かな倍音と、柔らかくはっきりとした音色を特徴とするワルター&サン ウィーンのフォルテピアノと、エンドピンを持たず、ガット弦を張ることで自然な協和を実現するチェロ。花崎薫と小倉貴久子の名手は、二つの楽器が完全に対等に渡り合うデュオ作品としてベートーヴェンが楽譜に込めたニュアンスを明確にする。

〈録音〉2012年9月5‐7日、26‐28日 アクトシティ浜松音楽工房ホール total playing time...[Disc 1] 53’09”... [Disc 2] 46’10”

【使用楽器】
チェロ:パオロ・アントニオ・テストーレ ミラノ 1760年頃
弓:フランソワ・グザヴィエ・トルテ パリ 1800年頃
フォルテピアノ:ワルター&サン ウィーン 1808-10年 はね上げ式 73鍵 F1〜f4 A=425Hz 全長230cm 浜松市楽器博物館所蔵

 発売元:浜松市楽器博物館
 販売元:コジマ録音
 


ACD0033/42
(10CD)
\17000
山根弥生子(ピアノ)/
 ベートーヴェン ピアノ・ソナタ全集

《Disc 1》
 [1]-[4] ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調 作品2-1
 [5]-[8] ピアノ・ソナタ第2番イ長調 作品2-2
 [9]-[12] ピアノ・ソナタ第3番ハ長調 作品2-3
《Disc 2》
 [1]-[2] ピアノ・ソナタ第20番ト長調 作品49-2
 [3]-[4] ピアノ・ソナタ第19番ト短調 作品49-1
 [5]-[8] ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調 作品7
 [9]-[11] ピアノ・ソナタ第5番ハ短調 作品10-1
 [12]-[13] ピアノ・ソナタ第6番ヘ長調 作品10-2
《Disc 3》
 [1]-[4] ピアノ・ソナタ第7番ニ長調 作品10-3
 [5]-[7] ピアノ・ソナタ第8番ハ短調 作品13〈悲愴〉
 [8]-[10] ピアノ・ソナタ第9番ホ長調 作品14-1
 [11]-[13] ピアノ・ソナタ第10番ト長調 作品14-2
《Disc 4》
 [1]-[4] ピアノ・ソナタ第11番変ロ長調 作品22
 [5]-[8] ピアノ・ソナタ第12番変イ長調 作品26
 [9]-[11] ピアノ・ソナタ第13番変ホ長調 作品27-1〈幻想曲風ソナタ〉
 [12]-[14] ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 作品27-2〈月光〉
《Disc 5》
 [1]-[4] ピアノ・ソナタ第15番ニ長調 作品28〈田園〉
 [5]-[7] ピアノ・ソナタ第16番ト長調 作品31-1
 [8]-[10] ピアノ・ソナタ第17番ニ短調 作品31-2〈テンペスト〉
《Disc 6》
 [1]-[4] ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調 作品31-3
 [5]-[6] ピアノ・ソナタ第21番ハ長調 作品53〈ヴァルトシュタイン〉
 [7]-[8] ピアノ・ソナタ第22番ヘ長調 作品54
《Disc 7》
 [1]-[3] ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調 作品57〈熱情〉
 [4]-[5] ピアノ・ソナタ第24番嬰ヘ短調 作品78〈テレーゼ〉
 [6]-[8] ピアノ・ソナタ第25番ト長調 作品79
 [9]-[11] ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調 作品81a〈告別〉
 [12]-[13] ピアノ・ソナタ第27番ホ短調 作品90
《Disc 8》
 [1]-[3] ピアノ・ソナタ第28番イ長調 作品101
 [4]-[7] ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調 作品106〈ハンマークラヴィーア〉
《Disc 9》
 [1]-[3] ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 作品109
 [4]-[6] ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 作品110
 [7]-[8] ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 作品111
《Disc 10》
 [1]-[3] 選帝侯ソナタ第1番変ホ長調 WoO.47-1
 [4]-[6] 選帝侯ソナタ第2番ヘ短調 WoO.47-2
 [7]-[9] 選帝侯ソナタ第3番ニ長調 WoO.47-3
 [10]-[11] 二楽章のソナチネ ヘ長調 WoO.50
 [12]-[13] やさしいソナタ ハ長調 WoO.51
 [14]-[15] 4手のためのソナタ ニ長調 作品6(山根弥生子による多重録音)
 二つのソナチネ
 [18]-[19] 第1番 ト長調 付録5-1(キンスキー=ハルムAnh.5-1)
 [20]-[21] 第2番 ヘ長調 付録5-2(キンスキーハルムAnh.5-2) 
山根弥生子(ピアノ)
〈録音〉1994年-1997年 キララホール、洗足学園前田ホール
発売元:アダムエース(1997年6月30日発売) 販売元:コジマ録音

