≪第73号アリアCD新譜紹介コーナー≫
マイナー・レーベル新譜
歴史的録音・旧録音
メジャー・レーベル
国内盤
映像
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11/1(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
BONGIOVANNNI
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14世紀のフィレンツェのミサと礼拝
フランチスクス・デ・フォロレンティア:キリエ
ゲラルデッルス・デ・フロレンティア:グローリア,アニュス・デイ
バルトルス・デ・フロレンティア:クレード
ラウレンティウス・デ・フオロレンティア:サンクトゥス
ヨハンネス・デ・フロレンティア:ベネディカムス・ドミノ
ほか全21曲 |
フェデリーコ・バルダッツィ(指)
アンサンブル・サン・フェリーチェ |
美しい14 世紀のフィレンツェの宗教曲
録音:2010 年11 月、フィレンツェ/62’25”
フィレンツェをはじめ各地に伝わる貴重な手稿譜を元に再構成したもの。アンサンブル・サン・フェリーチェは1993
年創立の古楽団体。 |
SIGNUM
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OAEの首席ホルン奏者
ロジャー・モンゴメリー(ナチュラルホルン)
モーツァルト:ホルン協奏曲全集
ホルン協奏曲第2番変ホ長調 K.417
断章ホ長調 K.494a
ホルン協奏曲第4番変ホ長調 K.495
ホルン協奏曲第3番変ホ長調 K.447
ホルン協奏曲第1番ニ長調 K.412/K.514
ホルン協奏曲楽章変ホ長調 K.370b &
K.371 |
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ロジャー・モンゴメリー(ナチュラルホルン)
マーガレット・フォートレス(指揮&ヴァイオリン)
エイジ・オヴ・インライトゥメント管弦楽団 |
OAEの新譜はモーツァルトのホルン協奏曲全集!ソロはOAE首席奏者のロジャー・モンゴメリー!
シグナム・クラシックス(Signum Classics)が送り出すイギリスの名門ピリオド・オーケストラ、エイジ・オヴ・インライトゥメント管弦楽団の新録音は、"ナチュラルホルン"でのモーツァルトの「ホルン協奏曲全集」!
OAEをバックに"ナチュラルホルン"でモーツァルトの名作を吹くロジャー・モンゴメリーは、OAEの首席ホルン奏者、ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団(コヴェントガーデン王立歌劇場管)のホルン奏者として活躍する"モダン"、"ピリオド"の両方に精通するイギリスの名ホルニスト。
モンゴメリーは、ナチュラルホルンでのモーツァルトの名演を残しているアントニー・ハルステッドの高弟であり、その直伝の解釈、新世代のフレキシブルな発想から生まれるであろう、"モダン"と"ピリオド"の垣根を越えた新たなスタイルに期待したいところ。
使用楽器は、プラハのフランツ・シュトールのレプリカ・モデル。世界トップクラスの実力を誇るナチュラルホルンの名手が、"ナチュラルホルンのために"書かれたモーツァルトの名作を存分に聴かせてくれる。
※録音(ライヴ):2012年10月25日、クイーン・エリザベス・ホール(ロンドン)
モーツァルトのリハーサル(別公演です)が観られます。当たり前の話ですが名人芸。ムチャクチャ難しいと思うんですが・・・。
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=po3K92bMwxI
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ACTE PREALABLE
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ヴワディスワフ・ジェレンスキ(1837-1921):ピアノを伴う室内楽作品集
ピアノ三重奏曲ホ長調 Op.22(1875)(*/+)
チェロとピアノのための抒情的ワルツ集
Op.15(出版:1871)(+)
子守歌 ヘ長調(ヴァイオリンとピアノのための)Op.32(1880)(*)
ロマンス(チェロとピアノのための)Op.40(1885)(+) |
ヨアンナ・ワヴリノヴィチ(ピアノ)
ルツィナ・フィエドゥキェヴィチ(ヴァイオリン)
ウーカシュ・トゥジェルツ(チェロ) |
世界初録音と表示されています。
ヴワディスワフ・ジェレンスキはポーランド盛期ロマン派を代表する作曲家の一人。1888年、クラクフ音楽院の初代院長に就任しました。Op.32はチェロとピアノで演奏されている可能性がございます。
世界初録音と表示されています。
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イグナツィ・フェリクス・ドブジンスキ(1807-1867):ピアノを伴う室内楽作品集
Vol.1
ピアノ三重奏曲 Op.17(*/+)
ヴァイオリンとピアノのための序奏と変奏曲
Op.18(*)
涙(ヴァイオリンとピアノのための)Op.41(*)
ドレスデンの思い出(オーボエ、チェロとピアノのための)Op.47(+/#) |
ヨアンナ・ワヴリノヴィチ(ピアノ)
アンナ・オルリク(ヴァイオリン(*))
ウーカシュ・トゥジェルツ(チェロ(+))
グジェゴシュ・ステツ(オーボエ(#)) |
イグナツィ・フェリクス・ドブジンスキは3歳下のショパンとともにワルシャワ音楽院でユゼフ・エルスネル(1769-1854)に学んだ作曲家。ショパンとは対照的にポーランド国内で活躍し、オペラや交響曲を含む幅広いジャンルの作品を残しました。
世界初録音と表示されています。 |
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オットン・ミェチスワフ・ジュコフスキ(1867-1931):教会音楽全集
Vol.1
アヴェ・マリア/暁の星(*)/穢れなき聖女(*)/めでたし海の星
悲しみの聖母は立ち(*)/苦しむ者を慰める人(*)/罪人たちの天(*)
優しき淑女に祝福あれ(*)/アヴェ・マリア
Op.30/ミサ・ポロニカ Op.38
かくも大いなる秘跡を/主よ、われは御身に向かい叫ぶ(*)
主よ、御身の恵みは(*)/悲しみが襲う時(*)/おお、救いのいけにえ |
カタジナ・ドンダルスカ(ソプラノ)
エヴァ・マルチニェツ(アルト)
ピオトル・クシェヴィチ(テノール)
ロベルト・カチョロフスキ(バリトン)
アートゥン・ヴォイシズ(合唱)
エヴァ・リテル(オルガン) |
世界初録音と表示されています。 |
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ガブリエーレ・トマセッロ(ピアノ)
モーツァルト(1756-1791):ピアノ作品集
Vol.2
ソナタ第8番イ短調 K.310/ソナタ第9番ニ長調
K.311
ソナタ第10番ハ長調 K.330/ソナタ第12番ヘ長調
K.332
ソナタ第15番ハ長調 K.545 |
ガブリエーレ・トマセッロ(ピアノ) |
Vol.1: AP 0272。 |
ARCO DIVA
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チェコのミサ〜スク、フェルステル、フィビフ
ヨセフ・スク(1874-1935):ミサ変ロ長調「クジェチョヴィツェ」(1888)(*)
ヨセフ・ボフスラフ・フェルステル(1859-1951」):グラゴル・ミサ
Op.123(1923)(+)
ズデニェク・フィビフ(1850-1900):ミサ・ブレヴィス
Op.21(1885)(#) |
マルタ・ファドレイェヴィチョヴァー(ソプラノ(*))
ヤナ・トゥコヴァー(アルト(*))
オンドジェイ・ソハ(テノール(*))
ヤン・モラヴェク(バス(*))
プラハ・カレル大学合唱団
プラハ青年室内アンサンブル(*)
ペトル・チェフ(オルガン(+/#))
ヤクプ・ジハ(指揮(*))
ヴラディミール・イェリーネク(オルガン((+/#))
イジー・ペトルドリーク(指揮(+/#)) |
録音:2008年5月25日(*)、2010年3月27日(+)、2013年1月26-27日(#)、マルチヌー・ホール、プラハ芸術アカデミー、プラハ、チェコ
(+)はヤナーチェクの「クラゴル・ミサ」と同じテキストによる作品。
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ARGORA MUSICA
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フアン・ミラベト=レチャ(1980-):管楽器のための室内楽作品集
ホルン・ソナタ第1番
ホルン・ソナタ第2番
無言歌(ホルンとピアノのための)
ニンファ(テューバとピアノのための)(*)
催眠的小品集(フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルンと
ピアノのための六重奏曲)(+) |
フアン・ミラベト=レチャ(ホルン(*以外))
マヌエル・メルチョル・ロメロ(テューバ(*))
スサナ・ミラベト=レチャ(フルート(+))
サンティアゴ・モリャル・メルチョル(オーボエ(+))
セルヒ・バヤリ(クラリネット(+))
ホアキン・サンチョ(ファゴット(+))
ルイス・ヒネル・ペレス(ピアノ) |
録音:2013年2月15-17日、バレンシア専門音楽院大ホール、バレンシア、スペイン
フアン・ミラベト=レチャ1980年スペインのカステリョン・デ・ラ・プラナに生まれ、カステリョン専門音楽院およびバレンシア高等音楽院で学んだホルン奏者・作曲家。カステリョン交響楽団のソロ首席奏者を10年以上務める他、2004年には若くしてバレンシア専門音楽院の教授に就任しています。
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ART CLASSICS
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ART 272
(2CD)
\3600 →\3290
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アレクセイ・リュビモフ、プライヴェート・コレクション
Vol.2 室内楽曲集
バルトーク(1881-1945):ヴァイオリン・ソナタ第1番(*)
ブラームス(1833-1897):ピアノ四重奏曲ト短調
Op.25(*/+/#)
シェーンベルク(1874-1951):ヴァイオリンとピアノ伴奏のための幻想曲
Op.47(*)
ヴェーベルン(1883-1945):ヴァイオリンとピアノのための4つの小品
Op.7(*)
ベルク(1885-1935):
ヴァイオリン、クラリネットとピアノのための室内協奏曲
から アダージョ(**)
ガリーナ・ウストヴォリスカヤ(1919-2009):チェロとピアノのための大二重奏曲(#)
アリフレート・シュニートケ(1934-1998):
ソナタ風(ヴァイオリンとピアノのための)(++)
アンドレイ・ヴォルコンスキー(1933-2008):
不動[Immobile](ピアノと室内アンサンブルのための)(##) |
アレクセイ・リュビモフ(ピアノ)
オレグ・カガン(ヴァイオリン(*))
ミハイル・トルピーゴ(ヴィオラ(+))
ナタリア・グートマン(チェロ(#))
レフ・ミハイロフ(クラリネット(**))
タチアナ・グリンジェンコ(ヴァイオリン(++))
室内アンサンブル「新しい音楽のためのスタジオ」(##)
イーゴリ・ドロノフ(指揮(##)) |
録音:1970-2003年 音源:アレクセイ・リュビモフ個人所有
アレクセイ・リュビモフ
プライヴェート・コレクション Vol.1 協奏曲 |
ART 232
(3CD)
\5000 →\4490
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[CD 1]
モーツァルト(1756-1791):
ピアノ協奏曲第5番ニ長調 K.175(*)
ピアノ協奏曲第13番ハ長調 K.415(*)
ピアノ協奏曲第27番変ロ長調 K.595(+)
録音:2004年、ライヴ、東京、日本(*)/1991年、ライヴ、ユトレヒト、オランダ(+)
使用楽器:ポール・マクナルティ製(モデル:アントン・ヴァルター製)(*)
1806年、プラハ、ヤコプ・ヴァイメス製(+) |
アレクセイ・リュビモフ(フォルテピアノ)
レ・ボレアード/寺神戸亮(指揮(*))
コレギウム・エウロペ/
ヴィーラント・クイケン(指揮(+)) |
[CD 2]
ブラームス(1833-1897):ピアノ協奏曲第1番ニ短調
Op.15(*)
バルトーク(1881-1945):ピアノ協奏曲第1番(1926)(+)
録音:1997年、ライヴ、ブリストル、イギリス(*)
1977年、ライヴ、タリン、エストニア モノラル(+)
使用楽器:1868年、ベーゼンドルファー製(*)/スタインウェイ製(+) |
アレクセイ・リュビモフ(ピアノ)
エイジ・オブ・エンライトゥンメント管弦楽団/
ミヒャエル・シェーンヴァント(指揮(*))
エストニア国立交響楽団/
キリル・コンドラシン(指揮(+)) |
[CD 3]
スクリャービン(1872-1915):プロメテウス(火の詩)Op.60(*)
プロコフィエフ(1891-1953):ピアノ協奏曲第1番変ニ長調
Op.10(+)
ストラヴィンスキー(1882-1971):
ピアノと管楽のための協奏曲(1923-1924/改訂:1950)(#)
ウストヴォリスカヤ(1919-2006):
ピアノ、弦楽合奏とティンパニのための協奏曲(1946)(**)
1971年、ライヴ、モスクワ、ソヴィエト モノラル(+)
2002年、ライヴ、ローザンヌ、スイス(#)
1999年、ライヴ、ロンドン、イギリス(**) |
アレクセイ・リュビモフ(ピアノ)
エストニア放送合唱団&交響楽団/
ナタン・ラフリン(指揮(*))
ソヴィエト国立交響楽団/
ダヴィド・オイストラフ(指揮(+))
ローザンヌ室内管弦楽団/
ユッカ=ペッカ・サラステ(指揮(#))
BBC交響楽団/
マーティン・ブラビンズ(指揮(**)) |
すべて初出音源と表示されています。録音:1972年、ライヴ、タリン、エストニア モノラル(*)
アレクセイ・リュビモフは、ロシアのピアニスト・チェンバロ奏者。
モスクワ音楽院でゲンリフ・ネイガウスとレフ・ナウモフに師事。いくつかのコンクールで好成績を残したのち、シェーンベルクやシュトックハウゼン、ブーレーズ、リゲティなどの現代音楽の作品のソ連初演を行なった。同時代の西側の音楽に関わったことはソ連当局から非難を招き、数年間、国外に出ることを妨害された。その間に古楽器への取り組みに専念する。
世界中でリサイタルや主要なオーケストラとの共演に加えて、定期的に古楽器アンサンブルと共演しており、室内楽奏者としても活躍しており、さらにはアンドレアス・シュタイアーやナターリア・グートマン、ペーター・シュライアー、ハインリヒ・シフ、クリスティアン・テツラフ、ギドン・クレーメル、イワン・モニゲッティ、ヴィーラント・クイケンらのパートナーも務めてきた。
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抒情的瞑想 オルガンのための音楽
J・S・バッハ(1685-1750):管弦楽組曲第3番
BWV1068 より アリア
J・S・バッハ:様々な手法による6つのコラール
目覚めよ、と呼ぶ声あり BWV645/われいずこに逃れ行かん
BWV646
ただ神の摂理に任す者 BWV647/わが魂は主をたたえる
BWV648
ああ、われらと共にあれ、主イエス・キリストと
BWV649
今こそ、イエスよ、天より地へと下り来たまえ
BWV650
モーツァルト(1756-1791):
自動オルガンのためのアダージョとアレグロ
ヘ短調 K.594
シューマン(1810-1856):カノン形式の6つの小品
Op.56
レーガー(1873-1916):ベネディクトゥス
Op.59
ヴィドール(1844-1937):オルガン交響曲第1番ハ短調
Op.13 から 瞑想曲
フランク(1822-1890):祈り
ジャン・アラン(1911-1940):世俗的前奏曲第1番 |
コンスタンチン・ヴォロストノフ(オルガン) |
録音:2012年6月17-19日、少年合唱学校、ドゥブナ、ロシア
使用楽器:Vogel-Iodis (31/III, 2004, 2011) |
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レフ・リンドグレン(1973-):紅葉に乗って飛ぶ ピアノ作品集
幻想曲 Op.1/2つの前奏曲 Op.7/2つの前奏曲
Op.9/2つの前奏曲 Op.10
2つの前奏曲 Op.23; 紅葉に乗って飛ぶ,水上の列車
3つの前奏曲 Op.24; チベット,チュルリョーニスへのオマージュ,起源 |
レフ・リンドグレン(ピアノ) |
録音:1997-2012年、アルム・ソサイエティ・スタジオ、ストックホルム、スウェーデン |
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バヤンによるハイドンの鍵盤楽器作品集
ハイドン(1732-1809)/ヴャチェスラフ・ネドセキン(1973-)編曲:
ピアノ・ソナタ ト長調 Hob.XVI:39
自動オルガンのための4つの小品 Hob.XIX:27
ピアノ・ソナタ ハ長調 Hob.XVI:35(*)
自動オルガンのための4つの小品 Hob.XIX:3,24,26,28
ピアノ・ソナタ変イ長調 Hob.XVI:43 |
ヴャチェスラフ・ネドセキン(バヤン) |
録音:2009年3月(*)、2013年2月(*以外)、モスクワ、ロシア |
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ART 271
(2CD)
\3600
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エチュード ピアノのための音楽
モーツァルト(1756-1791):ピアノ・ソナタ第1番ハ長調
K.279
ブゾーニ(1866-1924):若者に向けて より
モーツァルトによる練習曲
モーツァルト/タチアナ・セルゲーエヴァ(1951-)編曲:トルコ行進曲(K.331)(*)
メンデルスゾーン(1809-1847):アンダンテと変奏曲変ホ長調
Op.82 No.10
ボリス・ゲツェレフ(1940-):サラバンドの思い出(2000)
オクサーナ・ザロードニュク(1969-):ワルツ/練習曲「ローラーコースター」
アレンスキー(1861-1906):
ワルツ変イ長調/スケルツォ イ長調 Op.8/4つの練習曲
Op.41
12の練習曲 Op.74 から Nos.3,5/ピアノ協奏曲ヘ短調
Op.2(+)
ベートーヴェン(1770-1827)/リスト編曲:交響曲第5番ハ短調
Op.67
ショパン(1810-1849):
ワルツ変ホ長調(1840)/12の練習曲 Op.25
から Nos.6,7,4,9
F・チュマーエフ:前奏曲「ショパンへのオマージュ」
チャイコフスキー(1840-1893):
中級程度の12の小品 Op.40 から 途切れた夢,練習曲
ドビュッシー(1862-1918):12の練習曲 から
8本の指のための,3度音程のための,反復音符のための,5本の指のための
リスト(1810-1886):ハンガリー狂詩曲第2番 |
タチアナ・セルゲーエヴァ(ピアノ)
マリア・ヴラーソヴァ(アコーディオン(*))
ナタリア・アンチューチナ(ドムラ(*))
ヴォログダ州立ロシア民族楽器楽団(+)
ガリーナ・ペレヴォズニコヴァ(指揮(+)) |
録音:2010-2013年、場所の記載なし |
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ニコライ・ネクラーソフ&モスクワ放送民族楽器楽団
キクタ、クラシリニコフ&ベリャーエフ
ヴァレーリー・キクタ(1941-):
狂詩曲「スモレンスクの歌」(ヴァイオリンと管弦楽のための)(*)
プーシキンの詩による連作歌曲「目覚め」(テノールと管弦楽のための)(+)
ロシア小曲集 から
クセニア・ワルツ,サーシャのマズルカ,起き上がりこぼし,ロシアのワルツ,
プリャソヴァヤ
イーゴリ・クラシリニコフ(1952-):
古い様式による2つのワルツ Op.43/簡潔な音楽(組曲)Op.40
ヴラディーミル・ベリャーエフ(1948-):
カンタータ「ヴォロネジの歌}から 3つの断章(#)
連作歌曲「川の向こう岸で」から パイプ,川の向こう岸で(**)
暗い路地(イヴァン・ブーニンの読後のワルツ幻想曲) |
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タチアナ・グリンジェンコ(ヴァイオリン(*))
デニス・コロリョフ(テノール(+))
N・スポーニン、I・アクチャロヴァ(独唱(#))
アンナ・リトフィネンコ(独唱(**))
モスクワ放送合唱団(#/**)
ニコライ・クトゥーゾフ(合唱指揮(#/**))
モスクワ放送民族楽器楽団
ニコライ・ネクラーソフ(指揮) |
録音:データ記載なし |
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アレクサンドル・ブラージェ(ピアノ)
クライスレリアーナ
J・S・バッハ(1685-1750):パルティータ第6番ホ短調
BWV830
シューマン(1810-1856):クライスレリアーナ
Op.16
チャイコフスキー(1840-1893):子守歌
Op.16 No.1 |
アレクサンドル・ブラージェ(ピアノ) |
録音:2008-2010年、場所の記載なし
すでにアリア女子の間で熱狂的な人気となっているブラージェ。
誰なんですか?このひと。 |
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歴史のカーニヴァル
C・P・E・バッハ(1714-1788):
ソナタ イ長調 W.54/6 H.207/ソナタ嬰ヘ短調
W.52/4 H.37
ソナタ変ロ長調 W.48/2 H.25
ショパン(1810-1849):
スケルツォ ロ短調 Op.20/マズルカ ト長調
Op.67 No.1
マズルカ ヘ短調 Op.68 No.4
3つのワルツ Op.64; 変ニ長調,嬰ハ短調,変イ長調
シューマン(1810-1856):謝肉祭
アレクサンドル・ブラージェ:パ・ド・パティヌール(L・シュヴァルツに基づく) |
アレクサンドル・ブラージェ(ピアノ) |
録音:データ記載なし 発売:2009年 |
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レヴォン・アンバルツミアン(ヴァイオリン)
ベートーヴェン、シューベルト、ブラームス:
ヴァイオリンと管弦楽のために編曲されたソナタ集
ベートーヴェン(1770-1827)/エフレム・ポドガイツ(1949-):
ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調(ヴァイオリンと管弦楽のための版)
シューベルト(1797-1828)/
I・レルネル&レヴォン・アンバルツミアン(1955-)編曲:
アルペッジョーネ・ソナタ イ短調 D.821(ヴァイオリンと管弦楽のための版)
ブラームス(1833-1897)/
ルスラン・ムルシャカエフ&レヴォン・アンバルツミアン編曲:
チェロ・ソナタ第1番ホ長調 Op.38によるコンチェルティーノ |
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レヴォン・アンバルツミアン(ヴァイオリン)
ARCO室内管弦楽団
ダニエル・カプルーナス(指揮) |
録音:ライヴ、2012-2013年、ヒュー・ホジソン・ホール、ジョージア大学舞台芸術センター、
アセンズ、ジョージア州、アメリカ合衆国 |
BOHEMIA MUSIC
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チェロ&ピアノ・リサイタル
シューベルト(1797-1828):アルペッジョーネ・ソナタ
D.821
ストラヴィンスキー(1882-1971):イタリア組曲
フランク(1822-1890):チェロ・ソナタ イ長調(原曲:ヴァイオリン・ソナタ)
ダーヴィト・ポッパー(1843-1913):演奏会用ポロネーズ
ニ短調 Op.14
フォーレ(1845-1924):夢の後に Op.7 No.1 |
ヴラダン・コチー(チェロ)
ナタリエ・ベルリン(ピアノ)
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録音:データ記載なし |
COMPACT DEBUT EDITION
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フルート、ホルンとピアノのための作品集
ヨセフ・ミスリヴェチェク(1737-1781):オペラ「ベッレフォンテ」からの三重奏断章
フレデリク・デュヴェルノワ(1765-1838):三重奏曲第1番ハ長調
フランツ・ドップラー(1821-1883):リギの思い出
フレデリク・デュヴェルノワ(1765-1838):三重奏曲第2番ヘ短調
メル・ボニ(1858-1937):森の情景 Op.123
ゲイリー・ショッカー(1959-):ウォーター・ミュージック |
トリオ・ラ・ムジカ
マルタ・コルドゥリャク(フルート)
ズザナ・ジョウンコヴァー(ホルン)
イヴァ・ナーヴラトヴァー(ピアノ)
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チェコとスロヴァキア出身の女性トリオによる珍しい編成の音楽を聴くことができるアルバム。 |
GZ DIGITAL MEDIA
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チェコの古い歌と舞曲
Preskoda nastokrat / Sil jsem v hajku
konvalinku / Zakukala zezulicka
Byla te cesticka slapana / Ma zlata maticka
/ Polez, Hana, dolu
U Klastera pole / Bratre myslivce / Koupala
se ma panenka
Stoji hruska v udoli / Rebelovali sedlaci
/ Lopatkovany tanec
Rozluc se Ancicko / Ti zdejsi sedlaci
/ Vojaci jedou / Ach sira smutna
Slouzil jsem na Svamberce / Ti mrakovsti
pani
Pockej, zastav, maly pacholicku / Dva
tance / Zatmelo se mne slunecko
Ach, Boze, Boze / Stoji hruska pekna
/ Let muj poslicku
Sedi kotek mezi sudy / Zabil jest Matousek
/ U Sukdola
Kdyz jsem ja jel do Kotejcan / Hopsasa
hejsasa
Jenom vy mne, pani muzikanti - V prostred
Tlumacova |
カルミーナ(声楽&ピリオド器楽アンサンブル) |
録音:1991年4-5月、チェコ同胞福音教会、コルンニー通り、プラハ、チェコ 発売:1993年 |
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チェコのピアノ・トリオ
ドヴォルジャーク(1841-1904):ピアノ三重奏曲第2番ト短調
Op.26
スメタナ(1824-1884):ピアノ三重奏曲ト短調
Op.15 |
クベリーク三重奏団
ヤン・タリフ(ヴァイオリン)
カレル・フィアラ(チェロ)
クフィタ・ビリンスカー(ピアノ) |
録音:1995年9月23日、11月25-26日、ネラホゼヴェス城、ネラホゼヴェス、チェコ
発売:1996年 |
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チェコ出身の前期古典派作曲家
フランチシェク・クサヴェル・リフテル(1709-1789):
フルート協奏曲ニ長調/フルート協奏曲ホ短調
フランチシェク・ベンダ(1709-1786):フルート協奏曲ホ短調 |
エウゲニア・ズケルマノヴァー(フルート)
スロヴァキア室内管弦楽団
ボフダン・ヴァルハル(指揮) |
録音:データ記載なし 発売:1997年 |
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ヨセフ・ミスリヴェチェク(1737-1781):トリオ・ソナタ集
Vol.1
フルート、ヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ
ニ長調/ト長調/ハ長調/イ長調/ヘ長調/ロ長調 |
ヴァーツラフ・クント(フルート)
ペトル・マツェチェク(ヴァイオリン)
ヤロスラフ・トゥーマ(チェンバロ)
カレル・フィアラ(チェロ) |
録音:1998年1月9-12日、フルボシュ城、フルボシュ、チェコ |
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現在 20世紀チェコの音楽 II
クーベリックの弦楽四重奏曲
ラファエル・クーベリック(1914-1996):弦楽四重奏曲第2番(*)
マルチヌー弦楽四重奏団(*)
ルボミール・ハヴラーク(第1ヴァイオリン) ペトル・マツェチェク(第2ヴァイオリン)
ヤン・イーシャ(ヴィオラ) ウトカ・ヴラシャーンコヴァー(チェロ)
ヤン・リフリーク(1916-1964):チェンバロ奏者たちへのオマージュ(+)
前奏曲第1番(ベルナルド・パスクイーニに)
練習曲(カルロス・セイシャスに)
パヴァーヌ(ジャイルズ・ファーナビーに)
カプリッチョ(アントニオ・カベソンに)
ヴィヴ・ル・ヌヴー(フランソワ・クープランに)
ズザナ・ルージチコヴァー(チェンバロ)
クレメント・スラヴィツキー(1910-1999):
オーボエ、クラリネットとファゴットのための三重奏曲(#)
イン・モード・カメラーレ
ヤナ・ブロジコヴァー(オーボエ) ルドミラ・ペテルコヴァー(クラリネット)
ヤロスラフ・クビタ(ファゴット)
ヤン・ノヴァーク(1926-1984):甘美な古歌(**)
San-ky Kim(テノール) イジー・ホシェク(チェロ)
イジー・ドヴォジャーチェク(1928-2000):涙
から 怒り,悲しみ,喜び(++)
モニカ・クロムロホヴァー(ピアノ)
イヴォ・イラーセク(1920-2004):
オーボエとハープのためのパストラーレとサルタレッロ
イジー・クレイチー(オーボエ) カテジーナ・エングリホヴァー(ハープ)
イジー・テムル(1935-):フルートとハープのためのパントマイム
ヤン・リードルバウフ(フルート) ダニエル・ヴィエスネル(ピアノ)
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録音:ライヴ、1994-1996年、マルチヌー・ホールおよびギャラリー・ホール、プラハ芸術アカデミー、リヒテンシュタイン宮、プラハ、チェコ
発売:1998年 |
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シュチェパーン・ラク(1945-):
コメニウス万歳
(J・A・コメニウスの「人間に関する事柄の改善についての総審議」による
ギター、ヴァイオリン、チェロ、朗読とオルフ楽器のためのコンチェルト) |
ミロスラフ・クラウス(ギター)
ヤロスラフ・スヴィエチェニー(ヴァイオリン
ミロスラフ・ペトラーシュ(チェロ)
アルフレト・ストレイチェク(テキスト選択、朗読、オルフ楽器)
シュチェパーン・ラク(即興ギター演奏)
イジー・フラシェ(ディレクター) |
録音:データ記載なし 発売:2002年
チェコのギタリスト・作曲家シュチェパーン・ラクが、「近代教育学の父」と称されるモラヴィア(チェコ東部)出身の教育思想家ヨハンネス・アモス・コメニウス(ヤン・アーモス・コメンスキー;1592-1670)のテキストを基に書き上げた異色作。
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アルフレト・ストレイチェク(1941-)&シュチェパーン・ラク(1945-):
わが人生の画集−マーハの夜想曲 |
アルフレト・ストレイチェク(朗読、歌、ギター、リコーダー)
シュチェパーン・ラク(ギター)
イジー・フラシェ(台本、ディレクター)
パヴェル・バルツァル(音響ディレクター、編集)
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録音:データ記載なし 発売:2001年
チェコの詩人・小説家カレル・ヒネク・マーハ(1810-1836)のテキストによる作品。
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MUSIC VARS
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VA 0165
\2300 →\2090
〔旧譜〕
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ダーヴィト・ポッパー(1843-1913):チェロと管弦楽のためのヴィルトゥオーゾ作品集
小ロシアの歌による幻想曲 Op.43/
スコットランド幻想曲 Op.71
スペイン舞曲集 Op.54
ギターに,セレナード,スペインの謝肉祭,アンダルシア風,ビト
演奏会用ポロネーズ Op.14 |
ドミニカ・ホシュコヴァー(チェロ)
プルゼニュ放送交響楽団
イジー・マラート(指揮) |
録音:2007年5月9-10日、11月5-6日、2008年2月11-13日、チェコ放送プルゼニュ支局スタジオ 発売:2008年
ドミニカ・ホシュコヴァーは1982年生まれのチェロ奏者。4歳から父であるチェコの名チェロ奏者イジー・ホシェクの指導を受け、プラハ音楽院でヴァーツラフ・イーロヴェツ、ウラダン・コチーに師事するとともに巨匠ミロシュ・サードロに個人教授を受けた後、プラハ芸術アカデミーで再びイジー・ホシェクに学び、さらに2007年パリ音楽院のジャン=マリー・ガマールのもとで研修を受けました。
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VA 0010-2
\2300
〔旧譜〕
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チェコのピアノ音楽
ヤン・ラディスラフ・ドゥシーク(1760-1812):ソナタ
Op.10 No.2
スメタナ(1824-1884):バガテルと即興曲集/海辺にて(演奏会用練習曲)Op.17
ドヴォルジャーク(1841-1904):シルエット
Op.8
ヤナーチェク(1854-1928):霧の中で
マルチヌー(1890-1959):練習曲とポルカ集
H.308 から
パストラーレ,ポルカ ニ長調,練習曲ヘ長調 |
ハナ・ドヴォジャーコヴァー(ピアノ) |
録音:1991年7-9月、ドモヴィナ・スタジオ、プラハ、チェコ 発売:1991年 |
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VA 0167-2
\2300
〔旧譜〕
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ボエモ エベン、フィシェル、ルカーシュ:ピアノ三重奏曲集
ペトル・エベン(1929-2007):ピアノ三重奏曲
ルボシュ・フィシェル(1935-1999):ピアノ三重奏曲
ズデニェク・ルカーシュ(1928-2007):
ピアノ三重奏曲 Op.106/トリオ・ボエモ(ボヘミア三重奏曲) |
ADトリオ・プラハ
イジー・フルニーク(ヴァイオリン)
ミロシュ・ヤホダ(チェロ)
マルチン・カシーク(ピアノ) |
録音:2009年12月3-4日、プラハ、コルンニー通りの福音教会 発売:2009年 |
ONA
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気分は地中海
ウッドウインズ・オブ・バルデモサ
J・S・バッハ(1685-1750)/ミケル・ブルネト編曲:
バッハ・ア・ベック(カンタータ BWV147
より 主よ、人の望みの喜びよ)
アニバル・トロイロ(1914-1975):バルセシト・アミゴ
ミケル・ブルネト(1961):アギラ・ペスカドラ(みさご)
テレマン(1681-1767):リコーダーと通奏低音のためのパルティータ第4番
アリエル・ラミレス(1921-2010):エル・チョクロ
ヴィヴァルディ(1678-1741):リコーダー協奏曲ハ長調
より ラルゴ
ミケル・ブルネト:フラウウテジャン
アストル・ピアソラ(1921-1992):オブリビオン
不詳(インディオ・ピタグア):パハロ・チョグイ
トメウ・エスタラス:セス・プルゲレス変奏曲
ミケル・ブルネト:ペセタ[Peceta]
ラウル・A・ルッツィ:セルバス・ビルヘンス
ショパン(1810-1849):バラード第2番 |
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トメウ・エスタラス(リコーダー)
ジャニファー・ペック(ヴァイオリン)
フランシスコ・サルド・サンチェス(ヴィオラ)
ベルナト・カボト(ヴァイオリン、ヴィオラ)
ダニエル・ルニオン(チェロ)
アントニ・フェルナンデス、
マルティン・ディアス(スパニッシュ・ギター)
ナンド・ゴンサレス(アコースティック・ギター)
ダニエル・ロビト・ランガルド(スパニッシュ・ギター、ベース・ギター、編曲協力)
ミリアム・ソサ・ディアス(アルパ)
オラシオ・フメロ、ヨセフ・シャフランスキー(コントラバス)
ジャウメ・ジナルド(ドラムス)
チャコ・モンテス(パーカッション)
バレアレス諸島大学合唱団
ジュアン・コンパニ(合唱指揮)
ミケル・リナス(編曲、プログラミング)
ミケル・ブルネト(ピアノ、シンセサイザー、エレクトリック・ピアノ、ベースギター、
パーカッション、プログラミング、編曲) |
録音:データ記載なし
マヨルカ島のフォークロア・バンド「バルデモサ」(ショパンとジョルジュ・サンドが住んだ村の名)の創立メンバーの一人トメウ・エスタラスのソロ・アルバム。クラシックからラテン・ミュージックまで、カラっと明るいムードで楽しませてくれます。
夏場にご案内できていれば…と悔やまれますが、PLAYボタンを押せば気分は地中海です。
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SEDEM
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CD 30
(DCD 298)
\2400 →\2190
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メロディー、ロマンスとノクターン
チェロとピアノのためのスペイン音楽
ヘスス・デ・モナステリオ(1836-1903):メロディー
フアン・マリア・ゲルベンス(1819-1886):ロマンス
エドゥアルド・ロペス・フアランス(1844-1897):初恋(ロマンス)
クレト・マリア・ザバラ(1847-1912):劇的メロディー
フアン・クレスポ・ブルセト(?-1924):メロディー
フィデル・マヤ・バランダリャ(1859-1919):夜想曲
コンスタンティン・デ・シロドヴィチ(19世紀後半):ゴンドラの歌/流れ星
ヘロニモ・ヒメネス(1854-1923):ロマンス/カヴァティーナ
ロヘル・ビリャル(1875-1937):ロマンス
マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946):メロディー/ロマンス |
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アンヘル・ガルシア・ヘルマン(チェロ)
ケネディ・モレッティ(ピアノ) |
録音:2010年7月、マドリード王立音楽院コンサートホール、マドリード、スペイン
めったに聴く機会のないスペイン・ロマン派のチェロ作品を集めたアルバム。一般的に知られる作曲家はファリャのみ、他はかろうじてサルスエラ・ファンにヘロニモ・ヒメネスが知られているくらいでしょうか。しかしここで取り上げられた楽曲はいかにもロマンティックな佳品揃い。チェロを演奏される方々にもお勧めしたい一枚です。
アンヘル・ガルシア・ヘルマンはスペイン国立放送交響楽団ソロ首席奏者、マドリード王立音楽院チェロ科教授を務めているチェロ奏者。情熱に走り過ぎない演奏はドイツの血が入っているからかもしれません。ケネディ・モレッティはブラジル出身のピアニスト。 |
STUDIO MATOUS
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MK 0019-2
\2300
〔旧譜〕
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ヨセフ・ミスリヴェチェク(1737-1781):
2つのチェロと通奏低音のための6つのソナタ
イ長調/ニ長調/ト長調/ヘ長調/ハ長調/変ロ長調 |
ヤン・シルツ、ラドミール・シルツ(チェロ)
ヴァーツラフ・ホスコヴェツ(コントラバス)
ロベルト・フゴ(チェンバロ) |
録音:1994年9月、チェコ同胞福音教会、コルンニー通り、プラハ、チェコ 発売:1994年 |
TANIDOS
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ホセ・サラテ(1972-):夜想曲と黒い歌 ピアノ作品集
小夜想曲集(全4曲;1997)/夜(1996)
バラタリアの夜想曲集(全5曲;2002)/4つの夜想曲(2006)
アシルの2つの夜想曲(2009)/ある星室のための3つの小さな夜想曲(2010)
黒い歌 第1番(2006)/黒い歌 第2番(2006)/黒い歌
第3番(2007)
黒い歌 第4番(2008) |
ハビエル・センベリン(ピアノ)
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録音:時期の記載なし、芸術&応用技術センター(CATA)、マドリード、スペイン
マドリード生まれの作曲家・ピアニスト・音楽学者がホセ・サラテが夜をテーマとして書き上げたピアノ作品集。
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SRD 421/2
(2CD)
\3600
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フランツ・アントン・ホフマイスター(1754-1812):
クラリネットとピアノのための6つのソナタ
変ホ長調/イ長調/ニ長調/ト短調/ハ長調/ヘ長調 |
ダビド・アレナス(クラリネット)
ベレン・ゴンサレス=ドモンテ(ピアノ)
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録音:2013年1月12日−4月6日、マドリード王立音楽院マヌエル・デ・ファリャ・ホール、マドリード、スペイン
ウィーンで活躍したドイツの作曲家・音楽出版業者ホフマイスター。作曲の分野ではフルートのための作品がよく知られていますが、クラリネット・ソナタもなかなかの名曲。ダビド・アレナス、ベレン・ゴンサレス=ドモンテはともにマドリード生まれでマドリード王立音楽院出身。
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アンヘル・ウイドブロ(ピアノ)
ドビュッシー(1862-1918):
前奏曲集第1巻
ベルガマスク組曲 から 月の光
映像 第1集 から ラモーをたたえて
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アンヘル・ウイドブロ(ピアノ)
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アンヘル・ウイドブロはスペインのバリャドリド出身のピアニスト。母校であるマドリード王立音楽院の教授を務めています。 |
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
BONGIOVANNNI
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アンジェロ・ロフォレーゼ /ライヴ録音集
ヴェルディ:
「トロヴァトーレ」から(5場面)、「 ドン・カルロ」から(3場面)
ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」から(アリア3
曲)
プッチーニ:
「マノン・レスコー」−いや、私は狂人ではない
「 外套」−おまえの言う通りだ
「 トゥーランドット」−誰も寝てはならぬ(後半のみ)
ロッシーニ:「ウィリアム・テル」−静かな隠れ家(イタリア語)
ジョルダーノ:「フェドーラ」−愛はあなたに禁じる
レオンカヴァッロ:「ボエーム」−いとしい面影は
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」−マンマ、あの酒は強いね
ザンドナイ:「ジュリエッタとロメオ」−夜は去り
マイヤベーア:「ユグノー」−白テンのように白く |
アンジェロ・ロフォレーゼ(T) |
1961年のイタリア歌劇団公演での「カヴァレリア・ルスティカーナ」でトゥリッドを歌った名テノール
ロフォレーゼ全盛期の名唱集!2009 年の録音もあり!!
