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≪第74号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その4 1/14(火)〜1/17(金)


マイナー・レーベル新譜
歴史的録音・旧録音
メジャー・レーベル

国内盤
映像





1/17(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

LSO LIVE


Sym, 9.: Haitink / Lso
LSO 0746
(SACD HYBRID)
\2400→\2190
ハイティンク&LSO
 ブルックナー:交響曲第9番ニ短調WAB. 109(ノーヴァク版)
ロンドン交響楽団
ベルナルド・ハイティンク(指揮)
 超優秀録音。2013 年2月、来日公演直前のライヴ、巨匠ハイティンク&LSOによるブルックナーの交響曲第9 番

 収録:2013 年2 月17 & 21 日/ロンドン、バービカンセンター(ライヴ)/DSD5.0、マルチチャンネルステレオ、67’10”
 プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
 バランス・エンジニア:アンドルー・ハリファクス&ジョナサン・ストークス
 編集、ミキシング&マスタリング:ニール・ハッチンソン&ジョナサン・ストークス

 2011 年にリリースされた交響曲第4 番「ロマンティック」が、近年の充実ぶりを示す演奏内容との高評価を得ていたハイティンク&ロンドン響(LSO)が、こんどはブルックナーの交響曲第9 番をレコーディング。
 はやくも40 代前半にコンセルトヘボウ管との交響曲全集録音を完成させ、今日に至る豊富なディスコグラフィからも、当代有数のブルックナー指揮者としてのハイティンクの業績にはやはり目を瞠るものがあります。そのなかでも近年のハイティンクが、良好な関係にある世界有数の楽団を指揮したライヴ演奏の数々は内容的にもひときわすぐれた出来栄えをみせているのは熱心なファンの間ではよく知られるところで、このたびのLSO の第9 番もまたこうした流れのなかに位置づけられるものと期待されます。

 ・第4番:ロンドン響(2011年)
 ・第5番:バイエルン放送響(2010年)
 ・第6番:シュターツカペレ・ドレスデン(2003年)
 ・第7番:シカゴ響(2007年)
 ・第8番:シュターツカペレ・ドレスデン(2002年)/コンセルトヘボウ管(2005年)
 ・第9番:コンセルトヘボウ管(2009年※ 映像作品)/ロンドン響(2013年)

 ハイティンクは交響曲第9 番をいずれもコンセルトヘボウ管との顔合わせで、これまでに1965 年と1981 年にセッション録音していたほか、2009 年にはライヴ収録の映像作品を発表していますが、そのすべてとの比較でLSO との最新録音は、ハイティンク自身によるものとしては過去最長の演奏時間を更新しています。このあたり前作「ロマンティック」のケースとも重なりますが、ここでも実演特有の有機的な音楽の流れに、持ち前のひたむきなアプローチでじっくりと神秘的で崇高なるブルックナーの世界を聴かせてくれるのではないかとおもわれます。
 なお、交響曲第9 番は、2013 年2 月にハイティンクがロンドン響を指揮して本拠バービカンホールで行ったコンサートの模様をライヴ収録したものですが、当コンビは同曲を翌3 月の来日公演でも7 日の東京サントリー、8 日の横浜みなとみらいでメイン・プログラムに取り上げており、全公演最終日にあたる8 日終演後は長いこと拍手が鳴り止まずに会場全体が深い感銘に包まれていたのが印象的でした。

 =ハイティンク指揮ブルックナー第9番のトラックタイム比較=
  ・ロンドン響(2013年)     I. 27’25 + II. 11’48 + III. 27’31= TT. 66’44(※ 実測値)
  ・コンセルトヘボウ管(2009年) I. 25’32 + II. 10’40 + III. 26’25= TT. 62’ 45
  ・コンセルトヘボウ管(1981年) I. 25’01 + II. 10’05 + II. 26’02= TT. 62’30
  ・コンセルトヘボウ管(1965年) I. 23’16 + II. 11’15 + III. 24’53= TT. 59’24




ONYX



ONYX 4121
\2400→\2190
ジェームズ・エーネス(ヴァイオリン)
 ハチャトゥリアン:ヴァイオリン協奏曲ニ短調
 ショスタコーヴィチ:
  弦楽四重奏曲第7番嬰ヘ短調 Op.108
  弦楽四重奏曲第8番ハ短調 Op.110
ジェームズ・エーネス(ヴァイオリン)
マーク・ウィッグルワース(指揮)
メルボルン交響楽団
エーネス・クヮルテット
 〔ジェームズ・エーネス(第1ヴァイオリン)、
  エイミー・シュワルツ・モレッティ(第2ヴァイオリン)、
  リチャード・オニール(ヴィオラ)、
  ロバート・デマイン(チェロ)〕
 天才エーネスのロシアン・プロ!ハチャトゥリアン&ショスタコーヴィチ!

 ショスタコーヴィチは、自らのクヮルテットでのレコーディング!
 「地球上に存在する完璧なヴァイオリニストの1人」(英デイリー・テレグラフ紙)という最大級の評価を受ける20世紀のヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト、ジェームズ・エーネスの最新作。ONYXレーベルでのリリース第8弾は、ハチャトゥリアンのヴァイオリン協奏曲とショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲の組み合わせ! ONYXではチャイコフスキー、ショスタコーヴィチ、Chandosではプロコフィエフと、ロシアの重要なヴァイオリン協奏曲を次々と録音してきたエーネス。ダヴィッド・オイストラフに献呈されたアルメニアの大作曲家の傑作も堂々と弾きこなす!
 そして、ベートーヴェン後のもっとも重要なクヮルテット・レパートリーであるショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲からは、15の弦楽四重奏曲のなかでもとりわけ人気の高い第8番と、亡くなった妻ニーナへ捧げられた第7番。「エーネス・クヮルテット」は、Chandosのプロコフィエフ(CHAN 10787)でエーネスと共演したヴァイオリニスト、エイミー・シュワルツ・モレッティ、チャイコフスキーの「眠りの森の美女」(CHSA 5113)で共演したチェリスト、ロバート・デマイン、そして村治佳織や五嶋龍との共演で話題を呼んだヴィオリスト、リチャード・(ヨンジェ・)オニールと、次世代を担う強力メンバーで構成。天才エーネスの新たなレパートリーの広がり、そして今後のレコーディングにも期待がかかる。



同曲屈指の名演。ひょっとしたら最高かもしれない。
 ジェイムズ・エーネス〜モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲全集

CBC
SMCD5238

(2CD)
\4400→\3990

モーツァルト:
 ヴァイオリン協奏曲第1番 変ロ長調 K. 207
 ヴァイオリン協奏曲第2番 ニ長調 K. 211
 ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K. 216
 ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調 K. 218
 ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調 「トルコ風」 K. 219

 ヴァイオリンと管弦楽のためのアダージョ K. 261
 ロンド 変ロ長調 K. 269 - アレグロ
 ロンド ハ長調 K. 373 - アレグレット・グラツィオーソ
ジェイムズ・エーネス (ヴァイオリン)
モーツァルト・アニヴァーサリー・オーケストラ
2005年8月、トロント芸術センター、ジョージ・ウエストン・リサイタル・ホール

 これがすごかった。正直、ここまでとは思わなかった。実はこのアルバムがすごい、という情報が入って聴いてみたらほんとにすごかった。
 モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲全集・・・。これまでも数々の名演名盤がひしめく。・・・しかし店主としてはどの演奏も若きモーツァルトに翻弄されて、もうひとつ核心に迫れず撤退している演奏が多かった。というか、この曲の核心を突くことなど人間には不可能と思っていた。
 しかし・・・エーネス・・・かなり近い。
 この天衣無縫さと、湧き出る天才的感性。これがモーツァルトのヴァイオリン協奏曲。カデンツァも素敵。すべてにおいてモーツァルトと感性がシンクロしているような気がする。

 


ONYX 4137
\2400→\2190
キリル・カラビッツ(指揮)&ボーンマス響
 プロコフィエフ:交響曲全集Vol.1

  交響曲第3番ハ長調 Op.44
  交響曲第7番嬰ハ短調 Op.131
  交響曲第7番の別エンディング
キリル・カラビッツ(指揮)
ボーンマス交響楽団
 キリル・カラビッツ&ボーンマス交響楽団プロコフィエフ交響曲全集始動!

 2008年から首席指揮者を務めるボーンマス交響楽団とともに「ハチャトゥリアン(ONYX 4063)」でONYXに登場し、「チャイコフスキー(ONYX 4074)」、「ブリテン&ショスタコーヴィチ(ONYX 4113)」と得意のロシアン・プログラムで話題を集めてきたウクライナの若きマエストロ、キリル・カラビッツ。 ついに、ロシアン・シンフォニーの大作、プロコフィエフの交響曲全集がスタート!
 プロコフィエフの生まれもカラビッツと同じウクライナ(当時はロシア領)であり、思い入れも深いようだ。「このプロジェクトにはかなりの驚きが含まれている」と語っており、交響曲だけでなく、プロコフィエフの珍しい作品やウクライナ時代の作品などが含まれ、ブックレットにはプロコフィエフの専門家、ダニエル・ヤッフェ(Daniel Jaffe)とのインタビューが収録されるという意義高いサイクルになる。
 第1弾となる今作でも、2通りのエンディングが知られる交響曲第7番ではその両方を収録。死の前年のプロコフィエフが思い描いた、静かに消えるように終わるエンディング。そしてソ連当局からの批判を交わすために用意された、明るく華やかな(時には「騒々しい」とさえ批評される)エンディングとが、聴き比べられるようになっている。
 驚きと発見の詰まったキリル・カラビッツのプロコフィエフ・サイクル。乞うご期待!




キリル・カラビッツ、旧譜

ONYX 4074
\2400→¥2190
逸材キリル・カラビッツ再登場!チャイコフスキーの交響曲第2番!
 チャイコフスキー:交響曲第2番ハ短調Op.17《小ロシア》
 ムソルグスキー:
  交響詩《はげ山の一夜》(原典版)
  組曲《展覧会の絵》(ラヴェル編)
キリル・カラビッツ(指揮)
ボーンマス交響楽団
 

ONYX 4063
\2400→¥2190
ハチャトゥリアン:
 バレエ音楽《スパルタクス》より

  序奏とニンフの踊り、エギナとガルモジーのアダージョ、
  エギナの変奏とバッカナール、
  情景とクロタルを持った踊り、
  スパルタクスとフリーギアのアダージョ、
  ガディスの娘の踊り
 バレエ音楽《ガイーヌ》より

  友人たちの踊り、じゅうたん刺繍、レズギンカ、
  ウズンダアラ、娘たちの踊り、アイシャとガイーヌ、
  アイシャのモノローグ、山岳人の踊り、剣の舞、ゴパック
キリル・カラビッツ(指揮)
ボーンマス交響楽団
※録音:2010年7月1日−2日、ライトハウス(ドーセット/イギリス)
 1976年ロシア生まれのキリル・カラヴィッツはウクライナ国立歌劇場の首席客演指揮者の任に加えて、2004/2005シーズンよりストラスブール・フィルの首席客演指揮者を務め、ブダペスト祝祭管、フランス放送フィルでアシスタントをつとめた実力派の若手指揮者。日本への客演経験も持つのでご存知の方も多いと思う。
 そのカラビッツがいよいよ英国に渡りボーンマス交響楽団の首席指揮者に就任。カラビッツの時代が近づいてきているのがなんとなく肌でわかる。ご覧のとおり最近の若手指揮者の中で唯一の武闘派タイプといっていい。青年時代のベートーヴェンを思わせる風貌。








PENTATONE



PTC 5186 387
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
プレトニョフのチャイコフスキー新全集!真のフィナーレ!
 チャイコフスキー:マンフレッド交響曲 Op.58
ミハイル・プレトニョフ(指揮)
ロシア・ナショナル管弦楽団
 DGでの旧全集から15年という歳月を経て、「交響曲第4番」(PTM 1011)でスタートしたミハイル・プレトニョフとロシア・ナショナル管弦楽団のコンビによるチャイコフスキーの"新"「交響曲全集」。
 約3年をかけてプレトニョフが進めてきたチャイコフスキー・プロジェクトの真のフィナーレは、2013年4月にレコーディングが行われた「マンフレッド交響曲」の新録音!
 ペンタトーン(PentaTone)を舞台としてプレトニョフが再び取り組んだチャイコフスキーの交響曲全曲録音。
 母国ロシアの大作曲家、チャイコフスキーへの敬意を表するように、第1番から第6番でも雄大なスケールと正攻法のアプローチで、予想を大きく上回る完成度、円熟度を聴かせてくれたプレトニョフのチクルスも遂に最終章。
 プレトニョフ&RNOの新録音としてはもちろんのこと、"SACD Hybrid"の「マンフレッド交響曲」の登場は、フォーマット、サウンドの両方にも大きな注目が集まること必至。
 ミハイル・プレトニョフ&ロシア・ナショナル管弦楽団のチャイコフスキー・プロジェクト、ここに完結!

 ※録音:2013年4月、DDDスタジオ5(モスクワ、ロシア)




この5番はすごい。
プレトニョフ(指揮)&ロシア・ナショナル管
Tchaikovsky: Symphony No. 5
PTC5186385
(SACD HYBRID)

\2700→¥2490
チャイコフスキー:
 交響曲第5番ホ短調Op.64

 幻想曲《フランチェスカ・ダ・リミニ》Op.32
ミハイル・プレトニョフ(指揮)
ロシア・ナショナル管弦楽団
 ベートーヴェンでムチャやりすぎて、これからはまっとうに生きます、と宣言したのか、今回のチャイコフスキー交響曲チクルスは案外優等生的演奏といわれるが、この第5番はすごい。第2楽章のあふれるような抒情はプレトニョフのロマンチストぶりをいやというほど見せ付けられるし、終楽章の傍若無人な暴れっぷりは痛快。
※録音:2010年6月、DZZ第5スタジオ(モスクワ)






VIVAT



VIVAT 105
\2300→\2090
イェスティン・デイヴィス(カウンターテナー)
 あなたの美しい声が 〜 ヘンデル:オラトリオからのアリア集
  キャロリン・サンプソンとの2曲のデュエットもあり

 《ベルシャザール》より O sacred oracles of truth
 《時と真理の勝利》より Mortals think that Time is sleeping
 《エステル》より Tune your harps to cheerful strains
 《アレグザンダー・バルス》より Mighty love now calls to arm
 《イェフタ》より 序曲
 《アン女王の誕生日のための頌歌》より Eternal source of light divine
 《ソロモン》より Welcome as the dawn of day*
 《セメレ》より Your tuneful voice my tale would tell
 《ヘラクレスの選択》より Yet can I hear that dulcet lay
 《イェフタ》より Up the dreadful steep ascending
 《サムソン》より 序曲
 《エジプトのイスラエル人》より Thou shalt bring them in
 《エステル》より Who calls my parting soul from death*
 《時と真理の勝利》より On the valleys, dark and cheerless
 《エステル》より How can I stay when love invites
イェスティン・デイヴィス(カウンターテナー)
キャロリン・サンプソン(ソプラノ)*
ロバート・キング(指揮)
キングズ・コンソート
 キングズ・コンソートのVIVAT新録音はヘンデル!イェスティン・デイヴィスとのオラトリオ・アリア集!

 パリー&スタンフォード(VIVAT 101)、クープラン(VIVAT 102)、モンテヴェルディ(VIVAT 104)を続々と発表し、完全復活を印象付けたロバート・キング&キングズ・コンソート。
 自主レーベル「VIVAT」からリリースとなる新録音は、イギリス系カウンターテナーの伝統を受け継ぐイェスティン・デイヴィスをソロに迎えての「ヘンデルのオラトリオ・アリア集」!
 古楽系レパートリーだけでなく、世界各国のオペラハウスに招かれるなど、新世代のカウンターテナーの筆頭として目覚ましい活躍を見せているイェスティン・デイヴィス。
 ロバート・キング&キングズ・コンソートという古楽界を代表するピリオド・オーケストラとの共演では、世界が称賛するイェスティン・デイヴィスの歌声と古楽唱法が、ヘンデルのオラトリオ・アリアの旋律美、技巧、表情を存分に披露してくれることだろう。
 また古楽系ソプラノの最高峰キャロリン・サンプソンとの2曲のデュエット、名手クリスピアン・スティール=パーキンスの輝かしいバロック・トランペットのサウンドもヘンデル、古楽ファンならば聴き逃せない!
 キングズ・コンソートの「VIVAT」第4弾、長く名演として重宝されていくであろう「ヘンデル」の登場です!




ECM



4810669
(2CD)
\4200→\3790
ギドン・クレーメル/ヴァインベルク:交響曲第10番 他
 ミェチスワフ・ヴァインベルク (1919-1996)
  ①無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番作品126
  ②弦楽三重奏曲作品48 ③ソナチネ 作品46
  ④小協奏曲 作品42 ⑤交響曲第10番 作品98
ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)
ダニーリ・グリシン(ヴィオラ②)、
ギードレ・ディルヴァナウスカイテ(チェロ②)
ダニール・トリフォノフ(ピアノ③)、
クレメラータ・バルティカ(④⑤)
 クレーメルが新たな光を投げかける!
 過酷な運命に翻弄されたユダヤ系ポーランド人、ヴァインベルクの世界

クレーメル最新録音は、ポーランド出身、ソ連に亡命し激動の人生を送った作曲家ヴァインベルクの多岐にわたるジャンルの作品を集めた2枚組。ソナチネではダニール・トリフォノフがピアノ伴奏を務めています。

 ヴァインベルクは、家族をホロコーストで失い、亡命先のソ連でも過酷な運命に翻弄された作曲家。今年生誕95周年を迎えます。ナチスのポーランド侵攻を機にソ連に亡命し、残された家族はホロコーストの犠牲になり、自らも戦後のソ連でスターリンによって逮捕されるなど、過酷な運命に翻弄されてきました。しかし、モスクワではショスタコーヴィチと親交を深め、彼から強い影響を受けるとともに、ショスタコーヴィチもヴァインベルクの才能を高く評価し、彼の作品は当時のソ連の優れた演奏家たちによって取り上げられました。
 今回クレーメルは彼の作品に焦点をあて、無伴奏曲からオーケストラ曲まで、さまざまな編成の作品をクレメラータ・バルティカの仲間たちを演奏し、多作家だったヴァインベルク作品の魅力を、様々な角度から掘り下げています。交響曲第10番は2012年の来日公演でもクレーメルが演奏した作品で、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの各ソリストが活躍する大作。「ピアノとヴァイオリンのためのソナチネ」では、先ごろDGに移籍したピアニスト、ダニール・トリフォノフが伴奏で参加しています。
 録音:2012年11月 ノイハルデンベルク、2013年7月 ロッケンハウス

■クレーメル来日予定
 ジンマン指揮チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団との共演で、ベートーヴェン、モーツァルトのVn協奏曲を演奏予定。
  4/11 福岡、4/12 名古屋、4/13 大阪、4/15 札幌、4/17 新潟、4/18&19 東京




FRA BERNARDO



FB1310322
\2500→\2290
フィリップ・ファン・シュタインエッカー&ムジカ・セクロルム
 ブルックナー:交響曲第1番 WAB 101

  (1877 Linz version, ed. L. Nowak)
ムジカ・セクロルム
フィリップ・ファン・シュタインエッカー指揮
 新日本フィルとの「第9」公演で個性的な演奏を披露し、賛否両論となったシュタインエッカー(シュタイネッカー)。
 ドイツ・ハンブルクに生まれ、第1回メリゴーOAE指揮者コンクール優勝。アバド、ラトル、ハーディングが称賛する注目の若手指揮者として知られていたが、ほかにもガーディナー、ユロフスキ、ノリントンなどのアシスタントを務めてきた。
 近年はモダン・オケとピリオド・オケ両方を操り、特に最近は自分で創設したオケ’ムジカ・セクロルム’で自在な演奏を繰り広げているという噂だった。

 そのシュタインエッカーがいよいよポピュラーな交響曲で我々にその真価を見せるときが来た。
 ブルックナーの1番。爽快さと個性を前面に押し出し、新たなブルックナー像を打ち立てる。

 おそらく2年後には多くのクラシック・ファンがその名を語るようになるだろう。店主のこういう勘は当たる。


 


FB1209132
\2500→\2290
フィリップ・ファン・シュタインエッカー&ムジカ・セクロルム
 J.S.バッハ:

  「わが心は血にまみれ」 BWV 199
   作詞 : ゲオルク・クリスティアン・レームス
   作詞 : Johann Heermann
  「我は満ち足れリ」 BWV 82
   作詞 : 新約聖書 - Bible - New Testament
ルディ・ヒューズ (ソプラノ)
ムジカ・セクロルム
フィリップ・ファン・シュタインエッカー指揮
 そしてもう一枚はシュタインエッカーお得意のバロック。バッハの敬虔な音楽に新しい血を注ぐ。


フィリップ・ファン・シュタインエッカー、話題の旧譜

ORF
CD 3152
\2300→\2090
「メランの湯治音楽」
 新鮮!ピリオド小オーケストラによるJ.シュトラウス、ワーグナー、他!

