≪第75号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その4 3/11〜
マイナー・レーベル新譜
歴史的録音・旧録音
メジャー・レーベル
国内盤
映像
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3/14(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
HMF
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ハイドン:スコットランド歌曲集
リー・リグ(The Lea-Rig)Hob.XXXIa:31bis
モラグ(Morag)Hob.XXXIa:143bis
眠っているの、それとも起きているの?
(Sleep’st thou, or wak’st thou)Hob.XXXIa:157
おおかしこき勇敢なウィリー(O wise and
valiant Willy)Hob.XXXIa:227
三重奏曲 ハ短調 Hob.XV:27よりアレグロ
それは暗い真夜中のときだった
(Twas at the hour of dark midnight)Hob.XXXIa:31bis
Jenny’s Bawbee Hob.XXXIa:252
メリーの夢(Mary’s Dream)Hob.XXXIa:1bis
三重奏曲 ハ短調 Hob.XV:27よりアンダンテ
夜に喪服を着て(The night her silent sable
wore)Hob.XXXIa:219bis
ウィリアムとマーガレット(Willian and Margaret)Hob.XXXIa:153
ベッシー・ベルとメリー・グレイ(Messy Bell
and Mary Gray)Hob.XXXIa:38
三重奏曲 ハ短調 Hob.XV27よりプレスト
とある小娘がいた(There was a lass)Hob.XXXIa:4bis
孤立した谷(HighlandAir: The Lone Vale)Hob.XXXIa
彼女は私の恋人だがまだ小娘だ
(My Love she’s but a lassie yet)Hob.XXXIa:194 |
ヴェルナー・ギューラ(テノール)
クリストフ・ベルナー
(フォルテピアノCollard&Collard)
ユリア・シュレーダー(ヴァイオリン)
ロエル・ディールティエンス(チェロ) |
ハイドンが腕によりをかけて編曲したスコットランドの伝統の旋律
録音:2012 年3 月、ライトシュターデル(ノイマルクト)
ハイドンは、スコットランドの伝統的なメロディ(「エア」と呼ばれる)を数多く編曲しました(約375
曲)。新しい伴奏や、時によってはオブリガート・ヴァイオリン、通奏低音などを加えたかたちで編曲しています。どれもがハイドンらしいウィットにとんだものですが、その多くは演奏される機会に恵まれないものとなっています。
ハイドンは、1791 から1795 年にかけて2 度イギリスを訪れており、交響曲「ロンドン・セット」などの傑作を書いたわけですが、このころにスコットランドの伝統的なエアにも出会ったと考えられます(スコットランドの伝統的な音楽には、古くはパーセルやC.P.E.
バッハも影響を受けており、特有のリズムや旋律を取り入れた作品を残しています)。はじめの100
曲は当時深刻な経済危機にあった印刷会社を助けるために無料で提供、1792
年に出版されました。この盤におさめられているのは、そのあと、1800-1804
年にかけて手がけられた、より意欲的な編曲コレクションからのもの。この編曲の大部分を依頼したのはジョージ・トムソン(1757-1841)。アマチュア音楽家で、退職したあとはスコットランドのエアの楽譜を出版していた人物。ハイドンは四季などを作曲していたころで、まだまだ彼の書く力も権力もピークにあったころ。ハイドンはそれぞれのエアを腕によりをかけて編曲しています。
なお、エアから歌曲へと編曲される場合、その歌詞の内容も変えられることが一般的でしたが、ハイドンは依頼されたときにそれぞれのエアにどのような新しい歌詞がつけられるかわからないまま作曲したものもあったそうですが、こうした歌曲の歌詞は、良家のサロンで演奏されるにふさわしい適度にセンチメンタルな内容のものが多いため、特に問題はなかったと考えられます。古くから多くの作曲家たちを魅了したスコットランドの伝統的な旋律を、ハイドン流の楽しいしかけいっぱいの編曲でたのしめる1
枚です。 |
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トーマス・ラルヒャー(b.1963):「What becomes」
Smart Dust (2005)
Poems (1975-2010)
What Becomes (2009)
A Padmore Cycle (2010-2011)* |
タマラ・ステファノヴィッチ(ピアノ)
マーク・パドモア(テノール)*
トーマス・ラルヒャー(ピアノ)* |
瞑想的静謐の世界、ラルヒャー作品集、パドモアも参加!
瞑想的なハーモニーと内部奏法などの演奏技術の融合が魅力の作曲家、トーマス・ラルヒャー。電子音楽やシンセサイザーの発展している一方で、ピアノという楽器は19
世紀に作られていたのと同じ製法で今も作られ続けている、ある意味神聖な歴史的楽器となっています。このピアノに新たな光をあてたいと考えたラルヒャーは、プリペアード・ピアノ、そして時にはピアノ弦を直接触って奏でることによって新しい表現の可能性を模索したといいます。静謐な世界の中で内部奏法が印象的に鳴り響く「Smart
Dust」や、アンスネスにインスパイアされて書かれた「What
becomes」、「Poems」などのピアノ作品は世界初録音。「A
Padmore Cycle」は、ラルヒャーの故郷の山や風景をうたったテキストに付曲したもの。パドモアを、その声で音楽の外の世界へと共に旅に出る同志と語るラルヒャー。二人の共演に注目です。
トーマス・ラルヒャーは1963 年インスブルック生まれの作曲家。ウィーンでピアノと作曲を学びました。当初はピアニストとして活躍、アバド、ブーレーズ、ウェルザー=メストらと共演を重ねる傍ら室内楽やピアノ・ソロ作品を書いていました。1998
年以降、作曲家としての活動が中心となっていきます。多くのBBC
響をはじめとする多くのオーケストラ、ベルチャ・カルテットなどの室内楽グループ、そしてアンスネス、マティアス・ゲルネ、パドモア、ムローヴァらのために作品を書いています。これまでにECM
より5 枚CD をリリースしています。 |
LSO LIVE
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LSO 0766
(8SACD-HYBRID+
4CD+1DVD)
特別価格
\10000→\8990
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「サー・コリン・デイヴィス/LSOライヴ録音選集」 |
サー・コリン・デイヴィス(指揮)
ロンドン交響楽団 |
・ベルリオーズ:幻想交響曲op. 14a 初SACD化
収録:2000年9 月29− 30 日/ロンドン、バービカンホール(ライヴ)
・ドヴォルザーク:交響曲第9 番ホ短調op.
95「新世界より」 初SACD化
収録:1999年9月/ロンドン、バービカンホール(ライヴ)
・ベルリオーズ:序曲「宗教裁判官」op. 3,
H23d 初出
収録:2006年9 月27 & 28日/ロンドン、バービカンホール(ライヴ)
・ベルリオーズ:テ・デウム 初出
コリン・リー(テノール)、ロンドン交響合唱団、エルサム・カレッジ合唱団
収録:2009年2 月22 & 23日/ロンドン、バービカンホール(ライヴ)
・シベリウス:交響詩「大洋の女神」op. 73 初出
収録:2008年6 月29 日&7月2 日/ロンドン、バービカンホール(ライヴ)
・ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第4 番ヘ短調(1934) 初出
収録:2008年9 月24 日/ロンドン、バービカンホール(ライヴ)
・ベルリオーズ:オペラ「トロイアの人びと」
ベン・ヘップナー(テノール)、ミシェル・デ・ヤング(メゾ・ソプラノ)、
ペトラ・ラング(メゾ・ソプラノ)、サラ・ミンガルド(アルト)、
ペーテル・マッテイ(バリトン)、スティーヴン・ミリング(バス)、
ケネス・ターヴァー(テノール)、トビー・スペンス(テノール)
ロンドン交響合唱団(合唱指揮:スティーヴン・ウェストロップ)
収録:2000年12 月3、6、7 日& 9日/ロンドン、バービカンホール(ライヴ)
・エルガー:エニグマ変奏曲op. 36
収録:2007年1 月6 & 7日/ロンドン、バービカンホール(ライヴ)
・エルガー:序奏とアレグロop. 47
収録:2005年9 月23 日&12月9日/ロンドン、バービカンホール(ライヴ)
・シベリウス:交響曲第2 番ニ長調op. 43
収録:2006年9 月27 & 28日/ロンドン、バービカンホール(ライヴ)
・シベリウス:交響幻想曲「ポホヨラの娘」op.
49
収録:2005年9 月18 日&10 月9 日/ロンドン、バービカンホール(ライヴ)
・ティペット:オラトリオ「われらが時代の子」
インドラ・トーマス(ソプラノ)、藤村実穂子(アルト)、スティーヴ・ダヴィスリム(テノール)、
マシュー・ローズ(バス)、ロンドン交響合唱団(合唱指揮:マシュー・ベスト)
収録:2007年12 月16 & 18日/ロンドン、バービカンホール(ライヴ)
・ウォルトン:オラトリオ「ベルシャザールの饗宴」
ピーター・コールマン=ライト(バリトン)、ロンドン交響合唱団、ジョセフ・カレン(合唱指揮)
収録:2008年9 月28 & 30日/ロンドン、バービカンホール(ライヴ)
・ウォルトン:交響曲第1 番変ロ短調
収録:2005年9 月23 日&12月4 日/ロンドン、バービカンホール(ライヴ)
[特典DVD]
・ドキュメンタリー「The Man Behind the
Music」 初出
監督:ライナー・モリッツ、字幕:日仏独伊西
※ ベルリオーズの「トロイアの人びと」のみ通常盤CD。ほかはすべてSACD
ハイブリッド盤。 |
完全限定盤!永久保存版!「サー・コリン・デイヴィス・アンソロジー」ベルリオーズ、シベリウス、V・ウィリアムズの初出音源を含む初公開のドキュメンタリー映像作品つき
サー・コリン・デイヴィスが2013 年4 月14 日に世を去ってはやくも一年。記念すべきLSO
Live 最初のカタログ番号もデイヴィス指揮のドヴォルザークの「新世界交響曲」(LSO0001)でしたが、栄誉ある100
番目のリリースもやはり、楽団の最大の功労者であるかれのために用意されました。
この13 枚組のセットは、サー・コリンのLSO
Live に対する功労のみならず、もっと正確に言えば、数十年間を通してのLSO
との関係に敬意を表するべく編まれたもの。アンソロジーといっても、既発タイトルの寄せ集めではなく、うれしいことに録り溜めてあったお宝音源のなかから選りすぐりの初出タイトルがいくつも盛り込まれているところが見逃せません。
さらに、特典DVD のドキュメタリー映像もまた初公開となる貴重な内容で、デイヴィスとその音楽を愛してやまないかたにとって、まさしくこれは文字通り永久保存版といえるでしょう。
なお、完全限定生産品とのことですのでお早めにお求めいただきますようお願い致します。
【得意のベルリオーズとシベリウスの初出音源】
デイヴィスがライフワークとしてもっとも得意としていたベルリオーズとシベリウス。2009
年収録の「テ・デウム」は、生前最後のリリースとなった2012
年の「レクィエム」に至る、ベルリオーズ・プロジェクトの一環として演奏されたもの。また、序曲「宗教裁判官」はシベリウスの第2
交響曲と同日の録音で、そのシベリウスの交響詩「大洋の女神」は第4
交響曲(LSO0601)と同日のライヴ・レコーディング。すべてファンのあいだでリリースが待たれていたものです。
【初録音となるヴォーン・ウィリアムズの第4
交響曲】
エルガー、ウォルトン、ティペットと、英国音楽のスペシャリストの面目躍如たるところを示してきたデイヴィス初の取り組みとしておおいに注目されたのが、ここでのヴォーン・ウィリアムズの第4
交響曲でした。
この作品は第2 次大戦前夜のヨーロッパを取り巻く不穏な空気を強く反映した内容で、デイヴィスがまだまだ元気だった時期の演奏ということで、その仕上がりにもおおいに期待が持てそうです。
【「新世界」と「幻想」を初SACD 化】
さらに、レーベル黎明期のタイトルで、リリース以来このかたたいへん好評な「新世界交響曲」と「幻想交響曲」を、装いもあらたにSACD
ハイブリッド盤化。音質の飛躍的な向上が期待され、演奏の感銘もいっそう深まるものとおもわれます。
【初公開のドキュメンタリー映像】
特典映像のDVD もまた、初めて日の目をみる興味深い内容。「The
Man behind the Music(音楽を支え続けてきた人物)」と題されたドキュメンタリーには、マエストロ最後の公式声明と、サー・デイヴィッド・アッテンボロー、サー・サイモン・ラトル、ロジャー・ライトらの発言が収められ、ハイライトはマスタークラス、オペラ、コンサートにおける仕事ぶりと、カメラ目線のトークで、音楽家たちを支え続けてきたことをあきらかにしています。監督は、ドキュメンタリー「ピンク・フロイド/ライヴ・アット・ポンペイ」や、小澤征爾指揮の「ジャンニ・スキッキ」「スペインの時」の音楽映像作品などを手掛けたプロデューサー、ディレクターであるライナー・モリッツ。
【資料価値大、貴重な写真満載で充実のブックレット】
ドキュメンタリー映像とタイトルも同じ、52
ページの付属ブックレットは、デイヴィスの生涯、LSO
とのあゆみ、デイヴィス語録集、1961 年から2012
年にかけてLSO と構築したディスコグラフィ(アルファベットによる作曲家順)、楽譜や手紙の画像などから構成された資料的価値の高いもので、さらに、学生時分のクラリネットを吹く姿に始まり、プライベート・ショットを含むさまざまな時代のデイヴィスの表情はもちろん、ゆかりの深かった作曲家ティペット、ピアニスト内田光子らとの貴重な写真もふんだんに収められ、たいへん充実したつくりとなっています。 |
HYPERION
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スティーヴン・ハフ/イン・ザ・ナイト
シューマン:幻想小曲集より《夜に》 Op.12-5
ベートヴェン:ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調Op.27-2
《月光》
ショパン:
夜想曲第7番嬰ハ短調 Op.27-1、夜想曲第8番変ニ長調
Op.27-2
ハフ:ピアノ・ソナタ第2番 《夜の光》
シューマン:謝肉祭 Op.9 |
スティーヴン・ハフ(ピアノ) |
名匠スティーヴン・ハフ 本格自作自演!ピアノ・ソナタ第2番
《夜の光》
アムラン、ヒューイットと並びピアノ王国ハイぺリオンを牽引するイギリス・ピアノ界の名匠スティーヴン・ハフ。2013年11月の来日公演ではリストのピアノ協奏曲第1番で圧巻の演奏を見せ、2月のNHK「クラシック音楽館」での放映も話題になったばかり。数々の賞に輝いているサン=サーンス、ラフマニノフ、チャイコフスキーなど、ピアノ協奏曲録音のイメージも強いハフだが、優れたレパートリーをセンスよくまとめた各種コンセプト・アルバムも絶品揃い。
「ニュー・ピアノ」、「イングリッシュ」、「スパニッシュ」、「フレンチ」、「イン・リサイタル」と続いたコンセプト・アルバムの最新巻は、「イン・ザ・ナイト(夜に)」。
その名の通り「夜」にまつわる曲を集めた今回のアルバムは、シューマンの「謝肉祭」と「夜に」、ベートーヴェンの「月光」、ショパンの「夜想曲」、そして注目は自作自演となるピアノ・ソナタ第2番
《夜の光(notturno luminoso)》。作曲家としても活躍するハフは、これまでも小品や編曲作品はHyperionにも録音してきたが、ピアノ・ソナタのような大作は初めての収録。現代に生きるコンポーザー=ピアニストとして本格的な評価を受けるときが来た。
※録音:2013年5月9日−10日、ワイアストン・コンサート・ホール(イギリス)
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ピツェッティ&カステルヌオーヴォ=テデスコ:ヴァイオリン・ソナタ集
ピツェッティ:
ヴァイオリン・ソナタ イ長調、3つの歌
カステルヌオーヴォ=テデスコ:
幻想曲風ソナタ、3つのヴォカリーズ |
ハガイ・シャハム(ヴァイオリン)
アーノン・エレツ(ピアノ) |
東欧ヴァイオリンの求道者、ハガイ・シャハム!
フバイ、ブロッホ、ヴェイネル、アクロンなど東欧作品を続々と取り上げてきたハガイ・シャハムとアーノン・エレツの最新作は、20世紀初期イタリアのレパートリー探求へと突入!
日本では交響曲イ長調が「皇紀2600年奉祝曲」として知られる、イルデブランド・ピツェッティ(1880−1968)に、ピツェッティに師事したイタリア系ユダヤユダヤ人作曲家マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895−1968)のヴァイオリン・ソナタ。
単なるイタリアン・プログラムと侮ることなかれ。メニューインの愛したピツェッティのソナタと、ハンガリーの女流ヴァイオリニスト、アディラ・ファキーリに献呈されたテデスコのソナタは、東欧ヴァイオリン音楽の求道者ハガイ・シャハムにとっても得意のレパートリーだろう。チェロとピアノ用に書かれ、作曲者自身によってヴァイオリン用へと編曲された「3つの歌」、マリオ・コルティによってヴァイオリン版が書かれた「3つのヴォカリーズ」も、情緒たっぷりに歌う。
※録音:2010年6月20日−23日、エルサレム音楽センター(イスラエル)
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ルビンシテイン:ピアノ四重奏曲集
ピアノ四重奏曲ヘ長調 Op.55bis(ピアノと弦楽ヴァージョン世界初録音)
ピアノ四重奏曲ハ長調 Op.66(世界初録音) |
レスリー・ハワード(ピアノ)
リタ・マニング(ヴァイオリン)
モーガン・ゴフ(ヴィオラ)
ジャスティン・ピアソン(チェロ) |
レスリー・ハワード登場! ルビンシテイン世界初録音!
フランツ・リストの世界的権威であり、全98枚におよぶ「リスト:ピアノ作品全集」の完成という前人未到の偉業を達成したピアノスト、レスリ・ハワード。久々の新録音は、アントン・ルビンシテイン(1829−1894)が遺したピアノ四重奏曲。
ヘ長調の四重奏曲は、もともとピアノと管楽器(fl,
cl, hr, fg)のために書かれた五重奏曲Op.55を、ピアノと弦楽(vn,
va, vc)の四重奏版へと改訂したもので、このヴァージョンは世界初録音となる。ハ長調の四重奏曲は、作曲当時ルビンシテインのもっとも人気のある曲の1つでありながら、現代では忘れ去られてしまっていた作品であり、このアルバムが世界初録音。
リストの異稿や断片、新発見作品など数々の世界初録音を誇るレスリー・ハワードが、ロシア・ロマン派のヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、ルビンシテインの知られざる傑作を弾く。
※録音:2013年5月15日−17日、ポットン・ホール(サフォーク)
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CDA 68041/2
(2CD)
\4600
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ヘンデル:8つの大組曲
組曲第1番イ長調 HWV.426/組曲第2番ヘ長調
HWV.427/
組曲第3番ニ短調 HWV.428/組曲第4番ホ短調
HWV.429/
組曲第5番ホ長調 HWV.430/組曲第6番嬰ヘ短調
HWV.431/
組曲第7番ト短調 HWV.432/組曲第8番ヘ短調
HWV.433/
組曲ハ短調 《パルティア》 HWV.444/
組曲ホ短調 HWV.438/シャコンヌ ト長調 HWV.435 |
ダニー・ドライヴァー(ピアノ) |
ダニー・ドライヴァー! CPEバッハの次はヘンデル!
