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≪第74号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その1 12/17〜12/20


マイナー・レーベル新譜
歴史的録音・旧録音
メジャー・レーベル

国内盤
映像




12/20(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

HMF

HMC 902125
\2600→\2390
ファウスト、ケラス、メルニコフ
 超豪華メンバーによるベートーヴェンの「大公」!


ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲集
 (1)第6番 変ホ長調 op.70-2
 (2)第7番「大公」変ロ長調 op.97
アレクサンドル・メルニコフ
 (フォルテピアノ/Alois Graff, 1828頃
  (エドウィン・ボインクによる修復、メルニコフ蔵)
イザベル・ファウスト
 (ヴァイオリン/1704年ストラディヴァリウス
  「スリーピング・ビューティ」)
ジャン=ギアン・ケラス
 (チェロ/Geoffredo Cappa 1696年)
 
 録音:2011 年9 月/テルデックス・スタジオ(ベルリン)

 今、もっとも世界が注目する音楽家、ヴァイオリン奏者イザベル・ファウスト、チェリストのケラス、ピアニストのメルニコフ。このなんとも豪華な三名によるベートーヴェンの登場です!このメンバーは、2004 年にドヴォルザークのピアノ三重奏曲第4 番ホ短調Op.90「ドゥムキー」を録音していますが、それから時を経て、三人とも深みを増してからの録音とあって、期待が高まるところです。
 第6 番は、「幽霊」とならんで作品70 として出版されたもので、「傑作の森」と称される中期に生み出された作品。ベートーヴェンのピアノ三重奏曲の中では比較的地味な存在ですが、ベートーヴェン自身が非常に高く評価していた作品で、晴れやかな楽想が印象的な名作です。ファウストのヴァイオリンの伸びやかな音色で聴くメロディがえもいわれぬ美しさ。それをささえるメルニコフの溌剌としたフォルテピアノと、ケラスのハリのある音色が、活き活きと美しいアサンブルを奏でます。
 「大公」は歴史上に燦然と輝く名曲にして大曲。冒頭のメルニコフによるひたひたとしたピアノ独奏に、ファウストのまばゆくまっすぐな音色のヴァイオリンと、ケラスの豊かな響きと推進力のあるチェロが加わると、これから始まる雄大な世界への期待が高まります。三人ともひとつひとつのフレーズを慈しむように、実に細やかに表情づけを施しながら演奏しており、息をのむような美しい瞬間が随所に現れます。それでいて、作品の雄大なスケール感を感じさせる、音楽の広がり具合も見事。奏者の懐の深さゆえの余裕のある出来栄えです。スケルツォでの弾むリズム、緩徐楽章での弦が織り成す美しいレガートは絶品です。終楽章の華やかなコーダは圧倒的です。室内楽史に燦然と輝く名曲の、決定的な名演がここに新たに誕生しました!







AVIE



AV 2290
(2CD/特別価格)
\3600→\3290
「復活」の専門家、ギルバート・キャプラン
 新たに世に問うのは「小編成」の復活!

マーラー:交響曲第2番ハ短調 《復活》
 (キャプラン&マティス編曲/小編成版/世界初録音)
ギルバート・キャプラン(指揮)
ウィーン室内管弦楽団
マーリス・ペーターゼン(ソプラノ)
ヤニナ・ベヒレ(メゾ・ソプラノ)
ハインツ・フェルレシュ(合唱指揮)
ウィーン・ジングアカデミー
 演奏者は56人!
 
 グスタフ・マーラーの研究家、とりわけ交響曲第2番 《復活》 に特化した専門家・指揮者ギルバート・キャプラン。1988年にロンドン交響楽団を振った『復活』、2002年にウィーン・フィルを振った『復活』に続く、キャプランの3つ目の『復活』は、2013年2月にウィーン・コンツェルトハウスで世界初演された「小編成版」のライヴ録音(もちろん世界初録音!)。
 キャプランとロブ・マティスによって行われたこの「小編成オーケストラ(室内管弦楽団)のための編曲」は、通常100人を超えるオーケストラで奏される『復活』が、わずか56人という約半数まで削減。大きく人数を減らしながらも、マーラーの音楽的意図や色彩を忠実に守り、キャプランの人生を変えてしまった『復活』の魅力をより広い機会に提供できるよう作られている。
 世界で20万枚近く販売された1988年盤は「マーラーの録音史上最も売れたディスク」とされ、『復活』の自筆譜を自費でかき集め1から校訂しなおした2002年盤は国際マーラー協会公認の「クリティカル・エディション」として大きな話題となっており、満を持して発売されるこの「小編成版」も2014年を揺るがすビッグ・ニュースとなることは間違いないだろう。

 ※録音(ライヴ):2013年2月17日、ウィーン・コンツェルトハウス


旧譜
キャプラン&ウィーン・フィル
DGからの「復活」

DG
474 3802
(2CD)
\2400→¥1890
マーラー:交響曲 第2番 ハ短調 「復活」
 (ギルバート・キャプラン校訂版/世界初録音)
ラトニア・ムーア(S)
ナディア・ミシェル(Ms)
ギルバート・キャプラン
ウィーン楽友協会合唱団
ウィーン・フィル
 キャプラン氏はおそらく世界で最も有名なマーラーフリーク、本職は実業家、成功を収めた億万長者。正規の音楽教育とは無縁であったにもかかわらず少年時代の夢を叶えるために私財を惜しげもなく投入ショルティに師事してマーラーの「復活」専門のアマチュア指揮者となった。その後世界各地のオーケストラで「復活」を指揮、活動歴はすでに四半世紀を越えている。1987年には英コニファーにロンドン交響楽団を指揮してレコーディングをおこない、来日して新日本フィルを指揮したこともある。さらにマーラーの自筆譜を購入して自費出版したりそれを元に自らの校訂版を作成したりと、その情熱はとどまるところを知らない。アマチュアとして画期的な今回の録音はその校訂版を目にしたウィーン・フィルの副団長であるペーター・シュミードル氏の依頼によって実現したもの。肝心の演奏も素人といってあなどれない。なぜなら現存するプロの指揮者の誰よりも「復活」を指揮しているであろう経験豊富なアマチュアなのだから。






GLOSSA



GCD 923401
(CD+DVD-Video/
NTSC/特別価格)
\2400→\2190
まさかのファビオ・ビオンディ、Glossa移籍か!
 しかもイタリア・バロックのヴァイオリン音楽!
  「キアーラの日記」 〜 18世紀ヴェネツィアのピエタ院の音楽

 ポルタ:弦楽のためのシンフォニア ニ長調
 ヴィヴァルディ:弦楽のためのシンフォニア ト長調 RV.149
 ポルポラ:3声のシンフォニア ト長調
 ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲変ロ長調 RV.372
 マルティネッリ:
  ヴィオラ・ダモーレと弦楽のための協奏曲ニ長調、
  ヴァイオリン協奏曲ホ長調
 ラティッラ:シンフォニア ト長調
 ペロッティ:ヴァイオリンとオルガンのためのグラーヴェ ト短調
 ベルナスコーニ:弦楽のためのシンフォニア ニ長調
エウローパ・ガランテ、
 ファビオ・ビオンディ
 (ヴァイオリン&
  ヴィオラ・ダモーレ)
 18世紀ヴェネツィア、ピエタ院の音楽!

 イタリアが輩出した世界最高峰のバロック・ヴァイオリニスト、ファビオ・ビオンディとエウローパ・ガランテがグロッサ(Glossa)初登場!

 ヴィヴァルディを筆頭に、数多くのイタリア音楽の名演奏を生み出してきたビオンディとエウローパ・ガランテが、グロッサでのスタートとして選んだプログラムはもちろん代名詞でもあるイタリア音楽。
 時は18世紀のヴェネツィア。ピエタ院(ピエタ寺院)の音楽の数々!
 生後わずか2ヶ月でピエタ院に引き取られ、ヴィヴァルディからヴァイオリンを学び、18世紀中期のヨーロッパを代表するヴァイオリニストへと成長を遂げたキアーラ(キアレッタ)。
 ビオンディは「キアーラの日記(Il Diario di Chiara)」から、当時のピエタ院が果たした大きな役割、キアーラの存在の大きさを伝えることの出来るプログラムを考案。
 ピエタ院付属の音楽院でヴァイオリンを教え、協奏曲長という特別なポストに就いていたヴィヴァルディや、ポルタ、ポルポラ、マルティネッリ、ラティッラ、ペロッティ、ベルナスコーニの音楽によって、ファビオ・ビオンディとエウローパ・ガランテの新章が幕を開ける。

 約32分のボーナスDVD-Video、ファビオ・ビオンディとルクレツィア・レ・モリによる「キアーラの日記」の内容も気になるところ。グロッサとビオンディ。この必然の邂逅は大反響必至!

 ※録音:2013年8月20日−22日、サン・フィリッポ教会(レッジョ・エミリア、イタリア)
 ※DVDフォーマット:NTSC/16:9/リージョン・コード0/英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語

*********************

<店主より>

 最近動向を聞かないと思っていたビオンディ。メジャー・レーベル(VIRGIN)で意気揚々と活躍していると思ったのだが、メジャーの再編成の波に呑まれたか、なんと新録音はGLOSSAレーベルから登場!
 これで、店主が勝手にライバルと決め付けていたエンリコ・ガッティとファビオ・ビオンディの二人がGLOSAで活動することになる・・・しかも二人ともイタリア・バロックのヴァイオリン音楽に回帰しつつある。
 ・・・これからGLOSSAどうなる!?



旧譜
ビオンディ、VIRGIN時代の「四季」

VBSW-6025032
(2CD)
\1800
ビオンディ/ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「和声と創意の試み」
CD1
 1−3   協奏曲第1番「春」
 4−6   協奏曲第2番「夏」
 7−9   協奏曲第3番「秋」
 10−12 協奏曲第4番「冬」
 13−15 協奏曲第5番「海の嵐」
 16−18 協奏曲第7番二短調
CD2 
 1−3   協奏曲第11番ニ長調 
 4−6   協奏曲第10番変ロ長調「狩」
 7−9   協奏曲第9番二短調
 10−12 協奏曲第8番ト長調
 13−15 協奏曲第6番ハ長調
 16−18 協奏曲第12番ハ長調
ファビオ・ビオンディ(指揮&ヴァイオリン)
エウローパ・ガランテ
  録音:2000年10月
 およそヴィヴァルディの「四季」を聴いて泣くなんてことが考えられるだろうか。
 すごい。すごすぎる。
 初め一回目の録音と比べてどこがどう違うか調べようなどと呑気に思って聴き始めたら・・・。
 絶句。
 なんじゃこりゃ。普通じゃない。ここまでできるのか。ここまで楽想を膨らませ、ここまでニュアンスをこめて、ここまで自由に装飾音を敷き詰め、ここまで意表を突く表現をちりばめることができるのか。わずか40分あまりの間に。まるで楽想の宝庫。これほどまでに演奏家の才能のものすごさを直接感じ取れることのできるアルバムは滅多にない。
 ・・・・細部の細部まで徹底的に磨き上げながら、でも即興的な香りを十分に残し、最初から最後まで聴く人を呆気に取らせたまま終わる。今まで聴いたどんな演奏とも全然違う。まるでロック。これはクラシックというジャンルだけで収めておく演奏ではない。今回も衝撃的なアルバムは数多くあったけれど、これはちょっとすごすぎた。聴く前にそれなりの覚悟を。「一回目とどっちがいいか」なんて安易な気持ちで聴き始めると大火傷する。だからやたらすべての人に「お薦め」とは言わない。
 ・・・これはとても危険なアルバム。

 1回目の録音OPUS111盤は、メジャー・レーベルが全盛だった90年代前半に、まるで稲妻のように登場した。マニアの一ジャンルに過ぎなかった「古楽器演奏」が、このアルバムで一気に市民権を得て、90年代のクラシックCD界の流れを変えた。
 とはいえ、旧盤が自主制作の良質な映画だとしたら、この2回目の録音はリメイク・ハリウッド版。どちらも衝撃的だが、1回目の録音は鋭利な刃物でスパスパ切っていく感じで、2回目のほうは大きなナタでズガーンとぶったぎる感じ。破壊的。



関係ないといえば関係ないが、ライバルエンリコ・ガッティのGLOSSAのアルバム
「17〜18世紀イタリアのヴァイオリン芸術」

GLOSSA
GCD 921206
(2CDs/特別価格)
\4000→¥3290

エンリコ・ガッティ「17〜18世紀イタリアのヴァイオリン芸術」

 CD1 〜
  メールラ:2声のソナタ第2番
  マッテイス:パッサッジォ−フーガ−グラウンド
  グエッリエーリ:2声のソナタ《ラ・ルチーナ》
  マンネッリ:無伴奏ヴァイオリンのためのシンフォニア
  メアリ:ソナタ第4番《ラ・カステッラ》
  ウッチェリーニ:ソナタ第2番《満足したルチミニア》
  ヴィヴィアーニ:ソナタ第1番
  ベラルディ:カンツォン第6番《室内カプリッチョ》
  メールラ:ソナタ第1番
  ウッチェリーニ:無伴奏ヴァイオリンのためのシンフォニア第2番
  アントーニ:ソナタ第7番
  グエッリエーリ:無伴奏ソナタ・マリンコニカ
  ヴィヴィアーニ:シンフォニア・カンタービレ
 CD2 〜
  ウッチェリーニ:
   シモン軍曹のアリア第11番*、
   《ラ・プロスペリーナ》による3声のソナタ第26番
  トレッリ:ヴァイオリン二重奏のための《ペルフィディア》
  ヤッキーニ:3声のソナタ第7番
  ボノンチーニ:
   コレンテ《ラ・ペゴロッタ》、
   アルマンダ《ラ・グエルファ》、コレンテ《ランコニタ》
  ヴィターリ:ソナタ《ラ・グィドーニ》
  ウッチェリーニ:《クエスタ・ベッラ・シレーナ》によるソナタ第13番
  コロンビ:無伴奏ヴァイオリンのためのスコルダトゥーラ
  ヴィターリ:教会ソナタ第12番
  コロンビ:《ベルガマスクのアリア》による2声の変奏曲**
  D・ガブリエリ:無伴奏ヴァイオリンのためのリチェルカーレ
  カッツァーティ:2声のソナタ《ラ・ガエターナ》**
  ボノンチーニ:教会ソナタ第10番
  ウッチェリーニ:3声のソナタ第27番、《針箱》によるアリア第15番*

エンリコ・ガッティ
 (ヴァイオリン&ヴィオリーノ・ピッコロ)
アンサンブル・アウローラ
 〔ヘンドリク・テル・ブリュッヘ(チェロ)、
  マラ・ガラッシ(トリプル・ハープ)、
  グィド・モリーニ(チェンバロ&オルガン)、
  オディール・エドゥアール(ヴァイオリン)**、
  アラン・ジェルヴロ(チェロ)〕
アドリアーナ・エジーヴィ(ヴォーカル)*
シグリット・リー(ヴォーカル)*
ステファーノ・ピラッティ(ヴォーカル&打楽器)*

 何度このアルバムについて書いてきたことだろう。そして何度このアルバムについて問い合わせを受けたことだろう。
 SYMPHONIAレーベル最大のベストセラーであり、古楽ファンにとっては間違いなく宝物。
 エンリコ・ガッティ
の「17〜18世紀イタリアのヴァイオリン芸術 」。
 お薦めするにあたってもう一度聴いたが、聴き始めるとまったく筆がすすまなくなるので困った。
 これまでの生涯で最も愛したディスクのひとつ。間違いなくお墓にもっていく10枚のアルバムのうちのひとつ。人生の中でこんなアルバムにあと何枚出会えるのだろう。

※録音:1990年6月&1992年5月、ボンザーノ修道院(ボローニャ)/SYMPHONIA音源




GLOSSA PLATINUM



GCD P33202
\2400→\2190
鬼才ファミ・アルカイのGlossa第2弾!
 ア・ピアチェーレ 〜 ヴィオラ・ダ・ガンバのための音楽

 サンス(アルカイ編):マリサパロス/
 デ・ムルシア(アルカイ編):ファンダンゴ/
 サンス(アルカイ編):パサカージェ/
 サンス(アルカイ編):カナリオス/アルカイ:鳥の歌/
 サント=コロンブ:涙/サント=コロンブ:アルマンド/
 サント=コロンブ:サラバンド/ラモー(アルカイ編):未開人たち/
 マレ:人間の声/マレ:ギター/
 サトリアーニ(アルカイ編):
  オールウェイズ・ウィズ・ミー、オールウェイズ・ウィズ・ユー/
 J.S.バッハ:アンダンテ(BWV.1003)
ファミ・アルカイ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
アルカンヘル(ヴォーカル)
パブロ・マルティン・カミネロ
 (ヴィオローネ&ダブル・ベース)
アグスティン・ディアセラ(打楽器)
ペドロ・エステバン(打楽器)
フアン・カルロス・リベラ(テオルボ)
ヨハンナ・ローズ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ラミ・アルカイ(ヴィオラ・ダ・ガンバ&ヴィオロット)
イグナシオ・デル・バジェ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 鬼才ファミ・アルカイのGlossa第2弾!古楽新世代が繰り広げる"ア・ピアチェーレ"!

 スペインの名門古楽レーベル、グロッサ(Glossa)の次代を担うニュースターであり、スペイン古楽界に現れたヴィオラ・ダ・ガンバの鬼才ファミ・アルカイ。
 熱き情熱がほとばしる衝撃作「スペイン再発見」(GCD P33201)に続くファミ・アルカイのグロッサ・セカンド・アルバムは、「ア・ピアチェーレ 〜 ヴィオラ・ダ・ガンバのための音楽」!
 
 "ヴィオラ・ダ・ガンバのための音楽"を集めたこの「ア・ピアチェーレ」では、前作の「スペイン再発見」以上に、ファミ・アルカイの卓越したセンス、無尽蔵のアイディア、見事なプログラミングにただただ驚嘆。
 スペイン・バロックのガスパール・サンスや、フランス・バロックのジャン=フィリップ・ラモーの音楽、さらにはロックギタリスト、ジョー・サトリアーニのナンバーをファミ・アルカイ自身が"ヴィオラ・ダ・ガンバ・ヴァージョン"へとアレンジ!
 サント=コロンブやマラン・マレのオリジナルや、カタルーニャ民謡「鳥の歌」のアルカイ・ヴァージョンを組み合わせた「ア・ピアチェーレ」は、そのタイトルのとおり、ファミ・アルカイの"自由"な発想から生まれた全く新しい古楽、ヴィオラ・ダ・ガンバの世界なのである。
 ファミ・アルカイが「スペイン再発見」の旅の先にたどり着いた「ア・ピアチェーレ」。ジャンルの枠や既成の概念にとらわれない古楽新世代の驚くべき才能がここにある ——!




 静謐なるファミ・アルカイ。
 http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=RpFwYVM2ahU

 アグレッシヴなファミ・アルカイ。
 http://www.youtube.com/watch?v=b_dfz1vjTfg&feature=player_embedded

 ※録音:2013年10月&11月、セビーリャ(スペイン)


旧譜
若き鬼才ファミ・アルカイ!"スペイン再発見"!


GCD P33201
\2400→\2190
若き鬼才ファミ・アルカイ!
 スペイン再発見 〜 ファンタシーア、ディフェレンシア&グロサ集

 作曲者不詳:ディ、ぺーラ・モラ
 ソリニス、アルカイ&サンス:マリオーナス
 サンス&アルカイ:カナリオス
 ソリニス:ジョスカンの《はかりしれぬ悲しさ》によるファンタシーア
 マチャド:ジョスカンの《はかりしれぬ悲しさ》によるグロサ
 マチャド&アルカイ:ドス・エストレリャス・レ・シゲン
 カバニーリェス:イタリア風クーラント
 カベソン&アルカイ:ラ・ダマ・レ・デマンダ
 アルカイ:《牛を見張れ》によるディフェレンシアス
 バルトロメオ・デ・セルマ:スサナ・パッセジャータ
 カベソン:第1旋法によるティエント第3番
 ゲレーロ:夜は暗く
 作曲者不詳&アルカイ:ハラカス
 カベソン&アルカイ:グロサーダ《ある日シュザンヌが》
ファミ・アルカイ
 (ヴィオラ・ダ・ガンバ&ディレクター)
アカデミア・デル・ピアチェーレ
ラケル・アンドゥエサ(ソプラノ)
 スペイン古楽界の若き鬼才ファミ・アルカイ!Glossaの次代のエースによる"スペイン再発見"!

 スペインのグロッサ(Glossa)が、次代のエースとして大きな期待を寄せるスペイン古楽界に現れたヴィオラ・ダ・ガンバの鬼才ファミ・アルカイ。
 スペインの古楽系ソプラノ、ラケル・アンドゥエサを迎えてのファミ・アルカイと自身の古楽アンサンブル、アカデミア・デル・ピアチッェーレのグロッサ・デビュー・アルバムは、その名も「スペイン再発見」!
 フラメンコの若きカンタオール、アルカンヘルとのコラボレーションの大成功に代表されるように、常にスペイン音楽の可能性を追究し続け、スペイン古楽界のニュースターとして注目を集めるアルカイ&アカデミア・デル・ピアチェーレ。
 16〜17世紀スペインの「ファンタシーア、ディフェレンシア、グロサ」が、ファミ・アルカイのアレンジによって、さらにリズミカルに、さらに熱狂的、情熱的な音楽へと進化を遂げる!
 アルカイを中心とした15人の古楽系器楽奏者たちと、スペイン古楽界の歌姫がナビゲートする「スペイン再発見」の旅。
 グロッサが惚れ込んだファミ・アルカイとアカデミア・デル・ピアチェーレ、その才能とセンス、実力は本物です!大推薦!

