≪第73号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その6 11/26〜
マイナー・レーベル新譜
歴史的録音・旧録音
メジャー・レーベル
国内盤
映像
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11/29(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
CLAVES
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小糸恵のバッハのオルガン作品傑作集最新盤第4
集
J.S.バッハ(1685-1750): オルガン作品傑作集
Vol.4
(1)パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV582
(2)コラール「主イエス・キリストよ、われらを顧みたまえ」
BWV709
(3)コラール「我いずこに逃れ行かん」BWV694
(4)前奏曲とフーガ ハ短調 BWV549
(5)コラール「ただ汝にのみ、主イエス・キリストよ」BWV1100
(6)「おお、汝正しくして善なる神よ」によるパルティータ
BWV767
(7)コラール「いと高きところには神にのみ栄光あれ」BWV663
(8)コラール「主よ、われらに汝の言葉を守らせたまえ」
BWV1103
(9)ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第4番
ハ短調 BWV1017よりアダージョ(小糸恵編曲)
(10)前奏曲(幻想曲)とフーガ ハ短調 BWV537
(11)幻想曲 ト長調 BWV571
(12)前奏曲とフーガ ハ長調 BWV547 |
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小糸恵
(オルガン;
シュニットガー・オルガン) |
2013 年3月の来日公演でも絶賛の嵐!世界的オルガニスト小糸恵のバッハのオルガン作品傑作集最新盤第4
集はパッサカリアとフーガも収録!使用楽器はオランダの古都フローニンゲンマルティン教会のシュニットガー・オルガン
録音:2013 年6 月17-19 日、フローニンゲン、マルティン教会(オランダ)/DDD
小糸恵によるバッハ、オルガン傑作集の最新アルバム登場。小糸恵は京都出身の世界的オルガニスト。スイスをはじめとしたヨーロッパで非常に高い評価を得ており、現在ではスイス・ローザンヌで音楽大学の教授として後進の育成にも力を入れております。2013
年3 月には10 年ぶりの帰国リサイタルを大阪のいずみホール、東京の武蔵野市民文化会館で行い、各公演絶賛され話題となりました。
大好評のバッハのオルガン作品傑作集の第4
弾は、第1 集(50 2908)と同様のオランダのフローニンゲンにあるマルティン教会のアルプ・シュニットガー制作の名器を使用しております。
収録内容は「ハ調」の作品を主軸にしております。先の帰国リサイタルでも披露され絶賛の嵐だったパッサカリアとフーガ
ハ短調 BWV582 では、技術はもちろんのこと長年ヨーロッパで研鑽を積んできた小糸ならではのレジストレーションのセンスの良さと、徹底された楽曲解析が伺える絶品の演奏です。これほどまでに的確な表現力を持った日本人演奏家は稀有な存在と言えましょう。その他、前奏曲とフーガ
ハ短調 BWV549 ではバッハ初期の自由な形式の作品を見事に表現し、また前奏曲とフーガ
ハ短調 BWV537 では幻想的な世界観を小糸の演奏で堪能することができます。そして、当第4
集でも小糸編曲のバッハの作品が収録されており、今回はヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第4
番 ハ短調BWV1017 からアダージョです。今後の小糸恵の演奏活動、またレコーディングにも大注目と言えましょう。 |
COVIELLO
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COV 31314
(SACD HYBRID)
\2500
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ダグラス・ボストック(指揮)
アールガウの管弦楽作品集1945-1970
ヴァルター・ガイザー(1897-1993):幻想曲II作品34(1945)
ハインリヒ・ズーターマイスター(1910-1955):幻想行進曲(1950)
ペーター・ミーク(1906-1990):室内協奏曲(1952)
ヤーノシュ・タマシュ(1936-1995):セレナーデ(1958)
エルンスト・ヴィトマー(1927-1990):クエーサー(1970) |
アールガウ交響楽団
ダグラス・ボストック(指揮) |
時代の波にのまれ忘れられた偉大なるスイス人作曲家たち
録音:2013 年4 月28 日ライヴ/69’35
このアルバムは、スイスの北部アールガウで活躍した作曲家の管弦楽作品を収録しています。しかし彼らは現在コンサートホールで演奏される機会はほとんどなく、今日の音楽シーンから忘れられた作曲家たちと言えるでしょう。それは、スイス人作曲家の多くは第二次世界大戦後、前衛音楽によって否定された新古典主義に傾倒していたことが大きく関係しているからでしょう。
この演奏は、アールガウ交響楽団創立50 周年記念コンサートのライヴで、2001
年から首席指揮者に就任したダグラス・ボストックが指揮台に上がり、スイス人作曲家の本質に迫った演奏を聴かせてくれています。 |
HAENSSLER
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生誕300周年記念
C.P.E.バッハ(1714-1788):6つのシンフォニア「ハンブルク交響曲」Wq182
[(1)第1番 ト長調/(2)第2番 変ロ長調/(3)第3番
ハ長調/
(4)第4番 イ長調/(5)第5番 ロ短調/(6)第6番
ホ長調] |
ヴォルフラム・クリスト(指揮)
シュトゥットガルト室内管弦楽団 |
2014 年C.P.E.バッハ生誕300周年記念。奇想天外でアイディア満載のC.P.E.バッハのハンブルク交響曲、演奏はシュトゥットガルト室内管弦楽団、指揮は元BPO
の首席ヴィオラ奏者、ヴォルフラム・クリスト!
録音:2013 年2 月5-7 日、シュトゥットガルト、リーダーハレ/DDD、65’29”
2014 年のC.P.E. バッハ生誕300 周年記念して、ヘンスラー・レーベルより新録音が続々と発売されますが、このアルバムはシュトゥットガルト室内管弦楽団による演奏で6
つのシンフォニア「ハンブルク交響曲」が収録されております。
6つのシンフォニアは弦楽オーケストラのために書かれ、どちらかといえば室内楽的な求心性をしめした作品です。1768
年ベルリンからハンブルクに移った後の1773
年にオーストリア公使としてベルリンに滞在していたゴットフリート・ファン・スヴィーテン男爵の依頼で書かれました。委嘱にあたって「演奏にあたっての技術的困難を一切顧みずに作曲するよう」求められたため、当時としては大胆で奇抜な楽想になっております。この全6
曲を一括して「ハンブルク交響曲」と言われており、奇想天外でアイディア満載のC.P.E.
バッハらしさがあらわれた作品集です。
シュトゥットガルト室内管弦楽団は1945 年にカール・ミュンヒンガーにより設立されました。バロック音楽の演奏を目的とし、以後レパートリーを広げつつも、やはりバロックのレパートリーを最も得意とした室内管弦楽団です。当録音の指揮はかつてベルリン・フィルのヴィオラ奏者として活躍したヴォルフラム・クリストです。クリストは2009
年以来、当室内管弦楽団の首席客演指揮者を務めており、以後勢力的に演奏活動を続けております。2012
年には同室内オケとともにルツェルン音楽祭およびシュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭などでも演奏し好評を博しております。
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生誕300周年記念
C.P.E.バッハ(1714-1788):
フォルテピアノとヴァイオリンのためのソナタ集
(1)ソナタ ハ短調 Wq78(H514)
(2)ソナタ 変ロ長調 Wq77(H513)
(3)アリオーソと変奏曲 イ長調 Wq79(H535)
(4)ソナタ ロ短調 Wq76(H512) |
アルブレヒト・ブロイニンガー(ヴァイオリン)
ピート・クイケン(フォルテピアノ) |
2014 年C.P.E.バッハ生誕300周年記念。ヴァイオリン・ソナタ発達の歴史を聴く上でも興味深い、C.P.E.バッハの作品集
録音:2006 年1 月9-11 日、SWR スタジオ、シュトゥットガルト/DDD、67’20”
2014 年に生誕300 周年を迎えるC.P.E. バッハ。今後ヘンスラー・レーベルより注目の演奏、録音がリリースされていく予定ですが、当アルバムはヴァイオリンとピアノのための作品集からソナタ
ハ短調 Wq78(H514)、ソナタ 変ロ長調 Wq77(H513)、アリオーソ
イ長調 Wq79(H535)、ソナタ イ短調Wq76(H512)
を収録しました。
ヨハン・セバスティアンの次男として誕生したカール・フィリップ・エマニュエルは1740
年よりプロイセンのフリードリヒ大王の宮廷音楽家兼チェンバリスト奏者として活躍しました。その後も作曲・演奏を勢力的に行い、多くの室内楽作品を残しました。ここに収録されたフォルテピアノとヴァイオリンのためのソナタは、ヴァイオリン・ソナタ発達の歴史を聴く上でも興味深いレパートリーで、鍵盤楽器が通奏低音としての役割だけでなく、ヴァイオリンと対等な存在で作曲されている点や華やかな旋律が織り込まれている点など、改めてその魅力に気付かれる作品です。ヴァイオリンのアルブレヒト・ブロイニンガーは1997
年に開催のエリザベート王妃国際音楽コンクールにてニコライ・ズナイダーにつぐ第2
位受賞など、華々しい経歴の持ち主です。 |
LES ARTS FLORISSANTS
レザール・フロリサンの自主レーベル
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AF 001
(3CD)
\5400 →\4990
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ウィリアム・クリスティ(指)&レザール・フロリサン
ヘンデル:「ベルシャザル」 |
アラン・クレイトン(ベルシャザル)
ローズマリー・ジョシュア(S ニトクリス)
ケイトリン・ハルカップ(サイラス)
イェスティン・デイヴィス(ダニエル)
ジョナサン・レマル(Br ゴブリアス)
ウィリアム・クリスティ(指)
レザール・フロリサン |
レザール・フロリサンの自主レーベル登場!第1
弾はヘンデルの「ベルシャザル」もちろん指揮はクリスティ!!!
録音:2012 年12 月19-21 日、ルヴァロワ=ペレ/DDD、2時間45分
ウィリアム・クリスティ率いる名門レザール・フロリサンが自主CD
を発売。第1 弾はヘンデルの英語の劇的オラトリオの傑作「ベルシャザル」です。オラトリオといってもほとんど英語のオペラといってよいほどの内容。バビロニアの王ベルシャザルが不思議な手が書いた予言をダニエルに解読させるも、予言通りペルシャの王キュロスに滅ぼされる、という旧約聖書のダニエル書第5
章の有名なエピソードを基にしています。ヘンデルのオペラ、オラトリオを多数録音してきたクリスティとレザール・フロリサンですが、「ベルシャザル」は初録音です。
タイトルロールのアラン・クレイトンは若い英国の美声テノール。ヘンデル、モーツァルトとブリテンを得意とする、これからの活躍がますます楽しみな逸材です。対するサイラスのケイトリン・ハルカップはオーストラリア生まれのメッゾソプラノ。ヘンデルとモーツァルトを得意とする他、R.シュトラウス「薔薇の騎士」のオクターヴィアンが当り役。ダニエルのイェスティン・デイヴィスは、バロック声楽作品好きにはすっかりおなじみの英国のカウンターテノール。
メトロポリタン歌劇場にも20 回以上出演している最先端のカウンターテノールです。脇役のニトクリスにバロックオペラの人気ソプラノ、ローズマリー・ジョシュア、ゴブリアスには広いレパートリーを誇るベテラン、ジョナサン・レマルと贅沢な配役です。
しっかりしたカートンに、解説と英仏対訳の冊子、ジャン・エクノーズ(エシュノーズ)の「バビロンで」というエッセイ、そして蛇腹状の紙ケースに入ったユニークなCD3
枚が収納されています。 |
TYX ART
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ピアノ・デュオのための現代音楽作品集〜ゆらぎーヴァリエーション
フレデリック・ボリ(1953-):ソナタ ロ長調、12カ月(I
dodici mesi)
ホルマー・ベッカー(1955-):幻想曲、ディヴェルティメント
ハンス・クラウス・ヒューブナー(1941-):
アートゥス I-III、変奏曲(Schwankungen) |
カーチャ&イネス・リュンケンハイマー
(ピアノ・デュオ) |
録音:2011 年6 月、2012 年6 月
ドイツの現代作曲家によるピアノ・デュオ作品集。それぞれの個性を持ちながらも、共通の音楽認識を持つ現代作曲家による刺激的なアルバムが完成しました。
ここに収録されている3 人の作曲家は、難解な現代音楽ではなく、音楽の構成や伝統的な響きに準じた作品を世に出すという同じ信念のもと、作曲家として活動しているグループです。
演奏しているピアノ・デュオ、カーチャ&イネス・リュンケンハイマーのスリリングな妙技も注目できます。卓越した想像力とピアノから色鮮やかな音色を引き出し、繊細に時には大胆に演奏しています。
特にアルバム・タイトルにもなっているハンス・クラウス・ヒューブナーの変奏曲(Schwankungen)は、ソロ、デュオ、楽器1
台、2 台へと編成の変化、そして1 つの音律から異なる音律へ、1
つのタクトから新たなタクトへと多種多様に変化する変奏曲となっており、まさに今2
人のピアニストの手から音楽が生み出されているような感覚になる輝かしく新鮮な演奏を聴かせてくれます。 |
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夕暮れが今/イブニング・ムード〜ピアノ即興演奏集
1.Abend wird es wieder (Johann Christian
Heinrich Rinck)
2.Nun ruhen alle Walder (Heinrich Isaak)
3.Ich hab mein Kindchen schlafen gelegt
(Volksweise/Mahren)
4.Schlaf, Kindchen, also wohl (Volksweise)
5.Wiegenlied der Hirten (Heinrich Reimann)
6.Abendlied (Johann Abraham Peter Schulz)
7.Du lieblicher Stern (Gustav Heinrich
Graben-Hoffmann)
8.Abendstimmung (Uli Johannes Kieckbusch)
9.Lied vom Monde (Johann Friedrich Reichardt)
10.Verstohlen geht der Mond auf (Volksweise
vom Niederrhein)
11.Guter Mond du gehst so stille (Volksweise)
