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≪第74号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その8 2/11(火)〜2/14(金)


マイナー・レーベル新譜
歴史的録音・旧録音
メジャー・レーベル

国内盤
映像






2/14(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

MIRARE

CD Trio avec piano Trio Les Esprits

MIR 241
\2600→\2390
トリオ・レ・ゼスプリ
 ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第6番変ホ長調作品70-2
 シューマン:ピアノ三重奏曲第3番ト短調作品110
トリオ・レ・ゼスプリ
 【アダム・ラルーム(P)
  梁 美沙(ヤン・ミサ)(Vn)
  ヴィクトル・ジュリアン=ラフェリエール(Vc)】
 衝撃のデビュー! トリオ・レ・ゼスプリ、梁 美沙の情熱のヴァイオリン、ラルームの研ぎ澄まされたピアノ、甘美なチェロ

 録音:2013 年4 月28-30 日サル・ガヴォー、パリ/60’00

 注目のピアノ・トリオが登場しました。クララ・ハスキル国際ピアノ・コンクールの覇者アダム・ラルーム。マルクノイキルヘン国際コンクールで第2 位を獲得しフランスを中心に高い評価を得ているチェリスト、ヴィクトル・ジュリアン=ラフェリエール。そして大阪出身でパリ国立音楽院に学んだヴァイオリニスト、梁 美沙(ヤン・ミサ)の3 人によるトリオ・レ・ゼスプリ。彼らは2009 年に初めて共にコンサートを行い、互いの音楽性に共感し、2012年正式にピアノ・トリオを結成。パリのシャンゼリゼ劇場にデビュー後、ラ・フォル・ジュルネ音楽祭、ドヴィール・イースター音楽祭など数々の音楽祭に参加し、結成わずか2 年にも関わらず、世界の音楽関係者の注目を集めています。
 デビュー・アルバムとなる本作には、ベートーヴェンとシューマンの全く異なる性格の作品が選ばれました。ベートーヴェンのピアノ三重奏曲第6 番は、名作「幽霊」と「大公」に挟まれた比較的地味な曲ですが、豊かな楽想と穏やかな旋律が魅力。エネルギーに溢れた快活なフィナーレでは、親密なアンサンブル、充実した音楽性そして若い彼らの活気に満ちた演奏を聴かせてくれます。
 一方内省的でドラマティックなシューマンのピアノ三重奏曲第3 番では、濃厚な情念が込められた力演を披露してくれます。この曲は不安と激情を繰り返す独特の緊張感、そして思わずため息が出るような美しく甘美な旋律といったシューマンの美点が集約されており、シューマンが精神を病む晩年を飾る傑作の一つと言ってよいでしょう。
 この演奏で最も印象的なのが、ヴァイオリンの梁 美沙。彼女は感情を全面に押し出した演奏が特徴ですが、このシューマンは彼女の中にある情熱がいっきに表出したかのような、衝撃的な演奏。そしてピアノもチェロも彼女のパッションに吸い寄せられるように、力強く躍動的な音楽を聴かせてくれます。
 

CD 20 years, Les folles Journees Miscellaneous pianists

MIR 236
(3CD)
\4800→\4390
ラ・フォル・ジュルネ音楽祭20周年記念アルバム
 CD1
  1. J.S.バッハ:マニフィカト BWV243~マニフィカト
    フィリップ・ピエルロ(指)リチェルカール・コンソート
    *2009年「シュッツからバッハまで」
  2. J.S.バッハ:オーボエ・ダモーレ協奏曲~第1 楽章アレグロ
    パトリック・ボージロー(Ob) フィリップ・ピエルロ(指)リチェルカール・コンソート
    *2006年「国々のハーモニー」
  3. J.S.バッハ:カンタータ第106番「神の時こそ、いと良き時」BWV106
    フィリップ・ピエルロ(指)リチェルカール・コンソート
    *2000年「ヨハン・ゼバスチャン・バッハ」
  4.ヴィヴァルディ:詩篇第126番「ニシ・ドミヌス」RV608
    カルロス・メーナ(CT) ハンス・イェルク・マンメル(T) フィリップ・ピエルロ(指)リチェルカール・コンソート
    *2009年「シュッツからバッハまで」
  5. J.S. バッハ:マニフィカト BWV243~「エト・ミゼリコルディア(その憐れみは世々に限りなく)」
    フィリップ・ピエルロ(指)リチェルカール・コンソート
    *2009年「シュッツからバッハまで」
  6. ヘンデル:カンタータ「炎の中で」HWV170〜アリア「翼をもつ者は空を飛ぶがよい」
    ヌリア・リアル(S) フィリップ・ピエルロ(指)リチェルカール・コンソート
    *2006年「国々のハーモニー」
  7. D.スカルラッティ:ソナタ ト短調K.27
    ピエール・アンタイ(Cemb)
    *2003 年「モンテヴェルディとヴィヴァルディ」
  8. J.S.バッハ/ジロティ編:前奏曲 ト短調BWV855a
    アンヌ・ケフェレック(P)
  9. J.S.バッハ:前奏曲 ハ長調BWV846
    シュ・シャオ・メイ(P)
    *2000年「ヨハン・ゼバスチャン・バッハ」
  10.ソレル:ソナタ第129番ホ短調R.451
    ルイス・フェルナンド・ペレス(P)
    *2006年「国々のハーモニー」
  11.ヘンデル:ハープ協奏曲第1番Op.4-6〜第1楽章アンダンテ・アレグロ
    ジョヴァンナ・ペッシ(バッロクHrp) フィリップ・ピエルロ(指)リチェルカール・コンソート
    *2006年「国々のハーモニー」
  12. パーセル:ディドとエネアスより
    ヌリア・リアル(S) セリーヌ・シェーン(S) リチェルカール・コンソート フィリップ・ピエルロ(指)
    *2006年「国々のハーモニー」
  13. パーセル:しばし楽の音に
    ジュリー・ヘスラー(S) ラ・レヴーズ ベンヤミン・ペロー&フローレンス・ボルトン(指)
    *2006年「国々のハーモニー」
  14.ペルゴレージ:スターバト・マーテルより「ドロローサ」
    ヌリア・リアル(S) カルロス・メーナ(CT) フィリップ・ピエルロ(指)リチェルカール・コンソート
    *2003年「モンテヴェルディとヴィヴァルディ」
  15. J.S. バッハ:ミサ・ブレヴィスBWV234より「クイ・トリス」
    キャサリン・ フーグ(S) フィリップ・ピエルロ(指)リチェルカール・コンソート
    *2009年「シュッツからバッハまで」
  16. J.S. バッハ:ミサ曲ロ短調BWV232より「アニュス・デイ」
    ヴァレリー・ボナール(A) ローザンヌ器楽アンサンブル ミシェル・コルボ(指)
    *2009年「シュッツからバッハまで」
  17. J.S.バッハ:カンタータ150番「主よ、われ汝をあおぎ望む」BWV150より「チャコーナ」
    キャサリン・ フーグ(S) カルロス・メーナ(CT) ヤン・コボウ(T) 
    ステファン・マクラウド(B) フィリップ・ピエルロ(指)リチェルカール・コンソート
    *2000年「ヨハン・ゼバスチャン・バッハ」
  18.ヴィヴァルディ:四季より「冬」
    ジル・コリャール(Vn) アンサンブル・バルバロック
    *2003年「モンテヴェルディとヴィヴァルディ」


 CD2
  1. ハイドン:チェロ協奏曲第1番より第2楽章
    タチアナ・ヴァシリエヴァ(Vc) オーギュスタン・デュメイ(指)ワロニー王立室内管弦楽団
    *2002 年「ハイドン&モーツァルト」
  2.モーツァルト:クラリネット協奏曲イ長調K.622より第2 楽章
    ロマン・ギュイヨ(Cl) ヨーロッパ室内管弦楽団
    *1995年「モーツァルト」
  3.シューベルト:ピアノ五重奏曲「ます」より第4楽章
    トリオ・ショーソン ペネロペ・ポアンシュヴァル(コントラバス) 井上典子(Va)
    *2008 年「シューベルト、その生涯と境遇」
  4.モーツァルト:ピアノ・ソナタ第10番ハ長調K.330より第1楽章
    シュ・シャオ・メイ(P)
    *1995年「モーツァルト」
  5.ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番ニ短調Op.31-2「テンペスト」より第3楽章
    アンドレイ・コロベイニコフ(P)
    *2005年「ベートーヴェンと仲間たち」
  6.ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19より第3楽章
    シャニ・ディリュカ(P) クワメ・ライアン(指)ボルドー・アキテーヌ国立管弦楽団
    *1996年「ベートーヴェン」
  7.ベートーヴェン:エリーゼのためにWoO.59
    ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ(P)
    *2005年「ベートーヴェンと仲間たち」
  8.シューマン:予言の鳥
    ブリジット・エンゲラー(P)
    *2004年「1810 年ロマン派音楽時代」
  9.リスト:コンソレーション第3番
    ブリジット・エンゲラー(P)
    *2004年「1810年ロマン派音楽時代」
  10.ショパン:練習曲変ホ長調作品10-3
    フィリップ・ジュジアーノ(P)
    *2010年「ショパンの宇宙」
  11.メンデルスゾーン:無言歌集より第6巻作品67-2「失われた幻影」
    シャニ・ディリュカ(P)
    *2004年「1810 年ロマン派音楽時代」
  12.シューベルト:ピアノ三重奏曲第2番変ホ長調D 929より第2 楽章
    トリオ・ショーソン
    *1997年「シューベルト」
  13.ショパン:ピアノ協奏曲第2番より第2楽章
    ボリス・ベレゾフスキー(P) パリ管弦楽団 ジョン・ネルソン(指)
    *2010年「ショパンの宇宙」
  14.シューベルト:アヴェ・マリア
    レネゲイズ・スティール・バンド・オーケストラ
    *2008年「シューベルトその生涯と境遇」


 CD3
  1. R.シュトラウス:「ツァラトゥストラはかく語りき」より導入部
    ドミトリー・リス( 指)ウラル・フィルハーモニー管弦楽団
    *2011 年後期ロマン主義タイタンたち
  2.ブラームス:ハンガリー舞曲第4番(ポール・ジュオン編)
    山田和樹(指)ウラル・フィルハーモニー管弦楽団
    *2011年後期ロマン主義タイタンたち
  3.ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2 番より第2 楽章
    ボリス・ベレゾフスキー(P)  ドミトリー・リス(指)ウラル・フィルハーモニー管弦楽団 
    *2001年熱狂の日イヴァン・イリイチ
  4.ボロディン:だったん人の踊りより
    ドミトリー・リス(指)ウラル・フィルハーモニー管弦楽団、合唱団
    *2007 年民族のハーモニー
  5. ガヴリーリン :交響古劇「鐘の鳴る音」より<夕べの調べ>
    カペラ・サンクトペテルブルク合唱団 ヴラディスラフ・チェルヌチェンコ(指)
    *2012 年サクル・リュス(ロシアの祭典)
  6.フォーレ:レクイエムよりサンクトゥス
    ミシェル・コルボ(指)シンフォニア・ヴァルソヴィア ローザンヌ声楽アンサンブル
    *1999年ヘクトル・ガブリエル・マウリキウス
  7.アルベニス:アストゥリアス
    エマニュエル・ロスフェルダー(G)
    *2013年パリ、至福の時
  8.ラヴェル:クープランの墓よりトッカータ
    ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ(P)
    *1999年ヘクトル・ガブリエル・マウリキウス
  9.ドビュッシー:小さな黒人
    アンヌ・ケフェレック(P)
    *1999年ヘクトル・ガブリエル・マウリキウス
  10.サティ:ジムノペディ第1番
    アンヌ・ケフェレック(P)
    *2013年パリ、至福の時
  11. バーバー:パ・ドゥ・ドゥ
    シャニ・ディリュカ(P)
    *2014年峡谷から星たちへ
  12.ドヴォルザーク:スラヴ舞曲ホ短調作品72-2
    クレール・デゼール(P) エマニュエル・シュトロッセ(P)
    *2008年「シューベルトその生涯と境遇」
  13.リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行
    クレール= マリ・ルゲ(P)
    *2001年熱狂の日イヴァン・イリイチ
 祝 20周年LFJ!

 1995 年にフランス北西部の町ナントではじまった「ラ・フォル・ジュルネ」音楽祭。2014 年は記念すべき20 回目の開催。このアルバムには、第1回のモーツァルトから最新2014 年の「峡谷から星たちへ(アメリカ音楽)」まで、テーマとなった作品が45 曲収録されています。
 また今注目の若手指揮者山田和樹によるブラームスのハンガリー舞曲第4 番(ポール・ジュオン編)など、MIRARE レーベルからCD化されていない音源も収録。
 ブックレットには第1 回からのポスターも掲載されており、芸術監督であるルネ・マルタン氏の多彩なプログラミングの妙を再確認できます。




NAIVE



OP 30558
(2CD)
\2800→\2590
ペルゴレージ、スカルラッティ、ヴィヴァルディの「スターバト・マーテル」を一度に
 [CD1] 【原盤:OP 30453】
  ヴィヴァルディ:
   (1)主が家を建てられるのでなければ(Nisi Dominnus)RV.608
   (2)十字架にはりつけられ(Crucifixus)〜
    クレド ト長調RV.592より
   (3)スターバト・マーテルRV.621
 [CD2] 【原盤:OP 30406(廃盤)】
  (1)ペルゴレージ:スターバト・マーテル
  (2)スカルラッティ:スターバト・マーテル
[CD1]マリー=ニコル・ルミュー(コントラルト)
 フィリップ・ジャルスキー(C-T)
 ジャン=クリストフ・スピノージ(指)
 アンサンブル・マテウス
[CD2]ジェンマ・ベルタニョッリ(S)
 サラ・ミンガルド(コントラルト)
 リナルド・アレッサンドリーニ(指)
 コンチェルト・イタリアーノ
 アレッサンドリーニ& スピノージ、二人の奇才の「スターバト・マーテル」がひとつに!

 [CD1]録音:2007年7月 [CD2]録音:1998年1月

 古楽界に活躍する二人の奇才、リナルド・アレッサンドリーニとジャン=クリストフ・スピノージの「スターバト・マーテル」が、このたびお買い得価格のセットとなってリリースされる運びとなりました!
 それぞれ単品での再発はありましたが、こうしてひとつにまとめられた形での再発は今回がはじめて。
 ペルゴレージ、スカルラッティ、ヴィヴァルディという3 人の大家が残した「スターバト・マーテル」を一度に堪能出来るアルバムに仕上がっています。
 アレッサンドリーニ& コンチェルト・イタリアーノの演奏は1999 年と10 年以上も前のものですが、今聞いても新鮮さのあせぬ痛快な音運びに魅せられます。
 スピノージ&アンサンブル・マテウスがバックをつとめたヴィヴァルディのスターバト・マーテルでは、当時は新進気鋭の若手だったジャルスキーの瑞々しい歌声を聴くことができます。




SKARBO

DSK 1143
\2300
アルメニアの響き厚き哀愁漂うギター作品集
 ブトロ:(1)アトムのためのワルツ (2)オリエント風ミロンガ
 ハチャトゥリャン(ブトロ編):(3)バレエ音楽『ガヤネ—』より「子守歌」
 ブトロ:(4)アメイジア (5)フレッドとカルド (6)序奏と舞曲
 ハチャトゥリャン(ブトロ編):(7)アンダンティーノ
 ブトロ:
  (8)メティス (9)アララト山 (10)レヴァント地方の端
  (11)アメイジア(トリオのための)
ローラン・ブトロ(ギター)
(2)(5)(6)(9)カロライン・ピアソール(Vn)
(10)(11)エミリー・ローレンス(Vn)
 ニコラス・フロイント(Cl)
 フランスの名手ブトロ、アルメニアの響き厚き哀愁漂うギター作品集

 録音:(1)-(9)2012 年3 月1、2 日(パリ) (10)(11)2008 年7 月23 日、モルトマール教会(フランス、ライヴ録音)

 2014 年2 月に来日公演も間近に控えたギタリスト、ローラン・ブトロが最新盤をリリースいたしました!1964 年パリ生まれのブトロは、アルゼンチンで研鑽を積み、現在は世界的に活躍の幅を広げているギタリスト。本アルバムには、彼が1998 年から2010 年までに作曲した9 つの小品に加え、ハチャトゥリャンの作品をブトロ自身が編曲した2 つの小品が収録されています。
 ラテン・アメリカの音楽に加え、アルメニアやコーカサス地方の民俗音楽に強いインスピレーションを受けているブトロの作品は、ピアソラを思わせる哀愁漂う旋律と、独特のリズム感が魅力的。今回のプログラムでも、彼がこだわるアルメニアの響きが深く感じられます。ギターソロだけでなくヴァイオリンやクラリネットとのアンサンブルもあり、ブトロ独特の音楽世界をたっぷりと堪能することができる1 枚です。




AVIE



AV 2233
\2400→\2190
ガル&シューマンのシンフォニー・プロジェクト第4巻
 ハンス・ガル:交響曲第1番ニ長調 Op.30
 シューマン:交響曲第1番変ロ長調 Op.38
ケネス・ウッズ(指揮)
オーケストラ・オヴ・ザ・スワン
 ピアノ独奏作品から室内楽、協奏曲、交響曲まで、Avie Recordsによる精力的なリリースにより、近年急速に再評価が進むオーストリア&スコットランドの作曲家ハンス・ガル(1890−1987)。中でも、献身的なハンス・ガル音楽の紹介者として活動を続けてきたケネス・ウッズとオーケストラ・オヴ・ザ・スワンのコンビよるガル&シューマンのシンフォニー・プロジェクト、第4巻。ガルの交響曲第1番は、シューベルトの没後100年を記念した作曲コンクールに出され、フランツ・シュミットの交響曲第3番に次いで、オーストリア予選で第2位となった作品。
 モダニズムが流行するヨーロッパで、ブラームスの孫弟子として後期ロマン主義の伝統的な作曲技法と旋律美を貫いたハンス・ガルの音楽を復権へと導く重要なシリーズ、ついに完結。第1番と第2番はトーマス・ツェートマイヤー&ノーザン・シンフォニアのコンビでも録音されていたが、第1番〜第4番までの全曲録音を成し遂げたのは、もちろんケネス・ウッズが世界初である。

 ※録音;2013年12月、シヴィック・ホール(ストラトフォード・アポン・エイヴォン、イギリス)
 


AV 2284
(2CD/特別価格)
\3600→\3390
パガニーニ:24のカプリース Op.1
 (ピッチニーニ編/フルート独奏版)
マリーナ・ピッチニーニ(フルート)
 言わずと知れた無伴奏ヴァイオリンのための超難曲、パガニーニの「24のカプリース(24の奇想曲)」をフルートで制覇! 自らアレンジを施し演奏するのは、ニューヨーク・フィル首席奏者バクストレッサーの下でフルートを学び、小澤征爾にもその実力を認められたイタリア系アメリカ人ヴィルトゥーソ・フルーティスト、マリーナ・ピッチニーニ。前作ではギター・デュオ伴奏によるバッハのフルート・ソナタという意欲的なアルバムも成功させているピッチニーニ。器用なアーティキュレーション、柔軟なアンブシュア、完璧なフレージングとブレス・コントロール。同種の試みはこれまでにもなかったわけではないが、超絶技巧で名を馳せるピッチニーニによるパガニーニは、同曲フルート盤の大本命となるだろう。

 ※録音:2012年10月10日−12日、ライトシュターデル(ノイマルクト/ドイツ)
 

AV 2261
\2400
2005年クライバーン・コンクール最年少メダリスト
 ジョイス・ヤン(ピアノ)〜 ワイルド・ドリームズ

  ラフマニノフ(ワイルド編):夢 Op.38-5、ヴォカリーズ Op.34-14
  ヒンデミット:ある夜に Op.15
  バルトーク:戸外で Sz.81, BB 89
  シューマン:幻想小曲集 Op.12
  ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番 Op.36
ジョイス・ヤン(ピアノ)
 2005年のヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールで最年少メダリスト(第2位)に輝き、2010年には権威あるエイヴリー・フィッシャー・キャリア・グラントを受賞した、アメリカを拠点に活動する韓国の才女、ジョイス・ヤン。
 スカルラッティやリーバーマン、カリアーなど広い時代の作品を見事にまとめ上げたデビュー・レコーディングに次ぐこの第2弾では、アール・ワイルド編曲のヴォカリーズ、ヒンデミット、バルトーク、シューマンの叙情的、夢想的な作品を披露し、ラフマニノフのピアノ・ソナタ第2番でクライマックスをしめる。タイトルの「Wild Dreams」は、直訳すれば「野生の夢」だが、ワイルド編によるラフマニノフの歌曲「夢」とかけているのだろう。新たな時代を担うアジアの才能にご注目ください!

 録音:2013年7月、サニー・パーチェス(ニューヨーク)




CHANNEL CLASSICS



CCSSA 34014
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
ヤスパー・デ・ワールのデビュー25周年記念!
 ブラームス:ホルン、ヴァイオリンとピアノのための三重奏曲変ホ長調 Op.40
 シューマン:アダージョとアレグロ変イ長調 Op.70
 ライネッケ:ホルン、クラリネットとピアノのための三重奏曲 Op.274
ヤスパー・デ・ワール(ホルン)
カンディダ・トンプソン(ヴァイオリン)
ハンス・コルバース(クラリネット)
フランク・ファン・デ・ラール(ピアノ)
 ヤスパー・デ・ワールのデビュー25周年記念!RCOのホルン・セクションをリードしてきた名ホルニスト!

 シューマンの《アダージョとアレグロ》を収録!高音質で聴くホルンのための室内楽作品!
 2004年から2012年までオランダの名門ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席ホルニストとして、数多くの名演の一翼を担ってきたヤスパー・デ・ワール。
 1994年にハーグ・レジデンティ管弦楽団の首席奏者に就任し、本格的なプロ・デビューを果たしたヤスパー・デ・ワールの活動25周年を記念したアニヴァーサリー・プログラム!
 ホルンのための室内楽作品の重要作、ブラームスとライネッケの「三重奏曲」、シューマンの「アダージョとアレグロ」を吹くヤスパー・デ・ワール。
 中でも25年前にオランダ、ティルブルフ音楽院の最終試験で演奏したというライネッケの「三重奏曲」は、ヤスパー・デ・ワールのキャリアの原点となった思い入れの深い作品なのだという。
 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のホルン・セクションをリードしてきた名手の"ホルンへの情熱"が響く——!




