クラシックCD通販ショップ「アリアCD」へようこそ
トップページへ

規約などはこちら・・・

お買い物の方法  

注文方法:
 ご希望商品のチェック・ボックスをクリックし、最後に 「かごに入れる」ボタンを押してください(enterキーを押してもかまいません)。
 新店内のほかのページのお買い物がありましたら、そちらもすませ、一番最後にページ下の「
注文フォームへ」のボタンをクリックして、注文フォーム・ページへ進んでいただいて、そこで注文を確定してください。
 (チェック内容を変更したら、必ずもう一度「かごに入れる」ボタンをクリックしてください。変更内容がかごに反映されませんので)

注文フォームへ


≪第78号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その4 9/9〜


マイナー・レーベル新譜
歴史的録音・旧録音
メジャー・レーベル

国内盤
映像

 


9/12(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


FARAO CLASSICS



B 108085
\2500→\2290
バイエルン国立管第1 コンマス、マルクス・ヴォルフ
 1886 年に作曲された3つのヴァイオリン・ソナタ

  フランク:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ イ長調
  グリーグ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第3番 ハ短調 作品45
  ブラームス:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第3番 ニ短調 作品108
マルクス・ヴォルフ(ヴァイオリン)
ユリアン・リーム(ピアノ)
 
 録音:2014 年3 月ノイマルクト、ライトシュターデル/71’30

 バイエルン国立管弦楽団の第1 コンサートマスターであるマルクス・ヴォルフによるヴァイオリン・ソナタ集。1886 年前後に作曲された3 つのヴァイオリン・ソナタを収録しています。
 ブラームスは1886 年に3 つ目のヴァイオリン・ソナタの作曲を開始しました。1888 年にイェネー・フバイとブラームス自身によって初演され、ブラームスの熱心な支援者であったハンス・フォン・ビューローに献呈されています。グリーグ最後のヴァイオリン・ソナタで最も人気の高い作品第3 番。ノルウェーの民族的旋律と清涼感ある叙情性に彩られたロマンティックな作品です。ヴァイオリン・ソナタの最高傑作のひとつに数えられるフランクのソナタ。当時の名手イザイに捧げられ、1886 年9 月イザイの結婚のお祝いとして贈られました。
 今日欠かすことのできないヴァイオリンのレパートーリーを、初演当時の響きに近づけるために、1722 年製のストラディヴァリウスと、1820 年頃のジャン・ピエール・マリー・ペルソワの弓を使用。ピアノは1862 年製のベヒシュタインです。





TYXART


TXA 13035
\2600
Quinar〜クラリネットとハープのための5つの新作
 マーティン・クリストフ・レーデル(1947-):
  アルパリネット〜クラリネットとハープのための3つの作品OP.71(2011)
 フランク・ザベル(1968-):
  クラリネットと微分音ハープのための「見知らぬ苔や草から」I-VII(2011)
 シュテファン・ホイケ(1959-):
  クラリネットとハープのための「メランコリーセレナーデ」OP67(2012)
 ヨルグ・ビルケンコッター(1962-):
  バスクラリネットとハープのための夜想曲「なぜトリスタンか」(2012)
 ディートリヒ・ハーネ(1961-):
  クラリネット、バスクラリネット、ハープと伴奏テープのための「回心」(2011/12)
デュオ・イマジネール
 【ジョン・コルベット(クラリネット)
  シモーネ・ザイラー(ハープ)】
 クラリネットとハープの新たな響き!

 録音:2013 年2 月、2013 年4 月

 クラリネットとハープの二重奏デュオ・イマジネール。新しい音色や演奏方法や効果を追求したドイツのノルトライン=ヴェストファーレン州を拠点とする5 人の現代作曲家による作品を収録しています。
 

TXA 14039
\2600
ディータ・カウフマン(1941-)作品集
 ・エヴォカシオン〜暴力に対するオラトリオ
  ( インゲボルク・バッハマン詩)
   (ソプラノ、語り、ヴァイオリン、ピアノ、弦楽四重奏、
    トリオ、24 声部混声合唱と弦楽オーケストラのため)OP.11
 ・CONCERTOMOBIL
  (無伴奏ヴァイオリン、弦楽オーケストラと
   電子音響プレイバックのための)OP.18
 ・PAGANIHILISMO
  (無伴奏ヴァイオリンとクローン化した
   ヴァイオリニストのための)OP.77
 ・ELENA EN FACE
  (エレーナ・デニソワのためのヴァイオリンと
   室内オーケストラのためのポエム)OP.132
エレーナ・デニソワ(ヴァイオリン)
エリザベス・シコラ(ソプラノ)
グンダ・ケーニッヒ(朗読)
アレクセイ・コルニェンコ(指揮)
モスクワ交響楽団
カリンシア・コレギウム・ムジクム
ブダペスト合唱団
グスタフ・マーラー・アンサンブル
 サウンドスペクトルの進化を体験!

 録音:1994 年-2012 年

 ウィーンの作曲家ディータ・カウフマン。1968 年のパリ暴動をきっかけに制作されたエヴォカシオン。当時カウフマンはメシアンの作曲クラスに奨学生としてパリに滞在していたときに、事件を目撃。「より辛い日が来るかも知れない」というインゲボルク・バッハマンの詩にオラトリオ形式で作曲されました。





HYPERION



CDA 67920
\2400→\2190
アムランの新機軸がますます冴え渡る!
 ドビュッシーの「映像」&「前奏曲集」!!

  ドビュッシー:
   映像第1集/映像第2集/前奏曲集第2巻
マルク=アンドレ・アムラン(ピアノ)
 カナダのスーパー・ヴィルトゥオーゾ、マルク・アンドレ=アムランの新譜はなんとドビュッシー!
 活動の初期には、ジェフスキー、ロースラヴェツ、オーンスタインなどマイナーな佳作の発掘、そしてゴドフスキーやアルカン、ブゾーニなど超絶技巧作品によって「知られざる難曲の紹介者」と名を馳せたアムランだが、近年ではシューマン、シューベルト、ブラームス、ショパン、リスト、ハイドン、モーツァルトなど、王道のレパートリーを主軸に録音&コンサート活動をしている。
 そんな新たな流れのなかでアムランがついに辿り着いたドビュッシー。アムランのフランス作品といえば、「デュカス&ドゥコー(CDA 67513)」が大きな評価を得ている(レコード芸術特選、BBCミュージック・マガジンInstrumental Choice等)だけに、このドビュッシーにもさらなる期待がかかります!

 ※録音:2011年4月22日(前奏曲集)&2012年8月25日(映像)、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)



 


CDA 68071/2
(2CD)
\4800→\4390

ラモー:クラヴサン曲集
 クラヴサン組曲第1巻(1706)組曲イ短調
 クラヴサン曲集(1724)組曲ホ短調、組曲ニ長調、ロンドー形式のメヌエット
 新クラヴサン組曲(c1729−30)組曲イ短調、組曲ト短調
 王太子妃(?c1747)
 小さなハンマー(?before 1754)

マハン・エスファハニ(チェンバロ)
 グラモフォン賞2014で大フィーヴァー!マハン・エスファハニ第2弾はラモー!

 チェンバロ奏者として初めてBBCラジオ3の「ニュー・ジェネレーション・アーティスト」に選ばれたマハン・エスファハニは、1984年生まれ、若い世代の先頭をきって活躍するトップ・チェンバリスト。デビュー作となったC.P.E.バッハのヴュルテンベルク・ソナタ集が大成功し、英グラモフォン賞2014では古楽器部門賞(Baroque Instrumental)を受賞、更に最優秀アーティスト賞(Artist of the Year)にもノミネートするなど、華々しいデビューを飾ることとなった。
 続くHyperion第2弾は、フランス・バロックの巨匠、ジャン=フィリップ・ラモーのクラヴサン曲集! 1706年に出版された組曲イ短調、1724年に出版された2つの組曲と練習曲、そして新クラヴサン組曲の2曲。いわゆる第1組曲〜第5組曲までと「王太子妃」、そしてバルバートルの手稿譜によって知られていた「小さなハンマー」と、編曲作品などを除くチェンバロ独奏作品すべてを収録。機知に富み表現力にあふれたエスファハニのチェンバロで聴く極上のラモー。今をときめく若きスター・チェンバリストの活躍がこれからも楽しみ!

 ※録音:2013年11月26日−28日&2014年2月18日−20日、ミュージック・ルーム、ハッチランド・パーク、サリー




エスファハニ、HYPERIONのデビュー・アルバム
英グラモフォン賞2014古楽器部門賞受賞、最優秀アーティスト賞ノミネート
 昨年6月に名古屋に来たときはほとんど無名で、観客席もまばらだったエスファハニ。しかしそこでのゴールドベルクの鮮烈だったこと!
 あれから1年、早くも時代の寵児に躍り出た。


CDA 67995
\2400→\2190
マハン・エスファハニ(チェンバロ)
 C.P.E.バッハ:ヴュルテンベルク・ソナタ集

  ソナタ イ短調 H.30/ソナタ変イ長調 H.31/
  ソナタ ホ短調 H.33/ソナタ変ロ長調 H.32/
  ソナタ変ホ長調 H.34/ソナタ ロ短調 H.36
マハン・エスファハニ(チェンバロ)
 新時代を代表するソロ・チェンバリスト!マハン・エスファハニがハイペリオン初登場!

 チェンバロ奏者として初めてBBCラジオ3の「ニュー・ジェネレーション・アーティスト」に選ばれた若手(1984年生まれ!)トップ・チェンバリスト、マハン・エスファハニ。今もっとも注目のアーティストとして全世界を飛び回り、2013年6月にはJ.S.バッハ、バード、リゲティのプログラムによる日本公演が熱烈に迎えられたばかり。
 新たにハイペリオン・ファミリーに加わる新しき才能が挑むのは、J.S.バッハの次男カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ。ヴュルテンベルク大公に献呈されたこの6つのソナタは、C.P.E.バッハの名声を確立する契機となった重要作。1744年、C.P.E.バッハが30歳の年に出版されており、奇しくも現在のマハン・エスファハニと殆ど同じ歳に書かれた作品集。およそ300年前に才気煥発な作曲家として名声を得た「ベルリンのバッハ」の代表作を、現代の溢れだす才能が弾きこなす——!

 ※録音:2013年1月2日−4日、ヘンリー・ウッド・ホール(イギリス)


 

CDA 68051/2
(2CD)
\4800
"アルカンジェロ" の バッハ ロ短調ミサ!
 J.S.バッハ:ミサ曲ロ短調 BWV.232
アルカンジェロ
ジョナサン・コーエン(指揮)
リディア・トイシャー(ソプラノ)
イーダ・ファルク・ヴィンランド(ソプラノ)
ティム・ミード(カウンターテナー)
サミュエル・ボーデン(テノール)
ニール・デイヴィス(バス)
 近年メキメキと存在感を増している「アルカンジェロ」は、チェリストのジョナサン・コーエンが創設し、ジョナサン・マンソン(vc)やケイティ・バーチャー(fl)、アレクサンドラ・ベラミー(ob)など実力派奏者が集う合唱と器楽のピリオド・オーケストラ。
 これまで、ポルポラ、ヘンデル、モンテヴェルディなどを録音してきた、アルカンジェロの最新盤は、大バッハの宗教作品の最高峰、ミサ曲ロ短調が登場! 声楽陣にも、小澤征爾音楽塾2014では「フィガロの結婚」のケルビーノ役を見事に努めたリディア・トイシャーを始め、シュタインエッカーとの「天地創造」で独唱を務めたイーダ・ファルク・ヴィンランドなど、若手人気ソプラノを擁し万全の態勢で臨むバッハ。Hyperionの新時代を切り開く、ジョナサン・コーエン&アルカンジェロがいよいよ本格始動!

 ※録音:2013年10月6日−8日、セント・メアリー教会(テットベリー)
 

CDA 67983
\2400
ドライヴァーの完璧なスタイルと豊かな創造力で描く、シューマン
 シューマン:
  ノヴェレッテ Op.21
  夜想曲集 Op.23
  ロマンス第2番嬰ヘ長調 Op.28-2
ダニー・ドライヴァー(ピアノ)
 ピアノ王国ハイペリオンの次代のエース候補、ダニー・ドライヴァー。ヨーク・ボーウェンのスペシャリストとして、「ボーエンのピアノ・ソナタ」、「ピアノ協奏曲」を録音する他、「エリック・チザムのピアノ協奏曲」、「ベンジャミン・デイルのピアノ作品集」など、知られざるレパートリーで手腕を発揮。その後、C.P.E.バッハ、ヘンデルといったバロック〜古典派のピアノ演奏が高い評価を得たドライヴァーの次なる道は、ドイツ・ロマン派の大家、ロベルト・シューマンである!
 ドライヴァーの完璧なスタイルと豊かな創造力で描く、シューマン。「ピアノ王国ハイペリオン」の充実はまだまだ続きます!

 ※録音:2013年9月16日−18日、ポットン・ホール(サフォーク)
 


CDA 68065
\2400→\2190
ほとんど知られていないアントワーヌ・ブリュメルの作品
 ブリュメル:
  ミサ曲 《祝福された聖処女》(ミサ・デ・ベアータ・ヴィルジネ)
  すべての者は
  祝福されたマリア
  シオンよ救い主を讃えよ
  アヴェ・チェロールム・ドミナ
ブラバント・アンサンブル
スティーヴン・ライス(指揮)
 ネーデルラント、フランドル楽派の未知なる音楽、ポリフォニーの発掘、研究に情熱を注ぎ続けるブラバント・アンサンブルとスティーヴン・ライス。
 チプリアーノ・デ・ローレ(CDA 67913)に続く、ブラバント・アンサンブルのフランドル音楽復興の旅は、オケゲムに学び、フランスやイタリアで活躍した、アントワーヌ・ブリュメル(c.1460−1512/13)。いわゆる「地震ミサ」以外はほとんど知られていないブリュメルの作品、ミサ曲 《祝福された聖処女》(ミサ・デ・ベアータ・ヴィルジネ)と4曲のモテットを、フランドル楽派のスペシャリストたちの歌声で。

 ※録音:2013年8月29日−31日、セント・マイケル・アンド・オール・エンジェル教会(オックスフォード)


前作
ブラバント・アンサンブルのフランドル音楽復興の旅
チプリアーノ・デ・ローレ

CDA 67913
\2400→\2190
デ・ローレ:
 ミサ曲《甘き思い出》/おお、知恵深き/
 兄弟たちよ/今、聖なる日が明けて/
 ミサ曲《ノーテ・ネーレで》
ブラバント・アンサンブル
スティーヴン・ライス(指揮)
 ブラバント・アンサンブルがローレを歌う。イタリアで活躍したフランドルの巨匠のミサ曲!

 ネーデルラント、フランドル楽派の未知なる音楽、ポリフォニーの発掘、研究に情熱を注ぎ続けるブラバント・アンサンブルとスティーヴン・ライス。
 ジョスカン・デ・プレの次の世代を代表する音楽家の1人であり、ネーデルラントではなくイタリアを主な活躍の場としたチプリアーノ・デ・ローレ(c.1515/16−1565)。
 "イタリア語のマドリガーレ"の作曲家として高名なチプリアーノ・デ・ローレだが、その優れた作曲技法が発揮された宗教作品はフランドル楽派の知られざる傑作と呼ぶに相応しい。
 自作のシャンソン、ピエール・サンドラン(c.1490−a.1560)のシャンソンを題材とした2つのミサ曲を、ブラバント・アンサンブルの高貴なるハーモニーで ——。

 ※録音:2012年8月7日−9日、セント・マイケル・アンド・オール・エンジェルス教会(オックスフォード)

 

CDA 68047
\2400
聖チェチーリアへの賛歌
 マクミラン:チェチーリア・ヴァーゴ(世界初録音)
 ヴォーン・ウィリアムズ:サイレンス・アンド・ミュージック
 ジャクソン:ラ・ミュジーク*(世界初録音)
 ローズ:聖チェチーリアのための祝祭の歌
 ベネット:聖チェチーリアの祝日のヴァース
 エルガー:4つの合唱曲Op.53より 第1番「甘い調べ」
 ブリテン:聖チェチーリア賛歌 Op.27
 ハウエルズ:聖チェチーリアへの賛歌
 ダイソン:ライヴ・フォー・エヴァー, グロリアス・ロード
 ガードナー:聖チェチーリアの祝日のための歌 Op.119
 ブリス:死すべき者よ歌え
ロイヤル・ホロウェイ合唱団
ルパート・ゴフ(指揮)
フェリシティ・ロット(ソプラノ)*
 キリスト教の守護聖人、聖チェチーリア(セシリア)への賛歌を集めた近現代イギリスの宗教合唱作品集。エルガー、ブリテン、ハウエルズなどの名曲から、ジェームズ・マクミランの2012年作「Cecilia Virgo」や、ガブリエル・ジャクソンの2013年作「La musique」など、世界初録音となる新作を含む魅力的なコレクションである。「La musique」では、イギリスが世界に誇る名ソプラノ、デイム・フェリシティ・ロットがソロを歌っている。

 ※録音:2013年4月25日、ロチェスター大聖堂&4月26日−27日、オール・ハロウズ教会(ゴスペル・オーク、ロンドン)



HELIOS


CDH 55367
【新装移行再発売】
\1600
キリストの生誕を祝う「降誕節(クリスマス)のミサ」
 パレストリーナ:
  ミサ曲《今日、キリストは生まれたまいぬ》 /
  恵み深き救い主の御母/トランペットを吹き鳴らせ/
  御身、神よ、われらをかえりみ/
  今日、キリストは生まれたまいぬ/おお、大いなる神秘/
  天はあなたのもの/おお讃嘆すべきみわざ/
  すべての者の救い主なるキリストよ/第1旋法のマニフィカト
ウェストミンスター大聖堂聖歌隊
マーティン・ベイカー(指揮)
 続々Heliosから復刻となるマーティン・ベイカー時代の、ウェストミンスター大聖堂聖歌隊。パレストリーナが遺した数多くのミサ曲の中から選ばれた、キリストの生誕を祝う「降誕節(クリスマス)のミサ」を名門聖歌隊の美しいハーモニー。

 ※録音:2003年2月10日−13日、ウェストミンスター大聖堂/CDA 67396からの新装移行再発売
 


CDH 55477
【新装移行再発売】
\1600→\1490
名盤復刻!
 ヨーロピアン・ライト・ミュージック・クラシックス

 イエッセル:おもちゃの兵隊の観兵式/
 レハール:金と銀/ピエルネ:鉛の兵隊の行進/
 ヨハン・シュトラウス:トリッチ・トラッチ・ポルカ/
 リンケ:グルーブリュムヘンの牧歌/
 アルヴェーン:スウェディッシュ・ポルカ/
 グノー:あやつり人形の葬送行進曲/
 ワルトトイフェル:レ・パティヌール/ハイケンス:セレナード/
 パディージャ:エル・レリカリオ/ベクッチ:我が宝物!/
 ヘルメスベルガー:ボール・シーン/ヴァインベルガー:ポルカ/
 フェトラス:アルスターの月光/ハルヴォルセン:貴族の入場行進曲
ロナルド・コープ(指揮)
ニュー・ロンドン・オーケストラ
 コープ&ニュー・ロンドン・オーケストラの、もっとも愛されたアルバムの1つ「ヨーロピアン・ライト・ミュージック・クラシックス」が復刻! 運動会でお馴染みの「おもちゃの兵隊の観兵式」や、ヒッチコックのテーマ曲となっている「あやつり人形の葬送行進曲」など、馴染み深い、懐かしい名曲が盛りだくさん!

 ※録音:1997年7月24日−25日/CDA 66998からの新装移行再発売




.

CEDILLE



BOX-1003
(8CD)
\4000→\3690
ソ連の経験
 ショスタコーヴィチ(1906-1975)とその周辺の音楽家たちの弦楽四重奏曲集

  ミャスコフスキー(1881-1950),プロコフィエフ(1891-1953)、
  ワインベルク(1919-1996)、シュニトケ(1934-1998)
《第1集…CDR90000127》
<CD1>
 1-3.ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 第5番 変ロ長調 Op.92/
 4-7.ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 第6番 ト長調 Op.101/
<CD2>
 1-3.ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 第7番 嬰ヘ短調 Op108/
 4-8.ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 第8番 ハ短調 Op.110/
 9-12.ミャスコフスキー:弦楽四重奏曲 第13番 イ短調 Op.86/
《第2集…CDR90000130》
<CD1>
 1-4.ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 第1番 ハ長調 Op.49/
 5-8.ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 第2番 イ長調 Op.68/
 9-12.ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 第4番 ニ長調 Op.83/
<CD2>
 1-5.ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 第3番 ヘ長調 Op.73/
 6-8.プロコフィエフ:弦楽四重奏曲 第2番 ヘ長調 Op.92/
《第3集…CDR90000138》
<CD1>
 1-5.ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 第9番 変ホ長調 Op.117/
 6-9.ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 第10番 変イ長調 Op.118/
 10-16.ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 第11番 ヘ短調 Op.122/
<CD2>
 1-2.ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 第12番 変ニ長調 Op.133/
 3-8.ワインベルク:弦楽四重奏曲 第6番 ホ短調 Op.35/
《第4集…CDR90000145》
<CD1>
 1.ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 第13番 変ロ短調 Op.13/
 2-4.ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 第14番 嬰ヘ長調 Op.142/
<CD2>
 1-6.ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 第15番 変ホ短調 Op.144/
 7-9.シュニトケ:弦楽四重奏曲 第3番
パシフィカ弦楽四重奏団

 第1集から第4集まで静かなブームを呼んできた、「パシフィカ弦楽四重奏団によるショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲全集+関連のある作品集」がなんとBOX化!
 ショスタコーヴィチといえば、皮肉と虚飾を凝らした交響曲が人気ですが、それとは全く別の顔を見せる「弦楽四重奏曲」は彼の本質であり、心情の吐露でもある大切な作品であり、実はショスタコーヴィチの最高傑作、いえ、全ての弦楽四重奏作品の中でも最高傑作であると評価する人も多い作品です。
 パシフィカ弦楽四重奏団は、この全集に、ショスタコーヴィチ作品と強い関連を持つ4人の作曲家の作品を1曲ずつ付け加え、当時のソヴィエトにおける「騒乱、混乱」を表出することを試みました。
 ショスタコーヴィチにおける「一つの金字塔」になり得る迫真の演奏です。




何度でも紹介します。
パシフィカ四重奏団
メンデルスゾーン弦楽四重奏曲全集


 過去3年間にリリースされたメンデルスゾーンの全集セットをすべて比較試聴してみた。
 ターリヒ四重奏団、エマーソン弦楽四重奏団、ライプツィヒ弦楽四重奏団、バルソルディ四重奏団、ヘンシェル・クァルテット、バルトークSQ+シャロンSQ+イングリッシュSQ。
 店主の好みもあるかもしれない。・・・しかしそれから長い長い時間をかけて結局手元のCD棚に残ったのは・・・パシフィカ四重奏団のセットだった。なんの先入観もない。ただ、彼らの演奏が最も情熱的でダイナミックでエネルギッシュだった。ここで歌ってほしいというときに歌ってくれ、ここで泣いてほしいというときに泣いてくれた。曲のツボを理解しているというのか。(昔のコメントから)

 そのパシフィカ四重奏団。
 実際ただものではなかった。1994年に結成されていきなりアメリカのコールマン室内楽コンクール、コンサート・アーティスツ・ギルドコンクール、ナウンバーグ室内楽アワードという三大コンクールを次々制覇。また2002年には将来を期待される弦楽四重奏団に贈られる全米室内楽協会クリーブランド・クァルテット賞を受賞。・・・そして2009年にはついにグラミー賞まで取ってしまって(エリオット・カーター「弦楽四重奏曲第1番・第5番」)、いまや押しも押されぬ若手トップのクァルテットになってしまった・・・。

 そんな彼らのやはり原点と言っていいだろう、無名時代のメンデルスゾーン。どうぞ。


CEDILLE
CDR 90000 082
(3CD)
¥4600→\4190
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲全集
 弦楽四重奏曲 第1番 変ホ長調 作品12
 弦楽四重奏曲 第2番 イ短調 作品13
 弦楽四重奏曲 第3番 ニ長調 作品44-1
 弦楽四重奏曲 第4番 ホ短調 作品44-2
 弦楽四重奏曲 第5番 変ホ長調 作品44-3
 弦楽四重奏曲 第6番 ヘ短調 作品80
 弦楽四重奏のための4つの小品 作品81
 弦楽四重奏曲 変ホ長調 1823年
パシフィカ四重奏団
[シミン・ガナートラ(Vn)、
シッビ・バーンハートソン(Vn)、
マスミ・パー・ロスタード(Va)、
ブランドン・ヴェイモス(Vc)]
録音:2002年12月、2003年10月、2004年3月、6月 作品81は続けて収録されている。


 


CDR90000147
\2100→\1890
パシフィカ弦楽四重奏団
 モーツァルト&ブラームス:クラリネット五重奏曲

  1-4.モーツァルト(1756-1791):クラリネット五重奏曲 イ長調 K581/
  5-8.ブラームス(1833-1897):クラリネット五重奏曲 ロ短調 Op.115
アンソニー・マギル(クラリネット)/
パシフィカ弦楽四重奏団
録音 2013年8月30.31日 インディアナ大学 アウアー・ホール…5-8/2013年9月9.10日 ニューヨーク州立大学 パーチェス・カレッジ,パフォーミング・アーツ・センター…1-4
 グラミー賞を受賞したパシフィカ弦楽四重奏団と、メトロポリタン歌劇場管弦楽団の首席クラリネット奏者アンソニー・マギルによるクラリネット五重奏曲の2つの名作をカップリング。透明な明るさの中に秘められた一抹の郷愁を感じさせるモーツァルト、静かな悲しみと穏やかな慰めを包み込んだブラームス。
 もともと素晴らしい作品であるため、名盤と呼ばれるアルバムは過去にも多数存在していますが、この演奏、とにかくクラリネットがよく歌う上、パシフィカ弦楽四重奏団のアンサンブルが極上。まったく乱れのない響きはさすがに現代音楽を得意とする彼らならでは。
 飄々としたモーツァルトは乾いた涙を誘い、重厚なブラームスはしっとりと枕を濡らすようなリアルな造形。この2曲が好きな人だったら絶対聴いて欲しい名盤登場!





DACAPO



6.220624
(SACD-Hybrid)
\2300→\2090
2年ぶり
 ギルバート&ニューヨーク・フィル/ニールセン第2集
  カール・ニールセン:交響曲 第4番&第1番

   1-4.交響曲 第4番「不滅(滅ぼし得ざるもの)」Op.29(1914-1916)/
   5-8.交響曲 第1番 Op.7(1889-1894)
ニューヨーク・フィルハーモニック/
アラン・ギルバート(指揮)
録音 2014年3月12-15日 ニューヨーク,リンカーン・センター,エイヴリー・フィッシャー・ホール


 「音楽配信」に強い意欲を持っていたニューヨーク・フィルがCDでリリースしてくれたことがうれしい。しかもDACAPOから出してくれたのがうれしい。そしてなによりまだまだCDは音楽産業にとって重要な媒体だとニューヨーク・フィルが再認識してくれたということがうれしい。
 アラン・ギルバート&ニューヨーク・フィルのニールセン:交響曲&協奏曲全集、ようやくの第2集。
 

交響曲第1番  27歳のときの出世作。佳作ではなく傑作。この1曲だけを残して早世していたら「デンマークの知られざる夭折の天才作曲家」として語り継がれていただろう。
 第1楽章のドイツ的な重厚さ、第2楽章の泣けとばかりの幻想的ロマン、ちょっとチェコ風味の牧歌的な第3楽章、思いっきり盛り上げてくれる馬鹿かっこいい終楽章。
 いい曲。
 ちなみに当時のデンマークを牛耳っていたのは、50歳ほど年上のニルス・ゲーゼ。ライプツィヒでメンデルスゾーンの薫陶を受けドイツ・ロマン派の流れを一身に浴び、ドイツとデンマークの戦争が始まったために帰国してからは、コペンハーゲン音楽協会の終身総裁、コペンハーゲン音楽院院長を務めるなどまさにデンマーク音楽界の主となった。そしてもともと保守的なデンマーク音楽界。当然ニールセンの作品もこのゲーゼの血を引くことになり、ニールセン風ドイツ・ロマン派的作品が生まれた。とはいえやはり「ニールセン風」。巷ではよくブラームス的といわれるが、なんとなくドヴォルザークを思わせる雰囲気があるのはやはり田舎っぽい感性のなせるわざか。温かい人間的な魅力にあふれた交響曲。

ニルス・ゲーゼ
交響曲第4番『不滅』  そしてニールセン作品でおそらく最も有名な作品交響曲第4番『不滅』
 訳のわからないタイトル・・・と思われそうだが、第1次世界大戦の狂気の中でも、誇り高き人間性は決して失われない、という思いを込めた真摯な作品。最近では作曲者自身がつけた"Det Uudslukkeligge"を訳して「消しがたきもの」とか「滅ぼし得ざるもの」という呼び方もされ始めているが、これに関しては「不滅」でもかっこいいかな、と店主は思ってます。
 単一楽章で、特徴的な4つの部分からなる。さまざまな精神過程を経て最後に歓喜にいたるというそういう構造。
 第3番までのポピュラー一直線からやや難度が高くなっているのは、50歳になりコペンハーゲン音楽院理事にも就任したニールセンが、地位に見合った重厚な作品を残そうと思ったからか。その後カラヤン&ベルリン・フィルの録音が登場して一気に世界的な名声を勝ち得た。
 ・・・ただ作品的にはそれなりに手ごわいのでそこそこの覚悟を。「ニールセンなら『不滅』でしょ!」と気軽な気持ちで接して玉砕して、その後この作曲家に近寄らなくなる人が多いので気をつけて。店主的にはニールセンの交響曲では一番最後に聴いたほうが良いかな、という気がします。でも、第4部後半にはド派手なパーカッションの掛け合いもありその後は怒涛の展開で興奮させてくれるので、そこまで辿り着ければもうこっちのもの。緊張感と高揚感あふれるクライマックスまで一気呵成に行ってしまいます!
 ここでも男ニールセン、「さあ、おれについてきな!」という感じでひたすらかっこいいです。どうか最後の5分までがんばって。人間への高次元の愛を感じさせてくれる崇高な作品。




第1集

DA CAPO6.220623
(SACD Hybrid)
\2300→\2090
アラン・ギルバート&ニューヨーク・フィル
 カール・ニールセン:交響曲&協奏曲全集第1集

  1-4.交響曲第3番Op.27「おおらかな交響曲」(1910-1911)
  5-8.交響曲第2番Op.16「4つの気質」(1901-1902)
エリン・モーリー(ソプラノ)
ジョシュア・ホプキンス(バリトン)
ニューヨーク・フィルハーモニック
アラン・ギルバート(音楽監督&指揮)

交響曲第3番『ひろがりの交響曲』  ちょっとよくわからないタイトル「ひろがりの交響曲」。
 ニールセン自身はひねくれものではないので、決して聴くものを煙に巻いてやろうとかいう意図はなかったと思うのだが、ひょっとしたら日本語にうまく訳せない言葉なのかもしれない。「Sinfonia Espansiva」・・・なので本当は「エスパンスィーヴァ」とそのまま呼んだほうがかっこいい・・・が、それではもっと訳がわからなくなる。
 この「Espansiva」は「ひろがり」とか「おおらかさ」とか「感情を表出した」とかいろんな意味があるらしく、作曲家としては「世界を見渡す広い視野を得て新しい次元へ旅立とう」、というようなちょっとスピリチュアル系の意図があったのかもしれない。だからか第2楽章では男女の声楽が加わり神秘的な色合いを強くする。この楽章が「Andante pastorale」であることからニールセンの「田園交響曲」と呼ばれるが、「牧歌的」とか「田園風」というイメージよりはもっと夢幻のイメージ。一方終楽章はシンプルなメロディーで高潔さを感じさせてくれる。
 第1,2番はドヴォルザークを感じるところが多かったのに対し、この第3番の第1楽章は同じくチェコのスークを、終楽章はちょっとブラームスを思わせる。しかしニールセンの作品には他の作曲家をほんのり思わせるところがいくつか出て来るが、それらが全然陳腐な引用にとどまっていないところがかっこいい。いつも堂々たる雰囲気があるのだ。
 いつか言おうと思ったが、ニールセンの作品はいつも「男」を感じさせる。決然として潔いのである。人間としても魅力的な人だったのではないか。

交響曲第2番『四つの気質』  もしニールセンの交響曲の国際的な普及を妨げているものがあるとしたら、タイトルが意味不明なことかもしれない。この第2番のタイトルはズバリ「4つの気質」
 ニールセンが村の居酒屋でビールを飲んでいた時に、壁に不思議な絵が掲げられていた。それは人間の四つの気質をテーマにした絵。

  短気で怒りっぽい胆汁質
  鋭く冷静、知的な粘液質
  陰気でメランコリックな憂鬱質
  陽気で活発な性格の多血質

 で、ニールセンはその4つの気質を元に交響曲を作ったのである。それがこの交響曲第2番。

 第1楽章 アレグロ・コレリーコ  (胆汁質)
 第2楽章 アレグロ・コーモド・エ・フレマティコ  (粘液質)
 第3楽章 アンダンテ・マリンコーニコ  (憂鬱質)
 第4楽章 アレグロ・サングイネオ  (多血質)

 このへんがちょっとニールセン、変わっている。この題材で一曲の交響曲大作を作れるものか・・。たいしたものだ。
 このモチーフだけを見るとなんとなく猟奇的な雰囲気もするし、パロディっぽいイメージも湧くが、曲はど真ん中直球の近代交響曲。ふざけたところもひねくれたところもない。第1楽章冒頭など勇ましくてすんごくかっこいいし、第2楽章は「ケ・セラ・セラ」の歌を思わせる魅力的なメロディで楽しませてくれる。第3楽章はマーラー風の壮大・重厚なメランコリーを堪能させてくれ、終楽章はエネルギッシュで爽快に締めくくってくれる。いずれも充実した書法と個性的な展開で飽きることがない。
 楽章ごとの解説を見ると確かに上気のタイトルどおりになっているのだが、ひょっとしたら「4つの気質」というタイトルはなかったほうがよかったかもしれない・・・。普通に聴けば、「なんてダイナミックでドラマティックな素敵な交響曲・・・」って素直に思うとおもうので。
 精神分析的交響曲というような理知的な作品ではなく、ニールセンの「人間愛」がたっぷり詰め込まれた楽しい交響曲とでもいえばいいか。

 2009/2010年のシーズンからニューヨーク・フィルハーモニックの音楽監督に就任した指揮者アラン・ギルバート。すでにマーラーなどの名演で注目を浴びている彼による新しいプロジェクトは、2015年に生誕150年を迎えるデンマークの不屈の作曲家ニールセン(1865-1931)の交響曲&協奏曲全集。

 録音 ニューヨーク,リンカーン・センター, エーブリー・フィッシャー・ホール
  〈Track.1-4〉2012年6月14-16日 ライヴ収録
  〈Track.5-8〉2011年1月27-29日,2月1日ライヴ収録


 


6.220577
(SACD-Hybrid)
\2300→\2090
ルーズ・ランゴー:弦楽四重奏曲集 第3集
 1-4.弦楽四重奏曲 第1番 BVN68(1914-1915/1936改訂)/
 5-8.弦楽四重奏曲 第5番 BVN189(1925/1926-1938改訂)/
 9.弦楽四重奏曲 断章「イタリア風スケルツォ」BVN408(1950)
  ※9…世界初録音
ナイチンゲール弦楽四重奏団
録音 2013年8月19-24日…1-4, 2013年9月3-6日…5-8, 2013年1月10日…9 デンマーク王立音楽アカデミー コンサート・ホール
 ルーズ・ランゴー(1893-1952)の弦楽四重奏曲全集の完結編です。「グラモフォン・アワード」を受賞したナイチンゲール弦楽四重奏団によるこの演奏は、ランゴーという作曲家を理解するためにも、大きな手助けとなることでしょう。ランゴーは作曲年代によって、かなりその作風が違いますが、このアルバムの3曲はどれも親しみやすい音楽です。
 若き日の第1番、爽やかさを感じさせる第5番、1950年の作品にも拘わらず妙に明るい「イタリア風スケルツォ」など、一度でも聴いていただければ、このステキな音楽に心奪われること間違いありません。



 ランゴー。デンマークの作曲家。ニールセンとホルンボーのちょうど中間の世代に当たる。
 16の交響曲と7つの弦楽四重奏曲を始めとする400近い作品を世に残しながら、現在彼の作品を愛好する人は残念ながらあまり多くない。第一彼の作品を聞こうと思っても、国内盤は全く出ていないし、輸入盤でも彼の作品を探すのは結構大変である。
 しかし「大作曲家」とまでは言わないが、ランゴーが非常に魅力的な作曲家であることは間違いない。
 もともと彼の作品はワグナー、リスト、ブルックナー、マーラーの後に続く後期ロマン派の延長上にあリ、難解な前衛ではないし、重厚なシンフォニーを好む人なら必ず好きになる曲風である。彼がデンマーク音楽界から無視されたのも、いわゆる反形而上学的な新古典主義の風を嫌って、様式上の後退ともいうべき独自の音楽世界を構築したからにほかならない。
 音楽家の家族の中に育ち、7歳で作曲し、神童と騒がれ、12歳でオルガニストとしてデビュー(グリーグによって絶賛された)、18歳で驚くべき完成度を持つ交響曲第1番を書き上げ、「ニールセン以来の天才」と呼ばれたランゴーは、一時期デンマーク音楽界を一世風靡したが、その後進むべき道がまわりとあまりに違ったために急速に人気が衰え、音楽史からも抹殺された。
 ・・・が、今になって聞いてみると彼は生まれてくる時代と場所を間違えたとしかいいようがない。
 奇妙な服装に、奇怪なタイトルの作品。極端な信仰心。病的なほどの内向性。
 おそらくサティに匹敵する相当の変人だったと思われる。
 さらに膨大な作品群が彼の理解を困難にしているが、幸いにして最近ようやくデンマークのDANACORD社などが彼の作品を本格的に取り上げはじめてきた。20年ほど前に、不思議なジャケットの交響曲全集が店頭に並んだときは、マニアの間でかなり話題を呼んだ。それから現在までそれほどタイトルも増えたわけではないが、一般のランゴーに対する認知度も少しは上がってきた。
 改めてDANACORDやDA CAPOの録音などでランゴーの偉業を聴いてみてほしい。



第1集、第2集

6220575
(SACD-Hybrid)
\2300→\2090
ランゴー:弦楽四重奏曲集 第1集
 弦楽四重奏曲第2番 BVN.145 (1918, rev. 1931)
 弦楽四重奏曲第3番 BVN.183 (1924)
 弦楽四重奏曲第6番『ひとつの楽章で』 BVN.160 (1918/19)
 『おお、血と涙にまみれた御頭よ!』による変奏曲
ナイチンゲール弦楽四重奏団
録音:2010年12月、2011年6月&8月 デンマーク王立音楽院コンサート・ホール

6.220576
(SACD-Hybrid)
\2300→\2090
ルーズ・ランゴー:弦楽四重奏曲集 第2集
 1-4.ばら園での遊び BVN153(1918)…世界初録音/
 5-8.弦楽四重奏曲(変イ長調) BVN155(1918)/
 9-11.弦楽四重奏曲 第4番「夏の日々」BVN215(1914-18/1931改編)
ナイチンゲール弦楽四重奏団
録音 2012年8月18-21日…9-11, 2012年11月16-17日,12月20-21日…1-4, 2013年1月7-10日…5-8 デンマーク王立音楽学校 コンサート・ホール
 ランゴー(1893-1952)の多彩な弦楽四重奏曲の全てを知るためのシリーズ第2集。世界初録音となる「ばら園での遊び」のばら園とは、彼が20歳の時の夏休みに、両親とともに保養に出かけたスウェーデンの温泉地、ブレーキンデの家の名前で、ここに2か月間ほど滞在したランゴーは、この時の良い体験を生涯忘れることがありませんでした。
 この作品全編に漂う甘い回想、そして「モーツァルト」と題された第2楽章は偉大なる作曲家を模倣するとともに、以降の作品に使われるモティーフの萌芽が認められる興味深いものとなっています。他の2曲も、若い作曲家のなみなみならぬ意志が感じられる力強くしなやかな仕上がりとなっています。 

 


6.220595
(SACD-Hybrid)
\2300→\2090
アナス・コッペル:マリンバ協奏曲集
 1-3.マリンバとオーケストラのための協奏曲 第1番(1995)/
 4-6.マリンバと弦楽オーケストラのための協奏曲 第2番(2000)/
 7-9.マリンバとオーケストラのための協奏曲 第3番「リンツ」(2002/2003改訂)/
 10-17.マリンバとオーケストラのための協奏曲 第4番「変わり行く事象への思い出」(2006)/
 18.マリンバ・ソロのための「P.S.to a Concerto−協奏曲への追伸」(1995)
  ※4-17…世界初録音
マリアンナ・ベドナルスカ(マリンバ)/
オルボア交響楽団/
ヘンリク・ヴァウン・クリステンセン(指揮)
録音 2012年6月26-29日.2013年6月24-28日 アルボア・シンフォニエン
 作曲家アナス・コッペル(1947-)は現代デンマークの作曲家の中でも特異な位置にいる人です。彼はその作品にロックやジャズのテイストを取り入れつつも、実はその足は、しっかりと古典的なヨーロッパ音楽の伝統に根差しており、これらを統合するために作品を描き続けていると言っても過言ではありません。
 彼はピアニストの父を持つ、極めて音楽的な家庭に育ちました。幼い頃からピアノとクラリネットを演奏し、自然に音楽家への道を歩みました。1960年代から70年代は実験音楽の世界で活躍しつつも、デンマークの著名なロックグループ「Savage Rose」のメンバーとしても注目を浴びていたのです。
 この4つの作品はシンフォニックであり、奔放なもの。複雑な音を処理しながら、目の前を駆け抜けていくマリンバの音は快感をもたらします。




 .

