クラシックCD通販ショップ「アリアCD」へようこそ
トップページへ

第73号インデックスへ
規約などはこちら・・・

お買い物の方法  

注文方法:
 ご希望商品のチェック・ボックスをクリックし、最後に 「かごに入れる」ボタンを押してください(enterキーを押してもかまいません)。
 新店内のほかのページのお買い物がありましたら、そちらもすませ、一番最後にページ下の「
注文フォームへ」のボタンをクリックして、注文フォーム・ページへ進んでいただいて、そこで注文を確定してください。
 (チェック内容を変更したら、必ずもう一度「かごに入れる」ボタンをクリックしてください。変更内容がかごに反映されませんので)

注文フォームへ



第73号
お奨め国内盤新譜(2)
2013.10.22〜2013.12.13


ALM/コジマ録音



ALCD-7180
\2940
エフゲニー・ザラフィアンツ(ピアノ)
 ロベルト・シューマン:

 [1]-[3] 幻想曲 ハ長調 op. 17
 [4]-[12] 森の情景 op. 82
エフゲニー・ザラフィアンツ(ピアノ)
 泰然自若とした佇まいから紡ぎ出される壮大なロマンティシズム。
 思索を重ねながらゆったりと歩みを進めるピアニストの抒情の世界。
 喧騒にまみれた現代にあってなお、19世紀生まれの巨匠たちがおのずと身につけていた天与のおおらかさとオーラに満ちたスケールの大きなピアノの世界を構築するピアニストが、シューマンの打ち立てた記念碑的作品にみずみずしい生命をあたえる。
 〈録音〉五反田文化センター 2012年11月5-7日

エフゲニー・ザラフィアンツ Evgeny Zarafiants:
 1959年ロシアのノヴォシビルスクに生まれる。音楽家の両親のもとで育ち、6歳からピアノを父に学び、8歳からはモスクワ音楽院付属中央音楽学校でエレナ・ホヴェンに師事、幼少より天才的な才能を発揮し、1975年にはグネーシン音楽学校に進む。しかし、青年の純粋さゆえに招いた不本意な出来事に遭い、南ウラルのオルスクへと移され、モスクワ音楽院への道が閉ざされるという悲劇を味わっている。1979年にはオルスク音楽院を首席で卒業するが、一切の演奏活動の機会は与えられなかった。1980年ゴーリキー市のグリンカ音楽院に再入学、首席卒業後、大学院でも研鑚を重ねている。ここではイリヤ・フリートマンに師事。この間、全ロシア・コンクール、ラフマニノフ・コンクール等で入賞し、ようやくロシア国内での演奏活動を行うようになったが、その素晴らしさが国外に伝えられることはなかった。
 ザラフィアンツの名前がようやく人々に知られるようになったのは、1993年ポゴレリッチ国際コンクール(米カリフォルニア州パサデナ)で第2位入賞を果たしてからのことである。以来住居はクロアチアに構え、ドイツや日本を中心に演奏活動を行っている。
 日本には1997年以来度々来日し、東京をはじめ全国各地でコンサートや公開講座を行っている。2004年にロシア・フィルハーモニー交響楽団と、2005年にザグレブ・フィルハーモニー管弦楽団と共演したほか、室内楽の分野でも力量を発揮し、2007年にはザグレブ弦楽四重奏団とのシューマン、ブラームスのピアノ五重奏でも絶賛を浴びた。
 2006年よりザグレブ国立音楽院講師に就任。レコーディングも活発に行っており、日本ではALM RECORDS(コジマ録音)より19枚のCDをリリース。『レコード芸術』誌で特選盤に選ばれるなど、高い評価を受けている。さらに、NAXOSからも3枚のCDをリリースし、特にスクリャービン「前奏曲第1集」は、イギリス『グラモフォン』誌の月間ベスト10に選ばれるなど、常に注目を浴びている。
 2005年『音楽の友』誌にて、世界の注目されるピアニスト100人に入るなど、ザラフィアンツの聴衆の魂を揺さぶる精神性の高い演奏は、毎回大きな感動を与え、熱烈なファンを増やし続けている。
http://www.zarafiants.com/
   

ALCD-1140
\2940
J・P・スヴェーリンク 鍵盤作品集
  ヤン・ピーテルスゾーン・スヴェーリンク:
  [1]半音階的ファンタジア SwWV 258
  [2] わが青春の日は既に過ぎたり SwWV 324
 [3] 作曲者不詳(16?17世紀):スパニョレッタ
  ヤン・ピーテルスゾーン・スヴェーリンク:
  [4]我ライン川に漕ぎ出し SwWV 322
  [5] イギリスの定め「もしも運命の女神に愛されるなら」 SwWV 320
  [6] 緑の菩提樹の下で SwWV 325
  [7] ポーランドのアルマンド「そうでなくては」 SwWV 330
  [8] 涙のパヴァーヌ(ジョン・ダウランド) SwWV 328
  [9] 第9旋法によるトッカータ SwWV 297
 [10] 作曲者不詳(1650年以降):暁の星はいと美しきかな
 [11] 作曲者不詳(スヴェーリンク周辺の作曲家):暁の星はいと美しきかな
 [12] ヤン・ピーテルスゾーン・スヴェーリンク:
    ウト・レ・ミ・ファ・ソ・ラによるファンタジア
     (ヘクサコード・ファンタジア) SwWV 263
渡邊孝(オルガン&ミュゼラー)
 ドイツ北部タンガーミュンデの聖シュテファン教会には、H・シェラーJr.の手になる1624年建造のオルガンが現存する(1994年修復・再建)。この名器で演奏されるのは、17世紀初頭、オランダの巨匠スヴェーリンクの作品。20世紀最高の製作家スコヴロネックのミュゼラー(フレミッシュ・ヴァージナル)による演奏も交え、ルネサンスからバロックへの転換期にあって、さまざまな鍵盤音楽の語法を開拓した作曲家スヴェーリンクの真価を余すところなく伝える。イタリアを中心にヨーロッパ各地でマルチな活躍を続ける奇才、渡邊孝の面目躍如たる1枚。
〈録音〉聖シュテファン教会(独:タンガーミュンデ) 2012年8月20日[5], [8]、 2012年8月23-24日 [1]-[4], [6]-[7], [9]-[12]
〈使用楽器〉オルガン:聖シュテファン教会(独:タンガーミュンデ)ハンス・シェラーJr.製作 ハンブルク 1623-1624年, 修復・再建:アレクサンダー・シューケ ポツダム 1994年 [1]-[3], [5]-[6], [8]-[10] ミュゼラー:マルティン・スコヴロネック製作 ブレーメン 2010年 [4], [7]

Pitch a1 = 392Hz

〈解説〉Pieter Dirksen(日本語訳付き)

渡邊孝(オルガン、ミュゼラー):
 東京音楽大学ピアノ専攻卒業。在学中にチェンバロを始め、渡邊順生氏に師事。桐朋学園大学研究科(チェンバロ専攻)修了。2002年より拠点をヨーロッパに移し、アムステルダム音楽院にてボブ・ファン・アスペレン氏に師事。2005年以降イタリアに在住し、ミラノ市立音楽院にてロレンツォ・ギエルミ氏にオルガンを師事し、2010年にディプロマを取得。日本では『ヘンデル・フェスティバル・ジャパン』の指揮者として参加したほか、ヨーロッパ各地でもソリスト、また通奏低音奏者としてラ・ヴェネシアーナ、イル・コンプレッソ・バロッコ、アンサンブル・ゼフィロ、アンサンブル・コルディアなどと演奏している。2006年バッハ・アーベル国際ヴィオラ・ダ・ガンバコンクール(ケーテン)にてチェンバロ特別賞を受賞。2010年イタリア、ファーノ・アドリアーノ国際オルガンコンクールにて第3位を受賞。2012年6月には、初ソロCDとなる J. S. バッハ 《ゴルトベルク変奏曲》 をリリースし、レコード芸術7月号において特選盤を獲得。イタリアのCd classico において5つ星を獲得するなど、高い評価を受けた。平成20年度、文化庁在外派遣研修員。2011年のプレミオ・ボンポルティ国際古楽コンクールにおいて審査員を務めた。2013年9月からはベルン音楽院に客員教授として招聘されている。

好評発売中 渡邊孝のCD
◯ 渡邊孝(チェンバロ):J. S. バッハ ゴルトベルク変奏曲(ALCD-1130)
◯ 懸田貴嗣(チェロ)、渡邊孝(チェンバロ)/ランゼッティ チェロ・ソナタ集(ALCD-1131)
◯ アンサンブル・リクレアツィオン・ダルカディア(渡邊孝参加)/ジャン=マリー・ルクレールの肖像
  

ALCD-9136/9137
(2CD)
¥3780
平尾貴四男作品集IV生誕100年記念演奏会ライヴ
 平尾貴四男(1907-1953):
 【DISC 1】
  [1]-[3] オーボエ・ソナタ (1951)
  [4] 子守唄 (1945)
   辻功(オーボエ)平尾はるな(ピアノ)
  [5]-[7] ヴァイオリン・ソナタ (1947)
  千々岩英一(ヴァイオリン)平尾はるな(ピアノ)
 【DISC 2】
  [1]-[3] 木管五重奏曲(1950)
   倉田優(フルート)辻功(オーボエ)板倉康明(クラリネット)
   有馬純晴(ホルン)井上俊次(ファゴット)
  [4]-[5] フルート・ソナチネ (1941)
   野口龍(フルート)平尾はるな(ピアノ)
  [6]-[9] フルート三重奏曲 (1949)
   野口龍(フルート)千々岩英一(ヴァイオリン)平尾はるな(ピアノ)
日本作曲界の草分けであり、作曲家として、また教育者として将来を嘱望されつつも46歳で早逝した平尾貴四男の生誕100年記念演奏会ライヴ。遺作となったオーボエ・ソナタ(1951)を冒頭に、没後に毎日音楽賞を受賞した木管五重奏曲(1950)、ヴァイオリン・ソナタ(1947)など、晩年の重要室内楽曲を収める。娘の平尾はるな、孫の辻功ら、平尾作品を最もよく知る最上の音楽家たちによる演奏は、当時最新の西洋音楽の潮流の只中にあって日本の音を追求し続けた円熟の作曲家の軌跡を蘇らせる。

〈録音〉東京文化会館 2007年7月22日、2008年4月6日

好評発売中 平尾貴四男のCD
◯ 平尾貴四男作品集1 (ALCD-9006)/宮本明恭、辻功、板倉康明、渡辺克、他
◯ 平尾貴四男作品集2 (ALCD-9009)/辻功、島根恵、平尾はるな
◯ 平尾貴四男作品集3「書かれなかったオペラ」(ALCD-9010)/足立さつき・澤畑恵美・大倉由紀枝、他
 


ALCD 1142
\2940
奇才・天才、小倉貴久子(フォルテピアノ)最新作
 輪舞(ロンド)〜モーツァルトの輝き〜

モーツァルト:
 クラヴィーア・ソナタ ニ長調 K.311 (284c)
 ロンド ニ長調 K.485
 クラヴィーア・ソナタ イ短調 K.310 (300d)
 ロンド イ短調 K.511
 クラヴィーア・ソナタ イ長調 K.331 (300i)『トルコ行進曲付き』
小倉貴久子(フォルテピアノ)
使用楽器:
made by Chris Maene after Anton Walter 1795
 2012年の文化庁芸術祭大賞に輝いたフォルテピアノの第一人者渾身の「息を呑むようなモーツァルト」(礒山雅氏)。
 作曲当時のA.ヴァルター1795年モデルの名器を使用。
録音:2012年3月26-28日 神奈川県、相模湖交流センター ステレオ(デジタル/セッション)

 
 小倉貴久子の『モーツァルトのクラヴィーアのある部屋』思い出ムービー
 http://www.youtube.com/watch?v=za-iDzQ8-EA&feature=player_embedded
 

ALCD 1139
\2940
プロイセンの宮廷音楽〜
 サンスーシ宮殿、フリードリヒ大王の居室にて〜

  J.G.グラウン:トリオ・ソナタ 変ホ長調 WVA:XV:8
  J.G.ヤニチュ:トリオ・ソナタ ホ短調
  C.シャフラート:トリオ・ソナタ へ長調
  J.S.バッハ:6声のリチェルカーレ〜『音楽の捧げもの』より
  C.P.E.バッハ:トリオ・ソナタ 変ロ長調 Wq 161/2, H.578
ムジカ・レセルヴァータ(古楽アンサンブル)
国枝俊太郎(フラウト・トラヴェルソ)
小野萬里(バロック・ヴァイオリン、バロック・ヴィオラ)
高橋弘治(バロック・チェロ)
岡田龍之介(チェンバロ)
 音楽好きで有名なフリードリヒ大王の居室に響いたであろう音楽を再現。
 登場する作曲家はすべて大王に仕える宮廷音楽家。
 録音:2013年3月4-6日、埼玉県、秩父ミューズパーク ステレオ(デジタル/セッション)
  

ALCD 7169
\2940
ウィングス〜マリンバ連弾によるオーケストラの名曲〜
 ハチャトゥリアン:剣の舞〜組曲『ガイーヌ』より
 ハチャトゥリアン:子守歌〜組曲『ガイーヌ』より
 ハチャトゥリアン:バラの乙女たちの踊り〜組曲『ガイーヌ』より
 ハチャトゥリアン:レズギンカ〜組曲『ガイーヌ』より
 エルガー:愛の挨拶
 J.シュトラウス2世:雷鳴と稲妻
 J.シュトラウス2世:アンネン・ポルカ
 J.シュトラウス2世:トリッチ=トラッチ・ポルカ
 J.シュトラウス2世:ピチカート・ポルカ
 J.シュトラウス2世:美しく青きドナウ
 ヴェルディ:凱旋行進曲〜歌劇『アイーダより』
 ミーチャム:アメリカン・パトロール
 ブラームス:ハンガリー舞曲第5番ト短調
 ファリャ:火祭りの踊り〜バレエ音楽『恋は魔術師』より
 モンティ:チャールダーシュ
 マスカーニ:間奏曲〜歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』より
マリンバデュオ「ウィングス」
(吉岡孝悦、
塩浜玲子)
 人気マリンバ奏者参加の新生デュオが贈る1台マリンバ連弾。指揮者・大友直人氏曰く「オーケストラ作品がまるでマリンバのオリジナル作品のように聴こえてくる」。
 録音:2013年5月21-23日、東京、五反田交流センター ステレオ(DSD/セッション)
 


ALCD 7181
\2940
75歳を超えた巨匠プーレ待望のベートーヴェン新録音!
 ベートーヴェン:
  ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調 Op.30-2
  ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調 Op.30-1
  ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調 Op.24『春』
ジェラール・プーレ(ヴァイオリン)
川島余里(ピアノ)
 ドビュッシーのヴァイオリン・ソナタを初演した父から受け継いだ19世紀ヨーロッパの伝統と、自ら体験してきた20世紀の演奏史を統合・体現する破格の演奏。
録音:2011年4月30日、7月3,9,27日、神奈川県、相模湖交流センター ステレオ(デジタル/セッション)

マイスター・ミュージック

MM-2170
\2957
ファンタジー・コンチェルタンテ
 J.Ed.バラ:アンダンテとアレグロ
 J.カステレード:ファンタジー・コンチェルタンテ
 ヴィヴァルディ:協奏曲 変ロ長調RV503
 E.ボッカラーリ:協奏的幻想曲
 J.ホロヴィッツ:ユーフォニアム協奏曲
 G.フォーレ:夢のあとに
 J.S.バッハ:アリオーソ(カンタータ第156番より)
 同:アヴェ・マリア
岩黒綾乃(ユーフォニアム)
長崎麻里香
パリで学び、東京佼成ウィンド・オーケストラで活躍中の岩黒綾乃のデビュー・アルバム。

FONTEC


FOCD9605/6
(2CD)
\3500
ジャン・フルネ生誕100年 東京都交響楽団
Disc.1
 サン=サーンス:交響曲 第3番 ハ短調 Op.78「オルガン付き」
 サン=サーンス:歌劇「サムソンとデリダ」より“バッカナール”
 モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲
Disc.2
 フランク:交響曲 ニ短調
 エネスコ:ルーマニア狂詩曲 第1番 Op.11-1
 (2002/4/20 東京芸術劇場 2003/4/15・19 サントリーホールでのライヴ録音)
ジャン・フルネ 指揮
東京都交響楽団
室住素子:オルガン(サン=サーンス交響曲第3番)
「フランス音楽の偉大な守護者」と呼ばれた世紀を代表する巨匠ジャン・フルネ(1913-2008)。
東京都交響楽団とは1978年の初共演以来、2005年の引退コンサートまで数々の名演を世におくりました。
都響は2009年に永久名誉指揮者の称号を授与し、途切れることなくその業績を讃えています。
引退直前の「晩年の全盛期」における演奏−悠々たる歩みから、オルガンが閃光を放つ圧倒的なサン=サーンス、峻厳とした響きに、作品の本質が明らかになるフランク。
フランス圏を代表する交響曲と佳品の演奏、ここにフルネ芸術のすべてがあると言えるでしょう。
 
FOCD9610
\2520
有森 博(ピアノ)
 メトネルの時間

 メトネル:
  忘れられた調べ 第3集 Op.40
  3つのおとぎ話 Op.42より 「ロシアのおとぎ話」
  4つのおとぎ話 Op.26より 変ホ長調
  6つのおとぎ話 Op.51より ニ短調、イ短調、イ長調
  4つのおとぎ話 Op.34より ニ短調
  主題と変奏 Op.55
   (2013/2/7-9 キラリふじみ .REC)
有森 博:ピアノ
ロシア音楽のエキスパートとして多くの支持を集める有森博が、満を持してメトネル作品集を収録しました。
20世紀前半は作曲上の新しい方法論が数多く生まれ、前衛的な音楽が注目を集めた時代でした。しかしあえて伝統的なスタイルを貫き、しっかりとした構造を持ちながらも詩情性あふれる作品を残したメトネルは、今あらためて再評価が進んでいる作曲家の1人です。有森はあくまで自然に、そして絶妙なバランスで独特な作品世界を表現しています。
正確なテクニックと、ロシア音楽への弛まぬ探究が結実した珠玉の作品集です。
 
FOCD3512
\3000
西江辰郎(ヴァイオリン) 岡田将(ピアノ)
 Atman
 シューマン:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第2番
 ヒンデミット:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ Op.11 No.1
 ブラームス:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第3番
 クライスラー:愛の喜び
 クライスラー:愛の悲しみ
 クライスラー:シンコペーション
 (2008/6/3-4 杉並公会堂大ホールでのライヴ録音)
西江辰郎:ヴァイオリン
岡田将:ピアノ
ソリスト、また新日本フィルコンサートマスターとして、多彩な活動を続ける西江辰郎。まさに時代が求めるヴァイオリニストです。
 「聴こえてくるのは、言葉の真の意味での「ソナタ」の名演奏で、親密な対話も激情の創出も、まさに比類がない。「二短調」という劇的緊張感に富んだ調性を仲立ちにしたシューマンとブラームスの相関、対比も浮き彫りになる。ヒンデミットがまた鮮やかで、西江と岡田の果敢な演奏は、創造の地平を切り拓こうとした若き作曲家の意欲と見事に呼応する。」        
奥田佳道 ライナーノートより 
 
FOCD9603
\2800
ヤン・ギュンス(バス・クラリネット)
 フランダースの風 −バス・クラリネットのための作品集−

  ヤン・ハーデルマン:スポットライト・オン・ザ・バス・クラリネット
  ディルク・ブロッセ:バス・クラリネットと吹奏楽のための組曲
  ヤン・ヴァンデルロースト:感傷的三章 −バス・クラリネットと吹奏楽のための3つのムード−
   (2012年春 ブニョール(スペイン).REC)
ヤン・ギュンス:バス・クラリネット
フランク・デ・ヴイスト 指揮
ラ・アルモニカ(吹奏楽)
ヤン・ギュンスは1972年にアントワープ王立歌劇場管弦楽団に入団し、1983年にはベルギー国営オランダ放送フィル(現フレミッシュ・ラジオ・オーケストラ)のソロ・バスクラリネット奏者となりました。現在では世界各国で演奏活動を続けながら、アントワープ王立音楽院で教鞭をとるなど、後進の指導にも力をいれています。
ソロ楽器としてのバス・クラリネットの歴史は短いですが、ヤン・ギュンスの果たした功績は大変大きく、多くの作曲家から新作が献呈されています。今作では同郷ベルギーの親交の厚い作曲家たちの曲を採りあげました。卓越した技術に加え、聞き手を惹きつけるあたたかな音色はまさにヤン・ギュンスならではのもの。バス・クラリネットの独奏曲としては欠かすことのできないハーデルマンの「スポットライト〜」の吹奏楽版など、収録曲も大変魅力的です。


