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第76号
お奨め国内盤新譜(2)
2014.4.15〜2014.6.13


BERLINER PHILHARMONIKER RECORDINGS


ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の自主レーベル第1弾



KKC 9083
(1Blu-ray Disc Video&
Audio+2CD
Download Code
Digital Concert Hall Voucher)
\9000+税
シューマン:交響曲全集
 CD1
  (1)-(4) 交響曲第1番 変ロ長調 作品38《春》31’07
  (5)-(8) 交響曲第4番 ニ短調 作品120(1841)24’57
 CD2
  (1)-(4) 交響曲第2番 ハ長調 作品61 38’04
  (5)-(9) 交響曲第3番 変ホ長調 作品97《ライン》 30’38
 ボーナス・ビデオ
  *サー・サイモン・ラトル、シューマンを語る
  *録音製作の舞台裏
  *ベルリン・フィルの「デジタル・コンサートホール」について
   (言語:英語・ドイツ語/35mm)
サー・サイモン・ラトル(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の自主レーベル第1弾
 ラトル指揮のシューマン交響曲全集、美麗パッケージ、高音質、豪華特典つき!

 ダウンロード・コード:交響曲第1-4 番のオリジナル・ハイレゾ音源(192kHz/24bit)

 デジタル・コンサートホール:ベルリン・フィルの映像配信サービス「デジタル・コンサートホール」を7日間無料視聴できるチケット・コードが封入されています。

 Blu-ray:交響曲第1-4番
  このBlu-ray ディスクには96kHz/24bit の音声トラックとコンサート映像の両方のコンテンツが収録されています。

 ブルーレイ・ディスク・オーディオ:96kHz/24bit、2.0 PCM Stereo、5.0 DTS-HD MA、125mm
 ブルーレイ・ディスク・ビデオ:画面:Full HD 1080/60i 16:9、音声:2.0 PCM Stereo 、5.0 DTS-HD Master Audio、リージョン:All、140mm
 録音:2013 年2 月14-16 日(第3番)、2 月20-22 日(第2番)、10 月31 日-11 月2 日(第1&第4番)ベルリン・フィルハーモニーをダウンロードするためのURL とそのパスワードが封入されています。
 日本語解説付き

 2014 年、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団が、自主レーベル「ベルリン・フィル・レコーディングス」をスタートいたします。
 ベルリン・フィルでは、ネット映像配信サービス「デジタル・コンサートホール」で新時代のコンサート体験を提供してきましたが、「ベルリン・フィル・レコーディングス」では、本格的なレコード制作を、新しい視座で行っていくことになりました。
 それは商品仕様にも反映され、初回タイトルのサー・サイモン・ラトル指揮による「シューマン:交響曲全集」には、96kHz/24bit 高品位音声トラックが収録されたブルーレイ・ディスク・オーディオ、ハイビジョン映像を収録したブルーレイ・ディスク・ビデオの両方のコンテンツが含まれたブルーレイ・ディスクが1 枚とCD2 枚組が含まれています。さらに、全曲の192kHz/24bit ハイレゾ音源をダウンロードできるコードを封入。また、デジタル・コンサートホールの7 日間チケットも添付され、ベルリン・フィルの演奏を、多面的に体験いただける内容となっています。また、CD及びブルーレイ・オーディオ、ダウンロードの音源は、コンサート映像の音とは異なり、音のみで入念にマスタリングした音質となっています。パッケージは、ハードカバー型の美麗で豪華な装丁となっています。デザインは、KPM(プロイセン王立陶器製作所)のオリジナル創作陶器花瓶によっています。シューマンの交響曲にインスパイアされた花瓶をモチーフし、当エディションのために、KPM により特別にデザインされたものです。花瓶の形状と柄は、シューマンが生きていた19 世紀前半のオリジナルにより、形状は、ユーリウス・ヴィルヘルム・マンテル(1820-1896)の「中国風花瓶」を土台にしています。8 月には、このシューマンの交響曲全集をLP にてリリース予定。オーディオ・ファンの方々には、さらに追及した音質でお楽しみいただけます。
 この演奏は、2013 年2 月、11 月にベルリン・フィルハーモニーでライヴ録音されました。また今回の全集では、交響曲第4 番は通常の改訂版ではなく、1841 年の初稿により演奏されています。ラトルはこの版を特に評価し、「軽快さ、可憐さ、美しさに満ちている」と呼んでいます。彼はレーベルのスタートにあたり、「シューマンの交響曲は、ベストセラーではないかもしれません。しかし我々にとっては、非常に重要なレパートリーです。それゆえこれらの作品でレーベルをスタートすることは、とても素晴らしいアイディアだと思います。我々は、これらの作品に独自の考えを持っているのです」と述べています。
 「ベルリン・フィル・レコーディングス」では、今後、年に数タイトルをリリースしてゆく予定です。




ALM/コジマ録音



ALCD-100/101
(2CD)
\1500+税
コジマ録音40周年記念CD
ザ・ベスト・レコーディング 1974-2014

 椎名雄一郎(オルガン)/
   メンデルスゾーン:オルガン・ソナタ第3番 op.65-3 第1楽章
 平尾雅子(ヴィオラ・ダ・ガンバ) 金子浩(アーチリュート)/
   マレ:ロンドー「優美」
 渡邊順生(チェンバロ)/
   J. S. バッハ:フランス風序曲 ロ短調 BWV 831より I.序曲
 懸田貴嗣(チェロ)渡邊孝(チェンバロ)/
   ランゼッティ:チェロ・ソナタ第6番 変ロ長調 第1楽章
 桐山建志(バロック・ヴァイオリン)大塚直哉(チェンバロ)/
   ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 HWV371 第4楽章
 山根弥生子(ピアノ)/
   ベートーヴェン:ジュスマイヤーの《ソリマン2世》より「たわむれ、ふざけて」による8つの変奏曲WoO76
 ジャン=ジャック・カントロフ(ヴァイオリン)上田晴子(ピアノ)/
   ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調《春》 op.24 第1楽章
 ジョン・エルウィス(テノール)渡邊順生(フォルテピアノ)/
   シューベルト:《白鳥の歌》 D965aより「鳩の使い」
 小林五月(ピアノ)/
    シューマン:ピアノ・ソナタ第3番 ヘ短調 op.14 第4楽章
 武久源造(指揮・チェンバロ)コンヴェルスム・ムジクム/
   ヘンデル:《メサイア》HWV56より 合唱「讃うべきかな、屠られたる子羊」
 鯉沼廣行(篠笛)/
  鯉沼廣行:千灯路
 東京クラリネット・アンサンブル/
  ブルース・スターク:タクミズ・ブギ
 小泉浩(フルート)山口恭範(マリンバ)高橋アキ(ピアノ)/
  近藤譲:STANDING
 高橋悠治/
  戸島美喜夫:間奏曲 —V.ハラへ—
 奈良ゆみ(ソプラノ)生島繁(クラリネット)/
  松平頼則:《朧月夜》より「木枯らしの」
 岡田知之打楽器合奏団/
  岡田知之:音
 エフゲニー・ザラフィアンツ(ピアノ)/
  ブラームス:3つの間奏曲 op.117 第1曲
 原善伸(ギター)/
  トゥリーナ:ソナタ ニ短調 op.61 第1楽章
 通崎睦美(木琴)京都フィルハーモニー室内合奏団/
  ショパン:ノクターン嬰ハ短調 遺作
 中井正子(ピアノ)/
  ドビュッシー:喜びの島
 張林(揚琴)/
  郭敏清:節日的天山(祭りの天山)
 6月4 日に創立40周年を迎えるコジマ録音の歴史の中からこれぞという名トラックが大集合
 古楽、現代音楽、クラシックは勿論、篠笛や中国の揚琴(ヤンチン)まで、常に良い音楽、良い音にこだわってきたコジマ録音の足あとがここにある!
 どの曲の元CD も全て現役盤。
 


ALCD-9139
\2800+税
山根弥生子 ブラームスを弾く Vol.2
 ブラームス:
  ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ op. 24.
  シューマンの主題による変奏曲 op. 9.
  創作主題による変奏曲 op. 21-1 .
  スケルツォ 変ホ短調 op. 4
山根弥生子(P)
 祝!ミュージックペンクラブ賞受賞 ベテランピアニストは更に深化する
 日本人初となるベートーヴェン全ピアノ独奏作品録音プロジェクトにおける作品の網羅性とに演奏の質の高さが評価され、第26回ミュージックペンクラブ賞を4 月9 日に受賞したばかりの山根弥生子の新録音
 山根2枚目のブラームスは変奏曲を中心とした濃厚な大作プログラム
 息づくヨーロッパの伝統的なピアニズム、50 年のキャリアを経てますます磨きのかかる芸術性
 これぞ演奏芸術の極みと言える味わい深い表情によるブラームス。

マイスター・ミュージック

MH-2189
\2816+税
チャッコーナ/宮崎蓉子
 フォリア ト調(作曲者不詳)
 J.H.フィオッコ:協奏曲
 J.B.スネイユ:ソナタ第6番
 ヘンデル:ソナタ第3番 イ長調 作品1-3
 N.マッテイス:チャッコーナ
宮崎蓉子(バロック・ヴァイオリン)
大村千秋(チェンバロ)
懸田貴嗣(バロック・チェロ)
矢野薫(バロック・ハープ)
 バロック界きっての注目奏者、宮崎蓉子、待望のソロ・デビュー・アルバム。
 優雅な語り口、ピリオド楽器ならではの奥深い響きで、「フォリア」や「チャッコーナ」を快演。加えて、ヴァイオリンで良く弾かれるもののレコーディングが意外に少ないフィオッコの協奏曲(原曲はチェンバロ)なども含まれ、弦の醍醐味が存分に楽しめる1枚となっています。バックを支えるメンバーも若手の名手が集い、緻密なアンサンブルは秀逸。

宮崎蓉子:
 東京音楽大学器楽科を卒業後、渡英。ギルドホール音楽院にてディプロマ取得。渡英中、バロックトリオ・オウレリア、ロンドンフェスティバルオーケストラ、オーケストラ・エイジ・オブ・エンライトメント等で活躍。帰国後はソリストとしてまたバロック・アンサンブルのメンバーとして多方面で活躍中。
 
MM-2190
\2816+税
アダージョ/ グラスハーモニカ作品集
 モーツァルト:そりすべり
 サティ: グノシェンヌ 第1番
 ランナー:シュタイアー風舞曲 作品165
 レイフス:
  アイスランド舞曲 作品11 第2番
  アイスランド舞曲 作品11 第4番
 G.シェーンフェルディンガー:魂への門〜クリスマス・メディテーション〜
 グリーグ:小妖精(抒情小曲集第10集)
 シューベルト:アヴェ・マリア
 モーツァルト:グラスハーモニカのためのアダージョ K.617a
ウィーン・グラスハーモニカ・デュオ
 1761年に発明され、ヨーロッパにおいて一世を風靡した楽器、グラスハーモニカ。パガニーニはその響きを「天上的な声色」と例え、T.ジェファーソンは「今世紀の音楽界に現れた最も素晴らしい贈り物」と賞讃。「ハープが『天使の楽器』であるならグラスハーモニカは『天使の声』である」とB.フランクリンもその響きを絶賛しています。また、長らく製造が絶えていたため幻の楽器でもありました。
 ウィーン・グラスハーモニカ・デュオは数少ない同楽器の奏者で世界各国で活躍、現代作曲家も彼らのために多くの作品を献呈しています。
 

MM-2191/92
(2CD)
\3790+税
J.S.バッハ:フルート・ソナタ集
 フルートとチェンバロのためのソナタ ロ短調 BWV1030
 フルートとチェンバロのためのソナタ 変ホ長調 BWV1031
 フルートとチェンバロのためのソナタ イ長調 BWV1032
 フルートとチェンバロのためのソナタ ト短調 BWV1020
 フルートと通奏低音のためのソナタ ハ長調 BWV1033
 フルートと通奏低音のためのソナタ ホ短調 BWV1034
 フルートと通奏低音のためのソナタ ホ長調 BWV1035
 無伴奏フルート・ソナタ(パルティータ) イ短調 BWV1013
工藤重典(フルート)
リチャード・シーゲル(チェンバロ)
ジャン・バルト(チェロ)
 圧倒的な表現力、細部にまでコントロールの利いたニュアンス溢れる輝かしい響きで、”バッハ演奏の金字塔”と賞讃される名盤がリマスタリングによりリニューアル。今回、2枚セットでお求めやすくなりました。
 
MM-2184
\2816+税
オン・グリーン・ドルフィン・ストリート
 K.セロツキ:4本のトロンボーンのための組曲
 L.バセット:トロンボーン四重奏曲
 J.S.バッハ:
  主よ、人の望みの喜びよ
  フーガニ短調
 B.ケーパー & N.ワシントン:
  オン・グリーン・ドルフィン・ストリート
 J.ヴァン・ヒューゼン:ヒアズ・ザット・レイニー・デー
 H.ハンコック:ウォーターメロン・マン
 ヘンデル:ラルゴ
 T.ペダーソン:
  ワイン・アンド・チャイムズ
  パナマ・ペッパー
  ザ・ニブラー
  ザ・ピースフル・プラネット
  キャット・ニップ
J.M.デュファイ:4つの小品
東京メトロポリタン・トロンボーン・クァルテット
小田桐寛之(トロンボーン)
井口有里(トロンボーン)
青木昂(トロンボーン)
野々下興一(バス・トロンボーン)
実に3年ぶりとなる待望の新録音。
 

MM-2185/86
(2CD)
\3790+税
カール=アンドレアス・コリー
 J.S.バッハ:パルティータ(全曲)
  BWV825-830
カール=アンドレアス・コリー(ピアノ)
バッハ特有の宗教的で崇高な雰囲気や深い精神美をものの見事に描出した彼の表現は、確かに特別であり、他者の追随を許さぬ世界をかたちづくっている(柴田龍一)
 
MM-2187/88
(2CD)
\3790+税
「ラ・ヴァルス」〜2台ピアノのための作品集
CD1:
 ショスタコーヴィッチ:2台ピアノのための組曲作品6
 チャイコフスキー(編曲 N.エコノム):「くるみ割り人形」組曲
 ラフマニノフ:ロシア狂詩曲
 ストラヴィンスキー(編曲 V.バビン):タンゴ
 ショスタコーヴィッチ:メリー・マーチ
CD2:
 ラヴェル:ラ・ヴァルス(2台ピアノ版)
 モーツァルト:2台のピアノのためのソナタニ長調K.448
 モーツァルト:4手のためのピアノ・ソナタニ長調K.381
 J.S.バッハ:
  2台のチェンバロのための協奏曲ハ短調BWV1060
 S.トーマス:ロンド
 作曲者不詳(編曲 ヘルムートK.H.ランゲ):
  猫ふんじゃった(ノミのワルツ)
デュオ・ヴェレ:
 岡崎悦子(ピアノ)
 神谷都志(ピアノ)
録音希少なショスタコーヴィチやラフマニノフのオリジナル作品に、ラヴェル自身が編曲したラ・ヴァルス、古典作品から「猫ふんじゃった」まで、他にはない充実のプログラム。
 スケール感に加え、2台ピアノの音色の違いまで聴き取れそうな(連弾とは全く違う)豊かな音場感が堪能できる、必聴のアイテム。

FONTEC



FOCD9618
¥2400+税
有森 博(ピアノ) /ラフマニノフ 24 の前奏曲
 前奏曲 嬰ハ短調 Op.3-2
 10 の前奏曲 Op.23
 13 の前奏曲 Op.32
 (2013/6/11-13 富士見市民文化会館 キラリふじみ REC.)
有森 博:ピアノ
 有森博は第12 回ショパン国際ピアノコンクールで最優秀演奏賞を受賞。以来精力的に演奏活動をつづけ、現在ではロシア音楽のエキスパートとして活躍しています。
 今作ではラフマニノフの24 の前奏曲を全曲収録。この曲集は協奏曲と並びラフマニノフの重要な作品群と言われています。ヨーロッパ音楽の伝統を継承した形式を採りながらも、ピアニストとして当時高名だったラフマニノフならではの独自のエッセンスが凝縮した後期ロマン派を代表するピアノ作品です。
 有森のひとつひとつの音を吟味するかのような演奏スタイルは、過度な表現とは無縁で、曲本来の姿と魅力を存分に提示してくれます。

■有森博のCD■
FOCD3468 ラフマニノフ 音の絵 定価¥2,913+税
FOCD9610 メトネルの時間 定価¥2,400+税
FOCD9539 チャイコフスキーにつつまれて 定価¥2,400+税
FOCD9447 ロシア・バレエの誘惑 定価¥2,400+税
FOCD9316 音楽の玉手箱 定価¥2,400+税
FOCD9241 展覧会の絵(SACD ハイブリッド) 定価¥2,857+税
FOCD3496 プロコフィエフ ピアノ・ソナタ第3,6&8 番 定価¥2,913+税
FOCD9315 カバレフスキー 定価¥2,400+税
FOCD9446 カバレフスキー2 定価¥2,400+税
FOCD9538 カバレフスキー3 定価¥2,400+税
  

FOCD9615
\2700+税
平井千絵(フォルテピアノ)Mozart Speaks vol.3
 モーツァルト:
  ソナタ 第4 番 変ホ長調 KV282
  ソナタ 第9 番 ニ長調 KV311
  ソナタ 第12 番 ヘ長調 KV332
  きらきら星変奏曲 ハ長調 KV265
(2013/6/3-5 杜のホールはしもとREC.)
平井千絵:フォルテピアノ
平井千絵によるモーツァルト作品集、Mozart Speaks シリーズの第3 弾です。
 第1 弾(FOCD9551)、第2 弾(FOCD9580)同様、モーツァルトが実際に使用していた楽器、ワルターのコピーモデルで収録し、作曲当時の響きに迫ります。
 モーツァルトのどこか移気で表情豊かな曲想を、平井は楽器の特徴を活かすことによって蘇らせます。楽譜や時代背景への深い洞察に加え、フォルテピアノという楽器を熟知した平井の演奏は、ともすると画一的に捉えられがちなモーツァルトのイメージを、新鮮な驚きと共に覆す、そんな自由な雰囲気で溢れています。
 大変親しみ深い「きらきら星変奏曲」が収録されていることも注目です。

