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≪第73号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その7 12/3〜


マイナー・レーベル新譜
歴史的録音・旧録音
メジャー・レーベル

国内盤
映像




12/6(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


HMF



仏ハルモニア・ムンディ ポートレート・シリーズ8枚組
 仏ハルモニア・ムンディは過去の音源を編みなおして企画物のボックスを出してくることがあるのだが、秀逸なものが多い。
 今回の「ポートレート・シリーズ」は8枚組からなるボックスだが、今回の2タイトルは、晩年10年のモーツァルトの作品集、そしてヘンデルの有名作品集。そして当然ながら傑作録音でかためているので非常にお買い得感が高い。

HMX 2908409
(8CD)
\5200→\4790
Portrait〜モーツァルト/晩年10年の傑作群
 [CD1]
  ・ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467
  ・ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491
    シュテファン・ヴラダー(P&指)カメラータ・ザルツブルク [録音:2006年4月3-5日]
  ・ピアノ・ソナタ第11番「トルコ行進曲付き」イ長調 K.331
    ジョルジュ・プルーデルマッハー(P) [録音:1991年3月26-29日]
 [CD2]
  ・セレナード 第10番 変ロ長調 K.361「グラン・パルティータ」
    フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)シャンゼリゼ管弦楽団員 [録音:1995 年6月19-21日]
  ・アダージョとフーガ ト短調 K.546
  ・セレナード ト長調 K.525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
    アンドルー・マンゼ&イングリッシュ・コンソート [録音:2003年2月28-3月2日]
 [CD3]
  ・弦楽四重奏曲第17番「狩」変ロ長調 K.458
    イェルサレム・カルテット [録音:2010年2月15-17日]
  ・クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581
    アレッサンドロ・カルボナーレ(Cl) リュク・エリー(Vn) フローランス・バンデル(Vn)
    ニコラ・ボヌ(ヴィオラ) ミュルエル・プーザン(チェロ) [録音:1997 年5-6月]
  ・歌曲【春の初めにK.597、すみれK.476、クローエに寄すK.524、ラウラに寄せる夕べの思いK.523】
    ヴェルナー・ギューラ(テノール) クリストフ・ベルナー(ピアノフォルテ/Streicher) [録音:2007年]
 [CD4]
  ・交響曲第40番 ト短調 K.550
  ・交響曲第41番 ハ長調 K.551「ジュピター」
    ルネ・ヤーコプス(指揮) フライブルク・バロック・オーケストラ [録音:2006 年8月21-23日]
 [CD5-7]
  ・歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」K.588
    ヴェロニク・ジャンス(フィオルディリージ) ベルナルダ・フィンク(ドラベッラ)
    ヴェルナー・ギューラ(フェランド)  マルセル・ボーネ(グリエルモ)
    ピエトロ・スパニョーリ(ドン・アルフォンゾソ)  グラシエラ・オッドーネ(デスピーナ) 
    ルネ・ヤーコプス(指) コンチェルト・ケルン、ケルン室内合唱団  [録音:1998 年3月]
 [CD8]
  ・クラリネット協奏曲 イ長調 K622
    ロレンツォ・コッポラ(Cl) フライブルク・バロック・オーケストラ
    ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ(指& Vn) [録音:2007 年5月24-27日]
  ・レクイエム
    シビッリャ・ルーベンス(S)、アンネッテ・マルケルト(A) イアン・ボストリッジ(T)
    ハンノ・ミューラー=ブラッハマン(Br)  フィリップ・ヘレヴェッヘ(指)ラ・シャペル・ロワイヤル
    コレギウム・ヴォカーレ シャンゼリゼ管  ヘレヴェッヘ(指揮) シャペル・ロワイヤル
    [録音:1996 年10月9-10日]
 モーツァルト晩年10 年の傑作を集めたボックス、カルボナーレのクラリネット五重奏曲にコジ・ファン・トゥッテ全曲も入ってこの価格!

 9h 19’10”

 モーツァルトの晩年10 年の間に生み出された傑作を集めた8 枚ボックス。
 [CD3] のクラリネット五重奏曲は、当時フランス国立管弦楽団首席奏者をつとめていた名クラリネット奏者カルボナーレのデビュー盤(HMN 911671( 廃盤))で、フランス国立管弦楽団のメンバー(当時)が弦楽四重奏を担当しており、ふくよかな輪郭を備えた、太くて芯のあるサウンドが発売時から非常に話題となった名演。
 [CD1] のデュナーミクが印象的な、プルーデルマッハーのトルコ行進曲付きも、注目度大。ヤーコプスの名盤「コジ・ファン・トゥッテ」も全曲まるまる入ってこの価格とは、非常にお買得なボックスです!
 
HMX 2908417
(8CD)
\5200→\4790
Portrait〜ヘンデル/バロック時代のヨーロッパ市民
 [CD1]
  ・主は言われた HWV 232
  ・アン女王の誕生日のための頌歌HWV 74
    アンドレアス・ショル(カウンターテナー) エレーヌ・ギユメット、ゾフィー・クルスマン(ソプラノ)
    ルコルム・E・べネット(テノール)  アンドレアス・ヴォルフ(バス) ベルリン声楽コンソート
    ベルリン古楽アカデミー マークス・クリード(指) [録音:2008年2月]
  ・オルランド、セルセ、ロデリンダ、アルミーラ、アルチーナからのアリア、およびシンフォニア集
    アンドレアス・ショル(カウンターテナー) ベルリン古楽アカデミー
     [録音:1998 年10月20-23日]
 [CD2]
  ・合奏協奏曲op.3(HWV 312-17[全曲]) [録音:2006年1月]
  ・オルガン協奏曲 ヘ長調 HWV 295 [録音:2006年11月]
    リチャード・エガー(指揮&オルガン) アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック
 [CD3-6]
  ・歌劇「ジューリオ・チェーザレ」HWV 17(全曲)
    ジェニファー・ラーモア(ジューリオ・チェーザレ/コントラルト)
    バルバラ・シュリック(クレオパトラ/S) ベルナルダ・フィンク(コルネリア/Ms)
    マリアン・レルホルム(セスト/S) 他  ルネ・ヤーコプス(指)コンチェルト・ケルン
     [録音:1991 年]
  ・水上の音楽 HWV 348-50
  【組曲 へ長調 HWV 348、組曲 ト長調 HWV 350、組曲 ニ長調 HWV 349】
    ニコラス・マギーガン(指揮)  フィルハーモニア・バロック・オーケストラ
     [録音:1987年10月、1988年3月]
 [CD7-8]
  ・オラトリオ「メサイア」HWV 56
    シャスティン・アヴェモ(S) パトリシア・バードン(A) ローレンス・ザゾ(CT)
    コビー・ヴァン・レンズブルク(T) ニール・デイヴィス(Bs) ルネ・ヤーコプス(指)
    フライブルク・バロック・オーケストラ クレア・カレッジ合唱団
     [録音:2006 年1月1-5日]
 バロック時代のヨーロッパを生きたヘンデルの傑作集

 9h 52’59”

 ヘンデルがイタリアで学んだ時に受けた影響が色濃く感じられる「主は言われた」(1707 年) から、発表当時から大評判だった歌劇「ジューリオ・チェーザレ」、さらには1742 年に書かれたヘンデルの宗教大作「メサイア」まで、バロック時代のヨーロッパを生きたヘンデルの大作が収録されたボックス。マギーガンの独特の歯切れのよさが際立つ水上の音楽に、歌劇ジューリオ・チェーザレとメサイアが全曲入っているのもうれしいところです。





ONYX

ONYX 4127
\2400→\2190
パブロ・フェランデス、デビュー!
 ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調 Op.104
 シューマン:チェロ協奏曲イ短調 Op.129
 カタルーニャ民謡(カザルス編):鳥の歌
パブロ・フェランデス(チェロ)
ラドスラフ・シュルツ(指揮)
シュトゥットガルト・フィルハーモニー管弦楽団
 スペインの逸材パブロ・フェランデスがデビュー!ドヴォルザーク&シューマンのチェロ協奏曲集!

 1991年、マドリード生まれ。スペインの若きチェリスト、パブロ・フェランデスがオニックス(ONYX)からデビュー!
 2008年のオーストリア、リーツェン国際コンクール第1位受賞を機に、急速に頭角を現してきたパブロ・フェランデス。
 2012年にはパブロ・カザルス財団の奨学生に選出され、20113年にはエドモン・ドゥ・ロスチャイルド賞を授与されるなど、その実績、注目度は抜群。カザルスを生んだスペインに現れたチェロ界の大器である。
 ジョナサン・ビスやヨーゼフ・モーグ、デニス・コジュヒン、ソフィー・パチーニなど、若き才能の発掘、起用にも定評があるオニックスに加わるパブロ・フェランデス。
 ドヴォルザークとシューマンの「チェロ協奏曲」そしてカザルス編曲の「鳥の歌」という大胆不敵なプログラム構成にも期待が膨らむ。
 1733年製のアンドレア・カスタニェリを手に、スペインの逸材が堂々のデビューを果たします!







SIGNUM


SIGCD 350
\2300
峡谷に 〜 弦楽四重奏とオーボエ五重奏曲集
 マイケル・バークリー:オーボエ五重奏曲《峡谷に》
 マッケイブ:弦楽四重奏曲第7番《サマー・イヴ》
 ウィリアムズ:弦楽四重奏曲第4番
カルドゥッチ弦楽四重奏団
ニコラス・ダニエル(オーボエ)
 2012年に作曲されたマイケル・バークリー(1948−)の「オーボエ五重奏曲《峡谷》」など、ウェールズのプレスティン音楽祭のために作曲、初演が行われたバークリー、マッケイブ、エイドリアン・ウィリアムズの新作集。
 カルドゥッチ弦楽四重奏団が、2011年のロイヤル・ミュージック・ソサエティ・アウォードにノミネートされるなど、イギリスの新鋭クヮルテットとして注目を集めている。特に近現代作品の演奏への評価は非常に高い。

 2013年6月7日−8日の録音。





SIGNUM/BENE ARTE



SIGCD 900
\2300→\2090
ロシアン・トレジャーズ 〜 ロシアの宗教合唱作品集
 グレチャニノフ:今天軍は見えずして我等と偕に奉事す/
 ラフマニノフ:主よ、僕を去らせたまわん/
 ゴロワーノフ:ヘルヴィムの歌/
 ラフマニノフ:来たれ、我らが神なる/
 ラフマニノフ:ヘルヴィムの歌/
 ラフマニノフ:ほめたたえよ、造り主を/
 ゴロワーノフ:栄光あれ、父に/
 チェスノコフ:聖にして福たる/
 チェスノコフ:ほめたたえよ、造り主を/
 カリンニコフ:聖にして福たる/
 ラフマニノフ:生神童貞女や喜べよ/
 ラフマニノフ:聖にして福たる/
 ラフマニノフ:われらの父よ/
 チェスノコフ:ヘルヴィムの歌/
 ゴロワーノフ:われらの父よ/
 チャイコフスキー:伝説/
 ケドロフ:われらの父よ/
 ラフマニノフ:生神童貞女讃歌
テネブレ、
ナイジェル・ショート(指揮)
 キングズ・シンガーズのメンバーとして活躍したナイジェル・ショートが音楽監督として2001年に創設したイギリスのプロの室内合唱団「テネブレ」。
 コリン・デイヴィスもそのハーモニーに大きな信頼を寄せるなど、合唱王国イギリスの中でも確固たる地位を築いたテネブレが、自らのシリーズ(レーベル)となる「Bene Arte(ベーネ・アルテ)」を設立!
 リリース第1弾となる「ロシアン・トレジャーズ」は、ラフマニノフやグレチャニノフ、チャイコフスキー、名指揮者ニコライ・ゴロワーノフなど、ロシア正教会のための宗教合唱作品集。
 タリス・スコラーズやザ・シックスティーンの中心メンバーでもあるソプラノのグレース・デイヴィッドソン、エイミー・ウッドを擁する「テネブレ」。
 高評価を得たビクトリアの宗教作品集に続くロシアン・プログラムでも、透明感にあふれる純度の高いハーモニーが生む名唱に期待したい。

 ※録音:2013年3月8日−9日、聖オーガスティン教会(キルバーン、ロンドン)





<国内盤>


ACOUSTICA



ACST2010-02
(国内盤)
\2940
ソレール 鍵盤のためのソナタ集vol.1
 〜スペイン・ピアノ音楽のルーツ〜

 アントニオ・ソレール(1729〜1783):
  ①ソナタ第56 番 ヘ長調 ②ソナタ第59 番ヘ長調
  ③ソナタ第94 番 ト長調 ④ソナタ第84 番 ニ長調
  ⑤ソナタ第18 番 ハ短調⑥ソナタ第7番 ハ長調
  ⑦ソナタ第20 番嬰ハ短調 ⑧ソナタ第2番 変ホ長調
  ⑨ソナタ第117 番 ニ短調 ⑩ソナタ第11 番 ロ長調
イシドロ・バリオ(ピアノ)
 スカルラッティの衣鉢を継いだスペイン鍵盤芸術の巨匠ソレール、意外にピアノ録音がないところ、来日公演で絶大な成功をおさめつづけるスペイン最前線の孤高の名匠が、長年にわたる愛奏の至芸を録音!
 息をのむ美しさは「ピアノによるチェンバロ音楽」の通念を覆す出来...!

 アントニオ・ソレール神父——チェンバロ音楽の愛好家には、ナポリ出身のドメーニコ・スカルラッティと同じくスペインの王室で活躍し、無数の単一楽章ソナタを書いた鍵盤芸術家として知られる人物。今は亡き伝説的チェンバロ奏者スコット・ロスが、スカルラッティのソナタ555 曲の全集のかたわら、この作曲家の作品集も1枚ERATO に録音していたことが、ひょっとすると世界的な知名度向上にも貢献した部分はあるかもしれません。あるいは故レオンハルト御大の愛弟子ボップ・ファン・アスペレンによる全曲録音(Astree)、あるいは曽根麻矢子さんの名盤...チェンバロ界隈にはこの作曲家のソナタの素晴しい名録音が絶えないのですが、ソレールより40 歳以上も年上のスカルラッティの作品がさんざん現代ピアノでも演奏され名盤も多いかたわら、ソレールのソナタはどうしたものか、話題を作れるほどのピアノ録音は滅多に出てこない...もちろん、その鍵盤音楽世界はあくまでチェンバロを前提に作曲されていたのは事実ですが、さりとてスペイン音楽史に名を残すこの名匠の傑作群、現代ピアノでの音楽世界にまったく合わないのかというと、実はそんなことはまるでないのです。事実、スペイン語圏のピアニストたちは折に触れ、リサイタルの前半などにソレールのソナタを配することで、自分たちの国の鍵盤音楽芸術が18 世紀に遡る伝統をもっていることを明らかにしようとする人も少なくないのです(古いところではアリシア・デ・ラローチャも!)。

 そうしたなか、近年の何度かにわたる来日公演では毎回(!)すみだトリフォニーホールをはじめ圧倒的な成功をおさめつづけているマドリードのヴィルトゥオーゾ、イシドロ・バリオがCD3枚にわたってソレールのソナタだけを延々と録音——
 これが1枚1枚、1曲ごと実に深い愛情をこめて演奏されている比類ない名演に仕上がっているのです!
 バリオはヒストリカル系ユーザー垂涎の巨匠カルロ・ゼッキの教えを受けた異才で、リストの技巧派名作をまるでこともなげに弾きこなしてしまうほどの腕前を持っていながら、独特のタッチでえもいわれぬまろやかな音色を体現、それでいて音符ひとつひとつの粒立ちがきわだつ実に不思議なピアニズムで、いつくしむようにやさしく、あるいは激情をたたえながらも気高さを決して損なわない、変幻自在の音世界で、まるで魔術のように、ソレールのチェンバロ芸術を現代ピアノの美意識へと翻案してゆくのです!
 もし作曲家自身がこれを聴いたら、いっそう霊感をかきたてられてさらなる名作を書いたのでは、とも思わされる——

 3枚順次発売しますが、解説訳は「つづきもの」で作曲家の真相に迫るストーリーに。





ARCANA



Mer-A371
(国内盤)
\2940
イタリアの超凄腕集団アンサンブル・ゼフィーロ
 テレマン:3本のオーボエを伴う三つの序曲(管弦楽組曲)

  ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681〜1767)
   1.8声の序曲(管弦楽組曲)ニ長調 TWV55:D15
   2.8声の序曲(管弦楽組曲)ニ短調 TWV55:d3
   3.8声の序曲(管弦楽組曲)変ロ長調 TWV55:B10
ゼフィーロ・バロック・オーケストラ(古楽器使用)
アルフレード・ベルナルディーニ、
エミリアーノ・ロドルフィ、
パオロ・グラッツィ(バロックob)
アルベルト・グラッツィ(バロックfg)
 パッハと同時代に、この人をしのぐ名声を誇り得た作曲家はドイツにいなかった——天才テレマン、その名声はダテじゃない!を痛感させてくれる、オーケストラというものの本質を問う異色作。
 イタリア古楽勢のとてつもない職人芸ぶりは例によって圧巻そのもの、じっくりお愉しみを!一度メジャーレーベルで活躍したあと、小規模レーベルに戻ってくる一流プレイヤーが増えているように思います——とくに、古楽界。そもそもメジャーレーベルというものの存在感が、このジャンルでは機能しにくいわけですから(広告費と演奏内容が全然つりあわないことも多い...というか、広告費をたくさんかけてもらっている演奏家と、そうでないけれどすごい!という演奏家の間にクオリティ的な違いがほとんどない)、ひととき大手広告宣伝の路線に巻かれてみるも一興、でもやっぱりやりたいことは貫きたい...と、自分たちの意向を汲んでくれたり、じっくり対話ができたりするプロデューサーがいて、小回りのきく丁寧な音盤作りができる小規模レーベルに戻ってくる、というのは必然の流れなのかもしれません。
 Deutsche Harmonia Mundi やAmbroisie/Naive といった、メジャーレーベルやメジャー感を強く打ち出したレーベルで活躍をみせてきたイタリアの超凄腕集団アンサンブル・ゼフィーロも、近年は晴れて母国イタリアのレーベルになった名門Arcana で音盤制作をするようになり、今回のように堅調かつ非常にクオリティの高い古楽路線の録音をじっくり練り上げてくる、好感度の高い録音シーン攻勢を仕掛けてくるように。
 古楽器+小規模器楽合奏の粋・テレマンのめくるめく音楽世界はゼフィーロの面々にとっても親しみ深いであろうところ、今回はとくにダブルリード系(オーボエとファゴット)の存在感がきわだつ三つの組曲をフィーチャリング!バロック期には「オーケストラ」というものが明確にあったわけではなく、基本は各パートひとりずつの室内楽編成、それをどうふくらませるか...という発想だったところ(コレッリのトリオ・ソナタを200 人で弾く...ということさえあったそうです)。
 ここに収録されている組曲では、弦楽合奏4パートとまったく対等に、オーボエ3本とファゴットからなる4パートの管楽隊が歌い交わす、いわば四重奏+四重奏の八重奏編成で演奏される音楽。
 ゼフィーロはもともと凄腕バロック・オーボエ奏者アルフレード・ベルナルディーニが、異才古楽集団イル・ジャルディーノ・アルモニコで活躍していたグラッツィ兄弟(オーボエ&ファゴット)を誘って創設した「弦楽器はあとから加えた」異色の古楽アンサンブルで、こうした曲目でがぜん活き活きとした持ち味を発揮するのはいわば必定!
 演奏編成は通奏低音以外、弦も各パートひとりずつの室内編成なのはもはやデフォルト。
 テレマンの音作りの面白さ、仕掛けのテクニックを縦横無尽に味わえる、本格派の充実録音になっているのです。
 解説充実全訳付、めくるめく極上バロックの世界へいざなわれる充実盤です!





GRAMOLA



GRML98987
(国内盤)
\2940
ピアノ連弾による『パルジファル』!
 リヒャルト・ワーグナー(1813〜1883)/
  エンゲルベルト・フンパーディンク(1854〜1921)編:
   楽劇『パルジファル』
    〜ピアノ連弾のためのパラフレーズ版
アンナ=マリヤ・マルコヴィーナ、
コード・ガーベン(ピアノ連弾)
 ワーグナー最後の傑作に、こんな注目すべきピアノ版があったとは——しかも編曲者は当時バイロイト祝典劇場でがっちり作曲家のそばにいた、若きフンパーディンク!
 さらに演奏陣は、名盤あまたなドイツ・リートの超有名伴奏者&多芸な異才...熱い、熱すぎる。
 楽都ウィーンのまっただなかに拠点をかまえるGramola レーベル、その明敏な音楽知と音楽愛あればこそ!の痛快な新名盤が届きました。今年が記念年で大いに盛り上がりをみせた楽劇の巨匠ワーグナー、その最後の傑作『パルジファル』はCD 録音でどう詰め込んでも3 枚が限度、の超大作——それをCD1枚の長さで端的に、というのはつまり、本盤はこのドラマティックにして示唆に富んだ楽劇のなかから的確な場面を選り抜き、ピアノ連弾で弾けるようにしたパラフレーズ編曲版なのです。
 こうした連弾編曲楽譜は、インターネットもレコードもラジオもなかった19 世紀の人々にとって、オーケストラ作品やオペラなど大編成を要する音楽を日常的に愉しむため、ぜひとも必要なものでした(外食産業もほとんど発展していなかった当時、ピアノはいまよりも暮らしに必須な「おもてなしの家具」として、客間に必ずといってよいほど置かれていたのです)——ただ、あまりに需要が多かったせいで次から次へと編曲版が粗製濫造されもした当時にあって、作曲者自身や、あるいはその監修を受けられるくらい近くにいた才能ある音楽家が作った編曲版というのは、いろいろな点できわめて示唆的かつ信頼のおける内容であり、ともすれば——そう、この録音に収録されているフンパーディンク編曲版のように——作品のほんとうに大事な部分を端的にひろいあげた、原作の本質と核心に迫る独立作品になっていることさえあるのです。
 オペラ・ファンにはいまさら繰り返すまでもありませんが、フンパーディンクは『ヘンゼルとグレーテル』と『王様の子供たち』の2作が飛びぬけて有名な、1900 年前後に活躍したドイツ軽歌劇の作曲家...というのは「いま」の世界的認識にすぎず、実は『パルジファル』初演時にワーグナーのアシスタントとしてバイロイト祝典劇場で仕事をし、その後もドイツ皇帝とつながりを持つなど、ドイツ楽壇の中枢で確たる存在感を発揮していた人物でもありました。
 その慧眼あらたかな編曲版を弾くのが、フィッシャー=ディースカウやクルト・モルら無数の巨匠リート歌手たちを伴奏してきた名盤あまたのコード・ガーベンであり、あるいはウゴルスキとマルグリスの門下でロシア・ピアニズムの一端を叩き込まれたのち、バドゥラ=スコダ門下から羽ばたき秘曲発掘や意外な演奏活動を展開してきた多芸なる実力派マルコヴィナとは...!
 「うた」を知り尽くした二人が繰り広げる名演、充実解説全訳とともにCD1枚で『パルジファル』の粋に迫れる瞠目の内容。





INDESENS!



INDE058
(国内盤)
\2940
パリ・ギャルド最新録音
 パリからの旅路 アメリカ・ロシア・アルメニア
  〜ガーシュウィン、アルチュニアン、リムスキー=コルサコフ〜

 ジョージ・ガーシュウィン(1898〜1937)/
  ティモフェイ・ドクシツェル編:
  ①ラプソディ・イン・ブルー(トランペットと吹奏楽版)
 アレクサンドル・アルチュニアン(1920〜2012)/ルネ・カストラン編:
  ②トランペット協奏曲(トランペットと吹奏楽版)
 ニコライ・リムスキー=コルサコフ(1883〜1945)/フランソワ・ブーランジェ編:
  ③交響組曲「シェヘラザード」(吹奏楽版)
エリック・オービエ(トランペット)
フランソワ・ブーランジェ指揮
パリ・ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団
 フランス近代の作曲家トマジの作品集でヒットを飛ばしたばかりのところ、さらなる新譜が「実はロシア系」のガーシュウィンから、トランペット協奏曲の至宝へ、そして「あの傑作」へ。
 パリ・ギャルド最新録音、痛快すぎるロシアン・コネクション...オービエの妙技、どこまでもぱナポレオン戦争の時代から、世界に冠たる管楽器プレイヤーたちが活躍をみせてきたフランス——そのクオリティの高さを象徴するのが、まさしく19世紀初頭にまで歴史を遡る吹奏楽団「パリ・ギャルド」。
 数々の名盤を刻んできたこの団体が、昨今また音楽監督フランソワ・ブーランジェのもと、ひそかに新名盤を録音しはじめています。
 「管の王国フランス」の最前線で活躍する名手たちの録音を続々リリースしてきたIndesens!レーベルが、その頼れるパートナーになったことも大きいのかもしれません——なにしろこのレーベルには、故モーリス・アンドレの衣鉢を継ぐフランス随一のトランぺッター、エリック・オービエも看板アーティストで活躍しているところ、つい先日もこの両者の共演で、日本では吹奏楽関係者の絶大な支持を受けながらいまだ知名度が高いとは言えないフランス近現代屈指の巨匠、アンリ・トマジの作品集をリリースしたばかり。
 ところが、トマジがいかに日本で知られていなくとも、彼らの名演はすぐに圧倒的な支持を集め、思わぬ売れ行きをみせているから大したもの...そんな折も折、さらなる共演盤が同レーベルから登場するとあっては、しかも収録作品がトマジ盤よりも圧倒的に有名な傑作ばかりとあっては、どうして注目を集めずにおくでしょうか?!
 タイトル作品はなんと、あのピアノとビッグバンドのために書かれた20 世紀屈指のボーダーレス異色傑作「ラプソディ・イン・ブルー」——そのピアノ・パートをトランペットひとつで余裕綽々、心とろかす圧巻のブロウで吹きこなしてみせるエリック・オービエの妙技はまさに痛快、ギャルドがくりだすクリスピー&グラマラスな音響美とともに、圧倒的な存在感で私たちの耳と心を惹きつけずにはおきません!
 そのあとにはさらに吹奏楽アレンジが2曲——うち1曲はトランペット奏者たちの憧れの的、20 世紀音楽の至宝・アルメニア人作曲家アルチュニアンの傑作協奏曲。
 もうひとつはオービエ不在ながら、パリ・ギャルドのあの息をのむほどのサウンド作りに唸らされる『シェヘラザード』の超・名演——ラヴェルの「ボレロ」や「ダフニスとクロエ」など、色彩感をきわだたせたオーケストラ名曲の編曲ですばらしい実績をあげているパリ・ギャルドならでは、めくるめく演奏解釈をじっくり聴き究めたいところ。吹奏楽ファン垂涎の逸品です!





