クラシックCD通販ショップ「アリアCD」へようこそ
トップページへ

第78号インデックスへ
規約などはこちら・・・

お買い物の方法  

注文方法:
 ご希望商品のチェック・ボックスをクリックし、最後に 「かごに入れる」ボタンを押してください(enterキーを押してもかまいません)。
 新店内のほかのページのお買い物がありましたら、そちらもすませ、一番最後にページ下の「
注文フォームへ」のボタンをクリックして、注文フォーム・ページへ進んでいただいて、そこで注文を確定してください。
 (チェック内容を変更したら、必ずもう一度「かごに入れる」ボタンをクリックしてください。変更内容がかごに反映されませんので)

注文フォームへ



第78号
映像新譜
2014.8.19〜2014.10.24


SONY(映像)



8884304011-9
(Blu-ray)
\5000→\4490
ヘンゲルブロックの「ドン・ジョヴァンニ」!
 そして離婚前のシュロット&ネトレプコ/
  モーツァルト:歌劇『ドン・ジョヴァンニ』K.527(全曲)
アーウィン・シュロット(ドン・ジョヴァンニ),
アンナ・ネトレプコ(ドンナ・アンナ),
ルカ・ピサローニ(レポレッロ),
マレーナ・エルンマン(ドンナ・エルヴィラ),
チャールズ・カストロノーヴォ(ドン・オッターヴィオ), 他,
バルタザール=ノイマン・アンサンブル&合唱団,
トーマス・ヘンゲルブロック(指揮)
【演出】フィリップ・ヒンメルマン
【舞台装置】ヨハネス・ライアッカー
8884304010-9
(DVD)
\4500→\4090
 アーウィン・シュロットとアンナ・ネトレプコという、現在世界中のオペラハウスから引っ張りだこの人気歌手が共演し、鬼才ヘンゲルブロックが指揮した画期的な「ドン・ジョヴァンニ」の映像が登場!
 今作は、2013年5月のバーデン=バーデン祝祭劇場でのライヴ映像。題名役を歌っているバス・バリトン歌手アーウィン・シュロットはウルグアイ出身。デビュー時から注目を集め、瞬く間に世界中の歌劇場を席巻、その豊穣な声と勇ましい姿で数多くのファンを獲得しています。
 コヴェント・ガーデン、スカラ座、フィレンツェ5月祭、メトロポリタン歌劇場などの常連で、2006年のメト日本公演ではドン・ジョヴァンニを披露し、日本デビューを飾っています。2012年にはウィーン国立歌劇場の「フィガロ」で来日し、素晴らしい声で聴衆を魅了したことも記憶に新しいところです。
 シュロットのほか、ドンナ・アンナ役のネトレプコを始め、歌手は現在注目の歌手を揃えた万全の布陣。常設の歌劇場ではありませんが、ここ数年オペラ公演に力を入れているバーデン=バーデン祝祭劇場らしく、鬼才フィリップ・ヒンメルマンを演出に迎えた舞台も注目です。
 しかも、バックはヘンゲルブロック率いるピリオド楽器による「バルタザール=ノイマン・アンサンブル」。モダンオケの響きとはまた違う、鄙びた軽やかな響きは耳にも限りなく新鮮です。
 主役のネトレプコとシュロットは2013年11月に、正式に離婚したことを発表しました。この映像は2人の関係がそろそろ終盤に差し掛かった頃に収録されたもの。無論プライヴェートと、演奏には直接の関係はないとはいうものの、このドン・ジョヴァンニからある種の緊張を感じるのも受け取る側の自由というものでしょう。

 【収録】2013年5月23 & 26日, バーデン=バーデン祝祭劇場でのライヴ
 


8884308773-9
(Blu-ray)
\5000→\4590
ヨナス・カウフマン/君は我が心のすべて〜
 華麗なるオペレッタとヒット・ソングの世界〜
《ライヴ・イン・ベルリン》