第5回仙台国際音楽コンクール 優勝者CD

仙台国際音楽コンクールは、仙台市が開府400年を記念して2001年に創設し、3年毎に行うコンクールです。才能ある若い音楽家を輩出することにより、世界の音楽文化の振興及び国際的文化交流の推進に寄与することを目的としています。
コンチェルトを課題曲の中心に据えるという特色を持ち、予選を含めた全ての段階で、出場者はオーケストラと協演することになります。
第5回は2013年5〜6月に行われ、ヴァイオリン部門のリチャード・リン、ピアノ部門のソヌ・イェゴンが優勝しました。両名とも今後の活躍が非常に期待される実力派です。仙台から世界に発信する俊英の演奏をお聴きください。
FOCD9612
\2520
ヴァイオリン部門第1位 リチャード・リン
 ベートーヴェン:ロマンス ト長調 Op.40
 バルトーク:ヴァイオリン協奏曲 第1番 Sz36
 ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
リチャード・リン:ヴァイオリン パスカル・ヴェロ 指揮
仙台フィル
 
FOCD9613
\2520
ピアノ部門第1位 ソヌ・イェゴン
 モーツァルト:ピアノ協奏曲 ハ長調 K467
 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 Op.30
ソヌ・イェゴン:ピアノ
パスカル・ヴェロ 指揮
仙台フィル
 

FOCD6037/9
(3CD)
\5000
小泉和裕 指揮&日本センチュリー響
 ブルックナー:
  交響曲 第1番 ハ短調 リンツ稿 (1866) ノヴァーク版
   (2012/7/23-25 NHK大阪ホール 7/26 ザ・シンフォニーホール.REC)
  交響曲 第2番 ハ短調 第2稿(1877) ノヴァーク版
   (2012/3/19-21 琵琶湖ホール 3/22 ザ・シンフォニーホール.REC)
  交響曲 第3番 ニ短調 第3稿(1889) ノヴァーク版
   (2013/3/10-12 あましんアルカイックホール.REC)
小泉和裕 指揮
日本センチュリー交響楽団
 中規模編成による緻密なアンサンブルで、ブルックナーの交響曲を精力的に演奏する小泉/センチュリー。
 2010年にリリースした「第4・5・6番」FOCD9467/9は、作品の新たな側面に光をあて、高く評価されました。
 宏大無辺な中・後期作品とは一味違う魅力をもつ初期交響曲。小泉/センチュリーは、虚飾なくその本質に迫ります。
 
FOCD9600
\2940
有村純親(アルト・テナーサクソフォーン)
 トロイメライ

 ブラームス:ソナタ Op.120-2(alto sax)
 シューマン:幻想小曲集 Op.73(tenor sax)
 ヒンデミット:サクソフォーンとピアノのためのソナタ(tenor sax)
 フランク:ソナタ(alto sax)
 シューマン:トロイメライ(tenor sax)
  (2013/5/8-10 コピスみよし .REC)
有村純親:アルト・テナーサクソフォーン
松浦真沙:ピアノ
 気鋭のサクソフォニスト、有村純親と作曲でも活躍中のピアニスト、松浦真沙のデュオ作品集の第二弾です。前作「ロマンス」FOCD9540も各所で大変好評でした。
 今作ではドイツのロマン派・近代の室内楽を採りあげ、充実した構築感と緻密な響きが大変魅力的な作品集となりました。有村と松浦の演奏は、広く親しまれている名曲にサクソフォーンならではの多彩な表現と音色を加え、新鮮な驚きを感じさせてくれます。
 
FOCD9609
\2800
肥後幹子(ソプラノ) &高橋悠治(ピアノ)
 ブレヒト・ソングス

クルト・ワイル
 メッキィ・メッサーのモリタート/海賊ジェニー/
 セックスの魅力についてのバラード/人間の努力のむなしさの歌/
 スラバヤ・ジョニー/兵士の妻は何をもらった?/ナナの歌/
 水死したむすめのバラード/墓碑銘1919(赤いローザ)
ハンス・アイスラー
 花園にて/バイムレン母さん/さくらんぼ泥棒/庭の水まきについて/
 スモモの木/ユダヤ人娼婦 マリー・ザンダースのバラード/
 ドイツの歌1937 マリー泣かないで/《ひょっとしたら》の歌/
 小さなラジオによせて/ウィーンの歌/春/ナチ兵士の妻のバラード/
 風はどのように吹いているか/愛の市場/自殺について/悪鬼の面
高橋悠治:四つの愛の歌
 (2013/4/8-10 キラリふじみ .REC)
肥後幹子(ソプラノ)
高橋悠治(ピアノ)
 ベルトルト・ブレヒト(1898?1956)の詩に作曲した3人の作品集。
 高橋悠治作品によるCD「ソルシコス的夜」FOCD9537で、独自の活動を披瀝した肥後幹子による第二弾。
 19世紀ドイツ芸術家曲<リート>に対し、ワイルが独自の音楽ジャンルに仕上げ、その後数多くの作曲家を導いた、社会風刺や民謡をモデルにしたブレヒトの<ソング>。
 高橋の作品は1970年代にメロディーだけを作曲、今回のCDのためにピアノ・パートをつけた(新)作です。
 —fontec P&D レーベル—
FOCD20095
(SACD Hybrid)
\3000
京響ブラス!!〜オーケストラ・スピンオフ
 ゴフ・リチャーズ:高貴なる葡萄酒を讃えて
 サー・チャールズ・ヒューバート・ヘイスティング・パリー(井澗昌樹編曲):エルサレム 
 デイヴィッド・スノウ:ダンス・ムーブメンツ  
J .S.バッハ(クリストファー・モワット編曲):ブランデンブルク協奏曲第3番 
 ジュゼッペ・ヴェルディ(井澗昌樹編曲):歌劇「ナブッコ」より 序曲 
 ジム・パーカー:ニューヨークのロンドン子 
 團伊玖磨(辻峰拓編曲):祝典行進曲  
 山本直純(辻峰拓編曲):白銀の栄光  
 (2013/5/27-29 京都市西文化会館ウェスティ・ホール .REC)
京都市交響楽団ブラス・アンサンブル
 京響ブラスは2005年、京都コンサートホール会館10周年記念に「京響メンバーによるブラスアンサンブルの夕べ」と題して第一回を開催して以来、2012年まで毎年秋に定期公演を開催し、8回を数えました。皆、フィリップ・ジョーンズに憧れ、影響を受けてきたこともあって、毎回の演奏会に必ずフィリップ・ジョーンズ・ブラスアンサンブルのレパートリーを取り上げてきたほか、関西在住の作・編曲家による委嘱作品も数多く取り上げてきました。
 CD「京響ブラス!!」は、そのプログラムの中から特にメンバーお気に入りの作品をチョイスして新たに録音・制作した、ブラス・ファン必聴の1枚です!!!

カメラータ・トウキョウ


CMCD-28297
\2800+税
ファンタスティック・ピアノ・デュオ/デュオ・アマル
 I.ストラヴィンスキー:ペトルーシュカ〜2台ピアノ版
  第1部:謝肉祭の市場/s 第2部:ペトルーシュカの部屋
  第3部:ムーア人の部屋/f 第4部:謝肉祭の市場(夕方)
 S.ラフマニノフ:組曲 第1番「幻想的絵画」作品5
  Ⅰ. 舟歌/ Ⅱ. 夜と愛と/ Ⅲ. 涙/ Ⅳ. 復活祭
 D.ショスタコーヴィチ:
  2台ピアノのためのコンチェルティーノ 作品94
デュオ・アマル
ヤロン・コールベルク(ピアノ)
ビシャラ・ハロニ(ピアノ)
 “アマル”(アラビア語で“希望”の意)の名のもと、デュオを結成したイスラエル出身のヤロン・コールベルクとパレスチナ出身のビシャラ・ハロニ。“最高の演奏は政治や国家の壁を越える”という信念のもと、世界各国でリサイタルを開催。ふたりの想いがつまった音楽は、聴衆に感動をもたらします。
 バレンボイム、メータ、ラトルをはじめとした多くの巨匠、有名オーケストラとの共演を果たし、躍進を続ける若き名手たち。世界が認めたふたりの躍動するピアニズムを堪能させる必聴盤。

 何かのきっかけでブームになりそうな予感。こちらもどうぞ。



●デュオ・アマル
 国際的なコンサート・ピアニストであるヤロン・コールベルクとビシャラ・ハロニは、彼らの理解者であるズービン・メータの協力のもと、2011年、イスラエル人とパレスチナ人のピアノ・デュオ、“デュオ・アマル”を結成した。オスロのオペラハウスで初めて共演し、その演奏がきっかけとなり、恒久的なパートナーシップが結ばれ、世界のクラシック音楽シーンにおいて最も注目される存在となった。 デュオ・アマルは、北京音楽庁、メルボルン・リサイタル・センター、高陽市アート・センター(韓国)、エルプフィルハーモニー・ハンブルク、ベートーヴェン・フェスティヴァル(ドイツ)など、世界各国の著名なコンサート・ホールでの演奏が批評家からの賞賛を受け、聴衆からも高い支持を得た。また、メトロポリタン美術館(ニューヨーク)、武蔵野市民文化会館(東京)、ロンドン・シティー・フェスティヴァル、ザグレブ国際フェスティヴァル、クラビス・センター(フロリダ)など、世界各地で演奏活動を繰り広げ、ズービン・メータ、クリストフ・フォン・ドホナーニ指揮で、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団やフィレンツェ五月管弦楽団とコンサート・ツアーを行なう予定である。 彼らは複数のコンサート・マネージメントと契約をしており、ヨーロッパ、アメリカ合衆国、ラテン・アメリカ、アジア、オーストラリアなど、あらゆる地域でコンサートを開催している。 ヤロン・コールベルクとビシャラ・ハロニは、コンクールでの入賞や著名なコンサート・ホールでの演奏により、ソリストとしても国際的に認められている。コールベルクは、数多くの国際ピアノ・コンクールで受賞歴をもち、その中にはクリーヴランド国際コンクール第2位(2007年)、パルナッソス国際コンクール第1位(2006年)、トップ・オブ・ザ・ワールド国際ピアノ・コンクール(トロムソ、2011年)などが含まれる。ハロニはロリン・マゼール、ダニエル・バレンボイム、ズービン・メータらと共演し、また、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団など、著名なオーケストラとも共演している。 コールベルクとハロニは、幼い頃からリサイタル活動を行っており、カーネギー・ホール(ニューヨーク)、クレムリン(モスクワ)、ケネディー・センター(ワシントンDC)、ベジャス・アルテス(メキシコシティ)ほか、数多くのコンサート・ホールで演奏を行なっている。
 

CMCD-28285
\2800+税
ピアノ、山下洋輔/舘野 泉(ピアノ)!
 一柳 慧:協奏曲集

  ピアノ協奏曲第4番「JAZZ」(2009)
  ピアノ協奏曲第5番「フィンランド」〜左手のための(2012)
  マリンバ協奏曲(2012)
山下洋輔(ピアノ)
舘野 泉(ピアノ)
種谷睦子(マリンバ)
藤岡幸夫(指揮)
関西フィル
 2013年に80歳を迎えた日本を代表する現代作曲家、一柳慧の近作協奏曲を収めた作品集。2009年に横浜開港150周年を記念して神奈川芸術文化財団より委嘱され、ジャズ・ピアノの第一人者、山下洋輔の独奏により初演、その後も再演が重ねられるピアノ協奏曲「ジャズ」、フィンランドと日本を中心に活躍するピアニスト舘野泉の委嘱・初演によるピアノ協奏曲「フィンランド」(2012)、一柳作品の数多くの演奏で知られる種谷睦子の委嘱・初演によるマリンバ協奏曲(2012)を収録。
 各初演者が、一柳作品のよき理解者である藤岡幸夫が指揮する関西フィルハーモニー管弦楽団の好サポートを得て、一柳の柔軟で透徹した構造美を瑞々しく描いています。
 
 
CMCD-28296
\2800+税
ルポフォン〜新種のバス・オーボエの可能性に迫る〜/加納律子 他
 J.ハイドン:
  バリトン三重奏曲 第101番 ハ長調 Hob.XI:10
   (1ルポフォン、ヴィオラ、チェロ)
   [オリジナル:バリトン、ヴィオラ、チェロ]
  バリトン三重奏曲 第109番 ハ長調 Hob.XI:109
   (ルポフォン、ヴィオラ、チェロ)
    [オリジナル:バリトン、ヴィオラ、チェロ]
 F.クープラン:
  新しいコンセール 第13番〜2つの楽器のための
   (バリトン・オーボエ、ルポフォン)
 M.マレ:スペインのフォリア〜ヴィオール曲集 第2巻より
  (バリトン・オーボエ、ルポフォン)
 H.ゲンツマー:ソナタ(ルポフォン、ピアノ)
  [オリジナル:ヘッケルフォン、ピアノ] 【世界初録音】
 P.ヒンデミット:
  三重奏曲 作品47(ピアノ、ヴィオラ、ルポフォン)
   [オリジナル:ピアノ、ヴィオラ、ヘッケルフォン]
加納律子(ルポフォン)
ダニール・グリシン(ヴィオラ)h
大澤 明(チェロ)
トーマス・インデアミューレ(バリトン・オーボエ)
岡 純子(ピアノ)
 ドイツの古都クローナッハにあるグントラム・ヴォルフの楽器工房で誕生した新たなるバス・オーボエ『ルポフォン』。本作では、オーケストラ・アンサンブル金沢の団員として、また、ソロ、アンサンブルなど幅広い活動を続ける加納律子が、師であるトーマス・インデアミューレをはじめ、気心の知れたメンバーたちとの共演で、知られざる『ルポフォン』の魅力を存分に伝えます。
●加納律子(ルポフォン)
 1972、群馬県に生まれ、幼少より両親にピアノの手ほどきを受ける。
13歳より吉良裕憲氏のもとでオーボエを始め、東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校にて北島章氏に、東京藝術大学にて小畑善昭、小島葉子両氏に師事し卒業。ドイツ国立カールスルーエ音楽大学大学院でトーマス・インデアミューレ氏に師事し最優秀の成績で修了した。1993年第12回ぐんま新人演奏会出演、1994年練馬文化センター新人演奏会出演。1997年第66回日本音楽コンクール第3位入賞。1998年、オーケストラ・アンサンブル金沢に入団。オーケストラ活動の傍ら、ソロ、室内楽、編曲等、様々な活動をしている。トーマス・インデアミューレ門下の日本人女性5人で結成したオーボエ・アンサンブルグループ「オーボエ・ファイブ」ではオーボエの他にヘッケルフォン/ルポフォンを担当。石川県ジュニアオーケストラ講師、草津夏期国際音楽アカデミーの通訳・アシスタントを務めるなど、後進の指導にもあたっている。
 
CMCD-28298
\2800+税
マイ・フェイヴァリット・ソングス〜私の愛する歌/日比啓子
 ほしとたんぽぽ〜童謡歌曲集「ほしとたんぽぽ」より
  (作詩:金子みすヾ/作曲:中田喜直)
 このみち(作詩:金子みすヾ/作曲:穴見めぐみ)
 誰かがちいさなべルをおす〜歌曲集「愛する歌」より
  (作詩:やなせたかし/作曲:木下牧子)
 よかった(作詞:河野 進/作曲:川口耕平)
 アヴェ・マリア*(作曲:G.カッチーニ)
 茉莉花*(中国民謡)
 Stand Alone*〜NHK SPドラマ「坂の上の雲」メイン・テーマ
  (作詞:小山薫堂/作曲:久石 譲)
 いつも何度でも*〜「千と千尋の神隠し」主題歌
  (作詞:覚 和歌子/作曲:木村 弓)
 明日*〜TVドラマ「優しい時間」主題歌
  (作詞:松井五郎/作曲:A.ギャニオン)
 おひさま〜大切なあなたへ*〜NHK連続テレビ小説「おひさま」メイン・テーマ
 (作詞:岡田惠和/作曲:渡辺俊幸)
 アダージョ*(作曲:L.ジャゾット)
 ウィーンわが夢の街**
  (作詞・作曲:R.ジーツィンスキー/日本語詞:あらかはひろし)
 わが愛の歌はワルツでなければ〜『白馬亭にて』
  (作詞:R.ギルベルト/作曲:R.シュトルツ)
 ウィーンは夜がいちばん美しい**〜『春のパレード』
  (作詞:W.シュタルク/作曲:R.シュトルツ)
 You Raise Me Up*(作詞:B.グラハム/作曲:R.ラヴランド)
 翼〜Wings*(作詞・作曲:武満 徹/英詞:E.L.ラトリッジ&K.カルドロ)
 小さな空*(作詞・作曲:武満 徹)
日比啓子(ソプラノ)
蓼沼明美(ピアノ)
沼田園子(ヴァイオリン)
大野かおる(ヴィオラ)
唐沢安岐奈(チェロ)
山田晴代(ライアー)
 今回選んだ17曲はそれぞれが私の思い出と共にあり、心より共感した曲です。アンサンブルの豊かな響きに乗って、その思いが皆様にどうぞ届きますようにと心より願っています。……日比啓子(ブックレットより)
 シュヴァルツコップをはじめとする世界的歌手に師事し、ヨーロッパをはじめ各国で活躍を続けてきた日比啓子。今作では、彼女が人生を捧げる“歌”の魅力を伝えるべく、ジャンルをこえた愛唱歌の数々を絶妙なアンサンブルとともに聴かせます。
 

CMCD-28293
\2940
ショパン&シューマン:ピアノ協奏曲集〜
 6人のオルガン奏者による伴奏版/

  クラウディオ・ブリツィ、岡田博美、コスタンティーノ・カテーナ 他
 F.ショパン:ピアノ協奏曲 第2番 ヘ短調 作品21
 R.シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 作品54
   ※トランスクリプション:クラウディオ・ブリツィ
岡田博美/
コスタンティーノ・カテーナ(ピアノ)
クラウディオ・ブリツィ/
ヴォルフガング・アーベントロート/
ヨハネス・ゲッフェルト/
エリーデ・ダトリ/
カルメン・ペレグリーノ/
アレッサンドロ・マリア・トロヴァート(オルガン)
 イタリアのトラーパニにあるサン・ピエトロ教会には、3台のマニュアル(演奏台)を有するたいへん珍しいオルガンがあります。本作では、1台の演奏台にそれぞれ2人の奏者が配され、計6名のオルガニストが同時に演奏し、オーケストラ・パートを奏でます。
 ソリストは日本を代表する名手、岡田博美とイタリアを中心に活躍するコスタンティーノ・カテーナ。オルガンと同じ年につくられた1847年製エラールの優雅な音色を存分に聴かせます。 世にふたつとない必聴盤です。