NCA(New Classical Adventure)



NCA60126
(国内盤・3枚組)
\3780
ダンツィ:木管五重奏曲全集
 〜19世紀ドイツ管楽芸術の幕開け〜

フランツ・ダンツィ(1763〜1826):
《CD I》
 三つの木管五重奏曲 op.56*
  〔変ロ長調・ト短調・ヘ長調〕
《CD II》
 三つの木管五重奏曲 op.67
  〔ト長調・ホ短調・変ホ長調〕
《CD III》
 三つの木管五重奏曲 op.68
  〔イ長調・ヘ長調・ニ短調〕
ライヒャッシェ五重奏団
カール・カイザー(ft)
ハンス=ペーター・ヴェスターマン(ob)
ギィ・ヴァン・ワース(cl)
クリスティアン・ボイゼ(fg)
オリヴァー・ケルセン*、
ヴィルヘルム・ブルンス(hr)
 木管五重奏の古楽器録音は、滅多にない。その困難を易々乗り越えられるのは、異才揃いだから。
 ブリュッヘン、ファイ、インマゼール...といった古楽系の名匠たちが信頼を寄せるトップ奏者たちがこのアンサンブルの「ほんとうの姿」に迫った、流麗・充実・発見にあふれた驚くべき全集、ここに!

 演奏陣は欧州古楽界のトップをひた走るスーパープレイヤーたち——ブリュッヘン、インマゼール、ヘレヴェッヘ、トーマス・ファイ、ヘンゲルブロック...といった錚々たる古楽系指揮者たちの並居る名盤のメンバー表ではもう常連(今ではソロ活動の方が多いのでは?)、幾多の名演で輝かしいソロを聴かせてきた「古楽におけるアンサンブル・ウィーン=ベルリン」と言ってもよい面子。
 自分の操る「当時の楽器」の良さと機能を知り尽くした彼らの個人プレイはもとより、共演者たちの古楽器にまで意識を向けつつの比類ないアンサンブル力がなくては実現しなかったであろう企画が、この3枚に詰まっているのです。
 そう、木管五重奏——現代型の管楽アンサンブルのレパートリーが徐々に充実しはじめた1800 年前後に誕生し、ベートーヴェンと同じボン出身のチェコ系作曲家ライヒャ(レイハ)が無数の名曲を書いて完成の域へと導いたこのアンサンブル形態を、ドイツ語圏の室内楽スタイル、つまり全体の調和の美をも体現できる形式へと洗練していったのが、マンハイム宮廷楽団出身の名匠ダンツィでした。
 ライヒャはパリ音楽院で対位法の先生をしていたこともあり(ベルリオーズの先生でもあります)、あくまで五つの楽器の独自性を重視した曲作りをしていたのですが、ダンツィは楽器ごとの違いをうまく使い分けながらも、五つもの音色を使いながら一体感ある響きの調和も体現してみせるなど、木管五重奏の面白さをさらに深めていった立役者。時おりしもベートーヴェンやシューベルトの交響曲が続々生まれていた頃で、ダンツィはそうした新時代のオーケストラ音響理念を室内楽分野でもあざやかに実現しながら、初期ロマン派へと扉を開く不穏かつドラマティックな短調作品までこの編成で書いてみせています。
 現代楽器のプレイヤーにも、木管五重奏の定番として愛されているこれら9曲はしかし、あくまで今の楽器とは違う、ベーム式キィ・システムも金管向けピストン機構も一般的ではなかった頃の管楽器で演奏されることを念頭に置いて書かれていた——つまり本盤の名演の数々は、これらの傑作がほんとうはどのような響きの魅力を持っていたかを明らかにする金字塔的録音でもあったわけですぱ古楽器によるロマン派以降のオーケストラ音楽に興味がある方なら、ぜひ聴いていただきたいセット——ベートーヴェンの七重奏曲やモーツァルトのセレナードと同じく、小編成アンサンブルにこそ初期ロマン派の創意の鍵がいたるところに見出せるもの。ノンヴィブラート、ストップ音、音色交替…あらゆる「仕掛け」を、稀代の名手たちが明らかにしてくれます!





カメラータ・トウキョウ


CMCD-28297
\2800+税
ファンタスティック・ピアノ・デュオ/デュオ・アマル
 I.ストラヴィンスキー:ペトルーシュカ〜2台ピアノ版
  第1部:謝肉祭の市場/s 第2部:ペトルーシュカの部屋
  第3部:ムーア人の部屋/f 第4部:謝肉祭の市場(夕方)
 S.ラフマニノフ:組曲 第1番「幻想的絵画」作品5
  Ⅰ. 舟歌/ Ⅱ. 夜と愛と/ Ⅲ. 涙/ Ⅳ. 復活祭
 D.ショスタコーヴィチ:
  2台ピアノのためのコンチェルティーノ 作品94
デュオ・アマル
ヤロン・コールベルク(ピアノ)
ビシャラ・ハロニ(ピアノ)
 “アマル”(アラビア語で“希望”の意)の名のもと、デュオを結成したイスラエル出身のヤロン・コールベルクとパレスチナ出身のビシャラ・ハロニ。“最高の演奏は政治や国家の壁を越える”という信念のもと、世界各国でリサイタルを開催。ふたりの想いがつまった音楽は、聴衆に感動をもたらします。
 バレンボイム、メータ、ラトルをはじめとした多くの巨匠、有名オーケストラとの共演を果たし、躍進を続ける若き名手たち。世界が認めたふたりの躍動するピアニズムを堪能させる必聴盤。

 何かのきっかけでブームになりそうな予感。こちらもどうぞ。



●デュオ・アマル
 国際的なコンサート・ピアニストであるヤロン・コールベルクとビシャラ・ハロニは、彼らの理解者であるズービン・メータの協力のもと、2011年、イスラエル人とパレスチナ人のピアノ・デュオ、“デュオ・アマル”を結成した。オスロのオペラハウスで初めて共演し、その演奏がきっかけとなり、恒久的なパートナーシップが結ばれ、世界のクラシック音楽シーンにおいて最も注目される存在となった。 デュオ・アマルは、北京音楽庁、メルボルン・リサイタル・センター、高陽市アート・センター(韓国)、エルプフィルハーモニー・ハンブルク、ベートーヴェン・フェスティヴァル(ドイツ)など、世界各国の著名なコンサート・ホールでの演奏が批評家からの賞賛を受け、聴衆からも高い支持を得た。また、メトロポリタン美術館(ニューヨーク)、武蔵野市民文化会館(東京)、ロンドン・シティー・フェスティヴァル、ザグレブ国際フェスティヴァル、クラビス・センター(フロリダ)など、世界各地で演奏活動を繰り広げ、ズービン・メータ、クリストフ・フォン・ドホナーニ指揮で、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団やフィレンツェ五月管弦楽団とコンサート・ツアーを行なう予定である。 彼らは複数のコンサート・マネージメントと契約をしており、ヨーロッパ、アメリカ合衆国、ラテン・アメリカ、アジア、オーストラリアなど、あらゆる地域でコンサートを開催している。 ヤロン・コールベルクとビシャラ・ハロニは、コンクールでの入賞や著名なコンサート・ホールでの演奏により、ソリストとしても国際的に認められている。コールベルクは、数多くの国際ピアノ・コンクールで受賞歴をもち、その中にはクリーヴランド国際コンクール第2位(2007年)、パルナッソス国際コンクール第1位(2006年)、トップ・オブ・ザ・ワールド国際ピアノ・コンクール(トロムソ、2011年)などが含まれる。ハロニはロリン・マゼール、ダニエル・バレンボイム、ズービン・メータらと共演し、また、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団など、著名なオーケストラとも共演している。 コールベルクとハロニは、幼い頃からリサイタル活動を行っており、カーネギー・ホール(ニューヨーク)、クレムリン(モスクワ)、ケネディー・センター(ワシントンDC)、ベジャス・アルテス(メキシコシティ)ほか、数多くのコンサート・ホールで演奏を行なっている。
 

CMCD-28285
\2800+税
ピアノ、山下洋輔/舘野 泉(ピアノ)!
 一柳 慧:協奏曲集

  ピアノ協奏曲第4番「JAZZ」(2009)
  ピアノ協奏曲第5番「フィンランド」〜左手のための(2012)
  マリンバ協奏曲(2012)
山下洋輔(ピアノ)
舘野 泉(ピアノ)
種谷睦子(マリンバ)
藤岡幸夫(指揮)
関西フィル
 2013年に80歳を迎えた日本を代表する現代作曲家、一柳慧の近作協奏曲を収めた作品集。2009年に横浜開港150周年を記念して神奈川芸術文化財団より委嘱され、ジャズ・ピアノの第一人者、山下洋輔の独奏により初演、その後も再演が重ねられるピアノ協奏曲「ジャズ」、フィンランドと日本を中心に活躍するピアニスト舘野泉の委嘱・初演によるピアノ協奏曲「フィンランド」(2012)、一柳作品の数多くの演奏で知られる種谷睦子の委嘱・初演によるマリンバ協奏曲(2012)を収録。
 各初演者が、一柳作品のよき理解者である藤岡幸夫が指揮する関西フィルハーモニー管弦楽団の好サポートを得て、一柳の柔軟で透徹した構造美を瑞々しく描いています。
 
 
CMCD-28296
\2800+税
ルポフォン〜新種のバス・オーボエの可能性に迫る〜/加納律子 他
 J.ハイドン:
  バリトン三重奏曲 第101番 ハ長調 Hob.XI:10
   (1ルポフォン、ヴィオラ、チェロ)
   [オリジナル:バリトン、ヴィオラ、チェロ]
  バリトン三重奏曲 第109番 ハ長調 Hob.XI:109
   (ルポフォン、ヴィオラ、チェロ)
    [オリジナル:バリトン、ヴィオラ、チェロ]
 F.クープラン:
  新しいコンセール 第13番〜2つの楽器のための
   (バリトン・オーボエ、ルポフォン)
 M.マレ:スペインのフォリア〜ヴィオール曲集 第2巻より
  (バリトン・オーボエ、ルポフォン)
 H.ゲンツマー:ソナタ(ルポフォン、ピアノ)
  [オリジナル:ヘッケルフォン、ピアノ] 【世界初録音】
 P.ヒンデミット:
  三重奏曲 作品47(ピアノ、ヴィオラ、ルポフォン)
   [オリジナル:ピアノ、ヴィオラ、ヘッケルフォン]
加納律子(ルポフォン)
ダニール・グリシン(ヴィオラ)h
大澤 明(チェロ)
トーマス・インデアミューレ(バリトン・オーボエ)
岡 純子(ピアノ)
 ドイツの古都クローナッハにあるグントラム・ヴォルフの楽器工房で誕生した新たなるバス・オーボエ『ルポフォン』。本作では、オーケストラ・アンサンブル金沢の団員として、また、ソロ、アンサンブルなど幅広い活動を続ける加納律子が、師であるトーマス・インデアミューレをはじめ、気心の知れたメンバーたちとの共演で、知られざる『ルポフォン』の魅力を存分に伝えます。
●加納律子(ルポフォン)
 1972、群馬県に生まれ、幼少より両親にピアノの手ほどきを受ける。
13歳より吉良裕憲氏のもとでオーボエを始め、東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校にて北島章氏に、東京藝術大学にて小畑善昭、小島葉子両氏に師事し卒業。ドイツ国立カールスルーエ音楽大学大学院でトーマス・インデアミューレ氏に師事し最優秀の成績で修了した。1993年第12回ぐんま新人演奏会出演、1994年練馬文化センター新人演奏会出演。1997年第66回日本音楽コンクール第3位入賞。1998年、オーケストラ・アンサンブル金沢に入団。オーケストラ活動の傍ら、ソロ、室内楽、編曲等、様々な活動をしている。トーマス・インデアミューレ門下の日本人女性5人で結成したオーボエ・アンサンブルグループ「オーボエ・ファイブ」ではオーボエの他にヘッケルフォン/ルポフォンを担当。石川県ジュニアオーケストラ講師、草津夏期国際音楽アカデミーの通訳・アシスタントを務めるなど、後進の指導にもあたっている。
 
CMCD-28298
\2800+税
マイ・フェイヴァリット・ソングス〜私の愛する歌/日比啓子
 ほしとたんぽぽ〜童謡歌曲集「ほしとたんぽぽ」より
  (作詩:金子みすヾ/作曲:中田喜直)
 このみち(作詩:金子みすヾ/作曲:穴見めぐみ)
 誰かがちいさなべルをおす〜歌曲集「愛する歌」より
  (作詩:やなせたかし/作曲:木下牧子)
 よかった(作詞:河野 進/作曲:川口耕平)
 アヴェ・マリア*(作曲:G.カッチーニ)
 茉莉花*(中国民謡)
 Stand Alone*〜NHK SPドラマ「坂の上の雲」メイン・テーマ
  (作詞:小山薫堂/作曲:久石 譲)
 いつも何度でも*〜「千と千尋の神隠し」主題歌
  (作詞:覚 和歌子/作曲:木村 弓)
 明日*〜TVドラマ「優しい時間」主題歌
  (作詞:松井五郎/作曲:A.ギャニオン)
 おひさま〜大切なあなたへ*〜NHK連続テレビ小説「おひさま」メイン・テーマ
 (作詞:岡田惠和/作曲:渡辺俊幸)
 アダージョ*(作曲:L.ジャゾット)
 ウィーンわが夢の街**
  (作詞・作曲:R.ジーツィンスキー/日本語詞:あらかはひろし)
 わが愛の歌はワルツでなければ〜『白馬亭にて』
  (作詞:R.ギルベルト/作曲:R.シュトルツ)
 ウィーンは夜がいちばん美しい**〜『春のパレード』
  (作詞:W.シュタルク/作曲:R.シュトルツ)
 You Raise Me Up*(作詞:B.グラハム/作曲:R.ラヴランド)
 翼〜Wings*(作詞・作曲:武満 徹/英詞:E.L.ラトリッジ&K.カルドロ)
 小さな空*(作詞・作曲:武満 徹)
日比啓子(ソプラノ)
蓼沼明美(ピアノ)
沼田園子(ヴァイオリン)
大野かおる(ヴィオラ)
唐沢安岐奈(チェロ)
山田晴代(ライアー)
 今回選んだ17曲はそれぞれが私の思い出と共にあり、心より共感した曲です。アンサンブルの豊かな響きに乗って、その思いが皆様にどうぞ届きますようにと心より願っています。……日比啓子(ブックレットより)
 シュヴァルツコップをはじめとする世界的歌手に師事し、ヨーロッパをはじめ各国で活躍を続けてきた日比啓子。今作では、彼女が人生を捧げる“歌”の魅力を伝えるべく、ジャンルをこえた愛唱歌の数々を絶妙なアンサンブルとともに聴かせます。





Studio N.A.T

NAT12431
\2800
アンサンブル オー・ジー・ティー・エス
 「音楽定食」 

  ヨハン・アムベルク : 組曲
  ジャン=ミシェル・ダマーズ : 四重奏曲
  ダリウス・ミヨー : ソナタ
  カミーユ・サン=サーンス : デンマークとロシアの民謡による嬉遊曲
Ensemble ogts
(アンサンブル オー・ジー・ティー・エス)
 フルート、オーボエ、クラリネット、ピアノのための オリジナル作品集
 機動力ある木管楽器それぞれの持ち味を最大限に発揮しながら、ピアノがその響きに深みを加える。個性派4人の緻密なアンサンブルと彩りあふれる音色が楽しめる、まさに「一粒で何度でも美味しい(ライナーノーツより)」珠玉の一枚。
Ensemble ogts (アンサンブル オー ・ジー・ティー・エス)
 2002年結成。メンバーはそれぞれドイツ語圏ヨーロッパでの留学経験を持ちその音楽的感性に共感を覚え、共演を重ねるうちにこの室内楽団が形成された。それぞれ4人が定期的・自発的に集まり活発な意見交換と各自の技術向上をはかり、一つの楽器のように自由に表現ができるような質の高いアンサンブルを目指す。これまでに「音楽定食」と銘打った定期演奏会として、2002年(野方区民センターWiz)、2004年(かつしかシンフォニーヒルズ・アイリスホール)、?06年(横浜市開港記念会館)、2008年(東京オペラシティ近江楽堂)の計4回の定期演奏会を開催する。並びに練馬文化センタークラシック音楽祭2007、熊本県各地(熊本市、小国町、美里町、天草市、大津町、益城町)でコンサートを開催し好評を博す。
 2004年財団法人地域創造主催、公共ホール音楽活性化アウトリーチフォーラム事業、並びに2005年、2007年、?08年熊本県立劇場主催によるアウトリーチ事業活動を経験し、子供たちを中心とした音楽愛好者の裾野を広げる重要性を実感する。またフルート、オーボエ、クラリネット、ピアノという変則性のために、あまりコンサートでは取り上げられない編成をあえて用い、かくれた名曲の発掘と、そしてこの編成にしか出せない魅力的な音色、表現の可能性を広く追求し紹介してゆく活動を展開している。個々の活動が活発になり、しばらく休止していたが、2012年に活動を再開。結成10年目にして初のCDアルバムを収録。





<映像>


SONY(映像)


888430021198
(DVD)
\2000
ERWIN SCHROTT / ROJOTANGO - LIVE IN BERLIN
 1. Astor Piazzolla - Libertango
 2. Carlos Gardel - El dia que me quieras
 3. Pablo Ziegler - Rojotango
 4. Astor Piazzolla - Chiquilin de bachin
 5. Astor Piazzolla - Los pajaros perdidos
 6. Astor Piazzolla - Adios Nonino
 7. Juan Carlo Cobian - Nostalgias
 8. Antonio Carlos Jobim - Insensatez
 9. Astor Piazzolla -Oblivion
 10. Astor Piazzolla - Rinascero
アーウィン・シュロット(Br)
ロホタンゴ・アンサンブル
フランティシェク・ヤーノシュカ(P、音楽監督)
888430021297
(Blu-ray)
\2300





KULTUR(映像)


ロンドンマスタークラス
 ロンドンマスタークラスは英国王立音楽大学での短期音楽留学プログラム。オーディションで選ばれた合格者のみが受講できるマスタークラスで、指揮、ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、声楽などの各科目について、ロンドン王立音楽大学と王立ノーザン音楽大学などで教鞭をとる世界的演奏家が教授陣を務める。

D4922
\3000
London Master Classes:
 Conducting with Benjamin Zander
  ベンジャミン・ザンダー
Since 1988 London Master Classes has been presenting some of the world's most distinguished performers as master teachers offering intensive classical music master classes for vocal, violin, cello, piano and conducting.
Conductor Benjamin Zander shares his experience on the worldwide concert platform with ve students from St. Cyprian's Church.

Running Time: 55 minutes
 

D4923
\3000
London Master Classes:
 Cello Classes with Ralph Kirshbaum
  ラルフ・キルシュバウム(カーシュバウム)

This master class featuring Ralph Kirshbaum shows the world-renowned cellist at work, passing on his expertise to the next generation.

Running Time: 59 minutes


 1946年アメリカのテキサス生まれ、ロンドン在住のチェリスト。エール大学音楽部で学んだ後、1968年からパリに留学し、1970年のチャイコフスキーコンクールに入賞。以来、ヨーロッパ、アメリカを中心にソリストとして活躍。著名な指揮者、オーケストラとの協演も多く、マンチェスター国際チェロフェスティヴァルも主宰している。

 

D4924
\3000
London Master Classes:
 Piano Classes with Norma Fisher
  ノーマ・フィッシャー

A master class following one of Britain's leading pianists. Norma Fisher has international success on the concert &chamber music platform, and now shares her experiences and talent with her students.
Running Time: 59 minutes

 イギリスの女流ピアニスト。ギルドホール音楽大学でハリソンに師事。その後パリでフェヴリエの下で研鑽を積んだ。1961年のブゾーニコンクールに2位入賞、これを契機に演奏活動を開始、ソリスト、室内楽奏者として活躍。また演奏活動の傍ら教育者としての評価も高く、現在はロンドン王立音楽大学と王立ノーザン音楽大学で教鞭を執っている。

 

D4925
\3000
London Master Classes:
 Singing with Sherrill Milnes
  シェリル・ミルンズ

Running Time: 59 minutes

 シェリル・ミルンズは、アメリカのバリトン歌手。1965年から1997年まで、メトロポリタン歌劇場の契約歌手としてスターバリトンの座に君臨し、653回の出演記録を誇っている
 

BD2031
(Blu-ray)
\3000
ヴェルディ:「ドン・カルロ」
 Starring Roberto Alagna - Blu-ray
ロベルト・アラーニャ
トーマス・ハンプソン
カリタ・マッティラ,
ホセ・ファン・ダム
Waltraud Meier
アントニオ・パッパーノ指揮
パリ・シャトレ劇場
Region: A,B,C Running Time: 210 minutes Color: Color












12/5(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ALIUD


ACDBE 064
\2400
3 人女声によるグレゴリオ聖歌
 平安と慰めの歌
  〜15世紀ネーデルランドのグレゴリオ聖歌
   (新しい敬虔運動時代の写本から)(全21曲)
マルゴット・カルセ指揮
トリゴン
 【マルゴット・カルセ、
  マルーシャ・ムッデ、
  コーラ・シュマイザー】

 録音:2012 年6 月10-12 日、11 月22 日/古カトリック教会(デルフト)/61’ 34”

 「新しい敬虔」とは15 世紀にオランダの宗教家ヘールト・デ・フローテによって始められた運動。聖書に立ち返り、それを読んだり筆写することを奨励したことで、宗教改革の先駆けとなった。この時期のネーデルランドで伝えられたグレゴリオ聖歌の写本を音にした貴重なアルバム。アカペラ合唱グループ「トリゴン」は中世の声楽作品を当時の発音で歌うことで知られるオランダのベテラン。静謐かつ神秘的なユニゾンを聴かせ、心洗われるひとときを与えてくれます。
  

ACDBE 067
\2400
オランダ現代を代表するムーラインの新ロマン派美曲集
イェッペ・ムーライン:
 (1)ヴィオラ協奏曲 (2010)
 (2)4 つの海の詩 (2007)
 (3)そして光あれ (2012)
 (4)ヴァイオリン協奏曲 (2006)
(1)フランシエン・シャトボルン(Va)
 イェッペ・ムーライン(指)
 東オランダ交響楽団
(2)マライエ・ファン・ストラレン(Sop)
 イェッペ・ムーライン(指)
 東オランダ交響楽団
(3)ペーテル・ガイスベルトセン(Ten)
 ダヴィド・パリー(指)
 ブラバント交響楽団、
(4)ヨリス・ファン・ライン(Vn)
 イェッペ・ムーライン(指)
 アムステルダム大学管弦楽団
 録音:(1)-(3)2012 年6 月15、16、17 日/カンデラール教会(ホルテン)、(4)2007 年6 月28 日/アムステルダム・コンセルトヘボウ大ホール。ライヴ/66’ 56”

 イェッペ・ムーラインは1972 年生まれのオランダの作曲家。指揮者としても優れ、自作のほかブルックナーの交響曲なども手掛けています。作曲家としては、前衛手法を用いることなく、新ロマン派的な美しい作品で知られます。作曲者自身が「ベートーヴェン的」と称するヴィオラ協奏曲、バーバーやコルンゴールトの延長上にあるヴァイオリン協奏曲などいずれも不思議な美しさに魅せられます。
 

ACDBE 068
\2400
ガウディ弦楽四重奏団
 モーツァルト:
  (1)ディヴェルティメント第1番 ニ長調 KV.136
  (2)ディヴェルティメント第2番 ロ長調 KV.137
  (3)ディヴェルティメント第3番 ヘ長調 KV.138
  (4)弦楽四重奏曲第3番 ト長調 KV.156
  (5)弦楽四重奏曲第4番 ハ長調 KV.157
ガウディ弦楽四重奏団
 [アニタ・ヨンゲルマン(1stVn)、
  マロリン・カンテ(2ndVn)、
  フローリン・ネグラヌ(Va)、
  ザンダー・ヴァン・ベルケル(Vc)]
 新進気鋭のガウディ弦楽四重奏団、ついにデビュー!王道モーツァルトの弦楽作品に挑戦!

 録音:2013 年1 月10-13 日、ヨハネス教会、オランダ/DDD、62’40”

 ガウディ弦楽四重奏団は1999 年ロッテルダム音楽学校在籍時にダニエル・カルテットの講義を受けていたアニタ・ヨンゲルマン、マロリン・カンテ、フローリン・ネグラヌ、サンダー・ヴァン・ベルケルによって結成されました。結成以後、個々に研鑽を積みつつ、オランダ国内外で演奏活動を続けております。このデビュー盤はモーツァルトの弦楽作品を選びましたが、レパートリーは広く古楽から現代まで、さらにポップスやジャズの作品もコンサートで披露しております。団体名のガウディは、あのアントニ・ガウディから名をとり、彼の建築物からインスピレーションを得て、カラフルに、表情豊かな演奏を目指し、団の個性を追求しています。





APARTE


Bach, J S: The Well-Tempered Clavier, Book 2
AP 070
(2CD)
\3400→\3090
クリストフ・ルセ
 J.S.バッハ:
  平均律クラヴィーア曲集第2巻 BWV 870-893(全曲)
   [CD1] BWV 870-881
   [CD2] BWV 882-893
クリストフ・ルセ
 (チェンバロ/リュッカース、
  1628年製(ヴェルサイユ宮殿蔵))
 クリストフ・ルセ、待望の鍵盤ソロ新譜はルセ自身「バッハの鍵盤音楽の頂点」と語るバッハの平均律第2 巻!