12.Wer hat die schonsten Schafchen (Johann
Friedrich Reichardt) |
ウリ・ヨハネス・キックブッシュ
(ピアノ:ベーゼンドルファー・インペリアル) |
録音:2013 年2 月
ウリ・ヨハネス・キックブッシュは、即興演奏のキャリアを30
年以上持ち、ジャズや現代音楽、伝統的音楽を題材とした作品を送り出してきました。
これまでに、「暗い雲へ入る」というテーマの「dark
clouds」、月に関する曲の断片をインプロヴィゼーションした「Blaumond-Nachtmusik
fur vierKlaviere」、クリスマスソングを題材とした「weit
und still」など、独自のスタイルで斬新な作品を生み出してきました。このアルバムでは、イブニングソングをテーマに、彼自身の鋭い感性が光る即興演奏を披露しています。 |
BRIDGE
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BCD 9378
(3CD 2枚価格)
\4400
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「ヴォルフ:歌曲集」
(1)ヴォルフ:スペイン歌曲集(全44曲)
(2)ヴォルフ:イタリア歌曲集(全47曲) |
ミヒャエラ・ゼリンガー(Ms)
ヴォルフガング・ホルツマイアー(Br)
(1)ブリジット・シュタインベルガー(S)
ラッセル・ライアン(pf)
(2)ゲオルグ・ベックマン(Pf) |
名バリトン、ホルツマイアーを中心としたヴォルフ歌曲集
録音:2010年3月ウィーン・ラディオ・クルトゥーア・ハウス、DDD、3:02:40
バリトン歌手のホルツマイアーの監修の下、ドイツとオーストリアを中心とした歌手とピアニストによるヴォルフの二つの歌曲集をディスク3枚に渡ってコンプリート。明るく張りのある歌声を聴かせるホルツマイアー、明暗の切り替えが絶妙なゼリンガーによるイタリア歌曲集では、爽やかさ湛えたドラマが展開される。スペイン歌曲集では、アメリカ人ピアニスト、ライアンの表現力豊かな伴奏にも注目したい。 |
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「モーツァルト:ピアノ協奏曲集(室内楽版)」
(1)ピアノ協奏曲第12番イ長調K.414
(2)ピアノ協奏曲第13番ハ長調K.415
(3)ピアノ協奏曲第14番変ホ長調K.449 |
アン=マリー・マクダーモット(Pf)
カルダー四重奏団
(3)デイヴッド・J・グロスマン(Cb) |
アン=マリー・マクダーモットの室内楽版モーツァルトのピアノ協奏曲第12〜14
番
録音:2012年12月ニューヨーク・芸術文学アカデミー、DDD、75:54
弦楽四重奏を伴奏としたモーツァルトのピアノ協奏曲集。第14
番のみ、それにコントラバスが加わることで、通常の室内楽版にはない厚みのある演奏になっている。1963
年クイーンズ生まれのマクダーモットは、アメリカの様々な音楽祭の監督を務める、プロコフィエフ演奏に定評のあるアメリカのピアニスト。ナージャ・サレルノ・ソネンバーグの共演者としてもしられている。あでやかで、アダルトなピアニズムが特徴だ。 |
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「ジョージ・パール(1995-2009):弦楽四重奏曲集」
弦楽四重奏曲第2番ニ短調op.14(1942)
弦楽四重奏曲第5番(1960)
秩序の窓(弦楽四重奏曲第8番)(1988)
モルト・アダージョ(1938) |
ダイダロス四重奏団 |
録音:2012年6&9月ニューヨーク・ディメンナ・クラシック音楽センター、DDD、68:16
渡米したクルシェネクの弟子として、セリー音楽の理論家でもあった作曲家ジョージ・パール。ストラヴィンスキーとアルバン・ベルク協会を設立した彼の四重奏曲第2番は、ベルクのようなしっとり感のあるウィーン楽派風。第5番は微分音を用い、第8番はさらに晦渋な装いを見せるものの、そこには独特なリリカルさを潜ませる。 |
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「ジョン・マスト(b.1954):ピアノ協奏曲集」
(1)ピアノ協奏曲第1番(19882005)
(2)2つのコンサート用断片〜2曲(1996/1990)
(3)ピアノ協奏曲第2番(2006) |
ジョン・マスト(Pf)
(1)スコット・ユー(指揮)
オーゼンセ交響楽団
(3)グレン・コルテーゼ(指揮)
グリーリー・フィルハーモニー管弦楽団 |
録音:(1)(2)2012年5月、(3)2010年3月、DDD、68:27
ジョン・マストは、近年アメリカで評価が高まりつつある作曲家。日本では、辻井伸行が優勝したヴァン・クライバーンコンクールで現代曲の課題曲を担当したことでも知られるようになった。自身がピアニストだけに、ピアニズムの粋を尽くした作品が並ぶ。憂いの気配の強い協奏曲第1
番、ユーモラスなオーケストレーションが魅力なネオ・ロマン風第2
番。そして、気の効いたアンコール・ピース作品も。 |
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「ギター四重奏のためのイタリアの現代作品」
カルメロ・ニコトラ:アブシンチウム
マウロ・スキアボーネ(b.1975):四重奏曲第5番
ニコラ・ジャッペッリ(b.1975):カタストロフ・ポルカ
ジョヴァンニ・ソッリマ(b.1962):レオナルドの寓話
パオロ・アルカ(b.1953):4人のためのワルツ
ブルーノ・マデルナ (1920-1973):衛星のためのセレナータ |
ギタリアン四重奏団 |
録音:2011年1月ローマ・市民芸術学校、DDD、51:25
四台のギターによるイタリア現代作品集。ギターのアンサンブルならではの特殊な音響を追求した「レオナルドの寓話」、諧謔を極めた「カタストロフ・ポルカ」や、フレキシブルな編成と演奏様式で知られる「衛星のためのセレナータ」(このギター四重奏で聴くと、ここまで軽やかな作品だったのかと驚かされる)など多彩なスタイルな作品を収録している。最後のマデルナ作品以外はギタリアン四重奏団のために書かれ、世界初録音。 |
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「エアリー」
〜ジョン・マクドナルド:ヴァイオリンとピアノのための音楽
リリカル・スタディop.10-2(1985)/ポエムop.12B
(1985)/
シェーンベルクの主題による短いパスティーシュop.15(1985)/
4つのひたむきな細密画op.27(1987)/
ユリの花イベント(7つの小さな習作のための組曲)op.97(1989)/
ヴァイオリン独奏のためのソナタop.219(1994)/
6つの簡潔な小品による組曲op.326(1999-2000)/
ラインズ・アフター・キーツop.326(2000)/エアリーop.436(2007-2008) |
ジョアンナ・クルコウィッツ(Vn)
ジョン・マクドナルド(Pf) |
録音:2010年3月マサチューセッツ・タフツ大学ディストラー・パフォーマンス・ホール、DDD、65:06
ジョン・マクドナルドは、中堅といっていい世代に属するアメリカの作曲家。作品番号からもわかるように多作で、当盤の収録作品にはベケットやキーツの詩にインスパイアされた曲もあるが、作曲家本人はより純音楽的な作品を志向しているらしい。作曲者のピアノとクルコウィッツのヴァイオリンのデュオからは、透明感のある抒情が香り立つ。 |
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「ギターのための新しい音楽第8集」
(1)デイヴィッド・スタロビン(b.1951):
カール・ニールセンの主題による変奏曲(2010)
(2)ポール・ランスキー(b.1944):パルティータ(2010)
(3)ポール・ルーザス(b.1949):6つのページ(2008)
(4)ジョージ・クラム(b.1929):アルハンブラの幽霊(2009) |
デイヴィッド・スタロビン(G)
(2)吉永真梨(Perc)
(4)パトリック・メイソン(Br)
ダニエル・ドラックマン(Perc) |
録音:2012年6月フィラデルフィア・グールド・リハーサル・ホール、DDD、55:36
「20 世紀で最も影響力のあるアメリカのクラシック・ギタリスト」(サウンドボード誌)と呼ばれたスタロビンによる21
世紀のギター作品集。BRIDGE レーベルの看板作曲家でもあるルーザスとクラムの作品を始めとして、明確な個性を持った作品が並ぶ。ガルシア・ロルカの詩に基づくクラム作品は、この作曲家の最近の傾向としてより抒情性を増している。ランスキー作品で打楽器を担当する吉永真梨は、鹿児島出身でカーティス音楽院へと進み、現在はアークス・デュオのメンバーとしても活躍中。 |
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「マウロ・ジュリアーニ(1781-1829):作品集第2集」
(1)サヴォワの主題による大変奏曲WoO(posth)G-1/
(2)アレグレットop.98, no.4/(3)アンダンティーノop.98,
no.7/
(4)前奏曲op.83,no.1/(5)変奏曲op.24a/(6)2つのロンドop.68/
(7)前奏曲op. 83,no.4/(8)アレグレットop.
98,no.8/
(9)ケルビーニの行進曲による変奏曲op.110 |
デイヴィッド・スタロビン(g)
(5)アマリア・ホール(Vn)
(6)イノン・バルナタン(Pf) |
録音:2010-2012年ニューヨーク、DDD、58:16
幅広いレパートリーを持つスタロビン(このレーベルにはソルやカーターなど20
枚以上の録音がある)が最近特に関心を持っている作曲家は、ジュリアーニだという(第1集はBCD9029)。19
世紀初頭のウィーンでギターのヴィルティオーゾとして知られ、多くのギター曲を残したジュリアーニの初期ロマン風の抒情性が、スタロビンの完璧なテクニックによって紡ぎ出されている。「変奏曲」はヴァイオリン、「ロンド」はピアノとの二重奏だが、いずれもその風通しのいいアンサンブルが実に爽やか。 |
TUDOR
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カプリッチョ・バロック・オーケストラ
(1)ペルゴレージ:スターバト・マーテル(35:17)
(2)グレゴリ:合奏協奏曲Op.2-9(3:38)
(3)グレゴリ:合奏協奏曲Op.2-10(5:05) |
カプリッチョ・バロック・オーケストラ
(リーダー:ドミニク・キーファー)
(1)チューリヒ少年合唱団
(アルフォンス・フォン・アールブルグ:合唱指揮)
ヨナ・シェンケル(ボーイ・ソプラノ)
アレックス・ポッター(カウンター・テナー) |
カプリッチョ&チューリヒ少年合唱団のペルゴレージ
録音:2013年1月24-27日チューリヒ・ノイミュンスター教会
スイスのピリオド楽器アンサンブル「カプリッチョ」のTUDOR
レーベルへの5 枚目のアルバム。今回は小編成のアンサンブルにチューリヒ少年合唱団を迎えてペルゴレージ(1710-36)の遺作で代表作のスターバト・マーテル(悲しみの聖母)を録音。清楚で美しい児童合唱とフランス風の柔らかいアンサンブルが夭逝の天才ペルゴレージの名作に気高く演奏しています。カップリングは「カプリッチョ」の選抜メンバーが、ジョヴァンニ・ロレンツォ・グレゴリ(1663-1745)の悲しげな合奏協奏曲を収録。 |
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
BRIDGE
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「ストイフェサント四重奏団とアルフレッド・ガロドロ」
(1)ブラームス:クラリネット五重奏曲op.115
(2)モーツァルト:弦楽四重奏曲第20番ニ長調K.499
(3)モーツァルト:弦楽四重奏曲第21番ニ長調K.575 |
ストイフェサント四重奏団
(1)アルフレッド・ガロドロ(cl) |
往年の名ジャズ・プレイヤー、アル・ガロドロとストイフェサントSQの歴史的録音!
録音:(1)1947年ニューヨーク・マジェスティック劇場、(2)(3)1951年ニューヨーク・ヴィレッジ・ルター教会、ADD(モノラル)、79:51
ジャズ・プレイヤーのガロドロはトスカニーニ指揮NBC
交響楽団と共演するなど、ジャンルを超えた活躍をしたクラリネット・サックス奏者で、そのヴィルティオーゾぶりはブラームスでも発揮されている(最終楽章・変奏曲での枠に囚われない表現がいい)。ストイフェサント四重奏団は、NBC交響楽団メンバーであったシルヴァンとアランのシュルマン兄弟によって設立されたカルテット。
古雅な響きのアンサンブルながら、屹立するかのようにスピーディーでシャープな表現も存分に交えてくる、この時代の合衆国ならではの四重奏団だ。 |
GRAND SLAM
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ミュンシュのオープンリール・テープ復刻第2弾!
(1)ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 Op.67
(2)フランク:交響曲 ニ短調 |
シャルル・ミュンシュ(指揮)
ボストン交響楽団 |
ベートーヴェンの「運命」とフランクの交響曲
録音:(1)1955 年5 月2 日、(2)1957 年3 月11
日、以上、ボストン、シンフォニー・ホール/ステレオ、セッション
使用音源:(1)RCA(U.S.A.) ESC-7 ( オープンリール・テープ、2トラック、19
センチ) (2)RCA(U.S.A.) ESC-58 ( オープンリール・テープ、2トラック、19
センチ)
■制作者より
シューベルトの「未完成」+ブラームスの交響曲第2
番(GS 2098) に続く、オープンリール・テープ復刻第2
弾です。前回同様、今回もセミ・プロ仕様の2
トラック、19 センチのテープを使用しています。当復刻盤で聴くと、この当時でもこれだけの情報量があったのだと驚かされます。
■解説書の内容
アメリカ『タイムTIME』誌、1949 年12 月19
日号から、ミュンシュのプライヴェートについて記した部分を訳して掲載しています。ミュンシュは大のインタビュー嫌いとしても知られており、指揮台を離れた彼について書かれたり、語られたりしている文献はほとんどなく、たいへんに貴重です。リハーサルのこと、本番でのハプニング、好きな食べ物、夫人と愛犬についてなど、楽しい内容です。(以上、平林
直哉) |
<メジャー・レーベル>
<国内盤>
キング・インターナショナル(国内仕様盤)
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ブルーレイ・ディスクTM・オーディオ3タイトル国内仕様化
BDオーディオの第一人者、麻倉怜士氏による解説付き
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KKC 5356
(Blu-ray Disc Audio)
\4500
※輸入盤発売済
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ブルックナー:
(1)交響曲第4番変ホ長調 WAB104『ロマンティック』
(1874年第1稿)
(2)交響曲第7番ホ長調 WAB107
(3)交響曲第8番ハ短調 WAB108(1887年第1稿) |
バイエルン国立管弦楽団
ケント・ナガノ(指揮) |
BD オーディオで登場!ケント・ナガノ手兵バイエルン国立管との集大成!
