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第74号
マイナー・レーベル新譜(3)
2013.12.17〜2014.2.14


AUDIOMAX


703 1732-2
\2500
ケルン・ギュルツェニヒ弦楽四重奏団
 ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第5番イ長調 Op.18-5
 ブラームス:弦楽四重奏曲第2番イ短調 Op.51-2
ケルン・ギュルツェニヒ弦楽四重奏団
 〔トルステン・イェーニッケ(ヴァイオリン)、
  ローズ・カウフマン(ヴァイオリン)、
  メイヒルド・ゾマー(ヴィオラ)、
  ヨアヒム・グリースハイム(チェロ)〕
 ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団と同じく長い歴史と伝統を誇る弦楽四重奏団。ドイツの伝統息付く音色で、ドイツ3大Bの弦楽四重奏曲を見事なアンサンブルで聴かせてくれる。

 2011年10月27−30日の録音。

AVIE



AV 2233
\2400→\2190
ガル&シューマンのシンフォニー・プロジェクト第4巻
 ハンス・ガル:交響曲第1番ニ長調 Op.30
 シューマン:交響曲第1番変ロ長調 Op.38
ケネス・ウッズ(指揮)
オーケストラ・オヴ・ザ・スワン
 ピアノ独奏作品から室内楽、協奏曲、交響曲まで、Avie Recordsによる精力的なリリースにより、近年急速に再評価が進むオーストリア&スコットランドの作曲家ハンス・ガル(1890−1987)。中でも、献身的なハンス・ガル音楽の紹介者として活動を続けてきたケネス・ウッズとオーケストラ・オヴ・ザ・スワンのコンビよるガル&シューマンのシンフォニー・プロジェクト、第4巻。ガルの交響曲第1番は、シューベルトの没後100年を記念した作曲コンクールに出され、フランツ・シュミットの交響曲第3番に次いで、オーストリア予選で第2位となった作品。
 モダニズムが流行するヨーロッパで、ブラームスの孫弟子として後期ロマン主義の伝統的な作曲技法と旋律美を貫いたハンス・ガルの音楽を復権へと導く重要なシリーズ、ついに完結。第1番と第2番はトーマス・ツェートマイヤー&ノーザン・シンフォニアのコンビでも録音されていたが、第1番〜第4番までの全曲録音を成し遂げたのは、もちろんケネス・ウッズが世界初である。

 ※録音;2013年12月、シヴィック・ホール(ストラトフォード・アポン・エイヴォン、イギリス)
 


AV 2284
(2CD/特別価格)
\3600→\3390
パガニーニ:24のカプリース Op.1
 (ピッチニーニ編/フルート独奏版)
マリーナ・ピッチニーニ(フルート)
 言わずと知れた無伴奏ヴァイオリンのための超難曲、パガニーニの「24のカプリース(24の奇想曲)」をフルートで制覇! 自らアレンジを施し演奏するのは、ニューヨーク・フィル首席奏者バクストレッサーの下でフルートを学び、小澤征爾にもその実力を認められたイタリア系アメリカ人ヴィルトゥーソ・フルーティスト、マリーナ・ピッチニーニ。前作ではギター・デュオ伴奏によるバッハのフルート・ソナタという意欲的なアルバムも成功させているピッチニーニ。器用なアーティキュレーション、柔軟なアンブシュア、完璧なフレージングとブレス・コントロール。同種の試みはこれまでにもなかったわけではないが、超絶技巧で名を馳せるピッチニーニによるパガニーニは、同曲フルート盤の大本命となるだろう。

 ※録音:2012年10月10日−12日、ライトシュターデル(ノイマルクト/ドイツ)
 

AV 2261
\2400
2005年クライバーン・コンクール最年少メダリスト
 ジョイス・ヤン(ピアノ)〜 ワイルド・ドリームズ

  ラフマニノフ(ワイルド編):夢 Op.38-5、ヴォカリーズ Op.34-14
  ヒンデミット:ある夜に Op.15
  バルトーク:戸外で Sz.81, BB 89
  シューマン:幻想小曲集 Op.12
  ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番 Op.36
ジョイス・ヤン(ピアノ)
 2005年のヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールで最年少メダリスト(第2位)に輝き、2010年には権威あるエイヴリー・フィッシャー・キャリア・グラントを受賞した、アメリカを拠点に活動する韓国の才女、ジョイス・ヤン。
 スカルラッティやリーバーマン、カリアーなど広い時代の作品を見事にまとめ上げたデビュー・レコーディングに次ぐこの第2弾では、アール・ワイルド編曲のヴォカリーズ、ヒンデミット、バルトーク、シューマンの叙情的、夢想的な作品を披露し、ラフマニノフのピアノ・ソナタ第2番でクライマックスをしめる。タイトルの「Wild Dreams」は、直訳すれば「野生の夢」だが、ワイルド編によるラフマニノフの歌曲「夢」とかけているのだろう。新たな時代を担うアジアの才能にご注目ください!

 録音:2013年7月、サニー・パーチェス(ニューヨーク)
 
AV 2276
\2400→\2190

不屈の天才ハーデリッヒ
 アデス&シベリウス:ヴァイオリン協奏曲集

  アデス:ヴァイオリン協奏曲 《同心軌道》
  シベリウス:
   ヴァイオリン協奏曲Op.47、ユーモレスク ニ長調 Op.87-2、
   ユーモレスク ト短調 Op.89-2、ユーモレスク 変ホ長調 Op.89-3

オーガスティン・ハーデリッヒ(ヴァイオリン)
ハンヌ・リントゥ(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・フィル
 
 今、もっとも勢いのある若手アーティストの一人、オーガスティン・ハーデリッヒのAvie第4弾!

 生死の境をさまよう大やけどから奇跡の生還を果たし、世界を舞台に活躍を続けるヴァイオリニスト、オーガスティン・ハーデリッヒ。昨シーズンではボストン響、ニューヨーク・フィルへのデビューを果たし、2013/2014シーズでは、フィラデルフィア管、オレゴン響、デトロイト響など、アメリカの主要オーケストラを制覇する勢いで出演。今、若い世代でもっとも急速に注目を浴びているアーティストの一人。
 日本でもヒットとなった前作「タンゴの歴史」に続く、ハーデリッヒのAvie第4弾は、「ブリテンの再来」と呼ばれる現代イギリスの人気作曲家トーマス・アデス(b.1971)と、20世紀北欧を代表するフィンランドの作曲家ジャン・シベリウス(1865−1957)のヴァイオリン協奏曲集。
 トーマス・アデスは、最新の第56回グラミー賞でも歌劇「テンペスト」がBest Opera Recordingに選ばれるなど、まさに「売れっ子作曲家」の道を邁進中。2005年に初演されたヴァイオリン協奏曲 《同心軌道》も、日本を含む世界中で演奏されており、このハーデリッヒによる演奏も、アデス・ファン、クラシック・ファンにとって待望の新盤となるだろう。繊細なテクニックと知的な表現力を兼ね備えるハーデリッヒが描くアデスとシベリウス。アンジェラ・ヒューイットとのモーツァルト・シリーズや、東京都交響楽団とのシベリウス演奏会などで手腕を発揮しているフィンランドの若手指揮者、ハンヌ・リントゥによるサポート(特にシベリウス)にも期待がかかる!

 ※録音:2013年6月21日−24日、ザ・フライアリー(リヴァプール)

 これまでに数多くの若手音楽家たちのレコーディングを全世界に向けて送り出してきたアヴィー(Avie)が、"レーベル創設以来、史上最大の若手アーティスト"と激賞する奇跡のヴァイオリニスト、オーガスティン・ハーデリッヒ。
 1984年、ドイツ人の両親のもとイタリアで生まれたハーデリッヒは、マスカーニ音楽学校を優秀な成績で卒業するなど天才奏者として将来を嘱望されていたが、1999年に不慮の事件に巻き込まれてしまう。全身の60%にも及ぶ大火傷を負いながらも20回を超える手術や想像を絶する厳しいリハビリに耐え抜いたハーデリッヒは、まさしく絶望の淵から不死鳥の如く甦った奇跡のヴァイオリニストなのである!
 ヴァイオリンを手に音楽の舞台へカムバックを果たしたハーデリッヒは、2006年にインディアナポリス国際ヴァイオリン・コンクールを見事制覇。また優れた器楽奏者にのみ与えられるアメリカの栄誉ある"エイヴリー・フィッシャー・キャリア・グラント"を授与されるなど、完全復活を遂げ巨匠への道を確実に歩み始めている。生きる喜び、音楽の喜びを感じさせてくれるハーデリッヒのヴァイオリンには、まるで音楽の神々が宿っているかのよう。


オーガスティン・ハーデリッヒ(ヴァイオリン)
注目の1枚

AV 2280
\2400→\2190
ヴァイオリン&ギター!タンゴの歴史
 ピアソラ:タンゴの歴史
 ファリャ:スペイン民謡集
 パガニーニ:協奏的ソナタ、モーゼ幻想曲
 サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
オーガスティン・ハーデリッヒ(ヴァイオリン)
パブロ・サインツ・ビジェガス(ギター)
  不屈の天才ハーデリッヒのラテン・プログラム!スペイン・ギターの俊英ビジェガスとのデュオ!

 奇跡の生還を果たしたヴァイオリニスト、オーガスティン・ハーデリッヒのアヴィー(Avie)第3弾となるレコーディングは、スペインのギタリスト、パブロ・サインツ・ビジェガスとのデュオ・アルバム!
 ピアソラ、ファリャ、パガニーニ、サラサーテの高いセンスもテクニックも求められるラテン・プログラムでは、ハーデリッヒのヴァイオリンとビジェガスのギターとのコンビが、絶妙なバランスで、華麗で鮮やかなラテンのカラーを描いてくれている。
 1984年にドイツ人の両親の下、イタリアで生まれたハーデリッヒ。困難を乗り越えた不屈の天才が奏でる音楽には、豊かな生命力と喜びが息づいている。

 ※録音:2012年8月29日−9月1日、ニューヨーク(アメリカ)


 

AV 2296
\2400
枢機卿の宮廷でのカンタータII
 ガスパリーニ:ヴィーナスとアドーニス
 カルダーラ:トリオ・ソナタ ホ短調 Op.1-5
 ヘンデル:ロンドー ト長調
 D.スカルラッティ:ソナタ ト長調 K.63
 A.スカルラッティ:この静かな日陰で
 D.スカルラッティ:ソナタ ニ短調 K.32
 ヘンデル:ソナタ ト長調、カンタータ 《うるわしきアマリッリ》 H.82
アンナ・デニス(ソプラノ)
アンドルー・ラドリー(カウンターテナー)
ジュリアン・パーキンス
 (チェンバロ&ディレクター)
サウンズ・バロック
 17世紀後期、音楽家たちにとって重要なパトロンだったピエトロ・オットボーニ枢機卿(1667−1740)の宮廷で演奏されたとされるイタリアン・カンタータ集。2011年に発売され絶賛された第1巻(AV 2197)に続く第2巻も、カルダーラ、スカルラッティ親子、そしてイタリア滞在時代のヘンデルの作品で構成。サウンズ・バロックは、ヴィルトゥオーゾ・チェンバリスト、ジュリアン・パーキンスがディレクターを務め、ロンドンを中心に活躍するイギリスのピリオド・アンサンブル。層の広い英国古楽界が産みだす、魅惑のバロックをどうぞ。
 


AV 2290
(2CD/特別価格)
\3600→\3290
「復活」の専門家、ギルバート・キャプラン
 新たに世に問うのは「小編成」の復活!

マーラー:交響曲第2番ハ短調 《復活》
 (キャプラン&マティス編曲/小編成版/世界初録音)
ギルバート・キャプラン(指揮)
ウィーン室内管弦楽団
マーリス・ペーターゼン(ソプラノ)
ヤニナ・ベヒレ(メゾ・ソプラノ)
ハインツ・フェルレシュ(合唱指揮)
ウィーン・ジングアカデミー
 演奏者は56人!
 
 グスタフ・マーラーの研究家、とりわけ交響曲第2番 《復活》 に特化した専門家・指揮者ギルバート・キャプラン。1988年にロンドン交響楽団を振った『復活』、2002年にウィーン・フィルを振った『復活』に続く、キャプランの3つ目の『復活』は、2013年2月にウィーン・コンツェルトハウスで世界初演された「小編成版」のライヴ録音(もちろん世界初録音!)。
 キャプランとロブ・マティスによって行われたこの「小編成オーケストラ(室内管弦楽団)のための編曲」は、通常100人を超えるオーケストラで奏される『復活』が、わずか56人という約半数まで削減。大きく人数を減らしながらも、マーラーの音楽的意図や色彩を忠実に守り、キャプランの人生を変えてしまった『復活』の魅力をより広い機会に提供できるよう作られている。
 世界で20万枚近く販売された1988年盤は「マーラーの録音史上最も売れたディスク」とされ、『復活』の自筆譜を自費でかき集め1から校訂しなおした2002年盤は国際マーラー協会公認の「クリティカル・エディション」として大きな話題となっており、満を持して発売されるこの「小編成版」も2014年を揺るがすビッグ・ニュースとなることは間違いないだろう。

 ※録音(ライヴ):2013年2月17日、ウィーン・コンツェルトハウス


旧譜
キャプラン&ウィーン・フィル
DGからの「復活」

DG
474 3802
(2CD)
\2400→¥1890
マーラー:交響曲 第2番 ハ短調 「復活」
 (ギルバート・キャプラン校訂版/世界初録音)
ラトニア・ムーア(S)
ナディア・ミシェル(Ms)
ギルバート・キャプラン
ウィーン楽友協会合唱団
ウィーン・フィル
 キャプラン氏はおそらく世界で最も有名なマーラーフリーク、本職は実業家、成功を収めた億万長者。正規の音楽教育とは無縁であったにもかかわらず少年時代の夢を叶えるために私財を惜しげもなく投入ショルティに師事してマーラーの「復活」専門のアマチュア指揮者となった。その後世界各地のオーケストラで「復活」を指揮、活動歴はすでに四半世紀を越えている。1987年には英コニファーにロンドン交響楽団を指揮してレコーディングをおこない、来日して新日本フィルを指揮したこともある。さらにマーラーの自筆譜を購入して自費出版したりそれを元に自らの校訂版を作成したりと、その情熱はとどまるところを知らない。アマチュアとして画期的な今回の録音はその校訂版を目にしたウィーン・フィルの副団長であるペーター・シュミードル氏の依頼によって実現したもの。肝心の演奏も素人といってあなどれない。なぜなら現存するプロの指揮者の誰よりも「復活」を指揮しているであろう経験豊富なアマチュアなのだから。


BNL

BNL 112972
\2500
フランスのパーカッション・アンサンブル、パーカッション・クラヴィア・ドゥ・リヨンによるサティ
サティ:
 3つのジムノペディ/3つのグノシエンヌ/
 冷たい小品より《逃げ出したくなる3つの歌》/
 犬のための、しまりのない3つの前奏曲/自動記述/
 メドゥーサの罠/でぶっちょ木製人形へのスケッチとからかい/
 乾からびた胎児/スポーツと気晴らし/
 「真夏の夜の夢」のための5つのしかめっ面/官僚的なソナチネ
パーカッション・
 クラヴィア・ドゥ・リヨン
 フランスのパーカッション・アンサンブル、パーカッション・クラヴィア・ドゥ・リヨンによるエリック・サティ(1866−1925)の作品集。幻想的な音色、雰囲気が包み込む打楽器によるサティは、ヒーリング・アルバムとしてもおすすめ。

 2012年6月の録音。
 


BNL 112968
\2500→\2290
オルガン連弾版!ストラヴィンスキーの《ハルサイ》!
 ストラヴィンスキー:バレエ音楽《春の祭典》(オルガン連弾版)
 ハイラー:ダンス・トッカータ
 アラン:3つの踊り
オリヴィエ・ラトリー(オルガン)
シン=ヤン・リー(オルガン)
 2012年で生誕130周年を迎えたロシアの作曲家イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882−1971)の「春の祭典」は2013年で初演100周年のアニヴァーサリー・イヤー。このアルバムでは「春の祭典」のオルガン連弾版を収録。ノートルダム大聖堂で専属奏者を務める、オリヴィエ・ラトリーとソウル出身のシン=ヤン・リーの二人により演奏される、4手4足の大迫力のオルガン版「春の祭典」。アレンジ、ファン必聴です!

 2012年2月の録音。
 

BNL 112971
\2500
2つのチェロのための作品集
 D.ガブリエリ:カノン/
 ボッケリーニ:6つのフーガ/
 バリエール:ソナタ第4番ト長調/
 ブレヴァル:6つのデュオ Op.2よりアレグロ、ロンド,ポコ・プレスト/
 ベルトー:エクササイズ第6番ト長調/
 オッフェンバック:第3組曲《手紙》Op.55/
 セルヴェ:カプリス/
 トルトゥリエ:シアモワ/
 デュポール:エクササイズ第11番イ短調/
 ポッパー:マーチのテンポで/
 フェーヴル:アダージョ・ノクターン
フレデリク・オーディベール(チェロ)
フローラン・オーディベール(チェロ)
 オーディベール兄弟デュオによる2つのチェロのための作品集。D.ガブリエリやボッケリーに、オッフェンバックそしてトルトゥリエ等が2本のチェロのために書いた作品を、兄弟ならではの阿吽の呼吸によって美しいハーモニーを奏でる。

 2011年12月の録音。

CELLO CLASSICS


CC 1030
\2400
インスパイラルズ
 ビゼー(ゾリ編):カルメニアーナ/
 トルトゥリエ:サクセ/
 ポッパー:セレナード/
 フィッツェンハーゲン:カプリッチョ/
 ボッタームント(シュタルケル編):パガニーニ変奏曲/
 シュテュッチェスキー:東洋の踊り/
 ポッパー:スピニング・ソング/
 カサド:無伴奏チェロ組曲/
 ロストロポーヴィチ:ユモレスク/
 トルトゥリエ:スパイラルズ/
 カサド:緑の悪魔の踊り/
 ポッパー:ヴェネツィアの舟歌/
 ピアッティ:タランテラ
ヒレル・ゾリ(チェロ)
アーノン・エレツ(ピアノ)
 ヒレル・ゾリは、1986年のマリア・カナルス国際コンクールでのゴールド・メダル、ロストロポーヴィチ国際チェロ・コンクールでのデュティユー賞の受賞など、多くの実績を誇るイスラエル、テル・アヴィヴ出身の実力派チェリスト。
 偉大なるチェロの先人たちへのオマージュ・アルバムでもあるこの「インスパイラルズ」。ビゼーの「カルメン」を題材とした「カルメニアーナ」のチェロ&ピアノ・ヴァージョンは、このレコーディングで初披露。チェロとピアノの白熱のコラボーレションが魅力の作品です。

 2010年2月&9月の録音。

CENTAUR



CRC 3315
\2300→\2090
名手ダニエル・ステップナー!
 20世紀の無伴奏ヴァイオリン名作品集

  ヒンデミット:ソナタ Op.31-2
  イザイ:無伴奏ヴァイオリンのための10の前奏曲(全曲/世界初録音)
  バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
  パーキンソン:Blue/s Forms
ダニエル・ステップナー(ヴァイオリン)
 元18世紀オーケストラの名手ダニエル・ステップナー!20世紀の無伴奏ヴァイオリン名作品集!