SIGNUM



SIGCD 377
\2300→\2090
エイジ・オヴ・インライトゥメント管弦楽団
 ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集《四季》

  ヴァイオリン協奏曲ホ長調 Op.8-1, RV.269《春》
  ヴァイオリン協奏曲ト短調 Op.8-2, RV.315《夏》
  ヴァイオリン協奏曲ヘ長調 Op.8-3, RV.293《秋》
  ヴァイオリン協奏曲ヘ短調 Op.8-4, RV.297《冬》
エイジ・オヴ・インライトゥメント管弦楽団
カティ・デブレツェニ
 (ディレクター&ヴァイオリン)
 OAEのヴィヴァルディの"四季"が登場!ヴァイオリンはリーダーのカティ・デブレツェニ!
 OAEの四季!
 シグナム・クラシックス(Signum Classics)のエイジ・オヴ・インライトゥメント管弦楽団(OAE)のシリーズ「OAE RELEASED」。
 ロジャー・モンゴメリーがナチュラル・ホルンで吹く「モーツァルト」(SIGCD 345)に続くのは、OAEのリーダーの1人、カティ・デブレツェニが弾くヴィヴァルディの「四季」!
 ピリオド奏法の草分け的存在であるキャサリン・マッキントッシュ、ワルター・ライターに師事し、2008年からOAEでリーダーを務めているトランシルヴァニア地方出身の女流ヴァイオリニスト、カティ・デブレツェニ。
 イングリッシュ・バロック・ソロイスツやヨーロピアン・ブランデンブルク・アンサンブル、フロリレジウム、リコルド、トリオ・ゴヤなど、世界有数のピリオド・オーケストラやアンサンブルで活躍してきた名ヴァイオリニストである。
 OAEの創設メンバーであるキャサリン・マッキントッシュからカティ・デブレツェニへと受け継がれたDNA。ヴィヴァルディの「四季」がOAEの新時代の証しとなる。

 ※録音:2013年2月9日−10日、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会(ロンドン)







KAIROS


13302 KAI
\2400
「ice」〜藤倉大(b.1977)作品集
 (1)スパークス(2011)〜ギターのための
 (2)アイス(2009-10)〜アンサンブルのための
 (3)ファントム・スプリンター(2009)〜
  アンサンブルとライヴ・エレクトロニクスのための
 (4)廃棄された時間(2004-06)〜
  エレクトリック・ギター独奏とアンサンブルのための
 (5)《私は歌う花々の夢を見た》(2012)〜
  予め録音されたエレクトロニクスのための
 (6)スパーキング・オービット(2013)〜
  エレクトリック・ギター独奏とライヴ・エレクトロニクスのための
インターナショナル・コンテンポラリー・アンサンブル
 (ダニエル・リッペル(ギター・ソロ))
ジェイス・オグレン(指揮)
マシュー・ウォード(指揮)
 日本のホープ藤倉大作品集が現代音楽の名門レーベルKAIROSから登場!

 録音:2007-2013年

 ロンドンを拠点にヨーロッパで活躍する若手作曲家藤倉大の最新作品集。まとまった作品集としては「シークレット・フォレスト」(NMC D172)以来の快挙(因みにこの「シークレット・フォレスト」は英ガーディアン紙Best classical albums of 2012"の一枚に選ばれ、日本では坂本龍一も絶賛)。
 さてこの最新アルバムでは独奏曲からライヴ・エレクトロニクスを伴った大規模アンサンブル作品までヴァラエティに富んだ藤倉大の世界の最新状況を知ることが出来る。涼しげで遊び心(?)にあふれた音響と次々と繰り出されるアイデア、それにどこかポップなセンスを感じさせる音楽はヨーロッパの前衛音楽のエッセンスを吸収しながらヨーロッパの重苦しさから解放された新たな現代音楽として各方面から絶賛されている。晴れて名門レーベルKAIROS に初登場。




MARQUIS


MAR 81519
(2CD)
\4400
「ブラジルのタンゴ」〜エルネスト・ナザレーの音楽
 CD1)
  レボリーコ、7月9日、少年、ブラシをかけた、
  カリオカ、フォン・フォン、危険(ブラジル・タンゴ)、
  田舎者、ランツィーナ、スリップ(ブラジル・タンゴ)、
  青の上の金、ピエロ
 CD2)
  エスタ・チュンバド、忘れな草、悪意、ディーゴ、
  フェラメンタ(ブラジルのファド)、
  オデオン(ブラジル・タンゴ)、舟漕ぎ、魔法、
  サラムベク、ラミリンホ、クトゥバ、機敏
クリスティーナ・ペトロフスカ・クィリコ(Pf)
 ヴィラ=ロボスに多大な影響を与え、ミヨーに霊感を与えた近代ブラジル音楽の父、ナザレーのピアノ音楽集成!

 エルネスト・ナザレー(1863-1934)はブラジル、リオ・デ・ジャネイロ出身の作曲家で「ブラジル風タンゴ」やショーロなど、国内外の民族音楽に影響されたピアノ曲を数多く作曲し、後にヴィラ=ロボスから、「ブラジルの魂」と称賛された。タンゴ、アフリカ系住民の音楽、ラグタイムなど、様々な民族音楽の影響の他、ショパンからも大きな影響を受けた。また逆にミヨーはブラジル滞在時にナザレーの演奏を受けて感銘を受け、その後の彼の作風に影響を与えたと言われる。
 スコット・ジョプリン、ゴッドシャルクの音楽と近い雰囲気を持った楽しい音楽。
 


MAR 81451
\2200→\1990
クラリネットとギターによる楽しいアルバム
 「アズ・ユー・ニア・ミー」
 〜グラハム・キャンベル、アントニオ・カルロス・ジョビン、
  ジャンゴ・ラインハルト他の作品集

   コルタ・ジャカ/アンディのための曲/涙/波/
   タンジェリン/あなたが私に近づくとともに/
   2月の真ん中に/もしもあなたが立ち去るなら/ほか全16曲
ジェームズ・キャンベル(Cl)
グラハム・キャンベル(Gtr)
ゲスト:サム・マクラレラン(Db)
エイミー・メドヴェック(Fl)
アフィアラ弦楽四重奏団、ほか
 クラリネットとギターをメインに据えたアンサンブルによる音楽集。ジャズあり、ピアソラばりのタンゴあり、ボサ・ノヴァありのラテン色の強い楽しいアルバム。
 ジェームズ・キャンベル(b.1949)はアルバータ州出身のカナダ人クラリネット奏者でこれまでに40 枚以上のアルバムを発表、ギターのグラハム・キャンベルはジャズ、ラテンを得意としている。純粋なデュオの他、曲によってはかなり大編成のバック・バンドが伴奏し、くつろげる雰囲気に仕上がっている。




QUERSTAND



VKJK 1306
(4CD)
\7200→\6590
「クレープス(1713-80):管弦楽、合唱作品集」
 CD1)
  シンフォニア ハ短調KWV200
  リュート、弦楽と通奏低音のための協奏曲へ長調KWV203
  オーボエ、チェンバロ、弦楽と通奏低音のための協奏曲ロ短調KWV204
  リュート、弦楽と通奏低音のための協奏曲ハ長調KWV202
  シンフォニア 変ホ長調KWV201
 CD2)
  ミサ ヘ長調KWV101
  サンクトゥス ヘ長調KWV104
  アリア「あなたはまだ遠く離れている」KWV104
  カンタータ・ヒュネブレKWV100
 CD3)
  サンクトゥス ニ長調KWV103
  カンタータ「一人の御子我らに生まれたり」KWV113
  カンタータ「心から私はしない」KWV109
  カンタータ「わが心の切なる願い」KWV109
  カンタータ「歓呼のうちに神は昇天したもう」KWV108
  マニフィカト ニ長調KWV105
 CD4)
  カンタータ「主は私たちに素晴らしいことを行っている」KWV106
  カンタータ「イエス、私の喜び」KWV110
  カンタータ
   「あなたがたの父なる神が慈悲深いように、あなたがたも慈悲深い者となれ」
     KWV112
  サンクトゥス ニ長調KWV102
  カンタータ「彼の聖域に主をほめ」KWV111
ミハエル・シェーンハイト(指揮&Cemb)
メルゼブルク・ホフムジーク
コレギウム・ヴォカーレ・ラ
イプツィヒ(合唱)
ゲジーネ・アドラー(S)
ブリッタ・シュヴァルツ(A)
トビアス・フンガー(T)
トビアス・ベルント(B)
シュテファン・マース(バロクLute)
マルクス・ミュラー(Ob)
 クレープス生誕300年企画!珍しい!オルガン以外の作品集!

 録音: 2013年、ライプツィヒ、メルゼブルク
 ※豪華書籍つき(ドイツ語・英語)

 バロック後期のオルガン奏者で作曲家ヨハン・ルードヴィヒ・クレープス(1713-80)はJ.S.バッハの愛弟子でバロック末期から前古典派への移行期に活躍した。
 世代的には大バッハの息子たちと同じであるが、前古典派の様式には進まず、あくまでバロック様式に沿ったオルガン作品や宗教曲を多数作曲した。昨年の生誕300 年を記念して制作されたこのアルバムはオルガンの作品ばかり書いていたイメージのクレープスの管弦楽、宗教合唱曲が収められており、こうした機会とはいえ、これだけまとまった形でオルガン以外のクレープスの作品集がリリースされるのは極めて珍しい。
 
VKJK 1302
\1800
「レーガー&ラインベルガーのオルガン作品」
 レーガー(1873-1916):
  9つのオルガン小品Op.129より「トッカータとフーガ」
 ラインベルガー(1839-1901):ソナタ第8番ホ短調Op.132
 レーガー:
  9つのオルガン小品Op.129より「カノン」、「メロディア」、
  「カプリチオ」、「バス・オスティナート」、「間奏曲」
 ラインベルガー:ソナタ第7番ヘ短調Op.127
 レーガー:9つのオルガン小品Op.129より前奏曲とフーガ
ペーター・コフラー(Org)
 録音:2013年5月ミュンヘン聖ミハエル・イエズス会教会

 19 世紀半ばから20 世紀初頭にかけて活躍した二人のオルガン音楽の巨匠の作品を収録。後期ロマン派の華麗なハーモニーが絢爛豪華なロマンティック・オルガンの響きによって官能的ともいえる宗教的恍惚へと聴く者を導く。聖ミハエル教会はミュンヘンの教会では最も古く(11 世紀頃建立)またワーグナーのパトロンだった、かのルードヴィヒ2 世の棺が安置された教会としてもよく知られる。
 ラインベルガーはここの専属オルガニストを務めたこともあった。
 
VKJK 1311
\1800
「フライブルク大聖堂のジルバーマン・オルガン」
 J.S.バッハ(1685-1750):幻想曲ト長調BWV572
 ニコラス・デ・グリニー(1672-1703):「来たり給え、創造主なる聖霊よ」
 J.S.バッハ:「来たれ聖霊主なる神」BWV652
 ハンス・オットー(1922-96):ジルバーマンへのオマージュ(1983)
 J.S.バッハ:幻想曲ハ短調BWV562
 ジャン=フランソワ・ダンドリュー(1682-1738):マニフィカト ニ短調
 J.S.バッハ:パッサカリア ハ短調BWV582
アルブレヒト・コッホ(Org)
 録音:2013年5月フライブルク大聖堂

 ドイツ南西部バーデン‐ビュルテンベルク州の都市、フライブルクにある大聖堂は1354 年に起工、1513 年に完成したロマネスク様式とゴシック様式が混在し、高さ116 メートルの尖塔(せんとう)がある。芸術的価値が高い祭壇やステンドグラスが有名な教会で、ここにあるジルバーマン・オルガンは古くから名器との評判が高く、これまでリヒターやグードら多くのオルガニストたちに愛され録音に使われてきた。
 アルブレヒト・コッホは1976 年生まれの若手でフライブルクを拠点に活動している。同時代を生きたバッハ、グリニー、ダンドリューの他、20 世紀のハンス・オットーの無調、調性、クラスター的和声などが折衷されたステンドグラスの光を思わせる美しい「ジルバーマンへのオマージュ」も聴きもの。




CARUS

バッハの弟子の1人であり18世紀後半を代表する宗教音楽作曲家・オルガニスト、ゴットフリート・アウグスト・ホミリウス(Gottfried August Homilius 1714-1785) 。
Carus社では楽譜出版部門においてホミリウス作品選集をバッハ・アルヒーフ・ライプツィヒと共同企画にてウーヴェ・ヴォルフ(編集主幹)校訂、執筆で出版を進めています。
平行して進められているこれらのアルバムの発売は、学術的に意義あるアルバムであると同時に我々にとって馴染みの薄いホミリウスの音楽芸術を再認識するに最適なアルバムと成っています

83.266
\2500
初CD化含む!ホミリウス モテット集 Vol.2「主を喜びとしなさい」
 1. 「主を喜びとしなさい」  HoWV V.42
 2. Kommt her und sehet an die Wunder Gottes HoWV V.21
 3. 「飢えたる者に汝のパンを分け与えよ」 HoWV V.3
 4. 「貧しきものは饗せられん」 HoWV V.10
 5. 「主よ、来たりて我を助けたまえ」 HoWV IV.1
 6. マニフィカト ハ長調  HoWV IV.3
 7. 「我ら神に感謝を述べ奉る」 HoWV IV.2
 8. 「我はいかなる時も主を誉めたたえん」 HoWV V.17
 9. 「汝われになしたまうことは」 HoWV V.47
 10. Dennoch bleib ich stets an dir HoWV V.6
 11. 「真実に歩む人には」 HoWV V.38
 12. Lasset euch begnugen HoWV V.23
 13. Wo ist ein sclcher Gott HoWV V.32
 14. 「主はわが力であり」 HoWV V.7
 15. Siehe, des Herrn Auge siehet HoWV V.52
ステファン・シュック指揮
シルヴェンテス・ベルリン
2013年10月7-9日、11月16日ベルリン、スタジオ録音
※ 4,5,7,8の4曲を除く11曲が初CD化と成ります。
 

83.267
\2500
全て初CD化!
 ホミリウス:カンタータ集「何ゆえ荒れ狂う異教徒」

  1. 「何ゆえ荒れ狂う異教徒」 HoWV II.31
  2. Frohlocke, Zion, dein Erloser HoWV II.5
  3. In der Zeit meiner Not HoWV II.37
  4. Kommt, frohe Volker, herzu HoWV II.40
  5. Steig, Allgewaltiger, von deinem festen Sitze HoWV II.43 
Marie-Pierre Roy (ソプラノ)
Henriette Godde (アルト)
クヌート・ショホ(テノール)
 マルクス・ケーラー(バス)
ライナー・ヨハネス・ホムブルク指揮
ヘンデルズ・カンパニー
ヘンデルズ・カンパニー合唱団
2013年7月7-9日シュトゥットガルトでの録音
※ホムブルクは1966年ドイツ生まれの指揮者・オルガン、ハープシコード奏者。
※ヘンデルズ・カンパニーは1999年に設立されピリオド楽器による古楽音楽演奏グループ。
 

83.268
(2CD)
\4000
ホミリウス生誕300年を祝う”ドレスデン聖母教会の音楽”
 ”Jubilaumsedition” - アニバーサリー・エデション




CD. 1
 1. Der Herr ist Gott, der uns erleuchtet HoWV II.91
   ヴァシリカ・イェゾフセク(ソプラノ)
   アン・ブター(アルト)
   フーベルト・ネッティンガー(テノール)
   ローデリッヒ・クライレ指揮
   ドレスデン・バロック・オーケストラ、ドレスデン聖十字架合唱団
    2004年5月4-8日ドレスデン、ルカ教会での録音
 2. Nun freut euch, lieben Christen g'mein HoWV X.26
    ドロテア・ヴァグナー(ソプラノ)
    ルートヴィヒ・ギュトラー指揮
     2009年3月14-20日ドレスデン、聖母教会での録音
 3. Vater unser im Himmelreich HoWV X.21
    クレメンス・ヴォルクマール(テノール)
    ルートヴィヒ・ギュトラー指揮
     2009年3月14-20日ドレスデン、聖母教会での録音
 4. クリスマス・オラトリオ:Die Freude der Hirten uber die Geburt Jesu HoWV I.1
    クリスティアーネ・ケール(ソプラノ)
    アネッテ・マルケルト(アルト) 
    マークス・ウルマン(テノール) 
    トビアス・ベルント(バス) 
    ルートヴィヒ・ギュトラー指揮
    ヴィルトゥオージ・ザクセン
    ザクセン・ヴォーカル・アンサンブル
     2007年12月15日ドレスデン、聖母教会での録音
CD. 2
 1. Erwachet, ihr christen HoWV II.57
  バルバラ・クリスティーナ・シュトイデ(ソプラノ)
  クレメンス・ヴォルクマール(テノール) 
  フィリップ・ブロンゼル(バス) 
  ルートヴィヒ・ギュトラー指揮 
  ヴィルトゥオージ・ザクセン 
  ザクセン・ヴォーカル・アンサンブル
   2009年3月14-20日ドレスデン、聖母教会での録音
 2. 「おお、神の子羊」O Gottes Lamm HoWV I.4
  ローデリッヒ・クライレ指揮 
  ドレスデン・バロック・オーケストラ、ドレスデン聖十字架合唱団
   2006年3月13-17日ドレスデン、ルカ教会での録音
 3. 「汝の御座の前に我は歩む」 HoWV X.8
   クレメンス・ヴォルクマール(テノール)
   ルートヴィヒ・ギュトラー指揮
    2009年3月14-20日ドレスデン、聖母教会での録音
 4. オーボエと通奏低音のためのソナタ HoWV XI.1
   アンドレアス・ロレンツ(オーボエ)
   フリートリヒ・キルヒアイス(チェンバロ)
   ルートヴィヒ・ギュトラー指揮
    2009年3月14-20日ドレスデン、聖母教会での録音
 5. 「御心はつねに成し遂げらる」 HoWV X.18
   フィリップ・ブロンゼル(バス)
   フリートリヒ・キルヒアイス(オルガン)
   ルートヴィヒ・ギュトラー指揮 
    2009年3月14-20日ドレスデン、聖母教会での録音
 6. Helilg ist unser Gott, der Herr Gott Zebaoth HoWV II.99
  ヴァシリカ・イェゾフセク(ソプラノ)
  アン・ブター(アルト)
  フーベルト・ネッティンガー(テノール)
  ローデリッヒ・クライレ指揮 
  ドレスデン・バロック・オーケストラ、ドレスデン聖十字架合唱団
   2004年5月4-8日ドレスデン、ルカ教会での録音
 7. 「歓呼のうちに神は昇天したもう」 HoWV II.87
   ヴァシリカ・イェゾフセク(ソプラノ)
   アン・ブター(アルト)
   クリスティアン・ヒルツ(バス)
   ローデリッヒ・クライレ指揮
   ドレスデン・バロック・オーケストラ、ドレスデン聖十字架合唱団
     2004年5月4-8日ドレスデン、ルカ教会での録音


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


DUTTON


CDEA9797
\1400
Cavalcade of English Singers Volume 1
 英国歌手の行進 第1巻

ワルター・ヴィドップ
 Acis and Galatea
  “Love sounds the alarm”
  “Love in her eyes sits playing”
 Jephtha
  “Deeper and deeper still”
  “Waft her angels”
  Trevor Anthony Alexander’s Feast “Revenge! Timotheus cries”
 Purcell
  Isobel Baillie The Blessed Virgin’s Expostulation
   Norman Allin
  The Tempest
   “See! the heavens smile”
   “Arise, ye subterranean winds”
  Dora Labette
 Haydn
  The Creation
   “With verdure clad”
  Bishop “Should he upbraid”
  Dame Clara Butt
 Handel Messiah “He shall feed his flock”
 Mendelssohn Elijah “O rest in the Lord”
  Edith Furmedge
 Mendelssohn St. Paul “But the Lord is mindful”
 Gluck Orfeo ed Euridice “Che faro”
  Evelyn Scotney
 Mozart Don Giovanni
  “Mi tradi quell’ alma ingrata”
  “Non mi dir”
 Recorded between 1925-48
 


CDEA9798
\1400
ブライアン
 「Dr Merryheart a comedy」 序曲
  ハリー・ニューストーン指揮
 交響曲第9番 イ短調
  ノーマン・デル・マー指揮
 交響曲第11番 (First performance)
  ハリー・ニューストーン指揮
  ロンドン響
Live studio broadcasts (mono) from BBC Third Programme 1959

 現在でも演奏されることはまれなブライアンの交響曲の歴史的録音。
 ハリー・ニューストーン(1921年 - 2006年)は、カナダ出身の指揮者、音楽学者。


<ブライアン NAXOSの旧譜から>

8.557418-19
(2CD)
\2200
ブライアン:交響曲 第1番「ゴシック」 オンドレイ・レナールト指揮
スロヴァキア放送交響楽団
スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団
スロヴァキア・オペラ合唱団
スロヴァキア・フォーク・アンサンブル合唱団
ルチニツァ合唱団
ブラティスラヴァ・シティ合唱団
ブラティスラヴァ児童合唱団
ユース・エコー合唱団
パヴォル・プロハーツカ合唱指揮
エヴァ・エニソヴァー(S)/ダグマル・ペツコヴァー(A)
ヴラディミール・ドレザル(T)/ペーテル・ミクラーシュ(Bs)
 ゲテモノ作曲家の代表とされ、世界最長の交響曲を作ったこと、90歳になってから8曲もの交響曲を作ったことで知られる奇人変人ブライアン。
 そのブライアンが8年の歳月をかけて作り上げた交響曲第1番「ゴシック」。管弦楽のみによる「第1部」、そして大規模な声楽大作となる第2部「テ・デウム」からなる“伝説の交響曲”。
 オルガンを含む巨大オーケストラ(打楽器だけで17)に、4人の独唱者、混声・児童合唱含めたこれまた巨大な声楽陣、さらに4つのブラスバンド別働隊という、誇大妄想強的編成。演奏時間はおよそ120分。「ギネスブック」にも世界最大の交響曲として掲載された。
 これだけの規模を持つために演奏はほぼ不可能といわれていたが、それがついに録音された。採算などもちろん度外視。まさに歴史的偉業、というより歴史的珍事。録音というよりこれは冒険。