 録音:2013 年6 月/ドーファン宮(ヴェルサイユ宮殿)/CD1: 76’00、CD2: 81’05

 埋もれたバロック・オペラの発掘演奏活動(指揮)も活発な、クリストフ・ルセ。指揮からも彼の霊感や才気は感じられますが、しかし彼のセンスがより直截的に味わえるのはやはり鍵盤演奏といえるのではないでしょうか。待望の鍵盤ソロ最新録音は、バッハの平均律第2 巻。第1 巻は録音しておりませんので、これが初の「平均律」登場となります(アンブロワジーレーベルに録音しているW.F. バッハのための音楽帳は、平均律第1 巻のいくつかのプレリュードの原型が収められています)。
 第2 巻について、ルセ自身によるライナーノートの中で(仏・英語のみ)、長い作品も多く、和声の複雑な進行、時に無調かと思わせるような劇的な遠隔調への転調、構造の複雑さは第1 巻よりも更に深まっている、と述べています。バッハのあらゆる鍵盤音楽を演奏してきた中で、第2 巻は間違いなくバッハの鍵盤音楽の頂点である、とすら語ります。第22 番の変ロ短調のフーガで、半音階で動く和声の絶妙な響かせ方、難曲第23 番などでのほとばしる才気は圧巻です。楽器は、ヴェルサイユ宮殿所蔵のリュッカースオリジナルを使用。楽器の音色、コンディションも抜群です。ルセが満を持して臨んだ平均律、注目です!
 第2 巻のバッハの自筆譜は英国博物館に保存されていますが、ルセは、いくつかの疑問点を含むとしながらも、バッハのオリジナル稿よりも、テクストや装飾、さらには曲の長さなど、いくつもの「改善点」がある、として、バッハの弟子(義理の息子)であるアルトニコルの写本に基づいて演奏しています。





AURIS SUBTILIS

ASF 5062
\2400
エル・コラソン・アル・スール〜タンゴ曲集
 ピアソラ:ジャンヌ・イ・ポール*
 カルメン・ガスマン/エクトル・ネグロ:デ・ブエノアイレス・モレナ
 エラディア・ブラスケス:エル・コラソン・アル・スール(心は南に)*
 ピアソラ:タンティ・アンニ・プリマ(アヴェ・マリア)
 オクタヴィオ・バルベロ:フランス
 ドメニコ・フェデリオ:ジュージョ・ベルデ
 ラファエロ・ロッシ/ エンリエ・カディカモ:
  クアンド・タジャン・ロス・レクエルドス(思い出を刻む時)*
 ホセ・セグリエ:デ・プラ・セパ
 ラウル・ガレーロ:ブエノスアイレス・コノセ
 カルロス・ガルデル/アルフレド・レ・ペラ:
  レクエルド・マレボ(マレボの思い出)*
 エドゥアルド・アロラス:ラ・ラチャ(突風)
 セルジオ・ゴビ:パテルナル*
 マリアノ・モレス/ エンリケ・サントス・ディスセポロ:
  カフェティン・デ・ブエノスアイレス
タンゴ・アモラタード
 【ユルゲン・カルテ(バンドネオン)
  ファビアン・クレンツェ(P)】
セルジオ・ゴビ(歌)*
 ドイツのタンゴ・デュオ、タンゴ・アモラタードによるピアソラ、ブラスケス、フェデリオ、ガルデル

 録音:2013 年4 月、ザクセン州、シュトールベルク、ビュルガーガルテン/45’36

 ドイツのレーベル、AURIS SUBTILIS よりピアソラ、ブラスケスを中心としたタンゴ名曲集。
 ドイツで活躍するバンドネオン奏者ユルゲン・カルテとピアノのデュオ、タンゴ・アモラタードと、ブエノスアイレス出身のタンゴ歌手セルジオ・ゴビによる演奏です。タンゴの革命者であるピアソラ、そして歌手として活躍した後に作曲家としても才能を発揮した女性エラディア・ブラスケス。伝統的な手法を土台とした、新感覚のタンゴを取り入れた、革新的な時代を生きたタンゴ作曲家たちの名曲が収録されています。
 録音は2012 年に改装されたシュトールベルクにあるビュルガーガルテンで行われました。





BIS



BIS SA 2028
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
サカリ・オラモ&ロイヤル・ストックホルム・ フィル
 ニールセン:

  交響曲第4番「不滅」 Op.29
  交響曲第5番 Op.50
サカリ・オラモ(指揮)
ロイヤル・ストックホルム・
 フィルハーモニー管弦楽団
 大熱演!オラモ&ストックホルム・フィルの最新録音は、名曲ニールセンの交響曲第4 番「不滅」と第5 番!

 録音:2012 年8 月(第4 番)、2013 年6 月(第5 番)/ストックホルム・コンサートホール(スウェーデン)/5.0 Surround Sound、69’46”

 SACD ハイブリッド盤。スウェーデンを代表するオーケストラ、ストックホルム・フィルと2008 年より首席指揮者をつとめるサカリ・オラモとの最新録音はカール・ニールセンの交響曲第4 番「不滅」、交響曲第5 番です。オラモとストックホルム・フィルとのエルガーの交響曲第2 番変ホ長調Op.63(BISSA 1879)では同フィルの首席指揮者としての自信と誇りに満ちた堂々たる演奏でしたが、このニールセンも期待以上の熱演です!
 第4 番「不滅」が作曲された1914 年は、第一次世界大戦の前半期に当たり、中立を宣言したデンマークも決して安泰な年月を過ごすことができなかった時代です。拡大する戦争への不安と、戦争に伴う経済状態の悪化の中でこの作曲は続けられましたが、そうした暗黒の日々のなかにあって人間の不滅への確信を高く揚げたこの作品はのちにニールセンの代表作となりました。一方、第5 番はニールセンの木管五重奏曲Op.43 の完成年でもある1922年で、ニールセンの創作力の頂点に達していた時期です。曲中に効果的に使用されている小太鼓の用法は、少年時代に家の貧しさゆえ、軍楽隊に入ってやっと音楽への渇望をいやしていたころの、軍隊調の小太鼓の音に対する成人後の遠いノスタルジアとともに解釈されています。
 


BIS SA 2038
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
アラン・ペッテション:交響曲第9番 (1970)
 ・特典DVD
  「The Voice of Man」(制作:スウェーデン・テレビ)
   【ペッテションについてのドキュメンタリー(1973-78)】
クリスチャン・リンドベルイ(指)
ノールショピング交響楽団
 リンドベルイによるペッテションの交響曲最新録音は1970 年作曲の交響曲第9 番、特典DVDには晩年のペッテションをおった貴重なドキュメンタリー付き

 録音:2013 年1 月/ルイス・デ・ギア・コンサートホール(ノールショピング)/5.0 Surround Sound、70’11”/特典DVD:約81分、字幕:英語

 SACD ハイブリッド盤。現代スウェーデンの作曲家アラン・ペッテション(1911-1980)の交響曲シリーズ最新盤は第9 番です。この交響曲が作曲されたのはアンタル・ドラティによって演奏され成功をおさめた交響曲第7 番を作曲してから2 年後の1970 年です。この時期、今までにないほど彼の作品は世に知られることになりましたが、第9 番を作曲して9 カ月後、ペッテションは体調を崩しついに入院してしまいました。ペッテションの音楽はその生い立ちから彼の音楽には暴力的でまるで暗黒に突き落とされたような、聴いているだけで寒気がするような旋律が多くふくまれます。この第9 番も叫び・苦しみを感じさせるパッセージが随所に現れます。
 ボーナスDVD にはスウェーデン・テレビが制作した1973 年から78 年の作曲家ペッテションにせまる非常に貴重なドキュメンタリー映像が収録されております(字幕:英語)。リンドベルイの熱意と強い希望により、この貴重なドキュメンタリーがDisc化されました。
 BIS レーベルより発売されているペッテションの交響曲は第1&2 番(BIS 1860)、第6 番(BIS SA 1980)でペッテションらしい強烈なインパクトと独特の中毒性のある作品です。



第1・2弾

BIS 1860
(1CD+1DVD)
\2500→¥2290
ペッテション幻の交響曲
 アラン・ペッテション:
  (1)交響曲第1番(1951)(クリスチャン・リンドベルイ校訂版)
  (2)同第2番(1952/3)
  +DVD(約60 分。交響曲第1番のスコア完成まで)
クリスチャン・リンドベルイ(指)
ノールショピング響
リンドベルイの執念と情熱がペッテション幻の交響曲を蘇らせた

[ 録音:2010 年5-6 月/ルイ・ド・イェール・コンサートホール(ノールショピング)]DDD、77’54”

現代スウェーデンの作曲家アラン・ペッテション(1911-1980) は17 篇の交響曲を残しましたが、第1番はこれまで封印されてきました。1940 年代後半から着手され、アイディアだけは膨らんだものの、作曲技術が足りず迷宮入りしたと言われます。DV 父親のいる貧困家庭に育ったペッテションの芸術は非常にペシミスティックで暗く、しばしば暴力的で個性的。はまると抜け出せなくなる魔力を持っています。陽性で健康的という正反対のキャラのクリスチャン・リンドベルイがペッテションに私淑し、紹介に力を注ぐのは意外な感じもしますが、真摯かつ情熱的な解釈で胸が熱くなります。
店主より:

 「音楽史上最も悲惨な精神過程をたどった」と言われるスウェーデンの孤独な作曲家ペッティション。
 「私の音楽の素材は、祝福され、呪われた私自身の人生そのものである。」とペッティションは語ったが、まさしくこの言葉が彼の作品のすべてを物語る。これほどまでに「私小説」ならぬ「私音楽」的な作品を書いた作曲家はいないのではないか。しかもその全編が「苦悩」であるような。
 そのペッテション、全部で16曲の交響曲を作ったが(17番は未完)、最初の第1番は破棄されてしまったと言われていた。しかし破棄せず残された240 ページに及ぶ草稿を、クリスチャン・リンドベルイが入魂の校訂を施し、ついに演奏できる形に完成させた。これはまさに執念のリリース。
 

BIS SA 1980
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
アラン・ペッテション:交響曲第6番 (1963/6) クリスチャン・リンドベルイ(指)
ノールショピング交響楽団
これは音楽による暴力だ!

[ 録音:2012 年1 月/ルイス・デ・ギア・コンサートホール(ノールショピング)]/74’10”

 SACD ハイブリッド盤。
 アル中でDV の父と病弱な母の間で、悲惨な成長期をたどったアラン・ペッテション(1911-1980)。その人生が反映されたような、暗く激しい音楽は長く不当に無視されてきましたが、BIS が最新録音で次々日の目を見せてくれています。彼の作品はひたすら露悪的で、聴き手を楽しませたり美しい時を供給しようという気の全くない私小説的音楽。中でも最凶作品のひとつに数えられる交響曲第6番は1968 年の作で、74 分にわたり暗黒か鋭い牙で襲いかかってくる、世にも珍しい音楽的暴力。
 陽性で優しいクリスチャン・リンドベルイが驚くほどの凶暴性を発揮しているのも聴きものです。

 


BIS SA 2057
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
バロックソリステネ
 憂鬱の影像

 ビャッテ・アイケ(1972-):寂しさ(シグネの旋律)
 アントニー・ホルボーン(c.1547-1602):パヴァーヌ《憂鬱の影像》
 ジョン・ダウラン (1563-1626):悲しみよとどまれ*
 ノルウェー伝承曲(ビャッテ・アイケ (1972-) 編曲):
  ビョルンソンの結婚行進曲
 アントニー・ホルボーン(c.1547-1602):ガイヤルド《浮気者》
 ノルウェー伝承曲(ヨン・バルケ (1955-)、ビャッテ・アイケ(1972-) 編曲):
  イェンディーネの子守歌*/**
 ハインリヒ・イグナーツ・フランツ・フォン・ビーバー (1644-1704):
  十字架を担う(ソナタ)
 ディズリク(ディートリヒ)・ブクステフーデ (c.1637-1707):嘆きの歌*
 アントニー・ホルボーン (c.1547-1602):ガイヤルド《とてもかわいい》
 スロヴァキア伝承曲(ミロシュ・ヴァレント(1960-) 編曲):いとしい母さん+
 スウェーデン伝承曲(ビャッテ・アイケ(1972-) 編曲):
  エヴェルツベリの昔の結婚行進曲
 ノルウェー伝承曲(ヨン・バルケ(1955-)、ビャッテ・アイケ (1972-) 編曲):
  子守歌*/**
 アントニー・ホルボーン (c.1547-1602):パヴァーヌ《遺言》
 Ruaidri Dall O Cathain (c.1570-c.1650):どうぞ、お手を**
 ジョン・ダウランド(1563-1626):流れよ、わが涙、昔の涙*
 ヨン・バル (1955-):シュザンヌを紹介(「ある日シュザンヌが」による瞑想)**
 ヨハン・ゾンマー(1570-1627):パヴァーヌ《シュザンヌを想像する》
 ジョン・ダウランド:ガイヤルド《スザンナ》
 ウィリアム・バード(1540-1623):汝、聖なるミューズよ*
 ニール・ガウ (1727-1807) (ビャッテ・アイケ (1972-) 編曲):
  ふたり目の妻の死を嘆くニール・ガウ
バロックソリステネ
ビャッテ・アイケ
 (芸術監督、ヴァイオリン)
ベーリト・ノルバッケン・スールセット
 (ソプラノ)*
ヨン・バルケ
 (オルガン、サウンドスケープ)**
ミロシュ・ヴァレント
 (ヴィオラ、ヴォーカル)+
 ビャッテ・アイケ率いるバロックソリステネ演奏による神秘的な世界、美しすぎる弦と歌声!

 録音:2011 年10 月、2012 年3 月/セルビュ教会(セルビュ、ノルウェー)/5.0 Surround Sound、66’28”、ディジパック仕様

 SACD ハイブリッド盤。2005 年、ベルゲンに創設された古楽アンサンブル、バロックソリステネ(バロック・ソロイスツ)。バロック・ヴァイオリンの第一人者のひとり、ビャッテ・アイケが芸術監督を務めるアンサンブルは、ベルゲン国際フェスティヴァル、ストックホルム古楽フェスティヴァル、ロンドンのプロムスなど、ヨーロッパ各地の音楽祭で演奏、デンマークのエスビェアのニューオペラ、デンマーク放送ヴォーカルアンサンブル、ノルウェーのヴェストフォル音楽祭との協力活動を通じ、独自の音楽をアピールしてきました。『憂鬱の影像』は、ヘンデルと彼と同時代の作品を演奏した2012 年の『ロンドン・コーリング!』(BIS SA 1997) につづく BIS レーベル第2 弾です。「深い森を通り、いつ果てるとも知れない下り坂の泥道を車で行く。時折、右手下に湖が一瞥できる。古い校舎がどこからともなく姿を現す。湖のほとりに、もうひとつ建物がある。どちらもさびれ、悲しげだ。誰かいるのか。音はしない。
 さわやかな空気。日没。静寂。最初の食事をみんなで一緒に作る。携帯電話は通じず、インターネットが使えるのも一カ所だけだ。かつて教室だったところに輪になって座る。器楽奏者が六人、歌い手がひとり、ひとつに積み重ねた楽譜、おおいのない暖炉に薪が燃える……音。これがシェービグダ。音楽のもつ『憂鬱』のさまざまな姿を探ろうと私が友人たちを誘ってきた場所がここだ」(ビャッテ・アイケ)。アルバムは、アイケの《寂しさ》にはじまり、ホルボーンとダウランドの曲、ノルウェーとスウェーデンとスロヴァキアの伝承曲、17 世紀アイルランドの古謡《どうぞ、お手を》を交え、《ふたり目の妻の死を嘆くニール・ガウ》に終わります。ヴァイオリン、ヴィオラ、リュート、テオルボ、バロックギター、チェロ、ヴィオリーネ、オルガン、チェンバロのアンサンブル。ノルウェー音楽アカデミーを2005 年に卒業し、ノルウェーとヨーロッパのアンサンブルとオーケストラに客演をつづけるソプラノ歌手、ベーリト・ノルバッケン・スールセットがソロを歌い、ピアニスト、作曲家としてノルウェーのジャズシーンを中心に活躍するヨン・バルケがオルガンとアルバムの「サウンドスケープ(音風景)」を担当しました。ビャッテ・アイケは、シェービグダに近いセルビュの教会で行われた録音セッションとポストプロダクションの共同制作も担い、「ライヴ・ミュージシャン」の立場から「音楽の生まれる瞬間」の再現を願い、ポストプロダクションの段階で、異なるテークのミックス、ソロ楽器のダビング、ミュージシャンがそれぞれに感じ考えた「憂鬱」を反映した自由な即興による録音を加えるといった手法を取り入れたと言います。「場所と音楽とプロジェクトに関係した音楽家たちと響き合った、私の個人的『憂鬱の影像』」が描きあげられました。ワールド・ミュージック風なメロディもあり、オーディオ・ファンも楽しめる内容です。
 


BIS SA 1978
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
エフゲニー・スドビンの最新録音
 (1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K.491
  (カデンツァ:エフゲニー・スドビン)
 (2)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 Op.37
エフゲニー・スドビン(ピアノ)
オスモ・ヴァンスカ(指揮)
ミネソタ管弦楽団
 音階を弾いても感動させてしまうような魔術を秘めたピアニスト、スドビンによるベートーヴェンの第3 協奏曲とスドビン自身によるカデンツァを披露したモーツァルト第24協奏曲2つのハ短調のピアノ協奏曲

 録音:2011 年6 月(2)、2012 年5 月、6 月(1)/オーケストラ・ホール(ミネアポリス)/5.0 Surround Sound、66’16”

 SACD ハイブリッド盤。日本でも名実ともに人気のピアニスト、エフゲニー・スドビンの最新録音は、ヴァンスカ&ミネソタ管とのスドビンによるベートーヴェンのピアノ協奏曲第3 番とモーツァルトのピアノ協奏曲第24 番、いずれもハ短調の作品です。
 ベートーヴェンの交響曲シリーズを完成させたヴァンスカとミネソタ管はピアノ協奏曲全集のプロジェクトも開始しており、これまで第4 番と第5 番「皇帝」をおさめたアルバム(BIS SA 1758)をリリースしております。今回は第3 番。言わずもがなの名演でスドビンの一切ぶれることのない圧倒的なテクニックと煌めくようなタッチは一度聴いたら忘れられません。ベートーヴェンのカデンツァでは超人的なテクニックと色彩豊かな演奏を聴かせてくれます。また第2 楽章の歌心に魅了され、第3 楽章の切れ味よい演奏は爽快の一言です。スドビンの演奏はヴァンスカの効果的なティンパニや輪郭のはっきりとした歯切れのよい解釈と非常にマッチした演奏です。
 カップリングはモーツァルトの第24 番。レパートリーの広いスドビンですが、モーツァルトも得意な作曲者の一人です。この作品ではスドビン自身のカデンツァを披露。随所に技巧を散りばめた非常に情熱的で雄大作品に仕上げております。音階を弾いても感動させてしまうような魔術を秘めたピアニスト、スドビンでしか表現のできない唯一無二のモーツァルトです。
 


BIS 1096
(3CD)
\5400→\4990
ALTARAレーベルの名盤がBISから復活
 ベートーヴェン後期、弦楽四重奏曲オーケストラ版

ベートーヴェン(テリエ・トンネセン編曲):
 Disc1
  (1)弦楽四重奏曲第12番 変ホ長調Op.127
  (2)弦楽四重奏曲第14番 嬰ハ短調Op.131
 Disc2
  (3)弦楽四重奏曲第13番 変ロ長調Op.130
  (4)大フーガ Op.133
 Disc 3
  (5)弦楽四重奏曲第15番 イ短調 Op.132
  (6)弦楽四重奏曲第16番 ヘ長調 Op.135
テリエ・トンネセン(指揮)
カメラータ・ノルディカ
 ALTARAレーベルから発売されていたベートーヴェン後期、弦楽四重奏曲オーケストラ版をBISによるリマスタリングで再発売!

 録音:(3)(4)2001 年11 月29 日-12 月2 日、(6)2002 年9 月20 日-22 日、(5)2003 年9 月18 日-20 日、(2)2005 年1 月25 日-27 日/ヴィシェルム教会(スウェーデン)、(1)2005 年4 月14 日-17 日/アルグツルム教会(エランド、スウェーデン)/3h 5’47”

 ALTARA レーベルより発売されていたベートーヴェン後期弦楽四重奏曲オーケストラ版をBIS レーベルのリマスタリングで再発売致します。テリエ・トンネセンによるオーケストラ編曲により凄みと深みがましてまた新たな魅力に気付かされる名演です。トンネセンはマックス・ロスタルに師事し、これまでオスロ・フィルやノルウェー室内管のリーダーをつとめました。当演奏は彼が率いるカメラータ・ノルディカとの演奏です。もともと指揮者を置かないスタイルによる活動を行なってきた団体ですが、コンチェルト・グロッソ・タイプの新編曲でそのままカルテットが拡大したような効果を生んでいます。





C-AVI MUSIC


4260085532780
\2600
トリオ・イマージュ
 マウリツィオ・カーゲル(1931-2008):

  ピアノ・トリオ I〜III
トリオ・イマージュ
 【ゲルガナ・ゴルゴヴァ(Vn)
  トーマス・カウフマン(Vc)
  パウリン・ネチェフ(P)】
 大胆な前衛作曲家カーゲルのピアノ・トリオ

 録音:2011 年11 月、2012 年4 月、ベルリン/78’55

 アルゼンチンのブエノスアイレス出身の作曲家、マウリツィオ・カーゲル。20 代でドイツに渡り、ケルンの放送局でラジオドラマなどの音楽を担当し、独特作風で人気の高かった作曲です。このアルバムは、1984 年から2007 年にかけて作曲されたエキセントリックなピアノ・トリオ3 曲を収録。演奏は若手トリオのトリオ・イマージュ。幼馴染であったヴァイオリンのゲルガナ・ゴルゴヴァとピアノのパウリン・ネチェフの2 人に、2008 年からチェロのトーマス・カウフマンが加わりヨーロッパを中心に活動しています。
 カーゲルの作品を録音するにあたって彼らはこのように述べています。「このようなスリリングな音楽を演奏、録音することは私たちにとって音楽的にも技術的にも大きな挑戦でした。しかし、この録音を終え私たちは音楽をより深く理解することができたし、演奏者と聴衆との密接な関係も勉強することができた。」大胆な作品に意欲的に取り組む、注目の若手アンサンブルの登場です。





HMF

HMU 907581
(2CD)
\4200→\3790
リチャード・エガー(チェンバロ)
 ヘンデル:「偉大な」8つの組曲 HWV 426-433

   [CD1]
   第1番 イ長調 HWV 426/第2番 ヘ長調 HWV 427/
   第3番 ニ短調 HWV 428/第4番 ホ短調 HWV 429
  [CD2]
   第5番 ホ長調 HWV 430/第6番 嬰へ短調 HWV 431/
   第7番 ト短調 HWV 432/第8番 ヘ短調 HWV 433
リチャード・エガー(チェンバロ)
 洪水のような分散和音の迫力から豊かに薫る抒情性の繊細さまでエガーがヘンデルの鍵盤音楽の神髄に迫る!

 使用楽器:ジョエル・カッツマン(アムステルダム、1991 年(リュッカース1638 年製モデル))/ピッチa’=442 /
 調律:エガー(18 世紀のモデルに則った調律)/ 録音:2012 年9 月、ポットン・ホール

 これまでにも、L. クープラン全集などでパンチの効いた演奏で作品の魅力をとことん聞かせてくれてきたリチャード・エガー。指揮活動にも注目が集まりますが、彼のもうひとつの魅力である鍵盤楽器を演奏しての最新盤は、ヘンデルの「偉大な」8 つの組曲集。この曲集は1720 年に出版されており、ヘンデルが、ロンドンの人々に初めて提示するために選んだもの。リヒテルや、キース・ジャレットなど、様々なピアニストが素晴しい演奏をのこしているにも関わらず、なぜかレパートリーとしては定着していません。ヘンデルが腕によりをかけて書いたこれらの曲は、オーケストラ的な厚みのあるサウンド、イタリア風のヴィルトゥオーゾ的要素、フランスのスティル・ブリゼ(和音を分散させて書く書法)による非常に華やかな効果など、聴きどころ満載。エガーが持ち前の推進力と歌心で聴かせます。第7 番のパッサカリアの迫力から、第3 番のアルマンドでの繊細な表情まで、ヘンデルの作曲家としての偉大さと、ヘンデルが鍵盤楽器の類稀なる名手であったことをあらためて実感させられる内容です。





MIRARE

MIR 243
\2600→\2390
リチェルカール・コンソート
 J.S.バッハ:待降節&クリスマスのカンタータ集

  カンタータ
   第110番「われらの口を笑いで満たし」BWV110
   第151番「甘き慰め。わがイエスは来ませり」BWV151
   第63番「キリストの徒よ、この日を彫り刻め」BWV63
リチェルカール・コンソート
マリア・コヘイン(S)
カルロス・メーナ(A)
ユリアン・プレガルディエン(T)
ステファン・マクラウド(B)
フィリップ・ピエルロ(指)
 フィリップ・ピエルロ&リチェルカール・コンソートによるクリスマスらしい雰囲気が魅力のカンタータ集

 録音:2012 年11 月ベルギー

 フィリップ・ピエルロ率いるリチェルカール・コンソートの演奏によるクリスマスの時期の礼拝のために書かれたカンタータ集。各パート1 名のいわゆるOVPP(One Voice Per Part) を採用した繊細で緻密な演奏で、ソプラノ、アルト、テノール、バスの流れるような歌唱が一段と美しく、透明感ある音色がクリスマス用の祝祭的な雰囲気とぴったりとあっています。特に第63 番「キリストの徒よ、この日を彫り刻め」の華やかな冒頭、厳かで清らかに歌われる第151 番「甘き慰め。わがイエスは来ませり」、慈愛に満ちた第110 番「われらの口を笑いで満たし」と、充実した演奏で聴かせてくれます。





ARA MALIKIAN&TVE


スペインを本拠に活躍するアルメニア系レバノン人ヴァイオリニスト、アラ・マリキアンとtve(テレビシオン・エスパニョラ/スペイン国営TV)の共同制作盤。


TVE 0820103349413
\2500→\2290
炸裂系演奏家マリキアン ピツィカート
 アラ・マリキアン(1968-):花踏み(*)
 ハチャトゥリアン(1906-1978):剣の舞(**)
 ドヴォルジャーク(1841-1904):わが母の教えたまいし歌(+)
 ヴィヴァルディ(1678-1741):「四季」から 春 第1楽章(*)
 パガニーニ(1872-1840):カンタービレ(+)
 ヴィヴァルディ:「四季」から 夏 第3楽章(*)
 クライスラー(1875-1962):愛の悲しみ(+)
 パガニーニ:無窮動(+)
 ヴィヴァルディ:「四季」から 秋 第1楽章(*)
 サラサーテ(1844-1908):序奏とラタンテラ
 ヴィヴァルディ:「四季」から 冬 第2楽章(*)
 パガニーニ:奇想曲第1番
 アグスティン・バリオス(1885-1944):マシシャ(#)
 フラウジノ・ロドリゲス・バレ(1894-1954):かがり火のそばで(#)
 サラサーテ:ツィゴネルワイゼン(*)
アラ・マリキアン(ヴァイオリン)
オルケスタ・エン・エル・テハド[屋根の上のオーケストラ](*)
セロウジ・クラジアン(ピアノ(**))
プエルト・ゴンサレス(ピアノ(+))
フアンフラ・パディリャ(ピアノ(#))

録音:データ記載なし

 アラ・マリキアンがホストを務める子供向け音楽番組「ピツィカート」から生まれたアルバム。さすが炸裂系演奏家マリキアン、教育番組であっても容赦なくマリキアン節を聴かせます。


アラ・マリキアンによるアラ・マリキアン
名盤です

TRITO
TD 0071
\1700→¥1590
スペイン・ロマン派のヴァイオリン協奏曲集
 トマス・ブレトン(1850-1923):ヴァイオリン協奏曲イ短調
 ヘスス・デ・モナステリオ(1836-1903):ヴァイオリン協奏曲ロ短調
アラ・マリキアン(ヴァイオリン)
カスティリャ・イ・レオン交響楽団
アレハンドロ・ポサダ(指揮)
ブレトンはマドリード王立音楽院院長を務めた作曲家。スペイン的なオペラの確立に尽力し数多くのオペラやサルスエラを残しましたが、器楽作品が演奏される機会はごく稀です。モナステリオはマドリード王室礼拝堂楽団のヴァイオリニストを務めた作曲家。ブレトンとは対照的に器楽の分野でスペイン音楽の発展に貢献しました。アラ・マリキアンはアルメニア人を両親に1968年レバノンで生まれたヴァイオリニスト。スペインのマドリードに在住し、マドリード交響楽団のコンサートマスターを務めながら世界的なソロ活動を展開しています。