録音:(1)2007 年ミュンヘン、ファラオ・スタジオ
(2)2010 年ベルギー、ゲント・カテドラル (3)2009
年ミュンヘン、ファラオ・スタジオ
[FARAO] A.108076、音声:5.0 DTS-HD Master
Audio、2.0 LPCM、輸入盤・日本語解説付
プロデューサー:フェリクス・ガーゲルレ/編集:アンドレアス・ツェンメラー
2006 年からバイエルン国立歌劇場音楽監督に就任し、2013
年7 月に7 年間務めた地位を退任するケント・ナガノの集大成ともいえるアルバムがFARAO
CLASSICS から発売。
これまでに意欲的なオペラ上演や斬新なコンサート・プログラムでめざましい成果を上げてきたケント・ナガノ。今回発売されるのは、FARAOCLASSICS
のプロデューサー、フェリクス・ガーゲルレ氏によって録音された初リリースとなる第8
番の単売と、同じくFARAO CLASSICS が録音したSONY
CLASSICAL から発売された第4 番と第7 番、そして第8
番が収録され、今話題のブルーレイ・ディスク・オーディオで発売されます。高音質で定評のあるFARAO
が録音を手掛け、細部までこだわった充実のセッション録音と、ベルギーのゲントのカテドラルで行われた7
番の録音は、教会ならではの美しい残響と、自然な空気感は絶品。
2ch ステレオ& 5.0 チャンネル対応のブルーレイ・ディスク・オーディオで、充実した中低音域の濃密さを堪能できます。
※ブルーレイ・ディスク対応機器でのみ再生可能です。 |
<映像>
C MAJOR(映像)
|
ドイツの映像レーベル「C-major」から発売された大企画「トゥット・ヴェルディ」。
ヴェルディゆかりの地、パルマにあるテアトロ・レッジョでの高品位な舞台映像を高画質&高音質で収録し、2012年10月、初期作品から発売を開始、ヴェルディ生誕200
年を迎えた今年全てのオペラをリリースしました。
プレミアム・ボックスと分売で発売され、ヴェルディのアニバーサリー・イヤーを大いに盛り上げました。
ヴェルディのオペラ作品は大きく前期・中期・後期の3
つの時期にわかれており、この度、「トゥット・ヴェルディ」より時代別ボックス・セットとして再登場。
1839 年から1846 年に作曲された前期の9 つのオペラ作品をまとめたVol.1。前期の作品は「ナブッコ」に代表されるような愛国心を鼓舞する作品が主体となっています。
1847年から1853年に作曲された中期にあたるオペラ作品9つを収録したVol.2。中期三大傑作と言われる「リゴレット」、「イル・トロヴァトーレ」、「椿姫」から見られるように、人間の心理描写と感情表現を見事と音楽と一致させた充実した作品を送り出した時期と言えるでしょう。
そして後期三大傑作の「アイーダ」、「オテロ」、「ファルスタッフ」などを含んだ1855
年から1893 年の8 作品を収めたVol.3。
ヴェルディ・イヤーを締めくくるに相応しい、ハードカバーのスリープケースに収められた時代別ボックス・セットです。 |
72 5904
(9Blu-ray)
\21000 →\19990
|
トゥット・ヴェルディ〜ヴェルディ:オペラ全集 BOX
VOL.1 【1839-1846】
・歌劇『オベルト』全曲
ジョヴァンニ・バッティスタ・パローディ(Bs
オベルト) フランチェスカ・サッス(S レオノーラ)
マリアーナ・ペンチェヴァ(Ms クニーツァ) ファビオ・サルトーリ(T
リッカルド)
ジョルジャ・ベルターニ(Ms イメルダ) パルマ・レッジョ劇場管弦楽団&合唱団
アントネッロ・アッレマンディ(指揮) ピエーラッリ(演出、舞台、衣装、照明)
収録:2007 年10月16,23日、パルマ
・歌劇『一日だけの王様』全曲
アンナ・カテリーナ・アントナッチ(Ms
ポッジョ侯爵夫人) アレッサンドラ・マリアネッリ(S
ジュリエッタ)
イヴァン・マグリ(T エドアルド) グイド・ロコンソーロ(Br
騎士ベルフィオーレ)
アンドレア・ポルタ(Br ケルバー男爵) パオロ・ボルドーニャ(Br
ロッカ氏)
リカルド・ミラベッリ(T イブレア伯爵) ペク・スンファ(Br
デルモンテ)
パルマ・レッジョ劇場管弦楽団&合唱団 ドナート・レンゼッティ(指揮)
ピエール・ルイージ・ピッツィ(演出,舞台,衣装) ヴィンチェンツォ・ランポーニ(照明)
ルカ・ヴェジェッティ(振付) 収録:2010
年1月30日、パルマ
・歌劇『ナブッコ』全曲
レオ・ヌッチ(Br ナブッコ) ディミトラ・テオドッシュウ(S
アビガイッレ)
ジョルジョ・スリアン(Bs ザッカリア) ブルーノ・リベイロ(T
イズマエーレ)
アンナ・マリア・キウーリ(S フェネーナ) アレッサンドロ・スピーナ(Bs
バール神の大祭司)
マウーロ・ブッフォリ(T アブダッロ) クリスティーナ・ジャンネッリ(Ms
アンナ)
パルマ・レッジョ劇場管弦楽団&合唱団 ミケーレ・マリオッティ(指揮)
ダニエレ・アッバード(演出) ルイージ・ペレーゴ(舞台、衣装)
ヴァレリオ・アルフィエーリ(照明) 収録:2009
年10月12,14日、パルマ
・歌劇『第一回十字軍のロンバルディア人たち』全曲
ディミトラ・テオドッシュウ(S ジゼルダ) フランチェスコ・メーリ(T
オロンテ)
ミケーレ・ペルトゥージ(Bs パガーノ) ロベルト・デ・ビアージョ(T
アルヴィーノ)
クリスティーナ・ジャンネッリ(S ヴィクリンダ) ロベルト・タリアヴィーニ(Bs
ピッロ)
グレゴリー・ボンファッティ(T ミラノ市長) ヴァルディス・ヤンソンス(Br
アッチャーノ)
ダニエラ・ピーニ(Ms ソフィア) パルマ・レッジョ劇場管弦楽団&合唱団
ダニエレ・カッレガーリ(指揮) ランベルト・プッジェッリ(演出)
パオロ・ブレーニ(舞台) サントゥッツァ・カリ(衣装)
アンドレア・ボレッリ(照明) 収録:2009
年1月15,21日、パルマ
・歌劇『エルナーニ』全曲
マルコ・ベルティ(T エルナーニ) カルロ・グエルフィ(Br
ドン・カルロ)
ジャコモ・プレスティア(Bs シルヴァ) スーザン・ネヴィス(S
エルヴィーラ)
ニコレッタ・ザニーニ(S ジョヴァンナ) サムエレ・シモンチーニ(T
ドン・リッカルド)
アレッサンドロ・スヴァブ(Bs ヤーゴ) パルマ・レッジョ劇場管弦楽団&合唱団
アントネッロ・アッレマンディ(指揮) ピエラッリ(演出、衣装、照明)
収録:2005 年5月3,6,8,11,19日、パルマ
・歌劇『二人のフォスカリ』全曲
レオ・ヌッチ(Br フランチェスコ・フォスカリ) ロベルト・デ・ビアージョ(T
ヤコポ・フォスカリ)
タチアナ・セルジャン(S ルクレツィア・コンタリーニ) ロベルト・タリアヴィーニ(Bs
ヤコポ・ロレダーノ)
グレゴリー・ボンファッティ(T バルバリーゴ) マルチェッラ・ポリドーリ(S
ピザーナ)
マウーロ・ブッフォリ(T 十人委員会の使用人) アレッサンドロ・ビアンキーニ(Bs
総督の従僕)
パルマ・レッジョ劇場管弦楽団&合唱団 ドナート・レンゼッティ(指揮)
ジョゼフ・フランコーニ・リー(演出) ウィリアム・オルランディ(舞台,衣装)
ヴァレリオ・アルフィエーリ(照明) マルタ・フェリ(振付) 収録:2009
年10月8,16日、パルマ
・歌劇『ジョヴァンナ・ダルコ』全曲
スヴェトラ・ヴァシレヴァ(S ジョヴァンナ) レナート・ブルゾン(Br
ジャコモ)
エヴァン・ボウラーズ(T カルロ7 世) ルイージ・ペトローニ(T
デリル)
マウリツィオ・ロ・ピッコロ(Bs タルボット) パルマ・レッジョ劇場管弦楽団&合唱団
ブルーノ・バルトレッティ(指揮) ガブリエーレ・ラヴィア(演出) アレッサンドロ・カメラ(舞台)
アンドレア・ヴィオッティ(衣装) アンドレア・ボレッリ(照明) 収録:2008
年10月7,17日、パルマ
・歌劇『アルツィーラ』全曲(演奏会形式)
フランチェスコ・ファチーニ(Bs アルヴァーロ) トーマス・ガゼリ(Br
グスマーノ)
ジョシュア・リンゼイ(T オヴァンド) フェルディナント・フォン・ボトマー(T
ザモロ)
平野 和(ひらの やすし)(Bs アタリバ) 齊藤純子(さいとう じゅんこ)(S
アルツィーラ)
アンナ・ルチア・ナルディ(Ms ズーマ) 土崎 譲(つちざき りょう)(T
オトゥンボ)
ドッビアーコ専修管弦楽団&合唱団 ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団
グスタフ・クーン(指揮) 収録:2012
年9月、ドッビアーコ
・歌劇『アッティラ』全曲
ジョヴァンニ・バッティスタ・パローディ(Bs
アッティラ) スザンナ・ブランキーニ(S オダベッラ)
セバスティアン・カターナ(Br エツィオ) ロベルト・デ・ビアージョ(T
フォレスト)
クリスティアーノ・クレモニーニ(T ウルディーノ) ジアン・アトフェ(Bs
レオーネ)
パルマ・レッジョ劇場管弦楽団&合唱団 アンドレア・バッティストーニ(指揮)
ピエルフランチェスコ・マエストリーニ(演出) カルロ・サーヴィ(舞台,衣装)
ブルーノ・チュッリ(照明) 収録:2010
年10月、ブッセート |
72 5808
(9DVD)
\21000 →\19990
|
(9Blu-ray) 本編:18hrs 33mm、ボーナス:90mm、画面:16:9
HD、音声:DTS-HD MA 5.1、PCM2.0、字幕:伊(原語),
英, 独, 仏, 中, 韓, 日本語(ボーナス:英,
伊)
(9DVD) 本編:18hrs 33mm、ボーナス:90mm、画面:16:9
HD、音声:DTS 5.1、PCM2.0、字幕:伊(原語),
英, 独, 仏, 中, 韓, 日本語(ボーナス:英,
伊) |
|
72 6104
(9Blu-ray)
\21000 →\19990
|
トゥット・ヴェルディ〜ヴェルディ:オペラ全集 BOX
VOL.2 【1847-1853】
・歌劇『マクベス』全曲
レオ・ヌッチ(Br マクベス) シルヴィー・ヴァレル(S
マクベス夫人) エンリーコ・イオーリ(Bs バンコ)
ロベルト・イウリアーノ(T マクドゥフ) ニコラ・パスコーリ(T
マルコム) エンリーコ・テュルコ(Bs 医師)
ティツィアーナ・トラモンティ(Ms マクベス夫人の侍女)、ほか
パルマ・レッジョ劇場管弦楽団&合唱団 ブルーノ・バルトレッティ(指揮)
リリアーナ・カヴァーニ(演出) ダンテ・フェレッティ(舞台) アルベルト・ヴェルソ(衣装)
セルジョ・ロッシ(照明) アメーデオ・アモーディオ(振付)
収録:2006 年6月、パルマ
・歌劇『群盗』全曲
ジャコモ・プレスティア(Bs マッシミリアーノ) アキレス・マチャード(T
カルロ)
アルトゥール・ルチンスキ(Br フランチェスコ) ルクレシア・ガルシア(S
アマーリア)
ワルテル・オマッジョ(T アルミーニョ) ダリオ・ルッソ(Bs
モーゼル)
マッシミリアーノ・キアロッラ(T ロッラ)、ほか
サン・カルロ歌劇場管弦楽団&合唱団 ニコラ・ルイゾッティ(指揮)
ガブリエーレ・ラヴィア(演出) アレッサンドロ・カメラ(舞台) アンドレア・ヴィオッティ(衣装)
カルロ・ネッティ(照明) 収録:2012
年3月、ナポリ
・歌劇『海賊』全曲
ブルーノ・リベイロ(T コッラード) イリーナ・ルング(S
メドーラ) ルカ・サルシ(Br セイド)
シルヴィア・ダッラ・ベネッタ(S グルナーラ) グレゴリー・ボンファッティ(T
セリモ)
アンドレア・パピ(Bs ジョヴァンニ)、ほか
パルマ・レッジョ劇場管弦楽団&合唱団 カルロ・モンタナーロ(指揮)
ランベルト・プッジェッリ(演出) マルコ・カプアーナ(舞台) ヴェラ・マルゾート(衣装)
アンドレア・ボレッリ(照明) 収録:2008
年10月、ブッセート
・歌劇『レニャーノの戦い』全曲
ディミトラ・テオドッシュウ(S リーダ) アンドルー・リチャーズ(T
アリーゴ)
レオナルド・ロペス・リナレス(Br ロランド) エンリーコ・ジュゼッペ・イオーリ(Bs
フェデリーコ・バルバロッサ)
ジョヴァンニ・グァリアルド(Br マルコヴァルド) シャロン・ピエルフェデリーチ(Ms
イメルダ)
フランチェスコ・ムジーヌ(Bs ミラノの第一執政官) フェデリーコ・ベネッティ(Bs
第二のミラノ執政官)
ガブリエーレ・サゴーナ(Bs コモの市長)、ほか
トリエステ・ジュゼッペ・ヴェルディ歌劇場管弦楽団&合唱団 ボリス・ブロット(指揮)
ルッジェーロ・カップッチョ(演出) カルロ・サーヴィ(舞台,衣装)
ニーノ・ナポレターノ(照明) 収録:2012
年2月、3月
・歌劇『ルイーザ・ミラー』全曲
フィオレンツァ・チェドリンス(S ルイーザ) マルセロ・アルバレス(T
ロドルフォ) レオ・ヌッチ(Br ミラー)
ジョルジョ・スルヤン(Bs ワルテル伯爵) フランチェスカ・フランチ(Ms
フェデリーカ)
ラファル・シヴェク(Bs ヴルム) カテリーナ・ニコリック(Ms
ラウラ) アンジェロ・ヴィッラーリ(T 農夫)
パルマ・レッジョ劇場管弦楽団&合唱団 ドナート・レンゼッティ(指揮)
デニス・クリーフ(演出,舞台,衣装,照明) 収録:2007
年10月、パルマ
・歌劇『スティッフェリオ』全曲
ロベルト・アロニカ(T スティッフェリオ) 于冠群(ユ・ガンクン)(S
リーナ)
ロベルト・フロンターリ(Br スタンカー) ガブリエーレ・マンジョーネ(T
ラッファエーレ)
ゲオルギー・アンドグラーゼ(Bs ヨルグ) コジモ・ヴァッサッロ(T
フェデリーコ)
ロレライ・ソリス(S ドロテア) パルマ・レッジョ劇場管弦楽団&合唱団
アンドレア・バッティストーニ(指揮) ギー・モンタヴォン(演出,照明)
フランチェスコ・カルカニーニ(舞台,衣装) 収録:2012
年4月、パルマ
・歌劇『リゴレット』全曲
レオ・ヌッチ(Br リゴレット) ニーノ・マチャイーゼ(S
ジルダ) フランチェスコ・デムーロ(T マントヴァ公爵)
ステファニー・イラーニ(Ms マッダレーナ) マルコ・スポッティ(Bs
スパラフチーレ)
カタリーナ・ニコリッチ(Ms ジョヴァンナ) ロベルト・タリアヴィーニ(Br
モンテローネ伯爵)
オラーツィオ・モーリ(Br マルッロ) マウーロ・ブッフォリ(T
マッテオ・ボルサ)
エツィオ・マリア・ティージ(Bs チェプラーノ伯爵) シッラ・クリスティアーノ(Ms
チェプラーノ伯爵夫人)、ほか
パルマ・レッジョ劇場管弦楽団&合唱団 マッシモ・ザネッティ(指揮) ステファノ・ヴィジオーリ(演出)
ピエルルイージ・サマリターニ(舞台,衣装) フランコ・マッリ(照明) 収録:2008
年10月、パルマ
・歌劇『トロヴァトーレ』全曲
マルセロ・アルバレス(T マンリーコ) テレーザ・ロマーノ(S
レオノーラ)
クラウディオ・スグーラ(Br ルーナ伯爵) ムジア・ニオラージェ(Ms
アズチェーナ)
デヤン・ヴァチュコフ(Bs フェランド) クリスティーナ・ジャンネッリ(S
イネス)
ロベルト・ヤキーニ・ヴィルジーリ(T ルイス)、ほか
パルマ・レッジョ劇場管弦楽団&合唱団 ユーリ・テミルカーノフ(指揮)
ロレンツォ・マリアーニ(演出) ウィリアム・オルランディ(舞台,衣装)
クリスチャン・ピノ(照明) 収録:2010
年10月、パルマ
・歌劇『椿姫』全曲
スヴェトラ・ヴァシレヴァ(S ヴィオレッタ) マッシモ・ジョルダーノ(T
アルフレード・ジェルモン)
ウラディーミル・ストヤノフ(Br ジョルジョ・ジェルモン) ダニエラ・ピーニ(Ms
フローラ)
アントネッラ・トレヴィサン(Ms アンニーナ) ジャンルカ・フロリス(T
ガストーネ)
アルマンド・ガッバ(Br ドゥフォール男爵) フィリッポ・ポリネッリ(Bs
オビニー侯爵)
ロベルト・タリアヴィーニ(Br 医師グランヴィル) イオリオ・ゼンナーロ(T
ジュゼッペ)
ロベルト・スカンドゥーラ(Bs フローラの召使) マッテオ・マッゾーリ(Bs
手紙を取り次ぐ男)
パルマ・レッジョ劇場管弦楽団&合唱団 ユーリ・テミルカーノフ(指揮)