LPO



LPO-80
\2500→\2290
ウラディーミル・ユロフスキ、待望の新譜!
 ショスタコーヴィチ:交響曲 第6番&第14番

 1-3.交響曲 第6番 ロ短調 Op.54
  <第1楽章:Largo/第2楽章:Allegro/第3楽章:Presto>/
 4-14.交響曲 第14番 ト短調 Op.135
  <第1楽章:深きところから/第2楽章:マラゲーニャ/第3楽章:ローレライ/
   第4楽章:自殺者/第5楽章:心して/
   第6楽章:マダム、御覧なさい/第7楽章:ラ・サンテ監獄にて/
   第8楽章:コンスタンチノープルのサルタンへのザポロージェ・コサックの返事/
   第9楽章:おお、デルウィーク、デルウィーク/
   第10楽章:詩人の死/第11楽章:結び>
タチアナ・モノガロヴァ(ソプラノ)…4-14/
セルゲイ・レイフェルクス(バリトン)…4-14/
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団/
ウラディーミル・ユロフスキ(指揮)
録音 2013年5月17日 ロンドン ロイヤル・フェスティヴァル・ホール,サウスバンク・センター…1-3, 2006年2月18日 ロンドン サウスバンク・センター,クィーン・エリザベス・ホール…4-14
 ショスタコーヴィチ(1906-1975)の2つの交響曲のカップリングです。
 交響曲第6番は1939年の作品で、非常に難解で晦渋な第1楽章に始まり、快活な第2楽章、高らかに勝利を宣言するかのような第3楽章で出来ています。通常の第1楽章にあたる楽章が欠如していると言われますが、これもショスタコーヴィチの個性であり、なかなか聞き応えのある作品となっています。
 一方、第14番はマーラーの「大地の歌」やツェムリンスキーの「叙情交響曲」の影響が感じられる作品で、連作歌曲の形を取っています。歌詞はスペインのガルシア・ロルカや、フランスのギョーム・アポリネール、ドイツのライナー・マリア・リルケなどが用いられていて、どれも根底に死のテーマがあるものです。
 この作品を書くきっかけの一つは、ショスタコーヴィチがムソルグスキーの「死の歌と踊り」の管弦楽伴奏版を作成したことだと言われていて、当時体調を崩しがちだったショスタコーヴィチが、「死」を意識して書いたものであることは間違いないでしょう。死を扱っているとは言え、11の楽章の雰囲気は様々であり、ストレートに重苦しさを表明した曲から、12音技法を用いたもの、皮肉に満ちたもの、トーン・クラスターを模したものまで様々であり、ショスタコーヴィチの作曲技法を極めた作品としても評価の高いものです。
 この作品の演奏を成功させるためには、歌手の力量が大きく関係しますが、バリトンのレイフェルクスの安定した歌唱と、ボリショイ歌劇場で人気を得ている若きソプラノ、タチアナ・モノガロヴァ(1989-)の美しい声は、この演奏を完璧なものにしています。ユロフスキのスピーディでスマートな指揮はいつもの通り。程よい重厚さも兼ね備えた見事な演奏です。



旧譜ユロフスキのショスタコーヴィチ
Pentatoneからリリースされていたロシア・ナショナル管
8年前の録音だしオケも違いますが、今後のLPOとのチクルス発展を期待させる名演

Pentatone
PTC 5186 068
(SACD Hybrid)
\2700
→\2490
ショスタコーヴィチ:
 交響曲第1番ヘ短調Op.10/交響曲第6番ロ短調Op.54
ウラディミール・ユロフスキ指揮
ロシア・ナショナル管
 プレトニョフの指揮による第11番に続くペンタトーンのショスタコーヴィチ・チクルス第2弾は俊英ユロフスキーが指揮台に立つ!現在はグラインドボーン音楽祭の音楽監督、ロンドン・フィル主席客演指揮者、そしてロシア・ナショナル管主席客演指揮者のポストにあり、世界中で評価急上昇中のユロフスキ。ペンタトーンへのデビュー・タイトルとなった前作(PTC 5186 061)はチャイコフスキーの組曲第3番&ストラヴィンスキーのディヴェルティメントという玄人好みの選曲であったが、今回もショスタコの1番&6番というユロフスキらしい粋なカップリング。ロシア・ナショナル管を率いて壮大なスケールで繰り広げられるであろうショスタコーヴィチ。期待されたし!
・・・ということで実際聴きましたが、さすがユロフスキ、その巧みな棒さばきが曲を生き生きと盛り上げてくれてます。




ウラディーミル・ユロフスキの録音にはずれはないが、最近の録音ならこれ
壮絶なるチャイ4

LPO-0064
(2CD)
\2500→\2290
ユロフスキ&ロンドン・フィル
 〜チャイコフスキー交響曲第4番&第5番

  1.チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調Op.36
  2.チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調Op.64
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ウラディーミル・ユロフスキ(指揮)
 録音2011年3月19日&5月4日
 ロンドン,ロイヤル・フェスティヴァル・ホール,サウスバンク・センター

 チャイコフスキー交響曲第4番。ユロフスキ&ロンドン・フィル。
 いまさらながら、ユロフスキ、すごい。
 なぜ今までの指揮者はその旋律を聴かせてくれなかったのか?そういう解釈で聴かせてくれなかったのか?
 ロンドン・フィルもその斬新で鮮烈な指揮ぶりに幻惑されたか、見違えるように意気揚々とした音楽を聴かせる。
 ロンドン・フィル、こんなにうまかったか!?こんなに表情豊かだったか!?こんなに聴かせ上手だったか!?
 彼ら、ときに小学生のブラスバンドのように元気いっぱいだったり(もちろんいい意味で!)、ときに酔っ払った軍楽隊のようにはしゃいでる(もちろんいい意味で!)。
 楽団員みんなが、この天才と出会えたことを心から喜んでいるような気がする。
 ひっさしぶりに素晴らしい第4番に出会えました。




 

OEHMS



OC692
(SACD-Hybrid)
\2400→\2190
ベルリオーズ:幻想交響曲(オルガン版)
 1.劇的物語「ファウストの劫罰」Op.24-ラコッツィ行進曲(H.ビュッセルによるオルガン編曲版)/
 2-6.幻想交響曲 Op.14(A.トロヴァートによるオルガン編曲版)
  <第1楽章:夢、情熱/第2楽章:舞踏会/第3楽章:野の風景/
   第4楽章:断頭台への行進/第5楽章:魔女の夜宴の夢>
ハンスイェルク・アルブレヒト
(オルガン…アン・デア・ゴル=オルガン)
録音 2014年3月31日-4月2日 ルツェルン クルトゥル-ウント・コングレッスツェンザール
 指揮者、オルガニスト、ハンスイェルク・アルブレヒトによる大好評シリーズ「オルガン・トランスクリプション集」の第10集目はベルリオーズ(1803-1869)の幻想交響曲とラコッツィ行進曲。
 オーケストラで演奏すると、不気味さ満載な「ラコッツイ行進曲」も、オルガンで演奏すると、そのまま結婚式の入場にも使えそうな荘厳さが生まれます。
 幻想交響曲は、リストのピアノ編曲版を上回る凄さ。不思議な音色、そして雰囲気。この面白さは聴かないとわかりません。いつものようにSACDハイブリッドの高音質。音楽を聴く事と演奏する事の楽しさを味わってください。

オルガン・トランスクイプション・シリーズ(全てSACDハイブリッド)
 OC684(2枚組)…バッハ:6つのパルティータ OC634…バッハ:イタリア協奏曲・フランス組曲
 OC639(2枚組)…バッハ:オルガン・ミサ OC625…バッハ:ゴルトベルク変奏曲
 OC612…ワーグナー:ニーエベルングの指輪(抜粋) OC637…プーランク:鍵盤のための協奏曲
 OC632…ムソルグスキー:展覧会の絵 他 OC683…ホルスト:惑星
 OC690…ワーグナー:序曲集
 
OC865
\2400
高き天よりわれは来たれり 〜クリスマスのオルガン作品集
 1-2. J.S.バッハ(1685-1750):前奏曲とフーガ ハ長調 BWV547/
 3. J.S.バッハ:J.S.バッハ:いざ来たれ、異教徒の救い主よ BWV599/
 4. J.S.バッハ:「いと高きにある神にのみ栄光あれ」によるフゲッタ BWV677/
 5-8. J.S.バッハ:パストラーレ ヘ長調 BWV590/
 9.ヨハネス・ブラームス(1833-1897):コラール前奏曲「一輪のばらは咲きて」Op.122-8/
 10.フェリックス・ノヴォヴィエジスキ(1877-1946):クラクフの旧セントメアリー教会のクリスマス Op.31-8/
 11.フロール・ペータース(1903-1986):目覚めよと、われらに呼ばわる物見らの声 Op.68-5/
 12.ペータース:高き天よりわれは来たれり Op.70-3/
 13.ペータース:光の創り主 Op.75-10/
 14-16.オットー・マリング(1848-1915):キリストの生誕 Op.48より
  <野の羊飼い/東方の三賢者/ベツレヘム>/
 17.アレクサンドル・グリマン(1834-1911):カンティレーナ・パストラーレ(思い出) Op.15/
 18.グリマン:ポーランドの古いノエルによる序奏と変奏 Op.60-2/
 19.グリマン:ノエル・ブラパンコン(ハイドン風) Op.60-3/
 20.アンドレ・フルーリー(1903-1995):ブルゴーニュ地方のノエルによる変奏曲/
 21.サミュエル・バーバー(1910-1981):「きよしこの夜」によるコラール前奏曲 Op.37
ミヒャエル・ハルトマン
(オルガン…ミュンヘン、聖ボニファツ教会
ミュライゼン・オルガン)
録音 2012年6月11.12日 ミュンヘン 聖ボニファツ教会
 クリスマスとオルガン…これ以上ふさわしい組み合わせはありません。
 本来クリスマスは「キリストの誕生を静かに祝う日」であり、この日のためのコラールを聴きながら喜びに打ち震える日なのです。
 ここに収録されている曲は、日本ではあまり馴染みのないもので、とても珍しい作品も含まれていますが、どれもが伝統のクリスマス・ソングに由来しているもので、美しく穏やかな雰囲気が満ち溢れています。
 オルガニストのハルトマンは1955年生まれの名手。高校時代からフランツ・レールンドルファーの弟子として腕を磨き、哲学と神学、舞台芸術も学び、グラーツではオペラ歌手のトレーナーをも務めたという多彩な才能を持つ人です。即興演奏も得意で、日本にも何度か来日しています。
 

OC885
\2400→\2190
2台のヴァイオリンで時代を駆け巡る
 時の反射 〜シュシャヌ・シラノシアン(ヴァイオリン)

 1-5.フリードリヒ・ヴィルヘルム・ルスト(1739-1796):
     独奏ヴァイオリンのためのソナタ 第2番 ロ長調/
 6.ビシャーラ・エル=コーリー(1957-):アルミニア Op.90(2012)/
 7.エル=コーリー:ペルペトゥエル Op.83(2010)/
 8-10.ジャン=マリー・ルクレール(1697-1764):
     2台のヴァイオリンのためのソナタ ホ短調 Op.3-5/
 11-14.ヨハン・シュターミッツ(1717-1757):
     2台のヴァイオリンのためのディヴェルティメント ニ長調/
 15-17.エリック・タンギー(1968-):
     2台のヴァイオリンのためのソナタ(2011)/
《ボーナス・トラック》
 18.グリゴー・ナレカッツィ(950-1003):Havun-Havun
  (アルメニア民謡-ヴァイオリンとドゥドゥク編)
シュシャヌ・シラノシアン(ヴァイオリン)/
リュディガー・ロッター(バロック・ヴァイオリン…8-10)/
ジャン=マルク・フィリップス=ヴァルジャベディアン(ヴァイオリン…15-17)/
レヴォン・チャティキャン(ドゥドゥク…18)
録音 2013年4月15-16日 ポール・ロワイヤル修道院, 2013年6月25-28日 聖マルティン=ホスタン教会

 フランス=アルメニアの女性ヴァイオリニスト、シュシャヌ・シラノシアンによる興味深い1枚。
 バロックの作品と現代の作品が絶妙なバランスを持って並ぶという構成、そして美しい音色。
 彼女は2台のヴァイオリン…ジュゼッペ&アントニオ・ガリアーニ(こちらはガット弦、バロックスケール)と、ジュゼッペ・グァルネリ(こちらはモダン)を使い分け、様々な時代を自由に行き来して、時代の制約をさっぱりと取り払い、ひたすら「音楽」を追求しています。
 ルクレールのソナタ以外は、全て初録音となります。斬新な才能に拍手!


 


OC1802
\2400→\2190
メタモルフォーゼンはヨッフムによる歴史的録音!
オーボエ協奏曲の指揮はヤンソンス!
 リヒャルト・シュトラウス:晩年の管弦楽作品集

  1.23の独奏楽器のための「メタモルフォーゼン」/
  2-5.オーボエ協奏曲 ニ長調
<1>
バイエルン放送交響楽団/
オイゲン・ヨッフム(指揮)/
<2-5>
シュテファン・シッリ(オーボエ)/
バイエルン放送交響楽団/
マリス・ヤンソンス(指揮)
録音 1959年10月21日(モノラル)…1, 2006年3月…2-5 ミュンヘン,ヘルクレスザール
 シュトラウスの晩年の名作「メタモルフォーゼン」は、1945年、第二次世界大戦でドイツの敗戦決定間近に書かれた作品で、彼の思い出がたくさん詰まった劇場や、町並みが悉く空爆で破壊されてしまうのを目の当たりにした時に書かれた「ドイツへのレクイエム」とも呼べる悲痛な音楽です。
 しかしそんなシュトラウスの思いを他所に、イギリスでは「ヒトラーへのレイクエム」として捉えられていたのは彼にとっては心外だったに違いありません。
 同じ年の「オーボエ協奏曲」はピッツバーク交響楽団の首席オーボエ奏者ジョン・ド・ランシーの依頼で作曲されたもので、こちらは全てを超越したかのような、モーツァルトを思わせる美しい作品です。
 メタモルフォーゼンはヨッフムによる歴史的録音、オーボエ協奏曲は2006年のヤンソンスによる新しい録音(OC737 に収録されていたもの)。この50年でリヒャルト・シュトラウス演奏における様相も随分変化したようです。
 
OC1808
\2400
Promessa-約束
 1.シャルル・グノー(1818-1893):
  歌劇「ロメオとジュリエット」-ああ、私は夢に生きたい/
 2.ルッジェーロ・レオンカヴァッロ(1857-1919):
  歌劇「道化師」-彼のまなざしに炎が見えた/
 3.ガエターノ・ドニゼッティ(1797-1848):
  歌劇「ランメルムーアのルチア」-あたりは静けさに包まれ/
 4.ジュゼッペ・ヴェルディ(1813-1875):
  歌劇「リゴレット」-ガルテル・マルデ…愛しき名よ/
 5.ジョルジュ・ビゼー(1838-1875):歌劇「カルメン」-何を恐れることがありましょう/
 6.ヴィンチェンツォ・ベッリーニ(1801-1835):
  歌劇「清教徒」-あなたの優しい声が/
 7.ヴェルディ:歌劇「椿姫」-さようなら、過ぎ去った日々よ/
 8.ジュール・マスネ(1842-1912):歌劇「マノン」-
   やさしい恋人たちが呼んだら、いつでも答えましょう/
 9.レナード・バーンスタイン(1918-1990):
  歌劇「キャンディード」-着飾ってきらびやかに
ソフィア・ブロンマー(ソプラノ)/
アウグスブルク・フィルハーモニック管弦楽団/
ディルク・カフタン(指揮)
録音 2013年9月16-18日 ゲルストホーフェン,シュタッドハレ
 1981年、ドイツのレオンベルクで生まれ、ミュンヘンの音楽芸術大学で学んだソフィア・ブロンマー。彼女は1998年と1999年にドイツ連邦の「青少年音楽コンクール」で賞を受賞、そして2008年には「バイエルン芸術賞」、2009年には「アウスプルク劇場賞」も獲得しています。
 2012年には超難関として知られるミュンヘン国際音楽コンクールで第3位に輝き、観客賞と特別賞も授与されています。
 デビュー・アルバムではシューマンやリヒャルト・シュトラウスなどのドイツ歌曲を歌い、完成度の高い表現力を披露しましたが、今回はベルカントのアリアを歌うことで、全く違う表情を見せてくれています。
 ベッリーニやドニゼッティ、そしてバーンスタインでは超絶技巧を駆使し、ヴェルディやレオンカヴァッロでは極めて抒情的な歌唱を聴かせます。今後の活躍が楽しみな歌姫です。
 
OC1812
(CD+mp4-video)
\2400
Tango fuego-タンゴ・フエゴ
<CD1>
 1.ヤルッコ・リーヒマキ:Tango Fuego Vivo/
 2.ウント・モノネン:Tahdet meren ylla/
 3.リーヒマキ:Locura/
 4.セザール・ポルティロ・デ・ラ・ルス:Contigo en la distancia/
 5.ズビニエフ・コレプタ:Kasztany/
 6.カルロス・ガルデル:El dia que me quieras/
 7.アストル・ピアソラ:Soledad/
 8.リーヒマキ:#lastminute/
 9.リーヒマキ:Milongita finlandesa/
 10.ホラシオ・アドルフォ・サルガン:Don Agustin Bardi/
 11.ピアソラ&フェラー:Chiquilin de Bachin/
 12.リーヒマキ:Sikosaari/
<CD2…ボーナス・トラック>
 イスカンダル・ヴィジャヤ:BURN(mp4-video)
トリオCAYAO
<メンバー:
イスカンダル・ヴィジャヤ(ヴァイオリン)/
アンデル・ペリーノ(コントラバス)/
ヤルッコ・リーヒマキ(ピアノ)>
録音 2014年1月20-24日 ベルリン ニコデムス教会
 デビュー・アルバムではバッハ作品とブルースを繋ぐ線を辿るという興味深いプログラムで、その才能を遺憾なく発揮した若き名手イスカンダル・ヴィジャヤ。うってかわって第2作目はバッハの作品をとことん聴かせるという正統派のアルバムを用意し、聴き手の耳を惹きつけたところで、最新アルバムでは、彼の友人である、作曲家、ピアニストのヤルッコ・リーヒマキとアンデル・ペリーノとトリオを組み、何とも心弾むタンゴを演奏しています。
 このトリオの主宰であるリーヒマキはフィンランド出身で、タンゴとは異質な印象がありますが、実はフィンランドでも20世紀の始めからタンゴが愛されていて、エキゾチックで情熱的なメロディーは多くのフィンランド人を魅了したという証拠もあるのでした。そんな彼らによるゴキゲンな演奏です。

 イスカンダル・ヴィジャヤ:既発アルバム OC822…Bach’ n’ Blues OC896…Precious Refuge



CLASSICAL RECORDS


CR 159
\2200
チャイコフスキー(1840-1893):
  子供のアルバム Op.39
  大ソナタ ト長調 Op.37
ポリーナ・フェドートヴァ(ピアノ)
 


CR 160
(2CD)
\4200→\3790
ザゴリンスキー&ノックレベルグ
ブラームス、メンデルスゾーン:チェロ・ソナタ全集

 ブラームス(1833-1897):チェロ・ソナタ第1番ホ短調 Op.38
 メンデルスゾーン(1809-1847):
  チェロ・ソナタ第2番ニ長調 Op.58/
  チェロ・ソナタ第1番変ロ長調 Op.45
 ブラームス:チェロ・ソナタ第2番ヘ長調 Op.99
 メンデルスゾーン:無言歌 Op.109
 ショパン(1810-1849):ワルツ変イ長調 Op.69 No.1(チェロとピアノのための)
 ショパン/グラズノフ(1685-1936)編曲:
  練習曲 Op.25 No.7(チェロとピアノのための版)
アレクサンドル・ザゴリンスキー(チェロ)
アイナル・ステーン=ノックレベルグ(ピアノ)
 アレクサンドル・ザゴリンスキーは1962年モスクワに生まれたロシアのチェロ奏者。1990年チャイコフスキー国際コンクール第6位。1991年から2000年までモスクワ・フィルハーモニー管弦楽団チェロ・グループ・コンサートマスター。
2000年以来モスクワ室内管弦楽団首席奏者兼ソリスト。
 アイナル・ステーン=ノックレベルグ(1944年生まれ)はノルウェーを代表するピアニストの一人。
 

CR 161
\2200
スクリャービン、チャイコフスキー、ラフマニノフ:ピアノ作品集
 スクリャービン(1872-1915):
  幻想曲 Op.28
  12の練習曲 Op.8 から 第10番変ニ長調,
  第11番変ロ短調,第12番嬰ニ短調
 チャイコフスキー(1840-1893):
  夜想曲 Op.10 No.1/ワルツ=スケルツォ Op.7/瞑想 Op.72 No.5
 ラフマニノフ(1873-1943):
  幻想的小品集 Op.3 から 前奏曲,道化役者/ソナタ第2番変ロ長調 Op.36

アレクサンドル・シンチュク(ピアノ)

 アレクサンドル・シンチュクは1988年ロシアのナホトカに生まれ、ウラジオストクの極東芸術アカデミーで学んだピアニスト。2008年、第4回ラフマニノフ国際ピアノ・コンクール(モスクワ)で優勝しカーネギー・ホール(ニューヨーク)にリサイタル・デビュー。その後もコンクール入賞を続けています。
 


CR 162
\2200→\1990
セルゲイ・ボルトキェヴィチ(1877-1952):ピアノ作品集
  6つの前奏曲 Op.13
  嘆きと慰め Op.17(全8曲)
  4つの小品 Op.65
アンナ・レズニク(ピアノ)
 ボルトキェヴィチはラフマニノフと同世代のポーランド系ロシアの作曲家・ピアニスト。二度の世界大戦に翻弄され、困窮に陥るなど苦難の人生を歩みました。
 近年再評価が進み録音も増えてきています。



セルゲイ・ボルトキェヴィチ
 2度の大戦、ロシア革命など時代に翻弄されつくしたボルトキエヴィチ。
しかしどんな苦難に遭ってもそのたびに力強く生き続けた。
詳しくはこちらをどうぞ。
 印刷譜の在庫のほとんどが焼失してしまったボルトキエヴィチにあって貴重な大作録音。
一度は聴いてみることをお奨めします。

HYPERION
CDA 67338
\2400→\2190
ボルトキエヴィチ:交響曲第1番、第2番 マーティン・ブラビンズ指揮
BBCスコットランド交響楽団
ロシア生まれでウィーンに移ったボルトキエヴィチのチャイコフスキー・ライクな交響曲。2曲とも初録音。
イギリス指揮界の成長株、ブラビンズの演奏でどうぞ。
The Romantic Piano Concerto  4 - Arensky and Bortkiewiez
HYPERION
CDA 66624
\2400→\2190
セルゲイ・ボルトキエヴィチ(1877−1952):
 ピアノ協奏曲第1番変ロ長調Op.16

アントン・アレンスキー(1861−1906):
 ピアノ協奏曲ヘ短調Op.2、ロシア民謡による幻想曲Op.48
スティーヴン・クームズ (ピアノ)、
イェジー・マクシミウク (指揮)、
BBCスコティッシュ交響楽団
ニキシュから強く出版を勧められるなど、ボルトキエヴィチ最初の成功作となったピアノ協奏曲も19世紀ロマンの香りが濃厚に立ち上る作品。ピアノ書法はチャイコフスキーの協奏曲のようにオクターヴ・ユニゾンの打鍵によるメロディーが頻出し、ロシア流の華麗なソロが聞き手を魅了する。
録音:1992年8月21日−22日

 

CR 163
\2200
ニキータ・フィテンコの「展覧会の絵」
 J・S・バッハ(1685-1750)/アレクサンドル・ジロティ(1863-1945)編曲:
  前奏曲ト短調(BWV353)/前奏曲ロ短調(BWV855a)
 ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ・ソナタ第28番イ長調 Op.101
 ショパン(1810-1849):ワルツ ヘ短調 Op.70 No.2
 シューベルト(1797-1828):楽興の時 第3番ヘ短調
 ラフマニノフ(1873-1943):
  前奏曲嬰ト短調 Op.32 No.12/前奏曲嬰ハ短調 Op.3 No.2
  前奏曲ハ短調 Op.23 No.7
 チャイコフスキー(1840-1893):「四季」から 舟歌(六月)
 ムソルグスキー(1839-1881):組曲「展覧会の絵」
ニキータ・フィテンコ(ピアノ)
 ニキータ・フィテンコはロシアのサンクトペテルブルクに生まれ、サンクトペテルブルク音楽院卒業後アメリカ合衆国に渡りノーステキサス大学で博士号を取得したピアニスト。現在ワシントンD.C.を本拠に活動しています。ヤマハ・アーティスト。
 

CR 164
\2200
ラフマニノフ(1873-1943):
  3つの小品 Op.3
  絵画的練習曲集 Op.33
  絵画的練習曲集 Op.39
エレオノーラ・カルプーホヴァ(ピアノ)
エレオノーラ・カルプーホヴァは1976年ロシアのカザンに生まれ、モスクワ音楽院でヴァレーリー・カステリスキー、ミハイル・ヴォスクレセンスキーに師事したピアニスト。





OPERA RARA



ORC51
(2CD)
\5000→\4690
こんな作品があったか。
 オッフェンバック:喜歌劇「ファンタジオ」 (フランス語)
サラ・コノリー(メゾ・ソプラノ:Fantasio) 
ブレンダ・ラエ(ソプラノ:La princesse Elsbeth) 
ブリンドレイ・シェラット(バス:Le Roi de Baviere)
ラッセル・ブラウン(バリトン:Le prince de Mantoue)
ロバート・マーレイ(テノール:Marinoni)
ニール・デイヴィス(バリトン:Sparck)
ヴィクトリア・シモンズ(メゾ・ソプラノ:Flamel) 
アレッド・ホール(テノール:Facio)
ギャバン・リング(バリトン:Hartmann)
オペラ・ララ合唱団 Opera Rara Chorus
エイジ・オブ・インライトゥメント管弦楽団
サー・マーク・エルダー指揮 Sir Mark Elder
2013年12月 ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホールでのスタジオ録音
 ファンタジオは1872年1月18日にパリで初演されますが、10公演で終了。
 その後、改訂を加えウィーン、プラハやベルリンで公演が行われるもこの洒落の効いたセリフとロマンテック美しいメロディを持つ魅力的なこの歌劇は長きにわたって演奏されず、人々に記憶から忘れ去れ楽譜の一部は紛失しました。
 この度、演奏家でオッフェンバックの研究者でもあるジャン=クリストフ・ケック(Jean-Christophe Keck)と出版社であるBoosey&Hawkesによって再構成された楽譜(ケック版)をもとに演奏されています。
 ※この録音に先立つ演奏会(コンサート形式)は、イギリスの各誌で絶賛されました。
 ※デジパック仕様にOPERA RARAレーベルならではの丁寧で充実した解説(144ページ)が付いています。




<LP>

 

DACAPO(LP)

DACLP-1
(LP)
\4200
Wood Works
<A面>
 1. Ye Honest Bridal Couple / Sonderho Bridal Trilogy ? Part I (5:10)/
 2. Sekstur from Vendsyssel / The Peat Dance (4:02)/
 3. Vigstamoin (3:20)/4. Waltz after Lasse in Lyby (4:42)/
 5. Ribers #8 (2:59)/6. Sonderho Bridal Trilogy ? Part II (3:10)/
<B面>
 1. Five Sheep, Four Goats (4:30)/2. O Fredrik, O Fredrik (4:15)/
 3. Ack Varmeland, du skona (3:16)/
 4. Easter Sunday / Polsk after Rasmus Storm (4:23)/
 5. Old Reinlender from Sonndala (3:06)/
 6. Sonderho Bridal Trilogy ? Part III (3:40)
デンマーク弦楽四重奏団
録音 2013年9月4-7日 デンマーク Kirsten Kjaer Museum, John's Hall 8.226081とほぼ同内容
 誰もが思い浮かべるであろうデンマークの懐かしい風景。もちろん、実際にその場所に行ったことがなくても、この音楽を聴けばイメージが広がることは間違いありません。
 それほどまでに鮮やかなこの世界。伝統的なメロディに彩られた愛の歌に程よくモダンな味付けを施して歌い上げるというコンセプトが、これほどまでに心地よいものだったとは。
 曲によってはミニマル風でもあり、癒し系にもカテゴライズされそうなこれらの音楽。Youtubeなどで2年間で50000回以上の再生数を誇るデンマーク弦楽四重奏団の演奏で。彼らの演奏はクロノスSQをも凌駕する…かも。
 LPフォーマットでは、更に深い響きを楽しむことが可能です。



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


VENEZIA



CDVE00029
(4CD)
\2400→\2190
スヴェトラーノフ指揮ショスタコーヴィチ:交響曲集
ショスタコーヴィチ:
CD. 1
 1. 交響曲第1番 ヘ短調 op.10
  1966年モスクワ音楽院でのライヴ録音(モノラル)
 2. 交響曲第6番 ロ短調 op.54
  1979年モスクワ音楽院でのライヴ録音(モノラル)
CD. 2
 1. 交響曲第5番 ニ短調 op.47
  1977年スタジオ録音(ステレオ)
 2. 交響曲第9番 変ホ長調 op.70
  1978年スタジオ録音(ステレオ)
CD. 3
 交響曲第7番 ハ長調 op.60 「レニングラード」
  1968年スタジオ録音(ステレオ)
CD. 4
 1. オラトリオ「森の歌」 op.81
  アレクセイ・マースレンニコフ(テノール)
  アレクサンドル・ヴェデルニコフ(バス)
  モスクワ国立合唱学校少年合唱団
  モスクワ放送合唱団
   1978年モスクワ音楽院でのライヴ録音(ステレオ)
 2. 祝典序曲 op.96
  1978年スタジオ録音(ステレオ)
ソビエト国立交響楽団
エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮
 交響曲第5、9番は CDVE04230(2700000 142301 廃盤)、「森の歌」はCDVE04255(2700000 042557 廃盤)からリマスターリングにて最収録。
スヴェトラーノフによるショスタコーヴィッチの名演奏がお買い得な価格にて再発売です。


<メジャー・レーベル>

DG



479 3361
\2300→\2090
ネマニャ・ラドゥロヴィチ/ジャーニー・イースト 
 わが母の教え給いし歌〜チャールダーシュ
 ①ブラームス:ハンガリー舞曲第1番
 ②ドヴォルザーク:わが母の教え給いし歌
  ③チャイコフスキー:ロシアの踊り 《白鳥の湖》から
 ④ハチャトウリアン:剣の舞 《ガイーヌ》から
 ⑤カライッチ:炎の涙
 ⑥セルビア民謡:パショーナ・コロ
 ⑦ハチャトゥリアン:ノクターン 《仮面舞踏会》から
 ⑧ショスタコーヴィチ:ロマンス 《馬あぶ》から
 ⑨プロコフィエフ:行進曲 《3つのオレンジへの恋》から
 ⑩ウィリアムズ:『シンドラーのリスト』のテーマ
 ⑪セルビア民謡:ニスカ・バニャ
 ⑫シミャノヴィッチ:『ペトリヤの花輪』のテーマ
 ⑬クストリッツァ/スパラヴァロ:
  これが男のやり方 『ライフ・イズ・ミラクル』から
 ⑭モンティ:チャールダーシュ
 ⑮サリエフスキ:沈む、沈む、輝く夕日
ネマニャ・ラドゥロヴィチ (ヴァイオリン)
レ・トリーユ・ドゥ・ディアブル
ベルリン・ドイツ交響楽団
指揮:ミハイル・ユロフスキ
 音楽で巡る、ネマニャの故郷セルビアも含む東ヨーロッパへの旅。クラシック、トラディショナル、映画音楽と多岐にわたる個性的なコレクションです。
これまでフランス・ユニバーサルから数々のアルバムをリリースしてきたネマニャですが、今作からインターナショナル発売される事になりました。10月には来日公演もあり、ネマニャの今後に乞うご期待!
 録音: 2014年3月ベルリン、2014年6月パリ、2014年6月ベオグラード




SONY



8884308937-2
\2500→\2290
ケント・ナガノのベートーヴェン交響曲全集、遂に完結。

ベートーヴェン交響曲全集[6]
 交響曲第2番&第4番

  ベートーヴェン:
   1.交響曲第2番ニ長調作品36
   2.交響曲第4番変ロ長調作品60
モントリオール交響楽団
指揮:ケント・ナガノ
 ケント・ナガノと彼が音楽監督を務めるカナダのモントリオール交響楽団による「ベートーヴェン:交響曲全集」プロジェクトの6作目にしてついに完結編となる「第2番&第4番」の登場です。

 アルバム・タイトルは「自由の詩」。200年前に書かれたベートーヴェンの音楽が21世紀に持つ意味合いを強く意識した、こだわりのケントらしいコンセプトで制作されています。
 難聴が悪化し、「ハイリゲンシュタットの遺書」が書かれたのとほぼ同時期に作曲された交響曲第2番は、古典派の枠をはみ出してゆくベートーヴェンの姿を刻印した作品で、全曲にわたって荒々しい響きや予想外の転調などのワイルドさが聞きもの。シューマンによって「二人の巨人に挟まれたギリシャの乙女」と評された交響曲第4番は、優美さの中に深いロマンティシズムを湛えた名曲です。

 演奏は2014年1月、モントリオールの新しいコンサートホールで、モントリオール響の新たな本拠地であるメゾン・サンフォニーク・ド・モントリオールでライヴ収録されたもので(拍手入り)、これまで同様、固いバチによるティンパニや、対向配置でヴィブラートを控えめにした弦楽パートなど、オリジナル楽器演奏のメソードを取り入れることで、作品の特徴を生かした、緊張感の高い演奏を実現しています。フランス物を得意とする優美で繊細なオーケストラとして知られるモントリオール響が、ケント・ナガノのもとで、独墺古典派のレパートリーにおいても一家言ある演奏スタイルを身につけたことの証左であり、「フランコフォニー・ベートーヴェン」とでも称すべき歴史的な全曲録音の完結編といえるでしょう。

 なお、ケント・ナガノとモントリオール響は2014年10月に来日を予定しており、ラヴェルとドビュッシーを中心とするフランスもののレパートリーで、10/10(金)東京芸術劇場から10/18(土)札幌コンサートホールKitaraまで、全国6回の公演が行われます。