 ボストン・ミュージアム・トリオの創立メンバーで、18世紀オーケストラで6年間アシスタント・コンサートマスターを務め、ヘンデル&ハイドン・ソサエティでは24年もの間コンサートマスターを務めてきた名手、ダニエル・ステップナーの無伴奏ヴァイオリン作品集。
 前作ではJ.S.バッハの無伴奏作品集(CRC 3283/3284)で3台の銘器を弾き分けたステップナー、今作では20世紀の作曲家、ヒンデミット、イザイ、バルトーク、パーキンソンの無伴奏作品を弾く。イザイの「前奏曲」の全曲録音は世界初。

 1998年、2012年の録音。
 

CRC 3293
\2300
ロナルド・レオナルドが弾くチェロ作品集
 グリーグ:チェロ・ソナタ イ短調 Op.36
 ドホナーニ:チェロ・ソナタ 変ロ短調 Op.8
 ショパン:チェロとピアノのための練習曲 Op.25-7(A.グラズノフ編)
ロナルド・レオナルド(チェロ)
チャン・ヤ=ティン(ピアノ)
 アメリカのチェリスト、ロナルド・レオナルドが弾くチェロ作品集。レオナルドはロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団で首席チェロ奏者を務めたアメリカのベテラン・チェリスト。ズービン・メータ、サイモン・ラトル、マイケル・ティルソン・トーマス、カルロ・マリア・ジュリーニなど巨匠指揮者との共演も数多い。2012年8月15日−16日の録音。
 

CRC 3306
\2300
ピーター・フレッチャー(ギター)
 グリーグ:
  抒情小曲集第1集 Op.12
  抒情小曲集第9集 Op.68
  ソルヴェイグの歌
  組曲《ホルベアの時代より》サラバンド Op.40-2
  抒情小曲集第4集よりメロディ Op.47-3、エレジー Op.47-7
  抒情小品集第8集より農民の歌 Op.65-2
  叙情小曲集第10集よりその昔 Op.71-1、思い出 Op.71-7
  伝承による19のノルウェー民謡より子守歌 Op.66-7
  抒情小品集第3集より故郷で Op.43-3
ピーター・フレッチャー(ギター)
 多数のコンクール受賞歴を持ちカーネギーホールでもリサイタルを行い、アメリカでソリストとして活躍中のペーター・フレッチャー。今回のアルバムではグリーグの作品をすべてフレッチャーが編曲。1本のギターで聴くグリーグのメロディもシンプルで美しい。

 2009年−2012年の録音。
 

CRC 3322/23/24/25
(4CD/特別価格)
\4500
フィッシャー・デュオ
 ベートーヴェン:チェロとピアノのための作品全集

 チェロ・ソナタ変ホ長調 Op.64
 ヘンデルのオラトリオ《ユダス・マカウベス》の
  主題による12の変奏曲ト長調 WoO.45
 チェロ・ソナタ第1番ヘ長調 Op.5-1
 チェロ・ソナタ第2番ト短調 Op.5-2
 モーツァルトの《魔笛》の「娘か女か」の
  主題による12の変奏曲ヘ長調 Op.66
 チェロ・ソナタ ヘ長調 Op.17
 モーツァルトの《魔笛》の「恋を知る男たちは」の
  主題による7つの変奏曲変ホ長調 WoO.46
 チェロ・ソナタ第3番イ長調 Op.69
 チェロ・ソナタ第4番ハ長調 Op.102-1
 チェロ・ソナタ第5番ニ長調 Op.102-2
 チェロ・ソナタ第3番イ長調 Op.69(第1楽章初稿版)
 ソナタ イ長調 Op.47《クロイツェル》(ツェルニー編、チェロ版)
フィッシャー・デュオ
 〔ノーマン・フィッシャー(チェロ)、
  ジャンヌ・キエルマン(ピアノ)〕
 チェロ・ソナタ第1番から第5番、3つの変奏曲に加え、ホルン・ソナタから編曲されたOp.17や、弦楽三重奏から編曲されたOp.64、更にはボーナス・トラックとして、ソナタ第3番第1楽章の初稿版とカール・ツェルニー(1791−1857)によって編曲されたヴァイオリン・ソナタ第9番《クロイツェル》のチェロ版まで網羅したベートーヴェン・ファン要チェックの全集。

 2010年−2012年の録音。
 

CRC 3295
\2300
リョベート:ロ・メストレ
 マズルカ/5つの前奏曲/13のカタルーニャ民謡/
 4つの民謡/レスポンス/ロマンサ/
 ソルの主題による変奏曲/練習曲ホ長調/スケルツォ・ワルツ
ロバート・フィリップス(ギター)
 幅広いギター・ジャンルで活躍をしているロベルト・フィリップスが演奏するのは、近代クラシック・ギターにおける偉大な足跡を残したカタルーニャのコンポーザー=ギタリスト、ミゲル・リョベート(1878−1983)のギター作品集。ギター奏者だからこそわかる楽器の特性を最大限に生かし、作曲された作品はリズムも美しく表現されている。

 2012年7月21日−24日の録音。
 

CRC 3304/3305
(2CD)
\4600
アッピグナーニ:KO-TzU アレッサンドロ・アッピグナーニ(ピアノ)
 コンポーザー=ピアニストのアレッサンドロ・アッピグナーニ(b.1976)によるプライベート・コンサートでの自作自演集。完璧かつ自由な考えを音楽にもつアッピグナーニならではのモダン作品と言える。

 2012年9月3日の録音。
 

CRC 3267
\2300
テレマン:室内楽作品集
 オーボエ、ヴァイオリン、通奏低音のためのトリオ・ソナタ ト短調
 フラウト・トルヴェルソ、ヴァイオリン、通奏低音のためのトリオ・ソナタ ホ長調
 ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのトリオ・ソナタ ロ短調
 ヴィオラ・ダ・ガンバ、弦楽と通奏低音のための組曲 ニ長調TWV55:D6
 フラウト・トルヴェルソ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、ファゴットと
  通奏低音のための協奏曲ロ短調TWV43:h3
 フラウト・トルヴェルソ、ヴァイオリン、ファゴットと
  通奏低音のための四重奏曲ト長調TWV43:G11
アポロ・アンサンブル
ダヴィド・ラビノヴィチ
 (第1ヴァイオリン&音楽監督)
 オランダ発!アポロ・アンサンブルのテレマン!

 アポロ・アンサンブルは、ザハール・ブロンの弟子でアムステルダム・バロック管、OAE、キングズ・コンソートのヴァイオリニストを務めてきたダヴィド・ラビノヴィチが率いる1992年創設のピリオド・アンサンブル。今作では後期バロック音楽を代表するゲオルク・フィリップ・テレマン(1681−1767)。トラヴェルソの豊かな音色、ラビノヴィチのリードが冴えわたる好演。

 2011年12月の録音。
 

CRC 3303
\2300
アルマン=ルイ・クープラン:クラヴサン作品集
 勝利/アルマンド/クロワシーのクーラント/おしゃべり/
 軽快なグレゴワール/ロンドー:勇ましい人/
 第1メヌエット&第2メヌエット/ロンドー:道化またはアダム/
 ブランシェ/ド・ボワジルー/フォウケ/セミラントまたはジョリー/
 ターピン/第1ガヴォット&第2ガヴォット/
 第1メヌエット&第2メヌエット/雑木林/ケロン/悲しむ人/
 楽しみ/柔らかな感傷/優雅なロンドー
シャルロット・マッタ・ムーシェ(チェンバロ)
 フランソワ・クープランの孫にあたるアルマン=ルイ・クープランは18世紀パリで活躍した作曲家。アルマン=ルイ・クープランのまとまった作品集はそれ程多く存在していない。ブルージュやパリの国際コンクールでの受賞実績を持つ女流チェンバロ奏者マッタ・ムーシェの演奏で大クープランの孫の音楽を知ることのできるレアな演奏。

 2011年11月21日−22日の録音。
 
CRC 3285
\2300
カンデラ
 マルティン:
  ロウソク、中世の市場、孤独、憧れ、ラ・バーベナ、私の夕方のアンダルシア
 アルベニス(マルティン編):
  組曲 《イベリア》 より港、マジョルカ、カスティーリャ
 ファリャ(マルティン編):
  4つのスペイン風小品より 《クバーナ》、《アンダルーサ》
エレーナ・マルティン(ピアノ)
ホセ・メリトン(ピアノ)
 スペインのコンポーザー=ピアニストのエレーナ・マルティンの自作自演&トランスクリプション作品集。同じくスペイン出身のアルベニスとファリャの作品をマルティンが編曲。ラテンの魅力をマルティン&メリトンのデュオが奏でる。

 2012年−2013年の録音。
 

CRC 3296
\2300
私の記憶
 ラーセン:私のアントニア
 チプロ:ロング・アイランドの歌
 ライトマン:リンゴ園、写真に…
 トーマス:遠く
ケリー・ジェニングス(テノール)
アマンダ・アスプルンド・ホップソン(ピアノ)
 オペラなどの舞台で活躍をしているケリー・ジェニングス。メトロポリタン・オペラ・ナショナル・カウンシル・オーディョンのファイナリストであるジェニングスがテノールの美しい歌声でアメリカの歌曲集を歌う。

 2012年7月−8月の録音。
 

CRC 3310
\2300
道化師
 ワイリー:地球と炎の儀式
 エル=ダブ:スウィート・アンド・プリックリー・ペア
 ヤンソン:ヴァイオリン・ラプチャー、道化師
 フェリット:インテルセッツィオーネ Op.14
ジェイムソン・クーパー(ヴァイオリン)
ヤコブ・マーフィー(ヴァイオリン)
ハリム・エル=ダブ(ダラブッカ)
フランク・ワイリー(指揮)
ドナ・リー(ピアノ)
カートマン・アンサンブル
 2010年に亡くなった作曲家ジョン・フェリットに捧げられたこのアルバムは、アメリカの作曲家4人のモダン・ヴァイオリン作品集。電子音楽のパイオニアでもあるハリム・エル=ダブが、自身の曲で民族楽器のダラブッカ(タブラ)で参加もしている。

 2000年−2002年の録音。
 

CRC 3317
\2300
庭からの手紙
 ウォーカー:モーニング・イノセント、秋に、ウィル・ビーアース
 ハーゲン:田畑と草原の歌
 ドリング:ラヴ・アンド・タイム
 ベティニス:クラン・オブ・ザ・ライケンス
 ウォーカー:ソウ・ラヴ・ビー・ア・デイ
リアン・フリーマン=ミラー(ソプラノ)
ミシェル・ハヴリック=ジェルゲン(ピアノ)
 現在ドレーク大学で後進の指導を行っているソプラノ歌手、リアン・フリーマン=ミラーが歌うモダン歌曲集。ピアノはフリーマン=ミラーと20年以上共演のあるミシェル・ハヴリック=ジェルゲン。二人の息がぴったりと合った演奏を聴かせてくれる。

 2011年3月16日−17日の録音。
 

CRC 3302
\2300
エッセンシャル・ハイドン
 ハイドン:
  ピアノ・ソナタ第4番ト短調 Hob.XVI-44
  ピアノ・ソナタ第34番ヘ長調 Hob.XVI-47
  ピアノ・ソナタ第25番ハ短調 Hob.XVI-20
  ピアノ・ソナタ第21番ヘ長調Hob.XVI-23
ダリア・グロウホヴァ(ピアノ)
 ロシアの新世代、ダリア・グロウホヴァのハイドン!

 フンメルの音楽を敬愛し、古典派からロマン派の音楽を得意とするロシアの女流ピアニスト、ダリア・グロウホヴァは、前作に続き古典派ハイドンのソナタを収録。今回のハイドン第2弾では「短調」のソナタの魅力を追求したグロウホヴァ。流麗なフレージングと詩的な表現はロシアが生んだ新世代独特のハイドンの世界を創り出している。

 2012年7月の録音。
 


CRC 3319
\2300→\2190
コントラバス版!グリーグ&フランク!
 グリーグ:チェロ・ソナタ イ短調 Op.36(コントラバス版)
 フランク:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ イ長調(コントラバス版)
ヴォルカン・オルホン(コントラバス)
ローズ・チャンクラー(ピアノ)

 高い音楽性とテクニックで国際的に高い評価を得ているトルコ生まれのコントラバス奏者ヴォルカン・オルホン。現在シーダーラピッズ交響楽団の首席コントラバス奏者を務めているオルホンは、東京クヮルテットとの共演も行なっている。コントラバスでのチェロ、ヴァイオリンのソナタの演奏ではオルホンの妙技が光る。

 2004年、2009年の録音。
 

CRC 3244
\2300
情熱
 グラナドス:スペイン舞曲第5番/
 ロルカ:
  古いスペインの歌、カスタネット/
  クロータロ・インプロヴィゼーション/
 ファリャ:7つのスペイン民謡/アスケーロ:スペインの歌と詩/
 モンサルバーチェ:5つの黒人歌/ガリンド:子守歌/
 モレーノ:夜明け/バレラ:故郷の歌/
 伝承曲:チアパスのインディアンによるグアダルーペの聖母への賛歌/
 カステリャノス:町の真ん中にある木−即興曲/
 オアハカの伝承曲:泣いてる女/メキシコの伝承曲:魔女/
 バルセラータ:マリア・チュチェーナ
カトリーン・ドルイッツ(メゾ・ソプラノ)
ルートヴィヒ・アルベルト(マリンバ)
 エンリケ・グラナドス、マヌエル・デ・ファリャ、ロレンソ・バルセラータなどスペインとメキシコ作曲家の歌曲集。マリンバの優しく暖かい音色にカトリーン・ドルイッツの豊かな歌声でスペインとメキシコのラテンの情熱を奏でる。

 2011年4月の録音。
 
CRC 3265
\2300
バス・クラリネットとエレクトロニクスのための音楽
 ユードマン:ペナンブラ
 スパソフ:エンボディメント
 ヴォーン:イン・メモリアム
 フィッシュマン:ア・ケー・ノー・ミー・ケーマス
 ガッロ:マス・クラーロ
サラ・ワッツ(バス・クラリネット)
 キール大学創立50周年を記念し、キール大学の博士、教授達のバス・クラリネットとエレクトロニクスのための作品を集めたアルバム。バス・クラリネットはロンドンの王立音楽院、オランダのロッテルダム音楽院で研鑽を積んだイギリスの女流奏者、サラ・ワッツ。バス・クラリネットのスペシャリストが、低音楽器のソロ楽器としての魅力を存分に聴かせる。

 2012年2月の録音。
 

CRC 3273
\2300
アルゼンチンのギター音楽
 ボッタ:ファルタ・エンビドー、残り時間を
 ゴンザレス:パーティーと踊り
 コロネル:私の古いミロンガ、彼女は一人で行く、雨
 ロメロ:喚起
 ムニョス:アクシオネス・バリアス
ルーカス・マルティーノ(ギター)
 1998年コルドバ・ロータリー・クラブ・コンクールで第1位を獲得した、アルゼンチン生まれのルーカス・マルティーノ。母国アルゼンチンの世界初録音作品を集めたこのアルバムで華麗なテクニックを披露してくれる。

 2011年9月の録音。
 

CRC 3251
\2300
シェーズ・オブ・グレイ
 ガーシュウィン:3つの前奏曲、ラプソディー・イン・ブルー
 ヴォルフガング:
  クラリネットとファゴットのための3つのショート・ストーリー
 カールソン:トワイライト
 C・H・バーンスタイン:
  クラリネットとヴァイオリンのためのブレンディング
 カンリフ:カノン
 バレル:ブルー・ミューズ
 ストレイホーン:ラッシュ・ライフ/ジョビン:ウェーブ
ゲイリー・グレイ
 (クラリネット、サクソフォーン)
ビル・カンリフ(ピアノ)
ジュディス・ファーマー(ファゴット)
ジョアン・ピアース・マーティン(ピアノ)
アダム・コルニツェフスキ(ヴァイオリン)
ゲイリー・フォスター(サクソフォーン)
ケニー・バレル(ギター)
ジュリエット・グレイ(朗読)
ヴィンス・マッジョ(ピアノ)
 ロサンゼルス室内管やロサンゼルス・オペラ管弦楽団の首席奏者を歴任しUCLAの教授を務めるクラリネット奏者のゲイリー・グレイ。コンサート・ホールでのリサイタルやハリウッドのスタジオ・ミュージシャンとして幅広い活動を行っているグレイの妙技を凝縮したアルバム。今作では、グレイがサクソフォーンの演奏でも、その妙技を聴かせてくれる。

 1983年−2011年の録音。

CHAMPS HILL RECORDS


CHRCD 073
\2400
ルミナンス 〜 フルートとピアノのためのソロ、デュエット作品集
 ゴーベール:古代のメダル/ピアソラ:オブリビオン(忘却)/
 ドップラー:アンダンテとロンド/
 シャミナード:フルートとピアノのための協奏曲/
 フォーレ:ラシーヌ賛歌/サン=サーンス:オデレット/
 ユー:幻想曲/イベール:イベール:2つの間奏曲/
 アンデルセン:ロマンス/ドップラー:小二重奏曲
リサ・フレンド(フルート)
アンナ・ストークス(フルート)
マーク・キンケイド(ピアノ)
 イギリスの室内楽団エマヌエル・アンサンブルの創設メンバー、アンナ・ストークスと、スーザン・ミランの弟子で、英国の名ヴァイオリニスト、ロドニー・フレンドの娘、リサ・フレンドのデュオとソロによるフルート作品集。
 ゴーベールやドップラー、アンデルセンなどフルーティストにとってお馴染みの作曲家から、ピアソラの「オブリビオン」のアレンジなど、フルートのための幅広いレパートリーは、選曲用の参考音源としてもおすすめ。
 中でもフォーレの「ラシーヌ賛歌」のフルート・ヴァージョンは、原曲の合唱版とも一味違う美しさが印象的。

 2013年6月17日−19日の録音。
 
CHRCD 065
\2400
ブラームスのクラリネット・ソナタ集
 ブラームス:クラリネット・ソナタ第1番ヘ短調 Op.120-1
 ゲーゼ:幻想小曲集
 ブラームス:クラリネット・ソナタ第2番変ホ長調 Op.120-2
マキシミリアーノ・マルティン(クラリネット)
ジュリアン・ミルフォード(ピアノ)
 SCO首席クラリネット奏者が奏でるブラームスのソナタ集!

 近年続々と管楽器の名プレーヤーを輩出しているスペインの名手であり、2002年からはスコットランド室内管弦楽団(SCO)の首席クラリネット奏者を務めているマキシミリアーノ・マルティン。
 チャンプス・ヒル・レコーズ(Champs Hill Records)からのリリース第1弾では、クラリネット・プレーヤーのためのバイブル、ブラームスの「2つのソナタ」とゲーゼの「幻想小曲集」をカップリング。
 伸びやかでクリアなサウンド、美しいフレージングと安定感のあるテクニックで、クラリネットのための名作中の名作を見事に奏でてくれている。
 マッケラス、スヴェンセン、そしてティチアーティが指揮するSCOの木管セクションをリードしてきた名プレーヤーの妙技に感嘆!

 ※録音:2012年7月30日−31日、ミュージック・ルーム、チャンプス・ヒル(ウェスト・サセックス、イギリス)
 
CHRCD 068
\2400→\2190
レントヘン:弦楽三重奏曲全集Vol.1
 弦楽三重奏曲第1番ニ長調 Op.76
 弦楽三重奏曲第2番イ短調《ドヴォルザーク》
 弦楽三重奏曲第3番ホ短調
 弦楽三重奏曲第4番ニ長調《ワルツ組曲》
レンドヴァイ弦楽三重奏団
 〔ナディア・ヴィーゼンベーク(ヴァイオリン)、
  イルヴァリ・シリアクス(ヴィオラ)、
  マリー・マクラウド(チェロ)〕
 オランダ・ロマンティシズム!レントヘンの弦楽三重奏曲!

