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≪第76号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その6 5/20〜


マイナー・レーベル新譜
歴史的録音・旧録音
メジャー・レーベル

国内盤
映像




5/23(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

TWO PIANISTS



TP1039312
(9CD)
\7000→\6490

リヒャルト・シュトラウス: 歌曲全集




<CD1>
 1.クリスマスの歌 TrV 2/2.宿屋 TrV 3/3.冬の旅 TrV 4/
 4.疲れた旅人 TrV 16/5.軽騎兵の歌 TrV 42/6.猟師 TrV 48/
 7.つぐみ TrV 49/8.死者よ、やすらかに眠れ TrV 50/
 9.歓喜と苦悩 TrV 51/10.役者とツィター TrV 58/
 11.子守歌 TrV 59/12.夕焼けと朝焼け TrV 60/
 13.森の中で TrV 62/14.アルペンホルン TrV 64/
 15.かすみ TrV 65/16.兵士の歌 TrV 66/
 17.庭で野ばらをつんできた TrV 67/18.森の歌 TrV 75/
 19.秋の夕暮れ TrV 226/20.子ども時代より/
 21.ひそかに父の庭でTrV 88/22.咲きかけのばらTrV 90/
 23.出会い TrV 98/24.ジョン・アンダーソン、わが愛しき人 TrV 101/
 25.赤いばら TrV 11/
ミケーレ・ブリート(メゾ・ソプラノ)…
 CD1:1, 2, 4, 7, 8, 14, 17, 19, 20, 22-24.
 CD3:12-13, CD5:10, 12, 18. CD6:17.
 CD7:3-5, 8-9, 13. CD8:13. CD9:15, 20/
マルコム・マルティノー(ピアノ)…
 CD1:10, 16. CD2:21-26. CD3:14-15, 18, 29.
 CD5:1, 3, 5-6, 8, 11-13. CD6:1, 6, 16.
 CD7:3-5, 8-11, 13. CD8:1-14.
 CD9:5, 12-13, 16-18, 20-21/
ブレンデン・グンネル(テノール)…
 CD1:10. CD2:21-26.
 CD3:14-15, 18, 29. CD5:1, 3, 5-6, 8, 11, 13.
 CD8:1-12, CD9:17/
クリストフ・エス(ホルン)…CD1:14/
アンドレアス・マッテルスベルガー(バス)…
 CD1:16 . CD7:10. CD9:5, 12-13, 16, 18/
ニナ・シューマン(ピアノ)…
 CD1:1-9, 11-15, 17-25. CD3:1-4, 10-13, 17, 22-28.
 CD5:2, 4, 7, 9-10, 15-19. CD6:2-3, 17-20.
 CD7:1-2, 12, 14-19. CD8:15-20. CD9:4, 14-15, 19/
マヌエル・ヴァルザー(バリトン)…
 CD1:3, 5, 9, 21. CD3:25-26.
 CD5:2, 15-16. CD8:16. CD9:14/
ルチアン・クラシュネク(テノール)…
 CD1:6. CD3:23-24, 27.
 CD5:19. CD6:2, 20. CD8:17/
マルクス・アイヒェ(バリトン)…CD2:10-14. CD3:16/
ヴォルフラム・リーガー(ピアノ)…
 CD2:10-20. CD3:5-9, 16, 19-21.
CD4. CD5:14. CD9:1-3, 6-11/
マルティン・ミッタールッツナー(テノール)…
 CD2:15-20. CD3:5-9, 20-21. CD9:1-3,/
アンケ・フォンドゥング(メゾ・ソプラノ)…
 CD2:1-9. CD3:30/
クリストフ・ベルナー(ピアノ)…
 CD2:1-9. CD3:30/
クリスティアーネ・リボール(ソプラノ)…
 CD3:10-11. CD5:4. CD6:3.
 CD7:1, 12. CD9:19/
アーニャ=ニーナ・バールマン(ソプラノ)…
 CD3:1-4, 17, 22, 28. CD5:1, 7, 9, 17.
 CD6:18-19. CD7:2, 14-19.
 CD8:15, 18-20. CD9:4. CD2:1-9/
ジェンコン・チョイ(テノール)…
 CD3:19. CD9:6-11/
ユ・ヤメイ(ヴァイオリン)…CD3:21/
ブリギッテ・ファスベンダー(朗読)…
 CD4. CD5:14/
ユリアーネ・バンゼ(ソプラノ)…
 CD6:1, 6, 16. CD7:11. CD8:14. CD9:21/
クリスティアン・エルスナー(テノール)…
 CD6:4-5, 7-15. CD7:6-7/
ブルクハルト・ケーリンク(ピアノ)…
 CD6:4-5, 7-15. CD7:6-7/
エドゥアルド・シェンナッハ(トランペット)
 …CD7:13
<CD2>
 1.夜 Op.10-3/2.献呈 Op.10-1/3.何もなく Op.10-2/
 4.ダリア Op.10-4/5.待ちわびて Op.10-5/6.万霊節 Op.10-8/
 7.黙して Op.10-6/8.サフラン Op.10-7/9.誰がしたの? TrV 142/
 10.マドリガル Op.15-1/11.冬の夜 Op.15-2/
 12.悲しみの賛歌 Op.15-3/13.その心に似て Op.15-4/
 14.帰郷 Op.15-5/15.あなたの瞳が私を見て Op.17-1/
 16.セレナード Op.17-2/17.秘密 Op.17-3/
 18.暗いヴェールにおおわれて Op.17-4/19.舟歌 Op.17-6/
 20.勇気を出してOp.17-5/21.二人の秘密をなぜ隠すのか Op.19-4/
 22.美しく、しかし冷たい空の星よ Op.19-3/
 23.私の心は沈黙し冷える Op.19-6/
 24.あなたの黒髪を私の頭に広げてください Op.19-2/
 25.おとめよ、それが何の役に立つというのか Op.19-1/
 26.希望と失望 Op.19-5/
<CD3>
 1.矢車草 OP.22-1/2.けしの花 OP.22-2/3.きづた OP.22-3/
 4.水蓮 OP.22-4/5.胸の想い OP.21-1/6.私の心の王冠 OP.21-2/
 7.ああ、不幸な私 OP.21-4/8.恋人よ、さようなら OP.21-3/
 9.女たちは時にはつつましく OP.21-5/10.春の声満ちて Op.26-1/
 11.あなたが私のものならば Op.26-2/12.わが心やすらかに Op.27-1/
 13.あした Op.27-4/14.ひそやかな誘い Op.27-3/
 15.ツェツィーリエ Op.27-2/16.たそがれの夢 Op.29-1/
 17.ときめく胸 Op.29-2/18.夜の散歩 Op.29-3/19.もしも Op.31-2/
 20.白いジャスミン Op.31-3/21.静かな散歩 Op.31-4/22.青い夏 Op.31-1/
 23.恋人のベッドへ天使の訪れ Op.32-5/24.憧れ Op.32-2/
 25.私の愛をだれに Op.32-1/26.愛の賛歌 Op.32-3/
 27.ああ、かぐわかしき五月 Op.32-4/28.さあ飛び出そう TrV 175/
 29.春のレンツさんOp.37-5/30.わが子に Op.37-3/
<CD4>
 1-2.イノック・アーデン Op.38<第1部/第2部>/
<CD5>
 1.15ペニヒで Op.36-2/2.ばらの花環 Op.36-1/3.君を愛す Op.37-2/
 4.満ちたりた幸福 Op.37-1/5.崇拝 Op.36-4/6.婚礼の歌 Op.37-6/
 7.お父さんが言いました Op.36-3/8.わが眼差し Op.37-4/
 9.若い魔女の歌 Op.39-2/10.解き放たれて Op.39-4/
 11.労働者 Op.39-3/12.ひそやかな歌 Op.39-1/
 13.わが息子への歌 Op.39-5/14.海辺の城 TrV 191/
 15.ひそやかな歌 Op.41a-5/16.君に捧ぐ Op.43-1/
 17.母親の自慢 Op.43-2/18.岸部にて Op.41a-3/19.放蕩者 Op.41a-4/
<CD6>
 1.子守歌 Op.41a-1/2.カンパーニャにて Op.41a-2/
 3.ヒルザウの楡の木 Op.43-3/4.7つの封印 Op.46-3/
 5.昨日私はアトラスだった Op.46-2/6.クリスマスの気分 TrV 198/
 7.嵐の宿 Op.46-1/8.朝焼け Op.46-4/9.鏡の中の私 Op.46-5/
 10.ある子どもに Op.47-1/11.詩人の夕べの散歩 Op.47-2/
 12.若者の誓い Op.49-6/13.ふりかえって Op.47-3/
 14.帰還 Op.47-4/15.7人の飲み仲間 Op.47-5/
 16.冬の誓約 Op.48-4/17.私の心は揺れ動く Op.48-2/
 18.響け Op.48-3/19.冬の愛 Op.48-5/20.なつかしい面影 Op.48-1/
<CD7>
 1.黄金色でいっぱいに Op.49-2/2.あなたはそれを知らず Op.49-5/
 3.子守歌 Op.49-3/4.森の喜び Op.49-1/5.愛する者は悩み Op.49-7/
 6.ああ、何と悲しくつらく悩ましいことか Op.49-8/7.石きり人の歌 Op.49-4/
 8.見出されたもの Op.56-1/9.あなたの青い目で Op.56-4/
 10.遅れたボートで Op.56-3/11.盲目の嘆き Op.56-2/
 12.春の祭り Op.56-5/13.東方の聖なる三博士 Op.56-6/
 14.あなたの歌が心に響く時 Op.68-4/15.花束を編みたかった Op.68-2/
 16.ささやけ、愛らしいミルテよ Op.68-3/17.夜に Op.68-1/
 18.愛の神アモール Op.68-5/19.女たちの歌 Op.68-6/
<CD8>
 1-12.歌曲集「商人の鑑」Op.66
  <昔、一匹のヤギがいた/あるときヤギが使いに来た/
   うさぎがあるとき恋をした/3つの仮面/おまえは交響詩を完成したか/
   おお、愛する芸術家よ/大いなる神よ、われらの敵は/
   芸術は商人たちにより脅かされる/昔、南京虫がいた/芸術家は創造者/
   商人と作る人/おお商人の群れよ、おお商人仲間よ>/
 13.ひどい天気 Op.69-5/14.星 Op.69-1/15.さかずき Op.69-2/
 16.単調さ Op.69-3/17.森を行く Op.69-4/
 18-20.オフィーリアの歌
  <どうしたらほんとの恋人を見分けられるだろう Op.67-1/
   おはよう、今日は聖ヴァレンタインの日 Op.67-2/
   彼女は布もかけずに棺台にのせられ Op.67-3>/
<CD9 西東詩集の不満の書より>
 1.世界を求める者は Op.67-4/2.あれほど忠告したのに Op.67-5/
 3.さすらい人の心の安らぎ Op.67-6/4.箴言 TrV 239/
 5.創造し 生命を吹き込むこと TrV 244/
 6.全ての音と響きで TrV.251/7.あなたの瞳 Op.77-1/
 8.愛の贈り物 Op.77-3/9.動揺 Op.77-2/10.全能の神 Op.77-4/
 11.あなたのために Op.77-5/12.もはやそれ以上は TrV 258/
 13.気たるべき時代のために TrV 260/14.何かが少しあったように TrV 261/
 15.小川 TrV 264/16.陽の光の中で TrV 268/17.リズムを測って TrV 269/
 18.聖ミハエル教会 TrV 280/19.ベルヴェデーレ宮殿の眺め TrV 281/
 20.風刺の歌-うつろうものは何もなく TrV 282/21.あおい TrV 297
 2014年、リヒャルト・シュトラウスの生誕150周年を祝して、入念に準備された「ピアノ伴奏による歌曲全集」の登場です。
 全てを監修したのは、往年の名メゾ・ソプラノ、ブリギッテ・ファスベンダー。彼女は舞台を退いてからも、後進の指導を積極的に行っていることで知られており、この全集でも現在最高のシュトラウス歌手13人を結集し、歌唱についてのアドヴァイスを与えることで、ここに最高の「全集」が完成したのです。
 これまで全集としてリリースされていたアルバムは(後に新発見の2つの歌曲…子ども時代より:CD1-20、秋の夕暮れ TrV 226:CD1-19が追加され、現在は全集とは銘打っていません)、2人の歌手が歌い分けていただけであり、今回のような細かいニュアンスの違いには対応していないこともあり、この全集における「歌唱法からドイツ語の発音、そして作曲年代によるスタイルの違い」までが丁寧に考慮され、もちろん各歌曲にふさわしい声質も選択されるというコンセプトは聞き手にとっても魅力的なものであることは間違いありません。
 各々の曲は、概ね作曲年代順に並べられ、母親の助けを借りて仕上げたであろう6歳の時の「クリスマスの歌」から、84歳の時に名歌手マリア・イェリッツァのために書かれた「あおい」(実質上、彼の最後の作品)まで、「歌曲」というものに彩られたリヒャルト・シュトラウスの生涯をじっくり辿ってみませんか。







TANIDOS


SRD 434
\2400
珠玉のスペイン・チェロ音楽 Vol.4 無伴奏チェロ作品集
 ガスパル・カサド(1897-1966):無伴奏チェロ組曲(1926)
 ロジェリオ・ウゲ・イ・タゲイ(1882-1956):スペイン組曲第1番(1938)
 エンリク・カザルス(1892-1986):
  組曲ニ短調−パウ・カザルスへのオマージュ(1982)
 エドゥアルド・デ・リオ(1974-):よそ者の組曲−ペドロ・コロストラに献呈(1994)
エドゥアルド・デ・リオ(チェロ)

録音:2014年1月4日、ロドルフォ・アルフテル専門音楽院室内楽ホール、モストレス、
     マドリード県、スペイン

好評の「珠玉のスペイン・チェロ音楽」シリーズ、Vol.3に先だってVol.4が発売されました。エドゥアルド・デル・リオはスペインのマドリードに生まれ、1999年以来2014年現在ロドルフォ・アルフテル専門音楽院室内楽科・チェロ科教授を務めているチェロ奏者。

 


SRD 436
\2400→\2190
チェロ楽派のパイオニアたち バリエール、ボッケリーニからポッパーへ
 2つのチェロのための音楽

  ジャン=バティスト・バリエール(1707-1747):
   チェロ・ソナタ集第1巻 から 第1番ロ短調
   チェロ・ソナタ集第4巻 から 第4番ト長調(*)
  ルイージ・ボッケリーニ(1743-1805):チェロ・ソナタ第6番ハ長調
  パブロ・ビダル(?-1808):「チェロの技法と訓練」から 練習曲第26番、第27番
  ダーヴィト・ポッパー(1843-1913):組曲 Op.16
テンポ・ディ・バッソ
 アルド・マタ、エドゥアルド・コンサレス(チェロ)

録音:2013年6月、セゴビア専門音楽院コンサートホール





VANITAS



VA 05
\2500→\2290
消え去りゆく瞬間
 ヨハン・ヤコプ・フローベルガー(1616-1667):組曲第18番ト短調(Cm)
   アルマンド/ジグ/クラント/サラバンド
 ディートリヒ・ベッカー(1623-1707):ソナタ ニ短調 から レント(Vn/Vg/Vl/Or)(+)
 ディートリヒ・ブクステフーデ(1637-1707):主よ、われに御身さえあれば
    [Herr, wenn ich nur dich habe](S/Co/Vn/Vg/Vl/Or)
 ルイ・クープラン(1626頃-1661):(組曲)(Cm)
   アルマンド/サラバンド/クラントI/クラントII/ジグ
 ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー(1623頃-1680):
  ソナタ第2番(1664、ニュルンベルク)(Vn/Vg/Vl/Or)(+)
 フランツ・トゥンダー(1614-1667):
  ああ、主よ、御身の愛する天使たちに
   [Ach Herr, lass deine lieben Engelein](S/Co/Vn/Vg/Vl/Or)(*)
 ディートリヒ・ブクステフーデ:
  トッカータ ト長調 から フィナーレのオスティナート(Co/Vn/Vg/Vl/Or)(+)
 J・S・バッハ(1685-1750):
  ゴルトベルク変奏曲 BWV988 から アリア,変奏3,12,17,18,21(Cm)(+)
 クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):
  苦悩が甘美であるならば [Si dolce il tormento](S/Co/Vn/Vg/Vl/Or)(#)
 ディートリヒ・ブクステフーデ:コラール(抜粋)(Or*)

ラ・レベレンシア
 パロマ・ガリェゴ(ソプラノ(S))
 パベル・アルミカル(ヴァイオリン(Vn)) マヌエル・パスクアル(コルネット[ツィンク](Co))
 ホルヘ・ミロ(ヴィオラ・ダ・ガンバ(Vg))、トル・ホルヘン(ヴィオローネ(Vl))
 アンドレス・アルベルト・ゴメス
  (チェンバロ(Cm)、ポジティヴ・オルガン(Or)、パイプオルガン(Or*)、ディレクター)

録音:2012年7-9月,使徒サンティアゴ教会(無印)、跣足カルメル会修道院(*)、 ベレン小聖堂(+)、ガレラ邸のパティオ(#)

 アンドレス・アルベルト・ゴメスとスペインの映画監督ダニエル・V・ビリャメディアナ(1975-)の出会いから生まれたバロック音楽ドキュメンタリー映画「De Occulta Philosophia」(2013)のサウンドトラック盤。おそらく映画の撮影に合わせて様々な場所で録音されています。
 バロック時代、生まれた楽音は次の瞬間には消え去ってしまいました。そんなことを思いながら聴き通していただきたいプログラムです。


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


NEWTON CLASSICS


8802151
\2000
ジャコモ・カリッシミ:「悪い金持ちの話」 〜
 8声と2部合唱、2台のヴァイオリンと
 通奏低音のためのオラトリオ

 1.Erat vir quidam/2.Iam satis edisti/
 3.Heu miser, qui audis?/4.O spes meas fallaces/
 5.Nec terra usquam /6.Sic cordis in pietate/
 7.Morere, infelix!/8.En vitae suprema/
 9.Heu me miserum/10.O dives miserrime/
 11.Quam stulti sunt/12.Hos statim mors acerba/
 13.Avernales inter poenas (Cantus)/
 14.Avernale inter poenas (Daemonum turba)
コンプレッソ・バロッコ・ディ・ミラノ/
アンジェロ・エフリキアン(指揮&ヴァイオリン)/
アルベルト・リナルディ(バリトン)/
ロドルフォ・ファロルフィ(テノール)/
カルメン・ヴィラルタ(女声)/
ガストン・サルティ(バリトン)/
ロベルト・ランドルフ(バリトン)/
ルチアーノ・メデチ(男声)/
ロサンナ・ジャンコーラ(女声)/
パトリック・コステロエ(男声)/
チェッティーナ・カデロ(ソプラノ)/
シオン・ジェーカー(男声)/
ジュセッペ・ドナドーニ(男声)
録音 1967年2月6-13日 イタリア ミラノ,ヴィラ・リッタ Arcophon-Rivoalto 原盤
 イタリアのバロック時代の作曲家カリッシミ(1605-1674)。貧しい家に生まれ1605年4月18日に洗礼を受けたという記録が残っている他は、ほとんど詳しい生い立ちはわかりません。そのためどこで音楽教育を受けたかも不明ですが、18歳のときにはチボリ大聖堂合唱団のメンバーになり、その後オルガニストにも任命されています。
 彼はイタリアの音楽界において、大変賞賛されていたようで、ローマに定住するも、ヴェネツィアをはじめとした高名な施設から招聘されるなど、大きな影響力も誇っていました。それは後にマルカントワーヌ・シャルパンティエが革新的な作品を書いた時も、実はカリッシミの音楽様式を下敷きにしたといわれるほどでした。
 現在、カリッシミは室内カンタータの発展者として知られ、またオラトリオの先駆者としても歴史に名を残しています。
 このオラトリオは、富める人と貧しき人の対比を描きつつ、神を信じることの大切さも説くという劇的で聖と俗を融合させた作品と言えるでしょう。
 

8802110
\2000
ムツィオ・クレメンティ:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ集
 1-2.ソナタ ヘ長調 Op.3-4/3-4.ソナタ 変ロ長調 Op.3-5/
 5-6.ソナタ ハ長調 Op.3-6/7-9.ソナタ ト長調 Op.13-1/
 10-12.ソナタ ハ長調 Op.13-2/13-14.ソナタ 変ホ長調 Op.13-3
マリオ・ヴァッシレフ(ヴァイオリン)
マッシモ・アンフォッシ(ピアノ)
録音 1998年10月23-27日 イタリア モリアーノ・ヴェネト,コンドゥルマー・レコーディング・スタジオ Rivoalto原盤
 クレメンティ(1752-1832)がソナタを書き始めたのは13歳の時(この時に書かれた変イ長調のソナタは出版されることはありませんでした)で、それ以降、1821年まで、およそ半世紀に渡ってこのジャンルの作品を作曲しながら、その間、作曲家、教師、編集者、ピアノ製作、楽譜出版まで幅広く手を広げていたのでした。
 そんなクレメンティは当時、ベートーヴェンとも親交があり、お互いに影響を与えあったことでも知られています。
 彼の作品は、何といっても一連のピアノのための曲が知られていて、このヴァイオリンソナタも、当時の慣例に基づいて、ピアノが主であり、ヴァイオリンはどちらかというとオブリガード的な扱いを受けていることは否めませんが、それでもOp.13になると、時にはモーツァルトのソナタのような、ヴァイオリンがメロディを担うこともしばしばあり、簡素な形式の中にも、なかなかの聴き応えを感じることができるのではないでしょうか。




REGIS


RRC1416
\1100
ジュリアン・ブリーム(Guitar)の芸術
 ジュリアーニ:ギター協奏曲第1番/
 マルコム・アーノルド:ギター協奏曲Op.67/
 ヴィラ=ロボス:5つの前奏曲/
 ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ  1957年、60年録音
ジュリアン・ブリーム(Guitar)
メロスアンサンブル
 

RRC1417
\1100
ブリテン:管弦楽曲集
 青少年のための管弦楽入門 
  エドゥアルト・ファン・ベイヌム指揮、
  ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
    1955年録音/
 歌劇「ピーター・グライムズ」より4つの海の間奏曲とパッサカリア
  ベンジャミン・ブリテン指揮、
  ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団
    1958年録音/
 シンプルシンフォニー
  イ・ムジチ合奏団 1959年録音/
 シンフォニア・ダ・レクイエム
  ベンジャミン・ブリテン指揮、
  デンマーク国立放送交響楽団
   1957年録音
 

RRC1418
\1100
グレン・グールド(pf)プレイズ・バッハ
 パルティータ第1番、第2番
  1959年録音、
 パルティータ第5番、第6番
  1957年録音、イタリア協奏曲
  1960年録音
グレン・グールド(pf)
  

RRC1419
\1100
The Voice of Alfred Deller/アルフレッド・デラー(C-T)の歌声
 エリザベス朝の民謡集
  デズモンド・デュプレ(Guitar)
  1955年録音/
 ジャコビアン時代の歌
  デズモンド・デュプレ(Lute)
  グスタフ・レオンハルト(harpsichord)
   1954年録音/
 パーセル:声楽曲集
   デラー・コンソート 1959年録音




VISTA VERA


VVCD 00255
\2000→\1890
スヴャトスラフ・リヒテル Vol.3
 ベートーヴェン(1770-1827):
  ピアノ・ソナタ第7番ニ長調 Op.10 No.3(+)
  ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調 Op.31 No.3(+)
 モーツァルト(1756-1791):ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466(*)
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
カルル・エリアスベルク(指揮)