ARS HARMONICA


AH 232
\2300
舞踏の賛美 ギター二重奏のためのスペインとラテンアメリカの音楽
 アストル・ピアソラ(1921-1992):タンゴ組曲
 エンリケ・グラナドス(1867-1916):
  スペイン舞曲集 Op.37より オリエンタル(No.2),アラゴネサ(No.6)
 ジャン=マルク・ルノー(1954-):ラティテュード・タンゴ[緯度のタンゴ]
 ホルヘ・カルドソ(1949-):組曲「ポルテニャ」 から ワルツ,ミロンガ
 リチャード・エグエス(1923-2006):エル・ボデゲロ
 ハダメス・ニャタリ(1906-1988):組曲「肖像」から
   アナクレオ・デ・メデイロス,シキニャ・ゴンザガ
 マヌエル・マリア・ポンセ(1882-1948):間奏曲
 マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946):
  バレエ「三角帽子」より 代官の踊り/オペラ「はかない人生」より 舞曲
デュオ・ラティテュード
 セヴリーヌ・フォルジュロン、
 グウェン・レノン(ギター)

録音:2011年2月、ノワイヨン・ホール、ノワイヨン、ピカルディ地域圏、フランス

 パリ音楽院およぶエコール・ノルマル音楽院で出会った二人の女性ギター奏者が2006年に結成したデュオ・ラティテュードのデビューCD。





COLUMNA MUSICA


1CM 0325
\2300
ジュアン&リカルド・ラモテ・デ・グリグノン:吹奏楽作品集
 ジュアン・ラモテ・デ・グリグノン(1872-1949):
  カタルーニャ民謡によるスケルツォ(1899/1915)
 リカルド・ラモテ・デ・グリグノン(1899-1962):
  ホセ・セラノ先生の主題による幻想曲(1944)
  子供のためのバレエ「夢」(1937)/霧(1929/1935)
バルセロナ市立吹奏楽団
サルバド・ブルトンス(指揮)

録音:2012年6月12-16日、ホール3「テテ・モントリュ」、アウディトリ、バルセロナ、スペイン

カタルーニャの作曲家ラモテ・デ・グリグノン父子の吹奏楽作品集。いずれも管弦楽曲から編曲または改作されています。

 

1CM 0308
\2300
ジュゼプ・スレ(ソレル)(1935-):オペラ「エピドとヨカスタ」(全2幕;1974) マルタ・メードル(ソプラノ:ヨカスタ)
イェジ・アルティシュ(バリトン:エピド)
エンリク・セラ(バリトン:クレオンテ、他)
バルセロナ市立管弦楽団
アントニ・ロス=マルバ(指揮)





DISCOS ABADIA DE MONTSERRAT

スペイン・カタルーニャ、バルセロナ近郊の聖地モンセラト修道院の自主レーベル。高価格商品です。

DAM 5022
\3000
アンジェル・ロダミランス(1874-1936):
 黒い聖母像 ジャシント・ベルダンゲルの詩による音楽

  Rosa Vera / Entre lliris / La Margarida / Lo llit d'espines
  El gira-sol / El Nom de Maria / Amor. Canco de Maig
  Moreneta en sou / Salve Montserratina / Inviolata
エスコラニア・デ・モンセラト[モンセラト修道院少年聖歌隊]
カペリャ・デ・ムジカ・デ・モンセラト(男声合唱)
メルセ・サンチス(オルガン)
ベルナト・ビバンコス(指揮)

録音:2012年2-3月、モンセラト修道院バジリカ聖堂、モンセラト、スペイン

 アンジェル・ロダミランスはスペイン・カタルーニャのサバデイに生まれモンセラト修道院で学んだベネディクト派修道士・オルガン奏者・教会音楽作曲家。スペイン内戦時の宗教弾圧により殉教、2013年に列福されました。
 ジャシント・ベルダンゲル(1845-1902)はカタルーニャの偉大な詩人。





MUSICAS FESTIVAS DE FERNANDO LOPES−GRACA


MFFLG 1-2
(2CD)
\3600
フェルナンド・ロペス=グラサ(1906-1994):お祝いの音楽
   [CD 1]
  お祝いの音楽(1962-1994)
   第1番「テレザ・マルガリダの5歳の誕生日に」
   第2番「シルヴィアの3歳のお誕生日に」
   第3番「ジョゼ・ペドロの最初のクリスマスに」
   第4番「“カナリト”の誕生に」
   第5番「ネニタの結婚式に」
   第6番「“カザ・ドス・ガロス”の開館式に」
   第7番「テレジタ・マシャドの結婚式に」
   第8番「ロメオの結婚式に」
   第9番「マリア・アリナの20歳の誕生日に」
   第10番「ヌノ・バロゾの19歳の誕生日に」
   第11番「わが兄弟ジョゼの80歳の誕生日に」
   第12番「フランシネ・ベノイトの90歳の誕生日に」
   第13番「わが兄弟の最初の曾孫ルイス・ゴンサロの
          最初のクリスマスのおもちゃ」
   第14番「イヴォ・マシャドの結婚式に」
   [CD 2}
  お祝いの音楽
   第15番「カタリナの3歳の誕生日に」
   第16番「ジョアン・エスプリト・サントの15歳の誕生日に」
   第17番「若い友人たちの集いに」
   第18番「ミゲル・ボルジェス・コエリョの18歳の誕生日に」
   第19番「わが兄弟の曾孫ジョルジ・ミゲルの3歳の誕生日に」
   第20番「ヴァスコ・コンサルヴェスの70歳の誕生日に」
   第21番「ジョゼ・ペドロとパウラの結婚式のために」
   第22番「親愛なるジャシント・ジモンイス博士の66歳の誕生日に」
   第23番「わが同僚にして友人アルヴァロ・クニャルの80歳の誕生日に」
  9つの短い舞曲
アントニオ・ロザド(ピアノ)

録音:2012年11月23-26日(CD 1)、2013年4月5-8日(CD 2)、CGDホール、リスボン経済経営高等学校(ISEG)、リスボン、ポルトガル

20世紀ポルトガルを代表する作曲家フェルナンド・ロペス=グラサがその長い生涯において親類や友人の誕生日や結婚式等を祝うために作曲したピアノ作品の出版に合わせて制作されたCD。アントニオ・ロザドはリスボン音楽院を卒業後、16歳でパリ音楽院に入りアルド・チッコリーニに師事、1980年にデビューしたポルトガルのピアニスト。彼はロペス=グラサのピアノ・ソナタ全集も録音しています(Numericaレーベル、NUM 1124)。
本体、外装に規格番号表示がございません。ご了承ください。





NON PROFIT MUSIC


 「国境なき医師団」支援のためのチャリティ・コンサートを企画するスペインの団体「Non Profit Music Foundation」(非営利音楽財団)傘下のレーベル。
全点ハードカヴァーCDブック仕様です。

NPM 1012
\3600
プレイ・イット・アゲイン ピアノ三重奏のための音楽
 ケンジ・バンチ(1973-):Slow dance(1996)
 マリアン・モゼティク(1948-):Scales of Joy and Sorrow
   Slow and fast / Arabesque / Fast and slow
 ホルヘ・グルンドマン(1961-):A walk across adolescence(*)
 エレーナ・カッツ=チェルニン(1957-):Calliope dreaming
 ポール・ショーンフィールド(1947-):Cafe music(1987)
 チック・コリア(1947-):Addendum
アルボス三重奏団
 ミゲル・ボレゴ(ヴァイオリン)
 ホセ・ミゲル・ゴメス(チェロ)
 フアン・カルロス・ガルバヨ(ピアノ)

録音:2011年10月、セザンヌ・プロダクション、マドリード、スペイン

 ケンジ・バンチは日本人とアメリカ人を両親に持つアメリカ合衆国のヴァイオリン奏者・作曲家。マリアン・モゼティクはスロヴェニア人の両親のもとイタリアに生まれたカナダの作曲家。ホルヘ・グルンドマンはスペインの作曲家・音楽学者。エレーナ・カッツ=チェルニンはソヴィエト連邦ウズベク(現ウズベキスタン)共和国のタシケントに生まれたオーストラリアの作曲家。
 ポール・ショーンフィールドはポピュラー音楽の分野でも活躍するアメリカ合衆国の作曲家。アルボス三重奏団は1996年に結成されたスペインのピアノ・トリオ。(*)世界初録音。

 

NPM 1201
\3600
ホルヘ・グルンドマン(1961-):
  Surviving a son's suicide(弦楽四重奏のための)
   Browsing his childhood photographs / Remembering his awkward age
   His room as he left it
  God's Sketches(弦楽四重奏、ソプラノとマレット楽器のための)(*)
ブロドスキー弦楽四重奏団
 ダニエル・ローランド、
イアン・ベルトン(ヴァイオリン)
 ポール・キャシディ(ヴィオラ)
 ジャクリーン・トマス(チェロ)
スサナ・コルドン(ソプラノ(*))
ハイメ・フェルナンデス・ソリアノ
 (マリンバ、ヴィブラフォン、グロッケンシュピール(*))

録音:2011年10月、セザンヌ・プロダクション、マドリード、スペイン

世界初録音。





URLICHT


UAV 5998
\2000
SONGS FOR MAHLER IN THE ABSENCE OF WORDS
 マーラー(1860-1911):ピアノ四重奏曲
 アンゲラン=フルードリヒ・リュール=ドルゴルキー(1975-):スケルツォ
 ゲルノート・ヴォルフガング(1957-):From Vienna with Love
 クリスティーナ・スピネイ(1984-):Mahler Remixed
 バーニー・ジョンソン:Mahler99
 ワン・ジエ[チエ](1980-):Songs for Mahler in the Absence of Words
 ノエル・ザーラー(1951-):Le miroir de l'ombre[影の鏡]
 パトリシア・レナード:Strangely Close, Yet Distant
 アリフレト・シュニトケ(1934-1998):ピアノ四重奏曲
 ニコラス・プラダ:Reflections on Mahler
ニューヨーク・ピアノ四重奏団
 エルミラ・ダルヴァロヴァ(ヴァイオリン)
 ロナルド・カーボーン(ヴィオラ)
 サミュエル・マギル(ヴィオラ)
 リンダ・ホール(ピアノ)

録音:2012年3月5、7日、イーディス・メモリアル・チャペル、ローレンスヴィル・スクール、  ローレンスヴィル、ニュージャージー州、アメリカ合衆国

ニューヨーク・ピアノ四重奏団は2007年に当時のメトロポリタン・オペラ管弦楽団員によって結成されました。




<LP>


FARAO(LP)


V 107301
(LP)
\2500
カフェ・バンリュー/タンゴ・トリオ
 A 面
  E, Hawai, Cafe Banlieue, L’apres-midi,
  Smalls, Reims rouge, A.G. Mius
 B 面
  Le Petit, Just a dream, Milonga,
  Barbara Bossa, La Belge, Lisboa
カフェ・バンリュー
 【アルベン・シュパイウ(Vn)
  ペーター・ヴェプケ(Vc)
  ペーター・ルートヴィッヒ(Pf)】
 録音に定評のあるファラオ・レーベルからLP 登場!バイエルン国立歌劇場の3人の奏者が織りなす甘く切ないタンゴの響き

 録音:2006 年2 月ファラオ・スタジオ/180g

 このアルバムは以前CDリリースされ、甘くそして切なく気品あふれる演奏で評判となり、今回180 グラム、ダイレクト・マテリアル・マスタリングのハイクオリティ・アナログとして再登場することになりました。
 ミュンヘン バイエルン国立歌劇場コンサートマスター、アルベン・シュパイウと首席チェリスト、ペーター・ヴォプケ、ピアニストにして作曲家のペーター・ルートヴィッヒの3 人によるミュンヘンで大評判になっている新感覚のタンゴ・トリオ、カフェ・バンリュー(街外れのカフェ)。ブエノスアイレス発祥のタンゴは、ヨーロッパに渡り、1930 年代にドイツを中心として隆盛を極めたコンチネンタル・タンゴは、「碧空」や「ジェラシー」など名曲を生みました。


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GRAND SLAM



GS 2105
\2400→¥2190
ワルター指揮&コロンビア響
 マーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」
ブルーノ・ワルター指揮
コロンビア交響楽団
 永遠の名盤、ワルターのマーラー「巨人」、2トラック、38センチのオープンリール・テープより復刻、GSレーベル設立以来の、最高音質か!?

 録音:1961 年1 月14、21 日、2 月4、6 日、カリフォルニア、アメリカン・リージュン・ホール/ステレオ、セッション録音
 使用音源:Private archive (2トラック、38 センチ、オープンリール・テープ)

 ■制作者より
 今回復刻に使用したのはオリジナル・マスターからのセイフティ・コピーとされる2 トラック、38 センチのオープンリール・テープです。その音質は信じられないほどの情報量の多さで、広がりの豊かさ、定位の明確さ、そして全体の艶やかで瑞々しい音色は腰を抜かさんばかりです。おそらく、当GS レーベル設立以来の、最高の音質と思われます。ぜひ、試してみてください。
 ■解説書の内容
 ブルーノ・ワルターはこのLP が初めて発売された際、彼自身が曲目解説を書いていました。マーラーと直接関係を持った指揮者の筆による内容は、他の多くの解説とは異なり、非常に深い意味と、力強い説得力を持っています。このワルターの文章は日本コロムビアの初出LP(OS-326)にも翻訳が掲載されていましたが、その時はなぜか一部が省略されていました。しかし、このディスクでは新規の訳により、全文をすべて翻訳しています。(平林 直哉)





PRAGA DIGITALS



PRDDSD 350079
(SACD HYBRID)
\2800→\2590

リヒテル絶頂期のベートーヴェン
 ベートーヴェン:
  (1)ピアノソナタ第3番ハ長調 Op.2の3
  (2)同第7番ニ長調Op.10の3
  (3)同第12番変イ長調Op.26「葬送」
  (4)同第22番ヘ長調Op.54

スヴャトスラフ・リヒテル(Pf)
 いずれも神業、リヒテル絶頂期のベートーヴェン

 (1)1975年6月2日/プラハ(ステレオ) (2)1959年11月1日/プラハ(Eステレオ) (3)1959年11月1日/プラハ(Eステレオ) (4)1960年11月25日/MONO、Bi-channel Stereo、77’ 22”

 SACDハイブリッド盤。限定盤。かつて通常盤が国内盤発売され「レコード芸術」特選に輝いたリヒテルによるベートーヴェンのプラハ・ライヴ。オリジナル・テープからSACD リマスタリングを施されて蘇りました。
 リヒテルのベートーヴェンといえば、中期のエネルギー溢れるものや、後期の深淵な作品で神業を見せる印象がありますが、初期作品での溌剌とした演奏も非常に魅力的です。
 「第3 番」は意外と落着いた調子で始まりますが、すぐリヒテルならではの推進力に満ちた音楽となり、聴き手をぐいぐい引き込みます。音質も良好。
 「第7 番」と「第12 番」は録音の古さが目立ちはしますが、リヒテルのピアノの音は明瞭に聴こえ、「第12 番」第1 楽章の透明な叙情の味わい深さは絶品。
 さらに、つまらない作品とみなされる「第22 番」もリヒテルの手にかかると、その深さを再認識させてくれる驚きに満ちています。


<メジャー・レーベル>


スペインUNIVERSAL



0028948105762
\3800→\3590

レティシア・モレノ(ヴァイオリン) 
 スペインの風景 ヴァイオリンとピアノのためのスペイン音楽

 トゥリーナ(1882-1949):サンルカルの娘の詩(幻想曲)Op.28
 ファリャ(1876-1946)/パウル・コハンスキ(1887-1934)編曲:
  スペイン民謡組曲(7つのスペイン民謡 より 6曲)
 グラナドス(1867-1916):ヴァイオリン・ソナタ H.127
 グラナドス/レティシア・モレノ編曲:
  スペイン舞曲集 Op.27 より アンダルサ(No.5)
 エルネスト・アルフテル(1905-1989):ドゥルシネアへのセレナード
 ファリャ/クライスラー(1875-1962)編曲:
  オペラ「はかない人生」より スペイン舞曲
 トゥルドラ[トルドラ](1895-1962):6つのソネット から 露のソネット
 アルベニス(1860-1909)/クライスラー(1875-1962)編曲:
  スペイン Op.165 より タンゴ(No.2)
 サラサーテ(1844-1908):ツィゴイネルワイゼン Op.20
 ガルシア・ロルカ(1898-1936)/レティシア・モレノ編曲:
  スペイン古謡集 より セビリャの子守歌

レティシア・モレノ(ヴァイオリン)
アナ・マリア・ベラ(ピアノ)

録音:2013年2月16-18日、エミール・ベルリナー・スタジオ、ベルリン、ドイツ

レティシア・モレノは1985年スペインのマドリードに生まれ、ザハール・ブロン(マドリードのソフィア王妃高等音楽学校およびケルン音楽大学)他に師事したヴァイオリン奏者。

 


店主より:

 モデル系の線の細いヴァイオリニストかと思ったら、縦横無尽でしかも野太い獰猛肉食系だった。骨までゴリゴリやられそう。

http://www.youtube.com/watch?v=CMMkjt-3-dU&feature=player_detailpage

 スペインDG直輸入なのでムチャ高いが、いつかインターナショナルで安く出てくるか?うーん、ここまで個性的だとそれはわからない。
 レティシア・モレノ・・・覚えておこう。


 もっと見たい人はこちら



<国内盤>


SONARE


SONARE 1018
\2400+税
高橋愉紀(ピアノ)ピアノ・リサイタル 2013
 スクリャービン:「2つの詩曲」Op.32
 チャイコフスキー:『四季』Op.37aより「4月 雪割草」、「10月 秋の歌」
 チャイコフスキー:『18の小品』Op.72より第5番「瞑想曲」
 ラフマニノフ:プレリュードより
  [嬰ハ短調Op.3-2、ニ長調 Op.23-4、ト長調 Op.32-5、
  嬰ト短調 Op.32-12、ロ短調 Op.32-10]
 ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
 スクリャービン:「 アルバムの綴り」作品45-1
 岡野貞一:故郷
高橋愉紀(ピアノ)
 高橋愉紀 ピアノ・リサイタル 2013〜ロシア音楽の夕べ〜 ライヴ

 2013 年5 月23 日、横浜みなとみらいホール(小ホール)、ライヴ/DDD、76’59”

 ドイツに住み、ヨーロッパで活躍する高橋愉紀が、6 年にわたって横浜みなとみらい小ホールで開催したリサイタル・シリーズ最終回渾身のライヴです。
 曲は展覧会の絵を主軸にチャイコフスキー、スクリャービン、ラフマニノフといった高橋愉紀お得意のロシア人作曲家の作品で構成されました。ライヴならではの白熱の演奏を聴くことができます。





<映像>


ALTHUM(映像)


ALTHUM 01-12
(DVD PAL)
\4200
マフラ国立宮殿教会堂の6台のパイプオルガン
 アントニオ・レアル・モレイラ(1758-1819):
  マフラ王宮教会堂のためのシンフォニア(6台のオルガンのための)(1-6/D)
 ディエゴ・デ・コンセイサン(17世紀):メイオ・レジストロ第2旋法(5)
 カルロス・セイシャス(1704-1742):ソナタ イ長調(4)
 ルイ=ニコラ・クレランボー(1676-1749):
  組曲第2旋法 から クラン・ジュによる奇想曲(6)
 イスフリート・カイザー(1712-1771):序曲(3)
 ジョアン・ヴァス(1963-):
  アヴェ・マリス・ステラ
   (グレゴリオ聖歌による合唱と6台のオルガンのための)(C/1-6/D)
 マルコス・ポルトゥガル(1762-1830):オルガンのためのソナタ(1)
 ジュゼッペ・アントニオ・パガネッリ(1710-1763):アリアII(2)
 ジョアン・ジョゼ・バルディ(1770-1816):
  退却行進曲(2)
  ミサ(独唱、合唱と6台のオルガンのための)から グローリア(T/B/C/1-6/D)
 [ボーナス・トラック]
 TVショー「Camara Clara」(2010年5月9日、RTP2チャンネルで放映)
  ディナルテ・マシャド(オルガン製作家、修復責任者)、
  ジョアン・ヴァス(オルガン奏者、修復アドバイザー)、
  ルイ・ヴィエイラ・ネリ(音楽学者、修復顧問委員長)へのインタビューを含む
フェルナンド・ギマランイス、カルロス・モンテイロ(テノール(T))
ディエゴ・ディアス(バリトン(B))
リスボン・カンタート・シンフォニック合唱団(男声合唱(C))
ジョアン・ヴァス(福音書オルガン(1))
ルイ・パイヴァ(使徒書オルガン(2))
アントニオ・エステイレイロ(アルカンタラの聖ペドロ礼拝堂のオルガン(3))
アントニオ・ドゥアルテ(秘跡礼拝堂のオルガン(4))
セルジオ・シルヴァ(受胎礼拝堂のオルガン(5))
イザベル・アルヴェス(聖バルバラ礼拝堂のオルガン(6))
ジョルジ・アルヴェス(指揮(D))

収録:2010年5月15日、ライヴ、国立宮殿教会堂、マフラ、ポルトガル
 1711年、世継ぎに恵まれなかったポルトガル国王ジョアン4世と王妃マリア・アナが「子を授かったら修道院を建立する」と神に誓約したところ、間もなく王女が誕生。誓約通り国王は1717年、首都リスボンの北西約40kmの町マフラに巨大な王宮兼修道院の建築を開始し、13年後に完成しました。王宮兼修道院は王政消滅(1910年)の後国立宮殿として利用され、現在ではポルトガルの観光名所の一つにもなっています。宮殿の教会堂の6台のオルガンは1792年から1806-1807年にかけて建造され、1998年から2010年にかけて修復されました。
 当DVDはポルトガル国営放送(RTP)がその修復完成を祝う演奏会の模様を収録したテレビ番組を商品化したものです。オルガン6台が合奏する楽曲では、各オルガン奏者が指揮者を映し出すモニターを見ながら弾いています。PAL方式で価格も高めですが、オルガン、教会建築、ポルトガルに興味のある方には是非ともお勧めしたい、実に興味深い映像作品です。
 カラー写真を多数掲載したポルトガル語・英語併記の解説書を備えたハードカヴァー・ブック仕様。

※PAL方式のため、一般的な日本製DVDプレーヤーでは再生できません。PAL対応のDVDプレーヤーが必要です。ご注意ください。




 

COLUMNA MUSICA(映像)


1CM 0257
(2DVD PAL)
\2500
【未案内旧譜】
ビクトリア・イン・バルセロナ
 ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス リサイタル 1989&1992

 [DVD 1]
 アントニオ・デ・リテレス(1673-1747):
  サルスエラ「Acis y Galatea」から Confiado gilguerillo
 フアン・デル・バド(1625-1691):Molinillo que moles amores
 ルイス・ミソン(1727頃-1766):Seguidilla dolorosa de una maja enamorada
 マヌエル・プラ(1725頃-1766):Seguidillas religiosas
 パブロ・エステベ(1730?-1794):Alma, sintamos
 ブラス・ラセルナ(1751-1816):El Tripili
 エンリケ・グラナドス(1867-1916):
  La Maja de Goya / El Majo timido / Collejeo / Las currutacas modestas
 マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946):
  El pano moruno / Seguidilla murciana / Polo
 マヌエル・ガルシア・ムランテ(1937-):
  La Mare de Deu / La ploma de perdiu / El mariner / Margarideta
 フェデリコ・モンポウ(1893-1987):
  Damunt de tu nomes les flors / Cantar del Alma
 エドゥアルド・トゥルドラ(1895-1962):
  Romanc de Santa Llucia / Menta y Farigola
 イサーク・アルベニス(1860-1909):Barcarola
 シャビエ・モンサルバジェ(1912-2002):
  Cuba dentro de un piano / Punto de Habanera
 アマデオ・ビベス(1871-1932):L'emigrant / La balenguera
 マヌエル・ガルシア・ムランテ:El cant dels ocells
 ビゼー(1838-1875):オペラ「Carmen」から Seguidilla
 ホアキン・バルベルデ(1846-1910):Vlavelitos

ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)
マヌエル・ガルシア・ムランテ(ピアノ)
録音:1989年5月19日、ライヴ、カタルーニャ音楽堂、バルセロナ、スペイン


 [DVD 2]
 ホセ・カステル(1737-1807):
  Cancion de la gitana habilidosa (La Gitanilla en el Coliseo)
 ルイス・ミソン:Seguidilla dolorosa de una maja enamorada
 マヌエル・プラ:Seguidillas religiosas
 ベントゥラ・ガルバン(18世紀):Seguidillas del oficial cortejante
 ブラス・ラセルナ:El Tripili
 シューベルト(1797-1828):Die Forelle
 フェデリコ・モンポウ:Cantar del Alma
 エンリケ・グラナドス(1867-1916):La Maja de Goya
 シャビエ・モンサルバジェ:Punto de Habanera
 フェリペ・ペドレイ(1841-1922):Seguidillas gitanas
 マヌエル・ガルシア・ムランテ:El cant dels ocells
 ビゼー:オペラ「Carmen」から Seguidilla
 エルネスト・アルフテル(1905-1989):Cancao fangueira (Ai que linda moca)

ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)
マヌエル・ガルシア・ムランテ(ピアノ)
録音:1992年4月24日、ライヴ、リセウ大劇場、バルセロナ、スペイン


 [DVD 2:ボーナス・トラック]
 シューベルト:Ave Maria
  F・ハイダー(ピアノ)
  録音:1997年、ライヴ、フランセスク・ビニャス・コンクール開会式、サロ・デ・セン、バルセロナ、スペイン
 シャビエ・モンサルバジェ:El cant dels ocells
  リュイス・クラレ(チェロ) バルセロナ市立管弦楽団
  ルイス・アントニオ・ガルシア・ナバロ(指揮)
  録音:1992年、ライヴ、バルセロナ・オリンピック閉会式、バルセロナ、スペイン
 マヌエル・ガルシア・ムランテ:El noi de la mare
  マヌエル・ガルシア・ムランテ(ピアノ)
  録音:1987年、ライヴ、バルセロナ大学名誉博士号授与記念式典、バルセロナ、スペイン

ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)

※PAL方式のため、一般的な日本製DVDプレーヤーでは再生できません。PAL対応のDVDプレーヤーが必要です。ご注意ください。













12/4(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ACTES SUD

ASM 12
\2400→\2190
奇才ロトとレ・シエクル
 デュカス:
  (1)魔法使いの弟子 (1897)
  (2)カンタータ「ヴェレダ」 (1888)
  (3)「ポリュークト」序曲 (1891)
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指)
レ・シエクル
シャンタル・サントン(Sop)
ジュリアン・ドラン(Ten)
ジャン=マニュエル・カンドノ(Br)
 目から鱗が落ちる連続。奇才ロトとレ・シエクルが、「魔法使いの弟子」を初の時代楽器演奏!

