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≪第78号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その8 10/7〜


マイナー・レーベル新譜
歴史的録音・旧録音
メジャー・レーベル

国内盤
映像

 





10/10(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

FARAO CLASSICS(Blu-rayオーディオ)

A 108087
(Blu-ray Disc Audio)
\3100
録音・演奏ともに最高級!
 メータ&バイエルン国立管のマラ3&5

  マーラー:
   (1)交響曲第3番 ニ短調
   (2)交響曲第5番嬰ハ短調
(1)ズービン・メータ(指揮)
 バイエルン国立管弦楽団
 マリアーナ・リポヴシェク(アルト)
 マルクス・ヴォルフ(ヴァイオリン・ソロ)
 クリスチャン・ベルト(ポストホルン)
 ウィーン楽友協会女声合唱
 ウィーン少年合唱団
(2)ズービン・メータ(指揮)
 バイエルン国立管弦楽団
 アンドレアス・エットゥル(トランペット・ソロ)
 ヨハネス・デングラー(ホルン)
 録音・演奏ともに最高級!メータ&バイエルン国立管のマラ3 & 5、高音質フォーマット、ブルーレイ・ディスク・オーディオで登場!

 (1)I.33’09”+II.11’19”+III.17’13”+IV.8’43”+V.4’04”+VI.24’42”/録音:2004年9月16日、ウィーン、ムジークフェラインザール(ライヴ)
 (2)I.12:31+II.14:48+III.18:30+V.10:07+VI.16:34/録音:2008年12月15&16日バイエルン国立歌劇場(ライヴ)
 5.0DTS-HD MA、24/96kHz、2.0LPCM 24/96kHz、2h 52’07

 ドイツ有数の高音質レーベルFARAO CLASSICS が、第6 回DEG ジャパン・アワード ブルーレイ大賞「ベスト高音質賞・音楽部門(クラシック)」を受賞したブルックナー:交響曲第4,7,8 番/ ケント・ナガノ(指揮)&バイエルン国立管弦楽団(KKC.5356)に続くブルーレイ・オーディオをリリースします。
 巨匠メータと2006 年まで音楽監督を務めていたバイエルン国立歌劇場管弦楽団とのマーラー交響曲第3 番と第5 番。
 第3 番は、2004 年ヨーロッパ・ツアーの最後を飾った渾身のライヴ。メータにとってはロス・フィル(1978 年)、イスラエル・フィル(1992 年) 以来3 度目となったこのバイエルン国立管とのライヴ演奏は、「私の中のベスト・レコーディングだ」とメータ自身も語っているほど、当コンビの総決算的内容といえる会心の仕上がり。メンバー各人の意気込みも高く、特に名手レイモンド・カーフスのティンパニがフィナーレで高らかにこだまし、忘れがたい余韻を残す演奏です。
 第5 番も、ロス・フィル(1976 年)、ニューヨーク・フィル(1989 年)との録音があり、その時代の勢いを感じさせる名演でした。本盤でもメータらしい構築力と洗練度の高い表現力で聴かせてくれます。
 この2 つの録音は、CD やSACD でもリリースされており、いずれも豊かな音質で評判が高かったものですが、今回ハイレゾであるブルーレイ・オーディオでの発売ということで、非常に高いレベルのサウンドを聴くことができるのはもちろんのこと、ブルーレイ・オーディオでないと味わうことのできない音の細やかさ、滑らかさ、奥行のある響き、自然な音の広がりを体感することができます。



旧譜
2005年発売のCDとSACD
FARAO
B 108046
(2CD)
\2600→\2390
マーラー:交響曲第3番ニ短調 ズービン・メータ指揮
バイエルン国立管弦楽団
マリアーナ・リポフシェク(A)
マルクス・ヴォルフ(Vnソロ)
クリスチャン・ベルト(ポストホルン)
ウィーン楽友協会女声合唱
ウィーン少年合唱団
FARAO
S 108047
(2SACD Hybrid)
\3600→\3290

 いつからメータの名を聞かなくなったのだろう。
 野心家で自信家の彼が、意気揚揚と世界の中心ニューヨークで雄叫びを上げたのが1978年。しかし彼が得たのは不評ばかりで、結局1991年には退陣を余儀なくされ、その後も彼の名声は時を経るにしたがって落ちていった。
 その後協奏曲の伴奏でときおり名前が出ていたりしたが、彼の名前が大きめに扱われたのは数年前の「トスカ」全曲(でも主役はボッチェリ)、さらにひょっとするとあのDECCAの3大テノールまでさかのぼるかもしれない。
 ロマン重視、壮大なスケールで濃密に音楽を描く彼の手法は日本でも受けないわけではないが、90年代の録音は粘液質的な表現が中途半端に終わった録音が多く、結局どっちつかずの評判で終始した。そのうちいつのまにか主役級の録音はあてがわれなくなり、日本の市場での商品価値は著しく下がった。2001年にはバイエルン国立歌劇場と来日し、「トリスタン」、「第9」を公演したが、ウルマーナ、マイヤー、ターフェルなどの前にあまり話題になることはなかった。

 そんなほとんど忘れられた存在だった彼の名前が最近再びCD業界を騒がすようになった。
 彼がドイツのFARAOというレーベルから登場したのである。彼がバイエルンの歌劇場で活動しているのは聞いていたが、成果はどうなんだろうと、と少し懐疑的だった。しかしあにはからんや、それが堂々とした立派な演奏だったのである。しかも音楽の機微というか、粋を心得た、通好みともいえるような音楽だった。もうすぐ70、という齢を迎えるに当たって、肩の力が抜けて、やりたいことがまっすぐできるようになった・・・そんな気がした。
 そして次回作がマーラーときた。しかも第3番。
 さっそくサンプルを送ってもらった。メータの第3番はSONYのイスラエル・フィルとの傷心の(ニューヨーク・フィル辞任後すぐだった)演奏が美しく印象的だったが、今回の演奏は格段にすごい。
 遅い。重い。しかしその推進力はとどまるところを知らない。威力満タン。細部にこだわる機能性重視の演奏ではないが、かたまりで音楽を表現していて、それを抱えられる音楽的許容量の大きさを感じられる。嵐のような、怒涛のような個所が何度も何度も登場するが、それがなんとも落ち着いている。そう、メータ、本当に堂々としているのである。
 彼の内在する潜在能力が、伝統的オーケストラによってようやく花開いたか。


優秀録音。録音:2004年9月16日ウィーン、ムジークフェライン大ホールにおけるライヴ

 

A 108088
(Blu-ray Disc Audio)
\3100
ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」(全曲) ズービン・メータ(指揮)
バイエルン国立管弦楽団
ペーター・ザイフェルト(ジークムント)
ワルトラウト・マイヤー(ジークリンデ)
クルト・リドル(フンディング)
ジョン・トムリンソン(ヴォータン)
ガブリエーレ・シュナウト(ブリュンヒルデ)
藤村実穂子(フリッカ)
 ナツィオナル・テアターの臨場感をたっぷり堪能!ワルキューレを1 枚に収録したBD オーディオ

 録音:2002 年7 月ミュンヘン、バイエルン国立歌劇場(ライヴ)

 この録音は、2002 年7 月にバイエルン国立歌劇場での「ワルキューレ」全曲のライヴ。キャスト陣もペーター・ザイフェルト、ワルトラウト・マイヤー、クルト・リドル、ジョン・トムリンソン、ガブリエーレ・シュナウト、藤村実穂子と現代最高のワーグナー歌手が集められています。
 ライヴ収録ですが、音質に定評のあるドイツのレーベルFARAO CLASSICS による、即時性と透明度の高いサウンドを楽しむことができます。バイエルン国立歌劇場の臨場感あふれるホールトーンを活かした、ズービン・メータの鮮やかな指揮振り、そして抜群のリーダーシップで巨大な作品を見事まとめあげています。
 この録音はCD(4 枚組) 、DVD オーディオ(3 枚組) ですでにリリースされていますが、今回はBD ならではの大容量を活かし、2ch ステレオ& 5. 0 チャンネルの2 つの音声が収録され1 枚のディスクに収録されています。さらにブルーレイ・オーディオならではの豊かな音場で、ナツィオナル・テアター(国民劇場)の臨場感を楽しむことができます。




HAENSSLER

93 307
\2500
サリエリの歌曲集!フォルテピアノ伴奏でじっくり!
 サリエリ:
  1798年1月、ヴェネツィアにオーストリア軍が進軍した際のヴェネト国の精神
  ディヴェルティメント
   第5番「羊飼いの娘よ、僕は誓うよ」
   第10番「私が愛するのを止めることができたら」
   第2番「もう夜が近づいた」
   第7番「美しい唇よ」
   第26番「私たちは苦しんでいる、本当に」
   第22番「愛する人よ、こうして私はあなたのものに」
   第14番「誠実でいておくれ」
   第11番「神々よ、もしあなた方が公正なら」
   第24番「あなたに説明できない」
   第8番「あなたの目にはたしかに魔法がある」
   第9番「私がまだあなたをどれほど愛しているかご覧なさい」
   第17番「穏やかさを取り戻しなさい」
   第3番「あなたは永遠に私を棄て去るつもりなの!」
   第16番「美しい陰よ」
   第27番「ニーゾよ、あなたの心はどうなの?
  カヴァティーナ「不吉な思い」
  オーデ「ああ、本当に心地よい」
  この暗い墓に(2種)
  戻ってきて、愛の喜びよ
  満ち足りた人生
  私の最大の望み
  五月の歌
  未来の恋人に
  思い出
イルゼ・エーレンス(S)
アンネリー・ゾフィー・ミュラー(Ms)
ウルリヒ・アイゼンロール(Fp)
 サリエリの歌曲集!さすがシューベルトの師匠、どれも名曲!!フォルテピアノ伴奏でじっくり!

 録音:2012 年9 月24 〜27 日、トロッシンゲン音楽大学コンサートホール/67’ 14”

 アントーニオ・サリエリ(1750— 1825)と言えば、根も葉もないモーツァルト暗殺嫌疑をかけられ、天才モーツァルトに対して凡才のイタリア人作曲家と貶められていた気の毒な人。実際には半世紀にも渡ってウィーンの宮廷で活躍した大作曲家です。
 イタリアオペアの作曲家のイメージが強いものの、実際には作品は多岐に渡ります。
 このCD には歌曲を収録。伊独仏と3ヶ国語が用いられています。メインは声のディヴェルティメントと名付けられた曲集。メタスタージョを中心としたイタリア語詩に音楽をつけた全28 曲の曲集で、1803 年にウィーンで出版されました。そのうち15 曲を収録。上品な中に生き生きとした活気の感じられる名曲ばかりです。
 「1798 年1 月、ヴェネツィアにオーストリア軍が進軍した際のヴェネト国の精神」という長い題名の3分ほどの曲は、イタリア方面軍司令官のナポレオンがヴェネツィア共和国(実質オーストリアの支配下にあった)を滅ぼし、和約でヴェネツィアをオーストリアに譲った時の歌。驚くべきはドイツ語歌曲。サリエリはシューベルトの師匠としても知られていますが、サリエリのリートを聞けばいかにシューベルトがサリエリから多くのことを学び受け継いでいたか理解できます。
 イルゼ・エーレンスは1982 年、ベルギー生まれのソプラノ。モネ劇場を中心に幅広いレパートリーで活躍しています。アンネリー・ゾフィー・ミュラーはドイツ、フライブルク生まれのメッゾソプラノ。ベルリン・コーミシェ・オパーで活躍しています。
 ウルリヒ・アイゼンロールはドイツのピアニスト。伴奏ピアニストとして非常に高名で、彼が伴奏を務めたCD は既に数十枚発売されています。このサリエリの歌曲集ではフォルテピアノを演奏しています。




たまゆら



KKC 037
\2700→\2490
ピアノ四重奏の革命。アンサンブル・モンソロ登場
 (1)ショーソン:ピアノ四重奏曲イ長調 Op.30
 (2)マーラー:ピアノ四重奏曲イ短調 断章
アンサンブル・モンソロ
 【本田早美花(Vn)、
  シルヴァン・デュランテル(Va)、
  ジュリアン・ラジニアック(Vc)、
  エマニュエル・クリスチャン(Pf)】
 ピアノ四重奏の革命。フレッシュな感性、フランスのエスプリあふれるアンサンブル・モンソロ登場

 録音:2014 年6 月7 日/キング関口台第1スタジオ(192kHz 24bit 高音質録音)/49’ 02”

 キングインターナショナル「たまゆらレーベル」最新盤。ピアノ四重奏は、弦楽四重奏やピアノ三重奏、あるいはピアノ五重奏と比べ地味な形態と思われがちです。しかし楽器のバランスと独立性が理想的に保たれた、室内楽の究極ということができるでしょう。
 このジャンル期待の若き常設団体が誕生しました。アンサンブル・モンソロ。日本人ヴァイオリニスト・本田早美花を中心としたフランスの団体で、全員がパリ高等音楽院出身。2006 年にノルマンディ・フォーラム音楽祭で最優秀現代音楽賞とスペディダム・スカラシップ賞、翌年グランプリを受賞、2008 年にヴェローナのTIM 国際音楽コンクール室内楽部門第1 位、2009 年には「プロ・カルテット」に選ばれました。「モンソロ」とは、「私のソロ」を意味し、奏者一人ひとりがソリストでありながら、アンサンブルとして最高の調和を目指し進化していくという願いがこめられています。
 演奏技術の高さはもちろんながら、フランスの音楽家ならではのオシャレで明るい音楽性、音楽に向うひたむきさと集中力の高さ、若々しいエネルギーとフレッシュな感性で驚くほど感動的な世界を創り上げます。演奏・録音を通じて、古今東西のピアノ四重奏曲を世に出すことを主眼とし、CD 第1 弾としてマーラーとショーソンの作品を2014 年6 月に東京で録音しました。
 ショーソンのピアノ四重奏曲は演奏時間40 分近い大作ですが、美しく感動的なメロディがちりばめられた崇高な作品。アンサンブル・モンソロ入魂の演奏で、全く長さを感じさせず感動させられます。
 マーラー10 代の若書きも、「陰鬱で頽廃的」な印象を一新、ナイーヴな中にも激しい盛り上がりや、刃を向けてくるような凄みに満ち、まぎれもないマーラーの世界であることを実感させてくれます。




LAWO CLASSICS

LWC 1064
\2600
オーゴール=ニールセン:アイリク・ザ・ヴァイキング
 オーゴール=ニールセン:アイリク・ザ・ヴァイキング/
 グディム:チューバ・リブレ/リンドベルイ:トーン 〜 エリックの歌/
 ブル:ラ・メランコリー 《孤独の時に》/クラーク:秋の日/
 シングナース:チューバ協奏曲/コッホ:モノローグ第9番/
 オーゴール=ニールセン:ブラッドアクス・ラメント/
 モンティ:チャルダッシュ/
 クラーク、レヴィ、ベルステット、スタイガー:ヴェニスの謝肉祭
アイリク・イェルデヴィーク(チューバ)
スタヴァンゲル金管バンド
ベルゲン・チューバ四重奏団
 ノルウェーの名手、イェルデヴィーク!新録音は委嘱曲&名曲のチューバ作品集!

 PJBE、LSOで活躍したイギリスの世界的名手ジョン・フレッチャーの薫陶を受けたノルウェーのチュービスト、アイリク・イェルデヴィーク。反響を呼んだ前作、ミュージック・フォー・ブルー・デイズ(LWC 1039)に次ぐ新録音は、委嘱作品を含むチューバ作品集!
 共演は、1980年に創設され、ノルウェー・チャンピオンシップで6度の優勝を果たした実力派金管バンド、スタヴァンゲル金管バンド。2001年にカルト・ブランシェ・ダンス・シアターでデビューを果たし、ノルウェー民謡、映画音楽、ポップス、ジャズ、オリジナルなど幅広いレパートリーを持つベルゲン・チューバ四重奏団。
 イェルデヴィークに委嘱されたオーゴール=ニールセンの「アイリク・ザ・ヴァイキング」、「ブラッドアクス・ラメント」やグディムの「チューバ・リブレ」をはじめ、スウェーデンの民族音楽のメロディーをジャズにした、リンドベルイの「トーン 〜 エリックの歌」。言わずと知れた名曲「チャルダッシュ」に「ヴェニスの謝肉祭」など、充実のプログラム。
 1996年からノルウェー海軍軍楽隊の首席奏者として活躍するイェルデヴィークの伸びやかなハイトーン、見事なテクニック、そして低音金管の魅力である頼りになる分厚い音色は、今作でも健在。低音の魅力を存分にご堪能下さい!

 2004年9月、2005年2月&3月の録音。




SOMM(CELESTE)


SOMMCD 0138
\2100
20世紀英国戴冠式のための行進曲集〜クラウン・インペリアル
 J.P.スーザ:エドワード皇帝
 サン=サーンス:戴冠式行進曲 Op.117(レットフォード編)
 マッケンジー:戴冠式行進曲(マッケンジー=ローガン編)
 P.ゴドフリー:戴冠式行進曲(C.ゴドフリー編)
 エルガー:戴冠式行進曲 Op.65(ヒギンズ編)
 ジャーマン:戴冠行進曲(D.ゴドフリー編)
 エルガー:戴冠式行進曲 Op.66(ウィンターボトム編)
 ウォルトン:
  クラウン・インペリアル(W.J.デュソイト編)、
  行進曲《宝玉と勺杖》(リチャードソン編)
 バックス:戴冠式行進曲(ポレン編)
 ブリス:ウェルカム・ザ・クイーン(W.J.デュソイト編)
ロンドン・シンフォニック・コンサートバンド
トム・ヒギンズ(指揮)
 英国王室の戴冠式で演奏された20世紀の行進曲集!!ロンドン・シンフォニック・コンサート・バンド、デビュー!!

 エドワード7世、ジョージ5世とジョージ6世、さらに在位中のエリザベス2世、4人の国王の戴冠式で演奏された行進曲集。
 演奏は、新たに結成された英国吹奏楽団の、ロンドン・シンフォニック・コンサート・バンド(LSCB)。メンバーはイギリスの一流オーケストラ、コンサート・バンドや軍楽隊などの名プレイヤーたちが多数参加する注目の吹奏楽団である。
 マーチ王、ジョン・フィリップ・スーザ(1854ー1932)だけでなく、エルガーやサン=サーンス、タイトルのクラウン・インペリアルのウォルトンなど、伝統ある行進曲をLSCBが吹奏楽の魅力をもて余す事無く表現している。マーチ(行進曲)の素晴らしさを伝えてくれるこのタイトルは、吹奏楽関係者必聴です!!

 2013年7月20日ー21日の録音。
 レコード芸術2014年8月号欧米4カ国の音楽評論家による最新レポート「CRITICS' REPOPTS」掲載! (P.271)


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


APR

APR 6015
(2CD/特別価格)
\2500→\2290

ギオマール・ノヴァエス 〜 78回転盤録音全集
ギオマール・ノヴァエス(ピアノ)

●CD1 〜 ビクタートーキングマシン1919−1927
 ゴットシャルク:ブラジル国歌による勝利の大幻想曲 Op.69〔1923年版〕(1923年6月12日録音)
 グルック/フリードマン:精霊の踊り(1923年6月12日録音)
 グルック/ブラームス:ガヴォット イ長調(1920年4月9日録音)
 ベートーヴェン/ルビンシテイン:トルコ行進曲(1920年4月9日録音)
 ルビンシテイン:夜想曲ト長調 Op.75-8(1923年6月12日録音)
 モシュコフスキ:ギター Op.45-2(1920年4月9日録音)
 モシュコフスキ:女道化師 Op.52-4(1923年6月12日録音)
 パデレフスキ:夜想曲変ロ長調 Op.16-4(1920年4月3日録音)
 ショパン:マズルカ ニ長調 Op.33-2(1920年4月9日録音)
 メンデルスゾーン:無言歌 Op.62-6(1920年4月9日録音)
 リスト:こびとの踊り S.145-2(1923年6月11日録音)
 リスト:森のささやき S.145-1(1923年6月11日録音)
 マクダウェル:魔女の踊り Op.17-2(1923年6月12日録音)
 イシドール・フィリップ:鬼火 Op.24-3(1919年6月27日録音)
 レヴィ:タンゴ・ブラジレイロ(1920年4月1日録音)
 アルベニス/ゴドフスキー:タンゴ ニ長調 Op.165-2(1927年4月8日録音)
 シュトラウス/ゴドフスキー:セレナード Op.17-2(1927年4月8日録音)
 ヴィラ=ロボス:オ・ポリシネロ(1927年4月8日録音)
 イベール:小さな白いロバ(1927年4月8日録音)
 ゴットシャルク:ブラジル国歌による勝利の大幻想曲 Op.69〔1927年版〕(1927年4月8日録音)

●CD2 〜 コロンビア・レコーディング・コーポレーション1940−1947
 イシドール・フィリップ:鬼火 Op.24-3(1947年1月3日録音)
 モンポウ:庭のおとめたち(1947年2月20日録音)
 スカルラッティ:ソナタ ト短調 Kk.450(1940年3月29日録音)
 スカルラッティ:ソナタ ト長調 Kk.125(1940年3月29日録音)
 クープラン:優しいナネット(1940年3月29日録音)
 ダカン:つばめ(1940年3月29日録音)
 J.S.バッハ:トッカータ ニ長調 BWV.912(1946年11月21日録音)
 モーツァルト:ロンド イ短調 K.511(1941年7月2日録音)
 ショパン:バラード第3番変イ長調 Op.47(1946年11月22日録音)
 グルック/サン=サーンス:《アルチェステ》のバレエ音楽による奇想曲(1947年1月3日録音)
 ヴィラ=ロボス/ノヴァエス:《ギア・プラチコ》より ブラジルの子供たちのための歌(1946年11月22日録音)
 ヴィラ=ロボス:3つの星(1946年11月22日録音)
 ヴィラ=ロボス:《赤ちゃんの一族第1集》より(1940年3月29日録音)
 ピント:子供の情景(1946年11月22日録音)
 グアルニエリ:トッカータ(1947年2月20日録音)
 アルベニス:エボカシオン(1941年2月6日録音)
 アルベニス:トリアーナ(1941年2月6日録音)
 20世紀ブラジルが生んだ名ピアニスト。ギオマール・ノヴァエスの78回転盤録音全集!

 20世紀南米、ブラジルの名ピアニスト、ギオマール・ノヴァエス(1895−1979)が、ビクタートーキングマシンとコロンビアに録音を行い、78回転盤で発売された音源が「APR」から復刻!
 19世紀のテレサ・カレーニョと現在のマルタ・アルゲリッチを繋ぐ、南米を代表する女流ピアニストであるギオマール・ノヴァエス。
 母国ブラジルのヴィラ=ロボス、パリで師事したイシドール・フィリップ、バロック時代のクープラン、スカルラッティ、さらにはゴットシャルク、アルベニス、モシュコフスキなど、そのピアニズムだけでなく幅広いレパートリーにも改めて驚かされる。
 リマスタリングは「セス・B・ウィナー・サウンド・スタジオ(Seth B Winner Sound Studios, Inc)」が担当。新たなリマスタリングにより、ブラジルが生んだ20世紀の名ピアニストの遺産が、さらなる輝きを放ちます。

 1919年−1947年の録音。




CAMEO CLASSICS(CD−R)

CC 9003CD
(CD-R)
\2400
サウンド・オブ・ミリタリーバンドVol.1 〜
 スピリット・オブ・イングランド

  ホルスト:ムーアサイド組曲
  ジェイコブ: 吹奏楽のためのオリジナル組曲
  ヴォーン・ウィリアムズ:《放浪者》 旅の歌より
  ウォルトン:《スピットファイア》 前奏曲とフーガ
  ヴィンター:ニューカステル・フロリック組曲より
   《ニュー・ランプズ・フォー・オールド》
  クィルター:子供の序曲
  アイアランド:海への情熱
  ウォルトン:行進曲《宝玉と勺杖》
英国陸軍王立通信隊軍楽隊
メジャー・キース・R.R.ボールディング(指揮)
マイケル・ブリックヒル(バリトン)
 イギリスの王立軍楽隊の1つである、英国陸軍王立通信隊軍楽隊。その歴史は長く、1884年に設立された電信大隊から歴史が始まり、1920年に現在の英国陸軍王立通信隊軍楽隊が設立された。このタイトルは1973年に発売されたオリジナルLPからの復刻、貴重なヒストリカル音源である。

 1972年10月28日−29日の録音。
 ※Cameo ClassicsはレーベルオフィシャルのCD-R盤となります。







VENIAS


サー・トマス・ビーチャム・コレクション〜1955-1959 Recordings

 ベーム(VN 001(15CD)\4500→\3990このページ中盤、 ケンペ(VN 002(20CD)\6000→\5490このページ中盤に続いてビーチャム。
 VENIASレーベル、突如出てきた歴史的録音ボックス・レーベルだが、実績がないためどの程度流通が続くか在庫があるか不明。店主の勘ではあっさり完売しそうな気も・・・