 19世紀から20世紀前半にかけてオランダで隆盛を誇った音楽一族レントヘン家。
 レントヘン家を代表する音楽家であり、当時のオランダ・ロマンティシズムの体現者でもあったユリウス・レントヘン(1855−1932)の「弦楽三重奏曲全集」のリリースがスタート!
 2007年からレントヘンの「ピアノ三重奏曲」に取り組んでいるレンドヴァイ弦楽三重奏団は、ハーグのオランダ音楽研究所(Netherlands Music Institute)に保管されていた約15曲の手書きの未出版楽譜を発見し、今回の全集録音を決意したという。
 オランダ・ロマンティシズムが息づくレントヘンの「弦楽三重奏曲」の知られざる魅力を、近年評価を高めているレンドヴァイ弦楽三重奏団の丁寧な演奏で。

 ※録音:2013年3月20日−22日、ミュージック・ルーム、チャンプス・ヒル(ウェスト・サセックス、イギリス)
 
CHRCD 066
\2400→\2190
エスポージト:ヴァイオリン&チェロ・ソナタ集
 ヴァイオリン・ソナタ ト長調 Op.32
 ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 Op.46
 ヴァイオリン・ソナタ イ長調 Op.67
 チェロ・ソナタ Op.43
ミア・クーパー(ヴァイオリン)
ウィリアム・バット(チェロ)
ランス・コバーン(ピアノ)
 イタリアのナポリで学び、アイルランドのダブリンで長きに渡り活躍した19世紀後半〜20世紀前半の音楽家ミケーレ・エスポージト(1855−1929)。
 エスポージトと縁の深いダブリンのアイルランド王立音楽アカデミーのライブラリアン、フィリップ・シールズと、RTEコンサート・オーケストラのリーダーを務める女流ヴァイオリニスト、ミア・クーパーの協力によって実現した「ソナタ集」。
 イタリアからアイルランドへと活躍の場を移し、ダブリンの音楽の発展に尽力した音楽家、エスポージトの足跡をたどる。

 2012年9月3日−5日の録音。
 

CHRCD 069
\2400
丘の方へ 〜 デイヴィッド・バウアーマン作品集
 バウアーマン:
  ベダムの森林/秋/
  アセントの詩篇/蛙/4
  つのカンティクル/偉大な愛
ロンドン・セント・パトリック教会聖歌隊
スティーヴン・ベドナルチク(指揮)
ダニエル・ペイルソープ(フルート)
エミリー・ペイルソープ(オーボエ)
ジュリアン・ミルフォード(ピアノ)
サッコーニ弦楽四重奏団
トーマス・キャロル(チェロ)
 理学士の学位を取得した農家であり、独学で学び続けた音楽を定年後に本格的にスタート。遂に「作曲家」という自身の夢をかなえたというサクセス・ストーリーを持つデイヴィッド・バウアーマン(1936−)の作品集。
 調性、旋律を大切にした作風は多くの名手たちから支持を得ており、ロット、ボストリッジ、ムローヴァ、イッサーリスなどもその作品を採り上げている。

 2012年7月−2013年5月の録音。
 
CHRCD 075
\2400
イン・ダンス・アンド・ソング
 グルック(ズガンバーティ編):精霊の踊り
 グリーグ:《スロッテル》Op.72より
  テレマルクの結婚行進曲、ヴォッセヴァーゲンの婚礼の行進、
  オスのプリッラーレン
 バルトーク:3つのハンガリー民謡 BB.45B
 シューベルト:即興曲変ト長調 D.899-3
 ショパン:幻想ポロネーズ変イ長調 Op.61
 クルターク:《遊び》より
  ファルカシュ・フェレンツへのオマージュII、
  ファルカシュ・フェレンツへのオマージュIII、
  ナンシー・シナトラへのオマージュ
 ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ、オンディーヌ
 シューマン(リスト編):君に捧ぐ、春の夜
 ストラヴィンスキー:《ペトルーシュカ》より 謝肉祭の日
 ガーシュウィン(ポスター編):サムワン・トゥ・ウォッチ・オーヴァー・ミー
トム・ポスター(ピアノ)
 英国ピアノ界の俊英トム・ポスターのリサイタル・プログラム!

 1981年生まれのイギリス人ピアニスト、トム・ポスターのデビュー・レコーディングとなるリサイタル・プログラム「イン・ダンス・アンド・ソング」!
 シャンドス(Chandos)でのジェニファー・パイクやドーリック弦楽四重奏団との共演でも披露してくれているトム・ポスターセンスの高さは、ソロでも健在。
 「ダンス(踊り)」と「ソング(歌)」をテーマとしたプログラムでは、コントロールの行き届いた冷静なアプローチ、十分な存在感と主張を感じさせる音色が素晴らしい。
 お気に入りのガーシュウィンでフィナーレを迎えるトム・ポスターのデビュー・レコーディング。今後の活躍が楽しみな逸材の登場です!

 2013年3月11日−13日の録音。
 
CHRCD 064
\2400
ソフィア・グルャク(ピアノ)
 メトネル:4つのおとぎ話 Op.26、悲劇的ソナタ Op.39-5
 ラフマニノフ:コレルリの主題による変奏曲 Op.42
 プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第6番イ長調 Op.82
ソフィア・グルャク(ピアノ)
 リーズ国際コンクール第1位!グリャクのロシアン・プログラム!

 ソフィア・グリャクは、難関として知られるリーズ国際ピアノ・コンクールの第16回大会(2009年)で見事第1位に輝き、ロストロポーヴィチ財団からのサポートも受けている1979年、カザン出身のピアニスト。
 故郷であるタタールスタン共和国のカザン国立音楽院からイタリア、イギリスへと渡り、リーズ国際を筆頭に世界各地のコンクールで受賞を重ねてきたグルャク。
 得意とするメトネル、ラフマニノフ、プロコフィエフのロシアン・プログラムでも、その実力を存分に披露してくれている。

 2012年11月20日−22日の録音。
 

CHRCD 067
\2400
グリーグ:ピアノ作品集
 バラード ト短調 Op.24
 《抒情小曲集》より
  蝶々 Op.43-1、ワルツ Op.38-7、小鳥 Op.43-4、
  夜想曲 Op.54-4、農民の歌 Op.65-2、
  トロルドハウゲンの婚礼の日 Op.65-6
 スロッテル Op.72
 ピアノ・ソナタ ホ短調 Op.7
 フランセス=ホード:コンテンプレイション
イヴァナ・ガヴリッチ(ピアノ)
 ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボ出身のピアニスト、イヴァナ・ガヴリッチのサード・アルバムは、北欧グリーグのピアノ作品集。
 イギリスへの移住後、ピアニストとして急成長を遂げたガヴリッチは、2011年の英BBCミュージック・マガジン・アウォーズで「Newcomer of the Year」に選出されるなど、特に英国国内での評価は非常に高い。
 ボスニア紛争を経験したガヴリッチが奏でる清涼感に満ちたグリーグ。爽やかで美しい演奏の中にも、揺るぎない芯がある。

 2012年10月&2013年5月の録音。
 

CHRCD 071
\2400
故郷の歌
 伝承曲:Thula Sizwe/
 ウィリアム:マライカ/
 ダヴァチェ:Lakutshon' Ilanga/
 伝承曲:トゥラ・ババ...トゥラ・サナ/
 R・シュトラウス:万霊節、ひそかなる誘い、あした!/
 シューベルト:愛の便り、さすらい人の夜の歌II/
 伝承曲:トゥラ・ググ・ラミ/
 シューマン:ベルシャザル、君は花のように/
 伝承曲:Thula s'thandwa sami/
 クィルター:行けうるわしのバラよ、おお僕の恋人/
 ヴォ—ン・ウィリアムズ:リンデン・リー、美しき人を目覚めさせよ/
 ハウエルズ:ダヴィデ王/
 伝承曲:
  深い河、Baxabene oxamu、Qongqothwane、
  ショショローザ、神よアフリカに祝福を
ニャブロ・マドララ(バリトン)
ウィリアム・ヴァン(ピアノ)
 2010年のキャスリーン・フェリアー賞受賞アーティストであるニャブロ・マドララは南アフリカのバリトン歌手。
 故郷の南アフリカの伝承曲が持つリズムやハーモニー、ズールー語の発音と、シューベルトやシューマンの歌曲、ヴォーン・ウィリアムズやハウエルズのイギリス歌曲とのコントラストがユニーク。
 2012年11月25日−27日の録音。

CHANDOS



CHSA 5134
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
ジェニファー・パイク(ヴァイオリン)
 A・デイヴィス(指揮)&ベルゲン・フィル

  シベリウス:
   ヴァイオリン協奏曲ニ短調 Op.47
   カレリア組曲 Op.11
   悲しいワルツ Op.44-1
   トゥオネラの白鳥 Op.22-2
   抒情的なワルツ Op.96a
   アンダンテ・フェスティーヴォ JS.34b
   交響詩《フィンランディア》 Op.26
ジェニファー・パイク(ヴァイオリン)
アンドルー・デイヴィス(指揮)
ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団
 アンドルー・デイヴィスが振るシベリウス!ヴァイオリン協奏曲はジェニファー・パイクと共演!

 有名な7つのシンフォニーだけでなく、コンサート・ホール、劇場、サロンでの演奏のために、数多くの名作を遺した北欧フィンランドの大作曲家ジャン・シベリウス(1865−1957)。
 シベリウス唯一の協奏曲、「ヴァイオリン協奏曲ニ短調」では、シャンドス(Chandos)のメイン・アーティストたち、イギリス・ヴァイオリン界の若きミューズ、ジェニファー・パイクと、アンドルー・デイヴィス&ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団の共演が実現!
 北欧フィンランドが育んだシベリウスの「ヴァイオリン協奏曲」。
 北欧の自然を思わせるかのような透明度、抒情性を感じさせ、雄大なスケールで描かれる「ヴァイオリン協奏曲」への、ジェニファー・パイクのアプローチが楽しみ。
 イギリスの若き天才の閃きとテクニックが、フレッシュなシベリウスを聴かせてくれるに違いない。
 ベルリオーズ(CHSA 5118)、ディーリアス(CHAN 5131)に続き、シャンドスで3度目のタッグを組む"イギリス"のアンドルー・デイヴィスと"ノルウェー"のベルゲン・フィル。
 アンドルー・デイヴィスの卓越したオーケストラ・コントロールと音楽創り、ベルゲン・フィルの洗練されたサウンドの相性の良さは抜群。
 創設当初から現在に至るまで、シベリウスの名演を送り出し続けてきたシャンドスに、新たな名盤が加わります!

 ※録音:2013年6月17日−20日
 


CHSA 5135
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
ネーメ・ヤルヴィ&スイス・ロマンド管
 ラフ:管弦楽作品集 Vol.2

  交響曲第5番ホ長調 Op.177《レノーレ》
  歌劇《ダーメ・コーボルト(妖精夫人)》 Op.154より 序曲
  狂詩曲《夕べ》 Op.163b
  歌劇《アルフレート王》 WoO.14より 序曲
  《眠れる森の美女》 WoO.19より 前奏曲
  歌劇《嫉妬》 WoO.54より 序曲
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)
スイス・ロマンド管弦楽団
 ネーメ・ヤルヴィとスイス・ロマンド管!ヨアヒム・ラフの管弦楽作品集Vol.2が登場!

 驚異的なペースでの新録音のリリース、他の追随を許さない膨大なレパートリー。
 齢を重ねてさらに勢いを増すエストニアの音楽一族ヤルヴィ家の長老ネーメ・ヤルヴィ。
 2012−2013シーズンから音楽監督を務めるスイス・ロマンド管弦楽団とのプロジェクト、ヨアヒム・ラフ(1822−1882)の管弦楽作品集「第2集」が登場!
 チューリッヒ湖畔のラーヘンで生を受けた19世紀のスイスを代表する音楽家、作曲家であり、ドイツではフランツ・リストの助手とした活躍した経歴も有名なラフ。
 父ヤルヴィが振る管弦楽作品集の「第2集」のメイン・プログラムは、ドイツの詩人ゴットフリート・アウグスト・ビュルガーのバラードを題材としたラフの代表作である「交響曲第5番《レノーレ》」。
 スイス・ロマン派の傑作の呼び声高い「レノーレ」はもちろんのこと、歌劇「アルフレート王」のヒロイックな「序曲」など、ヤルヴィのタクトは今回も絶好調!
 エストニアの巨匠とスイスの名門オーケストラが、スイス・ロマン派、ヨアヒム・ラフの知られざる魅力を紐解く。

 ※録音:2013年7月9日−11日



 


CHAN 10817
\2300→\2090
ブロドスキー弦楽四重奏団
 ブラームス:
  弦楽四重奏曲第2番イ短調 Op.51-2
  クラリネット五重奏曲ロ短調 Op.115
マイケル・コリンズ(クラリネット)
ブロドスキー弦楽四重奏団
 〔ダニエル・ローランド(ヴァイオリン)、
  イアン・ベルトン(ヴァイオリン)、
  ポール・キャシディ(ヴィオラ)、
  ジャクリーン・トーマス(チェロ)〕
 ブロドスキー弦楽四重奏団のブラームス!マイケル・コリンズとのクラリネット五重奏曲!

 1972年に結成され、イギリスを代表する弦楽四重奏団の1つとして世界的な名声を築き上げてきたブロドスキー弦楽四重奏団。
 専属アーティストとしてシャンドス(Chandos)に加わり、アンコール集やラテン・プログラム、新世界をテーマとしたコンセプト・アルバム、ドビュッシーなど、幅広いレパートリーを披露してくれているブロドスキー四重奏団が、遂に王道ブラームスをレコーディング!
 全2巻での完結が予定されているブロドスキー弦楽四重奏団のブラームスの第1集では、1873年に出版され第1番とは対称的な豊かな抒情性が特徴とされる「弦楽四重奏曲第2番」と「クラリネット五重奏曲」をカップリング。
 「クラリネット五重奏曲」は、イギリスが世界に誇る名クラリネット奏者マイケル・コリンズとの共演!イギリスの"クラリネット"と"弦楽四重奏"の最高峰の音楽性が、ブラームスの傑作で融合を果たします。

 ※録音:2013年11月12日−14日



 


CHAN 10807
\2300→\2090
バリー・ダグラス(ピアノ)
 シューベルト:ピアノ独奏作品集Vol.1

  幻想曲ハ長調 D.760,Op.15《さすらい人》
  君はわが憩い D.776, Op.59-3(リスト編)
  いらだち D.795, Op.25-7(リスト編)
  ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960, Op.post
バリー・ダグラス(ピアノ)
 バリー・ダグラスのシューベルトがスタート!さすらい人幻想曲&ピアノ・ソナタ第21番!

 1986年の第8回チャイコフスキー国際コンクールのピアノ部門で、ヴァン・クライバーン以来となるロシア人以外のゴールド・メダリストという栄誉に輝いたアイルランドの名ピアニスト、バリー・ダグラス。
 専属アーティストとして加わったシャンドス(Chandos)での2枚のブラームス作品集が、世界各地で高評価を獲得してきたバリー・ダグラスが、シューベルトのピアノ独奏作品全集に着手!
 シューベルトの第1集では、「さすらい人幻想曲」と「ピアノ・ソナタ第21番」にフランツ・リスト編曲の2作品を加えたプログラムを展開。
 独墺系プログラムを得意とするアイルランドの名匠バリー・ダグラスがいよいよ取り組むシューベルト。その円熟味を増したピアニズムが、作曲者自身が「悪魔にでも弾かせればいい」と語ったというエピソードが残る難曲「さすらい人幻想曲」と、最後のソナタ「第21番」の奥深き世界を描く——。

 ※録音:2013年9月27日&28日

 バリー・ダグラス 来日公演情報! 2015年1月30日&31日
  札幌コンサートホールKitara 札幌交響楽団第576回定期演奏会
   ブラームス:ピアノ協奏曲第2番/ユベール・スダーン(指揮)



 


CHAN 10806
\2300→\2090
ミクロス・ローザ:映画音楽集
 《バグダッドの盗賊》からの組曲
 《ジャングル・ブック》からの組曲
 《サハラ戦車隊》からの組曲
 《ベン・ハー》からの組曲
ラモン・ガンバ(指揮)
BBCフィルハーモニック
 巨匠ミクロス・ローザの映画音楽集!ラモン・ガンバが"ベン・ハー"を振る!

 シャンドスの名物シリーズ、シャンドス映画音楽集(シャンドス・ムーヴィーズ)久々の新譜は、アカデミー賞に11度のノミネート、そして3度の受賞という輝かしい実績を誇ったハンガリー生まれの映画音楽の巨匠ミクロス・ローザ(1907−1995)!
 フランス6人組の1人オネゲルとの出会いにより、映画音楽の作曲家としての才能を開花させ、巨匠へと上り詰めたローザの音楽を振るのは、もちろん「シャンドス映画音楽集」の看板指揮者ラモン・ガンバ!
 オーケストラによる映画音楽の"組曲版"は、"映画音楽"と"クラシック"の作曲家という2つの姿を持っていたローザの魅力が、最大限に発揮されるスタイルなのかもしれない。
 3巻の管弦楽作品集に続き、待望の登場となるローザの「映画音楽集」。話題必至!

 ※録音:2013年7月19日&20日

 
CHSA 5132
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
エドワード・ガードナーの新プロジェクト!
 メンデルスゾーン・イン・バーミンガムVol.1

  メンデルスゾーン:
   序曲《フィンガルの洞窟》 Op.26
   交響曲第5番ニ長調 Op.107《宗教改革》
   交響曲第4番イ長調 Op.90《イタリア》
エドワード・ガードナー(指揮)
バーミンガム市交響楽団
 メンデルスゾーン・イン・バーミンガム!

 イングリッシュ・ナショナル・オペラの若き音楽監督、ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者(2015年からは首席指揮者!)として、さらにMETやスカラ座への定期的な客演など、世界各地のオペラハウスやコンサートホールで大活躍中のエドワード・ガードナー。
 目下絶好調のガードナーが首席客演指揮者を務めているバーミンガム市交響楽団とのニュー・プロジェクト「メンデルスゾーン・イン・バーミンガム」がスタート!
 メンデルスゾーンと縁の深いイギリスの都市「バーミンガム」、そしてバーミンガム・トリエンナーレ音楽祭の会場として使用され「エリヤ」や「ピアノ協奏曲第2番」の初演が行われた「タウン・ホール」。
 バーミンガム、タウン・ホールを舞台とするガードナー&バーミンガム市響のプロジェクト第1弾には、「フィンガルの洞窟」、「宗教改革と「イタリア」の傑作3作品を収録。
 近年ではラトル、オラモ、ネルソンスと共に快進撃を続けるバーミンガム市響。交響曲の全曲録音が予定されているエドワード・ガードナーとの「メンデルスゾーン・イン・バーミンガム」。ご期待下さい!

 ※録音:2013年10月20日−21日、タウン・ホール(バーミンガム、イギリス)



 


CHSA 5133
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
ネーメ・ヤルヴィのアッテルベリ!
 アッテルベリ:管弦楽作品集Vol.2

  交響曲第2番ヘ長調 Op.6
  交響曲第8番ホ短調 Op.48
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)
ヨーテボリ交響楽団
 Vol.2は交響曲第2番&交響曲第8番!

 エストニアの音楽一族ヤルヴィ家の長老ネーメ・ヤルヴィ。
 ノルウェーのベルゲン・フィルとの「ハルヴォルセン」、「スヴェンセン」に続く『スカンジナヴィアン・プロジェクト』の新シリーズとして絶好のスタートを切ったスウェーデンの「クット・アッテルベリ(1887-1974)」。
 ナショナル・オーケストラ・オヴ・スウェーデン(The National Orchestra of Sweden)の称号を持つヨーテボリ交響楽団とネーメ・ヤルヴィのアッテルベリ第2集は、「交響曲第2番」と「交響曲第8番」!
 スウェーデンの王立工科大学で電気技術を学んでいる最中の1911年、24歳で作曲を始めた「交響曲第2番」。当初は2楽章形式の交響曲として書かれたものの、批評家から厳しい評価を受け、英雄的な第3楽章を追加。アッテルベリの英雄的シンフォニーは、ネーメ・ヤルヴィの推進力、豪快なサウンド、音楽作りとのコラボレーションが楽しみな作品。
 1944年に完成した「交響曲第8番」は、スウェーデン民謡の旋律をモチーフとした4楽章形式のシンフォニーであり、1945年の初演を聴いたシベリウスが絶賛したというエピソードも有名。
 20世紀に生まれたスウェーデン・ロマンティシズム、アッテルベリ。ネーメ・ヤルヴィとヨーテボリ交響楽団の名コンビによる斬新な解釈が楽しみ。第2集も期待大!

 ※録音:2013年1月14日−17日、コンサート・ホール(ヨーテボリ、スウェーデン)



 


CHAN 10802
(2CD)
\4600→\4190
ジャン=エフラム・バヴゼのプロコフィエフ!
 共演はジャナンドレア・ノセダ&BBCフィル!

プロコフィエフ:ピアノ協奏曲集
 ピアノ協奏曲第1番変ニ長調 Op.10
 ピアノ協奏曲第2番ト短調 Op.16
 ピアノ協奏曲第3番ハ長調 Op.26
 ピアノ協奏曲第4番変ロ長調 Op.53
 ピアノ協奏曲第5番ハ長調 Op.55
ジャン=エフラム・バヴゼ(ピアノ)
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)
BBCフィルハーモニック
 シャンドス専属アーティストであり現代のフレンチ・ピアニズムの巨星ジャン=エフラム・バヴゼが、灼熱のマエストロ、ジャナンドレア・ノセダとBBCフィルハーモニックの強力コンビとの共演で放つコンチェルト・レコーディングは、セルゲイ・プロコフィエフ(1891−1953)!
 イギリス、サフォークのメディアシティUKを舞台として、レコーディングの完成までに1年以上の歳月を費やした、バヴゼ、ノセダ、BBCフィルのプロコフィエフ。
 バヴゼは代名詞でもあるドビュッシーやラヴェルに代表されるフレンチ・レパートリーだけでなく、古典派のハイドン、楽聖ベートーヴェン、ピエルネやファリャなど、そのレパートリーは幅広い。
 ノセダ&BBCフィルとは、バルトークの「ピアノ協奏曲集」(CHAN 10610)で、新鮮かつ知的な演奏を聴かせてくれており、意外とも思えるロシアン・プログラム、プロコフィエフの完成度も楽しみ。
 バヴゼのプロコフィエフ。フレンチ・ピアニズムの継承者のディスコグラフィーに新しい名盤が加わります!

