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第77号
映像新譜
2014.6.17〜2014.8.15


DG(映像)



73 4991
(Blu-ray)
\4600→\4190
ミア・パーソン&ローランド・ビリャソン
 ドニゼッティ:歌劇『愛の妙薬』(全曲)
パブロ・ヘラス=カサド(指揮)/
バルタザール・ノイマン・アンサンブル(ピリオド楽器使用)、
バルタザール・ノイマン合唱団
ミア・パーソン(Sp:アディーナ),
ローランド・ビリャソン(T: ネモリーノ),
ローマン・トレーケル(Br: ベルコーレ),
レグラ・ミューレマン(Sp: ジャンネッタ)
イルデブランド・ダルカンジェロ(Bs-Br: ドゥルカマーラ), 他

73 4933
(DVD)
\3900→\3590
 ビリャソンの当たり役による新機軸の「愛の妙薬」
 「愛の妙薬」のネモリーノと言えばビリャソンの当たり役であり、これまでもいくつかの録音がありましたが、今回は、そんな彼自身が演出も担当したことで話題になったプロジェクトです。
 ビリャソンは、このドニゼッティのオペラを極めて単純な恋物語=西部劇として捉え、複雑にならないように表現したと語っています。
 アディーナを始めとする登場人物たちは映画の撮影という設定で動き、説得力ある舞台を作り上げていく様には感服するほかありません。
 ダルカンジェロ演ずるいかさま薬売りのドゥルカマーラはネイティブ・インディアン、真面目腐った軍曹はトレーケルと周囲を固める歌手陣も強力。そしてビリャソンの「顔芸」もいつもながら健在。
 今回、オーケストラはピリオド楽器使用のバルタザール・ノイマン・アンサンブルという新機軸で、新しい「愛の妙薬」をたっぷりとお楽しみいただけます。

【収録】2012年5〜6月、バーデン・バーデン祝祭劇場でのライヴ
 


73 5149
(BD)
\4600→\4190
ボロディン:歌劇『イーゴリ公』(全曲) ジャナンドレア・ノセダ指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団と合唱団
イルダール・アブドラザコフ(イーゴリ公)、
オクサナ・ディーカ(ヤロスラーヴナ)、
アニータ・ラチヴェリシュヴィリ(コンチャーコヴナ)、
ステファン・コツァン(コンチャーク)
セルゲイ・セミシュクール(ヴラヂーミル)、
ミハイル・ペトレンコ(ガーリツキィ公)、他
演出:ディミトリ・チェルニアコフ

73 5146
(2DVD)
\7600→\6990
 あまり上演される機会のない作品の、初めて納得のキャストと演出
 現在、「だったん人の踊り」(最近では「ボロヴェツ人の踊り」と呼ぶことも多い)のメロディだけが知られるボロディンのオペラ「イーゴリ公」。ほとんどの人は粗筋すらも知らないと思われる作品です。
 もともと中世ロシアの叙事詩「イーゴリ軍記」を元にした、東スラヴ人のイーゴリ・スヴャトスラヴィチ公の勇壮な戦いをモティーフに、ボロディンが作曲を始めたものの、完成させることなく逝去。そのためリムスキー・コルサコフとグラズノフが完成版を作成した4幕からなるオペラです。
 版の問題などのため、あまり上演される機会のないこの作品、今回初めて納得のキャスト、演出での上演が映像となって発売されます。
 ロシアの名バス歌手、イルダール・アブドラザコフによる記念碑的名唱が光るタイトル・ロール。イーゴリ公の心理を夢のように描き出したドミトリ・チェルニアコフの演出。
 ジャナンドレア・ノセダが指揮するオーケストラの豪壮な音色。これは文句なし。オペラ好き必見の映像です。
【収録】2014年3月1日, メトロポリタン歌劇場でのライヴ

BD:
Picture format: 1080i / 60i / 16:9 / colour
Audio Format: PCM Stereo / DTS-HD Master Audio 5.1
Region : All    収録:202分 (オペラ本編:192分/METのバックステージ:約10分)
字幕: English, German, French, Spanish, Chinese, Korean

DVD:
Picture format: 16:9 / colour / NTSC
Audio format: PCM Stereo / DTS 5.1
Region: All
 


73 5162
(3BD)
\8400→\7590

《アンナ・ネトレプコ〜ライヴ・フローム・ザルツブルク音楽祭》



 ヴェルディ:歌劇『椿姫』(全曲)
  収録:2005年8月、ザルツブルク、祝祭大劇場でのライヴ
アンナ・ネトレプコ(ヴィオレッタ),
ロランド・ヴィラゾン(ジェルモン),
トーマス・ハンプソン(ジョルジョ), 他
ウィーン国立歌劇場合唱団
カルロ・リッツィ(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
演出:ヴィリー・デッカー,
衣装:ヴォルフガング・グスマン
照明:ハンス・テルシュテーデ,
振付:アトール・ファーマー
映像監督:ブライアン・ラージ,
モーツァルト:歌劇『フィガロの結婚』(全曲)
 収録:2006年7〜8月、ザルツブルク、モーツァルトハウスでのライヴ
イルデブラント・ダルカンジェロ(フィガロ),
アンナ・ネトレプコ(スザンナ)
ドロテア・レーシュマン(伯爵夫人),
ボー・スコウフス(アルマヴィーヴァ伯爵)
クリスティーネ・シェーファー(ケルビーノ), 他
ウィーン国立歌劇場合唱団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
演出:クラウス・グート,
装置・衣装:クリスティアン・シュミット
映像監督:ブライアン・ラージ
プッチーニ:歌劇『ボエーム』(全曲)
 収録:2012年8月、ザルツブルク、祝祭大劇場でのライヴ
アンナ・ネトレプコ(ミミ),
ピョートル・ベチャワ(ロドルフォ)
ニーノ・マチャイゼ(ムゼッタ),
ウィーン国立歌劇場合唱団
ダニエーレ・ガッティ(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
演出:ダミアノ・ミキエレット,
映像監督:ブライアン・ラージ
73 5157
(4DVD)
\6800→\6190
《アンナ・ネトレプコ〜ライヴ・フローム・ザルツブルク音楽祭》
 上記と同内容のDVD
 【収録】2005, 2006, 2012年 ザルツブルク音楽祭でのライヴ
ネトレプコがザルツブルク音楽祭に出演したライヴ、3タイトルをセットにしたものです。
 運命を表す大きな時計と、赤いドレス。これらが素晴らしい対比をなすシンプルで考え抜かれた演出による2005年の『椿姫』では、彼女の初々しい美貌と卓越した表現力、そしてビリャソンの純朴なアルフレードが夢のような舞台を作り上げたことが話題となった映像。
 スザンナ役をまるで小悪魔的な可愛らしさで歌うネトレプコの姿を堪能できる2006年の『フィガロの結婚』では、台本には登場しないはずの天使が大活躍することと、アーノンクールの決して軽快とは言えない重厚な指揮が話題となった映像。
 そしてその7年後、結婚、出産など私生活でも充実を重ねた彼女による『ボエーム』ではキッチュで現代的な装置を使った演出ながら、正統的な彼女の歌唱と、ベチャワの美声、そしてガッティのアグレッシブな指揮が話題となった映像。
 この3種類のネトレプコの映像を見ることで、彼女の歌手としての成熟を知るとともに、ザルツブルク音楽祭の変遷の一端を確認するという興味深いセットです。もちろんBlu-rayの高画質も素晴らしいものです。
 


73 5133
(Blu-ray)
\4600→\4190
ネトレプコ&ドミンゴ出演!狭い舞台を効果的に活用した演出にも圧倒!
 ヴェルディ: 歌劇『トロヴァトーレ』(全曲)
ダニエル・バレンボイム(指揮)
シュターツカペレ・ベルリン
アンナ・ネトレプコ(レオノーラ),
プラシド・ドミンゴ(ルーナ伯爵),
アドリアン・セムペトレーン(フェルランド),
ガストン・リベロ(マンリーコ),
アンナ・ラプコウスカヤ(イネス),
マリナ・プルデンスカヤ(アズチェーナ)
フローリアン・ホフマン(ルイス)
演出:フィリップ・シュテルツェル,
舞台:コンラッド・モーリッツ・ラインハルト,
振付:マラ・クロチュカ,
衣装:ウルスラ・クドルナ,
照明:オラフ・フレーゼ,
73 5132
(DVD)
\3900→\3590
 ヴェルディの傑作「トロヴァトーレ」にまた一つ記念碑的映像が登場です。
 注目すべき点は数え切れないほどありますが、まずはジャケット写真を見ていただければわかるとおり、本来ならマンリーコが主役となるはずのこの歌劇、フィーチャーされているのはルーナ伯爵とレオノーラ。まずここが一番の見所になることは間違いありません。
 レオノーラを歌うのはアンナ・ネトレプコ。この役を演ずるのは初めてである彼女ですが、大人の色気を存分に振りまいている姿を、あの初々しいヴィオレッタと重ね合せてみるのも一興でしょう。
 そして、ルーナ伯爵を演ずるのがプラシド・ドミンゴ。「本当に70歳を超えているのか?」と目と耳を疑いたくなるほどの完璧な歌唱には驚くほかありません。
 バレンボイムの悠然たる指揮にも納得。この収録時、ベルリン国立歌劇場は大改修中だったため、シラー劇場を使っての公演です。
 狭いシラー劇場の舞台を効果的に活用し、若干不気味さを強調した現代的な演出も、現代における最先端の世界観の表出と言えるでしょう。
 【収録】2013年12月, ベルリン、シラー劇場でのライヴ
 

73 5128
(Blu-ray)
\4600
ヘルベルト・フォン・カラヤンの人生と芸術を見事に浮き彫りにした映像!
カラヤン — 美
 ロバート・ドーンヘルム監督によるドキュメンタリー

 収録時間:92分
◆日本語字幕入り◆
 カラヤン生誕100年を記念しTV放映用に制作されたドキュメンタリー映像。
 今回、日本語字幕が入ってブルーレイ化されました。
 彼の輝かしいキャリアの裏にも光を当て、人間「ヘルベルト・フォン・カラヤン」の人生と芸術を浮き彫りにしています。
 彼がユニテルに遺した20年以上にわたるプロダクト・アーカイブからインタビューやコメント、リハーサルなどの未出映像がちりばめられ、カラヤンという天才の生涯を詳らかにしています。ムター、ティーレマン、小澤、ラトル、ヤンソンス、ティーレマン、ムタなど超豪華な面々がコメントを寄せているインタビュー・シーンや、家族とのプライヴェート・シーンでみせるカラヤンの素顔など、見ごたえ十分。
 一般的に知られるカラヤンのイメージとは違う人物像も垣間見られる当盤は、クラシック・ファンなら是非手元に置いておきたい、永久保存盤です!
 

73 5131
(Blu-ray)
\4600
奇想天外な舞台が目を奪う!
 カラヤン、ドミンゴ、フレーニ/
  プッチーニ:歌劇『蝶々夫人』全曲
ミレッラ・フレーニ(S)/
プラシド・ドミンゴ(T)/
エリケ・シャリィ(M)、他
ウィーン国立歌劇場合唱団、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
演出・装置・シナリオ:ジャン=ピエール・ポネル
 カラヤンは、センティメンタリズムに陥りやすいこの作品から、エキゾティシズムと感傷のドラマに潜む純粋な音楽性を、フレーニ、ドミンゴをはじめとしたベスト・キャスティングにより理想的に再現しています。
 名演出家、ポネルはアイデアにあふれており、僧侶の登場場面や、異様に様式化された日本家屋など、奇想天外と感じる場面も含め、豊かな表現手法を駆使した、幻想的な映像の世界を築き上げています。
 収録:1974年11-12月 ベルリン

DECCA



74 3882
(Blu-ray)
\4600→\4190
2008年、チューリヒ歌劇場
 カサロヴァ&カウフマン
  ビゼー:歌劇『カルメン』(全曲)
ヴェッセリーナ・カサロヴァ(Ms:カルメン),
ヨナス・カウスマン(T:ドン・ホセ),
イサベル・レイ(Sp:ミカエラ),
ミケーレ・ペルトゥージ(Br:エスカミーリョ),他
演出:マティアス・ハルトマン
フランツ・ウェルザー=メスト(指揮),
チューリヒ歌劇場管弦楽団
 (フィルハーモニア・チューリヒ)&合唱団

74 3881
(DVD)
\3900→\3590
 カサロヴァ&カウフマンの競演による独特な現代的世界観を引き出した「カルメン」
 着々とレパートリーを増やしている感のある現代最高のテノール、カウフマンが貫録のメゾ・ソプラノ、カサロヴァと共演した注目の「カルメン」の映像が登場です。
 最近流行のシンプルな舞台装置(何もないところに無造作に机と椅子が置かれていたり、牛のホネらしきものがころがっていたり)、そして彼らが身に着けているのは現代風の衣装。
 しかし、そんな奇異な演出が全く気にならないほどの世界観と、巧みな歌唱。何より2人の目力の強いこと!例えばホセの歌う「花の歌」を聴いている時のカルメンの表情の素晴らしさなど、一瞬たりとも目を離せない凝縮された映像です。イザベル・レイの清らかなミカエラも見事。もちろんメストが振るチューリヒ歌劇場管弦楽団も最高の演奏を披露しています。

【収録】2008年、チューリヒ歌劇場でのライヴ
Picture Format: 16:9 Anamorphic Widescreen, Region Code: 0 (worldwide)
Sound: LPCM Stereo ? DTS Digital 5.1 Surround
Subtitles: French (sung language), English, German

ARTHAUS(映像)


102193
(DVD)
\6600→\5990
2011年 アレーナ・ディ・ヴェローナ
 ヴェルディ:歌劇「椿姫」
ヴィオレッタ・ヴァレリー…エルモネラ・ヤーホ(S)/
アルフレード・ジェルモン…フランチェスコ・デムーロ(T)/
ジョルジョ・ジェルモン…ウラディーミル・ストヤノフ(Br)/
フローラ・ベルヴォア…キアラ・フラカッソ(Ms)/
アンニーナ…セレナ・ガンベローニ(S)/
ガストーネ子爵…ルカ・カサリン(T)/
ドゥフォール男爵…ニコロ・チェリアーニ(Br)/
グランヴィル医師…グスタフ・ベラチェク(B) 他/

アレーナ・ディ・ヴェローナ管弦楽団・合唱団・バレエ団/
ジュリアン・コヴァチェフ(指揮)/

ウーゴ・デ・アーナ(演出・装置・衣装・照明)/
ジョヴァンニ・アンロレオーリ(合唱指揮)/
ジュゼッペ・デ・フィリッピ・ヴェネツィア(装置構成部長)/
レダ・ロジョディーチェ(振り付け)/
ティチアーノ・マンチーニ(映像監督)


108112
(BD)
\6600→\5990
2011年 アレーナ・ディ・ヴェローナ ライブ収録/収録時間:132分/音声:イタリア語歌唱 <DVD>ステレオ2.0/DD 5.1 <BD>ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.1/字幕:英,独.仏,西,韓,日/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <DVD>単層25GB 1080i High Definition
 オペラ・ハウスで最も人気を博している演目の一つであるヴェルディ(1813-1901)の「椿姫」。身分違いの恋、不治の病を抱えるヒロイン…と古典的な題材に、夢のように美しいメロディを絡めた傑作中の傑作です。
 真実の恋を求めることすら許されない娼婦ヴィオレッタが出会った純朴な青年アルフレード。華やかな生活を投げ打って彼と田舎で隠遁生活を送るも、そこにやってきたアルフレードの父親がそれを許すはずもなく、「アルフレードの妹が結婚する」という理由でヴィオレッタに身を引くように要請します。「愛する人のためならば」潔く身をひくヴィオレッタ。ここで生まれる感情の行き違いは、終幕で解消されるのですが、時はすでに遅し…。原作ではアルフレードは今際の時には彼女の枕元に訪れることはなかったのですが、ピアーヴェはこの悲しい恋人たちに最期の甘やかなひと時をプレゼントします…。その刹那の美しさがまた聴衆の涙を誘うのです。
 ここで演出を担当したのは、イタリア・オペラのオーソリティ、ウーゴ・デ・アーナ。アレーナ・ディ・ヴェローナの広い舞台に豪華なセットを創り上げ、歌手たちを意のままに動かすことで、理想的な「椿姫」を創り上げました。
 ヴィオレッタを歌うのは最近注目のアルバニア生まれのソプラノ、エルモネラ・ヤーホ。幼い頃から歌手を志し、イタリアで学び数々のコンクールでの優勝経験を持つ若手です。ヴェルディ、プッチーニ作品を得意としていて、各地の劇場でヴィオレッタを歌っていますが、この上演でも「ああ、そはかの人か-花から花へ」で、華やかな衣装を脱ぎ捨てながら歌う、彼女の妖艶な姿に惹きつけられない人はいないでしょう。
 彼女は、アルフレードを歌うデムーロとともにアレーナ・ディ・ヴェローナへのデビューとなります。ジュリアン・コヴァチェフの仄かな暗さを持つ指揮も、この上演を稀有なものにしていることは間違いありません。
 
102194
(DVD)
\6600
アレクサンダー・プライオール:バレエ「モーグリ」
 ラドヤード・キップリング「ジャングル・ブック」原案
《ボーナス映像》
 ワーキング・タイトル「神童」
 マリアンナ・カートによるドキュメンタリー
モーグリ(子供時代)…ニコライ・ヴァシリョフ/
モーグリ(青年時代)…ニコライ・シェヴィシェロフ/
バルー(熊)…アレクサンダー・プシュカレフ/
バギーラ(豹)・アリーナ・ポダヴァローヴァ/
シア=カーン(トラ)…・マキシム・ゲラシモフ/
モスクワ・クラシカル・バレエ/

ニュー・オペラ管弦楽団/
アレクサンダー・プライオール(指揮)/

ナターリャ・カサトゥキナ(振り付け)/
ウラディーミル・ヴァシリョフ(振り付け)/
アンジェラ・ランスバリー(主催)/
エリザヴェータ・ドヴォルキナ(情景&衣装)/
A.プクホフ(照明)/
ビヴァリー・デセール(総監督)/
クレメンテ・ダレッシオ(映像監督)

108115
(BD)
\6600
2009年 モスクワ クレムリン・バレエ劇場 ライブ収録/収録時間:80分+20分(ボーナス映像)/音声:英語(ボーナス部分) ステレオ2.0(DVD・Blu-ray) /字幕:なし/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>単層 25GB 1080i High Definition
 モスクワ・クラシカル・バレエ団が演ずる壮観なダンス。作曲、指揮は公演当時17歳の若手作曲家アレクサンダー・プライオール(1992-)。彼はこの作品を13歳の時に書いたというのですから、本当に驚くべき才能というほかありません。
 題材はラドヤード・キップリングの「ジャングル・ブック」から求めていて、モーグリというのは小説に登場する「オオカミに育てられた人間の子供」の名前です。
 舞台はとても幻想的で、ロマンティック。もちろんダンサーたちもトラや熊の扮装で踊るのですが、この青年時代のモーグリを踊るニコライ・シェヴィシェロフの鍛え上げられた肉体の美しさといったら、とても言葉では表せません。
 ボーナス映像では、この作曲家プライオールの才能の秘密の一端を知ることができます。指揮者としても活躍中。今後が楽しみな人です。
 

108132
(BD)
\6600
ジャン=フィリップ・ラモー:歌劇「プラテー」
 プロローグと3幕
 アドリアン=ジョセフ・ヴァロワ・ドルヴィル台本
 ジャック・オトゥロー原作
プラテー…ポール・アニュー(T)/
フォリー/タリー…ミレイユ・ドゥランシュ(S)/
テスピス/メルキュール…ヤン・ブロン(T)/
ジュピテル…ヴァンサン・ル・テジエ(Br)/
ジュノン…ドリス・ランプルシュ(Ms)/
シテロン/サテュロス…ロラン・ナウリ(Br)/
愛の神/クラリーヌ…ヴァレリー・ガバユ(S)/
モミュス…フランク・ルゲリネル(Br) 他/