ピアノ王国ハイペリオンの次代のエース候補、ダニー・ドライヴァー。ヨーク・ボーウェンのスペシャリストとして知られる他、近年はC.P.E.バッハの鍵盤作品集が世界各国で賞賛を浴びている。C.P.E.バッハに続いて、18世紀の作品をモダン・ピアノによってスタイリッシュに描くのは、イギリス、キャノンズ時代のヘンデルが書き上げたクラヴィーアのための大作組曲。
精巧に構築されたバッハの組曲と比べ、即興的に書き下ろされた印象も受けるヘンデルのこれらの組曲。その分、奏者のイマジネーションに委ねられる余地も大きく、ドライヴァーのセンスと力量が存分に発揮されている。ちなみに、組曲第5番の第4曲「エアと変奏」は、「調子の良い鍛冶屋」の愛称で知られる人気曲。
※録音:2012年11月11日−13日、オール・セインツ教会(ロンドン) |
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CDS 44601/4
(4CD/特別価格)
【新装移行再発売】
\6400 →\5990
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フォーレ:ピアノ作品全集
即興曲集
(即興曲第1番変ホ長調 Op.25、即興曲第2番ヘ短調
Op.31、
即興曲第3番変イ長調 Op.34、即興曲第4番変ニ長調
Op.91、
即興曲第5番嬰ヘ短調 Op.102、即興曲第6番変ニ長調
Op.86bis)/
主題と変奏嬰ハ短調 Op.73/3つのロマンス(無言歌集)
Op.17/
ヴァルス・カプリス集
(ヴァルス・カプリス第1番イ長調 Op.30、
ヴァルス・カプリス第2番変ニ長調 Op.38、
ヴァルス・カプリス第3番変ト長調 Op.59、
ヴァルス・カプリス第4番変イ長調 Op.62)/
舟歌集
(舟歌第1番イ短調 Op.26、舟歌第2番ト長調
Op.41、
舟歌第3番変ト長調 Op.42、舟歌第4番変イ長調
Op.44、
舟歌第5番嬰ヘ短調 Op.66、舟歌第6番変ホ長調
Op.70、
舟歌第6番変ホ長調 Op.70、舟歌第7番ニ短調
Op.90、
舟歌第8番変ニ長調 Op.96、舟歌第9番イ短調
Op.101、
舟歌第10番イ短調 Op.104-2、舟歌第11番ト短調
Op.105、
舟歌第12番変ホ長調 Op.105-2、舟歌第13番ハ長調
Op.116)/
ピアノのためのバラード Op.19/
夜想曲集
(夜想曲第1番変ホ短調 Op.33-1、夜想曲第2番ロ長調
Op.33-2、
夜想曲第3番変イ長調 Op.33-3、夜想曲第4番変ホ長調
Op.36、
夜想曲第5番変ロ長調 Op.37、夜想曲第6番変ニ長調
Op.63、
夜想曲第7番嬰ハ短調 Op.74)/
バイロイトの思い出*/
8つの小品 Op.84
(カプリッチョ変ホ長調 Op.84-1、幻想曲変イ長調
Op.84-2、
フーガ イ短調 Op.84-3、アダージェット
ホ短調 Op.84-4、
即興嬰ハ短調 Op.84-5、フーガ ホ短調
Op.84-6、
喜びハ長調 Op.84-7、夜想曲第8番変ニ長調
Op.84-8)/
組曲 《ドリー》 Op.56*
(子守歌 Op.56-1、ミアオ Op.56-2、ミャウ
Op.56-2、
ドリーのお庭 Op.56-3、キティ・ワルツ
Op.56-4、
優しさ Op.56-5、スペイン舞曲 Op.56-6)/
9つの前奏曲 Op.103
(前奏曲第1番変ニ長調 Op.103-1、前奏曲第2番嬰ハ短調
Op.103-2、
前奏曲第3番ト短調 Op.103-3、前奏曲第4番ヘ長調
Op.103-4、
前奏曲第5番ニ短調 Op.103-5、前奏曲第6番変ホ短調
Op.103-6、
前奏曲第7番イ長調 Op.103-7、前奏曲第8番ハ短調
Op.103-8、
前奏曲第9番ホ短調 Op.103-9)/
マズルカ変ロ長調 Op.32/
夜想曲集
(夜想曲第8番変ニ長調 Op.84-8、夜想曲第9番ロ短調
Op.97、
夜想曲第10番ホ短調 Op.99、夜想曲第11番嬰ヘ短調
Op.104-1、
夜想曲第12番ホ短調 Op.107、夜想曲第13番ロ短調
Op.119) |
キャスリン・ストット(ピアノ)
マーティン・ロスコー(ピアノ)* |
キャスリン・ストットの超名盤、フォーレ全集復刻!
多岐に渡る活動と長い経験を誇り、イギリスでもっとも多才なピアニストの一人とされる女流ピアニスト、キャスリン・ストットの名盤フォーレが新装再発売!
1995年にリリースされたこの4枚組からなる「フォーレ:ピアノ作品全集」は、英BBCミュージック・マガジン誌では「キャスリン・ストットは現在最も素晴らしいフォーレ弾きの地位にある」と絶賛され、その業績によりフランスの芸術文芸シュヴァリエ勲章を授与された、まさにストットの活動の根幹を築く代表盤である。
フォーレのピアノ作品の決定盤、ハイペリオンのロング・セラーとして親しまれてきたを、お求めやすい価格で。
※録音:1994年6月20日−23日&9月4日−8日、セント・ジョージ教会(ブランドン・ヒル、イギリス)
※CDA 66911/4からの新装移行再発売 |
HELIOS
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CDH 55474
【新装移行再発売】
\1500
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ブルックナー:交響曲第3番ニ短調 《ワーグナー交響曲》
(1876年のアダージョを伴う1977年版/世界初録音) |
オスモ・ヴァンスカ(指揮)
BBCスコティッシュ交響楽団 |
フィンランドの名指揮者オスモ・ヴァンスカがミネソタ管弦楽団の音楽監督に就く前、BBCスコティッシュ交響楽団の首席指揮者を努めていた頃の名盤の1つ。しばらく廃盤となっていたブルックナーの第3番がHeliosシリーズから登場。
ワーグナーのオペラからの引用を含み「ワーグナー交響曲」の愛称で呼ばれ、複数の異稿が存在するこの交響曲。ヴァンスカは通常「ノヴァーク版第2稿」と呼ばれる1877年版に、1876年頃に完成したとされる緩徐楽章の異稿「アダージョ」を第2楽章に使用。1999年のBBCプロムスで披露されたこのヴァージョンの世界初録音となったアルバムである。
※録音:2000年6月8日−10日/CDA 67200からの新装移行再発売
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CDH 55475
【新装移行再発売】
\1500
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デュリュフレ:オルガン作品全集
エピファニーのイントロイトゥスへの前奏曲
Op.13
アランの名による前奏曲とフーガ Op.7
オルガンのための組曲 Op.5
スケルツォ Op.2
前奏曲、アダージョと《来たれ、創り主なる精霊よ》
の主題によるコラール変奏曲 Op.4
ソワソン大聖堂のカリヨンの主題によるフーガ
Op.12 |
ジョン・スコット(オルガン) |
1990年から2004年までセント・ポール大聖堂のオルガニスト兼聖歌隊ディレクターを務めたジョン・スコット。Hyperionには、セント・ポール大聖堂聖歌隊とはもちろん、マシュー・ベスト&コリンドン・シンガーズとの録音も多数残している。現在はマンハッタンの聖トーマス教会でオルガニスト兼ディレクターを担うスコットがセント・ポール大聖堂のオルガンを弾いた、モーリス・デュリュフレの「オルガンのための作品全集」。
※録音:1989年4月10日−12日/CDA 66368からの新装移行再発売 |
TOCCATA
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TOCC-220
\2600 |
ジェラルド・シュルマン:室内楽作品集 第2集
1-4.弦楽四重奏曲 第1番(2003-2004)/
5-7.クラリネット、チェロとピアノのための三重奏曲(2002)/
8.チェロとピアノのための幻想曲(1967)/
9-12.弦楽四重奏曲 第2番(2011-2012) ※初録音 |
リリス弦楽四重奏団…1-4.9-12/
ヘカン・ローゼングレン(クラリネット)…5-7/
クライブ・グリーンスミス(チェロ)…8/
ミハイル・コルツェフ(ピアノ)…5-8 |
録音 2013年6月20-21日…1-4.9-12, 2013年11月23日…5-8,
カリフォルニア,デパートメント・オブ・ミュージック,メング・コンサート・ホール
東インド諸島に生まれ、1981年以来アメリカに拠点を置き活躍しているイギリス系オランダの作曲家シュルマン(1924-)。このアルバムは彼の90歳の誕生日を記念してリリースされます。彼の第1集の室内楽作品は、異国情緒を感じさせる豊かな香りを持つ作品が評価されましたが、この第2集は更に多彩な作品が集められています。2つの弦楽四重奏曲は今世紀になってから書かれたもので、彼の人生の集大成ともいうべきものですが、注目すべきは1967年に書かれた「幻想曲」で、当時の潮流を反映した興味深い作品と言えそうです。
第1集…TOCC-133 |
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TOCC-222
\2600 |
アーサー・ファーウェル:ピアノ作品集 第2集
1.夜明け Op.12(1902)/
2-10.散文の中のパステル,その後のトーン画像…
Tone Pictures after Pastels in Prose,Op.7(1895)/
《多調の練習曲 Op.109 第2巻(1940-1950)》
11.第12番:ハ短調/ト短調/12.第13番:ハ短調/ヘ短調/
13.第14番:ロ短調/ト短調/14.第15番:ハ短調/変ホ短調/
15.第16番:ニ短調/ホ短調/16.第17番:ヘ短調/ホ短調/
17.第18番:ヘ短調/嬰ヘ短調/18.第19番:ト短調/ロ短調/
19.第20番:変ホ短調/イ短調/20.第21番:変ロ短調/ト短調/
21.第26番:変ニ長調/ヘ短調/
22.残丘と平野から Op.20-第2番「ポーニー族の馬」(1905) |
リサ・シェリル・トーマス(ピアノ) |
録音 2012年11月1-2日 カナダ サフォーク,ポットン・ホール
アメリカの才能溢れる作曲家、指揮者、楽譜出版社、そして作家、神秘主義者アーサー・ファーエル(1872-1952)。彼の奇妙な作品は第1集(TOCC0026)でもお楽しみいただけますが、ここでも彼が傾倒したネイティヴ・アメリカの民謡を用いつつも、印象派と新古典派の影響も存分に受けたであろう、特異な作品を聴くことができます。
「多調の練習曲」は第1集からの続きで、2つの調性が併記されていますが、ここでも明確な調性はあまり感じ取ることが出来ず、どちらかと言うと印象派の和声のような不確定で流動的な響きとなっているところが面白いものです。(しゃぶしゃぶのたれの「ごま」と「ポン酢」を混ぜたような味わいとでもいいましょうか?)。ここでピアノを演奏しているリサ・シェリル・トーマス自身もネィティブ・アメリカンの血をひく人で、これらの曲に対する愛の深さは計り知れないものであることは間違いありません。 |
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TOCC-234
\2600 |
アレクサンドル・グレチャニノフ:ヴィオラとピアノのための作品全集
1-3.ヴィオラ・ソナタ 第1番 変ロ長調 Op.161(1940)/
4-12.ヴィオラ・ソナタ 第2番 ヘ長調 Op.172(1943)/
13-14.ドビュッシー:2つの歌(グレチャニノフ編)
<ロマンス/美しい夕暮れに>/
15-24.組曲「早朝に」Op.126b(1930)/
25-29.組曲「古風な方法で」(1918)
※1-3.13-14…初録音, 4-12.15-24.25-29…この版にての初録音 |
エレナ・アルタモノヴァ(ヴィオラ)/
ニコラス・ウォーカー(ピアノ) |
録音 2013年6月29-30日 カナダ サフォーク,ポットン・ホール
商人の父を持ちながらも、家業を継がずモスクワ音楽院で学び、作曲家として成功を収めたというグレチャニノフ(1864-1956)。華々しく活動を始めるも、ロシア革命が勃発し、ロシアを離れプラハやパリを転々とし、結局はアメリカに移住し、1940年代後半にアメリカの市民権を得たという人です。国民楽派の影響下にありながらも、晩年の作品は当時のアメリカで流行していた新古典派の音楽の影響も取り入れるというニュートラルなもの。宗教作品ではロシア正教会の伝統を踏まえた曲を書き、器楽曲ではモダンな作品を書くというなかなか面白い作曲家です。このヴィオラのための作品集は、ほとんどが未発表作品ですが、どれも魅力的でこの作曲家の姿を端的に伝えています。グレチャニノフ生誕150年の記念盤です。
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TOCC-248
\2600 |
C.P.E.バッハ:宗教的歌曲集
1-6.宗教的頌歌と歌曲集 wq194/h686より(1758)
<第14番:受難の歌/第9番:願い/第7番:夕べの試練/
第31番:夕べの歌/第45番:懺悔の歌/
第24-25番:永遠の命の慰め>/7.幻想曲
ハ短調/
8-12.宗教的歌曲集 第1巻&第2巻 wq197-98/h749
and752より(1780-1781)
<第1巻,第29番:イエスの詩の前の暗黒について/
第1巻,第2番:受難の歌/第1巻,第13番:最後の審判の日/
第2巻,第18番:夏の夜の感覚/第1巻,第14番:春に> |
ノルベルト・マイン(テノール)/
テレンス・チャールストン(クラヴィコード) |
録音 2012年9月 ロンドン ロイヤル・カレッジ・オブ・ミュージック・スタジオ
J.S.バッハとマリア・バルバラの次男にあたるカール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788)。彼が活動した時代は、そろそろバロックから古典派に移り変わるころであり、その作品もテレマンから受け継いだ「ギャラント様式」(明晰で簡潔。華美になり過ぎたバロック様式への反発)や、感情表現を重視した「多感様式」に傾倒したものになっています。この宗教的歌曲集は、父バッハの様式よりもベートーヴェンやハイドンに近い雰囲気を感じさせるもので、自由であり、また流麗なメロディに満ちています。マインの堅実ながらも柔らかい声と、チャールストンのクラヴィコードの繊細な音色がマッチした美しい演奏です。 |
ESTONIAN RECORD PRODUCTIONS
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ヴィヴァルディ(1935-):通奏低音を伴わないソナタ集
2つのヴァイオリンのためのソナタ変ロ長調
RV77
2つのヴァイオリンのための室内ソナタ第1番ヘ長調
RV70(*)
2つのヴァイオリンのための室内ソナタ第2番ト長調
RV71
2つのヴァイオリンのための室内ソナタ第3番ヘ長調
RV68(*) |
バルティック・バロック
マリア・クレチンスカヤ、エフゲニー・スヴィリドフ(ヴァイオリン)
インビ・タルム(チェンバロ(*))
グリゴリー・マルチゾフ(アーティスティック・ディレクター) |
録音:2013年、ブラックヘッド組合の館、タリン、エストニア 通奏低音パートの演奏が任意とされているソナタ集。
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VIVALDI COLLECTION
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ヴィヴァ・ヴィヴァルディ
ヴィヴァルディ(1678-1741):
リコーダー、ヴァイオリン、チェロと通奏低音のためのソナタ
ハ長調 RV801
リコーダー、ヴァイオリンと通奏低音のための協奏曲ト短調
RV103
ヴァイオリン、リコーダー、チェンバロのオブリガートと通奏低音のためのソナタ
ハ長調 RV779
リコーダー、ヴァイオリン、チェロと通奏低音のための協奏曲ヘ長調
RV100
リコーダー、ヴァイオリン、チェロと通奏低音のための協奏曲ニ長調
RV91 |
バルティック・バロック
グリゴリー・マルチゾフ(リコーダー、ディレクター)
アレクセイ・ストレリニコフ(ヴァイオリン)
ソフィア・マルチゾヴァ(チェロ)
レイヌート・テップ(チェンバロ) |
録音:2005年10月24-25日、エストニア劇場および音楽博物館、タリン、エストニア
2005年11月26-27日、ケイラ教会、ケイラ、エストニア
現在進行中のヴィヴァルディ・コレクション・シリーズの開始以前に録音されたバルティック・バロックの自主制作盤。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
<メジャー・レーベル>
Australian Eloquence
昨今のメジャー・レーベルの、「なんでもかんでもボックス、ボックス」という風潮に対し、ユニバーサル系列
Australian Eloquence による、廉価盤でありながらきちんと1枚1枚のアルバムにコンセプトをもたせて大事にリリースするという姿勢は大いに評価したい。 |
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480 6570
(3CD)
\3000 |
ラローチャ/モーツァルト:ピアノ・ソナタ集
モツァルト:
ピアノ・ソナタ第11番イ長調K.331「トルコ行進曲付」
同 第9番ニ長調K.331, 第10番ハ長調K.330,
第12番ヘ長調K.332,
同 第16番ハ長調K.545, 第18番ニ長調K.576,
第4番変ホ長調K.282,
同 第8番イ短調K.310, 第14番ハ短調K.457,
幻想曲ハ短調K.475(1973年録音), 同ニ短調K.397,
同ハ短調K.475(1986年録音),
ロンド ニ長調K.485,
ハイドン:
アンダンテと変奏曲ヘ短調H.XVII: 6, ピアノ協奏曲ニ長調H.XVIII:
2* |
アリシア・デ・ラローチャ(P)
デイヴィッド・ジンマン(指揮)
ロンドン・シンフォニエッタ* |
瑞々しさと若々しさを兼ね備えた流麗な演奏
【録音】1973年6月(K.331, 475, 485), 1976年1月(K.311,
330, 397, H.XVII: 6), 1977年6月(K.332, 545,
576), 1980年8月(ハイドン協奏曲), 1979年9月(K.282,
310), 1986年1月(K.457, 475)
スペイン物の的確な解釈で知られる20世紀屈指のスペインのピアニスト、アリシア・デ・ラローチャ。彼女はモーツァルトやハイドンにも優れた解釈を示したことでも知られています。
彼女は1989-1991年にモーツァルトのソナタ全曲録音をRCAにも行いましたが、DECCAに残した70年代のこの演奏は謙虚でありながら、瑞々しさと若々しさを兼ね備えた流麗な表現が特徴。
ハイドンでも良く回る指と快活な表現が見事な実を結んでいます。 |
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480 6882
\1200 |
ラローチャ/スカルラッティ、ヘンデル、ソレール作品集
D・スカルラッティ:
ソナタ ニ短調K.9, ヘ長調K.6, ニ短調K.10,
ト短調K.8, ト長調K.13, ハ短調K.11, ホ長調K.28,
ヘンデル:
組曲第5番ホ長調HWV.430,
ソレール:
ソナタ 嬰ハ短調, ニ長調、ト短調, 嬰ヘ短調,
ヘ長調, ト短調, ニ長調 |
アリシア・デ・ラローチャ(P) |
ラローチャの比較的珍しいレパートリー
【録音】1979年9月(スカルラッティ), 1974年5月&1980年9月(ソレール),
1986年1月(ヘンデル)
スペイン物のオーソリティとして知られるアリシア・デ・ラローチャ。グラナドスの孫弟子としてピアノを学び始めた幼少時から、約70年の長きに渡ってピアニストとしてのキャリアを誇り、常に安定感溢れる演奏を聴かせたことで知られています。このアルバムでは、ヘンデルやスカルラッティなど、彼女にとっては比較的珍しいレパートリーを収録。小さな曲の隅々までにも、愛情が漲っています。 |
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480 7084
\1200 |
ラローチャ/アルベニス&トゥリーナ作品集
アルベニス:
スペイン組曲Op.47,
スペイン狂詩曲Op.70(アルフテルによる管弦楽補完版)
トゥリーナ:交響的狂詩曲 |
アリシア・デ・ラローチャ(P)
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 |
ラローチャお得意のスペイン作品
