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第72号
映像新譜
2013.8.20〜2013.10.18


DG(映像)



73 4529
(DVD)
\3700→\3490
ネトレプコ&ホロストフスキー/赤の広場ライヴ
 「運命の力」:序曲
 「シチリア島の夕べの祈り」〜ありがとう、愛する友よ
 「ドン・カルロ」〜io morro ma lieto il core
 「イル・トロヴァトーレ」〜
  見ろよ 夜の暗い衣を/静かな夜…私のこの気持ちは/
  君の微笑み/聞いたか?朝ともなれば
 「トスカ」〜行け、トスカ(テ・デウム)
 「アンドレア・シェニエ」〜母は亡くなり
 「ナブッコ」〜行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って
 「リゴレット」〜悪魔め、鬼め
 「エフゲニー・オネーギン」〜
  あなたは私に手紙をくれました/ポロネーズ/O! Kak mne tiazhelo
 「チャールダーシュの女王」〜ハイヤー、ハイヤー、山こそわが故郷
 黒い瞳/モスクワ郊外の夕べ
アンナ・ネトレプコ(S)
ドミトリー・ホロストフスキー(B)
ロシア国立交響楽団
指揮:コンスタンティン・オルベリアン
故国ロシアの赤の広場で7500人の聴衆を沸かせたライヴ!
 オペラ界の2大スターが故国ロシアの聴衆を前に珠玉のオペラアリアを歌い上げたモスクワ、赤の広場でのコンサート・ライヴ。7500年の聴衆が赤の広場を埋めたこのコンサートの模様はロシア、フランス、ドイツ、オーストリア他世界各国で放映されました。収録:2013年6月19日 モスクワ、赤の広場(ライヴ)
 

73 5065
(Blu-ray)
\4400
マシュー・ボーン/眠りの森の美女
 本編:104分
 +ボーナス映像(ドキュメンタリー):52分
振付:マシュー・ボーン
ザ・スリーピング・ビューティー・オーケストラ
指揮:ブレット・モリス
73 5064
(DVD)
\3700
上記と同内容のDVD
マシュー・ボーンが世紀の名作で復活
 1992年の男性版「白鳥の湖」で一世を風靡し、2007年の「ドリアン・グレイ」後、長い沈黙を守っていたマシュー・ボーンが不死鳥のごとく蘇り、独自の世界観で染め上げた名作「眠りの森の美女」を持って、われわれの元に帰って来ました。
 ボーン版『眠れる森の美女』は、チャイコフスキーのオリジナルが初演された1890年からスタートし、オーロラ姫の成長にともなって時代が現代へと変化していくという構成。幕の進みに合わせて振り付けも近代化していく野心的な改作です。
 サドラーズ・ウェルズ劇場では64公演を完売し9万7千人の観客を集め、空前の大ヒットを記録し、今年4月にはロンドン凱旋公演を行いました。当盤はイギリス南西の都市ブリストルでの公演を収録したもの。同作品は既に英国内で25万人以上の観客を動員し、その後舞台をヨーロッパ、ロシア、アメリカへ移して世界のファンを魅了中。
 収録:2013年5月 UK ブリストル
 


73 5077
(DVD)
\3700→\3490
オッター、ダニエル・ホープ、他/テレジーン
 パヴェル・ハース:民謡による7つの歌〜第2曲
 I.ウェーバー:テレージエンシュタットを彷徨う
 エルヴィン・シュルホフ:
  無伴奏ヴァイオリン・ソナタ〜アンダンテ・カンタービレ
 ロバート・ダウバー:セレナード
 カレル・ベルマン:ピアノのための組曲〜第7番
 シュルホフ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第2番〜
  アレグロ・インペトゥオーソ
 カレル・ベルマン:追憶〜2.家族
 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番〜サラバンド
 ラヴェル:2つのヘブライの歌〜1.カディッシュ、他
ダニエル・ホープ(Vn)/
アンネ=ソフィー・フォン・オッター(Ms)/
ベンクト・フォシュベリ(P)/
クリスティアン・ゲルハーヘル(Br)/
ベベ・リーゼンフォース(Gr)
2007年発売のCDに続いて、ドキュメンタリーも収録したDVDリリース。
1938年11月、ドイツ全土とオーストリアでおきた水晶の夜事件(ナチス・ドイツによる反ユダヤ暴動)から75年を経て、あらためてその時代を検証すべく、テレジーン強制収容所に関連する音楽をドキュメンタリーと共に収録。コンサート映像部分は2007年に発売したCDと同様のレパートリー。
 約1時間のドキュメンタリーには、ダニエル・ホープ、ソフィー・オッターらのインタビューに加え、強制収容所の様子、テレジーンからの生還者によるインタビュ—映像も収められています。
 比類ないオッターやゲルハーヘルの歌声、ダニエル・ホープの美しい演奏もあいまって、涙なしに観おえることのできない作品です。
 今年10月、ダニエル・ホープは来日公演でこのアルバムに収録された作品を演奏します。(10/15 トッパンホール)

SONY(映像)

8888377379-9
(DVD)
\4000
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番ハ長調 op26
バルトーク:ピアノ協奏曲第2番ト長調 Sz.95,BB 101
ラン・ラン(P)
ラトル指揮
ベルリン・フィル
8888377380-9
(Blu-ray)
\4900
プロコ、バルトーク!ラン・ランの2コンチェルトはやはり映像で 10月にCD発売されるラン・ラン最新アルバムは、ラトル指揮ベルリンフィルとのコンチェルト。(コンサートマスター:樫本大進)繊細かつダイナミックな演奏はやはり映像で楽しみたい。
 内容・60分のTVドキュメンタリー“The Highest Level”・Prokofiev Concerto 3のランスルー映像 ・5.1chサラウンド音声(Blu-rayのみ) 
 ・「Prokofiev: Piano Concerto No. 3 - Bartok: Piano Concerto No. 2」のハイレゾ音源を収録。 (Blu-ray のみ)

ACCENTUS MUSIC(映像)


ACC 10283BD
(Blu-ray)
\5000→\4590
シャイーの「ボエーム」!!実力派歌手が集結したヴァレンシアでの上演!
 日本語字幕付き!
  プッチーニ:「ボエーム」
ガル・ジェイムズ(S ミミ)
アキレス・マチャド(T ロドルフォ)
マッシモ・カヴァッレッティ(Br マルチェッロ)
カルメン・ロメウ(Ms ムゼッタ)
ジャンルカ・ブラット(Bs コッリーネ)
マッティア・オリヴィエーリ(Br ショナール)
マッテオ・ペイローネ(Bs ベノワ) ほか
リッカルド・シャイー(指)
バレンシア州立管弦楽団
バレンシア自治州合唱団


ACC 20283DVD
(DVD)
\3400→\3090
  演出:ダヴィデ・リヴェルモーレ/収録:2012年12 月12/15日、ソフィア王妃芸術宮殿
 (Blu-ray) リージョン・コード:0(フリー)、HD 16:9、DTS HD Master Audio / PCM Stereo
114 分、字幕:伊英独仏韓日
 (DVD) リージョン・コード:0(フリー)、NTSC 16:9、PCM Stereo / Dolby Digital 5.1 /DTS 5.1、114 分、字幕:伊英独仏韓日

 絶好調のスペイン、ヴァレンシアのソフィア王妃芸術宮殿から、2012 年暮れの「ボエーム」が登場。リッカルド・シャイーの指揮というのがポイントです。シャイーはボローニャ市立劇場やライプツィヒ歌劇場の音楽監督を務めるなど、オペラ指揮者としても活躍したのですが、近年はピットで指揮する機会は稀で、これは貴重な機会です。シャイーらしい聞かせ上手なプッチーニを楽しめます。
 歌手は今第一線でバリバリ活躍している中堅どころが中心。ミミのガル・ジェイムズはイスラエル出身で、オーストリアのグラーツ歌劇場で絶大な人気を誇るプリマドンナ。充実した中音域と伸びのある高音域で、非常に幅広いレパートリーをこなしています。ロドルフォのアキレス・マチャドは、ヴェネズエラのテノール。ロドルフォは当たり役で、2003 年11 月、メトロポリタン歌劇場への初出演もロドルフォでした。マルチェッロのマッシモ・カヴァッレッティは、ルッカ生まれのイタリアのバリトン。2007 年以降チューリヒ歌劇場の主要メンバーとして大活躍。また2013 年9 月、スカラ座来日公演でのヴェルディ「ファルスタッフ」でフォードを歌ったのがまだ記憶に新しいところです。ムゼッタのカルメン・ロメウは、地元ヴァレンシア出身のソプラノ。2011 年から3 年連続でペーザロのロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルに出演、またヴェルディ「椿姫」のヴィオレッタを得意とするなど、今後の活躍が期待される若手です。
 ダヴィデ・リヴェルモーレ(リヴァーモア)は、ゴッホ、ルノワール、マネといった印象派の画家の絵を背景に投影し、初演の頃のパリの雰囲気を醸しています。
 手法としては珍しくはないものの、一時代前と比べても投影画像がとても鮮明なので、HD 映像で見ると大きな効果が上がっています。
 日本語字幕付き。また特典としてメイキングの映像が20 分収録されています。
 

ACC 10298BD
(Blu-ray)
\5000→\4590
プラシド・ドミンゴ
 ヴェルディ:「ナブッコ」
プラシド・ドミンゴ(Br ナブッコ)
孫秀葦 スン・シュウウェイ(S アビガイッレ)
李暁良 リー・シャオリャン[リャン・リ](Bs ザッカリア)
金鄭建 ジン・チェンジエン(T イズマエーレ)
楊光 ヤン・グァン(S フェネーナ)
関致京 カン・ジジン(T ベルの祭司長)
劉乃奇 リュー・ナイキ(T アブダッロ)
張? ジャン・ジン(Ms アンナ)
ユージン・コーン(指)
中国国家大劇院管弦楽団、合唱団


ACC 20298DVD
(2DVD)
\3400→\3090
 日本語字幕付。
 ドミンゴのナブッコ!!!中国国家大劇院を興奮の坩堝にした「ナブッコ」

 ジルベール・デフロ(演出)、エツィオ・フリジェリオ(舞台)、フランカ・スクワルチャピーノ(衣装)
 収録:2013 年5 月
 (Blu-ray)リージョン・コード:フリー、HD 16:9、123 分59 秒、DTS HD Master / PCM Stereo、字幕:英独仏西中韓日
 (DVD) リージョン・コード:フリー、NTSC 16:9、123 分59 秒、PCM Stereo / Dolby Digital 5.1 / DTS 5.1、字幕:英独仏西中韓日

 ヴェルディ生誕200 年を記念して2013 年5 月に北京の中国国家大劇院管弦楽団で「ナブッコ」が上演されました。タイトルロールはなんとプラシド・ドミンゴ。ここ数年、ヴェルディ・バリトンとして新たな境地を広げているドミンゴですが、ナブッコはこの直前の2013 年4 月に英国ロイヤル・オペラでロールデビューをして好評を博したばかり。ドミンゴならではのさすがの上手さです。共演者は中国人。アビガイッレの孫秀葦 スン・シュウウェイは、遼寧省の生まれ。1995 年にトリエステでのベッリーニ「ノルマ」のタイトルロールでデビュー。以来欧米で幅広く活躍しています。1997 年、東京で行われたドミンゴ主催のオペラ歌手コンクール、オペラリアで第3 位を獲得、ドミンゴとは度々共演しています。ヴェルディの初期オペラのヒロインを得意とする貴重な逸材。ザッカリアの李暁良 リー・シャオリャンは、山西省の生まれ。欧米ではリャン・リの名前で活動しており、2013 年9 月、新日本フィルでのワーグナー「ワルキューレ」第1 幕でフンディングを歌っていたのが記憶に新しいところ。現在はドイツを拠点としています。
 ベテランのオペラ指揮者、ユージン・コーンの手堅い指揮、ジルベール・デフロの歴史絵巻的な豪華な舞台もあって、大いに盛り上がる上演になっています。 
 

ACC 10268BD
(Blu-ray)
\4700→\4290
シャイー&ゲヴァントハウス管
 マーラー:交響曲第6番イ短調「悲劇的」

 =ボーナス=
 「ぼくの第6番は、謎を突き付けるだろう」
  〜リッカルド・シャイーとラインホルト・クービクによる
   パネル・ディスカッション
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
リッカルド・シャイー(指揮)


ACC 20268DVD
(DVD)
\2900→\2590
 シャイー&ゲヴァントハウス管のマーラー・シリーズ、ハンマー打撃にカウベル、ヘルデングロッケン、みどころ&聴きどころ満載の「悲劇的」

 収録:2012 年9 月6、7&9 日ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)
 (Blu-ray) コンサート86’ 25 +ボーナス18’ 26、 NTSC 16 : 9 / Full HD、 Region All、 音声:DTS HD Master Audio / PCM ステレオ、 字幕(※ ボーナス):独・英・仏
 (DVD) コンサート86’ 25 +ボーナス18’ 26、 カラーNTSC 16 : 9、 Region All、 音声:ドルビー・デジタル5.1 / DTS サラウンド5.1 / PCM ステレオ、 字幕(※ ボーナス):独・英・仏

 ライプツィヒ出身で現代アートの第一人者ネオ・ラウフ[1960-] による絵画をあしらったジャケット・デザインもおなじみとなりつつある、リッカルド・シャイー指揮ゲヴァントハウス管弦楽団によるマーラーの交響曲シリーズの最新映像。第6 交響曲は2012 年9 月にゲヴァントハウスでおこなわれたコンサートの模様をライヴ収録したもので、シャイーが首席指揮者時代にコンセルトヘボウ管弦楽団とともに完成させた交響曲全集録音では、第6 番はシリーズ初期にあたる1989 年10 月のセッション録音でしたので、このたびのライヴ映像作品はおよそ23 年ぶりの再録ということになります。
 ゲヴァントハウス管弦楽団初のマーラー全集完成にも期待をつなぐ当シリーズですが、ここでシャイー指揮の第6 交響曲新旧比較における明確な相違として、中間2 楽章の配置の問題があります。ゲヴァントハウス管との2012 年ライヴでは、第2 楽章アンダンテ、第3 楽章スケルツォの配置を採用しているのに対して、1989 年のコンセルトヘボウ管とのセッション録音では、これとは逆に第2 楽章がスケルツォ、第3 楽章がアンダンテとなっていました。
 このあたり、いずれ劣らず特色ある名門オーケストラのサウンドカラーの違いも聴きどころですが、ここに至るシャイーの心境の変化はたいへん興味深いところといえそうです。
 シャイーといえば今年2013 年に、2015 年の契約満了を待たずしてゲヴァントハウス管との契約を2020 年まで延長されることが発表されました。
 2005 年の第19 代カペルマイスター就任以来15 年に及ぶ長期のポストをシャイーが約束され、楽団から絶大な支持を集める背景には、なによりこの間の実演、レコーディングの充実の成果がありますが、その一端をここでの演奏内容からもうかがい知ることが出来そうです。
 なお、マーラーが作曲当時にリヒャルト・シュぺヒトに宛てた手紙のフレーズをタイトルに冠したボーナス映像には、国際マーラー協会による第6 交響曲1998 年改訂版の校訂に携わったクービクを迎えてシャイーがおこなったパネル・ディスカッションの模様を収録しています。

 =シャイー指揮マーラー第6 交響曲トラック・タイム比較=
 [ゲヴァントハウス管/ 2012年9月]   I.22’35 +II.14’46 +III.11’56 +IV.34’20 = TT. 83’37(実測値)
 [コンセルトヘボウ管/ 1989年10月] I.25’35 +II.13’17 +III.14’40 +IV.30’59 = TT. 84’31
 

ACC 20227DVD
(DVD)
\2400
クリスマス・ソング集〜グロリア・イン・エクセルシス・デオ
 ・シューマン:クリスマス・トッカータ
 ・いと高きところに神の栄光あれ
 ・ヘンデル:
  シバ女王の入城、輝かしい熾天使は列をなして燃え上がり、シオンの娘よ、大いに喜べ
 ・高き御空よりわれは来たれり
 ・ワーグナー:エルザの大聖堂への行列
 ・マリアはいばらの森を通り
 ・チャイコフスキー:組曲「くるみ割り人形」(抜粋)
 ・メンデルスゾーン:クリスマス(讃美歌)
 ・エサイの根よりくすしき花は
 ・メンデルスゾーン:それ、主汝のためにみ使いたちに命じ
 ・聴かせて、祝福された天使たち
 ・エーベル:静かに雪が降り
 ・今宵鳴りわたる
 ・アイレンベルク:ペテルブルクの橇の旅
 ・ロジャー・ハーヴェイ:フェスティヴ・チアー
 ・ジョン・フランシス・ウェイド:神の御子は今宵しも
 ・フンパーディンク:夕べの祈り
 ・ジークフリート・ケラー:星降る教会
 ・フランツ・グルーバー:サイレント・ナイト
 ・いざ歌え、いざ祝え
ヴェルニゲローデ青少年合唱団
ペーター・ハーベルマン(コーラスマスター)
ルート・ツィーザク(S)
アンサンブル・ソノーレ
トーマス・クラモー(指)
ザクセン吹奏楽団
 ドイツの名門合唱団ヴェルニゲローデが歌うクリスマス・ソング、煌めくドイツのクリスマスを堪能できるDVD

 収録:2012 年12 月聖母マリア教会、マリエンベルク、ライヴ/画面:NTSC 16:9、音声:PCM ステレオ、DD5.1、DTS5.1、リージョン:0、84’15

 ドイツ南部、ヴュルツブルクの丘の上にある大司教の居館マリエンベルク要塞。要塞の中には8 世紀初頭の建築物である聖母マリア教会があります。このDVDは、2012年12月にその教会で行われたクリスマス・コンサートの模様を収録。
 「いと高きところに神の栄光あれ」をはじめとした讃美歌、「くるみ割り人形」、「ペテルブルクの橇の旅」、「サイレント・ナイト」などクリスマス定番の曲が演奏され、伝統的なヨーロッパのクリスマスの雰囲気を織り交ぜた美しい映像となっています。
 1951年に創設されたヴェルニゲローデ青少年合唱団は、ドイツのザクセン=アンハルト州立音楽高校の15 〜18 歳の選抜メンバーによって構成されています。その清楚で美しい響きは、ドイツのみならず、世界中の合唱ファンを魅了しています。また、ソリストとして登場するのはソプラノのルート・ツィーザク。透明感ある清廉な歌声は、厳かなクリスマスの雰囲気を一層盛り上げます。美しい教会の響きと、ヨーロッパの伝統的な街並みで味わう神聖なひと時は格別です。



 

ACC 10261BD
(Blu-ray)
\4700→\4290
アバド in ザルツブルク音楽祭2012
 モーツァルト:
  ミサ・ソレムニス ハ短調K.139「孤児院ミサ」
 シューベルト:ミサ第6番 変ホ長調 D.950
クラウディオ・アバド(指揮)
モーツァルト管弦楽団
ラヘル・ハルニッシュ(S)
サラ・ミンガルド(A)
ハビエル・カマレナ(T)
パオロ・ファナーレ(T)
アレックス・エスポジト(Bs)
エルヴィン・オルトナー(合唱指揮)
アーノルト・シェーンベルク合唱団


ACC 20261DVD
(2DVD)
\3400→\3090
 アバド in ザルツブルク音楽祭2012、アバドらしい絶妙な選曲のモーツァルト&シューベルトのミサ曲

 収録:2012年7 月28 日ザルツブルク音楽祭、ライヴ
 監督:ミヒャエル・バイヤー
 (Blu-ray) 画面:NTSC 16:9、音声:DTS HD Master Audio,PCM ステレオ、リージョン:0、104’、27mm、字幕:英独仏韓(原語:ラテン語)
 (DVD) 画面:NTSC 16:9、音声: PCM ステレオ,DD5.1,DTS5.1、リージョン:0、104’、27mm、字幕:英独仏韓(原語:ラテン語)

 2012 年ザルツブルク音楽祭でのライヴ映像。クラウディオ・アバドがザルツブルク音楽祭へ待望の復活ということで注目された公演です。
 モーツァルトが弱冠12 歳で書き上げた「孤児院ミサ」(K.139) は、ウィーンに建設された孤児院付属礼拝堂の献堂式のために作曲された作品です。モーツァルトの早熟さを如実に表した曲で、素晴らしく美しい転調、実に長大で充実した内容は、第1 作目にして堂々たる傑作を仕上げた若きモーツァルトが打ち立てた宗教曲の理想美の原点となる作品です。
 一方シューベルトが亡くなる年に作曲されたミサ曲第6 番。シューベルトのミサ曲の中でも人気が高く、荘厳な響きと美しい旋律に魅了されます。
 ソリストとコーラスの立体的なの響きを巧みに引き出し、モーツァルトの繊細で流麗な音楽、シューベルトの厳粛かつ甘美で美しい旋律を、アバドならでは視点と感性で新鮮に聴き手に届けてくれています。

ARTHAUS(映像)



100321
(DVD)
\3900→\3590
ショルティ、ブルックナーとストラヴィンスキーを振る
 1.ブルックナー(1824-1896):交響曲 第3番 ニ短調/
 2.ストラヴィンスキー(1882-1971):3楽章の交響曲
グードラン・ハーグ(ハープ…2)/
バートン・ウェバー(ピアノ…2)/
バイエルン放送交響楽団/
ゲオルク・ショルティ(指揮)/
アストリッド・パンコウ(エディター)/
フーゴー・ケーク(テレビ・ディレクター)
1993年 ミュンヘン フィルハーモニー・イム・ガスタイク ライヴ収録/収録時間:89分/音声:ステレオ2.0/画面:4:3/REGION All(Code:0)/<DVD>片面二層ディスク

 伝説の指揮者、ゲオルク・ショルティ(1912-1997)。彼の指揮は常にエネルギッシュであり、とにかく楽器が歌い、オーケストラの持つ機動力が最大限に発揮されることで知られています。常に正確なリズム、明晰でバランスのよい響きは時として「人間味を欠く」と評価されることもありますが、決して情に流されることのない的確な音造りは、21世紀に生きる現代人にも極めて受け入れやすいものと言えるのではないでしょうか?彼は1946年から1952年までバイエルン国立歌劇場の音楽監督を務めており、この歌劇場の発展に寄与したことでも知られています。もちろんミュンヘンでも頻繁に演奏しており、活動の場をシカゴの中心に移した後でも、定期的にこの地を訪れて素晴らしい演奏をしていました。
 この映像はそんなショルティの演奏会を収録したもので、ワーグナーへの称賛が込められた、ブルックナーの「交響曲第3番」と、一種の協奏曲とも言えるストラヴィンスキーの「3楽章の交響曲」が演奏されています。ショルティらしいスマートなブルックナーと、精密なリズム処理が求められるストラヴィンスキー。当時のショルティは80歳を超えてはいますが勿論どちらも情熱溢れる熱い音楽です。
 


102320
(DVD)
\6300→\5690
ルートヴィヒスブルク音楽祭 宮殿劇場
 モーツァルト:歌劇「魔笛」2幕

  エマヌエル・シカネーダー(台本)
パミーナ:夜の女王の娘…ウルリケ・ゾンターク(ソプラノ)/
タミーノ:王子…デオン・ファン・デア・ヴァルト(テノール)/
パパゲーノ:鳥刺し…トーマス・メーア(バリトン)/
パパゲーナ…パトリシア・ロザリオ(ソプラノ)/ザラストロ…コルネリウス・ハウプトマン(バス)/
夜の女王…アンドレア・フライ(ソプラノ)/
第1の侍女…エリザベス・ホワイトハウス(ソプラノ)/
第2の侍女…マリナ・ザンデル(ソプラノ)/
第3の侍女…ナージャ・ミヒャエル(ソプラノ)/
ルートヴィヒスブルク祝祭管弦楽団&合唱団/
ヴォルフガンク・ゲネンヴァイン(指揮)/
アクセル・マンゼイ(舞台監督)/
アレクサンダー・リントル&アクセル・マンゼイ(装置&衣装)
1992年 ルートヴィヒスブルク音楽祭 宮殿劇場 ライヴ収録/収録時間:147分/音声:ドイツ語/ステレオ2.0/字幕:仏,英,西,日/画面:4:3/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク
 
大蛇に追われて逃げてくる王子タミーノ。彼を助けるためにひと肌脱ぐパパゲーノ(ちょっと頼りない)。悪魔ザラストロに娘をさらわれたと訴える“夜の女王”とその娘パミーナ。パパゲーノの思い人パパゲーナ。主な登場人物はこの6人。そして大切な小道具「魔法の笛」と「魔法の鈴」。物語のカギを握る3人の侍女と3人の童子。
 最初は、ザラストロが悪人で、夜の女王は被害者なのですが、いつのまにか夜の女王が悪になり、ザラストロは善意の人となり、タミーノは試練の儀式を受けることになるのです…。初めて聴く(見る)オペラとして最適と言われているモーツァルト(1756-1791)の「魔笛」。確かに音楽は素晴らしいし、登場人物の描写も素晴らしいのですが、何となくもやもやするのは、この決して「勧善懲悪」ではない物語にも原因があるのではないでしょうか?ただし、これには深いわけがあり、この物語の根底にはあの秘密結社フリーメイソンの基本教義が隠されているのです。
 3という数字もシンボルの一つ。作品の中にもしばしばフリーメイソンを暗示させるものが含まれており、最近までは「モーツァルトはフリーメイソンに暗殺された」という都市伝説さえもがあったとされています。色々な思惑に彩られた作品ですが、最上のものであることは疑う余地がありません。
 この演奏は、バッハ演奏で名高いゲネンヴァインの指揮によるドイツのルートヴィシスブルクの夏の音楽祭のライヴです。タミーノを歌うデオン・ファン・デア・ヴァルト(彼は2005年に悲劇的な死を遂げた)の輝かしい声が魅力的ですが、実はサロメを歌って大ブレイクしたナージャ・ミヒャエルが侍女の一人で出演していたり、と見どころ満載の映像です。
 