 レハール:喜歌劇「ジュディッタ」より
  友よ、人生は生きる価値がある
 カールマン:喜歌劇「伯爵令嬢マリツァ」より
  ウィーンによろしく
 シュトルツ:喜歌劇「愛は終わった」より
  別れる訳は聞かないで
 メイ:映画「歌は世界を駆け巡る」より
  歌は世界を巡る
 シュトルツ:映画「愛のコマンド」より
  君は夢の中ですべてを
 ベナツキー:喜歌劇「白馬亭にて」より
  それは素晴らしいもの
 タウバー:喜歌劇「歌う夢」より 君は我が世界
 スポリアンスキー:映画『夕暮れの歌』より
  今宵こそは
 ヘイマン:映画「ブロンドの夢」より
  世界のどこかに
 レハール:喜歌劇「フラスキータ」より
  青空が天蓋の寝台に
 レハール:喜歌劇「パガニーニ」より
  僕は女たちによくキスをした
 レハール:喜歌劇「微笑みの国」より
  君は我が心のすべて
 コルンゴルト:歌劇「死の都」より
  この身にとどまるしあわせよ
 アブラハム:喜歌劇「ヴィクトリアと軽騎兵」より
  私に再び別れの手を
 アブラハム:喜歌劇「ハワイの花」より
  長椅子のお人形さん
------------------------------------
《ドキュメンタリー》
 「友よ、人生は生きる価値がある」〜
  狂騒の20年代「僕は女たちによくキスをした」〜
  リヒャルト・タウバーとフランツ・レハール
 フンクハウス・ベルリン〜「青空が天蓋の寝台に」
 エマーリヒ・カールマン〜「ウィーンによろしく」
 フーベルト・マリシュカとロベルト・シュトルツ〜
  「別れる訳は聞かないで」「君は夢の中ですべてを」
 ほのめかしと夢、ヤン・キープラ〜
  「ブロンドでも茶髪でも」「今宵こそは」
 ヨーゼフ・シュミット〜
  「歌は世界を巡る」「君は我が世界」
 エドゥアルト・キュネケ〜
  「シュレンクの生涯の歌」「それは素晴らしいもの」
 エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト〜
  「この身にとどまるしあわせよ」
 パウル・アブラハム〜
  「私に再び別れの手を」〜文化的皆伐結末〜
  「長椅子のお人形さん」
ヨナス・カウフマン(テノール)
14、15、16.ユリア・クライター(ソプラノ)
ベルリン放送交響楽団
指揮:ヨッヘン・リーダー

8884308772-9
(DVD)
\4500→\4090
 21世紀の『キング・オブ・テノール』、愛と享楽の「うた」の黄金時代を熱唱。
 ■そのダークでロマンティックかつ強靭な歌声で今や世界中から引っ張りだこのスーパースター・テノール、ヨナス・カウフマン。ソニー・クラシカルへ移籍後3枚目となるその最新録音に合わせて収録されたカウフマンのリサイタルの模様を収めた映像です。
 ■収録されているのは1925年〜35年にかけての10年間に、ドイツをはじめとするヨーロッパを席巻した黄金時代のオペレッタとポピュラー・ソング集。20世紀初頭、ベルリンやウィーンを席巻したレハールやカールマン作曲のオペレッタは、美しく親しみやすいメロディの歌やダンスで構成され、20世紀中葉からアメリカに輸入されて発達したミュージカルの原型ともいえるものです。またトーキー映画でも歌や音楽を伴った作品が数多く作られ、中には爆発的なヒットを飛ばしたものもでてきました。
 ■リヒャルト・タウバー、ヨーゼフ・シュミット、ヤン・キープラといった当時の人気テノールによって歌われたこれらのオペレッタやヒット・ソングは、第2次大戦に突入する直前の音楽的・文化的に最も繁栄を誇ったドイツの黄金時代の華麗かつノスタルジックな気分を反映したもの。最近日本でも上演が相次いだコルンゴルトの歌劇「死の都」の最も有名なアリア「この身にとどまるしあわせよ」が含まれているのも同じ理由によるものといえるでしょう。当アルバムはそうした20世紀初頭の文化や芸術が爛熟した黄金時代へのカウフマンによるオマージュであり、そのフレキシブルかつ気迫のこもった熱唱が聴きものです。
 ■2011年8月、ベルリンのヴァルトビューネで行われたガラ・コンサートでアンナ・ネトレプコやアーウィン・シュロットと共演した際にカウフマンの頭にひらめいたのがこのアルバムのコンセプトで、それ以来3年がかりで作品を調べ、2014年にようやく録音にこぎつけました。特にこだわったのは、後年の編曲ではなく、作曲者が構想したオリジナル通りに演奏することでした。
 ■カウフマンのコンサートの定番アンコールである「君はわが世界」「歌は世界を巡る」も収録しています。
 ■収録は、パーヴォ・ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマーフィルのベートーヴェンやシューマンの交響曲全集の録音で知られるベルリンのフンクハウス・ナレーパシュトラッセで行われました。ここは旧東ドイツ時代の国営放送局の巨大な施設後で、その中にあるオーケストラを収録できる優れた音響効果の大ホールで収録されています。
 録音最終日は聴衆を招待してのライヴ演奏が行われましたが、その模様がこの映像作品です。