【録音】1983年7月(スペイン狂詩曲, 交響的狂詩曲)/1967年11月(スペイン組曲)
20世紀を代表するピアニストの一人、アリシア・デ・ラローチャ。このアルバムは彼女が最も得意としたアルベニスの「スペイン組曲」と「スペイン狂詩曲」、そしてトゥリーナの「交響的狂詩曲」を収録したもの。
アルベニスの見事さはもちろんのこと、弦楽オーケストラとの共演であるトゥリーナでの、シンプルさと瀟洒さを併せ持つ美しさは他の追従を許しません。 |
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480 1276
(2CD)
\1800 |
シュトライヒ/ワルツ, アリア, 民謡, 子守歌を歌う
【CD1】
J・シュトラウス2世:春の声/
サン=サーンス:ナイチンゲールとバラ/
ヴェルディ:煙突掃除屋/
ゴダール:ジョスランの子守唄/
アルディーティ:パルラ・ワルツ/
スッペ:恋はやさし野辺の花よ/
ドヴォルザーク:白銀の月よ/
マイアベーア:軽い影よ/
ヨーゼフ・シュトラウス:オーストリアの村つばめ/
アラビエフ:ナイチンゲンール/
ドリーブ:カディスの娘/
ツェルニク:だれが知ろう?/
マルケージ:フォレッタ/
フロトー:夏の最後のバラ/
デラックァ:ヴィラネル/
J・シュトラウス:ジーフェリングのリラの花/
アルディーティ:くちづけ/
【CD2】
君恋しい歌(北ドイツ民謡)/ああ,愛する天使(スイス民謡)/
フレール・ジャック(フランス民謡)/私の恋人(フランス古謡)/
取り入れをする女の歌(イタリア民謡)/
ラウターバッハで(ドイツ民謡)/ねむれ,私の小鳥(ユダヤ民謡)/
盃におまえのひとみを(イギリス民謡)/
誰も知らない私の悩み(黒人霊歌)/さくらさくら(日本古謡)/
かわいい前髪(ロシア民謡)/おやすみよい子(ロシア民謡)/
海の上(イタリア民謡)/小鳥ならば/月はのぼり/
別れ−ムシデン(ドイツ民謡)/
「子供の魔法の角笛」〜いくつ星があるかご存じ?(ドイツ民謡)/
夕方は心地よい/小さい小屋の立つ所(シュヴァーベン地方の民謡)/
「ロホハムの歌の本」〜我が思いのすべて(ドイツ歌曲)/
鐘の音(ドイツ民謡)/
ウェーゼルの市長(ニーダーライン地方の民謡)/
季節のうつり変わり(ドイツ民謡)/
眠れ、よい子よ(ドイツの子守歌)/
眠れ,わが王子よ(ドイツの子守歌)/
眠りの精(ドイツの子守歌)/かっこう(ヴェストファーレン地方の民謡)/
お姉さん(「弟よ、ああ弟よ」による/ドイツ民謡)/
お母さん、ほしいものがあるの(ライン地方の民謡)/
朝に(オーバーシュタイヤーマルクの民謡)/
夕べの歌(ドイツ民謡)/アヴェ・マリア(モーツァルト) |
リタ・シュトライヒ(Sp)/
【CD1】
クルト・ゲーベル(指揮)
ベルリン放送交響楽団,
ベルリンRIAS交響楽団/
【CD2】
カール・ミヒャルスキ(指揮)
ルドルフ・ラーミイ合唱団と器楽合奏団,
クルト・ゲーベル(指揮)
バイエルン放送交響楽団員、他 |
「ウィーンのナイチンゲール」と呼ばたリタ・シュトライヒの美声
【録音】1955, 1958, 1962, 1964年
「ウィーンのナイチンゲール」と呼ばれ、その美しい声が愛されたソプラノ、リタ・シュトライヒ(1920-1987)。彼女はドイツ人の父とロシア人の母を持ち、幼い頃からドイツ語とロシア語を自由に話すことができそうです。
オペラ歌手としてのデビューは「ナクソス島のアリアドネ」のツェルビネッタであり、以降、そのコロラトゥーラをいかし、R.シュトラウスやモーツァルトをはじめ、愛らしい民謡などでも素晴らしい歌唱を聴かせたことで知られています。 |
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480 7096
(2CD)
\1800 |
シャンドール・コーンヤの芸術
【CD1】
プッチーニ:
「トスカ」〜妙なる調和/「西部の娘」〜あれから6ヶ月たった/
「蝶々夫人」〜愛の家よ、さようなら/
「トゥーランドット」〜泣くなリュー/
「ジャンニ・スキッキ」〜フィレンツェは花咲く木のように/
「マノン・レスコー」〜何とすばらしい美人/
「ラ・ボエーム」〜冷たい手を/「トゥーランドット」〜誰も寝てはならぬ/
「西部の娘」〜やがて来る自由の日/
「外套」〜おまえの言うとおり/「トスカ」〜星は光りぬ/
「マノン・レスコー」〜一体どうしたのだ//
ドニゼッティ:「愛の妙薬」〜人知れぬ涙/
マイアベーア:「アフリカの女」〜おお、パラダイス/
ポンキエッリ:「ジョコンダ」〜空と海/
フロトー:「マルタ」〜夢のように/
ヴェルディ:「アイーダ」〜清きアイーダ/
ヴェルディ:「トロヴァトーレ」〜
「Laβ die Sorgen entschwinden」「Lodern
zum Himmel」 (ドイツ語歌唱)/
ヴェルディ:「リゴレット」〜
「Sie wurde mir entrissen」「Ach wie so
trugerisch」 (ドイツ語歌唱)/
【CD2】
ヴェルディ:「6つのロマンツァ(1838)」〜
「墓に近寄るな」「エリザよ、疲れた詩人は死にゆく」「孤独な部屋で」/
「6つのロマンツァ(1845)」〜「夕暮れ」「神秘」「ジプシー女」「乾杯」//
ワーグナー:
カーニバルの歌/「月のロンデル」〜「もみの木」「バラ」/
二人の擲弾兵/
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」〜
「冬の日の静かな炉ばたで」「朝はバラ色に輝いて」/
「ローエングリン」〜「はるかな国へ」「愛しい白鳥よ」 |
シャンドール・コーンヤ(T)/
【CD1】
アントニーノ・ヴォットー(指揮)
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団,
ヤーノシュ・クルカ(指揮)
バンベルク交響楽団,
リヒャルト・クラウス(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団/
【CD2】
オットー・グート(P),
リヒャルト・クラウス(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 |
ドラマティックで美しく迫力ある歌唱に圧倒
【録音】1959, 1960, 1962, 1967年
ハンガリー生まれのテノール、シャンドール・コーンヤ(1923-2002)。彼はフランツ・リスト音楽院で学び、その後ミラノに留学、1951年にプロデビューを果たしました。
1953年には初めてローエングリンを歌うなど注目を浴び、1955年にベルリン国立歌劇場のメンバーとなり、活躍の場を広げた。バイロイトで歌うなどドイツ・オペラを得意としたが、そのドラマティックな声を生かし、イタリア・オペラでも幅広い役を歌った。この2枚組では、彼の美しく迫力ある歌を聴くことができます。 |
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480 6639
(2CD)
\1800 |
ケンプ・プレイズ・ブラームス Vol.1
ブラームス:
ラプソディ集Op.79, バラード集Op.10,
8つの小品Op.76, 幻想曲集Op.116, 間奏曲集Op.117,
6つの小品Op.118, 4つの小品Op.119 |
ヴィルヘルム・ケンプ(P) |
ケンプの情熱的な美しさ
【録音】1950年, 1953年
ケンプのブラームスというと「渋い」「枯淡の境地」と評されることが多いのですが、この50年代の演奏は、もっと情熱的で荒々しささえ感じさせるのが意外。
とはいえ、これらの録音は、かのブレンデルにも強い影響を与えるなど、ピアノ演奏史の中でも重要な位置付けがされているものでもあります。とりわけ、深く深く沈み込んでいくようなOp.116の幻想曲の美しさは絶品。 |
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480 8293
(2CD)
\1800 |
ケンプ・プレイズ・ブラームス Vol.2
ブラームス:
ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15,
ラプソディ集Op.79, 間奏曲集Op.117,
ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ Op.
24,
ピアノ・ソナタ第3番ヘ短調Op.5,
スケルツォ 変ホ短調Op.4 |
ヴィルヘルム・ケンプ(P)/
フランツ・コンヴィチュニー(指揮)
シュターツカペレ・ドレスデン(協奏曲) |
ケンプの伝説的な熱きブラームス演奏
【録音】1950〜1957年
古き良き伝統を伝えるシュターツカペレ・ドレスデン。とりわけこのコンヴィチュニーが首席指揮者を務めていた当時の音色は独特であり、とりわけ弦の響きは「いぶし銀の美しさ」を誇るもの。
そしてケンプは、この録音のためにわざわざドレスデンに赴き、ここで伝説的な熱き演奏を聴かせました。余白に収録されたソナタと少品集にも、ケンプの美点が集約されています。 |
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480 7403
\1200 |
ボスコフスキー/モーツァルト:バレエ音楽集
モーツァルト:
バレエ音楽「レ・プティ・リアン」K.299b(K.Anh.10)
歌劇「イドメネオ」のための5つのバレエ音楽K.367
歌劇「イドメネオ」ための行進曲
ホルンのためのロンド 変ホ長調K.371*
音楽の冗談K.522 |
ヴィリー・ボスコフスキー(指揮)
ウィーン・モーツァルト・アンサンブル、
ローラント・ベルガー(Hr) |
品の良い解釈と抜群のリズム感が生む出す愉悦あふれるモーツァルト
【録音】1966年, 1967年, 1969年
ヴァイオリニストとしては、長らくウィーン・フィルのコンサートマスターとして活躍し、また指揮者としては、ニューイヤーコンサートの土台を築くなど、数多くの偉業をなしとげたボスコフスキー。
このアルバムは彼によるモーツァルトのバレエ音楽を中心に収録した1枚。品の良さと抜群のリズム感に支えられ、愉悦に満ちたモーツァルトです。 |
<国内盤>
3/13(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
2L
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2L 102SABD
(Blu-ray Disc Audio
+ SACD HYBRID
[5.1surround/stereo])
\4000
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管楽器のためのシンフォニー
ヒンデミット:協奏音楽Op.41(1926)
シェーンベルク:主題と変奏 ト短調 Op.43a(1943)
ストラヴィンスキー:管楽器のためのシンフォニー(1918-20
rev.1945-47)
ヒンデミット:交響曲 変ロ調(1951)
ロルフ・ヴァリーン(1957-):変化(Changes)(1984) |
王立ノルウェー海軍音楽隊
インガル・ベルグビ(指揮) |
伝統ある王立ノルウェー海軍音楽隊による「新しい音楽」の探求者4
人の作品、2Lの超高音質録音で鮮明な力強いサウンド響き渡る!
録音:2013 年4 月 ヤール教会(ベールム、ノルウェー)[DXD
(24bit/352.8kHz) 録音](制作・バランスエンジニアリング,モッテン・リンドベルグ/
録音・ビアトリス・ヨハンネセン)/62’17
[Blu-ray:5.1 DTS-HD MA (24bit/192kHz),
2.0 LPCM (24bit/192kHz), mShuttle: MP3 &
FLAC, Region All][SACD DXD (5.1 surround
2.8224 Mbit/s/ch, 2.0 stereo 2.8224 Mbit/s/ch)
/ CD 2.0 stereo (16 bit/44.1 kHz)]
ノルウェーはウィンドミュージックの長い歴史と伝統を誇る国のひとつ。ウィンドオーケストラ、シンフォニックバンド、ウィンドバンドがそれぞれの地方でさまざまの活動を行っています。ノルウェー王国の軍隊も、国王近衛兵音楽隊をはじめ、5
つのプロフェッショナル・バンドを抱えています。BD
オーディオ のパイオニアとして名を高めてきたノルウェーの
2L レーベルからリリースされ、グラミー賞ベスト・エンジニア賞にノミネートされたノルウェー軍音楽隊によるフランスのウィンド作品集『凱旋路』(2L086SABD)につづき、王立ノルウェー海軍音楽隊のアルバムがリリースされます。
王立ノルウェー海軍音楽隊は1820 年に創設されました。現在の隊員は29
名。オスロフィヨルドのホーテンを本拠とし、国内と国外、年間130
回から150 回のコンサートに出演しています。2008
年から王立ノルウェー海軍音楽隊の首席指揮者を務めるのはインガル・ベルグビ(1964-)。ノルウェー音楽アカデミーでクラリネットを学び、同アカデミーのカシュテン・アンデシェンとシベリウス・アカデミーのヨルマ・パヌラの下で指揮法を修めました。ベルゲンの現代音楽グループ
BIT 20 Ensemble の首席指揮者、スウェーデンのヴェルムランド・オペラの音楽監督、ベルゲン・フィルハーモニックの首席客演指揮者、ノルウェー放送管弦楽団の「プロフィール指揮者」を経験しています。
アルバム『管楽器のためのシンフォニー』には「新しい音楽」の探求者4
人の作品が5 曲収録されています。〈協奏的序曲〉〈歌曲『高貴な騎士、オイゲン王子』による7
つの変奏〉〈行進曲〉の3 曲からなるヒンデミットの《協奏音楽》。ソナタ形式の第1
楽章、抒情的な音楽とスケルツォの第2 楽章、「フーガ」の終楽章をもつ、同じくヒンデミットの1951
年の交響曲。シェーンベルクの《主題と変奏》は「様式化された行進曲」の主題とさまざまな楽器の組み合わせによる「和声の旅」。曲名がアルバムのタイトルに使われたストラヴィンスキーの《管楽器のためのシンフォニー》には「ドビュッシー追悼」の副題がつけられています。曲名の「シンフォニー(symphonies)」は、いくつかの楽章から構成されるいわゆる「交響曲(symphony)」ではなく、「アンサンブルの中にあるアンサンブル」が一緒に(syn)なって生まれる音(phone)、それぞれに独自の響きをもつ異なる楽器群の相互作用(インタープレイ)がイメージされたと言われます。1945
年から1947 年にかけて改訂された版による演奏です。ノルウェーの作曲家ロルフ・ヴァリーンの《変化》は、「変化の書」といわれる中国の『易経(I
Ching)の考えを基に、いろいろな「変化」を精密なテクスチュアをもつ透明な音の描画とした作品です。
録音セッションは、オスロに近いベールムのヤール教会で行われました。「新しい録音」の試みを意欲的に進める
2L のスタッフの手で王立ノルウェー海軍音楽隊の音楽が臨場感のある音に捉えられています。
Blu-ray Disc Audio と SACD hybrid のディスクをセットにしたアルバムです。
5.1 DTS-HD MA と 2.0 LPCM の音声を収録した
Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッドディスクをセットにしたアルバムです。Pure
AudioBlu-ray ディスクにはインデックスを除き映像は収録されていません。SACD
ハイブリッドディスクはSACD ブレーヤーとCD
プレーヤーで再生できますが、Pure Audio Blu-ray
ディスクはCD やDVD のプレーヤーでは再生できないので、Blu-ray
プレーヤーもしくは Blu-ray 対応のPC をお使いください。 |
LSO LIVE
|
LSO 0748
(SACD HYBRID)
\2400 →\2190
|
ゲルギエフ&ロンドン響
ブラームス:ドイツ・レクィエム op.45 |
サリー・マシューズ(ソプラノ)
クリストファー・マルトマン(バリトン)
ロンドン交響合唱団
サイモン・ハルジー(合唱指揮)
ロンドン交響楽団
ワレリー・ゲルギエフ(指揮) |
超優秀録音。ゲルギエフ&ロンドン響によるブラームスのドイツ・レクィエム
収録:2013 年3 月30 & 31 日/ロンドン、バービカンホール(ライヴ)/DSD
マルチチャンネル、ステレオ
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン/エンジニア:ニール・ハッチンソン&ジョナサン・ストークス
SACD ハイブリッド盤。2012 / 13 年のシーズンに、ゲルギエフはロンドン響を指揮してブラームスとシマノフスキの作品を対比上演するという意欲的なシリーズで話題を集めましたが、このたびLSO
Live に登場するブラームスの「ドイツ・レクィエム」は、2013
年3 月30 日と31 日に、シマノフスキの「スターバト・マーテル」(LSO0739)に続いて、後半に演奏されたプログラムになります。
ゲルギエフにはロッテルダム・フィルを指揮した「ドイツ・レクィエム」のライヴ映像作品がすでに知られており、2008
年5 月25 日におこなわれたこのときの模様は、1995
年よりこの年まで13 年に亘るゲルギエフの首席指揮者時代を締め括る最後のコンサートということもあってでしょうか。たいへん熱のこもった指揮ぶりと並んで、世界最高峰と称されるスウェーデン放送合唱団の高水準の仕上がりがひときわ記憶に残るものでした。
いっぽう、ロンドン響との新盤でも、相変わらず声楽陣の優秀さが光ります。1966
年にロンドン響の仕事を補完するために結成され、ロンドン響とのこれまでのレコーディングでも数多くのパワフルな演奏を聴かせてきたロンドン・シンフォニー・コーラスを率いるのは、当代超一級のコーラス・ビルダーとして知られるサイモン・ハルジー。精緻で妙なるハーモニーはまさに、このひとならではのなせるワザといえます。
ともに英国出身のソリストのふたりも的を射たキャスティング。LSO
Live ではおなじみのマシューズは、凛とした歌声がたまらなくチャーミング。リートに声楽曲、オペラと実績を積むマルトマンは、知的で濃やかな性格表現に長けていることをここでもあらためて強く印象付けています。
ゲルギエフ率いるロンドン響による「ドイツ・レクィエム」は、就任以来7
シーズン目に入った首席指揮者のもとで、あらたな充実の時代を迎えている楽団のいまをうかがい知るのに、またとない内容といえるでしょう。 |
OTAKEN RECORDS
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「風の伝説」〜ホルン五重奏作品集
カモネッティ:ホルン五重奏曲 第1番 変ホ長調Op.4
グラズノフ:牧歌Op.14-1
ボーエン:ホルン五重奏曲 ハ短調Op.85
サン=サーンス:ロマンス ヘ長調Op.36(カモネッティ編) |
池田 重一 (ホルン)
カモネット(弦楽四重奏):
【辻井 淳(第1Vn)
小林真奈美(第2Vn)
土井茉莉(Va)
大西泰徳(Vc)】 |
「風の伝説」元大阪フィルの池田重一、ホルンで語るメールヒェン
録音:2013 年8 月 滋賀県高島市ガリバーホール、プロデューサー:太田憲志(オタケンレコード)
朝比奈&大植時代の大フィルのホルン・トップ奏者
池田重一のニュー・アルバム!
朝比奈晩年のブルックナー等の名演の多くの1番ホルンで、ビロードのようなホルンの音色を聴かせていた池田の3作目アルバム。今回は、弦楽四重奏とのコラボで、珍しいホルン五重奏曲集。カモネッティの新作にも注目!
辻井淳が率いる若手クァルテット「カモネット」はこの作曲家カモネッティにちなんだ名前。 |
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辻井 淳/ヴァイオリン小品集「愛のよろこび」
ヴュータン:「サロン風小品」より第1番「華麗なるサロン風小品」Op.22-1
ヴュータン:「サロン風小品」より第2番「エア・ヴァリエ」Op.22-2
フバイ:「5つの性格的な小品」より「ボレロ」Op.51-3
アウリン:「4つの水彩画」より第2曲「ユーモレスク」
ヴァイル:ユーカリ・タンゴ
ドルドラ:セレナーデ第1番イ長調
メトネル:おとぎばなしOp.20-1
ランデッカー:サルタレッロ奇想曲Op.17-2
マルティーニ:愛のよろこび
ハルフター:バレエ「ソナティナ」より「ジプシーの踊り」
トセリ:セレナーデOp.6-1
ジット:「モザイク」12の小品より第12番「ボレロ」Op.95-12
サマズィユ:スペインの歌
ディニーク:ひばり
ヴィエニアフスキ:クヤヴィアク
コープランド:「ロデオ」より「ホーダウン」 |
辻井 淳(Vn)
藤井由美(Pf) |
Eテレ「クインテット」で実はお馴染!辻井淳のオタケンレコード第1弾!