108086
(Blu-ray)
\6300→\5690
エッセン アールト歌劇場
 ドビュッシー:歌劇「ペレアスとメリザンド」
  5幕 モーリス・メーテルリンク(台本)
ペレアス(ゴローの異父弟)…ジャック・インブライロ(バリトン)/
メリザンド(ゴローの后)…ミカエラ・ゼリンガー(メゾ・ソプラノ)/
王太子ゴロー…ヴァンサン・ル・テクシエ(バリトン)/
老王アルケル…ヴィルフガンク・シェーン(バス)/
ジュヌヴィエーブ…ドリス・ゾッフェル(メゾ・ソプラノ)/
医師…マテウス・カバラ(バス) 他/
エッセン・フィルハーモニー管弦楽団/
アールト劇場オペラ合唱団/
ステファン・ゾルテシュ(指揮)/
ニコラス・レーンホフ(演出)
2012年 エッセン アールト歌劇場 ライヴ収録/収録時間:151分/音声:ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.1/字幕:仏(オリジナル),独,英,西,伊,韓/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<BD>単層 25GB 1080i High Definition
 
 架空の国アルモンド王国で繰り広げられる夢幻的な物語。
 この国の王アルケルの孫ゴローが、森で彷徨っていた時に出会った乙女メリザンド。他の女性との結婚話が進んでいるにも拘わらずメリザンドを城に連れ帰るゴローですが、ゴローの異父弟であるペレアスも彼女の美しさに魅了されてしまいます。
 メリザンドとペレアスは星空の下で抱擁を交わすのですが、決して2人はそれ以上の関係を持つことはなかった…のですが、ゴローの心はどうだったのでしょうか?この不思議な人間模様、最後まで霧の中をさまようが如く、謎に包まれたまま物語は幕を閉じるのです。
 メーテルランクの戯曲を元に、ドビュッシー(1862-1918)が完成させた唯一のオペラである「ペレアスとメリザンド」は、まさに印象派を代表する音楽であり、全編ささやくような歌唱と神秘的な響きに彩られています。レーンホフの演出は光と影をうまく使い、全体にほんのりとベールを被せたかのような不思議な効果を齎します。
 また歌手たちも強い存在感を持ちながらも、全ては情景の中に溶け込み、まるでこの世のものではないような印象的な存在として描かれています。ステファン・ゾルテシュの紡ぎ出す透明感と妖艶さを併せ持つ音楽も聴きどころです。
 


108089
(Blu-ray)
\6300→\5690
セルジュ・チェリビダッケのリハーサル風景
 「ブルックナーの第9交響曲」

  ※101555と同内容 ジャン・シュミット=ガレによる映像
  ブルックナー(1824-1896):交響曲第9番のリハーサル
セルジュ・チェリビダッケ(指揮)/
ミュンヘン・フィル
1985年6月21日ミュンヘンにて/収録時間:58分/音声:ステレオ2.0/字幕:英,独,仏,西伊,日/画面:16:9/REGION All(Code:0)/単層 25GB 1080i FULL HD
 チェリビダッケによるブルックナーの天国的なアダージョ…交響曲第9番の第3楽章…のリハーサル風景です。私たちが、今チェリビダッケの演奏をCDなどで聴く時に意識しなくてはいけないのは、それが「完成されたもの」であるということでしょう。彼の音楽を聴く時は、ただただ美しい響きに身を任せていればよいのです。
 しかし、チェリビダッケが「これだ!」という音楽を創り上げるまでに、どれほどの長い時間をかけ、響きや強弱を調整し、作曲家の思いを繰り返し楽団員に伝えているかということを、どれほどの人が知っているのでしょうか?何度も何度も同じ小節を繰り返し、納得の行く音を練り上げていく彼の姿は、まさに求道者そのものです。とはいえ、厳しい彼も、時にはユーモラスに楽団員に語りかけます。「何が可笑しいのかい?」その一瞬、ふっと和らぐ張り詰めた空気。そんな柔和な時間も、映像作家J.シュミット=ガレは克明に捉えています。
 物語の後半でチェリビダッケがブルックナーの聖地「聖フローリアン修道院」を訪れた際にブルックナーの音楽について、つぶやく言葉も感動ものです。そして長い長いリハーサルが終わる時、アダージョの最後の音が溶けて行く時にチェリビダッケが発した言葉「さあ、もう一度第1楽章から!」で、この感動的な映像は締めくくられます。
 

101673
(DVD)
\3900→\3490
グルダ&ミュンヘン・フィル
 1.モーツァルト:ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K466/
 2.モーツァルト:ピアノ協奏曲 第26番 ニ長調「戴冠式」K537
フリードリヒ・グルダ(ピアノ&指揮)/
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団/
ヤノス・ダルヴァス(映像ディレクター)
 ミュンヘン・ピアノの夏 1986年 ライヴ収録/収録時間:69分/音声:ステレオ2.0/画面:4:3/REGION All(Code:0)/片面二層ディスク
 鬼才ピアニスト、56歳の夏に記録されたモーツァルトの2つのピアノ協奏曲。ウィーンで生まれたグルダにとっては、やはりモーツァルトは特別な存在であり、彼が愛したジャズやベートーヴェン、そして近現代の音楽とも違う親近感を抱いていたことは間違いありません。
 モーツァルトの美しさと演奏の困難さの両方を知り尽くしていたグルダにとっては、協奏曲のオケパートを意に沿わない指揮者に委ねるよりも、全てを自身で統率したかったことは間違いありません。この2つの作品に溢れる歌心と完全なるコントロール。滑らかなパッセージと仄かににじみ出る切なさ・・・。
 ここには情熱と歌があり、また奇跡的に思えるほど完成された音楽があります。
 
Humperdinck: Hansel und Gretel
101321
(DVD)
\3900→\3490
デッサウ アンハルト劇場
 エンゲルベルト・フンパーディンク:歌劇「ヘンゼルとグレーテル」

 3幕 グリム童話…原作 アーデルハイト・ヴェッテ…台本
ヘンゼル…ザビーネ・ノアック(メゾ・ソプラノ)/
グレーテル…コルネリア・マルシャル(ソプラノ)/
ペーター(兄妹の父)…リュドミール・クンチェウ(バリトン)/
ゲルトルート(兄妹の母)…アレクサンドラ・ペーターザマー(メゾ・ソプラノ)/
魔女…リュドミール・クンチェウ(バリトン)/
眠りの精/露の精…ヴィクトリア・カミンスケイト(ソプラノ)/
デッサウ・アンハルト・フィルハーモニー管弦楽団/
アンハルト劇場少年合唱団/
マルクス.L.フランク(指揮)/
ヨハネス・フェルゼンシュタイン(演出)/
シュテファン・リークホフ(装置&衣装)
101322
(Blu-ray)
\6300→\5690
※Blu-rayのみ日本語字幕あり
 2007年 デッサウ アンハルト劇場 ライヴ収録/収録時間:98分/音声:<DVD>ステレオ2.0/DD 5.1/<BD>ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ7.1/字幕:独, 英, 伊, 仏, 西, (日…BDのみ)/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>単層 25GB 1080i High Definition
 貧しいほうき職人の夫婦には2人の子どもがいました。それは兄のヘンゼル、そして妹のグレーテル。彼らはある日、留守番をしていたのですが、言いつけられた用をしなかったため母親にこっぴどく叱られてしまいます。そしていちご摘みを命じられた兄妹は森に行き、お約束通り、魔女が作った「お菓子の家」へと行くのですが、もちろん悪い魔女は懲らしめられて、兄妹は両親の元に帰るのです。
 誰もが知っているグリム童話の中の物語「ヘンゼルとグレーテル」。お菓子の家に憧れを抱いている大きな子どもたちも多いことでしょう。子どものためのオペラですが、作曲したのはワーグナーの弟子でもあるフンパーディンク(1854-1921)。書かれている音楽は想像以上に重厚であり、有名な前奏曲でもわかるとおり、聞きごたえはたっぷりです。
 ハッピーエンドで終わるため、ヨーロッパでは慣例的にクリスマスに上演される場合が多いのですが、この演出は随所で戦時中の映像が流されるなど、かなり風刺と示唆に富むもの。また父親と魔女が一人二役というところにも深い意味が隠されていることは間違いありません。
 おとぎ話の持つ残酷さに知らず知らずに気づかされる作品となっています。
 

101661
(DVD)
\3900→\3490
“火付け役と賢者” 〜セルジュ・チェリビダッケ
 ノルベルト・ブゼによる映像
セルジュ・チェリビダッケ/
ダニエル・バレンポイム/
イリーナ=パラスキバ・チェリビダッケ 他
日本語字幕あり
収録時間:53分+30分(ボーナス映像…1950年 チェリビダッケ指揮、ベルリン・フィルハーモニーによる「エグモント序曲」,ダニエル・バレンボイム他へのインタビュー)/音声:ステレオ2.0 ドイツ語・英語/字幕:仏, 西, 伊, 韓, 日/画面:16:9/REGION All(Code:0)/片面二層ディスク
 伝説の名指揮者チェリビダッケ。彼についての様々な探究は今でも尽きることがありません。
 この映像はこの複雑な人間チェリビダッケの二面性…を小気味よく晒していきます。
 渋面のチェリビダッケ、満面の笑みを浮かべるチェリビダッケ、そして時として踊り浮かれるかの如く激しいチェリビダッケ。彼の表情を見ているだけでもたまりませんが周辺の人々の談話…それは彼の妹や息子、そしてバレンボイムなど彼をよく知っている人たちの証言からも、また違う彼の姿が浮かび上がってきます。
 

101669
(DVD)
\6300→\5690
ケント・ナガノ&ベルリン・ドイツ響
 ジョン・アダムズ:歌劇「エル・ニーニョ」
 作曲者自身&ピーター・セラーズ 台本
ドーン・アップショウ(ソプラノ) /
ロレーヌ・ハント・リーバーソン(メゾ・ソプラノ)/
ウィラード・ホワイト(バリトン) 他/
<ダンス>
ダニエラ・グラーサ/ノラ・キンバル/
ミヒャエル・シューマッハー/
シアター・オブ・ヴォイシズ/
ロンドン・ヴォイシズ /
ベルリン・ドイツ交響楽団/
ケント・ナガノ(指揮)/
ピーター・セラーズ演出
日本語字幕あり
2000年12月16日 パリ・シャトレ劇場 ライヴ収録/収録時間:147分(119分+28分…メイキング,アダムズへのインタビュー他)/音声:ステレオ2.0/DD 5.0/字幕:英(オリジナル), 独, 仏, 西, 日/画面:16:9/REGION All(Code:0)/片面2層ディスク/ ※100221 再発盤
 最近は「エル・ニーニョ」というと気象用語の“海水温の上昇現象”ばかりが知られていますが、このジョン・アダムズ(1947-)のオラトリオ「エル・ニーニョ」はスペイン語のもともとの意味である「男の子→神の子イエス」の誕生を描いたもので、ジョン・アダムズが鬼才ピーター・セラーズとコラボレーションした作品の第3作目にあたります(第1作は“ニクソン・イン・チャイナ”第2作目は“クリングホーファーの死”)。
 新約聖書をベースとし、聖母マリア、ヨゼフ、3人の賢者も登場しますが、単なる宗教劇ではなく、婚約者ヨゼフを持つ「普通の女性」マリアが突然「神の子」を宿すことで生じる困惑を、英語、スペイン語、ラテン語が交錯するテキストで描くリアルな物語であり、もちろん使われている音楽もミニマル風の聴きやすいもの。3人のカウンターテナーが歌う重唱や、舞台上に投影された象徴的な映像など見どころもたっぷりです。ケント・ナガノの指揮は、この複雑な音楽をきちんと整理し、オーケストラもそれに的確に応えています。
 また、現代物を歌わせたら彼女の右に出る者はいないであろうドーン・アップショウを始め、伝説のメゾ・ソプラノ、ロレーヌ・ハント・リーバーソン。全体をぴりりとしめるウィラード・ホワイトなど充実の歌手陣を揃え、この興味深い降誕劇を最良の仕上がりで見せてくれます。
 

101686
(DVD)
\6300→\5690
ステファン・ゾルテシュ(指揮)
 クロード・ドビュッシー:歌劇「ペレアスとメリザンド」

 5幕 モーリス・メーテルリンク(台本)
ペレアス(ゴローの異父弟)…ジャック・インブライロ(バリトン)/
メリザンド(ゴローの后)…ミカエラ・ゼリンガー(メゾ・ソプラノ)/
王太子ゴロー…ヴァンサン・ル・テクシエ(バリトン)/
老王アルケル…ヴィルフガンク・シェーン(バス)/
ジュヌヴィエーブ…ドリス・ゾッフェル(メゾ・ソプラノ)/
医師…マテウス・カバラ(バス) 他/
エッセン・フィルハーモニカー/
アールト劇場オペラ合唱団/
ステファン・ゾルテシュ(指揮)/
ニコラス・レーンホフ(演出)
2012年 エッセン アールト歌劇場 ライヴ収録/収録時間:151分/音声:ステレオ2.0/DD 5.1/字幕:仏(オリジナル), 独, 英, 西, 伊, 韓/画面:16:9/REGION All(Code:0)/片面2層ディスク
 架空の国アルモンド王国で繰り広げられる夢幻的な物語。この国の王アルケルの孫ゴローが、森で彷徨っていた時に出会った乙女メリザンド。他の女性との結婚話が進んでいるにも拘わらずメリザンドを城に連れ帰るゴローですが、ゴローの異父弟であるペレアスも彼女の美しさに魅了されてしまいます。
 メリザンドとペレアスは星空の下で抱擁を交わすのですが、決して2人はそれ以上の関係を持つことはなかった…のですが、ゴローの心はどうだったのでしょうか?この不思議な人間模様、最後まで霧の中をさまようが如く、謎に包まれたまま物語は幕を閉じるのです。
 メーテルランクの戯曲を元に、ドビュッシー(1862-1918)が完成させた唯一のオペラである「ペレアスとメリザンド」は、まさに印象派を代表する音楽であり、全編ささやくような歌唱と神秘的な響きに彩られています。
 レーンホフの演出は光と影をうまく使い、全体にほんのりとベールを被せたかのような不思議な効果を齎します。また歌手たちも強い存在感を持ちながらも、全ては情景の中に溶け込み、まるでこの世のものではないような印象的な存在として描かれています。ステファン・ゾルテシュの紡ぎ出す透明感と妖艶さを併せ持つ音楽も聴きどころです。
 

101689
(DVD)
\3900→\3490
天上の声-ファリネッリの伝説
 ジノ・ペンナッキ&アレッサンドロ・スキッリターニによる映像
<ナレーション>
マックス・エマニュエル・ツェンチッチ/
フィリップ・ジャルスキー/
ダニエル・ベーレ 他多数/
<出演>
デヴィッド・ダニエルズ/
アンドレアス・ショル 他
収録時間:75分/音声:ステレオ2.0/字幕:伊, 英, 独, 仏, 韓/画面:16:9/REGION All(Code:0)/片面二層ディスク
 「カストラート」。あまりにも非人道的な処置を行うため現在では消滅した伝説の存在です。彼らは「去勢」という多大なる犠牲を払うことで、その代わりに「この世のものとは思えぬ美しい声」を手に入れることができました。その声は甘く野性的であり、官能性を持ち合わせていたと言われ、この映像でフィーチャーされているファリネッリ(1705-1782)は、数多く存在したカストラートの中でも傑出した存在であったと言われています。
 現在では、前述の通りカストラートは存在しませんが、彼らを超える存在としてカウンターテナーやメールソプラノ(男性ソプラノ)歌手たちが活躍し、今日のバロック・オペラを支えています。
 この映像では、名カウンターテナー、ジャルスキーやツェンチッチがナレーターでファリネッリの活躍を描くとともに、現在活躍する「天上の声」を持つ亜男性たちを紹介。彼らの可能性と今を探っていきます。
 

101697
(DVD)
\6300→\5690
小澤征爾/フィレンツェ五月音楽祭管
 ヤナーチェク:歌劇「利口な女狐の物語」

 3幕 ルドルフ・ティエスノフリーデク 原作
ビストロウシュカ(女狐)…イザベル・ベイラクダリアン(ソプラノ)/
キツネ…ローレン・カーナウ(メゾ・ソプラノ)/
森番…クイン・ケルシー(バリトン)/
森番の妻/ふくろう…ジュディス・クリスティン(コントラルト)/
校長/蚊…デニス・ピーターソン(テノール)/
牧師/アナグマ…ケヴィン・ランガン(バス)/
ハラシュタ(行商人)…グスタフ・ベラチェク(バス)/
パーセク(居酒屋の主人)…フェデリコ・レプレ(テノール)/
パーセクの妻…マルチェラ・ポリドーリ(ソプラノ)/
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団&合唱団(合唱指揮…ピエロ・モンティ)/
小澤征爾(指揮)/
ローラン・ペリー(演出)/
バルバラ・デ・リンバーグ・スティルム(装置)/
ライオネル・ホッヘ(コレオグラフィ)/
ペーター・ファン・プレート(照明)

108094
(Blu-ray)
\6300→\5690
 森の番に疲れた森番。その血を吸う蚊、蚊を狙うカエル。それを見て驚くキツネ。そんな場面で始まるこの物語には、命への賛歌と輪廻の思想が根底に流れています。人間が演じるとかなり生々しくなってしまうテーマですが、キツネの生活に置き換えることで、自然の営みの場面までをも、生々しくなく描ききることができたのは、全く奇跡に近いことなのかもしれません。
 森番はきつねを追い、人間の男たちは女性を追いかけます。最終的に主人公ビストロウシュカは、鶏の行商人ハラシュタに殺されて襟巻きになってしまうのですが、ビストロウシュカの夫と子どもたちはハラシュタの鶏を食べてしまいます。こんな小さな「命のサイクル」の中に描かれたたくさんのこと。これらの全てを解き明かすことは困難ですが、この映像はたくさんのヒントを与えてくれることでしょう。
 小澤征爾はこの作品をとりわけ愛しており、2008年にはサイトウキネンでも素晴らしい演奏を行い、こちらも映像化されているのでご存知の方も多いはず。もともと、このプロジェクトをそのまま日本で演奏したため、メイン・キャストの顔ぶれや演出はほとんど同じですが、時を経て練られた解釈が楽しめることは間違いありません。
 また、サイトウキネン・オーケストラの整然とした響きと、こちらのオーケストラの重厚な音色を聞き比べるのも楽しいことでしょう。
2009年 フィレンツェ テアトロ・コムナーレ ライヴ収録/収録時間:103分/音声:<DVD>ステレオ2.0/DD 5.1 <BD>ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.1/字幕:独, 英, 伊, 仏, スペイン語.韓国語/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>単層 25GB 1080i High Definition

BELAIR(映像)



BAC 088
(DVD)
\3000→\2690
サンクトペテルブルグ・フィル、シャンゼリゼ劇場ライヴ3
 チャイコフスキー:
  (1)交響曲第6番ロ短調Op.74「悲愴」
  (2)幻想的序曲「ロミオとジュリエット」
  (3)ロココ主題による変奏曲Op.33(ミハイル・ナカリャコフ編)
(3)セルゲイ・ナカリャコフ
 (フリューゲルホルン)
ユーリー・テミルカーノフ(指)
サンクトペテルブルグ・フィル
 円熟のテミルカーノフ、21 世紀ロシア的「悲愴」

 監督:アンドレイ・トルステンセン
 2007 年12 月5 日/シャンゼリゼ劇場(ライヴ)/リージョン0、片面一層、16:9、PCM STEREO、87分、*ブックレットは付属しません

 ロシアのテレビ局「クルトゥーラ」制作によるチャイコフスキー・シリーズ。Vol.3 にあたる当ディスクはテミルカーノフとサンクトペテルブルグ・フィルによる「悲愴」と「ロココ主題による変奏曲」ほかで、2007 年12 月5 日にパリのシャンゼリゼ劇場で行われたコンサートのライヴ。「ロココ主題による変奏曲」はチェロの作品ですが、人気トランペット奏者セルゲイ・ナカリャコフが、父ミハイル編曲によるフリューゲルホルン版で華麗な演奏を聴かせてくれます。ナカリャコフの巧さと朗々たる美音は相変わらずで、映像で観られるのもファンにとって嬉しい限りです。テミルカーノフの「悲愴」は実演が非常に多いため、ディスクも多数存在するような印象がありますが、実はサンクトペテルブルグ・フィルとの1992 年RCA 盤位しかありません。15 年を経た新録音はますますテミルカーノフ色が濃くなり、厳しさや絶望のないソフトな世界が広がります。もちろんレニングラード・フィル伝統の迫力も満ちています。
 


BAC 086
(DVD)
\3000→\2690
サンクトペテルブルグ・フィル、シャンゼリゼ劇場ライヴ1
 チャイコフスキー:
  (1)交響曲第4番ヘ短調Op.36
  (2)ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23
(1)デニス・マツーエフ(Pf)
ユーリー・テミルカーノフ(指)
サンクトペテルブルグ・フィル
 マツーエフが大熱演、超刺激的なチャイコフスキーのピアノ協奏曲

 監督:アンドレイ・トルステンセン
 2007 年12 月2 日/シャンゼリゼ劇場(ライヴ)/リージョン0、片面一層、16:9、PCM STEREO、80分、*ブックレットは付属しません

 ロシアのテレビ局「クルトゥーラ」制作によるチャイコフスキー・シリーズ。Vol.1 にあたる当ディスクは、テミルカーノフとサンクトペテルブルグ・フィルによる交響曲第4 番とピアノ協奏曲第1 番。ピアノ独奏はヴィルトゥオーゾのデニス・マツーエフ。マツーエフは前年の2006にこの曲を同じメンバーでセッション録音していますが、ライヴで燃えるピアニストだけに、ここでは物凄いことになっていて、触発されたオーケストラも火を吹く演奏を披露しています。
 その余波の及んだ交響曲第4 番も異様な熱気にあふれていて、ムラヴィンスキー時代のレニングラード・フィルを彷彿させてさえいます。
 


BAC 087
(DVD)
\2600→\2390
サンクトペテルブルグ・フィル、シャンゼリゼ劇場ライヴ2
 チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調Op.64
ユーリー・テミルカーノフ(指)
サンクトペテルブルグ・フィル
 これぞロシアの伝統、テミルカーノフのチャイ5

 監督:アンドレイ・トルステンセン
 2007 年12 月3 日/シャンゼリゼ劇場(ライヴ)/リージョン0、片面一層、16:9、PCM STEREO、46分、*ブックレットは付属しません

 チャイコフスキーの交響曲第5 番といえば、ムラヴィンスキーとレニングラード・フィルの十八番だった作品ですが、テミルカーノフも充実の演奏を聴かせてくれます。第1 楽章とフィナーレの主部はテンポが速く、ロシアの伝統が感じられるのも嬉しい限りですが、全体にきびきびしていて筋肉質。ロシア的な歌心にも欠けておらず、久々にロシアらしい交響曲第5 番を堪能できます。
 


BAC 241
(DVD)
\4800→\4390
≪特別仕様盤≫
特別仕様で再登場!ゲルギエフの「火の鳥」&「春の祭典」
 ストラヴィンスキー:
  (1)バレエ音楽「火の鳥」
  (2)バレエ音楽「春の祭典」
【ボーナス映像(38’)】
 バレエ・リュスに関するドキュメンタリーと、
  二人の舞踊研究家
  (ミリセント・ハドソン、ケネス・アーチャー)の
   インタビューを含む、充実の内容。
マリインスキー・バレエ
ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
マリインスキー劇場管弦楽団
(1)火の鳥:エカテリーナ・コンダウーロワ
 イワン王子:イリヤ・クズネツォフ
 王女:マリアンナ・パヴロワ
 不死身のカシチェイ:ウラジーミル・ポノマレフ
(2)選ばれし生贄の乙女:アレクサンドラ・イオシフィディ
 300 歳の女(長老):エレナ・バジェーノワ
 賢者:ウラジーミル・ポノマレフ
 ゲルギエフが見事に統率する!初演時に物議をかもしたニジンスキー振付による「春の祭典」映像!初演から100周年記念 特別仕様で再登場!

 収録:2008 年6 月/マリインスキー劇場(サンクトペテルスブルク)/NTSC 方式、Region All
 (1)振付・台本:ミハイル・フォーキン/舞台装置・衣裳:アレクサンダー・ゴロヴィン、レオン・バクスト、ミハイル・フォーキン
 (2)振付:ニジンスキー(ミリセント・ハドソンによる再構築版)/舞台・衣裳:ニコラ・レーリヒによる(ケネス・アーチャー監修)

 今年2013 年は、「春の祭典」が初演されてからちょうど100 年目の記念の年。これにあわせて、BAC 041とBAC 441(ブルーレイ)で発売されていた、ゲルギエフ指揮による初演復活公演映像の、デジパック装丁盤の登場。
 1913 年5 月29 日、に初演されたのと同じ振付けによるバレエ「春の祭典」の登場。ディアギレフ率いるバレエ・リュス(ロシア・バレエ団)による初演で、会場はシャンゼリゼ劇場、初演指揮者はモントゥーで、当時けが人も出る程の大騒動となったいわくつきの舞台です。
 振付を担当したのは、ディアギレフの秘蔵っ子で、1909 年にヴェルサイユで素晴しいダンスを披露して一躍フランス中の有名人となったニジンスキー。彼は、振り付けや指導の経験がほとんどないにも関わらず振付を担当しました。冒頭、ダンサーたちが足を内側に曲げて頭を下げて足をふみならすという動きは当時のバレエ界ではありえないものでしたし、ニジンスキーの複雑な振付のおかげで、リハーサルに膨大な時間を要しました。
 様々な困難と混乱を経て迎えた初日の舞台を観た観客もまた、大混乱に陥りましたが、これこそが20 世紀バレエの幕開けとなったのです。
 この「春の祭典」はあまりに前衛的だったため、8 回公演されたあと、演目レパートリーから外されるという憂き目をみました。ニジンスキーは振付を舞踊譜に残しておらず、「春の祭典」は一度再演の機会はあったものの、またすぐ封印されていました。ここに収められた振付は、初演から実に70 年経った1983 年に、二人の舞踊研究家(ミリセント・ハドソン、ケネス・アーチャー)が様々な資料を検討して再構築した振付によるもの。マリインスキー劇場の誇るトップダンサーたちが、当代一のカリスマ指揮者、ゲルギエフ指揮による音楽で踊りまくります。
 「春の祭典」のアレクサンドラ・イオシフィティの長い手足、長老のエレナ・バジェーノワの神がかり的な動きは印象的。「火の鳥」でのコンダウーロワの美しさにはただただ魅了されます。歴史的価値の面でも、音楽的にも、ダンサーのキャスティング的にも、非のうちどころのない舞台です!