グルノーブル・ルーヴル宮音楽隊・合唱団/
マルク・ミンコフスキ(指揮)/

ロラン・ペリー(演出・衣装)/
シャンタル・トマ(装置)/
ローラ・スコッツィ(振り付け)/
ジョエル・アダム(照明)/
アガート・メリナンド(脚色)
2002年2月 パリ・オペラ座(ガルニエ宮)におけるライヴ収録/収録時間:150分/音声:仏語歌唱 ステレオ2.0/字幕:英,独,西,伊/画面:16:9/REGION All(Code:0)/単層 25GB 1080/60i(Upscale)
 ギリシアの神話時代、コメティの創始者テスピスの呼びかけで始まる物語。嫉妬深い妻ジュノンの攻撃をかわすために、あまり美しくないプラテー(カエルの妖精)を利用して一芝居打つことを考えたジュピテル。彼がベールを被ったプラテーに求婚し、誓いを結ぼうとしたところに乱入するジュノン…。しかしジュノンはプラテーの顔を見て大笑い。プライドを傷つけられたプラテーは逃げ帰り、ジュノンはもう一度ジュピテルを信じてみようと決意するという、存外他愛のないお話です。
 このオペラは1745年3月31日、ルイ15世の息子の王太子と、スペイン皇女マリア・テレサの婚儀の祝宴のためにヴェルサイユ宮殿内で初演されたもので、一般に公開されるのは、その4年後の1749年まで待たなくてはいけませんでした。もちろん上演は大成功。随所で聞こえる生き物の鳴き声(カエル、鳥、その他しゃっくりまで!)が生き生きと描かれ、また、プラテー役はテノールが担ったことでも注目を浴びたと言われています。この演奏は、ミンコフスキの溌剌たる指揮とルーヴル宮音楽隊のひなびた響き、優雅かつちょっとグロテスクなペリーの演出など、斬新で興味深い場面が盛りだくさん。
 きらびやかなジュピテルが花火を纏いながら登場するシーンなどはまさに大笑いです。今回の高画質での登場は嬉しい限りです。
 

108111
(BD)
\6600

クリストフ・ヴィリバルト・グルック:生誕300年
 歌劇「アルセスト」(1776年 パリ版 フランス語歌唱) カテリーネ・ナグレシュタット/
ドナルド・カーシュ、/
ベルンハルト・シュナイダー/
カトリオナ・スミス/
ユーハン・リュード 他/
シュトゥットガルト州立歌劇場合唱団/
シュトゥットガルト州立管弦楽団/
コンスタンティノス・カリディス(指揮)/
ミヒャエル・アルバー(合唱指揮)/
ヨッシ・ヴィーラー&セルジョ・モラビート(演出)
2006年 シュトゥットガルト州立歌劇場 ライヴ収録
王アドメートを救うために、自らを犠牲にすることを決意した王妃アルセスト。その決意は固く、約束の時が来て、死の神が彼女を迎えにきた時にも決して揺るぐことはありませんでした。そんなアルセストを見た死の神は、彼女がこの世に留まることを赦すのです。ギリシャ神話の世界を現代に置き換えた見事な舞台。
 ヘンデルを得意とするナグレシュタットの素晴らしい歌唱。カリディスの溌剌たる指揮。全てが溶け合った素晴らしい演奏です。
 歌劇「トーリードのイフィジェニー」(1779) ジュリエッテ・ガルスティアン/
ロドニー・ギルフリー/デオン・ヴァン・デア・ヴァルト/
アントン・シャリンガー/
マルティナ・ヤンコヴァ/
チューリヒ歌劇場「ラ・シンティッラ」オーケストラ(オリジナル楽器使用)/
ウィリアム・クリスティ(指揮)/
クラウス・グート(演出)/
クリスティアン・シュミット(装置&衣装)
2001年 チューリヒ歌劇場 ライヴ収録
 グルックの創作活動の絶頂期に書かれたこの作品。ギリシャ神話をモティーフにしながらも、複雑な人間模様が描かれています。
 演出は若干奇異に映るかもしれませんが、非現実的な要素をよりどころにする作品だけに、これはこれでありかも。と思わせてくれます。なんといってもクリスティの指揮が素晴らしいものです。
 歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」(1762) ヨッヘン・コヴァルスキー/
ジリアン・ウェブスター/
ジェレミー・バッド/
ジャン=ピエール・ブランシャール/
ウィリアム・エドワーズ/
クリストファー・マクマナス(ハープシコード=通奏低音)/
コヴェント・ガーデン王立歌劇場合唱団/
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団/
ハルトムート・ヘンヒェン(指揮)/
ハリー・クプファー(演出)/
ハンス・シャヴェルノッホ(美術)/
エレオノーレ・クライバー(装置)
1991年 コヴェント・ガーデン王立歌劇場 ライヴ収録
 ボーナス映像…・変化の風、愛の風-クリストフ・ヴィリバルト・グルックの生涯(インガー・エビィ:映像)
 オペラ改革者としての音楽史上の位置は有名でも、作品自体は意外に知られていないグルック(1714-1787)。
 このディスクは、彼の生誕300年を記念して、代表作3作を1枚のBlu-rayに収録したという画期的なものです。どの演目も発売時から高い評価を受けているものばかり。
 内容は107540の3枚組DVDBOXと同じですが、こちらには特別、グルックの生涯をフィーチャーした60分の特別映像も付いていて、知られざるグルックの生涯についても思いを馳せることができる優れものです。

 107540と同内容+ボーナス映像 彼が出演すると作品の評価と印象が大きく変化する、とまで言われるカウンターテナー歌手コヴァルスキー。
 日本でもおなじみの彼が、カストラートのために書かれたグルックの代表作を歌います。これまでは古楽系の歌手によるものが多く、そうした意味ではグランド・オペラ風の力強さが作品に宿ったと言えるでしょう。BBC/Opus Arteからリリース進行中の「指環」でも斬新な演出を行っている、クプファーのセンスにも注目です。

 収録時間:1…165分/2…108分/3…83分/ボーナス…60分/音声:ステレオ2.0/字幕:英,独,仏,西,伊/画面:4:3/REGION All(Code:0)/片面2層ディスク
 

102199
(DVD)
\4100
カントリーロード —アメリカの鼓動—
ボーナス:
 ジャスティン・タウンズ・アール:ライヴ・コンサート
マリーケ・シュレーダー(監督&製作)/
ラルフ・ネツラー(写真ディレクター)/
トーマス・ケラー(音楽)/
ギャビー・クル=ノイヤー(映像編集)
108118
(BD)
\6600
収録時間:90分+60分(ボーナス)/音声:英,独 <DVD,BD>ステレオ2.0/字幕:仏,韓/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>単層 25GB 1080i High Definition
 「バウンド&アブソリュート・ゼロ 勅使川原三郎のダンス世界」(101815…DVD)の監督でもあるマリーケ・シュレーダー。この「カントリーロード」は彼女による「本物のアメリカの探索」です。アメリカ国民に漲る士気、パイオニア精神。そして祖国愛…これらを偉大なるシンガーソングライターたち(ジャスティン・タウンズ・アール,ジョン・カーター・キャッシュ,リズ&ケイトリン・ローズ…etc)の歌声を絡めながら紹介していく映像です。
 アメリカ国民の魂の叫びを体感できる素晴らしい映像。彼らのルーツと愛を存分に体感してください。ボーナス映像では60分間のジャスティン・タウンズ・アールのライヴを楽しめます。

BEL AIR(映像)

BAC 404
(Blu-ray)
\5000
ラ・フラ・デス・バウスが新風を吹き込んだ「アイーダ」!
 ヴェルディ:「アイーダ」
ヘー・ホイ(S アイーダ)
ファビオ・サルトーリ(T ラダメス)
ジョヴァンナ・カゾッラ(Ms アムネリス)
アンブロージョ・マエストリ(Br アモナズロ)
アドリアン・サンペトレアン(Bs ランフィス)
ロベルト・タリアヴィーニ(Bs 国王)
カルロ・ボージ(T 伝令)
エレナ・ロッシ(S 巫女)
オメール・メイア・ヴェルバー(指揮)
アレーナ・ディ・ヴェローナ管弦楽団,
合唱団,バレエ団
BAC 104
(DVD)
\4400
 アレーナ・ディ・ヴェローナ、100周年記念新制作上演!!ラ・フラ・デス・バウスが新風を吹き込んだ「アイーダ」!しかも歌手は一流!

 ラ・フラ・デルス・バウス,アレックス・オリェ(演出)/ヴァレンティーナ・カラスコ(演出補,振付)
 ローランド・オルベター(装置)/チュ・ウロズ(衣装)/パオロ・マッツォン(照明)
 収録:2013年6月
 (Blu-ray)リージョン:ALL、HD、16:9、148分、2.0 PCM / 5.1 DTS MASTER AUDIO、字幕:伊英独仏西
 (DVD)リージョン:ALL、NTSC、16:9、148分、PCM STEREO / DOLBY DIGITAL 5.1、字幕:伊英独仏西

 2013 年はヴェルディの生誕200 周年でしたが、同時にアレーナ・ディ・ヴェローナ音楽祭の100 周年でもありました。というのも、1913 年8 月にヴェルディ生誕100 周年を記念してここで「アイーダ」が上演され、これが音楽祭の開始とされているからです。
 100 周年のアレーナ・ディ・ヴェローナでは二つの「アイーダ」が上演されました。8 月10 日の記念日から9 月8 日の閉幕までは100 年前の舞台の復元上演でしたが、開幕となる6 月14 日から8 月3 日までは、今話題のスペインの舞踏集団、ラ・フラ・デルス・バウスによる新制作の舞台が上演されました。ヴァレンシア・リングなどで未来的な舞台でアッと驚かせたラ・フラ・デルス・バウスですが、ここでは芸術監督アレクス・オリェが中心となって、古代エジプトという基本的な設定は踏まえつつ、装置や衣装はSF 風の近未来的なものにし、また随所で現代の人々が舞台に交わるという、過去・現在・未来が入り混じった独特の世界観を広げています。
 また後半ではアレーナ・ディ・ヴェローナの広い舞台に水を張ってナイル川を作り、その周りを舞踏団による動植物が彩るという趣向が凝らされて、夏の野外公演らしい気持ちよさを掻き立てています。最初のうちは戸惑い気味だった観客も、最終場面では深い感動に包まれている様子が映像から伝わってきます。
 さすがはアレーナ・ディ・ヴェローナ音楽祭、歌手は一流ばかり。タイトルロールは、今アイーダを歌わせたらこの人!というほどあちこちで歌っているヘー・ホイ(和慧。イタリアではウイ・エと呼ばれています)。1972 年、中国、西安の生まれ。2002 年からイタリアを中心に活動しています。充実した声の持ち主で、アイーダはスカラ座、メトロポリタン歌劇場、バイエルン国立歌劇場などで歌って評判を取った当り役。日本でも2012 年8 月の新国立劇場での演奏会形式上演、2013 年9 月、東京と大阪でのスカラ座の演奏会形式上演で歌っています。
 ファビオ・サルトーリは、イタリア、トレヴィーゾ生まれのテノール。近年著しく風格を増してドラマティックな役を手掛けるようになり、ヴェルディの後期のオペラでの活躍が増えています。ジョヴァンナ・カゾッラは1945 年、ナポリ生まれというかなりのベテラン。かつてはドラマティック・ソプラノとしてトゥーランドットなどを得意とした人で、全盛期でもメッゾソプラノ役をしばしば歌っていました。堂々とした貫禄を見せ付けるアムネリスはお見事。アモナズロは、スカラ座時代のムーティが重用したバリトン、アンブロージョ・マエストリ。
 指揮のオメール・メイア・ヴェルバーというと、2010 年のサイトウ・キネン・フェスティヴァルで、降板した小澤征爾に代わってR.シュトラウスの「サロメ」を指揮したことで知られるイスラエルの指揮者。1981 年生まれですから、まだ30 代前半という若さですが、2011 年からスペイン、ヴァレンシアのソフィア王妃芸術館の音楽監督(ロリン・マゼールの後任)を務めています。
 既に「アイーダ」の映像はたくさん出回っていますが、その中でも個性的なことは間違いなしのラ・フラ・デルス・バウスの「アイーダ」、しかもHD 収録の鮮明画像。いつもと違った感動が待っていることでしょう!
 


BAC 410
(Blu-ray)
\5000→\4590
巨匠シェローの最後の大傑作!サロネンの完璧無比な「エレクトラ」
 R.シュトラウス:「エレクトラ」
エヴェリン・ヘルリツィウス(S エレクトラ)
ヴァルトラウト・マイアー(Ms クリテムネストラ)
アドリアンヌ・ピエチョンカ(S クリソテミス)
トム・ランドル(T エギスト)
ミハイル・ペトレンコ(Br オレスト)
フランツ・マツーラ(Bs オレストの侍者)
フロリアン・ホフマン(T 若い従者)
ドナルド・マッキンタイア(Bs 老いた従者)
レナーテ・ベーレ
 (S 監視の女,クリテムネストラの側近の侍女)
ボニタ・ハイマン(Ms 第1の侍女)
アンドレア・ヒル
 (Ms 第2の侍女,クリテムネストラの裾持ち)
シルヴィア・ハブロヴェツ(Ms 第3の侍女)
マリー=イヴ・マンガー(S 第4の侍女)
ロバータ・アレクサンダー(S 第5の侍女)
エサ=ペッカ・サロネン(指揮)
パリ管弦楽団,グルベンキアン合唱団


BAC 110
(DVD)
\4400→\3990
 巨匠シェローの最後の大傑作!サロネンの完璧無比な「エレクトラ」ヘルリツィウス、マイヤー、ピエチョンカの女三つ巴エクサン・プロヴァンスの興奮が鮮明映像に!!!

 パトリス・シェロー(演出)/リシャール・ペドゥッツィ(装置)/ドミニク・ブリュギエール(照明)/カロリーヌ・ド・ヴィヴェーズ(衣装)
 収録:2013 年7月、エクサン・プロヴァンス
 (Blu-ray)リージョン:ALL、HD、16:9、110分+23分、2.0 PCM /5.1 DTS HE Master Audio、字幕:独英仏伊西(特典映像:英)
 (DVD)リージョン:ALL、NTSC、16:9、110分+23分、2.0 PCM / 5.1 Dolby Digital、字幕:独英仏伊西(特典映像:英)

 シュトラウス・イヤーに目玉が登場!!2013 年夏にエクサン・プロヴァンス音楽祭で上演され絶賛された「エレクトラ」が映像になりました。世界中から熱心なシュトラウス・マニアが集まったこの上演は大成功を収め、共同制作であるスカラ座の2014 年6 月の上演も同じく大成功を収めました。しかしその間の2013 年10 月7 日に演出のパトリス・シェローが亡くなり、この演出は彼の最後の大仕事となりました。シェローの演出は、灰色の建物が取り囲む中庭のような閉鎖的な空間の中、現代の普通の服装をしている登場人物たちと、一見すると地味なくらいですが、すべての役が極めて演劇的に動き、館の下女たちのような脇役までもを復讐劇に密に絡ませ、伏線やちょっとした仕掛けが見事に効いているという、シェローらしい人間描写に優れた生々しい「エレクトラ」になっています。
 舞台に負けず劣らず素晴らしいのがサロネンの指揮。ともすると咆哮と迫力ばかりで押し切られがちな「エレクトラ」の音楽を、この上なく精緻に知的に捌き、胸がすくほど切れ味の良い「エレクトラ」を成し遂げています。これはもう次元の違う演奏といってよいでしょう。あまりピットに入ることのないパリ管弦楽団がここでは存分に技術力を発揮しているのにも圧倒。
 歌手は今「エレクトラ」に望み得る最高の人たちばかり。タイトルロールのエヴェリン・ヘルリツィウスは役に強烈に没入するタイプの歌手で、もちろんエレクトラは嵌り役、壮絶な演技歌唱で圧倒的な存在感。クリテムネストラのヴァルトラウト・マイアーは、持ち前の知的な言葉裁きと演技でこの重要な役にさらなる求心力を与えています。クリソテミスのアドリアンヌ・ピエチョンカの美声で情感こもった歌も素晴らしく、主役女声三役は極めて充実。さらにエギストには、さえないオヤジではなく逞しくてかっこいいトム・ランドル、オレストには渋い存在感が光るミハイル・ペトレンコと男声も見事。また脇に大ベテランの歌手が参加しているのも要注目。フランツ・マツーラは1924 年生まれと言いますから、この時なんと89 歳!ドナルド・マッキンタイアは1934 年生まれの78 歳。重要な役である第5 の侍女のロバータ・アレクサンダーは1949 年生まれの64 歳。いずれも舞台経験の厚みを感じさせてくれます。
 ボーナス映像としてシェローのインタビューを収録。偉大なシェローの置き土産、ぜひ鮮明映像でお楽しみください!
 

CANTUS(映像)


CV 1210
(DVD-Video/PAL)
\4000
バロック・コンサート
 ファルコニエーリ:舞曲集/
 セルマ:3声のカンツォン第5番/
 テレマン:リコーダー・ソナタ ハ長調 TWV.41:C1/
 ヴィヴァルディ:チェロ・ソナタ イ短調 RV.43/
 カステッロ:ソナタ第7番/
 ペジブル:リコーダー・ソナタ ニ短調
ラ・リティラータ、
 ホセチュ・オブレゴン
 (チェロ&ディレクター)
 Glossaのメイン・アーティストにも加わったスペインのチェリスト、ホセチュ・オブレゴンと、オブレゴン率いるバロック・アンサンブル「ラ・リティラータ」の2011年マドリード・ライヴがDVDで登場。
 イタリア各地の宮廷、さらにはスペイン、フランスを渡り歩いた作曲家、アンドレーア・ファルコニエーリ(1585−1656)の舞曲を最初と最後に配置し、スペイン、ドイツ、イタリア、フランスとヨーロッパ各地のバロックを色鮮やかに描いている。

 ※当タイトルはPAL方式のため、PAL方式対応の再生機器のみで試聴可能です。予めご了承ください。

C−MAJOR(映像)


71 7004
(Blu-ray)
\5400
エル・システマ・アット・ザルツブルク・フェスティヴァル
 ガーシュウィン:キューバ序曲
 ヒナステラ:エスタンシア 作品8a*
 マーラー:交響曲第1番ニ長調
 バーンスタイン:マンボ(ウェスト・サイド・ストーリーより)
 J.シュトラウス:ラデツキー行進曲Op.228*
   サー・サイモン・ラトル(指揮)
   ベネズエラ国立児童交響楽団、
   ヘスース・パラ(指揮)*
    収録:2013年8月10.11日フェルゼンライトシューレ、ザルツブルク音楽祭(ライヴ)
    監督:ヘニング:カステン

 [ドキュメンタリー&コンサート]
  ジョン・ラッター、アトス・パルマ、W.A. モーツァルト、フランシスコ・セスペデス、
   アデリス・フレイテス、アストル・ピアソラの作品
    ナイベス・ガルシア(指揮)ルイス・チンチージャ(指揮)、ホワイト・ハンド・コーラス
    収録:2013年8月8,9日モーツァルテウム、ザルツブルク音楽祭(ライヴ)
    監督:クリスティアン・クルト・ワイズ

71 6908
(DVD)
\3400
 2013年ザルツブルク音楽祭を席巻した「エル・システマ」ラトルが7歳から16歳のベネズエラの子供たちと作りあげた音楽

 (Blu-ray) 画面:16:9、Full HD、音声:PCM ステレオ、PCM5.1、146分、字幕:英独西仏韓中
 (DVD) 画面:16:9、NTSC、音声:PCM ステレオ、PCM5.1、146分、字幕:英独西仏韓中