■平井千絵のCD■
FOCD9551 Mozart Speaks vol.1 定価¥2,667+税
FOCD9580 Mozart Speaks vol.2 定価¥2,667+税
 


FOCD9617
¥2700+税
三宮正満(ロマンティーク・オーボエ)&平井千絵(フォルテピアノ)
19 世紀パリのオーボエ作品集

 ボクサ:ノクターン 第1番 作品50「ガルニエ氏に捧ぐ」
 ヴォーグト:変奏曲 イギリス民謡「楽しき我が家」
 ブロッドゥ:ファンタジー 「ヴィンターのテーマによる変奏曲」
 ヴェルーストゥ:ソロ・ドゥ・コンセール 第1番 作品73
 ヴェルーストゥ:ソロ・ドゥ・コンセール 第4番 作品77
 パッジ:ファンタジー 「ヴェルーストゥに捧ぐ」
  (2013/10/15-17
   所沢市民文化センター ミューズ キューブホール REC.)
三宮正満:ロマンティーク・オーボエ
平井千絵:フォルテピアノ
 三宮正満は古楽アンサンブル、「ラ・フォンテーヌ」のメンバーとして97年に山梨古楽コンクール最高位、ブリュージュ国際古楽コンクール第2位受賞、現在は「バッハ・コレギウム・ジャパン」や「クラシカル・プレイヤーズ・東京」で首席奏者を務め、他にも多くのアンサンブルで活躍しているバロック&クラシカルオーボエ奏者です。
 平井千絵は桐朋学園大学ピアノ科を卒業後、フォルテピアノを小島芳子氏に師事、その後ハーグ王立音楽院古楽科でスタンリー・ホッホランド氏に学びました。オランダを中心にヨーロッパ各地で活躍、近年は日本での演奏会も多く、フォルテピアノの専門家として、知性的かつしなやかな演奏で注目を集めています。
 本作は19世紀、特にフランスのオーボエ作品を中心に選曲。主に古典派期の楽器であるクラシカル・オーボエと現在のモダン・オーボエの間の時期に使われていたロマンティーク・オーボエを使用。このデュオならではの、当時使われていた楽器でのCD制作は資料的な意味でも非常に貴重です。何よりオリジナル楽器とその奏法を熟知した両名の演奏は伸びやかで闊達、19世紀パリの雰囲気が感じられる名演です。
 また、三宮の手によるライナーはオーボエという楽器の過渡期であった当時の様子を詳細に示しています。
 

FOCD9611
¥2800+税
三上明子(フルート)坂戸真美(オルガン)
 風のディアローグ 〜
  フルートとオルガンのためのフランス音楽〜

 ジョルジュ・ユー:ファンタジー
 ジャン・アラン(マリー=クレール・アラン 編曲):
  フルートとオルガンのための「3 つの楽章」
 フランク・マルタン:
  フルートとオルガンのための「教会ソナタ」
 武満 徹:フルートのための「エア」(フルート独奏)
 モーリス・デュリュフレ:
  アランの名による前奏曲とフーガ 作品7(オルガン独奏)
 アンリエット・ピュイグ=ロジェ(坂戸真美 編曲):
  ルシヨンの3 つのシャンソン
 ダニエル・ロート:
  「アイン・カリム」 フルートとオルガンのためのファンタジー
   (2013/8/12-14 福島市音楽堂 REC.)
三上明子:フルート 坂戸真美:オルガン
オルガニスト、坂戸真美によるフランス作品集第2 弾(前作FOCD9488)。今作ではフルートの三上明子を迎え、19 世紀から20 世紀の「フランス音楽の黄金期」ともいわれる時期の名作を採りあげました。
 和名で「風琴」と呼ばれるオルガンとフルートは共に「風」を利用した楽器ですので、非常に音色的な相性が良いのですが、思いの外聴く機会はありません。三上と坂戸の演奏はこの編成のためのオリジナル曲に加え、フルートの重要なレパートリーのオルガン伴奏版を加えることにより、この編成の魅力を如何なく発揮しています。
 三上さんの笛は、相変わらず天衣無縫。自由な息吹に満ちている。
 ピュイグ=ロジェ先生が、その美しいフレーズ作りを絶賛されていたことが思い起こされる。そして坂戸さんのオルガンもデュリュフレの光輝の表現から、マルタンの優しい音色作りまで、なんと幅広いのだろう。お二人の息もぴったり。素敵なCD ができたものだ。
野平一郎 −ライナーノートよりー

■坂戸真美のCD■
FOCD9488 20 世紀のフランスオルガン音楽 定価¥2,800+税
 

FOCD20098
¥2800+税
—fontec P&D レーベル—
 二つの夜 〜スウェーデンの心象とフランスの映像〜

  ステーンハンマル:
   3 つのピアノ小品
   即興曲 変ト長調
   晩夏の夜 作品33
   カルコフ
   バラード、間奏曲と伝説 作品152
  ラヴェル:
   夜のガスパール
  (2013/3/17・4/2 Sveriges radio,Studio2 REC.)
和田記代(ピアノ)
 和田記代は桐朋学園大学卒業後にマルセイユ音楽院、サンタ・チェチェリア国立音楽院で学ぶ。マリア・カナルス国際音楽コンクール、マリエンバートのショパン国際ピアノコンクールなどで上位入賞。帰国後はスウェーデンの作曲家に注目した演奏会を企画し、2004 年には「ステーンハンマル友の会」を立ち上げました。
 今作では19 世紀末という激動の時代に活躍した作曲家たちから「夜」というテーマで選曲。スウェーデンで生まれ、ドイツを活動の中心としたステーンハンマルと、パリを中心に活躍したラヴェル、そして20 世紀になってから生まれた、同じくスウェーデン出身のカルコフも加えました。
 北欧の作曲家に精通した和田ならではの選曲で、同時代ながら異なる個性を秘めた曲の魅力を存分に感じることができます。
 


FOCD9623
¥1500+税
〔再発売〕
伊福部 昭 ギター・リュート作品集 再発売
 伊福部 昭:
  古代日本旋法による踏歌
  ギターのためのトッカータ
  箜篌歌
  バロック・リュートのためのファンタジア※
西村 洋 ギター
デボラ・ミンキン バロック・リュート※
フォンテックより発売、長らく廃盤となっていた「伊福部 昭 ギター・リュート作品集」お客様の熱狂的な声にお応えして、待望の再発売です!
 日本作曲史にあまりに巨大な足跡を遺した、伊福部昭。その独特の作風は、多くの音楽ファンの心を捉えて離しません。映画音楽、管弦楽曲、協奏曲等は有名ですが、器楽曲は数も少なく、本作は非常に貴重な内容となっています。
 収録曲「箜篌歌(くごか)」は、本年2014 年度、第57 回東京国際ギターコンクールの本選課題曲に選出されました!
 録音:1985 年3 月26 日・4 月9 日 聖グレゴリオの家、Betty 2nd Studio
 


FOCD9636
¥2400+税
小泉&九響/
 ベートーヴェン:交響曲 第9番 ニ短調 作品125「合唱付き」
小泉和裕 指揮
九州交響楽団
釜洞祐子:ソプラノ
八木寿子:アルト
宮里直樹:テノール
成田博之:バリトン
九響合唱団・
福岡県合唱連盟福岡支部合同合唱団
横田 諭 合唱指揮
 新生 小泉/九響 CD第2弾。(前作はベルリオーズ 幻想交響曲FOCD9608)
 2013年4月より音楽監督に就任し、九響の新たな黄金期を率いる小泉和裕。
 全身全霊をもって音楽と対峙する---快速テンポで疾走するこの「第九」の演奏は、ベートーヴェンが夢見た何人の抑圧を受けない“精神の自由”を謳いあげています。(2013/12/23 福岡サンパレス ライヴ録音)

■小泉和裕 指揮 九州交響楽団のCD■
 FOCD9608 ベルリオーズ 幻想交響曲    定価¥2,400+税
 FOCD9289 1812年 ロシア名曲集      定価¥2,400+税
 

FOCD9627
\2700+税
江崎浩司(リコーダー&バロック・オーボエ&バロック・ファゴット)
テレマン:12のメトーディッシェ・ゾナーテンvol.2
テレマン:12のメトーディッシェ・ゾナーテンから
 ソナタ 第6番 ハ長調(原曲:ト長調) TWV41 G4
   (アルト・リコーダー)
 ソナタ 第3番 ホ短調 TWV41 e3 (ソプラノ・リコーダー)
 ソナタ 第2番 イ長調 TWV41 A3
          (ヴォイス・フルート)
 ソナタ 第5番 イ短調 TWV41 a2 (バロック・オーボエ)
 ソナタ 第10番 変ロ長調 TWV41 B5 (ソプラノ・リコーダー)
 ソナタ 第8番 ホ短調(原曲:ハ短調) TWV41 c3
  (バロック・ファゴット)
  (2013/7/9-12、30-31 相模湖交流センター .REC)
江崎浩司:リコーダー&バロック・オーボエ
福沢宏:ヴィオラ・ダ・ガンバ
伊藤一人:チェンバロ
 確かな技術と自由な発想で聴くものを魅了してきた、江崎浩司のテレマン作品集第2弾です。
 前作FOCD9614「12のメトーディッシェ・ゾナーテンvol.1」と合わせることによって、この曲集の全曲が揃います。
 様々な地域、あらゆるジャンルで人気を誇ったテレマンは、当時のヨーロッパを席捲する人気作曲家でした。
 この曲集は装飾音の学習の為という名目で編纂されたものですが、テレマンは自らの芸術的、技術的エッセンスを当曲集に集約し、その結果聴き手や演奏者を飽きさせないバラエティーに富んだ曲想になっています。
 江崎は本作でリコーダー各種とバロック・オーボエに加え、バロック・ファゴットまでも駆使!共演者の好演と合わせ、江崎ならではの多彩な表現で、本曲集の魅力を余すところなく聴き手に届けてくれます。
■江崎浩司のCD■
 FOCD9614 12のメトーディッシェ・ゾナーテンvol.1    定価¥2,700+税
 FOCD9578 ヘンデル オーボエソナタ     定価¥2,667+税
 FOCD9550 ヘンデル リコーダーソナタ     定価¥2,667+税
 


FOCD9638/9
(2CD)
¥3000+税
生誕100年/伊福部昭の管絃楽
Disc.1
 日本狂詩曲(1935)
 オーケストラとマリンバのためのラウダ・コンチェルタータ(1979)※ 
  1990年1月13日 東京文化会館
   東京都交響楽団第302回定期演奏会
   〈都響日本の作曲家シリーズ7 伊福部 昭作品集〉
  ライヴ録音
岩城宏之 指揮
東京都交響楽団
※安倍圭子 マリンバ
Disc.2
 舞踊曲「サロメ」(1948)
 伊福部昭とアナ対談
 ヴァイオリンと管弦楽のための協奏曲風狂詩曲(1948/51)
  1959年11月5日 NHKラジオ第2 放送音楽祭特集
   音源提供:NHK/NHKサービスセンター   
森正 指揮
ABC交響楽団
小林武史 ヴァイオリン
 日本作曲界の巨人、伊福部昭(1914-2006)。生誕100年を迎えた本年、誕生日である5月31日に初出音源のリリースです。
 1990年1月13日、東京文化会館での東京都交響楽団第302回定期演奏会は、日本人作曲家の作品の演奏に定評のある岩城宏之の指揮と、屈指の演奏技術によって長年にわたって第一人者として活躍するマリンバの安倍圭子を迎えた端正な演奏。
 1959年のNHKラジオ音源では、同年に改訂された「ヴァイオリンと管絃楽のための協奏風狂詩曲」を、小林武史の独奏、森正指揮・ABC交響楽団の演奏で収録。同ラジオ音源での伊福部昭とアナウンサーの対談も収録しました。
伊福部ファンの間で語り継がれる歴史的名演です。
■伊福部昭のCD■
 FOCD9623 ギター・リュート作品集    定価¥1,500+税
 FOCD9531 伊福部昭 作品集      定価¥2,000+税
  
FOCD9628
¥2000+税
Influence/生田直基(ギター)
 ホアキン・トゥリーナ:タレガ讃歌/
 マヌエル・マリア・ポンセ:ソナタ第3番
 エミリオ・プジョール:熊ん蜂/
 ビセンテ・アセンシオ:ヴァレンシア組曲
 フェデリコ・モレノ=トローバ:哀歌/
 佐藤弘和:SHIHO(ボーナストラック)
 (2013/6/25-27  浜松市天竜壬生ホール .REC)
生田直基(ギター)
 名古屋を拠点に活躍する気鋭のギタリスト、生田直基のファーストアルバムの登場です。
 生田直基は愛知県生まれ。13歳よりギターを始め、早稲田大学在学中にクラシックギターに出会い、高田元太郎氏に師事。在学中にGLC学生ギターコンクール、名古屋ギターコンクールなど国内コンクールにおいて入賞を重ね、2008年に渡英。ロンドントリニティ音楽院にてグラハム・デヴァインに師事し、国際演奏家課程を修了しました。その後は日本国内のみならずイギリス、アイルランド、ギリシャ、ハンガリーなど世界各地でリサイタルを開催。2012年にはシンガポールにて多くの日本企業の協賛のもと、現地メディア主催によるソロリサイタルツアーを成功させました。
 本アルバムのテーマは“20世紀前半のパリ”。憧れを胸に異国の地へ辿り着き、限られた時間を惜しみなく費やし自身の作曲語法を磨いた若く才能豊かな音楽家たち。生田はその音楽性溢れる演奏で彼らのルーツを辿りながら、それぞれが受けた影響(Influence)に光をあてます。
 ギタリストとしても活躍している佐藤弘和によるボーナストラック「SHIHO」にも注目です。
 

FOCD9629
 ¥2400+税
嶺 貞子(ソプラノ)/アリアンナの嘆き
 C. モンテヴェルディ:かつて貴女は/
 S. ローザ:側にいることは/
 A. スカルラッティ:熱い血潮、菫/
 G. ロッシーニ:約束/
 G. ドニゼッティ:糸巻き/
 V. ベッリーニ:私のフィッリデの悲しげな姿よ/
 G. ヴェルディ:
  煙突掃除夫、
  歌劇《ロベルト・デヴェリュー》より
   〈生きなさい、彼女の側で〉/
 O. レスピーギ:諦め、戯れ/
 A. カセッラ:美しい鳥籠から/
 G. ペトラッシ:アリアンナの嘆き/
 E. ヴォルフ=フェルラーリ:
  道行く若い人よ、海辺に家を造りたい、
  ああ、私の溜め息よ、私の送る所に行きなさい、
  貴方が通りかかると、なんと腹が立つことでしょう/
 G. シベッラ:ジロメッタ/
 G. ヴェルディ:ストルネルロ
  (1973/12/2 ヤマハホール .REC)
嶺 貞子(ソプラノ)
ジョルジョ・ファヴァレット(ピアノ)
 イタリア歌曲の第一人者として活躍を続ける嶺 貞子。2013年にリリースした「舞踏への誘い」(FOCD9595 ピアノ:H・ピュイグ=ロジェ)「幻の城」(FOCD9607 ピアノ:E・カンポガッリアーニ)に続く名演の初CD化です。
本作の共演はイタリアの巨匠、ジョルジョ・ファヴァレットです。イタリア・スィエーナのキジアーナ音楽院にてファヴァレットに教えを受けた嶺との共演。嶺の歌唱は豊かな音楽性に溢れた、まさにベルカントと呼ぶにふさわしいものです。
 私はシエナのアカデミア・キジアーナにおいて私の特別講座にサダコ・ミネを受け入れ、この卓越した歌手の美しく気品ある芸術的な個性をより深く知ることの喜びを得ました。特に輝かしい高音の「ベルカント」において、最も感動的な表現と美しさを見い出します。又イタリアの偉大な作曲家達の選択や彼女の曲の把握と演奏は、彼女の教養、上品な趣向と感受性を示しています。彼女の演奏を特色づけるものは、人生の難しい問題の中で光り輝く行路を見つけたところの彼女の魂の高貴さと卓越性であり、そして音楽の偉大な天才達と生を受けた創造者との最も気品ある同一化であります。
ジョルジョ・ファヴァレット
 

FOCD9624
¥2700+税
長瀬敏和(サクソフォン)/
 クローバーリーフ・スイート

 酒井 格:クローバーリーフ・スイート (B)(S)(T)(A) ※2
 J.S.バッハ:
  最愛のイエスよ、我らここに集いて BWV731 (S) ※1
 A.マルチェッロ(H.ヴォックスマン編):
  オーボエと弦楽合奏のための協奏曲 ニ短調 (S) ※1
 S.ラフマニノフ:ヴォカリーズ Op.34-14 (A) ※1
 C.フランク(M.ヴォルトマン編):
  前奏曲、フーガと変奏曲 ロ短調 Op.18 (S) ※1
 E.ボザ:
  アルトサクソフォンとピアノのための アリア (A) ※1
 J.S.バッハ(Z.コダーイ編):
  3つのコラール前奏曲 BWV743, 762, 747 (T) ※1
 酒井 格:11月のアダージョ Op.139 (A) ※2
  (2013/11/27〜29 くらしき作陽大学聖徳殿 .REC)
長瀬敏和
 ソプラノ(S) アルト(A) テナー(T)&バリトン(B)・サクソフォン/
仲谷沙弥香 オルガン ※1
サクソフォンラボラトリー岡山 ※2
元・大阪市音楽団コンサートマスター 長瀬敏和 待望の1stアルバム!
 長瀬敏和は作陽音楽大学(現くらしき作陽大学)でサクソフォンを学び、数々のコンクールで入賞、1983年に大阪市音楽団に入団、2002年からはコンサートマスターに就任し、現在はくらしき作陽大学音楽学部で准教授を務めています。
 まさに日本の吹奏楽を牽引してきた一人と言えます。
 今作では「響き」をテーマに、長らく長瀬が望んでいたオルガンとの共演を実現。サクソフォンアンサンブルも参加し、豊かな響きを求めています。
 サクソフォンの為のオリジナル曲に、クラシックの名曲も交え、新たな魅力を引き出すことに挑戦した、大変意慾的な作品になりました。

