クラシックCD通販ショップ「アリアCD」へようこそ
トップページへ

規約などはこちら・・・

お買い物の方法  

注文方法:
 ご希望商品のチェック・ボックスをクリックし、最後に 「かごに入れる」ボタンを押してください(enterキーを押してもかまいません)。
 新店内のほかのページのお買い物がありましたら、そちらもすませ、一番最後にページ下の「
注文フォームへ」のボタンをクリックして、注文フォーム・ページへ進んでいただいて、そこで注文を確定してください。
 (チェック内容を変更したら、必ずもう一度「かごに入れる」ボタンをクリックしてください。変更内容がかごに反映されませんので)

注文フォームへ



≪第76号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その3 4/29〜


マイナー・レーベル新譜
歴史的録音・旧録音
メジャー・レーベル

国内盤
映像




5/2(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

MARIINSKY



MAR 0545
(2SACD HYBRID)
\3200→\2890
凄すぎるゲルギエフのショスタコ4〜6番再録音!
 ショスタコーヴィチ:
  (1)交響曲第4番ハ短調Op.43
  (2)交響曲第5番ニ短調Op.47
  (3)交響曲第6番ロ短調Op.54
ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
マリインスキー劇場管
 レコード・アカデミー大賞の名盤から10 年、今年上半期最大の新譜。

 [4 番:2013 年6 月24 - 27 日、5 番:2012 年6 月5、9、14 日(ライヴ)、6 番:2013 年6 月21、23、26 日(ライヴ)/マリインスキー・コンサート・ホール]/135’ 00”

 ゲルギエフ&マリインスキー劇場管がショスタコーヴィチの交響曲第4、5、6 番を再録しました。旧録のフィリップス盤は4 番が2001 年11 月、5番が2002 年6 月、6 番が同年5 月に同じオーケストラと録音され、4 番は2004 年度レコード・アカデミー賞大賞を受賞しています。
 今回は約10 年を経ての再録音。ゲルギエフの円熟ぶりと、手兵マリインスキー劇場管を完全に手中に収めた神業の完成度を披露してくれます。
 各曲の演奏時間の変化は以下の通り。

 交響曲第4番
    新録音   旧録音  
  第1楽章
27’ 06”
28’ 58”
 
  第2楽章
7’ 40”
8’ 01”
 
  第3楽章
24’ 54”
27’ 10”
 
 
 交響曲第5番
  新録音(ライヴ)  旧録音(ライヴ)  ムラヴィンスキー(1973 東京ライヴ)
  第1楽章
15’04”
16’25”
  14’50”
  第2楽章
5’08”
5’14”
  5’04”
  第3楽章
13’49”
14’44”
  13’04”
  第4楽章
11’00”
11’37”
  11’07”
 
 交響曲第6番
  新録音(ライヴ)  旧録音(ライヴ)  
  第1楽章
18’38”
18’52”
 
  第2楽章
5’16”
6’46”
 
  第3楽章
6’31”
6’47”
 

 第4 番はセッション録音。いずれの楽章も速くなっていますが、ことに第3 楽章は2 分以上も短くなり、楽章後半のスピード感とノリの良さを増しています。
 さらに第2 楽章後半のフーガはゲルギエフならではの計算され尽くした緻密さで、人工美の極み。全体に高評価を受けた旧盤をはるかにしのぐ魔術的な出来となっています。
 第5 番は第1 楽章と第3 楽章が旧盤より1 分ほど速くなり、全体に最盛期のムラヴィンスキーのテンポ設定に近くなっているのが興味津々。ゲルギエフは来日公演も含め、この曲を頻繁に演奏しているため、解釈もこなれ説得力満点。急速楽章での巨大な盛り上がりはゲルギエフの独壇場ですが、ゆっくりとした楽章での緊張感の持続も凄いとしか言いようがありません。この作品の背景については諸説ありますが、21 世紀も10 年が過ぎた現在、ゲルギエフが再びムラヴィンスキーの解釈に立ち返ろうとしているのは象徴的なことと申せましょう。
 第6 番は、大編成の管弦楽ながら室内楽を思わせる透明さと、管楽器のソロ的な活躍の多い難曲。第1 楽章の透明感はゲルギエフならではのバランス感覚で、叙情美にひたれます。またショスタコーヴィチの職人芸が光る急速なフィナーレは、ムラヴィンスキー盤を思わすスピード感と漸進性に興奮させられます。ことにコーダの狂喜乱舞ぶりは、物凄いエネルギーを放出しつつも、空々しい不気味ささえ湛えていて印象的。録音の良さでマリインスキー劇場管の巧さも光ります。
 今年上半期最大の新譜登場と申せましょう。ご期待下さい。







CHANDOS



CHAN 10819
\2300→\2090
トゥリーナ:管弦楽作品集Vol.2
 ロシオの行進 Op.9
 ピアノと弦楽のための 《交響的狂詩曲》 Op.66*
 ジプシー舞曲集 Op.55
 セビーリャの歌 Op.37†
マリア・エスパーダ(ソプラノ)†
マーティン・ロスコー(ピアノ)*
ファンホ・メナ(指揮)
BBCフィルハーモニック
 スペイン音楽探求の旅〜ムジカ・デ・エスパーニャ最新作!トゥリーナの管弦楽作品集第2弾!

 ジャナンドレア・ノセダの後任としてBBCフィルハーモニックのチーフ・コンダクター(首席指揮者)に就任し、着実にオーケストラにラテンのカラーを色付けしているスペイン人マエストロのファンホ・メナ。母国スペインの音楽を発掘する「ラ・ムジカ・デ・エスパーニャ」シリーズの最新作は、前作に続き、ホアキン・トゥリーナ(1882−1949)の管弦楽作品集!
 トゥリーナ最初の管弦楽作品である「ロシオの行進」。管弦楽伴奏を伴うソプラノのための歌曲集「セビーリャの歌」。アンダルシア地方のロマ(スペイン語でヒターノ)の踊りを複雑なリズムで色彩豊かに描いた「ジプシー舞曲集」。そして、トゥリーナの後期の作品の1つであり、成熟した作曲技法が見られるピアノと弦楽オーケストラのための「交響的狂詩曲」。
 「セビーリャの歌」でソロを歌うスペインのソプラノ、マリア・エスパーダは、ヤンソンス&RCOのマーラー「千人の交響曲」でソロを務めた他、アントニオ・カルダーラやホセ・デ・ネブラなど、スペイン・バロックの録音(Glossa)にも参加している。
 ファリャと共に当時のスペイン楽壇を牽引した二大巨頭の1人、トゥリーナの管弦楽作品第2弾。フアンホ・メナとBBCフィルの情熱で、セビーリャとアンダルシアの芳醇な香りに包まれる。

 ※録音:2013年1月22日、9月24日&26日、メディア・シティUK(サルフォード、イギリス)


旧譜
ファンホ・メナ(指揮)&BBCフィル
 トゥリーナ:管弦楽作品集第1弾

CHAN 10753
\2300→\2090
ファンホ・メナ(指揮)&BBCフィル
 トゥリーナ:管弦楽作品集

 幻想舞曲集Op.22/カンシオネス形式の詩Op.19/
 希望の聖母への祈りの形式によるサエタOp.60/
 《三部作》Op.45より ファルッカ/
 リトモスOp.43(舞踏幻想曲)/セビーリャ交響曲Op.23
ファンホ・メナ(指揮)
BBCフィルハーモニック
クララ・モウリス(メゾ・ソプラノ)
 ラ・ムジカ・デ・エスパーニャ第3弾!ファンホ・メナの十八番"トゥリーナ"!

 ジャナンドレア・ノセダの後任としてBBCフィルハーモニックのチーフ・コンダクター(首席指揮者)に就任し、着実にオーケストラにラテンのカラーを色付けしているスペイン人マエストロのファンホ・メナ。
 母国スペインの音楽を発掘する「ラ・ムジカ・デ・エスパーニャ」シリーズに、ファリャ、モンサルバーチェに続く第3弾として、ホアキン・トゥリーナ(1882−1949)の管弦楽作品集が登場!
 フランス時代に吸収したダンディやラヴェル、ドビュッシーからの影響によるフレンチ・スタイル、母国スペインのアンダルシア地方の伝統的な民族音楽、そしてロマン派音楽的な香り。
 ファリャと共に当時のスペイン楽壇を牽引した二大巨頭の1人、トゥリーナの管弦楽作品からは、スペインの情熱だけでなく、印象派、ロマン派など、多彩な響きが聴こえてくる。
 ファンホ・メナの十八番、トゥリーナでBBCフィルハーモニックの情熱が燃えたぎる!





 
CHAN 10820
\2300→\2090
バルトーク:ヴァイオリンのための室内楽作品集Vol.3
 ヴァイオリン、クラリネットとピアノのためのコントラスツ BB.116
 ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ BB.102a(ジェントレル編)
 2つのヴァイオリンのための44の二重奏曲 BB.104
ジェームズ・エーネス(ヴァイオリン)
アンドルー・アームストロング(ピアノ)
エイミー・シュワルツ・モレッティ(ヴァイオリン)
マイケル・コリンズ(クラリネット)
 天才エーネスのバルトーク第4弾!

 カナダの天才ヴァイオリニスト、ジェームズ・エーネスによる、バルトークの「ヴァイオリンのための室内楽作品集」。世界的名手マイケル・コリンズと共演するのは、ヨゼフ・シゲティとベニー・グッドマンのために書かれた三重奏曲「コントラスツ」。バルトーク作品の権威として活躍したアンドレ・ジェントレル編曲による「ソナチネ」(原曲はピアノ独奏曲)。そして、「エーネス・クヮルテット」のメンバーでもあるエイミー・シュワルツ・モレッティと弾く「44の二重奏曲」。
 協奏曲集(CHAN 10690)に、ソナタ集第1巻(CHAN 10705)、ソナタ集第2巻(CHAN 10752)と録音を続け、卓越したバルトーク弾きとの評価を確立した、カナダの天才、ジェームズ・エーネスが更に深みを追究するバルトークの世界にご期待ください。

 ※録音:2012年6月3日、2013年6月18日−19日、ポットン・ホール(サフォーク、イギリス)
  


CHAN 10826
\2300→\2090
エンドレス・ソング 〜 ピアノ・アンコール集
 メトカルフ:エンドレス・ソング
 メンデルスゾーン:
  無言歌第12番嬰ヘ短調 Op.30-6 《ヴェネツィアの舟歌》、
  無言歌第3番イ長調 Op.19b-3 《狩りの歌》
 シューベルト(リスト編):アヴェ・マリア D.839
 シューマン(リスト編):献呈
 ショパン(リスト編):乙女の願い
 スーク:愛の歌 Op.7-1
 プーランク:即興曲第15番ハ短調 《エディット・ピアフへのオマージュ》
 ガーシュウィン:「ガーシュウィン・ソングブック」より 6つの小品
 アルベニス:スペインの歌 Op.232 より2つの小品
 グアスタビーノ:カンティレーナ第4番 《エル・セイボ》、バイレシート
 ラフマニノフ:メロディ ホ長調 Op.3-3、ヴォカリーズ Op.34-14
マーガレット・フィンガーハット(ピアノ)
 名手フィンガーハットのアンコール・ピース!

 デュカス、スーク、ハウエルズ、ノヴァーク、レイトン、ブロッホ、バークリー、ベイントン、タンスマン、etc... Chandos初期より意欲的なレパートリーを録音し続けてきたベテラン女流ピアニスト、マーガレット・フィンガーハットによる珠玉のアンコール・ピース集は「歌」がテーマ。メンデルスゾーンの「無言歌」に、ショパン、シューベルト、シューマン、ラフマニノフそれぞれの歌曲からの編曲から、ガーシュウィン・ソングブックまで。熟練の経験と感性による魅惑の歌を、1台のピアノによって歌い上げる。

 ※録音:2013年10月17日−18日、ポットン・ホール(サフォーク、イギリス)
 

CHAN 0803
\2300
〔CHACONNE〕
フィラデルフィアから届く、爽やかなバロックの風
  J.S.バッハ:6つのトリオ・ソナタ BWV.525-530
  (様々な編成による室内楽版)
テンペスタ・ディ・マーレ・
 チェンバー・プレイヤーズ
 大バッハの「6つのトリオ・ソナタ(BVW.525-530)」は、原曲はオルガン曲であるが、室内楽作品としても人気で、様々な編成での演奏、録音が行われている。アメリカ、フィラデルフィアをベースとするピリオド・アンサンブル、テンペスタ・ディ・マーレ(フィラデルフィア・バロック・オーケストラ)も、ディレクターの1人であるリチャード・ストーンの編曲により、リコーダー、トラヴェルソ、ヴァイオリン、ヴィオラ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェロ、チェンバロ、リュートなどの組み合わせによる、変幻自在のトリオ・ソナタを披露。ChandosのChaconne(シャコンヌ)シリーズで、ファッシュやヴァイスなど意欲的なレパートリーを聴かせてくれたテンペスタ・ディ・マーレによる、清新で溌溂としたバッハです。

 ※録音:2013年8月26日−29日、チェスナット・ヒル長老派教会(フィラデルフィア、アメリカ)
 

CHSA 5138
(SACD HYBRID)
\2700
ブロドスキーQが描くオラトリオ!
 グルンドマン:弦楽四重奏とソプラノのための《キリストの復活》
 (世界初録音)
スサナ・コルドン(ソプラノ)
ブロドスキー弦楽四重奏団
 ブロドスキーQが描く、弦楽四重奏とソプラノのためのオラトリオ!

 1961年生まれの現代スペインの作曲家、音楽学者ホルヘ・グルンドマン。2013年に世界初演され、同時に世界初録音された弦楽四重奏とソプラノのためのラテン語による室内オラトリオ、キリストの復活(原題:A Mortuis Resurgere)。これまでもグルンドマンの作品を取り上げてきたブロドスキー弦楽四重奏団が、前作のグルンドマン「God's Sketches」でも共演したスペインのソプラノ、スサナ・コルドンとともに挑戦する。様々な音楽、アーティストとのコラボレーションも果たすブロドスキー弦楽四重奏団が描いてくれる現代スペインの宗教芸術。

 ※録音:2013年6月4日−6日、IES サン・フェルナンド(マドリード、スペイン)




CHANNEL CLASSICS



CCSSA 33714
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
イヴァン・フィッシャー、今度はブルックナー!
 ブルックナー:交響曲第7番ホ長調
イヴァン・フィッシャー(指揮)
ブダペスト祝祭管弦楽団
 ブダペスト祝祭管弦楽団との《交響曲第7番》!

 1983年に創設されたハンガリーの"奇跡のコンビ"、イヴァン・フィッシャーとブダペスト祝祭管弦楽団。
 マーラーの「交響曲第5番」(RCCSSA 34213)に続く"奇跡のコンビ"の新譜は、なんとアントン・ブルックナーの「交響曲第7番ホ長調」!
 マーラーやラフマニノフ、ストラヴィンスキー、ワーグナーなど、これまでのレコーディングでも、独特の解釈とアイディア、随所に現れる仕掛けで、聴き手に新しい発見を与え続けてくれたイヴァン・フィッシャーが振るブルックナー。
 ブルックナーを、聖人、ツァッディーク(ハシディズムの指導者の称号)、菩薩、そして作曲家たちの中の導師と呼ぶイヴァン・フィッシャーが、ブダペスト祝祭管弦楽団と共に創り上げていくブルックナーの「第7番」の姿とは —— !?
 イヴァン・フィッシャーならではの斬新かつ新鮮な演奏、そしてチャンネル・クラシックスの優秀録音に乞うご期待!




旧譜から

CCSSA 34213
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
イヴァン・フィッシャー&ブダペスト祝祭管弦楽団
 マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調
イヴァン・フィッシャー(指揮)
ブダペスト祝祭管弦楽団
 イヴァン・フィッシャーのマーラー新録音!"奇跡のコンビ"の《交響曲第5番》が遂に登場!

 1983年に創設されたハンガリーの"奇跡のコンビ"、イヴァン・フィッシャーとブダペスト祝祭管弦楽団。
 「第1番《巨人》」、「第2番《復活》」、「第4番」、「第6番《悲劇的》」に続く、イヴァン・フィッシャーのマーラー第5弾として、遂に「交響曲第5番」が登場!
 独特のアイディア、仕掛けが随所に散りばめられた演奏、優秀録音で常に話題を呼び続けているイヴァン・フィッシャーとブダペスト祝祭管弦楽団のマーラー。
 イヴァン・フィッシャーは「交響曲第5番」について、「第5番はマーラーの全交響曲の中でも最もユダヤ的である。第1楽章は紛れもないユダヤ人の嘆きの雰囲気へ、そして終楽章は救世主に救われた喜びという子供のように純真なイメージへと、私たちを連れていってくれる。」と述べており、その解釈、ブダペスト祝祭管弦楽団のハイ・パフォーマンスへの期待は高まるばかり!







CORO



COR 16124
\2400→\2190
パレストリーナVol.5
 ミサ曲《今やキリストは天に昇りたまいぬ》
  (ミサ・イアム・クリストゥス・アストラ・アシェンデラト)/
 五旬祭の日が来たりし時/使徒らは口々に/来たれ、創り主なる聖霊よ/
 今やキリストは天に昇りたまいぬ/来たりたまえ、聖霊よ/
 《ソロモンの雅歌》より 第13−15番 〜
   その左手はわが頭の下に、わが愛する者の声がしたり、
   わが愛する者よ, 立ちて急げ/
 第4旋法のマニフィカト
ザ・シックスティーン
ハリー・クリストファーズ(指揮)
 ザ・シックスティーンのパレストリーナ!第5巻のテーマは"聖霊降臨日のための音楽"!

 第1巻「聖母マリアを称えた音楽」、第2巻「降誕節の音楽」、第3巻「イースター」、第4巻「クリスマスのための音楽」と続いてきたザ・シックスティーン&ハリー・クリストファーズの「パレストリーナ・プロジェクト」。
 ジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナの偉大なる芸術に敬意を表するプロジェクトの第5弾は、テーマは「ペンテコステ(聖霊降臨日、五旬節)」、メインとなるミサ曲は『ミサ曲《今やキリストは天に昇りたまいぬ》』!
 「ミサ曲《今やキリストは天に昇りたまいぬ》」は、グレゴリオ聖歌のイムヌス「今やキリストは天に昇りたまいぬ」に基づくパラフレーズ・ミサ曲であり、名作が多いことで知られる1590年にローマで出版された「ミサ曲集第5巻」に収められている。
 ザ・シックスティーンとハリー・クリストファーズは、教皇グレゴリウス13世に献呈された、旧約聖書の「ソロモンの雅歌」に基づく連作モテトゥス集(第4巻)より、第13番〜第15番の3曲を選曲。テーマ設定、時代考証に基づくプログラミングは今回も素晴らしい。
 イタリア・ルネサンスの巨星パレストリーナの芸術を、ザ・シックスティーンの至上のハーモニーで ——。







GLOSSA



GCD 921807
\2400→\2190
誰だ?知られざるイタリア・バロックの音楽家
 ソーミス:ヴァイオリン・ソナタ集 Op.1

  ソナタ第6番ニ長調/ソナタ第9番ト短調/
  ソナタ第5番変ロ長調/ソナタ第7番変ホ長調/
  ソナタ第10番ハ長調/ソナタ第2番ホ短調/
  ソナタ第1番ト短調/ソナタ第12番ホ長調/
  ソナタ第8番イ長調/ソナタ第4番ニ短調/
  ソナタ第3番イ短調/ソナタ第11番ヘ長調
ミッツィ・メイヤーソン(チェンバロ)
クレータ・マリア・ケンタラ(ヴァイオリン)
ラウリ・プラッカ(チェロ)
 知られざるイタリア・バロックの巨匠の芸術。ソーミスの"ヴァイオリン・ソナタ集Op.1"!

 1982年に結成されたトリオ・ソネリーのオリジナル・メンバーであり、ベルリン芸術大学のチェンバロ科の教授としても活躍する華麗なるチェンバリスト、ミッツィ・メイヤーソン。
 リチャード・ジョーンズやゴットリーブ・ムファットなど、歴史に埋もれた室内楽作品の発掘を進めてきたメイヤーソンが新たに取り上げるのは、18世紀前半のイタリアのヴァイオリニスト&作曲家、ジョヴァンニ・バッティスタ・ソーミス(1686−1763)の「ヴァイオリン・ソナタ集」!
 ソーミスは、師であるアルカンジェロ・コレッリの次世代、ジュゼッペ・タルティーニの同世代にあたり、ピエモンテ楽派、また当時のイタリアを代表する音楽家の1人。
 1733年に訪れたパリでは、コンセール・スピリチュエルでそのヴァイオリンを披露し大絶賛を受けるなど、フランスのヴァイオリン楽派へ与えた影響も非常に大きい。
 プニャーニやルクレールの師でもあるソーミスの「ヴァイオリン・ソナタOp.1」は、1717年にアムステルダムで出版された12曲のソナタから成る作品集。
 コレッリの流れを汲み、タルティーニと共に絶大な存在感を発揮しながらも、現在では歴史に埋もれてしまったソーミスの名声と音楽が、メイヤーソンと仲間たちのアンサンブルで明らかになる。

 ※録音:2013年11月、ベルリン(ドルムキルヒェ・ラーンスドルフ)


GLOSSA PLATINUM



GCD P30403
\2400→\2190
パオロ・パンドルフォ、名録音の誉れ高いソロ録音復活!
 ソロ 〜 ヴィオラ・ダ・ガンバのための音楽

 作曲者不詳:ラ・モニカのアリア
 オルティス:
  パッサ・メッソ・アンティーコによるレセルカーダ、
  パッサ・メッソ・モデルノによるレセルカーダ
 コーカイン:ザ・パンクス・ディライト
 ヒューム:パヴァン
 サマート:ダフネ、おお苦しめないでくれ
 コーカイン:さあ、一緒に暮らしておくれ
 ド・マシ:プレリュード
 マレ:戯れ、人間の声
 サント=コロンブ:ロンド形式のエール
 J.S.バッハ:無伴奏チェロ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)組曲第4番
 アーベル:アルペジアータ(プレリュード)、アダージョ、アレグロ
 パンドルフォ:ア・ソロ
パオロ・パンドルフォ
 (ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 鬼才パオロ・パンドルフォの"ソロ"が復活!ヴィオールによる空間と時間の旅行記!

 ヴィオラ・ダ・ガンバの鬼才パオロ・パンドルフォが1997年9月にレコーディングを行った名盤「ソロ」が、グロッサ・プラチナム(Glossa Platinum)から復活!
 16世紀のイタリアとスペインからブリテン諸島を経て、ルイ14世時代のフランスに渡り、18世紀ドイツの宮廷へと続くパンドルフォの「ソロ」。
 J.S.バッハの「無伴奏チェロ組曲第4番」の"ヴィオラ・ダ・ガンバ編曲"など、90年代後半の時点ですでにヴィオラ・ダ・ガンバの新しい可能性を追求していたパンドルフォには改めて驚かされる。
 鬼才パンドルフォがヴィオラ・ダ・ガンバで誘う魅惑の空間と時間の旅行記。今ここに再び幕が上がる——!

 ※録音:1997年9月、サン・ロレンソ・デ・エル・エスコリアル(スペイン)






 

MARCO POLO


8.225983
\2000
シュポア:弦楽四重奏曲全集 第16集
 1-4.弦楽四重奏曲 第23番 ホ長調 Op.82-1/
 5-7.弦楽四重奏曲 第26番 変ホ長調「華麗なる四重奏曲」Op.83-5/
 8.変奏曲 イ長調 Op.8 ※1-7…世界初録音
モスクワ・フィルハーモニー・コンチェルティーノ弦楽四重奏団
<メンバー:
ヤロスワフ・クランスニコフ(第1ヴァイオリン)/
ソフィア・クラスニコワ(第2ヴァイオリン)/
オルガ・ジマエワ(ヴィオラ)/
ヴィクトル・コゾドフ(チェロ)>
 作曲家ルイ・シュポア(1784-1859)はその生涯のほとんどの時期に渡って弦楽四重奏曲を書き続けました。
 最初の作品は20歳の時のOp.4で、最後の作品はそのおよそ50年後に完成された第36番のOp.157。これらの作品は多彩な様式を持ち、19世紀前半の弦楽四重奏の発展にも大きく寄与しています。
 この第16集では1828から29年に完成された第23番と、1829年8月に書かれた第26番が収録されており、当時カッセルの宮廷楽長として活躍していたシュポアの自信が反映された「ヴァイオリンの名技を楽しみながらも」全体の緊密さも楽しむという、エレガントで素晴らしいアルバムとなっています。
 変奏曲イ長調は、シュポア21歳の作品。彼のキャリアを作っていく時に重要な役割を果たしたであろう、技巧的で聴き映えの良い変奏曲なのです。




NAXOS



8.573168
\1100
レスピーギ:鳥/ボッティチェッリの三連画 他
 1.セレナータ P.54(S.ディ.ヴィットリオ編)/
 2-4.ボッティチェッリの三連画 P.151
  <第1曲:春/第2曲:東方三博士の礼拝/
  第3曲:ヴィーナスの誕生>/
 5-9.組曲「鳥」P.154
  <第1曲:前奏曲/第2曲:鳩/第3曲:雌鶏/
   第4曲:ナイチンゲール/第5曲:かっこう>/
 10-13.弦楽とオルガンのための組曲 ト長調 P.58
   (サルヴァトーレ・ディヴィットリオ編によるオリジナル版)
  <第1曲:前奏曲/第2曲:アリア/第3曲:後奏曲/
   第4曲:カンティコ>
    ※10-13…世界初録音
キラー・ブラウン(オルガン)/
ニューヨーク室内管幻樂団「オットリーノ・レスピーギ」/
サルヴァトーレ・ディ・ヴィットリオ(指揮)
録音 2013年5月21日 ニューヨーク、ロングアイランド,聖ジーン・バプティスト教会…10-13, 2013年5月22-24日 ロングアイランド,アデルフィ大学・パフォーミング・アーツ・センター,コンサート・ホール…1-9
 レスピーギ(1879-1936)の「鳥」は、17世紀に書かれた鳥にまつわるクラヴサン曲に、レスピーギがオーケストレーションを施し、前奏曲を付けて組曲としたものです。何といってもレスピーギは、17世紀音楽の熱心な研究者であり、この当時の音楽を校訂することに喜びを見出していたのですから、この「鳥」もその副産物として生まれたとみても間違いないでしょう。もちろんオーケストラの響きは極彩色ですが、音楽そのものはバロック時代のまま。この不思議な肌触りが却って興味深いところです。
 転じて「ボッティチェッリの三連画」は冒頭のトリルの豊かな響きや、彼の特徴的な旋律が横溢するもので、こちらはオリジナル度が高い音楽と言えそうです。「組曲 ト長調」は古典的な様式を保った作品ですが、通常聴かれるのは短縮版で、ここでの録音が指揮者ヴィットリオ自身が編纂した「オリジナル版」です。こちらもフレスコバルディのマドリガルなどからインスピレーションを得たと言われるメロディが弦とオルガンで壮麗に歌われる感動的な音楽です。
 