BERLINER PHILHARMONIKER(国内仕様盤)

ベルリン・フィルのWeb サイト「デジタル・コンサートホール」で配信している演奏会をパッケージとしてリリースしている、ベルリン・フィルの自主レーベル「BERLINER PHILHARMONIKER」。
ベルリン・フィル・サイトと一部販売店様で販売されていたBlu-rayとDVD について、日本語解説書付の日本盤仕様として、取扱いを開始することになりました。
今回ご案内するタイトルは、2013 年バーデン=バーデン復活祭音楽祭で上演された最新映像、ラトル初の「魔笛」と鬼才ピーター・セラーズの演出で「儀式化」して演奏され話題となった「マタイ受難曲」です。

KKC 9060
(Blu-ray)
\5500
ラトル初の「魔笛」!
 2013年バーデン=バーデン復活祭音楽祭ライブ
  モーツァルト:歌劇「魔笛」KV620

 ボーナス映像:
  サイモン・ラトルとロバート・カーセンによる作品解説
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル(指揮)
パヴォル・ブレスリク(タミーノ)
ケイト・ロイヤル(パミーナ)
アナ・ドゥルロフスキ(夜の女王)
ディミトリー・イヴァシュチェンコ(ザラストロ)
ミヒャエル・ノッジ(パパゲーノ)
レグラ・ミューレマン(パパゲーナ)
アニク・マシス(第1の侍女)
マグダレーナ・コジェナー(第2の侍女)
ナタリー・シュトゥッツマン(第3の侍女)
ジョゼ・ヴァン・ダム(弁者)
ジェイムズ・エリオット(モノスタトス)
ダーヴィット・ローター セドリック・シュミット
ヨシュア・アウグスティン(3人の童子)
アンドレアス・シャーガー(第1の僧侶)
ジョナサン・レマル(第2の僧侶)
ベンジャミン・ヒュレット(第1の武者)
ダーヴィット・イエルザレム(第2の武者)
ベルリン放送合唱団(合唱指揮:サイモン・ハルシー)

Mozart: Die Zauberflote, K620
KKC 9061/62
(2DVD)
\3500→\3290
 ラトル初の「魔笛」2013年バーデン=バーデン復活祭音楽祭ライブ収録、ロバート・カーセンの新演出にも大注目!

 演出:ロバート・カーセン、装置:マイケル・レヴァイン、衣装:ペトラ・ラインハルト
 収録:2013 年4 月1 日、バーデン=バーデン祝祭劇場/ライブ
 (Blu-ray) 画面:1080iFull HD 16:9、音声:PCM Stereo, DTS-HD,Master Audio 5.1、字幕:日本語、英独仏西、リージョン:0、本編:163mm ボーナス:43mm、輸入盤・日本語字幕・解説書付
 (2DVD) 画面:NTSC 16:9、音声:PCM Stereo, Dolby Digital、5.1, DTS 5.1、字幕:日本語、英独仏西、リージョン:0、本編:163mm ボーナス:43mm、輸入盤・日本語字幕・解説書付

 2013 年4 月バーデン=バーデン・イースター音楽祭で上演された最新映像。ベルリン・フィルのイースター音楽祭は、2013 年からザルツブルグから保養地として知られているバーデン=バーデンにと場所を変え開催。バーデン・バーデン祝祭劇場は客席2400 のヨーロッパ最大級のオペラハウス。第1 回目の目玉としてモーツァルトの「魔笛」が上演されました。 「魔笛」は、ベルリン・フィル初の舞台上演、ラトル同作品初めての指揮で注目の公演となりました。ベルリン・フィルは、1937/38 年のビーチャム盤、1964 年のベーム盤、1980 年のカラヤン盤のスタジオ録音に続く4 つ目の全曲盤です。
 ラトルの演奏は、バランスの取れたアンサンブルと豊麗で重厚な響き、メリハリのあるデュナーミクで仕上げています。
 キャストはパミーナ役のケイト・ロイヤル、タミーノ役のパヴォル・ブレスリク、パパゲーノ役のミヒャエル・ノッジとフレッシュな若手を起用しています。脇を固める3 人の侍女には、アニク・マシス、マグダレーナ・コジェナー、ナタリー・シュトゥッツマンと主役級の大変豪華な面々で、弁者にジョゼ・ヴァン・ダムというのも聴きどころ。
 演出は奇才演出家として日本でも注目されているロバート・カーセン。夜の女王とザラストロは2 人で組んで、タミーノとパミーナの若いカップルに試練を与え、成長(啓蒙)させ、新しく生まれ変わらせるという計画であったという、魔笛のストーリーの矛盾を解決するような、随所に工夫を凝らした、読み替え演出で、ある種舞台をより明快にしたと言えるでしょう。

 「音楽史には、初めから爆発的成功を収めた作品が存在します。我々は、それらの作品が、いかに優れたものであるかを忘れがちです。しかし我々は、《魔笛》がどれほど傑作であるかを、改めて思い起こす必要があります。この作品は、それまであったすべての音楽を越えた新しさを持っています。モーツァルト自身の作品においてもです。」サー・サイモン・ラトル


 とってもよくできたプロモーション・ビデオ。2分ほどですが素敵です。
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=L11bd_Y3_vQ
  

KKC 9063
(Blu-ray)
\5500
国内仕様で再登場!
 ラトル&ベルリン・フィル
  J.S.バッハ:マタイ受難曲BWV244

   ボーナス映像:
    ピーター・セラーズとサイモン・ハルシーの対話
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル(指揮)
マーク・パドモア(T、福音史家)
カミラ・ティリング(S)
マグダレーナ・コジェナー(Ms)
トピ・レーティプー(T /アリア)
クリスティアン・ゲルハーヘル(B /イエス)
トーマス・クヴァストホフ(Bs /アリア)
ベルリン放送合唱団(合唱指揮:サイモン・ハルシー)
ベルリン国立および大聖堂少年合唱団
 (合唱指揮:カイ=ウーヴェ・イールカ)

Bach, J S: St Matthew Passion, BWV244
KKC 9064/65
(2DVD)
\3500→\3290
 「ポスト古楽」の開幕を告げる、生々しくも衝撃的なバロック!ラトル&ベルリン・フィルによる「マタイ」鬼才ピーター・セラーズによる演出で儀式化!

 演出・舞台:ピーター・セラーズ
 収録:2010 年4 月11 日、ベルリン・フィルハーモニー/ライブ
 (Blu-ray) 画面:1080iFull HD 16:9、音声:PCM Stereo, DTS-HD,Master Audio 5.1、字幕:日本語、英独仏西、リージョン:0、本編:195mm ボーナス:51mm、輸入盤・日本語字幕・解説書付
 (2DVD) 画面:NTSC 16:9、音声:PCM Stereo, Dolby Digital、5.1, DTS 5.1、字幕:日本語、英独仏西、リージョン:0、本編:195mm ボーナス:51mm、輸入盤・日本語字幕・解説書付

 ラトルとベルリン・フィルによるバッハのマタイ受難曲。ピーター・セラーズによる演出=リチュアライゼーション(儀式化)付きで、コンサートとは思えない迫真の演技。福音史家(パドモア)がイエス本人という驚きの解釈で、近年のベルリン・フィルの公演の中でも特に大きな話題となったコンサートです。
 儀式化されたピーター・セラーズの演出は革新的であり、さらにベルリン・フィルの古楽演奏の「現在」を克明に記録し、単なるピリオド演奏の模倣に留まらない、ドラマチックな音楽展開、コジェナーをはじめ、ゲルハーヘル、クヴァストフなど豪華ソリスト陣の格の高さを感じる素晴らしい歌唱力を聴かせてくれます。またゲスト出演したガンバのヒレ・パールも、古楽器とは思えない音色で観客から称賛されていました。

 「これは演劇ではないのです。むしろ祈りであり、瞑想なのです」  ピーター・セラーズ

 こちらでプロモーション・ビデオが観られます。かなり既成概念を打ち砕かれます。
 http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=cm3B6Lxo97o




C−MAJOR(映像)


72 5504
(Blu-ray)
\5400→\4990
Tutto Verdi 完結!!!
 テミルカーノフ/パルマ・レージョ劇場でのヴェルディのレクイエム!!!

  ヴェルディ:レクイエム
   +特典映像「ヴェルディの裏庭」
     セルゲイ・グルグリッチ制作
ディミトラ・テオドッシュウ(ソプラノ)
ソーニャ・ガナッシ(メッゾソプラノ)
フランチェスコ・メーリ(テノール)
リッカルド・ザネッラート(バス)
ユーリ・テミルカーノフ(指)
パルマ・レージョ劇場管弦楽団,合唱団


72 5408
(DVD)
\3400→\3090
 

 収録:2011年10 月8 日、パルマ、ファルネーゼ劇場
 (Blu-ray) リージョン・コード:0(フリー)、HD 16:9、95 分+ 52 分、PCM 2.0 / DTS-HD Master Audio 5.1、字幕:伊英独仏西中韓日
 (DVD) リージョン・コード:0(フリー)、NTSC 16:9、PCM Stereo / DTS 5.1、95 分+ 52 分、字幕:伊英独仏西中韓日

 C-major 社のTutto Verdi もこれで完結です。音楽監督の巨匠ユーリ・テミルカーノフがヴェルディのレクイエムを指揮しました。ロシアの指揮者のヴェルディというと、それだけで爆演を想像してしまいがちですが、テミルカーノフの指揮はまったく逆、むしろ派手さを控えた真摯で誠実な音楽作りを心がけています。このレクイエムは、ヴェルディが敬愛する作家アレッサンドロ・マンゾーニの死を悼むために作られましたが、テミルカーノフはそうしたヴェルディの思いを重視し、とかくドッ派手な演奏になりがちな風潮に背を向けているようです。さすがは大ベテランです。
 4 人の独唱者は、ディミトラ・テオドッシュウ、ソーニャ・ガナッシ、フランチェスコ・メーリ、リッカルド・ザネッラートと、いずれも優秀。ことにロッシーニ・メッゾソプラノとして高名なガナッシは、いわゆるヴェルディ・メッゾの押しの強い歌い方とは異なった情感豊かなもので、聞き応えあります。
 パルマの歌劇場ではなく、由緒あるファルネーゼ劇場での上演というのも見ものです。
 もう一つ、セルゲイ・グルグリッチ制作のドキュメンタリー映像「ヴェルディの裏庭」を収録しています。作曲家として成功を収めたヴェルディは、地元ブッセートで農場経営にも精を出した、ということはよく触れられるのですが、農場主、経営者としてのヴェルディの実像についてはあまりよく伝えられていませんでした。ここでは現地の映像、様々な専門家や市民などの話から、ヴェルディの別の一面を浮かび上がらせています。
 
72 4904
(Blu-ray)
\5400
Tutti Verdi シリーズ/パルマ・レージョ劇場
 ヴェルディ:「アイーダ」

  +ボーナス 「アイーダ」について(字幕伊英のみ)
スザンナ・ブランキーニ(S アイーダ)
ワルテル・フラッカーロ(T ラダメス)
マリアーナ・ペンチェヴァ(Ms アムネリス)
アルベルト・ガザーレ(Br アモナズロ)
ゲオルギー・アンドグラーゼ(Bs ランフィス)
カルロ・マリンヴェルノ(Bs エジプト王)
ユ・ガンクン(S 巫女)
コジモ・ヴァサッロ(T 使者)
アントーニオ・フォリアーニ(指)
パルマ・レージョ劇場管弦楽団,合唱団

72 4808
(DVD)
\3400
 ブランキーニ、アイーダで来日!!日本でもおなじみフラッカーロのラダメスも見事なパルマの「アイーダ」日本語字幕付き!

 ジョゼフ・フランコーニ・リー(演出) マウロ・カロージ(舞台,衣装) グイド・レヴィ(照明)
 収録:2012 年2 月1、5 日、パルマ・レージョ劇場
 (Blu-ray) リージョン・コード:ABC、HD 16:9、154 分+ 11 分、DTS-HD MA 5.1 / PCM 2.0、字幕:伊英独仏西中韓日
 (DVD) リージョン・コード:0、NTSC 16:9、154 分+ 11 分、DTS 5.1 / PCM Stereo、字幕:伊英独仏西中韓日

 Tutti Verdi のシリーズもついに後期に突入。「アイーダ」は2012 年2 月、パルマ・レージョ劇場で上演されたもの。近年ヴェルディ・ソプラノとして急速に台頭しているスザンナ・ブランキーニのタイトルロールが大注目。まだデビューから5 年ほどの2007 年6 月にパレルモ・マッシモ劇場の来日公演に同行し、耳の鋭いオペラファンの間で若くて上手いソプラノがいると話題になりました。彼女は今年9 月に東京ドームで公演予定のアレーナ・ディ・ヴェローナ来日公演の「アイーダ」で、中日の9 月18 日にアイーダを歌う予定です。ラダメスは、度々新国立劇場に出演しておなじみのワルテル・フラッカーロ。アムネリスは、今もっとも充実したメッゾソプラノの一人、マリアーナ・ペンチェヴァ。アモナズロは中堅のヴェルディ・バリトンとして人気の高いアルベルト・ガザーレ。指揮は、ロッシーニやドニゼッティで評価の高いアントニーノ・フォリアーニが手堅くまとめています。ジョゼフ・フランコーニ・リーの演出は、ナイル河のほとりを強くイメージして、青を多用しているのがユニークです。
 日本語字幕付きです。
 
72 5304
(Blu-ray)
\5400
Tutti Verdi シリーズ/パルマ・レージョ劇場
 ヴェルディ:「ファルスタッフ」

  +ボーナス 「ファルスタッフ」について(字幕伊英のみ)
アンブロージョ・マエストリ(Br ファルスタッフ)
ルカ・サルシ(Br フォード)
スヴェトラ・ヴァシレヴァ(S アリーチェ)
ロミーナ・トマゾーニ(Ms クイックリー夫人)
ダニエラ・ピーニ(Ms メグ・ページ夫人)
バルバラ・バルニェージ(S ナンネッタ)
アントーニオ・ガンディア(T フェントン)
ルカ・カザリン(T 医師カイウス)
パトリツィオ・サウデッリ(Bs バルドルフォ)
マッティア・デンティ(T ピストーラ)
アンドレア・バッティストーニ(指)
パルマ・レージョ劇場管弦楽団、合唱団

72 5208
(DVD)
\3400
 スカラ座来日公演でもファルスタッフを歌うマエストリと若き天才指揮者バッティストーニの「ファルスタッフ」!!パルマのファルネーゼ劇場での上演!日本語字幕付き!

 スティーヴン・メドカルフ(演出) ジェイミー・ヴァルタン(舞台,衣装) サイモン・コーダー(照明)
 収録:2011年10 月10、12、15、22、25 日、パルマ、ファルネーゼ劇場(ライヴ)
 (Blu-ray) リージョン・コード:ABC(フリー)、HD 16:9、131 分+11 分、DTS-HD MA 5.1 / PCM 2.0、字幕:伊英独仏西中韓日
 (DVD) リージョン・コード:0(フリー)、NTSC 16:9、131 分+11 分、DTS 5.1 / PCM Stereo、字幕:伊英独仏西中韓日

 2011 年10 月、パルマのヴェルディ音楽祭で上演された「ファルスタッフ」の映像です。歌劇場ではなく、由緒あるファルネーゼ劇場での上演というのも貴重です。
 2013 年9 月のスカラ座来日公演でもファルスタッフを歌うアンブロージョ・マエストリが、まさに嵌り役のファルスタッフ。巨体で堂々と歌っているのになんかおかしいというのは、もはやリアル・ファルスタッフ。スヴェトラ・ヴァシレヴァは、頭が切れて気が強そうで、でも色気たっぷりというなかなか強烈なアリーチェ。旦那フォードのルカ・サルシは、威張り散らしているわりに小物っぽい旦那で、この夫婦のバランスがうまく行っています。一方、アントーニオ・ガンディアの情熱的なフェントンとバルバラ・バルニェージのおずおずとしたナンネッタもまたいい組み合わせ。その他、ダニエラ・ピーニのメグ、ロミーナ・トマゾーニのクイックリー夫人などなど、いずれも適役です。指揮のアンドレア・バッティストーニは、この頃既にヴェルディアンの間ではかなり話題になっていて、直後の来日が待望されていたころ。しばしばシンフォニックになり過ぎる「ファルスタッフ」も、バッティストーニの手にかかると実に活気があって歌心の生きた音楽になっています。
 スティーヴン・メドカルフの演出は、ファルネーゼ劇場の木をたっぷり使った柔らかな内装を生かして、舞台もシェイクスピアの時代の古風な雰囲気を活用したもの。といっても復古的な舞台作りではなく、愉快な仕掛けがたっぷりで楽しく見ることができます。
 
72 5104
(Blu-ray)
\5400
Tutti Verdi シリーズ/ムーティ、ザルツブルク音楽祭
 ヴェルディ:「オテッロ」

  +ボーナス 「オテッロ」について(字幕伊英のみ)
アレクサンドルス・アントネンコ(T オテッロ)
マリーナ・ポプラフスカヤ(S デズデモナ)
カルロス・アルバレス(Br イヤーゴ)
バルバラ・ディ・カストリ(Ms エミーリア)
スティーヴン・コステロ(T カッシオ)
アントネッロ・チェロン(T ロデリーゴ)
ミハイル・ペトレンコ(Bs ロドヴィーコ)
シモーネ・デル・サヴィオ(Br モンターノ)
リッカルド・ムーティ(指)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン国立歌劇場合唱団
ザルツブルク音楽祭児童合唱団

72 5008
(DVD)
\3400
 ムーティ、ザルツブルク音楽祭での「オテッロ」Tutti Verdiのシリーズで日本語字幕付きで再発売

 スティーブン・ラングリッジ(演出) ジョージ・ソーグライズ(美術) エンマ・ライオット(衣装) ジュゼッペ・ディ・ロリオ(照明)
 収録:2008年8 月5-10 日、ザルツブルク
 (Blu-ray)リージョン・コード:ABC(フリー)、HD 16:9、143 分+10 分、DTS-HD MA 5.1 / PCM 2.0、字幕:伊英独仏西中韓日
 (DVD) リージョン・コード:0(フリー)、NTSC 16:9、143 分+10 分、DTS 5.1, PCM Stereo、字幕:伊英独仏西中韓日

 以前701504(Blu-Ray) および701408(DVD) と同じ2008 年ザルツブルク音楽祭での「オテッロ」の映像ですが、今回、Tutto Verdi のシリーズに組み込まれ、日本語字幕と特典映像が付けられての再発売になりました。ムーティがウィーン・フィルを指揮して、スカラ座時代とはまた異なった力強くもしなやかな「オテッロ」を演奏しています。なお、スカラ座での上演と同様、第3 幕の一部に後のパリ上演の際に改訂された音楽を採用しています。
 歌手は若手を多く起用。デズデーモナのマリーナ・ポプラフスカヤは、この後MET やロイヤル・オペラでプリマドンナにののし上ったのはご承知の通り。
 タイトルロールのアレクサンドルス・アントネンコもここでの大抜擢によって国際的に広く活用するようになりました。一方、イヤーゴにはスペインのベテラン、カルロス・アルバレスを起用して存在感を強めています。スティーブン・ラングリッジの演出は、伝統的な衣装を用いつつ、全編に渡って黒を多用した陰鬱な雰囲気を醸しています。

DYNAMIC(映像)



DYNDVD37660
(6DVD)
\5400→\4990
ヴェルディ:DVDコレクション 第2集
 1.アッティラ/
 2.ルイザ・ミラー/
 3.イル・トロヴァトーレ/
 4.椿姫/
 5.シモン・ボッカネグラ/
 6.ファルスタッフ
パオロ・アッリヴァベーニ(指揮)/
ステファノ・ポーダ(演出)

《アッティラ》
オーリン・アナスタソフ/
ヴェントセラフ・アナスタソフ)/
ラドスト・ニコラエワ/
ダニエル・ダムヤノフ/
プラメン・パパジコフ/
ディミタル・スタンチェフ 他/
ソフィア歌劇場管弦楽団&合唱団/
アレッサンドロ・サンジョルジ(指揮)/
ブラメン・カルタロフ(演出)/

《ルイザ・ミラー》
ダリーナ・タコワ/
ジュセッペ・サッバティーニ/
アレクサンダー・ヴィノグラドフ/
ダミアノ・サレルノ/
ウルスラ・フェッリ/
アルチュン・コチニャン 他/
フェニーチェ歌劇場管弦楽団&合唱団/
マウリツィオ・ペニーニ(指揮)/
アルナウド・ベルナルド(演出)/

《イル・トロヴァトーレ》
ファビオ・アルミリアート/
ダニエラ・デッシー/
ジョヴァンニ・メオーニ/
アンネ・マックマホン・クインテーロ/
ルチアーノ・モンタナロ/
ニノン・ダン/
クサヴィエール・ペティタン 他/
ワロン王立歌劇場管弦楽団&合唱団/
パオロ・アッリヴァベーニ(指揮)/
ステファノ・ヴィツィオーリ(演出)/

《椿姫》
チンツィア・フォルテ/
ティネケ・ファン・インゲルゲム/
フェデリァ・カルネヴァーレ/
サイミール・ピルグ/
ジョヴァンニ・メオーニ/
クリスティアーノ・クレモニーニ/
クリス・デ・ムーア/
ロレンツォ・ムッツィ 他/
ワロン王立歌劇場管弦楽団&合唱団/
パオロ・アッリヴァベーニ(指揮)/
ステファノ・マッツォーニス・ディ・プララフェラ(演出)/

《シモン・ボッカネグラ》
ロベルト・フロンターリ/
アマリッリ・ニッツァ/
フェルッチョ・フルラネット/
ワルター・フラッカーロ/
シルヴィオ・ツァノン/
パオロ・バッターリア/
ドナテッラ・グリウッツァ 他/
パレルノ・マッシモ劇場管弦楽団&合唱団/
フィリップ・オーギャン(指揮)/
ジョルジョ・ガッリオーネ(演出)/

《ファルスタッフ》
ルッジェーロ・ライモンディ/
ルカ・サルシ/
ヴァージニア・トーラ/
サビーナ・プエルトラス/
チンツィア・デ・モーラ/
リリアーナ・マッテイ/
ティベリウス・シム 他/
ワロン王立歌劇場管弦楽団&合唱団/
《アッティラ》2011年7.8月 ソフィア歌劇場 収録/105分/字幕…伊,英,仏,独,西,ブルガリア語/《ルイザ・ミラー》収録 2006年5月 ヴェネツィア、フェニーチェ歌劇場/157分/字幕…伊,英,独,西/《イル・トロヴァトーレ》収録 2011年9月 ワロン王立歌劇場/150分/字幕…伊,英/《椿姫》収録 2009年3月 ワロン王立歌劇場/139分/字幕…伊,英,独,仏,西/《シモン・ボッカネグラ》2008年1月、パレルノ・マッシモ劇場/収録 180分/字幕…伊,英,独,仏,西/《ファルスタッフ》収録 2009年11月 ワロン王立劇場/129分/字幕…伊,英,独,仏,西
 生誕200年を記念したヴェルディ(1813-1901)作品のDVDBOX。6つの作品の映像は、どれも上演する際の様々な可能性を追求した納得のいくものであり、もちろん歌手も舞台も音楽も絶品揃いです。
 アッティラやルイザ・ミラーなどレアな作品も含まれています。

EURO ARTS(映像)


20 72594
(Blu-ray)
\4700→\4290
ストックホルム王立歌劇場
 プッチーニ:「西部の娘」
ニーナ・ステンメ(S ミニー)
アレクサンドルス・アントネンコ(T ディック・ジョンソン)
ヨン・ルンドグレン(T ジャック・ランス)
ニクラス・ビョーリン・リイェール(T ニック)
ミヒャエル・シュミードベルガー(Bs アシュビー)
オラ・エリアソン(Br ソノーラ)
カール・ロンボ(T トリン)
グンナール・ルンドベリ(Br シド)
リヌス・ベリエソン(Br ベッロ)
コニー・ティマンダー(T ハリー)
マグヌス・キーレ(T ジョー)
クリスティアン・フロール(Br ハッピー)
イアン・パワー(Bs ラルケンス)
アラール・ピントサール(Bs ビリー・ジャックラビット)
アグネータ・ルンドグレン(Ms ウォークル)
ヨン・エーリク・エレビ(Bs ジェイク・ウォーレス)
アントン・エリクソン(Br ホセ・カストロ)
ヨン・ニルソン(T 郵便配達夫)
ピエール・ジョルジョ・モランディ(指)
スウェーデン王立歌劇場管弦楽団,合唱団