録音:1956-1969 年、2009 年/75’11”
アンジェロ・ロフォレーゼは1920 年、ミラノ生まれのテノール。ジュゼッペ・ディ・ステーファノとフランコ・コレッリが1921
年生まれですのでほぼ同世代にあたります。ヴェルディ、プッチーニ、さらにヴェリズモのオペラで活躍。日本には1961
年の第3 次イタリア歌劇団公演でのマスカーニ「カヴァレリア・ルスティカーナ」でトゥリッドを歌ったことでよく知られています。しかし活動期が5
歳上のマリオ・デル・モナコやコレッリと重なったため録音は極めて少なく、近年まで日本ではあまり顧みられることがありませんでした。ロフォレーゼが再評価されたのは、近年、弟子にレッスンをつける際に自ら手本として見事な高音を出す様子が紹介されてからで、日本でも90
歳を過ぎてから演奏会で見事なハイCを披露するなど、「奇跡の老テノール」として俄かに騒がれるようになりました。
このCD には、1956 年から1969 年までの全盛期のライヴが多数収録。録音の詳細は明らかにされていませんが、いずれもロフォレーゼの高い実力を伝えるものばかり。「トロヴァトーレ」の最後に収録された「トゥーランドット」の誰も寝てはならぬの後半は、2009
年、ロフォレーゼが89 歳の時の歌で、ロ音を見事に決めています。 |
MELODIYA
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MELCD 1002128
(3CD)
\5100 →\4590
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ばらばらのピアニスト、指揮者による
ラフマニノフ(1873-1943):ピアノと管弦楽のための作品集
ピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調 Op.1(*)
ピアノ協奏曲第2番ハ短調 Op.18(+)
ピアノ協奏曲第3番ニ短調 Op.30(#)
ピアノ協奏曲第4番ト短調 Op.40(**)
パガニーニの主題による狂詩曲イ短調 Op.43(++) |
ヴィクトル・エレシコ(ピアノ(*))
ソヴィエト国立交響楽団(*)
ゲンナジー・プロヴァトロフ(指揮(*))
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ(+))
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団(+)
クルト・ザンデルリング(指揮(+))
ピーター・ドノホー(ピアノ(#))
モスクワ放送交響楽団(#/**)
ヴラディーミル・フェドセーエフ(指揮(#))
ニコライ・ペトロフ(ピアノ(**))
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮(**))
セルゲイ・ドレンスキー(ピアノ(++))
ソヴィエト国立文化省交響楽団(++)
アレクサンドル・ドミトリエフ(指揮(++))
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録音:1985年、ライヴ、モスクワ音楽院大ホール(*)/1959年(+)
1982年7月8日、ライヴ、モスクワ音楽院大ホール(#)/1965年(**)/1982年(++)
5曲すべてピアニスト・指揮者とも異なる組み合わせによるラフマニノフ・コンチェルト・アルバム。録音年代にこだわらずメロディアが持てる音源の中からベストを選んだものと思われます。
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<国内盤>
<映像>
BONGIOVANNI(映像)
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AB 20025
(DVD)
\5400
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ドニゼッティ:「パリのジャンニ」 |
エカテリーナ・リョーヒナ(S ナヴァラの王女)
エドガルド・ロチャ(T パリのジャンニ)
ロベルト・デ・カンディア(Br 執事長)
パオラ・ガルディーナ(Ms オリヴィエーロ)
アンドレア・ポルタ(Bs ペドリーゴ)
エレオノーラ・ブラット(S ロレッツァ)
ジャコモ・サグリパンティ(指)
イタリア国際管弦楽団
ブラティスラヴァ・スロヴァキア合唱団 |
ドニゼッティの愉快な喜劇「パリのジャンニ」初映像!日本語あらすじ付き
フェデリーコ・グラッツィーニ(演出)
収録:2010 年7 月、マルティーナ・フランカ/リージョン・コード:0(フリー)、NTSC、16:9、Stereo
PCM、110分、字幕:伊英
ドニゼッティの「パリのジャンニ」、初の映像が登場です。「パリのジャンニ」は、ドニゼッティが1828
年から1832 年にかけて作曲したものの、この時は上演されることはなく、ずっと経った1839
年になってミラノのスカラ座で初演されました。ナヴァラの王女と結婚することになっていたフランスの皇太子は、彼女をよく知りたいと思い、裕福なパリ市民ジャンニに変装して王女の正体を様子を探る、という軽い恋愛物語です。日本語の詳しいあらすじが付いていますので、それを読めば日本語字幕がなくても十分楽しむことができます。
ナヴァラの王女のエカテリーナ・リョーヒナは、ロシアのサマーラに生まれたソプラノ。モスクワで学んだ後、ドイツやオーストリアの各地で活躍、ロシア風のパワーのあるコロラトゥーラソプラノとして人気を博しています。エドガルド・ロチャは、ウルグアイのリベラに生まれたテノール。2008
年にイタリアに移り、ここ数年、ロッシーニ・テノールとしてイタリア、フランスなどで活躍、ことに《セビリアの理髪師》のアルマヴィーヴァと《チェネレントラ》のドン・ラミーロを得意としています。軽く元気のある声で溌剌と歌っています。王女の執事長には、ベテランのバッソブッフォ、ロベルト・デ・カンディア。さすがの旨みで舞台を引き締めています。ジャコモ・サグリパンティは、1982
年生まれ、2009 年にオペラのデビューを果たしたばかりの若いイタリアの指揮者。
この2010 年のマルティーナ・フランカでの「パリのジャンニ」の指揮が好評だったことから、同音楽祭では2011
年にロッシーニの「パルミラのアウレリアーノ」、2012
年にはベッリーニの「ザイーラ」を指揮しました。イタリアやドイツの地方歌劇場で活躍しています。
フェデリーコ・グラッツィーニの演出は、時代を19
世紀、おそらくフランスの7 月王政(1830 −
1848)の頃に移し、落ちぶれる貴族と台頭するブルジョワジーの構図を盛り込んだもの。これも立派な「置き換え演出」ですが、分かりやすい舞台になっています。
解説冊子に詳しい日本語あらすじがついています。 |
10/31(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
GIMELL
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GIMBD 641
(1 Blu-ray Audio Disc
+ 1CD/特別価格)
\4500→\3900
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タリス・スコラーズの"アレグリのミゼレーレ"!
最先端"Pure Audio Blu-ray"フォーマットで登場!
アレグリ:ミゼレーレ
アレグリ:ミゼレーレ(2005年新録音)
パレストリーナ:
スターバト・マーテル、教皇マルチェルスのミサ、汝はペテロなり
アレグリ:ミゼレーレ(デボラ・ロバーツによる装飾版) |
タリス・スコラーズ
ピーター・フィリップス(指揮) |
2013年で結成40周年を迎えたルネサンス・ポリフォニーのパイオニアたち、タリス・スコラーズ。
タリス・スコラーズがその歴史の中で300回以上歌い続けてきた代名詞であり、教会音楽史に輝く不朽の傑作グレゴリオ・アレグリの「ミゼレーレ」。
このアレグリの「ミゼレーレ」の"2005年新録音"が、ギメル(Gimell)、そしてタリス・スコラーズにとって初となる「ブルーレイ・オーディオ・フォーマット(Pure
Audio Blu-ray)」で登場!
最先端の次世代技術で響き渡る、タリス・スコラーズの神々しきハーモニー。タリス・スコラーズ・ファン、古楽ファン、オーディオ・ファン、要注目の新譜です!
● Blu-ray Disc with All Region Playback
and No Video
1, Ultra Quality Surround Sound 5.1
DTS HD MA 24/96kHz
2, Ultra Quality Surround Sound 5.1
Dolby True HD 24/96kHz
3, Ultra Quality Stereo LPCM 24/96kHz
● Compact Disc for CD players and computers
※Blu-ray Audio Discは、Blu-ray対応機器でのみ再生可能です。
※当タイトルは音声のみの収録となっており、映像は収録されておりません。予めご了承下さい。
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ECM
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481 0637
\2400 |
ヒリヤード・アンサンブル/Il Cor Tristo
ベルナルド・ピザノ(1490-1548):
Or vedi, Amor, Nova angeletta,
Chiare, fresche, e dolci acque, Si ?
debile il filo,
Ne la stagion, Che debb’io far?,
ロジャー・マーシュ(1949-):Il Cor Tristo(I-III)
ジャック・アルカデルト(1507-1568):
Solo e pensoso, L’aer gravato, Tutt’il
d? piango, |
ヒリヤード・アンサンブル
[David James(C-T),
Rogers Covey-Crump(T),
Steven Harrold(T),
Gordon Jones(Br)] |
現代イディオムとルネサンス技法のブレンド
世界最高級のヴォーカル・グループのヒリヤード・アンサンブルの最新盤。イギリスの現代作曲家ロジャー・マーシュによる委嘱作品「Il
Cor Tristo」は、ダンテの古典長編叙事詩「神曲」〜「地獄」をモチーフとした作品。そしてベルナルド・ピサーノとアルカデルトの16
世紀のペトラルカをカップリングしています。
「古楽」と「モダン」の間を自在に遷移する彼らの透き通るハーモニーが、壮大な絵巻物を美しく提示していきます。
ダンテの言葉を明確に伝えるために、ヒリヤード・アンサンブルのメンバーたちは時間をかけて曲と順番を考え、現代に生きる聴き手の心に響くアルバムを作り上げました。
来年2014年に40周年を迎えたヒリヤード・アンサンブルですが、残念ながら2014年末をもって解散する事が決まったようです。このアルバムも、彼らの最終点への特別なプログラミングだったのでしょう。
【録音】2012年11月, オーストリア、ザンクト・ゲロルト修道院 |
<LP>
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
NIMBUS(CD−R)
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NI 7031
(CD-R)
\1800 →\1690
〔旧譜〕
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オスカー・シュムスキー
J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲集
ヴァイオリン協奏曲第2番イ短調BWV.1041
オーボエとヴァイオリンのための協奏曲ハ短調BWV.1060
ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調BWV.1042
2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV.1043 |
オスカー・シュムスキー(ヴァイオリン)
ロビン・ミラー(オーボエ)
ジョン・タンネル(ヴァイオリン)
スコットランド室内管弦楽団 |
シュムスキーのバッハ!
1917年、アメリカ、フィラデルフィアで亡命ロシア人の両親の下に生まれたオスカー・シュムスキー(1917−2000)。3歳からヴァイオリンを学び、7歳でフィラデルフィア管のソリストに招かれデビュー。ストコフスキからは「いまだかつてない神童」と激賞され、後にオイストラフからは「世界で最も偉大なヴァイオリニストの1人」と讃えられた20世紀の巨匠シュムスキーによる1984年録音のバッハ協奏曲集。
シュムスキーのバッハといえば、伝説的名演「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ」(NI
2557/8)の復活が話題となったが、この協奏曲集も伝説を刻み込んだ名演の1つとして風格を保っている。
※録音:1984年1月、クイーンズ・ホール(エジンバラ)
※Nimbusはレーベル・オフィシャルのCD-R
盤となります。 |
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NI 7041/2
(2CD-R/特別価格)
\3000 →\2690
〔旧譜〕
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アダム・フィッシャー(指揮)
「グレート・ハイドン・シンフォニーズ」
〜 ハイドン:交響曲集
交響曲第6番ニ長調 《朝》 Hob.I-6
交響曲第45番嬰ヘ短調 《告別》 Hob.I-45
交響曲第48番ハ長調 《マリア・テレジア》
Hob.I-48
交響曲第82番ハ長調 《熊》 Hob.I-82
交響曲第92番ト長調 《オックスフォード》
Hob.I-92
交響曲第94番ト長調 《驚愕》 Hob.I-94 |
アダム・フィッシャー(指揮)
オーストリア・ハンガリー・ハイドン・
フィルハーモニー |
"グレート・ハイドン・シンフォニーズ"と題されたこの2枚組セットは、フィッシャー兄弟の兄、アダム・フィッシャーとオーストリア・ハンガリー・ハイドン・フィルハーモニーの偉業、「ハイドンの交響曲全集(NI
1722)」から、ハイドンの偉大なる6つの交響曲を収録したコンピレーション盤。6番、45番、92番、9番では、2013年現在はウィーン・フィルのコンサート・マスターを務めるライナー・キュッヒルがコンサート・マスターを担っている。
※録音:1988年−1995年、ハイドンザール(オーストリア) |
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NI 7032
(CD-R)
\1800
〔旧譜〕
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ジェーン・オースティン・コンパニオン
メンデルスゾーン:弦楽のための交響曲第4番より
M.ハイドン:交響曲ヘ長調より
ファッシュ:協奏曲ホ長調より
J.C.バッハ:序曲第5番より
ハイドン:
ヴァイオリン協奏曲ハ長調より、チェロ協奏曲より、
交響曲第94番より、トランペット協奏曲より
ボイス:交響曲第6番より、交響曲第1番より、交響曲第2番より
メユール:交響曲第3番より
シューベルト:交響曲第5番より、交響曲第1番より |
ウィリアム・ボートン(指揮)&
イギリス弦楽オーケストラ
アダム・フィッシャー(指揮)&
オーストリア・ハンガリー・
ハイドン・フィルハーモニー
ミシェル・スヴィエルシェヴスキ(指揮)&
グルベンキアン管弦楽団
ロイ・グッドマン(指揮)&
ハノーヴァー・バンド
クリストファー・ウォーレン=グリーン(指揮)&
フィルハーモニア管弦楽団 |
「近代イギリス長編小説の頂点」と言われるイギリスの女流小説家ジェーン・オースティン(1775−1817)。熱心な音楽コレクターだった彼女にまつわる曲を、Nimbusが保有する膨大な音源から抜粋したコンピレーション・アルバム。 |
NIMBUS ALLIANCE(CD−R)
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NI 6231
(7CD-R/特別価格)
\7200 →\6590
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エリック・コーツ自作自演7枚組BOX!
コーツ・コンダクツ・コーツ 〜
オール・オブ・ヒズ・コマーシャル・レコーディングス
1923−1957
コーツ:
メリーメイカーズ序曲、シンデレラ、サクソ・ラプソディー、
サマー・デイズ組曲、スプリングタイム組曲、フットライツ、
ラスト・ラヴ、7つの海、ファンファーレ第1番、同第2番、
4つの世紀組曲、ロンドン・コーリング、ロンドン組曲、
テレヴィジョン・マーチ、ロンドン・アゲイン組曲、
3人の男組曲、3人のエリザベス組曲、結婚式の道化師より、
ミニチュア組曲、アンダー・ザ・スターズ、
オーヴァー・トゥ・ユー、ホルボーン、スウィート・セヴンティーン、
ダム・バスターズ、ウッド・ニンフ、セルフィッシュ・ジャイアント、
フォー・ウェイ組曲、ミラージュ、レイジー・ナイト、
フロム・ザ・カウンターサイド組曲、ジョイアス・ユース組曲、
3頭の熊、ロンドン・ブリッジ、他 |
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エリック・コーツ(指揮)
ロンドン交響楽団
ライト・シンフォニー・オーケストラ
ナショナル交響楽団
ニュー・シンフォニー・オーケストラ
クイーンズ・ホール・ライト・オーケストラ
他 |
英国で絶大な人気を誇ったライト・ミュージックの作曲家、指揮者エリック・コーツ(1886−1957)。市販されているコーツが遺した自作の録音のすべてを網羅した驚愕の6枚組+ボーナス・ディスクBOX。
録音すべてが収録されているため、人気曲であったロンドン組曲など、複数の録音が収録されている曲も多く、イギリスのライト・ミュージックを語る上で欠かせないエリック・コーツのすべてが味わえる。
エリック・コーツの生涯を記した28ページにわたるブックレット(英語)+20ページのトラック・リスト付き。
※ADD |
TAHRA
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TAH 763/4
(2CD)
\5000 →\4590
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狂気、いや、狂喜
アーベントロートのベト7とモーツァルト40番が残っていた!