2013 年8 月 滋賀県高島市ガリバーホール、プロデューサー:太田憲志(
オタケンレコード)
NHK E テレ「クインテット」のアリアさんのヴァイオリンでお茶の間にお馴染みとなった辻井淳のオタケンレコード移籍第一弾のヴァイオリン小品集!今回も聞き覚えのある名曲からSP
レコードより楽譜を起こしたという秘曲まで網羅したヴァイオリン・ファン必携の1枚となっております。 |
CD ACCORD
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ACD-196
\2600→\2390 |
スクロヴァチェフスキ(指揮)&NFMヴロツワフ・フィル
ヴィトルト・ルトスワフスキ:作品全集 第4集
1-3.管弦楽のための協奏曲(1950-1954)/
4-7.交響曲 第1番(1941-1947) |
NFMヴロツワフ・フィルハーモニー管弦楽団/
スタニスワフ・スクロヴァチェフスキ(指揮) |
録音 2013年5月31日 ブロツワフ,ヴィトルト・ルトスワフスキ・フィルハーモニック,コンサート・ホール
2013年のルトスワフスキ(1913-1994)生誕100年を記念して制作された作品全集の第4集。
こちらは1940年代と1950年代の名作を2曲並べて、その本質を探るというアルバムです。
初期の作品に属する「交響曲第1番」では、調性から脱却し、独自の和声感を構築していった彼の試行錯誤が現れています。
また彼の代表作の一つである「管弦楽のための協奏曲」では、民俗音楽の追求を目指した当時のスタイルが集大成されており、新古典的派の雰囲気も感じさせるユニークな作品に仕上がっています。
どちらも巨匠スクロヴァチェフスキの指揮による納得の演奏です。 |
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ACD-197
\2000→\1890 |
ヴィトルト・ルトスワフスキ:作品全集 第5集
1.交響曲 第3番(1981-1983)/
2.ソプラノと混声合唱、管弦楽のための「ラクリモーサ」(1937)/
3.交響的変奏曲(1936-1938)/
4-6.ソプラノと管弦楽のための「シロンスクの3章」(1951)/
7-10.小組曲(1950-1951) |
アガタ・ズベル(ソプラノ)/
NFMヴロツワフ・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団/
ヤツェク・カスプシク(指揮) |
録音 2012年1月23-26日…7-10, 2013年6月24-27日…1,
2013年9月23-25日…3, 2013年12月2-4日…2.4-6
ブロツワフ,ヴィトルト・ルトスワフスキ・フィルハーモニック,コンサート・ホール
2013年のルトスワフスキ生誕100年を記念して制作された作品全集の第5集。声楽を含む作品と、交響曲第3番を始めとした多彩な作品が収録されています。交響曲第3番は独自の作風が完全に確立された80年代の作品ですが、70年代にスケッチは用意されており、ずっと熟成された後に形となったものです。
最初期の作品「ラクリモサ」は短いながらも穏やかで美しい曲。同じ頃の「交響的変奏曲」もまだ調性感を残した印象的な音楽であり、シェーンベルクやストラヴィンスキーの影響も感じられる興味深い作品です。 |
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ACD-198
\2000→\1890 |
ヴィトルト・ルトスワフスキ:作品全集 第6集
1-4.ピアノ協奏曲(1987-1988)/
5.チェロ協奏曲(1969-1970)/
6.金管五重奏のための「CUBEのためのファンファーレ」(1987)/
7.管楽器とパーカッションのための「ルイヴィルのためのファンファーレ」(1986)/
8.ギルドホール音楽演劇学校のための前奏曲(1989)/
9.2台のピアノのためのパガニーニ変奏曲(1941) |
ギャリック・オールソン(ピアノ)/
トーマス・ダロシュ(チェロ)/
NFMヴロツワフ・フィルハーモニー管弦楽団/
ヤツェク・カスプシク(指揮)/
クール・シルキュイ…6/
ジーン・デロイアー(指揮)…6/
ルトスワフスキ・ピアノ・デュオ…9 |
録音 2012年12月2-3日…1-4, 2013年9月23-25日…5,
2013年6月24-27日…7-8, 2013年11月6日…9,
2013年9月7日…6 ブロツワフ,ヴィトルト・ルトスワフスキ・フィルハーモニック,コンサート・ホール…1-5.7-9,
パリ,IRCAM…6
2013年のルトスワフスキ(1913-1994)生誕100年を記念して制作された作品全集の第6集。
彼の作品の中でも、最も人気のある「パガニーニ変奏曲」を始めとした協奏的作品と、様々な委嘱作が収録されています。晩年の「ピアノ協奏曲」は、あのクリスティアン・ツィマーマンに献呈されたもので、ピアノの名技と色彩的なオーケストラの響きに満ち溢れた名作です。
ここでは大家ギャリック・オールソンが貫録の演奏を披露しています。迫力たっぷりのチェロ協奏曲も充実した作品で、冒頭の執拗に刻むチェロのリズムから緊迫感たっぷり。 |
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ACD-182
\2000 |
カタルツィナ・ズディベル:ポートレート
1-4.ゴードン・ヤコブ(1895-1984):
ファゴットと弦楽四重奏のための組曲(1968)/
5.ジャック・カステレード(1926-):
ファゴットとピアノのための「紡ぎ歌」(1961)/
6-7.ロボス・スルカ(1928-):
ファゴットとピアノのためのソナタ(1971)/
8-10.エディソン・デニソフ(1929-1996):
独奏ファゴットのためのソナタ(1982)/
11.エリオット・カーター(1908-2012):
独奏ファゴットのための「溯源」(2002)/
12-14.マルチン・マルコヴィッツ(1979-):
ファゴットと弦楽四重奏のための「3つのミニアチュア」(2011)/
15-18.ジャン=ルネ・フランセ(1912-1997):
ファゴットと弦楽四重奏のためのディヴェルスマン(1942) |
カタルツィナ・ズディベル(ファゴット)/
カタルツィナ・クルチェフスカ(ピアノ)/
ルトスワフスキ弦楽四重奏団/
パヴェル・ヤブフシンスキ(コントラバス) |
録音 2011年10月.2012年5月 ブロツワフ,ヴィトルト・ルトスワフスキ・フィルハーモニック,コンサート・ホール
オーケストラの楽器の中でも、極めて存在感が高くユニークな音色を有しているファゴット。にも拘わらず、この楽器のために書かれた作品はあまり多くありません。
このアルバムでは、そんなファゴットを主役とした一連の作品を収録しています。
演奏しているのは、ポーランドの名奏者カタルツィナ・ズベル。2002年から2007年までワルシャワ音楽院で学び、その後はシュトゥツガルトの高等音楽院、ブロツワフのカルロ・リピンスキ音楽院で更なる研鑚を積み、また2007年からはブロツワフ・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者も務めているという彼女。ファゴットのあらゆる魅力を存分に堪能させてくれます。 |
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ACD-187
\2000 |
FourTune-ポーランドのフルート四重奏曲
1-3.クシシュトフ・メイエル(1943-):カプリッチョ/
4-8.ウワディスワフ・スウォヴィニスキ(1930-):
王宮のための組曲-バロック時代の回想/
9-12.クシシュトフ・ペンデレツキ(1933-):
クラリネットと弦楽三重奏のための四重奏曲(フルートと弦楽三重奏版) |
FourTune(アンサンブル)
<メンバー:
ウーカス・ドゥゴス(フルート)/
ラドスワフ・プジャネク(ヴァイオリン)/
カアルツィナ・ブドニク=ガワツカ(ヴィオラ)/
ラファウ・クヴィアトフスキ(チェロ)> |
録音 2012年3月14-19日 ブロツワフ,ヴィトルト・ルトスワフスキ・フィルハーモニック,コンサート・ホール
現在ポーランドで高く評価されている現代作曲家の一人、クシシシュトフ・メイエル。彼の作品の中では13曲ある弦楽四重奏が良く知られていますが、この80年代に書かれた「カプリッチョ」もなかなかの意欲作。難解な作風ではありますが、刺激的であり、楽器の使い方にも目を見張るものがあります。
それに対し、スウォヴィニスキのバロック時代のスタイルを意識して書かれた「王宮のための組曲」は、古典的な枠組みの中にモダンな響きを封じ込めたもの。
ペンデレツキの作品は個人的な思い出の中に、シューベルトの弦楽五重奏からの雰囲気を封じ込めたと作曲家自身が語っています。緊密なアンサンブルをお聞きください。 |
ROMEO RECORDS
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「慈悲のない美しいご婦人」
〜ロザリンド・プロウライトが歌う歌曲集
ストラデッラ:主よ、憐れみを
ブラームス:動かぬ生ぬるい風,便り,あなたの青い瞳は,永遠の愛について
ファリャ:
7つのスペイン民謡
(ムーア人の織物,ムルシア地方のセギディーリャ,
アストゥーリアス地方の歌,ホタ,ナナ,カンシオン,ポロ)
チャイコフスキー:
ああ、友よ、
言葉ではなく,なぜ,ただ憧れを知る者だけが,昼の光が満ちようと
ワイル:別れの手紙,私はあなたを愛していない,スラバヤ・ジョニー
ブリテン:高く伸びた木,サリー・ガーデンズ,おお悲しい
アーネスト・ケイ(1922-2012):トレスコ
クィルター:愛の哲学
スタンフォード:慈悲のない美しいご婦人
ブリッジ:愛はペガサスに乗って行った |
ロザリンド・プラウライト
(メッゾソプラノ)
フィリップ・マウントフォード
(ピアノ) |
英国の名メッゾソプラノ、プラウライト初のソロ・アルバム!
録音:2013年,サリー、コブハム、76'00(デジパック仕様)
シノーポリのマーラー録音や数々のオペラ出演で知られる英国の名メッゾソプラノ、ロザリンド・プラウライトの歌う歌曲集。長年に渡って活躍し、オペラを中心に録音も多いプラウライトだが、意外なことにこれが初のリサイタル・アルバムだという(彼女の夫が録音を勧めたそうだ)。満を持してという言葉が相応しい充実した内容に仕上がっている。様々な言語の曲が歌われているが、やはり後半の近代英国歌曲が味わい深い。 |
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RON 7299-7300
(2CD)
\4400 →\3990
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「ドビュッシー:版画/映像/12の練習曲」
ドビュッシー:
版画(全3曲)
映像第1集(全3曲)
映像第2集(全3曲)
12の練習曲
ハイドンを讃えて(アンコール) |
クレイグ・シェパード(ピアノ) |
好評のクレイグ・シェパードのドビュッシー第2弾!
録音:2013年4月15、16日、シアトル、ミーニー劇場(ライヴ)、91'35
前奏曲集(RON 7297)が大きな評判となったクレイグ・シェパードのドビュッシー、第2
弾が登場。二つの演奏会のライヴ録音をまとめたである。クレイグ・シェパードは1947
年、米国、フィラデルフィア生まれのピアニスト。しかし1973
年から20 年も英国を拠点に活動し、落ち着いた風格のある音楽はかなりそこで育まれたものだろう。ここでのドビュッシーもしっとりとした情感と幻想味が素晴らしい。
旧譜
クレイグ・シェパード(ピアノ)
「ドビュッシー:24の前奏曲」 |
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クレイグ・シェパード(ピアノ)
「ドビュッシー:24の前奏曲」
(アンコール)燃える炭火に照らされた夕べ |
クレイグ・シェパード(ピアノ) |
ベテラン、クレイグ・シェパードのドビュッシー:前奏曲全曲
録音:2012年10月22、23日シアトル・ミーニー・シアター、ライヴ
1947年アメリカ生まれのベテラン・ピアニスト、クレイグ・シェパードの新録音です。現在はロンドンを本拠としていますが、この演奏は継続して行われているシアトルでのライヴ録音に」なります。
当レーベルへはバッハ、ベートーヴェン、シューベルト、リストとドイツものの録音が続いておりましたが、初のフランス物です。ベテランらしい緊張と寛ぎがうまくバランスのとれた名演奏です。 |
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「デュオス・デュエット・デュオス」
シュポア:ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲Op.13
モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲
ト長調KV.423
モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲
ロ長調KV.424
ペンデレツキ:
ヴァイオリンとヴィオラのためのシャコンヌ「ヨハネ・パウロII世の追憶に」
マルティヌー:ヴァイオリンとヴィオラのための3つのマドリガル |
エフゲニア=マリア・ポポヴァ(Vn)
ディミタール・ペンコフ(Va) |
今までありそうでなかった?ヴァイオリンとヴィオラの二重奏曲集!ブルガリアの名手ポポヴァ&ペンコフ登場!
録音:2013年1月、NDRハノーファー、78‘47
ヴァイオリンとヴィオラという組み合わせのために純粋に書かれた作品は少なく、その意味で貴重なアルバム。どちらか一方が旋律専門、伴奏専門というパターンに陥ることもなく対位法的にも和声的にも巧妙に二つの楽器が対話を繰り広げる。20
世紀の作品としてはマルティヌーとペンデレツキが作品が残しており、特にペンデレツキの新ロマン主義的なシャコンヌは短いながらもショスタコーヴィチばりの張り詰めた密度の高い作品。ポポヴァ(Vn)はブルガリア出身でレオニード・コーガンの最後の弟子。ペンコフ(Va)もブルガリア出身でペンデレツキの代表作ヴィオラ協奏曲の初演、また初演でないものの、シュニトケの傑作ヴィオラ協奏曲の演奏も高く評価され現代音楽に造詣が深い。 |
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
GRAND SLAM
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フルトヴェングラー&ウィーン・フィル/
1953年の「ザ・グレート」を最上の音質で復刻!
シューベルト:
(1)交響曲第9番 ハ長調 D.944「ザ・グレート」
(2)「ロザムンデ」序曲 D.644 |
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 |
フルトヴェングラー& VPO、1953年の「ザ・グレート」を望みうる最上の音質で復刻!
録音:(1)1953 年8 月30 日、ザルツブルク、フェストシュピールハウス(ライヴ) (2)1951
年1 月3、17 日、ウィーン、ムジークフェラインザール(セッション)/モノラル
使用音源:(1)RVC(Japan) RCL 3336 (2)EMI(U.K.)
XLP 30097
■制作者より
このディスクのメインはフルトヴェングラーが1953
年8 月20 日、ザルツブルク音楽祭でウィーン・フィルを振ったシューベルトの交響曲第9
番「ザ・グレート」です。これについては宇野功芳著『フルトヴェングラーの全名演名盤』(講談社+α
文庫、現在絶版)の中に「オーケストラのひびきの密度の濃さ、カロリーの高さは異常なくらいで、現今ではこんなに夢中になって弾くオーケストラ演奏を聴くことは稀」とあるように、フルトヴェングラーの戦後のライヴの中でも突出した演奏です。これは1984
年12 月、今は消滅した日本の会社RVC よりRCL-3336(LP)
として世界で初めて発売され、その後、同一音源はEMI、オルフェオ、ターラなどからCD
発売されましたが、いまだに初出のLP であるRCL-3336
が群を抜いた鮮明な音質と言われています。
従いまして、かねてからこのLP を素材として復刻せよとの声が多く寄せられていたため、このたびそれを試みました。結果、予想以上に出来のいいものに仕上がったと自負しています。なお、スタジオ録音の「ロザムンデ」序曲はイギリスの初出LP XLP-30097
を素材としました。
解説書には「ディスク」、1957 年4 月号に掲載された「ウィーンから新帰朝の指揮者、金子登さんは語る」の中からフルトヴェングラーに関する記述を抜粋して掲載しました。この「ザ・グレート」と同じ年の1953
年の滞在記で、非常に興味深い内容です。(平林 直哉) |
PROFIL
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エルフリーデ・トレッチェル/最後のリサイタル |
レーガー:
ニワトコ Op.35-4,天が一粒の涙を零した
Op.35-2,
森の孤独Op.76-3,子供のお願い Op.76-22,眠りに
Op.76-59
エルフリーデ・トレッチェル(S)、ハンス・レーヴライン(P)
録音:1949年3月29日、RIAS
R.シュトラウス:3 つのオフィーリアの歌
Op.67-A
(どうしたら真の恋人を見分けられるのだろう,おはよう、今日は聖ワレンティヌスの日よ,
彼らはあの方をそのまま棺に乗せて運んで行った)
エルフリーデ・トレッチェル(S)、フーベルト・ギーゼン(P)
録音:時期不詳、ベルリン郊外のトレッチェル家
マーラー:
別れ離れて、私は柔らかな香りをかいだ、美しいがゆえに君を愛するのなら
ヒンデミット:「マリアの生涯」 Op.27 −
マリアの誕生,ヨゼフの疑い,キリストの誕生,エジプトへの脱出の途上での休息
シューベルト:ただ憧れを知る人が
エルフリーデ・トレッチェル(S)、リヒャルト・クラウス(P)
録音:時期不詳、ベルリン郊外のトレッチェル家
シューマン:月の夜 Op.39-5
エルフリーデ・トレッチェル(S)、ミヒャエル・ラウハイゼン(P)
録音:1944年
シューベルト:春の想い D686、君はわが憩い
D776、若い尼 D828、夜と夢 D827
シューマン:
くるみの木 Op.25-3、はすの花 Op.25-7、美しい見知らぬ土地
Op.39-6、
月の夜 Op.39-5、君に捧ぐ Op.25-1
ブラームス:
秘めごと Op.71-3、森の静寂の中で Op.85-6、
娘の歌 Op.85-3、夜鶯 Op.97-1、娘は語る
Op.107-3
ヴォルフ:
明け方に、心変わりした娘、とりすました娘、楽師、打ち明け
シューマン:
ジャスミンの茂み Op.27-4、眠りの精 Op.79-13
モーツァルト:「フィガロの結婚」−ついにその時が近づいた(ドイツ語)
プッチーニ:「蝶々夫人」−ある日、見えるのよ(ドイツ語)
プッチーニ:「ボエーム」−私はミミと呼ばれていますが(ドイツ語)
ドヴォルザーク:「ルサルカ」−月の歌
エルフリーデ・トレッチェル(S)、ハンス・レーヴライン(P)
録音:1956年6月18日、ドレスデン |
ベーム時代のドレスデンのプリマドンナ、エルフリーデ・トレッチェル最後のリサイタルを中心とした貴重な録音集!ゼンパーオーパー・エディションで登場!
126' 00"
エルフリーデ・トレッチェル(トレチェルとも)(1913
− 1958)はドレスデン生まれのドイツのソプラノ。1933
年に当時ドレスデン国立歌劇場の音楽総監督だったカール・ベームに認められ、この劇場のプリマドンナとして幅広く活躍。戦後はベルリンやウィーン、さらに英国でも活躍しました。温かみのある優しい歌声で一時代を築いた名歌手なのですが、活動の前半は第二次世界大戦と重なり、また44
歳という若さで亡くなってしまったこともあり、録音はそれほど多くありません。
今回Profil が発掘したのは、1956 年6 月18
日、ドレスデンのビューラウの保養施設で行われたトレッチェルの最後のリサイタルを中心に私的な録音も含めた貴重な録音が多々集められています。
トレッチェルの葬儀でのヴァルター・フェルゼンシュタインによる弔辞も収められています。ゼンパーオーパー・エディションの常として、貴重な写真を多数掲載した立派な解説冊子も付いています。 |
ROMEO RECORDS
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「ピアノ珍曲集 第2集」
スティル:「7つのトレーサリー」組曲
ビゼー:「アルルの女」組曲(メヌエット,ファランドール)
R.シュトラウス:ピアノ・ソナタ Op.5
スペンジアリャン:コーカサスの風景 |
セタ・カラカシアン(ピアノ) |
スティル、R.シュトラウス、スペンジャリアン!珍しいピアノ作品集!