●クラウディオ・ブリツィ(オルガン)
 ペルージャとボローニャの音楽学校で学ぶ。これまで2000回以上のコンサートを行い、著名な演奏家やオーケストラとも共演多数。得意とするレパートリーはルネサンスから現代作品までと幅広い。ブリツィ自身がデザインしたクラヴィオルガンは、世界的に有名な研究者たちから数多くの賞賛を受けている。
●岡田博美(ピアノ)
 富山県出身。安藤仁一郎、森安芳樹、マリア・クルチオの各氏に師事。桐朋学園大学を首席で卒業。第48回日本音楽コンクールで第1位、1982年マリア・カナルス国際コンクールで第1位、1983年日本国際音楽コンクールピアノ部門第1位、1984年プレトリア国際コンクールにて第1位と次々に優勝を果たす。1984年よりロンドン在住。翌年ロンドンでデビューリサイタル。日本でも意欲的なプログラムによるリサイタルを開催。1993年のショパン・エチュード全曲演奏で日本ショパン協会賞を受賞。カメラータから継続的にCDが発売されている。
●コスタンティーノ・カテーナ(ピアノ)
 イタリアのジョゼッペ・マルトゥッチ音楽院でルイジ・ダスコリに師事し優秀な成績で卒業。コスタンティン・ボギーノ、ブルーノ・メッツェーナ、ボリス・ベクテレフのもとで研鑽を積む。室内楽でも著名な演奏家と共演。多くの音楽学校、コセンツァのジャコマントニオ音楽院でピアノ科教授を務めている。サレルノ大学で哲学、ナポリ大学で心理学の学位をそれぞれ取得。音楽演奏における精神心理学に取り組む。
 
CMCD-28292
\2940
プーランク:ピアノのための作品集 Ⅲ/碇山典子
 F.プーランク:
  パストゥーレル(羊飼いの娘たち)〜バレエ『ジャンヌの扇』より FP.45
  フランセーズ〜クロード・ジェルヴェーズ(16世紀)による FP.103
  フランス組曲〜クロード・ジェルヴェーズ(16世紀)による FP.80
  Ⅰ. ブルゴーニュのブランル/ Ⅱ. パヴァーヌ/
  Ⅲ. 小軍隊行進曲/h Ⅳ. 嘆き(コンプラント)/
  Ⅴ. シャンパーニュのブランル/
  Ⅵ. シシリエンヌ/ Ⅶ. カリヨン(鐘)
 3つのパストラル FP.5  5つの即興曲 FP.21  ハ調の組曲 FP.19
 プロムナード
  第1曲 徒歩で/ 第2曲 自動車で/ 第3曲 馬で/
  第4曲 舟で/ 第5曲 飛行機で
  第6曲 バスで/ 第7曲 馬車で/ 第8曲 鉄道で/ 第9曲 自転車で
  第10曲 乗り合い馬車で
 アンテルメード ニ短調 〜『仮面舞踏会』 FP.60より
  『仮面舞踏会』の終曲によるカプリス
 アルベール・ルーセルの名による小品 FP.50
 バッハの名による即興的ワルツ FP.62
 アルバムの綴り FP.68
  アリエット/ 夢/ ジーグ
 バディナージュ(冗談) FP.73
 ユモレスク FP.72
 2つの間奏曲 FP.71
  間奏曲 第1番 ハ長調/ 間奏曲 第2番 変ニ長調
 間奏曲 変イ長調 FP.118
碇山典子(ピアノ)
 プーランク没後50年の記念年である2013年。その最後を飾るにふさわしい碇山典子による『プーランク:ピアノ・ソロ作品集』第3弾をリリース。
 完結盤となる本作でも、前作と同様に難曲の数々を、フランスで学んだ碇山ならではのエスプリ溢れる演奏で聴き手を魅了します。
 作品の魅力を再認識させる必聴のアルバムです。
●碇山典子(ピアノ)
 神戸女学院大学音楽学部ピアノ科卒業。同研究生修了後フランスへ留学。パリ・エコール・ノルマル音楽院ピアノ科、室内楽科を審査員満場一致で卒業。ジャック・ルヴィエ、マリアン・リビツキ、ジャン・ファッシナ、ミカエル・アンツ、ミカエル・ヴラドコフスキーの各氏に師事。フレンチ・スタイルの演奏流儀を身につけると共に、現代音楽奏法を学ぶ。在学中から学長推薦によりフランス各地のコンサートや音楽祭に出演。「フランス人以上にフランスらしい演奏をするピアニスト」と師匠たちが口を揃えて言うように、洗練された色彩感と華のある演奏でパリの聴衆を魅了した。フランス音楽のみならず、バロックから近現代まで幅広いレパートリーを誇る一方、現代音楽・新作においても、その深い洞察力に裏付けられた的確な楽曲理解と圧倒的な超絶技巧で絶賛されている。
 「いずみシンフォニエッタ大阪」には2000年の創設時から参加、以後数多くの新作初演に貢献している。アンサンブル・ソロの両面で活躍するピアニストとして、多方面の注目を集めている。第35回ブルーメール賞受賞。
 
CMCD-15135/6
(2CD)
\3150
J.S.バッハ:ライプツィヒ・コラール集 BWV651−668a/松居直美
 J.S.バッハ:
 「来ませ、聖霊、主なる神」に基づくファンタジア BWV 651
 来ませ、聖霊、主なる神 BWV 652
 バビロンの流れのほとりに BWV653
 装いせよ、おおわが魂よ BWV 654
 「主イエス・キリストよ、われらを顧みて」に基づくトリオ BWV 655
 おお、神の子羊、罪なくして BWV656
 いざや もろ人 神に感謝せよ BWV657
 われは神より離れず BWV 658
 いざ来ませ、異邦人の救い主 BWV 659
 「いざ来ませ、異邦人の救い主」に基づくトリオ BWV 660
 いざ来ませ、異邦人の救い主 BWV 661
 いと高きところには神にのみ栄光あれ BWV 662
 いと高きところには神にのみ栄光あれ BWV 663
 「いと高きところには神にのみ栄光あれ」に基づくトリオ BWV 664
 われらの救い主なるイエス・キリストは BWV 665
 われらの救い主なるイエス・キリストは BWV 666
 来ませ、造り主なる聖霊の神よ BWV667
 われら悩みの極みにありて BWV 668a
松居直美(オルガン)
バッハのオルガン作品に取り組むうえで欠くことのできない重要な作品『ライプツィヒ・コラール』。 収録を行なった北ドイツの古都ゴスラーの聖ゲオルク参事会教会にあるオルガンは、バッハとほぼ同年代であるクリストフ・トロイトマンが1737年に設置した、42のストップ、3つの手鍵盤とペダルを持つ大がかりなもので、バッハがこの時期ライプツィヒを中心に活動をしていたこともあり、本作を収録するのにふたつとない楽器であるといえます。

●松居直美(オルガン)
 国立音楽大学オルガン科、同大学院修了。西ドイツ国立フライブルク音楽大学の国家演奏家コースを卒業。在学中から国内外のコンクールで優勝。帰国以来、リサイタルおよび国内外の著名なオーケストラとの共演など、活動は多岐にわたる。また、日蘭通商400年記念事業(2000年)、イギリスにおけるジャパン・イヤー(2001年)など、アジアやヨーロッパでも活動の幅を広げている。
 2001年秋には文化庁海外特別派遣生としてオランダで研修。ソニー・レコードその他より多数のCDをリリース。2011年にカメラータからリリースした「ライプツィヒ時代のバッハ」は、レコード芸術の特選盤に選ばれた。 1993年より所沢市民文化センター・アドバイザー、2004年よりミューザ川崎シンフォニーホール・アドバイザーとして、オルガンの企画、啓蒙活動にも積極的に取り組む。日本キリスト教団小金井教会オルガニスト。日本オルガニスト協会、日本オルガン研究会会員。聖徳大学音楽学部教授。
 
CMCD-28290
\2940
いずみシンフォニエッタ大阪 プレイズ 西村 朗
沈黙の声【西村 朗 作品集 17】

 西村 朗:
  オーケストラのための〈耿こう〉(1970−2013)
  室内交響曲第4番〈沈黙の声〉(2013)
  室内交響曲第3番〈メタモルフォーシス[変容]〉(2005)
  ベートーヴェンの8つの交響曲による小交響曲(2007)
いずみシンフォニエッタ大阪
飯森範親(指揮)
 最初に収録されている〈耿〉は、私の処女作で16歳時(1970年)のもの。それに続く〈沈黙の声〉は2013年の最近作なので、両曲の作曲には43年の時間的な隔たりがある。その間には大きな変化があったように思っていたが、近親性は明らかなようにも感じられる。
 最後の収録曲〈小交響曲〉は、自分の作品群の中では特異なものと言える。全体がベートーヴェンの8番までの交響曲の全楽章からの引用とその変形で成っている。一種のディヴェルティメント。偉大な交響曲群をかように圧縮変造し恐縮のいたりだが、ベートーヴェンの深く大きな懐で遊ばせてもらうような、贅沢で楽しい体験となった。(西村 朗)
 

CMCD-20204
\2100
待望の復刻!
 ジャンドロン=フォーレ/モーリス・ジャンドロン、岩崎 淑
 G.フォーレ:
  チェロ・ソナタ 第1番 ニ短調 作品109
  エレジー 作品24
  夢のあとに(P.カザルス編曲)
  夜想曲〜組曲「シャイロック」作品57より
  シシリエンヌ 作品78
   無言歌 作品17-3
  子守歌 作品16
  パストラーレ 作品112(L.フルニエ編)
 M.ラヴェル:
  ガブリエル・フォーレの名による子守唄
モーリス・ジャンドロン(チェロ)
岩崎 淑(ピアノ)
 最初の一音から全メロディーの最後の音までを一弓で弾いているかのように大きく歌い継がれている。その演奏は圧巻で、私は心を奪われて茫然自失、夢を見ているような思いで「まさに、これが音楽というものなのか!」と感嘆したのを憶えている。レコーディング・プロデューサー 井阪 紘(ブックレットより)
 巨匠ジャンドロンによるフランスの粋がつまった名盤が待望の復刻。“芸術”と呼ぶにふさわしいその唯一無二の音楽を堪能させる必聴のアルバム。
 
CMCD-28291
\2940
アイネム:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ作品11 他/カリーン&ドリス・アダム
 R.デュンザー:
  蒼き彼方より…
  ヴァイオリンとピアノのための「ふたつの響き」
  ファンタジー、インテルメッツォとナハトムジーク〜ヴァイオリンとピアノのための
   ファンタジー/ インテルメッツォ/ ナハトムジーク
 G.v.アイネム:
  無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 作品47
  ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 作品11
カリーン・アダム(ヴァイオリン)
ドリス・アダム(ピアノ)
 オーストリアを代表する現代作曲家、ゴットフリート・フォン・アイネムと、同じくオーストリア出身で、シューベルト未完のオペラ『グライヒェンの伯爵』を補筆完成させるなど、いま最も注目をあつめる作曲家のひとり、リヒャルト・デュンザーのヴァイオリン作品集をリリース。
 演奏するのはデュンザー自身と深いかかわりをもち、その作品を献呈されたウィーンの名姉妹デュオ、カリーン&ドリス・アダム。ヨーロッパで人気を博すふたりの作品を、高度な演奏技術で聴かせる注目のアルバムです。

カメラータ・トウキョウ(Blu-rayオーディオ)

CMBD-80006
(Blu-rayオーディオ)
\3500
ベートーヴェン:
 ヴァイオリン・ソナタ 第5番 ヘ長調 作品24 「春」
 ヴァイオリン・ソナタ 第9番 イ長調 作品47 「クロイツェル」
  ※「クロイツェル」はCMCD-28259に収録されている音源の
    マスター・クオリティー音源です。
カリーン・アダム(ヴァイオリン)
ドリス・アダム(ピアノ)
ベートーヴェンの傑作ヴァイオリン・ソナタ「クロイツェル」と「春」の2曲がブルーレイディスク・オーディオで登場。
 演奏はヨーロッパを中心にデュオとして、また、数多くの有名指揮者やオーケストラとの共演など、第一線で活躍を続ける姉妹デュオ、カリーン&ドリス・アダム。
 音楽の本場ウィーンで培われた音楽性豊かな名演を極上のサウンドでご堪能ください。


●カリーン・アダム(ヴァイオリン)
 ウィーン生まれ。コンサート・ピアニストを母に持ち、ウィーン音楽院でフランツ・サモイル教授に師事。8歳にしてオーケストラ公演のデビューを果たした。2008年以降、カリーンとドリスの姉妹デュオは、オーストリアで一連の演奏会を開始し、独演や国際的な演奏家との共演を展開している。カリーン・アダムのレコーディングには、ブラームスのヴァイオリン協奏曲、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲ホ短調、ヴァイオリンとピアノのための二重協奏曲、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲、シベリウスのヴァイオリン協奏曲などがある。ドリス・アダムとのレコーディングでは、ブラームス、ベートーヴェン、フォーレ、フランク、グリーグ、シューベルト、シュトラウスによるヴァイオリンとピアノのためのソナタ、およびクライスラーの小品集を録音。また、2009年には、ハンス・ガルのピアノ・トリオをリリースした。

●ドリス・アダム(ピアノ)
 ウィーン生まれ。6歳で最初のピアノ教育をレナーテ・クラマー=プライゼンハマーから受けた。ウィーン音楽大学でハインツ・メジモレックに師事し、1992年に抜群の成績で演奏家資格を得て卒業。オーケストラとの初共演は8歳の時、ウィーンで行なった。1986年以来、ヴァイオリニストの姉カリーン・アダムとデュオを組む。
 CD録音はカメラータ・トウキョウに多数あり、ソロとしてはシューベルトの「即興曲集」と「楽興の時」、シューマンのピアノ・ソナタ 第1番と「ダヴィッド同盟舞曲集」等をリリース。またカリーン・アダムとの共演でブラームス、フランク、R.シュトラウス、ベートーヴェン、シューベルトのヴァイオリンとピアノのためのソナタ、クライスラーの小品集等を収録。さらにメンデルスゾーンのヴァイオリンとピアノのための二重協奏曲を、カリーン・アダム、ヴァルター・ヴェラー指揮/バーゼル交響楽団との協演で録音している。また、50人の作曲家によるディアベリ変奏曲では、2003年、オーストリア放送局(ORF)主催の“パスティッチョ賞”を受賞した。1999年9月よりウィーン音楽院で教鞭を執っている。

オクタヴィア・レコード


OVCL-00525
(SACD Hybrid)
\3360
〔EXTON〕
インバル(指揮)&東京都交響楽団
 
ブルックナー:交響曲第9番(ノヴァーク版)
エリアフ・インバル(指揮)
東京都交響楽団
<インバル&都響 ブルックナー・シリーズVol.6>
 強靭な音楽、神々しきブルックナーの極致!
 2014年4月よりプリンシパル・コンダクターから桂冠指揮者へ就任が決まったエリアフ・インバルと都響によるブルックナー・シリーズの登場です。
 「新マーラー・ツィクルス」が好評なこのコンビ。インバルは現代を代表するマーラー指揮者でありながら、同時にブルックナー指揮者としても高い人気を誇っております。美しい弦楽器の調べとスケールの大きなサウンド。現在のインバル&都響の好調ぶりを充分堪能できる素晴らしい演奏となりました。
 揺るぎなく構築された強靭さと、繊細な響きから広がりを見せる極美な世界。それらを同居させられるのは、巨匠インバルのなせる業です。
 これぞブルックナーの世界!ぜひお聴き下さい。

2013年5月9日 東京文化会館 にて収録


前作
インバル&東京都交響楽団
 ブルックナー:交響曲第7番

OVCL-00474
(SACD Hybrid)
\3000
インバル&東京都交響楽団
 ブルックナー:交響曲第7番
エリアフ・インバル(指揮)
東京都交響楽団
 音楽ファンからの絶大な支持を受ける、名コンビ、インバル&東京都交響楽団によるブルックナー・シリーズ第5弾です。
 2012年4月に行われた演奏会のライヴ音源です。この日も、インバルの音楽を聴きに会場は満席となりました。
インバルのブルックナーは、全編にわたった強靭な音楽性が音楽を突き動かし、フィナーレまで熱が冷めることなく聴衆を導きます。
 ブルックナーの美しい響きとメロディを都響自慢の弦楽器群が歌い上げ、天上の音楽を創りあげてゆくのです。
 マーラーで現代最高峰指揮者であるインバルですが、ブルックナーも最大級の評価を受け続けています。
 世界最高の演奏が、東京から発信されています。ぜひお聞き下さい。収録:2012年4月12日 東京・サントリーホールにてライヴ収録
  

OVCL-00523
(SACD Hybrid)
\3360
〔EXTON〕
郷古 廉 
 J.S.バッハ:
  無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第1番 BWV1001
  無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第1番 BWV1002
 バルトーク:無伴奏ヴァイオリンソナタ Sz. 117
郷古 廉 [ごうこ すなお]
(ヴァイオリン)
2013年10月22-24日 プラハ、ストジェシュヴィッカー・エヴァンゲリカル教会 にて収録
 音楽に献身する姿がここに在る。
 日本といわず全世界において若く優秀なヴァイオリニストは毎年沢山輩出されている。郷古もそのうちの一人であり、このCDが収録されたのは彼が20歳を目前にした頃である。しかし技術的な完成度は当然なことながら、天分に恵まれた彼の音楽性はその群を明らかに超越している。
  リズムの正確さ、音程の跳躍も難なくこなし、重音もストレスなく、音楽を奏でるための基本的な技術は全て完璧に手の内に入っている。その上で楽譜に書かれていることを自然に読み込み、自分自身の中で消化し、ヴァイオリンという楽器を通して音で表現するという音楽家としてすべき当然の作業を、まるで生物が自然に呼吸をするように、音楽を自然と奏でてゆく。
  バッハとバルトークという200年に及ぶ作曲様式の隔たりを見事に表現し、しかも無伴奏というヴァイオリニストとして真価が問われる作品でデヴュー盤を作り上げた郷古。
  20歳の青年がただひたすら音楽に献身する姿がここに在る。



 郷古 廉:
 1993年12月宮城県出身。1999年桐朋学園子供のための音楽教室仙台分室に入室。岩井久雄奨学金を授与。2004年ユースクラシックコンクール第1位。第58回全日本学生音楽コンクール全国大会第1位。
2006年第11回ユーディ・メニューイン青少年国際ヴァイオリンコンクールジュニア部門第1位(史上最年少優勝)。ガラコンサートにおいて服部譲二指揮/フランス国立リール管弦楽団と共演。同年、初リサイタルを開く。
  2007年12月のデビュー以来、新日本フィル、東響、東京フィル、読響、日本フィル、日本センチュリー、大阪フィル、札響、仙台フィル、神奈川フィル、名古屋フィルハ、オーケストラ・アンサンブル金沢、神戸室内合奏団、九響と共演。指揮者はゲルハルト・ボッセ、秋山和慶、井上道義、小泉和裕、円光寺雅彦、大友直人、上岡敏之、山下一史、下野竜也、飯森範親、川瀬賢太郎の各氏。また、上田晴子、加藤洋之の両氏とリサイタルを行 う傍ら、プラハ、ドイツにてコンサートに出演。また、2011年につづき2012年も、サイトウ・キネン・フェスティバル松本でストラヴィンスキー作曲 「兵士の物語」に出演。
  2013年8月スイス、シオンで行われた、ティボール・ヴァルガ シオン国際ヴァイオリン・コンクール優勝ならびに聴衆賞・現代曲賞を受賞。現在、ウィーン私立音楽大学において研鑽に励んでいる。
  これまでに、勅使河原真実、ゲルハルト・ボッセ、辰巳明子、パヴェル・ヴェルニコフの各氏に師事。国内外の音楽祭でジャン・ジャック・カントロフ、アナ・チュマチェンコの各氏のマスタークラスを受ける。
  使用楽器は1682年製アントニオ・ストラディヴァリ(Banat)。個人の所有者の厚意により貸与される。
 