 2013 年のザルツブルク音楽祭では、あのベネズエラの「エル・システマ」が特集されました。「エル・システマ」は、音楽を通じて貧困層の子供たちを救う画期的な音楽教育システム。今や世界的指揮者となった若き天才指揮者グスターヴォ・ドゥダメルもエル・システマの教育を受け活躍している一人。
 この映像は、そのベネズエラから招待された約1200 人のメンバーが、世界一の音楽祭で活躍する場面が収録されています。
 ベネズエラ国立児童交響楽団の指揮を務めたのは、ベルリン・フィルの首席指揮者サー・サイモン・ラトル。ラトルもまた、子供たちへの音楽指導に力を注いでおり、この「エル・システマ」の活動にも賛同しています。
 ベネズエラ国立児童交響楽団のメンバーは7 歳から16 歳という年齢で、ガーシュウィンのキューバ序曲、ヒナステラのエスタンシア、マーラー:交響曲第1 番というプログラムを見事に演奏しています。
 ヒナステラは、ベネズエラの期待の若干19 歳の指揮者ヘスース・パラが担当。いつも通りの躍動的な演奏で最後の締めは全員のダンスで締めくくられています。またラトルも、子供たちの溢れだす可能性をまとめあげ、充実した演奏を聴かせてくれます。最後は拍手喝采のスタンディングオーベーション。観客・演奏者ともに感動に包まれ、アンコールにはラトルによるマンボ、その後にはパラによるラデツキー行進曲が演奏され、大きな盛り上がりとともに終了した大興奮のコンサート映像です。
 ボーナス映像として、同じく2013 年のザルツブルク音楽からで、聴覚障害をもつ児童が白い手袋をして歌う「ホワイト・ハンド・コーラス」によるコンサート映像とその舞台裏が収録されています。

DYNAMIC


DYNDVD37694
(DVD)
\3100
アンドレ・モデスト・グレトリー:
 歌劇「ギョーム・テル」3幕(1791)
ギヨーム・テル…マルク・ラホ(テノール) /
テルの妻…アンヌ・カトリーヌ・ジレ(ソプラノ)/
ジェスレル…ライオネル・ローテ(バリトン)/
マリー…リースベト・ドフォス(ソプラノ)/
テルの息子…ナターシャ・コワルスキ(メゾ・ソプラノ)/
メルクタール…パトリック・デルクール(バリトン)/
メルクタールの息子…ステファン・チフォレッリ(テノール)/
旅行者…ロジャー・ジョアキム(バリトン)/
ワロニー王立歌劇場管弦楽団&合唱団/
シュテファノ・マッツォーニス・ディ・プララフェラ(指揮)/
ジーン=ガイ・レカット(演出)/
フェルナンド・ルイス(衣装)
収録 2013年6月 リエージュ,ワロニー王立歌劇場/収録時間:88分 フランス語歌唱/音声:ステレオ2.0/DD 5.1/字幕:仏・英・独・西・伊・蘭/画面:16:9/REGION All(Code:0) ※世界初収録
 スイスの国民的英雄ウィリアム・テルの伝説は、オペラ作曲家たちの間でも人気のテーマですが、現在知られているのはロッシーニの作品が唯一で、それすらもあまり上演機会が多いとは言えません。
 こちらのグレトリーの作品は、ロッシーニのものより38年前に作曲された3幕の短いオペラ=コミークで、スイスの有名な民謡も使われたドラマティックなもの。会話の部分と緊張感ある音楽、そして劇的な展開は、ベートーヴェンの「フィデリオ」をも連想させます。
 作曲家のグレトリー(1741-1813)はリエージュで生まれ、サン・ドニ教会で聖歌隊員を務めました。若い頃にイタリア・オペラ団の公演に出演したことで、ガルッピやペルゴレージのオペラに触れ、多大なる影響を受けたようです。イタリアで学ぶための資金を稼ぐために作曲した「ミサ曲」が評判となり、無事資金を得てイタリアに留学。その後、モンシニーのオペラ台本を研究することで、フランスのオペラ・コミークに専心しようと決意したといわれています。その後パリに移り、次々と作品を発表。生涯50作ほどのオペラを作曲したのです。
 この上演は、2013年グレトリーの没後200年を記念して行われたもので、理想的な歌手と指揮者を得た素晴らしい公演となりました。

EUROARTS(映像)


20 59744
(Blu-ray)
\5000
「POPPEA//POPPEA」
 ※モンテヴェルディの傑作オペラ「ポッペアの戴冠」に触発されたプログラム
振付:クリスチャン・シュプック
パフォーマンス:ゴーティエ・ダンス//
ダンス・カンパニー・シアターハウス・シュトゥットガルト
監督:ニコライ・ヴィアルコヴィッチ

20 59748
(DVD)
\3000
 クリスチャン・シュプックの画期的な振付による「ポッペア」エリック・ゴーティエの自由で独創的なダンスも必見!3D 収録で官能の世界がよりリアルに!

 (Blu-ray)画面:1080i Full HD,16:9// 3D &2D、音声:PCM ステレオ、DTS HD Master Audio5.1、リージョン:All、原語(語り部分):独・仏、字幕:英・独・仏、78分+5分(ボーナス)
 (DVD)画面:NTSC,16:9、音声:PCM ステレオ、DTS 5.1、DD5.1、リージョン:All、原語(語り部分):独・仏、字幕:英・独・仏、78分+5分(ボーナス)

 シュトゥットガルト・バレエ団の振付家を経て現在チューリッヒ・バレエの芸術監督を務めているクリスチャン・シュプックと、エリック・ゴーティエが主宰するダンス・カンパニー、ゴーティエ・ダンスによる舞台「POPPEA//POPPEA」。2011 年ドイツ演劇賞「ザ・ファウスト」を受賞したプログラムです。この映像は2013 年7 月にシアターハウス・シュトゥットガルトで行われた公演で、650 人の観客が総立ちになって「ブラボー!」という歓声と、拍手が鳴りやまなかったそうです。
 内容はモンテヴェルディの傑作オペラ「ポッペアの戴冠」に触発されたプログラム。皇帝ネロと愛人ポッペアをめぐり繰り広げられる「愛がすべてを許し超越する」という物語で、最後には悪が勝利するという愛憎劇。
 本舞台は「こんばんは。皆様。ポッペアとネロの物語を話すことは私にとって大変名誉なことである」というフランス語の導入から開始されます。
 シュプックはこの強烈なストーリーから、実験的な振付に映像と語りを組み込んだ刺激的な舞台を創り上げています。音楽は、原作というべきモンテヴェルディを主軸に、ロベルト・シューマン、イタリア・バロックの作曲家ジェミニアーニ、ドイツ・バロックの作曲家ヴェストホフ、そしてアイスランドの歌手エミリアナ・トリーニ、アメリカの歌手キャット・パワー、マーティン・ドナーらの楽曲も使用しています。
 さらにブルーレイでは、3D と2D の収録になっており、暗闇に浮き上がるダンサーたちの肢体が、リアルに官能性を描き出しています。



 

20 72704
(Blu-ray)
\5000
アンドレ・チャイコフスキーの「ヴェニスの商人」
 アンドレ・チャイコフスキー:
  歌劇「ヴェニスの商人」Op.7(全3幕+エピローグ)
   [+ドキュメンタリー
   「ブレゲンツへの旅・オペラ計画」
    (マーク・チャールズ監督)]
ヴェニス大公:リチャード・アンガス(Bs)
アントーニオ:クリストファー・エインズリー(CT)
バッサーニオ:チャールズ・ワークマン(Ten)
サレリオ:エードリアン・クラーク(Bs)
ソラーニオ:ノーマン・パツケ(Bs)
グラシアーノ:ディヴィッド・スタウト(Br)
ロレンゾー:ジェイソン・ブリッジズ(Ten)
シャイロック:アドリアン・エレート(Br)
ジェシカ:キャスリーン・リーウェック(Sop)
ポーシャ:マグダレーナ・アンナ・ホフマン(Sop)
ネリッサ:ヴェレーナ・グンツ(Ms)
エリク・ニールセン(指)
ウィーン交響楽団、
プラハ・フィル合唱団

20 72708
(DVD)
\4400
 ワインベルクの「パサジェルカ」に続くブレゲンツ音楽祭驚愕のオペラ初演。

 原作:ウィリアム・シェイクスピア/台本:ジョン・オブライエン/舞台監督:キース・ワーナー/映像監督:フェリックス・ブライサフ
 [2013 年7 月/ブレゲンツ音楽祭(ライヴ)]
 (Blu-ray)リージョンオール、1080i Full HD 16:9、音声:DTS HD Master Audio 5.0/ PCM STEREO、160’ ( コンサート) +45’ ( ドキュメンタリー)、字幕:英独仏波
 (DVD)リージョンオール、NTSC 16:9、音声:DD5.0 / PCM STEREO、160’ ( コンサート) +45’ ( ドキュメンタリー)、台詞と歌詞:英語、字幕:英独仏波

 チャイコフスキーの歌劇「ヴェニスの商人」と聞いて驚く向きもあるかもしれませんが、作曲者はロシアのピョートルではなく、ポーランド出身のアンドレ・チャイコフスキー(1935-1982)。ヴィルトゥオーゾ・ピアニストとしてRCA 等に録音がありましたが、ガンのため46 歳で早世しました。本人は作曲家志望で、ピアノ協奏曲やピアノ小品はCD にもなっています。寡作家だった彼が、1968 年から死の直前まで取り組んでいたのが唯一のオペラ作品「ヴェニスの商人」で、最後の24 小節がオーケストレーションされぬまま残され、アラン・ブーステッドにより補筆完成されました。
 アンドレ・チャイコフスキー(本名ロベルト・アンジェイ・クラウトハムメル)はユダヤ人家庭に生まれ、第2 次世界大戦中両親を失いますが、ワルシャワ・ゲットーを抜け出し、2 年間潜伏生活を送り生還。しかしそれがトラウマとなり、戦後は鬱病に悩み、さらに同性愛者だったことも共産主義ポーランドでは「好ましからざる人物」とされ、1958 年にイギリスへ亡命。同地ではイギリス人以上に立派な英文を書き、イギリス人以上にシェイクスピア作品に精通していたとされます。
 チャイコフスキーがまさに心血を注いで取り組んだ「ヴェニスの商人」は、作曲中の1981 年にイングリッシュ・ナショナル・オペラで初演される計画が持ち上がりましたが、頓挫。結局作曲者の死後30 年以上も顧みられることなく放置されました。ブレゲンツ音楽祭は、2010 年に、やはりユダヤ系ポーランド人作曲家だったワインベルクの歌劇「パサジェルカ」を蘇演させ、成功をおさめた経緯から、「国を離れて忘却の淵に沈んだ」ポーランド系オペラのシリーズ第2 弾として、2013 年7 月18 日に世界初演を行いました。
 内容も衝撃。2 時間40 分の上演中、サスペンスあり、恋愛ありと起伏に富み飽きさせません。音楽もベルクを思わせる情念に満ちたものから、中世風の舞曲、ワーグナーの「指環」のライトモチーフ借用まで多様。原作は中世の話ながら、衣装やセットは現代風。1970 年代にこれほど重要なオペラが書かれていたことに驚かされます。アントーニオ役クリストファー・エインズリーのカウンターテナーとバッサーニオ役のチャールズ・ワークマンのテノールによるBL 風絡みも今風でオシャレ。あらゆる意味で、21 世紀の重要な作品になりえると申せましょう。
 


20 60658
(DVD)
\3000→\2690

これぞフェスティヴァル!ヴェルビエ音楽祭20周年記念コンサート
 シトコヴェツキー編のショパン24 の前奏曲を超豪華アーティスト達が順番に演奏!
 シューベルト:ピアノ三重奏変ロ長調D.898(Op.99)〜第2楽章 エフゲニー・キーシン(ピアノ) 
ルノー・カプソン(ヴァイオリン)
ゴーティエ・カプソン(チェロ)
 ドヴォルザーク:ピアノ五重奏第2番イ長調Op.81〜第2楽章 エベーヌ四重奏団
メナヘム・プレスラー(ピアノ)
 ヨーラン・フロスト:クレズマー舞曲第3番 マルティン・フロスト(クラリネット)
ヴェルビエ祝祭管弦楽団
 シューマン:ピアノ五重奏曲変ホ長調Op.44〜第1 楽章 エマニュエル・アックス(ピアノ) 
レオニダス・カヴァコス(ヴァイオリン)
ガーボル・タカーチ=ナジ(ヴァイオリン) 
アントワン・タメスティ(ヴィオラ) 
ゴーティエ・カプソン(チェロ)
 モンティ・アレキサンダー:Happy Birthday変奏曲 モンティ・アレキサンダー(ピアノ)
 プロコフィエフ/ プレトニョフ編:組曲「シンデレラ」第2 番Op.108 ミハエル・プレトニョフ(ピアノ)
ダニエル・トリフォノフ(ピアノ)
 ショパン/ シトコヴェツキー編:24の前奏曲Op.28   第1番 ハ長調 /ユジャ・ワン(P)
  第2番 イ短調 /ユーリ・バシュメット(Va)ニコラ・アンゲリッシュ(P)
  第3番 ト長調 /イリア・グリンゴルツ(Vn) レーラ・アウエルバッハ(P)
  第4番 ホ短調 /マルティン・フロスト(Cl) ジュリアン・カンタン(P)
  第5番 ニ長調 /ローマン・ラビノヴィッチ(P)
  第6番 ロ短調 /ミッシャ・マイスキー(Vc) リリー・マイスキー(P)
  第7番 イ長調 /ミハエル・プレトニョフ(P)
  第8番 嬰ヘ短調 /ダヴィッド・アーロン・カーペンター(Vn) ジュリアン・カンタン(P)
  第9番 ホ長調/ アントワン・タメスティ(Va)メナヘム・プレスラー(P)
  第10番 嬰ハ短調(即興)/ モンティ・アレキサンダー(P)
  第11番 ロ長調/ ヴィルデ・フラング(Vn) エマニュエル・アックス(P)
  第12番 嬰ト短調/ ダニエル・トリフォノフ(P)
  第13番 嬰ヘ長調/ メナヘム・プレスラー(P)
  第14番 変ホ短調/ ジュリアン・カンタン(P)
  第15番 変ニ長調「 雨だれ」/ エベーヌ四重奏団 リー・ナッシュ
  第16番 変ロ短調/ カティア・ブニアティシヴィリ(P)
  第17番 変イ長調/ レオニダス・カヴァコス(Vn) ダニエル・トリフォノフ(P)
  第18番 ヘ短調/ ニコラ・アンゲリッシュ(P)
  第19番 変ホ長調/ ルノー・カプソン(Vn) カティア・ブニアティシヴィリ(P)
  第20番 ハ短調/ エマニュエル・アックス(P)
  第21番 変ロ長調/ ドミトリー・シトコヴェツキー(Vn) ミハエル・プレトニョフ(P)
  第22番 ト短調/ レーラ・アウエルバッハ(P)
  第23番 ヘ長調/ ゴーティエ・カプソン(Vc) ユジャ・ワン(P)
  第24番 ニ短調/ エフゲニー・キーシン(P)
 
 収録:2013 年7 月28 日ヴェルビエ音楽祭(ライヴ)/画面:16:9 NTSC、音声:PCM ステレオ、リージョン:All、98 分

 スイスのスキーリゾート地で1993 年から毎年夏に行われているヴェルビエ音楽祭は、2013 年で20 周年を迎えました。アルプスの山々に囲まれた穏やかな雰囲気や、若手の育成に力を入れるプログラム、そして世界有数のトップアーティストが集結する豪華な演奏会など見どこと満載の音楽祭です。
 このDVD には、音楽祭20 周年を記念して行われたアニヴァーサリー・コンサートの模様が収録されています。記念コンサートには、20 年の歴史を振り返るような、豪華な出演者が勢ぞろいし、お祝いムードを盛り上げています。
 まずは常連かつ世界的ピアニストのエフゲニー・キーシンが、カプソン兄弟と演奏したシューベルトの三重奏曲からはじまります。そして90 歳の巨匠ピアニスト、メナヘム・プレスラーと若手カルテット、エベーヌ四重奏団によるドヴォルザークのピアノ五重奏第2 番。さらにオスカー・ピーターソンの後継者と言われ、圧倒的なテクニックと表現力で魅了するジャマイカ出身のジャズ・ピアニスト、モンティ・アレキサンダーによるHappy Birthday 変奏曲。ロシアの新旧2 大ピアニスト、プレトニョフとトリフォノフによるプレトニョフ編曲組曲「シンデレラ」。されにメイン・プログラムは、シトコヴェツキー編曲によるショパンの24 の前奏曲全曲。ユジャ・ワン、バシュメット、マルティン・フロスト、アウエルバッハ、プレスラー、マイスキー親子、プレトニョフ、トリフォノフ、カプソン兄弟、キーシン、そしてシトコヴェツキー本人と1 曲1 曲の出演者の豪華さに驚きます。


30 79078
(5DVD)
\8500→\7690

ザ・マジック・マウンテン
 ヴェルビエ音楽祭アニヴァーサリー・エディション
  アルゲリッチ、コヴァセヴィッチ、グリモー、バシュメット、クヴァストフ、
  ベル、カプソン、グラハム、ユジャ・ワン
  タカーチ=ナジ、サロネン、マズア、ほか!

 DVD1
  ・J.S.バッハ:パルティータ第2番ハ短調BWV826
    マルタ・アルゲリッチ(P)
  ・モーツァルト:ピアノ4手のためのアンダンテと5つの変奏曲ト長調K.501
    マルタ・アルゲリッチ&スティーヴン・コヴァセヴィッチ(P)
  ・グリーグ:チェロとピアノのためのソナタ イ短調Op.36
    マルタ・アルゲリッチ&ミッシャ・マイスキー(Vc)
  ・バルトーク:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1 番Sz75
    マルタ・アルゲリッチ・ルノー・カプソン(Vn)
  ・ルトスワフスキ:2台ピアノのためのパガニーニの主題による変奏曲
    マルタ・アルゲリッチ&ガブリエラ・モンテーロ(P)
  ・ショスタコーヴィチ:ピアノ五重奏曲ト短調Op.57
    マルタ・アルゲリッチ ジョシュア・ベル(Vn) ヘンニング・クラッゲルード(Vn)
    ユーリ・バシュメット(Va) ミッシャ・マイスキー

 DVD2
  ・シューマン:詩人の恋 Op.48 より「あの歌を聞くと」「若者が娘を恋し」「まばゆい夏の朝に」
    トーマス・クヴァストホフ(B) エレーヌ・グリモー(P)
    収録:2007 年7 月29 日
  ・シューベルト:ピアノ・ソナタ第18番ト長調D.894
  ・ドビュッシー:前奏曲集 第2集より
     第7番「月の光がふりそそぐテラス」第6 番「風変わりなラヴィーヌ将軍」
    アダム・ラルーム(P)
    収録:2010 年7 月17 日
  ・ビゼー:4 月の歌・ラヴェル:くじゃくフォーレ:ヴォカリーズ練習曲
    スーザン・グラハム(メゾ・ソプラノ) マルコム・マルティヌー(ピアノ) 
    収録:2009 年7 月18 日
  ・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調Op.106「ハンマークラヴィーア」
    マルティン・ヘルムヒェン(P)
    収録:2011 年7 月23 日

 DVD3
  ・モーツァルト:ピアノ協奏曲第16番ニ長調K.451
    ラルス・フォークト(P) 
    ガ−ボル・タカーチ=ナジ(指)ヴェルビエ祝祭室内管弦楽団
     収録:2011 年7 月19 日
  ・ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1 番ハ短調Op.35
    マルタ・アルゲリッチ(P) ダヴィド・ゲリエ(Tp) 
    ガーボル・タカーチ=ナジ(指)ヴェルビエ祝祭室内管弦楽団
     収録:2009 年7 月22 日
  ・サロネン:LA ヴァリエイション
    エサ=ペッカ・サロネン(指)UBS ヴェルビエ・フェスティバル・オーケストラ
     収録:2007 年7 月26 日

 DVD4
  ・メンデルスゾーン:
   ピアノ六重奏曲ニ長調 Op.110,
   ピアノ協奏曲第1番ト短調Op.25,
   交響曲第3番イ短調Op.56「スコットランド」
  ・ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」からの3楽章( ボーナス)*
    ユジャ・ワン(P)*
    クルト・マズア(指)ヴェルビエ祝祭室内管弦楽団
    キリル・トルソフ(Vn) ディヴィット・アーロン・カーペンター(Va) マクシム・リサノフ(Va) 
    ソル・ガベッタ(Vc) レイ・メッシュ(Kb) 
     収録:2009 年7 月29 日(Op.110)、7 月30 日(Op.25、Op.56)、8 月1 日(ボーナス) 