8.573190
\1100
ヴァインベルク:交響曲 第18番&トランペット協奏曲
 1-3.トランペット協奏曲 Op.94(1966-1967)
  <第1楽章:エチュード/第2楽章:エピソード/
   第3楽章:ファンファーレ>/
 4-7.交響曲 第18番「戦争、これより残酷な言葉はない」Op.138(1982-1984)
  <第1楽章:Adagio. Allegro-/
   第2楽章:彼は大地に埋葬された/
   第3楽章:私の小さなベリー、あなたは私の心の痛みを知らない/
   第4楽章:戦争、これより残酷な言葉はない>
アンドリュー・バリオ(トランペット)…1-3/
サンクトペテルブルク室内合唱団…5-7/
タティアナ・ペレヴヤズキナ(ソプラノ)…5-7/
エカテリーナ・シクノヴァ(アルト)…5-7/
ウラディーミル・ドブロホウスキー(テノール)…5-7/
ザハール・シクノフ(バリトン)…5-7/
サンクトペテルブルク交響楽団/
ウラディーミル・ランデ(指揮)
録音 2010年1月9-11日…1-3, 2012年12月29-30日,2013年1月9-11日…4-7 ロシア サンクトペテルブルク,聖カタリナ・ルター派教会 レコーディング・スタジオ
 ヴァインベルク(1919-1996)の晩年の最も重要なプロジェクトの中に「第二次世界大戦を振り返る」というものがあります。これで生まれたのがは、交響曲第17番「記憶」と、この第18番、そして第19番「輝かしき五月」という3つの交響曲です。この第18番も、タイトル通りの反戦意識に彩られたもので、ソ連の詩人、セルゲイ・オルロフとアレクサンドル・トアルドフスキーの詩、そして民謡に由来するテキストが用いられた、声楽付きの一種のオラトリオとなっています。
 各々の詩は強い悲しみと怒りを孕み、全ての人に大いなる問題を突きつけます。ただ、いつものように、ここでも決してヴァインベルクは聴き手を冷たく突き放すことはなく、どこか希望が持てる音楽となっているところに救いがあるのかもしれません。トランペット協奏曲はもっと早い時期に書かれたもので、初演は名手ティモフェイ・ドクシチェルと、キリル・コンドラシンが指揮するモスクワ・フィルによって1968年1月6日に行われました。
 この当時心酔していたショスタコーヴィチの影響が強く感じられる冷笑やグロテスクなパッセージが至るところに散りばめられた興味深い作品で、ヴァインベルク入門としても、オススメできる逸品です。
 


8.572995
\1100
イザイ:6つの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Op.27 (1924)
 1-4.無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト短調 Op.27-1(J.シゲティに献呈)
  <第1楽章:Grave/第2楽章:Fugato/
   第3楽章:Allegretto poco scherzoso/第4楽章:Finale con brio>/
 5-8.無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ短調 Op.27-2(J.ティボーに献呈)
  <第1楽章:妄執/第2楽章:憂鬱/第3楽章:影たちの踊り/
   第4楽章:復讐の女神たち>/
 9.無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニ短調「バラード」Op.27-3(G.エネスクに献呈)/
 10-12.無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第4番 ホ短調 Op.27-4(F.クライスラーに献呈)
  <第1楽章:アルマンド/第2楽章:サラバンド/第3楽章:フィナーレ>/
 13-14.無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第5番 ト長調 Op.27-5(M.クリックボームに献呈)
  <第1楽章:曙光/第2楽章:田舎の踊り>/
 15.無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第6番 ホ長調 Op.27-6(M.キロガに献呈)
ティアンワ・ヤン(楊天堝(ヴァイオリン)
録音 2012年2月13-16日 ドイツ ベルリン,ベルリン-ランクヴィッツ,ジーメンスヴィラ
 ベルギーが誇るヴァイオリニスト、作曲家&指揮者ウジェーヌ・イザイ(1858-1931)の代表作。作曲の動機となったのは、ヨーゼフ・シゲティが演奏するバッハの「無伴奏ソナタ」を聴いた時であり、全6曲のスケッチをたった一晩で書き上げたと言われるほどに、強い感銘を受けながら曲を完成させたのでした。
 各6曲は、彼と親交のあった6人のヴァイオリニストにそれぞれ献呈されていて、これらは、各人の雰囲気を見事に映し出したものとされています。
 対位法を駆使した第1番は、シゲティの特徴を描いていますが、同時にバッハ作品とも強い関連があります。
 第2番のモチーフとして使われているのは「怒りの日」。この20年後、ティボーの乗った飛行機がアルプスに衝突するという悲劇が起こるなんて、誰が想像したでしょう。
 短くとも印象的な第3番では民族音楽の香りが、古式ゆかしき舞曲をモティーフにした第4番はクライスラー、指導者としても名を馳せたベルギーの名奏者クリックボームには牧歌的な作品、そして「サラサーテの後継者」として目されたガリシアの名手キロガに献呈された第6番。
 この素晴らしい作品群をお馴染みティアンワ・ヤンのソロで。
 

8.559763
\1100
ブラウワー:打ち砕かれた 〜室内楽作品集
 1.打ち砕かれたガラス(2007)/
 2-5.クラリネットと弦楽四重奏のための五重奏曲 イ調(2005)/
 6.あなたは、今、誰を天使と呼びますか?(2005)/
 7.孤独な湖(2011)/
 8-9.ブルー・ストリーク・アンサンブルのためのアレンジメント(2011)
  <ドビュッシー:月の光(ブロウワー編)/バッハ:2声のインヴェンション 第8番(ブロウワー編)>
サンドラ・シモン(ソプラノ)…6/
ダニエル・シルヴァー(クラリネット)…2-5/
マイア弦楽四重奏団…2-5/
ブルー・ストリーク・アンサンブル…1.7.8-9
録音 2012年10月24日 アメリカ オバーリン音楽学校,クロニック・ホール…1.6-9, 2007年9月27日 アメリカ アイオワ,聖ブリジスト教会…2-5
 現代のアメリカでとても高い評価を受けている作曲家マーガレット・ブロウワー(1940-)。彼女は現在クリーブランド音楽院の名誉教授を務め、数々の賞も受賞していますが、新作もコンスタントに発表しています。最近ではダラスやデトロイトのオーケストラを始め、クリーブランド室内管弦楽団などでその新作が演奏され、ますますその動向が注目されています。
 このアルバムには、そんな彼女の2000年代以降のいくつかの作品が収録されています。トラック1は、タイトルでわかる通りに「9.11」の事象が反映されたもので、複雑な音響と暴力的な打楽器とピアノ、フルートのパッセージの応酬が耳を打つ刺激的で悲劇的な音楽です。
 クラリネット五重奏曲にもその思いは繋がっており、とりわけ第2楽章では悲痛な哀しみが重苦しく漂っています。小さな歌曲であるトラック6も、やはり9.11の悲劇に触発された詩を用いたもの。それにひきかえ「孤独な湖」はもう少し気楽な雰囲気を持つ音楽。最後におかれた「アレンジメント」はおなじみの2つの作品をブルー・ストリーク・アンサンブルのために編曲したものです。
 


8.559767
\1100
ロイド&メニン:ピアノ作品集
 1-3.ノーマン・ロイド:記憶からの3つの情景/
 4-8.ロイド:ダンスのための5つの小品(1935-1938)/
 9-13.ロイド:ピアノのためのエピソード集/
 14-16.ロイド:ピアノ・ソナタ(1958)/
 17-21.ピーター・メニン:ピアノのための5つの小品(1949)/
 22-24.メニン:ピアノ・ソナタ(1963) ※1-16.22-24…世界初録音
マイロン・シルバースタイン(ピアノ)
録音 2012年8月20-22日 ニューヨーク,パトリック・サウンド・スタジオ
 ノーマン・ロイド(1909-1980)とピーター・メニン(1922-1983)。この2人の作曲家はどちらもペンシルバニア州で生まれ、2人とも、1947年から1958年までは、ジュリアード音楽院で教えるなど後進の指導に熱心にあたったことでも知られています。ロイドは、当時ジュリアード音楽院の校長であったウィリアム・シューマンとともに、アメリカの音楽教育に革命をもたらすほどのプログラムを開発したことでも知られますが、彼自身はモダンダンスに魅入られ、その分野を極めていくことになります。
 彼は「自分は作曲家である」とは考えていなかったようで、その作品のほとんどは未発表であり、演奏されることもあまりありません。
 小学生のピアノレッスンのために書かれた「記憶の中の3つの情景」を始めとした、ウィットに富んだ現代的な曲は、幅広い層に受け入れられるに違いありません。
 もう一人の作曲家メニンは、ウィリアム・シューマンの後を継いでそのままジュリアード音楽院の校長に就任。亡くなる直前までその職にありました。作風は若干晦渋ですが、決してわかりにくいものではありません。
 

8.559770
\1100
ジェイク・ヘギー:暗闇の中から 〜ジーン・シーアの詩による作品集
 1.他の日の出/
 2-9.さようなら、アウシュヴィッツ
  <プロローグ:マリアに/兵隊たち/ダイアモンド/カード/イレンカ/
  ジゥツカさん/太陽とひばり/さようなら、アウシュヴィッツ>/
 10-14.見る、もしくは触れるために
  <声/黄金の年月/百、千の星々/ユダヤの物語/沈黙> ※世界初録音
ケイトリン・リンチ(ソプラノ)…1.2-9/
サラ・ラーセン(メゾ・ソプラノ)…2-9/
モーガン・スミス(バリトン)…2-9.10-14/
ミュージック・オブ・リメンブランス/
ミナ・ミラー(芸術監督)
録音 2012年5月16-17日…1, 2013年5月16日…2-6, 2013年5月17日…10-14 USA シアトル リスレイ・ボール・ノルドストロム・リサイタル・ホール
 コンポーザー・イン・レジデンスを務めたサンフランシスコ・オペラなど、アメリカのオペラハウスを中心に活躍するコンポーザー=ピアニスト、ジャック・ヘギー(1961-)と、同じくアメリカのソングライター、台本作家のジーン・シーア(1958-)のコラボレーションによる歌曲集。先ごろ起こった「図書館の蔵書破損」の件も含め、あの第三帝国によるホロコーストの悲劇が終わって、ほぼ70年が経過しているというのに、私たちはまだその事実に正面から向き合うことすら出来ていないのかもしれません。どのような理由があったにせよ、犠牲となった人々は、ある日突然「通常の生活」をする権利を奪われ、想像を絶する地獄に放り込まれ、生殺与奪の権も無くしたというのに・・・。
 このアルバムに収録された3つの作品は、その時代に確かに生きていた人たちの言葉を元に作られたもの。「他の日の出」と「さようならアウシュヴィッツ」では、ホロコーストを生き抜いたポーランド=ユダヤ人女性クリスチナ・ジウルスカの詩、「見る、もしくは触れるために」で同性愛者(当時の社会では禁止されていた)マンフレッド・ルウィンの詩をテキストに用いることで、自由と迫害についての考察を迫ります。アンサンブル“ミュージック・オブ・リメンブランス”は「頽廃音楽」のオーソリティであり、溢れる悲劇性を客観的に捉え、人々に送り届ける役割を担っているのです。
 

8.572908
\1100
レーガー:オルガン作品集 第15集
 1-4.モノローグ Op.63より
  <第1番:前奏曲 ハ短調/第2番:フーガ ハ長調/
  第3番:カンツォーナ ト短調/第4番:カプリッチョ イ短調>/
 5-24. 52のやさしいコラール前奏曲 Op.67より
  <第16番:われ汝に感謝す、愛する主なる神よ/
   第17番:わが勇気をわれは愛さん/
   第18番:エルサレム、高くそびゆる都市/
   第19番:悩み悲しみ苦しむイエス/第20番:イエス、わが確信/
   第21番:イエス、わが喜び/第22番:来たれ、生命の霊よ/
   第23番:汝らキリスト者よ、こぞりて神をたたえよ/
   第24番:主をたたえよ/
   第25番:神よ、汝の善行にわれを向かわしめたまえ/
   第26番:われはわがイエスを捨てず/
   第27番:いざ、もろびとよ、神に感謝せよ/
   第28番:今ぞ喜べ、愛するキリスト者の仲間たち/
   第29番:いざ来たれ、異教徒の救い主よ/
   第30番:おお神よ、汝いつくしみ深き神よ/
   第31番:おおイエス・キリスト、わが命の光/
   第32番:おお汚れなき神の子羊/
   第33番:おおこの世よ、私は汝より去らねばならぬ/
   第34番:おお愛する魂よ、汝を飾れ/
   第35番:魂の花婿、イエス、神の子羊>/
 25.後奏曲 ニ短調 Wo04-12
ヴォルフガンク・リュプザム(E.M.スキナー=オルガン)
録音 2013年5月13日 USA シカゴ大学 ロックフェラー教会
 マックス・レーガー(1873-1916)の膨大なオルガン作品の中でも、とりわけ重要な位置を占めている「52のやさしいコラール前奏曲」。NAXOSではこれまで(他の演奏者で)、第1-15番までを8.552907、第39-52番までを8.570960で聴くことができます。
 この作品は、最も一般的なプロテスタントの賛美歌のメロディをベースに、レーガーらしい対位法を巡らせながら短いながらもドラマティックな前奏曲として構築されたもの。シンプルなメロディが持ち味のため、普段のレーガーに見られる半音階書法は、若干控えめですが、それでも後期ロマン派の濃厚な和声法は存分に楽しめるものです。
 もっとレーガーらしさを求めるのであれば、冒頭に置かれた「モノローグ」を。こちらは噎せ返るような半音階進行が散りばめられており、「こんなのを聴きたかった」と愛好家を満足させること間違いありません。
 


8.573044
\1100
ハリス:チェロ協奏曲・交響曲 第4番
 1.チェロ協奏曲(2011)/
 2-6.交響曲 第4番「マヒナランギ・トッカーの思い出に」(2011)
  <第1楽章:海の擬態者はカヌカに1000の拍手を送る/
   第2楽章:私は幸福だ。笑うために着飾る。今夜の月は乱暴に私の気分を沈ませる。/
   第3楽章:窓の霧を私の指はなぞる。霧の中で私の目は汚れ、美について質問する/
   第4楽章:私は世界の変化を止めるただ一人の人間だ/
   第5楽章:彼女の日には空はなく、彼女の足元を雲が覆う>
キン・リウェイ(チェロ)…1/
ロバート・アシュワース(ヴィオラ)…2-6/
オークランド・フィルハーモニー管弦楽団/
ゲイリー・ウォーカー(指揮)…1/
ブレット・ディーン(指揮)…2-6
録音 2011年4月6-7日…2-6, 2012年5月3日…1 ニュージーランド、オークランド・タウン・ホール
 ニュージーランド生まれの作曲家ロス・ハリス(1945-)は、数々のユニークな作品で注目を浴びながら、30年の長きにわたり、ヴィクトリア大学の音楽科で教鞭を執り、この国の音楽発展に貢献している人物です。このアルバムで強い存在感を放つ、彼の第4番の交響曲は、オークランド・フィルハーモニー管弦楽団の委嘱を受けて書かれたもので、ニュージーランドの名シンガーソングライターのマヒナランギ・トッカー(1955-2008)へのオマージュとなっています。
 彼女は25年間の活動期間において、600以上の曲を書き、そのどれもが感動的な表情を持っていて、ハリスは彼女の作品に高い関心を抱いていました。この曲が書かれる3年前に、喘息発作で世を去ってしまった彼女への友情の証だとハリスは語っています(彼女はユダヤとケルトの血をひき、またレズピアンであることもカミングアウトしていました)。
 もう一つのチェロ協奏曲は、チェリスト、キン・リウェイの演奏に触発され書かれた作品で、不確実なメロディを奏でるオーケストラに載って、チェロが妖艶で不可思議なメロディを歌います。全ての部分は途切れることなく奏でられ、連綿を歌うチェロの響きには陶然とするばかりです。
 

8.573107
\1100
ロッシーニ:ピアノ作品全集 第6集 老いのいたずら 第4巻:4つのオードブルと4つのデザート 他
 1-4.老いのいたずら 第4巻:4つのデザート
  <第1曲:干しイチジク(ただいま-こんにちは奥様)/
   第2曲:アーモンド(真夜中の音-こんにちは奥様)/
   第3曲干しブドウ(私の小さなインコへ)/
   第4曲:ヘーゼルナッツ(私の愛するニニへ)/
 5-8.老いのいたずら 第4巻:4つのオードブル
  <第1曲:ラディッシュ/第2曲:アンチョビ:主題と変奏/
   第3曲:ピクルス:序章/第4曲:バター:主題と変奏>/
 9-10.老いのいたずら 第10巻:ピアノの難曲(抜粋)
 <第4番:バガテル/第5番:イタリア風メロディ(バガテル)-イン・ノミネ・パトリス>/
 11.老いのいたずら 第6巻:すばしこい子どもたちのためのアルバムより
  第11番:ぜんそく患者の練習曲/
 12-16.老いのいたずら 第14巻:その他の老いのいたずら(抜粋)
  <第4番:パッシーからクールブヴォワへの小散歩/
   第8番:ゴシック風のリトルネッロ/第7番:半音階によるトゥルニケ、上行と下行/
   第6番:ちょっとした冗談を再び/第5番:歓喜>/
 17.ワルツ 変ホ長調(エレバ・バンディエラ・リッチ嬢に捧ぐ,1849年)
アレッサンドロ・マランゴーニ(ピアノ)
録音 2012年9月25-26日 イタリア イヴレア,スタジオSMCレコーズ,バロック・ホール
 ロッシーニと言えば、目もくらむような素晴らしいオペラの数々が思い浮かびますが、この曲集「老いのいたずら」は、若くして地位も名誉も確立したロッシーニが、44歳(!)で音楽界から引退した後、自ら高級レストランやサロンを経営しながら、あくまでも「自分や親しい人たちのために」書き溜めた曲集。出版もしなかったため、ほとんど知られていなかった作品たちです。
 どの曲もロッシーニらしく流麗なメロディと洒落たウィットに満ちています。
 この第6集では、まず4種類のオードブルとデザートからお楽しみください。この作品からすでに色々な仕掛けが施されているので、説明を書ききれないのが残念です。
 まずは第3曲の「干しブドウ」から聴いてみてください。とてもコミカルな「インコの声(?)」が聞こえてきます。インコは色々な事をしゃべっているのですが、何だか社会情勢についてまで語っているのだとか…。ま、鳥がしゃべることですのでお気になさらぬように。
 


8.573191
\1100
ヴォーン・ウィリアムズ:ピアノ五重奏曲 他
 1-4.ピアノ五重奏曲 ハ短調(1903/1904.1905改編)/
 4.ヴィオラとピアノのためのロマンス(1962 B.ショア&E.グリットン編曲)/
 5-8.クラリネット、ホルンとピアノ三重奏のための五重奏曲 ニ長調(1898)/
 9-14.イギリス民謡による6つの練習曲(クラリネットとピアノ版)(1926)
  <アダージョ(水の上の愛らしさ)/アンダンテ・ソステヌート(はねつけるポイント)/
   ラルゲット(ヴァン・ディーメンズ・ランド)/レント(彼女は彼女の母からいくらか借金した)/
   アンダンテ・トランクィロ(お嬢さんとドラゴン)/
   アレグロ・ヴィヴァーチェ(ロンドン橋を歩いたら)>
ロンドン・ソロイスツ・アンサンブル
<メンバー:ロレーヌ・マッカスラン(ヴァイオリン)…1-3.5-8/
サラ=ジェーン・ブラッドレイ(ヴィオラ)…1-3.4/
カリーン・ジョージアン(チェロ)…1-3.5-8/
ジョン・レネハン(ピアノ)…1-14/
アンソニー・パイク(クラリネット)…5-14>/
<共演>
クリス・ウェスト(コントラバス)…1-3/
ティム・ジャクソン(ホルン)…5-8
録音 2013年7月2-4日 UK 西サセックス,コールドウォルサム チャンプ・ヒル・ミュージック・ルーム
 9つの交響曲や、民謡を主題にした管弦楽曲、音による映像そのものの「揚げひばり(舞い上がるひばり)」など、牧歌的でのどかな作品が知られるイギリスの作曲家ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958)。彼は室内楽や独奏曲においても、生涯を通じて素晴らしい作品を生み出し続けました。
 ピアノ五重奏曲はシューベルトの「鱒」と同じ楽器編成が用いられた作品で、第2楽章の優美な主題は、ブラームス作品を思わせる深さを持っています。また最終楽章は見事な変奏曲となっていて、この萌芽は50年後のヴァイオリン・ソナタで見事に花開くこととなります。
 ロマンスは、彼の死後に発見された曲で、作曲された日はわかりませんが、恐らく偉大なヴィオラ奏者ターティスのために書かれたと推測されます。流麗なクラリネット三重奏曲は、まだ若き作曲家の奔放な創作意欲が反映されたもの。「イギリス民謡による練習曲」は、研究者としても功績を遺した彼らしい作品で、親しみあるメロディが丁寧に形作られています。
 


8.573195
\1100
マイアベーア:フランス・オペラからの序曲と間奏曲集
 1.歌劇「悪魔のロベール」(1831):序曲/
 2.歌劇「北極星」(1851):序曲/
 3-7.歌劇「ユグノー教徒」(1836)から
  <序曲/第1幕「酒の歌」/第2幕への間奏曲/
  第5幕への間奏曲/第5幕:バレエ音楽>/
 8-11.歌劇「アフリカの女」(1865)から
  <序曲/第2幕への間奏曲/第3幕への間奏曲/
   第5幕:マンスニールの木の下での大情景>/
 13-15.歌劇「ディノーラ(プロエルメルの許し)」(1859)から
  <序曲/第2幕への間奏曲/第3幕への間奏曲>
 16-17.歌劇「予言者」(1849)より
  <序曲/第4幕:戴冠行進曲>
ブリジェット・ダグラス(フルート)…5/
ニュージーランド交響楽団/
ダレル・アン(指揮)
録音 2013年6月6-8日 ニュージーランド ウェリントン、マイケル・フォウラー・センター
 バレエ音楽集(8.573076)で、その華麗な世界の一部を見せてくれたマイヤベーア(1791-1864)。彼はベルリンで生まれるも、主に活躍したのはパリであり、ロッシーニに代表されるイタリア歌劇の様式と、モーツァルトやウェーバーが確立したドイツ歌劇の様式を融合させたものを、パリへ持ち込み、豪華絢爛なグランドオペラを作り上げた人物として尊敬されたのでした。
 そんなマイアベーア、実は歌劇の作曲能力よりも、その重厚な管弦楽法の扱いの方が高く評価されたようで、彼が紡ぎ出したオーケストラの色彩的な響きは、当時まだ若かったワーグナーさえをも魅了したといわれています。
 このアルバムでは、そんな彼の歌劇における「歌のない部分」がたっぷり収録されています。確かに、歌がなくても存分に楽しめるものばかり。交響曲や協奏曲を書いても人気を博しただろうな。と想像してしまいます。
 

8.573269
(2CD)
\2200
カルク=エラート:フルート作品全集
<CD1>
 1-5.異国の印象 Op.134(1919)/
 6.フルート・ソロのためのソナタ・アパッショナータ 嬰ヘ短調 Op.140(1917)/
 7.フルートトピアノのための交響的カンツォーネ Op.114(1917)/
 8-11.点描派風組曲 Op.135(1919)/
<CD2>
 1-3.フルート・ソナタ 変ロ長調 Op.121(1918)/
 4-33.30のカプリース 「グラドゥス・アド・パルナッス」 Op.107(1918-1919)
ティエス・ロールダ(フルート)/
ナタ・ツヴェレリ(ピアノ)
録音 2009年6月15.17日…CD1:7, 2009年10月29.31日,2011年4月1日.9月23日.11月20日,2012年2月3日.6月22日…CD2:4-33, 2011年6月25日…CD1:6, 2012年3月23日…CD1:1-5, 2013年2月12日…CD2:1-3, 2013年4月27-28日…CD1:8-11 オランダ.フェーネンダール スタジオ・ファン・シュッペン
 ライプツィヒ音楽院でザロモン・ヤーダスゾーンとカール・ライネッケに師事、教師として後進の指導にあたりながら、その作品をグリーグに認められたことで、職業音楽家として活動することを決意したという作曲家カルク=エラート(1877-1933)。現在彼の名前は決して「良く知られている」わけではありませんが、この独自な作風、とりわけ半音階的な書法は、まさしく一聴の価値あるものです。
 彼はオルガンやハルモニウムの音を好み、これらの楽器のために書いた作品はメシアンにも影響を与えています。
 この2枚組は、そんなエラートの知られざる「フルートのための作品」を全て収録したもの。実はエラート、フルートのために、もっと多くの作品を書いたのですが、そのほとんどは失われてしまったとのことで、何とも残念な話です。どれも幻想的で魅惑的な音楽であり、とりわけ「30のカプリース」はフルートを愛する人ならば、ぜひ聴いてほしい重要な作品です。
 

8.573306
\1100
期待の新進演奏家シリーズ/アントン・バラノフ(ギター) ギター・リサイタル
 1-3.マキシモ・ディエゴ・プホール(1957-):ギター・ソナチネ/
 4-6.ハビエル・ブラーボ(1972-):ブエノスアイレスのソナタ/
 7.エドゥアルド・アングロ(1954-):ソナタ 第2番/
 8-10.グィド・サントルソラ(1904-1994):ソナタ 第4番「イタリアーナ」
  ※4-6…世界初録音
アントン・バラノフ(ギター)
録音 2013年10月17-20日 カナダ オンタリオ ニューマーケット, 聖ジョン・クリソストム教会 2013年GFA(Guitar Foundation of America=アメリカ・ギター財団)国際ギターコンクールの優勝者である、1984年ロシア生まれのギタリスト、アントン・バラノフ。
 彼は同時期にフランシスコ・タルレガ国際コンクールでも優勝するなど、その才能を嘱望されている人で、現在はサンクトペテルブルク音楽院で後進の指導にもあたっています。そんな彼のリサイタル・アルバムは中南米の4人の作曲家の作品集で、それぞれ世代の異なる作曲家たちの曲を見事に弾きわけています。
 アルゼンチン生まれのプホールのソナチネは、ギタリスト、ホルヘ・ラバンカに捧げられた作品。リズミカルな第1楽章と表情豊かな第2楽章、そしてエキサイティングな終楽章が魅力的。もう少し後の世代に属するブラーボのソナタはタンゴとクラシックが融合されたもの。アングロのソナタは短いながらも印象的な音楽。そしてサントルソラのソナタは、現代的なメロディと超絶技巧を駆使した華やかなパッセージ、そして美し過ぎる第2楽章が印象的な作品です。
 

8.660354
\1100
マクスウェル・デイヴィス:室内オペラ「灯台」
 プロローグと1幕 作曲家自身の台本による 《第1部:プロローグ》
  1.裁判所への問い合わせ/
 《第2部:劇》
  2.怪物の叫び/3.ブレーズィズの歌/4.サンディの歌/5.アーサーの歌
サンディ:灯台守1…ニール・マッキー(テノール)/
ブレーズィズ灯台守:2…クリストファー・ケイト(バリトン)/
アーサー:灯台守3&カードの声…イアン・コンボイ(バス)/
BBCフィルのメンバー/
マクスウェル・デイヴィス(指揮)
録音 1994年2月22日 UK マンチェスター,ロイヤル・ノーザン・カレッジ・オブ・ミュージック ライヴ収録 世界初録音(Collins Classicsからの移行盤)
 マクスウェル・デイヴィス(1934-)による悪夢のような室内オペラの初演録音盤の復活です。この歌劇は、1900年に起こった「フラナン諸島、アイリーン・モア島における3人の灯台守失踪事件」を元にして、デイヴィスが想像の限りを尽くして台本を書き上げたものです。
 もともとアイリーン・モア島には「侵入者を歓迎しない妖精がいる」という伝説があったのですが、この付近の海は難所であったため、船の安全を確保するために1899年に灯台が建造され、3人の男たちが灯台守として勤務していました。しかし、その翌年になって、近くを通った船が連絡を取ったところ、誰も応答せず、不審に思った別の船の船員が、この灯台を調べたところ3人の姿は跡形もなく消えていたというのです。
 この事件については様々な憶測がなされましたが、結局のところ満足の行く答えが出ることはなく、今も真相は謎のまま。さて、このデイヴィスが用意した結末は、真相を導き出しているのでしょうか?やはり、いろいろな物が消えてしまうのは、悪霊の仕業でしょうか?それとも・・・。