OVCL-00527
\3150
〔EXTON〕
尾尻雅弘
 ソロ・ギター・アドヴェンチャー

 ガーシュウィン:
  天国への階段、 ス・ワンダフル、
  ライザ、クラップ・ヨー・ハンズ
 ビル・エヴァンス:ワルツ・フォー・デビイ、エピローグ
 ジョー・ザヴィヌル:バードランド
 チック・コリア:ギターのための「ルーミネーションズ」、スペイン
 ラルフ・タウナー:
  ギターのための組曲、ジョイフル・ディパーチャー、
  イフ、オールウェイズ・バイ・ユア・サイド
尾尻雅弘 (ギター)
尾尻雅弘の描く情熱あふれるソロ・ギターワールド!
 ギタリストとして、また、編曲や指導者として多方面で活躍する尾尻雅弘。
バッハ:リュート作品集(OVCL-00191)から約10年の時を経て、ソロ・ギター・アルバムが登場です。
今回彼が選んだのは自身のギタリスト活動の原点とも言えるジャズ作品。
 「ワルツ・フォー・デビイ」、「バードランド」といった誰もが耳にしたことのある名曲たちが、尾尻の手によりソロ・ギター作品として新たな息吹を吹き込まれます。また、チック・コリアの「ルーミネーション」を日本初録音。日本でも人気の作品「スペイン」、またアメリカの名ギタリスト、ラルフ・タウナーの作品群とともに尾尻のギター演奏の真髄とも言える独奏で見事に描ききります。
古今東西、魅惑のスタンダード・ナンバーが詰まったギターファン必携の1枚です。
 2013年7月23-25日 神奈川県 相模湖交流センター にて収録
尾尻雅弘(クラシカル・ギター):
 東京生まれ。1981年ジャズギターを学ぶため米国バークリー音楽大学に入学。在学中700余名のギター生徒の中から最も優秀な一人に与えられるハリス・スタントン賞を受賞。卒業後、マンハッタン音楽学校にてマヌエル・バルエコ氏に師事。在学中、第28回パリ国際ギターコンクールにて第3位、1988年アンドレス・セゴビア賞を受賞し卒業。全米各地、メキシコ、イタリアにおいて演奏会を行ない好評を得る。1992年日本フィルハーモニー交響楽団との『アランフェス協奏曲』で日本デビュー、以後日本へ活動の拠点を移し、朝日新聞文化財団助成公演に選ばれ、津田ホールにて5回にわたる連続演奏会『尾尻雅弘ギターサイクル 1994〜1995』を開催。その後ソロ・室内楽・編曲そして楽譜の出版等幅広く活躍。これまでに読売交響楽団、東京フィル、東京シティ・フィル、日本フィル、新日本フィル、東京交響楽団、東京都交響楽団、神奈川フィル、山形交響楽団、俳優・林隆三、田村亮、ソプラノ・足立さつき、蒲原史子、塩田美奈子、ヴァイオリニスト・小林美恵、吉田恭子、チェリスト・長谷川陽子、ピアニスト・仲道祐子、ジャズ・フルート・小宅珠実らと共演。
 現代曲の演奏には定評があり、初演も多く手がける。1998年テレビの人気番組「ウリナリ!!」にて、キャイーンのウド鈴木のギターの先生として登場。また2001年8月よりFM軽井沢でクラシック番組のパーソナリティーを務め、NHK-FM『名曲リサイタル』、BS-2『クラシック倶楽部』、BS—i『i—style』などに出演。1997年より長野県軽井沢町に移り住み、多方面で活躍中。2003年11月には、メキシコで行われたアメリカ大陸最大級のギター・フェスティバル(Guitar Foundation of America)の客演として招かれた。また、2007年5月、軽井沢・大賀ホールにて20年ぶりの共演となるジャズ・ピアニスト小曽根真とのデュオ・コンサートを行なう。
 

OVCT-00103
(SACD Hybrid)
\3360
〔TRITON〕
江崎昌子(ピアノ)〜ショパン
 協奏曲伴奏は飯森&山響

  ショパン:
   ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 作品21
   舟歌、ボレロ、タランテラ、3つのエコセーズ、
    2つのブーレ、ギャロップ・マルキ、フーガ、
    コントルダンス、葬送行進曲(フォンタナ版)、
   葬送行進曲(オックスフォード版)
   カンタービレ、モデラート、春、ラルゴ
江崎昌子(ピアノ)
飯森範親(指揮)
山形交響楽団
 香り溢れるショパンの調べ。江崎昌子による迫真の演奏!
 これまで多くのショパンのアルバムをリリースし、高い評価を受け続けている江崎昌子の初となるコンチェルトアルバムの登場です。伴奏は今をときめく名コンビ飯森&山響です。
万全のオーケストラのもと、江崎昌子のピアニズムが輝きます。ポーランドの香りを運ぶかのようなリズムと力強さ、そして歌心。これぞショパンの音楽であり、真髄でもあります。
 小品集のほうも、珠玉の名曲ぞろい。一曲一曲にショパンの魂が宿り、輝いています。
 江崎昌子の華麗な演奏をお楽しみ下さい。
2013年5月11、12日山形テルサホール 8月1日東京・稲城iプラザホール にて収録


江崎昌子、前作のショパン・アルバム第5弾

EXCL-00095
(SACD Hybrid)
\3000
ショパン:バラード集&即興曲集/江崎昌子(ピアノ)  
 即興曲第1番〜第3番、幻想即興曲
江崎昌子(ピアノ)
 江崎昌子によるショパン・シリーズ第5弾。
 繊細に美しく詩情を紡ぐ江崎昌子によるショパンの真髄!
 ポーランド政府よりグロリア・アルティス文化勲章を授与されるなど、日本のみならず本国からもショパンの真髄を伝えるピアニストとして高い評価を受けている江崎昌子の最新ショパン集です。
 今回は、満を持して、ショパン作品の中で最も劇的で、ドラマを含む、まさにショパンの傑作の一つであるバラード集です。
 これまで多くの名手がこの曲と対峙してきましたが、江崎昌子が描くバラードは非常に詩的であり、表情豊かに極上の美しさを魅せます。
 また、各曲に刻まれている起承転結的な曲想を、きっちりと構築させ、一気に聴き手をショパンの世界へと導きます。江崎の奏でる光り輝くような肌理細やかな美しい音色をお楽しみ下さい。
 また即興曲では、同様に輝かしい音色が自由に流麗に広がってゆきます。まさに、ショパン演奏の極みといっても言い、江崎昌子渾身のアルバムの登場です。
  2012年12月4-6日 埼玉三芳町文化会館(コピスみよし)にて  

 

OVCT-00104
(SACD Hybrid)
\3360
〔TRITON〕
若林 顕 (ピアノ)
 ベートーヴェン:

  ピアノ・ソナタ 第8番「悲愴」
  同 第14番「月光」
  同 第23番「熱情」
  「エリーゼのために」
若林 顕 (ピアノ)
 今まで音楽活動の主要レパートリーとしてベートーヴェンを取り上げてきた若林顕。長きにわたる演奏活動の成果を問うべく、今回満を持してベートーヴェンの3大ピアノ・ソナタ、「悲愴」、「月光」、「熱情」、そして「エリーゼのために」を収録しました。
 迫力あふれるダイナミックな音楽と、際立つ繊細な響き。加えて卓越したその技術は、ベートーヴェンの音楽の細部に至るまで表現しきる挑戦を続けてゆきます。
豊かで奥行きのある音楽表現を実現するために研究と努力を重ねてきたと言う若林。重厚な和音はあくまでも力強く、そしてベートーヴェンの旋律を澄み渡る美しい音色で奏でる、若林顕の鮮やかな音楽表現が堪能できる1枚となりました。
 2013年9月18〜20日 東京・稲城?プラザ にて収録


若林 顕 、前作のラフマニノフ
ピアノ・ソナタ第2番(原典版)、前奏曲『鐘』、10の前奏曲 若林 顕
OVCT-00098
(SACD Hybrid)
\3360
若林 顕 (ピアノ) ラフマニノフ
 ピアノ・ソナタ第2番(原典版)
 10の前奏曲
 前奏曲「鐘」
若林 顕 (ピアノ)
 日本を代表するヴィルトゥオーゾ・ピアニスト若林顕による、ラフマニノフ・アルバムの登場です。
 長年、若林が主要レパートリーとして取り上げてきたピアノ・ソナタ第2番。深い洞察が、真摯で的確な演奏を可能にしています。
 ロシアの大地を想い起こさせる重厚な響きと卓越した技巧は大迫力。まさに、若林顕の独壇場です。
 また、カップリングとして収録された「前奏曲集」で際立つ豊かな音色表現、情感豊かな演奏も聞き逃せません!
 ロマンティックなラフマニノフの世界が若林顕の指から紡ぎ出されます!2013年6月18-20日 東京・稲城?プラザにて収録
 

AUCD-00028
\3150
〔AURORA〕
浦壁信二(ピアノ)
 クープランの墓〜ラヴェル:ピアノ作品全集 II

  ハイドンの名によるメヌエット
  高雅で感傷的なワルツ
  前奏曲
  古風なメヌエット
  夜のガスパール
  クープランの墓
浦壁信二(ピアノ)
 「レコード芸術」特選盤の第1集に続く第2弾!!
 フランス留学中から絶大な信頼を得ていたピアニスト、浦壁信二。
 彼の真骨頂はこの一枚に凝縮されています。
 作曲、アンサンブル…、音楽を知り尽くした彼ならではの感性と技巧が一台のピアノから響き渡ります。
 心の奥にしっとりと響きわたる…才気あふれる、浦壁信二会心のラヴェル

 録音:2013年9月26、27日/君津市民文化ホール


「レコード芸術」特選盤の第1集

AUCD-00025
\3000
浦壁信二
 水の戯れ〜ラヴェル:ピアノ作品全集 I
ラヴェル:
 水の戯れ
 グロテスクなセレナード
 亡き王女のためのパヴァーヌ
 ソナチネ
 鏡
 ラ・ヴァルス水の戯れ
 ボロディン風に
 シャブリエ風に
浦壁信二(ピアノ)
 心の奥にしっとりと響きわたる…才気あふれる、浦壁信二会心のラヴェル。浦壁信二ファン待望のラヴェル!!
 フランス留学中から絶大な信頼を得ていたピアニスト、浦壁信二。彼の真骨頂はこの一枚に凝縮されています。
 作曲、アンサンブル…、音楽を知り尽くした彼ならではの感性と技巧が一台のピアノから響き渡ります。
 収録:2012年1月12-13日 君津市民文化ホールにて収録
★好評発売中
AUCD-3 <ストラヴィンスキー:ピアノ作品集>ペトルーシュカ/浦壁信二
 

OVCL-00506
(SACD Hybrid)
\3000
小林研一郎&ロンドン・フィル
 チャイコフスキー:交響曲第3番「ポーランド」
小林研一郎(指揮)
ロンドン・フィル
 交響曲第4番で始まった小林研一郎&ロンドン・フィルのチャイコフスキー・シリーズ。続く第2弾は交響曲第3番「ポーランド」です。
 好評を博した前作同様、名門「アビー・ロード・スタジオ」での完全セッション収録。小林はこの「第3番」で既に幾枚もの名盤を排出してきましたが、今回もスケール大きく骨太な演奏を聞かせます。
 小林の演奏の中でも定評あるこの交響曲の3楽章ではこの曲にこめる愛情が直に伝わってくる秀演。カップリングの弦楽セレナードは小林のメインレパートリーながら初のセッション録音。
 ロンドン・フィルの弦楽器群の豊かな響きが、チャイコフスキーの名曲を奏でます。聞き応え十分のチャイコフスキー・シリーズ、第2弾です。
2013年2月26日〜28日 ロンドン、アビー・ロード・スタジオにて収録
 

OVCT-00102
\3150
小林有沙(ピアノ)
 シューマン:幻想曲
 シューマン/リスト編:献呈
 リスト:
  「巡礼の年 第1年スイス」より 
    郷愁(ル・マル・デュ・ペイ) オーベルマンの谷
  愛の夢 第3番
小林有沙(ピアノ)
 華麗なるピアニズム!若手実力派ピアニスト小林有沙、デビュー!  
 
 モロッコ王妃国際ピアノコンクール優勝など、多くの国際コンクールで入賞暦をもつ若手実力派ピアニスト小林有沙のデビューアルバムの登場です。
 ベルリン、ウィーンなどで研鑽を積み、今年から本格的に日本で活動を開始致しました。これまでもソロリサイタルは行い、「力は既に当代一流」などと高い評価を受けていました。
 今回収録した楽曲は、これまでヨーロッパで育んできたものの集大成となります。
 彼女の卓越した技術を存分に生かし、音楽性充分の世界が広がります。
 力強く、そして漂うような香りがある華麗なピアニズム。小林有沙のデビューアルバムをお楽しみ下さい。
  2013年8月20-22日埼玉・三芳町文化会館(コピスみよし) にて収録



小林 有沙(ピアノ) : 
  1987年に浜松で生まれ、その後テキサス州で過ごし4歳で帰国しピアノを始める。
小学校から中学を通して数々のコンクールに入賞。桐朋女子高等学校音楽科2年時には全日本学生音楽コンクール東京大会高校の部第3位を受賞。同高校を優秀な成績で卒業し、紀尾井ホールで行なわれた卒業演奏会に出演。        
 同年第1回クールシュベール音楽祭inともべにて優秀音楽賞を受賞した。桐朋学園音楽大学に進学したのち、ローム音楽財団より奨学金を得て、ベルリン芸術大学を卒業。その後ウィーン国立音楽大学ポストグラデュエートコースを終了し、2013年に日本に拠点を移す。
銀座王子ホールでのソロリサイタルや、ニューヨークフィル弦あるいはクラリネット首席奏者らとの2度にわたる共演は雑誌「ショパン」や「音楽の友」で「心技ともに充実した実力を背景に、演奏会は新人とは思えぬ完成度の高い見事な出来栄えだった」「この難曲(バッハ=ブゾーニのシャコンヌ)を力強くしかも気高く弾きこなした小林有沙の力は、既に当代一流」と絶賛された。その他、山田和樹氏、瀬山智博氏指揮によるベートーヴェンピアノ協奏曲3番と5番を共演する等、現在、リサイタルや室内楽、協奏曲等で活躍している他、共演ピアニストとしても注目されている。
2009年、第3回横浜国際音楽コンクール一般の部で5位入賞し併せてリスト賞、第5回ルーマニア国際音楽コンクールでは3位受賞。2010年ウィーンにおけるディヒラー音楽コンクールで2位受賞。 2012年モロッコ王妃国際ピアノコンクールにて、審査員満場一致で優勝し、併せて特別賞として最優秀ドビュッシー演奏家賞も満場一致で受賞。
2013年12月オクタヴィアレコードよりCDデビュー。
これまでに井出美佐子、上田和代、岡本美智子、有森博、伊藤恵、横山幸雄、村田理夏子、Pascal DEVOYON、Jan Gottlieb JIRACEKの各氏から多くの薫陶を受ける。 日本ショパン協会正会員。
 

OVCX-00073
\3150
金 聖響(指揮)&神奈川フィル
 マーラー:交響曲 第10番
 [デリック・クック補筆完成版]
金 聖響(指揮)
神奈川フィル
 2010年から神奈川フィルハーモニー管弦楽団と金聖響が全精力を挙げて取り組んでいるマーラー・シリーズ。
 CDリリース第3弾は、2013年2月に演奏された交響曲第10番。クック版で演奏される第10番は、このコンビの繊細な表現力と絶妙なアンサンブルで聴くものの心をつかみます。オーケストラの細部まで熟知しているマエストロだからこそ引き出せる神奈川フィルのカラーを是非お楽しみください。
 第2番、第9番と同様に対向配置のオーケストラでの演奏も聴きどころです。
 2013年2月14-15日 横浜みなとみらいホールにて収録
 
EXCL-00096
(2CD)
\3000
木野雅之と学ぶ、教則本シリーズ第4弾!  
 ローデ:24のカプリス
木野雅之 (ヴァイオリン)
  ヴァイオリンを学ぶものにとって、大変大切な練習曲のひとつであるローデの「24のカプリス」全曲のCDです。
 24の調声の上にひとつひとつ書き上げられたこの練習曲は、テクニックはもとより個々の楽曲の構成と色彩感を表現する要素を含んでる曲集です。
 演奏者、木野による各曲の演奏についての手引きも掲載されています。
    2012年2月27-29日 横浜みなとみらいホール にて収録
 
OVCC-00106
\3150
Passion!/塚越慎子(マリンバ)  
 狭間美帆:アメリカ組曲
 ピアソラ:オブリビオン(忘却)、リベルタンゴ
  コンセルティーノ:タンゴマニア、タンゴ・バロッコ、
 イムノ・ア・ブエノスアイレス、パンデモニウム
 ヴィジョルド:エル・チョクロ
 エスペル:ザンパ-あなたの居ない静寂に耳を傾けて
塚越慎子(マリンバ)
太田剣(ソプラノ・サクソフォン)
鉄井孝司(コントラバス)
三枝伸太郎(ピアノ)
  魅惑のマリンバ!情熱のリズム!
 若き才能溢れるマリンバ奏者塚越慎子のクリストン・デビュー盤登場!    
 現在最も注目のマリンバ奏者、塚越慎子の待望の新アルバムの登場です。指揮者デュトワが絶賛、パリ国際マリンバコンクール優勝など、世界からも高い評価を受けている当代一のマリンバ奏者です。
 当盤で全編に繰り広げられる魅惑の「タンゴ」!マリンバのソロやピアノとのデュオ、そしてトリオなど色々なバリエーションで情熱溢れるタンゴのリズムにマリンバが、色情豊かに舞います。
 美しきメロディ、躍動するリズム!塚越慎子の才気が一気に花開きます!
 そして注目は、現在人気作曲家として注目を浴びる狭間美帆が塚越のために書いた新曲です。
 ソプラノサックスとベースとのトリオで、アルバムの彩りを加え、バラエティに富んだ楽曲です。
 美しく、魅惑のタンゴ!塚越慎子の情熱と音楽がはじけます!!
   2013年7月9-11日 埼玉・三芳町文化会館 (コピスみよし) にて収録

 塚越 慎子(マリンバ) :
    国内外の数々のコンクールで受賞歴を誇る、現在最も注目を集めるマリンバ奏者。国際的指揮者シャルル・デュトワ氏は“私の知る限り、塚越慎子ほど素晴らしいマリンバの演奏を聴いたことがない。” と絶賛した。
 ベルギー、スイス、ポーランド、アメリカ、イギリス、アルゼンチン等から招待され、ソロ・リサイタルやマスタークラスを行う。2009年には世界最大の打楽器フェスティヴァルであるPASIC(国際打楽器協会インターナショナルコンヴェンション)においてマリンバソリストとして出演した。
 国立音楽大学を首席で卒業。同時に「武岡賞」受賞。これまでに、第8回 日本クラシック音楽コンクール打楽器部門第1位(1998年)、第2回 国際マリンバコンクール(ベルギー)第2位(2004年)、第4回 世界マリンバコンクール(上海)にて「The Talent Award」(2005年)、第22回 日本打楽器協会新人演奏会にてグランプリ(2006年)、第2回 パリ国際マリンバコンクール(フランス)第1位(2006年)を受賞。
 2008年より2010年までアメリカ、ノーステキサス州立大学にて研鑽を積む。
 2011年3月、ソニー・ミュージックダイレクトより、デビューCD「DEAR MARIMBA」をリリース。「レコード芸術」誌で特選盤に選ばれる。 2011年度、第22回出光音楽賞受賞。  

塚越慎子 マリンバ・リサイタル
2014年2月16日(日) 14:00開演 紀尾井ホール
 共演■太田 剣(Sop-Sax),鉄井孝司(Cb)
 曲目■J.S.バッハ(ブゾーニ編曲):シャコンヌ、L.H.スティーブンス:リズミック・カプリス、ブリット:カリタス、ピアソラ:オブリビオン(忘却)、細川俊夫:さくら、池辺晋一郎:モノヴァランスIV、狭間美帆:アメリカ組曲へ短調 

日本伝統文化振興財団



XRCG 30048/54
(7XRCD)
\25725
NHK 交響楽団による
  ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」1980年代編