録音:1958年5月18日
    1960年4月1日、チャイコフスキー・コンサートホール、モスクワ、ロシア、ソヴィエト(+) ADD(*/+)
 「1949年モスクワ・ライヴ」(VVCD 00242;Vol.1に相当)、「プライヴェート・コレクション Vol.2」(VVCD 00244)に続く第3弾。シリーズ名が不統一でしたが、今後は「スヴャトスラフ・リヒテル Vol.〜」で続くと思われます。

 
VVCD 00251
\2000
ヴラディーミル・ペルミャコフ クラリネットのための室内楽
 モーツァルト(1756-1791):クラリネット五重奏曲イ長調 K.581(*)
 ウィリアム・ハールストーン(1876-1906):
  クラリネットとピアノのための4つの性格的小品(+)
 プーランク(1899-1963):クラリネット・ソナタ(1962)から 第2&3楽章(#)
 グリンカ(1804-1857):
  クラリネット、ファゴットとピアノのための悲愴三重奏曲ニ短調(1832)(**)
ヴラディーミル・ペルミャコフ(クラリネット)
O・ヤノヴィチ、L・コルチンスカヤ(ヴァイオリン(*))
S・クラスノヴァ(ヴィオラ(*)) A・ピチリモヴァ(チェロ(*))
N・パラモノヴァ(ピアノ(+))
M・ボチコフ(ファゴット(**)) E・クルシェフスキー(ピアノ(**))

録音:1988年、ライヴ(#)/1989年(+)/1990年(**)/1991年(*) ADD
 ヴラディーミル・ペルミャコフは2014年現在チャイコフスキー交響楽団(モスクワ放送交響楽団)でソリスト(首席)を務めるクラリネット奏者。(#)のピアノ奏者については記載がございません。



<メジャー・レーベル>

DG


479 3441
\2200→\1990
2013年・ルツェルン音楽祭ライヴ
 アバド/
  ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調
ルツェルン祝祭管弦楽団
指揮:クラウディオ・アバド
アバド最晩年の録音。 2013年ルツェルン音楽祭ライヴ!
 録音:2013年8月21-26日 ルツェルン (ライヴ)
 昨2013年、ルツェルン・フェスティヴァルは75周年という記念の年を迎え、オープニング・コンサートに登場したアバド&ルツェルン祝祭管弦楽団のコンサートをライヴ収録した映像作品は今年4月AccentuxMusicレーベルから発売され、大きな話題を呼びました。
 そのルツェルン音楽祭の中盤、アバドがルツェルン祝祭管弦楽団を指揮したブルックナー:交響曲第9番がドイツ・グラモフォンからリリースされることになりました。(Accent Musicが収録したライヴ録音)。
 ブルックナーの交響曲第9番は アバドが昨年10月に予定されていたルツェルン祝祭管弦楽団との来日公演曲目としても選んでいましたが、健康上の問題で、その公演は実現することなく、その数か月後に帰らぬ人となったのです。
 ギュンター・ヴァントの最後の来日となった2000年の東京公演で選ばれたレパートリーもブルックナーの第9番でした。アバドのブルックナー演奏はヴァントとは対極のものと言われてきましたが、追悼盤としてリリースされる当盤はいかなる余韻を聴き手に与えることでしょうか。
 


479 2687
(3CD+BDA)
\5000→\4590
《クライバー/デラックス・エディション》
CD1
 ベートーヴェン:交響曲第5番&第7番
CD2
 シューベルト:交響曲第3番&第8番
CD3
 ブラームス:交響曲第4番
BD-A 
 上記3CDの5曲
  +A Memoir (オーディオ・ドキュメンタリー)(約70分)
   ⇒「椿姫」1幕1場(バイエルン)、
    「魔弾の射手」序曲ほか(ドレスデン)、
    「椿姫」 第3幕 さようなら、
    過ぎ去った日々よ(コトルバス)、
    ベートーヴェン:交響曲第5番〜第1楽章、
    交響曲第7番〜第4楽章(ウィーン・フィル)、
    「こうもり」序曲ほか(バイエルン)などをベースに、
    音楽に対峙するクライバーの徹底したアプローチを
    追求するドキュメンタリー
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:カルロス・クライバー
クライバー没後10周年を記念した永久保存版豪華BOX!
 録音:1974年&19676年(CD)、1978年(CD2),1980年(CD3)
 幾多のドイツ・グラモフォン名盤の中で、時の変遷に関わらずベスト・セラー盤としてその輝きを失わないクライバー&ウィーン・フィルの録音。
 2004年7月13日にクライバーが世を去って今年で10年という事を記念して、音楽ファン必携のクライバー・デラックス・エディションが完成しました。
 CDはウィーン・フィルとの録音3枚で、全て新たに24-bit/96kHzのリマスターが施されています。
 さらにこれら3枚の音源をブルーレイ・オーディオに収録(こちらも24bit/96kHz仕様)、ブルーレイには約70分間のオーディオ・ドキュメンタリーもプラスされています。 
◆96kHz/24-bitリマスター
◆ハードカヴァー・ブックレット
 


479 3442
(5CD+BDA)
\6000→5490
カラヤン/
 ベートーヴェン:交響曲全集

 ◆新規リマスター音源( 24 bit / 96 kHz)
  +ブルーレイ・オーディオ
   (交響曲全9曲+第9番リハーサル)( 24 bit / 96 kHz)
 ◆完全限定盤
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
カラヤン没後25周年—
60年代の意気揚々たる全曲録音を最高の音質で!
録音:1961年&1962年
 1961&62年、ベルリン、イエス・キリスト教会で収録されたステレオ録音が、あらたなるリマスターで見事に蘇りました。
 ブルーレイ・オーディオには2003年のSACDによる交響曲全集発売時にも特典版として封入された交響曲第9番のリハーサル風景も収録。
 カラヤン&ベルリン・フィルの良好な関係が感じられる意気揚々たる演奏が、最新のテクノロジーを駆使したリマスターによって更に迫力を増して圧倒的な感動の坩堝へ聴き手を誘います。





 

DECCA



478 6443
(2CD+BDA)
\4500→\4090
アシュケナージ/
ラフマニノフピアノ協奏曲(デラックス・エディション)

 CD1-2
   ピアノ協奏曲第1番〜第4番、
   パガニーニの主題による変奏曲
 +ブルーレイ・オーディオ
   (上記5曲)(96kHz/24-bit)
◆24-bit/96kHz リマスター音源
◆ハードカヴァー・ブックレット
完全限定盤
ヴラディーミル・アシュケナージ(ピアノ)
ロンドン交響楽団
指揮:アンドレ・プレヴィン
ラフマニノフ演奏の決定盤を究極の音質で!
録音:1970年3月(第1番)、1970年10月(第2番&4番、パガニーニ)  1971年3月(第3番)
 ここ最近グラモフォン&デッカを代表する名盤がまとまった形で新たなリマスターが施され、ブルーレイ・オーディオ盤がプラスされて再登場してきましたが、このアシュケナージによるラフマニノフ録音も過去40年にわたり様々な形でリリースされては絶賛を浴びてきた名盤中の名盤。
 40Pのブックレットにはアシュケナージやプレヴィンの貴重な写真が多数掲載され、ピアニストとしてのアシュケナージがDECCAに録音したラフマニノフ全ディスコグラフィも収録されています。



<国内盤>


ARCANA



Mer-A375
(国内盤)
\2800+税
プラッティ:鍵盤楽器のための三つの協奏曲
+オーボエ・ソナタ、鍵盤ソナタ

ジョヴァンニ・ベネデット・プラッティ(1697〜1763):
 1.鍵盤楽器の独奏を伴う協奏曲 ハ短調
 2.オーボエと通奏低音のためのソナタ ハ短調*
 3. 鍵盤楽器の独奏を伴う協奏曲 ト長調
 4.鍵盤楽器のためのソナタ ハ短調op.4-2
 5. 鍵盤楽器の独奏を伴う協奏曲 イ長調
ルーカ・グリエルミ(フォルテピアノ)
使用楽器:バルトローメオ・クリストフォリ1726年モデル
コンチェルト・マドリガレスコ(古楽器使用)
リアーナ・モスカ(第1ヴァイオリン)
ウルリーケ・フィシャー(第2ヴァイオリン)
テレーザ・チェッカート(ヴィオラ)
サラ・ベンニーチ(チェロ)
パオロ・グラッツィ(オーボエ)*

 音楽史上最も古い時期の「ピアノのための協奏曲」—-その素顔は、ほとんど室内楽曲のようだった!
 ドイツの片隅で、バッハが独自の模索を続けていた頃、音楽先進国で着々とセンスを磨いていたプラッティの名曲群。当時の楽器と奏法で解き明かされる真相は、なんとあざやかで心地よい...!

 「ピアノ協奏曲」の最も古い例...と言われたら、誰の曲が思い浮かぶでしょう?モーツァルト?いえいえ、彼も若い頃はチェンバロばかり弾いていました。その大先輩ハイドン?否、ハイドンもまた若い頃はチェンバロで音楽を学んでいたうえ、初期の鍵盤協奏曲はみなオルガン向けだったとのこと。
 バッハの協奏曲はみな(ピアニストたちも弾くにせよ)もとはチェンバロのために書かれていたのだし、そうすると、1740 年代中盤以降にC.P.E.バッハやW.F.バッハなど、ピアノを知っていたバッハ門下の息子や弟子たちが書きはじめたのが最古の例ということになるのでしょうか...?
 あるいはそうかもしれません。しかしそれよりもさらに昔に、しかも最初からピアノという楽器を念頭に置いて鍵盤協奏曲を作曲していた人がいたとしたら...?

 そう、音楽史の本をひもとけば、ピアノという楽器は1700 年前後にフィレンツェの楽器職人バルトローメオ・クリストフォリが開発した...ということになっているとおり、もとの発案はイタリアでなされていたのです(その設計を応用して、実用的なピアノを最初につくりはじめたのは結局、ドイツ人たちだったわけですが...)。
 そしてその最初期の演奏家のひとりが、数多くの鍵盤ソナタを残したドイツ語圏暮らしのイタリア人、プラッティだったという次第.

数多くのソナタが楽譜出版されているところから、生前も人気作曲家だったようすがしのばれるこの手際よいロココの作曲家は、自らオーボエ奏者として活躍するかたわら、当時の音楽家の例にもれず数多くの楽器を弾きこなし、そのなかには発明されたばかりの「フォルテとピアノが弾き分けられるチェンバロ」、つまりクリストフォリのフォルテピアノも含まれていたとのこと。のちにヴュルツブルクの宮廷作曲家として大成功をおさめた彼が1740 年代初頭に楽譜出版した「鍵盤楽器の独奏(オブリガート)を伴う協奏曲」の数々はつまり、フォルテピアノを弾きこなすプラッティが作曲した音楽史上もっとも早い時期の「ピアノ協奏曲」だったということになるのです。
 実際これらの協奏曲の存在は古くから注目されていて、現代ピアノでもフェリシア・ブリュメンタールその他の演奏家が室内弦楽合奏団とともに録音もしていたりするのですが、その魅力はやはり、当時の楽器と奏法、演奏スタイルを徹底的に再現してこそ、はじめて見えてこようというもの——祖国イタリアをはじめとする欧州の古楽界で、きわめて多忙な活躍をみせる凄腕通奏低音奏者グリエルミが、気の置けない俊才たちと室内楽スタイルで録音したこれらの協奏曲の響きは、音量の小さなクリストフォリ・モデルの楽器(ピアノというより、チェンバロに近い煌びやかな美音が特徴的です)から繰り出される音をきわめて雄弁に歌わせる、ロココ=疾風怒濤期ならではのセンスあふれる音作りがたまりません!

 解説充実全訳付、ひとつのジャンルの始まりを記念する注目作を、絶妙の名演で!
 オーボエ奏者でもあった作曲家の姿を偲ばせるソナタでも、Ens.ゼフィーロの名手グラッツィが美音を聴かせます。




プラッティ、結構印象的なアルバムがあるんです。

OEHMS
OC-794
\2000→\1890
ジョヴァンニ・ベネデット・プラッティ:通奏低音とチェロのための6 つのソナタ
 1-4.第1 ソナタ/5-8.第2 ソナタ/9-12.第3 ソナタ/
 13-16.第4 ソナタ/17-20.第5 ソナタ/21-24.第6 ソナタ
セバスチャン・ヘス(バロック・チェロ)/
アクセル・ヴォルフ(リュート&テオルボ)
 1697 年生まれの作曲家、プラッティ(1697-1763)はイタリアで歌とオーボエ、ヴァイオリンを学びました。
 当時発明されたばかりのフォルテピアノも習得し、この楽器のためにソナタを作曲しています。その後、25 歳の時にビュルツブルクの大司教ヨハン・フィリップ・シェーンボルンに招かれ、バンベルクとビュルツブルクを治めていたビショップ王子の宮廷楽師となります。ここで、8 人の子どもを持つソプラノ歌手、テレジア・ラングプリュックナーと結婚し、生涯をヴュルツブルクで過ごしました。このソナタ集は1725 年に作曲されたと見られ、シェーンボルンが編纂した60 作にものぼるリストの巻頭に置かれた「12のソナタ」の中の6 つの作品です。シンプルなスコアから導き出された見事な通奏低音と、美しいチェロの絡みが絶妙です。希少作品の発見に力を注ぐヘスとヴォルフによる演奏で。

 録音 2010 年9 月14-16 日ニュルンベルク、マイスタージンガーホール(小ホール)Recording Producer: Thilo Grahmann, Balance Engineer: Carsten Vollmer, Technical Engineer: Markus Spatz, Editing: Thomas Gotz

 このアルバム、とてもゆったりした音楽でいっぺんで好きになってしまいました。
 プラッティは1697年にヴェネツィアで生まれたイタリアの作曲家。その後いろいろあってヴュルツブルグで生涯を過ごしたらしいのですが、ヴュルツブルグは今のドイツのバイエルンなので、プラッティはイタリアからドイツに行ったんですね。
 事典には「初期古典派に影響を与えた」と書いてありますし、ある人は「プラッティこそが新時代のソナタ形式の先駆者」とも語ってます。何らかの形でドイツ・オーストリアの古典派に影響を与えたということなのでしょう。

 さて、このアルバム、曲はチェロ・ソナタです。
 でも「チェロとピアノ」じゃなくて、チェロと、「リュート&テオルボ」。
 だからこんなゆったりした音楽ができたんじゃないかと思います。ピアノだともっとチャッチャカチャッチャカしますよね。全体的にのんびりしてるんです。ヴュルツブルクという街がそういう土地柄だったんでしょうか。

 ちょっと興味があったのでそのヴュルツブルクという街についても調べたのですが・・・、びっくりしました。

 ヴュルツブルク・・・1630年代にはヴュルツブルクは魔女狩りの中心地の一つとなった。1626年から1630年までがその最盛期で、この間に司教区全体で900人以上、ヴュルツブルク市だけでも200人の「魔女」や「魔法使い」が火刑にされた。

 だそうです・・・。
 その100年後にこんなのんびりした音楽が生まれたということなのですか?なんか急に怖くなってきました。
 でもひょっとするとみんな昔のことを忘れようとしていたのかもしれません。だからこんなのんびりした音楽が宮廷では受け入れられたのかも・・・

 と思いたかったのですが、この曲が作られた当時はまだ魔女狩り行われていたみたいです。
 市井で火あぶりが行われていたとき、宮殿ではこんな音楽を聴いていたということですか?

 ・・・このギャップはやっぱり怖いです。(店主短文より)
  

このアルバムも結構売れたんです。
プラッティの協奏曲ばかりを集めたアルバムは珍しいんです。

CARO MITIS
CM005-2006
(SACD Hybrid)
(国内盤・日本語解説書つき)
\3465
ジョヴァンニ・ベネデット・プラッティ(1697〜1763):協奏曲集
 1. オーボエ協奏曲 ト短調
 2. チェンバロ協奏曲 ニ長調
 3. スターバト・マーテル
 4. ヴァイオリン協奏曲 イ長調
 5. チェロ協奏曲 ト短調
 6. ヴァイオリン、チェロと通奏低音のためのソナタ 変ロ長調
アルフレード・ベルナルディーニ(Ob)
プラトゥム・インテグルム・オーケストラ(古楽器使用)
CM005-2006
(SACD Hybrid)
輸入盤
¥2900→¥2290
 プラッティの作品を扱ったアルバムそのものは結構あるのだが、たいていはトリオないし通奏低音つきソロ・ソナタか鍵盤ソナタ集など、ごく小編成の作品ばかり。そこへヴァイオリン協奏曲やチェロ協奏曲、ましてチェンバロ協奏曲まで聴けるとは嬉しい限り。しかもオーボエは名手ベルナルディーニ!プラトゥム・インテグルムのトップ奏者たちも、つい先頃カフェ・ツィマーマンの面子がそうだったように、どんどんソリストとして腕を磨きつつあるようだ。
 ヴィヴァルディやテレマンなどの協奏曲がお好みの方、タルティーニ〜ボッケリーニ初期あたりの前古典派/ロココ系サウンドがお好みのファンはもちろん注目のアルバム。







GRAMOLA



GRML98989
(国内盤)
\2800+税
モーツァルトが暮らした家のピアノ
 〜バドゥラ=スコダ、2013年最新録音〜

モーツァルト(1756〜1791):
 ①ソナタ第16 番 ハ長調 KV545「やさしいソナタ」
 ②ソナタ第10 番 ハ長調 KV330
 ③ソナタ第11 番 イ長調 KV331
 ④ハ長調の小品「バターパン」KV Anh.C.27.09
パウル・バドゥラ=スコダ(フォルテピアノ)
使用楽器:
 アントン・ヴァルター1790年頃製作オリジナル

 ウィーンの巨匠、最後の来日。あふれんばかりの作曲家愛が十指に宿る、2013年に録音されたウィーンGramola レーベル発、最新のモーツァルト独奏作品集...しかも録音場所はモーツァルトが過ごした“フィガロハウス”、使用楽器も作曲家自身が愛したヴァルターの楽器!

 若き日にフルトヴェングラーとカラヤンに見出され、またたくまのうちに世界的なピアニストとなっただけでなく、ウィーンの音楽家としてモーツァルト作品の演奏解釈に深い造詣をしめし、自ら作品分析と奏法指南を執筆するにとどまらず、いまだピアノ演奏に古楽器を使う習慣がなかった20 世紀後半にあって、同じく折にふれ来日を続けてきた世界的名匠イェルク・デームスとともに、他の誰よりも早くから「モーツァルトが知っていた当時のピアノ」の演奏技術をさまざまに突き詰めてきた、生粋のモーツァルト奏者、パウル・バドゥラ=スコダ——

 その演奏がいつも限りない作品愛に貫かれていて、細かな機微ひとつひとつが聴き手の心を静かにざわつかせ、モーツァルト作品のえもいわれぬ魅力に引き込んでやまないことは、数多くの名盤を聴き親しんできた方々も、また折にふれての来日公演に出向き続けてきた方々も、よくおわかりのことに違いありません。

 今年5 月末から6月にかけ、「これで最後」と公言したうえで来日公演を続けることとなる“我らが”バドゥラ=スコダが、故郷ウィーンの中心に本拠をかまえる老舗Gramola レーベルから、その音楽活動の全てを集約するかのようなモーツァルト・アルバムをリリースしてくれたことは、本当にかけがえのない喜びというほかありません。
 バドゥラ=スコダ自身、この録音には並々ならぬこだわりがあったに違いない...と感じさせてやまないのは、この最新録音が2013 年になされた場所が、ほかでもない、ウィーン暮らしのモーツァルトが『フィガロの結婚』やハイドン四重奏曲集、幾多のピアノ協奏曲などを作曲した頃に住んでいた家に置かれている博物館=演奏会場「モーツァルトハウス」であったから。
 録音に使われたのは、現代のピアノではなく、モーツァルト自身も高く評価して亡くなるまで愛奏していた、ウィーンの名製作家アントン・ヴァルターによる1790 年頃製のオリジナル古楽器。その十指は軽やかに鍵盤上を行き来して、数十年来をかけて磨き続けてきた解釈をあざやかに伝え、モーツァルト自身もかくやと思う大気のような美しい響きを私たちの耳に、心に、届けてくれます。
 「モーツァルトは子供たちにとって何より易しく、大人たちにとっては何より難しい」という言葉を象徴するかのような選曲にも、バドゥラ=スコダの確かな意思があらわれているのではないでしょうか——
 玄妙な音使いが不思議でたまらないイ長調の第11 ソナタ、はきはきと明快で愛らしいハ長調の第10 ソナタ、そして誰もがあの平明さの前に心を打たれずにおれない、「易しいソナタ」の綽名で知られるKV545 の第16 ソナタ...私たちの時代とモーツァルトの時代の中間に産み落とされたらしき謎の小品で終わる仕掛けに、一筋縄ではいかないオーストリア気質を感じるもよし——

 全ての音楽ファンに届けられるべき、あらゆる「格」と「粋」を越えて心に響きわたるモーツァルト録音、ここに...!




Anchor Records



UZCL-1027
\2667+税
鬼才オノフリ最新新譜!
コレッリ: 
 ヴァイオリンと、ヴィオローネ
  またはチェンバロのためのソナタ 作品5 VOl.1

   ソナタ第1番 ニ長調
   ソナタ第7番 ニ短調
   ソナタ第3番 ハ長調
   ソナタ第9番 イ長調
   ソナタ第5番 ト短調
   ソナタ第10番 ヘ長調
エンリコ・オノフリ(ヴァイオリン)
イマジナリウム・アンサンブル
録音:2012年10月

 コレッリ、ヴァイオリン・ソナタの決定盤か?!

