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第74号
マイナー・レーベル歴史的録音新譜(1)
2013.12.17〜2014.2.14


ALTO


ALC 1218
\1200
グリーグ(1843-1907):
  「ペール・ギュント」組曲第1番 Op.46(*)
  「ペール・ギュント」組曲第2番 Op.55(*)
  ピアノ協奏曲イ短調 Op.16(+)
  抒情小曲集 から(#)
   アリエッタ Op.12 No.1/妖精の踊り Op.12 No.4/蝶 Op.43, No.1
   春に Op.43 No.6/夜想曲 Op.54 No.4/風の精 Op.62 No.1
   夏の夕べ Op.71 No.2
ロナン・オホラ(ピアノ(+/#))
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(*/+)
マルク・エルムレル(指揮(*))
ジェイムズ・ジャッド(指揮(+))
録音:1993、1995年 原盤:RPO ライセンサー:MAT, Dublin & Hamburg
 

ALC 1234
\1200
ベリー・ベスト・オブ・マリア・カラス オペラ・アリア集
 ベッリーニ(1801-1835):
  「ノルマ」から 清らかな女神よ/「清教徒」から あなたの優しい声が
   RAIトリノ管弦楽団 アルトゥーロ・バジーレ(指揮) 録音:1949年
 ベッリーニ:「夢遊病の女」から ああ、信じられない
   ニコラ・モンティ(テノール) ミラノ・スカラ座管弦楽団
   アントニーノ・ヴォット(指揮) 録音:1957年
 ドニゼッティ(1797-1848):
  「ランメルモールのルチア」から 苦い涙を注いでください(狂乱の場)
   ベルリンRIAS管弦楽団 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮) 録音:1955年
 ロッシーニ(1792-1868):「アルミーダ」から 甘き愛の帝国
   RAIサン・レモ管弦楽団 アルフレード・シモネット(指揮) 録音:1954年
 ヴェルディ(1813-1901):
  「ナブッコ」から かつて私も喜びに心を開いた/「マクベス」から 来て!急いで
   RAIトリノ管弦楽団 オリヴィエロ・デ・ファブリティース(指揮) 録音:1952年
  「椿姫」から ああ、そはかの人か(*),さようなら、過ぎ去った日々よ
   チェーザレ・ヴァレッティ(テノール(*))
   コヴェントガーデン王立オペラ・ハウス管弦楽団 ニコラ・レッシーニョ(指揮) 録音:1958年
 ポンキエッリ(1834-1886):「ラ・ジョコンダ」から 自殺!
   ミラノ・スカラ座管弦楽団 アントニーノ・ヴォット(指揮) 録音:1959年
 サン=サーンス(1835-1921):「サムソンとデリラ」から あなたの声にわが心は開く
   フランス国立放送管弦楽団 ジョルジュ・プレートル(指揮) 録音:1961年
 カタラーニ(1854-1893):「ラ・ワリー」から さようなら、故郷の言えよ
   フィルハーモニア管弦楽団 トゥリオ・セラフィン(指揮) 録音:1954年
 プッチーニ(1858-1924):「蝶々夫人」から ある晴れた日に
   ミラノ・スカラ座管弦楽団 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮) 録音:1955年
 プッチーニ:「トスカ」から 歌に生き、恋に生き
   ミラノ・スカラ座管弦楽団 ヴィキトル・デ・サバタ(指揮) 録音:1953年
マリア・カラス(ソプラノ)
録音:AAD/ADD 原盤:EMI
 

ALC 1239
\1200
ラフマニノフ(1873-1943):
  ピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調 Op.1(*)
  ピアノ協奏曲第3番ニ短調 Op.30(+)
  前奏曲 Op.23 No.6/前奏曲嬰ハ短調 Op.3 No.2
バイロン・ジャニス(ピアノ)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団(*)
キリル・コンドラシン(指揮(*))
ロンドン交響楽団(+)
アンタル・ドラティ(指揮(+))
録音:1961、1962年 原盤:Mercury
 

ALC 1240
\1200
ベートーヴェン(1770-1827):ミサ・ソレムニス ニ長調 Op.123 アイリーン・ファレル(ソプラノ)
キャロル・スミス(アルト)
リチャード・ルイス(テノール)
キム・ボルグ(バス)
ウェストミンスター合唱団
ウォーレン・マーティン(合唱指揮)
ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団
レナード・バーンスタイン(指揮)
録音:1962年 原盤:Columbia/CBS 初出:SBRG 72013/4
 

ALC 1244
\1200
モーツァルト(1756-1791):
  ピアノ協奏曲第22番変ホ長調 K.482
  ピアノ協奏曲第25番ハ長調 K.503
  ロンド イ短調 K.511
アルフレート・ブレンデル(ピアノ)
ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団
パウル・アンゲラー(指揮)
録音:1962年 ライセンサー:Vox / SPJ Music Group & Vanguard Classics
 

ALC 1256
\1200
ベリー・ベスト・オブ・ポール・ロブスン
 ジェローム・カーン(1885-1945):Ol' Man River (Showboat)
 ミッシャ・スポリアンスキー(1898-1985):Canoe Song (Sanders of the River)
 黒人霊歌:Swing Low, Sweet Chariot
 リチャード・ロジャース(1902-1979):Some Enchanted Evening (South Pacific)
 黒人霊歌:All God's Chillun Got Wings
 スコットランド民謡:Skye Boat Song
 イングランド民謡:The Riddle Song
 アラン・ロバート・マレイ(1890-1952):I'll Walk beside You
 ジャック・ウォルフ(1896-1973):Shortnin' Bread
 ホーギー・カーマイケル(1899-1981):Lazybones
 ウェールズ民謡:All through the Night
 ウェールズ国歌:Land of My Fathers
 ハリー・M・ウッズ(1896-1970):River Stay Away from My Door
 クラレンス・ミューズ(1889-1979)&レオン・ルネ(1902-1982):
  When It's Sleepy Time Down South
 キャリー・ジェイコブズ=ボンド(1862-1946):Just a'Wearyin' for You
 ウィル・マリオン・クック(1869-1944):Down de Lovers' Lane
 ジェローム・カーン:I Still Suits Me (Showboat)
 ナサニエル・シルクレット(1889-1982):Lonesome Road
 ホーギー・カーマイケル:Rockin' Chair
 ジョージ・ガーシュウィン(1898-1937):It Ain't Necessarily So
 スティーブン・フォスター(1826-1864):Old Folks at Home (Swanee River)
 ロシア民謡:ヴォルガの舟歌
 黒人霊歌:Joshua Fit the Battle of Jericho
 アメリカ合衆国民謡:Shenandoah
 エセルバート・ネヴィン(1862-1901):Mighty Lak' a Rose
 アメリカ合衆国民謡:Water Boy
 アルフレッド・ヘイズ(1911-1985):Joe Hill
 ジョージ・H・クラットサム(1866-1951):Ma Curly-Headed Baby
 黒人霊歌:Deep River
ポール・ロブスン(バス)
様々な共演者
録音:AAD/ADD 原盤:RCA、EMI 前出:Regis,
  


ALC 1258
\1200
プロコフィエフ(1891-1953):
  バレエ「ロミオとジュリエット」組曲第1番&第2番 Op.64bis&ter から
   モンターギュー家とキャピュレット家,少女ジュリエット,
   僧ローレンス,朝の踊り,メヌエット,仮面,ティボルトの死,
   踊り,ジュリエットの墓の前のロメオ
  交響曲第1番ニ長調「古典交響曲」Op.25
  交響組曲「キージェ中尉」Op.60

ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
ユーリー・シモノフ(指揮)

録音:1996年3月、ロンドン、CTSスタジオ 原盤:RPO
ライセンサー:MAT Music Team, Dublin & Hamburg 前出:Regis, RRC 1258

「 この人ホンモノだわ。
 今までこの人はオチャラケはったり指揮者だと思っていたけど、底知れぬショー精神と、同時にたぐいまれな音楽性をもった非常に珍しい指揮者だった。
 でないとこんな「ロメ・ジュリ」は振れない。
 アプローチは上記ハチャトゥリアンと同様、重厚テンポで自由自在に暴れまわるのだが、歌うところでは何もかも脱ぎ捨ててひたすら感情移入し、踊るところでは後先考えず暴れまくる。それがあまり聴いたことのないようなゆっくりしたテンポなだけにグイグイグイグイと胸に押し迫ってくる。打楽器系の使い方がまた異常。「タイボルトの死」の猟奇的なティンパニはまさに前代未聞。思いつく限りのありとあらゆるやりかたで聴くものの心を威嚇し、恫喝し、うち震わせる。
 古典交響曲と「キージェ中尉」は基本的には羽目を外していないが、まるで舞踏音楽のように聴こえて心地いい。」(昔のコメントから)


ALTUS



ALT 287
\2600→\2390
未亡人所蔵の音源から新マスタリング
 ムラヴィンスキー&レニングラード・フィル
  ウィーン・ライヴ1978年
   チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 Op.64
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
 本来の驚くべき姿で出現、聴き終わった後に立ち直れないほどの神憑り的演奏が姿を現した

 ライヴ録音:1978 年6 月12、13 日(ウィーン芸術週間)/ウィーン楽友協会大ホール/ステレオ、ライヴ、32bit Digitally Remastered
 *アレクサンドラ・ヴァヴィーリナ=ムラヴィンスカヤ・アーカイヴ音源使用

 これは超弩級の衝撃盤。ムラヴィンスキーとレニングラード・フィルは1978年6月にオーストリア・ツアーを行ない、12、13両日にウィーン楽友協会大ホールでチャイコフスキーとショスタコーヴィチのともに交響曲第5 番を演奏しました。これらはドイツ・オイロディスクからLP 発売され、さらに日本のビクターからもLP、ついで1985 年にCD 発売されましたが、いずれも不鮮明な音質なゆえ、ファンにいささか不満を残したものでした。それを今回、ムラヴィンスキー未亡人所蔵の音源から新マスタリングを施し、本来の驚くべき姿で出現しました。
 当時のレニングラード・フィルは、ムラヴィンスキーの徹底的な訓練により、超人的とも言える演奏技術を修得していました。それと同時に、オーストリア放送のエンジニアの想像を超えるダイナミックレンジの広さを備えていたため、何らかの操作を加えられ、レコードの枠に入りきれないエネルギーが惜しくもカットされていたようです。
 今回新音源を駆使してダイナミックレンジも元の状態で再現、さらに旧盤でノイズを抑えるために不鮮明となった音質も原音に戻した結果、信じ難いほどの名演が姿を現しました。あまたあるムラヴィンスキー&レニングラード・フィルのチャイコフスキー「交響曲第5 番」中でもダントツの凄さ。ライヴとは思えぬ完璧なアンサンブルはもとより、第2 楽章後半の盛り上がり、第3 楽章の弱音のニュアンス、フィナーレの盛り上がりいずれも金縛りにあうこと間違いなしの神憑り的演奏で、聴き終わった後に立ち直れないほど。これぞムラヴィンスキー芸術の極み、彼らの凄さを再認識できる、必携のアルバムの出現です。
 


ALT 286
\2600→\2390
初出!
 ムラヴィンスキー&レニングラード・フィル
  大阪ライヴ1977年

   (1)ウェーバー:歌劇『オベロン』序曲
   (2)シューベルト:交響曲第8番ロ短調『未完成』D.759
   (3)チャイコフスキー:くるみ割り人形(抜粋)
    [第6曲:客の退場、夜、ネズミの出現/
    第7曲:くるみ割り人形とネズミの戦闘、くるみ割りの勝利と王子への変身/
    第8曲:冬の森/第9曲:雪片のワルツ/
    第14曲:パ・ド・ドゥ/第15曲:終曲のワルツ]
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
 初出。ムラヴィンスキー、77 年大阪ライヴが残っていた

 ライヴ録音:1977 年10 月8 日、フェスティバルホール/大阪/ステレオ、ライヴ、32bit Digitally Remastered
 *アレクサンドラ・ヴァヴィーリナ=ムラヴィンスカヤ・アーカイヴ音源使用

 ムラヴィンスキーとレニングラード・フィル3 回目の来日ツアーは1977 年10 月に行なわれましたが、8 日に大阪フェスティバルホールで行なわれた公演がホールの専門技士によって許可を得て記録録音されていました。いずれもファンの間で伝説と化していた音源で、鮮明なステレオというのも衝撃です。
 シューベルトの「未完成」は、ムラヴィンスキーとレニングラード・フィルによるいくつかの録音が存在しますが、デリケートなニュアンスはこれが一番明瞭。強い緊張感に貫かれながらも、刻々と変化するニュアンスと温かな人間性に感動させられます。平林直哉先生執筆の解説中に、「『未完成』の冒頭の最弱音を聴いただけでも、尋常でないことがわかる」という言葉通りの、人間業を超えた演奏を目の当たりにできます。
 「くるみ割り人形」もムラヴィンスキーの選曲による組曲ですが、後期の交響曲に匹敵する大きな音楽と盛り上がりで身動きがとれなくなります。ことに徐々に盛り上がる「パ・ド・ドゥ」は息もつけぬ至福の6 分間を味わえます。
 

ALTSA 285
(SACD シングルレイヤー)
¥4200→\3890
ブラームス:悲劇的序曲 Op.81
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調『皇帝』 Op.73*
セルジュ・チェリビダッケ(指揮)
フランス国立放送管弦楽団,
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(ピアノ)
 ミケランジェリの音色の光沢が飛びちる美しさ!驚異の生なましい音質。二大巨匠の想像以上の白熱ぶりが!