 ※録音:2012年6月29日&11月5日、2013年8月8日−9日&9月11日、メディアシティUK(サフォーク、イギリス)



 


CHAN 10804
\2300→\2090
マイケル・コリンズ(クラリネット)
 ヴィルトゥオーゾ・クラリネットVol.2

  ドビュッシー:第1狂詩曲/
  ウィドール:序奏とロンド Op.72/
  バーンスタイン:ソナタ/
  ミヨー:デュオ・コンチェルタント Op.351/
  ピエルネ:カンツォネッタ Op.19/
  マルティヌー:ソナチナ H.356/
  ムチンスキ:タイム・ピース Op.43/
  ラボー:ソロ・ド・コンクール Op.10
マイケル・コリンズ(クラリネット)
マイケル・マクヘイル(ピアノ)
 マイケル・コリンズが吹くドビュッシー!ヴィルトゥオーゾ・クラリネットVol.2!

 フィルハーモニア管弦楽団の首席クラリネット奏者として同オーケストラの木管セクションを牽引し、現在はソリストとして活躍する英国クラリネット界のレジェンド、マイケル・コリンズ。
 シャンドスの専属アーティストとして水を得た魚の如く、モーツァルトやウェーバーのクラリネット協奏曲、イギリスの協奏曲集、ソナタ集など、数多くのレコーディングを発表しているマイケル・コリンズの新録音は、「ヴィルトゥオーゾ・クラリネットVol.2」!
 「ヴィルトゥオーゾ・クラリネットVol.2」は、アルバム・タイトルの通り、クラリネットのための名曲であると同時に高度なテクニック、音楽性を求められる難曲揃いのプログラム。
 パリ音楽院の試験曲として作曲されたドビュッシー、ラボー、ウィドールの作品や、ジャズ・テイストを併せ持つバーンスタイン、マルティヌーなど、多彩なプログラムは魅力十分。
 マイケル・コリンズの卓越したテクニック、表現力はここでも健在。なかでもドビュッシーの「第1狂詩曲」のラストに登場するハイトーンは見事の一言!クラリネット関係者必聴&必携!

 ※録音:2013年5月6日−7日、ポットン・ホール(サフォーク、イギリス)



 
CHAN 10805
\2300→\2090
ボーウェン:室内楽作品集
 クラリネット・ソナタ ヘ短調 Op.109
 ラプソディ・トリオ イ短調 Op.80
 ピアノ三重奏曲ニ短調(未完成)
 幻想的五重奏曲ニ短調 Op.93
 ピアノ三重奏曲ホ短調 Op.118
ロバート・プレーン
 (クラリネット&バス・クラリネット)
グールド・ピアノ・トリオ
ミア・クーパー(ヴァイオリン)
デイヴィッド・アダムズ(ヴィオラ)
 再評価が進む20世紀英国楽壇の至宝。ヨーク・ボーウェンの室内楽作品集!

 イギリスだけでなく、ここ日本でも近年再評価が進むヨーク・ボーウェン(ボウエン)。
 後期ロマン派を彷彿とさせる作風で、ピアノ協奏曲や交響曲の大規模な作品から、室内楽、器楽作品など幅広い作品を作曲し、王立音楽院では教授として後進の育成にも携わった20世紀前半のイギリスにおける重要な音楽家である。
 室内楽作品の代表作の1つである「ピアノ三重奏曲ホ短調」、バス・クラリネットと弦楽四重奏というユニークな編成の「幻想的五重奏曲」、1900年頃に作曲された1楽章のみで終わった未完成の「ピアノ三重奏曲ニ短調」。
 英国の小編成の室内楽団として、内外で知名度を高めているグールド・ピアノ・トリオの演奏と、5つの室内楽作品で、知られざるボーウェンの才能、アイディアを知る——。

 ※録音:2013年1月11日&4月29日−30日&5月1日、チャンプス・ヒル・ミュージック・ルーム(ウェスト・サセックス、イギリス)




CHANNEL CLASSICS



CCSSA 34014
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
ヤスパー・デ・ワールのデビュー25周年記念!
 ブラームス:ホルン、ヴァイオリンとピアノのための三重奏曲変ホ長調 Op.40
 シューマン:アダージョとアレグロ変イ長調 Op.70
 ライネッケ:ホルン、クラリネットとピアノのための三重奏曲 Op.274
ヤスパー・デ・ワール(ホルン)
カンディダ・トンプソン(ヴァイオリン)
ハンス・コルバース(クラリネット)
フランク・ファン・デ・ラール(ピアノ)
 ヤスパー・デ・ワールのデビュー25周年記念!RCOのホルン・セクションをリードしてきた名ホルニスト!

 シューマンの《アダージョとアレグロ》を収録!高音質で聴くホルンのための室内楽作品!
 2004年から2012年までオランダの名門ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席ホルニストとして、数多くの名演の一翼を担ってきたヤスパー・デ・ワール。
 1994年にハーグ・レジデンティ管弦楽団の首席奏者に就任し、本格的なプロ・デビューを果たしたヤスパー・デ・ワールの活動25周年を記念したアニヴァーサリー・プログラム!
 ホルンのための室内楽作品の重要作、ブラームスとライネッケの「三重奏曲」、シューマンの「アダージョとアレグロ」を吹くヤスパー・デ・ワール。
 中でも25年前にオランダ、ティルブルフ音楽院の最終試験で演奏したというライネッケの「三重奏曲」は、ヤスパー・デ・ワールのキャリアの原点となった思い入れの深い作品なのだという。
 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のホルン・セクションをリードしてきた名手の"ホルンへの情熱"が響く——!
 


CCSSA 34913
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
ニン・フェン〜チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
 ブルッフ:
  ヴァイオリンと管弦楽のためのスコットランド幻想曲Op.46
 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
ニン・フェン(ヴァイオリン)
ヤン・ヤン(指揮)
ベルリン・ドイツ交響楽団
 ニン・フェン 本格コンチェルト・アルバム!DSOとのブルッフ&チャイコフスキー!!

 パガニーニ国際コンクールを制した中国の天才ヴァイオリニスト、ニン・フェン。Channel Classicsから「ハロー・ミスター・パガニーニ(CCSSA 80807)」でデビューし、ピアノ伴奏付きのソロから、ヴァイオリン・デュオ、無伴奏作品と好評を博してきたニン・フェンがついにコンチェルトに挑む!
 伝説の巨匠パブロ・デ・サラサーテのために書かれたマックス・ブルッフの「スコットランド幻想曲」。
 そして名曲中の名曲、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲という大曲で、持ち前の超絶技巧が遺憾なく発揮される。四川音楽院と英国王立音楽院でヴァイオリンを学び、現在はベルリンを拠点に世界を舞台に活躍する中国を代表するヴァイオリニスト、ニン・フェン。ミトロプーロス国際指揮者コンクールで優勝したヤン・ヤンも、欧米で活躍の場を広げている中国の有望若手指揮者。録音はベルリンの名門、Teldex Studioを使用し、高音質録音面にも期待がかかる。

 録音:2012年11月22日−24日、ベルリン・テルデックス・スタジオ

CORO



COR 16120
\2400→\2190
ザ・シックスティーン
 J.S.バッハ:ルター派ミサ曲集Vol.2

  ミサ曲ト長調 BWV.236
  カンタータ第79番《主なる神は日なり、盾なり》 BWV.79
  ミサ曲イ長調 BWV.234
ザ・シックスティーン
ハリー・クリストファーズ(指揮)
 ザ・シックスティーンが歌う至上のバッハ。J.S.バッハの"ルター派ミサ曲集"Vol.2!

 ザ・シックスティーンにとって、1990年代前半にシャンドス(Chandos)、ハイペリオン(Hyperion)、コリンズ(Collins)で行われたプロジェクトから約20年振りとなるJ.S.バッハのレコーディング。
 ザ・シックスティーンの自主レーベル「コーロ(CORO)」から、J.S.バッハの「ルター派ミサ曲集」の第2集が早くも登場!
 「ミサ・ブレヴィス(小ミサ曲)」とも呼ばれ、当時のルター派の主流であった「キリエ」と「グローリア」のみで構成された4曲の「ルター派ミサ曲」。
 自身の教会カンタータを題材とした"音楽の再創造"から生まれた「ルター派ミサ曲」は、1730年代後半頃、作曲活動の後期を生きていたJ.S.バッハだからこそ成し得た唯一無二のパロディである。
 グレース・デイヴィッドソンやロビン・ブレイズ、イーモン・ドゥーガンなど豪華メンバーの歌声と、洗練された器楽の調和が絶賛された「第1集(COR 16115)」。
 続編&完結盤となる「第2集」でも、優美で高貴なるハーモニーが、J.S.バッハの「ルター派ミサ曲」の神髄を伝えてくれる。



 


COR 16122
\2400→\2190
ザ・シックスティーン〜王国の音楽
 ヘンデル:戴冠式アンセム《司祭ザドク》 HWV.258
 トムキンズ:強くなれ
 タリス:歌い崇めよ(40声のモテット/英語版)
 バード:おお主よ、御身のしもべエリザベスが
 ブリテン:《グロリアーナ》より 忠誠の最後の踊り
 パーセル:メアリー女王の誕生日のためのオード《愛の女神は盲目》より
 タージェス:吹きすさぶ風から
 ラムゼイ:ダビデが聞きし時
 パーセル:主を畏れるものは幸いなり
 タリス:サンクトゥス(ミサ・プエル・ナトゥス・エスト・ノビスより)
 カーヴァー:サンクトゥス
 ギボンズ:神々の中の偉大なる神よ
 ハンフリー:われは常に感謝す
 パーセル:主よ、御身はわれらの心の奥を知り給う
 ヘンデル:戴冠式アンセム《汝の御手は強くあれ》 HWV.259
ザ・シックスティーン
ハリー・クリストファーズ(指揮)
 ザ・シックスティーンの"王国の音楽"!英国王室と縁の深い偉大なる音楽の数々。

 ハリー・クリストファーズとザ・シックスティーンが贈る新たなベスト・アルバムは、英国王室にまつわるプログラム「王国の音楽(ミュージック・オヴ・ザ・キングダム)」!
 "ジョージ2世の戴冠式"のためのヘンデルのアンセムや、パーセルの"メアリー女王"のための音楽、カーヴァーの"ジェームズ5世の戴冠式"のための音楽や、タリスの英語歌詞による40声のモテットなど、1400年代のタージェスから20世紀のブリテンへと続く、英国王室と音楽の関係、その長き歴史を表現。
 特別に録音されたバードの「おお主よ、御身のしもべエリザベスが」を含む、英国王室と縁の深い音楽の数々が、ザ・シックスティーンのハーモニーを通じて、その偉大なる存在感を改めて示してくれる。




ELAN

 アメリカELAN。店頭に並ばなくなって久しい。これまでも代理店がなかったのでそれほど認知されたレーベルではなかった。しかしピアノ・アルバムを中心にコンチェルト、オーケストラ、そして歴史的録音も顔を出す。今回ようやく代理店が登場。旧譜をご紹介。これからは円滑に入ってくることを願う。


CD 82412
(旧譜)
\2400→\2190
サンチャゴ・ロドリゲス(ピアノ)
 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番(ライヴ録音、1994年5月)

  エレジー変ホ短調 Op.3-1/前奏曲嬰ハ短調 Op.3-2《鐘》/
  道化師嬰ヘ短調 Op.3-4/ピアノ協奏曲第3番ニ短調 Op.30/
  前奏曲ト長調 Op.32-5/前奏曲嬰ト短調 Op.32-12/
  前奏曲ト短調 Op.23-5/前奏曲変ホ長調 Op.23-6/
  前奏曲変ロ長調 Op.23-2
サンチャゴ・ロドリゲス(ピアノ)
ポール・アントニー・マクレー(指揮)
レイク・フォレスト交響楽団
 キューバのピアニストが繰り出す熱狂のラフマニノフ!

 1981年のヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールで銀メダルを獲得し、一気に表舞台へと駆けあがったキューバのピアニスト、サンチャゴ・ロドリゲス。
 得意とするラフマニノフ、特に「ピアノ協奏曲第3番」のライヴ・レコーディングは、圧巻の燃焼系パフォーマンス!一気にギアを上げて第3楽章のフィナーレを駆け抜けた後の会場の大歓声が、当日の熱狂振りをありのままに伝えてくれる。これぞ完全燃焼系ラフマニノフ! 小品とのコントラストが映える粋な選曲も魅力。

 1993年−1994年の録音。

 1981年クライバーン・コンクールで第2位、バーンスタインの「タッチ」(決勝で行なわれた「初見テスト」のために委嘱された曲らしい)での特別賞を受賞しピアニストの本格的キャリアを開始したサンチャゴ・ロドリゲス。キューバ生まれでカストロ時代にアメリカに亡命、苦難の時代を乗り越えてアメリカでのスターの地位を掴んだロドリゲスのピアノは確信に満ち、豊かな詩情をたたえる。抜群の技巧にユニークな個性、そして舞台映えする容姿。日本ではそれほど知られていないが、ELANレーベルの中核となるロドリゲスには華がある。
 カステルヌォーヴォ・テデスコのピアノ・コンチェルト1番、「オペラ座の怪人」のピアノ・コンチェルト版、ヒナステラのピアノ・ソナタ第2番など、初演も多いが、ラフマニノフの権威としても知られ、全集録音は非常に高く評価されている。しかもその評価が高かったのは「学究的」な理由ではなく、個性的で自由自在な弾き方が作曲家ラフマニノフの演奏を思わせるからである。
 


CD 82248
(旧譜)
\2400→\2190
ラフマニノフ:ピアノ作品集Vol.2
 ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.36(1931年改訂版)
 幻想小品集 Op.3
 ショパンの主題による変奏曲 Op.22
サンチャゴ・ロドリゲス(ピアノ)
 エラン(Elan)のメイン・アーティスト、サンチャゴ・ロドリゲスのラフマニノフ作品集第2集には、「ピアノ・ソナタ第2番」を収録。
 詩的な表現とパワーを使い分けた、ロドリゲスならではの個性豊かなラフマニノフが聴ける。

 1993年1月&4月の録音。使用ピアノはボールドウィンSD10-B。
 
CD 2206
(旧譜)
\2400→\2190
スパニッシュ・アルバム
 ファリャ:4つのスペイン風小品、夜想曲
 ソレル:ファンダンゴ
 トゥリーナ:幻想舞曲集
 レクオーナ:組曲《アンダルシア》
サンチャゴ・ロドリゲス(ピアノ)
 キューバのピアニスト、サンチャゴ・ロドリゲスが繰り広げるスパニッシュ・ピアノ・ワールド!
ファリャ、ソレル、トゥリーナに加え、キューバの代表的作曲家レクオーナの「アンダルシア」を収録。

 1988年1月の録音。使用ピアノはボールドウィンSD10-B。
 


CD 2202
(旧譜)
\2400→\2190
ヒナステラ:ピアノ作品集
 ピアノ・ソナタ第1番 Op.22/ピアノ・ソナタ第2番 Op.53/
 アルゼンチンの童謡によるロンド Op.19/アルゼンチン舞曲集 Op.2/
 ミロンガ/アメリカ風前奏曲 Op.12より/
 アルベニス:舟歌、スペイン風セレナード/
 ファリャ:アストゥリアーナ/グラナドス:スペイン舞曲第5番/
 ルーボ:ラ・ニーナ・ドゥエルメ
サンチャゴ・ロドリゲス(ピアノ)
 アルゼンチンの国民的作曲家アルベルト・ヒナステラをメインに、ベネズエラのホアキン・ルーボ(1952−)に、グラナドス、ファリャ、アルベニスのスペイン勢を加えたサンチャゴ・ロドリゲスのカラーが前面に打ち出されたプログラム。

 1983年12月&1984年12月の録音。使用ピアノはボールドウィン。
 


CD 82422
(旧譜)
\2400→\2190
マルティヌー:
 2台のピアノとオーケストラのための協奏曲
 2台のピアノと室内オーケストラのための合奏協奏曲
 3つのチェコの踊り
 幻想曲
 即興曲(世界初録音)
クリントン=ナルボーニ・デュオ
ヴラディミール・ヴァーレク(指揮)
ターリヒ室内管弦楽団
 1994年のプロピアノ・ニューヨーク・リサイタル・シリーズ、1995年のNFMCエリス・コンクール、1996年マレイ・ドラノフ国際2台ピアノコンクールで最高位を受賞したアメリカのピアノ・デュオによるマルティヌーの作品集。指揮はヴァーレク!

 1999年6月の録音。
 
CD 82406
(2CD)
\4800→\4380
チャベス:ピアノ作品集
 10の前奏曲
 ピアノ・ソナタ第6番
 ピアノ・ソナタ第2番
 7つの小品
 5つの奇想曲
シュエン=ヤ・チェン(ピアノ)
 ブラジルがエイトル・ヴィラ=ロボスであればメキシコはカルロス・チャベス(1899−1978)。
「インディオ」などの交響曲でも知られるチャベスのメキシカン・ピアノを弾くのは、台湾の台北生まれの女流ピアニスト。メリーランド大学でカルロス・チャベスのピアノ音楽についての論文を発表するなど、その音楽への思い入れは深い。

 1998年5月&8月の録音。
 


CD 82242
\2400→\2190
トーマス・シューマッハー(ピアノ)の貴重な遺産
 プロコフィエフ:
  ピアノ・ソナタ第6番イ長調 Op.82
  ピアノ・ソナタ第9番ハ長調 Op.103
 スクリャービン:
  ピアノ・ソナタ第9番 Op.68
  ピアノ・ソナタ第5番 Op.53
トーマス・シューマッハー(ピアノ)
 1962年のブゾーニ国際ピアノ・コンクールの受賞歴を持ち、メリーランド大学のピアノ科教授として後進の育成にも携わったトーマス・シューマッハー。
 ボールドウィンのピアノによるロシアン・プログラムは、闘病の末、2009年にこの世を去ったシューマッハーの遺産である。

 1991年8月の録音。

FOOTPRINT


FRCD 075
\2500
ヨーテボリ室内合唱団
 我々は地球からやって来た

 ルンデン:Jorden och Jonsson/
 ヨハンソン:Triss/
 ヘルムードソン:
  Naturens sorg、Vad gor vi med sommaren, kamrater、
  Den roda drommen、Visa i vinden/
 シュニトケ:自然の声/
 ルーセンベリ:Vi jordens kvinnor/
 ブロムダール:Vi kom fran Jorden, Doris land/
 メルネス:Kosmos/
 ヴィソツキー:Sangen om jorden
ヨーテボリ室内合唱団
グンナー・エリクソン(指揮)
 2013年が結成50周年のアニヴァーサリー・イヤーとなったヨーテボリ室内合唱団。「我々は地球からやって来た(Vi kom fran Jorden)」は、スウェーデンの小説家、詩人のハリー・マーティンソンの「アニアラ(Aniara)」からインスピレーションを得て構成されたプログラム。

 2004年−2008年の録音。

GIMELL



GIMSE 404
(新装移行再発売)
\1600→\1490
名作"光のイコン"が復活!
 タヴナー:光のイコン*
  埋葬式のイコス、子羊#、
  四旬節第五週木曜日のカノン
   (クリトの聖アンドレイの大カノン)§
タリス・スコラーズ
ピーター・フィリップス(指揮)
ジョン・タヴナー(指揮)#
チリンギリアン弦楽四重奏団のメンバー*
ジェレミー・ホワイト(バス)§
 タリス・スコラーズの貴重な録音タヴナーの"光のイコン"が復活!
 ☆「子羊」は2013年来日公演曲目!&タヴナー自身による指揮!