カール=エルンスト・ヘルマン(演出,舞台,衣装、照明) ウルゼル・ヘルマン(演出)
収録:2007 年10月、パルマ |
72 6008
(9DVD)
\21000 →\19990
|
(9Blu-ray) 本編:20hrs 36mm、ボーナス:95mm、画面:16:9
HD、音声:DTS-HD MA 5.1、PCM2.0、字幕:伊(原語),
英, 独, 仏, 中, 韓, 日本語(ボーナス:英,
伊)
(9DVD) 本編:20hrs 36mm、ボーナス:95mm、画面:16:9
HD、音声:DTS 5.1、PCM2.0、字幕:伊(原語),
英, 独, 仏, 中, 韓, 日本語(ボーナス:英,
伊) |
|
72 6304
(8Blu-ray)
\21000 →\19990
|
トゥット・ヴェルディ〜ヴェルディ:オペラ全集 BOX
VOL.3 【1855-1893】
・歌劇『シチリア島の夕べの祈り』全曲
レオ・ヌッチ(Br モンフォルテ) ダニエラ・デッシ(S
エレナ) ファビオ・アルミリアート(T アリーゴ)
ジャコモ・プレスティア(Bs ジョヴァンニ・ダ・プロチダ) ダーリオ・ルッソ(Bs
ベテューヌ卿)
アンドレア・マストローニ(Bs ヴォドモン伯爵) アドリアーナ・ディ・パオラ(Ms
ニネッタ)
ラオウル・デラーモ(T ダニエーリ) ロベルト・ヤキーニ・ヴィルジーリ(T
テバルド)
アレッサンドロ・バッティアート(Br ロベルト) カミッロ・ファッキーノ(T
マンフレード)
パルマ・レッジョ劇場管弦楽団&合唱団 マッシモ・ザネッティ(指揮)
ピエール・ルイージ・ピッツィ(演出,舞台,衣装) ロベルト・マリア・ピッツート(振付)
ヴィンチェンツォ・ラポーニ(照明) 収録:2010
年10月、パルマ
・歌劇『シモン・ボッカネグラ』全曲
レオ・ヌッチ(Br シモン・ボッカネグラ) タマール・イヴェーリ(S
アメーリア)
フランチェスコ・メーリ(T ガブリエーレ) ロベルト・スカンディウッツィ(Bs
フィエスコ)
シモーネ・ピアッツォラ(Br パオロ) パオロ・ペッキオーリ(Bs
ピエトロ) ルカ・カサリン(T 弓隊長)
オレナ・ハラチコ(S アメーリアの侍女) パルマ・レッジョ劇場管弦楽団&合唱団
ダニエレ・カッレガーリ(指揮) ジョルジョ・ガッリョーネ(演出)
グイード・フィオラート(舞台,衣装) ブルーノ・チュッリ(照明) 収録:2010
年3月、パルマ
・歌劇『仮面舞踏会』全曲
フランチェスコ・メーリ(T リッカルド) クリスティン・ルイス(S
アメーリア)
ウラディーミル・ストヤノフ(Br レナート) エリザベッタ・フィオリッロ(Ms
ウルリカ)
セレーナ・ガンベローニ(S オスカル) フィリッポ・ポリネッリ(Br
シルヴァーノ)
アントーニオ・バルバガッロ(Br サムエル) エンリーコ・リナルド(Bs
トム)
コジモ・ヴァッサッロ(T 判事) エンリーコ・パオリッロ(T アメーリアの召使)
パルマ・レッジョ劇場管弦楽団&合唱団 ジャンルイージ・ジェルメッティ(指揮)
マッシモ・ガスパロン(演出、ピエルルイージ・サマリターニの原案による)
ピエルルイージ・サマリターニ(舞台,衣装) アンドレア・ボレッリ(照明)
ロベルト・マリア・ピッツート(振付) 収録:2011
年10月、パルマ
・歌劇『運命の力』全曲
ディミトラ・テオドッシュウ(S レオノーラ) アキレス・マチャド(T
ドン・アルヴァーロ)
ウラディーミル・ストヤノフ(Br ドン・カルロ・ディ・ヴァルガス)
ロベルト・スカンディウッツィ(Bs 修道院長) マリアーナ・ペンチェヴァ(Ms
プレツィオジッラ)
カルロ・レポーレ(Br メリトーネ神父) キム・ミョンホ(T
トラブーコ)
ジヤン・アトフェー(Bs カラトラーヴァ侯爵) アドリアーナ・ディ・パオラ(Ms
クルラ)
アレッサンドロ・ビアンキーニ(Bs 市長) ガブリエーレ・ボッレッタ(Bs
外科医)
パルマ・レッジョ劇場管弦楽団&合唱団 ジャンルイージ・ジェルメッティ(指揮)
ステーファノ・ポーダ(演出,舞台,衣装,振付,照明) 収録:2011
年1月、2月、パルマ
・歌劇『ドン・カルロ』全曲(1886 年モデナ版
5 幕)
マリオ・マラニーニ(T ドン・カルロ) チェリア・コステア(S
エリザベッタ)
シモーネ・ピアッツォラ(Br ロドリーゴ) ジャコモ・プレスティア(Bs
フィリッポ2 世)
ルチアーノ・モンタナーロ(Bs 大審問官) アラ・ポズニアク(Ms
エボリ公女)
パオロ・ブットル(Bs 修道士) イレーヌ・カンデリエ(S
テバルド)
アントーニオ・フェルトラッコ(T レルマ伯爵,国王の布告者)
モデナ市立劇場財団アマデウス・オペラ合唱団 エミリア・ロマーニャ州立管弦楽団
ファブリツィオ・ヴェントゥーラ(指揮) ジョゼフ・フランコーニ・リー(演出)
アレッサンドロ・チャンマルーギ(舞台,衣装) ネヴィオ・カヴィーナ(照明) 収録:2012
年10月、モデナ
・歌劇『アイーダ』全曲
スザンナ・ブランキーニ(S アイーダ) ワルテル・フラッカーロ(T
ラダメス)
マリアーナ・ペンチェヴァ(Ms アムネリス) アルベルト・ガザーレ(Br
アモナズロ)
ゲオルギー・アンドグラーゼ(Bs ランフィス) カルロ・マリンヴェルノ(Bs
エジプト王)
于冠群(ユ・ガンクン)(S 巫女) コジモ・ヴァッサッロ(T
伝令)
パルマ・レッジョ劇場管弦楽団&合唱団 アントーニオ・フォリアーニ(指揮)
ジョゼフ・フランコーニ・リー(演出) マウーロ・カロージ(舞台,衣装)
マルタ・フェリ(振付) グイード・レーヴィ(照明) 収録:2012
年2月
・歌劇『オテロ』全曲
アレクサンドルス・アントネンコ(T オテロ)
マリーナ・ポプラフスカヤ(S デズデーモナ)
カルロス・アルバレス(Br イヤーゴ) バルバラ・ディ・カストリ(Ms
エミーリア)
スティーヴン・コステロ(T カッシオ) アントネッロ・チェロン(T
ロデリーゴ)
ミハイル・ペトレンコ(Bs ロドヴィーコ) シモーネ・デル・サヴィオ(Br
モンターノ)
アンドレア・ポルタ(Bs 伝令) ウィーン国立歌劇場合唱団 ザルツブルク音楽祭児童合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 リッカルド・ムーティ(指揮)
スティーブン・ラングリッジ(演出) ジョージ・ソーグライズ(舞台)
エンマ・ライオット(衣装) ジュゼッペ・ディ・イオリオ(照明) 収録:2008
年8月、ザルツブルク
・歌劇『ファルスタッフ』全曲
アンブロージョ・マエストリ(Br ファルスタッフ) ルカ・サルシ(Br
フォード)
スヴェトラ・ヴァシレヴァ(S アリーチェ) ロミーナ・トマゾーニ(Ms
クイックリー夫人)
ダニエラ・ピーニ(Ms メグ) バルバラ・バルニェージ(S
ナンネッタ) アントーニオ・ガンディア(T
フェントン)
パトリツィオ・サウデッリ(Bs バルドルフォ) マッティア・デンティ(T
ピストーラ)
ルカ・カザリン(T 医師カイウス) パルマ・レッジョ劇場管弦楽団&合唱団
アンドレア・バッティストーニ(指揮) スティーヴン・メドカルフ(演出)
ジェイミー・ヴァルタン(舞台,衣装) サイモン・コーダー(照明) 収録:2011
年10月 |
72 6208
(11DVD)
\21000 →\19990
|
(8Blu-ray) 本編:20hrs 55mm、ボーナス:87mm、画面:16:9
HD、音声:DTS-HD MA 5.1、PCM2.0、字幕:伊(原語),
英, 独, 仏, 中, 韓, 日本語(ボーナス:英,
伊)
(11DVD) 本編:20hrs 55mm、ボーナス:87mm、画面:16:9
HD、音声:DTS 5.1、PCM2.0、字幕:伊(原語),
英, 独, 仏, 中, 韓, 日本語(ボーナス:英,
伊) |
11/28(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
CORO
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ザ・シックスティーン
キジバトの声
シェパード:喜べ、喜べ、喜べマリアよ
マンディ:われは若く
デイヴィー:おお、天地の創造者なる主よ
シェパード:我らを救い給えI&II、あなたの御手に委ねますI&III
デイヴィー:ああ、我が心よ、汝を思い出す
マンディ:天の父の声は |
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ザ・シックスティーン
ハリー・クリストファーズ(指揮) |
ザ・シックスティーンが歌うイギリス・ルネサンス!デイヴィー、シェパード、マンディのポリフォニー。
ザ・シックスティーンとハリー・クリストファーズが、「イギリスにおけるルネサンス・ポリフォニーの黄金時代」の音楽でその原点に回帰!
イギリス・ルネサンスの至宝である写本、イートン・クワイアブックにその作品が収められている15世紀後期イングランドの大作曲家リチャード・デイヴィー。
その生涯、音楽ともにベールに包まれている部分が多いものの、その流麗な作風による作品は、当時の傑作として評価されている。
15世紀末から16世紀末にかけてのイギリス・ルネサンスのポリフォニーの歴史が、リチャード・デイヴィとその次世代の音楽家たち、激動の宗教改革の時代を生きたジョン・シェパード、16世紀後半にチャペル・ロイヤルの音楽家として活躍したウィリアム・マンディの宗教合唱作品、そしてザ・シックスティーンの至上のハーモニーによって、説得力豊かに描かれてゆく。
ザ・シックスティーンは、この「キジバトの声(The
Voice of the Turtle Dove)」プログラムを、2014年のイギリスのナショナル・ツアー「合唱巡礼(The
Choral Pilgrimage)」で取り上げる予定となっている。
英国はもちろんのこと、この新録音の登場により世界各地でザ・シックスティーンが歌うイギリス・ルネサンスのポリフォニーが再び脚光を浴びることだろう。
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GLOSSA
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ロベルタ・インヴェルニッツィ
このうえなく美しい人 〜 イタリア初期バロックの歌曲集
ロマーノ(17世紀初期):不思議な愛の調べ
フェラーリ:丸腰にされ、情熱に満たされたわたし
ピッチニーニ:トッカータ第5番
カッチーニ:甘いため息、東方の門から、ああ帰り来れ
カプスベルガー:チャコーナ
ロッシ:このうえなく美しい人
カリッシミ:泣きなさい、そよ風よ、泣きなさい
カプスベルガー:トッカータ第6番
ロッシ:その矢によって
ストロッツィ:
恋するヘラクレイトス(恋する人たちよ聞いておくれ)、
希望の神を嘲笑う
カスタルディ:柔和なるタステッジョ
メールラ:そんな風に思うなんて
ディンディア:無慈悲なアマリッリ、優しくしておくれ,
私の涙よ
ピッチニーニ:アリア・ディ・サラバンダ
カプスベルガー:ニンナ・ナンナ(子守歌)
モンテヴェルディ:
甘美な光に、あなたは全て私のものだった、死んでしまいたい |
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ロベルタ・インヴェルニッツィ
(ソプラノ)
クレイグ・マルキテッリ
(アーチリュート&テオルボ) |
イタリア古楽界の歌姫インヴェルニッツィ!"さらなる美"。イタリア初期バロックの歌曲集!
イタリア古楽界の女王であり歌姫、現代最高の古楽系ソプラノの1人、ロベルタ・インヴェルニッツィが歌うイタリアの初期バロック時代に誕生した美しき「歌」の饗宴。
ヴィヴァルディの「オペラ・アリア集」(PGCD
922901)や「ファウスティーナの旅」(PGCD
922606)での名唱が記憶に新しいインヴェルニッツィ。
インヴェルニッツィは、2010年11月の来日公演で、イタリア初期バロックの歌曲を歌い大絶賛を受けており、当時と同じクレイグ・マルキテッリとの共演による新録音は、古楽ファン、関係者にとって、まさしく待望のリリースとなる。
ロマーノ、フェラーリで幕を開け、モノディ様式の大家カッチーニ、ローマ楽派の代表的存在であるルイージ・ロッシ、初期バロックの巨匠カリッシミ、ストロッツィ、ディンディア、そしてイタリアの巨星モンテヴェルディへと続くプログラミングも秀逸。
イタリア初期バロックの歌曲集で、ロベルタ・インヴェルニッツィの歌声の"さらなる美"を聴く
——。グロッサ(Glossa)が贈る自信作、ご期待下さい!
※録音:2012年2月、サンタ・クローチェ教会(モンドヴィ、イタリア)
ロベルタ・インヴェルニッツィ
GLOSSAの旧譜から |
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ロベルタ・インヴェルニッツィ 〜 イタリアのヘンデル
カンタータ《炎の中で》HWV.170より アリア
カンタータ《フィッリの夜の思い》HWV.134より
アリア
カンタータ《あの宿命の日から(愛の妄想)》HWV.99より
アリア
カンタータ《高貴な望みの子》HWV.113より
アリア
カンタータ《女猟師ディアナ》HWV.79より
レチタティーヴォとアリア
カンタータ《クローリ、ティルシとフィレーノ》HWV.96より
アリア、二重唱と三重唱
カンタータ《おお、何と澄んで美しく》HWV.143より
アリア
カンタータ《アポロとダフネ》HWV.122より
アリアと二重唱
カンタータ《死に瀕するアグリッピーナ》HWV.110より
アリア |
ロベルタ・インヴェルニッツィ(ソプラノ)
ファビオ・ボニッツォーニ(チェンバロ&指揮)
ラ・リゾナンサ |
ボニッツォーニ&ラ・リゾナンサとの共演で聴かせてくれた優美で劇的な"イタリアのヘンデル"のアリアをじっくりと・・・。
※録音:2005年−2009年、フランス&イタリア
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ロベルタ・インヴェルニッツィ(ソプラノ)
ファウスティーナの旅
ポルポラ:歌劇《ポーロ》より Son prigioniera
ヴィンチ:歌劇《カミッラの勝利》より Scendi
da questo soglio
マンチー:歌劇《トライアーノ》より Canta
e di caro usignolo
ポルポラ:歌劇《アグリッピーナ》より シンフォニア
ヴィンチ:歌劇《ウティカのカトーネ》より
Confusa, smarrita
ヴィンチ:歌劇《カミッラの勝利》より Un
guardo solo ancor
ポルポラ:歌劇《ポーロ》より Raggio amico
di speranza
マンチーニ:歌劇《トライアーノ》より シンフォニア
サッロ:歌劇《パルテノーペ》より Tortora
che il suo bene
ヴィンチ:《ウティカのカトーネ》より Non
ti minaccio sdegno
ヴィンチ:
カンタータ《パルト・マ・コン・クアル・コーレ》より
Ecco mi parto
サッロ:フルートと弦楽のための協奏曲
マンチーニ:歌劇《トライアーノ》より Spera
si, mio caro bene
A・M・ボノンチーニ:
歌劇《ダニアのロジクレア》より Lasciami
un sol momento |
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ロベルタ・インヴェルニッツィ(ソプラノ)
アントニオ・フローリオ(指揮)
イ・トゥルキーニ |
インヴェルニッツィが歌うイタリア・アリア集!18世紀の歌姫ファウスティーナ・ボルドーニの旅!
イタリア古楽界の情熱の歌姫ロベルタ・インヴェルニッツィが歌うのは、スペインの古楽系レーベル「グロッサ(Glossa)」の新シリーズ、『17〜18世紀イタリアの名歌手の軌跡を音楽でたどる旅』の第1弾となる「ファウスティーナの旅」!