 美しい音で空間を満たしたい。
 自分の声のように演奏したい。
 その瞬間の音楽を共有したい。
 ・・・私の信条である。
     長瀬敏和 ライナーノートより

カメラータ・トウキョウ

CMBK-30003
\3000+税
神楽歌と伊福部 昭〜いまヴェールをぬぐ伊福部昭の音楽
藍川由美

 大歌参入音声(おほうたまゐりおんじやう)
 大歌(おほうた)
 琴歌譜
  茲都歌(しづうた)
  歌返(うたひかへし)
  片降(かたおろし)
 神楽歌
  篠波(さざなみ)
 伊福部昭:映画『日本誕生』より
  メインタイトル
  大和の人々
  宇陀の歌
  久米の歌
  弟橘姫(おとたちばなひめ)の死
 神楽歌
  阿知女法(あぢめのわざ)
 伊福部昭:映画『モスラ対ゴジラ』より
  聖なる泉
藍川由美(歌/琴)
 ソプラノとして東京藝大大学院に在籍していた藍川由美に「あなたの声はソプラノじゃない、低い声に本領がある」と伊福部昭は言った。
 アイヌ語の師であり、音楽の師と仰ぐ作曲家の言葉が最初は理解できなかった藍川だが、これが古代歌謡へ足を踏み入れるきっかけとなった。
 「民族の美感は千年や二千年で変わるものではない」、「民族の美感を通過させなければ真のインターナショナルには到達できない」と四半世紀にわたり根気強く教え諭してくれた師にとっての「民族の美感」とは北海道時代に親しく接したアイヌ音楽のことなのか。しかし「作曲家は氏・素性を音楽で語らねば駄目だ」とも言われた。
 アイヌ民族ではない伊福部昭にとっての日本、自らの氏・素性を表現できる音楽とは何かを解き明かす。
 
CMCD-28304
\2800+税
当代随一のスクリャービン弾き、ベクテレフによるソナタ全曲録音、ここに完結!
スクリャービン:
 ピアノ・ソナタ 第3番 嬰ヘ短調 作品23
 ピアノ・ソナタ 第4番 嬰ヘ長調 作品30
 アルバムの綴り 作品45-1
 アルバムの綴り 作品58
 ピアノ・ソナタ 第5番 作品53
 スクリャビニアーナ
  (8つの小品〜フルートとピアノのための/B.ベクテレフ編曲)
  詩曲 作品32-1 、舞い踊る愛撫 作品57-2
  花飾り 作品73-1、なぞ 作品52-2
  皮肉 作品56-2、暗い炎 作品73-2
  欲望 作品57-1、練習曲 作品56-4
ボリス・ベクテレフ(ピアノ)
マリオ・アンチロッティ(フルート)h-!
 スクリャービンのピアノ作品演奏をライフワークとするボリス・ベクテレフによるピアノ・ソナタ録音がついに完結。最後を飾る第3、4、5番に加え、ベクテレフみずからの編曲によるフルートの小品他を収録。
 好評を博した前作『スクリャービン:練習曲全集』に続き、イタリアの銘器ファツィオーリを使用し録音。ベクテレフ入魂の演奏をお楽しみください。

●ボリス・ベクテレフ(ピアノ)
 5歳で音楽を志し、モスクワのグネシン音楽院で教育を受け、卒業に際して功労賞を授与された。モスクワのチャイコフスキー音楽院ではJ.ミルシテイン氏に師事して優秀な成績で学位を修めた。1970年、ソヴィエト・ピアニスト・コンクールで1位を受賞後、ソリストとして、またヴァイオリニストのウラディーミル・スピヴァコフをパートナーとしてコンサート活動を開始。旧ソ連をはじめ、ウィーンのコンツェルトハウス、ミラノのスカラ座、ニューヨークのカーネギー・ホール、日本をはじめとする各国の著名なコンサート・ホールで絶賛を浴びた。 レパートリーは、バッハやスカルラッティなどのバロックから古典派、ロマン派、フランス印象派を経て近代、現代にまで及ぶが、やはりその大部分を占めるのは母国ロシアの作曲家たちの作品である。 1987年から1996年までイタリアに居を構え、ヴァイオリニストのボリス・ベルキンやウート・ウーギ、フルート奏者のマクサンス・ラリューらと共演。またヴァイオリニストのフェリーチェ・クサーノ、チェリストのスーザン・モーゼスと共に“トリオ・セザール・フランク”のメンバーとしてイタリア、アメリカでコンサートを行った。 アルバムはロシアのメロディア社およびイギリスEMI社からシューベルトのソナタ、プロコフィエフの稀曲などのソロに加え、前述のスピヴァコフとも共演。1994年から2003年までイタリアのフェニックス・クラシックス社にてロシアおよびヨーロッパの音楽を収録し、6枚のアルバムが発売されている。日本ではスクリャービンとメトネルのピアノ・ソナタやその他の重要な作品を収録したアルバムがカメラータからリリースされている。
 1996年から2010年まで、ベクテレフは日本に住み、神戸女学院大学と武庫川女子大学で教授として指導にあたる傍ら、日本やその他諸外国の著名な演奏家らとリサイタルや室内楽などの演奏活動を行なった。2011年からはイタリアに戻り、教育活動と演奏活動を続けると共に、引き続きスクリャービン作品の録音に取り組んでいる。
 

CMCD-28303
\2800+税
吉松 隆:優しき玩具/河村泰子
吉松 隆:
 優しき玩具 第1集(1972)
  グラドス・アド・ビブンセキブン博士の肖像/
  青い月の光のバルコニーで/
  鼻の曲がった行進曲/
  小さな人形のアリア/
  イースタン氏の恋の歌/ クウのワルツ/
  十円玉の唄/ クラムポンのダンス/
  九官鳥のロンド/ 道化師の夜の歌/
  小さな人形の子守歌/
  ゼンマイ仕掛けの終曲
 優しき玩具 第2集(1974)
  たんぽぽの花瓶/ R博士の肖像/
  ウェスタン氏の幌馬車/ 右折禁止ブギウギ/
  夜のオルゴール/ アーノルド博士のオルゴール/
  L嬢の肖像/ 祭りのあと/ 雪に沈んだ村の伝説/
  道化師の昼の歌/ すみれの花瓶/
  高価で感情的なワルツ
 優しき玩具 第3集(1983/85)
  木漏れ陽のロマンス/.古風なる樹の歌/
  ストリートダンサー/ ペンギン公園の午後/
  名前のない天使/リムセ/ G氏の肖像/
   古風なる樹の舞曲/ 淋しい魚の聖歌/
  少し暗めの夢のワルツ
 あごのはずれた小さなソナチネ(1973)
河村泰子(ピアノ)
最初期の作品を綴った吉松 隆ピアノ・ソロ作品集
録音:2013年11月/埼玉

 若き吉松 隆が作曲した最初期の作品をあつめたピアノ作品集。
 演奏は吉松作品の演奏をライフワークとする、まさに“吉松作品の伝道師”と呼ぶにふさわしい河村泰子。
 無調音楽からジャズ、そしてプログレッシヴロックまで、当時影響を受けたあらゆる音楽のエッセンスが反映されています。
 聴き手の、そして弾き手の童心に語りかける35曲の音楽のスケッチをお楽しみください。

●河村泰子(ピアノ)
 神戸女学院大学音楽学部ピアノ科卒業。池田洋子氏に師事。同大学にてハンナ・ギューリック・スエヒロ奨学賞を受賞。
 ソロ、室内楽、伴奏などで音楽祭やコンサートに出演する他、村田厚生(tb)のソロ・アルバム『Just Sing』に参加するなど多くのアーティストと共演。
 吉松隆作品の演奏をライフワークとしており、2006年より「吉松隆作品シリーズ」をスタート、2008年には手塚治虫生誕80周年記念事業「河村泰子とアトム・ハーツの仲間たち」を開催、初のアルバム『アトム・ハーツ・クラブ』をリリース。
 2012年にはCD『ヴィネット』をリリースした。

オクタヴィア・レコード


OVCL-00541
(SACD Hybrid)
\3200+税
オイストラフ・ライヴ・イン・ジャパン1955!
 ベートーヴェン:
  ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ長調 作品12-1
 プロコフィエフ:
  ヴァイオリン・ソナタ第1番 へ短調 作品80
 イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調
 チャイコフスキー:瞑想曲
 チャイコフスキー:ワルツ・スケルツォ
 クライスラー:コレルリの主題による変奏曲(アンコール)
ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン)
ウラディーミル・ヤンポリスキー(ピアノ)
 幻の音源発掘!巨匠オイストラフ初来日時の歴史的記録。
 1955年2月23日、東京/日比谷公会堂 にてライヴ収録
 まだ日本とソヴィエト連邦(当時)の間に、平和条約が締結される以前の1955年、巨匠ダヴィッド・オイストラフは初めて日本の地に降りたちました。
 国交が回復される以前、今のようなも情報化時代でないのもかかわらず、このヴァイオリニストの名声はすでにわが国に轟いており、この来日は社会的な話題となりました。
 いままで、この来日時のライヴ音源が存在する、という噂はありましたが、陽の目を見ることはなく、このたびニッポン放送の倉庫からテープが発見され、60年の眠りから、遂に目を覚ますことになったのです。
 ここに収録されているのは1955年2月23日、コンサート・ツアーの初日を飾った、東京/日比谷公会堂でのもので、オイストラフは、この時円熟の47歳!。
 ファンの熱狂を誘った充実の演奏がここに刻まれています。
 

OVCL-00539
(SACD Hybrid)
\3200+税
シューベルティアーナ
 シューベルト:
  ヴァイオリンとピアノのための二重奏曲イ長調 作品162
  華麗なるロンド ロ短調 作品70
  幻想曲 ハ長調 作品159
  アヴェ・マリア 作品52-6
鈴木理恵子(ヴァイオリン)
若林顕(ピアノ)
華麗に歌い上げるシューベルトの世界!
 鈴木理恵子と若林顕による最新アルバムがついにEXTONレーベルよりリリースされます。
 鈴木理恵子はこれまでにソロ、室内楽、オーケストラと幅広く活躍してきました。この度の録音では、新たなレパートリーとなるシューベルト作品に取り組み、奥深く真摯な解釈によって生み出される鮮やかな音色がお楽しみいただけます。
 また、近年数多くのデュオコンサートを中心に活動する二人のアンサンブルは、非常に息の合ったものとなっていて、丁寧に紡がれるヴァイオリンとピアノの音色により、幻想的な世界が広がります。
 シューベルトによるヴァイオリンとピアノのための珠玉の名作が集められた本アルバムは、クラシック・ファンの方だけでなく、多くの方々の耳に親しんでいただける1枚となりました。
 2014年4月7-9日、稲城?プラザ にて収録
 

EXCL-00099
(3CD)
\5000+税
プロコフィエフ: 交響曲全集
 交響曲 第1番 二長調 「古典交響曲」 作品25
 交響曲 第2番 二短調 作品4
 交響曲 第3番 ハ短調 作品44
 交響曲 第4番 ハ長調 作品112 (1947年改訂版)
 交響曲 第5番 変ロ長調 作品100
 交響曲 第6番 変ホ短調 作品111
 交響曲 第7番 嬰ハ短調 作品131
ウラディーミル・アシュケナージ(指揮)
シドニー交響楽団
「クラシック」と「モダン」、「運動」と「抒情」。
 アシュケナージとシドニー響よって描かれる、プロコフィエフの変遷。
2009年10月31日、11月2日、3日、6日-9日、12日-14日、21日-25日 シドニー、オペラハウス、コンサート・ホール にて収録
 2009年11月にオーストラリア、シドニーオペラハウスで1ヶ月に渡り行われた、「プロコフィエフ・フェスティヴァル」での交響曲全集録音です。
 同時期に収録され既に好評を博している、ピアノ協奏曲全曲(ピアノ:アレクサンダー・ガヴリリュク)や、様々な管弦楽曲、そしてバレエ音楽「ロメオとジュリエット」全曲CDでシドニー交響楽団とアシュケナージによる一連の演奏は高い評価を得ました。
 更に本CDでは演奏機会の少ない交響曲第2〜4番もセッション録音にて収録しています。
 プロコフィエフ自身が彼の作品に内在すると認めた「クラシック」と「モダン」、「運動」と「抒情」は、シドニー響の驚くほどの演奏水準と、アシュケナージならではの歯切れの良いリズム感と、テンポ感、そして同じロシア人として、卓越したピアニスト同士として、奇しくも相似形を描いた音楽家人生を歩んだ者が共有する深い共感と相性の良さを、その演奏から伺い知ることが出来るでしょう。
 

OVCL-00545
(SACD Hybrid)
\3200+税
<小林研一郎&読響 ブラームス交響曲全集シリーズ Vol.1>
 ブラームス:
  交響曲第1番
  ハンガリー舞曲第1番、第2番、第4番、第5番、
  第6番、第10番
小林研一郎(指揮)
読売日本交響楽団
小林研一郎と読響による新シリーズ、スタート!悠然と響き渡るブラームスの魂!
 2014年4月22、23日 東京芸術劇場 にて収録


 特別客演指揮者として読売日本交響楽団と蜜月期を迎えている小林研一郎。その両者による新シリーズがスタートします。
 小林研一郎の主要レパートリーのひとつ、ブラームスの交響曲全集です。第1弾として交響曲第1番がリリース。
 小林のタクトのもと、熱い魂が漲る重厚な響きが展開されます。読響のクオリティの高いアンサンブル、重低音のエネルギーを感じる弦の響き。今のオーケストラの充実度が反映されている見事な演奏が収録されています。
 また今回は、高い完成度を求めセッションレコーディングを敢行。ライヴ感ある小林の音楽と、演奏、録音ともにセッション録音ならではのハイ・クオリティが両立するレコーディングとなりました。
 カップリングにハンガリー舞曲も収録。
 新たに躍進するコバケン&読響のブラームス全集。ぜひご期待下さい。
 
OVCT-00107
\3000+税
中野翔太/ラ・ヴァルス−ラヴェル&コリリャーノ・ピアノ作品集−
 ラヴェル:
  ラ・ヴァルス(ピアノ独奏版)、水の戯れ、
   亡き王女のためのパヴァーヌ,
  夜のガスパール
 コリリャーノ:エチュード・ファンタジー
 スティーヴィー・ワンダー/中野翔太編:I can't help it
中野翔太(ピアノ)
2014年3月4-6日 東京・稲城iプラザ にて収録
 煌く音色とピアニズム!
 才気溢れるピアニスト、中野翔太が描くラヴェルとコリリャーノの世界!
 若手実力派ピアニスト、中野翔太の最新アルバムの登場です。音色と響きに対する独特な感性と、知的で明晰なアプローチにより生み出される彼の演奏は、あらゆるジャンルの作品を彩り豊かに表現してゆきます。
 今回のアルバムでは、ラヴェルとコリリャーノという2つの作品を結びつけます。超絶技巧を要求するこれらの作品に対し、見事なタッチと研ぎ澄まされたピアニズムで、描ききります。まさに圧巻のテクニック!
 成熟度を増し続ける若きピアニストの才気が爆発。豊かな表現と洗練された音色、強いエネルギーが満ち溢れたアルバムとなりました。
 さらに最後に収録された自身編曲のスティーヴィー・ワンダーの作品にも彼のセンスが光ります。
 

OVCL-00544
\3000+税
ランカトーレ・ライヴ・イン・ジャパン2012
 ビゼー:歌劇「真珠とり」〜いつかのような暗い夜に
 グノー:歌劇「ロメオとジュリエット」〜私は夢に生きたい
 グラナドス:悲しみにくれるマハ
 ドニゼッティ:歌劇「ランメルモールのルチア」〜
  狂乱の場“あの方の声のやさしい響きが”
 ラフマニノフ:ヴォカリーズ
 ベッリーニ:歌劇「カプレッティ家とモンテッキ家」〜
  おお、幾たびかあなたのために
 ロッシーニ:バッカス祭
 ロッシーニ:約束
 トーマ:歌劇「ハムレット」〜
  狂乱の場“遊びの仲間にいれてください”
 越谷達之助:初恋
 まだお休みになっているあなた(シチリア民謡)
デジレ・ランカトーレ(ソプラノ)
アントニ—ナ・グリマウド(ピアノ)
2012年4月21日 横須賀芸術劇場 にてライヴ収録
 デジレ・ランカトーレは、いまイタリア音楽界を代表する名ソプラノです。
 すでにパリ・オペラ座、英国ロイヤル・オペラ、ウィーン国立歌劇場、ローマ歌劇場などヨーロッパ主要のオペラハウスを制覇しており、わが国にも2007年ベルガモ・ドニゼッティ歌劇場来日公演以降、ほぼ毎年のように訪日、多くのファンを獲得しています。
 とくに、2008年の初リサイタルでの名唱や、2011年のボローニア歌劇場における<清教徒>での熱唱で一気にその人気はブレイクしました。
 これは2012年来日時のライヴで、この日ランカトーレは絶好調、「この記録を後に残しておきたい」という彼女の強い要望により実現したCD化です。
 

OVCL-00534
\3000+税
ヤクブ・フルシャ指揮&都響
 R. シュトラウス:アルプス交響曲 作品64
ヤクブ・フルシャ(指揮)
東京都交響楽団
 フルシャとオーケストラが一体となり表現されたアルプスの一日。
 オーケストラと指揮者の双方にとって最難曲のひとつである「アルプス交響曲」。
若き巨匠、フルシャはこの難曲を「あらゆる曲を弾きこなす能力を持った演奏家集団」として都響を信頼し、オーケストラもフルシャから放たれるタクトを通じその信頼に応えてゆきました。
全体としてオーケストラを豊かに響かせることに重きを置きつつも、要所要所を際立たせ、非常に物語風な構成で懐深くスケールの大きい充実した演奏を展開してゆきます。特に頂上直前のオーボエソロの箇所をはじめ、フルシャは曲への構成、解釈を通じ、現在の都響の演奏レベルの高さを証明しました。
指揮者とオーケストラ双方の信頼が結実し、奇をてらわずも音楽の起伏を求め、そしてR.シュトラウスの音楽を正攻法に表現した充実した「アルプスの一日」をお聴きいただけることでしょう。

 2013年6月26日 東京・サントリーホール にて ライヴ収録
  

OVCL-00535
(3CD)
\5000+税
「炎のコバケン」ブラームス交響曲全集再発売!
 ブラームス:
  交響曲 第 1番 ハ短調 作品68
  交響曲 第 2番 ニ長調 作品73
  交響曲 第 3番 ヘ長調 作品90
  交響曲 第 4番 ホ短調 作品98
小林研一郎(指揮)
ハンガリー国立交響楽団
 正真正銘、「炎のコバケン」によるブラームス交響曲全集
 指揮者として飛ぶ鳥落とす勢いで楽団を席巻していった小林研一郎、50代前半のエネルギーに満ち溢れたブラームス交響曲全集が再発売となりました。
 ブタペストの指揮者コンクールで優勝をきっかけに、小林はとりわけハンガリーで絶大なる人気を博し、オーケストラとの信頼関係も頂点を極めていた頃の記録です。
 正攻法でブラームスに相対し、何よりも熱く、正真正銘「炎のコバケン」を実感できる名演奏です。

 1992年10月26-31日 ブダペスト、フランツ・リスト音楽院大ホール にて収録
  

OVCL-00531
\3000+税
沼尻&日本センチュリー響 幸田浩子/林美智子
 メンデルスゾーン:
  劇付随音楽「真夏の夜の夢」全曲 (台本:松本隆)
沼尻竜典(指揮) 
日本センチュリー交響楽団
幸田浩子(ソプラノ) 
林美智子(メゾ・ソプラノ)
檀ふみ(ナレーション) 
ザ・カレッジ・オペラハウス合唱団
 沼尻&日本センチュリー響によるメンデルスゾーン・シリーズ第3弾。
 幻想的で華麗なメンデルスゾーンの音楽劇。
 2013年よりリューベック歌劇場音楽総監督となり世界からもさらに注目を浴びる沼尻竜典の最新盤。日本センチュリー交響楽団と続けるメンデルスゾーン・シリーズ第3弾は、メンデルスゾーンの才気輝く傑作「真夏の夜の夢」です。
 前作交響曲第3番&第4番で高い評価を受けるこのコンビの充実ぶりは当アルバムでも発揮され、美しく繊細でありながら懐の深いサウンドが展開されています。
絶妙なアンサンブルのオーケストラのクオリティの高い技術には目を見張るものがあります。また、幸田浩子と林美智子といった豪華ソリストも注目です。松本隆による台本で、檀ふみがこの美しい音楽劇へ誘ってゆきます。
 最高のキャストによるメンデルスゾーンの世界をお楽しみ下さい。
 2013年5月15、16日 大阪・ザ・シンフォニーホール にてライヴ収録
 

OVCL-00533
(SACD Hybrid)
\3200+税
アルティ弦楽四重奏団
 豊嶋泰嗣、矢部達哉、川本嘉子、上村昇!