 ライヴ録音:1974 年10 月16 日、シャンゼリゼ劇場/ステレオ

 SACD シングルレイヤー盤。大巨匠2 人の相性の良さを発揮した驚くべき演奏で、美しさと迫力、それに緊張感の融合した真実掛け値なしの素晴らしい演奏です。これぞ皇帝!また録音の良さも特筆で、この年代のものでここまで良いものは滅多にありません。

※ このディスクはSACD 対応プレーヤー専用ディスクです。通常のCD プレーヤーでは再生することができません。
 

ALTSA 282
(SACD シングルレイヤー)
¥4200→\3890
ルーセル:交響曲第3番 ト短調 Op.42
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98
セルジュ・チェリビダッケ(指揮)
フランス国立放送管弦楽団
 これほどまでに色彩的で巨大な造形として描いた演奏例をわたしは知らない。鈴木淳史

 ライヴ録音:1974 年10 月23 日、シャンゼリゼ劇場/ステレオ

 SACD シングルレイヤー盤。冒頭から音の美しさに釘づけとなる高音質な名演奏です。『チェリビダッケの音楽は不思議とリラックスさせてしまうアンサンブルが魅力なのだがフランス国立との演奏はそれに緊張感が加わっている。しかしなんと弾力的で表情豊かな音楽をするのだろう。』音楽評論家・鈴木淳史

※ このディスクはSACD 対応プレーヤー専用ディスクです。通常のCD プレーヤーでは再生することができません。
 

ALTSA 283
(SACD シングルレイヤー)
¥4200→\3890
シェーンベルク:6つの管弦楽伴奏つき歌曲 Op.8*
シューベルト:交響曲第8番 ロ短調『未完成』D.759
ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 Op.92
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第1番
ミヨー:ブラジルの郷愁〜第11曲『ラランジェイラス』
ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ(管弦楽版),
ストラヴィンスキー:小管弦楽組曲第2番より『ギャロップ』
セルジュ・チェリビダッケ(指揮)
フランス国立放送管弦楽団
コレット・ヘルツォーク(ソプラノ)
 チェリビダッケの魅力爆発、極上に美的な「未完成」ベト7の2 楽章の美しさも無類で、これぞチェリビダッケ

 ライヴ録音:1974 年9 月17 日、シャンゼリゼ劇場/ステレオ

 SACD シングルレイヤー盤。未完成やベートーヴェンのほか、ミヨーや調性音楽期の美しい作品のシェーンベルクまでも収録した盛りだくさんの内容。ストラヴィンスキーなどもアンコールならではの白熱ぶりがたのしめますが、さすがチェリ緻密な美しさに心打たれます。録音も大変良くたのしめます。

※ このディスクはSACD 対応プレーヤー専用ディスクです。通常のCD プレーヤーでは再生することができません。
 


ALT 282
\2600→\2390
チェリビダッケ&フランス国立放送管
 
ルーセル:交響曲第3番 ト短調 Op.42
 ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98
セルジュ・チェリビダッケ(指揮)
フランス国立放送管弦楽団
 チェリビダッケとフランス国立 首席客演指揮者・首席顧問時代の遺産、前進性のある心地よいテンポ!みがかれた美しい音!リアルな抜群の録音!フランス国立視聴覚研究所(INA)初蔵出し音源

 これほどまでに色彩的で巨大な造形として描いた演奏例をわたしは知らない。鈴木淳史

 ライヴ録音:1974 年10 月23 日、シャンゼリゼ劇場/ステレオ、ライヴ、32bit Digtally Remastered

 冒頭から音の美しさに釘づけとなる高音質な名演奏です。『チェリビダッケの音楽は不思議とリラックスさせてしまうアンサンブルが魅力なのだがフランス国立との演奏はそれに緊張感が加わっている。しかしなんと弾力的で表情豊かな音楽をするのだろう。』音楽評論家・鈴木淳史  
 


ALT 283/4
(2CD)
\3400→\2990
チェリビダッケ&フランス国立放送管
 
シェーンベルク:6つの管弦楽伴奏つき歌曲 Op.8*
 シューベルト:交響曲第8番 ロ短調『未完成』D.759
 ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 Op.92
 ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第1番
 ミヨー:ブラジルの郷愁〜第11曲『ラランジェイラス』
 ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ(管弦楽版)
 ストラヴィンスキー:小管弦楽組曲第2番より『ギャロップ』
セルジュ・チェリビダッケ(指揮)
フランス国立放送管弦楽団
コレット・ヘルツォーク(ソプラノ)
 チェリビダッケの魅力爆発、極上に美的な「未完成」ベト7の2 楽章の美しさも無類で、これぞチェリビダッケ。

 ライヴ録音:1974 年9 月17 日、シャンゼリゼ劇場/ステレオ、ライヴ、32bit Digtally Remastered

 未完成やベートーヴェンのほか、ミヨーや調性音楽期の美しい作品のシェーンベルクまでも収録した盛りだくさんの内容。ストラヴィンスキーなどもアンコールならではの白熱ぶりがたのしめますが、さすがチェリ緻密な美しさに心打たれます。録音も大変良くたのしめます。
 


ALT 285
\2600→\2390
チェリビダッケ&フランス国立放送管
 アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ

 ブラームス:悲劇的序曲 Op.81
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調『皇帝』 Op.73*
セルジュ・チェリビダッケ(指揮)
フランス国立放送管弦楽団
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ
 (ピアノ)*
 ミケランジェリの音色の光沢が飛びちる美しさ!驚異の生なましい音質。二大巨匠の想像以上の白熱ぶりが!

 ライヴ録音:1974 年10 月16 日、シャンゼリゼ劇場/ステレオ、ライヴ、32bit Digtally Remastered

 大巨匠2 人の相性の良さを発揮した驚くべき演奏で、美しさと迫力、それに緊張感の融合した真実掛け値なしの素晴らしい演奏です。これぞ皇帝!また録音の良さも特筆で、この年代のものでここまで良いものは滅多にありません。
 
ALT 272/3
(2CD)
\3400→\3090
ミケランジェリ/グランジュ・ドゥ・メレ・ライヴ
CD-1
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第12番変ニ長調 Op.26『葬送』
 シューベルト:ピアノ・ソナタ第4番 イ短調 Op.164/D.537
CD-2
 ドビュッシー:
  映像第2集より第1曲「葉ずえを渡る鐘の音」
  第1集より第2曲「ラモーをたたえて」&第1曲「水に映る影」
 ショパン:ピアノ・ソナタ第2番 変ロ長調『葬送行進曲』Op.35
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ
 (ピアノ:ベヒシュタイン)
 リヒテル主宰のフランス・トゥレーヌ音楽祭にて なんとミケランジェリベヒシュタイン・ピアノを弾く!グランジュ・ドゥ・メレ ライヴ

 録音:1975 年6 月26 日、グランジュ・ドゥ・メレ(ライヴ)/ADD、32bit Digitally Remasterd、正規盤初出、ステレオ

 驚くことにミケランジェリがベヒシュタインを弾いた唯一のディスクが発売されます。
 この音楽祭に関わった久保木泰夫氏によると『ベヒシュタインのピアノを弾くミケランジェリを聴くのは恐らく誰もが初めてだろう。この繊細な音色と優美な響きが魅力のベヒシュタインを慈しむように弾くその姿はエレガントそのものである。いつものテンポよりかなり遅めのテンポで弾くシューベルトやベートーヴェンでは間の取り方も一風変わった今までに聴いたことのない演奏である。そして美の極致となるショパンの葬送行進曲の敬虔で堂々とした中間部の繰り返しで聴衆席を一瞥するミケランジェリの忘れ難い恍惚の表情には最上の美を共感できる歓びに満ちあふれていた。』と評される極上の演奏会の大変貴重なドキュメントです。
  


ALT 274
\2600→\2390
ミケランジェリ/初来日ライヴ
 (1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466
 (2)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調『皇帝』Op.73
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(ピアノ)
イントリッヒ・ローハン(指揮)
読売日本交響楽団
 日本の音楽界を席巻した公演の記録、ミケランジェリ初来日1965 年の衝撃!

 録音:1965 年3 月13 日、東京文化会館、ライヴ録音/ADD、32bit Digitally Remasterd、正規盤初出、モノラル

 当時読売新聞社が全力を挙げて招聘したミケランジェリは東洋初登場ということもあり音楽界のみならず文学界にも波紋を投げかけたようで加藤周一、大岡昇平といった人たちも演奏のインパクトをつづった文章を発表したり、と大いに盛り上がりをみせました。
 音楽評論家遠山一行氏は「ミケランジェリを聴いた。聴き終わっていわば茫然として会場をでた」と語っていたように多くの専門家もショックをかくせないものであったようです。当時の熱気を伝える素晴らしい一枚です。音質はモノラルながら良好です。



旧譜
ミケランジェリ/ショパン・コンサート イン・プラト

DIAPASON
DRCD79
\2400→\2190
ミケランジェリ/ ショパン:
  幻想曲へ短調op.49、前奏曲嬰ハ短調op.45、
  ソナタ第2番変ロ短調/
  マズルカヘ短調op. 68-4/嬰ト短調op. 33-1/変ニ長調op. 30-3/
  嬰へ短調op. 59-3/
  バラード第1番ト短調op.23-1/
  アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズop. 22
アルトゥーロ・ベネデッティ=ミケランジェリ(P)

 ああ。
 初めてミケランジェリが目の前で弾いているときと同じ気持ちになれるCDに出会えた。
 ミケランジェリの演奏を間近で見た人は、誰でもあの魔術のような雰囲気に息を呑んだと思う。
 これまで多くのピアニストのコンサートを聴いて観てきたが、あんな切れるような緊張感とあんな夢のような幻想体験を味あわせてくれたのはミケランジェリだけである。
 ミケランジェリの狂信的な信奉者ではないが、今でも目をつぶればあの日のコンサートの音が聴こえる。
 ただ、CDではそこまでの奇跡的な時間を味あわせてくれることはない。彼のCDには立派で素晴らしい演奏の録音がたくさんある。本当にどれもすごいと思う。
 だが、あのコンサートで体験させてくれた、聴いている人を魔術にかけてどこか遠くに連れ去ってしまうようなことは、さすがにない。
 バチカン・ライヴやそれ以外のいくつかのアルバムでは、もう少しで催眠にかかりそうなのに、それでも遠くまで連れて行かれることはない。

 だから今回のプラト・ライヴもそれほどの期待はしていなかった。貴重な録音とはいえ、さすがに40年も前の録音。遺族や現地の人たちにとってはなんだか特別な録音らしいが、そこまでの期待はできない。
 実際サンプルを送ってもらっていきなり始まった「幻想曲」は、予想以上に音が悪く、「ミケランジェリを聴くにはちょっと辛いなあ・・・」と思った。ただ演奏はすばらしい。変なミスタッチはあるけれど。
 ・・・ところが、ピアノ・ソナタ第2番の第3楽章レント。その開始2分、中間部が始まって、状況が一変した。
 あのミケランジェリの演奏が始まったのである。あの魔術が始まったのである。

 その瞬間からだが硬直して、思考が止まった。
 もうなんともどうにも表現しようがない。
 夢のように自在なテンポ、幻の世界から聴こえてくる音色、闇に吸い込まれそうな弱音。なにより催眠状態で起立させられているような不思議な緊張感。まさにあのコンサートのときとまったく同じ。事実、静寂のしじまに観客たちの沈黙の興奮が聴こえる。あのときの店主と同じ、彼らも今こんな贅沢な時間を味わいながら死んでしまえたらどんなに幸せだろう、と思っているのだ。
 あのコンサートから15年あまり。こういうCDをずっと探していたが、その一方で絶対に不可能と思っていた・・・。

 その感動は、あとから登場するバラードとポロネーズでもほぼ同じような雰囲気で体験することができる。だがソナタの第3楽章の異常空間は、絶対的に特別。
 どうか心して、そのつもりで聴いてください。(「やっぱりクラシックは死なない!」より)