 ケント・ナガノ バイオグラフィ

 1951年カリフォルニア生まれの日系3世の指揮者。明快で優雅、そして知的な指揮者として名高く、オペラとコンサートの双方で活躍、コンサートでは古典派、ロマン派、現代音楽にいたる幅広いレパートリーを渉猟。リヨン国立歌劇場、ハレ管、ベルリン・ドイツ響などのポストを歴任。現在はモントリオール交響楽団音楽監督、エーテボリ交響楽団首席指揮者。2015年からハンブルク国立歌劇場音楽総監督に就任予定。
 [録音]2014年1月7日〜9日、モントリオール、メゾン・サンフォニーク・ド・モントリオールのこけら落とし公演でのライヴ・レコーディング

◆モントリオール交響楽団 2014年 10月 来日ツアー
 指揮:ケント・ナガノ
 ピアノ:ボリス・ベレゾフスキー(10/12)
 ヴァイオリン:五嶋 龍(10/10、10/11、10/16)10/10(金) 
  東京芸術劇場10/11(土) ハーモニーホールふくい10/12(日) 
  京都コンサートホール10/13(月・祝) 横須賀芸術劇場10/16(木) 
  サントリーホール10/18(土) 札幌コンサートホールKitara
 


8884309795-2
\2500→\2290
マルティン・シュタットフェルト / 暁の星はいと麗しかな〜若きバッハ
 J.S.バッハ (シュタットフェルト編):
  ① コラール前奏曲『暁の星はいと麗しかな』BWV.739
  ② トッカータとフーガ ニ短調BWV.565
  ③ パッサカリア ハ短調BWV.582
  ④ 半音階的幻想曲とフーガ ニ短調BWV.903
  ⑤ カプリッチョ 変ロ長調『最愛の兄の旅立ちに』BWV 992
 シュテファン・ホイッケ(1959〜):
  ⑥ 『変革』(新クラヴィーア小品集)Op.46a〜
   ただ、愛する神のみ旨に従うものは
マルティン・シュタットフェルト(P)
  ピアニスト、マルティン・シュタットフェルトが衝撃的な「ゴルトベルク変奏曲」でCDデビューしたのは2004年。それから10年の月日が経とうとしています。
 彼の経歴はご存知の通り。1980年にドイツのコブレンツ生まれ、キャリアを重ねながら2001年のブゾーニ国際ピアノ・コンクールに入賞し、その翌年バッハ国際コンクールにて歴代最年少で優勝。その後まもなくのCDデビューでした。それからはバッハを中心に、ベートーヴェンやメンデルスゾーンなどのドイツ物を中心にレパートリーを広げて来ていますが、今作はある意味「初心に立ち返った」かのようなバッハ作品集です。
 しかしそこは、実に大きな深化と変容を遂げているのです。
 ここで演奏されているバッハ作品のほとんどは、オルガンのために書かれたもので、それをシュタットフェルトがピアノ用に編曲しています。
 また、バッハが18〜35歳頃に書いた比較的初期の作品と考えられている作品が選ばれています。ちょうどシュタットフェルトが現在34歳に当たるので、作曲時バッハと同年代ということでもあるのでしょうか、一つ一つの音を慈しむかのようであり、そこには計り知れないほどに深いバッハへの愛が感じられます。
 そして最後に置かれたホイッケの作品は、これまたバッハへのオマージュであり、様々な作品に現代的な味付けをして再構築することが得意な、この作曲家の先鋭的な音楽をも楽しむことができる構成になっています。
 【録音】2014年7月, カイザースラウテルン、南西ドイツ放送局スタジオ (デジタル:セッション)
  


8887500685-2
\2300→\2090
プラシド・ドミンゴ/地中海の歌
 1. Mediterraneo (Joan Manuel Serrat)
 2. Estate (Bruno Martini/Bruno Brighetti )
 3. En Mediterranee (Geroges Moustaki)
 4. Aranjuez (based on Adagio from Concierto de Aranjuez byJ.Rodriguez)
 5. Anghjulina (Magime Merland / Jean- Philippe Guissani)
 6. Torna a Surriento
  (Ernesto De Curtis / Giambattista De Curtis)
 7. Nonpotho reposare
  (Guiseppe Rachel / Savatpr Sini)
 8. Lamma bada (traditional Andalusian)
 9. Adio Kerida (traditional Ladino)
 10. To Yasemi(traditional Cyprus)
 11. Reginella (Gaetano Lama /Libero Bovio)
 12. Layla, layla (traditional Cyprus)
 13. Del cabello mas sutil (Fernando Obradors)
 14 Plaisir d'amour (J.P.E.Martini / J.P.de Florian )
プラシド・ドミンゴ
 ソニー・クラシカルと専属契約を結んで以降、3枚目となる最新スタジオ・アルバムは地中海諸国で親しまれている美しい情緒あふれる歌曲集。
 アンダルシア地方、キプロス、ギリシャ、ナポリに伝わる伝承歌からロドリーゴ「アランフェス協奏曲」〜アダージョからの編曲、「愛のよろこび」(フランス)まで、さまざまな言語でドミンゴが歌う地中海諸国に伝わる名曲集。
 世紀のテナー=ドミンゴがバリトン歌手として発売した注目の「ヴェルディ」作品集〜豪華ゲストを迎えた「ソングス」〜そして3枚目のスタジオ・アルバムとなる本作でもドミンゴのアーティストとしてのあくなきチャレンジが聴く者の心を魅了する仕上がりとなっている。
8884303161-2
(8CD)
\6000
プラシド・ドミンゴ/いつも私の心に〜
 ラテン・アルバム・コレクション

【CD1:エルネスト・レクオーナを歌う】
 『シボネイ』『青い夜』『アンダルシア』
 『ポル・エソ・テ・キエロ(それゆえに君を愛す)』
 『いつも私の心の中に』『マリア・ラ・オ』『カント・カラバリ』
 『青春』『マラゲーニャ』『魅惑のお嬢さん』『ラ・コンパルサ』/
【CD2:Adoro】
 『Adoro』『Un Viejo Amor』『Serenata Tapatia』
 『Adios Mariquita Linda』『La Negra Noche』
 『Las Mananitas A La Virgen』『El Triste』『Rayando El Sol』
 『Noche Plateada』『China』『Maria Bonita』/
【CD3:スペインへの想い】
 『ラテン・アメリカの叫び』『私が彼だったなら』
 『スペインへの想い』『初めての人』『セビリャ』
 『女王のための歌』『救いを求めて』
 『愛し合っているふたり』〜
  withフリオ・イグレシアス(Vo), パコ・デ・ルシア(G)/
【CD4:わがラテンの魂 第1集】/
 『グリーン・アイズ』
 『ニッケの花/だれも私の悩みを知らない(群衆)/アマラディート』
 『ノソトロス/あなたと一緒に/あなたなしでは』
 『メキシコからブエノス・アイレスに』『私をまた忘れたら』
 『エル・ウマウアケーニョ(花祭り)/カバージョ・ピエホ(バンボレオ)/
  モリエンド・カフェ(コーヒー・ルンバ)』
 『デリリオ(うわごと)/アルマ・ジャネラ(平原の魂)』
 『ソラメンテ・ウナ・ベス/ベラクルス/
  ノーチェ・デ・ロンダ(ロンダの夜)』
 『カーニバルの朝(黒いオルフェ)/ブラジル』
 『私が愛しているのが判る』
 『アルフォンシーナと海/人生よありがとう』
 『ボリンケンの哀歌/南国の小道』『きのうのように』
 『ペルフィディア(パーフィディア)/フレネシー/最後の夜』
 『アディオス』『愛のために/あなたが捜しているように/黒い瞳を』/
【CD5:わがラテンの魂 第2集】
 『サボッレ・アミ』『ラ・パロマ』『アレリのつぼみ』
 『太陽はもえている』『カンタナメラ』『クェ・ダリア』『ラテン魂』
 『ヴォルヴァ・ヴォルヴァ』『ペルドン』『恋の執念』
 『マリア・エレーナ』『コラソン・コラソン』『フィナ・エスタンパム』
 『バイヤ』『コパカバーナ』『プリンセシータ』『アイ・アイ・アイ』/
【CD6:ララ作品集】
 『グラナダ』『セビリャのカーネーション』
 『若き闘牛士(マリア・テレサ・ララ)』『ムルシア』
 『わがギターの弦』『マドリード』『フェルミン』『セビリャ』
 『スペインぶり』『バレンシア』『シルベリオ』『トレド』/
【CD7:わがラテンの魂 第3集】
 『可愛い鳩』『マラゲーニャ』『この一年』『君をどうして忘れよう』
 『忘れたくても』『テキーラはレモンで』『ラ・ロンダージャ』
 『彼女』『わたしより強い』『ハリスコ』『馬上の人』
 『ふたりでできるなら』『月よ、昇れ』『メヒカーノ(メキシコ人)』
 『夜明けのくちづけ』『花市場』/
【CD8:キエレメ・ムーチョ】
 『キエレメ・ムーチョ(たくさん愛して)』
 『セーロス(嫉妬)〜ウステー(あなた)』
 『アザレアの花〜そんなにわたしを愛さないで〜シナモンの肌』
 『ミーア(わたしのもの)』
 『君がいなくて淋しい〜シーゲメ(わたしについてきて)』
 『コクーラ』『3倍も君を愛す』『セニョーラ(奥さん)』
 『君に慣れてしまったわたし〜遠くても君といっしょ』
 『神よ助け給え』『君のいないわたし』
 『3つの言葉〜セニーサス(灰)』
 『破れた心〜行ってしまった彼女〜叫べ、荒野の石』
 『アシー(こんな風に)』『イ(そして)』
 『フリーオ・フリーオ(寒さ)』『トタル(結局)』
プラシド・ドミンゴ(T)
 70代になった今もなお現役歌手としてステージにたつドミンゴ。メキシコで思春期を過ごした彼にとって、ラテン・アメリカのメロディはまさに魂そのもの。その最初のステージも両親のサルスエラ劇団で始まりました。
 この8枚組セットは、1984年から2002年にかけてSonyと旧EMIから発売されたラテン・アルバムが収録され、ドミンゴの深みある歌声の魅力が堪能できるものとなっています。
 CD1、CD3、CD6はそれぞれ、エルネスト・レクオーナ、マヌエル・アレハンドロ、アグステイン・ララという、キューバ、スペイン、メキシコを代表する大作曲家のヒット・ソング集となっています。
 そのほかのCDはテーマ別もしくは場所によって編まれたアルバムで、CD2はメキシコのポピュラー・ソング、CD7はメキシコのフォークソング、CD8はラテンのダンス・ミュージックにフォーカス、そしてCD4とCD5には、タンゴ、ボレロをはじめとするダンス・ミュージックが散りばめられています。
 旧EMI音源4タイトルは現在原盤契約切れのため生産中止となっており、今回のボックスはドミンゴ・ファン、ラテン・ファンにとって嬉しい復活となることでしょう。
【録音】CD1:1983年(Sony), CD2:1981年(Sony), CD3:1989年(Sony), CD4:1994年(EMI Latin), CD5:1997年(EMI Latin), CD6:1996年(Sony), CD7:1999年(EMI Latin), CD8:2002年(EMI Latin)




RCA



8872546936-2
\2500→\2290
レフ・ヴィノクール/ショパン:27の練習曲
 ショパン:『練習曲集Op.10』『練習曲集Op.25』『3つの新練習曲』
レフ・ヴィノクール(P)
 
 レフ・ヴィノクールはサンクトペテルブルク出身の36歳。13歳の時になんとムラヴィンスキー&レニングラード・フィルと共演してデビューしたという技巧派ピアニスト。
 クララ・シューマン・コンクールに優勝、95年のブゾーニ国際コンクールでは5位に入賞している。

 RCA Red Sealからの3枚目のアルバムです。
 ヴィノクールといえば、世界初録音も含まれた前作のシューマン「ピアノと管弦楽のための作品全集」で、そのメッセージ性の高い演奏が高く評価されています。
 今回は数あるピアノ曲の中でも、頂点を極めるショパンの練習曲集をリリース。ピアニストなら一度は録音してみたいと願うこの作品を、独自のアプローチで表現しています。
 「3つの練習曲」については、本当に付録のような作品ではありますが、ヴィノクールはこれらからも極めて表情豊かな音楽を引き出し、芸術性高い作品としての価値を見出すことに成功しています。

【録音】2009年1&3月、ドイツ・オーベルプファルツ、ノイマルクト、ライトシュターデル (デジタル:セッション)


大反響・驚天動地の3枚組
レフ・ヴィノクール(P)前作のシューマン

世界初録音5曲含む
シューマンが関わった「ピアノと管弦楽のための作品」10曲を完全網羅
8869765877- 2
(3CD)
\5400→¥4990
レフ・ヴィノクール(ピアノ)
 シューマン:ピアノと管弦楽のための作品全集

<DISC 1>
ロベルト・シューマン:
 1.幻想曲イ短調*
  [ピアノ協奏曲イ短調作品54〜第1楽章の原曲]
  (1841年〜1843年作曲)
 2.序奏とアベッグによる主題* (1830年〜1831年作曲)
 3.ピアノ協奏曲へ長調*
  [復元およびオーケストレーション:レフ・ヴィノクール]
  (1830年〜1832年作曲)
クララ・シューマン(1819-1896)/ロベルト・シューマン:
 4.協奏曲イ短調(1楽章)*
 [クララ・シュ−マン:ピアノ協奏曲〜第3楽章の原曲]
  (1833年〜1834年作曲)
ロベルト・シューマン:
 5.協奏曲ニ短調(1楽章)
 [復元:ヨーゼフ・デ・ベーンホウェル] (1839年作曲)
<DISC 2>
アドルフ・ヘンゼルト(1814-1889)/ロベルト・シューマン:
 1.ピアノ協奏曲ヘ短調作品16 (1838年〜1845年作曲)
ロベルト・シューマン:
 2.ピアノ協奏曲ニ短調作品54(1841年〜1845年作曲)
<DISC 3>
 1.コンツェルトシュトッゥク へ長調作品86
  [ピアノと管弦楽のための演奏会用ヴァージョン]
  (1849年〜1850年作曲)
 2.序奏とアレグロ・アパッショナート ト長調作品92
  (1849年作曲)
 3.序奏と演奏会用アレグロ ニ短調作品134
  (1853年作曲)
*世界初録音
レフ・ヴィノクール(ピアノ)
ウィーン放送交響楽団
指揮:ヨハネス・ヴィルトナー
 シューマン生誕200年記念リリース。世界初録音5曲を含む、シューマンが関わった「ピアノと管弦楽のための作品」10曲を完全網羅した3枚組。ロシアの俊英ヴィノクールの技が冴える!
 シューマン生誕200年を巡るCDリリースの中でも、最大の話題盤となるであろう3枚組新録音の登場です。
 シューマンがピアノと管弦楽のために書いた作品としては、名高いピアノ協奏曲イ短調作品54のほか、作品92の「序奏とアレグロ・アパッショナート」、作品134の「序奏と演奏会用アレグロ」が比較的知られていますが、それ以外にも未完に終わった作品や、他人の作曲した協奏曲の編曲など、このジャンルにさまざまな試みを行ったことが知られています。当アルバムは、草稿からの復元作品も合わせ、世界初録音5曲を含む全10曲の作品を収録、1829年から1854年にいたるシューマンの作風の変遷を辿ることができます。

★5曲の世界初録音は以下の通り:

(1)幻想曲イ短調=「交響曲、協奏曲、そして大規模なソナタの中間のような作品」を意図してシューマンが書いた単一楽章の作品で、ピアノ協奏曲イ短調作品54〜第1楽章の原曲となった。デュッセルドルフのハイネ研究所に保管されている草稿のファクシミリが1996年に出版され、1994年にはオイレンブルクからヴォルフガング・ボエッティヒャーの手によって楽譜が出版された。今回の録音はオイレンブルク版にあった誤りや変更をシューマンの草稿通りに戻した形で行われている。

(2)序奏とアベッグによる主題=「ピアノと管弦楽のための変奏曲へ長調」として構想されながら、その骨子は結局ピアノ独奏のための「アベッグ変奏曲作品1」に結実した。ボン大学に所蔵されているシューマンのスケッチ帳に残された「変奏曲へ長調」の序奏部分とA-B♭-E-G-Gの主題の草稿から再構成されたのがこの作品。

(3)ピアノ協奏曲へ長調=1830年〜1832年にかけて構想されたピアノ協奏曲のための草稿(ボン大学所蔵)に基づいて、2005年〜2007年にヴォノクールによって復元およびオーケストレーションが施され、3楽章形式のピアノ協奏曲として2007年にルールで初演された。

(4)クララ・シューマン/ロベルト・シューマン:協奏曲イ短調(1楽章)=13歳だったクララが1833年〜1834年に書いた単一楽章の協奏的作品で、シューマン がオーケストレーションが担当。のちに2つの楽章が加えられてクララ・シューマン唯一のピアノ協奏曲となった作品。

(5)アドルフ・ヘンゼルト/ロベルト・シューマン:ピアノ協奏曲ヘ短調=クララ・シューマンが1845年にライプツィヒでヘンゼルトのピアノ協奏曲を初演した際、シューマンが手を加えた版。ヘンゼルトは後に作品を改訂してブライトコプフ&ヘルテル社から出版、録音も4種類あるが、初演時の楽譜はサンクトペテルブルク音楽院の音楽学図書館に秘蔵され、今回初めてその楽譜をもとに録音がおこなわれた。

★また以下の2作品は比較的珍しい録音となる

(1)協奏曲ニ短調(1楽章)=1986年に、ピアニストで音楽学者のヨーゼフ・デ・ベーンホウェルによって復元された1839年作曲の1楽章形式の協奏曲。ベーンホウェルはクララ・シューマンのピアノ作品全曲の録音でも知られ、またクララの未完のピアノ協奏曲の補完も手掛けている。録音はこれまでに数種発売。

(2)コンツェルトシュトッゥク へ長調作品86[ピアノと管弦楽のための演奏会用ヴァージョン]=独奏ホルン4つと管弦楽という独創的な編成による作品で、その編成のユニークさゆえか、4つのホルン+ピアノ・ヴァージョン、2台ピアノ・ヴァージョンなどに加え、この
「ピアノと管弦楽のための演奏会ヴァージョン」がシューマン自身によって作られ出版されている。録音はこれまでに1種類のみ。

★演奏は、ロシア出身の若きヴィルトゥオーゾで、知られざる作品の発掘と演奏・録音に情熱を傾けているレフ・ヴィノクール。13歳でムラヴィンスキーと共演した逸材は、シューマン作品の研究でも知られ、珍しいピアノのための練習曲全曲の録音も残している。指揮を受け持つヨハネス・ヴィルトナーも秘曲の録音で知られる。

([録音]2009年8月18日〜21日、10月28日〜30日、11月23日〜26日、ウィーン、ORF




<LP>


DECCA(LP)


478 7464
(6LP)
\16000→\14990
《ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団LPエディション》
[LP1]
 ワーグナー:
  歌劇「リエンツィ」序曲,
  歌劇「さまよえるオランダ人」序曲,
  歌劇「タンホイザー」序曲とバッカナール
[LP2]
 ホルスト:組曲「惑星」
[LP3]
 ブルックナー:交響曲第9番
[LP4]
 シューベルト:劇付随音楽「ロザムンデ」(全曲)
[LP5]
 J.シュトラウスII:『こうもり』序曲,
 ニコライ:「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲,
 レズニチェク:「ドンナ・ディアナ」序曲,
 J・シュトラウスII:「メトゥザレム王子」序曲,
 ホイベルガー:「オペラ舞踏会」序曲
[LP6]
 ベートーヴェン:劇音楽「エグモント」より
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/
[LP1]
ゲオルク・ショルティ(指揮)/
[LP2]
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)/
[LP3]
ズービン・メータ(指揮)/
[LP4]
カール・ミュンヒンガー(指揮)/
[LP5]
ヴィリー・ボスコフスキー(指揮)/
[LP6]
ピラール・ローレンガー(Sp)
ジョージ・セル(指揮)
歴史あるウィーン・フィルのCDボックスリリースに合わせ 名録音を厳選したアナログLPセット (180g重量盤LP)
 ウィーン・フィルとデッカの録音契約がはじまり64年。それを記念して、ウィーン・フィルの重要な録音のCDボックスが発売されますが、その中から厳選した名盤6枚分を、オリジナル・カップリングのアナログLPを限定プレスいたします。
 ここに収録された録音は、全てウィーン、ゾフィエンザールという数多くのデッカの名録音生み出された場所での録音です。そのデッカの最良な録音方法が生かされた音源を、アナログLPで限定生産いたします。
 【録音】[LP1]1961年, [LP2]1961年, [LP3]1965年, [LP4]1974年, [LP5]1968年, [LP6]1969年、全てウィーン、ゾフィエンザール


<国内盤>


マイスター・ミュージック



MM-2198
\2816+税
最後の巨匠
 ネッロ・サンティ&N響/「火の鳥」&「運命」

  ストラヴィンスキー:バレエ組曲『火の鳥』(1919年版)
  ベートーヴェン:交響曲 第5番ハ短調作品67『運命』
ネッロ・サンティ (指揮)
NHK交響楽団
 『神のごとく崇められる』マエストロ。
 ヨーロッパにおいては、『神のごとく崇められる』程の絶大な人気を誇り、その膨大なレパートリーを全て暗譜で指揮する事でも知られる、マエストロ、サンティ。その彼が、2009年と10年に来日しNHK交響楽団を指揮した貴著なレコーディングを、今回リリース。緻密でありながらダイナミックなスケール感を持つ鮮やかなオーケストラ・ワークスをご堪能下さい。



ネッロ・サンティ&N響/旧譜

MM-2075
\3060
ベートーヴェン:
 交響曲 第7番 イ長調 作品92
 交響曲 第8番 ヘ長調 作品93
 序曲「レオノーレ」 第1番 作品138
ネッロ・サンティ(指揮)
NHK交響楽団
コンサートマスター:篠崎 史紀
驚く程鮮やかなベートーヴェン現在において最大の巨匠と称される、ネッロ・サンティがNHK交響楽団を指揮した、貴重なライヴ・レコーディング。緻密で、パワフルな中に洗練されたサンティの美学が薫り立つ、驚く程鮮やかで瑞々しいベートーヴェンは必聴です。Live recording at the Suntory Hall, Tokyo, 21th &22th Nov. 2007

MM-2052
¥3060
チャイコフスキー:交響曲第4番 ヘ短調 作品36
マスカーニ:歌劇『仮面』序曲
レオンカヴァルロ:歌劇『道化師』間奏曲
プッチーニ:歌劇『ヴィルリ』より間奏曲『妖精の踊り』
ネッロ・サンティ(指揮)
NHK交響楽団
巨匠サンティの貴重なオーケストラ・ワークス。緻密で、叙情に溢れ、そして劇的。極上のチャイコフスキーが堪能出来る、必聴の名演奏 ! ライヴ・レコーディング

 

MM-2199
\2816+税
深層の祭/ジャパン・ウィンド・プレイヤーズ
 A. コープランド:市民のためのファンファーレ
 G. ホルスト:吹奏楽のための第1組曲 変ホ長調作品28-1
 A. シェーンベルク:主題と変奏作品43a
 三善 晃:吹奏楽のための『深層の祭』
 P. A. グレインジャー:リンカンシャーの花束
 W. ウォルトン:戴冠式行進曲『王冠』
ジャパン・ウインド・プレイヤーズ
甲斐 誠指揮
気鋭の若手が集結、注目のデビュー
 気鋭の若手奏者によって2014年に結成された、数少ないプロ吹奏楽団、注目のデビュー・アルバム。
 往年の作曲家から、新進の現代作曲家まで「、吹奏楽」のために書かれたオリジナル作品に的を絞り、トラディショナルな吹奏楽を掘り下げる。ウィンド・オーケストラならではの輝かしくダイナミックな響きを、ハイスペックのワン・ポイントでレコーディングしたクオリティ高いサウンドでお楽しみ頂けます。




<映像>


EURO ARTS(映像)



20 59934
(Blu-ray)
\5000→\4590
アンネッテ・ダッシュ〜グレートヒェンフラーゲ
 シューベルト:劇音楽「キプロスの女王ロザムンデ」より抜粋、
  糸を紡ぐグレートヒェン、アヴェ・マリア
 ヴェルディ:歌曲集より抜粋、
  歌劇「オテロ」〜アヴェ・マリア「み恵溢るる聖母マリア」
 シューマン:歌劇「ゲノフェーファ」〜ゲノフェーファのアリア
 ベルリオーズ:劇物語「ファウストの劫罰」〜燃える恋の思いに
 グノー:歌劇「ファウスト」〜マルグリートのアリア「宝石の歌」、ワルツ
アンネッテ・ダッシュ(ソプラノ)
マルク・ピオレ(指揮)
ミュンヘン放送管弦楽団


20 59938
(DVD)
\3000→\2690
 気品に満ちた歌声が響く! アンネッテ・ダッシュ

 収録:2011 年ヘラクレスザール、ミュンヘン王宮内
 (Blu-ray)画面:1080i Full HD 16:9、音声:PCM ステレオ、DTS HD MA 5.1、リージョン:All、字幕:英・独・仏、90分(本編)+30分(ボーナス)
 (DVD)画面:NTSC 16:9、音声:PCM ステレオ、DTS 5.1、DD5.1、リージョン:All、字幕:英・独・仏、90分(本編)+30分(ボーナス)

 アンネッテ・ダッシュは1976年ベルリン生まれのソプラノ歌手。ミュンヘン音楽大学でヨーゼフ・ロイブル氏に師事。2000年ジュネーヴ国際音楽コンクール声楽部門で第1 位を獲得。その後はフォルクスオーパー、ザルツブルク音楽祭、メトロポリタン歌劇場、バイロイト音楽祭と世界中の劇場から引っ張りだこの人気ソプラノ歌手として活躍しています。
 この映像は、2011 年ミュンヘンのヘラクレスザールで行われた2010/2011 シーズン追加公演。ゲーテの「ファウスト」から取った「Gretchenfrage(グレートヒェンフラーゲ)」を掲げて行われた演奏会で、ファウストの恋人グレートヒェンが見舞われる悲劇を歌ったシューベルト、シューマン、ベルリオーズなどの作品がプログラムされています。
 さらにボーナス映像では、「音楽が最も重要である理由」と題したドキュメンタリーが収められています。バイロイト、ジュネーヴ、ミュンヘン、ベルリンのツアー・リハーサルを中心に、アンネッテ・ダッシュの音楽性、人間性に迫っています。



アンネッテ・ダッシュ、戦慄のソロ・デビュー・アルバム!
今聴いても生々しい・・・。
German Baroque Lieder
HMG 501835
\2200
アンネッテ・ダッシュ(ソプラノ)
 バロック時代のドイツの歌曲

 「愛」
  ハインリヒ・アルベルト:ああひどい冷酷さ!/
  ヨハン・クリーガー:
   いとしい人、君が好きだ/アンドレアス・ハンマー
  シュミット:美よ、お前は;3 声のための3 つのカンツォーナ/
  フィリップ・ハインリヒ・エルレバッハ:
   愛の神よ、急いで正直に助言を与えてくれ/
  アダム・クリーガー:飛べ、魂よ、飛べ
 「不安定」
  ハインリヒ・アルベルト:
   かつて誇り高く今や死に瀕した若い女性の最後の言葉/
  ヨハン・クリスティアン・デデキント:
   すべては足早に過ぎ去って行く/
  フィリップ・ハンリヒ・エルレバッハ:
   私たちの人生はたくさんの苦悩に囲まれている
 「平安」
  エラスムス・キンダーマン:
   神にさかえあれ、平安はまだここに;
   ああ主よ、どれほど長く;晩の礼拝
 「自然」
  ハインリヒ・アルベルト:
   魂よ、おまえはかつて見なかったか;年の中心の5 月が/
  ヨハン・クリーガー:
   おいで、歩きに行こう;
   2つのヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ
 「幸運」
  フィリップ・ハインリヒ・エルレバッハ:
   幸運よ、お前はわたしをもてあそぶ/
  ヨハン・クリーガー:
   自分の持っているもので満足する者は幸せである
アンネッテ・ダッシュ(ソプラノ)
ベルリン古楽アカデミー団員
美しきソプラノ、アンネッテ・ダッシュ ソロ・デビュー盤!

録音:2004 年7 月

 アンネッテ・ダッシュは1976 年ベルリン生まれのドイツのソプラノ。2000 年のジュネーヴ国際音楽コンクール声楽部門で第1 位を獲得。日本では2003 年12 月の新国立劇場でのオッフェンバック「ホフマン物語」でアントニーアを歌って好評でした。彼女は古楽畑での活動が主で、バッハなどの宗教音楽で評価を得た人です。ヤーコプスもパリで「フィガロの結婚」を上演する時には若きダッシュを伯爵夫人に起用していますから、ただの若手ソプラノではありません。当盤は、彼女の初ソロCD。 17 世紀のドイツの作曲家による親しみやすい歌曲を歌っています。柔らかくしっとりした魅惑の声、驚くほどの気品が漂う表現、全てにおいて大器であることを感じさせます。もちろん若い歌手ならではの溌剌とした生命力、しっかりした技術力も目を見張るものです。テーマごとに区切られた凝ったプログラム、それぞれのセクションでの変幻自在なダッシュの表情は見事。滴るような音色のベルリン古楽アカデミーのメンバーの伴奏もまた実に楽しめます。




 

OEHMS(映像)


OC997
(2DVD)
\4000→\3590
ワーグナー:楽劇「ニーベルングの指環」 第2夜「ジークフリート」 ジークフリート…ランス・ライアン(テノール)/
ミーメ…ペーター・マーシュ(テノール)/
さすらい人(ヴォータン)…テリエ・ステンスヴォルト(バス・バリトン)/
アルベリヒ…ヨッヘン・シュメッケンベッヒャー(バリトン)/
ファーフナー…マグヌス・バルトヴィンソン(バス)/
エルダ…メデレィス・アーワディ(コントラルト)/
ブリュンヒルデ…スーザン・ブロック(ソプラノ)/
森の小鳥…アラン・バルネス(踊り)&ロビン・ヨハンセン(歌)/
フランクフルト歌劇場管弦楽団/
ゼバスティアン・ヴァイグレ(指揮)/
フランクフルト歌劇場管弦楽団/
ゼバスティアン・ヴァイグレ(指揮)/
ヴェラ・ネミロヴァ(演出)/
イェンス・キリアン(装置)/
インゲボルク・ベルネルス(衣装)/
オラフ・ヴィンター(照明)/
マルテ・クラスティング(ドラマトゥルギー)
録音:2012年6月-7月/収録時間:243分/音声:ステレオ2.0/DD 5.1/字幕:独, 英/画面:16:9/REGION All(Code:0) OC999の分売
 全編に渡って登場する巨大な輪。もちろんジークフリートの成長物語もこの輪の中で描かれます。実に細やかな演出が施されていて、どこにも破綻はありません。
 歌手たちもレヴェルが高く、文句の付け所はありません。ファーフナーは最近流行のアニメの主人公のようなコスチュームです。また森の小鳥は、ダンサーが演じています。細かい伏線があるので、なんども観ることをオススメいたします。
 

OC998
(2DVD)
\4000→\3590
ワーグナー:楽劇「ニーベルングの指環」 第3夜「神々の黄昏」 ジークフリート…ランス・ライアン(テノール)/
グンター…ヨハネス・マルタン・クレンツル(バリトン)/
アルベリヒ…ヨッヘン・シュメッケンベッヒャー(バリトン)/
ハーゲン…グレゴリー・フランク(バス)/
ブリュンヒルデ…スーザン・ブロック(ソプラノ)/
グートルーネ…アーニャ・フィデリア・ウルリッヒ(ソプラノ)/
ヴァルトラウテ&第2のノルン…クラウディア・マーンケ(メゾ・ソプラノ)/
第1のノルン…メデレィス・アルヴァディ(コントラルト)/
第3のノルン…アンゲル・ブルー(ソプラノ)/
ヴォークリンデ…ブリッタ・シュタルマイスター(ソプラノ)/
ヴェルグンデ…ジェニー・カールステット(ソプラノ)/
フロスヒルデ…カタリーナ・マギエラ(メゾ・ソプラノ)/
フランクフルト歌劇場管弦楽団/
ゼバスティアン・ヴァイグレ(指揮)/
ヴェラ・ネミロヴァ(演出)/
イェンス・キリアン(装置)/
インゲボルク・ベルネルス(衣装)/
オラフ・ヴィンター(照明)/
マルテ・クラスティング(ドラマトゥルギー)
録音:2012年6月-7月/収録時間:280分/音声:ステレオ2.0/DD 5.1/字幕:独, 英/画面:16:9/REGION All(Code:0) OC999の分売
 いよいよ物語も大詰め。いつものように舞台には巨大な輪。幾分黒ずんでいます。
 「神々の黄昏」は合唱団も登場することもあり、シンプルな中にも壮麗さがあります。肥大化した物語にどのような結末を与えるのかについては、多くの演出家が工夫を凝らしていますが、ここでは、あっと驚くような結びが用意されています。
 神々の時代から人類へ…時代は確実に引き継がれているということでしょうか。色々なことを考えさせてくれる感動的な結末です。




OPUS ARTE(映像)


OA1152BD
(4DVD)
\6600→\5990
《比類なきチェリビダッケ》トリノ・ライヴBOXセット
<OA0978D>
 1.モーツァルト(1756-1791):交響曲 第39番 変ホ長調 K453/
 2.シューベルト(1797-1828):交響曲 第2番 変ロ長調 D125/
 3.ケルビーニ:歌劇『二日間』序曲
  収録:1969年10月24日…モーツァルト,1969年5月2日…シューベルト,1970年4月30日…ケルビーニ  
 モーツァルト、シューベルトの交響曲2題。モーツァルト第39番の重心の低い骨太な演奏が光る。ベルリン・フィル時代から巨匠が好んで取り上げたシューベルトの第2番。この演奏頻度の低い隠れた名曲に、チェリは全身全霊を傾ける!」

<OA0977D>
 1.ベルリオーズ(1803-1869):幻想交響曲 Op.14
収録:1969年10月24日
 身体全体を縦横に駆使しながらトリノRAI響を鼓舞し、驚嘆すべき白熱演奏を展開するチェリビダッケ。汗をほとばしらせながら、猛烈なアッチェランドをかけて突進するフィナーレは圧巻の一言! チェリの幻想は正規盤初出。

<OA0976D>1.ブルックナー(1824-1896):交響曲 第9番 ニ短調
収録:1969年5月2日
 シリーズ第1巻は、チェリビダッケのライフワーク、ブルックナーの交響曲。フルトヴェングラーを髣髴とさせるテンポの自由な揺さぶりと、チェリ晩年の冷徹なまでの透明感が同居した、圧倒的な演奏。チェリビダッケ演奏美学の変遷を知るのに最適な1枚。

<OA0979D>
 1.プロコフィエフ(1891-1953):交響曲 第5番 変ロ長調 Op.100/
 2.リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):死と変容 Op.24
  収録:1970年4月30日
 壮年期のチェリビダッケの溌剌とした指揮姿がもっとも楽しめるプロコフィエフの第5番。激しく腰をくねらせ、表情豊かにオーケストラをドライブさせる姿は、まさに「チェリは踊る」。
 併録の『死と変容』もチェリの孤高の哲学が漲る熱演。
リノRAI交響楽団/
セルジウ・チェリビダッケ(指揮)
トリノ、オーディトリウム(ライヴ)/収録時間:OA0976D…61分, OA0977D…58分, OA0979D…77分, OA0978D…80分/音声:モノラル2.0/字幕:なし/画面:4:3 モノクロ/REGION All(Code:0)/片面2層ディスク×4枚
 世紀の大指揮者セルジウ・チェリビダッケの伝説的コンサートである「トリノ・ライヴ」をまとめたBOXセットです。
 1954年にフルトヴェングラーが死去した際、まるで追い出されるかの如くベルリン・フィルと決別したチェリビダッケは、その後、イタリア放送協会(RAI)に属する複数のオーケストラをはじめ、スウェーデンやデンマークのオーケストラに客演、1971年に南ドイツ放送交響楽団(後のシュトゥットガルト放送交響楽団)の創立25周年コンサートを指揮し、このオーケストラにひと時の安住の地を見出したことで知られています。
 この「トリノ・ライヴ」はそんな彼の流浪の時代における秘蔵映像ともいえるものです。
















9/11(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

AUDAX RECORDS

ADX 13701
\2600→\2390
プラムゾーラー!自主レーベル第2弾!
 ドレスデン・アルバム 〜 ドレスデン宮廷の室内楽作品集

  ヘンデル:トリオ・ソナタ ト短調 HWV.393
  フックス:トリオ・ソナタ イ長調 K.340(世界初録音)
  ファッシュ:トリオ・ソナタ ニ長調 FWV N:D4(世界初録音)
  トゥーマ:トリオ・ソナタ ハ短調(世界初録音)
  テレマン:トリオ・ソナタ 変ホ長調 TWV42:Es1
  ヘンデル:トリオ・ソナタ ホ長調 HWV.394
アンサンブル・ディドロ
 〔ヨハネス・プラムゾーラー
   (バロック・ヴァイオリン)、
  ヴァルジャン・ドネイヤン
   (バロック・ヴァイオリン)、
  グルリム・チェ(バロック・チェロ)、
  フィリップ・グリスヴァール(チェンバロ)〕
 新世代の象徴ヨハネス・プラムゾーラー!自主レーベル第2弾!ドレスデン・アルバム登場!

 1年前にいろいろ話を聞いたときに、バロックの室内楽を語る上でドレスデンという都市がいかに重要で大きな存在だったかを語っていたプラムゾーラー。当時の宮廷で聴かれた音楽を今の時代に再現したいと熱く語っていた。さあ、その録音がこれである。
 さっそく聴かせてもらったが、軽やかで優美でそしてどこかけだるい当時の宮廷音楽・・・これまであまり日の目を見なかったドレスデン音楽、どうぞごゆっくり。


 バロック・ヴァイオリン新時代の象徴。
 南チロルから世界に羽ばたいた若き名手ヨハネス・プラムゾーラーの自主レーベル、「オーダックス・レコーズ(Audax Records)」第2弾は、その名も「ドレスデン・アルバム」!