 J.シュトラウス2世:
  「こうもり」〜序曲,侯爵様、あなたのようなお方は,
  ポルカ「雷鳴と雷光」Op.324,ワルツ「春の声」Op.410,
  皇帝円舞曲Op.437,ポルカ・シュネル「憂いもなく」Op.271
 プッチーニ:
  「ボエーム」第1幕から,「ジャンニ・スキッキ」〜
   私の愛するお父さん
 レハール:
  「微笑みの国」〜
   君こそ我が心のすべて,「メリー・ウィドウ」〜ヴィリアの歌
 ワーグナー:「ジークフリート」〜森のささやき
 マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲
 ツェラー:「小鳥売り」〜チロルでバラの花を贈るときは
フィリップ・ファン・シュタインエッカー
 (指揮)
ムシカ・セクロルムディマ・バワブ
 (ソプラノ)
録音:2011年1月2日、ドッビアーコ(トブラッハ)、DDD、73'50

 ピリオド小オーケストラによるJ.シュトラウス、ワーグナーという非常に興味深いCD。
 南チロルの温泉で有名な観光町メラーノ(オーストリア名メラン)ではおよそ150年間、観光客向けのサロンコンサートが断続的に続けられてきた。
 2009年10月、ムシカ・セクロルムがこの地で演奏会を催し大きな話題となったが、これは2011年1月2日に、同じ南チロルのドッビアーコ(=マーラーの別荘があったことで有名なトブラッハ)のホテルで行ったニューイヤーコンサートをライヴ録音したもの。
 19世紀から20世紀初頭の楽器を用いた小編成オーケストラには19世紀ピアノとハルモニウムも含まれ、その響きは実に新鮮。小編成演奏が珍しくないJ.シュトラウスはもちろんのこと、まるでジークフリート牧歌のような「森のささやき」や、無声映画の伴奏音楽を思わせるプッチーニやマスカーニなど、小オーケストラならではの楽しさが一杯。
 指揮のシュタイネッカーはマーラー室内管の創設以来のチェリストで、ルツェルン祝祭管にも参加。
 ディマ・バワブはヨルダン、アンマン出身のソプラノ。2012年3月に行われた「ピーター・ブルックの魔笛」でパミーナを歌って評判になった。



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


URANIA


WS121.201
(2CD)
\2000
ポンキエッリ:歌劇「ラ・ジョコンダ」 La Gioconda : Anita Cerquetti
La Cieca : Franca Sacchi
Alvise Badoero : Cesare Siepi
Laura Adorno : Giulietta Simionato
Enzo Grimaldo : Mario Del Monaco
Barnaba : Ettore Bastianini
Zuane : Giorgio Giorgetti
Isepo : Athos Cesarini
Un pilota : Guido Pasella
Un cantore : Ezio Peruzzi
ORCHESTRA E CORO DEL MAGGIO MUSICALE FIORENTINO
GIANANDREA GAVEZZENI
1958年
 

WS121.270
(2CD)
\2000
リヒテル/グレート・ライヴ・コンサート
 ブラームス:
  ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op. 83
 ベートーヴェン:
  ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 Op. 15
  ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 Op. 109
  同第31番 変イ長調 Op. 110
  同第32番 ハ短調 Op. 111
リヒテル(P)
シャルル・ミュンシュ指揮
ボストン響
1960-1963


<メジャー・レーベル>

韓国EMI



EKC2D 1065
(2CD)
\3400→\3090
アレクシス・ワイセンベルク〜ショパン:夜想曲全集
CD 1
ショパン:夜想曲
 1 第1 番 変ロ短調 Op.9/1_5.23
 2 第2 番 変ホ長調 Op.9/2_4.40
 3 第3 番 ロ長調 Op.9/3_6.50
 4 第4 番 ヘ長調 Op.15/1_5.04
 5 第5 番 嬰へ長調Op.15/2_4.05
 6 第6 番 ト短調 Op.15/3_3.50
 7 第7 番 嬰ハ短調 Op.27/1_5.30
 8 第8 番 変ニ長調 Op.27/2_6.43
 9 第9 番 変ロ長調 Op.32/1_3.57
 10第10 番  変イ長調 Op.32/2_4.18
 11第11 番 ト短調 Op.37/1_6.28
 12第12 番 ト長調 Op.37/2_5.30
 13第13 番 ハ短調 Op.48/1_6.19
CD 2
ショパン:夜想曲
 1 第14 番 嬰へ短調 Op.48/2_5.36
 2 第15 番 へ短調 Op.55/1_4.38
 3 第16 番 変ホ長調 Op.55/2_3.46
 4 第17 番 ロ長調 Op.62/1_6.53
 5 第18 番 ホ長調 Op.62/2_6.23
 6 第19 番 ホ短調Op.72/1 (遺作)_4.28
 7 第20 番 嬰ハ短調(遺作)_4.09
 8 第21 番 ハ短調(遺作)_2.14
マズルカ
 9 第13 番 イ短調 Op.17/4_4.07
 10 第32 番 嬰ハ短調 Op.50/3_3.47
 11 第35 番 ハ短調 Op.56/3_5.00
ワルツ
 12 第3 番 イ短調 Op.34/2_5.10
 13 第8 番 変イ長調 Op.64/3_2.33
 14 第9 番 変イ長調 Op.69/1_4.02
 15 第10 番 ロ短調 Op.69/2_2.39
 16 第13 番 変ニ長調 Op.70/3_2.2
アレクシス・ワイセンベルク(ピアノ)
オリジナル・ジャケット仕様、ブックレット(英語表記)を封入。
Recorded: X.1967, III.1968, I & II.1969(CD 1: 1-13 & CD 2: 1-8); XII.1971(CD 2: 9-11); XII.1981(CD 2: 12-16), Salle Wagram, Paris
Producer: Michel Glotz
Balance Engineer: Paul Vavasseur(CD 1: 1-13 & CD 2: 1-11); Serge Remy(CD 2: 12-16)
Digitally remastered at Abbey Road Studios by Simon Gibson



<映像>


ACCENTUS MUSIC(映像)


ACC 10281BD
(Blu-ray)
\4700→\4390
ライプツィヒ聖トーマス教会合唱団&フライブルク・バロック・オーケストラ
 J.S.バッハ:ロ短調ミサ曲BWV232
ライプツィヒ・聖トーマス教会合唱団
フライブルク・バロック・オーケストラ
ゲオルク・クリストフ・ビラー(指)
レグリント・ビューラー(S)
スザンネ・クルムビーゲル(Ms)
スザンネ・ラングナー(A)
マルティン・ラトケ(T)
マルクス・フライク(B)


ACC 20281DVD
(DVD)
\2900→\2690
 2013年ライプツィヒ・バッハフェスティヴァルの映像、フライブルク・バロック・オーケストラによる「ロ短調」

 収録:2013 年6月23 日聖トーマス教会、ライプツィヒ(ジャケット写真:ミヒャエル・トリーゲル作「世界の調和(2009)」)
 (Blu-ray) 画面:16:9 Full HD、音声:DTS HD Master Audio ,PCM ステレオ、字幕:英語 原語:ラテン語、リージョン:0、114:07mm
 (DVD) 画面:16:9 NTSC、音声:DD5.1,DTS5.1 ,PCM ステレオ、字幕:英語 原語:ラテン語、リージョン:0、114:07mm

 2013 年のライプツィヒ・バッハフェスティヴァルのクロージング・コンサートがいち早くBlu-ray とDVD で登場!
バッハの聖地として知られている古都ライプツィヒ。バッハは人生の後半の大部分を聖トーマス教会のカントル( 音楽監督) として過ごしました。この音楽祭は、世界最大規模のバッハの音楽祭で、世界中から集まったバッハの権威たちがコンサートを行い、そして世界中のバッハ・ファンたちも大集結します。2013 年の音楽祭で注目を集めた公演は、ガーディナーの「ヨハネ受難曲」と、この聖トーマス教会合唱団とフライブルク・バロック・オーケストラによる「ロ短調」です。
 2012 年に創立800 年を迎えた伝統ある聖トーマス教会合唱団、そしてバッハの後継者としての仕事に就いている現カントルのゲオルク・クリストフ・ビラーが指揮をし、ドイツの名門古楽オーケストラの、フライブルク・バロック・オーケストラが演奏を担当するという何とも贅沢な公演です。
 フライブルク・バロック・オーケストラの「ロ短調」といえば、ヘンゲルブロック指揮の1996 年録音の名盤が存在しますが、今回もフライブルク・バロック・オーケストラ巧さが際立つ内容となっており、音楽祭の最後を締めくくる印象的な演奏となりました。

 2014年フライブルク・バロック・オーケストラ来日情報
  2 月9 日(日) 長久手市文化の家
  2 月11 日(火・祝) 14:00 兵庫県立芸術文化センター
  2 月12 日(水) 19:00 東京オペラシティコンサートホール
  2 月14 日(金) 19:00 京都コンサートホール
  2 月15 日(土) 17:00 三鷹市芸術文化センター







EURO ARTS(映像)



20 54064
(Blu-ray)
\4700→\4390
ジャック・ルーシェの歴史的コンサートの映像作品が遂にブルーレイ化
 Jacques Loussier Trio Play Bach and more…

  J.S.バッハ:
   フーガ第5番ニ長調/ガヴォット ニ長調/
   パストラーレ ハ短調/G線上のアリア/
   ブランデンブルク協奏曲第5番 ニ長調/
   ハープシコード協奏曲ニ長調より第3楽章アレグロ
  ドビュッシー:アラベスク/喜びの島
  サティ:ジムノペディ第1番
  ラヴェル:ボレロ
 ボーナス:ジャック・ルーシェとの対話
ジャック・ルーシェ(ピアノ)
ブノワ・デュノワイエ・ド・セゴンザック(ベース)
アンドレ・アルピノ(ドラム)
 
 収録:2004 年7 月28 日聖トーマス教会、ライプツィヒ(ライヴ)
 画面:1080i Full HD 16:9、音声:PCM ステレオ、DTS-HD Master Audio,Surround Sound、リージョン:All、字幕:英独仏、98mm(ボーナス14mm)

 バッハとジャズを融合させた名ジャズ・ピアニスト、ジャック・ルーシェ。彼の「プレイ・バッハ・トリオ」が、バッハが音楽監督として務めていた聖トーマス教会で2004 年に行った、ジャック・ルーシェの70 歳記念コンサートのライヴ映像が遂にBlu-ray となって登場。
 バッハの名曲をピアノ・トリオにアレンジし、バッハの旋律をモチーフとして鮮烈な演奏聴かせた1960 年代の大ヒット・アルバム「プレイ・バッハ」は、ジャズ・ファンやクラシック・ファンだけではなく、幅広い音楽ファンに支持されました。そして1990 年代後半からはサティ、ラヴェル、ドビュッシー、ベートーヴェン、モーツァルトとバッハ以外のクラシック音楽も取り上げています。
 インプロビゼーションを加えたアレンジと、4 ビート感覚で繰り広げられる演奏はこの上なく美しく、ジャズまたはクラシック一辺倒のピアニストでは到底表現しきれない音楽が、厳かな教会に響き渡ります。

















1/16(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


LIMEN


Black Line

LimenレーベルのBlack LineはCDと同内容の映像DVD(NTSC)がついており、スタジオ録音ながらライヴを思わせる演奏をお楽しみいただけます。
 なお、映像は演奏中全てではありませんが、手元が見えるようなカメラワークとなっており、演奏スタイルや指使いが学べる好企画と言えましょう。

CDVD021 C021
(1CD+
1DVD[NTSC])
\3000
18世紀ファゴット名作集
CD
 (1)テレマン:ソナタ へ短調
 (2)ファッシュ:ファゴット・ソナタ ハ長調
 (2)ヴィヴァルディ:ファゴット・ソナタ第3番 イ短調
 (3)コレット:ソナタ第2番 ニ短調「孤独の快感」
 (4)マルチェロ:ソナタ イ短調
 (5)モーツァルト:ソナタ 変ロ長調 KV292
DVD
 CDと同内容の映像
ガブリエル・スクレピス(ファゴット)
ルッジェーロ・ラジャーナ(チェンバロ)
アルフレッド・ペルシチーリ(チェロ)
フランチェスコ・シラグーザ(コントラバス)
 ミラノ・スカラ座管の首席ファゴット奏者、スクレピスよる18 世紀ファゴット名作集!

 録音:2013 年、リメン・ミュージック・スタジオ/58’42”

 ミラノ・スカラ座管弦楽団の首席ファゴット奏者、ガブリエル・スクレピスによる18 世紀の作曲家(テレマン、ファッシュ、ヴィヴァルディ、コレット、マルチェロ、モーツァルト)による名曲の数々。ファゴットと通奏低音の掛け合いが美しい作品が揃いました。
 ニコロ・パガニーニ音楽大学を卒業したファゴット奏者スクレピスはイタリア、ゲノア生まれ。ソロ、またオーケストラの団員として、バーンスタイン、ジュリーニ、バレンボイム、ブーレーズ、ムーティ、メータ、シノーポリ、シャイー、パッパーノ、ゲルギエフといった名だたる世界的指揮者と共演。ミラノ・スカラ座管弦楽団の首席ファゴット奏者をつとめながら世界的に活躍するファゴット奏者の一人です。
 

CDVD022 C022
(1CD+
1DVD[NTSC])
\3000
レティシア・ミキエロン(ピアノ)
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 Vol.1

 CD
  (1)ピアノ・ソナタ第1番 へ短調 Op.2-1
  (2)ピアノ・ソナタ第2番 イ長調 Op.2-2
  (3)ピアノ・ソナタ第3番 ハ長調 Op.2-
 DVD
  CDと同内容の映像+
   今回の作品についてレティシア・ミキエロンが語る映像付き
    (原語:イタリア語、字幕:英語)
レティシア・ミキエロン(ピアノ)
 ミキエロン、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲録音を開始!特典のDVDでは指使いが見えるカメラワーク、ピアノを学ぶ方々にもおすすめの内容

 録音:2013 年、リメン・ミュージック・スタジオ/71’02”

 イタリアを拠点に活躍する女流ピアニスト、レティシア・ミキエロンがベートーヴェンのピアノ・ソナタの全曲録音を開始しました。確かな解釈と繊細なタッチでベートーヴェンに挑みます。
 初期作品ということで演奏機会には恵まれていませんが、やはりベートーヴェンの存在を大きく示した作品と言えましょう。
 

CDVD029 C029
(1CD+
1DVD[NTSC])
\3000
トリオ・マグリット
CD
 ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番 Op.8
 ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番 Op.67
DVD
 CDと同内容のブラームスが収録
  (ショスタコーヴィチは収録されておりません)
トリオ・マグリット
 [エマヌエラ・ピエモンティ(ピアノ)、
  ユリア・ベリンスカヤ(ヴァイオリン)、
  レラ・ルキッチ(チェロ)]
 イタリア中堅のトリオ・マグリットがブラームス、ショスタコのトリオに挑む!

 録音:2013 年、リメン・ミュージック・スタジオ/63’02”

 エマヌエラ・ピエモンティ率いるイタリア中堅のトリオ・マルグリットがブラームスのピアノ三重奏曲第1 番、ショスタコーヴィチのピアノ三重奏曲第2番に挑みます。
 ピアノのエマヌエラ・ピエモンティは25 年間トリオ・マティスのメンバーとして活躍。在籍中にベートーヴェンのピアノ三重奏曲全曲録音をはじめとした録音経験も豊富な実力派。
 ヴァイオリンのユリア・ベリンスカヤはヴィクトル・トレチャコフに師事した実力者ヴァイオリニストでソロ・アルバムもリリースしています。




AVONDANO ENSEMBLE

AVONDANO 001
(2CD)
\3600
ジョアン・バプティスタ・アンドレ・アヴォンダノ(?-1800):
  チェロと通奏低音のための4つのソナタと2つのチェロのための2つのデュエット
   ソナタ第1番/ソナタ第2番/デュエット第1番
   ソナタ第3番/ソナタ第4番/デュエット第2番
アヴォンダノ・アンサンブル
 カトリーヌ・ストリンクス、ミゲル・ロシャ(チェロ)
 アドリアノ・アギアル(コントラバス)
 ジョアン・パウロ・ジャネイロ(チェンバロ)

録音:2007年1、2月、古楽アカデミー、リスボン、ポルトガル
 イタリア系ポルトガルの音楽一家に生まれた作曲家・チェロ奏者ジョアン・バプティスタ・アンドレ・アヴォンダノの現在確認できる作品のすべてである6曲を収録。
 貴重な録音であり解説も充実(もちろん英語訳有り)、装丁も良いので大いにお勧めしたいところなのですが、収録時間75分39秒(CD-1: 40'00"/CD-2: 35'39")で2枚組という構成で価格はフルプライス1枚半分、さらに技術水準的に現在のピリオド楽器演奏としてはやや物足りない(難曲ではあるのだと思いますが)という難点を抱えた商品でもあります。
 そのためこれらの点をじゅうぶんご覚悟の上ご注文お待ちしております。なにとぞよろしくお願い申し上げます。
 なお、本体・外装に規格番号表示がございませんのでご注意ください。





CNM(Companhia Nacional de Musica)


CNM 170
\2000
J・S・バッハ:ピアノ・トランスクリプションズ集
 J・S・バッハ(1685-1750)/サムイル・フェインベルク(1890-1962)編曲:
  トリオ・ソナタ第5番ハ長調 BWV529 より ラルゴ(第2楽章)
 ヴィヴァルディ(1678-1741)/J・S・バッハ編曲:
  オルガンのための協奏曲イ短調 BWV593
   (原曲:ヴァイオリン協奏曲イ短調 RV522)より アレグロ(第1楽章)
  鍵盤楽器のための協奏曲ニ長調 BWV972
   (原曲:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 RV230)
 J・S・バッハ/アレクサンドル・ジロティ(1863-1945)編曲:
  前奏曲ホ短調 BWV855a
 J・S・バッハ/フェルッチョ・ブゾーニ(1866-1924)編曲:
  無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調 BWV1004 より シャコンヌ
 J・S・バッハ:
  平均律クラヴィーア曲集第2巻 から 前奏曲とフーガ ハ長調 BWV872
フィリペ・ピント=リベイロ(ピアノ)
録音:データ未詳 発売:2006年
 

CNM 373
\2000
アントニオ・ヴィクトリノ・ダルメイダ バッハ、ベートーヴェン、アルベニスを弾く
 J・S・バッハ(1685-1750):平均律クラヴィーア曲集第1巻 から
  前奏曲とフーガ(第8番)変ホ短調 BWV853
 ベートーヴェン(1770-1827):
  ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調「月光」Op.27 No.2
  ピアノ・ソナタ第25番ト長調 Op.79
 アルベニス(1860-1909):
  「イベリア」第1巻 から エル・プエルト
  「旅の思い出」から 入り江のざわめき
 アルベニス/セヴラック(1872-1921)補完:ナバラ
アントニオ・ヴィクトリノ・ダルメイダ(ピアノ)
録音:データ未詳 発売:2012年
 

CNM 374
\2000
フェルナンド・ロペス=グラサ(1906-1994):
  ピアノ・ソナタ第3番 Op.72
  ピアノ・ソナタ第1番 Op.14
  3つの古いポルトガルのファンダンゴ Op.82
オルガ・プラツ(ピアノ)
録音:データ未詳 発売:2012年
 

CNM 451
\2000
サン=サーンス(1835-1921):ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ短調 Op.75
R・シュトラウス(1864-1946):ヴァイオリン・ソナタ変ホ長調 Op.18
ブルノ・モンテイロ(ヴァイオリン)
ジョアン・パウロ・サントス(ピアノ)
録音:データ未詳 発売:2013年




EURICO PEREIRA


5604456023061
\2300
ポルトガルの4人の作曲家のギター作品集
 エウリコ・カラパトゾ(1962-):ジミ・ヘンドリックスに [A Jimmy Hendrix]
   Ex abrupto,Purple landscape,Feroce
 ジョゼ・ペイショト(1960-):
  よそ者 [O estranho]/待ち時間に [Quando o tempo para, a espera]
  黄色とその他の色合い [Amarelos e outros tons]
 フェルナンド・ダス・ネヴェス・ロボ(1974-):
  ケツァールのための音楽 [Musica para um Quetzal]
   舞曲 [Danca],フーガ [Fuga],賛歌 [Cantico]
 セルジオ・アゼヴェド(1968-):ソナタ
   タンブラ [Tambura],無窮動 [In moto perpetuum],
   シャコンヌ [Chaconne],リトミコ [Ritmico]
エウリコ・ペレイラ(ギター)

録音:スタジオ・ヴェルデ、他詳細記載なし 発売:2002年
リスボン音楽院でマヌエル・モライスに師事したポルトガルのギター奏者エウリコ・ペレイラの自主制作デビューCD。
CD本体、外装ともにレーベル・規格番号表記がございません。





モスクワ音楽院


SMCCD 0084
\2000
ロマン・レジェニョフ(1930-):作品選集
 7つのムード(弦楽四重奏のための;1967)(*)
 静寂(アリフレート・シュニトケの記念に、ヴァイオリン独奏のための;1998)(+)
 ポペフキ(弦楽四重奏のための聖歌;1969)(*)
 ピアノのための絵葉書集 から ソルタヴァラ三部作(2002-2003)(#)
 弱音器付きで(ヴィオラと室内管弦楽のための小レクイエム;1969)(**)
 賛歌集(男声合唱と弦楽四重奏のための;2004)(++)
 魅惑(弦楽合奏のための;2010)(##)
グリンカ弦楽四重奏団(*/++)
ヴラディスラフ・ペーシン(ヴァイオリン(+))
オリガ・アレクセーエヴァ(ピアノ(#))
ナザール・コジュハリ(ヴィオラ(**))
モスクワ音楽院室内管弦楽団(**)
スラニスラフ・ディアチェンコ(指揮(**))
モスクワ・カスタリスキー男声合唱団(++)
アレクセイ・ルトコフスキ(合唱指揮(++))
モスクワ音楽院オペラ科&指揮科交響楽団(##)
アナトーリー・レーヴィン(指揮(##))

録音:2010年12月15日、ライヴ、モスクワ音楽院小ホール(#,##以外),2003年10月10日(#)、2008年10月18日(##)、ライヴ、モスクワ音楽院大ホール(#/##),モスクワ、ロシア
 ロマン・レジェニョフはモスクワに生まれ、モスクワ音楽院でアナトーリー・アレクサンドロフ(1888-1982)に師事した、繊細な作風で知られるロシアの作曲家。

 

SMCCD 0142
\2000
レオニート・ボブイリョーフ(1949-):作品選集
  リトゥルネル
   (ピッコロクラリネットと打楽器アンサンブルのための協奏曲;1989)(*)
  ポーコ・ア・ポーコ(チェロと室内管弦楽のための協奏曲;2001)(+)
  マンデリシュタームより(8人の奏者のための5つの詩;1978)(#)
  聴いた後で[Post auditum](ピアノと室内管弦楽のための小協奏曲;1996)(**)
  未完のバガテル(室内管弦楽と古いアップライト・ピアノのための;2009)(++)
オレク・タンツォフ(クラリネット(*))
オリガ・ガロチキナ(チェロ(+))
エレーナ・ディミトリウ=ヴァシーリエヴァ(ソプラノ(#))
ユリア・リャーボヴァ(ピアノ(**))
モーナ・ハーバ(ピアノ(++))
新音楽スタジオ・アンサンブル
イーゴリ・ドローノフ(指揮)