 ALMによる限定ディストリビュート販売

 日本で初めてベートーヴェンについての著作を残した山根銀二氏の娘にあたる山根弥生子。彼女は1970年にベートーヴェン全曲チクルスを開き、その後も2回にわたって全曲演奏会を開いた。日本のベートーヴェン演奏の最高権威といっていい。そしてまさに満を持してのこの全集録音は、1993年から4年がかりで行われたものである。発売当時、かなりの話題となり、レコ芸でももちろん特選を獲得した。・・・にもかかわらず、販売ルートが確定しなかったため一般小売店にはまったく並ばなかった。それゆえに存在は知っていても入手できなかった人は多かった。今から数年前、入手ルートがなかったのだが本人のところに在庫がいくつか残っていたので無理を言ってお分けしてもらったことがあった。凛とした感じの方だった。
 山根弥生子のベートーヴェンの特徴は親子2代にわたる長年のベートーヴェン研究による研鑚と熟慮、そして作曲家への共感にある。それゆえに深い説得力と、そして新鮮さを持ちうるのである。さらにこの全集にはたんなる資料的という価値を越えた、多くの番号なしソナタが収められ、それらひとつひとつの輝きというのも捨てがたい魅力を持つ。

東武レコーディングズ


ローマ聖チェチリア音楽院共同制作第1 弾

TBRCD 0021
\2200→\1990
プレートル(指揮)&ローマ聖チェチリア音楽院管
 ベートーヴェン:
  (1)交響曲第2番ニ長調Op.36
  (2)交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」
ジョルジュ・プレートル(指揮)
ローマ聖チェチリア音楽院管弦楽団
 ジョルジュ・プレートルのベートーヴェン傑作集、第2交響曲+「エロイカ」 2007 年9 月12 日ライヴ

 録音:2007 年9 月12 日ローマ聖音楽堂、デジタル・ライヴ(サウンド・マスタリング:WEITBLICK)
 演奏タイミング:(1)[10:29][11:34][3:40][6:40] /(2)[14:45][13:48][6:08][11:03]

 世界最古の音楽院としても知られる名門ローマ聖チェチリア音楽院。1584 年にグレゴリウス8世が創設した音楽学校がその母体と申しますから日本で言えば戦国時代の創設です。1908 年から現在のスタイルで管弦楽団は演奏会を主催するようになったと伝えられます。その一端は昨年紹介しました8枚組のセット(SCO1937-2010)で聴くことができます。
 弊社はさらに踏み込んで、貴重なアーカイヴからのCDリリースを提案し、ここに第1 弾として、巨匠プレートルによるベートーヴェンをリリースする運びとなりました。イタリア語も堪能なマエストロとローマ聖チェチリア管の共演の歴史は50 年を超え、昨年はそれを記念し「第9」のコンサートが企画されましたが、巨匠の病によりキャンセルしたことは痛切の極みです。しかし、来年2014 年1 月には聖チェチリアの指揮台への復帰がアナウンスされたところです。
 プレートルの「エロイカ」と言えば2010 年のウィーン・フィル来日公演に於けるスピード感満点、変幻自在、スリリングな演奏が印象的でしたが、当演奏もそれに負けず劣らず、突然の間が見事にウィーン・フィルとの演奏と一致している点融通無碍のようで厳しい練習が窺えます。1 枚に収まっていることも嬉しい限りです。今年後半の超話題盤と言えましょう。
 


TBRCD 0020
\2200→\1990
ゲアハルト・ヘッツェル待望の協奏曲ライヴ!!
 (1)ブラームス:ヴァオリン協奏曲
 (2)モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5 番「トルコ風」
ゲアハルト・ヘッツェル(ヴァイオリン)
(1)渡邉曉雄(指揮)
 東京都交響楽団
(2)ハインツ・レークナー(指揮)
 読売日本交響楽団
 世界最高のコンサートマスター故ゲアハルト・ヘッツェル待望の協奏曲ライヴ!!