 Disc1
  1980年、R.ワイケルト(指揮)、曽我榮子(ソプラノ)、伊原直子(アルト)、小林一男(テノール)、
  宮原昭吾(バリトン)、国立音大(コーラス)、NHK ホール/録音日:1980/12/22
 Disc2
  1981年、Z.コシュラー(指揮)、曽我榮子(ソプラノ)、伊原直子(アルト)、小林一男(テノール)、
  木村俊光(バリトン)、国立音大(コーラス)、NHK ホール/録音日:1981/12/21
 Disc 3
  1982年、オットマール・スウィトナー(指揮)、曽我榮子(ソプラノ)、伊原直子(アルト)、
  小林一男(テノール)、木村俊光(バリトン)、国立音大(コーラス)、NHK ホール/録音日:1982/12/22
 Disc 4
  1986年、オットマール・スウィトナー(指揮)、片岡啓子(ソプラノ)、伊原直子(アルト)、
  小林一男(テノール)、池田直樹(バリトン)、国立音大(コーラス)、NHK ホール/録音日:1986/12/22
 Disc 5
  1987年、B.クロブチャール(指揮)、佐藤しのぶ(ソプラノ)、伊原直子(アルト)、小林一男(テノール)、
  木村俊光(バリトン)、国立音大(コーラス)、NHK ホール/録音日:1987/12/21
 Disc 6
  1988年、F.ライトナー(指揮)、佐藤しのぶ(ソプラノ)、伊原直子(アルト)、小林一男(テノール)、
  木村俊光(バリトン)、国立音大(コーラス)、NHK ホール/録音日:1988/12/22
 Disc 7
  1989年、若杉弘(指揮)、佐藤しのぶ(ソプラノ)、伊原直子(アルト)、小林一男(テノール)、
  多田羅迪夫(バリトン)、国立音大(コーラス)、NHK ホール/録音日:1989/12/22
 NHK交響楽団、第九大集成 第二弾! 80 年代編、全てオリジナルアナログマスターからXRCD 化

 70 年代編に続く80 年代編がついに発売されます。80 年代は楽譜の面でも原典版の波が到来、ティンパニーにドレスデン・シュターツカペレの伝説的名人ゾンダーマンが登場するなどN 響の演奏史としても盛りだくさんの10 年間でした。今振り返ると日本経済の一つの絶頂期でもあり、実に熱気のある時代でありました。またNHK のアナログ録音最後期でもあって予想以上音の良さも大変魅力的です。なお83、84、85 年の録音はオリジナルアナログマスターテープが残念ながら存在せず発売が見送られました。
ラルフ・ワイケルト(1940〜) Ralf Weikert

 オーストリアのザンクト・フロリアン生まれ。リンツのブルックナー音楽院で学んだあと、ウィーン音楽院でハンス・スワロフスキーに師事した。65 年にコペンハーゲンのニコライ・マルコ国際コンクール第1位、66 年にオーストリア文化省の「モーツァルト演奏賞」受賞。75 年にはカール・ベーム賞を、ベーム自身から贈られている。
 1963 年からザルツブルク州立劇場の副指揮者を務め、66 年からボン歌劇場の指揮者、後に同歌劇場音楽監督となり、77 年まで在任した。さらに、77 年から81 年までフランクフルト歌劇場の音楽監督代理、81 年からザルツブルクでモーツァルテウム管弦楽団常任指揮者および州立劇場音楽監督、83 年から92 年までチューリヒ歌劇場の音楽監督を務めた。この間、1971 年にザルツブルク音楽祭、74 年にウィーン国立歌劇場、75 年にハンブルク州立歌劇場、77 年にエクサンプロヴァンス音楽祭、81 年にバイエルン州立歌劇場にデビューし、以降定期的に客演。ブレゲンツ音楽祭、ヴェローナ音楽祭(1987-)にも登場している。その他、ドレスデン州立歌劇場、ベルリン・フィル、ベルリン・ドイツ・オペラ、メトロポリタン歌劇場、コペンハーゲンのロイヤル・オペラ、チェコ・フィルなど、世界各地のオーケストラ・歌劇場に客演している。初来日は、1980年のNHK交響楽団定期公演および《第九》公演。2008 年からは、ルツェルン音大の修士課程で指揮を教えている。
 レパートリーは地域・時代ともに幅広い。イタリア作品では、フェニーチェ歌劇場のロッシーニ《タンクレディ》(1986)、グルベローヴァ、フローレスらをソリストに迎えたミュンヘン放響との《セビリアの理髪師》(2004)などの録音がある。ドイツ作品では、2006年から音楽監督を務めている、ヴェルスのリヒャルト・ワーグナー音楽祭で彼の7作品を指揮しているほか、日本でも二期会《ナクソス島のアリアドネ》(2008)、新国立劇場《サロメ》(2011、代役として登場)、《魔笛》(2013)で高い評価を得た。ドレスデン・フィルとのダルベール《死んだ眼》の録音など、近代作品の指揮でも実績を残している。(井上征剛)

 27 歳の若さでボン歌劇場音楽監督に就任した若手注目株だったワイケルト。快活なテンポと力強さが特徴であり、とりわけ両端楽章における金管楽器の豪快な鳴らしっぷりは聴きものだ。(岩野裕一)
ズデニェク・コシュラー(1928〜1995) Zdenek Kosler

 チェコのプラハ生まれ。プラハのカレル大学で音楽美学と哲学を専攻。その後、アンチェルに指揮を学び、さらにプラハ音楽院でピアノ、作曲、指揮を学んだ。 1951 年にプラハ国立歌劇場とプラハ交響楽団でデビューを果たし、56 年にブザンソン指揮者コンクールで第1位となって注目を集めた。その後、58 年から62 年までオロモウツ歌劇場、62 年から66 年までオストラヴァ歌劇場で指揮者を務めている。63年にはミトロプーロス指揮者コンクールで第1位となり、63年から64年にかけて、ニューヨーク・フィルのバーンスタインのもとでアシスタントとして活動した。その後、65年にウィーン国立歌劇場で《サロメ》を指揮し、66年から67年にはプラハ交響楽団首席指揮者を、66 年から2 年間、フェルゼンシュタインに招かれてベルリン・コーミッシェ・オーパーの音楽監督を務めるなど、コンサートとオペラの両面でヨーロッパを代表する指揮者としての地位を築いた。
 1971 年から76 年までブラティスラヴァ国立歌劇場の音楽監督、80 年から85 年、また89 年以降の二度、プラハ国民劇場の音楽監督、さらにチェコ・フィルの常任指揮者としても活動し、93 年にはチェコ・ナショナル交響楽団創設時に初代常任指揮者に就任するなど、チェコ音楽界の顔として知られた。したがって、ベニャチコヴァー、ドヴォルスキーらを擁しチェコ・フィルを指揮した、スメタナ《売られた花嫁》の代表盤ともいうべき録画(1981)、「プラハの春」音楽祭でのスメタナの8 つのオペラの連続公演(1984)、スロヴァキア・フィルとのドヴォルジャーク交響曲・交響詩全集の録音(1991)など、チェコ音楽演奏での実績が目立つが、レパートリーは20 世紀の作品も含めて非常に多彩である。
 コシュラーは、1968 年に東京交響楽団の招きで初来日して以来、日本で非常に愛された指揮者である。日本のオーケストラにたびたび客演し、東京交響楽団と東京都交響楽団からは名誉指揮者の称号を贈られている。85 年のプラハ国民劇場初来日公演では《ドン・ジョヴァンニ》と《売られた花嫁》を指揮するなど、チェコの音楽団体の日本公演でも、しばしば指揮を担当している。
NHK 交響楽団の定期公演には1981 年に初登場。ドヴォルジャーク、ストラヴィンスキー、チェコの現代作品など、幅広いレパートリーを披露した。(井上征剛)

 もし西側に生まれていたら世界の指揮者勢力図を書き替えたに違いないほどの才能の持ち主であった。その表現はまったく神経質ではなく、作品の真価を再発見させてくれるものであり、名演のひとつに数えられよう。(岩野裕一)
オトマール・スウィトナー(1922〜2010) Otmar Suitner

 オーストリア、インスブルック出身。インスブルック音楽院を経てザルツブルク・モーツァルテウムでピアノを学び、クレメンス・クラウスに指揮を師事。インスブルック劇場のカペルマイスターとしてキャリアをスタートし、レムシャイト、ルートヴィクスハーフェン、ラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団など各地の歌劇場やオーケストラを経て、60-64 年ドレスデン・シュターツカペレ首席指揮者、64-71年、73-90年ベルリン国立歌劇場総音楽監督、69年よりサンフランシスコ歌劇場客演指揮者。
 オペラではモーツァルト、ワーグナー、リヒャルト・シュトラウス作品を得意とし、1964〜67 年バイロイト祝祭歌劇場で「タンホイザー」、「さまよえるオランダ人」、「ニーベルングの指環」を指揮。伝統的なレパートリーのみならず近代作品も幅広く取り上げ、とりわけデッサウ作品を意欲的に演奏し、数々の歌劇を初演。病を理由に1990 年代に指揮活動から退いたが、1980 年代初期に登場したデジタル録音のパイオニアのひとりとして、その後も録音を通じて国内外で高い人気を誇った。NHK交響楽団名誉指揮者。(広瀬大介)

 スゥイトナーがN響で年末の〈第9〉を受け持ったのは74 年、78 年、82 年、86 年の計4回だが、当シリーズによってそのすべての年の演奏がCD化されたことになる。ぶっきらぼうなのに味わい深いその音楽の持ち味は、〈第9〉においてもいかんなく発揮されている。(岩野裕一)
ベリスラフ・クロブチャール(1924〜) Berislav Klobucar

 現クロアチアのザグレブ生まれ。マタチッチのもとで指揮を学んだのち、ザルツブルクのモーツァルト音楽院でクラウスに師事した。1943年にザグレブ歌劇場の副指揮者として指揮活動を始めたが、51年にウィーンに亡命し、オーストリア国籍を取得。この頃、ベルリン市立歌劇場(現ベルリン・ドイツ・オペラ)に客演。1953 年にウィーン国立歌劇場にデビューし、以来93 年まで、50 演目・1100回以上にわたって同歌劇場の公演を指揮した。80年には同歌劇場の来日公演で初来日し、R・シュトラウスの《エレクトラ》(日本初演)と《ナクソス島のアリアドネ》を指揮している。60-71 年にグラーツ歌劇場、72-81 年にストックホルム王立歌劇場の音楽監督、83-88 年にニース歌劇場の首席指揮者を務めるなど、ヨーロッパ全域を舞台に活躍。68 年には、メトロポリタン歌劇場にデビューし、ワーグナー指揮で賞賛を集めた。 クロブチャールは、落ち着いたテンポ設定と、声とオーケストラをまとめる技量で高く評価されたほか、ドイツ、オーストリア、フランス、イタリア、ロシアの有名作品をはじめとして、多岐に渡るレパートリーを誇り、いわゆる職人的なオペラ指揮者のイメージが強い。とくに注目を集めたのはドイツ作品の演奏で、ボンのベートーヴェン・ホール開場記念演奏会での《フィデリオ》(1958)、バイロイト音楽祭での《ニーベルングの指輪》全曲上演(1964)、ニース・オペラの《指輪》プロダクションのパリ(シャンゼリゼ)上演(1988)、ストックホルムでの《パルジファル》上演(1995)などの実績を残している。89 年にはパレルモでモンテメッツィの《三人の王の恋》を指揮するなど、知名度の低いオペラ作品の紹介にも積極的に取り組んだ。録音では、ウィーン国立歌劇場でのスメタナ《売られた花嫁》(1960)、プッチーニ《蝶々夫人》(1961)、メトロポリタン歌劇場でのワーグナー《ワルキューレ》(1968、「メトロポリタン・オペラ・ライヴ・シリーズ」)などがある。 NHK交響楽団との共演では、マーラー《大地の歌》、R・シュトラウス《ツァラトゥストラはかく語りき》、リスト《ファウスト交響曲》など、ドイツおよびオーストリアの大曲を中心としたプログラムを指揮している。(井上征剛) 

 そして〈第9〉は、このクロニクルのなかではもっとも演奏時間が長く、ゆったりとした足取りでスケールの大きな演奏を聴かせている。しかしその表現は、決して大味ではなくむしろ繊細といってよいもので、この年がN響〈第9〉に初登場となったソプラノの佐藤しのぶをはじめとする声楽陣も、充実した歌声を聴かせている。(岩野裕一)
フェルディナント・ライトナー(1912〜1996) Ferdinand Leitner

 ドイツ出身。ピアニストから指揮者へ転向し、1943〜45 年ベルリン・ノレンドルフプラッツ劇場、45〜46 年ハンブルク州立歌劇場、46〜47年バイエルン州立歌劇場を経て、50〜69年ヴュルテンベルク州立歌劇場(シュトゥットガルト歌劇場)の首席指揮者・音楽総監督を務め、オルフ「僭主オイディプス」(1959)、「プロメテウス」(1968)、ベルク「ルル」(1966)などを世界初演。47〜51年バッハ週間(アンスバッハ)上級音楽監督。オペラ指揮者として人気を博し、ワーグナー、リヒャルト・シュトラウス、モーツァルトのほか、オルフなど20 世紀作曲家の作品も得意とした。51 年ベニスでストラヴィンスキー「放蕩者のなりゆき」世界初演のリハーサルを指揮(初演本番は作曲家自身が指揮)。56 年、E.クライバーの後任としてブエノスアイレス・コロン劇場の指揮者に就任。69〜83年チューリヒ歌劇場音楽監督、76〜80年ハーグ・レジデンティ管弦楽団首席指揮者を兼任。88〜90年RAI国立交響楽団(トリノ)首席客演指揮者。シエナ・チギアーナ音楽院で教鞭も執る。客演も多く、アムステルダム・コンセルトヘボウ、ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団、ドイツ各地の放送交響楽団などのオーケストラや、シカゴ、ミュンヘン、ハンブルクの歌劇場等で指揮。第二次世界大戦後、ドイツ・グラモフォンで精力的に録音をおこない、名盤とされるブゾーニ「ファウスト博士」など300 以上の録音を残した。76〜90 年NHK交響楽団客演指揮者。(広瀬大介)

 このときライトナーは76 歳。スゥイトナー同様に力みのない、このうえなく格調高い〈第9〉の世界を創り出したのは、見事というほかない。76年の演奏が強い意志をみなぎらせたものであったことを考えあわせると、老境に至ったマエストロが到達した、オーソドックスでありながら滋味にあふれる音楽表現は、現在の音楽シーンではめったに出会うことのできないものであり、それだけに貴重な記録となっている。(岩野裕一)
若杉 弘(1935〜2009) Hiroshi Wakasugi

 東京生まれ。慶応大学経済学部を中退後、東京芸大音楽学部声楽科に入学し、畑中良輔に師事した。1959 年、芸大在学中に二期会公演《フィガロの結婚》で指揮デビュー。同年4 月に指揮科に移り、卒業後は指揮専攻科で伊藤栄一と金子登に、また学外で斎藤秀雄に学んだ。同専攻科修了後にNHK 交響楽団の指揮研究員となり、1965 年からは読売日本交響楽団の指揮者を務め、シェーンベルク《グレの歌》やペンデレツキ《ルカ受難曲》を日本初演するなど、活発な活動を展開した。 69 年から東京室内歌劇場音楽監督、72 年から75 年まで読売日本交響楽団常任指揮者、86 年から95 年まで東京都交響楽団音楽監督(87 年からは首席指揮者兼任)を務める。一方で、ヨーロッパでも高く評価され、77 年から83 年までケルン放送交響楽団の首席指揮者、81年から86 年までデュッセルドルフのライン・ドイツ・オペラの音楽総監督、82 年からドレスデン国立歌劇場とシュターツカペレ・ドレスデンの常任指揮者、87 年から91年までチューリヒ・トーンハレの芸術総監督と同管弦楽団の首席指揮者として活動した。 若杉は、音楽史上の重要な作品を多数紹介し、それらの真価を伝えるとともに、新たなレパートリーを開発し続ける意義を知らしめた点で、日本音楽界において最も重要な役割を果たしたひとりと位置づけられる。彼が日本初演した作品は、モンテヴェルディ《ポッペアの戴冠》(1966)、ワーグナー《パルジファル》(1967)、《ラインの黄金》(1969)、R・シュトラウス《ナクソス島のアリアドネ》(1971)、ブリテン《ヴェニスに死す》(1998)など、広範な時代と地域にわたっている。晩年は、日本にオペラ上演文化を定着させることに情熱を注いだ。1998 年から2007 年まで、滋賀県立芸術劇場(びわ湖ホール)の芸術監督としてヴェルディ未上演作品の日本初演に取り組み、2007年からは新国立劇場オペラ部門の芸術監督を務め、B・A・ツィンマーマンの《軍人たち》(2008)の日本初演などを主導した。 都響とのマーラー交響曲全集、シュターツカペレ・ドレスデンとのワーグナー、ベートーヴェン、マーラーなど、録音も多数残している。NHK 交響楽団の定期公演には、1986 年から登場し、95 年に正指揮者に就任。オネゲル《火刑台上のジャンヌ・ダルク》の原語版初演(1989)など、意欲的なプログラムで演奏を繰り広げた。(井上征剛) 

 名人ゾンダーマンがティンパニーを叩き話題になりました。ゾンダーマン自身「私の演奏家としての生涯のクライマックス」と語る記念碑的演奏会。着実なテンポで演奏されますが終楽章などはそのテンポ感ゆえ独特の高揚感が生じ実に圧巻です。後に団員からも大名演たたえられた演奏です。


ミッテンヴァルト

MTWD 99053
\3000
「日本のピアノ変奏曲選」〜伊澤修二から大中 恩まで〜
 (1)平井康三郎(明治43年〜平成14年):
  「荒城の月」の主題による8つの変奏曲(昭和32年)
 (2)伊澤修二(嘉永4年〜大正6年)/L.W.メーソン(1818-1896):
  へとつ(明治16年頃)
 (3)信時潔(明治20年〜昭和40年):
  小学唱歌「月」の主題による10の変奏曲(大正9〜11年頃)
 (4)宮原禎次(明治32 年〜昭和51 年):
  ヴァリエーション—「雀々」を主題とせる(大正11年)*
 (5)鈴木次男(明治34年〜平成3年):
  蝶々蝶々を主題とする五つのバリエーション(昭和11年刊)*
 (6)林 良夫(明治39年〜平成6年):
  故郷の癈家に依る變奏曲(昭和13年刊)*
 (7)岡本敏明(明治40年〜昭和52年):ローレライ変奏曲(昭和14年刊)*
 (8)小山清茂(大正3年〜平成21年):雁雁わたれ変奏曲(昭和44年)
 (9)大仲 恩(大正13年〜):
  こどものうた「おなかのへるうた」による変奏曲(昭和55年頃)
 (10)〜ボーナス・トラック〜
  エルンスト・プッチェル:荒城の月變奏曲Op.52(昭和4年刊)
秦はるひ(ピアノ)
 平成25 年度文化庁芸術祭参加作品。「荒城の月」「ローレライ」「故郷の癈家」「蝶々蝶々」等、心に響くなつかしの歌!「日本のピアノ変奏曲選」〜秦はるひ

 録音:2013 年5 月16日・17 日、神奈川県二宮町生涯学習センターラディアンホール *印:世界初録音

 日本の洋楽受容期から今日までに数多く作曲されたピアノ曲の中から、多くの人の心に残り、懐かしさを感じる「歌」を主題とした變奏曲をまとめてみようと思ったのは5 年ほど前のことになる。(中略)前衛的な作品はなく、古典的な作曲技法による変奏曲集ではあるが、それぞれの作曲家の個性と、彼らが生きた時代背景が感じとれることは実に興味深い。耳に懐かしい曲を主題とした変奏曲集であり、日本のピアノ曲に初めて接する方にも、楽しく聴いていただけるアルバムになっていれば大変にうれしく思う。(齊藤保夫、プロデューサー・ノートより抜粋)
 

MTWD 99052
\2500
「アクロン/ヴァイオリン・ソナタ第2番」
 (1)ジョセフ・アクロン(1886-1943):プレリュード 作品13
 (2)アレクサンドル・スクリャービン:エチュード 作品2-1
 (3)ニコライ・ソコロフ(1850-1922):エレジー 作品17
 (4)ジョセフ・アクロン:ヘブライのメロディー 作品33
 (5)-(8)ジョセフ・アクロン:ヴァイオリン・ソナタ第2番 作品45
谷本 潤(ヴァイオリン)
ウラディーミル・ブードニコフ(ピアノ)
 ヘブライのメロディーで知られるアクロンの叫びと祈り!世界初録音ソナタを含む作品集

 録音:2013 年5 月8 日・9日、笠懸野文化ホールPAL

 ジョセフ・アクロン(1886-1943)はリトアニア(当時ロシア領)のユダヤ人家庭に生まれ、幼少より音楽家の父親からヴァイオリンを習った。家族がワルシャワに移住した後、1899 年より1904 年の間ペテルブルク音楽院でレオポルド・アウアーにヴァイオリンを、リャードフに作曲法を学んだ。1911 年以降はペテルブルグにて「ユダヤ民族音楽協会」に参加。1925 年アメリカに亡命。ニューヨークで演奏活動と作曲活動を行い、当時ウィーンより亡命していたシェーンベルグからも高い評価を受けた。
 彼の作品はドイツ・ロマン派、フランスの近代印象主義、伝統的ユダヤ音楽、更にロシア象徴主義の影響を受けており、その作風を一言で表すのは困難である。当CD に収録した3つの彼の作品は、全てアメリカ亡命以前の作品で、同時代のロシアの作曲家スクリャービンの影響が強い。しかし「ヘブライのメロディー」(1911 年作)は純粋にユダヤ民謡がモチーフで、ハイフェッツ、エルマンらが録音していることから有名な作品である。
 ヴァイオリン・ソナタ第2番は全4楽章からなる大作で1918年に作曲された。ロシア革命が起こり、その後ユダヤ人への差別が更に強まった時期に当たるゆえ、不安と緊張感に満ちた作品である。同時に当時の様々な音楽語法を取り入れた向日性の感じられる作品である。(谷本潤、ライナー・ノートより抜粋)

Naxos Crescendo


NYCC-10001
\2625
「ラフマニノフ 楽興の時 作品16 ● 三善 晃 ピアノ・ソナタ、他」
 ①ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第6番ヘ長調 作品10-2
 ②ラフマニノフ:楽興の時 作品16
 ③三善晃:ピアノ・ソナタ
藤田真央(ピアノ)
今年15歳を迎える若きピアニスト藤田真央のデビュー・アルバム!