 前衛音楽の衰退と共に表舞台へと現れた21世紀の神秘主義者ジョン・タヴナー(1944−2013)。ルネサンス時代のプログラムが中心のタリス・スコラーズにとって現代のタヴナーは意外かもしれないが、Gimell(ギメル)創立の初期にジョン・タヴナーを録音しており、長らく廃盤となっていた貴重な録音がついに復活。タリス・スコラーズは2013年の来日公演でもウィテカー、ペルトともにタヴナーの「子羊」を歌っており、現代の宗教音楽においてもその完璧なハーモニーが存分に発揮されている。
 更にこの録音では、「子羊」はジョン・タヴナー本人による指揮、そしてボーナス・トラックとして、同じく廃盤となっている「ロシアン・ポリフォニー 〜 東方正教会聖歌集」に含まれていた、タヴナーの「四旬節第五週木曜日のカノン(クリトの聖アンドレイの大カノン)」を収録。20世紀後半に「癒し系」作曲家の第一人者として欧米で広汎な人気を得るきっかけとなったこの録音。2013年に惜しまれながらも亡くなったジョン・タヴナーの、偉大なる芸術を改めて認識させてくれるディスクとなるだろう。

 ※録音:1984年1月10日ー11日、マートン・カレッジ・チャペル(オックスフォード/イギリス)/1982年1月4日−5日、チャーター・ハウス・チャペル(ゴダルマイニング/イギリス)§
 ※CDGIM 005/CDGIM 002§からの新装移行再発売。

GLOSSA

GCD 922512
\2400→\2190
クリストフ・コワン初登場!フランス・チェロ楽派の始祖ベルトーを弾く!
 ベルトー:チェロのためのソナタとエール集
  ソナタ第5番変ホ長調/ソナタ第1番ニ長調/
  練習曲第6番ト長調(Allegro)/ソナタ第3番ト長調/
  トリオ ホ短調(ソナタ第6番)/エール集/ソナタ第4番ヘ長調
クリストフ・コワン(チェロ)
ペトル・スカルカ(チェロ)
フェリックス・クネヒト(チェロ)
マルクス・フニンガー(チェンバロ)
 フランスの名匠クリストフ・コワン初登場!フランス・チェロ楽派の始祖ベルトーを弾く!

 モザイク・クヮルテットのメンバー、リモージュ・バロック・アンサンブルの音楽監督であり、パリ国立高等音楽院とバーゼル・スコラ・カントルムで教鞭を執る世界的チェリスト。
 フランスの名匠クリストフ・コワンが、グロッサとバーゼル・スコラ・カントルムのコラボーレションによる「Glossa SCB Series」に初登場!
 クリストフ・コワンと弟子のペトル・スカルカ、フェリックス・クネヒトが取り組むのは、現代へと続く18世紀中期のフランス・チェロ楽派の始祖、マルタン・ベルトー(1708−1771)のチェロ作品集。
 "バス・ド・ヴィオール"から"チェロ"へと持ち替え、パリのコンセール・スピリチュエルで行われた自作自演(チェロ協奏曲)で大成功を収めたことにより、フランスにおける"チェロ"の草分け的存在となったベルトー。
 その功績と相反するかのように、歴史に埋もれてきた音楽家としての知名度、作品の魅力を、クリストフ・コワンのチェロが現代に呼び覚ます。
 18世紀と現代のフランスのチェロの巨匠。長き時を越えて、その才能がリンクする。

 ※録音:2013年7月、マルボスク教会(アルデシュ、フランス)



 


GCD 922803
(3CD/特別価格)
\4800→\4390
ラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレ
 ジェズアルド:聖週間のためのレスポンソリウム集(1611)

  聖木曜のためのレスポンソリウム
  聖金曜日のためのレスポンソリウム
  聖土曜日のレスポンソリウム
ラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレ
 〔ロッサーナ・ベルティーニ(ソプラノ)、
  フランチェスカ・カッシナーリ(ソプラノ)、
  エレーナ・カルツァニーガ(アルト)、
  ジュゼッペ・マレット(テノール)、
  ラファエーレ・ジョルダーニ(テノール)、
  ダニエレ・カルノヴィチ(バス)〕
 精鋭集団ラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレ!異端の天才ジェズアルドのレスポンソリウム集!

 コンチェルト・イタリアーノやラ・ヴェネクシアーナのメイン・メンバー、ジュゼッペ・マレット、ダニエレ・カルノヴィチ、ロッサーナ・ベルティーニなどの名歌手たちによって創設されたヴォーカル・アンサンブル、ラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレ。
 ジェズアルドの「マドリガーレ集第6巻」(GCD 922801)、マレンツィオの「5声のマドリガーレ集第1巻」に続くリリース第3弾では、再び異端の天才カルロ・ジェズアルド(1566−1613)の音楽を歌う。
 聖職者の家柄、ヴェノーサ公、コンツァ伯という貴族であると同時に、妻と不倫相手を殺めた血塗られた側面、晩年の孤独な末路という数奇な人生を歩んだ天才作曲家の「聖週間のためのレスポンソリウム集」は、最晩年の1611年にナポリで出版されたジェズアルドの最も有名な宗教作品。
 キリストの受難を題材として作曲された宗教作品でありながらも、大胆な不協和音や半音階、和声が随所に用いられた「レスポンソリウム」は、「6巻のマドリガーレ集」と並び、時代の先端を歩み続け、斬新な手法を次々と繰り出したジェズアルドの代表作である。

 ※録音:2012年6月&7月、ロレット(イタリア)



 


GCD 923401
(CD+DVD-Video/
NTSC/特別価格)
\2400→\2190
まさかのファビオ・ビオンディ、Glossa移籍か!
 しかもイタリア・バロックのヴァイオリン音楽!
  「キアーラの日記」 〜 18世紀ヴェネツィアのピエタ院の音楽

 ポルタ:弦楽のためのシンフォニア ニ長調
 ヴィヴァルディ:弦楽のためのシンフォニア ト長調 RV.149
 ポルポラ:3声のシンフォニア ト長調
 ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲変ロ長調 RV.372
 マルティネッリ:
  ヴィオラ・ダモーレと弦楽のための協奏曲ニ長調、
  ヴァイオリン協奏曲ホ長調
 ラティッラ:シンフォニア ト長調
 ペロッティ:ヴァイオリンとオルガンのためのグラーヴェ ト短調
 ベルナスコーニ:弦楽のためのシンフォニア ニ長調
エウローパ・ガランテ、
 ファビオ・ビオンディ
 (ヴァイオリン&
  ヴィオラ・ダモーレ)
 18世紀ヴェネツィア、ピエタ院の音楽!

 イタリアが輩出した世界最高峰のバロック・ヴァイオリニスト、ファビオ・ビオンディとエウローパ・ガランテがグロッサ(Glossa)初登場!

 ヴィヴァルディを筆頭に、数多くのイタリア音楽の名演奏を生み出してきたビオンディとエウローパ・ガランテが、グロッサでのスタートとして選んだプログラムはもちろん代名詞でもあるイタリア音楽。
 時は18世紀のヴェネツィア。ピエタ院(ピエタ寺院)の音楽の数々!
 生後わずか2ヶ月でピエタ院に引き取られ、ヴィヴァルディからヴァイオリンを学び、18世紀中期のヨーロッパを代表するヴァイオリニストへと成長を遂げたキアーラ(キアレッタ)。
 ビオンディは「キアーラの日記(Il Diario di Chiara)」から、当時のピエタ院が果たした大きな役割、キアーラの存在の大きさを伝えることの出来るプログラムを考案。
 ピエタ院付属の音楽院でヴァイオリンを教え、協奏曲長という特別なポストに就いていたヴィヴァルディや、ポルタ、ポルポラ、マルティネッリ、ラティッラ、ペロッティ、ベルナスコーニの音楽によって、ファビオ・ビオンディとエウローパ・ガランテの新章が幕を開ける。

 約32分のボーナスDVD-Video、ファビオ・ビオンディとルクレツィア・レ・モリによる「キアーラの日記」の内容も気になるところ。グロッサとビオンディ。この必然の邂逅は大反響必至!

 ※録音:2013年8月20日−22日、サン・フィリッポ教会(レッジョ・エミリア、イタリア)
 ※DVDフォーマット:NTSC/16:9/リージョン・コード0/英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語

*********************

<店主より>

 最近動向を聞かないと思っていたビオンディ。メジャー・レーベル(VIRGIN)で意気揚々と活躍していると思ったのだが、メジャーの再編成の波に呑まれたか、なんと新録音はGLOSSAレーベルから登場!
 これで、店主が勝手にライバルと決め付けていたエンリコ・ガッティとファビオ・ビオンディの二人がGLOSAで活動することになる・・・しかも二人ともイタリア・バロックのヴァイオリン音楽に回帰しつつある。
 ・・・これからGLOSSAどうなる!?



旧譜
ビオンディ、VIRGIN時代の「四季」

VBSW-6025032
(2CD)
\1800
ビオンディ/ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「和声と創意の試み」
CD1
 1−3   協奏曲第1番「春」
 4−6   協奏曲第2番「夏」
 7−9   協奏曲第3番「秋」
 10−12 協奏曲第4番「冬」
 13−15 協奏曲第5番「海の嵐」
 16−18 協奏曲第7番二短調
CD2 
 1−3   協奏曲第11番ニ長調 
 4−6   協奏曲第10番変ロ長調「狩」
 7−9   協奏曲第9番二短調
 10−12 協奏曲第8番ト長調
 13−15 協奏曲第6番ハ長調
 16−18 協奏曲第12番ハ長調
ファビオ・ビオンディ(指揮&ヴァイオリン)
エウローパ・ガランテ
  録音:2000年10月
 およそヴィヴァルディの「四季」を聴いて泣くなんてことが考えられるだろうか。
 すごい。すごすぎる。
 初め一回目の録音と比べてどこがどう違うか調べようなどと呑気に思って聴き始めたら・・・。
 絶句。
 なんじゃこりゃ。普通じゃない。ここまでできるのか。ここまで楽想を膨らませ、ここまでニュアンスをこめて、ここまで自由に装飾音を敷き詰め、ここまで意表を突く表現をちりばめることができるのか。わずか40分あまりの間に。まるで楽想の宝庫。これほどまでに演奏家の才能のものすごさを直接感じ取れることのできるアルバムは滅多にない。
 ・・・・細部の細部まで徹底的に磨き上げながら、でも即興的な香りを十分に残し、最初から最後まで聴く人を呆気に取らせたまま終わる。今まで聴いたどんな演奏とも全然違う。まるでロック。これはクラシックというジャンルだけで収めておく演奏ではない。今回も衝撃的なアルバムは数多くあったけれど、これはちょっとすごすぎた。聴く前にそれなりの覚悟を。「一回目とどっちがいいか」なんて安易な気持ちで聴き始めると大火傷する。だからやたらすべての人に「お薦め」とは言わない。
 ・・・これはとても危険なアルバム。

 1回目の録音OPUS111盤は、メジャー・レーベルが全盛だった90年代前半に、まるで稲妻のように登場した。マニアの一ジャンルに過ぎなかった「古楽器演奏」が、このアルバムで一気に市民権を得て、90年代のクラシックCD界の流れを変えた。
 とはいえ、旧盤が自主制作の良質な映画だとしたら、この2回目の録音はリメイク・ハリウッド版。どちらも衝撃的だが、1回目の録音は鋭利な刃物でスパスパ切っていく感じで、2回目のほうは大きなナタでズガーンとぶったぎる感じ。破壊的。



関係ないといえば関係ないが、ライバルエンリコ・ガッティのGLOSSAのアルバム
「17〜18世紀イタリアのヴァイオリン芸術」

GLOSSA
GCD 921206
(2CDs/特別価格)
\4000→¥3290

エンリコ・ガッティ「17〜18世紀イタリアのヴァイオリン芸術」

 CD1 〜
  メールラ:2声のソナタ第2番
  マッテイス:パッサッジォ−フーガ−グラウンド
  グエッリエーリ:2声のソナタ《ラ・ルチーナ》
  マンネッリ:無伴奏ヴァイオリンのためのシンフォニア
  メアリ:ソナタ第4番《ラ・カステッラ》
  ウッチェリーニ:ソナタ第2番《満足したルチミニア》
  ヴィヴィアーニ:ソナタ第1番
  ベラルディ:カンツォン第6番《室内カプリッチョ》
  メールラ:ソナタ第1番
  ウッチェリーニ:無伴奏ヴァイオリンのためのシンフォニア第2番
  アントーニ:ソナタ第7番
  グエッリエーリ:無伴奏ソナタ・マリンコニカ
  ヴィヴィアーニ:シンフォニア・カンタービレ
 CD2 〜
  ウッチェリーニ:
   シモン軍曹のアリア第11番*、
   《ラ・プロスペリーナ》による3声のソナタ第26番
  トレッリ:ヴァイオリン二重奏のための《ペルフィディア》
  ヤッキーニ:3声のソナタ第7番
  ボノンチーニ:
   コレンテ《ラ・ペゴロッタ》、
   アルマンダ《ラ・グエルファ》、コレンテ《ランコニタ》
  ヴィターリ:ソナタ《ラ・グィドーニ》
  ウッチェリーニ:《クエスタ・ベッラ・シレーナ》によるソナタ第13番
  コロンビ:無伴奏ヴァイオリンのためのスコルダトゥーラ
  ヴィターリ:教会ソナタ第12番
  コロンビ:《ベルガマスクのアリア》による2声の変奏曲**
  D・ガブリエリ:無伴奏ヴァイオリンのためのリチェルカーレ
  カッツァーティ:2声のソナタ《ラ・ガエターナ》**
  ボノンチーニ:教会ソナタ第10番
  ウッチェリーニ:3声のソナタ第27番、《針箱》によるアリア第15番*

エンリコ・ガッティ
 (ヴァイオリン&ヴィオリーノ・ピッコロ)
アンサンブル・アウローラ
 〔ヘンドリク・テル・ブリュッヘ(チェロ)、
  マラ・ガラッシ(トリプル・ハープ)、
  グィド・モリーニ(チェンバロ&オルガン)、
  オディール・エドゥアール(ヴァイオリン)**、
  アラン・ジェルヴロ(チェロ)〕
アドリアーナ・エジーヴィ(ヴォーカル)*
シグリット・リー(ヴォーカル)*
ステファーノ・ピラッティ(ヴォーカル&打楽器)*

 何度このアルバムについて書いてきたことだろう。そして何度このアルバムについて問い合わせを受けたことだろう。
 SYMPHONIAレーベル最大のベストセラーであり、古楽ファンにとっては間違いなく宝物。
 エンリコ・ガッティ
の「17〜18世紀イタリアのヴァイオリン芸術 」。
 お薦めするにあたってもう一度聴いたが、聴き始めるとまったく筆がすすまなくなるので困った。
 これまでの生涯で最も愛したディスクのひとつ。間違いなくお墓にもっていく10枚のアルバムのうちのひとつ。人生の中でこんなアルバムにあと何枚出会えるのだろう。

※録音:1990年6月&1992年5月、ボンザーノ修道院(ボローニャ)/SYMPHONIA音源



GLOSSA CABINET



GCD C81118
\2000→\1890
廉価分売
 ブリュッヘンの"運命"&"田園"!
  2011年10月、ロッテルダム・ライヴ!

  ベートーヴェン:
    交響曲第6番ヘ長調 Op.68《田園》
    交響曲第5番ハ短調 Op.67《運命》
フランス・ブリュッヘン(指揮)
18世紀オーケストラ
 Glossa Cabinet 2014 !〜 スペインから届く古楽の愉しみ 〜ブリュッヘンの"運命"&"田園"!
 2011年10月、ロッテルダム・ライヴ!"新全集"の"運命"と"田園"!

 30年以上も世界中でベートーヴェンの交響曲を演奏してきたフランス・ブリュッヘン&18世紀オーケストラ。1984年から1992年にかけて録音が行われた旧全集のスタートから約30年。
 2011年10月、オランダ、ロッテルダムのデ・ドゥーレンを舞台として、遂に現実のものとなったベートーヴェン「交響曲全集」の"新全集"から、「運命」と「田園」がグロッサ・キャビネット(Glossa Cabinet)シリーズに登場!
 揺るぎない信念のもと、さらなる成熟を遂げたブリュッヘンと18世紀オーケストラの信頼関係。長き歳月が育み、進化を遂げたピリオド・オーケストラによるベートーヴェンの理想像がここにある。

 ※録音(ライヴ):2011年10月、デ・ドゥーレン(ロッテルダム、オランダ)



 


GCD C81201
(2CD/特別価格)
\3000→\2690
エンリコ・ガッティのGlossa専属第1弾!
 ストラデッラのオラトリオ《スザンナ》が廉価復活!

  ストラデッラ:オラトリオ《スザンナ》

エマヌエラ・ガッリ(ソプラノ)
バルバラ・ザニチェッリ(ソプラノ)
ロベルト・バルコーニ(カウンターテナー)
ルカ・ドルドーロ(テノール)
マッテオ・ベロット(バス)
エンリコ・ガッティ(ヴァイオリン&ディレクター)
アンサンブル・アウローラ
 〔クラウディア・コムス(ヴァイオリン)、
  ガエターノ・ナジッロ(チェロ)、
  ジャンカルロ・デ・フレンツァ(ダブル・ベース)、
  ロレダーナ・ジントーリ(ダブル・ハープ)、
  アンナ・フォンターナ(チェンバロ)、
  フランチェスコ・バローニ(オルガン)〕

 
 波乱万丈の人生を歩んだストラデッラのオラトリオ!

 イタリアが生んだバロック・ヴァイオリンの神様エンリコ・ガッティとグロッサ(Glossa)の専属リリース第1弾、アレッサンドロ・ストラデッラ(1639−1682)のオラトリオ「スザンナ」が待望の復活!
 枢機卿との女性関係のトラブルでヴェネツィアを追われ、さらにはローマ・カトリック教会の金を着服してしまうなど、波乱に満ちた生涯を送ったことでも知られるストラデッラ。
 音楽家としての功績は目覚ましく、わずか37年間の人生の中で、技法的な合奏協奏曲や、アリアとレチタティーヴォを明確に区別したオペラの確立など、後世に遺した影響も計り知れない。
 旧約聖書外伝「ダニエルとスザンナの物語」を題材としたストラデッラ晩年のオラトリオ。どこか作曲者自身の人生とも重なる大作で、ガッティが洗練された響きに満ちた素晴らしい演奏を聴かせてくれる。

 ※録音:2003年7月、聖フランチェスコ教会(プレージョ、イタリア)




「それでもクラシックは死なない!」より


 ストラデッラが晩年に作った作品はこの《スザンナ》をはじめどれもほとんど宗教劇だが、その原作となった旧約聖書外伝『ダニエルとスザンナの物語』をよく読んでみると、まさに彼だからこそとり上げたと思われる題材である。
 あらすじは以下の通り——

「バビロンの資産家ヨアキムの妻スザンナはその美貌と信仰心の篤さで知られていた。
 ヨアキムの家を訪れる間にスザンナに懸想した二人の長老が、庭園での彼女の水浴を覗き見、挙げ句、関係を迫る。スザンナはそれをはねつけて大声をあげて家人を呼ぶが、長老たちは彼女が庭園で若い恋人と関係をもっていたと言いがかりをつける。彼らの社会的地位ゆえに人々はそれを信じ、裁判にかけられたスザンナに死刑宣告が下される。スザンナが神に助けを求めるとのちに賢者として知られることになる若きダニエルが現れ、裁判に異議を唱える。ダニエルが二人の長老に別々に証言させたところ、ひとりはスザンナが恋人と乳香樹の下で会っていたと言い、もうひとりは樫の木の下だった、と答えた。両者の証言の食い違いが明らかになったため、スザンナへの嫌疑は晴れ、長老たちは死刑になる。(新見宏 他監修『図説大聖書』講談社刊)」

 自分のことは棚に上げてずいぶん道徳的な題材を選んでいるという気がしないでもないが、ストラデッラの興味は「勧善懲悪」のテーマではなく、破廉恥老人たちの淫らなふるまいやネチネチとスザンナを陥れようとするところとか、無残に処刑される過程にあったことは大体想像がつく。

 さて、そんなストラデッラ。

 「密度の濃い旋律美、ダイナミックで抒情的」、「同時代のどんな作曲家よりも創作的」、「コンチェルト・グッロソの大要を決定し、カリッシミからA・スカルラッティへの発展の過程におけるイタリア音楽史で最も重要な作曲家」。
 ストラデッラの音楽史的な評価をあげればこんなところであろうか。