『トーキー時代のテノール用のヒット・ソングが大好きなんです。当時ベルリンで学んでいた祖父が、道を歩きながらこうしたヒット・ソングを口笛で吹いていたのを記憶しています。それだけでなく、このドイツの文化芸術史上、伝説的な時期そのものに私は惹かれているのです。信じられないほどの創造力にあふれた時代です。
 当時のヒット・ソングは現在でも歌い継がれていますが、知られているのは氷山の一角にすぎません。今は忘れ去られてしまっているけれど、素晴らしい歌がとてもたくさんあるのです。今回のアルバムほど大きなチャレンジだった録音はありませんでした。これらの歌は、イージー・リスニングと思われていますが、それは聴き手の視点であるだけで、歌う方にとっては、声に負担の大きい、演奏至難の曲がとても多いのです。』———ヨナス・カウフマン
 [録音]2014年1月22日、ベルリン、ベルリン・フンクハウス・ナレーパシュトラッセでのライヴ・レコーディング
 

8884308255-9
(Blu-ray)
\5200→\4790
「音楽で世界をまわろう」
 ラン・ラン/2013年11月アット・ザ・ロイヤル・アルバート・ホール

 モーツァルト:
  『ピアノ・ソナタ第5番ト長調K.283』
  『ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調K.282』
  『ピアノ・ソナタ第8番イ短調K.310』/
 ショパン:『バラード第1〜4番』/
 ポンセ:『間奏曲第1番ホ短調』/
 レクオーナ:『アフロ=キューバ舞曲集〜そして、黒人が踊っていた』/
 Zuqiang Wu:『The Dance ofWaterweeds』/
 モーツァルト:
  『ピアノ・ソナタ第11番イ長調K.331〜第3楽章「トルコ行進曲」』/
 シューマン:『ダヴィッド同盟舞曲集Op. 6〜第14曲』/
 ショパン:
  『ワルツ第6番変ニ長調Op.64-1「小犬のワルツ」』
  『夜想曲第16番変ホ長調Op.55-2』/
 スクリャービン:『練習曲嬰ニ短調Op.8-12』【演奏】 
ラン・ラン(P)

8884308254-9
(DVD)
\4500→\4090
 そのピアノにロイヤル・アルバート・ホールが熱狂した!ラン・ラン/アット・ザ・ロイヤル・アルバート・ホール ラン・ランがピアニストとしての名声を確立したともいえる2001年の「ロイヤル・アルバート・ホール」でのプロムス・コンサートから12年。
 華やかなパフォーマンスと共に数々の名演を繰り広げてきた彼が再びロイヤル・アルバート・ホールで目の覚めるような演奏を魅せてくれました。
 3曲のモーツァルトのソナタ、ショパン「バラード」全曲をはじめ、シューマン、レクオーナ、ポンセ、スクリャービン等、自ら「音楽で世界をまわろう」と聴衆に語りかけたように、世界各国の民族色が反映された選曲まで、華麗なテクニックと表現力で披露しています。
 音楽への真摯な姿勢と共に、圧巻のエンターテイナーぶりで聴衆を魅了!

 【収録】2013年11月15&17日、ロイヤル・アルバート・ホールでのライヴ

ACCENTUS MUSIC(映像)



ACC 102178BD
(Blu-ray)
\5000→\4590
バレンボイム&シュターツカペレ・ベルリン、ライヴ映像
 ブルックナー・チクルス迫力満点のブル8

  ブルックナー:
   交響曲第8番ハ短調WAB108(ハース版)
ダニエル・バレンボイム(指揮)
シュターツカペレ・ベルリン


ACC 202178DV
(DVD)
\3600→\3290
 バレンボイム&シュターツカペレ・ベルリン、ライヴ映像による後期ブルックナー・チクルス迫力満点のブル8

 収録:2010 年6 月26 日フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ) (I:14’55 / II:15’18 / III:8’54 / IV:16’59)
 (Blu-ray)音声:DTS-HD MA 5.1、PCM ステレオ、リージョン:All、84’42/(DVD)画面:16:9 NTSC、音声:DTS 5.1、DD5.1、PCM ステレオ、リージョン:All、84’42
 監督:アンドレアス・モレル