録音:2009年12月12日、ライヴ、モスクワ音楽院ラフマニノフ・ホール、モスクワ、ロシア
 レオニート・ボブイリョーフはモスクワ音楽院でミハイル・チュラーキに作曲を、ニーナ・エメリヤノヴァにピアノを師事。2013年現在モスクワ音楽院作曲家教授。

 


SMCCD 0143
\2000→\1890
オリガ・ジューコヴァ
 ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ(1710-1784):
  幻想曲ホ短調 Fk.20(+)/幻想曲イ短調 Fk.23(+)
 ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ・ソナタ第10番ト長調 Op.14 No.2(+)
 リスト(1811-1886):
  コンソラシオン第3番変ニ長調 S.172 No.3
  ハンガリー狂詩曲第6番変ニ長調 S.244 No.6
  巡礼の年 第2年補遺「ヴェネツィアとナポリ」S.162 から タランテッラ(No.3)
  演奏会用練習曲第1番「森のざわめき」S.145 No.1
 ショパン(1810-1849):ワルツ ホ長調 Op. posth.(#)
 ジョン・フィールド(1782-1837):ピアノ・ソナタ変ホ長調 Op.1 No.1 から ロンド(*)
 グリンカ(1804-1857):
  アリャビエフの歌曲「ナイチンゲール」の主題による変奏曲ホ短調(1833)(+)
 チャイコフスキー(1840-1893):ドゥムカ Op.59

オリガ・ジューコヴァ(ピアノ)

録音:1962年(無印)、1976年(*)、1989年(+)、1990年(#)、オリガ・ジューコヴァ私蔵音源、AAD
 オリガ・ジューコヴァはスクワ音楽院付属中央音楽学校でアレクサンドル・ゴリデンヴェイゼルに、モスクワ音楽院でヴラディーミル・ソフロニツキーに師事し1947年にソロ・リサイタル・デビューしたピアニスト。2013年現在モスクワ音楽院ピアノ科の最年長の教授として活躍しています。

 


SMCCD 0144
\2000→\1890
イリーナ・オシポヴァ
 ラフマニノフ(1873-1943):
  ピアノ・ソナタ第1番ニ短調 Op.28
  前奏曲ロ短調 Op.32 No.10/前奏曲ト短調 Op.23 No.5
  絵画的練習曲イ短調 Op.39 No.1/絵画的練習曲ハ短調 Op.39 No.1
イリーナ・オシポヴァ(ピアノ)

録音:2013年4月9-17日、モスクワ音楽院大ホール、モスクワ、ロシア
 イリーナ・オシポヴァは1955年モスクワ近郊に生まれ、モスクワ音楽院でエフゲニー・マリーニン(1930-2001)に師事したピアニスト。ソロ活動のみならずアンサンブル・メンバーや歌手の伴奏者としても活躍。2013年現在モスクワ音楽院伴奏科(2010年より科長)およびピアノ科教授を務めています。





OBS PROMETEO



OBS 008
\2300→\2090
コワン(チェロ、指揮)による
 「イル・マニアティコの肖像」
  ガエターノ・ブルネッティ(1744-1798):交響曲&アリア集

   私にはもう自分がどこにいるのかわからない [Non so piu dov'io sia]
    (ソプラノと管弦楽のためのシーン)L.339(*)
   交響曲第23番ヘ長調 L.312(1783)
   聖水曜日のための第1の哀歌(ソプラノと管弦楽のための)L.342(*)
   私の宝を盗もうと [Involarmi il mio tesoro]
    (ソプラノと管弦楽のためのアリア)L.338(*)
   チェロ独奏を伴う交響曲第33番ハ短調「イル・マニアティコ」L.322(1780)(+)
ラケル・アンドゥエサ(ソプラノ(*))
セビリャ・バロック管弦楽団
クリストフ・コワン(チェロ(+)、指揮)
クリストフ・コワンのチェロと指揮、ラケル・アンドゥエサのソプラノ!
録音:未詳
 エンリコ・オノフリの指揮が2作(OBS 006, 007)続いた当レーベルにクリストフ・コワンが復帰。スペインの歌姫ラケル・アンドゥエサとの共演です。
ガエターノ・ブルネッティはイタリアのファーノに生まれ、1762年頃にスペインのマドリードに移住、国王カルロス4世の宮廷管弦楽団の指揮者を務めた古典派の作曲家・ヴァイオリン奏者。
 高名な音楽家であったにもかかわらず存命中・没後とも出版された作品は少なく、現在でもじゅうぶんな再評価が成されているとは言えません。その意味でもこのCDの登場は歓迎すべきことでしょう。
 


OBS 005
\2300→\2090
【旧譜・再案内】
コワン(チェロ、指揮)による
 ハイドン:チェロのオブリガートを伴う交響曲集

  交響曲第13番ニ長調 Hob.I:13
  交響曲第31番ニ長調 Hob.I:31
  交響曲第36番変ホ長調 Hob.I:36
セビリャ・バロック管弦楽団
クリストフ・コワン(チェロ、指揮)

録音:2010年10月25-27日、ビリャ文化センター・ホール、サン・ホセ・デ・ラ・リンコナダ、セビリャ県、スペイン
 ピリオド楽器の名手たちを次々とゲスト指揮者として招いている当レーベルにクリストフ・コワンが登場。得意なハイドンを軽快かつ緻密にまとめあげています。





PORTUGALSOM



SP 4356
 \2500→\2290
【未案内旧譜】
ジョリ・ブラガ・サントス(1924-1988):
  弦楽四重奏曲第1番ニ短調 Op.4(+)
  弦楽四重奏曲第2番イ短調 Op.27(*)
リスボン弦楽四重奏団

録音:1989年12月20-22日(*)、1990年6月2、4-5日(+)、スタジオ・ジョルソム、リスボン、ポルトガル
発売:2002年
 前ディストリビューターからもおそらく未案内だったと思われる、当レーベルの旧配給元ストラウス社倒産直前に発売されたCD。

 


PS 870036
\2500→\2290
【旧譜】
フェルナンド・ロペス=グラサ(1906-1994):
  弦楽四重奏曲第2番(+)
  愛と死の歌(*)

オフィシナ・ムジカル・ド・ポルト弦楽四重奏団
オルガ・プラツ(ピアノ(*))

録音:1987年7月11日(*)、1989年10月7日(+)、スタジオ・ジョルソム、リスボン、ポルトガル、AAD
発売:1993年




MUSIC ON CD


MOCD-13085
\2000
Philip Glass/Songs From The Trilogy
 Protest - From Satyagraha / Evening Song - From
 Satyagraha / Hymn To The Sun - From Akhnaten /
 Trial; Prison - From Einstein On The Beach /
 Akhnaten & Jefertiti - From Akhnaten / Kuru Field Of
 Justice - From Satyagraha / Knee 1 - From Einstein
 On The Beach / Tolstoy Farm - From Satyagraha /
 Window Of Appearances - From Akhnaten / Bed -
 From Einstein Of The Beach / Epilogue - From
 Akhnaten / Knee 5 - From Einstein On The Beach




<国内盤>


レグルス


RGCD‐1038
\2900+税
− 薫り立つ 詩と音楽 −  
 時が止まる〜イギリス・リュート歌曲 Time stands stil - English Lute Songs
 ジョン・ダウランド(1563-1626):
  時が止まる/暗闇のなかにとどまりたい/さようなら、冷酷なひとよ/
  目覚めよ 甘い愛よ/流れよ、水晶のように澄んだ涙よ/プレリュード※
 ヘンリー・パーセル(1659-1695):
  ひとときの音楽は/わたしは恋の病から逃れようと/見事な寛容さで/
  偉大なるお方よ、お受けください/夕べの讃歌/これは、自然の女神の声
 ロバート・ジョンソン(1583頃-1633):
  水深5ファザムいっぱいのところに/鮮やかに咲いた百合を見たことがあるかい?
 ジョン・バートレット(1606-10頃活躍):恋ってどんなもの?
 フィリップ・ロセッター(1567-1623):ローラが微笑むとき
 ロバート・パーソンズ(1583頃-1634頃):若い頃
 ワトキンおばさんのエール(作者不詳)※/
 ノッティンガムエール(作者不詳)※
    (※リュート・ソロ)
青木洋也(カウンターテナー)
高本一郎(リュート)
録音: 2013年1月28日-30日 秩父ミューズパーク音楽堂

● BCJ等の独唱者、ヴォーカル・アンサンブル カペラ等のメンバー、また合唱指導者、指揮者として八面六臂の活躍を続ける青木洋也、セカンド・アルバム。
● イングランドの黄金期であったエリザベス朝時代、ヨーロッパで最も人気を博したダウランドとその同時代の作曲家、およびイギリス・バロックを代表するパーセルの珠玉のリュート歌曲集。日本を代表するカウンターテナーの青木洋也とリュート奏者の高本一郎による演奏は、リュート歌曲というスタイルを作り出したダウランドの“メランコリー”と、高度に芸術的な英語の「歌」を開拓したパーセルの独自の世界を見事に醸しだしている。

青木洋也プロフィール
 東京藝術大学大学院修士課程古楽科修了。エリザベト音楽大学大学院宗教音楽学専攻修了。バッハ・コレギウム・ジャパンを始めとする古楽アンサンブルや演奏会ソリストとして国内外の公演・録音に参加する他、アイルランド・ダブリンやドイツ・ライプツィヒ等でアルトソロをつとめるなど活躍の場を広げている。2012年10月にはグルックの歌劇「オルフエウス」(森鴎外訳)文京シビックホールのオルフエウス役で出演、絶賛される。合唱指揮の分野でも高い評価を得ている。「アンサンブル小瑠璃」メンバー。

高本一郎(リュート)プロフィール
 5歳からギターを始め『読売ギターコンクール銀賞』受賞。 相愛大学音楽学部卒業後、フランス国立ストラスブール音楽院にてリュートを学ぶ。国内外の著名な音楽家との共演をはじめ、ヨーロッパ、アジア諸国で公演多数。
 TV、ラジオ出演、オペラ、演劇、バレエ、能狂言、落語、朗読の舞台、音楽祭への出演、他ジャンルの音楽とのコラボレート、数多くのCD録音に参加するなど多彩な演奏活動を展開。自作曲によるCD『シャコンヌ・オリエンターレ』はAIR-DO機内オーディオテーマ曲、ANA国際線機内オーディオに選ばれる。リュートを今村泰典、Hopkinson Smithe、Eugene Ferreの各氏に師事。「日本テレマン協会」ソリスト、大阪音楽大学付属音楽院講師。




東京交響楽団/最近の新譜



キング・レコード
 KICC 1120
\3000
大友直人(指揮)
 ホルスト:組曲「惑星」 Op.32
大友直人(指揮)
 東京交響楽団
 東響コーラス
宇宙の雄大さ、神秘さを、大編成のオーケストラによって楽しめるホルストの「惑星」。
 東京交響楽団の正指揮者として、20年以上のキャリアを持つ大友直人が聴かせる極上のサウンド。DSDレコーディングによる迫力のライヴ演奏。2013年9月
 


日本コロムビア
COCQ-85045
\2940
広上淳一(指揮)
 伊福部 昭:

  舞踊音楽「プロメテの火」
  舞踊音楽「日本の太鼓〜鹿踊(ししおどり)」
広上淳一(指揮)
東京交響楽団 
録音:2013年5月27-28日、6月1日、ミューザ川崎シンフォニーホール ライヴ














1/15(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


DACAPO


6.220576
(SACD-Hybrid)
\2200
ルーズ・ランゴー:弦楽四重奏曲集 第2集
 1-4.ばら園での遊び BVN153(1918)…世界初録音/
 5-8.弦楽四重奏曲(変イ長調) BVN155(1918)/
 9-11.弦楽四重奏曲 第4番「夏の日々」BVN215(1914-18/1931改編)
ナイチンゲール弦楽四重奏団
録音 2012年8月18-21日…9-11, 2012年11月16-17日,12月20-21日…1-4, 2013年1月7-10日…5-8 デンマーク王立音楽学校 コンサート・ホール
 ランゴー(1893-1952)の多彩な弦楽四重奏曲の全てを知るためのシリーズ第2集。世界初録音となる「ばら園での遊び」のばら園とは、彼が20歳の時の夏休みに、両親とともに保養に出かけたスウェーデンの温泉地、ブレーキンデの家の名前で、ここに2か月間ほど滞在したランゴーは、この時の良い体験を生涯忘れることがありませんでした。
 この作品全編に漂う甘い回想、そして「モーツァルト」と題された第2楽章は偉大なる作曲家を模倣するとともに、以降の作品に使われるモティーフの萌芽が認められる興味深いものとなっています。他の2曲も、若い作曲家のなみなみならぬ意志が感じられる力強くしなやかな仕上がりとなっています。 
 
8.226148
\2000
クヌドーゲ・リーサゲル:シンフォニック・エディション集 第3集
 1.管弦楽のための「夏の狂詩曲」(デンマーク民謡による)(1943)/
 2-6.弦楽のための協奏交響曲 Op.34(1937)/
 7-9.シンフォニア・ガイア(交響曲 第4番) Op.38(1939-1940)/
 10-13.弦楽とティンパニのためのシンフォニア・セレナ(交響曲 第5番) Op.52(1949-50)
  ※世界初録音
オーフス交響楽団/
ボー・ホルテン(指揮)
録音 2012年9月10-14日…7-9.1.10-13, 2012年11月19-20日…2-6 オーフス ムジクフセト,シンフォニック・ホール
 一連の世界初演の録音を収録した、このリーサゲル(1897-1974)の第3集の管弦楽作品集。この中には彼が一度は破棄しようと試みたものの、結局は残すこととなった第4番と第5番の交響曲や、極めて技巧的な協奏交響曲。そして民謡のメロディを用いた親しみやすい「夏の狂詩曲」の4作が収録されています。
 彼の作品はどれも豊かな響きを持ち、時として映画音楽を思わせるような壮大な世界を描き出します。1940年代のリーサゲルはバレエ音楽の作曲家として知られており、交響曲の分野にはあまり興味がなかったといいます。しかし彼はこのジャンルに、様々な思想と作風を持ち込み、単なる形式の一つとして「交響曲」を作曲しようと試みたのかもしれません。新古典的な味わいの協奏交響曲は冒険的で色彩的。野心的な作品です。
クヌドーゲ・リーサゲル:シンフォニック・エディション集
 第1集…8.226146 第2集…8.226147




DYNAMIC


Bach, J S: Sonatas & Partitas for solo violin, BWV1001-1006
CDS-758
(2CD)
\3000→\2690
ルカ・ファンフォーニ(ヴァイオリン)
 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ BWV1001-1006

<CD1>
 1-4.ソナタ 第1番 ト短調 BWV1001/
 5-12.パルティータ 第1番 ロ短調 BWV1002/
 13-16.ソナタ イ短調 BWV1003/
<CD2>
 1-5.パルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004/
 6-9.ソナタ 第3番 ハ長調 BWV1005/
 10-16.パルティータ 第3番 ホ長調 BWV1006
ルカ・ファンフォーニ(ヴァイオリン)
録音 2011年 パルマ
 1964年生まれ、現在パルマ音楽院で教鞭を執るヴァイオリニスト、ルカ・ファンフォーニによるバッハ(1685-1750)。数多くの奏者が挑む「最高の名作」を、ファンフォーニは一切の迷いなく弾き切ります。繊細さよりも音楽の勢いを重視し、時には力で抑え込むかのような荒業さえ見せてくれまる彼の演奏には燃えさかる情熱が感じられることでしょう。モダン楽器の艶やかな音色を存分に生かし、とにかく音楽を楽しもうという姿勢が素晴らしい活きの良いバッハです。
 
Donizetti: Ugo Conte di Parigi
CDS-7659
(2CD)
\3000
ドニゼッティ:歌劇「パリのウーゴ伯爵」全曲 ビアンカ…ドイナ・ディミートリウ(ソプラノ)/
ウーゴ伯爵…中島康晴(テノール)/
アデリア…カルメン・ジャンナッタージョ(ソプラノ)/
フォルコ…ディヤン・ヴァチコフ(バス)/
ルイジ五世…シム・トキュレク(カウンター・テナー)/
エンマ…ミリヤーナ・ニコリッチ(メゾ・ソプラノ) /
ミラノ・スカラ座アッカデーミア管弦楽団&合唱団/
ベルガモ・ガエターノ・ドニゼッティ財団管弦楽団 /
アントニーノ・フォリアーニ(指揮)
録音:2003年10月 ベルガモ ※CDS449の再発盤
 日本が誇る名テノール「中島康晴=YASU」の当たり役として発売当時大評判となったドニゼッティ(1797-1848)の知られざるオペラの再発盤です。最近は声に深みが増してきた彼ですが、この2003年の舞台ではひたすら瑞々しい声が楽しめます。
 1832年にスカラ座で初演されたこのオペラ、その前年にスカラ座で演奏されたベッリーニのノルマが大成功を収めたため、ほとんど同じ歌手を起用したにも拘わらず、こちらは人気を得ることができませんでした。同年に初演された「愛の妙薬」は大人気作となったことを考えると、どうも台本に問題があったようです。
 ウーゴ役にはアリアは与えられていませんが、ドニゼッティらしい美しいメロディ満載のオペラです。
  
Si suona, a Napoli!
CDS-7674
\2000
“Si suona, a Napoli!”-これこそナポリ!
 18世紀ナポリのフルート協奏曲集

 1-3.ニコラ・ログロスチーノ(1698-1764):5声の協奏曲 ト長調/
 4-7.ダヴィッド・ペレス(1711-1778):フルート協奏曲 ト長調/
 8-10.アニエッロ・サンタンジェロ(1737-1771):4声の協奏曲 ニ長調/
 11-13.ジュセッペ・セリット(1700-1777):4声の協奏曲 ト長調/
 14-16.アントニオ・パレッラ(1692-1761):4声の協奏曲 ト長調
レナータ・カタルディ(フルート)/
レ・ムジケ・ダ・カメラ/
エジディコ・マストロミニコ(指揮)
録音 2011年 ナポリ
 13世紀後半、それまでローマ帝国にあった支配権が、フランスのアンジュー家に移ってから500年以上、ナポリ王国の首都として栄えた街ナポリ。社会的にも政治的にも、そして芸術的にも重要な都市として、周辺国を圧倒する力を持っていました。
 そんなナポリ、17世紀頃から目を見張るほどの素晴らしい音楽が生まれ始め、18世紀にはパリ、ロンドンに次いで3番目の大都市となり、数々の歌劇場が建設され、名実ともに音楽の中心地となりました。この頃、この地で数多く書かれたフルートのための協奏曲を集めたこの1枚。どれも技巧的であり開放的な気分と明るい曲調を持っています。活気に満ちた都市の雰囲気を映し出す楽しい曲集です。
 
Bruhns & Hasse: Complete Organ Works
CDS-7685
\2000
ニコラウス・ブルーンス&ニコラウス・ハッセ:オルガン作品全集
《ニコラウス・ブルーンス(1665-1697)》
 1.前奏曲 ト短調/2.アダージョ ニ長調(ハ長調)/
 3.大前奏曲 ホ短調(ニ短調)/
 4.「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」による幻想曲/
 5.小前奏曲 ホ短調(ニ短調)/6.前奏曲 ト長調/
《ニコラウス・ハッセ(1605-1670/72?)》
 7.いと高き所に神の栄光あれ/
 8.われらの救い主イエス=キリスト(a 2 clav. et ped)/
 9.われらの救い主イエス=キリスト(in organo pleno)/
 10.来たれ聖霊、主なる神
マヌエル・トマディン(オルガン)
録音 2012年 トリノ
 ブルーンスは17世紀ドイツ・バロック音楽最大の作曲家&オルガニスト。32年という短い生涯でしたが、師であるブクステフーデのサポートを受け、最初はコペンハーゲンの宮廷に仕え、やがてシュレスヴィヒ=ホルシュタインのオルガン奏者に就任。不慮の死を遂げるまでに幾多の作品を書きあげましたが、その譜面はほとんど失われてしまいました。
 もう一人のニコラウス・ハッセもその生涯はあまり知られていません。現在ではいくつかの室内楽作品と宗教曲がかろうじて聴かれるのみ。そんな2人のオルガン作品を若手オルガニスト、マヌエル・トマディンが演奏しています。
 北ドイツのオルガン音楽の伝統を受け継ぐ彼の演奏によって蘇る知られざる作品をお楽しみください。



 

ES−DUR



ES-2044
(1CD+1DVD)
\2600→\2390
ジェフリー・テイト!!
 DIVINE-神〜ストラヴィンスキー&ワーグナー
 1-10.ストラヴィンスキー(1882-1971):
  バレエ音楽「ミューズを率いるアポロ」
 11-16.ワーグナー(1813-1883):神々の黄昏からの情景
  <前奏曲:オーケストラの間奏と「私はここで、愛する人」/
   前奏曲:ジークフリートのラインの旅/第3幕第2場:葬送行進曲/
   第3幕第3場:大きな薪を積み重ね/
   第3幕第3場:これは私の相続すべきもの/
   第3幕第3場:グラーネよ,わが馬よ,わが挨拶を受けたまえ>
デボラ・ヴォイト(ソプラノ)/
ハンブルク交響楽団/
ジェフリー・テイト(指揮)
録音 2012年2月18-19日 ハンブルク ライスハレ大ホール <DVD>収録時間:88分+10分(インタビュー)/字幕:独,英,仏,日/画面:16:9/REGION All(Code:0)
 身体的ハンディをものともせず、素晴らしい活躍を続けている指揮者ジェフリー・テイト。2008年からはハンブルク交響楽団の首席指揮者として更に音楽的発展を遂げています。またアメリカの名ソプラノ、デボラ・ヴォイトとは2009年以来、何度もコラボレーションを行い、その演奏会全てが高く評価されています。
 この「神」と題されたコンサートはストラヴィンスキーとワーグナーの2大作曲家が「神」について描いた作品を取り上げたもの。躍動的なストラヴィンスキー、緊張感溢れる濃厚なワーグナー。納得の演奏です。彼らはこの演奏をDVDにすることで、インターネットを通じて楽団への寄付も募るという新しい試みも行いました。DVDには、コンサートの模様と、約10分間のインタビューも含まれています。日本語字幕もついています。
 