 

OEHMS

OC429
\2000
ピアソラ&ヴィヴァルディ:8 シーズンズ
アストル・ピアソラ:ブエノスアイレスの四季/アントニオ・ヴィヴァルディ:四季
 1.ピアソラ:春/
 2-4.ヴィヴァルディ:夏/
 5.ピアソラ:秋/
 6-8.ヴィヴァルディ:冬/
 9-11.ヴィヴァルディ:春/
 12.ピアソラ:夏/
 13-15.ヴィヴァルディ:秋/
 16.ピアソラ:冬
シン・ヤン(ヴァイオリン)/
ハラルド・エーラー(アコーディオン)
録音 2013 年7 月15-17 日 T-3/Saal 3, RBB
 ヴァイオリニストのシン・ヤンとアコーディオンのハラルド・エーラー。2009 年のハイデルベルク・スプリング・フェスティバルの際に2 人で結成した「デュオ・ヴィア…DUOViA」によるピアソラ(1921-1992)&ヴィヴァルディ(1678-1741)です。
 この時の演奏のチケットは早々に完売。聴衆の期待の高さがうかがわれるものでした。
 同じ「四季」と言っても、全く性格も時代も違う2 つの作品、使われるテクニックも違えば、求められる音色も違います。しかし彼らはこれらを上手く手懐け、まるで最初からセッティングされていたかのような、親密な一つの組曲として聞かせてくれます。
 規律正しく流麗なヴィヴァルディ、美しさ、清明さだけでは表現できないピアソラ。この2つが融合したことで生まれた新しい世界をお楽しみください。
 


OC898
\2300→\2090
エストラーダ&ウィーン・トーンキュンストラー管
 メンデルスゾーン・チクルス、続編はOEHMSから

 メンデルスゾーン:交響曲 第1番&第3番

 1-4.交響曲 第1番 ハ短調 Op.11/
 5-8.交響曲 第3番 イ短調「スコットランド」Op.56
ウィーン・トンキュンストラー管弦楽団/
アンドレス・オロスコ=エストラーダ(指揮)
録音 2011年10月2.5日…1-4, 2013年2月17.20日…5-8 ウィーン ムジクフェライン、Goldener Saal ライヴ収録 Recording Producer & Editing: Florian Rosensteiner
 1977年コロンビア生まれの指揮者アンドレス・オロスコ=エストラーダ。2010年からクリスチャン・ヤルヴィの後任としてウィーン・トンキュンストラー管弦楽団を纏め上げ、その類い稀なる才能が話題となっています。前作のエベルリオーズのフレッシュな解釈や、オーケストラの自主制作盤であるマーラーの第1番での奔放な演奏で、じわじわと人気を集めている彼、2014/2015年のシーズンからhr交響楽団(フランクフルト放送交響楽団)の首席指揮者として、また2015年の9月からはロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者として、一層の活躍が期待されています。
 そんなエストラーダの新作はメンデルスゾーン(1809-1847)の第1番と第3番の交響曲集。はじける若々しさと野心的な演奏は、確かに聴き手の心をくすぐるものです。



前作と考えていいと思う
PREISERからの第2番

PREISER
PRCD 90796
(SACD HYBRID)
\2300→¥2090
エストラーダ&ウィーン・トーンキュンストラー管
 メンデルスゾーン:
  交響曲第2 番変ロ長調Op.52「讃歌」
クリスティアーネ・エルツェ(S)
シモーナ・シャトゥロヴァー(S)
イアン・ボストリッジ(T)
シネ・ノミネ合唱団(リーダー:ヨハネス・ヒーメツベルガー)
ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団
 (現ニーダーエステライヒ・トンキュンストラー管弦楽団)
アンドレス・オロスコ=エストラーダ(指揮)
録音:2010 年10 月1 日、3 日ウィーン・ムジークフェライン大ホール(ライヴ)/マルチチャンネル・ステレオ /2.0 ステレオ

 器楽のみで演奏される、3 楽章からなるシンフォニアのあと、3 人のソリストと合唱をともなう巨大な第2 部で締め括られる構造から、ベートーヴェンの第9 交響曲を想起させるともいわれる交響曲第2 番は、いみじくも作曲者自身による「讃歌−聖書の言葉による交響カンタータ」のタイトルが示すように、メンデルスゾーンが理想としていたJ.S. バッハの宗教曲へと連なるオマージュとしての性格が顕著な内容となっています。
 それだけに、声楽パートの比重も必然的に高まるところですが、ここではソプラノにエルツェ、シャトゥロヴァー、そしてテノールにはボストリッジと、人気実力ともたいへん魅力的な顔ぶれが起用されています。
1991 年に地元のウィーン音楽大学で設立されたシネ・ノミネ合唱団は、1997 年にもムジークフェラインザールで第2 交響曲の演奏経験を持つほか、2006 年にはクリスチャン・ヤルヴィの指揮で、バーンスタインのミサ曲のライヴ・レコーディングにも参加しており、トーンキュンストラー管との共演経験も豊富。
 会場のムジークフェラインザールは、極上の響きで知られる世界屈指のホールという点で録音条件が整えられているのもポイントといえるでしょう。
 2010 年秋のウィーン・フィルへのデビューも大成功を収め、ますます才気とカリスマぶりを爆発させているオロスコ=エストラーダ、おおいに期待したいところです。

アンドレス・オロスコ=エストラーダ…1977 年コロンビアのメデジン生まれの指揮者。少年時代はヴァイオリンを学ぶ。15 歳で指揮を学び始める。

1997 年にウィーンに移住。ウィーン国立音楽大学で、ウーロシュ・ラヨヴィチ( ブルーノ・マデルナとハンス・スワロフスキーに師事した指揮者) に師事する。
2001 年にウィーン工科大学のオーケストラで指揮者のポストを得る。
2003 年5 月に初めてウィーン・トーンキュンストラー管を指揮。その後2 年間、同オケのアシスタント・コンダクターを務める。
2005 年グラーツ大管弦楽団に初めて登場、2006 年から2009 年首席指揮者を務める。
2009/10 年のシーズンより、最初の契約期間として向こう3 年間、ウィーン・トーンキュンストラー管の首席指揮者と、また同じく、バスク・ナショナル・オーケストラの首席指揮者に就任。


オロスコ=エストラーダ
2枚のベストセラー・アルバム

PREISER
PRCD 90784
(SACD HYBRID)
\2300→¥2090
オロスコ=エストラーダ&ウィーン・トーンキュンストラー管
 マーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」
ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団
 (現ニーダーエステライヒ・トンキュンストラー管弦楽団)
アンドレス・オロスコ=エストラーダ(指)

録音:2009年10月3日、4日ウィーン・ムジークフェライン大ホール(ライヴ)。マルチチャンネル・ステレオ、2.0ステレオ、57’26”

2009 年10 月のトーンキュンストラー管音楽監督就任コンサートにおけるマーラーの「巨人」ライヴ

【トラックタイム】I.16’37”+II.08’20”+III.12’06”+IV.20’23”=TT.57’26”

 


OEHMS
OC869
\2300→\2090
オロスコ=エストラーダ&ウィーン・トーンキュンストラー管
 ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14
ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団/
アンドレス・オロスコ=エストラーダ(指揮)
録音 2012年10月07日 ライヴ録音 ウィーン ムジークフェライン,ゴルデナー・ザール Recording Producer & Editing:Florian Rosensteiner (ORF)/Sound Engineer: Andreas Karlberger (ORF)
 1977年、コロンビア、メデジン生まれの若手指揮者アンドレス・オロスコ=エストラーダ。もともとはヴァイオリニストとして才能を伸ばしていましたが、彼はウィーン国立音楽大学でブルーノ・マデルナ、ハンス・スワロフスキーの弟子であるウーロシュ・ラヨヴィチに指揮を学び、指揮者としての能力を開花させ、各地の歌劇場指揮者として研鑽を積んだ後に、2009年からウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団の首席指揮者を務めることになりました。
 このアルバムはそんな彼とオーケストラの初のアルバムとなります。
 最近の若手指揮者の例にもれず、レパートリーは幅広いのですが、彼がとりわけ愛しているのはロマン派とウィーンの古典派であり、また現代音楽とスペイン音楽だそうです。
 このアルバムではそんな彼の伸びやかな才能を存分に感じることができるでしょう。


 
OC433
\2000
マリー=クロディーヌ&ディミトリー・パパドプーロス 〜
 シューベルト、ガーシュウィン、ディネスク、ラヴェル作品集

  1-4.シューベルト(1797-1828):
   ヴァイオリンとソナタのためのソナタ イ長調 Op-posth.162 D574/
  5-9.ガーシュウィン(1898-1937):ポーギーとベスからの5つの小品
   <サマータイム-女は一時の慰みものさ/テンポ・ディ・ブルース/
   なんでもそうとは限らない/ベス、お前は俺のもの/うちの人は逝ってしまった>/
  10.ヴィオレタ・ディネスク(1953-):ヴァイオリンのための雲の練習曲-自由に/
  11-13.ラヴェル(1875-1937):ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
マリー=クロディーヌ・パパドプーロス(ヴァイオリン)/
ディミトリー・パパドプーロス(ピアノ)
録音 2012年12月5-7日 ミュンヘン バイエルン放送 第2スタジオ
 1987年生まれの若きヴァイオリニスト、マリー=クロディーヌ・パパドプーロスのデビュー・アルバムです。名前からわかる通り、シリアとギリシャの血を引く彼女ですが、生まれはフランス、ストラスブールで、この地の国立音楽院に学び、14歳で金メダルを獲得し卒業しています。
 2002年からはカールスルーエ音楽大学でウルフ・ヘルシャーの下で学び、2011年に修士号を取得し、ソリストとしての活動を始めています。
 このアルバムでは、シューベルトからラヴェル、ガーシュウイン、ディネスクという幅広い年代の作品を収録。一つ違いの兄ディミトリーと共に、瑞々しい感性と確かな技巧で、これらの作品を的確に表現しています。
 シューベルトで見せる端正な表情と、ガーシュウインでの妖艶さのギャップがステキです。
 
OC434
\2000
祥子・古畑=ケルスティング 〜ベートーヴェン&シューマンを弾く
 1-3.ベートーヴェン(1770-1827):ピアノソナタ 第14番「月光」Op.27-2/
 4.ベートーヴェン:創作主題による32の変奏曲 Wo080/
 5-17.シューマン(1810-1856):交響的変奏曲 Op.13/
 18-22.シューマン:交響的変奏曲への追加-5つの遺作
祥子・古畑=ケルスティング(ピアノ)
録音 2013年3月19-20日 カイザースラウテルン SWRスタジオ
 横須賀出身で、現在ドイツを中心に活躍しているピアニスト、祥子・古畑ケルスティングのOEHMSへの2枚目の録音です。ヨーロッパ各地で華々しい活動を行い、2012年にはサントリーホールに凱旋公演、またスタインウェイのアーティストとしても認定されるなど、注目を浴びている人です。
 2010年に録音された前作では、メンデルスゾーン、シューマン、リストの作品を演奏、堅実な技巧と豊かな情感を披露していましたが、今作ではベートーヴェンとシューマンの2人の作曲家に特化して、素晴らしい演奏を繰り広げています。
 変奏曲を中心としたこのプログラムにおいて、彼女の持つ多様性と表現力の幅を実感できるのではないでしょうか。
 


OC651
(2SACD-Hybrid)
\3000→\2690
マーラー:交響曲 第6番 イ短調
<CD1>
 1.第1楽章:Allegro energico, ma non troppo.Heftig, aber markig/
 2.第2楽章:Andante moderato/
<CD2>
 3.第3楽章:Scherzo: Wuchtig/
 4.第4楽章:Finale: Allegro moderato
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団/
マルクス・シュテンツ(指揮)
録音 2013年11月10-12日 ケルン・フィルハーモニー Recording Engineer: Christian Feldgen, SACD Authoring: Ingo Schmidt-Lucas,Cybele AV Studios
 丁寧で精緻な演奏を聴かせるマルクス・シュテンツの“マーラー・ツィクルス”もあとは第9番を残すのみとなりました。
 この第6番も、極めてオーソドックスで美しい演奏です。最近では、スコアを読み込み過ぎてか(!)若干過激に走りがちな第6番の演奏をよく耳にしますが、このシュテンツの演奏は、聴いていてとても安心できるもの。
 全ての楽器とパッセージはあるべきところに収まっているかのような安定したマーラー(1860-1911)です(楽章の順序は最近の傾向に従い、第2楽章にアンダンテが来ています)。
《シュテンツ:マーラー・ツィクルス》
 第1番…OC646
 第2番(2枚組)…OC647
 第3番(2枚組)…OC648
 第4番…OC649
 第5番…OC650
 第7番(2枚組)…OC652
 第8番…OC653
 子どもの不思議な角笛…OC657
 
OC852
(4CD)
\5000
マックス・レーガー:オルガン作品全集 第2集
《CD1》
 1-3.オルガンのためのソナタ 第1番 嬰ヘ短調 Op.33/
 4-5.バッハの主題による幻想曲とフーガ/
 6-20. 52のやさしいコラール前奏曲 Op.67 第1巻
  <いと高きにある神にのみ栄光あれ/すべてのものは神の祝福により/
   深き苦しみの淵より、われ汝を呼ぶ/わが心の深みより/
   わが命なるキリスト/われらが神はかたき砦/
   汝エホヴァに、われ歌わん/栄光の日は来たりぬ/
   主イエス・キリスト、われらを顧みたまえ/救いはわれらに来たれり/
   おおわが魂よ、大いに喜べ/天と地の紙/主よ、汝の御心のままにわれはあらん/
   わが心の切なる願い/地と天は歓びの声を高くあげよ>/
《CD2》
 1.コラール幻想曲「暁の星のいと美しきかな」Op.40-1/
 2.コラール幻想曲「汝が怒りをもてわれを罰したもうな」Op.40-2/
 3-22. 52のやさしいコラール前奏曲 Op.67 第2巻
  <われ汝に感謝す、愛する主なる神よ/わが勇気をわれは愛さん/
  エルサレム、高くそびゆる都市/悩み悲しみ苦しむイエス/
  イエス、来たれ/8.イエス、わが喜び/イエス、わが確信/
  来たれ、生命の霊よ/主をたたえよ/
  汝らキリスト者よ、こぞりて神をたたえよ/われはわがイエスを捨てず/
  神よ、汝の善行にわれを向かわしめたまえ/
  いざ、もろびとよ、神に感謝せよ/いざ来たれ、異教徒の救い主よ/
  今ぞ喜べ、愛するキリスト者の仲間たち/おお神よ、汝いつくしみ深き神よ/
  おおイエス・キリスト、わが命の光/おお汚れなき神の子羊/
  おおこの世よ、私は汝より去らねばならぬ/
  おお、いかに喜びに満ちたるか、汝ら信仰深き者>/
《CD3》
 1-10.オルガンのための10の小品 Op.69
  <前奏曲 ホ短調/フーガ ホ短調/
   バッソ・オスティナート ホ短調/楽興の時 ニ長調/カプリッチョ ニ短調/
   トッカータ ニ長調/フーガ ニ長調/ロマンス ト短調/前奏曲 イ短調/フーガ イ短調>/
11-27.
 52のやさしいコラール前奏曲 Op.67 第3巻
  <おお愛する魂よ、汝を飾れ/魂の花婿、イエス、神の子羊/
   われはわがが神を歌わずにいられようか/
   汝が怒りもてわれを罰したもうな/われ汝に別れを告げん/
   天にいますわれらの父よ/高き天より、われは来たり/
   目覚めよ、と呼ぶ声あり/われは神より離れず/
   何ゆえにわれは悩むや/神のみわざはよきかな/
   ただ愛する神の摂理にまかす者/ただ愛する神の摂理にまかす者/
   目覚めよ、わが心/わが終わりの近きをだれぞ知らん/
   暁の星のいと美しきかな/幸いなるかな、おお魂の友よ>/
《CD4》
 1-12. 12の小品 Op.65
  <狂詩曲 ハ短調/カプリッチョ ト長調/パストラール イ長調/慰め ホ長調/
   即興曲 イ短調/フーガ イ短調/前奏曲 ニ短調/フーガ ニ長調/
   カンツォーネ 変ホ長調/スケルツォ ニ短調/トッカータ ホ短調/フーガ ホ長調>
ベルンハルト・ビュットマン(オルガン)
録音 《CD1》2013年8月19-22日 ヴィッテン,聖マリーエン教会 シュミット=オルガン…1-5, 2013年9月23-25日 ケムニッツ,ルター教会 ザウアー=オルガン…6-20, 《CD2》2013年8月19-22日 ヴィッテン,聖マリーエン教会 シュミット=オルガン…1-2, 2013年9月19-22日 ケムニッツ,ルター教会 ザウアー=オルガン…3-22, 《CD3》2013年10月14-16日 マンハイム,キリスト教会 スタインマイヤー=オルガン, 《CD4》2013年4月8-11日 ヴィルスホーフェン,アブタイ・シュヴァイクルベルク クライス=オルガン
 2016年に没後100周年を迎えるマックス・レーガー(1873-1916)。これを記念して、OEHMSレーベルでは、バイエルン放送と協力の上、彼のオルガン作品全集のリリースを予定しています。
 第1巻(OC851)では様々な小品を中心に、バッハからの伝統を引き継いだレーガーの様々な作品が収録されていましたが、第2巻では、1902年に作曲された「52のやさしいコラール前奏曲」がメインとなっています。
 今回もドイツ各地の4つの教会での録音。響きの違いもお楽しみいただけます。
 
OC899
\2300
エフゲニー・グンスト:世界の間の放浪者
 1-2.ソナタ=幻想曲 ヘ短調 Op.8/
 3-5.3つの前奏曲 Op.13/
 6-8.ハイデルベルクのスケッチ集 Op.6/
 9.無言歌 ホ短調 Op.2-1/10-14.素晴らしきダンス Op.29/
 15.無言歌 嬰ハ短調 Op.2-2/
 16-27.12の小品 Op.28/
 28.ソナタ 第2番 嬰ハ短調 Op.10
スザンヌ・ラング(ピアノ)
録音 2013年6.8.9.11月 ザンドハウゼン クララ=ヴィーク・アウディトリウム
 2010年春、バーゼル大学の音楽学セミナー室の地下から、ロシアの作曲家エフゲニー・グンスト(1877-1950)の作品が発見されました。この作曲家、今ではほとんど忘れられてしまっていますが、彼が活躍していた時代はいくつかの点で高く評価されていた芸術家であり、革命前のロシア音楽界に大いなる影響を与えた人でもありました。
 スクリャービンの側近であり、革命が起きてからは、1920年にエストニアを経由してパリに亡命。そこで寂しく生涯を終えたのです。
 彼の自筆スコアは非常に几帳面に書かれていますが、そこから立ち上る音は、これまでに聞いた事のないような独自なものであり、先人であるメトネルやスクリャービンとも違う不思議な雰囲気を醸し出しています。
 
OC960
(3CD)
\5000
ジモン・マイール:スコットランドのジネヴラ
 2幕の音楽による英雄劇
  《CD1》1.シンフォニア/2-18.第1幕/
  《CD2》1.第1幕(続き)/2-6.第2幕/
  《CD3》1-9.第3幕
ジネヴラ:スコットランド王の娘…ミルト・パパタナシウ(ソプラノ)/
ダリンダ:貴族令嬢…マルガレーナ・ヒナタードプラー(ソプラノ)/
アリオダンテ:イタリアの騎士…アンナ・ボニタティブス(メゾ・ソプラノ)/
ルルカニオ:アリオダンテの兄弟…ステファニー・イラニー(メゾ・ソプラノ)/
ポリネッソ:帝国の最高司令官…マリオ・ゼッフィリ(テノール)/
ファフリーノ:アリオダンテの従者…マルコ・チリック(テノール)/
スコットランド王…ペーター・シェーン(バリトン)/
テンプル騎士団長…ヴァージル・ミショック(バリトン)/
マルクス・ヴォルフ(ソロ・ヴァイオリン)/
ハインリヒ・シュッツ・アンサンブル・フォルンバッハ男声合唱団(指導…マルティン・シュタイドラー)/
ミュンヘン放送管弦楽団/
ジョージ・ペトロウ(ハンマーフリューゲル&指揮)
録音 2013年6月14日 インゴルシュタンット国立劇場 ライヴ収録
 スコットランドとアイルランドが戦っていた時代、戦いに加勢するイタリアの騎士アリオダンテと、彼を愛するスコットランド王の娘ジネヴラが主人公。ジネヴラを自分の物にしようとするポリネッソの策略で2人は一時期窮地に陥りますが、愛を信じる力で最後はハッピーエンドを迎えます。
 2013年に生誕250年を迎えた作曲家ジモン・マイール(1763-1845)。ヨーロッパでは彼の作品が挙って演奏され、数々の録音、映像も世に出されました。この演奏もその一環であり、知られざるマイールの素顔を知る事ができる、またドニゼッティやベルリーニへとつながるイタリア・オペラの源流と言える貴重な資料としても、喜ばれるものでしょう。


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


ALTUS

ムラヴィンスキー&レニングラードフィル、レニングラードスタジオ録音、
音質刷新 新マスタリング初SACD 化!

 レニングラードスタジオが収録したムラヴィンスキー幻の音源は、2005 年12 月にALTUS よりBOX セットで発売されました。
 そこには一カ月後に日本公演を控えた同団の入念なリハーサルとムラヴィンスキー入魂のリハーサルも含まれていましたが、今回演奏会部分をSACD シングルレイヤー化。
 国の威信をかけた日本公演へのエネルギーと真摯さがさらにまざまざと蘇りました。
数あるムラヴィンスキーの記録のなかでも、音質、迫力No.1。人間業の限界に挑戦しています。

ALTSA 185
(SACD シングルレイヤー)
\4200
ベートーヴェン&ブラームス:交響曲
 ベートーヴェン:交響曲第4番 変ロ長調 Op.60
 ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)
レニングラード・フィルハーモニー交響楽団
 この完成度は全く比類がない!それがきちんと保管され、望みうる最上の状態で復刻されたのは、ファンにとってはまことにありがたい。(平林直哉)

 ライヴ録音:1973 年4 月28 日、レニングラード・フィルハーモニー大ホール/ステレオ、ライヴ録音、新マスタリング

 ALT-114(8CD) 発売時(2005 年12 月26 日) 初出だった名演奏の待望の初SACD 化!伝説の来日直前の演奏。すごい緊張感で聴き手を金縛り!音の良さに大変驚きました。これほどの演奏を聴いてしまうと大変で、まさに麻薬のようでございます。あの日本公演の超絶的名演の原点がここにあります。
 ※通常のCDプレーヤーでは再生できません。
 

ALTSA 186
(SACD シングルレイヤー)
\4200
ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調 エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)
レニングラード・フィルハーモニー交響楽団
 ビクター時代からの名盤復活!私はこのブルックナーを高く評価する。これほど透明で激しく力強く描いた演奏は希有である。(平林直哉)

 ライヴ録音:1980 年1 月29&30日、レニングラード・フィルハーモニー大ホール/ステレオ、ライヴ録音、新マスタリング

 旧ビクター音産から発売され名盤の誉れ高かった演奏ですが、オリジナル音源から新たにデジタルトランスファーされ、新マスタリングにより、見違えるような音質に仕上がりました。その音質の素晴らしさゆえにムラヴィンスキーのヴァイオリン両翼配置の美しさと強力な金管、浮きあがる木管など実に美しくしかも克明に再現されます。素晴らしいの一言でございます。
 ※通常のCDプレーヤーでは再生できません。
 

ALTSA 191
(SACD シングルレイヤー)
\4200
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調 Op.47 エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)
レニングラード・フィルハーモニー交響楽団
 ムラヴィンスキーの数ある『革命』の中でも、あの特別な73 年の日本公演に匹敵する音質、演奏内容といえる(平林直哉)

 セッション録音:1973 年5 月3 日、レニングラード・フィルハーモニー大ホール/ステレオ、セッション録音、新マスタリング

 さすがオリジナルテープからのデジタルトランスファーだけあってすばらしい音質!演奏はまさに完璧の一言で、ムラヴィンスキーらしい異様な緊張感と迫力で一気に聴かせます。聴いていて恐ろしくなるほど。それにしてもいつ聴いてもムラヴィンスキーはすばらしい!平林直哉氏の資料に基づいた解説も大いに参考になります。
 ※通常のCDプレーヤーでは再生できません。
 

ALTSA 192
(SACD シングルレイヤー)
\4200
デジタルトランスファーの効果絶大!
 チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 Op.64
 プロコフィエフ:『ロメオとジュリエット』組曲第2番 Op.64 より
  (モンタギュー家とキャピュレット家/
   少女ジュリエット/僧ローレンス/
   別れの前のロメオとジュリエット/
   アンティーユ諸島から来た娘たちの踊り/
   ジュリエットの墓の前のロメオ)
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)
レニングラード・フィルハーモニー交響楽団
 ムラヴィンスキーのチャイコフスキー5 番に対する解釈はまさに微動だにしない、盤石なものである。これだけ徹底し突き詰めた表現は聴けば聴くほど驚異である。また、プロコフィエフは音質の良いこの演奏があれば十分だろう。(平林直哉)

 ライヴ録音:1982 年11 月6 日、レニングラード・フィルハーモニー大ホール/ステレオ、ライヴ録音、新マスタリング

 このチャイコフスキーとプロコフィエフもすばらしい音質。これもオリジナルテープから丁寧なデジタルトランスファーの効果絶大!盤鬼平林氏は17 種あるムラヴィンスキーのチャイ5 のうち、当盤とグラモフォン60 年盤があれば!と激賞の様子でございます。
 ※通常のCDプレーヤーでは再生できません。




PRAGA DIGITALS



PRDDSD 350110
(SACD HYBRID)
\2800→\2590
ミケランジェリ、ラフマニノフのピアノ協奏曲第4番
 (1)ショパン:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35「葬送」
   [録音:1960年6 月3 日/プラハ(ライヴ)]
 (2)同:バラード第1番ト短調Op.23
   [録音:1957年5 月30 日/プラハ(ライヴ)]
 (3)同:ワルツ第17番変ホ長調
   [録音:1957年3 月4 日/ロンドン(ライヴ)]
 (4)同:幻想曲ヘ短調Op.49
   [録音:1957年3 月4 日/ロンドン(ライヴ)]
 (5)ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第4番ト短調Op.40
   [録音:1957年3 月10 日/アビーロード・スタジオ(ステレオ)
アルトゥーロ・ベネデッティ=
 ミケランジェリ(Pf)
エットレ・グラチス(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団
 これは欲しい!ミケランジェリ、ラフマニノフのピアノ協奏曲第4番、驚異的名演がSACDハイブリッド盤で登場

 Mono、B-channel Stereo、73’ 57”