20 72598
(DVD)
\4100→\3790
 スウェーデンの「西部の娘」!ステンメ、アントネンコ、ルンドグレン!!!西部劇へのオマージュに満ちたロイの演出も優れもの!日本語字幕付き

 クリストフ・ロイ(演出)/ヘルベルト・ムラウアー(舞台装置,衣装)
 収録:2012 年2 月
 (Blu-ray) リージョン・コード:フリー、HD 16:9 140 分、PCM Stereo / DTS HD Master、字幕:伊英独仏西日
 (DVD) リージョン・コード:フリー、NTSC 16:9 140 分、PCM Stereo / Dolby Digital 5.1 / DTS 5.1、字幕:伊英独仏西日

 ストックホルム王立歌劇場は実はヨーロッパの屈指の名歌劇場なのですが、録音にしろ映像にしろ発信が少なく、その高い実力があまり広く知られていませんでした。今回映像で発売されるプッチーニの「西部の娘」は、この歌劇場とスウェーデンのオペラ界の高い実力を示すものとして要注目です。
ヒロインのミニーは、当代最高のブリュンヒルデと言って間違いないワーグナー・ソプラノ、ニーナ・ステンメ。力強く充実した声でありながら瑞々しさと柔軟性に飛んだステンメの歌はプッチーニでも絶大な威力を発揮しており、イタリアオペラのプリマドンナが歌うミニーとは異なった、情の深さを感じさせるミニーになっています。ディック・ジョンソンはラトヴィアのドラマティック・テノール、アレクサンドルス・アントネンコ。リッカルド・ムーティが2008年のザルツブルク音楽祭でのヴェルディ「オテッロ」のタイトルロールに大抜擢したことで知られる若き逸材ですが、それから3 年半経ったここでのディック・ジョンソンはちょっとびっくりする程目覚しい成長を遂げており、持ち前の逞しい声に重厚な表現力が加わってたいへん聞き応えがあります。ジャック・ランスのヨン・ルンドグレンは地元スウェーデンのバリトン。現在デンマークのコペンハーゲン歌劇場で活躍しています。悪役を得意としており、新国立劇場で「トスカ」のスカルピアを歌ったこともあります。また近年はワーグナーのオペラでも活躍しています。その他の歌手はほとんどが地元の歌手たちですが、皆非常に高い水準です。
 非イタリア勢ばかりの中でイタリアの味を保っているのが指揮のピエール・ジョルジョ・モランディ。今日もっとも精力的に活動するオペラ指揮者の一人で、ストックホルム王立歌劇場の首席客演指揮者としてこの劇場のイタリアオペラ上演には欠かせない人です。
 クリストフ・ロイの演出は、質素な木造の小屋を中心にした伝統的な舞台を用い、そこに時々無声映画風に処理した生映像を投影、1910 年代くらいのハリウッドの西部劇映画を意識しています。とはいえ人物描写は類型的にならずしっかり目が行き届いており、上演の難しい「西部の娘」としては成功した演出でしょう。
 日本語字幕付きです。
 

20 59424
(Blu-ray)
\4700→\4290
サイモン・ラトル(指)&ベルリン・フィル
 ヨーロッパ・コンサート2013 イン・プラハ

  ヴォーン・ウィリアムス:トマス・タリスの主題による幻想曲
  ドヴォルザーク:聖書の歌 作品99
  ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調作品68「田園」
マグダレーナ・コジェナー(Ms)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル(指)


20 59428
(DVD)
\2900→\2690
 ベルリン・フィル・ヨーロッパ・コンサート2013 イン・プラハ最良のパートナー、コジェナーと共にラトルの棒が冴えわたる!美しいスペイン・ホールでのコンサート映像も必見

 収録:2013 年5 月1 日スペイン・ホール、プラハ城、チェコ、ライヴ
 (Blu-ray)画面:1080i Full-HD 16:9、音声:PCM ステレオ、DTS-HD Master Audio、リージョン:0、字幕:英、独、仏、84mm
 (DVD)画面:NTSC 16:9、音声:PCM ステレオ、DD5.1、DTS5.1、リージョン:0、字幕:英、独、仏、84mm

 ベルリン・フィル毎年恒例のヨーロッパ・コンサート。毎年歴史的な建造物でコンサートが行われることでも注目されており、2013 年は古都プラハ城内の絢爛豪華なスペイン・ホールが選ばれました。プラハ城は首都プラハを流れるブルタワ川沿いにそびえ立っています。そこに、自身の貴重な芸術コレクションを展示するためにルドルフ2 世が建設した有名なスペイン・ホールがあります。
 最初に演奏されたのは、ヴォーン・ウィリアムスの「トマス・タリスの主題による幻想曲」。ルネサンスの作曲家トマス・タリスが作曲した「大主教パーカーのための詩編曲」の旋律をモチーフとしてヴォーン・ウィリアムスが3 群の弦楽合奏のための幻想曲として作曲した作品。3 つに分けられたアンサンブル(弦楽オケ、小編成弦楽アンサンブル、弦楽四重奏)が、絶妙に絡み合い、呼応しながら醸し出す弦楽の響きが印象的で、ラトルの微妙な解釈がさすがと思わせる演奏です。
 そしてチェコの名花マグダレーナ・コジェナーによる、ドヴォルザークの聖書の歌。チェコ語の旧約聖書の「詩篇」を用いた10 曲からなる歌曲集で、ドヴォルザークがニューヨーク時代に書き上げたもの。ドヴォルザークはこの曲集のうち、5 曲を管弦楽伴奏版に編曲し、残りの5 曲はチェコ・フィルの指揮者であったツェマーネクが編曲しました。雄弁なオケとコジェナーの美しい歌声、巧みな表現力に圧倒される演奏です。
 メイン・プログラムであるベートーヴェンの交響曲第6 番は、現代的で洗練されたラトルならではの演奏で、生き生きと聴かせてくれます。
 コンサートマスターは、樫本大進が務めています。



 


20 20238
(DVD)
\1200→\990
EURO ARTS & IDEALE AUDIENCE 2013カタログ付DVD
 ワーグナー:楽劇「パルジファル」前奏曲
 ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調 Op.102
 ブラームス:交響曲第4番ホ短調 Op.98
リサ・バティシアヴィリ(ヴァイオリン)
トルルス・モルク(チェロ)
サー・サイモン・ラトル(指)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 毎年恒例のカタログ付DVD2013 年版、完全限定生産商品ですので、ご注文はお早めに!ラトル&ベルリン・フィルのヨーロッパ・コンサート2007バティアシヴィリも好演!ベルリン・フィル創立125 周年ライヴ!

 収録:2007 年5 月1 日ベルリン、カーベルヴェルク・オーバーシュプレー(ライヴ)/画面:NTSC 16:9、音声:PCM ステレオ、 DD5.1、DTS5.1、リージョン:0、103mm

 毎年恒例のカタログ付DVD2013 年版がリリースされます。
 付属のDVD の内容は、毎年、楽団の創立記念日にあたる5 月1 日に、ヨーロッパ各地のホールや歴史的建造物を巡る形でおこなわれている「ベルリン・フィルのヨーロッパ・コンサート2007」。2007 年は、ベルリン・フィル創立125周年という特別な年でもあり、ベルリンにとって大きな存在感を持つ建物でもある街はずれのオーバーシュプレーのケーブル工場カーベルヴェルク・オーバーシュプレーが舞台。創立時のドイツ興行を支えた場所で、音響も抜群です。
 話題の女流バティアシヴィリを独奏に迎え、ラトルならではの明晰で感動的な演奏を繰り広げています。
 

20 11294
(Blu-ray)
\4700
ヨーロッパ・コンサート1992
 ヴェルディ: 歌劇「運命の力」〜序曲、歌劇「ドン・カルロ」〜私は望みを失った
 ベルリオーズ:「ファウストの却罰」〜ラコッツィー行進曲/ 自然への祈り
 シューベルト: 交響曲第8番 ロ短調「未完成」
 ワーグナー: 楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
  〜第1 幕への前奏曲 、楽劇「ワルキューレ」
  〜ジークムントの愛の歌「冬の嵐はすぎ去り」、楽劇「神々の黄昏」
  〜夜明け/ ジークフリートのラインへの旅/ ジークフリートの葬送行進曲/ 終曲
プラシド・ドミンゴ(T)
ダニエル・バレンボイム(指)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヨーロッパ・コンサート・Blu-rayシリーズ

 収録:1992年5 月1 日エル・エスコリアル教会堂、スペイン、ライヴBlu-ray)
 画面:1080i Full HD 16:9、音声:PCM ステレオ、5.1DTS-HD、リージョン:0、104mm

 1992 年のヨーロッパ・コンサートの舞台はスペイン、マドリードの北西にある修道院、エル・エスコリアル。16 世紀末にフェリペ2 世が修道院兼王宮として建設し、教会はスペイン- ルネサンスの代表的な建築物で、美しい響きを有しています。
 スペイン生まれの世界的テノール歌手プラシド・ドミンゴを迎え、ヴェルディ、ベルリオーズ、ワーグナーを高らかに歌い上げています。オーケストラ・プログラムは、シューベルトの「未完成」。バレンボイムのスケール豊かな音楽作りと、渋味のある深い響きを追求した演奏で、聴衆を唸らせます。
 

20 11694
(Blu-ray)
\4700
ヨーロッパ・コンサート1994
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調作品73「皇帝」
 ブラームス:交響曲第2番ニ長調作品73
ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
クラウディオ・アバド(指)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 収録:1994年5 月1 日マイニンゲン劇場、ドイツ、ライヴ
 画面:1080i Full HD 16:9、音声:PCM ステレオ、DTS-HD Audio Master、リージョン:0、86mm

 ドイツ中部のマイニンゲン劇場で行われたヨーロッパ・コンサート1994。プラグラムは、ベルリン・フィルの王道ベートーヴェンとブラームスを取り上げています。
 ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5 番「皇帝」では、ダニエル・バレンボイムがソリストとして登場。バレンボイムの叙情性が引き出された艶やかで張りのある演奏が聴きどころ。ブラームスの交響曲第2 番では、アバドが強固な造形美と豊麗な響きでスケールの大きな演奏を聴かせます。
 

20 12934
(Blu-ray)
\4700
ヨーロッパ・コンサート1998
 ワーグナー: 歌劇「さまよえるオランダ人」〜序曲
 チャイコフスキー: 交響的幻想曲「テンペスト」作品18
 ドビュッシー: 夜想曲
 ヴェルディ: 聖歌四篇
クラウディオ・アバド(指)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
マリー・アレクシス(S)
マリア・ヴィースランデル(コーラスマスター)
スウェーデン放送合唱団
エリック・エリクソン室内合唱団
 収録:1998 年5 月1 日バーサ号博物館、ストックホルム、ライヴ
 画面:1080i Full HD 16:9、音声:PCM ステレオ、DTS-HD Audio Master、リージョン:0、131mm

 スウェーデン、ストックホルムのバーサ号博物館で行われた1998 年のヨーロッパ・コンサート。バーサ号は世界で唯一現存する17 世紀の船舶。1628 年に建造されたこの戦艦は処女航海でまだストックホルム港を出ないうちに突風にあおられ沈没。1956 年に海洋考古学者によって発見され、330年ぶりに引き上げられ展示されています。
 最初に演奏されたワーグナーの「さまよえるオランダ人」の序曲は、幽霊船が荒れ狂う海をさまよう様子が描かれており、このバーサ号の不吉な運命を最初に演奏されたワーグナーの「さまよえるオランダ人」の序曲は、幽霊船が荒れ狂う海をさまよう様子が描かれており、このバーサ号の不吉な運命をとして描かれています。続くドビュッシーの「夜想曲」は「雲」「祭」「シレーヌ」の3 曲からなる作品で、「シレーヌ」はギリシア神話で登場する海の精で、美しい歌声で航行中の人を惑わし、難破させるというもの。最後はヴェルディの聖歌四篇。スウェーデン放送合唱団の歌声が高らかに響き、バーサ号を救済へと導くという、考えられたプログラム構成となっています。
 

20 59504
(Blu-ray)
\4700→\4290
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)
 J.S.バッハ:クリスマス・オラトリオBWV248
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)
コレギウム・ヴォカーレ・ゲント
ドロシー・ミールズ(S)
ダミアン・ギヨン(CT)
トマス・ホッブズ(T)
ペーター・コーイ(B)
20 59508
(DVD)
\2900→\2690
 ヘレヴェッヘのクリスマス・オラトリオ独特の透明感が生き生きとしたバッハ像を描き出す!日本語字幕付き

 収録:2012 年12 月20 日パレ・デ・ボザール、ブリュッセル、ライヴ
 (Blu-ray)画面:1080i Full-HD 16:9、音声:PCM ステレオ、DTS-HD Master Audio、リージョン:0、字幕:英独仏日、153mm
 (DVD)画面:NTSC 16:9、音声:PCM ステレオ、DD5.1、DTS5.1、リージョン:0、字幕:英独仏日、153mm

 古楽界の名匠フィリップ・ヘレヴェッヘ率いるコレギウム・ヴォカーレによる2012 年12 月ブリュッセルのパレ・デ・ボザールで行われた「クリスマス・オラトリオ」の映像がリリースされます。ヘレヴェッヘの「クリスマス・オラトリオ」は、23 年振りの2 度目録音となり、古楽界を牽引しピリオド奏法によるバッハ演奏の開拓者の一人である大家ヘレヴェッヘの長年の成果が証明されるような、渾身の演奏となっています。
 ヘレヴェッヘが生み出す美しい純正なハーモニー、徹底した解釈は、バッハが生み出した偉大な芸術を見事に表現しています。透明感ある合唱と古楽器特有の純度の高いハーモニーが、クリスマスの平和的な音楽をより一層引き立てています。
 またソリストも素晴らしい歌唱を聴かせ、艶やかな歌声が魅力のソプラノ、ドロシー・ミールズ。現在オファーが殺到している注目のカウンターテナー、ダミアン・ギヨン。ヘレヴェッヘが度々起用するお気に入りのテノール、トマス・ホッブズ。大ベテランのバロック・バスのペーター・コーイ、と圧巻の歌声を聴かせています。

 

20 72604
(Blu-ray)
\4700→\4290
ザルツブルク音楽祭での世界初演の映像!
 メッツマッハーの本領発揮!!
  リーム:「ディオニソス」
ヨハネス・マルティン・クレンツル(Br N)
モニカ・エルトマン(S 第1 の高いソプラノ)
エリン・ロンボ(S 第2 の高いソプラノ)
マティアス・クリンク(T 「客」,アポロン)
ヴィルピ・ライサネン(Ms)
ユリア・ファイレンボーゲン(A)
インゴ・メッツマッハー(指)
ベルリン・ドイツ交響楽団、
ウィーン国立歌劇場コンツェルトフェライニグング


20 72608
(2DVD)
\5200→\4790
 リームの「ディオニソス」ザルツブルク音楽祭での世界初演の映像!メッツマッハーの本領発揮!!

 ピエール・オーディ(演出)、ヨナタン・メーゼ(舞台)、ヨルゲ・ヤラ(衣装)、ジャン・カルマン(照明)、クラウス・ベルティッシュ(ドラマトゥルグ)
 収録:2010 年7、8 月、ザルツブルク
 (Blu-ray) リージョン・コード:オール、HD 16:9、122 分+ 53 分、PCM Stereo / DTS-HD Master Audio、字幕:英独仏
 (DVD) リージョン・コード:オール、NTSC 16:9、122 分+ 53 分、PCM Stereo / Dolby Digital 5.0, DTS 5.0、字幕:英独仏

 現代ドイツを代表する作曲家、ヴォルフガング・リームの新作オペラの世界初演が映像になりました。「ディオニソス」は、ニーチェの「ディオニュソス−頌歌」を下敷きに、ニーチェをモデルにした主人公Nが、「ディオニュソス的」なものへの憧れと葛藤を描いたもの。ニーチェが素材なので内容としてはかなり難解ですが、舞台作品としては哲学的な深い思索がなくても楽しめる作品に仕上がっています。
 Nのヨハネス・マルティン・クレンツルは、1962 年、ドイツのアウグスブルク生まれのバリトン。レパートリーの広いバリトンで、近年はワーグナーで活躍しています。モニカ・エルトマンは今や高い人気を誇るソプラノ。高音が頻出する至難な役を楽々とこなしています。エリン・ロンボはスウェーデンのソプラノ。前年2009 年のザルツブルク音楽祭でのリーム「愛に満ちた偉大な太陽に向かって」にも出演して高評価を得て、再登板です。「客」とアポロンのマティアス・クリンクは、今が旬のドイツのテノール。ケルンやシュトゥットガルトを中心に広いレパートリーで活躍している万能型です。
 初演の成功の立役者は何と言ってもインゴ・メッツマッハー。明晰で整理の行き届いた指揮は絶賛されました。またピエール・オーディの分かりやすい演出、ヨナタン・メーゼの想像力を書きたてる舞台装置も秀逸。こうした作品は音だけで聞いてもなかなか魅力が伝わりづらいので、鮮明映像で見られるのは嬉しいものです。



 

 

 

 



20 73938
(6DVD)
\29200→\27990

 

 

 

ブルーノ・モンサンジョン・エディションVol.1
 〜ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ


 Disc 1:ドキュメンタリー;秋の旅
   監督:ブルーノ・モンサンジョン

 Disc 2:ロベルト・シューマン
   ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)ヘルトムート・ヘル(ピアノ)
   監督:ブルーノ・モンサンジョン 収録:1991 年ニュルンベルク州立劇場
  歌の先生、レッスン1〜シューマン
   ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン) ヘルトムート・ヘル(ピアノ) ニコラス・ウィルソン(テノール)
  子安ゆかり(ピアノ) イツィアール・レアル(ソプラノ) カロラ・テイル(ピアノ) ルネ・ヘス(バリトン) カロラ・テイル(ピアノ)
   監督:ブルーノ・モンサンジョン/ 収録:1992 年ベルリン芸術大学

 Disc 3:フランツ・シューベルト
  23 曲の歌曲
   ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)ヘルトムート・ヘル(ピアノ)
   監督:ブルーノ・モンサンジョン/収録:1991 年ニュルンベルク州立劇場
  歌の先生、レッスン2〜シューベルト
   ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン) ヘルトムート・ヘル(ピアノ) クリスチャン・エルスナー(テノール)
   ジャン・フィリップ・シュルツェ(ピアノ) クリスティアン・イヴェン(ソプラノ) マティアス・ファイト(ピアノ)
   マティアス・レットナー(バリトン) マティアス・ファイト(ピアノ)
   監督:ブルーノ・モンサンジョン/収録:1992 年ベルリン芸術大学

 Disc 4:フランツ・シューベルト
  美しき水車小屋の娘
   ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)クリストフ・エッシェンバッハ(ピアノ)
   監督:ブルーノ・モンサンジョン/収録:1992 年4月2日パリ、サル・プレイエル
  歌の先生、レッスン3〜モーツァルト
  モーツァルト:
   歌劇「フィガロの結婚」よりレチタティーヴォとアリア「訴訟に勝っただと!」、
   「 私が溜め息をついているのに、召使いが幸せになっていいんだろうか」
     マティアス・レットナー(バリトン)エリック・シュナイダー(ピアノ)
     監督:ブルーノ・モンサンジョン/ 収録:1992 年ベルリン芸術大学

 Disc 5:
  ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ
  最後の言葉〜音楽的談話のプロローグと16のシーン
    監督:ブルーノ・モンサンジョン/収録:2008/2009年シュタルベルク湖の彼の家で

 Disc 6:
  シューベルト-マスタークラス(色々なシューベルトの歌曲と追加のマスタークラス)
    ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ ディートリヒ・グレーヴェ(バリトン)ウルリケ・シーデル(ピアノ)
    イツィアール・レアル(ソプラノ) カロラ・テイル(ピアノ) クラウディオ・バラインスキー(ソプラノ)
    マルクス・ヴェンツ(ピアノ) ディートリヒ・ヘンシェル(バリトン) ジャン・フィリップ・シュルツェ(ピアノ)
    監督:ブルーノ・モンサンジョン/収録:1992 年ベルリン芸術大学
20 73939
(6Blu-ray)
\29200→\27990
 カリスマ監督モンサンジョン氏渾身の映像集シリーズ第1弾!6 枚組の映像ディスクと204ページの豪華冊子が付いたフィッシャー=ディースカウのスペシャル・ボックス・セット

 (DVD) 695mm、画面:NTSC 4:3/16:9(Disc4&5)、音声:PCM ステレオ、DD2.0(Disc1)、日本語字幕付き(帯なし)
 (Blu-ray) 695mm、画面:1080iHD 4:3/16:9(Disc4&5)、音声:PCM ステレオ、日本語字幕付き(帯付き)

 フランスのカリスマ的映像作家ブルーノ・モンサンジョン。彼はこれまでに85 以上の作品を撮っており、その素晴らしい映像の中から主要作品を選び、充実したブックレット、豪華な装丁で「ブルーノ・モンサンジョン・エディション」としてリリースすることになりました。
 第1 弾は、2012 年86 歳で亡くなった名バリトン歌手ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウを撮った映像集。「不世出の天才バリトン歌手」フィッシャー=ディースカウは、歌手としてばかりではなく、文筆家、画家、指揮者、教育者としても活動し、彼の多面的な才能にも光をあてた内容となっています。
 合計9 つのフィルムを6 枚のブルーレイ及びDVD に収め、シューマンやシューベルトの様々なリサイタル、幾つかのマスタークラス、リヒテルやサヴァリッシュら巨匠と共演してきた映像とそれを回想するフィッシャー=ディースカウ自身のインタビューなどが盛り込まれた名ドキュメンタリー「秋の旅」、そして、このボックスで新たに映像化された「最後の言葉」は、2008 年から2009 年にかけてフィッシャー=ディースカウのドイツ、シュタルベルク湖近くの自宅で行われたインタビューが収められています。
 このボックス・セットは、310mm×310mm の豪華ハードケースに204 ページの豪華冊子、さらにはフィッシャー=ディースカウが描いた絵画「道」のレプリカが付いた特別仕様となっています。付属する豪華冊子には、写真をふんだんに使用し、モンサンジョン氏とフィッシャー=ディースカウとの会話から抜粋された手稿やフィッシャー=ディースカウ自身が所有していた、大成功を収めたコンサートの舞台写真、そしてコンサートや旅行の際に書いた日記やプライベート写真、未発表の文章、フィッシャー=ディースカウによる注釈がついたスコアなど、貴重なコレクションが掲載されています。歌手としてばかりではなく、多方面で活躍したフィッシャー=ディースカウならではの多彩な内容となっています。★「ブルーノ・モンサンジョン・エディション」は、今後メニューイン、リヒテル、オイストラフ、ロジェストヴェンスキー、ヴァラディなどのリリースが予定されています。




FRA PROD(映像)


FRA 508
(Blu-ray)
\4900→\4490
大野和士、グラインドボーン音楽祭でのラヴェル二本立!!
 ラヴェル:
  「スペインの時計」
    エリオット・マドル(Br ラミーロ)、フランソワ・ピオリーノ(T トルケマダ)、
    ステファニー・ドゥストラック(Ms コンセプシオン)、
    アレク・シュレイダー(T ゴンサルヴェ)、ポール・ゲ(Br ドン・イニーゴ・ゴメス)
  「子供と魔法」
    ハトゥナ・ガデリヤ(S 子供)、
    エロディ・メシェン(A ママ,雄猫,カップ,トンボ)、
    ジュリー・パスチュロー(Ms 安楽椅子,こうもり)、
    エリオット・マドル(Br 大時計)、
    フランソワ・ピオリーノ(T ティーポット,算数を教える小老人,雨蛙)、
    キャスリーン・キム(S 火,お姫様,サヨナキドリ)、
    ナタリア・ブジェジンスカ(Ms 羊飼いの青年)、
    ヒラ・ファヒマ(S 羊飼いの娘)、ステファニー・ドゥストラック(Ms 猫,リス)、
    ポール・ゲ(Br 肘掛け椅子,木)、カースティ・ストークス(S フクロウ)
大野和士(指)
ロンドン・フィル,
グラインドボーン合唱団


FRA 008
(DVD)
\4000→\3690
 ペリの素晴らしい舞台はサイトウキネンと同じ!とっても楽しい「スペインの時」と「子供と魔法」

 (Blu-ray) リージョン・コード:フリー、16:9 103 分、PCM Stereo 2.0 / DTS 5.1 Surround、字幕:仏英独伊西
 (DVD) リージョン・コード:フリー、NTSC 16:9、103 分、Dolby digital Stereo 2.0 / DTS 5.1 Surround、字幕:仏英独伊西

 2012 年、大野和士がグラインドボーン音楽祭で指揮したラヴェルの「スペインの時計」と「子供と魔法」の二本立てが映像で発売です。
 大野は2008 年7、8 月のフンパーディンク「ヘンゼルとグレーテル」でグラインドボーン音楽祭に初出演、ロラン・ペリの演出ともども大好評で、2012 年に再度二人のコンビでの上演が実現しました。このラヴェルも新聞各紙の評で非常に高い評価を得ています。
 ペリの「スペインの時計」は、元々2003 年に小澤音楽塾公演として東京で、翌2004 年にパリのオペラ座で、共にプッチーニの「ジャンニ・スキッキ」との二本立てで上演されたもの。グラインドボーン音楽祭で「子供と魔法」と二本立てになりました。2013 年の夏には松本のサイトウ・キネン・フェスティバルでも上演されたほど、人気の高い舞台です。お洒落で生き生きとして、随所でピリリとした味付けが利いているペリらしい楽しい舞台です。
 歌手は適材適所。「スペインの時計」ではステファニー・ドゥストラックが美しく情熱的なコンセプションにドンピシャ。またアレク・シュレイダーの若々しいゴンサルヴェ、フランソワ・ピオリーノの人の良さそうなトルケマダ、声も体型も逞しいエリオット・マドルのラミーロ、老人メイクもバッチリな名バス=バリトン、ポール・ゲのドン・イニーゴ・ゴメスといずれも適材適所。ちなみに、ゲは2013 年8 月のサイトウキネン公演でも「スペインの時計」のドン・イニーゴ・ゴメス、「子供と魔法」の肘掛椅子、木を歌っています。「子供と魔法」では、グルジア出身でフランスで活躍するハトゥナ・ガデリヤが、声も見た目もまさに少年そのもの。エロディ・メシェンは2012 年12 月、NHK 交響楽団公演の「子供と魔法」でもママ、カップ、トンボを歌っているだけにお手のものです。ここでもドゥストラック、マドル、ピオリーノ、ゲが歌に演技に高水準。また韓国生まれで米国で活躍するキャスリーン・キムが鮮やかなコロラトゥーラを聞かせます。
 HD 収録の鮮明画像です。

GreenNaraeMedia(映像)

3002540
(4DVD)
\4000
アバド指揮&ベルリン・フィル
 ベートーヴェン:交響曲全集

 交響曲第1番〜第8番
  2011年2月、ローマ聖チェチーリア音楽院ホール
  ライヴ録音
 交響曲第9番
  2000年5月、ベルリン・フィルハーモニー
  ライヴ録音 
クラウディオ・アバド指揮、
ベルリン・フィル
カリタ・マッティラ(Sop)
ヴィオレ−タ・ウルマーナ(MSop)
トマス・モーザー(Ten)
アイケ・ヴィルム・シュルテ(Br)
スウェーデン放送合唱団、
エリック・エリクソン室内合唱団
こちらの商品は特にしっかりした紙箱に入っているわけではなく、薄いビニールで結束してあるだけの簡易パックになっております。ご了承ください。

IDEALEAUDIENCE(映像)


30 79964
(Blu-ray)
\3000→\2790
クラシック・アーカイヴ・シリーズ
 カルロ・マリア・ジュリーニ
  ヴェルディ:レクイエム
カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団&合唱団
イルヴァ・リガブーエ(S)
グレイス・バンブリー(Ms)
シャーンドル・コーニャ(T)
ラファエル・アリエ(Bs)


30 79968
(DVD)
\2400→\2190
 ジュリーニのヴェルレク!1964 年ライヴが映像で登場!