 1719年、ヘンデルのドレスデン訪問が出発点となるザクセン、ドレスデン宮廷の室内楽作品集。
 世界初録音となる、神聖ローマ皇帝カール6世の宮廷楽長とシュテファン大聖堂の楽長を務めたフックス、フックスの弟子でカール6世の皇太后の楽長として活躍したトゥーマ、バイロイトの宮廷楽団で活躍し、ツェルプストの宮廷楽長にも任命されたファッシュの「トリオ・ソナタ」と、ヘンデル、テレマンの「トリオ・ソナタ」の饗宴。
 王侯貴族たちを魅了し、当時の宮廷を彩った「トリオ・ソナタ」を、プラムゾーラーが牽引する才気渙発の若きピリオド・アンサンブルの演奏で ——。

 自らピリオド・オーケストラ、インターナショナル・バロック・プレーヤーズを主宰し、師であるレイチェル・ポッジャーのブレコン・バロックのメンバーとしても活躍するヨハネス・プラムゾーラー。
 ラインハルト・ゲーベルから受け継いだピエトロ・ジャコモ・ロジェリの1713年製の銘器を奏でる新世代のバロック・ヴァイオリニストである。

 ※録音:2013年8月20日−23日、オーディトリウム マルセル・ランドフスキ(パリ、フランス)




ヨハネス・プラムゾーラー
自主レーベル第1弾

ADX 13700
\2600→\2390
ヨハネス・プラムゾーラー
 ヴァイオリンのためのソナタ集

  コレッリ:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ニ長調 Op.5-1
  テレマン:《食卓の音楽(ターフェルムジーク)》より
   ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ イ長調 TWV41:A4
  ルクレール:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ホ長調 Op.9-6
  ヘンデル:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ニ長調 HWV.371
  アルビカストロ:ソナタ ト短調 Op.5-6《ラ・フォリア》
ヨハネス・プラムゾーラー
 (バロック・ヴァイオリン)
フィリップ・グリスヴァール
 (ハープシコード)
 プラムゾーラーの自主レーベル誕生!Audax Records第1弾は"5つのソナタ"!

 バロック・ヴァイオリンの新時代到来を確信させてくれる南チロル出身の若き名手ヨハネス・プラムゾーラー。
 自らピリオド・オーケストラ、インターナショナル・バロック・プレーヤーズを主宰し、師であるレイチェル・ポッジャーのブレコン・バロックのメンバーとしても活躍するプラムゾーラーの自主レーベル「Audax Records」が始動!
 1980年、フランスのナンシー出身で、スイスの古楽総本山バーゼル・スコラ・カントルムで研鑽を積んだ古楽系鍵盤奏者、フィリップ・グリスヴァールとのデュオによるヨハネス・プラムゾーラーの自主レーベル第1弾のプログラムは、イタリア・バロックの巨星アルカンジェロ・コレッリ(1653−1713)の「Op.5-1」から始まる17世紀後半〜18世紀前半のヴァイオリンのためのソナタ集。
 伸びやかで豊潤なバロック・ヴァイオリンの音色、高度なテクニックを披露しながらも、じっくりと語りかけてくるかのような丁寧な音楽表現。コレッリで幕を開け、アルビカストロでフィナーレを迎える巧みなプログラミング。
 レイチェル・ポッジャーも大きな信頼を寄せる、バロック・ヴァイオリニスト、ヨハネス・プラムゾーラー。自主レーベルを立ち上げた古楽界の若き名手の新たなる挑戦、今ここに始まります!
 ※録音:2013年2月15日−17日、ケルン(ドイツ)



  アリアCD主催のコンサートで4月に登場してもらったプラムゾーラー。無伴奏の古楽器ヴァイオリンで聴かせてくれたバッハ、バーバー、ピゼンデルの音楽は、当時の時代にわれわれを導いてくれた。比喩でなく古楽器ヴァイオリンが「生き物」であることを感じさせてくれた時間でもあった。
 さてそのプラムゾーラー、第1弾のソロ・アルバム「ドレスデンのヴァイオリン協奏曲集」は全世界的に品不足状況になる大ヒット
 そこでプラムゾーラー、第2弾は自分でレーベルを立ち上げてそこから出すというようなことを言っていたが、そのアイテムがついに登場。そうとうな時間を費やして録音に挑んだというようなことを言っていたが、それもうなずける充実の内容。





プラムゾーラー、RAUMKLANG のアルバム
ずっと入手困難だったが再入荷するらしい!
Violin Concertos from Dresden
RK 3105
\2600→\2390
ポッジャーが主宰するアンサンブル、ブレコン・バロックのヴァイオリニスト
 ヨハネス・プラムゾーラー、本格発進!
ピゼンデル 〜 ドレスデンのヴァイオリン協奏曲集

 ファッシュ:ヴァイオリン協奏曲ニ長調FWV L:D8(世界初録音)
 ハイニヒェン:ヴァイオリン協奏曲イ短調(世界初録音)
 ヘンデル(ピゼンデル編):組曲へ長調HWV.392(世界初録音)
 テレマン:ヴァイオリン協奏曲変ロ長調TWV.51:B1
 ピゼンデル:ヴァイオリン協奏曲ト長調(世界初録音)
ヨハネス・プラムゾーラー(ヴァイオリン&指揮)
インターナショナル・バロック・プレーヤーズ

 ブレコン・バロックのプラムゾーラー!ドレスデンのヴァイオリン協奏曲集!

 レイチェル・ポッジャーが主宰するアンサンブル、ブレコン・バロックのヴァイオリニスト、ヨハネス・プラムゾーラー。
 ボヤン・チチッチも参加する自らのアンサンブル、インターナショナル・バロック・プレーヤーズとの協奏曲録音は、ドレスデン宮廷楽団のコンサートマスター、ヨハン・ゲオルク・ピゼンデル(1687−1755)を中心とした「ドレスデンのヴァイオリン協奏曲集」!
 芸術の発展にも力を注いだザクセン選帝侯、ポーランド王アウグスト強王の時代に作曲されたピゼンデルと同世代の作曲家たちの知られざる「ヴァイオリン協奏曲」は、バロック時代のドレスデンの宝である。
 あのポッジャーも信頼を寄せる南チロル出身の俊才プラムゾーラーが、ブレッシアのP.G.ロジェーリ1713年製のヴァイオリンを手に、その桁外れの才能を世に示す ——!2011年4月の録音。








SIGNUM



SIGCD 399
\2400→\2190
タムシン・ウェーリー=コーエン(ヴァイオリン)
 揚げひばり

  ヴォーン=ウィリアムズ:
   揚げひばり、
   ヴァイオリン協奏曲ニ短調
  エルガー:
   序奏とアレグロ ト短調Op.47、
   弦楽セレナード ホ短調Op.20
タムシン・ウェーリー=コーエン(ヴァイオリン)
デイヴィッド・カーティス(指揮)
オーケストラ・オヴ・ザ・スワン
 才女ウェーリー=コーエンのSignum第3弾!ヴォーン・ウィリアムズの揚げひばり!

 メンデルスゾーンの秀作「ヴァイオリン協奏曲ニ短調」と「二重協奏曲」(SIGCD 342)、ヴァイオリンとピアノのための作品集(SIGCD 376)で好評を博したイギリスの若き女流ヴァイオリニスト、タムシン・ウェーリー=コーエン。
 2007年より使用している1721年製のストラディヴァリウス「ex-Fenyves」で奏でるSignum第3弾にはヴォーン・ウィリアムズの「揚げひばり」を収録!
 ルジェーロ・リッチが絶賛した才女が弾くヴォーン・ウィリアムズの「揚げひばり」と「ヴァイオリン協奏曲」。オーケストラ・オブ・ザ・スワンの好サポートを得て、20世紀イギリスの名作が天を舞う。

 ※録音:2014年4月24日、聖オーガスティン教会(イギリス)、2014年4月28日、チェルトナム・タウン・ホール(イギリス)



旧譜
タムシン・ウェーリー=コーエン
Signum第1弾&第2弾!

メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調/ヴァイオリンとピアノのための協奏曲(ウェイリー=コーエン/ワトキンス/オーケストラ・オブ・ザ・スワン/カーティス)
SIGCD 342
\2400→\2190

タムシン・ウェーリー=コーエン
 メンデルスゾーン:
  ヴァイオリン協奏曲ニ短調
  ヴァイオリンとピアノのための二重協奏曲ニ短調
タムシン・ウェーリー=コーエン(ヴァイオリン)
ヒュー・ワトキンス(ピアノ)
デイヴィッド・カーティス(指揮)
オーケストラ・オヴ・ザ・スワン
 イギリス期待の若き女流ヴァイオリニスト。ウェーリー=コーエンのメンデルスゾーン!

 1986年ロンドン出身の女流ヴァイオリン奏者、タムシン・ウェーリー=コーエンがメンデルスゾーンでシグナム・クラシックス(Signum Classics)にデビュー!
 ロンドンの王立音楽大学ではイツァーク・ラシュコフスキに師事し、その才能を開花させたウェーリー=コーエン。
 2011−12シーズンからはロンドンのトリサイクル・シアターのチェンバー・ミュージック・シリーズの音楽監督を務め、2012−13シーズンにはオーケストラ・オヴ・ザ・スワンのアソシエイト・アーティストに選ばれるなど、英国内外で脚光を浴びている才女である。
 ウェーリー=コーエンが選んだメンデルスゾーンは「ホ短調」ではなく若書きの「ニ短調」。光るセンスを持った若き女流ヴァイオリニストの登場です!


 

SIGCD 376
(2CD/特別価格)
\3700→\3390
1917 〜 ヴァイオリンとピアノのための作品集
 ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト長調 L.140
 レスピーギ:ヴァイオリン・ソナタ ロ短調 P.110
 シベリウス:5つの小品 Op.81
 エルガー:ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 Op.82
タムシン・ウェーリー=コーエン(ヴァイオリン)
ヒュー・ワトキンス(ピアノ)
 才女ウェーリー=コーエンのSignum第2弾!ドビュッシー、レスピーギ、シベリウス、そしてエルガー!

 若き日のメンデルスゾーンの秀作「ヴァイオリン協奏曲ニ短調」と「二重協奏曲」(SIGCD 342)の好演で、一躍その名と実力を広めたイギリスの若き女流ヴァイオリニスト、タムシン・ウェーリー=コーエン。
 1721年製のストラディヴァリウス「ex-Fenyves」を奏でる英国の才女は、第一次世界大戦の戦火の中、1917年から18年にかけて作曲された4つの作品に注目。
 フランス、イタリア、フィンランド、そしてイギリス。激動の時代に誕生した4つの音楽が、ウェーリー=コーエンのヴァイオリンを通じて1つのストーリーとなる。

 ※録音:2013年11月25日−27日、セント・ジョージ教会(ブランドン・ヒル、ブリストル、イギリス)





Naxos Educational


8.558081
(4CD)
\4400→\3990
A TO Z ストリング・プレイヤーズ
<CD1>
 1.シューベルト:「ます」D667-第3楽章…ウィリー・ボスコフスキー(ヴァイオリン)/
 2.バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番 ハ長調 BWV1009 - 第6楽章 ジーグ…パブロ・カザルス(チェロ)/
 3.シューベルト:アルペッジョーネ・ソナタ D821-第2楽章…ガスパール・カサド(チェロ)/
 4.ヒューメ:バロック風二部作-第2楽章 フゲッテ…ジェラール・コセ(ヴィオラ)/
 5.ショア:スケルツォ…ロジャー・チェイス(ヴィオラ)/
 6.モーツァルト:ピアノ三重奏曲「ケーゲルシュタット」 第3楽章…レベッカ・クラーク(ヴィオラ)/
 7.ブラームス:ハンガリー舞曲集- 第8番 イ短調(編曲:J. ヨアヒム)…ジェリー・ダラーニ(ヴァイオリン)/
 8.モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第3番 ト長調 K216-第3楽章…ジョコンダ・デ・ヴィート(ヴァイオリン)/
 9.ベートーヴェン:ノットゥルノ ニ長調 Op.42-第3楽章(W.プリムローズ編)…ロベルト・ディアス(ヴィオラ)/
 10.ガーシュウィン:ショート・ストーリー…サミュエル・ドゥシュキン(ヴァイオリン)/
 11.ドルドラ:思い出…ミシャ・エルマン(ヴァイオリン)/
 12.ヴィヴァルディ:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 Op.2-2, RV 31-第1楽章…江藤俊哉(ヴァイオリン)/
 13.ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 ト短調 Op.26-第3楽章…マキシム・フェドートフ(ヴァイオリン)/
 14.ハイドン:チェロ協奏曲 第2番 ニ長調 Hob.VIIb:2-第3楽章…エマヌエル・フォイアマン(チェロ)/
 15.ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第7番 ハ短調 Op.30-2-第3楽章…ヨーゼフ・フックス(ヴァイオリン)/
 16.マルティヌー:3つのマドリカル」 H313-第1楽章…リリアン・フックス(ヴィオラ)/
 17.ボッケリーニ:チェロ協奏曲 変ロ長調 G.482-第3楽章…モーリス・ジャンドロン(チェロ)/
 18.ミャスコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 Op.44-第3楽章…イリヤ・グルベルト(ヴァイオリン)/
<CD2>
 1.J.S.バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043-第1楽章…
  アルトゥール・グリュミオー(ヴァイオリン)/
 2.テレマン:12のファンタジー-第2番 ト長調 TWV40:15…アウグスティン・ハーデリッヒ(ヴァイオリン)/
 3.バッツィーニ:妖精の踊り Op.25…クロエ・ハンスリップ(ヴァイオリン)/
 4.フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 M. 8-第1楽章…ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)/
 5.ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61-第3楽章…
  ブロニスワフ・フーベルマン(ヴァイオリン)/
 6.ブリテン:無伴奏チェロ組曲 第2番 Op.80-第1楽章…ティム・ヒュー(チェロ)/
 7.パガニーニ:24のカプリース Op.1-16 ト短調…イリヤ・カーレル(ヴァイオリン)/
 8.フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ホ短調 Op.108-第3楽章…カン・ドンスク/
 9.ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 ハ長調 「喜び」 Op.8-6 RV180-第3楽章…
  ルイス・カウフマン(ヴァイオリン)/
 10.ブラームス:チェロ・ソナタ第2番 ヘ長調 Op.99-第4楽章…マリア・クリーゲル(チェロ)/
 11.クーセヴィッツキー:小さなワルツ Op.1-2・・・セルゲイ・クーセヴィツキー(コントラバス)/
 12.シンディング:3つの悲歌的小品 Op.106-1「悲歌」…ヘニング・クラッゲルード(ヴァイオリン)/
 13.ブロッホ:ヘブライ組曲-第2楽章「行列」…ミリアム・クレーマー(ヴァイオリン)/
 14.J.S.バッハ:管弦楽組曲 第3番 BWV1068 - 第2楽章 エール「G線上のアリア」…
  フリッツ・クライスラー(ヴァイオリン)/
 15.J.S.バッハ/グノー:アヴェ・マリア…ヤン・クーベリック(ヴァイオリン)/
 16.チン:フォルモサの四季-第4楽章「春」…チョーリャン・リン(ヴァイオリン)/
 17.アイアランド:海への情熱…ジュリアン・ロイド・ウェバー(チェロ)/
 18.シュニトケ:フーガ…マルク・ルボツキー(ヴァイオリン)/
<CD3>
 1.ホフマン:ヴァイオリン協奏曲 変ロ長調-第3楽章…ロレイン・マカスラン(ヴァイオリン)/
 2.エネスク:ヴァイオリン・ソナタ第3番 イ短調 「ルーマニア民俗風で」 Op.25-第3楽章…
  イェフディ・メニューイン(ヴァイオリン)/
 3.ヴィラ・ロボス:ブラジル風バッハ第5番-第1楽章「カンティレーナ」…フランク・ミラー(チェロ)/
 4.ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 Op.108-第3楽章…ナタン・ミルシテイン(ヴァイオリン)/
 5.バーバー:チェロ協奏曲 Op.22-第2楽章…ザラ・ネルソヴァ(チェロ)/
 6.ビスカーディ:ヴィオラは突然声になる…ポール・ニューバウアー(ヴィオラ)/
 7.モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第1番 変ロ長調 K207-第3楽章…西崎崇子(ヴァイオリン)/
 8.J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲 第2番 ホ長調 BWV1042-第3楽章…
  ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン)/
 9.モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第5番 イ長調「トルコ風」 K219-第3楽章…テオ・オロフ(ヴァイオリン)/
 10.ヴィヴァルディ:チェロ・ソナタ ホ短調 Op.14-5 RV40-第1楽章…アルド・パリソ(チェロ)/
 11.バルトーク:狂詩曲第1番 BB 94a-第1楽章ト…ジェルジ・パウク(ヴァイオリン)/
 12.ベートーヴェン:チェロ・ソナタ 第2番 ト短調 Op.5-2-第1楽章…
  グレゴール・ピアティゴルスキー(チェロ)/
 13.エルガー:愛の挨拶 Op.12…モード・パウエル(ヴァイオリン)/
 14.パガニーニ:24のカプリース Op.1-5イ短調…ウィリアム・プリムローズ(ヴィオラ)/
 15.パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲 第2番 ロ短調 Op.7-第3楽章「ラ・カンパネッラ」
  フィリッペ・クイント(ヴァイオリン)/
<CD4>
 1.ディーリアス:劇付随音楽「ハッサン」-セレナード…フレデリック・リドル(ヴィオラ)/
 2.グラズノフ:2つの小品 Op.20-第2番「スペインのセレナード」…
  アレクサンダー・ルビン(チェロ)/
 3.エルガー:ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 Op.82-第1楽章…アルバート・サモンズ(ヴァイオリン)/
 4.ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第11番 ヘ短調「セリオーソ」Op.95-第1楽章…
   ヴォルフガンク・シュナーダーハン(ヴァイオリン)/
 5.ヘンデル:トリオ・ソナタ ホ長調 Op.2-9 HWV394-第1楽章…
   アルバート・スポルディング (ヴァイオリン)/
 6.ワーグナー:歌劇「タンホイザー」-夕星の歌…ウィリアム・ヘンリー・スクイア(チェロ)/
 7.ホヴァネス:チェロ協奏曲 Op.17-第2楽章…ヤーノシュ・シュタルケル(チェロ)/
 8.ヴィヴァルディ:2つのヴァイオリンのための協奏曲 ト短調 RV517-第2楽章…
  アイザック・スターン(ヴァイオリン)/
 9.ハイドン:チェロ協奏曲 第2番 ニ長調 Hob.VIIb:2-第2楽章…ギレルミナ・スッジア(チェロ)/
 10.ベンダ:ヴィオラ協奏曲 ヘ長調-第3楽章…ヨゼフ・スーク(ヴィオラ)/
 11.メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64-第3楽章…
  ヨーゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)/
 12.ターティス:日没…ライオネル・ターティス(ヴィオラ)/
 13.ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 Op.102-第2楽章…
   ジャック・ティボー(ヴァイオリン)/
 14.モーツァルト:ディヴェルティメント 変ホ長調 K563-第3楽章…
  ラーシュ・アネルス・トムテル(ヴィオラ)/
 15.J.S.バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ 第6番 ト長調 BWV1019-第2楽章…
   ルーシー・ファン・ダール(ヴァイオリン)/
 16.ラッブラ:チェロ・ソナタ ト短調 Op.60-第2楽章…ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)/
 17.サラサーテ:カルメン幻想曲 Op.25 第5楽章…楊天堝/
 18.ブラームス:ハンガリー舞曲集 第20番 ニ短調…エフレム・ジンバリスト(ヴァイオリン)
 何とも胸躍る4枚組。この中に古今東西の名弦楽器奏者たちの演奏がたっぷりと詰まっています。
 総勢69名の時代を超えた演奏家たち。演奏スタイルや解釈は時代によって異なりますが根底に流れている音楽への情熱は普遍です。
 咽び泣く音色、輝かしい音色、これぞ「琴線に触れる音楽」です。じっくりとお楽しみください。
 650ページを越える解説書(英語のみ)ではアッカルドからズッカーマンまで300人を越える演奏家たちのバイオグラフィが掲載されており価値ある資料として役立つものです。




ALBANY



TROY1492
(6CD 3枚価格)
\6900→\6290
84歳の生涯を閉じたアメリカ・ピアノ界の重鎮
 ハワード・カープ・コンサート録音集(1962-2007)
  シューマン、シューベルト、ショパン、リスト、ベートーヴェン、バッハ、モーツァルト

 CD1)
  シューマン:幻想曲Op.17/ピアノ・ソナタへ短調Op.14
  リスト:バラード第2番ロ短調
 CD2)
  シューベルト:
   ピアノ・ソナタハ短調D.958、ピアノ・ソナタ変ロ長調D.960、
   即興曲集Op.142より第4番
 CD3)
  ショパン:ソナタロ短調Op.58、マズルカOp.56-No.3
  リスト:「巡礼の年」より
   (ウィリアム・テルの聖堂/泉のほとりで/オーベルマンの谷/
    ヴァレンシュタットの湖で/ジュネーヴの鐘/エステ荘の噴水)
 CD4)
  ベートーヴェン:
   ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調「ハンマークラヴィーア」Op.106
   ピアノ・ソナタ第32番ハ短調Op.111、
   ピアノ・ソナタ第2番 イ長調Op.2-2〜第4楽章
 CD5)
  J.S.バッハ:ゴールドベルク変奏曲
  モーツァルト:ピアノ・ソナタニ長調K576
  シューベルト:ピアノ・ソナタト長調Op.78〜第3楽章
 CD6)
  アーロン・コープランド:ピアノ変奏曲
  レオン・カーシュナー(キルヒナー):ソナタ(1948)
  J.S.バッハ:パルティータ第4番ニ長調BWV.828
  シューベルト:ピアノ・ソナタニ長調Op.53
ハワード・カープ(Pf)
 つい先日84歳の生涯を閉じたアメリカ・ピアノ界の重鎮、ハワード・カープのライヴ録音を一挙6枚リリース

 録音:1962-2007年

 ハワード・カープは1929年シカゴ出身のピアニストでオバーリン音楽院でジャック・ラドンスキに、ジュリアード音楽院でロジーナ・レヴィンにそれぞれ師事、さらにフルブライトの奨学金を得てウィーンでウィルヘルム・ケンプにベートーヴェンについての指導を受けている。
 バッハからモーツァルト、ベートーヴェン、リスト、ショパンなどピアニストの主要なレパートリーをほぼ手中に収めるほか、当時のアメリカ現代音楽作曲家であるコープランド、カーシュナーの無調音楽にも意欲的に取り組んだ。ベートーヴェンのハンマークラヴィーアではケンプ譲りの彫りの深い堅牢な建築物のような演奏を聴かせる。


 
TROY1493
\2300→\2090
久々ジェニファー・フラウチ、本格派
 「ロベルト・シューマン:3つのヴァイオリン・ソナタ」

 ヴァイオリン・ソナタ第1番イ短調Op.105
 ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ短調Op.121
 ヴァイオリン・ソナタ第3番イ短調Wo02
ジェニファー・フラウチ(Vn)
ジョン・ブラックロウ(Pf)
 美貌の実力派、ジェニファー・フラウチの最新録音!

 ジェニファー・フラウチはハーヴァード大学とニューイングランド音楽院、ジュリアードを卒業した後、ロサンジェルス・フィル、シカゴ響と共演、2004年にはカーネギー・ホールでデビュー・リサイタルを開き、ザルツブルク音楽祭にも登場している。可憐な容姿からは想像も出来ないほどの情熱的で骨太な音楽つくりは、このシューマンで見事に発揮されている。余談ですが人気があったデュオ「クリスティーナ&ローラ」のローラ・フラウチ(ヴァイオリン)はジェニファーと姉妹関係。




ジェニファー・フラウチ
ARTEKのアルバム


CD6
\2600→\2390
ストラヴィンスキー:
  協奏的二重奏曲/
  ディヴェルティメント〜VnとPのための
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ/ツィガーヌ
ジェニファー・フラウチ(Vn)
マルタ・アズナヴォリアン(P)
 こっちが遠慮してしまいそうなくらいの美人ふたりによる近代ヴァイオリン作品集。もちろんアイドル路線ではないので本格派のしっかりした内容。選曲からも洒落た現代的センスに満ちた演奏かと思ったが予想以上にどっしりした演奏だった。それだけにストラヴィンスキーの「ディヴェルティメント」のユーモアあふれるパ・ド・ドゥなどきっちり楽しめた。
 かわいこちゃんチェロ&ヴァイオリンでベストセラーになった「クリスティーナ&ローラ」のローラ・フラウチとの関係は不明。ARTEKに聞いたが、「ロ−ラという人は知らない」と言われた。でも姉妹であったとしても全然おかしくない。 (その後匿名の方からメールが来て、やはり二人は姉妹とのこと)

CD 16
\2600→\2390
ジェニファー・フラウチ/ソロ・ヴィジョン
 クライスラー:レチタティーヴォとスケルツォ・カプリース
 イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ作品27−4 ホ短調
 バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
 ダヴィドフスキ:シンクロニスムス第9番
 ジョン・ハービソン:4つの歌
ジェニファー・フラウチ(Vc)
 かわいこちゃんチェロ&ヴァイオリンでベストセラーになった「クリスティーナ&ローラ」のローラ・フラウチの姉妹、ジェニファー・フラウチ。CD6でも聴かせてくれた本格派路線は今回も踏襲。ジャケットとピクチャーCDはちょっぴりアイドル系だが、中身はホンモノ。

CD 20
\2600→\2390
プロコフィエフ:
 ヴァイオリン協奏曲第1番 Op. 19/
 同第2番 Op. 63
ジェニファー・フラウチ(Vn)
ゲラルド・シュウォーツ指揮
シアトル交響楽団
 超美人ヴァイオリニスト。ジェニファー・フラウチ、今回も近代もの。


 
TROY1490/91
(2CD)
\4600→\4190
「バッハの息子たちのフルート音楽」
 CD1)
  (1)C.P.E.バッハ:フルート・ソナタ ニ長調Wot.83
  (2)C.P.E.バッハ:無伴奏フルート・ソナタ イ短調Wot.132
  (3)J.C.F.バッハ:
   フルートとピアノ・フォルテのオブリガートのためのソナタ イ長調
  (4)J.C.F.バッハ:フルートと通奏低音のための三重奏曲 ニ長調
  (5)C.P.E.バッハ:
   2つのフルートと通奏低音のためのトリオ・ソナタWot.162
 CD2)
  (6)C.P.E.バッハ:
   フルート、ヴィオラ、チェロとチェンバロのための四重奏曲 イ長調Wot.93
  (7)C.P.E.バッハ:フォルテピアノのためのロンド ハ短調Wot.59
  (8)C.P.E.バッハ:
   フルート、ヴィオラ、チェロとチェンバロのための四重奏曲 ニ長調Wot.94
  (9)C.P.E.バッハ:フォルテピアノのための幻想曲ハ長調Wot.61
  (10)C.P.E.バッハ:
   フルート、ヴィオラ、チェロとチェンバロのための四重奏曲 ト長調Wot.95
レベッカ・トロクスラー(Fl)
(1)(3)
 デイヴィッド・シューレンバーグ
  (フォルテピアノ)
(4)(5)ブレント・ウィシック(Vc)
(4)(5)スティーヴン・ルービン
 (フォルテピアノ)
(5)サンドラ・ミラー(Fl)
(6)(8)(10)ゲサ・コルデス(Va)
(6)(8)(10)
 バーバラ・ブレーカー・クルムディーク
  (Vc)
(6)-(10)
 アンドルー・ウィリス(フォルテピアノ)
 レベッカ・トロクスラーによるバッハの息子達の作品集!

 録音:1998-2013年

 カール・フィリップ・エマヌエル・バッハとヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハのフルートを中心とした珍しい作品集。なおチェンバロのためのパートをここではフォルテピアノで演奏している。
 フルートのレベッカ・トロクスラーはジュリアードで学んだ後、パリでミシェル・デボストに師事している。オルフェウス室内管弦楽団の創立メンバーでもあり、ノース・カロライナ・バロック管弦楽団にも所属している。
 

TROY1477
\2300

「ロバート・クサヴァー・ロドリゲス(b.1946):ピアノ作品集」
 カプリッチョ(2012)/好色な幻想曲(1989)/
 エスタンピー(1981)/7つの致命的なシークエンス(1990)/
 セミ・スイート(1980)/ホット・バターレッド・ルンバ(1992)

ジェフ・ランコフ(Pf)
 録音:2013年10月

 ロドリゲスはアメリカ・テキサス州出身でナディア・ブーランジェ、ブルーノ・マデルナ、エリオット・カーターらに師事した。ピアニストのジェフ・ランコフは南北アメリカの現代音楽を得意としており、ガーシュインからケージ、フィニシー、ピアソラまでレパートリーにしている。
 


TROY1479
\2300→\2090
誰だ、ロバート・クサヴァー・ロドリゲス(指揮)
 (1)モーツァルト:「劇場支配人」序曲K.486
 (2)モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調「トルコ風」K.219
 (3)ロバート・クサヴァー・ロドリゲス:「物の本質」
ロバート・クサヴァー・ロドリゲス(指揮)
ムジカ・ノーヴァ管弦楽団
(2)(3)クロエ・トレヴァー(Vn)
(3)オリバー・シュレーファー(Vc)
 録音:2011年12月、2012年9月

 ロバート・クサヴァー・ロドリゲスはアメリカの指揮者、作曲家で、作曲をナディア・ブーランジェ、ドラッグマン、エリオット・カーターらに学んだ。自作の「物の本質」は日本の岩波文庫でも邦訳が手に入る古代ローマの哲学者ルクレティウスの同名の著作に基づく交響詩だが、ハリウッドの映画音楽の手法による親しみやすい内容。モーツァルトの「トルコ風」のソリスト、クロエ・トレヴァーは2006年のリン・ハレル・コンクール、2003年のダラス・シンフォニック・コンクールなどに入賞の若手ヴァイオリニスト。
 
TROY1480
\2300
「良心」〜アレックス・フリーマン(b.1972):ピアノ作品集
 (1)チャールズ・フッセルの主題による変奏曲「エアリアル・ヴォイス」(2013)/
 (2)アウトサイド・ヴォイス(2010)/(3)草原の夜(2007)
 (4)3つの小品(2004)/(5)ピアノ・ソナタ(2000)
(1)サラ・カラコルピ(Pf)
(2)(3)リスト=マッティ・マリン(Pf)
(4)マティルダ・カルッカイネン(Pf)
(5)ブライアン・リー(Pf)
 アレックス・フリーマンはイーストマンやジュリアードで学んだ後、フィンランドで6年間研鑽を積んだ。現在もアメリカとフィンランドを行き来して活動している。
 

TROY1481
\2300
「ニュー・アメリカン・マスターズVol.5」
 ポール・モラヴェック(b.1957):パリセーズ・アミューズメント
 ジェームズ・チュワリック(b.1987):前代未聞の時間
 デイヴィッド・サンプソン(b.1951):底流の回帰
 ドナルド・リード・ウォーマック(b.1966):アイナ
 レイモンド・ウォジチク(b.1957):世界の狭間で
 セルジオ・ガルシア=マルース(b.1949):パリセーズ・ラッシュ
 スティーヴ・ペリーロ(b.1955):功績
パリセーズ・ヴィルトゥオージ:
 【マーガレット・スヴィンコフスキ(Fl)、
  ドナルド・モクリンスキ(Cl)、
  ロン・レヴィ(Pf)】
 録音:2013年

 フルート、クラリネット、ピアノによるアンサンブル、パリセーズ・ヴィルトゥオージがこれまで委嘱した作品を収録。全曲世界初録音。新古典主義もしくはロマンティックな作風の音楽が多い。
 

TROY1482
\2300
「ジョン・ソロモン、ブルーベックを弾く。」
 デイヴ&クリス・ブルーベック:アンセル・アダムズ/アメリカ
 デイヴ・ブルーベック:オール・マイ・ラヴ
 J.S.バッハ:前奏曲ニ短調〜平均律クラヴィーア曲集第1集より
 J.S.バッハ/デイヴ・ブルーベック:フーガ ヘ長調
 デイヴ・ブルーベック:
  われらは全てを忘れないだろう、彼女の名はナンシー、雪が降る、
  ベシーの歌、マデレーヌ・ミヨーの思い出、ウィーンが大好き ほか全16曲
ジョン・ソロモン(Pf)
 録音:2010-2012年

 「テイク・ファイヴ」で有名なデイヴ・ブルーベック(1920-2012)はグラミー賞受賞の経験もあるアメリカのジャズ・ミュージシャンでジャズ音楽家の活動のほか、バレエ音楽、弦楽四重奏曲、管弦楽曲の作曲も行った。
 このCDでは彼のピアノ曲を間に時折り、バッハを挟みつつ聴く。
 

TROY1483
\2300
「エレーション(高揚感)」
 スコット・リンドロース:イエット(A.Fl,Va,Gtr)
 スティーヴン・ジャッフェ:ソナタ風の4つの小品(Va,Pf)
 ミリアム・ギデオン:クリーチャー・トゥ・クリーチャー(MS,Fl,Hrp)
 スティーヴン・ジャッフェ:捧げもの(Fl,Va,Hp)
ローラ・ギルバート(Fl)
ジョナサン・バッグ(Va)
ダニエル・リッペル(G)
ドナルド・バーマン(Pf)
ステーシー・シェームズ(Hrp)
E.シャマシュ(MS)
 ヴィオラ、ハープ、ギター、フルート、声楽による様々な室内楽。新ロマン派的な抒情的音楽が多く、親しみやすい内容。
 

TROY1484
\2300
「遭遇」〜ジ・オイヴァン・コンソート
 オズカン・マナフ:ラシーヌ〜Vn,Vc,Pf
 チェン・イ(陳怡):古代中国の舞曲〜Cl,Pf
 ミゲル・デル・アギーラ:誘惑〜Fl,Cl,Pf
 ケン・ワリツキ:避難〜Fl,Cl,Vn,Vc,Pf
 ウィリアム・クラフト:遭遇XVII〜Cl,Perc
 A.ハチャトゥリアン:三重奏曲〜Vn,Cl,Pf
ジ・オイヴァン・コンソート
 トルコ、中国、アルメニア、アメリカの世代も異なる作曲家たちによる様々な室内楽作品集。トルコ出身の作曲家マナフの「ラシーヌ」はエキゾチックな民族舞曲に現代的は風味を加えた魅力的な小品。
 巨匠ハチャトリアンの三重奏曲もアルメニア情緒たっぷりでホヴァネス、ヘンリー・カウエルを思わせる楽しい作品。
 

TROY1485
\2300
グリーグ:チェロ・ソナタOp.36
プロコフィエフ:ピアノのための前奏曲Op.12-7
プロコフィエフ:チェロ・ソナタOp.119
グリーグ:ピアノのためのノットゥルノOp.54-No.4
シャオ=ダン・ジェン(Vc)
クララ・ヤン(Pf)
 録音:2012年

 シャオ=ダン・ジェンは中国出身のチェリストでロスアンジェルス歌劇場管弦楽団の終身首席奏者のほかハリウッドボウル管弦楽団のメンバーも勤めている。これまでにズッカーマン、パールマン、ヨーヨー・マからジェームズ・レヴァイン、ジョン・ウィリアムズらと共演。来日公演したこともある。艶のある音とたっぷりと歌いこむ音楽作りは若手ながら既に巨匠の風格さえ感じられる。
 
TROY1486/87
(2CD)
\4600
ヴァージル・トムソン(1896-1989):
 歌劇「われら全ての母」全二幕(1947)

  (台本:ガートルード・スタイン)
スティーヴン・オズグッド(指揮)
マンハッタン音楽院オペラ・シアター
 録音:2013年

 映画音楽「大平原を耕す鋤」や「ルイジアナ物語」や数々の交響曲で知られるトムソンの歌劇「われら全ての母」は詩人ガートルード・スタインとの共作による群集劇。コープランドに影響を与えたといわれるトムソンの音楽は質実剛健でアメリカのよき保守主義を体現した骨太な音楽。
 
TROY1488
\2300
ジョン・アレマイアー:
 貧しいエレン(S.Q)
 銀のかけら(Fl,Cl,Vn,Vc,Perc)
 ディープ・ウォーター(Fl,Cl,Sax,イングリッシュHrn,Trp,Pf)
マディソン・パーク弦楽四重奏団
 ほか
 録音:2011-2013年

 アレマイアーはアメリカの中堅世代の作曲家で作品はアメリカ国内の様々な団体によって演奏されている。
 作風は国籍不明の民族音楽のテイストに近現代のスパイスを加えたもの。弦楽四重奏のための「貧しいエレン」はいかにもクロノスQが好んで演奏しそうな作品。
 

TROY1489
\2300
「天使降臨と水の災難」〜黒人霊歌集
 天使降臨と水の災難/よい知らせ/私に下さいイエス様/
 6つの黒人霊歌より(5曲、ロバート・オーウェンズ編)/
 時には母のない子のように/どんな時にも私は精霊を感じる/
 深い河/ほか全19曲
オーラル・モーゼス(B-Br)
ロザリン・フロイド(Pf)
ジョニー・ブラウン(Fl)
 録音:2013年

 深い河や時には母のない子のよいに、など有名な黒人霊歌を多数収録。バス・バリトンのオーラル・モーゼスはアメリカ南部、中西部のオペラ・ハウスを中心に活動し、オーストリア、ベルリンではガーシュインの「ポーギーとベス」のポーギー役で好評を博した。
 

TROY1494
\2300
「アルケブランの息子」
 〜ジェイムズ・リー3世(b.1975):ピアノ作品集
  ピアノ・ソナタ第1番/アルケブランの魂/
  ファンタジア・リトミカ/
  ピアノ・ソナタ第2番「レムナント」
ロシェル・セネット(Pf)
 録音:2013年8月

 ジェームズ・リー3世はミシガン生まれ。マイケル・ドアティ、ウィリアム・ボルコム、ブライト・シェンらに作曲を学んだ。いくつかの管弦楽作品はレナード・スラットキンによって初演されている。
 