 録音:2011 年4 月12 日/スクオーラ・グランデ(ヴェネツィア)(1)(2)、2012 年5 月31 日/ラベイ・ド・レポー(3)(ライヴ)/DDD、55’ 54”

 時代楽器による近代名曲を次々リリース、今最も注目される奇才指揮者のひとりフランソワ=グザヴィエ・ロト。彼があの「魔法使いの弟子」を時代楽器で挑戦しました。時代楽器によるこの名作の録音は初めてでもあり興味津々。
 ポール・デュカス(1865-1935) はドビュッシーやラヴェルの同世代の友人ですが、自己に厳しく、意に満たない作品をすべて破棄してしまったため、今日13 作品しか残っていないと言われています。そのなかで「魔法使いの弟子」は描写的な内容と精妙なオーケストレーションにより、フランスの管弦楽曲を代表する人気作となっています。
 アルバムに収録された3 篇は、いずれも19 世紀末の作品ですが、オーケストラの楽器も当時のもので揃えられています。今回は日本からの要望が叶い、ブックレットに弦楽器以外すべての使用楽器が明記されているのもマニア垂涎の資料となっています。特に「魔法使いの弟子」で重要な役割を演じるバソン(1900 年ビュッフェ・クランポン製)とグロッケンシュピール(ミュステル製)は、一般的な録音と異なった印象を受けますが、これこそまさにデュカスの思い描いた音。目から鱗が落ちる衝撃度です。
 さらに嬉しいのが、録音の多くない「ポリュークト」序曲とカンタータ「ヴェレダ」も収録されていること。コルネイユの悲劇に基づく「ポリュークト」は、異教徒のキリスト教改宗をテーマに、嫉妬に燃える夫と無実の妻の顛末をうねる音楽で描いた感動作。当時のデュカスのワグネリアンぶりを実感できます。パリ音楽院のローマ大賞コンクールで2 位となった「ヴェレダ」はフェルナン・ベシエの台本によるケルトの巫女ヴェレダとローマ人エウドレの愛を描いたカンタータ。デュカスの実験的な管弦楽法が興味津々の作品で、たとえば前奏曲でフルートの美しいメロディをヴァイオリンとヴィオラが音の塊で半音階的に支えていくとことなど、ドビュッシーやラヴェル、さらにはリゲティやシュニトケさえも先駆けています。この作品をロトの演奏で聴くことができるのは存外の喜び。
 ロトの演奏は相変わらず才気煥発。歴史的な意義を別としても、これほど面白く生気に満ちた「魔法使いの弟子」演奏は稀で、まさに決定盤登場と申せましょう。





COVIELLO


COV 21311
\2500
神聖ローマ皇帝のための音楽集〜
 ヨーゼフI世、ツィアーニ、フックス&カルダーラ

  マルカントーニオ・ツィアーニ(ca.1653-1715):その顔はとても美しい
  ヨハン・ヨーゼフ・フックス(1660-1741):
   3声のソナタE68、アルマ・レデンプトリス・マーテル(救い主のうるわしき母)
  アントニオ・カルダーラ(CA.1670-1736):「ナボト」〜神はなんと言った
  ヨハン・ヨーゼフ・フックス:3声のソナタ K343
  ヨーゼフI世:
   「キロニーダ」〜アリア「憔悴しきった心が涙にくれている」、
   「セポルクロ」〜アリア「アルマ・イングラーテ」
  アントニオ・カルダーラ:
   「キリストの足元のマグダラのマリア」〜In un bivio e il mui volere
  ヨハン・ヨーゼフ・フックス:
   3声のソナタ K365、「救済の泉」〜救世主キリストを見よ
  アントニオ・カルダーラ:
   ソナタ第12番 op.2(チャコーナ)、
   「キリストの足元のマグダラのマリア」〜Pompe inutilli、
   「イエス・キリストの受難」〜Dovunque il guardo giro
リディア・ トイシャー(S)
カプリコルナス・アンサンブル・
 シュトゥットガルト
ヘニング・ヴィーグレーべ(Tb,Cond)
 注目の美声ソプラノ、リディア・トイシャー、皇帝のための音楽を歌う

 録音:2013 年8 月14-17 日/67’44

 トロンボーン奏者ヘニング・ヴィーグレーベが主宰する古楽アンサンブル、カプリコルナス・アンサンブル・シュトゥットガルトによる神聖ローマ皇帝のための音楽集。歌手には美しい声と姿で注目のドイツ人ソプラノ、リディア・ トイシャーが参加しています。
 ヨーロッパの歴史を考える上で欠かせないのが、ハプスブルク家の存在です。レオポルド1世、ヨーゼフ1世、カール6世など歴代の皇帝は芸術への造詣も深く自身で作曲し、またフックス、カルダーラなど当時の作曲家たちのパトロンでもあり、ウィーンを音楽の都、として発展させていきました。このアルバムはそうした作曲家たちが、皇帝に捧げた曲を中心に収録しています。
 
COV 41310
\2500
もろびと声あげ〜ドイツのクリスマス曲集
 1. もろびと声あげ  2. Der Morgenstern ist aufgedrungen
 3. いかに迎えん いかに見えん 4. 踊れ、わが心 
 5. まぶねのかたえに 6. Kindelein zart, von guter Art
 7. エサイの根より 8. 聖母さまの夢 
 9. マリアはいばらの森を通り 10. Es kommt ein Schiff geladen
 11. 厳しさのなかで人の子よ
 12. 讃美を受けたまえ、汝、イエス・キリストよ
 13. 山を越えてマリアは行く 14. Machet die Tore weit
 15. 神を讃えまつれ、汝らキリストの徒よ 16. Macht hoch die Tur
 17. 来たり聞けよ、お告げを 18.キリスト音たちよいざ喜べ
 19. おお可愛いイエス 20. 歓呼せよ、汝ら地の民よ
 21. シオンの娘よ、よろこべ 22. Herbei, o ihr Glaub'gen
 23. いざ歌え、いざ祝え 24. きよしこの夜
ベルリン放送合唱団
サイモン・ハルジー(指)
 サイモン・ハルジー&ベルリン放送合唱団で聴くドイツのクリスマス

 録音:2012 年9 月19-21 日、2013 年4 月13 日/56’14

 11 月末(クリスマスの4 回前の日曜日)から、ドイツではクリスマスシーズンが始まります。キリストの降誕を待ち望むアドヴェント(待降節)期間は、街中クリスマスを待ち望む気分で大いに盛り上がります。ここに収録されているのは、有名な讃美歌「もろびと声あげ」「きよしこの夜」など5 世紀に渡るドイツの定番のクリスマス・ソングを収録しています。
 演奏はベルリン放送合唱団と世界的合唱指揮者サイモン・ハルジー。すっきりと澄んだ美しい合唱で聴く、聖夜の歌をこころゆくまで堪能できる1 枚です。





TOCCATA


TOCC-195
\2600
ペトル・エベン:オーボエのための室内楽作品集
 1-6.小品集 Op.124/7-9.オーボエ・ソナタ Op.1/
 10-16.二重奏曲 Op.28/17.アペーロ Op.119/18.アモローソ/
 19-23.オルド・モダリス Op.30/
 24.オーボエ、ファゴットとピアノのための音楽 Op.52/
 25-29.木管五重奏曲 Op.34
マーレン・ヴァヴリコヴァ(オーボエ)/
ラダナ・フォルティノヴァ(ピアノ…1-9.17.18.24)/
イヴァナ・ドーナロヴァ(ハープ…10-16.19-23)/
ヴォツラフ・ヴォナシェク(ファゴット…24)/
クリストファー・カントナー(フルート…25-29)/
ジョン・ヴァリーノ(クラリネット…25-29)/
ジョン・クラップ(ファゴット…25-29)/
リチャード・ブリチュ(ホルン…25-29)
録音 2013年2月7日 ミシガン アレンダーレ グランド・ヴァリー大学…25-29, 2013年3月1-3日 オストラヴァ チェコ放送…1-24
 生前は優れたオルガニストとしても知られたチェコの作曲家ペトル・エベン(1929-2007)。作曲家としての彼の存在は1989年にチェコで勃発した「ビロード革命」を機に世界に知られるようになりました。
 このアルバムは彼の数多い作品の中でも、オーボエを用いたものを集めており、その見事な楽器の使い方には驚かされるばかりです。それは、近代的なスタイルの中にグレゴリオ聖歌やルネッサンス期の手法を取り入れ、独自の音楽を創り上げており、その趣向は、例えばハープとの二重奏曲などで、落ち着いた風合いを持つ美しい音楽として顕れます。





ACTE PREALABLE


AP 0294
\2000
ポーランドとノルウェーの作曲家たち 室内楽新作集
 アダム・ドムラト:真昼の魔女[The Noon-Witch](2013)
   エヴァ・ムラフスカ(フルート)
   ニーナ・マルグレート・グリームスドウッティル(ピアノ)
 コンラド・ミカル・エールン:三重奏曲[Trio](2013)
   エヴァ・ムラフスカ(フルート) マリウシュ・デレヴェツキ(ヴァイオリン)
   マチェイ・マズレク(ピアノ)
 エヴァ・ファビアンスカ=イェリンスカ:アラベスク I[Arabeska I](2012)
   ナタリア・フジツカ(フルート) グジェゴシュ・ルンディ(ピアノ)
 エヴァ・ファビアンスカ=イェリンスカ:アラベスク II[Arabeska II](2013)
   ヴォイチェフ・イェリンスキ(トロンボーン)
   ニーナ・マルグレート・グリームスドウッティル(ピアノ)
 アグニェシュカ・ズドロイェク=スホドルスカ(1976-):印象[Impressions](2013)
   アーシルドゥル・ハラルズドウッティル、マレク・ココフスキ(フルート)
 アンデシュ・トルグンルド・レスホル(1988-):
  青を通して見える[Glimpsing through blue](2013)
   ラーシュ・アスビョルンセン(フルート) マリウシュ・デレヴェツキ(ヴァイオリン)
   マチェイ・マズレク(ピアノ)
   ニーナ・マルグレート・グリームスドウッティル(ピアノ)
 アルトゥル・クロスヘル[クロシェル]:溶解[Tauen](2012)
   アーシルドゥル・ハラルズドウッティル(フルート)
   ニーナ・マルグレート・グリームスドウッティル(ピアノ)
     コンラド・ミカル・エールン:サラバンド(2013)
   パヴェウ・クロチェク(クラリネット) ナタリア・マクフ(チェロ)
   ハンナ・タルハワ(ピアノ)
 トマシュ・チタク(1988-):ココ[Koko](2013)/ヴィルココ[Virkoko](2013)
   アーシルドゥル・ハラルズドウッティル、アンジェイ・ウェゴフスキ、
   エヴァ・ムラフスカ、エヴァ・ミゼルスカ(フルート)

録音:2013年7月28日-8月8日、M・カルウォヴィチ記念国立中等音楽学校ポズナン・ホール、ポズナン、ポーランド
 コンラド・ミカル・エールン、アンデシュ・トルグンルド・レスホルはノルウェーの、他はポーランドの作曲家。フルートを含む作品が多く収録されています。

 


AP 0279
\2000→\1890
イグナツィ・フェリクス・ドブジンスキ(1807-1867):ピアノを伴う室内楽作品集 Vol.2
  ヴァイオリンとピアノのための序奏と変奏曲 Op.9(*)
  ヴァイオリンとピアノのための幻想曲 Op.32(*)
  涙(チェロとピアノのための)Op.41(+)
  ドレスデンの思い出(ヴァイオリン、チェロとピアノのための)Op.47(*/+)
  フルートとピアノのための序奏と変奏曲 Op.18(#)
  フルートとピアノのためのポーランド風ロンド Op.42(#)
レゼクスプロラテュール
 ヨアンナ・ワヴリノヴィチ(ピアノ)
 アンナ・オルリク(ヴァイオリン(*))
 ウーカシュ・トゥジェルツ(チェロ(+))
 ヤゴダ・ソコウォフスカ=オドノヴァン(フルート(#))
 

AP 0321
\2000
マイケル・キンバー(1945-):ヴィオラのための音楽 Vol.2
  エメラルドの島/12の奇想曲 から 6曲/ギリシャのこだま
  田舎風舞曲集/ヴィオラと弦楽合奏のための小協奏曲
  スペイン幻想曲/12音
マルチン・ムラフスキ(ヴィオラ)
グジェゴシュ・ステツ(民族的管楽器)
コンチェルティーノ室内管弦楽団
マレク・シフカ(指揮)
マイケル・キンバーはアメリカ合衆国のヴィオラ奏者・作曲家。1965年頃から1985年まではヴィオラの学習と演奏に専念していました。2004年以来アイオワ・シティを本拠に活躍しています。世界初録音。


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


エレクト・レコード



ERT 1024
\2200→\1990
ジョルジェスク(指揮)&ジョルジュ・エネスコ・フィル
 ブラームス:

  (1)交響曲第3番ヘ長調Op.90
  (2)ハイドンの主題による変奏曲Op.56a
ジョルジュ・ジョルジェスク(指揮)
ジョルジュ・エネスコ・フィル
 本邦初登場!!ジョルジェスクの名演群、2014 年の没後50 年記念リリース
 ジョルジェスク御息女、Madame Ratiu-Raileanu 制作協力、ジョルジェスク研究家Chotil-Fani 氏がライナーノート執筆(仏、英、日本語解説)

 録音:(1)1964 年5 月23 日ライヴ、ステレオ録音、(2)1964 年2 月23 日スタジオ・ステレオ録音

 いささか頼りない位の開始ですが、これがジョルジェスクの計算であることが聴きすすむ内に理解できます。ライヴのジョルジェスクは極めて少ないために貴重そのもの、特に亡くなる年の演奏だけに感慨深い名演。独特のフレージング、テンポ変化はシューリヒトをも思わせますが、これぞ「ニキシュ直伝」のユーモアを伴った融通無碍な指揮法に基づく物なのかもしれません。ブラームスの交響曲の中でも最もお洒落な、誤解を承知で言えばラテン音楽的アプローチが有効な曲だけに楽しめます。ハイドン変奏曲はスタジオ録音だけにより明瞭な音質で木管の歌はまことに好ましいもので、しみじみした味わいに満ちております。交響曲は古典配置、ハイドン変奏曲は低弦を右に配した現代配置です。
 


ERT 1025
\2200→\1990
ジョルジェスク(指揮)&ジョルジュ・エネスコ・フィル
 シューベルト:
  
(1)シューベルト:交響曲第8番「未完成」
  (2)シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレート」
ジョルジュ・ジョルジェスク(指揮)
ジョルジュ・エネスコ・フィル
 録音:(1)1963 年スタジオ・ステレオ録音、(2)1963 年ライヴ・モノラル録音

 「未完成」は誠に高貴な香り漂う名演で、早めのテンポを貫きますが存分に歌わせ、さらに静かに雪が積もるかのような切ない抒情性を伴った至高の芸風。同世代のフルトヴェングラー、クナッパーツブッシュとも異なる価値観がここにはあります。
 ヴァイオリンは両翼配置で、コントラバスが右という配置です。「ザ・グレート」も踊るような木管の飛翔が心愉しい演奏で、終局の豪快さも目を見張ります。ジョルジェスクは「ザ・グレート」が勝負曲目で同年のザルツブルク音楽祭にもチェコフィルを率いて披露しています。音色は軽めでまるでフランスやイタリアのオーケストラを聴くかのようで、正しくスラヴ海に浮かぶラテンの島、ルーマニアの特徴が表れています。
 


ERT 1026
\2200→\1990
ジョルジェスク(指揮)&ジョルジュ・エネスコ・フィル
 
(1)フランク:交響曲ニ短調
 (2)R.シュトラウス:ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら
ジョルジュ・ジョルジェスク(指揮)
ジョルジュ・エネスコ・フィル
 録音:(1)1964 年6 月15 日ステレオ・ライヴ録音、(2)1962 年5 月20 日スタジオ・ステレオ録音

 フランクはジョルジェスクの死の僅か2 か月半前のライヴ。弱ったところはまるでなく、フランス6 人組とも近しく、度々フランスにも客演した巨匠だけにフルトヴェングラーやメンゲルベルク風のドイツ・スタイルの演奏の対極にある「フランス音楽」的な名演です。
 フレージングはここでも独特で、こういう表現方法もあるのか!と聴く者を唸らせる啓発的な演奏。オーケストラの配置は現代配置。ティル・オイレンシュピーゲルは、スタジオ録音だけに実に鮮明な音質で師匠筋にあたるシュトラウスの演奏に良く似た颯爽としたテンポ、オペラ的な歌い回しの巧みさ、洒脱さに心打たれます。こちらは古典配置で演奏されております。




<メジャー・レーベル>


DG


479 1069
\2200
アヴィ・アヴィタル/ビトゥイーン・ワールズ
 スルハン・ツィンツァー:グルジア民謡による小品,
 バルトーク:ルーマニア民俗舞曲,
 ブルガリア民謡:ブチミシュ,
 V=ロボス:ブラジル風バッハ第5番,
 ピアソラ:フーガと神秘,
 ファリャ:7つのスペイン民謡,
 モンティ:チャルダッシュ,
 ブロッホ:ニグン,
 オラ・バト・ハイム:Freilach Ron,
 ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲「アメリカ」より第4楽章,
 ウェールズ民謡:Hen Ferchetan
アヴィ・アヴィタル(マンドリン)
シモン・ベルナルディーニ(Vn),
クラウス・シュトール(Cb),
イヴァノ・バッティストン(アコーディオン),
カトリン・フィンチ(Hp),
ジオラ・ファイドマン(Cl),
リシャール・ガリアーノ(アコーディオン),
ポツダム・カンマーアカデミー, 他
 マンドリン界のカリスマによる民族色あふれる音世界!
 録音:2013年, ベルリン、テルデックス・スタジオ, ジーメンズヴィラ
 エコー賞受賞やグラミー賞にもノミネートされ、そのテクニックと音楽性でマンドリン界初の世界的ヒーローとして絶賛を浴びているアヴィ・アヴィタル。屈託のない笑顔が魅力的な1978年イスラエル生まれの彼は、クラシックのジャンルにとどまらず、ユダヤの伝統音楽から現代音楽まで、幅広い音楽世界を股にかけてを躍進しています。
 マンドリン・ソロを楽しむというだけでなく、様々なテイストで贈るヴァラエティ豊かな一枚です。東欧やラテン系などの作品が、クラシック風、ジャズ風、民族風など様々なスタイルで奏でられています。
 DGへの最初のバッハ・アルバムでは若々しい息遣いが印象的でしたが、今作では民族色あふれる熱い響きをご堪能下さい。
 


479 2463
(2CD)
\3400→\2990
ローランド・ビリャソン(T)
 モーツァルト:コンサート・アリア集(デラックス限定盤)

【CD1】
 運命は恋する者に K.209,
 騙された花婿K.430〜この世にあったとは,
 願わくは問いたもうなK.420, 行け、怒りにかられてK.21,
 あわれ、おお夢よ!息吹くそよ風K.431, 尊み崇めてK.210,
 務めが私を強いる今こそ、ジギスムントの事蹟はかくも偉大にしてK.36,
 クラリーチェは私のいとしの妻になるはず K. 256,
 もし私の唇を信じないならK.295,
 千匹もの竜を目の前にするともK.435
【CD2】
 歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」K.588,
 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」K.527よりハイライト
ローランド・ビリャソン(T)/
アントニオ・パッパーノ(指揮)
ロンドン交響楽団(CD1),
ヤニック・ネゼ=セガン(指揮)
ヨーロッパ室内管弦楽団(コジ),
マーラー室内管弦楽団(ドン・ジョヴァンニ)
現代最高の人気を誇るビリャソンがモーツァルトを熱唱!
 

479 1054
\2200→\1990
ローランド・ビリャソン(T)
 
モーツァルト:コンサート・アリア集(通常盤)
  上記のCD1
ローランド・ビリャソン(T)/
アントニオ・パッパーノ(指揮)
ロンドン交響楽団(CD1),
ヤニック・ネゼ=セガン(指揮)
ヨーロッパ室内管弦楽団(コジ),
マーラー室内管弦楽団(ドン・ジョヴァンニ)
録音:2012年2月, アビー・ロード・スタジオ(CD1)/2012年7月 バーデン=バーデン(コジ), 2011年7月バーデン=バーデン(ドン・ジョヴァンニ),
 モーツァルトは生涯に約50曲の歌劇とは別に、独立したコンサート用のアリアを作曲しました。それらはディヴェルティメント同様、純粋な機会音楽として作曲されたのです。作曲を依頼された歌手の技術を最大限に生かせるように作られたこれらの作品は、技巧的な難易度も高く、それだけに聴きごたえ十分。
 上記2枚組のデラックス限定盤では、ボーナスディスクとして、ビリャソンがバーデン=バーデン祝祭劇場に登場したコンサート形式によるモーツァルトの歌劇公演から、それぞれの序曲とビリャソンのアリア部分を抜粋したハイライトを収録しています。
 

479 2497
(CD+DVD)
\2800
ウィーン・フィル/ニューイヤーコンサート・ベスト CD&DVD
【CD】
 J.シュトラウス2世:
  こうもり序曲〜カラヤン(1987),
  ウィーンのボンボン〜マゼール(1983),
  春の声〜ボスコフスキー(1959),
  ウィーン気質〜小澤征爾(2002),
  ピチカート・ポルカ〜クレメンス・クラウス(1952),
  エジプト行進曲〜ムーティ(1993),
  美しく青きドナウ〜カラヤン(1987),
  J.シュトラウス1世:ラデツキー行進曲〜ムーティ(1993),
  ヨーゼフ・シュトラウス:燃える恋〜アバド(1988),
  オーストリアの村つばめ〜ボスコフスキー(1976),
  女心〜マゼール(1981),
  とんぼ〜小澤征爾(2002)/
【DVD】
 J.シュトラウス2世:
  シトロンの花咲くところ〜メータ(2007), 朝刊〜プレートル(2010),
  ハンガリー万歳〜ヤンソンス(2006), 千夜一夜物語〜マゼール(2005),
  ドナウの乙女〜ウェルザー=メスト(2011),
  ウィーンの森の物語〜マゼール(2005),
 ヘルメスベルガー:ウィーンの流儀で〜マゼール(2005),
 ヨーゼフ・シュトラウス:
  天体の音楽〜ムーティ(2004), うわごと〜メータ(2007),
  美しく青きドナウ〜プレートル(2008),
 J.シュトラウス1世:ラデツキー行進曲〜バレンボイム(2009)
ウィーン・フィル
歴代名指揮者たちによるニューイヤーコンサートを音と映像で!
録音:1952〜2011年
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団は、長年にわたり新年に、シュトラウス一家やその同時代の作曲家の数々のレパートリーより、明るく楽しい、そして内容 豊かなプログラムでニューイヤーコンサートを行っています。
 1939年12月31日にクレメンス・クラウスの指揮により初めて開催されたこの伝統あるコンサートには、数多くの指揮者が登場。歴代の名指揮者たちによる名曲・名演をCDとDVDでお楽しみいただける贅沢な二枚組です。




DG3


 新シリーズ《DG3》 3枚のアルバムを1セットに! 今だけの超特価・限定盤!!

479 2549
(3CD)
\2700→\2390
クラウディオ・アバド〜3 Classic Albums

【CD1】
 ブラームス:ハンガリー舞曲(全21曲)
【CD2】
 ロッシーニ:序曲集〜
  セヴィリャの理髪師, セミラーミデ, アルジェのイタリア女,
  ウィリアム・テル, チェネレントラ, 絹のはしご, 泥棒かささぎ,
【CD3】
 ヴェルディ:
  歌劇「ナブッコ」〜祭りの飾りを, 行け、わが思いよ、金色の翼に乗って/
  歌劇「トロヴァトーレ」〜アンヴィル・コーラス/
  歌劇「オテロ」〜火の合唱/歌劇「エルナーニ」〜謀反人達の合唱/
  歌劇「アイーダ」〜凱旋の合唱, 永遠の母であり/
  歌劇「マクベス」〜魔女の合唱, スコットランド亡命者の合唱/
  歌劇「十字軍のロンバルディア人」〜行軍の合唱, 十字軍兵士と巡礼の合唱/
  歌劇「ドン・カルロ」〜ここに明けた、輝かしき喜びの日が/
  歌劇「仮面舞踏会」〜美しく安らかな夢路/
  歌劇「シモン・ボッカネグラ」〜マリア!マリア!/
  『レクイエム』〜怒りの日, この世の墓の上に, 聖なるかな
クラウディ・アバド(指揮),
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(CD1),
ヨーロッパ室内管弦楽団(CD2),
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団(CD3),
【録音】1982年(CD1), 1989年(CD2), 1974〜1981年(CD3)
「ハンガリー舞曲」では、誇張のないテンポ、巧妙なオーケストラ・コントロールのアバドの指揮に応え、ウィーン・フィルハーモニーが豊麗な響きを駆使して躍動感溢れる胸のすくような快演を聴かせています。「ロッシーニ:序曲集」では、アバドが得意とする序曲の数々を、ヨーロッパ室内管弦楽団が軽快かつ色彩豊かに表現。旋律美溢れる華麗で躍動的な音楽が展開していますヴェルディの歌劇はオペラの中でも合唱が大きな存在意義をもっています。その旋律の美しさと重厚さをアバドが存分に描き出した「ヴェルディ:合唱曲集」とのカップリングです。
 

479 2553
(3CD)
\2700→\2390
ウラディミール・ホロヴィッツ〜3 Classic Albums

【CD1】スタジオ録音集〜
 シューマン:クライスレリアーナ/
 スカルラッティ:ソナタ ロ短調K.87, ホ長調K.135, /
 リスト:即興曲嬰へ長調, 忘れられたワルツ第1番, /
 スクリャービン:練習曲Op.8-12, /
 シューベルト:即興曲変ロ長調D.935-3, /
 シューベルト:軍隊行進曲1番(タウジヒ編)
【CD2】イン・モスクワ〜
 スカルラッティ:ソナタ ホ長調K.380, /
 モーツァルト:ピアノ・ソナタ第10番ハ長調K.330, /
 ラフマニノフ:前奏曲ト長調Op.32-5, 前奏曲嬰ト短調Op.32-12, /
 スクリャービン:練習曲嬰ハ短調Op.2-1, 練習曲嬰ニ短調Op.8-12./
 シューベルト(リスト編):ワルツ・カプリース第6番 ウィーンの夜会/
 リスト:ペトラルカのソネット第104番/
 ショパン:マズルカ嬰ハ短調Op.30-4.
 ショパン:マズルカ へ短調Op.7-3/
 シューマン:トロイメライ/
 モシュコフスキ:花火Op.36-6 /
 ラフマニノフ:W.R.のポルカ、
【CD3】アット・ホーム〜
 モーツァルト:
  ピアノ・ソナタ第3番変ロ長調K281,
  ロンド ニ長調K485, アダージョ ロ短調K540,/
 シューベルト:楽興の時第3番ヘ短調D780-3, /
 シューベルト(リスト編):
  白鳥の歌〜セレナードD957-4, ワルツ・カプリース第6&7番
ウラディミール・ホロヴィッツ(P)
晩年のホロヴィッツの境地
 【録音】1985年9〜10月, ニューヨーク(CD1), 1986年4月, モスクワ(CD2), 1986&1988年, ニューヨーク(CD3)
ホロヴィッツがドイツ・グラモフォンに残した録音から3枚を集めたセット。晩年のホロヴィッツならではの味わい豊かで深みのある演奏と絶賛された録音で、1980年代の高水準な音質で収録されています。
 