 ※録音:2012年11月&2013年2月、セビーリャ








MUSICA SACRA


MUSICASACRA 043
\2300
Prayer(祈り) 女声合唱に癒されて
 ボブ・チルコット(1955-):私は見上げる [I lift my eyes](*)
 ウーカシュ・ファルチンキェヴィチ(1981-):われらの父 [Pater noster](*)
 マリアン・ボルコフスキ(1934-):リベラ・メ II [Libera me II]
 フランク・マルタン(1890-1974)/パヴェウ・ウーカシェフスキ編曲:
  オラトリオ「地に平和あれ」より われらの父 [Pater noster](+)
 ヘンリク・ミコワイ・グレツキ(1933-2010):
  マリアの歌 Op.54 から めでたしマリア [Zdrowas badz Maryja]
 ウーカシュ・ウルバニアク(1980-):アニュス・デイ [Agnus Dei]
 エーリクス・エシェンヴァルズ(1977-):
  おお、救いのいけにえよ [O salutaris Hostia]
 アンジェイ・パヌフニク(1914-1991)&ロクサンナ・パヌフニク(1968-):
  スケンペの聖母への祈り [Modlitwa do Matki Boskiej Skepskiej](*)
 スタニスワフ・モリト(1947-):アヴェ・マリア
 ダグラス・ピュー(1980-):ミサ・ムジカ・サクラ から われらの父 [Pater noster](+)
 ヴィトルト・ルトスワフスキ(1913-1994)/パヴェウ・ウーカシェフスキ編曲:
  テニソン卿の歌「誰が言えよう」 [Lord Tennyson Song (Who can say)]
 エリック・ウィタクル(1970-):アザラシの子守歌 [The Seal Lullaby](*)
 ヘンリク・ミコワイ・グレツキ:
  3つの子守歌 Op.49 から 眠れ、眠れ [Usnijze, mi usnij]
 オリヴィエ・メシアン(1908-1992):おお、聖なる宴 [O sacrum convivium](+)
 ロマン・パドレフスキ(1915-1944):
  2つのモテット から 天使のような女性 [O Anielska Pani]
 マリアン・ボルコフスキ:グローリア I [Gloria I]
 ジョン・タヴナー(1944-):バリー・ローズ(1934-)編曲:
  主の祈り [The Lord's prayer](+)
 パヴェウ・ウーカシェフスキ(1968-):
  天使のシンフォニー から 守護天使への祈り [Prayer to the Guardian Angel](+)
 リティス・マジュリス(1961-):カノン・ソルス [Canon solus]
ムジカ・サクラ(ワルシャワ=プラハ大聖堂合唱団)
ウーカシュ・ファルチンキェヴィチ(ピアノ(*)、オルガン(+))
パヴェウ・ウーカシェフスキ(指揮)

録音:2013年4月19-20日、6月14-15日、
     大天使聖ミカエル(ミハウ)&聖フロリアン大聖堂、ワルシャワ、ポーランド

ポーランド人を中心とした20世紀生まれの作曲家たちの宗教的女声合唱作品を集めたアルバム。2002年にポーランドのワルシャワに創設された合唱団ムジカ・サクラの女声パート(アルトに一人男声が参加しています)が、あまりにも美しい歌を聴かせてくれます。
偶然 YouTubeで視聴した弊社代表取締役・金田敏也が感動のあまりその日のうちにパヴェウ・ウーカシェフスキ氏にメールを送り、緊急輸入したCDです。

この業界に入る遠いきっかけが合唱だったこともあり合唱にはかなり辛口なはずの私ですが、今年50歳になり涙もろくなったのか、YouTubeで視聴したときもサンプル盤を聴いたときも思わず泣けてしまいました。技巧的なものではない何かが伝わってきます。クリスマス向けには遅すぎる案内となってしまいましたが、多くの皆様にお聴きいただければ幸いです。(金田敏也)





STRADIVARIUS


STR 33977
\2200
暗示 弦楽のための北欧の音楽
 ニルセン(1865-1931):小組曲 Op.1(1888)
 グリーグ(1843-1907):2つの旋律 Op.53(1891)
 シベリウス(1865-1957):アンダンテ・フェスティヴォ(1938)
 チャイコフスキー(1840-1893):
  フィレンツェの思い出(弦楽六重奏曲)Op.70(1892)
リアルキアンサンブル
南欧のアンサンブルによる北欧の音楽。リアルキアンサンブルはイタリア、シチリア島のパレルモに本拠を置く弦楽合奏団。
 編成は第1ヴァイオリン3/第2ヴァイオリン3/ヴィオラ2/チェロ2/コントラバス1。




DUX


DUX0978
\2300
クラシック・ギター・リサイタル
 J.S.バッハ(トリスタン・マヌーキアン編):
  パルティータBWV.826よりシンフォニア、
  無伴奏ヴァイオリンソナタ第3番BWV.1005/
 ショパン:前奏曲Op.28-15/
 ポンセ:ロマンティックなソナタ「シューベルトを讃えて」/
 トゥリーナ:タレガへのオマージュ
ピオトル・プシボラ(Guitar)




UNITED CLASSICS


T2CD2013019
\1600
J.S.バッハ:ヨハネ受難曲(抜粋) スティーヴン・クレオバリー指揮、
ブランデンブルク・コンソート、
ケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団、他
ジョン・マーク・エインズリー(Ten)
スティーヴン・リチャードソン(Bs)
キャサリン・ボット(Sop)
マイケル・チャンス(C-T)
ポール・アグニュー(Ten)
スティーヴン・ヴァーコー(Br)、他
 

T2CD2013020
\1600
J.S.バッハ:マタイ受難曲(抜粋) スティーヴン・クレオバリー指揮、
ブランデンブルク・コンソート、
ケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団、他
ロジャー・コーヴィー=クランプ(Ten)
マイケル・ジョージ(Bs)
エマ・カークビー(Sop)
マイケル・チャンス(C-T)
マーティン・ヒル(Ten)
デイヴィッド・トーマス(Bs)、他
 

T2CD2013021
\1600
ケンブリッジ・クレア・カレッジ合唱団名唱集
 バーンスタイン:チチェスター詩篇/
 ラター:グロリア/
 ブリテン:祝祭テ・デウム、キリストによりて喜べ/
 ティペット:5つの黒人霊歌 
ティモシー・ブラウン指揮
ケンブリッジ・クレア・カレッジ合唱団
 

T2CD2013022
\1600
リスト:オルガン曲集 ジェティ・ポッド(Org)


<メジャー・レーベル>

WARNER



2564 634845
(2CD)
\3400→\3090
レ・ヴァン・フランセ
 フランスの風/20世紀の作曲家のよる管楽器のための室内楽曲集

 ジョリヴェ:オーボエとファゴットのためのソナチネ/
 タファネル:木管五重奏曲/
 ミヨー:組曲「ルネ王の暖炉」/
 イベール:3つの小品/
 ラヴェル:クープランの墓/
 ヒンデミット:5つの管楽器のための小室内音楽/
 ツェムリンスキー:木管五重奏のためのユモレスケ/
 リゲティ:6つのバガテル/
 バーバー:夏の音楽/
 ヴェレシュ:3つの木管のためのソナティナ 
レ・ヴァン・フランセ
エマニュエル・パユ(Flu)
フランソワ・ルルー(Obe)
ポール・メイエ(Cla)
ラドヴァン・ヴラトコヴィチ(Hrn)
ジルベール・オダン(Fgt)
エリック・ル・サージュ(pf)
 ベルリン・フィルの首席フルート奏者、エマニュエル・パユを中心とした、世界最強の管楽器スーパースター軍団、レ・ヴァン・フランセ。
 パユのほかも壮絶な面子。

トップ・オーボエ奏者フランソワ・ルルー
クラリネットの大スター、ポール・メイエ
バソンのジルベール・オダン
ホルンのラドヴァン・ヴラトコヴィッチ
ピアノのエリック・ル・サージュ・・・

 これ以上ない豪華スーパースター達が集まった夢のアンサンブル。
 フランスの伝統を重んじ、貴重なレパートリーを可変的編成でお贈りするレ・ヴァン・フランセによる、20世紀の作曲家のよる管楽器のための室内楽曲集。
 まさにこれ以上ないアルバム。



<映像>


OPUS ARTE(映像)

OA1123D
(DVD)
\5000
ブリテン:歌劇《ルクリーシアの陵辱》
 イングリッシュ・ナショナル・オペラ2001
男性のコーラス役:ジョン・マーク・エインズリー
女性のコーラス役:オルラ・ボイラン
コラティナス(コッラティヌス):クライヴ・ベイリー
ジュニアス(ユニウス):リー・メルローズ
ターキニアス(エトルリアの王子タルクィニウス):クリストファー・モルトマン
ルクリーシア(ルクレツィア、コッラティヌスの妻):サラ・コノリー
ビアンカ(召使):キャサリン・ウィン=ロジャース
ルシア(召使):マリー・ネルソン
指揮:ポール・ダニエル/
イングリッシュ・ナショナル・オペラ管弦楽団
演出:デイヴィッド・マクヴィカー

OABD7135D
(Blu-ray)
\6000
サラ・コノリーの傑出した演技によってリアルに描写される“ルクリーシア”の悲劇
 ローマの王政が終わりを告げる端緒となったとされる紀元前6世紀の事件、「ルクレツィアの陵辱」を描いたブリテンのオペラ。
 ローマの陣営でコラティナス、ターキニアス(タルクィニウス・セクストゥス)、ユニウスが妻の貞淑を競い合う。するとその貞淑さを讃えられたコラティナスの妻ルクリーシアに横恋慕したエトルリアの王子ターキニアスは、夜中、夫の留守を襲ってルクリーシアを陵辱する。ルクリーシアは陣営より夫を呼び戻し、自分の受けた恥辱を告白し、自らを剣で刺して自害する。
 デイヴィッド・マクヴィカーがイングリッシュ・ナショナル・オペラのために演出したこのプロダクションでは、“どの時代、どんな場所にも存在しうる普通の女性ルクリーシア”を物語の中核に据えて描き出す。その役をサラ・コノリーがしっかりと引き受け、引き締まった舞台を作り上げている。
2001年 オールドバラ音楽祭(スネイプ・モルティングス、サフォーク州オールドバラ)におけるライヴ収録
DVD製品仕様:収録時間   全プログラム120分字幕      英・仏・独・日・ヴィデオ仕様 16:9 カラー音声仕様   ①リニアPCM ステレオ②DTS5.1chサラウンドディスク仕様 片面2層  
Blu-ray製品仕様:収録時間   全プログラム120分字幕      英・仏・独・日・韓ヴィデオ仕様 16:9 1080i  High Definitionカラー音声仕様   ①リニアPCM ステレオ②DTS-HD Master Audio 5.1chサラウンドディスク仕様  BD50
 
OA1124D
(DVD)
\4000
ブリテン:歌劇《グロリアーナ》
 英国ロイヤル・オペラ2013
エリザベス1世:スーザン・ブロック
エセックス伯ロバート・デヴァルー:トビー・スペンス
マウントジョイ卿:マーク・ストーン
サー・ウォルター・ローリー:クライヴ・ベイリー
サー・ロバート・セシル(枢機卿):ジェレミー・カーペンター
レディー・リッチ(エセックス伯の姉):ケイト・ロイヤル
エセックス伯夫人フランシス:パトリシア・バードン
指揮:ポール・ダニエル/
ロイヤル・オペラハウス管弦楽団&合唱団
演出:リチャード・ジョーンズ

OABD7134D
(Blu-ray)
\6000
大英帝国の礎をきずいた名君エリザベス1世の晩年を暴露的に描く問題作!
 ベンジャミン・ブリテンの生誕100周年を迎えた2013年に、英国ロイヤル・オペラがその記念イヤーのハイライトとして舞台に上げたのは、ロイヤル・オペラの委嘱により、エリザベス2世の戴冠を祝して、その女王に捧げるために作曲されたブリテンのオペラ《グロリアーナ》でした。英国を代表する演出家であるリチャード・ジョーンズが手がけたニュー・プロダクションでは、そのウィットに溢れ洞察力に富んだ舞台造詣と人物描写が、このオペラの魅力を十二分に浮かび上がらせます。
 エリザベス1世の晩年を、女王が寵愛するエセックス伯との複雑な関係性に焦点を当てながら描写するこのオペラ。本上演では情熱的ながらどこか信頼の置けないエセックス伯を、トビー・スペンスが魅力的に演じ、貫禄溢れるスーザン・ブロックとの掛け合いの中で、栄光にあったエリザベスの晩年の悲哀を際立たせます。
2013年6月 英国ロイヤル・オペラハウス(ロンドン)におけるライヴ収録
DVD製品仕様:収録時間   全プログラム176分(本編163分) 字幕      英・仏・独・日・韓 ヴィデオ仕様 16:9 カラー 音声仕様   ①リニアPCM ステレオ ②DTS5.1chサラウンド ディスク仕様 片面2層(2枚組) 
Blu-ray製品仕様:収録時間   全プログラム176分(本編163分) 字幕      英・仏・独・日・韓 ヴィデオ仕様 16:9 1080i  High Definitionカラー 音声仕様   ①リニアPCM ステレオ ②DTS-HD Master Audio 5.1chサラウンド ディスク仕様  BD50 















12/19(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ACCENT



ACC 24289
\2500→\2290
スホーンデルヴルト
 モーツァルト:ピアノ協奏曲集Vol.3

  ピアノ協奏曲第5番ニ長調KV175
   ・1773年ザルツブルク版:ハープシコード
   ・1782年ウィーン版:フォルテピアノ
  ソプラノのための演奏会用アリア集KV272
   (ザルツブルク1777)
アルテュール・スホーンデルヴルト
 (ハープシコード:ジュスティ1720 年頃/
  フォルテピアノ:シュペート&シュマール1770年、
   指揮)
クリストフォリ・アンサンブル
 【エミリオ・モレノ(Vn I) コラッド・レポレ(Vn II)
  マルテン・ボエケン(Va) フランソワ・ミシェル(Vc)
  シラールト・ケレイ(Cb) チャールズ・ツェブレイ(Fl)
  ヴぃヴぃあん・ベルク(Ob) エリック・ドゥシー(Ob)
  フローラ・パダル(Fg)  バルディン・ヴェッター(Hrn)
  ドミニク・ビショフ(Hrn) ジョエル・ラエンズ(Tp)
  アメリ・ピアロー(Tp) フィリップ・タール(Timp)】
ヨハネット・ゾマー(S)
 異なるヴァージョン&楽器を用いたスホーンデルヴルトのモーツァルトの協奏曲集第3弾

 57’30

 オランダのフォルテピアノ奏者、アルテュール・スホーンデルヴィルトによるモーツァルト、ピアノ協奏曲シリーズ第3 弾。従来の演奏とは一線を画した斬新なアプローチで聴かせ、音楽ファンを驚かせています。
このアルバムは、ピアノ協奏曲第5 番KV175 の異なる2 ヴァージョンをハープシコードとフォルテピアノで録音しました。
 この作品はモーツァルト最初のオリジナルのピアノ協奏曲。1773 年にザルツブルクで作曲され、1782 年にはウィーンで演奏するために終楽章として新たに作曲したロンド(KV382)に差し替え改訂されています。
スホーンデルヴルトは、楽器制作技術の進歩も考慮に入れてこの2 つのヴァージョンを異なる楽器を用いて演奏しています。1773 年ザルツブルク版は、イタリアのハープシコードであるジュスティ製、1782 年ウィーン版はシュペート&シュマール製のフォルテピアノ。
 そして本アルバムの最後はソプラノにヨハネット・ゾマーを迎えソプラノのための演奏会用アリア集KV272 を収録しています。



旧譜
スホーンデルヴィルトとクリストフォリ・アンサンブル
  モーツァルト第1&2弾!

ACC 24265
\2500→¥2290
スホーンデルヴィルトとクリストフォリ・アンサンブル
  モーツァルト第1弾!
モーツァルト:
 (1)ピアノ協奏曲第20番ニ短調K466
 (2)同21番ハ長調K467
アルテュール・スホーンデルヴィルト
 (フォルテピアノ、指揮)
クリストフォリ・アンサンブル
DDD、57’45”

 ベートーヴェンの「皇帝」で衝撃を与えたフォルテピアノのスホーンデルヴィルトとクリストフォリ・アンサンブルが、モーツァルトに挑戦しました。
 今回もオーケストラは各パート1奏者!しかし物凄い迫力で独奏に全くひけをとらぬどころか、聴く者を終始圧倒します。
 スホーンデルヴィルトの独奏も変幻自在、1782 年製アントン・ヴァルターのレプリカによるフォルテピアノはチェンバロを思わす銀色の音色が魅力です。もともとドラマティックな20 番協奏曲ながら、過去に類のない強烈さで迫ります。

Mozart: Piano Concertos Nos. 18 & 19
ACC 24278
\2500→\2290
 ホーンデルヴィルトとクリストフォリ・アンサンブル
  モーツァルト第2弾!

モーツァルト:
 ピアノ協奏曲
  第18番変ロ長調K456
  第19番ヘ長調K459
アルテュール・スホーンデルヴィルト
 (フォルテピアノ:
  アントン・ワルター、ウィーン1782年モデル、指揮)
クリストフォリ・アンサンブル
 【ルイージ・デ・フィリッピ(Vn I)
 カルロ・レポーレ(Vn II)
  アンフィサ・カリニナ(Va)
  ヤーネ・オルダム(Va)
  チャールズ・ツェブレイ(Fl)
  アンナ・スター(Ob)
  マリオ・トッパー(Ob)
  ジョセリン・ウィレム(Hrn)
  ジル・ランバッハ(Hrn)
  ジョエル・ラエンズ(Tp)
  アメリ・ピアロー(Tp)
  フィリップ・タール(Timp)
  フローラ・パダル(Fg)
  ゾエ・マシュー(Fg)
  フランソワ・ミシェル(Vc)
  シラールト・ケレイ(Cb)】
 異才スホーンデルヴィルトによるモーツァルト紛失パートを再現し当時の響きを追求

 録音:2012 年5 月14-17日アル=ケ=スナン王立製塩所、フランス/58’29

 オランダのフォルテピアノ奏者、アルテュール・スホーンデルヴィルトによるモーツァルト、ピアノ協奏曲シリーズ第2 弾。前作と同様にオケは極端に小規模な各パート1 人の編成とし、従来の演奏とは一線を画した斬新なアプローチで聴かせます。スホーンデルヴィルトが用いているフォルテピアノは1782 年製アントン・ワルターのレプリカで、軽快なタッチのチェンバロのような銀色の音色が魅力です。
 第19 番の協奏曲では、紛失したティンパニとトランペットのパートを再現し、当時の華やかさが蘇ります。そして第18 番では緻密で親密な美しい演奏を披露しています。




 


ACC 25318
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
クイケン&ラ・プティット・バンド
 J.S.バッハ:カンタータ集 Vol.18

  カンタータ第70番「目覚めよ、祈れ、祈れ、目覚めよ」BWV70
  カンタータ第9番「われらに救いの来たれるは」BWV9
  カンタータ第182番「天の王よ、汝を迎えまつらん」BWV182
ゲルリンデ・ゼーマン(S)
ペトラ・ ノスカイオヴァ(A)
クリストフ・ゲンツ(T)
ヤン・ファン・デル・グラッベン(Br)
シギスヴァルト・クイケン(指)
ラ・プティット・バンド
 完成間近!クイケン&ラ・プティット・バンドによるバッハのカンタータ集 第18 巻

 録音:2012 年

 シギスヴァルト・クイケンとラ・プティット・バンドによるOVPP 方式(各声部1人)によるカンタータ集シリーズの第18 巻。三位一体後第26 日曜日ためのカンタータ第70 番「目覚めよ、祈れ、祈れ、目覚めよ」で、教会暦を締めくくる作品。三位一体節後第6 日曜日のためのカンタータ第9 番「われらに救いの来たれるは」でライプツィヒ時代の典型的なコラール・カンタータです。そして棕櫚の日曜日ためのカンタータ第182 番「天の王よ、汝を迎えまつらん」はワイマール宮廷楽師長に就任した最初の作品です。





AGOGIQUE


AGO 013
\2500
オラツィオ・ミーキ・デッラルパ:
 (1)コンソナンツェ・ストラヴァガンティ(トラバーチ)/
 (2)罪深き心/(3)かくも世を愛した私/
 (4)スピナッティーナのためのトッカータ(フレスコバルディ)/
 (5)十字架上のキリストについての教皇ウルバン8世のソネット/
 (6)スパニョーラ風のガリアルダ第4番(トラバーチ)/
 (7)彼が正気を失っているとは/
 (8)優美な夜明けがバラの花を咲かせるか見よ/
 (9)ラ・ジョアンニーナ(ランディ)/(10)朱色の夜明け/
 (11)昔、私はよく愛の炎の歌を/(12)パッサカリア(カプスペルガー)/
 (13)我らが主キリストの死についてのソネット/
 (14)この血の気のない幹/(15)華麗なガリアルダ第1番(トラバーチ)/
 (16)私は恋人/(17)美しき季節/(18)魂よ、甘き光へ/
 (19)カンツォン(プリウリ)/(20)じゃまをした/(21)我が命/
 (22)ガリアルダ第1番(ド・マク)/(23)彼らは私のもの/
 (24)やめろ/(25)楽しい考えは天にのぼり
ラ・ジョアンニーナ
 【フランソワ・マセ(Sop)、
  ナーニャ・ブレーデエイク(Hrp)、
  レミ・カセーニュ(Lute, Theorbe, Guit)】
 17 世紀ナポリが生んだ伝説のハープ奏者、デッラルパが、かくも美しい声楽曲を残していた

 録音:2012 年10 月8-12 日/聖ジュヌヴィエーヴ教会(クルトメ、フランス)/DDD、72’ 49”

 ソプラノ、トリプル・ハープ、リュート(ギター)のフレッシュなトリオ、ラ・ジョアンニーナのデビュー・アルバム。バロック期のイタリアのハープの名手オラツィオ・ミーキ・デッラルパ(1595 頃-1641) の声楽作品15 篇と、彼と同時代のトラバーチ、フレスコバルディらの器楽曲を集めています。彼の声楽作品はほぼ未出版で、このような美しい宝石がまだ残っていたのは喜びの限り。同時期のイタリアの大家たちのカンタータのような複雑さと無縁ながら、現世の愛の苦しみ、受難の恐怖、心の苦痛と救済への望みにあふれています。ハープの名手らしい美しい効果にも注目です。ソプラノのマセは不思議な悲しみのこもった美声で酔わせてくれます。





ATMA CLASSIQUE

ACD2 2536
\2000→\1890
ヤン・コボウ(T)
 シューベルト:冬の旅

 1.おやすみ 2.風見 3.凍った涙 4.氷結 5.菩提樹 6.雪どけの水流
 7.川の上で 8.かえりみ 9.鬼火 10.休息 11.春の夢 12.孤独
 13.郵便馬車 14.白い頭 15.鴉 16.最後の希望 17.村にて 18.嵐の朝
 19.幻 20.道しるべ 21.宿屋 22.勇気を 23.幻日 24.ライアー回し
ヤン・コボウ(T)
クリストフ・ハンマー
 (フォルテピアノ:ハンマーフリューゲル/
  ヨーゼフ・ブロトマン、ウィーン1810 年頃)
 ヤン・コボウのシューベルト三大歌曲集、フォルテピアノ伴奏の「冬の旅」

 ベルリン出身のテノール、ヤン・コボウによるシューベルト三大歌曲集シリーズ「冬の旅」。ヤン・コボウはバッハ・コレギウム・ジャパンとも度々共演しバロック歌手としてキャリアを築いています。情感豊かに美しく澄んだ歌声で聴かせるヤン・コボウの実力は実証済みですが、このシューベルト・シリーズは伴奏がフォルテピアノというのも特徴の一つ。
 「美しき水車小屋の娘(ACD2 2315)」と「白鳥の歌(ACD2 2339)」では、現代を代表するフォルテピアノ奏者として活躍中のベザイデンホウトがフォルテピアノを担当していましたが、今回は歌曲伴奏者として豊富な経験をもつクリストフ・ハンマー。使用している楽器は200 年前のヨーゼフ・ブロトマンの貴重なハンマーフリューゲルをハンブルクで慎重に復元したものです。この楽器は素晴らしい音色を持っていますが、鮮明でクリアな音が特徴で、ヤン・コボウはほの暗い「冬の旅」の雰囲気には合わないと考え、420Herz の低いピッチに設定し録音しました。
 録音では、恋に破れた若者の心情を切々と表現した歌唱とぴったりと合った精神の深い闇を描く憂いにみちたフォルテピアノの音色を聴かせてくれます。