TROY1495
\2300
「答え探し」〜トム・フラハーティ(b.1950):作品集
 (1)チェロ・ピアノ便(2008)
 (2)トリフォリア(2009)
 (3)答え探し(2011)
 (4)現状の思い出(2006)
 (5)公園の通り(2011)
 (6)ユーフォリック・ワルツ(2004)
(1)(4)(5)ム・フラハーティ(Vc)、
(1)ジェネヴィーヴ・フェイエン・リー(Pf)
(5)ロジャー・レボウ(Vc)
(2)トリオ・ユーフォニア(弦楽三重奏)
(3)モジェイヴ・トリオ(ピアノ三重奏)
(6)カルテット・ユーフォニア(弦楽四重奏)
 トム・フラハーティは1950年生まれの作曲家・チェロ奏者。このディスクでも(3)を除いて全ての作品でチェロを演奏しています。
 
TROY1496
\2300
「破片」〜
 ジョナサン・パイズラック(b.1974):ピアノ作品集

  破片/バクティ・アンバーデニング/スパイラル/
  アメリカン・アトモスフィア(全11曲)/プレドゥニソムニア
ロバート・オーラー(Pf)
 録音:2013年

 パイズラックは2011年にグッゲンハイムのフェローシップを得て、多くの作品を発表しているアメリカ若手中堅世代の作曲家。代表作「アメリカン・アトモスフィア」は11曲の小品からなるアメリカの様々な心象風景のスケッチ。
 

TROY1497
\2300

「チャールズ・ウォリネン・シリーズ」
 チャールス・ウォリネン(b.1938):
  (1)メタゴング(2008)〜ピアノと金属打楽器のための
  (2)フルート、バス・クラリネットとピアノのための三重奏曲(2008)
  (3)ヴァイオリン・ソナタ(1988)
  (4)信奉者の音楽(1966)〜打楽器のための

(1)ジェームズ・ベーカー(Perc)
 ダニエル・ドラックマン(Perc)
 スティーヴン・ゴスリング(Pf)
 スティーヴン・ベック(Pf)
(2)ジェイン・ローゼンフェルド(Fl)
 J.コッペルド(バス、Cl)
 S.ゴスリング(Pf)
(3)マーク・スタインバーグ(Vn)
 アラン・ファインバーグ(Pf)
(4)ジョージ・ニクソン(Perc)
 録音:2009〜13年

 ウォリネンはステファン・ウォルペに師事し史上最年少でピューリッツァー賞を受賞。セリエリズムを基調とした作法からやがてフラクタル幾何学といった科学の法則を反映させた独自の音楽を確立した。
 このアルバムには20代の若書きから近作までの室内楽が収められており、ウォリネンの思考と作風の変遷をたどることが出来る内容。
 
TROY1498
\2300
「キイ・パンチ」
 〜デイヴィッド・クラマン/ライアン・ヴィジル/ジョン・マクドナルド:
  2手および4手のためのピアノ作品集

   ジョン・マクドナルド:リングレット・フォー・チェンジ(4手)
   ライアン・ヴィジル(ソロ)
   デイヴィッド・クラマン:アンパクト(4手)
   ライアン・ヴィジル:無題(4手)
   ジョン・マクドナルド:失踪(ソロ)/ほか全10曲
デイヴィッド・クラマン(Pf)
ライアン・ヴィジル(Pf)
ジョン・マクドナルド(Pf)
 録音:2006年

 3人の作曲家がそれぞれのピアノ作品を共演しあいつつ自作自演した一枚。ウェーベルンのように寡黙な作品あり、ミニマル風の作品ありと様式は様々。
 

TROY1499
\2300
「ハープの願い」〜レフコヴィッツ:ハープ作品集
 デイヴィド・F.レフコヴィッツ:
  レヴェルティゴ(Fl,Va,Hrp)/
  雲の上に書いたのは誰・・・(Hp独奏)/
  彼女の弾くハープを聴いて(Vn,Hrp)/エチュード(Hrp独奏)/
  子守唄(Vn,Cl,Hrp)/至点の前(Fl,Hrp)/
  古代の儀式・遠い風景(Hrp独奏)/
  ウィズ・ウィズアウト(Fl,Vc,Hrp)/
  カルダーのクローゼット(Hrp、Pf、ヴィブラフォン、Perc)
アンドレア・ティーレ(Hrp)
グレース・クラウティアー(Hrp)
キョンヘ・キム=シュートル(Hrp)
リースル・アーマン(Hrp)
篠田恵里(Hrp)
E.ブック(Fl)
P.コレッティ(Va)
ギヨーム・シュトール(Vn)、ほか
 レフコヴィッツはニューヨーク出身で作曲をコーネル大学、イーストマン音楽院で学んだ。このアルバムはハープ独奏およびハープを中心とした室内楽で印象派を思わせる繊細な作品が多い。時にドビュッシー、時に無国籍風の民族音楽といったテイストを持つ。
 

TROY1500
\2300
リッキー・イアン・ゴードン(b.1956):
 歌劇「エジプトの棺」〜一幕の室内歌劇
フレデリカ・フォン・シュターデ
デイヴィッド・マトランガ
セシリア・デュアルテ
アダム・ノーブル
ティモシー・マイヤー(指揮)
ヒューストン・グランド・オペラほか
 録音:2014年3月(世界初演ライヴ)

 なんとフレデリカ・フォン・シュターデ主演!本年3月に世界初演されたばかりのこのオペラはゴスペルの要素も加わったミュージカル風の内容で、いかにもアメリカの地方の歌劇場が好みそうな穏健で保守的な、特にどうという事もない音楽だが、今年69歳になるシュターデが主役を務めていることを知って驚き。全盛期とは比べるべくもないが、それでも年齢の割には元気のよいところを聴かせてくれる。
 

TROY1501
\2300
「スイート・シャリオット」
 〜アルヴィン・シングルトン(b.1940):作品集

  アルゴルI(Pf)、アルゴルII(Vc)、アルゴルV/a(バスCl)、
  アルゴルVIII(スネア)、ジャスパー・ドラッグ(Vn,Cl,Pf)、
  スィート・シャリオット(2Fl,Fg,Sax,Vc)、私自身の肌(Pf)
ローラ・ゴーディ(Pf)
ロナルド・クラッチャー(Vc)
ペギー・ベンケサー(Perc)
 ほか
 録音:2008-2011年

 シングルトンはニューヨーク・ブルックリン出身でアトランタ響のレジデンス・コンポーザーを務めている。限られた音と激しい音の強弱のコントラストはウェーベルンを思わせる。
 

TROY1502
\2300
「セレスチャル・ウィンド」〜
 ロバート・シロタのオルガン作品集

  ロバート・シロタ:
   トッカータ(1979)、4つの小品(1975)、
   イースター・カンティクルス(1993)、異国への手紙(1982)、
   2つのゆっくりとしたコラール前奏曲(1978/79)、
   セレスチャル・ウィンド(1987)
ヴィクトリア・シロタ(Org)
 ロバート・シロタはニューヨーク出身の現代音楽の作曲家でナディア・ブーランジェ、レオン・カーシュナーに師事。東海岸流のアカデミックな現代音楽の手法による堅固で正統的な無調音楽を発表し続けている。
 

TROY1503
\2300
「タゴリアーナ」
 〜詩人ラビンドラナート・タゴールに魅せられた作曲家たちによる歌曲

  J.A.カーペンター(1876-1951):詩集「ギーターンシャリ」より
  フランク・ブリッジ(1879-1941):タゴールの3つの歌
  フランコ・アルファーノ(1876-1954):タゴールの3つの詩集より
  カロル・シマノフスキ(1882-1937):4つの歌曲より
  カリム・アル=ザンド(b.1970):タゴールの愛の歌
ポール・ビュッセルバーグ(Br)
エイダン・ソーダー(S)
カロゲロ・ディ・リベルト(Pf)
 録音:2012年1月

 ラビンドラナート・タゴールはアジア人として初めてノーベル文学賞を受賞したインドの大詩人。彼の詩は19世紀末から20世紀半ばにかけて同時代の作曲家の想像力を刺激し、さかんに歌が作曲された。フランク・ブリッジやカロル・シマノフスキも付曲しているのは興味深い。
 

TROY1504
\2300
ポール・クレストン(1906-1985):歌曲集
 (1)3つの歌Op.46/(2)夜想曲Op.83/
 (3)タナトロープス(死についての4つの歌)Op.7/
 (4)ダンス・ヴァリエーションOp.30/
 (5)フランス系カナダ移民の民謡集/
 (6)子守唄/(7)ポールの楔
レベッカ・シャーバーン(S)
パトリシア・ヒグドン(Pf)
(2)(4)ロバート・オルソン(指揮)
UMKC音楽院室内管弦楽団
 ポール・クレストンはイタリア系アメリカ人で独学で作曲を学び、ヘンリー・カウエルに認められてデビュー。その後あらゆるジャンルの音楽を手掛けたが、サキソフォンのための作品は定番レパートリーとして演奏機会が多い。
 そんなクレストンの歌曲集がリリースされることは珍しく、ファンは必携。近代フランスとジャズの影響を色濃く感じさせる洒落たソング集である。




ARS PRODUKTION



ARS 38165
(SACD Hybrid)
\2700→\2490
福井美穂のピリオド・ファゴットによるヴィヴァルディ!
 ヴィヴァルディ(1678-1741):ファゴット協奏曲集
  協奏曲イ短調 RV498/協奏曲ハ長調 RV472/協奏曲ト短調 RV495
  オペラ「ジュスティーノ」RV717 から 序曲の弟1楽章
  協奏曲ニ短調 RV481/協奏曲変ロ長調「夜」RV501
福井美穂(ファゴット)
アンサンブルF
 川原千真(第1ヴァイオリン)
 三輪真樹(第2ヴァイオリン)
 宮崎桃子(ヴィオラ)
 田崎瑞博(チェロ)
 菅間周子(ヴィオローネ)
 金子浩(アーチリュート)   平野智美(チェンバロ)

録音:2013年10月2-3日、神奈川県立相模湖交流センター、日本

 アントニオ・ヴィヴァルディについては、器楽作品(協奏曲、交響曲、管弦楽ソナタ)だけでも現在517曲というおびただしい作品が彼の作曲したももとされている。特定のソロ楽器を指定して書かれた協奏曲は、そのおよそ3分の2にあたる343曲を数える。とりわけ愛好されたのがヴァイオリンで、この楽器のために書かれた228の協奏曲が完全な形で残されている。
 それと並んで、驚くべきことに39曲ものファゴット協奏曲が自筆譜で存在している。それらはこのCDに収録した5楽章からなる協奏曲「夜」RV501と未完成と思われる2曲を除くと、全て3楽章構成である。ヴィヴァルディの存命中に出版されたものはなかった。大部分は1720年以後の作曲と推定される。

福井美穂:
 12歳よりファゴットを本格的に始め、東京藝術大学付属音楽高等学校に入学、その後、東京藝術大学音楽学部に進学、霧生吉秀氏に師事。在学中より小林道夫氏率いるバッハ・カンタータ・クラブに所属し、バロック音楽における通奏低音と出会う。同大学卒業後、渡独しフランクフルト音楽大学にてマシュー・ウィルキー、リューベック音楽大学にてフォルカー・テスマンの各氏に師事。フランクフルト音楽大学在学中に、ミヒャエル・シュナイダー氏のもとで、バロック時代の室内楽の演奏にも集中的に取り組み、これが、その後のバロック時代の音楽に携わる出発点となる。バロック・ファゴットを本格的に学ぶため、2003年にスイスへ移り、バーゼル古楽音楽院にてバロック・ファゴットをドナ・アグレル、ドゥルツィアンをジョゼプ・ボラスの各氏に師事。2008〜2009年、バーゼル音楽院にてモダン・ファゴットをセルジオ・アッツォリーニ氏に師事。
 これまでにバロック、そしてモダン・ファゴットをスイス、ドイツ、日本の数々のオーケストラやアンサンブルと共演してきた。2008年、カプリッチョ・バロックオーケストラ・バーゼルにソリストとして招かれ、J・ハイドンのシンフォニア・コンチェルタンテ変ロ長調 Hob.1:105を共演。2010年にはS・アッツォリーニと同オーケストラで初期クラシックの作曲家J・W・ヘルテルによる2本のファゴットのためのシンフォニアを録音した。2009年、アンサンブルFを結成し、A・ヴィヴァルディのファゴット協奏曲の演奏に取り組んでいる。

アンサンブルF:
 2009年に福井美穂の発案で結成されたアンサンブルで、18世紀の音楽を中心に演奏活動を展開。A・ヴィヴァルディのファゴット協奏曲を古楽器で演奏することに主眼をおき、その音楽の美しさ、溢れ出る活力を紹介してきた。
 アンサンブルの中心的メンバーはバーゼル古楽院の卒業生で、2009〜2011年にかけてスイス国内にて精力的に演奏活動を行った。2013年東京にてリサイタルを開催し、それがこのCDを作る契機となった。
(以上、ブックレットに記載の日本語解説文より)。

 


ARS 38155
(SACD Hybrid)
\2700→\2490
室内管弦楽版「マーラーの9番」!
 マーラー(1860-1911)/クラウス・ジーモン編曲:
   交響曲第9番(1909/室内管弦楽版;2012)
アンサンブル・ミニ
ジュールズ・ゲイル(指揮)

録音:2014年4月、ライヴ、ベルリン

 ドイツのピアニスト・指揮者・編曲家・楽譜校訂家クラウス・ジーモンによる新編曲版の世界初録音。楽器編成は第1ヴァイオリン1、第2ヴァイオリン1、ヴィオラ1、チェロ1、コントラバス1、フルート1、オーボエ1、クラリネット2、ファゴット1、ホルン2、トランペット1、アコーディオン1、ピアノ1、打楽器2。
 この編曲を委嘱・初演したアンサンブル・ミニはベルリン・フィルハーモニー管弦楽団アカデミーの学生たちとイギリスの指揮者ジュールズ・ゲイルにより2010年に創設された最大20人のアンサンブル。

 

ARS 38151
(SACD Hybrid)
\2700
ロシアの時 ラフマニノフ、プロコフィエフ、カプースチン:ピアノ作品集
 ラフマニノフ(1873-1943):6つの楽興の時 Op.16
 プロコフィエフ(1891-1953):ソナタ第2番ニ短調 Op.14
 カプースチン(1937-):8つの演奏会用練習曲 Op.40 から
   前奏曲/夢/トッカティーナ/冗談
マリオ・ヘリング(ピアノ)

録音:2014年5月26-28日、インマヌエル教会、ヴッパータール、ドイツ

 マリオ・ヘリングは1989年ドイツのハノーファー生まれ、ベルリン育ちのピアニスト。父はドイツ人、母は日本人で、すでに数回の来日演奏歴があります。ファビオ・ビディーニ、カール=ハインツ・ケンマーリング、ラルス・フォークトに師事。

 


ARS 38160
(SACD Hybrid)
\2700→\2490

18歳新人堂々たるコンチェルト
 アンドレアス・ドムヤニク(ピアノ)

  グリーグ(1843-1907):ピアノ協奏曲イ短調 Op.16
  モーツァルト(1756-1791):ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466

アンドレアス・ドムヤニク(ピアノ)
ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団
ヨハネス・クルンプ(指揮)

録音:2013年12月16-18日、ロイトリンゲン、ドイツ

 アンドレアス・ドムヤニクは1995年、リヒテンシュタイン公国の首都ファドゥーツに生まれ、2014年現在オーストリアのグラーツ音楽大学在学中のピアニスト。2003年から2011年までリヒテンシュタインでのコンクール優勝を続けた天才少年で、当録音時点でも18歳。

 

ARS 38529
\2500
ナポリからヴェネツィアへの旅
 ナポリから…
 アンドレア・ファルコニエーリ(1585/1856-1656):
  甘美な旋律 [La soave melodia]、とそのコッレンテ/コッレンテ「アヴェッリーナ」
 …ローマへ
 ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):
  スピネットとヴァイオリンのためのトッカータ(チェンバロとコルネットによる演奏)
  「かっこう」によるカプリッチョ
  「ラ・カプリオーラ」によるカンツォン・ペル・カント&バッソ
 …フィレンツェへ
 ジョヴァンニ・バッティスタ・フェッリーニ(1601頃-1674):
  フィレンツェのアリア(大公のバッロ)
 タルクイニオ・メールラ(1594/1595-1655):2声のカンツォン「ラ・ピゲッタ」
 ジュリオ・カッチーニ(1545/1551-1618)/ヤコブ・ファン・エイク(1590頃-1657):
  わが麗しのアマリッリ [Amarilli mia bella]
 …ミラノヘ
 チプリアーノ・デ・ローレ(1515-1516-1565)/
  ジョヴァンニ・バッティスタ・ボヴィチェッリ(1550頃-1594頃):
   別れの時は [Ancor che col partire](ディミニューション)
 オルランドゥス・ラッスス(1532-1594)/
  フランチェスコ・ロニョーニ(1570頃-1626以後):
  シュザンヌはある日(ヴァイオリンのためのパセジャート)
 ジョヴァンニ・ピエルルイージ・ダ・パレストリーナ(1525頃-1594)/
  フランチェスコ・ロニョーニ:あなたは美しい、わが恋人よ [Pulchra es amica mea]
   (ソプラノ楽器のためのパッセジャート)
 …ヴェネツィアへ
 ジョヴァンニ・ピッキ(1571/1572-1643):チェンバロのためのパッサメッツォ
 ジョヴァンニ・バッティスタ・フォンターナ(1571頃-1630頃):
  コルネットとファゴットのためのソナタ第9番
 ジローラモ・カプスベルガー(1580頃-1651):
  アーチリュートのためのトッカータ第6番
 ジョヴァンニ・バッティスタ・フォンターナ:
  ヴァイオリンとコルネットのためのソナタ第2番
アンサンブル・ラ・フェニーチェ
 ジャン・テュベリ(コルネット[ツィンク]、リコーダー)
 ジェレミー・パパセルジョ(ファゴット)
 ジェローム・ユイユ(チェロ、リラ・ダ・ガンバ)
 マティアス・シュペーター、トマス・ダンフォード(アーチリュート)
 ジャン=マルク・エメ、ルーカ・グリエルミ(チェンバロ、オルガン)
 フィリップ・グリスヴァール(ポジティヴ・オルガン、チェンバロ)
ジャン・テュベリ(指揮)

録音:2006年2月、ピーニャ、コルシカ、フランス/2013年8月、サリニー、ヨンヌ県、フランス

「パーセル:抒情歌曲とグラウンド集」(ARS 38525)に続くラ・フェニーチェの当レーベル第2作。イタリアを北上する音楽の旅です。

 

ARS 38525
\2500
【旧譜 再案内】
ヘンリー・パーセル(1659-1695):抒情歌曲とグラウンド集
  Hark how the wild musicians sing
  Soft notes and gently raised (a serenading song) / Sonata VI in 3 parts
  Fairest isle, gentle murmurs / A new irish tune / Hornpipes
  Ground upon Gamut
  All people that on earth "The old hundredth" -
   Voluntary on the 100th psalm tune, Alternatim voice & organ
  How pleasant is this flowery plain... / Three treble parts upon a ground
  A new ground / Music for a while shall all your cares beguile
  No stars again shall hurt you
セリーヌ・シェーン、
ハナ・ブラジーコヴァー(ソプラノ)
ポーラン・ビュンドゲン(カウンターテナー)
ヤン・ファン・エルザッカー(テノール)
ステファン・マクラウド(バス)
アンサンブル・ラ・フェニーチェ
ジャン・テュベリ(指揮)

録音:2009年5月、ライヴ、サリニー教会、オセール、フランス
    2009年10月、ライヴ、ランヴレック音楽祭、ランヴレック、フランス
    2010年7月、ライヴ、夜の音楽祭、ユゼ、フランス

アンサンブル・ラ・フェニーチェが当レーベル初登場。豪華な声楽陣を従えフランス各地で上演されたパーセル・プログラムのライヴ録音。「しっとり」という形容が実によく合う音楽です。



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

.

ALBANY



TROY1478
\2300→\2090
気になる・・・
アフリカ系ピアニスト、ジョージ・ウォーカー/1967年「皇帝」ライヴ

 (1)ジョージ・ウォーカー(b.1922):ヴァイオリン・ソナタ第2番(1979)
 (2)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」Op.73
ジョージ・ウォーカー(Pf)
(1)グレゴリー・ウォーカー(Vn)
(2)エドウィン・ロンドン(指揮)
 スミス・アムハースト管弦楽団、
 録音:(1)年月日不明 (2)1967 年(モノラル)

 ジョージ・ウォーカーは現代音楽の世界では珍しいアフリカ系アメリカ人の作曲家、ピアニスト。作品は12音技法に基づいた正統派現代音楽でピューリッツァー賞を受賞した経験もある。
 ウォーカーはかつてピアニストとしても活躍し、ここではソロを務めた「皇帝」のライヴ録音を併録。
 この「皇帝」、オケも指揮も素人っぽいし、ウォーカーもテクニシャンではないが、この時代にこういう録音が残されていたこと自体が驚きである。でも第2楽章なんてそうとうに味わい深いし、終楽章はオケがヘロヘロになりながらも懸命にウォーカーについていくさまがなんともけなげ。ホールもどこかの公民館か何かか。「トンデモ系」演奏の部類に入るんだろうけど、なんか気に入った。一体どういう経緯でこの演奏会が開かれ録音され、そして今世に出てきたのかぜひ知りたい。






APR



APR 7305
(3CD/特別価格)
\4400→\3990
ワンダ・ランドフスカ 〜 コンプリート・ピアノ・レコーディングス
 
モーツァルト:
  ピアノ協奏曲第26番ニ長調 K.537《戴冠式》(第1楽章カデンツァ:ランドフスカ)
   〔ワルター・ゲール(指揮)、室内管弦楽団/1937年3月25日録音〕
  幻想曲ニ短調 K.397〔1937年3月25日録音〕
  ピアノ・ソナタ第12番ヘ長調 K.332〔1938年1月10日&11日録音〕
  ピアノ・ソナタ第17番ニ長調 K.576〔1938年1月12日&14日録音〕
  ピアノ・ソナタ第9番ニ長調 K.311(抜粋)〔1938年1月14日録音〕
  ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調 K.282〔1956年5月録音〕
  ピアノ・ソナタ第5番ト長調 K.283〔1956年5月録音〕
  ピアノ・ソナタ第9番ニ長調 K.311〔1956年5月録音〕
  ロンドイ短調 K.511〔1956年5月録音〕
 モーツァルト(ランドフスカ編):田園舞曲 K.606〔1956年5月録音〕
 モーツァルト:ピアノ・ソナタ第13番変ロ長調 K.333〔1956年5月録音〕
 ハイドン:
  アンダンテと変奏曲ヘ短調 Hob.XVII-6〔1957年11月11日録音〕
  ピアノ・ソナタ第34番ホ短調 Hob.XVI-34〔1958年2月14日録音〕
  ピアノ・ソナタ第49番変ホ長調 Hob.XVI-49〔1957年12月録音〕
ワンダ・ランドフスカ(ピアノ)
ワルター・ゲール(指揮)
室内管弦楽団
 "ピアニスト"ワンダ・ランドフスカの至芸!コンプリート・ピアノ・レコーディングス!

 20世紀におけるチェンバロ復興の立役者であり、ポーランドが輩出した名鍵盤奏者ワンダ・ランドフスカの"ピアニスト"としての録音全集!
 "ピアニスト・ランドフスカ"の代表的演奏として有名なモーツァルトの「戴冠式」や、SPレコード/78回転では発売されなかった音源などを含む1937年〜38年の演奏、最晩年の1956年から58年にかけてRCAにレコーディングを行ったモーツァルト&ハイドン。
 名エンジニア、マーク・オーバート=ソーンのリマスタリングで、チェンバロの女王ランドフスカが遺した"ピアニスト"としての至芸がAPRから蘇る。

 ※録音:1937年−1958年/プロデューサー&オーディオ・リストレーション・エンジニア:マーク・オーバート=ソーン




MEMBRAN



600175
(10CD)
\2100→\1890
MEMBRANはすぐに廃盤になります
アルフレッド・コルトー(pf)名演奏集
 ショパン:練習曲集Op.10、Op.25
  1933年、1934年録音
 ショパン:24の前奏曲集Op.28
  1933年〜1949年録音
 ショパン:
  ピアノソナタ第2番、舟歌Op.60、
  前奏曲嬰ハ短調Op.45、幻想即興曲Op.66、
  夜想曲第15番、バラード第1番
   1933年、1947年、1949年録音
 シューマン:
  クライスレリアーナOp.16、交響的練習曲Op.13
   1929年、1935年録音
  シューマン:
  ダヴィッド同盟舞曲集Op.6、ピアノ三重奏曲第1番 
   ジャック・ティボー(Vln)パブロ・カザルス(Vc)
    1937年、1928年録音
 ドビュッシー:子供の領分、前奏曲集第1巻
  1931年、1937年、1947年、1949年録音
 フランク:ヴァイオリンソナタ イ長調
  ジャック・ティボー(Vln) 1929年録音
 ラヴェル:ソナチネ 1931年録音
 フォーレ:ヴァイオリンソナタ第1番
  ジャック・ティボー(Vln) 1927年録音
 リスト:
  ピアノソナタ ロ短調、リゴレットパラフレーズ、
  「伝説」第2番「波を渡るパオラの聖フランチェスコ」、
  ハンガリー狂詩曲第11番、演奏会用練習曲第2番
   1927年、1929年、1930年、1937年録音
 ベートーヴェン:
  ピアノ三重奏曲第7番「大公」、
  魔笛の主題による7つの変奏曲WoO.46
   ジャック・ティボー(Vln)パブロ・カザルス(Vc)
   1927年、1928年録音
 シューベルト:ピアノ三重奏曲第1番/
 ハイドン:ピアノ三重奏曲ト長調Op.73-2
  ジャック・ティボー(Vln)パブロ・カザルス(Vc)
   1926年、1927年録音




ORFEO


「ザルツブルク音楽祭ドキュメント」


ORFEOR 892141
\2400→\2190
アバド、ザルツブルク音楽祭ライヴ/
 1979 年EC ユース管とのストラヴィンスキー、シェーンベルクほか
 1994 年マーラー・ユーゲント管との「はげ山の一夜」
  ベートーヴェン:「プロメテウスの創造物」op.43 序曲
  シェーンベルク:ワルシャワの生き残りop.46 *
  ストラヴィンスキー:バレエ「火の鳥」組曲(1919年版)
  プロコフィエフ:バレエ「ロメオとジュリエット」組曲第1番 op.64bisより「タイボルト」
    マクシミリアン・シェル(語り手)*、ウィーン・ジュネス合唱団 *、
    クラウディオ・アバド(指揮)、EC ユース・オーケストラ
     録音:1979 年8 月13 日/
     ザルツブルク、フェルゼンライトシューレ(ライヴ・ステレオ)
  ムソルグスキー:交響詩「はげ山の一夜」(原典版)
    クラウディオ・アバド(指揮)、
    グスタフ・マーラー・ユーゲント・オーケストラ
     録音:1994 年7 月29 日/
     ザルツブルク、フェルゼンライトシューレ(ライヴ・ステレオ)
 ADD、ステレオ、53’ 41”

 2014 年のORFEO「ザルツブルク音楽祭ドキュメント」の一枚は、ことし1 月に世を去ったクラウディオ・アバドを追悼する内容で、いずれの設立にも巨匠が深く関わったふたつのユース・オーケストラを指揮してザルツブルク音楽祭でおこなったライヴ演奏を収録しています。
 1976 年の設立当初よりアバドが音楽監督を務めたEC(欧州共同体)・ユース・オーケストラ(現在はEU・ユース・オーケストラへと改称)との演奏は1979 年のもの。
アバドが若き音楽家たちを率いたアムステルダム、ボン、パリ、ルクセンブルク、ブリュッセル、ミラノ、ローマを巡る就任ツアーの翌年にあたり、由緒ある音楽祭の晴れの舞台のお披露目ということで、プログラムにはアバドが得意とするシェーンベルク、ストラヴィンスキーが組まれ、アンコールの「タイボルトの死」まで気合いの入った内容となっています。
「ワルシャワの生き残り」では、映画「ニュルンベルク裁判」「遠すぎた橋」で知られるオーストリアの名優マクシミリアン・シェルが迫真の語りを聴かせてくれます。
ウィーン・フィル、ベルリン・フィルをはじめ、ヨーロッパ有数の楽団のメンバーを数多く輩出しているグスタフ・マーラー・ユーゲント・オーケストラもまた、1986 年にアバドの提唱で設立されており、亡くなるまで音楽監督を務めました。
 ムソルグスキーはアバドが好んでよく取り上げた作曲家ですが、「はげ山の一夜」は1980 年のロンドン響とのセッション録音、1993 年のベルリン・フィルとのライヴ録音でもそうでしたが、こだわりの原典版による演奏。
 こちらもEC・ユース管同様に、巨匠を慕ってやまない若い音楽家たちとのコラボレーションで生み出される演奏の熱に圧倒される出来ばえです。
 なお、このアルバムに収録されているすべての曲目は、以前に音楽祭の自主制作盤としてもリリースされたことがありますが、長らく廃盤が続いていたので、このたびのカタログ復活は嬉しいところです。


<メジャー・レーベル>

RCA



8887501808-2
(2CD)
\2000→\1890
カルロ・ベルゴンツィ/偉大なるテノール、
カルロ・ベルゴンツィ〜オペラ・アリアとイタリア歌曲を歌う

【CD1】
 ヴェルディ:『歌劇「ルイザ・ミラー」〜
  ああ!この目が見たものを信じないことができたなら』,
 ヴェルディ:『歌劇「エルナーニ」〜
  感謝しよう、親愛なる友人たちよ』,
 ヴェルディ:『歌劇「エルナーニ」〜
  追放の苦しみの中で』,
 ヴェルディ:『歌劇「椿姫」〜乾杯の歌』,
 ヴェルディ:『歌劇「椿姫」〜ある日、幸せにも』,
 ヴェルディ:『歌劇「仮面舞踏会」〜
  さあ、言ってくれ、彼女が忠実に私を待っているかを』,
 ドニゼッティ:『歌劇「ランメルモールのルチア」〜
  私の先祖の墓よ』,
 ドニゼッティ:『歌劇「ランメルモールのルチア」〜
  間もなく保護される為の場所が与えられる』、
 ヴェルディ:『歌劇「マクベス」〜
  ああ、父の手は』,
 ヴェルディ:『歌劇「椿姫」〜燃える心を』,
 ヴェルディ:『歌劇「仮面舞踏会」〜
  永久に君を失えば』,
 ドニゼッティ:『歌劇「ランメルモールのルチア」〜
  裏切られた父が閉じ込められ』,
 ヴェルディ:『歌劇「椿姫」〜パリを離れて』,
 ヴェルディ:『「レクイエム」〜我は嘆く』,
 ヴェルディ:『歌劇「仮面舞踏会」〜
  冗談か、あるいは愚言か』,
 ヴェルディ:『歌劇「仮面舞踏会」〜
  再びあの人に会える』,
 プッチーニ:『歌劇「エドガール」〜
  美しいご婦人,涙はその目を』,
 ヴェルディ:『歌劇「椿姫」〜
  ああ、自責の念が!なんたる不名誉』,
【CD2】
 ベッリーニ:『優雅な月よ』,
 ヴェルディ:『ストルネッロ』,
 デンツァ:『もし…』,
 ドニゼッティ:『家を建てたい』,
 ドナウディ:『ああ愛する人の』,
 ドナウディ:『限りなく優雅な絵姿』、
 ティリンデッリ:『おお、春よ』,
 デンツァ:『妖精の瞳』,
 ロッシーニ:『誓い』,
 マスカーニ:『セレナータ』,
 トスティ:『苦しみ』,
 トスティ:『暁は光と闇とを分かつ』,
 トスティ:『理想のひと』,
 ブッツィ=ペッチャ:『ロリータ』,
 デ・クルティス:『忘れな草』,
 ロッシーニ:『踊り(ナポリのタランテラ)』,
 プッチーニ:『歌劇「エドガール」〜
  享楽の宴、ガラスのような目をしたキメラ』
カルロ・ベルゴンツィ(T)/
トーマス・シッパーズ(指揮)
ジョルジュ・プレートル(指揮)
エーリヒ・ラインスドルフ(指揮) ,
RCAイタリア・オペラ管弦楽団,
ジョン・ウストマン(P), 他
 先ごろ90歳という高齢で亡くなったイタリアの名テノール、カルロ・ベルゴンツィ(1924.7.13〜2014.7.25)を追悼して、彼がRCAに残したオペラ全曲盤やリサイタル・アルバムからその名演をコンパイルした2枚組が登場します。
 イタリアの北部パルマ県ビダレンツォ出身で、パルマで学び、当初はバリトンとしてデビューするもすぐさまテノールに転向。欧米で広く活躍し、特にヴェルディの作品を数多く手掛け、「世紀のヴェルディ・テノール」と称賛されました。
 この2枚組は、ベルゴンツィの洗練された音楽的解釈と、彼の輝かしい経歴の間に残された優れたレパートリーの広さが堪能できるアルバムとなっています。
 Disc1は、ベルゴンツィが主役を演じたオペラ録音全曲盤からの名場面を収録。
 Disc2に収録されたイタリア歌曲は、語り口の絶妙さ、声の持つ強さと魅力が引き出された、ベルゴンツィの別の魅力も感じられるはずです。
 【録音】1964〜1977年 (ステレオ;セッション)




DHM



8884304088-2
\2500→\2290
レ・パシオン・ド・ラーム/Bewitched〜魅惑のジェミニアーニとヘンデル
 ジェミニアーニ:
  『合奏協奏曲ニ短調Op.5-6「ラ・フォリア」(原曲:コレッリのソナタ)』
  『バレエ音楽「魔法の森」』,
 ヘンデル:カンタータ『捨てられたアルミーダ(儚い足跡を追って)』,
レ・パシオン・ド・ラーム (ピリオド楽器アンサンブル)
メレット・リューティ(Vn&リーダー),
ロビン・ジョハンセン(Sp),
 ビーバー、フックス、シュメルツァーのヴァイオリン作品を収めた「SPICY」に続く、スイスのピリオド楽器アンサンブル「レ・パシオン・ド・ラーム」のドイツ・ハルモニア・ムンディ・レーベル第2弾が登場します。
 当アルバムは、コレッリの影響を強く受けたジェミニアーニの作品。そして、ヘンデルのカンタータには、リリック・ソプラノとして特にバロックから古典期のオペラで活躍しているアメリカのソプラノ歌手、ロビン・ジョハンセンが起用されています。
 イタリアらしい作品を切れ味のある斬新なリズム的な解釈で描いており、生き生きとした音色の渦で包まれこまれます。

 【レ・パシオン・ド・ラーム】
  4年間の慎重な準備期間を経て、高度なピリオド楽器演奏、歴史的知識を持ったヨーロッパの奏者によってベルンで結成されたアンサンブル。
 楽団名の意味は、1649年に哲学者ルネ・デカルトによって執筆された著作物『情念論』から取られました。
 リーダーは、ベルン生まれでヨーロッパ各地の古楽音楽祭に出演し高い評価を得ているバロック・ヴァイオリニスト、メレット・リューティ。
 メンバーには、フライブルク・バロックオーケストラのメンバー、アントワープ音楽院教授、ベルン芸術大学の教授なども含まれています。
 このアンサンブルの鮮烈な演奏は、たちまち話題となっています。

  【録音】2013年12月, スイス、ベルン、イェフディ・メニューイン・フォーラム(デジタル:セッション)



8888374874-2
\2500→\2290
レ・パッション・ド・ラーム/
 ビーバー, シュメルツァー, フックス:ヴァイオリンのための作品集

 シュメルツァー:
  『4声のための剣術学校』『ソナタ「トルコ人を破るキリスト教徒の勝利」』,
 ビーバー:
  『技巧的で楽しい合奏(パルティータ)第3番&6番』
  『ヴァイオリン・ソロのための描写的ソナタ イ長調』,
 フックス:『パルティータ「トルコ風」K331』
メレ・リューティ(ヴァイオリン、リーダー)
レ・パッション・ド・ラーム(ピリオド楽器アンサンブル)
 「レ・パッション・ド・ラーム」は、2008年に、高度なピリオド楽器演奏、歴史的知識を持ったヨーロッパの奏者よってベルンで結成された気鋭の古楽アンサンブル。楽団名は、 1649年に哲学者デカルトが書いた『情念論』から取られており、リーダーはヴァイオリンのメレ・リューティ。その鮮烈な演奏はすぐに話題となり、ルツェルン音楽祭をはじめ様々な音楽祭にゲストとして呼ばれ高い評価を得ています。
 「レ・パッション・ド・ラーム」のデビューCDとなる当アルバムは、初期バロックから初期古典派までのレパートリーの中から、オーストリアで活躍した3人の作曲家の、オリエント的エキゾテイシズムを香らせた標題音楽を収録。いずれもスコロダトゥーラなどのヴァイオリンの特殊技巧が必要とされる作品です。なおシュメルツァーの「トルコ人を破るキリスト教徒の勝利」は、ビーバーのロザリオ・ソナタ第10番をシュメルツァーが盗作したものと言われています。

 【録音】2013年4月, スイス、ベルン・ユーディ・メニューイン・フォーラム[デジタル:セッション]

 

8884303752-2
\2500→\2290
ヴェルナー・エールハルト指揮ラルテ・デル・モント/
 シュテルケル:交響曲第1&2番

  ヨハン・フランツ・クサヴァー・シュテルケル(1750-1817):
   『交響曲第1番ニ長調Op.35-1』
   『交響曲第2番変ロ長調Op.35-2』
   『大オーケストラのための序曲』
ヴェルナー・エールハルト(指揮)
ラルテ・デル・モント(ピリオド楽器オーケストラ)
 グルック「皇帝ティートの慈悲」、アンフォッシ「にせの女庭師」など、バロック〜古典派時代の知られざるオペラ全曲盤を立て続けに発表し、ドイツ・ハルモニア・ムンディ・レーベルのメイン・アーティストとなった感があるヴェルナー・エールハルトとラルテ・デル・モント。その最新録音は、ドイツ古典派の作曲家シュテルケルの交響曲集です。
 ヨハン・フランツ・クサヴァー・シュテルケル(1750-1817)は、1768年から神学を学びながらノイミュンスターのオルガニストを務めました。その後マインツの選帝侯フリードリッヒ・カール・ヨーゼフ・フライエル・フォン・エーアタールの宮廷音楽家に任命されています。モーツァルト、クレメンティ、コジェルフといった当時最も人気のあった作曲家のひとりでもあり、またピアニストとしても活躍し、パリではハイドンよりも人気が高くもてはやされたとも言われています。シュテルケルは、全てのジャンルにおいて膨大な作曲をし、マンハイム楽派の音楽に則りながら叙情的なメロディを織り込んでいきました。この作曲法は、後のベートーヴェン、シューベルト、ウェーバーらに大きく影響を与えました。
 ここに収録された交響曲も、ベートーヴェンの交響曲第1番や第2番の作曲に大きく影響与えた作品といわれ、明るく、さわやかなエネルギーにあふれており、ヴェルナー・エールハルト&ラルテ・デル・モントはみごとに、当時先進的だったシュテルケルの音楽を現代に蘇らせています。