VN 003
(14CD)
\4200→\3790
CD1
ディーリアス(1862-1934):
 1.Over the Hills and Far Away(ed.Beecham)
  Royal Pilharmonic Orchestra,rec.2 April 1957
  No.1 Studio,Abbey Road,London
 2.Sleigh Ride(Winternacht)
  Royal Pilharmonic Orchestra,rec.5 Nov 1956
  No.1 Studio,Abbey Road,London
 Brigg Fair-An English Rhapsody
  Royal Pilharmonic Orchestra,rec.31 Oct 1956& 2 April 1957
  No.1 Studio,Abbey Road,London
 Florida Suite(rev.&ed.Beecham)
  Royal Pilharmonic Orchestra,rec.10,19,21&22 Nov and 14 Dec 1956
 Marche Caprice
  Royal Pilharmonic Orchestra,rec.31 Oct 1956
  No.1 Studio,Abbey Road,London
CD2
ディーリアス(1862-1934):
 1.Dance Rhapsody No.2
  Royal Pilharmonic Orchestra,rec.7 Nov 1956
 2.Summer Evening(ed.&arr.Beecham)
  Royal Pilharmonic Orchestra,rec.31 Oct 1956
  No.1 Studio,Abbey Road,London
 Two Pieces for small orchestra
  3.No.1:On Hearing the First Cuckoo in Spring
   Royal Pilharmonic Orchestra,rec.31 Oct 1956
   No.1 Studio,Abbey Road,London
  4.No.2:Summer Night on the River
   Royal Pilharmonic Orchestra,rec.28 March 1957
   No.1 Studio,Abbey Road,London
 5.A Song before Sunrise
 6.Fennimore and Gerda-Intermezzo
  Royal Pilharmonic Orchestra,rec.5-7 Nov 1956
  No.1 Studio,Abbey Road,London
 7.Irmelin Prelude
  Royal Pilharmonic Orchestra,rec.31 Oct 1956
  No.1 Studio,Abbey Road,London
 Songs of Sunset(Ernest Dowson)
  8.A song of the setting sun!
  9.Cease smiling,Dear! a little while be sad
  10.Pale amber sunlight falls across the reddening October trees
  11.Exceeding sorrow consumeth my sad heart!
  12.By the sad waters of separation
  13.See how the trees and the osiers lithe are green bedecked
  14.I was not sorrowful,I could not weep
  15.They are not long,the weeping and the laughter
   John Cameron(baritone)・Maureen Forrester(contralto)
   Beecham Choral Society
   Royal Pilharmonic Orchestra,rec.1 April 1957
   No.1 Studio,Abbey Road,London
CD3
 ベルリオーズ(1803-1869):
  幻想交響曲 Op.14
   Orchestre National de la Radiodiffusion Francaise,rec.30 Nov and 1-2 Dec 1959
   Salle Wagram,Paris
  Overture:Le Corsaire Op.21
   Royal Pilharmonic Orchestra,rec.7 Nov 1958
   No.1 Studio,Abbey Road,London
  Les Troyens
   Trojan March(ActⅠ)
    Royal Pilharmonic Orchestra,rec.19 Nov 1959
    No.1 Studio,Abbey Road,London
 Royal Hunt and Storm(ActⅣ)
  Beecham Choral Society
  Royal Pilharmonic Orchestra,rec.23 March 1957
  No.1 Studio,Abbey Road,London
CD4
 ビゼー(1838-1875):
  Symphony in C
   Orchestre National de la Radiodiffusion Francaise,rec.28 Oct and 1-2 Nov 1959
   Salle Wagram,Paris
  アルルの女
   Suite No.1(orch.Bizet)
   Suite No.2(orch,Ernest Guiraud)
    Royal Pilharmonic Orchestra,rec.21Sep 1956
    No.1 Studio,Abbey Road,London
CD5
 ドビュッシー(1862-1918):
  1.Prelude a l’apres-midi d’un faune
   Royal Pilharmonic Orchestra,rec.25 March 1957,No.1 Studio,Abbey Road,London
   L'Enfant prodigue
  2. Cortege et air de danse
   Royal Pilharmonic Orchestra,rec.5 Oct & 23 Nov 1959,No.1 Studio,Abbey Road,London
 サン=サーンス (1835-1921):
  Samson et Dalila
  3.Danse des pretresses de Dagon(ActⅠ)
  4.Bacchanale(ActⅢ)
   Royal Pilharmonic Orchestra,rec.20 Oct 1958,Kingsway Hall & 23 Nov 1959,No.1 Studio,Abbey Road,London
 ベルリオーズ(1803-1869):
  La Damnation de Faust
  5.Danse des sylphes(PartⅡ)
  6. Menuet des follets(Part Ⅲ)
   Royal Pilharmonic Orchestra,rec.25 March 1957
   No.1 Studio,Abbey Road,London
 ビゼー(1838-1875):
  Carmen
  7. Prelude(ActⅠ)
  8. Entr’acte(ActⅡ)
  9. Entr’acte(ActⅢ)
  10.Entr’acte(ActⅣ)
   Orchestre National de la Radiodiffusion Francaise,rec.10-12 Jan 1958
   Salle Wagram,Paris
 フォーレ(1845-1924)
  Dolly Suite op.56(orch.Henri Rabaud)
   Orchestre National de la Radiodiffusion Francaise,rec.1-4 Dec 1959
   Salle Wagram,Paris
 サン=サーンス (1835-1921)
   Le Rouet d'Omphale Op.31
 シャブリエ(1835-1921):
  18.Joyeuse marche
   Royal Pilharmonic Orchestra,rec.23&25 March 1957
   No.1 Studio,Abbey Road,London
CD6
 フランク(1822-1890):交響曲 ニ短調
 ラロ(1823-1892):
  Symphony in G minor
 フォーレ(1845-1924):
  Pvane Op.50
   Orchestre National de la Radiodiffusion Francaise,rec.1-4 Dec 1959
  Salle Wagram,Paris
 グノー(1818-1893):
   Romeo et Juliette-Le sommeil de Juliette
   Royal Pilharmonic Orchestra,rec.5 Oct& 23 Nov 1959
   No.1 Studio,Abbey Road,London
CD7
 ハイドン(1732-1809)
  Symphony No.99 in E flat
   Royal Pilharmonic Orchestra,rec.8&16 May 1958,Salle Wagram,Paris
   and 5 Dec 1958& 30 April 1959,No.1 Studio,Abbey Road,London
 Symphony No.100 in G “Military”
  Royal Pilharmonic Orchestra,rec.11&16 May 1958,Salle Wagram,Paris
  and 11&16 Dec 1958 and 2&8 May 1959,No.1 Studio,Abbey Road,London
 Symphony No.103 in E flat “Drum Roll”
  Royal Pilharmonic Orchestra,rec.9&16 May 1958,Salle Wagram,Paris
  and 16&18 Dec 1958 and 4&8 May 1959,No.1 Studio,Abbey Road,London
CD8
 ハイドン(1732-1809):
 Symphony No.101 in D “Clock”
  Royal Pilharmonic Orchestra,rec.12&16 May 1958,Salle Wagram,Paris
  and 11,16&18 Dec 1958& 3&8 May 1959,No.1 Studio,Abbey Road,London
 Symphony No.102 in B flat
  Royal Pilharmonic Orchestra,rec.9&16 May 1958,Salle Wagram,Paris
 Symphony No.104 in D “London”
  Royal Pilharmonic Orchestra,rec.10 May 1958,Salle Wagram,Paris
  and 18 Dec 1958 and 7&8 May 1959,No.1 Studio,Abbey Road,London
CD9
 モーツァルト(1756-1791):
  Thamos,Konig in Agypten K.345-Entr’acte No.2
   Terence MacDonagh(oboe)
   Royal Pilharmonic Orchestra,rec.29 March &2 April 1957,
   No.1 Studio,Abbey Road,London
  March in D K.249"Haffner" 
   Royal Pilharmonic Orchestra,rec.23 March 1957,No.1 Studio,Abbey Road,London
  Divertimento no.2 in D K.131
   Royal Pilharmonic Orchestra,rec.22 Dec 1955 and 28 May 1956,
   No.1 Studio,Abbey Road,London
 ベートーヴェン(1770-1827)
  Symphony No.2 in D Op.36
  Royal Pilharmonic Orchestra,
  rec.9&14 May 1956 and 19-21&28 March 1957,Kingsway Hall,London;
  17 Sep 1956,No.1 Studio,Abbey Road,London
CD10
 ベートーヴェン(1770-1827):
  Symphony No.7 in A Op.92
   Royal Pilharmonic Orchestra,
   rec.20,22&31 Oct 1958,Kingsway Hall,London;29 Sep and 14-16 Dec 1959,No.1 Studio,Abbey Road,London
 The Ruins of Athens Op.113-Incidental Music excerpts(Kotzbue trans.England)
  Overture:Andante con moto-Allegro,ma non troppo
  Chorus:Daughter of high-throned Zeus
  Chorus of Dervishes
  Turkish March
  Chorus:Where freedom hath triumphed
  March and Chorus:Twine ye garlands
   Beecham Choral Society
 Royal Pilharmonic Orchestra,
 rec.29 March 1957, No.1 Studio,Abbey Road,London;9 Oct 1957,Salle Wagram,Paris(8)
 リスト(1811-1886):
  Orpheus
   Royal Pilharmonic Orchestra,rec.23 April 1958, Kingsway Hall,London
 スッペ(1819-1895):
  12. Poet and Peasant-Overture
  (John Kennedy cello)
   Royal Pilharmonic Orchestra,rec.26 March 1957, No.1 Studio,Abbey Road,London
CD11
 ブラームス(1833-1897):
  Symphony No.2 in D Op.73
   Royal Pilharmonic Orchestra,rec.28 Nov and 1& 5 Dec 1958 and 7-8 May,14 July and19 Nov 1959,No.1 Studio,Abbey Road,London
  Song of Destiny Op.54
   Beecham Choral Society
   Royal Pilharmonic Orchestra,rec.13 May &30 Nov 1956,
   No.1 Studio,Abbey Road,London
 Academic Festival Overture Op.80
  Royal Pilharmonic Orchestra,rec.20&29 Nov 1956,No.1 Studio,Abbey Road,London
CD12
 リスト(1811-1886):
 A Faust Symphony
  Alexandre Young(tenor)
  Beecham Choral Society
  Royal Pilharmonic Orchestra,rec.15,16&23 April &31 Oct 1958,Kingsway Hall,London
CD13
 シューベルト(1797-1828):
  Symphony No.3 in D D200
   Royal Pilharmonic Orchestra,rec.12 May 1958,Salle Wagram,Parisa and 22 May 1958 &2 May 1959,No.1 Studio,Abbey Road,London
 Symphony No.5 in B flat D485
  Royal Pilharmonic Orchestra,rec.14&16 May 1958,Salle Wagram,Parisa and 18 Dec 1958 &7 May 1959,No.1 Studio,Abbey Road,London
 Symphony No.6 in C D589
  Royal Pilharmonic Orchestra,rec.25-26 Nov&15 Dec 1955,
  No.1 Studio,Abbey Road,London
CD14
 メンデルスゾーン(1809-1847):
  1. A Midsummer Night's Dream Op.21-Overture
   Royal Pilharmonic Orchestra,rec.6-7 Nov 1958,No.1 Studio,Abbey Road,London
  2. Die schone Melusine Op.32-Overture
   Royal Pilharmonic Orchestra,rec.6 Nov 1958,No.1 Studio,Abbey Road,London
 R.シュトラウス (1864-1949)
  Ein Heldenleben Op.40
   Steven Starky(violin)
   Royal Pilharmonic Orchestra,rec.17&22 April 1958,Kingsway Hall,London


<メジャー・レーベル>

オーストラリアELOQUENCE



480 7405
\1200
プレヴィン(P) ムジークフェライン弦楽四重奏団/
 モーツァルト:ピアノ四重奏曲集、他

 モーツァルト:
  ① ピアノ四重奏曲第1番ト短調K.478,
  ② ピアノ四重奏曲第2番変ホ長調K.493
  ③ ピアノと管楽のための五重奏曲変ホ長調K.452
   録音:①②:1981年/③:1994年
①②:アンドレ・プレヴィン(P)
ムジークフェライン弦楽四重奏団
③:アンドラーシュ・シフ(P)
ハインツ・ホリガー(Ob)
エルマー・シュミット(Cl)
ラドヴァン・ヴィラトコヴィチ(Hr)
クラウス・トゥーネマン(Fg)
 端正で上品なウィーンの香り!
 キュッヒル率いるムジークフェライン弦楽四重奏団と、プレヴィンが乗り込んで演奏したモーツァルト。演奏家同士の啓発と現代楽器による自在なフレージングによって、端正で上品なウィーン情緒が香る演奏をお楽しみいただけます。K.452は、シフとホリガーら名管楽器奏者による新鮮な演奏です。
  


480 7408
\1200
ガブリエリ弦楽四重奏団/スメタナ:弦楽四重奏曲
 スメタナ:
  ① 弦楽四重奏曲第1番ホ短調「わが生涯より」
  ② 弦楽四重奏曲第2番ニ短調
   録音:1977年頃
ガブリエリ弦楽四重奏団[Kenneth Sillito(Vn) Brendan O'Reilly(Vn)
Ian Jewell(Va) Keith Harvey(Vc)]
 スメタナの人生の思い出と破局が描かれた情熱的作品
 スメタナの傑作とも言われている弦楽四重奏曲。第1番は、難聴のためにプラハで得た職を引退した後の作品。作曲家の人生の思い出と、失聴という破局が描かれています。第2番はその続編ともいえる作品で、悪化する病状、それとの戦いが不協和音を多用した斬新な響きで表されています。1967年結成のイギリスのガブリエリ弦楽四重奏団は、この複雑に入り組んだ作品を、精緻な合奏技術で披露しています。
  


480 7407
\1200
ガブリエリ弦楽四重奏団/ヤナーチェク:弦楽四重奏曲
 ヤナーチェク:
  ① 弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」
  ② 弦楽四重奏曲第2番「ないしょの手紙」
 スーク:
  ③ 弦楽四重奏曲第1番変ロ長調Op.11
   録音:①②:1977年/③:1977〜1978年
①②:ガブリエリ弦楽四重奏団,
③:ムジークフェライン弦楽四重奏団
綿密な構成を詳らかにする、燃焼度の高い演奏
 ヤナーチェクの第1番は、トルストイの同名小説に深い感動を誘う音楽で誠実に応えた作品。第2番はヤナーチェク晩年に、38歳年下の人妻カミラにあてて書かれました。
 ガブリエリ弦楽四重奏団は、変化するテンポやリズム、デュナーミクによる綿密な構成をとらえて、燃焼度の高い演奏を聴かせます。
 スークの作品は、キュッヒル率いるムジークフェライン弦楽四重奏団による演奏で、ウィーン・フィルの奏者たちによる演奏としては唯一の録音です。
  


480 7227
\1200
《イルムガルト・ゼーフリート/ Vol.1: オペラ・アリア集》
 ①モーツァルト:歌劇「羊飼いの王様」〜あなたが私を他人に譲り,
 ②モーツァルト:コンサート・アリア「恐れないで、愛する人よ」K.490,
 ③歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」〜向う見ずな人たちね,
 ④歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」〜あの方は行く--恋人よ、どうぞ許して,
 ⑤ビゼー:歌劇「カルメン」〜何を恐れることがありましょう,
 ⑥ヘンデル:歌劇「ジュリオ・チェーザレ」〜Tu la mia stella sei,
 ⑦ヘンデル:歌劇「ジュリオ・チェーザレ」〜Caro! Pi? amabile belt?,
 ⑧モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」〜とうとうその時が来たわ,
 ⑨モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」〜みてらっしゃい、かわいい人,
 ⑩モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」〜もし私があなたと結ばれていたら,
 ⑪レスピーギ:夕暮れ
  録音:1952〜1960年
イルムガルト・ゼーフリート(Sp)/
フェルディナント・ライトナー(指揮)
ウィーン交響楽団[①〜⑤]/
カール・ベーム(指揮)
ベルリン放送交響楽団[⑥⑦]/
フェレンツ・フリッチャイ(指揮)
ベルリン放送交響楽団[⑧⑨]/
フェレンツ・フリッチャイ(指揮)
バイエルン国立管弦楽団[⑩]/
ルドルフ・バウムガルトナー(指揮)
ルツェルン祝祭弦楽合奏団[⑪]
 聴衆を魅了し続けた最良の歌唱
 イルムガルト・ゼーフリート(1919-1989)が亡くなった時、良きライヴァルであったシュヴァルツコップはこんなコメントを残しました。 「彼女は心の底から歌う方法を知っていました。私たちが苦労して達成するものを彼女は既に持っていて、私はとても羨ましかったのです。」美しい姿と存在感、そしてキラリと光る声。彼女は30年間に渡って聴衆を魅了し続けました。
 このアルバムでは、彼女の最良の歌唱が凝縮されたモーツァルト、ヘンデル、ベートーヴェン、そして珍しいレスピーギ(基本的にはメゾ・ソプラノのレパートリーである「夕暮れ」)などが収録されています。
  


480 7228
\1200
《イルムガルト・ゼーフリート/ Vol.2: オペラ・アリア集》
 ①モーツァルト:歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」〜私は黒髪の方を選ぶわ,
 ②ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」〜あの人に会う前は,
 ③ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」〜どれほど雲が隠そうと,
 ④トマ:歌劇「ミニョン」〜Kam ein armes Kind von fern,
 ⑤トマ:歌劇「ミニョン」〜Dort bei ihm ist sie jetz,
 ⑥ロルツィング:歌劇「密猟者」〜Auf des Lebens raschen Wogen,
 ⑦ロルツィング:歌劇「密猟者」〜Ihr Weib? / Mein teures Weib!,
 ⑧R・シュトラウス:歌劇「ばらの騎士」〜
  あなたがどんなだったか!
  あなたがどんなか!, 高位なる花嫁様に, だめだめ!
  ワインは飲みません, マリー・テレーズ!
   録音:1958〜1965年
イルムガルト・ゼーフリート(Sp)/
オイゲン・ヨッフム(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団[①]/
オイゲン・ヨッフム(指揮)
バイエルン放送交響楽団[②③]/
ジャン・フルネ(指揮)
コンセール・ラムルー管弦楽団[④⑤]/
クリストフ・シュテップ(指揮)
バンベルク交響楽団[⑥⑦]/
カール・ベーム(指揮)
ドレスデン・シューツカペレ[⑧]
 ヴィオラの音色のような深い美しさ
 ゼーフリートの第2集は、ドイツ語訳によるトマのミニョンからのアリアや、ロルツィングの「密猟者」からのアリアなど、珍しいレパートリーを含むものです。彼女の声はまるでヴィオラの音色のような深い美しさを持ち、芳醇な香りを放っています。
 このアムバムの大部分を占めるものは、ベームが指揮した「ばらの騎士」での彼女のオクタヴィアンの歌唱で、この独特な存在感と情熱的な歌唱は、素晴らしい評判をとったものです。
  


480 7229
\1200
《イルムガルト・ゼーフリート/ Vol.3: モーツァルト&ライヴ・レコーディング集》
 モーツァルト:
  ①すみれ K.476, ②秘めごと K.518,
  ③別れの歌 K.519, ④子供の遊び K.598,
  ⑤可愛い糸紡ぎ娘 K.531,
  ⑥ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼いたとき K.520,
  ⑦寂しい森の中で K.520,
  ⑧クローエに K.524, ⑨夕べの想い K.523,
  ⑩春への憧れ K.96,
 シューベルト:
  ⑪水の上で歌う D.774, ⑫笑いと涙 D.777,
 ブラームス:
  ⑬あなたの青い目 Op.59-8,
  ⑭セレナーデ Op.106-1,
 ⑮ムソルグスキー:子供部屋,
 ⑯バルトーク:村の情景,
 ⑰ヴォルフ:メーリケ歌曲集〜3曲,
 ⑱R・シュトラウス:セレナーデOp.17-2
  録音:1953年, 1957年
イルムガルト・ゼーフリート(Sp)
エリック・ヴェルバ(P)
非凡な才能をじっくりと味わえる名唱
 20歳の時にカラヤンに見い出され、アイーダの巫女役でデビューしたゼーフリートは1943年にウィーン国立歌劇場でマイスタージンガーのエヴァを歌い、1976年までモーツァルトとリヒャルト・シュトラウス歌手としてこの歌劇場に所属し、「ウィーンの三名花」と評されました。
 このアルバムには得意としたモーツァルトはもちろんのこと、珍しいムソルグスキーやバルトークまでもが含まれ、彼女の非凡な才能をじっくりと味わうことができる一枚です。
  


480 7404
\1200
ライナー・キュッヒル/モーツァルト:デュオとトリオ
モーツァルト:
 ① ヴァイオリンとヴィオラのためのデュオ 変ロ長調K.424
 ② ヴァオリン、ヴィオラ、チェロのためのディヴェルティメント変ロ長調K.563
 ③ ヴァイオリンとヴィオラのためのデュオ ト長調K.423
  録音:1980年(①②), 1963年(③)
ライナー・キュッヒル(Vn:①②),
ヨーゼフ・シュタール(Va:①②),
フランツ・バルトロメイ(Vc;②)/
イーゴリ・オイストラフ(Vn:③),
ダヴィッド・オイストラフ(Va:③)
 これぞ「ウィーンの弦」によるモーツァルト!
 まだ20代だったキュッヒルがデッカに録音した、モーツァルトのデュオと三重奏のディヴェルティメント。
 ウィーン・フィルの新しいメンバーから生まれた新鮮な演奏は、当時大きな話題を呼びました。同じオーケストラで弾いてきた仲間ならではの、自然に音が溶け合いフレージングが美しく一致した「ウィーンの弦」を堪能できます。
 K.423は、オイストラフ親子による演奏。息子のイーゴリにヴァイオリンを任せ、ダヴィッドがヴィオラを弾いています。
  


480 7277
(2CD)
\1800→\1690
スリオティス&デル・モナコ/ベッリーニ:歌劇『ノルマ』
 ベッリーニ:歌劇『ノルマ』(全曲)
  録音:1967年8〜9月 ローマ、聖チェチーリア音楽院
ノルマ:エレナ・スリオティス(Sp),
ポリオーネ:マリオ・デル・モナコ(T)
オロヴェーゾ:カルロ・カーヴァ(Bs),
アダルジーザ:フィオレンツァ・コッソット(Ms)
クロティルデ:ジュリアーナ・タヴォラッチーニ(Sp),
フラーヴィオ:アトス・チェザリーニ(T)
シルヴィオ・ヴァルヴィーゾ(指揮)
サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団&合唱団
 カラス盤と並ぶ当作品の名盤!
  1963年の自動車事故の後、奇跡的なカムバックをなしとげたデル・モナコの復帰後第2弾となった録音。強靱な声は以前にもましてよりリリックになり、その若さを取り戻したデル・モナコのポリオーネ。
 マリア・カラスと同じギリシャ生まれのノルマ歌いスリオティス、最高のメゾ・ソプラノと評価の高いコッソットのアダルジーザの魅力溢れる女声コンビとの共演は、まさにスリリングで、カラス盤と並ぶこの曲の決定盤とも言われています。
  

482 0176
(4CD)
\4000
《イギリス君主のための音楽》
【CD1】
 1. ヘンデル:ジョージ2世の戴冠アンセム〜
  デイヴィッド・ウィルコックス(指揮)
  ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団,
  イギリス室内管弦楽団,
 2, ヘンデル:アン王女の誕生日のためのオード〜
  サイモン・プレストン(指揮)
  オックスフォード・クライスト・チャーチ大聖堂聖歌隊,
  アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック/
【CD2】
 1.ツアーズ:ザ・スターズ・ビヨンド・ザ・クラウド,
 2. ピンスティ:グッド・ナイト、ビーラヴド,
 3. サリヴァン:アイ・ウッド・アイ・ワー・ア・キング,
 4. アルバート大公:ヴァイオリンのための音楽,
 5. メンデルスゾーン:渡り鳥の別れの歌Op.63-2,
 6. メンデルスゾーン:失われた幸福Op.38-2,
 7. バーンビー:スウィート・アンド・ロウ,
 8. クローゼ:エア・ヴァリー・フォー・オフィクレイド,
 9. ビアーレ:カム・レット・アス・ジョイン・ザ・ラウンドレイ,
 10. メンデルスゾーン:秋の歌Op.63-4,
 11. ガルキン:マズルカ,
 12. ウォルミズリー:ミュージック・オール・パワフル,
 13. スミス:オ・ザット・ウィ・トゥー・ワー・メイング,
 14. コールコット:ザ・ラーク・ナウ・リーヴス・ヒズ・ネスト,
 15. シャミナーデ:アルルカン/ベンソン:ア・ロイヤル・オード,
 16. サリヴァン:ザ・ロング・デイ・クローゼス〜
  グレイストン・バージェス(指揮)
  パーセル・コンソート・オブ・ヴォイス/
【CD3】
 アルバート大公(1819-1861):
  1. 小夜曲, 2. 挽歌, 3. 遠くからのあいさつ,
  4. 愛の嘆き, 5. 愛されてないもの,
  6. この上なくすばらしいこと, 7. 告別, 8. 騎士の歌,
  9. リーベ・ハット・ウンス・ヌン・ヴェリエント,
  10. 冬の旅, 11. 孤独, 12. 詩人の最後の言葉,
  13. 愛を傷つけて, 14. 晩祷, 15. 連盟,
  16. インヴォカツィオーネ・オール・アルモニア〜
   グレイストン・バージェス(指揮)
   パーセル・コンソート・オブ・ヴォイス/
【CD4】
 ヘンデル:司祭ザドク,
 パーセル:メアリー王女の葬送の音楽,
 パーセル:彼らの言いたる時われ喜ぶ,
 ブリス:ブラス・クワイヤーのためのアンティフォナル・ファンファーレ,
 ウォルトン:王冠,
 パリー:彼らの言いたる時われ喜ぶ,
 バックス:エリザベス王女の結婚式のためのファンファーレ,
 ブリス:ウェルカム・ザ・クイーン,
 ウォルトン:戴冠テ・デウム,
 エルガー:帝国行進曲,
 ウォルトン:宝玉と勺杖,
 イギリス国家「女王陛下万歳」〜
   CD4は演奏者不詳

 イギリスの数百年続く君主制伝統的音楽
 何百年も続くイギリスの君主制に基づいた伝統的音楽。それらの代表する音楽を集めたもの。

 【CD1】に収録された有名な「司祭ザドク」が含まれる「戴冠アンセム」は、歴代国王の戴冠式で演奏される壮大な音楽で、英国民となったヘンデルの最初の仕事でもあり、ウェストミンスター寺院でとりおこなわれる華麗で壮大な儀式のために書かれた音楽です。
 【CD2】は、ヴィクトリア女王治世下のイギリス宮廷を彩った珠玉の名旋律を集めた1枚。グレイストン・バージェスが指揮する名門パーセル・コンソート・オブ・ヴォイスの演奏する16曲は実に多岐に渡り、19世紀に考案された低音金管楽器オフィクレイドのために書かれたクローゼの作品など、美しい音楽が並んでいます。名手アイオナ・ブラウンも参加。
 【CD3】イギリス女王ヴィクトリアの夫として、議会から唯一公式に「王配殿下」の称号を認められたアルバート大公(ザクセン=コーブルク=ゴータ公子アルバート)。音楽の天分にも恵まれた彼が、女王との結婚前、18〜19歳頃に書き残した歌曲を収めたもの。
 【CD4】は、パーセルから近代まで、幅広い時代の作曲家が王室のために書いた壮大な作品を収録。



<国内盤>


CALLIOPE



CAL1418
(国内盤)
\2800+税
ジョルジュ・シフラ最後の門弟 クリストフ・ヴォーティエ(ピアノ)
 リスト、シューベルト、ブラームス
  〜 超絶技巧の時代から、ドイツ・ロマン派へ

 リスト(1811〜1886):
  ①セレナーデ
  (シューベルトの連作歌曲集『白鳥の歌』D957より編曲)
 シューベルト(1797〜1828):
  『三つのピアノ曲』D946より
   ②第1番 アレグロ・アッサイ 変ホ短調
   ③第2番 アレグレット 変ホ長調
 ブラームス(1833〜1897):
  ④二つのラプソディ 作品79
  ⑤間奏曲 イ短調 作品118-1
  ⑥間奏曲 イ長調 作品118-2
  ⑦バラード ト短調 作品118-3
クリストフ・ヴォーティエ(ピアノ)

 伝説的ヴィルトゥオーゾ、ジョルジュ・シフラ最後の門弟——丹念に磨き抜かれたピアニズムで、19世紀の大作曲家たちの作品にひそむ「親密さ」の真髄に迫る充実の録音。選び抜かれたプログラムは、必ずしも「曲集全て」ではないこだわり...静かに聴き進めたい、魂のリサイタル。

 ピアニストという職業は、本当に競争率が激しいのだな...と痛感することがよくあります。
 とくに、本盤のような比類ない聴覚体験を約束してくれるアルバムに出会ったとき、そしてそのアルバムで録音に臨んでいる演奏家が、決して若い“売り出し中”の俊才というわけではない、明らかにどこかでヴェテランになるくらい演奏経験を重ねてきた名手であったりするとき...本盤の主人公クリストフ・ヴォーティエは、20 世紀中盤に“リストの再来”と絶賛されたハンガリー出身のフランスの名匠、ジョルジュ・シフラが生涯最後にレッスンを続けた門弟とのことで、つまりは決して若手ではない、すでに確かな演奏経験を積んできたピアニスト——晩年のシフラはヴォーティエの演奏を聴いて、プライベートの場では深い感動をおぼえたと妻に語っていたそうで、その認識があればこそ彼はヴォーティエにレッスンを授けたのでしょう。ヴォーティエはしかし、その薫陶を受けた者として世に出るなどという安易な出世は望まず、その後も英国に渡り、リトアニア出身の名教師スラミタ・アロノフスキー門下でさらなる研鑽に励み、師のもとを離れてからも演奏活動のかたわら腕を磨くことをおさおさ怠らず、師弟とも納得するピアニズムを身につけるまでには実に15 年もの時間を要したとのこと。
 その妥協なき芸術性は、超絶技巧の人と思われてきたシフラの門下にあってなお、決して「技巧のための技巧」を追わない、真の音楽性を見据えて演奏を続ける...という彼自身の確かな音楽哲学が如実に反映された本盤のプログラムにも、よくあらわれているのではないでしょうか。
 リスト編曲によるシューベルトで始まるとはいえ、それは師シフラも得意としたこの作曲家の作品のなかでも、とりわけ超絶技巧を武器にしない、シューベルトの音楽性そのものと対峙した深い編曲例にほかならない...そのあとシューベルト自身の作曲による最晩年の傑作を、最後の第3曲だけぬきにして(いわば曲集を「弾き終わらず」という姿勢?)、そのままブラームス中期から後期にかけての、1曲ごとに深い個性をたたえた5曲の名品へ。
 プログラムを厳選してみせようという姿勢が一貫して明らかなうえ、彼は決して敏捷なテンポに訴えることなく、絶妙に美しく含蓄深く響く(これはもう聴いていただくよりほかありません...なんと聴きごたえある音...)で1音、また1音...とじっくり確かめるように弾いてゆく、曲そのものの魅力がおのずから匂い立つような演奏解釈を続けてゆくのです!
 比較的華やぎある曲なはずのブラームスのラプソディでも、彼の音作りではフォルティシモさえ哲学的に響き、心をせきたてず、音符ひとつひとつの味を確かめさせてくれる...秋の夜長、1トラックごと深く聴ききわめてゆきたい充実のピアニズム。ベートーヴェン後期やシューマンのいくつかを録音してほしい...などと今から期待せずにおれないのは、先走り過ぎなのでしょうか...?!