 収録:1964 年4月26日ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ライヴ)
 (Blu-ray) 画面:16:9(ピラーボックス)、モノクロ、音声:PCM ステレオ、リージョン:All、字幕:英、独、仏、90mm
 (DVD) 画面:NTSC 4:3、モノクロ、音声:PCM ステレオ、リージョン:All、字幕:英、独、仏、90mm

 かつてBBC LEGENDS からリリースされたジュリーニとフィルハーモニア管によるヴェルディのレクイエムの映像が発売されます。
 この演奏は、ヴェルディのレクイエムの決定盤に数えられるフィルハーモニア管とのスタジオ録音盤(1963&63/EMI)とほぼ同時期に行われたライヴ。若き日のジュリーニらしい、生命力溢れ、力強い指揮が圧巻の迫力を誇った名演です。
 またソリスト陣の歌唱が抜群に素晴らしく、最高の演奏を披露しています。録音は少ないが、繊細で知的な歌唱で人々を魅了したイタリアのソプラノ、イルヴァ・リガブーエ。傑出した美声の持ち主、アフリカ系アメリカ人のメゾ、グレイス・バンブリー。「ローエングリン」を当たり役として活躍したハンガリー出身のテノール、シャーンドル・コーニャ。「3 つのオレンジへの恋」の国王役で1946 年にスカラ座デビューし、そのビロードのような声で世界的に注目されたブルガリア出身のバス、ラファエル・アリエ。
 そして、レベルの高さに定評がある、フィルハーモニア合唱団の巧みなパフォーマンスは、一聴の価値があります。
(店主より)

 あのとき彼はロイヤル・フェスティヴァル・ホールで、ヴェルディの「レクイエム」のまことに感動的で忘れがたい演奏をしたのだった。私はまだ10代でこの作品をレコードでは知っていたものの、「ライヴ」は聴いたことがなかった。打ちのめされた私は、サインをもらおうと楽屋に押しかけた。長い列ができていて私の前に並んでいた故シドニー・エドワース(ロンドン・イヴニング・スタンダード紙、芸術面編集長)がマエストロにお祝いを述べた。

 フィルハーモニア管弦楽団の第2ヴァイオリン首席奏者、ギリアン・イーストウッドはこのコンサートを次のように振り返る。「あのときは拍手が30分も鳴り止まず、一晩中眠れませんでした。「怒りの日」のトランペットを思い出すといまでも鳥肌が立ちます。」

 EMIのピータ・アンドリーによると、ジュリーニはこのオーケストラ(フィルハーモニア管弦楽団)と良好な関係にあったという。「彼は得意とする分野をフィルハーモニアに持ち込みました。あのすばらしいレガートやベルカントといった、いわば「オペラ」的なサウンドと、オーケストラに歌わせる手腕は、とくに合唱作品で発揮されました。」

 (ヘレナ・マテオプーロス著「マエストロ第2巻」アルファベータ社)

 そんなジュリーニの伝説的な演奏から1年後、ロイヤル・フェスティヴァル・ホールで行われたヴェルディの「レクイエム」のライヴ。
 当時からジュリーニが神がかった演奏を繰り広げていたことを証明する奇跡的な名演の復活。




EMI
ジュリーニ&フィルハーモニア管
ヴェルディ:レクイエム

EMI
CMSW-0852192
(2CD)\1800
ヴェルディ:
 レクイエム
 聖歌四篇
 
フィルハーモニア管弦楽団&合唱団
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮

レクイエム
 エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)、
 クリスタ・ルートヴィヒ(メゾ・ソプラノ)
 ニコライ・ゲッダ(テナー)、
 ニコライ・ギャウロフ(バス)
 録音1963年9月16-21,23-27日、1964年4月7日

聖歌四篇
 ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)
 録音1962年12月10-13日



ICA CLASSICS(映像)



ICAB-5115
(5DVD)
\5500→\4990
ボストン交響楽団-伝説の指揮者たち

DVD1.ICAD5014
 1.ラヴェル(1875-1937):バレエ音楽「マ・メール・ロワ」/
 2.ドビュッシー(1862-1918)::管弦楽のための映像より「イベリア」/
 《ボーナス》
  ドビュッシー:海/
   ボストン交響楽団/シャルル・ミュンシュ(指揮)
    収録 ハーヴァード大学 サンダース・シアター 1958 年2 月4 日・・・1,
   1961 年10 月31 日・・・2, 1958 年10 月28 日・・・ボーナス
   収録時間:68 分/音声:アンビエント・マスタリング/字幕:なし/画面:4:3/REGIONAll(Code:0)

DVD2.ICAD5043
 1.シューベルト(1797-1828):交響曲 第9 番(8 番) ハ長調「ザ・グレート」/
 2.シューマン(1810-1856):交響曲 第4 番 ニ短調/
 3.ワーグナー(1813-1883):楽劇「パルジファル」より聖金曜日の音楽/
 《ボーナス》
  ウィリアム・ピアーズによる「シューベルトとシューマンの交響曲について」(写真と解説)
  ボストン交響楽団/エーリッヒ・ラインスドルフ(指揮)
   収録 1963 年3 月26 日 ハーヴァード・ユニヴァーシティ、サンダース劇場…1,
   1962年11 月13 日 ハーヴァード・ユニヴァーシティ、サンダース劇場…2.
   1964 年1 月7日 ボストン・シンフォニー・ホール…3
   収録時間:97 分(ボーナス2 分30 秒含む)/音声:アンビエント・マスタリング/字幕:なし/画面:4:3/REGION All(Code:0)

DVD3.ICAD5059
 1.ベートーヴェン(1770-1827):エグモント序曲 Op.84/
 2.チャイコフスキー(1840-1893):交響曲 第5 番 ホ短調 Op.64
  収録 1969 年4 月15 日 ボストン・シンフォニー・ホール
 《ボーナス》
   モーツァルト(1756-1791):セレナード 第9 番 ニ長調「ポストホルン」K320 より「メヌエット第1 番」
   収録 1963 年1 月15 日 ハーヴァード・ユニヴァーシティ,サンダース劇場
   ボストン交響楽団/
   エーリヒ・ラインスドルフ(指揮)
  収録時間:57 分/音声:Enhanced Mono/字幕:なし/画面:4:3/REGIONAll(Code:0)

DVD4.ICAD5067
 1.ハイドン(1732-1809):交響曲 第55 番 変ホ長調 Hob.I:55/
 2.ベートーヴェン(1770-1827):交響曲 第7 番 イ長調 Op.92
  収録 1969 年10 月7 日…1, 1970 年10 月6 日…2 ボストン・シンフォニー・ホール
 《ボーナス》
  ベートーヴェン:交響曲 第8 番 ヘ長調 Op.93
   収録 1962 年1 月9 日 ハーヴァード・ユニヴァーシティ,サンダース劇場
   ボストン交響楽団/ウィリアム・スタインバーグ(指揮)
   収録時間:86 分/音声:Enhanced Mono/字幕:なし/画面:4:3/REGIONAll(Code:0)/カラー

DVD5.ICAD5071
 1.ブルックナー(1824-1896):交響曲 第8 番 ハ短調
  ボストン交響楽団/ウィリアム・スタインバーグ(指揮)
   収録 1962 年1 月9 日 ハーヴァード・ユニヴァーシティ,サンダース劇場
   収録時間:61 分/音声:Enhanced Mono/字幕:なし/画面:4:3/REGIONAll(Code:0)/モノクロ
ボストン交響楽団を支えてきた数々の指揮者たち。このBOX では、ミュンシュ、ラインスドルフ、スタインバーグの3 人に焦点を当て、その偉大なる軌跡を辿ります。
 アメリカでも最も人気の高いボストン交響楽団は、テレビ放映の初期の時代からコンサートが放映され、これらの記録が現存しています。
 この貴重なフィルムを注意深くマスタリングし、鮮明な音と画像を得ることができたのがこのシリーズです。演奏スタイルの変遷もさることながら、歴史的名指揮者たちの生き生きとした指揮を実際に見るというのは、なんと感動的なことなのでしょうか。そんな好奇心をも満足させてくれるBOXです。

KULTUR(映像)


KULTUR D4890
(DVD)
\3000
エマ・カークビー/ウィグモア・ホール・リサイタル
 with Christopher Wilson
エマ・カークビー
One of the leading exponents of Renaissance and Baroque vocal music Emma Kirky performs a varied program including works by Pierre Guedron, Rene Mesangeau and William Lawes.
Region: All Running Time: 76 minutes Color: Color
 

KULTUR D4891
(DVD)
\3000
エレーヌ・グリモー/カンマームジークザール・ピアノリサイタル
 バッハ:シャコンヌ ニ短調
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番 Op. 110
 ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番 Op. 5
 ラフマニノフ:練習曲集「音の絵」 Op. 33
グリモー(P)
Region: All Running Time: 80 minutes Color: Color
  

KULTUR D4899
(DVD)
\3000
ラモン・ヴァルガス/ウィグモア・ホール・リサイタル
 Featuring works by Schumann, Moreno, Ponce, Respighi,
 Donizetti and more.
ラモン・ヴァルガス
This concert marks Ramon Vargas' first appearance at London’s premiere chamber music venue. Sensitively accompanied by Mzia Bachtouridze, with whom he has collaborated for seven years, and he sings an interesting selection of Spanish songs.
Region: All Running Time: 89 minutes Color: Color

MEDICI CLASSICS(映像)



M 60089
(Blu-Ray)
\4200→\3790
ジェロ−ム・ローズ/ベートーヴェン・ライヴVol.2
 (1)ピアノソナタ第8番ハ短調Op.13「悲愴」
 (2)ピアノソナタ第14番嬰ハ短調Op.27の2「月光」
 (3)ピアノソナタ第21番ハ長調Op.53「ワルトシュタイン」
 (4)ピアノソナタ第23番ヘ短調Op.57「熱情」
 (5)ピアノソナタ第26番変ホ長調Op.81a「告別」
ジェローム・ローズ(Pf)
 最高の「熱情」と称されるジェローム・ローズの魔術を最新鮮明画像で公開

 リージョン:ALL、カラー、ワイドスクリーン、[HD 1080i]、PCM Stereo、95mm

 1938 年生まれ、1961 年ブゾーニ国際コンクール優勝に輝くアメリカの重鎮ピアニスト、ジェローム・ローズ。ニューヨークのマネス音楽院教授をはじめ各国でマスタークラスを開講するなど教育面でも著名。日本にも数多くの教え子がいるうえ、昨年の浜松国際ピアノコンクールの審査員も務めるなど、縁の深い巨匠と申せましょう。彼の演奏は曖昧な所が微塵もない楷書風のもので、非常にオーソドックス。しかし大きな音楽性と深い情感はまさに巨匠ならでは。
 彼はCD 時代からベートーヴェンのソナタに定評があり、ことに「熱情」の素晴らしさは知る人ぞ知る最高の名演とされてきました。ここではブルーレイによる最新鮮明画像でタッチから指遣い、ペダルの秘宝をすべて公開。得る所の多すぎる、ピアノ関係者必携のアルバムです。

OPERA AUSTRALIA(映像)

オーストラリアの国立オペラ・カンパニーである「Opera Australia」は最高経営責任者クレイグ・ハッサールと芸術監督リンドン・テッラチーニが主導し、オーストラリアの文化生活の向上と維持、新しい芸術の開発に日夜邁進しています。
 美しい景観で知られるシドニー・オペラ・ハウスを中心として、他には野外でのオペラ(無料公演も含む)などを併せると、年に600 以上の公演が行われ、その質も非常に高く、また多くの公演はオーストラリア国営放送(ABC)で放送されるなど、生活に密着したオペラを次々に提供しています。
 ※CDも同時発売
OPOZ56038DVD
(DVD)
\3000
プッチーニ(1858-1924):歌劇「蝶々夫人」3幕
 ジョン・ルーサー・ロング…原作
 ジュゼッペ・ジャコーザ&ルイージ・イッリカ…台本
  収録 2012年11月 メルボルン アーツ・センター
蝶々さん…大村博美(ソプラノ)
B.F.ピンカートン…ジェームズ・エッグルストーン(テノール)
ゴロー…グレアム・マックファーレーン(テノール)
スズキ…サイアン・ペンドリー(メゾ・ソプラノ)
シャープレス…バリー・リャン(バリトン)
神官…クリフォード・プランプトン(バリトン)
役人…グレゴリー・ブラウン(台詞)
ボンゾ…ジャド・アーサー(バス)
ヤマドリ公爵…サムエル・ドゥンダス(バリトン)
ケイト・ピンカートン…ニコル・カー(メゾ・ソプラノ) 他

オペラ・オーストリア合唱団
オーケストラ・ヴィクトリア
ジョヴァンニ・レッジョーリ(指揮)

モッファト・オクセンボウルド(ディレクター)
ピーター・イングランド&ラッセル・コーエン(デザイナー)
ロバート・ブライアン(照明)
OPOZ56039BD
(Blu-ray)
\3000
日本語字幕あり
蝶々さんは時代に翻弄されただけの女ではなく、確固たる意志を持って行動した強い女性なのだ
<DVD/Blu-ray> 収録時間:150分 音声:イタリア語歌唱    ステレオLPCM2.0ch/dtsデジタルサラウンド5.1ch(DVD) ステレオLPCM2.0ch/dts-HDマスターオーディオ5.1ch(Blu-ray) 字幕:英語,ドイツ語,フランス語,スペイン語,イタリア語,韓国語,日本語 画面:16:9 REGION All(Code:0) DVD…片面2層ディスク
Blu-ray…単層 25GB 1080i FULL HD
 アメリカの海軍士官ピンカートンは、日本での「ひと時の妻」を探すため結婚斡旋業者のゴローに紹介を頼みます。ゴローは15歳の可憐な蝶々さんを彼に会わせますが、彼女は真実の愛を願っており、ピンカートンのきまぐれさを理解することはできません。
 彼女はピンカートンと結婚するために、キリスト教に改宗するまでも真摯な思いを貫きますが、当のピンカートンはあくまでも「ひと時の愛」と考えています。
3年後、任務が終わったピンカートンはアメリカに帰国。蝶々さんは彼との愛児を胸に抱きながら夫の帰りを待つのです。しかしその頃ピンカートンは、アメリカ本国で正式な結婚をしていたのでした・・・。彼の妻ケイトと対峙した蝶々さんは固い決意のもと自らの命を絶つのです。
 プッチーニの作品の中でもとりわけ人気の高い「蝶々夫人」ですが、日本人がこのオペラを見る時には、どうしても細部の差異に目が行ってしまう傾向がるようです。しかし「他文化の人たちの目に映る日本」というものについて考えることができるのも、このオペラの特徴の一つと言えるのではないでしょうか。
 とはいえ、この演出は、日本伝統の文化に触発された豪華な衣装や照明と、最小限の装置を使うことで全く違和感のない舞台が作り上げられています。蝶々さんを歌うのは日本人期待のソプラノ大村博美さん。東京藝術大学大学院修了後、イタリア・ミラノで研鑽を積み現在はフランス在住の実力派です。パワフルさと繊細さを併せ持つ芯のある歌声と表現力は今後の活躍も期待させます。
 
OPOZ56029DVD
(DVD)
\3000
ヴェルディ(1813-1901):歌劇「椿姫」3幕
 フランチェスコ・マリア・ピアーヴェ…台本
  収録 2012年 シドニー・ハーバー
ヴィオレッタ・ヴァレリー(椿姫)…エマ・マシュー(ソプラノ)
アルフレード・ジェルモン…ジャンルカ・テッラノーヴァ(テノール)
フローラ・ベルヴォア…マーガレット・プルンマー(メゾ・ソプラノ)
アンニーナ(ヴィオレッタの小間使い)…サラ・スィーティング(ソプラノ)
ジョルジョ・ジェルモン(アルフレードの父)…ジョナサン・サマーズ(バリトン)
ガストーネ子爵…マルティン・バッキンガム(テノール)
ドゥフォール男爵…ジェームズ・クレイトン(バリトン)
グランヴィル(医師)…ジョン・ボルトン・ウッド(バス)

オペラ・オーストリア合唱団
オーストラリア・オペラ&バレエ管弦楽団
ブライアン・キャッスル=オニオン(指揮)

フランツェスカ・ザンピエッロ(ディレクター)
ブライアン・トムソン(ステージ・デザイナー)
テス・ショフィールド(衣装)
ジョン・レイメント(照明)

OPOZ56030BD
(Blu-ray)
\3000
日本語字幕あり
劇場から外の世界に飛び出した悲劇のヒロイン
<DVD/Blu-ray>収録時間:141分 音声:イタリア語歌唱    ステレオLPCM2.0ch/dtsデジタルサラウンド5.1ch(DVD) ステレオLPCM2.0ch/dts-HDマスターオーディオ5.1ch(Blu-ray) 字幕:英語,ドイツ語,フランス語,韓国語,スペイン語,イタリア語,日本語 画面:16:9 REGION All(Code:0) DVD…片面2層ディスク Blu-ray…単層 25GB 1080i FULL HD
 ヴェルディの全ての歌劇の中でも、1.2を争う人気作「椿姫」。この世界で最も愛される作品は、これまでにも数多くの歌手、オーケストラ、指揮者、そして演出家たちが手掛け、様々な舞台を作り上げてきています。
 このハンダ・オペラ・オン・シドニーハーバーのプロジェクトは、シドニー湾に特設の水上舞台を浮かべ、美しい景観で知られるオーストラリアのハーバー・ブリッジやオペラハウスをバックに幻想的な物語が繰り広げられるというものです。
 エマ・マシューの堂々としたヴィオレッタ、まばゆいばかりの声を持つテノール、テッラノーヴァのアルフレード、そして星の煌めきに負けない光を放つスワロフスキーの巨大シャンデリア、そして夜空を彩る花火の儚い美しさ・・・。これらが一つになり信じられないほどのひと時を生み出すのです。ステージの下に隠されたオーケストラは、おなじみブライアン・キャッスル=オニオンが抜群の統率力を駆使して味のある音楽を紡ぎ出しています。
 

OPOZ56001DVD
(2DVD)
\3000
モーツァルト(1756-1791):歌劇「フィガロの結婚」4幕
 カロン・ド・ボーマルシェ…原作
 ロレンツェ・ダ・ポンテ…台本
  収録 2010年 シドニー・オペラ・ハウス
フィガロ…テディ・タフ・ローズ(バス・バリトン)
スザンナ…タリン・フィービッグ(ソプラノ)
アルマヴィーヴァ伯爵…ピーター・コールマン=ライト(バリトン)
伯爵夫人…ラシェル・ダーキン(ソプラノ)
ドン・バルトロ…ワーウィック・ファイフェ(バス)
マルチェリーナ…ジャクリーン・ダーク(メゾ・ソプラノ)
ケルビーノ…サイアン・ペンドリー(メゾ・ソプラノ)
ドン・バジーリオ…カネン・ブリーン(テノール)

オペラ・オーストリア合唱団
オーストラリア・オペラ&バレエ管弦楽団
パトリック・サマーズ(指揮)

ニール・アームフィールド(演出・ディレクター)
デール・ファーガソン(デザイナー)
ローリー・デンプスター(照明)
OPOZ56002BD
(Blu-ray)
\3000
日本語字幕なし
男も女も、結局は愛の駆け引きが好きなんです・・・
<DVD/Blu-ray> 収録時間:183分 音声:イタリア語歌唱  ステレオLPCM2.0ch/dtsデジタルサラウンド5.1ch(DVD) ステレオLPCM2.0ch/dts-HDマスターオーディオ5.1ch(Blu-ray) 字幕:英語,ドイツ語,フランス語,スペイン語,イタリア語 画面:16:9 REGION All(Code:0) DVD…片面2層ディスク Blu-ray…単層 25GB 1080i FULL HD
 苦労して手に入れた妻ロジーナがいるにも拘わらず、どうも最近はもっと若い女の子に目が行ってしまう浮気者のアルマヴィーヴァ伯爵。今度は忠実な家臣であるフィガロの婚約者スザンナに目を付けています。何とか彼女をものにしたいと考えた伯爵は、一度は廃止した「初夜権…権力者の自らの領地内での結婚式については、夫よりも先に妻を味わえるという不条理な決まり」を復活させてようと考えます。
 もちろん伯爵夫人もフィガロもそれを許すわけにはいきません。そんな伯爵夫人に惹かれているのは若きケルビーノ。しかし実のところ、若い彼は女性とみれば誰にでもときめきを感じてしまうのです。そんな登場人物が入り乱れて花咲く洒落た駆け引きの物語です。
 ロッシーニの「セヴィリャの理髪師」の後日談。封建貴族に使える家臣フィガロを巡る様々な人の思惑を通して、貴族社会を痛烈に批判したこの物語は、当時何度も上演禁止になるほどに刺激的なものでした。当時30歳のモーツァルトは、この物語をうまく整理し、巧妙な音楽を付けています。この上演フィガロ役のテディ・タフ・ローズがイケメン過ぎるのはご愛嬌。他の歌手たちも芸達者であり、まことにフレッシュな歌唱を聴かせます。
  

OPOZ56009DVD
(DVD)
\3000
ヴェルディ(1813-1901):歌劇「リゴレット」3幕
 ヴィクトル・ユーゴーの戯曲「王は愉しむ」…原作
  フランチェスコ・マリア・ピアーヴェ…台本
   収録 2011年 シドニー・オペラ・ハウス
リゴレット(公爵に仕える道化)…アラン・オピー(バリトン)
ジルダ(リゴレットの娘)…エマ・マシューズ(ソプラノ)
マントヴァ公爵…ポール・オニール(テノール)
スパラジチーレ(殺し屋)…デイヴィッド・パーキン(バス)
チェプラーノ伯爵…サミュエル・ドンダズ(バリトン)
モンテローネ伯爵…ゲンナジ・ドゥビンスキ(バス)
マッダレーナ…エリザベス・チャンベル(メゾ・ソプラノ)

オペラ・オーストリア合唱団
オーストラリア・オペラ&バレエ管弦楽団
ジョヴァンナ・レッジョーリ(指揮)

エリア・モシンスキ(ディレクター)
マイケル・イェルガン(デザイナー)
ロバート・ブライアン(照明)
OPOZ56010BD
(Blu-ray)
\3000
日本語字幕なし
人生は愉しんだ者勝ちなのか・・・?
<DVD/Blu-ray>収録時間:131分 音声:イタリア語歌唱    ステレオLPCM2.0ch/dtsデジタルサラウンド5.1ch(DVD) ステレオLPCM2.0ch/dts-HDマスターオーディオ5.1ch(Blu-ray) 字幕:英語,ドイツ語,フランス語,スペイン語,イタリア語 画面:16:9 REGION All(Code:0) DVD…片面2層ディスク Blu-ray…単層 25GB 1080i FULL HD
 物語の悲しい結末を予感させるかのような重苦しい序曲が終わった途端、そこに現れるのは猥雑な舞台。ダンサーが特設舞台でえげつない踊りをしている中に登場するマントヴァ公爵。彼は今、ある娘を狙っていますが、とりあえず今夜は他の女性を狙い討ち。
 そんないきさつを見ていたリゴレットの嘲笑が引き起こす恐ろしい物語。見せかけの愛、真実の愛、親子の愛、噂話、そして名誉。これらがじわじわと主人公たちを追い詰めて行きます。何と言ってもこの物語の恐ろしいところは、悪人であるマントヴァ公爵に何の報復もないところでしょうか・・・。
1851年にフェニーチェ劇場で初演された「リゴレット」。ユーゴーの戯曲を読んだヴェルディは、この主人公を「全ての劇場、全ての時代が望みうる最高の登場人物」とまで高く評価したといいます。この上演は数あるオペラ・オーストリアの演目の中でもとりわけ愛されているもので、ヴェルディの暗いメロドラマを現代のマフィア社会に置き換え、一層人間くさいドラマへと転換しています。リゴレット役のアラン・オピーの驚くほど生々しい表現力、軽薄さ満開のポール・オニールのマントヴァ公。そして清楚なマシューズのジルダ。彼らの歌を引き立てるレッジョーリの指揮。素晴らしいパフォマンスです。
 