 とまあ、エピソードとしては面白いし、ネタとしても使えるが、それだけであればここでは取り上げない。
 実は史上最大の怪作、交響曲 第1番「ゴシック」、作品も結構いけてるのである。
 第2部のコラール部分ではさすがにちょっと冗長な感も否めないが、第1部では「夜明け前のマーラー」といった感じのかっこいい展開が随所で現れる。レナールトの演奏が少し野暮ったいので(それはそうなるだろう、無理もない)、聴いているこっちが頭の中で少し演出してあげれば、なかなか楽しめる。2時間の大作を一気に聴けとは言わないので、せめて管弦楽のみによる第1部の40分だけでもノリノリで味わってみてほしい。きっとあなたは大好きな交響曲のリストに入れたくなるだろう。
 まあそれを人に言うと変人扱いされてしまうかもしれないが。(「このNAXOSを聴け!」より)

8.572014
¥1100
ブライアン:交響曲第 11 番&第15 番他
 1-5.演奏会序曲「勇気のために」(1902-06)/
 6-14.喜劇序曲「メリーハート博士」(1911-12)/
 15-22.交響曲第 11 番(1954)/
 23-28.交響曲第 15 番(1960)
  ※MARCO POLO 8.223588 移行盤
トニー・ロウ(指揮)…1-5.23-28/
エイドリアン・リーパー(指揮)…6-22/
アイルランド国立交響楽団
 ハヴァーガル・ブライアン(1876-1972)(本名はウィリアム)は、独学で音楽を学び、小さな教会のオルガニストを務めていました。20 歳になる前にエルガーの合唱曲に接し、当時の新作音楽を熱心に支持するようになります。作曲を始めた当初は、その作品を多くの聴衆に支持され順風満帆な作曲家人生を送るかと思われましたが、様々な事情でドロップ・アウト。生涯に32 曲の交響曲を書きながらも、その作品はほとんど忘れ去られてしまい、現在でもごく一部の熱狂的なファンによって、偉大なる彼の業績が伝えられているに過ぎません。このアルバムには2 つの交響曲と、彼のお気に入りであった「メリーハート博士」(変奏曲の形式で書かれている)、そして豪壮な「勇気のために」が収録されています。これを聴くことで一層ファンが増えること間違いありません。

 

CDEA9799
\1400
ジョン・アイルランド・プレイズ・ジョン・アイルランド
 アイルランド:
  Amberley Wild Brooks
  The undertone (No. 1 of Four Preludes)
  Ragamuffin (No. 2 of London Pieces)
  Soho forenoons (No. 3 of London Pieces)
  The advent Peter Pears(tenor)
  Hymn for a child Peter Pears(tenor)
  My fair Peter Pears(tenor)
  The Salley Gardens Peter Pears(tenor)
  The soldier’s return Peter Pears(tenor)
  The scapegoat Peter Pears(tenor)
  Sonata in G minor for cello & piano Antoni Sala (cello)
  The Land of Lost Content Peter Pears(tenor)
  Fantasy Sonata Frederick Thurston(clarinet)
  Hawthorne Time Peter Pears(tenor)
  I Have Twelve Oxen Peter Pears(tenor)
  The Trellis Peter Pears(tenor)
ジョン・アイルランド (piano)
Original broadcasts/recordings made between 1928-51
 


CDEA9801
\1400
エリック・トゥクセン指揮&デンマーク国立放送響
 シベリウス:
  交響曲第5番変ホ長調 Op. 82
デンマーク国立放送響
エリック・トゥクセン指揮
 弦楽四重奏曲 ニ短調 Op. 56「親愛なる声」  グリラー四重奏団
Recorded between 1950-52

 エリク・オラフ・トゥクセン(1902年 - 1957年)はドイツ生まれのデンマークの指揮者。主にカール・ニールセンの指揮、録音、分析で知られる。
 1950年のエディンバラ国際フェスティバルにおいてニールセンの交響曲第5番をイギリス初演し、成功させた。これはそれまで半分忘れ去られていたニールセンの知名度を上げるきっかけにもなった。
 彼は同じ北欧生まれのニールセンとシベリウスの音楽に大きな違いが生じたことについてこう解説している。
 「北欧の自然と文化の伝統を音楽に表現しようと考えを持っていた点では(ニールセンは)シベリウスに相通ずるものがあったが、フィンランドの厳しい風土と異なった、微妙で静かなデンマークの自然は、両者の作風に著しい相違をもたらした」
  


CDEA9817
\1400
エリー・ナイ/モーツァルト&ブラームス
 ブラームス:
  ピアノ協奏曲第2番 Op. 83
   ベルリン・フィル
   マックス・フィードラー指揮
   recorded in June 1939 & 29th April 1940;
   
 モーツァルト:
  ピアノ協奏曲第15番 K450
   recorded on 1st October 1935
   室内管弦楽団
   ヴィレム・ヴァン・ホーフストラーテン指揮  
エリー・ナイ (piano)
 the conductor of the 1940 sessions is unknown. Max Fiedler died on 1st December 1939




St-Laurent Studio(サン=ローラン・ストゥディオ)


YS782402-2
(2CD)
\4400→\3990
ロジンスキの未発表ライヴ
 ブラームス:交響曲第1番

  (ニューヨークフィル、1945年8月2日から22日
   カーネギーホール・セッション モノラル)、
 1944年1月2日CBS放送でのスピーチ、
 ロジンスキー先生お誕生日おめでとう、
 ベートーヴェン:交響曲第7番練習風景
  (1946年1月2日カーネギーホール モノラル)、
 ブルックナー:交響曲第7番
  (クリーヴランド管、1938年3月16日
   セヴェランスホール・ライヴ モノラル)
アルトゥール・ロジンスキ指揮
 カナダのSt-Laurent Studioは、2010年に創設されたレーベルで主催者はYves St-Laurent氏で高名なデザイナーと同姓同名です。
 既に多数の優れたアイテムをリリースしておりますがいずれもCDRによる出版で、中には不安を感じる御客様も多くおられたことと思います。
 この度、その膨大なバック・カタログから、重要なものを厳選しライセンス契約でCDリリースすることとなりました(日本プレス、トゥリー・ポッター氏筆ライナーノート、英文、日本語解説付)。プロコフィエフ自作自演は大変な反響を頂戴しました。

 第2弾は、ポーランド出身のアメリカの巨匠アルトゥール・ロジンスキの未発表ライヴ録音です。ロジンスキーはエキセントリックな性格で楽団、楽員と衝突を繰り返したなどと妙な伝説が独り歩きしておりますが、群雄割拠の20年代から50年代のアメリカ楽壇で重要なポジションを占めて譲らなかったことはその実力の証でありましょう。クリーヴランド管を指揮したブルックナー第7番の1938年ライヴが注目です。1924年のフリートによる機械録音、1928年のホーレンシュタインによる電気録音、1935年のトスカニーニのライヴ、オーマンディのスタジオ録音に次ぐ記録で、アメリカでなぜかブル7が受容されていたかも興味深く、そのストレートなアプローチも爽快そのものです。
 1945年8月のブラ1は、コロンビアのテスト・プレスからの復刻です。日本にとっては正に原爆投下、ポツダム宣言受諾という激動の時期に当たります。さらにスピーチ、リハーサルも含まれたファン垂涎のリリースです。御子息のリチャード氏のコレクションからの復刻です。
 St-Laurent Studioのポリシーは、細心の注意を払い、SPを正確な回転数での再生し、一切のフィルタリングをせず、生々しい音色を蘇らせるもので既に世界中で高い評価を得ておりますが、日本では初紹介となります。
 詳しくはSt-Laurent StudioのWEBをご覧ください。http://78experience.com/welcome.php?mod=comment_commander




UNITED CLASSICS


T2CD2013023
(2CD)
\2400
ヴィヴァルディ:
 四季
 ヴァイオリン協奏曲集Op.8「和声と創意への試み」、
 ヴァイオリン協奏曲集Op.9「ラ・チェトラ」第1集、
 フルート協奏曲集Op.10
フェリックス・アーヨ(Vln)
イ・ムジチ合奏団
 

T2CD2013024
(2CD)
\2400
ショパン:ノクターン全曲 ニキタ・マガロフ(pf)
 

T2CD2013025
\1600
モーツァルト:ホルン協奏曲全集 ヘルマン・バウマン(Hrn)
ピンカス・ズーカーマン指揮、
セント・ポール室内管弦楽団
 

T2CD2013026
(2CD)
\2400
J.S.バッハ:ミサ曲ロ短調 カール・ミュンヒンガー指揮、
シュトゥットガルト室内管弦楽団、
エリー・アーメリング(Sop)
イヴォンヌ・ミントン(MSop)
ヘレン・ワッツ(Alt)
ヴェルナー・クレン(Ten)
トム・クラウセ(Br)、他




WEITBLICK



SSS 0150
\2200→\1990
アルヴィド・ヤンソンス&ドレスデン・フィル
 (1)ベルリオーズ:幻想交響曲

 (2)ベートーヴェン:序曲「コリオラン」
アルヴィド・ヤンソンス(指揮)
ドレスデン・フィルハーモニー
 アルヴィド・ヤンソンスが偏愛した幻想!ドレスデン・フィルとの80年ライヴ!

 録音:1980年2月28日ドレスデン・クルトゥア・パラスト、ステレオ・ライヴ
 演奏タイミング:(1)[15:24][6:46][16:20][4:56][10:44]、(2)[9:00]

 日本とも並々ならぬ深い絆で結ばれた巨匠アルヴィド・ヤンソンス。最近の発掘によりドイツでの活動も明らかになりつつあります。今回のリリースは毎年のように客演した渋い音色で知られるドレスデン・フィルとの「幻想」です。レニングラード・フィルとのメロディア録音は良く知られるところですが、ドイツのオーケストラとも度々上演を繰り返した自信のレパートリー。複数存在する放送録音から最も新しい演奏が採用されました。一聴してフランス系指揮者の解釈とは真逆の視点で見つめていることがわかります。極端なことを言えばまるでドイツ音楽のようなベルリオーズ。じっくりとしたテンポで歌い上げられ、「田園の風景」は16 分以上かけて丹念に、おどろおどろしい世界を描き尽します。「コリオラン」も重厚極まる名演です。
 ※英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付


<国内盤>


スリーシェルズ



3SCD-0014
\2667+税
「伊福部昭 生誕九十九年 白寿コンサート」
 (1)マルシュ・トゥリヨンファル(今井聰 編曲)[5分07秒]/
 (2)SF 交響ファンタジー第1番 (石丸基司 編曲)[16分06秒]/
 (3)ラウダ・コンチェルタータ(永瀬博彦 編曲)[28分01秒]/
 (4)女中ッ子[0分14秒]/(5)その壁を砕け[2分32秒]/
 (6)源氏物語[0分58秒]/(7)聖なる泉 [1分53秒]/
 (8)ドラット〜ゴジラVSキングギドラより[0分59秒]/
  ((9)-(13)「三人の門弟による讃」)
 (9)追憶 (眞鍋理一郎 作曲) [3分04秒]/
 (10)-(12)ピアノのための三つのエスキス (永富正之 作曲)
  1.風[2分07秒]/2.火[2分45秒]/ 3.水、地[2分35秒]/
 (13)伊福部昭讃・狂想的変容第2番 (今井重幸 作曲)[6分31秒]/
 (14)リトミカ・オスティナータによる〈讃〉 (吉原一憲 編)[6分13秒]
會田 瑞樹(打楽器)
池田慈(ピアノ)
特別ゲスト:
 ともだしんご
  (発明家・ハイリーズドラマー・
   作曲家・楽器製造販売者)
 祝・ゴジラ公開60 年、伊福部昭生誕100 年!CD「伊福部昭生誕99 年白寿コンサート」

 録音:(1)(2)2013 年4 月4 日「池田慈ピアノ・リサイタル」松尾ホールにてlive 収録、(3)-(14)2013 年5 月2 日「伊福部昭 生誕九十九年 白寿コンサート」杉並公会堂でLive 収録

 大反響を呼んだ伊福部昭生誕99 年コンサートのCD化。ゴジラや特撮映画音楽を再構成したSF 交響ファンタジー第1番のピアノソロ版(初録音)やマリンバ協奏曲ラウダ・コンチェルタータの舞台初演、元ヒカシューの井上誠の監修による映画音楽セレクション、ゴジラ対ヘドラの眞鍋理一郎や今井重幸ら門弟によるオマージュなど収録。
 演奏は、日本現代音楽協会による演奏コンクール「競楽」で評価された打楽器の會田瑞樹と、ロシアやイタリアの国際コンクールで評価された池田慈を中心にゴジラ伝説で知られる「伝説のドラマー・ともだしんご」も参加。 モスラの聖なる泉のヴィブラフォンによる演奏(冨岡春絵)も収録。
 ※以下は実行委員長であった今井重幸氏(2014 年1 月4 日に逝去)の言葉より
 伊福部昭生誕99 年・白寿記念のお祝いコンサートに御来場を戴き、改めて深く感謝の意を申し上げます。
 振り返れば、1984 年伊福部昭古稀記念・交響コンサートの時、連帯感の強かった古弟子仲間の長兄に当る芥川也寸志氏の発案で、長年お世話になって居る師匠に敬意を表して、お祝いのコンサートを贈らうと、行動派の末弟石井眞木がプロデューサーとなり、作曲者自身の指揮で元気だった古弟子総出演の和太鼓とオーケストラで「日本の太鼓」を演奏したのは、今や懐かしい思い出である。その時以来、師匠の節々の祝いには、必ず古弟子主宰でコンサートを開催して来た。叙勲を祝う会祝賀コンサート(1988)、喜寿記念コンサート(1991)、傘寿記念シリーズ(1993-1994) 、米寿記念演奏会(2002)、文化功労者顕彰お祝いコンサート(2004)、卆寿を祝うバースデイ・コンサート(2004)迄、古弟子の連帯感と師匠への尊敬と努力の賜物だったと思う。意欲的で強力な個性と才能を持つ若き演奏家、會田瑞樹(打楽器)と、池田慈(ピアノ)に大いなる期待を込めて鑑賞させて戴く次第である。




ALM/コジマ録音

ALCD-7183
 \2800+税
■デュオローグ
 [1]-[3] ネボーシャ・ジヴコヴィッチ:
  クアジ・ウナ・ソナタ(ソナタ風)作品29
   (2001/rev. 2006)
    ピアノ:佐藤祐介
    世界初録音
 [4] 西村朗:
  デュオローグ ティンパニとピアノのための (1996)
   ピアノ:寺嶋陸也
   世界初録音
 [5]-[7] ジャン・バリッサ:
  打楽器とオーケストラのためのコンンチェルティーノ
   [ピアノ伴奏版] (1972)
    ピアノ:寺嶋陸也
    世界初録音
 [8] ジョン・ササス:マトルズ・ダンス (1991)
    ピアノ:佐藤祐介
 [9]-[12] アンドレ・ジョリヴェ:打楽器のための協奏曲
     [ピアノ伴奏版](1958)
      ピアノ:石井佑輔
上野信一(打楽器)
佐藤祐介(ピアノ)
寺嶋陸也(ピアノ)
石井佑輔(ピアノ)
〈録音〉相模湖交流センター 2013年6月18-21日&8月26-29日

 常に打楽器界の最前線を走り続ける上野信一と21世紀にきらめく3人のピアニストが火花を散らす、全5曲の濃密にして華麗なデュオローグ(対話)!
 世界初録音となるジヴコヴィッチ、西村朗、バリッサの3作品、SFの古典「砂の惑星」に登場する狂信的なダンスに想を得たササス作品、そして「のだめカンタービレ」にも登場し一躍有名になったニュースタンダードであるジョリヴェの打楽器協奏曲(ピアノ伴奏版)まで、躍動する音楽があなたを虜にする!

上野信一(打楽器)
 国立音楽大学首席卒業。フランス国立音楽院連合コンクール最上級課程第一位、パリ国際現代音楽コンクール打楽器部門特別賞など、受賞歴多数。仏ストラスブール・フィルハーモニー打楽器奏者、トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団主席打楽器・ティンパニ奏者を歴任。帰国後はソリストとして活躍、新作初演は50曲以上。2007年、国際打楽器芸術世界大会(PASIC)、同欧州パリ大会など海外での招待演奏も好評を博す。近年、高橋悠治、安倍圭子、マルチメディア・アーティストのジャン・バティスト・バリエールとの共演など、活動の幅を広げている。国立音楽大学非常勤講師。ソロCDに「プサッファ 二十世紀打楽器芸術集 Vol.1」、高橋悠治とのデュオ・リサイタルのライブ「花の世界」(共にムジカ・ヴィヴァンテ)がある。
http://phonix.nows.jp

佐藤祐介(ピアノ)
 11歳より作曲、12歳よりピアノを始める。14歳より本格的なレッスンを受け始め、15歳でデビューリサイタルを開催。
 日本唯一の現代音楽演奏コンクールである、第10回現代音楽演奏コンクール‘競楽X’(朝日新聞社・日本現代音楽協会主催)において優勝を果たし、第22回朝日現代音楽賞及び聴衆賞。その他、国内外の数々のコンクールで優勝。
 演奏は主に知的な解釈かつ繊細な演奏に定評を得ている。イタリア、フランス、ドイツ、をはじめとする国内外での数多くのリサイタルに出演。レパートリーは、ドイツ・フランスのバロック音楽から後期ロマン派、チェコの古典派や現代音楽、21世紀の諸作品、邦人作品まで多種多様なレパートリーを誇り、数多くの新曲初演に携わる。

寺嶋陸也(ピアノ)
 東京藝術大学作曲科卒、同大学院修了。86年第1回摂津音楽祭L. C. コンクール金賞受賞。オペラシアターこんにゃく座での演奏や、97年東京都現代美術館でのポンピドー・コレクション展開催記念サティ連続コンサート「伝統の変装」、03年パリ日本文化会館における作品個展「東洋・西洋の音楽の交流」などは高く評価され、06年にはタングルウッド音楽祭に招かれボストン交響楽団のメンバーと自作を含む室内楽を演奏した。作曲のほか、ピアノの演奏や指揮、音楽祭の音楽監督など、活動は多方面にわたる。オペラや合唱曲、室内楽曲など作品多数。CDへの録音も多い。
http://www.gregorio.jp/terashima/

石井佑輔(ピアノ)
 国立音楽大学作曲学科卒業後渡欧。パリ国立高等音楽院作曲理論科および歌曲伴奏科、ブーローニュ音楽院ピアノ科最高課程修了。フランクフルト音楽大学アンサンブル・モデルン国際アカデミー修了。
 第14回ハビエル・モンサルヴァーチェ国際ピアノ現代音楽コンクール2位、オルレアン国際21世紀ピアノコンクールにてナディア・ブーランジェ賞、アンドレ・ジョリヴェ賞を受賞。イヴァル・ミカショフ・トラスト第6回ピアニスト/作曲家委嘱プロジェクト優勝。2013年アンスティチュ・フランセのレジデンス・アーティスト。その他新曲初演等にて多くの作曲家の演奏に関わっている。コジマ録音より「ジョリヴェ/ヴァレーズ ピアノ作品集」、またフランスのLyrinxより「A. ジョリヴェ/J. ルノ ピアノ作品集」をリリース。
http://yusuke.strikta.com
 


新垣センセ、便乗旧譜


ALCD-3066
\2900+税
トキノコダマ2(世紀の谺)
 新垣隆:夕陽丘の総理大臣+α(時代遅れの恋人たち+スイートメモリー)
 松平頼暁&新垣隆:アンドアイラヴ・・・
 ヲノサトル:ハッピーバースディ、大統領閣下
 川島素晴:ウェストゑすとslide物語
  一ノ瀬響:ヒアゼアアンドエヴリウェア ほか全12トラック
曽我部清典(トランペット)
中川俊郎(ピアノ)
自由奔放!豪放磊落!ゲンダイオンガクの視点でダイタンに編曲され、全く新しく生まれ変わったポピュラー・ソング集。
新垣センセの曲が入ってます。
 

ALCD-3048
\2913+税
見えない笛
 フォーレ:夢のあとに
 ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
 ドビュッシー:小舟にて
 サティ:ジュ・ト・ヴ ほか
  19世紀末から20世紀初頭までのフランス音楽珠玉の小品全19曲
遠藤剛史(フルート)
新垣隆(ピアノ)
ベル・エポック時代のフランスのフルートとピアノを使用し、二人の名手の洗練されたアンサンブルが当時の音楽の光彩をまばゆい音色とともに伝える。
薫り豊かな美しき近代フランス音楽の世界。
新垣センセの録音です。




キング・インターナショナル(国内仕様盤)


KKC 5350
(SACD HYBRID)
\2857+税
※輸入盤発売済

鈴木雅明(指揮)&バッハ・コレギウム・ジャパン
 J.S.バッハ:カンタータ全集Vol.53

  「ライプツィヒ時代1730〜40年代のカンタータ(2)」
   第97番「わがなす すべての営みにおいて」BWV 97
   第177番「我はあなたに叫び求めん、主イエス・キリストよ」BWV 177
   第9番「救いは我らに来たれり」BWV 9

ハナ・ブラシコヴァ(ソプラノ)
ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)
ゲルト・テュルク(テノール)
ペーター・コーイ(バス)
鈴木雅明(指揮)
バッハ・コレギウム・ジャパン(合唱・管弦楽)
 BCJのカンタータ全集シリーズ最新盤、独特な器楽編成にも注目のコラール・カンタータ3篇

 収録:2012 年2 月5-8 日/神戸松蔭女子学院大学チャペル/67’37”、[BIS] BIS SA 1991、輸入盤・日本語解説&対訳付

 BCJ のJ.S. バッハ:カンタータ全集最新SACD 盤。第52 集(KKC 5349)に引き続き、「ライプツィヒ時代1730 〜 1740 年代のカンタータ」を集めたプログラムで、収録されている3 曲いずれもが1730 年代前半に作曲されたコラール・カンタータになります。合唱や独唱アリアの見所も多くありますが、独自の器楽編成に基づく伴奏も注目どころ。第97 番ではフランス様式を思わせる2 つのオーボエとファゴットが織りなす協奏的なトリオがあり、第9 番ではフルートとオーボエ・ダモーレが協奏楽器として強く打ち出されています。そして第177 番!この《我はあなたに叫び求めん、主イエス・キリストよ》の終曲の主題は、タルコフスキーの映画「惑星ソラリス」に使用されたことでも知られる同名の名作コラール前奏曲(BWV 639)の原曲。こちらも、器楽パートの協奏と独唱のアンサンブルが絶品です。













2/12(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


ECM



4810765
\2400→\2190
ECMがピアノ名曲集・・・!?
 と思ったらチョン・ミョンフンのピアノ初ソロ・アルバム!