 しかし、彼がこんな歯の浮くような誉め言葉を聞いたらさぞ大笑いするだろう。「ふん。別に俺はそんなえらそうなことしようと思ったわけじゃない。やりたいようにやっただけさ」。そう軽く受け流して去ってしまうのが関の山だろう。
 もとより、彼の人生にとって音楽はそれほど重要な意味を持っていなかったのかもしれない。彼にとって最も大きな意味があったのは、恋、しかもとびきり危険な恋だけだった。

 貴族の血統を持つ彼は、幼少よりディレッタントとしての音楽教育を受けたのみであったがすぐにリュート、ヴァイオリンを習得し、またラテン語で詩を書くなど優れた芸術的才能を示した。
 20才の頃スウェーデン女王クリスティーナやいくつかの宗教団体、教会から作曲を依頼されたが、彼自身はいかなる教会、劇場、パトロンにも属さず、気楽で優雅な貴族としての生活を守った。ただその作品は高く評価され、ローマでは大きな人気を博した。

 だがこの男、普通ではないのである。

 25歳のとき、修道院長とヴァイオリニストの友人と結託しとんでもない計画を立てる。なんと、こともあろうにローマ・カトリック教会の金を着服しようとしたのである。
 ・・・しかしその計画はもろくも失敗、ローマ退去の処分を受ける。

 それなのに、新しいローマの劇場がオープンするとなったら、さっそくそのオープン行事のために呼び戻されているのだから、神様もずいぶん甘いものである(ほかの共犯者は投獄された)。
 だがよくいえば自由奔放、悪くいえばわがまま放題の彼がそのままおとなしくしているはずがない。数年後にはローマの枢機卿と対立、その怒りを買い、またもやローマ追放の処分を受ける。

 しかし、彼にとってはそんなことはたいしたことではない。
 ローマを逃れ、新しく赴いたヴェネツィアで、彼は当地の大豪族コンタリーニに拾われ、その愛人の音楽教師となる。
 ・・・で、ここでおとなしくしていればいいのだが、そうはいかない。
 彼の悪いクセが出るのである。
 ・・・まさに予想通りの展開だが、彼は恩人コンタリーニの愛人に手を出し、なんと二人で駆け落ちしてしまう。行き先はトリノ。

 そこで新たな愛の生活が始まるはずだったが、相手が悪かった。コンタリーノは言ってみればマフィア。しかも相当に執念深いやつだった。第一、マフィアの親分の愛人と駆け落ちしてただですむはずがない。コンタリーノは、愛人を奪回してストラデッラを殺すために、50人近い手下を引き連れ、イタリア中を駆け巡った。

 そして、ついに彼らはストラデッラの居場所を突き止めた。
 その頃ストラデッラはトリノでもちゃっかり音楽の仕事を見つけ、摂政のマリアに庇護され幸せな生活を送りはじめていた。
 そこへコンタリーノ一家がなだれ込んできたから、さしものストラデッラもあわてた。摂政に泣きつき、なんとかその場は収まったが、コンタリーノもそこで引き下がるほどお人好しではなかった。作曲家フロトーがのちにストラデッラの人生を題材にオペラを書いたときは、コンタリーノはストラデッラの美しい音楽に心を洗われ、改心(?)するのだが、現実はそうはいかない。自らはヴェネツィアに帰るが、二人の刺客をトリノに残したのである。そしてチャンスを狙っていた刺客たちはついにストラデッラを襲い、深手を負わす。がもう一歩のところで息の根を止めることに失敗する。ストラデッラは間一髪のところで逃れ、重傷は負ったが単身ジェノヴァに逃げ延びた。

 もともとジェノヴァの有力者とコンタクトを取っていたらしいストラデッラはこの地でもそれなりの待遇で受け入れられ、新たな音楽家としての生活を始めようとしたらしいが、彼の新しい生活というのは、新しい恋の始まりということでもある。
 懲りないストラデッラは、またもやジェノヴァの大豪族ロメリーニ一家を巻き込むはでな不倫をやらかし、さすがに今度は悪運尽きたか、ジェノヴァの有名なビアンキ広場で殺害され、その無茶な人生を閉じる。
 ・・・・。

 ストラデッラについては、あまり多くの資料が残されていないため不明な点が多い。しかし残された作品が、彼の多くを物語る。劇的で情熱的、創造的で個性的。彼の音楽はその破天荒で無茶な人生のほとばしりの一端に過ぎないかもしれない。が十分過ぎるほどの過激さと興奮をわれわれに植え付けてくれる。 長い音楽の歴史の中、こんな男が一人くらいいてもいい。

 しかし悲しいかな、こんな素敵な作曲家の作品がほとんどCDでは出ていない。
 だから今回ガッティが移籍して初めてストラデッラを録音したと聴いたときは本当に嬉しかった。
 今後も決してストラデッラの時代は来ないだろう。だがこれだけの男の作品を、きっちり劇的に美しく仕上げてくれる男がいるとしたら、やはりガッティしかいなかっただろうと思う。このアルバムは今年最も注目すべきセットになるだろうと断言できる。



 


GCD C81405
\2000→\1890
セバスティアン・デ・ビバンコ:ミサ曲《汝が御手に》 〜
 ミサ、マニフィカトとモテット集

  これこそ大司祭なり(器楽ヴァージョン)/
  ミサ曲《汝が御手に》より キリエ、グローリア/
  イン・マヌス・トゥアス(汝が御手に)/我らが父の愛/
  ミサ曲《汝が御手に》より クレド/誰が我が頭を濡らすか/
  悲しみの内に引き戻されて(器楽ヴァージョン)/
  死の悲しみが/ミサ曲《汝が御手に》より サンクトゥス/
  キリストはかくあらせられた/聖母マリアは天に昇られた/
  ああ、何と甘美な/
  ミサ曲《汝が御手に》より アニュス・デイ(神の子羊)/
  第4旋法のマニフィカト/
  主に向かいて新しき歌を歌え(カンターテ・ドミノ)
リチャード・チーザム(ディレクター)
マイケル・ヌーン(ゲスト・コンダクター)
オーケストラ・オヴ・ザ・ルネサンス
 ビクトリアと同世代の奇才ビバンコの芸術に光があたる。

 トマス・ルイス・デ・ビクトリアと同時代に活躍し、共にアビラ大聖堂の楽長から音楽を学んだと伝わるスペインの音楽家セバスティアン・デ・ビバンコ(c.1551-1622)。
 1954年に現代楽譜に書き換えられたモテットが出版され、マニフィカトやミサ曲の研究が行われたことにより、ビクトリアと並ぶスペインの奇才ビバンコの再評価が進んでいる。
 モラレスやゲレーロの作品を綿密な時代考証に基づき、再現を行ってきたオーケストラ・オヴ・ザ・ルネサンス。マニフィカトを率いるフィリップ・ケイヴもテノールとして参加するなど、充実の編成はモラレスやゲレーロの名演を上回る。スペイン・ルネサンスの知られざる偉業が蘇る。

 ※録音:2000年8月、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会(ロンドン、イギリス)



 


GCD C80008
\2000→\1890
ザンボーニ:リュートのためのソナタ集 Op.1(1718、ルッカ)
 ソナタ第9番/ソナタ第6番/ソナタ第1番/ソナタ第3番/
 ソナタ第4番/ソナタ第2番/ソナタ第7番/
 ソナタ第8番より Arpeggio/ソナタ第11番より Ceccona
ルチアーノ・コンティーニ(アーチリュート)
 これぞアーチリュートの魅力。コンティーニが奏でるザンボーニ!

 17世紀後半のローマで生まれ、代表的作品である1718年にルッカで出版された「リュートのためのソナタ集」の成功により、当時のイタリアにおける優れた対位法の持ち主として高い評価を受けたジョヴァンニ・ザンボーニ(18世紀初期)。
 ザンボーニは、リュートやテオルボ、ギター、マンドリンなどの撥弦楽器の名手であると同時に、ピサ大聖堂の音楽家、さらには宝石商であったとも伝わっている。
 サルディーニャ島のサッサリ出身で、スイスの古楽総本山バーゼル・スコラ・カントルムで研鑽を積み、アンサンブル・アウローラのメンバーとしても活躍した世界的名手ルチアーノ・コンティーニが、ザンボーニの「ソナタ集Op.1」で、アーチリュートのソロの魅力を存分に聴かせてくれる。

 ※録音:1992年6月、エレモ・ディ・ロンザーノ(ボローニャ、イタリア)
 


GCD C80009
\2000→\1890
J.C.F.バッハ:トラヴェルソとフォルテピアノのためのソナタ集
 《鍵盤楽器とフルートまたはヴァイオリンのための6つのソナタ》より
  ソナタ第1番ニ短調、ソナタ第3番ニ長調、ソナタ第5番イ長調
 《フラウト・トラヴェルソまたはヴァイオリン、
  チェロとチェンバロのためのソナタ集》より
   ソナタ第1番ニ長調
マルチェロ・ガッティ(トラヴェルソ)
ジョヴァンニ・トーニ(フォルテピアノ)
ジョヴァンナ・バルバーティ(チェロ)
 マルチェロ・ガッティ躍動!J.C.F.バッハのソナタ集!

 J.S.バッハの息子で、ビュッケブルクの宮廷で活躍した"ビュッケブルクのバッハ"ことヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ。
 その作風は、父から受け継いだ対位法、北ドイツの様式やイタリア音楽からの影響を見せながらも、徐々にモーツァルトやハイドンに通じる古典派的な様式へと変化を遂げている。
 1777年にリガで出版された3曲の「ソナタ」と、1785年頃の作品とされる1曲の「ソナタ」を吹くのは、ガッティ兄弟の弟でトラヴェルソの名手マルチェロ・ガッティ。マルチェロ・ガッティのシンフォニア(Symphonia)レーベルの名盤が装いも新たに復活です!

 ※録音:2004年7月、聖ドメニコ教会(ピサ、イタリア)



 


GCD C80010
\2000→\1890
第2のストラヴァガンツァ 〜
 ヴィオール・コンソートのためのヴェネツィアとナポリの音楽

  アントニオ・ヴァレンテ:イントルチャのバッロ
  カルロ・ジェズアルド:悲しや私は死す
  作曲者不詳/アレッサンドロ・ピッチニーニ:ラ・モニケ
  ジョヴァンニ・マリア・トラバーチ:ガリアルダ第1番《ラ・ガランテ》
  ジャンピエトロ・デル・ブオーノ:
   《めでたし、海の星》によるソナタ第7番
  ジョヴァンニ・レグレンツィ:ソナタ第6番
  ケルビーノ・ウェージヒ:カンツォーネ第2番
  ザロモーネ・ロッシ:ルッジェーロのアリアによるソナタ
  ジョヴァンニ・マリア・トラバーチ:
   半音階的ガリアルダ第5番《ラ・トラバーチ》、
   半音階的カンツォン第7番
  ベルナルド・ストラーチェ:パストラーレ
  ジョヴァンニ・デ・マック:第2のストラヴァガンツァ
ラモローゾ、
グイド・バレストラッチ
(ヴィオラ・ダ・ガンバ&ディレクター)
 ラモローゾ!ヴェネツィアとナポリにおけるヴィオール作品探究!

 多くの巨匠たちを輩出した2つの音楽の都、ヴェネツィアとナポリで誕生した"ヴィオール・コンソート"のための音楽を、イタリア古楽界のヴィオラ・ダ・ガンバの巨星グイド・バレストラッチが率いるラモローゾ(アンサンブル・ラモローゾ)の卓越した演奏で。
 16〜17世紀のイタリアにおけるヴィオラ・ダ・ガンバ、ヴィオール・コンソートのために書かれた音楽の魅力、歴史を追い求めた演奏、コンセプト共に優れた好企画。 ※録音:1999年8月、聖ステファノ教会(ルッカ、イタリア)

GLOSSA PLATINUM



GCD P33202
\2400→\2190
鬼才ファミ・アルカイのGlossa第2弾!
 ア・ピアチェーレ 〜 ヴィオラ・ダ・ガンバのための音楽

 サンス(アルカイ編):マリサパロス/
 デ・ムルシア(アルカイ編):ファンダンゴ/
 サンス(アルカイ編):パサカージェ/
 サンス(アルカイ編):カナリオス/アルカイ:鳥の歌/
 サント=コロンブ:涙/サント=コロンブ:アルマンド/
 サント=コロンブ:サラバンド/ラモー(アルカイ編):未開人たち/
 マレ:人間の声/マレ:ギター/
 サトリアーニ(アルカイ編):
  オールウェイズ・ウィズ・ミー、オールウェイズ・ウィズ・ユー/
 J.S.バッハ:アンダンテ(BWV.1003)
ファミ・アルカイ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
アルカンヘル(ヴォーカル)
パブロ・マルティン・カミネロ
 (ヴィオローネ&ダブル・ベース)
アグスティン・ディアセラ(打楽器)
ペドロ・エステバン(打楽器)
フアン・カルロス・リベラ(テオルボ)
ヨハンナ・ローズ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ラミ・アルカイ(ヴィオラ・ダ・ガンバ&ヴィオロット)
イグナシオ・デル・バジェ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 鬼才ファミ・アルカイのGlossa第2弾!古楽新世代が繰り広げる"ア・ピアチェーレ"!

 スペインの名門古楽レーベル、グロッサ(Glossa)の次代を担うニュースターであり、スペイン古楽界に現れたヴィオラ・ダ・ガンバの鬼才ファミ・アルカイ。
 熱き情熱がほとばしる衝撃作「スペイン再発見」(GCD P33201)に続くファミ・アルカイのグロッサ・セカンド・アルバムは、「ア・ピアチェーレ 〜 ヴィオラ・ダ・ガンバのための音楽」!
 
 "ヴィオラ・ダ・ガンバのための音楽"を集めたこの「ア・ピアチェーレ」では、前作の「スペイン再発見」以上に、ファミ・アルカイの卓越したセンス、無尽蔵のアイディア、見事なプログラミングにただただ驚嘆。
 スペイン・バロックのガスパール・サンスや、フランス・バロックのジャン=フィリップ・ラモーの音楽、さらにはロックギタリスト、ジョー・サトリアーニのナンバーをファミ・アルカイ自身が"ヴィオラ・ダ・ガンバ・ヴァージョン"へとアレンジ!
 サント=コロンブやマラン・マレのオリジナルや、カタルーニャ民謡「鳥の歌」のアルカイ・ヴァージョンを組み合わせた「ア・ピアチェーレ」は、そのタイトルのとおり、ファミ・アルカイの"自由"な発想から生まれた全く新しい古楽、ヴィオラ・ダ・ガンバの世界なのである。
 ファミ・アルカイが「スペイン再発見」の旅の先にたどり着いた「ア・ピアチェーレ」。ジャンルの枠や既成の概念にとらわれない古楽新世代の驚くべき才能がここにある ——!




 静謐なるファミ・アルカイ。
 http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=RpFwYVM2ahU

 アグレッシヴなファミ・アルカイ。
 http://www.youtube.com/watch?v=b_dfz1vjTfg&feature=player_embedded

 ※録音:2013年10月&11月、セビーリャ(スペイン)


旧譜
若き鬼才ファミ・アルカイ!"スペイン再発見"!


GCD P33201
\2400→\2190
若き鬼才ファミ・アルカイ!
 スペイン再発見 〜 ファンタシーア、ディフェレンシア&グロサ集

 作曲者不詳:ディ、ぺーラ・モラ
 ソリニス、アルカイ&サンス:マリオーナス
 サンス&アルカイ:カナリオス
 ソリニス:ジョスカンの《はかりしれぬ悲しさ》によるファンタシーア
 マチャド:ジョスカンの《はかりしれぬ悲しさ》によるグロサ
 マチャド&アルカイ:ドス・エストレリャス・レ・シゲン
 カバニーリェス:イタリア風クーラント
 カベソン&アルカイ:ラ・ダマ・レ・デマンダ
 アルカイ:《牛を見張れ》によるディフェレンシアス
 バルトロメオ・デ・セルマ:スサナ・パッセジャータ
 カベソン:第1旋法によるティエント第3番
 ゲレーロ:夜は暗く
 作曲者不詳&アルカイ:ハラカス
 カベソン&アルカイ:グロサーダ《ある日シュザンヌが》
ファミ・アルカイ
 (ヴィオラ・ダ・ガンバ&ディレクター)
アカデミア・デル・ピアチェーレ
ラケル・アンドゥエサ(ソプラノ)
 スペイン古楽界の若き鬼才ファミ・アルカイ!Glossaの次代のエースによる"スペイン再発見"!

 スペインのグロッサ(Glossa)が、次代のエースとして大きな期待を寄せるスペイン古楽界に現れたヴィオラ・ダ・ガンバの鬼才ファミ・アルカイ。
 スペインの古楽系ソプラノ、ラケル・アンドゥエサを迎えてのファミ・アルカイと自身の古楽アンサンブル、アカデミア・デル・ピアチッェーレのグロッサ・デビュー・アルバムは、その名も「スペイン再発見」!
 フラメンコの若きカンタオール、アルカンヘルとのコラボレーションの大成功に代表されるように、常にスペイン音楽の可能性を追究し続け、スペイン古楽界のニュースターとして注目を集めるアルカイ&アカデミア・デル・ピアチェーレ。
 16〜17世紀スペインの「ファンタシーア、ディフェレンシア、グロサ」が、ファミ・アルカイのアレンジによって、さらにリズミカルに、さらに熱狂的、情熱的な音楽へと進化を遂げる!
 アルカイを中心とした15人の古楽系器楽奏者たちと、スペイン古楽界の歌姫がナビゲートする「スペイン再発見」の旅。
 グロッサが惚れ込んだファミ・アルカイとアカデミア・デル・ピアチェーレ、その才能とセンス、実力は本物です!大推薦!

 ※録音:2012年11月&2013年2月、セビーリャ





GUILD



GMCD 7400
\2400→\2190
フォルクマール・アンドレーエ:管弦楽作品集Vol.3
 交響曲へ長調
 《李太白》 〜 テノールとオーケストラのための8つの中国歌曲
 オーボエとオーケストラのためのコンチェルティーノ Op.42
マルク・アンドレーエ(指揮)
ボーンマス交響楽団
ベンジャミン・ヒューレット(テノール)
ジョン・アンダーソン(オーボエ)
 フォルクマール・アンドレーエの管弦楽作品集!第3集は若き日の秀作"交響曲ヘ長調"を収録!

 チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団の首席指揮者、ウィーン・フィルの終身客演指揮者を務め、チューリッヒ音楽院院長、チューリッヒ大学音楽学部長、スイス音楽家協会会長などの要職を歴任した20世紀スイスの巨匠フォルクマール・アンドレーエ(1879−1962)。
 20世紀スイスの"ブルックナー・コンダクター"として有名なアンドレーエの"作曲家"としての功績に光をあてる「管弦楽作品集」の第3集も全曲世界初録音!
 「ピアノ協奏曲」と同じくケルン音楽院でフランツ・ヴュルナーに師事していた1898年に作曲を始め、1899年7月に初演、1900年1月16日にはベルンで作曲家自身の指揮で再演が行われた「交響曲ヘ長調」。
 チューバやハープ、ティンパニ以外の打楽器を用いず、コントラファゴットを採用したブラームス的な楽器編成の特徴や、ワーグナーの「ラインの黄金」「ワルキューレ」の初演を振った師ヴュルナーからの影響が見られる「交響曲ヘ長調」は、後期ロマン派の流れを汲みながらも、新しい時代の到来に目を向けていた若き日のアンドレーエが完成させた秀作である。
 ハンブルク州立歌劇場のメンバーとしても活躍したテノール、ベンジャミン・ヒューレットが歌う「李太白」(1931)、ロイヤル・フィル、イギリス室内管の首席オーボエ奏者を務めるジョン・アンダーソンが吹く「コンチェルティーノ」(1941)では、円熟味を増した作曲家アンドレーエの手法を聴くことが出来る。
 指揮は第1集&第2集と同じく作曲者の孫であり指揮者のマルク・アンドレーエとボーンマス交響楽団のコンビ。
 前2作も近代スイスの知られざる管弦楽作品の再発見として高く評価を受けただけに、「交響曲ヘ長調」をメインとする第3集にも要注目!