 【録音】2013年12月, ドイツ、レーファークーゼン・クルターハウス (デジタル:セッション)


グルックの世界初録音オペラ
CD4枚組でリリースしたのが・・・エールハルト& ラルテ・デル・モントだった

8884303143-2
(4CD)
\4000→\3690
ヴェルナー・エールハルト, ラルテ・デル・モント/
 グルック:歌劇「皇帝ティートの慈悲」
  [世界初録音]
ライナー・トロスト(T:ローマ皇帝ティート),
ローラ・エイキン(Sp:ヴィテッリア),
ラファエッラ・ミラネジ(Sp:セスト),
アランツァ・エツェナーロ(Sp:セルヴィリア),
ヴェラール・バルナ=サバドゥス(C-T:アンニオ),
フラーヴィオ・フェッリ=ベネデッティ(C-T:プブリオ),
ヴェルナー・エールハルト(指揮)
ラルテ・デル・モント(ピリオド楽器オーケストラ)

  グルック生誕300年記念リリースとして『皇帝ティートの慈悲』の世界初録音が登場します。
 『皇帝ティートの慈悲』は1752年にナポリで初演された、グルックの比較的初期のオペラ・セリアでモーツァルトの同名のオペラと同じピエトロ・メタスタージオの台本によっています。当時大流行した台本ゆえに、40人者作曲家がオペラ化しているほど(このグルックのオペラはモーツァルトの39年前に作曲)。
 エネルギーとドラマに満ちた、模範的な「オペラ・セリア」というべき傑作で、グルックが「オルフェオとエウリディーチェ」などで後年成し遂げる「オペラ改革」を特徴づける要素の萌芽が聴きとれるのもグルック・ファンには興味深いところです。
 モーツァルトとは違い、まだ多くのカストラート歌手が存在していた時代のもののため、ここではアンニオとプブリオにはカウンターテナー歌手が起用されています。主役を歌うライナー・トロストを始めとする充実の歌手陣を揃え、元コンチェルト・ケルンのメンバーでもあった1957年生まれのドイツの指揮者、ヴェルナー・エールハルトと彼が2004年に設立したピリオド楽器オーケストラ「ラルテ・デル・モンド」によって、2013年11月に復活上演された際のライヴ録音。
 「バロック音楽のエキスパート、エールハルトは、スコアに書かれたことを正確に再現すべく、オーケストラと歌手を情熱を持って巧みに導き、4時間という上演時間があっという間に終わってしまった。
 この演奏会に接することが出来なかった音楽ファンは不運なことだ」と絶賛されたコンサートで、この知られざる傑作の世界初録音にふさわしい充実度の演奏に仕上がっています。

 【録音】2013年11月, ドイツ、ビューネ、WDR放送スタジオ(コンサート形式によるライヴ)



リットナーが注目されたこのアルバムも、実は
エールハルト& ラルテ・デル・モント

MD+G
904 16996
(SACD Hybrid)

\3,300→\2790
リットナー/ブラームス:ピアノ協奏曲第1番他
 1.ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15
 2.間奏曲Op.119‐1
ハーディ・リットナー(1854年製エラール・ピアノ) 
ラルテ・デル・モンド
指揮:ヴェルナー・エルハルト
ヒストリカル・ピアノの響きをいかした数々の成功により、若くして世界的なトップ・ピアニストの仲間入りをしたリットナー。これまでに発表したブラームスのピアノ作品集も好評を博していますが、今回の最新盤には、若書きの傑作ピアノ協奏曲第1番と、最晩年に残した間奏曲をカップリング。ブラームスがちょうどこの協奏曲を書き始めた1854年製エラール・ピアノの美しい響きは必聴です!録音:2011年2月11〜12日 レヴァークーゼン

 


8887501318-2
\2500→\2290
キャサリン・ジョーンズ/
 ボッケリーニ&ジョヴァンニ・バッティスタ・チッリ:チェロ・ソナタ集

  ボッケリーニ:
   『チェロ・ソナタ第1番イ長調G.13』
   『チェロ・ソナタ第6番イ長調G.4』
   『チェロ・ソナタ第2番ハ短調G.2』/
  ジョヴァンニ・バッティスタ・チッリ:
   『チェロ・ソナタ ト短調Op.15-5』
   『チェロ・ソナタ ヘ長調Op.15-3』
   『チェロ・ソナタ イ長調Op.15-4』
キャサリン・ジョーンズ(バロック・チェロ)/
ジュリア・ヌーティ(Cemb),
アリソン・マクギリヴレイ(通奏低音Vc),
ウィリアム・カーター(リュート)

 レオナルド・レオのチェロ協奏曲(88697539442に収録)に続く、オーストラリア出身の気鋭のバロック・チェリスト、キャサリン・ジョーンズの本格的なソロ・アルバムが登場します。
 キャサリン.ジョーンズは、西オーストラリア大学にてチェロで音楽の学士号を完了し、その後、古楽を勉強するためにハーグ王立音楽学校でヤープ・テル・リンデンに師事。1999年最高「ニコライ」賞を受賞し卒業。その後すぐに多くの古楽アンサンブルと共演し、高い評価を得ています。
 2009年にはフランス・ブリュッヘンに認められ、18世紀オーケストラと共演。アムステルダム・バロック・オーケストラ、ラ・プティット・バンド、コンチェルト・コペンハーゲン、ヨーロピアン・ブランデンブルク・アンサンブルの首席客演チェリストも務め、現在ではアラ・カーテイス率いるイル・コンプレッソ・バロッコの首席チェロを務めています。
 今回のソロ・アルバムは、ボッケリーニとジョヴァンニ・バッティスタ・チッリによるチェロ・ソナタを収録。ボッケリーニの音楽は、楽譜からは見抜けないような素晴らしいメロディが隠されており、ジョーンズはそうした要素を見事に掬い出していきます。またチッリの作品は、テクニック的には難しいものではありませんが、高域から低音まで幅広い音域でピリオド楽器の魅力が最大限に発揮されています。決して勢いに任せることなく、非常にやわらかく落ち着いた演奏によって、作品の美しさを際立たせています。

 【録音】2013年11月, イタリア、ロニーゴ、ヴィラ・サン・フェルモ(デジタル:セッション)



旧譜
レオナルド・レオのチェロ協奏曲が収録されているアルバム

8869753944-2
\2500→\2290
サルヴェ・レジーナ〜18世紀ナポリ・オペラ楽派の宗教的音楽集 
 レオナルド・レオ:サルヴェ・レジーナ ハ短調
 レオナルド・レオ:サルヴェ・レジーナ ヘ長調
 レオナルド・レオ:チェロ協奏曲 ニ短調
 アレッサンドロ・スカルラッティ:サルヴェ・レジーナ ハ短調
 ペルゴレージ:サルヴェ・レジーナ イ短調
メアリー・エレン・ネージ(Ms)
キャサリン・ジョーンズ(バロックVc)
アラン・カーティス(指揮)
イル・コンプレッソ・バロッコ(ピリオド楽器使用)
 ペルゴレージ生誕300年記念 〜ペルゴレージに影響を与えた作曲家の作品。
 レオナルド・レオ(1694-1744)は、現代の倍音の対位法を会得した最初のナポリ派作曲家といわれている重要な作曲家です。以前はアレッサンドロ・スカルラッティの弟子ともいわれていましたが、現在では否定されているようです。しかしながら、厳格なる書法を用いながらも、イタリア風の爽やかな風が吹きわたるような感覚は、ユーモアが溢れています。オペラの歴史に変革をもたらしたペルゴレージはレオの弟子でもあったわけですが、レオの影響を最も受けた作曲家のひとりといわれています。ここに収録されたレオの「サルヴェ・レジーナ」のスタイルはナポリの境界を超え、このジャンルの基本となっていきました。レオの協奏曲もヴィヴァルディの協奏曲を、よりギャラントな傾向が強く出ている作品です。

 ここで歌っているメアリー・エレン・ネージ(Ms)は、アテネ生まれ。その後ロンドンなどで学び、ヘフリガーにも学んでいます。世界中の歌劇場で活躍すると同時に、彼女の声質が最も発揮できるバロック・オペラを中心に移行しており、多くのヘンデルやヴィヴァルディのオペラのタイトルロールを歌い、「輝いた声の中に、人間の表現を完璧に再現できる歌手」と絶賛を浴びています。
 レオのチェロ協奏曲は、既に鈴木秀美やアンナー・ビルスマらが録音していますが、この盤では若手女流バロック・チェロのキャサリン・ジョーンズが、新たなる新鮮な感覚で演奏に挑んでいます。彼女はオーストラリアでモダン・チェロを学び、ハーグ王立音楽院でヤープ・テル・リンデンにバロック・チェロを学び、最高位で卒業。その後、アムステルダム・バロック・オーケストラ、ラ・プティット・バンド、コンチェルト・コペンハーゲン、ヨーロピアン・ブランデンブルク・アンサンブルのメンバーを務め、現在ではイル・コンプレッソ・バロッコの首席チェロを務めています。

 アラン・カーティスの過度な表現を抑えながらも、その中にナポリの風と厳格なる宗教的表現を込めた演奏は、後にヘンデルのオペラに影響を与えた力強さが感じられます。

 録音:2008年12月18〜20日 (セッション:DDD)





<国内盤>

<LP>


日本伝統文化振興財団(LP)



ANCG 30001/12
(12LP)
\82800+税
送料無料でお送りします。
300 セット完全限定盤/LP 初出
 日本美の華! LP芸術の極北!
  鬼太鼓座コレクション

 [LP-1-3] 「鬼太鼓座 New」
 [LP-4&5] 「伝説」
 [LP-6&7] 「富嶽百景」
 [LP-8&9] 「怒濤万里」
 [LP-10&12] 「響天動地」
鬼太鼓座(おんでこざ)
 日本美の華! LP芸術の極北!
 ビクター『鬼太鼓座』伝説のアルバムが遂に初LP化!2.25mの3 トンの大太鼓が炸裂! これは正に波動!LP 再生の極北に挑む!

 300 セット完全限定盤/LP 初出

 録音の良さと迫力に故長岡鉄男氏も激賞し、多くのファンを驚かした和太鼓集団「鬼太鼓座」。太鼓の連打が爆撃のごとく聴き手をおそい、三味線のバチに耳がはたかれる快感にノックアウト、さらに当時日本最大直径2.25m 重さ3 トンの大太鼓「大和」が炸裂する爆弾録音集、全12 タイトルより制作プロデューサー藤本草氏自ら5 タイトルを厳選しアルバム初LP 化として満を持しての発売です。
 究極の録音芸術として知られる一連のレコーディングだけあり、LP 再生の極北と言っていい見事な仕上がり!オリジナル・デジタル録音からアナログ・マスターテープを制作してカッティング致しております。アナログ・ディスクの再生力に驚きです!




















9/10(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

CSO RESOUND



CSOR 9011402
\2700→\2490
巨匠32 年ぶり
 ムーティ指揮&シカゴ響 
 プロコフィエフ:バレエ「ロメオとジュリエット」

  組曲第1番op. 64bis、組曲第2番op. 64terより(10曲)
   モンタギュー家とキャピュレット家/少女ジュリエット/
   マドリガル/メヌエット/仮面/ロメオとジュリエット/
   タイボルトの死/僧ローレンス/
   別れの前のロメオとジュリエット/
   ジュリエットの墓の前のロメオ
リッカルド・ムーティ(指揮)
シカゴ交響楽団
 超強力盤&超優秀録音。巨匠32 年ぶり、とどめを刺す再録音、ムーティ指揮シカゴ響、プロコフィエフの「ロメオとジュリエット」

 収録:2013 年10 月3、5、8 & 11 日/シカゴ、シンフォニーセンター、オーケストラ・ホール(ライヴ)/ステレオ、48'50"

 米グラミー賞をはじめ、各方面から絶賛されたヴェルディの「レクィエム」以来、4 年ぶりにムーティがCSO RESOUND に帰ってきました。最新アルバムで取り上げたのはプロコフィエフの「ロメオとジュリエット」。2013 年10 月にシカゴ響を指揮した定期公演の模様をライヴ収録したものです。
 ヴェルディは別格として、ムーティのレパートリーには幅広いものがありますが、ロシアものではチャイコフスキー、スクリャービンとならんで、プロコフィエフは好んで取り上げてきた作曲家のひとり。
 1977 年に、首席指揮者時代のムーティがフィルハーモニア管を指揮してセッション録音した「イワン雷帝」は当時より強烈に刻み込まれているほか、1980年より音楽監督に就任したフィラデルフィア管とは、1990 年に交響曲第5 番、ヴォルガとドンの出会い、交響曲第1 番をセッション録音、1991 年に交響曲第3 番をセッション録音してもいました。
 「ロメオとジュリエット」も、ムーティは1981 年にフィラデルフィア管を指揮して第1 組曲と、第2 組曲からの5 曲を合わせて12 曲をセッション録音していたので、シカゴ響とのアルバムは32 年ぶりの再録音ということになります。
 このたびのシカゴ響新盤は、フィラデルフィア管旧盤とのトラックタイムの比較では、曲によって最大で12%、平均でも5%ほど演奏時間が拡大する傾向が認められます(下記参照)。

※ 曲目・曲順はシカゴ響盤による
シカゴ響
フィラデルフィア管
・モンタギュー家とキャピュレット家
5'17
5'15
101%
・少女ジュリエット
4'17
3'54
110%
・マドリガル
3'33
3'26
103%
・メヌエット
3'01
2'48
108%
・仮面
2'08
2'12
97%
・ロメオとジュリエット
7'49
7'27
105%
・タイボルトの死
4'38
4'09
112%
・僧ローレンス
2'58
2'48
106%
・別れの前のロメオとジュリエット
8'46
8'16
106%
・ジュリエットの墓の前のロメオ
6'23
6'03
106%
=全体平均=
105%

 ムーティの深い呼吸の音楽運びと、余裕のポテンシャルで応えるシカゴ響のあきれるばかりのうまさもあらためて印象的な「ロメオとジュリエット」。
じっさいに、音源を聞いたところ、格段にスケールとパワーがアップしており、印象の違いには数字以上のものがあります。
 「タイボルトの死」での、ずしりと迫力ある音調はやはりシカゴ響ならでは。変拍子の複雑なリズム処理もあざやかで、弦楽パートのメカニカルな運動性も驚異的。
 繊細にして、ときにむせかえるような美観に息を呑む「ロメオとジュリエット」。そして、悲痛なまでの感情の高鳴りを描き尽した「ジュリエットの墓の前のロメオ」など、全篇、色彩感は極上、表現の幅はとてつもなく、プロコフィエフの天才をみごとに解き明かすと同時に、現代オーケストラ・サウンドの極限を見る思いで、圧巻と云うほかありません。
 近年は、お気に入りのプログラムのみを取り上げて、納得のゆく出来ばえのもの以外は一切リリースを許可しないというムーティだけに、その意味でも間違いなくこれは当たりといって差し支えないでしょう。




COL LEGNO


WWE 20413
\2500
Drama
 ・ルカ・フランチェスコーニ:心の作品(2012)
 ・ゴードン・カンペ:偽りの歌(2011)
 ・ミシャ・ケーゼル:前奏曲集 第1巻より第1-8番(2004/05)
 ・フリードリヒ・チェルハ:2つの情景(2010/11)
ノイエ・ヴォーカルゾリステン・シュトゥットガルト
 〔サラ・マリア・ズン(ソプラノ)、
  スザンネ・ライツ=ローリー(ソプラノ)、
  トルイケ・ファン・デア・ポエル(メゾ・ソプラノ)、
  ダニエル・グローガー(カンターテナー)、
  マーティン・ナジ(テノール)、
  グイッレルモ・アンツォレーナ(バリトン)、
  アンドレアス・フィッシャー(バス)〕
 限りなく精緻なダダの世界。お経のような世界。

 録音:2013 年1 月

 現代音楽を得意とする声楽アンサンブル、ノイエ・ヴォーカルゾリステン・シュトゥットガルトのために書かれた「ドラマ」の数々。
 劇場(舞台)で上演されたら面白そうなダダの世界の「心の作品」と「2 つの情景」。さらに、「偽りの歌」と「前奏曲集」はどことなくマドリガルのような、どこか仏教のお経のような雰囲気も漂う不思議な世界です。
 

WWE 20424
\2500
IN BETWEEN
 1. ジョルジュ・アペルギス:トリオ(クラリネット、チェロ、ピアノ)
 2. ビート・ファレル:Aer
 3. ユンギ・パ=パン:Silbersaiten II
 4. フランコ・ドナトーニ:Cerocchi 70
 5. フランコ・ドナトーニ:Elly
 6. モートン・フェルドマン:3つのクラリネット、チェロとピアノ
 7. マルトン・イレシュ:Rajzok III
 8. ジョン・ブル&マルトン・イレシュ:イン・ノミネ IV
 9. マーク・アンドレ:… als …I
トリオ・キャッチ
 〔ボグラルカ・ペシェ
   (クラリネット、バス・クラリネット)、
  エヴァ・ベシュ(チェロ)、
  スン=ユン・ナム(ピアノ)〕
ゲスト演奏家:
 ザビーネ・マイヤー(クラリネット6)
 ライナー・ヴェーレ(クラリネット6)
 ゲスト演奏家にザビーネ・マイヤーも!クラリネット、チェロ、ピアノの編成による作品群!

 録音:2013 年

 クラリネット、ピアノ、チェロ、という3 種の楽器に限った三重奏曲集。クラリネットは1 本だったり3 本だったりしていますが、クラリネットとは思えないような音色が響いたり、作品によってはザビーネ・マイヤーが参加したりと、注目の作品が並びます。




SIMAX

PSC 1313
\2600
ハバナ、リオ、モスクワ
 レオ・ブローウェル(1939-):
  ギター協奏曲第3番「コンチェルト・エレジアーコ」
 エイトル・ヴィラ=ロボス(1887-1959):
  ギターと小管弦楽のための協奏曲
 ニキータ・コシュキン(1956-):ベルゲン協奏曲
スタイン=エーリク・オールセン(ギター)
テリエ・ミケルセン(指揮)
アカデミー・オブ・セントマーティン・
 イン・ザ・フィールズ
 ノルウェーのギタリスト、スタイン=エーリク・オールセンが弾くハバナ、リオ、モスクワ3 都市の作曲家によるギター協奏曲

 録音:2013 年6 月25 日-27 日 アビーロードスタジオ、第1スタジオ(ロンドン)/71’15
 制作: サイモン・キルン 録音: アルネ・アクセルベルグ

 ブローウェル、デュオーテ、ヴォスレフ、クチュラ、カステレードのソロ作品を演奏した『オマージュ』(PSC1008)に始まり、ノルウェーのギタリスト、スタイン=エーリク・オールセンは Simax レーベルに8 枚のアルバムを録音してきました。
 『ハバナ、リオ、モスクワ』と題した新作では、ギターと管弦楽のための作品を3 曲演奏しています。
 BBC とガレス・ウォルターズがジュリアン・ブリームのためにブローウェルに委嘱、ジャワのガムラン音楽と、作曲者の祖国のアフリカ系キューバ音楽の影響がみられる《コンチェルト・エレジアーコ》。
 ブラジルのヴィラ=ロボスがアンドレス・セゴビアのために「幻想曲」をイメージして作曲した《ギターと小管弦楽のための協奏曲》。
 ロシアのギタリストで作曲家、ニキータ・コシュキンの《ベルゲン協奏曲》は、「スタイン=エーリク・オールセンのために」の献辞をもつ、ギターとフル・オーケストラのための協奏曲です。
 フルート奏者グルー・サンヴィークによるコシュキンの《フルートとギターのためのソナタ》の初録音でオールセンが共演したことからふたりは知り合い、フルートとギターのための組曲《OratoriumLacrimae》が作曲され、オールセンの提案からこの協奏曲が生まれました。「新しい協奏曲は、先に書いた2 つの協奏曲とはかなり異なる、幸せで新鮮な気分の音楽にしようと思った」(コシュキン)。
 3 つの協奏曲は、アカデミー・オブ・セントマーティン・イン・ザ・フィールズをノルウェーのテリエ・ミケルセン(1957 −)が指揮して共演、ロンドンのアビーロードスタジオで録音が行われました。サイモン・キルンのプロデュース、オールセンの8 枚のアルバムをプロデュースしたアルネ・アクセルベルグの録音エンジニアリング。数々の録音でグラミー賞を受けたベテランふたりが参加し、「素晴らしい響きと雰囲気」のセッションが実現しました。

 スタイン=エーリク・オールセン・・・1953 年生まれ。ベルゲン音楽院とノルウェー国立音楽アカデミーに学び、卒業後、パリの国立高等音楽院のアレクサンドラ・ラゴヤとチェコのピアニスト、イジー・フリンカに師事。1974 年、スウェーデンで行われたエクスポ・ノール・フェスティヴァルにノルウェーを代表して出場し、プロのギタリストとしてのキャリアをスタートさせました。1986 年、ロンドンのウィグモアホールにデビュー。ベルゲン大学の音楽学部、グリーグ・アカデミーの教授を務め、ソリスト、室内楽奏者として活動しています。




WERGO

WER 6411
\2500
岸野末利加(b.1971):作品集
 1. Rayons Crepusculaires/薄明光線 (2007-08)
  (大太鼓と三群に分かれた14人の奏者、8チャンネルのライヴエレクトロニクス)
    アンサンブル・ムジーク・ファブリーク
 2. モノクロームの庭II(2011)/単彩の庭III
  (バス・クラリネット、バリトン・サックスとトロンボーン)
    パークハウス・トリオ
 3. Sensitive Chaos(2010)繊細なるカオス
  (エレクトリック・ギター、トランペット、トロンボーン、2 人の打楽器奏者、ピアノとチェロのための)
    ミカエル・アルバー(指揮)、アンサンブル・アスコルタ
 4. Prayer/祈り(2011)
    松原千振(指揮)、東京混声合唱団
 5. Du Firmament/蒼穹から (2001-02)
    ルカス・ヴィス(指揮)、hr 交響楽団
 プリズムのような岸野末利加の世界

 録音:2012-2013年

 自然と美が織り成す、岸野末利加の繊細にしてエキサイティングな音世界。自然、特に「光」が重要な要素となっている彼女の作品は、時にまっすぐに差す光、時に乱反射する光など、様々に変容します。
岸野末利加(きしの・まりか)
 1971 年京都市生まれ。1994 年同志社大学法律学部法律学科卒業。1995 年渡。1998 年、パリ・エコールノルマル作曲科、2003 年 フランス国立リヨン高等音楽院作曲科卒業。2004-05 年イルカム(フランス国立音響音楽研究所)研究員。作曲を平義久、ロベール・パスカル、フィリップ・ルルーの各氏に師事。2006 年第5 回フランス国立電子音楽創造センターとアンサンブル・オーケストラ・コンテンポランによる作曲賞受賞。
 
WER 6589
\2500
とてつもなくアンバランスな世界
 フィリップ・マインツ:
  1. Fluchtlinie(バリトンとアンサンブルのための)
  2. NAHT (yo no pido a la noche explicaciones)(ヴァイオリンとチェロ)
  3. Tourbillon(ヴァイオリン、チェロ、ピアノ)
  4. Ferner, und immer ferne(r オルガン・ソロ)
  5. Wenn steine sich gen himmel stauen(バリトンとオーケストラ)
オットー・カッツァマイアー(バリトン)
シャロウン・アンサンブル・ベルリン
ロベルト・HP・プラッツ(指揮)
モンテ・カルロ・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:2012-13 年

 表情豊かなトーン・クラスターと、アンバランスな構造が生みだす世界。完璧な瞬間を探求し続けるマインツの求道者のような作品群をお楽しみください。マインツは、1977 年アーヘン生まれ。2010 年、ミュンヘンのビエンナーレでオペラ「MALDOROR」がシェンされたほか、2013-14 のシーズンにはミュンヘン・フィルの委嘱による声楽とオーケストラのための作品を手掛けるなど、ドイツを中心に着実の活躍の場を拡げている注目株です。
 

WER 6781
\2500
angels
 1. リザ・リム:Wild Winged-One. Solo for C cornet with wacky whistle *
 2. リチャード・アイレス:No. 37C(4本のトランペット)
 3. レベッカ・サウンダース:Neither. Duo for double-bell trumpets *
 4. ゲオルク・フリードリヒ・ハース:… Einklang freier Wesen …
  (四分音のフリューゲルホルンのためのソロ版(マルコ・ブローウ編))
 5. カール・ルグレス:Angels(弱音器をつけた管楽器による六重奏)
 6. アガタ・ツベル:Wounded Ange
  (l ダブルベル・トランペットのソロのための)
 7. マルティン・スモルカ:Pianissimo
  (バケットミュートをつけた4 つのトランペットのための)
 8. マルティン・パディング:23 Sentences & Autograph
  (ダブルベル・トランペットのソロ)
 9. マルコ・ブローウ:Deathange(l 多重録音)
 10. ジミー・ロウルズ:The Peacocks
  (ダブルベル・トランペットとプリペアード・ピアノのための)
マルコ・ブローウ(トランペット)
 振動する空気が織り成す天使の世界、トランペットの超名手マルコ・ブローウ最新盤

 録音:2012 年5 月

 現代音楽シーンで特に活躍しているトランペットの名手、マルコ・ブローウ。今回も様々なテクニックを駆使して新しい世界を展開しています。「これらの音楽は、振動する空気がおりなスピリチュアルで天使のような存在」とブローウは語ります。
 

WER 2064
\2500
Death Be Not Proud〜電子とチューバのための作品集
 1. メルヴィン・プーア:Death Be Not Proud
 2. コート・リップ:チューバとコンピューターのための音楽
 3. ゲオルク・カッツァー:ヘーゲルとの想像的対話9〜チューバのための
 4. ヴァレリオ・サンニカンドロ:ソネットX
メルヴィン・プーア(チューバ)
 世界的チューバ奏者メルヴィン・プーア、電子楽器とのコラボ

 録音:2009 年

 世界的チューバ奏者メルヴィン・プーア。電子音楽にも強い共感を示しており、この度、電子音楽とのコラボレーションが実現しました。不思議な世界が広がっています。



CANTALOUPE MUSIC

 2001年に作曲家の Michael Gordon、David Lang、Julia Wolfe らによって設立されたレーベル。ミニマル・ミュージック第三世代という肩書きを与えられているBang On A Canを中心に、アメリカの現代のある意味でのハイ・ミュージックを伝えるのに重要な役割を果たしている。


CA21101
(CD+DVD)
\2700→\2490
深海にうごめくもの、乱流、そして不気味な沈黙
 「最も美しい黙示録」

ジョン・ルーサー・アダムズ:Become Ocean
シアトル交響楽団
ルドヴィック・モルロー(指揮)

 2014年ピューリッツァー賞獲得!全世界同時発売!
 1トラックの陶酔、無限に広がるイマジネーション
 まさに「現代音楽の申し子」であるジョン・(ルーサー)アダムズ(1953-)の最新作は海をテーマにしたもの。雄大なる響きで表現された、深海にうごめくもの、乱流、そして不気味な沈黙。これこそ音楽の歴史の中で「最も美しい黙示録」であると言えるでしょう。
 「Become Ocean」・・・このタイトルは、ジョン・ケージの文章からの啓示を受けたのだとアダムズは打ち明けています。これは彼がルー・ハリソンを讃えたメゾスティック・ポエム(文の冒頭に特定の単語を選んで作られたという難解・・・たて読みのようなもの)からの引用であり、彼はルー・ハリソンの音楽を“デルタ地帯の川”に例えています。多くの影響や流れが一緒になって、美しい音楽の大きな河を作り上げる。このポエムの最後の行でケージはこのように書いています。「これを聴きながら、私たちは海になる(Become Ocean)、なんと美しいイメージなのかといつも驚かされています。」
 最近のアダムズは作曲する際、自然のプロセスなどにも意識を向け、「地球」を構成するもの、風や大地。水などをモティーフにした作品を生み出しています。これは「皮肉」と「孤立」が際立つ現代において、彼が生きていく上で必要不可欠とみなしたものを強調し続けることなのです。
 この曲は2013年6月にシアトルで初演され、2014年5月6日にカーネギー・ホールでも初演され高く評価されました。
 Become Oceanの世界を楽しむためには、映像と5.1サラウンドの音響を組み合わせることが望ましいため、このアルバムにはDVDも同梱されています。このDVDには“ナショナルジオグラフィック”の写真家ポール・チェスリーとセバスチャン・メッケルマンが撮影した、美しい写真が収録されていて、これらをスライドショーで見ることができます。適切な機材で再生することにより、「深い海の底」を体験することが可能になるでしょう。  




CENTAUR



CRC 3320
\2400→\2190
ルビンシテインのピアノ協奏曲3作目は第2番!
 ルビンシテイン:
  ピアノ協奏曲第2番ヘ長調 Op.35、組曲変ホ長調 Op.119

グリゴリオス・ザンパラス(ピアノ)
ヨン・セアンデル・ミッチェル(指揮)
ボフスラフ・マルティヌー・フィルハーモニー管

 ルビンシテインのピアノ協奏曲3作目は第2番!グレゴリオ・ザンパラスのテクニックが冴える!

 没後120年を迎えたアントン・ルビンシテイン(1829−1894)の「ピアノ協奏曲第2番」。ギリシャのピアニスト、グリゴリオス・ザンパラスがアメリカの指揮者ミッチェルとのコンビでのルビンシテインのピアノ協奏曲第3作目。
 オーケストラは前作「ピアノ協奏曲第5番」(CRC 3204)に続きチェコのボフスラフ・マルティヌー・フィル、息の合ったコンビでの演奏は流石の一言。これでルビンシテインの協奏曲は第1番を残すのみとなり、完結が待望される。2012年10月19日−21日の録音。
 

CRC 2960
\2400
レーガー:3つの無伴奏チェロ組曲 Op.131c
 第1番ト長調/第2番ニ短調/第3番イ短調
カレン・ブランスカス(チェロ)
 ロンドン・タイムズにその演奏が「美しく流れるようなサウンド」、「名手に相応しい解釈」と称賛された女流チェリスト、カレン・ブランスカスの演奏によるマックス・レーガー(1873−1916)の3つの無伴奏チェロ組曲。レーガーの晩年に書き上げられたロマンティックな作品は名手ブランスカスの演奏スタイル、音色がマッチしている。

 2003年6月30日の録音。
 

CRC 3313
\2400
ヴィオラ・ダ・ガンバ作品集
 シェンク:ソナタ第6番イ短調Op.9
 キューネル:パルティータ第12番ホ短調
 テレマン:ソナタニ長調
 ハカール:組曲イ短調Op.3-10
 シェンク:ソナタ第5番ホ短調Op.9
ジョン・ドルネンブルク
 (ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 ヴィーラント・クイケン、ニコラウス・アーノンクールの下で研鑚を積んだアメリカのヴィオラ・ダ・ガンバ奏者ドルネンブルク。ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681−1767)などバロック作曲家のヴィオラ・ダ・ガン作品集。

 2012年1月の録音。
 

CRC 3332
\2400
オデッセイ 〜 アメリカ女流作曲家によるヴィオラのための新しい音楽
 ラーセン:ヴィオラとピアノのためのソナタ
 ボンド:無伴奏ヴィオラのためのジャスミンの花
 マシューズ:ヴィオラとピアノのための夢
 タン:無伴奏ヴィオラのためのクレセット・ストーン
 ウェイ:《オデッセイ》 ビトゥウィーン・ストリーム・アンド・ヒルズ 5
シャオペイ・リー(ヴィオラ)
チア=リン・シェイ(ピアノ)
 アメリカの女流作曲家たちのヴィオラのためのモダン作品集。演奏は台湾出身の女流ヴィオリスト、シャオペイ・リー。モダン作品に精通したリー、哀愁漂うヴィオラの音色が印象的。

 2011年12月19日−21日の録音。
 
CRC 3316
\2400
21207
 スパー:ウッドランド・ドライブ
 グラム・セダクション
 サウンド・ハーモニーズ・ウィズ・エア
 フルートとエレクトロニクスのための幻想曲 《シュガーハウス》
 ヴィム=ホケット,カルム
 ヴィム:ホケット:カルム
D.J.スパー(エレクトリック・ギター)
ニュー・ミュージック・ローリー
ヘクスナット・アンサンブル
ドナ・シン(フルート)
カレン・ガルヴィン
 (エレクトリック・ヴァイオリン)
 コンポーザー=ギタリストのD.J.スパーのポップなモダン作品集。自身もエレクトリック・ギターで参加しており、その腕前を披露する。

 2012年&2013年の録音。




MELODIYA



MELCD 1002289
\2200→\1990
ヒブラ・ゲルズマーワ
 ロシアの作曲家による歌曲とロマンス集

 チャイコフスキー:
  伝説 Op.54-5、早春のことだった Op.38-2、子守歌 Op.16-1、
  木陰で何を歌うのか Op.57-1、セレナード Op.65-1、
  魂はゆっくりと天に上って行く Op.47-2、かっこう Op.54-8
 ラフマニノフ:
  わが子よ、お前は花のように美しい Op.8-2、
  私の窓辺に Op.26-10、何とすばらしい所 Op.21-7、
  リラの花 Op.21-5、たそがれ Op.21-3、
  彼女たちは答えた Op.21-4、そよ風 Op.34-4、
  夜の庭で Op.38-1、彼女のもとに Op.38-2、ひなぎく Op.38-3、
  ねずみ取りの男 Op.38-4、夢 Op.38-5、おーい! Op.38-6
 ミャスコフスキー:歌曲集《マドリガル》 Op.7
 プロコフィエフ:アンナ・アフマートヴァの詩による5つの歌 Op.27
ヒブラ・ゲルズマーワ(ソプラノ)
エカテリーナ・ガネリーナ(ピアノ)
 ゲルズマーワが歌うロシアの歌曲とロマンス!

 ソチ五輪の閉会式にも登場し話題を呼んだロシア=アブハジアのソプラノ、ヒブラ・ゲルズマーワが歌う、ロシアの作曲家たちの「歌曲とロマンス集」。
 1994年のモスクワ音楽院卒業後、1996年からスタニスラフスキー&ネミロヴィチ=ダンチェンコ・モスクワ・アカデミック音楽劇場のソリストを務め、ウィーン国立歌劇場やコヴェント・ガーデンなどヨーロッパの主要オペラハウスや、アメリカのMETでも活躍するロシア・オペラ界の若き才女の"現在"を、ロシアの名旋律で存分に——。

 2014年の録音。ディジパック仕様。


<LP>

 

SIMAX(LP)


PSLP 1332
(1LP)
\4800
『ホルベア変奏』
 グリーグ:
  組曲『ホルベアの時代から』 Op.40(弦楽オーケストラのための)
 グリーグ:組曲『ホルベアの時代から』 Op.40(ピアノのための)
 スクームスヴォル/グリーグ:
  スクームスヴォルのホルベア変奏(ピアノと弦楽オーケストラのための)
1B1(室内管弦楽団)
ヤン・ビョーランゲル(リーダー)
クリスチャン・イーレ・ハドラン(ピアノ)
エルレン・スクームスヴォル(ピアノ)
 グリーグの傑作『ホルベア』を3 バージョン収録したユニークなアルバム

 録音:2014 年1 月2-5 日、2 月24-26 日ノルウェー、スタヴァンゲル・コンサートホール/180g
 

PSLP 1346
(2LP)
\4800
グリーグ: 男声合唱による「 耳にしたことのないグリーグ」
 インガ・リタモール/ 君を愛す/ まぼろし/ 流れにそって/
 神の子は安らぎを与え給えり/ たどり着くところ/ 詩集の一節/
 寝過ごしてしまった/ この世のならわし/ 春*/ ルンダーネ/
 ばらの季節に/ アリエッタ(トルーデ・ラーシェンに)
レザ・エ・イラガッツィ
ニーナ・グラヴローク(ソプラノ)*
プリマドンネ*
レザ・アガミル(指揮、ピアノ)
 グリーグの新しい世界、合唱団ではない、むしろオペラ・バンド!

 録音:2014 年オスロ、ノルウェー・オペラ&トロールハウゲン、グリーグ博物館/180g



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


MELODIYA



MELCD 1002224
\2200→\1990
エミール・ギレリス・プレイズ・バッハ
 J.S.バッハ:
  前奏曲ロ短調 BWV.855(ジロティ編)
  2台のチェンバロのための協奏曲ハ長調 BWV.1061*
  ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調 BWV.1050+
  パルティータ第1番変ロ長調 BWV.825
  前奏曲とフーガ ニ長調 BWV.532(ブゾーニ編)
エミール・ギレリス(ピアノ)
ヤコフ・ザーク(ピアノ)*
エリザヴェータ・ギレリス(ヴァイオリン)+
ニコライ・ハルコフスキー(フルート)+
キリル・コンドラシン(指揮)
ソヴィエト国立交響楽団*/+
 鋼鉄のピアニズム。ギレリスのJ.S.バッハ!