 ①ドビュッシー:月の光 
 ②ショパン:夜想曲変ニ長調作品27の2 
 ③ベートーヴェン:エリーゼのために 
 ④チャイコフスキー:秋の歌 
 ⑤シューベルト:即興曲変ホ長調D899/2 
 ⑥シューマン:トロイメライ 
 ⑦シューマン:アラベスク 
 ⑧シューベルト:即興曲変ト長調D899/3 
 ⑨ショパン:夜想曲嬰ハ短調遺作
 ⑩モーツァルト:キラキラ星変奏曲
チョン・ミョンフン(ピアノ)
 ピアノで語るモノローグ〜チョン・ミョンフン、初めてのピアノ・ソロ・アルバム!
 1974年チャイコフスキー・コンクール・ピアノ部門第2位入賞後、ピアニストとしても活躍していた指揮者チョン・ミョンフン。2006年にバルトリ来日の際にも共演者として素晴らしいピアノを聴かせてくれました。
 意外なことに今までピアノ・ソロ・アルバムをリリースした事は無く、今回が初ソロ・リリースとなります。
 「ピアノという楽器は今も音楽的に私と最も親しく、愛すべき友人」と語るマエストロ。今回のアルバムは、2人の孫娘のためにアルバムを作ったら?というところから話が始まり、彼の人生の大切な節目を共にしてきた作品も収められました。
 ドビュッシーの「月の光」は、「月」という意味の名前をもつ孫娘の為に、シューベルトの即興曲編ト長調は長男の結婚式で演奏した際の想いを込めて、チャイコフスキーコンクールで演奏した「秋の歌」はコンクール時の聴衆の熱い反応を思い出しつつ収録されました。そして、彼の音楽に最も大きな影響を与えたバイオリニストの姉、チョン・キョンファには、ショパンの夜想曲 嬰ハ短調をささげています。 孫娘を考えながら収録したアルバムだけに、誰もが一度は耳にしたことがあるなじみ深いメロディーの小品が集められ、極上のタッチが至福の時間を鮮やかに演出します。

 チョン・ミョンフン初のピアノ・ソロ・アルバムとなったこのアルバムは、ECMレーベルにとっても初のピアノ名曲集。これまで前衛的な音楽を中心としてきたレーベルだけに、ファンにとってはある意味衝撃的かもしれません。ピアノ名曲集とはいえ、いつものようにマンフレート・アイヒャーがプロデュースし、定評ある録音のクオリティは健在。アイヒャーとチョン・ミョンフンという二人のマエストロからの極上の贈り物と言っても過言ではないアルバムです!

録音:2013年7月 ヴェニス フェニーチェ劇場




URLICHT



UAV 5994
\2000→\1890
ユリウス・レントヘン夫人
 アマンダ・マイエルとブラームスの出会い

 ブラームス(1833-1897):
  ホルン、ヴァイオリンとピアノのための三重奏曲変ホ長調 Op.40(*)
 アマンダ・マイエル(1853-1894):ヴァイオリン・ソナタ ロ短調
 ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調 Op.108
エルミラ・ダルヴァロヴァ(ヴァイオリン)
フィリップ・マイヤーズ(ホルン(*))
ブライアン・ワゴーン(ピアノ)
フィリップ・マイヤーズ(ホルン)も参加!
 録音:2013年1月6-7日、ブリストル・ホール、ウェストミンスター・クワイアー・カレッジ、 プリンストン、ニュージャージー州、アメリカ合衆国

 アマンダ・マイエルはスウェーデンのヴァイオリン奏者・作曲家。ストックホルム王立音楽学校を卒業後、ドイツのライプツィヒ音楽院で作曲をライネッケ他に、ヴァイオリンをエンゲルベルト・レントゲンに師事。1880年にエンゲルベルトの息子で最近人気急上昇の作曲家ユリウス・レントゲン[レントヘン](1855-1932)と結婚しオランダのアムステルダムに移住、以後公開の場には表れませんでしたが、夫妻のサロンにはブラームス、グリーグ、ヨアヒム、リビンシテインといった大音楽家たちが出入りし、彼らはアマンダの作曲とヴァイオリンのみならず、チェロ、ピアノの演奏や音楽史家としての才能を称賛しました。
 アマンダ・マイエルは作曲家ハインリヒ・フォン・ヘルツォーゲンベルク(1843-1900)の妻でピアニストのエリザベートと共にブラームスのヴァイオリン・ソナタ第3番を試奏し助言を行い、ブラームスはそれを受け容れて書き換えを行いました。
 エルミラ・ダルヴァロヴァはメトロポリタン・オペラ管弦楽団の前コンサートマスター、ニューヨーク・ピアノ四重奏団の第1ヴァイオリニストで当レーベルの看板アーティスト。フィリップ・マイヤーズ(1949-)は1980年以来ニューヨーク・フィルハーモニー楽団の首席を務める世界的名ホルン奏者。


<店主妄言>
 エリザベート・ヘルツォーゲンベルクに対するブラームスの想いはなんとなく有名だが、レントヘンの奥さんアマンダ・マイエルとブラームスをはっきり対比させたアルバムというのはあまり聴いたことがない。惚れっぽいブラームスはアマンダにも恋心を抱いていたというのか?それは完全な邪推だが、そう思わせたがっているようなジャケット。
 それにしてもエリザベートが1892年に亡くなり、アマンダが1894年に亡くなり、クララが1896年に亡くなったら、ブラームスはさぞや寂しかったろう。
 でもこのURLICHTというレーベル、案外おもしろい。


先日こんなアルバムもご紹介しました。


777789
(3CD)
\7800→\7290
ヘルツォーゲンベルク夫妻のピアノ作品全集
《ハインリッヒ・フォン・ヘルツォーゲンベルク(1843-1900)》
 1.5つの小品 Op.25/2.5つの小品 Op.37/3.4つの幻想小曲集 Op.4/
 4.ドン・ファンの主題による変奏曲 Op.8/5.幻想的舞曲 Op.9/
 6.ロマンス Op.6/7.6つの小さな性格的小品 Op.5/8.奇想曲 Op.107/
 9.アクロスティシャ Op.7/10.ほとんど幻想的なソナタ Wo0.13/
 11.12の小さな練習曲 Op.68/12.ピアノのための小品 Op.49/
 13.変奏曲 Op.3/
《エリザベート・フォン・ヘルツォーゲンベルク(1847-1892)》
 14.8つの小さな小品
ナターシャ・ヴェリコヴィッチ(ピアノ)
 cpoレーベルが力を注いでいる作曲家の一人に、ブラームスの友人であったヘルツォーゲンベルクがいます。これまでも室内楽や管弦楽作品、または歌曲などのアルバムで、この作曲家の知られざる扉を開いて来たのですが、今回は彼のピアノ曲全曲と、やはり優れたピアニストであった彼の愛妻エリザベートが書いたピアノ曲を併せて収録するという、愛好家には嬉しい3枚組となっています。
 ヘルツォーゲンベルクの作品はブラームスに酷似していると言われていた時期もありますが、このピアノ曲を聴いて見ると、それは明らかな間違いであり、彼独自の語法がきちんと確立されていたことを知ることができるのではないでしょうか。
 これらの曲から類い稀なるロマンティシズムを抽出したヴェリコヴィッチの演奏にも称賛を送ります。


 ブラームスがその生涯に愛した女性のうちのひとりエリザベート・フォン・ヘルツォーゲンベルクの作品が聴ける。





ACOUSENCE



ACOCD11713
\2500→\2290
セルビア出身のティアナ・アンドレイチ
 セルビア・ピアノ作品演奏集

 マルコ・タイチェヴィチ(1990-1984):
  1. 7つのバルカンの踊り
 デヤン・デスピチ(1930-):
  2. 夜想曲 op.5
  3. ヴィネット集(10曲) op.43a
 ヴァシリー・モクラーニャッツ(1923-1984):
  4. 練習曲第4番 ロ短調
 ミロエ・モロエヴィッチ(1884-1946):
  5. カメオス-ピアノのための9つのインプレッション
 イジドラ・ゼベリャン(1967-):
  6. イル・チリコ
ティアナ・アンドレイチ(ピアノ)
2013年2月23,24日ドイツでの録音
※1986年セルビアで生まれたアンドレイチはイシドール・バイッチ音楽学校を優秀な成績で卒業し、そのパフォーマンスに対してセルビア王室から賞が与えられました。
 後に首都ベオグラードから80キロ離れた文教都市で音楽文化が盛んなノヴィ・サド市の芸術アカデミーで学び学士号、修士学位、学内の賞とセルビア政府からの奨学金を得て、現在、国内外での演奏活動と共に同アカデミーでピアノ学科アシスタントとして後進の指導を行っています。
 アンドレイチのレパートリーはバッハから現代曲までと、広範囲に及んでいます。
 尚、セルビアを代表する若手女流ピアニストとして、コンサートのプログラムには必ずセルビアの音楽を入れ、自国の音楽文化の紹介と普及に尽くしています。
 ホームページ: http://www.tijanaandrejic.com/home.html



※クロアチアで生まれプラハやウィーンで学び作曲家、音楽理論家として知られるマルコ・タイチェヴィチによる代表的なピアノ作品
※デヤン・デスピチはベオグラードに生まれセルビアで音楽理論の大家として知られています。
※ヴァシリー・モクラーニャッツはベオグラードに生まれ20世紀後半における最も有名なセルビアの作曲家の1人です。
※ミロエ・モロエヴィッチはベオグラードに生まれドイツで西洋音楽の基礎を学んだ後セルビアで豊かなロマン主義に基づく作品を残しました。
※イジドラ・ゼベリャンは映画音楽の作曲家としても有名でリズムに特徴のある作品を書いています。
 尚、本アルバムで使用されているピアノはSHIGERU KAWAIモデルです。


ACOCD11813
\2500→\2290
2010年ショパン国際コンクール特別賞アルメリーニのシューマン
 シューマン:「子供のためのアルバム」 op.68
レオノーラ・アルメリーニ(ピアノ)
2013年2月19-20日ドイツでの録音 ファースト・ソロ・アルバム
※1992年イタリアで生まれたアルメリーニ(2014年現在22歳)は12歳で音楽院を首席で卒業後、17歳でカーネギー・ホールにデビュー。
2009年カミオ・トーニ国際ピアノ・コンクール、イタリアで優勝。2010年ショパン国際コンクールで特別賞。2013年には彼女の音楽的才能に対してイタリアの”ガリレオ2000"賞(音楽部門)がプレゼンテーター(和製英語)のズビン・メータ氏から贈られています。
 2012年には来日コンサートを行っています。
 現在、イタリアで最も将来を嘱望される音楽家の1人です。
※レオノーラ・アルメリーニのホームページ: http://www.leonoraarmellini.com/index.php?lang=en
※協奏曲のCDは既に数タイトルが発売されていますが、ソロ・アルバムは本CDが初めてと成ります。
※「驚くべき音楽性と美しい音」という言葉で賞賛されるアルメリーニが最初のソロ・アルバムに選んだシューマンの楽しく移ろいやすく表情を変える43の楽曲の演奏を、どうぞお楽しみ下さい。
 尚、本アルバムで使用されているピアノはSHIGERU KAWAIモデルです。






NEW WORLD


80750-2
\2000
Arthur Levering/ Parallel Universe
 1. Furies
 2. Il Mare Dentro
 3. Drinking Songs: A Drinking Song
 4. Drinking Songs: Potatores Exquisiti
 5. Drinking Songs: Le Vin Perdu
 6. Drinking Songs: Dronken
 7. Partite sopra Ciaccona
 8. Parallel Universe
Boston Modern Orchestra
Gil Rose(con)
Erin Lesser(flute)
Jacqueline LeClair(oboe)
Jo-Ann Sternberg(clarinet)
Philip Everall(bass clarinet)
John McDonald(piano)
Donald Berman(piano)
Krista River(mezzo-soprano)
Arthur Leveringの作品はリンカーン・センターの室内楽やニュー・ジュリアード・アンサンブル、クリーブランド室内オーケストラなどで演奏されている。
2台のピアノ、voice、小室内楽の現代音楽。




OPERA RARA


ORC50
\2500
ドニゼッティ:歌劇「リータ」(全1幕)
 (オリジナル:フランス語版)
カテリーナ・カルネウス(リータ :S) 
バリー・バンクス(ペッペ :T) 
クリストファー・モールトマン(ガスパーロ :Br)
サー・マーク・エルダー指揮
ハレ管
2012年9月イギリス、マンチェスターでのスタジオ録音
 スウェーデン出身でグリーグ、シベリウスやマーラーの歌曲集CDで高い評価を得てラトルやハーディングなど名指揮者と競演し人気のカテリーナ・カリネウス。
 主にオペラ歌手として出身地であるイギリスを中心に活躍するバリー・バンクス。シューベルトの歌曲集の録音を進め注目を集めるクリストファー・モールトマン。3人の若手を名指揮者エルダーが手兵ハレ管弦楽団と共にまとめ上げ素晴らしいドニゼッティを聴かせます。
 リータは最初の夫であるガスパーロが結婚式の日に行方不明となり待つも現れず、住まいをジェノバからベルガモに変え未亡人としてペッペと結婚し宿を営んでいます。
 一方のガスパーロはガスパーロで元妻のリータが既に亡くなったと信じ他の美しいカナダ人女性との再婚を決め、独り者である証明をもらいにベルガモに向かい偶然リータの宿に泊まります。
 そこで表れたるリータ。じゃじゃ馬リータを、互いに持て余す現夫のペッペと元夫のガスパーロが擦り付け合うというドニゼッティの遺作と成った一幕の喜劇です。
※いつもながら、丁寧で豪華な解説書(英語)です。


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


ALTO


ALC 1218
\1200
グリーグ(1843-1907):
  「ペール・ギュント」組曲第1番 Op.46(*)
  「ペール・ギュント」組曲第2番 Op.55(*)
  ピアノ協奏曲イ短調 Op.16(+)
  抒情小曲集 から(#)
   アリエッタ Op.12 No.1/妖精の踊り Op.12 No.4/蝶 Op.43, No.1
   春に Op.43 No.6/夜想曲 Op.54 No.4/風の精 Op.62 No.1
   夏の夕べ Op.71 No.2
ロナン・オホラ(ピアノ(+/#))
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(*/+)
マルク・エルムレル(指揮(*))
ジェイムズ・ジャッド(指揮(+))
録音:1993、1995年 原盤:RPO ライセンサー:MAT, Dublin & Hamburg
 

ALC 1234
\1200
ベリー・ベスト・オブ・マリア・カラス オペラ・アリア集
 ベッリーニ(1801-1835):
  「ノルマ」から 清らかな女神よ/「清教徒」から あなたの優しい声が
   RAIトリノ管弦楽団 アルトゥーロ・バジーレ(指揮) 録音:1949年
 ベッリーニ:「夢遊病の女」から ああ、信じられない
   ニコラ・モンティ(テノール) ミラノ・スカラ座管弦楽団
   アントニーノ・ヴォット(指揮) 録音:1957年
 ドニゼッティ(1797-1848):
  「ランメルモールのルチア」から 苦い涙を注いでください(狂乱の場)
   ベルリンRIAS管弦楽団 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮) 録音:1955年
 ロッシーニ(1792-1868):「アルミーダ」から 甘き愛の帝国
   RAIサン・レモ管弦楽団 アルフレード・シモネット(指揮) 録音:1954年
 ヴェルディ(1813-1901):
  「ナブッコ」から かつて私も喜びに心を開いた/「マクベス」から 来て!急いで
   RAIトリノ管弦楽団 オリヴィエロ・デ・ファブリティース(指揮) 録音:1952年
  「椿姫」から ああ、そはかの人か(*),さようなら、過ぎ去った日々よ
   チェーザレ・ヴァレッティ(テノール(*))
   コヴェントガーデン王立オペラ・ハウス管弦楽団 ニコラ・レッシーニョ(指揮) 録音:1958年
 ポンキエッリ(1834-1886):「ラ・ジョコンダ」から 自殺!
   ミラノ・スカラ座管弦楽団 アントニーノ・ヴォット(指揮) 録音:1959年
 サン=サーンス(1835-1921):「サムソンとデリラ」から あなたの声にわが心は開く
   フランス国立放送管弦楽団 ジョルジュ・プレートル(指揮) 録音:1961年
 カタラーニ(1854-1893):「ラ・ワリー」から さようなら、故郷の言えよ
   フィルハーモニア管弦楽団 トゥリオ・セラフィン(指揮) 録音:1954年
 プッチーニ(1858-1924):「蝶々夫人」から ある晴れた日に
   ミラノ・スカラ座管弦楽団 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮) 録音:1955年
 プッチーニ:「トスカ」から 歌に生き、恋に生き
   ミラノ・スカラ座管弦楽団 ヴィキトル・デ・サバタ(指揮) 録音:1953年
マリア・カラス(ソプラノ)
録音:AAD/ADD 原盤:EMI
 

ALC 1239
\1200
ラフマニノフ(1873-1943):
  ピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調 Op.1(*)
  ピアノ協奏曲第3番ニ短調 Op.30(+)
  前奏曲 Op.23 No.6/前奏曲嬰ハ短調 Op.3 No.2
バイロン・ジャニス(ピアノ)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団(*)
キリル・コンドラシン(指揮(*))
ロンドン交響楽団(+)
アンタル・ドラティ(指揮(+))
録音:1961、1962年 原盤:Mercury
 

ALC 1240
\1200
ベートーヴェン(1770-1827):ミサ・ソレムニス ニ長調 Op.123 アイリーン・ファレル(ソプラノ)
キャロル・スミス(アルト)
リチャード・ルイス(テノール)
キム・ボルグ(バス)
ウェストミンスター合唱団
ウォーレン・マーティン(合唱指揮)
ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団
レナード・バーンスタイン(指揮)
録音:1962年 原盤:Columbia/CBS 初出:SBRG 72013/4
 

ALC 1244
\1200
モーツァルト(1756-1791):
  ピアノ協奏曲第22番変ホ長調 K.482
  ピアノ協奏曲第25番ハ長調 K.503
  ロンド イ短調 K.511
アルフレート・ブレンデル(ピアノ)
ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団
パウル・アンゲラー(指揮)
録音:1962年 ライセンサー:Vox / SPJ Music Group & Vanguard Classics
 

ALC 1256
\1200
ベリー・ベスト・オブ・ポール・ロブスン
 ジェローム・カーン(1885-1945):Ol' Man River (Showboat)
 ミッシャ・スポリアンスキー(1898-1985):Canoe Song (Sanders of the River)
 黒人霊歌:Swing Low, Sweet Chariot
 リチャード・ロジャース(1902-1979):Some Enchanted Evening (South Pacific)
 黒人霊歌:All God's Chillun Got Wings
 スコットランド民謡:Skye Boat Song
 イングランド民謡:The Riddle Song
 アラン・ロバート・マレイ(1890-1952):I'll Walk beside You
 ジャック・ウォルフ(1896-1973):Shortnin' Bread
 ホーギー・カーマイケル(1899-1981):Lazybones
 ウェールズ民謡:All through the Night
 ウェールズ国歌:Land of My Fathers
 ハリー・M・ウッズ(1896-1970):River Stay Away from My Door
 クラレンス・ミューズ(1889-1979)&レオン・ルネ(1902-1982):
  When It's Sleepy Time Down South
 キャリー・ジェイコブズ=ボンド(1862-1946):Just a'Wearyin' for You
 ウィル・マリオン・クック(1869-1944):Down de Lovers' Lane
 ジェローム・カーン:I Still Suits Me (Showboat)
 ナサニエル・シルクレット(1889-1982):Lonesome Road
 ホーギー・カーマイケル:Rockin' Chair
 ジョージ・ガーシュウィン(1898-1937):It Ain't Necessarily So
 スティーブン・フォスター(1826-1864):Old Folks at Home (Swanee River)
 ロシア民謡:ヴォルガの舟歌
 黒人霊歌:Joshua Fit the Battle of Jericho
 アメリカ合衆国民謡:Shenandoah
 エセルバート・ネヴィン(1862-1901):Mighty Lak' a Rose
 アメリカ合衆国民謡:Water Boy
 アルフレッド・ヘイズ(1911-1985):Joe Hill
 ジョージ・H・クラットサム(1866-1951):Ma Curly-Headed Baby
 黒人霊歌:Deep River
ポール・ロブスン(バス)
様々な共演者
録音:AAD/ADD 原盤:RCA、EMI 前出:Regis,
  


ALC 1258
\1200
プロコフィエフ(1891-1953):
  バレエ「ロミオとジュリエット」組曲第1番&第2番 Op.64bis&ter から
   モンターギュー家とキャピュレット家,少女ジュリエット,
   僧ローレンス,朝の踊り,メヌエット,仮面,ティボルトの死,
   踊り,ジュリエットの墓の前のロメオ
  交響曲第1番ニ長調「古典交響曲」Op.25
  交響組曲「キージェ中尉」Op.60

ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
ユーリー・シモノフ(指揮)

録音:1996年3月、ロンドン、CTSスタジオ 原盤:RPO
ライセンサー:MAT Music Team, Dublin & Hamburg 前出:Regis, RRC 1258