 バロック器楽の金字塔として名高い、アルカンジェロ・コレッリの《ヴァイオリン、ヴィオローネとチェンバロのためのソナタ作品5》の決定盤が遂にリリースされます。演奏するのは「世界一のバロック・ヴァイオリニスト」と評されるイタリアのヴァイオリニスト、エンリコ・オノフリです。
 コレッリと同郷でもあるオノフリはコレッリが書いたメロディをまるで「たった今、自分が書き下ろしたかの様」に演奏し、オノフリ自身のディミニューションは「まるでコレッリが書き下ろしたかの様に」演奏します。つまりコレッリの「歌」を限りなく自然に表現しているともいえるのではないでしょうか。
 また、今回の録音の「決定盤」たる所以はもうひとつ「実際にコレッリの楽団で使用されていたヴィオローネ(大きめのチェロ)"C.チマパーネ”」でイマジナリウムの名手 A.パルメリが演奏しているところでしょう。つい先日もこのイタリア国宝級の名器の音色をA.パルメリが東京藝術大学でも披露しています。
 a=390Hzのローマ・バロック・ピッチで演奏。


エンリコ・オノフリ
Anchor Recordsの旧譜

UZCL1003
¥2380+税
エンリコ・オノフリ〜バロック・ヴァイオリンの奥義
 J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調
  (ヴァイオリン独奏オノフリ編曲版/世界初録音)
 タルティーニ:ソナタ第10番ト短調『すてられたディドーネ』
 テレマン:幻想曲第1番変ロ短調
 ビーバー:パッサカリア
 テレマン:2つのヴァイオリンのための『ガリヴァー組曲』
  (第2ヴァイオリン:杉田せつ子)
 テレマン:幻想曲第9番ロ短調
 タルティーニ:パストラーレ
 ボーナス・トラック:
  バッサーノ:リチェルカータ
エンリコ・オノフリ(バロック・ヴァイオリン)
「世界最高のバロック・ヴァイオリニスト」と評される、イタリアのバロック・ヴァイオリン奏者、エンリコ・オノフリ(イル・ジャルディーノ・アルモニコ、コンサート・マスター)が、世界初録音のオノフリ編曲版『バッハ:トッカータとフーガ ニ短調(ヴァイオリン独奏版)』を中心に、現代では既に忘れ去られてしまったバロック・ヴァイオリンの『奥義』、『秘技』の数々を縦横無尽に駆使してバロック・ヴァイオリン音楽の超有名曲の数々を弾きまくる!!コアなクラシックファンも驚嘆するであろう必聴盤です!!今年(2010年)は、先日ドイチェ・ハルモニア・ムンディから輸入盤にて発売されたヴィヴァルディのCDも話題になり、また9月には『福岡古楽音楽祭』にメイン・ゲストとして来日。東京文化会館小ホールでのリサイタルも予定されています。録音2009年6月、イタリア、クレマ





国内ユニバーサル


UCCD 1399
\2600+税
内田光子/
 モーツァルト:
  ピアノ協奏曲第18番変ロ長調 K.456
  ピアノ協奏曲第19番ヘ長調 K.459
内田光子(ピアノ、指揮)
 クリーヴランド管弦楽団
2014年4月、クリーヴランドでのライヴ

 2011年のグラミー賞受賞からはや3年。世界が認めたのモーツァルト・アルバム待望の第4弾。
 本作には、26年ぶりの再録音となるピアノ協奏曲第18番と第19番。
 これまでと同様、自らクリーヴランド管弦楽団を弾き振り。


旧譜3タイトル


 内田光子のモーツァルトは非常に陰影が濃く、中にズブズブと入って行ってしまう演奏なので、「モーツァルトを軽く楽しみましょう」という人にはあまり向かない。
 しかし「どうせなら墓場まで一緒に行きましょう」という人には最適。
 通常の演奏家がそういう演奏をしようと思うとモーツァルトの罠のようなものにはまって悲惨な結果になるのだが、内田光子の場合そうならない。
 前々から言っているように巫女的にモーツァルトを表現してしまうのである。だから人生でそう何回も聴くものではない。
 第23番の第2楽章の、天国的な、あるいは地獄的な悲しみ、切なさ。・・・これは、すごい。



DECCA
478 2596
\2200→¥1990
内田光子&クリーヴランド管
 モーツァルト:
  ピアノ協奏曲第20番ト短調K.466
  ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K.595
内田光子(ピアノ&指揮)
クリーヴランド管弦楽団
録音:2010年4月15〜18日 セヴェランスホール、クリーヴランド <デジタル録音>



DECCA
478 1524
\2200→¥1990
グラミー賞受賞したが当然である
 内田光子&クリーヴランド管

  モーツァルト:
   ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488
   ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K.491       
内田光子(ピアノ&指揮)
クリーヴランド管弦楽団
録音:2008年12月、クリーヴランドでのライヴ


4783539
\2200→\1990
内田光子&クリーヴランド管
 モーツァルト・チクルス第3弾

  モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番&第21番
内田光子 (ピアノ&指揮)
クリーヴランド管
 2012年4月クリーヴランド、セヴェランス・ホール

 

UCCY-1038
[SHM-CD]
\2800+税
南 紫音(ヴァイオリン)/ファンタジー
 フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調 op.13
 イザイ:
  悲劇的な詩 op.12
  子供の夢
 フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
 フォーレ:夢のあとに
南 紫音(ヴァイオリン)
 江口 玲(ピアノ)
2014年4月、軽井沢、大賀ホール
 桐朋学園音大を卒業し、昨年9月からドイツ・ハノーファー音楽院で学び始めたヴァイオリニスト南紫音。
 2013年はサントリー音楽財団より新たに貸与されたストラディヴァリウスを手に、NHK交響楽団をはじめとした国内主要オーケストラと共演。8月には黒柳徹子が司会を務めるハートフルコンサートに出演、また皇居での演奏にも招待されるなど、飛躍の1年となりました。
 4年ぶりとなる今作は、フランスとベルギーのヴァイオリン作品を集めたアルバム。
 留学という「夢」を実現させた彼女が、ソリストとしての新たなステージへステップアップすべく、ヴァイオリン・ソナタの大作に挑みます。




Studio N.A.T


NAT13361
\2700+税
ドゥオール結成10 年目に贈る、とっておきのファンタジー
「Carnaval! カルナヴァル!」
 M. ラヴェル:マ・メール・ロワ (4 手連弾)
 1. 眠れる森の美女のパヴァーヌ
 2. 親指小僧
 3. パゴダの女王レドロネット
 4. 美女と野獣の対話
 5. 妖精の園
 P. デュカス:魔法使いの弟子 (2 台ピアノ)
 C. サン=サーンス:動物の謝肉祭
         ( ガーバン編曲による4 手連弾版)
 1. 序奏と堂々たるライオンの行進
 2. 雌鳥と雄鶏
 3. 騾馬
 4. 亀
 5. 象
 6. カンガルー
 7. 水族館
 8. 耳の長い紳士
 9. 森の奥のかっこう
 10. 大きな鳥かご
 11. ピアニスト
 12. 化石
 13. 白鳥
 14. 終曲
ピアノデュオ ドゥオール
 藤井隆史&白水芳枝
 丁寧に積み上げられたサウンドと一音一音に想いを込めて綴られた二人の音楽は、いつもの風景を素敵にしてくれる元気の素があるかのよう。
 デュオだからこそ生まれ出るそのエネルギーが、太陽に草木が伸びていくような、希望に人を導くような‘光’ となれることを願いお届けする、アルバム第四弾。

■ プロフィール
 04年にドイツにて結成後、国内外にて400を超えるステージを踏み、ピアノデュオを中心とした活動で高い評価を受けるドゥオール。
 藤井隆史:東京藝術大学付属音楽高校、同大学、同大学院(修了時ベーゼンドルファーリサイタル出演)にて植田克己、K・シルデ両氏に師事。現在、武蔵野音楽大学講師。
 白水芳枝:兵庫県立西宮高校音楽科、東京藝術大学卒業。笠間春子、井内澄子両氏に師事。現在、国立音楽大学、共立女子大学非常勤講師。
 文化庁、DAAD等の奨学生として独・マンハイム音楽大学大学院にてR・ベンツ、P・ダン両氏に学び、ソロ科、ピアノデュオ科を最優秀修了。
 各々ソリストとして国際コンクール入賞、リサイタル、コンチェルト、放送出演など欧日にて活動。ピアノデュオではロンドン、青山財団バロックザール賞、シューベルト、ドラノフなど国際的賞を受賞。
 日本、欧米各地にてデュオリサイタルを開催し、CDがレコード芸術誌にて特選盤に選出、東京でのリサイタルが音楽の友誌「コンサート・ベストテン」に取り上げられるなど、今後が益々期待されるピアノデュオである。














5/22(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ARTE DELL’ARCO JAPAN



ADJ 044
\2600→\2390
最新アルバムは久々のオール・ハイドン・プログラム!
 ハイドン:
  (1)交響曲第4番 ニ長調 Hob.I-4
  (2)チェロ協奏曲第1番 ハ長調 Hob.VII-b.1
  (3)交響曲第87番 イ長調 Hob.I-87
鈴木秀美(指揮、(2)チェロ)
オーケストラ・リベラ・クラシカ
 OLC 第31回公演ライヴ録音。最新アルバムは久々のオール・ハイドン・プログラム!鈴木秀美3度目となるチェロ協奏曲第1番も収録
 VIVA,GIUSEPPE!OLC サウンドで蘇る、エスターハーズィとパリの興奮!

 ライヴ録音:2013 年6 月8 日、上野学園石橋メモリアルホール・DDD、ライヴ

 OLC 第31 回公演ライヴ録音。力強く、しかしエレガントなハイドンのチェロ協奏曲第1 番は鈴木秀美3 度目の録音。そして初期の交響曲第4 番と交響曲第87 番が加わり、パリの聴衆の大興奮がここに蘇ります。ハイドンを中心に演奏活動をしているOLC ならではの溌剌とした香り高きライヴ録音です。

 「ハイドンはパリに一度も行かなかったが、作品は1770 年代から既に段々知られはじめ、80 年代にはかなりの人気だったようだ。1725 年から90 年まで続いたコンセール・スピリチュエルという演奏会シリーズはパリの音楽界にとって重要なものだったが、81 年から90 年の間にあった335 回の演奏会のうち191 回にハイドン作品は取り上げられ、85 年以降は1 曲以上取り上げられることも少なくなかった。同時期に演奏されたモーツァルトの作品は、私の数えたところでは7 回であった(鈴木秀美〜ライナーノーツより)」

 演奏会情報
  オーケストラ・リベラ・クラシカ第33 回定期演奏会
  公演日:2014 年6月15日(日)、上野学園石橋メモリアルホール 15:00 開演
  演目:モーツァルト: 交響曲ニ長調K.196+121、ハイドン:チェロ協奏曲第2 番ニ長調 Hob.VIIb-2、
      ファン・マルデレ: 交響曲変ロ長調作品4-3、ハイドン: 交響曲第71 番変ロ長調Hob.I-71
  演奏:鈴木秀美(チェロ、指揮)、OLC







SIGNUM CLASSICS



SIGCD 384
\2300→\2090
ドビュッシー、ミヨー、グリンカ、フランセ、プロコフィエフ:作品集
 ドビュッシー:第1狂詩曲
 フランセ:主題と変奏
 グリンカ(ブリス編):ソナタ ニ短調
 ミヨー:ソナチネ Op.100
 プロコフィエフ(ブリス編):ソナタ ニ長調 Op.94
ジュリアン・ブリス(クラリネット)
ブラッドリー・ムーア(ピアノ)
 イギリスの天才ジュリアン・ブリス!フランス作品&ロシア・アレンジ作品!

 13歳でアメリカの名門インディアナ大学のアーティスト・ディプロマを取得し、神童として名を馳せたイギリスの天才クラリネット奏者、ジュリアン・ブリス。Signum Classicsから発売される最新録音は、ドビュッシー、フランセ、ミヨーの素晴らしきフランス作品に、ブリス自身の編曲によるグリンカとプロコフィエフのロシア作品という濃密な世界。
 ピアノ伴奏版として作曲され、後に管弦楽伴奏版にも編曲されたクラリネットの重要作品、ドビュッシーの「第1狂詩曲」。ヴィオラ・ソナタから編曲されたグリンカの「ソナタ ニ短調」。フルート・ソナタを原曲として、ヴァイオリン・ソナタ版も有名なプロコフィエフの「ソナタ ニ長調」。ジュリアン・ブリスのまろやかで暖かいクラリネットの音色から、哀愁の旋律、超絶技巧までをあますところなく収録。管楽器関係者、アレンジ作品ファンも必見です!

 ※録音:2013年5月22日ー24日、ワイアストン・コンサート・ホール(モンマス/イギリス)




GEGA NEW



GD 381
\2000→\1890
「ショスタコーヴィチ:交響曲全集Vol.2」
 ショスタコーヴィチ:交響曲第8番ハ短調Op.65
エミール・タバコフ(指揮)
ブルガリア国立放送交響楽団
 ブルガリアの名指揮者エミール・タバコフのショスタコーヴィチ交響曲全集第2弾!日本語オビ・解説付き!

 録音:2013年1月ブルガリア国立放送スタジオ1,ソフィア(セッション録音)66:47、STEREO
 演奏タイミング:28:41/6:32/6:21/11:38/13:33

 タバコフ指揮のブルガリア国立放送響による『ショスタコーヴィチ:交響曲全集』の第2弾。ブルガリア国立音楽院でコントラバスと指揮を学んだエミール・タバコフ(1947 年生まれ)は、作曲家としても活動し、様々な方面で活躍しています。
 彼の名が、日本のリスナーも含めて広く知れ渡ったのは、90 年前後に録音したソフィア・フィルとのマーラーの交響曲全集でした。アンサンブル的には決してヴィルトゥオーゾとはいえなかったオーケストラを率いて、非凡なマーラーを聴かせ、カルトな人気を得ました。2008 年からブルガリア放送響のシェフに招かれて、オーケストラ・ビルダーとしての手腕を発揮し、同響の演奏レベルをメキメキと上げてきました。
 タバコフの指揮は、オーケストラの機能をいかに発揮するかに主眼が置かれ、作曲家らしい音楽の流れを重視した自然体の解釈に好感が持てます。例えば、楽句のセクションごとの区分が明確で、どのフレーズもクリアに聴き分けられて、見通しが良い。そして長大な両端楽章とスケルツォ的な第2、第3楽章、そして陰鬱な第4楽章の対比も鮮やかで、それぞれの音楽の性格が適切に描かれています。両端楽章中間部の強奏部は、ただ音が大きく力技で押し切るのではなく、厳しさの点に於いて、どことなくムラヴィンスキーを彷彿とさせる部分もある、というのは言い過ぎでしょうか。
 加えて、本盤は録音の良さも特筆に値するでしょう。このシリーズが完成すればマーラーに代わるタバコフの代表盤となるでしょう。


第1弾!


GD 380
\2000→\1890
タバコフ/ショスタコーヴィチ交響曲全集第1弾!
 「ショスタコーヴィチ:交響曲全集Vol.1」
  ショスタコーヴィチ:交響曲第4番ハ短調Op.43
エミール・タバコフ(指揮)
ブルガリア国立放送交響楽団
 ブルガリアの名指揮者エミール・タバコフのショスタコーヴィチ交響曲全集第1弾!日本語オビ・解説付き!

 2013年4月、62:42、STEREO、演奏タイミング:27:07/9:13/26:23

 エミール・タバコフとブルガリア国立放送響のショスタコーヴィチ:交響曲シリーズ第1 弾が登場。タバコフは1947 年生まれ、ブルガリアの指揮者で作曲家。CAPRICCIO から出ていたマーラーの交響曲全集は意外な名演として、知る人ぞ知る名盤。
 タバコフは余計な思い入れを排し終始速目のテンポでストレートに音楽を構築していくが、その緊張感が凄い。オーケストラの技術とアンサンブルも見事で、ブルガリア国立放響の上手さに驚くに違いない。録音も大変優秀で、あまたあるショスタコーヴィチの第4 の中でも上位に入る秀演と言ってよい。


 

GR 22
\2000
アメリカで活躍するヴァイオリニスト、ハディペトコフ!
 ベートーヴェン:
  ヴァイオリン・ソナタ第4番 イ短調 Op.23
  ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調 Op.24 「春」
 シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ短調Op.105
ディミトリ・ハディペトコフ(Vn)
サルキス・バルタイアン(Pf)
 シューベルト集(GD 324)に続くディミトリ・ハディペトコフの新録音は、ベートーヴェンとシューマンのヴァイオリン・ソナタ集。ディミトリ・ハディペトコフは1984 年生まれのブルガリアのヴァイオリニスト。近年は米国、ニュージャージー州ヴェローナ在住で北米を中心に活躍している。
 


GR 20
\2000→\1890
マルタ発の新作宗教曲
 クリストファー・ムスカート(b.1977):
  スターバト・マーテル(2012)
シャルレーヌ・ポルテッリ(ソプラノ)
ヨゼフ・ブジェヤ(カントール)
クリストファー・ムスカート(指揮)
マルタ・フィルハーモニー管弦楽団,
聖モニカ合唱団,ユビラーテ・デオ合唱団
 マルタの若手作曲家ムスカートのスターバト・マーテル

 録音:2013年11月11−13日,マルタ、53'48

 シチリア島の南に位置するマルタ発の新作宗教曲。クリストファー・ムスカート(Christopher Muscat)は1977 年、マルタ生まれの指揮者、作曲家。スターバト・マーテルは2012 年の新作で、2013 年11月15 日に初演された。これはその直前の録音。
 複雑な歴史を持つマルタを反映したような西欧風の音楽に東方風の神秘的な音楽が強く盛り込まれた作風で、聞き応えがある。




NEOS

NEOS 11403
\2300
「望月京:エテリック・ブループリント三部作」
 (1)雅楽(作者不詳,10世紀以前):
   盤渉調調子(ばんしきちょうの調子)/双調調子(そうじょうの調子)
   望月京(b.1969):エテリック・ブループリント三部作
 (2)4D(2003)/(3)ワイズ・ウォーター(2002)/
 (4)エテリック・ブループリント(天空の青写真,2005-06)
(2)-(4)杉山洋一(指揮)
mdiアンサンブル
(1)宮田まゆみ(笙)
(4)クリストフ・マゼッラ(エレクトロニクス)
 現代音楽ファン待望の望月京の新アルバム!

 録音:2012-13年、54:46

 望月京は東京芸大および同大学院作曲専攻修了後、パリ国立高等音楽院作曲科で学びその後、IRCAM で研鑽を積んだ。作曲をブライアン・ファーニホー、ポール・メファノ、トリスタン・ミュライユらに師事し、芥川作曲賞、尾高賞ほか多くの賞を受賞。ザルツブルク音楽祭、ウィーン・モデルン、ヴァネツィア・ビエンナーレなど多くの国際音楽祭に招待され作品が演奏されている。収録されているエスリック・ブループリント(天空の青写真)三部作は人を取り巻く自然や宇宙のエネルギーについて音楽を通して考えるとの事から構想され、ゲーテやシュタイナーの色彩論からも影響を受けているという。「自然」「宇宙」が彼女の音楽の重要なキーワードとなっていることから実際の水の音や風の音も作品に取り込まれ、それが一定のパルスの中で移りゆく風景のようにゆっくりと過ぎてゆく様が美しい。冒頭の2 トラックに望月が愛し影響を受けた笙の古曲、盤渉調調子(ばんしきちょうの調子)と双調調子(そうじょうの調子)を収録。
 
NEOS 11317
\2300→\2090
「武満徹、細川俊夫ギター独奏作品集」
 武満徹(1930-96):すべては薄明の中で(1987)/
 エキノクス(1993)/フォリオス(1974)/
 ギターのための小品(1991)/森の中で(1995)
 細川俊夫(b.1955):セレナード(2003)
マルコ・デル・グレコ(G)
 細川俊夫も絶賛!デル・グレコの武満&細川ギター作品集

 録音:2012-13年、54:46

 ギタリストのマルコ・デル・グレコは若い年代における傑出したギタリストのひとりで多くのコンクールで目覚ましい成績を収め、2010 年には第53 回東京国際ギター・コンクールで優勝、世界中の主要なコンサートホールで演奏を行っている。
 武満の「すべては薄明の中で」は武満が好んだジャズやポップス(ビートルズなど)のエコーが聴かれる繊細な小品集。細川作品は現在の所、唯一のギター独奏曲だが、ギター協奏曲なども作曲しており、この楽器への愛着が感じられる。なお細川は演奏者のグレコを「…(マルコ・デル・グレコは)私の《セレナーデ》を、深い解釈と繊細なテクニックをもって演奏してくれました。
 彼の“歌う”ギターの美しさに、私は本当に感動しました。マルコは私の恩師である武満徹の音楽を愛しており、その偉大なギター作品を、神秘的に、自分の内なる音として演奏します。聴衆はきっと、何ひとつ難解に感じることなく、彼の武満作品の演奏を好きになるでしょう。マルコのような若く才能ある音楽家によって、武満の繊細で美しい音楽が新しい世代に知られ、愛されるものになることを、とても嬉しく思います。」と賞賛している。
 
NEOS 11306
\2300
「狂気のオルランドのスケッチ」
 〜D.M ヴィソツキ、ベアトリス・ザボドニク、
  バリー・ガイ、ブライス・ポーセット、
   レオナルド・ガルシア・アラルコンによる連作:
    Schizzo I-XXVI
D.M ヴィソツキ(A.sax)
ベアトリーチェ・ザヴォドニク(Ob,E.horn)
バリー・ガイ(Cb)
ブリス・ポーセ(Cemb)
レオナルド・ガルシア・アラルコン(Org)
 録音:2012 年4 月-8 月、66'27

 D.M.ヴィソツキはニューヨーク在住でジャズのエリック・ドルフィの影響を受け、一時期ガンサー・シュラーとも共演した経歴を持つ。ザヴォドニクはH.ホリガーにオーボエを師事、クラングフォルム・ウィーンなどと共演し現代音楽の世界で活躍。バリー・ガイはロンドン・ジャズ・コンポーザーズ・オーケストラの芸術監督でジャズ、現代音楽の領域で活動。ブリス・ポーセは現代音楽の作曲家・鍵盤奏者、レオナルド・ガルシア・アラルコンも作曲家・鍵盤奏者で自らのアンサンブルを率いている。
 ジャズ、現代音楽のそれぞれのスペシャリストが集まり行ったフリー・ジャズ風のセッションで構成された一枚。
 
NEOS 11401
\2300
フィギューラ・アンサンブル・エディションI
 「災害へのプレリュード」

  ペーター・ブルーン(b.1968) :災害へのプレリュード(2008/09)〜
   メゾ・ソプラノと大アンサンブルのため
  アンデルス・ブロズゴー(b.1955):10 の絞首台の歌(2006)
  シュタイングリムール・ローロフ(b.1971):
   Still Not/Notyet(じゃない/まだ)
フィギューラ・アンサンブル:
 【エレーネ・ギイェリス(MS)、
  アンナ・クレット(バスCl)、
  フランス・ハンセン(Perc)、
  イェスパー・エゲルンド(Cb)、
  フローデ・アンデルセン(アコーディオン)】
シアトル・チェンバー・プレーヤーズ:
 【ポール・タウブ(Fl)、
  ミハイル・シュミット(Vn)、
  デイヴィッド・サビー(Vc)、
  ローラ・デルーカ(Cl)】
 録音:2010 年-2011 年

 フィギューラ・アンサンブルは1993 年に結成されたデンマークの現代音楽演奏団体でこれまでに200 曲以上の現代作品を初演しているだけでなく、実験的な演奏会や次の世代の作曲家育成のためのワークショップなども行っている。シアトル・チェンバー・プレーヤーズは姉妹アンサンブルで相互扶助の関係にある。
 ブルーンとブロズガーはデンマーク、ローロフはアイスランド/ドイツの作曲家で新ロマン主義的もしくは若干、ニュー・トナリティの傾向が感じられる。このアンサンブルの録音は今後当レーベルでシリーズ化の予定。




TUDOR



TUDOR 7193
(SACD HYBRID)
\2300→\2090
俊英ロビン・ティチアーティのTUDORレーベル第3弾!
 ブルックナー:ミサ曲第3番 ヘ短調
ハンナ=エリーザベト・ミュラー(ソプラノ)
アンケ・フォンドゥング(アルト)
ドミニク・ヴォルティヒ(テノール)
フランツ=ヨーゼフ・ゼーリヒ(バス)
ロビン・ティチアーティ(指揮)
バンベルク交響楽団
バイエルン放送合唱団
 演奏タイミング:キリエ[11:15]、グロリア[11:46]、クレド[18:22]、サンクトゥス[2:25]、ベネディ
クトゥス[8:55]、アニュス・デイ[9:12]
 録音:2013年4月8-12日、バンベルク・コンツェルトハレ「ヨゼフ・カイルベルト・ザール」、62:11

 若き俊英ロビン・ティチアーティと彼が2010 年から2014 年まで首席客演指揮者を務めているバンベルク交響楽団のコンビ、2 枚のブラームスの次の新録音はブルックナーのミサ曲第3番。
 ミサ曲第3 番は、ブルックナーがウィーンに移住する直前の1867−1868 年に作曲、その後1870 年代、1880 年代、さらには1890 年代まで断続的に改訂をしている。宗教的敬虔さに満ちた感動的な大作だが、同時に初期の交響曲と同様のまとめづらさのある難曲でもある。
 ティチアーティは持ち前のバランスの良さと、透明感溢れる柔らかな色彩を生かして、ドイツ風のゴツゴツした演奏からは想像もできないほど美感滴るブルックナーに仕立てている。
 4 人のソリストとバイエルン放送合唱団の声楽陣もティチアーティの意を見事に汲んでいる。新鮮な美しさをSACD の優秀録音が一層引き立てている。



ロビン・ティチアーティ


 コリン・デイヴィス、サイモン・ラトルに指揮を師事した1983年生まれのティチアーティは、2006年に最年少でザルツブルク音楽祭デビューを果たし、2009/10シーズンにはスコットランド室内管の首席指揮者に就任。
 さらに2014年からはユロフスキの後任としてグラインドボーン音楽祭の次期音楽監督就任が決定しているという稀に見る逸材。コリン・デイヴィスが早くからその才能に注目、ネルソンスにおけるヤンソンスのように強力なバックアップを行ったと思われる。現在ポスト「ラトル」という評判あるほど、注目されているが・・・それにしても若い。


Berlioz: Symphonie fantastique, Op. 14
LINN
CKD 400
(SACD HYBRID)
\2500→\2290
超新星ティチアーティ!ベルリオーズ"幻想交響曲"!
 ベルリオーズ:
  幻想交響曲Op.14
  歌劇《ベアトリスとベネディクト》序曲
ロビン・ティチアーティ(指揮)
スコットランド室内管弦楽団
 遂に世界の舞台へと羽ばたき、世界中から注目を集める存在となったイタリア系イギリス人マエストロ、ロビン・ティチアーティ。
 2009/10シーズンから首席指揮者を務めるスコットランド室内管弦楽団(SCO)との「ベルリオーズ・プログラム」がリン(Linn)でスタート!第1弾は、スコットランド室内管の新時代の幕開けに相応しい大作「幻想交響曲」!