 DVD5
  ドキュメンタリー
   「ザ・マジック・マウンテン」(2003)
   「マウンテン・エアーズ」(1995)
     監督:ケン・ハワード
 大御所から若手まで世界中の音楽家が集結する豪華音楽祭、ヴェルビエ音楽祭20周年を記念する豪華DVDセット

 画面:NTSC 16:9(DVD5 のみ4:3)、音声:PCM ステレオ、DD5.0、DTS5.0、リージョン:0、言語:英、独、仏、383mm

 スイスのスキーリゾート地で1993 年から毎年夏に行われているヴェルビエ音楽祭は、2013 年で20 周年を迎えます。アルプスの山々に囲まれた穏やかな雰囲気や、若手の育成に力を入れるプログラム、そして世界有数のトップアーティストが集結する豪華な演奏会など見どこと満載の音楽祭です。このDVD は、開催20 周年を記念した豪華5 枚組BOX セットです。1995 年〜 2012 年までのアルゲリッチ、マイスキー、サロネン、マズア、ユジャ・ワン、グリモーなどの豪華アーティストたちによる、選りすぐりのコンサート映像がたっぷり収録されています。また特典映像としてケン・ハワードによるドキュメンタリー「ザ・マジック・マウンテン」(2003)とドキュメンタリー「マウンテン・エアーズ」(1995)が収められています。


 


20 75064
(Blu-ray)
\5000→\4590
テミルカーノフ・コンダクツ・ラフマニノフ&リムスキー=コルサコフ
 ラフマニノフ:
  ピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18、
  音の絵〜作品39-2 イ短調、
  前奏曲〜作品32-12嬰ト短調
   デニス・マツーエフ(ピアノ)
 ラフマニノフ:交響的舞曲作品45
 リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェヘラザード」作品35
 エルガー:愛の挨拶 作品12
 ヴェルディ:運命の力〜序曲
   ユーリ・テミルカーノフ(指揮)サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団
   収録:2013 年8 月聖ベルナデット教会、アヌシー音楽祭(ライヴ)


20 75068
(DVD)
\3000→\2690
 2013年アヌシー音楽祭クロージングコンサート、マツーエフのラフマニノフ、テミルカーノフのシェヘラザード

 (Blu-ray)画面:1080/60i FULL-HD 16:9、音声:PCM ステレオ、リージョン:All、150分
 (DVD)画面:NTSC 16:9、音声:PCM ステレオ、リージョン:All、150分

 2013 年アヌシー音楽祭クロージングコンサート映像。ロシアの巨匠テミルカーノフが芸術監督就任25 周年を迎えたサンクトペテルブルグ・フィルとともにラフマニノフとリムスキー=コルサコフの作品を演奏しました。まず冒頭ではロシアのヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、デニス・マツーエフによるラフマニノフのピアノ協奏曲第2 番。この曲は、2014 年冬季ソチ・オリンピックの閉会式で、マツーエフ自身が演奏し、会場を大いに盛り上げました。デニス・マツーエフは1998 年チャイコフスキー国際コンクールで優勝して以来、世界中の音楽ファンを魅了し、ゲルギエフなど世界的な巨匠指揮者から高く評価されています。そしてこの映像では、アヌシー音楽祭の華やかな最後を締めくくるのにふさわしく、テミルカーノフ&サンクトペテルブルグ・フィルという最高のパートナーを得て、マツーエフの強靭なタッチから生み出されるエネルギッシュな演奏を聴かせてくれています。
 そしてメイン・プログラムは、ラフマニノフの最後の管弦楽作品「交響的舞曲」とリムスキー=コルサコフが絶頂期の作品「シェヘラザード」。テミルカーノフの「シェヘラザード」といえば、ニューヨーク・フィルとの名演がありますが、この演奏でも、聴衆がいつの間にかアラビアンナイトの世界に惹き込まれていく、めくるめく極彩色の絵巻物のような演奏が展開されています。
 
 

20 60808
(DVD)
\3000
C.P.E.バッハの傑作「救世主の最後の受難」
 C.P.E.バッハ:
  受難カンタータ「救世主の最後の受難」Wq.233(H.776)
ハルトムート・ヘンヒェン(指揮)
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ室内管
クリスティーネ・シェーファー(ソプラノ1)
エレン・シュリング(ソプラノ2)
アネッテ・エルスター(アルト)
トーマス・デヴァルト(テノール)
ローマン・トレーケル(バリトン)
ラファエル・アルパーマン(オルガン)
ハレンザー・マドリガリステン
アンドレアス・ゴプフェルト
 ハルトムート・ヘンヒェン率いるCPEBCOによるC.P.E.バッハの傑作「救世主の最後の受難」

 収録:1994 年9 月11 日、コンツェルトハウス・ベルリン、ベルリン芸術週間ライヴ/画面:4:3 NTSC、音声:PCM ステレオ、93 分

 1951 年から毎年9 月に開催されている「ベルリン芸術週間」。この映像は、1994 年に行われた「ベルリン芸術週間」の公演から、ハルトムート・ヘンヒェン指揮によるC.P.E. バッハの宗教大作である受難カンタータ「救世主の最後の受難」。
 2014 年はC.P.E. バッハ生誕300 年の記念の年ですが、この映像の1994 年も生誕280 年のアニヴァーサリー・イヤーとして本作が取り上げられました。演奏するカール・フィリップ・エマヌエル・バッハ室内管弦楽団は、1969 年に設立され、1980 年からハルトムート・ヘンヒェンが芸術監督を務め急激な進化と遂げました。
 C.P.E.バッハは、大バッハの次男であり、ソナタ形式の確立に重要な役割を果たした作曲家です。さらに宗教音楽の分野でも、当時高く評価されていました。C.P.E. バッハは、おもにフリードリヒ大王に仕えたベルリン時代とテレマンの後任として楽長を務めたハンブルク時代の2 つに分かれます。前者では、周知の通りフルートのための作品を多く残していますが、宗教作品の多くはハンブルク時代に書かれています。本作受難カンタータ「救世主の最後の受難」は、1770 年作曲され、宗教的な敬虔さはもちろん、その中にもC.P.E. バッハらしい理知的でユーモアに富んだ独創的な楽想が展開されています。
 ソリストとして登場するのは、知性と美声を兼ね備えたドイツの名ソプラノ、クリスティーネ・シェーファー。国際ベルヴェデーレ・オペラ・コンクール、ベルリン・ドイツ連邦歌唱コンクールなどの優勝経験をもつ実力派テノール、トーマス・デヴァルト。ベルリン国立歌劇場のソリストとして活躍しているバリトン、ローマン・トレーケル。そしてオルガンには名鍵盤楽器奏者、ラファエル・アルパーマンなどが顔を揃えています。
 


20 72684
(2Blu-ray)
¥5900→\5490
生誕200周年記念・ザルツブルク音楽祭
 ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
ミヒャエル・フォレ(Br ザックス)
ロベルト・サッカ(T ヴァルター)
アンナ・ガブラー(S エーファ)
ペーター・ゾン(T ダーフィト)
ゲオルク・ツェッペンフェルト(Bs ポーグナー)
モニカ・ボヒネチ(Ms マグダレーネ)
マルクス・ウェルバ(Br ベックメッサー)
トーマス・エーベンシュタイン(T フォーゲルゲザング)
グイド・イェンツェンス(Bs ナハティガル)
オリヴァー・ツヴァルク(Bs-Br コートナー)
ベネディクト・コーベル(T ツォルン)
フランツ・ズッパー(T アイスリンガー)
トルステン・シャルンケ(T モーザー)
カール・フムル(Bs オルテル)
ディルク・アレシュス(Bs シュヴァルツ)
ロマン・アスタコフ(Bs フォルツ)
トビアス・ケーラー(Bs 夜番)
ダニエル・ガッティ(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン国立歌劇場合唱団
コンツェルトフェライニグング


20 72688
(2DVD)
¥5600→\5190
 ワーグナー生誕200 周年記念、ザルツブルク音楽祭での「マイスタージンガー」!ヘアハイム演出が大評判!!日本語字幕付き!

 ステファン・ヘアハイム(演出)、ハイケ・シェーレ(装置)、ゲジーネ・フォルム(衣装)、オラフ・フレーゼ(証明)
 収録:2013 年8 月、ザルツブルク
 (2Blu-ray)リージョン:ALL、HD、16:9、270 分+特典映像15分、PCM Stereo /DTS HD Master Audio 5.1、字幕:独英仏西韓日
 (2DVD)リージョン:ALL、NTSC、16:9、270分+特典映像15分、PCM Stereo DD 5.1 / DTS 5.1、字幕:独英仏西韓日

 リヒャルト・ワーグナー生誕200 周年の2013 年、ザルツブルク音楽祭で「ニュルンベルクのマイスタージンガー」が上演されました。ご存知の通りザルツブルク音楽祭はバイロイト音楽祭と同時期の開催のため、普段はワーグナーのオペラを上演することはありません。これは特別な上演であり、それだけに力の入った上演でした。
 何といっても、今大人気のノルウェーの演出家ステファン・ヘアハイム(ノルウェー語ではシュテファンではなくステファン)の舞台がたいへんに好評でした。ヘアハイムは「マイスタージンガー」が夏至の物語であることから、「マイスタージンガー」を「夏の夜の夢」よろしくザックス=ワーグナーの夢物語のようにしつらえ、とても幻想的で従来とはかなり異なった視点の「マイスタージンガー」を作りあげることに成功しています。不思議な非現実感の世界だからこそ可能な鋭い視点を鮮やかに浮き上がらせたと思えば、あちこちで笑いが湧きあがるような滑稽な場面を盛り込み、「マイスタージンガー」の多面的な魅力をたいへん巧妙に引き出しています。
 記念公演だけに歌手は強力。2007、2008 年のバイロイトではベックメッサーを歌ったミヒャエル・フォレがザルツブルクではザックスを歌い、豊かな歌と見事な演技力で大絶賛されました。ベックメッサーは、サントリーホールでのモーツァルトのオペラのシリーズで日本でもファンの多いマルクス・ウェルバ。二枚目で美声のベックメッサーです。ヴァルターは近年ワーグナーのテノール役で評価の高いロベルト・サッカ。彼はイタリア系とはいえ生まれも育ちもドイツです。エーファは、2013 年4 月、東京・春・音楽祭でもエーファを歌ったアンナ・ガブラー。2014 年6 月には新国立劇場のR.シュトラウス「アラベッラ」のタイトルロールを歌っています。ポーグナーのゲオルク・ツェッペンフェルトは、ドレスデンのゼンパー・オパーで大活躍しているドイツのバス。その他キャストは非常に充実しています。
 指揮は2008 年から2011 年までバイロイトでのヘアハイム演出の「パルジファル」で指揮を担当したダニエレ・ガッティ。さすがに演出家の意図をよく承知した演奏です。
 嬉しい日本語字幕付きです!!
 

20 72648
(DVD)
\4400
スポンティーニ:「仮面をつけた駆け落ち」 ルース・ロジク(S エレナ)
カテリーナ・ディ・トンノ(S オリンピア)
アレッサンドラ・マリアネッリ(S コラッリーナ)
クレメンテ・ダリオッティ(Br ナルドゥッロ)
フィリッポ・モラーチェ(Bs マルズッコ)
アレッサンドロ・スピーナ(Bs ナスタージョ)
ディオニジ・ドストゥーニ(T ドラルボ)
コッラード・ロヴァリス(指揮)
イ・ヴィルトゥオーシ・イタリアーニ

20 72644
(Blu-ray)
\5000
 若き日のスポンティーニの愉快なオペラ「仮面をつけた駆け落ち」イェージのペルゴレージ・スポンティーニ・フェスティヴァルでの復活上演、もちろん世界初収録!!

 レオ・ムスカート(演出)、ベニト・レオノーリ(装置)、ジュージ・ジュスティーノ(衣装)、アレッサンドロ・ヴェラッツィ(照明)
収録:2012 年8 月、イェージ
 (DVD)リージョン:ALL、NTSC、16:9、145分、PCM Stereo /Dolby Digital 5.1 / DTS 5.1、字幕:伊英独仏
 (Blu-ray)リージョン:ALL、16:9、145分、PCM Stereo /Dolby Digital 5.1 / DTS 5.1、字幕:伊英独仏

 ガスパレ・スポンティーニ(1774—1851)と言えば、マリア・カラスがスカラ座で歌った「ヴェスタの巫女」を始め、パリやベルリンで豪華なオペラを発表して活躍したオペラ作曲家として知られています。しかしスポンティーニはパリ進出前の数年間はイタリアでのイタリアオペラでも活躍しており、しかもこの時期はオペラブッファを主として手掛けていました。「仮面をつけた駆け落ち」模糊のイタリア時代の1800—1801 年のカーニヴァル・シーズンにナポリで初演された喜劇。当時はパイジェッロが大人気でそれをチマローザが追いかけている頃、ロッシーニはまだ少年でした。26 歳のスポンティーニもプレ・ロッシーニのオペラブッファの様式に則っているものの、さすがは後にワーグナーからも崇められた大物、軽快な音楽の中にもあちこちでピリリとした才気を感じさせ、パリで大成功を収める資質を感じさせます。
 歌手は比較的若い世代が中心になっています。エレナのルース・ロジクは、スペイン、カタルーニャ、バルセロナ生まれのソプラノ。バロックからモーツァルト、ロッシーニのオペラで活躍しており、今後益々の活躍が期待されている人です。オリンピアのカテリーナ・ディ・トンノは、近年モーツァルトのオペラの娘役で人気の高いソプラノ。大柄な体から発せられる豊かな声が魅力です。コラッリーナのアレッサンドラ・マリアネッリは、まだ20 代の若い歌手ですが、この中で一番知名度が高いでしょう、彼女もモーツァルトやロッシーニを得意とし、またビゼー「カルメン」のミカエラやプッチーニ「ボエーム」のムゼッタなどでイタリア主要劇場で活躍しています。
 ナルドゥッロのクレメンテ・ダリオッティはここ数年活動を広げているイタリアのバリトン。2011 年8 月には、ペーザロのロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルでアルベルト・ゼッダの指揮した「セビリアの理髪師」に出演しています。マルズッコのフィリッポ・モラーチェはナポリ生まれのバス=バリトン。バッソブッフォとして既に人気の高い人。ドラルボのディオニジ・ドストゥーニは1979 年、南イタリア、レッチェ近郊の生まれ。若手のバリトンとして期待されています。
 指揮のコッラード・ロヴァリスは、ベルガモ生まれの中堅のイタリアオペラの指揮者。ロッシーニの指揮で評判を高め、ペーザロのロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルには1997 年、1998 年、2012 年と出演、日本では2004 年に藤原歌劇団で「アルジェのイタリア女」を指揮して好評でした。2005 年以来オペラ・フィラデルフィアの音楽監督を務めています。
 演出のレオ・ムスカートは、2012 年に名誉あるアッビアーティ賞の最優秀演出家を受賞したイタリアの演出家。この「仮面をつけた駆け落ち」では、伝統的な衣装を思い切り今風にデフォルメした衣装を用い、画家マルズッコを現代アートの旗手のようにしています。そして暖簾状の幕に映像を投射、これがたいへんな効果を上げています。単に212 年ぶりの復活上演というだけではなく、現代の観客が楽しめる舞台に仕上がっています。

 なお日本ではGaspare Spontini はガスパーレ・スポンティーニという表記が一般的ですが、イタリア語ではGaspare のアクセントはGa にあり、スパレ・スポンティーニです。

 スポンティーニ「仮面をつけた駆け落ち」 簡単なあらすじ
 第1幕
 画家マルズッコの娘エレナは農夫ナルドゥッロと愛し合っているが、マルズッコは医師フィレルボを娘の結婚相手に決めていた。一方、エレナのいとこオリンピアはフィレルボに恋していた。実はこの医師フィレルボの正体はいかさま師ドラルボで、彼は以前コラッリーナという娘を誘惑して棄てていた。コラッリーナはマルズッコの絵のモデルとして家に出入りしており、ドラルボへの復讐の機会を窺っていた。マルズッコはコラッリーナ(彼女に彼は気がある)から、家の中で誰かが絵を一つ盗んだのを目撃したと告げる。もちろん盗人はドラルボだが、彼は盗んだオリンピアの絵をナルドゥッロの服に隠してしまう。それをマルズッコが見つけ、ナルドゥッロは盗人だと皆から非難される。何とか身の潔白を明かすナルドゥッロだが、エレナはナルドゥッロがオリンピアと愛し合っているのではないかと思い込み嫉妬する。
 フィレルボ(ドラルボ)とコラッリーナは、偽の神託で皆を騙すことを計画する。偽の祭壇の後ろにドラルボが隠れて神託を与える予定だったが、彼は尻込みしてしまい、それをいいことにナルドゥッロが隠れて偽の神託を与える。曰く、ナルドゥッロは美しい娘と結婚、エレナは満足するが、マルズッコとドラルボは落胆する、というもの。一同の混乱で幕。

 第2幕
 フィレルボ(ドラルボ)はマルズッコに改めてエレナとの結婚を求める。それを陰で聞いたオリンピアはドラルボに正体を明かすよう求め、エレナをナルドゥッロに譲るよう告げる。一方コラッリーナはエレナがドラルボを拒んだことを非難、二人は激しい口論になる。フィレルボ(ドラルボ)はマルズッコからエレナとの結婚を書面で約束すると認めさせる。だがナルドゥッロも自分はエレナと婚約していると主張、困ったマルズッコは、フィレルボはエレナではなくオリンピアと婚約するばいいと言い出すが、これは反対に遭う。
 マルズッコは「仮面をつけた駆け落ち」というカーニヴァルの祭を催すことにし、エレナとフィレルボはゴンドラの船頭姿で、オリンピアとナルドゥッロは庭師姿で参加する。だが二人の女は服を交換しており、エレナとナルドゥッロは二人で抜け出してしまう。ようやく気づいたドラルボは悔しがるが、運命を受け入れて喜びの輪に加わる。
 


20 59984
(3Blu-ray)
\7000→\6390
ヴァルトビューネBOX
 Disc1:ヴァルトビューネ2009
  チャイコフスキー:バレエ音楽『くるみ割り人形』Op. 71より
   【序曲、クリスマス・ツリー、マーチ、パ・ド・ドゥよりイントラーダ】
  ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調 Op.30
  ストラヴィンスキー:バレエ音楽『春の祭典』
  リンケ:ベルリンの風(アンコール)
    イエフィム・ブロンフマン(ピアノ)
    サー・サイモン・ラトル(指揮) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
     収録:2009年6月21日ベルリン、オリンピックスタジアム(ライヴ)
 Disc2: ヴァルトビューネ2010
  ムソルグスキー/リムスキー・コルサコフ編:交響詩『禿山の一夜』
  ドヴォルザーク:歌劇『ルサルカ』Op.114より「月に寄せる歌」*
  ハチャトゥリアン:バレエ音楽『スパルタクス』より「アダージョ」
  R.シュトラウス:歌劇『カプリッチョ』Op.85より「最後の場」*
  ワーグナー:歌劇『リエンツィ』序曲
  コルンゴルト:歌劇『死の都』より「わたしに残されたしあわせ」*
  R.シュトラウス:歌曲集Op.10より「献身」*
  エルガー:愛のあいさつ
  プッチーニ:歌劇『ボエーム』より「さようなら」*
  プッチーニ:歌劇『トゥーランドット』より「氷のような姫君の心も」*
  プッチーニ:歌劇『ジャンニ・スキッキ』より「わたしのおとうさん」*
  レオンカヴァッロ:歌劇『ボエーム』より「ミュゼットはみずみずしい唇に美しい歌を」*
  レオンカヴァッロ:歌劇『ボエーム』より「ミミ・ピンソンは金髪娘」*
  チャイコフスキー:幻想序曲『ロメオとジュリエット』
  ディニーク:ホラ・スタカート
  リンケ:ベルリンの風(アンコール)
    ルネ・フレミング(ソプラノ)* 
    イオン・マリン(指揮) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
     収録:2010年6月27日ベルリン、ヴァルトビューネ野外音楽堂(ライヴ)
 Disc3: ヴァルトビューネ2011
  ショスタコーヴィチ:ジャズ組曲第2番
  ニーノ・ロータ:組曲『道』
  レスピーギ:交響詩『ローマの噴水』,交響詩『ローマの松』
  ショスタコーヴィチ:歌劇『ムツェンスクのマクベス夫人』組曲〜アレグレット
  レスピーギ:バレエ組曲『シバの女王ベルキス』〜戦いの踊り
  リンケ:ベルリンの風(アンコール)
    リッカルド・シャイー(指揮) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
    収録:2011年8月23日ベルリン、ヴァルトビューネ野外音楽堂(ライヴ)