 録音は2011年(愛知県碧南市芸術文化ホール)と2013年(ベルリン・イエスキリスト教会)で、録音エンジニアは共にエバーハルト・ヒンツが担当。
 2009年の第19回日本音楽コンクール全国大会グランプリ受賞を皮切りに、「世界クラシック2010」シニアの部第1位、2010年第64回全日本学生音楽コンクール小学校の部東京大会第1位、全国大会第1位、などを独占した。以降、現田茂夫指揮・神奈川フィルハーモニー管弦楽団、飯盛範親指揮・東京交響楽団、大友直人指揮・東京交響楽団などと共演、2012年8月には第13回エトリンゲン国際コンクール入賞を果たし(ドイツ)、2013年8月、ウィーンで開催された第5回ロザリオ・マルチアーノ国際ピアノコンクールで栄えある第1位、併せてワーグナー・ヴェルディ賞を受賞した。
 このCDは、古典派から近代ロシア音楽、さらには邦人作品まで、藤田真央の多彩なアプローチが聴ける鮮烈なデビュー・アルバムである。

【藤田真央 プロフィール】
3歳よりピアノを始め、松山優香氏、松山元氏に師事。2009年、第19回日本クラシック音楽コンクール全国大会でグランプリを受賞。同年、台湾で開催された「世界クラシック2010」へ日本代表として出場、ジュニアの部で第1位を獲得する。
2010年、第64回全日本学生音楽コンクール小学校の部東京大会第1位、全国大会第1位。併せて、野村賞、井口愛子賞、音楽奨励賞、横浜市民賞(聴衆賞)を受賞。その後、神奈川フィルハーモニー、東京交響楽団などと共演。2012年、第13回エトリンゲン国際コンクール入賞(ドイツ・エトリンゲン)2013年、第5回ロザリオ・マルチアーノ国際ピアノコンクール第1位、併せてワーグナー・ヴェルディ賞を受賞(オーストリア・ウィーン)。現在、コロンビアインターナショナルスクール 中学課程3年在学中

録音エンジニア:エバーハルト・ヒンツ
録音日時:①2011年12月16日、②③2013年4月2日、3日
録音場所:①愛知県碧南(へきなん)市芸術文化ホール・エメラルド・ホール
②③ベルリン・イエスキリスト教会

QUADRIGA(クアッドリーガ)


クアッドリーガ・レーベルは音楽の楽しみのための新レーベルで、ピアニスト広瀬美紀子による新しいレーベルです。

QR 09001
\2500
「ヴィラ=ロボス:ピアノ作品集Vol.1」
 (1)ワルツ・スケルツォ(1913)/(2)波に揺れて〜練習曲(1914)/
 (3)ニューヨーク・スカイライン(1940)/
 (4)-(7)ブラジル風バッハ第4番(1930-41)
  (I.前奏曲/序奏、II.コラール/密林(奥地)の歌、
   III.アリア/カンティガ(古謡),IV.舞曲/ミウジーニョ)/
 (8)神秘的なワルツ(1918)/(9)真実の詩〜飾りのない詩(1942)/
 (10)白いインディオの踊り(1936)/(11)悲嘆(1910)/
 (12)ロマンティックなワルツ(1912)/(13)苦悩のワルツ(1932 or 1938)
広瀬美紀子(ピアノ)
 録音:2009 年5 月27 日,6月9 日、51:15(録音:シャッツグレーバー)

 VARIETE レーベル(TR)のVA-09001 で出ていたもののリニューアル再発売。
 数多いヴィラ=ロボスのピアノ曲より選りすぐりの作品集となっています。多作家であらゆるジャンルで作曲を行っていたヴィラ=ロボスですが、特にピアノ作品には力を入れており、演奏される機会も多いジャンルです。ブラジル風バッハ第4 番はオーケストラ版が知られていますが、このピアノ独奏版がオリジナルとなっております。
 

QR 09002
\2625
「デュオ・フィオーレ」〜壮大な二台ピアノの世界へ
 (1)アルチュニアン&ババジャニアン:2台のピアノのためのアルメニア狂詩曲
 (2)リスト:ラーコーツィ行進曲(2台4手)
 (3)ピアソラ:オブリヴィオン〜忘却〜(山本京子編 2台4手)
 (4)ラフマニノフ:ロシア狂詩曲(2台4手)
 (5)チャイコフスキー:
  「くるみ割り人形」より「花のワルツ」(コチシュ・ゾルターン編 2台4手)
 (6)ピアソラ:リベルタンゴ(山本京子編 2台4手)
 (7)リスト:
  メンデルスゾーンの無言歌の主題による大コンツェルトシュトゥック
   (山本京子編 2台4手)
 (8)ドビュッシー:ベルガマスク組曲第3曲「月の光」(デュティユー編2台4手)
デュオ・フィオーレ:
 【横井玲子(ピアノ)、
  石澤直子(ピアノ)】
 録音:2013 年5 月29,30日、さいたま芸術劇場 音楽ホール,70:01(録音:シャッツグレーバー)

 二人の熱情あふれるピアニズム、抒情性豊かな感性、音楽性が好もしい。自己発揮を要求される曲目が多く、このCD は聴きごたえのあるものだ。(ピアニスト 岩崎 淑)
 おそらく日本人初となる収録曲目が多く、実に素敵な、魅力的なピアノ・デュオである。この二人が紡ぎだした音楽の質感と音色の豊かさは、ピアノソロではめったに味わえない魅力だ(音楽評論家 百瀬 喬)

レグルス


RGCD-1035
\3045
オーベルタンオルガンのふくよかな響きに包まれたクリスマス
 めでたし海の星 Ave maris stella                 
  − 軽井沢のクリスマス − Christmas Concert in Karuizawa
 めでたし海の星(作者不詳 17世紀)   
 L.C.ダカン:ノエル第11番: ティエルスによるノエル
 今日、キリストは生まれたまいぬ(グレゴリオ聖歌)*
 P.ダンドリュー/F.ダンドリュー:歌いましょうマリアのために*
 M.コレット:プロヴァンス地方のノエル
 パティパタパン(ブルゴーニュ民謡 18世紀)*
 マリアのひざに眠るのは(イギリス民謡/編曲:早島万紀子)*
 鳥の歌(カタロニア民謡/編曲:早島万紀子)*
 J.J.ボーヴァルレ=シャルパンティエ:スイスのノエル
 C.バルバストル:このよき日に(ブルゴーニュのノエル)
 D.ブクステフーデ:甘きよろこびのうちに
 J.S.バッハ:カノン変奏曲「高き御空よりわれ来り BWV769
早島万紀子(オルガン)、
波多野睦美(メゾ・ソプラノ)*
●軽井沢の別荘地にたたずむ一件の少し大型の別荘、ここに22のストップと16フィートペダルを持つ、おそらく個人蔵としては日本最大級のオルガンがある。製作者はフランスの名工ベルナール・オーベルタン、オルガン開きにはミシェル・シャピュイがわざわざやってきて即興演奏を披露したというほどの名器だ。

●ここでは毎月のように様々なコンサートが催されているが、ある年行われたクリスマス・コンサートがあまりにも素晴らしかったので是非CDにしようという話しが持ち上がった。
しかしこの計画も東日本大震災で中断、紆余曲折を経て2013年4月末に録音。折しも軽井沢は季節はずれの大雪、クリスマスコンサートを天が再現してくれたようなひとときであった。

●曲はフランス周辺のノエルを中心にグレゴリオ聖歌から「鳥の歌」まで、クリスマスにふさわしい柔らかくそして時に地方色豊かで華やかな音楽が楽しめる。

録音: 2013年4月21−24日、軽井沢コルネ

早島万紀子プロフィール:
 東京藝術大学卒業。1977年渡仏、パリ・スコラカントルム、オルセー音楽院にて、M.シャピュイ、A.イゾワールの各氏に師事する。パリを拠点として長年にわたり教会オルガニストを務めながら、ヨーロッパ各地で歴史的オルガンを訪ね研鑽をつむ。
 ‘91年新宿文化センター専属オルガニストに就任。東京藝術大学、宮城学院女子大学、フェリス女学院大学などで後進の指導に当たる。バロックから現代音楽まで幅広いレパートリーに取り組んでいる。山梨県白根町(現 南アルプス市)ホールのオーベルタンオルガン設置とともにフランスからシャピュイ氏を招き毎年アカデミーを開催するなど、主にフランス音楽の普及に尽力し、多彩な活動を続けている。日本を代表するオルガニストとして、そのエスプリに溢れた演奏は国内外でも高く評価されている。
波多野睦美プロフィール:
 宮崎大学教育学部卒業後、ロンドンのトリニティ音楽大学声楽専攻科を修了。イギリス・ルネサンスのリュートソング、イタリア、スペインのバロック歌曲から日本・イギリス・ドイツ・フランスの近現代の歌曲を重要なレパートリーとしてコンサートやCD録音を行い、陰影に富む表情、心に残る人物像の表現で独特の存在感を放っている。
 リュートソングではダウランドの作品を中心にリュート奏者つのだたかしと日本、イギリスでコンサートを重ね、ケンブリッジ、リンカーンなど各地の古楽フェスティバルに出演。現地のメディアから絶賛を浴びた。宗教音楽を演奏する《アンサンブル・エクレジア》、古楽器バンド《タブラトゥーラ》の多くの国内外公演、CD録音に参加。
 軽井沢コルネではイタリアソプラノ歌手 ロベルタ・マメリとリュートつのだたかしと共演のCDがある。
 


RGCD-1034
\3045
〜柴田雄康、最後の録音〜
 2本のリコーダーによる 対話 Dialogue

 モンテクレール:対話
 広瀬量平:オードⅠ、オードⅡ
 L.クープラン:ファンタジー、ドゥオ
 ゲドロン:
  エール「天の示すままに」、エール「いかなる望みのあろうものか」
 ボエセ:
  エール「我が眼よ、もはや望んではならぬ」、
  エール「アムール、汝のバラには棘が」
 ヴィゼー :プレリュード、シャコンヌ
 マレ:プレリュード、リュリ氏のトンボー
 ランベール:
  エール「かわいい私の羊飼いさんは」、
  エール「春の甘い魅力」、日ごとのあなたのつれなさは、
  エール「秘密の炎」、
  エール「何をしている シルヴィー」、
  エール「語りしは、そなたの魅力のみ」
 ク-ルヴィユ:エール「人知れぬ苦しみに」
柴田雄康(リコーダー) 
花岡和生(リコーダー)
 広瀬量平「オード」と「エール・ド・クール」を中心とした17世紀フランスの音楽
録音: 2013年1月30日-31日、2月21日‐22日 三芳町文化会館“コピスみよし”

●柴田雄康は1975年に「東京リコーダー・クヮルテット」の一員としてブリュージュの古楽コンクールで優勝、日本の古楽ブームのきっかけを作った。花岡和生は言わずと知れた日本のリコーダー演奏の第一人者。不思議なことにこの二人の共演は長らく行われていなかったが、ある機会でそれが実現、意気投合今回の録音へとつながった。
 この二人の共演ということで、あえて他の楽器を交えず、また高音楽器も入れずプログラムが作成された。
 広瀬量平のオードのようにオリジナルの楽器編成の曲もあるが、大部分は他の楽器のもので、柴田を中心にアレンジが行われた。特に中心となっている「エール・ド・クール」は歌の作品で細かい装飾や粋な節回しが要求される。しかしベテランの二人はそれらの要求にこびることなく、まるで本来リコーダーの曲であるがごとく、巧みに「自分たちのもの」として演奏している。

●なお柴田雄康は録音時に於いてすでに癌を発症していたが、CDの発売を待たず10月のはじめ死出の旅にたった。このCDのジャケットデザインも本来美術の出身であった柴田が最後に作った作品である 
柴田雄康プロフィール:
 1947 年東京八重洲生れ。武蔵野美術大学卒業。リコーダーを多田逸郎氏に師事。1975 年、山岡重治、松島孝晴、北御門文雄と共に「東京リコーダー・クヮルテット」結成。同年、ベルギー、ブルージュ国際古楽コンクール、アンサンブル部門で第1 位を得る。1982 年〜 84 年、オランダ政府留学生として、デン・ハーグ王立音楽院に学び、リコーダー奏法及び製作法をR. カンジ氏に師事。一方、1970 年から歴史的スタイルのチェンバロの研究、製作を手がける。

花岡和生プロフィール:
 和歌山県に生まれる。1976 年オランダのデン・ハーグ王立音楽院リコーダー科を卒業。リコーダーをフランス・ブリュッヘン氏に師事。’77 年帰国。帰国後は各地でコンサート活動を行っている。’96 年「トラウト・レコード」を設立。CD「笛の楽園」、「オトテール:プレリュードと組曲」(共にレコード芸術誌特選盤)などをリリース。
 ’05 年和歌山県文化奨励賞受賞。現在、洗足学園大学非常勤講師、相愛大学古学器科非常勤講師。
 

RGCD‐1036
\3045
家喜 美子(チェンバロ)
 J.S. バッハ:インヴェンションとシンフォニア BWV 772-801
家喜 美子(チェンバロ)Yoshiko Ieki,Cembalo
楽器:二段鍵盤チェンバロ ルイジ・バイヨン制作、シトー、1755年
たった1台だけ残された謎の製作者による銘器が今蘇る
 既発売「ゴルトベルク変奏曲」、「エディンバラの銘器」の2枚のCD同様、今回もエディンバラの現在望みうる最高のチェンバロを使用して、演奏・録音ともに極上の作品に仕上がりました。演奏は今までの同種録音とは全く異なるもので、子供達の参考にはちょっとなりにくいものですが、インヴェンションの凄さを見せてくれる内容です。
 これら15の調性を用いて繰り広げられるそれぞれの世界には、私たち自身の中の何か大切なものを呼び起こしてくれる、大きな力が秘められていた。(家喜美子ライナーノートより)
 豪華に装飾を施された、このハープシコードは、セント・セシリア・ホールのロッジャー・ミレイ・コレクションの中でも、最も美しい楽器の一つである。楽器の外側には、製作者の署名はないが、底板の内側に消えかかった鉛筆の文字で次のように書かれているのが読み取れる。「1755年にCiteuxのオルガニストであり、楽器製作者であるルイジ・バイヨンが製作した。」と・・・(ジョン・レイモンド氏の解説より
録音:2013年4月10-12日 ラッセル・コレクション、エディンバラ、スコットランド
 ※おことわり:貴重なオリジナル楽器を保護するため、録音はラッセル・コレクション内で行われました。また楽器の繊細で豊かな響きを十全に捉えるため、無指向性マイクを使用しています。そのため一部に外部交通機関による雑音が混入しています。ご承知置きください

若林工房



WAKA 4175-76
(2CD)
\2980
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
 「舞踏への勧誘/ラ・カンパネッラ〜ピアノ名曲集」

  スカルラッティ:3つのソナタ(ロ短調K.87, ロ短調K.27, 変ホ長調K.193)
  モーツァルト:トルコ行進曲(ソナタK.331 より)
  ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調op.27-2「月光」
  ウェーバー:舞踏への勧誘op.65
  ショパン:
   華麗なる大円舞曲変ホ長調op.18,
   軍隊ポロネーズop.40-1,3つのワルツop.64
  リスト:コンソレーション第3番,ラ・カンパネッラ
  ラフマニノフ:2つのプレリュード(ト長調op.32-5, 嬰ハ短調op.3-2)
  ショパン:ワルツ ヘ短調op.70-2
  シューマン:トロイメライ
  メンデルスゾーン:「春の歌」op.62-6
 [ボーナス・トラック]
  メンデルスゾーン:
   2つの無言歌(「甘い思い出」op.19-1, 「羊飼いの嘆き」op.67-5)
  メトネル:プリマヴェラ(春)op.39-3
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
 若林工房10 周年記念コンサート・ライヴ〜ニューヨーク・スタインウェイの華麗なる響き「舞踏への勧誘/ラ・カンパネッラ〜ピアノ名曲集」イリーナ・メジューエワ

 録音: 2013 年8 月30 日、新川文化ホール、富山県魚津市(※ボーナス・トラック以外はコンサート・ライヴ録音)/STEREO / 24-Bit Digital 録音、発売元:若林工房

 まさに一期一会・・・奇跡のような演奏会の記録
2013 年8 月30 日に新川文化ホール(富山県魚津市)で行われた「若林工房10 周年記念コンサート」のライヴ録音。スカルラッティからラフマニノフまで名曲小品を並べたプログラムをメジューエワが見事な手腕で聴かせます。特筆すべきはこのコンサートのために神戸から運ばれた1925 年製のニューヨーク・スタインウェイの華麗な音色! パデレフスキやホフマン、ラフマニノフといった巨匠たちが活躍したピアノ黄金時代を彷彿させるサウンドをお楽しみください。
 ボーナス・トラックとして、セッション録音によるメンデルスゾーンの無言歌(2曲)とメトネルの「プリマヴェラ」が収録されているのも嬉しいところです。

 ライナーノートより
 「…大地の底から鳴り響いてくるかのような低音、密度の高い核とそれを包む豊潤な色彩感をもつ中高音、そしてなんといってもその濃過ぎるほどの表現力に心底驚きを禁じ得ない。」 (土田 哲)
 


WAKA 4173-74
(2CD)
\3600
「ブラームス:ピアノ作品集/イリーナ・メジューエワ」
 ブラームス:
  幻想曲集 作品116
  3つの間奏曲 作品117
  6つの小品 作品118
  4つの小品 作品119
  “一輪の薔薇が咲いて”
   (11のコラール前奏曲 作品122〜第8曲)(ブゾーニ編曲)
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
 絶望と諦観の静謐な交錯〜ブラームス晩年の豊穣な音楽世界を濃やかに描く
 ブラームス:ピアノ作品集/イリーナ・メジューエワ

 録音: 2013 年7 月 & 9 月、新川文化ホール(富山県魚津市)/STEREO/DSD 録音、発売元:若林工房

 イリーナ・メジューエワがいよいよブラームス後期作品に挑戦! メジューエワによるブラームスには、まとまった作品としては「4つのバラードop.10」(2007 年録音)があった程度で、今回はop.118-2 を除く全曲が初録音となります。
 枯淡の境地を反映したといわれるブラームスの「晩年スタイル」ですが、メジューエワは、「孤独」や「絶望」、「諦念」の裏側で静かに燃えている作曲家の心の裡に迫ることにより、それが、いかに豊穣な世界であったかということを再認識させてくれます。ロマン主義芸術の放った最後の光芒、そしてその先に広がる果てしない闇を、これほどまで見事に描いた演奏はほかにあまり例を見ません。ネイガウスやユーディナ、そしてリヒテル、ギレリス、ヴェデルニコフ、アファナシエフといった巨匠たちの偉大な伝統を継承しつつ独自のブラームス像を確立している点において、この演奏はロシア・ピアニズムのブラームス演奏史に新たな一章を付け加える、記念碑的なものといっても過言ではないでしょう。pp からff まで透明感に溢れる変幻自在のタッチ、色彩感豊かな音色。とどまることのないファンタジーの広がりと堅固な造形、巨大なスケール感。
 ポリフォニーの卓抜な処理。すべてが斬新であると同時にどこか懐かしい、新しいブラームスをお聞きください。

 ライナーノートより
 「(メジューエワの)眼差しは、このブラームスの音符の意図をすべて理解するだけではなく、譜面の紙背を徹して、ブラームスが構築した宇宙を隈なく鳥瞰してつかみとり、その空間を妙なる美音で満たす。(中略)・・・ブラームスが生涯の最後に到達して得た、この豊穣な音楽世界の全てを、あなたはこのアルバムで聴き取ることができるであろう。」(岡田央太)

現代ギター


GGBD 5009
\1890
コスト:25の練習曲Op.38 稲垣 稔(ギター)
 クラシックギターの練習曲集の中で最も美しいコストOp.38 を早世の天才ギタリスト、稲垣 稔が奏でる!