 「エミール・ギレリス・イン・アンサンブル」(MELCD 1002210)に続く、メロディア(Melodiya)のギレリス復刻シリーズ第2弾は、バッハ・プログラム。
 ヤコフ・ザークとのデュオによる「協奏曲BWV.1061」、コンドラシン、妹のエリザヴェータとの共演での「ブランデンブルク協奏曲第5番」、ジロティ、ブゾーニのトランスクリプション、そして「パルティータ第1番」など、多彩なプログラムも魅力。「鋼鉄のピアニズム」が繰り広げるバッハは、音質面の向上も楽しみなところ。

 1948年&1950年(BWV.825)&1968年(BWV.532)の録音。ディジパック仕様。
 


MELCD 1002253
(2CD)
\4400→\3990
テミルカーノフ、1980年のマーラー"復活"!
 マーラー:交響曲第2番ハ短調《復活》
ガリーナ・コヴァリョーヴァ(ソプラノ)
エフゲニヤ・ゴロホフスカヤ(メゾ・ソプラノ)
ユーリ・テミルカーノフ(指揮)
キーロフ歌劇場管弦楽団&合唱団
 ロシアの名指揮者ユーリ・テミルカーノフが、キーロフ歌劇場首席指揮者時代の1980年に録音を行ったマーラーの「復活」が本家メロディアから登場!
キーロフ歌劇場のソリスト、コヴァリョーヴァとゴロホフスカヤを起用したテミルカーノフの「復活」は、演奏の凄さはもちろんのこと、その音質も気になるところ。

1980年の録音。ディジパック仕様。



やぶへびとは思いつつ、紹介しておきます。
同じ録音のCARDELLINO RECORDS盤

CAR 0001
(2CD)
\2600→\2390
旧ソ連時代のテミルカーノフ&キーロフ劇場管
 マーラー:交響曲第2番ハ短調「復活」
ガリーナ・コヴァリョーヴァ(Sop)
エフゲニヤ・ゴロホフスカヤ(A)
ユーリ・テミルカーノフ(指)
キーロフ(マリインスキー)劇場管弦楽団、合唱団
 初CD 化! 来日公演も期待のテミルカーノフの「復活」。旧ソ連時代にテミルカーノフが、かくも凄い演奏を残していた!

 録音:1980 年5 月(セッション録音)/キーロフ(マリインスキー)劇場(旧レニングラード)/ADD、24bit digital remastering、Stereo、79’ 59”

 テミルカーノフといえば、サンクトペテルブルグ・フィルの音楽監督として君臨していますが、1977 年から88 年まで、キーロフ(現マリインスキー)劇場の芸術監督、首席指揮者を務めていました。1980 年、まだバリバリのソ連時代に何とマーラーの、それも宗教的な色彩を持つ交響曲第2 番「復活」を録音していました。
 旧ソ連でマーラーに力を入れていた指揮者といえばコンドラシンを思い出しますが、残念なことに彼は交響曲第2 番の録音を残していません。それを補って余りある演奏・録音がこのテミルカーノフ盤と申せましょう。旧ソ連時代のオーケストラならではの迫力と大きさ、緊張感に改めて感心させられます。さらに合唱の凄さはロシアならではで、弱音でも底知れぬ深みと表現力を見せてくれます。独唱陣もソ連時代にキーロフのプリマだった実力派で、ロシア・オペラの一場面さえ彷彿させます。テミルカーノフの統率力も見事の一言に尽きるもので、これほど筋肉質に引き締まった「復活」も珍しいと申せましょう。
 マーラーの交響曲第2 番は1920-30 年代のソ連で頻繁に演奏されましたが、その後イデオロギー的・政治的理由によりレパートリーから消え、1962 年にロジェストヴェンスキーにより蘇演されました。それを人気作にしたのがテミルカーノフで、1973 年以来たびたび演奏し、絶賛されました。もともとマーラーの音楽にはスラヴ的な要素が多く、テミルカーノフの演奏で聴くと、ある時はチャイコフスキー、ある時はショスタコーヴィチの音楽を思い起させ興味津々です。
 かつてメロディアからLP 発売されたこともありますが、今回ペテルブルグ・レコーディング・スタジオでオリジナルのアナログ・マスターから24bit リマスタリングを施され、鮮明な音が蘇りました。

 

MELCD 1002197
\2200
ピアノ・デュエットVol.1
 シューベルト:
  幻想曲ヘ短調D.940, Op.103(1990年録音)、
  12のワルツD.145, Op.18〔クレムザー編/4手連弾版〕(1975年録音)、
  4つのポロネーズD.599, Op.75(1974年録音)
 ランナー:ワルツ集 Op.115(1986年録音)
 シューマン:おばけのお話 Op.85-11(1975年録音)
 ブラームス:
  5つのワルツ〔Op.39より〕(1986年録音)、
  ハンガリー舞曲集より 第4番ヘ短調、第19番ロ短調、
  第17番嬰へ短調、第13番ニ長調、第1番ト短調(1986年録音)
アレクサンドル・バフチエフ(ピアノ)
エレーナ・ソロキナ(ピアノ)
 ロシアのピアノ・デュエット・アンソロジー第1弾は、30年以上にわたりデュオを組んできたレフ・オボーリンの高弟アレクサンドル・バフチエフ(1930−2007)と、エレーナ・ソロキナ(1940−)。
 このドイツ&オーストリア・プログラムは、"ロシアのゴールデン・デュエット"とも称えられ、ロシアでのピアノ・デュエットの文化、人気を復活させた功労者たちが残した功績そのものである。

 1974年−1990年の録音。ディジパック仕様。
 


MELCD 1002215
(2CD/特別価格)
\4400→\3990
アンドレ・ジョリヴェ、1960年代から80年代のメロディア音源が復活!
 ジョリヴェ:
  フルート協奏曲
   〔アレクサンドル・コルネイエフ(フルート)、
    アンドレ・ジョリヴェ(指揮)、
    モスクワ放送交響楽団、1966年録音〕
  チェロ協奏曲第2番
   〔ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)、
    アンドレ・ジョリヴェ(指揮)、
    フランス放送フィルハーモニー管弦楽団、1969年録音〕/
  ファゴット協奏曲
   〔ワレーリー・ポポフ(ファゴット)、
    ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)、
    ソヴィエト国立交響楽団ソロイスツ・アンサンブル、1976年録音〕/
  ピアノ協奏曲
   〔ワレーリー・カステルスキー(ピアノ)、
    ワシーリー・シナイスキー(指揮)、
    ラトビア国立交響楽団、1981年録音〕/
  交響曲第1番、5つの典礼舞曲
   〔アンドレ・ジョリヴェ(指揮)、モスクワ放送交響楽団、1966年録音〕/
  七重奏の狂詩曲
   〔A.ムサエリャン(ヴァイオリン)、V.ソコロフ(クラリネット)、
    ワレーリー・ポポフ(ファゴット)、L.ヴォロディン(トランペット)、
    グリゴリー・ヘルソンスキー(トロンボーン)、
    R.コマチュコフ(コントラバス)、ワレンチン・スネギーリョフ(打楽器)、
    ワレーリー・ポリャンスキー(指揮)、1982年録音)
アンドレ・ジョリヴェ(指揮)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
ワシーリー・シナイスキー(指揮)
ワレーリー・ポリャンスキー(指揮)、他
 没後40年を迎えた20世紀フランスの巨星アンドレ・ジョリヴェ(1905−1974)の自作自演を含む、1960年代から80年代にかけてのメロディア音源が復活!
 チェロのロストロポーヴィチ、フルートのアレクサンドル・コルネイエフ、ファゴットのワレーリー・ポポフ、指揮にはジョリヴェ自身、ロジェストヴェンスキー、シナイスキー、ポリャンスキーなど、ロシア(旧ソ連)を代表する音楽家たちの名がズラリ!「七重奏の狂詩曲」では、ロシアの名物ティンパニスト、スネギーリョフにも要注目。

 1966年−1982年の録音。ディジパック仕様。
 


MELCD 1002268
(3CD/特別価格)
\4400→\3990
ミャスコフスキー:交響曲集
 交響曲第16番ヘ長調 Op.39(1950年録音)*
 交響曲第22番ロ短調 Op.54《交響的バラード》(1971年録音)
 交響曲第17番嬰ト短調 Op.41(1991年録音)
 交響曲第21番嬰へ短調 Op.51(1950年録音)*
 交響曲第25番変ニ長調 Op.69(1992年録音)
 交響曲第27番ハ短調 Op.85(1980年録音)
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
コンスタンティン・イワノフ(指揮)*
ソヴィエト国立交響楽団
 27曲の交響曲を作曲した19世紀末〜20世紀前半のロシアにおけるシンフォニスト、ニコライ・ミャスコフスキー(1881−1950)。
 全集録音を成し遂げたスヴェトラーノフと、ソヴィエト国立響のスヴェトラーノフの前任でありロシア、旧ソ連の名匠コンスタンティン・イワノフの録音を組み合わせた6曲からなるミャスコフスキー選集です。

 1950年−1992年の録音。ディジパック仕様。


<メジャー・レーベル>
 

DG



482 0589
(2CD)
\2400→\1990
ナンダコレハ
 コンナノハイヤダケド、チョットダケキイテミタイ

 クラシック音楽の新しい楽しみ方
  〜世界各地で浸透中のクラブ・イベントをCDで!
  The Sound Of Yellow Lounge
   - Classical Music Mixed By DJ Cle

[使用楽曲]
 スヴェン・ヘルビッヒ:子守歌〜
  フォーレ・クァルテット,
 ラヴェル:オンディーヌ〜アルゲリッチ(P),
 エルガー:ニムロッド〜
  シノーポリ(指揮),
 ラヴェル:水の戯れ〜エマール(P),
 カッツ=チェルニン:エリザのアリア〜
  ダニエル・ホープ(Vn),
 ブラームス:交響曲第3番第3楽章〜
  マゼール(指揮),
 エリック・ウィテカー:A Boy And A Girl〜
  エリック・ウィテカー(指揮),
 モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス〜
  マリア・トッテンハウプト(Hp),
 マックス・リヒター:Berlin By Overnight〜
  ダニエル・ホープ(Vn),
 Ljova:The Muse〜Brooklyn Rider,
 ペルト:ヴァイオリン、弦楽と打楽器のためのフラトレス〜
  ダニエル・ホープ(Vn),
 シューベルト:湖のほとりで〜プロハスカ(Sp),
  など44曲よりエディット
 『イエロー・ラウンジ』は、2001年ドイツのハンブルクではじまった、クラブでクラシック演奏をドリンクを片手に気軽に楽しめる音楽イべント。
 DGやDeccaの超一流クラシックアーティストたちが出演。その前後にはDJやVJ がパフォーマンスを行い、至近距離でパフォーマンスを体感できます。
 クラシック・コンサートの概念を覆すライブとして、今やベルリン、アムステルダム、ロンドン、ニューヨーク、ストックホルム、ソウル、東京など世界各地に広がっています。
 このアルバムは、DGの名盤からの様々な音楽を使用し、ドイツのDJ およびプロデューサーでもあるDJ.CleがReMixを施しています。クラブでのクラシック・イベントを、ご自宅のリスニング・ルームで体感してください。
 


479 2954
\2300→\2090
Escape To Paradise - The Hollywood Album
 ローザ:「ベン・ハー」〜愛のテーマ,
 コルンゴルト:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35,

 C=テデスコ:海のささやき,
 アイスラー:シークレット・マリッジ,
 ローザ:「エル・シッド」〜愛のテーマ,
 ツァイスル:Menuhim's-Song,
 ワックスマン:愛しのシバよ帰れ,
 ユルマン&ケイパー:Tranen in der Geige,
 ヴァイル:Speak Low,
 コルンゴルト:セレナーデ,
 ローザ:「白い恐怖」〜前奏曲と愛のテーマ,
 モリコーネ:「ニュー・シネマ・パラダイス」〜愛のテーマ,
 J・ウィリアムズ:「シンドラーのリスト」〜テーマ,
 ニューマン:アメリカン・ビューティー,
 ヘイマン:世界のどこかで,
 フップフェルド:アズ・タイム・ゴーズ・バイ
ダニエル・ホープ(Vn)/
アレクサンダー・シェリー(指揮)
ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団/
マリア・トッテンハウプト(Hp)/
ベルリン・ドイツ室内管弦楽団五重奏団/
ジャック・アモン(P)
 ダニエル・ホープが奏でる美しき愛のメロディ
 【録音】2013年1月、ストックホルム・コンサートホール/2013年4月、ベルリン・テルデックス・スタジオ
 毎回企画性の高いアルバム作りをするホープ。今回は「楽園への逃避」をコンセプトに、ハリウッドで活躍した、または活躍中の作曲家の作品を集めています。
 楽園への逃避とは歴史的なコンセプトであると同時に、ダニエル・ホープ自身の個人的な背景でもあります。彼の祖父母はヒットラーから逃れて南アフリカに移住し、彼の両親はアパルトヘイトから逃れるためにイギリスに渡ったのです。
 コルンゴルトの「ヴァイオリン協奏曲」(全曲)を前半に配置し、数々の映画音楽からの美しき「愛のテーマ」を、ダニエル・ホープがヴァイオリンで歌い上げています。
 ハンス・アイスラーのメロディにスティングが歌詞をつけた「ザ・シークレット・マリッジ」の新アレンジ版では、スティングがボーカルでゲスト参加。




DECCA

パヴァロッティ DECCA録音50周年記念!
◆96kHz/24-bitリマスターCD
◆ブルーレイ・オーディオ(96kHz/24-bit)封入
◆オリジナル・デザインのハードバック・ブックレット
◆原語歌詞付き
◆レアな写真多数掲載

478 7811
(2CD+Blu-rayオーディオ)
\5500
パヴァロッティ/
 ドニゼッティ:歌劇「愛の妙薬」
ジョーン・サザーランド(S)
ルチアーノ・パヴァロッティ(T)
ドミニク・コッサ(Br)
スピロ・マラス(Bs)
マリア・カズーラ(S)、他
アンブロジアン・オペラ・コーラス
イギリス室内管弦楽団
指揮:リチャード・ボニング
 パヴァロッティの甘美なベル・カント!
 録音:1970年1月&6月 ロンドン、キングスウェイ・ホール
 サザーランドが初めてオペラ・ブッファを歌った録音。パヴァロッティの甘美なベル・カント唱法とボニングの牧歌的な演奏があいまって、見事な仕上がりになっています。
 
478 7819
(2CD+Blu-rayオーディオ)
\5500
パヴァロッティ/
 プッチーニ:歌劇「蝶々夫人」
ミレッラ・フレーニ(S)
ルチアーノ・パヴァロッティ(T)
クリスタ・ルートヴィヒ(Ms)
ロバート・カーンズ(Br)
ミシェル・セネシャル(T)
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
 抒情性が際立つ流麗な仕上がり!
録音:1974年1月 ウィーン、ゾフィエンザール
 カラヤン2度目の録音となる蝶々夫人。主役にパヴァロッティとフレーニを配し、カラヤンのタクトによるオーケストラが磨き抜かれた演奏を聴かせる豪華なキャスティング。しなやかなオーケストラ・サウンドが抒情味溢れる作品の魅力を120%堪能させてくれます。
 パヴァロッティとフレーニの感性溢れる美声が聴き手を引きつけて離しません。
 
478 7815
(2CD+Blu-rayオーディオ)
\5500
パヴァロッティ/
 プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」
ジョーン・サザーランド(S)
ルチアーノ・パヴァロッティ(T)
モンセラ・カバリエ(S)
ニコライ・ギャウロフ(Bs)
ジョン・オールディス合唱団
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ズービン・メータ
 綺羅星のごとき歌手陣で贈る名盤!
 録音:1972年8月 ロンドン、キングスウェイ・ホール
 サザーランドのドラマティックな高音とパヴァロッティの深々としたテノールが印象的な1972年録音の「トゥーランドット」。珠玉の歌手陣を揃えたDECCAならではの名盤。
 

478 7583
\2300
パヴァロッティ/クラシカル・デュエット
 1) ヴェルディ:「椿姫」より 乾杯の歌〜
  J・サザーランド(Sp),
 2) ヴェルディ:「椿姫」より 愛する人よ、パリを離れよう〜
  C・ステューダー(Sp),
 3) プッチーニ:「ボエーム」よりああ、麗しの乙女〜
  M・フレーニ(Sp),
 4) プッチーニ:「蝶々夫人」より 可愛がってくださいね〜
  R・テバルディ(Sp),
 5) ヴェルディ:「仮面舞踏会」より
  わたしはおまえのそばにいるぞ〜
   R・テバルディ(Sp),
 6) マスカーニ:「友人フリッツ」より さくらんぼの二重唱〜
  C・バルトリ(Ms),
 7) ヴェルディ:「リゴレット」より それは心の太陽〜
  J・アンダーソン(Sp),
 8) ヴェルディ:「リゴレット」より美しい愛らしい娘よ〜
  J・サザーランド(Sp),
 9) ヴェルディ:「アイーダ」より さようなら涙の谷よ〜
  P・ブルチェラーゼ(Bs),
 10) ビゼー:「真珠採り」より 聖なる神殿の奥深く〜
  N・ギャウロフ(Bs),
 11) ドニゼッティ:「ランメルモールのルチア」より
  花嫁の永遠の操を〜
   R・スコット(Sp),
 12) ドニゼッティ:「ランメルモールのルチア」より
  このような時、誰が私を止めるのだ〜
   J・サザーランド(Sp),
 13) ヴェルディ:「オテロ」より 暗い夜の深まりに〜
  K・テ・カナワ(Sp),
 14) ジョルダーノ:「アンドレア・シェニエ」より
  貴女のそばでは、僕の悩める魂も〜
   M・カバリエ(Sp),
 15) プッチーニ:「トゥーランドット」より
  誰も寝てはならぬ〜
   P・ドミンゴ&J・カレーラス(T
ルチアーノ・パヴァロッティ(T)
名テナー、パヴァロッティと名歌手らとの素晴らしきデュエット!
【録音】1967〜1997年
3大テノールの一人として、世界中の音楽ファンから愛され続けた偉大なるテノール歌手、故ルチアーノ・パヴァロッティ。イタリア・オペラは彼の最も得意とするところで、Deccaに数多くのオペラ・レコーディングを行い、どれもが華々しい歌唱で高い評価を得てきました。このアルバムは、様々なオペラからのデュエットを中心とした選曲で、世界的歌手らとの競演によって感動的な重唱をたっぷり堪能できるものです。アルバムの最後に収録された3大テナーによる「誰も寝てはならぬ」は圧倒的!
 

478 7732
\2300
ボチェッリ/オペラ・アリア・ベスト
 1. 風の中の羽根のように(女心の歌)
 (ヴェルディ:歌劇《リゴレット》〜)
 2. 冷たい手(プッチーニ:歌劇《ボエーム》〜)
 3. 衣裳をつけろ(レオンカヴァッロ:歌劇《道化師》〜)
 4. 我は嘆く(ヴェルディ:《レクイエム》〜)
 5. 聖なる神殿の奥深く(ビゼー:歌劇《真珠採り》〜)
 6. 愛さずにはいられないこの想い
  (ジョルダーノ:歌劇《フェドーラ》〜)
 7. なんとすばらしい美人!
  (プッチーニ:歌劇《マノン・レスコー》〜)(※)
 8. 人知れぬ涙(ドニゼッティ:歌劇《愛の妙薬》〜)
 9. ああ、心が痛む!(ヴェルディ:歌劇《椿姫》〜)
 10. さらば愛の家(プッチーニ:歌劇《蝶々夫人》〜)
 11. おお、麗しの乙女(プッチーニ:歌劇《ボエーム》〜)
 12. 清きアイーダ(ヴェルディ:歌劇《アイーダ》〜)
 13. フェデリコの嘆き(チレア:歌劇《アルルの女》〜)
 14. 母さん、この葡萄酒は強いね
 (マスカーニ:歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》〜)
 15. 星は光りぬ(プッチーニ:歌劇《トスカ》〜)
 16. 妙なる調和(プッチーニ:歌劇《トスカ》〜)
 17. 春風よ、なぜ私を見ざめさせるのか
 (マスネ:歌劇《ウェルテル》〜)
 18. 愛の神か・・・昇れ太陽よ
 (グノー:歌劇《ロメオとジュリエット》〜)(※)
 19. 僕は何という果報者!
 (ドニゼッティ:歌劇《連隊の娘》〜)
 20. 見よ、恐ろしい炎を
 (ヴェルディ:歌劇《トロヴァトーレ》〜)
 21. 五月の晴れた日のように
 (ジョルダーノ:歌劇《アンドレア・シェニエ》〜)
 22. 誰も寝てはならぬ
 (プッチーニ:歌劇《トゥーランドット》〜)(※)
       初出=※
アンドレア・ボチェッリ(テノール)
デュエット:ブリン・ターフェル(テノール)(5)
バルバラ・フリットリ(ソプラノ)(11)
 ボチェッリの魅惑の声でオペラのエキスを満喫!
 録音:1997年〜2014年
 2012年にUKだけで発売となったボチェッリのオペラ・アリア集が全世界で発売されることになりました。
 「このアルバムを聴き、オペラをより身近に感じてほしい」というボチェッリの言葉のとおり、ここには耳にする機会の多い有名なオペラ・アリアばかりを22曲収録しています。
 ボチェッリの最新録音となる「マノン・レスコー」からのアリア1曲と初出となる2つの新しいトラックも収められています。
 

B002096902
\2300
《ハーヴァード・スクエアのクリスマス》
 1) 神の御子は今宵しも
 2)ビクトリア:おお、偉大なる神秘よ
 3) ダビデの村に
 4)これらシェバから 来るものはみな
 5)メンデルスゾーン:天には栄え
 6)ポストン:リンゴの木なるイエス・キリスト
 7) Mater Ora Filium
 8)ベツレヘムへの小さな路
 9) 幼少の王
 10)ダーク:凍えそうな寒い冬
 11) 私はひとりの乙女について歌う
 12) ひとりのみどりごが私たちのために生まれた
 13) ディンドン空高く
 14) やさしい乙女
 15) 静かに、静かに
 16) 主は言われた
 17) 荒野の果てに
 18)聖母への祈り
 19) そのようなバラはない
セント・ポール・クワイア・スクール少年合唱団
ジョン・ロビンソン(指揮&Org)
 アメリカ唯一の少年合唱学校の声の美しさ
 1963年に、マサチューセッツ州ケンブリッジ、ハーヴァード・スクエアに開校されたカトリックの学校であり、アメリカで唯一の少年合唱団の学校です。
 バチカンでのように宗教音楽や典礼を行うため、音楽だけでなく通常学業まで4年間の教育が行われています。
 初期のころは小澤征爾指揮のボストン交響楽団などのコンサートや録音に出演していますが、近年では宗教音楽専門としており、カウンターベリー大聖堂のオルガニスト、ジョン・ロビンソンが音楽監督を務めています。
 このアルバムは、創立50年にして合唱団初のアルバムとなるもので、ジョン・ロビンソンによる様々な讃美歌の現代的なアレンジは、独特な荘厳さで高い評価を得ています。キリストの降誕の驚きとクリスマスの暖かさを感じてください。

481 1075から品番変更




Universal Music Classics


481 0997
\2300
Time For Three
 1) Happy Day
 2) Roundabouts
 3) Winter
 4) Banjo Love
 5) Queen Of Voodoo
 6) Everything'll Be Alright
 7) Vocalise (Rachmaninoff)
 8) Closer
 9) Norwegian Wood (John Lenon)
 10) What If You
 11) Chaconne In Winter (J.S.Bach)
 12) Danny Boy
 13) UFO
Time For Three
[Nicolas Kendall(Vn),
Zachary DePue(Vn),
Ranaan Meyer(Cb)]& 他
 Time For Threeの3人は、もともとクラシック音楽の教育を受けていましたが、ポップス、ジャズ、ブルーグラスや即興などに目覚め、3人でアンサンブルを組むようになりました。
 ビートルズの独特なアレンジ、ケイティ・ペリー、カニエ・ウェスト、ジャスティン?ティンバーレイク、そしてバッハやブラームスなどを、様々なスタイルで演奏。
 すでにカーネギー・ホールからクラブ、フェスティバル、NFLのゲーム、インディ500などに出演し、世界中で話題をさらっています。













9/9(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

CPO


777525
\2700→\2490
ルイ・グラス:交響曲全集 第1集
 1-4.交響曲 第3番 ニ短調 Op.30「森の交響曲」/
 5-9.管弦楽のための組曲「夏の生活」Op.27
ライン州立フィルハーモニー管弦楽団/
ダニエル・ライスキン(指揮)
 デンマークの作曲家、ルイ・グラス(1864-1936)はニルセンと同じくニルス・ゲーゼに師事しましたが、留学先のブリュッセル音楽院でブルックナーの音楽に夢中になったことで、他の北欧の作曲家とは一線を画した作風を確立しました。
 彼は素晴らしいコンサートピアニストでしたが、片腕の麻痺により引退を余儀なくされ、その後は作曲家として数多くの作品を残しています。
 ブルックナーの他にもシューマンやフランクからも強い影響を受けた彼の作品は、とても色彩的であり、全てに渡って重厚な響きが横溢しています。
 確かに交響曲第3番の冒頭、ホルンの響きはまるでブルックナーそのものですが、曲が進むにつれ、なかなか面白い様相を呈してきますからご期待ください。後期ロマン派の音楽が好きな人だったら、必ずお気に入りに登録間違いなしの音楽です。

 これまでDANACORDから全集が出ていて一部のファンからは高い人気を得ていましたが、今回新たな全集が名匠ライスキンの手によって開始されたことで、さらにその人気に拍車がかかることでしょう。

交響曲 第1番 ホ長調 作品17 (1894)
交響曲 第2番 ハ短調 作品28 (1899)
交響曲 第3番 ニ長調 作品30 「森の交響曲」(1901)
交響曲 第4番 ホ短調 作品43 (1910)
交響曲 第5番 ハ長調 作品57 「卍交響曲」(1919)
交響曲 第6番 作品60 "Skjoldungeat"(1926)


 

777538
\2700→\2490
ヨハン・ミヒャエル・ハイドン:管楽のための協奏曲全集 第2集
 1.ホルン協奏曲 ニ長調 MH53/
 2.フルート協奏曲 ニ長調 MH81/
 3.トロンボーン協奏曲 ヘ長調(セレナード MH61より)/
 4.トランペット協奏曲 ハ長調(セレナード MH60より)/
 5.ホルンとトロンボーンのための協奏曲 ニ長調
  (セレナード MH86より)/
 6.ファゴット協奏曲 変ロ長調(シンフォニア MH133より)/
 7.ホルンのためのロマンス 変イ長調 MH806
  (モーツァルト:ホルン協奏曲 K447よりホルン・パート)
リンデ・ブルンメリー=トゥッツ(フルート)/
ヨハネス・ヒンターホルツァー(ホルン)/
フランツ・ランドリンガー(トランペット)/
ノルベルト・ザルヴェンモーザー(トロンボーン)/
クラバヤシ・マキコ(ファゴット)/
ザルツブルク・ホーフムジーク/
ヴォルフガング・ブルンナー(指揮)
 ヨーゼフ・ハイドンの5歳下の弟で才能ある作曲家ミヒャエル(1737-1806)。彼の作品は当時のウィーンの音楽を知る上で大切なレパートリーであり、また教育者としても優れた彼の元からは、ウェーバーやディアベリが育つなど、音楽史的にも大変重要な人であったことは間違いありません。
 この協奏曲集は第1集(777781)に続くもので、美しいハーモニーと、巧みな独奏楽器の使い方には感嘆せざるを得ません。最後に収録されているロマンスは、モーツァルトのメロディを転用したものですが、これは何といっても伴奏部分の違いが聞き所でしょう。


旧譜 第1集

777781
\2700→\2490
ヨハン・ミヒャエル・ハイドン:管楽のための協奏曲全集 第1集
 1.クラリネット協奏曲 イ長調(セレナード MH68から)/
 2.ホルン協奏曲 ニ長調(セレナード MH134から)/
 3.トロンボーン協奏曲(セレナード MH68から)/
 4.フルート協奏曲 ニ長調(MH105)/
 5.トランペット協奏曲 ニ長調(セレナード MH104から)
リンデ・ブリュマイル=ルッツ(フルート)/
エルンスト・シュレーダー(クラリネット)/
ヨハネス・ヒンターホルツァー(ホルン)/
フランツ・ランドリンガー(トランペット)/
ノルベルト・ザルベンモーザー(トロンボーン)/
ザルツブルガー・ホフムジーク/
ヴォルフガンク・ブルンナー(指揮)
ヨーゼフ・ハイドンの5歳年下の弟であるミヒャエル・ハイドン(1737-1806)の作品集です。ザルツブルクの大司教の宮廷楽団の楽長を務め、また聖三位一体教会や大聖堂のオルガニストを務めるなど、素晴らしい功績を残したにも拘わらず、偉大な兄の影に隠れてしまい忘れられてしまった残念な人でもあります。
 典型的な古典派の作曲家であり、またモーツァルト父子と親しい間柄でもあったミヒャエルの作品は、確かに兄のような精緻さや、モーツァルトのような天才的な閃きには乏しいものの、至るところに喜びが横溢する集中力に持ちた素晴らしいものなのです。最近になっていくつかの作品は復興を遂げていますが、このcpoのシリーズはまた違ったM.ハイドンの魅了を開発するもの。古典派の解釈にかけては一流であるブルンナーの確固たる演奏は、忘れられた作曲家の魂を現世に呼び戻してくれそうです。

 

777659
(2CD)
\5400→\4990
ラインハルト・カイザー:歌劇「ポモナ」 メラニエ・ヒルシュ(ソプラノ)/
ドロテー・マリア・サンドマン(ソプラノ)/
オリヴィア・フェルミューレン(アルト)/
マグダレーナ・ハレル(ソプラノ)/
ジュリアン・ポッジャー(テノール)/
クヌート・ショッホ(テノール)/
ヤン・コボウ(テノール)/
ライモンズ・シュポーギス(バリトン)/
イェルク・ゴットシック(バリトン)/
カペラ・オルランディ・ブレーメン /
トーマス・イーレンフェルト(指揮)
 ドイツ、バロック時代の作曲家カイザー(1674-1739)は主に歌劇の作曲家として、ハンブルクを拠点に活躍しました。約100曲の歌劇作品は当時は高い人気を誇ったものの、やがてそのほとんどが忘れられてしまい、20世紀の終わり近くになって、バロック音楽の復興とともにようやく人気が再燃。いくつかの歌劇も蘇演されています。
 この歌劇を含めた4つの作品はデンマーク王室に捧げられたもので、「神々の長を決めるためのコンテストが行われ、ジュピターが選ばれる」までのお話ですが、ここには素晴らしい音楽と詩があり、当時の聴衆たちの嗜好も伺われる作品です。
 カペラ・オルランディ・ブレーメンとイーレンフェルトによる颯爽とした演奏は、この忘れられた歌劇に新しい命を与えています。



第77号でお知らせしたカイザーのアルバム
今までほとんど見向きもされなかったカイザーの作品がここへ来て頻繁にリリースされるようになったというのは、やはり「聴け!」ということだと思う。

MD+G
605 10372
\2400→\2190
〔再発売〕
待望の再発売!
ラインハルト・カイザー(1674-1739):

 ①歌劇「クラウディウスの誘惑」より
 ②フルート、ヴィオラ・ダモーレと通奏低音のための3声のソナタ第1番
 ③歌劇「バビロンの王」より
 ④弦楽のための協奏曲
 ⑤アリア「最愛のアドニス」
 ⑥歌劇「美徳の力」より
エリザベート・ショル(Sp)
ラ・リコルダンツァ(ピリオド楽器アンサンブル)

 ドイツ・バロック歌劇の祖、カイザーによる美しいアリア
 ハンブルグで活躍したバロック時代中期の作曲家ラインハルト・カイザー。オペラ、アリア、デュエット、カンタータ、セレナーデ、教会音楽とオラトリオなど、幅広い作品ジャンルで、テレマン同等の人気を誇った作曲家といわれています。
 特にバッハやテレマンがあまり着手しなかったオペラのジャンルでは、「ドイツ・バロック歌劇の祖」とされています。そのカイザーのオペラからのロココ趣味を取り入れた歌にソナタや器楽合奏を組み合わせたバランスよいカップリング。
 そして名バロック歌手エリザベート・ショルの透明感ある歌声によって、美しさが際立ったアルバムです。
 長らく入手困難になっておりましたが、待望の再発売です!

  【録音】2000年5月録音



 バロック時代、音楽の中心はイタリアだった。一方ドイツは、芸術的にも文化的にも商業的にも他のヨーロッパ諸国と比べて格段に差をつけられていた。
 ところが港町ハンブルグだけは違っていた。もともと「ドイツ」というひとかたまりの国などなく、幾多もの自由国家やらなんやらで構成されていた当時の「ドイツ」地方。ハンブルグはそのなかで例外的に裕福で文化的にも進んだ都市だった。
 さて、オペラは基本的に貴族の宮廷のために存在していたが、ようやくヴェネツィアで一般庶民も見られる劇場が生まれた。そしてドイツでもようやくハンブルグでそうした劇場が生まれ、イタリアにも負けないようなドイツ独自のオペラが人気を博した。ご当地オペラである。そのハンブルグで一世を風靡したのが、ラインハルト・カイザー。後のハンブルク市立歌劇場の首席作曲家を
勤め、ドイツの国民オペラを隆盛に導いた。年代的にはヴィヴァルディとほぼ同時代。年下のテレマンも彼を慕ってハンブルグに来たらしい。その後いろいろ確執はあったらしいが、カイザーが繁栄させた土壌の上に、ドイツ最大の人気作曲家テレマンが生まれたことは間違いない。実際若きヘンデルもカイザーが発掘したと言われる。
 さて、そんなドイツの隠れた偉人カイザーのいろいろな作品を巧みに組み合わせた秀逸なアルバム、待望の再発売。

 
777732
\2700
ヨハン・ヴィルヘルム・ヘルテル:宗教作品集
 1.詩篇第100番「主に向かいて歓呼の声をあげよ」/
 2.コラール・カンタータ
  「イエス・キリストよ、われ汝に呼ばわる」/
 3.モテット
  「私はあなたのそばにいて、離すことはありません」/
 4.モテット「歓喜せよ、汝の名前は天に書かれている」/
 5.教会音楽「フェイアーの平和祭のために」/
 6.シンフォニアとカンタータ第14番「汝は幸せを楽しむ」
カトリーン・ヒューブナー(ソプラノ)/
アンドレアス・ヴェラー(テノール)/
北ドイツ放送合唱団/
メクレンブルク・バロック管弦楽団「Herzogliche HofKapelle」/
ヨハネス・メーズス(指揮)
 ドイツの作曲家、ヴァイオリニスト、ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者ヘルテル(1727-1789)の宗教作品集です。彼はガンバをヘッセに学び、ヴァイオリンは独習、鍵盤楽器はメルゼブルクの宮廷オルガニストに学んだといい、その作品もほとんどがヴァイオリンやガンバのための器楽曲です。
 かなり多くの曲を残したようですが、楽譜が散逸してしまったり、または出版されることがなかったため、現在では、ほとんど未知の作曲家として位置づけられています。
 cpoでは彼の作品を少しずつ発掘し、この創造性豊かな作曲家の本質を顕らかにすべく奮闘しています。
 この宗教作品集は、ヘルテルが仕えていたメクレンブルク=シュトレーリッツ公国の宮廷で演奏されたと推測されるもので、美しいコラールやモテットをはじめ、祝祭的な雰囲気を表すためにトランペットとティンパニが巧みに用いられた「平和祭のための音楽」が耳に残ります。
 
777766
(2CD)
\3200
フランツ・シューベルト:ピアノ・ソナタ集
<CD1>
 1-4.ピアノ・ソナタ 第20番 イ長調 D959/
 5-10.6つの楽興の時 D780/
<CD2>
 1-3.ピアノ・ソナタ 第13番 イ長調 D664/
 4.ハンガリー風のメロディ ロ短調 D817/
 5-8.ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D960
ミヒャエル・コルスティック(ピアノ)
 ベートーヴェンやリストで素晴らしい演奏を聞かせるピアニスト、ミヒャエル・コルスティック。彼の知的な解釈はこのシューベルト(1797-1828)でも存分に生かされています。
 決して音を弾き飛ばすことはなく、いつものようにゆったり目のテンポをとり、じっくりと音を紡いでいくコルスティック。彼のシューベルトに漂う渋さは、あの「ハンマークラヴィーア」ソナタ第3楽章での「伝説的な遅さ」にも通じるものがあります。
 数多くのピアニストたちが愛奏している「楽興の時」も一筋縄ではいかない堅固な演奏。シューベルトに対しての見方ががらっと変わってしまうかもしれない演奏であることは間違いありません。
 

777836
\2700→\2490
アルフォンス・ディーペンブロック:管弦楽伴奏による歌曲集
 1.管弦楽のための賛歌/2.夜への賛歌/
 3.トゥーレの王/4.昔、年老いた王がいた/
 5.大いなる沈黙の中に/6.ひそやかに
ハンス・クリストフ・ベーゲマン(バリトン)/
ザンクト・ガレン交響楽団/
オットー・タウスク(指揮)
 オランダ、ロマン派の作曲家ディーペンブロック(1862-1921)の管弦楽伴奏付きの歌曲集です。
 この時代の他の作曲家たちの例に漏れず、その創作の源泉はワーグナーにありますが、後年になってドビュッシーの音楽に接することで、作風に陰影が生まれ、極めて繊細かつ個人的なスタイルを形成するに至りました。
 もともと大学で古典文学を専攻した人だけあって、テキストの選び方には細心の注意が払われており、ここで聞ける歌曲もどれもが、言葉と響きが手を取り合った見事な作品となっています。
 彼はまた天文学者としても活躍したという異色の人でもあります。見事な歌唱を聞かせるベーゲマンは、後期ロマン派の歌曲をとりわけ得意としている人で、cpoのプフィッツナー歌曲集を始め、NAXOSのコルネリウス歌曲集などで好評を博しています。
 

777863
(2CD)
\5400→\4990
シャルル・グノー:交響曲集
 1-4.交響曲 第1番 ニ長調/
 5-8.交響曲 第2番 変ホ長調/
 9-10.交響曲 第3番 ハ長調(断章)…初録音
スイス・イタリアーナ管弦楽団/
オレグ・カエターニ(指揮)
 グノー(1818-1893)の作品で人気ランキングをつけるとしたら、1位はあのバッハの曲に基づいた「アヴェ・マリア」であり、その次には一連のオペラが来ることでしょう。
 そんなグノー、実は素晴らしい交響曲を書いているのですが、あまり聞かれることはありません。音楽辞典には「2曲の交響曲」のみが掲載されていますが、実はもう1曲あることを知っている人はどれほどいるのでしょうか?
 彼の交響曲は、どれもハイドンの影響が感じられる古典的なものであり、第3楽章にはスケルツォ(メヌエット)が置かれるなど、極めて整った形式を有しています。問題の第3番(世界初録音)は、この録音のために、グノーの関係者からスコアの使用許可を取ったという貴重なもの。ファン必聴の1枚と言えるでしょう。




MARCO POLO



8.225364
\2100→\1890
ゴドフスキー:ピアノ作品集 第12集
 1.リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):
  セレナード Op.17-2(ゴドフスキー編)/
 2-4.ゴドフスキー:
  左手のための6つの詩的なワルツ 第1番-第3番/
 5.3つの演奏会用練習曲 Op.11-1 ハ長調(グロテスコ)/
 6.シューマン(1810-1856):
  ミルテの花 第24番「君は花のごとく」Op.25-24
  (ゴドフスキー編)/
 7.ブラームス(1833-1897):甲斐なきセレナード Op.84-4
  (ゴドフスキー編)/
 8.シューベルト(1797-1828):
  白鳥の歌 第12番「海辺で」D957/
 9.クライスラー(1875-1962):
  ベートーヴェンの主題によるロンディーノ
   (ゴドフスキー編)/
 10.ベーム(1894-1981):夜の静けさ Op.326-27
  (ゴドフスキー編)/
 11.シューマン:
  ミルテの花 第14番
   「ハイランド地方の人びとの子守歌」Op.25-14
    (ゴドフスキー編)/
 12.ゴドフスキー:左手のための組曲-メヌエット/
 13.ゴドフスキー:左手のための組曲-ジーグ/
 14.シューベルト:
  美しき水車小屋の娘 第18番「萎める花」D795/
 15-17.ゴドフスキー:
  左手のための6つの詩的なワルツ 第4番-第6番/
 18.ウェーバー(1786-1826):
  舞踏への勧誘(ゴドフスキーによる対位法的編曲)/
 19.ウェーバー:無窮動(常動曲) Op.24
  (ゴドフスキーによる演奏会用編曲)
コンスタンティン・シチェルバコフ(ピアノ)
録音 2013年9月12.13日 UK モンマス,ウィアストン・コンサート・ホール
 ポーランド(現在はリトアニア)のソズウィに生まれ、14歳のときに一時期ベルリン高等音楽院で学ぶも、たった3ヶ月で辞めてしまい、以降、音楽の才能を独自に切り開いてきた天才ゴドフスキー(1870-1938)。9歳で最初の作品を出版、10歳ですでにコンサート・ピアニストとして活躍していた彼らしく、その作品は恐ろしいまでに超絶技巧が張り巡らされていることで知られています。
 このアルバムは彼の特異な作品集の第12集となり、他の作曲家たちの作品の編曲物と、自身の「左手のためのワルツ」を聞く事ができます。冒頭のシュトラウスの「セレナーデ」はあのギーゼキングも独奏用に編曲していますので、聞き比べも楽しいかもしれません。
 シューマンやシューベルトの曲は思いの他、シンプルな編曲が施されていたりしますが、ウェーバーの2つの作品は、もうゴドフスキーの独壇場とも言えるもので、例えば「舞踏への勧誘」の入り組んだメロディは、もう聞いていて混乱するばかり(笑)。彼のオリジナル作品もなかなかいい味出しています。演奏しているのはシチェルバコフ。説明不要のテクニシャンです。




MODE
ITALIAN SURF ACADEMY


MODE
AVANT 13
\2200
〔再プレス〕
マルコ・カッペリ/
 ITALIAN SURF ACADEMY/ AMERICAN DREAM

 1. Django(6:13)
 2. Cinque Bambole(3:55)
 3. The Sundown/San Antonio Mission(6:34)
 4. Deep Deep Down(4:31)
 5. Tiffany Sequence(4:30)
 6. Blood And Black Lace(5:26)
 7. Sesso Matto(4:44)
 8. Driving Decoy(3:12)
 9. Secret Agent Man(5:57)
 10. Eva Kant: Postlude(2:28)
マルコ・カッペリ (electric guitar)、
ルカ・ロ・ビアンコ (bass guitar)、
フランチェスコ・クサ (drums)、
ガイア・マティウッツィ (voice)

 クラシックではないがMODEレーベルからの再発情報。

 ナポリ生まれでNY 在住のイタリア人ギタリスト、マルコ・カッペリが60-70 年代のマカロニウエスタン映画に使われたサウンドトラックをカバーしたアルバム。
 イタリア人監督によって作られたマカロニウエスタンは、音楽にもイタリア人作曲家が起用され、エレキギター・サウンドが特徴とされた。カッペリはアメリカ西部劇に憧れ、同じ頃に流行ったアメリカのサーフィン・ミュージックも好きだった。アルバム中でもところどころでサーフィンサウンドが使われている。
 イタリア人コンポーザーの曲を取り上げながらも、かつてヨーロッパ人が感じていたアメリカへの憧憬がアルバムの真のコンセプトだという。
 Secret Agent は唯一のアメリカ人作曲家Steve Barri /P.F. Sloan へのオマージュだそうだ。
 (「エルモ」より)



 
 CDはメーカー切れとなっていたが再プレスされるもよう。

 間違ってもクラシックではないが、どういう音楽かというとこういう音楽。

http://www.youtube.com/watch?v=ws9ht8KMGM8
.