神聖ローマ皇帝を魅了した歌声を持つ18世紀イタリアの輝けるディーヴァ、ファウスティーナ・ボルドーニ(1697−1781)。
1730年にヨハン・アドルフ・ハッセと結婚し、オペラ歌手としてさらなる成功を収めることになるボルドーニの"ナポリへの旅"が、ニコラ・ポルポラ、レオナルド・ヴィンチ、フランチェスコ・マンチーニ、ドメニコ・サッロのアリアによって美しく、そして劇的に表現される。
ロベルタ・インヴェルニッツィと共に「ファウスティーナの旅」を音楽で描くパートナーは、ナポリ・バロックの至宝、アントニオ・フローリオとイ・トゥルキーニ。
ヴィヴァルディのオペラ・アリア集で聴かせてくれたインヴェルニッツィの魅惑の歌声、当代随一のイタリア、ナポリ・バロックの理解者イ・トゥルキーニの共演が、「ファウスティーナの旅」の美を際立たせてくれることでしょう。
※録音:2012年5月&6月、サンタンナ・デイ・ロンバルディ教会(ナポリ、イタリア)
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DACAPO
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6.220640
(SACD-Hybrid)
\2200 |
Early & Late 〜デンマーク、グリーンランド、フェロー諸島の音楽
1.デンマーク伝承曲:Two Svabo Polonaises/
2.ルネ・グレラップ(1981-):objets/decalages
(2008)/
3.グリーンランド伝承曲:Tornge's Song/
4.グズモンセン=ホルムグレーン(1932-):Together
or Not(2012)/
5.グリーンランド伝承曲:Qivittoq Song after
Jakob Dorph/
6.ファロー諸島伝承曲:Ormurin langi + Regin
Smidur/
7.デンマーク伝承曲:Three Bridal Pieces
from Sonderho/
8.サンライフ・ラスムッセン(1961-):Accvire(2008)/
9.ファロー諸島伝承曲:Brestiskvadi/
10.グリーンランド伝承曲:Traditional Song/
11.ファロー諸島伝承曲:Goodnight and farewell |
Gaman(アンサンブル)
<メンバー:
ボレット・ロード(リコーダー&ティンホイッスル)/
ルネ・トンスゴー・セアンセン(ヴァイオリン・ピアノ・カーヴィングボード)/
アンドレアス・ボレゴー(アコーディオン・メロデオン・カーヴィングボード)>/
ポール・ビェアエーヤ・クリスティアンセン(ヴァイオリン) |
録音 2012年12月3-5日,2013年4月18-19日 コペンハーゲン,ガルニソン教会
Recorded by Timbre Music, www.timbremusic.dk
/ Recording producer, sound engineer, editing
and mastering: Preben Iwan
涙を流すことで、自身の心を浄化させる「涙活」がひそかなブームになっている今日この頃。こんな静かで心に染み入る音楽はいかがでしょうか?
中世にルーツを持つ伝統的な北欧の民謡に、3つの最新の作品を組み合わせたこのアルバム。リコーダーやアコーディオンの郷愁溢れる響きと、胸を焦がすヴァイオリンの音色、その他の楽器たちが、時には賑やかに、時には柔らかく心を包んでくれるのです。もちろん最近の作品のモダンさにも注目です。 |
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8.226579
\2000 |
Through the Looking Glass-鏡の国のアリス
1-2.ポール・ルーダーズ(1949-):星の前奏曲と愛のフーガ(1990)/
3.ペア・ノアゴー(1932-):ハイディの夜(1981/1982改作)/
4.ハンス・アブラハムセン(1952-):花の歌(1973)/
5.アブラハムセン:雪,カノン2a:楽しく、しかし楽しくなく,ほんの少しメランコリックに(2008)/
6.ベント・セアンセン(1958-):闇をみつめて(2000)/
7.ルーダーズ:謝肉祭(1980)/8.ノアゴー:イステルニア(1979) |
AJPHA(アンサンブル)
<メンバー:
ボレット・ロード(リコーダー)/
ペーター・ナヴァロ=アロンソ(サクソフォン)/
デヴィッド・ヒルデブラント(パーカッション)> |
録音 2009年12月,2010年5月,2011年10月,2012年3月
ヘルスホルム教会
例えば冒頭に置かれた、まるで天空の星が降り注いでくるかのようなルーダーズの「星の前奏曲と愛のフーガ」。メシアンを超える(?)色彩感で瞬時に聴き手を魅了します。各々の楽器の音は微妙に変調を施すことで夢幻的な響きが与えられ、予想もつかない世界が見えてきます。アリスも見たかもしれない屈折した光がもたらす奇妙な世界。この1枚に詰まっています。 |
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
<国内盤>
11/27(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ATMA CLASSIQUE
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管楽五重奏版の「春の祭典」&「展覧会の絵」
ストラヴィンスキー:春の祭典
(マイケル・バイアリー編/ 管楽五重奏版)
ムソルグスキー:展覧会の絵
(シュテファン・モーザー編/ 管楽五重奏版) |
ペンタドル(管楽五重奏団)
ダニエル・ブルジェ(Fl)
マルタン・カルペンティエ(Cl)
ノルマン・フォルジェ(Ob)
ルイ=フィリップ・マルソレ(Hrn)
マティウ・リュシエ(Fg) |
管楽五重奏版の「春の祭典」&「展覧会の絵」カナダの異才管楽アンサンブル、ペンタドル!
録音:2012 年12 月、モントリオール(96kHz/24bit
recording)
カナダのユニークな管楽アンサンブルのペンタドルは、オリジナルから編曲ものまで幅広く管楽アンサンブルのための作品を積極的に演奏しています。
1985 年に設立され、2005 年からはホルン奏者で音楽監督であるルイ=フィリップ・マルソレの下活動を行っています。
ATMA レーベルではこれまで5 枚のアルバムをリリースしており、テノールのプレガルディエンが参加した「冬の旅」の室内楽版(ACD2
2546)では大きな話題となりました。
このアルバムは、パリ、シャンゼリゼ劇場でのセンセーショナルな初演から100
周年を迎えた「ストラヴィンスキーの春の祭典」と「ムソルグスキーの展覧会の絵」という組み合わせ。管楽五重奏版の編曲は、春の祭典をアメリカのクラリネット奏者マイケル・バイアリー、展覧会の絵をスイス人ホルン奏者のシュテファン・モーザーが担当しています。
2 つの作品とも様々な楽器による編曲版で演奏されており、どれも音楽的にも技巧的にも難しい演奏者泣かせの作品。ペンタドルの5
人のメンバーの卓越した演奏技術と優れた音楽性で、難なく聴かせてくれています。管楽五重奏の軽妙で飄々とした響きが、意外にも作品の生々しさを上手く表現しています。
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ロシア歌曲集〜チャイコフスキー&ラフマニノフ
ラフマニノフ:
・12の歌 作品21〜第4番「彼女たちは答えた」、
第12番「何という苦しさ」
・6つの歌 作品4〜第4番「美しい人よ、私のために歌わないで」、
第6番「そんな昔だろうか、友よ」
・14の歌曲 作品34〜第4番「そよぐ風」、
第7番「そんなことはない」
・15の歌 作品26〜第5番「捨てよう、かわいい女よ」、
第9番「私はふたたびひとり」、第12番「夜は悲しい」、
・12の歌 作品14〜第7番「私を信じるな、我が友よ」、
第11番「春の洪水」
・6つの歌曲 作品38〜第3番「ひな菊」、第4番「ねずみ捕りの男」
・6つの歌 作品8〜第2番「わが子よ、おまえは花のように美しい」
チャイコフスキー:
・12の歌 作品60〜第4番「ナイチンゲール」、
第10番「木陰の窓の向こうにちらりと」
・6つの歌 作品38〜第1番「ドン・ファンのセレナード」、
第3番「騒がしい舞踏会のなかで」、
第6番「ピンピネッラ、フィレンツェの歌」
・フランス語の歌詞による6つの歌 作品65〜第6「ロンデルス」
・ラトガウスの歌詞による6つの歌
作品73〜第1番「私はおまえと一緒に座っていた」
・6つの歌 作品28〜第2番「みそさざい」
・7つの歌 作品47〜第6番「昼の輝きが満ち、夜の静けさが広がっても」 |
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ユーリ・ゴロデツキ(T)
タチアナ・ロイシャ(P) |
ベラルーシの新星ゴロデツキ、デビュー
録音:2013 年4 月、ドメーヌ フォルジェ・ホール、モントリオール(96kHz/24bit
recording)
ユーリ・ゴロデツキはベラルーシのマヒリョウで生まれる。2012
年6 月に行われたモントリオール国際音楽コンクールでATMA
CD 賞を獲得。この度めでたくCDデビューすることになりました。アルバムの内容は、ATMAのプロデューサーとゴロデツキがラフマニノフとチャイコフスキーの歌曲から選び、同じくベラルーシ出身のピアニスト、タチアナ・ロイシャと共に2013
年4 月にケベックのドメーヌ フォルジェ・ホールで録音されました。憂いを帯びた甘い歌声が印象的で、これからの活躍に期待したいテーノルの登場です。
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BIS
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BIS SA 2052
(SACD HYBRID)
\2600 →\2390
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「指環」管弦楽編曲版
ワーグナー(ヘンク・デ・フリーハー):「ニーベルングの指環」より
・ラインの黄金[(1)前奏曲/(2)ラインの黄金/(3)ニーベルハイム/(4)ヴァルハラ]
・ワルキューレ[(5)ワルキューレ/(6)魔の炎の音楽]
・ジークフリート[(7)森のささやき/(8)ジークフリート牧歌/(9)ブリュンヒルデ]
・神々のたそがれ
[(10)ジークフリートとブリュンヒルデ/(11)ジークフリートのラインへの旅/
(12)ジークフリートの死/(13)葬送行進曲/(14)ブリュンヒルデ自己犠牲] |
ローレンス・レネス(指揮)
王立スウェーデン管弦楽団 |
ワグネリアン必見!ヘンク・デ・フリーハー編曲による「指環」管弦楽編曲版ダイナミックなオーケストラ・アレンジに注目!
録音:2013 年2 月、ストックホルム・コンサートホール、スウェーデン/DDD、65’35”、5.0
Surround sound
SACD ハイブリッド盤。このディスクはワーグナーの「指環」の中からの抜粋をオランダ人作曲家ヘンク・デ・フリーハー(1953-)が編曲した管弦楽編曲版です。曲順はラインの黄金[
前夜劇]、ワルキューレ[ 第1 日]、ジークフリート[
第2 日]、神々のたそがれ[ 第3 日] と順を追ってそれぞれの重要な作品をまとめており、まるで「指環」を1
枚のディスクに凝縮したような形で構成されております。フリーハーによるオーケストラ・アレンジは非常に的確です。ダイナミックなオーケストレーションは音響効果抜群でオーディオ的にも聴きごたえ十分です。指揮は1970
年生まれのオランダ人ローレンス・レネスで、オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団でエド・デ・ワールトのアシスタントをつとめ、現在は王立スウェーデン・オペラ管の常任指揮者を務めており、ワーグナーはもちろんのこと、プッチーニ、ヴェルディの各オペラ作品を得意としております。BIS
の優秀録音によるワーグナーイヤーに相応しいディスクがまた1
枚加わりました。 |
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BIS SA 1866
(SACD HYBRID)
\2600
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カレヴィ・アホ:
(1)ミネア(管弦楽のための協奏曲)(2008)
(2)コントラバス協奏曲 (2005)
(3)交響曲第15番 (2009-10) |
(2)エーロ・ムンテル(Db)
(1)オスモ・ヴァンスカ
(2)ヤーッコ・クーシスト
(3)ディーマ・スロボデニュク(指)
ラハティ交響楽団 |
日本の尺八音楽からも影響されたアホの新作
録音:2011 年2 月(1)、2010 年5 月(2)、2011
年5 月(3)/シベリウス・ホール(ラハティ)/DDD、78’
19”、5.0 Surround sound
SACD ハイブリッド盤。「ミネア」は、ヴァンスカが音楽監督を務めるミネソタ管弦楽団の委嘱で2008
年に作曲された、オーケストラの名人芸を披露する作品。インドのラーガ、日本の尺八音楽の要素を採り入れているだけでなく、アラビアのリズム、東洋の音階を多用していて、まるでワールド・ミュージック。新作の交響曲第15
番は霧のかかったようなオーケストラから、チェレスタがまたたく印象的な曲。まさに北欧ならではのひんやりとした幻想性に満ちています。 |
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BIS SA 2055
(SACD HYBRID)
\2600 →\2390
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ヤコブ・リンドベルイ(リュート)最新盤
ジョン・ダウランド(1563-1626):
ファンシー、バトル・ガリアード、ジョン・ダウランドのパヴァーヌ
トーマス・ロビンソン(c1560-1610):
うれしい憂鬱、ガリヤード、田舎を歩く、ジーグ、スペインのパヴァン、
おもちゃ、Row Well,you Mariners
ロバート・ジョンソン(c1583-1633):パヴァン、幻想曲
アノニマス:
スコティッシュ・ダンス、「私の方に近づいて、私を愛して」、
スコットランド伝承曲、スコットランドを求め、
前奏曲、「ジョンは今私にキスをする」
ダニエル・バチェラー(1572-1610):
ムッシューのアルメイン、前奏曲、伝承曲、クーラント、パヴァン
ヘリー・カスバート(1620-48):幻想曲、サラバンド
ジャック・ゴーディエ(fl.1617-1652):クーラント、鐘 |
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ヤコブ・リンドベルイ(リュート) |
ヤコブ・リンドベルイの最新盤!ダウランドなどの珠玉のリュート作品集
録音:2012 年11 月、スウェーデン/DDD、81’12”、5.0
Surround sound
SACD ハイブリッド盤。リュートの名手、ヤコブ・リンドベルイの最新盤はエリザベス朝からチャールズ1
世朝にかけてのイギリスを代表するリュート奏者であったジョン・ダウランドの作品を筆頭にトーマス・ロビンソン(c1560-1610)、ロバート・ジョンソン(c1583-1633)、ダニエル・バチェラー(1572-1610)、ヘリー・カスバート(1620-48)、ジャック・ゴーディエ(fl.1617-1652)などリュートの隠れた名作を集めたアルバムです。名手、ヤコブ・リンドベルイならではの素晴らしい演奏とBIS
が誇る録音により幅広い音楽愛好家に親しまれる1
枚に仕上がりました。 |
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中国最初の前衛作曲家
葛甘孺(ゲ・ガンリュ):
(1)美女・孟姜女 (2008)〜フルートと管弦楽のための
(2)組曲「悩める恋人たち 」(2009) |
(1)シャロン・ベザリー(Fl)
エンリケ・ディエメッケ(指)
カスティーリャ・イ・レオン交響楽団 |
中国史上ふたりの賢女の伝説を音楽で味わう興味津々の作品集
録音:2009 年3 月/ミゲル・デリベス文化センター/DDD、64’
00”
1954 年上海生まれ、アメリカのコロムビア大学で博士号を修得した葛甘孺(ゲ・ガンリュ)。中国最初の前衛作曲家で、近年作品を聴く機会の多くなっている注目株です。
「美女・孟姜女」は秦の始皇帝時代の伝説上の賢女。イケメンの夫が万里の長城建設の人夫として徴用されたものの、人柱にされ殺されてしまいます。悲嘆にくれた孟姜女が慟哭すると長城が崩壊。そこを訪れた始皇帝は、彼女を咎めるどころか一目惚れしてプロポーズします。彼女は夫の埋葬など要求をつきつけ、すべて達成されたところで始皇帝を批判する捨て台詞を残して姿を消す、というカッコ良さの極みのヒロイン。その話をゲ・ガンリュはフルートと管弦楽のための協奏曲に仕立て、4
つの楽章で描写します。シャロン・ベザリーがフルートでヒロインを演じ、中国色豊かな世界を描いています。
「悩める恋人たち 」は、それに続く時代の項羽と虞美人の悲劇を題材としています。武勲の誉れ高かった項羽が追い詰められた際、夫の足手まといにならぬよう自害した虞美人を3
つの楽章で描きます。スペインのオーケストラ、カスティーリャ・イ・レオン交響楽団が原色的に情熱を描いています。 |
FARAO
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ミュンヘン・オペラ・ホルン〜Fan Faire
バイエルン州立管弦楽団のホルン奏者たち
カール・シュティーグラー:ローエングリン・ファンタジー
J.S.バッハ:カンタータ「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」BWV61
(フランツ・カネフツキー編)
ジョヴァンニ・ガブリエリ:第2 旋法による8
声のカンツォーナ
(ヴァーン・レイノルズ編)
J.S.バッハ:カンタータ「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」BWV140
(フランツ・カネフツキー編)
ミロスラフ・スルンカ:Fan Faire
J.S.バッハ:カンタータ「装いせよ、わが魂よ」BWV180
(フランツ・カネフツキー編)
ヴェルディ:歌劇「アイーダ」よる凱旋行進曲とバレエ音楽
(フランツ・カネフツキー編)
ピアソラ:忘却(セバスティアン・サジェ編) |
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ミュンヘン・オペラ・ホルン
(バイエルン州立管弦楽団のホルン奏者たち)
ヨハネス・デングラー
フランツ・ドラクシンガー
ライナー・シュミッツ
ミレーナ・ヴィオッティ
ウルフラム・ジロテック
マクシリミアン・ホッシュヴィマー
クリスチャン・ロファラー
ステファン・ベーニング
ケイシー・リッポン |
ホルンの魅力が詰まった1枚、バイエルン州立管弦楽団のホルン奏者たちによるアンサンブル
録音:2012 年4 月、ミュンヘン、クンストラーハウス/54’40
バイエルン州立管弦楽団のホルン奏者たちによるアンサンブル、ミュンヘン・オペラ・ホルンによるアルバム。やわらかな音色、ホルンらしい勇ましい音色、多彩な表現が可能なホルンは、作曲家にとっても大変魅力的で、オーケストラでも登場回数の多い楽器の一つ。このアルバムではバラエティに富んだ曲目でホルンの多様性を大いに楽しめる内容となっています。
名ホルン奏者カール・シュティーグラーによる「ローエングリン・ファンタジー」は、ワーグナーのオペラ「ローエングリン」の美しい旋律をすべての調性を登場させたメドレー方式で、ホルンの魅力を最も楽しめる作品です。ピアソラの有名曲「忘却」では、バンドネオン風の音色で哀愁たっぷりに聴かせます。フランツ・カネフツキーが編曲したバッハのカンタータは3
曲収録されており、ホルンのやわらかい音色に焦点を当てた編曲で、作品の神聖さを表しています。そしてホルンの最も華やかな音色を生かしたヴェルディの「アイーダ」、チェコの現代作曲家ミロスラフ・スルンカの「Fan
Faire」では、“華麗なるホルン吹き” と呼ばれるように、クォータートーンを用いた、あらゆる特殊な演奏技法を取り入れた、技巧的な作品となっています。
シューマンはホルンという楽器について「オーケストラの魂である」と評し、ミロスラフ・スルンカは、「ホルンはオーケストラの金管楽器の中でも特殊な存在で特段魅力的である」とい言っており、このミュンヘン・オペラ・ホルンの演奏を聴くと彼らの言葉に賛同したくなることでしょう。
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アンドリアス・ライナー(Vn)
メンデルスゾーン:ヴァイオリン・ソナタ集
ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調(1820)
ヴァイオリン・ソナタ ヘ短調 作品4
ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調(1838) |
アンドリアス・ライナー(Vn)
デサル・スレイマニ(P) |
格調高いヴァイオリンの音で描くメンデルスゾーンのヴァイオリン・ソナタ
61’55
メンデルスゾーンのヴァイオリンの為の作品といえば晩年に作曲したヴァイオリン協奏曲ホ短調ですが、ヴァイオリン・ソナタを生涯3
曲(ヴァイオリン・ソナタへ短調を1820 年に、ヘ長調を1825
年と 1838 年に)しか残しませんでした。メンデルスゾーンは幼い頃から才能を発揮し、ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調とヘ短調は10
代の頃に作曲されました。1938 年に作曲したソナタは、セシルとの結婚後の作品で、10
代の頃の作品も充実した構成力でしたが、こちらはさらに感情表現が豊かになり、明るく幸福感に満ちた作品です。
ヴァイオリンのアンドリアス・ライナーは、ハイドンゆかりの街アイゼンシュタット生まれで、イツァーク・パールマンらに師事。現在ロザムンデ四重奏団のメンバーとして活躍しており、エッセン芸術大学で教鞭を執っています。ピアニストのデサル・スレイマニは、アルバニア出身で指揮者としても活躍する若き音楽家。
細部までくっきりと描かれた鮮やかなコントラスト、伸びやかなヴァイオリンの音、瑞々しいメンデルスゾーン作品を美しく描いています。 |
REFERENCE RECORDINGS
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FR 707SACD
(SACD HYBRID)
\2500 →\2290
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マンフレート・ホーネック&ピッツバーグ響
R.シュトラウス:
交響詩「ドン・ファン」op.20 (18’33”)
交響詩「死と浄化(変容)」op.24 (26’18”)
交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」op.