 イタリアのトスカーナ州、プラトは、フィレンツェから20キロ離れた美しい街だが、ここのテアトロ・メタスタシオは、美しい内装、外観を保つ名門劇場で、ミケランジェリはこの土地を愛し通算で10回のリサイタルを開いた。アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリとプラトの縁は、今なお高名なロベルト・フィオラヴァンティ(1948年にプラート・コンサート協会を設立し、組織)との個人的な友好関係によって生まれた。当演奏はファン垂涎のオール・ショパン・プログラム。全盛時の迫力と音色の輝かしさが見事に記録されている。演奏から33年後の2000年に、当演奏はアーカイヴから発見され、慎重な音源修復がなされ、ミケランジェリ夫人、ミケランジェリのスタッフによる音質の承認を得て、地元銀行のスポンサーシップを得てCD化され関係者向けに配布された。弊社(日本代理店)は現地代理人を通じ、一般発売化の交渉を長期に渡りしてまいりましたが、DIAPASONオーナーの病気や何よりもミケランジェリ未亡人、ジュリアナ女史が今年87歳という高齢であり、静かな生活を欲しており、こうした未発表ライヴ録音のCD化に対しては極めて慎重な姿勢だったため実現は 困難を極めました。ですから近年、他レーベルが巨匠のライヴ録音をいくつかCD化している件については、その正当性について首を傾げざるを得ません。今回のリリースは、私家版の体裁に準拠する約束と音質について夫人の承認がある音源ゆえに修復、改変を一切行わないことを条件にDIAPASONが特別に許されたものです。

—許光俊氏による日本語ライナーノートより—
 ここでミケランジェリが奏でているのは、私たちがショパンというと連想する類の音楽とは著しく異なると言うしかないだろう。最初の「幻想曲ヘ短調」の冒頭からして、リズムの正確さ、明快さが際だつ。北ヨーロッパ的な霧や闇の雰囲気、あるいは幻想性は微塵もない。ミケランジェリはあらゆる音の響きや動きを手に取るようにわからせる。音符のひとつひとつが、あたかも地中海の明るい光に照らされているかのようにくっきりと見える。ハイドンのソナタを聴いているかのような錯覚すら起こさせよう。とはいえ、注意深く聴くと、この明るさのうちにも実に微妙、精妙な陰影が施されていることに気づかされる。和声的な響きの変化をこれほどまでに明瞭にさらけ出した演奏は、ほとんど他にないのではないか。まるでプリズムによって分解された光の七色を見せられているようだ。

1967年6月28日プラト・メタスタシオ劇場ライヴ・ステレオ


AUDIOPHILE



APL-101759
(2CD)
\1800→\1690
クーベリックとコンセルトヘボウによるマーラーの「復活」!
 マーラー:交響曲第2番 ハ短調「復活」
  Amsterdam, Koninklijk Concertgebouw, 14 July 1960
ラファエル・クーベリック指揮
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
マリア・シュターダー - Soprano
ナン・メリマン - Mezzo-Soprano
リサイタル 1958/1962
 ブラームス、ショーソン、Joaquin Nin
 Negro Spiritual、トゥリーナ、ファリャの作品
  Amsterdam, Koninklijk Concertgebouw, 1 March 1958
ナン・メリマン - Mezzo-Soprano
Klaas Boon - Alto
Felix de Nobel - Piano
グルック、チャイコフスキー、ファリャの作品
 Amsterdam, Koninklijk Concertgebouw, 3 February 1962
ナン・メリマン - Mezzo-Soprano
Radio Filharmonisch Orkest
ジャン・フルネ指揮

 クーベリックとコンセルトヘボウによるマーラーの「復活」!その音源があることは何となく聴いていたが、CDでは出ていなかったような気がする。
 以前TAHRAから壮絶な第5番(1951年)が出ていて(廃盤)、やはりクーベリックはライヴという気を強くしたが、今回の「復活」は1960年ということで苦難のシカゴ時代を経てちょっと大人になっているか。


クーベリック&コンセルトヘボウといえばこんなのもありました
入荷には時間がかかります・・・
CLASSICAL VAULT
CD 1064
(2CD-R)
\4500→\3690
ブルックナー:交響曲第8番 ラファエル・クーベリック指揮
コンセルトヘボウ管
Concertgebouw, Amsterdam、March 12, 1950。 85'39"。
 な、なんとクーベリックがコンセルトヘボウを指揮したブルックナーの8番。
 クーベリックのコンセルトヘボウの録音は貴重だが、ブルックナーを振るのも珍しい。そんな貴重さに輪をかけた1950年のコンサート音源。
 ご存知かもしれないがクーベリックは1948年、チェコスロバキアに共産党政権が成立したとき、イギリスに亡命した。一方その頃のコンセルトヘボウはベイヌムが首席指揮者だったが、ベイヌムが不在のときにベイヌムに代わってこのオケを振っていたのがクーベリックだったのである。クーベリックとコンセルトヘボウ・・・1950年にはクーベリックはシカゴ響へ行ってしまうので、そういう意味できわめて短い間の貴重な逢瀬。
 これはそんな貴重な両者によるブルックナー録音。デンマーク放送音源の、もちろん初出音源である。

 

APCER-101102
\1200
トン・コープマン&アムステルダム・バロック・アンサンブル/
 オランダの音楽集

  W. de Fesch:
   Trio Sonata for Traverso, Violin and Basso Continuo Opus 7No. 4
  C.F. Ruppe:
   Sonata for Traverso and Harpsichord Opus 11 No. 2
  P. Hellendaal:
   Sonata for Violin and Basso Continuo Opus 4 No. 3
  B. Ruloffs:
   Sonata for Violin, Cello and Harpsichord Opus 1 No. 1
  H. Focking:
   Sonata for Traverso and Basso Continuo Opus 1 No. 5
Monica Huggett - Baroque Violin
Wilbert Hazelzet - Traverso
Tini Mathot - Harpsichord
トン・コープマン(ハープシコード)
Richte Van Der Meer - Baroque Cello

AUDITE



AU 95627
¥2000→\1890
緊急発売 クラウディオ・アバド追悼盤
 ルツェルン・フェスティヴァル・シリーズ最新盤

(1)シューベルト:交響曲 ロ短調 D.759『未完成』
(2)ベートーヴェン:交響曲第2番 ニ長調 Op.36
(3)ワーグナー:ジークフリート牧歌
クラウディオ・アバド(指揮)
(1)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
(2)(3)ヨーロッパ室内管弦楽団
 
 アバド '78 年ウィーン・フィルとの「未完成」そして'88 年ヨーロッパ室内管とのベト2&ジークフリート牧歌

 録音:(1)1978年9月5日、(2)(3)1988年8月25日、ルツェルン、ライヴ、ステレオ

 2014 年1 月20 日に惜しまれつつ亡くなった巨匠クラウディオ・アバド。アバドが残した数多くの名演の中から、audite レーベルよりルツェルン・フェスティヴァルにおけるライヴ録音が緊急リリースされることとなりました。
 ウィーン・フィルを指揮したシューベルトの「未完成」は1978 年9 月の録音。アバドは1977 年にミラノ・スカラ座の芸術監督に就任し、その後1979 年にはロンドン響の首席指揮者に就任という具合に、相次いで重要なポストを得て世界的に飛躍しようという時期、まさにアバドが乗りに乗っていた頃のものといえ、さらに、オーケストラが、シューベルトとの相性も抜群のウィーン・フィルというのもおおきな魅力です。
 のちに、アバドはヨーロッパ室内管弦楽団を指揮して、シューベルトの自筆譜を採用した形でも交響曲全集録音を完成させていますが、そちらとの聴き比べも興味深いところです。
 アバドは最晩年まで、若い音楽家たちとの活動にたいへん熱心であったことでも知られ、かれらとの顔合わせでは、じつに活き活きとした音楽を聴かせていたものでしたが、アバド自らが設立に関わったヨーロッパ室内管弦楽団を指揮したベートーヴェンとワーグナーもそうした部分が良く出た内容。アバドを心から慕う若いメンバーたちの高い表現意欲と緻密なアンサンブルに、アバドもまた触発されて、透明なまでの美しさも印象的な、きわめて洗練された演奏が繰り広げられています。

BARTOK RECORDS



BR 1929
\2300→\2090
バルトーク・レコード最新盤!
 「アラダール・ラッツ(1886-1958)のツィンバロム」
 3つのハンガリーのチャルダッシュ/
 ルーマニアの旋律による即興曲/
 2つのハンガリー民謡/ルーマニア民族舞曲/
 ハンガリーの旋律による即興曲/
 D.スカルラッティ:ソナタ ト短調Longo338/
 D.スカルラッティ:ソナタ嬰ヘ短調Longo481/
 ムファット:ミニュエット/ダカン:楽しみ/
 F.クープラン:ショワシーのメヌエット、タヴニーのメヌエット/
 ジョン・ブル:アルマンド/
 (アラダール・ラッツのスピーチによる紹介)/
 ストラヴィンスキー:ワルツとポルカ
アラダール・ラッツ(ツィンバロム)
イヴォンヌ・ラッツ(Pf)
 近代ジプシー・ツィンバロムの始祖アラダール・ラッツの歴史的録音集!

 録音:1926-1933年頃/イヴォンヌ・ラッツ保管のテープによる1969年制作のレコードをリマスタリング復刻

 アラダール・ラッツはいわゆるジプシー・ツィンバロムの名手として各地を演奏旅行し、パリではサン=サーンスに「ツィンバロムのリスト」と絶賛された。やがて彼はバッハ、クープランなど西欧のクラシック音楽を勉強し、次第に楽器の可能性を広げることを考え始め、極力トレモロ奏法を排した演奏様式で当代を代表するツィンバロム奏者としての地位を確立。かのストラヴィンスキーも彼との交流からここに収められているようなツィンバロムのための作品をいくつか残している。興味深いのはスカルラッティ、クープランらのチェンバロのための作品をツィンバロムで演奏していることで、そもそもツィンバロムからチェンバロが派生・発展したことを考えると、こうした先祖がえり、逆輸入的な発想はバロック音楽に内在する民族的、東欧的要素をあぶりだす結果となり非常に面白い。

BONGIOVANNI

HOC 081
(2CD)
\3200→\2890
フレーニとクラウス共演のベッリーニ「清教徒」!
 ベッリーニ:「清教徒」
ミレッラ・フレーニ(S エルヴィーラ)
アルフレード・クラウス(T アルトゥーロ)
アッティーリオ・ドラーツィ(Br リッカルド)
ラッファエーレ・アリエ(Bs ジョルジョ)
リタ・ベッツィ(Ms エンリケッタ)
ブルーノ・チオーニ(Bs グワルティエーロ・ワルトン)
アウグスト・ペドローニ(T ブルーノ)
ニーノ・ヴェルキ(指)
モデナ市立劇場管弦楽団、合唱団
 録音:1962 年12 月26 日、モデナ/ADD、131' 25"

 当時35 歳のアルフレード・クラウスと、27 歳のミレッラ・フレーニが出演した貴重な「清教徒」のライヴ録音です。クラウスはアルトゥーロを得意として、ライヴを含めるといくつも録音を残していますが、中でもここでの若々しい歌は素晴らしく魅力的です。フレーニもエルヴィーラは若い頃好んで歌った役で、瑞々しい美声を存分に披露しています。1962 年のイタリアのライヴ録音なので良好とは言い難い音質ですが、その限りでは比較的聞きやすい程度だと思われます。
 
GB 2265
(2CD → 1CD 価格)
(旧譜値下げ再発売)
\2400
スマレーリャ:「イストリアの結婚式」 スヴェトラ・ヴァシレーヴァ(S マルッサ)
イアン・ストーリー(T ロレンツォ)
アルベルト・マストロマリーノ(Br ニコラ)
ジョルジョ・スーリアン(Bs ビアージョ)
エンツォ・カプアーノ(Bs メニコ)
カーティア・リッティング(Ms ルツェ)
ティツィアーノ・セヴェリーニ(指)
トリエステ・ヴェルディ劇場管弦楽団、合唱団
 実はかなり豪華キャストだった北イタリア風ヴェリズモ・オペラの傑作スマレーリャ「イストリアの結婚式」値下げして復活!