 ※録音:2012年7月4日−5日、ライトハウス(ドーセット)



  


GMCD 7405/06
(2CD/特別価格)
\2400→\2190
ソナ・シャボヤン(ピアノ)
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番ニ短調 Op.31-2《テンペスト》
 シュニーダー・フォン・ヴァルテンゼー:ピアノ・ソナタ ハ長調
 リステ:グランド・ソナタ イ長調
ソナ・シャボヤン(ピアノ)
 アルメニアの女流ピアニスト、ソナ・シャボヤンが奏でるのは、チューリッヒの出版社、学者のハンス・ゲオルク・ネーゲリによって出版が行われたという共通点を持つ3つのピアノ・ソナタ。
 ベートーヴェンの「テンペスト」を中心として交錯する、2人の同世代の作曲家、スイスのフランツ・クサヴァー・シュニーダー・フォン・ヴァルテンゼー(1786−1868)と、ドイツのアントン・リステ(1772−1832)の音楽。
 演奏時間に約55分を要するアントン・リステの「グランド・ソナタ」など、知られざる19世紀初期のピアノ・ソナタが、ベートーヴェンの「テンペスト」と共に陽の目を見る——。

 2013年5月3日−5日の録音。

HALLE

CDHLL 7535
(CD-R)
\2000
ハレ管弦楽団&合唱団のホルスト&ディーリアス!
 ホルスト:イエス賛歌 Op.37
 ディーリアス:海流、シナーラ
マーク・エルダー(指揮)
ロデリック・ウィリアムズ(バリトン)
ハレ管弦楽団&合唱団
ハレ・ユース合唱団
 
 1858年1月30日に最初のコンサートを開催し、現在は156回目のシーズンを迎えているイギリス、マンチェスターの雄、ハレ管弦楽団と音楽監督マーク・エルダー。
 代名詞でもあるイギリス音楽の新譜は、聖書外典のヨハネ行伝をテキストとしたホルストの神秘的な「ヨハネ賛歌」、ホイットマンの詩を題材としたディーリアスの名作「海流」。
 黄金期を過ごすハレ管弦楽団のホルスト&ディーリアスは、近代英国合唱の傑作に相応しい充実の仕上り。2011年3月&2012年2月、3月の録音。

 ※Halleはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

HORTUS


HORTUS 103
\2500

エルガー:希望と栄光の国
 イギリス行進曲 Op.32/11の晩祷のヴォランタリー Op.14/
 オルガン・ソナタ第1番ト長調 Op.28/夜の歌 Op.15-1/
 朝の歌 Op.15-2/エニグマ変奏曲 Op.36/
 行進曲「威風堂々」第1番ニ長調 Op.39-1

ジャン=リュック・エティエンヌ(オルガン)
 フランスのコンポーザー=オルガニスト、ジャン=リュック・エティエンヌのエルガーの作品集。1986年にトゥールーズ国際オルガン・コンクールでファイナリスト、2007年にトゥール地方音楽院の教授に就くなど実力は折り紙つき。ルクセンブルクのサン・マルタン教会のオルガンでエルガーの音楽を荘厳、壮麗にに響かせる。2012年7月17−19日の録音。
 

HORTUS 101
\2500
ヘンデル:リコーダー・ソナタ集
 リコーダーと通奏低音のためのソナタ HWV367
 組曲第2番ヘ長調 HWV.427よりアダージョ
 リコーダーと通奏低音のためのソナタ イ短調 HWV.369
 ソプラノ、リコーダーと通奏低音のためのカンタータ
  「忘却の甘さの中で」HWV.134
 リコーダーと通奏低音のためのソナタ変ロ長調 HWV.377
 リコーダーと通奏低音のためのソナタ ハ長調 HWV.365
 ノン・ポッソ・ディル・ディ・ピウ
 ソン・エジット
ル・リュヌ・ドゥ・クザン・ジャック
 〔オロール・ブッチャー(ソプラノ)、
  ブノワ・トワゴ(リコーダー)、
  フレデリック・エルナンド(チェンバロ)、
  ディエゴ・サラマンカ(リュート、テオルボ)、
  アナベル・ブレイ(チェロ)〕
 フランスのピリオド・アンサンブル、ル・リュヌ・ドゥ・クザン・ジャックによるヘンデルのソナタと2つの未出版のイタリア語によるアリアを含む作品集。ソナタを奏でるバロック・リコーダー奏者のブノワ・トワゴは2005年のブルージュ国際コンクール、ソロ部門のファイナリストになった実力派。ヘンデルの精神を現した曲を、柔らかく味わい深い音色で。

 2012年11月5日&8日の録音。
 
HORTUS 097
\2500
レーガー:オルガン作品全集Vol.2
 幻想曲とフーガ ハ短調 Op.29
 12の小品 Op.59
ジャン=バプティスト・デュポン(オルガン)
 フランスのオルガニストによる19世紀後期〜20世紀初期ドイツ・オルガン界の巨人マックス・レーガー(1873−1916)の「オルガン作品全集」の第2弾!
 演奏者に抜擢されたのは、トゥールーズのサン・セルニン教会のアシスタント・オルガニストを務める1979年生まれの有望株。ルクセンブルクの聖マーティン教会にあるシュタールフート・オルガンでの録音。
 


HORT 548
\2500→\2290
フランス、パリ出身の現代音楽作曲家、フィリップ・シャモー
 シャモー:
  交響曲第8番
  風の詩(管弦楽団のための)
ルーアン音楽院交響楽団
クロード・ブレンデル(指揮)
フランソワ・マルシャル(バグパイプ)
 フランス、パリ出身の現代音楽作曲家、フィリップ・シャモー(1952−)の「交響曲第8番」と「管弦楽のための風の詩」。交響曲第8番では「アメージング・グレース」のメロディーを取り入れるなど、シャモーならではのアイデアが満載。
 フランスのルーアン地域の音楽院でコンダクターやディレクターを務める、クロード・ブレンデル。その活動はフランスだけでなく、2013年にはベトナムや中国でのツアーを周り世界的にも活躍の場を増やしている。フレンチ・プログラムに定評のあるルーアン音楽院交響楽団と共にシャモーの世界観を見事に表現している。

 2010年2月の録音。

HYPERION



CDA 67900
\2300→\1990
タカーチ弦楽四重奏団
 ブラームス:
  弦楽五重奏曲第1番ヘ長調Op.88
  弦楽五重奏曲第2番ト長調Op.111
タカーチ弦楽四重奏団
 〔エドワード・ドゥシンベル(第1ヴァイオリン)、
  カーロイ・シュランツ(第2ヴァイオリン)、
  ジェラルディン・ウォルサー(ヴィオラ)、
  アンドラーシュ・フェイェール(チェロ)〕
ローレンス・パワー(ヴィオラ)
 タカーチ弦楽四重奏団 ブラームス第3弾!ローレンス・パワーとのクインテット!

 リスト音楽院のメンバーで結成され、世界最高峰の弦楽四重奏団のひとつとして活動するタカーチ弦楽四重奏団。シューベルト、ブラームス、シューマンといった独墺系プログラムを中心とし、前作ではブリテンの弦楽四重奏曲集で新機軸を展開したタカーチ弦楽四重奏団が、ブラームスへ回帰! 弦楽四重奏だけではなく、アムランやハフなどHyperion(ハイペリオン)のメイン・アーティストたちと共演した五重奏曲も人気となっており、今回はローレンス・パワーと共演しての弦楽五重奏曲を披露。
 ナッシュ・アンサンブルやレオポルド弦楽三重奏団のメンバーやソリストとして30を超えるアルバムを残す現代最高峰のヴィオリスト、ローレンス・パワー。タカーチ弦楽四重奏団は「弦楽四重奏曲」と「ピアノ五重奏曲」で、パワーは「ピアノ四重奏曲」と「ヴィオラ・ソナタ」で、それぞれブラームスをHyperionに録音しているだけに、彼らの弦楽五重奏曲も期待は十分。
 ブラームスがオーストリアの保養地バート・イシュルで完成させた晩年の傑作「弦楽五重奏曲第1番&第2番」。室内楽の名手たちによってブラームスの熟成された叙情性が濃密に表現される。

 ※録音:2013年5月19日ー22日、ワイアストン・コンサート・ホール(イギリス)



 


CDA 67990
\2300→\2090
ロマンティック・ヴァイオリン・コンチェルト・シリーズVol.15 〜
 ムイナルスキ&ザジツキ

  ムイナルスキ:
   ヴァイオリン協奏曲第1番ニ短調 Op.11(世界初録音)
   ヴァイオリン協奏曲第2番ニ長調 Op.16
  ザジツキ:
   序奏とクラコヴィアク Op.35(世界発録音)
   マズルカ ト長調 Op.26
ユージン・ウゴルスキー(ヴァイオリン)
ミハウ・ドヴォジンスキ(指揮)
BBCスコティッシュ交響楽団
 ロマンティック・ヴァイオリン・コンチェルト!ユージン・ウゴルスキー登場!

 ロマン派の知られざる協奏曲たちを現代に蘇らせる、超人気シリーズ、ロマンティック・コンチェルト・シリーズ。「ポーランド」をテーマとするヴァイオリン・シリーズの第15弾には、若き逸材ユージン・ウゴルスキーがHyperion初登場!
 リトアニアに生まれ、ポーランドで活躍したヴァイオリニスト、指揮者、作曲家エミル・ムイナルスキ(1870−1935)。作曲をリムスキー=コルサコフ、リャードフに教わったムイナルスキの「ヴァイオリン協奏曲第1番」は、パデレフスキ作曲コンクールで優勝し、ヴァイオリンの師レオポルト・アウアー(ミルシテインやハイフェッツの師でもあり、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を献呈されたヴァイオリニスト)へ献呈された作品。
 ベルリンでピアノを学び、パリではライネッケとルベルから作曲を学んだポーランド人コンポーザー=ピアニスト、アレクサンデル・ザジツキ(1834−1895)。「序奏とクラコヴィアク」は、当時のヴァイオリニストたちに非常に好まれたが現代まで録音に恵まれず、管弦楽伴奏版はこれが世界初録音となる。「マズルカOp.26」は通称「サラ=サーテのためのマズルカ」とのタイトルでも知られ、オイストラフの名演によっても人気のあるザジツキの代表作。
 1989年ロシア生まれの若手、確かなテクニックと高貴な音色を持ち「若きオイストラフ」と呼ばれるウゴルスキーが、新たな名盤を創造する。

 ※録音:2013年3月27日−28日、シティ・ホール(グラスゴー)



 


CDA 68007
\2300→\2090
イェスティン・デイヴィス(カウンターテナー)
 メランコリーの芸術 〜 ダウランド:歌曲集

 悲しみよ、とどまれ/さあもういちど、愛が呼んでいる/
 行け、透明な涙よ/ウィンター夫人のジャンプ/
 わが恋人が泣くのを見た/溢れよ、わが涙/
 彼女は私の過ちを許してくれるだろうか?/見よ、この不思議を/
 常にダウランド、常に悲しく/暗闇に住まわしておくれ/
 時は停止する/君たち、愛と運命に/
 恋人よ、知っているなら話しておくれ/ラクリメ/
 おいで、さあ、可愛い人/言葉であの人に訴えるべきか/
 噴きこぼれよ、わが涙/運命よ/来たれ、深き眠り/
 今、別れねばならぬ(蛙のガリアード)
イェスティン・デイヴィス(カウンターテナー)
トーマス・ダンフォード(リュート)
 イェスティン・デイヴィスが歌う、儚きダウランド。

 イギリス系カウンターテナーの伝統を受け継ぎ、新世代カウンターテナーの筆頭として目覚ましい活躍を見せる、イェスティン・デイヴィス。2012年の英Gramophone賞で、見事「リサイタル部門賞」に輝いた「グァダーニのためのアリア集(CDA 67924)」に続くHyperionのソロ録音は、16世紀イギリスのリュート音楽の大家、ジョン・ダウランド(1563−1626)のリュート歌曲集。宗教的な題材はほとんどなく、その世俗的な詩と美しく物悲しい旋律は時を超えて愛されている。伴奏のトーマス・ダンフォードは、アンサンブル・マルシュアスなどで活躍する若きリュート奏者。このダウランドがHyperion初登場。

 ※録音:2013年4月6日−8日、ポットン・ホール(サフォーク)



 


CDA 68040
\2300→\2090
ジャック・リーベック初登場! クライスラーを弾く!
クライスラー:ヴァイオリン作品集
 クライスラー:
  前奏曲とアレグロ、シンコペーション、美しきロスマリン、
  愛の悲しみ、愛の喜び、道化役者、中国の太鼓 Op.3
 グルック(クライスラー編):
  メロディー(歌劇《オルフェオとエウリディーチェ》より)
 クライスラー:
  おもちゃの兵隊の行進曲、狩、ウィーン奇想曲 Op.2、
  ボッケリーニの様式によるアレグレット
 ファリャ(クライスラー編):スペイン舞曲(歌劇《はかなき人生》より)
 ドヴォルザーク(クライスラー編):マズルカ ホ短調(スラブ舞曲Op.72-2より)
 クライスラー:ウィーン風小行進曲
 タルティーニ(クライスラー編):ソナタ ト短調 《悪魔のトリル》 Bg.5
ジャック・リーベック(ヴァイオリン)
カーチャ・アペキシェワ(ピアノ)
 
 2004年、設立されたばかりのQuartzレーベルより劇的なデビュー(QTZ 2002)を果たし、メジャー・レーベルでの録音や、変幻自在のアンサンブル「フィボナッチ・シークエンス」のリーダーとして、また日本では福間洸太朗とのデュオ・パートナーとして活躍するイギリスの若きヴィルトゥオーゾ、ジャック・リーベック。デビュー録音から続く伴奏パートナーであるモスクワ生まれの女流ピアニスト、カーチャ・アペキシェワとともに、Hyperion初登場!
 王道のレパートリーから様々な室内楽作品、サウンドトラックまで幅広く手がけるリーベックのHyperion第1弾は、19世紀〜20世紀にかけての偉大なるヴァイオリニストにして、作編曲家としても数々の名作を世に残したフリッツ・クライスラー(1875−1962)の作品集。ヴァイオリン小品として超定番レパートリーとなっている「愛の喜び」、「愛の悲しみ」などのオリジナル作品から、ドヴォルザークの「スラブ舞曲」、タルティーニの「悪魔のトリル」などの優れたアレンジまで。クライスラーの魔法のようなヴァイオリン音楽を、G.B.グァダニーニ最晩年の銘器、1785年製の"Ex-Wilhelmj"で描き出す。

 ※録音:2013年4月2日−4日、セント・ジョージ教会(ブランドン・ヒル、ブリストル)



 


CDA 68036
\2300→\2090
高雅な・・・
 ピエルネ:ピアノ五重奏曲ホ短調 Op.41
 ヴィエルヌ:弦楽四重奏曲ニ短調 Op.12
ゴールドナー弦楽四重奏団
ピアーズ・レーン(ピアノ)
 オーストラリアの名コンビ、今度はフランス!

 イギリスで活躍するオーストラリアの知性派ピニアスト、ピアーズ・レーンと、ムジカ・ヴィヴァ・オーストラリアの創設者リチャード・ゴールドナーの名を冠して結成されたゴールドナー弦楽四重奏団とのオーストラリアン・コンビ。
 19世紀〜20世紀フランス音楽界に大きな足跡を残したガブリエル・ピエルネ(1863−1937)。
 フォーレに献呈されたピエルネのピアノ五重奏曲は、師であるマスネ&フランクの影響を感じさせ、バスクの舞曲"zortzico"が使われている。盲目のオルガニスト、作曲家のルイ・ヴィエルヌ(1870−1937)もピエルネと同時代の重要な作曲家。ヴィエルヌもピアノ五重奏を書いているが、ここでは明るく華やかな楽想で親しまれる弦楽四重奏曲を収録。

 ※録音:2013年5月8日−10日、ポットン・ホール(サフォーク)
 


CDA 68026
\2300→\2090
カージナルズ・ミュージック
 タリス:
  ミサ・プエル・ナトゥス・エスト・ノビス(ミサ曲 《幼子われらに生まれ》)
   世の救い主なる主よ/幼子われらに生まれ(単旋律聖歌)/
   合唱隊が予言を/
   ベネディクトゥス(ほめたたえよ、イスラエルの神 である主を)/
   4声のマニフィカト/われは天の声をききぬ/見よ奇跡を
カージナルズ・ミュージック
アンドルー・カーウッド(指揮)
 カージナルズ・ミュージック新シリーズ!トマス・タリスの教会音楽集第3弾!

 タリス・スコラーズやオルランド・コンソート、オックスフォード・カメラータなどのメンバーとして活躍し、現在はセント・ポール大聖堂の音楽監督を務める英国古楽界の名匠アンドルー・カーウッドが率いるイギリスのア・カペラ・グループ、カージナルズ・ミュージック。
 グラモフォン賞のRecord of the Year(年間最優秀ディスク賞)を受賞したウィリアム・バードの教会音楽集に続き、カージナルズ・ミュージックの新たなる柱となるのが、マス・タリス(c.1505−1585)の教会音楽集。
 タリス第3弾は、クリスマス(主の降臨の祝日)の第3ミサ「幼子われらに生まれ」を定旋律とした7声のミサ「プエル・ナトゥス・エスト・ノビス」。イングランド女王メアリー1世を刺激したタリスの傑作クリスマス・ミサを、一流ソリストたちが集うアンサンブルの素晴らしき歌声で聴く。

 ※録音:2013年2月20日−22日、フィッツアラン・チャペル、アランデル城(ウェスト・サセックス)
 
CDA 67906
\2300→\2090
ロマンティック・チェロ・コンチェルト・シリーズVol.4 〜
 プフィッツナー:チェロ協奏曲集

  チェロ協奏曲イ短調 Op.posth.(第3番)
  チェロ協奏曲イ短調 Op.52(第2番)
  チェロ協奏曲ト長調 Op.42(第1番)
  ヴァイオリン、チェロと小管弦楽のための二重奏曲 Op.43*
アルバン・ゲルハルト(チェロ)
ゲルガナ・ゲルゴヴァ(ヴァイオリン)*
セバスティアン・ヴァイグレ(指揮)
ベルリン放送交響楽団
 ロマンティック・チェロ・コンチェルト最新巻!プフィッツナーのチェロ協奏曲全曲!
 ☆ドイツのマエストロ、セバスティアン・ヴァイグレはハイペリオン初登場!
 ☆ドイツ・チェロ界の新皇帝アルバン・ゲルハルトと共演!

 ハイペリオン(Hyperion)の大人気シリーズ "ロマンティック・コンチェルト・シリーズ"、待望の「チェロ」第4弾はプフィッツナーのチェロと管弦楽のための作品全曲!
 後期ロマン派における伝統的なドイツ文化の継承者、ハンス・プフィッツナー(1869−1949)は、歌劇 《パレストリーナ》で知られるドイツの作曲家。複数のチェロ協奏曲を遺しており、作品番号なしのイ短調協奏曲は1888年に書かれた若かりし頃の作品。このチェロ協奏曲は初演前に手稿譜が紛失してしまい、およそ半世紀後に書かれたOp.42のト長調協奏曲(当時もっとも影響力のあるチェロ奏者であったガスパール・カサドに献呈)が、日本では「第1番」とされている。
 その後書かれたOp.52が「第2番」とされ、これは紛失してしまった作品と同じ調性(イ短調)をとり、失われたメイン・テーマが記憶に基づいて引用されている。ところが、紛失したと思われたイ短調協奏曲は死後の1975年に発見され、1977年に初演(出版順に、こちらが「第3番」とされる)。ここでは、このようなエピソードを持つ3つの協奏曲に、ヴァイオリンとチェロの二重奏曲(二重協奏曲)を併録し、保守的な作風と言われるプフィッツナーの、青年期と晩年の作品(それも同じテーマを持つ協奏曲)を聴き比べることもできる。まさに、貴重な楽譜を蒐集し、数々の知られざる作品の蘇演・初録音に取り組んできたロマンティック・コンチェルト・シリーズならではのプログラムだろう。
 ソリストは、第1巻&第2巻でもチェロを担当してきたドイツ・チェロ界の新皇帝アルバン・ゲルハルト。2013年の東京・春・音楽祭では魅力的なワーグナーを聴かせてくれたセバスティアン・ヴァイグレの指揮に、同シリーズでは「ヤーダスゾーン&ドレーゼケ(ピアノ)」、「レーガー&シュトラウス(ピアノ)」、「フォルクマン&ディートリヒ&ゲルンスハイム&シューマン(チェロ)」と、ドイツもので実力を発揮してきたベルリン放送交響楽団という強力ドイツ・コンビにも期待がかかる。

 ※録音:2012年6月18日−21日、ベルリン放送局スタジオ(ベルリン)
 


CDA 68011/2
(2CD)
\4600→\4190
ウィリアムソン:ピアノ協奏曲全集
 ピアノ協奏曲第1番イ長調
 2台のピアノと弦楽オーケストラのための協奏曲イ短調*
 ピアノ協奏曲第2番嬰ヘ短調
 ピアノ協奏曲第3番変ホ長調
 ピアノ、3本のトランペットと弦楽オーケストラのための協奏交響曲嬰ヘ長調
 ピアノ協奏曲第4番ニ長調(世界初録音)
ピアーズ・レーン(ピアノ)
ハワード・シェリー(指揮&ピアノ*)
タスマニア交響楽団
 ウィリアムソンのピアノ協奏曲全集!