  ベートーヴェン:
   弦楽四重奏曲 第14番 嬰ハ短調 作品131
   弦楽四重奏曲 第16番 ヘ長調 作品135
アルティ弦楽四重奏団
 豊嶋泰嗣(ヴァイオリン)
 矢部達哉(ヴァイオリン )
 川本嘉子(ヴィオラ)
 上村昇(チェロ)
 満を持してのCDデビュー!日本を代表する弦楽奏者が結集!
 威風堂々、荘厳なるベートーヴェン演奏の極地!
 日本のトップ弦楽四重奏団、アルティ弦楽四重奏団が待望のCDデビューです。

 豊嶋泰嗣、矢部達哉、川本嘉子、上村昇という当代一流ソリストの4人によって1998年に結成されたアルティ弦楽四重奏団は、すでに日本随一の弦楽四重奏団として高い人気を誇っています。
 結成から16年、ファンには待望のCDリリースとなりました。
 今回収録したのは、弦楽四重奏曲の中の最高峰に位置するベートーヴェンの後期作品。
荘厳で、深い音楽性を要求される、最も高貴な作品群に対し、アルティ弦楽四重奏団は真摯に向き合い、瑞々しく輝かしい音色で新たなベートーヴェンの姿を映し出します。日本のトップ奏者として最前線で立ち続けた彼らの経験から裏打ちされた確固たる自信に漲るベートーヴェン。強く輝きを放ちます。
 現代最高峰の弦楽四重奏団体の威風堂々たるデビュー盤の登場です。

2013年9月2-4日 東京・稲城?プラザ にて収録
 
OVCL-00538
\3000+税
三瀬 和朗 作品集
 「トリグリフ」 ヴァイオリン、チェロとピアノのための
 「変光星」 ピアノ独奏のための (初演)
 「ラ・トゥレス」
  フルート、ヴァイオリンとピアノのための
  (ピアノヴァージョン・日本初演)
 「この秋の日々のなかに…」
  独奏フルートと弦楽オーケストラによる
 「滄海の詩 II」
  独奏ヴァイオリン、弦楽オーケストラと打楽器のための
   (初演)
 「子守唄」
  フルート、ヴァイオリン、
   弦楽オーケストラとヴィブラフォーンのための
山根 一仁 (ヴァイオリン) 
上野 通明 (チェロ)
ロー 磨秀 (ピアノ)
三瀬 俊吾 (ヴァイオリン)
中務 晴之 (フルート)
鷹羽 弘晃 (指揮)
弦楽オーケストラ
正富 明日香 (ヴィブラフォーン)
 三瀬和朗のリリシズムと若き奏者による情熱の結晶
  このCDは、さまざまな世代の教え子たちの演奏による三瀬和朗の個展の模様です。リハーサルで指揮をしていて、最初は迷いのあった音が、次第に、自然と同じ方向を向き、動き出していったことを思い出します。
 弾くもの、聴くものを導いてしまう、それが三瀬和朗の作品であり、リリシズム(抒情性)であり、人なのだと思います。 若い演奏者たちが受けた曲のイメージの表出が、ほとばしる情熱と共に記録されました。三瀬和朗の音の世界に身を委ねて欲しいと思います。     鷹羽弘晃(ライナーノートより抜粋)

2013年4月25日 東京・浜離宮朝日ホールにて ライヴ収録


三瀬和朗:
 1970年東京芸術大学作曲科卒業。同大学大学院作曲科修了。作曲を石桁眞礼生、末吉保雄、ピアノを伊達純、ソルフェージュ・声楽を瀬山詠子の各氏に師事。1986年パリ・エコール・ノルマル音楽院作曲科修了。最高位ディプロマ授与。作曲を平義久氏に師事。1986年ヴィオッティ(ヴェルチェッリ)国際作曲コンクール第一位受賞。
 デビュー作品に(1971年)ピアノと管弦楽のための「協奏的楽章」(Pf:本荘玲子、指揮:手塚幸紀、日本フィルハーモニー管弦楽団、日比谷公会堂にて)、またヴァイオリン協奏曲「滄海の詩」(第18回民音現代作曲音楽祭委嘱作品、Vn:ドゥヴィ・エルリ、Hp:篠崎史子、指揮:外山雄三、新日本フィルハーモニー交響楽団)、「ル・タン・プロフォン」ピアノのための(第二回浜松国際ピアノコンクール課題曲として委嘱作品)、「凍天の星」などがある。
 日本音楽コンクール作曲部門、ルーマニア国際音楽コンクール、横浜国際音楽コンクールなどの審査員を務める。日本現代音楽協会会員、"OTOの会"会員、東京芸術大学講師を経て、2007年まで桐朋学園大学音楽学部教授を務め、現在同大学客員教授。
 

OVCT-00106
(SACD Hybrid)
\3200+税
ペーテル・ヤブロンスキー (ピアノ)
 グリーグ:
  「抒情小曲集」より
    アリエッタ、民謡、ノルウェーの旋律、小鳥、
    愛の詩、ハリング、メランコリー、ノクターン、
    スケルツォ、鐘の音、小川、夢想、
    青春の日々から、おばあさんのメヌエット、
    あなたのそばに、山の夕べ、小妖精、余韻
  バラード ト短調 作品24
ペーテル・ヤブロンスキー (ピアノ)
 グリーグの美しい珠玉の小曲が導く郷愁漂う音楽への旅路。
 ヤブロンスキーとグリーグの心が描く、抒情溢れるピアニズム。
 日本でも高い人気を誇るピアニスト、ペーテル・ヤブロンスキーの最新アルバムです。

 ヤブロンスキーにとって、同じ北欧出身の作曲家として最も大事にしているグリーグのピアノ作品「抒情小品集」。グリーグの生涯に渡って描き続けた「魂」というべき美しい珠玉の小品集です。
 ヤブロンスキーがそれらの曲を愛おしく丁寧に紡いでゆきます。繊細で鮮烈なリズムを見せつつも、透明感溢れるピアノの響きが空間に広がってゆきます。
 幼きころの北欧の風景を回帰しながら、語りかけるかのような音楽。ひとつの旅をするかのように巡り、そして最後のバラードへと繋がります。この純度の高い詩情により、ヤブロンスキーの音楽家としてのさらなる高みへと登ってゆくことを確信出来ることでしょう。
 長年ヤブロンスキーが温めてきたグリーグ・アルバム。ぜひお聴き下さい。

 2013年11月12、13日 東京・稲城iプラザ にて収録 

若林工房



WAKA 4177
\2480(税込)
「ブラームス 後期ピアノ作品集」
 ブラームス (1833-1897):
  幻想曲集 作品116
  3つの間奏曲 作品117
  6つの小品 作品118
ヴァレリー・アファナシエフ(ピアノ)
 此の道を保つ者は、盈つるを欲せず。夫れ唯だ盈たず、故に能く蔽れば新たに成るブラームス 後期ピアノ作品集、ヴァレリー・アファナシエフ

 録音: 2013 年6 月15 日、東京、紀尾井ホール(ライヴ録音)/STEREO / 24-Bit Digital 録音、発売元:若林工房

 鬼才ヴァレリー・アファナシエフ2013 年来日公演時のライヴ録音、待望のブラームス作品集の登場です。アファナシエフのブラームスといえば、なんといっても1992 年度レコードアカデミー賞(器楽曲部門)に輝いた名盤「後期作品集(作品117,118,119)」、そしてその続編(作品116 ほか)(ともにDENON)が知られていますが、20 年という歳月を経てアファナシエフの解釈がどのように変化したのか、ひじょうに興味深いところ。
 じっさい、その印象は大きく異なります。トレードマークだった遅いテンポや意表をつくような表現は影をひそめ、音楽はより自然へと近づきました。60 代も半ばを越した巨匠は、ときに無愛想に、なんら特別な演出をほどこすことなく、作品自体にすべてを語らせます。特筆すべきはピアノの音の美しさ。それ自体が発光しているかのような、精妙な陰影とニュアンスに満ちた音(サウンド)。
 もはや形而上学までも超えてしまったような、前人未踏の世界。融通無碍の境地に名人が遊んでいるともいうべき一期一会の演奏が、ここには刻まれています。

 ライナーノートより
 「しかし、ここに聴く晩年の小品集において、かれは敢えて世界に抗うこともなく、世界を共鳴させることによって、自分を生かす途を見出したのではないか。救いがたい悲哀と憂愁、…(中略)… これは、ブラームスが音の世界を構築しているというより、世界がブラームスという媒体を通して鳴り響いているというていのものだ。アファナシエフの芸術上の営為は、残酷なほどにこのブラームス晩年の表現の特質を浮かび上がらせている」(平野篤司)

DISC CLASSICA


DCJA 21023
\2800+税
ストルネッロを歌う女/松岡万希(Sop)
 もし貴方が私を愛してくれて (ペルゴレージ)、
 ジプシーの女 (ドニゼッティ)、
 フィレンツェの花売り娘、踊り (以上ロッシーニ)
 捨てられたわが身 (ベッリーニ)、
 ストルネッロを歌う女、
 雌鶏たちは麦打ち場で引掻く、
 さあ、クリスマスだよ (以上レスピーギ)
 かあさん、王子さまが (アルファーノ)、
 「慰め」−
  8 つのメロディ (トスティ)
 岩のように−
  歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」 (モーツァルト)*、
 私の生まれたあのお城−
  歌劇「アンナ・ボレーナ」(ドニゼッティ)*
 麗しい光が−歌劇「セミラミデ」 (ロッシーニ)*、
 ありがとう愛する友よ−
  歌劇「シチリア島の夕べの祈り」 (ヴェルディ)*
 ある晴れた日に−
  歌劇「蝶々夫人」 (プッチーニ)*
松岡万希(Sop)
松岡万希(ソプラノ)
野山 真希、神保 道子*(ピアノ)
99 年「第53 回全国学生音楽コンクール」、04 年「第2 回東京音楽コンクール」「第9 回コンセール・マロニエ21」、09 年「第28 回飯塚新人音楽コンクール」…すべて1 位に輝いたソプラノの新星。渡欧しての研鑽を重ね、満を持し初CD リリース!
録音:2013 年 収録:79 分

<アインザッツレコード・プロデュース> 
APPLAUDIR(アプロディール)


APLCD-001
\2600+税
ビゼー:ピアノ作品集
 1. 夜想曲ニ長調
 2. 「カルメン」組曲
 3. 海洋画
 4. 演奏会用半音階的変奏曲
 5. 3つの音楽的素描
 6. 「アルルの女」第1組曲
 7.     〃    第2組曲
金田 仁美(P)
レコーディング : 2014年4月24日 大阪・吹田 メイシアター 中ホール)
<解説より>
 ジョルジュ・ビゼー(1838-1875)は、「カルメン」というオペラ史上でも最高の知名度を誇る作品を生んでいる。
 しかし「カルメン」とそれに次ぐ有名曲「アルルの女」組曲以外、ましてやピアノ曲となると全くと言っていいほど知られていないのが現状だ。
 だが実はビゼーはピアニストとして相当の腕前#の持ち主であった。残したピアノのための作品は屈指のメロディメイカーであるビゼーの面目躍如たる名曲ばかりで、どれもが眩いばかりのロマンティシズムに溢れている。「カルメン」、「アルルの女」のピアノ編曲版も収録。 

<演奏者プロフィール>
金田 仁美(かなた ひとみ)
 1983年大阪府生まれ。4歳でピアノを始める。
 パリ・エコールノルマル音楽院にて、高等ディプロムを取得。
 2009年第19回吹田音楽コンクールピアノ部門第1位。
 2010年第12回イル・ド・フランス国際ピアノコンクール第3位。
 2011年第2回ガブリエル・フォーレ国際ピアノコンクールで審査員満場一致の第1位。
 日本センチュリー交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、テレマン室内管弦楽団と共演。京都市立芸術大学にて岡田敦子、神谷郁代、野原みどりの各氏に師事。
 またパリではサンソン・フランソワ唯一の弟子といわれるブルーノ・リグット氏にも師事している。 

fine NF



NF 25802
 \2300+税
Extreme HARD GLASS CD-Rマスター採用
デア・リング東京オーケストラ第2弾!
 チャイコフスキー:交響曲第5番
デア・リング東京オーケストラ
西脇義訓(指揮)
録音:2013年4月16日〜18日、 所沢市民文化センター ミューズ アークホール
 前作のブルックナーの交響曲第3番で、前代未聞の配置でデビューしたデア・リング東京オーケストラの第2弾です。
 デア・リング東京オーケストラは、ワーグナーの開拓精神にならい、従来のオーケストラの常識にとらわれることなく、実験的試みにも挑みながら、バイロイト祝祭劇場のオーケストラの響きをひとつの理想として、あらたな響きの創造を目指して創立されました。

第2弾の特色は以下のとおりです。
 1 弦はクァルテット6組分で編成。
 2 指揮者を中心とした半円形ではなく、全員客席に向いて演奏。
 3 同時期に録音したブルックナーの交響曲第3番では、バイロイト祝祭劇場のオケピットの楽器配列を参考に、第1ヴァイオリンを右翼に配置したが、本録音では、奏者は席を移動することなく、第1と第2ヴァイオリンの役割を逆(第1ヴァイオリンは左翼)にしている。
デア・リング東京オーケストラ :
 N&Fの、録音を目的に編成されたオーケストラ。2013年に発足。
 従来のオーケストラの常識にとらわれることなく、実験的試みにも挑みながら、あらたな響きの創造を目指す。
 「デア・リング」の名称は、先進性、独創性、開拓者精神で世界を席巻し、日本でも明治初頭よりワグネルの名で親しまれてきた、ワーグナーの代表作「ニーベルンゲンの指環」に因んでいる。

西脇義訓(指揮):
 1971年、日本フォノグラム(株)(現ユニバーサル ミュージック)に入社。フィリップス・クラシックスに18年在籍。
 1999年にフリーとなり、2001年録音家・福井末憲と共にエヌ・アンド・エフ社を創立し、長岡京室内アンサンブル、青木十良(Vc) 、宮田 大(Vc)、ジョセフ・リン(Vn)、神谷郁代(Pf)、東京交響楽団、サイトウ・キネン・オーケストラ、水戸室内管弦楽団などの録音・CD制作に携わる。
 2001年、ミシェル・コルボ氏にアベイ・ドゥ・ノアラック(フランス)の講習会で、指揮と発声法の指導を受けた。2013年、デア・リング東京オーケストラを創立、自ら音楽プロデューサーと指揮者を兼ねる。

□ライナーノーツ:「西脇義訓の挑戦(2)」  大原哲夫
□特別寄稿:圧政が開花させたウクライナの音楽 小林和男

MA RECORDINGS



M 089A
\2800+税
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 Vol.2
 無伴奏チェロ組曲 第4番 変ホ長調 BWV1010( 4 弦使用)
 無伴奏チェロ組曲 第5番 ハ短調 BWV1011( 4 弦使用)
 無伴奏チェロ組曲 第6番 ニ長調 BWV1012( 5 弦使用)
マーティン・ツェラー(バロック・チェロ)
使用楽器:
4 弦/1780年頃作;イタリアのジェノヴァ、
5弦/18 世紀、ドイツ、ミッテンヴァルト
 M・Aレコーディングズの天才エンジニア、タッド・ガーフィンクルのワンポイント録音、マーティン・ツェラーのバッハ無伴奏の第2弾!