<メジャー・レーベル>

Australian Eloquence



480 7074
\1200
ショパン:ポロネーズ第1〜6番
ムソルグスキー:展覧会の絵
ラザール・ベルマン(P)
ベルマンのロマンテックなショパンと完璧な展覧会の絵
 【録音】1979年2月, 1978年4月, ミュンヘン、ヘルクレスザール
 ロシアの名ピアニスト、ラザール・ベルマン(1930-2005)。彼はスヴャトスラフ・リヒテルやヴラディーミル・ソフロニツキー、マリヤ・ユーディナから教えを受けた、正統的な「ロシア・ピアニズムの継承者」であり、その驚異的なテクニックは他の追従を許しませんでした。コンクール歴は少なく、1956年のエリザベート王妃国際コンクールの第5位が目ぼしいところで、ショパン・コンクールでは苦渋を味わい、その経験から、長らくショパンを演奏することはありませんした。
 しかし、この1979年の録音では、思いのほかロマンテックで素晴らしいショパンを演奏しています。もちろん「展覧会の絵」は完璧です。
  


480 7073
\1200
カラヤンとジュリーニをバックに絶妙に仕上がった協奏曲
① チャイコフスキー:
   ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23
② リスト:
    ピアノ協奏曲第1番変ホ長調S.124
    ピアノ協奏曲第2番イ短調S.125
ラザール・ベルマン(P)/
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(①)/
カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)
ウィーン交響楽団(②)
 【録音】①1975年11月, ベルリン、フィルハーモニー, ②1976年6月, ウィーン、ジメリンガー・ホーフ
 1975年はベルマンにとっての転機の年でした。この年のアメリカ合衆国での演奏旅行でのリストの「超絶技巧練習曲」は電撃的な大評判を巻き起こし、それがきっかけとなり、このチャイコフスキーのピアノ協奏曲の録音が実現したのです。
 ベルマンが、リストではなくチャイコフスキーを選んだのは、彼なりの思いがあったと語っています。その翌年のリストはまさにベルマンの面目躍如といったもので、ジュリーニとウィーン交響楽団もベルマンの意思を反映した緊張溢れる伴奏を施しています。
  


480 7202
(3CD)
\3000→\2690
R・シュトラウス:楽劇「ばらの騎士」(全曲) マリアンネ・シェヒ(Sp),
リタ・シュトライヒ(Sp)
イルムガルト・ゼーフリート(Ms),
ゲルハルト・ウンガー(T),
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br),
クルト・ベーメ(Bs), 他
カール・ベーム(指揮)
シュターツ・カペレ・ドレスデン
当時最高のキャストを集結しての録音
 【録音】1958年12月、ドレスデン、聖ルカ教会
 カール・ベームにおける唯一のスタジオ・バージョンである、この1958年の「ばらの騎士」。当時市場には2つのライバル録音…カラヤン&フィルハーモニア管盤と、エーリッヒ・クライバー&ウィーン国立歌劇場盤があり、若干配役に配慮が必要だったと言われていますが、結局のところ、ゼーフリートやシュトライヒなど、この当時最高のキャストを集めることができたというものです。ベームの指揮はもちろんのこと、当時33歳のディースカウのファニナルもなかなかの歌いっぷりです。
  


480 7210
(2CD)
\1800→\1690
ギネス・ジョーンズの見事な歌唱による晩年のベームのライヴ
 R・シュトラウス:歌劇「サロメ」(全曲)
ギネス・ジョーンズ(Sp)
リチャード・キャシリー(T)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
ミニョン・ダン(Ms)
ヴィエスワフ・オフマン(T)、他
カール・ベーム(指揮)
ハンブルク国立歌劇場管弦楽団
【録音】1970年11月4日、ハンブルク国立歌劇場でのライヴ
 1930年代のドレスデン時代に「無口な女」や「ダフネ」などのシュトラウスのオペラ作品を次々と世界初演し、1940年代にはシュトラウス隣席のもと「ナクソス島のアリアドネ」を指揮したカール・ベーム。シュトラウス本人から貴重な資料などを託され、後継者とみなされたベームですが、「サロメ」だけは1945年から1980年までのウィーン国立歌劇場での147公演の中でたった14回しか指揮していなかったのです。この録音はベーム晩年のもので、妖艶さは極力抑えられた端正なサロメ。ジョーンズの歌唱が見事です。
 


480 8480
\1200
ボニング指揮による珍しいオペラからの魅惑的な音楽
《フランス・オペラからのバレエ音楽と幕場導入部の音楽》

 マイアベーア:歌劇「預言者」〜戴冠行進曲,
 マスネ:歌劇「ナヴァラの娘」〜夜想曲,
 グノー:歌劇「シバの女王」〜ワルツ,
 ボイワエルデュー:歌劇「白衣の婦人」〜序曲,
 マスネ:歌劇「ケルビーニ」〜第3幕への導入曲,
 ビゼー:歌劇「ドン・プロコピオ」〜第2幕への導入曲,
 マスネ:歌劇「ザモラからの貢ぎ物」〜ギリシャの踊り,
 サン=サーンス:歌劇「ヘンリー8世」〜ジプシーの踊り,
 マスネ:劇付随音楽「復讐の女神たち」〜序曲,
 ドリーブ:歌劇「王様のお言葉」〜第3幕への導入曲,
 オーベール:歌劇「雪」〜序曲,
 マスネ:劇付随音楽「復讐の女神たち」〜
  第3幕への導入曲,
 ドリーブ:歌劇「カッシア」〜第3幕への前奏曲
リチャード・ボニング(指揮)
ロンドン交響楽団
【録音】1971年5月, ロンドン、キングズウェイ・ホール
 1960年代後半から1970年代初頭は、ボニングとサザーランドが最も幅広く活動した時期で、多忙なスケジュールをこなしながら、フランスものを中心とした珍しいオペラを次々と録音し、魅惑的なこれらの作品を紹介することに務めていました。
 このアルバムはフランス・オペラの間奏曲や序曲を集めたもので、マイアベーアの「戴冠行進曲」やボワエルデューの「白衣の婦人」序曲などのいくつかの作品以外は、ほとんど耳にする機会のないものではありますが、いかにもフランスと言った軽妙な響きは一聴の価値あるものです。
 


480 5381
\1200
ボニングによる60年代では珍しかったバロック・オペラ
 ジョヴァンニ・バッティスタ・ボノンチーニ:
   歌劇「グリゼルダ」(ハイライト)
ジョーン・サザーランド(Sp),
ローリス・エルムズ(A),
モニカ・シンクレア(A),
マルグレータ・エルキンス(Ms),
スピロ・マラス(Br), 他
リチャード・ボニング(指揮),
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団,
アンブロジアン・シンガーズ
【録音】1966年3〜4月, ロンドン、キングズウェイ・ホール
 ボニングは当時忘れられていたオペラやバレエの作品を好んでレパートリーとして取り上げました。これは、ロマン派の作品だけでなく、60年代では珍しかったバロック・オペラも積極的に録音し、サザーランドの魅力的な歌唱とともに、これらの作品の普及に努めたのです。
 ボノンチーニは1670年モデナに生まれた作曲家で、ヘンデルのライバルとして知られた作曲家。このグリゼルダは1722年2月にロンドンで初演された作品で、宮廷内の陰謀と真実の愛を描いた力作です。アリア『お前を讃える栄光のために』が広く知られています。




聴いておいたほうがいいでしょう
ボノンチーニの名盤
Bononcini, G B: Cantate, etc.
BRILLIANT
BRL 93349
(2CD)\1500
ジョヴァンニ・ボノンチーニ(1670〜1747):
 室内ディヴェルティメント第1−8番
 カンタータ集
  
ラ・スタジョーネ・アルモニカ
セルジオ・バレストラッチ(指揮)

グロリア・バンディテッリ(コントラルト)
アンサンブル・アウローラ
クリスティーナ・ミアテッロ(ソプラノ)
グイド・モリーニ(ハープシコード)
アンドレア・フォッサ(チェロ)

 ボノンチーニ。
 ・・・イタリア・バロックにいたかなあ、という程度にしかその名を聞いた覚えがなかったのだが、その「室内カンタータ」が、それはもう素敵な曲だった。
 こんな美しい作品を書く人がただもののはずがない。

 ジョヴァンニ・ボノンチーニ。
  1670年にモデナに生まれる。代々続く音楽一族の一人で、父も弟も有名な作曲家である。
 ボローニャの聖ジョヴァンニ大聖堂で楽長を務め、その後はミラノ、ローマ、ウィーン、ベルリンでも活動をして順調に大作曲家としての道を歩んだようである。
 しかし彼の一大転機は50歳のとき。
 彼は当時の一大音楽消費都市ロンドンに呼ばれたのである。
 ここで成功すれば、ウィーンやベルリンなどとは比べ物にならないくらいの一攫千金も夢ではない。実際ヘンデルはそれを成し遂げた。少しでも野心や自信がある者なら、その誘いを断ることは難しいだろう。
 ただ、今の芸能界がそうであるように、当時の音楽界もみんなきれいな心の持ち主で優しい人ばかりということはなかった。ロンドンに行けば夢もあるだろう、しかし同時にどす黒い闇もある。事実賢明なるハッセは同じような誘いを断っている。
 さて、当時ロンドンで音楽界を牛耳っていたのはヘンデル。しかしオペラ・ブームが加熱する中、ヘンデルだけではオペラ製作が足りなくなりボノンチーニが呼ばれたということだが、実際は飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍していたヘンデルの敵対勢力がボノンチーニをライバルとして呼んだというのが本当のところらしい。二人の共作などという豪華なオペラ(「ムツィオ・シェーヴォラ」)もあるが、その後ボノンチーニは期待通り、ヘンデルを駆逐する勢いで人気オペラを書き続ける。
 そうした中、両者の争いは政治や宗教も絡んでの抗争に発展する。いや、もともとあった抗争に広告塔のようにうまく利用されたのかもしれない。
 挙句の果てに、他人の作品を流用することには寛容だった当時の時代にあって、ボノンチーニはこともあろうに「盗作」の容疑でロンドンを追い出される。ヘンデルが、というより、ヘンデルを擁する派が勝利したということか。
 ヘンデルのような若造にしてやられる形でロンドンを去ったボノンチーニ。汚名と屈辱に満ちた追放劇。
 その後彼はパリやリスボンなどで活動していたらしいが、最終的にはウィーンで野垂れ死んだと聞く。1747年7月9日。ヘンセルが晩年の栄光と名声を勝ち得ているとき。

 ボノンチーニが当時ヘンデルの最大のライバルとしてロンドンで活躍したというのは事実。しかし現在ボノンチーニの栄光を身近に感じることはできない。できるとすればヘンデルがボノンチーニから流用したとも噂される「オンブラマイフ」くらいか。彼の代表作であるオペラも現段階CDリリースは皆無。一度転落した音楽家に未来は微笑まなかった。ロンドンにはおそらくボノンチーニの楽譜とかも残っていただろうが、敵対勢力が陣取っていた中、ボノンチーニが去った後それらがどんな扱いを受けたかは容易に想像できる。

 音楽史には、こうした、さまざまな悪意や偏見によって歴史から葬り去られた天才作曲家や大傑作が山のように存在していたのだろう。
 今回はせめてこの甘く美しく崇高で気品に満ちたカンタータを聴くことで、汚名と屈辱にまみれ歴史の闇に葬られた一人の天才作曲家へのせめてものはなむけとしたい。
 後で気づいたが、カンタータの1、2曲目の伴奏はアンサンブル・アウロラ。もちろんヴァイオリンはエンリコ・ガッティである。

 


480 5382
\1200
ボニングとサザーランドによる秘曲オペラの復刻演奏
 カール・ハインリヒ・グラウン:
   歌劇「モンテズマ」(ハイライト)
ジョーン・サザーランド(Sp),
ローリス・エルムズ(A),
ジョセフ・ウォード(Bs),
ラエ・ウッドランド(Sp),
エリザベス・ハーウッド(Sp),
モニカ・シンクレア(A), 他"
リチャード・ボニング(指揮),
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団,
アンブロジアン・シンガーズ,
ジェフリー・パーソンズ(Cemb)
【録音】1966年3〜4月, ロンドン、キングズウェイ・ホール
 こちらもボニングとサザーランドによる秘曲オペラの復刻演奏。カール・ハインリヒ・グラウン(1704-1759)はハッセと同時期のドイツの作曲家で、オペラを得意としていました。
 この「モンテズマ」はプロイセン王フリードリヒ2世の台本によるもので、メキシコの征服者コルテスとアステカの最後の王モンテズマの物語。国を征服するためにアステカに乗り込むコルテスに対峙するモンテズマとの息詰まる物語が展開されます
 


480 5383
\1200
ボニングによる牧歌劇スタイルの秘曲の復刻演奏
 ウィリアム・シールド:歌劇「ロジーナ」(ハイライト)
マルグレータ・エルキンス(Ms),
エリザベス・ハーウッド(Sp),
モニカ・シンクレア(A),
ロバート・ティアー(T), 他"
リチャード・ボニング(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団,
アンブロジアン・シンガーズ
【録音】1965年7月, ロンドン、ウォルサムストウ、アセンブリー・ホール
 リチャード・ボニングがデッカのために録音した3つの珍しい作品の一つ、シールド(1748-1829)の「ロジーナ」です。シールドはイギリス生まれの作曲家、ヴァイオリニスト、ヴィオラ奏者でこの「ロジーナ」のみが知られています。この歌劇は牧歌劇のスタイルで書かれた美しい作品。特に序曲は親しみやすく楽しいものです。
 この序曲の最後の部分には「蛍の光」のメロディに似たものが使われ、様々な論争を引き起こしていることでも知られています。






<国内盤>


オクタヴィア・レコード


OVCK-00004
(SACD Hybrid)
\3200+税
プシホダの芸術
 パガニーニ:「ネル・コル・ピウ」による序奏と変奏曲作品38
  (プシホダ編)
 バッツィーニ:妖精の踊り作品25
 ゴセック:ガヴォット(ブルメスター編)
 サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン作品20
 サラサーテ:アンダルシアのロマンス
 ドヴォルザーク:インディアン・ラメント作品100(クライスラー編)
 シューベルト:アヴェ・マリアD.839作品52−3
  (ヴィルへルミ編)
 シューベルト:万霊節のための連?D.343(プシホダ編)
 ドリゴ:セレナード(アウアー編)
 クライスラー:愛のよろこび
 クライスラー:愛のかなしみ
 ラロ:スペイン交響曲作品21よりロンド
 パガニーニ:魔女たちの踊り
 エルガー:愛のあいさつ作品12
 リムスキー=コルサコフ:インドの歌(クライスラー編)
 シモネッティ:マドリガル
ヴァーシャ・プシホダ(ヴァイオリン)
オットー・A・グレーフ(ピアノ)
シャルル・セルネ(ピアノ)
 SP音源のSACD化!
 指揮者トスカニーニに絶賛を浴びたヴァイオリニスト、プシホダの圧倒的至芸。
 ヴァーシャ・プシホダ(1900−1960)は、“20世紀ヴァイオリン界のまぎれもない巨匠”です。
 グスタフ・マーラーに連なる家系に生まれ、幼少期より才能を発揮、プラハ音楽院で当時の名教授マラックに師事し研鑽を積みました。その後、トリノで青年プシホダのコンサートを聞いた名指揮者トスカニーニが“パガニーニだって、このようには弾けないだろう”と賞賛したことから、一躍時代の寵児に躍り出ます。SP時代からLP期にかけて活動し、その超絶的テクニックで多くのファンを魅了し続けました。
 ここには、彼の絶頂期の記録を収録しています。特に、冒頭の2曲は眼もくらむような快刀乱麻、そのめくるめくような秘技の連続が、驚嘆と興奮の世界へ誘います。
 収録:2014年5月14−15日 東京、エクストン・スタジオ・ボール・ルームにて収録。(使用SP盤のオリジナル録音年:1925年〜1938年)

ヴァーシャ・プシホダ(ヴァイオリン):
 1900年、ポズナニ生まれ。3歳からヴァイオリンをはじめ、10歳でプラハ音楽院に入学。すでに、そのころベートーヴェンやブラームスの協奏曲を弾くことができたという神童ぶりを発揮。名指揮者トスカニーニからの賞賛をはじめ、イタリアの博物館からは作曲家パガニーニの愛器、グァルネリ・デル・ジェスを貸与され、プシホダの人気と評価は決定的なものとなりました。コンサートもヨーロッパ各地はもとより、南北アメリカ、カナダなど広範に及び、まさしく世界を股にかけて活動した音楽家です。
 広いレパートリーのなかでも、演奏至難の超絶技巧曲が最も得意で、このCDに聴く、パガニーニやバッツィーニは、その蠱惑的音色と名人芸で、今もって決定盤の評価の高い演奏です。

 SP盤再生収録にあたっては、名機ビクトローラ(クレデンザ)の再生音を収録しています。
 録音時のマイクは1950年代の、古いアナログタイプを使用し、音の芯と深さを確保できるよう腐心しています。
 また、収録場所はエクストンの瀬田スタジオのボール・ルームを使用。吹き抜けの、やや広い空間を活用しています。    
 

OVCL-00519
(SACD Hybrid)
\3200+税
マーラー:交響曲第9番 エリアフ・インバル(指揮)
東京都交響楽団
<インバル=都響 新マーラー・ツィクルス 第9弾>
現代のマーラー演奏の最高峰がここに!
 ついに<インバル=都響 新マーラー・ツィクルス>の最終章、第9番が登場です。このツィクルスの集大成でありこのコンサートを最後にインバルは都響のプリンシパル・コンダクターを勇退、桂冠指揮者へとなりました。
2008年4月より続いた都響=インバル時代のまさに総決算。それに相応しい感動的な演奏、コンサートとなりました。終演後鳴り止むことのなかった拍手と歓声。日本のオーケストラ史のひとつの記念碑的な演奏会となったことは間違いありません。
 世界トップクラスのアンサンブルと弦の響きが本盤にははっきりと示され、現代最高ののマーラー指揮者エリアフ・インバルの指揮のもと都響のメンバー達は驚異的な演奏を聞かせます。精密なバランスが保たれる美しい響き。エネルギーに満ち溢れ聴衆を飲み込むかのような圧倒的なサウンド。管楽器たちの完璧な妙技。現代オーケストラの最高峰の技術が、インバルにより自由闊達に表現されてゆくのです。言うまでもなく、第4楽章の圧倒的な弦楽の響きと集中力は過去の名盤を凌ぎます。
 延長戦として第10番(クック版)も収録済みですが、一時代を築いたインバル=都響の最終章、さらには世界最高のマーラーが日本のオーケストラによって刻まれたという驚くべき事実。聞き逃すことは出来ません!
2014年3月15日東京芸術劇場、16日横浜みなとみらいホール、17日サントリーホール にて収録
 
OVCL-00549
\3000+税
”APPRESSO” (ソプラノ名曲集)
 ヘンデル : アリア「私を泣かせてください」(歌劇「リナルド」HWV 7a より)
 ロッシーニ : 「約束」(「音楽の夜会」 より)
 ドヴォルザーク :
  「母の教え給いし歌」 (ジプシーの歌 作品 55 より)
  「月に寄せる歌」 (歌劇「ルサルカ」 作品 114 より)
 ラフマニノフ : 「ここは素晴らしい場所」 (12の歌 作品21 第7番)
 山田 耕筰 : 「この道」
 越谷 達之助 : 「初恋」
 プッチーニ :
  「私のお父さん」 (歌劇 「ジャンニ・スキッキ」 より)
  「歌に生き、恋に生き」(歌劇「トスカ」 より)
  「私が町を歩くと」 (歌劇「ラ・ボエーム」 より)
 ヴェルディ :
  「不思議だわ〜ああ、そはかの人か〜花から花へ」
   (歌劇「椿姫」 より)
  「あなたは約束を守ってくれました〜さようなら過ぎ去った日々よ」
   (歌劇「椿姫」 より)
 ワーグナー : 「崇高な殿堂よ」 (歌劇「タンホイザー」 より)
安藤 赴美子 (ソプラノ)
冨平 恭平 (ピアノ)
ひときわ煌く華やかな彗星。安藤赴美子、待望の初ソロ・アルバム。
 声楽界において将来その中核を担うことが期待されるソプラノ歌手・安藤赴美子の初ソロ・アルバム。
 安定した技術と声量、豊かな音楽性でヘンデルから山田耕筰、イタリア、ドイツ、チェコ、ロシア、日本歌曲まで幅広い時代と言語をカヴァー。歌手としての能力の高さは、世界の著名指揮者、オーケストラ、歌劇場から次々と活躍の場を与えられ、聴く者を虜にする魅力を備えた「プリマドンナ」としてキャリアを築き上げています。
 安藤が活躍の場を広げる際に歌い繋げて行った想いのこもった数々の名曲。そのレパートリーの中でも安藤が自信をもってお届けするソプラノ名曲集です。
2014年8月12〜14日 横浜、かながわアートホール にて収録
 
OVCL-00551
\3000+税
グラン・ワルツ
 ヴィターリ:シャコンヌ
 ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ
 ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番
 プロコフィエフ/フィヒテンホルツ編:グランワルツ
          (バレエ音楽「シンデレラ」より)
橋森ゆう希(ヴァイオリン)
田中正也(ピアノ)
 華麗なるテクニック!色鮮やかな音色!橋森ゆう希による鮮烈テビュー!
 完璧なテクニックと色鮮やかな表現を兼ね備える、若きヴァイオリニスト橋森ゆう希のデビュー盤が登場です。初のアルバムながらドビュッシーやブラームスといった重量級のソナタが並びます。
 これらの曲を若く瑞々しい感性とテクニックで、色彩豊かに奏でてゆきます。また、技術面に偏らず、あらゆる音楽的要素を大事に紡いでゆく彼女の音楽的感性が楽曲に奥ゆかしさを与えます。
 新時代のヴァイオリニスト橋森ゆう希、要注目のヴァイオリニストの登場です。
 2014年5月27-29日 埼玉・三芳町文化会館(コピスみよし) にて収録

橋森ゆう希 (ヴァイオリン):
 3歳よりヴァイオリンを始める。第5回日本クラシック音楽コンクール最高位(最年少受賞)。第51回全日本学生音楽コンクール東京大会小学校の部第1位(最年少受賞)。第1回宮崎国際室内楽音楽祭「アイザック・スターンヴァイオリン講習会」、「オーギュスタン・デュメイ公開レッスン」、「若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクールイリーナ・ボチコーワ公開レッスン」にそれぞれ全国から選ばれ最年少で受講。広島にて「ジョイントリサイタル」、第2回「あしながチャリティーコンサート」、埼玉にて、「彩の国県民芸術文化祭」に出演。読売新聞、毎日新聞、埼玉新聞各紙で紹介され、テレビ朝日「新・題名のない音楽会」、テレビ東京「たけしの誰でもピカソ」にて特集される。
 11歳で、名教授ザハール・ブロン氏勧めの元、ケルン音楽大学特待生として渡独。同氏に師事。日本にて、「若き才能の饗演〜愛弟子たちとザハール・ブロンによるガラ・コンサート〜」、ドイツにて、"Ceci goes classic"、"Nacht der Museen"等に出演。日本、ドイツ・デュッセルドルフにて、学校建設プロジェクトに携わり、”Charity ConcertFor Benin Vol.I?Ⅳ”、「ベニンの子供達に贈るジョイントコンサート」等を開催、この収益によりアフリカ西部ベニンの学校を建設。「NAGANO国際音楽祭2006」にて、ウィーン室内管弦楽団コンサートマスター、ルートヴィッヒ・ミュラー氏とバッハのドッペルコンチェルトを共演。
 東京にて、優秀賞受賞コンサートに出演。2005、07、08年、東京、埼玉にてソロリサイタルを開催。第13回及川音楽事務所主催新人オーディション第1位。併せて最優秀新人賞受賞。2007年、フェルメール・クァルテット第一ヴァイオリン奏者、シュムエル・アシュケナージ氏に学ぶため、渡米。スカラシップを得て米国RooseveltUniversity Chicago College of Performing Artsに留学。同大学にて同氏に師事。CCPA Concerto Competition 2009優勝。
 シカゴにて、CCPAオーケストラとブラームスのコンチェルトを二夜連続共演。ラジオ放送される。2010年、コロンビア共和国日本学20周年記念に招かれ、ボゴタにてリサイタルを行う。
 これまでに、東京交響楽団、東京ニューフィルハーモニック管弦楽団、NHK交響楽団団友オーケストラ、コジマ・ムジカ・コレギア等と共演。日本国内、ドイツ、フランス、スイス、ロシア、アメリカ等で数々の演奏会に出演。
 これまでに、平川景子、宮田千夏子、小島秀夫、渋谷由美子、ゲルハルト・ボッセ、辰巳明子の各氏に師事。大学卒業後、現在、日本と米国を拠点に、定期的にソロ活動、テレビ収録や録音、米国にて、ラテングラミー賞授賞式出演や音楽祭にて後進の指導にあたるなど多方面で活躍中。
 
OVCC-00109
\3000+税
トロンボネッタ/吉川武典(トロンボーン)
 カーナウ:幻想曲
 ジョンゲン:アリアとポロネーズ
 ドヴァリョーナス:主題と変奏
 デュファイ:バッハ風に
 パウエル:トロンボネッタ
 高嶋圭子:
  古都三景
  春の呼ぶ声を聞く ※
吉川武典(トロンボーン)
三輪郁(ピアノ)
?田晃(トロンボーン)※
 美しいメロディと豊かなサウンド!吉川武典のセカンド・アルバム登場!
 NHK交響楽団、トロンボーン・クァルテット・ジパングのリーダーとして活躍するトロンボーン奏者、吉川武典のセカンド・ソロアルバムの登場です。
 高嶋圭子の作品を軸に、メロディが美しい作品ばかりを収録。「春の呼ぶ声を聞く」では、ジパングのメンバー?田晃をゲストに向かえ、トロンボーンらしい豊かなデュオのハーモニーを聞かせます。 
 ソロ作品でも、吉川武典の完璧な技術もさることながら、吉川ならではの美しいフレージングが花開きます。豊かなサウンドのトロンボーンの調べがホールを、聴衆を包み込み、心地よい世界へと導くのです。
 名手三輪郁による磐石のサポート。吉川の世界にさらに彩りを加えます。トロンボーンの美しい調べをお楽しみ下さい。
 2014年7月7-9日 東京・稲城iプラザ にて収録
 
OVCC-00112
\3000+税
エディット・ピアフを讃えて
 ラヴェル:ソナチネ
 プーランク:
  クラリネット・ソナタ<サクソフォン版>
  愛の小径、即興曲第15番「エディット・ピアフを讃えて」
  メランコリー(ピアノ・ソロ)
 ドビュッシー:第1狂詩曲、小さな羊飼い(「子供の領分」より)
 カプレ:秋の印象
 リャードフ:プレリュード(3つの小品 作品11)
塙 美里 (サクソフォン)
酒井 有彩 (ピアノ)
 可憐なる女流サクソフォン奏者、塙美里デビュー!
 フランスで研鑽を積み、ヨーロッパにて数々のコンクールで受賞を重ねる実力派女流サクソフォン奏者、塙美里のデビューアルバムです。プログラムは塙の熱い想いが詰まった作品ばかり。フランスでの経験をもとに、ラヴェルやプーランクなどの美しく繊細な作品を、色彩豊かに表現してゆきます。
 タイトルにもなっている「エディット・ピアフを讃えて」や「秋の印象」など情熱的に歌い上げます。
2014年4月2-4日 神奈川・相模湖交流センター にて収録


【90枚完全限定盤】
エクストン・ラボラトリー・ゴールドラインがダイレクト・カットSACDで登場!

 究極のワンポイント・レコーディング・サウンドがここにある。
 新リマスターによる極上のサウンドが織り成すピュアな再生音がオーディオ・ファンおよび音楽ファンからも支持されている「エクストン・ラボラトリー・ゴールド・ライン」シリーズ。満を持しての特別仕様、インバル・都響、マーラー交響曲のワンポイント・レコーディング・ヴァージョンのダイレクト・カットSACD仕様の登場です。
 ヴァージン・スタンパー(通常プレスを行うスタンパーを作成するためのソフト・スタンパーを使うので量産プレスはできません)を使用した90枚限定のスペシャル・アイテムです。
 まさに究極のゴールド・ラインのサウンド、そしてワンポイント・レコーディング・サウンドがここにあります。
※パッケージングについて、ブックレット等、印刷物は通常盤を流用しておりますことをご了承ください。

OVXL-00085
(SACD Hybrid)
\20000+l税
マーラー:交響曲第1番「巨人」 エリアフ・インバル(指揮)
東京都交響楽団
2012年9月15日東京芸術劇場、9月16日横浜みなとみらいホール にて収録
  

OVXL-00086
(SACD Hybrid)
\20000+税
マーラー:交響曲第5番 エリアフ・インバル(指揮)
東京都交響楽団
2013年1月19日横浜みなとみらいホール、20日東京芸術劇場、22日サントリーホール にて収録




<映像>


EURO ARTS(映像)

20 59674
(Blu-ray)
¥5300→\4890
カーセンの出世作演出、鬼才ボーイトの「メフィストーフェレ」
 ボーイト:「メフィストーフェレ」
イルダール・アブドラザコフ(Bs メフィストーフェレ)
ラモン・ヴァルガス(T ファウスト)
パトリシア・ラセット(S マルゲリータ,エレナ)
エリン・ジョンソン(S マルタ)
レネ・ラピエ(Ms パンタリス)
王?越 ワン・チュアンユエ(T ワグネル,ネレオ)
ニコラ・ルイゾッティ(指揮)
サンフランシスコ歌劇場管弦楽団,合唱団
ロバート・カーセン(演出)、
ローリー・フェルドマン(再演監督)、
マイケル・レヴァイン(デザイン)、
ゲイリー・マーダー(照明)、
アルフォンス・プラン(振付)
20 59678
(2DVD)
¥5300→\4890
 カーセンの出世作演出、鬼才ボーイトの「メフィストーフェレ」サンフランシスコ歌劇場の舞台が新たな鮮明映像に!今が旬のアブドラザコフ、ヴァルガス、ラセットの歌に、ルイゾッティの指揮!

 収録:2013 年9 月、サンフランシスコ
 (Blu-ray)リージョン:All、1080i Full HD、16:9、PCM Stereo /DTS-HD Master Audio 5.1、140分、字幕:伊英独仏韓
 (2DVD)NTSC、16:9、PCM Stereo /Dolby Digital 5.1 / DTS 5.1、140分、字幕:伊英独仏韓

 ボーイトの傑作「メフィストーフェレ」に新映像が登場です!
 アッリーゴ・ボーイトは、ヴェルディ「オテッロ」、「ファルスタッフ」の台本をはじめオペラ台本、詩、小節などで活躍しましたが、イタリアオペラに新風を送り込んだ作曲家としても知られています。青年時代のボーイトがゲーテの「ファウスト」に基づいて台本を書き作曲したのが「メフィストーフェレ」。
 鬼才の傑作と言うにふさわしい、実に斬新な傑作です。
タイトルロールを歌うバスが非常に重要。ここではロシア、ウファ出身のイルダール・アブドラザコフが力強い悪魔を魅力的に歌っています。さすがはリッカルド・ムーティに認められ育てられただけに、ロシア人でありながら朗々と輝くイタリア的な美声とカンタービレな歌は申し分なし。ファウストは、いまやヴェルディ・テノールとして大人気のメキシコ出身のテノール、ラモン・ヴァルガス。ヒロイン二役、マルゲリータとエレナは共にパトリシア・ラセットが歌っています。ラセットは1965 年生まれの米国のソプラノ。既にメトロポリタン歌劇場のプリマドンナとして150 回以上も出演している今が最充実期のソプラノ。2013 年12 月のトリノ・レージョ劇場来日公演でトスカを歌って大きな話題になりました。
 指揮は、サンフランシスコ歌劇場の音楽監督かつナポリのサン・カルロ劇場の音楽監督でもあるニコラ・ルイゾッティ。日本でもお馴染みのルイゾッティがボーイトの斬新な音楽を生き生きと演奏しています。
 この「メフィストーフェレ」の舞台は、今や大物オペラ演出家であるロバート・カーセンが、国際的活動を始めて間もない1988 年、35 歳の時にジュネーヴ歌劇場のために制作したもの。この演出たいへんな人気を博し、サンフランシスコ歌劇場(1989 年)、シカゴ・リリック・オペラ(1991 年)、ヒューストン・グランド・オペラ(1992 年)、さらにはメトロポリタン歌劇場(1999 年)と上演され、オペラ演出家カーセンの出世作となりました。1989 年のサンフランシスコ歌劇場での上演が映像にもなっていますが、四半世紀経って映像の技術は格段に向上、鮮明画像でこの名舞台を楽しむことができます。





















ページ内の商品チェック・ボックスをクリックしたら、最後に 「かごに入れる」ボタンを押してください。
新店内のほかのページのお買い物がありましたら、そちらもすませ、最後に「注文フォームへ」ボタンを押して注文フォームで注文を確定してください。
(チェック内容を変更したら、必ずもう一度「かごに入れる」ボタンをクリックしてください。変更内容がかごに反映されませんので)


注文フォームへ


アリアCD トップページへ



Copyright(C) 2013 ARIA−CD.All rights reserved.44.45.46