28 (14’35”) |
マンフレート・ホーネック(指揮)
ピッツバーグ交響楽団 |
超優秀録音。マンフレート・ホーネック&ピッツバーグ響、フルオケを豪快に鳴らし切った注目演奏、シュトラウスの交響詩集
録音:2012 年6 月8-10 日/ピッツバーグ、ハインツ・ホール(ライヴ・デジタル)/5.1チャンネルステレオ、59’26”
プロデューサー&編集:ディルク・ソボトカ(sound
mirror)/バランス・エンジニア&マスタリング:マーク・ドナヒュー(sound
mirror)
レコーディング・エンジニア:レイ・クローバー(ピッツバーグ響)、ジョン・ニュートン(sound
mirror)
SACD ハイブリッド盤。エネルギッシュで活きの良い音楽づくりで実演での満足度の高いことから、近年、欧米を中心に熱烈な支持を集めている指揮者マンフレート・ホーネックが、高品位な優秀録音でオーディオファイルからの信頼も厚いリファレンス・レコーディングスに登場。2008
年以来音楽監督を務める手兵ピッツバーグ響を率いて、あらたにシュトラウスの管弦楽作品のシリーズをスタートします。
オーストリアに生まれたホーネックは、指揮者への転向以前、ウィーン国立歌劇場およびウィーン・フィルのヴィオラ奏者で培った経験もあり、もともと独墺系のレパートリー、なかでもシュトラウスにたしかな適性を備えていたようで、過去にも1995
年にバンベルク響を指揮して「ドン・ファン」、「ばらの騎士」の2
つのワルツ、「インテルメッツォ」の交響的間奏曲をセッション録音していたほか、ピッツバーグ響とは2008
年5 月に「英雄の生涯」をレコーディングしていました。
当コンビでは、マーラー・シリーズが高い評価を得ていたことも記憶にあたらしいところですが、やはり後期ロマン派に位置づけられ、シュトラウスがオーケストラの機能美を極限まで追求した交響詩の代表作3
篇に取り組んだアルバムにもおおいに期待が高まります。
レコーディングを担当したのは「サウンド・ミラー」のチーム。1972
年にボストンで設立された老舗で、過去40 年以上に亘りメジャー、マイナーを問わず、クラシックやジャズのさまざまなアルバムを製作して、グラミー賞獲得ならびにノミネートも80
作品を超える実績があります。ディルク・ソボトカとマーク・ドナヒューはRCA
のLiving Stereo series のSACD マスタリングを手掛けたメンバー。
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CHANNEL CLASSICS
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CCSSA 33213
(SACD HYBRID)
\2700 →\2490
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フロリレジウム
F.クープラン:
諸国の人々 第1組曲 《フランス人》
諸国の人々 第2組曲 《スペイン人》
ルベル:舞踏さまざま |
フロリレジウム |
イギリスが誇る古楽アンサンブルスタイリッシュでエキサイティングなクープラン!
イギリスが誇る世界有数の古楽アンサンブル、フロリレジウムの最新盤は、フランス・バロックの大作曲家、「大クープラン」ことフランソワ・クープランと、ジャン=フェリ・ルベルの組み合わせによる、フランス・バロック作品!
「フランス人」、「スペイン人」、「神聖ローマ帝国の人々」、「ピエモンテの人々」と4つの国の人々を描いたのクープランの名組曲
《諸国の人々》 からは、第1組曲「フランス人」と第2組曲「スペイン人」を。
リュリに師事し、バレエ音楽 《四大元素》で有名なルベルの「舞踏さまざま」は、その名の通り様々な舞曲が登場し、活き活きとした魅力溢れる曲。
フロリレジウムといえば、初期メンバーにはレイチェル・ポッジャーが在籍していたことでも知られるハイクオリティなアンサンブル。現在はポッジャーの弟子でもあり、ポッジャー率いる「ブレコン・バロック」のメンバーでもあるボヤン・チチッチが第1ヴァイオリンをつとめ、イギリスの様々な古楽シーンで活躍する日本人ガンビスト市瀬礼子や、創始者でもありディレクター兼フルートのアシュリー・ソロモンなど名手が集い、スタイリッシュでエキサイティングな演奏を聴かせてくれる。 |
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
OTAKEN RECORDS
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フルトヴェングラー
ワーグナー:神々の黄昏(ハイライト)
(1)夜明け〜ジークフリートのラインへの旅
(2)ホイホー!ホイヘー!〜ジークフリートの死
(3)ジークフリートの葬送行進曲
(4)ブリュンヒルデの自己犠牲 |
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ミラノ・スカラ座管弦楽団および合唱団
キルステン・フラグスタート(ブリュンヒルデ)
マックス・ロレンツ(ジーククリート)
ルートヴィヒ・ウェーバー(ハーゲン)
ヨーゼフ・ヘルマン(グンター) |
「神々の黄昏」ハイライト ’50スカラ座 極上音質盤より復刻!フラグスタート&フルトヴェングラー
録音:1950 年4 月2 .4. 6 日, ミラノ・スカラ座、原盤:ミラノ放送局テストプレス盤
この演奏は、ドイツより持ち込まれたテレフンケンのレコーダーとBASF
のテープを用い、ミラノ 放送局によって収録されたことが判明しております。かつてワルター協会から出たものは、テープから音盤に転写されたものからの復刻で、ノイズの多さには辟易したものでした。その後、チェトラ
から元テープ起こしと銘打ったレコードが出ましたが、確かにノイズは少ないが、テープの劣化は覆うべくもありませんでした。
その後CD 時代になって、このテープ音源から様々なCD
が製作されましたが、 強烈なデジタルリマスタリングによって、音が改変されたものがほとんどでした。この度、在阪某所より当社に持ち込まれたテスト盤は、テープより転写された音盤を復刻したものですが、この音盤の保存状態が余程良かったらしく、声もオケも極めて明瞭に鳴っております。又、周波数レンジ、ダイナミックレンジとも広く、元盤に起因する僅かなノイズを忍べば、通常の鑑賞
に十分耐え得るものと存じます。勿論今回もノイズ取りを含めた一切のデジタルリマスタリングは排し
ておりますので、よりオリジナルに近い音でのご鑑賞が可能かと思われます。演奏につきましては、もう皆様よくご存知の通りのものでございますが、今回の復刻で特に思い至ったことは、フラグスタート
を当代随一のブリュンヒルデ歌いにしたのは、指揮者はあまたおれどフルトヴェングラーをおいて他にはいないのではないか?ということです。(オタケン・レコード太田憲志) |
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フルトヴェングラー&ベルリン・フィル
(1)シューベルト:交響曲第9番ハ長調D.944「グレート」
(2)ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」序曲 |
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 |
フルトヴェングラーのグレート(1953.9.15)独協会ステレオ盤より復刻!
録音:(1)1953 年 9 月15 日、(2)1952 年
12 月8 日原盤:F670.027〜8M(疑似ステレオ)
今回53/9/15 の「ザ・グレート」のレコードは、未通針と思われる蔵出し独協会盤です。
レコードに起因するプチノイズはごくわずかで、音も、きわめてしっかり入っております。しかし、このたび驚いたのは、復刻しようと当レコードの封を開け、レーベルをチェックする
と、そこに小さくSTの2文字が。もしかしてと思い、ステレオ・カートリッジで再生すると、予想した
通り、ステレオで再生されるではありませんか!もちろんオリジナルがステレオであるとは考えにくく、
疑似ステレオには違いありませんが、しかしそれにしてもしっかり分離し、細部がほぐれて聞こえるのには驚かされます。当盤は独エレクトローラ社のプレスで、おそらくエンジニアが独協会の指示か
その了承のもとに、ブライトクランクの技術を使ったものと推測されます。
さて、当演奏の既出CDは、リマスターが強烈で、小生には音も冷たく演奏も死んだように聞こえておりましたが、当盤で聴くと、音、演奏の総合点で同曲中、51
年のグラモフォン盤をわずかに凌駕するか、少なくともベストを競うものになったのではないかと思われ、長く座右に置いていただけるものと、存じ上げる次第です。(オタケン・レコード太田憲志) |
TAHRA
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初出!
伝説のクーベリック1959年コペンハーゲン第九
クーベリック&デンマーク放送響
ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱」 |
エルシー・モリソン(Sop)
エルゼ・ブレムス(A)
エルンスト・ヘフリガー(Ten)
フォーブス・ロビンソン(Bs)
ラファエル・クーベリック(指)
デンマーク放送交響楽団、同合唱団 |
録音:1959 年2 月26 日(ライヴ)/DDD、MONO、62’29”
これまでウワサにはのぼっていたものの、聴く機会のなかったクーベリックとデンマーク放響1959
年の第9 がついに正規発売となりました。
クーベリックは1958 年のイスラエル・フィルとのライヴを皮切りに、59
年のロイヤル・フィルとのセッション、70、75、82
年のバイエルン放響、74年のニュー・フィルハーモニア(いずれもライヴ)と、今日6
種の第9 録音が世に出ていますが、このデンマーク放響とのライヴはクーベリック45
歳の若さ漲る熱演で、トスカニーニを思わす推進力にぐいぐい引き込まれます。もともとクーベリックはライヴで燃えるタイプですが、まさにエネルギー炸裂、彼のどの録音より演奏時間が早いのも注目ですが、音楽が走らないのがさすがと申せましょう。
クーベリックといえば、マーラー、ブルックナー指揮者として名高いですが、このベートーヴェンも、時にブラームスやブルックナーのように響き興味津々。ことに聴きどころは終楽章で、「歓喜の歌」のメロディが最初に弦楽器で提示されるところの絶妙なテンポと歌い回しはクーベリックならでは。歌手陣も素晴らしく、ことに若き日のヘフリガーの美声に酔わされます。CD
には合唱団の表記がありませんが、デンマーク放送合唱団で、北欧合唱団ならではの透明な響きも魅力です。
経年による音の古さはあるものの、素晴らしい音とダイナミックスが再現されていて、この伝説の演奏の凄さを満喫できます。 |
<映像>
BELAIR(映像)
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BAC 097
(2DVD)
\4800 →\4390
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これを見ずして「パルジファル」の今は語れず!
ワーグナー:「パルジファル」 |
アンドルー・リチャーズ(T パルジファル)
ヤン=ヘンドリク・ロータリング(Bs グルネマンツ)
アンナ・ラーション(Ms クンドリー,天上からの声)
トーマス・ヨハネス・マイヤー(Br アンフォルタス)
トーマス・トーマソン(Br クリングゾル)
ヴィクター・フォン・ハーレム(Br ティトゥレル)
ウィレム・ファン・デア・ヘイデン(T 聖杯騎士)
フリーデマン・レーリヒ(Br 聖杯騎士)
イルゼ・エーレンス(S 小姓)
アンジェリク・ノルデュス(Ms 小姓)
ハイス・ヴァン・デア・リンデン(T 小姓)
ギヨーム・アントワーヌ(Br 小姓) ほか
ハルトムート・ヘンヒェン(指)
モネ交響楽団,モネ合唱団 |
現代演劇界の話題の演出家カステッルッチによる美しくも強烈な「パルジファル」!!