ES-2042
\2600
日本の風景 ヴォルフガンク=アンドレアス・シュルツ(1948-)作品集
 1-6.聴衆の風景‐弦楽四重奏曲 第3番(2004/2005)
  <謎のある風景/会葬者の湖(4人の肖像)/恋人たちの庭/
   悪魔の谷/交換の森/熟考の山>/
 7.フルートと弦楽三重奏のための「湖の底の情景」(2009/2010)
 8.独奏フルートのための「霧深い日本の情景」(2003)
アマリリス弦楽四重奏団…1-6/
アンサンブル・オブリガート・ハンブルク…7/
インメ=ジーン・クレット(フルート)…8
録音 2009年6月27日 ハンブルク ライスハレ 小ホール…1-6/2012年6月20日 ハンブルク フリードリヒ・エーベルト・ホール…7/2012年5月29日 ハンブルク フリードリヒ・エーベルト・ホール…8
 作曲家、アンドレアス・シュルツは学生時代から日本文化に対して強い興味を抱いていたといいいます。伝統文化、禅の思想、哲学と瞑想。これらから導きだされた世界観を音楽に抽出し、ある時は個人的な表現を併せることで特異な情景を描いています。
 厳粛な儀式とも言える「聴衆の風景」、痛みを伴う不協和音と仄かな憧れを思わせる穏やかなメロディがこの世のものとも思われないものを呼び起こす「湖の底の情景」、そして「霧深い日本の情景」では、タイトルの通り、全てが曖昧でぼやけた音(ノイズすらも含む)の中から浮かび上がる確かな情景。日本の伝統的な音楽とヨーロッパの伝統を撚り合わせた音世界です。
 

ES-2043
(2CD)
\4000→\3590
トーマス・ビーチェ 6つの独奏曲
 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ BWV1001-1006

<CD1>
 1-4.ソナタ 第1番 ト短調 BWV1001/
 5-12.パルティータ 第1番 ロ短調 BWV1002/
 13-16.ソナタ イ短調 BWV1003/
<CD2>
 1-5.パルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004/
 6-9.ソナタ 第3番 ハ長調 BWV1005/
 10-16.パルティータ 第3番 ホ長調 BWV1006
トーマス・ピーチュ(バロック・ヴァイオリン)
録音 2011年5月13-18日 ボルデスホルム 十字架教会
 ドイツのポツダム、サンスーシ地区で育ち、名ヴァイオリニストであった祖母からヴァイオリンを学んだトーマス・ピーチュ。彼は15歳の時にバロック・ヴァイオリンの魅力に開眼し、以来、この楽器の可能性を追究し続けています。
 ボブ・ファン・アスペレンやエディット・ピヒト=アクセンフェルトらとも共演し、ムジカ・アンティクワ・ケルンのメンバーとしても活動、教育にも力を入れている彼のバッハ(1685-1750)は、至高の解釈と豊かな表現が魅力的。過去の幾多の名演に並ぶ、素晴らしい演奏です。バッハを演奏する喜びがひしひしと感じられることでしょう。
 

ES-2045
\2600→\2390
ゲリンガス〜Pohadka-物語
 1-2.ヨーゼフ・スク(1874-1935):バラードとセレナード Op.3/
 3.ドヴォルザーク(1841-1904):森の静けさ Op.68-5/
 4.ドヴォルザーク:ロンド Op.94/
 5.ドヴォルザーク:ジプシーの歌 Op.55よりメロディ(L.リムスキ編)/
 6-8.ヤナーチェク(1854-1928):おとぎ話 JW VII/5/
 9.ヤナーチェク:プレスト JW VII/6/
 10.マーラー(1860-1911):私はこの世に捨てられて(D.ゲリンガス編)/
 11.マーラー:朝の野辺を歩けば(D.ゲリンガス編)/
 12-16.マーラー:亡き子をしのぶ歌(子どもの死の歌)(D.ゲリンガス編)
デイヴッド・ゲリンガス(チェロ)/
イアン・ファウンテン(ピアノ)
録音 2012年5月11-13日 ベルリン ジーメンスヴィラ・スタジオ
 チェコ語で物語、おとぎ話を意味する「Pohadka」をタイトルとする美しいアルバムです。チェコの風景は、フランスやドイツ、オーストリアとはまた違う独特の風情を持つことで知られ、幼い頃にここで過ごした人たちの作品に影響を与えていることは間違いありません。
 スク、ドヴォルザーク、ヤナーチェクはもちろんボヘミアとモラヴィア出身の作曲家ですが、ここで重点が置かれているのが、なぜかマーラー。とはいえ、彼はもともとチェコのカリシュトで生まれ、すぐに中心地イーグラウに移住。11歳の時にはプラハに留学するという、ばりばりのチェコ由来の人なのです。名チェリスト、ゲリンガスはマーラーのいくつかの歌曲をチェロ用に編曲し、感動的に歌い上げています。むせび泣くかのようなチェロの音色に心揺さぶられぬ人がいるのでしょうか。
 
ES-2046
\2600
アドルフ・ブラン:弦楽五重奏曲集
 1-3.弦楽五重奏曲 第3番 ニ長調/
 4-7.弦楽五重奏曲 第4番 変ホ長調/
 8-11.弦楽五重奏曲 第7番 ホ長調
ファベルジェ五重奏団
録音 2003年&2005年 ハンブルク ロルフ=リーバーマン・スタジオ
 19世紀半ばのフランスでは珍しい器楽曲の作曲家の一人、アドルフ・ブラン(1828-1885)。13歳でパリ音楽院ヴァイオリン科に入学、最初はオペラ作曲家としてデビューするも、彼自身は洗練された室内楽曲を好み、多くの室内楽作品を書き上げました。しかし当時のパリの音楽界はオペラが中心であり、彼のひそやかな作品群には目を留める人もほとんどなく、ほどなく忘れられてしまったのです。
 現在では若干の木管のための室内楽が知られていますが、この弦楽五重奏曲は、ウィーン古典派の流れを汲む端正な音楽で、ここで聴けるのは大きな喜びと言えるのではないでしょうか?ファヴェルジェ五重奏団はNDR交響楽団のメンバーによるアンサンブル。緻密で繊細、かつ力強い演奏を聴かせます。
 
ES-2047
\2600
Fundstucke-思わぬ拾い物 サクソフォン小品集
 1.ルドルフ・ワーグナー=レーゲニ(1903-1969):愛の歌/
 2.リヒャルト・ベックマン:Erzahlendes Saxophon/
 3.アルベルト・ブロイ(1888-1954):小さなバレエ/
 4.ハンス・ヴェレビル(1928-2013):パン:幻想的なワルツ/
 5-8.ハンス・フェリックス・フサデル(1897-1964):4つの小品/
 9.ベックマン:憧れ/10.ルートヴィヒ・クレチュ:笑うサクソフォン/
 11.グスタフ・ブムケ(1876-1963):演奏会用ワルツ Op.48/
 12.ヴィリー・メンデン:サクソ=フリップ/
 13.ブロイ:サクソフォン=アクロバティク/
 14.エルヴィン・ヘーネ:ハンブルク飛行中/
 15.エルコーレ・ガッティ:ロンターノ/
 16.ルイ・マヨー(1837-1894):華麗なる大幻想曲
ヨハンネス・エルンスト(サクソフォン)/
クリストフ・イスラエル(ピアノ)
録音 2007年11月19-23日 ベルリン ジーメンスヴィラ・スタジオ
 現在ドイツで最高のサックス奏者と評されるヨハンネス・エルンスト。彼はこの楽器の可能性の追求とレパートリーの拡充に日夜力を注いています。このアルバムに収録されているのは1930年代から1940年代に渡って書かれた「サックスのための作品」が中心であり、彼はこの録音のために多くの楽譜を探し出すことで、この魅力的な1枚ができあがったのです。
 前衛的な作品から、当時大流行していたダンス・ミュージック、ユーモラスな曲など様々な色調の曲を自在に吹きこなすエルンストの巧みなテクニックにも注目です。
 
ES-2048
\2600
魔法の庭 ロシアの物語によるピアノ編曲集
 1.グリンカ(1804-1857):ルスランとリュドミラより
   「チェルノモールの行進)(F.リスト編)/
 2.グリンカ:ルスランとリュドミラより
   「子守歌」(S.リャプノフ編)/
 3.グリンカ:ルスランとリュドミラより
   「チェルノモールの戦いと死」(S.リャプノフ編)/
 4.リムスキー=コルサコフ(1844-1908):金鶏より
   「太陽への賛歌」(J.チャロフ編)/
 5.リムスキー=コルサコフ:雪娘より
   「道化師の踊り」(I.ミフノフスキー編)/
 6.リムスキー=コルサコフ:皇帝サルタンの物語より
   「熊蜂の飛行」(N.リムスカヤ・コルサコワ編)/
 7.リムスキー=コルサコフ:皇帝サルタンの物語より
   「3つの奇跡」(A.ズィロチ編)/
 8.リムスキー=コルサコフ:サトコより
   「インド人の歌」(M.レットベリ編)/
 9.リムスキー=コルサコフ:不死身のカスチェイより「吹雪」(J.シュトリマー編)/
 ストラヴィンスキー(1882-1971):ピアノ独奏による「火の鳥」(M.レットベリ編)/
  10.導入部/11.カスチェイの魔法の庭園/12.火の鳥の踊り/
  13.姫の踊り/14.カスチェイの番兵たちの悪魔のような踊り/
  15.火の鳥の子守歌/16.カスチェイの目覚め-カスチェイの死-深い闇/
  17.カスチェイの帝国消滅-石にされていた騎士たちの復活-大団円
マリア・レットベリ(ピアノ)
録音 2013年7月21-23日 ベルリン ,イエス・キリスト教会
 CAPRICCIOレーベルと、このESDURレーベルにスクリャービンの全てのピアノ曲を録音しているピアニスト、レッドベリ。スクリャービンの持つ神秘的で悪魔的な雰囲気を見事に映し出した彼女の演奏は非常に高く評価されています。
 そんな彼女、今作ではロシアのおとぎ話や神話を題材にした作品をリリース。と言ってもこれが只者ではありません。どれも、もともとは管弦楽やオペラ、バレエ作品であり、これらを他の作曲家や、彼女自身がピアノ用に編曲したものを演奏しているのです。
 確かに「熊蜂の飛行」はいろいろな編曲ヴァージョンが知られていて、今では却って原曲ってどんな編成だったか分からなくなっていたりしますが、他の曲はまだまだ珍しいものばかり。とりわけ、彼女自身の手による「火の鳥」は恐ろしいまでの興奮をもたらします。
 普通のピアノ曲に食傷気味の方にも自信を持っておすすめできるエキサイティングな1枚です。
 
ES-2050
\2600
Regina Renata オルガン作品集
 1-4.ハインリヒ・シャイデマン(1595-1663):6声のマニフィカト/
 5.ヨハン・アダム・ラインケン(1623-1722):コラール幻想曲「バビロン川のほとりで」/
 6-7.J.S.バッハ(1685-1750):幻想曲とフーガ ト短調 BWV542/
 8.J.S.バッハ:バビロン川のほとりで BWV653/
 9.ハインリヒ.F.ディーゲンハルト(1828-1896):コンチェルトシュトック ヘ短調/
 10-12.フーゴ・ディストラー(1908-1942):パルティータ「目を覚ませと呼ぶ声聞こえ」Op.8 II
アンドレアス・フィッシャー(オルガン)…9-12/
ピーター・ファン・ダイク(オルガン)…5.8/
ヴォルフガンク・ツェーラー(オルガン)…1-4.6.7
録音 2013年7月.8月 ハンブルク 聖カタリナ・ハウプト教会
 1943年、空襲によって破壊されたハンブルクの主要な教会、聖カタリナのルネッサンス/バロックオルガン。ほぼ20年間に渡るこの楽器の再構築は世界的な注目を浴びました。デザインも場所も元のまま、この生まれ変わったオルガンを3人の名オルガニストが演奏し、新しい「女王」の誕生を讃えています。
 選ばれた作品の作曲年代はシャイデマンからディストラーまでのほぼ300年に渡り、楽器の歴史を振り返るとともに、これからの時代の幕開けとしての偉大な足跡を記したものです。美しく壮麗な響きをお楽しみください。




ORCHID CLASSICS



ORC100041
\2000→\1890
ニーノ・グヴェタッゼ ドビュッシーを弾く
 クロード・ドビュッシー:作品集

 1.アラベスク 第1番/2.アラベスク 第2番/
 3.前奏曲 第1巻:デルフォイの舞姫/4.前奏曲 第1巻:帆/
 5.前奏曲 第1巻:野を渡る風/
 6.前奏曲 第1巻:音と香りは夕べの大気の中に漂う/
 7.前奏曲 第1巻:アナカプリの丘/8.前奏曲 第1巻:雪の上の足あと/
 9.前奏曲 第1巻:西風の見たもの/10.前奏曲 第1巻:亜麻色の髪のおとめ/
 11.前奏曲 第1巻:さえぎられたセレナーデ/12.前奏曲 第1巻:沈める寺/
 13.前奏曲 第1巻:パックの踊り/14.前奏曲 第1巻:吟遊詩人/
 15.版画:パゴダ/16.版画:グラナダの夕べ/
 17.版画:雨の庭/18.ベルガマスク組曲より「月の光」
ニーノ・グヴェタッゼ(ピアノ)
録音 2013年6月10-12日 オランダ フリッツ・フィリップス・アインドホーフェン,ムジクヘボウ
 前作である「リスト作品集」(ORC100017)が大好評。また2012年の来日でもその音楽性が高く評価されたグヴェタッゼ。現在最も注目されるピアニストの一人です。最初のアルバムがリストであり、中でもソナタの白熱した演奏に心奪われた人が多く、どうしても「超絶技巧派」のピアニストと思われがちですが、本当のところ、彼女はもっと内省的で静かな表現を好むのではないでしょうか?
 確かに前作のリストでも、技巧よりも、リストが散りばめた歌の方に主眼が置かれていたようでした。
 そんな彼女のドビュッシー(1862-1918)。素晴らしくないはずがありません。中心は「前奏曲」ですが、そっと置かれたアラベスク、版画、そして「月の光」のひそやかな美しさ。まさに宝石箱のような1枚です。



ニーノ・グヴェタッゼの旧譜から

ORCHID
ORC100017
\2500→¥2290
献呈〜ニーノ・グヴェタッゼ、リストを弾く
 1.ハンガリー狂詩曲第10番ホ長調「前奏曲」S244/R106 /
 2.バラード第2番ロ短調 S171/R16/
 3.シューマン=リスト編曲:ミルテの花より「献呈」/
 4.シューベルト=リスト編曲:糸を紡ぐグレートヒェン/
 5-8.ピアノ・ソナタロ短調 S178/R21
ニーノ・グヴェタッゼ(ピアノ)
 最近何かと話題のグルジア共和国から、また新たなピアニストの登場です。彼女の名前はニーノ・グヴェタッゼ。6歳からオーケストラと共演するなど、その才能は早くから知られていましたが、2008年にユトレヒトで開催されたフランツ・リスト国際コンクールで第2位を獲得、同時に聴衆賞と記者賞も得て、その名前は一気に国際的なものとなりました。世界中のコンサート・ホールで演奏を重ね、そのどれもが絶賛される彼女、来年には日本へも来日が予定されています。そんなグヴェタッゼのリスト・アルバムは、何とも言えないマニアックな選曲がツボです。まずは、技巧的なハンガリー狂詩曲で聴き手の心を惹きつけ、内省的なバラードで表現力を問い、歌曲の編曲で口直し、そしてメインのソナタで無口にさせる・・・と万全です。
 ニーノ・グヴェタッゼ。グルジア共和国生まれ。
 グルジア共和国・・・。なるほど・・・。古来より数多くの民族が行き交う交通の要衝。アゼルバイジャンやアルメニアなどと同じく、世界で最も民族の血が交じり合う場所であり、そしてその結果として世界で最もたくさん美しい女性が生まれるという場所。


 
Sonic Philosophy: Colour and Affect
ORC100038
\2000
SONIC PHILOSOPHY:COLOUR AND AFFECT 音の哲学:色と影響
 1.ペルト(1935-):フラトレス/
 2.メシアン(1908-1992):主題と変奏/
 3.ヒューゴ・ティッチアーニ/ヘンリク・メーヴェ:
  パーセルの新しいグラウンド ZT682によるインプロヴィゼーション/
 4-7.ウェーベルン(1883-1945):4つの小品 Op.7/
 8.武満徹(1930-1996):悲歌/
 9.ヒューゴ・ティッチアーニ/ヘンリク・メーヴェ:
   パーセルの新しいグラウンド ZT682によるインプロヴィゼーション/
 10.ヨハネス・マルメン(1990-):ウェイテイング…世界初録音/
 11.チャールズ・エコノム(1980-):アルジュナのトランスフィグレーション…世界初録音/
 12-13.アルベルト・シュネルツァー(1972-):アポロン崇拝者の踊り…世界初録音/
 14.ヒューゴ・ティッチアーニ/ヘンリク・メーヴェ:
   パーセルの新しいグラウンド ZT682によるインプロヴィゼーション/
 15.パーセル(1659-1695):新しいグラウンド ホ短調 ZT682
ヒューゴ・ティッチアーニ(ヴァイオリン)/
ヘンリク・メーヴェ(ピアノ)
録音 2013年5月31日-6月2日 モンマスシャー,ウィアストン・レイズ
 ロマン派の時代の音楽は、作曲家の意志が明確に表現されていて、演奏家は楽譜に解釈を施していくやり方がほとんどでした。しかし、バロックや初期の古典派の時代は、楽譜には最低限のことのみ書かれており、演奏家たちの手に委ねる部分も多かったのです。
 近現代にも同じような試みがとられ、そんな時の演奏家たちは素材を膨らませて、即興的に音楽を生み出さなくてはいけません。このアルバムに共通するのは様々な色と光、そして比喩、感情。これでもかとばかりに繰り出される眩しいばかりの音の洪水。そして沈黙。音楽とは何か?と考えたくなるアルバムです。
 
Franck & Grieg: Violin Sonatas
ORC100040
\2000
グリーグ・ショーソン・フランク:ヴァイオリン作品集
 1-3.グリーグ(1843-1907):ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ト長調 Op.13/
 4.ショーソン(1855-1899):詩曲 Op.25/
 5-8.フランク(1822-1890):ヴァイオリン・ソナタ イ長調
カリュム・スマート(ヴァイオリン)/
ゴードン・バック(ピアノ)
録音 2013年4月12-14日 サフォーク ポットン・ホール
 2010年、弱冠13歳で「BBC・ヤングミュージシャン・コンクール」に入賞。この時に演奏したメンデルスゾーンの協奏曲(指揮はヴァシリー・ペトレンコ)が大評判となった若手ヴァイオリニスト、カリュム・スマート。同年メニューイン国際コンクールで1位を獲得し、一層注目を浴びることとなったのです。
 このデビューアルバムを制作する時、彼はとても興奮し、曲目を選ぶのにとても慎重になったと言います。お気に入りの曲をいくつか選び出したうえで篩にかけていき、残ったのがこの3曲。確かにどれも難曲ですが、どれもが彼の自信作であり、現在の彼を120%抽出したものであることは間違いありません。



 

OUR RECORDINGS


8.226909
\2000
テレマン:リコーダーと通奏低音のためのソナタ全集
 《忠実な音楽の師より》
  1-3.ソナタ ヘ長調 TWV41:F2/4-7.ソナタ 変ロ長調 TWV40:111/
  8-11.ソナタ ヘ短調 TWV41:f1/12-15.ソナタ ハ長調 TWV41:C2/
 《音楽の練習帳より》
  16-19.ソナタ ニ短調 TWV41:d4/20-22.ソナタ ハ長調 TWV41:C5
ミカラ・ペトリ(リコーダー)/
アンソニー・ニューマン(ハープシコード)
録音 2013年2月14日 NY ベドフォード,聖マシュー教会
 「バッハの大司祭」と呼ばれる、アメリカを代表するオルガン&チェンバロ奏者アンソニー・ニューマンと、「リコーダーのファースト・レディ」ミカラ・ペトリの対決…ではなく競演。この歴史的な瞬間に立ち会う喜びをお届けいたします。
 「忠実な音楽の師」に含まれるリコーダーソナタは、もともと家庭で手軽に楽しめる音楽をまとめた曲集ですが、中には驚くほど高度なテクニックを要する曲も含まれています。このリコーダー曲もそんな作品で、誰もが簡単に演奏できる(ような気がする)リコーダーがこんなにも独創的に使われているのは、まさに驚くばかりです。
 ペトリの演奏はバロック的な奏法よりもモダンの奏法に近いもので、音色にタメがなくストレートに伸びていくものであり、実はこの吹き方でこの曲を演奏することはとても困難なのです。またニューマンのハープシコードが即興的で柔軟で…。天才のひらめきを存分に味わえる1枚です。
 

8.226910
\2000
アクセル・ボルプ・イェルゲンセン:リコーダー作品集
 1.リコーダーとパーカッションのための「Periphrasis」 Op.156(1977/1993-94改編)/
 2.テナー・リコーダーのための「Nachtstuck」Op.118-1(1987)/
 3.独奏ソプラノ・リコーダーのための「Architraves」Op.83(1977)/
 4.ソプラニーノ・リコーダーとハープシコードのための
   「Zwiegesprach」Op.131(1988-89)/
 5.独奏ディスカント(ソプラノ)リコーダーのための「Birds Concert」Op.91-9(1995)/
 6.ソプラニーノ・リコーダーとハープシコードのための
   「Fantasia」Op.75(1975/1986-88改編)/
 7.独奏トレブル(アルト)リコーダーのための「Pergolato」Op.183(2011)/
 8.独奏ディスカント(ソプラノ)リコーダーのための「Notenbuchlein」Op.82(1977-79)
ミカラ・ペトリ(リコーダー)…1.3.5.7/
エリザベス・セリン(リコーダー)…2.4.6.8/
イングリッド・ミュフーィ(ハープシコード)…4.6/
ゲルト・モーテンセン(パーカッション)…1
録音 1988年 デンマーク放送…2.6.8/1990年 Olstykke教会…4/2013年7月 スタジオ録音…3.5.7/2013年9月 スタジオ録音…1
 デンマークの現代作曲家の一人、イェルゲンセン(1924-)のリコーダー作品集です。彼の名前はデンマーク以外ではほとんど知られていませんが、その才能の閃きはこのアルバムを少し聴いただけでも明らかになることでしょう。
 ここには彼の全リコーダー作品が収録されています。なぜペトリが彼の作品を取り上げたかというと、実は彼女の弟子であり、30年来の親友、共演者でもあるエリザベス・セリンがイェルゲンセンの娘であり、ペトリは彼女を通して、イェルゲンセンの作品を知り、その特異な世界に魅せられたのです。独学で作曲を学んだという彼の音楽。これは有機的な音の結びつきと、ある種の官能的な美しさを孕んだもの。独奏作品はもちろんのこと、パーカッションやハープシコードとの音色の絡みには、スリリングな面白さが溢れています。