PAN CLASSICS



PC10312
(国内盤)
\ 2800+税
シュトラウス父子のホルン協奏曲集
 フランツ・シュトラウス(1822〜1905):
  1. ホルン協奏曲 ハ短調 op.8
 リヒャルト・シュトラウス(1864〜1949):
  2. ホルン協奏曲 第1番 変ホ長調 op.11
  3. ホルン協奏曲 第2番 変ホ長調(1942)
ザムエル・ザイデンベルク(ホルン)
ゼバスティアン・ヴァイグレ指揮
フランクフルト放送交響楽団

 生誕150周年の「息子」R.シュトラウスの2傑作もさることながら、「父」フランツの協奏曲も!
 ブラームスやワーグナーの同時代に、巨匠たちからも絶賛されたホルン奏者だった父の逸品、息子の新古典主義的傾向...ミュンヘン・フィルでも活躍したドイツの名手、あざやかな名演!

 今年ついに生誕150 周年を迎え、リヒャルト・シュトラウスの見過ごされがちな曲目にも静かな注目がなされるように...という流れの一環といえましょうか、見過ごせない好企画&名演奏の1枚が本場ドイツから登場!
 パーヴォ・ヤルヴィとの共演でますます勢いづくフランクフルト放送交響楽団による最新録音は、リヒャルト・シュトラウスが若い頃と晩年とにそれぞれ1曲ずつ書いているホルン協奏曲(ご存知の通り、どちらも対照的な名曲!)のかたわら、この稀代のオーケストラ作曲家が早くからホルンその他の管楽器への見識を養うにあたっても大きな存在だった父親、ミュンヘンの名ホルン奏者フランツ・シュトラウス(1822〜1906)の協奏曲をも収録してくれているのです!

 リヒャルト・シュトラウスの伝記的記述を紐解けば、父がバイエルン王ルートヴィヒ2世の治世下で、ミュンヘン宮廷楽団のホルン奏者として大いに活躍をしていたこと、ワーグナーの『トリスタンとイゾルデ』や『ラインの黄金』など、バイエルン王室で初演されたワーグナー作品のホルン・セクションは彼なくしては考えられなかったことなど、息子の知名度とは全く関係のないところでフランツ・シュトラウスがいかに大きな活躍を続けていたか、さまざまなエピソードに出会うことになるところ。
 ここでソロを吹いている名手ザムエル・ザイデンベルクは、ベルリン・ドイツ響やバンベルク響、作曲家父子ともゆかりの深い町のミュンヘン・フィル(!)...といったドイツに冠たる世界的オーケストラでソロ奏者を歴任したのち、2006 年からフランクフルト放送響の首席をつとめている超実力派。
 つまり近年のドイツ各地における独墺ものの名演、なかんずくさまざまなブルックナー・マーラー録音などでも活躍をみせてきた名手...というわけですが、古典派的なテクスチュアをよくふまえたうえで、シンプルとはいいがたい音運びに的確に対応できる腕前なしには吹きこなせないであろうR.シュトラウスの新古典主義的な第2協奏曲などはまさに、この名手がいかに一筋縄ではゆかない腕前の持ち主だったかを強く印象づけずにはおかない名演になっていて、頼もしいことこの上ありません。
 気になるフランツ・シュトラウスの協奏曲は、ハ短調の陰翳もあざやかな盛期ロマン派風——ヴェーバーやシューマンがホルンを使って描き出してきた浪漫情緒を、ここでも存分に味わえること請け合い!そのしなやかなブロウを支えるゼバスティアン・ヴァイグレ(NHK 響なども振っていますね)の好サポートも、父子ともどもの作風を引立てる絶妙の解釈をみせています。

 充実解説日本語訳付——秋冬にじっくり聴き込みたい、見過ごせない1枚です!
  


PC10318
(国内盤)
\2800+税
待望の再登場!アントニオ・メネセスのポッパー!
 ポッパー:
  チェロ協奏曲第2番、および
  その他のチェロと管弦楽のための小品さまざま

   ダーヴィト・ポッパー(1843〜1913):
    ①チェロ協奏曲(第2番)ホ短調 作品24
    ②森のなかで 作品50
    ③蝶々 作品3-4
    ④タランテッラ 作品33
    ⑤ハンガリー狂詩曲 作品86
    ⑥妖精の踊り 作品39
アントニオ・メネセス(チェロ)
ロナルト・ゾルマン指揮
バーゼル交響楽団

 待望の再登場、もちろん国内仕様では初出!!

 ロマン派時代のチェロ演奏を大きく進歩させ超絶技巧の小品の数々とともに記憶された名匠・ポッパー...
 重要な協奏曲をはじめ、艶やかさと軽妙さ、浪漫的な味わいをたたえた名品群を、名匠メネセスの名演で聴ける!

 先日、カール=アンドレアス・コリーが録音した、ヴィトゲンシュタインのための「左手のためのピアノ協奏曲」などをはじめとする作品集をPan Classics が10 数年ぶりに廃盤から復活させたとき、これは2 回前のレーベル経営体制変更の少し前に作られてすぐに埋もれてしまった何枚かの名盤が復活するチャンスだろうか...と恐る恐るレーベルディレクターに確認してみたところ「うん、徐々に出しましょう」との色よい返事が!
 その言葉にたがわず、Pan Classics は1995 年にリリースしたものの、流通在庫がなくなるや廃盤になってしまったこの比類ない名盤を、あらためてDigipack の美麗ジャケットとともに再発売してくれました。
 解説付の国内仕様で日本流通するのは、もちろんこれが初めて(のはず)——グリーグと同じ年にプラハで生まれ(フォーレより2歳年上)、ウィーン皇室劇場の指揮者にもなりつつ、桁外れのチェロの名手として広く演奏旅行も行うかたわら、ヘルメスベルガー四重奏団やフバイ四重奏団の一員としても活躍、第一次大戦直前の1913 年に亡くなったロマン派チェロ界の大御所、ダーヴィト・ポッパーの作品集!

 チェロのための小品を数多く残したことで知られるポッパーの曲としては、チェロ・リサイタルで腕に覚えのある凄腕奏者がアンコールなどでとりあげる「妖精の踊り」というめまぐるしい曲が最も有名かもしれませんが(かのヤーノシュ・シュタルケル(実はポッパーの直接の孫弟子!)も彼の小品を集めたアルバムを1枚、アメリカで制作しています)、このPan Classics の録音が特にうれしいのは、そんなポッパーの貴重な協奏曲を1曲フルで収録してくれているうえ、他の小品の数々もまた、オーケストラ演奏会用に管弦楽伴奏のために用意された楽譜で演奏されているところ...
 そのうえ、演奏は日本でも20世紀以来ずっと高い評価を博し続けている巨匠、アントニオ・メネセスというのですから、なんと贅沢な話ではありませんか!
 指揮はベルギー国立管弦楽団との共演などでも名盤をいくつか残している俊才ロナルト・ゾルマン、1995 年時点ではまだ統合・名称変更がなされる前だったバーゼル交響楽団はとにかく絶好調で、メネセスの勢いを小品では絶妙に好サポート、協奏曲ではじっくり対話の相手として立ちまわる頼もしさ!
 ポッパーについて日本語で読める解説訳がついてくるのも、意外に重要なポイントかもしれません。見過ごせないチェロ盤、ご注目を!
 


PC10298
(国内盤)
\2800+税
レツボール、満を持して
 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685〜1750):
  1.パルティータ第1番 ロ短調 BWV1002
  2.パルティータ第2番 ニ短調BWV1004
  3.パルティータ第3番ホ長調BWV1006
グナール・レツボール(バロック・ヴァイオリン)
使用楽器:ゼバスティアン・クロッツ18 世紀製オリジナル

「バッハの“無伴奏”は、ホールの響きで聴くほうがおかしい」——
 徹底して「作曲当時」の演奏環境にこだわる異才レツボールが、自ら録音技法にまでこだわりぬいて録音してみせた傑作中の傑作...まるですぐそばで演奏しているような驚異の音で、ついには「シャコンヌ」も..

 .2012 年に、日本ではいまさらのように「レコード・アカデミー賞」を授けられたオーストリアのバロック・ヴァイオリン奏者、異才中の異才グナール・レツボール——自国の17〜18 世紀における演奏習慣に徹底してこだわりをみせ、この国における音楽文化を育てた修道院や地方教会の奏楽隊をイメージしながら、聖歌隊の高音はすぐれた少年歌手に、弦楽合奏はたいてい1パートひとりずつの極小編成で、ひたすら「当時の音の組み合わせ」のなかから作曲家の真意に迫ろうとする男。
 バロック・ヴァイオリンの演奏技量が桁外れに洗練されていることは、彼が受賞したアルバムが、17 世紀ドイツ語圏最大とも言われるヴァイオリンの名手でもあった作曲家H.I.F.ビーバーの、きわめて演奏のむずかしいソナタ集であったことからも、よくわかると思います。そのレツボールが、自らの齢50 を記念するかのように、満を持して録音したバッハの『無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ』は、その素晴しすぎる演奏解釈(このあたりはもう、世界クラスの演奏家であってみれば一定以上のクオリティを満たしていても驚かれないかもしれませんが)もさることながら、なによりもまず録音エンジニアリングがきわめてユニーク...

 レツボール曰く、そもそも当時この種の無伴奏曲を大人数の聴き手相手に演奏・披露するなどということはあったためしがなく、作曲家はあくまで、見識の高い音楽愛好家(ないし宮廷人?)が私室で弾き楽しむものとしてこれを書いたはず...との前提のもと、演奏会場の残響はいっさいぬきの、ひたすら直接音だけが聴こえる場所(レツボールの私邸!)で、極度の近接設定でマイクを設置、妥協を全く許さないその演奏環境で、まさに演奏者自身が、あるいは(ヴァイオリンを生涯たくみに弾きこなしつづけたという)作曲家バッハ自身が脳裏に聴いていたであろう響きに迫ったのです!

 この企画にさいし演奏者自身が解説を書いていますので、少し引用してみましょう:

 「ここで私は、これらの作品にひそんでいる、ごく私的・個人的な側面をとくに強調したいと思いました——お聴きいただくみなさんにも、私からほとんど距離のないくらいのところで、そう、普通の「演奏会」ではありえないくらい近くで、この音楽を体感していただけるように。[…中略…]セッションにさいして、マイクは私のヴァイオリンのほんとうにすぐそばに設置されました。[…中略…]お聴きくださるみなさんの耳には、私が演奏中、どう弾いてゆこうか...と思い描いているのと、まったく同じ音が届けられるのです。[…中略…]注意深く聴いていれば、音が虚空に投げ出される瞬間、その弦に当たっている弓の毛の数までわかってしまうかもしれません。それは苦しげな、ほとんど悲鳴のようでさえある不協和音が、ひたすら安らかで寛いだ協和音と、すぐ隣同士で隣りあっている、そういう不思議な世界です。そういった相反する要素が、この作品の響きの世界に、無限のニュアンスを、またとない陰翳をもたらしてやまないのです」(G.レツボール/第1巻解説より)。

 ここに語られているとおりのサウンドで、あの重音奏法を多用する第1パルティータや「シャコンヌ」に切り込み、従来であればホールの残響で和声を感じさせていたところさえも、あくまで直接音のみに作曲者の企図を感じさせる...フーガの連続で圧倒的な演奏効果をあげた前作以上の存在感!




RAMEE



RAM1205
(国内盤)
\2800+税
マラン・マレの描いた音楽
 〜ヴィオールのための組曲と小品 テオルボの響きを添えて〜

◆マラン・マレ(1656〜1728):
 ①組曲 ニ短調(第2曲集/1701 年刊行)
 ②組曲 ト短調(第5曲集/1725 年刊行)
 ③組曲 ホ短調(第5曲集/1725 年刊行)
 ④ミュゼット ハ短調(第4曲集/1717 年刊行)
 ⑤組曲 ヘ長調(第3曲集/1711 年刊行)
◆ロベール・ド・ヴィゼー(1660頃〜1732頃):
 ⑥プレリュード ホ短調 ⑦プレリュード ハ短調
◆エティエンヌ・ル・モワーヌ(1640頃〜1716):
 ⑧プレリュード ト短調
  ※曲順は①⑧②⑥③⑦④⑤
ミーネケ・ファン・デル・フェルデン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
フレッド・ヤーコプス(フランス式テオルボ)

 押しも押されぬ大ヴェテランのファン・デル・フェルデン、満を持してのマラン・マレ録音はなんと「鍵盤ぬき」!

 通奏低音にはフランスで愛されていたテオルボ(大型リュート)、俊才フレッド・ヤーコプスの妙技とともに、繊細さの極致ともいうべきフランス・バロックの粋を。20 世紀の半ば以来、オランダは一貫して古楽復興の拠点のひとつでありつづけてきました。
 現代ピアノを意識したつくりの近代開発型モダンチェンバロではない、16〜18 世紀の現存例やその忠実な模作による歴史的チェンバロを徹底して弾いたグスタフ・レオンハルト(1928〜2012)を筆頭に、リコーダーの巨匠フランス・ブリュッヘン、バロック・チェロというものの独奏楽器としての存在感を強く印象づけたアンナー・ビルスマ、 英国の古楽器オーケストラを横目に早くから活躍をはじめたアムステルダム・バロック管弦楽団... 顕微鏡を覘いて研究を続けた同国の生物学者レーヴェンフックを横目に、かつてレンブラントやフェルメールの時代のオランダ人画家たちが、他の国とは明らかに違う「現実世界を写実的に描き取る」写真のように克明な描き方で世界中から注目されるようになった頃と同じく、この国が古楽復興の先進地となった背景にはおそらく、徹底して「もの」の存在感にこだわる文化的背景が大きくものを言ったところがあったのかもしれません(オランダを旅行されたことのある方ならご存知の通り、この国にはとにかく「もの」を大切にし、徹底して掃除を欠かさないキレイ好き文化がいつも隅々まで行き届いています)——
 そうしたことを強く感じさせてやまないのが、ふだん見過ごされている「思いがけない美しい音」を発掘してくるセンスにかけては随一のRamee レーベルのこの1枚。

 ヴィオラ・ダ・ガンバ(フランス語では「ヴィオール」)を愛してやまなかったルイ14 世時代のフランスにあって、「天使のように弾く」と讃えられた巨匠中の巨匠マラン・マレの音楽に、オランダ古楽界随一のガンバ奏者ミーネケ・ファン・デル・フェルデンが真正面から向き合った1枚なのですが、そこでファン・デル・フェルデンは伴奏となる通奏低音パートを、安易にチェンバロに任せはせず、熟慮の末、大型リュートの一種であるテオルボひとつに預けてみせました。
 弾き手はやはりオランダきっての名匠、フレッド・ヤーコプス...17 世紀初頭のイタリアで生まれたテオルボとは少し異なる、やや短めのフランス風テオルボを選び、3 本の脚で床にしかと立つチェンバロの響きに頼らず、どちらも奏者のからだと密着したかたちで奏でられる弦楽器ふたつだけで織り上げられる響きが、マラン・マレの各曲集からの小品ひとつひとつの魅力をかつてないほど自然に、ゆたかに引き出してゆく——
 そこで私たちはたんに音楽そのものだけでなく、ガンバ特有の音色のありようにも、おのずと心を寄せずにはおれなくなるのです。チェンバロや第2ガンバが伴奏に入っていると、独奏者の音を耳でよりわけるのに気をとられるのだな...とあらためて気づく、テオルボひとつの伴奏の自然な優しさ——テオルボ独奏のトラックも少しあり、まるですぐそこで名手ふたりが音楽を紡いでいるような親密さが...。充実解説訳付、美麗ジャケットも絶好の魅力のひとつ!




RICERCAR



MRIC350
(国内盤)
\2800+税
ようやくの新録音!ラモー:六声のコンセール集
 〜作曲者歿後250周年〜

 ジャン=フィリップ・ラモー(1684〜1764):
  1. 第6コンセール〔めんどり、未開地の人々、他〕
  2. 第1コンセール〔ヴェズィネ、リヴリ、他〕
  3. 第2コンセール〔ラボルド、鬱陶しい女、他〕
  4. 第3コンセール〔内気な女、タンブラン、他〕
  5. 第4コンセール〔無言劇、ラモー、他〕
  6. 第5コンセール〔フォルクレ、マレ、他〕
フローランス・マルゴワール(バロックvn・指揮)
Ens.レ・ドミノ(古楽器使用)

 ようやく現れた、この曲集の新録音!
 歿後250周年、オペラや鍵盤楽曲だけではないラモーの魅力は小編成オーケストラか、室内楽編成か、判然としがたいスタイルが魅力の合奏曲でもよく伝わる!
 めったに録音が出ない曲集の「謎」をときあかし、精鋭フランス古楽勢が精妙解釈で聴かせます

 フランス音楽史上、18 世紀最大の作曲家のひとりでありながら、歌劇場が限られた場所にしかなく、オペラというジャンルがクラシック界の真の中心とやや離れている日本ではいまひとつ注目度が薄いラモー…
 しかし古楽ファンの皆様などとくにご存知の通り、今年はこの作曲家の歿後250 周年!亡くなってからまだ300 年たっていないというのが改めて驚きかもしれませんが、そう、このラモーという作曲家、オペラの世界でとくに名をあげたにもかかわらず、彼が最初の傑作「イッポリトとアリシ」で歌劇場デビューを果たしたのは、実に齢50 を超えてからのことだったのです。
 それはつまり、時すでに「バロック」と呼ばれる時代が終わりかかり、というより精確に言うなら(ドイツ語圏の19 世紀の学者があとから考えた時代区分とは別物の)明らかに「ロココ」と呼びうる時代、つまり18 世紀後半の古典派時代にもさしかかる、新しい音楽スタイルが欧州各地を賑わせていた頃——
 なにしろラモーが亡くなった年というのは、モーツァルト父子が(まさに彼の活躍地である)パリに足を踏み入れ、音楽愛好家たちを騒然とさせていた頃でもあったのです!そんなラモーの、おそらく現存する楽譜では最も新しい作品...というより、筆写された楽譜で残っているのが作曲者歿後の1768 年らしい、というところから、このかたちに編曲した人物はおそらくラモー自身ではなかったのでは?ともうわさされる謎の曲集があります。
 「6声のコンセール」—−そう、この曲集の原曲は1740 年頃(ヴィヴァルディが亡くなる頃、ヘンデルの『メサイア』とほぼ同時期)に楽譜出版された「コンセールによるクラヴサン曲集」で、それを6パートからなる弦楽合奏のために編み直したのがこの曲集なのですが、往年のパイヤール管弦楽団のたおやかな録音でこの曲集の魅力をご存知の方からすれば、なぜ古楽器録音が出てこなかったのだろう...?と疑問だったかもしれません。
 実は他にも古楽器で演奏・録音された例はなくもないのですが、このたびフローランス・マルゴワールを中心にパリの俊才たちが集うレ・ドミノの面々がエスプリたっぷり、18 世紀当時の作法をふまえて録音したこの新録音では、演奏編成もたんに弦楽合奏とはせず、徹底した検証の末にバソン(!)や横吹式フルート、中声部にはヴィオラ・ダ・ガンバを加えるなど、考え抜かれた楽器の組み合わせで作品の魅力を幾倍にも増幅させてくれているのが嬉しいところ。
 とくにアニマ・エテルナなどでも活躍するアメリー・ミシェルと、レザール・フロリサンの常連として活躍を続けてきたS.サイタがトラヴェルソを吹き、中声のガンバには録音少なき超実力派C.ジャルデッリ女史がいるのもドキドキ…さらにチェンバロは昨今ダングルベール録音(Zig-Zag Territoires)であらためて注目度を増した異才ステヴァールが!この絶妙の布陣の銘解釈に加え、解説は例によって「リチェルカール古楽器ガイド」の著者J.ルジュヌ氏(訳付)。記念年にふさわしい1枚なのです!




ZIG ZAG TERRITOIRES



ZZT347
(国内盤)
\2800+税
逸材・・・アンドリュー・タイソン(ピアノ)
 ショパン(1678〜1741):24の前奏曲 他

  1. 24 の前奏曲集 op.28
  2. 新しい前奏曲 嬰ハ短調 op.45
  3. 前奏曲 嬰イ長調 KKIVb-7
  4. 即興曲 第3番 変ト長調 op.51
  5. 三つのマズルカ op.59〔第36〜38 番〕
アンドリュー・タイソン(ピアノ)

 なぜ私たちは、たえず更新される“ショパン弾きの伝説”に毎回こう反応せずにはおれないのか...
 リーズ受賞をバネにピアノ大国イギリスに乗り出し、エリザベート受賞で大きな躍進へ——
 聴けば納得の美音、泰然自若のセンス。アンドリュー・タイソン、これは化ける逸材…括目あれ!

 「もういまさら新しいショパン弾きなんていらない」と思う人も決して少なくないとは思います。フランソワがいれば、コルトーが、ワッツが、ルービンシュタインが、ポリーニがいるじゃないか...と。
 ところが、新しい逸材がショパン盤を出してきたとなると、それも舞曲やソナタ、バラードなどとりまとめたリサイタル盤ではなく(それはそれで、ほぼ必ず痛快に魅力的なものですが)正面から何かしらの全曲録音をしてきたとなれば、どうして私たちはがぜん、注目せずにおれないのでしょう——

 さらにいうなら、そのピアニストがどこそこのコンクールで活躍をしているあいだ、地元新聞だけでなく各地で話題を呼びはじめていたり、レパートリーやYoutube 映像を見ればどうやら、ショパンどころかモーツァルトも絶妙、ベートーヴェンやシューマンでも味のある、胸のすくような(しかも、技巧一辺倒などではない個性をふりまきながら)演奏をどんどん聴かせているとなれば...!ここに現われたアンドリュー・タイソンは、そういったことをことごとく自然に体現してしまっている、新時代を着実に担ってゆくであろう新生にほかなりません。

 カーティス音楽院で名教師クロード・フランク(知る人ぞ知る名ヴァイオリニスト・パメラ・フランクの父)に師事、ジュリアード音楽院でロバート・マクドナルド(五嶋みどりの共演者としてご存知の方も多いかもしれません)に学ぶうち頭角をあらわし、ギナ・バッカウアー、リーズ、エリザベート...といった世界的大舞台のコンクールで続々実績をあげてきたのが、ここ数年。リーズでの成功はハレ管弦楽団との密な連携につながり、今や同オケのソリストたちとも頻繁に室内楽で共演しているほか、エリザベートの覇者たちが常々そうであるように、ベルギーでも続々活躍の場を広げているとか...などという話題をいくら連ねてもむなしいだけなので、まずはYoutube で「Andrew Tyson」と検索していただくのが今はいちばん早いような気がします——

http://www.youtube.com/watch?v=zVe8xsOg1kc CHOPIN Etude in E minor, Op. 25, no. 5  変な演奏。

http://www.youtube.com/watch?v=32qoeQ00azQ Polonaise op.53 "Heroic" 笑いながら弾いてる。やっぱり何か変。 でも惹かれる・・・

http://www.youtube.com/watch?v=XzEL2zk0AUE CHOPIN Etude in F major, Op. 10, no. 8  何でこんなに楽しそうに弾いてるんだ?

 モーツァルトの協奏曲やシューマンの「交響的変奏曲」なども捨てがたいところ、ここにご紹介するOp.28 の、制作元主導によるトレイラーがいちばん端的にわかりやすいはず!ポーランドを去りパリにやってきたショパンが、このピアノ音楽の新たな拠点でピアノ芸術家としての名を不動のものにする重要な足がかりとして楽譜出版した『24 の練習曲集』は、バッハの「平均律」を遠目に見やりながら、フンメルやモーシェレスら、当時すでに定評のあったピアノのための個性的・音楽的にして非凡な小品集にも比肩しうる存在となって、実に150年来、誰もがこの曲集なしの19 世紀ピアノ音楽界など想像もつかないくらいの金字塔的曲集となり、無数の名演・名盤を産んできたもの...

 しかしどうでしょう、アラン・タイソンの弾く前奏曲のどれかを数音きいただけで、その澄み切った音色に、泰然自若の、まるで気負ったところがない音運びに、どうして魅了されずにおれましょう——
 古今の他の名盤群のことなど、彼のピアニズムと対峙しているあいだは少なくとも、ほとんど思い出せなくなるのではないでしょうか?
 


ZZT353
(国内盤)
\2800+税
インマゼールの「カルミナ」!
 オルフ:「カルミナ・ブラーナ」〜歴史的奏法による解釈!

 カール・オルフ(1895〜1982):
  世俗カンタータ「カルミナ・ブラーナ」
   〜独唱、合唱と管弦楽のための
ヨス・ファン・インマゼール指揮
アニマ・エテルナ・ブリュッヘ(管弦楽)
コレギウム・ヴォカーレ・ヘント(合唱)
イェリー・スー(S)
イヴ・サーレンス(T)
トーマス・バウアー(Br)

 ついにヴェールを脱ぐ...20世紀作品のピリオド奏法のパイオニア、インマゼールの一党がなんと今度はドイツ=オーストリア系、しかもこれまで以上に「いま」に近い年代の傑作に挑んだ!
 「適切な演奏編成は必ずしも巨大でなくてよい」を立証する新録音、合唱はなんと...あの銘団体!

 今年のはじめにムソルグスキー『展覧会の絵』ラヴェル編曲版で、またもや20 世紀前半の音楽のピリオド解釈の意義を圧倒的に印象づけたヨス・ファン・インマゼール&アニマ・エテルナ・ブリュッヘ、巷でもひそかに噂になっていたようですが、そう、今度の新譜はなんと...もう少し時代を下り、いまからちょうど77 年前の1937 年に世界初演され、一躍人気作品に躍り出たオーケストラつき合唱作品の金字塔的傑作『カルミナ・ブラーナ』という選択!