 SACD ハイブリッド盤。限定盤。メジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をオリジナル音源からリマスターし、目の覚めるような音の良さで注目されるシリーズ。ミケランジェリ、ステレオ最初期の名盤がSACD ハイブリッド化。
 ラフマニノフの協奏曲は、2012 年にEMI 社がSACD シングルレイヤー盤として限定発売しましたが、今回プラハの名人エンジニア、カレル・ソウケニークのリマスタリングでSACD ハイブリッド盤化。よりお手頃な価格でご提供させていただくこととなりました。
 ミケランジェリは、ラフマニノフ作品録音をピアノ協奏曲第4 番しか残していませんが、とてつもない名演として、同曲の決定盤とみなされています。ラフマニノフとしては、メロディの弱さとロシア的な情感の薄さであまり人気のない作品ながら、出だしから驚異的なボルテージの高さで快刀乱麻ぶりを発揮。
 絶対にミスしない精度の高さはもちろんながら、どんな小さなパッセージにまでも磨き抜かれた音と表現で聴き手を惹きつけ離さず、物凄いエネルギーとオーラがSACD ハイブリッドで57 年の時を経ても放射されます。その結果、曲の良さを再認識させてくれます。
 さらに凄いのが、ショパンの「ピアノ・ソナタ第2 番」。1960 年6 月のプラハ・ライヴですが、スピード感と超絶技巧で全曲を一気に聴かせてしまいます。特にフィナーレの驚くべき速さと狂気は誰にも真似のできぬ至芸。
 またバラード第1 番や幻想曲は技巧もさることながら、イタリア・オペラのアリアのようなメロディの歌い回しにミケランジェリがイタリア人だったことを思い出させてくれます。
 ミケランジェリによるショパンは数種の録音が存在しますが、技術、覇気、若々しさいずれの点からも最高のアルバムと申せましょう。ピアノの凄さをあらためて実感させてくれます。


<国内盤>


マイスター・ミュージック

MM-2184
\2816+税
オン・グリーン・ドルフィン・ストリート
 K.セロツキ:4本のトロンボーンのための組曲
 L.バセット:トロンボーン四重奏曲
 J.S.バッハ:
  主よ、人の望みの喜びよ
  フーガニ短調
 B.ケーパー & N.ワシントン:
  オン・グリーン・ドルフィン・ストリート
 J.ヴァン・ヒューゼン:ヒアズ・ザット・レイニー・デー
 H.ハンコック:ウォーターメロン・マン
 ヘンデル:ラルゴ
 T.ペダーソン:
  ワイン・アンド・チャイムズ
  パナマ・ペッパー
  ザ・ニブラー
  ザ・ピースフル・プラネット
  キャット・ニップ
J.M.デュファイ:4つの小品
東京メトロポリタン・トロンボーン・クァルテット
小田桐寛之(トロンボーン)
井口有里(トロンボーン)
青木昂(トロンボーン)
野々下興一(バス・トロンボーン)
実に3年ぶりとなる待望の新録音。
 

MM-2185/86
(2CD)
\3790+税
カール=アンドレアス・コリー
 J.S.バッハ:パルティータ(全曲)
  BWV825-830
カール=アンドレアス・コリー(ピアノ)
バッハ特有の宗教的で崇高な雰囲気や深い精神美をものの見事に描出した彼の表現は、確かに特別であり、他者の追随を許さぬ世界をかたちづくっている(柴田龍一)
 
MM-2187/88
(2CD)
\3790+税
「ラ・ヴァルス」〜2台ピアノのための作品集
CD1:
 ショスタコーヴィッチ:2台ピアノのための組曲作品6
 チャイコフスキー(編曲 N.エコノム):「くるみ割り人形」組曲
 ラフマニノフ:ロシア狂詩曲
 ストラヴィンスキー(編曲 V.バビン):タンゴ
 ショスタコーヴィッチ:メリー・マーチ
CD2:
 ラヴェル:ラ・ヴァルス(2台ピアノ版)
 モーツァルト:2台のピアノのためのソナタニ長調K.448
 モーツァルト:4手のためのピアノ・ソナタニ長調K.381
 J.S.バッハ:
  2台のチェンバロのための協奏曲ハ短調BWV1060
 S.トーマス:ロンド
 作曲者不詳(編曲 ヘルムートK.H.ランゲ):
  猫ふんじゃった(ノミのワルツ)
デュオ・ヴェレ:
 岡崎悦子(ピアノ)
 神谷都志(ピアノ)
録音希少なショスタコーヴィチやラフマニノフのオリジナル作品に、ラヴェル自身が編曲したラ・ヴァルス、古典作品から「猫ふんじゃった」まで、他にはない充実のプログラム。
 スケール感に加え、2台ピアノの音色の違いまで聴き取れそうな(連弾とは全く違う)豊かな音場感が堪能できる、必聴のアイテム。













5/1(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



BOMBA

BOMBA-PITER(サンクトペテルブルク)とは別のモスクワのレーベル。
2012年にご案内した "Russian Performing School" シリーズの発売元です。

BOMB 033-276
\2300
【未案内旧譜】
レオニード・デシャトニコフ(1955-):室内オペラ「貧しいリーザ」 ユリア・コルパチョーヴァ(ソプラノ)
エンドリュ・グドヴィン(テノール)
ヴァディム・ニキーチン(朗読)
オレシア・テルティチナヤ(フルート、ピッコロ、アルトフルート)
デニス・ビュストロフ(オーボエ)
ヴィラディスラフ・ペーシン、
ユーリー・ウシチャポフスキー(ヴァイオリン)
アレクセイ・ボゴラート(ヴィオラ)
タラス・トレペリ(チェロ)
アレクセイ・イヴァーノフ(コントラバス)
ミハイル・ラデューケヴィチ(ギター)
アレクセイ・ゴリボリ(ピアノ、音楽監督)

録音:2006年 発売:2007年
 レオニード・デシャトニコフはウクライナに生まれレニングラード音楽院で学んだ作曲家。映画音楽とオペラで名声を得ています。





MPMP


MPMP 6
\2400
カルロス・セイシャス(1704-1742):鍵盤音楽全集 Vol.5
  ソナタ ニ短調 K.23/ソナタ ニ短調 K.22/ソナタ変ロ長調 K.77
  ソナタ変ホ長調 K.33/ソナタ ハ短調 K.15/ソナタ変ホ長調 K.32
  ソナタ イ短調 K.72/ソナタ イ長調 K.58/ソナタ ホ短調 K.XI
  ソナタ ホ短調 K.XII/ソナタ ホ長調 K.X/ソナタ ロ短調 K.80
ジョゼ・カルロス・アラウジョ(フォルテピアノ)

録音:2013年10月27-28日、音楽博物館、リスボン、ポルトガル
使用楽器:1763年、エンリケ・ヴァン・カステール製、リスボン音楽博物館蔵
 チェンバロ、オルガンに続いてフォルテピアノによるセイシャスが登場。
 エンリケ・ヴァン・カステール(Henrique van Casteel;1722-1790)はフランスのトゥルネに生まれた鍵盤楽器製作家。彼の生涯について伝わっていることはほとんどないのですが、1757年から1767年までリスボンで、その後ブリュッセルで1770年代後半まで製作したことが確認されています。
 ジョゼ・カルロス・アラウジョはリスボン高等音楽学校、リスボン国立音楽院でカンディダ・マトスとルイ・パイヴァに学んだポルトガルのチェンバロおよびオルガン奏者。2004年、リスボン高等音楽学校主催カルロス・セイシャス・チェンバロ・コンクール第1位と聴衆特別賞を獲得。リスボン大学文学部で古典哲学を学び、古典ギリシャ語の辞書編纂にも携わるというユニークかつインテリジェンスあふれる人物です。

 

MPMP 7
\2400
カルロス・セイシャス(1704-1742):鍵盤音楽全集 Vol.6
  ソナタ ハ短調 K.18/ソナタ ト短調 K.54/ソナタ ハ短調 K.14
  ソナタ ヘ長調 K.39/ソナタ ハ長調 K.2/ソナタ イ短調 K.67
  ソナタ ハ長調 K.8/ソナタ イ短調 K.75/ソナタ イ長調 K.63
  ソナタ イ短調 K.66/ソナタ ハ長調 K.4/ソナタ ヘ長調 K.40
  ソナタ ニ短調 K.VIII/ソナタ ト長調 K.48
ジョゼ・カルロス・アラウジョ(フォルテピアノ)

録音:2014年1月10-12日、アロウカ修道院、アロウカ、ポルトガル
使用楽器:1739-1741年、ドン・マヌエル・ベント・ゴメス・フェレイラ製
        (2009年、ゲアハルト・グレツィング修復)
 典型的なイベリア・バロック・タイプの楽器である、ポルトガル第二の都市ポルト近郊アロウカの修道院のオルガンによるセイシャス。
 このオルガンは ALTHUM 006でルイ・パヴァが弾いているものと同じです(そちらでは1739年製と書かれていました)。
 アラウジョはリスボン国立音楽院でパイヴァにオルガンを師事したので、はからずも同一楽器による師弟競演となります。





BERLIN CLASSICS


BC0300576
\2200
R.シュトラウス:管楽器のためのソナチネ
 第1番「病人の仕事場から」、第2番「楽しい仕事場」
アルモニア・アンサンブル




PIANO CLASSICS



PCL0068
\1300
ショパン:練習曲集
 練習曲Op.10、Op.25、3つの新練習曲
ズラータ・チェチエヴァ(pf)
 日本ではまだ無名だがヨーロッパではすでに幅広く活躍しているチェチエヴァのスカルラッティ。
 http://www.youtube.com/watch?v=e0IEnbBCXOQ ここで彼女の爽やかな演奏が少し聴ける。




チェチエヴァ、前作。おそらくデビュー・アルバム。
Rachmaninov: Piano Sonata No. 1 & Chopin Variations
PCL 0047
\1300
ラフマニノフ:
 ショパンの主題による変奏曲  
 ピアノソナタ第1番
  2012年1月録音
ズラータ・チェチエヴァ(pf)
 

PCL0069
\1300
アール・ワイルドによる編曲集第1集
 マルチェッロ:アダージョ/
 J.S.バッハ:プーランクをたたえて/
 ショパン:ラルゲット ピアノ協奏曲第2番より/
 フォーレ:夢の後に/
 ガーシュウィン:誰か私を見守って、7つの超絶技巧練習曲
  (以上すべてワイルド編曲)/
 ワイルド:ピアノソナタ2000
ジョバンニ・ドリア・ミリエッタ(pf)


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


BERLIN CLASSICS



BC0300570
(10CD)
\4500→\4090

東ドイツの大偉人 ハンス・ピシュナー
 当然共演者もすごい

  J.S.バッハ:ハープシコードのための作品集
CD1 2声のインヴェンションと3声のシンフォニア BWV.772-801 録音:1968年
CD2-5 平均律クラヴィーア曲集全曲 BWV.846-893 録音:1962年、1965年
CD6 イタリア協奏曲 BWV.971
半音階的幻想曲とフーガ BWV.903
フランス風序曲 BWV.831
録音:1971年、1972年
CD7 ゴルトベルク変奏曲 録音:1968年
2つのヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ BWV.1037 ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)
イーゴリ・オイストラフ(ヴァイオリン)
録音:1957年(モノラル)
CD8 チェンバロ協奏曲第1番ニ短調 BWV.1052
チェンバロ協奏曲第5番ヘ短調 BWV.1056
チェンバロ協奏曲第2番ホ長調 BWV.1053
ベルリン交響楽団
クルト・ザンデルリング指揮
録音:1963年
CD9 2台のチェンバロのための協奏曲第2番ハ長調 BWV.1061
2台のチェンバロのための協奏曲第3番ハ短調 BWV.1062
2台のチェンバロのための協奏曲第1番ハ短調 BWV.1060
イゾルデ・アールグリム(チェンバロ)
シュターツカペレ・ドレスデン
クルト・レーデル指揮
録音:1965年
CD10 3台のチェンバロのための協奏曲第1番ニ短調 BWV.1063
3台のチェンバロのための協奏曲第3番ハ長調BWV.1064
4台のチェンバロのための協奏曲 BWV.1065
イゾルデ・アールグリム(チェンバロ)
ズザナ・ルージイチコヴァ(チェンバロ)
ロベール・ヴェイロン=ラクロワ(チェンバロ)
シュターツカペレ・ドレスデン
クルト・レーデル指揮
録音:1965年
フルートとヴァイオリンとチェンバロのための協奏曲 BWV.1044 エルヴィン・ミルツコット(フルート)
マックス・ミハイロフ(ヴァイオリン)
ベルリン室内管弦楽団
ヘルムート・コッホ指揮

 1914年ブレスラウ生まれのハンス・ピシュナー。東ドイツ放送の音楽部長、ドイツ民主共和国の文化大臣を務め、1963年にベルリン国立歌劇場の総監督となったという偉人。
 バッハをはじめとするハープシコード奏者としても知られ、厳しくも暖かい演奏で多くの録音が親しまれている。




BOMBA

BOMBA-PITER(サンクトペテルブルク)とは別のモスクワのレーベル。
2012年にご案内した "Russian Performing School" シリーズの発売元です。


BOMB 033-854
\2300→\2090
偉大なるチェリスト ヤコフ・スロボトキン(1920-2009)
 ピアノはフリエール、ギンズブルグ!

  ヴェーバー(1786-1826):チェロ・ソナタ イ長調(*)
  メンデルスゾーン(1809-1847):
   チェロとピアノのための協奏的変奏曲ニ長調 Op.17(+)
  グリーグ(1843-1907):チェロ・ソナタ イ短調 Op.36(#)
  ハイドン(1732-1809):チェロ協奏曲第2番ニ長調 Hob.VII:b(**)
ヤコフ・スロボトキン(チェロ)
ヤコフ・フリエール(ピアノ(*))
ナウム・ヴァリテル(ピアノ(+))
グリゴリー・ギンズブルク(ピアノ(#))
ソヴィエト国立交響楽団弦楽パート(**)
アレクサンドル・ガウク(指揮(**))

録音:データ記載なし、モノラル
 20世紀後半のソヴィエト・ロシアを代表するチェロ奏者の一人であるヤコフ・スロボトキン(1920-2009)。1932年に音楽天才児のためのプロジェクトで選抜され、1935年に演奏活動を開始。1936年モスクワ音楽院に入学、1941年に卒業しモスクワ・フィルハモニーのソリストとなりました。1943年ドヴォルジャークのチェロ協奏曲のソヴィエト初演を務め、1947年にはフィンランドを訪れ作曲家シベリウスと共演、以後も親交を保ちチェロ曲の献呈も受けました。
 いわゆる「西側」ではスロボトキンの名声はあまり知られていませんでしたが、没後の2011年にMelodiyaから彼の協奏作品録音のCDが発売されたことで注目されるところとなり、さらなる音源のCD化が待たれていました。

 


BOMB 033-665
\2300→\2090
【未案内旧譜】
イサーク・シュヴァルツ(1923-2009):
 指揮はアルヴィド・ヤンソンス、エミン・ハチャトゥリアン
  交響曲ヘ短調(*)
  映画音楽「カラマーゾフの兄弟」からの組曲(+)
  3つの正教会聖歌(#)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団(*)
アルヴィド・ヤンソンス(指揮(*))
ソヴィエト国立映画交響楽団(+)
エミン・ハチャトゥリアン(指揮(+))
聖ダニロフ修道院男声合唱団(#)

録音:1958年(*)/1968年(+/#) 発売:2010年
 イサーク・シュヴァルツはウクライナに生まれ、ショスタコーヴィチの支援を得てレニングラード音楽院で学んだ作曲家。100本を超える映画音楽や管弦楽曲、合唱曲等を書きました。





URANIA



WS121246
\1800
まさかのカラヤン未発表音源
ハインリヒ・ズーターマイスター(1910-1995):
  レクイエム(Missa da requiem -1952/53)
   (World Premiere)
    1953 12.21 Recorded Rome
エリーザベト・シュワルツコップ(soprano)
ジョルジョ・タデオ(bass)
ニコライ・ゲッダ(tenor)
オラリア・ドミンゲス(alt)
エスター・オレル(mezzo soprano)
カラヤン指揮
RAIローマ響&合唱団
オネゲル(1892-1955):交響曲第3番「典礼風」
モーツァルト:交響曲第39番 Kv.543
 1954.12.15 Recorded Rome
カラヤン指揮
RAIローマ響&合唱団


<メジャー・レーベル>

イタリアDG



482 0593
(10CD)
\7000→\6490
ラーザリ・ベルマン〜DGレコーディングス
CD1
 ショパン:ポロネーズ Nos.1-6
  1979年録音
CD2-4
 リスト:巡礼の年(全曲)
  1977年録音
CD5
 リスト:ピアノ協奏曲第1&2番
  ウィーン交響楽団
  カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)
   1976年録音
CD6
 プロコフィエフ:ロメオとジュリエット
  1978年録音
 プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第2番
  1978年録音
CD7
 プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第8番
  1975年録音
 ラフマニノフ:楽興の時Op.16
  1975年録音
CD8
 ラフマニノフ:コレッリの主題による変奏曲
 ラフマニノフ:前奏曲 Op.3 n2、O.23 n1,2,4、Op.32 n.10,12
  1980年録音
CD9
 ムソルグスキー:展覧会の絵
  1977年録音
 ショスタコーヴィチ:前奏曲 Op.34 Nos.1,4,10,12,14,15,16,19,22,24
  1978年録音
CD10
 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
  ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
   1975年録音
クラムシェル・ボックス仕様、ブックレット(伊・英語併記)を封入。




DHM



8884301169-2
\2600→\2390
ロビン・ジョハンセン/カルダーラ:優しいあなた〜
 オペラ・アリアとカンタータ集

 アントニオ・カルダーラ:
  『歌劇「スペインのスキピノ」〜思考の恋人たち』
  『カンタータ「美しい瞳」』
  『歌劇「アフリカのスキピノ」〜優しいあなた』
  『歌劇「シリアのアドリアーノ」〜あなたがただしければ』
  『カンタータ「Rotte l'aspre catene」』
  『歌劇「デモフォーンテ」〜もし私の不幸のすべてを』
  『歌劇「アフリカのスキピノ」〜ローマの娘』
  『歌劇「テミストクレス」〜Chi mai d'iniqua stella』
  『カンタータ「Credea, Niso」』
  『歌劇「幻滅」〜Una donna』
ロビン・ジョハンセン(Sp),
アレッサンドロ・デ・マルキ(指揮),
アカデミア・モンティス・レガリス(ピリオド楽器オーケストラ)
 リリック・ソプラノとして特にバロック〜古典期のオペラで活躍しているアメリカのソプラノ歌手、ロビン・ジョハンセン初のソロ・アルバムです。
 ジョハンセンは、2002年ベルリン・ドイツ・オペラでデビュー、翌2003年にはバイロイト音楽祭に「タンホイザー」の牧童でデビューを果たしています。2005年にはライプツィヒ歌劇場の専属となり、2008年以降、バロック〜古典派のオペラへの集中的出演によって、現在ではその分野では欠かせないソプラノ歌手として高い評価を得ています。このアルバムは、アントニオ・カルダーラ(1670-1736)のソロ・カンタータとオペラ・アリアを組み合わせたもので、全曲世界初録音となります。
 ローマやウィーンで活躍し18世紀ヴェネツィア楽派の重要作曲家として知られるカルダーラの作品に込められた豊かな感情の起伏が、ヨハンセンの美声によって巧みに歌いだされていきます。指揮のアレッサンドロ・デ・マルキは、現代楽器とピリオド楽器の垣根をこえ、世界各地で活躍しています。
 2009年以来、ルネ・ヤーコプスの後継としてインスブルック古楽音楽祭の音楽監督を務めているほか、ヨーロッパの歌劇場とともに日本、カナダ、オーストラリアなどに演奏ツアーを行っています。
 ジョハンセンとは2012年にドイツ・ハルモニア・ムンディ・レーベルからリリースされたヘンデルとカルダーラの声楽曲作品集で共演しています。

【録音】2013年10月, イタリア、モンドビ、サラ・ギスレリ
 


8884303143-2
(4CD)
\3800→\3490
ヴェルナー・エールハルト, ラルテ・デル・モント/
 グルック:歌劇「皇帝ティートの慈悲」
  [世界初録音]
ライナー・トロスト(T:ローマ皇帝ティート),
ローラ・エイキン(Sp:ヴィテッリア),
ラファエッラ・ミラネジ(Sp:セスト),
アランツァ・エツェナーロ(Sp:セルヴィリア),
ヴェラール・バルナ=サバドゥス(C-T:アンニオ),
フラーヴィオ・フェッリ=ベネデッティ(C-T:プブリオ),
ヴェルナー・エールハルト(指揮)
ラルテ・デル・モント(ピリオド楽器オーケストラ)
  グルック生誕300年記念リリースとして『皇帝ティートの慈悲』の世界初録音が登場します。
 『皇帝ティートの慈悲』は1752年にナポリで初演された、グルックの比較的初期のオペラ・セリアでモーツァルトの同名のオペラと同じピエトロ・メタスタージオの台本によっています。当時大流行した台本ゆえに、40人者作曲家がオペラ化しているほど(このグルックのオペラはモーツァルトの39年前に作曲)。
 エネルギーとドラマに満ちた、模範的な「オペラ・セリア」というべき傑作で、グルックが「オルフェオとエウリディーチェ」などで後年成し遂げる「オペラ改革」を特徴づける要素の萌芽が聴きとれるのもグルック・ファンには興味深いところです。
 モーツァルトとは違い、まだ多くのカストラート歌手が存在していた時代のもののため、ここではアンニオとプブリオにはカウンターテナー歌手が起用されています。主役を歌うライナー・トロストを始めとする充実の歌手陣を揃え、元コンチェルト・ケルンのメンバーでもあった1957年生まれのドイツの指揮者、ヴェルナー・エールハルトと彼が2004年に設立したピリオド楽器オーケストラ「ラルテ・デル・モンド」によって、2013年11月に復活上演された際のライヴ録音。
 「バロック音楽のエキスパート、エールハルトは、スコアに書かれたことを正確に再現すべく、オーケストラと歌手を情熱を持って巧みに導き、4時間という上演時間があっという間に終わってしまった。
 この演奏会に接することが出来なかった音楽ファンは不運なことだ」と絶賛されたコンサートで、この知られざる傑作の世界初録音にふさわしい充実度の演奏に仕上がっています。
 【録音】2013年11月, ドイツ、ビューネ、WDR放送スタジオ(コンサート形式によるライヴ)
 


8872547986-2
(2CD)
\3400→\3090
アンナ・ボニタティブス/
 ポルポラからロッシーニの「セミラーミデ」からのアリア集

  アントニオ・カルダーラ:
   歌劇『エスカローナのセミラーミデ』〜
    イントロダクションとアリア「Povera navicella」*/
  ニコラ・アントニオ・ポルポラ:
   歌劇『アッシリアの女王セミラミス(セミラーミデ)』〜
    アリア「Vanne fido, e al mesto regno」*/
  ニコロ・ヨンメッリ:歌劇『セミラミスの確認(セミラーミデ)』〜
   レチタティーヴォとアリア『Barbaro... Tradita, sprezzata』*/
  アンドレア・ベルナスコーニ:歌劇『セミラーミデ』〜
   アリア「Ah non e vano il pianto」*/
  トンマーゾ・トラエッタ:歌劇『セミラーミデ』〜
   アリア「Il pastor se torna aprile」*/
  ジョヴァンニ・パイジエッロ:歌劇『ヴィラのセミラーミデ』〜
   アリア「Serbo inseno il cor piagato」*/
  フランチェスコ・ビアンキ:歌劇『ニノの復讐』〜
   シンフォニア*/
  ジョヴァンニ・バッティスタ・ボルギ:歌劇『セミラーミデの死』〜
   アリア「Figlio diletto e caro」*/
  セバスティヤーノ・ナソリーニ:歌劇『セミラーミデの死』〜
   レチタティーヴォとアリア
    「Fermati! Il ciel minaccia... Dehsospedi ai pianti miei...
     Serbo ancora un'alma altera」*/
  シャルル・シモン・カテル:歌劇『セミラミス』〜舞曲第2番*/
  ジャコモ・マイアベーア:歌劇『セミラミスの確認(セミラーミデ)』〜
   レチタティーヴォとカンツォネッタ「Piu non si tardi... Il piacer, la gioia scenda」/
  ロッシーニ:歌劇『セミラーミデ』〜
   合唱とカヴァティーナ「Serena i vaghi rai... Bel raggio lusinghier」* **/
  マヌエル・ガルシア:歌劇『セミラミス』〜
   レチタティーヴォとアリア「Gia il perfidodiscese... Al mio pregar t'arrendi」* **/
【ボーナストラック】
  レオナルド・ヴィンチ:歌劇『セミラーミデの確認』〜
   アリア「Fuggi dagl'occhi miei」*
     *世界初録音
     **ピリオド楽器オーケストラによる世界初録音
アンナ・ボニタティブス(Ms),
フェデリコ・フェッリ(指揮)
アカデミア・デグリ・アストゥルジ(ピリオド楽器オーケストラ),
ラ・スタジオーネ・アルモニカ(合唱)
 イタリアのメゾ・ソプラノ歌手アンナ・ボニタティブスによるソニークラシカルへの3枚目のソロ・アルバムは、紀元前1200年頃のバビロニアの王国、アッシリアの女王セミラミスにまつわる18世紀と19世紀の作品を集めた2枚組のアリア集です。
 紀元前1200年頃のバビロニアの王国、アッシリアの伝説上の女王セミラミスは、「バビロンの空中庭園」を造らせたといわれ、美貌の持ち主であったが、夫であるニヌス王を毒殺したとされています。セミラミスを題材としたオペラは数多くの作曲家が手掛け、中でも最も有名な作品は、ロッシーニによる「セミラーミデ」(1823年)です。
 このアルバムでは、18世紀のジョンメッリ、カルダーラ、ポルポラから19世紀のマイヤベーア、ロッシーニ、ガルシアまで、セミラミスを題材にしたオペラからのアリアを収録、その多くが世界初録音となります。それぞれの時代・作曲者の作風によってどのように変化していくかがわかるような興味深い内容となっています。完璧に声をコントロールしつくし、アンナ・ボニタティブスの魅力・実力を多方面から堪能できるアルバムでもあります。
 [アンナ・ボニタティブス・プロフィール]
  イタリアのバジリカータ州で生まれ。9歳から音楽の勉強を始め、最高得点でピアノと声楽のディプロマを修了。国際的なコンクールの受賞を重ね、18世紀からベルカント時代の発声技術の研究とレパートリーの開拓に力を注いでいます。 現在に至るまでに50を越えるオペラのタイトルを歌い、レパートリーを広げてきています。ヨーロッパ各地の有名歌劇場や、世界各国のコンサートホールで演奏を重ねています。
 モーツァルトやロッシーニの主要なオペラに加え、オペラ・ブッファやフランス・オペラに多く出演しています。彼女が得意とする役柄の中でも特に高い評価を受けているものに、ロッシーニの「チェネレントラ」、モーツァルトの「フィガロの結婚」のケルビーノなどでは無くてはならない歌手でもあります。ここ数年ではバロック・オペラに数多く出演し、「抜群なテクニックと表現」「豊穣な響きのある力強い声」と非常に高い評価を得ています。
 【録音】2013年11月, イタリア、ブドリオ市立劇場
 