TUDOR 7183
(CD + BOOK)
\2300→¥2090
レコード芸術「いま聴きたい俊英達」で紹介された
 注目の若手指揮者ティチアーティの瑞々しいブラームス!
ブラームス:
 ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a
 セレナード第1番 ニ長調 Op.11
 ハンガリー舞曲第1番,第3番,第10番
ロビン・ティチアーティ(指揮)
バンベルク交響楽団
録音:2010年9月7-11日、バンベルク,68'44

 素晴らしいブラームス。これほど若く瑞々しく柔らかく、喜ばしさとデリケートな感性、そして上質な味わいを湛えたブラームスは極めて稀だ。
 ロビン・ティチアーティは1983年、ロンドンに生まれた、まだ20代の指揮者。しかしその才能は十代から注目されており、既に20代前半には英国音楽界の一線で活躍。日本でも2008年5月にザルツブルク音楽祭のプロダクションによる「フィガロの結婚」を指揮、エイジ・オブ・エンライトメント管弦楽団を率いて見事なモーツァルトを演奏し、耳の鋭い人たちから賞賛されていた。
 今回は、ティチアーティが首席客演指揮者を務めるバンベルク交響楽団を指揮してのブラームス。快速でありながら往年の巨匠指揮者たちが持っていたような弾む広がりを持つ変奏曲もさることながら、若書き扱いされることも少なくないセレナード第1番が「初期交響曲」と呼ぶに相応しい傑作であることをティチアーティは明確に示している。この演奏を聞けば誰もが、21世紀半ば偉大な指揮者の「若き日の足跡」がここにあることを認めることだろう。SACDによってバンベルク交響楽団が未だ残すドイツ・ローカルの音色が堪能できるのも魅力だ。






GZ DIGITAL MEDIA



L 10694-2
\2400→\2190
バールタ降臨!
 シューベルト(1797-1828):ピアノ・ソナタ第4番イ短調 Op.164 D.537
 フンメル(1778-1837):チェロ・ソナタ イ長調 Op.104(*)

  録音:データ記載なし

イジー・バールタ(チェロ(*))
ノルベルト・ヘレル(ピアノ)

スプラフォンやハイペリオンへの録音でおなじみのチェコのチェロ奏者イジー・バールタがGZレーベルに登場。
ノルベルト・ヘレルはガブリエラ・デメテロヴァーとのデュオで当レーベルに録音したモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ集(L 10639-2)で知名度を上げたチェコのピアニスト。モダーン楽器使用。




MUSICA BOHEMICA



MB 004-2
\2400→\2190
〔旧譜・再プレス〕
モーツァルト(1756-1791):レクイエム ニ短調 K.626 アンナ・フラヴェンコヴァー(ソプラノ)
カロリーナ・ベルコヴァー(アルト)
マリアン・パヴロヴィチ(テノール)
ロマン・ヴォツェル(バス)
ムジカ・ボヘミカ・プラハ(管弦楽)
プラハ室内合唱団
ヤロスラフ・クルチェク(指揮)

録音:2000年7月、ドモヴィナ・スタジオ、プラハ、チェコ
 ムジカ・ボヘミア・プラハにしては意外な通常レパートリー。モダーン楽器使用。





NON PROFIT MUSIC 

 「国境なき医師団」支援のためのチャリティ・コンサートを企画するスペインの団体「Non Profit Music Foundation」(非営利音楽財団)傘下のレーベル。

NPM 1404
\3100→\2990
[CD]
ホルヘ・グルンドマン(1961-):ヴァイオリンとピアノのためのWソナタ集
 What Inspires Poetry(ソナタ)
   I. About Loneliness and Nostalgia / II. About Calm and Serenity
   III. About Rain and Storm
 Warhol in Springtime(ソナタ)
 White Sonata: The Child Who Never Wanted to Grow Up(ソナタ)
 Why?(ヴァイオリンとピアノのための)
ビセンテ・クエバ(ヴァイオリン)
ダニエル・デル・ピノ(ピアノ)

録音:未詳
 スペインの作曲家・音楽学者ホルヘ・グルンドマンの、Wで始まるタイトルを持つヴァイオリン・ソナタ集。





TRIART



TR 005
(2CD)
\4800→\4390
フラデツ・クラーロヴェー・フィル!?指揮はクカル
ブラームス(1833-1897):
  ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調 Op.102(*)
  ピアノ協奏曲第1番ニ短調 Op.15(+)
イジー・ヴォディチカ(ヴァイオリン(*))
ヤン・パーレニーチェク(チェロ(*))
イトカ・チェホヴァー(ピアノ(+))
フラデツ・クラーロヴェー・フィルハーモニー管弦楽団
オンドジェイ・クカル(指揮)

録音:2013年11月、フラデツ・クラーロヴェー・フィルハーモニー管弦楽団ホール、
     フラデツ・クラーロヴェー、チェコ

スメタナ三重奏団をソリストに迎えた録音。ヤン・パーレニーチェク(1957年生まれ)はスメタナ三重奏団の創始者であるヨセフ・パーレニーチェク(ピアニスト;1914-1991)の息子で新生スメタナ三重奏団の創設者。イジー・ヴォディチカ(1988年生まれ)は2014年現在ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団ソリスト。イトカ・チェホヴァー(1971年生まれ)はスプラフォンにスメタナのピアノ作品全集を録音しています。





WILLIAM RECORDINGS


WR 001
\2800
パヴェル・ステイドル/
 …そして君もイタカに行く… ソロ・ギター・リサイタル

  カルロ・ドメニコーニ(1947-):ジミ・ヘンドリックスへのオマージュ
  ヤナ・オブロフスカー(1930-1987):前奏曲集 から
    モデラート/アダージョ/アレグロ・モデラート/フーガ・アンダンテ
    アレグロ・ヴィヴァーチェ
  ヤナーチェク(1854-1928):「草陰の小径で」より ふくろうは飛び去らなかった
  ヤナ・オブロフスカー:ゴシックのコラールへのオマージュ
  ヤナーチェク:「草陰の小径で」より 散りゆく木の葉
  ヤナ・オブロフスカー:前奏曲集 から レント
  パヴェル・ステイドル(1961-):…そして君もイタカに行く…
  ヤナーチェク:「草陰の小径で」より おやすみ
パヴェル・ステイドル(ギター)
 パヴェル・ステイドルは1961年チェコのラコヴニクに生まれ、ミラン・ゼレンカ、シュチェパーン・ラクらに師事したギター奏者。1982年ラジオ・フランス国際コンクール優勝。1987年オランダを本拠に活動しています。






V 5347
\2600→\2390
ファジル・サイ/
 ベートーヴェン:
  ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37*
  ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111
  ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 Op.27-2「月光」
ファジル・サイ(ピアノ)
hr交響楽団(フランクフルト放送響)*
ジャナンドレア・ノセダ指揮*
2013年録音

 いきなり登場!サイのベートーヴェン ピアノ協奏曲!
 びっくり。
 しかも指揮はノセダ!
 
 

第1弾といっていいのか?
2005年録音のベートーヴェン
Beethoven - Piano Sonatas
V5016
\2600→\2390
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集
 第23番「熱情」
 第21番「ワルトシュタイン」
 第17番「テンペスト」
ファジル・サイ(P)
 サイが展開するベートーヴェン激情型三部作。ポピュラー&ダイナミック。個性的で異端の演奏だが、変態異常というわけでもない(でも変なところももちろんあります。途中で歌ってるし。)。ベートーヴェンの前でひるむことなく個性を発揮しつつ、どこか肩の力も抜けている。技術は超一流・天下一品、迫力も満点。まるでジェット・コースターに乗っているような豪快な爽快感。サイの演奏は聴く人の頭を遠慮容赦なく叩き割るような傍若無人な演奏ではない。強いていえば超一流のサーカスか。しかしこれが21世紀のベートーヴェンなのかもしれない、と不思議に納得させられた。
 エイベックスからAVCL25092で発売されたが、輸入盤は代理店からは入ってこなかった。




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


ARCO DIVA


UP 0158-2
(2CD + DVD PAL)
\5000
ズデニェク・オタヴァ/オペラ・アリア集
 [CD 1 & 2]
 モーツァルト、ロッシーニ、ドニゼッティ、ヴェルディ、レオンカヴァッロ、
 プッチーニ、チャイコフスキー、スメタナ、ドヴォルジャーク、フィビフ、
 コヴァロヴィチ、ノヴァーク、クレイチのオペラからのアリア
ズデニェク・オタヴァ(バリトン)
様々な共演者
 [DVD]
 ズデニェク・オタヴァ−歌手のプロフィール
 オーディオ・ボーナス:
  スメタナ、ドヴォルジャーク、フェルステル、チャイコフスキー、ヴェルディ、
   ビゼーのオペラからのアリア
  ドヴォルジャーク、フェルステル、ヴィツパーレク、ノヴォトニーの歌曲
ズデニェク・オタヴァ(1902-1980)はチェコのブルノに生まれたバリトン。1929年から1972年まで40年以上プラハ国民劇場に所属し160以上の役を歌った他、声楽教師としても活躍しました。
 ※PAL方式DVDの再生にはPAL対応プレーヤーが必要です。




BENO BLACHT SOCIETY


SBB 011-13-02
(2CD)
\4200
スメタナ(1824-1884):オペラ「ダリボル」(1867)
 録音:1946年、チェコスロヴァキア放送スタジオ、プラハ、チェコスロヴァキア
ベノ・ブラフト(テノール:ダリボル)
ズデンカ・フルンチージョヴァー(ソプラノ:ミラダ)
スタニスラフ・ムシュ(バリトン:ヴラディスラフ)
エドゥアルト・ハケン(バス:ベネシュ)
シュチェパーンカ・イェリーンコヴァー(ソプラノ:イトカ)
オルドジフ・コヴァーシュ(テノール:ヴィーテク)
テオドル・シュルバーシュ(バリトン:ブディボイ)
プラハ国民劇場合唱団&管弦楽団
ヤロスラフ・クロンプホルツ(指揮)
 [ボーナス・トラック]
 スメタナ:オペラ「ダリボル」第2幕 から
 録音:1952年
ベノ・ブラフト(テノール:ヴィーテク)
マリア・タウベロヴァー(ソプラノ:イトカ)




チェコ放送ラジオサービス 


CR 0642-2
\2300
リヒャルト・シュトラウス(1864-1959):
 ヴァイオリン・ソナタ変ホ長調 Op.18(*)
ハンス・プフィツナー(1869-1949):
 ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 Op.27(+)
ルボミール・チェルマーク(ヴァイオリン)
ヤロスラフ・スミーカル(ピアノ)

録音:1985年(*)、1994年(+) ライセンサー:チェコ放送ブルノ支局
  ルボミール・チェルマークは1945年チェコのブルノに生まれ、ブルノ音楽院、ヤナーチェク音楽アカデミーで学んだヴァイオリン奏者。1969年にブルノ弦楽四重奏団を創設し、同年より1977年までブルノ国立フィルハーモニー管弦楽団コンサートマスターを務めました。
 1990年(?)以来2014年現在マルチヌー室内管弦楽団のソリスト兼芸術監督を務めています。

  

CR 0684-2
\2300
ダニエラ・ショウノヴァー=ブロウコヴァー/声楽リサイタル
 ヴィーチェスラフ・ノヴァーク(1870-1949):
  連作歌曲「愛についての憂鬱な歌」Op.38(PR/JH)
 モーツァルト(1756-1791):オペラ「コシ・ファン・トゥッテ」K.588 第2幕 から
   フィオルディリージのアリア(MP/PC)
 ヤン・ヤクプ・リバ(1765-1815):眠れ、幼き御子よ(PR/SB)
 スメタナ(1824-1884):
  オペラ「くちづけ」第1幕 から ヴェンドゥルカの子守歌(ST/FV)
  オペラ「売られた花嫁」第2幕 から マジェンカのアリア(NT/PV)
 ポンキエッリ(1834-1886):
  オペラ「ラ・ジョコンダ」第2幕 から ラウラのアリア(*/NT/JC)
 ヴェルディ(1813-1901):
  オペラ「ドン・カルロ」第1幕 から エリザベッタのアリア(PR/JS)
 ドヴォルジャーク(1841-1904):
  オラトリオ「聖ルドミラ」Op.71 から ルドミラのアリア(2曲)(+/PR/AB)
  劇的カンタータ「幽霊の花嫁」Op.69 から 少女のアリア「神の悲嘆」(PR/FV)
 ヴェルディ:レクイエム から リベラ・メ(一部)(#/PR/FV)
 ドヴォルジャーク:劇的カンタータ「幽霊の花嫁」Op.69 から
   少女のアリア「聖母マリア様に」(PR/FV)
ダニエラ・ショウノヴァー=ブロウコヴァー(ソプラノ)
ドラホミーラ・ドロプコヴァー(アルト(*))
レオ・マリアン・ヴォディチカ(テノール(+))
プラハ放送合唱団(#)
プラハ放送交響楽団(PR)
ムジチ・デ・プラーガ(MP)
プラハ・スメタナ劇場管弦楽団(ST)
プラハ国民劇場国民劇場管弦楽団(NT)
ヨセフ・フルンチーシュ(指揮(JH)
ピエール・コロンボ(指揮(PC))
スタニスラフ・ボグニア(指揮(SB))
フランチシェク・ヴァイナル(指揮(FV))
ペトリ・ヴロンスキー(指揮(PV))
ヨセフ・ハロウプカ(指揮(JC))
ヤン・シュティフ(指揮(JS))
アントニオ・デ・バヴィエル(指揮(AB))

録音:1976-1990年
 ダニエラ・ショウノヴァー=ブロウコヴァーは1943年チェコのプラハに生まれ、1970年から2003年までプラハ国民劇場に所属して活躍したソプラノ。

  

CR 0685-2
\2300
ヴィレーム・プシビル/チェコ・オペラ・リサイタル
 スメタナ(1824-1884):「ダリボル」、「二人のやもめ」、「売られた花嫁」、「口づけ」、
 ドヴォルジャーク(1841-1904):「ドミトリー」、「ルサルカ」、
 フィビフ(1850-1900):「シャールカ」から
ヴィレーム・プシビル(テノール)
ヤルミラ・クラートカー、
インドラ・ポコルナー、
キタ・アブラハーモヴァー(ソプラノ)
ルドルフ・アスムス(バスバリトン) 
ヨセフ・クラーン(バス)
ブルノ国立オペラ合唱団&管弦楽団
フランチシェク・イーレク、
ヴァーツラフ・ノセク、ヤン・シュティフ(指揮)
録音:1968、1971、1972、1973、1981、1982年、チェコ放送ブルノ支局スタジオ、ブルノ、チェコ
  

CR 0686-2
(2CD)
\3600
ヨハン・シュトラウスII(1825-1899):オペレッタ「ジプシー男爵」(チェコ語訳版)
 録音:1953年
ラディスラフ・ムラース(バスバリトン:カールマーン・ジュパーン)
マグダ・シュパコヴァー(ソプラノ:アルセナ)
オルドジフ・コヴァーシュ(テノール:シャーンドル・バーリンカイ)
ヤロスラヴァ・プロハースコヴァー(ソプラノ:サッフィ)
ルドミラ・ハンザリーコヴァー(アルト:ツィプラ)
フランチシェク・ヴォボルスキー(テノール:ホモナイ伯爵)
ボジェク・ルヤン(バリトン:カルネロ伯爵)
チェコスロヴァキア放送プラハ合唱団
イジー・ピンカス(合唱指揮)
プラハ放送管弦楽団
ヴラチスラフ・アントニーン・ヴィプレル(指揮)
[ボーナス・トラック]
 ヨハン・シュトラウスII:オペレッタ「ジプシー男爵」(チェコ語訳版、抜粋)
  録音:1962年
ベノ・ブラフト(テノール:シャーンドル・バーリンカイ)
イヴァナ・ヴクソヴァー(アルト:ツィプラ)
ミラン・カルピーシェク(テノール:ホモナイ伯爵)
ミラダ・シュブルトヴァー(ソプラノ:サッフィ)
アントニーン・ヴォタヴァ(バリトン:カルネロ伯爵)
ヴラディミール・イェデナーツティーク(バス:カールマーン・ジュパーン)
チェコスロヴァキア放送プラハ合唱団
プラハ放送管弦楽団
ヴラスチスラフ・アントニーン・ヴィプレル(指揮)














5/21(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


CASTELLO


約4年ぶりのご案内。
ポーランドのコンサート・エージェント「Castello Grupa Tworcza」(Castello Creative Group)が所属アーティストを起用して立ち上げたレーベル。

CASTELLO 008
\2500
シマノフスキ(1882-1937):歌曲集
  クルピエ地方の12の歌 Op.58
  スウォピェフニェ(ユリアン・トゥビムの詩による5つの歌)Op.46bis
  ヤン・カスプロヴィチの詩による3つの断章(賛歌)Op.5
イザベラ・マトゥワ(ソプラノ)
マリア・リゼフスカ(ピアノ)

録音:2008年10月、コシュキエフ城、クラクフ、ポーランド

 イザベラ・マトゥワ(1980年生まれ)はクラクフ音楽アカデミーで学んだポーランドのソプラノ。

 

CASTELLO 011
\2500
シューベルト、シューマン、ピアティゴルスキー、ダンチョフスキ:
 チェロとピアノのための音楽

  シューベルト(1797-1828):アルペッジョーネ・ソナタ イ短調 D.821
  シューマン(1810-1856):おとぎの絵本 Op.113
  グレゴール・ピアティゴルスキー(1903-1976):パガニーニの主題による変奏曲
  デジデリウシュ・ダンチョフスキ(1891-1950):ポロネーズ
バルトシュ・コジャク(チェロ)
ユスティナ・ダンチョフスカ(ピアノ)

録音:2009年9月、ヴワディスワフ・ジェレンスキ中等音楽学校コンサートホール、クラクフ、ポーランド

 デジデリウシュ・ダンチョフスキはポーランドのチェロ奏者・教師・作曲家。彼の孫にあたるのがヴァイオリニストのカヤ・ダンチョフスカ(1949-)で、彼女の娘が当盤のピアニストであるユスティナ。
 ユスティナ・ダンチョフスカは1981年ポーランドのクラクフに生まれ、バーゼル音楽アカデミーでクリスティアン・ジメルマン、チューリヒ音楽大学でコンスタンチン・シチェルバコフに師事。
 バルトシュ・コジャクは1980年ポーランドのザコパネに生まれ、ワルシャワのショパン音楽大学でカジミェシュ・ミハリクとアンジェイ・バウエルに、パリ音楽院でフィリップ・ミュレールに師事。作曲家ペンデレツキからの信頼厚く、彼のコンサート・シリーズの常連となり新作初演にも参加。カヤ・ダンチョフスカの好意によりデジデリウシュ・ダンチョフスキが所有したチェロを貸与されています。

 

CASTELLO 012
\2500
ヴィヴァルディ(1678-1741):ヴァイオリン協奏曲集「四季」 アンナ・タルノフスカ(ヴァイオリン)
タルヌフ室内管弦楽団
スタニスワフ・クラフチンスキ(指揮)

録音:1996年、クラクフ、ポーランド

 アンナ・タルノフスカはクラクフ音楽アカデミーでカヤ・ダンチョフスカに師事し1993年に卒業したポーランドのヴァイオリニスト。モダーン楽器での演奏。

 

CASTELLO 013
\2500
ヴィヴァルディ、J・S・バッハ:ヴァイオリン協奏曲集
 ヴィヴァルディ(1678-1741):
  「ラ・ストラヴァガンツァ」Op.4 から(*)
   第1番変ロ長調 RV383a/第8番ニ短調 RV249/第9番ヘ長調 RV284
  シンフォニア ト長調 RV146
 J・S・バッハ(1685-1750):
  ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 BWV1041(+)
  2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV1043(#/+)
パヴェウ・ヴァイラク(ヴァイオリン(*)、指揮)
アダム・モクルス(ヴァイオリン(+))
ユスティナ・パヴウォフスカ(ヴァイオリン(#))
タルヌフ室内管弦楽団

録音:2011年8月24-26日、高等神学校講堂、タルヌフ、ポーランド

 パヴェウ・ヴァイラクは2014年現在クラクフ・フィルハーモニー管弦楽団コンサートマスター。アダム・モクルスは2003年から2009年までチェンストホヴァ・フィルハーモニー管弦楽団コンサートマスター。ユスティナ・パヴウォフスカは2009-2010年カロル・シマノフスキ・アカデミー交響楽団コンサートマスター。モダーン楽器での演奏。

 

CASTELLO 015
\2500
シューマン(1810-1856):ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ短調 Op.121
プロコフィエフ(1891-1953):ヴァイオリン・ソナタ第1番ヘ短調 Op.80

マリア・スワヴェク(ヴァイオリン)
ピオトル・ルジャンスキ(ピアノ)

録音:データ記載なし

マリア・スワヴェクは1988年ポーランドのグダンスクに生まれ2011年にクラクフ音楽アカデミーを卒業したヴァイオリニスト。ピオトル・ルジャンスキは1989年クラクフに生まれ当盤録音時点でクラクフ音楽アカデミー在学中のピアニスト。

 

CASTELLO 017
\2500
古い聖歌と新しい聖歌
 トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548-1611):Ave Maria
 グレゴール・アイヒンガー(1564-1628):Ave Regina coelorum
 グレゴリオ聖歌:Ubi caritas
 フェリーチェ・アネーリオ(1560-1614):Christus factus est
 ミコワイ・ゴムウカ(1535-1609):Wszyscy, ktorzy po ziemi chodzicie
 シャモトゥーのヴァツワフ(1524-1560):Alleluja. Chwalcie Pana Boga
 トマス・タリス(1505-1585):If ye love me
 マレク・ヤシンスキ(1949-2010):Ave Maria
 クシシュトフ・グジェシュチャク(1965-):Antyfona (Ave Regina coelorum)
 オラ・イェイロ(1978-):Ubi caritas
 アントン・ブルックナー(1824-1896):Christus factus est
 パヴェウ・ウーカシェフスキ(1968-):Jubilate Deo
 ミハウ・ジェリンスキ(1965-):Laudate Dominum
 フィリップ・ストップフォード(1977-):If ye love me