 

ACD2 2695
\2000
パレストリーナからジョスカン・デ・プレまでの
 福音書に基づいたモテット集

  ニコラ・ゴンベール:
   天使は羊飼いたちに告げた/シメオンのうた/ドミネ、シ・トゥ・エス
  アドリアン・ヴィラールト:
   ヴィデンス・ドミヌス/この神聖なる時/ 天より降りし主の天使
  ピエール・ド・マンシクール:お父さん、私は罪を犯しました
  パレストリーナ:イン・ディエブス・イリス
  ジョスカン・デ・プレ:ソのときイエスは
  ジャケット・デ・マントゥア:そのときイエスは
  ミケーレ・ペセンティ:かれらは私の主を奪い去った
ペーター・シューベルト(指)
ヴィヴァ・ヴォーチェ
 ロスジェネのモテット集、カナダのヴォーカル・アンサンブル、ヴィヴァ・ヴォーチェ

 ペーター・シューベルト率いるヴォーカル・アンサンブル、ヴィヴァ・ヴォーチェの新録音は、ルネサンス期の福音書のテキストによるモテット集。
 1500 年〜 1564 年に活躍したルネサンス期における失われた世代の作曲家たちヴィラールト、マンシクール、ジャケットそしてゴンベールらのイエス・キリストが生まれてから磔になるまでを描いた様々な作品を収録しています。
 ヴィヴァ・ヴォーチェは1998 年にモントリオールでペーター・シューベルトにより設立。12 人の素晴らしい声によって洗練された響きを作り出すが特徴。
 あらゆる時代の作品をレパートリーとして持ち、毎年1 作品カナダの作曲家に合唱作品を依頼して作曲してもらい、演奏しています。







PRAGA DIGITALS


PRDDSD 250303
(SACD HYBRID)
\2800
ツェムリンスキー弦楽四重奏団
 ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲集

  (1)弦楽四重奏曲第8番ホ長調Op.80 B.75
  (2)ミニアチュアOp.75a B.149
  (3)糸杉B.152(全12曲)
ツェムリンスキー弦楽四重奏団
 ツェムリンスキーSQ が聴かせる豊麗なチェコの弦の響き

 録音:2013 年8 月24-25 日/マルティネク・スタジオ(プラハ)/75’ 08”

 SACD ハイブリッド盤。Praga レーベルが続けるドヴォルザークの室内楽シリーズの最新刊。今回はツェムリンスキーSQ の演奏による弦楽四重奏曲第8 番が注目。15 篇ある彼の弦楽四重奏曲のなかでも、1875 年作のこの作品で弦楽四重奏作家としての主体性を確立したとされる名作です。長調ながら憂いをおびた独特の世界にひたれます。また、ドヴォルザークの激しい恋心が反映された歌曲に基づく「糸杉」も非常な美しさ。チェコの団体ならではのつややかな弦の響きを存分に堪能できます。





PREISER


PRCD 90825
\2300
ネイチャー・オブ・フィーリングス
 (1)ストラヴィンスキー:タンゴ
 (2)ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第2番/第8番
 (3)ユッカ・ティエンスー:ムッタ
 (4)ブラームス:愛の歌Op.52〜第4、5、7、13、15曲
 (5)リチャード・ガリアーノ:クロードのためのタンゴ
 (6)ピアソラ:ブエノスアイレスの冬
 (7)ライヒ:シックス・ピアノズ
 (8)ピアソラ:オブリビオン
アコーディオン・トリオ・フィデリオ
 【ユエミン・フー、
  ミロシュ・アヴラモヴィチ、
  アレン・ジャムヴィチ(Acc)】
 3 人なのに1 人で弾いているような超絶のアンサンブル「トリオ・フィデリオ」初登場!

 DDD

 トリオ・フィデリオは2011 年にウィーンで結成されたアコーディオン・トリオ。中国女性ユエミン・フー、セルビア人のミロシュ・アヴラモヴィチ、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ人のアレン・ジャムヴィチという、政情不安や戦禍を経験した若者3 名による超絶グループ。ジャンルを越えたレパートリーの広さも特徴で、ブラームスからピアソラ、リチャード・ガリアーノ、スティーヴ・ライヒまでと多彩。ノリの良さもさることながら、3 人で弾いているのに1 台のアコーディオンに聞こえる息の合ったアンサンブルは驚異的です。今後人気の出そうなトリオ・フィデリオ、要注目です。
 
TL 813182
\2300
シャム・シャメイー
 ステファン・ペルツル:

  (1)3色の肖像画/(2)ミニュアチュール/(3)憂愁と太陽/
  (4)家/(5)タンゴカ/(6)スペインの空/(7)トゥギャザー/
  (8)シャム・シャメイー/(9)静寂の島/(10)瞑想的舞曲/
  (11)さようなら/(12)黒蛇/(13)婚礼の歌/(14)風車のワルツ/
  (15)アガンディ
ウィーン・カンマーシンフォニー
 アフリカのエコーが聞こえる弦楽作品

 DDD

 ステファン・ペルツルは1955 年ウィーン生まれのジャズ・ミュージシャン。サックス奏者として有名ですが、幼少時よりクラシック音楽教育を受け弦楽とピアノのための作品を作曲しました。ジャズとミニマル・ミュージックにインスパイアされながらも、モンテヴェルディ、バッハ、シューベルト、バルトーク、ドビュッシー、ラヴェル、サティの影響を受けています。「シャム・シャメイー」とは、ペルツル夫妻が南西ウガンダ滞在中に出会った美少女の名。





CHANNEL CLASSICS



CCSSA 34913
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
ニン・フェン〜チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
 ブルッフ:
  ヴァイオリンと管弦楽のためのスコットランド幻想曲Op.46
 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
ニン・フェン(ヴァイオリン)
ヤン・ヤン(指揮)
ベルリン・ドイツ交響楽団
 ニン・フェン 本格コンチェルト・アルバム!DSOとのブルッフ&チャイコフスキー!!

 パガニーニ国際コンクールを制した中国の天才ヴァイオリニスト、ニン・フェン。Channel Classicsから「ハロー・ミスター・パガニーニ(CCSSA 80807)」でデビューし、ピアノ伴奏付きのソロから、ヴァイオリン・デュオ、無伴奏作品と好評を博してきたニン・フェンがついにコンチェルトに挑む!
 伝説の巨匠パブロ・デ・サラサーテのために書かれたマックス・ブルッフの「スコットランド幻想曲」。
 そして名曲中の名曲、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲という大曲で、持ち前の超絶技巧が遺憾なく発揮される。四川音楽院と英国王立音楽院でヴァイオリンを学び、現在はベルリンを拠点に世界を舞台に活躍する中国を代表するヴァイオリニスト、ニン・フェン。ミトロプーロス国際指揮者コンクールで優勝したヤン・ヤンも、欧米で活躍の場を広げている中国の有望若手指揮者。録音はベルリンの名門、Teldex Studioを使用し、高音質録音面にも期待がかかる。

 録音:2012年11月22日−24日、ベルリン・テルデックス・スタジオ







CKD 540
\2400→\2090
創設40周年記念スペシャル・アニヴァーサリー・エディション 〜
 ワーグナー:ジークフリート牧歌WWV.103
 シベリウス:《テンペスト》第2組曲*
 モーツァルト:交響曲第41番ハ長調K.551 《ジュピター》 +
スコットランド室内管弦楽団
ロビン・ティチアーティ(指揮)
ジョゼフ・スヴェンセン(指揮)*
チャールズ・マッケラス(指揮)+
 エディンバラの名門 "スコットランド室内管弦楽団" 創設40周年記念盤!

 日本先行発売!(全世界発売は2月以降の予定です)
 ティチアーティの「ジークフリート牧歌」は新録音!

 スコットランド、エディンバラの名門チェンバー・オーケストラ、「スコットランド室内管弦楽団(SCO)」の創設40周年記念スペシャル・アニヴァーサリー・エディションが登場!
 2009年より首席指揮者を務める若き新進指揮者、ロビン・ティチアーティによる"新録音" ジークフリート牧歌。そして、Linn Recordsとの10年のパートナーシップの中で築かれてきたチャールズ・マッケラス&ジョゼフ・スヴェンセンによる名録音をセットにした記念盤。特にマッケラスの《ジュピター》はBBC Music MagazineのDisc of the Year、Classical BRIT AwardsのCritics’ Choice、Midem Classical AwardsのSymphonic Works Awardを始め、BBC Music Magazineの「過去20年間の偉大な20の録音(one of the 20 great recordings of the past 20 years)」にも選ばれてきた超名録音である。
 新録音の「ジークフリート牧歌」は、ワーグナーが妻コジマへ誕生日プレゼントとして送った室内オーケストラのための名品であり、SCOの40周年を記念するにふさわしい作品として選ばれている。ベルリオーズの一連の録音で印象的なデビューを飾ったロビン・ティチアーティは、2014年2月にはSCOとのコンビでの来日公演も控えており、SCOとの録音プロジェクトも継続中。美しき弦の響きと洗練されたアンサンブル。話題沸騰中の若手指揮者と巨匠たちの録音が、Linn Recordsのハイエンド・サウンドで堪能できる。
 


CKD 455
(SACD HYBRID)
\2500→\2290
イングリット・フリッター(ピアノ)
 準・メルクル(指揮)&スコットランド室内管

  ショパン:
   ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11
   ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 Op.21
イングリット・フリッター(ピアノ)
準・メルクル(指揮)
スコットランド室内管弦楽団
 イングリット・フリッターLINN初登場!準・メルクル&SCOとの共演で"ショパン"を披露!

 1973年、南米アルゼンチンのブエノスアイレス生まれの才女、イングリット・フリッターが英国の高音質レーベル「リン・レコーズ(Linn Records)」に初登場!
 準・メルクル、スコットランド室内管弦楽団(SCO)という頼もしき共演者たちとのショパンは、ピアノ協奏曲第1番&第2番!
 2000年の第14回ショパン国際ピアノ・コンクールで第2位に輝き、2008年、2009年にリリースされたショパンのレコーディングが世界各地で高評価を得るなど、南米、そして世界を代表する一流のショパン弾きとして活躍するイングリット・フリッター。
 満を持しての登場となる準・メルクル&SCOとの得意とするショパン、2曲のピアノ協奏曲のレコーディングが、イングリット・フリッターのショパン弾きとしての名声をさらに高める絶好の機会となることは間違いない。
 2014年に創設40周年を迎えるスコットランド室内管弦楽団にとって、イングリット・フリッターとのショパンの「ピアノ協奏曲集」は、リン・レコーズへの通算21枚目のレコーディングとなる。
 イングリット・フリッターの新録音、首席指揮者にロビン・ティチアーティを迎え、絶好調のスコットランド室内管弦楽団と準・メルクルのコンビ、そしてリン・レコーズの優秀録音。これは大注目!



 

CKD 435
(SACD HYBRID)
\2500
プラウド・バスーン 〜
 バロック・バスーンと通奏低音のためのヴィルトゥオーゾ作品集

  作曲者不詳:優しい歌 〜 またはよく知られた歌
  ボワモルティエ:ソナタ ト長調 Op.50-2
  ファッシュ:ソナタ ハ長調 FaWV N:C 1
  クープラン:《趣味の融合、または新しいコンセール》より コンセール第13番
  テレマン:ソナタ ヘ短調 TWV.41:f1
  ボワモルティエ:ソナタ ホ短調 Op.50-1
  デュブルグ:デュブルグ氏によるアイリーン・アルーンの変奏曲
ピーター・ウィーラン(バスーン)
アンサンブル・マルシュアス
 SCOの首席ピーター・ウィーランのソロ・プログラム!バロック・バスーンのためのヴィルトゥオーゾ作品集!

 2008年よりエディンバラの名門チェンバー・オーケストラ、スコットランド室内管弦楽団の首席ファゴット(バスーン)奏者として活躍中のピーター・ウィーラン。
 この「プラウド・バスーン」は、ウェーバーの「木管楽器のための協奏曲集」(CKD 409)で、優れたテクニックとダブルリード特有の温もりのある音色を披露してくれたピーター・ウィーランのソロ・デビュー・アルバム!
 ピーター・ウィーランのソロ・アルバムは、クープラン、ファッシュ、ボワモルティエ、テレマンなど、優雅なギャラント様式によるバロック・バスーンのためのユニークなコレクション。
 スコットランド室内管弦楽団の首席奏者としてだけではなく、エディンバラを活動拠点としているピリオド・アンサンブル、アンサンブル・マルシュアスの創設者、音楽監督でもあるピーター・ウィーランは、5種類の楽器、モダン、ピリオドの両方を吹き分ける名手。
 ダブル・リードの奥深き音色、表現力を、モダンとピリオドに精通するピーター・ウィーランの妙技とバロック・バスーンで ——。



 

CKD 441
(SACD HYBRID)
\2500
シヴァン・マゲン(ハープ)
 ファンタージェン 〜 幻想曲集

 C.P.E.バッハ:幻想曲変ホ長調 H.277, Wq.58/6
 ブラームス:
  間奏曲イ短調 Op.116-2、間奏曲ホ長調 Op.116-4、
  間奏曲変ホ長調 Op.117-1、間奏曲変ロ短調 Op.117-2
 ワルター=キューネ:
  チャイコフスキーの歌劇《エフゲニー・オネーギン》による幻想曲
 モーツァルト:幻想曲ニ短調 K.397
 J.S.バッハ:半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV.903
 ルニエ:エドガー・アラン・ポーの《告げ口心臓》による幻想的バラード
シヴァン・マゲン(ハープ)
 イスラエル出身のハーピストがLINNデビュー!シヴァン・マゲンが奏でる"幻想曲集"!

 イスラエルのエルサレム出身のハーピスト、シヴァン・マゲンのリン・レコーズ(Linn Records)第1弾となるハープ・ソロ・プログラム「ファンタージェン 〜 幻想曲集」。
 シヴァン・マゲンは、エルサレム音楽アカデミーからフランスへと渡り、パリ音楽院で一等賞を獲得し、その後、アメリカのジュリアード音楽院でナンシー・アレンに師事。
 イスラエル国際ハープ・コンテスト、オランダ国際ハープ・コンクール、ライオン&ヒーリー賞、ヴェラ・ドゥロワ国際ハープ・コンクールなど、コンクールでの入賞歴、受賞歴を重ね、着実にステップアップを遂げてきた実力派ハーピストである。
 J.S.バッハ、C.P.E.バッハ、ブラームス、モーツァルトのアレンジと、ワルター=キューネ、ルニエのハープのためのオリジナル作品が織り成す「幻想曲」は、ハープの魅力を存分に楽しませてくれる意欲的なプログラム。



 

エコー・シリーズ第2弾!
SCOの名盤が続々新装再発売!



BKD 211
(CD-R)
(新装移行再発売)

\2400→\2190
マッケラス(指揮)&スコットランド室内管
 モーツァルト:
  レクイエム ニ短調K.626(ロバート・レヴィン版)
  アダージョとフーガ ハ短調 K.546
チャールズ・マッケラス(指揮)
スコットランド室内管弦楽団&合唱団
スーザン・グリットン(ソプラノ)
キャスリーン・ウィン=ロジャーズ(メゾ・ソプラノ)
ティモシー・ロビンソン(テノール)
ピーター・ローズ(バス)
 エコー・シリーズ第2弾!SCOの名盤が続々新装再発売!

 数あるマッケラスのモーツァルト録音のうち、「後期交響曲集(CKD 308)」と並ぶ超名盤が、この「レヴィン版レクイエム」。モーツァルトの研究家としても高名なロバート・レヴィンによる復元は、ジュスマイヤーのミスの修正から大幅な加筆、細部の異動など、大胆かつ細心。当時既に半世紀の録音歴を誇ったマッケラスが、初めて取り組む《レクイエム》の録音に選んだ、巨匠の最終回答である。

 ※録音:2012年12月14日−16日、ケアード・ホール(ダンディー)
 ※当タイトルはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 ※CKD 211より新装移行再発売。SACDのオリジナル盤となるCKD 211は廃盤となります。
 


BKD 216
(CD-R)
(新装移行再発売)

\2400→\2190
ジョゼフ・スヴェンセン(Vn)
 メンデルスゾーン:
  序曲 《フィンガルの洞窟》 Op.26
  ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64
  交響曲第3番イ短調Op.56 《スコットランド》
ジョゼフ・スヴェンセン(ヴァイオリン&指揮)
スコットランド室内管弦楽団
 Linn Recordsとスコットランド室内管弦楽団のコンビによる最初の録音もEchoシリーズで新装再発売。1995年から2005年まで首席指揮者を務めたジョゼフ・スヴェンセン(現在は名誉指揮者)による、スコットランドにちなんだメンデルスゾーンの名曲、"スコティッシュ・シンフォニー"と"フィンガルの洞窟"、そしてホ短調のヴァイオリン協奏曲(第2番)の弾き振りという豪華な組み合わせ。

 ※当タイトルはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 ※CKD 216より新装移行再発売。SACDのオリジナル盤となるCKD 216は廃盤となります。
 


BKD 224
(CD-R)
(新装移行再発売)

\2400→\2190
ジョゼフ・スヴェンセン(Vn)
  ブラームス:
  ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77
  ハンガリー舞曲集WoO.1より
ジョゼフ・スヴェンセン(ヴァイオリン&指揮)
スコットランド室内管弦楽団
 ヴァイオリンの名手でもあったスヴェンセンの名盤がもう1タイトル。なんとこちらのブラームスの協奏曲も弾き振り。ソロ・パートが合奏の対比として提示されるバロック・古典派作品ならいざ知らず、ロマン派の作品でここまで華麗な弾き振りこなす技術、そしてオーケストラとの一体感は見事。

 ※当タイトルはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 ※CKD 224より新装移行再発売。SACDのオリジナル盤となるCKD 224は、弊社在庫がなくなり次第廃盤となります。
 


BKD 287
(CD-R)
(新装移行再発売)

\2400→\2190
アレクサンダー・ヤニチェク
 モーツァルト:
  行進曲ニ長調K.189
  セレナード第3番ニ長調K.185
  ロンド ハ長調K.373
  アダージョ ホ長調K.261
  ロンド変ロ長調K.269
  ディヴェルティメント第1番変ホ長調K.113
アレクサンダー・ヤニチェク
 (ヴァイオリン&ディレクター)
スコットランド室内管弦楽団
 シャーンドル・ヴェーグ率いるカメラータ・ザルツブルクではコンサート・マスターも務めてきたオーストリアの天才アレクサンダー・ヤニチェクが振ったモーツァルト。本場仕込みのモーツァルト解釈と、マッケラスやスヴェンセンが磨き上げた小編成オーケストラならではの繊細で透明感に満ちた響きで、魅惑のディヴェルティメント&セレナードを。

 ※当タイトルはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 ※CKD 287より新装移行再発売。SACDのオリジナル盤となるCKD 287は廃盤となります。





SMEKKLEYSA


SMC 15
\2400
J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲集
 オーボエとヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV.1060a
 ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調 BWV.1042
 ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 BWV.1041
 2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV.1043
ルート・インゴルフスドッティル
 (ヴァイオリン)
レイキャヴィーク室内管弦楽団
ダディ・コルベインソン(オーボエ)
ウンヌル・マリア・インゴルフスドッティル
 (ヴァイオリン)
 アイスランドにあるレイキャヴィーク音楽大学を出たのちアイスランド交響楽団で活躍したヴァイオリニスト、ルート・インゴルフスドッティルのJ.S.バッハのヴァイオリン協奏曲集。1974年に創設されたレイキャヴィーク室内管弦楽団はバロックから20世紀まであらゆる作品にチャレンジしてきた。その経験から生まれたしなやかなフレージングで初期メンバーだったルート・インゴルフスドッティルの華麗な音色にぴったりと寄り添う。

 2003年12月の録音。
 

SMC 13
\2400
ハイドン:
 弦楽四重奏曲《十字架上のキリストの最後の7つの言葉》 Op.51
  (Hob.III-50〜56)
スカールホルト弦楽四重奏団
 アイスランドのサマー・フェスティバルの参加メンバーによって1996年に結成されたスカールホルト弦楽四重奏団のハイドンの「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」。様々な作曲家たちが題材とした大いなるテーマ。ハイドンの弦楽四重奏版を、成熟された表現力で見事に表現している。

 2003年8月の録音。
 

SMK 47
(2CD)
\3600
アルニ・ビョルンソン 〜 一日の終わり
 ビョルンソン:
  弦楽オーケストラのための小組曲/ピアノ・ソナタ ニ短調 Op.3/
  フルートとピアノのための4つの民謡/
  ヴァイオリンとピアノのためのロマンス第1番 Op.6、第2番 Op.14/
  レイキャヴィーク行進曲/古い友人/ブロウ・ザ・ホーンズ/
  我が主の祈り/自由主義国の歌/クリスマスは生きている/
  ダンス・ミュージック、他
ジェームズ・リスニー(p)
AB 弦楽アンサンブル
アイスランディック・フェスティバル・
 マーチング・バンド
ハフナルフィヨルズゥル室内合唱団
ヘルギ・ブラガソン(指揮)、他
 アイスランド生まれのコンポーザー、アルニ・ビョルンソンの作品集。冒頭から叙情的で情に訴えるような曲で始まり、マーチや声楽曲などビョルンソンならではの音楽を聴くことが出来る。器楽曲、声楽に分かれた今回のビョルンソンのデビュー・アルバムをプロデュースするのはピアニスト、ジェームズ・リスニー。作品の中でも彼のピアノが輝る。

 1996年〜2006年の録音。
 
SMK 77
\2400
グラデュアーレ・ノビリ10周年記念
 レディ・アイ・プレイズ/平和を呼び起こす/
 マリアの詩/マリアへの秋の詩/マリアへの詩/
 ロルカ組曲/熊蜂の飛行/ヴォカリーズ/
 マニフィカト/詩篇第100番/他
グラデュアーレ・ノビリ
 2000年に17〜24才の女性のみで結成された24人からなる女声合唱団、グラデュアーレ・ノビリの10周年を記念した作品集。フィンランドで行われた2009年のヴォーカル・フェスティバル、ウェールズで行われた2010年のランゴレン・フェスティバルでゴールドメダルを獲得。今回のアルバムではリムスキー・コルサコフの熊蜂の飛行など意欲的なプログラムを盛り込み10周年に相応しい仕上がり。

 2011年、2008年、2011年の録音。
 

SMK 74
\2400
ヒムノディア・サクラ 〜
 18世紀のアイスランド聖歌集
カルミナ室内合唱団
 1742年に司祭、グドゥムンドゥル・ヨハネソンによって手稿譜が遺された18世紀アイスランドの聖歌集。カルミナ室内合唱団は14世紀から18世紀のルネサンス・ポリフォニーやアイスランドの手稿譜のレパートリーを得意とするアイスランドの合唱団。101の讃美歌のメロディーを起源にもつヒムノディア・サクラはアイスランドの聖歌の源をたどる貴重な作品となっている。

 2009年6月、7月の録音。



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


CALLIOPE



CAL1643AB
(2CD)
\3400→\3090
アンドレ・ナヴァラ(Vc)
 J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲
  (新リマスタリング)
アンドレ・ナヴァラ(Vc)
既発売の同曲のSACD盤(品番:GKMC904)のCD盤です。 1977年録音
※同じ録音内容の品番:PHU017は廃盤となりました。






ORFEO D’OR



ORFEOR 876133
(3CD)
\6900→\6290
カラヤン、ウィーン国立歌劇場での「ドン・カルロ」ライヴ!
 カレーラス、フレーニ、カップッチッリ、ライモンディ、バルツァ、グルベローヴァ
  蔵出音源 完全初出!!!