 録音:2010 年、2011 年、ベルギー、フランク・ワレ、サン=レミ教会/5.6 MH z /DSD ワンポイント録音
 録音機:KORG MR2000s/ケーブル:アメリカ・STEREOLAB社特注品
 マイクロフォン:M・A レコーディングズ&米谷淳一氏共同開発したDC 電源、ラインレベルマイクロフォーン2 本( 第4 & 6 番)、DPA4006無指向性マイク2 本(第5 番)

 スイス出身のチェリスト、マルティン・ツェラーによる名器シュタイナーで演奏されたJ.S. バッハ:無伴奏チェロ組曲第2 弾が遂に発売となります。
 2007 年に発売された第1 弾(M073A)でも好評だったM・A レコーディングズの天才エンジニア、タッド・ガーフィンクルのワンポイント録音で、これ以上ない美音を聴かせてくれています。
 第1 弾と同じベルギーのフランク・ワレのサン=レミ教会で5.6 MH z /DSD ワンポイントで収録。タッド・ガーフィンクル氏は基本的にはシンプルな録音機器で録音しており、ワンペアのマイクロフォンで録られた彼の音は、非常に豊かな響きを持っており、音楽家が生み出した音楽を、音はもちろんその場の空気までを鮮明に捉えているのです。
 演奏するマルティン・ツェラーはチューリッヒとロンドンの音楽院でチェロを学んだ後、ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者の巨匠アウグスト・ヴェンツィンガーがスイスに開いた「バーゼル・スコラ・カントルム」にてクリストフ・コワンにバロック・チェロをパオロ・パンドルフォにヴィオラ・ダ・ガンバを師事。現在はチューリッヒ音楽大学教授、ヒンデミット財団所属の音楽センターでバロック・チェロを教えています。第1 弾では、ドイツ・チロルの名器、ヤコブ・シュタイナー(1673 年製)も用いていましたが、今回のアルバムは、4 弦と5 弦の2 つのチェロを弾き分けています。
 
MA J509
\2800+税
「モノローグ」バロック・ヴァイオリン作品集/高橋未希
 トマス・バルツァー:プレリュード ト長調
 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番
 ジョバンニ・バサーノ:リチェルカーレ第2番 ト長調
 ビーバー『 : ロザリオのソナタ』より、パッサカリア ト短調
 テレマン:無伴奏ヴァイオリンのためのファンタジー第7番
 バブコット/ディンスレー:
  『詳細な覚書を基にトマス・ディンスレーによって復元された
   ジョージ・バブコットの間違いの多い哀悼曲』
高橋未希(バロック・ヴァイオリン)
 国内外で活躍するバロック・ヴァイオリニスト高橋未希ソロ・アルバム

 録音:2011 年8 月ドイツ、ベルリン、ヴァンシー村、アンドレアッシュキルッヒ(教会)、5.6MHz DSD 録音、日本語帯・解説付
 【使用機器】レコーダー:KORG MR2000S
 マイクロフォン:米谷淳一氏による無志向性振動版使用、DC 電源のライン出力のもの
 ケーブル:ステレオラボの「トンボ」米国クリス・ソモヴィーゴ作
 エンジニア:タッド・ガーフィンクル ディレクター:アダム・レーマー
 イラスト&カバーデザイン:山成美穂

 《高橋未希よりコメント》
たった一人で旋律も和音も奏でられるピアノと違い、旋律楽器であるヴァイオリンは、本来が合奏楽器です。しかし、4本の弦を使って、限りはあるものの重音を弾くこともできるために、希少ではありますが独奏曲も作曲されてきました。その中から、私の好きな曲を中心に、なるべくバラエティに富んだ作品を集めたつもりです。『独奏』とはいうものの2挺のヴァイオリンと3本の弓、録音に使わせていただいた教会という空間、この録音に関わり、様々な形でご協力いただいた皆様、そして何より、想像上ではありますが、最終的に聴き手となって下さる方々との対話は、欠かせないパーツです。ひとりぼっちの独り言ではなく、例えるならば、多くの人が携わり創り上げた劇中での、観客へ向けた『モノローグ』と受け取っていただければ幸いです。

 高橋未希:
  桐朋学園大学音楽科にて原田幸一郎氏に師事した後、トロントのグレン・グールド音楽院にてローランド・フェニヴェシュ氏のもと、演奏学科の学士資格とディプロマを取得。後に、ベルリン芸術大学古楽科でイルムガルド・フンゲボルト氏の指導のもと、最高得点でバロック・ヴァイオリンのディプロマを取得し、2007 年には同大学で国家演奏員資格を「きわめて優秀な成績で」(mit Auszeichnung) 取得した。
 2005 年3 月には、ドイツのマグデブルクで開催された第三回国際テレマンコンクールに優勝、特別賞としてオリジナルの装飾にも賞を獲得。同年8 月、ブルージュ国際古楽コンクールにて、優勝と同時に聴衆賞を受賞している。2005 年1 月から5 月まで、アカデミア・モンティス・レガリスのバロック・オーケストラアカデミーにコンサートマスターと第二ヴァイオリン首席として招かれ、3月にはエンリコ・オノフリとヴィヴァルディの二台ヴァイオリンのためのコンチェルトを共演した。
 2006 年には、バッハ・フェスティバル、テレマン・フェスティバルなどヨーロッパ各地でのコンサートで好評を得たほか、同年11 月には日本で、2007年11 月にはアメリカでのデビューリサイタルも行った。
 演奏活動の他に、ハンガリーのデブレツェン大学音楽学のマスタークラスや、台北芸術大学と台南芸術大学でのバロックシンポジウムに講師として招かれて、教鞭を取った。

ミッテンヴァルト

MTWD 99056
\2778+税
「夢の世界/子供の領分」
 (1)安部幸明(1911-2006):やさしいこどものピアノ曲集「夢の世界」*
  (1.まりつき/2.元気な子犬/3.じゃれる子猫/
   4.仲間はずれの小鳩/5.汽車ポッポ/6.音階マーチ/
   7.凧あげ/8.さあ、歩こうよ/9.きらめく星空/
   10.古びた人形/11.ブランコ/12.あやつり人形/
   13.黒アリと赤アリのけんか/14.ボートあそび/
   15.おち葉は舞う/16.白鳥さん/17.きれいな夕焼/
   18.まねが上手/19.雪よふれふれ/20.おわかれ/
   21.人形のダンスパーティー/22.カッコーが鳴いている)
 (2)山田耕筰(1886-1965):夢の桃太郎
  (1.夢路/2.流れの桃/3.誕生の喜び/
   4.森のたわむれ/5.鬼が島/6.凱旋)
 (3)クロード・ドビュッシー(1862-1918):子供の領分
  (1.グラドゥス・アド・パルナッスム博士/2.象の子守歌/
   3.人形へのセレナード/4.雪は踊っている/
   5.小さな羊飼い/6.ゴリウォーグのケークウォーク)
澤田まゆみ(ピアノ)
(1)永井純子(朗読)
 安部幸明・山田耕筰・ドビュッシー、未来の子どもたちへ贈る夢とファンタジー、夢の世界/子供の領分〜澤田まゆみ

 録音:2014 年1 月23 日、海老名市文化会館 *印:世界初録音

 安部幸明「夢の世界」との出会い
 2013 年10 月28 日、安部幸明作曲のピアノ曲の楽譜をご紹介いただいたその瞬間から、このCD は既に生まれたのも同然なほど私をその演奏に向かわせたのでした。「夢の世界」のシンプルな書法の中にある、明快で豊かなファンタジー。各曲に添えられた分を永井(久林)純子さんに朗読いただき。とても素敵なCD となりました。
 約10 年前から弾いていた山田耕筰の「夢の桃太郎」と私のライフワークでもあるドビュッシーの「子供の領分」を組み合わせられたこと、そして日本を代表するきり絵作家である関口コオさんの作品をジャケットに私用させていただけたことも、偶然というより当然そうなったかのようなご縁とタイミングでした。
 子どもたちがCDをききながら、あるいはお母さんや大人たちが何気なくかけて楽しめるようなものとなったら・・・・・・(後略)
 (ライナー・ノートより、澤田まゆみ)

りゅーとぴあ


RYUT 0002
\2381+税
グレンツィング・オルガンの魅力 〜J.S.バッハとスペイン音楽〜
 セバスチャン・アギュイレーラ・デ・エレディア(ca.1565-1627):エンサラータ
 パブロ・ブルーナ(1611-1679):第2 旋法の過ったティエント
 同:第6 旋法によるティエント“ウト・レ・ミ・ファ・ソル・ラ”
 アントニオ・コレア・ブラーガ(17世紀頃):バッターリャ
 J.S.バッハ:幻想曲 ト長調 BWV572
 同:コラール“最愛なるイエスよ、我らここに集いて”BWV731
 同:コラール“目覚めよと呼ぶ声がして”BWV645
 同:前奏曲とフーガ ト長調 BWV541
山本真希(オルガン)
 ホールの座席300席を撤去して行われたこだわりの超優秀録音!!各紙で絶賛された、りゅーとぴあのオルガン録音

 録音:2011 年10 月24-26 日、りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館、コンサートホール/DDD

 りゅーとぴあの自主制作盤。新潟市民芸術文化会館のコンサートホールに備え付けられたグレンツィング・オルガンを用いたオルガン名曲集!演奏は、2006 年より同ホールの専属オルガニストを務める山本真希で、スペイン製グレンツィング・オルガンの艶やかな音色を余すところなく引き出した選曲となっております。
 この録音で興味深いのは、最適な音響を得るためホールの座席300 席を撤去しておこなわれたことです。パイプの前後感やホールの空気感まで表現され、またオルガンの澄み切った音色を捉えた超優秀録音です。
 なお、当盤はCD のみのリリースとなります。絶賛されているサン=サーンスの交響曲第3 番(CD:RYUT 0001、SACD:RYUTSA 0001)とあわせてお楽しみください。

 山本真希(オルガン)
 大阪府出身。神戸女学院大学音楽学部、同大学専攻科で学んだ後、ドイツ国立フライブルグ音楽大学大学院修了。ドイツ国立シュトゥットガルト音楽・演劇大学ソリスト科に在籍し、最優等の成績でオルガンソロに合格。ドイツ国家演奏家資格を取得。あわせてフランス、ストラスブール音楽院で学ぶ。オルガンを井上圭子、サットマリー、ボッサート、ラウクヴィック、モントーの各氏に師事。第1 回、ドイツ・ランデスベルク国際オルガンコンクール第3 位。日本オルガニスト協会会員。2006 年4 月、りゅーとぴあ新潟市芸術文化会館専属オルガニストに就任。主催公演での演奏、オルガン事業の企画制作、オルガン講座のレッスンおよびオルガンの保守管理にかかわる業務などを担当し、オルガン音楽の普及と発展につとめている。




国内ユニバーサル



UCCG-1655
\2600+税
国内盤先行発売
アリス =紗良・オット × フランチェスコ・トリスターノ
 スキャンダル〜
  2台ピアノによる「春の祭典」、「ラ・ヴァルス」


  ストラヴィンスキー:
   春の祭典(作曲者による2台ピアノ版)
  リムスキー=コルサコフ:
   シェエラザードより「カランダール王子の物語」
    (作曲者による2台ピアノ版)
  ラヴェル:ラ・ヴァルス(L.ガーバンによる2台ピアノ版)
  トリスターノ:ア・ソフト・シェル・グルーヴ
アリス=紗良・オット(ピアノ)
フランチェスコ・トリスターノ(ピアノ)
2013年9月、ベルリン

 日本とドイツの血をひく正統派 アリス =紗良・オット × 新時代のハイブリッド・ピアニスト フランチェスコ・トリスターノ

★珍しい2台ピアノによるアルバム。2人のヴィルトゥオーソがピアノの限界を超えて表現する豊かなサウンド!
★旬の人気ソリスト2人による奇跡の共演!

 女性ながらダイナミックで野性的な演奏が爽快なアリスと、緻密かつ繊細な情緒が魅力のフランチェスコ。正反対のキャラクターの二人によるコラボレーションはいかに?!


 バレエ・リュスをテーマに選曲した2台ピアノのための作品に加え、トリスターノのオリジナル曲「ア・ソフト・シェル・グルーヴ」を収録。

 1913年の初演が大スキャンダルとなった《春の祭典》は、100年を経た現在でも荒々しい生命力を感じさせる傑作。この他、当時の新しい芸術をダイナミックに花開かせたディアギレフ率いる『バレエ・リュス』をテーマに選んだ2台ピアノのための作品と、トリスターノの書き下ろし新作を収録。アリスとフランチェスコという全く正反対の個性がぶつかり、寄り添い、予想外の世界を現出させています。ピアノの限界を超えて表現する豊かなサウンドは必聴です。

■20世紀近代音楽の傑作、バレエ《春の祭典》の1913年の初演は正にスキャンダル。賛成派と反対派の乱闘にまで発展した。作曲者自身による2台ピアノ版。
■カランダール王子の物語は交響組曲《シェヘラザード》の第2楽章。1888年に作曲され、バレエ・リュスでは1910年に取り上げられた。こちらも作曲者自身の2台ピアノ版。
■ラヴェルのラ・ヴァルスは、「バレエには不向き」とディアギレフに受け取りを拒否され、2人が不仲になるきっかけとなった曲。これもある意味スキャンダル。作曲者自身による2台ピアノ版。
■フランチェスコ・トリスターノが本アルバムのために書き下ろした「ア・ソフト・シェル・グル—ヴ」
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UCCD 1399
\2600+税
内田光子/
 モーツァルト:
  ピアノ協奏曲第18番変ロ長調 K.456
  ピアノ協奏曲第19番ヘ長調 K.459
内田光子(ピアノ、指揮)
 クリーヴランド管弦楽団
2014年4月、クリーヴランドでのライヴ

 2011年のグラミー賞受賞からはや3年。世界が認めたのモーツァルト・アルバム待望の第4弾。
 本作には、26年ぶりの再録音となるピアノ協奏曲第18番と第19番。
 これまでと同様、自らクリーヴランド管弦楽団を弾き振り。


旧譜3タイトル


 内田光子のモーツァルトは非常に陰影が濃く、中にズブズブと入って行ってしまう演奏なので、「モーツァルトを軽く楽しみましょう」という人にはあまり向かない。
 しかし「どうせなら墓場まで一緒に行きましょう」という人には最適。
 通常の演奏家がそういう演奏をしようと思うとモーツァルトの罠のようなものにはまって悲惨な結果になるのだが、内田光子の場合そうならない。
 前々から言っているように巫女的にモーツァルトを表現してしまうのである。だから人生でそう何回も聴くものではない。
 第23番の第2楽章の、天国的な、あるいは地獄的な悲しみ、切なさ。・・・これは、すごい。



DECCA
478 2596
\2200→¥1990
内田光子&クリーヴランド管
 モーツァルト:
  ピアノ協奏曲第20番ト短調K.466
  ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K.595
内田光子(ピアノ&指揮)
クリーヴランド管弦楽団
録音:2010年4月15〜18日 セヴェランスホール、クリーヴランド <デジタル録音>



DECCA
478 1524
\2200→¥1990
グラミー賞受賞したが当然である
 内田光子&クリーヴランド管

  モーツァルト:
   ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488
   ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K.491       
内田光子(ピアノ&指揮)
クリーヴランド管弦楽団
録音:2008年12月、クリーヴランドでのライヴ


4783539
\2200→\1990
内田光子&クリーヴランド管
 モーツァルト・チクルス第3弾

  モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番&第21番
内田光子 (ピアノ&指揮)
クリーヴランド管
 2012年4月クリーヴランド、セヴェランス・ホール

 

UCCY-1038
[SHM-CD]
\2800+税
南 紫音(ヴァイオリン)/ファンタジー
 フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調 op.13
 イザイ:
  悲劇的な詩 op.12
  子供の夢
 フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
 フォーレ:夢のあとに
南 紫音(ヴァイオリン)
 江口 玲(ピアノ)
2014年4月、軽井沢、大賀ホール
 桐朋学園音大を卒業し、昨年9月からドイツ・ハノーファー音楽院で学び始めたヴァイオリニスト南紫音。
 2013年はサントリー音楽財団より新たに貸与されたストラディヴァリウスを手に、NHK交響楽団をはじめとした国内主要オーケストラと共演。8月には黒柳徹子が司会を務めるハートフルコンサートに出演、また皇居での演奏にも招待されるなど、飛躍の1年となりました。
 4年ぶりとなる今作は、フランスとベルギーのヴァイオリン作品を集めたアルバム。
 留学という「夢」を実現させた彼女が、ソリストとしての新たなステージへステップアップすべく、ヴァイオリン・ソナタの大作に挑みます。

国内ソニー



SICC-30169
\2600+税
ようやく新譜登場!今度もすごそう!!
 トーマス・ヘンゲルブロック指揮&北ドイツ放送響
  マーラー:交響曲第1番「巨人」 (1893年ハンブルク稿(5楽章))


  国際マーラー協会新全集版による世界初録音!
   第1部「青春の日々より〜花・果実・茨」
    第1楽章:春、そして終わることなく
    第2楽章:花の章
    第3楽章:順風満帆
   第2部「人間喜劇」
    第4楽章:難破!〜カロ風の葬送行進曲
    第5楽章:地獄から
トーマス・ヘンゲルブロック指揮
北ドイツ放送響
 マーラー交響曲「巨人」の5楽章版を新全集版で世界初録音

■2011年秋から名門北ドイツ放送響首席指揮者に就任し、その充実した演奏でドイツ音楽界にセンセーションを巻き起こしている指揮者トーマス・ヘンゲルブロック。北ドイツ放送響との録音プロジェクトの国内発売第2弾として、同響の本拠地ハンブルクとも所縁の深いマーラーの交響曲第1番のハンブルク稿の最新録音をリリース。

■マーラーが1889年のブダペストでの初演の失敗後、1893年のハンブルクでの再演に際して改訂を施した形態を復元したもので、現行の4楽章制・4管編成に対し、「花の章」を第2楽章に加えた5楽章制・3管編成で、オーケストレーションの細部の異動も数多い。今回はヘンゲルブロック自身も編集に携わった新全集版による世界初録音となる。

■ヘンゲルブロックの指揮のもと、軽快で色彩感豊かな木管、対向配置で生き生きとしたアーティキュレーションの施された弦楽パート、そして立体感と透明感のあるオーケストラの響きが立ち上り、重厚な名門北ドイツ放送響が全く新しいスーパー・オーケストラに変貌しているさまはまさに驚愕の一言に尽きる。

2013年5月29-31日、2014年1月20-23日、リューベック、ムジーク・ウント・コングレスハレ

ソニー・ミュージックダイレクト


MECO-1022
(SACD Hybrid)
\2857+税
コンチェルト/浦山純子(ピアノ)
 ショパン:ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 作品11
 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 作品18
浦山純子(ピアノ)
山下一史(指揮)、
仙台フィルハーモニー管弦楽団
 魂のピアニスト、浦山純子の新たなる金字塔!
 目眩くような音楽の愉悦…天空開豁たる境地へのいざない…