ワルシャワのアーベントロート
CD1
ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」
CD2
(1)モーツァルト:交響曲第40番ト短調K.550
(2)ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調Op.92 |
ヘルマン・アーベントロート(指)
ワルシャワ・フィル |
ADD、MONO、46’52”、54’25”/CD1 録音:1953年9
月22 日(ワルシャワ。ライヴ) CD2 (1)録音:1954年5
月16 日(ワルシャワ。ライヴ)(2)録音:1954年5
月16 日(ワルシャワ。ライヴ)
ポーランド放送秘蔵の音源から、1953 年とその翌年にアーベントロートが行なった貴重なライヴが日の目を見ました。
ことにモーツァルトの交響曲第40 番とベートーヴェンの7
番はこれまで彼の録音がなかったので大歓迎の出現と申せましょう。
アーベントロートは1954 年5 月1 日から23
日までポーランドに滞在し、各地で指揮活動を行ないましたが、その間の日記(未出版)がフランス語と英語でブックレットに掲載されているのが興味津々です。それによれば、16
日のコンサートはマチネで、モーツァルトとベートーヴェン以外にルトスワフスキも振りましたが、残念ながら音が残っていません。演奏は期待通りのアーベントロート節炸裂で、モーツァルトの感情移入、7
番の推進力いずれも物凄く、さらに60 年を経ているとは思えぬエネルギーが伝わってきます。録音も想像以上に良好で、ワルシャワ・フィルの明るい音色が再現されています。1954
年といえばフルトヴェングラーが没した年。この演奏にも古いドイツの伝統が色濃く残っているのが嬉しい限りです。
「英雄」もアーベントロートならではの爆演。オーケストラの音は鮮明ながら終始電気的ノイズが鳴っています。これは除去不可能なため、録音資料の価値を鑑みてそのままCD
化致しました。予めご了承下さい。 |
<メジャー・レーベル>
フランスDECCA
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5346246
(5CD)
\5000→\4490 |
イヴリー・ギトリス/ポートレイト
ユニバーサル系5枚組セット
【Disc1】
パガニーニ:
ヴァイオリン協奏曲第1番Op.6,
ヴァイオリン協奏曲第2番Op.7「ラ・カンパネラ」〜
スタニスラフ・ヴィスロツキ(指揮)
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団(録音:1966年)/
ロッシーニのタンクレディ「こんなに胸騒ぎが」の主題による序奏と変奏曲Op.13,
カンタービレ ニ長調Op.17,
ヴァイオリンとギターのためのソナタOp.3-6,
メヌエット ヘ長調〜
タッソ・ヤノプーロ(P) (録音:1966年)/
【Disc2】
パガニーニ:24のカプリース Op.1(録音:1976年)/
【Disc3】
ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番Op.14,
ヴァイオリン協奏曲第2番Op.22〜
ジャン=クロード・カサドジュ(指揮)
モンテ・カルロ国立歌劇場管弦楽団(録音:1969年)/
サン=サーンス:
ヴァイオリン協奏曲第2番Op.58,
ヴァイオリン協奏曲第4番Op.62 「未完成」〜
エドゥアルド・ヴァン・ルモーテル(指揮)
モンテ・カルロ国立歌劇場管弦楽団(録音:1968年)/
【Disc4】
ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための協奏曲ニ長調Op.102〜
モーリス・ジャンドロン(Vc)
ミシェル・タバシュニク(指揮) フランス国立放送管弦楽団(1971年2月3日ライヴ)/
ベルク:ヴァイオリン協奏曲〜
フリッツ・リーガー(指揮) フランス国立放送管弦楽団(1967年7月6日ライヴ)/
【Disc5】
ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女,
クライスラー:ウィーン奇想曲,
ドヴォルザーク:ユーモレスク,
ヴィエニャフスキ:奇想円舞曲,
クライスラー:愛の悲しみ,
ディニーク:ホラ・スタッカート,
マスネ:タイスの瞑想曲,
メンデルスゾーン:歌の翼に,
クライスラー:美しきロスマリン,
アイルランド民謡:ロンドンデリーの歌,
ラヴェル:ハバネラ,
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン〜練木繁夫(P)(録音:1985年)/
ブラームス:ハンガリー舞曲第1番,
ファリャ:スペイン舞曲,
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲〜岩崎淑(P)/
サン=サーンス:カプリス〜
エドゥアール・ヴァン・ルモーテル(指揮)
モンテ・カルロ歌劇場管弦楽団(録音:1976年) |
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彼ほど個性的なヴァイオリニストがいるだろうか・・
1922年イスラエルのハイファ生まれ。演奏を聴いたフーベルマンに見出されてフランスに渡り、12歳でパリ音楽院を首席で卒業。その後もジョルジュ・エネスコ、ジャック・ティボー、カール・フレッシュ等、名ヴァイオリニストの下で研鑽を積みました。1951年ロン=ティボー国際音楽コンクールに入賞、56年のアメリカデビュー後、超絶技巧の天才ヴァイオリニストとして世界的な賞賛を博し、活躍の舞台を全世界に広げてきたギトリス。
このボックスは、ユニバーサル系レーベルを中心に残された妙技の数々を収録。超絶技巧と妖艶なメロディの節回し、魔術的とも呼ばれるギトリスの個性的な演奏を存分に堪能いただける5枚組です。
【録音】1966〜1995年 |
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481 0486
\2600 |
フィリップ・エルサン:Clair Obscur〜合唱作品集
スターバト・マーテル(2002),
詩篇130番(1994)
流星(2005)
明瞭な暗闇(2008) |
カトリーヌ・シモンピエトリ(指揮)
声楽アンサンブル ”セクエンツァ9.3 ”
クリスティーヌ・プリュボー(Gamb),
フランソワ・サン=イヴ(Org) |
フランス放送、文化省から作品委嘱を受ける作曲家
エルサンは1948年に生まれ、パリ音楽院でジョリヴェに師事。70年にブーランジェ賞を獲得したのを皮切りに数々の賞を受賞。ラジオ・フランスやフランス文化省などからの委嘱も多く、映画音楽なども多数手がけている作曲家です。このアルバムでは彼の合唱作品に注目。
自発性にあふれる室内コーラスグループ「セクエンツァ9.3」によって、エルサン作品の美しく澄んだ響きがしなやかに広がります。【録音】2011年10月,
パリ |
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374 9733
(8CD)
\7000→\6490 |
ブルーノ・リグット:ザ・デッカ・レコーディングズ
【Disc1】
シューマン:
ピアノ協奏曲イ短調Op.54, 序奏とアレグロ・アパッショナート
ト長調Op.92〜
クルト・マズア(指揮) フランス国立管弦楽団/
幻想曲Op.17/
【Disc2】
ドヴォルザーク:ピアノ協奏曲ト短調Op.33〜
ズデニェク・マーツァル(指揮) フランス放送フィルハーモニー管弦楽団/
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23〜
ユーリ・アーロノヴィチ(指揮) モンテ・カルロ国立管弦楽団/
【Disc3】
ハイドン:ピアノ協奏曲ニ長調, ピアノ協奏曲ト長調〜
ジャン・ピエール・ヴァレーズ(指揮) フランス器楽アンサンブル/
【Disc4】
ショパン:
ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21〜
ルイ・ド・フロマン(指揮) ルクセンブルグ放送管弦楽団/
バラード第4番Op.52, 幻想曲Op.49,
ピアノ・ソナタ第2番Op.35/
【Disc5】
シューマン:
アベッグ変奏曲Op.1, トッカータOp.7,
クララ・ヴィークの主題による変奏曲,
アラベスクOp.18, 子供の情景Op.15/
リスト:
メフィスト・ワルツ第1番, ため息, 超絶技巧練習曲第10番,
ペトラルカのソネット第123番/
【Disc6】
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番Op.83,
ラヴェル:道化師の朝の歌, ソナチネ/
【Disc7】
ショパン:
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ
変ホ長調Op.22〜
ルイ・ド・フロマン(指揮) ルクセンブルグ放送管弦楽団/
ポロネーズ第1,2,8,10番, 幻想曲Op.49, 夜想曲第1&5番/
【Disc8】
ショパン:ワルツ第1-18番 |
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ブルーノ・リグット(P) |
フランソワ唯一の弟子、真のフランス音楽正統派ピアニスト
ブルーノ・リグットはパリで生まれ、パリ音楽院でリュセット・デカーヴにピアノを、ジャン・ユボーに室内楽を学び、1962年にピアノで、1963年に室内楽でプリミエ・プリを獲得。その後、弟子を取らないことでも有名なサンソン・フランソワの唯一の弟子となり、ロン=ティボー国際コンクールのほか、1963年にはチャイコフスキー国際コンクールで入賞し、演奏活動を開始。1984年には指揮者としてもデビューを果たし、数ヶ国で放映される映画やテレビシリーズのための音楽を作曲。現在はパリ音楽院で教鞭をとり、後進の指導にあたっています。
正統派フランス音楽のピアニズムが薫り立つ彼の絶頂期の録音をお楽しみください。
【録音】1968〜1978年 |
フランスUNIVERSAL
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4808461
(3CD)
\4800 |
シャルル・ボードレールと音楽家たち
【Disc1】《ボードレールの音楽熱》
ベートーヴェン:「月光」より第3楽章〜
ギレリス,
ピアノ協奏曲第3番より第2楽章〜
ケンプ&ライトナー,
リスト:超絶技巧練習曲第10番〜
クリダ,
ワーグナー:
ローエングリンより第1幕への前奏曲,
タンホイザー序曲と殿堂のアリア〜ショルティ,
ウェーバー:魔弾の射手より雲が覆っていても〜
ヤノヴィッツ,
ショパン:子守歌〜ヴァーシャーリ・タマーシュ/
【Disc2】《ボードレールとクラシック音楽》
シャブリエ:旅へのいざない〜ルネ・ドリア,
フォーレ:詩篇, 身代金〜スゼー,
デュパルク:旅へのいざない, 前世〜フランソワーズ・ポレ,
ドビュッシー:ボードレールの詩による5つの歌曲〜
コレット・ヘルツォーク,
カプレ:ひび割れた鐘, 貧乏人の死〜
ハンナ・シャー,
ベルク:ワイン〜アンネ・ソフィー・フォン・オッター,
デュティユー:チェロ協奏曲遥かなる遠い国へより第1楽章〜リン・ハレル/
【Disc3】《ボードレールとフランスのシャンソン》
レオ・フェレ:
L'albatros, La beaut?, La g?ante,
Les bijoux, Une charogne, Le flacon,
Spleen, Le vert paradis, La musique,
A une passante, La servante au grand
c?ur,
Le vin de l'assassin, Recueillement,
L'?tranger,
イヴ・モンタン:Les bijoux,
セルジュ・ゲンスブール:Baudelaire,
カトリーヌ・ソヴァージュ:Le serpent qui
danse, Spleen,
ジュリエット・ヌルディーヌ:Franciscae
meae Laudes,
他にボードレールの詩の朗読〜イレーヌ・ジャコブ |
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様々な作曲家に影響を与えた詩人ボードレール
ボードレールは、1821年パリに生まれ。10歳代初頭からロマン派の詩に傾倒して詩作を開始。1845年、ドラクロワを称讃した最初の著書「1845年のサロン」を著わし、時代の絵画的課題を深く自覚的にとらえた尖鋭な美術批評家として出世。散文による詩篇の制作に全力を注ぎ、数多くの作曲家に影響を与えました。
ここにはボードレールが影響を受け、批評を書いた作曲家の作品、ボードレールの詩に触発され書かれた歌曲、そしてシャンソンが収録されています。曲間にはフランスの女優、イレーヌ・ジャコブによる詩の朗読も収録。 |
10/30(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
AURORA
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星の神話
ラッセ・トゥーレセン(1949-):星の神話Op.43
(2010)
ジェルジュ・リゲティ(1923-2006): ルクス・エテルナ(1966)
マールティニシュ・ヴィリュムス:
「太初の雄牛で行なう戦いについて」 (“gaw
ek-dad kard”)
ジョン・ケージ(1912-1992):Four2 (1990)
アンデシュ・ヒルボリ(1954-):Mouyayoum (muo::a:yiy::oum)
(1983/86)
トイヴォ・トゥレヴ(1958-):とても優しく
(2009/10) |
ラトビア放送合唱団
カスパルス・プトニニシュ(指揮) |
今日を代表するヴィルトゥオーゾ合唱団、ラトビア放送合唱団
録音:2012 年 聖ヨハネ教会(リガ、ラトビア)/78’29
制作・編集: シグヴァルズ・クリャーヴァ/マスタリング:
アウドゥン・ストリーペ
20 世紀中期以降、新しい声楽技法を合唱に応用することが積極的に行われるようになってから、合唱音楽は幾何級数的に発展を遂げ、「古典」とみなされる作品が生まれました。ラッセ・トゥーレセンも、合唱による音楽表現の可能性を追求する作曲家のひとりです。彼がノルウェー音楽アカデミーに発足させたプロジェクト「Concrescence(合生)」では、スカンディナヴィア民謡の歌唱法やモンゴルの倍音唱法(ホーミー)の研究を通じ、新たな声素材、非調性、装飾技法に焦点を当てる活動をつづけています。このプロジェクトの中心的存在としてトゥーレセンの芸術活動を支えているのは、今日を代表するヴィルトゥオーゾ合唱団のひとつ、ラトビア放送合唱団です。ラトビア放送合唱団のアルバム『星の神話』は、トゥーレセンのプロジェクトの成果の一端を示す目的で制作されました。トゥーレセンの《星の神話》は、イタリアの作曲家、ジャチント・シェルシの書いた象徴主義的詩をテクストとする、演奏時間24
分の作品です。「クラスター」による合唱曲の代表的な一作、リゲティの《ルクス・エテルナ》は、この作品に先立って作曲された《レクイエム》の〈キリエ〉とともにスタンリー・キューブリック監督の映画『2001
年宇宙の旅』に使われ、一躍有名になりました。ラトビアのマールティニシュ・ヴィリュムスは、アコーディオン奏者として活動しながら、作曲家として、ユニークな作品を発表しています。《「太初の雄牛で行なう戦いについて」》は、古代ペルシャ、ゾロアスター教の宇宙生成(天地創造)からインスピレーションを得て作曲された、劇的な作品です。ケージの《Four
2》は、彼が晩年に作曲した一連の「ナンバーピース(数字の小品)」のひとつ。神秘的な音世界が《星の神話》と調和します。スウェーデンのアンデシュ・ヒルボリが1983
年に作曲した《muo::a:yiy::oum》は、音声学の記号による「曲名」と、ヴォカリーズで歌われる「宇宙のトランス」音楽が話題になり、16
部の混声合唱の版、男声合唱の版とも合唱音楽の「古典的」レパートリーとして各国の合唱団により歌われています。トイヴォ・トゥレヴはエストニアの作曲家。《とても優しく》は、ダンテ・アリギエーリの詩集『新生)』の詩をテクストに作曲されました。このアルバムは、ラトビア放送チェンバーシンガーズの創設者、カルパルス・プトニニシュが指揮。ラトビア放送合唱団の芸術監督シグヴァルズ・クリャーヴァが制作にあたっています。 |
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マルクス・パウス(1979-):チェロとピアノのための作品集
・葬送音楽(チェロ独奏のための)
・4 つのメメント・モリ(ピアノ独奏のための)
・チェロソナタ(チェロとピアノのための) |
ヨハンネス・マッテンス(チェロ)
ヨアシム・クヴェツィンスキ(ピアノ) |
現代ノルウェーの人気作曲家マルクス・パウス
録音:2013 年1 月7 日-9 日 ソフィエンベルグ教会(オスロ)/48’48
制作: マルクス・パウス/録音: アウドゥン・ストリーペ
マルクス・パウスは今日のノルウェー音楽でもっとも人気のある作曲家のひとりです。ノルウェー音楽アカデミーを卒業、2003
年から2005 年にかけてニューヨークのマンハッタン音楽学校に学びました。伝統的なハーモニーとメロディに新しい方向性を与えることに努め、さまざまなジャンル、とりわけてニューヨークのマンハッタン音楽学校に学びました。伝統的なハーモニーとメロディに新しい方向性を与えることに努め、さまざまなジャンル、とりわけけを集めた最初のアルバムです。《葬送音楽》は、J・S・バッハとマラン・マレの曲を想わせる、チェロ独奏のための作品。ピアノ独奏のための《4
つのメメント・モリ(死を想え)》は、パウスが長年に渡り共同作業を行っているヨーテボリ生まれの画家クリストフェル・ロードルンド
(1970-) の美術展「DeathPassages(死の推移)」の視覚世界を基に作曲されました。チェロとピアノのためのソナタは〈プロローグ〉〈スケルツォ〉〈カデンツァと変奏〉〈スケルツォ〉〈エピローグ〉の5
楽章構成。優雅なメロディとスケルツォの「音楽の冗談」的気分が鮮やかな印象を残す作品です。オスロ・フィルハーモニックで演奏し、ソロと室内楽の音楽家としても活動するヨハンネス・マッテンス
(1977-)。ステーン=ノクレベルグ、リヴ・グラーセル、イジ・フリンカに学び、2009
年にロベルト・レヴィン賞を受けたヨアシム・クヴェツィンスキ
(1978-)。パウスとふたりの音楽家の友情から生まれた作品集です。 |
COL LEGNO
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ウルリヒ・アレクサンダー・クレッパイン:シャドウ・プレイ
(1)弦楽四重奏曲第2番(2009)
(2)幻想小曲第1番「風の精神生活」(2008-2010)
(3)幻想小曲第2番「夜陰の渦巻」(2008-2010)
(4)幻想小曲第3番「夕べの歌」(2008-2010)
(5)出発 (2010)
(6)シャドウ・プレイ(2008-2009) |
(1)デンマークSQ
(2)オズヴァルト・ザラベルガー(指)
(3)エリック・ヒューイット(指)
フランク・オッル(指)
アンサンブル・モデルン
マチアス・ピンチャー(指)
ミュンヘン放送管弦楽団(ライヴ) |
正統派現代音楽クレッパインの世界
DDD、71’57”
2012 年ジーメンス音楽財団賞受賞作曲家シリーズ。ウルリヒ・アレクサンダー・クレッパインは1979
年生まれのドイツの作曲家。マンフレート・トロヤーン門下で、最近で珍しいとさえ言える正統派現代音楽を聴かせてくれます。
幻想小曲第1 番「風の精神生活」は弦楽三重奏、幻想小曲第3
番「夕べの歌」はフルート、クラリネット、ピアノと弦楽三重奏という編成。最新作「出発」はエオリアン・ハープのオーケストラのような繊細な音世界を味わえます。 |
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ダヴィッド・フィリップ・ヘフティ:変化
(1)稲妻 (2013)
(2)透明な時 (2012)
(3)変化 (2011)
(4)チェロ協奏曲「反-音」 (2010)
(5)音の弧 (2009 |
(1)アンサンブル・モデルン
(2)ウィーン放送交響楽団
(3)(4)トーマス・グロッセンバッハー(Vc)
ベルリン・ドイツ交響楽団
(5)ザールブリュッケン放送交響楽団
ダヴィッド・フィリップ・ヘフティ(指)(ライヴ) |
指揮者としても凄い才能、スイスのヘフティ
75’ 47”
2012 年ジーメンス音楽財団賞受賞作曲家シリーズ。ダヴィッド・フィリップ・ヘフティは1975
年生まれのスイスの作曲家。ヴォルフガング・リーム、ルドルフ・ケルターボーン、クリストバル・ハルフテルに師事、指揮者としても活躍する逸材です。非常に凝った作風による色彩的な音楽が特徴で、チェロ協奏曲「反‐
音」は主人公のチェロが努力の結果勝利に至るまでを描いているとのことです。 |
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マルコ・ニコディエヴィチ:ダーク/ルームズ
(1)小さな花、小さな家/悲しみのゴンドラ〜リスト作品に基づく(2009)
(2)オルゴール/リゲティとストラヴィンスキーのいる自画像
(背景にメシアンもいる)(2000-2001/2003/2006)
(3)テネブレの部屋/クロード・ヴィヴィエの墓
(2005/2007-2009/2012)
(4)ジェズアルド・ダブ/削除された図の空間
(2012)
(5)GHB/タンツァグレガート (2009/2011) |
(1)(5)ヨナタン・シュトックハンマー(指)
ウィーン放送交響楽団
(2) ミーシャ・ハメル(指)
(3)(4)クレメント・パワー(指)
(2)-(4)ニーウ・アンサンブル
(4)ベンヤミン・コブラー(Pf)(ライヴ) |
セルビアから来たアブナい作曲家ニコディエヴィチ
DDD、63’36”
2012 年ジーメンス音楽財団賞受賞作曲家シリーズ。マルコ・ニコディエヴィチは1980
年生まれのセルビアの作曲家。このアルバムに収められた作品は、いずれも彼が敬愛する作曲家たちリスト、リゲティ、ヴィヴィエ、ジェズアルド、ハチャトゥリヤンからインスピレーションを受けています。若い世代ならではなのが「GHB
/タンツァグレガート」なるオーケストラ曲。GHB
はガンマヒドロキシ酪酸という脱法ドラッグで、それによる幻覚状態が6
分続く危険な作品。テクノ調の早いテンポによるノリの良さで、現代音楽的難解さは全くありません。ニコディエヴィチ、今後人気の出そうな作曲家と申せましょう。 |
NAIVE
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V 5349
(4CD)
\6000 →\5390
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ミンコフスキ、NAIVEの新譜はオペラ!