録音年不詳、ステレオ、70'34
セタ・カラカシアンがLP時代に発売した「稀にしか演奏されないピアノ作品集」がRomeoRecords
からCD 化(RON 7227)されると話題になり、続編の第2
集が登場。
ウィリアム・グラント・スティル(1895-1978)は20
世紀半ばに活躍したアフリカ系米国人の作曲家。代表作アフロ=アメリカン交響曲をはじめ、米国のみならずかなり人気のある作曲家である。7
つのトレーサリー(トレーサリーとは教会のアーチ窓の上の装飾)はモダンな美しさを湛えた素敵な曲。アレクサンドル・スペンジアリャン(1871-1928)はアルメニアの近代クラシック音楽の立役者。「コーカサスの風景」は名前の通り民俗色豊かな曲で、秘曲マニアなら絶対に注目すべきもの。 |
STRADIVARIUS
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リヒテル・ライヴ・イン・ロンドン
ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調「ハンマークラヴィーア」Op.106 |
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ) |
録音:1976年6月18日、ライヴ、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、ロンドン、イギリス |
SUPRAPHON
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SU 4171
(2CD)
\3400 →\3090
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「ドリームス〜伴奏つき歌曲集
/ダグマル・ペツコヴァー
マーラー、ワーグナー、ブラームス、ベリオ」 |
ダグマル・ペツコヴァー(メゾ・ソプラノ)
イルジー・ビエロフラーヴェク(指揮)
プラハ・フィルハーモニア |
[CD 1]
・ワーグナー:ヴェーゼンドンクの5 つの詩
収録:1999年4月&9月(セッション・ステレオ)
・マーラー:リュッケルトの詩による5 つの詩
収録:1995年8月&9月(セッション・ステレオ)
・マーラー:さすらう若人の歌
収録:1995年8月&9月(セッション・ステレオ)
・マーラー:歌曲集「子供の不思議な角笛」より
浮世の暮らし/ラインの伝説/だれがこの歌を作ったのだろう/
トランペットが美しく鳴り響くところ/原光
収録:1996年7月&9月(セッション・ステレオ)
[CD 2]
・ブラームス:アルト・ラプソディop. 53
収録:1999年4月&9月(セッション・ステレオ)
・マーラー:亡き児をしのぶ歌
収録:1995年8月&9月(セッション・ステレオ)
・マーラー(ベリオ管弦楽伴奏版):5 つの初期の歌
夏の交代/シュトラスブルクの砦で/
もう会えない/いたずらな子供をしつけるために/思い出
収録:1996年7月&9月(セッション・ステレオ)
・ベリオ:フォーク・ソングス(1925)
収録:1996年7月&9月(セッション・ステレオ) |
チェコの名花ペツコヴァー、得意のマーラーほかオーケストラ伴奏つき歌曲集
収録場所:プラハ、ドモヴィナ・スタジオ/160’
44”
1961 年東ボヘミアのフルディム出身、チェコを代表する世界的メゾ・ソプラノ、ダグマル・ペツコヴァーが、得意のマーラーをはじめとするオーケストラ伴奏つき歌曲の数々を歌ったアルバム。バックを務めるのは名匠ビエロフラーヴェクが率いるプラハ・フィルハーモニア。
「マーラーとワーグナー。わたしの歌手人生で影響を与えてきた作曲家ふたりを、わたしに気付かせてくれたのが、ビエロフラーヴェクでした」と打ち明けるペツコヴァーですが、ミヒャエル・ギーレンやケント・ナガノらによるマーラーのレコーディングに起用されているという事実が示してもいるように、その活躍ぶりにはめざましいものがあります。
ここでも大部分を占めるマーラーがやはり絶品で、エキスパートの名にふさわしい歌唱を確かめられます。
なお、ここに収録されたすべてのナンバーは久しく廃盤で入手が困難だったもので、SUPRAPHON
で製作した3 枚のアルバムよりの組み換え再発となります。 |
<メジャー・レーベル>
SONY
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8888379688-2
(CD+DVD)
\4000 |
キャメロン・カーペンター(Org)/If You Could
Read MyMind
<CD> ※デラックス盤/通常盤 共通
J.S.バッハ=C・カーペンター:『チェロ組曲エラボレーション』,
バーンスタイン:『キャンディード』序曲,
C・カーペンター:『イマジナリー・フィルムのための音楽』,
ピアソラ:『オブリビオン(忘却)』,
マルセル・デュプレ:『古いノエルによる変奏曲
Op. 20』,
ゴードン・ライトフット:『If You Could
Read My Mind(心に秘めた想い)』,
バート・バカラック:『アルフィー』,
レナード・コーエン:『シスターズ・オブ・マーシー』,
アンソニー・ニューリー&レスリー・ブリッカス:
『Pure Imagination』,
ボブ・モンゴメリー:『Back in Baby’s Arms』,
スクリャービン:『ピアノ・ソナタ第4番嬰ヘ長調Op.30』,
J.S.バッハ:『トリオ・ソナタ第6番ト長調Op.530』,
<DVD> ※デラックス盤のみ収録
"The Private Concert"
と題された5曲入りの映像(約44分)を収録。
[カーペンターの「ツアリング・オルガン」による世界初録音] |
キャメロン・カーペンター(Org) |
8888379689-2
(CDのみ)
\2400 |
オルガンの革命児、キャメロン・カーペンター、ソニークラシカルからのデビュー盤登場!
■『オルガンという楽器の認識を変えた音楽家・・・クラシック音楽のタブーをぶち破る男』(ロサンゼルス・タイムズ紙)と称賛されている、超絶技巧を誇るオルガニストにして作曲家、キャメロン・カーペンターのソニークラシカル専属契約第1弾です。1981年ペンシルヴェニア生まれ、現在34歳のカーペンターですが、クラシック音楽のオルガン曲やオルガニストにまつわる既存のあらゆるイメージをぶち壊していくその破天荒な演奏や生き様は、あらゆるところで圧倒的な熱狂や称賛と同時に批判や拒否反応を巻き起こし、誰もが無視することのできないほどの存在感を獲得しています。2013年2月には初来日、サントリーホールでのリサイタルはTVでもOAされ、大きな話題となりました。
■演奏レパートリーも型破りで、オルガニストとしての定番であるバッハやフランクのオルガン作品全曲を完璧に弾きこなすのはもちろんのこと、自らオルガン演奏用に編曲した何百曲もの編曲作品や、歴史あるドイツのペータースから独占的に出版されている自らの作曲作品、さらにはジャズやポップスのミュージシャンとの共演作など、古今東西のオルガニストの中でも最も数多く、しかも多種多様な作品を演奏することが出来る超絶の演奏家でもあります。
■2014年には、カーペンターが長年構想を温め、アメリカのオルガン会社・マーシャル&オグルツリー社と共同で開発してきた移動式のデジタル・オルガン「ツアリング・オルガン」を完成させ、3月9日にニューヨーク、リンカーン・センターで披露します。世界中の様々な楽器の音色を取り入れ、再現することが可能な全く新しいオルガンです。
■当アルバムは、カーペンターのソニークラシカルからのデビュー盤となるもので、バッハからバーンスタイン、60年代・70年代のポップス、さらには自作の作品まで、カーペンターがこだわりをもつ作品ばかりが収められています。バッハやデュプレのオリジナルのオルガン曲のみならず、カーペンターのコンサートの冒頭で必ず取り上げられるバーンスタインの「キャンディード」序曲、スクリャービンのピアノ・ソナタ第4番など、オルガンのイメージとはかけ離れた作品の編曲が含まれているのがまさにキャメロン・カーペンターならでは。しかも自慢の「ツアリング・オルガン」による初録音である点も要注目。オルガンの機能をフルに活用しつつ、オルガンという楽器の通念を打ち破る革命的な演奏は、まさに全音楽ファン必聴!
■【キャメロン・カーペンター プロフィール】
11歳でJ.S.バッハ「平均律クラヴィーア曲集」を弾き、作曲も行った天才オルガニスト。ノースカロライナ芸術高校でオルガン、管弦楽法および管弦楽作品の作曲を学ぶ。マーラーの交響曲第5番、シューマンのノヴェレッテなど、100曲以上の名曲をオルガン用に編曲するかたわら、声楽曲や大規模オーケストラ作品なども作曲。2006年ジュリアード音楽院で修士号を取得すると同時に、オルガニストとしてワールドツアーを開始。その大胆な演奏、編曲は大評判となると同時に、彼独特のファッションは脚光を浴びると同時に賛否両論を巻き起こしている。テラーク・レーベルからリリースしたファースト・アルバム『革命〜レヴォリューショナリー』は、オルガンとしては初めてグラミー賞ソロ・アルバム部門にノミネートされた。
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DHM
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8884304458-2
\2400→\2190 |
ドロテー・ミールズ、シュテファン・テミング/インスパイアード・バイ・ソング
民謡:
『John Come Kiss Me Now』『Lady Ann Bothwell's
Lament』,
ジェミニアーニ:『Lady Ann Bothwell's Lament』,
ファン・エイク:『EngelsNachtegaeltje』,
ソロモン・エクルズ:『A Division on a Ground』,
民謡:『An Irish Tune』,
ジェミニアーニ:『An Irish Tune』,
ダウランド:『Flow My Tears』,
ヨハン・ショップ:『Lachrimae Pavan』,
民謡:『When Daphne Did from Fair Phoebus
Fly』,
ファン・エイク:『Doen Daphne d'over schoone
Maeght』,
作者不詳:『The Division Flute: Faronell's
Ground』,
トマス・ダーフィー:『The King's Health』,
民謡:『Greensleeves』,
F・ナッセン:『Can Love BeControul'd』,
ヨハン・クリストフ・ペープシュ:『Can Love
Be Controul'd』,
マーガレット・ケール:『トッカータ』,
パーセル:『When I Am Lied in Earth』 |
シュテファン・テミング(Bfl)
ドロテー・ミールズ(Sp)
マーガレット・ケール(Hp)
ザ・ジェントルマンズ・バンド |
ヨーロッパで「ブロックフレーテの天才的表現プレーヤー」と絶賛され、Ohems
Classicsから3枚のソロ・アルバムを発表しているシュテファン・テミングと、彼が率いるコンソート「ザ・ジェントルマンズ・バンド」のドイツ・ハルモニア・ムンディへのデビュー・アルバムです。
ピュアで安定した技術と絶品な表現力を兼ね備えDHMにも2枚のソロ・アルバムをはじめ多数の録音に登場しているソプラノ、ドロテー・ミールズとのコラボレーションとなる当アルバムでは、「グリーンスリーヴズ」などのイギリス古謡に触発され、ジェミニアーニやファン・エイク、ダウランドなどバロック時代の作曲家が作曲したリコーダーとアンサンブルのための作品が収録されています。
誰もが知っている有名曲をネタにした、いわばバロック時代のカバー曲集というわけです。感情的でなく素朴さを大切にすることにより、時空を越えたほっとする瞬間を私たちに与えてくれます。
【録音】2013年4月, ドイツ、シュタルンベルク、聖ヨーゼフ教会[デジタル:セッション] |
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8884303367-2
\2400→\2190 |
ラ・フォリア・バロックオーケストラ/ヴィヴァルディ:協奏曲集
ヴィヴァルディ:
『弦楽のための協奏曲ハ長調RV.116』『オーボエ協奏曲イ短調RV.461』
『弦楽のための協奏曲ト短調RV.156』
『ヴァイオリンとヴィオラ・アッリングレーゼのための協奏曲イ長調RV.546』
『弦楽のための協奏曲ホ短調RV.133』
『ヴァイオリン協奏曲ニ短調RV.236』
『弦楽のための協奏曲ヘ長調RV.138』 |
ラ・フォリア・バロックオーケストラ、
ロビン・ペーター・ミュラー(ヴァイオリンおよびディレクション)、
ヒレ・パール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
マグダレーナ・カロラク(オーボエ) |
今現在の古楽シーンの中で最も刺激的なアンサンブルとして急速に頭角を現している「ラ・フォリア・バロック.オーケストラ」の名門ドイツ・ハルモニア・ムンディへのデビュー・アルバムです。
「ラ・フォリア・バロックオーケストラ」は2007年に創設され、小規模のコンソートからオーケストラまで作品に応じて自由自在に編成を変えることのできるアンサンブルで、歴史的な演奏考証を踏まえてのエキサイティングでアグレッシヴな演奏は非常に高い評価を得ています。
このヴィヴァルディ・アルバムは、弦楽のための協奏曲のほかに、オーボエやヴァイオリンのためのソロ協奏曲を収録したもので、「ヴァイオリンとヴィラ・アッリングレーゼのための協奏曲」では、ヒレ・パールがヴィオラ・ダ・ガンバで参加しています。
【録音】2013年6月, ドイツ、ヴァイゼンハイム・アム・ベルク・プロテスタント教会[デジタル:セッション] |
<映像>
3/12(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
WAON RECORDS
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福山 敦子(G)/「カンシオン」
ラミレス(1921-2010):アルフォンシーナと海(ホセ・ルイス・ゴンザレス編)
ポンセ(1882-1948):サラバンド
ヴィラ= ロボス(1887-1959):エチュード第11番、第1番
トロバ(1891-1982):ブルガレーサ(柴田健編)
モンポウ(1893-1987):カンシオン(〈カンシオンとダンス〉第6
番より)( 柴田健編)
ソル(1778-1839):魔笛の主題による変奏曲
アルベニス(1860-1909):アストゥリアス
バリオス(1885-1944):大聖堂
ヴァイス(1687-1750):シャコンヌ、パッサカリア
ルビラ:ロマンス(ジャック・マーシャル編)
タレガ(1852-1909):アルハンブラの想い出、ラグリマ |
福山 敦子
[ギター/使用楽器:
Ignacio Fleta(1957)No.107] |
日本が誇る女性ギター奏者、福山敦子、待望のソロ・アルバム!
録音:2013 年7 月23-25 日/滋賀県高島市立ガリバーホール[5.6448MHz
DSD Recording & 192kHz 24bit Editing]
関西出身の天才少女ギタリストとして注目された福山敦子。人生の伴侶でもある優れたギター奏者、柴田健とのデュオ活動でも知られていますが、そんな福山がこの度ソロ・アルバムをリリース致します。彼女の詩的情緒がいかんなく発揮された「アルフォンシーナと海」やアルバムのタイトルにもなっているモンポウの「カンシオン」は心に沁みる演奏です。
【福山敦子 ギター】
兵庫県出身。同志社大学卒業。9 歳よりギターを川西
勇、近藤敏明、吉川二郎氏に、ギターデュオをアンリ・ドリーニ、伊藤亜子夫妻、南米音楽をレイ・ゲーラに師事。’
79 年、第6 回日本ギターコンクールに於いて13
歳最年少優勝、以来ラジオ番組レギュラー出演、東京、大阪、京都、韓国・ソウルなど各地で演奏活動を行う。’
88 年、夫君柴田 健と「柴田 & 福山デュオ」を結成。以後二重奏を専門にしている。’
92 年、フランス・モンテリマール国際ギターデュオコンクール入賞。その後、国際万博「花と緑の博覧会」、中華民国古典ギター協会の招待による台北、高雄等でのリサイタルなど活躍の場を広げ、フランス・ニースに招かれた演奏会ではニース・マタン紙により絶賛され、2001
年、2003 年にはドイツ・ヴァイカースハイム国際音楽祭にゲスト奏者として招聘され、同時に国際コンクール審査も行う。2010
年にはフランス・トゥルネイ国際ギター週間に招かれるなど海外公演も多い。2002
年大阪府八尾市文化賞受賞。
CD は “DUO-1”、“DUO-2 タンゴ組曲” “DUO-3
巴里讃歌” の3 枚を発表。またフランス・ドゥラトゥール社よりオール頁カラー、イラストも自身による日、仏、英語「子供の為の教則本
vol.1」が出版されている。現在、日本ギターコンクール審査員。 |
WERGO
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ヤノフスキ&ベルリン放送響
ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ(1926-2012):交響曲集
・第2番 大オーケストラのための(1949)
・第10番 大オーケストラのための(1997-2000) |
マレク・ヤノフスキ(指揮)
ベルリン放送交響楽団 |
ヘンツェの初期の交響曲&最後の交響曲
録音:2012 年8 月28-29 日(第2 番)、2013
年6 月12-14 日(第10 番)
ヘンツェの初期の交響曲と、最後の交響曲集。第2
番はヘンツェが12 音技法を用いた最初の大きな作品で、当時の現代音楽の最高の解釈者のひとりであった指揮者ヘルマン・シェルヘンに献呈されています。とはいえ、メロディ的な部分など随所に調性音楽的な部分も見られます。第1
楽章冒頭のトロンボーンとハープによる静かな和音がこの交響曲全体の性格を示しています。ヘンツェ自身この作品を「冬の音楽、灰色で薄暗い。」と述べています。終楽章のクライマックスではJ.S.