OPOZ56014DVD
(DVD)
\3000
ギルバート(1836-1911)&サリヴァン(1841-1900):オペレッタ「ミカド」
 ウィリアム・S・ギルバート…脚本
 アーサー・サリヴァン…作曲
  収録 2011年 アーツ・センター
ミカド(帝)…リチャード・アレキサンダー(バス・バリトン)
ナンキ・プー…ケイネン・ブリーン(テノール)
ヤムヤム…タリン・フィービッグ(ソプラノ)
ココ…ミッチェル・ブーテル(バリトン)
プーバー…ワーウィック・ファイフェ(バス)
カティーシャ…ジャクリーヌ・ダーク(アルト)

オペラ・オーストリア合唱団
オーケストラ・ヴィクトリア
ブライアン・キャッスル=オニオン(指揮)

スチュアート・モーンダー(ディレクター)
ティム・グッドチャイルド(デザイナー)
カロル・トッド(コレオグラフィー)
デレク・コウッツ(照明)
OPOZ56015BD
(Blu-ray)
\3000
日本語字幕なし
どこかで見たような、でも初めてみるような・・・不思議な国で起きた物語
<DVD/Blu-ray> 収録時間:146分 音声:英語歌唱    ステレオLPCM2.0ch/dtsデジタルサラウンド5.1ch(DVD) ステレオLPCM2.0ch/dts-HDマスターオーディオ5.1ch(Blu-ray) 字幕:英語,ドイツ語,フランス語,スペイン語,イタリア語 画面:16:9 REGION All(Code:0) DVD…片面2層ディスク Blu-ray…単層 25GB 1080i FULL HD
 ニホンの都「ティティプー」の死刑執行大臣ココの家にやってきた旅芸人ナンキ・プー(彼の真の姿は若くハンサムな皇太子で、その父はミカドです)。彼は父の決めた許嫁かてぃーしゃから逃れるために家出し、旅芸人になっているのです。そんなナンキ・プー。若く美しいヤムヤムと恋に落ちますが、彼女はココの婚約者。悔しい思いをするのです。そんな時、ココとヤムヤムが「いちゃつきの罪(!)」で死刑宣告を受けるのですが・・・。
 1885年にロンドンで初演されたオペレッタ「ミカド」。当時ナイツブリッジで開催されていた「日本博覧会」が人気を博し、イギリスで起きた空前の日本ブームに乗じた楽しい物語です。当時は“未知の国”であった日本を舞台にしながらも、実はイギリスの上流階級を皮肉った作品であり、観客はそれと知らずに批判に加担しているという凝ったものでもあります。モーンダーの演出は幻想的であり、私たちの知っている日本とは違った「ニホン」が見事に描かれています。豪華な衣装、繊細なセット。どれもが魅惑的で楽しいものです。
 登場人物がリンゴのマークの付いた機械を操作していたりと時代も上手くぼかされています。
指揮はブライアン・キャッスル=オニオン。全てにおいて溌剌とした活力ある音楽を紡ぎ出しています。途中で聞こえてくるのは「宮さん宮さん」?だったりとなんとも楽しい作品をぜひどうぞ。
 

OPOZ56017DVD
(DVD)
\3000
プッチーニ(1858-1924):歌劇「ラ・ボエーム」
 収録 2011年 シドニー・オペラ・ハウス
ミミ…タケシャ・メシェ・キザール(ソプラノ)
ロドルフォ…パク・ジ=ミン(テノール)
マルチェッロ…ホセ・カルボ(バリトン)
コッリーネ…デヴィッド・パーキン(バス)
ショナール…シェーン・ローレンス(バリトン)
ムゼッタ…タリン・フィービッグ(ソプラノ) 他

オペラ・オーストリア合唱団
オーストラリア・オペラ&バレエ管弦楽団
呂紹嘉(リュウ・シャオチャ)(指揮)

ゲイル・エドワーズ(演出・ディレクター)
ブライアン・トムソン(装置)
ジュリー・リンチ(衣装)
ジョン・レイメント(照明)
OPOZ56018BD
(Blu-ray)
\3000
日本語字幕なし
大いなる不安の時代、人々は夢の世界でひと時の快楽を得る
<DVD/Blu-ray> 収録時間:117分 音声:イタリア語歌唱    ステレオLPCM2.0ch/dtsデジタルサラウンド5.1ch(DVD) ステレオLPCM2.0ch/dts-HDマスターオーディオ5.1ch(Blu-ray) 字幕:英語,ドイツ語,フランス語,韓国語,スペイン語,イタリア語 画面:16:9 REGION All(Code:0) DVD…片面2層ディスク Blu-ray…単層 25GB 1080i FULL HD
 物語は1830年頃のパリの学生街。その日暮らしの4人の芸術家たち…詩人ロドルフォ、画家マルチェッロ、音楽家ショナール、哲学者コッリーネの友情と、同じアパートに住むお針子ミミとロドルフォの愛が描かれています。アンリ・ミュルジェールの小説「ボヘミアン生活の情景」が原作であり、台本作成にはプッチーニ自身の注文が数多く盛り込まれ、数多くの見せ場のある悲しくも聴きどころたっぷりの作品で、プッチーニのオペラの中でも最もよく演奏されるオペラとして知られています。
 ゲイル・エドワーズはこの舞台を1930年代初頭の不安な時代のベルリンに置き換えました。
 見せかけだけの煌びやかさを誇る沈溺の街、派手なキャバレー。ここで繰り広げられるボヘミアンたちの世界は、真の貧困を忘れたふりをするかのような、置いたロマンティックでファンタスジックなものです。切ないミミ、カリスマ性たっぷりのロドルフォ、カフェで働く美しいムゼッタ。全てが儚い夢のように重厚なオーケストラの調べで歌われていくのです。
 

OPOZ56020DVD
(DVD)
\3000
レオ・ドリーブ(1836-1891):歌劇「ラクメ」3幕
 ピエール・ロティ…原作
 エドモン・ゴンディネとフィリップ・ジル…台本
 アダム・クック版を基にした演出
 収録 2011年 シドニー・オペラ・ハウス
ラクメ…エマ・マシューズ(ソプラノ)
ジェラルド…アルド・ディ・トーロ(テノール)
ニラカンサ…ステファン・ベネット(バス)
マリカ…ドミニカ・マシューズ(メゾ・ソプラノ)
ハッジ…エドモンド・チョー(テノール)
フレデリック…ルーク・ガベッディ(バス・バリトン)
オペラ・オーストリア合唱団
オーストラリア・オペラ&バレエ管弦楽団
エマニュエル・ジョエル=オルナック(指揮)
ロジャー・ホッジマン(ディレクター)
マーク・トンプソン(デザイナー)
ナイジェル・レヴィングス(照明)
OPOZ56021BD
(Blu-ray)
\3000
日本語字幕なし
「花の二重唱」「鐘の歌」のみが知られる秘曲オペラ登場
<DVD/Blu-ray>収録時間:143分 音声:フランス語歌唱    ステレオLPCM2.0ch/dtsデジタルサラウンド5.1ch(DVD) ステレオLPCM2.0ch/dts-HDマスターオーディオ5.1ch(Blu-ray) 字幕:英語,ドイツ語,フランス語,スペイン語,イタリア語 画面:16:9 REGION All(Code:0) DVD…片面2層ディスク Blu-ray…単層 25GB 1080i FULL HD
 19世紀後半、イギリス統治時代のインドの物語。イギリス人将校のジェラルドは神聖なバラモン寺院に不法侵入してしまいます。そこで出会ったのは美しい娘ラクメ。たちまち二人は恋に落ちるのですが、彼女の父の高僧ニラカンサはバラモン寺院が冒涜されたことに怒り、ジェラルドに復讐を誓うのでした。ニラカンサはラクメの「鐘の歌」でジェラルドを誘きだし刺してしまいます。ラクメはジェラルドのために生きることを決意するのですが、結果的にジェラルドは彼女の思いに応えることはなく、ラクメは名誉ある死を選ぶのでした。
 1883年にパリのオペラ・コミック劇場で初演された「ラクメ」は、この当時パリで流行していた東洋的な雰囲気を映し出した幻想的な作品です。ただし、ラクメ役の歌手には「鐘の歌」で見られるような超絶技巧が要求され、またオーケストラの響きもかなり複雑であるため、上演機会はあまり多くありません。この上演はエマ・マシューズの素晴らしい歌唱と、ジェラルド役のテノール、アルド・ディ・トーロの輝かしい美声が印象的。オリエンタルな衣装や暖かみのある照明も、この悲劇にふさわしい風格を有しています。
 

OPOZ56023DVD
(DVD)
\3000
モーツァルト(1756-1791):歌劇「ドン・ジョヴァンニ」2幕
 ロレンツォ・ダ・ポンテ…台本
  収録 2011年 シドニー・オペラ・ハウス
ドン・ジョヴァンニ…テディ・タフ・ローズ(バス・バリトン)
レポレッロ…コーナル・コード(バス)
ドンナ・アンナ…ラシェル・ダーキン(ソプラノ)
騎士長…ダニエル・スメギ(バス・バリトン)
ドン・オッターヴィオ…ヘンリー・チョー(テノール)
ドンナ・エルヴィーラ…(ソプラノ)
ツェルリーナ…ジャクリーヌ・ダーク(ソプラノ)
マゼット…アンドリュー・ジョーンズ(バス)

オペラ・オーストリア合唱団
オーストラリア・オペラ&バレエ管弦楽団
マーク・ウィッグルスワース(指揮)

ゴラン・ヤルフェフェルト(演出・ディレクター)
マシュー・バークリー(リハーサル)
カール・フリードリヒ・オーベルル(デザイナー)
ナイジェル・レヴィングス(照明)
OPOZ56024BD
(Blu-ray)
\3000
日本語字幕なし
例え地獄に落ちてもいいから、一度こんなことをしてみたい・・・そんなオトコの夢がたっぷり
<DVD/Blu-ray> 収録時間:176分 音声:イタリア語歌唱    ステレオLPCM2.0ch/dtsデジタルサラウンド5.1ch(DVD) ステレオLPCM2.0ch/dts-HDマスターオーディオ5.1ch(Blu-ray) 字幕:英語,ドイツ語,フランス語,イタリア語,スペイン語 画面:16:9 REGION All(Code:0) DVD…片面2層ディスク Blu-ray…単層 25GB 1080i FULL HD
 女たらしの貴族ドン・ジョヴァンニ。彼にいやいやながら使える従者レポレッロ。今夜もドン・ジョヴァンニは騎士長の娘ドンナ・アンアの部屋に忍び込みましたが失敗。逃げようとするところに現れた騎士長と争ったジョヴァンニは、彼を刺殺してしまいます。悲嘆にくれたアンナは、彼女の許嫁オッターヴィオに復讐を願います。やっと逃げ出したジョヴァンニと出会ったのは彼の昔の女、ドンナ・エルヴィーラ。ここではトラブル回避のためにレポレッロに彼女を押し付け逃げてしまうジョヴァンニ。レポレッロは有名な「カタログの歌」を歌うのです。ジョヴァンニが次に目を付けたのは結婚式を挙げたばかりのツェルリーナ。さてこのワルイ男に天罰は下るのでしょうか・・・。
 17世紀スペインの伝説的放蕩者ドン・ファンを主人公にしたモーツァルトの名作オペラ。もちろんタイトル・ロールを歌う歌手は、セクシーかつ目を見張るほどのカリスマ性を抱いていなくてはいけません。その点、このテディ・タフ・ローズは全てにおいて完璧です。イケメン、鍛え抜かれた腹筋、そして甘い低音。全ての女性は彼にメロメロです。モーツァルト自身はこの作品を「悲劇」とはせずに「喜劇的」と呼んだのですが、地獄落ちの場面などは迫力たっぷり。演出はオーソドックスであり、ジョヴァンニはスメギ演じる騎士長によって、地獄の炎に向かって放り出されるのです。
 

OPOZ56026DVD
(DVD)
\3000
R.シュトラウス(1864-1949):歌劇「ばらの騎士」3幕
 フーゴ・フォン・ホフマンスタール…台本
  収録 2010年 シドニー・オペラ・ハウス
オクタヴィアン…ロフラーノ・キャサリン・カービィ(メゾ・ソプラノ)
元帥夫人マリー・テレーズ…シェリル・パーカー(ソプラノ)
レルヒェナウ男爵オックス…マンフレッド・ヘム(バス)
ゾフィー…エンマ・ピアソン(ソプラノ)
フォン・ファニナル…ワーウィック・ファイフェ(バリトン)
イタリア人歌手…ヘンリー・チョー(テノール)
ヴァルツァッキ(陰謀屋)…アンドリュー・ブルンスドン(テノール)
アンニーナ(ヴァルツァッキの姪)…ジャクリーヌ・ダーク(アルト)

オペラ・オーストリア合唱団
オーストラリア・オペラ&バレエ管弦楽団
アンドリュー・リットン(指揮)

ブライナ・フィッツジェラルド(オリジナル・ディレクター)
ロジャー・プレス(リハーサル)
カール・フリードリヒ・オベルレ(デザイナー)
ナイジェル・レヴィングス(照明)
OPOZ56027BD
(Blu-ray)
\3000
日本語字幕なし
色々あったけど、最後は美しく終わりましょう。私の心の痛みと共に・・・
<DVD/Blu-ray> 収録時間:200分 音声:ドイツ語歌唱    ステレオLPCM2.0ch/dtsデジタルサラウンド5.1ch(DVD)    ステレオLPCM2.0ch/dts-HDマスターオーディオ5.1ch(Blu-ray) 字幕:英語,フランス語,ドイツ語,スペイン語,イタリア語 画面:16:9 REGION All(Code:0) DVD…片面2層ディスク
Blu-ray…単層 25GB 1080i FULL HD

18世紀のウィーン。元帥夫人マリー・テレーズはそろそろ自らの容姿と若さに衰えを感じるお年頃。とはいえ、夫の留守中に若い愛人オクタヴィアンと××中。そんな時に現れた夫人の従兄オックス男爵。彼の用件は「最近若い娘ゾフィーと婚約したので、婚約申込みの使者である“ばらの騎士”にふさわしい若い貴族を紹介してほしい」というもの。彼女はオクタヴィアンをその役に推薦します。さて“ばらの騎士”としてゾフィーの元に出かけたオクタヴィアンですが、もちろん若い二人は瞬時に恋に落ちてしまって・・・。ゾフィーを取られて憤慨するオックス男爵、そしてオクタヴィアンを失う不安と闘う元帥夫人。もちろん物語はちょっぴり悲しい余韻を残してハッピーエンドになるのです。

永遠に変わらぬ女性心…時とともに移ろい行くものに対しての惜別の念…を見事に描きだしたホフマンスタールとR.シュトラウスの名作オペラ。素材自体はコミカルな味付けが施されながらも、愛、欲望、弱さなど人間の本質を鋭くえぐり出した台本、そこに付けられたまるで砂糖菓子のような甘い音楽。これはまさに大人のための「お伽話」と言ってもよいでしょう。
元帥夫人を歌うシェリル・パーカーの凛とした美しさ、素朴な風合いのキャサリン・カービィのオクタヴィアン、そして世間知らずな振りをするピアソンのゾフィー。彼女(彼も?)らに絡む、愛すべきがさつな男爵を歌うヘム。見事なドラマが浮かび上がります。いかなるオケからも豪華な響きを紡ぎ出すリットン、ここでも重厚な音楽を聞かせます。
 
OPOZ56032DVD
(DVD)
\3000
プッチーニ(1858-1924):歌劇「トゥーランドット」3幕
 カルロ・ゴッツィ…原作
 ジュゼッペ・アダーミ&レナート・シモーニ…台本
  収録 2012年 メルボルン アーツ・センター
トゥーランドット…スーザン・フォスター(ソプラノ)
カラフ(王子)…ロザリオ・ダ・スピナ(テノール)
リュー(カラフに思いを寄せる娘)…クォン・ヘソン(ソプラノ)
ティムール…ジャド・アーサー(ダッタン国の元王)(バス)
役人…シェーン・ローレンス(バリトン)
ピン…アンドリュー・モーラン(バリトン)
パン…グレーム・マックファーレーン(テノール)
ポン…デヴィッド・コルコラン(テノール)
アルトゥーム(中国の皇帝)…ベンジャミン・ラシード(テノール)

オペラ・オーストリア合唱団&児童合唱団
オーケストラ・ヴィクトリア
アンドレア・リカータ(指揮)

グレーム・マーフィー(演出・ディレクター)
クリスチャン・フレドリクソン(デザイナー)
ジョン・ドゥルモンド・モンゴメリー(照明)
OPOZ56033BD
(Blu-ray)
\3000
日本語字幕なし
どんな氷もいずれは溶ける。が、しかし、また凍ることもあるかも・・・
<DVD/Blu-ray>収録時間:124分音声:英語歌唱    ステレオLPCM2.0ch/dtsデジタルサラウンド5.1ch(DVD) ステレオLPCM2.0ch/dts-HDマスターオーディオ5.1ch(Blu-ray) 字幕:英語,ドイツ語,フランス語,スペイン語,イタリア語,韓国語 画面:16:9 REGION All(Code:0) DVD…片面2層ディスク Blu-ray…単層 25GB 1080i FULL HD
 祖国を追われて放浪中の身であるダッタン国の王子カラフ。彼は紫禁城の広場でトゥーランドット姫を見かけ、その美しさの虜となります。しかし彼女に求婚するためには3つの謎を解かなくてはいけません。求婚の名乗りを上げたカラフはトゥーランドットのかけた謎を次々と解いていくのですが、トゥランドットは頑なに結婚を拒否します。そこで彼はなぜか、トゥーランドットに対して「誰も知らぬはずの私の名を夜明けまでに知ることができれば、私は死んでもよい」と宣言するのです。
 トゥーランドットは国中に命令を出し彼の名を知るために奔走します。果たして最後に勝利するのは誰なのでしょうか?
 アリア「誰も寝てはならぬ…Nessun dorma」で知られるプッチーニの未完のオペラ「トゥーランドット」。
 残酷なトゥーランドット姫の真意は「異国の男性に騙され失意の内に死んだ過去の姫の恨みをはらすため、全ての男性に復讐をする」というものでしたが、その氷の心が少しずつ溶けていく様子はまさに感動的であり、普遍の女心を描くものとして高く評価されています。
 この演出は、幻想的な美しさとオリエンタリズムを融合させたもので、白を基調にした衣装や不思議な装置など、極めて空想的な雰囲気に満ちています。タイトル・ロールのスーザン・フォスターの強靭な声も魅力的。全てにおいてバランスのとれた映像と言えるでしょう。

OPUS ARTE(映像)


OA1116D
(DVD)
\5000
「アシュトン・セレブレーション」/英国ロイヤル・バレエ団
 「ラ・ヴァルス」(ラヴェル作曲)
  小林ひかる、平野亮一、サマンサ・レイン、ベネット・ガートサイド、
  ヘレン・クロフォード、ブライアン・マロニー
 「タイス」(マスネ作曲)
  リャーン・ベンジャミン、ワレリー・ヒリストフ    
 「春の声」(シュトラウス作曲)
  崔由姫、アレクサンダー・キャンベル
 「モノトーンズⅠ&Ⅱ」(サティ作曲)
  エマ・マグワイア、高田茜、ダヴィド・チェンシーメフ 
  マリアネラ・ヌニェス、ネマイア・キッシュ、エドワード・ワトソン
 「マルグリットとアルマン」(リスト作曲) 
  タマラ・ロホ、セルゲイ・ポルーニン、クリストファー・サウンダース、
  ギャリー・エイヴィス、ロバート・クラーク(ピアノ)
◆特典映像◆ 
 フレデリック・アシュトン紹介
 作品紹介(春の声、タイス、モノトーンズ)
 アシュトン・ファンデーション紹介
エマニュエル・プラッソン指揮
ロイヤル・オペラハウス管弦楽団
OABD7128D
(Blu-ray)
\6000
 英国バレエの発展に大きく貢献した20世紀の巨匠振付家、フレデリック・アシュトン。没後25周年を記念し、代表的な5作品が披露されたアシュトン・プログラムを収録した。
 「春の声」「ラ・ヴァルス」といった抽象バレエから、悲恋に心揺さぶられる「マルグリットとアルマン」まで、ロイヤル・バレエ団の珠玉のメンバーたちが華やかに競演する贅沢な一夜が映像で楽しめる。中でもロホが引退公演としてポルーニンと踊った「マルグリットとアルマン」は必見。2013年2月 ロイヤル・オペラハウスでの収録
DVD製品仕様:収録時間 本編84分+特典15分 字幕:英・仏・独・伊 ヴィデオ仕様 16:9 カラー 音声仕様 ①リニアPCMステレオ ②DTS 5.0chサラウンド ディスク仕様 片面2層×1 
Blu-ray製品仕様:収録時間 本編84分+特典15分 ディスク仕様 BD25 (1層) 字幕:英・仏・独・伊 ヴィデオ仕様16:9 1080i High Definitionカラー 音声仕様 ①DTS-HD Master Audio 5.0chサラウンド ②LPCM 2.0
 
OA1117D
(DVD)
\5000
フィリップ・グラス:歌劇《完璧なアメリカ人》
 マドリッド王立劇場2013
  2013年2月 マドリッド王立劇場(テアトロ・レアル)におけるライヴ収録
指揮:デニス・ラッセル・デイヴィス/
マドリッド王立劇場管弦楽団&合唱団/
演出:フェリム・マクダーモット
ウォルト・ディズニー:クリストファー・パーヴェス
ロイ:デイヴィッド・ピッツィンガー
ダンティーネ:ドナルド・カーシュ
ヘイゼル・ジョージ(看護婦):ジャニス・ケリー
リリアン・ディズニー(妻):マリー・マクローリン
シャロン(娘):サラ・タイナン
ルーシー/
ジョッシュ:ロジー・ロマス
俳優:The Improbable Skills Ensemble

OABD7129D
(Blu-ray)
\6000
フィリップ・グラスの最新オペラ、ミッキーの生みの親、ウォルト・ディズニーの人生の最後を照らすシュールな世界
 フィリップ・グラスの最新作は、ペーター・シュテファン・ユンクの同名の原作小説をもとにした『完璧なアメリカ人 The Perfect American』。アメリカのアイコン、ミッキーマウスの生みの親であるウォルト・ディズニーの最期の日々をクローズアップしたもの。そこにはミッキーやドナルドダックの夢にあふれる世界はなく、ウォルトの故郷マルスリーヌへの幻想、鉄道への愛着が執拗に語られ、スタジオをクビになった元従業員がウォルトの前に現れ彼を非難する。昔殺したフクロウが少女の姿になって現れ、しゃべるアブラハム・リンカーン・ロボットは制御不能に、アンディ—・ウォーホルは肖像を描きたいといって訪ねてくる。傲慢で専制的、保守的な、そして誇大妄想的なウォルトの姿が、グラスの催眠的な音楽の中に浮かび上がってきます。
DVD製品仕様:収録時間   全プログラム111分 字幕:英・仏・独・西・日・韓 ヴィデオ仕様 16:9 カラー 音声仕様   ①リニアPCM ステレオ ②DTS5.1chサラウンド ディスク仕様 片面2層
Blu-ray製品仕様:収録時間   全プログラム111分 字幕:英・仏・独・西・日・韓 ヴィデオ仕様 16:9 1080i  High Definitionカラー 音声仕様   ①リニアPCM ステレオ ②DTS-HD Master Audio 5.1chサラウンド ディスク仕様  BD50
 

OA1120D
(DVD)
\5000→\4590
英国ロイヤル・オペラの新芸術監督、カスパー・ホルテンのROH演出デビュー作
チャイコフスキー:歌劇《エフゲニー・オネーギン》

 英国ロイヤル・オペラ2013
  2013年2月 ロイヤル・オペラハウス(コヴェントガーデン)におけるライヴ収録
指揮:ロビン・ティチアーティ/
ロイヤル・オペラハウス管弦楽団&合唱団/
演出:カスパー・ホルテン
タチヤナ:クラッシミラ・ストヤノヴァ
エフゲニー・オネーギン:サイモン・キーンリーサイド
オリガ:エレーナ・マクシモヴァ
レンスキー:パヴォル・ブレスリク
グレーミン公爵:ピーター・ローズ/
ラーリナ:ダイアナ・モンタギュー