 彼らがピリオド解釈、つまり今とは必ずしも同じではなかった「作曲当時」の楽器や奏法を検証したうえで、作曲家の企図に肉薄しながら作品本来の魅力に迫る演奏解釈をしてきた近代作品は、これまでにもチャイコフスキー、リムスキー=コルサコフといったロシアもの、さらにラヴェルやドビュッシーらのフランス系作品などがありましたが、ドイツ=オーストリア系の近代ものがとりあげられるのはこれが初めて。さらに、今まで録音してきたなかでは最も時代的に新しかったのがプーランク(!)の作品集で、ここでとりあげていたのも1935 年の「フランス組曲」が最新ですから、今度の録音はさらに時代を「いま」に近づけてのピリオド解釈ということになります。
 実際のところ、大きな戦争があるとたいてい楽器のような貴重品が多く壊れたり、金属が軍に徴用されて金管楽器が溶かされてしまったり...と、歴史的な実物というものがどんどんなくなってしまううえ、古い録音は技術も未発達、録音用オーケストラを編成していたりなど、残っている録音でも必ずしも「ホールに響いたサウンド」というものに私たちも接することができない可能性もあるのは事実——
 そこで彼ら、バッハやそれ以前の作曲家たちなど、古い音楽の本来の姿を(徹底した音楽史検証とともに)甦らせてきた実績のある演奏家たちが、同時にこういった新しい領域の音楽でもその方法論を適用することでいかに痛快な演奏成果があがるか?ということについては、昨今「春の祭典」の歴史的復古演奏で音盤ファンをにぎわせているF-X.ロート&レ・シエクルの演奏のみごとさや、我らがインマゼールの快挙の連続が実証しているところ。
 しかし…古楽の世界では、14 世紀の古文書である「ブラヌス写本」の詩を歌詞に使っていながら、当時の音楽などいっさい顧みていないオルフのこの作品は不人気なはず、なぜそこでインマゼールが?というところからして興味深いのですが、そのあたりも今回ひさびさに充実したインタビュー記事が解説になっていますので、ぜひ全訳とともにご一読いただければ。
 演奏上でひとつ今いえることがあるとすれば、巨大編成で圧倒的サウンドに仕上げることが多いこの大作でも、インマゼールはあくまで弦楽編成を最小限(6/6/6/6/4)に絞り「適切な編成で適切な鳴らし方をすれば、どんな大ホールでも少数精鋭で最も効果があがる」という自説を立証してみせている、ということ。独唱陣にも実績あまたの超・名歌手バウアーをはじめ俊才が揃い、オーケストラも例によってソリスト続々、しかも合唱はなんと——音楽監督ヘレヴェッヘの独自レーベルPhi で絶好調の!——コレギウム・ヴォカーレ・ヘントという…インタビューアが「夢の布陣ではないですか!」と色めき立つのも納得です。




DISC CLASSICA

DCJA-21027
\2500+税
林望プロデュース
雅歌(MIYABICA)

 麗しフィリスは(ファーマー曲*)/
 なんとかなるさ(ジャヌカン曲*)/
 亭主はぼんぼんお人好し(パスロー曲*)/
 恋は春(モーリー曲*)
 おぼっこ、愛(め)ぐしや(ラッスス曲*)/
 さよなら、可愛いアマリリス(ウィルビー曲*)/
 インスブルック、いざさらば(イザーク曲*)
 流れよ、わが涙(ダウランド曲*)/
 夜は静寂(しじま)(サン=サーンス曲*)/
 善きかな、瞳よ・LOVE(愛の光)(以上エルガー曲*)
 「えんがちょ」の歌(高牧康曲*)/
 淑女方の小間物でござる(ダウランド曲+)/
 愉しい友らと遊びに時を消す(ヘンリー8 世曲+)
 カッコウ鳥がコキュになれと歌ったとき(カイモ曲+)/
 ああ、エルスライン、いとしいエルゼライン(ゼンフル曲+)
 鳥たちの歌(第2版)(ジャヌカン曲+)/
 船が静かに岸辺につく(キャンピオン曲**)/
 優しい白鳥(アルカデルト**)
 夢で逢いたくて(高牧康曲**)
  *林望作詩 **高牧康作詩 +原語
たかまきやすし&東京ベルズ
(歌と演奏)

<映像>


ベルリン・フィルハーモニー自主製作盤
BERLINER PHILHARMONIKER RECORDINGS(映像)



KKC 9098/100
(2DVD + 1BD)
\6900+税

J.S.バッハ:「ヨハネ受難曲」
 ボーナス映像〔字幕:ドイツ語〕
  サー・サイモン・ラトルとピーター・セラーズの対話(33分)
  サイモン・ハルシー(合唱指揮)による作品解説(20分)
  デジタル・コンサートホールについて(5分)
マーク・パドモア(福音史家)
ロデリック・ウィリアムズ(イエス)
カミッラ・ティリング(ソプラノ)
マグダレーナ・コジェナー(メゾソプラノ)
トピ・レティプー(テノール)
クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)
ベルリン放送合唱団(合唱指揮:サイモン・ハルシー)
サー・サイモン・ラトル(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 パドモア渾身の歌唱!ゲルハーヘルがピラトとペトロの2 役を担当!奇才ピーター・セラーズの演出による「ヨハネ受難曲」

 2014 年夏にスタートしたベルリン・フィルの自主レーベル「ベルリン・フィル・レコーディングス」が、「シューマン交響曲全集」[KKC9083(CD+ BD )/KKC1045(LP)] に続き、新たに2 タイトルをリリースいたします。
 ラトル指揮ピーター・セラーズ演出による「ヨハネ受難曲」、「マタイ受難曲」のDVD/BD です。

 両セットは、ラトル指揮の演奏に、ピーター・セラーズの演出が付いた映像作品。ベルリン・フィルハーモニーで収録されたセミステージ形式の上演ですが、象徴的で簡潔な演出は本格的かつ独創的なもので、ベルリン・フィルならではの新機軸の舞台となっています。「ヨハネ受難曲」は2014 年2、3 月、「マタイ受難曲」は2010 年4 月にライブ・レコーディング(既にDVD とBD で発売されたものの新装丁リリース)された、ベルリン・フィルの映像配信サービス「デジタル・コンサートホール」のコンテンツの商品化となります。

 ピーター・セラーズの演出は、「マタイ受難曲」では福音史家をイエス本人とみなすショッキングな解釈。しかしそのエモーショナルな力は、キリストの受難をヒューマンな物語として伝え、強い説得力を放ちます。また「ヨハネ受難曲」は、曲の性格を反映して合唱が主役。歌詞の内容を、コリオグラフィーとも呼べる群衆処理、マイムにより具象化しています。いずれもベルリンでの上演は極めて高く評価され、ラトルは、「これまで我々がベルリンでやった、最も重要なもの」と呼んでいるほどです。

 マーク・パドモア、マグダレーナ・コジェナー、クリスティアン・ゲルハーヘル等の豪華ソリストは、両作品ほぼ共通。とりわけ福音史家のパドモアは、「マタイ受難曲」で渾身の演技・歌唱を見せて、深い感動を誘います。一方「ヨハネ受難曲」では、クリスティアン・ゲルハーヘルがピラトとペトロの2役を担当し、強い存在感を発揮しています。

 ベルリン・フィルの演奏は、モダン・オケにおける古楽演奏の最先端を伝えるものでしょう。歴史的解釈と、現代的な自由な精神が融合した、ハイブリッドなリアライゼーション。単に古楽演奏を模倣するのではなく、それを咀嚼しつつも、現代オーケストラの視点からより自由にバッハを解釈し直す、一歩進んだスタンスを感じさせます。その精神は、セラーズの現代的な演出とぴたりと合致しています。また、アンドレア・マルコン、ラファエル・アルパーマン(オルガン)、ヒレ・パール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)等の古楽界のスターも多数参加しています。


 演出:ピーター・セラーズ
 収録:2014 年2 月27 日〜3 月1 日、ベルリン・フィルハーモニー
 本編:136分、ボーナス:58分、字幕:英独仏西韓日
 Blu-ray:画面:1080i Full HD 16:9、音声:PCM Stereo,DTS-HD MasterAudio 5.1
 DVD:画面:NTSC 16:9、音声:PCM Stereo, DTS 5.1、リージョン:All
 豪華美麗ハードカバー装丁、日本語字幕&解説付

 デジタル・コンサートホール
  ベルリン・フィルのネット映像配信サービス「デジタル・コンサートホール」が7日間無料でご利用になれるチケットが封入されています。



 


KKC 9101/03
(2DVD + 1BD)
\6900+税
装いも新たに豪華装丁で再リリース
J.S.バッハ:「マタイ受難曲」

 ボーナス映像
  ピーター・セラーズとサイモン・ハルシー(合唱指揮)の対話(51分)
  デジタル・コンサートホールについて(5分)〔字幕:ドイツ語〕
マーク・パドモア(福音史家)
クリスティアン・ゲルハーヘル(イエス)
カミッラ・ティリング(ソプラノ)
マグダレーナ・コジェナー(メゾソプラノ)
トピ・レティプー(テノール)
トーマス・クヴァストホフ(バス)
ベルリン放送合唱団(合唱指揮:サイモン・ハルシー)
ベルリン国立大聖堂少年合唱団
 (合唱指揮:カイ=ウーヴェ・イールカ)
サー・サイモン・ラトル(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 セラーズ衝撃の演出で話題となったマタイ受難曲が装いも新たに豪華装丁でリリース!

 演出:ピーター・セラーズ
 収録:2010 年4 月11 日、ベルリン・フィルハーモニー
 本編:195分、ボーナス:55分、字幕:英独仏西韓日/豪華美麗ハードカバー装丁、日本語字幕&解説付
 Blu-ray:画面:1080i Full HD 16:9、音声:PCM Stereo,DTS-HD MasterAudio 5.1
 DVD:画面:NTSC 16:9、音声:PCM Stereo, DTS 5.1、リージョン:All


 商品仕様は、2DVD + 1BD の2 フォーマットがひとつの商品に集約されたもの。第1 弾の「シューマン交響曲全集」と同様、美麗布張りハードカバー装丁となっています。ボーナス映像として、ラトルとセラーズ等のインタビュー・楽曲解説も収録(各約50 分)。
 日本語字幕と解説書、デジタル・コンサートホールの7 日間無料チケットも組み込まれています。








NIFC(映像)
ポーランド国立ショパン協会

NIFCDVD 001J
(DVD-Video/NTSC)
\4400→\3990
ヘレヴェッヘのモーツァルト"レクイエム"!
 モーツァルト:レクイエム K.626
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)
シャンゼリゼ管弦楽団
コレギウム・ヴォカーレ・ヘント
アカデミア・キジアーナ・シエナ
クリスティーナ・ランドシャーマー(ソプラノ)
インゲボルク・ダンツ(アルト)
ロバート・ゲッチェル(テノール)
マシュー・ブルック(バス・バリトン)

 ブリュッヘン追悼盤、ワルシャワでのベートーヴェン「英雄」に続いて「ポーランド国立ショパン協会」が「ショパン」の外へ一歩踏み出す。
 ヘレヴェッヘのモーツァルト"レクイエム"!ショパン没後161年。ワルシャワ聖十字架教会での奇跡。

 時はフレデリック・ショパン(1810−1849)の生誕200年であり没後161年、2010年10月17日。
 ショパンの心臓が安置されているポーランド、ワルシャワの聖十字架教会で行われた、ショパン没後161年の追悼ミサの中で演奏されたモーツァルトの「レクイエム」!
 
 ヘレヴェッヘ&シャンゼリゼ管弦楽団のモーツァルトの「レクイエム」は、各楽章間の司祭による祈祷の朗読やグレゴリオ聖歌の朗誦に従いながら演奏が進められていく。
 ショパンが自らの葬儀の際に演奏を希望したと伝わるモーツァルトの「レクイエム」。
 ヘレヴェッヘがワルシャワの聖十字架教会で振ったモーツァルトの「レクイエム」は、161回目の命日においてショパンの願いを、そして典礼の中の1部分というレクイエムの姿を尊重して創り上げられた特別な演奏と言っても過言ではないだろう。
 ヘレヴェッヘ、シャンゼリゼ管弦楽団、コレギウム・ヴォカーレ、4人の世界的ソリストたち、司祭、聴衆、そしてモーツァルトの音楽が一体となって実現した、唯一無二のモーツァルトの「レクイエム」の記録である。

 ※録音(ライヴ):2010年10月17日、聖十字架教会(ワルシャワ、ポーランド)
















10/9(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



AUDITE



AU 97706
\2500→\2290
オリジナルと超越〜作曲者自身による名作4手連弾編曲
 (1)シェーンベルク(作曲者編):室内交響曲第1番Op.9
 (2)ベートーヴェン(作曲者編):大フーガOp.134
 (3)シューマン(作曲者編):交響曲第2番ハ長調Op.61[世界初録音]
ピアノ・デュオ・タカハシ/レーマン
 【高橋礼恵、ビョルン・レーマン】
 オリジナルを超えた。名作のピアノ・デュオ編曲

 録音:2012 年5 月23-25 日/イエス・キリスト教会(ベルリン)/DDD、72’ 49”

 日本人の高橋礼恵とドイツ人ビョルン・レーマンによる実力派ピアノ・デュオ最強のアルバム登場。オーケストラと室内楽の名作のなかで、その音色以外想像もできない完成作品を、作曲者自身がピアノ4 手連弾用に編曲したものを集めました。このうちシューマンの交響曲第2 番は世界初録音。
 4 手連弾ながら、いずれも最高度の難曲。ベートーヴェンとシェーンベルクのオリジナル・ピアノ・デュオ作品は、あまり人気がありませんが、この2篇は悪魔的な輝きと魅力を放っています。シェーンベルクは細かい音の動きによる声部が錯綜しますが、ベートーヴェンの大フーガがそれに劣らぬ複雑さで、ほとんど現代音楽。クライマックスの効果も凄まじく、非常に興奮させられます。
 シューマンの交響曲は、しばしばオーケストレーションの問題が云々されますが、これはピアノのみで、透明ですっきりとした響きに驚かされます。意外にもオリジナルのピアノ作品のような美しさと効果に富み、交響曲第2 番の真の魅力に気付かせてくれます。4 手ならではの音の厚みで、充実感も満点。
 高橋礼恵とビョルン・レーマンは、ともにベルリン芸術大学でクラウス・ヘルヴィヒに師事。レーマンは現在同校教授を務め、高橋とふたりで日本でもマスタークラスをしばしば行うなど、お馴染みとなっています。



 

BONGIOVANNI



GB 5183
\2500→\2290
ハイフェッツの編曲したヴァイオリン小品集
 黒人霊歌「深い河」
 ポンセ:エストレリータ
 クライスラー:シンコペーション,さらばクークレイン(ロンドンデリーの歌)
 ガーシュイン:3つの前奏曲,短い物語
 フォスター:故郷の人々,金髪のジェニー
 ドビュッシー:ゴリウォーグのケークウォーク
 カステルヌオヴォ・テデスコ:海のささやき,タンゴ
 ガーシュイン:「ポーギーとベス」からの5つの場面
ルーチョ・デガーニ(Vn) 
アンドレア・ルクリ(P)
 ハイフェッツ編曲のヴァイオリン小品をソリスティ・ヴェネトの首席ヴァイオリニスト、デガーニの演奏で!

 録音:2010 年9 月14、15 日、チヴィダーレ・デル・フリウリ/DDD、53' 28"

 20 世の偉大なヴァイオリニスト、ヤッシャ・ハイフェッツ(1900-1987)が有名曲をヴァイオリン用に編曲した曲を集めています(クライスラーのみ本来のヴァイオリン曲)。
 CD の原題は「戦争演奏会」。ハイフェッツは第二次世界大戦中、積極的に前線での慰問活動を行っており、その時に演奏された曲がこのCD に収録されています。いずれも極限に生きる兵士たちの心を癒す麗しい曲ばかりです。
 ルーチョ・デガーニは、クラウディオ・シモーネ率いる名門、ソリスティ・ヴェネティ(ヴェネツィア合奏団)の首席ヴァイオリニストを務めている名手。さすがイタリア人ヴァイオリニスト、明るい歌心が素晴らしく、本家ハイフェッツとはまた違った魅力に溢れています。
 

GB 2469
(2CD)
\5000
ミスリヴェチェクの「オリンピーアデ」世界初録音!
 ミスリヴェチェク:「オリンピーアデ」
渡辺康(T クリステネ)
田中絵里加(S アリステア)
ペルヴィン・チャカル(S メガクレ)
マリア・テレーザ・レーヴァ(S アルジェーネ)
カルロ・ヴィストーリ(CT リーチダ)
サルタン・アフメトヴァ(S アルカンドロ)
パスクワーレ・シルコーリ(T アミンタ)
オリヴェル・フォン・ドホナーニ(指揮)
ボローニャ市立劇場管弦楽団、合唱団
 モーツァルティアンなら聞き逃しちゃいけない!モーツァルトからも慕われたボヘミアの作曲家ミスリヴェチェクの「オリンピーアデ」世界初録音!日本人歌手が二人出演!

 録音:2012 年11 月23、25 日、ボローニャ/DDD、145' 13"

 ヨゼフ・ミスリヴェチェク(1737—1781)はボヘミア出身でイタリアで活躍した作曲家。1770 年にボローニャでモーツァルト親子と知り合い、モーツァルトは二回りも年上のミスリヴェチェクの人柄を慕ったことが知られています。
 「オリンピーアデ」は1778 年11月に、当時イタリアオペラで最も権威のあったナポリのサン・カルロ劇場で初演されたオペラ。「オリンピーアデ」は高名な詩人メタスタージオの書いた台本の中でも特に人気が高かったもので、1733 年のカルダーラのオペラから60 人以上の作曲家によってオペラ化されたといいます。既にヴィヴァルディ作(nai¨ve OP30316)などいくつかが音ないしは映像になっています。ミスリヴェチェクの「オリンピーアデ」はモーツァルトと共通した様式の音楽ながら、イタリアの歌劇場で10 年以上もしごかれただけに華やかで難易度の高いアリアが多く、たいへん聞き応えがあります。
 2012 年11 月、ボローニャ市立劇場がミスリヴェチェクの「オリンピーアデ」を復活上演し、これはそのライヴ録音です。二人の日本人歌手が出演。クリステネの渡辺康は新潟市出身のテノール。国立音楽大学を卒業後、イタリアに渡り現在もパルマ在住。アリステアの田中絵里加は、東京音楽大学大学院を修了、2011 年にヴェネツィアに留学、2013 年からはミラノのスカラ座研修所に所属しています。二人とも難しいアリアを見事に歌い切っています。メガクレのペルヴィン・チャカルはトルコのマルディン生まれのソプラノ。トルコ国内で活動した後、2009 年にイタリアに登場、数年で急速に活動の幅を広げています。
 アルジェーネのマリア・テレーザ・レーヴァは、1987 年、レッジョ・カラブリア生まれのソプラノ。当時20 代半ば、まだデビューして数年の若い歌手ですが、声の充実感はたいへん素晴らしく、2014 年4 月にはジェノヴァのカルロ・フェリーチェ劇場でのプッチーニ「ボエーム」でミミを歌っているほど。将来が期待される逸材です。リーチダのカルロ・ヴィストーリは、ルーゴ生まれのカウンターテノール。まだ本格的に歌手活動を始めて数年という人ですが、既にイタリア各地で活躍しています。
 モーツァルティアンには名前は知られているミスリヴェチェク、ぜひ音楽も耳にしてみてください。

 「オリンピーアデ」 簡単なあらすじ
 古代ギリシャのシキオン。当地の支配者クリステネがオリンピックの試合を催し、その優勝者に褒美として娘アリステアとの結婚を認めることにしている。クレタでメガクレを暴漢から救ったリーチダは、メガクレに自分の名で試合に出場してほしいと頼み、優勝の褒美が恋人とは思ってもいなかったメガクレはこれに応じる。リーチダはかつてクレタの王女アルジェーネと婚約していた。リーチダはメガクレとアステリアが相思相愛とは知らなかった。オリンピックには羊飼いに変装したアルジェーネもやって来ていた。オリンピックではリーチダを騙るメガクレが優勝、彼はアステリアに真相を話し別れを告げる。本当のリーチダが現れると、アステリアは彼を非難。そこにメガクレが入水自殺したとの知らせがもたらされる。リーチダは逃亡する。絶望したアリステアも自殺を図るが失敗。アルジェーネは正体を明かし、リーチダから貰った鎖をクリステネに示すと、彼はリーチダが幼い頃に行方不明になった息子だと気付く。クリステネは全てを許し、リーチダとアルジェーネ、そしてメガクレとアリステアが結ばれる。
 

GB 5182
\2500
マリアーニ:反射
 火の花
 干満
 こだま
 エディに
マリア・ガブリエッラ・マリアーニ(P)
 録音:2014 年、ナポリ/DDD、63' 38"

 作曲者でピアノを演奏しているマリア・ガブリエッラ・マリアーニはナポリ出身のピアニスト。彼女は、かつて多くのピアニストがそうだったように、自分の作曲した音楽を積極的に演奏しています。
 「反射」は、2014 年に出版された彼女の同名の本に関連した作品。ロマン色豊かな音楽はそれだけでも心地よく聞けます。




CHALLENGE CLASSICS


代理店変更による再案内含む


CC 72657
(SACD HYBRID)
\2600
ワイル、ガーシュウィンら、半ポピュラー、半クラシックの声楽作品
 ・ヘヴン・ギレスピー (1888-1975) &
  セイムール・シモンズ(1896-1949) &
  リチャード・ホワイティング(1891-1938):
   Breezin’ along with the breeze
 ・コープランド(1900-1990):感傷的なメロディ
 ・ブリテン:キャバレー・ソング/
  Tell me the Truth about Love、Funeral Blues、Johnny、Calypso
 ・クルト・ワイル(1900-1950):小さな三文音楽組曲より
  〔序曲、Moritat von Mackie Messer、 Seerauber Jenny、
   Zuhalterballade、Finale〕
 ・ヴァンサン・スコット(1906-1975):
  ラ・プティット・トンキーノイズ
 ・ワイル:ユーカリ
 ・ガーシュウィン(1898-1937):パリのアメリカ人より
 ・ワイル:スラバヤ・ジョニー(ハッピー・エンドより)
コラ・ブルグラーフ(メゾ・ソプラノ)
カレファックス
 (5人のリード管楽アンサンブル)
 録音:2013 年11 月7-9 日

 オランダで活躍するメゾ・ソプラノ、コラ・ブルグラーフと、リード管楽器5 名のアンサンブルによる、半ポピュラー、半クラシック歌曲集。ワイル、ブリテンら、クラシックでありポピュラーでもある音楽を集めました。編曲もリード管楽器アンサンブルという編成で、親しみやすい音色の1枚となっています。
 


CC 72550
(6SACD HYBRID)
\5100→\4590
〔旧譜再案内〕
ベートーヴェン:交響曲全集
 (交響曲第1番-第9番)
アンマリー・クレメール(ソプラノ)
ウィルケ・テ・ブルンメルストローテ(アルト)
マルセル・レイヤン(テノール)
ゲールト・スミッツ(バリトン)
コンセンサス・ヴォーカリス(合唱)
ネザーランド交響楽団
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指揮)
 完全無敵!フリエンド&ネザーランド交響楽団のベートーヴェン交響曲全集

 録音:2008-2010 年

 刺激満載の、フリエンド指揮のベートーヴェン交響曲全曲ボックス。
 
CC 72137
\2500
〔旧譜再案内〕
オランダの俊英四重奏団による1枚
 グリーグ:弦楽四重奏曲 ト短調 op.27
 ダーヴィド・モンラード・ヨハンセン(1888-1974):
  弦楽四重奏曲 op.35
 ユリウス・レントヘン(1855-1932):弦楽小四重奏曲 イ短調
マタンギ弦楽四重奏団
 オランダの俊英四重奏団による1枚

 マタンギ弦楽四重奏団は、1999 年にデン・ハーグとロッテルダムの音楽院の学生によって結成されたカルテット。オランダの室内楽シーンでめきめきと頭角をあらわし、その親しみやすいアンサンブルで人気を博しています。
 2002 年、オランダの室内楽で名誉ある「Kersjes can de Groenekan」賞を受賞、2008 年ヨーゼフ・ヨアヒム国際室内楽コンクールで第3 位に入賞。クラシックからジャズに至るまで、幅広いレパートリーで活躍しています。マタンギとは、インドにおける、語り、音楽、書の女神。
 

CC 72288
\2500
〔旧譜再案内〕
J.S.バッハ:対話による教会カンタータ集 Vol.1
 BWV 49、60、140、59
トン・コープマン(指揮)
アムステルダム・バロック・オーケストラ
シビッラ・ルーベンス&サンドリーヌ・ピオー
 (ソプラノ)
ボグナ・バルトシュ(アルト)
イェルク・デュルミュラー&
 ジェームス・ギルクリスト(テノール)
クラウス・メルテンス(バス)
 コープマンの一連のカンタータの録音から、対話(二重唱)による作品を選んで編まれたアルバム。
 


CC 72323
\2500→\2290
〔旧譜再案内〕
ハイドンとコハウトの優雅なリュート三重奏曲
 ハイドン:リュート三重奏曲 ヘ長調
 カール・コハウト(1726-1784):
  ディヴェルティメント 変ロ長調、コントラバス協奏曲 ニ長調、
  リュート協奏曲 変ロ長調、シンフォニア ヘ短調
アルス・アンティカ・オーストリア
グナール・レツボール(指揮、ヴァイオリン)
フーベルト・ホフマン(リュート)
ヤン・クリゴフスキ(コントラバス)
 レツボール率いるアルス・アンティカ・オーストリアによる、ハイドンと、コハウトの作品集。コハウトはウィーン生まれ。スヴィーテン伯爵のもとでヴァイオリン奏者としても活躍していましたが、リュート奏者として特にその名を知られていました。コントラバスのための協奏曲を書いたことでも歴史に名を残しています。レツボール率いる面々が優しい作品を楽しく響かせています。
 

CC 72346
(SACD HYBRID)
\2600
〔旧譜再案内〕
「FOLK STORIES」
 バルトーク:
  「古い哀歌」(20のハンガリー民謡より第2番)
  「奥さんたち、私も仲間に入れて」(8つのハンガリー民謡より第3番)
  「神よ、洪水をおこしたまえ」(8つのハンガリー民謡より第2番)
  「高い丘を越えて行きたい」(8つのハンガリー民謡より第5番)
 ベートーヴェン:
  「悲しく不幸な季節」(20のアイルランドの歌より第6番)
  「アルスターへの帰還」(25のアイルランドの歌より第1番)
  「あなたは信仰のしるし」(25のアイルランドの歌より第11番)
  「みんな楽しく輪になって」(25のアイルランドの歌より第8番)
 ブラームス:
  「てんとう虫」(子供の民謡より第13番)
  「谷の底では」(49 のドイツ民謡集)
 ブリテン:
  「鋤で耕す少年」(イギリスの歌第3集より第1番)
  「おお悲しい」(イギリスの歌第3 集より第6番)
  「美しいマリー伯爵」(イギリスの歌第1集より第3番)
  「それは空想のなか」(フランスの歌より第6番)
  「父の家にいたとき」(フランスの歌より第8番)
 マーラー:
  「誰がこの歌を作ったのだろう?」(子供の魔法の角笛)
  「高い知性への賛美」(子供の魔法の角笛)
 レスピーギ:
  「いいえ、おまえの息子は死んでいない」
   (アルメニアの詩人の語る4つの詩より第1番)
  「お母さんは焼きたてのパンのように」
   (アルメニアの詩人の語る4つの詩より第2番)
  「私は母、永遠の友」(アルメニアの詩人の語る4つの詩より第3番)
 シベリウス:
  「初めての口づけ」(5つの歌op.37より第1番)
  インガリル「そよげ葦」(6つの歌op36 より第4番)
  「逢引きからもどった娘」(5つの歌op.37より第5番)
 伝承曲:タイムの小枝
コラ・ブルグラーフ(メゾ・ソプラノ)
シモン・レッパー(ピアノ)
リザ・フェルシュトマン(ヴァイオリン)
フロリス・ミーンデルス(チェロ)
 民謡の花束

 オランダのメゾ・ソプラノ、コラ・ブルグラーフによる、民謡を題材とした歌曲集。
 


CC 72389
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
〔旧譜再案内〕
ヴィヴァルディ:オーボエ協奏曲集
 オーボエ協奏曲 イ短調 RV 463
 オーボエ協奏曲 ハ長調 RV 450
 オーボエ協奏曲 イ短調 RV 461
 弦楽のための協奏曲 ニ短調 RV 127
 オーボエ協奏曲 ヘ長調 RV 457
 オーボエ協奏曲 ニ短調 op.8-9 RV 454
 オーボエ協奏曲 ヘ長調 RV 455
パウリーネ・オーステンレイク(オーボエ)
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指揮)
ネザーランド交響楽団
 オランダの女性名オーボエ奏者、オーステンレイクによるヴィヴァルディ

 ハーグ・レジデンツで首席オーボエ奏者を務めるオランダの女性オーボエ奏者、オーステンレイクと、鬼才フリエンドによるヴィヴァルディ。ヴィヴァルディが勤めていた慈善院付属音楽院には、ペレグリーナという少女がいました。彼女はオーボエが大変にうまく、ヴィヴァルディが書いたオーボエのための作品のいくつかは彼女が演奏した、とされています。現代音楽シーンからオーケストラまで幅広く活躍しているオーステンレイクが、ヴィヴァルディの鮮やかな世界を見事に響かせています。
 

CC 72531
\2500
〔旧譜再案内〕
ヨハン・クリスティアン・シーファーデッカー(1679-1732):
 協奏曲集

  協奏曲
   第13 番 ハ短調、第8 番 ヘ長調、第5 番 ニ短調、
   第10 番 ト長調、第1 番 イ短調、第6 番 ニ長調
ハンブルク・エルビポリス・
 バロック管弦楽団のメンバー
 ハンブルクで活躍したシーファーデッカーの作品集

 録音:2011 年4 月

 ハンブルク・オペラのチェンバロ奏者として活躍、そしてブクステフーデの後任として教会のオルガン奏者を務めたドイツの作曲家、ヨハン・クリスティアン・シーファーデッカーの作品集。
 


CC 76607
(2SACD HYBRID)
\4000→\3690
〔旧譜再案内〕
フリエンドによる祝祭気分満点のクリスマス・オラトリオ
 J.S.バッハ:クリスマス・オラトリオ

ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指揮)
マリン・ハルテリウス(ソプラノ)
クリスティーナ・ハンマーシュトレーム(アルト)
イェルク・デュルミュラー(テノール)
デトレフ・ロート(バス)
カペラ・アムステルダム
コンバッティメント・コンソート・アムステルダム

 鬼才フリエンドによる、バッハのクリスマス・オラトリオ。


.