 録音:1996 年4 月

 ナポレオン・コストは、ロマン派を代表するフランスのギタリスト兼作曲家。そのエッセンスを凝縮したような《25 の練習曲Op.38》はまさに名作揃い。ロマン派作品演奏の恰好の手引きと言えるでしょう。さまざまな魅力に溢れたこれらの曲を名手、稲垣 稔の演奏でお届け致します。稲垣稔は2013 年6月26 日、ガンのため惜しまれつつ世を去った早世の天才ギタリスト。その音色の美しさと確実なテクニックには定評がありました。このCD は1996 年4 月に録音された全曲演奏で、練習の参考用としてのみならず、コスト作品が持つ魅力を余すところなく伝える貴重なものです。(旧品番:GGBD-5003)




神戸ユビノ企画

OHPM-0001
\2000
ワン・ハンド・ピアノ・ミュージック・シリーズ1〜「はじまり」
 F.ブルーメンフェルト:練習曲 変イ長調Op.36
 C.サン=サーンス:左手のための6つの練習曲Op.135
  (前奏曲/フーガのように/無窮動(終わりない動き)
   ブレー/エレジー/ジーグ)
 J.S.バッハ(J.ブラームス編):シャコンヌ
  (無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 BWV.1004ニ短調より)
 A.スクリャービン:前奏曲と夜想曲Op.9
 左手のアーカイブ初級楽譜(有馬圭亮 編曲):かたつむり
瀬川泰代(左手ピアノ)
 「左手のアーカイブ」プロジェクトが送り出す新人・瀬川泰代苦難を乗り越えて彼女が出会った珠玉の左手ピアノ曲を収録!

 録音:2012年9月3日、原宿アコスタジオ,(紙ジャケ仕様)

 「左手のピアノ演奏」の社会化を目指す団体「左手のアーカイブ」プロジェクトが送り出す新人・瀬川泰代の心温まる演奏は、聞く者の心を癒し、勇気を与えます。バッハ、スクリャービンの名曲から、同団体が障がいのある子どもの為に編曲した「かたつむり」など幅広い選曲になっており、彼女の魅力を存分に味わえるCD になっています。

キング・インターナショナル(国内仕様盤)

ブルーレイ・ディスクTM・オーディオ3タイトル国内仕様化
  BDオーディオの第一人者、麻倉怜士氏による解説付き


KKC 5356
(Blu-ray Disc Audio)
\4500
※輸入盤発売済
ブルックナー:
 (1)交響曲第4番変ホ長調 WAB104『ロマンティック』
  (1874年第1稿)
 (2)交響曲第7番ホ長調 WAB107
 (3)交響曲第8番ハ短調 WAB108(1887年第1稿)
バイエルン国立管弦楽団
ケント・ナガノ(指揮)
 BD オーディオで登場!ケント・ナガノ手兵バイエルン国立管との集大成!

 録音:(1)2007 年ミュンヘン、ファラオ・スタジオ (2)2010 年ベルギー、ゲント・カテドラル (3)2009 年ミュンヘン、ファラオ・スタジオ
 [FARAO] A.108076、音声:5.0 DTS-HD Master Audio、2.0 LPCM、輸入盤・日本語解説付
 プロデューサー:フェリクス・ガーゲルレ/編集:アンドレアス・ツェンメラー

 2006 年からバイエルン国立歌劇場音楽監督に就任し、2013 年7 月に7 年間務めた地位を退任するケント・ナガノの集大成ともいえるアルバムがFARAO CLASSICS から発売。
 これまでに意欲的なオペラ上演や斬新なコンサート・プログラムでめざましい成果を上げてきたケント・ナガノ。今回発売されるのは、FARAOCLASSICS のプロデューサー、フェリクス・ガーゲルレ氏によって録音された初リリースとなる第8 番の単売と、同じくFARAO CLASSICS が録音したSONY CLASSICAL から発売された第4 番と第7 番、そして第8 番が収録され、今話題のブルーレイ・ディスク・オーディオで発売されます。高音質で定評のあるFARAO が録音を手掛け、細部までこだわった充実のセッション録音と、ベルギーのゲントのカテドラルで行われた7 番の録音は、教会ならではの美しい残響と、自然な空気感は絶品。
 2ch ステレオ& 5.0 チャンネル対応のブルーレイ・ディスク・オーディオで、充実した中低音域の濃密さを堪能できます。
※ブルーレイ・ディスク対応機器でのみ再生可能です。
 

KKC 5344
(SACD HYBRID)
\3000
※輸入盤発売済
J.S.バッハ:カンタータ全集Vol.47
 「ライプツィヒ時代1726年のカンタータ(5)」

  第36番「嬉々として舞い上がれ、星々の高みにまで」 BWV36(決定稿)
  第47番「誰であれ高ぶる者は低くせられ」 BWV47
  第27番「誰ぞ知らん、わが最期の時がいかに迫り来るかを」 BWV27
ハナ・ブラシコヴァ(ソプラノ)
ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)
水越 啓(テノール)
ペーター・コーイ(バス)
三宮 正満(オーボエ・ダモーレ)
若松 夏美(ヴァイオリン)
バッハ・コレギウム・ジャパン(合唱・管弦楽)
鈴木 雅明(指揮)
 BCJ カンタータ全曲シリーズ第47巻、輝かしい36番、壮重な47番、重厚な27 番…多彩な聴き所あふれる1枚

 収録:2010 年2 月21-24 日/神戸松蔭女子学院大学チャペル/68’27”、[BIS] BIS SA 1861、輸入盤・日本語解説&対訳付

 SACD ハイブリッド盤。第42 集から続く「ライプツィヒ時代1726 年のカンタータ」シリーズ、5 枚目のタイトルとなります。今回収録される運びとなったのは、第36 番《嬉々として舞い上がれ、星々の高みにまで》、第47 番《誰であれ高ぶる者は低くせられ》、第27 番《誰ぞ知らん、わが最期の時がいかに迫り来るかを》の3 篇のカンタータ。世俗カンタータの響きも垣間見える輝かしく軽快な第36 番、「高められ」「低められる」という箴言を上下降の音楽で鮮やかに表現した荘重な第47 番、死との対峙を主題とし、葬送音楽を強く思わせる重厚な第27 番、とそれぞれに異なる聴き所があり、今回も聴き所十分なプログラムに仕上がっています。第36 番にはいくつかの稿がありますが、本アルバムに収録されているのは、1725 年に作曲された世俗カンタータ(BWV 36c)を転用し、1731 年の12 月2 日、待降節第1 日曜日のライプツィヒの礼拝で演奏されたものになります。世俗的な要素が強かったそれまでの稿に、バッハは古来の賛美歌『いざ来ませ、異邦の民の救い主 Nun komm, der Heiden Heiland』の一部を取り入れ、待降節に演奏するにふさわしいものに改作しました。最終節ではルターの賛美歌が高らかに謳い上げられ、明るくも荘厳な礼拝カンタータに仕上げられています。
 楽器編成に注目して聴いて頂きたいのが第27 番。第3 曲のアルトのアリア〈ようこそ!と我は進んで言いて迎えまつらん〉で、バッハはオーボエ・ダ・カッチャ(バッハの時代に用いられたテノール・オーボエ。コーラングレの原型ともされます)と鍵盤楽器という、当時他に例をみない楽器編成をあてがっています。
 この鍵盤楽器に関してはオルガンかチェンバロか明確に決定する資料が残されていないため、鈴木雅明はメインパートではチェンバロを用い、オルガン版をボーナス・トラックとして収録しています。
 

KKC 5312
(SACD HYBRID)
\3000
※輸入盤発売済
J.S.バッハ:カンタータ全集Vol.45
 「ライプツィヒ時代1726年のカンタータ(3)」
  ・第39番「割いて与えよ、飢えた者に汝がパンを」BWV 39
  ・第187番「すべての創られしものはあなたを待ち望む」BWV 187
  ・第129番「主に誉れあれ」BWV 129
  ・ヴァイオリンと管弦楽のためのシンフォニア ニ長調 BWV 1045
野々下由香里(ソプラノ)
ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)
ペーター・コーイ(バス)
若松夏美(ヴァイオリン独奏)
バッハ・コレギウム・ジャパン(合唱・管弦楽)
鈴木 雅明(指揮)
 バッハ円熟期、他者作品に目を向けた新機軸のカンタータ3 篇、ヴァイオリン独奏、若松夏美によるシンフォニアにも注目

 収録:2009 年2 月/神戸松蔭女子学院大学チャペル/65’42”、[BIS] BIS SA 1801、輸入盤・日本語解説&対訳付

 SACD ハイブリッド盤。44 集に引き続き、1726 年頃のカンタータ3 篇を収録。ライプツィヒ時代のはじめの2 年間とは異なり、この頃バッハは日曜日ごとに礼拝でもはや自らの新作カンタータを上演することを止めて、他者の作品をより多く用いています。そうした影響もあって、第39 番では彼のはとこの作曲家ヨハン・ルートヴィヒ・バッハのカンタータの歌詞が転用されています。
 さらに、このアルバムで興味深いのは、詳細不明のカンタータのシンフォニア(器楽による導入楽章)が収められているところ。ヴィルトゥオーゾ的なヴァイオリン独奏を含むのが特徴的で、若松夏美の名人芸が光ります。
 

KKC 5343
(SACD HYBRID)
\3000
※輸入盤発売済
J.S.バッハ:カンタータ全集Vol.46
 「ライプツィヒ時代1726年のカンタータ(4)」
  ・第102番「主よ、あなたの目は信仰を顧み給う」BWV 102
  ・第45番「人よ、良きことの何たるかはすでに汝に告げられたり」 BWV 45
  ・第17番「感謝の捧げ物をなす者、これぞわれを讃える者」 BWV 17
  ・第19番「戦闘が起これり」BWV 19
 [ボーナス・トラック]
  ・第102番「主よ、あなたの目を信仰を顧み給う」BWV 102より
   第5曲アリア(テノール):恐れおののけ[オブリガート: トラヴェルソ版]
ハナ・ブラシコヴァ(ソプラノ)
ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)
ゲルト・テュルク(テノール)
ペーター・コーイ(バス)
菅きよみ(フラウト・トラヴェルソ)
若松 夏美(ピッコロ・ヴァイオリン)
バッハ・コレギウム・ジャパン(合唱・管弦楽)
鈴木 雅明(指揮)
 シンフォニックな冒頭合唱に心打ち震える、充実の4篇、第102番では、菅きよみ独奏によるトラヴェルソ版オブリガートのボーナス・トラックも必聴

 収録:2009 年9 月& 10 月/神戸松蔭女子学院大学チャペル/76’24”、[BIS] BIS SA 1851、輸入盤・日本語解説&対訳付

 SACD ハイブリッド盤。45 集と同様に、1726 年ライプツィヒで作られた4 篇のカンタータは、毎週日曜日の礼拝でのカンタータ奏楽に、ほかの作曲家の作品をしばしば採り入れていた時期の作。他者の作を演奏に用いて仕事量が軽減されたことで、バッハは自作のカンタータ作曲により充分な時間を費やすことの出来る余裕を得たようで、いずれのナンバーでも特に、冒頭合唱をシンフォニックとも言うべき雄大な構想で書くことに努力が傾けられています。
 なお、第5 曲のテノールのアリアに、オブリガート楽器の選択の問題のある第102 番では、本編のピッコロ・ヴァイオリン版のほかに、自筆総譜にあるトラヴェルソ版もボーナス・トラックとして収録されているのも注目。
 
KKC 5345
(SACD HYBRID)
\2857+税
※輸入盤発売済
J.S.バッハ:カンタータ全集Vol.48
 「ライプツィヒ時代1727〜29年のカンタータ(1)」

  第34番「おお永遠の炎、おお愛の源よ」
  第117番「賛美と栄光が至高なる善にあれ」
  第98番「神のなし給うは恵みに満てる御業」
  第120番「神よ、シオンにて安らかにあなたを賛美し」
鈴木 雅明(指揮)
バッハ・コレギウム・ジャパン(合唱・管弦楽)
ハナ・ブラシコヴァ(ソプラノ)
ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)
水越 啓(テノール)
ペーター・コーイ(バス)
 BCJ、カンタータ全集Vol.48、祝祭を思わせる華やかな4つのカンタータ

 録音:2010 年6 月27 - 30 日/神戸松蔭女子学院大学チャペル/72’13”、[BIS] BIS SA 1881、輸入盤・日本語解説&対訳付

 BCJ によるJ.S. バッハのカンタータ全集、SACD ハイブリッド盤。「ライプツィヒ時代のカンタータ」シリーズも、前回までの1726 年から時代を下り、1727 〜 29 年へと突入いたします。この時期の作品を中心にすえた最初のタイトルとなる今回は、祝祭を思わせる華やかな4 つのカンタータを収録しています。壮麗な合唱・管弦楽の響きに乗って、歌姫ブラシコヴァをはじめとする実力派ソリストたちの珠玉の歌声を美しいアリアの数々と共に堪能できます。 第34 番は、1727 年6 月1 日の聖霊降臨節に、ライプツィヒの聖ニコライ教会で初演されたカンタータ。結婚カンタータから一部を転用して作られた本作は冒頭から壮麗な合唱と管弦楽の響きに圧倒され、炎が燃え上がる様を思わせる濃やかで美しいコロラトゥーラの旋律が絶品です。室内楽的響きの色濃い第98 番は、活気のあるリズムとしなやかな旋律にあふれ、全体的に軽快な明るさをもったカンタータ。オブリガート・オーボエやヴァイオリン、フルートといった独奏楽器の美しい音色と絡むアリア群の美しさは格別です。
 最後に収録された第120 番は、祝祭礼拝用でありながら、冒頭歌詞の「安らか」を思わせるシチリアーノのリズムの叙情的な独唱楽章で始まるのが特徴で、オーボエ・ダモーレが安寧に歌い上げる美しいソロが際立ちます。
 
KKC 5346
(SACD HYBRID)
\2857+税
※輸入盤発売済
J.S.バッハ:カンタータ全集Vol.49
 「ライプツィヒ時代1727〜29年のカンタータ (2)」

  第188番「我は堅き信頼を」
  第156番「我は片足を墓穴に入れて立つ」
  第159番「見よ、我らはエルサレムへと上り行く」
  第171番「神よ、あなたの御名のごとく、あなたの誉れも」
鈴木 雅明(指揮)
バッハ・コレギウム・ジャパン(合唱・管弦楽)
レイチェル・ニコルズ(ソプラノ)
ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)
ゲルト・テュルク(テノール)
ペーター・コーイ(バス)
 BCJ、カンタータ全集Vol.49、ピカンダー年巻に基づく珠玉のカンタータ4 曲

 録音:2010 年9 月10、12 - 14 日/神戸松蔭女子学院大学チャペル/72’07”、[BIS] BIS SA 1891、輸入盤・日本語解説&対訳付

 BCJ によるJ.S. バッハのカンタータ全集、SACD ハイブリッド盤。第48 集(KKC 5345)に引き続き、ライプツィヒ時代1727 〜 29 年に焦点を当てたプログラムです。今回収録された4 つのカンタータは、いずれも「ピカンダー年巻」から歌詞がとられたもの。マタイ受難曲やクリスマス・オラトリオなどを手掛けたピカンダーは、バッハの善きパートナーとして詩の作成や改作に活躍しました。ピカンダー年巻の中でバッハが作曲を手掛けたものはわずか9 作しか現存しておらず、そのうちの4 作が本アルバムに収録されています。
 最初に収録された第188 番のカンタータは、このピカンダー年巻をめぐる不遇な伝承の歴史を教えてくれる作品。オリジナル・パート譜は全消失し、自筆スコアも好事家達の手によって散り散りになってしまいました。
 今回収録されているのは、筆写譜やパロディ作品、C.P.E. バッハの手による異稿などから復元されたもの。全体的に細やかなオルガン・パートが際立つほか、ポロネーズの要素を取り入れたアリアも印象的です。後にチェンバロ協奏曲 ヘ短調(BWV 1056)にも用いられている瞑想的なオーボエ・ソロで幕を開ける第156 番では、病の人を癒すキリストの厚き心を描いたような優しい旋律が魅力的。1729 年の元日に初演された第171 番は、本アルバムを締めくくるにふさわしき煌びやかな祝祭カンタータで、新たな一年の神の加護と祝福を祈る温かなハーモニーが絶品です。

DISC CLASSICA

DCJA 21024
\2625
徳川真弓+林望+C・W ニコル/「子象ババールの物語」、「子供の領分」
 音楽物語「子象ババールの物語」 (ブリュノフ作 プーランク曲 林望訳)*
 歌劇 「カヴァレリア・ルスティカーナ」 間奏曲
  (マスカーニ曲 深見麻悠子編曲)
 「子供の領分」 (ドビュッシー曲 谷川俊太郎詩)**
 (グラドゥス・アド・パルナッスム博士/象の子守歌/
 人形へのセレナード/雪は踊る/
 小さな羊飼い/ゴリーウォーグのケークウォーク)
 アリア (グルダ曲)                           
徳川真弓(ピアノ)
*林 望、
** C.W.ニコル(朗読)
 あたたかい音楽、こころに届く言葉……。2 度のリサイタルで絶賛を博した語りとの共演が、そのままCD になりました。
 ドビュッシーの名曲に谷川俊太郎が詩を書下ろした「子供の領分」。
 プーランクの音楽物語には林望の新訳!
 あたたかなピアニズムで定評の徳川真弓に林さん、ニコルさんのおふたりが花を添えて言葉と音楽が綾なす美しい時間になりました。
 話題の「グルダのアリア」ほか オマケの小品2 曲もお楽しみに。

●発端はドビュッシー・イヤー2012 年の「徳川真弓ピアノ・リサイタル」(東京文化会館)。
名作「子供の領分」の各曲に寄せる詩を当代きっての詩人・谷川俊太郎氏に委嘱。朗読をC・Wニコル氏にお願いしました。

●ニコルさんは東日本大震災で被災した学校の高台移転のため「森の学校」づくりを提案、東松島市の賛同を得てヴォランティアとして精力的に活動中。その主旨に賛同し、チャリティとなったリサイタルは各紙で報道され、満員のお客さまを集めました。

●続く2013 年のリサイタルは歿後50 年を迎えたプーランク。音楽物語「子象ババールの物語」を、『謹訳・源氏物語』が完結したばかりの林望氏自ら新訳して朗読も。もちろんコンサート収益は同運動へのチャリティに充てられました。