 録音:1999 年12 月14、16、19 日,トリエステ/101' 55"

 アントーニオ・スマレーリャ(1854 − 1929)は、イストリア半島のポーラ(現在はクロアチアのプーラ)に生まれた作曲家。アルフレード・カタラーニと同年生まれで、ルッジェーロ・レオンカヴァッロやジャコモ・プッチーニよりも数年先輩。「イストリアの結婚式」は1895 年にトリエステで初演されたスマレーリャの代表作。台本はプッチーニの台本作家として知られるルイージ・イッリカ。イストリアのディニャーノ(現ヴォドニャン)という田舎を舞台にした悲劇。マルッサはロレンツォという青年と相思相愛だが、裕福なニコラとの縁談が決まってしまう。結婚式の直前、マルッサの破談の願いを聞き入れないニコラにロレンツォが襲い掛かるも、逆に殺されてしまう。つまり北イタリア風のヴェリズモ・オペラなのです。
 改めてキャストを見ればかなり豪華なのに驚かされます。マルッサは、今やプリマドンナとして大活躍しているスヴェトラ・ヴァシレーヴァ。ロレンツォは、近年はヘルデン・テノールとしてトリスタンやジークフリートまで歌う英国のテノール、イアン・ストーリー(日本ではストレイとの表記も)。ニコラは、ヴェリズモ・オペラのバリトン役を得意とするアルベルト・マストロマリーノ。村のヴァイオリン弾きビアージョは、イストリア半島の東の町リエカ生まれの偉大なバス、ジョルジョ・スーリアン。さらにマルッサの父メニコには日本でもおなじみのバス、エンツォ・カプアーノ。初演劇場での力の入った上演だったことが分ります。
 価格を下げて、伊英語の解説および台本がオンラインでの提供となっての再発売です。

CALLIOPE



CAL1643AB
(2CD)
\3400→\3090
アンドレ・ナヴァラ(Vc)
 J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲
  (新リマスタリング)
アンドレ・ナヴァラ(Vc)
既発売の同曲のSACD盤(品番:GKMC904)のCD盤です。 1977年録音
※同じ録音内容の品番:PHU017は廃盤となりました。

CARDELLINO RECORDS



CAR 0001
(2CD)
\2600→\2390
旧ソ連時代のテミルカーノフ&キーロフ劇場管
 マーラー:交響曲第2番ハ短調「復活」
ガリーナ・コヴァリョーヴァ(Sop)
エフゲニヤ・ゴロホフスカヤ(A)
ユーリ・テミルカーノフ(指)
キーロフ(マリインスキー)劇場管弦楽団、合唱団
 初CD 化! 来日公演も期待のテミルカーノフの「復活」。旧ソ連時代にテミルカーノフが、かくも凄い演奏を残していた!

 録音:1980 年5 月(セッション録音)/キーロフ(マリインスキー)劇場(旧レニングラード)/ADD、24bit digital remastering、Stereo、79’ 59”

 テミルカーノフといえば、サンクトペテルブルグ・フィルの音楽監督として君臨していますが、1977 年から88 年まで、キーロフ(現マリインスキー)劇場の芸術監督、首席指揮者を務めていました。1980 年、まだバリバリのソ連時代に何とマーラーの、それも宗教的な色彩を持つ交響曲第2 番「復活」を録音していました。
 旧ソ連でマーラーに力を入れていた指揮者といえばコンドラシンを思い出しますが、残念なことに彼は交響曲第2 番の録音を残していません。それを補って余りある演奏・録音がこのテミルカーノフ盤と申せましょう。旧ソ連時代のオーケストラならではの迫力と大きさ、緊張感に改めて感心させられます。さらに合唱の凄さはロシアならではで、弱音でも底知れぬ深みと表現力を見せてくれます。独唱陣もソ連時代にキーロフのプリマだった実力派で、ロシア・オペラの一場面さえ彷彿させます。テミルカーノフの統率力も見事の一言に尽きるもので、これほど筋肉質に引き締まった「復活」も珍しいと申せましょう。
 マーラーの交響曲第2 番は1920-30 年代のソ連で頻繁に演奏されましたが、その後イデオロギー的・政治的理由によりレパートリーから消え、1962 年にロジェストヴェンスキーにより蘇演されました。それを人気作にしたのがテミルカーノフで、1973 年以来たびたび演奏し、絶賛されました。もともとマーラーの音楽にはスラヴ的な要素が多く、テミルカーノフの演奏で聴くと、ある時はチャイコフスキー、ある時はショスタコーヴィチの音楽を思い起させ興味津々です。
 かつてメロディアからLP 発売されたこともありますが、今回ペテルブルグ・レコーディング・スタジオでオリジナルのアナログ・マスターから24bit リマスタリングを施され、鮮明な音が蘇りました。

DOREMI



DHR 8024
\2300→\2090
アルゲリッチのデビューの年のモーツァルト!
 マルタ・アルゲリッチVol.1

  モーツァルト:
   (1)ピアノ協奏曲第21番ハ長調K467
   (2)ピアノ・ソナタ第8番イ短調K310
   (3)ピアノ・ソナタ第13番変ロ長調K333
   (4)ピアノ・ソナタ第17番ニ長調K576
マルタ・アルゲリッチ(P)
(1)ペーター・マーグ(指)
 ケルン放送交響楽団
 アルゲリッチのデビューの年に収録されたモーツァルト、珍しいピアノ・ソナタも収録

 録音:(1)1960 年9 月5 日、ケルン (2)(3)1960 年4 月26 日、ミュンヘン (4)1960 年7 月23 日、ケルン

 歴史的に偉大な演奏家の貴重な録音をリリースしているカナダのDOREMI レーベルが、「生ける伝説」現代最高のピアニスト、マルタ・アルゲリッチのシリーズをスタートさせました。
 第1弾は1960年にケルンとミュンヘンの放送局スタジオで録音された音源。どの曲も正規盤ではリリースはなく、貴重な音源です。1960年といえばドイツ・グラモフォンからデビューレコードをリリースした年。アルゲリッチ19 歳、ショパン・コンクールで優勝する前の演奏で、若いアルゲリッチの瑞々しい感覚が発揮され、輝く才能に溢れた生き生きとした演奏を聴かせてくれます。
 モーツァルトのピアノ協奏曲第21 番。前作20 番とは対極的で、調性もハ長調という明るく伸びやかな歌心溢れた作品。美しい旋律で有名な第2 楽章では、アルゲリッチの感性に訴えかけてくる演奏に心を動かされます。
 またアルゲリッチのモーツァルトのピアノ・ソナタは、2 台ピアノや4 手のためのソナタの録音はありますが、通常のピアノ・ソナタの録音は正規盤ではありませんでしたし、アルゲリッチはモーツァルトの録音自体多くありません。それは師であったグルダが最も得意としていた作曲家でもあり、アルゲリッチは以前「彼の演奏がある限り私は弾かない」と語ったほど。ここに収録されている3 曲のソナタは、モーツァルトの純粋な音楽世界を、アルゲリッチのインスピレーションが赴くまま自由奔放な演奏で聴くことができます。
 


DHR 8000
\2300→\2090
エミール・ギレリス第10集
 (1)ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調作品83
 (2)モーツァルト:ピアノと管弦楽のためのロンド ニ長調. K382
 (3)モーツァルト:グルックの「メッカの巡礼」による10の変奏曲K455
エミール・ギレリス(P)
(1)モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
 キリル・コンドラシン(指)
(2)レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
 ネーメ・ヤルヴィ(指)
 ギレリス&コンドラシンによるブラームスのピアノ協奏曲第2 番、有名なベルリン・フィルとの録音直前の貴重なライヴ初出音源

 (1)録音:1972年2月6日モスクワ、ライヴ (2)録音:1968 年1月17日レニングラード、ライヴ (3)録音:1970 年1 月28日ザルツブルク、ライヴ

 ギレリス・ファンを毎回喜ばせてくれるシリーズ第10 弾は、初出&初CD化音源を含む貴重な内容です。
コンドラシンとのブラームスのピアノ協奏曲第2 番。ギレリスのブラームスの協奏曲といえば、ヨッフム&ベルリン・フィルとの録音がありますが、この録音はその録音の数か月前1972 年2 月にモスクワで行われたライヴ収録となっています。さらに1958 年にはフリッツ・ライナー&シカゴ響と録音しており、ブラームスの2 番は大得意としていた作品の一つです。ギレリスといえば、鋼鉄のような力強いタッチが大きな魅力と言われており、この演奏も彼の魅力が遺憾なく発揮されています。しかしテクニックだけではなくブラームスらしさが感じられる豊かな情緒にも溢れた演奏です。

DUTTON


CDEA9797
\1400
Cavalcade of English Singers Volume 1
 英国歌手の行進 第1巻

ワルター・ヴィドップ
 Acis and Galatea
  “Love sounds the alarm”
  “Love in her eyes sits playing”
 Jephtha
  “Deeper and deeper still”
  “Waft her angels”
  Trevor Anthony Alexander’s Feast “Revenge! Timotheus cries”
 Purcell
  Isobel Baillie The Blessed Virgin’s Expostulation
   Norman Allin
  The Tempest
   “See! the heavens smile”
   “Arise, ye subterranean winds”
  Dora Labette
 Haydn
  The Creation
   “With verdure clad”
  Bishop “Should he upbraid”
  Dame Clara Butt
 Handel Messiah “He shall feed his flock”
 Mendelssohn Elijah “O rest in the Lord”
  Edith Furmedge
 Mendelssohn St. Paul “But the Lord is mindful”
 Gluck Orfeo ed Euridice “Che faro”
  Evelyn Scotney
 Mozart Don Giovanni
  “Mi tradi quell’ alma ingrata”
  “Non mi dir”
 Recorded between 1925-48
 


CDEA9798
\1400
ブライアン
 「Dr Merryheart a comedy」 序曲
  ハリー・ニューストーン指揮
 交響曲第9番 イ短調
  ノーマン・デル・マー指揮
 交響曲第11番 (First performance)
  ハリー・ニューストーン指揮
  ロンドン響
Live studio broadcasts (mono) from BBC Third Programme 1959

 現在でも演奏されることはまれなブライアンの交響曲の歴史的録音。
 ハリー・ニューストーン(1921年 - 2006年)は、カナダ出身の指揮者、音楽学者。


<ブライアン NAXOSの旧譜から>

8.557418-19
(2CD)
\2200
ブライアン:交響曲 第1番「ゴシック」 オンドレイ・レナールト指揮
スロヴァキア放送交響楽団
スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団
スロヴァキア・オペラ合唱団
スロヴァキア・フォーク・アンサンブル合唱団
ルチニツァ合唱団
ブラティスラヴァ・シティ合唱団
ブラティスラヴァ児童合唱団
ユース・エコー合唱団
パヴォル・プロハーツカ合唱指揮
エヴァ・エニソヴァー(S)/ダグマル・ペツコヴァー(A)
ヴラディミール・ドレザル(T)/ペーテル・ミクラーシュ(Bs)
 ゲテモノ作曲家の代表とされ、世界最長の交響曲を作ったこと、90歳になってから8曲もの交響曲を作ったことで知られる奇人変人ブライアン。
 そのブライアンが8年の歳月をかけて作り上げた交響曲第1番「ゴシック」。管弦楽のみによる「第1部」、そして大規模な声楽大作となる第2部「テ・デウム」からなる“伝説の交響曲”。
 オルガンを含む巨大オーケストラ(打楽器だけで17)に、4人の独唱者、混声・児童合唱含めたこれまた巨大な声楽陣、さらに4つのブラスバンド別働隊という、誇大妄想強的編成。演奏時間はおよそ120分。「ギネスブック」にも世界最大の交響曲として掲載された。
 これだけの規模を持つために演奏はほぼ不可能といわれていたが、それがついに録音された。採算などもちろん度外視。まさに歴史的偉業、というより歴史的珍事。録音というよりこれは冒険。

 とまあ、エピソードとしては面白いし、ネタとしても使えるが、それだけであればここでは取り上げない。
 実は史上最大の怪作、交響曲 第1番「ゴシック」、作品も結構いけてるのである。
 第2部のコラール部分ではさすがにちょっと冗長な感も否めないが、第1部では「夜明け前のマーラー」といった感じのかっこいい展開が随所で現れる。レナールトの演奏が少し野暮ったいので(それはそうなるだろう、無理もない)、聴いているこっちが頭の中で少し演出してあげれば、なかなか楽しめる。2時間の大作を一気に聴けとは言わないので、せめて管弦楽のみによる第1部の40分だけでもノリノリで味わってみてほしい。きっとあなたは大好きな交響曲のリストに入れたくなるだろう。
 まあそれを人に言うと変人扱いされてしまうかもしれないが。(「このNAXOSを聴け!」より)

8.572014
¥1100
ブライアン:交響曲第 11 番&第15 番他
 1-5.演奏会序曲「勇気のために」(1902-06)/
 6-14.喜劇序曲「メリーハート博士」(1911-12)/
 15-22.交響曲第 11 番(1954)/
 23-28.交響曲第 15 番(1960)
  ※MARCO POLO 8.223588 移行盤
トニー・ロウ(指揮)…1-5.23-28/
エイドリアン・リーパー(指揮)…6-22/
アイルランド国立交響楽団
 ハヴァーガル・ブライアン(1876-1972)(本名はウィリアム)は、独学で音楽を学び、小さな教会のオルガニストを務めていました。20 歳になる前にエルガーの合唱曲に接し、当時の新作音楽を熱心に支持するようになります。作曲を始めた当初は、その作品を多くの聴衆に支持され順風満帆な作曲家人生を送るかと思われましたが、様々な事情でドロップ・アウト。生涯に32 曲の交響曲を書きながらも、その作品はほとんど忘れ去られてしまい、現在でもごく一部の熱狂的なファンによって、偉大なる彼の業績が伝えられているに過ぎません。このアルバムには2 つの交響曲と、彼のお気に入りであった「メリーハート博士」(変奏曲の形式で書かれている)、そして豪壮な「勇気のために」が収録されています。これを聴くことで一層ファンが増えること間違いありません。