PALADINO

PMR-44
\2000
don't mind the gap!-ギャップなんて気にするな!
 1-3.ジョセフ・ホロヴィッツ(1926-):ソナチネ(1981)/
 4-6.ボフスラフ・マルティヌー(1890-1959):ソナチネ/
 7-9.ダリウス・ミヨー(1892-1974):スカラムーシュ/
 10-12.ジョージ・ガーシュウィン(1898-1937):3つの前奏曲/
 13.アンテ・グルギン(1945-):ラプソディ/
 14.イサーク・アルベニス(1860-1909):タンゴ/
 15.カルロス・ガルデル(1890-1935):por una cabeza-首の差で/
 16-17.パキート・デリヴェラ(1948-):2つの小品
ベンヤミン・ファイルマイア(クラリネット)/
フローリアン・ファイルマイア(ピアノ)
録音 2013年10月30-31日 オーストリア、ケフェルマルクト シュロス・ヴァインベルク
 2011年、弱冠21歳で素晴らしいデビューアルバムをリリースしたベンヤミン・ファイルマイア。その類い稀なる才能はあらゆる方面で高く評価され、2013/14年度の「バンク・オーストリア・アーティスト」にも選ばれました。そんな彼のデビュー作は、ウェーバーやプーランク、フランセなどのオーソドックスなレパートリーが占めていましたが、今作はちょっぴり冒険的で挑戦的。
 どの曲も現代のトレンドを占めるジャンルの「前駆体」であり、作曲された当時は極めて前衛的であったものが、いつしかすんなり溶け込んでいるといった曲たちなのです。ジャズやタンゴ、ラグタイムなどが発生した時代を知る由もない彼がこれらを何事もないかのように吹いている姿。確かにタイトル通り「ギャップなんて気にするな」ということでしょうか。


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


ICA CLASSICS



ICAC-5121
(CD)
\2000→\1890
レオン・フライシャー
 1-3.ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ協奏曲 第1番 ハ長調 Op.15/
 4-6.モーツァルト(1756-1791):ピアノ協奏曲 第12番 イ長調 K414
レオン・フライシャー(ピアノ)/
ケルン放送交響楽団(現ケルンWDR交響楽団)/
アンドレ・クリュイタンス(指揮…1-3)/
ゲオルク・ルートヴィヒ・ヨッフム(指揮…4-6)
録音 1960年3月7日…1-3, 1957年3月25.29日…4-6 ケルン放送 第1スタジオ MONO ※初CD化
 レオン・フライシャー(1928-)はアメリカ生まれのピアニスト・指揮者です。彼はサンフランシスコに生まれ、4歳でピアノを始め、8歳でデビュー。アルトゥール・シュナーベルからも教えを受けその才能を飛躍的に伸ばしていきます。
 彼の名を一躍高めたのは16歳の時。ピエール・モントゥーが振るニューヨーク・フィルハーモニーとの共演でした。数多くのオーケストラと共演し、またカーネギー・ホールでリサイタルを行うなど華々しい活動を始めます。1950年から1958年にはヨーロッパに住み、1952年にはエリザベート王妃コンクールで「歴代初のアメリカ人」として優勝。数多くのコンサートや録音を行います。しかし、1965年に彼を襲った突然の病魔(局所性ジストニア)・・・右手の2本の指が動かなくなってしまった彼は、様々な治療を試みるも結局は引退を決意。その後40年近くは指揮者、指導者、そして「左手のピアニスト」として音楽の道を究めていきます。
 しかし、最近の治療法の進歩のおかげで、彼はまた右手の自由を取り戻し、2004年には再び「両手のピアニスト」としての録音をリリース。その不屈の魂が高く評価されたことを知る人も多いでしょう。
 この初CD化の録音は、彼のキャリアの絶頂期である1957年と1960年のもの。堂々たるベートーヴェン、そして愛らしいモーツァルト。ベートーヴェンではバックを務めるクリュイタンスの熱い演奏にも注目です。
 


ICAC-5123
(CD)
\2000→\1890
エフゲニー・スヴェトラーノフ
 1-4.ブラームス(1833-1897):交響曲 第3番 ヘ長調 Op.90/
 5-7.ドビュッシー(1862-1916):3つの交響的スケッチ「海」/
《ボーナス・トラック》
 8.ショーソン(1855-1899):愛と海の詩 Op.19より「愛の死」
ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)…8/
ロンドン交響楽団/
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
録音 1975年4月17日 ロンドン ロイヤル・フェスティヴァル・ホール STEREO ※初CD化
 ロシアを代表する「爆演」指揮者スヴェトラーノフ。とは言え、彼の重要なレパートリーの一つがドビュッシー。とりわけ「海」はいくつかの録音が存在し、そのどれもが興味深いものであることは間違いありません。どの時期にも共通して囁かれているのが、「スヴェトラーノフの海はフランス風ではなく、ロシア風である」というもの。
 確かにこの1975年の演奏からもフランス風の繊細さよりも、力強さが感じられ、とりわけ第3部の「風と海の対話」ではどっしりとした低弦と錚々たる金管、そして最後のティンパニの乱打などからは、全くフランスの香りなどは感じられません。
 これがスヴェトラーノフ。ブラームスは比較的穏健な第3番が選ばれていますが、こちらも強力にぐいぐい押す演奏であり、どこもかしこも緊張感に溢れています。ボーナスとして収録された、ジャネット・ベイカーが歌うショーソンの洗練された美しさは口直しとでも表現しましょうか…。比較的良好なステレオ録音も嬉しいところです。



<メジャー・レーベル>

SONY



8888370548-2
\2500→\2290
アンスネス(ピアノ&指揮)/ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番&第4番
 ベートーヴェン:
  1.ピアノ協奏曲第2番変ロ長調作品19
  2.ピアノ協奏曲第4番ト長調作品58
レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ・指揮)
マーラー・チェンバー・オーケストラ
 この堂々たる威厳と風格。世界20万人の音楽ファンを虜にするアンスネスの「ベートーヴェン・ジャーニー」、待ちに待ったピアノ協奏曲全曲録音・第2弾。
  1970年生まれのノルウェーのピアニスト、レイフ・オヴェ・アンスネスのソニークラシカル専属契約第2弾。2012年から2014年にかけて3年がかりでアンスネスが取り組んでいるベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲の演奏とレコーディングの第2弾です。
 パートナーは、気鋭のマーラー・チェンバー・オーケストラ(MCO)で、アンスネスはピアノを弾きつつ指揮も行なっています。

 ■「ベートーヴェンへの旅」〜アンスネス初のベートーヴェン。「Beethoven ? A Journey」=「ベートーヴェンへの旅」と題されたこのプロジェクトは、アンスネスにとって初めてのベートーヴェン作品のレコーディングとなります。Virgin Classicsに始まり、EMIClassicsに引き継がれて蓄積されてきたアンスネスの膨大なディスコグラフィにも、ベートーヴェン作品はこれまでありませんでした。40代半ばで充実の極みにあるアンスネスが、生涯初めて取り組む楽聖ベートーヴェンのレコーディング。2011年に発売された第1弾のピアノ協奏曲第1番と第3番でもその円熟のピアニズムと深い音楽への洞察が高く評価されました。今回はいよいよベートーヴェンの5曲の中でも最難曲ともみなされることの多い第4番、そして作品番号とは逆に第1番よりも先に書かれていた第2番の2曲です。

 ■「喜びと驚き、それに発見する楽しみを与えてくれる作品」 アンスネスはこの2曲についてこう語っています。「この2曲はいつも私に喜びと驚き、それに発見する楽しみを与えてくれます。ベートーヴェンらしい劇的な要素はもちろん含まれていますが、それでも子供のように純真な美しさ、無垢の喜びがあふれ、私を驚かせてくれます。この2曲に相対するのは、私の3人の子供たちに接するのと同じなのです」として、この録音を自分の3人の子供に捧げています。またマーラー・チェンバー・オーケストラとの共演、そして指揮もすることについては、「MCOは、ヴァイタリティとエネルギーにあふれる素晴らしい音楽家の集まりです。これらの作品に含まれるさまざまなキャラクターを発見する能力があります。MCOとの演奏では、私はピアニストだけでなく指揮者の役割も果たすわけですが、それによって個々の協奏曲を一貫性を持って解釈することができるようになります。通常の指揮者やオーケストラとの共演だと、解釈が異なることもあるし、ピアノもオーケストラとは離れて配置されることになりますが、MCOとの共演では私はオーケストラの中心に座っていて、オーケストラのメンバーとお互いに直接コンタクトをとることができるわけです。このことは、ピアノとオーケストラとの対話(時には対立もありますが)が必要なベートーヴェンのピアノ協奏曲の演奏には欠かせないことで、これによって私はつねに音楽の中心にいて音楽のドラマの起伏を同時進行で体験することになるのです」と、音楽を深めるために不可欠なことであると強調しています。

 ■2013年4月、「ベートーヴェンへの旅」で来日2013年2月のサロネン/フィルハーモニア管との来日では、当アルバムに収録されているベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番を演奏し、大きな賞賛を巻き起こしました。引き続き2014年4月には、「熱情ソナタ」を含むオール・ベートーヴェン・プロを引っ提げてソロ・リサイタル・ツアーを行ないます。

 [録音]2013年11月、ロンドン、聖ジュード教会(セッション)



 ■アンスネスの「ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集」今後の発売予定
  2014年末   VOL.3 ピアノ協奏曲第5番「皇帝」&合唱幻想曲
 

8888379563-2
\2500→\2290
カウフマン(テノール)&ヘルムート・ドイチュ(ピアノ)
 シューベルト:連作歌曲集「冬の旅」D.911
ヨナス・カウフマン(テノール)
ヘルムート・ドイチュ(ピアノ)
 21世紀の『キング・オブ・テノール』ヨナス・カウフマンのソニークラシカル移籍第2弾。リート史上に燦然と輝く最高傑作に、現代屈指のテノールが挑む。

 ■そのダークでロマンティックかつ強靭な歌声で今や世界中から引っ張りだこのスーパースター・テノール、ヨナス・カウフマン。そのカウフマンが「ヴェルディ・アルバム」に続くソニークラシカルへの移籍第2弾として放つのは、ドイツ歌曲の最高峰ともいえるシューベルトの「冬の旅」です。

 ■「冬の旅」は、24曲からなる連作歌曲集でシューベルト歌曲の最高傑作として人気の高い作品ですが、もともとテノールの音域のために書かれたにもかかわらず、テノール歌手が歌うことが少ないことでも知られています。カウフマンによる「冬の旅」は、作品本来の響きを堪能できるのみならず、ドイツ人ならではのドイツ語のディクションの素晴らしさによって、「言葉」が歌の情景とドラマを生き生きと蘇らせるさまと驚異的に多彩な技巧と抜群の表現力を体験することができます。

 ■カウフマンのソロ・デビュー録音はR.シュトラウスの歌曲集であり、その意味でもオペラとの両輪でドイツ歌曲を重要視してきたことがわかります。当初から歌曲伴奏の名手で長年の共演パートナーでもあるヘルムート・ドイチュがピアノを担当 してきました。ドイチュはミュンヘン音楽演劇学校でのカウフマンの師であり、それ以来20年以上にわたって共演を続けています。シューベルト・アルバムは、デッカ時代の「美しき水車屋の娘」以来2枚目で、今回もドイチュの巧みな伴奏で、厳しく緊張感に満ちた「冬の旅」の世界を表出しています。

 ■現在私たちの周囲で起こっている怖ろしい出来事を考えると、シューベルトの時代よりも私たちは無感覚になっていることは間違いありません。しかしそれでも、この歌曲集は現在の聴き手をも感動させる力があるのです。何が起こるか理解している私たち演奏者としても、作品から溢れだしてくる感情の波に押し流されそうになってしまいます。「冬の旅」は、ギリシャ悲劇と同じようなカタストロフを感じます。シューベルトは、こうした深い感情を明確にしかも簡潔に表現しています。それゆえ、この歌曲集はいわば私の精神的なバランスを保つようにしてくれるので、私にとって瞑想的な音楽であるともいえるのです。(ヨナス・カウフマン)

 ■2014年2月20日、カウフマンとドイチュはニューヨークのカーネギー・ホールでデビュー・リサイタルを行ないます(「冬の旅」ではない、ミックス・プログラム)。その後3月28日のバルセロナ・リセウ大劇場を皮切りに、ジュネーヴ大劇場(3/30)、ベルリン・フィルハーモニー(4/1)、グラーツ・ムジークフェライン(4/4)、ロンドン・ロイヤル・オペラ(4/6)、パリ・シャンゼリゼ劇場(4/8)、プラハ・スメタナ・ホール(4/10)、モスクワ音楽院大ホール(4/12)、ミラノ・スカラ座(4/14)と「冬の旅」を携えてヨーロッパ・ツアーを行なうことになっています。

 ■ヨナス・カウフマンは1969年7月10日、ミュンヘン生まれ。ミュンヘン音楽大学卒。1993年デビュー。2001年からチューリッヒ歌劇場のアンサンブルとして頭角を現す。2006年のメトでのアルフレード、コヴェント・ガーデンでのドン・ホセで世界的にブレイク。現代屈指のテノール。

 ■ドイツ歌曲の最高峰ともいえるシューベルトの『冬の旅』は、24曲からなる連作歌曲集でシューベルト歌曲の最高傑作として人気の高い作品ですが、もともとテノールの音域のために書かれたにもかかわらず、テノール歌手が歌うことが少ないことでも知られています。カウフマンによる『冬の旅』は、作品本来の響きを堪能できるのみならず、ドイツ人ならではのドイツ語のディクションの素晴らしさによって、「言葉」が歌の情景とドラマを生き生きと蘇らせるさまと驚異的に多彩な技巧と抜群の表現力を体験することができます。

 ■カウフマンはソロ・デビュー録音のR.シュトラウス歌曲集以来、ヘルムート・ドイチュとドイツ歌曲の演奏にも力を入れてきました。シューベルト・アルバムは、デッカ時代の『美しき水車屋の娘』以来2枚目で、今回もドイッチュの巧みな伴奏で、厳しく緊張感に満ちた『冬の旅』の世界を表出しています。
 

8884302894-2
\2500→\2290
トゥガン・ソヒエフ/プロコフィエフ:『イワン雷帝』
 プロコフィエフ:『イワン雷帝』Op. 116
  (A・スタセーヴィチによるオラトリオ版)
トゥガン・ソヒエフ(指揮)
ベルリン・ドイツ交響楽団,
ベルリン放送合唱団,
ベルリン大聖堂合唱団,
オリガ・ボロディナ(Ms),
イルダール・アブドラザコフ(Bs)
 現在ベルリン・ドイツ響およびトゥールーズ・キャピトル国立管音楽監督として、同世代の指揮者の中で最も熱い注目を浴びているトゥガン・ソヒエフのソニー・クラシカルへのレコーディング・プロジェクト第1弾です。
 2016年のプロコフィエフ生誕125周年を目指してベルリン・ドイツ響と開始するプロコフィエフの交響曲全集録音の先駆けとなる「イワン雷帝」が登場します。1977年、北オセチアのウラジカフカスに生まれたソヒエフは、ウィーン・フィル、ベルリン・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、N響など世界中の一流オーケストラに客演を続け、現代の若手指揮者の中でも屈指の存在。
 テミルカーノフらに師事し、マリインスキー劇場をはじめ世界各地のオペラハウスでも数多く指揮しています。2013年11月のN響への客演でのロシア・プロも絶賛されたばかりです。トゥールーズ・キャピトル国立管とのロシア物の録音はナイーヴ・レーベルから発売されていますが、ベルリン・ドイツ響との録音はこれが初めてとなります。
 「イワン雷帝」は、ソ連の映画監督セルゲイ・エイゼンシュテイン制作の同名の大作映画のために作曲されましたが、映画自体はスターリンを暗に批判していたため上映禁止となり、結局は完成されませんでした。作曲家の死後、映画のサントラを指揮したアブラム・スタセーヴィチによって、プロコフィエフが作曲した音楽からオラトリオとして編纂され1968年に初演されました。その後クリストファー・パーマーやマイケル・ランカスターらによる再構成版が制作されていますが、ここで演奏されているのはスタセーヴィチによるオラトリオ版です。
 ソヒエフのベルリン・ドイツ響音楽監督就任シーズンの大きなハイライトともなった公演でのライヴ・レコーディングで、血わき肉躍る迫力に満ちた演奏は作品の魅力を見事に引き出しています。
 ボロディナ、アブドラザコフという強力な独唱者、美しくかつ躍動感に満ちた合唱パートを担うベルリン放送合唱団ほかの見事な歌唱も聴きものです。【演奏】【録音】2013年1月, ベルリン、フィルハーモニー(デジタル:ライヴ)
 

8884303366-2
\2500→\2290
アントネッロ・マナコルダ(指揮)&カンマーアカデミー・ポツダム
 シューベルト:
  『交響曲第2番 変ロ長調 D.125』
  『交響曲第4番 ハ短調「悲劇的」D.417』
アントネッロ・マナコルダ(指揮)
カンマーアカデミー・ポツダム
 アントネッロ・マナコルダ&カンマーアカデミー・ポツダム/シューベルト:交響曲第2&4番「悲劇的」 アントネッロ・マナコルダとカンマーアカデミー・ポツダムによる、ソニー・クラシカルへのシューベルトの交響曲録音第3弾となる当アルバムは、初期の作品ながら歌心に溢れた傑作・交響曲第2番、それにハ短調という緊張感のある調性で書かれた渾身の第4番「悲劇的」を収録しています。

 指揮のアントネッロ・マナコルダは、トリノ生まれで、ヘルマン・クレッバースやフランコ・グッリにヴァイオリンを学び、クラウディオ・アバドとともにマーラー・チェンバー・オーケストラを創設、そのコンサートマスターを8年勤めました。名教師ヨルマ・パヌラのもとで指揮を学び、現在ではイタリアやドイツのオーケストラ、歌劇場で非常に高い評価を得ている指揮者です。
 2011年よりカンマーアカデミー・ポツダムの首席指揮者に就任。モダン楽器による室内オーケストラですが、ピリオド楽器奏法と、金管楽器とティンパニには古楽器を取り入れており、エマニュエル・パユの『ザ・フルート・キング』(EMI)やマンドリン奏者のアヴィ・アヴィタルのバッハ・アルバム(DG)にも登場するなど、その生命力に富んだ演奏で注目されています。
 彼らのシューベルトも、美しくそこはかとない淡い哀愁を帯びつつも精緻なで生き生きとした演奏で、作品に込められた若きシューベルトの気概を描き出しています。

 録音】2012年11月& 2013年4月(デジタル:セッション)
 

8888378621-2
\2500→\2290
タール&グロートホイゼン/
 モーツァルト&ツェルニー:2台のピアノのための協奏曲

  カール・ツェルニー:四手のためのピアノ協奏曲ハ長調Op.153
  モーツァルト:2台のピアノのための協奏曲変ホ長調K.365
タール&グロートホイゼン (ピアノ・デュオ),
ブルーノ・ヴァイル(指揮) ,
ミュンヘン放送管弦楽団
 細部まで完璧に息の合ったアンサンブルと、洗練された音楽表現により、ヨーロッパ中心に高い人気を得るドイツのピアノ・デュオ、タール&グロートホイゼン。2台ピアノのための有名なレパートリーのみならず、知られざる作品や編曲を発掘・録音してピアノ・ファンの注目を集めています。
 タール&グロートホイゼンとしてはソニー・クラシカルへのおそらく初めての協奏曲録音となる当アルバムは、モーツァルトの2台ピアノのための協奏曲に加えて、ツェルニーの四手のための協奏曲を収録しています。1791年2月21日、カール・ツェルニーはウィーンで生まれましたが、その約10か月後の12月5日、天才モーツァルトが早すぎる死を迎えたのです。
 まるで譲葉のようなこの2人の「2台のピアノのための協奏曲」を合わせて聴けるのがこのアルバムの趣向。日本では、あの「ピアノのための練習曲」の作曲家としてのみ知られているかのようなカール・ツェルニー。しかし、実はかなりの多作家であり、またベートーヴェンの弟子であり、かのフランツ・リストの師でもあるという才能に満ち溢れた人。近年その作品の復興も著しく、とにかく注目の人なのです。
 そんなツェルニーの協奏曲は“古典派の様式を発展させ、ロマン派へと繋ぐもの”であり、端正な中にもショパンのノクターンを思わせる抒情性が感じられる、まさに魔法のような瞬間を味わえる名作です。ブルーノ・ヴァイル指揮によるミュンヘン放送管弦楽団の素晴らしい伴奏が、これらの作品の見事な再現に貢献しています。

 録音】2013年1月, ミュンヘン、バイエルン・ムジーク・スタジオ(デジタル:セッション)
 