「 この人ホンモノだわ。
 今までこの人はオチャラケはったり指揮者だと思っていたけど、底知れぬショー精神と、同時にたぐいまれな音楽性をもった非常に珍しい指揮者だった。
 でないとこんな「ロメ・ジュリ」は振れない。
 アプローチは上記ハチャトゥリアンと同様、重厚テンポで自由自在に暴れまわるのだが、歌うところでは何もかも脱ぎ捨ててひたすら感情移入し、踊るところでは後先考えず暴れまくる。それがあまり聴いたことのないようなゆっくりしたテンポなだけにグイグイグイグイと胸に押し迫ってくる。打楽器系の使い方がまた異常。「タイボルトの死」の猟奇的なティンパニはまさに前代未聞。思いつく限りのありとあらゆるやりかたで聴くものの心を威嚇し、恫喝し、うち震わせる。
 古典交響曲と「キージェ中尉」は基本的には羽目を外していないが、まるで舞踏音楽のように聴こえて心地いい。」(昔のコメントから)





URANIA


WS121.211
(2CD)
\2000
ヴェルディ:歌劇「仮面舞踏会」 Riccardo: カルロ・ベルゴンツィ
Renato: Cornell MacNeil
Amelia: ビルギット・ニルソン
Ulrica: ジュリエッタ・シミオナート
Oscar: Sylvia Stahlmann
Silvano:トム・クラウゼ
Samuel: フェルナンド・コレナ
Tom: リベロ・アルバーチェ
Un giudice: Piero De Palma
Un servo d'Amelia: Vittorio Pandano
サー・ゲオルグ・ショルティ指揮
聖チェチーリア音楽院管&合唱団
1962
 

WS121.245
(3CD)
\2600
チャイコフスキー:
 交響曲第4番 Op. 36
  1960/2-3
 交響曲第5番 Op. 64
  1952/5-7,1953/6
 交響曲第6番「悲愴」 Op. 74
  1955/5,1956/7
 1812年序曲 Op. 49
  1958/1-2
 組曲「白鳥の湖」 Op. 20
  1959/1
 組曲「眠れる森の美女」 Op. 66
  1959/1
  以上 フィルハーモニア管
 ピアノ協奏曲第1番 Op. 23
  リヒテル
  ウィーン・フィル
  1962/9
カラヤン指揮




VENEZIA



CDVE00512
(13CD)
\6300→\5790
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮 名演奏集

CD. 1
 1. ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」 ホ短調 op.95
  モスクワ放送交響楽団
  1973年録音
 2. R.シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」 op.30
  モスクワ・フィルハーモニー
  1978年録音
CD. 2
 リスト:ファウスト交響曲(リスト自身による最終章で声楽の無い版-約60分)
  レニングラード・フィルハーモニー
  1959年11月30日レニングラードでのライヴ録音 (モノラル)
CD. 3
 ベルリオーズ:幻想交響曲 op.14
  ソビエト文化省交響楽団
   1988年2月1日ライヴ録音
CD. 4
 ラヴェル:バレエ音楽「ダフニスとクロエ」
  モスクワ放送交響楽団
   1962年12月モスクワでの録音
CD. 5
 ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第1番「海の交響曲」
  レニングラード・ソサエティ合唱団、リムスキー・コルサコフ音楽学校合唱団
  ソビエト文化省交響楽団
   1988年4月30日レニングラードでのライヴ録音
CD. 6
 1, タネーエフ:歌劇「オレステイア」序曲 op.6
  モスクワ放送交響楽団
   1973年5月15日録音
 2. タネーエフ:交響曲第4番 ハ短調 op.12
  モスクワ放送交響楽団
   1962年モスクワでの録音
CD. 7
 1. イッポリトフ=イヴァノフ:組曲「コーカサスの風景」 op.10
  モスクワ・フィルハーモニー
   1961年録音
 2. ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」 (ストコフスキー版)
  ソビエト文化省交響楽団
   1983年ライヴ録音
CD. 8
 1. ラフマニノフ:幻想曲「岩」 op.7
  ソビエト国立交響楽団
   1991年3月12日ライヴ録音
 2. ラフマニノフ:合唱交響曲「鐘」 op.35
  ナタリア・ミハイロワ(ソプラノ)
  イゴール・スルツコフスキー(テノール)
  ミハイル・ランスコイ(バリトン)
  ソビエト文化省交響楽団
   1991年2月24日ライヴ録音
CD. 9
 ストラヴィンスキー:演奏会用組曲「火の鳥」(1919年版)
  モスクワ放送交響楽団
   1966年3月20日ライヴ録音 (モノラル)
 ストラヴィンスキー:「兵士の物語」
  ソビエト国立交響楽団ソリスト・アンサンブル
   1963年9月12日録音
CD. 10,11
 チャイコフスキー:バレエ音楽「白鳥の湖」
  モスクワ放送交響楽団
   1969年モスクワでの録音
CD. 12,13
 1. チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形」
  ボリショイ劇場管弦楽団、子供合唱団
   1960年モスクワでの録音
 2. チャイコフスキー:祝典序曲「1812年」 op.49
  モスクワ音楽院管弦楽団
   1990年12月25日モスクワ音楽院大ホールでのライヴ録音

   以上、指揮は全てゲンナジー・ロジェストヴェンスキー
 同レーベルで発売されていたロジェストヴェンスキーの演奏をまとめたお買い得なBOX(限定)です。

※CD.2のリストは初CD化かと思われます。またCD.8の兵士の物語は同レーベルで以前発売された際に初CD化でした。
※尚、CDVE04337 (#2700000 043370) 、CDVE04311 (#2700000 043110) CDVE04246 (#2700000 142462)が廃盤と成ります事、ご案内申し上げます。
※現在の鑑賞に堪えうる音質の良いものを選んだとの事ですが、音源はマスター・テープ、オリジナルLP、放送用音源など多岐に及び非常に古い音源も含まれています。つきましては、マスターに起因する聴き苦しい箇所が聴かれます事ご了承ください。
尚、録音年代などの表記は、一般的に良く知られたものである事ご了承下さい。
※装丁は紙ジャケットです。




キング・インターナショナル

「ギュンター・ヴァント&ミュンヘン・フィルの芸術」
 新マスタリングによるSACD シングルレイヤー全5 タイトル、ハイドンの交響曲第76 番を初SACD 化!
ディスクは海外プレス、日本語オビ&解説つき美麗紙製デジパックの愛蔵版仕様!初回完全限定生産
 2014 年10 月に創立10 周年を迎える独Profil が、レーベルの看板シリーズとして力を注いできた「ギュンター・ヴァント・エディション」より、ミュンヘン・フィルとのブルックナーの交響曲5 タイトルを、新マスタリング・SACD シングレイヤー仕様で、装いもあらたにリリース致します。
 すべてホルガー・ジードラーによる2013 年の最新リマスタリング。ブルックナーの交響曲第9 番には、1999 年6 月にブルックナーの第6 交響曲と同日に演奏されたハイドンの交響曲第76 番をカップリング。世界初SACD 化。
 このたびは記念リリースにふさわしく、海外にてプレスしたディスクを直輸入、国内で日本語オビと解説を製作し、美麗紙製デジパック・パッケージに収めた愛蔵版仕様となっております。初回各500 セット完全限定生産品となります。
 ※ これらのディスクはSACD 対応プレーヤー専用ディスクです。通常のCD プレーヤーでは再生することができません。


KKC 4014
(SACD シングルレイヤー)
\4200→\3790
ブルックナー:
 交響曲第4番変ホ長調 WAB.104《ロマンティック》
  (1878-80年原典版)
ギュンター・ヴァント(指揮)
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
 レコーディング:2001 年9 月13、14&15 日/ミュンヘン、ガスタイクにおけるライヴ
 リマスタリング:2013 年/ドルマーゲン、THS Studio
 リマスタリング・エンジニア:ホルガー・ジードラー
 日本語オビ&解説付、ステレオ
 

KKC 4015
(SACD シングルレイヤー)
\4200→\3790
ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調 WAB. 105(1875-78年原典版) ギュンター・ヴァント(指揮)
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
 レコーディング:1995 年11 月29 日 & 12 月1 日/ミュンヘン、ガスタイクにおけるライヴ
 リマスタリング:2013 年/ドルマーゲン、THS Studio
 リマスタリング・エンジニア:ホルガー・ジードラー
 日本語オビ&解説付、ステレオ
 

KKC 4016
(SACD シングルレイヤー)
\4200→\3790
ブルックナー:交響曲第6番イ長調 WAB.106(原典版) ギュンター・ヴァント(指揮)
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
 レコーディング:1999 年6 月24 日/ミュンヘン、ガスタイクにおけるライヴ
 リマスタリング:2013 年/ドルマーゲン、THS Studio
 リマスタリング・エンジニア:ホルガー・ジードラー
 日本語オビ&解説付、ステレオ
 

KKC 4017
(SACD シングルレイヤー)
\4200→\3790
ブルックナー:交響曲第8番ハ短調 WAB.108
 (1884-90年,ハース版)
ギュンター・ヴァント(指揮)
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
 レコーディング:2000 年9 月15 日/ミュンヘン、ガスタイクにおけるライヴ
 リマスタリング:2013 年/ドルマーゲン、THS Studio
 リマスタリング・エンジニア:ホルガー・ジードラー
 日本語オビ&解説付、ステレオ
 

KKC 4018
(SACD シングルレイヤー)
\4200→\3790
ブルックナー:交響曲第9番ニ短調 WAB.109(原典版)
ハイドン:交響曲第76番変ホ長調 Hob. I:76
ギュンター・ヴァント(指揮)
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
 レコーディング:1998 年4 月21 日(ブルックナー)、1999 年6 月24 日(ハイドン)/ミュンヘン、ガスタイクにおけるライヴ
 リマスタリング:2013 年/ドルマーゲン、THS Studio
 リマスタリング・エンジニア:ホルガー・ジードラー
 日本語オビ&解説付、ステレオ


<メジャー・レーベル>

DG



4810710
\2200→\1990
ユンディ・リ/ハーディング&ベルリン・フィル「皇帝」
 ①ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 作品73 《皇帝》
 ②シューマン:幻想曲 ハ長調 作品17
ユンディ・リ(ピアノ)
ベルリン・フィル(①)
ダニエル・ハーディング指揮(①)
 クラシック界の若き騎士二人とベルリンフィルが火花を散らす!
 クラシック・ピアノ界の若き皇帝、ユンディ・リが闘将ハーディングを従え、堂々たる風格で聴かせるピアノ協奏曲の最高峰!
ユンディ× ベルリン・フィル=最強の新定番がここに誕生。

 2012年発売の前作、ベートーヴェン3大ソナタに続き、ピアノ界の若き皇帝が挑むのはベートーヴェンのピアノ音楽の頂点、ピアノ協奏曲《皇帝》。ベートーヴェンに集中的に取り組む充実の時期を迎えたユンディ・リ。カップリングにはベートーヴェン記念像建立に寄付のためにシューマンが作曲した初期の代表作、幻想曲を収録しています。
 ショパン・コンクール優勝から13年。繊細さと詩情のピアニストから、大きく脱皮し、強靭さとスケール感を身につけ、精悍さを増したユンディ。
 共演は新日本フィルのMusic Partner of NJPを務めるダニエル・ハーディング。その就任コンサート当日3.11に震災を経験し、その模様を収録したドキュメンタリー番組でも高い支持を得ました。


<店主妄言>
 EMIに行ったり、DGに戻ったり、日本公演は中国の圧力で中止になったり、何かと落ち着かないユンディ・リ。せっかくDGに戻ってきてももうひとつDG側の本気モードが感じられずじりじりしていたが、今回はハーディングとベルリン・フィルを付けての完全応援体制。逆にユンディ・リにとっては相当なプレッシャーだったと思うが、それをはねのける快演を聴かせてほしい。


 録音:2014年1月 ベルリン
 


4792243
(2CD)
\4400→\3990
ドゥダメル&ロサンジェルス・フィル/
 ジョン・アダムズ:
  ザ・ゴスペル・アコーディング・トゥ・ジ・アザー・マリー
   ◆世界初録音◆
ケリー・オコーナー(マグダラのマリア)
タマラ・マンフォード(マルタ)
ラッセル・トーマス(ラザロ) ダニエル・ブーベック/ブライアン・カミングス/ナタン・メドレー(カウンターテナー)
グスターボ・ドゥダメル指揮
ロサンジェルス・フィルハーモニー管&合唱団
ドゥダメル、ロス・フィル音楽監督就任5周年記念は賛否両論を生んだ21世紀の最高傑作のひとつ!  
 「中国のニクソン」や「ドクター・アトミック」を生んだピーター・セラーズとジョン・アダムズのコンビによる新作”The Gospel According To The Other Mary"はバッハ:オラトリオから着想を得たといわれる傑作。社会から取り残されたマグダラのマリアとマルタに焦点を当て、賛否両論の論争を呼んだ話題作です。
 ロサンジェルス・フィルの音楽監督に就任して5周年を迎えるドゥダメルが、同オーケストラの本拠、ウォルト・ディズニー・コンサート・ホール10周年という記念年に初演時のオリジナル・キャストで世界初録音しました。
 クラシック界に斬新な風を送り込むドゥダメル、今年はウィーン・フィルと来日公演を行います。ご期待ください!
録音:2013年3月5-10日 ロサンジェルス、ウォルト・ディズニー・コンサート・ホール




DECCA



4786442
\2200→\1990
カヴァコス&ユジャ・ワン/ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全集
 ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調
 ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調
 ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調
 F.A.E.ソナタ〜スケルツォ
 子守歌
レオニダス・カヴァコス(ヴァイオリン)
ユジャ・ワン(ピアノ)
 究極のテクニックがぶつかり合い、融け合う!
 アテネ生まれ、幅広いレパートリーで世界に名だたるオーケストラとの共演をする一方、室内楽奏者としても、ヴェルビエ、モントルー、エディンバラ、ザルツブルクなどで蠱惑のアンサンブルを聴かせてきたカヴァコスがドイツ・グラモフォンの尖鋭ユジャ・ワンとブラームスのソナタ集を新録音。カヴァコスにとってDECCA録音3枚目となるアルバムです。
 ここ最近カヴァコスはブラームスの作品に集中して取り組んでおり、昨年はシャイー&ゲヴァントハウスとの共演で協奏曲をリリース、今回のソナタ録音の前後にはヨーロッパ各地でブラームスの協奏曲公演とソナタでのリサイタルを数多く行っています。ジャケットの二人の表情が語るように、息の合ったしなやかな掛け合いが聴き手を魅了してやみません。
 録音:2013年12月27-30日 ハンブルク、フリードリヒ・エバート・ハレ


<国内盤>


オクタヴィア・レコード


OVCL-00517
(SACD Hybrid)
\3200+税
<インバル=都響 新マーラー・ツィクルス 第7弾>
 マーラー:交響曲第7番「夜の歌」
エリアフ・インバル(指揮)
東京都交響楽団

 マーラーの交響曲の中でも最も難解で複雑な容貌を備えているために、この7番は異質で謎めいていた作品と言われています。この難曲に対し巨匠インバルは長年の経験と楽譜の緻密な読み解きにより、厳格で説得力のあるマーラーを描くことに挑戦。

2013年11月8日横浜・みなとみらいホール、11月9日東京劇術劇場 にて収録
 

OVCL-00536
(SACD Hybrid)
\2857+税
小林研一郎(指揮)&ロンドン・フィル
 チャイコフスキー:
  交響曲第2番 ハ短調 作品17「小ロシア」
 弦楽セレナード ハ長調 作品48
小林研一郎(指揮)
ロンドン・フィル
 好評の小林研一郎+ロンドン・フィル チャイコフスキー交響曲全集 第3弾!!
 交響曲第2番と、待望の「弦楽セレナード」を初セッション収録!!
 一つ一つ大切に繋がれてゆく音。そこには小林がチャイコフスキーの音楽から受けるエネルギーを一身に受け止め、その瞬間瞬間を大切に繋いでゆく特別な想いがあります。
 交響曲第2番は勿論のこと、今まで何度となく演奏してきた名曲・弦楽セレナードを今回生涯初のスタジオ・セッション録音でCDに収めました。ロンドン・フィルの極上の弦楽アンサンブルがチャイコフスキーの旋律を、リズムを、ハーモニーを、小林の熱い棒に応え大切に奏でてゆきます。
 円熟の境地を迎えながらも常に進化し続ける小林のチャイコフスキーに対する並々ならぬ想いが詰まったアルバムとなりました。
 2014年1月9、10日(交響曲第2番)、2013年3月2日(弦楽セレナード) ロンドン、アビー・ロード・スタジオ にて収録
 

OVCL-00508
\3000+税
アントン・ナヌート&紀尾井シンフォニエッタ
 ブラームス:交響曲第4番
 ワーグナー:ジークフリート牧歌
 コゴイ/アヴセネク編:弦楽のためのアンダンテ
アントン・ナヌート(指揮)
紀尾井シンフォニエッタ東京
 スロヴェニアの幻の巨匠、アントン・ナヌートと紀尾井シンフォニエッタによる渾身のライヴ!
 クラシック界の幻の巨匠指揮者としてまことしやかにその名演奏とともにマニア筋で噂されていた謎の指揮者、アントン・ナヌート。彼が2009年紀尾井シンフォニエッタの指揮台に上がり、「ついに姿を現す!」と話題になりました。
 それとともにリリースされたライヴCD(EXCL-00037)も風格漂うベートーヴェンを披露。「幻」から「真」の巨匠指揮者となりました。
 それから4年、再度紀尾井シンフォニエッタと共演。当盤はそのライヴ・レコーディングです。
 ナヌートの確固たる強い意志が漲る見事なブラームスを聴かせてくれています。古いドイツのスタイルを感じさせつつも懐の深いサウンドと洗練された肌理の細やかな表情。職人気質のナヌートならではの音楽です。
遅れてきた巨匠、アントン・ナヌートと紀尾井シンフォニエッタの渾身のライヴをお楽しみ下さい。
 2013年2月22、23日 東京・紀尾井ホール にて収録
 

OVCL-00509
\3000+税
澤菜穂子(ヴァイオリン)
 パシオーネ

  バルトーク:ヴァイオリンとピアノのための狂詩曲第1番
  パガニーニ:カンタービレ
  ヴィターリ:シャコンヌ
  ショーソン:詩曲      
  武満徹  :妖精の距離
  ピアソラ :オブリヴィオン(忘却)
  ピアソラ(グバイドゥーリナ編):グラン・タンゴ
澤菜穂子(ヴァイオリン)
三浦友理枝(ピアノ)
 古今の名品を、清新に歌いあげた 澤菜穂子デビュー。
 澤菜穂子は、英国王立音楽院に学び、その後パリ・エコール・ノルマル音楽院で研鑽を積みました。1993年全日本学生音楽コンクールで優勝、海外のコンクールにも入賞を果たし、ヨーロッパのオーケストラともたびたび共演している気鋭のヴァイオリニストです。
 ドイツ、フランス、オランダ、イギリス、オーストリアなどの海外演奏歴も多く、わが国には2007年に公式デビューを飾っています。
 このデビュー盤では、ヴァイオリン音楽の王道レパートリーを選び、芯の強い表現力と温かい歌心で、アルバム全体を包み込んでいます。その多彩な陰影のグラデーションをお聴きください。
 2013年9月30日、10月2-3日 かながわアートホールにて収録
 

OVCL-00528
(SACD Hybrid)
\3200+税
スヴェトラーノフ、入魂のロシア名曲集
 グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
 ボロディン:
  歌劇「イーゴリ公」より「だったん人の踊り」
  交響詩「中央アジアの草原にて」
 リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲
 ハチャトゥリアン::バレエ音楽「ガイーヌ」より「剣の舞」
 ムソルグスキー:
  歌劇「ホヴァンシチーナ」より
   前奏曲「モスクワ河の夜明け」
  交響詩「はげ山の一夜」(リムスキー=コルサコフ編)
エフゲニ・スヴェトラーノフ(指揮)
ロシア国立交響楽団
 巨匠スヴェトラーノフが遺した入魂のロシア名曲集をHybrid音源で再発売!
 スヴェトラーノフが1992年にセッションレコーディングを行なったロシア名曲集がCD/SACD Hybridで再リリースです。
  この時期にスヴェトラーノフが遺した演奏はどれも発売時から最高傑作と評価も非常に高く、同アルバムは今でも伝説の演奏として評価されています。再評価され高い人気を誇るスヴェトラーノフファン必聴のアルバムです。
  躍動するリズム感、体に染み込んだ音楽感から作り出される絶妙のアンサンブル。あくまで自然な流れの中で奏でられる音楽。どの曲のどの一瞬も隙を見せない緊迫感。音楽を聴くだけで、ロシアの平原や、冬の重く暗い情景が目の前に現れ来るような音楽はしっかりとロシアの大地に根をおろしたオーケストラとそのオーケストラを知り尽くしたスヴェトラーノフならではの音楽です。
これぞロシア人指揮者、ロシアのオーケストラの奏でるロシア名曲集です!ぜひお聴き下さい。
 収録:1992年6月18、19、22日 モスクワ放送局大ホールにて収録
 

OVCL-00363
\3000+税
再発!木野雅之(ヴァイオリン)
 シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47
 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
木野雅之(ヴァイオリン)
アントニ・ヴィット(指揮)
ポーランド放送交響楽団
 現在、日本フィルのソロ・コンサートマスターを務め、日本を代表するヴァイオリニスト:木野雅之が20歳代後半に残した貴重な記録です。
  木野の演奏といえば技術的な安定さに加え、その太く男らしさを感じる分厚い音色が魅力ですが、このCDから聞こえてくる木野の音楽は、まさに盛年・木野雅之のエネルギッシュさと音楽的な深さを見事に両立させた見事な演奏です。 
  サポートで奏でるポーランド放送交響楽団の演奏も非常に重厚なアンサンブルで、木野の奏でる音楽と溶け合ってゆきます。
 シベリウスのどこかほの暗く郷愁感に黄昏る情感、そしてチャイコフスキーのロシアの香りが漂いながらも、名曲ならではの華やかさと妙技性溢れる演奏がお楽しみ頂けます。
録音:1991年4月24〜26日 ポーランド、カトヴィツェ、センター・オブ・アーツにて収録
  