バッハのカンタータ第1 番《輝く暁の明星のいと美わしきかな》のコラールの引用も見られます。最後も半音階的な12
音技法で書かれていますが、不思議と調性感も持ったまま曲は幕となります。
第10 番は第2 番から約50 年の時を経て書かれたもの。第7
番では「ドイツ的なもの」を追求し、第8 番はベートーヴェン同様、明るくテンポのよいものを書き、そして第9
番もベートーヴェン同様合唱を含みます(その歌は歓喜の内容ではなく、7
人の囚人が強制収容所から逃げ出そうとする物語)。この第9
番が完成する前に、第10 番をヘンツェに発注したのはラトルでした。その発注時に「(ラトル)自分自身を反映させたポートレイトのような作品を」と述べたとヘンツェは回想しています。とはいえ作品はラトルを描いたというよりも、何か絵画のような雰囲気となっています。第10
番は2000 年に完成し、1999 年に亡くなったヘンツェのパトロンの一人、パウル・ザッヒャーの「思い出に」ささげられています。第1
楽章は2000 年3 月にラトルによって初演されました。
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ジョン・ケージ(1912-1992):ソナタとインターリュード
ソナタ第1番〜第4番/第1のインターリュード/
ソナタ第5番〜第8番/第2のインターリュード/
ソナタ第9番〜第12番/第3のインターリュード/
ソナタ第13番〜16番 |
アントニス・アニセゴス(ピアノ) |
ギリシャ生まれの才人アニセゴスによる新しい「ソナタとインターリュード」
録音:2012 年10 月26-27 日
インド哲学の影響を受けて作曲したこの《ソナタとインターリュード》(1946-48)は、プリペアード・ピアノ、そしてケージの名を広く世界に知らしめることとなった名作。ネジ、ボルト、ゴム、フェルトやプラスチック製のものをピアノ弦に設置、ガムラン音楽の楽器を思わせる打楽器の音色を得て、インドの瞑想的な世界が広がる興味深い作品です。どのようなネジをどのピアノ弦に設置するか、という指示は、ケージの後年の作品と違ってかなり細かく厳密なもので、ピアニストはこの作品のプリペアード・ピアノの準備に約3
時間要するといわれます。ガムラン音楽を思わせる要素の強い音楽のため、どこか呪術的な方向に走りがちな演奏が多いですが、このアニセゴスの演奏は、時に非常に機械的、時に非常にミステリアスと、様々な表情で聴かせます。
アニセゴスは1970 年ギリシャ生まれ。7 歳からピアノを始め、作曲でも受賞多数、電子音楽も演奏するというマルチの才能の持ち主です。
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ペーテル・エトヴェシュ(b.1944):作品集
(1)6人のためのソナタ
(2人の鍵盤楽器奏者、3人の打楽器奏者、
1人のサンプリング・ピアノ奏者のための)(2006)
(2)詩篇151(フランク・ザッパの思い出に)
(3)コスモス〔2台ピアノ版〕(1または2つのピアノのために)
(1961年作曲、1999改訂) |
(1)(3)グラウシューマッハー・ピアノ・デュオ
ケルン打楽器四重奏団
(1)パウロ・アルバレス(キーボード①) |
バルトーク、そして宇宙をも感じさせる刺激的なリズムに満ちたエトヴェシュ作品集
録音:2007 年(3)、2008 年(1)、2010 年(2)
エトヴェシュにとって、「母国語」音楽はバルトークである、といいます。①の「6
人のためのソナタ」は、もともとは2006 年のバルトーク生誕125周年にあわせて書かれたピアノ協奏曲CAP-KO
(Concerto for Acoustic Piano, Keyboard, and
Orchestra)。もとはピアノ、キーボードとオーケストラのための協奏曲で、キーボードはピアノが奏でた素材を拡大したりするために用いられました。エトヴェシュはこの作品でバルトークの開拓精神を象徴したかったといいます。この協奏曲を6
人の奏者のために編曲したのが「6 人のためのソナタ」。バルトーク的な連続8
度などが印象的な作品です。
(2)の「詩篇151」は、フランク・ザッパが1993
年に42 歳の若さで亡くなったことへの悲しみを込めた作品。エトヴェシュは「ザッパがこんなに若くして死んでしまうなんて、神を信じることはできない、むしろ神に抗議したい」と述べており、この抗議の意が込められたような作品となっています。
(3)の「コスモス」はバルトークのミクロコスモスにかけたものですが、同時にガガーリンの有名な宇宙飛行直前の1961
年3 月に書かれたもの。エトヴェシュは当時17
歳で、ガガーリンはこの若き作曲家の想像力に感銘をうけたといいます。
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MD+G
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304 16492
\2300 |
アンサンブル・ヴィラ・ムジカ/シューマン:室内楽作品集
おとぎの絵本 Op.113, 3つのロマンスOp.94
幻想小曲集Op.73, アダージョとアレグロOp.70
幻想曲 ハ長調 Op. 131 |
アンサンブル・ヴィラ・ムジカ
[Ingo Goritzki(Ob),
Ulf Rodenhauser(Cl),
Radovan Vlatkovic(Hr),
Nicolas Chumachenko(Vn),
Hariolf Schlichtig(Va),
Kalle Randalu(P)] |
名手たちによる、夢のように甘くロマンティックな名演
【録音】2009〜2012年, マリエンミュンスター修道院(デジタル:セッション)
アンサンブル・ヴィラ・ムジカは、ドイツの各地域のオーケストラの主要メンバーから演奏する作品によって特別に集められたアンサンブルです。
インゴ・ゴリツキ、ラドヴァン・ヴィラトコヴィチなど名手がそろったハイレベルな演奏。このシューマンの室内楽を集めたアルバムでも、夢のような優しい美感あふれる演奏を聴かせてくれます。 |
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305 3902
\1600 |
名手ブンガルテンによる、ソルの素晴らしきメロディと技巧
ブルガルテン/ソル:24の練習曲選集
Andantino op.6-8 / Allegro moderato op.29-5
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Lento assai op.29-4 / Larghetto op.35-3
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Andante Allegro op.31 / op.29 /
Andantino op.6-16 / Allegro moderato op.6-11
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Andante op.29-6 / Moderato op.29-8 /
Lento op.29-9 / Andante op.31-4 /
Moderato op.31-18 / Andante op.31-19 /
Allegro op.6-6 / Andante op.6-12 /
Mouvement de priere religieuse op.31-23
/
Andantino op.29-10 / Tempo di Marcia /
Moderato op.31-22 / Andante Lento op.29-1
/
Andante moderato op.29-2 /
Andantino moderato op.35-12 /
Moderato op.31-16 /
Andante Allegro op.6-9 |
フランク・ブンガルテン(G) |
【録音】1990年8月, シュロス・ノルトキルヒェン(デジタル:セッション)
「ギターのベートーヴェン」ともいわれるフェルディナンド・ソルは、18世紀末から19世紀前半を生きた作曲家で、ギターの音楽レベルを可能な限り高め、ギターのための曲を最も多く書いた作曲家の一人として知られています。
大量に書かれた練習曲の中から演奏者のブンガルテンが選曲した24曲。以前イエペスや他のギタリストたちも同じように選曲版で録音していましたが、ブンガルテンのものは教育的配慮というよりは多彩な作品の素晴らしさを伝える作品で構成されています。
メロディや華やかな技巧など、ソルのエキスが詰まったアルバムです。以前からギター好きのユーザーからは名盤といわれているアルバムですが、その待望の再発売となります。 |
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901 18456
(SACD Hybrid)
\3000→\2690 |
ピアノの名手アルフレッド・パールの指揮によるマーラー
マーラー:大地の歌
(シェーンベルクによる室内オーケストラ編曲R・リーン完成版) |
ゲルヒルト・ロンベルガー(Ms)
シュテファン・リュガマー(T)
アルフレッド・パール(指揮)
デトモルト・カンマーオーケストラ |
【録音】2013年10月, マリエンミュンスター修道院(デジタル:セッション)
ベートーヴェン、シューベルト、リストなどの演奏(ArteNova→Oehms
Classics)で高い評価を得ているアルフレッド・パール。1965年、チリのサンティアゴで生まれ、ギュンター・ルートヴィヒやマリア・クルチオに師事。著名なコンクールで優勝し、世界中のオーケストラと共演している非常に多彩な演奏家です。
現在はデトモルト音楽大学の教授を務めています。これまでのピアノ演奏から得た経験を踏まえ、マーラーの「大地の歌」を指揮したこのアルバムは、大編成のオーケストラではなく、各パートの違いをくっきりと描き出すシェーンベルクによる室内オーケストラ編曲版を採用しています。何度か本番を重ねたうえでのセッション録音で、すでに当地では「見事に表現された音楽的溶解。繊細、気質と感性、敏捷性、軽さとエレガンスに満ちた妙技」と高い評価を得た演奏です。MDGの高音質と見事なサラウンド録音によって、SACDでも素晴らしい音楽空間が表現されています。
旧譜
アルフレッド・パール(Pf)
シューベルト/最後の3つのピアノ・ソナタ |
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シューベルト/最後の3つのピアノ・ソナタ
ピアノ・ソナタ第19番ハ短調D958
ピアノ・ソナタ第20番イ長調D959
ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D960 |
アルフレッド・パール(Pf) |
クラウディオ・アラウの再来と評判のアルフレッド・パールがシューベルト最晩年の境地を見事に音化!!
録音:2005-2006年ブレーメン放送ゼンデザール
シューベルト最後の3つのソナタといえば、アファナシェフ、アンスネス、ポリーニと数々の名盤がありますが、このアルフレッド・パールの演奏もそれらに勝るとも劣らない独自の世界を築いています。アルフレッド・パール1965年チリ生まれのピアニストで、クラウディオ・アラウの再来と世界中で絶賛されています。CDではベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集(OEHMS)が絶賛され、他にもリストなどヴィルトゥオーゾ系のピアノ作品を得意としてきましたが、ここではシューベルト最晩年の孤独と不安、あきらめ、澄み切った境地などを衒いなく見事に表現しきっています。ゆったりとしたテンポ設定、ペダルを多様した音作りは水墨が和紙にゆっくりと広がってゆくようなイマジネーションを呼び起こします。 |
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942 18426
(SACD Hybrid)
\3000→\2690 |
ウィーン・ピアノ・トリオ/ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲集
ピアノ三重奏曲第5番ニ長調Op.70-1「幽霊」
ピアノ三重奏曲第6番変ホ長調Op.70-2
ピアノ三重奏曲第11番ト長調Op.121a「カカドゥ変奏曲」 |
ウィーン・ピアノ・トリオ
[Bogdan Boovi(Vn),
Matthias Gredler(Vc),
Stefan Mendl(P)] |
アンサンブルの妙を心得た親密な音楽作り
【録音】2013年10月, マリエンミュンスター修道院(デジタル:セッション)
みなぎる活力、あふれる情念、緊密な演奏を聴かせてくれるウィーン・ピアノ・トリオは、「21世紀をリードする注目のトリオ」と、高い評価を得ているアンサンブルです。ベートーヴェンのピアノ三重奏曲のうち、アンサンブルの妙を心得た三者による親密な音楽作りが際立つ作品3曲を収録。常に新しい音楽表現方法を求め、確信に満ちた珠玉のアンサンブルが堪能できる一枚です。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
WERGO
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シュトックハウゼン(1928-2007):モメンテ(1965年版)
ソプラノ、4つの合唱グループ、13 人の楽器奏者のための
第1部 [27:34]
第2部 [29:36] |
マルティナ・アロヨ(ソプラノ)
アロイス・コンタルスキー(ハモンド・オルガン)
アルフォンス・コンタルスキー(ロウリー・オルガン)
ケルン放送合唱団
カールハインツ・シュトックハウゼン(指揮)
ケルン放送交響楽団のメンバー |
WERGO 初期に録音された「モメンテ」、初CD
化!
録音:1965 年(WDR)/ LP 発売:1967 年(WER
60024(廃盤))/57:14
「モメンテ」はWDR の委嘱で1961 から62 年にかけて作曲されました。ソプラノ、4
つの合唱グループ、13 人の楽器奏者のための作品ですが、始まりも構造も終りも明確には指示されていません。複数の意味を持つ独立したイベントから成る作品です。計画された長さで、手で扱える発音体から発せられる音に基づく「瞬間」のいくつかのグループが、演奏の様々なヴァージョンを作り上げます。シュトックハウゼン自身の指揮の下、当時の現代音楽シーンを牽引する演奏家たちが臨んだ真剣勝負の録音。極限の緊張感と集中が生みだした奇跡的な名演といえるでしょう。
〜 Studio Reihe Nerer Musik スタジオ・ライン・新音楽シリーズ〜
1962 年に設立された現代音楽の名門レーベルWERGO。レーベル初期に生み出されたLP
で未CD 化のものをあらためて世に送り出すのがこのスタジオ・ライン・シリーズ。丁寧なマスタリングとともに、20
世紀音楽の音楽史の貴重なページが、CD となって鮮やかによみがえります。
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<メジャー・レーベル>
<国内盤>
キング・インターナショナル(国内仕様盤)
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KKC 5372
(SACD HYBRID)
\2857+税
※輸入盤発売済
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超豪華メンバー共演によるオール・モーツァルト・アルバム
モーツァルト:
(1)クラリネット協奏曲イ長調K.622(1791)[26:52]
(2)ピアノ、クラリネットとヴィオラのための三重奏曲変ホ長調K.498
『ケーゲルシュタット・トリオ』[18:41]
(3)アレグロ変ロ長調K.Anh.91(516c)〜
クラリネットと弦楽四重奏のための[07:10] |
(1)マルティン・フレスト
(バセット・クラリネット&指揮)
ブレーメン・ドイツ室内フィルハーモニー管弦楽団
(2)マルティン・フレスト(クラリネット)
レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)
アントワーヌ・タムスティ(ヴィオラ)
(3)マルティン・フレスト(クラリネット)
ジャニーヌ・ヤンセン(ヴァイオリン)
ボリス・ブロフツィン(ヴァイオリン)
マクシム・リサノフ[マキシム・リザノフ](ヴィオラ)
トルレイフ・テデーン(チェロ) |
超豪華メンバー共演によるオール・モーツァルト・アルバム、天才クラリネット奏者マルティン・フレストによるクラリネット協奏曲
(1)録音:2010年7月ブレーメン、ドイツ (2)録音:2012年7月ヤール教会、ヤール、ノルウェー (3)録音:2013年2月ストックホルム・コンサートホール、スウェーデン/[BIS]
BIS SA1893、輸入盤・日本語解説付
BIS レーベルより数多くの録音をリリースしてきた天才クラリネット奏者マルティン・フレストによるオール・モーツァルト・プログラム!「クラリネット協奏曲」はフレストにとって非常に思い入れ深い作品で、アムステルダム・シンフォニエッタとの共演盤に続く2
度目の録音です。今回はドイツ・ブレーメンに本拠を置く室内オーケストラ、ブレーメン・ドイツ室内フィルハーモニー管弦楽団との共演で指揮振りに挑戦。この新録音ではフレストらしい抜群のテクニックと輝かしい音色に加え音楽表現の幅が拡がり、ひと際音楽性の高い演奏となっております。「ケーゲルシュタット・トリオ」はピアノ、クラリネットとヴィオラのための三重奏曲。世界的ピアニストの一人レイフ・オヴェ・アンスネスがピアノを、俊英ヴィオラ奏者アントワーヌ・タムスティをそれぞれ担当しています。クラリネットと弦楽四重奏のために書かれた「アレグロ変ロ長調K.Anh.91(516c)」。クラリネットのメロディに弦楽四重奏が寄り添うに全体を包み込みます。この曲でもジャニーヌ・ヤンセンを筆頭に豪華演奏者が参加しています。 |
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KKC 5373
(SACD HYBRID)
\2857+税
※輸入盤発売済
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気迫と生命力に満ちたゲルギエフの熱演!
ショスタコーヴィチ:
交響曲第7番ハ長調 Op.60『レニングラード』 |
マリインスキー歌劇場管弦楽団
ワレリー・ゲルギエフ(指揮) |
ゲルギエフ&マリインスキー劇場管弦楽団が「レニングラード」を再録音!
録音:2012年6月6-14日サンクト・ペテルブルク、マリインスキー・コンサート・ホール/[Mariinsky]
MAR 0533、輸入盤・日本語解説付
ゲルギエフ&マリインスキー歌劇場管がショスタコーヴィチの交響曲第7番『レニングラード』を再録音しました。最初のフィリップス盤は、2001
年9月に当時の2 つの手兵オーケストラであるマリインスキー劇場管とロッテルダム・フィルの合同オケによるライヴ録音で、発売当時「レコード芸術」誌特選となるなど絶賛されていました。今回は、マリインスキー歌劇場管のみの演奏で、終楽章以外はテンポが遅くなり、トータル・タイムは82
分21 秒と、フィリップス盤(78 分39 秒)よりも3
分42 秒長くなっており、充実した音楽作りと、豊かな歌心に溢れた演奏になっています。そして録音も、ゲルギエフの力演をより一層引き立たせる、臨場感ある迫力あるサウンドに仕上がっています。 |
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KKC 5374
(SACD HYBRID)
\2857+税
※輸入盤発売済
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ゲルギエフの強烈なショスタコ8番
ショスタコーヴィチ:交響曲第8番ハ短調Op.65 |
マリインスキー歌劇場管弦楽団
ワレリー・ゲルギエフ(指揮) |
録音:2011年6月15、17日、2012年5月16日、2013年3月23
日サンクト・ペテルブルク、マリインスキー・コンサート・ホール/[Mariinsky]
MAR 0525、輸入盤・日本語解説付
ゲルギエフ&マリインスキー管がショスタコーヴィチの交響曲第8
番を再録音。旧盤は1994 年9 月に、同じマリインスキー管(当時の呼称はキーロフ管弦楽団)を指揮してオランダで録音されたもので、16
年を経た今回の演奏のトータル・タイムは65
分38 秒。旧盤より2 分半ほど長くなっています。
注目は第1 楽章の演奏時間。旧盤より2 分半も長く、数ある同曲の録音の中でもかなり遅い部類に属し、重苦しく張り詰めたゲルギエフのテンポ設定には説得力があります。急速な第2
楽章と第3 楽章は旧盤とほぼ同じタイムで、続くラルゴの第4
楽章は1 分ほど短く、希望の兆しが見える第5
楽章では長くなっています。ことにパッサカリアの第4
楽章は絶品で、こうした精密極まりない音楽でゲルギエフの見せるテクニックには凄いものがありますし、終楽章の不思議な重さにも独特な魅力が備わっています。 |
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KKC 5375
\2857+税
※輸入盤発売済
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リヒャルト・シュトラウス:交響詩
(1)『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯』
op.28 [14:33]
(2)『ドン・キホーテ』 op.35 [40:41]
(3)『マクベス』 op.23 [18:36] |
フランク=ミヒャエル・グートマン
(チェロ:op.35)
ヨハネス・リューティ(ヴィオラ:op.35)
バーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団
(南西ドイツ放送交響楽団)
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮) |
生誕150 周年R.シュトラウス、今最も注目されている指揮者ロトによる交響詩シリーズ「ティル」「ドン・キホーテ」「マクベス」
録音:(1)2012年6月23-29日フライブルク、コンツェルトハウス (2)2012年12月20,21日マンハイム、ローゼンガルテン(20日)/フライブルク、コンツェルトハウス(21日) (3)2013年3月14,19日フライブルク、コンツェルトハウス /[Hanssler]
93 304、輸入盤・日本語解説付
プログラムに応じて柔軟にピリオド、モダンの楽団を運用する実力派の指揮者として知られるフランソワ=グザヴィエ・ロト。2011
年よりロトが首席指揮者のポストにある「モダンの手兵」バーデン=バーデン&フライブルクSWR
交響楽団とともに進めるシュトラウスの交響詩シリーズ。実演でシュトラウスに力を注いでいる当コンビですが、「ティル」は、2012
年6月24 日のフライブルクでの実演をはさみ、その前後にセッション録音されたもの。以下、c収録順に「ドン・キホーテ」は、2012
年12 月20 日のマンハイムと翌21 日のフライブルクとにおける実演の模様をライヴ収録したもので、「マクベス」が2013
年3 月フライブルクでのセッション録音となっています。じっくりセッションを組んで録音された2作品の高い完成度もさることながら、楽団の首席奏者ふたりをソリストに起用した「ドン・キホーテ」も、ロトと共にシリーズのおおきな流れのなかでシュトラウス作品を検証し、その解釈を深める機会を得て挑んだ充実の演奏です。ロトの的確な棒さばきで引き出された情報量も豊富で、録音がたいへん優秀なこともあり、シュトラウスによる大編成管弦楽の傑作群を味わうのにまたとないアルバムといえるでしょう。 |
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KKC 5376
\2857+税
※輸入盤発売済
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指揮者ロトによる交響詩シリーズ
リヒャルト・シュトラウス:
交響詩『英雄の生涯』 op.40
交響詩『死と浄化』 op.24 |
クリスティアン・オステルターク
(独奏ヴァイオリン)
バーデン=バーデン&
フライブルクSWR交響楽団
(南西ドイツ放送交響楽団)
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮) |
生誕150周年R.シュトラウス、今最も注目されている指揮者ロトによる交響詩シリーズ「英雄の生涯」&「死と浄化」
録音:2012 年11 月7,8日(英雄の生涯)、2012
年6 月26-28日(死と浄化)フライブルク、コンツェルトハウス/[Hanssler]
93 299、輸入盤・日本語解説付
2011 / 12 年のシーズンよりバーデン=バーデン&フライブルクSWR
交響楽団の首席指揮者に就任して、マーラーの第1交響曲(93294)で鮮烈なるデビューを飾ったロトが、現在、手兵とともに力を入れて取り組んでいるのがシュトラウス。大編成の管弦楽の機能美を極限まで追求したシュトラウスの交響詩といえば、1946
年に南西ドイツ放送所属のオーケストラとして創設され、活動の柱に「同時代音楽の演奏」を掲げてきた当楽団にとっても、初代音楽監督を務めたロスバウト以来、マーラー、シェーンベルク、ストラヴィンスキーなどと並んで伝統的に得意としてきたレパートリーであり、その意味での経験の蓄積も十分とおもわれます。実演とセッションでじっくり集中して作り上げた驚異的な完成度をもって聴かせてくれます。 |
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KKC 5377
\2667+税
※輸入盤発売済
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ヤニック・ネゼ=セガンによるフランクの交響曲
フロラン・シュミット:バレエ音楽「サロメの悲劇」
Op.50
フランク:交響曲ニ短調 |
グラン・モントリオール・
メトロポリタン管弦楽団
ヤニック・ネゼ=セガン(指揮) |
ヤニック・ネゼ=セガンによるフランクの交響曲、『サロメの悲劇』も収録!