 これほど聴くものの心を浮き立たせてくれる演奏も、そうあるものではない。浦山純子さんのショパンとラフマニノフのピアノ協奏曲である。ピアノを鳴らし切るように重厚な低音から、満天の星が降り注ぐように煌びやかな高音まで、その存在感は圧倒的、また玲瓏な音色、温もりのある風趣、くぐもった感触など色とりどりの響きが混然一体となって見事に調和し、グラデーションのように移ろっていく様は鮮やかとしか言いようがない。
 かくて目眩くような音楽の愉悦が生まれた。いつも傍らにおいてじっくりと愛聴したいアルバムの誕生である。(真嶋雄大ライナーノーツより)

録音:2014年3月24日?25日 仙台市青年文化センター(セッションレコーディング)

■浦山純子コンサート
 2014年6月15日(日)浜離宮朝日ホール 14時開演(CD発売記念リサイタル)
 http://www.1002.co.jp/junkourayama/recital/

■浦山純子(ピアノ) プロフィール
 郡山生まれ仙台育ち。4歳よりピアノを始め、桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学音楽学部ピアノ科卒業後、1994年ポーランド国立ワルシャワショパン音楽院に留学。1995年ラジウ?ィーウ国際ピアノコンクール優勝、及び最優秀ショパン賞(ポーランド)、1998年ポリーノ国際ピアノコンクール最高位(イタリア)をはじめとする数々の賞を受賞。
 1996年よりロンドンを拠点とし、名門ウィグモアホールにてデビュー。ヨーロッパ 各国でソロリサイタル、コンチェルトから室内楽に至るまで幅広く活動し、2002年には、ウラディミール・アシュケナージ指揮フィルハーモニア管弦楽団とグリーグ:ピアノ協奏曲を共演、同年フィルハーモニア管弦楽団に再び招かれ、チチェスター音楽祭にて演奏。2005年に帰国、銀座・王子ホールにてデビュー後、多彩な企画で演奏活動を展開し、スタインウェイ・ジャパン(株)の“Young Virtuoso Series”のアーティストとしても全国各地でコンサートを行ったほか、国内外で教育・福祉関 係のためのチャリティ活動にも力を入れている。
 また、2009年よりスタートさせたリサイタル・シリーズ「心の旅への誘い(いざない)」(全3回)は、「奥の細道」から着想された「芭蕉の奥の細道による気紛れなパラフレーズ」を取り上げる独創的な企画が注目を集めている。
 2012年には本作品の全曲録音CDとして〈VOYAGEウ?ォヤージ ュ〉をソニー・ミュージックダイレクトより発売、文化庁芸術祭に選出される。2014年より浜離宮朝日ホールにてリサイタル・シリーズ「ショパン&ラフマニノフの世界」(全4回)を開催。
 CDはこれまでに、2003年〈Piano Recitalピアノリサイタル〉、2005年 〈Fantasieファンタジー〉、2007年〈Soireeソワレ〉(いずれもイギリス・シンフォニカレコード)をリリースしている。2014年には5枚目となる当CD〈CONCERTOSコンチェルト〉(ショパン:ピアノ協奏曲第1番&ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番、仙台フィルハーモニー管弦楽団&山下一史指揮)をリリース。浅野繁、奥村洋子、安川加壽子、アンジェイ・ステファンスキ、スラミタ・ アロノフスキ各氏に師事。スタインウェイ・アーティスト。http://www.junkourayama.com/

日本コロムビア



COCQ-85061
\2800+税
吉松隆:
 交響曲 第6番≪鳥と天使たち≫ 作品113(2013)

   (いずみシンフォニエッタ大阪委嘱新作・初演) 
飯森範親 指揮
いずみシンフォニエッタ大阪
 マリンバ協奏曲≪バード・リズミクス≫ 作品109(2010)
   2011年1月23日、山形テルサホールにおける
   山形交響楽団第210回定期演奏会の
   記録用ライヴ録音
三村奈々恵(マリンバ)
   飯森範親 指揮 山形交響楽団
 NHK大河ドラマ「平清盛」の音楽で広く一般にもその名が浸透した、当代随一の人気作曲家、吉松隆の12年振りの新作交響曲がついにCDに。
 作曲の委嘱を行った、いずみシンフォニエッタ大阪のコンサートのライヴ録音です。
 サブタイトルにある「鳥」と「天使」は、ともに吉松作品の曲想を支える重要なテーマで、作曲のイメージは、空を飛びひたすら歌を囀る自由な鳥と、人間を傍観しながら透明にただ浮遊する天使の絵が描かれた「音のおもちゃ箱」。
 室内オーケストラ編成による、鳥のように飛翔し、天使のように微笑む「Pastoral(田園)」的な「Toy(おもちゃ)」のシンフォニーといった趣の作品ですが、その演奏には極めて高度なアンサンブルの精度とテクニックが要求されます。
 選り抜きの名手を擁するいずみシンフォニエッタ大阪と、常任指揮者、飯森範親のシュアなバトンが、この精妙なスコアを見事に音化しました。
 フィルアップには、飯森が音楽監督を務める山形交響楽団の定期演奏会の記録用ライヴ録音から、三村奈々恵を迎えて演奏されたマリンバ協奏曲を収録。タイトルの「バード・リズミクス」とは、「鳥たちのリズム法」の意。
 吉松隆の最新のオーケストラ作品をカップリングしたファン待望の1枚です。
 2013年7月13日、いずみホールにおける いずみシンフォニエッタ大阪第31回定期演奏会のライヴ録音 [コロムビアによる96kHz/24bit録音]
 


COCQ-85066
\2800+税
モルゴーア・クァルテット/原子心母の危機
 キング・クリムゾン:レッド
 ピンク・フロイド:原子心母(エレジー)
 キング・クリムゾン:平和〜フォーリン・エンジェル
 ジェネシス:ザ・シネマ・ショウ〜アイスル・オブ・プレンティ
 エマーソン、レイク&パーマー:トリロジー
 イエス:危機
 キース・エマーソン:ザ・ランド・オブ・ライジング・サン
   編曲&翻案:荒井英治
モルゴーア・クァルテット
 荒井英治(東京フィル団ソロ・コンサートマスター)
 戸澤哲夫(東京シティ・フィルコンサートマスター)
 小野富士(N響次席ヴィオラ奏者)
 藤森亮−(N響首席チェロ奏者)
2013年9月30日、2014年1月27日、2月7日 クレッセント・スタジオ 

 1作目は完全無視したのだが、2作目も登場するとなるとその本気度は高い。というかバリバリ本気だろう。
 店主の好きな藤森亮−が参入するモルゴーア・クァルテットの新作。
 プレグレ・ファンなら誰もが気になる。

 前作


COCQ-84964
\2800+税
モルゴーア・クァルテット/21世紀の精神正常者たち
 21世紀のスキッツォイド・マン
  King Crimson
 月影の騎士 (Dancing With The Moonlit Knight) Genesis
 悪の教典#9 第一印象・パ−ト1
  (Karn Evil #9: 1st Impression-Part 1)
   Emerson, Lake & Palmer
 太陽讃歌
  (Set The Controls For The Heart Of The Sun)
   Pink Floyd
 マネー (Money) Pink Floyd
 メタルマスター (Master Of Puppets) Metallica
 アフタ−グロウ (Afterglow) Genesis
 クリムゾン・キングの宮殿
  (The Court of the Crimson King) King Crimson
 同志〜人生の絆、失墜
  (And You And I 〜Cord Of Life, Eclipse) YES
 暗黒 (Starless) King Crimson
モルゴーア・クァルテット
 荒井英治(東京フィル団ソロ・コンサートマスター)
 戸澤哲夫(東京シティ・フィルコンサートマスター)
 小野富士(N響次席ヴィオラ奏者)
 藤森亮−(N響首席チェロ奏者)
 ジャケットは、プログレの歴史的名盤、あの「クリムゾン・キングの宮殿」を、クァルテットのメンバー4人の実写顔写真(パーツ)をもとに、パロディー構成。
 実写ならではの不気味さも得て、一度見たら忘れられない衝撃のデザイン。
 編曲はプログレの大ファンを公言して憚らない第1ヴァイオリンの荒井英治。東京フィル「タルカス」でもコンマスを務め、演奏の充実に大いなる貢献をしている。 
 


COCQ-85060
\2000+税
エリシュカ指揮/吹奏楽版「新世界より」
 ドヴォルザーク/
  H. スルカ・編/V. ブラフネク・校訂:
   交響曲第9番《新世界より》
 同:序曲《謝肉祭》
 ヤナーチェク/上埜孝・編:シンフォニエッタ
東京佼成ウインドオーケストラ
指揮:ラドミル・エリシュカ
 チェコの隠れ巨匠、最初で最後、一期一会の吹奏楽!
 吹奏楽で新世界全曲をやる意味は?…その答えがここに。

 ライヴ録音:2013年4月27日、東京芸術劇場、東京佼成ウインドオーケストラ第115回定期演奏会

[96kHz/24bit録音]
 本邦最高峰の吹奏楽団である東京佼成ウインドオーケストラ(TKWO)の定期演奏会ライヴ・レコーディング・シリーズの第5弾。
 ヤナーチェクの孫弟子にあたり、2013年6月までチェコ・ドヴォルザーク協会会長を務めたラドミル・エリシュカがTKWOの指揮台に立ったコンサートは、クラシック・ファンの耳目も大いに集めました。
 自身の指揮人生の中で初めてウインドオーケストラと向き合い、ドヴォルザークの真骨頂を吹奏楽で表現。また村上春樹の小説「1Q84」で、一躍一般の認知を得た「シンフォニエッタ」でも、ヤナーチェクの一番弟子である恩師バカラ直伝の名演を聴かせました。
 1931年生まれのこのチェコの隠れ巨匠の名を日本の音楽ファンに広く知らしめたのは、NHK交響楽団との「わが祖国」の公演が、聴衆の投票による「2009年で最も心に残ったN響コンサート」の第1位となったことでしょう。
 そのエリシュカによる最初で最後、一期一会の吹奏楽!奇を衒うことのない泰然とした音楽の運びの中に、作品の求める本質的な要素がみっしりと詰まった格調高い演奏により、多くが抱いた「吹奏楽で新世界全曲をやる意味など果たしてあるのか」という疑問はものの見事に氷解。ここまでくるともうオケも吹奏楽も関係ないという納得が、そして最後には純粋に素晴らしい音楽を聴いたという感動が会場を覆いました。
 ドヴォルザークでは、プラハ城警備隊&チェコ警察音楽隊のスルカ編曲による門外不出の譜面を、エリシュカの弟子で、同隊の現在の音楽監督兼常任指揮者のブラフネク(「吹奏楽燦選/フェスティーヴォ!」COCQ-85028の指揮者)が校訂したものが使用されています。

日本伝統文化振興財団



SACG 30015/18
(4SACDシングルレイヤー)
\18000+税
■村治佳織コレクション II 村治佳織(ギター)
 Disc 1(SACG 30015) 「カヴァティーナ」
 「大輪の魅惑に近づいていく薔薇の花を眺めるように、
  村治佳織を見守ることは心の喜びであり、快い驚きでもある。」(濱田滋郎」
   ヨーク:サンバースト
   バリオス:森に夢みる
   サグレーラス:はちすずめ
   ラウロ〜A.ディアス編:ベネズエラ風ワルツ第3 番
   プホール:あるタンゴ弾きへの哀歌
   マイヤーズ〜J.ウィリアムス編:カヴァティーナ〜映画「ディア・ハンター」
   ラウロ〜A.ディアス編:ベネズエラ風ワルツ第2番
   ブローウェル:黒いデカメロン
   ヨーク:ララバイ
   ロジャース〜B.スターク、佐藤弘和編:
    マイ・フェイヴァリット・シングズ〜映画「サウンド・オブ・ミュージック」
   テルソン〜B.スターク、佐藤弘和編:コーリング・ユー〜映画「バグダッド・カフェ」
    セッション録音:1998 年6月、9月、パリ、草津国際コンサート・ホール
 Disc 2(SACG 30016)「アランフェス協奏曲」
 「天性と錬磨とにより達成されたこの濃やかさと、
  比類がないばかりの“生きた” 触感とは、掛値なし、
  本当に大切な宝ではなかろうか。」(濱田滋郎)
   ロドリーゴ:アランフェス協奏曲
   カステルヌオーヴォ=テデスコ:ギター協奏曲第1番 ニ長調 Op.99
   ディアンス:タンゴ・アン・スカイ(ギターと弦楽合奏版)
   新日本フィルハーモニー交響楽団
   山下一史(指揮)
    セッション録音:1999 年12月28-30日、すみだトリフォニーホール
 Disc 3(SACG 30017)「レスプランドール」
 「ロドリーゴとの縁、そしてスペインへの愛着と同化を示す、
  あらたな名演譜」(濱田滋郎)
   ロドリーゴ:
    (1)ある貴紳のための幻想曲/
    (2)3つのスペイン風小品〜ファンダンゴ/
    (3)『スペインの野辺を通って』〜高原を下りながら/
    (4)ギター讃歌/
    (5)3つの小品
     (羊飼い達は行ってしまう/サンティアゴへの道/
      小さなセビリャーナス)
     ロドリーゴ室内管弦楽団(1)
      録音:(1)2001年6月21&23日、スペイン、ガンディア&クサヴィア(ライヴ)/
       (2)-(5)2002年2月23-25日、マドリード、プレクトラム・スタジオ(セッション)
 Disc 4(SACG 30018)「スペイン」
 当時、初出し音源を含むベストアルバム
  ファリャ:粉屋の踊り
   E. サインス・デ・ラ・マーサ:暁の鐘
   ロドリーゴ:古風なティエント
   ロドリーゴ:3つの小品〜III.小さなセビリャーナス
   ロドリーゴ:ギター讃歌〜III.アレグロ
   アグアド:序奏とロンド Op.2-2
   ロドリーゴ:3つのスペイン風小品
   ロドリーゴ:ヘネラリーフェのほとり
   ロドリーゴ:春の小鳥
   トゥリーナ:ファンダンギーリョ
   ファリャ:ドビュッシー讃歌
 初回イニシャル特典あり!ビクター録音全集完結
 清々しく、しかも力強い音が今、SACD で見事に甦る!!好評!村治佳織コレクション第2弾が早くも登場!
 ディジパック豪華仕様でオリジナル・ジャケットデザイン採用

 DDD、限定盤、4 枚組豪華ボックスセット

 非凡なる才能と抒情性豊かなギタリスト村治佳織のビクター時代全録音集の第2 弾4 枚組が早くも登場!今回は当時、村治自身初となる協奏曲録音など演奏・内容ともより充実した時期の録音です。
 日本伝統振興財団は前身がビクター伝統振興財団であったゆえの大企画です。今後ビクターエンターテインメントでの村治佳織のSACD での発売予定はないため、ビクター録音については当盤が唯一のSACD 盤となります。
 今回のSACD シングルレイヤー化に際し、彼女の才能をいち早く見出したビクターの野島友雄プロデューサーもマスタリングに参加し、「今まで実現できなかったことが、このSACD ではじめて達成することが出来た」と快心の出来に満足。ギターの紡ぎだす音がより柔らかく、ふくよかな響きを楽しむことができます。
 「今回のマスターテープの音に限りなく近づいたSACD シングルレイヤーの音を聴いて、真っ先に思ったことは、演奏者村治佳織さんにまず、一番にこの素晴らしい音を聴いて欲しいということでした。」(プロデューサー 野島友雄)

キング・インターナショナル(国内仕様盤)

HMBD 0001/5
(5Blu-ray Disc
Audio Box)
\20000+税
パニアグワの芸術(ブルーレイ・ディスク・オーディオ)
 [Disc1]
  古楽療法「タランテラ」
    (録音:1976年10月/録音技師:アルベルト・ポーラン) 
 [Disc2]
  古楽幻想「アラブ=アンダルシアの音楽」
    (録音:1976年10月/録音技師:アルベルト・ポーラン) 
 [Disc3]
  ミューズへの讃歌「古代ギリシャの音楽」(録音:1978年6月) 
 [Disc4]
  古楽追想「ビリャンシーコ」〜ルネッサンス・スペインの愛とたわむれの歌
    (録音:1976年10月/録音技師:ジャン=フランソワ・ポンテクラフト) 
 [Disc5]
  古楽狂想「ラ・フォリア」
    (録音:1980年6月/録音技師:ジャン=フランソワ・ポンテクラフト)
グレゴリオ・パニアグワ(指揮)
アトリウム・ムジケー古楽合奏団
 30 年以上たっても色あせることのない鮮烈な音!あのパニアグワが遂にブルーレイ・オーディオで登場!