レジェ・アルティス室内合唱団
アグニェシュカ・トレラ=ヨヒメク(指揮)

録音:2012年5月、聖スタニスワフ司教殉教者教会、ウヘルツェ・ミネラルネ、ポーランド

レジェ・アルティス室内合唱団は2005年ポーランドのクラクフに創設。ルネサンスから現代に至る無伴奏合唱音楽に取り組んでいます。(上記の作曲者生没年は外装に記載されたものをそのまま写しました。)

 


CASTELLO 010
(1CD + 1DVD PAL)
\3000→\2690
アレクサンダー・ガブリリュク ライヴ
 ショパン(1810-1849):
  ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11
  ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 Op.21
 [アンコール]
 モーツァルト(1756-1791):ロンド ニ長調 K.485
 リムスキー=コルサコフ(1844-1908):くまばちの飛行
アレクサンダー・ガブリリュク(ピアノ)
AUKSO管弦楽団
マレク・モシ(指揮)

録音&録画:2010年7月2日、「たそがれのヴァヴェル城」音楽祭、ライヴ、ヴァヴェル城旧王宮、クラクフ、ポーランド

アレクサンダー・ガブリリュクは2000年、16歳の時に臨んだ浜松国際ピアノ・コンクールで優勝して以来日本でもおなじみのウクライナ出身のピアニスト。これはポーランドの古都クラクフのヴァヴェル城で開催される音楽祭のオープニング・コンサートに彼が出演した際に収録されたCD+DVD。
 ※PAL方式DVDの再生にはPAL対応プレーヤーが必要です。

 

CASTELLO 016
(1CD + 1DVD PAL)
\3000
ヴァヴェル・ロイヤル・コレクション
 ショパン(1810-1849):ピアノ三重奏曲ト短調 Op.8
 ユリウシュ・ザレンプスキ(1854-1885):ピアノ五重奏曲ト短調 Op.34(*)
ダニエル・スタブラヴァ(ヴァイオリン(*))
マリア・ゾフィア・スタブラヴァ(ヴァイオリン)
エヴァ・シュチェパンスカ=フファスト(ヴィオラ(*))
クシシュトフ・サドゥオフスキ(チェロ)
ピオトル・コシンスキ(ピアノ)

録音&録画:2010年8月16-17日、オルシャの戦いの間、ヴァヴェル城旧王宮、クラクフ、ポーランド

ユリウシュ・ザレンプスキはポーランドのピアニスト・作曲家。ウィーンで学びピアニストとしてヨーロッパ各地で活躍、リストに作曲の才能を認められ指導を受けましたが、結核のため31歳の若さで亡くなりました。ピアノ五重奏曲は彼の代表作。ポーランドの古都クラクフのヴァヴェル城での収録。
 ※PAL方式DVDの再生にはPAL対応プレーヤーが必要です。





MPMP



MPMP 8
\2400
カルロス・セイシャス(1704-1742):鍵盤音楽全集 Vol.7
  ソナタ ト短調 K.XVI/ソナタ ニ短調 K.VIII/ソナタ ニ短調 K.28
  ソナタ ヘ短調 K.43/ソナタ イ長調 K.59/ソナタ III イ短調
  ソナタ ハ長調 K.8/ソナタ イ短調 K.66/ソナタ IX ホ長調
  ソナタ ハ短調 K.11/ソナタ ハ短調 K.II
ジョゼ・カルロス・アラウジョ(チェンバロ)

録音:2014年、音楽博物館、リスボン、ポルトガル
使用楽器:1758年、ジョアキム・ジョゼ・アントゥネス(1731-1811)製、リスボン音楽博物館蔵

 Vol.1、Vol.3と同じアントゥネス製チェンバロを使用。この楽器はこれまでもクレミルデ・ロザド・フェルナンデス(1987年;Portugalsom, SP 4317、在庫僅少)、ルイ・パイヴァ(1995年;Philips Portugal、廃盤)、ホセ・ルイス・ゴンサレス・ウリオル(2001年;Portugaler、廃盤)といったポルトガル鍵盤音楽のスペシャリストたちによるセイシャスの作品の録音に使用されてきた名器です。

 ジョゼ・カルロス・アラウジョはリスボン高等音楽学校、リスボン国立音楽院でカンディダ・マトスとルイ・パイヴァに学んだポルトガルのチェンバロおよびオルガン奏者。
 2004年、リスボン高等音楽学校主催カルロス・セイシャス・チェンバロ・コンクール第1位と聴衆特別賞を獲得。
 リスボン大学文学部で古典哲学を学び、古典ギリシャ語の辞書編纂にも携わるというユニークかつインテリジェンスあふれる人物です。




旧譜
カルロス・セイシャス(1704-1742):鍵盤音楽全集
Vol.1〜6
 ポルトガルのクラシカル音楽のデータベース作成、楽譜出版、ソフト制作、演奏会企画、演奏団体(MPMPアンサンブル)の運営等を行うMPMP(Movimento Patrimonial pela Musica Portuguesa [ポルトガル音楽の継承活動])が擁するCDレーベル。
 CDシリーズは「Melographia Portugueza」と銘打たれています。

MPMP 1
\2400
カルロス・セイシャス(1704-1742):鍵盤音楽全集 Vol.1
  ソナタ ホ短調 K.37/ソナタ ホ短調 K.35/ソナタ イ短調 K.65
  ソナタ イ長調 K.60/ソナタ ニ短調 K.25/ソナタ ニ長調 K.21
  ソナタ ト短調 K.50/ソナタ ト長調 K.46/ソナタ ハ短調 K.15
  ソナタ ハ長調 K.1

ジョゼ・カルロス・アラウジョ(チェンバロ)

録音:データ未詳
使用楽器:1758年、ジョアキム・ジョゼ・アントゥネス(1731-1811)製、リスボン音楽博物館蔵

ジョゼ・カルロス・アラウジョはリスボン高等音楽学校、リスボン国立音楽院で学んだポルトガルのチェンバロおよびオルガン奏者。2004年、リスボン高等音楽学校主催カルロス・セイシャス・チェンバロ・コンクール第1位と聴衆特別賞を獲得。リスボン大学文学部で古典哲学を学び、古典ギリシャ語の辞書編纂にも携わるというユニークかつインテリジェンスあふれる人物です。

 

MPMP 2
\2400
カルロス・セイシャス(1704-1742):鍵盤音楽全集 Vol.2
  フーガ ハ短調 K.II/ソナタ ハ短調 K.17/ソナタ ト短調 K.49
  ソナタ II ト長調/ソナタ ニ短調 K.30/ソナタ ニ長調 K.20
  ソナタ イ短調 K.71/フーガ イ短調 K.XXII/ソナタ XII ハ長調
  ソナタ ハ長調 K.7/シンフォニア ヘ長調 K.41/ソナタ ニ短調 K.31
  ソナタ イ短調 K.74/ソナタ ハ長調 K.I
ジョゼ・カルロス・アラウジョ(オルガン)
録音:時期未詳、サン・ベント・ダ・ヴィトリア修道院、ポルト、ポルトガル
使用楽器:未詳
 

MPMP 3
\2400
カルロス・セイシャス(1704-1742):鍵盤音楽全集 Vol.3
  ソナタ ハ短調 K.III/ソナタ ハ短調 K.14/ソナタ ト短調 K.51
  ソナタ ニ長調 K.V/ソナタ ニ短調 K.20/ソナタ嬰ヘ短調 K.XIV
  ソナタ イ長調 K.XX/ソナタ イ短調 K.XXIII
ジョゼ・カルロス・アラウジョ(チェンバロ)
録音:データ未詳
使用楽器:1758年、ジョアキム・ジョゼ・アントゥネス(1731-1811)製、リスボン音楽博物館蔵
 

MPMP 5
\2400
カルロス・セイシャス(1704-1742):鍵盤音楽全集 Vol.4
 ポルトガル国立図書館所蔵写本5015番所収のソナタ集
  ソナタ ト短調 BNP Ms.5015 I/ソナタ ト長調 BNP Ms.5015 II
  ソナタ イ短調 BNP Ms.5015 III/ソナタ変ロ長調 BNP Ms.5015 IV
  ソナタ ハ短調 BNP Ms.5015 V/ソナタ ニ短調 BNP Ms.5015 VI
  ソナタ ホ短調 BNP Ms.5015 VII/ソナタ ヘ長調 BNP Ms.5015 VIII
  ソナタ ホ長調 BNP Ms.5015 IX/ソナタ ニ長調 BNP Ms.5015 X
  ソナタ イ長調 BNP Ms.5015 XI/ソナタ ハ長調 BNP Ms.5015 XII

ジョゼ・カルロス・アラウジョ(チェンバロ)

録音:データ未詳
使用楽器:1738年、クリスティアン・ファーター製/1693年、ジョヴァンニ・ジュスティ製
 

MPMP 6
\2400
カルロス・セイシャス(1704-1742):鍵盤音楽全集 Vol.5
  ソナタ ニ短調 K.23/ソナタ ニ短調 K.22/ソナタ変ロ長調 K.77
  ソナタ変ホ長調 K.33/ソナタ ハ短調 K.15/ソナタ変ホ長調 K.32
  ソナタ イ短調 K.72/ソナタ イ長調 K.58/ソナタ ホ短調 K.XI
  ソナタ ホ短調 K.XII/ソナタ ホ長調 K.X/ソナタ ロ短調 K.80
ジョゼ・カルロス・アラウジョ(フォルテピアノ)

録音:2013年10月27-28日、音楽博物館、リスボン、ポルトガル
使用楽器:1763年、エンリケ・ヴァン・カステール製、リスボン音楽博物館蔵
 チェンバロ、オルガンに続いてフォルテピアノによるセイシャスが登場。
 エンリケ・ヴァン・カステール(Henrique van Casteel;1722-1790)はフランスのトゥルネに生まれた鍵盤楽器製作家。彼の生涯について伝わっていることはほとんどないのですが、1757年から1767年までリスボンで、その後ブリュッセルで1770年代後半まで製作したことが確認されています。
 ジョゼ・カルロス・アラウジョはリスボン高等音楽学校、リスボン国立音楽院でカンディダ・マトスとルイ・パイヴァに学んだポルトガルのチェンバロおよびオルガン奏者。2004年、リスボン高等音楽学校主催カルロス・セイシャス・チェンバロ・コンクール第1位と聴衆特別賞を獲得。リスボン大学文学部で古典哲学を学び、古典ギリシャ語の辞書編纂にも携わるというユニークかつインテリジェンスあふれる人物です。

 

MPMP 7
\2400
カルロス・セイシャス(1704-1742):鍵盤音楽全集 Vol.6
  ソナタ ハ短調 K.18/ソナタ ト短調 K.54/ソナタ ハ短調 K.14
  ソナタ ヘ長調 K.39/ソナタ ハ長調 K.2/ソナタ イ短調 K.67
  ソナタ ハ長調 K.8/ソナタ イ短調 K.75/ソナタ イ長調 K.63
  ソナタ イ短調 K.66/ソナタ ハ長調 K.4/ソナタ ヘ長調 K.40
  ソナタ ニ短調 K.VIII/ソナタ ト長調 K.48
ジョゼ・カルロス・アラウジョ(フォルテピアノ)

録音:2014年1月10-12日、アロウカ修道院、アロウカ、ポルトガル
使用楽器:1739-1741年、ドン・マヌエル・ベント・ゴメス・フェレイラ製
        (2009年、ゲアハルト・グレツィング修復)
 典型的なイベリア・バロック・タイプの楽器である、ポルトガル第二の都市ポルト近郊アロウカの修道院のオルガンによるセイシャス。
 このオルガンは ALTHUM 006でルイ・パヴァが弾いているものと同じです(そちらでは1739年製と書かれていました)。
 アラウジョはリスボン国立音楽院でパイヴァにオルガンを師事したので、はからずも同一楽器による師弟競演となります。








<メジャー・レーベル>

DG

DG3


3枚のオリジナル・アルバムを1セットにした、お買い得価格の限定盤です。
比較的早く完売すると思います。


479 3070
(3CD)
\2700→\2490
《ピエール・ブーレーズ〜ラヴェル作品集》
ラヴェル:
 【CD1】
  バレエ音楽『マ・メール・ロア』(全曲),
  海原の小舟, 道化師の朝の歌,
   スペイン狂詩曲, ボレロ〜
    フィルハーモニー管弦楽団[録音:1993年]/
 【CD2】
  バレエ音楽『ダフニスとクロエ』(全曲),
  ラ・ヴァルス〜
   ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
   ベルリン放送合唱団[録音:1993〜1994年]/
 【CD3】
  ①ピアノ協奏曲ト長調,
  ②高雅にして感傷的なワルツ,
  ③左手のためのピアノ協奏曲ニ長調〜
   クリスティアン・ツィマーマン(P:①③)
   クリーヴランド管弦楽団(①②)
   ロンドン交響楽団(③)
    [録音:1994年①②, 1996年③]
ピエール・ブーレーズ(指揮)
熱い情念を注ぎ込んだブーレーズのラヴェル作品の名演
【録音】1993〜1996年
 様々なパレットで、音色の組み合わせを追求したラヴェルの管弦楽作品集。フランス近代管弦楽法の真髄を極めた、ブーレーズのエスプリ溢れる名解釈による演奏です。
 緻密で理論的ながら、ロマンティックさをかかさないツィーマーマンとのピアノ協奏曲も収録しています。
 


479 3074
(3CD)
\2700→\2490
《ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ〜シューベルト歌曲集》
 シューベルト:
 【CD1】
  歌曲集『美しき水車小屋の娘』(全曲)
 【CD2】
  歌曲集『冬の旅』(全曲)
 【CD3】
  歌曲集『白鳥の歌』(全曲),
  音楽に寄せて D.547,
  シルヴィアに D.891, 野ばら D.257,
  夕映えの中で D.799, ミューズの子 D.764,
  ます D.550, 死と少女 D.531
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
ジェラルド・ムーア(P)
円熟の境地に達したシューベルト歌曲の名盤
 【録音】1971年(CD1&2), 1972年(白鳥の歌), 1966〜1969年(CD3白鳥の歌以外)
 戦後最大といわれた偉大なるバリトン歌手、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ。リート、オペラ、宗教曲など声楽の全ての分野で非凡なる才能を示し、とりわけシューベルトやシューマンをはじめとするドイツ・リートの世界で数々の素晴らしい名盤を遺しました。
 ムーアの伴奏で録音したこのシューベルト歌曲集は、円熟の境地に達した完成度の高い演奏で、今なお同作品の決定盤として聴きつがれています。
 


479 3078
(3CD)
\2700→\2490
《アンネ=ゾフィー・ムター〜ヴァイオリン協奏曲集》
【CD1】
 モーツァルト:
  ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調K.216,
  同第5番イ長調K.219
【CD2】
 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61
【CD3】
 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64,
 ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調Op.26
アンネ=ゾフィー・ムター(Vn),
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ムターのデビューからの3タイトルを収録
 【録音】1978年(CD1), 1979年(CD2), 1980年(CD3)
モーツァルトの協奏曲はムターが14歳で録音したデビュー盤。いずれの盤も、カラヤンの完璧なバックと包容力の中で、ムターが伸び伸びと持てる力を発揮し、後年の演奏とは一味違う演奏が刻まれています。
 自然ではつらつとした、何の屈託もない演奏が聴き手を魅了します。
 


479 3082
(3CD)
\2700→\2490
《オルフェウス室内管弦楽団〜
 モーツァルト:管楽器のための協奏曲集》

モーツァルト:
 【CD1】
  クラリネット協奏曲イ長調K.622,
  ホルン協奏曲第1番ニ長調K.412&
  同第4番変ホ長調K.495/
 【CD2】
   ホルン協奏曲第3番変ホ長調K.447&
   同第2番変ホ長調K.417,
   オーボエ協奏曲ハ長調K.314,
   ファゴット協奏曲変ロ長調K.191/
   フルート協奏曲第1番ト長調K.313,
   フルートのためのアンダンテ ハ長調K.315,
   フルートとハープのための協奏曲ハ長調K.299
チャールズ・ナイディック(Cl),
デイヴィッド・ジョリー(Hr:CD1),
ウィリアム・パーヴィス(Hr:CD2),
ランダル・ウォルフガング(Ob),
フランク・モレッリ(Fg),
スーザン・パルマ(Fl),
ナンシー・アレン(Hp),
オルフェウス室内管弦楽団
一糸乱れぬ合奏が緊密に支えあった名演
【録音】1987〜1988年、ニューヨーク
 モーツァルトが管楽器のために作曲した協奏曲を収めたもの。指揮者を置かないオーケストラとして知られるオルフェウス室内管弦楽団の首席奏者たちがソロを務め、完璧なまでのアンサンブルを披露しています。
 


479 3086
(3CD)
\2700→\2490
《マウリツィオ・ポリーニ〜ショパン名演集》
ショパン:
 【CD1】練習曲集Op.10&25
 【CD2】24の前奏曲Op.28
 【CD3】ポロネーズ(全7曲)
マウリツィオ・ポリーニ(P)
ショパンの本質をつかみ取った稀有な名演
 【録音】1972年(CD1), 1974年(CD2), 1975年(CD3)
 楽譜の1音1音を明確に音化した完璧なテクニック。それまでのショパン像を覆したポリーニのショパン観が鮮明に打ち出された演奏。
 現在においても追随を許さぬ鮮烈な演奏を3枚揃えたショパン作品の決定盤です。




WARNER


2564628807
\2400
ザ・ピアノズ・トリオ/ライヴ・イン・ルガノ
 ショスタコーヴィチ:『モスクワ・チェリョームシキ』組曲
 ドビュッシー:交響詩『海』
 オッフェンバック:『パリの喜び』より
  (序曲/ギャロップ/舟歌/カンカン)
 ストラヴィンスキー:『火の鳥』組曲
 カルロ・ボッカドーロ:
  3つのピアノのための『Vaalbara』(世界初録音)
ザ・ピアノズ・トリオ
 ジョルジア・トマッシ(P)
 カルロ・マリア・グリグオーリ(P)
 アレッサンドロ・ステッラ(P)
2010-13年、ルガノ・フェスティヴァルでのライヴ
 

9999848402
\2100
AURORA
 シマノフスキ:神話(3つの詩 Op.30)
 ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ ト長調 Op.77
 イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第5番ト長調 Op.27-5
 ルトスワフスキ:スビト
ヤヌシュ・ヴァヴロウスキ(ヴァイオリン)
ホセ・ガジャード(ピアノ)
2013年1月、ワルシャワでの録音




<国内盤>


日本コロムビア



COCQ-85060
\2000+税
エリシュカ指揮/吹奏楽版「新世界より」
 ドヴォルザーク/
  H. スルカ・編/V. ブラフネク・校訂:
   交響曲第9番《新世界より》
 同:序曲《謝肉祭》
 ヤナーチェク/上埜孝・編:シンフォニエッタ
東京佼成ウインドオーケストラ
指揮:ラドミル・エリシュカ
 チェコの隠れ巨匠、最初で最後、一期一会の吹奏楽!
 吹奏楽で新世界全曲をやる意味は?…その答えがここに。

 ライヴ録音:2013年4月27日、東京芸術劇場、東京佼成ウインドオーケストラ第115回定期演奏会

[96kHz/24bit録音]
 本邦最高峰の吹奏楽団である東京佼成ウインドオーケストラ(TKWO)の定期演奏会ライヴ・レコーディング・シリーズの第5弾。
 ヤナーチェクの孫弟子にあたり、2013年6月までチェコ・ドヴォルザーク協会会長を務めたラドミル・エリシュカがTKWOの指揮台に立ったコンサートは、クラシック・ファンの耳目も大いに集めました。
 自身の指揮人生の中で初めてウインドオーケストラと向き合い、ドヴォルザークの真骨頂を吹奏楽で表現。また村上春樹の小説「1Q84」で、一躍一般の認知を得た「シンフォニエッタ」でも、ヤナーチェクの一番弟子である恩師バカラ直伝の名演を聴かせました。
 1931年生まれのこのチェコの隠れ巨匠の名を日本の音楽ファンに広く知らしめたのは、NHK交響楽団との「わが祖国」の公演が、聴衆の投票による「2009年で最も心に残ったN響コンサート」の第1位となったことでしょう。
 そのエリシュカによる最初で最後、一期一会の吹奏楽!奇を衒うことのない泰然とした音楽の運びの中に、作品の求める本質的な要素がみっしりと詰まった格調高い演奏により、多くが抱いた「吹奏楽で新世界全曲をやる意味など果たしてあるのか」という疑問はものの見事に氷解。ここまでくるともうオケも吹奏楽も関係ないという納得が、そして最後には純粋に素晴らしい音楽を聴いたという感動が会場を覆いました。
 ドヴォルザークでは、プラハ城警備隊&チェコ警察音楽隊のスルカ編曲による門外不出の譜面を、エリシュカの弟子で、同隊の現在の音楽監督兼常任指揮者のブラフネク(「吹奏楽燦選/フェスティーヴォ!」COCQ-85028の指揮者)が校訂したものが使用されています。




キング・インターナショナル(国内仕様盤)


KKC 5384
\2857+税
※輸入盤発売済
イザベル・ファウストのバルトーク!
 バルトーク:
  ヴァイオリン協奏曲第1番 Sz.36(遺作)
  ヴァイオリン協奏曲第2番 Sz.112
イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)
スウェーデン放送交響楽団
ダニエル・ハーディング(指揮)
 神々しく輝きのある音色、崇高さと官能、そして激しさに満ちた熱演ハーディングの絶妙なサポート

 ヴァイオリン/ストラディヴァリウス1704年製「スリーピング・ビューティ」
 録音:2012年4月ストックホルム、ベルワルドホール/[HMF] HMC.902146/輸入盤・日本語解説付

 人気・実力とも急上昇中のヴァイオリニスト、イザベル・ファウストと気鋭指揮者のダニエル・ハーディングによるバルトークのヴァイオリン協奏曲集。
 バルトークは、ファウストの衝撃のデビュー盤での取り上げた作曲家で、ファウストの魅力が炸裂する作曲家の一人。
 第1 番は、バルトークが26 歳の頃に書かれたもの。当時熱い思いを寄せた女性ヴァイオリニスト、シュテフィ・ガイエルに献呈されましたが、一度も演奏されないままに、彼女もバルトークの死後10 年ほどでこの世を去ってしまい、ふたりの死後しばらくしてからこの作品の存在が知られることとなった遺作です。ファウストはこの録音にあたり、草稿など様々な資料にあたり、バルトーク自身による書きこみなどを発見。バルトークの思いを可能な限り汲んだ力演を聴かせています。冒頭の長七の和音を静かに上行する4つの音からなる音型は、シュテフィ・ガイエルをあらわすモティーフ。ファウストが奏でる内省的な音色から、一気に世界に引き込まれます。 第2 番はバルトークの中期、最も創作的に充実していた時期に書かれたもの。ハンガリー民謡的な旋律、抒情的な旋律、五音音階から十二音技法、さらには四分音まであらわれる、多種多様の素材が見事に融合・構築され、高度の集中を要求するこの作品には、バルトークのすべてが詰まっているといっても過言ではないでしょう。
 なお、ライナーノートはファウスト自身の筆によるもので、曲の背景やファウストが見つけた事実などが述べられており、実に興味深い内容となっています(日本語訳掲載)。

 イザベル・ファウスト 2014年来日情報
  6 月20 日(金)& 21 日(土)すみだトリフォニーホール
  6 月22 日(日)可児市文化創造センター
 

KKC 5385
\2857+税
※輸入盤発売済
超豪華メンバーによるベートーヴェンの『大公』!
 ベートーヴェン:
  ピアノ三重奏曲第6番変ホ長調 op.70-2
  ピアノ三重奏曲第7番変ロ長調 op.97『大公』
アレクサンドル・メルニコフ(フォルテピア)
イザベル・ファウスト(ヴァイオリン))
ジャン=ギアン・ケラス(チェロ
 室内楽史に燦然と輝く名曲の、決定的な名演がここに新たに誕生!ファウスト、ケラス、メルニコフ超豪華メンバーによるベートーヴェンの『大公』!