 

CDEA9799
\1400
ジョン・アイルランド・プレイズ・ジョン・アイルランド
 アイルランド:
  Amberley Wild Brooks
  The undertone (No. 1 of Four Preludes)
  Ragamuffin (No. 2 of London Pieces)
  Soho forenoons (No. 3 of London Pieces)
  The advent Peter Pears(tenor)
  Hymn for a child Peter Pears(tenor)
  My fair Peter Pears(tenor)
  The Salley Gardens Peter Pears(tenor)
  The soldier’s return Peter Pears(tenor)
  The scapegoat Peter Pears(tenor)
  Sonata in G minor for cello & piano Antoni Sala (cello)
  The Land of Lost Content Peter Pears(tenor)
  Fantasy Sonata Frederick Thurston(clarinet)
  Hawthorne Time Peter Pears(tenor)
  I Have Twelve Oxen Peter Pears(tenor)
  The Trellis Peter Pears(tenor)
ジョン・アイルランド (piano)
Original broadcasts/recordings made between 1928-51
 


CDEA9801
\1400
エリック・トゥクセン指揮&デンマーク国立放送響
 シベリウス:
  交響曲第5番変ホ長調 Op. 82
デンマーク国立放送響
エリック・トゥクセン指揮
 弦楽四重奏曲 ニ短調 Op. 56「親愛なる声」  グリラー四重奏団
Recorded between 1950-52

 エリク・オラフ・トゥクセン(1902年 - 1957年)はドイツ生まれのデンマークの指揮者。主にカール・ニールセンの指揮、録音、分析で知られる。
 1950年のエディンバラ国際フェスティバルにおいてニールセンの交響曲第5番をイギリス初演し、成功させた。これはそれまで半分忘れ去られていたニールセンの知名度を上げるきっかけにもなった。
 彼は同じ北欧生まれのニールセンとシベリウスの音楽に大きな違いが生じたことについてこう解説している。
 「北欧の自然と文化の伝統を音楽に表現しようと考えを持っていた点では(ニールセンは)シベリウスに相通ずるものがあったが、フィンランドの厳しい風土と異なった、微妙で静かなデンマークの自然は、両者の作風に著しい相違をもたらした」
  


CDEA9817
\1400
エリー・ナイ/モーツァルト&ブラームス
 ブラームス:
  ピアノ協奏曲第2番 Op. 83
   ベルリン・フィル
   マックス・フィードラー指揮
   recorded in June 1939 & 29th April 1940;
   
 モーツァルト:
  ピアノ協奏曲第15番 K450
   recorded on 1st October 1935
   室内管弦楽団
   ヴィレム・ヴァン・ホーフストラーテン指揮  
エリー・ナイ (piano)
 the conductor of the 1940 sessions is unknown. Max Fiedler died on 1st December 1939

EVEREST

 オリジナル35ミリ磁気フィルムよりSACDリマスタリング。

 エヴェレスト・レーベルは1950 年代後半に、ハリウッド映画と同じ35ミリ磁気テープを用いて、ステレオ最初期ながら驚異的な音の良さで世界のオーディオ・ファンを興奮させました。日本でも故・長岡鉄男氏が激賞して紹介したため、今日でも伝説のレーベルとして特別な存在となっています。
 長くカタログから消えていましたが、今回オリジナル35 ミリ磁気テープからSACD リマスタリングを施し、50 年以上前の録音とは信じ難い鮮明なサウンドを蘇らせました。楽器の分離の良さ、生々しさもさることながら、驚くべきエネルギーに圧倒されます。最新の録音に優るとも劣らぬレンジの広さ、情報量の多さ、歪みの少なさはオーディオ・ファイルとして理想的。初めて聴かれる方々も、その鮮烈なサウンドにショックを受けるはず。
 約50 点あるエヴェレストのカタログを順次リリースする予定となっていますが、第1 回は伝説の「コロボリー」をメインに、長岡鉄男氏が推薦した5タイトルを厳選。ジャケットもカップリングもLP 発売時のままを再現。ファンにもたまらない装丁になっています。
 これらのディスクはライセンスでキングインターナショナルが独占制作・販売しております。輸入盤は存在しませんので、予めご了承下さい。


 現在輸入盤で入る可能性があるのはこちら


KKC 4024
(SACD HYBRID)
¥3500→\2890
(1)アンティル:バレエ組曲「コロボリー」
(2)ヒナステラ:バレエ音楽「パナンビ」
サー・ユージン・グーセンス(指)
ロンドン交響楽団
 あの「コロボリー」が鮮やかに蘇った!

 録音:1958 年8 月/ウォルサムストウ・アセンブリー・ホール(ロンドン)/STEREO

 SACD ハイブリッド盤。エヴェレストといえばコロボリーというほど、このレーベルの代名詞となっている伝説の名盤。故・長岡鉄男氏が生涯にわたり超優秀録音として激賞し続けた凄さは、今日でも全く色褪せておらず、さらにSACD 化でますます強力なものに生まれ変わりました。「外盤A 級セレクション」では『マルチマイクでミキシングしてアンペックス300(2 トラック)で録音したものだが、鮮度の高さ、情報量の多さ、分離、音場感は抜群である。ff はスペアナで見る以上に強烈である』と述べられています。
 作曲者ジョン・アンティル(1904-1986) はオーストラリアの作曲家。原住民アボリジニーの儀式から受けた強烈な印象を描いています。打楽器を多用した大編成のオーケストラによる原色的響きが新鮮です。
 


KKC 4025
(SACD HYBRID)
¥3500→\2890
(1)スクリャービン:法悦の詩Op.54
(2)アミロフ:交響的ムガム「キュルド・オヴシャリ」
レオポルド・ストコフスキー(指)
ヒューストン交響楽団
 音の原色の連続。ストコフスキー・サウンドがかくもリアルに再現された!

 録音:1959 年3 月/ヒューストン/STEREO

 SACD ハイブリッド盤。ストコフスキーによる極彩色オーケストラ・アルバム。「外盤A 級セレクション」では「演奏はストコフスキーらしく、スクリャービンも法悦というよりはテレビ演説みたいな賑やかさがあるが、録音は鮮烈で情報量が多く歪みは少なく音像は驚くほど小さく輪郭鮮明、しっかり定位し、音場も広い。アミロフの曲の方が更にワイドでダイナミック」と述べられています。
 フィクレト・アミロフ(1922-1984) はアゼルバイジャンの作曲家。中近東風のエキゾチックな音楽が魅力。
 


KKC 4026
(SACD HYBRID)
¥3500→\2890
ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14 サー・ユージン・グーセンス(指)
ロンドン交響楽団
 アナログ録音の音の良さを極限まで突き詰めたのが35mm 録音

 録音:1959 年5 月/ウォルサムストウ・アセンブリー・ホール(ロンドン)/STEREO

 SACD ハイブリッド盤。長岡鉄男氏の愛弟子・炭山アキラ氏によれば『この音源が持つケタ外れのエネルギー感と音像の実体感(特に5楽章の鐘がすごい)、噴き出す溶岩のような熱さと重量感を、文字通り全身に浴びたくなる。この圧倒的な実在感は、エヴェレストが試みた35mm 映写フィルムに磁性体を塗ったテープを用いた超弩級の録音システムなくしては後世へ残すことのかなわなかったものであろう。俗に「アナログ録音の方がデジタルよりも音が厚い」といわれることがあるが、それを極限まで突き詰めたのが35mm 録音といって差し支えないだろう。』
 
KKC 4027
(SACD HYBRID)
¥3500→\2890
グローフェ:
 (1)組曲「グランド・キャニオン」
 (2)ピアノ協奏曲
(2)ヘスス・マリア・サンロマ(Pf)
ファーデ・グローフェ(指)
ロチェスター・フィル
 ハリウッド映画を彷彿させる雄大で極彩色の情景

 録音:1959 年2 月/ロチェスター/STEREO

 SACD ハイブリッド盤。ハリウッド映画を思わせるオーケストラの大スペクタルで有名なグローフェの「グランド・キャニオン」。作曲者指揮による1959 年録音という世にも貴重な資料。各楽器の音が立ち上がり、クライマックスでは極彩色のゴージャスなサウンドを楽しめます。カップリングは珍しいピアノ協奏曲。プエルトリコの天才ピアニスト・ヘスス・マリア・サンロマへ捧げられた曲で、初演と録音も彼が独奏を担当しています。
 


KKC 4028
(SACD HYBRID)
¥3500→\2890
(1)ショスタコーヴィチ:交響曲第9番変ホ長調Op.70
(2)プロコフィエフ:組曲「キージェ中尉」Op.60
サー・マルコム・サージェント(指)
ロンドン交響楽団
 録音現場の熱気や楽員の集中力までも現代へそのまま残すことに成功

 録音:1959 年10 月/ウォルサムストウ・アセンブリー・ホール(ロンドン)/STEREO

 SACDハイブリッド盤。ショスタコーヴィチが現役で活躍中の1950 年代後半に録音された貴重な記録。長岡鉄男氏の愛弟子・炭山アキラ氏によれば『楽器の1本ごとが前進すれば手で触れられそうな実体感を聴かせ、ぐいぐいと聴くものを引っ張る推進力には圧倒される。現代の最新デジタル技術も極めて高度な収録を可能にしているが、半世紀前のアナログ録音が持つこの厚みと実体感はデジタルにとって望んでもなかなか得られないものといってよいだろう』

FORLANE



FOR17003
(7CD)
\4500→\4090

レイナルド・アーン:作品集 BOX



CD. 1
歌曲集
・アーンによる歌とピアノ
 1. ジャン=ジャック・ルソー:LE DEVIN DU VILLAGE
 2. シャブリエ:「幸福の島」 L'Ie HEUREUSE
 3. グノー:「愛しあおう」 AIMONS-NOUS
 4. ビゼー:「4月の歌」 CHANSON D'AVRIL
 5. ビゼー:歌劇「真珠とり」から"O nadir, tendre ami…"
 6. マスネ:「もしお前が望むなら、かわいい人よ」 SI TU VEUX, MIGNONNE
 7. フォーレ:「消え去らぬ香り」 LE PARFUM IMPERISSABLE
 8. (シャンソン)LE RETOUR DU MARIN
 9. オッフェンバック:「パン屋の女将はお金持ち」LA BOULANGERE A DES ECOUS
 10. (シャンソン)LE PAUVRE LABOUREUR
 11. アーン:O MON BEL INCONNU
 12. アーン:「恋する乙女」 L'ENAMOUREE
 13. グノー:「五月の歌」 CHANSON DE MAI
 14. グノー:BIONDINA BELLA
 15: アーン:LA BARCHETTA
 16. ダルシェ:LA TOUR SAINT-JACQUES
 17. シャブリエ:「ありったけの花」 TOUTES LES FLEURS
 18. 作曲家不詳 MUSETTE DU 17 SIECLE
 19. アーン:LE CIMETIERE DE CAMPAGNE
 20.モーツァルト: 歌劇「コジ・ファントゥッテ」から「愛しい人の愛のそよ風は」
・Guy Ferrant(フランスの俳優)の歌、アーンのピアノ伴奏
 21. アーン:PAYSAGE TRISTE
 22. アーン:「最高の贈物」 LE PLUS BEAU PRESENT
 23. アーン:「私はあなたの慈悲を乞います」 JE ME METZ EN VOTRE MERCY
 24. アーン:LA CARMELITE
 25. アーン、 EMMA CALVE(フランスのソプラノ 1858-1942)について語る 
  以上、すべてアナログ盤からの復刻です。
CD. 2
 音楽劇「モーツァルト」 
  1959年6月17日ラジオ・テレビジョン・フランスでのスタジオ録音
  ※良い音質です。
ゲオリ・ブエ(モーツァルト)
ロジェ・ブルダン(グリム男爵) 
Marthe Alicia(エピネー夫人)
ピエール=ミッシェル・ル・コント指揮 
ラジオ・リリック管弦楽団
CD. 3, CD. 4
 オペレッタ「ブリュンメル」
  1962年1月スタジオ録音
  ※多少、高音がびりびりと響きますが良い音質です。
リナ・ダシャリー (ペギー) 
ガブリエレ・リストリ (Lady Everscharp) 
クロディーヌ・コラール (ラウラ)
エーメ・ドニア (ブリュンメル) 
アルベール・ヴォリ (ディック)
ガストン・レイ (ジム)
マルセル・カリヴェン指揮
リール、ラジオ・リリック管弦楽団
CD. 5, CD. 6
オペレッタ「マルヴィーナ」
 