 2.0 リニアPCM、192kHz/24bit、96kHz/24bit、完全限定生産、日本語解説付
 再生機:STUDER A820、A/D dCS-904, D/A dCS-955
 ※BD オーディオはあらゆるブルーレイプレイヤーで再生可能です。ブルーレイ・ディスク対応機器で再生してください。

 オーディオ評論家・故長岡鉄男氏がアナログ時代に絶賛したことで注目を集めたグレゴリオ・パニアグワ指揮アトリウム・ムジケー古楽合奏団のアルバム。2011 年にSACD シングルレイヤーで発売され好評だった5 枚をブルーレイ・ディスク・オーディオ(BDA) のセット商品としてリリース。
 マスターテープの持つ本来のサウンドを活かすため、あえてイコライザーやコンプレッサーなどの機材を使用せずオリジナルアナログマスターテープをSTUDER A820 で再生し、192kHz/24bit のデジタル変換を経て音源化し、FORS テクノロジーにより高品位オーディオフォーマットであるブルーレイ・ディスクに収録しました。
 FORS とは、キュー・テック社により開発されたオリジナルマスターのクオリティを保持する高音質処理システム。従来の作業工程上の伝送系統を見直し、マスターデータを忠実に再現することによって、音の定位や高域をハッキリさせ、高品位・高音質処理に特化しています。

 細部の切れ込み、音場の綾、空気の透明感など、オリジナル音源が持つ特別な価値をたっぷりと味わえる。当時のハルモニア・ムンディらしい透明感が高く、同時に温度感が高いという麗しい空気感が、録音から30 数年を経ても、そのまま楽しめる。(デジタルメディア評論家・麻倉怜士氏)

 弱音から強音までダイナミックレンジが広く、楽器や声のもつ、瑞々しい音や鮮やかな倍音が特徴。このブルーレイ・オーディオでは、まさにアナログマスターに迫る音質で聴くことができる。(オーディオ評論家・角田郁雄氏)
 

KKC 5384
\2857+税
※輸入盤発売済
イザベル・ファウストのバルトーク!
 バルトーク:
  ヴァイオリン協奏曲第1番 Sz.36(遺作)
  ヴァイオリン協奏曲第2番 Sz.112
イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)
スウェーデン放送交響楽団
ダニエル・ハーディング(指揮)
 神々しく輝きのある音色、崇高さと官能、そして激しさに満ちた熱演ハーディングの絶妙なサポート

 ヴァイオリン/ストラディヴァリウス1704年製「スリーピング・ビューティ」
 録音:2012年4月ストックホルム、ベルワルドホール/[HMF] HMC.902146/輸入盤・日本語解説付

 人気・実力とも急上昇中のヴァイオリニスト、イザベル・ファウストと気鋭指揮者のダニエル・ハーディングによるバルトークのヴァイオリン協奏曲集。
 バルトークは、ファウストの衝撃のデビュー盤での取り上げた作曲家で、ファウストの魅力が炸裂する作曲家の一人。
 第1 番は、バルトークが26 歳の頃に書かれたもの。当時熱い思いを寄せた女性ヴァイオリニスト、シュテフィ・ガイエルに献呈されましたが、一度も演奏されないままに、彼女もバルトークの死後10 年ほどでこの世を去ってしまい、ふたりの死後しばらくしてからこの作品の存在が知られることとなった遺作です。ファウストはこの録音にあたり、草稿など様々な資料にあたり、バルトーク自身による書きこみなどを発見。バルトークの思いを可能な限り汲んだ力演を聴かせています。冒頭の長七の和音を静かに上行する4つの音からなる音型は、シュテフィ・ガイエルをあらわすモティーフ。ファウストが奏でる内省的な音色から、一気に世界に引き込まれます。 第2 番はバルトークの中期、最も創作的に充実していた時期に書かれたもの。ハンガリー民謡的な旋律、抒情的な旋律、五音音階から十二音技法、さらには四分音まであらわれる、多種多様の素材が見事に融合・構築され、高度の集中を要求するこの作品には、バルトークのすべてが詰まっているといっても過言ではないでしょう。
 なお、ライナーノートはファウスト自身の筆によるもので、曲の背景やファウストが見つけた事実などが述べられており、実に興味深い内容となっています(日本語訳掲載)。

 イザベル・ファウスト 2014年来日情報
  6 月20 日(金)& 21 日(土)すみだトリフォニーホール
  6 月22 日(日)可児市文化創造センター
 

KKC 5385
\2857+税
※輸入盤発売済
超豪華メンバーによるベートーヴェンの『大公』!
 ベートーヴェン:
  ピアノ三重奏曲第6番変ホ長調 op.70-2
  ピアノ三重奏曲第7番変ロ長調 op.97『大公』
アレクサンドル・メルニコフ(フォルテピア)
イザベル・ファウスト(ヴァイオリン))
ジャン=ギアン・ケラス(チェロ
 室内楽史に燦然と輝く名曲の、決定的な名演がここに新たに誕生!ファウスト、ケラス、メルニコフ超豪華メンバーによるベートーヴェンの『大公』!

 フォルテピアノ/Alois Graff、1828年頃 エドウィン・ボインクによる修復、メルニコフ蔵
 ヴァイオリン/1704年ストラディヴァリウス「スリーピング・ビューティ」
 チェロ/Geoffredo Cappa、1696年
 録音:2011年9月ベルリン、テルデックス・スタジオ/[HMF] HMC.902125/輸入盤・日本語解説付

 世界が注目する音楽家たち、ヴァイオリン奏者イザベル・ファウスト、チェリストのケラス、ピアニストのメルニコフ。このなんとも豪華な三名によるベートーヴェンの登場。第6 番は、「幽霊」とならんで作品70 として出版されたもので、「傑作の森」と称される中期に生み出された作品。ベートーヴェンのピアノ三重奏曲の中では比較的地味な存在ですが、ベートーヴェン自身が非常に高く評価していた作品で、晴れやかな楽想が印象的な名作です。ファウストのヴァイオリンの伸びやかな音色で聴くメロディがえもいわれぬ美しさ。それをささえるメルニコフの溌剌としたフォルテピアノと、ケラスのハリのある音色が、活き活きと美しいアンサンブルを奏でます。
 「大公」は歴史上に燦然と輝く名曲にして大曲。冒頭のメルニコフによるひたひたとしたピアノ独奏に、ファウストのまばゆくまっすぐな音色のヴァイオリンと、ケラスの豊かな響きと推進力のあるチェロが加わると、これから始まる雄大な世界への期待が高まります。三人ともひとつひとつのフレーズを慈しむように、実に細やかに表情づけを施しながら演奏しており、息をのむような美しい瞬間が随所に現れます。それでいて、作品の雄大なスケール感を感じさせる、音楽の広がり具合も見事。奏者の懐の深さゆえの余裕のある出来栄えです。スケルツォでの弾むリズム、緩徐楽章での弦が織り成す美しいレガートは絶品です。終楽章の華やかなコーダは圧倒的です。

 イザベル・ファウスト&アレクサンドル・メルニコフ 2014年来日情報
  6 月24日(火) いずみホール
  6 月25日(水) 電気文化会館
  6 月26 日(木) 東京芸術劇場コンサートホール
  6 月27 日(金) 神奈川県立音楽堂
  6 月28 日(土) 王子ホール
 

KKC 5386
\2857+税
※輸入盤発売済
ガーディナーの「復活祭オラトリオ」遂に録音!
 J.S.バッハ:
  哀悼行事のカンタータ第106番
   「神の時こそいと良き時」 BWV.106
  復活祭オラトリオ BWV.249
ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
モンテヴェルディ合唱団
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
ハンナ・モリソン(ソプラノ)
メグ・ブレイグル(アルト)
ニコラス・ムルロイ(テノール)
ペーター・ハーヴェイ(バス)
 録音:2013年6月ロンドン/[SDG] SDG.719/輸入盤・日本語解説付

 ガーディナーが遂に「復活祭オラトリオ」録音しました。2013 年、ガーディナーはこの作品をライプツィヒ・バッハ音楽祭、BBCプロムスと度々演奏しており、いずれも高い評価を得ています。ガーディナーの手兵、現代世界最高の合唱団の一つモンテヴェルディ合唱団は2014 年に結成50 年を迎えます。キリストの復活を祝う明るく美しいバッハの傑作を、透明感溢れる美しいハーモニーと卓越した歌唱により存分に聴かせてくれます。
 カップリングには、華やかで喜びに満ちた「復活祭オラトリオ」と対比させるように、哀悼行事のためのカンタータ第106 番をアルバム冒頭に収録しています。ガーディナーは、特有の軽快なテンポとスッキリとした端正な響きで、求心力・推進力溢れる演奏を披露しています。そしてソリスト陣、オケ、そして合唱を見事に統率し感動的な祈りの世界を表現しています。
 

KKC 5387
(SACD HYBRID)
\2857+税
※輸入盤発売済
リヒャルト・シュトラウスの交響詩集
 R.シュトラウス:
  交響詩「ドン・ファン」op.20
  交響詩「死と浄化」op.24
  交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」op.28
マンフレート・ホーネック(指揮)
ピッツバーグ交響楽団
 マンフレート・ホーネック&ピッツバーグ響、フルオケを豪快に鳴らし切った注目演奏

 録音:2012年6月8-10日ピッツバーグ、ハインツ・ホール(ライヴ)/[REFERENCE RECORDINGS]/FR.707SACD/輸入盤・日本語解説付

 エネルギッシュで活きの良い音楽づくりで実演での満足度の高いことから、近年、欧米を中心に熱烈な支持を集めている指揮者マンフレート・ホーネックが、高品位な優秀録音でオーディオファイルからの信頼も厚いリファレンス・レコーディングスに登場。2008 年以来音楽監督を務める手兵ピッツバーグ響を率いて、あらたにシュトラウスの管弦楽作品のシリーズをスタート。後期ロマン派に位置づけられ、シュトラウスがオーケストラの機能美を極限まで追求した交響詩の代表作3 篇に取り組んだアルバムです。
 レコーディングを担当したのは「サウンド・ミラー」のチーム。1972 年にボストンで設立された老舗で、過去40 年以上に亘りメジャー、マイナーを問わず、クラシックやジャズのさまざまなアルバムを製作して、グラミー賞獲得ならびにノミネートも80 作品を超える実績があります。ディルク・ソボトカとマーク・ドナヒューはRCA の「Living Stereo series」のSACD マスタリングを手掛けたメンバー。
 

KKC 5388
(2CD)
\4286+税
※輸入盤発売済
ヤナーチェク:ピアノ作品集
 Disc1
  ・「草陰の小径にて」第1 集/第2 集
  ・エイ、ダナイ!
  ・2 つのモラヴィア舞曲
  ・ズデンカ変奏曲
 Disc2
  ・ピアノ・ソナタ変ホ短調『1905年10月1日の街角で』
  ・霧の中で
  ・小品 (1877-1927)
  ・思い出
  ・カミラ・ステッスロヴァのためのアルバム
  ・モラヴィアの民謡集
キャシー・クリエ(ピアノ)
 ルクセンブルクの華!キャシー・クリエのヤナーチェク

 録音:2013年2月、3月ルクセンブルク・フィルハーモニー/[CAvi] 4260085532902/輸入盤・日本語解説付

 ルクセンブルクのピアニスト、キャシー・クリエによるヤナーチェクのピアノ作品集。2007 年に「CAvi MUSIC」からデビューし(4260085531370)、優れた音楽性と豊かな将来性を感じさせるピアニストとして称賛されました。第2弾となる本アルバムは、現チェコ東部のモラヴィア出身のヤナーチェクのピアノ作品です。故郷モラヴィアの想い出を描いた「草陰の小径にて」など、母国の民族音音楽の研究から独自の音楽語法を生み出し、民謡や踊りなどをモティーフにした、民族色豊かな作品が数多く含まれています。
 キャシー・クリエは、ヤナーチェクのピアノ作品を主なレパートリーとして演奏しており、抒情的で色彩豊かな響きに惹かれていると語っています。彼女の演奏は決して民族色を前面に出したものではありませんが、彼女の持つ煌びやかな音色で叙情性を鮮やかに表現し、まるで彩り豊かなパレットで絵を描いているかのような演奏です。

Anchor Records



UZCL-1027
\2667+税
鬼才オノフリ最新新譜!
コレッリ: 
 ヴァイオリンと、ヴィオローネ
  またはチェンバロのためのソナタ 作品5 VOl.1

   ソナタ第1番 ニ長調
   ソナタ第7番 ニ短調
   ソナタ第3番 ハ長調
   ソナタ第9番 イ長調
   ソナタ第5番 ト短調
   ソナタ第10番 ヘ長調
エンリコ・オノフリ(ヴァイオリン)
イマジナリウム・アンサンブル
録音:2012年10月

 コレッリ、ヴァイオリン・ソナタの決定盤か?!

 バロック器楽の金字塔として名高い、アルカンジェロ・コレッリの《ヴァイオリン、ヴィオローネとチェンバロのためのソナタ作品5》の決定盤が遂にリリースされます。演奏するのは「世界一のバロック・ヴァイオリニスト」と評されるイタリアのヴァイオリニスト、エンリコ・オノフリです。
 コレッリと同郷でもあるオノフリはコレッリが書いたメロディをまるで「たった今、自分が書き下ろしたかの様」に演奏し、オノフリ自身のディミニューションは「まるでコレッリが書き下ろしたかの様に」演奏します。つまりコレッリの「歌」を限りなく自然に表現しているともいえるのではないでしょうか。
 また、今回の録音の「決定盤」たる所以はもうひとつ「実際にコレッリの楽団で使用されていたヴィオローネ(大きめのチェロ)"C.チマパーネ”」でイマジナリウムの名手 A.パルメリが演奏しているところでしょう。つい先日もこのイタリア国宝級の名器の音色をA.パルメリが東京藝術大学でも披露しています。
 a=390Hzのローマ・バロック・ピッチで演奏。


エンリコ・オノフリ
Anchor Recordsの旧譜

UZCL1003
¥2380+税
エンリコ・オノフリ〜バロック・ヴァイオリンの奥義
 J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調
  (ヴァイオリン独奏オノフリ編曲版/世界初録音)
 タルティーニ:ソナタ第10番ト短調『すてられたディドーネ』
 テレマン:幻想曲第1番変ロ短調
 ビーバー:パッサカリア
 テレマン:2つのヴァイオリンのための『ガリヴァー組曲』
  (第2ヴァイオリン:杉田せつ子)
 テレマン:幻想曲第9番ロ短調
 タルティーニ:パストラーレ
 ボーナス・トラック:
  バッサーノ:リチェルカータ
エンリコ・オノフリ(バロック・ヴァイオリン)
「世界最高のバロック・ヴァイオリニスト」と評される、イタリアのバロック・ヴァイオリン奏者、エンリコ・オノフリ(イル・ジャルディーノ・アルモニコ、コンサート・マスター)が、世界初録音のオノフリ編曲版『バッハ:トッカータとフーガ ニ短調(ヴァイオリン独奏版)』を中心に、現代では既に忘れ去られてしまったバロック・ヴァイオリンの『奥義』、『秘技』の数々を縦横無尽に駆使してバロック・ヴァイオリン音楽の超有名曲の数々を弾きまくる!!コアなクラシックファンも驚嘆するであろう必聴盤です!!今年(2010年)は、先日ドイチェ・ハルモニア・ムンディから輸入盤にて発売されたヴィヴァルディのCDも話題になり、また9月には『福岡古楽音楽祭』にメイン・ゲストとして来日。東京文化会館小ホールでのリサイタルも予定されています。録音2009年6月、イタリア、クレマ


SONARE



SONARE 1023
\2400+税
梯剛之 ピアノ ・リサイタル2013
 ショパン:
  バラード第1番 ト短調 Op.23、同第2番 ヘ長調 Op.38、
  同第3番 変イ長調 Op.47、同第4番 ヘ短調 Op.52
 リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178
 リスト:コンソレーション 第3番 変ニ長調
 ショパン:ノクターン 第20番 嬰ハ短調 遺作
梯 剛之(ピアノ)
 梯剛之、渾身のバラード全曲ライヴ!リストのソナタはもはや神がかり的名演

 ライヴ録音:2013 年11 月28 日、紀尾井ホール/DDD、ライヴ、69’ 02”

 梯剛之2013 年11 月、渾身のライヴ録音。プログラム構成はショパンとリストでショパンはバラード全4 曲をリストは大作ピアノ・ソナタに挑みました。
 2000 年に開催されたショパン国際コンクールではワルシャワ市長賞を受賞するなどショパンの演奏には定評のある梯が満を持してバラード全曲を録音しました。バラード第1 番は1999 年以来2 度目の録音となりますが全4 曲揃っての録音はうれしいところです。一方リストは梯の真骨頂で情熱的な演奏を聴かせてくれます。この一夜のライヴはまさに今の梯をあらわした代表盤になること間違いないでしょう。
 「なんと深い音楽であろう。筆者はこのCD に収められたライヴの演奏会会場にいて、嬉しい驚きでしばし高揚してしまった。バラードのどの楽曲の構成力もすばらしく、聴く者をショパンの音楽世界へ誘ってくれる。リストの大曲「ソナタ」も、エネルギーに満ちあふれていて良い。心から拍手を送りたい。野平多美(ライナーノーツより)」

 梯 剛之(ピアノ)
 1977 年8 月2 日、音楽家の両親のもと東京に生まれる。90 年ウィーン国立音楽大学準備科に入学、Elisabeth Dvorak=Weisshaar 教授に師事。94年チェコの盲人弱視者国際音楽コンクール、ドイツのエトリンゲン青少年国際ピアノコンクール(B カテゴリー)で参加者中最年少で優勝、豊かな音楽性を認められる。 95 年アメリカのストラヴィンスキー青少年国際コンクール第2 位。97 年村松賞受賞。98 年ロン・ティボー国際コンクール(パリ)第2位およびSACEM 賞(リサイタル賞)、シュピオンボノー財団賞を受賞。 99 年都民文化栄誉章、出光音楽賞、点字毎日文化賞をそれぞれ受賞。 2000年ショパン国際コンクールワルシャワ市長賞受賞。現在までにプラハ響、国立サンクトペテルブルク響、フランス国立管、ドレスデン歌劇場室内管、 ザルツブルク・モーツァルテウム管、マーラーチェンバーオーケストラ、スロバキア・フィル、仏国立ロワール管、オストロボスニア室内管、ロイヤル・ストックホルム・フィル、N 響、読響、新日フィルなど数多くのオーケストラ、小澤征爾、ジャン・ フルネ、ガリー・ベルティーニ、ユベール・スダーン、アラン・ギルバート、小林研一郎、ゲルト・アルブレヒト、ファビオ・ルイージ、ダニエル・ハーディン グら数多くの指揮者と共演した。またライプツィヒ弦楽四重奏団とも重ねて共演している。

Studio N.A.T


NAT13361
\2700+税
ドゥオール結成10 年目に贈る、とっておきのファンタジー
「Carnaval! カルナヴァル!」
 M. ラヴェル:マ・メール・ロワ (4 手連弾)
 1. 眠れる森の美女のパヴァーヌ
 2. 親指小僧
 3. パゴダの女王レドロネット
 4. 美女と野獣の対話
 5. 妖精の園
 P. デュカス:魔法使いの弟子 (2 台ピアノ)
 C. サン=サーンス:動物の謝肉祭
         ( ガーバン編曲による4 手連弾版)
 1. 序奏と堂々たるライオンの行進
 2. 雌鳥と雄鶏
 3. 騾馬
 4. 亀
 5. 象
 6. カンガルー
 7. 水族館
 8. 耳の長い紳士
 9. 森の奥のかっこう
 10. 大きな鳥かご
 11. ピアニスト
 12. 化石
 13. 白鳥
 14. 終曲
ピアノデュオ ドゥオール
 藤井隆史&白水芳枝
 丁寧に積み上げられたサウンドと一音一音に想いを込めて綴られた二人の音楽は、いつもの風景を素敵にしてくれる元気の素があるかのよう。
 デュオだからこそ生まれ出るそのエネルギーが、太陽に草木が伸びていくような、希望に人を導くような‘光’ となれることを願いお届けする、アルバム第四弾。