 フォルテピアノ/Alois Graff、1828年頃 エドウィン・ボインクによる修復、メルニコフ蔵
 ヴァイオリン/1704年ストラディヴァリウス「スリーピング・ビューティ」
 チェロ/Geoffredo Cappa、1696年
 録音:2011年9月ベルリン、テルデックス・スタジオ/[HMF] HMC.902125/輸入盤・日本語解説付

 世界が注目する音楽家たち、ヴァイオリン奏者イザベル・ファウスト、チェリストのケラス、ピアニストのメルニコフ。このなんとも豪華な三名によるベートーヴェンの登場。第6 番は、「幽霊」とならんで作品70 として出版されたもので、「傑作の森」と称される中期に生み出された作品。ベートーヴェンのピアノ三重奏曲の中では比較的地味な存在ですが、ベートーヴェン自身が非常に高く評価していた作品で、晴れやかな楽想が印象的な名作です。ファウストのヴァイオリンの伸びやかな音色で聴くメロディがえもいわれぬ美しさ。それをささえるメルニコフの溌剌としたフォルテピアノと、ケラスのハリのある音色が、活き活きと美しいアンサンブルを奏でます。
 「大公」は歴史上に燦然と輝く名曲にして大曲。冒頭のメルニコフによるひたひたとしたピアノ独奏に、ファウストのまばゆくまっすぐな音色のヴァイオリンと、ケラスの豊かな響きと推進力のあるチェロが加わると、これから始まる雄大な世界への期待が高まります。三人ともひとつひとつのフレーズを慈しむように、実に細やかに表情づけを施しながら演奏しており、息をのむような美しい瞬間が随所に現れます。それでいて、作品の雄大なスケール感を感じさせる、音楽の広がり具合も見事。奏者の懐の深さゆえの余裕のある出来栄えです。スケルツォでの弾むリズム、緩徐楽章での弦が織り成す美しいレガートは絶品です。終楽章の華やかなコーダは圧倒的です。

 イザベル・ファウスト&アレクサンドル・メルニコフ 2014年来日情報
  6 月24日(火) いずみホール
  6 月25日(水) 電気文化会館
  6 月26 日(木) 東京芸術劇場コンサートホール
  6 月27 日(金) 神奈川県立音楽堂
  6 月28 日(土) 王子ホール
 

KKC 5386
\2857+税
※輸入盤発売済
ガーディナーの「復活祭オラトリオ」遂に録音!
 J.S.バッハ:
  哀悼行事のカンタータ第106番
   「神の時こそいと良き時」 BWV.106
  復活祭オラトリオ BWV.249
ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
モンテヴェルディ合唱団
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
ハンナ・モリソン(ソプラノ)
メグ・ブレイグル(アルト)
ニコラス・ムルロイ(テノール)
ペーター・ハーヴェイ(バス)
 録音:2013年6月ロンドン/[SDG] SDG.719/輸入盤・日本語解説付

 ガーディナーが遂に「復活祭オラトリオ」録音しました。2013 年、ガーディナーはこの作品をライプツィヒ・バッハ音楽祭、BBCプロムスと度々演奏しており、いずれも高い評価を得ています。ガーディナーの手兵、現代世界最高の合唱団の一つモンテヴェルディ合唱団は2014 年に結成50 年を迎えます。キリストの復活を祝う明るく美しいバッハの傑作を、透明感溢れる美しいハーモニーと卓越した歌唱により存分に聴かせてくれます。
 カップリングには、華やかで喜びに満ちた「復活祭オラトリオ」と対比させるように、哀悼行事のためのカンタータ第106 番をアルバム冒頭に収録しています。ガーディナーは、特有の軽快なテンポとスッキリとした端正な響きで、求心力・推進力溢れる演奏を披露しています。そしてソリスト陣、オケ、そして合唱を見事に統率し感動的な祈りの世界を表現しています。
 

KKC 5387
(SACD HYBRID)
\2857+税
※輸入盤発売済
リヒャルト・シュトラウスの交響詩集
 R.シュトラウス:
  交響詩「ドン・ファン」op.20
  交響詩「死と浄化」op.24
  交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」op.28
マンフレート・ホーネック(指揮)
ピッツバーグ交響楽団
 マンフレート・ホーネック&ピッツバーグ響、フルオケを豪快に鳴らし切った注目演奏

 録音:2012年6月8-10日ピッツバーグ、ハインツ・ホール(ライヴ)/[REFERENCE RECORDINGS]/FR.707SACD/輸入盤・日本語解説付

 エネルギッシュで活きの良い音楽づくりで実演での満足度の高いことから、近年、欧米を中心に熱烈な支持を集めている指揮者マンフレート・ホーネックが、高品位な優秀録音でオーディオファイルからの信頼も厚いリファレンス・レコーディングスに登場。2008 年以来音楽監督を務める手兵ピッツバーグ響を率いて、あらたにシュトラウスの管弦楽作品のシリーズをスタート。後期ロマン派に位置づけられ、シュトラウスがオーケストラの機能美を極限まで追求した交響詩の代表作3 篇に取り組んだアルバムです。
 レコーディングを担当したのは「サウンド・ミラー」のチーム。1972 年にボストンで設立された老舗で、過去40 年以上に亘りメジャー、マイナーを問わず、クラシックやジャズのさまざまなアルバムを製作して、グラミー賞獲得ならびにノミネートも80 作品を超える実績があります。ディルク・ソボトカとマーク・ドナヒューはRCA の「Living Stereo series」のSACD マスタリングを手掛けたメンバー。
 

KKC 5388
(2CD)
\4286+税
※輸入盤発売済
ヤナーチェク:ピアノ作品集
 Disc1
  ・「草陰の小径にて」第1 集/第2 集
  ・エイ、ダナイ!
  ・2 つのモラヴィア舞曲
  ・ズデンカ変奏曲
 Disc2
  ・ピアノ・ソナタ変ホ短調『1905年10月1日の街角で』
  ・霧の中で
  ・小品 (1877-1927)
  ・思い出
  ・カミラ・ステッスロヴァのためのアルバム
  ・モラヴィアの民謡集
キャシー・クリエ(ピアノ)
 ルクセンブルクの華!キャシー・クリエのヤナーチェク

 録音:2013年2月、3月ルクセンブルク・フィルハーモニー/[CAvi] 4260085532902/輸入盤・日本語解説付

 ルクセンブルクのピアニスト、キャシー・クリエによるヤナーチェクのピアノ作品集。2007 年に「CAvi MUSIC」からデビューし(4260085531370)、優れた音楽性と豊かな将来性を感じさせるピアニストとして称賛されました。第2弾となる本アルバムは、現チェコ東部のモラヴィア出身のヤナーチェクのピアノ作品です。故郷モラヴィアの想い出を描いた「草陰の小径にて」など、母国の民族音音楽の研究から独自の音楽語法を生み出し、民謡や踊りなどをモティーフにした、民族色豊かな作品が数多く含まれています。
 キャシー・クリエは、ヤナーチェクのピアノ作品を主なレパートリーとして演奏しており、抒情的で色彩豊かな響きに惹かれていると語っています。彼女の演奏は決して民族色を前面に出したものではありませんが、彼女の持つ煌びやかな音色で叙情性を鮮やかに表現し、まるで彩り豊かなパレットで絵を描いているかのような演奏です。


<映像>

 

キング・インターナショナル(国内仕様盤)(映像)


KKC 9084
(Blu-ray)
\5238+税
※輸入盤発売済
ドキュメンタリー:カルロス・クライバー
 「アイ・アム・ロスト・トゥ・ザ・ワールド」〜私はこの世に忘れ去られて
KKC 9085
(DVD)
\3810+税
※輸入盤発売済
 没後10年 カルロス・クライバーの実像に迫った映像

 監督:ゲオルク・ヴューブボルト
 (Blu-ray)[C-major] 71.5304、画面:16: 9、カラー/モノクロ、音声:PCMステレオ、言語:独英 字幕:仏西韓、日本語、収録時間:60分、Region All、輸入盤・日本語解説書付
 (DVD)[C-major] 70.5608、画面:16:9、NTSC カラー/モノクロ、音声:PCMステレオ、言語:独英 字幕:仏西韓、日本語、収録時間:60分、Region All、輸入盤・日本語解説書付

 2004 年に逝去した伝説のカリスマ指揮者、カルロス・クライバーのドキュメンタリー映像。取り上げるレパートリーを極端に絞り込み、少ない演奏会、決して多くはない録音ではありましたが、ひとたび舞台に上がると聴く者すべてを魅了する演奏をした、生きながらにして伝説の指揮者でありました。
 タイトルの「Ich bin der Welt abhanden gekommen」はマーラーの『リュッケルトの詩による5つの歌曲』の「私はこの世に忘れられて」からとられています。この映像は、関係者、楽団員らの興味深い証言とバイロイトの『トリスタンとイゾルデ』のオーケストラピットでの映像など、クライバーのカリスマ性、音楽性を垣間見ることのできる貴重な内容となっています。また有名なウィーン・フィルとのベートーヴェン交響曲第4番の第2楽章のリハーサル中に起きた「テレーズ事件」の音声や、リッカルド・ムーティ、有名なオペラ演出家のオットー・シェンクらのインタビュー、父エーリヒへの尊敬と葛藤についての話など、完璧主義であったそれゆえに苦悩した天才カルロス・クライバーの実像が克明に描かれています。
 

KKC 9086
(Blu-ray)
\5238+税
※輸入盤発売済
ヴェルディ:レクィエム
 特典映像:インタビュー&リハーサル
グスターボ・ドゥダメル(指揮)
ロサンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団
ジュリアナ・ディ・ジャコモ(ソプラノ)
ミシェル・デ・ヤング(メゾ・ソプラノ)
ヴィットリオ・グリゴーロ(テノール)
イルデブランド・ダルカンジェロ(バス)
ロサンジェルス・マスター・コラール(合唱指揮:グラント・ガーション)
KKC 9087
(DVD)
\3810+税
※輸入盤発売済
 超豪華キャストが出演したドゥダメル&ロス・フィルによるヴェルディのレクエイム

 収録:2013 年8 月13,15 日、ロサンジェルス、ハリウッド・ボウル(ライヴ)
 映像監督:ミヒャエル・バイヤー
 (Blu-ray)[C-major] 71.4804、画面:16:9、1080i HD、音声:DTS-HD MA 5.1, PCM2.0、字幕:英独仏西中韓、日本語 言語:ラテン語、収録時間:本編94分、特典18分、Region All、輸入盤・日本語解説書付
 (DVD)[C-major] 71.4708、画面:16: 9、NTSC、音声:PCM2.0,DTS5.1、字幕:英独仏西中韓、日本語 言語:ラテン語、収録時間:本編94分、特典18分、Region All、輸入盤・日本語解説書付

 2013 年8月にロサンジェルスのハリウッド・ボウルで行われたばかりの映像です。
指揮は若きカリスマ指揮者グスターボ・ドゥダメル。手兵ロサンジェルス・フィルハーモニックによるヴェルディのレクィエムです。歌手が命の本作品ですが、今回はソリスト陣が大変豪華。マーラーの「千人の交響曲」でもドゥダメルと共演したソプラノのジュリアナ・ディ・ジャコモ、ヤンソンスなどの大物指揮者からの指名が絶えないメゾ・ソプラノのミシェル・デ・ヤング。美声と甘いマスクで世界中のオペラ・ファンを魅了するテノール、ヴィットリオ・グリゴーロ、そして豊かな声量、演技力で現代随一の実力を誇るバス、イルデブランド・ダルカンジェロと華やかな面々が出演しています。ロサンジェルスにある世界最大級の野外音楽堂ハリウッド・ボウル。環境的に撮影が難しい会場ですが、この度撮影が許可されパッケージとしても発売されることになりました。
 ドゥダメルは、開放的な響きと壮麗さ、そしてシンプルかつ大胆な演奏で、地元LA タイムズでは「ヴェルディのレクィエムに新たなる1ページを刻んだ」と評され、まるでハリウッド・ボウルにいるかのような臨場感を味わえる映像で、まさに観せる演奏に魅せられる1作となっています。













5/20(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ALBA


ABCD 370
(SACD HYBRID)
\2200
ユルキ・リンヤマ(1962-):
 教会オペラ《洗礼者ヨハネの誕生》(2009)
ウルスラ・ラングマイル(ソプラノ、マリア)
 トゥーラ・パーヴォラ(アルト、エリサベト)
ナイオール・コレル(テノール、ガブリエル)
 エサ・ルートゥネン(バリトン、ザカリア)
ユハニ・ランミンマキ(指揮)
ソリ・デオ・グローリア室内管弦楽団
 フィンランドの現代作曲家ユルキ・リンヤマ最初の舞台作品「洗礼者ヨハネの誕生」

 5.0 multichannel/stereo、76’31

 1960 年代生まれのフィンランド作曲家、ユルキ・リンヤマの音楽は「感情に訴えかける感性をもったモダニズム」(キンモ・コルホネン)とも呼ばれます。
 室内楽曲、器楽曲、声楽曲、管弦楽曲と幅広く作曲し、近年は教会音楽にとりわけ強い関心を寄せています。《洗礼者ヨハネの誕生》は、リンヤマが手がけた最初の舞台作品。『新約聖書』の『ルカによる福音書』第1 章に基づくプロローグと3 幕の教会オペラです。ユダヤの王ヘロデの時代。祭司ザカリア、その妻エリサベト、天使ガブリエル、聖母マリアに独唱が与えられ、さまざまな音楽作品の題材に採られてきた〈マニフィカト(マリアの賛歌)「わたしの魂は主をあがめ」〉(第1 章 第46 節-第56 節)と〈ザカリアの預言「ほめたたえよ、イスラエルの神である主よ」〉(第1 章 第67 節-第80 節)はそれぞれ第2 幕と第3 幕で歌われます。テクストはドイツ語。2010 年、彼がコンポーザー・イン・レジデンスを務めていたオーストリアのカリンティシュ夏季音楽祭で初演されました。オリジナルの楽器編成は、ホルン、2 つのヴァイオリン、2 つのヴィオラ、チェロ、コントラバス、打楽器、チェンバロ。
 2011 年に弦楽器が追加されました。ランミンマキ指揮の録音では、この室内オーケストラ版が使われています。
 
ABCD 368
(SACD HYBRID)
\2200
Eliangelis ー クラリネットのための現代フィンランド音楽
 アンティ・アウヴィネン(1974-):
  Eliangelis(2005)(変ロ管(B ♭)クラリネット独奏のための)
 タウノ・マルッティネン(1912-2008): 幻影(Illusio)(断片)
 ハンヌ・ポホヤンノロ(1963-):
  島、果てしない(Saari, rannaton)(1994)
   (バスクラリネットとテープのための)
 タウノ・マルッティネン(1912−2008): 幻影(Illusio)(断片)
 アディナ・ドゥミトレスク(1964-):
  ネックレス(Necklace)(2011)(バスクラリネット独奏のための)
 タウノ・マルッティネン(1912-2008): 幻影(Illusio)(断片)
 ペルットゥ・ハーパネン(1972-):
  扁桃体(Amygdala)(2008/09)(クラリネット独奏のための)
 タウノ・マルッティネン(1912-2008): 幻影(Illusio)(断片)
 リーカ・タルヴィティエ(1970-):
  とぎれとぎれの子守歌(Broken Lullaby)(2009)
   (クラリネットとバスクラリネットのための)*
 タウノ・マルッティネン(1912-2008): 幻影(Illusio)(断片)
 オッリ・ヴィルタペルコ(1973-):
  ガラスの穴(Glass Orifice)(2010)
   (2つの変ロ管(B ♭)クラリネットのための)*
 タウノ・マルッティネン(1912-2008):
  幻影(Illusio) Op.214(1982)(クラリネット独奏のための)
ミッコ・ラーサッカ
 (クラリネット、バスクラリネット)
グレゴリー・バレット(クラリネット)*
 フィンランドのクラリネットの名手ミッコ・ラーサッカ

 5.0 multichannel/stereo、75’09

 ミッコ・ラーサッカはヘルシンキ在住のクラリネット奏者。ブザンソンの音楽院に学び、シベリウス・アカデミーで音楽博士号を取得しました。ユヴァスキュラのオーケストラ、シンフォニア・フィンランディアの首席クラリネット奏者を務めながら、現代音楽のソロ奏者、室内楽奏者として広く活動。オスモ・ヴァンスカ指揮のラハティ交響楽団をはじめとするフィンランド各地のオーケストラにソロ奏者として客演しています。ウィーンの音楽アカデミーとノーザンイリノイ大学に客員して教え、現代のクラリネット奏法を総合した著作を2005 年と2010 年に発表しています。アンティ・アウヴィネンがアスコ・ヘイスカネンのために作曲した《Eliangelis》をタイトルとする現代フィンランドの作品集。1982 年から2011 年にかけてクラリネットのソロ、あるいはデュオのために作曲された、「どんな音楽だろう?」と興味をひく曲名の作品が7 曲選ばれ、そのうちの1 曲、マルッティネンの《幻影》は、その「断片」が曲と曲のあいだに演奏され、アルバムの最後に作品「全体」(6 分35 秒)が演奏されます。デュオの作品、リーカ・タルヴィティエの《とぎれとぎれの子守歌》とオッリ・ヴィルタペルコの《ガラスの穴》では、ノーザンイリノイ大学の教授、「フィンランドのクラリネット」(ABCD126)を録音したアメリカのグレゴリー・バレットが共演しています。




APARTE


AP 086
\2500
フェリシアン・ダヴィッド歌曲集
 (1)雲 (2)幸福の花 (3)夢想 (4)サルタレッロ
 (5)さらばシャランス (6)戻って来て!
 (7)眠れ、マリー (8)ベドウィン (9)台湾
 (10)わが道を進め (11)彼を愛してしまったかしら
 (12)大洋 (13)漁夫の歌 (14)漁夫が船へ
 (15)忘れた!(16)チブク (17)老人と薔薇 (18)友情
タシス・クリストヤンニス(Br)
ザナシス・アポストロプーロス(Pf)
 元祖ワールドミュージック、エキゾチックな世界

 録音:2013 年7 月/ミトロプーロス・ザール(アテネ)/72’ 00”

 フェリシアン・ダヴィッド(1810-1876) は音楽に東方的要素を持ち込み、国民主義さらには今日のワールドミュージックの礎を作った作曲家。ダヴィッドのオーケストラ曲や室内楽曲は近年録音が出ていますが、ついに歌曲も登場。ここでも中東的な音楽要素や詩に強い関心を示し、独特な世界を創り上げています。ギリシャ出身のバリトン、クリストヤンニスが絶妙な歌い回しで異国への憧れを表現しています。




キング・インターナショナル



KKC 4029
\2600
ロマンス〜渡辺克也
 (1)シューマン:3つのロマンスOp.94
 (2)ブレヴィーユ:オーボエとピアノのためのソナチネ
 (3)ルフェーヴル:2つの小品Op.102
 (4)ヒンデミット:オーボエ・ソナタ
 (5)パラディール:ソロ
渡辺克也(Ob)
デヴィッド・ジョンソン(Pf)
 世界の渡辺克也、充実の第4 弾アルバム

 録音:2014 年1 月/イエス・キリスト教会(ベルリン)/DDD、57’ 31”、[Profil]、PH 14009、日本語解説書付

 ドイツを本拠に活躍する渡辺克也。待望のアルバム第4 弾の登場です。今回もオーボエの魅力を存分に味わえる5篇を厳選、至福の一時間を過ごさせてくれます。名作として名高いシューマンの「3 つのロマンス」を渡辺克也の美音でたっぷり楽しめるのがうれしい限り。また、オーボエのレパートリー中最重要作のひとつ、ヒンデミットのソナタも注目。渡辺の超絶技巧を満喫できます。さらに、パリ音楽院オーボエ科の試験曲として作られ、今日もコンクールの課題曲としてしばしば登場するブレヴィユ、ルフェーヴル、パラディールの作品も貴重。参考用としても最適で、鮮やかな技巧と歌心をたっぷりお楽しみ下さい。

 CD発売記念 渡辺克也 オーボエ・リサイタル2014 Romance
  2014年8月8日(金) 19:00開演(18:30開場)
  会場:渋谷区文化総合センター大和田 4F さくらホール
  出演:渡辺克也(オーボエ)、小林有沙(ピアノ)
  R.シューマン:3つのロマンス 作品94
  P.ブレヴィーユ:ソナチネ
  E.パラディール:演奏会用独奏曲
  Ch.ルフェーヴル:2つの小品 作品102
  P.ヒンデミット:オーボエ・ソナタ、他







LSO LIVE



LSO 0702
(2SACD HYBRID)
\4000→\3690
「ハイドン:交響曲集(5曲)/サー・コリン・デイヴィス」
 ハイドン:
  ・交響曲第92番ト長調Hob.I:9「2オックスフォード」
    録音:2011年10月2 & 4日/ロンドン、バービカンホール(ライヴ)
  ・交響曲第93番ニ長調Hob.I:93
    録音:2011年12月11 & 13日/ロンドン、バービカンホール(ライヴ)
  ・交響曲第97番ハ長調Hob.I:97
    録音:2010 年5月6 & 9日/ロンドン、バービカンホール(ライヴ)
  ・交響曲第98番変ロ長調Hob.I:98
    録音:2011年12月4 & 6日/ロンドン、バービカンホール(ライヴ)
  ・交響曲第99番変ホ長調Hob.I:99
    録音:2011年5月26日& 6月2日/ロンドン、バービカンホール(ライヴ)
サー・コリン・デイヴィス(指揮)
ロンドン交響楽団
 コリン・デイヴィス&LSO、活き活きとした表情、風格あふれる佇まい「オックスフォード」ほかハイドンの交響曲集

 プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン/エンジニア:ジョナサン・ストークス& ニール・ハッチンソン/DSD マルチチャンネルステレオ、133’

 コリン・デイヴィスがロンドン響を指揮してハイドンの交響曲を演奏したセットがLSO Live より登場。もちろんすべて初出で、ベルリオーズ、シベリウス、ヴォーン・ウィリアムズの未発表音源が投入された愛蔵家版ボックス「サー・コリン・デイヴィス・アンソロジー」につづいて、こうして次々とかけがえのないドキュメントが日の目をみるのはなんともうれしい限りです。
 1970 年代半ばから80 年代初めにかけて、デイヴィスはコンセルトヘボウ管を指揮して、「ザロモン・セット」を含む、ハイドンの交響曲19 曲をオランダのPhilips にセッション録音していますが、その優美で格調高い演奏内容は、モダン楽器のオーケストラによる古典派演奏のひとつの頂点を築いたデイヴィスのベスト・フォームとして、いまなお多くのファンの根強い支持を得ています。
 以来、アルバム収録の5 曲すべてが、デイヴィスにとっておよそ30 年以上を経ての再録音となるハイドンの交響曲は、2010 年と2011 年に、最晩年にしてまだまだ意欲旺盛な巨匠がニールセンの交響曲全曲にあらたに挑むということでも話題を集めたコンサート・シリーズで、各回の前半に演奏されたプログラム。ガーディアン紙をはじめ、演奏会評もこぞってたいへん好意的であっただけに出来ばえにはおおいに期待が高まります。
 加えて、デイヴィスが同じくロンドン響を指揮してライヴ収録した2007 年10 月の「天地創造」(LSO0628)や2010 年6 月の「四季」(LSO0708)でも確かめられるように、前回からここに至るピリオド・アプローチの成果も適宜盛り込まれるなど、新旧の比較も聴きどころのひとつといえそうです。