録音:2010 年7月/[ATMA] ACD2 2647、輸入盤・日本語解説付
破竹の勢いの若手指揮者ヤニック・ネゼ=セガン。2008
年にロッテルダム・フィルの音楽監督、同じく2008
年からロンドン・フィルの首席客演指揮者に就任し、そして2012
年からはフィラデルフィア管の音楽監督に就任した今最も注目されている指揮者の一人です。本アルバム、2000
年から芸術監督を務めるメトロポリタン管とのフロラン・シュミットの代表作「サロメの悲劇」と、コンサートでも度々取り上げているフランクの交響曲。「サロメの悲劇」は、第1
部の「序奏」から重厚でうねるような響きを持ってはじまり、続く「真珠の踊り」では切れ味よい迫力の演奏を繰り広げます。第2
部の「海上の誘惑」は蠢く幻想的な音楽を妖しく魅惑的に展開し、「稲妻の踊り」、「恐怖の踊り」では狂気と官能的表現のもとに大迫力で演奏される力のこもった熱演を聴かせてくれます。フランク唯一の交響曲ニ短調。陰鬱とした重厚な響きの中にも、ネゼ=セガンは優れた構成力を生かしニュアンス豊かに仕上げています。 |
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KKC 5378
(SACD HYBRID &
Blu-ray Disc Audio)
\4286+税
※輸入盤発売済
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凱旋路〜ウィンド・アンサンブルのためのフランス音楽
1.ベルリオーズ:葬送と勝利の大交響曲 op.15
(1840)
(葬送行進曲/追悼の辞*/昇天)
2.サン=サーンス:東洋と西洋 op.25 (1869)
3.デュカス:『ラ・ぺリ』のファンファーレ
(1912)
4.ミヨー:フランス組曲 op.248 (1945)
(ノルマンディー/ブルターニュ/イル・ド・フランス/
アルザス=ロレーヌ/プロヴァンス)
5.トマジ:典礼用ファンファーレ (1947)
(み告げ/福音**/黙示録(スケルツォ)/金曜日の行列)
6.ボザ:子供の序曲 (1964) |
ノルウェー軍音楽隊
ポール・W・マグヌセン(トロンボーン:1)
ヴィーダル・ノルドリ(トロンボーン:5)
オーレ・クリスチャン・ルード(指揮) |
2 Lの真骨頂の録音! 美しく効果的に捉えたウィンド・アンサンブルの斬新で新鮮な響き!2013年グラミー賞Best
Engineered Album ノミネート
録音:2011 年11 月、2012 年1 月ノルウェー、ベールム、ヤール教会/24bit/352.8kHz
DXD /セッション
[2L] 2L 086SABD、【SACD Hybrid仕様】・SACD
DXD (5.0 surround 2.8224 Mbit/s/ch,2.0 stereo
2.8224 Mbit/s/ch) /CD 2.0 stereo (16 bit/44.1
kHz)
【Blu-ray Disc Audio仕様】・5.0 DTS-HD
MA (24bit/192kHz),2.0 LPCM (24bit/192kHz),mShuttle:
MP3 & FLAC, Region All/輸入盤・日本語解説書付
ノルウェー王国に軍隊に所属する5 つのプロフェッショナル・アンサンブルのひとつ、1818
年創設のノルウェー軍音楽隊が新しいアルバムを録音しました。アルバム・タイトル『凱旋路』は、フランスの首都パリの中心から西に向かう、「パリの歴史軸」あるいは「王の道」とも呼ばれる、歴史的建造物や記念碑の並ぶ直線道路。19
世紀と20 世紀のフランス音楽によるプログラムが組まれています。ベルリオーズが、1830
年の七月革命の10 周年記念式典のためフランス政府の委嘱を受けて作曲した『葬送と勝利の大交響曲』。曲名に示されるとおり「東と西の世界の対照」からインスピレーションを得たというサン=サーンスの作品など、1791
年のフランス革命後、新しい時代を迎えたと言われるウィンド・アンサンブル音楽の新鮮な発想と響きをもった曲が集められました。指揮者のオーレ・クリスチャン・ルードは、2006
年からノルウェー軍音楽隊の音楽監督を務めています。このアルバムの録音セッションは、1961
年に建造された、自然木で組んだ急勾配の天井のもたらす音響効果が素晴らしい、ベールムのヤール教会で行われ、2L
のスタッフお気に入りの録音場所のひとつです。
「響きが実に美しく空間のソノリティも豊潤だ。チャンネルの間に位置する楽器でも定位感の高い音を聴かせる。(解説文より/
麻倉怜士氏)」 |
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KKC 5379
(SACD HYBRID &
Blu-ray Disc Audio)
\4286+税
※輸入盤発売済
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「Song〜歌」
・マリアンネ・ライダシュダッテル・エーリクセン[1971-]:太陽の呼び声
・ゲイル・トヴェイト[1908-1981]/ホーコン・ベルゲ編:名誉ある出迎え
・ホーコン・ベルゲ[1954-]:われら歌声高く/祝福の朝なり
・スヴェン=エーリク・ベック[1919-1994]:春
・マリアンネ・ライダシュダッテル・エーリクセン[1971-]:夜明け
・アルフレード・ヤンソン[1937-]:エッバ・リンドクヴィストの3つの詩
・ボー・ホルテン[1948-]:ヴォカリーズ
・トルビョルン・ デュールード[1974-]:
もうすぐ娘はバラ咲く庭で愛しい人に口づけを
・ハーラル・グッリクセン[1946-]:主はわが光、わが救いなり
・ヤーコ・マンテュヤルヴィ[1963-]:アヴェ・マリア・ダオスタ
・ボー・ホルテン[1948-]:何事にも時があり
・カール・ニールセン[1865-1931]:わがイエスよ、わが心に
・ノルウェー民謡/ビョルン・アンドル・ドラーゲ、オーラ・ブレムネス編:
美しい夕べの歌 |
ウラニエンボルグ・ヴォーカルアンサンブル
エリサベト・ホルテ(指揮) |
ノルウェーの名ヴォーカル・アンサンブル、ウラニエンボルグ人間を取り巻く世界を「歌」で表現
録音:2011 年10 月、11 月ノルウェー、オスロ、ウラニエンボルグ教会/DXD
(24bit/352.8kHz) /セッション
[2L] 2L 096SABD、【SACD Hybrid仕様】・SACD
DXD (5.0 surround 2.8224 Mbit/s/ch,2.0 stereo
2.8224 Mbit/s/ch) /CD 2.0 stereo (16 bit/44.1
kHz)
【Blu-ray Disc Audio仕様】・5.0 DTS-HD
MA (24bit/192kHz),2.0 LPCM (24bit/192kHz),mShuttle:
MP3 & FLAC, Region All/輸入盤・日本語解説書付
2 Lの超優秀録音が存分に堪能できる、SACD
ハイブリッドとブルーレイ・オーディオ盤の2
枚組仕様シリーズ。オスロに編集スタジオをもつ2
Lは、グレクス・ヴォーカリス、アンサンブル96、スコラ・カントールムをはじめとするノルウェーの合唱団の個性的なディスクをリリースしてきました。オスロにあるウラニエンボルグ教会の合唱団のひとつ、ウラニエンボルグ・ヴォーカルアンサンブルは、さまざまなジャンルと時代の音楽を活気にみちた演奏で聴かせることで名高い合唱団です。アルバム『歌』は、人間、人間と自然、人間同士、人間と神の関係に焦点を当てた選曲です。呼吸し、鼓動するアカペラの声を2L
の超優秀録音で堪能できます。
「これほど鮮明で、深淵で、透き通った人の声は、私は聴いたことがない。歌手の息づかい、心臓の鼓動、微細な表情までBD
オーディオはここまで聴かせるのかと驚嘆した。(解説文より/
麻倉怜士氏) |
<映像>
EURO ARTS(映像)
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20 59558
(DVD)
\4100 →\3790
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「マーラーマニア」
マーラー:
交響曲第1番から
交響曲第2番「復活」−原光
交響曲第4番から
交響曲第5番−アダージェット
「大地の歌」−告別
「さすらう若人の歌」−
私の愛する人が結婚式を挙げる時,彼女の二つの青い目が
「子供の不思議な角笛」−
たくましい想像力,自惚れ,死んだ少年鼓手,
トランペットが美しく鳴り響く所
「亡き児を偲ぶ歌」−
お前の母さんが戸口から入って来る時,
私はしばしば考える、子供たちはちょっと出かけただけだと
私はこの世に忘れら |
カタリーナ・プラディッチ(Ms)
ジーモン・パウリ(Br)
イオアニス・アヴァコウミディス(演技)
アンネドレ・クライスト(演技)
アンナ=ルイーゼ・レッケ(演技)
パトリック・ショット(演技)
フランク・ウィリアムズ(演技)
モーリッツ・グナン(指)
ベルリン・ドイツオペラ管弦楽団団員 |
マーラーの音楽を使った舞台「マーラーマニア」ニコ・アンド・ザ・ナヴィゲーターズとベルリン・ドイツオペラの野心的舞台!
ニコ・アンド・ザ・ナヴィゲーターズ[ニコラ・ヒュンンペル(演出),オリヴァー・プロスケ(舞台),フラウケ・リッター(衣装)]
収録:2012年12月、ベルリン/リージョンAll、NTSC、16:9、100
分、PCM Stereo /Dolby Digital 5.1 /DTS 5.1
ベルリン・ドイツオペラのユニークな舞台「マーラーマニア」がDVD
になりました。「マーラーマニア」はマーラーの交響曲や歌曲をもちいた舞台で、主人公はマーラーの妻アルマ。彼女を中心に、マーラーはもちろん、アルマの不倫相手とされる建築家ヴァルター・グロピウスなどが登場、必ずしも事実にこだわらず芸術作品として仕立てられています。制作を担当したニコ・アンド・ザ・ナヴィゲーターズは、1998
年にニコラ・ヒュンンペルとオリヴァー・プロスケによって創立されたグループで、ベルリンを拠点に活躍しています。
カタリーナ・プラディッチはセルビアのプロクプリェ生まれのメッゾソプラノ。2002
年にデビュー、近年はベルリン・ドイツオペラをはじめとするドイツやスペインの劇場で活躍しています。ジーモン・パウリは、日本ではなぜか英語読みのサイモン・ポーリーの表記が主流になっていますが、ケルン生まれ、バイロイト育ちのドイツ人のバリトンです。1996
年にデビュー。ベルリン・ドイツオペラでは脇役から主役まで幅広く手掛け、中でもモーツァルト《魔笛》のパパゲーノを頻繁に歌っています。指揮のモーリッツ・グナンは1982
年、テュービンゲン生まれの若い指揮者。現在ベルリン・ドイツオペラの音楽総監督の助手を務めています。 |
SIGNUM VISION(映像)
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SIGDVD 011
(DVD-Video/NTSC)
\3700 →\3390
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ブリテン:無伴奏チェロ組曲集
ジェイミー・ウォルトンとポール・ジョイスの対話
無伴奏チェロ組曲第1番 Op.72
無伴奏チェロ組曲第2番 Op.80
無伴奏チェロ組曲第3番 Op.87
テーマ《ザッヒャー》 |
ジェイミー・ウォルトン(チェロ) |
プリース最後の弟子ジェイミー・ウォルトン。ブリテン無伴奏のDVDヴァージョンが登場!
20世紀イギリスの大チェリスト、ウィリアム・プリースの最後の弟子の1人であり、1712年製のグァルネリを手に評価を不動のものとしたイギリスのチェリスト、ジェイミー・ウォルトン。
ロストロポーヴィチのために作曲された20世紀後期イギリスにおけるチェロの難曲であり傑作、ブリテンの「無伴奏チェロ組曲集」の"DVDヴァージョン"が登場!
イギリス、サフォーク、ブライスバークのホーリー・トリニティ・チャーチ(聖三位一体教会)を舞台として、ジェイミー・ウォルトンが研ぎ澄まされた集中力と銘器グァルネリの音色で、ブリテンの無伴奏の世界を組み立ててゆく。 |
3/11(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
DANACORD
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DACOCD 744-745
(2CD)
\5000 →\4590
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エミール・ハルトマン(1836−1898):ピアノ作品全集
高地から Op.11/アラベスク(主題と変奏)
Op.16-1/
カプリース Op.16-2/ジャン・ド・フランス(サラバンド)/
ソナタ ヘ長調/スケルツェット/ソナタ ヘ長調
Op.17/
アルバムのページ/カプリッチョ第1番ロ短調(ロンド)/
カプリッチョ第2番変ロ短調/未完のソナタ
ト短調/
ソナタ ニ長調/舞踏会の情景 Op.23/
3つのマズルカ Op.28/4つのピアノ小品 Op.31 |
カトリーネ・ペネロプ(ピアノ) |
デンマーク・ロマンティシズム。ハルトマンのピアノ作品全集!
19世紀北欧の大作曲家ヨハン・ペーター・エミリウス・ハルトマン(1805−1900)の息子であり、デンマークにおける後期ロマンティシズムの代表的存在、エミール・ハルトマン(1836−1898)のピアノ作品全集。
父J.P.E.ハルトマンと義兄ニルス・ゲーゼ、そしてデンマークとドイツの流れを汲むハルトマン。未出版の手稿譜も用いられており、デンマークの女流ピアニスト、ペネロプが弾くピアノ作品からは、デンマーク・ロマンティシズムの息吹きが聴こえてくる。
2012年2月〜2013年6月の録音。 |
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ブラームス&リスト&グラナドス:ピアノ作品集
ブラームス:3つの間奏曲 Op.117
リスト:
夕べの調べ、コンソレーション第3番変ニ長調、
コンソレーション第4番変ニ長調、オーベルマンの谷
グラナドス:
マハと夜鳴きうぐいす、詩人と夜鳴きうぐいす、エピローグ |
トーニャ・レモー(ピアノ) |
シャンドス(Chandos)からリリースされているマルクスのピアノ作品集(CHAN
10479)が高く評価されたオーストラリアのシドニー出身の女流ピアニスト、トーニャ・レモーがダナコード(Danacord)に登場。
タスマニア、シドニー、ロンドン、シエラ・レオネ、そしてコペンハーゲンといった様々な国、都市の文化に触れてきたトーニャ・レモーのセンスが、ドイツのブラームス、ハンガリーのリスト、スペインのグラナドスの作品のカラーを見事に描き分けている。
2013年10月の録音。 |
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スーヴェニアーズ〜4手連弾のための作品集
サティ:組み合わされた3つの小品
ブラームス:ワルツ集 Op.39
グラナドス:村にて
バーバー:組曲《思い出(スーヴェニアーズ)》
Op.28 |
トーニャ・レモー(ピアノ)
カトリーネ・ペネロプ(ピアノ) |
ともにデンマークで活躍する2人の女流ピアニスト、トーニャ・レモーとカトリーヌ・ペネロプのデュオによる4手連弾のための作品集。
フランスのサティから始まり、ドイツのブラームス、スペインのグラナドスを経て、アメリカのバーバーへと繋がる"ピアノ4手連弾"による欧米の旅。絶妙のアンサンブルが、4人の作曲家たちの個性を引き立てる。
2013年11月の録音。 |
MSR
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「光のゲーム」〜珠玉のフルート独奏作品集
シャルル・ケクラン(1867-1950):甘美な歌Op.198より(15曲)
ウィリアム・オルウィン(1905-85):無伴奏フルートのためのディヴェルティメント
ミクロス・ローザ(1907-95):無伴奏フルート・ソナタOp.39
アルトゥール・ウィルナー(1881-1959):無伴奏フルート・ソナタOp.34 |
フランチェスカ・アルノーネ(Fl) |
ケクラン、オルウィン、ローザ!珠玉の無伴奏フルート作品集
録音: 2012 年5 月、12月、2014年1月
20 世紀のフルート独奏のための作品を収録しているが、いずれも珍しいものばかり。ケクランは同時代のドビュッシーの影に隠れたマイナーな存在だが、収録作はドビュッシーの有名な「シランクス」を思わせる繊細な曲。20
世紀前半に活躍したオルウィンは自らもフルート奏者でもあり、フルートの機能を熟知した新古典主義的作品。映画「ベン・ハー」他の音楽で知られるローザのソナタは無調とモードのぎりぎり境目の微妙な調域をフルートがミステリアスに歌う秀作。バルトークのルーマニア民族舞曲の吹奏楽版の編曲者としても知られるウィルナーはチェコの作曲家で、収録のソナタは民族的でロマンティックな佳品。 |
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「ムツィオ・クレメンティ(1752-1832):ピアノ・ソナタ集」
ピアノ・ソナタ ト短調Op.7-3
ピアノ・ソナタ ヘ短調Op.13-6
協奏曲風ソナタ ハ長調Op.33-3
ピアノ・ソナタ ト短調Op.8-1
ピアノ・ソナタ ト長調Op.37-2 |
イアン・ホミニク(Pf) |
クレメンティのソナタは実はこんなに素晴らしかった!
録音:2012年3月
モーツァルトと同時代人のイタリアの作曲家クレメンティは日本ではピアノ教則本「ソナチネ・アルバム」の中に収められたソナチネOp.36-No1〜No.6
ばかりがよく知られているが、このアルバムはそのOp.36
を除いたクレメンティの主要なソナタを収めている。ベートーヴェンは生前、ピアノ曲に関してはモーツァルトよりもクレメンティを高く評価していたと言われ、イタリア人らしい伸びやかなメロディと、特に短調のソナタに感じられる品格のある憂愁はクレメンティ独自の愛すべき世界である。ピアノを弾いているイアン・ホミニクはカナダ出身でピアノをアール・ワイルドに師事、現在、北米を中心に活動している。 |
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タカーチ四重奏団のウォルサーが弾くブラームスのソナタ!
ブラームス(1833-1897):
(1)三重奏曲イ短調Op.114(クラリネット・パートをヴィオラで演奏した版)
(2)ヴィオラ・ソナタ第1番Op.120-1
(3)ヴィオラ・ソナタ第2番Op.120-2 |
ジェラルディン・ウォルサー(Va)
デイヴィッド・コレヴァー(Pf)
(1)アンドラーシュ・フェイエール(Vc) |
録音:2012年8月ワイアストーン、イギリス
ブラームス晩年の傑作室内楽を3 曲。Op.114
はクラリネット三重奏曲として有名だが、ここではクラリネット・パートをヴィオラで演奏。ヴィオリストのジェラルディン・ウォルサーは長年サン・フランシスコ響の首席奏者を勤めた後、2005
年よりタカーチ弦楽四重奏団のメンバーとなり室内楽に精力的に取り組む他、協奏曲のソリストとしてテレマンからシュニトケまで幅広いレパートリーを持つ音楽家として注目されている。チェロのフェイエールもタカーチ四重奏団のメンバー。 |
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「地平線の上で」〜トランペットとピアノのための新しい音楽
(1)ケヴィン・マッキー(b.1980):百年の地平線(2011)
(2)アントニオ・ゲレーロ(b.1949):3つの小品(2011)
(3)ジェームズ・スティーヴンソン(b.1969):コール(2003)
(4)ジョン・スティーヴンス(b.1951):トランペット・ソナタ(2008)
(5)エリック・モラーレス(b.1966):2つのトランペットのための協奏曲(2013)
(6)ホセ・パスカル・ヴィラプラーナ(b.1971):マンヤの夜(2005) |
ジェーソン・バーグマン(Trp)
エレン・エルダー(Pf)
(5)ウィリアム・キャンベル(Trp) |
録音:2013年7月
2000 年代に書かれたトランペットとピアノのための作品集。いずれも新古典主義、新ロマン主義、というより時にジャズ、ロックの要素を兼ね備えた、現代音楽とは無縁のフュージョンを思わせる楽しい作品ばかり。トランペットのジェーソン・バーグマンはモバイル響、モバイル歌劇場管弦楽団の首席奏者でソリストとしてはカナディアン・ブラスと共演したこともある。確かなテクニックで今後が期待される若手。 |
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「ようこそクリスマス!」
〜クリスマスのためのお気に入りの合唱曲
M.-A.シャルパンティエ:
クリスマスのための真夜中のミサ
他、ようこそクリスマス!(スペンサー)
エサイの若枝は芽を出し(ブルックナー)
サイレント・ナイト(グルーバー)
ジングル・ベル(ピアポント)、全19曲 |
レスター・シーゲル(指揮)
スルスム・コルダ(混声合唱) |
録音:2010年、2013年
混声合唱団スースム・コルダは2006 年に12
人の歌手によって結成されキリスト教、ユダヤ教の宗教曲を主なレパートリーとしている。米南部アラバマ州を中心に活動を行っている。当アルバムでは大作のM.-A.シャルパンティエの真夜中のミサを中核としながら、親しみやすい小品も収録。 |
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ハンプトン・シスラー(b.1932):オラトリオ「再臨」
(I.プロローグ/II.7つの封印/III.怒りの鉢) |
マーロン・ダニエル(指揮)
ソフィア・シンフォニエッタ
ソフィア室内合唱団 |
録音:2013年ブルガリア国立「パンチョ・ヴラディゲロフ」音楽アカデミー
ハンプトン・シスラーはニューヨーク出身で「再臨」は新約聖書に基づく宗教曲。全3
部からなる本作はダイナミックな映画音楽を思わせる親しみやすい内容で部分的ではあるが、ジョン・アダムズの音楽を思わせる。ハンプトン・シスラーは多作な作曲家でこれまでに当MSR
では6 枚の作品集のCDをリリースしている。いずれも調性を基調としたロマンティックな音楽である。 |
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「銀のファラオ」〜
古代エジプトへのトリビュート/パメラ・スクラーの音楽
パメラ・スクラー:
サハラ・トランス/ハッシェプスット/
あなたの記憶/生命の踊り/異界からの笛/
スティクス/黄泉への旅/呪文166 |
パメラ・スクラー(作曲, Fl, バスFl)
ジョン・アルッチ(Perc)
アリッサ・レイト(エジプトのハープ)
キャシー・ハルヴァーソン(Ob)
トマス・セフコヴィク(コントラFg)
ダグラス・コストナー(Org)、ほか |
録音:2012-2013年
古代エジプトに思いをはせて作られたニューエイジ風の現代音楽。エジプトの民族音楽の要素を取り入れながらジャンルに囚われないエキゾチックなファンタジーが展開する。パメラ・スクラーはフルート奏者兼作曲家で、音楽は時に中東の民族音楽風、喜多郎風、キース・ジャレット風とヴァラエティに富んでいる。 |
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「ジェームズ・ブローン・イン・リサイタル」
J.S.バッハ(ブゾーニ編):シャコンヌBWV.1004
リスト:
メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋での踊り」S.514
コンソラシヨン第3番変ニ長調S.172
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
ラフマニノフ:前奏曲ロ短調Op.32-10
J.S.バッハ:前奏曲ハ長調〜平均律クラヴィーア曲集第1集よりBWV846 |
ジェームズ・ブローン(Pf) |
録音:2012年8月6-8日ポットン・ホール、サフォーク、イギリス
古代エジプトに思いをはせて作られたニューエイジ風の現代音楽。エジプトの民族音楽の要素を取り入れながらジャンルに囚われないエキゾチックなファンタジーが展開する。パメラ・スクラーはフルート奏者兼作曲家で、音楽は時に中東の民族音楽風、喜多郎風、キース・ジャレット風とヴァラエティに富んでいる。 |
MUSIC&ARTS
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「フローベルガー:チェンバロ作品集」
フローベルガー(1616-67):ウィーン写本第2巻より
(組曲第1番 イ短調/ファンタジア第5番/
組曲第2番 ニ短調/トッカータ第3番/
組曲第3番 ト長調/カンツォン第2番/トッカータ第4番/
組曲第4番 ヘ長調/ファンタジア第2番/
組曲第5番 ハ長調/組曲第6番 ト長調)/
ウィーン写本第2巻より
「ローマ王フェルディナンド4世の悲しき死に捧げる哀歌」 |
コリン・ティルニー(チェンバロ) |
大ベテラン、コリン・ティルニーのフローベルガー新録音!