1961年1月24日ラジオ・テレビジョン・フランスでのスタジオ録音
※多少、高音がびりびりと響きますが良い音質です。
リナ・ダシャリー(マルヴィーナ)
クロディン・カラー(アデーレ) 
エレーネ・レジェリー(ショクア夫人)
ガブリエレ・リストリ(Hortense de Rigaldier)
ジャン=ポール・クレデール指揮
ラジオ・リリック管弦楽団
CD. 7
1. 声楽劇「クリスマス・パストラーレ」(ナレーション付き)
 ルシアン・ロヴァーノ
 カミーユ・モラーヌ 他
 ルイ・ハイド指揮
 管弦楽団(不詳)
  1947年ラジオ・フランセでのスタジオ録音
  ※マスターに起因する傷が聴かれます。
 2. ピアノのためのソナチネ ハ長調
  マグダ・タリアフェロ(ピアノ)
  録音年代(不詳)
  ※アナログ盤からの復刻かと思われますが、良い音質です。
 3. ピアノ協奏曲
  マグダ・タリアフェロ(ピアノ)
  レイナルド・アーン指揮
  管弦楽団
   録音年代(不詳)
   ※アナログ盤からの復刻かと思われますが、良い音質です。
※レイナルド・アーン(Reynaldo Hahn 1875-1947)による作品集。
アーンはパリ音楽院でマスネやサン=サーンスの指導を受けるとともに社交界においてその美声と共に自ら弾き語りをして話題を集めました。
美しく魅力的なメロディと独特の色彩感を持つ、多くの作品を残していますが残念ながら現在において、耳にする機会はあまりありません。
今回は、アーンが愛した作曲家モーツァルトを描いた珍しい音楽劇「モーツァルト」を含む作品を7枚のCDに収録。
音質は、録音年代不詳なものも含めさまざまで、最高な状態とは言えませんがアーンの魅力を理解する意味で、問題ない演奏を選んでいます。
※形状は高さ:130mm 横:130mm 幅:18mm の紙製のボックスに紙のケースに紙製のCDスリーブです。※解説書はフランス語のみで詳細な歌詞の記載はありません。
※限定盤です。
 


FOR17004
(8CD)
\4500→\4090

マド・ロバン(フランスのコロラトゥーラ・ソプラノ) BOX




CD. 1
オペラ・アリア集 全16曲 1947-1959年のスタジオ録音
 ・モーツァルト:歌劇「魔笛」から「ふるえないで私の可愛い息子よ」
 ・モーツァルト:歌劇「魔笛」から「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え」
 ・オーベール:歌劇「マノン・レスコー」から「輝かしい笑い」
 ・トマ:歌劇「ミニョン」から「私はティタニア」
 ・グノー:歌劇「ロメオとジュリエット」から「ジュリエットのワルツ」
 ・オッフェンバック:歌劇「ホフマン物語」から「オランピアのアリア」
 ・マスネ:歌劇「マノン」から「これでよろしくて?」
 ・マイアベーア:歌劇「ディノーラ」から「影の歌」
 ・ドニゼッティ:歌劇「連隊の娘」から「金や地位の虚しさに思いを巡らす」
 ・ドニゼッティ:歌劇「ランメルモールのルチア」から「狂乱の場」
 ・ベッリーニ:歌劇「夢遊病の女」から「ああ、信じられない」
 ・ドリーブ:歌劇「ラクメ」から「鐘の歌」 他
CD. 2
オペラ・アリアと二重唱集 全11曲 リシャール・ブラルー(Richard
 Blareau)指揮、管弦楽団による1953年のスタジオ録音
  ※良い音質です
 ・ドリーブ:歌劇「ラクメ」から「鐘の歌」 
 ・ジュリアス・ベネディクト:「ヴェネツィアの謝肉祭」
 ・トマ:歌劇「ハムレット」から「オフィーリアの狂気のアリア」
 ・グノー:歌劇「ミレイユ」から「ワルツ」
 ・グノー:歌劇「ミレイユ」から「ヴァンサンを裏切るなんて」
 ・グノー:歌劇「ミレイユ」から「幸せな少年の羊飼い」
 ・ドニゼッティ:歌劇「ランメルモールのルチア」から「ルチア、許してもらいたい」
 ・ドニゼッティ:歌劇「ランメルモールのルチア」から「狂乱の場」
 ・ロッシーニ:歌劇「セビーリャの理髪師」から「何も私の心を変える事はできない」
 ・モーツァルト:きらきら星変奏曲
CD. 3
 ヴェルディ:歌劇「椿姫」(フランス語)から抜粋
  1960年6月7-16日、パリ、サレ・ワグラムでの録音(ステレオ)
  ※良い音質です。
マド・ロバン(ヴィオレッタ)
ポール・フィネル(アルフレード:Rodolphe)
ミシェル・デン(ジョルジュ・ジェルモン:d'Orbel)
ピエール・デルヴォー指揮
管弦楽団(不詳)
CD. 4, CD. 5
 ドリーブ:歌劇「ラクメ」
   1955年パリでの録音※良い音質です。
マド・ロバン(ラクメ)
シャルル・リシャール(ジェラルド)
カミーユ・モラーヌ(フレデリック) 
ピエール・サヴィーニロ(ニラカンタ)l
アグネス・ディズニー(マリカ)
ジュール・グレシェ指揮
管弦楽団の記載がありませんが、
フランス国立リリック管弦楽団、合唱団です
CD. 6
 ヴェルディ:歌劇「リゴレット」(フランス語)から抜粋(2種)
 a
  マド・ロバン(ジルダ)
  Denise Scharley(マッダレーナ)
  ジュリアン・アース(リゴレット)
  ロベルト・ベネデッティ指揮
  RTF(ラジオ・テレビジョン・フランス)リリック管弦楽団
   1956年パリでの録音※良い音質です。
b
 マド・ロバン(ジルダ)
 ソランジュ・ミッシェル(マッダレーナ)l
 ミシェル・デン(リゴレット) 
 ピエール・デルヴォー指揮 
 パリ国立オペラ座管弦楽団、合唱団
  1958年パリでの録音※良い音質です。
CD. 7
 エマニュエル・ボンドヴィル:歌劇「亭主学校」(抜粋)
ルイ・ムシー(スガナレル)
マド・ロバン(イザベル)
ジャン・ジロードー(ヴァレール)
アルベルト・ヴォルフ指揮
フランス国立オペラ・コミック劇場管弦楽団、合唱団
録音年代(不詳) ※残念ながら音質はあまり良くありません。
※音の歪みなどが聴かれます。アセテート盤からの復刻かと思われます。
※オルガニストとして活躍した後パリ音楽院で作曲を学び、またフランス国営放送の音楽部長としてフランス音楽を世界に広めることに貢献しました。
1949年にパリ・オペラ・コミック座の監督。そして1952年から20年の長き間パリ・オペラ座の監督を務め、多くのフランス歌劇を上演しました。
1935年にパリのオペラ・コミックで初演された「亭主学校」はボンドヴィル初めてのオペラ・コミックで今では耳にする事の無い貴重な音源です。
CD. 8
ポピュラー名曲集 管弦楽伴奏 全21曲
 1942年収録
 ・グリーグ:「ソルヴェイグの歌」、エヴァ・デラックァ:「ヴィラネル」他
  1943年収録
 ・ルイ・ガリーニ:「シャンソン・ボエーム」
  1948年収録
 ・「ton epaule pour y dormir」
  1958年収録
 ・ロッシーニ:「ナポリのタランテラ」、ピアソラ:「チリビリビン」
 ・ドリーブ:「カディスの娘」、ポンス:「エストレリータ」 他
  1959年収録
 ・アンリ・シャトー:「フル・フル」、
  ボスク:「ほろ酔い」
 ・ウッド:「ピカルディーのバラ」、シャルル・ケクラン:「もしあなたが望むなら」 他
※コケテッシュな美声で、とてつもない高い音を持つフランスのコロラトゥーラ・ソプラノ、マド・ロバン(Mado Robin 1918-1960)による名唱をあつめたBOXです。
※形状は高さ:130mm 横:130mm 幅:20mm の紙製のボックスに
紙のケースに紙製のCDスリーブです。※解説書はフランス語のみで
詳細な歌詞の記載はありません。※限定盤です。
 

FOR716877
(7CD)
\4500

グレゴリオ聖歌集 BOX


CD. 1 Easter Gregorian chants
 復活祭のグレゴリオ聖歌 17タイトル 収録時間 57:11
CD. 2 The Most Beautiful Popular Choirs
 美しく有名な聖歌 17タイトル 収録時間 63:17
CD. 3 Gregorian chants is Honour of our Lady
 聖母の栄誉をたたえるグレゴリオ聖歌 
  19タイトル 収録時間 52:56
CD. 4 The Most Beautiful Popular Pieces
 美しく有名な歌集 24タイトル 収録時間 63:26
CD. 5 Mysteries of Grief and Glory
 ロザリオの栄光と悲しみ(オルガン伴奏による) 
  11タイトル 収録時間 63:03
CD. 6 Gregorian Chant 10 Canticles to our Lady-A Rosary Chant
 聖母への賛美 16タイトル 収録時間 58:31
CD. 7 Christmas Gregorian Chants
 クリスマスのグレゴリオ聖歌(聖書の読み上げと共に)
    16タイトル 50分
ドム・アンドレ・サン=シール指揮
  サン・ブノワ・デュ・ラック修道院
 録音時期1990年代、ADD録音 ラジオ・カナダによる録音
※数多くのアルバムが確認されるベネディクト派のサン・ブノワ・デュ・ラック修道院によるグレゴリオ聖歌の演奏を各カテゴリーに別けて判りやすく収録。
 内装の美しさと戒律の厳しさで知られるこの修道院において演奏された、厳しく美しい心に染み入る旋律の数々です。
※形状は高さ:130mm 横:130mm 幅:18mm の紙製のボックスに紙のケースに紙製のCDスリーブです。
※解説書はフランス語のみで詳細な歌詞の記載はありません。
※限定盤です。

GRAND SLAM



GS 2108
\2400→¥2190
ワルターのオープンリール・テープ復刻第13 弾!
 モーツァルト:
  (1)交響曲第40番 ト短調 K.550
  (2)交響曲第38番 ニ長調 K.504「プラハ」
ブルーノ・ワルター(指揮)
コロンビア交響楽団
 ワルターのオープンリール・テープ復刻第13 弾!モーツァルトの交響曲第40 番+第38番「プラハ」

 録音:(1)1959 年12 月2 日、アメリカン・リージュン・ホール、(2)1959 年1 月13、16 日、アメリカン・リージュン・ホール/ステレオ、セッション
 使用音源:Columbia (U.S.A.) MQ 611 (4トラック、19 センチ、オープンリール・テープ)

 制作者より
 ブルーノ・ワルターのオープンリール・テープ復刻は、このモーツァルト第40 番+第38 番「プラハ」で第13 作目となります。復刻に使用したのはアメリカ・コロンビアの4 トラック、19 センチのテープで、いつもと同じく原テープに記録されている情報を、過度のノイズ除去を施すことなく忠実に再現しています。
 また、このコロンビア交響楽団は臨時編成のオーケストラであるがゆえに、現在でもなおその力量について指摘をされることがあります。これについてはワルターのステレオLP が発売された当時、アメリカで音楽評論家、レコード会社担当者、楽団員、音楽愛好家を巻き込んでの論争がありました。当CD の解説書ではその論争の内容詳しく伝えると同時に、参加メンバーについての情報も可能な限り調査しています。ワルター・ファンには興味の尽きない内容でしょう。(平林 直哉)
 


GS 2106
\2400→¥2190
ホロヴィッツのオープンリール・テープ復刻登場
 (1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
 (2)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
ヴラディーミル・ホロヴィッツ(ピアノ)
(1)フリッツ・ライナー指揮
 RCA 交響楽団
(2)アルトゥーロ・トスカニーニ指揮
 NBC 交響楽団
 Grand Slam レーベル初のピアノはホロヴィッツ、ホロヴィッツのオープンリール・テープ復刻登場
 ホロヴィッツ唯一の「皇帝」とトスカニーニとの白熱チャイフスキー!