しかも因縁のオペラ2本立て!
ワーグナー:「さまよえるオランダ人」(1841年稿) |
マルク・ミンコフスキ(指)
レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル—グルノーブル
ヘリ・ユルゲンソン(合唱指揮)
エストニア・フィルハーモニック室内合唱団
エフゲニー・ニキーチン(Br オランダ人)
インゲラ・ブリンベリ(S ゼンタ)
エリック・カトラー(T ゲオルク)
ミカ・カレス(Bs ドナルト)
ベルナール・リシュテ(T 舵手)
ヘレネ・シュナイダーマン(Ms マリー) |
ラッセル・ブラウン(Br トロイル)
サリー・マシューズ(S ミンナ)
ベルナール・リシュテ(T マグニュス)
ユゴー・ラベク(Br バルロー)
エリック・カトラー(T エリック) |
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ディーチュ:「幽霊船」 |
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ミンコフスキーの新録音はオペラ二本立て!ワーグナーの「さまよえるオランダ人」初期稿と、同時期、同題材のディーチュの「幽霊船」世界初録音!!
録音:2013 年5 月、グルノーブル/235' 00
ミンコフスキの新録音はなんとオペラ二本立て!ご存知ワーグナーの「さまよえるオランダ人」の珍しい初期稿と、それと因縁のあるピエール=ルイ・ディーチュの「幽霊船」です。
若き日のワーグナーはパリで成功を収めようとして果たせず、1842
年にドレスデンで初演した「リエンツィ」が大成功、その成功によって「オランダ人」もドレスデンで初演されました。しかし「オランダ人」も本来はパリでの上演を期待して構想されたものでした。ワーグナーはオペラ座と交渉したものの、題材が買い取られただけで終わりました。この題材に他の素材を加味してポール・フシェとベネディクト=アンリ・レヴォワルが「幽霊船」の台本を作成、オペラ座の合唱指揮者を務めていたピエール=ルイ・ディーチュ(1808
− 1865)が作曲、1842 年11 月9 日、オペラ座で初演されました。ワーグナーが自身の台本に作曲した「さまよえるオランダ人」が初演されたのはその僅か2
ヶ月後の1843 年1 月2 日のこと。先を越されたことにワーグナーはかなり腹を立てたそうです。こうした事情から「さまよえるオランダ人」に関連して「幽霊船」は必ず触れられるのに、音楽は長らく埋もれて、両者は比べることすら侭なりませんでした。ミンコフスキが二本立てで両作品を世に出すのは非常に意義深いことです。
「オランダ人」は1841 年の初期稿を用いています。通常演奏される楽譜はワーグナーの死後に総合的にまとめられたもので、今日では正統性に問題があるとみなされています。初期稿にもいくつかあり、1841
年稿は初演前の段階のもの。舞台はスコットランドで、ダーラントでなくドナルト(ドナルド)、エリックでなくゲオルク(ジョージ)と人名が異なります。またゼンタのバラードが本来あるべき調性で、現行のような奇妙に下げられたものではありません。オーケストレーションにも多くの相違が。もちろんハープを用いた取って付けたような救済の音楽はありません。もっとも首尾一貫しているのがこの1841
年稿の特徴です。
一方の「幽霊船」は、いかにも19 世紀半ばのパリのオペラらしい娯楽性に富んでいます。ミンナは軽やかなコロラトゥーラを披露し、トロイルは逞しく力強いアリアを歌い、マグニュスは輝かしい最高音を出すなど、ワーグナーのような先進性こそないものの、とても楽しめる作品です。
歌手はいずれも強力。「さまよえるオランダ人」では、タイトルロールに「あの」エフゲニー・ニキーチンという豪華さ。ゼンタのインゲラ・ブリンベリはスウェーデン、ストックホルムの生まれ。メッゾソプラノから2003
年にソプラノに転向、現在は北欧を中心にトスカやサロメなどドラマティックなソプラノ役で活躍しています。近々ワーグナー・ソプラノとして国際的に活躍すること間違いなしでしょう。ドナルトのミカ・カレスはフィンランド、ライティラの生まれ。まだデビューして10
年ほどの若いバスですが、よく響く低音で人気急上昇中です。ゲオルクのエリック・カトラーは、米国、アイオワの生まれ。すでにメトロポリタン歌劇場、ザルツブルク音楽祭、ベルリン国立歌劇場、モネ劇場など、国際的に活躍しています。「幽霊船」も負けていません。トロイルのラッセル・ブラウンは、トロント在住のカナダのバリトン。メトロポリタン歌劇場、スカラ座、ロイヤル・オペラハウスなどで活躍する人気の高いバリトンです。ミンナのサリー・マシューズは英国のソプラノ。バロックから古典派の音楽で活躍する一方、プーランクの「カルメル会修道女の対話」のブランシュなど近代ものも得意としています。マグニュスのベルナール・リシュテ(ベルナルト・リヒター)は、スイスのテノール。バロック音楽のテノールとして知られる他、モーツァルト・テノールとしても非常に人気が高く、2012
年夏にはザルツブルク音楽祭でアーノンクールが指揮する「魔笛」のタミーノを歌っています。
もちろんミンコフスキの指揮の生き生きした音楽が両作品にそれぞれ新たな命を吹き込んでいます。「さまよえるオランダ人」は若きワーグナーの冴えた音楽を取り戻し、「幽霊船」にはたっぷりと娯楽精神が盛り込まれ、どちらも非常に面白く聞けます。
なお日本では両オペラの題名の関係が混乱しているので、整理しておきます。
日本では「Hollander には幽霊船という意味もある」という誤った俗説が広まってしまっていますが、Hollander
はあくまでオランダ人で、この言葉そのものに幽霊船という意味はありません(ちなみにドイツ語で幽霊船はGeisterschiff)。したがってワーグナーのオペラDer
fliegende Hollander は議論の余地なく「さまよえるオランダ人」を意味します。
一方フランスでは、先に初演されたディーチュのオペラ「幽霊船
Le Vaisseau fantome」の題名が、ずっと後になって上演されたワーグナーのDerfliegende
Hollander に当てはめられ、今日に至るまで「幽霊船」と呼ばれています。しかしこれはあくまでフランス独自の呼び方で、Der
fliegendeHollanderのフランス語訳が幽霊船
Le Vaisseau fantomeなわけではありません。さまよえるオランダ人はフランス語ではLe
Hollandais volantと言います。
ディーチュ「幽霊船」 簡単なあらすじ
第1幕
スコットランドのシェットランド、裕福な商人バーローの館。男たちが陽気に騒いでいるところに、バーローの娘ミンナが現れ、幽霊船とその船長トロイルの物語を歌う。船長トロイルは人間には禁じられた岬を回った罰として命を懸けてでも彼を誠実に愛する娘に出会うまで海をさまよう運命にあった。トロイルは7
年に一度だけ上陸が許された。第2 節まで歌ったところで、彼女の婚約者の祭司マグニュスが現れ、トロイルは船乗りと争い彼を殺したものの腕に閉じぬ傷を負い血を流し続けている、と歌を足す。実は殺された船乗りこそマグニュスの父だった。二人になり、ミンナとマグニュスは愛を歌う。一人になったミンナは、嵐の海から父が無事に戻るよう祈る。そこにバーローの船が無事帰港したことが伝えられ、ミンナは喜ぶ。 シェットランドに戻ったバーローは、航海中、嵐で命を落とすところを救ってくれた外国船の船長に、そのお礼としてミンナとの結婚を認めたと告げる。スウェーデン人ワルデマールを名乗るその船長こそトロイルだった。はじめは戸惑ったミンナだったが、彼に会うや、彼女の心はトロイルに惹かれてしまう。彼女の心変わりを聞かされたマグニュスは悲しむ。
第2幕
トロイルはミンナの愛で自らの呪われた運命が終わりになることを期待している。一方マグニュスはミンナに、祭司である自分が引いてミンナの幸せを望むと告げる。ところがトロイルは突然ミンナに理由も明かさず別れを告げる。困惑したミンナが自らの決意を明かそうと結婚で交換する指輪をトロイルに差し出すと、トロイルはそれを受け取ろうと手を出す。その時、マグニュスは彼の手の傷を見つけ、ワルデマールこそが幽霊船の船長トロイルであると見抜く。ミンナはトロイルの呪われた運命を救うべく、岩の上から海に身を投げる。すると幽霊船は沈む。そして遥か遠くに許しを得られたトロイルとミンナの姿が見える。 |
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NAXOS 1CD¥1100
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8.572888
\1100 |
スラットキン&フランス国立リヨン管
ラヴェル:管弦楽作品集 第2集
1-8.高雅で感傷的なワルツ(1911)/
9-10.夜のガスパール(M.コンスタントによる管弦楽版)(1908/1990)
<オンディーヌ/絞首台/スカルボ>/
12-15.クープランの墓(1914-1917)
<プレリュード/フォルラーヌ/メヌエット/リゴドン>/16.ラ・ヴァルス(1920) |
フランス国立リヨン管弦楽団/
レナード・スラットキン(指揮) |
録音 2011年9月6日…1-8, 2012年11月28-29日…9-11,
2012年11月27-28日…12-15, 2012年11月27日…16フランス
オーディトリウム・ド・リヨン
第1集(8.572887)は超有名曲の「ボレロ」を始めとしたラインナップで、たちまちファンの耳を虜にしたスラットキン&リヨンのラヴェル(1875-1937)管弦楽作品集。第2集では、2つのワルツを含むピアノ曲からの編曲物を集めています。
どれも一筋縄ではいかない作品ですが、そこは名手スラットキン。きっちりコントロールした美しい響きを届けてくれます。「高雅で感傷的なワルツ」はもともとシューベルトのワルツをモティーフにして書かれたという作品で、ピアノによる初演時には作曲家の名を伏せ「誰の曲か」を当てるという試みがなされたといいます。
ピアノ版では他の作曲家の曲と思った人もいたようですが、管弦楽版になれば、まさしく「音の魔術師」ラヴェルならではの音世界が展開しているので、これなら間違える人もいないのでは?
「夜のガスパール」はラヴェル自身の編曲ではありませんが、「オンディーヌ」の冒頭のピアノの幽かなさざめきが見事にオーケストラに移し替えられています。「クープランの墓」は第1次世界大戦で命を落としたラヴェルの友人たちへの思い出を綴ったもの。
ラ・ヴァルスはウィンナ・ワルツへのオマージュ。しなやかさの中に強かさが感じられるラヴェル。これはステキです。 |
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8.573016
\1100 |
ムソルグスキー:展覧会の絵(ピーター・ブレイナー編曲)
1-16.展覧会の絵
<第1プロムナード/小人/第2プロムナード/古城/
第3プロムナード/テュイルリーの庭 -
遊びの後の子供たちの口げんか/
ビドロ(牛車)/第4プロムナード/卵の殻をつけた雛の踊り/
サムエル・ゴールデンベルクとシュムイレ/
第5プロムナード/リモージュの市場/
カタコンベ - ローマ時代の墓/死せる言葉による死者への呼びかけ/
鶏の足の上に建つ小屋 - バーバ・ヤガー/キエフの大門>/
17-20.死の歌と踊り
<子守歌/セレナード/トレパーク/司令官>/21-17.子どもの家 |
ニュージーランド交響楽団/
ピーター・ブレイナー(指揮&編曲) |
録音 2012年2月7-9日ニュージーランド ウェリントン,マイケル・フォウラー・センター
お馴染みの楽曲をバロック風に料理した「ビートルズ・ゴー・バロック」や「クリスマス・ゴー・バロック」など、気の利いたアレンジで人気の高いマルチ・アーティスト、ピーター・ブレイナーの新たなオーケストレーションによる「21世紀の『展覧会の絵』」がお披露目となりました!
誰もが知るこの名曲中の名曲をより現代的なサウンドに生まれ変わらせています。ただし特殊な楽器やプログラミングは使用せず、伝統的なオーケストラ編成の範疇で創意工夫を凝らしたもの。主に木管楽器と打楽器を拡張し、アイディア溢れるコンビネーションで誰も聴いたことのない『展覧会の絵』を描き出しています。特に『ビドロ』『カタコンベ』『キエフの大門』などのどっしりとした曲では打楽器が強調され、そのまま大作映画のスコアに転用できそうなスケール感を演出。
他では決して聴くことのできない「エクストリーム・ムソルグスキー」を是非体感してください! |
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8.573166
\1100 |
ピアソラ:タンゴ・ヌエボ 〜ヴァイオリンとピアノのためのトランスクリプション集
1.天使の死/
2-5.タンゴの歴史(D.ヴァレラスによるヴァイオリンとピアノ編)
<第1曲:売春宿 1900/第2曲:カフェ
1930/第3曲:ナイトクラブ 1960/
第4曲:現代のコンサート>/6.メロディア
イ短調/
7.2つの小品から第1番:タングァーノ/8.言葉のないミロンガ/
9.ブエノスアイレスのマリア-第2番 フーガと神秘/
10.アヴェ・マリア(タンテ・アンニ・プリマ)/
11.ブエノスアイレスのマリア-第3番 私はマリア/
12.オブリビオン-忘却/13.サンバ・ニーニャのアリア/
14.ル・グラン・タンゴ(S.グバイドゥーリナ編)/
15.リベルタンゴ
※1.6.9.11-13.15…T.コーティクによるヴァイオリンとピアノ編 |
トーマス・コーティク(ヴァイオリン)/
リン・タオ(ピアノ) |
録音 2012年5月1.13-14日 USA フロリダ,ガスマン・ホール
ピアソラ(1921-1992)の音楽が爆発的に流行したのは1980年代に入ってからだったでしょうか?以降、この情熱的な音楽は日常生活に入り込み、常にどこかから聞こえてくるほどのポピュラーなものになりました。クラシック、ジャズの影響を受けつつも独自の音楽を貫くピアソラ作品は、どのような楽器で演奏してもすんなりと溶け込み、美しい輝きを放ちます。そのメロディは物悲しくひたすら何かを訴えかけています。
この演奏はヴァイオリンとピアノによるもので、ほとんどの曲はピアニストのコーティクが自ら編曲しています。現代的ですっきりとした味わいを持つピアソラ。ぜひお楽しみください。 |
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8.573205
\1100 |
グラス:協奏的幻想曲&フェイルーズ:交響曲
第4番
1-4.フィリップ・グラス(1937-):2つのティンパニと管弦楽のための協奏的幻想曲
(M.ロルツ編)(2000/2004)
<第1楽章/第2楽章/カデンツァ/第3楽章>/
5-8.モハメド・フェイルーズ -(1985-):
交響曲 第4番「消えたタワーの影の中で(2012)
<第1楽章:新しい標準/第2楽章:悲嘆に暮れたナルシシストのメモ/
第3楽章:2つの旗の下の1つの国歌/第4楽章:記念日> |
ユン・イハエ(ティンパニ)…1-4/
グェントルウィン・バージェット(ティンパニ)…1-4/
イェニス・ポリエティス(トランペット)…5/
カンザス大学ウィンド・アンサンブル/
ポール.W.ポピエル(指揮) |
録音 2013年3月18-21日 USA ローレンス.カンサツ・リード・センター
今更説明の必要もない偉大なる作曲家、フィリップ・グラス。彼の作品は「ミニマル」という名のもとに一括りにされがちですが、1980年代以降は単なる“繰り返し”ではなく、もっと多様なアイデアと技法が用いられた複雑なものとなっていることは間違いありません。
この「協奏幻想曲」は2000年に作曲され、その4年後に改編されたものです。グラス特有の音で満たされた第1楽章、緻密な第2楽章のあとに、即興的で長大なカデンツァが続きます。そして第3楽章はルンバのリズムにも似た複雑でリズミカルな音楽となります。フェイルーズは若きアラブ系の作曲家。こちらの作品はタイトルが示す通り「9.11事件」を題材にしたもので、もともとは同じタイトルを持つスピーゲルマンのコミックからヒントを得たと言います。辛辣な描写を持ちながらも、人々の悲しみにそっと寄り添う優しさも持ち合わせています。 |
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8.559738
\1100 |
ロバート・シエッラ:シンフォニア 第4番・ファンダンゴ・謝肉祭
1.ファンダンゴ(2000)/2-5.シンフォニア
第4番(2008-2009)/
6-10.謝肉祭(2007)<ガーゴイル/スフィンクス/ユニコーン/ドラゴン/フェニックス>
※2-5…世界初録音 |
ナッシュヴィル交響楽団/
ジャンカルロ・ゲレーロ(指揮) |
録音 2012年4月19-21日…1-5, 2012年9月20-22日…6-10
USA ナッシュヴィル,シャーマーホーン・シンフォニー・センター,ローラ・ターナー・ホール
よくCDストアの店頭で、手に取ったCDの作曲家の生まれた年を見て「ああ、これはゲンダイオンガクだから難解な音だろう」と棚に戻してしまうことがありませんか?このアルバムはそんな心配は全く無用です。とにかく冒頭の「ファンダンゴ」から行ってみてください。
カスタネットを伴うスペイン伝統の舞曲が、驚くばかりの鮮やかさで耳に飛び込んでくるではないですか!もちろん手の込んだ「現代的な味付け」も随所に施されており、マニアの方の期待も裏切ることはありません。
シンフォニア第4番は「交響曲の伝統」に対する取り組みであり、挑戦とも言える作品。各々の素材が有機的に結び付けれた面白いものです。
「謝肉祭」は神話に登場する想像上の生き物を題材にした作品であり、同名の作品を書いたシューマンへのオマージュでもあります。未知でありながらも面白い作品を発見する喜びをお届けいたします。 |
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8.559765
\1100 |
シンディ・マクティー:交響曲 第1番 他
1.回路(1990)/
2-5.交響曲 第1番:管弦楽のためのバレエ(2002)
<第1楽章:序奏-ダンスの上で/第2楽章:アダージョ-沈黙が訪れるまで/
第3楽章:ワルツ-素晴らしき光/
第4楽章:終曲-時がヴァイオリンを奏でるところ>/
6.アインシュタインの夢(2004)/
7-8.ダブル・プレイ(2010)<答えのない問い/光陰矢の如し> |
デトロイト交響楽団/
レナード・スラットキン(指揮) |
録音 2010年6月1-4日…7-8, 2012年2月9-11日…1.6,
2012年5月17-19日…2-5 USA デトロイト マックス・M・フィッシャー・ミュージック・センター,オーケストラ・ホール
現代アメリカの多様多彩な風景、これを極限まで感じさせる音楽がここにあります。作曲家のマクティー(1953-)は6歳からピアノを始めましたが、彼女の師は「即興性」をとりわけ重視したため、彼女はクラシックだけでなくジャズのインプロヴィゼーション、電子音楽などにも興味を持ち、これらが作品に強い影響を与えているのは間違いありません。