ヴェルディ:「ドン・カルロ」
 (改訂4幕版)
ホセ・カレーラス(T ドン・カルロ)
ミレッラ・フレーニ(S エリザベッタ)
ルッジェーロ・ライモンディ(Bs フィリッポ2 世)
ピエロ・カップッチッリ(Br ロドリーゴ)
アグネス・バルツァ(Ms エボリ公女)
マッティ・サルミネン(Bs 大審問官)
ルイージ・ローニ(Bs 修道士)
マリョン・ランブリクス(S テバルド)
エヴァルト・アイヒベルガー(T レルマ伯爵)
トーマス・モーザー(T 国王の布告者)
エディタ・グルベローヴァ(S 天の声)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団,合唱団
 
 録音:1979 年5 月6 日、ウィーン/ADD、171' 48"、STEREO

 ヴェルディ・イヤーの最後にORFEO が凄い音源を出してきました!カラヤン指揮の「ドン・カルロ」、しかもウィーン国立歌劇場でのライヴです!
 カラヤンは1977 年5 月にウィーン国立歌劇場に復帰すると、1980 年までの4 年間、5 月に同劇場に出演、ザルツブルク音楽祭のプロダクションを歌手ごと持ってくる形で豪華な上演を行っていました。ヴェルディの「ドン・カルロ」は、カラヤン自身の演出で、ザルツブルク音楽祭で1975—1978 年毎夏上演されたプロダクションで、全盛期のカラヤンの極めて完成度の高い上演として知られるもの。ウィーン国立歌劇場では1979、1980 年と上演され、これは1979 年5 月6 日初日のライヴです。
 カラヤンは1978 年9 月に「ドン・カルロ」をEMI に録音しており、ホセ・カレーラスのカルロ、ミレッラ・フレーニのエリザベッタ、ピエロ・カップッチッリのロドリーゴ、アグネス・バルツァのエボリ公女は共通。しかしさすがライヴ、歌手はずっと伸び伸び歌っており、ことにカレーラスのひたむきで情熱的な歌はこちらの方がずっと胸に迫ってきます。また録音では真面目にまとめがちなカップッチッリも、あり余る声を劇場中に満たして圧倒的。一方、フィリッポはルッジェーロ・ライモンディ。ライモンディの同役は、若い頃の録音(EMI、ジュリーニ指揮)とフランス語歌唱の録音(DG、アバド指揮)しかありませんでした。当時37 歳のライモンディ、この上なく美しく魅惑的なフィリッポを歌っています。対するマッティ・サルミネンが北方的巨声で冷酷な大審問官を歌い、両者の激突はかなり壮絶なもの。さらに端役にはエディタ・グルベローヴァやトーマス・モーザーが出演しているという贅沢。
 特筆すべきはウィーンのオーケストラ。実はザルツブルク音楽祭での上演では常にウィーン・フィルが起用されていたのに、EMI 録音と1986 年3 月のザルツブルク復活祭音楽祭での上演ではベルリン・フィルに替わり、響きが著しくドイツ風に傾いてしまいました。ここでのウィーン国立歌劇場管弦楽団は、さすがウィーン・フィルの母体、カラヤンの重厚な音楽作りを受けても決してシンフォニックにならず、劇場感覚豊かな演奏で「ドン・カルロ」を大いに盛り上げてくれます。
 ORF 音源を使用、上々のステレオ録音で、劇場の興奮ごとお楽しみください!





PRAGA DIGITALS

PRDDSD 350105
(SACD HYBRID)
\2800→\2590
ナタン・ミルシテイン(Vn)
 (1)ゴルトマルク:ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調Op.28
 (2)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77
 (3)J.S.バッハ:
  無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番BWV1004〜シャコンヌ(冒頭)
ナタン・ミルシテイン(Vn)
(1)ハリー・ブレック
(2)アナトーリ・フィストラーリ(指)
フィルハーモニア管
 ミルシテインの凄さ再認識。超名盤が目の覚めるようなリマスタリングで蘇った

 録音:1956 年8 月6 日/ザルツブルク音楽祭(ライヴ)/(1)録音:1957年7月4、7日/ニューヨーク、(2)録音:1960年6月23-24日/B-channel Stereo、MONO、74’ 53”

 SACD ハイブリッド盤。限定盤。メジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をオリジナル音源からリマスターし、目の覚めるような音の良さで注目されるシリーズの新作はミルシテイン。
  EMI からリリースされ、決定盤とされてきたゴルトマルクとブラームスの協奏曲。いずれも50 年以上前の録音とは信じ難い生々しさと分離の良さ。ミルシテインの清潔な美音もますます冴えわたります。ゴルトマルクのヴァイオリン協奏曲第1 番はハイフェッツやパールマンなどの録音もありますが、この作品の普及に多大な貢献をしたのはミルシテインと申せましょう。当演奏も絶品中の絶品で、ミルシテインのしなやかな美音が冴えわたります。ことに第2 楽章の陶酔的な美しさはミルシテインの全録音のなかでも白眉、まさに奇跡の一瞬と申せましょう。切れ味鋭い技巧も爽快で、同曲のベスト演奏として不動の地位はゆるぎません。
 フィストラーリとのブラームスも、ミルシテイン最高の演奏のひとつで、全体を貫く緊張感を推進力、澄み渡る美音と超絶技巧で、他の演奏者とは格の違いを示しています。カデンツァもミルシテイン自身の作で圧倒的。フィストラーリの堂々とした伴奏ぶりも見事。この演奏を聴かねば本当に損をしていると思える、神業的記録です。


<メジャー・レーベル>



DG



479 1033
\2200→\1990
アルゲリッチ&アバド/
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番&第25番

  ピアノ協奏曲 第25番 ハ長調 K.503
  ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K.466
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
モーツァルト管弦楽団
指揮:クラウディオ・アバド
 2013年ルツェルン音楽祭で絶賛を浴びたライヴ!
録音:2013年3月 ルツェルン、KKLホール〈ライヴ〉
 DGにとってアルゲリッチ初となるモーツァルトピアノ協奏曲録音。今年のルツェルン音楽祭で絶賛を博したアバド指揮によるライヴ録音です。
 最も人気のあるピアニストの一人、アルゲリッチと現代最高の巨匠アバドの黄金の顔合わせによるモーツァルト! 
 単調の名作20番の協奏曲と、華麗で雄大な25番のカップリング。楽壇を代表する大物二人の共演盤は約10年振りとなります!
 アバド&モーツァルト管弦楽団のモーツァルト:ピアノ協奏曲録音、前作はピリスをソリストに迎え(479 75)、20番と27番のカップリングで2012年9月にリリースされ、いまだベストセラー記録を更新中です。




 

DECCA



478 6422
\2200→\1990
ハーディング&SKO/
 R.シュトラウス:アルプス交響曲
ダニエル・ハーディング指揮
サイトウ・キネン・オーケストラ
フィリップ・トーンドゥル(オーボエ)、
ラデク・バボラク(ホルン)、
ガボール・タルコヴィ(トランペット)
 日本のアルプス、松本で録音されたアルペン、輸入盤でも登場!
録音:2012年8月23−25日 松本 キッセイ文化ホール
 小澤征爾が指揮台に登場しない初のフェスティバルとなった2012年のサイトウキネン音楽祭。この年、ハーディングがサイトウキネン・オーケストラを指揮して、小澤征爾不在のフェスティバルを大きく盛り上げました。ハーディングは17歳の夏(1993年)、タ ングルウッド音楽祭で小澤総監督に師事し、その後 新日本フィルハーモニー交響楽団のMusic Partner of NJPを務めるなど、小澤征爾と縁が深く、日本でも絶大な人気を誇る指揮者です。
 このライヴ録音では、初共演とは思えないオーケストラとの良好な関係から生み出された、密度の濃い演奏を聴くことができます。世界の一流奏者たちによる妙技の数々も、この演奏をいっそう魅力あふれるものにしています。日本アルプスを頂く松本で響きわたった絢爛なサウンドをお楽しみください。
 

478 6300
\2200
「スノーマン」の作曲家ブレイクによる愛すぺきピアノ作品!
 アシュケナージ/ウォーキング・イン・ジ・エア
   ハワード・ブレイク

 ①ウォーキング・イン・ジ・エア 作品310(映画『スノーマン』)
 ②ミュージック・ボックス 作品274(映画『チェンジリング』)
 ③ララのテーマ 作品247(映画『決闘者』) 
 ④ヴォーヴァへのプレリュード 作品640
 ⑤スピーチ・アフター・ロング・サイレンス 作品610
 ⑥12の小品 作品177からの8曲
 ⑦2台のピアノのためのダンス 作品217a
 ⑧2台のピアノためのソナタ 作品130
 ⑨幻想曲 作品1
 ⑩4つのやさしい小品 作品608
 ⑪ロマンツァ 作品5f
 ⑫ハイク・フォー・ユー・チー 作品650
 ⑬パーティング 作品650a
ヴラディーミル・アシュケナージ(ピアノ)
ヴォフカ・アシュケナージ(ピアノ⑦⑧)
録音:2013年3月15-16日(⑦⑧)、6月10-11日(①-⑥、⑨-⑬) サフォーク、ポットンホール
 『スノーマン』の挿入曲で知られるハワード・ブレイクの愛すべきピアノ作品集!
 《空を歩いて》という邦題でも知られる映画『スノーマン』の挿入曲《ウォーキング・イン・ジ・エア》。これを作詞作曲したハワード・ブレイクは、アシュケナージと親交が厚く、映画やテレビのための作品のほか、純粋なクラシック作品も多数書いています。作品番号はすでに650を超え、様々な編成の曲を書いており、彼のピアノ協奏曲は故ダイアナ妃の30歳の誕生日祝いとして書かれました。
 このアルバムは、75歳になったハワード・ブレイクへのプレゼントとしてアシュケナージが企画したもので、《ウォーキング・イン・ジ・エア》のピアノ・ソロ版やアシュケナージの名前のアルファベットからメロディが作られた《ヴォーヴァへのプレリュード》、さらには2台ピアノのための作品なども収録されており、ブレイクの美しいメロディを堪能できます。2台ピアノ作品では、ヴォフカ・アシュケナージがゲスト参加しています。
■アシュケナージ親子のピアノ・デュオ・ツアー、2014年3月に10公演予定!(招聘:AMATI)
 3/4高崎、3/5札幌、3/6東京、3/8宇都宮、3/9名古屋、3/10東京、3/12秋田、3/13仙台、3/14松本、3/15大阪
 


478 6418
\2200→\1990
マックス・エマニュエル・ツェンチッチ(C-T),
 ROKOKO〜ハッセ:オペラ・アリア集

 「三人の娘たちの賛歌」〜Notte amica,
 「アルミニオ」〜Cadro ma qual si mira,
 「ペルシャの王シロ」〜La sorte mia tiranna,
 「ティトの慈悲」〜Opprimete i contumacy,
 「オリンピアーデ」〜Siam navi all'onde,
 「イペルメストゥラ(ヒュペルメストゥラ)」〜Ma rendi pur content,
 「クレリアの勝利」〜De' folgori di giove,
 「ジェネローザのスパルターナ」〜Se un tenero affetto,
 「クレリアの勝利」〜Dei di Roma,
 「ティグラーネ」〜Solca il mar,
 「ティトの慈悲」〜Vo disperato a morte,
 「マンドリン協奏曲ト長調」*
マックス・エマニュエル・ツェンチッチ(C-T),
ジョルジュ・ペトルー(指揮),
テオドール・キトソス(マンドリン)*,
アルモニア・アテネア(ピリオド楽器オーケストラ)
聴衆を圧倒するツェンチッチの超絶技巧
録音:2013年7月, アテネ、ディミトリ・ミトロプーロス・ホール
ウィーン少年合唱団のスーパー・スターとしてお馴染みだったツェンチッチ。現在は美声とテクニックともに素晴らしいカウンター・テナー歌手として、エスプリのきいたプログラムで人気を博しています。Deccaへはユリア・レズネワとの共演によるヘンデル:歌劇「アレッサンドロ」録音が記憶に新しいところです。今回は超絶技巧を要するヨハン・アドルフ・ハッセ(1699-1783)のオペラ・アリア集。息をのむような超絶技巧はもちろんのこと、叙情豊かな表現と上品な優しい伸びやかな歌声も見事です。
 


478 6419
(6CD)
\3000→\2690
キリ・テナワ・カナワの芸術

【CD1】
 カントルーブ:「オーヴェルニュの歌」より第1,2,3集〜
  ジェフリー・テイト(指揮) イギリス室内[録音:1982年]/
【CD2】
 モーツァルト:
  「フィガロの結婚」より〜
   ゲオルク・ショルティ(指揮) ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団[録音:1981年],
  「ツァイーデ」「偽の女庭師」「ティトの慈悲」「魔笛」「コシ・ファン・トゥッテ」
  「羊飼いの王様」「ルチオ・シッラ」「イドメネオ」より〜
   コリン・デイヴィス(指揮) ロンドン交響楽団[録音:1982年],
  「劇場支配人」より〜
   ジョン・プリッチャード(指揮) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団[録音:1989年],
  「わが美しき恋人よ、さようなら, とどまって下さい、いとしい人よK.528」
  「わが感謝を受けたまえ、やさしい保護者よK.383」〜
    ジェルジュ・フィッシャー(指揮) ウィーン室内管弦楽団[録音:1980年]/
【CD3】
 グノー:悔悟, モーツァルト:.「証聖者の荘厳な晩課K.339」よりラウダテ・ドミヌム,
 J.Sバッハ:.御身は我がかたわらにK.508, 主よ、人の望みの喜びよ,
 グノー:「聖チェチリア祝日のためのミサ・ソレムニス」よりサンクトゥス,
 メンデルスゾーン:歌の翼に,
 フランク:天使の糧,
 モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプスK.618,
 シューベルト:アヴェ・マリア,
 パーセル:トランペット・テューン,
 ヘンデル:「サムソン」より輝ける大天使たちを, その天界の合奏を〜
  バリー・ローズ(指揮) イギリス室内管弦楽団[録音:1984年]/
【CD4】
 パーセル(ブリテン編):聖処女マリアの諭し,
 リスト:
  ローレライ, どうやって、と男たちはたずねた, 夢にきませ, 平和はみつからず、
 さりとて戦う気にもならず,
 ラヴェル:5つのギリシャ民謡,
 ラフマニノフ:ヴォカリーズ,
 グラナドス:マハと夜うぐいす,
 オブラドルス:
  スペイン古典歌曲集より 恋人に, 心よ、お前はなぜ, 母さま、
  わたしは恋を抱いて, いちばん細くきれいな髪で, 花嫁はおちびさん〜
   ロジャー・ヴィニョールズ(P) [録音:1989年]/
【CD5】
 R・シュトラウス:
  4つの最後の歌, あおい, 父が言いました, 母親の自慢話,
  マドリガル, セレナーデ, ひどい天気, 万霊節, 夜,
  ツェツィーリエ, わが胸の思いのすべては, 出会い, 明日には, 献呈〜
   ゲオルク・ショルティ(指揮&P) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団[録音:1990年]/
【CD6】
 ヴェルディ:「椿姫」「シモン・ボッカネグラ」「オテロ」,
 プッチーニ:「マノン・レスコー」「トスカ」,
 グノー:「ファウスト」, J・シュトラウス:「こうもり」,
 ビゼー:「カルメン」,
 R・シュトラウス:「アラベラ」より全曲盤からの名アリア集[録音:1984〜1991年]
キリ・テ・カナワ(Sp)
美しきクリーミー・ヴォイス
 名歌手キリ・テ・カナワの70歳記念BOX.。
 「クリーミー・ヴォイス」と呼ばれる彼女の声の魅力が満載のセットです。繊細この上ない色彩美で蠱惑的な空間を作り上げている、と絶賛された「オーヴェルニュの歌」から、ショルティがピアノ伴奏したR・シュトラウスの歌曲集。オペラ全曲盤からの名アリアまで、彼女の素晴らしき歌唱が堪能できるベスト盤です。録音:1980〜1991年
 


478 6420
(12CD)
\7000→\5990
ロンドン交響楽団との名盤の数々
 イシュトヴァン・ケルテス〜ザ・ロンドン・イヤーズ

【CD1】
 バルトーク:歌劇「青ひげ公の城」Op.11(全曲)〜
  ヴァルター・ベリー(Br) クリスタ・ルートヴィヒ(Ms) [録音:1965年]/
【CD2】
 ブラームス:セレナード第1&2番[録音:1967年]/
【CD3】
 ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」[録音:1965年]/
【CD4】
 ドヴォルザーク:交響曲第7&8番, 序曲「謝肉祭」[録音:1963〜1965年]/
【CD5〜6】
 ドヴォルザーク:
  レクィエム ロ短調 Op.89,〜
   ピラール・ローレンガー(Sp), エルジェーベト・コムロッシー(A),
   ロベルト・イロシュファルヴィ(T), トム・クラウセ(Br),
   アンブロジアン・シンガーズ[録音:1968年],
  管楽セレナード ニ短調 Op.44, 序曲「オセロ」Op.93[録音:1968 & 1966年]/
【CD7〜8】
 コダーイ:
  歌劇「ハーリ=ヤーノシュ」Op.15(全曲)〜
   エルゼベト・コムローシ(A), ラヨシュ・コズマ(T),
   オルガ・セーニ(Ms), ラーズロ・パローツ(Br),
   ピーター・ユスティノフ(語り:英語), ジョン・リーチ(ツィンバロン),
   エジンバラ祝祭合唱団, ワンズワース・スクール少年合唱団[録音:1968年],
  無伴奏合唱のための「孔雀」〜ロンドン交響合唱団,
  ハンガリー民謡「孔雀」による変奏曲[録音:1969年],
  ハンガリー詩篇Op.13〜
   ラヨシュ・コズマ(T), エジンバラ祝祭合唱団,
   ワンズワース・スクール少年合唱団[録音:1970年] /
【CD9】
 モーツァルト:
  ピアノ協奏曲第9番K.271〜
   ウラディーミル・アシュケナージ(P)[録音:1966年],
  ピアノ協奏曲第24番K.491〜クリフォード・カーゾン(P) [録音:1967年],
  フリーメイソンのための葬送音楽K.477[録音:1968年]/
【CD10】
 レスピーギ:ローマの松, ローマの噴水, 鳥[録音:1968年]/
【CD11】
 R・シュトラウス:ホルン協奏曲第1&2番,
 フランツ・シュトラウス:ホルン協奏曲Op.8〜
  バリー・タックウェル(Hr) [録音:1966年],
 ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲,
 ガーシュウィン:ラプソディー・イン・ブルー〜
  ジュリアス・カッチェン(P) [録音:1968年]/
【CD12】
 バルトーク:ピアノ協奏曲第3番Sz.119,
 ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調,
 プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番Op.26〜
  ジュリアス・カッチェン(P) [録音:1965 & 1968年]
録音:1963〜1970年(ステレオ:セッション)
イシュトヴァン・ケルテス(指揮)
ロンドン交響楽団
 ロンドン響の首席に就任したケルテス30代半ばから41才の、気概が充溢した名演。
 バルトークやコダーイブラームスのセレナードやレスピーギ、ブックナーまで、幅広いレパートリーが収められています。
 ロンドン交響楽団首席だったバリー・タックウェルを起用したR・シュトラウスと父フランツのホルン協奏曲、カッチェンを引き立てた協奏曲など、ロンドン交響楽団との名盤の数々が収録された充実のボックスです。











12/18(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


ATMA

ACD2 2688
(5CD)
\6000→\5490
プーランク:歌曲全集
パスカル・ボーダン(S)
ジュリー・フックス(S)
エレーヌ・ギュメット(S)
ジュリー・ブーリアンヌ(Ms)
マルク・ブーシェ(B)
フランソワ・ル・ルー(B)
オリヴィエ・ゴダン(P)
 CD1(59'30)
  1. ヴィルモランの3つの詩FP91/2. 動物詩集(あるいはオルフェの行列)FP15a/
  3. 動物詩集 未発表の2 つの歌曲 FP15b/4. 動物詩集 「のみ」FP15c/
  5.2つの歌曲 FP162/6.月並み FP107/
  7. ルイーズ・ラランヌの3 つの詩FP57/8. 花記章 FP16/9. 闘牛士 FP11/
  10.ギョーム・アポリネールの4つの詩FP58/
  11. ギョーム・アポリネールの詩による2 つの歌FP127/
  12. マックス・ジャコブの4 つの詩FP22

 CD2(64’21)
  1. 子供のための4 つの歌FP75/2.くじびき FP178/3. 気まぐれ FP174/
  4. おいで!見えない笛が*/5. 歌われた歌 FP46/6.ある日ある夜 FP86/
  7. マックス・ジャコブの5 つの詩FP59/8.・・・それにしても死ぬとはFP137/
  9. ポールとヴィルジニー FP132/10.ピエロFP66/
  11.ナディア万歳FP167/12.ローズモンドFP158/13. 燃える鏡FP98/

 CD3(55’58)
  1. 気まぐれな婚約FP101/2.カリグラムFP140/
  3.ギョーム・アポリネールの2 つの詩による歌FP131/
  4.ガルシア・ロルカの3 つの歌FP136/5. マズルカFP145/6. 最後の詩FP163/
  7. 平和の祈りをとりなし給えFP95/8. 失踪者 FP134/9.ヴォカリーズFP44/
  10.ポール・エリュアールの5 つの詩FP77/11.ルイ・アラゴンの2 つの詩FP122

 CD4(64'43)
  1. 画家の仕事FP161/2. 変身FP121/3. 陽気な歌FP42/
  4.ギョーム・アポリネールの2 つの詩FP94/
  5. ルイ・アラゴンの2 つの詩FP122/6.あのやさしい小さな顔FP99/
  7. 手は心に牛耳られFP135/8. 愛の小径 FP106-1a/
  9. 対話 FP108(デュオ)/10.さわやかさと火FP147/
  11.ラ・グルヌイエールFP96/12. 肖像 FP92/13. 矢車菊FP102

 CD5(64'29)
  1.ロンサールの5 つの詩FP38/2.ギターによすFP79/
  3. 讃美の歌FP144/4. 墓碑銘FP55/5. 平和への祈りFP95/
  6. 磁器の歌FP169/7. 映画「アメリカへの航海」より水夫の歌*/
  8.8つのポーランドの歌FP69/9. 村人の歌FP117/10.パリ百景FP157/
  11.モンテカルロの女FP180/12.歌で綴る思い出FP182/13.小さな嘆き(デュオ)*
 プーランクの歌曲の美学と真髄に触れる未出版作品3曲を含む歌曲全集