 録音:(1)1952 年4 月26 日、(2)1943 年4 月25 日、いずれもカーネギーホール/モノラル
 使用音源:(1)RCA (U.S.A.) TC 4 (2トラック、19 センチ、オープンリール・テープ)  (2)RCA (U.S.A.) TR3-5027 (4トラック、9.5 センチ、オープンリール・テープ)

 Grand Slam レーベルのピアノものはヴラディーミル・ホロヴィッツです。彼の唯一の「皇帝」、そしてトスカニーニとのライヴによるチャイコフスキーがオープンリール・テープ復刻により、たいへんに生々しく再生されます。「皇帝」のオープンリールは中古市場でも非常に珍しい貴重な音源です。
 資料としてヤン・ホルツマンによるインタビュー「ホロヴィッツ・アット・ホーム」(訳:田中成和)が掲載されております。


 


GS 2107
¥2400→\2190
フルトヴェングラーのメロディアLP 復刻シリーズ
 (1)ベートーヴェン:「コリオラン」序曲 Op.62
 ブラームス:
  (2)ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a
  (3)交響曲第4番 ホ短調、Op.98
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 フルトヴェングラーのメロディアLP 復刻シリーズ最も強烈な演奏を1 枚に凝縮!43年のコリオラン、ハイドン・バリエーション、ブラ4

 録音:(1)1943 年6 月27-30 日、旧フィルハーモニー、ライヴ (2)(3)1943 年12 月12-15 日、旧フィルハーモニー、ライヴ
 使用音源: (1)(3)Melodiya (U.S.S.R.) D-09867/8(Pink label)  (2)Melodiya (U.S.S.R.) D-010851/4(Yellow label)/モノラル

 ■制作者より
 フルトヴェングラー/ベルリン・フィルの戦時中のライヴ録音の中でも、最も濃厚、強烈と言われる演奏を1 枚に収めました。2002 年、同内容のCDR(Serenade SEDR-2003) を発売しましたが、今回のGS-2107 ではその原盤を流用せず、全く新規に作り直したものです。CDR はたまたま集まったLP から復刻しましたが、今回のマスタリングでは複数のLP を比較試聴し、最上の結果が得られたものを選びました。コレクターの間では、とにかく古いプレスこそが最高の音質のように言われますが、それは決して正しいとは言えません。その理由につては、解説でも触れています。メロディアLP の復刻など今さらと思う人も多いかもしれませんが、制作者としてはなかなか良い音に仕上がったと自負しています。(平林直哉)

GUILD HISTORICAL



GHCD 2406/07
(2CD)
\3200→\2890
アドルフ・ブッシュ 〜 ベルリン・レコーディングス1921−1929
 ブラームス(ヨアヒム編):
  ハンガリー舞曲第2番ニ短調(1921年6月録音)*
  ハンガリー舞曲第20番ニ短調(1921年6月録音)*
 コレッリ(ブッシュ編):ソナタ ト短調 Op.5より No.5: Adagio(1921年6月録音)*
 ドヴォルザーク(プレス編):スラヴ舞曲変イ長調 Op.46-3, B78(1921年6月録音)*
 J.S.バッハ:
  パルティータ第3番ホ長調 BWV.1006より Preludio(1922年録音)
  パルティータ第3番ホ長調 BWV.1006より Gavotte en Rondeau(1921年6月録音)
 タルティーニ(コルティ編):ソナタ ト長調 op.2より No.12: Adagio(1922年録音)*
 ドヴォルザーク:4つのロマンティックな小品 Op.75より No.4: Larghetto(1922年録音)*
 ゴセック(ブルメスター編):ガヴォット(1922年録音)*
 クライスラー:ディッタースドルフの様式によるスケルツォ(1922年録音)*
 シューマン(フールヴェク編):子供の情景 Op.15より トロイメライ(1922年録音)*
 ポルポラ(コルティ編):アリア ホ長調(1922年録音)*
 ドヴォルザーク(プレス編):
  スラヴ舞曲ト短調 Op.46-8, B78(1922年録音)*
  スラヴ舞曲ト短調 Op.46-8, B78(1922年6月録音)*
 クライスラー:タルティーニの様式のコレルリの主題による変奏曲(1922年録音)*
 ドヴォルザーク(ヴィルヘルミ編):ユモレスク変ト長調 Op.101-7, B187(1922年録音)*
 クライスラー:プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ(1922年録音)*
 ブラームス(ヨアヒム編):ハンガリー舞曲第5番ト短調(1922年録音)*
 ホフシュテッター:弦楽四重奏曲ヘ長調 Op.3-5(1922年録音)**
 モーツァルト:弦楽四重奏曲第21番ニ長調 K.575《プロシャ王第1番》より
  Andante, Menuetto(1922年録音)**
 ヴェルディ:弦楽四重奏曲ホ短調より Prestissimo(1922年録音)**
 シューベルト:弦楽四重奏曲第15番ト長調 D.887より Scherzo: Allegro vivace(1922年録音)**
 J.S.バッハ:
  パルティータ第2番ニ短調BWV.1004より Sarabanda(1928年4月23日録音)
  パルティータ第2番ニ短調BWV.1004より Giga(1929年6月11日録音)
 J.S.バッハ(ブッシュ、ブルーメ編):ソナタ ト長調 BWV.1021(1929年10月24日録音)+
 J.S.バッハ:パルティータ第2番ニ短調BWV.1004(1929年11月8日&11日録音)

アドルフ・ブッシュ(ヴァイオリン)
ブルーノ・ザイドラー=ヴィンクラー(ピアノ)*
ルドルフ・ゼルキン(ピアノ)+
ブッシュ弦楽四重奏団**

 アドルフ・ブッシュ1929年代の名演集!ベルリンでの録音がGuild Historicalから復刻!

 20世紀前半のドイツを代表する大ヴァイオリニスト、アドルフ・ブッシュが1921年から1929年にかけて、ドイツ・グラモフォン・スタジオなど"ベルリン"で収録を行った演奏が、ギルド・ヒストリカル(Guild Historical)から復刻!
 「Adolf Busch The Life of an Honest Musician」の著者としても有名なタリー・ポッターのコレクションである78回転のアナログ盤から直接復刻が行われたアドルフ・ブッシュの録音。
 78回転のアナログ盤でのみリリースされていた音源や、未発表の2つのテイクを含む「ベルリン・レコーディングス」は、亡命前の1920年代、ドイツでのアドルフ・ブッシュの至芸を集めた貴重なリリースです。
 リマスタリングはお馴染みの名エンジニア、ピーター・レイノルズ&レイノルズ・マスタリング。復刻、音質面の仕上りにも期待したいところ。

GUILD LIGHT MUSIC

GLCD 5213
\1800
軽音楽の黄金時代 〜 ライトとラテン
 レクオーナ:マラゲーニャ/バローゾ:バイーア/
 マクヒュー:キューバン・ラヴ・ソング/
 アブレウ:ティコ・ティコ/サイモン:ポインシアナ/
 プラード:子守歌/レクオーナ:ハイ・イン・シエラ/
 バローゾ:ブラジル/アルベニス:コルドバ/
 シャブリエ:スペイン/他
ザビア・クガート&ヒズ・オーケストラ
ティト・プエンテ&ヒズ・オーケストラ
マリオ・ルイス・アルメンゴル&ヒズ・オーケストラ
パーシー・フェイス&ヒズ・オーケストラ、他
 ライト・ミュージックの全盛期を回顧するロングセラー・シリーズ、「ギルド・ライト・ミュージック(Guild Light Music)」の第113集。
 バローゾの「ブラジル」やアブレウの「ティコ・ティコ」、アルベニスの「コルドバ」、シャブリエの「スペイン」などが並ぶラテン・プログラムは、「シネマ・クラシックス」(GLCD 5202)と並ぶシリーズの代表作となりそうだ!
 
GLCD 5214
\1800
軽音楽の黄金時代 〜 コンポーザー・コンダクツVol.3
 フェイス:ムーチョ・グスト/フリムル:サムデイ/
 アンダーソン:クラリネット・キャンディ/
 ムーニー:アリーズ/ハイマン:エル・カバジェロ/
 ローズ:ニューヨークのフランス人/
 ウィルソン:ボーイ・ミーツ・ガール/
 コーツ:サウンド・アンド・ヴィジョン/他
ルロイ・アンダーソン&ヒズ・オーケストラ
ルドルフ・フリムル(指揮)
101ストリングス
パーシー・フェイス&ヒズ・オーケストラ
ロン・グッドウィン&ヒズ・オーケストラ、他
シリーズ第114集では、ライト・ミュージックの黄金時代を築いた名コンダクターたちの"コンポーザー"としての一面をクローズアップ。パーシー・フェイスやルロイ・アンダーソン、デイヴィッド・ローズ、ロジャー・ロジャー、シドニー・トーチなど、大物指揮者たちがズラリと並ぶ。

HAENSSLER



94 226
\1700→\1590
ヨハンナ・マルツィ、協奏曲録音
 (1)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64
 (2)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
ヨハンナ・マルツィ(ヴァイオリン)
(1)ハンス・ミュラー=クライ(指揮)
 SWR シュトゥットガルト放送交響楽団
(2)ギュンター・ヴァント(指揮)
 SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
 SWR 放送のオリジナル貴重音源からマルツィのメンデルスゾーン、ブラームスの協奏曲登場!ブラームスは当時50 代のヴァントが指揮!

 (1)録音:1959年2月5日、リーダーハレ、シュトゥットガルト (2)録音:1964年2月6日、リーダーハレ、シュトゥットガルト/ADD、モノラル、65’55”

 ハンガリーが生んだ伝説の女流ヴァイオリニスト、ヨハンナ・マルツィ。当ディスクはSWR シュトゥットガルト放送響との録音から彼女の得意としていたメンデルスゾーンとブラームスが収録されております。両曲ともにマルツィの他録音は存在しますが、録音総数がわずかという事情もあり貴重な録音であることは言うまでもありません。
 メンデルスゾーンは1954 年6 月にはサヴァリッシュと翌1955 年12 月にはクレツキとともにフィルハーモニア管とのEMI 録音がありますが、当録音は1959 年で一音一音に魂を込めて弾くメンデルスゾーンはあまりに美しく、特に第2 楽章はまるで声楽家が歌っているかのように表現され、熟考の結果からのフィンガリングと思われます。そして、ただ自由に歌うだけでなくオーケストラと対話しながらの演奏にも驚かされます。
 ブラームスは54 年2 月にクレツキ指揮フィルハーモニア管とのEMI 録音を残していますが、当録音は1964 年で、協奏曲録音は50 年代に集中していることからも貴重な録音と言えます。しかも指揮は録音時52 歳だったギュンター・ヴァントというところも注目です。ヴァイオリン・ソロがオーケストラと対等な存在感を示した難曲のブラームスですが、マルツィの凛凛しく高貴なアプローチは聴き手を圧倒する力を持っています。モノラルながらその迫力を感じられる名演と言えましょう。
 


94 225
\1700→\1590
ゲザ・アンダ、協奏曲録音
 (1)バルトーク:ピアノ協奏曲第2番 BB 101
 (2)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 Op.23
 (3)ブラームス:間奏曲 ホ長調Op.117-1(アンコール)
ゲザ・アンダ(ピアノ)
(1)ハンス・ミュラー=クライ(指揮)
 SWR シュトゥットガルト放送交響楽団
(2)(3)フェルディナント・ライトナー(指揮)
 SWR シュトゥットガルト放送交響楽団
 ゲザ・アンダ SWR 放送録音集第5 集は名演復活!巨匠ライトナーとのチャイコフスキーとミュラー=クライとのバルトーク!

 (1)録音:1950年11月14日、シュトゥットガルト、モノラル (2)(3)録音:1973年3月13日、リーダーハレ、シュトゥットガルト、ステレオ/71’58”

 ゲザ・アンダのSWR 放送録音シリーズ第5 集は、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1 番とバルトークのピアノ協奏曲第2 番です!しっかりとした技術のもと、清潔感と気品あふれるスタイルがたいへん魅力的なアンダ。チャイコフスキーはアンダ追悼盤としてかつてアナログディスク時代にオイロディスクで発売された有名演奏です。ライトナーの滋味あふれる伴奏が追悼盤に実にふさわしくひびいたものでした。
 初CD 化となります。

HMF


hm GOLDシリーズ



HMG 501914
\1800→\1690
アレクサンドル・メルニコフ( ピアノ)
 スクリャービン:

 (1)前奏曲 ホ短調 op.11-4
 (2)ソナタ第2番 嬰ト短調 op.19  (3)2つの詩 op.32
 (4)幻想曲 ロ短調 op.28 (5)アルバムのページ op.45-1
 (6)2つの小品 op.57 (7)ソナタ第3番 嬰ヘ短調 op.23
 (8)5つの前奏曲 op.74 (9)皮肉 op.56-2
 (10)ソナタ第9番「黒ミサ」 op.68 (11)マズルカ op.24-3
アレクサンドル・メルニコフ( ピアノ)
 艶のある音色、ロシア色濃厚なスクリャービン

 録音:2005 年10 月/テルデックス・スタジオ・ベルリン/68’10

 1973 年生まれのメルニコフのハルモアムンディ・デビュー盤(HMN 911914( 廃盤))。艶のある音色と熱さを秘めた音楽運びは発売時にもレコ芸特選など非常に高く評価されました。第3 番終楽章での押し寄せる激情、マズルカop.24-3 で魅せる繊細さなど、メルニコフがスクリャービンの作品の神髄を見事に描き切っています。
 


HMG 501921
\1800→\1690
フィリプ・フェヘレヴェッヘ&シャンゼリゼ管弦楽団
 ブルックナー:
  交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」
   (ノヴァーク版)
フィリプ・フェヘレヴェッヘ(指揮)
シャンゼリゼ管弦楽団
 冒頭のトレモロ、ホルンの音色から釘付け!ヘレヴェッヘによるセンセーショナルなブルックナー