また彼女は3年間ポーランドの大家ペンデレツキに師事、この経験もとても大きなものであったと言えるのではないでしょうか。
このアルバムに収録された作品もどれもが個性的で、意欲的なものばかりです。冒頭の「回路」をまず聴いてみてください。忙しなく規則的に動き回る音、溢れるエネルギー、そしてそれを縫って聞こえてくるシンコペーションのリズム。これらの刺激的なリズムの応酬はまさに現代人が求めているものに他なりません。
思わせぶりなタイトルと持つ「交響曲第1番」でもリズムは炸裂します。古いものを新しいものが交錯する「アインシュタインの夢」、不可思議な色彩を持つ「ダブル・プレイ」、機能的な美がここにあります。 |
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8.570143
\1100 |
ブラームス:4手のためのピアノ作品集 第18集
1-4.ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 Op.83(2台ピアノ版)
<第1楽章:アレグロ・ノン・トロッポ/第2楽章:アレグロ・アパッショナート/
第3楽章:アンダンテ/第4楽章:アレグレット・グラツィオーソ>/
5.ヨーゼフ・ヨアヒム(1831-1907):
「シェークスピアの『ヘンリー4世』」のための序曲
Op.7(2台ピアノ編) |
ジルケ=トーマス・マティアス(ピアノ)/
クリステァイン・ケーン(ピアノ) |
録音 2012年10月10-13日 ドイツ ザントハウゼン,クララ・ヴィーク・アウディトリウム
ブラームス(1833-1897)はその大規模な管弦楽作品を書く時に、しばしば同じ作品を2台ピアノ、または連弾のためにも書いていました。それはしばしば友人たちによって試演され曲の評判を諮るためのツールとしても使われていたのです。
この第2番の協奏曲は1878年に作曲が開始され、その3年後の1881年にウィーン近郊のプレスバウムで完成されました。完成直後にブラームス自身と友人のイグナーツ・ブリュルで演奏し、11月の初公演(プラームスの独奏、A.エルケルの指揮)のために曲を練り直したのです。もちろん初演は大成功。オーケストラ伴奏版は彼の最初の師であるエドゥアルト・マルクスゼンに献呈されるとともに、この2台ピアノ版も公開され、多くの聴衆やピアニストたちが練習にも利用できるようにと便宜が諮られたのでした。
同時収録のヨアヒムの作品もブラームスによる編曲版で、原曲を聴く機会が失われている現在、この録音は貴重なものとして評価されることでしょう。 |
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8.570935
\1100 |
ロッシーニ:序曲全集 第3集
1.歌劇「マオメット2世」序曲(1822年 ヴェニス版)/
2.歌劇「アルジェのイタリア女」序曲/
3.歌劇「チェネレントラ」序曲/
4.コントラバスのオブリガード付き「大序曲」/
5.歌劇「マティルデ・ディ・シャブラン または美女と鉄の心」序曲/
6.歌劇「婚約手形」序曲/7.歌劇「タンクレディ」序曲 |
プラハ交響楽団/
クリスティアン・ベンダ(指揮) |
録音 2011年9月5-6日 チェコ プラハ Kulturni
dum Barikadniku…2-3, 2012年5月30-31日 プラハ
at Produkcni dum Vzlet…1.4-7
19世紀の最も偉大なオペラ作曲家ロッシーニ(1792-1868)。序曲のほんの少しを聴いただけでも、劇的で華やかな舞台がたちまち目の前に浮かびあがります。ベンダとプラハ交響楽団による序曲集の第3集は、有名な「チェネレントラ」を始めとした7曲の序曲を収録。もちろん珍しい作品も含まれており、ロッシーニ好きならば感涙にむせぶこと間違いありません。
冒頭の「マオメット2世(メフメト2世)」は1820年の初演時には序曲はついておらず、1822年の再演時に付け加えられたものです。他の序曲もお馴染みの作品ですが、トラック4の「大序曲」だけは歌劇のためではなく、彼が学生時代にコントラバスのために書いた「独立した作品」です。劇的な風情と快活な表情を併せ持つ見事な転換が心地よい、いかにもロッシーニらしい音楽と言えそうです。
ロッシーニ:序曲集
第1集…8.570933 第2集…8.570934 |
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8.572355
\1100 |
マクスウェル・デイヴィス:ストラスクライド協奏曲第7番&第8番
1-2.コントラバスと管弦楽のためのストラスクライド協奏曲第7番(1992)/
3-5.ファゴットと管弦楽のためのストラスクライド協奏曲第8番(1993)/
6.未熟なトウモロコシのための期間-マクドナルド・ダンス(1993) |
ダンカン・マックタイア(コントラバス)…1-2/
ウルスラ・レヴュー(ファゴット)…3-5/
ジェームズ・クラーク(ヴァイオリン)…6/
スコットランド室内管弦楽団/
ピーター・マックスウェル・デイヴィス(指揮) |
録音 1993年9月 スコットランド エディンバラ,アッシャー・ホール
Collins Classicsより移行盤
マクスウェル・デイヴィス(1934-)の代表作の一つ「ストラスクライド協奏曲集」。このアルバムにはコントラバスのための第7番と、ファゴットのための第8番が収録されています。もちろん若干難解であり、曲の全貌を捉えるためには、全身全霊を持ってこれに対峙しなくてはなりません。
全ての箇所に緊張の糸が張り巡らされていますが、とはいえ、時折聞こえてくる甘美な響きを一度でも耳にしてしまうと、離れ難くなるのがこの作曲家のいつものやり方と言えるでしょうか。ファゴットのための協奏曲はせわしない音型で始まりますが、ソロが始まると緩やかな音楽へと変貌します。
不可思議で魅惑的な音楽です。トラック6はマクスウェル・デイヴィスの60歳の誕生日と、スコットランド室内管幻樂団の創立21周年の両方を祝すために書かれた作品で、寂しげなヴァイオリンの旋律がやがてリズミカルな面持ちに変貌しながらエネルギーを蓄えていきます。やがて最初の静かな楽想が戻りますが、最後は賑やかに曲を閉じるというものです。
ストラスクライド協奏曲
8.573017…第2番 8.572353…第3番&第4番
8.572354…第5番&第6番 |
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8.572464
\1100 |
イサシ:弦楽四重奏曲集 第2集
1-4.弦楽四重奏曲 第4番 ニ長調 Op.31(1921)
<アレグロ・グラジオーソ/ロマンス/スケルツォ/ロンド>/
5-7.弦楽四重奏曲 第3番 ホ短調 Op.30(1921…未完)
<第1楽章/第2楽章:スケルツォ/
第3楽章:アダージョ・モルト・エスプレッシーヴォ>/
8.アリア ニ長調:アンダンテ/9.スケルツェット
ヘ短調/
10.前奏曲 イ長調 「四月の騎手」Op.51-1(1934)
※全て世界初録音 |
イサシ弦楽四重奏団
<メンバー:
アンニック・ルーシン(ヴァイオリン)/
アンナ・ボヒガス(ヴァイオリン)/
カーステン・ドーバーズ(ヴィオラ)/
イヴァン・シフォロー(チェロ)> |
録音 2011年12月18-22日 フランス ル・シャトー・ダルカング
スペイン、ビルバオで生まれた作曲家アンドレス・イサシ(1890-1940)。若い頃ベルリンに留学し、フンパーディンクに師事したためか彼の作品には後期ロマン派の影響が強くみられます。しかし当時のスペインではこのようなドイツ的な音楽はあまり人気を得ることもなく、一時はピアニストとして活動するも、結局は小さな村で鳥の声の研究をしながらひっそりと暮らしたのでした。
彼の音楽はここで聴ける弦楽四重奏でもわかる通り、表情豊かで美しいものです。
第4番はまるでルクーやドビュッシーのような洗練されたメロディと雄弁なテーマを持つ、絶妙にコントロールされた柔らかい作品です。各楽器の対話は活発であり、時には半音階的な和音に彩られながら曲が進んでいきます。
未完に終わった第3番は、幅広く劇的な序奏からめまぐるしく表情を変えて行き、途中で荘厳なフーガとなります。最後に置かれた3つの小さな曲については、ほとんど詳細がわかりませんが、どれも考え抜かれた精緻な筆致を持った作品です。
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8.572557
\1100 |
コルネリウス:歌曲全集 第2集
1-5.6つの歌 Op.5より(1861-1862)
<第2番:眠る子に/第3番:見知らぬ人/第4番:頌歌/
第5番:信じられないこと/第6番:役割>/
6.孤独な涙は何をするの?(1848)/
7.なぜバラの花は青白
く?(1862頃)/8-10. 3つのソネット(1859-1861)
<第1番:遠方より/第2番:家なき愛/第3番:失ったもの>/
11.夕暮れの想い(1861)/12.回想(1862)/13.夕べの想い(第1稿,1862)/
14.夕べの想い(第2稿,1863)/15.落日(1862)/16.幼い子(1862)/
17.恵まれた(1862)/18.幻影(1865)/
19.盗賊の兄弟(1868-1869)/20.湖で(1848)/21.私の心の奥深く(1862) |
クリスティーナ・ランドシャーマー(ソプラノ)…3.5/
マルクス・シェーファー(テノール)…1.13.14.18/
ハンス・クリストフ・ベーゲマン(バリトン)…6.7.11.12.15.19.20.21/
マティアス・ハウスマン(バリトン)…2.8-10.16.17/
マティアス・ヴァイト(ピアノ) |
録音 2010年1月.9月.12月.2011年2月.4月 ミュンヘン
バイエルン放送 第2スタジオ
1824年にマインツで生まれ、ベルリン、ヴァイマール、ウィーン、ミュンヘンを経て、50歳になる直前にマインツで没した作曲家コルネリウス(1824-1874)。ワーグナーやリストと親交を結んだものの、その作品にはあまり先人たちの影響は感じられず、極めて独奏的な作品を多く残しました。
若い頃は俳優を目指していたのですが、彼を応援していた父の死後は音楽の道を志し、歌劇「バグダッドの理髪師」で成功を収めた後は、良き家庭人として過ごしたということです。彼の作品のほとんどは歌曲であり、そのテキストも彼自身の手によるものが多いのですが、ここに収録されている曲は様々な詩人のテキストが用いられています。
時にワーグナー的な和声を映し出している曲もありますが、全体的には、控えめな伴奏と移ろいやすい旋律を持つセンシティヴな曲が多く、聴き手にもある種の緊張感を要求する「大人のための」歌曲と言えるでしょう。
コルネリウス:歌曲全集 第1集…8.572556 |
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8.573019
\1100 |
カゼッラ&トゥルキ:弦楽四重奏曲集
1-4.カゼッラ(1883-1947):弦楽のための協奏曲
Op.40(1923)
<シンフォニア:Allegro brioso e deciso/
シチリアーナ:Andante dolcemente mosso/
メヌエット.レチタティーヴォ.アリア:Allegretto
grazioso e molto moderato/
カンツォーネ:Allegro giocoso e vivacissimo>/
5-9.カゼッラ:5つの小品 Op.34(1920)
<第1番:前奏曲 Allegro vivace e barbaro/
第2番:ニンナ ナンナ Tempo di“Berceuse”(Andantino
dolcemente mosso)/
第3番:嘲笑のワルツ Tempo di valzer
grazioso/
第4番:ノットゥルノ Lento grave funebre/
第5番:フォックス-トロット Tempo giusto
(Allegro molto moderato)>/
10-12.トゥルキ(1916-2010):コンチェルト・ブレーヴェ(1947)
<悲歌:Molto lento/Allegro, un po’
concitato/
ロンド:Allegro, piuttosto vivace e
ben ritmato> |
ヴェネツィア弦楽四重奏団
<メンバー:
アンドレア・ヴィオ(第1ヴァイオリン)/
アルベルト・バッティストン(第2ヴァイオリン)/
ジャンカルロ・ディ・バクリ(ヴィオラ)/
アンジェロ・ツァニン(チェロ)> |
録音 2012年8月21-22日…5-12, 2012年11月7-8日…14
イタリア トレヴィソ,プレガンツィオーリ アレア・スタジオ
20世紀のイタリアにおいて、「弦楽四重奏曲」というものを復興させるのは並大抵のことではなかったようです。何しろ当時の聴衆たちはひたすら歌劇に夢中であり、器楽作品…交響曲のような大掛かりな作品ですら…ほとんどの人は見向きもしなかったのですから。そのため、当時この国を旅行した音楽家や雑誌執筆者は「イタリアでは『ヨーロッパ的な音楽』を鑑賞することができない」と嘆き、とりわけその分野での最高峰とも言える弦楽四重奏は存在すらも許されないかのような状況だったのです。
そんな中でミラノとフィレンツェに「四重奏協会」が設立され、ヴェルディが会長になるべくオファーを受けたのですが、残念ながら彼は断ってしまいます。しかしカゼッラを始めとした器楽復興運動を擁護する人たちの手によって、少しずつ素晴らしい作品が生まれ、いつしか他の国に負けない作品が書かれるようになったのでした。 |
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8.573035
\1100 |
フランチェスコ・ラ・ヴェッキア(指揮)&ローマ交響楽団
メルカダンテ:管弦楽作品集
1.ベッリーニへのオマージュ-大管弦楽のための幻想曲/
2.特徴的なナポリの主題による第2シンフォニア/
3.ロッシーニの「スターバト・マーテル」の主題による大シンフォニア/
4-5.クラリネット協奏曲第2番 変ロ長調 Op.101/
6.ガリバルディ-アルプスのハンター
(全てのイタリア国民に捧ぐ)による大管弦楽のためのシンフォニア |
ジャンマルコ・カサーニ(クラリネット)…4-5/
ローマ交響楽団/
フランチェスコ・ラ・ヴェッキア(指揮) |
録音 2012年6月3-4日 ローマ コンキリアツィオーネ
アウディトリウム…1-5, 2012年7月3日 ローマ
OSRスタジオ…6
現代において、メルカダンテ(1795-1870)の名前は「オペラ作曲家」として知られています。彼の代表作は「ヴェスタの巫女」や「誓い」などのベルカント・オペラであり、ロッッシーニとベッリーニに続く作曲家として素晴らしい名声を打ち立てたのでした。しかしながら、彼は当時の他のオペラ作曲家とは違い、積極的に器楽のための作品を書いたことでも知られています。もちろんメロディ・メーカーとしての才能は比類なきものであり、このアルバムで聴くことのできる「器楽曲」にも美しいメロディが散りばめられていることは間違いありません。
注目はOp.101のクラリネット協奏曲であり、どこかモーツァルトを思わせる典雅な響きの愛くるしさには、思わず胸が高まるのではないでしょうか?一転、ベッリーニのノルマのメロディを縦横無尽に使った「ベッリーニへのオマージュ」は感動的であり、熱烈な愛国心が宿った「ガリバルディ」の勇壮さも特筆すべきものです。 |
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8.573045
\1100 |
グリーグ:管弦楽作品集 第7集 オラヴ・トリュグヴァソンより3つの情景
他
1.故郷への帰還 Op.31(1872)/
2-6.「十字軍の王シーグル」付随音楽 Op.22より
<北国の民/王の歌/ホルン・シグナルズ/序曲と第1幕/間奏曲>/
7-9.オラヴ・トリグヴァソン Op.50より3つの情景/
10.エドムント・ノイペルト(1842-1888):観念(E.グリーグによる管弦楽版…世界初録音) |
ソロイスト・マルメ室内合唱団…1-3/
ルンド・スチューデント・シンガーズ…1-3/
マルメ・オペラ合唱団…7-9/
マルメ交響楽団…1-3/
マルメ・オペラ管弦楽団…4-10/
ビャルテ・エンゲセト(指揮) |
録音 2009年5月26日…1-3, 2012年6月7-9日…4-10
スウェーデン,マルメ交響楽団 コンサート・ホール
このアルバムに収録された作品は、グリーグ(1843-1907)と台本作家ビョルンスティエルネ・ビョルンソン(1903年にノーベル文学賞を受賞したノルウェーの偉大なる台本作家)が魅了されたノルウェーの歴史に関わるものです。彼らは、ヴァイキングが闊歩していた、キリスト教と古ノルド語の宗教が激しい競合を繰り返していた時代に魅入られ、いくつかの素晴らしい物語を作り上げました。
「故郷への帰還」は歌劇の題材にもなっている実在の王オラヴ・トリグヴァソン(960頃-1000)の物語。彼がイギリスからノルウェーへ戻る際、故郷の海岸を見て宗教的な幻想にかられたということをモティーフにしています。「十字軍の王シーグル」にまつわる音楽もビョルンソンによる戯曲のために作曲したもの。初演時に好評を博し、後に組曲にも再編しています。
「オラヴ・トリグヴァソンの3つの情景」は未完に終わった歌劇から取り出されたもの。最後に置かれたノイペルトの作品はビョルンソンが好んだ曲。ノイペルトの友人であったグリーグが管弦楽版に編曲したものです。 |
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8.573123
\1100 |
パトリック・ガロワ(指揮)&カタルーニャ国立バルセロナ響
マスネ:バレエ音楽集
1-10.歌劇「バッカス」からバレエ音楽「ディオニソスの神秘」/
11-15.歌劇「エロディアード」からバレエ音楽
<エジプト人の踊り/バビロニア人の踊り/
陽気な踊り/フェニキア人の踊り/フィナーレ>/
16-25.歌劇「タイス」からバレエ音楽
<アンダンテ/ラルゴ/プレスト・ヴィヴァーチェ/
アンダンテ・カンタービレ/スケルツェット・モルト・ヴィヴァーチェ/
アレグレット・モデラート/トレ・レント/アンダンテ・レリジオーソ/
アレグロ・ヴィヴァーチェ・フレネティコ/アレグロ・モデラート>/
26-32.歌劇「ル・シッド」からバレエ音楽
<カスティリアの踊り/アンダルシアの踊り/アラゴンの踊り/
朝の歌/カタロニアの踊り/マドリードの踊り/ナヴァラの踊り> |
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カタルーニャ国立バルセロナ交響楽団/
パトリック・ガロワ(指揮) |
録音 2012年10月9-11日 スペイン バルセロナ,パウ・カザルス・ホール,ロウディトリ