ロメオ・カステルッチ(演出、舞台装置、衣装、照明)/シンディ・ファン・アッカー(振付)
収録:2011 年2 月20 日、ブリュッセル/リージョン・コード:0(フリー)、NTSC、16:9、239
分、PCM stereo /5.1 Dolby Digital、字幕:独英仏蘭
2011 年1、2 月にモネ劇場で上演されて大変な話題となったワーグナー「パルジファル」が映像になりました。斬新で説得力の強い舞台作りで演劇舞台に独自の境地を切り開いたイタリア人演出家、ロメオ・カステルッチが初めて本格的なオペラの演出に乗り出したもの。間違いなく、これまで見たことのないような「パルジファル」です。ネタバレは避けますが、ジャケット写真にあるように第1
幕が深く暗い森の中であるのに対し、第2 幕は真っ白な舞台の中での不思議な世界で、これは非常に強烈なもの、しかもそれが「パルジファル」の音楽に深く絡みついている様に、カステッルッチの才能と手腕をまざと感じさせられます。とにかくワグネリアン、斬新な演出を求めるオペラファンには必見の上演映像です。
歌手は近年の「パルジファル」上演ではおなじみの人が中心。クンドリーは、既にワーグナー・アルトとして高名なスウェーデンのアルト。クンドリーはエルダ、フリッカと並んでラーションの当り役です。グルネマンツは大ベテラン、ヤン=ヘンドリク・ロータリング。グルネマンツは、新国立劇場でのベルク「ヴォツェック」のタイトルロールで強烈な印象を残したバリトン。クリングゾルは、アイスランドのバスバリトン、トーマス・トーマソン。バレンボイムが指揮したスカラ座の2012/2013
年シーズン開幕公演での「ローエングリーン」でハインリヒ・フォン・テルラムントを歌ってたいへん好評だった人です。パルジファルのアンドルー・リチャーズだけはワーグナーには新顔。米国、アリゾナ州フェニックスの生まれで、2005
年からベルリンを拠点にし、欧米の多くの劇場で活躍している実力派です。すっかり巨匠の風格が漂うようになったハルトムート・ヘンヒェンの指揮は、さすが劇場経験豊富な指揮者だけにグッと迫るものがあります。
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11/26(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
LIGIA
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わが聖なる微風〜
ペトラルカのカンツォニエーレに霊感を得た
ヴィーラルト、ローレ、マルケアスの作品集 |
フレデリク・ベトゥ(指)
ラ・マン・アルモニーク |
ペトラルカの恋愛詩を450 年の時を経て連作に
録音:2012 年10 月/マルソラン教会/DDD、96kHz
24bit 録音、65’13”
イタリア中世の大詩人ペトラルカの抒情詩集「カンツォニエーレ」は、ラウラという女性への想いが基調を成していて、ルネサンス期のマドリガーレ作曲家たちにより盛んに附曲されました。中でもアドリアン・ヴィーラルト(1490-1562)、チプリアーノ・デ・ローレ(1515-1565)
のは名作とされています。ここでは両者の作に加え、1965
年生まれのギリシャの作曲家アレクサンドロス・マルケアスの「ラウラって別人という話だぞ」全5
曲をちりばめています。
ルネサンス音楽の中に現代的な響きがスパイスとなっています。
ラ・マン・アルモニークはカウンター・テナー歌手で指揮者のフレデリク・ベトゥにより2008
年に結成された声楽アンサンブル。「グィドの手」に名を冠し、ノンヴィブラートで現代作品まで披露する注目株。 |
LSO LIVE
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LSO 0744
(SACD HYBRID)
\2400 →\2190
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ハーデンベルガー(Trp)
ハーディング&ロンドン交響楽団
ターネイジ:
(1)残骸から
(2)スペランツァ |
ホーカン・ハーデンベルガー(Trp)
ダニエル・ハーディング (指)
ロンドン交響楽団 |
ハーデンベルガーの妙技光るターネイジの世界
録音:2013 年2 月5、7 日/バービカン・ホール(ライヴ)/Multi-channel
5.1、24bit 96kHz PCM、55’40”
SACD ハイブリッド盤。ハーディングとロンドン交響楽団がターネイジ作品に挑戦しました。マーク=アンソニー・ターネイジは1960
年生まれの英国作曲家。ストラヴィンスキー、ブリテン、ヘンツェに私淑しながらマイルス・デイヴィスに傾倒、本物のモダンジャズを作曲できる数少ないクラシック作曲家とみなされています。また、ホルストの「惑星」の続編として準惑星「ケレス(セレス)」を作曲しており、天体オタクからも注目されています。
「残骸から」は、2005 年に名手ホーカン・ハーデンベルガーのために作曲されたトランペット協奏曲。通常のトランペットのほか、フリューゲルホルン、ピッコロ・トランペット持ちかえ、暗闇から光明への葛藤を描いています。ジャズの要素も濃く、マイルス・デイヴィスが現代作品を吹くかのような趣となっていますが、ハーデンベルガーが驚愕の巧さで、鮮やかなテクニックと歌い回しが光ります。
2012 の最新作「スペランツァ」は4 楽章から成る40
分の大作。タイトルは「希望」を意味するイタリア語ですが、内容はセーヌ川で自殺したルーマニア系ユダヤ人作家パウル・ツェラン(1920-1970)
の文学を背景にしています。第1 曲にはパレスチナの聖歌、第2
曲にはイスラエルのわらべ歌、4 曲にはユダヤ民謡が引用されていますが、全体は映画音楽風で色彩的。
ハーディングもジャズ的なノリの良さ全開。いともカッコいい現代音楽となっています。 |
TALENT
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ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル:ピアノ作品集
1 年(12ヶ月)/エピローグ/
青春の夢/練習曲/夜想曲 |
葛西寛俊(ピアノ) |
あのメンデルスゾーンの姉ファニーによる煌めくように美しいピアノ作品「1
年」、他ピアノ作品集
録音:2011 年5 月9&10 日、ベルギー、IPS
ビルディング・ホール/DDD
このアルバムは、あのメンデルスゾーンの姉ファニーによる煌めくように美しいピアノ作品集です。1805
年11 月14 日にハンブルグに生まれたファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼルは、弟フェリックスの陰で目立たなかったものの実際は、作曲家としての素晴らしい才能を開花させていきました。
1841 年に作曲された「1 年」は、ヴィルヘルム・ヘンゼルの手によるオリジナルの挿絵により美しく飾られ、冒頭に題辞が添えられているこの原稿はそのジャンルの一般的な作品をはるかに超えて、ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼルの円熟期の傑作となりました。この選集は、バッハやベートーヴェンの伝統を確かに受け継ぎながらも、シューマン、ショパン、リストと同様に、彼女が生きた時代の新ロマン派に位置していることを証明するような作品です。
また、1838 年作の情熱的な《夜想曲》、1846
年の《青春の夢》、さらに2 つの教育的作品の例となる、練習曲、エピローグも収録されているのも嬉しい限りです。
葛西寛俊プロフィール
葛西寛俊は北日本の弘前生まれ。16 歳の時に全東北ピアノコンクールにおいて第一位、文部大臣奨励賞を受賞する。1976
年桐朋学園大学を卒業後、ヨーロッパで勉強を続けるためベルリン芸術大学に留学、クラウス・シルデに学ぶ。3
年後にミュンヘン音楽大学に入学、修士号を得る。さらにフランクフルト音楽大学でレオナルド・ホカンソン、そしてルセット・デカーフ、ガビィ・カサドシュ、ギド・アゴスティに指導を受ける。1979
年のヘルベルト・フォン・カラヤン国際指揮者コンクールでブラームスのピアノ協奏曲第1
番のソリストを務める。1981 年にはミュンヘンのヘラクレスザールにおいてベートーヴェンのピアノ協奏曲第3
番を翌年は同じ作曲家の合唱幻想曲をニュルンベルクのマイスタージンガーハレにおいてソリストとして演奏した。2001年にはケルン交響楽団のギュルツェニッヒ定期室内楽音楽祭に招かれ近現代作品を演奏する。
葛西寛俊は多くの声楽の伴奏にも定評がありプラシド・ドミンゴ、イロナ・トコディ、ホアン・ポンス、ブリギッテ・ファスベンダー、フランチスコ・アライザ等との共演歴をもつ。 |
THE CHOIR OF KING’S COLLEGE
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KGS 0003
(1CD+1SACD(2層))
\1800
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祝・生誕百年!
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
ブリテン:
(1)カンタータ「聖ニコラス」Op.42
(2)聖チェチリア賛歌Op.27
(3)神の子羊を喜べOp.30 |
アンドルー・ケネディ(Ten)
スティーヴン・クレオベリー (指)
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
ブリテン・シンフォニア
ソーストン・ビレッジ大学合唱団
クムズ合唱団 |
今年のクリスマスはこれを聴きましょう
録音:2012 年6 月、2013 年1、5 月/ケンブリッジ・キングズ・カレッジ・チャペル
CD (44.1kHz 16bit ステレオ)、SACD (2 層/2.0
ステレオ&マルチチャンネル5.1 サラウンド)、24bit
96kHz PCM、76’32”
今年が生誕百年だったブリテンの素晴らしい録音が彼の生地イギリスからリリースされました。1948
年作のカンタータ「聖ニコラス」は演奏時間50分に及ぶ大作で、ピアーズと作曲者自身による1955
年録音が決定盤とされていますが、パイプ・オルガンの壮麗な響きと分厚い合唱が録音の良さで、真価を発揮しました。
ディスクは2 枚入っていますが、1 枚は44.1kHz
16bit ステレオの通常CD。もう1 枚は2 層/2.0
ステレオ&マルチチャンネル5.1 サラウンドのSACD。ケンブリッジ・キングズ・カレッジのチャペルの音響も素晴らしく、合唱の醍醐味を満喫できます。
「聖ニコラス」とはサンタクロースのことで、その生涯を描いた感動作。クリスマスにもピッタリの内容と申せましょう。ブリテンの宗教合唱作品はいずれも讃美歌調で美しいですが、「神の子羊を喜べ」ではブリテンならではのおどろおどろしい闇を垣間見せてくれます。男声合唱の魅力をたっぷり味あわせてくれるケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団。名門ならではの品と誇りに満ち、絶品です。 |
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
ALTUS
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ALT 276/80
(5CD)
特別価格
\7000 →\5990
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オットー・クレンペラー&フィルハーモニア管
ウィーン芸術週間 1960 ベートーヴェン:交響曲全曲演奏会
・交響曲第1番ハ長調 op.21(1960年6月7日)
・交響曲第2番ニ長調 op.36(1960年5月29日)
・交響曲第3番変ホ長調 op.55『英雄』(1960年5月29日)
・交響曲第4番変ロ長調 op.60(1960年5月31日)
・交響曲第5番ハ短調 op.67『運命』(1960
年5月31日)
・交響曲第6番ヘ長調 op.68『田園』(1960
年6月2日)
・交響曲第7番イ長調 op.92(1960年6月2日)
・交響曲第8番ヘ長調 op.93(1960年6月4日)
・交響曲第9番二短調 op.125『合唱』(1960年6月7日)
・《エグモント》序曲 作品84 (1960年5月31日)
・《プロメテウスの創造物》序曲 作品43 (1960年6月2日)
・《コリオラン》序曲 作品62 (1960年6月4日) |
オットー・クレンペラー(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団 |
クレンペラーの偉大さの証明!1960 年ウィーン芸術週間ベートーヴェン・ツィクルス・ライヴ、チェトラ盤以来最高の音質で登場。
「第九についてもこれに匹敵する演奏はない」(ハインリッヒ・クラリーク)
「しかしなんという緊張と迫力。なんという剛健さ、なんという構造の明快さ、そして賛歌のごときエクスタシー」(エクスプレス紙)と絶賛された伝説のツィクルスです。
32bit Digitally、Remasterd
クレンペラーはベートーヴェンの交響曲全曲をツィクルスで演奏することにこだわりがあり、フィルハーモニアとも3
回目のそして海外で初めての挙行となったのがこの1960
年ウィーン芸術週間でありました。この圧倒的大成功をおさめたこの演奏会を当時聴いていた外山雄三氏は「指揮はクレンペラーですばらしかった。フィルハーモニアというのも我々がレコードで聴くのと全く同じ音ですよ。非常に艶がある。ツヤツヤしている。あんな艶のあるオーケストラは聴いたことがない。それにアンサンブルが完璧です。クレンペラーは非常に偉大な人格だから、かれの人間でもっても非常にすばらしい演奏になるのです」(レコード芸術S35
年8 月)と激賞されておりました。実際今きいても異常な緊張感と迫力にあらためてクレンペラーの偉大さを思い知らされました。
肝心の音質も過去に出たものと比べてみましたが、そうとう優れております。演奏の凄さが音質の良さも手伝い感銘度のかなり高いディスクにしあがっております。(キング・インターナショナル) |
ALTUS(SACDシングルレイヤー)
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ALTSA 258
(SACDシングルレイヤー)
\4200
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ベルリオーズ:「ローマの謝肉祭」序曲
シューマン:交響曲第4番 ニ短調 |
ギュンター・ヴァント(指)
NHK 交響楽団 |
アルトゥス ベスト・セラー盤がついにSACD
化! SACD 化の希望が多く寄せられたヴァントのシューマン交響曲第4
番
録音:1979 年11 月21 日、NHK ホール、NHK
による実況録音、ステレオ
SACD シングルレイヤー盤。白熱的なベルリオーズも聴きものですが、シューマン4
番の堂々あたりを払うたたずまいは当時のヴァントとN
響ならではのものです。冒頭の深々とした響きから一気に引きこまれ、第3
楽章からの熱気が大変で金管の壮絶な見せ場もあり、とてつもない大演奏に仕上がっております。実に一聴の価値ありで御座います。
※通常のCDプレーヤーでは再生できません。 |
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ALTSA 229
(SACDシングルレイヤー)
\4200
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(1)ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14
(2)ストラヴィンスキー:レクイエム・ティクルス
(3)ドビュッシー:管弦楽のための3つの交響的素描『海』 |
シャルル・ミュンシュ(指)
パリ管弦楽団
(2)エリザベート・ブラッスール合唱団
ドゥニーズ・シャーリィ(コントラルト)
ピエール・トー(バス) |
ミュンシュ、パリ管完全版!なんと、あの空前絶後の大演奏「幻想」は前プロだった。当時の新曲ストラヴィンスキーを加え、パリ管お披露目演奏会が完全再現!