OABD7132D
(Blu-ray)
\6000→\5390
 2011年に英国 ロイヤル・オペラの新芸術監督に就任したカスパー・ホルテンの注目のROH演出デビュー作は、サイモン・キーンリーサイドを題名役にキャスティングした《エフゲニー・オネーギン》。過ちと成長、そして後悔の物語だと語るホルテンは、オネーギンとタチヤナの回想の物語として、このオペラを描きます。
 二人の過去の分身でもある黙役とともに映し出される色鮮やかな情景によって、過去の輝きはいっそう鮮明によみがえります。チャイコフスキーがモスクワ音楽院の学生たちにその初演を託した、本来のオペラの繊細で親密なキャラクターを、実に見事に導き出した好演出。そしてキーンリーサイド、ストヤノヴァというこの上ないキャストによって素晴らしい上演が実現しました。
オリガ役のエレーナ・マクシモヴァ、レンスキー役のパヴォル・ブレスリクらの公演も上演に華を添えます。
もうひとつの注目は、ロビン・ティチアーティが心の襞をすくい上げるように紡ぎだす美しい音楽。ティチアーティのその手腕に感嘆!
DVD製品仕様:収録時間   全プログラム169分(イントロダクションを含む) 字幕:英・仏・独・伊・日・韓 ヴィデオ仕様 16:9 カラー 音声仕様   ①リニアPCM ステレオ ②DTS5.1chサラウンド ディスク仕様 片面2層品番  OA1120D (OPUS-10247) 
Blu-ray製品仕様:収録時間   全プログラム169分 字幕:英・仏・独・伊・日・韓(イントロダクションを含む) ヴィデオ仕様 16:9 1080i  High Definitionカラー 音声仕様   ①リニアPCM ステレオ ②DTS-HD Master Audio 5.1chサラウンド ディスク仕様  BD50 
 
OA1110D
(DVD)
\5000
ワーグナー:歌劇《リエンツィ》
 トゥールーズ・キャピトル劇場2012
リエンツィ:トルステン・ケルル
Iイレーネ:マリカ・シェーンベルク
アドリアーノ:ダニエラ・ジンドラム /
コロンナ:リヒャルト・ヴィーゴルト
オルシーニ:シュテファン・ハイデマン /
枢機卿オルヴィエート:ロベルト・ボルク
バロンェッリ:マルク・ヘラー /
チェッコ・デル・ヴェッキオ:レオナルド・ネイヴァ
平和の使者:ジェニファー・オローリン
指揮:ピンカス・スタインバーグ/
トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団、
トゥールーズ・キャピトル合唱団&
ミラノ・スカラ座アッカデミア合唱団/
演出:ジョルジュ・ラヴェッリ

OABD7125D
(Blu-ray)
\6000
 ワーグナー最初の成功作《リエンツィ》、生誕200年記念イヤーにお届けする貴重な最新映像
 大悲劇オペラ《リエンツィ、最後の護民官》は、実在した14世紀の政治家リエンツィが貴族への不満をつのらせる民衆の支持を得て護民官の地位につき、その後陰謀に巻き込まれて悲劇的な最後を迎えるまでを描きます。
 1942年にドレスデンで初演され、ワーグナーの出世作となると共に、ある時期までワーグナーの最も成功した作品のひとつとなりましたが、その長大な演奏時間のせいか、今日ではほとんど上演される機会がなくなってしまいました。2012年、トゥールーズのキャピトル劇場での上演は、2013年ワーグナー記念イヤーを前にした貴重な上演で、実力者をそろえた充実の内容となっています。
 タイトル・ロールのトルステン・ケルルは、この役で国際的な名声を獲得しただけあってここでもその存在感は抜群。トゥールーズ・キャピトル管弦楽団を指揮するピンカス・スタインバ^−グが極めて上質な音楽を作り上げています。
 2012年10月 トゥールーズ・キャピトル劇場(フランス)におけるライヴ収録
 DVD製品仕様:収録時間   全プログラム231分 字幕      英・仏・独・韓 ヴィデオ仕様 16:9 カラー 音声仕様   ①リニアPCM ステレオ ②DTS5.1chサラウンド ディスク仕様 片面2層(2枚組) 
 Blu-ray製品仕様:収録時間   全プログラム231分 字幕      英・仏・独・韓 ヴィデオ仕様 16:9 1080i  High Definitionカラー 音声仕様   ①リニアPCM ステレオ ②DTS-HD Master Audio 5.1chサラウンド ディスク仕様  BD50 
 
OA1114D
(DVD)
\5000
プロコフィエフ:バレエ「シンデレラ」 クリストファー・ウィールドン版
 オランダ国立バレエ団

◆特典映像◆ 
 ドキュメンタリー「60個のかつら(仮題)」、
 キャスト・インタビュー、
 振付家ウィールドンのコメンタリー
シンデレラ:アンナ・ツィガンコーワ
ギヨーム王子:マシュー・ゴールディング
継母:ラリッサ・レジュニナ
義姉:ミーガン・Z.グレイ、ナディア・ヤノウスキー
他 オランダ国立バレエ団
振付・演出:クリストファー・ウィールドン
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
美術:ジュリアン・クローチ
演奏:エルマノ・フローリオ指揮
Holland Symfonia

OABD7126D
(Blu-ray)
\6000
 英国ロイヤル・バレエに振付けた「不思議の国のアリス」で世界中を熱狂の渦に巻き込んだ気鋭の振付家、ウィールドンによる世界初演の新作バレエ。原作のグリム童話に創意を得た本作は、個性あふれる登場人物に新たな深みを与え、プロコフィエフによる音楽の魅力を引き立てることに成功している。
 美術を担当したのはMETやブロードウェイ、ENBで数々の舞台作品を手がけたジュリアン・クローチ。おとぎ話を21世紀に蘇らせた、奇跡のようなプロダクションである。
2012年12月 オランダ国立歌劇場での収録
DVD製品仕様:収録時間 139分 字幕 :不明 ヴィデオ仕様 16:9 カラー 音声仕様 ①リニアPCMステレオ ②DTS 5.1(5.0)chサラウンド ディスク仕様 片面2層×1
Blu-ray製品仕様:収録時間 139分 ディスク仕様 BD50 (片面2層) 字幕:不明  ヴィデオ仕様16:9 1080i High Definitionカラー 音声仕様 ①DTS-HD 5.1chサラウンド  ②PCM 2.0

RONDEAU(映像)


ROP-5003
(DVD)
\2600
ハノーヴァー少年合唱団 〜クリスマスとJ.S.バッハ
 1.カンタータ「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」BWV61/
 2.カンタータ「キリスト者よ、この日を銘記せよ」BWV63/
 3.クリスマス・オラトリオ BWV248より第1部 降誕節第1祝日用
アントニア・ブルヴェ(ソプラノ)/
クラウディア・エルドマン(アルト)/
マルクス・シェーファー(テノール)/
ミヒャエル・イェッケル(バス)/
ハノーヴァー少年合唱団/
ラルコ・バロック管弦楽団/
イェルク・ブライデイング(指揮)
ROP-5103
(Blu-ray)
\2600
2012年12月14-16日 ハノーヴァー マルクト教会 ライブ収録/収録時間:89分(ボーナス映像15分含む)/音声:歌唱-ドイツ語<DVD>ステレオLPCM2.0ch/デジタルサラウンド5.1ch <BD>ステレオLPCM2.0ch/dts-HDマスターオーディオ5.1ch/字幕:英,独,日,中,韓/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>単層 1080i FULL HD
 ハノーヴァー少年合唱団の初の映像作品です。
 クリスマス用のカンタータとクリスマス・オラトリオが収録されたクリスマス用の企画作品で、この深淵で清冽な音楽は、バッハ好きのみならず、全ての音楽愛好家の耳をうならせること間違いありません。もちろん美しい映像も必見です。
 
 

TEATRO REAL(映像)

新規取り扱いレーベル T E A T R O R E A L
 スペイン・マドリードの王立歌劇場「テアトロ・レアル」にて上演されるオペラや舞台作品を収録ているレーベルです。
 英国のエレクトリック・ピクチャー社と独占契約を結び、同一タイトルをBlu-Ray、DVD、CDという3つのフォーマットで同時に発売しています。
 オペラ作品はもちろん、アントニオ・ガデス舞踊団によるフラメンコ作品なども注目のレーベルです。


TR97001
(Blu-ray)
\3000→\2690
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」4幕 アルマヴィーヴァ伯爵…リュドヴィク・テジエ(バリトン)/
伯爵夫人…バルバラ・フリットリ(ソプラノ)/
フィガロ…ルカ・ピサローニ(バリトン)/
スザンナ…イザベル・レイ(ソプラノ)/
ケルビーノ…マリナ・コンパラート(メゾ・ソプラノ)/
マルチェリーナ…ジャンネッテ・フィッシャー(メゾ・ソプラノ)/
バルトロ…カルロス・ショーソン(バス)/
バジリオ…ラウル・ヒネメス(テノール)/
ドン・クルツィオ…エンリケ・ヴィアナ(テノール)/
バルバリーナ…ソレダード・カルドーソ(ソプラノ)/
アントニオ…ミゲル・ソラ(バス)/
テアトロ・レアル(マドリード王立劇場)管弦楽団&合唱団/
ヘスス・ロペス=コボス(指揮)/
エミリオ・サージ(演出)/
ダニエル・ビアンコ(装置)/
レナータ・シュスハイム(衣装)/
エドゥアルド・ブラーヴォ(証明)
TR97002
(2DVD)
\3000→\2690
2009年 スペイン・マドリード王立劇場での収録/収録時間:205分/音声:歌唱-イタリア語/<DVD>ステレオLPCM2.0ch/dtsデジタルサラウンド5.0ch <BD>ステレオLPCM2.0ch/dts-HDマスターオーディオ5.0ch/字幕:英,独,仏,西,伊/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク 2枚組 <BD>単層 1080i FULL HD
 あの「セヴィリアの理髪師」では、フィガロの手助けを得て何とかロジーナ(現伯爵夫人)を手に入れたアルマヴィーヴァ伯爵ですが、すでに若干倦怠期。以前廃止した「初夜件」をもう一度発動させて、今度はフィガロの婚約者スザンナと××・・・を目論んでいます。もちろん伯爵夫人は面白いわけがありません。そんな伯爵夫人に横恋慕するのが小姓のケルビーノ。しかし彼の恋は若さゆえの衝動であり、伯爵夫人はからかいはするものの、本気になっているわけではありません。もちろんフィガロはそんな伯爵を放っておくわけはありません。あの手この手の策略をめぐらすのです。
 モーツァルト(1756-1791)の最高傑作「フィガロの結婚」は軽妙な音楽と物語の中に、実は鋭い社会批判が込められたもの。貴族を痛烈に批判したということで、何度も上演禁止になった「危険な」オペラだったのです。そんな作品を指揮するのは名手ヘスス・ロペス=コボス。魅惑的なスコアを完璧に音にします。
 配役も万全。最近は若干丸みを帯びたとはいうものの、この上演時には期待通りの「冷たい美貌」を存分に見せつけているのが、伯爵役のリュドヴィク・テジエ。イザベル・レイの可愛らしくも小ずるいスザンナ。貫録の伯爵夫人を歌うのはバルバラ・フリットリ。フィガロ役のルカ・ピサローニが全体をぴりりと引き締めています。
 

TR97004
(Blu-ray)
\3000
アントニオ・ガデス:「カルメン」 カルメン…バネサ・ベント/
ドン・ホセ…アンヘル・ヒル/
闘牛士…ハイロ・ロドリゲス/
アントニオ・ガデス舞踊団/
アントニオ・ガデス、カルロス・サウラ(振付・照明・脚本)/
ステラ・アラウソ(芸術監督)
TR97005
(DVD)
\2600
2011年 スペイン・マドリード王立劇場での収録/収録時間:112分 (ドキュメンタリー部含む)/音声:<DVD>ステレオLPCM2.0ch/dtsデジタルサラウンド5.1ch <BD>ステレオLPCM2.0ch/dts-HDマスターオーディオ5.1ch/字幕:伊,英,独,仏(ドキュメンタリー部のみ)/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>単層 25GB 1080i FULL HD
 カルロス・サウラとアントニオ・ガデス(1936-2004)が1983年に発表したのが映画「カルメン」。『舞台「カルメン」を上演する劇団』を演じるという、いわゆる劇中劇の形式で脚本が書かれており、ジョルジュ・ビゼーの歌劇「カルメン」からの旋律も登場するなど、非常に凝った作りになっています。
 主人公カルメンを演じるのは地元マドリード出身のバネサ・ベント。アントニオ・ガデスの残した不朽の名作を新・アントニオ・ガデス舞踊団が演じています。ガデス生誕75周年記念公演での収録。
 

TR97006
(Blu-ray)
\3000
アントニオ・ガデス:「アンダルシアの嵐(フエンテオベフーナ)」 ラウレンシア…クリスティーナ・カルネロ/
フロンドーソ…アンヘル・ヒル/
司令官…ホアキン・ムレーロ/
市長…アルベルト・フェレーロ/
アントニオ・ガデス舞踊団/
アントニオ・ガデス(振付)/
ホセ・マヌエル・カバリェロ・ボナルド(脚本)/
ステラ・アラウソ(芸術監督)
TR97007
(DVD)
\2600
2011年 スペイン・マドリード王立劇場での収録/収録時間:112分 (ドキュメンタリー部含む)/音声:<DVD>ステレオLPCM2.0ch/dtsデジタルサラウンド5.1ch <BD>ステレオLPCM2.0ch/dts-HDマスターオーディオ5.1ch/字幕:伊,英,独,仏(ドキュメンタリー部のみ)/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <Blu-ray>単層 25GB 1080i FULL HD
 アントニオ・ガデス(1936-2004)が最後に手がけたのがこの「アンダルシアの嵐」。ロペ・デ・ベガ・カルピオの戯曲「フエンテオベフーナ」を題材に、ホセ・マヌエル・カバリェロが舞台用の脚本を著した。初演は1994年、イタリア・ジェノヴァのカルロ・フェニーチェ劇場で行われている。「フエンテオベフーナ」は、コルドバ地方に存在する町の名前で、1476年に当時のカスティージャで起きた民衆蜂起をテーマに据えた作品。フラメンコのみならずクラシックバレエやスペイン各地のダンスの要素も多く含んでいる真の傑作。ガデス生誕75周年記念公演での収録。
 

TR97008
(Blu-ray)
\3000
アントニオ・ガデス:「血の婚礼」/「フラメンコ組曲」 「血の婚礼」花嫁…クリスティーナ・カルネロ/
レオナルド…アンヘル・ヒル/
母…バネサ・ベント/
花婿…ホアキン・ムレーロ/
妻…マイテ・チコ/
「フラメンコ組曲」
ソリスト…ステラ・アラウソ、ミゲル・ラーラ
アントニオ・ガデス舞踊団/
アントニオ・ガデス(振付・照明)/
クリスティーナ・オヨス(ソレア・ポル・ブレリアス、タンキージョ振付)/
ステラ・アラウソ(芸術監督)
TR97009
(DVD)
\2600
2011年 スペイン・マドリード王立劇場公演での収録/収録時間:134分 (ドキュメンタリー部含む)/音声:<DVD>ステレオLPCM2.0ch/dtsデジタルサラウンド5.1ch/<BD>ステレオLPCM2.0ch/dts-HDマスターオーディオ5.1ch/字幕:伊,英,独,仏(ドキュメンタリー部のみ)/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>単層 25GB 1080i FULL HD
 2004年にこの世を去ったスペイン・フラメンコ界を代表する舞踊家アントニオ・ガデス。彼の意思を継ぐ者たちによる「血の婚礼」/「フラメンコ組曲のを映像化です。ガデス生誕75周年を記念したマドリードでの特別公演の模様を収録。「血の婚礼」はフェデリコ・ガルシーア・ロルカが書いた戯曲が原作。
 ガデスが振付したこの舞台は1974年にローマで初演された後、1981年にカルロス・サウラ監督によって映画化され、アントニオ・ガデス自身もレオナルド役を演じ、一躍有名になった作品。レオナルドは婚礼の儀式から花嫁を拐っていく役どころですが、その優雅な佇まいと美しき仕草は必見。
 SUITE FLAMENCAこと「フラメンコ組曲」は、1968年に初演されたもので、序章を含むフラメンコ楽曲全8曲から構成される組曲。ソロを担当するアラウソとラーラの躍動感あふれる踊りに加え、バックを務めるアントニオ・ガデス舞踊団による非の打ち所のないパフォーマンスは、見ているだけで惚れ惚れとすること間違いなし。
 


TR97010
(Blu-ray)
\3000→\2690
テオドール・クルレンツィス、久々に登場!
 チャイコフスキー:歌劇「イオランタ」1幕/
 ストラヴィンスキー:メロドラマ「ペルセフォネ」
「イオランタ」
イオランタ:レネ王の娘…エカテリーナ・シェルバチェンコ(ソプラノ)/
ボデモン伯爵…パヴェル・ツェルノフ(テノール)/
レネ王…ドミトリー・ウリアノフ(バス)/
医師イブン・ハキア…ウィラード・ホワイト(バリトン)/
ロベルト…アレクセイ・マルコフ(バリトン)/
ベルトラン…パヴェル・クディノフ(バス)/
アルメリク…ヴァシリー・エフィノフ(テノール)/
マルタ…エカテリーナ・セメンチュク(アルト)/
ラウラ…レティティア・シングレトン(メゾ・ソプラノ)/
テアトロ・レアル(マドリード王立劇場)管弦楽団&合唱団/
テオドール・クルレンツィス(指揮)/

「ペルセフォネ」
ペルセポネ…ドミニク・ブラン(語り)/
エウモルフェ…ポール・グローヴス(テノール)/
アムリタ・パフォーミング・アーツ(ダンス)/
ヤング・シンガース・オブ・ザ・JORCAM/
テアトロ・レアル(マドリード王立劇場)管弦楽団&合唱団/
テオドール・クルレンツィス(指揮)
ピーター・セラーズ(演出&映像ディレクター)/
ジョージ・ツィピン(装置)/
マーティン・パクレディナス&ヘレン・シーブリッツ(衣装)/
ジェームス.F.インガリス(照明)
TR97011
(DVD)
\2600→\2390
2012年 スペイン・マドリード王立劇場での収録/収録時間:187分 (「光を探して…イオランタとペルセフォネについての洞察」含む)/音声:イオランタ…ロシア語歌唱/ペルセフォネ…フランス語歌唱/<DVD>ステレオLPCM2.0ch/dtsデジタルサラウンド5.1ch <BD>ステレオLPCM2.0ch/dts-HDマスターオーディオ5.1ch/字幕:伊,英,独,仏(ドキュメンタリー部のみ)/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>単層 1080i FULL HD
 チャイコフスキーの「イオランタ」は、アンデルセンの童話をもとにした1幕のオペラです。
 生まれつき目の見えないプロヴァンス王の娘イオランタ。父王は彼女が盲目だということを悟らずにすむように、ありとあらゆる注意を払っている甲斐あって、彼女は何不自由なく成長しましたが、最近何かがおかしいと感じています。そんな彼女は幼い頃からロベルト公爵と婚約していましたが、ロベルトは会ったことのない娘と結婚する気はなく、婚約を解消すべく彼女に会いに来るのです。その時一緒に城へやってきたロベルトの友人ボデモンが彼女に一目惚れしてしまいます。もちろん父親はイオランタの目を治すべく、ムーア人の名医イブン・ハキアに相談するのですが、医者は「彼女自身が見えるようになりたいと望まない限り手術できません」と答えるのです。王は彼女に真実を伝えることができません・・・。さて一体どうなるのでしょう?
 もう1作の「ペルセフォネ」は1933年にパリで初演された3部のメロドラマ(朗読を伴う音楽劇)。テノール・ソロと合唱、語りを伴う作品で、初演時にはこの舞台のようにバレエを伴う舞台として上演された作品です。あまり演奏されることはありませんが、いかにもストラヴィンスキーらしい美しさと荒々しさを併せ持つ生き生きとした音楽です。




テオドール・クルレンツィスについて


 テオドール・クルレンツィス&ムジカ・エテルナ。
 聞いたことがある人も多いと思う。
 とくにそのショスタコーヴィチ交響曲第14番はお聴きになられた方も多いと思う。
 マイナー・レーベル「アルファ」からリリースされて、発売当時はまったく注目されていなかったものの、「すさまじい演奏」という噂が噂を呼び、気がつけばその年の「レコード芸術」交響曲部門のレコード・アカデミー賞をかっさらってしまった。
 レコ芸「レコード・アカデミー」の目玉である「交響曲部門賞」をこうしたマイナー・レーベルが受賞するのはきわめて異例。その演奏の「すさまじさ」がわかろうというもの。
 そしてこの受賞でクルレンツィス&ムジカ・エテルナの名は日本のクラシック・ファンの間に広く知れ渡ることとなった。
 その後彼らはさらにとんでもない演奏のモーツァルト「レクイエム」をリリース。これまた壮絶さと異様さでいけば間違いなく歴代トップ3に入る異常演奏だった。

 クルレンツィス&ムジカ・エテルナの名はさらに広まった。

Alpha159
(国内盤)
\2940
ショスタコーヴィチ:交響曲 第14 番 ト短調 作品135(1969) テオドール・クルレンツィス指揮
Ens.ムジカエテルナ(一部古楽器使用)
独唱: ユリア・コルパチェヴァ(ソプラノ)
ペトル・ミグノフ(バリトン)
Alpha159
(輸入盤)
\2400
 クルレンツィス&Ens.ムジカエテルナによるショスタコーヴィチの交響曲 第14 番。
 なんとレコード・アカデミー交響曲部門に選出された。
 ヤンソンスもジンマンもスクロヴァチェフスキも小澤もゲルギエフもパーヴォもさしおいて。言い換えれば、数多くのメジャー・レーベルをさしおいて。
 レーベル名はアルファ。国内でマーキュリーががんばってプロモートしているが、もちろん「超」の付くマイナー・レーベルである。実は優秀で魅力的なアルバムを多く出している知る人ぞ知る名レーベルだが、まさかレコード・アカデミーのしかも交響曲部門を取るとは。時代が変わったということか。
 「耳を傾けると、演奏が放つ強烈な磁石を前にもう逃げられなくなる、そんな前例のない第14番である。(諸石幸生氏)」、「現実を突き抜けた名演!(宇野功芳氏)」、「一部古楽器を使用して表現するアイデアと、その結果生み出される異様な音世界が圧巻だった。(中橋愛生氏)」、まさに評論家各氏大絶賛の歴史的名盤。

 驚くなかれ——ショスタコーヴィチ後期作品に「古楽器使用」。知と情のバランスを超えて、作曲家の思惑をえぐりだす問題録音の登場である!
 フランス随一のユニークな小規模レーベルとして充実企画を続々世に問うてきたAlphaが、なんとショスタコーヴィチの交響曲をリリース。・・・となれば、明敏なファンならずとも誰しも注目せずにはおれないはず! そしてさすがはAlpha、ありきたりの内容で攻めてくるわけがない。
 曲目はショスタコーヴィチ晩期の異色作のひとつ、弦楽合奏と打楽器、という異例のオーケストラ編成に独唱が続く、全12 楽章という型破りの楽章構成をとる交響曲第14 番。
 この選択からして「お!」と思わせてくれるが、さらに驚かされずにおれないのが、作曲年代が1969 年というこの作品を、なんと一部古楽器で演奏.....!!ブックレットには、録音現場でチェロのピンを使わず、両脚で挟んで演奏するプレイヤーの写真が!
 大阪万博直前、ビートルズ解散間近というバリバリの最近の作品であるショスタコーヴィチの交響曲 第14番に、なぜ古楽器を使う必要があるのか?
 本盤の指揮者テオドール・クルレンツィスはこう考えた。
 「ショスタコーヴィチがこの曲に込めたメッセージをじっくり読み解いた末、作曲家の意図どおりの弦楽編成で、適宜ガット弦を使用し、ひたすらヴィブラートを排した弦楽サウンドで弾くことこそが、憂鬱と無力感にさいなまれた作曲家が「死」を見すえて作曲した交響曲第14 番の本質を最もよく表現できる手段である」
 祖国ギリシャとロシアの世界的歌劇場や一流オーケストラで経歴を積んだのち、古楽バンド「ムジカエテルナ」を結成、自ら古楽器演奏にも通じてきた人だけに、体験型の現場主義的意識から、このような柔軟な考え方が導き出されたのかもしれない。
 いずれにせよ本盤でクルレンツィスはたたみかけるような力強さから底知れぬ静謐さまで自由自在、一体の生き物のような血肉通った解釈を聴かせてくれる。曲をよく知る人にも、知らない人にも痛烈なインパクトを感じさせてくれるはず。
  ジャケットのイコン画にも通じる静かな迫力を漂わせたロシア語歌唱、ガット弦ならではのオーガニックな美音、秀逸録音が光る打楽器の響き、圧巻の説得力、話題性満点の1枚である。
 

Alpha178
(国内盤・訳詞付)
\2940
モーツァルト(1756〜1791):
 レクィエム ニ短調 KV626
 (ジュスマイヤー版/校訂:T.クルレンツィス)
テオドール・クルレンツィス指揮
アンサンブル・ムジカエテルナ(古楽器使用)
ニュー・シベリアン・シンガーズ(ノヴォシビルスク歌劇場合唱団)
ジモーネ・ケルメス(S)
ステファニー・ウゼール(A)
マルクス・ブルッチャー(T)
アルノー・リシャール(B)
Alpha178
(輸入盤)
\2400
 クルレンツィス指揮&Ens.ムジカエテルナ。『レコード芸術』レコード・アカデミー賞の快挙のさなか、痛烈な新・名盤が登場
 一糸乱れぬ迫真のアンサンブル、いっさいブレずに突き進む音響体は、モーツァルトのペンの絶えたところ、ふっと炎を消す...もう誰も抗えない、誰にも凌駕しえない、傑作。

 昨年、ショスタコーヴィチの交響曲第14 番「死者の歌」を、一部古楽器まで動員、ノンヴィブラートの精巧にして鮮烈な解釈で録音し、日本でも大喝采を博したテオドール・クルレンツィス&アンサンブル・ムジカエテルナ。ヨーロッパのどこでもない、シベリアの中心都市ノヴォシビルスクという思わぬ場所で、ギリシャ人の指揮者がこんな精鋭集団を育てていようとは、いったい誰が想像しえただろうか?
 ともあれ、おかげさまで当のショスタコーヴィチ盤(Alpha159)はAlphaからの供給も充分、順調な売れ行きがまったく途絶える気配もない早春のさなか、絶妙のタイミングで素晴しいニューリリースが登場。前盤と全く同じオーケストラ&合唱団に、近年バロック・ファンのあいだで急速に知名度を上げてきた異能の古楽歌手ジモーネ・ケルメスをはじめとするゲストを迎え、クルレンツィスとAlphaレーベルが次に世に問うたのは...なんと、モーツァルトの『レクィエム』!