OVCT-00105
\3000+税
デュオ・グレイス
 ストラヴィンスキー/バビン編:
  「ペトルーシュカ」からの3楽章
 ミヨー:スカラムーシュ
 ハチャトゥリャン:「仮面舞踏会」よりワルツ
 サン=サーンス:動物の謝肉祭
デュオ・グレイス
(高橋多佳子・
宮谷理香)
 人気ピアノ・デュオ、デュオ・グレイスによる華麗で躍動感満点のピアニズム!
 共にショパン・コンクールの入賞経験があり、ソリストとしても活躍する人気ピアノ・デュオ、デュオ・グレイスによる待望のセカンドアルバムの登場です。
 今回はピアノ・デュオの名作がずらりと並びます。テレビやCMなどでもよく使用される「動物の謝肉祭」をはじめ、高い技術を求められる「ペトルーシュカ」など、聴き応え満点のプログラムです。
 これらの曲の中、デュオ・グレイス二人の鮮やかな妙技が駆使され、華麗で彩り豊かな世界を作ります。
 二人の個性がぶつかり、2重3重にも音楽が広がってゆくようです。
 エンターテインメント性溢れる、二人のピアニズムをご堪能ください。
 2014年1月5日神奈川県立音楽堂(サン・サーンス)、 2月3-4日フィリアホール にて収録
  


山形交響楽団自主レーベル



OVCX-00078
\2857+税
<YSO ライヴvol.8>
 飯森&山響のブルックナーシリーズ
  ブルックナー:交響曲第1番(ウィーン版 1890/91)
飯森範親(指揮)
山形交響楽団
淡麗壮大なる交響連峰、その無垢なる山嶺の響き
山形交響楽団自主レーベル 最新作。
 飯森&山響のブルックナーシリーズに交響曲第1番(ウィーン版 1890/91)が加わりました。
 ブルックナーの本格的な交響曲作者としてのキャリアは、1866年に完成を見た第1番のリンツ版と呼ばれる第1稿から始まったと言われます。それから25年後、大家となったブルックナーがウィーンを舞台に活躍している頃、彼はもう一度この交響曲に大改訂を施しました。それが今回この演奏で使用されたウィーン版1890/91、第2稿なのです。
 淡々と開始される冒頭から、ある意味四半世紀をかけて熟成構築されたともいうこの曲の終止符まで、飯森と山響は深い呼吸と素朴さを失わず、純粋に音楽を進め清新なクライマックスを創造します。
 この演奏も第4番から始まった交響連峰の、さらなる「山響ブルックナー」の頂きに到達した、極みの音楽とも言えるでしょう。
  2013年8月10-11日 山形テルサホールにて ライヴ収録


【エクストン・ラボラトリー・ゴールドライン】

OVXL-00083
(SACD Hybrid)
\3800+税
吉田恵(オルガン)
 バッハ:
  小フーガ ト短調 BWV578
  ああ神よ、天よりみそわなし BWV741
  主イエス・キリストよ、われらを顧みて BWV 709
  幻想曲とフーガ ト短調 BWV54
  われ汝に別れを告げん BWV735
  われ汝に別れを告げん BWV736
  前奏曲とフーガ ハ長調 BWV547
  コラール・パルティータ BWV768
  パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV582
吉田恵(オルガン)
吉田恵によるバッハのオルガン作品集がゴールドライン盤で登場!
 レコード芸術誌で特選盤、優秀録音盤に選ばれるなど、演奏・録音の双方で高評価を得た吉田恵によるバッハ:オルガン作品集。
 この度エクストン・ラボラトリー・ゴールド・ラインシリーズにて音質に磨きをかけ、装いも新たに再登場です。
 オルガンの持つ巨大なダイナミクス、聖堂の豊かな響き、深夜の録音が可能としたSN比。それらの魅力をフルに引き出すリマスタリングが描き出す、新たなるパイプオルガンの魅力を是非お聴き下さい。
2011年8月21-22日 フローニンゲン、聖マルティン教会にて収録




カメラータ・トウキョウ


CMCD-28300
\2800+税
リヒャルト・レスラー:チェロ・ソナタ 他/
 リヒャルト・レスラー:
  チェロ・ソナタ
  ワルツ・メランコリック─チェロとピアノのための
  ロマンス─チェロとピアノのための
  間奏曲─チェロとピアノのための
  夜想曲─チェロとピアノのための
  チェロとピアノのための民謡主題による変奏曲
  2つの即興曲─第1番 ヘ長調 作品27-1
  2つの即興曲─第2番 変イ長調 作品27-2 「優美な動きで」
  ピアノのためのオリジナル主題による変奏曲 作品30
  少年少女のための三重奏曲─
   ヴァイオリン、チェロ、ピアノのための
アレクサンダー・レスラー(ピアノ)
カリーン・アダム(ヴァイオリン)
オトマール・ミュラー(チェロ)
最深!! だれも知らない? クラシック[作曲家編]
 さまざまな作曲技法が生まれた20世紀初期にあって、ブラームスに象徴されるロマン派の影響を色濃く受けながらも、新たな和声感覚、そしてバロック的な対位法と結びつけることで発展を模索し、自身の世界を表現することを試みた知られざる作曲家、リヒャルト・レスラー。時代に翻弄され、忘れ去られた存在となった作曲家の名品に光をあてるシリーズ第3弾。

●アレクサンダー・レスラー(ピアノ)
 アレクサンダー・レスラーは、リヒャルト・レスラーを祖父に持ち、シュトゥットガルト、ミュンヘン、リューベックでユルゲン・ウーデ、カール・ハインツ・ディール、ローラント・ケラーに付いて学んだ後、演奏家コースの学位課程を優等で修了した。また、フィレンツェでマリア・ティーポに師事し、ロシア出身のピアニスト、スタニスラフ・ネイガウスと集中的にコラボレーションを行ったことも、レスラーの芸術的研鑽に重要な価値をもたらした。国際的なコンサート出演暦は1973年に始まった。ソロ演奏のレパートリーは幅広く、ブラームスとヤナーチェクの全作品のほか、ベートーヴェン、シューベルト、シューマン、シマノフスキの作品にも特に重点を置いている。1982年には、シマノフスキ作品を取り上げたピアノ・リサイタルの功績を評した「シマノフスキ・メモリアル・メダル」をポーランドで受賞した。レスラーによる他の芸術的探求は数多くのラジオ録音に残されており、クレメンティ、ショパン、ブラームス、シマノフスキ、リヒャルト・レスラーなどの作品がある。また、シューマン、シューベルト、ブラームス、ヤナーチェクの作品を演奏したCDも録音してきた。室内楽の分野では、ベートーヴェンとブラームスの全作品を取り上げ、多数の著名ソロ演奏者と競演してきた。さらに、「ソロプラス」アンサンブルのピアニストを務めたほか、ウィーンでは「20世紀アンサンブル」とのコラボレーションも行った。レスラーは、フォルテピアノの演奏に深くかかわる一方で、ブルース、ロック、および自由な即興のスキルも持ち合わせており、驚くほどの多彩性を発揮している。音楽家としてのキャリアのほかには、ウィーン国立音楽演劇大学でピアノ科教授としても活躍。さらに、ヨーロッパとアジア各地でピアニストのための国際的なマスタークラスを教えている。アレクサンダー・レスラーは、過去何年にもわたってリヒャルト・レスラーの作品を積極的に演奏し、自身の演奏会プログラムでも何度となく取り上げてきた。1980年には、ラジオ局「自由ベルリン放送」でリヒャルト・レスラーのピアノ・ソナタ(遺作)を初演した。
 

CMCD-28299
\2800+税
リスト:ピアノ三重奏曲集!
 リスト:
  交響詩 『オルフェウス』 LW-G9(S98)(ピアノ三重奏版)
   [C.サン=サーンス編曲]
  悲哀、オーベルマンの谷 LW-D18(S723)(ピアノ三重奏版)
  ハンガリー狂詩曲 第9番 「ペシュトの謝肉祭」 LW-D6(S379)(ピアノ三重奏版)
  エレジー 第1番 LW-D13b(S130)(チェロ、ピアノ版)
  エレジー 第2番 LW-D14(S131)(チェロ、ピアノ版)
  悲しみのゴンドラ LW-D19(S134)(チェロ、ピアノ版)
  忘れられたロマンス LW-D16c(S132)(チェロ、ピアノ版)
  ノンネンヴェルトの僧房 LW-D21(S382)(チェロ、ピアノ版)
コスタンティーノ・カテーナ(ピアノ)
パオロ・フランチェスキーニ(ヴァイオリン)
クラウディオ・カサディ(チェロ)
 録音が極めて少ないリストのピアノ三重奏曲3曲に加え、チェロとピアノの演奏による珠玉の小品の数々を収録。『悲哀』、『ハンガリー狂詩曲 第9番〈ペシュトの謝肉祭〉』はリスト自身による編曲。交響詩『オルフェウス』は親交のあったサン=サーンスの手によるもので、リストゆかりの地、イタリアを中心に活躍する実力者たちがその技量を遺憾なく発揮します。
 ●コスタンティーノ・カテーナ(ピアノ)
 イタリア、サレルノのジュゼッペ・マルトゥッチ音楽院で、ルイジ・ダスコリに師事し、満点の優秀な成績で卒業。その後、コスタンティン・ボギーノ、ブルーノ・メッツェーナ、およびボリス・ベクテレフのもとで研鑽を積む。アルド・チッコリーニおよびホアキン・アチューカロとの出会いも、音楽を学ぶ上で重要な転機となった。 多数の国内外のコンクールで入賞。アカデミア・フィラルモニカ・ディ・ボローニャ、ケネディ・センター、ジョージタウン大学、アミーチ・デル・テアトロ・レージョ・ディ・トリノ、アミーチ・デッラ・ムジカ・ディ・トラパニ、ダンテ・アリギエーリ協会、ラヴェッロ国際音楽祭、アルゲーロ国際音楽祭、ボローニャ・リスト協会、チャイコフスキー記念モスクワ音楽院、草津夏期国際音楽フェスティヴァル、オフリド・サマー・フェスティヴァルなど、主要な音楽文化団体・機関・音楽祭で演奏。近年では、聖チェチリア音楽院、キジアーナ音楽院、リスト協会がリスト生誕200年を記念して2011年にパルコ・デラ・ムジカ・ホール(ローマ)で開催した全ピアノ作品演奏にも参加。
 室内楽の分野でも、アレッサンドロ・カルボナーレ(クラリネット)、フランコ・マッジオ・オルメツォウスキ(チェロ)、ガブリエレ・ジェミニアーニ(チェロ)、マーヤ・ボグダノヴィッチ(チェロ)、ミケーレ・ロムート(トロンボーン)、サシコ・ガヴリロフ(ヴァイオリン)、サブリナ=ヴィヴィアン・ヘプカー(ヴァイオリン)、クラウディオ・カサディ(チェロ)、リン・ドーソン(ソプラノ)、クラウディオ・ブリツィ(オルガン)、カルテット・サヴィニオら、国際的評価の高い演奏家と共演。 多くの音楽院などで後進の指導にあたり、アッヴェリーノ音楽院“ドメニコ・チマローザ”ではピアノ科教授を務めている。
 演奏活動の一方、サレルノ大学で哲学、ナポリ大学で心理学の学位をそれぞれ取得。音楽演奏における精神心理学に取り組む。


<映像>


キング・インターナショナル(映像)


ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団&リッカルド・シャイー来日記念

 2005年より第19代カペルマイスターを務めるリッカルド・シャイー率いるゲヴァントハウス管弦楽団によるマーラー・シリーズの映像商品。
ジャケット・デザインは一貫して地元ライプツィヒ出身の現代アーティスト、ネオ・ラウフによる作品が使われています。
輸入盤ではすでにご案内しているものです。
KKC 9071
(Blu-ray)
\4762+税
マーラー:交響曲第2番ハ短調「復活」 クリスティアーネ・エルツェ(ソプラノ)
サラ・コノリー(メゾ・ソプラノ)
MDR 放送合唱団
ベルリン放送合唱団
ゲヴァントハウス合唱団
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
リッカルド・シャイー(指揮)
KKC 9072
(DVD)
\3810+税
  収録:2011 年5 月17,18 日ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)
 (Blu-ray) 原盤[ACCENTUS MUSIC] ACC.10238BD、画面:16:9、Full HD、音声:PCMステレオ、DTS HD Master Audio 5.1、95’42、字幕:独・英・仏、Region All、輸入盤・日本語解説書付
 (DVD) 原盤[ACCENTUS MUSIC] ACC.20238DVD、画面:16: 9、NTSC 、音声:PCMステレオ、DD 5.1、DTS 5.1、95’42、字幕:独・英・仏、Region All、輸入盤・日本語解説書付

 この交響曲第2 番「復活」は、作曲者歿後100 周年を記念して、2011 年5 月に地元ライプツィヒで行われた「国際マーラー音楽祭」での模様を収めたものです。シャイーはコンセルトヘボウ管とマーラーの全集を完成させており、約10 年ぶりの再録音となります。
 シャイーのきびきびした棒が白熱した展開を生み、金管セクションのパワーと木管群の抜群のハーモニーは、シャイーの都会的な色彩感覚と洗練された音楽作りを見事実現させています。またそれらを的確に捉えた録音とカメラワークにも脱帽です。
 
KKC 9073
(Blu-ray)
\4762+税
マーラー:交響曲第4番ト長調
ボーナス・トラック:
 ・ヴェルテ・ミニョン・ピアノ再生システムについて
 ・マーラー自身による交響曲第4番ト長調〜第4楽章
 ・リッカルド・シャイーによるマーラー:交響曲第4番の解説
クリスティーナ・ラントシャマー(ソプラノ)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
リッカルド・シャイー(指揮)
KKC 9074
(DVD)
\3810+税
 収録:2012 年4 月26,27 日ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)
 (Blu-ray) 原盤[ACCENTUS MUSIC] ACC.10257BD、本編:61’ 14、ボーナス:16’ 00、画面:16:9、FULL HD、音声:PCM Stereo、DTS HD Master Audio 5.1、字幕:日英独仏(本編)、英独(ボーナス)、Region All、輸入盤・日本語解説書付
 (DVD) 原盤[ACCENTUS MUSIC] ACC.20257DVD、本編:61’ 14、ボーナス:16’ 00、画面:16: 9、NTSC、音声:PCM Stereo、DTS 5.1、DD5.1、字幕:日英独仏(本編)、英独(ボーナス)、Region All、輸入盤・日本語解説書付

 リッカルド・シャイー率いるゲヴァントハウス管弦楽団によるマーラー・シリーズ。この交響曲第4 番は2011 / 2012 シーズン定期演奏会での収録。
 映像には収録されていませんが、同日エレーヌ・グリモーとラヴェルのピアノ協奏曲を行っています。シャイーの音楽の特徴である洗練された響き、細部まで緻密に練り上げられ、さらに万華鏡のように豊かに繰り広げられる魅惑の色彩世界が描かれ、見応えのあるカメラワークで秀逸なライヴ映像に仕上がっています。
 ボーナス・トラックには、マーラーが愛用していた当時開発されたばかりのピアノ・ロール「ヴェルテ・ミニョン」について、そしてシャイーが楽曲について解説している映像が収録されています。
 
KKC 9075
(Blu-ray)
\4762+税
マーラー:交響曲第6番イ短調「悲劇的」
特典映像:
 「ぼくの第6番は、謎を突き付けるだろう」
  〜リッカルド・シャイーとラインホルト・クービク
   とによるパネル・ディスカッション
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
リッカルド・シャイー(指揮)
KKC 9076
(DVD)
\3810+税
 収録:2012 年9 月6,7,9 日ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)
 (Blu-ray)原盤 [ACCENTUS MUSIC] ACC.10268BD、本編:86’25、特典:18’26、画面:16:9、Full HD、音声:DTS-HD Master Audio 5.1、PCMステレオ、字幕:独・英・仏(ボーナス)、Region All、輸入盤・日本語解説書付
 (DVD) 原盤[ACCENTUS MUSIC] ACC.20268DVD、本編:86’25、特典:18’26、画面:16: 9、NTSC、音声:PCM Stereo、DTS 5.1、DD5.1、字幕:独・英・仏(ボーナス)、Region All、輸入盤・日本語解説書付

 リッカルド・シャイー指揮ゲヴァントハウス管弦楽団によるマーラーの交響曲シリーズ。第6 交響曲は2012 年9 月にゲヴァントハウスでおこなわれたコンサートの模様をライヴ収録。ゲヴァントハウス管弦楽団初のマーラー全集完成にも期待をつなぐ当シリーズですが、ここでシャイー指揮の第6 交響曲新旧比較における明確な相違として、中間2 楽章の配置の問題があります。ゲヴァントハウス管との2012 年ライヴでは、第2 楽章アンダンテ、第3 楽章スケルツォの配置を採用しているのに対して、1989 年のコンセルトヘボウ管とのセッション録音では、これとは逆に第2 楽章がスケルツォ、第3 楽章がアンダンテとなっていました。このあたり、いずれ劣らず特色ある名門オーケストラのサウンドカラーの違いも聴きどころですが、ここに至るシャイーの心境の変化はたいへん興味深いところといえそうです。
 なお、マーラーが作曲当時にリヒャルト・シュぺヒトに宛てた手紙のフレーズをタイトルに冠したボーナス映像には、国際マーラー協会による第6 交響曲1998 年改訂版の校訂に携わったクービクを迎えてシャイーがおこなったパネル・ディスカッションの模様を収録しています。
 
KKC 9077
(Blu-ray)
\4762+税
マーラー:交響曲第8番変ホ長調『千人の交響曲』 エリカ・ズンネガルド(ソプラノ1:罪深き女)
リカルダ・メルベート(ソプラノ2:贖罪の女)
クリスティアーネ・エルツェ(ソプラノ3:栄光の聖母)
リオバ・ブラウン(アルト1:サマリアの女)
ゲルヒルト・ロンベルガー(アルト2:エジプトのマリア)
スティーヴン・グールド(テノール:マリア崇拝の博士)
ディートリヒ・ヘンシェル(バリトン:法悦の神父)
ゲオルク・ツェッペンフェルト(バス:瞑想の神父)
MDR 放送合唱団
ライプツィヒ歌劇場合唱団
ゲヴァントハウス合唱団
ライプツィヒ聖トーマス教会合唱団
ゲヴァントハウス児童合唱団
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
リッカルド・シャイー(指揮)
KKC 9078
(DVD)
\3810+税
 収録:2011 年5 月26,27 日ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)
 (Blu-ray) 原盤[ACCENTUS MUSIC] ACC.10222BD、92’19、画面:16:9、Full HD、音声:PCMステレオ、DTS HD Master Audio 5.1、字幕:独・英・仏、輸入盤・日本語解説書付
 (DVD)原盤 [ACCENTUS MUSIC] ACC.20222DVD、92’19、画面:16: 9、NTSC、音声:PCMステレオ、DTS 5. 1、DD5. 1、字幕:独・英・仏、輸入盤・日本語解説書付

 交響曲第8 番「千人の交響曲」は、作曲者歿後100 周年を記念して、2011 年5 月に地元ライプツィヒで行われた「国際マーラー音楽祭」での模様を収めたものです。
 シャイーならではのパワフルでスマートな響きはもちろん、さらにパワーアップされた統率ぶりで、大編成のこの楽曲を見事なアンサンブルで聴かせてくれます。また歌手陣も大変豪華な顔ぶれ。さすがオペラでも見事な手腕を発揮しているシャイーならではのオケ、合唱、ソリストが一体となった演奏。カメラワークも抜群でシャイーの指揮姿、表情を逃さず捉えた秀逸な映像です。














2/11(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

BONGIOVANNI

GB 2462
(2CD)
\4800
世界初録音!
 パイジェッロ:「偽の伯爵夫人たち」
マリア・ルイーザ・カザーリ(S レニーナ)
アンティエ・ルクス(S ラウレッタ)
アレッサンドロ・スコット・ディ・ルツィオ
 (T ジョルジーノ)
アンドレア・ボンシニョーレ(Br トゥリパーノ)
コジモ・プロンテラ(指)
ラ・コンフラテルニタ・デ・ムジチ・バロック管弦楽団
 パイジェッロ初期のオペラ「偽の伯爵夫人たち」世界初録音!