8884306046-2
\2600→\2390
ジュリア・ヌーティ/革命前のパリのクラヴサン
 ヨハン・ショーベルト:『ソナタ 変ホ長調Op.14-1』/
 ジャン=フランソワ・タプレ:『ラモーの「未開人」による主題と4つの変奏』/
 ヨハン・ゴットフリート・エッカルト:『ソナタ 変ロ長調Op.1-1』/
 ニコラ・ヨゼフ・ヒュルマンデル:『ソナタ イ短調Op.3-2』/
 W.A.モーツァルト:『ソナタ イ短調K.310』
ジュリア・ヌーティ(Cemb)
 イギリスの女流チェンバロ奏者で、ヨーロッパで広く活躍しているジュリア・ヌーティによるドイツ・ハルモニア・ムンディへの初のソロ・アルバムです。
 18世紀末のフランス・パリでは、チェンバロが最も重要な楽器として、音楽演奏の中心を占めていました。
 チェンバロの製作者はさまざまな作曲家の多様な要求を満たすべく楽器に改良を加え続け、その結果フランスのチェンバロは、イタリアやドイツなどのチェンバロとは異なる独自の進化を遂げました。
 当アルバムには、有名なモーツァルトのイ短調ソナタのほか、4人の作曲家によるチェンバロ曲が収録されています。
 いずれも1760年代〜1770年代にかけてパリで書かれたかもしくはパリで出版された鍵盤楽曲であり、フランスのクラヴサンの音楽に重要な役割を果たした最後の作曲家たちの作品です。アルアス出身のヒュルマンデルは、パリとロンドンで活躍し26曲のソナタを残しています。
 ショーベルトもチェンバロ用のソナタを多数作曲していますが、パリでモーツァルトの父レオポルドと知遇を得、若いモーツァルトはショーベルトの作品をピアノ協奏曲にアレンジしています。
 タプレはオルガン協奏曲で知られていますが、ラモーの「未開人」からの主題を演奏効果のある変奏曲に仕立て上げる手腕は見事。
 モーツァルトのイ短調ソナタは、1778年7月に故郷ザルツブルクを離れ滞在中のパリで、母を亡くした悲しみが反映されているとされ、この時モーツァルトはチェンバロで作曲をしていたのではないかという仮定で演奏されています。

 [ジュリア・ヌーティ・プロフィール]
  1976年にケンブリッジ生まれ。10歳でチェンバロを学び始め、王立音楽院を卒業後、ソリスト、通奏低音奏者、そして室内楽奏者として様々な音楽祭などに出演し、高い評価を得る。
 チェンバロの研究も行っており、2007年に出版された「イタリアのバッソ・コンティヌオの演奏法〜17世紀と18世紀の鍵盤楽器による伴奏様式」という著書は、コンティヌオを学ぶ奏者にとって必読の研究書とされている。
 ルガーノのスイス・イタリア音楽院の研究員、フィエゾーレ音楽院の古楽科教授でもある。【録音】2013年1月, ミラノ、スフォルツェスコ城、楽器博物館



 

SONY



8884302933-2
\2600→\2390
Red Hot + Bach
J.S.バッハ:
 ①『メヌエット』(ロブ・ムーズ編)〜ロブ・ムーズ(テナー・ギター)&クリス・シーリ(マンドリン)/
 ②『Minim』(ダスティン・オハロラン編)〜
  ダスティン・オハロラン(P) エリッサ・リー(Vn) アンナ=マリア・ミューラー(Vc)/
 ③『Jardim do Amor』(ミゲル・アットウッド・ファーガソン編)〜
  ミア・ドイ・トッド(Vo)ミゲル・アットウッド・ファーガソン(Vn) 他/
 ④シャラ・ウォーデン:『Time Drinks Three Shots (from You Us We All)』〜
   シャラ・ウォーデン/
 ⑤『NumberMan』(ポール・デ・ヨング編)〜
   ポール・デ・ヨング, ミア・ドイ・トッド(Vo) トッド・レイノルズ(Vn)/
 ⑥『The Watchmaker』(スチュアート・ボギー編)〜
  スチュアート・ボギー(Cl) グレイ・マクマレイ(Vo&G)/
 ⑦『Very Own』(ジュリアナ・バーウィック編)〜
  ジュリアナ・バーウィック(Vo) /
 ⑧『Minim』Ver.2(ダスティン・オハロラン編)〜
  ダスティン・オハロラン(P) エリッサ・リー(Vn) アンナ=マリア・ミューラー(Vc)/
 ⑨『パッサカリア』(アミーナ編)〜アミーナ/
 ⑩『コントラプンクトI』(マックス・リヒター編)〜マックス・リヒター他/
 ⑪『アリオーゾ』(ミゲル・アットウッド・ファーガソン編)〜
  ミゲル・アットウッド・ファーガソン(Vn) 他/
 ⑫『アリア』(ゲオルク・ブラインシュミット編)〜
  ダニエル・ホープ(Vn) ゲオルク・ブラインシュミット(ベース)/
 ⑬『無伴奏チェロ組曲第1番より』(ロブ・レヴィス編)〜
  ゲイリー・バーツ(Sax) ロン・カーター(ベース) 他/
 ⑭『アヴェ・マリア』(キング・ブリット編)〜
  ピア・エルコール(Vo) キング・ブリット(Key)/
 ⑮『LudePre』(カール・クレイグ編)〜
  フランチェスコ・トリスターノ(P) カール・クレイグ/
 ⑯『コントラプンクトII』(クロノスQ編)〜クロノス・クァルテット/
 ⑰『コントラプンクトII』Ver.2(クロノスQ編)〜クロノス・クァルテット/
 ⑱『コンチェルト第5番』((ロブ・レヴィス編)〜
  ロブ・ムーズ(Vn) オンマス・キース(Key) 他/
 ⑲ガブリエル・カハネ:『Dear Goldberg』〜ガブリエル・カハネ 他
 多彩なパフォーマー、プロデューサー、DJ、現代音楽のアーティストが集い、バッハが蘇る!

 このアルバムはバッハの音楽に新たな地平を開くものです。さまざまなパフォーマー、プロデューサー、DJ、現代音楽のアーティストが集い、バッハが300年以上前に残した傑作が、尽きることのない新鮮なエネルギーと新たな意匠を得て21世紀に蘇ります。
 フラット・マンドリンの天才クリス・シーリ, シンガーソングライターのガブリエル・カハネ、シャラ・ウォーデン、ミア・ドイ・トッド、伝説的なジャズのベース・プレイヤー、ロン・カーター、DJ/プロデューサーのキング・ブリット、アイスランドのバンド、アニーマ、現代音楽のフィールドで縦横無尽に活動しているクロノス・クァルテット、クラシックに軸足を置きながらもジャンルを超えて活躍するヴァイオリニストのダニエル・ホープ、ピアノのフランチェスコ・トリスターノ、オルガンのキャメロン・カーペンターなどが登場します。エイズ基金のための非営利団体『The Red Hot Organization』は、様々なポップ・カルチャーを通じて貢献をしています。
 これまで様々なアーティストによるブルー(コール・ポーター)、インディゴ(デューク・エリントン)、リオ(カルロス・ジョビン)、など多くのコラボ・アルバムを制作・成功を収めてきており、シリーズ最新作がこのバッハのアルバムです。【録音】2013〜2014年4月19日
 


8884307135-2
(7CD)
\5500→\4990
タール&グロートホイゼン/シューベルト:4手のためのピアノ作品集  タール&グロートホイゼン(ピアノ・デュオ)
【CD1】
 『序曲ヘ長調D.675,Op.34』
 『エロルドの歌劇「マリー」の主題による変奏曲ハ長調.908,Op.82-1』
 『ロンド ニ長調D.608,Op.138』
 『3つの英雄的行進曲D.602,Op.27』『幻想曲ヘ短調D.940,Op.103』/
【CD2】
 『序奏、自作の主題による4つの変奏曲と終曲変ロ長調D.968A,Op.82-2 (D.603)』
 『ハンガリー風ディヴェルティメント ト短調D.818,Op.54』
 『6つのポロネーズD.824,Op.61』/
【CD3】
 『アレグロ イ短調「人生の嵐」D.947,Op.144』
 『4つのポロネーズD.599,Op.75』
 『フランスの歌による8つの変奏曲ホ短調D.624,Op.10』
 『フランス風の主題によるディヴェルティスマン ホ短調D.823,Op.63,84』/
【CD4】
 『6つの大行進曲D.819,Op.40』『ロンド イ長調D.951,Op.107』/
【CD5】
 『ソナタ ハ長調「大二重奏曲」D.812,Op.140』
 『大葬送行進曲ハ短調D.859,Op.55』
 『英雄的な大行進曲イ短調D.885,Op.66』/
【CD6】
 自作主題による8つの変奏曲変イ長調D.813,Op.35』
 『大ソナタ変ロ長調D.617,Op.30』『3つの軍隊行進曲D.733,Op.51』
 『2つの性格的な行進曲ハ長調D.886(968B),Op.121』/
【CD7】
 『幻想曲ト長調D.1』『幻想曲ト短調D.9』
 『幻想曲ハ短調D.48』『序曲ト短調D.668』
 『2つのトリオを持つドイツ舞曲と2つのレントラー ト長調D.618』
 『4つのレントラーD.814』『子供の行進曲D.928』
 『アレグロ・モデラート ハ長調とアンダンテ イ短調D.968』
 『フーガ ホ短調(Fuge)D.952,Op.152』
 タール&グロートホイゼンによる、シューベルトのピアノ・デュオ(2台のピアノまたは連弾)の作品全曲が7枚組のボックスセットになりました。
 イスラエル出身の女性ピアニスト、ヤアラ・タールと、ドイツ出身のアンドレアス・グロートホイゼンの2人によって1985年に結成されたピアノ・デュオ、「ターツ&グロートホイゼン」は、高い芸術性を持つピアノ連弾曲、あるいはピアノ二重奏曲の発掘と紹介に務め、均質な音色と完璧にタイミングの一致した演奏は高く評価されています。
 シューベルト作品の特徴である、詩情の豊かさ、色彩感、美しい透明感、絶妙なニュアンス付けなど、見事な技巧と2人の一体感でバランスよい響きを作り出し、作品の魅力をフルに描き出しています。
  【録音】1993〜1995年(デジタル:セッション)

<映像>


RCA(映像)



8884301326-9
(DVD)
\2200→\1990
ルービンシュタインの思い出 アニエラ・ルービンシュタイン、
ジョン・ルービンシュタイン、
エヴァ・ルービンシュタイン、
ダニエル・バレンボイム、
マックス・ウィルコックス、ほか
 20世紀最大のピアニスト、ルービンシュタインの生涯を辿るドキュメンタリー。
 1975年ラスト・コンサートの一部やインタビューなど、貴重な映像を含むDVDです。(映像は、ルービンシュタイン全集のボーナスDVDや、BVBC-31016 と同じものです)
制作: ピーター・ローゼン (1987年制作)/ナレーション: ジョン・ルービンシュタイン/オーディオ・ディレクター: マックス・ウィルコックス
 【仕様】収録時間:57分30秒/カラー(モノクロ含む)/画像サイズ4:3/字幕:ドイツ語、フランス語
















4/30(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ALIVA VOX


AVSA 9906
(SACD HYBRID)
\2800
IMPRO
 1. 「夢」(即興)(声とギター)
 2. 「ソ」(声とギター)
 3. 「Son of Abundance」(声とギター)
 4. 「旅で」(声とテオルボ)ペドロ・エステヴァン(マラカス)
 5. 「カルドナ・ブルース」(声、ギターとテオルボ)
 6. 「永遠のゲーム」(声とテオルボ)、ペドロ・エステヴァン(ダラブッカ)
 7. 「新しい地平」(声とギター)
 8. 「人間の声」(声とギター)
 9. 「Jaroslaw」(声とテオルボ)、
  ジョルディ・サヴァール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
  ペドロ・エステヴァン(tambor ganga)
 10. 「ペドロとカナリスと」(声とテオルボ)、ペドロ・エステヴァン(ダラブッカ)
 11. 「ノイズレス」(声とギター)
 12. 「ワンダー」(声とギター)
 13. 「母への別れ」(声とギター)
 ボーナス:「虹の彼方に」(声とギター)
フェラン・サヴァール(ギター&歌)
ジョルディ・サヴァール
 (ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ペドロ・エステヴァン(打楽器)
 フェラン・サヴァール 即興の貴重な瞬間をあつめた1枚、父ジョルディとの共演も注目

 録音:2003-2011 年

 サヴァールの息子、フェラン・サヴァール。ギターを操り、歌も歌う才能あふれる1979 年生まれの彼が、ALIA VOX から第2 弾をリリースします。今回は、2003 年から2011 年に行ってきた即興(IMPROVISATION)セッションの貴重な瞬間をとらえた録音。自身の歌とギター演奏や、父親ジョルディ・サヴァールやパーカッショニストのペドロ・エステヴァンを伴っての演奏を通じて、彼は彼自身の音楽体験を濃密なものにしながら、故郷カタロニアの伝統を探求しつづけています。このアルバムの白眉は「母への別れ < Comiat d’ una Mare > 」。2011 年11 月23 日に亡くなった母、モンセラート・フィゲーラスへの追悼の作品で、彼の母に対する思いに溢れています。アルバムの最後は、オズの魔法使いでおなじみの「虹の彼方に」を、シンプルでありながら深みをもった彼自身のアレンジで締めくくっています。







CARDELLINO RECORDS

 世界的バス、フェルッチョ・フルラネットのCD。
 世界の名バス、フェルッチョ・フルラネットのソロ・アルバムの登場。ウィーンではカラヤンの指揮の下、「ドン・ジョヴァンニ」のレポレッロ役や「ドン・カルロ」のフィリッポ2 世役などで一躍有名になり、その後もレヴァイン& MET の「ドン・カルロ」の録音でもその声で世界を魅了した巨匠。
 最近でも、MARIINSKYレーベルのマスネ「ドン・キショット(ドン・キホーテ)」(MAR 0523) などでも演技力豊かな歌唱を聴かせています。
 2001 年のサントリーホール・オペラでのドン・カルロ役が現在でも語り草となっており、2013 年11 月にも、東日本大震災追悼公演(ヴェルディ:レクイエム)でもバスのソロで来日しており、日本でも人気のある大歌手です。
 ピアニストは、1980年ウクライナ生まれのイーゴリ・チェトゥーエフ。18 歳の時にアルトゥール・ルービンシュタイン国際ピアノ・コンクールで優勝したという天才です。2002 年、2003 年と来日、また、最近でも亡くなったエンゲラーの代役としてラ・フォル・ジュルネに登場しています。フルラネットの信頼も厚く、各地で共演を重ねています。


668 327
(2CD)
\2900→\2690
シューベルト:冬の旅(全曲) フェルッチョ・フルラネット(バス)
イーゴリ・チェトゥーエフ(ピアノ)
 録音:2011 年

 オペラでの活躍が著しいフルラネットによる、シューベルトの「冬の旅」の登場。第1 曲の出だしから、凍てつく大地を思わせる表情はさすが。「菩提樹」の優しさは圧倒的です。チェトゥーエフのピアノが、フルラネットが描く風景をより豊かなものにしています。
 


668 314
\2900→\2690
ロシア歌曲集
 ラフマニノフ:
  ・運命(ベートーヴェンの第5交響曲に寄せて)op.21-1
  ・夢op.8-5
  ・夜の静けさにop.4-3
  ・私は彼女の家に行ったop.14-4
  ・時は来たop.14-12
  ・いや、お願いだ、行かないでop.4-1
  ・春の洪水op.14-11
 ムソルグスキー:
  ・悲しげに木の葉はざわめく
  ・あなたにとって愛の言葉とは何だろう
  ・老人の歌
  ・夜
  ・風は激しく吹く
  ・死の歌と踊り(1. 子守歌 2. セレナード 3. トレパーク 4. 司令官)
フェルッチョ・フルラネット(バス)
イーゴリ・チェトゥーエフ(ピアノ)
 録音:2010 年1 月

 フルラネットが魅惑の低声で聴かせるロシア歌曲集。ラフマニノフの歌曲は、大ピアニストの手によるものだけあり、ピアノ・パートが雄弁かつ難しく書かれているため、単なる伴奏者では魅力が半減します。その点、「春の洪水」での、情感と情景感たっぷりのフルラネットの歌唱はもちろんのこと、チェトゥーエフの水のようの流れるきらびやかなピアニズムも実に見事。また、ベートーヴェンの「運命」冒頭のテーマを用いた「運命」は、ベートーヴェン嫌いだったトルストイを激怒させたといわれます。この曲を書いたのも嬉しい限り。
 ムソルグスキーの歌曲集「死の歌と踊り」は「死」を扱った作品ですが、病の幼児に「死」がやってきて、母親の抵抗もむなしく、幼児の命を奪うというの「子守歌」の重々しい表現や、月夜の戦場に死が現れ勝利の宣言をするという「司令官」での激しい表現も見事。フルラネットの美声に酔い、その力量にあらためてうならされる1枚です。




HMF


HMC 972019
(2CD)
\3200
〔仕様変更〕
ショスタコーヴィチの難物にメルニコフが挑んだ名盤
 ショスタコーヴィチ:24の前奏曲とフーガ Op.87
アレクサンドル・メルニコフ(Pf)
 録音:2008 年5,12 月& 2009 年3 月

 レコード芸術誌でも特選、また、一晩での全曲公演(来日公演)でも非常に話題となった、メルニコフの「ショスタコーヴィチ:24 の前奏曲とフーガop.87」。
 発売当初はDVD が付属しておりましたが、この度、仕様変更となり、ジュエルケースに収納され、DVD は付属しないかたちでの発売となります。
 ※ これに伴い、HMC.902019 およびKKC.5105 は廃盤となります。
 ショスタコーヴィチ壮年期の「24 の前奏曲とフーガ」はその巨大さ、深さ、技術的難度ゆえ、ピアニストにとって最高峰のひとつとなっています。全曲の録音も多くはなく、いまだに初演者ニコラーエワのものが超えるものなき決定盤の地位を保っています。しかし、今回ロシアの俊英メルニコフがまさに命をかけてチャレンジした録音は驚くべき完成度で、この世のものとは思えぬ域に達しています。この音楽的深み、さらに時折見せる暗黒の情念など30代とは思えぬ成熟度、さらにニコラーエワにはない21 世紀的な新しさなど、どこをとっても非の打ちどころなし、ついにニコラーエワの盤を超える演奏の出現と思えます。
 
HMC 971630
(2CD)
【再発売】
\3200
ヤーコプス/
 J.S.バッハ:クリスマス・オラトリオBWV248(全曲)
ドロテア・レッシュマン(A)
アンドレアス・ショル(C-T)
ヴェルナー・ギューラ(T)
クラウス・ヘーガー(Bs)
ルネ・ヤーコプス(指揮)
RIAS 室内合唱団
ベルリン古楽アカデミー
 ヤーコプスとベルリン古楽アカデミーが織り成す華麗なクリスマス・オラトリオ集

 録音:1997 年1 月
 

HMC 971644
【再発売】
\2600
J.S.バッハ:アルトのためのカンタータ集
 (1)カンタータ第54番「いざ、罪に抗すべし」BWV 54
 (2)カンタータ第170番「喜ばしい安息、好ましい魂の歓喜」BWV 170
 (3)カンタータ第35番「心も魂も乱れはて」BWV 35
アンドレアス・ショル(C-T)
マルセル・ポンセール(Ob)
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)
コレギウム・ヴォカーレ
 ヘレヴェッヘ&ショル絶美のバッハ・ソロ・カンタータ集

 録音:1997 年7 月




LAWO CLASSICS

LWC 1045
(SACD HYBRID)
\2900→\2690
スターリングラードの戦い
 グリエール:荘厳序曲 Op.72
 リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行
 ハチャトゥリアン(マカリスター校訂):アルメニア民謡と舞曲
 ハチャトゥリアン(ポーレン編):バレエ音楽《ガイーヌ》より レズギンカ
 ハチャトゥリアン(ヤール校訂):ソヴィエト警察隊行進曲
 ハチャトゥリアン:ウズベキスタンの行進曲と踊りの歌
 カバレフスキー(リチャードソン編):道化師の踊り
 ハチャトゥリアン(カリンコヴィチ編):組曲《スターリングラードの戦い》Op.74a
ノルウェー空軍音楽隊
ライフ・アルネ・ペーデシェン(指揮)
 ノルウェーの名門吹奏楽団のロシアン・プログラム!

 ノルウェーが誇る5つのプロフェッショナルの吹奏楽団の1つ、ノルウェー空軍音楽隊のロシアン・プログラム!
 ハチャトゥリアンの「スターリングラードの戦い」、グリエールの「荘厳序曲」や、高度な技巧を求められる「熊蜂の飛行」や「レズギンカ」などによるロシアン・プログラムでは、首席指揮者兼芸術監督であり、オスロ・フィルの首席クラリネット奏者としても活躍するライフ・アルネ・ペーデシェンのタクトの下、ノルウェー空軍音楽がその優れたサウンド、アンサンブル能力を存分に発揮してくれている。
 ノルウェー空軍音楽隊の洗練されたサウンド、高度なアンサンブルは、吹奏楽ファン要注目!

 2012年5月の録音。




MUSICA FICTA


MF 8017
\2500
パオロ・ダ・フィレンツェ:バラッタとマドリガーレ集 クラブメディイーヴァル
 パリのフランス国立図書館に所蔵されていた写本から蘇ったイタリア中世&ルネサンスの作曲家、音楽理論家、パブロ・ダ・フィレンツェ(ca.1355−1436)のバラッタとマドリガーレ。
 クラブメディイーヴァルはベルギー、ブリュッセルに7ヶ国から集まった若き古楽奏者たちによるアンサンブル。中でも中世後期の音楽の演奏、研究への評価が高い。

 2012年の録音。




SATIRINO

SR 131
\2500→\2290
ピアノ、ツィンバロン、ハーディ・ガーディが躍動!疾走!
 チャルダッシュ・ファンタジー

  リスト:
   ハンガリー狂詩曲S.244より 第11番、第10番、第12番、第9番、第14番
   ハンガリーのジプシー音楽
フェレンツ・ヴィジ(ピアノ)
アンサンブル・シフラ
ヨージェフ・チュルクヤ(ツィンバロン)
 1974年にルーマニアのトランシルヴァニア地方に生まれ、パリでジェラール・フェレミーに師事した東欧の実力派ピアニスト、フェレンツ・ヴィジの"ハンガリアン・プログラム"。
 リストの「ハンガリー狂詩曲」とハンガリーのジプシー音楽を組み合わせたプログラムでは、ピアノ、ツィンバロン、ヴァイオリンやハーディ・ガーディの超絶技巧が躍動!疾走!中でもヨージェフ・チュルクヤ(ジュニア)のツィンバロンは圧巻!

 2012年の録音。




SYRIUS


SYR 141461
\2500
ジャンゴの足跡をたどって
 ジャンゴ・ラインハルト:フンガリア、スウィング39/
 グラッペリ&ラインハルト:ストンピング・アット・デッカ/
 ブレ:ダンディ・スウィング/
 ユーマンズ:タイム・オン・マイ・ハンズ/
 ブレ:ラ・ルート・ドゥ・ロム/ラインハルト:ジャンゴロジー/
 ヴィズール:スウィング・ワルツ/ブレ:ラティーノ・マヌーシュ/
 スナイダー:シェイク・オヴ・アラビー/ラインハルト:ゲマン/
 ベティ:セシボン/ラインハルト:R Vingt-six/
 レイトン:アフター・ユーヴ・ゴーン
ジプシー・スウィング・
 クィンテット・リエージュ
アンドレ・ドンニ(クラリネット)
レオン・アンブレ(アコーディオン)
 マヌーシュ・ジャズの巨星ジャンゴ・ラインハルトの没後60周年と、フランス・ホット・クラブ五重奏団の結成80周年を祝うオマージュ・アルバム。
 フランス・ホット・クラブ五重奏団と同じ編成のジプシー・スウィング・クィンテット・リエージュは2009年創設。ジャンゴ・ラインハルトが遺した芸術、情熱を受け継ぐべく邁進するベルギーのアンサンブルである。

 2013年の録音。




SEDEM(スペイン音楽学会)


CD 31
(DCD 309)
\2500
新イスパニアの楽師たち プエブラ大聖堂写本19番所収の音楽
  [カンシオン、ビリャネスカとマドリガル I]
 フィリップ・ロジエ(1561頃-1596):
  5声のカンシオン(ff.99v-101r)/5声のカンシオン(ff.105v-107r)
 オルランドゥス・ラッスス(1532-1594):5声のシャンソン(ff.109v-111r)
 フィリップ・ロジエ:5声のカンシオン(ff.98v-99r)
 不詳(16世紀):4声のマドリガル「Occhi miei」
 クレマン・ジャヌカン(1485頃-1558):シャンソン「Batalla」(ff.81v-84r)
  [ベルソ(ヴェルスス)]
 ヒル・デ・アビラ(確認できる活躍期:1574-1597?):
  5声のベルソ第6旋法(ff.38v-43r)
  [モテット]
 フランシスコ・ゲレロ(1528-1599):
  5声のモテット「Pie pater Hieronyme」(ff.118v-120r)
  4声のモテット「Iste Sanctus」(ff.128v-130r)
  4声のモテット「Gloriose confessor」(ff.132v-134r)
  4声のモテット「Sancta Maria sucurre」(ff.122v-124r)
 不詳(16世紀):5声のモテット「In sole」(ff.150v-151r)
  [ベルソ]
 ヒネス・マルティネス(・デ・ガルベス)(確認できる活躍期:1633-1668):
  4声のベルソ第1旋法(ff.151v-152r)
  [カンシオン、ビリャネスカとマドリガル II]
 ロドリゴ・デ・セバリョス(1525頃-1581):
  4声のビリャネスカ「Dime, manso viento」(ff.145v-146r)
 ペドロ・リモンテ(1565-1627):
  4声のカンシオン「Mi ausencia」(カンシオン第6番)(ff.72v-73r)
  4声のカンシオン「En este fertil monte」(カンシオン第1番)(ff.65v-66r)
 フランシスコ・ゲレロ:
  4声のビリャネスカ「Adios, verde ribera」(ff.139v-140r)
 フアン・ナバロ(1530頃-1580):
  4声のマドリガル「Sobre una pena」(ff.84v-86r)
 ペドロ・ゲレロ(1520頃-1586以後?):
  4声のマドリガル「Por do caminare」(ff.146v-147r)
  [ベルソ]
 ヒル・デ・アビラ:4声のベルソ第6旋法(ff.31V-36r)
  [イムノ(ヒムヌス)]
 エルナンド・フランコ(1530頃-1585):
  4声のイムノ「Monstra te esse Matrem」(ff.54v-55r)
  4声のイムノ「Arbor decora」(ff.55v-57r)
 ロドリゴ・デ・セバリョス(1525頃-1581):
  5声のイムノ「Nobis datus」(ff.63v-65r)
  [ベルソ]
 不詳(16世紀):4声のベルソ第5旋法(ff.28v-31r)
  [カンシオン、ビリャネスカとマドリガル III]
 不詳(16世紀):4声のカンシオン(ff.77v-81r)
 トマ・クレキヨン(1505-1557):
  5声のシャンソン「Je suis ayme」(ff.116v-118r)
  5声のシャンソン「Belle, donne moy」(ff.107v-109r)
 フィリップ・ロジエ:5声のカンシオン(ff.101v-103r)
  [ベルソ]
 エルナンド・フランコ:4声のベルソ第4旋法(ff.27v-28r)
アンサンブル・ラ・ダンスリー
 フェルナンド・ペレス・バレラ
  (コルネット[ツィンク]、サックバット、リコーダー、クルムホルン)
 フアン・アルベルト・ペレス・バレラ
  (チリミア、バホンシリョ、コルネット[ツィンク]、リコーダー、クルムホルン)
 ルイス・アルフォンソ・ペレス・バレラ
  (サックバット、リコーダー、クルムホルン)
 エドゥアルド・ペレス・バレラ
  (バホン[ドゥルツィアン]、バホンシリョ、チリミア、リコーダー、クルムホルン)
 マヌエル・ケサダ・ベニテス
  (サックバット)

録音:2012年11月19-22日、ハエン大聖堂参事会室、ハエン、スペイン

 新イスパニア(ヌエバ・エスパニャ)とはメキシコシティに首都を置く副王が統治した新大陸スペイン領地域のこと。この地域にはスペインをはじめヨーロッパ人の楽師たちが送り込まれ、宮廷や教会での演奏を受け持ちました。
 彼らは地元民に主として管楽器を教え、現地の楽師を養成していきました。プエブラ(・デ・ロス・アンヘレス)は初代副王により1531年に建設された都市(現メキシコ、プエブラ州都)。16世紀後半には司教座が置かれ、1649年には大聖堂が完成、新イスパニアにおけるキリスト教の中心地となりました。
 プエブラ大聖堂が所蔵していた写本は当時の新大陸音楽を伝える貴重な資料。当盤では写本19番に収められた、スペインから持ち込まれたルネサンス音楽の管楽アンサンブル・ヴァージョンが取り上げられています。
 1998年に創設されたスペインのピリオド管楽器アンサンブル、ラ・ダンスリーのメンバーは校訂譜ではなく写本のファクシミリ版を見ながら演奏。スペイン系民族楽器を交え雰囲気豊かです。



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GRAND SLAM



GS 2112
\2400→¥2190
ブルックナー:交響曲第5番 変ロ長調(改訂版) ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 クナッパーツブッシュ&VPO のブルックナー第5!2トラック・38センチのテープより復刻! 仰天の音質!