 録音:2012 年11 月、2013 年2 月、3 月、6 月

 2013 年没後50 年を迎えたフランスの作曲家プーランク。彼は声楽曲、室内楽曲、ピアノ曲、オペラ、管弦楽曲など多くのジャンルで優れた楽曲を作曲した、
 フランス6 人組の一人です。その中でも歌曲の分野は彼の才能が発揮された、軽妙洒脱で時には憂いを帯び、時にはユーモアを交えた魅力的なメロディーが特徴です。このアルバムは、歌とピアノのための歌曲全曲に未出版作品3曲を含んだ充実の内容となっています。
 生涯に150 曲を超える歌曲を残したプーランクが初めて作曲した歌曲集「動物詩集」は、キュビズムの重要な人物でものあるアポリネールの詩が使われており、自由奔放で風刺の精神に満ちた独特の世界観があり、プーランクは詩のリズムを生かした旋律を作り出しています。またエリュアール、ヴィルモランらの詩にも影響を受け多くの作品を書いています。
 生涯に150 曲を超える歌曲を残したプーランクが初めて作曲した歌曲集「動物詩集」は、キュビズムの重要な人物でものあるアポリネールの詩が使われており、自由奔放で風刺の精神に満ちた独特の世界観があり、プーランクは詩のリズムを生かした旋律を作り出しています。またエリュアール、ヴィルモランらの詩にも影響を受け多くの作品を書いています。
 演奏は、アカディア出身のソプラノ、パスカル・ボーダン、カナダ、アメリカのオペラ・ハウスで活躍するカナダ人バリトン、マルク・ブーシェ、メトロポリタン・オペラなどで活躍するケベック出身のメゾ・ソプラノ、ジュリー・ブーリアンヌ、そして若きフランス人ソプラノ、ジュリー・フックス、2004 年のエリザベート王妃国際コンクールで第2 位を受賞したエレーヌ・ギュメット、グノーの「ファウスト」のヴァランタン役でパリ・オペラ座デビューし、「ドン・ジョヴァンニ」のタイトル・ロールを歌って注目を浴びたフランス人バリトン、フランソワ・ル・ルーとカナダ、フランス語圏を代表する実力派歌手陣。プーランクのエスプリ溢れる軽妙さを存分に表現したル・ルーの歌唱力、他の歌手陣も美しいフランス語の響きでプーランクの音楽の核心に迫るような歌声を聴かせてくれます。





PREISER RECORDS

PRCD 90818
\2300→\2090
コンチェルティーノ・ウィーン&カルロ・グランテ
 モーツァルト:
  交響曲第1番変ホ長調KV16
  ピアノ協奏曲第9番変ホ長調KV271
 ハイドン:交響曲第45番嬰ヘ短調「告別」
カルロ・グランテ(P)
トマソ・プラチディ(指)
コンチェルティーノ・ウィーン
 ウィーン交響楽団の気鋭メンバーが結成、コンチェルティーノ・ウィーンによるモーツァルト&ハイドン

 2009 年に結成されたウィーン交響楽団のメンバーで構成されたコンチェルティーノ・ウィーン。ウィーン伝統の古典的な編成で、よりシンプルに純粋に音楽を突き詰めることを目的としています。
 ここではモーツァルトがわずか8 歳の時の作品交響曲第1 番。壮大に演奏される迫力満点の交響曲でモーツァルトの驚くべき才能を感じさせる曲を絶妙なアンサンブルで聴くことができます。
 イタリアの超絶技巧で知られるピアニスト、カルロ・グランテがソロを務めるピアノ協奏曲第9 番。モーツァルトらしい粒立ちの良い音で軽快に聴かせてくれます。
 楽曲の最後の楽章で演奏者が除々に少なくなっていく特徴的な作品ハイドンの交響曲第45 番「告別」。
 ウィーン音楽の伝統の真髄を追求する若き音楽家たちの情熱が感じられるアルバムです。
 
PRCD 90822
\2300→\2090
ウィーン響コンマス、アントン・ソロコフ
 ジェミニアーニ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ハ短調
 シューベルト:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ作品162
 R.シュトラウス:ソナタ 変ホ長調 作品18
 ショスタコーヴィチ:
  前奏曲 作品34(第10,15,16,24番)、ロマンス〜映画音楽「馬あぶ」より
 ピアソラ:栗色と空色
アントン・ソロコフ(Vn)
ルカ・モンティ(P)
ウィーン、
 カジノ・バウムガルテン(ライヴ)
 ウィーン郊外にあるカジノ・バウムガルテンで行われたヴァイオリンとピアノによるリサイタルのライヴ録音。
 演奏は、ウィーン交響楽団のコンサートマスター、アントン・ソロコフ。1978 年モスクワの音楽一家に生まれ、モスクワの音楽学校で著名なヴァイオリン教師エフゲニア・チュガーエワに師事、1996 年にウィーンに渡り活躍しています。そして共演はベートーヴェン・ピアノ国際コンクールなど数々のコンクールで受賞歴のあるイタリア人ピアニスト、ルカ・モンティ。
アントン・ソロコフの名人芸が光る1 枚となっています。
 
STA 1005
\2300
ウィドール、ヴィエルヌ、サン=サーンスによる教会音楽集
 ウィドール:ミサ・ソレムニス、レジナ・コエリ、インテルメッツォ
 サン=サーンス:アヴェ・ヴェルム
 ヴィエルヌ:
  スケルツォ、ミサ・ソレムニス、タントゥム・エルゴ、
  オルガン交響曲第3番(終楽章)
ロベルト・リーダー(指)
聖アウグスティーナ教会合唱団&管弦楽団 
ウォルフガング・カペック(Org)
 3人のフランス人作曲家兼オルガニスト、ウィドール、ヴィエルヌ、サン=サーンスによる教会音楽集

 ウィーンの王宮近く、白い鐘塔が特徴的な聖アウグスティーナ教会は、ウィーンでも指折りの歴史ある教会のひとつ。マリア・テレジアやフランツ1 世の結婚式も執り行われるなど、宮廷との縁深い観光名所としても知られています。この由緒正しき教会で音楽を一手に引き受けているのが、ロベルト・リーダー率いる聖アウグスティーナ教会合唱団&管弦楽団。今回のアルバムは、ウィドール、サン=サーンス、ヴィエルヌの3 人のフランス人作曲家による荘厳ミサを含む教会音楽集。彼らは作曲家であると同時に優れたオルガニストであったことが共通しています。本CDでオルガンを担当するのは、聖アウグスティーナ教会でもオルガニストとして活躍するウォルフガング・カペック。





BOMBA PITER


CDMAN 393-09
\2000
【未案内旧譜】
ラフマニノフ(1873-1943):徹夜祷(晩祷) Op.37 エフゲーニア・ポディマルキナ(アルト)
ボリス・ステパーノフ(テノール)
スモーリヌイ大聖堂室内合唱団
サンクトペテルブルク・グリンカ合唱学校少年合唱団
ヴラディーミル・ベグレツォフ(指揮)

録音:2007年、イサーク大聖堂、サンクトペテルブルク、ロシア

 


CDMAN 415-10
\2000→\1890
【再案内旧譜】
ユーリー・シャポーリン(1887-1966):
  交響的カンタータ「クリコヴォの戦場で」(1937)
ガリーナ・コヴァリョーヴァ(ソプラノ:花嫁)
リュドミラ・フィラトヴァ(メゾソプラノ:母)
コンスタンチン・プルジニコフ(テノール:騎士)
ニコライ・オホチンコフ(バス:ドミートリー・ドンスコイ)
レニングラード放送合唱団
グリゴリー・サンドレル(合唱指揮)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィクトル・フェドトフ(指揮)

録音:1980年、大コンサートホール「十月」、レニングラード、ロシア、ソヴィエト

当レーベル商品の中ではここ数年で最も売れているアイテム。少量再入荷したらしい。





NUMERICA


NUM 1256
\2000
ニンファ・ド・リス合唱団
 ルイス・アルベルト・バッテンコールト/マリオ・ナシメント編曲:
  シャマテイア[Chamateia]
 マリオ・ナシメント(1972-):レイトルさんの靴下[As peugas do Sr. Reitor]
 トラス=オス=モンテス地方民謡/マリオ・ナシメント編曲:
  O bento airoso/Por beilar l Pingacho
 ミニョ地方民謡/フェルナンド・ロペス=グラサ(1906-1994)編曲:
  救いの聖母[Senhora do Livramento]
 マリオ・ナシメント:
  ぬいぐるみのクリスマス[O Natal de peluche]/マリアに[Para a Maria]
 ドン・ペドロ・デ・クリスト(1550頃-1618):生まれたもう[Es Nascido]
 クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):イエスは蘇り[Surgens Jesu]
 マリオ・ナシメント/ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098-1179)作詩:
  Alma symphonialis est
 マリオ・ナシメント:サンクトゥス[Sanctus]
 フランツ・ビーブル(1906-2001):
  アヴェ・マリア(主の天使)[Ave Maria (Angelus Domini)]
 グンゴ(アンゴラ)民謡/マリオ・ナシメント編曲:ウェ・ウェレケテ[We werekete]
 サラ・タヴァレス&アニ・フォンセカ/マリオ・ナシメント編曲:
  私は知っている…[Eu sei...]
 黒人霊歌/マリオ・ナシメント編曲:Way over in Beulah-lan'
 ポール・サイモン(1941-):明日に架ける橋[Bridge over troubled water]
 ルイス・ゴンザガ&ウンベルト・テイシェイラ:キ・ネン・ジロ[Que nem jilo]
 アラン・メンケン(1949-):ゼロ・トゥ・ヒーロー[De zero a heroi]
 エルトン・ジョン(1947-):サイクル・オブ・ライフ[Ciclo sem fim]
ニンファス・ド・リス合唱団
ルイ・ダニエル・シルヴァ(ピアノ)
マリオ・ナシメント(指揮)

録音:2013年3月23-24日、パラシオ・ドス・アタイデス、レイリア、ポルトガル

2003年に創設された若々しい女声合唱団ニンファス・ド・リス(「百合の乙女たち」の意)が教会音楽から洋楽ヒット・ソングまで爽やかに歌いあげたアルバム。中盤はクリスマス的雰囲気。


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


FORLANE



FOR17003
(7CD)
\4500→\4090

レイナルド・アーン:作品集 BOX



CD. 1
歌曲集
・アーンによる歌とピアノ
 1. ジャン=ジャック・ルソー:LE DEVIN DU VILLAGE
 2. シャブリエ:「幸福の島」 L'Ie HEUREUSE
 3. グノー:「愛しあおう」 AIMONS-NOUS
 4. ビゼー:「4月の歌」 CHANSON D'AVRIL
 5. ビゼー:歌劇「真珠とり」から"O nadir, tendre ami…"
 6. マスネ:「もしお前が望むなら、かわいい人よ」 SI TU VEUX, MIGNONNE
 7. フォーレ:「消え去らぬ香り」 LE PARFUM IMPERISSABLE
 8. (シャンソン)LE RETOUR DU MARIN
 9. オッフェンバック:「パン屋の女将はお金持ち」LA BOULANGERE A DES ECOUS
 10. (シャンソン)LE PAUVRE LABOUREUR
 11. アーン:O MON BEL INCONNU
 12. アーン:「恋する乙女」 L'ENAMOUREE
 13. グノー:「五月の歌」 CHANSON DE MAI
 14. グノー:BIONDINA BELLA
 15: アーン:LA BARCHETTA
 16. ダルシェ:LA TOUR SAINT-JACQUES
 17. シャブリエ:「ありったけの花」 TOUTES LES FLEURS
 18. 作曲家不詳 MUSETTE DU 17 SIECLE
 19. アーン:LE CIMETIERE DE CAMPAGNE
 20.モーツァルト: 歌劇「コジ・ファントゥッテ」から「愛しい人の愛のそよ風は」
・Guy Ferrant(フランスの俳優)の歌、アーンのピアノ伴奏
 21. アーン:PAYSAGE TRISTE
 22. アーン:「最高の贈物」 LE PLUS BEAU PRESENT
 23. アーン:「私はあなたの慈悲を乞います」 JE ME METZ EN VOTRE MERCY
 24. アーン:LA CARMELITE
 25. アーン、 EMMA CALVE(フランスのソプラノ 1858-1942)について語る 
  以上、すべてアナログ盤からの復刻です。
CD. 2
 音楽劇「モーツァルト」 
  1959年6月17日ラジオ・テレビジョン・フランスでのスタジオ録音
  ※良い音質です。
ゲオリ・ブエ(モーツァルト)
ロジェ・ブルダン(グリム男爵) 
Marthe Alicia(エピネー夫人)
ピエール=ミッシェル・ル・コント指揮 
ラジオ・リリック管弦楽団
CD. 3, CD. 4
 オペレッタ「ブリュンメル」
  1962年1月スタジオ録音
  ※多少、高音がびりびりと響きますが良い音質です。
リナ・ダシャリー (ペギー) 
ガブリエレ・リストリ (Lady Everscharp) 
クロディーヌ・コラール (ラウラ)
エーメ・ドニア (ブリュンメル) 
アルベール・ヴォリ (ディック)
ガストン・レイ (ジム)
マルセル・カリヴェン指揮
リール、ラジオ・リリック管弦楽団
CD. 5, CD. 6
オペレッタ「マルヴィーナ」
 
1961年1月24日ラジオ・テレビジョン・フランスでのスタジオ録音
※多少、高音がびりびりと響きますが良い音質です。
リナ・ダシャリー(マルヴィーナ)
クロディン・カラー(アデーレ) 
エレーネ・レジェリー(ショクア夫人)
ガブリエレ・リストリ(Hortense de Rigaldier)
ジャン=ポール・クレデール指揮
ラジオ・リリック管弦楽団
CD. 7
1. 声楽劇「クリスマス・パストラーレ」(ナレーション付き)
 ルシアン・ロヴァーノ
 カミーユ・モラーヌ 他
 ルイ・ハイド指揮
 管弦楽団(不詳)
  1947年ラジオ・フランセでのスタジオ録音
  ※マスターに起因する傷が聴かれます。
 2. ピアノのためのソナチネ ハ長調
  マグダ・タリアフェロ(ピアノ)
  録音年代(不詳)
  ※アナログ盤からの復刻かと思われますが、良い音質です。
 3. ピアノ協奏曲
  マグダ・タリアフェロ(ピアノ)
  レイナルド・アーン指揮
  管弦楽団
   録音年代(不詳)
   ※アナログ盤からの復刻かと思われますが、良い音質です。
※レイナルド・アーン(Reynaldo Hahn 1875-1947)による作品集。
アーンはパリ音楽院でマスネやサン=サーンスの指導を受けるとともに社交界においてその美声と共に自ら弾き語りをして話題を集めました。
美しく魅力的なメロディと独特の色彩感を持つ、多くの作品を残していますが残念ながら現在において、耳にする機会はあまりありません。
今回は、アーンが愛した作曲家モーツァルトを描いた珍しい音楽劇「モーツァルト」を含む作品を7枚のCDに収録。
音質は、録音年代不詳なものも含めさまざまで、最高な状態とは言えませんがアーンの魅力を理解する意味で、問題ない演奏を選んでいます。
※形状は高さ:130mm 横:130mm 幅:18mm の紙製のボックスに紙のケースに紙製のCDスリーブです。※解説書はフランス語のみで詳細な歌詞の記載はありません。
※限定盤です。
 


FOR17004
(8CD)
\4500→\4090

マド・ロバン(フランスのコロラトゥーラ・ソプラノ) BOX




CD. 1
オペラ・アリア集 全16曲 1947-1959年のスタジオ録音
 ・モーツァルト:歌劇「魔笛」から「ふるえないで私の可愛い息子よ」
 ・モーツァルト:歌劇「魔笛」から「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え」
 ・オーベール:歌劇「マノン・レスコー」から「輝かしい笑い」
 ・トマ:歌劇「ミニョン」から「私はティタニア」
 ・グノー:歌劇「ロメオとジュリエット」から「ジュリエットのワルツ」
 ・オッフェンバック:歌劇「ホフマン物語」から「オランピアのアリア」
 ・マスネ:歌劇「マノン」から「これでよろしくて?」
 ・マイアベーア:歌劇「ディノーラ」から「影の歌」
 ・ドニゼッティ:歌劇「連隊の娘」から「金や地位の虚しさに思いを巡らす」
 ・ドニゼッティ:歌劇「ランメルモールのルチア」から「狂乱の場」
 ・ベッリーニ:歌劇「夢遊病の女」から「ああ、信じられない」
 ・ドリーブ:歌劇「ラクメ」から「鐘の歌」 他
CD. 2
オペラ・アリアと二重唱集 全11曲 リシャール・ブラルー(Richard
 Blareau)指揮、管弦楽団による1953年のスタジオ録音
  ※良い音質です
 ・ドリーブ:歌劇「ラクメ」から「鐘の歌」 
 ・ジュリアス・ベネディクト:「ヴェネツィアの謝肉祭」
 ・トマ:歌劇「ハムレット」から「オフィーリアの狂気のアリア」
 ・グノー:歌劇「ミレイユ」から「ワルツ」
 ・グノー:歌劇「ミレイユ」から「ヴァンサンを裏切るなんて」
 ・グノー:歌劇「ミレイユ」から「幸せな少年の羊飼い」
 ・ドニゼッティ:歌劇「ランメルモールのルチア」から「ルチア、許してもらいたい」
 ・ドニゼッティ:歌劇「ランメルモールのルチア」から「狂乱の場」
 ・ロッシーニ:歌劇「セビーリャの理髪師」から「何も私の心を変える事はできない」
 ・モーツァルト:きらきら星変奏曲
CD. 3
 ヴェルディ:歌劇「椿姫」(フランス語)から抜粋
  1960年6月7-16日、パリ、サレ・ワグラムでの録音(ステレオ)
  ※良い音質です。
マド・ロバン(ヴィオレッタ)
ポール・フィネル(アルフレード:Rodolphe)
ミシェル・デン(ジョルジュ・ジェルモン:d'Orbel)
ピエール・デルヴォー指揮
管弦楽団(不詳)
CD. 4, CD. 5
 ドリーブ:歌劇「ラクメ」
   1955年パリでの録音※良い音質です。
マド・ロバン(ラクメ)
シャルル・リシャール(ジェラルド)
カミーユ・モラーヌ(フレデリック) 
ピエール・サヴィーニロ(ニラカンタ)l
アグネス・ディズニー(マリカ)
ジュール・グレシェ指揮
管弦楽団の記載がありませんが、
フランス国立リリック管弦楽団、合唱団です
CD. 6
 ヴェルディ:歌劇「リゴレット」(フランス語)から抜粋(2種)
 a
  マド・ロバン(ジルダ)
  Denise Scharley(マッダレーナ)
  ジュリアン・アース(リゴレット)
  ロベルト・ベネデッティ指揮
  RTF(ラジオ・テレビジョン・フランス)リリック管弦楽団
   1956年パリでの録音※良い音質です。
b
 マド・ロバン(ジルダ)
 ソランジュ・ミッシェル(マッダレーナ)l
 ミシェル・デン(リゴレット) 
 ピエール・デルヴォー指揮 
 パリ国立オペラ座管弦楽団、合唱団
  1958年パリでの録音※良い音質です。
CD. 7
 エマニュエル・ボンドヴィル:歌劇「亭主学校」(抜粋)
ルイ・ムシー(スガナレル)
マド・ロバン(イザベル)
ジャン・ジロードー(ヴァレール)
アルベルト・ヴォルフ指揮
フランス国立オペラ・コミック劇場管弦楽団、合唱団
録音年代(不詳) ※残念ながら音質はあまり良くありません。
※音の歪みなどが聴かれます。アセテート盤からの復刻かと思われます。
※オルガニストとして活躍した後パリ音楽院で作曲を学び、またフランス国営放送の音楽部長としてフランス音楽を世界に広めることに貢献しました。
1949年にパリ・オペラ・コミック座の監督。そして1952年から20年の長き間パリ・オペラ座の監督を務め、多くのフランス歌劇を上演しました。
1935年にパリのオペラ・コミックで初演された「亭主学校」はボンドヴィル初めてのオペラ・コミックで今では耳にする事の無い貴重な音源です。
CD. 8
ポピュラー名曲集 管弦楽伴奏 全21曲
 1942年収録
 ・グリーグ:「ソルヴェイグの歌」、エヴァ・デラックァ:「ヴィラネル」他
  1943年収録
 ・ルイ・ガリーニ:「シャンソン・ボエーム」
  1948年収録
 ・「ton epaule pour y dormir」
  1958年収録
 ・ロッシーニ:「ナポリのタランテラ」、ピアソラ:「チリビリビン」
 ・ドリーブ:「カディスの娘」、ポンス:「エストレリータ」 他
  1959年収録
 ・アンリ・シャトー:「フル・フル」、
  ボスク:「ほろ酔い」
 ・ウッド:「ピカルディーのバラ」、シャルル・ケクラン:「もしあなたが望むなら」 他
※コケテッシュな美声で、とてつもない高い音を持つフランスのコロラトゥーラ・ソプラノ、マド・ロバン(Mado Robin 1918-1960)による名唱をあつめたBOXです。
※形状は高さ:130mm 横:130mm 幅:20mm の紙製のボックスに
紙のケースに紙製のCDスリーブです。※解説書はフランス語のみで
詳細な歌詞の記載はありません。※限定盤です。
 

FOR716877
(7CD)
\4500

グレゴリオ聖歌集 BOX


CD. 1 Easter Gregorian chants
 復活祭のグレゴリオ聖歌 17タイトル 収録時間 57:11
CD. 2 The Most Beautiful Popular Choirs
 美しく有名な聖歌 17タイトル 収録時間 63:17
CD. 3 Gregorian chants is Honour of our Lady
 聖母の栄誉をたたえるグレゴリオ聖歌 
  19タイトル 収録時間 52:56
CD. 4 The Most Beautiful Popular Pieces
 美しく有名な歌集 24タイトル 収録時間 63:26
CD. 5 Mysteries of Grief and Glory
 ロザリオの栄光と悲しみ(オルガン伴奏による) 
  11タイトル 収録時間 63:03
CD. 6 Gregorian Chant 10 Canticles to our Lady-A Rosary Chant
 聖母への賛美 16タイトル 収録時間 58:31
CD. 7 Christmas Gregorian Chants
 クリスマスのグレゴリオ聖歌(聖書の読み上げと共に)
    16タイトル 50分
ドム・アンドレ・サン=シール指揮
  サン・ブノワ・デュ・ラック修道院
 録音時期1990年代、ADD録音 ラジオ・カナダによる録音
※数多くのアルバムが確認されるベネディクト派のサン・ブノワ・デュ・ラック修道院によるグレゴリオ聖歌の演奏を各カテゴリーに別けて判りやすく収録。
 内装の美しさと戒律の厳しさで知られるこの修道院において演奏された、厳しく美しい心に染み入る旋律の数々です。
※形状は高さ:130mm 横:130mm 幅:18mm の紙製のボックスに紙のケースに紙製のCDスリーブです。
※解説書はフランス語のみで詳細な歌詞の記載はありません。
※限定盤です。





PRAGA DIGITALS



PRDDSD 350103
(SACD HYBRID)
\2800→\2590
長く入手困難だった名演再登場!!
 世にも貴きリヒテルとムラヴィンスキーの神業がSACDで蘇る