MIRARE



MIR 238
\2600→\2390
こんな美しい音楽を知らなかったのは不覚
 ガブリエル・デュポン:
  (1)詩曲〜ピアノと弦楽四重奏
  (2)「療養の時」〜
   墓碑銘/陽をあびる庭/日曜日の午後/
   友が花を持って来る/思わせぶり/庭で遊ぶ子供たち/平穏
  (3)「砂丘の家」〜思い出の家/幸せの憂鬱
  (4)春の日〜ヴァイオリンとピアノ
マリー=カトリーヌ・ジロー(Pf)
プラジャークSQ
 録音:2013 年8 月/マルティネク・スタジオ(プラハ)/78’ 00”

 ガブリエル・デュポン(1878-1914) はラヴェルと同世代のフランスの作曲家。36 歳で夭折したため作品数は少ないものの、ラフマニノフのようなロマンとショーソンのようなエスプリに満ちた独特の世界を垣間見せ、最高の発見をしたような気分にさせられます。ピアノ組曲「療養の時」は、デュポンが肺炎でサナトリウム生活を送っていた25-7 歳の頃の作で、全14 曲の大作。内容は少しもネガティブでなく、堀辰雄の文学を思わせる清々しさとセヴラックのような陽光を感じさせます。ここでは7 篇が選ばれています。「詩曲」は30 分を超える大作ですが、ラフマニノフ調の出だしから釘づけにされます。
 今年のフォルジュルネ音楽祭での演奏が好評だったマリー=カトリーヌ・ジロー。知られざるフランス作品をエレガントで香り高く披露しています。チェコの名団体プラジャークQ も力演。



旧譜から特別な一枚
フランス近代ファン必聴!
色彩豊かなハーモニー、洗練された音色
デュポンのピアノ曲集

ATMA CLASSIQUE ACD2 2544 (2CD) \2790

 ガブリエル・デュポン。
 今や、およそほとんどのクラシック・ファンには馴染みがない人だが、生前はオペラを書けば必ず当たる、といっても過言ではないほどの超人気作曲家だった。
 生まれたのは1878 年。パリ音楽院での師匠はマスネ、それにオルガンの巨匠ヴィドール。そう、フランクの系譜をひく純粋芸術路線に、美しいものを求めてやまない世紀末の人々を魅了しつくすバランス感覚も身につけた、完璧な芸術家だったのである。
 そして、肺結核を病んで早世たというのも伝説的。プロヴァンスの片田舎で療養しながら、人を避けるようにして、独自の内面世界を見つめ続けたという。

 実際そのピアノ作品を聴いてみれば、これぞ世紀末といった薫り高い耽美的世界。
 「砂丘の家」は、しずかに気持ちを落ち着けてくれる音楽集。同時代のセヴラックあたりも想起させるような、4〜5分の充実した小品が居並ぶ。
 また世紀末情緒という点では、もうひとつの「病める時」のほうがいかにもそれらしい。大小あわせて14 ある小品群は、療養中のデュポンが身近な光景を題材に、やさしさ、恐怖、希望…とさまざまな心象風景を織り交ぜて綴った私小説的な内容だが、「庭に注ぐ陽光」「白夜〜幻覚」「風の歌」「死神がうろついている」といった示唆的なタイトルにもあらわれているとおり、謎めいた雰囲気に満ちた作品。


ACD2 2544
(2CD)
\3600→¥3290
ガブリエル・デュポン(1878-1914):ピアノ曲集
 CD1: 病めるとき
 【エピグラフ/ 夕暮れが部屋に/ 庭の太陽/ 雨の歌/
  日曜日の午後/ 医者/ 花を手に女友達がやって来た/
  風の歌/ 炉辺にて/ 女の色気/ 死神がうろついている/
  庭で遊ぶ子供たち/ 白夜- 幻覚/ 静けさ】
 CD2: 砂丘の家
  【澄み切った朝の砂丘/ 水面の帆/ 思い出の家/
   我が兄弟の風と姉妹の雨/ 幸せの憂鬱/
   陽光は波間に戯れる/ 松の木の夕暮れ/ 海の音、夜/
   星の煌めき/ 波のうねり】
ステファン・ルムラン(P)
録音:2007 年12 月

ピアニストのステファン・ルムランが取り組んでいるテオドール・デュボワなどフランスの知られざる作曲家の作品を積極的に録音していくシリーズ「フランス音楽発見( ムジーク・フランス・デクヴェルト)」。今回はラヴェルと同時代に活躍したガブリエル・デュポンのピアノ曲集。デュポンはオルガニストであった父から学んだ後、パリ音楽院でジェダルジュ、マスネ、ヴィドールに師事。ソンゾーニョ・コンクールでオペラ「ガブレラ」が第1 位となり成功を収めました。しかし肺を患い、結核を発症し36 歳の若さで夭折しています。
25 歳の時の作品「病めるとき」は全14 曲からなる曲集。デュポンの死に対する脅迫観念が反映された作品で、それぞれの標題に沿った巧みな描写が色彩豊かに浮かびあがります。31 歳で完成した「砂丘の家」はフランス近代の透明感漂う全10 曲からなる作品。南欧の薫り立つ作品を作曲したセヴラックを都会的かつ洗練させたような作風が、フランス近代好きには堪らない美しさと魅力を持っています。



 
MIR 192
\2600→\2390
美しいメロディに満ちたオンスロウのチェロ・ソナタを古楽器で
 オンスロウ:
  (1)チェロ・ソナタ第2番ハ短調Op16の2
  (2)同第1番ヘ長調Op.16の1
  (3)同第3番イ長調Op.16の3
エマニュエル・ジャック(Vc)
モード・グラットン(フォルテピアノ)
 録音:2012 年7 月/ヴィルファヴァール/63’ 00”

 ジョルジュ・オンスロウ(1784-1853) はイギリス系フランス人作曲家。近年弦楽作品が若い世代にもとりあげられ、名が広まっています。美しいメロディと効果的なピアノ伴奏が魅力。バロック・チェロとフォルテピアノによる演奏でお届けします。チェロのエマニュエル・ジャックは1974 年生まれ。パリ音楽院でクリストフ・コワンに師事。現在、クリストフ・ルセ率いるレ・タラン・リリクの首席チェロ奏者を務めています。1726 年ジャック・ボケ製チェロの美しい響きを堪能できます。モード・グラットンは1983 年生まれ。ピエール・アンタイ門下で、チェンバロ奏者、オルガン奏者としても活躍しています。




PROFIL

PH 14005
\2400→\2190
ダーヴィッド・テオドーア・シュミット、ブゾーニ編曲集に挑戦
 (1)J.S.バッハ(ブゾーニ編):シャコンヌ
 (2)同(ブゾーニ編):
  コラール前奏曲〜目覚めよと呼ぶ声ありBWV645
  いざ来たれ、異教徒の救い主よBWV659
  今ぞ喜べ、愛するキリスト者の仲間たちBWV734
  主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶBWV639
  汝のうちに喜びありBWV615
 (3)ブラームス(ブゾーニ編):
  コラール前奏曲Op.122〜わが心の切なる願い
  おお愛する魂よ、汝を飾れ/わが心の切なる喜び
 (4)J.S.バッハ(ブゾーニ編):トッカータ、アダージョとフーガBWV564
 (5)J.S.バッハ(ペトリ編):狩のカンタータBWV207〜羊は安らかに草をはむ
ダーヴィッド・テオドーア・シュミット(Pf)
 正統派ドイツ・ピアニズムの継承者ダーヴィッド・テオドーア・シュミット、ブゾーニ編曲集に挑戦

 録音:2013 年12 月2-5 日/ブリッツ城(ベルリン)/DDD、59’ 37”

 1982 年生まれのダーヴィッド・テオドーア・シュミット。正統派ドイツ・ピアニズムの継承者として、SONY やProfil からバッハ、シューベルト、ブラームスらの作品集をリリース、注目されています。今回はバッハとブラームスの作品ながら、1 曲を除きすべてブゾーニの編曲というのが興味津々。
 「シャコンヌ」はブゾーニのバッハ編曲中もっとも名高いものですが、シュミットは奇を衒わず、正攻法で立ち向かい、深い感動へ導いてくれます。さらにコラール前奏曲の編曲から5 篇を選んでいますが、有名な「目覚めよと呼ぶ声あり」や「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」はもちろん、タルコフスキーが「惑星ソラリス」で使用したため人気の高い「主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶ」が入っているのも嬉しい限り。ことに「主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶ」は30 歳そこそこの若手とは思えぬ老成した深みに満ち、思わず聴き入ってしまいます。
 さらに興味深いのは、ブラームス最後の作品の「コラール前奏曲」編曲。こちらも最晩年のブラームスの諦観を驚くほど表現。ブゾーニの編曲はいずれも恐ろしく難しいですが、ダーヴィッド・テオドーア・シュミットは余裕の技巧で聴かせます。ダーヴィッド・テオドーア・シュミットのドイツ・ピアニズム、目が離せません。
 

PH 14014
\2400
スペインの印象
 (1)アルベニス(クライスラー編):タンゴ (Vn, Pf)
 (2)同(ストゥチェフスキー編):入江のざわめき (Vc, Pf)
 (3)シチェドリン(デシュパリ編):アルベニス風に (Vc, Pf)
 (4)サラサーテ:バスク奇想曲Op.24 (Vn,Pf)
 (5)グラナドス(カサド編):歌劇「ゴエスカス」間奏曲 (Vc,Pf)
 (6)ヒナステラ:パンペアーナ第1番Op.16 (Vn,Pf)
 (7)カサド:無伴奏チェロ組曲
 (8)同:愛の言葉 (Vc,Pf)
 (9)トゥリーナ:ナバーラを讃えて (Vn,Pf)
 (10)同:ピアノ三重奏曲第2番ロ短調Op.76
ニクラス・リーペ(Vn)
ニルス・リーペ(Pf)
ベネディクト・クレックナー(Vc)
ホセ・ガヤルド(Pf)
 ドイツの若き奏者たちによるスペインへの夢

 録音:2013 年1 月21-25 日/ SWR スタジオ(カイザースラウテルン)/DDD、70’ 48”

 1990 年生まれ、ザハール・ブロン門下のドイツのヴァイオリニスト、ニクラス・リーペと1989 年生まれのドイツのチェリスト、ベネディクト・クレックナーによるスペイン及びラテン・アメリカの香りに満ちたシェア・アルバム。ふたりともスペイン音楽好きで、有名なアルベニスのタンゴからトゥリーナの力作までノリの良い、ラテンの燃える情熱の演奏を繰り広げています。ことにサラサーテの「バスク奇想曲」とカサドの「愛の言葉」は彼らにとって思い出の曲とのことで、じっくり聴かせます。
 

PH 14011
\2400
「ジョン・ダウランド/シャドウズ」
 ジョン・ダウランド:
  ・行け、水晶の涙
  ・わが過ちを許してくれようか?(エセックス伯のガリアード)
  ・ダウランド氏の夜更け
  ・さあもういちど、愛が呼んでいる
  ・溢れよ、わが涙
  ・ダウランド・シャドウズ[ヨッヘン・フォイヒト曲]
  ・わが恋人が泣くのを見た
  ・ご婦人向きの素敵な小間物
  ・来たれ、深き眠り
  ・今こそ別れねばならぬ(蛙のガリアード)
  ・暗闇に住まわしておくれ〜
   ロバート・ダウランド編「音楽の饗宴」(1610) 第10曲
  ・メランコリー・ガリアード
  ・もう泣くな、悲しみの泉よ
サラ・マリア・スン(歌手)
ヨッヘン・フォイヒト(サクソフォン)
ヴェルナー・マツケ(バロック・チェロ)
フリーデマン・ヴットケ(ギター)
 ユダヤ教会での優秀録音、ヴォーカルとサクソフォンの刺激的な融合、新感覚アレンジのダウランド・アルバム

 録音:2013 年/フロイデンタール、旧シナゴーグ(セッション)/DDD、ステレオ、50’26”

 リュートと声楽のジャンルで、英国ルネッサンス期に活躍したダウランドの静謐な音楽世界を、大胆に踏み込んだアレンジで聴かせる注目のアルバム。
 ソプラノ、ギター、バロック・チェロ、そしてサクソフォンがさまざまな組み合わせで織りなすユニークな内容は、かつてグレゴリオ聖歌とサクソフォンのコラボレーションの異化効果で大ベストセラーを記録したヤン・ガルバレクとヒリアード・アンサンブルの衝撃をほうふつとさせるもの。
 1978 年ドイツに生まれたスンのクリスタル・ヴォイスと、なによりここでもサクソフォンが重要なアクセントとなっており、ダウランドのオリジナル・ナンバーから不思議な魅力を引き出し、さらに自由に想像の翼を羽ばたかせています。
 シュトゥットガルト近郊のユダヤ教会で、セッションを組んで行われた録音はきわめて優秀。オーディオファイルの方々にも広くおすすめです。




TRANSART



TR 173
\2200→\1990
オシャレで艶やか。ファヴル=カーン待望のショパン
 ショパン:
  (1)ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35「葬送」
  (2)4つのマズルカOp.33
  (3)即興曲第1番変イ長調Op.29
  (4)即興曲第2番嬰ヘ長調Op.36
  (5)即興曲第3番変ト長調Op.51
  (6)幻想即興曲Op.66
ロール・ファヴル=カーン(Pf)
 録音:2010 年7 月/ランス大劇場(ライヴ)/DDD、60’ 09”

 2010 年7 月にランス大劇場で行われた「ランス夏の音楽祭」のライヴ。かつてProPiano レーベルからレイナルド・アーンのピアノ曲集をリリースして大評判となったロール・ファヴル=カーン。やはり彼女はアーンやショパンといったオシャレな音楽がピッタリで、真似のできぬ魅力的な演奏を聴かせてくれます。「ピアノ・ソナタ第2 番」は激しさを秘めた熱演で、聴衆の熱狂ぶりがリアルに伝わってきます。「幻想即興曲」もファッショナブルで、「オトナのショパン」を堪能できます。



ファヴル=カーン
チャイコフスキー & ショパン

TR 151
\2200→\1990
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 作品23
ショパン:ピアノ協奏曲 第2番 ヘ短調 作品21
ロール・ファヴル=カーン(ピアノ)
グジェゴシュ・ノヴァク指揮
ブルターニュ管弦楽団
破天荒なる技量をそなえたロール・ファヴル=カーン、2008年の来日を前にど真ん中の協奏曲レパートリーで、あのとんでもない実力をいかんなく発揮する! 意気満々・気鋭奏者ぞろいのブルターニュ管とくりひろげる、熾烈にして華麗なる戦い!! 年末年始モードの頃、さりげなくすごいアイテムが! ショパンのワルツ集(TR123)、他にもProPianoのアーン作品集が大好評の、グリモーに勝るとも劣らぬ才色兼備のフレンチ・ヴィルトゥオーゾが、ついにど真ん中ストレートな協奏曲を出してくれた!2005年4月の来日時にステージで取材を受けたとき、やおらピアノの前に座るや一切試し弾きなしにショパンのワルツを完璧な演奏でバリバリ弾き始めたファヴル=カーン——その後のコンサートには満場が沸き、媒体露出とあいまって発売中アルバムのセールスがぐっと伸びたのは印象的でした。次の新譜は「ゴットシャルク独奏作品集」とえらくニッチなところを突いてきましたが、今度は独奏者のピアニズムが全面に押し出される超有名曲!どちらの曲も、激烈さと香気あふれる歌心を兼ね備えた彼女の音楽性にぴったり、期待度満点! キャッチーなジャケも良いですが、指揮者とオーケストラにもご注目あれ。精力あふれるポーランドの実力派ノヴァクは来日経験もあり、CD AccordやDUXなど祖国レーベルに無数の録音があるほかASVやHansslerなどでも活躍、音盤ファンには精緻な指揮に知らず知らず魅了されている方も多いのでは。ブルターニュ管はフランスで最も若い気鋭オケのひとつですが、とにかく名手ぞろいで意気揚々、スポンテニアスな演奏を聴かせる侮れない奴ら。これらの名曲をどう仕上げてくるか、楽しみなところ!





CKD 467
(SACD HYBRID)
\2500→\2290
パメラ・トービー(リコーダー)
 ファッシュ:四重奏&協奏曲集

  四重奏曲変ロ長調 FWV.F:B2/ホルン四重奏曲ヘ長調 FWV.N:F3/
  四重奏曲ト短調 FWV.N:g2/バスーン協奏曲ハ長調 FWV.L:C2/
  リコーダー協奏曲ヘ長調 FWV.L:F6/四重奏曲ヘ長調 FWV.N:F2/
  リコーダー四重奏曲変ロ長調 FWV.N:B1/四重奏曲ニ短調 FWV.N:d2
パメラ・トービー(リコーダー)
ピーター・ウィーラン(バスーン)
アンサンブル・マルシュアス
 スコットランドのピリオド・アンサンブルが描く、大バッハやテレマンと同世代の巨匠ヨハン・フリードリヒ・ファッシュ
 日本先行発売!(全世界発売は9月以降の予定です)

 アンサンブル・マルシュアスは、2007年ブルージュ国際コンクールで第1位&聴衆賞を獲得したメンバーを中心に、2011年に結成されたエジンバラを拠点とするピリオド・アンサンブル。「ゼレンカ:ソナタ集 (CKD 415)」、「バスーンのためのヴィルトゥオーゾ作品集(CKD 435)」に続く第3弾は、J.S.バッハとテレマンと同世代の音楽家であり、ドイツのツェルプストの宮廷楽長を務めたヨハン・フリードリヒ・ファッシュ(1688−1758)の作品集。
 ソリストに、パラディアン・アンサンブル(現パラディアンズ)の創設メンバーである、"リコーダーの女王(BBCラジオ3)"パメラ・トービーと、アンサンブル・マルシュアスの創設メンバーであり、スコットランド室内管弦楽団の首席ファゴット(バスーン)奏者を務めるピーター・ウィーランを迎えた協奏曲。ファッシュの作品のうち、もっとも人気のある作品の1つ、リコーダー、オーボエ、ヴァイオリンと通奏低音のための四重奏曲変ロ長調など。バロック時代と古典派時代の橋渡しとしての役割を担った音楽と評されるファッシュの魅力を、名だたるピリオド楽器の精鋭たちが鮮明に描く。
 

CKD 465
(SACD HYBRID)
\2500
ティル・トゥモロー
 ディス・ラヴ・ウィル・キャリー/
 トーキング・ウィズ・マイ・ファザー/
 グリーン・グロウ・ザ・ラッシュズ/ターニング・アウェイ/
 ティル・トゥモロー/ホールディング・バック/
 カデ・ヤウズ(羊を追って)/ハイランド・ハリー/
 スコットランド女王メアリー/ザ・ゲール/カレドニア
ドギー・マクリーン(歌、ギター)
ジョン・ローガン(指揮)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管
 スコットランドのシンガーソングライター、ドギー・マクリーンとRSNOの共演!シンフォニックに響く、"カレドニア"
 日本先行発売!(全世界発売は8月以降の予定です)

 スコットランドに居を構える世界的高音質レーベルLinn Recordsから、スコットランドを代表する名シンガーソングライター、ドギー・マクリーンが登場! 歌手、作曲家、マルチ・インストゥルメンタリストとして活躍し、大英帝国勲章(OBE)も授与された国民的ミュージシャン、ドギー・マクリーンが、スコットランドの代表的なオーケストラ、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団(RSNO)と共演。RSNOの演奏をバックに、自作の歌曲やスコットランドのフォークを弾き語る。
 ドギー・マクリーンの作品でも特に人気と知名度を誇るのが、代表作「カレドニア」。故郷スコットランドへの哀愁と郷愁が込められた作品で、数々のアーティストにもカバーされ、スコットランドの国歌候補にも度々あがり、スコットランドの非公式国歌として親しまれている。
 スコットランドの人気シンガー、名門オーケストラ、高音質レーベルのコラボレーションで実現した、美しきスコットランドの詩情。シンフォニックに響く「カレドニア」が、スコットランドから世界に発信される。
 

AKP 459
(SACD HYBRID/
特別価格)
\2000
リン・レコーズ 〜 ザ・スーパー・オーディオ・コレクションVol.7 リン・レコーズのアーティストたち
 J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第1番ヘ長調より 第1楽章 BWV.1046-1〔ダンディン・コンソート〕
 ベルリオーズ:歌曲集《夏の夜》 Op.7より 第1楽章
  〔ロビン・ティチアーティ(指揮)、カレン・カーギル(メゾ・ソプラノ)、スコットランド室内管弦楽団〕
 ショパン:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 Op.21より 第3楽章
  〔イングリット・フリッター(ピアノ)、準・メルクル(指揮)、スコットランド室内管弦楽団〕
 モーツァルト:レクイエム(デイヴィッド・ブラック校訂初演復元版)より ドミネ・イエス
  〔ダンディン・コンソート〕
 コレッリ:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集Op.5 〜 ソナタ第7番ニ短調より 第3楽章〔エイヴィソン・アンサンブル〕
 ハイドン:歌劇《真の貞節》Hob.XXVIII-8より すでに死は黒いマントのうちに
  〔ウィリアム・バーガー(バリトン)、ニコラス・マッギガン(指揮)、スコットランド室内管弦楽団〕
 ブラームス:幻想曲集より 間奏曲イ短調 Op.116-2〔シヴァン・マゲン(ハープ)〕
 ベルリオーズ:オラトリオ《キリストの幼時》 Op.25より 「エジプトの逃避」、「羊飼いたちの別れ」
  〔ロビン・ティチアーティ(指揮)、スウェーデン放送交響楽団&合唱団〕
 J.S.バッハ:ヨハネ受難曲BWV.245 〜 典礼において演奏されたバッハの受難曲の再現より アリア〔ダンディン・コンソート〕
 作曲者不詳:優しい歌 〜 またはよく知られた歌〔ピーター・ウィーラン(バスーン)、アンサンブル・マルシュアス〕
 ロッシ:パルゴレッタ、ケ・ノン・サイ〔プロフェティ・デッラ・クィンタ〕
 ローズ:5声のコンソート・セット ト短調より 第2楽章〔ファンタズム〕
 パーソンズ:アヴェ・マリア〔マニフィカト〕
 ラウズ:フルート協奏曲より 第4楽章
  〔キャスリン・ブライアン(フルート)、ヤク・ファン・ステーン(指揮)、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団〕
 マクリーン:ホールディング・バック〔ドギー・マクリーン、ジョン・ローガン、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団〕
 ダンカン:ユア・ヴェリー・ソウル〔エイミー・ダンカン〕
 バーリン:ホワット・アイ・ドゥ?〔クレア・マーティン&リチャード・ロドニー・ベネット〕
 バーカー:スリーピング・ホーシズ〔エミリー・バーカー&ザ・レッドクレイ・ヘイロー〕
 大好評!LINNのSACD Hybridサンプラー第7弾!
 日本先行発売!(全世界発売は7月以降の予定です)

 2010年には英グラモフォン賞のレーベル・オヴ・ジ・イヤーに輝くなど、全世界が認める高音質レーベル、リン・レコーズ(Linn Records)の超優秀録音とトップ・アーティストたちの優れた演奏を存分に味わえるSACD Hybridサンプラーの第7弾!
 2012年から2014年にかけてリリースされた新録音を集めたトラック。イングリット・フリッターのショパン:ピアノ協奏曲やダンディン・コンソートのJ.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲を始め充実のラインナップ。オーディオ・チェックに最適な、他に類を見ないハイクォリティ・サンプラーです!
 