 演奏タイミング:(1)[21:15][8:57][7:56]/(2)[10:01][9:56][8:40]
 録音:(1)1988 年3 月16 日サントリーホール、デジタル・ライヴ (2)1988 年3 月14 日東京文化会館、ステレオ・ライヴ
 サウンド・マスタリング:WEITBLICK

 ウィーン・フィルのコンサートマスターとして、その名声は楽壇に轟き、世界最高のコンサートマスターとまで絶賛された名手、ゲアハルト・ヘッツェル(1940〜1992)。登山中の滑落死という悲劇的な急逝は、多くの音楽ファンを悲しませ、それ故にますます忘れ得ぬ存在となりました。
 その実力に比してソリストとしての録音は極めて少なく、今回登場する、ブラームス、モーツァルトの名作も無論初登場のレパートリーとなります。
 ブラームスはヘッツェルが生涯愛した作曲家で、最後の録音となったヴァイオリン・ソナタ集の名演も記憶に残ります。
 ヘッツェルの解釈は、抒情的で微かな感傷すら感じられる繊細で美しいもので、その大袈裟でない身振りには心打たれること必定です。
 そして最晩年の渡邉曉雄の伴奏が正にノーブルそのもので、この品格には思わず襟元を正したくなるばかりです。
 さらに、鬼才レークナーの伴奏を得たモーツァルトも収録、レークナーのキビキビした伴奏とヘッツェルのセンス抜群の節回しテクニックには、どなたも満足を得られることでしょう。繰り返し聞きたくなる名盤の登場です。
 ヘッツェル未亡人の快諾を得てのリリース。いずれも優秀な実況録音。

若林工房



WAKA 4171-72
(2CD)
\3600
「シューベルト:ピアノ作品集-4/イリーナ・メジューエワ」
 シューベルト(1797-1828):
  ●disc-1
   ピアノ・ソナタ (第17番) ニ長調 D850
   2つのドイツ舞曲 D841、 ワルツ(「アルバムの綴り」) D844
   ピアノ・ソナタ (第6番) ホ短調 D566
  ●disc-2
   12のドイツ舞曲(レントラー) D790
   20のワルツ(「最後のワルツ集」) D146 より (曲抜粋)
   ピアノ・ソナタ (第21番) 変ロ長調 D960
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
 生の深淵を覗きこむかのごとく〜夢と現を彷徨う魂のゆくえ シューベルト:ピアノ作品集-4/イリーナ・メジューエワ

 録音: 2012 年12 月 & 2013 年4 月、新川文化ホール(富山県魚津市)/STEREO/DSD 録音、発売元:若林工房

 メジューエワによる好評のシューベルト・シリーズ第四弾。今回は三つのソナタと舞曲を組み合わせた魅力的なプログラムをお楽しみいただきます。かの村上春樹氏もお気に入りというニ短調ソナタ(第17 番)D850 は、とりとめがなく長大で、まとめ上げるのに多くのピアニストが苦労する曲として知られていますが、メジューエワの解釈はシンプルかつ重層的。作品全体の構造を明確に打ち出しながら、各楽章の性格を丹念に描き分け、40 分以上の音楽を一気に聞かせます。ホ短調ソナタ(第6 番)D566 も若きシューベルトに相応しい瑞々しい解釈が素敵ですが、アルバムの白眉ともいうべきは、やはり変ロ長調ソナタ(第21 番)D960 でしょう。
 シンフォニックなスケール感、深い精神性、作曲家の心に寄り添うような細やかさをもってひとつひとつのフレーズが彫琢されていくさまは、見事な職人技を見る思いがします。そして時おり現れる、生の深淵を覗きこむかのような、底知れぬ深み。シューベルトのピアノ・ソナタの最高傑作として名高いこの作品に、またひとつ名演が加わりました。
 併録された舞曲集もチャーミングでありながら、ふと人生の儚さを感じさせるような諦観が魅力を放っています。