ブラームス:
 (1)ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.83
 (2)交響曲第3番ヘ長調 Op.90
スヴャトスラフ・リヒテル(Pf)
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラード・フィル
 
 (1)録音:1961年12月27日/レニングラード・フィルハーモニー大ホール、(2)録音:1972年1月26日/モスクワ音楽院大ホール/MONO、B-channel Stereo、78’ 36”

 SACD ハイブリッド盤。限定盤。長く入手困難となっていたムラヴィンスキーの名演が、放送用オリジナル・マスターからSACD 化され、高音質で蘇りました。
 リヒテルとムラヴィンスキーの共演によるブラームスの「ピアノ協奏曲第2 番」は1993 年にロシアン・ディスク社からCD リリースされ話題となりました。
リヒテルはムラヴィンスキーと同曲を1 度しか演奏しておらず、まさに奇跡の録音が残っていました。ロシアン・ディスク盤は貧弱な音質で、両巨匠の凄さを今ひとつ実感できませんでしたが、今回はマスター音源に起因する経年劣化はあるものの、エネルギーとオーラが50 年の時を経て見事に蘇りました。
 ピアノ協奏曲の冒頭4 小節目のホルン(おそらく名手ブヤノフスキー)がひっくり返っているのが、ライヴとはいえ完全無欠のレニングラード・フィルとしては超お宝。しかしその後のオーケストラのみの経過句は、ムラヴィンスキーならではの筋肉質な音楽作りと大きさで、協奏曲であることを忘れさせられます。当時40 代半ばだったリヒテルの豪快なピアニズムも強烈で、ただただ圧倒されます。第2 楽章のただならぬ緊張感とスケールの大きさ、第3 楽章での首席奏者ニキーチンによる美しいチェロ独奏など、いずれもムラヴィンスキー色満載。
 交響曲第3 番は1993 年にメモリア盤が出た際、それまで録音が世に出ていなかったムラヴィンスキーのブラームスの3 番ということで話題となり大ヒットしました。
 当CD では1972 年1 月27 日ライヴと記されていますが、その日には同曲を演奏していません。こちらはピアノ協奏曲第2 番以上にムラヴィンスキー節全開。というより、数あるブラームスの交響曲第3 番のディスクの中でも最高の演奏ひとつと申せましょう。全体に張り詰める緊張感と完璧なアンサンブルながら、人間味あふれるムラヴィンスキーならではの音楽、震えるほどの感動で、まさに音楽史上の至宝と申せましょう。





URANIA



WS121.278
(5CD)
\3500→\3190
レイボヴィッツ
 ベートーヴェン:交響曲全集&序曲集

  交響曲第1番〜第9番「合唱」
  「エグモント」序曲 Op. 84
  レオノーレ第3番I Op. 72a
ルネ・レイボヴィッツ(指揮)
インゲ・ボルク(S)
ルート・ジーヴェルト(A)
リチャード・ルイス(T)
ルートヴィヒ・ヴェーバー(Bs)
ビーチャム・コーラル・ソサエティ
ロイヤル・フィル
Rec.: London, April-June 1961(交響曲) Rec.: London, 1962(序曲)

 賛否両論。いつの世も交響曲ファンを騒がせ喜ばせてきたレイボヴィッツのベートーヴェン交響曲全集。SCRIBENDUM盤が廃盤になって久しいが、URANIAから発売。

 「 ルネ・レイボヴィッツ。1913生まれ。「12音音楽の使徒」。シェーンベルクとウィエーベルンに師事、新ウィーン楽派の音楽を世に広めるとともに、自らも12音音楽による多数の作品を発表、それらに関する理論書も残している。
 同時に指揮者としても活躍。もちろん現代音楽を精力的に取り上げ、「月に憑かれたピエロ」を初録音するなどレコーディング活動も盛んだった。
 そんな彼が録音した中に異色のベートーヴェン交響曲全集があった。そのベートーヴェンは60年代に録音されていながら、最高の録音状態だったもあり、その後長く「未来的演奏」の聖典と言われつづけた。妙なロマン的表現を排しストイックなまでにその快速テンポを貫く、作品本来の楽器編成・構成を恥ずかしいほどに露出させた演奏。無菌室のベートーヴェンとでも言おうか。
 しかしそれが面白い。
 だから大きな書籍では絶対に出てこないが、マニアックな人たちの会話では必ず登場してきた異色の全集である。」SCRIBENDUM盤発売のときのコメントから。




<映像>


IDEALEAUDIENCE(映像)



30 73974
(Blu-ray)
\5700→\5290
クラシック・アーカイヴ
 コレクターズ・エディション Vol.1〜弦楽器編
  20世紀の名ヴァイオリニスト、チェリストたち
イヴリー・ギトリス(ヴァイオリン)[1922-]
 ・チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35
  フランス国立放送管弦楽団 フランチェスコ・マンデル(指揮)
  収録:1965 年6月13日、パリ、メゾン・ド・ラ・ラジオ
 ・ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3 番ニ短調 Op.108より第1 楽章
 ・バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Sz.117より第3 楽章
 ・エルガー:気まぐれな女 Op.17
 ・ヴィエニャフスキ:華麗なるポロネーズ ニ長調 Op.7
  タッソ・ヤノプーロ(ピアノ) 収録:1962 年、パリ
 ・ヴィエニャフスキ:ヴァルス・カプリース ホ長調 Op.7
  タッソ・ヤノプーロ(ピアノ) 収録:1968 年、パリ
 ・サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチョーソ Op.28
  ジョルジュ・プルーデルマッハー(ピアノ)
  収録:1971 年11月17日、パリ、ORTF
 ・モシュコフスキ(サラサーテ編曲):ギターレ Op.45-2
 ・アルベニス(クライスラー編曲):マラゲーニャ Op.168-3
  ジョルジュ・プルーデルマッハー(ピアノ) 収録:1973 年8月21日、パリ
 ・パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第2 番「ラ・カンパネッラ」 ロ短調 Op.7より
        第3 楽章
  ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団 スタニスラフ・ヴィスロツキ( 指揮)
  収録:1966 年10月2日、パリ
ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)[1918-1988]
 ・ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
  パリ音楽院管弦楽団 ポール・パレー(指揮) 収録:1962 年12月、ORTF
 ・バルトーク:ルーマニア民族舞曲 Sz56
  タッソ・ヤノプーロ(ピアノ) 収録:1962 年11月27日、ORTF
 ・ルクレール:ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op.9-3
 ・ブラームス:ハンガリー舞曲第17 番 へ短調
 ・ラヴェル:ツィガーヌ
  タッソ・ヤノプーロ(ピアノ) 収録:1963 年11月27日、ORTF
 ・J.S. バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1 番 ト短調 BWV1001よりフーガ
  収録:1964 年11月24日、ORTF
 ・ロカテッリ:ヴァイオリンの技法Op.3-23
 ・スーク:愛の歌Op.7-1
 ・ノヴァチェク:無窮動
  タッソ・ヤノプーロ(ピアノ) 収録:1964 年11月24日、ORTF
 ・モーツァルト:セレナーデ第7 番K.250〜第4 楽章ロンド
  マイケル・イサドア(ピアノ) 収録:1975 年1月31日、ロンドン
 ・クライスラー:レツィタティーヴォとスケルツォ・カプリース Op.6
  収録:1975 年1月31日、ロンドン
アイザック・スターン(ヴァイオリン)[1920-1980]
 ・モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3 番 ト長調K.216
  ラジオ・フランス室内管弦楽団 アレクサンダー・シュナイダー(指揮)
  収録:1975 年12月27日、パリ
 ・モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5 番 イ長調 K.219
  ラジオ・フランス室内管弦楽団 アレクサンダー・シュナイダー(指揮)
  収録:1975 年12月28日、パリ
 ・モーツァルト:ヴァイオリンと管弦楽のためのアダージョ ホ長調 K.261
  ラジオ・フランス室内管弦楽団 アレクサンダー・シュナイダー(指揮)
  収録:1975 年4月11日、パリ
 ・J.S. バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調 BWV1001より
       アダージョ、フーガ
  収録:1965 年4月1日、パリ、サル・ガヴォー
 ・ジェミニアーニ:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ニ短調 Op.1-12
 ・クライスラー:美しきロスマリン
  アレクサンダー・ザーキン(ピアノ) 収録:1965 年4月11日、パリ、サル・ガヴォー
ナタン・ミルシテイン(ヴァイオリン)[1903-1992]
 ・モーツァルト:アダージョ ホ長調 K.261
 ・モーツァルト:ロンド ハ長調 K.373
 ・パガニーニ:24のカプリース Op.1より第11 番 ハ長調、第5 番 イ長調
 ・ファリャ(コハンスキ編曲):スペイン民謡組曲より「ホタ」、
 「 アストゥーリアナ地方の歌」
 ・ ノヴァチェク:無窮動
  アーネスト・ラッシュ(ピアノ) 収録:1957 年9月22日、ロンドン
 ・モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5 番 イ長調K.219第1楽章
 ・ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77より第3楽章
  フィルハーモニア管弦楽団 ノーマン・デル・マー(指揮)
  収録1963 年6月9日、ロンドン
 ・ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9 番 イ長調「クロイツェル」 Op.47より
         第1,3楽章
  ジョルジュ・プルーデルマッハー(ピアノ) 収録:1968 年12月10日、パリ
 ・J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2 番 ニ短調 BWV1004より
       シャコンヌ
 ・ミルシテイン:パガニーニアーナ
 ・J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3 番 ホ長調 BWV1006より
       プレリュード
  収録:1968 年12月10日、パリ
 ・クライスラー:祈る女
 ・同:美しきロスマリン
  ジョゼフ・ザイガー(ピアノ) 収録:1962 年、ロンドン
ナタン・ミルシテイン&エードリアン・ボールト(指揮)
 ・ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61
  1972 年2月6日、ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
 ・ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第8 番 ニ短調
  1972 年10月18日、ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
  ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 エードリアン・ボールト(指揮)
アルテュール・グリュミオー(ヴァイオリン)[1921-1986]
 ・メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64
  フランス国立放送管弦楽団 マニュエル・ロザンタール(指揮)
  収録:1961 年1月22日、ニース
 ・パガニーニ:24のカプリースより第14 番 変ホ長調 Op.1-14
  収録:1961 年1月22日、ニース
 ・ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61
  フランス国立放送管弦楽団 アンタル・ドラティ(指揮)
  収録:1965 年2月4日、パリ、サル・プレイエル
 ・J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2 番 ニ短調 BWV1004より
       サラバンド
  収録:1962 年5月14日、オランダ
 ・J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2 番 ニ短調 BWV1004より
       シャコンヌ
  収録:1967 年3月21日、ORTF
 ・ブロッホ:バール・シェム組曲より「ニーグン」
  アンドレ・ショメトン(ピアノ) 収録:1967 年3月21日、ORTF
レオニード・コーガン(ヴァイオリン)[1924-1982]
 ・ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ ホ長調 HWV373
 ・ドビュッシー:美しき夕べ
 ・ショスタコーヴィチ:24の前奏曲 Op.34より第10番 嬰ハ短調、第15番 変ニ長調、
           第16 番 変ロ短調、第24 番 ニ短調
  アンドレイ・ムイトニク(ピアノ) 収録:1962 年3月26日、ロンドン
 ・ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61
  フランス国立放送管弦楽団 ルイ・ド・フロマン(指揮)
  収録:1966 年3月12日、ORTF
 ・J.S. バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2 番 ニ短調 BWV1004より
       サラバンド
  収録:1966 年3月12日、ORTF
 ・ブラームス:ハンガリー舞曲第17 番 嬰ヘ短調
 ・パガニーニ:カンタービレ
 ・ファリャ:スペイン民謡組曲
  ナウム・ワルテル(ピアノ) 収録:1968 年、パリ
 ・ルクレール:2 つのヴァイオリンのためのソナタ ハ長調Op.3-3
  エリザベータ・コーガン(ヴァイオリン) 収録:1963年11月21日、パリ
クリスチャン・フェラス(ヴァイオリン)[1933-1982]
 ・シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 Op.47
  フランス国立放送管弦楽団 スービン・メータ(指揮)
  収録:1965 年5月26日、パリ、ORTF
 ・ストラヴィンスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ調
  フランス国立放送管弦楽団 ジャン・フルニエ(指揮)
  収録:1967 年2月8日、パリ、ORTF
 ・フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
  ピエール・バルビゼ(ピアノ) 収録:1963 年1月29日、パリ
 ・J.S. バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3 番 ホ長調 BWV1006より
       プレリュード
  収録:1958 年5月19日、パリ
 ・ストラヴィンスキー:マヴラ
  ロベルト・ワイツ(ピアノ) 収録:1963 年12月17日、パリ
 ・フォーレ:子守歌 Op.16
 ・ディニーク:ホラ・スタッカート
  ピエール・プティ(ピアノ) 収録:1973 年11月8日、パリ
ジノ・フランチェスカッティ(ヴァイオリン)
 ・モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4 番 ニ長調 K.218
  パリ音楽院管弦楽団 イェジー・セムコフ(指揮)
  収録:1967 年7月30日
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)[1927-2007]
 ・ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1 番 変ホ長調 Op.107
  ロンドン交響楽団 チャールズ・グローヴズ(指揮)
  収録:1961 年12月16日、ロンドン
 ・プロコフィエフ:チェロと管弦楽のための交響的協奏曲
         ホ短調 Op.125(1952年版)
  モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団 オッコ・カム(指揮)
  収録:1970 年1月12日、カンヌ
 ・ムソルグスキー:死の歌と踊り
  ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(ソプラノ)
  ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(ピアノ)
  収録:1970 年1月20日、パリ、ORTF
ポール・トルトゥリエ(チェロ)[1914-1990]
 ドキュメンタリー〜音楽と自然
 第1 部:空気
 オープニング/
 J.S. バッハ:無伴奏チェロ組曲第6 番 BWV1012 よりプレリュード/
 ポール・トルトゥリエ・イン・ドイツ/
 ポール・トルトゥリエ:「Miniature forthree cellos」/
 自然の表現/
 フォーレ:蝶/
 ラヴェル:ハバネラ形式の小品/
 音楽における呼吸/
 J.S. バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ第1 番 BWV1027よりアダージョ/
 シューマンとチェロの声/
 シューマン:幻想小曲集より第3 番
第2 部:水
 ポール・トルトゥリエ:天使の飛躍/イントロダクション/音楽大学にて/
 J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番 BWV1007よりプレリュード/
 ドビュッシー:海より(抜粋)/
 ポール・トルトゥリエ:「Loutres」〜2つのチェロのための/
 ポール・トルトゥリエ:メモリー/
 ラヴェル:ピアノ・トリオよりモデレ(抜粋)
第3 部:地球と火
 オープニング/
 ポール・トルトゥリエによるインヴェンション/
 ブラームス:チェロ・ソナタ第2番 ヘ長調Op.99より第1楽章/
 ブラームスとベートーヴェン/
 ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第5番 Op.102-2より抜粋/
 ベートーヴェンと現代音楽/
 ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタよりスケルツォ/
 リターン・トゥー・バッハ〜J.S.バッハ:チェロ組曲第6 番 BWV1012よりガヴォット
 ・ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第3 番 イ長調 Op.69
  セルジョ・ロレンツィ(ピアノ) 収録:1969年1月1日、パリ
トルトゥリエ・ファミリー・イン・コンサート
 ・ラモー:協奏曲第3番
  ヤン・パスカル・トルトゥリエ(ヴァイオリン) マリア・デ・ラ・パウ(ピアノ)
 ・フォーレ(パブロ・カザルス編):夢のあとに
  マウド・トルトゥリエ(チェロ) ポール・トルトゥリエ(ピアノ)
 ・ラヴェル:ヴァイオリンとチェロのためのソナタより第2楽章
  ヤン・パスカル・トルトゥリエ(ヴァイオリン)
 ・ヘンデル:トリオ・ソナタ ト短調 HWV387より第2、3楽章
  ポール& マウド・トルトゥリエ(チェロ) マリア・デ・ラ・パウ(ピアノ)
 ・J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第3 番 ハ長調 BWV1009よりブーレ
  以上、収録:1964 年6月25日、ノリッチ・フェスティヴァル
ピエール・フルニエ(チェロ)[1906-1986]
 ・シューマン:チェロ協奏曲 イ短調 Op.129
  フランス国立管弦楽団 ジャン・マルティノン(指揮)
  収録:1966 年12月17日、パリ
 ・サン=サーンス:チェロ協奏曲 イ短調 Op.33
  フランス国立管弦楽団 アンドレ・ジラール(指揮)
  収録:1969年7月3日、パリ
 ・ショパン:序奏と華麗なポロネーズ ハ長調 Op.3
 ・ベートーヴェン:ヘンデルの「ユダス・マカベウス」の「見よ、勇者は帰る」の
         主題による12 の変奏曲 ト長調
  ジーン・フォンダ(ピアノ)
  収録:1965 年11月18日、パリ
 ・ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第4 番ハ長調 Op.102-1
  ジーン・フォンダ(ピアノ) 収録:1969年7月3日、パリ
 ・ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第5 番ニ長調 Op.102-2
  ジーン・フォンダ(ピアノ) 収録:1970 年6月24日、パリ
モーリス・ジャンドロン(チェロ)[1920-1990]
 ・ドビュッシー:チェロ・ソナタ ニ短調
  クリスチャン・イヴァルディ(ピアノ) 収録:1967 年3月14日、パリ
 20 世紀を代表する名ヴァイオリニスト、チェリストたちの貴重映像の数々17時間をこえる充実の内容がなんとブルーレイ・ディスク1枚に!!

 収録:1957-1975 年/NTSC 4:3、Dolby Digital 2.0、字幕:英・独・仏・西、約17h41’

 『クラシック・アーカイヴ コレクターズ・エディション Vol.1 〜弦楽器編』と題された当映像商品は、ギトリス、シェリング、スターン、ミルシテイン、グリュミオー、コーガン、フェラス、ロストロポーヴィチ、トルトゥリエ、フルニエといった20 世紀を代表する巨匠たちの演奏の数々がブルーレイ・ディスク1枚に収録されたものです。
 以前、EMI よりアーティスト別に発売されていたシリーズの内容がほとんどですが、これだけ充実した名演奏の映像が1 枚のブルーレイに収まっているのは大変お買い得です!
 17 時間をもこえるこの膨大な内容は、音だけではわからない、巨匠の演奏の姿や表情まで映し出した歴史的にも貴重な映像ばかりです。
 映像から巨匠の演奏に触れることによりそれぞれの個性と味わい深い音楽をよりリアルに感じることができます。
 ギトリス全盛期の白熱のチャイコン、シェリングの硬派なブラームス、愛情に満ちたスターンによるモーツァルト、ミルシテイン自作自演のパガニーニアーナ、ビロードのようなグリュミオーのメンコン、フェラスの情熱的なシベリウス& ストラヴィンスキー、コーガンの表情からは想像もできないほど雄弁なベートーヴェン、ロシアン魂炸裂のロストロポーヴィチのショスタコ、真摯で深い精神性を湛えたトルトゥリエのバッハ、優雅で洗練されたフルニエのシューマンなど、どのアーティストの演奏も唯一無二でこれらのひと際輝いた演奏に感動をせずにはいられません!
 当クラシック・アーカイヴ コレクターズ・エディションは今後もリリースされる予定です。














12/17(火)紹介新譜

AD VITAM



AV 130415
\2500→\2290
左手のための作品集 vol.2
 フェリックス・ブルーメンフェルト:練習曲op.36
 バルトーク:左手のための練習曲
 ピエール・サンカン:カプリース・ロマンティック
 アルカン:ファンタジー 変ロ長調 op.76
 シュールホフ:左手のための組曲第3番
 レーガー:プレリュードとフーガ 変ホ短調
 サン=サーンス:ピアノ協奏曲第4番 op.44より第1楽章
 ゼッキーニ:Naouli
マキシム・ゼッキーニ(ピアノ)
 フランスのピアニストが大戦への追悼の思いを込めて果敢に挑み続ける左手のための作品集シリーズ第2 弾!サン=サーンスのピアノ協奏曲第4 番も左手だけで!

 フランス生まれ、ピアニストであり作曲家でもあるマキシム・ゼッキーニによる左手シリーズ第2 弾。
 ロシアの作曲家でピアニストのブルーメンフェルトの数多いピアノ曲の中でも特に有名な練習曲op.36 は、ショパンを思わせる抒情性が美しい作品。ピエール・サンカンは、ピアニストとして有名で、ジャン=フィリップ・コラールやベロフ、ルヴィエなど錚々たる面々を育てた教師でもあった人物ですが、作曲家としてもローマ賞を受賞するなど優れた成績を残しています。
 他にも、絵画的な雰囲気のシュールホフの左手のための組曲第3 番など、魅力的な作品が並びます。サン=サーンスのピアノ協奏曲の中でも名曲の誉れ高い第4 番を、左手だけでオケ・パートからピアノ・パートまで盛り込んだ編曲というのも注目です!

 シュルホフが聴けます。
  http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=xzq0DCloNiY
 


AV 131015
\2500→\2290
左手のための作品集 vol.3
 (1)マイヤーベーア/リスト編(アドルフォ・フマガッリによる左手のための編曲版):
  『悪魔のロベール』に基づくファンタジー
 (2)サン=サーンス:
  6つの練習曲集op.135より「プレリュード」、「無窮動」、「エレジー」
 (3)リパッティ:左手のためのソナチネ
 (4)ワーグナー/リスト編(ポール・ヴィトゲンシュタインによる左手のための編曲版):
  イゾルデの死
 (5)フォーレ(ジェラール・オーフレイ編):「夢のあとに」、「月の光」
 (6)サマズイユ:左手のソロのためのセレナーデ
 (7)ベッリーニ(アドルフォ・フマガッリ編曲):「清らかな女神よ(Casta Diva)」
マキシム・ゼッキーニ(ピアノ)
 ゼッキーニによる左手のための作品集第3 弾!