479 2557
(3CD)
\2700→\2390
マグダレーナ・コジェナー〜3 Classic Albums

【CD1】バッハ・アルバム
 J.C.バッハ:ああ,私の頭が水で満ちていたなら,
 コンティ:私の魂は切望します,
 J.S.バッハ:満ち足れる安らい,うれしき魂の喜びよBWV170,
 J.S.バッハ:告白しましょう,そのみ名をBWV200,
 C.P.E.バッハ:ゼルマWq.236, J.C.F.バッハ:アメリカの女
【CD2】フランス・オペラ・アリア集
 オベール:「黒いドミノ」〜私はようやく逃げのびた・・・何という夜!,
 グノー:「サン=マール」〜輝かしい夜,
 グノー:「ロメオとジュリエット」〜昨日からいたずらに捜し求めて,
 マスネ:「クレオパトラ」〜私は毒を注いだ,
 ヴェルディ:「ドン・カルロス」〜この深い森の中に、清らかな宮殿,
 ベルリオーズ:「ファウストの劫罰」〜昔、一人のトゥーレの王が,
 ラヴェル:「スペインの時」〜ああ、情けない運命,
 マスネ:「ドン・キホーテ」〜愛の日々は過ぎ去り,
 トマ:「ミニョン」〜君よ知るや南の国,
 ボワエルデュー:「白衣の婦人」〜静かに!お聴きなさい,
 グノー:「サッフォー」〜わが不滅の竪琴よ,
 オッフェンバック:「ホフマン物語」〜見たまえ、彼の弓の下を,
 マスネ:「シンデレラ」〜ああ、私の姉さんたちが,
 ビゼー:「カルメン」〜ジプシーの歌「鈴を鳴らして」
【CD3】わが母の教えたまいし歌
 モラヴィア民謡:あたしがオランダイチゴのきだったら,
 ヤナーチェク:53の『歌によるモラヴィア民族詩』より第37, 12, 50曲,
 ドヴォルザーク:ジプシーの歌 Op.55より第4, 5, 3曲,
 シュルホフ:チェシーン地方の民謡と舞曲より第3, 15, 4曲,
 エベン:『リュートに寄せる歌』より 第1曲〜6曲,
 レシュラー:遥かなる恋人へ,
 ノヴァーク:歌曲集『心のおとぎ話』Op.8より 第1〜5曲,
 ドヴォルザーク:
  夕べの歌 Op.3より 君の新だ夢をみた,
  モラヴィア二重唱曲より第9,11曲,
 マルティヌー:『2ページの歌曲集』全7曲,
 ヤナーチェク:10のシレジアの歌より第7&10曲
マグダレーナ・コジェナー(Ms)/
ラインハルト・ゲーベル(指揮)
ムジカ・アンティクァ・ケルン(CD1)/
マルク・ミンコフスキ(指揮)
グスタフ・マーラー室内管弦楽団(CD2)/
マルコム・マルティノー(P)(CD3)
バロック、フランス、チェコの3つの音楽を陶酔
【録音】2003年2月(CD1), 2002年12月(CD2), 2007年3月(CD3)
バロックからショスタコーヴィチまで、様々なレパートリーで柔軟な解釈を聴かせる才女コジェナー。バロック、フランス、チェコという3種のアルバムを1つにまつめた3枚組。「歌の絶対的な美しさ」を通して、彼女の精巧な表現力が再確認できる企画です。
 

479 2561
(3CD)
\2700→\2390
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ〜3 Classic Albums

【CD1】
 ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調Op.104,
 チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲Op.33
【CD2】
 ボッケリーニ:チェロ協奏曲第2番ニ長調,
 ヴィヴァルディ:
  チェロ協奏曲ハ長調RV.398, チェロ協奏曲ト長調RV.413,
 タルティーニ:チェロ協奏曲イ長調
【CD3】
 ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第2番Op.126,
 グラズノフ:吟遊詩人の歌Op.71,
 チャイコフスキー:アンダンテ・カンタービレ
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)/
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(CD1),
パウル・ザッハー(指揮)
チューリヒ・コレギウム・ムジクム(CD2),
小澤征爾(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(CD3)
ロストロポーヴィチの名盤中の名盤3枚
【録音】1968年9月(CD1), 1977年9月(CD2), 1975&1978年(CD3)
 世界最高のチェリスト、ロストロポーヴィチの3枚のアルバムをセット化。カラヤンとの永遠の名盤、ドヴォルザークとロココ風。パウル・ザッヒャーとの共演によるバロック協奏曲集。ロストロポーヴィチ自身が初演したショスタコーヴィチなど、名盤中の名盤です。
 

479 2565
(3CD)
\2700→\2390
ギル・シャハム〜3 Classic Albums

【CD1】
 パガニーニ:
  ソナタ・コンチェルタータ イ長調 M.S.2,
  6つのソナタ 作品3 M.S.27から第1, 4,6番,
  大ソナタ M.S.3から「ロマンツァ」,
  チェントーネ・ディ・ソナタ M.S.112から第2&4番,
  カンタービレ ニ長調 M.S.109,
  ソナタ・プレギエーラ(祈りのソナタ)へ短調 M.S.23(ハンニバル編),
 常動曲ハ長調 Op.11 M.S.72
【CD2】
 シューベルト:
  ソナチネ ニ長調D.384, 楽興の時第3番D.780 op.94-3,
  「白鳥の歌」〜セレナードD.957-4, 「12のワルツ、
  17のレントラーと9つのエコセーズ」〜ワルツD.145 op.18-6,
  「12のワルツ (高雅なワルツ)」〜ワルツD.969 op.77-4,
  「12のドイツ舞曲」〜レントラーD.790 op.171-3,
  「20のワルツ (最後のワルツ)」〜ワルツ (レントラー)D.146 op.127-12,
  「12のワルツ (高雅なワルツ)」〜ワルツD.969 op.77-3,
  「16のドイツ舞曲」〜ドイツ舞曲D.783 op.33-15/10,
  アルペジオーネ・ソナタ イ短調D.821,
  「36の独創的舞曲」〜ワルツop.9b-18,
  「16のドイツ舞曲」〜ドイツ舞曲D.783 op.33-2,
  「36の独創的舞曲」〜ワルツop.9a-2,
  15の独創的舞曲, アヴェ・マリア (エレンの歌第3)D.839 op.52-6,
【CD3】
 ドヴォルザーク:
  ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調Op.57, 4つのロマンティックな小品Op.75,
  ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ ト長調Op.100
ギル・シャハム(Vn),
イェラン・セルシェル(G)(CD1&2),
オリ・シャハム(P)(CD3)
国際的ヴィルトゥオーゾ、ギル・シャハムのコンセプト・アルバム3タイトル
【録音】1992年(CD1), 2002年(CD2), 1995年(CD3)
 1枚目はヴァイオリンの鬼神と讃えられたパガニーニがギターとヴァイオリンのために書いた作品を収めたアルバム。2枚目はシューベルトが友人達と歌や器楽との室内楽用に作った作品をギター伴奏で。3枚目はメロディ・メイカーとして知られるドヴォルザークの魅力的な作品を、妹と息の合ったデュオで収録しています。ギル・シャハムのコンセプト・アルバム3タイトルをセット化したものです。




VIRTUOSO シリーズ


478 6400
\1200→¥890
カラヤン/ビゼー:歌劇『カルメン』(ハイライト)
 前奏曲, いつ愛するって?…恋はあまのじゃく(ハバネラ),
 おふくろ、どうなの?, セヴィリャの砦のほとり,
 万歳!万歳、闘牛士, 他 全15トラック収録
アグネス・バルツァ(Ms),
ホセ・カレーラス(T),
カーティア・リッチャレッリ(Sp),
ジョゼ・ヴァン・ダム(Br), 他、
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ベルリン・フィル
カラヤンの2回目の録音盤からの聴きどころを収録
【録音】1982年9月
 1963年のL・プライス盤(RCA)以来、カラヤン2度目の『カルメン』。オリジナルに最も近いアルコア版を使い、セリフ部分は別キャストを用意するという凝った全曲盤だったものからの名アリアの抜粋。バルツァのエネルギッシュなカルメンが秀逸です。
  

478 6402
\1200→¥890
レヴァイン/モーツァルト:歌劇『フィガロの結婚』(ハイライト)
 序曲, もう飛ぶまいぞ、この蝶々, 恋とはどんなものかしら,
 楽しい思い出はどこへ, 恋人よ早くここへ 他 全20トラック収録
フェルッチョ・フルラネット(Br),
ドーン・アップショウ(Sp),
キリ・テ・カナワ(Sp),
アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(Ms),
トーマス・ハンプソン(Br), 他,
ジェイムズ・レヴァイン(指揮)
メトロポリタン歌劇場管&合唱団
豪華なキャストとレヴァインの魅力的な音楽作り
 【録音】1990年5月
 モーツァルト・オペラで定評あるレヴァインの生気あふれる音楽作りが魅力的な『フィガロの結婚』。レチタティーヴォ・セッコ伴奏にフォルテピアノを使用したことも実に効果的。個性的な豪華キャストが適材適所に配された名盤からの抜粋です。
  

478 6404
\1200→¥890
アバド/モーツァルト:歌劇『魔笛』K.620(ハイライト)
 序曲, 俺は鳥刺し, 何という絵姿, 地獄の復讐が,
 愛の喜びは露と消え, 恋人か女房があれば,
 他 全19トラック収録
エリカ・ミクローシャ(Sp),
ルネ・パーペ)Bs),
クリストフ・シュトレール(T),
ドロテア・レシュマン(Sp),
ハンノ・ミュラー=ブラッハマン(Br), 他,
クラウディオ・アバド(指揮)
マーラー室内管弦楽団
若く才能のある歌手らが起用されたアバドの名盤
【録音】2005年9月
 2005年に、モデナ・テアトロ・コムナーレ、フェラーラ・テアトロ・コムナーレ、レッジョ・エミーリア劇場、バーデン・バーデン祝祭劇場の共同制作により実現した豪華な『魔笛』上演と同じ時期に、モデナでセッション収録された話題の録音。マーラー室内管弦楽団他、若く才能のある歌手らが起用され、「新鮮な空気を深呼吸するようだ……こんなに明るく、しかし深みに満ちた演奏は誰も聴くことがなかったであろう」と絶賛されたアルバムからの抜粋盤です。
   

478 6406
\1200→¥890
『ボエーム』(ハイライト)、他 
 プッチーニ:名アリア集
  冷たい手を, 私の名はミミ, 他 全10トラック収録
  歌劇『トゥーランドット』〜氷のような姫君も,
  歌劇『マノン・レスコー』
   〜この柔らかなレースの中に, 見たこともないすばらしい美人
  歌劇『修道女アンジェリカ』〜母もなしに
  歌劇『ジャンニ・スキッキ』〜私のお父さん
レナータ・テバルディ(Sp),/
カルロ・ベルゴンツィ(T),
トゥリオ・セラフィン(指揮),
聖チェチーリア音楽院管弦楽団(ボエーム), 他
テバルディ、ベルゴンツィ、他がプッチーニの名アリアを絶唱!
 【録音】1955〜1962年
名指揮者セラフィンの残した「ボエーム」名盤ハイライトに加え、プッチーニの他のオペラからの名アリアの数々を収録。テバルディの表現力の見事さ、迫真の演技を感じ取れると同時に、プッチーニの名アリアの数々を堪能できる一枚です。
  

478 6408
\1200→¥890
シノーポリ/ヴェルディ:歌劇『リゴレット』(ハイライト)
 序曲, あれか、これか, 悪魔め、鬼め,
 他 全15トラック
レナート・ブルゾン(Br)、
エディタ・グルベローヴァ(Sp),
ニール・シコフ(T)、他,
ジュゼッペ・シノーポリ(指揮)
聖チェチーリア国立アカデミー管弦楽団&合唱団
【録音】1984年
 音楽を有機的に蘇生させる見事なシノーポリの手腕が発揮された名演。シノーポリの原典主義的姿勢、ブルゾンの見事な表現、圧倒的なコロラトゥーラのグルベローヴァらによる、「リゴレット」の代表的名盤からの抜粋です。
 

478 6410
\1200→¥890
プリッチャード/ヴェルディ:歌劇『椿姫』(ハイライト)
 前奏曲, 乾杯の歌, 不思議だわ, パリを離れて
 他 全14トラック
ジョーン・サザーランド(Sp),
カルロ・ベルゴンツィ(T),
ロバート・メリル(Br), 他,
ジョン・プリッチャード(指揮)
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団&合唱団
スター・キャストを取りそろえ、声の表現を追求しつくした名盤
【録音】1962年
サザーランドの『椿姫』1回目のDecca録音からの抜粋。若やいだ艶やかな声の魅力が絶品のサザーランド全盛期のヴィオレッタ。正統派ベル・カント唱法に基づいた魅力的なヴェルディ・テノールのベルゴンツィ、ジェルモン役のメリルの迫真に迫る歌いっぷり。『椿姫』の名盤のひとつです。





SONY


8884302776-2
(2CD)
\5000→\4590
ニュー・イヤー・コンサート2014
 デラックス・エディション

  (Deluxe Editionwith Concert program)
バレンボイム指揮
ウィーン・フィル
 コンサートのパンフレットが付いたデラックス・エディション。
 ダニエル・バレンボイム&ウィーン・フィル新たな年を寿ぐ、ウィーン・フィルの華麗なワルツとポルカ世界70カ国4億人の心に届く世紀のクラシック・コンサート、ソニー・クラシカルから登場

■毎年1月1日に行なわれるウィーン・フィルハーモニー管弦楽団によるニューイヤー・コンサート。クラシック音楽の中でも最も有名なコンサートであり、ウィーンの誇る黄金のムジークフェラインザールからTVとラジオを通じて世界70カ国以上に放送され、4億人が視聴するというビッグ・イベント。
■1939年に始まる70年以上の歴史を誇るこのコンサートは、音楽の都ウィーンを象徴するシュトラウス一家のワルツやポルカが演奏される華やかなイベントで、そのチケットは世界一入手困難と言われています(20万円以上)。その模様はCD/DVD/ブルーレイによってソフト化され、クラシック音楽のソフトとしては大きなセールスを上げています。
■2014年は、巨匠ダニエル・バレンボイムが登場。2009年以来5年ぶり2度目のニューイヤー・コンサート登場です。ウィ−ン・フィルにとって最も重要な指揮者の一人であり、現在ベルリン国立歌劇場とミラノ・スカラ座の音楽監督を牽引する名指揮者です。2009年の初登場に際しては、恒例のスピーチで世界平和を希求するなど、音楽界にとどまらない幅広い活動をするバレンボイムの姿勢がクローズアップされました。
■演奏曲目は、定番の「美しく青きドナウ」「ラコッツィ行進曲」などに加えて、ニューイヤー・コンサート史上初めて登場する作品が含まれています。
■鮮明な映像と音声は、たくさんの花で美しく彩られたウィーン・ムジークフェラインの黄金のホールでく広げられる音楽の饗宴を生々しく楽しむ贅沢を与えてくれます。ダニエル・バレンボイムは、1942年アルゼンチン生まれの指揮者・ピアニスト。7歳で天才ピアニストとしてデビュー。1960年代からは指揮者としての比重を高め、世界各地のメジャー・オケに客演。パリ管やシカゴ響の音楽監督を経て、現在はベルリン国立歌劇場とミラノ・スカラ座の音楽監督。パレスチナとイスラエルの若手音楽家で「ウェスト・イースタン・ディヴァン管」結成。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団指揮:ダニエル・バレンボイム[録音]2014年1月1日、ウィーン、ムジークフェラインザールでライヴ・レコーディング予定
■TV放送予定2014年1月1日夜、NHK教育TV、NHKFMにて生放送予定。ハイビジョン、総合TVでも随時再放送予定。


<LP>

 

DG(LP)


479 2590
(2LP)
\4400
アンナ・ネトレプコ/ヴェルディ:アリア集
 歌劇「マクベス」〜
  勝利の日に私は出会った, 来たれ、急いで, 地獄の使いどもよ,
  日の光が薄らいで, 消えてしまえ、このしみよ/
 歌劇「ジョヴァンナ・ダルコ」〜
  ここに、ここに!, おお予言の森よ/
 歌劇「シチリア島の夕べの祈り」〜
  アリーゴ、ああ、心に語れ, ありがとう愛する友よ/
 歌劇「ドン・カルロ」〜世の空しさを知る神/
 歌劇「トロヴァトーレ」〜
  もういいわ, 恋は薔薇色の翼に乗って,
  ミゼレーレ、主よ憐れみたまえ, 私よりも、あなたを強く愛している者が
アンナ・ネトレプコ(Sp),
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)
トリノ王立歌劇場管弦楽団
LPファン待望の最新録音盤!
録音:2012年7月
 アンナ・ネトレプコのDGデビュー10周年記念にしてヴェルディ生誕200年記念のヴェルディ・アリア集。
 イタリア・オペラの作曲家ヴェルディの作品から、総合芸術を目指し心理描写を重視した「マクベス」をはじめとする暗く重苦しい悲劇を中心とした、ヴェルディらしいドラマティックなナンバーを収録。オーディオ・ファンに贈る重量盤LP。LP化にあたっては、高音質マスターからそのままカッティングを実施、卓越したオーディオ品質でお届けします。完全限定生産盤です。












12/3(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ACCENT



ACC 24260
\2500→\2290
アントニオ・ベルターリ(1605-1669):ソナタ集
 4声のソナタ第7番/ヴァイオリンとガンバのデュオ・ソナタ第2番/
 ヴァイオリンと通奏低音のためのチャコーナ/
 ヴァイオリンとガンバのデュオ・ソナタ第3番/4声のソナタ第2番/
 ヴァイオリン・デュオのためのソナタ/
 ヴァイオリンとファゴットのデュオ・ソナタ第4番/
 ソナタ第1番/4声のソナタ ニ短調
ル・コンセール・ブリゼ
 【アンヌ・シューマン(Vn)
  ステファン・ルゲ(サックバット)
  モニカ・フィシャレック(ドゥルシアン)
  アドリアン・ジュルダン(Cem,Org)
  カーステン・ローフ(Cem)
  マティアス・シュペーター(アーチリュート)】
ウィリアム・ドンゴワ(コルネットと指揮)
 ベルターリのチャコーナ収録!ドンゴワ率いるル・コンセール・ブリゼ、コルネット、サックバット、ドゥルシアンによるカラフルな演奏

 録音:2012 年7 月5-8 日/65’02

 アントニオ・ベルターリはイタリア、ヴェローナ出身で10 代の頃からオーストリア、ウィーンのハプスブルク宮廷で活躍した作曲家。17 歳の時にウィーン大公カール・ヨーゼフに仕え、44 歳の時にフェルナンド3 世のもと、宮廷楽長に就任。ウィーンにイタリアのオペラ、宗教音楽を普及させた功績は大きく評価されています。作品の多くは紛失してしまっていますが、今回録音されたソナタを含む器楽曲集は彼の死後出版され、再評価されました。
 演奏は、コルネットの名手ウィリアム・ドンゴワ率いるル・コンセール・ブリゼ。当時のコルネットは現代の金管楽器とは異なり、構造はフルートのようなで高速な動きも可能であったため、ヴィルトゥオーゾの楽器として、名人芸を持つ奏者がいました。ドンゴワは言わずと知れた当代随一のコルネット奏者です。そしてル・コンセール・ブリゼも、サックバット(トロンボーン)、ドゥルシアン(ファゴット)の時代楽器を巧みに操る凄腕アンサンブル。
 ベルターリの音楽はイタリア様式とオーストリア様式を融合させた幻想様式の伝統的な手法で作曲されています。特に彼の作品の中でも有名でバロック・ヴァイオリンの重要なレパートリーの一つである、「ヴァイオリンと通奏低音のためのチャコーナ」は、様式は標準的ですが、特徴的な変奏が展開されるユニークな作品。ソロ・ヴァイオリンが雄弁に語りかけてきて、表情豊かに聴かせます。




ATMA



ACD2 3013
\2000→\1890
ヴェネツィアの輝き〜ヴェネツィアの音楽集
 ヴィヴァルディ:オーボエとファゴットのための協奏曲集ト長調RV545
 A.ガブリエリ:マドリガール「2輪の摘みたてのバラ」
 バッサーノ:4声のリチェルカータ
 G.ガブリエリ:モテット「おお、大いなる神秘」
 ピッキ:6 声のカンツォン第15番
 モンテヴェルディ:モテット「われは喜びに満ちたり」
 ロッシ:ソナタ第12番「ベルガマスカ」
 カプスベルガー:キタローネと通奏低音のためのバッロ第2番
 フォンタナ:フルートと通奏低音のためのソナタ第2番
 モンテヴェルディ:マドリガール「西風が戻り」
 ローゼンミュラー:ソナタ第10番
 B.マルチェッロ:詩篇第15番より
 アルビノーニ:オーボエ協奏曲作品9-2
 ヴィヴァルディ:歌劇「試練の中の真実」RV739より
 J.S.バッハ:協奏曲ヘ長調BWV978
モントリオール・バロック・バンド
モントリオール・バロック・アカデミー
モントリオール古楽スタジオ
レ・ヴォワ・バロック
アンサンブル・マスク
トラジコメディア
アリオン・バロック・オーケストラ、他
 ヴェネツィアの華麗なる絵画に彩られた音楽を堪能

 このアルバムは、モントリオール美術館で開催された「ヴェネツィアの輝き(Splendore a Venezia)」という展覧会用に制作されたコンピレーション・アルバムです。モントリオール美術館は2 年前に古楽向けのコンサートホールを設立し、音楽と美術という観点で積極的に展示を行っており、今回の展覧会に際しても、真っ先にカナダ随一のクラシック・レーベルATAM に依頼し、コンピレーション・アルバムを制作することを館長が決めたそうです。イタリア・ルネサンス期のヴェネツィア絵画は優れた色彩と詩情を持った名作が多く生み出され、音楽も絵画と同様に、アルビノーニ、マルチェッロなどに代表されるような、色彩感の優れた甘美で官能的な音楽が次々と作曲されていました。
 ブックレットには展覧会で展示されていた絵画が幾つか掲載され、展覧会に行かずとも音楽と絵画で当時の優れた芸術の一旦に触れることができる1 枚となっています。




LIMEN



CDVD016 C016
(1CD+
1DVD[NTSC])
\3000→\2690
マリオ・ブルネロも参加!!
 ヴィオラ、チェロ、ピアノのトリオによるブラームスとショパンの三重奏曲

CD
 (1)ブラームス:三重奏曲(原曲:クラリネット三重奏曲)イ短調 Op.114
 (2)ショパン:ピアノ三重奏曲ト短調 Op.8
 (3)ブラームス:アルトのための2つの歌(ヴィオラ、チェロ、ピアノ版)
DVD
 CDと同内容の映像+今回の作品について3人が語る映像付き
  (原語:イタリア語、字幕:英語)
ダニロ・ロッシ(ヴィオラ)
マリオ・ブルネロ(チェロ)
アンドレア・ルケシーニ(ピアノ)
 
 録音:2012 年、Limen Music Studio、ミラノ/DDD、73’32”

 イタリアのLimen レーベルが力を注いでいる、シリーズBlack Line 最新盤はミラノ・スカラ座管弦楽団の第1 ヴィオラ奏者、ダニロ・ロッシ、世界的チェリスト、マリオ・ブルネロ、そしてブルネロが絶大な信頼を寄せているピアニスト、アンドレア・ルケシーニの3 人による演奏でブラームスとショパンの作品をトリオ版に編曲した作品です。通常トリオですとトップはヴァイオリンですが、当録音はヴィオラを採用しているのが最大の特徴です。
 ヴィオラのダニロ・ロッシは、今最も注目されているヴィオラ奏者の一人でミラノ・スカラ座管弦楽団の第1 ヴィオラ奏者を務める傍ら、ソロ活動にも力を注いでおり、Limen レーベルよりクラシックの珠玉の名曲を集めたアルバム「アンコール!」(CDVD014 C014)をはじめ数タイトルをリリース、好評を博しております。マリオ・ブルネロは言わずと知れたイタリアを代表する世界的チェロ奏者で、近年の録音ではバッハの無伴奏組曲(SCA 156)をはじめ高い評価を得ております。そして、ピアノのアンドレア・ルケシーニはブルネロともしばしば共演、録音もし、絶大なる信頼を寄せているピアニストです。



 

CDVD012 C012
(1CD+
1DVD[NTSC])
\3000
イタリア実力派ピアニスト、ナルディによる絶品の演奏!
CD
 (1)ケルビーニ:ピアノのためのカプリッチョ(エチュード)
 (2)ハイドン:カプリッチョ ト長調「8人のへぼ仕立屋に違いない」Hob.XVII/1
 (3)同:アンダンテと変奏曲 へ短調 Hob.XVII/6
 (4)同:「神よ護りたまえ」による変奏曲 ト長調
DVD
 CDと同内容の映像+
  今回の作品についてグレゴリオ・ナルディが語る映像付き
   (原語:イタリア語、字幕:英語)
グレゴリオ・ナルディ
 (ピアノ:Steinway & Sons)
 ケルビーニ、ハイドンの煌びやかなピアノ作品集。イタリア実力派ピアニスト、ナルディによる絶品の演奏!

 録音:2012 年、Limen Music Studio、ミラノ/DDD、65’00”

 ケルビーニとハイドンのピアノ作品集。イタリア人作曲家ケルビーニは1788 年よりパリに定住し、仏語によるグランド・オペラの作曲家として名声を博しました。フランス革命の時代を反映した作品を多く残し、管弦楽法はベートーヴェンにも影響をあたえました。ここに収録されたピアノのためのカプリッチョ(エチュード)はケルビーニがうまれもっての美しき旋律とドラマティックな展開が印象的な作品で、35 分をこえる作品ながら時間の経過を忘れてしまうほどで、技巧的なパッセージと自然に流れる旋律に聴き惚れてしまいます。一方、ハイドンの作品からはカプリッチョ ト長調「8 人のへぼ仕立屋に違いない」Hob.XVII/1、ブラウン男爵夫人にヨゼフィーネに献呈されたアンダンテと変奏曲 へ短調(原題「ソナタ(小ディヴェルティメント、変奏曲)」)、そして、「神よ護りたまえ」による変奏曲 ト長調と変奏的作品を集めた構成となっております。演奏のグレゴリオ・ナルディは、1964 年、フィレンツェ生まれのピアニストで、これまでにリストのピアノ作品集など数多くの録音を発表し、国内外で高い評価を得ております。




WAON RECORDS


WAONCD 240
\2300
メンデルスゾーン:(1)ただ主だけが Op.112-1/(2)夜の歌 Op.71-6
ヴォルフ:
 (3)今こそわたしはあなたのもの「スペイン歌曲集」より
 (4)歩きましょう マリア「スペイン歌曲集」より
 (5)ああ 御子の瞳は「スペイン歌曲集」より
(6)メンデルスゾーン:前奏曲とフーガ Op.37-1
(7)ラインベルガー:6つの宗教的歌曲 Op.157
 [見よ、どれだけの愛を/私は主のもの/もし すべてのひとが/
  主の祈り/夜の祈り/アヴェ・マリア]
ヴォルフ:
 (8)眠れる御子よ「メーリケ歌曲集」より/(9)祈り「メーリケ歌曲集」より
青木洋也(カウンターテナー)
浅井美紀
 (オルガン;
  マナ オルゲルバウ社製
   (日本)1990 年)
 透き通った洗練された歌声。BCJ でもおなじみのカンターテナー青木洋也によるメンデルスゾーン、ヴォルフ、ラインベルガーの歌曲集、伴奏はパイプオルガン!!