●「森の学校」への支援を、二度のコンサートに終わらせたくない、コンサートに足をはこべない皆さんにもお伝えできれば…そんな思いに両氏のご理解もいただき、美しく楽しいアルバムが生まれます。言葉と音楽が子どもたちの未来を拓きますように…。

録音:2013 年 収録:61 分
(このCD 売り上げの一部は、C.W.ニコル・アファンの森財団と東松島市が進める震災復興プロジェクト《東松島に「森の学校」を作る運動》へのチャリティとなります。)



SONARE


SONARE 1018
\2400+税
高橋愉紀(ピアノ)ピアノ・リサイタル 2013
 スクリャービン:「2つの詩曲」Op.32
 チャイコフスキー:『四季』Op.37aより「4月 雪割草」、「10月 秋の歌」
 チャイコフスキー:『18の小品』Op.72より第5番「瞑想曲」
 ラフマニノフ:プレリュードより
  [嬰ハ短調Op.3-2、ニ長調 Op.23-4、ト長調 Op.32-5、
  嬰ト短調 Op.32-12、ロ短調 Op.32-10]
 ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
 スクリャービン:「 アルバムの綴り」作品45-1
 岡野貞一:故郷
高橋愉紀(ピアノ)
 高橋愉紀 ピアノ・リサイタル 2013〜ロシア音楽の夕べ〜 ライヴ

 2013 年5 月23 日、横浜みなとみらいホール(小ホール)、ライヴ/DDD、76’59”

 ドイツに住み、ヨーロッパで活躍する高橋愉紀が、6 年にわたって横浜みなとみらい小ホールで開催したリサイタル・シリーズ最終回渾身のライヴです。
 曲は展覧会の絵を主軸にチャイコフスキー、スクリャービン、ラフマニノフといった高橋愉紀お得意のロシア人作曲家の作品で構成されました。ライヴならではの白熱の演奏を聴くことができます。

Studio N.A.T

NAT12431
\2800
アンサンブル オー・ジー・ティー・エス
 「音楽定食」 

  ヨハン・アムベルク : 組曲
  ジャン=ミシェル・ダマーズ : 四重奏曲
  ダリウス・ミヨー : ソナタ
  カミーユ・サン=サーンス : デンマークとロシアの民謡による嬉遊曲
Ensemble ogts
(アンサンブル オー・ジー・ティー・エス)
 フルート、オーボエ、クラリネット、ピアノのための オリジナル作品集
 機動力ある木管楽器それぞれの持ち味を最大限に発揮しながら、ピアノがその響きに深みを加える。個性派4人の緻密なアンサンブルと彩りあふれる音色が楽しめる、まさに「一粒で何度でも美味しい(ライナーノーツより)」珠玉の一枚。
Ensemble ogts (アンサンブル オー ・ジー・ティー・エス)
 2002年結成。メンバーはそれぞれドイツ語圏ヨーロッパでの留学経験を持ちその音楽的感性に共感を覚え、共演を重ねるうちにこの室内楽団が形成された。それぞれ4人が定期的・自発的に集まり活発な意見交換と各自の技術向上をはかり、一つの楽器のように自由に表現ができるような質の高いアンサンブルを目指す。これまでに「音楽定食」と銘打った定期演奏会として、2002年(野方区民センターWiz)、2004年(かつしかシンフォニーヒルズ・アイリスホール)、?06年(横浜市開港記念会館)、2008年(東京オペラシティ近江楽堂)の計4回の定期演奏会を開催する。並びに練馬文化センタークラシック音楽祭2007、熊本県各地(熊本市、小国町、美里町、天草市、大津町、益城町)でコンサートを開催し好評を博す。
 2004年財団法人地域創造主催、公共ホール音楽活性化アウトリーチフォーラム事業、並びに2005年、2007年、?08年熊本県立劇場主催によるアウトリーチ事業活動を経験し、子供たちを中心とした音楽愛好者の裾野を広げる重要性を実感する。またフルート、オーボエ、クラリネット、ピアノという変則性のために、あまりコンサートでは取り上げられない編成をあえて用い、かくれた名曲の発掘と、そしてこの編成にしか出せない魅力的な音色、表現の可能性を広く追求し紹介してゆく活動を展開している。個々の活動が活発になり、しばらく休止していたが、2012年に活動を再開。結成10年目にして初のCDアルバムを収録。
 

NAT13211
\2800
Quintet H(クインテット・アッシュ)/ユーモレスク
 イベール:3つの小品
 ヒンデミット:小室内楽曲
 フランセ:木管五重奏曲第1番
 ツェムリンスキー:ユーモレスク
Quintet H(クインテット・アッシュ)
今話題の木管五重奏団、待望のデビューアルバム!!
それぞれの楽曲の持ち味を余すところなく描くとともに愉悦感がみなぎり聴き手を惹きつける。
これこそが彼らクインテット・アッシュのもつ魅力といってよいだろう。(解説 高山直也)



■ プロフィール
Quintet H(クインテット・アッシュ)
2006年結成。活動を呼びかけたクラリネット奏者濱崎、調和を意味するハーモニー、家や故郷を意味するホーム、それぞれの頭文字【H】をフランス語読みにし命名。これまで、地域創造アウトリーチ・フォーラムアーティスト、地域創造音活登録アーティストとして、日本各地で多数のアウトリーチ活動、公演を行う。2012年には東京文化会館にて第1回リサイタルを開催。現在、地域創造おんかつ支援登録アーティスト。日本を代表する木管五重奏団の1つとして日本各地で演奏活動を続けている。
公式Facebook http://www.facebook.com/Quintet.H/

宮崎由美香(みやざき・ゆみか/フルート)
 東京藝術大学を首席で卒業。同大学大学院修了。2001年、アカンサス音楽賞受賞、NTT DoCoMo より奨学金を授与。2004年第15回日本木管コンクール第2位。
2005年第12回日本フルート・コンベンション・コンクール第2位。2006年第23回日本管打楽器コンクール第2位。宮崎国際音楽祭、軽井沢国際音楽祭等に出演。2007年までの2年間NHK交響楽団アカデミー生として研鑽。フルートをパウル・マイゼン、中野富雄、金昌国、村上成美の各氏に師事。現在、尚美ミュージック&カレッジ非常勤講師。

最上峰行(もがみ・たかゆき/オーボエ)
 仙台第一高等学校中退。桐朋学園大学音楽学部中退。第69回日本音楽コンクール・オーボエ部門第3位入賞。小澤征爾音楽塾、サイトウキネンオーケストラ、宮崎国際音楽祭、ヤングプラハ国際音楽祭等に参加。ソリストとして、プラハ国立劇場管弦楽団、セントラル愛知交響楽団等と共演。またレコーディングアーティストとし多数のドラマ、映画作品に参加。これまでにオーボエを鈴木繁、似鳥健彦、蠣崎耕三、宮本文昭各氏等に師事。現在、東京交響楽団オーボエ奏者。桐朋学園大学音楽学部非常勤講師。エロイカ木管五重奏団、ARCUS、各メンバー。公式Facebook http://www.facebook.com/mogami.oboe

濱崎由紀(はまさき・ゆき/クラリネット)
 東京藝術大学付属高等学校を経て、東京藝術大学を首席で卒業。同大学院修了。在学中、安宅賞、アカンサス音楽賞を受賞。NTT DoCoMoより奨学金を授与。小澤征爾音楽塾、PMF、水戸室内管弦楽団、宮崎国際音楽祭、東京オペラの森、サイトウキネンフェスティバル等に出演。2002年第71回日本音楽コンクール・クラリネット部門第3位。クラリネットを日比野裕幸、山本正治、村井祐児、三界秀実の各氏に師事。現在、芸大フィルハーモニアクラリネット奏者。

石川晃(いしかわ・あきら/ファゴット) 
 東京藝術大学卒業。1998年第15回日本管打楽器コンクール第3位。2006年より1年間、文化庁海外派遣研修員としてドイツのリューベック音楽大学に留学し研鑽。宮崎国際音楽祭、サイトウキネンフェスティバル等に出演。ファゴットを霧生吉秀、V・テスマン、P・マーテンスの各氏に、コントラファゴットをB・グロート氏に師事。現在、新日本フィルハーモニー交響楽団ファゴット奏者。ARCUSメンバー。洗足学園大学音楽学部非常勤講師。

猪俣和也(いのまた・かずや/ホルン)
 国立音楽大学卒業後、桐朋学園大学管楽器部会嘱託演奏員を2003年まで務める。1999年コンセール・マロニエ21審査委員賞、宮日音楽コンクール優秀賞受賞。 小澤征爾音楽塾、東京オペラの森等に出演。国内各地のオーケストラへの客演、後進の指導等、幅広く活動している。ホルンを安原正幸、山岸博、笠松長久の各氏に師事。現在、東京ニューシティー管弦楽団ホルン奏者。
 


NAT13191〜2
(2CD)
\3360
エマニュエル・ジラール(vc.)
 J.S. バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)

Disc1
 第1 番 ト長調 BWV1007
 第4 番 変ホ長調 BWV1010
 第6 番 ニ長調 BWV1012
Disc2
 第2 番 ニ短調 BWV1008
 第3 番 ハ長調 BWV1009
 第5 番 ハ短調 BWV1011
エマニュエル・ジラール(vc.)
 節度と躍動との絶妙なバランス チェロのバイブルに新たな名盤の誕生!
 モダン、バロックチェロの両分野で活躍著しいジラール・エマニュエルによる渾身のJ.S. バッハ無伴奏チェロ組曲全曲。
 第1番から5番では銘器カルロ アントニオ テストーレ(1750 年作)を、第6番では本来バッハが想定した五弦のピッコロ・チェロを自在に操り、新たなバッハ世界を描ききっています。

エマニュエル・ジラール ( Emmanuel GIRARD ):
 1970年フランス・ブザンソンに生まれる。パリ国立高等音楽院にてフィリップ・ミュレール氏、クリスティアン・イヴァルディ氏、クリストフ・コアン氏の各氏に、マスタークラスでアンナー・ビルスマ氏に指事。ルネッサンス音楽についても研鑽を積み、同校をチェロ、室内楽共にプルミエプリ(1等賞)で卒業。独学でヴィオラ・ダ・ ガンバとリュートを学ぶ。
 ザルツブルク古楽祭、ストックホルム水上の音楽祭、軽井沢国際音楽祭、北九州バロック音楽セミナー、フランス・アスフェルドのガンバ音楽祭等の音楽祭やセミナーに招かれ、カーネギーホール(ニューヨーク)、シテ・ドゥ・ラ・ミュージック(パリ)、アン・デア・ウィーン劇場(ウィーン)、オペラシティ(東京)、響ホール(北九州)等の主要ホールにて、ソリスト、室内楽、コンソート等で数多くのコンサートに出演。
 演奏活動の他、桐朋学園大学音楽学部特任教授として、マスタークラス、バロックセミナー等で、チェロ、室内楽、ヴィオラ・ダ・ガンバの指導や、コンクールの審査員等を行っている。
 使用楽器はカルロ・アントニオ・テストーレ(1750年イタリア・ミラノ)作

スリーシェルズ

3SCD-0013
\2800
「日本の管弦楽曲100周年ライヴ!/
  齊藤一郎指揮、セントラル愛知交響楽団」


 (1)松村禎三(1929-2007):ゲッセマネの夜に(2005) 14:41
 (2)-(3)黛敏郎(1929-1997):セレナード・ファンタスティック(1946/世界初演)
  (第1楽章 序奏とロマンス 9:51/第2楽章 間奏曲とダンス(未完) 2:13)
 (4)黛敏郎(1929-1997):G線上のアリア(1978)12:17
 (5)山田耕筰(1886-1965):序曲ニ長調(1912)3:2
 (6)團伊玖磨(1924-2001):ラジオ体操第二(1952)2:45
 (7)古関裕而(1909-1989):NHK ラジオ「ひるのいこい」テーマ(1952)0:57
 (8)北爪道夫(1948-):
  NHK-FM ベストオブクラシック・テーマ音楽(1990)2:15
 (9)芥川也寸志(1925-1989):
  NHK 大河ドラマ「赤穂浪士」よりタイトル(1964)2:57
 (10)伊福部昭(1914-2006):
  交響ファンタジー「ゴジラvs キングギドラ」〜VII ゴジラ(1991)2:45
 (11)黛敏郎(1929-1997):NTV スポーツ・ニュース・テーマ(1953)1:23
 (12)深井史郎(1907-1959):
  日本テレビ「鳩の休日」(1953)復元:松木敏晃1:10
 (13)團伊玖磨(1924-2001):
  シネ・ファンタジア「無法松の一生」(1958/1968)5:39
 (14)斎藤一郎(1909-1979):映画「眠狂四郎女妖剣」より(1964)3:04
 (15)黛敏郎(1929-1997):映画「天地創造」より「間奏曲」(1965)3:34
齊藤一郎(指揮)
セントラル愛知交響楽団
(2)(3)大西宣人(Fl)
(4)長原幸太(Vn)
 山田耕筰、ゴジラ、ラジオ体操、スポーツ行進曲も収録!CD「日本の管弦楽曲100 周年ライヴ!」

 NHK-FM でも放送され、大反響を呼んだセントラル愛知交響楽団の演奏会をCD化。山田耕筰による日本人初のオーケストラ曲から現代音楽の傑作、懐かしのテーマ音楽まで!創立30 年を迎えたセントラル愛知と常任指揮者齊藤一郎の演奏で日本の交響楽史を楽しみつつ味わえます。

 録音:2012年11月2日 愛知・しらかわホールにおけるライヴ録音
 
 企画・選曲・解説/西耕一、協力/セントラル愛知交響楽団、制作・発売元/スリーシェルズ

 日本人が初めて作曲したオーケストラ曲である山田耕筰の「序曲」の完成は1912 年でした。それから100 年を経た2012年に、日本の管弦楽曲100 周年を記念して行われたセントラル愛知(常任指揮者齊藤一郎)の渾身の定期演奏会(2012 年11 月2 日 愛知・しらかわホール)が待望のCD 化となります。
 日本の作曲家が100 年の間に作曲した様々な音楽から、これからのスタンダードとなるべき重要作、映画やラジオ、テレビで親しまれたテーマ音楽も特集してお届けします。大迫力のオーケストラを味わえる「ゴジラ」「赤穂浪士」「スポーツ行進曲」「ラジオ体操第二」「無法松の一生」や、懐かしさが心に満ち溢れる「ひるのいこい」のテーマ等、ラストを飾る感動的な「天地創造」まで誰もが知る名曲が収録されています。クラシックファンには、「ベスト・オブ・クラシックのテーマ」の初CD化も目玉です。松村禎三最後の管弦楽曲、黛敏郎の幻のフルート協奏曲の初演、長原幸太(元大フィルのコンサーマスター)のソロによるド迫力音響曼荼羅となる黛敏郎のヴァイオリン協奏曲!同姓同名、斎藤一郎の映画音楽「眠狂四郎女妖剣」を齊藤一郎が指揮するお楽しみも。日本の管弦楽曲100 周年への祝祭CD 発売です!

国内ユニバーサル(EMI)

TYGE-60101/11
(11SACD Hybrid)
\20000
ベルティーニ/マーラー:交響曲全集
 第1番ニ長調「巨人」、第2番ハ短調「復活」
 第3番ニ短調、第4番ト長調、第5番嬰ハ短調
 第6番イ短調「悲劇的」、第7番ホ短調「夜の歌」
 第8番変ホ長調「千人の交響曲」、第9番ニ長調
 第10番〜第1楽章アダージョ、
 「大地の歌」
ガリー・ベルティーニ(指揮)
ケルン放送交響楽団
クリスティナ・ラキ
フローレンス・クイヴァー
グヴェンドリン・キルブルー
ルチア・ポップ
ユリア・ヴァラディ
マリー=アン・ヘッガンダー
マリア・ヴェヌーティ
アン・ハウェルズ
マルヤーナ・リポヴシェク
ベン・ヘプナー
東京少年少女合唱隊
ボン・コレギウム・ヨゼフィヌム少年合唱団
プラハ・フィルハーモニー合唱団
シュトゥットガルト放送合唱団
バイエルン放送合唱団
ケルン放送合唱団 他

国内SONY(RCAレーベル)



SICC 10191
(SACD Hybrid)
\3000
河村尚子
 ショパン:バラード&リスト編曲集

ショパン:
 バラード第1番ト短調 作品23
 バラード第2番ヘ長調 作品38
 バラード第3番変イ長調 作品47
 バラード第4番ヘ短調 作品52
リスト編曲集
 乙女の願い S480-1
 いとしき娘 S480-5
 ます S563-6
 糸を紡ぐグレートヒェン S558-8
 水車職人と小川 S565-2
 イゾルデの愛の死 S447
河村尚子(P)

 着実に日本のエースとして成長を続ける河村。満を持してのショパン&リストのニュー・アルバム。
 ここでほんのちょっとだけバラードが聴ける。
 http://www.sonymusic.co.jp/artist/HisakoKawamura/discography/SICC-10191

 アリアCDの特集もどうぞ。
 



<LP>


TOKYO FM(LP)


TFMCLP 1001/10
(10LP)
\39900
ヘルベルト・フォン・カラヤン& ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ベートーヴェンの交響曲全曲演奏会 1977年11月普門館ライヴ

  [LP1 A/B] 交響曲第1番 ハ長調 作品21
  [LP2 A/B] 交響曲第2番 ニ長調 作品36
  [LP3 A/B、LP4 A] 交響曲第3番「英雄」 変ホ長調 作品55
  [LP5 A/B] 交響曲第4番変ロ長調 作品60
  [LP6 A/B] 交響曲第5番「運命」ハ短調 作品67
  [LP7 A/B] 交響曲第6番「田園」ヘ長調 作品68
  [LP8 A/B] 交響曲第7番 イ長調 作品92
  [LP4 B] 交響曲第8番 ヘ長調 作品93
  [LP9A/B、LP10A/B] 交響曲第9番ニ短調 作品125
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
バーバラ・ヘンドリックス(ソプラノ)
ヘルイェ・アルゲルヴォ(アルト)
ヘルマン・ヴィンクラー(テノール)
ハンス・ゾーティン(バス)
プロ合唱団連盟
東京藝術大学合唱団[田中信昭(合唱総指揮)]
 カラヤン没後25 周年(2014 年)企画、1977年ベートーヴェン交響曲全曲東京ライヴが初LP化!300セット限定生産品。LP内袋には和紙の風合いの高級素材でホコリがつきにくく、通気性が抜群の為、カビが発生しにくい特製品を採用!

 ライヴ収録:1977 年11 月13 日[第1番、第3番]、11 月14 日[第2番]、11 月15 日[第4番、第7番]、11 月16 日[第5番、第6番]、11 月17 日[第8番]、11 月18 日[第9番]、東京 普門館/180g 重量盤、ステレオ録音

 カラヤン・ベルリンフィルの日本での大遺産、ライヴによる唯一のベートーヴェンツィクルスが初めてLP 化されます。来年のカラヤン没後25 周年に合わせた企画で300 セット完全限定生産品となります。やはりオリジナル録音がアナログ録音ですのでLP 化の効果はすこぶる高く、CD やSACD とは一味違う魅力にあらためて驚かされました、LP の魅力はどうやら底なしのようです。制作にあたっては妙なイコライジングは一切行わず日本プレスならではのクリアな力感にも心ひかれます。またLP 保管に重要な要素を占める内袋に関してはMAレコーディングスに特注し同社のLP 盤でも採用され好評であった保管に最適な高級素材を採用いたしました。





ページ内の商品チェック・ボックスをクリックしたら、最後に 「かごに入れる」ボタンを押してください。
新店内のほかのページのお買い物がありましたら、そちらもすませ、最後に「注文フォームへ」ボタンを押して注文フォームで注文を確定してください。
(チェック内容を変更したら、必ずもう一度「かごに入れる」ボタンをクリックしてください。変更内容がかごに反映されませんので)


注文フォームへ


アリアCD トップページへ



Copyright(C) 2013 ARIA−CD.All rights reserved.72