録音: 2010 年6 月15-18日、カナダ、ブリティッシュコロンビア、68'45
ARCHIVやL’Oiseaux Lyre 始め様々なレーベルに録音をしている大ベテランのバロック鍵盤楽器奏者、コリン・ティルニー(b.1933)によるフローベルガー集。ティルニーらしい派手さを廃したじっくりした味わいの音楽が素晴らしい。1976
年、ユベール・ベダール製作のリュッカースのコピー楽器を使用。 |
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「亡命者(EXIL/EXILE)」〜2大陸で活躍した作曲家達の音楽
(1)コルンゴルド:4つのワルツ/
(2)ツァイスル:8つのピアノ小品「11月」/
(3)トッホ:
スケルツォ ロ短調Op.11/プロファイル第3番Op.68/
ブルレスケ「ジョングルール」/
(4)シェーンベルク:6つの小品Op.19/
(5)カステルヌオーヴォ=テデスコ:
9月の空Op.1/航行者Op.13/ファンダンゴ |
エリック・ル・ヴァン(ピアノ) |
録音:2009年2月2-4日、バイエルン放送、ミュンヘン、DDD、68:18
コルンゴルト、ツァイスル、トッホ、シェーンベルク、カステルヌオーヴォ=テデスコ。戦争などの理由により、ヨーロッパからアメリカに亡命せざるを得なかったユダヤ系作曲家達によるアメリカ時代に作曲されたレアなピアノ作品集。どの曲も総じて聴きやすく、特にコルンゴルトやカステルヌオーヴォ=テデスコの曲には爛熟した魅力がたっぷりと感じられる。シェーンベルクの曲は世界初録音である。ル・ヴァンの演奏は、切れ味のよい技巧と豊かな情感を兼ね備えており、見事。 |
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M&ACD 1273
(6CD 4枚価格)
\8800
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「D.スカルラッティ:ソナタ全集第3巻」
パルマ写本第6巻(30曲)
パルマ写本第7巻(31曲)
パルマ写本第8巻(30曲) |
カルロ・グランテ
(ピアノ/ベーゼンドルファー・インペリアル) |
録音:2012年、ウィーン、DDD、6:03:08
1990 年代の半ばにDANTE レーベルにかなりの量のスカルラッティのソナタを録音していたイタリアの名匠カルロ・グランテ。MUSIC&ARTS
に新たにスカルラッティの全集を録音という壮大な計画、今回はその第3
弾(第1巻は練習曲集・パルマ写本1、2巻M&ACD1236、第2
巻はパルマ写本3〜5巻M&ACD1242)ティルニーをコンサルタントに迎え、使用楽器はバドゥラ=スコダ所有のベーゼンドルファー・インペリアル。一聴、どの曲も歯切れの良いアーティキュレーションとリズム感が大変心地よい。現代ピアノを用いてのスカルラッティの規範たりうる演奏。 |
PIERRE VERANY
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テューダー朝時代のイギリスの作曲家ラドフォード
ニコラス・ラドフォード(c.1485-1557):
ミサ・ドミニカ
(ヘンリー3世のための聖処女マリアのミサ) |
ジェレミー・クーロー&
ジャン=ルイ・コモレット(指揮)
アンサンブル・スカンディクス(男声合唱) |
テューダー朝時代のイギリスの作曲家ラドフォード
録音:2012年
ニコラス・ラドフォードはイギリスのテューダー朝時代の作曲家で同時代のトマス・タリスと双璧と認識され多くの祝祭ミサで知られている。ユニゾンからいくつもの声部が分かれ対位法の綾を作ったかと思えばコラール風の豊かな和声が重厚に響き、また次の瞬間には再び別々のパートに分かれ拡散してゆく様はさながら雲の間からのぞく光のようでこの上なく美しい。
アンサンブル・スカンディクスは2001 年に設立されたルネサンスを専門とするフランスのヴォーカル・アンサンブルで、これまでに出した「フェスタのエレミアの哀歌」(PV711062)、「フィノのミサ&モテット集」(PV711031)は古楽ファンの間で隠れた人気がある。 |
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
DANACORD
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DACOCD 740
(CD-R)
\2500 →\2290
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エアリング・ブレンダール・ベンクトソンへのトリビュートVol.3
カバレフスキー:チェロ協奏曲第1番 Op.49
(録音:1973年10月5日)
メンデルスゾーン:チェロ・ソナタ ニ長調
Op.58
(録音:1980年10月11日)
ジョリヴェ:演奏会組曲(録音:1970年) |
エアリング・ブレンダール・ベンクトソン
(チェロ)
ジャン=ピエール・ジャキャ(指揮)
アイスランド交響楽団
アンカー・ブリーメ(ピアノ) |
1932年生まれのデンマークの名チェリスト、エアリング・ブレンダール・ベンクトソン。アイスランド放送に保管されていた音源によるトリビュート・シリーズの最新巻も、商業用録音として初のリリース。
北欧の名チェリストが1970年から1980年にかけて奏でた協奏曲、ソナタ、無伴奏作品の貴重な記録です。
※当タイトルはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
ベンクトソンへのトリビュートVol.1
エルガー:チェロ協奏曲&シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ
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DACOCD 724
CD-R
\2500 →\1990
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エアリング・ブレンダール・ベンクトソンへのトリビュート
エルガー:チェロ協奏曲ホ短調Op.85*(録音:1973年10月4日)
シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ イ短調D.821
(録音:1979年5月7日)
コレッリ:アダージョ ホ短調(録音:1975年12月)
ウェーバー:ロンド ニ長調(録音:1975年12月)
ショパン:ラルゴ(録音:1975年12月)
プロコフィエフ(ピアティゴルスキー編):ワルツ
(録音:1975年12月)
サン=サーンス:白鳥(録音:1975年12月)
リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行(録音:1975年12月) |
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エアリング・ブレンダール・
ベンクトソン(チェロ)
アウルニ・クリスチャウンソン(ピアノ)
ジャン=ピエール・ジャキャ(指揮)*
アイスランド交響楽団* |
2012年3月8日で80歳を迎えたデンマークを代表するチェリスト、エアリング・ブレンダール・ベンクトソンのアニヴァーサリー・アルバム。アイスランド放送に保管されていたテープから復刻された演奏は全て初出音源。
※当タイトルはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。 |
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MUSIC&ARTS
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ベートーヴェン、交響曲選集から新リマスター盤の分売!
ベートーヴェン:
交響曲第9番二短調Op.125「合唱」 |
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ティラ・ブリーム(S)
エリーザベト・ヘンゲン(A)
ペーター・アンダース(T)
ルドルフ・ヴァツケ(B)
ブルーノ・キッテル合唱団 |
録音:1942年3月22/24日ライヴ(アーロン・Z・スナイダーによる2012年新リマスター)
フルトヴェングラーによる数ある第9 の中でも最も壮絶と言われる1942
年3 月のライヴ。過去数限りなく再発売されているが、当盤はアーロン・Z・スナイダーによる2012年の新たなリマスターで、大変聴き易い音に仕上がっている。尚、2013
年6 月に同じくMUSIC&ARTS から発売されている4
枚組のフルトヴェングラーによるベートーヴェン:交響曲選集(M&ACD4049)に収録されているものと同じ演奏、リマスター。第9
のみ聴きたい方にはこちらを。 |
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M&ACD 1279
(4CD 3枚価格
+ CD-ROM)
\6600 →\5990
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「ロッテ・レーマン 生誕125周年記念」 |
ロッテ・レーマン(ソプラノ) |
CD1 「1927年12月〜1938年1月の録音」
R.シュトラウス:「バラの騎士」第1幕から(録音:1927年12月13日)
R.シュトラウス:「ナクソス島のアリアドネ」—一つの国がある(1928年9月4日)
ベートーヴェン:「エグモント」−太鼓が鳴ると,喜びに満ち悲しみに満ち(1932年4月25日)
グノー:アテネの聖母(1936年3月31日)
ワーグナー:「ローエングリン」−哀れなあなたには分からないのね(1937年1月10日)
ルビンシテイン:春(1937年1月10日)
ヴォルフ:
あの国をご存知ですか,めぐる春,君の愛する人が焦がれ死ぬのを見たいなら,
愛する人よ、あなたが天へと昇るなら,春に,小さなものでも,少年と蜜蜂,春が来た,
コウノトリの使い,エオリアンハープに寄せて,私も巻き毛の影で,祈り,もう仲直りしよう,
庭師,あなたは私を細い糸一本で,望郷,ちょっと黙ってちょうだい,
ペンナに恋人がいるの,アナクレオンの墓,隠棲(1938年1月18日)
CD2 「1938年1月〜1941年7月の録音」
R.シュトラウス:セレナード/ブラームス:テレーゼ,甲斐なきセレナード/
ブレッヒ:祭からの帰宅/R.シュトラウス:献呈(1938年1月18日)
プッチーニ:「トスカ」−歌に生き/R.シュトラウス:献呈,黄昏の夢,セレナード/
ブラームス:乙女は語る/プフィッツナー:グレーテル(1938年4月3日)
チャイコフスキー:ただ憧れを知る者だけが/ロジャーズ:星(1939年9月18日)
シューベルト:若い尼,影法師(1941年3月4日)
シューベルト:愛の便り(1941年3月19日)
シューマン:言伝/メンデルスゾーン:朝の挨拶(1941年6月26日)
メンデルスゾーン:ヴェネツィアの舟歌,新しい愛/シューマン:くるみの木/
ベートーヴェン: 悲しみの喜び/ブラームス:子守歌,セレナード(1941年6月30日)
メンデルスゾーン:歌の翼に(1941年7月2日)
モーツァルト:春への憧れ/(1941年7月9日)
CD3 「1941年7月〜1948年3月の録音」
ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集(天使,温室にて,苦しみ,夢)(1941年7月9日)
シューマン:
「詩人の恋」−君の目を見ると,私は心を浸したい,花が、小さな花が分かってくれるなら,
あれはフルートとヴァイオリンの響きだ,いまわしい昔の歌(1943年1月24日)
シューベルト:
泉に,死と乙女,若者と死,解消,鱒,美も愛もここにいたことを,さすらい人,春に,白鳥の歌/
ブラームス:私は夢見ていた,春の歌,私に行ってほしいの(1946年2月10日)
グノー:アヴェ・マリア(1947年6月30日)
ベートーヴェン:新しい恋、新しい人生/
メンデルスゾーン:
葦の歌,問い,月,お気に入りの場所,挨拶,小姓の歌,恋する女が手紙を書く(1948年3月7日)
CD4 「1941年6月〜1949年7月の録音」
ベートーヴェン:遥かなる恋人に(1948年3月7日)
モーツァルト:ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼いた時,夕べの想い,寂しく暗い森で,秘めごと/
ブラームス:
君の青い瞳,早く来て,ひどいことを言ってやろうと,私があなたに捧げたものは美しいものだった,
日曜日の朝,恋人のところへ,死は涼しい夜,愛のまこと,春の慰め,くちづけ,
ああ、私が帰り道を知っていたら,何と喜ばしく生き生きと(1949年2月27日)
ベートーヴェン:「エグモント」−太鼓が鳴ると,喜びに満ち悲しみに満ち/
モーツァルト:すみれ/
シューベルト:音楽に寄せて/
ヴォルフ:アナクレオンの墓/
ブラームス:便り(1949年7月10日)
グロース:私の思う自由は(録音時期不明)
ヴォルフ:ヴァイラの歌(1941年6月30日)
ブルーノ・ワルターがレーマンについて語る/
レーマン自作の詩の朗読/
レーマンが自らの歌について語る(録音時期不明) |
ロッテ・レーマン生誕125周年記念アルバム
TT 295:05 解説CD-ROM付き
ドイツ生まれでウィーンで大プリマドンナとして活躍したロッテ・レーマン(1888−1976)は、1938
年、ナチを逃れて米国に亡命、亡くなるまでここで活動した。生誕125
周年を記念したこのCD では、主として米国時代の貴重な録音が5
時間近くも収録されている。世界初出音源もいくつもある。111
ページの詳細な解説は付属CD-ROMにPDF ファイルで収録されており、コンピュータで閲覧できる。 |
PIERRE VERANY
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PV 713101
再発売
\2400 →\2190
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ユバール&スーストロのプーランクの名演が復活!
フランシス・プーランク(1899-1963):
(1)オルガン協奏曲ト短調
(2)バレエ音楽「エッフェル塔の花嫁花婿」より〜
2つの行進曲と間奏曲
(3)田園のコンセール |
フランソワ= アンリ・ユバール((1)Org、(3)Cemb)
マルク・スーストロ(指揮)
ロワール・フィルハーモニー管弦楽団 |
録音:1988-1989年
旧PV791011 の再発売。昨年はプーランク没後50
周年であり、これで著作権が切れたのを機に今後盛んに取り上げられるであろう。ワーグナー的世界と神秘的なカソリシズムに加えジャズ的なポップさが融合された大作オルガン協奏曲からサティの流れを汲む軽妙なバレエ音楽「エッフェル塔の花嫁花婿」抜粋を経てチェンバロの巨匠ランドフスカのために書かれた「田園のコンセール」まで、プーランクの多様な側面と聴き所がコンパクトに収まったお得な一枚。四半世紀前の録音だが音質は優秀、ロワール・フィルハーモニーはかつてEMI
でピエール・デルヴォーの指揮で数々の録音を残している名門。それぞれの楽器が個性的で色彩感のあるサウンドを生み出している。 |
WEITBLICK
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SSS 0155/60
(6CD 3枚価格)
\6600 →\5990
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ハインツ・レーグナー
ブルックナー:交響曲第4番〜第9番ステレオ・ライヴ録音!
(1)交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」
演奏タイミング:[16:16][15:20][11:18][19:03]
(2)交響曲第5番変ロ長調
演奏タイミング:[20:40][15:20][14:03][21:57]
(3)交響曲第6番イ長調
演奏タイミング:[14:20][16:10][8:01][15:08]
(4)交響曲第7番ホ長調
演奏タイミング:[18:53][18:38][9:18][11:19]
(5)交響曲第8番ハ短調
演奏タイミング:[12:40][13:30][26:37][23:03]
(6)交響曲第9番ニ短調
演奏タイミング:[20:58][9:51][20:31] |
ハインツ・レーグナー(指揮)
ベルリン放送交響楽団(旧東) |
鬼才レーグナー、変幻自在のブルックナー、交響曲第4
番〜第9 番ステレオ・ライヴ録音!6 枚組で3
枚価格!
録音:(1)1983年11月7日メトロポールシアター (2)1990年6月8日シャウシュピールハウス、ベルリン (3)1978年5月27日ベルリン民主宮殿 (4)1979年10月13日リガ・フィルハーモニー(ラトビア) (5)1985年5月3日シャウシュピールハウス、ベルリン (6)1983年2月7日メトロポールシアター
生前は鬼才の名をほしいままにし、若き日よりポストに恵まれ、さらなる円熟が約束されていた70
代前半に忽然と世を去ったハインツ・レーグナー。レパートリーは広範に及び、その多くが録音にも恵まれています。芸風はシューリヒト張りの快速で拘泥を嫌った爽やかな演奏をするかと思えば、一転して凄まじいばかりの遅いテンポで隅々を執拗に抉るような演奏をも展開。音色も重厚な純ドイツ風かと思えば時に軽やかできらめくようなラテン的な響きも追及すると言った具合で正体不明、千変万化の巨匠でもありました。ブルックナーは愛奏するレパートリーですが、ここでも演奏するたびに別人のような表情を見せるため驚きが続きます。
第4 番と第6 番はスリリングで目が離せない演奏。
第5 番は早いテンポは個性が強いが全体にオーソドックスな演奏。
第7 番は柔らかたおやかな演奏。
第8 番、第9 番は過激でショッキングな演奏と言った処でしょうか。
御息女スザンヌ・レーグナー女史の協力を得て、レーグナーと生前に親しく仕事を共にしたディルク・ステーヴ氏のライナーを得ております。
※英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付
旧譜
ハインツ・レーグナー指揮、ベルリン放送交響楽団
ブルックナー:交響曲第4番〜第9番
Brilliant BRL94686(9CD)\5400
クラシック関連書籍でもCDショップでもほとんど無視されているレーグナーだが、実は辛口の評論家も彼の美しい演奏にはかなり好意的である。
代表的録音であるブルックナーも、彼の美しい感性によって飾られた明るい色彩が表面に湧き立つ不思議な魅力あふれる演奏。店主は、レーグナーの残したブルックナー録音を20世紀の隠れた貴重な遺産と言ってはばからない。
レーグナーの残した録音はベルリン・クラシックスからリリースされていたが、手に入りにくい状況だった。そこに彼の4-9番をすべて収めたセットがBrilliantからリリースされた(1〜3番は別の指揮者だが悪くない)。
このセットでレーグナーの至芸をたっぷり愉しんでみてください。 |
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WEST HILL RADIO ARCHIVES
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クラウディオ・アラウの初出音源!ドイツでの協奏曲集
(1)ショパン:ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 Op.21
(2)シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 Op.54 |
クラウディオ・アラウ(ピアノ)
(1)マッシモ・プラデッラ(指揮)
バイエルン放送交響楽団
(2)ラファエル・クーベリック(指揮)
NDR放送交響楽団 |
(1)録音:1960年3月9日、ミュンヘン (2)1962年5月31日ケルン(ステレオ、65'16)
20 世紀の偉大なピアニスト、クラウディオ・アラウ(1903−1991)が1960
年代初頭にドイツで演奏した協奏曲を2 曲収録。どちらも50
代後半のアラウの充実した演奏が楽しめる。クーベリックの伴奏によるシューマンは完全に初出と思われる。ショパンはLPでイタリアの海賊盤が同じ指揮者、オーケストラで4
月12 日の日付で発売されたことがあり、同一かもしれない。どちらも鮮明とは言えないなりに年代としては良好な音質。 |
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