Studio N.A.T


NAT11511
\2800
「アシュグの唄」
 ハチャトゥリアン: ソング=ポエム (フルート版初録音)
 アミロフ:6つの小品
 グバイドゥーリナ:森の響き、アレグロ・ルスティコ
 プロコフィエフ:
  無伴奏ソナタ 作品115 (フルート版初録音)
  フルート・ソナタ ニ長調 作品94
吉岡次郎(fl.)
長尾洋史(pf.)
芽ぐむノスタルジー、吟遊詩人(アシュグ)の調べ

ユーラシア大陸における民族交差点の何たるかを物語る空気感と色彩感……。

およそ地球上すべての文化圏が共有財産とする“笛” に生来の特性として備わる、広き野を渡る風のような響きが、時空を超えたイメージを喚起する。

プロフィール
吉岡次郎(フルート):
東京都出身。武蔵野音楽大学卒業後、1999年スイスに留学。
2002年 バーゼル音楽院コンツェルトクラスにて、国家演奏家資格を最優秀の成績で取得し卒業。2002-03年 バーゼル交響楽団研修団員。その後ドイツ・カールスルーエ音楽大学にて室内楽を学ぶ。
帰国後は、第12回日本フルートコンヴェンションコンクール・ピッコロ部門第2位、第3回東京音楽コンクール木管部門 最高位入賞(1位なし2位)などの賞を受賞する他、2004年(東京文化会館)、2005年(津田ホール)、2009年(東京文化会館、パリ・サンマルセル教会)を中心として、国内外で定期的にソロ・リサイタルなどの演奏活動を行う。協奏曲のソリストとしてこれまでに名古屋フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団等と共演。
 2008-09 神奈川フィルハーモニー管弦楽団契約首席奏者。2010-11年度 財団法人地域創造「公共ホール音楽活性化事業」登録アーティスト。
2011年 津田ホールにて、N響メンバーを中心とした弦楽オーケストラと共に第4回目となるリサイタル「協奏曲の夕べ〜Sturm und Drang」を開催。シュニーダー作曲「フルートと打楽器のための協奏曲」を日本初演。
これまでに3枚のCDアルバム「シュナイダー(シュニーダー)・フルートの世界〜マンハッタンの風」WWCC-7621 LIVE NOTES、「ドビュッシー_ラヴェル 双璧の風」VCCM-8116 VISION CLASSIC、「疾風怒濤 (シュトゥルム・ウント・ドランク) 吉岡次郎フルートリサイタル」ALCD-9122 ALM Recordsをリリース。
フルートを白尾 隆、フェリックス・レングリ、笠井 潔、レナーテ・グライス=アルミンの諸氏に師事。現在はソリスト、室内楽奏者、オーケストラの客演奏者として演奏活動する他、後進の指導を行っている。ムラマツ・フルートレッスンセンター講師。桐朋学園芸術短期大学、洗足学園音楽大学非常勤講師。

長尾洋史(ピアノ):
東京藝術大学、同大学院修士課程を修了。安宅賞を受賞。宗廣祐詩、遠藤道子、米谷治郎の各氏に師事。1995年、パリ・エコールノルマルに留学。
 帰国後は、NHK交響楽団、東京交響楽団、東京都交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、大阪交響楽団など主要オーケストラと共演。
 ソロ・リサイタル、多数の国内外の作品初演、主要音楽祭に出演するほか、ミシェル・ベッケ(トロンボーン)、エリック・オビエ(トランペット)、ジャン=イヴ・フルモー(サクソフォン)、パーヴェル・ベルマン(ヴァイオリン)などの国内外の管楽器、弦楽器奏者と共演するなど、その活動は多岐にわたっている。
 CDは、「エボカシオン」「長尾洋史プレイズ ラヴェル&ドビュッシー」(ライブノーツ)、「メシアン:アーメンの幻影(2台ピアノ/共演:藤原亜美)」、「リスト&レーガーを弾く」(コジマ録音)などをリリース。
 透明で芯のある美しい音、緻密で精巧なテクニックの中に、非常にみずみずしい音楽を聴かせることのできる数少ない演奏家である。国立音楽大学准教授、東京藝術大学非常勤講師。

現代ギター


GGCV 1007
\2100
ヴァリエ2〜 金 庸太
 リベラ:練習曲
 ダンジェロ:2つのリディア調の歌
 ウォルトン:5つのバガテル
 カントール:プーナとカルージョ(練習曲第1番)
 ブローウェル:フーガ第1番
 アセンシオ:内なる想い
 アリラン(韓国民謡〜金 庸太 編)
金 庸太(ギター)
 レコード芸術誌特選盤。福田進一プロデュース、名手・金 庸太( キム・ヨンテ) の“ヴァリエ2”が、新品番・価格改定で待望の再リリース!