その生涯に40作品近くの歌劇を書いたにも拘わらず、そのほとんどは忘れ去られ、現在では「マノン」「タイス」「ウェルテル」などのいくつかの作品だけがレパートリーとして残っているというフランスの“歌劇作曲家”ジュール・マスネ(1842-1912)。とは言え、彼の作品は前述のレパートリー以外にも完全に忘れ去られていることはなく、例えば主役にふさわしい歌手が現れた時などには、爆発的な人気を獲得することでも知られています。
彼の作品にはライトモティーフ(人物や状況を特定の動機で表すこと)の手法が用いられていたり、適度なエロティシズムが盛り込まれていたりと、なかなか聞きどころが多いものなのですが、前述の通り、滅多に聴く機会に恵まれないのが悲しいところです。
このアルバムではそんなマスネのバレエ音楽を集めています。ここには歌はないものの、重厚なハーモニーと美しく妖艶なメロディが散りばめられています。 |
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8.573136
\1100 |
ブリテン:リフレクションズ 〜ヴァイオリンとヴィオラのための作品集
1-5.ヴァイオリンとピアノのための組曲 Op.6(1934-1935)/
6.ヴィオラとピアノのための「リフレクションズ」(1930)/
7.ヴァイオリンとピアノのための演奏会用練習曲「まどろみ」/
8.共演者なしのヴィオラのための「悲歌」(1930)/
9-10.ヴァイオリンとピアノのための2つの小品(1931)/
11.独奏ヴィオラのための練習曲(1929)/
12.フランク・ブリッジ(1879-1941)
:小川にしなだれて柳が立っている(ブリテンによるヴィオラとピアノ編)/
13.ヴァイオリンとピアノのためのワルツ ロ長調/
14.ヴィオラとピアノのためのラクリメ-ダウランド歌曲の投影
Op.48(1950)
※9-10.11.13…世界初録音 |
マシュー・ジョーンズ(ヴァイオリン&ヴィオラ)/
アナベル・スウェイト(ピアノ) |
録音 2011年10月21日&11月30日 UK モンマスシャー,ウィアストン・ホール
イギリスのサフォーク州、海沿いの街で生まれたブリテン(1913-1976)は、幼い頃からピアノを弾き、また10歳からはヴィオラも学び始めています。同じ頃にフランク・ブリッジの交響組曲「海」を聴いて感激した彼、やがてブリッジの許で個人授業を受け、その才能が大きく花開いたのでした。
このアルバムにはそんなブリテンの世界初録音を含むヴァイオリンとヴィオラのための作品を収録、これらはこれまで未発表であったのですが、最近のブリテン・ビアーズ財団の仕事によって、演奏、録音が可能になりました。この中には難解な曲もあれば、諧謔的な曲、内省的な曲があり、ブリテンという人間の多様性を知ることができるのではないでしょうか?恩師フランク・ブリッジ作品の編曲からは、限りない優しさも感じ取れます。 |
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8.573159
\1100 |
ボブ・チルコットのクリスマス・キャロル集-真冬のバラ
1.飼葉桶の歌(2012)/2.荒野の果てに(2006)/
3.アドヴェント・キャンドル(2011)/4.真冬のばら(2009)/
5.心は待っている(2008)/6.羊飼いは歌う(2011)/
7.羊飼いのキャロル(2000)/
8-15.クリスマスの夜に(2010)
<これが真実(Ⅰ)/アダムは義務的に横になる/
汚れなきバラ/桜の木のキャロル/小さな街/
その歌は甘く/喜べ、そして陽気に/これが真実(Ⅱ)>/
16.なんと甘美な音楽(2012)/17.真冬に(1994)/
18.ベツレヘムの星(2013)/19.きよしこの夜(2011)/
20.彼はこの夜に生まれた(2007)/21.冬の子どものための贈り物/
22.おお、大いなる神秘 ※1.3.6.8-15.16.18.19.21.22…世界初録音 |
ローリー・アシュワース(ソプラノ)…6.13/
リチャード・ピアース(オルガン)…2.8-15.19.20/
アリス・ジェームズ(フルート)…8-15.17/
ジョシー・シモンズ(ソプラノ・サクソフォーン)…6/
ティム・エルトン(オーボエ)…8-15/ターニャ・ホートン(ハープ)…3.6.8-15.17 |
録音 2013年4月5-7日 UK オックスフォード,ケブル・カレッジ・チャペル
ケンブッリッジ・キングスカレッジ合唱団に少年合唱団として3年、また大学生や研究者として5年、計8年間参加していたというチルコット(1955-)。その中でも印象的でエイサイティングな経験はクリスマス・イブに「キャロル」を歌うことだったそうです。
もちろん伝統的な曲も歌うのですが、しばしば「新しい」キャロルを歌うことは、クリスマスに宗教的な意味を求める聴衆や、時には歌手たちの間で論争を巻き起こし、その是非が問われたと言います。そんなチルコット。このアルバムに収録された作品ももちろん「挑戦的」であり、革新的な表情を持つものばかりです。しかし、その根源にはクリスマスという厳粛な日を祝す心が宿っており、どれもが静かな美しさに満たされています。長き月日を経て磨き抜かれた「クリスマス・キャロル」に新しい輝きを加える1枚です。 |
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8.573266
\1100 |
カッスート:未来への帰還 他
1.未来への帰還(1985)/2.孤独の歌(1972)/3.愛と平和へ(1973)/
4-7.友人たちの訪問
<序曲(レント)/アレグロ・ストレピトーソ/間奏曲(アダージョ
アンダンテ)/
アレグロ・スケルツァンド,テンポ・ジュスト>
※1.2.4-7…世界初録音 |
アントニオ・ロサド(ピアノ)…4-7/
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団/
アルヴァロ・カッスート(指揮) |
録音 2013年6月18-19日 スコットランド グラスゴー,ヘンリー・ウッド・ホール
RSNOセンター
ポルトガル出身の指揮者、作曲家カッスート(1938-)。彼の情熱の源は常にクラシック作品と管弦楽にありますが、時としてアバンギャルドな音にも興味をそそられ、12音音楽の研究をするためにダルムシュタットの講習会にも参加しています。
彼は作品を多くの聴衆のために書いたといい、そのコンセプトはこのアルバムの収録曲でも顕著です。
タイトルにもなっている「未来への帰還」はバッハのブランデンブルクに触発された作品で、バロックチェンバロの代わりに電子キーボードを用い、イタリア・バロックの音楽を思わせる華麗な音階を駆使し、見事な音楽を構築しています。「友人たちへの訪問」は彼のエッセイ的な作品。こちらも過去の時代へのオマージュ足り得るものです。ピアノ協奏曲とは名付けられていませんが、広い意味での協奏曲と言っても良いでしょう。作曲家の心を雄弁に表現した興味深い作品です。 |
<国内盤>
ミッテンヴァルト
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「アクロン/ヴァイオリン・ソナタ第2番」
(1)ジョセフ・アクロン(1886-1943):プレリュード
作品13
(2)アレクサンドル・スクリャービン:エチュード
作品2-1
(3)ニコライ・ソコロフ(1850-1922):エレジー
作品17
(4)ジョセフ・アクロン:ヘブライのメロディー
作品33
(5)-(8)ジョセフ・アクロン:ヴァイオリン・ソナタ第2番
作品45 |
谷本 潤(ヴァイオリン)
ウラディーミル・ブードニコフ(ピアノ) |
ヘブライのメロディーで知られるアクロンの叫びと祈り!世界初録音ソナタを含む作品集
録音:2013 年5 月8 日・9日、笠懸野文化ホールPAL
ジョセフ・アクロン(1886-1943)はリトアニア(当時ロシア領)のユダヤ人家庭に生まれ、幼少より音楽家の父親からヴァイオリンを習った。家族がワルシャワに移住した後、1899
年より1904 年の間ペテルブルク音楽院でレオポルド・アウアーにヴァイオリンを、リャードフに作曲法を学んだ。1911
年以降はペテルブルグにて「ユダヤ民族音楽協会」に参加。1925
年アメリカに亡命。ニューヨークで演奏活動と作曲活動を行い、当時ウィーンより亡命していたシェーンベルグからも高い評価を受けた。
彼の作品はドイツ・ロマン派、フランスの近代印象主義、伝統的ユダヤ音楽、更にロシア象徴主義の影響を受けており、その作風を一言で表すのは困難である。当CD
に収録した3つの彼の作品は、全てアメリカ亡命以前の作品で、同時代のロシアの作曲家スクリャービンの影響が強い。しかし「ヘブライのメロディー」(1911
年作)は純粋にユダヤ民謡がモチーフで、ハイフェッツ、エルマンらが録音していることから有名な作品である。
ヴァイオリン・ソナタ第2番は全4楽章からなる大作で1918年に作曲された。ロシア革命が起こり、その後ユダヤ人への差別が更に強まった時期に当たるゆえ、不安と緊張感に満ちた作品である。同時に当時の様々な音楽語法を取り入れた向日性の感じられる作品である。(谷本潤、ライナー・ノートより抜粋) |
<映像>
MARIINSKY(映像)
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MAR 0544
(Blu-ray)
\4000 →\3590
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ゲルギエフ(指)&マリインスキー劇場
R.シュトラウス:「影のない女」 |
アヴグスト・アモーノフ(T 皇帝)
ムラーダ・フドレイ(S 皇后)
エデム・ウメーロフ(Br バラク)
オリガ・セルゲーエワ(S バラクの妻)
オリガ・サヴォーワ(Ms 乳母)
エフゲニー・ウラーノフ(Bs 霊界からの使者)
リュドミラ・ドゥディーノワ(S 寺院の門番)
アレクサンドル・ティムチェンコ(T 青年の幻影)
タチヤナ・クラフツォワ(S 鷹)
リディア・ボボヒナ(Ms 天からの声)
アンドレイ・スペーホフ(Bs バラクの兄弟)
ニコライ・カメンスキー(Bs バラクの兄弟)
アンドレイ・ポポフ(T バラクの兄弟) ほか
ワレリー・ゲルギエフ(指)
マリインスキー劇場管弦楽団,合唱団 |
MAR 0543
(2DVD)
\2800 →\2490
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マリインスキーの「影のない女」が映像に!来日公演も大好評だったゲルギエフ&ケントのコンビ
ジョナサン・ケント(演出)
収録:2011年12月、サンクトペテルブルグ
(Blu-ray) リージョン・コード:フリー、HD、16:9、210分、字幕:独英仏西露
(2DVD) リージョン・コード:フリー、NTSC、16:9、210分、字幕:独英仏西露
2011 年2 月、ゲルギエフ率いるマリインスキー劇場来日公演で上演されたシュトラウスの「影のない女」、同じプロダクションが映像になりました!2011
年2 月にマリインスキー劇場で収録されたものです。ジョナサン・ケントの演出は、霊界には巨大な花を用いるなどかなり幻想的に、一方の地上はロンドンのゴミゴミした下町と、極端な対比をつけて舞台を分かりやすくして好評でした。
歌手は、皇后のムラーダ・フドレイ、バラクのエデム・ウメーロフ、バラクの妻のオリガ・セルゲーエワ、乳母のオリガ・サヴォーワ、鷹のタチヤナ・クラフツォワ、青年の幻影のアレクサンドル・ティムチェンコなどは来日公演と同じで、いずれもしっかりと役を手中に収めています。嬉しいことにこの映像では予定されながら来日に参加しなかったアヴグスト・アモーノフが皇帝を歌っています。カザンの生まれのベテランで、マリインスキー劇場の看板歌手の一人。彼はこの収録の直前の2012
年10 月に、メトロポリタン歌劇場でのヴェルディ「オテッロ」のタイトルロールをヨハン・ボータの急な代役として3
回歌い大成功を収めたばかりでした。
ゲルギエフの指揮はダイナミックかつ繊細で、非常に難しいこの作品の世界観をしっかりと描いたもので、来日公演での好評も頷けるものです。演出、演奏、鮮明画像と三拍子揃ったマリインスキーの「影のない女」、大作をじっくりと楽しめることでしょう!
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10/29(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ANIMA
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2つのヴァイオリンとピアノのための小品集
ピアノはベルトラン・ジロー
(1)アーン:トリオ・ソナタ ホ短調
(2)ショスタコーヴィチ:2つのヴァイオリンとピアノのための5つの小品(全5曲)
(3)キュイ:5 つの小品(全5曲)
(4)ドヴォルザーク:ユモレスク
(5)モシュコフスキ:2つのヴァイオリンとピアノのための組曲(全4曲) |
イ・サンヒ(Vn)
チュ・シンユン(Vn)
ベルトラン・ジロー(Pf) |
アーン、ドヴォルザーク、ショスタコーヴィチ……2
つのヴァイオリンとピアノのための優雅な小品集
録音:2012 年7 月、ムードン(フランス)
「Anima Records」レーベルの主催者でもあるフランスのピアニスト、ベルトラン・ジローが、フランスで活躍する2
人のアジア人女流ヴァイオリニストと共に、2つのヴァイオリンとピアノのための小品を集めた最新盤をリリースいたしました!
18 世紀イギリス最大の作曲家として知られトマス・アーン(1710-78)、19
世紀チェコ国民楽派最大の作曲家アントニン・ドヴォルザーク(1841-1904)、ロシア5
人組の1 人に数えられ、アマチュアリズムの作風で知られるセザール・キュイ(1835-1918)、19
世紀から20 世紀初頭のヨーロッパの一世を風靡したピアニスト兼作曲家のモーリッツ・モシュコフスキ(1854-1925)、20
世紀を代表する作曲家であるドミトリー・ショスタコーヴィチ(1906-75)の5
人の作品を集めた、国籍も時代も多彩なプログラムになっています。ショスタコーヴィチの「5
つの小品」は『馬あぶ』『人間喜劇』『司祭と下男バルドの物語』『明るい川』というバレエ組曲から、2
つのヴァイオリンとピアノ用に編曲された小品集。郷愁漂う絶美の旋律が何よりの聴きものです
肩肘の張っていないベルトラン・ジローの流麗なピアノと共に、イ・サンヒとチュ・シンユンの軽妙な二重奏が映えます。収録されている楽曲はいずれも親しみやすい旋律が印象的なものばかりで、サロンを思わせる典雅なアンサンブルに聴き入るアルバムに仕上がっています。 |
SUPRAPHON
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ドヴォルザーク・トリオ/ドゥムキー、スラブ舞曲
ドヴォルザーク:(1)ピアノ三重奏曲 第4番
ホ短調「ドゥムキー」op.90
ドヴォルザーク(J.ジェムロ編):スラブ舞曲第1集op.46より
(2)第2番 ホ短調(ヴァイオリンとピアノのための編曲版)
(3)第8番 ト短調(チェロとピアノのための編曲版)
(4)第3番 変イ長調(チェロとピアノのための編曲版)
(5)スメタナ:ピアノ三重奏曲集 ト短調op.15 |
ドヴォルザーク・トリオ
{ヤン・フィシェル(Vn)、
トマーシュ・ヤムニーク(Vc)、
イヴォ・カハーネク(Pf)} |
チェコ発、期待必至の若手ピアノ・トリオ、ドヴォルザーク・トリオによる1st
アルバム
録音:2013 年7 月2-4 日、プラハ、HAMU サウンド・スタジオ
ヤン・フィシェル(ヴァイオリン)、トマーシュ・ヤムニーク(チェロ)、イヴォ・カハーネク(ピアノ)——今後のチェコ音楽界を担う3
人の若手実力派からなる三重奏団「ドヴォルザーク・トリオ」が、「SUPRAPHON」レーベルより1st
アルバムをリリースいたします!以前より「トリオ・コンチェルティーノ」として活動を共にしていた3
人ですが、このたび団体名を一新し、「ドヴォルザーク・トリオ」としてデビューする運びとなりました。記念すべき1st
アルバムの内容は、トリオの団体名にちなみ、ドヴォルザークの作品をプログラムの中心に据えたもの。ヨゼフ・フッフロ(スーク・トリオ)やイヴァン・クランスキー(プラハ・グァルネリ・トリオ)といった名手達に師事し、チェコ・サウンドの血脈をしっかりと受け継いでいる当団だけに、ドヴォルザークとスメタナの「ピアノ三重奏曲」と、ドヴォルザークの「スラブ舞曲」をカップリングした今回のプログラムは、彼らの実力を知るに十分な内容と申せましょう。
アルバム全体を通して、チェコ・サウンドを存分に堪能できる1
枚に仕上がっています。
「スラブ舞曲集」は管弦楽作品としても多く演奏されますが、もともとはピアノ連弾のために作られた作品。本アルバムでは、イルジー・ジェムロによる編曲で、ヴァイオリンとピアノ、チェロとピアノという二重奏での演奏が収録されています。
こちらで少しずつ試聴できます。
http://www.supraphon.com/en/catalogue/releases/?item=1303
なかなかカッコいいじゃないですか。
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AEOLUS
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AE-10761
(19SACD HYBRID/
特別価格)
\30000→\27990
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J.S.バッハ:オルガン作品全集 〜SACD Hybrid盤による世界初の全集録音!
アンドレアス・ジルバーマン、
ヨハン・アンドレアス・ジルバーマンのオルガンによる
前奏曲とフーガ ハ長調 BWV.547
コラール《いざ喜べ、愛するキリスト者の群れよ》
BWV.734a
コラール《われらと共に神の慈しみを讃えよ》
BWV.613
コラール《古き年は過ぎ去りぬ》 BWV.614
コラール《汝にこそわが喜びあり》 BWV.615
コラール《平安と喜びもてわれは逝く》
BWV.616
コラール《主なる神よ、いざ天のとびらを開きたまえ》
BWV.617
コラール《おお、罪なき神の小羊よ》
BWV.618
コラール《キリストよ、汝神の小羊》
BWV.619/他 |
エヴァルト・コーイマン(オルガン)
ウーテ・グレンメル・ガウヒェン(オルガン)
ゲルハルト・グナン(オルガン)
ベルンハルト・クラップロット(オルガン) |
Aeolusの快挙!J.S.バッハのオルガン作品全集!SACD
Hybrid盤による世界初の全集録音!
2008年4月から2011年7月にかけてレコーディングが行われ、"SACD
hybrid Multichannel"での世界初の全集録音となったJ.S.バッハのオルガン作品全集BOX!