 オーストラリア生まれ、グーセンスに師事し、渡英後はイギリス人以外では初めて女王の音楽師範(英国王室学長)に任命されたマルコム・ウィリアムソン(1931−2003)。様々な音楽の影響を受け、クラシックから映画音楽まで自身も幅広い作品を遺したウィリアムソンの、4つのピアノ協奏曲と2台ピアノ協奏曲、そして協奏交響曲までを網羅した2枚組。
 ソリストは、ウィリアムソンと同じアングロ・オーストラリアン(イギリス系オーストラリア人)であり、当代きっての知性派ピアニスト、ピアーズ・レーン! そして、ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズでもお馴染みの、英国の名匠ハワード・シェリーと、オーストラリアのタスマニア島が世界に誇るオーケストラ、タスマニア交響楽団の絶妙コンビも盤石。
 1960年代には「イギリスでもっとも委嘱作品の多い作曲家」と言われ、オーストラリアとイギリスの音楽史に欠かせぬ存在であるウィリアムソンだが、現代では演奏・録音ともに決して多いとは言えない。それだけに、世界初録音&世界初演となったピアノ協奏曲第4番を含むこの全集は、ウィリアムソンの再評価の契機ともなるだろう。

 ※録音:2012年7月18日−21日&2013年4月17日−20日、フェデレーション・コンサート・ホール(オーストラリア)
 
CDA 68034
\2300
ジェラルド・フィンリーの 《冬の旅》!
 シューベルト:歌曲集 《冬の旅》 D.911
ジェラルド・フィンリー(バリトン)
ジュリアス・ドレイク(ピアノ)
 
 2008年のバーバー、2009年のシューマン、2011年のブリテンと、3度の英グラモフォン賞声楽部門賞に輝いているカナダの名バリトン、ジェラルド・フィンリーとジュリアス・ドレイクの名コンビ。
 フィンリーは、ハイペリオンではグレアム・ジョンソン伴奏による「シューベルト:歌曲全集」のプロジェクトに一部参加していたが、本格的なシューベルト・アルバムは初めて。
 オペラ歌手としての評価も高いフィンリーだが、グラモフォン賞を獲得した「シューマン:詩人の恋とハイネの詩による歌曲」のほか、前作の「シューマン:リーダークライス」も高い評価を得ており、ドイツ・リートの最高峰「冬の旅」でも高いパフォーマンスを発揮してくれることだろう。

 ※録音:2013年2月26日−28日、オール・セイント教会(ロンドン)
 

CDA 68015
\2300
アレンスキー:ピアノ三重奏曲集
 ピアノ三重奏曲第1番ニ短調 Op.32、
 ピアノ三重奏曲第2番ヘ短調 Op.73
ラフマニノフ:ヴォカリーズ(コニュス編/ピアノ三重奏版)
レオノーレ・ピアノ三重奏団
 〔ティム・ホートン(ピアノ)、
  ベンジャミン・ナバロ(ヴァイオリン)、
  ジェマ・ローズフィールド(チェロ)〕
 イギリスの若き精鋭たちによって結成された室内楽団「アンサンブル360」のメンバーによるトリオ、レオノーレ・ピアノ三重奏団のデビュー録音。チェリストは、ロマンティック・チェロ・コンチェルトVol.3のスタンフォード(CDA 67859)でソリストを務めた、ジェマ・ローズフィールド。
 アレンスキーの代表作でもあるピアノ三重奏曲2つに、様々な編曲版の存在するラフマニノフの名曲「ヴォカリーズ」のピアノ三重奏版をカップリング。編曲者のジュリアス(ユーリ)・コニュス(1869−1942)は、アレンスキーに師事し、ラフマニノフとも親交を結んだロシアの作曲家。若きアンサンブルの溌溂とした演奏で、ロシア・ロマンティックの芳醇な香りが立ち込める。

 ※録音:2013年3月9日−11日、ワイアストン・コンサート・ホール



 


CDA 67886
\2300→\1990
セドリック・ティベルギアン(ピアノ)
 シマノフスキ:ピアノ作品集

  12の練習曲Op.33
  仮面劇Op.34
  4つの練習曲Op.4
  メトープ〜3つの詩Op.29
セドリック・ティベルギアン(ピアノ)
 フランスの寵児 ティベルギアン本格参戦!近代ポーランドの巨匠シマノフスキ!

 アリーナ・イブラギモヴァとのデュオで大きな存在感を示すフランスの天才セドリック・ティベルギアン。2013年、デュボワのピアノ協奏曲集(CDA 67931)でHyperion(ハイペリオン)に協奏曲デビューを果たしたティベルギアンが、ついにピアノ・ソロで"ピアノ王国Hyperion"に本格参戦!
 挑むのは、ショパン後のポーランド楽壇を支えた、近代ポーランドを代表する作曲家、カロル・シマノフスキ。パデレフスキが絶賛し、シマノフスキのピアノ作品の中でも人気の高い若書きの秀作「4つの練習曲Op.4」を始め、シマノフスキの個性と魅力が詰まった重要作を収録。
 ティベルギアンは、イブラギモヴァとのデュオでもシマノフスキを録音しており(CDA 67703)、その解釈にも期待がかかる。今年9月の来日公演でも聴かせてくれた鋭く雄弁なタッチで、近代ポーランドの傑作を制覇してくれることだろう。

 ※録音:2013年3月10日−12日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)

 セドリック・ティベルギアン掲載情報!
  ☆ モーストリー・クラシック12月号 インタビュー掲載!(P.105)
  ☆ CDジャーナル11月号 インタビュー掲載!(P.60)
  ☆ 音楽の友11月号 来日公演レビュー掲載!(P.151)
  ☆ 音楽現代11月号 来日公演レビュー掲載!(P.159)


 かっこよすぎるバラードの第1番、映像でどうぞ。
http:www.youtube.com/watch?v=Q68ZAm-ZUFg
 

 初発売のときのジャケット。かっこいい。




 
CDA 68019
\2300
モンテヴェルディ:愛と喪失のマドリガーレ集
 マドリガーレ集第8巻 《戦いと愛のマドリガーレ》 より
  天によって導かれSV.154、
  タンクレディとクロリンダの戦いSV.153、
  天と地と風が沈黙しSV.147
 マドリガーレ集第7巻より ああ, 恋人はどこにSV.140
 マドリガーレ集第6巻より
  西風が帰り, 美しい季節を運ぶSV.108、
  ああ, 美しいその顔SV.112、
  愛する女の墓で流す恋人の涙SV.111
 メールラ:チャコーナ
アルカンジェロ、
ジョナサン・コーエン(指揮)
ジェイムス・ギルクリスト(テノール)
 出会いと別れ、情熱と悲哀のモンテヴェルディ。

 17世紀イタリアの大作曲家、クラウディオ・モンテヴェルディ(1567−1643)を象徴する作品の1つ「マドリガーレ集」。マドリガーレ集後期の第6巻〜第8巻から、名作「タンクレディとクロリンダの戦い」など、熱烈で情熱的な傑作マドリガーレを収録。
 チェリストのジョナサン・コーエンが創設したイギリスのピリオド・アンサンブル「アルカンジェロ」は、ヴァイオリンにボヤン・チチッチ、ヴィオラ・ダ・ガンバにジョナサン・マンソンなどを擁する実力派。2011年よりHyperionからリリースを始め、これが4作目。2作目の「グァダーニのためのアリア集(CDA 67924)」は、2012年の英Gramophone賞で、見事「リサイタル部門賞」に輝いている。

 ※録音:2013年3月11日&13日−15日、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会(ロンドン)
 


CDA 67985
\2300→\2090
マーティン・ブラビンズ(指揮)&BBCウェールズ・ナショナル管
 ツェムリンスキー:
  交響曲第1番 ニ短調
  交響曲第2番 変ロ長調
マーティン・ブラビンズ(指揮)
BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団
 2013年4月より名古屋フィルハーモニー交響楽団の第8代常任指揮者を務め、日本のオーケストラへの客演も重ねているイギリスのマエストロ、マーティン・ブラビンズ。ブライアンの交響曲第1番 《ゴシック》(CDA 67971/2)では桁外れのスケールを披露してくれたブラビンズとBBCウェールズ・ナショナル管弦楽団(BBC NOW)とのコンビの新録音は、ツェムリンスキーの交響曲!
 マーラーからシェーンベルクへと系譜を繋ぐオーストリアの作曲家アレクサンダー・ツェムリンスキー(1871−1942)。ツェムリンスキーの交響曲といえば、ソプラノとバリトンと管弦楽のための「叙情交響曲」が有名だが、20代前半に書いた交響曲ニ短調(第1番)、20代半ばの交響曲変ロ長調(第2番)とも、マーラーやブラームスなどの影響を感じさせながら若い感性を発揮した大作。
 ロマンティック・コンチェルト・シリーズを始め、ロマン派から近代の知られざるレパートリーで定評のあるマーティン・ブラビンズ。決して録音の多いとは言えないこの若書き交響曲でも、新たな決定盤となってくれるに違いない。

 ※録音:2013年2月10日−12日、BBCホディノット・ホール
 

CDA 68010
\2300
フローリアン・ベッシュ(バリトン)
 シューベルト:さすらい人

  さすらい人D.489/さすらい人D.649/
  さすらい人が月に寄せてD.870/ヘリオポリス I D.753/
  ヘリオポリス II D.754/ドナウ河の上でD.553/
  ブルックにてD.853/舟乗りD.536/郷愁D.456/十字軍D.932/
  別れD.475/さすらい人の夜の歌(第1作)D.224/
  さすらい人の夜の歌(第2作)D.768/秋D.945/
  海の静けさD.216/巡礼者D.794/ギリシャの神々D.677/
  森にてD.708/母なる大地D.788
フローリアン・ベッシュ(バリトン)
ロジャー・ヴィニョールズ(ピアノ)
 ロベルト・ホルの愛弟子であり、次代のリート界を担う逸材、フローリアン・ベッシュ。オペラから古楽までを高いレベルで歌うことのできるオーストリアのバリトン歌手ベッシュの、前作「レーヴェ:歌曲&バラード集(CDA67866)」に続くHyperion第2弾は、十八番のシューベルトの「放浪」をテーマにした歌曲。ONYXレーベルで録音した「冬の旅」、「美しき水車小屋の娘」は既に国内外で高い評価を得ており、Hyperionでのシューベルトにも期待がかかる。グレアム・ジョンソンとともに「歌曲大国」Hyperionを支える名伴奏者、ロジャー・ヴィニョールズのサポートも万全。

 ※録音:2012年11月11日−13日、オール・セインツ教会(ロンドン)



 

CDA 67999
\2300
ダンテ弦楽四重奏団
 コダーイ:

  弦楽四重奏曲第1番Op.2
  弦楽四重奏曲第2番Op.10
  弦楽三重奏のための間奏曲
  ガヴォット
ダンテ弦楽四重奏団
 〔クリシア・オソストヴィッツ(ヴァイオリン)、
  ジル・フランシス(ヴァイオリン)、
  レイチェル・ロバーツ(ヴィオラ)、
  リチャード・ジェンキンソン(チェロ)〕
 2011年、2012年にヴィオラとチェロが交代し、新メンバーとなったダンテ弦楽四重奏団の最初の録音は、バルトークと並んでハンガリー音楽の発展に大きな影響を与えたゾルタン・コダーイ(1882−1967)の弦楽四重奏曲集。
 ハンガリー民謡の収集・研究家としても知られるコダーイの弦楽四重奏曲にはハンガリーのメロディーがふんだんに使われており、バルトークによって「ハンガリー精神の最も完璧な実現者」と言われたコダーイの魅力と特徴が詰まった作品。
 これまで「フォーレ&フランク(CDA 67664)」、「ドビュッシー&ラヴェル(CDA 67759)」、「シベリウス&スメタナ(CDA 67845)」と録音してきたダンテ弦楽四重奏団が、豊かなハンガリーの精神を表現してくれる。

 ※録音:2013年2月1日−3日、ポットン・ホール(サフォーク)

HELIOS


CDH 55435
(新装移行再発売)
\1500
ヴォルフ:アイヒェンドルフ歌曲集
 誰よりも好きな/幸福の騎士/郷愁/異郷にてI/
 異郷にてII/異郷にてIII/ほら吹き男爵/絶望した恋人/
 学生/セレナード/夜の魔法/ジプシーの娘*/音楽師/
 追悼/帰郷/森の乙女*/少女*/秘めた愛/兵士I/
 兵士II/朋友/期待/災難/夜/愛の喜び/水夫の別れ
ステファン・ゲンツ(バリトン)
ロジャー・ヴィニョールズ(ピアノ)
ベルナルダ・フィンク(メゾ・ソプラノ)*
 ヴォルフの好きな詩人の一人ヨーゼフ・フォン・アイヒェンドルフの詩による歌曲集。ドイツのバリトン、ステファン・ゲンツは、Hyperionではベートーヴェンやマーラーの歌曲の他、クイケン&ラ・プティット・バンドとの共演でC.P.E.バッハやグラウンのオラトリオも歌っている実力派。ロジャー・ヴィニョールズとのコンビでは来日公演も行っている。

 ※録音:1997年3月19日−21日(ゲンツ)&10月24日(フィンク)/CDA 66909からの新装移行再発売
 


CDH 55447
(新装移行再発売)
\1500→\1390
ジェイムズ・ボウマン&マイケル・チャンス
 パーセル&ブロウ:カウンターテナー・デュエット集

 パーセル:
  メアリー女王の誕生日のためのオード「来たれ、汝ら芸術の子ら」 Z.323 より
   《トランペットを吹き鳴らせ》、
  聖セシリアの祝日のためのオード「たたえよ、輝かしきセシリアを」 Z.328 より
   《In vain the Am’rous Flute and soft Guitar》、
  おお孤独こそ我の最も好むところ Z.406、
  劇音楽「ボンドゥカ、イギリスの女丈夫」 Z.574 より
   《歌え、歌え、ドルイド僧よ!》、
  メアリー女王の崩御を悼むエレジー
   《おお、オラニエ家神聖なる保護者》 Z.504、
  劇音楽「乙女の最後の祈り、藁をもつかむ思い」 Z.601 より
   《No, resistance is but vain》、
  劇音楽「アテネのタイモン」 Z.632 より 《聞け鳥の鳴き声を》、
  メアリー女王を悼む哀歌 《レスビアよ、無益なことだ》
 ブロウ:
  Ah, heav’n! What is’t I hear?、ヘンリー・パーセル氏の死を悼む頌歌
ジェイムズ・ボウマン(カウンターテナー)
マイケル・チャンス(カウンターテナー)
ロバート・キング(指揮)
キングス・コンソート
 ロバート・キング&キングス・コンソートとともに、数々の名唱を残しているジェイムズ・ボウマンとマイケル・チャンス。イギリス・バロックのもっとも偉大な作曲家ヘンリー・パーセル(1659−1695)と、パーセルの師ジョン・ブロウ(1649−1708)、ともにウェストミンスター寺院のオルガニストであったパーセルとブロウの二重唱を、2人の名カウンターテナーが歌う。

 ※録音:1987年5月14日−15日/CDA 66253からの新装移行再発売
 


CDH 55458
(新装移行再発売)
\1500
ラフマニノフ・ザ・トランスクリプションズ
 リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行
 クライスラー:愛の悲しみ
 ビゼー:アルルの女 第1組曲より メヌエット
 シューベルト:歌曲集 《美しき水車小屋の娘》 D.795 より 第2番 どこへ?
 ムソルグスキー:ゴパーク
 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番より
  前奏曲、ガヴォット、ジーグ
 ラフマニノフ:6つの歌曲より ひなぎくOp.38-3
 メンデルスゾーン:真夏の夜の夢 Op.21より スケルツォ
 ラフマニノフ:12の歌曲より ライラック Op.21-5
 ベーア:WRのポルカ
 チャイコフスキー:6つのロマンスより 子守歌 Op.16-1
 クライスラー:愛の喜び
 ラフマニノフ:14の歌曲より ヴォカリーズ Op.34-14(コチシュ編)
  (ヴォカリーズを除き、すべてラフマニノフ編曲ピアノ独奏版)
ハワード・シェリー(ピアノ)
 ハイペリオン初期〜中期にハワード・シェリーが完成させた、ラフマニノフのピアノ独奏作品全集(CDS 44041/8)の中でも、人気の高いピアノ・トランスクリプション集がヘリオスで復刻。熊蜂の飛行、愛の喜び、アルルの女、真夏の夜の夢、無伴奏ヴァイオリン・パルティータ、そしてゾルターン・コチシュ編曲によるヴォカリーズ。ラフマニノフの作編曲技法の才が遺憾なく発揮された、魅惑のトランスクリプション集。

 ※録音:1991年2月20日−22日/CDA 66486からの新装移行再発売
 


CDH 55478
(新装移行再発売)
\1500
クイケン&ラ・プティット・バンド
 C.P.E.バッハ:オラトリオ 《イエスの復活と昇天》 H.777
シギスヴァルト・クイケン(指揮)
ラ・プティット・バンド
エクス・テンポレ、
ウタ・シュワベ(ソプラノ)
クリストフ・ゲンツ(テノール)
ステファン・ゲンツ(バス)
 ベルギーが誇る古楽器演奏のパイオニア、クイケン&ラ・プティット・バンドがハイペリオンに残したC.P.E.バッハがヘリオスから登場!
 バロックから古典派への橋渡しをしたとされる、「ベルリンのバッハ」ことカール・フィリップ・エマヌエル・バッハ晩年の大作オラトリオ。演奏も合唱もソリストも、さすがの高水準。

 ※録音:2002年6月23日−26日/CDA 67364からの新装移行再発売
 

CDH 55472
(新装移行再発売)
\1500
ゴーディエ・アンサンブル
 ドヴォルザーク:
  ピアノ五重奏曲第2番イ長調Op.81
  弦楽五重奏曲ト長調Op.77
ゴーディエ・アンサンブル
 ドヴォルザークの数ある人気曲の中でも、安定して高い人気を誇る傑作「ピアノ五重奏曲第2番」と、弦楽四重奏にコントラバスを加えた編成の弦楽五重奏曲ト長調(第2番)をカップリング。
 ピアノ五重奏では、フロレスタン・トリオのメンバー、スーザン・トムズがピアノを担当。様々な編成に柔軟に対応するゴーディエ・アンサンブルがドヴォルザークの魅力に迫った名盤。

 ※録音:1995年3月12日−14日/CDA 66796からの新装移行再発売
 

CDH 55456
(新装移行再発売)
\1500
ハウエルズ:合唱作品集
 聖ミカエルへのシークエンス
 聖チェチーリアのための讃歌
 エルサレムの平和を祈れ
 セント・ジョージズ・ウィンザー・サーヴィスより
  テ・デウムとベネディクトゥス
 私は麗しき全てを愛す
 サルヴェ・レジナ
 ニュー・カレッジ・サーヴィスより
  マニフィカトとヌンク・ディミッティス
 3つのキャロル・アンセムより〜
  ア・スポットレス・ローズ、子守歌を歌って、
  ここにある小さなドア
 コレギウム・レガーレ
  (キングズ・カレッジ・ケンブリッジ・サーヴィス)より
   マニフィカトとヌンクディミッティス
マルコム・アーチャー(指揮)
ルパート・ゴフ(オルガン)
ウェルズ大聖堂聖歌隊
 英国国教会の典礼のために多数の宗教曲、合唱曲を作曲したイギリスの作曲家ハウエルズ。ニュー・カレッジ、キングズ・カレッジなど様々な教会聖歌隊のために書かれたサーヴィス(教会のための祈祷書)を含む、宗教合唱作品集。
 マルコム・アーチャーは1996年よりウェルズ大聖堂の音楽監督兼オルガン奏者として活躍し2004年からはセント・ポール大聖堂の音楽監督兼オルガン奏者に就任している。

 ※CDA 67494からの新装移行再発売



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