 優れた新人アーティストを紹介する、福田進一プロデュースのレーベルの第2 弾として発売された金 庸太のソロ・デビュー・アルバム「ヴァリエ2 〜内なる想い」がこの度、新品番・価格改定で再リリースされます。
 金 庸太にとっての遅すぎるほどのデビュー盤でしたが、満を持してのアルバムだけあって演奏・曲目ともに充実の内容です。現代の作品を中心とした構成ですが、血の通った音楽的な表現に溢れ、聴く人の心を捉えます。レコード芸術誌特選盤となった名盤の嬉しい復活です。( 原盤番号:GGCV 1002)

 =金 庸太( キム・ヨンテ) プロフィール=
 13 歳よりギターを始め、大谷環、尾尻雅弘、福田進一に師事。93 年名古屋ギターコンクール、94 年スペインギターコンクールにおいて第1 位受賞。
 94 年及び98 年東京国際ギターコンクール第2 位受賞。95 年に渡仏、パリ・エコールノルマル音楽院にてアルベルト・ポンセに師事。97 年、同音楽院ギター科を審査員全員一致の第1位で修了。翌98 年、同音楽院の演奏家ディプロマを審査員全員一致の首席で取得。同年ベルギーに移り、王立アントワープ音楽院スペシャライズコースに 在籍、ローランド・ブロックスの下で研鑽を積む。その間、ギターをアルバロ・ピエッリ、ジェラール・ヴェルバに、アナリーゼをナルシス・ボネに師事し、ヨーロッパ各地で演奏活動を行う。2000 年に帰国、以降ソロ、室内楽、オーケストラとの共演など、幅広く活動中。現在、聖徳大学、現代ギターGG 学院講師。



 

GGBD 3028
\2940
松本樹佳(マツモトキヨシ) ときどき、ギタリスト
 哀歌(二橋潤一)/ゴヤのマハ(グラナドス)/
 盗賊の唄、アメリア姫の遺言、聖母と御子(リョベート)/
 シャコンヌ(バッハ)/
 ある貴紳のための幻想曲(ロドリーゴ)/
 悲しい歌(二橋潤一)/最後のトレモロ(バリオス)
本樹佳(ギター)
松本尚子
 (ピアノ;Steinwey & Sons C-227)
 クラシック・ギター界で超有名!プロ・ギタリストも裸足で逃げ出す日本一のアマチュア・クラシック・ギタリスト、マツキヨ参上!

 録音:2012 年11 月25-28日、釧路/DDD

 このアルバムの主役、松本樹佳(マツモトキヨシ!)は北海道釧路市在住、本業は酪農関係の会社経営、そしてアマチュア・ギタリストです。ギターは独学にもかかわらず、昨年の第13 回全日本アマチュアギターコンクールでは見事優勝!ピアニストである夫人とのデュオを含むCD の録音(自宅リビングでプロ録音エンジニアを使っての録音)、さらにCD には評論家の濱田滋郎、ギタリストの福田進一、鈴木大介、大萩康司、作曲家の二橋潤一がそれぞれ賛辞を寄せるというのは、やはりただ事ではありません。なによりも圧倒的に大きなギターと音楽への愛情がその演奏に満ち溢れています。プロの前段階としてのアマチュアでなく、音楽愛好家としての本来的な意味でのアマチュアの究極的な姿がここにあります。