 録音:2012 年9 月23-26 日、水戸芸術館、エントランスホール/DDD、ステレオ、69’08”、DSD Recording

 優秀録音で定評のあるWaon Records の最新盤は、バッハ・コレギウム・ジャパンをはじめいくつもの古楽アンサンブルでソリストを務める日本を代表するカウンターテナー青木洋也がメンデルスゾーン、ラインベルガー、ヴォルフの近・現代の宗教曲を通常のピアノ伴奏ではなくパイプオルガンの伴奏で歌っているアルバムです。オルガン伴奏が指定されながらピアノ伴奏で演奏されることが多いヴォルフの歌曲は本来の姿を取り戻したと言えます。青木洋也の天から舞い降りてきたような透き通った歌声とパイプオルガンの音色とが見事に融合し、美しい響きと祈りに満ちた演奏を披露しております。クリスマスの時期にぴったりの1 枚です。
 使用楽器は水戸芸術館のパイプオルガンで、2011 の東日本大震災によって被害を受けましたが、修復作業を経て、2012 年4 月1 日に「復活記念コンサート」が行われました。当録音は記念コンサートでも演奏した浅井美紀です。2012 年9 月の当録音は再生したオルガンの音を聴くことができます。







DANACORD



DACOCD 742
\2500→\2290
デンマーク王立管弦楽団の首席トランペット奏者!クリステンセン
 トランペット協奏曲集
  ハイドン:トランペット協奏曲変ホ長調 Hob.VIIe-1
  フンメル:トランペット協奏曲ホ長調 S.49
  ネルーダ:トランペット協奏曲変ホ長調
ケティル・クリステンセン(トランペット)
アトヴァルス・ラクスティーガラ(指揮)
リエパヤ交響楽団
 デンマーク王立管弦楽団の首席トランペット奏者!クリステンセンが吹くハイドン、フンメル、ネルーダ!

 1982年から北欧の伝統ある名門オーケストラ、デンマーク王立管弦楽団の首席トランペット奏者として、金管セクションをリードする名手ケティル・クリステンセン。
 ラトヴィアのリエパヤ交響楽団との「トランペット協奏曲集」には、ハイドン、フンメル、ネルーダというまさにトランぺッターにとってのバイブル的存在の名曲3作品を収録!
 デンマークを代表する名手が奏でるトランペットのバイブル3作品は、丁寧な演奏、堅実なスタイルが印象的。ラクスティーガラとリエパヤ交響楽団の好演も頼もしい。

 ※録音:2012年5月29日−31日、リガ(ラトヴィア)
 

DACOCD 741
\2500
シューマン&ノアゴー
 シューマン:クライスレリアーナ Op.16
 ノアゴー:グルーヴィング、ターン、アンフォールディング
カトリーン・ギスリンゲ(ピアノ)
 デンマークの女流ピアニスト、カトリーン・ギスリンゲの両手が繋ぐ、19世紀ドイツのロベルト・シューマンと、現代デンマークのペア・ノアゴーの音楽。
 シューマンの「クライスレリアーナ」からノアゴーの音楽へと続くプログラムは、19世紀から現代へのタイムトラベル。
 ロマン派シューマンの音楽と、独自の作曲技法「無限セリー」を確立したノアゴーの透明感が広がる音楽の組み合わせが面白い。ノアゴーの「アンフォールディング」は、カトリーン・ギスリンゲに献呈された作品。2012年4月4日−8日の録音。




DEUX−ELLES



DXL 1163
\2400→\2190
マーティン・ロスコー(ピアノ)
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集第3巻 〜

  後期三大ソナタ(バリー・クーパー新校訂版)
   ピアノ・ソナタ第24番嬰ヘ長調Op.78 《テレーゼ》
   ピアノ・ソナタ第30番ホ長調Op.109
   ピアノ・ソナタ第31番変イ長調Op.110
   ピアノ・ソナタ第32番ハ短調Op.111
マーティン・ロスコー(ピアノ)
 世界初! バリー・クーパー新校訂版ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集



 


DXL 1164
\2400→\2190
マーティン・ロスコー(ピアノ)
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集第4巻 〜

 葬送行進曲(バリー・クーパー新校訂版)
  ピアノ・ソナタ第9番ホ長調Op.14-1
  ピアノ・ソナタ第10番ト長調Op.14-2
  ピアノ・ソナタ第11番変ロ長調Op.22
  ピアノ・ソナタ第12番変イ長調Op.26 《葬送》
マーティン・ロスコー(ピアノ)
 ベートーヴェンの「交響曲第10番第1楽章」を補筆完成させたことでも有名なベートーヴェン研究の世界的権威、バリー・クーパーによる新校訂版を使用した"世界初"のピアノ・ソナタ全集。

 バリー・クーパーが、スコアの全てを見直して完成させた新校訂譜を弾くのは、ピアノ王国Hyperionにも名を連ねるイギリスの名手マーティン・ロスコー。各巻にサブタイトルが付けられており、第3巻は楽聖のピアノ・ソナタ集大成となる「後期三大ソナタ」、第4巻は初期から中期への作品群「葬送行進曲」。ギルドホール音楽学校の教授職をはじめ、BBCプロムスへの度々の出演、BBCラジオ3へのレギュラー出演など幅広く活躍するマーティン・ロスコーの熟達の腕で、新たな楽聖の姿が浮かび上がる。

 録音 第3巻:2009年4月5日−6日、ポットン・ホール(サフォーク)、21第4巻:2008年1月28日、9月7日−8日、ポットン・ホール(サフォーク)
 

DXL 1152
(2CD/特別価格)
\2400
ノクターン 〜
 フレデリック・ショパンのロマンティック・ライフ

  ショパン:夜想曲第13番ハ短調Op.48-1/
  ポロネーズ第3番イ長調Op.40-1 《軍隊》/
  ワルツ第7番嬰ハ短調Op.64-2/
  練習曲第13番変イ長調Op.25-1 《エオリアン・ハープ》/
  マズルカ第23番ニ長調Op.33-2/バラード第3番変イ長調Op.47/
  マズルカ第47番イ短調Op.67-4/
  前奏曲第15番変ニ長調Op.28-15 《雨だれ》/
  前奏曲第22番ト短調Op.28-22/ワルツ第6番変ニ長調Op.64-1《小犬》/
  夜想曲第8番変ニ長調Op.27-2/バラード第4番ヘ短調Op.52
ルーシー・パラム(ピアノ)
ハリエット・ウォルター&
 サミュエル・ウェスト(ナレーション)
 ショパンとジョルジュ・サンド、ロマンティックな生活を音楽と言葉で描く。

 現代イギリスの名女流ピアニスト、ルーシー・パラムによるショパン・アルバムは、イギリスの俳優、ハリエット・ウォルターとサミュエル・ウェストによるナレーション付き!
 1984年にBBC Young Musician of the Yearに選ばれ、16歳でロイヤル・フェスティヴァル・ホールにデビュー。コンチェルトやリサイタルだけでなく、ショパン、リスト、ドビュッシー、シューマン夫妻のポートレートを音楽と言葉によって描くオリジナル・コンセプトで人気を博している。
 この「フレデリック・ショパンのロマンティック・ライフ」は2010年にウィグモア・ホールで初演されたプログラム。手紙や日記からショパンとジョルジュ・サンドの物語を構成し、ジョルジュ・サンドとの逸話で有名な《雨だれ前奏曲》や《小犬のワルツ》をはじめ、ショパンがサンドとマジョルカ島で暮らした1938年〜1947年頃の作品が物語に合わせて演奏される。

 ※録音:2010年8月2日、2011年2月18日&5月26日、ポットン・ホール(サフォーク)
 

DXL 1146
\2400
アフェットゥオーソ 〜愛情を込めて〜
 18世紀のヴィルトゥオーゾ・ギター音楽

  シュトラウベ:ギターのための組曲
  メルキ:スペインのフォリアによる大変奏曲
  J.C.バッハ:ギターとヴァイオリンのためのソナタ
  ヘンデル:メヌエット
  シュトラウベ:ギターとチェンバロのためのソナタ
  ジェミニアーニ:感傷的なメヌエット
竹内太郎
 (バロック・ギター&
  イングリッシュ・ギター)
ジュディ・ターリング(ヴァイオリン)
テレンス・チャールストン(チェンバロ)
 バロック・ギター、リュート奏者の竹内太郎、ソロ・アルバム第2弾!
 竹内太郎は、ソロやアンサンブルでの数々の演奏活動の他、NHK大河ドラマ「秀吉」やスタジオ・ジブリ映画「耳をすませば」での古楽器演奏、古楽器とその奏法に関する記事・論文など、日本を代表するバロック・ギタリストとして活躍。現在はイギリスを拠点に海外で活動しているが、2013年11月30日には、浜松市楽器博物館でコンサートも行われる。
 前作の「フォリアス!(DXL 1030)」は、バロック・ギターの黄金時代、17世紀の作品集だったが、今作「アフェットゥオーソ」は、バロック・ギターが再び注目を集め、金属弦を張ったシターンの一種「イングリッシュギター」が爆発的に流行した18世紀の作品集。このCD制作に臨んで、大英図書館での資料と楽譜の研究、オリジナル楽器の検分と入手・修復、17世紀とは異なるテクニックとスタイルの研究など、10年の歳月を掛けて万全の準備が整えられている。

 ※録音:2010年7月19日−20日、聖三位一体教会(ウェストン/イギリス)
 

DXL 1150
\2400
ジュリアン・ファレル(クラリネット)
 クラリネット

  ブラームス:クラリネット三重奏曲イ短調Op.114
  メンデルスゾーン:演奏会用小品第2番ニ短Op.114
  ベールマン:アダージョ
  グリンカ:悲愴三重奏曲
  ミヨー:コレットによる組曲
ジュリアン・ファレル(クラリネット)
フィボナッチ・シークエンス
 ナッシュ・アンサンブルのようにあらゆる編成に対応できるイギリスの高機能アンサンブル「フィボナッチ・シークエンス」。これまで、オーボエ、ホルン、ハープ、ファゴット、と楽器ごとに焦点を当てたアルバムを出しており、今回のテーマはクラリネット。
 「クラリネット、チェロ、ピアノ」の編成によるトリオ(ブラームス)から、「クラリネット、バセット・ホルン、ピアノ」のための演奏会用小品(メンデルスゾーン)、「クラリネット、ファゴット、ピアノ」のトリオ(グリンカ)、「オーボエ、クラリネット、ファゴット」での組曲(ミヨー)、そして19世紀ドイツのヴィルトゥオーゾ・クラリネット奏者、ハインリヒ・ベールマンによる、「クラリネットと弦楽五重奏」のためのアダージョ。「クラリネットとピアノ」のような単純な編成ではなく、クラリネットを中心とした様々な編成、フィボナッチ・シークエンスならではのプログラムを披露してくれる。

 ※録音:2010年9月17日−18日、ポットン・ホール(サフォーク)
 

DXL 1149
\2400
フランスの木管五重奏曲集
 タファネル:木管五重奏曲
 ピエルネ:パストラールOp.14-1
 ボザ:スケルツォOp.48
 ミヨー:組曲 《ルネ王の炉端》 Op.205
 フランセ:木管五重奏曲第1番
ガリアード・アンサンブル
 英国王立音楽院の学生によって結成された木管五重奏団「ガリアード・アンサンブル」によるフランス作品集。近現代の作品に取り組む姿勢には特に定評があり、結成20周年を迎えた今年は多くの音楽祭、演奏会に招かれている。
 タフェネルを始め、ボザ、ミヨー、フランセと、木管五重奏の重要レパートリーを、安定した高い演奏レベルで聴くことができる。管楽器愛好家から、アンサンブル・コンテストの参考音源としてもオススメ。

 ※録音:2011年8月8日−9日、聖マイケル教会(ハイゲート/イギリス)
 

DXL 1147
\2400
ブクステフーデ&バッハ 〜
 カウンターテナーと弦楽のためのドイツ・バロック・マスターワークス

  ブクステフーデ:
   カンタータ 《イエスはわが喜び》 BuxWV.59、
   ソナタ ヘ長調BuxWV.269、ソナタ イ短調BuxWV.254、
   カンタータ 《主において喜べ》 BuxWV.64、
   カンタータ 《主イエスよ、もし我が汝を》 BuxWV.107
  J.S.バッハ:
   《甘き死よ来たれ》 BWV.478、
   《おおいとしき嬰児、やさしきイエス》 BWV.493
  J.C.バッハ:ああ、私の頭が水で満ちていたなら
ライランド・エンジェル(カウンターテナー)
聖三位一体バッハ・プレイヤーズ
リック・エリクソン(指揮)
 イングリッシュ・ナショナル・オペラでモンテヴェルディの「オルフェオ」やブライヤーズの世界初演作品を歌うなど、イギリス、アメリカ、フランスを中心に活躍中のカンターテナー、ライランド・エンジェル。北ドイツ・オルガン学派最大の巨匠ディートリヒ・ブクステフーデに、大バッハとヨハン・クリストフ・バッハ。17世紀〜18世紀ドイツの偉大なる宗教声楽曲を歌う。

 ※録音:2005年1月10日ー15日、聖ポール・ルター派教会(ニューヨーク)
 

DXL 1151
\2400
デッドリー・プレジャーズ
 ジョン・カスケン:デッドリー・プレジャーズ(アンサンブル、ナレーター)
 ベンジャミン・ブリテン:
  オヴィディウスによる6つのメタモルフォーゼOp.49
   (ソプラノ・サクソフォン)
 デイヴィッド・マシューズ:アクタイオン(アンサンブル、ナレーター)
 ブリテン:キャバレー組曲(イアン・ファリントン編曲/アンサンブル)
カウンターポイズ
エリナー・ブロン&
 ドナルド・マクスウェル
  (ナレーション)
 エドワード・ラシュトンの「On the Edge」の初演のために結成された、ヴァイオリン、トランペット、サクソフォン、ピアノの編成によるアンサンブル、「カウンターポイズ」。
 ジャンルの枠を越え、音楽と詩、映像の結びつきを探求し、数々の現代リーディング・コンポーザーたちの作品の初演も担っている。デビュー・アルバムとなるこの「デッドリー・プレジャーズ」では、自らの委嘱作である「デッドリー・プレジャーズ」と「アクタイオン」のナレーションを含む2作品と、ブリテンのアレンジ作品を収録。メンバーのイアン・ファリトンが編曲した「キャバレー組曲」は、「蜘蛛と蝿」、「葬送ブルース」、「ブギ・ウギ」など、ブリテンのユニークな作品が集められている。

 ※録音:2013年1月24日−25日、ポットン・ホール(サフォーク)




POINT


PCD 5170
\2500
デンマークの歌曲と四季への賛歌集
 ニッセン:この夏の/ヘフディング:デンマークの明るい夏/
 ボーウ:落葉/クリューガー:一年が終わろうとしている/
 モーテンセン:小さな太陽/オーゴー:明るい朝は骨の髄まで冷たく/他
イェスパー・ グローヴ・ヨーレンセン(指揮)
コペンハーゲン大学合唱団《リレ・ムコ》
 デンマークの合唱作品で高い評価受けてきたコペンハーゲン大学合唱団のリレ・ムコ。デンマークの作曲家たちの音楽が、清涼感にあふれる美しい四季を聴かせてくれる。




CARPE DIEM



CARPE 16300
\1800→\1690
二人のフランチェスコ
 フランチェスコ・スピナチーノ(15世紀後半-16世紀前半):
  リュート・タブラチュア集(1507、ヴェネツィアにて出版)から
   第1巻第30曲/第1巻第25曲/第2巻第43曲/第1巻第41曲
   第1巻第37曲/第1巻第31曲/第1巻第29&28曲/第1巻第34曲
 フランチェスコ・ダ・ミラノ(1497-1543):
  リチェルカーレ(4)/リチェルカーレ(2)/ファンタジア(33)
  ファンタジア(34)/ファンタジア(40)/リチェルカーレ(16)
  リチェルカーレ(51)/ファンタジア(15)/ファンタジア(32,31&61)
  ファンタジア(67)/ファンタジア(38)/リチェルカーレ(91)
  リチェルカーレ(84)/ファンタジア(82)
ピーター・クロトン(リュート)

録音:2012年4月、バインヴィール修道院、バインヴィール、スイス
使用楽器:1992年、マイケル・ロー(オックスフォードシャー、イギリス)製

16世紀前半にイタリアでリュート奏者兼作曲家として活躍した二人のフランチェスコの作品を採り上げたアルバム。スピナチーノは音楽史上最初に出版されたリュート譜とされる2巻の曲集(当録音の楽曲譜の収録元)によってのみ後世に伝わっている人物。フランチェスコ・ダ・ミラノはイタリアのミラノ近郊に生まれ、ローマ教皇庁宮廷、ミラノ大聖堂、イッポーリト・デ・メディチ枢機卿のローマ宮廷等で活躍し、当時最高の評価を得ていた音楽家。
ピーター・クロトンは1957年アメリカ合衆国ニューヨーク・シティに生まれ、オバーリン音楽院でロリス・チョバニアン、スイスのバーゼル・スコラ・カントールムでオイゲン・ドンボワ、ホプキンソン・スミスに師事したリュート&ギター奏者。スイスの移住し、2013年現在バーゼル・スコラ・カントールム、バーゼル音楽院、ベルン音楽院で教職に就いています。





CRD


CRD3435
\1500
モーツァルト:ヴァイオリンソナタ集
 K.301、K.305、K.377、K.379
ハワード・デイヴィス(Vln)
ヴァージニア・ブラック(Cemb)
 

CRD35312
(2CD)
\2200
J.S.バッハ:6つのパルティータ
 BWV.825〜BWV.830
ヴァージニア・ブラック(pf)




DUX


DUX0805
\2300
グレツキ:無伴奏混声合唱のための教会の歌 ヴオジミェシュ・シェドリク指揮、
HMグレツキ記念クラクフ・シンガーズ
 

DUX0926
\2300
ノヴォヴィエイスキ:オルガン曲集
 祝典行進曲「大聖堂への入場」Op.8-3、
 エレヴェーションとフーガOp.2-2、
 前奏曲「聖テレサのばら」Op.9-2、オフェルトリウムOp.7-2、
 ミサ第11番(オルビス・ファクトール)のキリエの主題による前奏曲Op.9-3、
 オルガン協奏曲第3番Op.56-3、前奏曲「アドレムス」Op.31-2
セバスティアン・アダムチク(Org)
 

DUX0966
\2300
キラル:管弦楽と合唱のための作品集
 Angelus、Exodus、Victoria
アンナ・ファブレッロ(Sop)
ジグムント・リヘルト指揮、
グダンスク・スタニスワフ・モニュシュコ音楽アカデミー交響楽団、他
 

DUX0988
\2300
ジェリンスキ:
 交響曲第5番
 管弦楽のための「Elemen T」
ウーカシュ・ボロヴィチ指揮、
ポーランド放送交響楽団



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


LA DOLCE VOLTA



LDV 147
(6CD)
\6000→\5190
フランス・オルガン音楽の至宝 アンドレ・イゾワール(Org)
 CD1 (75’45”)
  【 サンジェルマン・デ・プレ教会、ヘルパー=エルマン・オルガン(1)(2)(3)、
   アンジェ、ボン・パストゥール教会、ジャン=ジョルジュ・ケーニグ・オルガン(4)】
    (1)フランソワ・クープラン:司教区のためのミサ曲
    (2)ジル・ジュリアン:5 部の前奏曲/テノール声部のクルムホルン/ディアローグ
    (3)ダングルベール:キリエに基づく3 つの主題によるクヮルテット
    (4)ルイ・クープラン:シャコンヌ ニ短調/バスク風ブランル/幻想曲/パッサカリア
 CD2 (74’21”)
  【サール=ユニオン、サン=ジョルジュ・ド・ブケノム、ジャン=ジョルジュ・ケーニグ・オルガン】
    (1)フランソワ・クープラン:修道院のためのミサ曲
    (2)ジャン・ティトルーズ:
     来たれ創り主なる聖霊/パンジェ・リングヮ/アヴェ・マリス・ステラ/天よ喜び歌え
 CD3 (75’29”)
  【ポワチエ、サンピエール教会、フランソワ=アンリ=クリコ・オルガン】
    (1)ニコラ・ド・グリニー:ミサ曲
    (2)ニコラ・ルベーグ:エレヴェーション/サンフォニー
 CD4 (53’19”)
  【サン=マクシマン=ラ=サント=ボーム、ジャン=エスプリ=イスナール・オルガン】
    ニコラ・ド・グリニー:賛歌
 CD5 (75’36”)
  【サンジャック・サンクリストフ・ウーダン、ルイ=アレクサンドル・クリコ・オルガン(1)、
   サン=マクシマン=ラ=サント=ボーム、ジャン=エスプリ=イスナール・オルガン(2)】
    (1)ジャン=アダム・ギラン:
     第一旋法による組曲/第四旋法による組曲/第二旋法による組曲/第三旋法による組曲
    (2)ルイ・マルシャン:
     プラン・ジュ/フーガ/トランペット管のバス/四重奏/フォン・ドルグ/グラン・ディアローグ
 CD6 (77’20”)
  【シャトー・ド・フォンテンブロー、フランソワ=アンリ=クリコ・オルガン(1)(2)、
   パリ、サン=セヴラン教会、アルフレッド・ケルン・オルガン(3)(4)】
    (1)クレランボー:第一旋法による組曲/第二旋法による組曲
    (2)ガスパール・コレット:人声によるディアローグ/2つの合唱のためのディアローグ
    (3)ピエール・デュマージュ:オルガン曲集第1巻
    (4)ジャン=フランソワ・ダンドリュー:
     第一旋法によるプラン・ジュ/アヴェ・マリス・ステラによるフーガ/
     トランペット管のバスとソプラノ/ミュゼット/オッフェルトリウム/狩のホルンによるデュオ
 初CD 化を含むあのイゾワールの名盤が復活。美麗BOX 入り超お買い得価格で登場!

 録音:1972 - 1976 年/日本語解説書付

 かつてカリオペ・レーベルからリリースされていたイゾワールの名盤が、装いも新たに再刊されました。1972 年から76 年にかけて録音され、数々の賞に輝いた大規模なアンソロジーで、フランスのオルガン音楽の歴史が俯瞰できます。今回、そのなかから17・8 世紀フランス・オルガン音楽の黄金時代部分のLP20 枚分をBOX 化。CD1 以外は初CD 化。
 フランスのオルガン音楽が、他国のものと明確な違いを見せるようになるのは17 世紀初頭のこと。グレゴリオ聖歌との強い結びつきのもと、カトリック教会のために発展する一方、こうしたレパートリー向きの楽器が制作され、色彩優位の酔いしれるような音色を誇りました。それはルイ13、14 世治世下で、その時期に作られた逸品が、フランス各地の名オルガンで味わえます。イゾワールの洒脱な演奏も魅力で、オルガンに興味のある方々必携。日本語解説付なのも嬉しい限りです。




INA



IMV092
(2CD)
\3600→\3290
Francis Poulenc/ Creations Mondiales Et Inedits/
 プーランク未発表作品集

CD.1
Sonate pour flute et piano FP.164(11'35)
(1957.6.18 Strasbourg)
 1. Allegro malincolico
 2. Cantilena
 3. Presto glocoso
 Jean Pierre Rampal(fl)
 Francis Poulenc(p)
  Ladome de Monte-Carlo FP.180(Jean Cocteau)
 4. Annonce speaker(1'19)
 5. La Dame de Monte - Carlo(premiere audition)(7'38)
Les Mamelles de Tiresias FP.125(Guillaume Apollinaire)
 6. Non, Monsleur mon mari(extrait)(6'34)
 7. Entretien(3'22)
  (1954.4.21)
La courte Paille FP.178(extraits.Maurice Careme)(3'30)
 8. Entretien
 9. Les Anges musiciens(n.5)(auditlon en avant premiere)
 10. Quelle Aventure 1(n.2)(audition en avant premiere
  Denise Duval(sop)
  Francis Poulenc(p)
  (1961.2.26)
 11 A sa Guitare FP.79(pierre de Ronsard)(2'45)
 12. Hier(extrait des trois poemes de Louise Lalanne FP.57)(1'50)
 13. Air champetre(extrait des Airs chantes FP.46)(1'39)
  (1960.3.26)
Poulenc et la melodie(7'32)
 14. Entreflen(avec Georges Charbonnier)
 (1954.2.24)
 15. La Carpe( extrait du Bestioire FP.15a)
  Pierre Bertin(bar)
  Jean Wiener(p)
   (1960.3.30)
Le Bestiaire FP.15a
 16. Poulenc et Le Bestiaire(1'53)
 17-22. Le Dromadaire,la Chevre du Thibet, la Sauterelle
  le Dauphin, l'Ecrevissse la Carpe(4'52)
 Le Gendarme Incompris FP.20(Jean Cocteau, Raymond
  Radiguet,Stephane Mallarme,Paul Verlaine(13'16)
 23-24 Entretien avec Francis Piulenc et extraits
  Pierre Bertin, Jacques Hilling, Robert Chandeau,
  Francis Poulenc(p)
   (1952.7.6)
 25. Air vif(extrait des Airs chanles FP.46(1'33)
 26. Air 'Oh I Mon Pere, cessons ce jeu,par pitie l"
CD.2
L'avant-garde, le Stabat Mater(10'50)
 1. Entretien avec Bemard Gavoty et Daniel-Lesur
 (1954.4.21)
Stabat Mater FP.148(creation mondiale)(31'00)
 2. Stabat mater doloroso(Tres calme)
 3. Cujus aninan genentem
 4. 0 Quam tristis
 5. Quae moderebat
 6. Quis est homo
 7. Vidit suum
 8. Eja mater
 9. Fac ut ardeat
 10. Sancta mater
 11. Fac ut partem
 12. Inflammatus et accensus
 13. Quando corpus
  Geneviene Moizan(sop)
  Orchestral municipal de Strasbourg
   (1951.6.13)
L'histoire de Babar, le petit elephant FP.129
 14-15. Creation mondiale de la version orchestree par
Jean Francaix(27'45)
 (1963.3.4)
Bonus:
 16-17. Creation mondiale de la version avec piano
         (2 extraits)(8'29)
  Pierre Bernac(recitant)
  Francis Poulenc(p)
   (1946.6.14)




OTAKEN RECORDS



TKC-351
\2400→\2190
フルトヴェングラー、ウィーン・フィルの第九
 1953 年5 月31 日

  ベートーヴェン:
   交響曲第9番ニ短調「合唱付」Op.125
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン・ジング・アカデミー
イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ)
ロゼッテ・アンダイ(アルト)
アントン・デルモータ(テノール)
パウル・シェフラー(バス)
 フルトヴェングラー、ウィーン・フィルの第九、蔵出し未通針独協会盤より復刻!