8888379813-2
\2500→\2290
ニコライ・トカレフ/トリビュート
 D・スカルラッティ:
  『ソナタ 変ロ長調 K.551 (L.396)』
  『ソナタ ヘ短調 K.19( L.383)』『ソナタ 変ロ長調K.332( L.141)』,
 チマローザ:
  『ソナタ ハ長調C.56』『ソナタ ニ短調C.79』『ソナタ ヘ長調C.71』,
 リスト:『「フィガロの結婚」と「ドン・ジョヴァンニ」の主題による幻想曲 S.697』,
 ショパン:
  『マズルカ第7番ヘ短調Op.7-3』『マズルカ第13番イ短調Op.17-4』
  『マズルカ第25番ロ短調Op.33-4』,
 スクリャービン:『練習曲 嬰ハ短調Op.2-1』『練習曲 変ニ短調Op.8-12』,
 アレクサンドル・ローゼンブラット:『リスト=ファンタジー』,
ニコライ・トカレフ(P)
 天才少年ピアニストとして一世を風靡したニコライ・トカレフ。2007年の「トカレフNo.1」でソニー・クラシカルにデビューして以来、通算6枚目となるソロ・アルバムは、スカルラッティからローゼンブラットにいたるキャラクター・ピースを収めています。
 1983年モスクワに生まれのトカレフは、95年にモスクワでデビューしてから、瞬く間にその才能を羽ばたかせたのも記憶に新しいところです。97年初来日、その翌年には全国各地で演奏会を行い国内でも絶大なる人気を博しました。ただし、「天才少年」が素晴らしいピアニストになるのは至難の業であり、そこには人知れぬ努力と探究心が必要であることはいうまでもありません。
 そんな彼も今年31歳。まだ若いとはいえ、すっかり風格を感じさせるピアニストに成長したのです。
 このアルバムは2011年の録音、彼お得意のロシア物やリストだけでなく、チマローザやスカルラッティと言った古典派のすっきりとした作品を手掛けているのが興味深い選曲。もちろん彼が敬愛するローゼンブラットの作品も収録されています。
 確固たる技巧と、幅広い表現力。更なる飛躍が期待される1枚です。

  【録音】2011年11月, モスクワ合唱アカデミー音楽スタジオ(デジタル:セッション)
 

8888378170-2
\2400
キリ・テ・カナワ/『Waiata』〜マオリの歌
 Tama Ngakau Marie(Son of a Peaceful Heart)/
 Karu Karu (Expectation)/Haere E Hine (Farewell My Lady Fair)/
 He Puti Puti Koe (To a LovelyFlower)/
 Maringi Noa (I Weep for Your Return)/Awe Maria (Hail Mary) /
 E Te Ariki (Our Lord - Watch over Us) /
 He Wawata (The Days ofYearning)/
 Te Taniwha (The God of the Sea) /
 Whakaaria Mai (How Great Thou Art) /
 E Te Iwi E (Call to the People) /Kohu-Auahi (BlueSmoke)/
 Aue E Te Iwi E (The Pride of Our Maori People)/
 Kamate (Darkness into Light) /
 Tirohia Mokoia (Look to the Island)/
 Ehara Te Waea(Love Never Breaks)
デイム・キリ・テ・カナワ(Sp),
カール・ドイ(指揮)
ニュージーランド交響楽団、
オークランド大学室内合唱団
 その美しい姿、そして完璧な歌唱とオーラが他を圧する歌姫キリ・テ・カナワ。1944年生まれの彼女はすっかり年を重ね、昨年は数え年の「古希」を迎えています。
 当アルバムはそれを記念し、3月6日の誕生日に、コヴェント・ガーデン王立歌劇場でのドニゼッティ「連隊の娘」(クラケンソープ公爵夫人)へ出演するのに合わせてリリースされる最新盤「マオリ族の歌集」です。これはまたテ・カナワのレコーディング・デビュー50周年記念盤でもあります。
 ヨーロッパ人とマオリ族の血を引くテ・カナワは、折に触れ自分のルーツであるマウリ族が育んできた歌の素晴らしさを紹介してきましたが、その結実であった1999年発売の「マオリを歌う」(EMI)は世界的なベストセラーとなりました。
 当アルバム「ワイアータ」は、それの続編とも言うべきアルバムで、マオリ族の祈りの歌、1940年代に一世を風靡したソプラノ歌手アナ・ハトーが好んだ歌、独自の讃美歌やポピュラー・ソングなどから選曲されました。ジャケット写真等で見る限り美しさが全く衰えていないのには驚くばかりでしょう。
 声自体は丸くなったとはいえ、絶妙な表現と優しさが加わった彼女の歌からは、熟成されたブランデーのような香気と、深い愛が感じられます。
 民俗音楽を基にしながらも躍動感溢れる音楽とカール・ドイの絶妙な編曲、そして何よりも慈愛に満ちた歌唱。これは素晴らしい彼女からのプレゼントでしょう。

 【録音】2013年, ニュージーランド(デジタル:セッション)
 
8869783090-2
\2400
ハーフェズ・ナーゼリー/ザ・ルーミー・シンフォニー・プロジェクト:アントールド
 ハーフェズ・ナーゼリー:
  『創造』『アントールド』『エターナル・リターン』
ハーフェズ・ナーゼリー(Vo, Perc),
シャハラーム・ナーゼリー(Vo),
ポール・ニューバウアー(Vn),
マット・ハイモヴィッツ(Vc),
ザキール・フセイン(タブラ),
ルミ・シンフォニー合唱団, 他
ペルシャ古典音楽と西洋音楽を融合させ、プロムスでも話題となったハーフェズ&シャーラム・ナーゼリー兄弟。ペルシャの三大詩人の一人ルーミーの詩と現代詩と音楽を融合させたプロジェクト。シンフォニーといってもここでは「響き」の意味で、古典中近東楽器と西洋楽器による8人程度の器楽アンサンブルが主体となったものです。チェリストのマット・ハイモヴィッツ、リンカーンセンターの室内楽協会のヴァイオリニスト、ポール・ニューバウアーも参加しています。決して難しい現代音楽ではなく伝統的な民族音楽的なもので、ルーミーの神秘主義詩に見られる情熱を吹き込んで、古典音楽に新しい動きを加えたダイナミズムやミニマル的な雰囲気が感じられる作品に仕上がっています。

 《録音》2010〜2011年 (デジタル:セッション)




DHM


8884303074-2
\2400
カントゥス・ケルン/J.S.バッハ:モテット集
J.S.バッハ:『モテット集』〜
 [「歌え、主の御前に新しき歌を BWV.225」
 「御霊はわれらが弱きを助け給うBWV.226」
 「イエス、我が喜びよBWV.227」
 「おそるるなかれ、われ汝とありBWV.228」
 「来たれ、イエス、来たれBWV.229」
 「もろもろの国よ、主をほめ讃えよBWV.230」]
コンラート・ユングヘーネル(指揮)
カントゥス・ケルン
 名リュート奏者のユングヘーネルと、彼によって結成されたカントゥス・ケルンによる1995年録音の名盤、「バッハ:モテット集」の復活です。器楽も声も1パート1人に通奏低音という最小単位の編成による演奏で、こうした編成でのモテットの初めての録音だったものです。
 録音当時は画期的と称賛され、いまだにその新鮮さは衰えることのない名盤です。
 【録音】1995年10月, ドイツ、マンデルスロー、聖オスターク教会(デジタル:セッション)


<国内盤>


オクタヴィア・レコード


OVCL-00516
(2SACD Hybrid)
\4200+税
インバル(指揮)&東京都交響楽団
 マーラー:交響曲第6番 「悲劇的」
エリアフ・インバル(指揮)
東京都交響楽団
 現代の巨匠インバルと東京都交響楽団が快進撃を進める<新マーラー・ツィクルス>もこれで第6弾、「悲劇的」の登場です。
 各演奏会が絶賛され、リリースするライヴCDがどれも高い評価を受け続けています。世界的に見てもトップクラスのクオリティと音楽性を兼ね備えたコンビと言っても過言ではない、日本が世界に誇る名コンビです。今回もさらにグレードが上がります。
 全編にわたり繰り広げられる緊迫感漲る音楽のエネルギー。輝かしい響きの金管楽器群、美しく歌い上げる木管楽器群。そして精度の高く美しく彩られる弦楽器群。それらを完全にドライヴさせ、宇宙的な広がりをインバルが作り上げています。その一期一会の演奏を、緊張感と興奮を抱き、固唾を呑む聴衆の様子が音源からも伝わってきます。
現代最高のマーラー演奏をお楽しみ下さい。2013年11月2日横浜・みなとみらいホール、11月3日東京劇術劇場 にて収録
 

OVCL-00508
\3000+税
ナヌート(指揮)&紀尾井シンフォニエッタ東京
 ブラームス:交響曲第4番
 ワーグナー:ジークフリート牧歌
 コゴイ/アヴセネク編:弦楽のためのアンダンテ
アントン・ナヌート(指揮)
紀尾井シンフォニエッタ東京
 クラシック界の幻の巨匠指揮者としてまことしやかにその名演奏とともにマニア筋で噂されていた謎の指揮者、アントン・ナヌート。彼が2009年紀尾井シンフォニエッタの指揮台に上がり、「ついに姿を現す!」と話題になりました。
 それとともにリリースされたライヴCD(EXCL-00037)も風格漂うベートーヴェンを披露。「幻」から「真」の巨匠指揮者となりました。
 それから4年、再度紀尾井シンフォニエッタと共演。当盤はそのライヴ・レコーディングです。
 ナヌートの確固たる強い意志が漲る見事なブラームスを聴かせてくれています。古いドイツのスタイルを感じさせつつも懐の深いサウンドと洗練された肌理の細やかな表情。職人気質のナヌートならではの音楽です。
遅れてきた巨匠、アントン・ナヌートと紀尾井シンフォニエッタの渾身のライヴをお楽しみ下さい。
 2013年2月22、23日 東京・紀尾井ホール にて収録
 

OVCL-00530
(SACD Hybrid)
\3200+税
スヴェトラーノフ(指揮)&ロシア国立響
 ショスタコーヴィチ:
  交響曲 第5番 作品47
  祝典序曲 作品96
エフゲニ・スヴェトラーノフ(指揮)
ロシア国立交響楽団
 巨匠スヴェトラーノフが遺した入魂のショスタコーヴィチ交響曲第5番、祝典序曲をHybrid音源で再発売!
 スヴェトラーノフが1992年にセッションレコーディングを行なったロシア名曲集がCD/SACD Hybridで再リリースです。
この時期にスヴェトラーノフが遺した演奏はどれも発売時から最高傑作と評価も非常に高く同アルバムは、今でも伝説の演奏として評価されています。再評価され高い人気を誇るスヴェトラーノフファン必聴のアルバムです。
 一糸乱れぬアンサンブルからは、ショスタコーヴィチと共にソヴィエトの厳しさを身を持って知りぬいたオーケストラとそのオーケストラを知り尽くしたスヴェトラーノフならではの演奏で、それはまさに大いなる音楽遺産として相応しい名演奏となっています。ぜひお聴き下さい。収録:1992年6月15、16日 モスクワ放送局大ホールにて収録


【エクストン・ラボラトリー・ゴールドライン】

OVXL-00083
(SACD Hybrid)
\3800+税
吉田恵(オルガン)
 バッハ:

  小フーガ ト短調 BWV578
  ああ神よ、天よりみそわなし BWV741
  主イエス・キリストよ、われらを顧みて BWV 709
  幻想曲とフーガ ト短調 BWV54
  われ汝に別れを告げん BWV735
  われ汝に別れを告げん BWV736
  前奏曲とフーガ ハ長調 BWV547
  コラール・パルティータ BWV768
  パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV582
吉田恵(オルガン)
 吉田恵によるバッハのオルガン作品集がゴールドライン盤で登場!
 レコード芸術誌で特選盤、優秀録音盤に選ばれるなど、演奏・録音の双方で高評価を得た吉田恵によるバッハ:オルガン作品集。
 この度エクストン・ラボラトリー・ゴールド・ラインシリーズにて音質に磨きをかけ、装いも新たに再登場です。
 オルガンの持つ巨大なダイナミクス、聖堂の豊かな響き、深夜の録音が可能としたSN比。それらの魅力をフルに引き出すリマスタリングが描き出す、新たなるパイプオルガンの魅力を是非お聴き下さい。
  2011年8月21-22日 フローニンゲン、聖マルティン教会にて収録




<映像>


DYNAMIC(映像)


DYNDVD37692
(DVD)
\3000
セザール・フランク:
 歌劇「ストラデッラ」(L.V.ホーヴによる管弦楽版) 世界初録音
レオノール…イザベル・カバトゥ(S)/
ストラデッラ…マルク・ラホ(T)/
スパンドーニ…ヴェルナー・ファン・メッヘレン(B-Br)/
大公…フィリップ・ルイヨン(Br)/
ピエトロ…クサヴィエ・ルイヨン(T)/
ミシェル…ジョヴァンニ・イオヴィーノ(語り)/
ベッポ…パトリック・ミニョン/
役人…ロジャー・ジョアキム/
ワロン王立歌劇場管弦楽団&合唱団/
パオロ・アリヴァベーニ(指揮)/
ジャコ・ファン・ドルメール(演出)/
ヴァンサン・ルメーレ(装置)/
オリヴィエ・ベリオ(衣装)
収録 2012年 ベルギー リエージュ/収録時間:115分 仏語歌唱/音声:ステレオ2.0/DD 5.1/字幕:仏,英,独,西,伊,蘭,韓/画面:16:9/REGION All(Code:0)
 フランクというと「フランスの作曲家であり、交響曲とヴァイオリン・ソナタとオルガン曲を書いた人」という認識が一般的でしょう。しかし、実は彼はベルギー出身であり、またオペラも作曲していたということを知る人はどのくらいいるのでしょうか?
 ベルギー、リエージュに生まれ、すぐに音楽的才能を開花させ、12歳の時に最初のコンサートを開き「神童」ともてはやされた少年セザール・フランク(1822-1890)。その翌年1835年に一家でパリに移住、1837年にパリ音楽院に入学し、以降はほとんどフランスで活動したため、フランスの作曲家として知られるフランクですが、ベルギーでは彼のことをとても大切にしています。この作品は14歳の時に書かれ、パリ・オペラ座で初演されたとされていますが、実は歌の部分のみが残存。オーケストラ部分は失われてしまっているものです。
 今回は作曲家ルク・ファン・ホーヴがオーケストラ部分を加筆、3年に渡って改修していたワロン王立歌劇場のリニューアル・オープン、?落し公演の演目として演奏されたものです。斬新な演出(水が多用されている)、そして実在の人物をモデルにした血腥い物語も興味深いところながら、若きフランクがどのような音楽を自身の模範としていたのかも伺い知ることができる貴重な映像。歌手たちの力演も素晴らしいものです。
 

DYNDVD33763
(DVD)
\3000
サルヴァトーレ・アッカルドのマスタークラス IN クレモナ 第3集
 1.カロル・シマノフスキ(1882-1937):夜想曲とタランテッラ Op.28
  〈受講生…キム・ダミン(ヴァイオリン)〉/
 2.J.S.バッハ(1685-1750):シャコンヌ
  〈受講生…カテリーナ・デメツ(ヴァイオリン)〉
収録 2011年 クレモナ/収録時間:90分/音声:ステレオ2.0/字幕:英,日,中,韓/画面:16:9/REGION All(Code:0)
 1941年生まれのイタリアの名ヴァイオリニスト、サルヴァトーレ・アッカルドはその驚異的なテクニックと明るく輝く音色、そして何より溢れる歌心で多くの人の心を魅了してきました。彼のキャリアはおよそ半世紀以上に渡りますが、最近は彼自身の音楽と技巧を、若い人たちへと教えることに多くの情熱を傾けています。
 このDYNAMICのシリーズは、そんな彼が主宰するマスタークラスを丹念に映像に収めることで、彼の溢れる情熱と音楽への愛を伝えようと試みています。この第3集でも2人の若いヴァイオリニストの奮闘ぶりを楽しむことができます。シマノフスキで指導を受けているのは1990年生まれの韓国系ヴァイオリニスト、キム・ダミン。彼は2011年、ドイツのマルクノイキルヘン国際器楽コンクールで優勝し、その存在が注目されました。しかしその前年よりアッカルドに認められて、このマスタークラスでも指導を受けています。
 現在パリ音楽院で学んでいます。もう一人のデメツは1989年生まれ。2012年にレアーレ・コンチェルトの一員として来日、名手ルカ・ファンフォーニ指揮の元で四季などを演奏しています。YOUTUBEでも彼女の演奏を聴くことができるなど、これからが楽しみなヴァイオリニストです。
 今回も細心の注意を払った字幕が用意され、この息詰まる瞬間を暖かく見守ることが可能です。




ICA CLASSICS(映像)



ICAD-5124
(DVD)
\2600→\2390
レナード・バーンスタイン
 1972年 ロンドンにおけるストラヴィンスキー追悼コンサート

  1.春の祭典/
  2.ピアノとオーケストラのためのカプリッチョ/
  3.詩篇交響曲
ミシェル・ベロフ(ピアノ)…2/
イギリス・バッハ祝祭合唱団…3/
ロンドン交響楽団/
レナード・バーンスタイン(指揮)
録音 1972年4月8日 ロンドン ロイヤル・アルバート・ホール/収録時間:82分/音声:Enhanced Mono/字幕:なし/画面:4:3/REGION All(Code:0)
 1971年4月6日にこの世を去った偉大なる作曲家、イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882-1971)。この映像は、ストラヴィンスキー追悼のコンサートであり、バーンスタインのユニークでエキサイティングな指揮を堪能するための、素晴らしい記録でもあります。
 ここでバーンスタインが偉大なる先人を追悼するために選んだ曲は「春の祭典」を始めとした3つの曲。「ピアノとオーケストラのためのカプリッチョ」で見事なソロを務めているのは、その2年前にメシアンの「幼子イエズスに注ぐ20のまなざし」全曲演奏で注目を浴びた22歳の新鋭ミシェル・ベロフ。そしてストラヴィンスキーが新古典主義に傾倒していた時代の名作「詩篇交響曲」という組み合わせです。
 ストラヴィンスキーを「西洋音楽の最後の偉大なる父」と評したバーンスタインの演奏は、この作曲家の普遍性を具現化したものといえるでしょう。
 「詩篇交響曲」の映像には、若干の修復不可能な部分が存在しますが、芸術的価値を尊重し、リリースを決定しました。












1/14(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


NAIVE



V 5344
\2500→\2290
ローラン・コルシア:ミスター・パガニーニ
 (1)パガニーニ(クライスラー編):ヴァイオリン協奏曲第1番の第1楽章
 (2)アルベニス(クライスラー編):マラゲーニャ
 (3)クライスラー:ジプシー女
 (4)クライスラー:小ワルツ(オリジナルのピアノ曲)
 (5)パガニーニ(クライスラー編):ラ・カンパネラ
 (6)イザイ:パガニーニ変奏曲
 (7)パガニーニ:
  ロッシーニの「タンクレディ」のアリア「こんなに胸騒ぎが」による変奏曲Op.13
ローラン・コルシア(Vn)
ジャン=ジャック・カントロフ(指)
(1)(7)パリ室内管弦楽団
(2)-(6)上田晴子(Pf)
 パガニーニとコルシア。ミステリアスなふたりが、聴き手を最高に魅力的なヴァイオリンの世界に誘う至高のひととき

 録音:2013 年8 月/サル・コロンヌ② - ⑥、9 月/サンキャトル(パリ)①⑦/52’ 00”

 濃厚な情感と色気で人気のフェロモン系ヴァイオリニスト、ローラン・コルシアがパガニーニへのオマージュ盤をリリース。パガニーニを縦糸に、クライスラーとイザイという偉大なヴァイオリニストを横糸に、コルシアならではの凝ったコンセプトをとりつつも、ヴァイオリンの美感を最大限に活かした作品ばかりで、まさに彼の独壇場と申せましょう。
 パガニーニのヴァイオリン協奏曲第1 番のパガニーニ自身による管弦楽パートは、よく鳴るものの単純すぎる感もあるため、クライスラーが第1 楽章のみ近代オーケストレーションを施し、独奏ヴァイオリンと絡んだり展開させた再創造版があり、クライスラー自身も録音を残しています。コルシアはあえてクライスラー版を用い、もとのロッシーニ風ベルカント・オペラ調にレハール風な世紀末風味をまとわせ、ゾクゾクするほど魅力的な世界を創り上げています。
 イザイの「パガニーニ変奏曲」。有名な「カプリス第24 番」に基づく15 の変奏が繰り広げられます。パガニーニの原曲も変奏曲ですが、ここではイザイ特有の近代味と屈折感に置き換えられ、コルシアのシブいオトナの音楽が光ります。
 ピアノを担当しているのは、パリ音楽院でも教鞭をとる上田晴子。注目はクライスラーのオリジナル・ピアノ作品「小ワルツ」。ピアノも巧かったクライスラーならではの洒落た小品。ピアノ音楽ファンはこの1 曲だけでもCD を持っていたくなる知られざる逸品です。
 ローラン・コルシアは「ピープル」誌が「最もセクシーな男」に選んだカッコ良さだけでなく、オークレール門下で1983 年の第30 回パガニーニ国際コンクール最高位入賞者という実力派でもあります。LVMH グループから貸与されている1719 年製ストラディヴァリウスの銘器「ザーン」を手に、むせび泣くような音色、扇情的な歌い回しと超絶技巧を誇る、最高に魅力的なヴァイオリニストと申せましょう。




ローラン・コルシア、特別2枚組限定盤
Naive 15th Anniversary Limited Editions: Laurent Korcia
NC 40040
(2CD)
特別価格\2200→\1790
ローラン・コルシア(Vn)

[CD1]Doubles Jeux(二人のたのしみ)
 (1)ラインハルト=グラッペリ:マイナー・スウィング
 (2)ミシェル・ポルタル:マイナー・ワルツ
 (3)ラヴェル:ブルース
 (4)ドビュッシー:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
 (5)ヴィエニャフスキ:カプリース=エチュード第1番
 (6)ローラン・コルシア:マイナー・タンゴ
 (7)バルトーク:二つのヴァイオリンのためのデュオ(第35,18,28,44 番)
 (8)ギデオン・クライン:デュオ
 (9)ラインハルト=グラッペリ:ティアーズ
 (10)ミシェル・ルグラン:シェルブールの雨傘(テーマ)
 (11)マスネ:エレジー
 (12)ルイジ・デンツァ:もし分かってくれていたなら
  フロリン・ニクレスク(Vn /(1)(14)(15))
  ミカエル・ヴェンデベルク(Pf /(3)(4)(11)(12))
  ミシェル・ポルタル(バンドネオン/(2)(6))
  ネマニャ・ラドゥロヴィチ(Vn /(5)(7))
  タチアナ・ヴァシリーエヴァ(Vc /(8))
  クリストフ・ラルティユー(G /(1)(9)(10))
  ジャン=フィリップ・ヴィレ(Cb /(1)(9)(10))
  ピエール・ブサージュ(Cb /(2)(6))
  ジャン=ルイ・オーベール(声/(11)(12))