■ プロフィール
 04年にドイツにて結成後、国内外にて400を超えるステージを踏み、ピアノデュオを中心とした活動で高い評価を受けるドゥオール。
 藤井隆史:東京藝術大学付属音楽高校、同大学、同大学院(修了時ベーゼンドルファーリサイタル出演)にて植田克己、K・シルデ両氏に師事。現在、武蔵野音楽大学講師。
 白水芳枝:兵庫県立西宮高校音楽科、東京藝術大学卒業。笠間春子、井内澄子両氏に師事。現在、国立音楽大学、共立女子大学非常勤講師。
 文化庁、DAAD等の奨学生として独・マンハイム音楽大学大学院にてR・ベンツ、P・ダン両氏に学び、ソロ科、ピアノデュオ科を最優秀修了。
 各々ソリストとして国際コンクール入賞、リサイタル、コンチェルト、放送出演など欧日にて活動。ピアノデュオではロンドン、青山財団バロックザール賞、シューベルト、ドラノフなど国際的賞を受賞。
 日本、欧米各地にてデュオリサイタルを開催し、CDがレコード芸術誌にて特選盤に選出、東京でのリサイタルが音楽の友誌「コンサート・ベストテン」に取り上げられるなど、今後が益々期待されるピアノデュオである。
 

NAT 13351
\2700+税
ブリチアルディ:フルート四重奏曲/アンサンブル・リュネット
 ジュリオ・ブリチアルディ:
  フルート四重奏曲 イ長調
 ヘンデル/江戸聖一郎編:
  合奏協奏曲 ヘ長調 作品3-4 HWV315
 ジョゼフ・ジョンゲン:
  ワロン地方のクリスマス・キャロルによる2つのパラフレーズ 作品114
 フリードリッヒ・クーラウ:
  4本のフルートのための大四重奏曲 作品103
 フランツ・ヨーゼフ・ハイドン/森本英希編:
  音楽時計のための小品第19番〜第22番 Hob.XIX13-16
アンサンブル・リュネット
オリジナリティ全開の活動を展開しているアンサンブル・リュネットのアルバム第二弾は待望のフルート四重奏曲集。
世界的に希少な録音となるブリチアルディ《フルート四重奏曲 イ長調》をはじめとする、フルート・アンサンブルの真価に迫るプログラムでの直球勝負!

■ プロフィール
アンサンブル・リュネット
 2008年に結成された4名の男性フルート奏者によるパフォーマンス・グループ。「リュネット」はフランス語で「メガネ」を意味し、メンバー全員がメガネを着用している。けっしてイケメン4人組とは言えないが、インパクトのある見た目を重視しているという点ではある意味ビジュアル系である。一般に「カタい」というイメージがあるクラシック音楽を「身近に、気楽に、笑いとともに」というコンセプトを掲げ、毎年4月1日(エイプリル・フール)に定期公演を行っている。2013年、第16回日本フルートコンヴェンション in 高松 コンクール・アンサンブルアワード部門において第1位を受賞。

森本英希 Hideki Morimoto
 和歌山県橋本市出身。京都市立芸術大学大学院修士課程修了。現在、「テレマン室内オーケストラ」フルート奏者、「ムラマツフルートレッスンセンター」講師、「京都バロック楽器アンサンブル」代表。テレマン室内オーケストラのソリストとしてバッハ、ヴィヴァルディ、モーツァルトなどの、数多くの協奏曲を共演。また、ピリオド楽器奏者のソリストとしても、CD録音(日本コロムビア、ナミレコード)、ライプツィヒ・バッハ・フェスティバル2003、韓国国際音楽祭2012をはじめ多数の演奏に参加している。また、自ら主宰する京都バロック楽器アンサンブルでは数多くの演奏会をプロデュースしている。現代音楽の分野でも、2012年にパブロ・エスカンデのフルート協奏曲を日本初演するなど、数々の新作初演を行っている。2014年より現代音楽のアンサンブル、「ネクスト・マッシュルーム・プロモーション」に参加。

谷風佳孝 Yoshitaka Tanikaze
 奈良県奈良市出身。3歳からピアノを始める。京都市立芸術大学音楽学部をフルートで卒業後、ウィーンに渡りプライナー音楽院で声楽を学ぶ。帰国後、桐朋オーケストラ・アカデミーの研修課程を修了。第5回KOBE国際学生音楽コンクールの管楽器部門を鍵盤ハーモニカにて審査委員長賞を受賞。同コンクールを室内楽で奨励賞を受賞。第10回日本フルートコンベンション・コンクール・ソロ部門第3位。第8回びわ湖国際フルートコンクール入選。ミュージカル『星の王子様』にて[うぬぼれや]役を熱演。バレエ『ジゼル』にて[街の貴族C]として、存在感を消した脇役を好演。これまでにフルートを大江浩志、伊藤公一、大嶋義実、ヴェルナー・トリップの各氏に、声楽を北村敏則、マルティン・フュアの各氏に、舞台演芸を森本英希氏にそれぞれ師事。天理楽器フルート講師。

江戸聖一郎 Seiichiro Edo
 兵庫県伊丹市出身。京都市立芸術大学音楽学部卒業。大学卒業後に渡仏。フランス国立オールネイ・スー・ボワ音楽学校において、パトリック・ガロワ氏に師事し、同校を審査員満場一致の一等賞を得て卒業する。帰国後に京都市立芸術大学大学院に入学し、18世紀のフルート奏法研究に取り組む。京都市立芸術大学大学院音楽研究科修士課程修了。ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団フルート奏者。パールフルートギャラリー〈大阪〉教室講師。タンスマン国際コンクールファイナリスト(ポーランド)、ピカルディー音楽コンクール(フランス)1等賞、ル・パルナス・フルートコンクール第1位(パリ)、UFAM国際音楽コンクール1等賞(パリ)など、数多くのコンクールで優秀な成績をおさめる。これまでに、フルートを赤穂由美子、待永望、大嶋義実、瀬尾和紀、パトリック・ガロワの各氏に、リコーダーを秋山滋氏に師事。

小山真之輔 Shin’nosuke Koyama
 沖縄県沖縄市出身。京都市立芸術大学卒業。大学在学中に指揮に興味を持ち指揮活動を始める。オーケストラアンサンブル京都、長岡市民管弦楽団、奈良交響楽団、京都フィルハーモニー室内合奏団、オペラプラザ京都を指揮。フルートを山田はじめ、大嶋義実、瀬尾和紀、室内楽を朝比奈千足、渡辺潤也、村上哲の各氏に師事。またジュゼッペ・ノヴァのマスタークラスを受講。全日本学生音楽コンクール高校生の部入選、シュガーホール新人演奏会入選。ドルチェ音楽教室講師。現在は指揮者、フルート奏者の両方で活動を行っている。

スリーシェルズ


3SCD-0016
\2778+税
「伊福部昭百年紀Vol.1」
 1-3. 「銀嶺の果て」より
 4-15. 「国鉄組曲」(国鉄、つばめを動かす人たち、雪にいどむ、より)
 16-26. 「ゴジラ組曲 」
 27-39. 「海底軍艦組曲」
 40-51. 「地球防衛軍組曲」
 52-54. 交響ファンタジー「ゴジラVSキングギドラ」 よりV〜VII
指揮:齊藤一郎/
オーケストラ・トリプティーク
女声合唱:
 伊福部昭百年紀合唱団(トラック26)
 ゴジラ、海底軍艦、地球防衛軍、国鉄で祝う生誕100年!NHKのニュースで特集され、東京新聞のトップ記事などで話題沸騰のコンサートがCD化!CD「伊福部昭百年紀Vol.1」

 録音: 2 月1 日すみだトリフォニーホールにて収録/コンサート主催 伊福部昭生誕百年紀/協力 伊福部家/東宝ミュージック株式会社
 録音/アオイスタジオ(武藤和雄、市川文武)/CD デザイン 山口翔悟/CD 発売元 スリーシェルズ(企画/西耕一)、75 分47 秒

 日本が世界に誇る特撮怪獣映画「ゴジラ」。そのテーマ音楽を作ったのが作曲家 伊福部昭(いふくべ・あきら/1914-2006)です。「ゴジラ」は2014年に公開60年を迎え、さらにハリウッド版が全米公開されました。世界中で愛されるテーマ音楽の作曲者生誕100年を祝って、第1作「ゴジラ」(1954)や「地球防衛軍」(1957)や「海底軍艦」(1963)等から主要音楽をそれぞれ15分ほどの組曲に再構成。幻の国鉄映画の音楽による「国鉄」組曲も大きな話題となりました。オリジナル楽譜による大迫力のオーケストラサウンドは至福の喜びとなりましょう。
 演奏はプロ奏者精鋭によるオーケストラ・トリプティーク(伊福部昭生誕100年記念の約100人編成!)。指揮は国内外で活躍し、ダイナミックな音楽づくりに定評のある齊藤一郎(京都フィル音楽監督)。ゴジラだけでなく数々の特撮映画や黒澤映画の音楽も担当して日本映画の黄金期を支えた巨匠・伊福部昭による珠玉の音楽をフルオーケストラで堪能できる貴重なCD。くれぐれもお聴き逃しなく!
 ・なぜ伊福部音楽はこれほど我々の心を捕らえて離さないのか?(作曲家 和田薫)
 ・映画で聴いたそのままの音楽が、最新の演奏・録音で聴けるのは、最高の贅沢です
 ・ホールに轟くグランカッサの爆音に驚愕! まさにキングギドラの襲来だ!
 ・少年時代の記憶が鮮やかに甦る
 


3SCD-0015
\2667+税
「第3回伊福部昭音楽祭ライヴ!」
 (1)伊福部昭:バンドのための「ゴジラ」ファンタジー(1999;和田薫 編)
 (2)今井重幸:交響組曲「神々の履歴書」より(1988/2014;清道洋一 編)
 (3)-(5)〜伊福部昭 生誕100 年によせる讃〜
  (3)永瀬博彦:リズミックプレリュード - 祝賀会前奏曲 -(初演)
  (4)藤田崇文:伊福部昭のモティーフによる北の舞(初演)
  (5)和田薫:伊福部BOLERO(初演)
 (6)伊福部昭:EXPO'70「三菱未来館」より嵐、火山(1970/2014;堀井友徳 編)
 (7)伊福部昭:マリムバとウインドアンサンブルのためのラウダ・コンチェルタータ
  (1979/2014;和田薫 編)
 (8)伊福部昭:交響ファンタジー「ゴジラVS キングギドラ」より
  (1991/2014;堀井友徳 編)
 (9)伊福部昭:SF 交響ファンタジー第1番より(1983/2004;福田滋 編)
指揮:
 (2)(6)-(9)福田滋
 (1)(5)和田薫
 (3)永瀬博彦
 (4)藤田崇文
伊福部昭記念ウインドオーケストラ
(7)篠田浩美(マリンバ)
 ゴジラ、キングギドラ、大阪万博の音楽も吹奏楽で収録!和田薫の新作も!「第3回伊福部昭音楽祭ライヴ!」

 録音: 2014 年3 月30 日和光市民文化センター サンアゼリア大ホールにて収録
 コンサート主催/伊福部昭生誕百年祭実行委員会/(公財)和光市文化振興公社
 協力/伊福部家/東宝ミュージック株式会社/北海道音更町図書館/伊福部昭百年紀/こおろぎ社/清道洋一/堀井友徳/小林淳/井上誠
 CD デザイン/加藤直樹
 CD 発売元/スリーシェルズ(企画/西耕一)

 ゴジラの咆哮音と足音がとどろき、開演を告げる。演奏も実にパワフル、音の主張も激烈と思えるほどのクォリティ。伊福部音楽をこよなく愛するファンたちにとってまさに至福の演奏会(小林淳/評論家)。
 3 月30 日和光市にて、伊福部昭の生誕100 年、ゴジラの生誕60 年を祝い、各方面から様々な関係者が集ったコンサート。犬夜叉などのアニメ音楽で知られる愛弟子の和田薫の新作《伊福部BOLERO》にも注目。
 マリンバ協奏曲である《ラウダ・コンチェルタータ》は、今回のために編曲へ改訂をしてオリジナルに忠実なバージョンの初演となる。真紅のドレスをまとい、大地のエネルギーを受け取るべく裸足で演奏した篠田浩美(マリンバ)の圧倒的パフォーマンスも話題となった熱狂のライヴがCD化されます。指揮は和田薫とリベラ・ウインドシンフォニーの音楽監督・福田滋です(永瀬博彦・藤田崇文も自作を指揮)。

東武レコーディングズ



TBRCD 0022
\2160
巨匠山田一雄、都響とのライヴ第2弾!
 (1)ブラームス:交響曲第1番
 (2)リヒャルト・シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」
山田一雄(指揮)
東京都交響楽団
 初出レパートリー!ブラームス第1番+ドン・ファン!

 録音:1989 年3 月28 日東京文化会館、都響第288 回定期演奏会、ライヴ・デジタル録音(サウンド・マスタリング:WEITBLICK)
 演奏タイミング:(1)[14:30][10:15][5:03][17:28]/(2)[19:38]

 待望の巨匠にして鬼才山田一雄の初出レパートリー!それも王道レパートリーである、ブラ1と「ドン・ファン」という垂涎のコンサートです。
 当日のコンサートは一曲目が「ドン・ファン」、2 曲目にアファナシエフ(!)をソリストに迎えたシューマンのピアノ協奏曲、そしてブラームスの交響曲第1 番でした。
 ドイツ・ロマン派音楽の歴史的変遷を辿るかのような見事なプログラミングで、当盤に収録されている演奏を聴けば、如何に山田一雄がロマン主義に傾倒し、そこを軸足に屹立した存在であったかが明らかです。「ドン・ファン」は20 分近くも掛けたねっとり濃厚な色気ある演奏で、官能的。
 ブラ1は冒頭こそ朝比奈隆と見紛うような気宇壮大な揺るがぬテンポで開始されますが、次第に凝りに凝った表現、驚きに満ちたスリリングな演奏へと変貌して参ります。フィナーレなど遅いテンポで点描の様に細部を開示していきます。
 都響もこの頃からコンディションは絶妙で既出の名演「ローマ三部作」の二日前のライヴというのも頷けます。



旧譜
この底力/やまかず・るねさんす


 山田一雄 が人気復活である。
 ・・・ただ、復活とはいえ、20年近くクラシックCDに携わっているが、この間、山田一雄に今ほど大きなスポットが当てられたことはなかった。ちょっぴり不憫な話だが、1991年に亡くなった時ですらCDショップが特集を組むことはなかったように思う。
 いい指揮者なのだろうけど、なんとなく卑近過ぎて近所のおじさんという雰囲気。ときどき山本直純と間違えられたりした。だからCD業界ではあまりクローズ・アップされなかった。
 その山田一雄が、没後20年、生誕100年という節目を迎える今になって、急激に人気を獲得しつつある。

 昔から山田一雄の演奏の悪口を聴いたことがなくて、逆に最近は「ヤマカズ、今聴いたらマジすごかった」という声を少しずつ耳にしていたが、それがここへきて一気に爆発したのだ。
 今朝はそんなヤマカズの管弦楽小品集のアルバムを。オケは読売日本交響楽団。
 どれも元気満々、やる気満々。指揮台から50センチくらい飛び上がりそうなパワフル演奏。最後の「1812年」なんて、バブル的にサービス精神旺盛な演奏だが、今聴いたら含蓄深い。

 この下町の地場産業的エネルギーが、今の日本人に強烈に受けたのだ。


NAXOS
NYCC-27270
\1600
HQCD (Hi Quality CD)
生誕100年記念盤
 山 田 一 雄 の 世 界

 1 楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲(ワーグナー) 10:21
 2 劇音楽「ロザムンデ」序曲(シューベルト) 9:51
 3 劇音楽「ロザムンデ」間奏曲第2番(シューベルト) 6:22
 4 劇音楽「アルルの女」第1組曲より“前奏曲”(ビゼー) 6:48…*
 5 劇音楽「アルルの女」第1組曲より“メヌエット”(ビゼー) 3:02…*
 6 劇音楽「アルルの女」第1組曲より“カリヨン”(ビゼー) 4:29…*
 7 劇音楽「アルルの女」第2組曲より“ファランドール”(ビゼー) 3:02
 8 大序曲「1812年」(チャイコフスキー) 16:33
   *…初CD化
山田一雄 指揮
読売日本交響楽団
二期会合唱団...8
 生誕100年記念盤
 多くのファンの間で再発が待ち望まれていた「幻の爆演」ここに復活!
 1991年にCD化され、その凄すぎる演奏にファンが狂喜乱舞した「1812年」を始めとする山田一雄の、いわゆる「名曲アルバム」の復活です。
 悠然たる「マイスタージンガー」前奏曲、優美極まるシューベルトとビゼー、そして恐ろしいまでの迫力で迫る「1812年」。全身全霊で指揮棒を振りまわすヤマカズの姿が目に浮かぶことは間違いありません。
 マーラー、ベートーヴェン指揮者としてのヤマカズは人気が再燃していますが、、どんな曲にも渾身の力を尽くす「熱血指揮者ヤマカズ」の真の姿を知るためには、やはり、このような誰もが知っている曲を聴いてみるのが一番です。なお「アルルの女」組曲からの3曲は、初CD化となります。
 このCD化のために書き下ろされた岩野裕一氏の解説も読みごたえあり。戦後日本のクラシック音楽界を支えた指揮者山田一雄の知られざるエピソードがたっぷり盛り込まれています。
 細心のマスタリングで蘇った鮮明な音をHQCD盤に収録。録音時の興奮と熱気をそのままダイレクトに伝えます。
 録音データ:1971年5月9日 武蔵野音楽大学ベートーヴェン・ホール...1-3 1973年4月6日 杉並公会堂...4-7 1983年4月15、16日 荒川区民会館...8






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