BKD 291
(CD-R)
\2400→\2190
快楽の園
 ディエゴ・オルティス:低音旋律によるレセルカーダ第2番/
 ヤコブ・ファン・エイク:人は夜何をする、最も美しい娘ダフネが、道化師/
 ダリオ・カステッロ:ソナタ第2番/ジョン・ダウランド:悲しみよ、とどまれ/
 ヨハン・ショップ:涙のパヴァーヌ/ダウランド:もう泣くな、悲しみの泉よ/
 ジョヴァンニ・バッサーノ:ある日スザンナは/
 オルティス:定旋律によるレセルカーダ第2番/
 ジョヴァンニ・バティスタ・フォンターナ:ソナタ第6番/
 ビアージョ・マリーニ:パッサカリア/
 フォンターナ:ソナタ第2番/ファン・エイク:アマリリ麗し/
 オルティス:「甘き想い出」によるレセルカーダ第1番/
 バッサーノ:フレ&ガイヤール
パメラ・トービー(リコーダー)
アンドルー・ローレンス=キング
 (ハープ&プサルテリー)
 華麗なるパメラ・トービーが贈る音楽の花束。

 パラディアン・アンサンブル(現:パラディアンズ)の創設メンバーで、ソリストとしても世に名高いスコットランドが生んだ世界的リコーダー奏者パメラ・トービーの名盤がエコー・シリーズに登場!
 ルネサンス時代から初期バロック時代にかけての作品を集めた今回の「快楽の園」では、超絶技巧を要する凄まじい速さのパッセージを持った作品と、陰影を感じさせるメロディアスな作品の対比が印象的。

 ※当タイトルはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 ※CKD 291より新装移行再発売。SACDのオリジナル盤となるCKD 291は廃盤となります。




QUERSTAND



VKJK 1406
\1800→\1690
「ヒストリカル・トロンボーン1553-1837 Vol.3」
 〜クラシック・トロンボーン

  モーツァルト:ソナタ変ロ長調KV.292
  ベートーヴェン:8つの歌Op.52、3つの歌Op.83 より
  モーツァルト:「魔笛」組曲
  ベートーヴェン:魔笛の主題による7つの変奏曲WoO.46
  モーツァルト:カンツォネッタ
   「窓のところに来てください」〜「ドン・ジョヴァンニ」より
エルコーレ・ニシーニ(Trb)、
カタルズナ・ドロゴス(フォルテ・ピアノ)
 好評のヒストリカル・トロンボーン第3集はモーツァルトとベートーヴェン

 録音:2013 年10 月

 ヒストリカル・トロンボーンの第3集。ルネッサンス編(VKJK1012)、バロック編(VKJK1204)に続いてクラシック編です。18 世紀後半に製作された歴史的トロンボーンで聴くモーツァルトとベートーヴェン。モーツァルトのソナタKV.292 はバス・クラリネットで演奏されることが多い。ベートーヴェンの魔笛の主題による7 つの変奏曲WoO.46 もチェロで演奏されることがほとんどでトロンボーンで演奏されることは稀である。フォルテ・ピアノも18 世紀後半のオリジナル楽器で18世紀の響きを忠実に再現しようとする試み。
 


VKJK1318
\1800→\1690
「カール5世の時代のスペインのビウエラ音楽」
 ルイス・ミラン:
  曲集「エル・マエストロ」バレンシア1536年出版より(7曲)
 ルイス・デ・ナルバエス:
  バリャドリード1538年出版の6巻からなる曲集より(4曲)
 アロンソ・ムダーラ:
  セビリア1546年出版の3巻からなる曲集より(4曲)
 ディエゴ・オルティス:「変奏論」ローマ1553年出版より(4曲)
 ルイス・ベネガス・デ・エネストローサ:
  「鍵盤楽器、ハープ、ビウエラのための曲集」
 アルカラ・デ・エレーナス1557年出版より(4曲)
 ルイス・ミラン:曲集「エル・マエストロ」バレンシア1536年出版より(6曲)
今村泰典(ビウエラ)
 世界的リュート奏者今村泰典の最新盤!日本語オビ・解説付き!

 使用楽器: 2012年ホセ・ミゲル・モレノ制作/録音:2013年4月
 ※ビウエラ研究家・小川伊作氏による日本語解説つき

 ビウエラとはルネサンス時代にイベリア半島およびスペイン語圏で広く用いられたギター属の撥弦楽器で、敢えて言うならリュートとギターの中間といった音色と機能を持っている。楽器の起源は中世まで遡り、弓で奏するものと指で奏するものの2 種が存在し、弓で奏するものが後のヴィオラになったと伝えられる。このCD に収められているのは指で奏するタイプ、つまり今日言われる「ビウエラ」である。スペイン語圏では特に16 世紀にこの楽器のための曲がさかんに作られ隆盛を極めたが17 世紀に入ってスペインの国力が衰えるとともにギターに取って代わられ姿を消した。現在残っている当時のビウエラは数えるほどわずかしかなく、このディスクで使われているのはは2012 年に作られたもの。リュートに似つつもどこか物憂げで深い響きを持ついまや世界的に珍しいビウエラで一枚のアルバムを作るのは日本が誇る世界的なギター・リュート奏者の今村泰典。ドイツ・グラモフォン(アルヒーフ)、ハルモニア・ムンディ、ソニー、ヴァージン・クラシックスの古楽部門の常連であるスペシャリストが満を持してのビウエラ・ソロ・アルバムの登場。これを聴いて遠い大航海時代に思いをはせるのも一興。
 

VKJK 1407
\1800
「フランツ・トゥンダー(1614/15-1667)声楽曲・オルガン作品集」
 時をたもて!賛同する我らを呼び出し/前奏曲へ長調/
 ああ慈悲深きイエス/イエス・キリストわれらの避調/
 ああ慈悲深きイエス/イエス・キリストわれらの避私に与える/
 前奏曲ト短調/ほか全14 曲
ラ・ドルチェッツァ:
 【ウルリケ・ホフバウアー(S)、
  マルクス・フライグ(Br) 、
  マイケル・フュアースト(Cemb)、
  ヴェロニカ・スクプリク(Vn)】
アルヴィド・ガスト(Org)
 初期バロックから大バッハヘ橋渡しをした作曲家トゥンダー

 録音:2013 年8 月

 フランツ・トゥンダーは17 世紀ドイツの作曲家・オルガニストで北ドイツの初期バロック音楽から、J.S.バッハヘ至る時代に活躍した。北ドイツ・オルガン楽派の重要な存在だったにも関わらず今日では作品のほとんど忘れられており、生誕400 年を記念してのリリース。これを機に演奏と研究がさかんになることが今後期待される。清流のように澄み切ったオルガンと天使のようなソプラノの歌声は聴き手に眩いばかりの恍惚感を与える。
 

VKJK 1415
\1800

「When!」〜クリスティーナ・マイスナー無伴奏チェロ
 尹伊桑:グリシー/ペーター・エトヴェシュ:ポリーへの2 つの詩/
 アドリアーナ・ヘルスキー:名詞への名詞II/
 シャリーノ:夜の限界へ/レネ・メンゼ:touch...windows/
 B.A.ツィンマーマン:4 つの短い習作/クラウス・フーバー:荒いブラシ

クリスティーナ・マイスナー(Vc)
 現代無伴奏チェロ作品集

 録音:2013 年10 月

 独奏チェロのための前衛音楽集。尹伊桑、フーバーら巨匠から比較的若い世代のヘルツキまでヨーロッパ(アジア)の代表的な前衛作曲家の作品が一同に会する。クリスティーナ・マイスナーはザクセン出身のドイツのチェリスト。ワイマールのフランツ・リスト音楽院でスタニスラフ・アポーリンに学んだ。現代音楽を得意中の得意としており、このアルバムの作曲家以外にはラッヘンマン、細川俊夫、クラムなどをレパートリーとしている。
 

VKJK 1304
\1800

「軽い娯楽と楽器の女王IV」
 ヨーゼフ・リクスナー:スペイン行進曲/ジーデ:蛍の密会/
 マリー=オーギュスト・デュラン:ワルツ/オッフェンバック:舟歌/
 スコット・ジョプリン:しだれ柳/エンリコ・トセッリ:セレナータ/
 ジョン・フィリップ・スーザ:九月のフィディリ/ほか全13 曲

ウルズラ・ボスハルト(Fl,Piccolo)
ウルズラ・ハウザー(Org)
 録音:2012 年10 月

 19 世紀後半から20 世紀半ばまで活躍した軽音楽作曲家の小品をフルートとオルガンにアレンジして集めた。フルートとオルガンの組み合わせは相性がよく、手回しオルガンのような効果がある。古きよき時代のヨーロッパの街角が見えてくるような楽しい内容。
 
VKJK 1312
\1800
「称賛」〜女声無伴奏コーラスの魅力
 明日の歌、キリストは天に昇った、
 汝の門に置く、私はわが父のしもべ、
 聖母マリア、詩編、アヴェ・マリア、
 夕べの歌ほか,全14 曲
シャエラ(Sjaella):
 【ヴィオラ・ブラッヒェ(S)、
  フランチスカ・エーベルハルト(MS)、
  ヘレーネ・エルベン(A)、
  マリー・フェンスケ(S)、
  マリー・シャルロッテ・ザイデル(MS)、
  フェリシタス・エルベン(A)】
 録音:2013 年9 月

 女性6 人からなるアカペラ・ヴォーカル・グループ、シャエラのアルバム第2 弾。グループ名はスウェーデン語で 「魂」を意味する。近年ではグラーツ国際アカペラコンクールウォードスウィングル賞 を受賞、 その他にも国際的に有名な音楽祭のコンサートに多数出演、2011 年に登場した初のCD「Sjaella(VKJK1009)」は、ドイツ国内で各方面より絶賛された。ビートルズやジャズ・スタンダードからオリジナル曲まで、幅広いジャンルの音楽をレパートリーにしている。このCD に収められている曲は全曲オリジナルでルネサンス、バロックからロマン派、ポップスまで様々な要素がミックスされた美しいヒーリング効果の高いひたすら美しい音楽。
 
VKJK 1319
\1800
「サモワール」〜ロシアから来たタンゴ
 あなたに感謝、疲れ果てた日、秋、
 タンゴ・ピツィカート、忘れられない夜、
 もしあなたが私を愛しているなら、サモワール、
 ロシアの居酒屋、ピアソラへのオマージュ
キバルディン四重奏団:
 【ミハエル・キバルディン(Vn)、
  アレクサンドルダー・パンコフ(バヤン)、
  ジェン=ウーヴェ・ポップ(G)、
  グイード・イェーガー(Cb)】
 録音:2012 年7 月

 キバルディン四重奏団はタンゴを中心に演奏するロシアのグループでジャズ、クラシック、ジプシーや様々なダンス・ミュージックの影響を受けつつ、どこまでもタンゴにこだわった曲作りとステージを行っている。タンゴとジプシー音楽、ロシア民謡などが何の矛盾もなく自然に融合した楽しい内容。
 

VKJK 1320
\1800
「シュネーベルク、聖ヴォルフガング教会のイエームリッヒ・オルガン」
 〜レーガー作品集

  マックス・レーガー:
   オルガン・ソナタ第2番ニ短調OP.60
   コラール幻想曲《汝が怒りをもてわれを罰したもうな》Op.40-2
   序奏とパッサカリア ヘ短調Op.63
   幻想曲とフーガ ニ短調Op.135b
イシュトヴァン・エラ(Org)
 録音:2012-13 年

 後期ロマン派の官能的かつ華麗な響きにあふれたレーガーの代表的なオルガン・セレクション。オーストリアの美しいアルプスの山岳地帯シュネーベルクにある聖ヴォルフガング教会のイエームリッヒ・オルガンを使用。オルガニストのエラはハンガリー出身で1976 年から86 年までバロック・オーケストラ、コレッリ室内管弦楽団で芸術監督を勤めた。1999 年にはハンガリーよりフランツ・リスト賞を授与、2007 年にはナイトの称号を得ている。澄み切ったアルプスの空気を思わせる清冽なレーガー。
 

VKJK 1323
\1800
「ハンス・フェーアマン(1860-1940)オルガン作品集IV」
 幻想曲と大フーガ「ペンテコステの日に」Op.16
 7つのコラール前奏曲Op.59,第1集
 オルガン・ソナタ ト短調Op.5
ディートリヒ・フォン・クネーベル(Org)
 録音:2012 年7 月ドレスデン十字教会

 第3集までMITRA レーベルで出ていたフェーアマン:オルガン作品集を引き継いだ企画。
 ハンス・フェーアマンはドイツの作曲家でドレスデンを中心に活躍した。多くのオルガン曲、合唱曲、歌曲、オラトリオはロマン派の中期から後期の様式を兼ね備えた華麗な和声と壮大な展開が特徴。オルガン作品は明らかにリスト、レーガーの流れを汲む幻想的でロマンティックな音楽。
 
VKJK 1405
\1800
「それぞれの関係」
 ミヒャエル・マイヤーホフ(b.1956):EXIT E
 ベンヤミン・シュヴァイツァー(b.1973):マラスクー
 クリス・ニューマン(b.1958):
  我々が理解できる言語における奇妙な言葉
 ベルンハルト・ラング(b.1957):
  モナドロジーXX...フランツI のために
エロール・ピアノ三重奏団:
 【ウタ=マリア・レンペルト(Vn)、
  マティアス・ローレンツ(Vc)、
  シュテファン・エーダー(Pf)】
 録音:2013 年1 月

 ピアノ・トリオという編成は古典派からロマン派の時代に盛んに作曲されたが、ここに収められた「ピアノ三重奏曲」はいずれも伝統や歴史を否定もしくは反抗するかのようなアグレシヴな筆致で書かれている。マイヤーホフの「EXIT E」はひたすら特殊奏法のノイズで構成され、ピアノでさえ内部奏法と思われるノイズを発し、それぞれの楽器が持つ伝統的ないわゆる普通の音は一切聴こえない。シュヴァイツァーのマラスクーはウェーベルン様式の静謐な音楽、ニューマン作品はタイトル通り、わかりやすい語法がデフォルメされたり中断されたりする多様式主義的な作品。ラングのモナドノジーXX はフレデリック・ジェフスキーのミニマリズムを思わせる知的な佳作。



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


LODIA


伝説の爆演指揮者カルロス・パイタの初CD化音源!壮絶ライヴ、一挙2 枚登場!!

 カルロス・パイタはアルゼンチン出身でフルトヴェングラーに深く傾倒し指揮者を志しました。アメリカに留学した際にはロジンスキに師事、アルゼンチンに帰国後はオペラ指揮者として活動、英Decca で録音した「ワーグナー:管弦楽曲集」はフランスACC ディスク大賞を受賞しています。
 もともと資産家であるため生活の心配をすることなく自分の好きなレパートリーだけを演奏・録音しており、1980 年代に自ら立ち上げたLODIA レーベルではやりたい放題の熱演、奇演、爆演(?)を聴くことができます。
 いまの時代にこれほど破天荒で自由奔放な指揮者はいないため、一聴に値します。
 ※演奏は大変すばらしいのですが、惜しむらくは、マスター・テープの管理が悪いのか、音質に歪みと妙なこもりがあります。録音データも不明。購入にあたってはご承知おき下さい。


CP 804
\2300→\2090
R.シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」 カルロス・パイタ(指揮)
フィルハーモニック交響楽団
 伝説の爆演指揮者カルロス・パイタの初CD化音源!壮絶ライヴ!!

  録音年月日不詳(ライヴ)
 ※ステレオですがマスター・テープに起因すると思われる音質の劣化がみられます。予めご了承下さい。

 「英雄の生涯」ではダイナミックで誇張された表現、意味深な間合い、オーケストラの圧倒的な音の激流、そして感極まって思わず出る指揮者のあえぎ声、奏者を叱咤激励する声まで聴くことができます。
 


CP 805
\2300→\2090
ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」 カルロス・パイタ(指揮)
フィルハーモニック交響楽団
 録音年月日不詳(ライヴ)
 ※ステレオですがマスター・テープに起因すると思われる音質の劣化がみられます。予めご了承下さい。

 こちらも「英雄の生涯」に負けないほどの爆演。冒頭のブルックナー開始の神秘的な原始霧は鳥肌もの。そしてクライマックスへの恍惚とした道程には時々、指揮者の妙なうめき声まで入って笑えるやら、感動するやら。あくまで熱狂的なパイタ・ファンにお奨めです。




PROFIL


PH 14019
(5CD)
特別価格\5100
「グレゴリオ聖歌〜教会年による」
 [CD 1]59'25”
  ・教会年の音楽的ハイライト
    録音:1992 年9月21-24日/
     ドイツ、エレージング、ザンクトオッティーリェン大修道院
 [CD 2]66'14”
  ・最も古い聖母マリア独自の聖歌、待降節、新年、受胎告知
    録音:1988年9月5-8日/
     ドイツ、エレージング、ザンクトオッティーリェン大修道院
 [CD 3]63'24”
  ・聖週間、四旬節の第1日曜日
    録音:1988年9月5-8日/
     ドイツ、エレージング、ザンクトオッティーリェン大修道院
 [CD 4]63'00”
  ・復活祭、聖母被昇天
    録音:1992 年9月21-24日/
     ドイツ、エレージング、ザンクトオッティーリェン大修道院
 [CD 5]63'28”
  ・待降節、クリスマス、年間第9主日
    録音:1986年4月7-9日/
     ドイツ、エレージング、ザンクトオッティーリェン大修道院
聖オッティーリェン
 大修道院修道士聖歌隊
ヨハネス・ベルヒマンス・
 ゲシュル(指揮)
 「グレゴリアン・チャント」の定盤がカタログ復活

 原盤:CALIG/リマスタリング・エンジニア:フォルカー・リッティングハウス/ステレオ

 かつてCALIG よりリリースされていた「グレゴリオ聖歌」のシリーズは、質の高い演奏内容で、定番アイテムとしてのポジションを獲得していたものです。
 レーベルの終了により長らく入手難の状態が続いていましたが、このたびProfil よりカタログ復活。しかも、以前はフルプライスの分売であったタイトル5 点がかなりお得なボックスセット化されるという、うれしいおまけつき。
リリースにあたり、あらたにリマスタリングが施されて音質面の配慮も万全なものとなっています。


<メジャー・レーベル>

DG

4792936
(5CD)
\5000

《デイヴィッド・ギャレット/アーリー・イヤーズ》



CD1
 ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番 Op.24 「春」 
 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番  BWV1004
 モーツァルト:ヴァイオリンのためのアダージョ K.261
デイヴィッド・ギャレット(Vn)
アレクサンドル・マルコヴィチ(P)(CD1&CD5)、
イタマール・ゴラン(P)(CD2)、
クラウディオ・アバド指揮
ヨーロッパ室内管弦楽団(CD2)
ブルーノ・カニーノ(P)(CD3)、
ミハイル・プレトニョフ指揮
ロシア・ナショナル管弦楽団(CD4)
CD2
 モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第7番 K.271a
 モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番 K.218
 モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調 K.454 
CD3
 パガニーニ:24のカプリース
  (シューマン編曲によるピアノ伴奏付き版)
CD4
 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 Op.35
 コーヌス:ヴァイオリン協奏曲
CD5
 パガニーニ:ラ・カンパネラ
  (ヴァイオリン協奏曲第2番ロ短調 op.7〜第3楽章)
 タルティーニ:ヴァイオリン・ソナタ ト短調『悪魔のトリル』
 ドヴォルザーク:ユーモレスク
 シューベルト:アヴェ・マリア
 クライスラー:前奏曲とアレグロ (ガエタノ・プニャーニのスタイルによる)
 チャイコフスキー:6つのロマンス Op.6より
  第6番『ただ憧れを知る者だけが』
 ヴィエニャフスキ:『ファウスト』による華麗なる幻想曲
 クライスラー:愛の悲しみ
 エルガー:気まぐれ女 op.17
 ブルッフ:コル・ニドライ op.47

 14歳でドイツ・グラモフォンと契約を結んだ神童時代の記録!
 悪魔のヴァイオリニスト”と呼ばれたニコロ・パガニーニの破天荒な人生を描いた映画〈パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト〉で初主演が決定したデイヴィッド・ギャレット。
 ジャンルの垣根を越えて活躍するデイヴィッドがコア・クラシックの神童ヴァイオリニストとしてキャリアを積んでいた10代の頃の録音を映画公開に合わせて豪華BOXセットに集大成しました。




●デイヴィッドの初主演映画『パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト』は、7月にTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマ他で全国ロードショー決定! 映画公開に向けてデイヴィッド・ギャレットが来日し、各種TV出演なども予定されていますので、ご期待ください。



<映像>


EURO ARTS(映像)


20 52148
(2DVD)
\4800
スピリッツ・オブ・ミュージック
 ナイジェル・ケネディ&ボビー・マクファーリン

  ・テ・デウム〜序奏
  ・真夏の夜の夢〜スケルツォ
  ・ライド・オン/ホールド・オン
  ・エクスルターテ・ユビラーテ
  ・タパン・ビエ
  ・マタイ受難曲BWV.244 〜主よ 憐れみたまえ
  ・エデンの園で
  ・チャールダーシュ
  ・亡き王女のためのパヴァーヌ
  ・夜の集会
  ・2つのチェロのための協奏曲ト短調RV531
  ・アンサンブル・アル・キンディ&ダマスカス旋舞団による旋舞
  ・ウン・ソン・パ・カンタール
  ・向こう側から/あなたにはわからない
  ・インプロヴィゼーション 1&2
  ・オール・ブルースによるインプロヴィゼーション
  ・レクイエムop.48 〜ピエ・イエズ
  ・サークル・ソング
  ・トゥマ・ミナ
  ・「ヘンゼルとグレーテル」〜夕べの祈り
  ・メサイアHWV.56 〜ハレルヤ
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
シビラ・ルーベンス
ベルリン放送合唱団
クウンバ・シンガーズ
ブルガリアン・ヴォイス“アンゲリテ”
クローケ・ケネディ・カルテット
マリ・ボイネ& バンド
ヴォーカル・サンプリング
アンサンブル・アル・キンディ&
 ダマスカス旋舞団
 “声の魔術師” ボビー・マクファーリン、クラシック・ヴァイオリンの異端児ナイジェル・ケネディ、豪華共演者たちによる一夜「スピリッツ・オブ・ミュージック」

 収録:2002 年6 月15 日マルクト広場、ライプツィヒ(ライヴ)
 画面:NTSC 16:9、音声:PCM ステレオ、リージョン:All、DVD1: 74mm、DVD2:83mm

 変幻自在に声を操る“声の魔術師” といわれるジャズ歌手ボビー・マクファーリンとクラシックの枠に収まりきらない強烈な個性を放つヴァイオリニスト、ナイジェル・ケネディによる野外音楽イベント「スピリッツ・オブ・ミュージック」。
 この映像は以前、Part1 とPart2 として単品発売されていた内容を2枚にまとめたもの。ナイジェル・ケネディとボビー・マクファーリン2人の個性的な音楽性のエッセンスが加わり、なんともエキサイティングなライヴ映像に仕上がっています。
 クラシック作品では、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、クローケ・ケネディ・カルテットが加わり、安定感のある音楽を聴かせます。またブルガリアン・ヴォイス、クウンバ・シンガーズらが参加しマクファーリンとの声の饗宴も聴きどころです。

















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