20 59988
(3DVD)
\7000→\6390
 ベルリン・フィルの夏の風物詩ヴァルトビューネの野外コンサートBOX

 (3Blu-ray)画面:16:9、1080i Full HD、音声:PCM ステレオ,DD5.1,DTS5.1、リージョン:All、字幕:英、独、仏、1BD:104 分、2BD:105 分、3BD:125 分
 (3DVD)画面:16:9 NTSC、音声:PCM ステレオ,DD5.1,DTS5.1、リージョン:All、字幕:英、独、仏、1DVD:104 分、2DVD:105 分、3DVD:125 分

 ベルリン・フィルが毎年シーズンの最後に野外で行うヴァルトビューネ・コンサート。ヴァルトビューネならではのリラックスした会場の雰囲気の中、至福の音楽を楽しめる映像がお買い得3 枚組となって登場。毎夏を待ちに待って詰めかけた20,000 人を超える聴衆の興奮と熱狂も一入といったところで、大満足の表情が画面からも伝わってきます。
 2009 年はサー・サイモン・ラトルが登壇し、ロシアの作曲家チャイコフスキー、ラフマニノフ、ストラヴィンスキーの作品。ソリストにブロンフマンを迎えたラフマニノフのピアノ協奏曲第3 番。不安定な天候の中スタートした後半のプラグラム「春の祭典」は、輝かしいサウンドと底知れぬパワーでクライマックスに向かっていく様は圧巻です。
 2010 年の主役はMET の女王、ルネ・フレミング。ドヴォルザーク、プッチーニなどのアリアを美しく歌い上げ、「愛の夜(Nacht der Liebe)」と題した夏の夜のコンサートを盛り上げています。指揮はルーマニア出身の気鋭イオン・マリン。『禿山の一夜』では絶妙なハーモニーと精密なニュアンス、弦は常に柔らかく、管は華麗に表情豊かに鳴らし、濃密な音楽を作っています。
 2011 年はリッカルド・シャイーが登場し、レスピーギをメインに、シャイーと同じミラノ出身の作曲家ニーノ・ロータほか、シャイーがコンセルトヘボウ管弦楽団の首席指揮者時代にセッション録音して人気に火を付けたショスタコーヴィチの『ジャズ組曲』を取り入れるなど、いつもながら聴衆を楽しませることに工夫を凝らしたプログラム構成となっています。
 

20 13194
(Blu-ray)
\5000
ヨーロッパコンサート1999年・フロム・クラクフ
 モーツァルト:
  モテット「エクスルターテ・ユビラーテ」 K.165、
  大ミサ曲ハ短調 K.427〜「聖霊によりて」
 ショパン:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 op.21
 シューマン:交響曲第1番変ロ長調 op.38「春」
 ドキュメンタリー:
  ペンデレツキのインタビュー
クリスティーネ・シェーファー(ソプラノ)
エマニュエル・アックス(ピアノ)
ベルナルド・ハイティンク(指揮)
ベルリン・フィル
 クラクフ随一の教会で行ったハイティンク指揮によるヨーロッパコンサート

 収録:1999年5 月1 日 クラクフ、聖マリア教会(ライヴ)
 画面:60i 16:9(ドキュメンタリー:SD NTSC)、音声:PCM ステレオ、DTS-HD Master Audio、リージョン:All、言語(ドキュメンタリー):独、字幕(ドキュメンタリー):英仏、95分(本編)+19分(ドキュメンタリー)

 ショパン没後150 年にあたった1999 年のヨーロッパコンサートは、ショパンの故郷ポーランドが舞台。第2 次世界大戦の戦火を免れた古都クラクフの聖マリア教会でコンサートが行われました。1222 年に建造されたゴシック建築の教会で、豪華な祭壇と美しい色彩に目を奪われ、ポーランドで最も美しい教会のひとつに数えられています。今回ブルーレイ化にあたって、コンサート映像はリストアを施し、会場の美しさが、さらに細部までクリアに再現されています。
 プログラムはクリスティーネ・シェーファーをソリストに迎えモーツァルトの「エクスルターテ・ユビラーテ」と大ミサ曲ハ短調 K.427 から「聖霊によりて」。シェーファーの透明かつ深みのある美声が引き立っています。そして技巧派でありながら、豊かな詩情を持ったピアニスト、エマニュエル・アックスによるショパンのピアノ協奏曲第2 番。メインプログラムは、シューマンを得意とする巨匠ハイティンクによるシューマンの交響曲第1 番です。
 ドキュメンタリー映像には、ポーランドを代表する作曲家であるペンデレツキのインタビューが収録されています。
 

20 12794
(Blu-ray)
\5000
ヨーロッパコンサート1997年・フロム・パリ
 ラヴェル:組曲「クープランの墓」
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第13番ハ長調K.415
 ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調op.55「英雄」
 ドキュメンタリー:
  パリの音楽につて、バレンボイムへのインタビュー
ダニエル・バレンボイム(ピアノ&指揮)
ベルリン・フィル
 ブルーレイ化によりヴェルサイユ宮殿の華麗な映像美を堪能

 収録:1997年5 月1 日ヴェルサイユ宮殿オペラ・ロワイヤル
 画面:60i 16:9(ドキュメンタリー:SD NTSC)、音声:PCM ステレオ、DTS-HD Master Audio、リージョン:All、言語(ドキュメンタリー):独、字幕(ドキュメンタリー):英仏、97分(本編)+19分(ドキュメンタリー)

 豪華絢爛の代名詞でもあるヴェルサイユ宮殿にあるオペラ・ロワイヤルで行われた1997 年のヨーロッパコンサート。今回ブルーレイ化にあたって、コンサート映像はリストアを施し、会場の美しさが、さらに細部までクリアに再現されています。
 冒頭のラヴェルの「クープランの墓」は、さすがベルリン・フィルと思わせる木管群の活躍。バレンボイムが弾き振りをしたモーツァルトのピアノ協奏曲第13 番。バレンボイムの瑞々しい演奏が光ります。そしてナポレオンに捧げたベートーヴェンの交響曲第3 番「英雄」。フランスでの公演を意識して選曲されました。
 


代理店変更に伴う、旧譜・再案内

20 72039
(DVD)
\2500→\2290
ベルリンの壁崩壊記念コンサート1989
 ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調作品125「合唱」
レナード・バーンスタイン(指揮)
バイエルン放送交響楽団、ドレスデン国立管弦楽団、
ニューヨーク・フィルハーモニック、ロンドン交響楽団、
レニングラード・キーロフ歌劇場管弦楽団、パリ管弦楽団
ベルリン放送合唱団、
ドレスデン・フィルハーモニー児童合唱団
ジューン・アンダーソン(ソプラノ)、
サラ・ウォーカー(メゾ・ソプラノ)、
クラウス・ケーニヒ(テノール)、
ヤン・ヘンドリク・ロータリング(バス)
 収録:1989 年12 月25 日シャウシュピールハウス(現コンツェルトハウス)、ライヴ
 画面:NTSC 4:3、音声:PCM ステレオ、DD5.1、DTS5.1、94分、字幕:英独仏西
 監督:ハンフリー・バートン
 

20 72048
(DVD)
\3000→\2790
ブラームス:
 交響曲第1番ハ短調作品68、
 交響曲第3番ヘ長調作品90
レナード・バーンスタイン(指揮)
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
 収録:1978 年イェルサレム大コンサートホール、ライヴ
 画面:NTSC 4:3、音声:PCM ステレオ、DD5.1、DTS5.1、94分
 

20 72018
(DVD)
\3000→\2790
ブルックナー:交響曲第9番ニ短調 レナード・バーンスタイン(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 収録:1990 年ムジークフェラインザール、ウィーン、ライヴ
 画面:NTSC 4:3、音声:PCM ステレオ、DD5.1、DTS5.1、74分
 

20 72068
(DVD)
\3000→\2790
ハイドン:チェロ、ピアノ 協奏曲
 チェロ協奏曲第1番ハ長調 Hob.VIIb:1
 チェロ協奏曲第2番ニ長調 Hob.VIIb:2
 ピアノ協奏曲第11番ニ長調
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)
ホメロ・フランセシュ(ピアノ)
ネヴィル・マリナー(指揮)
アカデミー室内管弦楽団
 録音:1975 年ヘンリー・ウッド・ホール
 画面:NTSC 4:3、音声:PCM ステレオ、DD5.1、DTS5.1、73分
 

20 72118
(DVD)
\3000→\2790
シューマン/ベートーヴェン:交響曲
 シューマン:交響曲第4番ニ短調 op.120(本番&リハーサル)
 ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調 op.67「運命」(本番&リハーサル)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ウィーン交響楽団(シューマン)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(ベートーヴェン)
 収録:1965 年(シューマン)、1966 年1 月,2 月 ベルリン、ユニオン・スタジオアトリエ(ベートーヴェン)
 画面:NTSC 4:3、モノクロ、音声:PCM ステレオ、字幕:英独仏、140分
 監督:アンリ= ジョルジュ・クルーゾー
 

20 72514
(Blu-ray)
\5000→\4490
カラヤン・メモリアル・コンサート
 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61
 J.S.バッハ:
  無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調より第3楽章サラバンド
 チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調作品74『悲愴』
 特典映像:・ムターへのインタビュー、・小澤征爾へのインタビュー
アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)
小澤征爾(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 収録:2008 年1 月28 日、ウィーン、ムジークフェラインザール(ライヴ)
 画面:16:9、音声:PCM ステレオ、DD5.1、DTS5.1,PCM5.1、113分+10分(ボーナス)
 

20 72178
(DVD)
\3000→\2790
ベートーヴェン/ドヴォルザーク:交響曲
 ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調 op.92(本番&リハーサル)
 ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調 op.95『新世界より』
カール・ベーム(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(ベートーヴェン)
ウィーン交響楽団(ドヴォルザーク)
 収録:1960 年代& 1970 年代
 画面:NTSC 4:3、モノクロ/カラー、音声:PCM ステレオ、字幕:英独仏、140分
 

20 72198
(DVD)
\3000→\2790
シューベルト:
 交響曲第9番ハ長調D.944「グレイト」(本番&リハーサル)
カール・ベーム(指揮)
ウィーン交響楽団
 収録:1966 年
 画面:NTSC 4:3、モノクロ、音声:PCM ステレオ、字幕:英独仏、120分
 

20 72078
(DVD)
\3000→\2790
リスト:ファウスト交響曲 レナード・バーンスタイン(指揮)
ボストン交響楽団
ケネス・リーゲル(テノール)
 収録:1976 年7 月27 日ボストン・シンフォニー・ホール
 画面:NTSC 4:3、音声:PCM ステレオ、DD5.1、DTS5.1、字幕:仏英独西、83分
 

20 72088
(DVD)
\3000→\2790
モーツァルト:
 クラリネット協奏曲イ長調K622、
 交響曲第25番ト短調K183
レナード・バーンスタイン(指揮)
ペーター・シュミードル(クラリネット)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
監督:ハンフリー・バートン
 収録:1987 年9 月1-2 日コンツェルトハウス、ウィーン(クラリネット)、1988 年10 月1-4 日ムジークフェラインザール、ウィーン(交響曲)
 画面:NTSC 4:3、音声:PCM ステレオ、DD5.1、DTS5.1、60分
 

20 72098
(DVD)
\3000→\2790
モーツァルト:
 ピアノ協奏曲第17番ト長調K453、
 交響曲第39番変ホ長調K543
レナード・バーンスタイン(ピアノ&指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 収録:1981 年10 月3-11 日ウィーン、ムジークフェラインザール
 画面:NTSC 4:3、音声:PCM ステレオ、DD5.1、DTS5.1、72分
 監督:ハンフリー・バートン
 

20 72108
(DVD)
\3000→\2790
シューベルト:
 (1)交響曲第9番ハ長調 D.944「グレイト」
 (2)ミサ曲第6番変ホ長調 D.950
(1)カール・ベーム(指揮)
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
(2)カール・ベーム(指揮)
 ペーター・シュライアー(テノール)
 ヴェルナー・クレン(テノール)
 ヴァルター・ベリー(バス)ウィーン少年合唱団
 ウィーン国立歌劇場合唱団 ウィーン宮廷楽団
 (1)収録:1973 年6 月12 & 13 日ウィーン、ムジークフェラインザール (2)収録:1976 年7 月28 & 29 日ウィーン・ホーフブルクカペレ
 画面:NTSC 4:3、音声:PCM ステレオ、DD5.1、DTS5.1、字幕:ラテン語・英独仏西、112分
 

20 72028
(2DVD)
\5400→\4990
ワーグナー:歌劇「ローエングリン」 ヴォルデマール・ネルソン(指揮)
バイロイト祝祭劇場管弦楽団・合唱団
ペーター・ホフマン(ローエングリン)
カラン・アームストロング(エルザ)
レイフ・ロアル(テルラムント)
エリザベス・コネル(オルトルート)
ジークフリート・フォーゲル(ハインリヒ)
 収録:1982 年バイロイト祝祭劇場
 画面:NTSC 4:3、音声:PCM ステレオ、DD5.1、DTS5.1、字幕:英独仏、200分
 

20 72008
(2DVD)
\5400→\4990
ワーグナー:歌劇「タンホイザー」 ジュゼッペ・シノーポリ(指揮)
バイロイト祝祭劇場管弦楽団・合唱団
リチャード・ヴァーサル(タンホイザー)
チェリル・ステューダー(エリーザベト)
ルートヒルト・エンゲルト= エリ(ヴェーヌス)
ヴォルフガング・ブレンデル(ヴォルフラム)
ハンス・ゾーティン(領主ヘルマン)
ウィリアム・ペル(ヴァルター)
クレメンス・ビーバー(ハインリヒ)
ジークフリート・フォーゲル(ビーテロルフ)
シャンドール・ショーヨム・ナジ(ラインマル)
ジョイ・ロビンソン(牧童)
 収録:1989 年バイロイト祝祭劇場
 画面:NTSC 4:3、音声:PCM ステレオ、DD5.1、DTS5.1、字幕:英独仏、188分
 監督:ブライアン・ラージ

HAENSSLER


98 046
(DVD)
\2700
輝く夜〜作曲家モートン・ローリゼンの肖像
 【マイケル・スティウォーター監督作品】

  (1)ウォルドロン島/(2)ルクス・エテルナ〜天地創造/
  (3)ルクス・エテルナ〜世の中へ/(4)学生時代/(5)マドリガーリ/
  (6)音楽的影響/(7)この夏の夜/(8)薔薇の歌/(9)夜のソネット/
  (10)この輝く夜に/(11)おお大いなる神秘
  ボーナス:
   上記の56分版/付加注釈/歌の普遍性/
   合唱指揮者へのメッセージ/
   「輝く夜」コレクション/シリーズ予告編/劇場用予告編
サンフランシスコ合唱協会
ヴォルティ、
アバディーン合唱協会&管弦楽団
コン・アニマ室内合唱団(ライヴ)
 2 つのドキュメンタリー賞受賞!!現代のグレゴリオ聖歌。人気作曲家ローリゼンのドキュメンタリー

 リージョン:0、NTSC 16:9、ワイドスクリーン、Stereo / Surround、Sound、73’30” (本編)、56’00” (ボーナス)、字幕:英独

 モートン・ローリゼンは現代アメリカの作曲家。日本でも合唱作品がコンクールの課題曲としてもしばしば用いられるほか、初音ミクなどボカロの歌唱動画も作られるなど、意外な人気の高さを示しています。とても1943 年生まれとは思えぬ、まるでグレゴリオ聖歌のような静謐でピュアな響きで、聴けば誰でも魅了されること間違いなしの世界。このDVD は、ローリゼンの絶美の合唱曲をバックに、彼の自然とのふれあい、人生、思想などが本人の口から静かに語られます。その物静かで超俗的な人柄も伝わってくるリアルさで、2012 年に2 つのドキュメンタリー賞を受賞。合唱関係者、彼の作品を歌う方々すべてに観ていただきたい感動作です。

IDEALEAUDIENCE(映像)



30 75094
(Blu-ray)
\6000→\5490

20世紀の名指揮者たち
 クラシック・アーカイヴ コレクターズ・エディション第4集 Blu-ray
 【ヘルベルト・フォン・カラヤン】
  ベルリオーズ:幻想交響曲 作品14
    パリ管弦楽団 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)/収録:1970 年6月25日パリINA
  ベルリオーズ:序曲「海賊」 作品21
    ハレ管弦楽団 バルビローリ(指揮)/
    収録:1962 年1月17日フリートレード・ホール、マンチェスター、BBC
 【エフゲニー・ムラヴィンスキー】
  ドキュメンタリー<ソビエトの指揮者、ロシアの貴族>
   序章/ 青年時代/ レニングラード・フィルの音楽監督/ 精神生活と公的義務/
   苦悩と完璧/ 様式と技術「/ …しかし私は幸せだと思えない」
    製作:2003 年BBC,デニス・マルクス監督
  チャイコフスキー:ダンテによる交響的幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」 作品32
    レニングラード・フィルハーモニー交響楽団/エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)
    収録:1983 年3月19日フィルハーモニー 大ホール、レニングラード
  チャイコフスキー:交響曲第4 番ヘ短調 作品36
    レニングラード・フィルハーモニー交響楽団 ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
    収録:1971 年9月9日ロイヤル・アルバート・ホール、ロンドンBBC
 【シャルル・ミュンシュ】
  ブラームス:交響曲第1番ハ短調 作品68(第2楽章から第4楽章)
    フランス国立管弦楽団 シャルル・ミュンシュ(指揮)/
     収録:1966 年10月20日東京文化会館,INA
  ラヴェル:「ダフニスとクロエ」組曲第2 番
    フランス国立放送管弦楽団 シャルル・ミュンシュ(指揮)/
     収録:1966 年10月8日東京文化会館,INA
  フォーレ:ペレアスとメリザンド 作品80
    フランス放送フィルハーモニー管弦楽団 ポール・パレー(指揮)/
     収録:1971 年9月8日 パリ、サル・プレイエル
 【ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー&ダヴィッド・オイストラフ】
  クライスラー:愛の悲しみ
    ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン) ウラディーミル・ヤンポリスキー(ピアノ)
    収録:1937 年ロシア
  ラロ:スペイン交響曲 作品21
    ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン) 
    ウラディーミル・ヤンポリスキー(ピアノ)/収録:1953 年ロシア
  ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 作品77
    モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団 ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
    ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン)/
     収録:1966 年2月14日チャイコフスキー・ホール、モスクワ
  シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調 作品47
    モスクワ放送交響楽団 ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
    ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン)/
     収録:1966 年11月12日チャイコフスキー・ホール、モスクワ
  ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35
  ロカテッリ:カプリース ニ長調 作品3-23「音楽の迷宮」
    モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団 ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
    ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン)/
     収録:1968 年9月27日チャイコフスキー・ホール、モスクワ
  ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調 作品47「クロイツェル」
    ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン) フリーダ・バウアー(ピアノ)/収録:1967 年日本
 【カルロ・マリア・ジュリーニ】
  ムソルグスキー:展覧会の絵(ラヴェル編)
    フィルハーモニア管弦楽団 カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)
    収録:1964 年3月3日ワトフォード・タウン・ホール、ロンドン
  モーツァルト:交響曲第40番ト短調KV550
  ファリャ:「三角帽子」組曲第2番
    フィルハーモニア管弦楽団 カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)
    収録:1964 年12月2日フェアフィールド・ホール、クロイドン
  ヴェルディ:「シチリアの晩鐘」序曲
    フィルハーモニア管弦楽団 カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)
    収録:1964 年1月12日フェアフィールド・ホール、クロイドン
 【オットー・クレンペラー】
  ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調 作品125
    オットー・クレンペラー(指揮) ニュー・フィルハーモニア管弦楽団及び同合唱団
    アグネス・ギーベル(ソプラノ) マルガ・ホフゲン(コントラルト)
    エルンスト・ヘフリガー(テノール) グスタフ・ナイトリンガー(バス)
    収録:1964 年11月8日ロイヤル・アルバート・ホール、ロンドン
  ベートーヴェン:交響曲第7 番イ長調作品92
    フランス国立放送管弦楽団 エルネスト・アンセルメ(指揮)/
     収録:1967 年11月25日パリ
 【レオポルド・ストコフスキー】
  ベートーヴェン:交響曲第5 番ハ短調 作品67
  シューベルト:交響曲第8 番ロ短調D759「未完成」
    ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 レオポルド・ストコフスキー(指揮)
    収録:1969 年9月8日フェアフィールド・ホール、クロイドンBBC
  ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1 幕より前奏曲
  ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
    ロンドン交響楽団 レオポルド・ストコフスキー(指揮)
    収録:1972 年6月14日ロイヤル・フェスティヴァル・ホール、ロンドンINA
 【オイゲン・ヨッフム】
  ブルックナー:交響曲第7 番
  ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」前奏曲(第1 幕)、愛の死
    フランス国立管弦楽団 オイゲン・ヨッフム(指揮)/
     収録:1980 年2月6日シャンゼリゼ劇場、パリINA
  モーツァルト:「フィガロの結婚」序曲
    フランス国立放送管弦楽団 オイゲン・ヨッフム(指揮)/
     収録:1964 年4月9日サル・プレイエル、パリINA
 【イーゴル・マルケヴィッチ】
  ワーグナー:
   「タンホイザー」序曲、楽劇「トリスタンとイゾルデ」前奏曲(第1幕)、愛の死
    フランス国立放送管弦楽団 イーゴル・マルケヴィッチ(指揮)/
     収録:1968 年9月15日ブザンソンXXI 国際音楽祭INA
  ショスタコーヴィチ:交響曲第1番ヘ短調 作品10
    フランス国立放送管弦楽団 イーゴル・マルケヴィッチ(指揮)/収録:1963 年6月15日パリINA
  ストラヴィンスキー:詩篇交響曲(1948 年版)
    フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団、同合唱団 イーゴル・マルケヴィッチ(指揮)
    収録:1967 年6月14日ORTF, パリ
  ストラヴィンスキー:バレエ音楽「火の鳥」組曲(1945 年版)
    ニュー・フィルハーモニア管弦楽団 イーゴル・ストラヴィンスキー(指揮)
 大好評シリーズ「クラシック・アーカイヴ コレクターズ・エディション」第4 弾!遂に「指揮者」編が登場!名指揮者たちの映像14 時間分が1枚のブルーレイに!カラヤン、ムラヴィン、ミュンシュ、ロジェヴェン、ジュリーニ、クレンペラー、ストコフスキー、ヨッフム、マルケヴィッチ