CLAVES

50 1302
\2500→\2290
CLAVESから!?
 アバド、2013年3月、モーツァルト管とのライヴ!
  若手実力派をソリストに迎えたモーツァルト、
   ハイドンの協奏曲

    (1)モーツァルト:オーボエ協奏曲 ハ長調 K.314
    (2)ハイドン:協奏交響曲 変ロ長調 Hob.I-105
クラウディオ・アバド(指揮)
ルーカス・マシアス・ナバロ(オーボエ)
(2)グリゴリー・アース(ヴァイオリン)
 コンスタンチン・プフィッツ(チェロ)
 ギョーム・サンタナ(ファゴット)
モーツァルト管弦楽団

 レーベルとしてまだ活動しているのか不安視されていたCLAVESから起死回生の一発。
 このアルバムにレーベルの命運がかかっているのかもしれない。


 大注目盤.。若手実力派をソリストに迎えたモーツァルト、ハイドンの協奏曲。アバド、2013年3月、モーツァルト管とのライヴ!

 録音:2013 年3 月20-25 日/オーディトリオ・デ・サラゴサ、オーディトリオ・ナショナル・デ・ムジカ(マドリード)/DDD、ライヴ

 2014 年1 月20 日に亡くなった巨匠クラウディオ・アバドが、2013 年3 月にマドリードのオーディトリオ・デ・サラゴサ、オーディトリオ・ナショナル・デ・ムジカにて行った演奏会からモーツァルトのオーボエ協奏曲 ハ長調 K.314 とハイドンの協奏交響曲 変ロ長調 Hob.I-105 がディスク化されました。常に音楽に真摯に向き合い、明晰でバランスの良い演奏を目指して最善をつくすアバドの指揮は、そのどれもが素晴らしく、協奏曲では独奏者とオーケストラの演奏をコントロールするだけでなく、最良の形で音楽が表現されるように心がけおり、その姿勢は晩年も一切変わることはなかったと言えます。

 モーツァルト管弦楽団はアバドが2004 年に創設した若い演奏家を集めて創設したオーケストラでそこから多くの才能を見出してきました。
 アバドと当管弦楽団は2011 年8 月よりモーツァルトの管楽協奏曲の演奏会&ライヴ録音を行ってきましたが、この演奏会でもアバドが絶大なる信頼をしている若手実力派をソリストに起用し、新鮮さ溌剌さをもった演奏を披露しました。
 オーボエのルーカス・マシアス・ナバロは1978 年、スペインのバルベルデ・デル・カミーノ生まれ。2006 年第8 回国際オーボエ・コンクール・軽井沢で優勝、同時にモーツァルト賞も受賞しました。アバドによってモーツァルト管弦楽団の首席オーボエ奏者に招かれ、以後、ヨーロッパ室内管弦楽団、ローマ聖チェチーリア国立音楽アカデミー、マーラー室内管弦楽団、ルツェルン祝祭管弦楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団などで首席オーボエ奏者を務める若手実力派です。
 アバドから絶大な信頼を得ているナバロによるモーツァルトのオーボエ協奏曲は極上の名演です。このほか、ヴァイオリンのグリゴリー・アースは、マーラー・チェンバー・オーケストラ コンサートマスター、またチェロのコンスタンチン・プフィッツ、ファゴットのギョーム・サンタナも同オケの首席をつとめる演奏者で、アバドに見出された若手演奏者たちが全身全霊をこめて演奏した記念碑的ライヴ録音と言えましょう。







HMF

HMC 902190
\2700→\2490
名手シュテーガーによるヴィヴァルディ!
 指揮はあのファゾリス!
ヴィヴァルディ:リコーダー協奏曲集

 (1)協奏曲 ト長調 RV 443 (2)協奏曲 ト短調「夜」RV 439
 (3)協奏曲 ニ長調「ラ・パストレッラ」RV 95 
 (4)協奏曲 ニ短調 RV 566 (5)協奏曲 変ホ長調 RV 375
 (6)協奏曲 ト短調 RV 103 (7)協奏曲 ニ長調「ごしきひわ」RV90
モーリス・シュテーガー(リコーダー)
ディエゴ・ファゾリス(指揮)
イ・バロッキスティ

名手シュテーガーによるヴィヴァルディ!種々の高音リコーダーを鮮やかに使い分けた目にもとまらぬ超絶技巧のリコーダー!

 使用楽器:RV 443/ フラウティーノ( フラジョレット)、デスカント・リコーダー(c1)/RV 439, 566, 103/ トレブル・リコーダー(f1)/RV 95, 90/ トレブル・リコーダー(g1)/RV 375/ デスカント・リコーダー(b1)
 録音:2014 年3-4 月、アウディトリオ・ステリオ・モーロ、RSI ルガーノ

 名手シュテーガーによるヴィヴァルディの登場。今回も目にもとまらぬ超絶技巧で、ヴィヴァルディの名曲リコーダー協奏曲を一気呵成に聴かせます。管弦楽はこれまた切れ味抜群、ファゾリス率いるイ・バロッキスティ。シュテーガーが繰り出す、リコーダーとは思えない超絶技巧に負けじと、火花の散るようなアンサンブルが展開されています!
 モーリス・シュテーガーは、ヴィヴァルディの書法を注意深く読み解き、それぞれの作品に適したリコーダーを使い分けているのもポイント。たとえば有名な「夜」などでは、当時のドイツでみられた、非常に高い音域を避けるような、どちらかというと低めの音域でのスムースな音色を想定して書かれている、として、クリアで高い音色が出る楽器ではなく、繊細で丸みを帯びた低めの音域の楽器を用いています。これにより、それぞれの作品の魅力が200% 引きだされているといえるでしょう。管弦楽の音色も実にカラフルで、非常に楽しい一枚です。

 ≪モーリス・シュテーガー(リコーダー):
  1971 年スイス生まれ。リコーダーと古楽をペドロ・メメルスドルフ、ケース・ベーケ(ブリュッヘンのリコーダーの弟子)らに師事。指揮をマークス・クリードに師事。2002 年、カラヤン賞受賞。ベルリン古楽アカデミーをはじめとする古楽オーケストラとの共演多数、ソリストとして、そして指揮者として世界で活躍する、世界トップのリコーダー奏者。≫


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HUNGAROTON

HCD 32739
\2400
若いソプラノとバリトンによるアリア集
 モーツァルト:
  「ドン・ジョヴァンニ」—酒で頭が熱くなるまで
  「フィガロの結婚」—少し目を開けてみるんだ
  「魔笛」—かわいい娘か女房がいれば
 ベッリーニ:「清教徒」—ああ!私は永久にあなたを失った
 ロッシーニ:「セビリアの理髪師」—町の何でも屋
 マスネ:「マノン」—選ぶ!なぜ?
 ドリーブ:「ラクメ」—ラクメよ、お前の優しい眼差しは曇り
   以上 フィリップ・ブロカール(Br)
 「ツァイーデ」—安らかお休みなさい、私のいとしい愛する人
 ベッリーニ:「夢遊病の女」—ああ花よ、こんなに早く萎れてしまうとは
 ドニゼッティ:「ドン・パスクワーレ」—あの騎士のまなざしを
 ヴェルディ:「リゴレット」—麗しいお名前
 プッチーニ:「ジャンニ・スキッキ」—愛するお父さん
 サン=サーンス:「パリサティス」—夜鶯と薔薇
 グノー:「ロメオトジュリエット」—私は夢に生きたい
   以上 ヴィクトリア・マルカリャン(S)
フィリップ・ブロカール(Br)
ヴィクトリア・マルカリャン(S)
シャーンドル・ギュディ(指揮)
セゲド交響楽団
 ハンガリーのアルメル・オペラ・コンクールで最優秀賞を受賞した若いソプラノとバリトンによるアリア集

 録音:2013 年6 月、セゲド/62' 38"

 2008 年からハンガリーのブダペストで行われているアルメル・オペラ・フェスティヴァルでは、同時にコンクールも行っています。このCD には、2012 年の最優秀男声歌手のフィリップ・ブロカールと、最優秀女声歌手のヴィクトリア・マルカリャンの歌うアリアが収録されています。ヴィクトリア・マルカリャンはグルジア出身。トビリシ、モスクワで学んだ後、国際パリ・オペラ・コンクールで優勝して知名度を上げました。フィリップ・ブロカールはフランスのバリトン。2008 年にピカルディでの第15 回ヨーロッパ音楽コンクールで第2 位。二人とも今後の活躍が期待される歌手です。シャーンドル・ギュディは1959 年、ハンガリー南部のセクサール生まれの指揮者。1999 年からセゲド交響楽団の首席指揮者、2008 年からセゲド国立劇場の総監督およびセゲド交響楽団の音楽監督を務めています。




PROFIL


PH 14037
\2500
洞察〜クリッヒェル・プレイズ・リスト
 リスト:
  (1)バラード第2番ロ短調
  巡礼の年第2年「イタリア」より
   (2)ペトラルカのソネット第47番
   (3)ペトラルカのソネット第104番
   (4)ペトラルカのソネット第123番
   (5)ゴンドラの漕ぎ手
   (6)カンツォーネ
   (7)タランテラ
   (8)ダンテを読みて(ソナタ風幻想曲)
アレクサンダー・クリッヒェル(Pf)
 ブゾーニの再来!現在もっとも期待される若手、アレクサンダー・クリッヒェルがProfil 登場

 録音:2011 年1 月28-30 日/フリードリヒ・エーベルト・ハレ(ハンブルク)/DDD、72’ 03”

 1989 年生まれながら、すでにソニーからアルバムをリリース、来日公演も行っている期待の若手アレクサンダー・クリッヒェル。Profilレーベル初登場。ハンブルク出身のドイツとイタリアのハーフで、ウラジーミル・クライネフとドミートリー・アレクセーエフからロシアン・ピアニズムを会得したコスモポリタンな音楽性の持主です。ことにドイツ的な構築感とイタリア的な歌ごころは大先輩ブゾーニを彷彿させます。リストならではの豪快な技巧も爽快。日本でも人気者になること間違いない注目株です。
 

PH 14036
\2500
反映〜無伴奏ヴァイオリン曲集
 (1)ブーレーズ:アンテーム (1992)
 (2)イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番/第4番
 (3)シャリーノ:6 つのカプリッチョ
 (4)イェルク・ヴィートマン:エチュード第1 - 3番
カロリン・ヴィートマン(Vn)
 物凄い緊張感と白熱のエネルギー、カロリン・ヴィートマン期待の無伴奏

 74’ 59”

 カロリン・ヴィートマンは1976 年ミュンヘン生まれの女流ヴァイオリニスト。ケルンでイゴール・オジムに、ボストンでミシェル・オークレールに師事し、現代作品に強いソリストとして活躍しています。これまでECM に数枚のアルバムがありましたが、今回Profil 初登場。技巧的な無伴奏作品のみを集めています。「現代のバッハ」的に実力派ヴァイオリニストたちが愛奏するイザイの無伴奏ソナタから第2 番と4 番を披露。厳しい緊張感と白熱する音楽が魅力です。実兄の作曲家イェルク・ヴィートマンも注目。
 
PH 14039
\2500
ポートレート
 (1)メシアン:主題と変奏
 (2)シューベルト:ロンド ロ短調D895
 (3)ショーソン:詩曲Op.25
 (4)ヒンデミット:無伴奏ヴァイオリン・ソナタOp.31 の1
 (5)ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3 番ニ短調Op.108
イタマール・ゾルマン(Vn)
クワン・イ(Pf)
 内田光子も絶賛。2011年チャイコフスキー・コンクールの覇者ゾルマン、デビュー

 録音:2013 年10 月5-6 日/ヘッセン放送ゼンデザール(フランクフルト)/DDD、75’ 05”

 2011 年に行われた第14 回チャイコフスキー国際コンクール、ヴァイオリン部門最高位(1 位なしの2 位)に輝いたイタマール・ゾルマンのデビュー・アルバムの登場です。1985 年、イスラエルのテルアビブ生まれ。クリスティアン・テツラフに師事。内田光子が絶賛したことでも話題となりました。デビュー・アルバムはドイツとフランスの名作を集めています。技巧もさることながら、ブラームスのソナタ第3 番で示す若さに似合わぬ深い音楽性に驚かされます。韓流ピアニスト、クワン・イのピアノも聴きものです。
 

PH 14012
\2500
フランスのヴィオラ音楽
 (1)ヴュータン:ヴィオラ・ソナタ変ロ長調Op.36
 (2)ミヨー:4つの顔Op.238
 (3)フォーレ:シシリエンヌOp.78
 (4)同:夢のあとにOp.7
 (5)ドビュッシー:月の光
 (6)フランク:ヴァイオリン・ソナタ(ヴィオラ版)
ペイジュン・シュー(徐沛?)(Va)
パウル・リヴィニウス(Pf)
 次世代のヴィオラの女王、誕生

 録音:2014 年3 月/インマヌエル教会(ヴッパータール)/DDD、70’ 14”

 ペイジュン・シュー(徐沛?)は上海出身の女流ヴィオラ奏者。今井信子、タベア・ツィンマーマンに師事し、2010 年にモスクワで行われたユーリ・バシュメト国際ヴィオラ・コンクールで優勝。将来を嘱望されるヴィオラ界の新星とみなされています。
 今回のアルバムは大ヴァイオリニストだったヴュータンの残した珍しいヴィオラ・ソナタと、フランクの名作ヴァイオリン・ソナタのヴィオラ版という大作2 編と親しみやすい小品をあわせた魅力的な内容となっています。
 
PH 14022
\2500
ハンガリーのヴィオラ音楽
 (1)ファルカシュ:ルーマニア民俗舞曲集 (1950)
 (2)セーニ:フランス組曲 (1984)
 (3)ドラティ:アダージョ (1987)
 (4)ショプロニ:ソナチネ (1964)
 (5)ラースロー・ヴェイネル:ヴィオラ・ソナタ (1939)
 (6)ファルカシュ:アリオーソ (1926)
 (7)リスト:忘れられたロマンス (1880)
 (8)ラヨシュ・スチ:ロマンス (2004/7)
マーテ・スチ(Va)
オリヴァー・トリエンドル(Pf)
 ベルリン・フィル首席ヴィオラ奏者スチ待望のソロ・アルバム

 録音:2014 年3 月/インマヌエル教会(ヴッパータール)/DDD、68’ 19”

 マーテ・スチは1978 年生まれのハンガリーのヴィオラ奏者。当初ヴァイオリンを学び、10 代の初めにハンガリー国内のコンクールでのきなみ優勝したものの、17 歳でヴィオラに転向、2010 年のリエージュ・コンクール、ヴィオラ部門で優勝しました。同年よりベルリン・フィルの首席ヴィオラ奏者を務めています。このアルバムは母国ハンガリーのヴィオラ曲を集めていますが、注目は大指揮者アンタル・ドラティのオリジナル作品「アダージョ」。深々としたヴィオラの音色に魅せられます。


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


URANIA



WS121279
(3CD)
\2800→\2590
発売中止
ルネ・レイヴォヴィッツ/ロッシーニ、ワルトトイフェル 他
 1. ロッシーニ:
 序曲「ウイリアム・テル」、「セミラーミデ」
 「どろぼうかささぎ」「アルジェのイタリア女」
  ルネ・レイヴォヴィッツ(指揮)(1955)
  パドルー管弦楽団
  (フランス最古のパリのコンサート・オーケストラ)
 2. ワルトトイフェル: スケーターズ・ワルツ Op.183
  ルネ・レイヴォヴィッツ(指揮)(1961)
  ロンドン新交響楽団
 3. シャブリエ:スペイン、狂詩曲
  ルネ・レイヴォヴィッツ(指揮)(1960)
  ローマ・フィルハーモニア・オーケストラ
 4. ファリャ: 火祭りの踊り, 恋は魔術師
  ルネ・レイヴォヴィッツ(指揮)(1961)
  ロンドン新交響楽団
 5. サンサーンス: 序奏とロンドカプリチオーソ
  ルネ・レイヴォヴィッツ(指揮)(1962)
  ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
 6. ワーグナー: ニュルンベルクのマイスタージンガーより前奏曲第1番
  ルネ・レイヴォヴィッツ(指揮)(1962)
  ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
 7. ビゼー: 交響曲
  ルネ・レイヴォヴィッツ(指揮)(1954)
  フランス国立放送管弦楽団
 8. J. シュトラウス: こうもり序曲
  ルネ・レイヴォヴィッツ(指揮)(1961)
  ロンドン新交響楽団
 9. ムソルグスキー: 展覧会の絵、はげ山の一夜
  ルネ・レイヴォヴィッツ(指揮)(1962)
  ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
 10. ラヴェル:ボレロ、ラ・ヴァルス
  ルネ・レイヴォヴィッツ(指揮)(1960)
  パリ交響楽団
 

WS121179
(2CD)
\2000
バッハ&ストコフスキー
 1. J.Sバッハ:パッサカリアとフーガBWV 582
 2. J.Sバッハ:組曲第2番 BWV 807
 3. J.Sバッハ:クリスマス・オラトリオ BWV 248
 4. J.Sバッハ:管弦楽組曲第3番 BWV 1068
  レオポルド・ストコフスキー(指揮)(1957-1958)
  レオポルド・ストコフスキー交響楽団
 5. ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
  レオポルド・ストコフスキー(指揮)(1957)
  レオポルド・ストコフスキー交響楽団
 6. ドビュッシー:イベリア
  レオポルド・ストコフスキー(指揮)(1958)
  フランス国立放送管弦楽団
 7. レスピーギ:ローマの松
  レオポルド・ストコフスキー(指揮)(1958-1959)
  シンフォニー・オブ・ジ・エア
 8. マルタン:小協奏交響曲
  レオポルド・ストコフスキー(指揮)(1957)
  レオポルド・ストコフスキー交響楽団




<映像>


BONGIOVANNI(映像)


AB 20027
(DVD)
\5800
ドニゼッティ、無敵の東ローマ帝国将軍の悲劇「ベリザーリオ」
 ドニゼッティ:「ベリザーリオ」
ダリオ・ソラーリ(Br ベリザーリオ)
ドナータ・ダヌンツィオ・ロンバルディ(S アントニーナ)
アンデカ・ゴロチャテギ(T アラミーロ)
アンヌンツィアータ・ヴェストリ(Ms イレーネ)
フランチェスコ・パルミエーリ(Bs ジュスティニャーノ)
アンドレア・ビスコンティン(T エウトロピオ)
ソーニャ・ルブリーニ(S エウドーラ)
カルロ・ボナレッリ(Br エウゼービオ)
フランチェスコ・コルティノヴィス(T オッターリオ)
フランチェスコ・ライーノ(Bs 百人隊長)
ロベルト・トロメッリ(指揮)
ベルガモ・ガエターノ・ドニゼッティ
 音楽祭管弦楽団、合唱団
 ドニゼッティの隠れた名作がついにDVD に!無敵の東ローマ帝国将軍の悲劇「ベリザーリオ」ベルガモ・ドニゼッティ音楽祭での上演、日本語の詳しいあらすじ付き!

 ルイージ・バリローネ(演出)、ピエラ・ラヴァージョ(演出助手)、アンジェロ・サラ(装置,衣装)、クラウディオ・シュミット(照明)
 収録:2012 年9 月、ベルガモ/リージョン:All、NTSC、16:9、125分、Stereo PCM、字幕:伊英

 BONGIOVANNI が積極的にリリースしているベルガモのガエターノ・ドニゼッティ音楽祭の映像、新刊は「ベリーザリオ」です。
 ベリザーリオとは、6 世紀の東ローマ皇帝ユスティニアヌス1 世に仕えた極めて有能な将軍ベリサリウス(505—565)のこと。ベリサリウスはユスティニアヌスの命で北アフリカのヴァンダル王国を滅ぼしたほど優秀な指揮官でしたが、あまりの武勲ゆえに逆に皇帝から疎まれ、また妻がたいへんな悪妻で、さびしい晩年を過ごしたと伝えられています。伝説では、彼は謀反を疑われて両目を潰されたとも言われ、ドニゼッティのオペラはこの伝説に基づいています。「ベリザーリオ」は、「ルチア」初演からおよそ5ヵ月後の1836 年2 月4 日、ヴェネツィアで初演され、成功を収めました。
 タイトルロールのダリオ・ソラーリは、1976 年、ウルグアイのモンテヴィデオ生まれのバリトン。ここ数年若手のヴェルディ・バリトンとしてイタリア各地のみならず広く活躍しており、力強いバリトンの声は魅力的です。
 悪妻アントニーナのドナータ・ダヌンツィオ・ロンバルディは近年非常に人気の高いイタリアのプリマドンナ。プッチーニの蝶々さんが当り役で、2012 年夏にはトッレ・デル・ラーゴのプッチーニ音楽祭でも歌っています。
 アラミーロのアンデカ・ゴロチャテギは、1977 年、北スペイン、バスク地方のアラディーニョ生まれのテノール。最近では珍しい太めの声のテノールで、力強い高音も魅力。
 指揮のロベルト・トロメッリはジェノヴァの生まれ。もう40 年近くイタリアの様々な歌劇場で精力的に活動しているフリーの実力派オペラ指揮者です。
 ルイージ・バリローネの演出は、衣装などにいくらか東方趣味を強調した程度で、いたって伝統的な分かりやすいものです。
 ブックレットに日本語の詳しいあらすじが掲載されています。




EURO ARTS(映像)



20 59664
(Blu-ray)
\5300→\4890
ベッリーニ版ロメオとジュリエット、
 サンフランシスコの「カプレーティとモンテッキ」

  ベッリーニ:「カプレーティとモンテッキ」
ニコル・キャベル(S ジュリエッタ)
ジョイス・ディドナート(Ms ロメオ)
サイミール・ピルグ(T テバルド)
エリック・オーウェンズ(Bs-Br カペッリオ)
リ・アオ(Br ロレンツォ)
リッカルド・フリッツァ(指揮)
サンフランシスコ歌劇場管弦楽団、合唱団
ヴァンサン・ブサール(演出)、
ヴァンサン・ルメール(装置)、
クリスチャン・ラクロワ(衣装)、
グィード・レヴィ(照明)
20 59668
(2DVD)
\5300→\4890
 ディドナート、キャベル、ピルグ、フリッツァ、役者が揃ったベッリーニ版ロメオとジュリエット、サンフランシスコの「カプレーティとモンテッキ」!衣装はクリスチャン・ラクロワ!