録音:1967 年11 月14 日、シャンゼリゼ劇場、ライヴ録音(ステレオ)
SACD シングルレイヤー盤。ミュンシュが「幻想」をとりあげる時は幻想をトップに、中に最新の現代曲、しめに海かダフクロと云うのがミュンシュ独特のプログラミングの妙でございました。SACD
化で爆発的大演奏にますます磨きがかかっており、ミュンシュの実演でのダイナミックスをよりリアルに再現する広レンジ感が魅力です。レコ芸読者投票第1
位の名演をお楽しみください。
※通常のCDプレーヤーでは再生できません。 |
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ALTSA 234
(SACDシングルレイヤー)
\4200
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(1)シューマン:マンフレッド序曲
(2)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調※
(3)ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調「英雄」作品55 |
カール・シューリヒト(指揮)
フランス国立放送管弦楽団
アルテュール・グリュミオー(ヴァイオリン)
※ |
高名なステレオ・ライヴ「英雄」が待望の復活!初出!グリュミオーとのメンデルスゾーンを含むサルプレイエルでの全演目収録。「ステレオゆえに指揮者の解釈が鮮明に捉えられそれが何よりうれしい。オーケストラとの相性も抜群である」(
平成の盤鬼〜平林直哉)
録音:1963 年5 月14 日、サルプレイエルでの公開収(
ステレオ)
SACD シングルレイヤー盤。『このディスクには1963
年5 月14 日、シャンゼリゼ劇場で行われた全演目が収録されている。この中の交響曲第3
番「英雄」は1988 年、仏ディスク・モンテーニュから発売され、シューリヒト・ファンの間で話題になったものである。とにかく、1963
年の放送録音が鮮明なステレオ録音で収録されていたのが一番の驚きだったが、このレーベルはまもなく消滅、買い逃したファンは泣く泣く高額にはね上がった中古盤を手に入れるしかなかった。だが、このたび全演目という形で復活したのは慶賀の至りである。』(
平林直哉)
※通常のCDプレーヤーでは再生できません。 |
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ALTSA 239
(SACDシングルレイヤー)
\4200
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ベートーヴェン:
交響曲第1番ハ長調 Op.21
第9番ニ短調「合唱付き」Op.125 |
カール・シューリヒト(指揮)
フランス国立放送管弦楽団
アグネス・ギーベル(ソプラノ)
マルガ・ヘフゲン(アルト)
ラグナー・ウルフング(テノール)
エドゥアルト・ヴォリッツ(バス)
フランス国立放送合唱団
ルネ・アリックス(合唱指揮) |
シューリヒトのライヴ「第9」はステレオ初出!「オリジナル・マスターから復刻されたのは今回が初めてである。この2
曲ともに正規のスタジオ録音並みの鮮明なステレオというのが何よりも嬉しい。個人的にはシューリヒトの第9
番のベスト・パフォーマンスにしたい。」( 平林直哉)
録音:1965 年6 月15 日実況録音 シャンゼリゼ劇場(
パリ)、ステレオ
SACD シングルレイヤー盤。当シリーズの目玉でライヴの第9
のステレオは初めてとなります。シューリヒトのライヴにおけるステレオ録音は大変少なく(FM
のステレオ放送は概ね1965 年から)大変うれしい発掘です。平成の盤鬼平林直哉氏は「鮮明なステレオ録音ゆえに生き生きとした音は如実の伝わり、情熱に溢れかえった響きに陶然とするのみである。ライヴゆえの豊かな雰囲気はシューリヒトの第9
のベストパフォーマンスにしたい。」と絶賛です。
※通常のCDプレーヤーでは再生できません。 |
DOREMI
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DHR 8020/1
(2CD)
\4600 →\4190
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ダヴィッド・オイストラフ・コレクションVol.14
ライヴ・パフォーマンス・イン・スウェーデン 1970-74
J.S.バッハ:ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲ハ短調BWV1060
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3 番ト長調K216
ハイドン:協奏交響曲 変ロ長調 作品84Hob.I/105
トール・アウリン:子守歌 第3番
ブラームス:ヴァイオリンとチェロのためのニ重協奏曲
イ短調 作品102
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番
ニ長調作品19
ステンハンマル:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
イ長調 作品19
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ダヴィッド・オイストラフ(Vn)
スウェーデン放送交響楽団
スティグ・ヴェステルベリ(指)
グレータ・エーリクソン(P)
トルレイフ・レンネルホルム(Ob)
オーケ・オーロフソン(Vc) |
初CD 化!晩年に行ったスウェーデンでのライヴ音源、オイストラフ・コレクション第14
集
ロシアの大ヴァイオリニスト、オイストラフのDOREMI
第14 集は、1970 〜 74 年にかけてスウェーデンで行われた演奏の模様を収めています。すべて初CD化のプログラムとなっており、これまでディスコグラフィになかった、ハイドンの協奏交響曲、ステンハンマルとトール・アウリンが聴けるのもファンにとっては嬉しい内容となっています。
スウェーデンの名オーボエ奏者レンネルホルムと共演したバッハの協奏曲。モーツァルトの第3
番は、同時期である1971 年のベルリン・フィルとの弾き振りによるセッション録音など7
種ほどの録音が存在するオイストラフにとって重要なプログラムの一つ。そしてプロコフィエフはオイストラフ自身も親交があり、1954
年のLSO& マタチッチ盤など切れ味抜群の鮮烈な演奏に代表されるように得意のレパートリーでもあり、ここでも晩年の風格を備えた名演で、弱音から太く逞しいフォルテまで自在に楽器を駆使するオイストラフの名技が堪能できます。 |
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DHR 8022/3
(2CD)
\4600 →\4190
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スヴィヤトスラフ・リヒテル Vol.22 |
スヴィヤトスラフ・リヒテル(P) |
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1 番ハ長調作品15
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 クルト・ザンデルリング(指)
録音:1963 年11 月30 日ライヴ
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調 作品37
モスクワ室内管弦楽団 ルドルフ・バルシャイ(指)
録音:1973 年5 月27 日モスクワ、ライヴ
ベートーヴェン:
ディアベッリの主題による33の変奏曲 作品120、
ピアノ・ソナタ第28番 イ長調 作品101、
ロンド ハ長調 作品51-1、ロンド ト長調 作品51-2
録音:1986 年7 月3 日ドイツ、ハイデ、ライヴ |
リヒテルのアーカイヴ・シリーズ第22 弾!ザンデルリング、バルシャイと共演、リヒテル50
代頃の脂の乗り切った名演!
20 世紀を代表する巨匠であり、膨大なレパートリーを有したリヒテル。その中でもベートーヴェンは特別な作曲家でありました。DOREMI
のリヒテル・シリーズ第22 弾は、オール・ベートーヴェン。ザンデルリンク&ゲヴァントハウス管とのベートーヴェンの第1
番は、リヒテル48 歳ザンデルリング50歳の頃の演奏。リヒテル壮年期の熱気とザンデルリングの壮烈な指揮はライヴの生々しさが伝わってきます。第3
番は、バルシャイとのモスクワでのライヴ。
リヒテルは第3 番をザンデルリング、コンドラシン、ムーティなどと録音されていますが、この演奏も2
人の巨匠の強烈なエネルギーがぶつかり合う衝撃的な凄さ。そして、1986
年ドイツでのベートーヴェン・リサイタルを収録。1986
年の「ディアベッリ変奏曲」といえばリヒテルの代表盤のひとつとなっているプラハの春でのライヴ録音。このリサイタルは、プラハでのライヴと同年、同内容のプログラムで行われました。 |
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DHR 8017/9
(3CD)
\4600 →\4190
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レジェンダリー・トレジャーズ・シリーズ〜レナード・シュア |
レナード・シュア(P)
※ カール・ウルリッヒ・シュナーベル(P) |
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 作品15
ニューヨーク・フィルハーモニック レナード・バーンスタイン(
指)
録音:1960 年3 月26 日カネーギーホール、ライヴ
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 ハ短調
作品37
アスペン祝祭管弦楽団 アイズラー・ソロモン(指)
録音:1960 年8 月21 日アスペン音楽祭、ライヴ
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 作品73
ボストン交響楽団 リチャード・バーギン(指)
録音:1936 年2 月29 日シンフォニー・ホール、ボストン、ライヴ
[カーネギー・ホール・リサイタル1956 年2月24日]
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番
ホ長調 作品109
シューベルト:ピアノ・ソナタ ハ短調 D.958
ショパン:ピアノ・ソナタ第2番変 ロ短調作品35「葬送行進曲」
《アンコール》
ブラームス:奇想曲 ニ短調 作品116-1
シューベルト:楽興の時 ヘ短調 作品94-3
D.780
ショパン:前奏曲 ト短調 作品28-22
《ボーナス》
レナード・シュア 初期レコーディング1931
年
ショパン:ロンド ハ長調 作品73(2台ピアノのための)※ |
シュナーベルの高弟レナード・シュア録音集
アメリカのピアニストでシュナーベルの高弟レナード・シュア(1910-1995)。1927
年にベルリンの音楽大学を卒業後ドイツでデビュー。1933
年まで往年の巨匠シュナーベルの唯一のアシスタントを務めました。その後アメリカに戻り、ボストン交響楽団とクーセヴィツキー指揮でニューヨーク・デビューを果たします。ジョージ・セル率いるクリーヴランド管弦楽団、ニューヨーク・フィル、ピッツバーグ交響楽団などアメリカの主要なオケと共演し、高い評価を得ていました。1941
年にタングルウッド音楽祭に出演、1946 年にはヴァイオリニストのアンリ・ティミアンカとワシントンD.C.
の国会図書館でベートーヴェンの全曲演奏会を行い、これはDOREMI
レーベルより全集としてリリースされています(DHR-8011)。スタインバーグ、ミトロプーロス、バーンスタインなどの著名な指揮者との度々共演し、1979
年にはソ連でのコンサート・ツアーを成功させています。教師としての才覚も持っており、クリーヴランド音楽院、テキサス大学などで教鞭を執り、晩年はニューイングランド音楽院で後進の指導にあたっていました。
演奏のレパートリーは、ベートーヴェン、シューベルト、ブラームス。シューマンとドイツ物が中心となっており、このアルバムでも師シュナーベル同様に、生気に満ちた音楽と充実した解釈でじっくりと聴かせてくれます。また、シュナーベルの息子カール・ウルリッヒ・シュナーベルとショパンのロンドで共演しています。 |
GRAND SLAM
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トスカニーニのオープンリール・テープ復刻第3
弾
(1)ビゼー:「カルメン」組曲(トスカニーニ編)
(2)フンパーディンク:歌劇「ヘンゼルとグレーテル」序曲
(3)トーマ:歌劇「ミニョン」序曲
(4)ポンキエルリ:時の踊り
(5)シベリウス:「フィンランディア」
(6)エロール:歌劇「ザンパ」序曲
(7)ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」 |
アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)
NBC 交響楽団 |
トスカニーニのオープンリール・テープ復刻第3
弾、鮮烈に極み、これぞトスカニーニ!
録音: (1)(2)(5)(6)1952 年8 月5 日、(3)(4)1952
年7 月29 日、(7)1953 年1 月19 日(以上、ニューヨーク、カーネギー・ホール)
使用音源: (1)-(3)RCA(U.S.A.) AC-26 (オープンリール・テープ、2トラック、19
センチ) (4)-(7)RCA(U.S.A.) BC-38 (オープンリール・テープ、2トラック、19
センチ)/モノラル/ セッション
■制作者より
トスカニーニのオリジナル・モノラルのオープンリール・テープは中古市場でも極めて稀少です。しかし、最近やっと入手し(3
本入手、うち1 本は劣化のため使用不能)、CD
化にこぎつけました。トスカニーニのディスクの音質は薄い、固いと言われますが、当復刻盤で聴くとその先入観は見事に覆されるでしょう。
■解説書の内容
月刊『ディスク』、1954 年2 月号に掲載された「トスカニーニの素顔〜チャールズ・オコネルの『レコード楽屋噺』による」を掲載します。これは、トスカニーニと一緒に仕事をした人物が、トスカニーニのわがままに振り回され、たいへんな目にあったと記したものです。トスカニーニの人間性をうかがわせるたいへんに面白く、興味深い読み物です。(以上、平林 直哉) |
OPUS蔵
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デニス・ブレイン(ホルン)
モーツァルト:
(1)ホルン協奏曲第2番変ホ長調 K.417(1946年録音)
(2)セレナード第11番変ホ長調 K.375(1952年録音)
(3)ディヴェルティメント第15番変ロ長調 K.287(1952年録音) |
デニス・ブレイン(ホルン)
(1)ワルター・ジュスキント(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団
(2)カール・ハース(指揮)
ロンドン・バロック・アンサンブル
(3)ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団 |
ブレインの吹く美しきモーツァルト!!〜ソリストとして、アンサンブルのメンバーとして、オーケストラの一員として〜
原盤:US-Columbia, UK-Parlophon, UK-Columbia
LP
オーケストラのコンサートで弦楽器以外のお気に入りの楽器に耳がついていく人は案外多いのではと思います。中でもホルンは前面に出ることはフルート、オーボエ、クラリネットに比べれば少ないのですが、コンサートの印象を左右するほど耳に残ります。このディスクはホルンが曲をしっかり締めているモーツァルトの曲を集めました。ブレインのホルンによるスパイスの味をお楽しみください。もちろんブレインが前面で活躍するホルン協奏曲も含んでおります。ホルン・ファン、ホルニストに捧げます。(相原了)
「《デニス・ブレイン(1921. 5.17 〜 1957.
9. 1)は、ホルンという楽器を、ヴァイオリンやピアノと同様の「独奏楽器」としての位置づけをした、おそらく最初の人と言ってよいだろう》。ところが、そんなカラヤン共演盤よりも7
年前の1946 年、ブレインはモーツァルトの「ホルン協奏曲第2
番」をEMI(旧コロムビア)との専属契約第1号作品として録音していたのである。しかも1946
年録音ということは、熱心なブレイン・ファンならハッと気が付くにちがいない、ブレインが「柔らかな音色と滑らかなレガートの美しさ」で終生の愛器として「ねんごろに扱っていた」伝説のフレンチ・ホルン「ラウー」の銘器での演奏なのである。」(小林利之〜ライナーノーツより) |
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ドラティ(指揮)&ミネアポリス交響
チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形」(全曲) |
アンタル・ドラティ(指揮)
ミネアポリス交響楽団 |
バレエ指揮者であったドラティの本領を示す最初の「くるみ割り人形」!
録音:1953 年/原盤:US-Mercury LP
2013 年はじめに最高の演奏といわれるドラティとミネアポリス響の「眠りの森の美女」をオーパス蔵で出しましたが(OPK7067/8)、それに続くタイトルとして「くるみ割り人形」をリリースすることになりました。マーキュリーのモノラル盤LP
は米マーキュリー盤とライセンスによる英PYE
盤があり、まさにCD と同じ黄色の背景に線画でクリスマスパーティの様子が描かれています。クーベリックや「美女」(ドラティ)のアルバムでは米盤より落着いた音の英盤(EMI)を使ったのですが、PYE
盤は音が落ちます。そこで今回は米マーキュリー盤を採用しました。(相原了)
「ドラティはバレエ・リュス時代の1937 年にロンドン・フィルを指揮して《白鳥の湖》組曲やリムスキー=コルサコフの《シェエラザード》などをHMV
に録音、アメリカでは戦後のSP からLP への移行期にビクターへダラス響などと録音した経歴を持っているが、レコードでの本格的な活動は、1952
年からミネアポリス響と録音を開始したこのマーキュリー時代からである。ドラティによるチャイコフスキーの三大バレエの第1
作で、翌年に《白鳥の湖》、翌々年に《眠りの森の美女》が録音されている。この演奏には、バレエならではの肉体の躍動と、音楽性とのきわどい両立があると感じられる。
後年のステレオ録音では、よりシンフォニックになったぶん、失われてしまうバレエの弾力が、ここにはまだあるのだ。モノラル録音ということで忘れられがちだが、ドラティの前半生の活動を記念する録音のひとつである。」(山崎孝太郎〜ライナーノーツより) |
SPECTRUM SOUND
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スペクトラム・サウンドより新シリーズ開始!!
''Belle ame (ベルアーム) ''第1 弾
フランス国立視聴覚研究所音源提供
モーツァルト:交響曲第29番イ長調K.201
R. シュトラウス:交響詩『ドン・ファン』Op.20
ブラームス:交響曲第2番ニ長調Op.73 |
カール・ベーム(指揮)
フランス国立放送管弦楽団 |
大注目!!スペクトラム・サウンドより新シリーズ開始!!
コンサート・ライヴ・シリーズ、''Belle ame
(ベルアーム) ''第1 弾はカール・ベーム&フランス国立放送管弦楽団の73
年パリ・ライヴ。フランス国立視聴覚研究所音源提供。解説は平林直哉氏が担当!
録音:1973 年5 月25 日、サル・プレイエル(パリ)、ライヴ/ステレオ、日本語解説付、24bit/192kHz、Digital
Restoration & 24bit Remastering
丁寧な復刻で定評のあるスペクトラム・サウンド・レーベルより新シリーズ開始!!それはフランス国立視聴覚研究所提供による音源を使用したコンサート・ライヴ・シリーズ''Belle
ame ( ベルアーム) '' で、その第1 弾はカール・ベーム指揮、フランス国立放送管弦楽団1973
年5 月のライヴでモーツァルトの交響曲第29
番、R. シュトラウスの交響詩『ドン・ファン』、そしてブラームスの交響曲第2
番という充実のプログラムです!今後も続々とリリースとのことですので非常に注目のシリーズと言えましょう!
「ベーム人気に火が付いたのは1975 年3 月、ウィーン・フィルとの来日公演だった。このディスクに収められた演奏は、日本中にベーム騒動が沸き上がった直後のものである。演奏は日本公演の熱狂がそのまま伝染したような、ベーム絶好調の姿がうかがえる。まず、モーツァルト。きりりと引き締まった構成と、細部にまで徹底して磨きをかけた美しさはベームならではである。(中略)「ドン・ファン」は言うならば作曲者直伝であろう。R.
シュトラウスと直接の親交を持ったベームにとっては、まさにお家芸と言える。(中略)ブラームスも素晴らしい。(中略)ベームはワルターの魂をも復活させたのだ。」(ライナー・ノーツより平林直哉) |
<国内盤>
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