 SD Video on Blu-ray、画面:4:3 、標準解像度、音声:PCM2.0 Dual Mono,DD2.0 Dual Monoリージョン:All、字幕:英、独、仏、西、カラー/ モノクロ、868 分

 「クラシック・アーカイヴ コレクターズ・エディション」第4 弾は、指揮者編。第1 弾「弦楽器編」、第2 弾「ピアノ編」、第3 弾「アンサンブル編」と同様に「クラシック・アーカイヴ・シリーズ」として以前EMIからリリースされていた映像を中心に1枚のブルーレイ・ディスクに収録した好企画。20世紀を彩った巨匠たちの最高の演奏を映像で楽しむことのできる、音楽ファン大興奮の内容です。
 冒頭に収録されているのは大指揮者帝王カラヤン。1969 年から1971 年まで音楽顧問を務めたパリ管弦楽団とのベルリオーズの幻想交響曲。独特の映像演出でカラヤン独自の美学を堪能できます。続いて、当時のソ連を代表する強烈な個性を持つ指揮者ムラヴィンスキー。貴族の出身ながらロシア革命で一家が没落し、人生が一変したものの、レニングラード・フィルの指揮者に就任。堅密な関係で世界有数のオケに育て上げ数々の歴史的録音を残しています。ドキュメンタリー映像では演奏だけではわからない、そうしたムラヴィンスキーの背景に迫っています。さらに演奏ではチャイコフスキーの「フランチェスカ・ダ・リミニ」と交響曲第4 番全曲(ロジェストヴェンスキー指揮)が収録されています。爆発的迫力で人気を誇ったミュンシュの1966 年来日映像。
 ブラームスの交響曲第1 番は、テープの紛失のため第1 楽章が欠けていますが、当日の熱気を感じるには十分な映像です。他にもロジェストヴェンスキーとオイストラフによるヴァイオリン協奏曲集の映像、ジュリーニの展覧会の絵、クレンペラーの第9、晩年のストコフスキーの未完成、ヨッフムのブル7、ストラヴィンスキーとも親交があったマルケヴィッチの詩篇交響曲、そして、そのストラヴィンスキーの自作自演で最後の指揮姿となった「火の鳥」など伝説の指揮者たちの貴重な映像集となっています。




KULTUR(映像)


D4974
(DVD)
\3700→\3390
Voice of Firestone Collection/ Great Sopranos,
Great Tenors, Firestone Dances

 TV番組 The Voice of Firestoneよりの映像
  ルドルフ・ヌレエフのアメリカ・TV ソロ・デビュー
  ジャック・ダンボワーズとメリッサ・ヘイデンとの伝説のバレエ
  マリア・トールチーフとカーラ・フラッキとの華麗なるバレエ
ルドルフ・ヌレエフ(バレエ)
ユッシ・ビョルリンク(テノール)
ビルギット・ニルソン(ソプラノ)
レオンタイン・プライス(ソプラノ)
ラウリッツ・メルヒオール(テノール)
マリア・トールチーフ(バレエ)
Great Sopranoでは
 エレノア・スティーバー、ジョン・サザーランド、レオンティン・プライス、
 ビルギット・ニルソン、アンナ・モッフオ、ビドゥ・サヤン、
 レナ−タ・テバルディ、リチア・アルバネーゼ、
 ヘレン・トローベル、ロバート・ピータース、
 パトリス・マンセル、ジャネット・マクドナルド、らの映像
The Great Tenorsでは
 1950-63年のユッシ・ビョルリング、
 フェルッチョ・タリアヴィーニ、ジャン・ピアース、
 ラウリッツ・メルヒオール、ジェス・トーマス、ニコライ・ゲッダ
 リチャード・タッカー、ジェームス・マックラケン、
 フランコ・コレッリらの映像

OEHMS(映像)


OC995
(2DVD)
\4000→\3690
フランクフルト歌劇場
 ワーグナー:楽劇「ニーベルングの指環」〜
  序夜「ラインの黄金」

   DVD1・・・序夜「ラインの黄金」/
   DVD2・・・メイキング・オブ・リング…23分
  
ヴォータン…テリエ・ステンスヴォルト(バリトン)…1.2/
ドンナー…ディートリヒ・フォッレ(バリトン)/
フロー…リチャード・コックス(テノール)/
ローゲ…カート・ストレイト(テノール)/
アルベリヒ…ヨッヘン・シュメッケンベッヒャー (バリトン)/
ミーメ…ハンス=ユルゲン・ラザール(テノール)/
ファーゾルト…アルフレッド・ライター(バス)/
ファーフナー…マグヌス・バルトヴィンソン(バス)/
フリッカ…マルティナ・ディーケ(メゾ・ソプラノ)/
フライア…バルバラ・ツェヒマイスター(ソプラノ)/
エルダ…メデレィス・アーワディ(コントラルト)/
ヴォークリンデ…ブリッタ・シュタルマイスター(ソプラノ)/
ヴェルグンデ…ジェニー・カールステット(メゾ・ソプラノ)/
フロシュヒルデ…カタリーナ・マギエラ(アルト)/
フランクフルト歌劇場管弦楽団/
ゼバスティアン・ヴァイグレ(指揮)/
ヴェラ・ネミロヴァ(演出)/
イェンス・キリアン(装置)/
インゲボルク・ベルネルス(衣装)/
オラフ・ヴィンター(照明)/
マルテ・クラスティング(ドラマトゥルギー)
OC999の分売
 録音:2012年6月-7月/収録時間:184分/音声:ステレオ2.0/DD 5.1/字幕:ドイツ語・英語/画面:16:9/REGION All(Code:0)
 舞台に配された青い輪が全ての世界を現し、歌手もここで歌う。水は映像で表現され、人々は現代的な衣装を纏い、極力ムダな動きは抑えられています。
 時折、驚くような場面もあるけれど相対的には安心してみることができる演出。被り物もなし、裸体もなし。すっきりとした「ラインの黄金」です。
 メイキング映像が興味深いです。現代における「リング」を知りたい人はここだけでも価値ありです。
 

OC996
(2DVD)
\4000→\3690
フランクフルト歌劇場
 ワーグナー:楽劇「ニーベルングの指環」〜
  第1夜「ワルキューレ」
ジークムント…フランク・ファン・アーケン(テノール)/
フンディング…アイン・アンガー(バス)/
ヴォータン…テリエ・ステンスヴォルト(バス・バリトン)/
ジークリンデ…アンバー・ワーグナー(ソプラノ)/
ブリュンヒルデ…スーザン・ブロック(ソプラノ)/
フリッカ…マルティナ・ディーケク(メゾ・ソプラノ)/
ゲルヒルデ…アーニャ・フィデリア・ウルリッヒ(ソプラノ)/
オルトリンデ…エリザベス・ライター(ソプラノ)/
ヴァルトラウデ…クラウディア・マーンケ(メゾ・ソプラノ) 他/
フランクフルト歌劇場管弦楽団/
ゼバスティアン・ヴァイグレ(指揮)/
ヴェラ・ネミロヴァ(演出)/
イェンス・キリアン(装置)/
インゲボルク・ベルネルス(衣装)/
オラフ・ヴィンター(照明)/
マルテ・クラスティング(ドラマトゥルギー)
OC999の分売
 録音:2012年6月-7月/収録時間:234分/音声:ステレオ2.0/DD 5.1/字幕:ドイツ語・英語/画面:16:9/REGION All(Code:0)
 ここでも青い輪は健在。第3幕の幕切れではブリュンヒルデもここで炎に囲まれ眠りに尽きます。演出も文句なし。演奏も文句なし。
 CDとは録音時期が違うので、何人かの配役は違っていますが、これはこれで面白いところです。こちらも安心してみることのできる「ヴァルキューレ」といえるでしょう。

OPUS ARTE(映像)

限定盤

OA1131BD
(13DVD)
\13990

モーツァルト(1756-1791):オペラBOX


 
1.歌劇《イドメネオ》 K366(ザルツブルク音楽祭) イドメネオ…ラモン・ヴァルガス(T)/
イダマンテ…マグダレーナ・コジェナー(Ms)/
イリア…エカテリーナ・シウリナ(S)/
エレットラ…アニヤ・ハルテロス(S) 他/
サルツブルク・バッハ合唱団/
カメラータ・ザルツブルク/
ロジャー・ノリントン(指揮)/
ウルゼル&カール=エルンスト・ヘルマン(演出)
2006年8月 ザルツブルク、モーツァルト・ハウス ライブ収録
 モーツァルト生誕250年を記念したこの年のザルツブルク音楽祭は、様々な演出が施されたモーツァルト歌劇が上演され話題となりました。
 このイドメネオもその1つで、ヴァルガス、コジェナー、ハルテロスなど当時新進気鋭の歌手を配し、ノリントンの手堅い指揮と、ヘルマン夫妻の演出という理想的なメンバーで実現した伝説の舞台です。
 2.歌劇《後宮からの逃走》 K384(ネーデルラント・オペラ) コンスタンツェ…ローラ・エイキン(S)/
ベルモンテ…エドガラス・モントヴィダス(T)/
オスミン…クルト・リドル(B)/
ブロンデ…モイカ・エルトマン(S) 他/
ネーデルラント・オペラ合唱団/
ネーデルラント室内管弦楽団/
コンスタンティノス・カリーディス(指揮)/
ヨハン・サイモンズ(演出)
2008年2月、ネーデルラント・オペラ - アムステルダム音楽劇場 ライヴ収録
 シモンズによるこの新演出は、登場人物の心理に迫った大胆な解釈が見どころ。
 同時に、西洋人の幻想として存在するオリエンタリズムを巧妙に描き出しています。コンスタンツェを歌うエイキン、オスミン役のリドゥルをはじめ、明瞭なキャラクターの実力派歌手を揃え、注目株の指揮者の一人であるカリーディスが、物語内容に深く踏み込んだ鮮烈にして繊細な音楽を引き出しています。
 3.歌劇《フィガロの結婚》 K492(パリ・オペラ座) フィガロ…ロレンツォ・レガッツォ(B)/
スザンナ…ハイディ・グラント・マーフィー(S)/
伯爵夫人…クリスティアーネ・エルツェ(S)/
アルマヴィーヴァ伯爵…ペーター・マッテイ(Br)/
ケルビーノ…クリスティーネ・シェーファー(S)/
パリ国立オペラ合唱団(合唱指揮…ピーター・ブリアン)/
パリ国立オペラ管弦楽団/
シルヴァン・カンブルラン(指揮)/
クリストフ・マルターラー(演出)
2006年 パリ・オペラ座(ガルニエ宮)ライヴ収録
 人口に膾炙した名作に、オペラの現代化を訴えるパリ・オペラ座監督ジェラール・モルティエが果敢に挑みます。
 彼の良き理解者である指揮者シルヴァン・カンブルランと演劇畑の演出家クリストフ・マルターラーを擁し、レガッツォ、マーフィ、マッテイ、エルツェといった芸達者が演出のコンセプトを完璧に把握したアンサンブルを見せ、特にケルビーノを普通の男の子として演じるシェーファーの上手さには脱帽です。
 4.歌劇《ドン・ジョヴァンニ》 K527(テアトロ・リアル) ドン・ジョヴァンニ…カルロス・アルバレス(Br)/
レポレッロ…ロレンツォ・レガッツォ(B)/
ドンナ・アンナ…マリア・バーヨ(S)/
ドン・オッターヴィオ…ホセ・ブロス(T)/
ドンナ・エルヴィーラ…ソニア・ガナッシ(S) 他/
マドリッド合唱団(合唱指揮…ホルディ・カサス・イ・バイェル)/
マドリッド管弦楽団/
ビクトル・パブロ・ペレス(指揮)/
ルイス・パスクワル(演出)
2005年10月 スペイン、マドリッド王立劇場 ライヴ収録
 好色な貴族ドン・ジョヴァンニが数々の女性を誘惑したあげくに地獄に堕ちる物語は、様々な解釈が施されてきました。
 このルイス・パスクワルによる演出は、舞台を1940年代のスペインの暗黒社会に設定し、光と闇のドラマを作り出します。タイトル・ロールのカルロス・アルバレスをはじめ、マリア・バーヨ、ソニア・ガナッシ、ロレンツォ・レガッツォ、ホセ・ブロス等が、迫真のドラマティックな舞台を繰り広げます。
 5.歌劇《コジ・ファン・トゥッテ》 K588(グラインドボーン) フィオルディリージ…ミア・パーション(S)/
ドラベッラ…アンケ・ヴォンドゥング(Ms)/
フェルランド…トピ・レーティプー(T)/
グリエルモ…ルカ・ピサローニ(B) 他/
グラインドボーン合唱団(合唱指揮…トーマス・ブラント)/
エイジ・オブ・エンライトゥンメント管弦楽団(ピリオド楽器使用)/
イヴァン・フィッシャー(指揮)/
ニコラス・ハイトナー(演出)
2006年6月 グラインドボーン劇場 ライヴ収録
 2006年のモーツァルト生誕250周年を記念した、グラインドボーン音楽祭の《コジ》。北欧出身の新進気鋭、パーションやレティプーをはじめとした実力派キャストによるエネルギーに満ち溢れた歌唱は、鮮烈な印象を与えてくれます。
 また、古楽演奏のプロ集団エイジ・オブ・エンライトゥンメント管を率いるイヴァン・フィッシャーの、ピリオド楽器演奏スタイルを完全に我が物とした指揮ぶりにも注目です。
 6.歌劇《皇帝ティートの慈悲》 K621(パリ・オペラ座) ティート…クリストフ・プレガルディエン(T)/
セスト…スーザン・グラハム(Ms)/
ヴィテッリア…キャスリーン・ネイグルスタード(S) 他/
パリ国立オペラ合唱団(合唱指揮…ピーター・ブリアン)/
パリ国立オペラ管弦楽団/
シルヴァン・カンブルラン(指揮)/
ウルズラ&カール=エルンスト・ヘルマン(演出)
2005年5月.6月 パリ・オペラ座(ガルニエ宮) ライヴ収録
 古代ローマの皇帝ティトウス(ティート)を取り巻く史実をもとに、高名なメタスタージオが書いたオペラ台本《皇帝ティートの慈悲》。40名以上もの作曲家がこのリブレットに曲をつけた中で、最晩年のモーツァルトの手になるこの一作は、18世紀オペラ・セリアの頂点として不滅の輝きを放っています。
 本盤ではパリのオーケストラならではの流麗な演奏と、メゾのグレアムを始めとする強力なキャスティングが魅力です。
 7.歌劇《魔笛》 K620(スカラ座) タミーノ…サイミール・ピルグ(T)/
パミーナ…ゲニア・キューマイヤー(S)/
パパゲーノ…アレックス・エスポージト(Br)/
夜の女王…アルビナ・シャギムラトヴァ(S)/
ザラストロ…ギュンター・グロイスベック(B) 他/
ミラノ・スカラ座合唱団&管弦楽団/
ローラント・ベーア(指揮)/
ウィリアム・ケントリッジ(演出)
2011年3月 ミラノ・スカラ座 ライヴ収録
 国際的な賞賛を獲得してきた、芸術性と知性にあふれるケントリッジ版《魔笛》の舞台がミラノ・スカラ座に登場。
 《魔笛》の世界を、人間性の光と影をめぐる物語として描写する、その生き生きとしたモノクロームの映像は、歌手たちも観客も、アンティーク・カメラのブラック・ボックスの中に捕えられているかのような、幻想的な舞台を生み出しています。
 《イドメネオ》における神話時代の物語や、モーツァルトと同時代の社会風刺がたっぷり詰まった《フィガロの結婚》、幻想的かつフリーメーソンの香りがぷんぷん漂う《魔笛》、全男性の憧れを具現化した《ドン・ジョヴァンニ》など多種多様な表情を持つモーツァルトのオペラ。そのどの作品もが、溢れるように豊かな表現と、比類なき霊感に支えられた美しいメロディ(そしてちょっぴり含まれたウィット)に支えられた、まさに“全ての芸術の粋”とも言える人類の至宝です。このBOXは最高の演出と歌手、演奏家を揃えた素晴らしいものであり、愛好家と入門者全ての人々に胸を張ってオススメできる最高のセットです。
 《イドメネオ》はDecca Mozart 22(品番0743169)と同内容です。
 収録時間:約23時間50分(1…165分, 2…214分, 3…260分, 4…208分, 5…210分, 6…212分, 7…160分)/音声:ステレオ2.0/DD 5.1/DTS5.1/字幕:英、仏、独、西、伊、中(イドメネオのみ)、蘭(後宮のみ)/画面:16:9/REGION All(Code:0)/片面2層ディスク 13枚組
 

OA1132D
(DVD)
\4000→\3690
プッチーニ:歌劇《トゥーランドット》(F.アルファーノ補筆版)
 ロイヤル・オペラ・ハウス

  ジュゼッペ・アダーミおよびレナート・シモーニ 台本
トゥーランドット…リセ・リンドストローム(S)/
カラフ…マルコ・ベルティ(T)/
リュー…中村恵理(S)/
ピン…ディオニュシオス・ソルビス(Br)/
ポン…ダグラス・ジョーンズ(T)/
パン…デヴィッド・バット・フィリップ(T)/
皇帝アルトゥーム…アラスディア・エリオット(T)/
ティムール…レイモンド・アセト(B) 他/
ロイヤル・オペラ合唱団(合唱指揮…レナート・バルサドンナ)/
ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団/
ヘンリク・ナナシ(指揮)/
アンドレイ・セルバン(演出)/
アンドリュー・シンクレア(リバイバル演出)/
サリー・ジェイコブス(装置・デザイン)/
F.ミッチェル・ダーナ(照明デザイン)/
ケイト・フラット(コレオグラフィ)/
タティアナ・ノバエス=コエロー(コレオロジスト)