 収録:2012 年10 月、サンフランシスコ
 (Blu-ray)リージョン:All、1080i FULL HD、16:9、136分+16分、PCM Stereo /DTS HD Master Audio 5.1、字幕:伊英独仏
 (2DVD)リージョン:All、NTSC、16:9、136分+16分、PCM Stereo /Dolby Digital 5.1 / DTS 5.1、字幕:伊英独仏

 Euro Arts のサンフランシスコ歌劇場のオペラ・シリーズ、新刊はベッリーニの「カプレーティとモンテッキ」です。
 「カプレーティとモンテッキ」という覚えづらい題名は、ご存知ロメオとジュリエットの物語。ただし本場イタリアの説話に基づいたオペラなので、展開はシェイクスピアの戯曲とはいくらか異なります。とはいえ基本となる若者の悲恋は同じ、共感しやすいため、今日でもわりと人気があります。
 2012 年10 月のサンフランシスコ歌劇場での上演では、ズボン役(男装女声役)のロメオに、いまやメトロポリタン歌劇場の大スターであるメッゾソプラノ、ジョイス・ディドナートを起用。広い音域と卓越した歌唱技術、そして知性的な歌唱演技を持ったディドナートのロメオは圧倒的です。ジュリエッタのニコル・キャベルは、1977 年、カリフォルニア生まれのソプラノ。2005 年にカーディフ国際声楽コンクールで優勝、2007 年にはDECCA からアリア集が発売されるなど、瞬く間に人気歌手の仲間入りをしました。2013 年1、2 月、新国立劇場でドニゼッティ「愛の妙薬」のアディーナを歌っています。
 ロメオの恋敵テバルドのサミール・ピルグは、アルバニア出身のテノール。主にウィーンやチューリヒなどで活躍しており、モーツァルト・テノールとして知られていますが、イタリアオペラのリリックな役も得意としています。ジュリエッタの父カペッリオは、MET のワーグナー「ニーベルングの指環」で見事なアルベリヒを歌ったエリック・オーウェンズが演じ、強烈な存在感を放っています。
 指揮はリッカルド・フリッツァ。ほぼ毎年サンフランシスコ歌劇場で重要な公演を受け持っており、ここでもビチッと引き締まった見事なベッリーニを堪能させてくれます。
 この上演は、フランスの演出家、ヴァンサン・ブサールの米国デビューだったそうです。ブサールは、時代設定をベッリーニと同時代(19 世紀前半)にしており、カペッリオたちはシルクハット姿。一方、ジュリエッタとロメオはかなり現代風な格好で、世代対立を強調。衣装デザインはかのクリスチャン・ラクロワ!どうりでお洒落なわけです。
 名作にも関わらず「カプレーティとモンテッキ」の映像は少なく、Blu-ray Discでは初となります。
 ボーナス映像に、ディドナートのインタビュー、キャベルのインタビュー、サンフランシスコ歌劇場でのディドナートの初期の活動の三本を収録しています。














10/8(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


ECM



481 0883
\2500→\2290
コパチンスカヤ登場!
 ウストヴォリスカヤ:室内楽作品集

 ガリーナ・ウストヴォリスカヤ:
  ① ヴァイオリンとピアノのためのソナタ (1952)
  ② クラリネット、ヴァイオリン、ピアノのための三重奏曲
   (1949)
  ③ ヴァイオリンとピアノのためのデュエット (1964)
パトリツィア・コパチンスカヤ(Vn),
マルクス・ヒンターハウザー(P),
レート・ビエリ(Cl)
 奇才コパチンスカヤによる神秘的な作品演奏
 ロシアの音楽界において、唯一無比の存在である女性作曲家ウストヴォリスカヤは、学生時代にショスタコーヴィチに師事していたことで知られています。
 彼女が「私の作品は他人の作品とのつながりは絶対にない」と語っているように、その作品はどれも個性的、禁欲的で神秘的な作風を貫いていました。
 全ての曲には宗教的な精神が漲っており、美しさや心地よさとは一線を画した、厳しく渋い音の世界が広がっています。

 こんな特異な作品を嬉々として演奏しているのが、モルドヴァ生まれの鬼才ヴァイオリニスト、コパチンスカヤ。演奏家の資質によっては「全く面白くない作品」に成り下がってしまうとまで言われるウストヴォリスカヤの音楽を彼女はごく自然に捉え、この不可思議な音の羅列から豊かな物語を紡ぎだしているのはさすがです。
 ピアノを担当するヒンターハウザーはヨーロッパで高い名声を得ているピアニスト。古典派から現代までのレパートリーを持っており、今回がECM初登場となります。スイスのクラリネット奏者ビエリはすでにおなじみの奏者です。

 【録音】2013年3月, ルガーノ・スイス放送局オーディトリオ



何度でも紹介しましょうね
無頼爽快コパチンスカヤ
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
コパチンスカヤ/ベートーヴェン
 ベートーヴェン:
  ヴァイオリン協奏曲ニ長調
   (カデンツァ:ベートーヴェンによる
       ピアノ協奏曲版をコパチンスカヤが編曲)
  ロマンス第2番、ロマンス第1番、
  ヴァイオリンと管弦楽のための断章WoO 5
パトリシア・コパチンスカヤ(ヴァイオリン)
フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮、
シャンゼリゼ管弦楽団(ピリオド楽器)
NAIVE
V5174
直輸入盤
\2800→¥2490
録音:2008年10月 メッス、アースナル(ライヴ&セッション収録) 

 こんな面白いベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲は初めて聴いた。立派な演奏はいくらでもある。技巧抜群の演奏もたくさんある。深い演奏もまたいくつかある。
 しかしこんなに自由奔放で切れるような感性を味わわせてくれる演奏には出会ったことがない。すさまじい才能が弾丸のように降り注いでくるのだ。
 たった一音、どこか切り取って聴いてもらってもいい。
 そこに聴けるのはベートーヴェンの弾き古された古典の名曲ではない。今ここに生まれ落ちた、キラキラとした新たな音楽。しかも飛びっきり生きのいい。つまりそれはベートーヴェンの音楽ではなく、コパチンスカヤの音楽。
 彼女、カデンツァは言うまでもなく、いたるところでコパチンスカヤ節で歌いまくる。普通の人なら普通に弾いてまったく顧みないようなところを、まるで民族舞曲のようにノリノリで弾き始めたり、ギザギザに鋭角的にエッジを立ててつんざくように弾いたりする。これはダンス・ミュージックかあるいはハード・ロックか?ベートーヴェンではなかったのか?
 今まで、クーゼヴィツキーと共演したハイフェッツの演奏だけが作曲家のレベルを超えたと思っていた。しかしこんなあっけらかんとした少女が軽々とベートーヴェンの頭を飛び越えた。ここには作曲家への畏怖はない。彼女はベートーヴェンを愛してはいるだろうが恐れてはいない。なんだかコパチンスカヤ、「この曲作った人、結構好きなのよね」とか、軽く言いそうな感じ。そしてギュルリ〜ンガリガリガリとまた奔放且つ刺激的にヴァイオリンを弾き放つのである。
 新たなベートーヴェン録音で異彩を放っているヘレヴェッヘのサポートのおかげで、この演奏史上に残る怪作ができあがったのは言うまでもない。・・・しかしそのヘレヴェッヘまでもが、フランケンシュタイン博士よろしく、自らが生み出してしまった怪物に怖れをなしているような気さえする(実は今回の共演を望んだのはコパチンスカヤのほうだった・・・こわ!)。
 まさにおそるべき子供の誕生である。
 無頼爽快コパチンスカヤ。聴いておいてもいいかも。

 


481 1106
\2500→\2290
2014年末で解散
 ヒリヤード・アンサンブル/
  1400〜1500年代のキャロル集《Transeamus》

 ① 作者不詳:カンタベリーの宝トマスさま,
 ② 作者不詳:聖トマスを讃えよう,
 ③ 作者不詳:教皇のラッパ,
 ④ ジョン・プルマー:アンナの母親,
 ⑤ 作者不詳:ラリー私は見た,
 ⑥ ジョン・プルマー:あなたの愛する方は,
 ⑦ 作者不詳:そのようなバラはない,
 ⑧ ワルター・ランビ:天の星,
 ⑨ 作者不詳:ヨセフよ、怪しむことはない,
 ⑩ 作者不詳:自然はいかにして,
 ⑪ ウィリアム・コーニッシュ:アヴェ・マリア、神の母,
 ⑫ 作者不詳:ああ、私のかわいい息子,
 ⑬ 作者不詳:グレースの聖母,
 ⑭ シーリンガム:ああ、紳士イエス
ヒリヤード・アンサンブル
[デイヴィッド・ジェイムズ(C-T),
ロジャー・カヴィー=クランプ(T),
スティーヴン・ハロルド(T),
ゴードン・ジョーンズ(Br)]
 美しすぎる1400〜1500年代のキャロル
 今年2014年末で解散することとなった「ヒリヤード・アンサンブル」による、1400〜1500年代のキャロル集。
 キャロルの主題は通常、クリスマス、聖母マリアと聖人です。このアルバムに収録されているキャロルは、神聖な礼拝のためのラテン語または英語による作品です。部分的に舞曲形式が使われており、入場のときに使用されたことも考えられています。
 一部のテキストには賛歌だけでなく歴史的、政治的な内容も含まれていますが、そこに響くポリフォニーと甘いハーモニーは、常に至高の美しさを保っています。
 彼らならではの透明感あふれる音楽は、このジャンルにおける美の極致といって過言ではありません。
 彼らがECMに残した大半の録音は、オーストリアのザンクト・ゲロルト修道院で録られたもので、最高の響きが聴き手の心を震わせます。

【録音】2012年11月, オーストリア、プロプスタイ、ザンクト・ゲロルト修道院
 

481 0963
\2500
ランクホールン/ケイト・ムーア:《Dances and Canons》
 ケイト・ムーア:
  ① Spin Bird, ② Stories For Ocean Shells,
  ③ The Body Is An Ear, ④ Canon, ⑤ Zomer,
  ⑥ Joy,⑦ Sensitive Spot, ⑧ Spin Bird
サスキア・ランクホールン(P)
 独自のパルス・パターンによる作品
 作曲家ケイト・ムーア、そしてピアニスト、ランクホールンの両者にとってのECMレーベルへのデビューとなるこのアルバム。
 ムーアは1979年にイギリス生まれ、ルイ・アンドリーセンに師事し、現代はオランダに住んでいます。彼女の音楽は独自のパルス・パターンを持ち、渦巻く音は自然の情景を想起させる想像力豊かなものです。
 ピアニストのラルクホールンとムーアはハーグ王立音楽大学で出会いました。ラルクホールンが新しい音楽グループ「アンサンブル・クラン」を設立した際、最初にプログラムに組み込んだ作曲家がムーアだったということで、それ以来ムーアの音楽を献身的に演奏し、コンサート、ダンス、演劇、映画、イラストレーションなど様々な分野でコラボレーションしているという間柄です。
 このアルバムには、ピアノソロのための作品や、アンサンブルのための作品からの編曲版が収録され、点描、さざなみの音や、ハチドリの羽音を思わせる音が見事に捉えられています。

【録音】2013年4月, ルガーノ・スイス放送局オーディトリオ


<メジャー・レーベル>

DG



479 3418
\2200→\1990
クヴァストホフ/私のクリスマス〜歌唱と朗読
 ①メレディス・ウィルソン:
 It's Beginning To Look Like Christmas,
 ②ディートリッヒ・ボンヘッファー:
 Von guten M?chten treu und still umgeben(語り),
 ③ベルトルト・ブレヒト:Die gute Nacht(語り),
 ④ベルトルト・ブレヒト:マリア(語り),
 ⑤ウォルター・ケント:I'll Be Home For Christmas,
 ⑥ライナー・マリア・リルケ:Advent(語り),
 ⑦ライナー・マリア・リルケ:Geburt Christi(語り),
 ⑧ライナー・マリア・リルケ:
  Die Heiligen drei K?nige: Legende(語り),
 ⑨ライナー・マリア・リルケ:
  Es gibt so wunderwei?e N?chte(語り),
 ⑩ルー・バクスター:Merry Christmas Baby,
 ⑪ヨアヒム・リンゲルナッツ:Schenken(語り),
 ⑫ヨアヒム・リンゲルナッツ:Weihnachten(語り),
 ⑬テオドール・シュトルム:Weihnachtsabend(語り),
 ⑭ゲオルク・トラークル:Ein Winterabend (語り),
 ⑮カール・ハインリヒ・ヴァッゲル:
  Der st?rrische Esel und die s??e Distel(語り),
 ⑯アーヴィング・バーリン:White Christmas
トーマス・クヴァストホフ
(Bs-Br:①⑤⑩⑯, 語り:②③④⑥⑦⑧⑨⑪⑫⑬⑭⑮),
フランク・カステニアー(P: ①⑤⑩⑯),
ディーター・イルグ(Cb:①⑤⑩),
ヴォルフガング・ハフナー(ドラムス:①⑤⑩),
ブルーノ・ミュラー(e-ギター: ①⑤⑩)
 クリスマスに向けたクヴァストホフの朗読とジャズ・アレンジ・ソング
 2012年に惜しまれつつ舞台から引退したグラミー賞受賞のバス歌手トーマス・クヴァストホフ。
 このアルバムでは彼自身の個人的なコレクションのなかから、クリスマスをテーマにした詩や物語を、心を込めて朗読しています。彼の朗読はその歌唱を凌駕するほどに表現豊かで愛情あふれるもの。
 キリストの生誕という最古の美しい物語をブレヒトやリルケなどの名詩人たちが綴った文章を滔々と語ります。
 またジャズアレンジの4曲のクリスマス・ソングも熱唱。ジャズを得意とする彼だけあって、こちらも素晴らしいものです。

  【録音】2014年3月, ベルリン、テルデックス・スタジオ ★注★収録の大部分はドイツ語朗読です! 
 


479 4177
(6CD)
\5200→\4790
名盤6枚組セット
 ロザリン・テューレック/
  バッハ:平均律クラヴィーア曲集&ゴルトベルク変奏曲

 J.S.バッハ:
  【Disc1-4】
   平均律クラヴィーア曲集第1&2巻BWV.846-893 1953年、ニューヨーク
  【Disc5-6】
   ゴルトベルク変奏曲BWV.988 1998年3月, ハンブルク
ロザリン・テューレック(P)
 テューレックによる比類なきバッハ像!
 平均律クラヴィーア曲集はDECCAへ録音されたもの。
 テューレックは最初はヴィルトゥオーゾ・ピアニストとして活躍を始めたものの、ワンダ・ランドフスカに影響され、チェンバロを始めます。
 最終的にはピアノでバッハを演奏することに拘り、その可能性を探りながら彼女なりの独自のバッハ像を構築していき、グレン・グールドも彼女の演奏には一目置いていたとも言われています。
 様々な解釈が許されるバッハの平均律ですが、テューレックの演奏はその中でもひときわ輝くものであり、一度でも耳にした人はほぼ間違いなく虜になってしまうという魅力を秘めています。
 彼女のバッハが再認識されるようになった後に録音された、晩年の「ゴルトベルク変奏曲」(6回目の録音)は、まさに達観した人のみに許される表現力に裏打ちされた名演です。

  【録音】[Disc1-4]1953年、ニューヨーク, [Disc5-6]1998年3月, ハンブルク




DECCA



478 6768
(2CD)
\4600→\4190
じわじわハッセの時代が来るか
 ツェンチッチ自身がディレクターを務めた世界初録音オペラ
  ハッセ:歌劇『シロエ』(全曲)
マックス・エマヌエル・ツェンチッチ(C-T),
ユリア・レージネヴァ(Sp),
マリー=エレン・ネシ(Ms),
ローレン・スノウファー(Sp),
フアン・サンチョ(T),
フランコ・ファジョーリ(C-T),
ジョルジュ・ペトルー(指揮)
アルモニア・アテネア(ピリオド楽器オーケストラ)
 
 メタスタージオの台本による『ペルシャの王、シロエ』によるもので、ヴィンチ、ヴィヴァルディ、ヘンデルらも書いている人気のオペラ・セリア作品。1733年5月2日にボローニャで初演されたときには、ファリネリ、カファレッリらの人気歌手らによって上演されました。
 その後ロンドン、ナポリ、ドレスデン、ベルサイユでも成功を収めたものです。この演奏はツェンチッチ自身がディレクターを務めた上演で、2014年6月に復活再演されたのちに録音されたものです。
 ツェンチッチの技巧的な曲から美しい旋律をたっぷリと歌いあげる安定した歌唱が見事です。
 指揮のペトルーが全曲をきっちりと引き締め、今やバロックに欠かせないユリア・レージネヴァ、フランコ・ファジョーリらの素晴らしい歌唱もあいまって、緊迫感に満ちた素晴らしい音楽が展開しています。
 【録音】2014年7月, アテネ、パルナッソス・ホール
 


481 1031
\2200→\1990
デイヴィッド・ギャレット/タイムレス(通常盤) 
 ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 OP.26
 ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 OP.77
ズービン・メータ指揮
イスラエル交響楽団
 ただの年取ったアイドルなのか、真の実力者なのか、これを聴けば分かる。

 主演映画「パガニーニ」の大ヒットで再ブレイク中のデイヴィッド・ギャレット。
 最新録音はコア・クラシックの世界に立ち返り、協奏曲の名曲をメータ&イスラエル響と!
 

470 1071
(CD+DVD)
\3600→\3290
〔デラックス盤〕
発売中止
デイヴィッド・ギャレット/タイムレス (デラックス盤:CD+DVD) 初回限定
 ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 OP.26
 ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 OP.77
ズービン・メータ指揮
イスラエル交響楽団
 デラックス盤はデジパック仕様、DVDはインタビューを含む録音風景で、英語&ドイツ語の2ヴァージョンを収録
 

377 3443
\2200
キャサリン・ジェンキンス/ホーム・スイート・ホーム
 我が祖国の地(ウェールズ国歌)
 喜びの歌(ベートーヴェン) (with デイヴィッド・ギャレット)
 サンクタス (エルガー:「エニグマ」~ニムロッドより)
 バルセロナ (with アルフィー・ボウ)
 ドリーミング・オズ・ザ・デイ (エイナウディ:I Giorniより)
 ワールド・オブ・ユニオン(ラグビー・ワールドカップ・テーマ曲)
  (ホルスト:「惑星」~木星)
 セグレティ (ワンリパブリック:Secrets)
 リメンバー (バッハ:コルンゴルト変奏曲より)
 We'll Gather Lilacs
 輝く日を仰ぐとき(How Great Thou Art)
 ホーム・スイート・ホーム (埴生の宿)
 Anthem from Chess
 ウィ・アー・ザ・チャンピオン(We Are The Champions)
キャサリン・ジェンキンス
 21世紀のクラシック・アルバム!
 キャサリン・ジェンキンスのルーツであるクラシックの香りがふくよかに漂う新録音!
 ジャンルを超えた魅力あふれるゲスト・ミュージシャンを迎え、心に響くメロディが多彩なアレンジで収録されています。
 ウェールズ出身、2004年に彗星のごとくデビューを果たしてはや10年。


 

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478 7611
(19CD+1DVD)
\11000→\9990
チョン・キョンファ/コンプリート・デッカ・レコーディングス(オリジナル・ジャケット・コレクション)
CD1 チャイコフスキー&シベリウス:ヴァイオリン協奏曲
      アンドレ・プレヴィン指揮、ロンドン交響楽団
CD2 ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番、スコットランド幻想曲
     ルドルフ・ケンペ指揮、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
CD3 ウォルトン&ストラヴィンスキー:ヴァイオリン協奏曲
     アンドレ・プレヴィン指揮、ロンドン交響楽団
CD4 J.S.バッハ:パルティータ 第2番 BWV1004、ソナタ第3番 BWV1005
CD5 サン・サーンス:ヴァイオリン協奏曲 第3番/
   ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲 第5番
     ローレンス・フォスター指揮、ロンドン交響楽団
CD6 プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番、第2番
     アンドレ・プレヴィン指揮、ロンドン交響楽団
CD7 バルトーク:ヴァイオリン協奏曲 第2番
     ゲオルク・ショルティ指揮、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
CD8 エルガー:ヴァイオリン協奏曲
     ゲオルク・ショルティ指揮、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
CD9 ショーソン:詩曲/
   サン・サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ / ハバネラ /
   ラヴェル:ツィガーヌ(管弦楽伴奏版)
     シャルル・デュトワ指揮、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
CD10 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
     キリル・コンドラシン指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
CD11 フランク&ドビュッシー:ヴァイオリンソナタ
     ラドゥ・ルプー(pf)
CD12 ラロ:スペイン交響曲 / サン・サーンス:ヴァイオリン協奏曲
     シャルル・デュトワ指揮、モントリオール交響楽団
CD13 チャイコフスキー&メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
     シャルル・デュトワ指揮、モントリオール交響楽団
CD14 ベルク:ヴァイオリン協奏曲 /
    バルトーク:ヴァイオリン協奏曲 第1番
     ゲオルク・ショルティ指揮、シカゴ交響楽団
CD15 “コン・アモーレ”(ヴァイオリン名曲集)
     クライスラー:ラ・ヒターナ、愛の悲しみ / 
     ボルディーニ:踊る人形(クライスラー編)/
     エルガー:愛の挨拶、気まぐれ女 /
     クライスラー:プレリュードとアレグロ 
     ノヴァーチェク:モート・ペルペトゥオ / 
     ドビュッシー(ハイフェッツ編):美しき夕暮れ /
     ショパン(ミルシュテイン編):ノクターン 第20番
     ヴィエニャフスキ(クライスラー編):奇想曲 イ短調 /
     ゴセック(マイヤー編):ガヴォット /
     クライスラー:愛の喜び  
     シャミナード(クライスラー編):スペインのセレナード /
     サン・サーンス(イザイ編):ワルツ形式の練習曲によるカプリース 
     ブラームス(ヨアヒム編):ハンガリー舞曲集 第1番
      フィリップ・モル(pf)
CD16  ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲 第3番、第1番
      チョン・トリオ
CD17  メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲 第1番 /
      ブラームス:ピアノ三重奏曲 第1番
      チョン・トリオ
CD18  R.シュトラウス:ヴァイオリンソナタ Op.18 /
     レスピーギ:ヴァイオリンソナタ ロ短調
      クリスティアン・ツェメルマン(pf)
CD19  ベートーヴェン:三重協奏曲 Op.56、ロマンス 第1番、第2番、
      フルートとファゴットとチェンバロと管弦楽のためのロマンツェ・カンタービレ Hess 13
       チョン・ミュンファ(Vc)、パトリック・ガロワ(Flu)、パスカル・ガロワ(Fgt)、
       チョン・ミュンフン(pf、指揮)、フィルハーモニー管弦楽団
DVD   メンデルスゾーン:交響曲 第3番「スコットランド」、第4番「イタリア」、
      メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 Op.64
       ゲオルク・ショルティ指揮、シカゴ交響楽団
 デッカのチョン・キョンファ録音全集がコンパクトになってインターナショナル盤で登場!
 デッカとDGの全タイトル19CD+1DVDを時代別に収録
 2010年に韓国盤BOXが発売され、好評を得たチョン・キョンファのデッカ録音全集がコンパクトサイズ&プライスダウンになって、全世界発売に!
 音源はデッカのオリジナル・アナログ・マスター・テープから96khz/24bit でリマスタリングされたもの
 チョン・キョアンファは素晴らしいヴァイオリニストであり、素敵な音楽家、そして忠実な友です。    ・・・・・・アンドレ・プレヴィン





<国内盤>


GRAMOLA



GRML98978
(国内盤)
\2800+税
〜ロシアの2巨頭 ヴァイオリンとピアノのための作品集〜
 チャイコフスキー(1840〜1893):
  ①ワルツ=スケルツォ ハ長調 Op.34
  ②憂鬱なセレナーデ Op.26
  『懐かしき土地の思い出』Op.42
   ③1.瞑想 ④2.スケルツォ ⑤3. 無言歌
 ストラヴィンスキー(1882〜1971)/
  サムエル・ドゥーシキン(1891〜1976)編:
   ⑥『妖精の口づけ』からの四つの場面
    ※曲順は③①②④⑤⑥
アンナ・カンディンスカヤ(ヴァイオリン)
イリーナ・カンディンスカヤ(ピアノ)

“東”の雰囲気を妖しくたたえた、完璧なコントロールでくりだされる精悍なヴァイオリンの音色...
 美しくエモーショナルなだけではない、本場ならではのチャイコフスキーをじっくり聴かせストラヴィンスキーに宿る東欧的センスをあぶりだす、ロシア大御所ふたりの妙技が頼もしい。

 チャイコフスキーが、あの有名な『ヴァイオリン協奏曲ニ長調』のほかにいくつかヴァイオリン曲を書いていたのは、音盤ファンの方々もよくご存知の通り…ヴァイオリン協奏曲のカップリング曲としてもよく選ばれてきた「憂鬱なセレナーデ」もさることながら、「なつかしき土地の思い出」という、1曲ごと味わい深い小品集の存在もまた、意外に無名ではないと思います。
 しかしながら、あの協奏曲の圧倒的な存在感の影で、これらの作品そのものを主人公に据えた録音というのが意外に見あたらない...もし、あの桁外れの協奏曲が書かれなかったとしたら、これらの(しばしば、決して「小品」とはいいがたい長さもある)名品の存在によっても「チャイコフスキーは素晴しいヴァイオリン曲を書く」と言われつづけたと思われるくらい、個々に深い魅力をたたえた傑作であるというのに。そしてそれは「春の祭典」や「プルチネッラ」など、とりあげるなら他にいくらでも傑作がある?

 ストラヴィンスキーも同じこと——チャイコフスキーと同じく、時代を代表するすぐれた名手たちの知遇を得て、かたや隠れファンも少なくないヴァイオリン協奏曲を、かたや「妖精の口づけ」からの抜粋のような耳なじみよくもエキサイティングな小品を書いたストラヴィンスキーもまた、スラヴ諸民族のみならず流浪の民(ロマ=ジプシー)やユダヤの人々など、「東」の諸地域に確かな伝統を持っているヴァイオリンという楽器のために、かなりの名曲を残した作曲家でもありました。
 とりわけ、バレエ『妖精の口づけ』から選ばれた抜粋楽章を、作曲家の共演者でもあった名手ドゥーシキンが編曲した楽譜は、エモーショナルなだけでなく独特の東っぽい野趣をたたえた音色でヴァイオリンを弾ける演奏家の技芸がとりわけ冴える演目でもあり...ここではそうしたロシアの2巨頭によるヴァイオリン音楽を、故郷ロシアだけでなく英国やオーストリアでも腕を磨いてきた俊才アンナ・カンディンスカヤがみごとな弓さばきで堪能させてくれます。

 ゾクゾクするような骨太の低音弦、高音域での艶やかな美音、超絶技巧の鮮やかな決まり具合...ロシアならではの、磨き抜かれていながら荒々しさをも忘れない音楽性は、彼女がクレーメルやバシュメット、ゲルギエフといった大物たちと室内楽や室内アンサンブル、協奏曲などで共演している才人であったことを改めて思い出させてくれるところ。レニングラード音楽院出身の多忙な銘伴奏者イリーナのパートナーシップも絶妙です...!




PASSACAILLE



PSC903
(国内盤)
\2800+税
C.F.アーベル 六つの交響曲
 〜交響曲の都ロンドン、モーツァルトの来た道〜

 カール・フリードリヒ・アーベル(1723〜87):
  ①序曲(交響曲)ハ長調 作品5-4
  ②序曲(交響曲)ト長調 作品14-5
  ③交響曲 変ロ長調 作品17-8
  ④序曲(交響曲)ハ長調 作品1-2
  ⑤交響曲 変ホ長調 作品4-3
  ⑥序曲(交響曲)ニ長調 作品7-3
パウル・ドンブレヒト指揮
イル・フォンダメント(古楽器使用)
 少年モーツァルトに交響曲というものの面白さを教えたのは、先進都市ロンドンの音楽界だった...?!
 「歌うアレグロ」の真髄をいちはやくとらえ、オーケストラだけの音楽に絶賛を送ったロンドンっ子を興奮させた「バッハ=アーベル演奏会」の花形曲目を、古楽界随一のプレイヤーたちの名演で!

 「英国は、音楽不毛の地——パーセル以後エルガーの時代まで、英国にはろくな音楽家がいなかった」...などという言い草は前時代的な事実誤認だなんて、いまさらここでくりかえす必要もないでしょう。
 なにしろ17世紀末いらい、欧州に冠たる先進地域でありつづけた英国...華やかな大都市には最先端の文化に目がないセンスあふれる人々が集い、その財布を目当てに、世界中からすぐれた芸術家が集まってきた場所。音楽も例外ではなく、英国人作曲家がすぐに後世人たちから忘れられていったとはいえ(このあたり「ひとむかし前の自国の偉い人より、ほんものの外人選手」という一貫した姿勢も感じられます。
 金満家文化?たとえばメンデルスゾーンの傑作オラトリオ『エリア』やドヴォルザークの『レクィエム』はバーミンガムで世界初演されて大好評を博しましたし、いうまでもなくヘンデルはロンドンで大活躍、ハイドンもロンドンに来てから大いに株をあげたわけで。
 他にもhyperion やChandos など英国のレーベルが続々発掘してきているとおり、18〜19世紀の英国人作曲家たちにもすぐれた人物は枚挙に暇がなく、この国に音楽不毛などとそしられるいわれはまったくなかったことは今や、多くの人がよく知るところ。そしてこの国が古典派からロマン派の時代にかけ、音楽史上とくに大きな意味を持っていた点として見過ごせないのが「交響曲というものの流行の先端を担った場所」だったということ——
 もともとオペラの序曲にすぎなかった全3楽章の音楽が、チケットを売ってお客さんを集め演奏を披露するというオーケストラ演奏会(この興行形態じたい、17世紀の英国が発祥の地とも言われています)の重要な演目として発展してゆくにあたっては、この国の耳の肥えた聴衆層が大きな役割をになったと言っても過言ではなかったのです。それはもはや限られた人しか聴けない宮廷音楽ではなく、多くの人に開かれた音楽ジャンルになり、人気が出れば楽譜も印刷され売り出されて、アマチュア演奏家たちを巻き込みさらなるブームを盛りあげる...という、注目度の高い音楽になっていったわけです(楽器や楽譜にお金を出せる市民層が多かった…という点でも、英国は交響曲が流行するうえで大きな意味を持った場所でした)。
 だからこそハイドンも腕によりをかけ、最も充実した交響曲をこの国に捧げた次第ですが、その少し前、交響曲というものが最初に人気になった頃にも、ロンドンの演奏会文化に触発されて交響曲を書くようになったウィーン古典派の大物がいました——当時まだ年端のゆかぬ天才少年だったモーツァルトです。
 ロンドンに来て、大バッハの末子J.C.バッハが書くイタリア仕込みのファッショナブルな合奏曲やソナタの調べ(いわゆる「歌うアレグロ」)に夢中になった彼は、この大先輩が開催していた演奏会で耳にしたような、全3楽章形式の交響曲をすぐに書きはじめる...そのときJ.C.バッハと共同経営でこのコンサートシリーズを主宰していたのが、やはりバッハとも親子ぐるみで知り合いだったC.F.アーベル!