ETENDUE

NKB 403
(SACD HYBRID)
(DVD-ROM)
2枚組
\5250
● DISC 1 (SACD Hybrid, STEREO)
 ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」(1919 年版)
 チャイコフスキー:幻想的序曲「ロメオとジュリエット」
 チャイコフスキー:ポロネーズ(歌劇「エウゲニ・オネーギン」より)
● DISC 2 (DVD-ROM)
 ・WAV data (24bit/192kHz) および WSD data (1bit/2.8MHz)
  ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」(1919 年版)
  チャイコフスキー:幻想的序曲「ロメオとジュリエット」
  チャイコフスキー:ポロネーズ(歌劇「エウゲニ・オネーギン」より)
 ・WSD data (1bit/5.6MHz) [ ワンポイントマイクによる収録、未編集テイク]
  チャイコフスキー:幻想的序曲「ロメオとジュリエット」
 ・WSD data (1bit/5.6MHz)
  チャイコフスキー:ポロネーズ(歌劇「エウゲニ・オネーギン」より)
北村憲昭(指揮)
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団
NKB 103
(SACD HYBRID)
\3150
 高精細DSD による鮮烈な録音で話題を独占!SACD Hybrid+DVD-ROM 2 枚組に高品位オーディオを満載!HRレーベル注目の第3弾!
 北村憲昭指揮、ワルシャワ・フィルによるストラヴィンスキー 「火の鳥」&チャイコフスキー「ロメオとジュリエット」

 録音:2013 年2 月6,7 日、ワルシャワ・フィルハーモニック・ホール、ポーランド

 北村憲昭指揮によるオーケストラ作品の録音事業に着手したHR レーベルは、これまでにスロバキア・フィル演奏のベートーヴェンのアルバムを制作していますが、今回のアルバムは収録場所をポーランドに移し、ヨーロッパでも屈指の歴史と実力を誇るワルシャワ・フィルの演奏によるストラヴィンスキー・チャイコフスキーの色彩豊かな作品を収録したものとなりました。HR レーベルのアルバムの特徴であるDSD(1bit) 技術による録音を元に、鮮度の高い音質を楽しめるSACD ハイブリッドディスクと、PC オーディオファンならば興味を惹かれずにはいられない高解像度オーディオデータを満載したDVDROMに、共通の曲目を収録しています。
 このメディアの組み合わせによる世界初のアルバムとなったHR レーベル第一弾(NKB 401) は音楽ファン・オーディオファンの大きな話題となりました。本タイトルはさらに強力なコンテンツで聴く人を魅了します。



 

NKB 402
(SACD HYBRID)
(DVD-ROM)
2枚組
\5250
● DISC 1 (SACD Hybrid)
 ベートーヴェン:交響曲7番イ長調 Op.92
 シュトラウス:「皇帝円舞曲」 Op.437
● DISC 2 (DVD-ROM)
 ・WAV data (24bit/176.4kHz)
  ベートーヴェン:交響曲7番イ長調 Op.92
  シュトラウス:「皇帝円舞曲」 Op.437
 ・WSD data (1bit/5.6MHz)
  ベートーヴェン:交響曲7番イ長調 Op.92 より第2楽章
 ・WSD data (1bit/2.8MHz) One Point Stereo Mic
  シュトラウス:「皇帝円舞曲」 Op.437
北村憲昭(指揮)
スロバキア・フィルハーモニー管弦楽団
 SACD Hybrid+DVD-ROM 2 枚組に高品位オーディオを満載!HR レーベル注目の第2弾!

 録音:2010 年11 月20&21日、スロバキア
 

NKB 401
(SACD HYBRID)
(DVD-ROM)
2枚組
\5250
● DISC 1 (SACD Hybrid)
 ベートーヴェン:
  (1)交響曲6番ヘ長調「田園」Op.68
  (2) 「エグモント」序曲 Op.84
● DISC 2 (DVD-ROM)
 ・WAV data (24bit/176.4kHz)
  ベートーヴェン:
   (1)交響曲6番ヘ長調「田園」Op.68
   (2) 「エグモント」序曲 Op.84
 ・WSD data (1bit/5.6MHz)
  ベートーヴェン:
   (1)交響曲6番ヘ長調「田園」Op.68 より第2楽章
 ・WSD data (1bit/2.8MHz) One Point Stereo Mic
   ベートーヴェン:「エグモント」序曲 Op.84
北村憲昭(指揮)
スロバキア・フィルハーモニー管弦楽団
 世界初!!SACD Hybrid+DVD-ROM 2 枚組に高品位オーディオを満載!