 録音:2013 年5 月2,3 日

 マキシム・ゼッキーニによる左手シリーズ第3 弾。ワーグナーからフォーレまでの名曲にも注目が集まりますが、リパッティのソナチネでみせる豊かな表情も見事です。「夢のあとに」の世界をどう表現するかにも興味津々です。ゼッキーニの左手作品に寄せる思いに満ちた一枚となっています。





HMF

HMC 902172
\2600→\2390
ベジュン・メータの美声とヤーコプスの魔術が合わさった奇跡の演奏
 何と澄み切った空〜古典派オペラの勃興

 (1)グルック:オルフェオとエウリディーチェ〜アリア「何と澄み切った空」
 (2)同:オルフェオとエウリディーチェ〜合唱「憩いの地に来るがいい」
 (3)モーツァルト:アルバのアスカーニオ〜「なぜ黙っていなければならぬのか」
 (4)同:アルバのアスカーニオ〜アリア「愛しい人よ、まだ遠く離れているのに」
 (5)トラエッタ:アンティゴナ〜アリア「彼がむせび泣くのを見れば」
 (6)ハッセ:クレリアの勝利〜アリア「ローマの神よ、お許し下さい」
 (7)ヨハン・クリスチャン・バッハ:アルタセルセ〜「いや、運命にはない」
 (8)同:アルタセルセ〜アリア「苛酷な海へ」
 (9)トラエッタ:タウリケのイピゲネイア〜「眠れ、オレステイア」
 (10)グルック:エツィオ〜アリア「私を思い続けて、愛しい人」
 (11)モーツァルト:アルバのアスカーニオ〜アリア「ああ、かくも貴き心を」
 (12)トラエッタ:アンティゴナ〜アリア「ああ、そう、あなたによります」
 (13)グルック:エツィオ〜アリア「あなたが稲妻を止めるなら」
 (14)モーツァルト:ポントの王ミトリダーテ〜「行かねば」
 (15)同:ポントの王ミトリダーテ〜アリア「ヴェールは取り払われた」
ベジュン・メータ(カウンターテナー)
ルネ・ヤーコプス(指)
ベルリン古楽アカデミー
  録音:2013 年4 月/テルデックス・スタジオ(ベルリン)/DDD、69’50”

 今もっとも注目されるカウンターテナーのベジュン・メータが、ヤーコプスのバックで歌った超豪華オペラ・アリア集。ズビン・メータのはとことして1968 年にアメリカに生まれたベジュンは、ヤーコプスからも認められる実力派。
 このアルバムはバロックの名残ある作品から古典派のオペラ様式を確立していく様を、魅力的な名品で俯瞰できるようにした優れもの。グルックやモーツァルトのような他でも聴くことの可能な作品も驚愕の新鮮さですが、トンマーゾ・トラエッタ(1727-1779)、ヨハン・アドルフ・ハッセ(1699-1783)、さらに大バッハの息子ヨハン・クリスチャン・バッハの作品は、知られざる宝を発見した喜びに震える凄さです。ベジュンの美声と芸達者な表現力に舌を巻かれますが、ヤーコプスの指揮するベルリン古楽アカデミーの艶のある響きと弾むリズム、美しい仕上がりはめまいがするほど魅力的です。

 「アルバのアスカニオ」から
  http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=OZvgu66CWvk

HMF



HMC 902175
\2600→\2390
セリーヌ・モワネ
 メディテイションズ〜オペラ座のオーボエ&ハープ

 (1)ドニゼッティ:アンダンテ・ソステヌート
 (2)パスクッリ(1842-1924):
  ベッリーニへのオマージュ(イングリッシュ・ホルンとハープのための)
 (3)シューベルト:歌劇「魔法の竪琴」に基づくアンダンテ
 (4)イベール:オーボエとハープのためのアントラクト(ジャクリーヌ・イベール=ジレ版)
 (5)マスネ(1842-1912):タイスの瞑想曲
 (6)オネゲル(1892-1955):アンティゴネ
 (7)バンジャマン・ゴダール(1849-1895):「子守唄」(歌劇『ジョスラン』)
 (8)アンリ・ブロッド(1799-1839):
  ドニゼッティの『ランメルモールのルチア』の狂乱の場に基づくファンタジーop.57
 (9)ワーグナー(1813-1883):『トリスタンとイゾルデ』より「牧童の笛の音」*
 (10)ワーグナー:『タンホイザー』より「夕星の歌」
 (11)パスクッリ:ドニゼッティの『ポリウート』に基づくファンタジー
セリーヌ・モワネ
 〔オーボエ(マリゴー)、
  イングリッシュ・ホルン* /
   編曲3,4,5,7,10〕
サラ・クリスト
 〔ハープ/編曲1,2,8,11〕
 美しきオーボエ奏者、セリーヌ・モワネ、第2 弾はハープとの共演による魅惑のオペラ作品集!ドニゼッティのオペラに基づく超絶技巧からトリスタンとイゾルデの牧童の笛の音まで

 録音:2013 年5 月

 第1弾の「オーボエ・ソロ・リサイタル」(KKC 5267/ HMC 902118)も絶賛されたオーボエ奏者、セリーヌ・モワネ待望の第2 弾の登場です!「オペラ座のオーボエ&ハープ」と題し、オペラに関連する作品を集めた当盤、揺るぎのない安定した美しい音色、様々な表情と、モワネの魅力が詰まっています。
 マスネの「タイスの瞑想曲」はえもいわれぬやさしさと甘さに満ちています。ワーグナーの「牧童の笛の音」や「夕星の歌」でのたっぷりとした世界では、モワネの持ち味である非常に深い音色がひときわ活きます。曲ごとの様々な表情もまた魅力的で、イベールのアントラクト(間奏曲)での息の速い表現も見事に決まっています。最後に収録されているパスクッリの「ポリウート」の急速なパッセージでは、一分の乱れもない美しいレガートで超絶技巧をなんなくこなしており、注目です!共演するハープ奏者、サラ・クリストも完璧かつ豊かなサウンドのサポートで聴かせます。





 セリーヌ・モワネ(オーボエ)

 --- フランス北部の都市リール出身のセリーヌ・モワネは、ダヴィッド・ヴァルターとモーリス・ブルグに師事し、パリ国立高等音楽院を卒業。クラウディオ・アバド指揮のグスタフ・マーラー・ユースオーケストラに在籍したあと、ゲストのトップ・オーボエ奏者としてベルリン・ドイツ交響楽団、北ドイツ放送交響楽団、ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団、フランクフルト歌劇場管弦楽団、シュトゥットガルト放送交響楽団などで演奏。 2006 年から08 年までマンハイム国立劇場オーケストラでソロ・オーボエ奏者を務め、08 年6 月からはドレスデン国立歌劇場にソロ・オーボエ奏者として迎えられている。2011 年には、ウィーン・フィルの日本を含むアジア・オーストラリアツアーにも、ウィーン・フィルからの招きでメンバーボエ奏者として迎えられている。2011 年には、ウィーン・フィルの日本を含むアジア・オーストラリアツアーにも、ウィーン・フィルからの招きでメンバーとして参加。第1弾CD はレコード芸術誌で特選に推挙され、類をみない音色、出色のディスクと絶賛を博す他、読売新聞紙上においても、オーボエという楽器の不均質な性格を全く感じさせない技術は驚異的との評価を得ました。2013 年3 月にも来日しており、日本での注目度もますます高まっているといえるでしょう。

 サラ・クリスト(ハープ)

 ---1980 年生まれ。祖父には、マルティヌーがオーボエ協奏曲を献呈したのは彼女の祖父(チェコ・フィルの首席オーボエ奏者だった)であり、父はベルリン・フィルの首席ヴィオラ奏者を22 年にわたって務め、ヴァイオリン奏者のラファエル・クリストを兄に持つなど、音楽一家に生まれる。
 10 歳でハープを始め、13 歳でオーケストラと共演。21 歳で、当時最年少でウィーン国立歌劇場のメンバーとなる。2 年後、フリーとなり、以降ベルリン・フィルやドレスデン国立歌劇場管、バイエルン放送響など名だたるオーケストラや室内楽シーンでハープ奏者として活躍している。2004 年以降はルツェルン祝祭管でも定期的にメンバーを務める。後進の指導にも熱心にあたっている。



旧譜
麗しき新星セリーヌ・モワネ、デビューCD!
Celine Moinet: Solo Oboe
HMC 902118
\2600→\2390
(1)J.S.バッハ:無伴奏フルート・ソナタ イ短調 BWV.1013
(2)L. ベリオ:セクエンツァ 第7
(3)ブリテン:オヴィディウスによる6 つの変容 op.49
(4)カーター:インナーソング
(5)C.P.E. バッハ:フルート・ソナタ イ短調 Wq.132
セリーヌ・モワネ(Ob)
人気急上昇中の麗しき新星セリーヌ・モワネ、待望のデビューCD!オーボエならではの甘美な音色に酔いしれる、必聴の名演!

録音:2011 年4-5 月、テルデックス・シュトゥーディオ(ベルリン)/64’31”

 秀麗眉目な外見、それにも増して美しいオーボエの音色で欧米を中心に人気沸騰中のオーボエ奏者セリーヌ・モワネが、ついにハルモニアムンディとのコラボレーションを開始!全世界が注目する待望のファーストCD がついにリリースされます!
 J.S. バッハとC.P.E. バッハのフルート・ソナタに、ベリオとブリテンの現代作品を合わせた意欲的なプログラムとなっており、バロックから現代に至るまで人々を魅了し続けるオーボエという楽器の魅力に迫る1 枚となっています。バッハ親子のフルート・ソナタでは田園を思わせる柔らかな音色、ブリテンの作品では抒情に満ちた甘い響きにうっとり。モワネの奏でるオーボエの音色には一切の澱みがなく、どこまでも続いていくかのような息の長いメロディラインの表現力には圧巻。一方、合間に挿入されたベリオ、カーターの作品からはオーボエの新たな表現の可能性が垣間見えます。破裂音のように力強い音の連続、張り詰めた糸のごとく緊張感のある旋律の魅力はバッハやブリテンからは感じられないもの。屈指の難曲ですが、モワネの卓越した演奏技術によって作品の魅力が見事に表現されています。
 セリーヌ・モワネは1984 年リール(フランス)生まれ。パリ国立高等音楽院でダヴィッド・ヴァルター、モーリス・ブルグらにオーボエ、室内楽を師事しました。同院卒業後、2004、2005 年にクラウディオ・アバド率いるグスタフ・マーラー・ユーゲント管で活動。その活躍が認められ、ベルリン・ドイツ交響楽団、北ドイツ放送交響楽団などドイツ各地の名門オーケストラの首席客演奏者に相次いで抜擢されます。2006~2008 年までマンハイム国立劇場オーケストラ、2008 年以降はドレスデン国立歌劇場で首席オーボエ奏者として活躍。2011 年にはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団から招待を受け、現在アジアとオーストリアを回るグランドツアーに参加しています。この他にもソロ奏者、室内楽奏者として世界的に活躍しているモワネ。2013年3 月には新日本フィルハーモニー管弦楽団との来日公演が予定されており、今後ますます注目されること必至のアーティストです!






LIGIA


LIDI 0202262
\2400
東と西のクリスマス
 (1)アンリ・マルタン(ラトヴォンドラエティ編):みどりごのクリスマス(フランス語)
 (2)マロン派典礼(ナジ・ハキム編):声の栄光(アラム語)
 (3)伝承歌(ジャン=フィリップ・ベック編):聖しこの夜(ドイツ語、ポルトガル語、アラム語)
 (4)マロン派典礼(ナジ・ハキム編):タルベ・マルニエ(アラビア語)
 (5)伝承歌(ラトヴォンドラエティ編):神のみ子は今宵しも(ラテン語、英語、アラビア語)
 (6)伝承歌(ラトヴォンドラエティ編):ベツレヘムに火事の知らせが(スペイン語)
 (7)伝承歌(ベック編):荒野の果てに(フランス語)
 (8)グノー(ベック編):天が地上を訪れたり(フランス語)
 (9)オーギュスタ・オルメス(ラトヴォンドラエティ編):三人の天使(フランス語)
 (10)伝承歌(ラトヴォンドラエティ編):エサイの根より(フランス語)
 (11)伝承歌(ベック編):もろ人こぞりて(英語)
 (12)伝承歌(ベック編):神の御子が生れた(フランス語)
 (13)メンデルスゾーン(ラトヴォンドラエティ編):天には栄え(英語、フランス語)
 (14)シューベルト(ロベ編):アヴェ・マリア(ラテン語)
 (15)アダン(ベック編):オー・ホーリー・ナイト(フランス語)
ナウム・クーリー神父(Ten)
ギイ・トゥヴロン(Trp)
ナジ・ハキム(Org)
パリシー・クヮルテット
 ナジ・ハキムの伴奏による、一風変わったクリスマス・キャロル集

 録音:2013 年9 月16-18 日/サントマ・ダカン教会(パリ)/DDD、52’47”

 これは面白いクリスマス・キャロル集。レバノン出身のナウム・クーリー神父が世界の名作を歌います。神父はアラム人でマロン派キリスト教徒。アラム人とは紀元前12 世紀から8 世紀頃、現在のシリアを中心に隆盛を極めた遊牧民で、独自の言語と文字、聖歌を持っていました。ここではアラム語の聖歌はもとより、「聖しこの夜」「神のみ子は今宵しも」「荒野の果てに」「もろ人こぞりて」など、おなじみのキャロルを弦楽四重奏とオルガンの伴奏で披露。
 「聖しこの夜」がまるでドビュッシー風だったり、「神のみ子は今宵しも」の冒頭にコーランの朗唱のようなものがあったりと興味津々。さらに魅力なのは、作曲家としても有名なナジ・ハキムが編曲とオルガン演奏に参加していること。現代音楽ファンも注目です。





RADIO FRANCE



TEM 316043
\2600→\2390
クープラン一族
 〜ルイ、フランソワ、アルマン=ルイ、ジェルヴェ=フランソワ

  (1)ルイ・クープラン(1626-1661):
   シャコンヌ(ト短調)、ファンタジー、ファンタジー(バス)、
   ファンタジー(4声)、 デュオ、ファンタジー(クルムホルンに基づく)
  (2)フランソワ・クープラン(1668-1773):修道院のためのミサ曲(1690)
  (3)アルマン=ルイ・クープラン(1727-1789):シャルモーとバソンの対話
  (4)ジェルヴェ=フランソワ・クープラン(1759-1826):
   ルイ18世、または幸福なるフランスの帰還 op.14(1814)
アンドレ・イゾワール
 (オルガン/ J. ボワザール(1714)-
  サン・ミシェル・アン・ティエラシュ)
 イゾワールが荘厳に響かせる!クープラン一族によるオルガン音楽集

 録音:1987 年

 クープラン一族のオルガン作品集。
 アルマン=ルイは、3 代目のオルガン奏者として活躍したものの、落馬して亡くなりました。「シャルモー(バグパイプの一種)とバソンの対話」は、名前の通り、バグパイプを思わせる音色とバソンを思わせる音色のストップを巧みに組み合わせた楽しい作品。
 そしてバッハの死後活躍した1759 年生まれのジェルヴェ=フランソワによる作品「ルイ18 世〜」は、王政復古を遂げたルイ18 世を讃える音楽で、音楽による歴史画の趣があり、ナポレオンの失墜、ルイ18 世の即位などといった場面が音楽で華々しく描かれていきます。





HYPERION



CDA 67886
\2300→\1990
セドリック・ティベルギアン(ピアノ)
 シマノフスキ:ピアノ作品集

  12の練習曲Op.33
  仮面劇Op.34
  4つの練習曲Op.4
  メトープ〜3つの詩Op.29
セドリック・ティベルギアン(ピアノ)
 フランスの寵児 ティベルギアン本格参戦!近代ポーランドの巨匠シマノフスキ!

 アリーナ・イブラギモヴァとのデュオで大きな存在感を示すフランスの天才セドリック・ティベルギアン。2013年、デュボワのピアノ協奏曲集(CDA 67931)でHyperion(ハイペリオン)に協奏曲デビューを果たしたティベルギアンが、ついにピアノ・ソロで"ピアノ王国Hyperion"に本格参戦!
 挑むのは、ショパン後のポーランド楽壇を支えた、近代ポーランドを代表する作曲家、カロル・シマノフスキ。パデレフスキが絶賛し、シマノフスキのピアノ作品の中でも人気の高い若書きの秀作「4つの練習曲Op.4」を始め、シマノフスキの個性と魅力が詰まった重要作を収録。
 ティベルギアンは、イブラギモヴァとのデュオでもシマノフスキを録音しており(CDA 67703)、その解釈にも期待がかかる。今年9月の来日公演でも聴かせてくれた鋭く雄弁なタッチで、近代ポーランドの傑作を制覇してくれることだろう。

 ※録音:2013年3月10日−12日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)

 セドリック・ティベルギアン掲載情報!
  ☆ モーストリー・クラシック12月号 インタビュー掲載!(P.105)
  ☆ CDジャーナル11月号 インタビュー掲載!(P.60)
  ☆ 音楽の友11月号 来日公演レビュー掲載!(P.151)
  ☆ 音楽現代11月号 来日公演レビュー掲載!(P.159)


 かっこよすぎるバラードの第1番、映像でどうぞ。
http:www.youtube.com/watch?v=Q68ZAm-ZUFg
 

 初発売のときのジャケット。かっこいい。




 
CDA 68019
\2300
モンテヴェルディ:愛と喪失のマドリガーレ集
 マドリガーレ集第8巻 《戦いと愛のマドリガーレ》 より
  天によって導かれSV.154、
  タンクレディとクロリンダの戦いSV.153、
  天と地と風が沈黙しSV.147
 マドリガーレ集第7巻より ああ, 恋人はどこにSV.140
 マドリガーレ集第6巻より
  西風が帰り, 美しい季節を運ぶSV.108、
  ああ, 美しいその顔SV.112、
  愛する女の墓で流す恋人の涙SV.111
 メールラ:チャコーナ
アルカンジェロ、
ジョナサン・コーエン(指揮)
ジェイムス・ギルクリスト(テノール)
 出会いと別れ、情熱と悲哀のモンテヴェルディ。

 17世紀イタリアの大作曲家、クラウディオ・モンテヴェルディ(1567−1643)を象徴する作品の1つ「マドリガーレ集」。マドリガーレ集後期の第6巻〜第8巻から、名作「タンクレディとクロリンダの戦い」など、熱烈で情熱的な傑作マドリガーレを収録。
 チェリストのジョナサン・コーエンが創設したイギリスのピリオド・アンサンブル「アルカンジェロ」は、ヴァイオリンにボヤン・チチッチ、ヴィオラ・ダ・ガンバにジョナサン・マンソンなどを擁する実力派。2011年よりHyperionからリリースを始め、これが4作目。2作目の「グァダーニのためのアリア集(CDA 67924)」は、2012年の英Gramophone賞で、見事「リサイタル部門賞」に輝いている。

 ※録音:2013年3月11日&13日−15日、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会(ロンドン)
 


CDA 67985
\2300→\2090
マーティン・ブラビンズ(指揮)&BBCウェールズ・ナショナル管
 ツェムリンスキー:
  交響曲第1番 ニ短調
  交響曲第2番 変ロ長調
マーティン・ブラビンズ(指揮)
BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団
 2013年4月より名古屋フィルハーモニー交響楽団の第8代常任指揮者を務め、日本のオーケストラへの客演も重ねているイギリスのマエストロ、マーティン・ブラビンズ。ブライアンの交響曲第1番 《ゴシック》(CDA 67971/2)では桁外れのスケールを披露してくれたブラビンズとBBCウェールズ・ナショナル管弦楽団(BBC NOW)とのコンビの新録音は、ツェムリンスキーの交響曲!
 マーラーからシェーンベルクへと系譜を繋ぐオーストリアの作曲家アレクサンダー・ツェムリンスキー(1871−1942)。ツェムリンスキーの交響曲といえば、ソプラノとバリトンと管弦楽のための「叙情交響曲」が有名だが、20代前半に書いた交響曲ニ短調(第1番)、20代半ばの交響曲変ロ長調(第2番)とも、マーラーやブラームスなどの影響を感じさせながら若い感性を発揮した大作。
 ロマンティック・コンチェルト・シリーズを始め、ロマン派から近代の知られざるレパートリーで定評のあるマーティン・ブラビンズ。決して録音の多いとは言えないこの若書き交響曲でも、新たな決定盤となってくれるに違いない。

 ※録音:2013年2月10日−12日、BBCホディノット・ホール
 

CDA 68010
\2300
フローリアン・ベッシュ(バリトン)
 シューベルト:さすらい人

  さすらい人D.489/さすらい人D.649/
  さすらい人が月に寄せてD.870/ヘリオポリス I D.753/
  ヘリオポリス II D.754/ドナウ河の上でD.553/
  ブルックにてD.853/舟乗りD.536/郷愁D.456/十字軍D.932/
  別れD.475/さすらい人の夜の歌(第1作)D.224/
  さすらい人の夜の歌(第2作)D.768/秋D.945/
  海の静けさD.216/巡礼者D.794/ギリシャの神々D.677/
  森にてD.708/母なる大地D.788
フローリアン・ベッシュ(バリトン)
ロジャー・ヴィニョールズ(ピアノ)
 ロベルト・ホルの愛弟子であり、次代のリート界を担う逸材、フローリアン・ベッシュ。オペラから古楽までを高いレベルで歌うことのできるオーストリアのバリトン歌手ベッシュの、前作「レーヴェ:歌曲&バラード集(CDA67866)」に続くHyperion第2弾は、十八番のシューベルトの「放浪」をテーマにした歌曲。ONYXレーベルで録音した「冬の旅」、「美しき水車小屋の娘」は既に国内外で高い評価を得ており、Hyperionでのシューベルトにも期待がかかる。グレアム・ジョンソンとともに「歌曲大国」Hyperionを支える名伴奏者、ロジャー・ヴィニョールズのサポートも万全。

 ※録音:2012年11月11日−13日、オール・セインツ教会(ロンドン)



 

CDA 67999
\2300
ダンテ弦楽四重奏団
 コダーイ:

  弦楽四重奏曲第1番Op.2
  弦楽四重奏曲第2番Op.10
  弦楽三重奏のための間奏曲
  ガヴォット
ダンテ弦楽四重奏団
 〔クリシア・オソストヴィッツ(ヴァイオリン)、
  ジル・フランシス(ヴァイオリン)、
  レイチェル・ロバーツ(ヴィオラ)、
  リチャード・ジェンキンソン(チェロ)〕
 2011年、2012年にヴィオラとチェロが交代し、新メンバーとなったダンテ弦楽四重奏団の最初の録音は、バルトークと並んでハンガリー音楽の発展に大きな影響を与えたゾルタン・コダーイ(1882−1967)の弦楽四重奏曲集。
 ハンガリー民謡の収集・研究家としても知られるコダーイの弦楽四重奏曲にはハンガリーのメロディーがふんだんに使われており、バルトークによって「ハンガリー精神の最も完璧な実現者」と言われたコダーイの魅力と特徴が詰まった作品。
 これまで「フォーレ&フランク(CDA 67664)」、「ドビュッシー&ラヴェル(CDA 67759)」、「シベリウス&スメタナ(CDA 67845)」と録音してきたダンテ弦楽四重奏団が、豊かなハンガリーの精神を表現してくれる。

 ※録音:2013年2月1日−3日、ポットン・ホール(サフォーク)



HELIOS


CDH 55472
(新装移行再発売)
\1500
ゴーディエ・アンサンブル
 ドヴォルザーク:
  ピアノ五重奏曲第2番イ長調Op.81
  弦楽五重奏曲ト長調Op.77
ゴーディエ・アンサンブル
 ドヴォルザークの数ある人気曲の中でも、安定して高い人気を誇る傑作「ピアノ五重奏曲第2番」と、弦楽四重奏にコントラバスを加えた編成の弦楽五重奏曲ト長調(第2番)をカップリング。
 ピアノ五重奏では、フロレスタン・トリオのメンバー、スーザン・トムズがピアノを担当。様々な編成に柔軟に対応するゴーディエ・アンサンブルがドヴォルザークの魅力に迫った名盤。