フランスのマルムーティエ、エベルスマンステ、ヴァスロンヌ、ブクスヴィレール、ストラスブール、ゾウルツ・オー・ラアン、ドイツのフィリンゲン、スイスのアルレスハイムのアンドレアス・ジルバーマン製作(1709年、1732年)、ヨハン・アンドレアス・ジルバーマン製作(1741年、1745年、1750年、1761年、1778年)、ジルバーマン・オルガンのレプリカとなるガストン・ケルン製作(2002年)の8つのヒストリカル・オルガンが用いられており、18世紀のオルガンの神々しい響きが、全集の価値を高めてくれている。
当初演奏は、ピート・ケーとジャン・ラングレの高弟でオランダの名オルガニスト、エヴァルト・コーイマン(1938−2009)が担当していたが、2009年1月25日に急逝。残りをコーイマンの3人の弟子たちが引き継ぎ完成させた、師弟共作の全集である。
演奏の収録時間は約24時間。252ページのフルカラー・ブックレット付きという、オルガンの名盤を数多く世に送り出してきたエオルス(Aeolus)レーベルの一大プロジェクトです。 |
AVIE
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ベンジャミン・ホックマン(ピアノ)
シューベルトへのオマージュ
シューベルト:ピアノ・ソナタ第13番イ長調
D.664,Op.120
クルターク:シューベルトへのオマージュ
ヴィドマン:牧歌と深淵 〜 6つのシューベルトの追憶(世界初録音)
シューベルト:ピアノ・ソナタ第17番ニ長調
D.850,Op.53 |
ベンジャミン・ホックマン(ピアノ) |
ベンジャミン・ホックマンAvie初登場!シューベルトへのオマージュ!
イスラエル系アメリカ人、ベンジャミン・ホックマン。2006年のメトロポリタン美術館でのデビュー以降、ニューヨーク・フィルやアメリカ交響楽団と共演を重ね、2011年には有望な若手演奏家に贈られる、栄誉あるエイヴリー・フィッシャー・キャリア・グランドを受賞し頭角を現してきた。
注目のAvieデビュー・アルバムに選んだのは、シューベルトの2つのソナタとヴィドマンの世界初録音作品、クルタークの作品で構成された、シューベルトへのオマージュ・アルバム。
古典派と近代作曲家の対照的な作品を、エネルギッシュ&エレガントに奏でた若さ溢れる好演。
「月光」の第3楽章弾いてます。
http://www.youtube.com/watch?v=tEZUWHSARHI&feature=player_embedded
そうとうな人です・・・、この人。
2012年6月23日&24日の録音。 |
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エリザベス・ハイネン(ハープ)
レザミ — 友人たち 〜 ドビュッシー&カプレ
ドビュッシー:
神聖な舞曲、世俗的な舞曲、小組曲、
フルート,ヴィオラとハープのためのトリオ・ソナタ
カプレ:ディヴェルティスマン |
エリザベス・ハイネン(ハープ)
マイケル・スターン(指揮)
アイリス管弦楽団
ジェフリー・カーナー(フルート)
ロベルト・ディアス(ヴィオラ) |
名門フィラデルフィア管弦楽団のハーピスト、エリザベス・ハイネンが奏でる、フレンチ・プログラム。
フランスを代表する作曲家のひとりであるドビュッシー(1862−1918)と、ドビュッシーの友人であり、彼の作品の補筆も行った作曲家、アンドレ・カプレ(1878−1925)。
"レザミ"とはフランス語で"友人たち"を指し、2人の交友関係を描いたプログラミングに、奏者もハイネンの"レザミ"で構成されたコンセプト・アルバム。ハイネンのセンスと技巧が光ります。
カプレの演奏風景。
https://www.youtube.com/watch?v=FRsn9wS_IVY&feature=player_embedded
2013年2月14日&3月28日、29日の録音。
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HELIOS
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ジェームズ・ボウマンとマイケル・チャンスが共演!
クープラン:ルソン・ド・テネブル
聖バルトロメオのモテット《天は喜ぶ》
いざ、主に向かいて喜びの声をあげよ
ルソン・ド・テネブル
マニフィカト |
ジェームズ・ボウマン(カウンターテナー)
マイケル・チャンス(カウンターテナー)
マーク・コードゥル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ロバート・キング(オルガン) |
キングズ・コンソートの音楽監督、ロバート・キングがオルガンで参加したフランソワ・クープラン(1668−1733)の「ルソン・ド・テネブル」の"最初"の名盤。
プチ・モテ(小モテット)の傑作であり、クープランの宗教音楽の頂点とも称される「ルソン・ド・テネブル」で、2人の名カウンターテナー、ジェームズ・ボウマンとマイケル・チャンスが共演。
ロバート・キング&キングズ・コンソートの自主レーベル「VIVAT」からリリースされた2011年の新録音との聴き比べも興味深い。
ここで少し聴けます。ぜいたくです。
http://www.hyperion-records.co.uk/dc.asp?dc=D_CDH55455&vw=dc
※録音:1990年12月6月−8日、オール・セインツ教会(チュードリー、イギリス)/CDA
66474からの新装移行再発売 |
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シベリウス:歌曲集
夕べに Op.17-6/
劇音楽《ベルシャザールの饗宴》 Op.51 より
ユダヤの娘の歌/
6つの歌 Op.36
〔黒いばら/しかし私の小鳥は姿を見せない/
トリアノンでのテニス/葦よそよげ/三月の雪/
三月の雪の上のダイアモンド〕/
私は一本の木 Op.57-5/水の精 Op.57-8/
5つの歌 Op.37
〔はじめての口づけ/小さなラッセ/日の出/
夢だったのか/逢い引きから帰ってきた娘〕/
お前をここへ連れてきたのは誰だ Op.90-6/北の国
Op.90-1/
6つの歌 Op.50
〔春の歌/あこがれ/おとめが野原で歌っている/
不安な胸から/静かな街/ばらの歌〕/
春はいそぎ過ぎゆく Op.13-4/岸辺の樅の木の下で
Op.13-1 |
カタリナ・カルネウス(ソプラノ)
ジュリアス・ドレイク(ピアノ) |
1995年のカーディフ国際声楽コンクール(カーディフ・シンガー・オヴ・ザ・ワールド・コンペティション)で優勝を果たし、MET、コヴェントガーデン、グラインドボーン音楽祭へと活躍の場を広げたスウェーデン出身のソプラノ、カタリナ・カルネウス(カーネーウス)が歌うシベリウス歌曲集。
英BBCミュージック・マガジン誌ではピック・オヴ・ザ・マンス、英デイリー・テレグラフ誌ではベスト・オヴ・ザ・イヤー、同じく英サンデー・タイムズ誌でもベスト・オヴ・ザ・イヤーに選出された、歌曲王国ハイペリオンを代表する名唱の1つ。
※録音:2001年6月26日−28日/CDA 67318からの新装移行再発売 |
GENUIN
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トビアス・コッホ(フォルテピアノ)
「シューマン:色とりどりの小品・アルバムの綴り」
シューマン:
色とりどりの小品 Op.99(14曲)/アルバムの綴り
Op.124(20曲)/
予感/君からの手紙が来ないので/
ブラームス:
シューマンに基づいて自由に/
マティルデ・ハルトマン嬢の親しい思い出に/
アルノルト・ヴェーナーに/
キルヒナー:
ピアノの調律師が来る/ロベルト・シューマン回想記/
バルギール:アルバムの一葉 |
トビアス・コッホ(フォルテピアノ) |
好評のトビアス・コッホのシューマン・シリーズ最新作!
録音:2012年10月29-31日、ライプツィヒ、75'15
シューマンのピアノ小品集、色とりどりの小品
Op.99 とアルバムの綴り Op.124 を中心に、ブラームス、テオドール・フュルヒテゴット・キルヒナー(1823−1903)、ヴォルデマール・バルギール(1828−1897)の小品を収録。トビアス・コッホは、1968
年、ケンペン生まれのピアニスト。フォルテピアノ奏者として知られており、GENUIN
から多数の録音がCD で発売されている。1830
年、ヨハン・ネポムク・トレンドリン製作のフォルテピアノを使用。モダンピアノ演奏と比べ、より繊細なフォルテピアノでこうした小曲を演奏すると、親しい人への贈り物という曲本来の在り方がずっと明確になるように思われる。
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ニコラス・アルトシュテット(チェロ)
「バッハ:チェロ演奏によるヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集」
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ第1番
ト長調BWV.1027
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ第2番
ニ長調BWV.1028
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ第3番
ト短調BWV.1029 |
ニコラス・アルトシュテット(チェロ)
ジョナサン・コーエン(チェンバロ) |
期待の若手アルトシュテットのバッハ:チェロ・ソナタ集
録音:2012年5月9-11日、43'18
今年も含め既に何度か来日している期待のチェリスト、アルトシュテットの新盤。既にGENUIN
レーベルから4 タイトルが発売になっている。
チェロによるバッハのヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集の録音は多々あるが、えてしてチェロらしい朗々とした演奏に引っ張りがちであった。ここでのニコラス・アルトシュテット(1982
年生まれのドイツのチェリスト)の演奏は、ヴィブラートを控えた軽い弓圧で演奏することで、チェロの機能性を生かしつつ、ヴィオラ・ダ・ガンバのために書かれたこの作品の特性を殺さないよう十分な配慮をしている。ジョナサン・コーエンのチェンバロとの絡みもピッタリで、チェロによるこのソナタ集のCD
の中でも注目すべきべき出来栄えになっている。
ここで[mp3]というボタンを押すと少しずつ聴ける。リアルな音。
http://www.genuin.de/en/04_d.php?k=276
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元ベルリン・フィルのクラモー指揮
フランスの名曲を吹奏楽で!〜「フランスのクラシック」
デュカス:バレエ「ラ・ペリ」のためのファンファーレ
ビゼー:「カルメン」組曲
フランセ:陽気なパリ
ビゼー:「アルルの女」第1組曲
ラヴェル:パヴァーヌ,ボレロ |
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トーマス・クラモー(指揮)
ザクセン管楽フィルハーモニー |
元ベルリン・フィルのクラモー&ザクセン管楽フィル第3弾!カルメンにボレロ!フランスの名曲を吹奏楽で!
録音2013年1月28-31日、バート・ラウシック、72'24
フェスティヴァル(GEN 11221)、アメリカン・クラシックス(GEN
12247)に続くトーマス・クラモーとザクセン管楽フィルハーモニーによる第3
弾はフランス音楽。ビゼーやラヴェルらの有名曲が並ぶ中、フランセの「陽気なパリ」が珍しい。クラモーはベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の元トランペット奏者で、現在は指導者、指揮者として活躍。名門ザクセン管楽フィルハーモニーの首席指揮者を務めている。
ここでもちょっと試聴できる。
http://www.genuin.de/en/04_d.php?k=282
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マリアーニ・ピアノ四重奏団
「ファンタジー」
ブリッジ:幻想曲 嬰ヘ短調
マルティヌー:ピアノ四重奏曲第1番
シューマン:ピアノ四重奏曲 変ホ長調 Op.47 |
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マリアーニ・ピアノ四重奏団:
【フィリップ・ボーネン(ヴァイオリン)、
バルバラ・ブントロック(ヴィオラ)、
ペーター=フィリップ・シュテンムラー(チェロ)、
ゲルハルト・フィールハーバー(ピアノ)】 |
室内楽ファン注目の新しいアンサンブル「マリアーニ四重奏団」余裕すら感じさせるブリッジ・マルティヌー・シューマンの名演!
録音:2012年10月11-14日、ベルリン、61'59
室内楽マニアは注目すべきCD。ドイツの若いピアノ四重奏団、マリアーニ・ピアノ四重奏団のデビューCD。2009年創立のこの団体は、若々しい感性と高度な技術力を持ちつつ、既に落ち着きと余裕を感じさせる素晴らしい演奏で驚かさせてくれる。ことにブリッジの幻想曲の渋い味わいは、彼らがただの優秀な若者ではないことを証明しているだろう。ドイツでは発売後かなり話題になったのも当然の名演である。 |
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「マショー列島」〜中世と現代の音楽
ギヨーム・ド・マショー(1300-77):ノートル・ダム・ミサ
(キリエ,グローリア,サンクトゥス,アニュス・デイ)/
甘き淑女よ/私は忘れられたので/私はとても良い時に生まれた/
とても優しい淑女/私の終わりは私の始まり/
コーベット(b.1960):アーチペル・マショー/
ネムツォフ(b.1980):手紙〜ヘロイザ/
オデー=タミミ(b.1970):オド |
ミィクストゥラ:
【カタリーナ・ボイムル(ショーム)、
マルギット・カーン(アコーディオン)】 |
2012年11月5-8日、ハインスファルト、66'39
GEN 11219に続くショームとアコーディオンのデュオ、ミィクストゥラの新録音。
今回も新旧時代を混ぜ込む作りで、ギヨーム・ド・マショーの曲を中心に、シドニー・コーベット(1960−)、サラー・ネムツォフ(1980−)、サミール・オデー=タミミ(1970−)の曲を収録している。オーボエの先祖であるショームのひなびた響きと、アコーディオンのモダンな響きの絡みがユニークである。
不思議な響き。
http://www.genuin.de/en/04_d.php?k=281
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「ルネサンス音楽と新時代の音楽」
コッホ=ラファエル:気配/
スウェーリンク:大公の踊り,愚かなシモン,それはマルス/
アバド:9つの問い/ハインツ:隠蔽/カジェヌリ:断片/
ゴルジ:鱗年輪/プレレヴィック:ツァゴネトカ/ほか |
ミクストゥラ:
【マルギット・カーン(アコーディオン)、
カタリーナ・ボイムル(ショーム)】 |
録音:2011年5月28-31日、ケルン,DDD、60'54
ルネッサンス時代の木管楽器であるショームと近代の鍵盤楽器アコーディオンを組み合わせ、古楽と現代音楽を共に取り上げるという面白いアルバム。どちらの楽器、奏者も、新旧どちらの時代も受け入れる広さに感心する。 |
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「グランド・ソナタ」〜4手のためのピアノ・ソナタ集
モーツァルト:四手ピアノ・ソナタ ヘ長調
K.497
クラマー:四手ピアノ・ソナタ第2番 ト長調
オンスロー:四手ピアノ・ソナタ ヘ短調 Op.22 |
ピアノ・デュオ・ダンヘル=コルプ:
【ロマナ・ダンヘル=コルプ(ピアノ)、
オリヴァー・コルプ(ピアノ)】 |
録音:2013年1月10−13日オーバープファルツ、79'53
四手ピアノのためのソナタを3曲。ヨハン・バプティスト・クラマー(1771-1858)のソナタはこれが世界初録音である。ロマナ・ダンヘル=コルプはチェコのプラハの生まれ。オリヴァー・コルプはドイツのダルムシュタットの生まれ。フランクフルト音楽院の学生時代に出会った二人の連弾は、まさに一人が四手で弾いているかのようである。 |
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「リアル・タイム」〜現代の弦楽四重奏曲
ジャレル(b.1958):時の断章
ナンカロー(1912-97):弦楽四重奏曲第3番
ロルフ・リーム(b.1937):テンポ・ストロッツァート |
アサセッロ四重奏団:
【ロスティスラフ・コジェフニコフ(ヴァイオリン)
バルバラ・クスター(ヴァイオリン)
ユスティナ・シュリワ(ヴィオラ)
ヴォルフガング・ツァマスティル(チェロ)】 |
録音:2013年2月7−10日、ケルン、57'10
ミカエル・ジャレル(b.1958−)、コンロン・ナンカロウ(1912-1997)、ロルフ・リーム(b.1937-)と現代の注目すべき作曲家の弦楽四重奏曲を演奏。アサセッロ四重奏団は、2000年にバーゼルで結成、2005年以降ケルンを本拠とする弦楽四重奏団 |
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
BARTOK RECORDS
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伝説のレーベルBARTOK RECORDS 新譜!
モノラルながら強烈なピーター・バルトークによるハイファイ録音!
(1)ロバート・マン:物語(TALES)
〜アンデルセンとキプリングによる
(ナイチンゲール/エンドウ豆の王女/
クジラはどうして喉を持つようになったか/
サイはどうして皮がシワシワか)
(2)バルトーク:ピアノ協奏曲第1番 |
ロバート・マン((1)ヴァイオリン、(2)指揮)
レオニード・ハンブロ((1)(2)ピアノ)
(1)ルーシー・ローワン(語り)
(2)ジンブラー・シンフォニエッタ |
録音年不詳,モノラル、64:28
1曲目はヴァイオリン奏者(ジュリアード四重奏団のリーダーとしても著名)で指揮者でもあるロバート・マンの作品で、ヴァイオリンとピアノの演奏とナレーションで童話が進行します。アンデルセンの「ナイチンゲール」「エンドウ豆の王女」とキプリングの「クジラはどうして喉を持つようになったか」「サイはどうして皮がシワシワか」です。バルトーク・レコーズの絶版になって久しいLP(#928)からのリマスターで、透明感のあるサウンドです。英語の語りもクリアー。現代曲の範疇ですが、子どもにも受け入れられる作品でしょう。
2曲目はバルトークの「ピアノ協奏曲第1番」、ピアノはレオニード・ハンブロです。
名録音技師ペーテル・バルトークは、シュタルケルのコダーイ:無伴奏チェロ・ソナタの録音を「松ヤニが飛び散るような録音」と評されましたが、これもまた正にそんな感じで、目の前で弦楽器がゴシゴシやり、管楽器が割れる寸前でブリブリ吹き、打楽器の振動がからだに伝わってくる録音には驚かされます。リアルすぎて、ナマでも、指揮台でも聴けない音かもしれません。LP(#313)にも収録されています。
「ピアノ協奏曲」はバルトークが自分のピアノの腕前を見せることを念頭に書いた難曲ですが、時代の先を行き、当時は酷評されました。ペーテルは父親の演奏を聴いたはずで、父親のコンセプトを録音の形で忠実に後世に伝えている点で、非常に貴重な1枚だと思います。 |
COLLEGIUM
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ジョン・ラッター:フィール・ザ・スピリット
ラッター:
フィール・ザ・スピリット、天の飛行機、
ロード・オブ・ザ・ダンス、誕生日のマドリガル
カーマイケル(ラッター編):スカイラーク
シアリング:シェイクスピアの詩による歌とソネット |
ジョン・ラッター(指揮)
ケンブリッジ・シンガーズ
メラニー・マーシャル(メゾ・ソプラノ)
BBCコンサート・オーケストラ
ウェイン・マーシャル(ピアノ)
マルコム・クリーゼ(コントラバス) |
英国合唱の神様、ジョン・ラッター!鮮やかなアレンジを施した、美しく感動的な調べ。
イギリスを代表する英国合唱の巨匠ジョン・ラッター(1945−)と、ケンブリッジ・シンガーズ。
英グラモフォン誌で「すみずみまで素晴らしく、喜びに満ちたディスク」と高く評価された「フィール・ザ・スピリット」は、ラッターが鮮やかなアレンジを施した7つのアメリカの霊歌と、イギリス生まれの盲目のジャズ・ピアニスト、ジョージ・シアリング(1919−2011)の「シェイクスピアの詩による歌とソネット」をプログラミング。ラッターの強く感動的で美しい調べと、シェイクスピアの詩にジャズ・テイストを加えたシアリングの作品を、ケンブリッジ・シンガーズの豊かなハーモニーが奏でる——。
※2001年3月&4月の録音。
※COLCD128からの新装移行再発売
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<国内盤>
<映像>
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