 録音:2011 年9 月21 日、ターラント/DDD、114' 30"

 膨大な数のオペラを書いたことで知られるジョヴァンニ・パイジェッロ(1740 − 1816)、その貴重な初期の作品が陽の目を見ました。「偽の伯爵夫人たち」は、1766 年2 月にローマで初演されたインテルメッツォ。物語は単純。伯爵トゥリパーノは男やもめで、一人息子のジョルジーノに世継ぎを儲けさせるべく、とある伯爵夫人との縁談を進めていた。これを知った二人の村娘レニーナとラウレッタは、まずレニーナが伯爵夫人に変装してジョルジーノと結ばれ、さらにラウレッタも伯爵の後添いに収まる、というもの。登場人物は4 人だけ、また唯一の伝わる楽譜は弦楽器にファゴットだけの簡単なもので、ここではあえて肉付けをせずそのまま演奏しており、とてもスッキリした音楽に仕立てられています。歌手は全員若手で生き生きと歌い演じています。コジモ・プロンテラは南イタリアで活躍するバロック音楽のオルガニスト、指揮者。
 


GB 5179
\2400→\2190
ヴェルディのオペラをオルガンで演奏
ヴェルディ(ボッティーニ編):
 「第一回十字軍のロンバルディア人たち」−前奏曲と導入
 「レニャーノの戦い」−序曲,祈り,アリアとフィナーレ
 「シチリアの晩鐘」序曲
 「運命の力」序曲
 「オテッロ」−アヴェ・マリア
パオロ・ボッティーニ(Org)
 録音:2013 年5 月10、11 日,ベルガモ/DDD、46' 47"

 ヴェルディのオペラの音楽をオルガンで演奏するという面白い試みです。「シチリアの晩鐘」と「運命の力」の序曲や「オテッロ」のアヴェ・マリアといった有名曲から「第一回十字軍のロンバルディア人たち」や「レニャーノの戦い」からの曲まで、いずれも意外なくらい面白く聞けます。パオロ・ボッティーニはクレモナ出身のイタリアのオルガニスト。




FIRST HAND RECORDS



FHR 29
\2000→\1890
ヴィルトゥオーゾたちによるヴァイオリン秘曲集
 「ヒドゥン・ヴァイオリン〜独奏ヴァイオリンのためのロマン派技巧的作品集」

 ・バンジャマン・ゴダール(1849-1895):
  無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ロ短調op. 20 *
 ・クリスチャン・シンディング(1856-1941):
  組曲ニ短調op. 123〜第4曲アンダンテ(シャコンヌ)*
 ・ゴダール:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調 遺作 *
 ・フランツ・フォン・ヴェチェイ(1893-1935):前奏曲とフーガ ハ短調
 ・レオン・デ・サン=リュバン(1805-1850):
  「ランメルモールのルチア」の主題による幻想曲op.46
 ・ヨーゼフ・ヨアヒム(1831-1907):スコットランドの調べ
ヴォーン・ジョーンズ(ヴァイオリン)
 世界初録音!ゴダールの無伴奏ソナタほかヴィルトゥオーゾたちによるヴァイオリン秘曲集

 *世界初録音/ステレオ

 「秘密のヴァイオリン(The Hidden Violin)」と題されたアルバムは、19 世紀末から20 世紀初頭に、ヨアヒムらヴィルトルオーゾらによって書かれた、世界初録音を含むレアなヴァイオリン独奏曲を収めたものです。
 ブラームスらとの親交でも音楽史に名高いヨアヒム、その弟子でシベリウスに協奏曲を献呈されたヴェチェイ(ヴェッチーとも)らハンガリー系の名手をはじめ、いずれの顔ぶれも生前はすぐれたヴァイオリニストとして活躍したことで知られますが、なかでも注目はヴュータンに学んだ19 世紀後半フランスのゴダール。
 世界初録音となるゴダールの無伴奏ソナタは、「ニューグローヴ世界音楽大事典」によると、“ヴァイオリニストのレパートリーに加えられるにふさわしい価値ある作品” と紹介されており、こうして聴くことが可能となったのは、おおいに歓迎されるところといえるでしょう。
 1970 年英国生まれのヴォーン・ジョーンズは、バーミンガム音楽院と王立音楽大学で学び、卒業後オーケストラのメンバーとして活動していましたが、でもあるカトー・ハヴァシュに師事しています。でもあるカトー・ハヴァシュに師事しています。




CENTAUR



CRC 3315
\2300→\2090
名手ダニエル・ステップナー!
 20世紀の無伴奏ヴァイオリン名作品集

  ヒンデミット:ソナタ Op.31-2
  イザイ:無伴奏ヴァイオリンのための10の前奏曲(全曲/世界初録音)
  バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
  パーキンソン:Blue/s Forms
ダニエル・ステップナー(ヴァイオリン)
 元18世紀オーケストラの名手ダニエル・ステップナー!20世紀の無伴奏ヴァイオリン名作品集!

 ボストン・ミュージアム・トリオの創立メンバーで、18世紀オーケストラで6年間アシスタント・コンサートマスターを務め、ヘンデル&ハイドン・ソサエティでは24年もの間コンサートマスターを務めてきた名手、ダニエル・ステップナーの無伴奏ヴァイオリン作品集。
 前作ではJ.S.バッハの無伴奏作品集(CRC 3283/3284)で3台の銘器を弾き分けたステップナー、今作では20世紀の作曲家、ヒンデミット、イザイ、バルトーク、パーキンソンの無伴奏作品を弾く。イザイの「前奏曲」の全曲録音は世界初。

 1998年、2012年の録音。
 

CRC 3293
\2300
ロナルド・レオナルドが弾くチェロ作品集
 グリーグ:チェロ・ソナタ イ短調 Op.36
 ドホナーニ:チェロ・ソナタ 変ロ短調 Op.8
 ショパン:チェロとピアノのための練習曲 Op.25-7(A.グラズノフ編)
ロナルド・レオナルド(チェロ)
チャン・ヤ=ティン(ピアノ)
 アメリカのチェリスト、ロナルド・レオナルドが弾くチェロ作品集。レオナルドはロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団で首席チェロ奏者を務めたアメリカのベテラン・チェリスト。ズービン・メータ、サイモン・ラトル、マイケル・ティルソン・トーマス、カルロ・マリア・ジュリーニなど巨匠指揮者との共演も数多い。2012年8月15日−16日の録音。
 

CRC 3306
\2300
ピーター・フレッチャー(ギター)
 グリーグ:
  抒情小曲集第1集 Op.12
  抒情小曲集第9集 Op.68
  ソルヴェイグの歌
  組曲《ホルベアの時代より》サラバンド Op.40-2
  抒情小曲集第4集よりメロディ Op.47-3、エレジー Op.47-7
  抒情小品集第8集より農民の歌 Op.65-2
  叙情小曲集第10集よりその昔 Op.71-1、思い出 Op.71-7
  伝承による19のノルウェー民謡より子守歌 Op.66-7
  抒情小品集第3集より故郷で Op.43-3
ピーター・フレッチャー(ギター)
 多数のコンクール受賞歴を持ちカーネギーホールでもリサイタルを行い、アメリカでソリストとして活躍中のペーター・フレッチャー。今回のアルバムではグリーグの作品をすべてフレッチャーが編曲。1本のギターで聴くグリーグのメロディもシンプルで美しい。

 2009年−2012年の録音。
 

CRC 3322/23/24/25
(4CD/特別価格)
\4500
フィッシャー・デュオ
 ベートーヴェン:チェロとピアノのための作品全集

 チェロ・ソナタ変ホ長調 Op.64
 ヘンデルのオラトリオ《ユダス・マカウベス》の
  主題による12の変奏曲ト長調 WoO.45
 チェロ・ソナタ第1番ヘ長調 Op.5-1
 チェロ・ソナタ第2番ト短調 Op.5-2
 モーツァルトの《魔笛》の「娘か女か」の
  主題による12の変奏曲ヘ長調 Op.66
 チェロ・ソナタ ヘ長調 Op.17
 モーツァルトの《魔笛》の「恋を知る男たちは」の
  主題による7つの変奏曲変ホ長調 WoO.46
 チェロ・ソナタ第3番イ長調 Op.69
 チェロ・ソナタ第4番ハ長調 Op.102-1
 チェロ・ソナタ第5番ニ長調 Op.102-2
 チェロ・ソナタ第3番イ長調 Op.69(第1楽章初稿版)
 ソナタ イ長調 Op.47《クロイツェル》(ツェルニー編、チェロ版)
フィッシャー・デュオ
 〔ノーマン・フィッシャー(チェロ)、
  ジャンヌ・キエルマン(ピアノ)〕
 チェロ・ソナタ第1番から第5番、3つの変奏曲に加え、ホルン・ソナタから編曲されたOp.17や、弦楽三重奏から編曲されたOp.64、更にはボーナス・トラックとして、ソナタ第3番第1楽章の初稿版とカール・ツェルニー(1791−1857)によって編曲されたヴァイオリン・ソナタ第9番《クロイツェル》のチェロ版まで網羅したベートーヴェン・ファン要チェックの全集。

 2010年−2012年の録音。
 

CRC 3295
\2300
リョベート:ロ・メストレ
 マズルカ/5つの前奏曲/13のカタルーニャ民謡/
 4つの民謡/レスポンス/ロマンサ/
 ソルの主題による変奏曲/練習曲ホ長調/スケルツォ・ワルツ
ロバート・フィリップス(ギター)
 幅広いギター・ジャンルで活躍をしているロベルト・フィリップスが演奏するのは、近代クラシック・ギターにおける偉大な足跡を残したカタルーニャのコンポーザー=ギタリスト、ミゲル・リョベート(1878−1983)のギター作品集。ギター奏者だからこそわかる楽器の特性を最大限に生かし、作曲された作品はリズムも美しく表現されている。

 2012年7月21日−24日の録音。
 

CRC 3304/3305
(2CD)
\4600
アッピグナーニ:KO-TzU アレッサンドロ・アッピグナーニ(ピアノ)
 コンポーザー=ピアニストのアレッサンドロ・アッピグナーニ(b.1976)によるプライベート・コンサートでの自作自演集。完璧かつ自由な考えを音楽にもつアッピグナーニならではのモダン作品と言える。

 2012年9月3日の録音。




CORO



COR 16122
\2400→\2190
ザ・シックスティーン〜王国の音楽
 ヘンデル:戴冠式アンセム《司祭ザドク》 HWV.258
 トムキンズ:強くなれ
 タリス:歌い崇めよ(40声のモテット/英語版)
 バード:おお主よ、御身のしもべエリザベスが
 ブリテン:《グロリアーナ》より 忠誠の最後の踊り
 パーセル:メアリー女王の誕生日のためのオード《愛の女神は盲目》より
 タージェス:吹きすさぶ風から
 ラムゼイ:ダビデが聞きし時
 パーセル:主を畏れるものは幸いなり
 タリス:サンクトゥス(ミサ・プエル・ナトゥス・エスト・ノビスより)
 カーヴァー:サンクトゥス
 ギボンズ:神々の中の偉大なる神よ
 ハンフリー:われは常に感謝す
 パーセル:主よ、御身はわれらの心の奥を知り給う
 ヘンデル:戴冠式アンセム《汝の御手は強くあれ》 HWV.259
ザ・シックスティーン
ハリー・クリストファーズ(指揮)
 ザ・シックスティーンの"王国の音楽"!英国王室と縁の深い偉大なる音楽の数々。

 ハリー・クリストファーズとザ・シックスティーンが贈る新たなベスト・アルバムは、英国王室にまつわるプログラム「王国の音楽(ミュージック・オヴ・ザ・キングダム)」!
 "ジョージ2世の戴冠式"のためのヘンデルのアンセムや、パーセルの"メアリー女王"のための音楽、カーヴァーの"ジェームズ5世の戴冠式"のための音楽や、タリスの英語歌詞による40声のモテットなど、1400年代のタージェスから20世紀のブリテンへと続く、英国王室と音楽の関係、その長き歴史を表現。
 特別に録音されたバードの「おお主よ、御身のしもべエリザベスが」を含む、英国王室と縁の深い音楽の数々が、ザ・シックスティーンのハーモニーを通じて、その偉大なる存在感を改めて示してくれる。







GEGA NEW

GR 19
\2000
ヤッセン・トドロフ(ヴァイオリン)
 「J.S.バッハ:3つの無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ」

  パルティータ第1番ロ短調BWV.1002
  パルティータ第2番ニ短調BWV.1004
  パルティータ第3番ホ長調BWV.1006
ヤッセン・トドロフ(ヴァイオリン)
 ヤッセン・トドロフのバッハ第2弾!無伴奏パルティータ集

 録音:2013年7月、ブルガリア国立放送スタジオ1、79:03、STEREO

 第1 弾のソナタ集(GR16)に続くバッハ。これで無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータが全曲揃った。
 トドロフはブルガリアを代表するヴァイオリニストで、地元で学んだ後に渡米、そこで多くのコンクールに入賞。演奏活動の傍ら、後進の指導も行なっている。演奏は正にモダン・ヴァイオリンの王道を行くような出来栄え。何ら変わったことはしていないが、素晴らしい美音による朗々とした歌が見事。録音も優秀。
 

GD 350
\2000
「天体力学」〜ヤッセン・ヴォデニチャロフ(1964〜):作品集
 (1)ヴァイオリン協奏曲
 (2)「蛍」(良寛の俳句による)
 (3)7つのバガテル
 (4)ステュムパリデス湖の鳥
 (5)交響曲第2番「天体力学」
(1)アレクシス・ガルプリーヌ(ヴァイオリン)
 ピエール・ルーリエ(指揮)
 アンサンブル2E2M
(2)ロザリナ・カサボヴァ(S)
 ロッセン・イデアロフ(Cl)
 タチアナ・カルパロヴァ(Perc)
(3)棚田文紀(プリペアド・ピアノ)
(4)ナタリー・フォルゲ(オンド・マルトノ)
 ピエール・クサック(アコーディオン)
(5)イワン・ストヤノフ(指揮)
 ブルガリア国立放送交響
 68:13、STEREO

 ブルガリアの現代作曲家、ヤッセン・ヴォデニチャロフ(1964-)の作品集。「蛍」は良寛の俳句にインスパイアされた曲。「ステュムパリデス湖の鳥」はギリシャ神話に登場する同名の怪鳥をモチーフにしており、また交響曲第2 番の副題である「天体力学」は天文学の一分野で、ニュートンの運動の法則や万有引力の法則に基づいて天体の運動と力学を研究する学問のことを指す、という。
 

GD 366
\2000
フィアンメッタ・タルリ(ピアノ)
 シューマン:

  (1)アベッグ変奏曲Op.1
  (2)ベートーヴェンの主題による変奏曲
  (3)ピアノ・ソナタ第2番ト短調Op.22
  (4)ピアノ・ソナタ第2番〜第4楽章の初稿「プレスト・パッショナート」
フィアンメッタ・タルリ(ピアノ)
 (3)2007年12月29日ソフィア、ブルガリア・コンサート・ホール/(1)(2)(4)2012年2月28日ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール/53:03、STEREO

 既にGEGA NEW レーベルから交響的練習曲、蝶々(GD325)が発売されているタルリのシューマン第2 弾。当ディスクでの注目はほとんど演奏も録音もされないベートーヴェンの主題による変奏曲。シューマン25 歳時の作品で、テーマにはベートーヴェンの第7 交響曲のアレグレットが用いられている。変奏はのちの交響的練習曲に似たところもある佳品。シューマン・ファンは要注目。他の有名曲2 曲もツボを押さえた秀演。


GD 380
\2000→\1890
タバコフ/ショスタコーヴィチ交響曲全集第1弾!
 「ショスタコーヴィチ:交響曲全集Vol.1」
  ショスタコーヴィチ:交響曲第4番ハ短調Op.43
エミール・タバコフ(指揮)
ブルガリア国立放送交響楽団
 ブルガリアの名指揮者エミール・タバコフのショスタコーヴィチ交響曲全集第1弾!日本語オビ・解説付き!

 2013年4月、62:42、STEREO、演奏タイミング:27:07/9:13/26:23

 エミール・タバコフとブルガリア国立放送響のショスタコーヴィチ:交響曲シリーズ第1 弾が登場。タバコフは1947 年生まれ、ブルガリアの指揮者で作曲家。CAPRICCIO から出ていたマーラーの交響曲全集は意外な名演として、知る人ぞ知る名盤。
 タバコフは余計な思い入れを排し終始速目のテンポでストレートに音楽を構築していくが、その緊張感が凄い。オーケストラの技術とアンサンブルも見事で、ブルガリア国立放響の上手さに驚くに違いない。録音も大変優秀で、あまたあるショスタコーヴィチの第4 の中でも上位に入る秀演と言ってよい。


タバコフといえば、これ

CAPRICCIO
49 043
(15CD)¥15000
タバコフ指揮&ソフィア・フィル
 マーラー:交響曲全集
  交響曲第1〜10 番
エミール・タバコフ指揮
ソフィア・フィル
ブルガリア国立合唱団、他

 エミール・タバコフといえばマーラーの交響曲全集。まだ激安ボックスとかが一般的でない1990年代に、マーラーの交響曲全集が廉価盤で手に入るということで、クラシックをこれから熱心に聴こうという人にとっては本当にありがたいセットだった。演奏自体は基本的にまあ普通だが、6番、8番あたりはかなりすごい。一部ではずっと神格化されてきた。
 ところが気がついたら廃盤。Capriccio活動そのものが不安視されているのでどこかがライセンス契約してくれればよいのだけど。

 在庫のある海外の業者から無理やり入れると何とかこの値段で。完売の際はご容赦くださいませ。

GEGA
GD 358
\2000→¥1890
ブルガリアを代表する指揮者で作曲家エミール・タバコフ
 聴きごたえ十分のオーケストラ大作2曲!

  エミール・タバコフ(b.1947):
   (1)チェロ協奏曲(2006)
   (2)アド・インフィニトゥム(永遠に向かって)(1989)
(1)(2)エミール・タバコフ指揮
ビルケント交響楽団、
(1)ティム・ヒュー(Vc)

 タバコフは指揮者としてマーラー交響曲全集などの録音で知られていますが、作曲家としても知られています。
 タバコフは当初コントラバス奏者として音楽家としてのキャリアを始めましたが、1964年ショスタコーヴィチとの出会いがその後の彼の人生を決定づけました。タバコフの音楽はどれも重厚なオーケストラの響きで満たされたドラマティックな展開を持っています。チェロ協奏曲はバルトークの「弦楽、チェレスタと打楽器のための音楽」の第1楽章の主題によく似た旋律が縦横無尽にうねり歌いまくり聴き応え十分。アド・インフィニトゥム(永遠に向かって)は、うっすらと棚引く弦楽の響きの帯が次第に厚みを増し徐々に壮大なクライマックスへと向かう緊張感溢れる作品。





NORTHERN FLOWERS


NF/PMA 99110
\2200
「ティシチェンコ:ピアノ作品全集第2巻」
 変奏曲Op.1(1956)
 ピアノ・ソナタ第10番「エウレカ」Op.124(1997)
 ピアノ・ソナタ第11番Op.151(2008)
ディナラ・マジトヴァ(ピアノ)
 ティシチェンコのピアノ作品全集第2弾!

 録音:2012年10月、サンクト・ペテルブルク、63:46、STEREO

 ティシチェンコのピアノ作品全集第2弾(第1集はNF/PMA99104)。
 ティシチェンコはピアノ・ソナタを全部で10 曲作曲しているが、当ディスクにはそのうちの第10 番、第11 番を収める。屈託のないメロディが出てきたかと思うと無調になったりジャズ的なイディオムが出てきたり、と全く一筋縄では行かない楽曲たち。変奏曲は主題がベートーヴェンのソナタ第32 番に似ている部分があり、ムソルグスキー、ショスタコーヴィチの影響も濃厚。



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


BARTOK RECORDS



BR 1929
\2300→\2090
バルトーク・レコード最新盤!
 「アラダール・ラッツ(1886-1958)のツィンバロム」
 3つのハンガリーのチャルダッシュ/
 ルーマニアの旋律による即興曲/
 2つのハンガリー民謡/ルーマニア民族舞曲/
 ハンガリーの旋律による即興曲/
 D.スカルラッティ:ソナタ ト短調Longo338/
 D.スカルラッティ:ソナタ嬰ヘ短調Longo481/
 ムファット:ミニュエット/ダカン:楽しみ/
 F.クープラン:ショワシーのメヌエット、タヴニーのメヌエット/
 ジョン・ブル:アルマンド/
 (アラダール・ラッツのスピーチによる紹介)/
 ストラヴィンスキー:ワルツとポルカ
アラダール・ラッツ(ツィンバロム)
イヴォンヌ・ラッツ(Pf)
 近代ジプシー・ツィンバロムの始祖アラダール・ラッツの歴史的録音集!

 録音:1926-1933年頃/イヴォンヌ・ラッツ保管のテープによる1969年制作のレコードをリマスタリング復刻

 アラダール・ラッツはいわゆるジプシー・ツィンバロムの名手として各地を演奏旅行し、パリではサン=サーンスに「ツィンバロムのリスト」と絶賛された。やがて彼はバッハ、クープランなど西欧のクラシック音楽を勉強し、次第に楽器の可能性を広げることを考え始め、極力トレモロ奏法を排した演奏様式で当代を代表するツィンバロム奏者としての地位を確立。かのストラヴィンスキーも彼との交流からここに収められているようなツィンバロムのための作品をいくつか残している。興味深いのはスカルラッティ、クープランらのチェンバロのための作品をツィンバロムで演奏していることで、そもそもツィンバロムからチェンバロが派生・発展したことを考えると、こうした先祖がえり、逆輸入的な発想はバロック音楽に内在する民族的、東欧的要素をあぶりだす結果となり非常に面白い。




BONGIOVANNI

HOC 081
(2CD)
\3200→\2890
フレーニとクラウス共演のベッリーニ「清教徒」!
 ベッリーニ:「清教徒」
ミレッラ・フレーニ(S エルヴィーラ)
アルフレード・クラウス(T アルトゥーロ)
アッティーリオ・ドラーツィ(Br リッカルド)
ラッファエーレ・アリエ(Bs ジョルジョ)
リタ・ベッツィ(Ms エンリケッタ)
ブルーノ・チオーニ(Bs グワルティエーロ・ワルトン)
アウグスト・ペドローニ(T ブルーノ)
ニーノ・ヴェルキ(指)
モデナ市立劇場管弦楽団、合唱団
 録音:1962 年12 月26 日、モデナ/ADD、131' 25"

 当時35 歳のアルフレード・クラウスと、27 歳のミレッラ・フレーニが出演した貴重な「清教徒」のライヴ録音です。クラウスはアルトゥーロを得意として、ライヴを含めるといくつも録音を残していますが、中でもここでの若々しい歌は素晴らしく魅力的です。フレーニもエルヴィーラは若い頃好んで歌った役で、瑞々しい美声を存分に披露しています。1962 年のイタリアのライヴ録音なので良好とは言い難い音質ですが、その限りでは比較的聞きやすい程度だと思われます。
 
GB 2265
(2CD → 1CD 価格)
(旧譜値下げ再発売)
\2400
スマレーリャ:「イストリアの結婚式」 スヴェトラ・ヴァシレーヴァ(S マルッサ)
イアン・ストーリー(T ロレンツォ)
アルベルト・マストロマリーノ(Br ニコラ)
ジョルジョ・スーリアン(Bs ビアージョ)
エンツォ・カプアーノ(Bs メニコ)
カーティア・リッティング(Ms ルツェ)
ティツィアーノ・セヴェリーニ(指)
トリエステ・ヴェルディ劇場管弦楽団、合唱団
 実はかなり豪華キャストだった北イタリア風ヴェリズモ・オペラの傑作スマレーリャ「イストリアの結婚式」値下げして復活!