 録音:2010 年5 月8,9 日、スロバキア

 ■北村憲昭( 指揮)
 1949 年12 月12 日神戸生まれ。父はアマチュアコーラスの指揮者、父方の伯父は1988 年に亡くなるまでニューヨークで指揮を、母方の伯父もやはり大阪音楽大学の指揮科の名誉教授という一家の中で育った。12 才よりフルートを習いはじめ、京都市立芸術大学に入学、吉田雅夫 伊藤公一 各師に師事。大学卒業後指揮を日本の指揮者の第一人者故山田一雄氏に師事し指揮法を学ぶ。その後師のアシスタントを務めながら日本では数少ないオペラの経験を朝比奈隆氏のもとで積み、関西歌劇団指揮者として数多くのオペラのレパートリーを身に付けた。1981 年ストラヴィンスキーの「エディプス王」を指揮し、デビューを果たし、その指揮と演出で絶賛を博す。1991 年桂三枝氏の演出によるモーツァルトの「魔笛」の公演で「斬新な演出にも劣らぬ伝統的かつ格調高い指揮であった。」と高く評された。1994 年チェコのオロモウツで開かれた国立モラビアフィルハーモニーオーケストラ主催のインターナショナルマスタークラス フォーコンダクターズに於いて、シューマンの「交響曲第4 番ニ短調」の演奏に、最高の解釈であったとの特別表彰を受け、その栄誉として当オーケストラとシューマン交響曲第1 番と第4 番の録音を行う。2010 年スロバキア・フィルハーモニーとベートーヴェン交響曲第6 番「田園」他を録音。同年11 月にベートーヴェンの交響曲第7 番他を録音。論文「演奏の解析法」「旋律要素の解析」を執筆、共に神戸山手女子短期大学紀要に掲載。

日本伝統文化振興財団


SACG 30005/10
(6SACD シングルレイヤー)
¥25000
鬼太鼓座 コレクション(ONDEKOZA Collection)
 [Disc 1] 鬼太鼓座(ファースト・アナログアルバム)
  (1)大太鼓/(2)尺八本曲 阿字観/(3)津軽三味線/(4)屋台囃子
    録音:1976 年12 月22,23日、入間市市民会館
 [Disc 2] 鬼太鼓座 New
  (1)鬼太鼓囃子「序奏:海東流神楽太鼓」/(2)はちじょう/(3)島歌幻想曲/
  (4)津軽三味線II/(5)やまと/(6)こもりうた/(7)屋台囃子
    ゲスト演奏:月星鎮一、服部康(海東流神楽太鼓) 竹井誠(笛・尺八)
    録音:1989 年9 月28,29日、愛知県飛鳥村公民館大ホール
 [Disc 3] 伝説
  (1)大太鼓/(2)三国幻想曲/(3)尺八 五木の子守歌/(4)屋台囃子/(5)チンドンヤ/(6)打つ八丈
    ゲスト演奏:川口真満(箏) 松田惺山(尺八)
    録音:(3)(6)1994 年7 月18-20日、所沢ミューズホール/(1)(2)(4)(5)1994 年8 月20-23日、玉村町文化センター
 [Disc 4] 富嶽百景
  (1)鬼太鼓囃子/(2)弓ヶ浜/(3)富嶽百景/(4)花や今宵の/(5)三国/
  (6)鼕々-坎としてそれ鼓を撃つ-/(7)阿?三味線/(8)明暗/(9)モノクロームII
    ゲスト演奏:松田惺山(尺八)
    録音:1997 年4 月12 日、青山スタジオ301st/山梨県身延町総合文化会館
 [Disc 5] 怒涛万里
  (1)鼕々/(2)モノクロームII/(3)火の舞/(4)崎山節/(5)雪の朝/(6)怒涛万里
    ゲスト演奏:浦田恵司(作曲・編曲・プログラミング)
    大島保克(唄・三味線) 松田惺山(作曲・尺八) 川口真満(箏)
    録音:1998 年12 月7 日、札幌コンサートホールKitara
 [Disc 6] 響天動地
  (1)太陽の馬/(2)響天動地/(3)鬼太鼓囃子’04「竹籟]」/(4)射I「竹採姫」 II「月へ」/
  (5)屋台囃子’04「蒼天」/(6)紅八丈/(7)祈〜鬼太鼓座/(8)渇きの海 Part IV
    ゲスト演奏:梅津和時(sax) みやざきみえこ(唄・三味線) 末長愛(和太鼓)
    録音:2004 年1 月13,14日、ロゼシアター(富士市) 2004年1 月19 日、サントリーホール
   以上、演奏 鬼太鼓座
 ビクター『鬼太鼓座』 遂にSACD 化!
 プロデューサー藤本草自らSACD の為に新マスタリング!録音当時のビクター・エンジニヤ陣も総動員態勢で万全のSACD 化