 録音:1956 年6 月3-6 日、ウィーン、ゾフィエンザール/使用音源: Private archive (オープンリール・テープ、2トラック、38 センチ)/ステレオ

 ■制作者より
 クナッパーツブッシュ&ウィーン・フィルのステレオによるブルックナーの交響曲第5 番は、当シリーズでも一度復刻しています(GS 2047 / 2010 年、4 トラック・19 センチのテープを使用(現在廃盤))。今回は2 トラック、38 センチのオープンリール・テープを素材としていますが、驚くべきはその音質です。澄み切った空気感、瑞々しい音色、絹の肌触りのような柔らかさは腰を抜かすほどで、ウィーン・フィルの蜜のしたたるような美音がいやというほど味わえます。この演奏は言うまでもなく評判の悪い改訂版を使用したものですが、その欠点を全く忘れさせてくれます。ワルター指揮、コロンビア響のマーラーの「巨人」(GS 2105)では「レーベル設立以来の最高音質か?」と思っていましたが、今回のブルックナーはそれ以上かもしれません。制作者自身も、音のチェックをしながら、その艶やかな音に酔いしれていました。(平林 直哉)




LA DOLCE VOLTA


La Dolce Volta レーベル、ミッド・プライス・ライン



LDV 278
\1700→\1590
ターリヒ弦楽四重奏団結成50周年記念
 ベートーヴェン:
  弦楽四重奏曲第13番 変ロ長調 op.130&大フーガ
   (大フーガはフィナーレの後に演奏)
ターリヒ弦楽四重奏団
ペートル・メシエルール(第1ヴァイオリン)
ウラディミール・ブカチュ(第2ヴァイオリン)
ヤン・ターリヒ(ヴィオラ)
エヴジェン・ラッタイ(チェロ)
 ターリヒ弦楽四重奏団結成50周年記念、旧メンバーから現メンバーまでの貴重なラインナップ。初CD化の音源も。すべて日本語解説つき!

 ★ターリヒ弦楽四重奏団
 ヴァイオリンのヤン・ターリヒによって1964年結成。ヤン・ターリヒは、チェコ・フィルの首席指揮者を1919 − 39 にかけてつとめた指揮者ヴァーツラフ・ターリヒの甥。

 メンバー変遷
  第1ヴァイオリン
   ヤン・ターリヒ・シニア(1964-1975)、ペートル・メシエルール(1975-1997)、ヤン・ターリヒ ジュニア(1997-)
  第2ヴァイオリン
   ヤン・クヴァピル(1964-1993)、ヴラディミール・ブカチュ(1994-2000)、ペートル・マツェチェク(2000-2011)、ロマン・パトチュカ(2012-)
  ヴィオラ
   カレル・ドレザル(1964-1975)、ヤン・ターリヒ ジュニア(1975-2000)、ヴラディミール・ブカチュ(2000-)
  チェロ
   エヴジェン・ラッタイ(1964-1997)、ペートル・プラウセ(1997-)

 録音:1977 年6 月

 「録音の場に、ボヘミアの偉大なる伝統を最初に持ち込んだのがターリヒ弦楽四重奏団である。ベートーヴェンが試みたさまざまな様式に取り組む際の彼らの鋭い音楽観や、非の打ちどころのない音楽性、生まれながらに持ち合わせた即興へのセンス、そしてとくに、極限までにドラマティックな楽譜の読みの深さは、いつになってもセンセーショナルだ。」(当時の批評より)※ 初CD 化
 


LDV 253
\1700→\1590
ブラームス:弦楽六重奏曲
 (1)第1番 変ロ長調 op.18
 (2)第2番 ト長調 op.36
ターリヒ弦楽四重奏団
ヤン・ターリヒ ジュニア(第1ヴァイオリン)
ペートル・マツェチェク(第2ヴァイオリン)
ヴラディミール・ブカチュ(ヴィオラ)
ペートル・プラウセ(チェロ)
ミハル・カニュカ(チェロ)
ヨーゼフ・クルソーニュ(ヴィオラ)
 録音:(1)2006 年9 月、(2)2007 年1 月

 ブラームスは弦楽六重奏曲を2 曲作曲しました。ここでブラームスは、ハイドン、ベートーヴェン、シューベルトという、彼が敬服していた先達にオマージュを捧げるだけでなく、ブラームス以前にもあまり取り上げられなかった編成をつかって新しいハーモニーを探求しました。一見控えめで魅惑的なこれら2曲は、最後のロマン主義へと扉を開いたといえるでしょう。
 「ここには完璧に近いものがある。ターリヒの音楽家たちは、ここでもまた、才能豊かに、繊細さと英知あふれる確かな演奏を披露してくれる。」(発売当時の批評より)
 


LDV 254
\1700→\1590
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲
 (1)弦楽四重奏曲第12番 ヘ長調 op.96「アメリカ」
 (2)弦楽五重奏曲 変ホ長調 op.97
ターリヒ弦楽四重奏団
ヤン・ターリヒ ジュニア(第1ヴァイオリン)
ペートル・マツェチェク(第2ヴァイオリン)
ヴラディミール・ブカチュ(ヴィオラ)
ペートル・プラウセ(チェロ)
イルジー・ジクムント(第2ヴィオラ)
 録音:(1)2002 年1 月& 2002 年(2)4 月

 「ターリヒ弦楽四重奏団は、恒常なる美しさと稀に見る正当な様式感にあふれた演奏を提供する。シンプルさ、柔らかさ、活力を不可侵の表現規定としていたドヴォルザークの精神に忠実に、曲の細部、全体的なライン、リズムの保持などを、驚くべき官能性を見せながら紡ぎだす。ドヴォルザークの作品の中でも最も複雑で練られた音楽を含む音符が、しなやかで明快な動きや平明なフレーズによって、見事に音となるのである。」(発売当時の批評より)
 


LDV 258
\1700→\1590
ハイドン:十字架上のキリストの最後の七つの言葉 ターリヒ弦楽四重奏団
ペートル・メシエルール(第1ヴァイオリン)
ヴラディミール・ブカチュ(第2ヴァイオリン)
ヤン・ターリヒ・シニア(ヴィオラ)
エヴジェン・ラッタイ(チェロ)
 録音:1995 年

 キリストが十字架にかけられる時の最後の七つの言葉を題材にした音楽。たった4 つの楽器のために書かれ、4 人によって演奏されているはずなのに、まるで交響曲のような迫力をもったこの作品は、19 世紀前半の作曲家たちに、弦楽四重奏というジャンルにおける計り知れない可能性を示しました。
 「ターリヒ弦楽四重奏団の洗練された音響は、長い沈黙を残し、それが、発せられない説教の言葉を物語っている。しかし、ひとつひとつの音符には、まるで平穏の重みであるかのように、超然とした言葉が含まれているのである。」(発売当時の批評より)
 


LDV 256
\1700→\1590
ヤナーチェク、シュルホフ:弦楽四重奏曲
 ヤナーチェク:弦楽四重奏曲
  第1番「クロイツェル・ソナタ」
  第2番「ないしょの手紙」
 シュルホフ:弦楽四重奏曲第1番
ターリヒ弦楽四重奏団
ヤン・ターリヒ ジュニア(第1ヴァイオリン)
ペートル・マツェチェク(第2ヴァイオリン)
ヴラディミール・ブカチュ(ヴィオラ)
ペートル・プラウセ(チェロ)
 録音:2004 年12 月(ヤナーチェク)、2005 年3 月(シュルホフ)

 「ここに、密で集中したリリスムを備えた、精神性をもって取り組んだひとつのヴィジョンがある。ターリヒ弦楽四重奏団は、千変万化の語法を、やすやすと、しかも創意をもって聞かせてくれる。」(発売当時の批評より)
 


LDV 260
\1700→\1590
カリヴォダ:弦楽四重奏曲第1番 ホ短調 op.61
 第2番 イ長調 op.62
 第3番 ト長調 op.90
ターリヒ弦楽四重奏団
ヤン・ターリヒ ジュニア(第1ヴァイオリン)
ペートル・マツェチェク(第2ヴァイオリン)
ヴラディミール・ブカチュ(ヴィオラ)
ペートル・プラウセ(チェロ)
 録音:2005 年12 月

 ヤン= ヴァーツラフ・カリヴォダ(1801-1866)の弦楽四重奏曲では、第一ヴァイオリンがより自由で表現豊かになっています。それは彼がモーツァルトの後の時代を担う創意あふれる作曲家だったことを示しているといえるでしょう。美しい旋律と熱情的なリズムが曲全体を覆い尽くしています。
 「ターリヒ弦楽四重奏団のユーモアが、モーツァルトの後継というにふさわしい軽く脈打つ音楽に陽気な優美さを添える。これは一流の「発見」だ。」(発売当時の批評より)
 


LDV 280
\1700→\1590
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲
 第4番 ホ短調 op.44-2
 第5番 変ホ長調 op.44-3
 第3番 ニ長調 op.44-1
ターリヒ弦楽四重奏団
ヤン・ターリヒ ジュニア(第1ヴァイオリン)
ペートル・マツェチェク(第2ヴァイオリン)
ヴラディミール・ブカチュ(ヴィオラ)
ペートル・プラウセ(チェロ)
 録音:2000 年3 月

 「ターリヒ弦楽四重奏団は、聴く人に一瞬の隙をも与えない饒舌な音楽に、見事に集中した演奏を披露している。ここまで素晴らしい力強い解釈に、目眩のするほどほとばしる音楽に、誰が無関心でいられようか。」(発売当時の批評より)
 


LDV 279
\1700→\1590
モーツァルトの音楽がここまで適切な完成度に!
 モーツァルト:
  アイネ・クライネ・ナハトムジーク KV525
  アダージョとフーガ ハ短調 KV 546
  ディヴェルティメント ニ長調 KV136
  ディヴェルティメント 変ロ長調 KV137
  ディヴェルティメント ヘ長調 KV138
ターリヒ弦楽四重奏団
ペートル・メシエルール(第1ヴァイオリン)
ウラディミール・ブカチュ(第2ヴァイオリン)
ヤン・ターリヒ(ヴィオラ)
エヴジェン・ラッタイ(チェロ)
 録音:1977 年6 月

 「ターリヒ弦楽四重奏団の演奏では、モーツァルトが親しく歌い、笑いかけ、泣き、夢を見、失望や興奮を覚えている。ターリヒで普通は聞くことができない、不安や官能性を秘めた演奏は賛嘆に値する。モーツァルトの音楽がここまで適切な完成度に至り、その上陽気で魅力的なのは稀なことだ。全ては光と幸福感で満ちている。一種の恩寵といえるであろう。」(発売当時の批評より)※ 初CD 化
 


LDV 263
\1700→\1590
ショスタコーヴィチ:
 ピアノ五重奏曲 ト短調 op.57
 弦楽四重奏曲第8番 ハ短調 op.110
ターリヒ弦楽四重奏団
ヤン・ターリヒ ジュニア(第1ヴァイオリン)
ペートル・マツェチェク(第2ヴァイオリン)
ヴラディミール・ブカチュ(ヴィオラ)
ペートル・プラウセ(チェロ)
ヤコブ・カスマン(ピアノ)
 録音:2001 年11 月

 「弦楽四重奏曲第8 番で、ターリヒ弦楽四重奏団は我々をブラックホールに取り込んでしまう。そこでは、最終目的地としての総合的な解体が待っている。影をまたぐ、なんと魅惑的な跳躍であることか!」(発売当時の批評より)
 


LDV 255
\1700→\1590
スメタナ、フィビヒ:弦楽四重奏曲
 スメタナ:
  弦楽四重奏曲第1番 ホ短調「わが生涯より」
  弦楽四重奏曲第2番 ニ短調
 フィビヒ:弦楽四重奏曲イ長調
ターリヒ弦楽四重奏団
ヤン・ターリヒ ジュニア(第1ヴァイオリン)
ペートル・マツェチェク(第2ヴァイオリン)
ヴラディミール・ブカチュ(ヴィオラ)
ペートル・プラウセ(チェロ)
 録音:2003 年1 月& 4 月

 「ターリヒ弦楽四重奏団の演奏はまったく美しい。常に熱に満ちた濃い表現のなかで、すこぶる厳格な的確さでニュアンスやアクセントづけを行っているからだ。細部は見事に簡潔であるが、これが、スメタナの音楽の深い意味や勇壮な様子を捉え、称揚しているのである。ターリヒ弦楽四重奏団はここで、幻想的なものとの境界にある、ひとつの精神性を示しているのだ。」(発売当時の批評より)0


<メジャー・レーベル>

SONY


8884305054-2
\2600→\2390
輸入盤も登場!
 トーマス・ヘンゲルブロック指揮&北ドイツ放送響
  マーラー:交響曲第1番「巨人」 (1893年ハンブルク稿(5楽章))


  国際マーラー協会新全集版による世界初録音!
   第1部「青春の日々より〜花・果実・茨」
    第1楽章:春、そして終わることなく
    第2楽章:花の章
    第3楽章:順風満帆
   第2部「人間喜劇」
    第4楽章:難破!〜カロ風の葬送行進曲
    第5楽章:地獄から
トーマス・ヘンゲルブロック指揮
北ドイツ放送響


SICC-30169
\2600+税
日本語解説付き


マーラー交響曲第1番「巨人」のハンブルク稿を、ヘンゲルブロックが新全集版を用いて世界初録音。

■この「ハンブルク稿」は、マーラーが1889年のブダペストでの初演の失敗後、1893年のハンブルクでの再演に際して改訂を施した形態を復元したもので、現行の交響曲第1番が4楽章制であるのに対し、「交響形式による音詩『巨人』」と題され、「花の章」を第2楽章に加えた全2部・5楽章制で、オーケストレーションの細部の異動も数多い。

■2011年秋から名門北ドイツ放送響首席指揮者に就任し、その充実した演奏でドイツ音楽界にセンセーションを巻き起こしている指揮者トーマス・ヘンゲルブロック。北ドイツ放送響との録音プロジェクトの国内発売第2弾として、同響の本拠地ハンブルクとも所縁の深いマーラーの交響曲第1番のハンブルク稿の新全集版による世界初録音をリリース。

■今回は国際マーラー協会から出版が予定されている新全集版による世界初録音で、2014年5月9日、ヘンゲルブロック指揮北ドイツ放送響によるハンブルク国際音楽祭のオープニングで世界初演が予定されている。
 従来のハンブルク稿の底本となっていたマーラーによる自筆譜(イェール大学所蔵)のみならず、出版を前提として同時期に作成されていた筆写譜(生前のブルーノ・ワルターが所有し、現在はニューヨーク公共図書館蔵)に書きこまれたマーラー自身の改訂(1893年ハンブルク上演のためのリハーサルの過程での追加、さらには翌1894年のワーマール上演を見越しての改訂と思われる)を初めて参照することによって、従来知られていた「ハンブルク稿」よりも現行版に近づいた稿態となっているのが聴きもの。
 例えば、第1楽章冒頭のホルン〜トランペットによるファンファーレ動機が舞台裏で奏でられ、第3楽章(スケルツォ)の冒頭にティンパニは加わらず、第4楽章の冒頭はコントラバスのみのソロで、チェロは加わっておらず、フィナーレ(第5楽章)の最後では、トゥッティの2回の和音の間の小節が現行版と同じ長さに短縮されている、また編成の点でも現行版と同じに拡大されている、などの点である。

■ヘンゲルブロックの指揮のもと、軽快で色彩感豊かな木管、対向配置で生き生きとしたアーティキュレーションの施された弦楽パート、そして立体感と透明感のあるオーケストラの響きが立ち上り、重厚な名門北ドイツ放送響が全く新しいスーパー・オーケストラに変貌しているさまはまさに驚愕の一言に尽きる。そうしたオーケストラのフレッシュな響きを鮮明に捉えた録音によって、ハンブルク稿ならではのオーケストレーションの異動を従来盤よりもはっきりと体得することが出来る。

2013年5月29-31日、2014年1月20-23日、リューベック、ムジーク・ウント・コングレスハレ




<国内盤>


MA RECORDINGS

MA J509
\2800+税
「モノローグ」バロック・ヴァイオリン作品集/高橋未希
 トマス・バルツァー:プレリュード ト長調
 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番
 ジョバンニ・バサーノ:リチェルカーレ第2番 ト長調
 ビーバー『 : ロザリオのソナタ』より、パッサカリア ト短調
 テレマン:無伴奏ヴァイオリンのためのファンタジー第7番
 バブコット/ディンスレー:
  『詳細な覚書を基にトマス・ディンスレーによって復元された
   ジョージ・バブコットの間違いの多い哀悼曲』
高橋未希(バロック・ヴァイオリン)
 国内外で活躍するバロック・ヴァイオリニスト高橋未希ソロ・アルバム

 録音:2011 年8 月ドイツ、ベルリン、ヴァンシー村、アンドレアッシュキルッヒ(教会)、5.6MHz DSD 録音、日本語帯・解説付
 【使用機器】レコーダー:KORG MR2000S
 マイクロフォン:米谷淳一氏による無志向性振動版使用、DC 電源のライン出力のもの
 ケーブル:ステレオラボの「トンボ」米国クリス・ソモヴィーゴ作
 エンジニア:タッド・ガーフィンクル ディレクター:アダム・レーマー
 イラスト&カバーデザイン:山成美穂

 《高橋未希よりコメント》
たった一人で旋律も和音も奏でられるピアノと違い、旋律楽器であるヴァイオリンは、本来が合奏楽器です。しかし、4本の弦を使って、限りはあるものの重音を弾くこともできるために、希少ではありますが独奏曲も作曲されてきました。その中から、私の好きな曲を中心に、なるべくバラエティに富んだ作品を集めたつもりです。『独奏』とはいうものの2挺のヴァイオリンと3本の弓、録音に使わせていただいた教会という空間、この録音に関わり、様々な形でご協力いただいた皆様、そして何より、想像上ではありますが、最終的に聴き手となって下さる方々との対話は、欠かせないパーツです。ひとりぼっちの独り言ではなく、例えるならば、多くの人が携わり創り上げた劇中での、観客へ向けた『モノローグ』と受け取っていただければ幸いです。

 高橋未希:
  桐朋学園大学音楽科にて原田幸一郎氏に師事した後、トロントのグレン・グールド音楽院にてローランド・フェニヴェシュ氏のもと、演奏学科の学士資格とディプロマを取得。後に、ベルリン芸術大学古楽科でイルムガルド・フンゲボルト氏の指導のもと、最高得点でバロック・ヴァイオリンのディプロマを取得し、2007 年には同大学で国家演奏員資格を「きわめて優秀な成績で」(mit Auszeichnung) 取得した。
 2005 年3 月には、ドイツのマグデブルクで開催された第三回国際テレマンコンクールに優勝、特別賞としてオリジナルの装飾にも賞を獲得。同年8 月、ブルージュ国際古楽コンクールにて、優勝と同時に聴衆賞を受賞している。2005 年1 月から5 月まで、アカデミア・モンティス・レガリスのバロック・オーケストラアカデミーにコンサートマスターと第二ヴァイオリン首席として招かれ、3月にはエンリコ・オノフリとヴィヴァルディの二台ヴァイオリンのためのコンチェルトを共演した。
 2006 年には、バッハ・フェスティバル、テレマン・フェスティバルなどヨーロッパ各地でのコンサートで好評を得たほか、同年11 月には日本で、2007年11 月にはアメリカでのデビューリサイタルも行った。
 演奏活動の他に、ハンガリーのデブレツェン大学音楽学のマスタークラスや、台北芸術大学と台南芸術大学でのバロックシンポジウムに講師として招かれて、教鞭を取った。




SONARE



SONARE 1023
\2400+税
梯剛之 ピアノ ・リサイタル2013
 ショパン:
  バラード第1番 ト短調 Op.23、同第2番 ヘ長調 Op.38、
  同第3番 変イ長調 Op.47、同第4番 ヘ短調 Op.52
 リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178
 リスト:コンソレーション 第3番 変ニ長調
 ショパン:ノクターン 第20番 嬰ハ短調 遺作
梯 剛之(ピアノ)
 梯剛之、渾身のバラード全曲ライヴ!リストのソナタはもはや神がかり的名演

 ライヴ録音:2013 年11 月28 日、紀尾井ホール/DDD、ライヴ、69’ 02”

 梯剛之2013 年11 月、渾身のライヴ録音。プログラム構成はショパンとリストでショパンはバラード全4 曲をリストは大作ピアノ・ソナタに挑みました。
 2000 年に開催されたショパン国際コンクールではワルシャワ市長賞を受賞するなどショパンの演奏には定評のある梯が満を持してバラード全曲を録音しました。バラード第1 番は1999 年以来2 度目の録音となりますが全4 曲揃っての録音はうれしいところです。一方リストは梯の真骨頂で情熱的な演奏を聴かせてくれます。この一夜のライヴはまさに今の梯をあらわした代表盤になること間違いないでしょう。
 「なんと深い音楽であろう。筆者はこのCD に収められたライヴの演奏会会場にいて、嬉しい驚きでしばし高揚してしまった。バラードのどの楽曲の構成力もすばらしく、聴く者をショパンの音楽世界へ誘ってくれる。リストの大曲「ソナタ」も、エネルギーに満ちあふれていて良い。心から拍手を送りたい。野平多美(ライナーノーツより)」

 梯 剛之(ピアノ)
 1977 年8 月2 日、音楽家の両親のもと東京に生まれる。90 年ウィーン国立音楽大学準備科に入学、Elisabeth Dvorak=Weisshaar 教授に師事。94年チェコの盲人弱視者国際音楽コンクール、ドイツのエトリンゲン青少年国際ピアノコンクール(B カテゴリー)で参加者中最年少で優勝、豊かな音楽性を認められる。 95 年アメリカのストラヴィンスキー青少年国際コンクール第2 位。97 年村松賞受賞。98 年ロン・ティボー国際コンクール(パリ)第2位およびSACEM 賞(リサイタル賞)、シュピオンボノー財団賞を受賞。 99 年都民文化栄誉章、出光音楽賞、点字毎日文化賞をそれぞれ受賞。 2000年ショパン国際コンクールワルシャワ市長賞受賞。現在までにプラハ響、国立サンクトペテルブルク響、フランス国立管、ドレスデン歌劇場室内管、 ザルツブルク・モーツァルテウム管、マーラーチェンバーオーケストラ、スロバキア・フィル、仏国立ロワール管、オストロボスニア室内管、ロイヤル・ストックホルム・フィル、N 響、読響、新日フィルなど数多くのオーケストラ、小澤征爾、ジャン・ フルネ、ガリー・ベルティーニ、ユベール・スダーン、アラン・ギルバート、小林研一郎、ゲルト・アルブレヒト、ファビオ・ルイージ、ダニエル・ハーディン グら数多くの指揮者と共演した。またライプツィヒ弦楽四重奏団とも重ねて共演している。

<映像>


新書館(映像)


DD13 1105
(DVD)
\4200+税
バレエ・グレイテスト・ヒッツ〜ユース・アメリカ・グランプリ・ガラ
 <収録作品・出演>
 『白鳥の湖』第2幕よりアダージオ
   ヴェロニカ・パルト(アメリカン・バレエ・シアター)&
    マルセロ・ゴメス(アメリカン・バレエ・シアター)
 『くるみ割り人形』第2幕よりグラン・パ・ド・ドゥ
   ソ・ヒ(アメリカン・バレエ・シアター)&アレハンドロ・ビレレス(ボストン・バレエ)
 『パリの炎』よりパ・ド・ドゥ
   アシュリー・ボーダー(ニューヨーク・シティ・バレエ)&
    ダニエル・ウルブリック(ニューヨーク・シティ・バレエ)
 『ラ・バヤデール』ガムザッティとソロルのパ・ド・ドゥ
   イザベラ・ボイルストン(アメリカン・バレエ・シアター)&
    マシュー・ゴールディング(オランダ国立バレエ)
 『ラ・バヤデール』黄金の像の踊り
   ジョゼフ・フィリップス(アメリカン・バレエ・シアター)
 『ジゼル』第2幕よりミルタの登場- パ・ド・ドゥ
   グレタ・ホジキンソン(ナショナル・バレエ・オブ・カナダ)、
   マシュー・ゴールディング(オランダ国立バレエ)、
   ステラ・アブレラ(アメリカン・バレエ・シアター)
 『ドン・キホーテ』グラン・パ・ド・ドゥ
   マリア・コチェトコワ(サンフランシスコ・バレエ)、
   タラス・ドミトロ(サンフランシスコ・バレエ)、
   スカイラー・ブラント(アメリカン・バレエ・シアター)
  <インタビュー出演>
   アレッサンドラ・フェリ、スーザン・ジャフィ、
   マチュー・ガニオ、ドゥニ・ガニオ、アンヘル・コレーラ、
   ホセ・カレーニョ、マシュー・ボーン、
   アレクセイ・ラトマンスキーバンジャマン・ミルピエ ほか
 『白鳥の湖』『くるみ割り人形』『ジゼル』などクラシック・バレエの決定的名場面を収録!最高のバレエ名作案内!フェリ、ガニオ、コレーラ、カレーニョらが作品の魅力を語るインタビューも収録!

 111mm

 世界最大のバレエコンクール、ユース・アメリカ・グランプリ(YAGP)。そのコンクールの過去の優勝者たちを中心としたガラ公演が行われており、今回新書館より発売されました。
 現在アメリカン・バレエ・シアター、ニューヨーク・シティ・バレエ、ナショナル・バレエ・オブ・カナダなどの名門バレエ団で活躍するダンサーが集結し、『白鳥の湖』『くるみ割り人形』『ジゼル』などクラシック・バレエの決定的名場面を披露してくれています。
 またアレッサンドラ・フェリ、マチュー・ガニオ、ドゥニ・ガニオ、アンヘル・コレーラ、ホセ・カレーニョらが、コンクール当時の心境を語るインタビュー映像も収録されています。














4/29(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

MN RECORDS


MNRCD 131
\2400
マイケル・ナイマン/THE PIANO SINGS 2
 1. ビカミング・ジェローム(映画「ガタカ」より)
 2. ハウス・オン・ファイヤ(映画「The Actors」より)
 3. デジタル・トラジェディ(映画「カメラを持った男」より)
 4. Zinc Ba(r 映画「The Actors」より)
 5. The Mood That Passes Through You(あのとき芽生えた気持ち)
  (映画「ピアノ・レッスン」より)
 6. Silver-Fingered Fling(映画「ピアノ・レッスン」より)
 7. さよならモルチェ(映画「アンネ・フランクの日記」より)
 8. Through the Only Window
 9. Song for Sadir
 10. 光学理論の眼識(映画「英国式庭園殺人事件」より)
 11. Dolores(映画「The Actors」より)
 12. The 7th visi(t 映画「いとしきエブリデイ」より)
 13. ミストレス(映画「リバティーン」より)
 14. ハウス・オン・ファイヤ(映画「The Actors」より(2 回目))
 15. フランクリン(映画「ワンダーランド」より)
マイケル・ナイマン(ピアノ)
 マイケル・ナイマン最新盤、PIANO SINGS 待望の続編!