[CD2]
 コルンゴルト:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
   ジャン=ジャック・カントロフ(指)
   リエージュ・ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団

    いずれもローラン・コルシア(Vn)
 フランスの逸材、ローラン・コルシア、ジャジーな二重奏曲集&カントロフとのコンチェルト

 [CD1]オリジナル盤:V 5066 [CD2]録音:2011 年7 月2,4-7 日/リエージュ・フィルハーモニック・ホール、オリジナル盤:V 5280

  naive レーベル設立15 周年となる2013 年、フランスが誇るヴィルトゥオーゾ、ローラン・コルシアの2 つの話題盤がセットになって、お買い得価格で再登場いたします!「Doubles Jeux(二人のたのしみ)」は、そのアルバム・タイトルの通り、様々な楽器とのデュオを集めた小品アルバム。ネマニャ・ラドゥロヴィチとの共演でも大きく注目されました。
 ジャジーな雰囲気漂う選曲で、軽妙洒脱なコルシアのソロに聴き入る内容となっています。コルンゴルトとチャイコフスキーの協奏曲をカップリングしたCD は、naive レーベルから一時離れていたコルシアが、復帰後最初にリリースした意欲作。いずれもニ長調で書かれ、作品番号も同じ35 という共通点がある二大コンチェルトを、卓越した演奏技術と、持ち味の表現力でたっぷりと聞かせてくれます。ヴァイオリン奏者としても名を馳せたカントロフ率いるリエージュ王立フィルがバックを務め、過度な情感表現を控えた端正なアンサンブルでコルシアのソロを盛り立てています。





BNL

BNL 112972
\2500
フランスのパーカッション・アンサンブル、パーカッション・クラヴィア・ドゥ・リヨンによるサティ
サティ:
 3つのジムノペディ/3つのグノシエンヌ/
 冷たい小品より《逃げ出したくなる3つの歌》/
 犬のための、しまりのない3つの前奏曲/自動記述/
 メドゥーサの罠/でぶっちょ木製人形へのスケッチとからかい/
 乾からびた胎児/スポーツと気晴らし/
 「真夏の夜の夢」のための5つのしかめっ面/官僚的なソナチネ
パーカッション・
 クラヴィア・ドゥ・リヨン
 フランスのパーカッション・アンサンブル、パーカッション・クラヴィア・ドゥ・リヨンによるエリック・サティ(1866−1925)の作品集。幻想的な音色、雰囲気が包み込む打楽器によるサティは、ヒーリング・アルバムとしてもおすすめ。

 2012年6月の録音。





CELLO CLASSICS


CC 1030
\2400
インスパイラルズ
 ビゼー(ゾリ編):カルメニアーナ/
 トルトゥリエ:サクセ/
 ポッパー:セレナード/
 フィッツェンハーゲン:カプリッチョ/
 ボッタームント(シュタルケル編):パガニーニ変奏曲/
 シュテュッチェスキー:東洋の踊り/
 ポッパー:スピニング・ソング/
 カサド:無伴奏チェロ組曲/
 ロストロポーヴィチ:ユモレスク/
 トルトゥリエ:スパイラルズ/
 カサド:緑の悪魔の踊り/
 ポッパー:ヴェネツィアの舟歌/
 ピアッティ:タランテラ
ヒレル・ゾリ(チェロ)
アーノン・エレツ(ピアノ)
 ヒレル・ゾリは、1986年のマリア・カナルス国際コンクールでのゴールド・メダル、ロストロポーヴィチ国際チェロ・コンクールでのデュティユー賞の受賞など、多くの実績を誇るイスラエル、テル・アヴィヴ出身の実力派チェリスト。
 偉大なるチェロの先人たちへのオマージュ・アルバムでもあるこの「インスパイラルズ」。ビゼーの「カルメン」を題材とした「カルメニアーナ」のチェロ&ピアノ・ヴァージョンは、このレコーディングで初披露。チェロとピアノの白熱のコラボーレションが魅力の作品です。

 2010年2月&9月の録音。





CENTAUR


CRC 3302
\2300
エッセンシャル・ハイドン
 ハイドン:
  ピアノ・ソナタ第4番ト短調 Hob.XVI-44
  ピアノ・ソナタ第34番ヘ長調 Hob.XVI-47
  ピアノ・ソナタ第25番ハ短調 Hob.XVI-20
  ピアノ・ソナタ第21番ヘ長調Hob.XVI-23
ダリア・グロウホヴァ(ピアノ)
 ロシアの新世代、ダリア・グロウホヴァのハイドン!

 フンメルの音楽を敬愛し、古典派からロマン派の音楽を得意とするロシアの女流ピアニスト、ダリア・グロウホヴァは、前作に続き古典派ハイドンのソナタを収録。今回のハイドン第2弾では「短調」のソナタの魅力を追求したグロウホヴァ。流麗なフレージングと詩的な表現はロシアが生んだ新世代独特のハイドンの世界を創り出している。

 2012年7月の録音。
 


CRC 3319
\2300→\2190
コントラバス版!グリーグ&フランク!
 グリーグ:チェロ・ソナタ イ短調 Op.36(コントラバス版)
 フランク:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ イ長調(コントラバス版)
ヴォルカン・オルホン(コントラバス)
ローズ・チャンクラー(ピアノ)

 高い音楽性とテクニックで国際的に高い評価を得ているトルコ生まれのコントラバス奏者ヴォルカン・オルホン。現在シーダーラピッズ交響楽団の首席コントラバス奏者を務めているオルホンは、東京クヮルテットとの共演も行なっている。コントラバスでのチェロ、ヴァイオリンのソナタの演奏ではオルホンの妙技が光る。

 2004年、2009年の録音。
 

CRC 3244
\2300
情熱
 グラナドス:スペイン舞曲第5番/
 ロルカ:
  古いスペインの歌、カスタネット/
  クロータロ・インプロヴィゼーション/
 ファリャ:7つのスペイン民謡/アスケーロ:スペインの歌と詩/
 モンサルバーチェ:5つの黒人歌/ガリンド:子守歌/
 モレーノ:夜明け/バレラ:故郷の歌/
 伝承曲:チアパスのインディアンによるグアダルーペの聖母への賛歌/
 カステリャノス:町の真ん中にある木−即興曲/
 オアハカの伝承曲:泣いてる女/メキシコの伝承曲:魔女/
 バルセラータ:マリア・チュチェーナ
カトリーン・ドルイッツ(メゾ・ソプラノ)
ルートヴィヒ・アルベルト(マリンバ)
 エンリケ・グラナドス、マヌエル・デ・ファリャ、ロレンソ・バルセラータなどスペインとメキシコ作曲家の歌曲集。マリンバの優しく暖かい音色にカトリーン・ドルイッツの豊かな歌声でスペインとメキシコのラテンの情熱を奏でる。

 2011年4月の録音。
 
CRC 3265
\2300
バス・クラリネットとエレクトロニクスのための音楽
 ユードマン:ペナンブラ
 スパソフ:エンボディメント
 ヴォーン:イン・メモリアム
 フィッシュマン:ア・ケー・ノー・ミー・ケーマス
 ガッロ:マス・クラーロ
サラ・ワッツ(バス・クラリネット)
 キール大学創立50周年を記念し、キール大学の博士、教授達のバス・クラリネットとエレクトロニクスのための作品を集めたアルバム。バス・クラリネットはロンドンの王立音楽院、オランダのロッテルダム音楽院で研鑽を積んだイギリスの女流奏者、サラ・ワッツ。バス・クラリネットのスペシャリストが、低音楽器のソロ楽器としての魅力を存分に聴かせる。

 2012年2月の録音。
 

CRC 3273
\2300
アルゼンチンのギター音楽
 ボッタ:ファルタ・エンビドー、残り時間を
 ゴンザレス:パーティーと踊り
 コロネル:私の古いミロンガ、彼女は一人で行く、雨
 ロメロ:喚起
 ムニョス:アクシオネス・バリアス
ルーカス・マルティーノ(ギター)
 1998年コルドバ・ロータリー・クラブ・コンクールで第1位を獲得した、アルゼンチン生まれのルーカス・マルティーノ。母国アルゼンチンの世界初録音作品を集めたこのアルバムで華麗なテクニックを披露してくれる。

 2011年9月の録音。
 

CRC 3251
\2300
シェーズ・オブ・グレイ
 ガーシュウィン:3つの前奏曲、ラプソディー・イン・ブルー
 ヴォルフガング:
  クラリネットとファゴットのための3つのショート・ストーリー
 カールソン:トワイライト
 C・H・バーンスタイン:
  クラリネットとヴァイオリンのためのブレンディング
 カンリフ:カノン
 バレル:ブルー・ミューズ
 ストレイホーン:ラッシュ・ライフ/ジョビン:ウェーブ
ゲイリー・グレイ
 (クラリネット、サクソフォーン)
ビル・カンリフ(ピアノ)
ジュディス・ファーマー(ファゴット)
ジョアン・ピアース・マーティン(ピアノ)
アダム・コルニツェフスキ(ヴァイオリン)
ゲイリー・フォスター(サクソフォーン)
ケニー・バレル(ギター)
ジュリエット・グレイ(朗読)
ヴィンス・マッジョ(ピアノ)
 ロサンゼルス室内管やロサンゼルス・オペラ管弦楽団の首席奏者を歴任しUCLAの教授を務めるクラリネット奏者のゲイリー・グレイ。コンサート・ホールでのリサイタルやハリウッドのスタジオ・ミュージシャンとして幅広い活動を行っているグレイの妙技を凝縮したアルバム。今作では、グレイがサクソフォーンの演奏でも、その妙技を聴かせてくれる。

 1983年−2011年の録音。





HORTUS


HORTUS 103
\2500

エルガー:希望と栄光の国
 イギリス行進曲 Op.32/11の晩祷のヴォランタリー Op.14/
 オルガン・ソナタ第1番ト長調 Op.28/夜の歌 Op.15-1/
 朝の歌 Op.15-2/エニグマ変奏曲 Op.36/
 行進曲「威風堂々」第1番ニ長調 Op.39-1

ジャン=リュック・エティエンヌ(オルガン)
 フランスのコンポーザー=オルガニスト、ジャン=リュック・エティエンヌのエルガーの作品集。1986年にトゥールーズ国際オルガン・コンクールでファイナリスト、2007年にトゥール地方音楽院の教授に就くなど実力は折り紙つき。ルクセンブルクのサン・マルタン教会のオルガンでエルガーの音楽を荘厳、壮麗にに響かせる。2012年7月17−19日の録音。
 

HORTUS 101
\2500
ヘンデル:リコーダー・ソナタ集
 リコーダーと通奏低音のためのソナタ HWV367
 組曲第2番ヘ長調 HWV.427よりアダージョ
 リコーダーと通奏低音のためのソナタ イ短調 HWV.369
 ソプラノ、リコーダーと通奏低音のためのカンタータ
  「忘却の甘さの中で」HWV.134
 リコーダーと通奏低音のためのソナタ変ロ長調 HWV.377
 リコーダーと通奏低音のためのソナタ ハ長調 HWV.365
 ノン・ポッソ・ディル・ディ・ピウ
 ソン・エジット
ル・リュヌ・ドゥ・クザン・ジャック
 〔オロール・ブッチャー(ソプラノ)、
  ブノワ・トワゴ(リコーダー)、
  フレデリック・エルナンド(チェンバロ)、
  ディエゴ・サラマンカ(リュート、テオルボ)、
  アナベル・ブレイ(チェロ)〕
 フランスのピリオド・アンサンブル、ル・リュヌ・ドゥ・クザン・ジャックによるヘンデルのソナタと2つの未出版のイタリア語によるアリアを含む作品集。ソナタを奏でるバロック・リコーダー奏者のブノワ・トワゴは2005年のブルージュ国際コンクール、ソロ部門のファイナリストになった実力派。ヘンデルの精神を現した曲を、柔らかく味わい深い音色で。

 2012年11月5日&8日の録音。
 
HORTUS 097
\2500
レーガー:オルガン作品全集Vol.2
 幻想曲とフーガ ハ短調 Op.29
 12の小品 Op.59
ジャン=バプティスト・デュポン(オルガン)
 フランスのオルガニストによる19世紀後期〜20世紀初期ドイツ・オルガン界の巨人マックス・レーガー(1873−1916)の「オルガン作品全集」の第2弾!
 演奏者に抜擢されたのは、トゥールーズのサン・セルニン教会のアシスタント・オルガニストを務める1979年生まれの有望株。ルクセンブルクの聖マーティン教会にあるシュタールフート・オルガンでの録音。
 


HORT 548
\2500→\2290
フランス、パリ出身の現代音楽作曲家、フィリップ・シャモー
 シャモー:
  交響曲第8番
  風の詩(管弦楽団のための)
ルーアン音楽院交響楽団
クロード・ブレンデル(指揮)
フランソワ・マルシャル(バグパイプ)
 フランス、パリ出身の現代音楽作曲家、フィリップ・シャモー(1952−)の「交響曲第8番」と「管弦楽のための風の詩」。交響曲第8番では「アメージング・グレース」のメロディーを取り入れるなど、シャモーならではのアイデアが満載。
 フランスのルーアン地域の音楽院でコンダクターやディレクターを務める、クロード・ブレンデル。その活動はフランスだけでなく、2013年にはベトナムや中国でのツアーを周り世界的にも活躍の場を増やしている。フレンチ・プログラムに定評のあるルーアン音楽院交響楽団と共にシャモーの世界観を見事に表現している。

 2010年2月の録音。





MUSIC&MEDIA

MMC 105
\2400
チャップマン・キャンベル:10の光のスケッチ アレキサンダー・チャップマン・キャンベル
 (ピアノ)
 アレキサンダー・チャップマン=キャンベル(1988−)は、イギリス王室属領のガーンジー島出身のコンポーザー=ピアニスト。
 メロディックで静謐なピアノ小品集「10の光のスケッチ」は、ヒーリングとクラシックのクロスオーヴァー的な作品。「Classic FM」のアルバム・オヴ・ザ・ウィークに選出されるなど、イギリスで話題を呼んでいる。レコーディング、マスタリングはリン・レコーズの名エンジニア、フィリップ・ホッブスが担当。
 

MMC 106
(2CD/特別価格)
\2800
エムスリー:オラトリオ《アルファとオメガ》 マーティン・エムスリー(指揮)
アルファ&オメガ・オーケストラ&コーラス
 教会オルガニスト、指揮者としても活躍するイギリスの作曲家マーティン・エムスリー
 キリストの受難と復活のストーリーを現代風に仕上げたオラトリオ「アルファとオメガ」の、世界初演のライヴ・レコーディング。

 2013年4月13日のライヴ録音。





PENTATONE


PENTATONE LIMITED


PTC 5186 531
(SACD HYBRID)
\2700
ペンタトーン・リミテッド Vol.1 〜
 クリエイティング・タイムレス・クラシックス

  シューマン:森の情景〔マーティン・ヘルムヘン(ピアノ)〕/
  チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調 Op.36より 第3楽章
    〔ミハイル・プレトニョフ(指揮)、ロシア・ナショナル管弦楽団〕/
  J.S.バッハ:
   オーボエとヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV.1060より アダージョ
    〔ヴェスコ・エシュケナージ(ヴァイオリン)、
     アレクセイ・オグリンチュク(オーボエ)、コンセルトヘボウ室内管弦楽団〕/
  コレッリ:合奏協奏曲ニ長調 Op.6より 第4楽章
    〔新オランダ・アカデミー室内管弦楽団〕/
  メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番ニ短調 Op.49より スケルツォ
    〔ユリア・フィッシャー(ヴァイオリン)、ジョナサン・ギラード(ピアノ)、
     ダニエル・ミラー=ショット(チェロ)〕/
  チャイコフスキー:交響曲第2番ハ短調 Op.17《小ロシア》より 第2楽章
    〔ミハイル・プレトニョフ(指揮)、ロシア・ナショナル管弦楽団〕/
  ベートーヴェン:
   ピアノ・ソナタ第21番ハ長調 Op.53《ワルトシュタイン》より ロンド
    〔児玉麻里(ピアノ)〕/
  コルンゴルト:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35より 第3楽章/
  ブレイク:クラリネット協奏曲 Op.329aより ラウンド・ダンス
    〔アンドリュー・マリナー(クラリネット)、ネヴィル・マリナー(指揮)、
     アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ〕/
  幻想的小品集 Op.3より 前奏曲嬰ハ短調〔ナレ・アルガマニアン(ピアノ)〕/
  シューベルト:
   ピアノ五重奏曲イ長調 D.667,Op.114《ます》より アンダンテ
    〔マーティン・ヘルムヘン(ピアノ)、
     クリスティアン・テツラフ(ヴァイオリン)、
     アントワーヌ・タメスティ(ヴィオラ)、
     マリー・エリザベス・ヘッカー(チェロ)、
     アロイス・ポッシュ(コントラバス)〕/
  ショスタコーヴィチ:交響曲第1番ヘ短調 Op.10より 第2楽章
    〔ウラディミール・ユロフスキ(指揮)、ロシア・ナショナル管弦楽団〕/
  サン=サーンス:交響曲第2番イ短調 Op.55より 第2楽章
    〔マレク・ヤノフスキ(指揮)、スイス・ロマンド管弦楽団〕
アラベラ・美歩・シュタインバッハー
 (ヴァイオリン)
マレク・ヤノフスキ(指揮)
マーティン・ヘルムヘン(ピアノ)
ユリア・フィッシャー
 (ヴァイオリン)、他
 新シリーズ「ペンタトーン・リミテッド」がスタート!後世に伝えたい名曲、名演を集めた第1弾!

 オランダのペンタトーン・クラシックス(PentaTone)よりテーマ別のプログラムを贈る新シリーズ「ペンタトーン・リミテッド」がスタート!
 第1弾は、後世に伝えたい名曲、名演を集めた『クリエイティング・タイムレス・クラシックス』永遠のクラシック。
 ペンタトーンのアーティスト・オブ・ザ・シーズンに選ばれているアラベラ・美歩・シュタインバッハーを始め、マーティン・ヘルムヘン、児玉麻里、ナレ・アルガマニアンなどのピアニストや、ユリア・フィッシャー、プレトニョフ&ロシア・ナショナル管、ヤノフスキ&スイス・ロマンド管などアーティストも充実。
 ペンタトーンが誇る選りすぐりの音源を集めたこのプログラムは、ハイクオリティ・サウンドはもちろん、一流の演奏者達の演奏でオーディオ・チェックにも一役買うこと間違い無し。ディジパック仕様。







QUARTZ


QTZ 2102
(2CD/特別価格)
\2800
グラス:ピアノ作品集
 《グラスワークス》より オープニング
 《めぐりあう時間たち》より
 トリロジー・ソナタ
 メタモルフォージスI〜V
 モダン・ラヴ・ワルツ
ジェレミー・リム(ピアノ)
 ルドヴィコ・エイナウディの「ピアノ作品集」(QTZ 2064)では、穏やかな波の如くゆらめく音楽を美しく奏でてくれたイギリスのピアニスト、ジェレミー・リムが、アメリカの巨星フィリップ・グラスのピアノ作品をレコーディング。
 「めぐりあう時間たち」からのピアノ作品、3つの舞台作品「浜辺のアインシュタイン」、「サティアグラハ」、「アクナーテン」からのアレンジである「トリロジー・ソナタ」、5つの「メタモルフォージス」など、ミニマル・ピアノの名作から、フィリップ・グラスの幻想的な世界が広がってゆく。

 2011年6月15日の録音。





SLEEVELESS



SLV 1003
\2400→\2190
ウォーレン・メイリー=スミス
 モーツァルト:ピアノ・ソナタ集

  ピアノ・ソナタ第9番ニ長調 K.311
  ピアノ・ソナタ第8番イ短調 K.310
  ピアノ・ソナタ第12番ヘ長調 K.332
  ピアノソナタ第11番イ長調 K.331より トルコ行進曲
ウォーレン・メイリー=スミス
 (ピアノ/スタインウェイ)
 俊英メイリー=スミスの軽やかでクリアなモーツァルト!