 録音:1999 年12 月14、16、19 日,トリエステ/101' 55"

 アントーニオ・スマレーリャ(1854 − 1929)は、イストリア半島のポーラ(現在はクロアチアのプーラ)に生まれた作曲家。アルフレード・カタラーニと同年生まれで、ルッジェーロ・レオンカヴァッロやジャコモ・プッチーニよりも数年先輩。「イストリアの結婚式」は1895 年にトリエステで初演されたスマレーリャの代表作。台本はプッチーニの台本作家として知られるルイージ・イッリカ。イストリアのディニャーノ(現ヴォドニャン)という田舎を舞台にした悲劇。マルッサはロレンツォという青年と相思相愛だが、裕福なニコラとの縁談が決まってしまう。結婚式の直前、マルッサの破談の願いを聞き入れないニコラにロレンツォが襲い掛かるも、逆に殺されてしまう。つまり北イタリア風のヴェリズモ・オペラなのです。
 改めてキャストを見ればかなり豪華なのに驚かされます。マルッサは、今やプリマドンナとして大活躍しているスヴェトラ・ヴァシレーヴァ。ロレンツォは、近年はヘルデン・テノールとしてトリスタンやジークフリートまで歌う英国のテノール、イアン・ストーリー(日本ではストレイとの表記も)。ニコラは、ヴェリズモ・オペラのバリトン役を得意とするアルベルト・マストロマリーノ。村のヴァイオリン弾きビアージョは、イストリア半島の東の町リエカ生まれの偉大なバス、ジョルジョ・スーリアン。さらにマルッサの父メニコには日本でもおなじみのバス、エンツォ・カプアーノ。初演劇場での力の入った上演だったことが分ります。
 価格を下げて、伊英語の解説および台本がオンラインでの提供となっての再発売です。




DOREMI



DHR 8024
\2300→\2090
アルゲリッチのデビューの年のモーツァルト!
 マルタ・アルゲリッチVol.1

  モーツァルト:
   (1)ピアノ協奏曲第21番ハ長調K467
   (2)ピアノ・ソナタ第8番イ短調K310
   (3)ピアノ・ソナタ第13番変ロ長調K333
   (4)ピアノ・ソナタ第17番ニ長調K576
マルタ・アルゲリッチ(P)
(1)ペーター・マーグ(指)
 ケルン放送交響楽団
 アルゲリッチのデビューの年に収録されたモーツァルト、珍しいピアノ・ソナタも収録

 録音:(1)1960 年9 月5 日、ケルン (2)(3)1960 年4 月26 日、ミュンヘン (4)1960 年7 月23 日、ケルン

 歴史的に偉大な演奏家の貴重な録音をリリースしているカナダのDOREMI レーベルが、「生ける伝説」現代最高のピアニスト、マルタ・アルゲリッチのシリーズをスタートさせました。
 第1弾は1960年にケルンとミュンヘンの放送局スタジオで録音された音源。どの曲も正規盤ではリリースはなく、貴重な音源です。1960年といえばドイツ・グラモフォンからデビューレコードをリリースした年。アルゲリッチ19 歳、ショパン・コンクールで優勝する前の演奏で、若いアルゲリッチの瑞々しい感覚が発揮され、輝く才能に溢れた生き生きとした演奏を聴かせてくれます。
 モーツァルトのピアノ協奏曲第21 番。前作20 番とは対極的で、調性もハ長調という明るく伸びやかな歌心溢れた作品。美しい旋律で有名な第2 楽章では、アルゲリッチの感性に訴えかけてくる演奏に心を動かされます。
 またアルゲリッチのモーツァルトのピアノ・ソナタは、2 台ピアノや4 手のためのソナタの録音はありますが、通常のピアノ・ソナタの録音は正規盤ではありませんでしたし、アルゲリッチはモーツァルトの録音自体多くありません。それは師であったグルダが最も得意としていた作曲家でもあり、アルゲリッチは以前「彼の演奏がある限り私は弾かない」と語ったほど。ここに収録されている3 曲のソナタは、モーツァルトの純粋な音楽世界を、アルゲリッチのインスピレーションが赴くまま自由奔放な演奏で聴くことができます。




GRAND SLAM



GS 2108
\2400→¥2190
ワルターのオープンリール・テープ復刻第13 弾!
 モーツァルト:
  (1)交響曲第40番 ト短調 K.550
  (2)交響曲第38番 ニ長調 K.504「プラハ」
ブルーノ・ワルター(指揮)
コロンビア交響楽団
 ワルターのオープンリール・テープ復刻第13 弾!モーツァルトの交響曲第40 番+第38番「プラハ」

 録音:(1)1959 年12 月2 日、アメリカン・リージュン・ホール、(2)1959 年1 月13、16 日、アメリカン・リージュン・ホール/ステレオ、セッション
 使用音源:Columbia (U.S.A.) MQ 611 (4トラック、19 センチ、オープンリール・テープ)

 制作者より
 ブルーノ・ワルターのオープンリール・テープ復刻は、このモーツァルト第40 番+第38 番「プラハ」で第13 作目となります。復刻に使用したのはアメリカ・コロンビアの4 トラック、19 センチのテープで、いつもと同じく原テープに記録されている情報を、過度のノイズ除去を施すことなく忠実に再現しています。
 また、このコロンビア交響楽団は臨時編成のオーケストラであるがゆえに、現在でもなおその力量について指摘をされることがあります。これについてはワルターのステレオLP が発売された当時、アメリカで音楽評論家、レコード会社担当者、楽団員、音楽愛好家を巻き込んでの論争がありました。当CD の解説書ではその論争の内容詳しく伝えると同時に、参加メンバーについての情報も可能な限り調査しています。ワルター・ファンには興味の尽きない内容でしょう。(平林 直哉)




NORTHERN FLOWERS



NF/PMA 99111
\2200→\1990
ティシチェンコの交響曲第5番
 ティシチェンコ:
  (1)交響曲第5番Op.67(1976)
  (2)フルート、ピアノと弦楽のための協奏曲Op.54(1972)
(1)マキシム・ショスタコーヴィチ(指揮)
 モスクワ放送管弦楽団
(2)ヴァレンティン・ズヴェーレフ(フルート)
 アレクセイ・ナセドキン(ピアノ)
 エドワルド・セーロフ(指揮)
 ソヴィエト国立管弦楽団ソロイスツ
 ショスタコーヴィチの引用があるティシチェンコの交響曲第5番

 録音:(1)1978年3月18日、モスクワ、(2)1978年6月、レニングラード、77:48、STEREO

 NORTHERN FLOWER レーベルのティシチェンコ交響曲シリーズ、今回は第5 番。(既発売は第3 番( NF/PMA9931-32 ) 、第1 番( NF/PMA9942 ) 、第6 番( NF/PMA9947 ) 、第7 番(NF/PMA99100)、第2番(NF/PMA99105)、他にダンテ交響曲全5曲が発売になっている)。
 ショスタコーヴィチとウストヴォルスカヤに学んだティシチェンコ、元々師ショスタコーヴィチの影響が濃厚な楽曲が多いが、この第5 交響曲、そのショスタコーヴィチの交響曲第8 番や第10番のあからさまな引用に満ちており、何とも不思議で魅力的な作品。ショスタコ好きは見逃せない。ちなみに第5 交響曲で作品番号が67、ベートーヴェンと同じである。カップリングの協奏曲は気の利いた佳品。


ティシチェンコ:交響曲集

NF/PMA 9942
\2200→\1890
ボリス・ティシチェンコ:
 (1)交響曲第1番Op.20(1961)
 (2)封鎖の記録交響曲Op.92(The Blockade Chronicle Symphony)
(1)エドゥアルト・セロフ、
(2)アンドレイ・チスチャコフ指揮
(1)(2)レニングラード・フィル録音:
(1)1970年4月、(2)1985年4月

NF/PMA 9931/2
(2CD)
\4400→\3780
ボリス・ティシチェンコ(1939-):
 バレエ「ヤロスラヴナ」Op.58(1974)
 交響曲第3番 Op.36(1967)
アレクサンドル・ドミトリエフ(指揮(*))
レニングラード・マールイ(ムソルグスキー)劇場交響楽団&合唱団(*)
イーゴリ・ブラシコフ(指揮(+))
キーロフ(マリーンスキー)劇場室内管弦楽団(+)
録音:1976年(*)、1972年(+)、ペテルブルク・レコーディング・スタジオ
ティシチェンコはレニングラート音楽院でショスタコヴィチなどに学び、ロシア・ソビエト音楽にセリー、偶然性などの前衛的手法を導入。ソビエト当局からも承認された。
セリーを採用しポスト・ヴェーベルン的作品と言われた代表作「交響曲第3番」、初演当時賛否両論を巻き起こしたがヨーロッパでは熱烈に絶賛されたというバレエ「ヤロスラヴナ」を収録。指揮はドミトリエフ。

NF/PMA 9947
\2200→\1890
ボリス・ティシチェンコ:交響曲第6番
 (ムラヴィンスキーの思い出に〜
  ソプラノ、アルトと管弦楽のための)Op.105(1988)
ロジェストヴェンスキー指揮
ソヴィエト文化省響、
ヴァレンティナ・ユズヴェンコ(S)、
エレナ・ルビン(A)、

NF/PMA99105
\2200→\1890
ボリス・ティシチェンコ(1939-2010):交響曲第2番「マリーナ」
 〜マリーナ・ツヴェターエワの詩による
  混声合唱と大管弦楽のためのOp.28(1964)
エドヴァルド・チフゼル指揮
カレリア国立フィルハーモニー管弦楽団
ペトロザヴォーツク音楽院合唱団
 近年再評価の著しいティシチェンコ・チクルス第12・13弾!

 録音:1973年12月16日ペトロザヴォーツク、ADD,49'39

 Northern Flowersが紹介に特に力を入れているボリス・ティシチェンコはウストヴォルスカヤとショスタコーヴィチに師事し、特にショスタコーヴィチの影響は大きい作曲家。交響曲第2番は全5楽章からなり、冒頭から混声合唱が入る事実上のカンタータ作品。合唱はロシア・ソヴィエトの詩人マリーナ・ツヴェターエワ(1892-1941)の詩からいくつかを選び出しテキストとしている。ツヴェターエワは象徴主義や実験的な詩を発表し、ロシア革命時はベルリン、プラハ、パリと亡命生活を送ったが、後にソヴィエトに帰国している。ティシチェンコの音楽はオルフの「カルミナ・ブラーナ」ばりの異常なテンションで始まり、やがてショスタコーヴィチの「バビ・ヤール」を思わせる合唱とオーケストラによるダイナミックな展開が続く、ティスチェンコの創作史におけるマイルストーンとなった大作。
 ※当CDの音源保存状態は芳しくなく、若干の歪み、高音部の音ワレがあります。ご了承下さい。

NF/PMA99100
\2200→\1890
怪作!ティシチェンコ:交響曲第7番
 ボリス・ティシチェンコ(1939-2010):交響曲第7番(1994)
  (ソナタ/フォックストロット/変奏曲/ワルツ/ロンド)
エドワルド・セロフ指揮
サンクト・ペテルブルク・
 フィルハーモニー管弦楽団
 一昨年他界したボリス・イワノヴィッチ・ティシチェンコはレニングラード音楽院でウストヴォルスカヤとショスタコーヴィチに師事し、特にショスタコーヴィチの影響を色濃く受けている。
 交響曲第7番は後期ショスタコーヴィチの哲学的、内省的、沈思黙考の楽章があるかと思えばシュニトケも真っ青のポリスタイリズム(ぐちゃぐちゃに歪んだ狂気のジャズ等)ありとハジケきった怪作。これほどの名曲がなぜもっと日本で演奏されないのか不思議なほどの傑作。
※このCDは1997年録音ながら、ヒス・ノイズやワウ・フラッターが激しく録音状態がよくありません。


NF/PMA 9961
\2200→\1890
ボリス・イヴァノヴィッチ・ティシチェンコ(b.1939):
 (1)ダンテ交響曲第1番「生きているなかで」
 (2)ダンテ交響曲第2番「望みを捨てよ、ここに入る者たちよ」
(1)ユーリ・コチネフ指揮
(2)ニコライ・アレクセーエフ指揮
サンクト・ペテルスブルク・フィル
ショスタコーヴィチ、ウストヴォルスカヤの弟子ティシチェンコは多数の管弦楽曲、室内楽を作曲している。今年ダンテ交響曲第3番(FUGA LIBERAレーベル)が発売になった。師のショスタコーヴィチに映画音楽的な派手さを加えたようなこの作品は、哲学的な構想を持つものの、オーケストラの効果を存分に発揮した極上のエンターテイメントに仕上がっている。録音:(1)1998年、(2)2001年

NF/PMA9974
\2200→\1890
ボリス・ティシチェンコ(1939-):
 ダンテ交響曲第3番《地獄》(2001)
 ダンテ交響曲第5番《楽園》(2005)
ニコライ・アレクセーエフ指揮
サンクト・ペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団
待望のティシチェンコ:ダンテ交響曲の完結編。既発売は第1番「生きているなかで」&第2番「望みを捨てよ、ここに入る者たちよ」(以上NF/PMA9961)、第4番「煉獄」(NF/PMA9969)。すでにレコード芸術誌やネット上で話題となっているティシチェンコ。これらは21世紀に入ってからの作品ながらその骨太の音楽はロシアそのもの。ポスト・ショスタコーヴィチどころか、ショスタコーヴィチが長生きしたら、こんな作品を書いたのではなかろうか?というほどショスタコ・ファン必聴の傑作。大オーケストラの機能を存分に使い、天国と地獄の間を縦横無尽に往き来するティシチェンコはシュニトケ亡き後、最も注目されるロシアの作曲家でしょう。弦楽の悠々とした響き、ブラス・セクションの大時代的なバリバリとした派手なオーケストレーションなどたまりません!録音:2009年2月21日ライヴ、DDD

NF/PMA9969
\2200→\1890
ティシチェンコ:
 ダンテ交響曲第4番「煉獄」(2003)
ヴラディーミル・ヴェルビツキー指揮
サンクト・ペテルブルク・フィル、
サンクト・ペテルブルク・ユースコ内合唱団
ダンテの神曲に関わりのある2003年に書かれたばかりの新作。今回一緒に紹介した第2チェロ・ソナタ、第7ソナタと比べると著しい作風の変化が見られる。調性的な美しい作品で後期ロマン派からショスタコーヴィチの後期交響曲の雰囲気を持つ傑作。唸り喚くブラス、波のように押し寄せる弦楽の響き、ドッカンドッカンと打ち鳴らされる打楽器群。いまどき演奏條ヤ50分からなる合唱つきの大作交響曲を書く作曲家がいたとは!シュニトケ亡き後、もっとも重要なシンフォニストがティシチェンコである。録音:2004年3・7日初演ライヴ、DDD





<映像>


C−MAJOR(映像)

71 5504
(Blu-ray)
\5400
ドキュメンタリー 作曲家ペンデレツキ 迷宮の小道 (2013年 ドイツ・ポーランド)
  【出演】
   クシシュトフ・ペンデレツキ、
   ジョニー・グリーンウッド(レディオヘッド)、
   エルジェビエタ・ペンデレツカ、
   アンジェイ・ワイダ、アンネ・ゾフィー・ムター、
   ジャニーヌ・ヤンセン、ジュリアン・ラクリン
   監督:アンナ・シュミット
 ペンデレツキ、80歳バースデー・コンサート
  (1)ペンデレツキ:広島の犠牲者に捧げる哀歌
  (2)同:ヴァイオリンとコントラバスのためのデュオ・コンチェルタンテ
    【アンネ・ゾフィー・ムター(Vn)、ロマン・パトコロー(Cb)、クシシュトフ・ウルバンスキ(指)】
  (3)同:3 つのチェロとオーケストラのためのコンチェルト・グロッソ」
    【ダニエル・ミュラー・ショット、アルト・ノラス、イヴァン・モニゲッティ(Vc)、シャルル・デュトワ(指)】
  (4)同:クレド
    【イヴォナ・ホッサ、エヴァ・ヴェシン(Sop)、アグニェシュカ・レフリス(Ms)、
    ラファウ・バルトミンスキー(Ten)、ニコライ・ディデンコ(Bs)、ポーランド国立歌劇場合唱団、
    ワルシャワ・フィルハーモニー合唱団、ワルシャワ少年合唱団、ワレリー・ゲルギエフ(指)】
   シンフォニア・ヴァルソヴィア/ワルシャワ ポーランド国立歌劇場で収録
 ボーナス:インタビュー【ロリン・マゼール、ジョニー・グリーンウッド(レディオヘッド)】

71 5408
(DVD)
\3400
 ワイダやグリーンウッドも出演。ポーランド現代史とも重なるペンデレツキ80年のドキュメンタリー。

 (Blu-ray) リージョンオール、カラー、16:9 HD、PCM STEREO、86分(本編)、16分(ボーナス)、字幕:英仏独韓
 (DVD) リージョンオール、カラー、16:9 NTSC、PCM STEREO/ HD、86分(本編)、16分(ボーナス)、字幕:英仏独韓

 昨年80歳を迎えた現代ポーランドを代表する作曲家ペンデレツキ。彼ゆかりの人々がその人となりを語るドキュメンタリーと誕生日コンサートの2本立ての興味津々映像。
 ペンデレツキといえば「広島の犠牲者に捧げる哀歌」で、トーンクラスターの効果と可能性を世に示し、20 世紀音楽に多大な影響を与えました。同志だったルトスワフスキらも歿した現在、80 歳ながら新作を発表するなど意気盛んなところを見せてくれます。
 ドキュメンタリーで描かれるペンデレツキは、あの過激な作風とは似つかわしくない小心で気弱なイメージで、さらに想像を絶するような大邸宅で優雅に暮らす「成功者」としての姿にも衝撃を受けます。
 彼はアンジェイ・ワイダの映画「カティンの森」(2007) の音楽を担当しているため、巨匠ワイダ本人も映像に登場し、興味深いコメントを述べているのも映画ファン狂喜と申せましょう。さらに、ペンデレツキに私淑し、多大な影響を受けたというロックバンド「レディオヘッド」のジョニー・グリーンウッドが思いのたけを語るのも興味津々。
 バースデー・コンサートでは、アンネ・ゾフィー・ムターを筆頭に、デュトワ、ゲルギエフ、ダニエル・ミュラー・ショットなどオールスター・キャスト。ペンデレツキ作品の最高演奏として愛蔵できます。
 英語字幕付き。日本語字幕は付いておりません。




EUROARTS(映像)


20 59634
(Blu-ray)
\4800→\4390
サンフランシスコ歌劇場
 ガーシュウィン:「ポーギーとベス」
ラキタ・ミッチェル(S ベス)
エリック・オウェンズ(Bs-Br ポーギー)
チョンシー・パッカー(T スポーティンライフ)
レスター・リンチ(Br クラウン)
エンジェル・ブルー(Bs-Br クララ)
カレン・スラック(S セリナ)
アルテウイーズ・デヴォーン(Ms マリア)
エリック・グリーン(Br ジェイク)
マイケル・ブラグ(T ミンゴ)
マリシャ・ジェシー(Ms アニー)
サマンサ・マケルハニー(Ms 苺売り)
アンバー・マーカムズ(S リリー)
マイケル・オースティン(T ロビンズ)
アシュリー・ファートアリア(T 蟹売り)
カルヴィン・リー(T ピーター)
フレデリック・マシューズ(T ネルソン)
アール・ヘイゼル(Br ジム)
ケニス・オヴァートン(Br フレイジャー) ほか
ジョン・デメイン(指)
サンフランシスコ歌劇場管弦楽団、合唱団


20 59638
(2DVD)
\4800→\4390
 日本語字幕付。待望の舞台上演映像が登場!米国の実力派歌手、指揮者によるサンフランシスコ歌劇場での「ポーギーとベス」!!

 フランチェスカ・ザンベロ(演出)、リタ・ダンジェロ・ティカドー(演出助手)、ピーター・J.デイヴィソン(装置)、ポール・テイズウェル(衣装)、マーク・マッカラー(照明)、デニ・セイヤーズ(振付)
 収録:2009 年6 月、サンフランシスコ
 (Blu-ray) リージョンオール、HD、16:9、158分、PCM Stereo /DTS HD Master Audio 5.1、字幕:英独仏韓日
 (2DVD) リージョンオール、NTSC、16:9、158分、字幕:英独仏韓日

 ガーシュウィンの傑作「ポーギーとベス」はたいへん人気の高いオペラにも関わらず、意外なことにこれまでオペラとしての舞台上演の映像商品がありませんでした。このサンフランシスコ歌劇場での上演は待望の舞台収録映像です。
 歌手は米国の実力ある歌手が集められています。もっとも知られているのはポーギーのエリック・オウェンズでしょう、メトロポリタン歌劇場でのワーグナー「ニーベルングの指環」で印象的なアルベリヒを歌い演じてすっかりお馴染み。悪役では分らない彼の人懐っこい風貌が、お人よしのポーギーにピタリ。ベスのラキタ・ミッチェルは今非常に注目されているソプラノで、2012 年にはニューヨーク・シティ・オペラでのヴェルディ「トラヴィアータ」でヴィオレッタを歌っています。
 このサンフランシスコでのベスは新聞評でも絶賛されています。スポーティンライフのションシー・パッカーは、2004 年9 月のニューヨーク・ハーレムシアター来日公演にミンゴで参加、それから著しく成長し、今では米国の地方歌劇場の人気テノールとして活躍しています。クラウンのレスター・リンチは、近年はヴェルディやヴェリズモ・オペラのバリトン役で人気が高い歌手。指揮のジョン・デメインはウィスコンシン州のマディソン交響楽団の音楽監督を1993 年から20 年以上務めている知られざる名称。マディソン交響楽団はマディソン・オペラのオーケストラで、デメインはこの歌劇場の芸術監督も務めています。もともとヒューストン・グランド・オペラで下積み下人なので劇場感覚はバッチリ。日本では知名度の乏しい実力派指揮者を知る格好の材料でもあります。
 欧米で幅広く活躍する演出家フランチェスカ・ザンベロの舞台は写実的で「ポーギーとベス」のイメージ通りのもの。音楽だけ聞くよりも遥かに「ポーギーとベス」の世界を楽しめることでしょう!
















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