 2 チャンネルステレオ

 ファースト・アルバムから一貫して鬼太鼓座の「音」にこだわり続けてきた歴代の鬼太鼓座録音担当エンジニアたちは、オリジナル・マスターからのハイ・ビット/ハイ・サンプリングでのデジタル・マスタリングに際し、スペックに頼ることのない実際の聴感上の観点から「音」の良さを追及し、いかにして鬼太鼓座の「音」のイメージを損なうことなく甦らせるかを目指してその制作に当たった。オリジナルテープからの新たなマスタリングも一例で、そのこだわりにこだわった結果が、本SACD ボックス全6 枚のアルバムに収められている。
 多くの皆様に長年にわたってお聴き頂いてきた鬼太鼓座の「音」。今回その「音」のイメージが、SACD という大きな「容れ物」を得てどのように変化したのか、また「音」のクオリティが本当に良い方向に拡大出来ているのか。制作に当たったスタッフ一同を代表し、このアルバムをお聴き下さる皆様からの忌憚ないご批評を心して俟ちたい。
 (鬼太鼓座プロデューサー、現・日本伝統文化振興財団 理事長 藤本草)

 故長岡鉄男氏も激賞し、多くのファンを驚かした和太鼓集団「鬼太鼓座」。
 当時日本最大直径2.25m 重さ3 トンの大太鼓「大和」が炸裂する爆弾録音「富嶽百景」などオリジナルアルバム全12 タイトルより6タイトルを厳選しビクター初のSACDとして満を持しての発売です。またデビュー・アルバムのCDでは割愛された尺八の巨匠ライリー・リーの「阿字観」も当SACD で完全復活致しました。究極の録音芸術として知られる一連のレコーディングだけあり、今聴いても驚きの迫力です。

 鬼太鼓座について
 鬼太鼓座の創設者田耕(でん・たがやす1931-2001)が佐渡ヶ島で鬼太鼓座を結成したのは1969 年、国内での旗揚げ公演は1971 年、そしてボストン・マラソンに出場したメンバー15 名全員の完走後、ゴール地点で太鼓演奏という、世界への華々しいデビューは1975 年だった。全国から佐渡ヶ島に集まった若者たちが共に廃屋で暮らした合宿生活は、毎日が「マラソン」と「芸」の鍛錬。午前4時に毎朝起床し、10kmのランニングの後に太鼓・踊り・歌の稽古。終えてまた20〜30km のランニング。時には1 日の走破距離が60 kmに及ぶこともあったと聞く。一つ屋根の下の共同生活は、新聞、テレビ、酒、煙草なく、娯楽も一切なく、ただ佐渡の山中を走り抜き、太鼓を打ち鳴らす日々だった。太鼓はもちろん演奏をまったくしない田が提唱した鬼太鼓座の活動すべての根源は、「走ることと音楽とは一体であり、それは人生のドラマとエネルギーの反映である」という「走楽論」で、走ることで心身の贅肉を削ぎ落として初めて、芸能を習得する心と身体が出来上がるという田の哲学だった。全国から佐渡ヶ島を訪れた若者たちは、当時ラジオの深夜番組から生きた情報を手に入れていた。田が唱えた「佐渡ヶ島に民俗芸能集団を創設し、ゆくゆくは学校を作る」、という壮大なプランに賛同した多くの文化人の一人、田とほぼ同世代の永六輔がラジオ番組で紹介したこの構想に感動し、心躍らせて佐渡ヶ島を訪れた若者も少なくなかった。ボストン・マラソンで飾った鮮烈な世界デビューの翌年となる1976 年5 月にビクターとのレコーディング契約が結ばれ、その年から3 枚のLPアルバムの制作が始まり初期のメンバーには林英哲などのちの大スターを世に出し、カリスマ指導者田なき後も旺盛な活動を展開中。







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