 録音:2005 年10 月

 ヘレヴェッヘ&手兵シャンゼリゼ管によるブルックナー。美しいハーモニーを作り上げることにかけては天下一品のヘレヴェッヘ。すでに第1 楽章冒頭の弦のトレモロが鳴り出す瞬間から釘づけで、弱音の繊細な表情はオリジナル楽器のオケならでは。主部に入ってからも見違えるように生気を取り戻したような音楽。ヴァイオリン両翼型配置のオケが立体的にこだまする、陰影豊かなアンダンテ。このあたり彼のバッハにも通じる深遠な世界が拡がります。
 力強く弾むスケルツォから充実し切ったフィナーレにかけての金管群の剛毅な響きも格別。もう曲が閉じられるまでがあっという間。すばらしい録音です。
 


HMG 501251
\1800→\1690
フィリップ・ヘレヴェッヘ&シャペル・ロワイヤル
 アンドレ・カンプラ(1660-1744):レクイエム
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)
エリザベス・ボウドリー、
 モニク・ザネッティ(ソプラノ)
ジョゼ・ベネ(オート・コントル)
ジョン・エルウェズ(テノール)
スティーヴン・ヴァーコー(バス)
シャペル・ロワイヤル
 降り注ぐ一条の清澄な陽光がもたらす、静かな祈りと安らぎの空間。

 録音:1986 年8 月

 ノートルダム大聖堂楽長カンプラが次々発表する舞台作品は、謹厳な要職にはふさわしくない、と物議をかもしたそうですが、このレクイエムにもそうした性格が窺えます。穏やかで平明な抒情と牧歌的情緒が、彼の生地、南仏プロヴァンスの自然を思わせるようです。ひとつひとつを含めるように紡ぐ響きは、差し込む光のように暖かく清澄です。
 


HMG 501802
\1800→\1690
ケント・ナガノ(指)&ベルリン・ドイツ響
 ベートーヴェン:
  オラトリオ「オリブ山上のキリスト」Op.85
ルバ・オルゴナソヴァ(S)
プラシド・ドミンゴ(T)
アンドレアス・シュミット(Br)
ケント・ナガノ(指)
ベルリン・ドイツ交響楽団
ベルリン放送合唱団
 苦悩に満ちたドミンゴのイエス

 録音:2002 年9 月

 ケント・ナガノ、HMF 初登場盤、超豪華メンバーによるベートーヴェン唯一のオラトリオ「オリブ山上のキリスト」の復活です(SACD HYBRID でしたが、ここでは通常盤CD となります)。イエスが十字架にかけられる前にオリブ山(ゲッセマネの丘)に登って苦悩を語る場面が描かれたこのオラトリオ。
 イエス(テノール)、天使セラフイム(ソプラノ)、ペテロ(バス)の独唱・重唱に、天使、弟子、兵士の合唱が加わり、曲が進行していきます。ちょうどハイリゲンシュタットの遺書を書いた頃の作品だけあって、苦悩色に満ちた作品。エロイカと同時期に作曲されたため、やや埋もれてしまっている感もありますが、第九を理解するうえでも避けて通れない重要な作品の、まさに決定的な名演といえるでしょう。ドミンゴは今やバリトン歌手としても活動していますが、ここではもちろんテノールとして苦悩に満ちたイエス役を熱唱しています。ナガノ率いるベルリン・ドイツ響の明晰な伴奏も圧巻です。
 


HMG 501521
\1800→\1690
コンラート・ヒュンテラー
 J.ハイドン(1732 −1809):フルート三重奏曲集
  第28番 ニ長調 Hob.XV:16
  第29番 ト長調 Hob.XV:15
  第30番 へ長調 Hob.XV:17
パトリック・コーエン
 (フォルテピアノ/
  アントン・ヴァルター製
   (1790 年頃))
コンラート・ヒュンテラー(フルート)
クリストフ・コワン(チェロ/ Testore, 1758)
 典雅で明るい魅力に満ちたハイドンのフルート三重奏曲集

 録音:1994 年6 月

 コンラート・ヒュンテラー(1947 年生まれ)は、コレギウム・アウレウム、ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ、18 世紀オーケストラなどで活躍の名手、コーエンとコワンの三人が繰り広げるアンサンブルは典雅で極上のたのしさに満ちています。
 


HMG 501922
\1800→\1690
ネーヴェル&ウエルガス・アンサンブル
 音楽芸術の第5元素〜The quintessence of a musical art~
  (1)ラッスス(1532-1594):ミサ曲「すべての悲しみよ」 
  (2)トマス・アシュウェル(1478頃-1513以降):ミサ「アヴェ・マリア」
  (3)パレストリーナ(1525頃-1594):ミサ「ウト・レ・ミ・ファ・ソ・ラ」
パウル・ファン・ネーヴェル(指)
ウエルガス・アンサンブル
 ウエルガス・アンサンブルによる声の饗宴

 録音:2005 年11 月

 厳格な対位法を用いて書かれたパレストリーナのミサ曲、イングランドが生んだ後期ゴシック様式の作品をのこしたアシュウェルのミサ曲、そして多声音楽爛熟期のラッススのミサ曲。これらが織り成す音響世界は、ヨーロッパの四大元素として考えられていた空気・火・地・水以外の、普遍的で時空を超えた内容(=「第五の」要素)をもっているといえるでしょう。ネーヴェル率いるウエルガス・アンサンブルの精鋭たちが織り成す、声の饗宴を味わうことのできる1 枚となっています。
 


HMG 501732
\1800→\1690
パオロ・ダ・フィレンツェ(1390〜1425):
 マドリガル集〜見つめるナルシス

  (1)「波荒き暗礁の中にて」 (2)「さすらう鳥は」
  (3)「愛よ、教えておくれ」 (4)「レーナ、貞節にして」 
  (5)エスタンピー「イサベッラ」(器楽曲)
  (6)「もはや不幸では」 (7)「ビーナス(ウェヌス)は」
  (8)エスタンピー(器楽曲) (9)「喜べ、フィレンツェよ」
  (10)「美しき鷹は」 (11)エスタンピー(器楽曲)
ペドロ・メメルスドルフ(指)
マーラ・プニカ
 約700 年前のフィレンツェ

 録音:1999 年9 月ボローニャ

 15 世紀初頭のフィレンツェの大修道院長にして歌手でもあったドン・パオロ・ディ・マルコの作品集。当時の人々には衝撃的であったろう技巧を尽くしたマドリガルなども多くのこしています。約700 年前の音楽作品の力強さを実感する1 枚。
 


HMG 501842
\1800→\1690
ウェルナー・ギューラ(T)
 シューマン:リーダークライスOp.24
 クララ・シューマン:
  あの方は来ましたOp.12− 2
  なぜあなたは周りの人にたずねるのOp.12-11
  ひそやかな語らいOp.23− 3
  わたしは暗い夢のなかにいたOp.13− 1
  彼らは愛し合っていたOp.13 − 2
  どうして泣くの、小さな花よOp.23 − 1
  それは響くような日Op.23−5
 ブラームス:ドイツ民謡集WoO.33から(10曲)
ウェルナー・ギューラ(T)
クリストフ・ベルナー
 (P;1877-78年製
  フリードリヒ・エールバー・
   ピアノ使用)
 ギューラが紡ぐ、シューマンとクララ・シューマン、そしてブラームスが織り成す世界

 録音:2003 年11 月

 シューマン、シューマンの妻クララ・シューマン、そして二人にとって大切な仲間であったブラームス、三人による珠玉の歌曲集。シューマンの歌曲に触発されてブラームスも歌曲を書くようになり、深い愛情を持っていた民謡からの作曲にも力を入れるようになります。クララ・シューマンの歌曲も美しいものばかり。彼らの間に交わされた手紙の文章も掲載されており、ロマン派時代の重要な歌曲が生みだされる様がリアルタイムに感じられるようです。
 


HMG 501734
\1800→\1690
クリード& RIAS 室内合唱団
 ブリテン:「神聖と世俗」Op.91
 ヴォーン=ウィリアムズ:3つのシェークスピア歌曲
 エルガー:パート・ソング集(1904)
 スタンフォード:「青い鳥」
 ディーリアス:2つの無伴奏パート・ソング集
マルクス・クリード(指)
RIAS 室内合唱団
 クリード& RIAS 室内合唱団によるブリテンの最晩年曲「神聖と世俗」

 録音:2000 年10 月

 独伊の合唱曲レパートリーを録音してきたクリード& RIAS 室内合唱団によるイギリスもの。彼らの安定した素晴らしい技術と、高い音楽性は、合唱曲の宝庫、イギリスのレパートリーも自家薬籠中の出来に仕上げています。また、アルバム自体が1905 年作のエルガーの「パート・ソング」(混声合唱)から、ブリテン最晩年1975 年の「神聖と世俗」と、20 世紀の英国合唱作品を俯瞰できるような作りになっているのも興味深いところです。
 


HMG 507269
\1800→\1690
アノニマス4
 フランチェスコ・ランディーニ(1325 頃− 97):
  「バッラータ集」
アノニマス4
 「セカンド・サークル」〜フランチェスコ・ランディーニの恋歌

 録音:2000 年9 月

 フィレンツェのアルス・ノーヴァ楽派の愛の歌(バッラータ)集。アノニマス4 の神秘的な歌声が、聴き手を14 世紀の世界へと誘うようです。

HYPERION DYAD



CDD 22066
(新装移行再発売)
(2CD/特別価格)
\2400→\2190
エリザベス・ウォルフィッシュのロカテッリ
 ロカテッリ:合奏協奏曲集 Op.1
エリザベス・ウォルフィッシュ(ヴァイオリン)
ニコラス・クレーマー(指揮)
ラグラン・バロック・プレーヤーズ
 イギリスのヴァイオリン界におけるピリオド・アプローチのパイオニア、名手エリザベス・ウォルフィッシュのロカテッリ。ラグラン・バロック・プレ—ヤーズとのロカテッリは、「ヴァイオリンの技法Op.3(CDS 44391/3)」、「ソナタ集Op.4(CDD 22064)」が復刻されており、これで3タイトルが揃うことになる。ちなみに、2014年はピエトロ・ロカテッリ(1695−1764)の没後250周年。

 ※録音:1994年6月27日−30日、9月5日−8日/CDA 66981/2からの新装移行再発売



<LP>


ALTUS(LP)


ALTLP 001/010
(10LP)
¥38000+税
クレンペラー(指揮)&フィルハーモニア管
 ウィーン芸術週間 1960 ベートーヴェン:交響曲全曲演奏会

 [LP1 A/B]
  交響曲第1番 ハ長調 作品21(1960年6 月7 日)
  《エグモント》序曲 作品84(1960年5 月31日)
 [LP2 A/B]
  交響曲第2番 ニ長調 作品36(1960年5月29日)
  《プロメテウスの創造物》序曲 作品43(1960年6月2日)
 [LP3 A/B、LP4 A]
  交響曲第3番「英雄」 変ホ長調 作品55(1960年5月29日)
 [LP5 A/B]
  交響曲第4番変ロ長調 作品60(1960年5月31日)
  《コリオラン》序曲 作品62(1960年6月4日)
 [LP6 A/B]
  交響曲第5番「運命」ハ短調 作品67(1960年5月31日)
 [LP7 A/B]
  交響曲第6番「田園」ヘ長調 作品68(1960年6月2日)
 [LP8 A/B]
  交響曲第7番 イ長調 作品92(1960年6月2日)
 [LP4 B]
  交響曲第8番 ヘ長調 作品93(1960年6月4日)
 [LP9A/B、LP10A/B]
  交響曲第9番ニ短調 作品125(1960年6月7日)
オットー・クレンペラー(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団
 初LP 化!クレンペラー偉大さの証明、1960 年ウィーン芸術週間ライヴ「しかしなんという緊張と迫力、なんという剛健さ、なんという構造の明快さ、そして讃歌のごときエクシタシー」エクスプレス紙

 ムジークフェラインザール、ライヴ/モノラル、300 セット完全限定生産品

 LP 袋にはFM東京のカラヤン盤でも使用された、タッド・ガーフィンクル氏が企画した和紙の風合いのカビの発生しにくい高級素材を使用いたします。日本プレス300 セット限定生産です。また、LP 用のマスターは、往時の制作過程をふみ、アナログマスターテープ(バスフ468)を制作してカッティングを行いました。
 クレンペラーはベートーヴェンの交響曲全曲をツィクルスで演奏することにこだわりがあり、フィルハーモニアとも3 回目のそして海外で初めての挙行となったのがこの1960 年ウィーン芸術週間でありました。この圧倒的大成功をおさめたこの演奏会を当時聴いていた外山雄三氏は「指揮はクレンペラーですばらしかった。フィルハーモニアというのも我々がレコードで聴くのと全く同じ音ですよ。非常に艶がある。ツヤツヤしている。あんな艶のあるオーケストラは聴いたことがない。それにアンサンブルが完璧です。クレンペラーは非常に偉大な人格だから、かれの人間でもって非常にすばらしい演奏になるのです」(レコード芸術S35 年8 月)と激賞されておりました。実際今きいても異常な緊張感と迫力にあらためてクレンペラーの偉大さを思い知らされました。



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