OABD7142D
(BD)
\4800→\4390
2014年9月 ロイヤル・オペラ・ハウス ライヴ収録/収録時間:125分+12分(トゥーランドットへのイントロダクション、キャスト・ギャラリー)/音声:イタリア語歌唱 <DVD>ステレオ2.0/DTS 5.1/<BD>ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.1/字幕:英、仏、独、西、伊、韓/画面:16:9/REGION All(Code:0) <DVD>片面2層ディスク <BD>単層 25GB 1080i High Definition
 プッチーニ(1856-1924)の最後の作品となった《トゥーランドット》は時代を超越した愛の形を追求するものであり、普遍的なテーマ「愛、死、恐怖と力」を主題として、これを美しい旋律で彩った最高の名作です。当時流行の東洋趣味を多分に盛り込み、圧倒的権力を誇るトゥーランドットと可憐なリューの2人のヒロインの対比と、謎解きに翻弄される王子カラフ。この3人と、彼らを取り巻くたくさんの人々。全てが渾然一体となって壮大なクライマックスを築き上げます。
 プッチーニは完成直前にこの世を去ってしまいましたが、彼の意思は作曲家フランコ・アルファーノに受け継がれ、見事な終景が作り上げられたことでも知られています。歌手陣にも注目。アメリカのスター・ソプラノ、リセ・リンドストローム(この舞台がロイヤル・オペラ・ハウスへのデビュー)の決然たる題名役のほか、優れたテノール歌手マルコ・ベルティの見事なカラフ、ドイツを中心に活躍している日本人、中村恵理の可憐なリューなど、現代最高のキャストを揃えた素晴らしい配役です。
 今作での豪華絢爛なるアンドレイ・セルバンの演出は、1984年に製作されたプロダクションであり、ロイヤル・オペラ・ハウスでは既におなじみであり、80年代にBBCテレビによって収録されたものが長らく愛されています。
 今回の収録は15回目のリバイバルというのですから、まさに驚くべき人気を誇っていると言えましょう。年代を追うことに高画質、高音質の収録が可能となったため、今回はBlu-ray盤も同時に発売が可能となりました。 
  

OA1134D
(DVD)
\4000→\3690
ダニエル・ドゥ・ニース
 ロイヤル・オペラ・ハウス
  ガエターノ・ドニゼッティ:歌劇《ドン・パスクワーレ》

   3幕 ジャコモ・ルッフィーニ 台本(一部は作曲家自身)
ドン・パスクワーレ…アレッサンドロ・コルベッリ(B)/
ノリーナ…ダニエル・ドゥ・ニース(S)/
マラテスタ…ニコライ・ボルチェフ(B)/
エルネスト…アレク・シュレーダー(T) 他/
グラインドボーン合唱団(合唱指揮…ジェレミー・バインズ)/
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団/
エンリケ・マッツォーラ(指揮)/
マリアム・クレマン(演出)/
ジュリア・ハンセン(デザイナー)/
ベルント・プルクラベック(照明)/
ミリアム・ホイヤー(映像ディレクター)/
ジョージ・ブルエル(総合プロデューサー)


OABD7144D
(BD)
\4800→\4390
2013年10月 ロイヤル・オペラ・ハウス ライヴ収録/収録時間:128分+23分(カーテンの後ろから…ドキュメンタリー&ダニエル・ドゥ・ニースの紹介・キャスト・ギャラリー)/音声:英語歌唱 <DVD>ステレオ2.0/DTS 5.1 <BD>ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.1/字幕:英、仏、独、韓/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>二層 50GB 1080p High Definition
 裕福な独身老人ドン・パスクワーレは秘かに花嫁募集中。しかし吝嗇家の彼のもとにくる女性などは存在せず、それならばこの財産は甥エルネストに継がせようと考えます。ただし自分が薦めた女性と結婚するならば。しかしエルネストは未亡人ノリーナと目下恋愛進行中。とてもじゃないけど、そんな話に乗る気にはなりません。そこでパスクワーレは自分が結婚しようと、友人の医者マラテスタに花嫁候補を探させます。マラテスタとノリーナは旧知の仲であり、その話は彼女につつぬけ。そこで「ノリーナをマラテスタの“清楚な妹”としてパスクワーレに紹介し、パスクワーレと一旦結婚させ、その財産を全部手に入れよう。」という一計を案じます。奔放なノリーナですが、最初は清楚に振る舞い・・・結婚が決まったところで本性を発揮。あきれ果てたパスクワーレが離婚を承諾したところで種明かし。物語は幕となります。
 伝統的な喜劇であるこの作品。登場人物も最小限に抑えられ、あらすじもわかりやすいものです。その分歌手たちの演技力と演出が舞台の成功を左右することは間違いありません。
 しかしながら、当代きっての「演技派ソプラノ」ダニエル・ドゥ・ニースをヒロインに迎えたこの《ドン・パスクワーレ》。面白くないわけがありません。彼女ならどんな策略を仕掛けられても笑って許せそうな気がします。ちょっぴり情けないドン・パスクワーレを完璧に歌うコルベッリもさすがです。センスのよいクレマンの演出、魅力的なベルカントを支えるマッツォーラの指揮。これらが渾然一体となって、この素晴らしい舞台が実現したのです。




ダニエル・ドゥ・ニース
DECCAの旧譜CD

 3番目のジャケットの左上にあるのはギリシャの彫刻である。しかもそれでも何の違和感もない。妖艶なる小悪魔。おそるべき美貌と才能を持ち合わせたソプラノ、ダニエル・ドゥ・ニース。
 


475 8746
\2200→¥1990
ヘンデル/オペラ&オラトリオ・アリア集
ヘンデル:
 歌劇《エジプトのジューリオ・チェーザレ》  〜〈嵐の海で難破した小舟は〉
 歌劇《リナルド》  〜〈涙の流れるままに(私を泣かせて下さい)〉
 歌劇《アルチーナ》  〜〈前のように私を見つめて (どうか私を喜ばせに来て)〉
 カンタータ《アポロとダフネ》
 歌劇《リナルド》  〜〈私は戦いを望む〉
 歌劇《ゴールのアマディージ》  〜〈ああ、無慈悲な人!〉
 歌劇《エジプトのジューリオ・チェーザレ》  〜〈辛い運命に涙は溢れ〉
 オラトリオ《セメレ》  〜〈極みなき喜び〉 他
ダニエル・ドゥ・ニース(S)
レザール・フロリサン
ウィリアム・クリスティ指揮
2005年のグラインドボーン音楽祭で上演されたヘンデルの歌劇《エジプトのジューリオ・チェーザレ》で、クレオパトラ役に抜擢され一躍世界の寵児となったダニエル・ドゥ・ニース。スリランカとオランダの血を引き、オーストラリアで生まれたソプラノ。彼女は、19歳でメトロポリタン歌劇場のヤング・アーティスト・プログラムの最年少メンバーとなり、バルトリやフレミング、ターフェルらとの歌劇《フィガロの結婚》で、バルバリーナ役としてデビューしている。このアルバムは、彼女のデッカでのソロ・デビュー盤。有名な作品から、ほとんど知られていない作品まで、すぐれたセンスでアリアをセレクト。声域の広さや表現力の多彩さを見事にアピールし、彼女のショウケースとして見事なアルバムに仕上がっている。昨年のラモー《レ・パラダン》の名演も懐かしいオリジナル演奏の重鎮、ウィリアム・クリスティ/レザール・フロリサンが伴奏に起用されているのも注目。録音:2007年5月 パリ

478 1511
\2200→¥1990
ザ・モーツァルト・アルバム                       
 1.モテット《踊れ、喜べ、幸いなる魂よ》K.165
 2.シェーナとアリア《美しい恋人よ、さようなら…とどまれ、最愛の人よ》K.528
 3.《フィガロの結婚》K.492〜とうとうその時が来た…あなたを愛するこの胸に
 4.《コジ・ファン・トゥッテ》K.588〜女も15になれば
 5.《イドメネオ》K.366〜いつ果てるのでしょう
 6.《ドン・ジョヴァンニ》K.527〜ああ、去っておしまい、裏切りものめ  
 7.レチタティーヴォとアリア《おお無分別なアルバーチェよ…父上のこの抱擁にかけて》K.79
 8.《牧人の王(羊飼いの王様)》K.208〜彼女を愛そう、ともに生きよう 
 9.《ドン・ジョヴァンニ》K.527〜たがいに手をとりあって、あちらへ(お手をどうぞ) 
 10.ヴェスペレ(荘厳晩課)ハ長調K.339  
ダニエル・ドゥ・ニース(ソプラノ)
ジ・エイジ・オブ・エンライトゥンメント管弦楽団
指揮:サー・チャールズ・マッケラス
 ヘンデルのオペラ《ジュリアス・シーザー》のクレオパトラの代役で衝撃的な大成功を収め、一夜にして世界のディーヴァとなったアメリカ人ソプラノのダニエル・ドゥ・ニース。
 サントリーホール・オペラで来日し、コケティッシュなスザンナ役で日本の聴衆の心を掴んだのも記憶に新しいところです。
 さて今回は大好評を博した「ヘンデル・アリア集」に続くDECCA録音第2弾。モーツァルト。
 美貌と魅惑的な演技力を兼ね備えた彼女が、今回も完璧な技術に支えられた美しい声で、現代の理想的なモーツァルト像を描いた1枚。

 ラストであのK.339の「ラウダーテ・ドミヌム」が聴けるというのも興味深々。よほど自信があるとみた。
 バックがマッケラスとジ・エイジ・オブ・エンライトゥンメントというのも豪華、且つ的確な選択。

478 2260
\2200→¥1990
アンドレアス・ショルもゲスト参加したドゥ・ニース待望の第3弾
ダニエル・ドゥ・ニース/ビューティー・オブ・ザ・バロック

 1.ダウランド:カム・アゲイン、スウィート・ラヴ・ドス・ナウ・インヴァイト/
 2.同:ホアット・イフ・アイ・ネヴァー・スピード?/
 ヘンデル:オンブラ・マイ・フ/
 4.同:輝けるセラフたち/
 5.パーセル:なが手を、ベリンダ…私が地に伏すとき/
 6.ヘンデル:心よ、ほのかな喜びの住まい/
 7.モンテヴェルディ:ただあなたを見つめ/
 8.同:あの軽蔑した眼差し/
 9.ヘンデル:私はあなたを抱きしめる/
 10.同:守護天使達よ/
 11.ペルゴレージ:悲しみに沈めるみ母は涙にくれて/
 12.J.S.バッハ:愛の修練もて/
 13.同:羊らは安らかに草を食み
ダニエル・ドゥ・ニース(ソプラノ) 
イングリッシュ・コンサート
指揮:ハリー・ビケット
名花ダニエル・ドゥ・ニースの待望の第3弾は、イギリス、ドイツ、イタリアの伝統的なバロック作品を集めた1枚。欧州のバロック世界を牽引するハリー・ビケットとイングリッシュ・コンサートの清冽な伴奏でお届けします。ヘンデルの《オンブラ・マイ・フ》をはじめとした13曲は、彼女がキャリアの初期から歌い親しんできた得意曲ばかりです。また、モンテヴェルディの《ただあなたを見つめ》では、現代最高のカウンターテナーの一人であるアンドレアス・ショルとのデュエットもお楽しみいただけます。録音:2010年8月16日 聖ジュード・オン・ザ・ヒル、ロンドン



 
OA1133D
(DVD)
\4000
2013年 ロイヤル・オペラ・ハウス
 レオン・ミンクス:バレエ《ドン・キホーテ》

  プロローグと2幕
キトリ…マリアネラ・ヌニェス/
バシリオ…カルロス・アコスタ/
ドン・キホーテ…クリストファー・サンダース/
サンチョ・パンサ…フィリップ・モスレイ/
ロレンツォ…ギャリー・エイヴィス/
ガマーシュ…ベネット・ガートサイド/
エスパーダ…平野亮一/
メルセデス…ローラ・モレラ/
ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団/
マーティン・イェーツ(指揮)/
カルロス・アコスタ(マリウス・プティパによる)(振付)/
カルロス・アコスタ(ディレクター)/
ティム・ハトリー(デザイン)/
ロス・マッギボン(映像ディレクター)

OABD7143D
(BD)
\4800
 2013年 ロイヤル・オペラ・ハウス ライヴ収録/収録時間:125分+12分(キャストと仲間たちへのインタヴュー)/音声:英語(インタビュー) < DVD>ステレオ2.0/DTS 5.1/<BD>ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.0/字幕:なし/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>ニ層 50GB 1080i High Definition
 このバレエ《ドン・キホーテ》はセルバンテスの長大な原作の中から、その一部「バジルとキトリの結婚物語」のエピソードを取り出してバレエに仕立てたものです。当然主役は若い恋人たちであり、彼らの美しい踊りが中心となります(もちろんドン・キホーテの有名な“風車のエピソード”も上手く盛り込まれているのでご安心ください)。ここで引き締まった肉体を存分に使ってバシリオ(バジル)を踊るのが若きキューバのダンサー、カルロス・アコスタです。彼は黒人系として始めてこのバレエ団のプリンシパル・ダンサーとなった逸材であり、そのアグレッシヴなダンスは全世界のファンを完全に魅了しています。彼はこの上演で全ての振り付けと演出を担い、思うがままの素晴らしい舞台を作り上げることに成功しました。キトリを演ずるのは、アルゼンチン出身、ロイヤル・バレエ団のプリンパル・ダンサーであるマリアネラ・ヌニェス。ティム・ハトリーによるヴィヴィッドで美しい舞台デザインをバックに輝かしい肢体が舞い踊ります。またエスパーダ役には日本の注目ダンサー、平野亮一を起用。恵まれた長身をフルに生かしたダイナミックな舞いは、他の出演者とは一線を画すものです。
 
OA1130D
(DVD)
\4000
ベンジャミン・ブリテン:歌劇《ヴェニスに死す》 グスタフ・フォン・アッシェンバッハ…ジョン・グラハム=ハール(T)/
旅人/老いた伊達男/ゴンドラこぎ/床屋/ホテル支配人/
旅芸人/ディオニュソスの声…アンドリュー・ショア(Br)/
アポロの声…ティム・ミード(C-T)/
タジオ…サム・ツァルドヴァー(ダンサー)/
ポーランド人の母親…ローラ・キャルドウ(ダンサー)/
2人の娘たち…マイア・アンジェリーナ・マザー/シュリアーナ・シェフ(ダンサー)/
ヤシュー…マルチオ・テイシェリア(ダンサー) 他/
イングリッシュ・ナショナル・オペラ合唱団(合唱指揮…ポール・ブロウ)/
イングリッシュ・ナショナル・オペラ管弦楽団/
エドワード・ガーディナー(指揮)/
デボラ・ワーナー(演出)/
トム・パイ(装置・デザイン)/
クロエ・オボレンスキー(衣装)/
ジーン・カルマン(照明)/
キム・ブランドストラップ(振付)/
ロス・マッギボン(映像ディレクター)

OABD7141D
(BD)
\4800
2013年6月 ロンドン・コロシアム ライヴ収録/収録時間:153分/音声:英語歌唱 <DVD>ステレオ2.0/DTS 5.1 <BD>ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.0/字幕:英、仏、独、韓/ 画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>ニ層 50GB 1080i High Definition
 ドイツの作家トーマス・マンが自身の体験を元に書き上げた「ヴェニスに死す」。年老いた主人公がヴェニスに旅行した際、見かけた美少年に一目ぼれしてしまい、その美の呪縛から逃れることができずその地で最期を迎えるという極めて耽美的な作品です。ヴィスコンティが監督した映画では、あのマーラーの「アダージェット」が効果的に用いられたために一層の印象を残し、現在でも伝説的な人気を誇っています。
 このブリテン(1913-1976)のオペラは同じ作品を題材にしていますが、ヴィスコンティの解釈とはまた違った面を表出することで、ブリテンなりの世界を創り上げています。使われている響きはもっと冷徹で、ヴィスコンティ映像の持つ爛熟した美しさとは一線を画した視線が印象的で、「美の象徴」であるタジオは声を発することないダンサーが演じることで、その無邪気さが引き立ちます。舞台が幻想的であればあるほどに、人間の持つ「美への憧れ」と、それに比例した「現実の醜い部分」が際立つというこの物語。
 演出を担当したデボラ・ワーナーは、装置も衣装もシンプルな物を用い、儚い夢にのたうつ芸術家の苦悩を突き放すことを試みるかのようです。主人公を歌うジョン・グラハム=ハールはケンブリッジ王立音楽大学で学び、2012年にはイタリアの権威ある「フランコ・アッヴィアーティ賞」を受賞するなど注目のテノール歌手。力強く、リリカルな声は将来を期待させる才能です。様々な役を歌い分けるアンドリュー・ショアはイギリスのベテラン。イングリッシュ・ナショナル・オペラの顔とも言える存在です。
デボラ・ワーナー(演出) 1959年イングランドのオックスフォードシャー生まれ。もともとはシェークスピアやブレヒトなどの演劇の演出を手がけていましたが、グラインドボーンの《ドン・ジョヴァンニ》、オペラ・ノースの《ヴォツェック》、レザール・フロリサンとのパーセル《ディドとエネアス》などのオペラ演出の好評を受け、この分野でも躍進を果たしています。2006年、大英帝国勲章受勲。
 
OA1127D
(DVD)
\3100
《栄光のグラインドボーン》
— 第1幕(含まれている歌劇の抜粋) —
 モーツァルト:《フィガロの結婚》/
 ヤナーチェク:《利口な女狐の物語》/
 プッチーニ :《ジャンニ・スキッキ》/
 モーツァルト:《コジ・ファン・トゥッテ》/
 ブリテン :《ビリー・バッド》/
 ヴェルディ :《ファルスタッフ》
— ディナー休憩 —
 第2幕(含まれている歌劇の抜粋) —
  ビゼー:《カルメン》
  ヘンデル:《ジュリオ・チェザーレ》/
  ワーグナー ;《トリスタンとイゾルデ》/
  ストラヴィンスキー:《放蕩息子の遍歴》/
  ロッシーニ :《チェネレントラ》/
  ワーグナー ;《ニュルンベルクのマイスタージンガー》

OABD7138D
(BD)
\4000
 収録時間:146分+5分(ボーナス)/音声:英語歌唱 <DVD>ステレオ2.0/DTS5.0 <BD>ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.0/字幕:英、独、仏/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>単層 25GB 1080i High Definition
 イギリスのイースト・サセックス州ルイス近郊のカントリー・ハウス(ブリテン島の農村にある貴族たちの邸宅)であるグラインドボーンで開かれる「グラインドボーン音楽祭」。これは1934年に資産家ジョン・クリスティが創設した音楽祭で、クリスティ家が主催し、委員長の職はジョンから子のジョージ、孫のガスへと受け継がれています。
 初回の演目はフリッツ・ブッシュの指揮によるモーツァルトの《フィガロの結婚》で、その後もモーツァルトの数々のオペラを中心に演目が組まれましたが、この映像に収録されているように、ヘンデルやヤナーチェクなどのオペラも重要なレパートリーになっています。
 オペラ上演については、他のヨーロッパの地域に比べると若干後進国であったイギリスですが、この音楽祭のためには当時最高の歌手と指揮者を集結させ、ついにはコヴェント・ガーデン歌劇場と並ぶ、イギリスにおける「オペラの拠点」となったのです。この映像には、12のレパートリーからの華やかなシーンが収録されており、アンネ・ゾフィー=オッターやダニエル・ドゥ・ニース、ジョン・マーク・エインズリーなどの歌い手や、ウィリアム・クリスティ、マーク・エルダ−などの指揮者の姿を見ることができます。