 録音:2013 年3 月25-26 日、5 月6 日

 ナイマンといえばピアノ。マイケル・ナイマン自身のピアノによる、ナイマンのピアノ作品集の登場です。2005 年にリリースされたTHE PIANO SINGSにつづく続編となります。映画音楽の作品に、映画音楽以外の2 曲も収録された注目盤。ナイマンのピアノの音色は非常に深く、色調も控えめで、どこかほの暗さも秘めた独特のもの。それでいて優しいまなざしにも満ちており、ここに収められた作品のひとつひとつを丹念に紡いでいます。




ORFEO

ORFEO 855141
\2600→\2390
ミュラー=ショット/
 ドヴォルザーク:チェロ協奏曲&チェロ作品集

 ドヴォルザーク:
  4つのロマンティックな小品op.75 *
  チェロ協奏曲ロ短調op.104

  森の静けさop.68-5
  ロンド ト短調op.94
  スラヴ舞曲第8番ト短調op.46-8 *
  わが母の教え給いし歌op.55-4 *
ダニエル・ミュラー=ショット
 (チェロ;1727年製
  マッテオ・ゴッフリラー)
ミヒャエル・ザンデルリング(指揮)
北ドイツ放送交響楽団
ロベルト・クーレック(ピアノ)*
 ついに登場!ミュラー=ショットの「ドヴォコン」!

 収録:2011 年6 月27 日-7 月1 日/ハンブルク、NDR、ロルフ・リーバーマン・スタジオ(セッション・デジタル)/DDD、ステレオ、78’55”

 度重なる来日で着実にファンを獲得し、ドイツ屈指の実力派チェリストとしての呼び声も高いミュラー=ショットが、ついに不滅の傑作ドヴォルザークの協奏曲をリリース。2011 年6 月末から7 月頭にかけて、ミヒャエル・ザンデルリング指揮北ドイツ放送交響楽団との顔合わせにより、ハンブルクのNDR スタジオで、じっくりセッションを組んでレコーディングされたものです。
 さきごろ2014 年1 月のベルリン・フィルの定期公演でも、急遽トルルス・モルクの代役を務めたミュラー=ショットは、アラン・ギルバート指揮でみごとに同曲を弾き切り、大成功を収めたことが伝えられています。本演奏でも、美しく伸びやかな音色にいっそうの磨きがかかり、研ぎ澄まされた技術としなやかな音楽運びで、ほかに例を見ないこの傑作にたっぷりと浸らせてくれます。さらに、ここではザンデルリングの指揮ぶりが的確で、指揮者転向以前にはすぐれたチェリストとして活動していた実績と、この作品に対する造詣の深さを感じさせる内容となっています。
 「わたしにとって、独奏チェロとオーケストラのための作品と同時に、室内楽曲をレコ−ディングすることはとくに重要で、どうやって声部間の絶妙なバランスによる室内楽の語法を、ドヴォルザークがオーケストラの形式に移すことが出来たのかをたどるのは魅力的です。」
 ブックレットのなかで、ミュラー=ショット自身もこのように述べているように、このアルバムには「チェロ協奏曲」「森の静けさ」「ロンド」とオーケストラ伴奏の楽曲のほかに、ピアノに名手クーレックを迎えて、ドヴォルザークによる室内楽曲が併せて収められています。
 しかも、親しみやすいメロディにピアノとの親密な対話で、ドヴォルザークの室内楽のエッセンスの詰まった「ロマンティックな小品」から開始され、あたたかくも切ない「わが母の教え給いし歌」でしんみりと閉じられるあたりに、アルバム構成にもミュラー=ショット独自のこだわりがうかがえます。




PRAGA DIGITALS


PRDDSD 250305
(SACD HYBRID)
\2800
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲集Vol.8
 (1)弦楽四重奏曲第10番変ホ長調Op.51
 (2)弦楽四重奏曲第11番ハ長調Op.61
ツェムリンスキーSQ
 ツェムリンスキーSQ が聴かせる豊麗なチェコの弦の響き

 録音:2014 年2 月15-16 日/マルティネク・スタジオ(プラハ)/72’ 31”

 SACD ハイブリッド盤。Praga レーベルが続けるドヴォルザークの室内楽シリーズの第8 弾。
 11 番は1881 年、歌劇「ディミトリー」作曲中に急遽依頼され、それを中断して書いたという作品。第3 楽章にチェロ曲「ポロネーズ」の主題が出てきます。第10 番は、ヒット曲「スラヴ舞曲」を思わす民族色ゆたかな作品で、ドヴォルザークの魅力全開の親しみやすさ。ツェムリンスキーSQ は、チェコの団体ならではのつややかな弦の響きとお国ものの巧さを存分に堪能できます。

 ※このディスクはジャケット及び側面、盤面には「第10 番と11 番」と表記、バックカバー及びブックレット表4には「第10 番と13 番」と記されていますが、実際に収録されているのは「第10 番と11 番」です。出荷時にシールで訂正する予定です。ご不便をおかけしますが、ご注意下さい。




BGS


BGS 124
\2400
アバウト・タイム
 エルガー(ヘリング編):セビリア Op.7
 ゴス、マーラー:マーラーの歌
 ベートーヴェン(フレンチ編):ソナタ Op.101
 ダイエンズ:コム・アン・ロン・デオー
 モーリー(ゴス編):コンソートのレッスン第1巻より4つの作品
 ガーランド:カンタベリーの鐘
テトラ・ギター・カルテット
 〔スチュワート・フレンチ、
  スティーブン・ゴス、
  カール・ヘリング、
  グラハム・ロバーツ〕
 ギターアレンジでのベートーヴェンのピアノ・ソナタ!

 1988年に結成されたテトラ・ギター・カルテット。彼らのユニークなレパートリーとオリジナリティ溢れるプログラミングは、各国で好評を博している。メンバーのスチュワート・フレンチがアレンジしたベートーヴェンのピアノ・ソナタ第28番が最大の聴きどころ。

 2013年8月の録音。




CELLO CLASSICS

CC 1031
\2400
モール・ダブルス・ブラームス
 ブラームス:ヴァイオリンとヴィオラのための協奏曲イ短調Op.102
 モール:2つのチェロのための協奏曲ニ長調Op.69
キン・リー・ウェイ(チェロ)
チェン・ジョウ(ヴァイオリン)
セバスチャン・コンベルティ(チェロ)
ジェイソン・ライ(指揮)
ヨン・シュウトウ音楽院オーケストラ
 1998年第11回チャイコフスキー国際コンクールのチェロ部門で第2位、2001年ニューヨークで行われたナウムブルクコンクールにおいて最優秀賞を受賞した上海生まれのキン・リー・ウェイが演奏するブラームスとモール。モールでは、OAEなどで活躍する名手コンベルティと共演。中国、英国のチェリストの共演は興味深い。

 2012年3月10日、2013年1月22日−24日の録音。




CLARINET CLASSICS


CC 0067
\2400
インナー・タイム
 ブーレーズ:《ドメンヌ・カイエ》より
  イ長調、ホ長調、ハ長調、ロ長調、ニ長調、ヘ長調、
  ヘ短調、ニ短調、ロ短調、ハ短調、ホ短調、イ短調
 シェルシ:イクソル
 ラドゥレスク:インナー・タイム
 《インナー・タイム》よりイントロデュースとパフォーム
ロジャー・ヒートン(クラリネット)
 クラリネット奏者で指揮者のロジャー・ヒートンが演奏するのは、ピエール・ブーレーズ(1925−)、ジャチント・シェルシ(1905−1988)、ホウラチ・ラドゥレスク(1942−2008)、の20世紀中期からのコンテンポラリー・ワークス。無伴奏クラリネットの超絶技巧はお見事。

 2011年9月15日−17日の録音。




DAPHNE


DAPHNE 1041
(2CD)
\5000

ルーマン:12の鍵盤楽器のための組曲
 組曲第1番変ホ長調/組曲第2番ニ長調/
 組曲第3番ト長調/組曲第4番ニ長調/
 組曲第5番ト短調/組曲第6番変ロ長調/
 組曲第7番ヘ長調/組曲第8番イ長調/
 組曲第9番ニ短調/組曲第10番ロ短調/
 組曲第11番ヘ短調/組曲第12番ホ短調

オスカル・エークベリ(ピアノ)
 北欧、スウェーデンのバロック時代を代表する大作曲家、ユーハン・ヘルミク・ルーマン(1694−1758)。

 未出版で手稿譜が遺されているルーマンの「12の組曲」は、ピアノのためかハープシコードのためか、また組曲かソナタかも明確になっていないという謎の多い作品である。"スウェーデン音楽の父"とも称されるルーマンの優れた作曲技法を、スウェーデンの実力派ピアニストの演奏で。

 2011年の録音。




EM RECORDS


EMR CD018
\2400
ヴァイオリン、ヴィオラ・ソナタ集
 バントック:ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ長調
 スコット:ヴィオラ・ソナタ
 コーク:ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ短調
ルパート・マーシャル=ラック
 (ヴァイオリン、ヴィオラ)
マシュー・リッカード(ピアノ)
 世界初録音となるイギリス音楽を紹介してきたルパート・マーシャル=ラックとマシュー・リッカードのコンビの第4弾は、バントック、スコット、コークの3人のソナタ集。今作では、マーシャル=ラックのヴァイオリンとヴィオラの弾き分けにも要注目。

 2011年8月26日、2013年7月11日の録音。




IBS CLASSICAL


IBS-22011
\2400
グラナダの夜会の踊り
 ファリャ:ドビュッシーの墓に捧げる讃歌
 トゥリーナ:セビーリャ
 アントニオ・ホセ:ソナタ
 ロドリーゴ:ヘネラリーフェのほとり、ギターのための牧歌
 バリオス=マンゴレ:森に夢見る
ラザール・シェルアーナ(ギター)
 アンダルシア州グラナダに関連する作品を含んだ、スペインと南米のギター作品の旅路。ラザール・シェルアーナは1988年ウィーン生まれの若きギタリスト。コンポステーラ音楽祭でのセゴビア賞受賞、さらには2011年のセビーリャ国際ギター・コンクール第1位の実績を持つ。

 2011年5月の録音。
 

IBS-42012
\2400
グラナダの踊り子の踊り 〜 ギター作品集
 ナルバエス:
  第8旋法によるファンタシーア、
  第4旋法によるファンタシーア、
  低音の上の対位法
 ポンセ:《スペインのフォリア》による変奏曲とフーガ
 レヒーノ・サインス:サパテアード、ペテネーラ
 ジラルディーノ:グアダルキビール川のソナタ
サーニャ・プロール(ギター)
 ルネサンスのスペインのフォリアや、フォルクローレに基づく音楽から、現代のアンジェロ・ジラルディーノ(1941−)へと続くスペイン・ギター音楽の歴史。東欧スロベニア生まれの女流ギタリスト、サーニャ・プロールは、コルドバ・ギター・フェスティヴァルや、セビーリャ国際ギター・コンクールなど、スペイン、ポルトガルで行われた多くのコンクールでの入賞歴を持つ期待のアーティスト。

 2012年7月の録音。
 

IBS-52012
\2400
ソロモンの雅歌 〜 ルネンス時代のポリフォニー集
 マッサイーノ:聞け我が恋人よ
 パレストリーナ:茨の中の百合のように
 ゼンフル:すべてが美しいお方
 トムキンズ:それは私の最愛の人の声
 フランク:Du bist aller dinge schon
 レリティエール:私は黒い
 デ・セバーヨス:閉ざされた園
 プレトリウス:わが愛する者よ、立ちて急げ
 ディ・ラッソ:その口で私に口づけを
 ガブリエリ:あなたは何と美しいことか
ヌーメン・アンサンブル
ヘクトール・E・マルケス(指揮)
 スイスの古楽総本山バーゼル・スコラ・カントルムで学んだヘクトール・E・マルケスが2011年に創設したスペインのヴォーカル・アンサンブル、ヌーメン・アンサンブル。「ソロモンの雅歌」をベースとしたルネサンスのポリフォニーという壮大なテーマを、クォリティの高いハーモニーで歌う。

 2012年7月の録音。
 
IBS-12011
\2400
ヘンデル:序曲とアリア集
 歌劇《ジュリアス・シーザー》序曲
 《ブロッケス受難曲》より Brich Brullen der Abgrund
 《時の悟りと勝利》より Urne voi
 《復活》より Cosi la tortorella
 《アレグザンダーの饗宴》より GIve the Vengeance
 《アルチーナ》より 組曲、幸せな一瞬は
 《ロデリンダ》より 2つのアリア
 《エイシスとガラテア》より Where shall I seek
 《タメルラーノ》より Ciel e terra armi di sdegno
グラナダ・バロック管弦楽団
ダビド・エルナンデス・アンフランス(テノール)
ダリオ・モレーノ(指揮)
 2007年にチェンバリストのダリオ・モレーノを中心として創設されたスペインのピリオド・オーケストラ、グラナダ・バロック管弦楽団によるヘンデル・アルバム。
 スペイン、グラナダの古楽奏者たちが奏でるイギリス時代のヘンデルのハイライトである。

 2011年7月の録音。




LIR CLASSICS



LIR 023
\2000→\1890
チェロ・エレジー&ロマンスVol.2
 ラフマニノフ:ロマンス/
 フォーレ:エレジー Op.24/
 ミヨー:エレジー/
 オアー:真夏の踊り/
 ドビュッシー:ソナタ/
 モシュコフスキ:ギター Op.45-2/
 ダンロップ:チェロとピアノのための組曲/
 レイトン:エレジー/
 ポッパー:マズルカ Op.51
ペネロペ・ライネックス(チェロ)
アレグザンダー・ウェルズ(ピアノ)
ラフマニノフ、フォーレ、ミヨー、レイトンなど、様々な作曲家たちによる、チェロのための「エレジーとロマンス」をテーマとしたプログラムの第2弾。近年注目を集めているダーヴィド・ポッパーの「マズルカ」も収録。
2004年&2006年の録音。




PIANO21

P21 051-N
\2400→¥2190
超人カツァリスのべートーヴェン《皇帝》!
 ベートーヴェン:
  ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 Op.73《皇帝》
   (ピアノ&オーケストラ版)
  ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 Op.73《皇帝》
   (シプリアン・カツァリス編曲
    ピアノ独奏版/世界初録音)
シプリアン・カツァリス(ピアノ)
ネヴィル・マリナー(指揮)
アカデミー・オヴ・セント・
 マーティン・イン・ザ・フィールズ
 驚愕のソロ・ヴァージョン&マリナーとの共演!

 来日公演や新録音のリリースの度に、聴衆に超ド級の衝撃を与え続けてくれているピアノの超絶技巧を司る超人シプリアン・カツァリス。
 2013年の来日公演で披露され大反響を巻き起こしたベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」、しかもカツァリス自身の編曲による世界初録音となる驚愕の"ソロ・ヴァージョン"が自らのレーベル"Piano 21"より遂に登場!
 カツァリスは世界初録音となる「皇帝」のソロ・ヴァージョンと、名匠ネヴィル・マリナー&ASMFとの共演によるオリジナル・ヴァージョン(オーケストラ伴奏版)の「皇帝」の2ヴァージョンをカップリング。
 カツァリスとマリナーは、2011年のNHK交響楽団とのモーツァルト(ピアノ協奏曲第21番)でも見事な演奏を聴かせてくれただけに、「皇帝」で明らかとなる両者の進化を遂げたコンビネーションも楽しみ。
 あの「交響曲全集」の完結から約25年。遂に実現した「皇帝」のソロ・ヴァージョンが、カツァリスのベートーヴェンの新たな看板となるに違いない!大反響必至!


夢か幻か、まさかの再入荷! !!

P 21018
¥2400→¥2190
モーツァルト・トランスクリプションズ
 モーツァルト:
  歌劇《後宮からの逃走》K.384より〜
   序曲(モーツァルト編)、
   〈お前とここで会えるのだ、コンスタンツェ!〉(カツァリス編)
  交響曲第40番 ト短調K.550(フンメル編)
  歌劇《魔笛》K.620 第1幕より〜〈おいらは鳥刺し〉他2曲
   (ゲオルク・マティアス、ジョルジュ・ビゼー編)
  歌劇《魔笛》K.620 第2幕より〜
   〈僧たちの行進曲〉
   〈復讐の心は地獄のように胸に燃え(夜の女王のアリア)〉他6曲
    (ゲオルク・マティアス、ジョルジュ・ビゼー編)
  セレナード第13番ト長調K.525
   《アイネ・クライネ・ナハトムジーク》(マシュー・キャメロン編)
シプリアン・カツァリス(P)
 長期レーベル品切れとなっていたシプリアン・カツァリスの超名盤「モーツァルト・トランスクリプションズ」が、なんと再入荷! 熱い要望に再プレスしたか!?
 フンメル編曲の「交響曲第40番」、マティアス&ビゼー編曲の「魔笛」、マシュー・キャメロン編曲の「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」など、モーツァルトの名曲をピアノ独奏で。そしてモーツァルト自身による「後宮からの逃走」の序曲は世界初録音!





SAXOPHONE CLASSICS


CC 4002
\2400
白熱光 〜 サクソフォンとピアノのための女流作曲家による作品集
 ヒグドン:ソプラノ・サクソフォン、フルートとピアノのためのダッシュ
 デュクリュック:アルト・サクソフォンとピアノのためのフランス風小品
 ガロップ:アルト・サクソフォンとピアノのためのフラグメント・スピリット
 デュクリュック:
  アルト・サクソフォンとピアノのためのダンス・オトゥル・デュ・モンド
 アボット:ソプラノ・サクソフォンとピアノのための底流
 ゴトコフスキー:テナー・サクソフォンとピアノのための輝き
 ヒグドン:2本のアルト・サクソフォンとピアノのための子守唄
HDデュオ
 〔マイケル・デューク(サクソフォーン)、
  デイヴィッド・ハウィー(ピアノ)〕
アレクサ・スティル(フルート)
アンナ・デューク(アルト・サクソフォーン)
 女流作曲家によるサクソフォン名レパートリー集!

 メルボルン生まれのサクソフォニスト、マイケル・デュークが、ソプラノ、アルト、テナーを見事に吹き分け演奏するのは、女流作曲家によるサクソフォーン作品集。デュクリュックとゴトコフスキーの主要レパートリーも収録しており、関係者必聴の1枚。

 2012年2月20日、22日、9月28日の録音。




SOMM(CELESTE)


SOMMCD 0132
\2000
ギリシャの名手ラザリディスのシューベルト!
 シューベルト:
  ピアノ・ソナタ第13番イ長調 D.664
  幻想曲ハ長調 D.760《さすらい人》
  ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960
ゲオルゲ・エマヌエル・ラザリディス(ピアノ)
 ギリシャのトップ・ピアニスト、ゲオルゲ・エマヌエル・ラザリディス(1978−)は、ロンドンの王立音楽大学でヨンティ・ソロモンの下で学び、コンポーザー=ピアニストとしてだけでなく、ギリシャのテッサロニキのコンサート・ホール「メガロン」の芸術監督、デメトリア国際音楽祭のプログラミングの責任者など、様々なシーンで活躍中。
 リン・レコーズ(Linn Records)からリリースされたリストのピアノ作品集(CKD 282)が、英ピアニスト誌で「10年間におけるトップ50」の1つに選出されるなど、イギリスを中心にその評価は非常に高い。
 ラザリディスの演奏では、シューマンの「蝶々」(SOMMCD 024)も大絶賛されており、独墺系プログラムの続編となるシューベルトへ懸かる期待は大きい。
 

SOMMCD 0134
\2000
マッコーリー/シューマンのピアノ作品集
 シューマン:
  ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26
  子供の情景 Op.15
  交響的練習曲 Op.13
レオン・マッコーリー(ピアノ)
 1993年に19歳の若さで、ベートーヴェン国際ピアノ・コンクール第1位(ウィーン)、リーズ国際ピアノ・コンクール第2位(イギリス)に輝いたイギリスのピアニスト、レオン・マッコーリー。
 ショパンやバーバー、ブラームス、さらにはハンス・ガルなど、幅広いレパートリーを誇るマッコーリーの、アヴィー(Avie)盤(AV 0029)以来となるシューマンのピアノ作品集。
 「ウィーンの謝肉祭の道化」や「交響的練習曲」での好演はもちろんのこと、丁寧なタッチ、優しく気品に満ちた音色による「子供の情景」は、マッコーリーのセンスの高さを存分に聴かせてくれている。

 2012年5月20日−21日の録音。
 

SOMMCD 0133
\2000
オルウィン&カーウィセン:ピアノ作品集
 オルウィン:ファンタジー・ワルツ集
 カーウィセン:ソナティナ(世界初録音)
 オルウィン:
  ある芸術家のための葬儀(世界初録音)、
  自転車乗り(世界初録音)、
  ピアノのための小品(世界初録音)、
  ソナタ・アッラ・トッカータ、
  空模様(世界初録音)
マーク・ベッビントン(ピアノ)
 近代イギリスのピアノ音楽のスペシャリスト、マーク・ベッビントンが弾くウィリアム・オルウィン(1905−1985)とドリーン・カーウィセン(1922−2003)夫妻のピアノ作品集。
 オルウィン(アルウィン)の代表作である「ファンタジー・ワルツ集」や世界初録音となる小品など、イギリス音楽ファンにおすすめしたい秀作が満載。カーウィセン(メアリー・オルウィン)のソナチナを加えるなど、ベッビントンのプログラミングも秀逸。

 2013年8月12日−13日の録音。




DORON



DRC 3065
\2300→\2090
名ピアニスト、ルバツキーテのサン=サーンス!
 サン=サーンス:
  (1)ピアノ協奏曲第2番 ト短調 Op.22
  (2)ピアノ協奏曲第5番 ヘ長調 Op.103「エジプト風」
ムーザ・ルバツキーテ(ピアノ)
(1)ハンス=マルティン・シュナイト(指揮)
(2)アラン・パリ(指揮)
リトアニア国立フィルハーモニー管弦楽団
 録音:(1)2001年12月1日、(2)2013年3月16日、ヴィリニュス、国立フィルハーモニック・ホール、ライヴ、51'15

 リトアニア出身の名ピアニスト、ムーザ・ルバツキーテの演奏するサン=サーンスのピアノ協奏曲2 曲。ルバツキーテはソ連時代に西側に出られなかったために知名度が広がらなかったが、卓越した技術と聴衆を魅了する華を兼ね備えた卓越したピアニストである。ここでのサン=サーンス2 曲はいずれも彼女の本領を発揮したもので、豊かで華やかでありつつ情感もたっぷりで、決して表面的な美麗さに留まることがない。ことに「エジプト風」は、安易なエキゾティズムとは一線を隠した充実の演奏である。


ルバツキーテ
DORONレーベル旧譜

DRC 3032
\2300→¥2090
ルバツキーテにフェニェーと、なにげに豪華なソリスト達によるベートーヴェン
 ベートーヴェン:
 (1)ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重協奏曲 ハ長調 Op.56
 (2)合唱幻想曲 ハ短調 Op.80
ジョアン・ファレッタ(指揮)
リトアニア国立交響楽団
ムーザ・ルバツキーテ(ピアノ)
(1)マイケル・ラドヴィグ(ヴァイオリン)
(1)ラースロー・フェニェー(チェロ)
(2)カウナス国立合唱団
録音:2009年11月7日、ヴィリニュス(ライヴ),DDD,53'49

 リトアニア勢を中心としたベートーヴェン、しかも「実は名曲」を二作収録。
 ムーザ・ルバツキーテは1959年生まれのピアニスト。パリ在住ながら、リトアニア人ピアニストとしてもっとも活躍している人。マイケル・ラドヴィグ(ルートヴィグ)は米国のヴァイオリニストで、現在バッファロー・フィルのコンサートマスター。ちなみに彼の父は、オーマンディ時代のフィラデルフィア管弦楽団で40年近くに渡って長く活躍したアーヴィン・ラドヴィグ。ラースロー・フェニェーは、1975年、ハンガリー生まれのチェリスト。現在hr(フランクフルト放送)響の首席チェリスト。2004年、ドイツのクロンベルクでのパブロ・カザルス国際コンクールに優勝した名手。ジョアン・ファレッタはバッファロー・フィルの音楽監督を務める指揮者。中堅どころの実力派が揃っている。
 

DRC 3053
\2300→¥2090

ムーザ・ルバツキーテ/リスト:ピアノ協奏曲!

リスト:
 (1)ピアノ協奏曲第1番S.124
 (2)「アテネの廃墟」による幻想曲S.122
 (3)ピアノ協奏曲第2番S.125
ムーザ・ルバツキーテ(Pf)
 (1)ステファン・ラーノ指揮
  リトアニア国立交響楽団
 (2)イマンツ・レスニス指揮
  リエパヤ交響楽団
 (3)デヴィッド・アンガス指揮
  フランデレン(フランダース)交響楽団
注目のピアニスト、ルバツキーテのリスト:ピアノ協奏曲!