 録音:1953 年5 月31 日ウィーン原盤:F669.056〜7(モノラル)

 今回 '53/5/31 の第九のためにN氏より提供されたレコードは、蔵出し未通針独協会盤です。ヘッドホン試聴でも、レコードに起因するプチノイズはほとんど検知されず、音の方も元音のごくわずかな不備以外、明瞭に録れております。当録音は、レコードでは以前ワルター協会盤が出ておりましたが、それは、放送のダビング録音らしく、その後出たCD 諸盤も、リマスターが過度になされたものが多く、満足出来る音質とまではいきませんでした。
 この度の独協会盤は、マスター音源から採られたもので、この演奏が、初めて鮮明な音で鳴ったと言って良いのではないでしょうか? 演奏の方もこの盤で聴きますと、まことに満足のいくような出来ばえで、バイロイトの第九と最晩年のルツェルンの第九の良さを併せ持ったものとなっているのではないかと存じます。
 さらに共演者がウィーン・フィル及びウィーンのソリストたちということで、フルトヴェングラーの何かしら共演者に対する敬意のようなものも感じられます。その意味でこれは、ワインガルトナー的な要素も加味されたフルトヴェングラーの第九としては、きわめてユニークな立ち位置にある演奏と言うことが出来ましょう。
 (オタケン・レコード太田憲志)




REGIS


RRC1413
\1100
ハンス・ホッター(Br)/ワーグナー、ヴェルディ名唱集
 ワーグナー:マイスタージンガーより、ワルキューレより
  ハインリヒ・ホルライザー指揮、バイエルン国立歌劇場管弦楽団、
 ワーグナー:さまよえるオランダ人より
  クレメンス・クラウス指揮、バイエルン国立歌劇場管弦楽団/
 ヴェルディ:ファルスタッ
フより
  ハンス・ヴァイスバッハ指揮、ライプツィヒ放送交響楽団
1939年〜1944年録音
 

RRC1414
\1100
ジャン=ピエール・ランパル(Flu)
 J.S.バッハ:フルートソナタ集

  フルートソナタBWV.130〜BWV.135
ジャン=ピエール・ランパル(Flu)
ロベール・ヴェイロン=ラクロワ(Harpsichord)
ジャン・フショ(Vc)
1962年録音
 

RRC1415
\1100
アルトゥル・シュナーベル(pf)
 シューベルト:ピアノソナタD.959、D.960
アルトゥル・シュナーベル(pf)
1937年、1939年録音
 


RRC7011
(8CD)
\4000→\3690
ハンガリー弦楽四重奏団
 ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集
ハンガリー弦楽四重奏団
1953年録音
 ハンガリー弦楽四重奏団のベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集、久々の復活。
 「虚飾を排した率直で一途な表現を第一とした彼らの活動のすべてが集約されたものとみて過言ではあるまい。」幸松肇氏



<メジャー・レーベル>

ドイツSONYBMG


88883765802
\1500
デヴィッド・ボウイ(ナレーション)
 プロコフィエフ:ピーターと狼
 ブリテン:青少年のための管弦楽入門
 チャイコフスキー:「くるみ割り人形」組曲
デヴィッド・ボウイ(ナレーション)
ユージン・オーマンディ指揮
フィラデルフィア管弦楽団
  

888883768572
\1500
ジョン・オグドン(p)
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番「ハンマークラヴィーア」

 ニールセン:シャコンヌ
 ニールセン:組曲「堕天使」
ジョン・オグドン(P)
  

88883788902
\1500
フリッツ・ライナー指揮
 ブラームス:交響曲第3番
 ベートーヴェン:交響曲第1番
フリッツ・ライナー指揮
シカゴ交響楽団
  

88883789072
\1500
フリッツ・ライナー指揮
 ハイドン:交響曲第101番「時計」、第95番
フリッツ・ライナー指揮
交響楽団 (His Symphony Orchestra)
 

888883766002
\1500
人間の声の栄光/フローレンス・フォスター・ジェンキンス
 1. モーツァルト:夜の女王のアリア〜『魔笛』より
 2. マックムーン:音楽玉手箱
 3. マックムーン:鳥のように
 4. ドリーブ:鐘の歌〜『ラクメ』より
 5. マックムーン:セレナータ・メキシカーノ
 6. ダヴィッド:かわいい鳥〜「ブラジルの真珠」
 7. J.S.バッハ:ビアッシー〜前奏曲第16番による
 8. J.シュトラウス2世:アデーレの笑いのアリア〜『こうもり』より
 9. グノー:『ファウスト』〜「ヴァレンティアンのアリア」
 10. グノー:『ファウスト』〜「宝石の歌」
 11. グノー:『ファウスト』〜「清らかな住まい」
 12. グノー:『ファウスト』〜「フィナーレの三重唱」
 13. コスメ・マックムーンへのインタビュー
フローレンス・フォスター・ジェンキンス(S:1-8)
コスメ・マックムーン(P:1-8)
ジェニー・ウィリアムズ(S:9-12)
トーマス・バーンズ(Br:9-12)他
「史上最悪のクラシックCD」として、WAVE時代に店頭試聴を禁じられた1枚。
でもどんなに廃盤になっても必ずこうやって復活する、ゾンビのようなアルバム。
どうか買わないで。
 

88883769452
\1500
ワーグナー/エドウィン・ルメア編:
 ワルキューレの騎行
 『パルジファル』第1幕への前奏曲
 『ニュルンベルクのマイスタージンガー』第1幕への前奏曲
 『ワルキューレ』〜「今生の別れだ、勇気ある輝かしき子よ」
 『ラインの黄金』〜ヴァルハル城への神々の入城
 リスト:B.A.C.Hの名による幻想曲とフーガ
アンソニー・ニューマン(Org)
 

888883787582
\1500
フリッツ・ライナー指揮
 マーラー:交響曲第5番
レナード・バーンスタイン指揮
ニューヨーク・フィルハーモニック
 

88883788192
\1500
アンドレス・セゴビア/Reveries
 グルック/セゴビア編:『オルフェオとエウリディーチェ』〜バレエ
 シューマン/セゴビア編:『子供のためのアルバム』〜
 第26,1,16,5,2,9,6,10番
 シューマン/セゴビア編:『子供の情景』〜見知らぬ国と人々について
 シューマン/セゴビア編:ロマンス
 ビセンテ・アセンシオ:神秘の組曲
 カステルヌオーヴォ=テデスコ:ロンサール
 フェデリコ・モレーノ・トローバ:カスティーリャ
アンドレス・セゴビア(G)
 

88883789112
\1500
ゲイリー・グラフマン(P)
 シューベルト:
  さすらい人幻想曲
  ピアノ・ソナタ第19番
ゲイリー・グラフマン(P)


<国内盤>


ALPHA



Alpha818
(国内盤・6枚組特価)
\6300
ラルペッジャータAlpha録音全集
 〜17世紀イタリアから、20世紀へ...!

CD1: 『ジローラモ・カプスベルガー作品集』
 (Alpha012)
CD2: 『ステーファノ・ランディ作品集』
 (Alpha021)
CD3-4: 『カヴァリエーリ:オラトリオ
 “魂と肉の劇”』全曲
 (Alpha065)
CD5: 『ラ・タランテッラ〜タランチュラの
 毒を清める方法』
 (Alpha503)
CD6: 『アル・インプロヴィゾ〜鬼才たちが織りなす
 ルネサンス&バロック即興変奏曲集』
  (Alpha512)

クリスティーナ・プルハル(バロックハープ・テオルボ)
Ens.ラルペッジャータ(古楽器使用)
マルコ・ビズリー、ドミニク・ヴィス、ヨハンネット・ゾーメル、
ハンス・イェルク・マンメル、
ルチッラ・ガレアッツィ 他(古楽歌唱)
ミシェル・クロード、アルフィオ・アンティーコ(perc)ドロン・シャーウィン(コルネット)
ブリュノ・コクセ、酒井淳(vc)
エドアルド・エグエス(バロックギター)
エディン・カラマゾーフ(アーチリュート)
ヴェロニカ・スクプリク(vn)他
 今や、カリスマ的古楽歌手ジャルスキーとの共演でもすっかり有名。その圧倒的な出世作となったアッコルドーネのマルコ・ビズリーをゲストに迎えての「ラ・タランテッラ」をはじめ、伝説的レーベルAlpha にこの異才集団が刻んだ足跡のすべてが、BOXに!
 全編日本語解説付でお届けします
 21 世紀に入ってから、古楽シーンに民俗音楽のムーヴメントがまったく抵抗なく重なるようになり、そうした音がヨーロッパではクラブシーンや地方フェスまで巻き込んで、もはやクラシックなどという枠組では語れなくなるくらいになってきているのだとすれば、その変化の過程で大きなターニングポイントを作った団体のひとつが、オーストリア出身ながら完全にフランス語圏になじんでいる異才バロックハープ奏者クリスティーナ・プルハル率いるアンサンブル・ラルペッジャータ!日本にも熱狂的ファンが少なくないE.エグエスやスティングとの共演で知られるE.カラマゾーフなど、欧州古楽界きっての撥弦楽器奏者たちをいちはやくメンバーに迎え、「何より好きなのは17 世紀」と嬉しそうに語るプルハルを中心に彼らが織りなしてきた「ほんのり民俗音楽寄り」の最高にパフォーマーな演奏解釈は、ナポリ生まれの異才歌手マルコ・ビズリーや、イタリア民俗音楽界の新風ルチッラ・ガレアッツィ、あるいは欧州ジャズ界のシングルリードの巨匠ジャンルイージ・トロヴェシなど、とてつもない多芸な共演陣とともにますます勢いづいてゆくのでした。
 昨今では日本でも愛されてやまない世界的カウンターテナー歌手フィリップ・ジャルスキーの共演バンドとしても名をあげていますが、そんな彼らが頭角をあらわしてきたのが、やはり古楽シーンの刷新に大きな一石を投じたフランスの革命的小規模レーベルAlpha—— レーベル創設からすでに15 年、そのカタログに刻まれた5作の金字塔的アルバムが待望のBOX 仕様となって登場です。
 原文解説はWeb のみ公開のところ、日本語解説は完全添付でのお届け!
 豪華ゲスト歌手陣を迎えての“世界初のオラトリオ”こと『魂と肉の劇』の全曲やランディ、カプスベルガーらのローマ楽派もの、そしてM.ビズリーとラルペッジャータの名を世界に刻んだ出世作「ラ・タランテッラ」、豪華ソリスト結集の即興アルバム...と、好セールスで業界の通念を変えてきた古楽盤の総決算。




ARS MUSICI


AMCD232-373
(国内盤)
\2940
ベーム オルガンのための作品集2
 〜若きバッハを教えた名匠〜

ゲオルク・ベーム(1661〜1733):
 ①前奏曲とフーガ ハ長調
 ②コラール変奏曲「救世主、あなたは太陽、昼の光」
 ③コラール「キリストは詩の縄目につながれぬ」
 ④前奏曲とフーガ イ短調
 ⑤コラール「天にまします我らが父よ」II.
 ⑥コラール「天にまします我らが父よ」III.
 ⑦コラール「わたしたちは救世主を讃美いたしましょう」
 ⑧コラール・パルティータ「神の愛にすべてを委ねる者を」
 ⑨コラール変奏曲「深き淵から、わたしはあなたを呼びます」
 ⑩前奏曲 ヘ長調 ⑪カプリッチョ ニ長調
 ⑫コラール「讃美を受けよ、汝イエス・キリスト」
 ⑬前奏曲とフーガ ニ短調
ヨーゼフ・スライス(org/アルプ・シュニットガー1701年建造)
バッハにオルガンのすべてを叩き込んだ——否、作曲の師でもあったと目される名匠ベーム。
 意外に出足好調が止まらない前作につづく「第2巻」では、収録作品数も大幅に増え「“音楽の父”の師」のより多面的な位相が明らかに。
 巨匠スライス、歴史的銘器での堂々名演!ゲオルク・ベーム...17 世紀後半から18 世紀にかけ、ブクステフーデやラインケンら17 世紀ドイツ北方の巨匠たちのオルガン音楽芸術を新時代へと伝えた、見過ごしがたい名匠!その名がいまも忘れられず、古楽復興の流れのなかで折々に注目を浴びているのは、ほかでもない、彼があの「音楽の父」ことバッハにレッスンを授けてきた、直接の師匠と目されているからにほかなりません!
 バッハのオルガン音楽は、しばしばそれ以前の(たとえばブクステフーデなどの)ドイツ北方オルガン芸術とくらべて「多彩さを志向するのではなく、多彩なものをひとつにまとめる総合性」を特徴としている、というのはよく言われることですが、そうした総合性にインスピレーション源があったとすれば、それはまぎれもなくベームの影響だったであろうことが、本盤の演奏を通じてもよくわかるのではないでしょうか。
 バッハは1700 年から数年間、ハンブルクにほど近い北ドイツ・リューネブルクの寄宿学校で勉強しており、このとき当地にいたベームからオルガン音楽のイロハを本格的に叩き込まれ、かつオルガン建造の深い知識や、ひいては作曲についてのテクニックも教えてもらったと言われています。
 ArsMusici レーベルにはベームのオルガン作品を録音したアルバムがすでにひとつ日本語解説付仕様でも流通していますが(AMCD232-342)、本盤はそこで歴史的オルガンを弾いていた古楽大国ベルギー屈指の巨匠ヨーゼフ・スライスによる、さらなるアルバム——ベームが亡くなる直前に完成をみた歴史的楽器から一転、今度は作曲家ベームが「理想のオルガンをつくる建造家」と絶賛してやまなかったという名匠アルプ・シュニットガーが手がけた1702 年製の歴史的オルガンに向きあい、ベームが心に思い描いたであろう響きをありありと「いま」に蘇らせてみせる、その泰然自若にして古色蒼然、圧倒的な風格と自然さを兼ね備えた演奏の確かさには、まったく息をのむばかり!
 弟子のバッハも、かのブクステフーデも、しばしば全音栓を使っての(ともすれば聴き手に恐怖感を植えつけかねない)荘厳華麗なサウンドを好んで用いたところ、ここでは丁寧な音栓選択のもと、楽器の良さや音運びの妙がきれいに浮かび上がる演奏解釈が続けられており、ベームという人物の芸術性の確かさを多面的な選曲でじっくり味わえるだけでなく、パイプオルガンというものに何となく抵抗感がある方にもすんなり受け入れてもらえるであろう、絶妙の自然派サウンドになっているのがまた嬉しいところです。
 例によって解説書も充実、もちろん全訳付!




PAN CLASSICS



PC10299
(国内盤)
\2940
え??バッハの新発見ソナタが、6曲も...?
 J.S.バッハの『新しいソナタ』(全6曲)
  〜リコーダーとチェンバロのための組曲とソナタさまざま〜

ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685〜1750):
 1. 序曲(組曲)ニ短調
  〔BWV1011・1003・814・827・Anh.17〕
 2. ソナタ ト長調
  〔BWV1005・1021・590・998〕
 3. 組曲 イ長調
  〔BWV817・815・1010・819・809〕
 4. リュート組曲によるパルティータ ハ短調
  〔BWV997〕
 5. リコーダーと通奏低音のためのソナタ
  ハ長調〔BWV1033〕
 6. ソナタ ト短調〔BWV198・1024・508・35〕
ミヒャエル・フォルム(アルト&テナー・リコーダー)
ディルク・ベルナー(チェンバロ/ミートケ・モデル)
 え??バッハの新発見ソナタが、6曲も...?しかも使用楽器は、リコーダーとチェンバロ??
 編曲の達人だった大バッハの傑作から楽章を選び、周到に仕上げられた二重奏の数々は原曲を忘れて恍惚となるほどひカフェ・ツィマーマンでも活躍の二名手、これは必聴です!

 制作元からのリリース予定表に「バッハの新しいソナタ」と書かれていたので、音楽学にもまんざら無知ではない先方の販売担当に「なにこれ?」と聞いたところ「届いてからのお愉しみ」と。
 悶々としながら日本語解説の準備だけは進めておりましたところ、先日ようやく届いたサンプルに耳を通し、唖然とするほどの鑑賞体験にさらされることとなりました。
 バッハが生前、ヴァイオリン協奏曲をチェンバロ協奏曲に、あるいは室内楽からカンタータの序曲を、あるいはカンタータのアリアからカトリック向けのミサ曲を...と、自作をさまざまな編成に移し替えて編曲をくりかえしていたことは、つとに有名。かの晩年の大傑作『ミサ曲 ロ短調』や中期の三重協奏曲などにも転用楽章はありますし、無伴奏ヴァイオリンのための前奏曲を堂々たるオルガン曲に仕立ててしまうなど、その編曲スキルの高さにはつくづく驚かされるところ、本盤はそうしたバッハの作曲習慣を逆手にとって、すでによく知られている鍵盤作品や室内楽曲、無伴奏作品などを原曲に、さながら18 世紀前半によくあったような、組曲とソナタをかけあわせて6編セットの「ソナタ集」(この当時のニュアンスでは厳密にソナタというより「合奏曲集」くらいの感覚)とうたい出版する...というような状況を想定し、完全に編曲だけからなる注目の作品集を作りあげてみせたのは、指揮者としてもヘンデルのオペラを振るほど本格的なキャリアを築きつつある天才的リコーダー奏者ミヒャエル・フォルムと、その頼れる共演者であるチェンバロ奏者ディルク・ベルナー。日本のCD ユーザー様のあいだではおそらく、ふたりともカフェ・ツィマーマンの『バッハ:さまざまな楽器による協奏曲集』シリーズで闊達なソロを聴かせてきた名手...という言い方がいちばんピンとくるかもしれません。
 歴史的古楽解釈に長けた二人のこと、こうした編曲はお手のもので、あまりに自然な響きに仕上がっているため、まるでバッハ自身がこういう編曲版を作って残していたのでは...とさえ錯覚するほど(通な方ほどびっくりされると思います)。
 欧州古楽界随一の演奏クオリティで仕上がっているのも、この内容を企画倒れにしないで、その魅力を幾倍にも増幅させるポイントとなっているように思われます。あえてネタバレを避けるべく、ここでは原曲の詳細な種明かしはせず、引用元のBWV 番号だけ記しておきます..




RICERCAR



MRIC104
(国内盤8 枚組、英文原書、
日本語解説付)
\8925
リチェルカール古楽器ガイド2
 〜19世紀から20世紀へ 1800-1950〜

 ・英文解説154p
 ・日本語解説24p予定(書下し概説:佐伯茂樹/
 序文訳・トラック一覧訳・図版一覧訳)
 ・CD×8枚(完全新規録音多数含む)
ジャン=フランソワ・マドゥーフ(各種tp・サクソルン他)
マルク・ジラール(オフェクレイド)
エリック・ホープリッチ(cl)
コンラート・ヒュンテラー(ベーム式fl)
マルク・ジラール(チンバッソ)
ジェレミー・パパセルジオー(ロシアfg他)
ニコラ・モネタ(オクトバス)
ジェラール・コセ(va)
モニカ・ハジェット、ダニエル・ゼペック他(vn)
ジャン=フィリップ・ヴァスール(va d'amore)
ヨーリス・ヴェルダン(org)
ヨス・ファン・インマゼール、
イェルク・デームス、
ジェローム・アンタイ、
クロード・ドビュッシー(ロール)他(各種p)
ソフィー・アランク(エラールhrp)
ホセ=ミゲル・モレーノ(各種g)
ヴァンダ・ランドフスカ(プレイエルcmb)etc,etc...
 「あの」充実企画の、とほうもなさすぎる続編、ついに上陸!完全新規録音だらけの音源だけでもじっくり聴き確かめる価値が、ありすぎる...!

 トラック一覧・図版一覧は完全日本語版完備。
 さらに「全文訳・順次別売計画」も...フランス語圏からみた楽器の歴史が、音楽史の通念を覆す!200 ページに及ぶ仏英独語解説書に、8枚のCD で「古楽器」というものを十全に解き明かしてきたジェローム・ルジュヌ博士の『リチェルカール古楽器ガイド』(MRIC100)。

 完訳日本語解説付での高額商品として好セールスを記録したあの充実企画に、今年はとてつもない続編が!
 前作がおおまかに1800 年以前の古楽器を扱っていたのに対し、今度は1800 年から1950 年、つまりベートーヴェンの交響曲第1番からブリテンの『青少年のための管弦楽入門』くらいまで、クラシック王道の名曲がことごとくすっぽり入る時代を扱いつつ、楽器の変遷が実際どのようであったかを周到に検証してゆく内容!
 とにかく、8枚のCD の内容だけでも充実度満点!ということで、全訳プロジェクトもひそかに進行しつつ、まずはトラック&図版一覧をまじえながら日本語概説と序文訳(「弦楽器」「金管楽器」などの各章序文も予定)で、音源をじっくり味わっていただこうと発売に踏み切ります!
 さまざまなピストン付ホルンやオフェクレイド、サクソルン...といった音楽史でのみ名を聴く楽器の正体も、さらには巨大コントラバス(オクトバス)、二段鍵盤ピアノやモダンチェンバロ、19 世紀楽曲にも出てくるヴィオラ・ダモーレ、各種ギター、そしてテルミンやチェレスタなど20 世紀の楽器...と、扱う年代に関してはまさに「死角なし」かと思われるほどの網羅的内容!
 しかも原文は前作同様フランス語で(弊社からの出荷商品は英語版)、フランス語圏側からみた、つまりドイツ優先の音楽史で見過ごされがちなポイントも逐次突いた構成になっているのが何より興味深いのです。




レグルス


RGCD‐1036
\3045
家喜 美子(チェンバロ)
 J.S. バッハ:インヴェンションとシンフォニア BWV 772-801
家喜 美子(チェンバロ)Yoshiko Ieki,Cembalo
楽器:二段鍵盤チェンバロ ルイジ・バイヨン制作、シトー、1755年
 たった1台だけ残された謎の製作者による銘器が今蘇る
 既発売「ゴルトベルク変奏曲」、「エディンバラの銘器」の2枚のCD同様、今回もエディンバラの現在望みうる最高のチェンバロを使用して、演奏・録音ともに極上の作品に仕上がりました。演奏は今までの同種録音とは全く異なるもので、子供達の参考にはちょっとなりにくいものですが、インヴェンションの凄さを見せてくれる内容です。
 これら15の調性を用いて繰り広げられるそれぞれの世界には、私たち自身の中の何か大切なものを呼び起こしてくれる、大きな力が秘められていた。(家喜美子ライナーノートより)
 豪華に装飾を施された、このハープシコードは、セント・セシリア・ホールのロッジャー・ミレイ・コレクションの中でも、最も美しい楽器の一つである。楽器の外側には、製作者の署名はないが、底板の内側に消えかかった鉛筆の文字で次のように書かれているのが読み取れる。「1755年にCiteuxのオルガニストであり、楽器製作者であるルイジ・バイヨンが製作した。」と・・・(ジョン・レイモンド氏の解説より
録音:2013年4月10-12日 ラッセル・コレクション、エディンバラ、スコットランド
 ※おことわり:貴重なオリジナル楽器を保護するため、録音はラッセル・コレクション内で行われました。また楽器の繊細で豊かな響きを十全に捉えるため、無指向性マイクを使用しています。そのため一部に外部交通機関による雑音が混入しています。ご承知置きください




スリーシェルズ

3SCD-0013
\2800
「日本の管弦楽曲100周年ライヴ!/
  齊藤一郎指揮、セントラル愛知交響楽団」


 (1)松村禎三(1929-2007):ゲッセマネの夜に(2005) 14:41
 (2)-(3)黛敏郎(1929-1997):セレナード・ファンタスティック(1946/世界初演)
  (第1楽章 序奏とロマンス 9:51/第2楽章 間奏曲とダンス(未完) 2:13)
 (4)黛敏郎(1929-1997):G線上のアリア(1978)12:17
 (5)山田耕筰(1886-1965):序曲ニ長調(1912)3:2
 (6)團伊玖磨(1924-2001):ラジオ体操第二(1952)2:45
 (7)古関裕而(1909-1989):NHK ラジオ「ひるのいこい」テーマ(1952)0:57
 (8)北爪道夫(1948-):
  NHK-FM ベストオブクラシック・テーマ音楽(1990)2:15
 (9)芥川也寸志(1925-1989):
  NHK 大河ドラマ「赤穂浪士」よりタイトル(1964)2:57
 (10)伊福部昭(1914-2006):
  交響ファンタジー「ゴジラvs キングギドラ」〜VII ゴジラ(1991)2:45
 (11)黛敏郎(1929-1997):NTV スポーツ・ニュース・テーマ(1953)1:23
 (12)深井史郎(1907-1959):
  日本テレビ「鳩の休日」(1953)復元:松木敏晃1:10
 (13)團伊玖磨(1924-2001):
  シネ・ファンタジア「無法松の一生」(1958/1968)5:39
 (14)斎藤一郎(1909-1979):映画「眠狂四郎女妖剣」より(1964)3:04
 (15)黛敏郎(1929-1997):映画「天地創造」より「間奏曲」(1965)3:34
齊藤一郎(指揮)
セントラル愛知交響楽団
(2)(3)大西宣人(Fl)
(4)長原幸太(Vn)
 山田耕筰、ゴジラ、ラジオ体操、スポーツ行進曲も収録!CD「日本の管弦楽曲100 周年ライヴ!」

 NHK-FM でも放送され、大反響を呼んだセントラル愛知交響楽団の演奏会をCD化。山田耕筰による日本人初のオーケストラ曲から現代音楽の傑作、懐かしのテーマ音楽まで!創立30 年を迎えたセントラル愛知と常任指揮者齊藤一郎の演奏で日本の交響楽史を楽しみつつ味わえます。

 録音:2012年11月2日 愛知・しらかわホールにおけるライヴ録音
 
 企画・選曲・解説/西耕一、協力/セントラル愛知交響楽団、制作・発売元/スリーシェルズ

 日本人が初めて作曲したオーケストラ曲である山田耕筰の「序曲」の完成は1912 年でした。それから100 年を経た2012年に、日本の管弦楽曲100 周年を記念して行われたセントラル愛知(常任指揮者齊藤一郎)の渾身の定期演奏会(2012 年11 月2 日 愛知・しらかわホール)が待望のCD 化となります。
 日本の作曲家が100 年の間に作曲した様々な音楽から、これからのスタンダードとなるべき重要作、映画やラジオ、テレビで親しまれたテーマ音楽も特集してお届けします。大迫力のオーケストラを味わえる「ゴジラ」「赤穂浪士」「スポーツ行進曲」「ラジオ体操第二」「無法松の一生」や、懐かしさが心に満ち溢れる「ひるのいこい」のテーマ等、ラストを飾る感動的な「天地創造」まで誰もが知る名曲が収録されています。クラシックファンには、「ベスト・オブ・クラシックのテーマ」の初CD化も目玉です。松村禎三最後の管弦楽曲、黛敏郎の幻のフルート協奏曲の初演、長原幸太(元大フィルのコンサーマスター)のソロによるド迫力音響曼荼羅となる黛敏郎のヴァイオリン協奏曲!同姓同名、斎藤一郎の映画音楽「眠狂四郎女妖剣」を齊藤一郎が指揮するお楽しみも。日本の管弦楽曲100 周年への祝祭CD 発売です!













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