PARNASSUS



PDVD 1203
(DVD)
\2500→\2290
リヒテル・プレイズ・シューマン&ロシアンズ
 プログラム1:シューマン
 シューマン(1810-1856):
  ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26
   収録:1976年10月10日
  花の曲 Op.19
  東洋の絵(四手連弾のための)Op.66 から No.5 ヘ短調(*),No.6 変ロ短調(*)
  パガニーニの奇想曲による6つの演奏会用練習曲 Op.10 から
   No.4 ハ短調,No.5 ロ短調,No.6 ホ短調
  4つのフーガ Op.72;ニ短調,ニ短調,ヘ短調,ヘ長調
  トッカータ ハ長調 Op.7
   収録:1985年12月13日
 プログラム2:ロシアンズ
 チャイコフスキー(1840-1893):
  四季 Op.37b から 五月 白夜,六月 舟歌
  18の小品 Op.72 から No.12 いたずらっ子,No.15 少しショパン風に
  6つの小品 Op.51 から No.3 メヌエット=スケルツォ,No.1 サロンのワルツ
 ラフマニノフ(1873-1943):
  楽興の時 Op.16 から No.6 ハ長調
  幻想的小品集 Op.3 から No.3 メロディ ホ短調,No.4 道化師
   収録:1982年1月4日
 ドビュッシー(1862-1918):
  前奏曲集第1巻 から No.3 野を渡る風
  前奏曲集第2巻 から No.8 オンディーヌ
 ラフマニノフ:13の前奏曲 Op.32 から No.12 嬰ト短調
   収録:1976年10月10日
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
リュドミラ・ベルリンスカヤ(ピアノ(*))
リヒテルのDVD第2弾!
 総収録時間:122分 仕様:NTSC, Region: 0
 当レーベルのベストセラー「スヴャトスラフ・リヒテル・プレイズ・ベートーヴェン&ショパン・イン・モスクワ 1976」(PDVD 1201)に続いてパルナサス・レーベルから発売されるリヒテルのDVD第2弾。
 ドビュッシーはフランス人ですが、ロシア音楽に影響を受けた作曲家であり、カットするのはもったいないとのことで「名誉ロシア人」としてロシア・プログラムに収録されています。
 1976年収録分は画質にやや粒状感があります。ご了承ください。

RCO LIVE(映像)



RCO 14106
(Blu-ray)
\5600→\5190
巨匠アーノンクール、コンセルトヘボウ管とのフェアウェル・コンサート
 ブルックナー:
  交響曲第5番変ロ長調WAB.105(原典版)
ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)


RCO 14103
(DVD)
\3800→\3490
 2013年10月コンセルトヘボウ管とのフェアウェル・コンサート・ライヴ

 収録:2013 年10 月25 日& 27 日/アムステルダム、コンセルトへボウ(ライヴ)
 監督:ヨースト・ホンセラール/ビジョン・ミキサー:ディック・クヮイス/照明:パスカル・ネイバー
 オーディオ・プロデューサー&レコーディング・エンジニア:エヴェレット・ポーター
 (Blu-ray)1080i 16 : 9、音声: DTS HD Master Audio 5.0/ ドルビー・デジタル 5.0/LPCM ステレオ、リージョン:ALL
 (DVD)NTSC 16 : 9、音声:ドルビー・デジタル 5.0/ LPCM ステレオ、リージョン:ALL

 巨匠ニコラウス・アーノンクールが指揮したブルックナーの第5 交響曲の映像作品が登場。2000 年以来、名誉客演指揮者のポストにあるコンセルトヘボウ管に別れを告げることを決めたアーノンクールが、2013 年10 月25 日と27 日の2 日間に亘り、アムステルダムでおこなったコンセルトヘボウ管との最後のコンサートの模様をライヴ収録したものです。

 ▼アーノンクールによるブルックナーの交響曲録音
 オリジナル楽器使用のウィーン・コンツェントゥス・ムジクスを率いる時代考証派の草分けとしてすでに名を馳せていたアーノンクールが、コンセルトヘボウ管を指揮して、ブルックナーの交響曲第3 番をライヴ・レコーディングしたのは1994 年のこと。ベイヌム、ヨッフム、ハイティンク、シャイーら歴代の首席指揮者に加え、クレンペラー、セル、ジュリーニといった大物の客演陣とも、ブルックナー演奏の独自の伝統を培ってきた名門楽団を相手に取り組んだ、アーノンクール初のブルックナーは、持ち前の過激で先鋭的な指揮ぶりと、荒々しい作品の性格とが相性も抜群で、当時大きな話題を集めたものでした。この第3 番を皮切りにアーノンクールは、1997 年にコンセルトヘボウ管を指揮して第4 番をライヴ録音、1999 年にウィーン・フィルを指揮して第7 番をライヴ録音、2000 年にベルリン・フィルを指揮して第8 番をライヴ録音して、自身と同じこのオーストリアの交響曲作家に強い関心を寄せ、力を注いできました。
 また、2002 年にウィーン・フィルを指揮して第9 番をライヴ録音した際には、第1 楽章から第3 楽章までは、ベンヤミン=グンナー・コールス校訂による「ブルックナー協会版全集」の一環として2001 年に出版された新クリティカル・エディションを初めて使用。加えて、ジョン・A・フィリップスが補完した第4 楽章のフラグメントをアーノンクール自身の解説つきで収録するなど、最新の研究成果を貪欲に取り込むあたりに、学究肌のアーノンクールらしいこだわりの一面を示してもいました。

 ▼親密なるロイヤル・コンセルトヘボウ管との最後の取り組み、第5 交響曲の再録音
 こうした流れを汲むRCO Live のリリースは、2004 年にアーノンクールがウィーン・フィルを指揮して第5 番をライヴ録音して以来9 年ぶりのブルックナー、第5 番のソフトとしては2 種目の内容になります。
 このたびの第5 番を含め、アーノンクールのブルックナー録音を語るうえで欠かせないコンセルトヘボウ管ですが、1975 年にアーノンクールが指揮したJ.S. バッハのマタイ受難曲とヨハネ受難曲の伝説的公演に遡る、両者の結びつきにはかなりのものがあり、以来38 年間に276 回の演奏会をおこなってきました。
 さらに2006 年12 月、アーノンクールはオランダの音楽生活全般、とりわけコンセルトヘボウ管への多大な貢献に対して、オランダ王国獅子勲章を授与されています。
アーノンクールが80 代も半ばに近づき、コンセルトヘボウ管とのあいだによりいっそう親密な関係が保持されていることは、やはり同じ顔合わせで、2012 年4 月にライヴ収録されたベートーヴェンの「ミサ・ソレムニス」の映像作品を通じても伺えました。
 ここでの解釈の深化と仕上がりに自然と期待が高まるところですが、第3 番以来、ブルックナーの交響曲を共に探求してきた長年の手兵との最後の機会に、こうしてまた第5 番を取り上げたアーノンクール自身の意気込みもひしひしと伝わる、総決算にふさわしい演奏内容といえるでしょう。

 =アーノンクール指揮ブルックナー第5 番のトラックタイム=
  ・RCO/2013年 I. 20:15 +II. 12:30+III. 13:04 +IV. 21:54= TT.67:43
  ・VPO/2004年 I. 20:34 +II. 14:57+III. 13:35+IV. 23:59 = TT.73:07




VAI(映像)


VAIDVD 4570
(DVD)
\5000
ポール・トルトゥリエ〜完全なる音楽家 ポール・トルトゥリエ(チェロ)
 C.P.E.バッハ:チェロ協奏曲第3番イ長調H.439
   チューリッヒ室内管弦楽団 エドモン・ド・シュトウツ(指揮)/収録:1988年ウイティコン、スイス
 エルガー:チェロ協奏曲 ホ短調Op.85
   スイス・ロマンド管弦楽団 アルミン・ジョルダン(指揮)/収録:1988年ジュネーヴ
 ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104
 トルトゥリエ:私のシルク〜第3楽章
   コレギウム・ムジクム・バーゼル アルベルトEカイザー(指揮)/収録:1989年バーゼル
 チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲
 トルトゥリエ:私のシルク〜第4楽章
   チューリッヒ交響楽団 ダニエル・シュワゼール(指揮)/収録:1989年チューリッヒ
 映像によるトルトゥリエ協奏曲集、師の作品「私のシルク」も収録!

 画面:4:3 NTSC、カラー、音声:MONO、184 分(本編:132 分、ボーナス:52 分)、リージョン:All

 20 世紀フランスを代表するチェリスト、ポール・トルトゥリエ(1914-1990)。この映像には、C.P.E. バッハ、エルガー、ドヴォルザーク、チャイコフスキーのチェロ協奏曲の演奏とドキュメンタリーが収録されています。
 この映像は単一カメラで撮影されたものを使用し、大写しでは世界的チェリストの見事なボウイングをしっかり見ることができます。
 ドヴォルザークとチャイコフスキーの映像には、アンコールにトルトゥリエ自身の作品「私のシルク」が演奏されているのも必見です。
 ドキュメンタリー映像には、マスター・クラス、リハーサル、プライベート映像など、トルトゥリエの深遠なる哲学的な音楽世界を垣間見ることができます。
 

VAIDVD 4573
(DVD)
\5000
ジョージ・バランシン「ニューヨーク・シティ・バレエ・イン・モントリオール」Vol.3
 チャイコフスキー:白鳥の湖〜第2幕
   振付:ジョージ・バランシン/ダンサー:マリア・トールチーフ、アンドレ・エグレフスキー
   収録:1954年3月25日
 ドリーブ:コッペリア
   振付:ジョージ・バランシン/ダンサー:タナキル・ルクレール、アンドレ・エグレフスキー
   収録:1954年3月13日
 メノッティ:ユニコーン、ゴーゴンおよびマンティコーア(詩人の3つの日曜日)
   振付:ジョン・バトラー/ダンサー:アレグラ・ケント、ニコラス・マガリャネス、ロイ・トビアス
   収録:1957年11月5日
 バランシンの「白鳥の湖」、貴重なメノッティの作品も収録

 画面:4:3 NTSC BW、音声:MONO、72 分、リージョン:All

 20 世紀最大の振付師ジョージ・バランシン。彼が育て上げた世界最高峰のバレエ団、ニューヨーク・シティ・バレエ(NYCB)。1954 年以降バランシンはモントリオールのカナダ放送局のために何度かテレビ用に上演しました。この度それらの映像を集めジョージ・バランシン「ニューヨーク・シティ・バレエ・イン・モントリオール」第3 弾。
 テレビ放送のためにバランシン振付のコッペリアが新たに発見され収録。バランシンに見出されたタナキル・ルクレールとアンドレ・エグレフスキーが出演しています。映像として初出のメノッティの「ユニコーン、ゴーゴンおよびマンティコーア(詩人の3 つの日曜日)」が収録。バレエと合唱が混ざった珍しい作品です。さらにマリア・トールチーフとアンドレ・エグレフスキーによる「白鳥の湖」も収録しており、盛りだくさんの内容です。
 またバランシン自身がニューヨーク・シティ・バレエの歴史についてレネ・レヴェックのインタビューを受ける姿も収録されています。
 

キング・インターナショナル(映像)(国内仕様盤)

KKC 9090
(2Blu-ray)
\7900+税
※輸入盤発売済
ブラームス:交響曲全集
 交響曲第1番ハ短調 Op.68
 交響曲第2番ニ長調 Op.73
 交響曲第3番ヘ長調 Op.90
 交響曲第4番ホ短調 Op.98

 ドキュメンタリー
  『ディスカヴァリング・ブラームス』〜
   ティーレマンによるブラームス交響曲
    監督:クリストフ・エンゲル
クリスティアーン・ティーレマン(指揮)
シュターツカペレ・ドレスデン
KKC 9091
(3DVD)
\7900+税
※輸入盤発売済
 圧倒的名演! 2012年日本公演も収録されたティーレマン&シュターツカペレ・ドレスデンのブラームス交響曲全集

 収録:2012 年10 月22 日(1,3)東京、NHK ホール、2013 年1 月24-27 日(2)、4 月7-9 日(4)ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)

 (2Blu-ray)[C-major] 71.5204、収録:本編208分、ドキュメンタリー52分、画面:16: 9、HD、音声:PCMステレオ、DTS-HD MA5.0/5.1、Region All、原語:ドイツ語、字幕:日本語、英語、韓国語、輸入盤・日本語字幕・解説書付
 (3DVD)[C-major] 71.5108、収録:本編208分、ドキュメンタリー52分、画面:16: 9、NTSC、音声:PCMステレオ、DTS5.0/5.1、Region All、原語:ドイツ語、字幕:日本語、英語、韓国語、輸入盤・日本語字幕・解説書付

 2012 年8 月よりシュターツカペレ・ドレスデンの首席指揮者に就任したクリスティアーン・ティーレマンによるブラームス交響曲全集。ティーレマンは就任直後の2012 年10 月に、シュターツカペレ・ドレスデンを率いて来日。この映像は、その来日公演の際に収録されたNHKホールでの交響曲第1番と第3番、そして2013 年に本拠地ゼンパーオーパーで収録された第2番と第4番が収められています。楽団からの期待を一身に背負った若きドイツ正統派の巨匠ティーレマン。シュターツカペレ・ドレスデンとは正式な就任前から共演を重ねており、その良好な関係から生み出される音楽は既に実証済み。
 ここに収録されている2012 年の来日公演も、オーケストラの響きとティーレマンの音楽作りが相乗して至上の演奏を披露し、日本の音楽ファンの記憶に残る公演となりました。緻密な演奏と独特の緊張感、ティーレマンらしいダイナミクスとテンポの変化が、音楽をより生き生きさせています。ボーナスとして、ブラームスの交響曲に関するティーレマンへのインタビュー映像が収められており(日本語字幕あり)、ティーレマンのブラームス観をより深く理解することができます。
 

KKC 9092
(Blu-ray)
\5238+税
※輸入盤発売済
ニジンスキー振付による「春の祭典」映像!
 バレエ『火の鳥』
   振付・台本:ミハイル・フォーキン
   音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー
   舞台装置・衣裳:
    アレクサンダー・ゴロヴィン、
    レオン・バクスト、ミハイル・フォーキン
   出演:
    エカテリーナ・コンダウーロワ(火の鳥)、
    イリヤ・クズネツォフ(イワン王子)、
    マリアンナ・パヴロワ(王女)、
    ウラジーミル・ポノマレフ(不死身のカシチェイ)他、
    マリインスキー・バレエ
 バレエ『春の祭典』
   振付:ヴァースラフ・ニジンスキー
    (ミリセント・ハドソンによる再構築版)
   音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー
   舞台・衣裳:ニコラ・レーリヒによる
    (ケネス・アーチャー監修)
   出演:
    アレクサンドラ・イオシフィディ(選ばれし生贄の乙女)、
    エレナ・バジェーノワ(300 歳の女−長老)、
    ウラジーミル・ポノマレフーミ(賢者)、他、
    マリインスキー・バレエ
 ボーナス映像(38分、字幕:英語、フランス語)
  ・バレエ・リュスに関するドキュメンタリー、
  ・二人の舞踊研究家
    (ミリセント・ハドソン、ケネス・アーチャー)のインタビュー
演奏:マリインスキー歌劇場管弦楽団
指揮:ワレリー・ゲルギエフ
KKC 9093
(DVD)
\3810+税
※輸入盤発売済
 ゲルギエフが見事に統率する!初演時に物議をかもしたニジンスキー振付による「春の祭典」映像!

 (Blu-ray)[BEL AIR] BAC.441、収録:123分、画面:16: 9、HD、音声:PCMステレオ、DTS-HD MA5.0/5.1、Region All、輸入盤・日本語解説書付
 (DVD)[BEL AIR] BAC.041、収録:123分、画面:16: 9、NTSC、音声:PCMステレオ、DD5.1、Region All、輸入盤・日本語解説書付

 1913 年5 月29 日、に初演されたのと同じ振付けによるバレエ「春の祭典」の映像。ディアギレフ率いるバレエ・リュス(ロシア・バレエ団)による初演で、会場はシャンゼリゼ劇場、初演指揮者はモントゥーで、当時けが人も出る程の大騒動となったいわくつきの舞台です。振付を担当したのは、ディアギレフの秘蔵っ子で、1909 年にヴェルサイユで素晴しいダンスを披露して一躍フランス中の有名人となったニジンスキー。彼は、振り付けや指導の経験がほとんどないにも関わらず振付を担当しました。冒頭、ダンサーたちが足を内側に曲げて頭を下げて足をふみならすという動きは当時のバレエ界ではありえないものでしたし、ニジンスキーの複雑な振付のおかげで、リハーサルに膨大な時間を要しました。様々な困難と混乱を経て迎えた初日の舞台を観た観客もまた、大混乱に陥りましたが、これこそが20 世紀バレエの幕開けとなったのです。この「春の祭典」はあまりに前衛的だったため、8 回公演されたあと、演目レパートリーから外されるという憂き目をみました。ニジンスキーは振付を舞踊譜に残しておらず、「春の祭典」は一度再演の機会はあったものの、またすぐ封印されていました。ここに収められた振付は、初演から実に70 年経った1983 年に、二人の舞踊研究家(ミリセント・ハドソン、ケネス・アーチャー)が様々な資料を検討して再構築した振付によるもの。マリインスキー劇場の誇るトップダンサーたちが、当代一のカリスマ指揮者、ゲルギエフ指揮による音楽で踊ります。
 
KKC 9088
(Blu-ray)
\4762+税
※輸入盤発売済
ドニゼッティ:歌劇『ルクレツィア・ボルジア』全曲 ルネ・フレミング(S ルクレツィア・ボルジア)
マイケル・ファビアーノ(T ジェンナーロ)
ヴィタリー・コヴァリョーフ(Bs 公爵アルフォンソ)
エリザベス・デション(Ms マッフィオ・オルジーニ)
オースティン・ネス(Br アポストロ・ガゼッラ)
アオ・リ(Br アスカーニオ・ペトルッチ)
クリストファー・ジャクソン
 (T イェッポ・リヴェロット)、
ブライアン・ジャグディ
 (T オロフェルノ・ヴィテッロッツォ)
アイゴー・ヴィエイラ(Bs グベッタ)
ダニエル・モンテネグロ(T ルスティゲッロ)
ライアン・カスター(Br アストルフォ)、他
サンフランシスコ歌劇場バレエ団
サンフランシスコ歌劇場管弦楽団&合唱団
リッカルド・フリッツァ(指揮)
KKC 9089
(2DVD)
\5238+税
※輸入盤発売済
 フレミングのルクレツィア!サンフランシスコ歌劇場のドニゼッティ:『ルクレツィア・ボルジア』

 演出:ジョン・パスコー/照明:ジェフリー・ブルッカーホフ/振付:ローレンス・ペク
 収録:2012 年9 月、10 月サンフランシスコ歌劇場(ライヴ)
 (Blu-ray)[輸入盤 EURO ARTS] 20.59644、画面:カラー、16: 9、HD、音声:PCM Stereo / DTS-HD Master Audio 5.1、収録時間:122分 Region All、輸入盤・日本語字幕・解説書付
 (2DVD)[輸入盤 EURO ARTS] 20.59648、画面:カラー、16: 9、音声:PCM Stereo / Dolby Digital 5.1 / DTS 5.1、NTSC、収録時間:122分 Region All、輸入盤・日本語字幕・解説書付

 ドニゼッティの傑作『ルクレツィア・ボルジア』が日本語字幕付きでリリース。歴史に名高いボルジア家の美女、ルクレツィア・ボルジア[1480-1519]を扱ったこのオペラは、1833 年12 月にスカラ座で初演され大成功を収め、1830、1840 年代には非常に人気の高かった作品です。近年の上演頻度はあまり高くありませんが、力のあるプリマドンナが満を持して挑戦するオペラになっています。
 ここに収録されているサンフランシスコでの上演では、ルネ・フレミングがルクレツィアに挑戦。悪女、悪妻の顔と、息子を愛する母の顔の両面を見事に歌っています。指揮はドニゼッティやヴェルディでツボを押さえつつ切れ味鋭い音楽を聴かせるリッカルド・フリッツァ。これがサンフランシスコ歌劇場への初出演だったそうです。
 ベテランのオペラ演出家ジョン・パスコーの演出は、元々ワシントン・ナショナル・オペラのためのプロダクション。ハリウッド風の豪華な美観を軸にしつつ(若いファビアーノの衣装はガッツリ胸が開いています)、そこに現代的な要素をバランスよく盛り込み、美しい中に鋭い視点が垣間見られる舞台を仕立てています。





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