録音:(1)2002年9月9日、ヴィリニュス(リトアニア)、(2)2009年3月12日リエパヤ歌劇場(ラトヴィア)、(3)2006年3月26日アントワープ 全てライヴ録音、DDD,51'46

 リトアニアの名ピアニスト、ルバツキーテのDORONレーベル第2弾。ライヴによるリストの協奏曲集です。ルバツキーテはリストを得意としており、LYRINXレーベルからもリストの作品集が数タイトル発売になっております。このCDはリトアニア、ラトヴィア、ベルギーと3つの国のオーケストラと共演しています。
 協奏曲第1番は残響過多気味など、録音条件や共演者が異なっていても、この1枚通してルバツキーテの技巧と美しさを兼ね備えたピアニズムが堪能できます。

DRC 3061
\2300→\2090
名手ルバツキーテのショスタコ&プロコの協奏曲集
 (1)ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第2番 ヘ長調 Op.102
 (2)プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番 ハ長調 Op.26
 (3)シュニトケ:ピアノと弦楽のための協奏曲 Op.136
ムーザ・ルバツキーテ(ピアノ)
(1)ステファン・ラノ(指揮)
 リトアニア国立交響楽団
(2)ミハエル・クリスティ(指揮)
 リトアニア国立交響楽団
(3)モデスタス・ピトレーナス(指揮)
 リトアニア国立室内管弦楽団
 録音:(1)2007年12月4日、(2)1997年2月18日、(3)2010年9月25日,DDD、70'20

 リトアニアの名ピアニスト、ムーザ・ルバツキーテの弾いた協奏曲3曲。ルバツキーテは1959年生まれ。少女の頃から才能を発揮し、モスクワ音楽院に留学。あまりに逸材だったためソ連が共産圏以外での活動を認めなかったと言われ、そのため今日でも国際的知名度はその実力に比して決して十分なものではないが、このライヴ録音は彼女の実力をまざまざと見せ付けるものだ。透明な響きで芯が強く、しかも切れ味の優れたルバツキーテの演奏は、これら近代ロシアの音楽の魅力を見事に引き出している。

 


DRC 3067
\2300→\2090
「ロシアのメロディ」
 A.ルビンシテイン:調べ ヘ長調 Op.3-1
 キュイ:オリエンタル
 ダヴィドフ:言葉のないロマンス Op.23
 グリンカ:夜想曲「別れ」
 リムスキー=コルサコフ:「サトコ」〜ヒンズー教徒の歌
 マーソン:エレジー,美味しいワルツ
 チャイコフスキー:
  アンダンテ・カンタービレ,「四季」〜秋の歌,
  夜想曲 Op.19-4,感傷的なワルツ Op51-6
 ラフマニノフ:ヴォカリーズ Op.34-14
 グラズノフ:調べ Op.20-1
マルク・ドロビンスキー(チェロ)
ボリス・マーソン(ピアノ)
 親父の哀愁!ドロビンスキーの野太く歌うチェロ小品集

 録音:2012年10月23、24日,61’12

 マルク・ドロビンスキーの弾くロシアのチェロの調べ。ドロビンスキーはアゼルバイジャンの首都バクーの生まれ。モスクワ音楽院でムスティスラフ・ロストロポーヴィチに学んでいる。1974 年にソ連を離れてから今年で40 年。ロシアへの思いをドロビンスキーならではの太く深く朗々と歌で奏でている。伴奏をボリス・マーソンが務めるというのも贅沢だ。
 

DRC 3068
\2300
ベリュトのシューマン:ソナタ集
 シューマン:
  ピアノ・ソナタ第1番 嬰ヘ短調 Op.11
  ピアノ・ソナタ第2番 ト短調 Op.22
  ピアノ・ソナタ第3番 ヘ短調 Op.14
ベアトリス・ベリュト(ピアノ)
 クレーメルも賞賛する若手ピアニスト、ベリュトのシューマン:ソナタ集

 録音:2010年9月23,24,25日 スイス、ラ・ショー=ド=フォン、72'30(デジパック仕様)

 ベアトリス・ベリュトによるシューマンのピアノ・ソナタ集。ギドン・クレーメルからも「素晴らしい才能」と賞賛されているベアトリス・ベリュトは、1985 年、スイスのヴァレー州出身のピアニスト。録音時まだ20 代半ばという若いピアニストだが、ここでのシューマンは真正面から作品に踏み込んだ立派なもので、十分な手応えを感じさせてくれる。
 ※CENTAUR レーベルで同じ収録曲のCD が出ていましたが、恐らく同じ演奏。




MARQUIS



MAR 81447
\2200→\1990
「シネマ・ヴェリズモ」
 アルベニス(ヴァルデス・ブライン編):アストゥリアス
 マスカーニ(チャガリ編):「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲
 モリコーネ(マルキオーネ編):ガブリエルのオーボエ
 ヴァンゲリス(チャガリ編):炎のランナー
 バッハ:羊は安らかに草を食み(チャガリ/グルギッチ編)
 ロータ(グルギッチ編):ゴッドファーザーのワルツ
 イグレシアス(ウェール編):ヴォルヴェリーノ
 バーンスタイン(セドラー・ボゴエフ編):サムホエア〜トゥナイト
 グラナドス(リョベト編):スペイン舞曲第5番
 アルビノーニ/ジャゾット(デ・アスピアス編):アダージョ
 バッハ(パークニング/グルギッチ編):
  無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 BWV1007〜プレリュード
 マイヤーズ(ウィリアムズ編):カヴァティーナ
 バッハ(ラッセル編):G線上のアリア
 モリコーネ:善良な奴、悪い奴、卑劣な奴(続・夕日のガンマン)
マク・グルギッチ(ギター)
 バッハからモリコーネまで!映画音楽をギター1本で演奏!

 60'58

 映画の中で使われたクラシック音楽や映画音楽をギターで演奏しているユニークなCD。これがCD デビューとなるマク・グルギッチは、1987 年、スロヴェニアのリュブヤーナの生まれ。現在はロサンゼルスを拠点に活躍している。
 


MAR 81453
\2200→\1990
「スーツケースからの音楽」〜ロシアの小品集
 エシュパイ:狂詩曲「ハンガリーの調べ」
 プロコフィエフ(フィフテンホルツ編):「シンデレラ」のワルツ
 A.ルビンシテイン(ヴィエニャフスキ編):ロマンス 変ホ長調Op.44-1
 ストラヴィンスキー:ディヴェルティメント(「妖精の口づけ」に基づく)
 ハチャトゥリアン:「仮面舞踏会」—夜想曲
 チャイコフスキー(ゴルドスタイン編):「白鳥の湖」—ロシアの踊り
 スヴィリドフ(フォルトゥナートフ編):子供のアルバム〜悲しい歌,楽興の時
 ショスタコーヴィチ(ツィガーノフ編):
  24の前奏曲〜第10番 嬰ハ短調,第15番 変ニ長調,
  第16番 変ロ短調,第24番 ニ短調
 ワルシャフスキー(ブーフ編):炉辺で(オイフン・プリペチク)
エフゲーニ・クティク(ヴァイオリン)
ティモシー・ボザース(ピアノ)
 チャイコフスキーからショスタコ、エシュパイまで!ロシア小品集

 録音: 2013 年8 月27-29日ロックポート、71'01

 ロシア情緒の濃い曲を並べた意欲的なアルバム。ヴァイオリン演奏では珍しい編曲作が多い。アンドレイ・エシュパイ(1925—)は、ソ連時代の民俗的クラシック音楽の作曲家として知られている。エフゲーニ・クティクは、旧ソ連出身。ユダヤ系で、1990 年、6 歳の時に両親とともに米国に移民。このCD で演奏されている曲には祖国への思いが詰まっている。
 

MAR 81449
\2200
ベートーヴェン最後の2つの弦楽四重奏曲集
 ベートーヴェン:
  弦楽四重奏曲第15番 イ短調 Op.132
  弦楽四重奏曲第16番 ヘ長調 Op.135
ペンデレツキ四重奏団:
 【ジェレミー・ベル(Vn)、
  イエジー・カプワネック(Vn)、
  クリスティン・ヴライク(Va)、
  ジェイコブ・ブラウン(Vc)】
 ペンデレツキSQのベートーヴェン最後の2つの弦楽四重奏曲集

 録音:2011年12月12-15日 カナダ、オンタリオ州、ウォータールー、68'30

 ペンデレツキ四重奏団がベートーヴェンの最後の二つの弦楽四重奏曲を録音。ペンデレツキ四重奏団は1986 年創立。名前はポーランドのコンクールでペンデレツキ賞を獲たことに基づく。カナダ、オンタリオ州、ウォータールーを拠点に広く活躍している。透明感のある音色と知的でバランスの良い演奏が特徴。
 

MAR 81511
(2CD)
\4400
「ベートーヴェン:中期ピアノ・ソナタ集」
 ピアノ・ソナタ第13番 変ホ長調 Op.27-1
 ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 Op.27-2 「月光」
 ピアノ・ソナタ第15番 ニ長調 Op.28 「田園」
 ピアノ・ソナタ第16番 ト長調 Op.31-1
 ピアノ・ソナタ第17番 ニ短調 Op.31-2 「テンペスト」
 ピアノ・ソナタ第18番 変ホ長調 Op.31-3
スチュワート・グッドイヤー(ピアノ)
 グッドイヤー、好評のピアノ・ソナタ全集からの分売!

 録音:2010年10月31日,11月1、22日,2011年5月16日,トロント、116'28

 カナダのピアニスト、スチュワート・グッドイヤーによるピアノ・ソナタ全集(MAR 81513,10CD)からの分売。ここでもグッドイヤーならではの明快で隅々まで知的にコントロールされた見事な演奏が素晴らしい。ことに有名な月光ソナタは、幻想的な青白い月の光のような第1 楽章、猛烈なスピードで駆け抜けながらも燃え立つ情熱が広がる第3 楽章と、快心の出来と言ってよいだろう。



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


PRAGA DIGITALS

PRDDSD 350107
(SACD HYBRID)
\2800→\2590
フルトヴェングラー第2弾
 ワーグナー:
  (1)「さまよえるオランダ人」序曲
   【1949年4月4日/ウィーン楽友協会ホール】
  (2)「ローエングリン」第1 幕への前奏曲
   【1954年3月4日/ウィーン楽友協会ホール】
  (3)「タンホイザー」序曲
   【1952年12月3日/ウィーン楽友協会ホール】
  (4)「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲
   【1949 年4月4日/ウィーン楽友協会ホール】
  (5)「ニュルンベルクのマイスタージンガー」〜徒弟たちの踊り
   【1949 年4月4日/ウィーン楽友協会ホール】
  (6)「ワルキューレ」〜ワルキューレの騎行
   【1954年10月4日/ウィーン楽友協会ホール】
  (7)「神々のたそがれ」〜ジークフリートのラインの旅
   【1954年3月8日/ウィーン楽友協会ホール】
  (8)「神々のたそがれ」〜ジークフリートの葬送音楽
   【1954年3月2日/ウィーン楽友協会ホール】
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ウィーン・フィル
 人気のプラハSACD 復刻シリーズにフルトヴェングラー第2弾。驚異的な音の良さに興奮の70分

 73’ 29”

 SACD ハイブリッド盤。限定盤。メジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をオリジナル音源からリマスターし、目の覚めるような音の良さで注目されるシリーズ。ついにフルトヴェングラーの続編が登場、EMI の名盤ワーグナー管弦楽曲集が待望のSACD 化です。
 このアルバムは凄すぎます。あまたあるフルトヴェングラーの復刻のなかでも、あるいは音に定評のある当Praga シリーズでもダントツの出来。チェコの名人エンジニア、カレル・ソウケニークの神業的リマスタリングが光り輝きます。
 歪みのなさはもちろんながら、楽器の分離、さらには管楽器のニュアンスの変化まではっきり描き出され、ウィーン・フィルの繊細な名人芸にうならされます。もちろん盛り上がりのエネルギーも増し、フルトヴェングラーの創りだす世界のあまりの壮大さに身動きもとれなくなるほどです。「ローエングリン」第1 幕への前奏曲の神々しさ、「タンホイザー」序曲の弦の細かな動きの驚くべき雄弁なニュアンス、「ワルキューレの騎行」の迫力等、いずれも初めて聴くような新鮮さです。
 フルトヴェングラー・ファン必携のアルバムなだけでなく、フルトヴェングラー入門盤としてもオススメ。偉大さを再認識できます。



<国内盤>


スリーシェルズ



3SCD-0015
\2667+税
「第3回伊福部昭音楽祭ライヴ!」
 (1)伊福部昭:バンドのための「ゴジラ」ファンタジー(1999;和田薫 編)
 (2)今井重幸:交響組曲「神々の履歴書」より(1988/2014;清道洋一 編)
 (3)-(5)〜伊福部昭 生誕100 年によせる讃〜
  (3)永瀬博彦:リズミックプレリュード - 祝賀会前奏曲 -(初演)
  (4)藤田崇文:伊福部昭のモティーフによる北の舞(初演)
  (5)和田薫:伊福部BOLERO(初演)
 (6)伊福部昭:EXPO'70「三菱未来館」より嵐、火山(1970/2014;堀井友徳 編)
 (7)伊福部昭:マリムバとウインドアンサンブルのためのラウダ・コンチェルタータ
  (1979/2014;和田薫 編)
 (8)伊福部昭:交響ファンタジー「ゴジラVS キングギドラ」より
  (1991/2014;堀井友徳 編)
 (9)伊福部昭:SF 交響ファンタジー第1番より(1983/2004;福田滋 編)
指揮:
 (2)(6)-(9)福田滋
 (1)(5)和田薫
 (3)永瀬博彦
 (4)藤田崇文
伊福部昭記念ウインドオーケストラ
(7)篠田浩美(マリンバ)
 ゴジラ、キングギドラ、大阪万博の音楽も吹奏楽で収録!和田薫の新作も!「第3回伊福部昭音楽祭ライヴ!」

 録音: 2014 年3 月30 日和光市民文化センター サンアゼリア大ホールにて収録
 コンサート主催/伊福部昭生誕百年祭実行委員会/(公財)和光市文化振興公社
 協力/伊福部家/東宝ミュージック株式会社/北海道音更町図書館/伊福部昭百年紀/こおろぎ社/清道洋一/堀井友徳/小林淳/井上誠
 CD デザイン/加藤直樹
 CD 発売元/スリーシェルズ(企画/西耕一)

 ゴジラの咆哮音と足音がとどろき、開演を告げる。演奏も実にパワフル、音の主張も激烈と思えるほどのクォリティ。伊福部音楽をこよなく愛するファンたちにとってまさに至福の演奏会(小林淳/評論家)。
 3 月30 日和光市にて、伊福部昭の生誕100 年、ゴジラの生誕60 年を祝い、各方面から様々な関係者が集ったコンサート。犬夜叉などのアニメ音楽で知られる愛弟子の和田薫の新作《伊福部BOLERO》にも注目。
 マリンバ協奏曲である《ラウダ・コンチェルタータ》は、今回のために編曲へ改訂をしてオリジナルに忠実なバージョンの初演となる。真紅のドレスをまとい、大地のエネルギーを受け取るべく裸足で演奏した篠田浩美(マリンバ)の圧倒的パフォーマンスも話題となった熱狂のライヴがCD化されます。指揮は和田薫とリベラ・ウインドシンフォニーの音楽監督・福田滋です(永瀬博彦・藤田崇文も自作を指揮)。




<映像>


ACCENTUS(映像)



ACC 20276DVD
(DVD)
\2900→\2590
ペンデレツキへの捧げもの
 (1)広島の犠牲者に捧げる哀歌【クシシュトフ・ウルバンスキ(指揮)】
 (2)ヴァイオリンとコントラバスのためのデュオ・コンチェルタンテ
   【アンネ・ゾフィー・ムター(Vn)、ロマン・パトコロー(Cb)、
    クシシュトフ・ウルバンスキ(指揮)】
 (3)3つのチェロとオーケストラのためのコンチェルト・グロッソ」
   【ダニエル・ミュラー・ショット、アルト・ノラス、
    イヴァン・モニゲッティ(Vc)、シャルル・デュトワ(指揮)
 (4)クレド
   【イヴォナ・ホッサ、エヴァ・ヴェシン(Sop)、
    アグニェシカ・レフリス(Ms)、ラファウ・バルトミンスキー(Ten)、
    ニコライ・ディデンコ(Bs)、ポーランド国立歌劇場合唱団、
    ワルシャワ・フィルハーモニー合唱団、
    ワルシャワ少年合唱団、ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
 ボーナス:ペンデレツキ、コンサートについて語る(日本語字幕付)
   監督:ミヒャエル・バイヤー
シンフォニア・ヴァルソヴィア
ポーランド国立歌劇場合唱団
ワルシャワ少年合唱団
 完全収録。ムター、ゲルギエフ、デュトワも参加、超豪華演奏陣によるペンデレツキ生誕80 年コンサート

 収録:2013 年11 月23 日/ポーランド国立歌劇場(ワルシャワ)
 リージョンオール、カラー 16:9 NTSC、PCM STEREO、Dolby Digital 5.1、DTS5.1、106 分(本編)、15’ 32”(ボーナス)、日英仏韓

 昨年80 歳を迎えたペンデレツキ。現代ポーランドを代表する作曲家というより、現存の最巨匠となっています。C major からもドキュメンタリーがリリースされましたが、そこに抜粋が収められていた彼の誕生日に行われたコンサートの完全収録版。
 何より出演者が凄すぎます。アンネ・ゾフィー・ムターを筆頭に、デュトワ、ゲルギエフ、ダニエル・ミュラー・ショットなどオールスター・キャスト。さらにシンフォニア・ヴァルソヴィアが自国作品ならではの強みを発揮。FO, カットなしという点で、ペンデレツキ作品の最高演奏として愛蔵できます。
 ボーナス・トラックはペンデレツキのインタビュー。出世作「広島の犠牲者に捧げる哀歌」誕生秘話や、ムターに対する敬愛の念、「クレド」の作曲についてなど興味深い話を聴くことができます。飄々とした語り口が独特。日本語字幕付き。




C-MAJOR(映像)


71 6004
(Blu-ray)
\5400→\4990
フレミング、スコウフスの鉄壁コンビに、キルヒシュラーガーも!
 エッシェンバッハ指揮&ウィーン国立歌劇場

  R.シュトラウス:「カプリッチョ」
ルネ・フレミング(S 伯爵夫人)
ボー・スコウフス(Br 伯爵)
ミヒャエル・シャーデ(T フラマン)
マルクス・アイヒェ(Br オリヴィエ)
クルト・リドル(Bs ラ・ロシュ)
アンゲリカ・キルヒシュラーガー(Ms クレロン)
ミヒャエル・ロイダー(T トープ氏)
イリーデ・マルティネス(T イタリア人女声歌手)
ベンヤミン・ブルンス(T イタリア人テノール歌手)
クレメンス・ウンターライナー(Bs 家令)
ヨゼフィーネ・ティラー(若い踊り手)
サミュエル・コロンベ(若い踊り手) ほか
クリストフ・エッシェンバッハ(指揮)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団


71 5908
(2DVD)
\4800→\4390
 ウィーン国立歌劇場でのR.シュトラウス「カプリッチョ」!日本語字幕付き!!

 マルコ・アルトゥーロ・マレッリ(演出,装置,照明) ダグマール・ニーフィント(衣装) ルーカス・ガウデマク(振付)
収録:2013 年6月27日、ウィーン
 (Blu-ray) リージョン:All、HD 16:9、166 分、DTS-HD MA 5.0 / PCM 2.0、字幕:独英仏西中韓日
 (2DVD) リージョン:All、NTSC 16:9、166 分、DTS 5.0, PCM Stereo、字幕:独英仏西中韓日

 R. シュトラウス最後のオペラ「カプリッチョ」に強力な新映像が登場です。2013 年6 月のウィーン国立歌劇場でのライヴ。2008 年新演出の再演とはいえ、かなり力を入れた再演です。
 何といってもルネ・フレミングの伯爵夫人が目玉。彼女の「カプリッチョ」の映像は実にこれで3 種目で、いかに当り役か分かるというもの。フレミングならではの神経の行き渡った表現はここでも絶品。彼女と、伯爵のボー・スコウフス、フラマンのミヒャエル・シャーデ、クレロンのアンゲリカ・キルヒシュラーガーは2008 年のオリジナル・キャストで、いずれもバッチリの適役。ことにキルヒシュラーガーが準主役を務めるのはウィーンならではの贅沢です。
 オリヴィエを歌うマルクス・アイヒェは、2012 年4 月、東京・春・音楽祭でのワーグナー「タンホイザー」で素晴らしいヴォルフラムを歌って絶賛されたことがまだ記憶に新しいところ。そしてラ・ロシュには大ベテランのクルト・リドルが入って脇を閉めています。指揮は、フレミングとは度々共演しているクリストフ・エッシェンバッハ。彼独自の緻密な美感はフレミングと相性が良いのでしょう。もちろん、ウィーンのオーケストラはシュトラウスに最適です。
 演出のマルコ・アルトゥーロ・マレッリは、名前はイタリア人風ですが、生まれはスイスのチューリヒでハンブルクなどドイツ語圏の劇場で活躍してきた人。舞台もイタリア的な明るい美感とドイツ的な機能美が融合したものと言ってよいでしょう。嬉しい日本語字幕付き。鮮明映像でウィーンのシュトラウスをお楽しみください!
 

71 5804
(Blu-ray)
\5400
シノーポリ指揮・バイロイト音楽祭1998/
 ワーグナー:「パルジファル」

 
ポール・エルミング(T パルジファル)/
リンダ・ワトソン(S クンドリ)/
ハンス・ゾーティン(Bs グルネマンツ)/
ファルク・シュトルックマン(Br アンフォルタス)/
エッケハルト・ヴラシハ(Br クリングゾル)/
マティアス・ヘレ(Bs ティトゥレル)/
リチャード・ブルンナー(T 第一の聖杯騎士)/
シャーンドル・ソーリョム=ナジ(Br 第二の聖杯騎士)/
サラ・フライアー(Ms 第一の小姓)/
ジェーン・ターナー(Ms 第二の小姓)/
ヘルムート・パンプフ(T 第三の小姓)/
ペーター・マウス(T 第四の小姓)/
クラウディア・バラインスキ(S 花の乙女)/
ジョイス・ガイヤー(S 花の乙女)/
ジモーネ・シュレーダー(A 花の乙女)/
カテリーナ・ベラノヴァ(S 花の乙女)/
ドロテー・ヤンセン(S 花の乙女)/
ラウラ・ニュカネン(Ms 花の乙女)/
アンドレア・ベニッヒ(Ms 天からの声)/
ジュゼッペ・シノーポリ(指揮)/
バイロイト祝祭管弦楽団,合唱団/
バイロイト祝祭舞踏団
 あのシノーポリのバイロイトでの「パルジファル」日本語字幕付Blu-ray Discで再登場!

 ヴォルフガング・ワーグナー(演出,装置)、ラインハルト・ハインリヒ(衣装)、イヴァン・マルコ(花の乙女たちの振付)
 収録:1998 年7月6、13日,バイロイト
 リージョン:All、HD 16:9、268 分、PCM Stereo /DTS-HD MA 5.1、字幕:独英仏西韓日

 DVD(705908)で発売されていた1998 年のバイロイト音楽祭での「パルジファル」がBlu-ray Disc で再登場、しかも日本語字幕付きです!このパルジファルは1985 年から急逝する前年の2000 年までバイロイトの主軸指揮者であったジュゼッペ・シノーポリ(1946—2001)の最も重要な記録です。遅めのテンポで晩年のワーグナーの雄大な音楽をじっくりと描きつつ、響きはあくまで明晰。改めて素晴らしいワーグナーだったと思わされます。
 キャストも充実しています。パルジファルは、1990 年代のこの役の第一人者、ポール・エルミング。活躍のわりに映像どころか録音も多くはない人なので、全盛期のパルジファルは貴重。全体の強い核となっています。クンドリーのリンダ・ワトソンはこれがバイロイト・デビューでした。その後10 年以上にわたってバイロイトに毎年のように出演、ことに2006—2010 年はブリュンヒルデを歌って不動の名声を築きました。この頃のバイロイト音楽祭は男声低声が非常に充実しており、グルネマンツのハンス・ゾーティン、アンフォルタスのファルク・シュトルックマン、クリングゾルのエッケハルト・ヴラシハ、ティトゥレルのマティアス・ヘレと超一流の歌手がズラリ。また第一の聖杯騎士を、新国立劇場で「マイスタージンガー」のヴァルターを歌ったリチャード・ブルンナーが歌っています。
 1989 年以来のヴォルフガング・ワーグナーの演出は、安定の一言に尽きます。
 今回のBlu-ray Disc ではありがたいことに日本語字幕付きです。より良い映像を日本語字幕付きでお楽しみいただけます。




EURO ARTS(映像)

20 12784
(Blu-ray)
\4700
アバド&ベルリン・フィル/
 ブラームス:ドイツ・レクイエム作品45
クラウディオ・アバド(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
バーバラ・ボニー(ソプラノ)
ブリン・ターフェル(バリトン)
スウェーデン放送合唱団
エリク・エリクソン室内合唱団
マリア・ヴィースランデル(合唱指揮)

20 12788
(DVD)
\2900
 ウィーン・ムジークフェラインで行われたアバド&ベルリン・フィルのドイツ・レクイエム、新リマスタリングで画質・音質ともに向上

 収録:1997 年4 月3 日ウィーン楽友協会(ライヴ)
 (Blu-ray)画面:1080i Full HD、音声:PCM ステレオ、リージョン:All、字幕:英独仏韓、日本語、79mm
 (DVD)画面:NTSC 16:9、音声:PCM ステレオ、リージョン:All、字幕:英独仏韓、日本語、79mm

 ブラームス歿後100 周年を迎えた1997 年に、クラウディオ・アバドがベルリン・フィルを引き連れて、ライバルであるウィーン・フィルの本拠ムジークフェラインでおこなったコンサートのライヴ映像。
 ブラームスが晩年を過ごし、数々の傑作を生み出したウィーンはまた、「ドイツ・レクィエム」の試演がおこなわれた地でもあります。
 ここでのアバドは、病に倒れる前の溌剌とした演奏を展開しており、ベルリン・フィルとの関係も成熟し、まさに絶好調といえる冴え渡る指揮姿をみせてくれています。またソリストもソプラノにバーバラ・ボニー、バリトンにブリン・ターフェルと大変豪華。そしてスウェーデンの2 大合唱団であるスウェーデン放送合唱団とエリク・エリクソン室内合唱団を従え完璧なアンサンブルと美しい歌声を聴かせてくれています。
 この映像は以前別のレーベルからDVD でリリースされていましたが、ブルーレイ化にともない、新たにリマスタリングされ、画質、音質ともに向上しております。
 
20 13324
(Blu-ray)
\4700
ガラ・フロム・ベルリン1999〜「グランド・ファイナル」
 ベートーヴェン:交響曲第7番より第4楽章
 ドヴォルザーク:交響曲第8番より第4楽章
 マーラー:交響曲第5番より第5楽章
 ストラヴィンスキー:《火の鳥》より「カスチェイ王の魔の踊り」「子守歌」「終曲」
 ラヴェル:《ダフニスとクロエ》より「全員の踊り」
 プロコフィエフ:《アレクサンドル・ネフスキー》より「アレクサンドルのプスコフへの入場」
 シェーンベルク:《グレの歌》より「見よ、太陽」
 リンケ:
  《グリグリ》より「序曲」、《フォリー・ベルジェール》より「行進曲」、
  《督促》より「ギャロップ」、「ベルリンの風」
 トランスラトイル:スポーツ宮殿ワルツ
 フィッシャー:スパークリング・シャンペン
 ニコライ:《ウィンザーの陽気な女房たち》序曲
 コロ:菩提樹の木陰にいる限り
クラウディオ・アバド(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ベルリン放送合唱団
リアス室内合唱団
クラウス・マリア・ブランダウアー
 (語り/グレの歌)

20 13328
(DVD)
\2900
 ミレニアムを記念した千年に一度のコンサート、アバド&ベルリン・フィルによる1999年ジルヴェスター・コンサート

 収録:1999 年12 月31日 ベルリン、フィルハーモニー・ホール
 (Blu-ray) 画面:1080/60i Full HD、音声:PCM ステレオ、リージョン:All、108mm
 (DVD) 画面:NTSC 16:9、音声:PCM ステレオ、リージョン:All、108mm

 千年に一度の演奏会、1900 年代最後の日、1999 年12 月31 日に行われたガラ・コンサートのライヴ映像。アバドもベルリン・フィルのメンバーも、この演奏会を大いに楽しんでいる様子が伝わってきて、ベルリン・フィル恒例のジルヴェスター・コンサートもこの日ばかりはお祭り騒ぎ!「グランド・ファイナル」と題されたこのコンサートは、名曲の終楽章ばかりが選曲され、観客も大盛り上がりで、観ているこちらも思わず大熱狂してしまう映像です。「グレの歌」の語りはドイツの名優クラウス・マリア・ブランダウアーが務めています。後半の団員たちの挨拶にはじまり、プログラムはおなじみ「ベルリンの風」などドイツ人ならだれでも知っている名曲が演奏され、会場はミレニアムを祝う人々の熱気で満ち溢れています。
 この映像は以前DVD でリリースされていましたが、ブルーレイ化にともない、新たにリマスタリングされ、画質、音質ともに向上しております。














ページ内の商品チェック・ボックスをクリックしたら、最後に 「かごに入れる」ボタンを押してください。
新店内のほかのページのお買い物がありましたら、そちらもすませ、最後に「注文フォームへ」ボタンを押して注文フォームで注文を確定してください。
(チェック内容を変更したら、必ずもう一度「かごに入れる」ボタンをクリックしてください。変更内容がかごに反映されませんので)


注文フォームへ


アリアCD トップページへ



Copyright(C) 2013 ARIA−CD.All rights reserved.