 18世紀まで英国では人気だったヴィオラ・ダ・ガンバのすぐれた演奏家としても知られたアーベルの書いた交響曲の数々のなかには、当時モーツァルトが気に入り自ら筆写した楽譜があったため、長いあいだモーツァルト最初期の作と思われていた曲(交響曲第3番)もあったほど——センス抜群のアレグロ、しなやかな緩徐楽章をへてクリスピーな終楽章へといたる全3楽章形式の交響曲の数々は、モーツァルトを愛する現代人の耳をも深く魅了してやみません。

 天才少年の「ルーツ」のひとつともいうべきその魅力的な世界を、古楽大国ベルギーの俊才集団イル・フォンダメントと、レオンハルトやブリュッヘンらとも長年共演を続けてきた大ヴェテランP.ドンブレヒトの指揮で聴けるPassacaille の逸品を、的確にまとめられた解説の日本語訳とともに...これも制作元在庫限りの流通となりますので、お求めはどうぞ、お早めに...!














10/7(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

AUDITE


AU 40004
\2100
カールスルーエ教会のクリスマス、オルガン&合唱作品集
 (1)J.S.バッハ:コラール「甘き喜びのうちに」BWV729
 (2)ペーター=ミヒャエル・リーム(1947-2007):「甘き喜びのうちに」
 (3)J.S.バッハ:
  カンタータ「見よ、いかなる愛を父はわれらにしめされたるか」BWV64 より第2曲
   「イエス・キリストよ、賛美をうけたまえ」
 (4)J.S.バッハ:
  オルゲルビュッヒラインより「イエス・キリストよ、賛美をうけたまえ」BWV604
 (5)ミヒャエル・プレトリウス(1571-1621):「かくも喜びに満てる日」
 (6)J.S.バッハ:オルゲルビュッヒラインより「かくも喜びに満てる日」BWV605
 (7)J.S.バッハ:パストラーレ BWV590
 (8)ヘンデル:ヴォランタリー
 (9)ブクステフーデ:「暁の星のいと美しきかな」BuxWV 223
 (10)ブラームス:11のコラール前奏曲より第8曲「一輪のばらは咲きて」Op.122-8
 (11)プレトリウス:「一輪のばらは咲きて」
 (12)リーム:「静かに小舟きたる」
 (13)レーガー:7つの小品より第3曲「クリスマスの夜」Op.145-3
 (14)レーガー:8つの宗教的歌曲より第4曲「聖母さまの夢」Op.138-4
 (15)メシアン:主の降誕より「羊飼いたち」「天使たち」「東方三博士」
 (16)デュプレ:古いノエルによる変奏曲 Op.20
 (17)賛美歌111番「 神の御子は今宵しも」(デヴィッド・ウィルコックス(1919-)編曲)
カルステン・ヴィーブッシュ
 (オルガン/クライス社制作オルガン
  【1850年製1966/2010修復】)
(2)(12)カントゥス・イウヴェヌム
 (少年少女合唱団)
(3)(5)(11)(14)キリスト教会室内合唱団
 (カールスルーエ)
(17)キリスト教会・カールスルーエ・
 オラトリオ合唱団
 カールスルーエ教会の専属オルガニスト、ヴィーブッシュによるクリスマス、オルガン&合唱作品集

 録音:2011 年5 月3-5 日/カールスルーエ教会/DDD、77’00”

 今やaudite レーベルを代表するオルガニストとなったカルステン・ヴィーブッシュの最新アルバムはクリスマスに関係したオルガンと合唱作品を録音しました。
 収録内容はバッハ、ブクステフーデ、ブラームス、メシアンなどのオルガン独奏作品と、原則的にオルガン作品と同名のコラールを元にした合唱作品を交互に配置した曲順で収録しました。
 1999 年よりカールスルーエ教会の専属オルガニストをつとめるカルステン・ヴィーブッシュはオルガンの魔術師の呼び声高い名手で、audite レーベルより発売されている前作「バッハのオルガン作品傑作集」(AU 92663)ではシャコンヌを含む大曲をオルガンならではの重厚感を生かした圧倒的な演奏で披露しました。
 今回の録音でもカールスルーエ教会のクライス・オルガンを使用しており、当楽器を知り尽くした絶妙なレジストレーションです。なお、ヴィーブッシュはキリスト教会室内合唱団(カールスルーエ)及びキリスト教会・カールスルーエ・オラトリオ合唱団の合唱指揮者としても活躍しております。合唱とオルガンという最高の組み合わせによる内容です。




LA DOLCE VOLTA



LDV 15
\2600→\2390
シューベルト最後の年のソナタ&ピアノ・デュオ作品集
 シューベルト(1797-1828):
  1-4. ピアノ・ソナタ 第20番 イ長調 D959
  5. ロンド イ長調 D951
  6. アレグロ イ短調「人生のあらし」
  7. 幻想曲 ヘ短調 D940
フィリップ・カッサール(ピアノ)
セドリック・ペシャ(ピアノ 5,6,7)
 フィリップ・カッサール圧巻のシューベルト!1828年、シューベルト最後の年のソナタ&ピアノ・デュオ作品集

 録音:2014 年2 月/日本語解説付

 フィリップ・カッサールは、1962 年フランス生まれ。パリ国立音楽院でドミニク・メルレとジュヌヴィエーヴ・ジョワに師事。ニキタ・マガロフにも師事しています。1985 年クララ・ハスキル国際ピアノ・コンクール入選、1988 年ダブリン国際ピアノ・コンクールで優勝。日本を含む世界中でツアーを行っています。最近の来日はラ・フォル・ジュルネ音楽祭など。
 ラジオ・フランスの「Notes du Traducteur(訳者(演奏家)のノート)」という音楽番組に約400 回にわたって登場、自らピアノを弾きながら解説をしていくスタイルで、シューベルトについても熱い内容の番組を展開、好評を博しました。
 このディスクに収録されているのは、シューベルトが亡くなった1828 年に完成されたもの。体の不調と闘いながら生み出されたこれらの作品は旺盛な創作意欲に満ちています。D959 のソナタは、前年(1827 年3 月)に亡くなったベートーヴェンへの感謝と敬意を思わせる充実の書法の作品。カッサールは、フランスのピアニストならではの明るい音色で、シューベルト最晩年の名曲の魅力をあますところなく照らし出します。
 D959 のソナタ以外は、ピアノ・デュオ作品。ローザンヌ出身のセドリック・ペシャを相手に迎えています。「人生のあらし」の冒頭の激しい和音から息もピッタリ。幻想曲ヘ短調での耳に残るメランコリックな旋律も美しく、最後の胸を引き裂かれるような激しさまで、一気に聴かせます。



 


LDV 14
\2600→\2390
ビアンコーニが描くクールなショパンの世界
 ショパン:
  1. バラード 第1番 ト短調 op.23
  2. バラード 第2番 ヘ長調 op.38
  3. 前奏曲 嬰ハ短調 op.45
  4. バラード 第3番 変イ長調 op.47
  5. バラード 第4番 ヘ短調 op.52
  6. スケルツォ 第4番 ホ長調 op.54
  7. 舟歌 嬰ヘ長調 op.60
フィリップ・ビアンコーニ(ピアノ)
 録音:2013 年10 月/日本語解説付

 ドビュッシーの前奏曲集(LDV 07、2012 年)も好評だったビアンコーニ。La Dolce Volta レーベル第2 弾となる当アルバムは、バラード全曲をメインに据えたオール・ショパン・プログラム。バラードでは、各曲のスケール感を保ちつつ、感情をこめ過ぎないクールな語り手のような演奏。前奏曲や舟歌での気品、スケルツォでの軽やかさもさすが、の出来栄えです。
 ビアンコーニは、1960 年ニース生まれ。ギャビー・カサドシュ、シモーヌ・デルベール=フェリヴェ( マルグリット・ロンとロベール・カサドシュの弟子)に学びました。第7 回ヴァン・クライバーン国際コンクールで銀メダルを受賞しています。1980 年代には20 代という若さで絶頂期のヘルマン・プライとも多数共演。また、ランパル、シュタルケル、ゲイリー・ホフマン、ガルネリ弦楽四重奏団、ターリヒ弦楽四重奏団などとの名演を展開したヴェテランです。







CANTUS



C 9626
\2500→\2290
〔旧譜再入荷〕
マショー:ナヴァール王の裁き(1349) 〜
 バラード、モテット、ヴィルレと詩集
アンサンブル・ジル・バンショワ
ドミニク・ヴェラール(指揮)
 ドミニク・ヴェラール率いるアンサンブル・ジル・バンショワの80年代後期〜90年代を代表するプロジェクト、ギョーム・ド・マショー三部作の1つである「ナヴァール王の裁き」。
 「ナヴァール王の裁き」からの誌の朗読が挿入された当プログラムは、アンサンブル・ジル・バンショワの代表的名演の1つ。

 1994年10月の録音。
 


C 9627
\2500→\2290
〔旧譜再入荷〕
古楽アンサンブル、ムジカ・フィクタ
 モラレス:
  レクイエム(5声)
  主よ、われに御耳を傾け給え
  ヤコブは悲しみ嘆いていた
  われらをあわれみ給え、主よ
ムジカ・フィクタ
ラウル・マリャビバレナ(指揮)
 アンサンブル・フォンテガラの創設者、ディレクターのラウル・マリャビバレナが1992年に結成したスペインの古楽アンサンブル、ムジカ・フィクタ。
 スペイン・ルネサンスの巨星クリストバル・デ・モラレスの5声の「レクイエム」には、スペイン古楽界の名花ヌリア・リアルが参加。

 1998年5月の録音。
 


C 9631
\2500→\2290
〔旧譜再入荷〕
タネル・デ・ガラ 〜 ビウエラのための音楽
 ミラン:
  パバーナ(第4番、第6番、第2番、第5番)
  ファンタシア(第6番、第11番、第18番)
 ダ・ミラノ:
  レセルカータ(第14番、第30番、第21番、第1番、第31番、第28番)
 ナルバエス:「牛を見張れ」による7つのディフェレンシャス、皇帝の歌
 ムダーラ:ラ・ロマネスカ
 バルデラバノ:
  ソネト(第8番、第9番、第15番、第19番)、
  パバナによる4つのディフェレンシャス、
  ソネト「我が心に平穏は無し」、ソネト・ロンバルド
 ピサドール:告げてください、あの騎士に
 パエス:「牛を見張れ」による6つのディフェレンシャス
 作曲者不詳:「ラ・フォリア」によるディフェレンシャス
フアン・カルロス・リベラ(ビウエラ)
 スペイン古楽界の名ギタリスト、フアン・カルロス・リベラが奏でる「ビウエラのための作品集」。
 この16世紀のビウエラのための傑作選は、フアン・カルロス・リベラの代名詞として名高い。

 2000年7月の録音。




IBS CLASSICAL


IBS-32014
\2500
スカルプチャー 〜 サクソフォーン作品集
 フランセ:主題と変奏
 シューマン:幻想小曲集Op.73
 J.S.バッハ:ソナタ第3番ホ長調 BWV.1016
 ヒンデミット:ソナタ Op.11-4
 ドビュッシー:アラベスク第1番
 ファリャ:7つのスペイン民謡
アニマ・デュオ
 〔マリアーノ・ガルシア(サクソフォン)、
  アニアーナ・ハイメ・ラトレ(ピアノ)〕
 サラゴサ、アラゴン音楽院の教授デュオ!スペイン・サクソフォン界の名手の妙技に要注目!

 2010年に結成したアニマ・デュオによるサクソフォン作品集。レパートリーとして演奏機会の多いフランセの主題と変奏やヒンデミットのソナタ、編曲作品からはシューマン、J.S.バッハなどサクソフォン関係者必聴の作品を収録。
 アニマ・デュオのマリアーノ・ガルシアはスペイン出身のサクソフォニスト。2003年スペインで開催されたベニドルム国際管楽器コンクールで一等賞を獲得。情熱的な演奏、繊細な表現とナチュラルで美しい音色がガルシアの特徴。フランスを代表するサクソフォニスト、クロード・ドゥラングルや第1回アドルフ・サックス国際コンクール第1位のヴァンサン・ダヴィッドなど、有名サクソフォニストからのアドバイスを受けている。

 2014年3月10日−12日の録音。






 

INTERGROOVE

  1990年代後半に録音されたがほとんど発売されることのなかった、サンクトペテルブルクのミュージシャンたちによるロシア名曲シリーズ、「サンクトペテルブルク・クラシックス・シリーズ」が、高度なリマスターを施され現代に復活!



IGC 009-2
\2500→\2290
「サンクトペテルブルク・クラシックス・シリーズ」
 チャイコフスキー:
  ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
  ロココ風の主題による変奏曲Op.33
リュドミラ・マリアン(ヴァイオリン)
スタニスラフ・ゴルコヴェンコ(指揮)
サンクトペテルブルク放送交響楽団

 西本智実との共演による来日などで知られるロシアの指揮者、スタニスラフ・ゴルコヴェンコ指揮、サンクトペテルブルク放送交響楽団(St. Petersburg Radio and TV Symphony Orchestra)によるチャイコフスキー!
 


IGC 010-2
\2500→\2290
美しい弦楽作品を濃密な音楽で描く
 チャイコフスキー:
  弦楽セレナード ハ長調 Op.48、劇音楽《雪娘》より メロドラマ、
  弦楽オーケストラのためのアンダンテ・カンタービレ変ロ長調
 アレンスキー:チャイコフスキーの主題による変奏曲 Op.53
 チャイコフスキー:弦楽オーケストラのためのエレジー
サウリュス・ソンデツキス(指揮)
サンクトペテルブルク・カメラータ
 リトアニア出身、サンクトペテルブルク音楽院の名誉教授を務めるサウリュス・ソンデツキス指揮による、ロシアの弦楽オーケストラ名曲集。サンクトペテルブルク・カメラータは、サンクトペテルブルクの国立エルミタージュ美術館の専属オーケストラに選ばれ、現在はエルミタージュ美術館オーケストラとしても活躍している。
 定番のチャイコフスキー「弦楽セレナード」に、「雪娘」からの音楽、弦楽四重奏曲第1番の第2楽章から弦楽オーケストラ・アレンジされた「アンダンテ・カンタービレ」、そしてアレンスキーによる「チャイコフスキーの主題による変奏曲」と、美しい弦楽作品を濃密な音楽で描く。
 


IGC 008-2
\2500→\2290
プーシキンの音楽
 チャイコフスキー:歌劇《エフゲニー・オネーギン》より ポロネーズ、ワルツ
 ミャスコフスキー:交響曲第10番ヘ短調 《青銅の騎士》
 スヴィリードフ:吹雪
アレクサンドル・ティトフ(指揮)
サンクトペテルブルク・カメラータ
 ロシア近代文学で最も偉大な詩人・作家アレクサンドル・プーシキンにまつわる音楽を集めたアルバム。
 プーシキンの小説「エフゲニー・オネーギン」に基づくチャイコフスキーのオペラ、プーシキンの抒情詩「青銅の騎士」の挿絵から着想を得たミャスコフスキーの交響曲、プーシキンの小説「吹雪」を元にした映画のためにスヴィリードフが作曲した音楽。プーシキンがいかにロシアの人々、芸術家に影響を与えてきたかがよくわかるプログラム。
 


IGC 007-2
\2500→\2290
エコーズ・フロム・ザ・ダーク・イヤーズ 〜
 プロコフィエフと第二次世界大戦

  プロコフィエフ:
   交響組曲《1941年》Op.90、
   歌劇《戦争と平和》より 2つのワルツ、
   カンタータ《名もない少年のバラード》Op.93、
   吹奏楽のための行進曲変ロ長調Op.99、
   戦争終結に寄せる讃歌Op.105
アレクサンドル・ティトフ(指揮)
イリナ・マタエヴァ(ソプラノ)
ウラディミール・フェレンチャク(テノール)
サンクトペテルブルク交響楽団
サンクトペテルブルク音楽院合唱団
 第二次世界大戦のさなか、平和に想いを寄せるプロコフィエフの諸作品が集められたアルバム。暗い時代の悲哀から、平和への希望と喜びが感情豊かに描かれている。
 サンクトペテルブルク交響楽団(Academic Symphony Orchestra of the St. Petersburg Philharmonia)は、サンクトペテルブルク・フィルハーモニア協会所属の2つのオーケストラのうち、ユーリ・テミルカーノフが率いるサンクトペテルブルク・フィルハーモニー管弦楽団とは別のもう1つの楽団。
 


IGC 011-2
\2500→\2290
アレクサンドル・ボロディンの弦楽四重奏曲
 ボロディン:
  弦楽四重奏曲第1番イ長調
  弦楽四重奏曲第2番ニ長調
サンクトペテルブルク弦楽四重奏団
 タネーエフ弦楽四重奏団の第1ヴァイオリン、ウラディーミル・オフチャレクの門下としてサンクトペテルブルク音楽院を卒業した4人で結成されたサンクトペテルブルク弦楽四重奏団。結成したその年に全ロシア・コンクールで優勝し、ロシアを代表するアンサンブルとして活躍するクァルテットの流麗な演奏で、19世紀ロシアを代表する室内楽作品であるアレクサンドル・ボロディンの弦楽四重奏曲を。




LAWO


LWC 1063
(SACD HYBRID)
\3000
パーフェクト・ストレンジャー
 ゲッベルス:サンプラーと管弦楽のための組曲(《代理都市》より)
 ザッパ:
  ドッグ・ブレス・バリエイションズ/アンクル・ミート、
  デュプリーの天国、ザ・パーフェクト・ストレンジャー、
  G-スポット・トルネイド、
  低予算オーケストラのための改訂された音楽
トマス・セナゴー(指揮)
ノルウェー放送管弦楽団
 ゲッベルスのサンプラー組曲&フランク・ザッパの管弦楽作品!

 ノルウェーの高品質レーベル「LAWO」から、ゲッベルスとフランク・ザッパの作品集が登場!高音質録音としても注目を集めるLAWOによる、SACDの5.0チャンネル・サラウンドで聞くフランク・ザッパは圧巻!
 劇場音楽、映画音楽など多方面で活躍するドイツの作曲家、ハイナー・ゲッベルス(b.1952)による、サンプリング音源とオーケストラのための組曲は、ゲッベルスの想像上の都市風景画「代理都市(Surrogate Cities)」のアルバムに収録された代表作の1つ。バロック音楽、ユダヤ人の祈り、産業の音など、様々な断片や引用、音源などが効果的に組み立てられ、前衛的なゲッベルスの都市が現れる。
 ロック界の超大物、そしてあらゆる音楽の境界を超えてファンを生み出したフランク・ザッパの管弦楽作品。ピエール・ブーレーズが指揮をしたことでも有名な「パーフェクト・ストレンジャー」など、ザッパの生み出した鮮鋭な音楽を振るのは、ノルウェー放送管弦楽団の元首席指揮者(現BBCウェールズ・ナショナル管首席指揮者)のトマス・セナゴー(センデゴー)。現代音楽の実績も厚いデンマーク期待の若手指揮者セナゴーが、ゲッベルス&ザッパの音楽を巧みに編み上げていく。

 ※録音(ライヴ):2010年2月11日、ロックフェラー・コンサート・ホール(オスロ)







REGENT


REGCD 340
\2500
ミサ・ブレヴィス
 カプレ:3声のミサ
 レイトン:ミサ・コルネリア(世界初録音)
 ドリーブ:ミサ・ブレヴィス
 ブリテン:ミサ・ブレヴィス
 フォーレ:小ミサ曲
トゥールーズ聖歌隊
マーク・オプスタ(指揮)
ウィリアム・ホワイトヘッド(オルガン)
 清らかなるハーモニー。5つの"ミサ・ブレヴィス"!

 トゥールーズ聖歌隊は、2006年にフランスのトゥールーズ・コンセルヴァトワールに、南西フランスで最初のクワイア・スクールとして創設された少年少女合唱団。
 「ミサ・ブレヴィス(小ミサ曲)」集では、フランスとイギリスの5つの傑作が、トゥールーズ聖歌隊の透明感あふれるハーモニーで、トゥールーズのサラン教会に豊かに響き渡る。
 ケネス・レイトンの「ミサ・コルネリア」は世界初録音。

 2010年5月22日−24日の録音。
 

REGCD 420
\2500
フランスのモテット集
 ブジニャック:すべてが美しいお方
 ボエセ:主よ王を助けたまえ、マニフィカト
 ダニエリス:アドロ・テ、最も麗しきイエスよ
 カンプラ:すべてが美しいお方、あなたを愛します, 主よ(世界初録音)
 フォーレ:アヴェ・ヴェルム Op.65-1
 ビュッセル:天の女王 Op.115-2
 プーランク:黒衣の聖母への連祷
 デュリュフレ:すべてが美しいお方 Op.10
 ヴィレット:おお、何と甘美であることか
 リベス:連祷(世界初録音)
 ブルーズ:あなたの御手に(世界初録音)
トゥールーズ聖歌隊
マーク・オプスタッド(指揮)
ウィリアム・ホワイトヘッド(オルガン)
ジェラルディン・バーリー
 (ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ジャン=ルー・ヴェルニュ
 (ティンバレス)
 フランス有数の少年少女合唱団、トゥールーズ聖歌隊が歌う、高声のためのフランスのモテット集には、16世紀から現代に至る14曲の美しきモテットを収録。
 児童合唱のハーモニーが、カンプラ、フォーレ、プーランク、デュリュフレ、ヴィレットなど、各時代を代表するフランスの大作曲家たちのモテットを清らかに響かせる。

 2013年4月の録音。
 

REGCD 425
\2500
荘厳ミサ曲
 ヴィエルヌ:荘厳ミサ曲 Op.16
 デュリュフレ:
  前奏曲、アダージョと《来たれ創り主なる精霊よ》による
   コラール変奏曲 Op. 4
 ラングレ:荘厳ミサ曲
 ドゥメッシュー:テ・デウム Op.11
サウスウェル・ミンスター合唱団
ポール・ヘイル(指揮)
サイモン・ホーガン(オルガン)
ヒラリー・パネット(オルガン)
 イギリス、ノッティンガムシャーのサウスウェル・ミンスター合唱団の男声&少年合唱によるフランスの「荘厳ミサ曲集」は、フランス、ノルマンディー地方のセー大聖堂が舞台。
 近代フランスの名オルガニスト、ルイ・ヴィエルヌとジャン・ラングレの「荘厳ミサ曲」では、サウスウェル・ミンスター合唱団の厳かなハーモニーと、カヴァイエ=コル・オルガンのサウンドが神秘的な空間を作り出している。

 2013年5月−6月の録音。
 

REGCD 414
\2500
アメリカン・デクラレーションズ
 バック:音楽への賛歌(世界初録音)
 ローザ:主は我が羊飼い(世界初録音)
 リーガー:エヴィル・シャル・ノット・プレヴァイル(世界初録音)
 W・シューマン:デクラレーション・コラール(世界初録音)
 ダンフィ:私がオマハビーチで戦ったことをどう思いますか?
 ケイ:リンカーンの手紙(世界初録音)
 U2(チルコット編):MLK
 ドーソン編:ギレアデには慰めの薬がある
 レクベリ:哀歌(世界初録音)
 ポールス:スターバト・マーテル
 ハリス:声楽のためのシンフォニー
 ヘルヴェイ:セントルイスの日の出(世界初録音)
セントルイス室内合唱団
フィリップ・バーンズ(指揮)
 アメリカのセントルイス室内合唱団と、イギリスの合唱指揮者フィリップ・バーンズのコンビによるレコーディング第4弾となる19世紀〜現代アメリカの合唱作品集。
 スティーヴン・ポールスの「スターバト・マーテル」は、2009年にセントルイス室内合唱団のために作曲された16声、二重合唱の大作。ミクロシュ・ローザの合唱曲、ウィリアム・シューマン、ロイ・ハリスなど20世紀アメリカを代表する音楽家たちの合唱作品も見逃せない。

 2013年2月の録音。
 

REGCD 410
\2500
ペイヴィア:合唱とオルガンのための作品集
 キャンベラ・カンティクル/モーニング・ウォッチ/
 ルミナイションズ/
 マニフィカト&ヌンク・ディミティス ト長調/
 グローリーズ・オヴ・ディス・ノーブル・サウンド/
 アブストラクションズ/父への愛/
 ザット・ブレスド・プレイス/メアリーズ・チャイルド/
 アイ・シング・ザ・バース/ウェルカム・ユール/
 アイ・ノウ・クライスト・ライヴド/酒神礼賛/ザ・ゲスト
ウスター大聖堂室内合唱団
スティーヴン・シェラード(指揮)
クリストファー・オールソップ(オルガン)
 1931年、イギリスのバーミンガム出身で、現在のオーストラリアで最も有名な作曲家の1人であるポール・ペイヴィア(1931−)の合唱作品集。
 ハウエルズ、ジェイコブ、ボールトの下で学び、イギリス、オーストラリアの教会でキャリアを重ねてきたペイヴィア。その作品は調性を大切にした流麗な旋律と、大胆かる劇的な表現力が大きな魅力。

 2012年11月&2013年3月、7月の録音。




STERLING



CDS 1102-2
\2600→\2390
ポンセ:ピアノ協奏曲集
 フェリアル, ディヴェルティメント・シンフォニコ*
 ピアノ協奏曲第1番《ロマンティコ》*
 ピアノ協奏曲第2番(未完成/世界初録音)*
 繋がれた前奏曲
 4つのメキシコの踊り
ロドルフォ・リッター(ピアノ)
サエス・リッター(指揮)*
サン・ルイス・ポトシ交響楽団*
 メキシコ国民楽派!マヌエル・ポンセのピアノ協奏曲!