 ペーター・フォイヒトヴァンガーとロナルド・スミスからピアノを学び、英国王室からバッキンガム宮殿やハイグローヴ・ハウス、サンドリンガム・ハウスに招かれ演奏を披露。
 2011年にはロイヤル・フィルとの共演で本格的なコンチェルト・デビューも果たした英国ピアノ界の俊英ウォーレン・メイリー=スミス。
 モーツァルトの「ピアノ・ソナタ集」でも、リストやベートーヴェン、ショパンで聴かせてくれたメイリー=スミスの持ち味である軽やかなタッチと美麗な音色が際立っている。
 1つ1つの音色が輝きながら音楽を創り上げていくメイリー=スミスのモーツァルトは、若き才能が輝く好演です。

 ※録音:2010年10月、ワイアストン・ホール(モンマス)





CAB RECORDS


CAB 15
\2300
凍てつく真冬に ノルウェーからスペインへ、クリスマス音楽の旅
 ノルウェー民謡/ペッテル・ウドラン・ヨハンセン編曲:
  この楽しきクリスマスに [I denne sote Juletid]
 不詳(16世紀フランス)/アリアンナ・サバール編曲:
  聖なる乙女(豊かなる乙女) [Une Vierge feconde]
 ペッテル・ウドラン・ヨハンセン:冬の歌 [Winter Song]
 グスターヴ・ホルスト(1874-1934)編曲:
  凍てつく真冬に [In the Bleak Midwinter]
 不詳(カラブリア公の歌集(1556)所収)/アリアンナ・サバール編曲:
  われらは眠ってはならぬ [No la devemons dormir]
 フランツ・グルーバー(1787-1863):きよしこの夜 [Stille Nacht, Heilige Nacht]
 ペッテル・ウドラン・ヨハンセン:
  冬の夕暮れ鳥を探して [Looking for a Sunset Bird in Winter]
 不詳(16世紀ドイツの教会歌曲)/アンドレアス・シュピンドラー編曲:
  マリアは茨の森を通って行った [Maria Durch ein Dornwald ging]
 アリアンナ・サバール:星の歌 [Canco de l'Estrella]
 カタルーニャ民謡/アリアンナ・サバール、アンドレアス・シュピンドラー編曲:
  羊飼いカテリナ [La Pastora Caterina]
 不詳(16世紀ドイツの教会歌曲)/
  アリアンナ・サバール、アンドレアス・シュピンドラー編曲:
  エサイの根より [Es ist ein Ros' entsprungen]
 不詳(16世紀フランス)/トワノ・アルボー(1520-1595)出版:
  ディン・ドン、空高く [Ding Dong! Merrily on High]
 トワノ・アルボー出版/アンドレアス・シュピンドラー編曲:
  ブランル・ド・ノエル [Bransle de Noel]
 レナード・コーエン(1934-)/ペッテル・ウドラン・ヨハンセン編曲:
  ハレルヤ [Halleluja]
アリアンナ・サバール(歌、トリプル・ハープ)
ペッテル・ウドラン・ヨハンセン(歌、ハリングフェレ、シターン、ピアノ)
カペラ・アンティクァ・バンベルゲンシス
 アンケ・シュピンドラー
  (ヴィオラ・ダ・ガンバ、ソプラノ・ヴィオル、フィドル、ニッケルハルパ)
 アンドレアス・シュピンドラー
  (コルネット[ツィンク]、ショーム、バグパイプ、ソプラノ・リコーダー、
  テナー・リコーダー、フラウト・トラヴェルソ、クラリネット、ヴィオラ・ダ・ガンバ、
  ヴィオローネ、コラショーネ、グロッケンシュピール)
 ベンヤミン・ドレスラー
  (ソプラノ・ヴィオル、アルト・ヴィオル、ヴィオラ・ダ・ガンバ、ヴィオローネ)
 トーマス・シュピンドラー(リク、カホン)

録音:2012年,ヴェルンスドルフ城館、バンベルク,
    グレート・ホール・スタジオ、エーバーマンシュタット,ドイツ

3年ぶりのご案内となるカペラ・アンティクァ・バンベルゲンシスの新譜。ノルウェーからペッテル・ウドラン・ヨハンセン、スペインからアリアンナ・サバールが参加し、それぞれの国を結ぶ音楽の旅をするという趣向のクリスマス・アルバムです。(もっと早くご案内できなくて申し訳ございません。)ルネサンス時代の楽曲からサバールとヨハンセンのオリジナル曲まで、すべて古楽的なアプローチで心を穏やかにさせるような音楽を聴かせてくれます。
ペッテル・ウドラン・ヨハンセンはオスロに生まれ、イングリッド・ビョーナーおよびスヴェイン・ビョルコイ(ノルウェー音楽高等学校)、リチャード・レヴィット(バーゼル・スコラ・カントールム)、ハンス・ペーター・ブロホヴィツに師事したテノール。中世音楽から「ジーザス・クライスト・スーパースター」、「ウエストサイド・ストーリー」といったミュージカルに至るあらゆる時代の作品を歌い演じ、古楽器も演奏、さらに作曲もするという驚くべき才能の持ち主。ジョルディ・サバールからの信頼厚く、娘のアリアンナとのデュオでも活動しています。

 

CAB 16
(2CD)
\2600
ヴィッテルスバッハ・オーディオブック ヴィッテルスバッハ家の音楽と物語
 [CD-1] オーディオブック
 ヴィッテルスバッハ家/その名の由来/音楽/ヒルデガルト・フォン・ビンゲン
 なぜウィーンはまるでバイエルンの首都のようになったか/カルミナ・ブラーナ
 ヴィッテルスバッハ家とサッカー/オスヴァルト・フォン・ヴィルケンシュタイン
 ミュンヘン宮廷礼拝堂初代楽長ルートヴィヒ・ゼンフル/才能をめぐる争い
 オルランドゥス・ラッススとその時代/レオンハルト・レヒナー
 国王ルートヴィヒ2世とブルー・ジーンズ/30年戦争後の時期
 ヨハン・フィリップ・クリーガー/ヨハン・クリーガー
 アンドレアス・ハンマーシュミット/ベルナルド・パスクイーニ/こびとペルケオ
 マンハイム楽派/ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
 ゲオルク・アントン・ベンダ/鷲の紋章(ヴィッテルバッハ賛歌)
パウル・マール(台本、朗読)
グンター・ショス(朗読)
[CD-2] 音楽(1214-1803)
 ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098-1179):
  おお、何とすばらしい [O quam mirabilis]
 カルミナ・ブラーナ(1230頃)から
  これがわが運命 [Sic mea fata]/良きことである [Bonum est]
  めでたし、高貴なる [Ave Nobilis]
 オスヴァルト・フォン・ヴィルケンシュタイン(1377頃-1445):Wes mich mein bul
 ルートヴィヒ・ゼンフル(1490頃-1543):
  ああエルスライン、愛しのエルゼライン [Ach Elslein, liebes Elselein]
 ハインリヒ・イザーク(1450頃-1517):
  インスブルックよ、私は去らねばならない [Innsbruck, ich muss dich lassen]
 オルランドゥス・ラッスス(1532-1594):
  私は一人の若い娘を知っている [Ich weiss mir ein Meidlein]
 ヴィンチェンツォ・ルッフォ(1510頃-1587):絶望 [La Disperata]
 レオンハルト・レヒナー(1553頃-1606):
  ああ、誰が私の心を平安で満たしてくれるのか
   [Ach, wer wird mir mein Geist mit Frieden stillen]
 タルクイニオ・メールラ(1595-1665):
  信じてしまうお人好し [Folle e ben che si crede]
 ヴィンチェンツォ・ルッフォ:ラ・ガンバ [La Gamba]
 アンドレアス・ハンマーシュミット(1610-1675):
  口づけの技 [Kunst des Kussens]
 ベルナルド・パスクイーニ(1627-1710):スペインのフォリアによるパルティータ
    [Partite sopra la Aria della Folia da Espagna]
 ヨハン・フィリップ・クリーガー(1649-1725):孤独に [An die Einsamkeit]
 ディエゴ・フェルナンデス・デ・ウエテ(1635-1713):
  ドイツの歌 [Cancion Alemana]/ガイタ(バグパイプ) [Gaitas]
 ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):アデライーデ [Adelaide]
 ゲオルク・アントン・ベンダ(1722-1795):
  ソナティナ第4番ハ長調 [Sonatina IV D-Dur]
 ペッテル・ウドラン・ヨハンセン/
  ヨゼフ・フォン・アイヒェンドルフ(1788-1857)作詩:
  鷲の紋章(ヴィッテルバッハ賛歌) [Adler (Hymne an die Wittelsbacher)]
アリアンナ・サバール
 (歌、トリプル・ハープ、ゴシック・ハープ)
ペッテル・ウドラン・ヨハンセン
 (歌、シターン、ルネサンス・シターン、チェンバロ)
ダビド・マヨラル(打楽器)
アンケ・シュピンドラー
 (ヴィオラ・ダ・ガンバ、ソプラノ・ヴィオル、
  フィドル、ニッケルハルパ、バス・リコーダー)
アンドレアス・シュピンドラー
 (コルネット[ツィンク]、ヴィオラ・ダ・ガンバ、
  バグパイプ、ソプラノ・リコーダー、アルト・リコーダー、
  クルムホルン、グロッケンシュピール)
ベンヤミン・ドレスラー(アルト・ヴィオル、ヴィオローネ)
エドアルド・トルビアネッリ(フォルテピアノ)

録音:2013年7月,ヴェルンスドルフ城館、バンベルク,グレート・ホール・スタジオ、エーバーマンシュタット,ウルトラマール・スタジオ、ベルリン,ドイツ
 1180年から1918年まで、738年にわたりバイエルン公−バイエルン選帝侯−バイエルン王として君臨したドイツの有力貴族ヴィッテルスバッハ家と彼らが保護した音楽をテーマとした「耳で聴く本」。CD-1はドイツのバンベルク在住の児童文学作家・劇作家・脚本家パウル・マール(1937-)の台本による、ヴィッテルスバッハ家と音楽についての物語。朗読はドイツ語で、CD-2の音楽がBGMとして使われています。CD-2は音楽のみ。日本のリスナーにとってはCD-2がメインでCD-1がおまけのようになりますが、価格設定が1枚物に近いのがうれしいところ。
 アリアンナ・サバール、ペッテル・ウドラン・ヨハンセン、エドゥアルド・パニアグア軍団の打楽器奏者ダビド・マヨラル、そしてカペラ・アンティクァ・バンベルゲンシスのメンバーによる品格の高い演奏を楽しめます。

 

CAB 14
(2CD)
\2600
空飛ぶラクダ−ナスレッディン・ホジャの物語
 パウル・マール(1937-)台本
 ジーモン・ミヒャエル、ムラート・コシュキン、イブラヒム・サルアルトゥン、
 カペラ・アンティクァ・バンベルゲンシス(音楽)
 [CD-1] ドイツ語/[CD-2] トルコ語
パウル・マール(朗読)
ムラート・コシュキン
 (朗読、フレーム・ドラム、タンブレロ、リク、ダルブッカ)
イブラヒム・サルアルトゥン(朗読、サズ、歌)
ジーモン・ミヒャエル
 (サントゥール、ギター、ガイヤーライアー、チェンバロ、
 ドラム・セット、マリンバフォン)
ダニエル・ザッファー(エレクトリック・ベース、コントラバス)
カペラ・アンティクァ・バンベルゲンシス
 ヴォルフガング・シュピンドラー、
 アンケ・シュピンドラー、
 アンドレアス・シュピンドラー、
 トーマス・シュピンドラー
  (バグパイプ、ショーム、フィドル、オルガネット、
   中世リコーダー、骨笛、カラモス、
   ゴシック・ハープ、ニッケルハルパ、
   ラウシュプファイフェ、フレーム・ドラム、ダヴル、リク)

録音:2012年5-6月,グレート・ホール・スタジオ、エーバーマンシュタット,ヴェルンスドルフ城館、バンベルク,ドイツ

トルコ民話の登場人物ナスレッディン・ホジャを主人公とする物語のオーディオブック。2013年2月期ドイツ・レコード批評家賞受賞盤。


<LP>


PROFIL(LP)



PH 13040
(5LP)
\23000→\22000
全世界1000セット初回完全限定プレス
 ワーグナー:「ローエングリン」全曲
ヨハン・ボータ(T ローエングリン)
アドリアンヌ・ピエチョンカ(S エリーザベト)
ペトラ・ラング(Ms オルトルート)
ファルク・シュトゥルックマン
 (Br フリードリヒ・フォン・テルラムント)
クワンチュル・ユン(ハインリヒ王)
アイケ・ヴィルム・シュルテ(Br 伝令)
ケルンWDR 放送合唱団、NDR 合唱団
プラハ室内合唱団
ケルンWDR 交響楽団
セミヨン・ビシュコフ(指揮)
 トーレンス社全面監修によりアナログ盤化第2弾!ビシュコフによる「ローエングリン」全曲。全世界1000セット初回完全限定プレス

 録音:2008 年5 月30 日-6 月14 日/ケルン、フィルハーモニー/ LP マスタリング:ホルガー・ジードラー(THS-Studio)/ステレオ、初LP化

 SACD ハイブリッド盤初出時に各方面から絶賛された、ビシュコフの「ローエングリン」全曲。当代最強といわれたキャストを得て、ビシュコフによる精妙の限りを尽くした絶美の表現が全開となった内容が、高級アナログ・プレーヤーの老舗、スイスのトーレンス社の全面監修を得て、180 g重量盤仕様のアナログ盤5 枚組でリリースされます。
 Profil アナログ盤リリース第1 弾「ティーレマン&シュターツカペレ・ドレスデンによるブルックナーの第8 交響曲」と同じく、DSD マスター使用により、高域から低域までアナログに近いなめらかな波形で十分なレンジが確保され、情感ゆたかな歌声、弦楽器のこまやかな質感、ふくよかなブラス、極上のホール・トーンなど、アナログ再生の醍醐味を約束してくれる期待度満点の内容となっております。歌詞はドイツ語と英訳詞を掲載。
 なお、当セットは全世界1,000 セットの初回限定生産品となります。追加プレスは行わないとのことですので、お届けできるのは初回輸入分のみとなる見込みです。お早めにお求めいただきますようお願い致します。



<国内盤>


キング・インターナショナル(国内仕様盤)

KKC 5361
\2857+税
※輸入盤発売済
シギスヴァルト・クイケン&ラ・プティット・バンド
 J.S.バッハ:管弦楽組曲(全曲)
ラ・プティット・バンド
シギスヴァルト・クイケン(指揮)
 真の響きを追求するクイケンのこだわりが結実した『管組』

 録音:2012 年9 月29 日-10 月1 日ベルギー、シント・トルイデン、ベギンホフ教会/輸入盤・日本語解説付 輸入盤:[ACCENT] ACC.24279

 古楽界の巨匠シギスヴァルト・クイケン率いる名門古楽アンサンブル、ラ・プティット・バンドによるバッハの管弦楽組曲。1972 年にS. クイケンとG. レオンハルトにより結成されたラ・プティット・バンドは、メンバーチェンジなどを経て2012 年に40 周年を迎えました。彼らは1981 年に管弦楽組曲を録音しており、この再録音は31 年ぶりの再録音ということで、その間の絶え間ない研究や技術の向上が結実したものとなっています。そして通常2 枚組で販売されることの多い管弦楽組曲ですが、クイケンならではの快速テンポで1枚に収め、爽快で生き生きとした演奏を聴かせてくれます。
 今回も作曲された当時の響きを再現するために、S. クイケンは最小編成のアンサンブルで、基本的には「1パート1人」で演奏し、各声部の進行をより明白にしています。

 ラ・プティット・バンド2014 年来日予定
  5月28日(水)よみうり大手町ホール  5月31日(土)所沢市民文化センター  6月1日(日)青山音楽記念館
  
KKC 5362/67
(6CD)
\6666+税
※輸入盤発売済
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集/ アルテュール・スホーンデルヴルト
 Disc1,2:
  タンジェントピアノ:フランツ・ヤコブ・スペト1775 年製作(ウィリアム・ユルゲンソンによるレプリカ)/
    2005 年8 月9-11 日 シュトゥットガルト州立博物館
 Disc3,4:
  フォルテピアノ:ヨハン・アンドレアス・シュタイン1780 年製作
   白木のハンマー(ウィリアム・ユルゲンソンによるレプリカ)/
    2009年12月17-29日 バルセロナ、カタルーニャ高等音楽院
 Disc5:
  クラヴィコード 北ドイツ1780 年頃製作(ヨリス・ ポトフリーヘによるレプリカ)/
    2005年5 月31 日〜6月2 日 ベルギー、グリムベルゲン修道院の聖具室
 Disc6:
  フォルテピアノ:アントン・ヴァルター1790年製作
   革張りハンマー(ポウル・ポレッティ&ヘラルト・トゥインマンによるレプリカ)/
    2005 年9 月27-29 日 ベルギー、グリムベルゲン修道院の聖具室
 鬼才スホーンデルヴルト、3 つの異なる楽器を用いたモーツァルト:ピアノ・ソナタ全集

 輸入盤・日本語解説付 輸入盤:[ACCENT] ACC.24254

 古楽大国オランダが生んだ知性派フォルテピアノ奏者アルテュール・スホーンデルヴルト。歴史的研究に裏付けされた斬新かつ刺激的な演奏で聴衆をあっと言わせるスホーンデルヴルトによるモーツァルトのピアノ・ソナタ全集です。フォルテピアノ、クラヴィコード、タンジェントピアノの3つの異なる楽器を用いることによって音色の多様性を追求しています。また、スホーンデルヴルトは、装飾音、リピートの問題を徹底的に極め、正しい方法を見出しています。この演奏で彼は、より正確にモーツァルトの音楽を表現し、さらに機知に満ちた自由で即興的な演奏により、作品に新しい光を当てています。
 
KKC 5368
\2857+税
※輸入盤発売済
アルテュール・スホーンデルヴルト
 
モーツァルト:ピアノ協奏曲第18番&19番
アルテュール・スホーンデルヴルト
 (フォルテピアノ&指揮)
  【使用楽器:アントン・ワルター、
   ウィーン1782 年モデル】
クリストフォリ・アンサンブル
 異才スホーンデルヴルトによる第2弾!紛失パートを再現し当時の響きを追求

 録音:2012 年5 月14-17 日アル=ケ=スナン王立製塩所(フランス)/輸入盤・日本語解説付 輸入盤:[ACCENT] ACC.24278

 オランダのフォルテピアノ奏者、アルテュール・スホーンデルヴルトによるモーツァルト:ピアノ協奏曲シリーズ第2 弾。前作と同様にオケは極端に小規模な各パート1人の編成とし、従来の演奏とは一線を画した斬新なアプローチで聴かせます。スホーンデルヴルトが用いているフォルテピアノは1782 年製アントン・ワルターのレプリカで、軽快なタッチのチェンバロのような銀色の音色が魅力です。第19 番の協奏曲では、紛失したティンパニとトランペットのパートを再現し、当時の華やかさが蘇ります。そして第18 番では緻密で親密な美しい演奏を披露しています。



<映像>


BELAIR(映像)


フェドセーエフ(指)
チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ
 (旧モスクワ放送交響楽団)


BAC 082
(DVD)
\3000→\2690
チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ/ムジークフェライン・ライヴVol.1
  (1)ベートーヴェン:交響曲第8 番ヘ長調Op.93
  (2)チャイコフスキー:交響曲第4 番ヘ短調Op.36
  (3)同:組曲「四季」〜秋の歌
  (4)同:バレエ音楽「白鳥の湖」〜スペインの踊り
ウラジーミル・フェドセーエフ(指)
チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ
 (旧モスクワ放送交響楽団)
 フェドセーエフがムジークエラインザールを征服。若々しいベートーヴェンとチャイコフスキー

 監督:アンドレイ・トルステンセン/2009 年3 月10 日/ウィーン・ムジークフェラインザール(ライヴ)/リージョン0、DVD 5、NTSC、16:9、PCM STEREO、84分

 フェドセーエフとチャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ(旧モスクワ放送交響楽団)は2009 年の3 月に、4 日間のウィーン公演を行ないました。それをロシアのテレビ局「クルトゥーラ」が収録、今回DVD 化されました。プログラムは、近年フェドセーエフの定番となっているベートーヴェンとチャイコフスキーの交響曲を組み合わせるもので、初日は前者の第8 番と後者の第4 番が演奏されました。フェドセーエフは77 歳ながら青年のように軽やかな身のこなしで、音楽も若々しく推進力満点。アンコールの「秋の歌」は、表示はないものの、アレクサンドル・ガウクのオーケストラ編曲と思われます。
 


BAC 083
(DVD)
\3000→\2690
チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ/ムジークフェライン・ライヴVol.2
  (1)ベートーヴェン:交響曲第2番ニ長調Op.36
  (2)チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調Op.64
  (3)同:バレエ音楽「白鳥の湖」〜スペインの踊り
  (4)ガヴリーリン:映画音楽「地方の利益」〜ヴォログダを離れケルチに
ウラジーミル・フェドセーエフ(指)
チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ
 (旧モスクワ放送交響楽団)
 監督:アンドレイ・トルステンセン/2009 年3 月11 日/ウィーン・ムジークフェラインザール(ライヴ)/リージョン0、DVD 5、NTSC、16:9、PCM STEREO、84分

 フェドセーエフとチャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ(旧モスクワ放送交響楽団)は2009 年の3 月に、4 日間のウィーン公演を行ないました。それをロシアのテレビ局「クルトゥーラ」が収録、今回DVD 化されました。その第2 夜はベートーヴェンの第2 番とチャイコフスキーの第5 番。旧モスクワ派の伝統に21 世紀的な感覚も反映させた演奏で、ウィーンの聴衆も熱狂。アンコールで演奏されたガヴリーリンの「ヴォログダを離れケルチに」は1993 年のヴィシネフスカヤ出演の映画の音楽。
 


BAC 084
(DVD)
\3000→\2690
チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ/ムジークフェライン・ライヴVol.3
  (1)ベートーヴェン:交響曲第4 番変ロ長調Op.60
  (2)チャイコフスキー:交響曲第6 番ロ短調Op.74「悲愴」
  (3)スヴィリドフ:「吹雪」〜ワルツの響き
ウラジーミル・フェドセーエフ(指)
チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ
 (旧モスクワ放送交響楽団)
 監督:アンドレイ・トルステンセン/2009 年3 月12 日/ウィーン・ムジークフェラインザール(ライヴ)/リージョン0、DVD 5、NTSC、16:9、PCM STEREO、86分

 フェドセーエフとチャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ(旧モスクワ放送交響楽団)は2009 年の3 月に、4 日間のウィーン公演を行ないました。それをロシアのテレビ局「クルトゥーラ」が収録、今回DVD 化されました。その第3 夜はベートーヴェンの第4 番とチャイコフスキーの「悲愴」。「悲愴」はフェドセーエフこだわりの曲だけに他の追随を許さぬ深さ。非常に感動的です。
 


BAC 085
(DVD)
\3000→\2690
チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ/ムジークフェライン・ライヴVol.4
  (1)ミャスコフスキー:チェロ協奏曲ハ短調Op.66
  (2)チャイコフスキー:マンフレッド交響曲Op.58
(1)アレクサンドル・クニャーゼフ(Vc)
ウラジーミル・フェドセーエフ(指)
チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ
 (旧モスクワ放送交響楽団)
 監督:アンドレイ・トルステンセン/2009 年3 月13 日/ウィーン・ムジークフェラインザール(ライヴ)/リージョン0、DVD 5、NTSC、16:9、PCM STEREO、87分

 フェドセーエフとチャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ(旧モスクワ放送交響楽団)は2009 年の3 月に、4 日間のウィーン公演を行ないました。それをロシアのテレビ局「クルトゥーラ」が収録、今回DVD 化されました。その第4 夜はチャイコフスキーのマンフレッド交響曲とミャスコフスキーのチェロ協奏曲というユニークな内容。ミャスコフスキーのチェロ協奏曲は、奇跡の復帰を果たしたクニャーゼフの独奏というのも注目。ちなみにこの時がオーストリア初演で、聴衆の反応も興味津々です。マンフレッド交響曲の映像も貴重です。


















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