 ※録音:1995年3月12日−14日/CDA 66796からの新装移行再発売
 

CDH 55456
(新装移行再発売)
\1500
ハウエルズ:合唱作品集
 聖ミカエルへのシークエンス
 聖チェチーリアのための讃歌
 エルサレムの平和を祈れ
 セント・ジョージズ・ウィンザー・サーヴィスより
  テ・デウムとベネディクトゥス
 私は麗しき全てを愛す
 サルヴェ・レジナ
 ニュー・カレッジ・サーヴィスより
  マニフィカトとヌンク・ディミッティス
 3つのキャロル・アンセムより〜
  ア・スポットレス・ローズ、子守歌を歌って、
  ここにある小さなドア
 コレギウム・レガーレ
  (キングズ・カレッジ・ケンブリッジ・サーヴィス)より
   マニフィカトとヌンクディミッティス
マルコム・アーチャー(指揮)
ルパート・ゴフ(オルガン)
ウェルズ大聖堂聖歌隊
 英国国教会の典礼のために多数の宗教曲、合唱曲を作曲したイギリスの作曲家ハウエルズ。ニュー・カレッジ、キングズ・カレッジなど様々な教会聖歌隊のために書かれたサーヴィス(教会のための祈祷書)を含む、宗教合唱作品集。
 マルコム・アーチャーは1996年よりウェルズ大聖堂の音楽監督兼オルガン奏者として活躍し2004年からはセント・ポール大聖堂の音楽監督兼オルガン奏者に就任している。

 ※CDA 67494からの新装移行再発売





NIMBUS(CD−R)


NI 7095Jp
(CD-R/特別価格)
\2300
シャーロット・ド・ロスチャイルド(ソプラノ)
 クリスマスの子守歌

 エドマンド・ラッブラ:聖母への讃歌 Op.13-2
 ピーター・ワーロック:アダムは縛られて、ファースト・マーシー
 エドマンド・ラッブラ:ジェスキン Op.4-2
 ロジャー・クィルター:古いキャロル
 トーマス・ダンヒル:天の女王
 古いフランスのキャロル:生けるものすべて(ハープ)
 マックス・レーガー:マリアの子守歌
 ロジャー・クィルター:ベツレヘムのゆりかご
 マイケル・ヘッド:ベツレヘムへの小道、スター・キャンドル
 ミヒャエル・プレトリウス:エサイの根より(ハープ)
 ジョン・アイアランド:聖なる少年
 イングランド民謡:御使いうたいて(ハープ)
 ペーター・コルネリウス:3人の王
 アドルフ・アダン:さやかに星はきらめき
 ジョン・ジェイコブ・ナイルズ:彷徨いながら不思議に思う
 ベンジャミン・ブリテン:聖体拝領のキャロル
 13世紀のキャロル:久しく待ちにし(ハープ)
 ハワード・ブレイク:ウォーキング・イン・ジ・エアー(スノーマン)
 トーメ&ウェルズ:
  チェスナッツ・ロースティング・オン・アン・オープン・ファイア
   (ザ・クリスマス・ソング)
シャーロット・ド・ロスチャイルド(ソプラノ)
ダニエル・ペレット(ハープ)
 イギリスの麗しきソプラノシャーロット・ド・ロスチャイルドのクリスマス  日本語解説付き。

 世界中にその歌声を響かせているイギリスのソプラノ歌手で、ロスチャイルド6世の長女シャーロット・ド・ロスチャイルド。幼い頃から宗教音楽に触れ、15歳から地域の聖歌隊のメンバーとして数々の聖歌を歌ってきたシャーロット・ド・ロスチャイルドのクリスマス・アルバムが登場。選曲は、中世のキャロルから、ブリテン、アイアランドのキャロル、そして映画「スノーマン」の主題歌や「ザ・クリスマス・ソング(Chestnuts Roasting on an Open Fire)」など人気ポピュラー・ソングまで。豊かなソプラノとハープでクリスマスの歴史を彩る。

 ※録音:2013年8月20日−22日、ワイアストン・レイズ(モンマス、イギリス)/※Nimbusはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 
NI 5908
(CD-R)
\2300
シューマン:歌曲集 〜 インティメイト・リサイタル
 くるみの木 Op.25-3/小さな民謡 Op.51-2/蓮の花 Op.25-7/
 てんとう虫 Op.79-13/7つの歌 Op.104/兵士の花嫁 Op.64-1/
 捨てられた女中 Op.64-2/愛の歌 Op.51-5/女の愛と生涯 Op.42/
 ズライカの歌 Op.25-9/松雪草 Op.79-26/
 メアリー・ステュアート女王の詩Op.135/
 心の悩み Op.107-1/君の頬を寄せて Op.142-3
シャーロット・ド・ロスチャイルド(ソプラノ)
エイドリアン・ファーマー(ピアノ)
 「日本の旅路(NI 6190)」、「妖精の歌(NI 6193)」など、趣向を凝らしたプログラムで、録音やコンサートを行ってきたシャーロット・ド・ロスチャイルド。
 待望の本格リート・アルバムとなるのは、ロベルト・シューマンの歌曲集。
 今作でも、リサイタル・プログラムとして耐えうる綿密な選曲が行われており、シャーロットの心に響く歌声で、魅惑のリサイタルを堪能できる。

 ※録音:2013年2月、ワイアストン・レイズ(モンマス、イギリス)





ONYX

ONYX 4130
\2400→\2190
ヴィクトリア・ムローヴァ 〜
 ストラディヴァリウス・イン・リオ

  クラウジオ・ヌッシ/カエターノ・ヴェローゾ/
  アントニオ・カルロス・ジョビン/ピシンギーニャ/
  アルナルド・バプティスタ/ゼキーニャ・デ・アブレウ/
  マリーザ・モンチ/ヴァルジール・アゼヴェード/
  エンヒキ・ヴォジェレル/スエリ・コスタ
ヴィクトリア・ムローヴァ
リオとロンドンのミュージシャンたち
 ムローヴァの次なるステージはブラジル!ストラディヴァリウス・イン・リオ!

 前作、J.S.バッハのヴァイオリン協奏曲集(PONYX 4114)での名演が記憶に新しいヴァイオリン界の女王ヴィクトリア・ムローヴァ。
 2014年のワールド・カップ・イヤーを間近に控え、ムローヴァが贈るファンタスティックなブラジリアン・プログラムは、その名も「ストラディヴァリウス・イン・リオ」!!
 2014年のサッカー、ワールド・カップの開催国ブラジル。ムローヴァが、リオとロンドンの仲間たちと共にこのブラジルで創り上げたブラジリアン・プログラム。
 クラウジオ・ヌッシやカエターノ・ヴェローゾ、アントニオ・カルロス・ジョビンなど、ブラジルのポピュラー・ミュージックの巨匠たちが書いた、13曲の素晴らしく、そして心を揺さぶるブラジルの歌に、ムローヴァのヴァイオリンと仲間たちとのアンサンブルが新たな魂と情熱を宿す!
 クラシックのプログラムとも、「鏡の国のアリス」や「ペザント・ガール」などのクロスオーヴァー・プログラムとも違う、女王ヴィクトリア・ムローヴァの新たなアイディアでありチャレンジ。"ブラジルの音楽"と"リオの精神"が2014年を熱くする!


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


ALTUS

ALT 272/3
(2CD)
\3400→\3090
ミケランジェリ/グランジュ・ドゥ・メレ・ライヴ
CD-1
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第12番変ニ長調 Op.26『葬送』
 シューベルト:ピアノ・ソナタ第4番 イ短調 Op.164/D.537
CD-2
 ドビュッシー:
  映像第2集より第1曲「葉ずえを渡る鐘の音」
  第1集より第2曲「ラモーをたたえて」&第1曲「水に映る影」
 ショパン:ピアノ・ソナタ第2番 変ロ長調『葬送行進曲』Op.35
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ
 (ピアノ:ベヒシュタイン)
 リヒテル主宰のフランス・トゥレーヌ音楽祭にて なんとミケランジェリベヒシュタイン・ピアノを弾く!グランジュ・ドゥ・メレ ライヴ

 録音:1975 年6 月26 日、グランジュ・ドゥ・メレ(ライヴ)/ADD、32bit Digitally Remasterd、正規盤初出、ステレオ

 驚くことにミケランジェリがベヒシュタインを弾いた唯一のディスクが発売されます。
 この音楽祭に関わった久保木泰夫氏によると『ベヒシュタインのピアノを弾くミケランジェリを聴くのは恐らく誰もが初めてだろう。この繊細な音色と優美な響きが魅力のベヒシュタインを慈しむように弾くその姿はエレガントそのものである。いつものテンポよりかなり遅めのテンポで弾くシューベルトやベートーヴェンでは間の取り方も一風変わった今までに聴いたことのない演奏である。そして美の極致となるショパンの葬送行進曲の敬虔で堂々とした中間部の繰り返しで聴衆席を一瞥するミケランジェリの忘れ難い恍惚の表情には最上の美を共感できる歓びに満ちあふれていた。』と評される極上の演奏会の大変貴重なドキュメントです。
  


ALT 274
\2600→\2390
ミケランジェリ/初来日ライヴ
 (1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466
 (2)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調『皇帝』Op.73
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(ピアノ)
イントリッヒ・ローハン(指揮)
読売日本交響楽団
 日本の音楽界を席巻した公演の記録、ミケランジェリ初来日1965 年の衝撃!

 録音:1965 年3 月13 日、東京文化会館、ライヴ録音/ADD、32bit Digitally Remasterd、正規盤初出、モノラル

 当時読売新聞社が全力を挙げて招聘したミケランジェリは東洋初登場ということもあり音楽界のみならず文学界にも波紋を投げかけたようで加藤周一、大岡昇平といった人たちも演奏のインパクトをつづった文章を発表したり、と大いに盛り上がりをみせました。
 音楽評論家遠山一行氏は「ミケランジェリを聴いた。聴き終わっていわば茫然として会場をでた」と語っていたように多くの専門家もショックをかくせないものであったようです。当時の熱気を伝える素晴らしい一枚です。音質はモノラルながら良好です。



旧譜
ミケランジェリ/ショパン・コンサート イン・プラト

DIAPASON
DRCD79
\2400→\2190
ミケランジェリ/ ショパン:
  幻想曲へ短調op.49、前奏曲嬰ハ短調op.45、
  ソナタ第2番変ロ短調/
  マズルカヘ短調op. 68-4/嬰ト短調op. 33-1/変ニ長調op. 30-3/
  嬰へ短調op. 59-3/
  バラード第1番ト短調op.23-1/
  アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズop. 22
アルトゥーロ・ベネデッティ=ミケランジェリ(P)

 ああ。
 初めてミケランジェリが目の前で弾いているときと同じ気持ちになれるCDに出会えた。
 ミケランジェリの演奏を間近で見た人は、誰でもあの魔術のような雰囲気に息を呑んだと思う。
 これまで多くのピアニストのコンサートを聴いて観てきたが、あんな切れるような緊張感とあんな夢のような幻想体験を味あわせてくれたのはミケランジェリだけである。
 ミケランジェリの狂信的な信奉者ではないが、今でも目をつぶればあの日のコンサートの音が聴こえる。
 ただ、CDではそこまでの奇跡的な時間を味あわせてくれることはない。彼のCDには立派で素晴らしい演奏の録音がたくさんある。本当にどれもすごいと思う。
 だが、あのコンサートで体験させてくれた、聴いている人を魔術にかけてどこか遠くに連れ去ってしまうようなことは、さすがにない。
 バチカン・ライヴやそれ以外のいくつかのアルバムでは、もう少しで催眠にかかりそうなのに、それでも遠くまで連れて行かれることはない。

 だから今回のプラト・ライヴもそれほどの期待はしていなかった。貴重な録音とはいえ、さすがに40年も前の録音。遺族や現地の人たちにとってはなんだか特別な録音らしいが、そこまでの期待はできない。
 実際サンプルを送ってもらっていきなり始まった「幻想曲」は、予想以上に音が悪く、「ミケランジェリを聴くにはちょっと辛いなあ・・・」と思った。ただ演奏はすばらしい。変なミスタッチはあるけれど。
 ・・・ところが、ピアノ・ソナタ第2番の第3楽章レント。その開始2分、中間部が始まって、状況が一変した。
 あのミケランジェリの演奏が始まったのである。あの魔術が始まったのである。

 その瞬間からだが硬直して、思考が止まった。
 もうなんともどうにも表現しようがない。
 夢のように自在なテンポ、幻の世界から聴こえてくる音色、闇に吸い込まれそうな弱音。なにより催眠状態で起立させられているような不思議な緊張感。まさにあのコンサートのときとまったく同じ。事実、静寂のしじまに観客たちの沈黙の興奮が聴こえる。あのときの店主と同じ、彼らも今こんな贅沢な時間を味わいながら死んでしまえたらどんなに幸せだろう、と思っているのだ。
 あのコンサートから15年あまり。こういうCDをずっと探していたが、その一方で絶対に不可能と思っていた・・・。

 その感動は、あとから登場するバラードとポロネーズでもほぼ同じような雰囲気で体験することができる。だがソナタの第3楽章の異常空間は、絶対的に特別。
 どうか心して、そのつもりで聴いてください。(「やっぱりクラシックは死なない!」より)

 イタリアのトスカーナ州、プラトは、フィレンツェから20キロ離れた美しい街だが、ここのテアトロ・メタスタシオは、美しい内装、外観を保つ名門劇場で、ミケランジェリはこの土地を愛し通算で10回のリサイタルを開いた。アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリとプラトの縁は、今なお高名なロベルト・フィオラヴァンティ(1948年にプラート・コンサート協会を設立し、組織)との個人的な友好関係によって生まれた。当演奏はファン垂涎のオール・ショパン・プログラム。全盛時の迫力と音色の輝かしさが見事に記録されている。演奏から33年後の2000年に、当演奏はアーカイヴから発見され、慎重な音源修復がなされ、ミケランジェリ夫人、ミケランジェリのスタッフによる音質の承認を得て、地元銀行のスポンサーシップを得てCD化され関係者向けに配布された。弊社(日本代理店)は現地代理人を通じ、一般発売化の交渉を長期に渡りしてまいりましたが、DIAPASONオーナーの病気や何よりもミケランジェリ未亡人、ジュリアナ女史が今年87歳という高齢であり、静かな生活を欲しており、こうした未発表ライヴ録音のCD化に対しては極めて慎重な姿勢だったため実現は 困難を極めました。ですから近年、他レーベルが巨匠のライヴ録音をいくつかCD化している件については、その正当性について首を傾げざるを得ません。今回のリリースは、私家版の体裁に準拠する約束と音質について夫人の承認がある音源ゆえに修復、改変を一切行わないことを条件にDIAPASONが特別に許されたものです。

—許光俊氏による日本語ライナーノートより—
 ここでミケランジェリが奏でているのは、私たちがショパンというと連想する類の音楽とは著しく異なると言うしかないだろう。最初の「幻想曲ヘ短調」の冒頭からして、リズムの正確さ、明快さが際だつ。北ヨーロッパ的な霧や闇の雰囲気、あるいは幻想性は微塵もない。ミケランジェリはあらゆる音の響きや動きを手に取るようにわからせる。音符のひとつひとつが、あたかも地中海の明るい光に照らされているかのようにくっきりと見える。ハイドンのソナタを聴いているかのような錯覚すら起こさせよう。とはいえ、注意深く聴くと、この明るさのうちにも実に微妙、精妙な陰影が施されていることに気づかされる。和声的な響きの変化をこれほどまでに明瞭にさらけ出した演奏は、ほとんど他にないのではないか。まるでプリズムによって分解された光の七色を見せられているようだ。

1967年6月28日プラト・メタスタシオ劇場ライヴ・ステレオ





PIANO21

P21 047-A
\2400→\2190
シプリアン・カツァリス・アーカイヴスVol.14 〜
 エリザベート王妃国際音楽コンクール・ライヴ1972

  ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調 Op.30
  ショパン:ポロネーズ第5番嬰ヘ短調 Op.44
  ルデュック:ピアノ協奏曲 Op.31
シプリアン・カツァリス(ピアノ)
ルネ・デフォセ(指揮)
ベルギー国立管弦楽団
 シプリアン・カツァリスの秘蔵音源が復活!1972年エリザベート王妃国際音楽コンクールのライヴ!

 ショパン、リスト、ベートーヴェンの「ピアノ協奏曲」を「ピアノ・ソロ」で演奏してしまうなど、近年さらにテクニック、アイディアに磨きがかかり、驚異的な演奏を繰り広げ続けている超絶技巧の化身、シプリアン・カツァリス。
 秘蔵音源の発掘、復刻を行ってきた「シプリアン・カツァリス・アーカイヴス」シリーズの最新盤となる「Vol.14」は、かつてアナログ盤でリリースされていた入手困難音源、1972年エリザベート王妃国際音楽コンクールのライヴ・レコーディング!
 アメリカ、旧ソ連勢が大半を占める12人のファイナリストの中で唯一の西ヨーロッパ出身だった若き日のカツァリスが弾いているのは、ショパンの「ポロネーズ第5番」、わずか8日間の練習で本番に臨んだというルデュックの「ピアノ協奏曲」、そしてラフマニノフの「ピアノ協奏曲第3番」。
 ギレリスやフライシャー、フィッシャー、ブライロフスキーが名を連ねた審査員たちが出した最終結果は第9位入賞ではあったものの、当時のベルギー国王ボードゥアン1世が絶賛したとも伝えられ、聴衆を熱狂させたカツァリスのコンクールでの演奏は圧倒的だったという。
 カツァリスの自主レーベル「Piano 21」から、約40年前の若きカツァリスの熱演が蘇ります!

 ※録音(ライヴ):1972年5月31日、パレ・デ・ボザール・コンサート・ホール(ブリュッセル、ベルギー)


旧譜
カツァリス・アーカイヴス第1弾
ラフマニノフ第3番&チャイコフスキー第1番

P 21020-A
(2CD/1枚分価格)
¥2400→¥2190
 ラフマニノフ:
  ピアノ協奏曲第3番
  前奏曲嬰ハ短調Op.3-2《鐘》、
  前奏曲ニ長調Op.23-4、
  前奏曲ト短調Op.23-5/
 チャイコフスキー:
  ピアノ協奏曲第1番、
  秋の歌/
 プロコフィエフ:
  ピアノ・ソナタ第7番第3楽章、
  前奏曲ハ長調、
  トッカータハ長調Op.11/
 シチェドリン:ユーモレスク/
 スクリャービン:練習曲嬰ト短調Op.8-9/
 リムスキー・コルサコフ(シフラ編):熊蜂の飛行
シプリアン・カツァリス(P)、
ホルスト・ニューマン指揮、
ライプツィヒ放送管、
モーリス・スーザン指揮、
リール放送響
 1970年代。

 な、な、なんだ・・・。カツァリス、やりやがった。
 先日カツァリスのモーツァルトを取り上げたので、「そう頻繁に同じアーティストを取り上げるのもなあ」と言いながらも、せっかく入ってきたのでなんとなく聴いて・・・ぶっとんだ。

 カツァリス史上最強。

 このレーベルはカツァリスの自主レーベルであり、とくにこの「アーカイヴズ・シリーズ」は彼が過去の演奏会録音から自分で選んだ名演で構成されているわけだから、彼にとってみても最高と思える演奏をもってきているわけである。だから当然と言えば当然だが、・・・すごい。
 奇才とか言われているが、これを聴かされたらそんな甘っちょろい表現じゃどう考えても追いつかない。

 まずは目玉となるコンチェルト2題。いや、もちろんカツァリスなんだからすごい超絶技巧バリバリの演奏とは思いますよね、誰でも。でもそのはるか上を行く超本格派演奏、そして且つ、ヴィルトゥオーゾ・マニアを熱狂し沈黙させる大サーカス演奏。
 まずはラフマニノフ。作曲家本人、ホロヴィッツ、ワイセンベルク、アルゲリッチ、並み居るつわものたちの演奏と並ぶ圧倒的なピアノ。いや、第3楽章のすさまじさはじけ具合はそれら国宝級演奏を凌ぐ瞬間が何度も訪れる。普通この曲を聴いたら、「あ、やっぱり、そこ難しいんだろうなあ」という箇所が何回かあるじゃないですか?でもカツァリスはそこを何の苦もなくドレミを弾くようにさっと弾いて、オケを置いてけぼりにしてさっさと行ってしまう。「あ、あの、そこ難しいんじゃなかったでしたっけ・・・??」とおそるおそる突っ込みを入れようとしたら、そのときはもう次の難所を超えていた。
 そして大団円というか断末魔というかラストのあまりのすごさには、ただあっけにとられるばかり。拍手がほしかったなあ!

 続く「前奏曲」。選曲がポピュラーなものばかりで、カツァリス、相変わらずサービス精神は旺盛。そしてここでも難曲23-5を大スケールでバリバリバリバリと雷神のように弾きこなし、聴いてるこっちはまたもや開いた口がさらに大きく広がる。

 そしてチャイコフスキー。できればCD1と続けて聴くと体にこたえるので、次の日にしたほうがいいでしょう。
 先に言ってしまえば、この終楽章を超えるのはあのホロヴィッツの1953年のカーネギー・ホール・コンサートしかない。あの狂気に満ちた悪魔のような演奏。自我丸出しで回りの聞く耳持たない、自己陶酔型サーカス演奏の代表。そしてここでカツァリスもあの御仁に負けないくらいの芸当を、冒頭からやってくれてます。
 ただこの人はホロヴィッツとは違う。どんなに鬼気迫る超絶技巧を披露しても、どんな強靭な打鍵を響かせても、この人には何かユーモアがある。ホロヴィッツの場合は剣を持った鬼神が背後に立っているような壮絶さを感じさせるが、この人の場合は、後ろにピエロが立っているのである。バリバリガリガリ弾いているカツァリスの後ろで彼の守護神ピエロは玉を4つほど持ってジャグリングしているのである。だから彼の演奏が終わったあとは、ホロヴィッツのように魂の抜け殻になって放心状態になるのではなく、「いやっほー!すごいー!」といっしょに飛び上がりたくなる。

 そして実はもっとすごいのはチャイコフスキーのあとの小品。直後は「四季」からの1曲をしっとりと聴かせてくれるが、そのあとはサービス過剰のアンコールの嵐(もちろん収録は別の日ですけど)。おそらくカツァリス、自信のある過去の超名演を選びに選んで入れてきたのだろう。「これは落とせないよなあ、あ、このときのもすごかったからこれも入れよう」みたいな感じで。ほとんどがプライベート録音から持ってきているみたいで、きっとプロデューサーか誰かに「いひひ、今日はこんなの家から持ってきましたよ」とか言いながら、レコーディング・ルームで嬉しそうにかけていたに違いない。
 プロコフィエフの3曲がいきなりどれも息が止まるような壮絶な曲ばかりで、第7番第3楽章のド迫力、前奏曲の鋭利な美しさ、ご存知超絶技巧演奏家の十八番トッカータでは楽しみながら弾く余裕すら感じさせる。
 そしてシチェドリンとスクリャービンを過ぎたところで、彼がこの壮絶なアルバムの最後に持ってきたのが・・・シフラ編曲の「熊蜂」。サーカス芸人ピアニストの先駆者が創り上げた世紀の珍品。これをここまで楽しそうに弾けるのはやはり彼しかいない。
 いやっほー、すごい!!(「やっぱりクラシックは死なない!」より)













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