 19世紀後半〜20世紀前半メキシコの作曲家、マヌエル・マリア・ポンセ(1882−1948)の管弦楽&ピアノ作品という、Sterlingならではのレアなアルバムが登場!
 「メキシコ国民楽派の開祖」や「近代メキシコ国民楽派の父」などと呼ばれるポンセ。20世紀のはじめに書かれたピアノ協奏曲第1番は、後期ロマン派の書法を基調としながらも、ラテンの旋律や装飾が見られるポンセを代表する作品の1つ。また、最晩年に作曲され未完成に残されたピアノ協奏曲第2番の世界初録音など、愛好家注目のディスクです。

 ※録音:2012年12月14日、テアトロ・デ・ラ・パス(サン・ルイス・ポトシ/メキシコ)


ポンセの代表作ヴァイオリン協奏曲

CENTAUR
CRC 2513
\2400→\2190
マヌエル・ポンセ:ヴァイオリン協奏曲
コルンゴルド:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.35
ミランダ・カックソン(Vn)
ポール・フリーマン指揮
チェコ国立響
 ポンセの代表作のひとつヴァイオリン協奏曲。シェリングと切っても切れない縁にあるこの曲だが、ここは新録音を。
 ミランダ・カックソンは若き女流ヴァイオリニスト。音楽一家に生まれた彼女はニューヨークで育ち、8才でジュリアード音楽院に入学、あのジュリアード弦楽四重奏団のメンバーとしても有名なロバート・マンをはじめとする一流アーティストたちからヴァイオリン奏法を学んだ。

 
CDA 1693-2
(CD-R)
\2600
ライムライト&ライムストーン 〜 ア・シンギング・ジャーニー
 ラングストレム:ヤルマル・グッルベリの詩による5つの歌
 ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集
 ジョルダーノ:歌劇《アンドレア・シェニエ》より
  マッダレーナのアリア「亡くなった母を」
 ヴェルディ:歌劇《運命の力》より
  レオノーラのアリア「神よ平和を与えたまえ」
 プッチーニ:歌劇《トスカ》より 「歌に生き、愛に生き」
 ハルストレム:歌劇《山の王の花嫁》より
 R・シュトラウス:歌劇《ナクソス島のアリアドネ》より
  アリアドネのモノローグ
   「『テセウス・アリアドネ』とは何と素晴らしいことだったでしょう」
 ソレンソン:ソプラノとオルガンのための《カンティクム・アナエ》
マルガレータ・デレフォース
 (ソプラノ)、他
 スウェーデン放送やスウェーデンのダーラナ地方にある野外劇場ダルハラ(Dalhalla)で活躍したソプラノ、マルガレータ・デレフォースの貴重な録音集。ワーグナー、ジョルダーノ、ヴェルディ、プッチーニ、R・シュトラウスなどの偉大な歌曲・アリアに、世界初録音となったテューレ・ラングストレムの歌曲や、イーヴァル・ハルストレム、トルステン・ソレンソンなどスウェーデンの作品を収録。

 ※録音:1963年〜1972年(ライヴ)
 ※当タイトルはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


AUDITE


AU 97711
\2400
きよしこの夜〜クリスマス合唱曲集
 ヴィラールト:「驚くべき神秘よ」
 ストルツァー:
  「聖なるこの日はわれらの上にかがやけり」「讃美を受けたまえ、汝イエス・キリストよ」
 ゼンフル:「一人の息子がわれらに与えられた」
   (録音:1981 年10 月22 日)
 プレトリウス:「今こそ主エマヌエルは生まれ給う」
 作者不詳:「ひとり児をほめたたえよ」
 シュレーター:「主にある人々」「キリストたちよいざ喜べ」
   (録音:1974 年6 月21 日)
 カルヴィジウス:
  「喜べ、そして歓呼せよ」「天においては神に栄光があるように」
  「愛しいヨセフ、私のヨセフ」
 エッカールト:「山を越えてマリアが行く」
   (録音:1984 年11 月27 日)
 グラバート:「若枝」(録音:1977 年11 月24 日)
 ヘルツォーゲンベルク:「わが魂は主をあがめ」(録音:1978 年11 月30 日)*
 レーヴェ:「我が心は、甘き歓喜に酔いしれ」(録音:1975 年10 月14 日)
 ヴォルフガング・ジェーン(1937-):
  「ハレルヤ」「彼らはひれ伏して拝み、 宝の箱を開けて」
  「夜」「鳴り響き、とどろくのは 」
   (録音:1972 年11 月30 日、1980 年12 月17 日)
 ミケールゼン:「雨にはさかえし」「あなたは、夜、彼らの前に再び現れます」「明日」
   (録音:1974 年6 月20 日)
 ダヴィド:「久遠の光の壮麗な輝き、そして正しい太陽」(録音:1986 年3 月10 日)*
 H.W. ツィンマーマン(1930-):
  「農場労働者への賛辞」「私たちのために幼子が生まれた」
   (録音:1977 年1 月27 日)
 バルベ(1927-):「もみの木、もみの木」「マリアはいばらの森を通り」
   (録音:1977 年2 月15 日)
 ペツォールト:「闇は深まり」(録音:1972 年12 月18 日)
 グルーバー:「きよしこの夜」(録音:1976 年12 月7 日)
ウーヴェ・グロノスタイ(指揮)
RIAS 室内合唱団
レジナ・ヤコビ(メゾソプラノ)
クラウス・シュトール(コントラバス)
 RIAS室内合唱団による珠玉のクリスマス合唱曲集

 録音場所:ハンス・ローゼンタール・プラッツ・フンクハウス 第10 スタジオ、ベルリン/イエス・キリスト教会、ベルリン*/リマスタリング:ルトガー・ベッケンホーフ(2014 年)/74’34”

 このディスクはaudite の社主、ルトガー・ベッケンホーフ氏のリマスタリングによるRIAS 室内合唱団によるクリスマス合唱曲集です。指揮のウーヴェ・グロノスタイは長年ドイツの合唱音楽に強く影響を与え、当合唱団と多くの演奏会ならびに録音を残してきました。当ディスクは1972 年から1986 年のかけての録音で珠玉のクリスマス合唱曲を堪能することができます。




ORFEO



ORFEOR 894142
(2CD)
\4800→\4390
18人の名歌手が歌うシュトラウス歌曲!
 ザルツブルク音楽祭の秘蔵音源どっさり56 曲!!
  R.シュトラウス:歌曲集
 憩え、わが魂よ Op.27-1/ひどい天気 Op.69-5/父は言った−それだけでは済まないよと Op.36-3
   エリーザベト・シュヴァルツコプフ(S)、ジェラルド・ムーア(P)
   録音:1956 年8 月7 日、モーツァルテウム モノラル
 星 Op.69-1/森の至福 Op.49-1/変わらないこと Op.69-3
   リーザ・デラ・カーザ(S) 、アールパード・シャーンドル(P)
   録音:1957 年8 月11 日、モーツァルテウム モノラル
 明日Op.27-4/子守歌 Op. 41-1/セレナーデ Op.17-2
   イルムガルト・ゼーフリート(S) 、エリック・ウェルバ(P)
   録音:1958 年8 月7 日、モーツァルテウム モノラル
  ※CD ブックレットでは1961年8 月17 日となっていますが間違いと思われます。
 密やかな誘いOp.27-3/帰郷 Op.15-5/愛の賛歌 Op.32-3
   ニコライ・ゲッダ(T)、エリック・ウェルバ(P)
   録音:1961 年8 月17 日、モーツァルテウム モノラル
 あなたは私の心の王冠 Op.21-2/夜 Op.10-3/ツェツィーリエ Op. 27-2
   クリスタ・ルートヴィヒ(Ms) 、エリック・ウェルバ(P)
   録音:1968 年7 月27 日、モーツァルテウム モノラル
 女たちは時にはつつましく Op.21-5/放蕩な男 Op.41-4/
 どうやって私たちはそれらを秘密にしておけるだろう Op.19-4
   ヘルマン・プライ(Br) 、ヴォルフガング・サヴァリッシュ(P)
   録音:1970 年8 月8 日、モーツァルテウム
 あなたの眼が私を見た時からOp.17-1/ひどい天気 Op.69-5/帰郷 Op.15-5
   レオンタイン・プライス(S) 、デイヴィッド・ガーヴィー(P)
   録音:1975 年7 月28 日、祝祭小劇場
 ダリア Op.10-4/イヌサフラン Op. 10-7/私の想いのすべて Op.21-1
   ペーター・シュライアー(T) 、エリック・ウェルバ(P)
   録音:1979 年8 月12 日、祝祭小劇場
 夜に Op.68-1/ささやけ、愛らしいミルテよ Op.68-3/アモール Op.68-5
   エディタ・グルベローヴァ(S)、エリック・ウェルバ(P)
   録音:1980 年8 月14 日、モーツァルテウム
 私は愛を抱いて Op.32-1/あなたの青い目で Op.56-4/ツェツィーリエ Op. 27-2
   ジェシー・ノーマン(S)、ジェフリー・パーソンズ(P)
   録音:1980 年7 月27 日、祝祭大劇場
 ああ恋人よ、もう別れなくてはならない Op.21-3/空の星は美しく、だが冷たい Op.19-3/
 口を閉ざす者たち Op.10-6/高鳴る胸 Op.29-2
   エディト・マティス(S)、ハインツ・メジモレク(P)
   録音:1983 年8 月5 日、祝祭小劇場
 私の心は黙り冷える Op.19-6/憩え、わが心 Op.27-1/解き放たれた心 Op.39-4.
   マリヤーナ・リポヴシェク(Ms)、エリック・ウェルバ(P)
   録音:1985 年8 月10 日、モーツァルテウム
 「商人の鑑」OP.66 から—
  芸術音楽は商人の喰いものにされている,創造する者は芸術家たち,音楽商と首謀者,
  ああ、創造する皆様、ああ、商人の方々
   ハインツ・ツェドニク(T)、コンラート・ライトナー(P)
   録音:1985 年8 月19 日、モーツァルテウム
 目覚めた薔薇 WoW AV66/出会い WoW AV72
   フレデリカ・フォン・シュターデ(S)、マーティン・カッツ(P)
   録音:1986 年8 月18 日、祝祭大劇場
  ※CD ブックレットでは1985 年8 月19 日となっていますが間違いと思われます。
 たそがれの夢 Op.29-1/献呈 Op.10-1/セレナーデ Op.17-2
   フランシスコ・アライサ(T)、アーヴィン・ゲイジ(P)
   録音:1987 年8 月11 日、祝祭小劇場
 なつかしい面影 Op.48-1/天の使者 Op.32-5/ああ、私は不幸な男だ Op.21-4/密やかな誘いOp.27-3
   トーマス・ハンプソン(Br)、ヴォルフラム・リーガー(P)
   録音:1995 年8 月1 日、モーツァルテウム
 私は花束を編みたかった Op.68-2/矢車草 Op.22-1/水蓮 Op.22-4
   ディアナ・ダムラウ(S)、シュテファン・マティアス・ラーデマン(P)
   録音:2005 年8 月13 日、モーツァルテウム
 もはやこれ以上は Op.87-3/太陽の輝きの中で Op.87-4/あなたの黒髪を私の頭に広げて Op.19-2
   ミヒャエル・フォレ(Br)、ヘルムート・ドイチュ(P)
   2010 年8 月25 日、, 祝祭大劇場
 
 ADD、155' 59"

 ザルツブルク音楽祭といえばモーツァルトとR.シュトラウスが二本柱。2014 年のシュトラウス・イヤーを記念して、ORFEO が貴重音源を発掘、CD2 枚にたっぷり収録してくれました。1956 年から2010 年まで、ソプラノがエリーザベト・シュヴァルツコプフ、リーザ・デラ・カーザ、イルムガルト・ゼーフリート、レオンタイン・プライス、エディタ・グルベローヴァ、ジェシー・ノーマン、エディト・マティス、ディアナ・ダムラウ、メッゾソプラノがクリスタ・ルートヴィヒ、マリヤーナ・リポヴシェク、フレデリカ・フォン・シュターデ、テノールがニコライ・ゲッダ、ペーター・シュライアー、ハインツ・ツェドニク、フランシスコ・アライサ、バリトンがヘルマン・プライ、トーマス・ハンプソン、ミヒャエル・フォレと18 人の名歌手たち。いずれも素晴らしい歌唱ばかりです。しかもORFの蔵出音源で音質も良好、1970 年以降はステレオ録音です。シュトラウス・イヤーにたっぷりお楽しみください!
 


ORFEOR 890142
(2CD)
特別価格\2800→\2590
フリッチャイ(指揮)&ブダペスト・フィル
 マルタン:「魔法の酒」(ドイツ語歌唱)
ユリウス・パツァーク(T トリスタン)
マリア・チェボタリ(S イズー)
エンドレ・コレー(Bs マルケ王)
ヒルデ・ツァデク(Ms ブランギャン)
マリア・イロスファイ(Ms イズーの母)
ダグマル・ヘルマン(白い手のイズー)
アルフレート・ペル(Br 語り手)
ヴィルヘルム・フリードリヒ(Br カエルダン)
カール・デンヒ(Bs オエル公)
フェレンツ・フリッチャイ(指揮)
ブダペスト・フィルハーモニー管弦楽団の団員
ウィーン国立歌劇場合唱団
アントン・ハイラー(P)
 マルタンの描くトリスタン物語、「魔法の酒」幻のプリマドンナ、チェボタリのイズーに、フリッチャイの指揮!ザルツブルク音楽祭での舞台初演のライヴ録音、世界初出!!

 録音:1948 年8 月24 日、ザルツブルク/ADD、106' 21"、MONO

 ORFEO がまた貴重な音源を発掘しました。1948年8月24日、ザルツブルク音楽祭で舞台上演されたマルタンの「魔法の酒」、指揮はフリッチャイです!
「魔法の酒」は、フランク・マルタン(1890—1974)が1938 年から作曲。元々はロベール・ブリュムという人から依頼された30 分程度のマドリガル合唱曲で、これが第1 部に当ります。この形で1940 年にチューリヒでブリュムたちによって初演された後、マルタンは第2 部と第3 部を追加、1942 年にやはりブリュムによって初演されています。「魔法の酒」は舞台作品ではないのですが、題材がトリスタンとイゾルデの物語ということで当時新作オペラを舞台に掛けることに積極的だったザルツブルク音楽祭が舞台上演を計画、1948 年にオスカー・フリッツ・シューの演出、カスパール・ネーエルの舞台装置で舞台初演しています。オリジナルの歌詞はフランス語ですが、ここでは作曲者と詩人ルドルフ・ビンディングによるドイツ語訳で歌われています。これはその舞台初演でのライヴ録音。前年にアイネムの「ダントンの死」を大成功に導いたフェレンツ・フリッチャイが指揮に当たっています。
 イズーは、ベッサラビア(現モルドバ)生まれの名ソプラノ、マリア・チェボタリ。チェボタリはリヒャルト・シュトラウスに気に入られ、1935 年、まだ25 歳の時に「無口な女」初演でアミンタを歌ったほど有望な歌手でしたが、1949 年、癌のため39 歳で早世してしまいました。彼女の録音そのものが貴重で、ことにこうした20 世紀作品は他にほとんど聞けません。トリスタンはウィーン生まれのテノール、ユリウス・パツァーク。第二次大戦直後のウィーンで活躍した人で、この時期にブルーノ・ワルターが録音したマーラーの「大地の歌」のテノールとして有名です。
 1948 年のライヴ録音ですが、テープ録音で、帯域が狭く歪っぽいなど限界はあるものの、この年代としてはそれほど聞き苦しくない程度の録音です。




PENTATONE

 「RQR (Remastered Quad Recordings) series」では、これまで、フィリップスのカタログ音源(4チャンネルステレオquadraphonicrecordings)をライセンス使用して、DSD マスタリングを施した復刻してきましたが、この度、1970 年代のドイツ・グラモフォン音源のDSDマスタリング復刻を開始致します。
 今回もリマスタリングはオランダのポリヒムニア・インターナショナル(1998 年にフィリップス・クラシックスの技術チームが独立して立ち上げた会社)が担当しており、万全のメンバーで行われました。
 当シリーズは現在、廃盤となっているタイトルも多く、名盤中の名盤が高音質のSACD で再リリースされるという大歓迎のシリーズ開始と言えましょう。
 装丁はスーパー・ジュエルケースにスリーヴ・ケース付き仕様です。


PTC 5186201
(SACD HYBRID)
\2400→\2190
小澤&ボストン響との「皇帝」とヘンツェ&ロンドン響との3番
 ベートーヴェン:
  (1)ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 Op.73『皇帝』
  (2)ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37
クリストフ・エッシェンバッハ(ピアノ)
(1)小澤征爾(指揮)
 ボストン交響楽団
(2)ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ(指揮)
 ロンドン交響楽団
 ピアニストとして絶頂期のエッシェンバッハによるベートーヴェン、小澤&ボストン響との「皇帝」とヘンツェ&ロンドン響との3番

 (1)セッション録音:1973 年10 月/ボストン、シンフォニー・ホール (2)セッション録音:1971 年12 月/ロンドン、フェアフィールズ・ホール/78’28”
 A&R プロデューサー:トーマスW・モーリー/バランス・エンジニア:C・ウルフ/レコーディング・エンジニア&エディティング:クラウス・ヒーマン、ヨアヒム・ニス
 リマスタリング:ポリヒムニア・インターナショナル/リマスタリング:2014 年8 月、バールン、オランダ

 今や指揮者としての活動をメインとするエッシェンバッハが、ピアニストとして演奏活動をしていた1970 年代の録音。生き生きとした演奏の中に感性豊かな表情を見せるエッシェンバッハらしい素晴らしい録音です。「皇帝」は1973 年の録音で、小澤征爾とボストン交響楽団のバックも万全です。高貴なエッシェンバッハのベートーヴェンがPentatone の復刻技術で輝きをまして再登場です。



 



PTC 5186202
(SACD HYBRID)
\2400→\2190

イエペスによるヴィラ=ロボス、テデスコ、ジュリアーニのギター協奏曲集!
 (1)ジュリアーニ:ギター協奏曲第1番 イ長調 Op.30
 (2)カステルヌオーヴォ= テデスコ:ギター協奏曲第1番 ニ長調 Op.99
 (3)ヴィラ=ロボス:ギターと小管弦楽のための協奏曲
ナルシソ・イエペス(ギター)
ガルシア・ナヴァッロ(指揮)
(1)イギリス室内管弦楽団
(2)(3)ロンドン交響楽団
 “ギターの神”イエペスによるヴィラ=ロボス、テデスコ、ジュリアーニのギター協奏曲集!

  セッション録音:1977 年6 月/ヘンリー・ウッド・ホール/61’49”
 A&R プロデューサー:ルドルフ・ウェルナー/バランス・エンジニア:ハインツ・ヴィルトハーゲン/レコーディング・エンジニア&エディティング:ヨアヒム・ニス
 リマスタリング:ポリヒムニア・インターナショナル/リマスタリング:2014 年8 月、バールン、オランダ

 巨匠イエペスが1977 年に収録した、ジュリアーニのギター協奏曲第1 番、カステルヌオーヴォ= テデスコのギター協奏曲第1 番、そしてヴィラ=ロボスのギターと小管弦楽のための協奏曲です。
 “ギターの神” と崇められるイエペスはクラシックのギターの世界を広げ、生涯第一線で活躍した巨匠です。イエペスが50 歳の時の当録音は演奏技術・音楽的内容ともに最も充実していた時期と言え、生き生きと紡ぎだされるギターの音色に酔いしれることができます。今回のリマスタリングによって、この名盤を新鮮に聴くことができのは、嬉しい復刻と言えましょう。



 


PTC 5186203
(SACD HYBRID)
\2400→\2190
絶品! ヴァーシャリ弾き振りによるモーツァルト!
 モーツァルト:
  ピアノ協奏曲第26番 ニ長調「戴冠式」K.537
  ピアノ協奏曲第14番 変ホ長調 K.449
タマーシュ・ヴァーシャリ(ピアノ、指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 セッション録音:1978 年10 月/ベルリン・フィルハーモニー/55’13”
 A&R プロデューサー:コード・ガーベン/バランス・エンジニア:ギュンター・ヘルマンス
 レコーディング・エンジニア&エディティング:フォルカー・マルティン、ユルゲン・ブルグリン
 リマスタリング:ポリヒムニア・インターナショナル/リマスタリング:2014 年8 月、バールン、オランダ

 当録音は、ハンガリーのピアニスト、タマーシュ・ヴァーシャリが1978 年にベルリン・フィルを弾き振りしたモーツァルトのピアノ協奏曲第14 番と26 番「戴冠式」です。
 ブダペストのリスト音楽アカデミーでドホナーニに師事し、その後は母校でコダーイの助手を務めたヴァーシャリは、1948 年にブダペストのリスト国際コンクールに優勝し、ヨーロッパを中心に活躍しました。ドイツ・グラモフォンに多くの録音を残しており、このモーツァルトも名盤のひとつです。



 


PTC 5186204
(SACD HYBRID)
\2400→\2190
小澤征爾、ボストン響就任直後のラヴェルの管弦楽曲集
 ラヴェル:
  クープランの墓、古風なメヌエット、マ・メール・ロワ、
  高雅で感傷的なワルツ、海原の小舟
小澤征爾(指揮)
ボストン交響楽団
 セッション録音:1974 年4 月、10 月/ボストン・シンフォニー・ホール/55’13”
 A&R プロデューサー:トーマスW・モーリー/バランス・エンジニア:H.P. シュヴァイクマン
 レコーディング・エンジニア&エディティング:ゲルト・ヴェストホイザー, ヨアヒム・ニス
 リマスタリング:ポリヒムニア・インターナショナル/リマスタリング:2014 年8 月、バールン、オランダ

 小澤征爾とボストン響によるラヴェルの管弦楽名曲集。小澤征爾がボストン響の音楽監督に就任した直後1974 年のこの録音は、数ある小澤の録音の中でも指折りの名盤として誉れ高いもので、絶妙なまでのバランス感覚のラヴェルはこの上なく美しい仕上がりです。



 


PTC 5186205
(2SACD HYBRID)
\4200→\3790
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲(全6曲)
 Disc1
  ブランデンブルク
   協奏曲第1番 ヘ長調 BWV1046
   協奏曲第3番 ト長調 BWV1048
   協奏曲第4番 ト長調 BWV1049
 Disc2
  ブランデンブルク
   協奏曲第5番 ニ長調 BWV1050
   協奏曲第6番 変ロ長調 BWV1051
   協奏曲第2番 ヘ長調 BWV1047
ピンカス・ズーカーマン(指揮)
ロサンジェルス・フィルハーモニックのメンバー
 ズーカーマンによる極上のブランデンブルク!

 録音:1977 年3 月/ロサンジェルス/Disc1:49’23”/Disc2:51’29”
 A&R プロデューサー: ギュンター・ブレースト/バランス・エンジニア:クラウス・シャイベ/レコーディング・エンジニア&エディティング:H.R. ミュラー
 リマスタリング:ポリヒムニア・インターナショナル/リマスタリング:2014 年8 月、バールン、オランダ

 ズーカーマンとロサンジェルス・フィルハーモニックのメンバーによるブランデンブルク協奏曲全集。
 ヴァイオリン、ヴィオラ奏者としてだけでなく、指揮者としても活躍するズーカーマンは丁寧な音楽作りで正統派と言える演奏家ですが、このブランデンブルクでも清潔な演奏を聴かせてくれます。とりわけ弦楽器の美しさが際立ち、弦楽器奏者ならではの解釈であると言えます。ズーカーマンがドイツ・グラモフォンにレコーディングした中でも、最も輝かしい録音と言えましょう。




<LP>


C&L MUSIC(LP)

 1990 年にSockgoo Choi 氏、Tai Lee 氏の両氏により設立された韓国のレコード会社、C&L Music が、キングレコード録音によるゲリー・カーの名盤をライセンス契約のもとLP 化しました。
 オーディオ・マニア狂喜の超重低音をLP でご堪能いただけます。
 LPは180g重量盤でドイツプレスです。限定プレスとなりますので、この機会をお見逃しなく!

CNLR 1334
(LP)
\7700
アルペジョーネ・ソナタ〜神技のコントラバス
 Side 1
  ・シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ
 Side 2
  ・ラフマニノフ:ヴォカリーズ op.34-14
  ・サン=サーンス:白鳥
  ・ジョプリン:ジ・エンターテイナー
  ・滝廉太郎:荒城の月
  ・まどろみの夜明け(ノヴァ・スコシア民謡)
  ・マリアの御子(カタロニア民謡)
  ・フーム、フーム(カタロニア民謡)
  ・鳥の歌(カタロニア民謡)
ゲリー・カー
 (コントラバス/1611年アマティ制作)
ハーモン・ルイス(ピアノ/スタインウェイ)
 オーディオ・ファイルの代表的名盤選!キング往年のスタジオ録音特有の迫真リアリズム!今聴いてもすごい!カーのコントラバスがうなる!

 録音:1980 年5 月28、29 日、キングレコード、音羽第1 スタジオ/ステレオ、180g 重量盤、限定プレス



 

CNLR 1335
(LP)
\7700
コル・ニドライ〜神技のコントラバス
 Side 1
  ・ブルッフ:コル・ニドライ
  ・ブロッホ:祈り『ユダヤ人の生活のスケッチ』
 Side 2
  ・クーセヴィツキー:悲しみの歌*
  ・ワイルダー:コントラバスとピアノのための小組曲より第2曲、第4曲
  ・ゲーンズ:スケルツォ
  ・ゴセック:ガヴォット
  ・浜辺の歌
  ・バッハ:チェンバロ協奏曲第5番より『アリオーソ』
  ・深い河
ゲリー・カー
 (コントラバス/1611年アマティ制作)
ハーモン・ルイス(ピアノ/スタインウェイ)
 録音:1980 年5 月29 日、キングレコード音羽第1 スタジオ/ 1985 年6 月6 日、代々木・宗教法人妙智会教会本殿/ステレオ、180g 重量盤、限定プレス
 

CNLR 1336
(LP)
\7700
アルビノーニのアダージョ
 Side 1
  ・アルビノーニのアダージョ
  ・ベートーヴェン:ソナチネ
  ・フランク:小品第5番
 Side 2
  ・ヘンデル:ソナタ ロ短調
  ・バッハ=グノー:アヴェ・マリア
ゲリー・カー
 (コントラバス/1611年アマティ制作)
ハーモン・ルイス
 (オルガン/スイス、クーン社製)
 ゲリー・カー(コントラバス/ 1611 年アマティ制作)、ハーモン・ルイス(オルガン/スイス、クーン社製)/ステレオ、180g 重量盤、限定プレス
 

CNLR 1337
(LP)
\7700
夢のあとに
 Side 1
  ・フォーレ:夢のあとに
  ・ロレンツィーティ:ガヴォット
  ・グラナドス:マドリガル イ短調
  ・グルック:精霊の踊り
  ・ガーシュウィン:サマータイム
 Side 2
  ・ワーグナー:夕星の歌(歌劇「タンホイザー」より)
  ・グリーン:プレイフル・ロンド
  ・ヒンデミット:コントラバスとピアノのためのソナタ
ゲリー・カー
 (コントラバス/1611年アマティ制作)
ハーモン・ルイス(ピアノ/スタインウェイ)
 録音:1981 年9 月20、21 日、宝塚ベガ・ホール/ステレオ、180g 重量盤、限定プレス
 

CNLR 1338
(LP)
\7700
『祈り』
 Side 1
  ・エリ・エリ(祈り)
  ・アダン:オー・ホーリー・ナイト
  ・アルカデルト:アヴェ・マリア
  ・ビゼー:神の小羊( 「アルルの女」間奏曲より)
  ・ハーライン:星に願いを
 Side 2
  ・シューベルト:アヴェ・マリア
  ・A.ホヴァネス:聖グレゴリーの祈り
  ・誰も知らないわたしの悩み(黒人霊歌)
  ・スウィング・ロウ、スウィート・チャリオット(黒人霊歌)
  ・モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプスK.618(ゲリー・カーによる編曲)
ゲリー・カー
 (コントラバス/ 1611 年アマティ制作)
ハーモン・ルイス(オルガン)
 録音:1985 年6 月10、11 日、松戸聖徳学園、川並記念講堂/ステレオ、180g 重量盤、限定プレス


<映像>


INTERGROOVE(映像)


IGC 005-9
(Blu-ray Disc)
\4800
ユングヘーネル指揮!ヘンデルの「アグリッピーナ」全曲!
 ヘンデル:歌劇 《アグリッピーナ》 HWV.6
コンラート・ユングヘーネル(指揮)
ザールラント州立劇場管弦楽団
スザンヌ・ゲブ(アグリッピーナ)
松井浩(クラウディオ)
ジュディス・ブラウン(ネローネ)
エリザベス(ポッペア)
デイヴィッド・コーディエ(オットーネ)
パトリック・シンパー(パッランテ)
スティーヴ・ヴェヒター(ナルチーゾ)
ギド・ベアー(レスボ)

IGC 004-9
(2DVD-Video/
NTSC/特別価格)
\4000
 リュート奏者や、ヴォーカル・アンサンブル「カントゥス・ケルン」の指揮者としても著名なドイツの音楽家、コンラート・ユングヘーネル。ユングヘーネルが、ドイツのザールブリュッケンにある歌劇場、ザールラント州立劇場の管弦楽団を振った2008年のライヴ録音が、Blu-ray Disc、DVDの両ヴァージョン同時発売。
 バロック音楽の知識豊富なユングヘーネルによる解釈と、バロック奏法を参考にしたモダン・オーケストラでの演奏で聴く、ヘンデルの歌劇「アグリッピーナ」全曲です。









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