 パーセル歌劇、ショスタコーヴィチ14 番、と並んだ後に異例の超・王道レパートリーの登場というわけで、サンプル到着前に大急ぎで告知を...と思った矢先、幸いにも音源が届きました。演奏の充実度、申し分ありません——否、そんな陳腐な言葉で片付けられるほど、さっぱりとした対応ができるような演奏ではありません。合唱は10・9・7・7、弦楽配置は6・4・4・4・2、管も含め全て古楽器なのはもはや当然ですが(あえてオルガン抜き・オーケストラの響きで勝負、というのは指揮者の意図)、そのアンサンブルは声・楽器ともまさに一つの意思で動く生き物のように一糸乱れず、ひたすら透明でありながら底知れぬほど生々しく、鮮烈なフォルティシモから静寂と聴き違えるほどのピアニシモまで自由自在、ちょっとした所作が痛烈な雄弁さで語りかけてくる、息をのむ瞬間の連続で...この『レクィエム』をいわば室内楽的な緊密さでまとめあげてみせたクルレンツィスの技量、やはり桁違いです。
 「息をのむ」といえば、最初の「讃美はあなたに...」と歌いはじめるジモーネ・ケルメスのまっすぐな独唱をはじめ、4人のソリストの声もひとつひとつ圧倒的。これほどまでに痛烈な表現力をもって鳴り続ける音響体が、モーツァルトの筆の途絶えたところでふっと鳴り止む、その、圧倒的な沈黙の存在感...!作曲家の弟子ジュスマイヤーによる拙い補筆くらいでは覆せない、驚異の祭壇画ともいうべき傑作録音です。


 さて、ちなみにそのムジカ・エテルナは、当時ロシアの地方都市ノヴォシヴィルスクにあった。

 一方、ところかわって、最近ロシアのペルミという街が油田を掘り起こし、一気に大金持ち都市となった。
 古代のころより、人間というのは裕福になると文化を欲するようになる。御多分に洩れずこの街は、ここへきて突然世界に誇りうる歌劇場とオーケストラを熱望するようになった。
 ・・・そこで・・・前代未聞の話だが、ノヴォシヴィルスクにあったムジカ・エテルナは、なんとごっそり、その大金持ち都市ペルミに移ることになった。
 金があるところに文化は栄えるのである。かつてのマンハイムのように。
 そしてそれまで古楽器を含む室内楽オーケストラだったムジカ・エテルナは、一気に80人を超える大オーケストラに拡大。金に物を言わせてか、各地から腕利きのアーティストを呼び寄せた。
 ちなみに指揮者クルレンツィスは、耳にピアスをしてサングラスをかけ、まるでファッション・モデルのようないでたちをした過去に類を見ない新世代指揮者。これからの動向が最も気になる人である。




 

TR97012
(Blu-ray)
\3000
C(H)OEURS
 les ballets C de la B
テアトロ・レアル(マドリード王立劇場)管弦楽団&同合唱団/
マルク・ピオレ(指揮)/
アラン・プラテル(構成・演出・振付)/
ヒルデガルト・デ・ヴュスト(物語進行)/
ヤン・ヴァンデンホウェ(音楽監督)/
スティーヴン・プレンゲルス(選曲)…ジュゼッペ・ヴェルディ,リヒャルト・ワーグナー,/
ドリーヌ・デミュインク(衣装)/
カルロ・ブルギニヨン(照明)
TR97013
(DVD)
\2600
2012年 スペイン・マドリード王立劇場での世界初演収録/収録時間:129分 (ドキュメンタリー…「アラン・プラテルと創造的なチームの洞察」含む)/音声:イタリア語&ドイツ語/
<DVD>ステレオLPCM2.0ch/dtsデジタルサラウンド5.1ch/
<BD>ステレオLPCM2.0ch/dts-HDマスターオーディオ5.1ch/字幕:伊,英,独,仏,西/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <Blu-ray>単層 1080i FULL HD
 原題はフランス語のCHOEURS(合唱)とCOEURS(ハート,心)からなる造語です。ともに同じ年に生まれたヴェルディとワーグナーの音楽は、1848年にヨーロッパ各地で起きた革命「諸国民の春」で人民たちが要求した「自由への道」とリンクするものであり、現代の国際的な経済危機と国家の抗議、そして社会の変化にも対応できる「心の歌」なのではないでしょうか。
 この舞台には10人のダンサーと72人の合唱団が登場し、前述のヴェルディとワーグナーを奏でながら、ときには融合し、ときには衝突し、色とりどりの感情を描き出します。個人と群衆、また群衆が個人に戻るプロセス。これらが鍛え抜かれた体と声で表現されていきます。
 ベルギーの鬼才振付師アラン・プラテル率いるダンス・カンパニー“les Ballets C de la B”とマドリード王立劇場のコラボレーションは、舞台芸術に新たな可能性を見出したのです。

VAI(映像)



VAIDVD 4565
(DVD)
\3800→\3490
ショルティ・コンダクツ・ウィーン・フィル
 (1)ヤナーチェク:シンフォニエッタ
 (2)R.シュトラウス:ドン・ファン
 (3)バルトーク:管弦楽のための協奏曲
ゲオルク・ショルティ(指)
ウィーン・フィル
 これは貴重、ショルティ& ウィーン・フィルのヤナーチェク「シンフォニエッタ」が日の目を見た!

 1964 年6 月7 日/ウィーン芸術週間のコンサート・ライヴ/リージョンフリー、NTSC 4:3、モノクロ、MONO、77分

 これは貴重。昨年生誕百年だったショルティを記念して初めて公にされた映像。1964 年6 月7 日、ウィーン芸術週間のコンサート・ライヴで画像はモノクロ、音声もモノラルですが、ショルティとしては珍しいヤナーチェクの「シンフォニエッタ」を聴くことができるだけでも欲しくなる1枚です。オケはショルティと因縁浅からぬウィーン・フィル。シンフォニエッタの力演ぶりと、語り口の巧さもさすがショルティとうならせられますが、何と言っても当時51 歳だったショルティの若さが魅力。バルトークの難曲「管弦楽のための協奏曲」の統率力と説得力も人間業を超えていて唖然とさせられます。
 

VAIDVD 4563
(DVD)
\5000
ジャック・ビーソン:
 歌劇「リジー・ボーデン」(全三幕)
リジー・ボーデン:ブレンダ・ルイス(Sop)
継母アビー:エレン・フォール(Sop)
妹マーグレット:アン・エルガー(Sop)
父アンドリュー:ハーバート・ビーティー(Bs)
ジェイソン・マクファーレン:
 リチャード・フレドリックス(Br)
アントン・コッポラ(指)
ケンブリッジ・フェスティバル管弦楽団
聖ガブリエル少年合唱団
 アメリカで都市伝説化している殺人事件をオペラ化

 音楽監督:アントン・コッポラ/台本:ケンウォード・エルムスリー
 制作:1965 年/リージョンフリー、NTSC 4:3、モノクロ、MONO、英語歌唱、字幕なし、112分

 リジー・ボーデンはアメリカで都市伝説化している親殺し事件。1892 年8 月4 日にアンドリュー& アビー・ボーデン夫妻が、マサチューセッツ州フォールリバーの自宅で殺害された事件で、娘のリジーが容疑者にされ、事件と裁判が過熱報道して社会現象となりました。結局は無罪となったものの、真犯人は見つからず、リジーは極めてグレーなまま今日伝説化しています。アメリカの作曲家ジャック・ビーソン (1921-2010) は1965 年にこの話を三幕のオペラにしました。ホラー映画の題材としても使われますが、ビーソンはむしろ、リジーを富豪の父と継母から多大なストレスを与えられた被害者として描き、同情さえ示しています。
 初演は1965 年にニューヨーク・シティ・オペラによって行われましたが、このテレビ用収録も同一演奏家によって行われた、非常に貴重な記録と申せましょう。
 

VAIDVD 4564
(DVD)
\5000
豪華、ストラータスの「つばめ」
 プッチーニ:歌劇「つばめ」
マグダ:テレサ・ストラータス(Sop)
ルッジェーロ:アナスタシオス・ヴレニオス(Ten)
リゼット:バーバラ・シャトルワース(Sop)
プルニエ:ジョン・ウォーカー(Ten)
ブライアン・プリーツマン(指)
CBC 管弦楽団
 制作:カナダ放送協会/英語台本:ロバート・ヘス
 制作:1971 年/リージョンフリー、NTSC 4:3、カラー、MONO、英語歌唱、字幕なし、85分

 1971 年にカナダ放送が制作したオペラ番組。カナダの大スター、ストラータスを主役にした豪華なプッチーニの「つばめ」全曲。啓蒙的な目的から歌詞は英語によりますが、ロバート・ヘスの訳は機知とユーモアに富み、オリジナルにひけをとりません。共演者たちもすべて歌って踊れる役者ばかりで、ドラマとしても感情移入できます。オペラ初心者でも存分に楽しめるだけでなく、オペラ・マニアもほろりとさせられる名演となっています。

キング・インターナショナル(EURO ARTS)(映像)



KKC 9059
(4Blu-ray)
\10000→\8990
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団&サイモン・ラトル来日記念ブルーレイBOX、日本だけの限定商品!
 ベルリン・フィル日本ツアー2013スペシャルBOX(4Blu-ray)
 Disc1(2056794)
  2007年ジルヴェスター・コンサート
   ボロディン:歌劇「イーゴリ公」より「だったん人の踊り」
   ボロディン:交響曲第2 番ロ短調
   ムソルグスキー:歌劇「ホヴァンシチナ」より前奏曲「モスクワ河の夜明け」
   ムソルグスキー/ラヴェル編:組曲「展覧会の絵」
   ショスタコーヴィチ:バレエ音楽「黄金時代」より舞曲(アンコール)
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 サー・サイモン・ラトル(指揮)
    録音:2007 年12 月31 日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
Disc2(2057754)
  2009 年ヴァルトビューネ
   チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形」Op. 71 より【序曲〜クリスマス・ツリー〜行進曲】
   ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調 Op.30
   ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」
   リンケ:ベルリンの風(アンコール)
   イエフィム・ブロンフマン(ピアノ)
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 サー・サイモン・ラトル(指揮)
    収録:2009 年6月21日ベルリン、オリンピックスタジアム(ライヴ)
Disc3
  2007年ヨーロッパ・コンサート
   ワーグナー:楽劇「パルジファル」前奏曲
   ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調 Op.102
   ブラームス:交響曲第4 番ホ短調 Op.98
   リサ・バティシアヴィリ(ヴァイオリン) トルルス・モルク(チェロ)
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 サー・サイモン・ラトル(指揮)
    収録:2007年5月1日ベルリン、カーベルヴェルク・オーバーシュプレー(ライヴ)
     *Blu-ray 未発、BOX初発売
Disc4
  2008 年ヨーロッパ・コンサート
   ストラヴィンスキー:3楽章の交響曲
   ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調 作品26
   ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調 作品92
   ヴァディム・レーピン(ヴァイオリン)
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 サー・サイモン・ラトル(指揮)
    収録:2008 年5月1日モスクワ音楽院大ホール(ライヴ)
     *Blu-ray 未発、BOX初発売
 演目の「春の祭典」を含む初ブルーレイ化のタイトルも収録!

 日本限定BOX、輸入盤・日本語解説付
 Disc1:91mm 画面:カラー、16:9、1080i Full HD 音声:PCM2.0、PCM5.1
 Disc2:104mm 画面:カラー、16:9、1080i Full HD 音声:PCM2.0、PCM5.1
 Disc3:103mm 画面:カラー、16:9、1080i Full HD 音声:PCM2.0、DD5.1、DTS5.1
 Disc4:92mm 画面:カラー、16:9、1080i Full HD 音声:PCM2.0、DD5.1、DTS5.1
 Region All

 2013 年11 月にベルリン・フィル&サイモン・ラトル、2 年ぶり5 度目の来日を記念して、ドイツの映像レーベルEURO ARTS から日本限定特別ブルーレイBOX が発売されます。
 来日コンサートの演目であるストラヴィンスキーの「春の祭典」を含む、初ブルーレイ化の2 タイトルを収録したお買い得4 枚組ブルーレイBOX となります。
 ディスク1 は、大晦日の風物ベルリン・フィルのジルヴェスター・コンサート2007。テーマはロシア音楽で、彼らのレパートリーとしては珍しいボロディンの交響曲が含まれているのも注目。
 ディスク2 は、2 万人の観衆が沸くベルリンの夏、ヴァルトビューネ音楽祭。2009 年はロシア作品をまとめており、名手ブロンフマンのラフマノノフのピアノ協奏曲第3 番は必見です。
 ディスク3 には、ベルリンの歴史的工場で行われたベルリン・フィル創立125 周年ライヴとなったヨーロッパ・コンサート2007。ヴァイオリンのバティアシヴィリの好演も際立った感動的な演奏となっています。
 そしてディスク4 は、ベルリン・フィルの表現力を最大限に発揮した圧巻のベートーヴェンを聴かせたヨーロッパ・コンサート2008。レーピンをソリストに迎えたブルッフも聴きものです。
 
KKC 9054
(DVD)
\4000
ラトル&ベルリン・フィル
 ベートーヴェン:『レオノーレ』序曲第3番
 オルフ:世俗カンタータ『カルミナ・ブラーナ』全曲
 ヘンデル/グーセンス編:オラトリオ『メサイア』〜「ハレルヤ・コーラス」
サリー・マシューズ(S)
ローレンス・ブラウンリー(T)
クリスティアン・ゲルハーヘル(Br)
ベルリン大聖堂国立合唱団少年合唱団員
ベルリン放送合唱団
サイモン・ハルジー(合唱指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル(指揮)
 アイディアと閃き満載のラトルらしい演奏、2004 年ジルヴェスター・コンサート

 収録:2004 年12 月31 日フィルハーモニー、ベルリン/[EURO ARTS] 20.53678、画面:NTSC 16:9、音声:PCM ステレオ、DD5. 1、DTS5. 1、字幕:英独仏西日、Region All 89分、輸入盤・日本語解説付

 毎年恒例のベルリン・フィルの『ジルヴェスター・コンサート』。話題を呼んだ2004 年ラトルの『カルミナ・ブラーナ』。メインの『カルミナ・ブラーナ』の他に冒頭に演奏されたレオノーレ序曲第3 番とアンコールのハレルヤ・コーラスも収録され、大晦日のコンサートをまるまる楽しむことができます。
  『カルミナ・ブラーナ』はオルフの出世作で中世の生命の息吹を大胆に表現しています。ラトルの独自性と、躍動感あふれるリズム、鮮烈で色彩溢れ、ドラマティックかつエネルギッシュな演奏を聴かせてくれます。ベルリン・フィルの重厚な響きを生かし、細部に渡ってデュナーミクを付け、ラトルならではのひらめきが沢山盛り込まれた快演。パワフルな歌手陣の歌唱も印象的。音質も良く、オーケストラ、歌唱陣ともに鮮明で十分に堪能できます。
 アンコールはユージン・グーセンス編曲によるヘンデルの『ハレルヤ・コーラス』。同じイギリス人であり友人でもあったトーマス・ビーチャムに依頼され編曲されました。大晦日にふさわしい華麗な作品で、ラトル自身もアンコール前に『ジルヴェスターにふさわしい…. いつ演奏しても、盛り上がりすぎるくらいの曲です。』と解説しています。
 
KKC 9055
(Blu-ray)
\5000
ラトル&ベルリン・フィル
 
シャブリエ:狂詩曲『スペイン』
 ロドリーゴ:アランフェス協奏曲*
 ラフマニノフ:交響曲第2番ホ短調 Op.27
 ボーナス映像:
  サイモン・ラトルへのインタビュー
カニサレス(ギター)*
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル(指揮)
KKC 9056
(DVD)
\4000
 ベルリン・フィル ヨーロッパ・コンサート2011スペイン色溢れるプログラム!

 収録:2011 年5 月1 日スペイン、マドリード・レアル劇場(ライヴ)
 (Blu-ray)[EURO ARTS] 20.58394、画面:1080i HD 16:9 / Region All、音声:LPCM ステレオ、24bit /DTS HD MA 5.0、本編:97分/ボーナス:8分、Region All、輸入盤・日本語解説付
 (DVD)[EURO ARTS] 20.58398、画面:NTSC 16:9、音声:PCMステレオ、DD5. 1、DTS5. 1、本編:97分/ボーナス:8分、Region All、輸入盤・日本語解説付

 毎年恒例のベルリン・フィル ヨーロッパ・コンサート2011 年。2011 年はスペイン、マドリードでの公演ということで、ベルリン・フィルとしては珍しいロドリーゴのアランフェス協奏曲が演目で選ばれました。ソリストにはラ・フォル・ジュルネ音楽祭などでも来日し、その実力を披露した天才フラメンコ・ギタリストのカニサレス(ファン・マヌエル・カニサレス)が登場。カニサレスはスペインの権威あるコンクールで優勝し、その後クラシック、ジャズの音楽家と共演、映画や舞台などの音楽を担当し多彩な活躍をしています。驚異のテクニックを持ち音楽理論にも精通した知性派で、現代フラメンコ界の期待を一身に集めるギタリストです。アランフェス協奏曲の物悲しい美しい旋律を、繊細で多彩な音色で聴かせてくれます。そしてシャブリエがスペインに滞在した時に魅せられた印象を描いた狂詩曲『スペイン』。
 メイン・プログラムは、ロマンティックな旋律が溢れるラフマニノフの交響曲第2番。ラトルとベルリン・フィルは、ロマン的な響きを重視した感動的な音楽作りで、瑞々しく歌い上げられた旋律を心地よく堪能することができる演奏です。
 
KKC 9057
(Blu-ray)
\5000
ラトル&ベルリン・フィル
 ホアキン・アチューカロ(ピアノ)
【ベルリン・コンサート】
 ファリャ:交響的印象『スペインの庭の夜』
   収録:2010 年9 月7 日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
ホアキン・アチューカロ(ピアノ)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル(指揮)
【マドリード・リサイタル】
  アルベニス:ナヴァーラ
  ドビュッシー:前奏曲集第2集より『ヴィーノの門』
  グラナドス:組曲『ゴイェスカス』より『嘆き、またはマハと夜鳴きうぐいす』
  ラヴェル:夜のガスパールより『絞首台』、『スカルボ』
  ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ
  ドビュッシー:版画
  ファリャ:オマージュ(ドビュッシーの墓に捧げる賛歌)
    収録:2010 年10 月7 日マドリード、テアトロ・レアル(ライヴ)
ホアキン・アチューカロ(ピアノ)
KKC 9058
(DVD)
\4000
 現代スペインのピアノ界を代表するホアキン・アチューカロ、ファリャの美しき傑作『スペインの庭の夜』をラトル&ベルリン・フィルと共に色彩豊かに描き出す!

 (Blu-ray)[EURO ARTS] 20.58884、画面:16:9、1080i Full HD、音声:PCM ステレオ、DTS-HD、Master Audio Surround、27分(ベルリン)
75分(マドリード)、Region All、輸入盤・日本語解説付
 (DVD)[EURO ARTS] 20.58808、画面:NTSC16: 9、音声:PCMステレオ、DD5. 1、DTS5. 1、27分(ベルリン)、75分(マドリード)、Region All、輸入盤・日本語解説付

 スペインの巨匠ピアニスト、ホアキン・アチューカロとラトル&ベルリン・フィルによるファリャの『スペインの庭の夜』。3楽章からなるピアノと管弦楽のための作品で、洗練された表現とスペイン的色彩が香り立つ音楽です。アチューカロの変幻自在の豊かな色彩感、ラトル&ベルリン・フィルの憎らしいほど小粋なニュアンスが合わさり、エキゾチックで神秘的な響きが交錯する魅力的な演奏を聴かせてくれます。
 またマドリードでのアチューカロのピアノ・リサイタルの映像も収録されており、得意のアルベニス、グラナドスや鮮烈な音楽センスを発揮するドビュッシー、ラヴェルを演奏。スペインの情緒と風土を感じさせつつ、洒脱で伸縮自在な音楽性で、作品の魅力を存分に堪能させてくれます。

 【ベルリン・フィル・コンサート日程2013】
  11月14日(木)愛知県芸術劇場コンサートホール
  11月15日(金)大阪フェスティバルホール
  11月16日(土)兵庫県芸術文化センター
  11月18日(月)サントリーホール
  11月19日(火)サントリーホール
  11月20日(水)ミューザ川崎シンフォニーホール

キング・インターナショナル(映像)


KKC 9051
(DVD)
\4000
ムーティ・コンダクツ・ヴェルディ
 【リハーサル&演奏風景】
  ・ヴェルディ:「アッティラ」、「マクベス」/ローマ歌劇場
   (2011および2012年)
  ・ヴェルディ:レクイエム/シカゴ交響楽団(2011年)
 【インタビュー】
  ローマ歌劇場およびシカゴにて2012年収録/
   おもな聞き手:アルマンド・トルノ
 【レクチャー】
  ローマ大学でのヴェルディに関するレクチャー、2012年収録
【登場演奏家:
 イイダル・アブドラザコフ、
 ニコラ・アライモ、
 ステファノ・アントヌッチ、
 オルガ・ボロディナ、
 スザンナ・ブランキーニ、
 ジャンルカ・ブラット、
 セバスチャン・カターナ、
 アントネッロ・チェロン、
 アントニオ・コリアーノ、
 ルカ・ダッラミコ、
 バルバラ・フリットリ、
 ジュゼッペ・ジパリ、
 アントニオ・ポーリ、
 タチアナ・セリャン、
 ダリオ・ソラーリ、
 アレッサンドロ・スピーナ、
 リッカルド・ザネッラート、
 マリオ・ゼッフィリ、
 シカゴ交響楽団、
 シカゴ交響楽団合唱団、
 ローマ歌劇場合唱団ほか】
 ムーティ・コンダクツ・ヴェルディ。ムーティのヴェルディに対する真摯な思いに貫かれたドキュメンタリー、リハーサルシーン、ムーティの発言などが満載!

プロデューサー&ディレクター:ガブリエーレ・カッツォーラ
100mm、リージョン:All、画面:NTSC 16:9、音声:PCM ステレオ、字幕:日本語、伊英仏独、日本語解説付

 音楽、とりわけヴェルディの音楽に対するムーティの熱く真摯な思いに貫かれたドキュメンタリー。ヴェルディ・イヤーにまたとない映像の登場といえるでしょう。
 前半はオペラのリハーサルが中心。歌手たちとのリハーサルで、言葉ひとつひとつの意味やアクセントの位置などに至るまで細かなレッスンを行っている場面、オーケストラの団員にユーモアを交えながらアドヴァイスをし、そのムーティの発言の前後で見違えるように演奏が変わる場面など、興味深いシーンが続きます。音楽家、指揮者、指導者としてのムーティの魅力、そして音楽に対する真摯で厳しい姿勢を知ることができます。
 後半はシカゴ響とのヴェルディのレクイエムのリハーサル風景が中心となっていきます。ここでも、イタリア人(とくに南イタリア)の神への接し方を語り、それを真剣に団員が聞くシーン、そしてリハーサルが進むにつれて団員たちの演奏が変わっていく様など、非常に興味深いシーンが続きます。
 リハーサルシーンの合間に、インタビュー(ローマ歌劇場、およびシカゴにて収録)や、ローマ大学でのピアノを弾きながらのヴェルディの音楽に関するレクチャーのシーンなどが挟まれています。ヴェルディだけでなく、ショパンやマーラーについても語っており非常に興味深い内容となっています。また、クライバーとの思い出も語っていて、クライバーのワーグナーについての発言を語り、それをふまえての自らのヴェルディ論なども展開しており、興味が尽きません。
 最後に、「もしヴェルディに会えたとしたら何といいますか?」というインタビュアーの質問に、ムーティは次のように答えています。「音楽家としてずっと尊敬してきました。そして一生懸命あなたのために働きました、またはそう努力しました。でも私が上手くやったかそうでないかは、どうか言わないで下さい。もしも私がきちんとできていないとおっしゃったとしたら私は完全に途方に暮れてしまいます。恐ろしい死刑をくらうようなものです」。この発言に、ムーティのヴェルディの音楽に対する思いのすべてが込められているのではないでしょうか。
 なお、ムーティの意向でチャプターにタイトルはついていませんが、見始めると、ムーティの発言の興味深さや、気鋭の歌手陣とのリハーサルシーンなどが巧みに組み合わされており、気付いたら最後まで見続けてしまうような、非常に秀逸な内容です。
 * なお、輸入盤での取扱いはございません。

 【来日公演情報】
  東京・春・音楽祭 特別公演「ムーティ conducts ヴェルディ」
   日時:10月30日(水)・31日(木) 19時開演
   会場:すみだトリフォニーホール( 東京都)
   指揮:リッカルド・ムーティ
   管弦楽:東京春祭特別オーケストラ
   合唱:東京オペラシンガーズ
   合唱指揮:ロベルト・ガッビアーニ/他






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