 2010 年6 月ベルリンのフィルハーモニーで行われたダニエル・バレンボイムとシュターツカペレ・ベルリンによるブルックナー・チクルス。すでに4 番、5 番、6 番、7 番と映像商品化されており、後期チクルスも佳境に入りました。バレンボイムは既に2 度の全集録音を行っており、本チクルスは完全に手中に収めた作品を、長きにわたって良好な関係を築いているオーケストラであるシュターツカペレ・ベルリンと非常に充実した演奏を繰り広げています。
 シュターツカペレ・ベルリンの硬質で渋みのある響きと細部までコントロールしたバレンボイムの巧みな指揮。第3 楽章の比類なき美しさ、たっぷりとうねる雄大なスケールを感じさせる終楽章の演奏は圧巻です。
 またACCENTUS MUSIC の音楽に即したカメラワークが、より一層楽曲の理解を深めます。そして本シリーズのジャケット写真に使われているのは、新進気鋭の現代写真家ナジャ・ブルノンヴィルの「Knots」と題された作品。メロディの綾が絡まり合う楽曲を表したかのようなジャケット写真です。



 


ACC 20320DVD
(DVD)
\3000→\2790
C.P.E.バッハ〜生誕300年記念コンサート
 C.P.E.バッハ:
  ・J.S.バッハのロ短調ミサより<クレド>への序奏
  ・交響曲ニ長調Wq183‐1
  ・マニフィカトWq215
  ・モテット「聖なる神」Wq217
 J.S.バッハ:ロ短調ミサBWV232より<クレド>
 ヘンデル:オラトリオ「メサイア」より
  <我は知る、我を贖う者は永久に生きることを>
  <ハレルヤ>
クリスティーナ・ラントシャマー(ソプラノ)
ウィーブケ・レームクール(アルト)
ローター・オディニウス(テノール)
トーマス・E・バウアー(バス)
ハンス・クリストフ・ラーデマン(指揮)
RIAS 室内合唱団
ベルリン古楽アカデミー
 1786 年のチャリティーコンサートを完全再現!C.P.E.バッハ〜生誕300 年記念コンサート

 収録:2014 年6 月15 日コンツェルトハウス( ベルリン)
 画面:NTSC 16:9、音声:PCM ステレオ、DD5.1、DTS5.1、リージョン:All、109’ 48、字幕:英独仏日韓、日本語字幕付

 2014 年に生誕300 年を迎えたC.P.E. バッハ。この映像は、2014 年6 月にベルリンのコンツェルトハウスで行われた記念演奏会の模様が収録されています。1786 年4 月9 日にC.P.E. バッハ自身の指揮によるチャリティーコンサートを再現しています。
 演奏は、ベルリン古楽アカデミーと、ドイツ合唱界を牽引するハンス=クリストフ・ラーデマン指揮の RIAS 室内合唱団。彼らは同コンセプトのアルバムをハルモニア・ムンディ・フランスから、C.P.E. バッハの作品だけを収録し(HMC.902167) 既に発売しています。
 今回は、コンサートを完全再現ということで、C.P.E. バッハ以外にも、父バッハとヘンデルの作品も含まれています。まずC.P.E. バッハのクレドへの序奏からスタート。この作品は、父J.S. バッハのロ短調ミサ曲の中のクレドを演奏するために作曲された、専用の序奏です。父親への敬意を強く持っていたC.P.E. バッハらしい作品です。豊富なホールトーンが魅力のベルリン・コンツェルトハウスの特徴を活かした、ベルリン古楽アカデミーとRIAS 室内合唱団の演奏は、決然とした潔さと迫力が感じられます。そしてヘンデルの「メサイア」からクリスティーナ・ラントシャマーが美しい歌声披露した<我は知る、我を贖う者は永久に生きることを>とそれに続くハレルヤ・コーラス。ヘンデルの生気に富んだ明るい楽想を楽しむことができます。そして最後は、C.P.E.バッハの傑作、交響曲ニ長調、大作マニフィカト、作曲技法を駆使したモテット「聖なる神」が続きます。



 


ACC 10299BD
(Blu-ray)
\5000→\4590
シャイー&ゲヴァントハウス管によるマーラー・チクルス
 マーラー:交響曲第9番ニ長調
  特典映像:
   「リッカルド・シャイーとアンリ=ルイ・ド・ラ・グランジュによる
    マーラー交響曲第9番についての対話」
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
リッカルド・シャイー(指揮)


ACC 20299DVD
(DVD)
\3000→\2690
 シャイー&ゲヴァントハウス管によるマーラー・チクルス、作品の原点に立ち返りマーラーの真髄に迫った演奏

 収録:2013 年9 月6-8 日ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)
 (Blu-ray)画面:Full HD 16:9、音声:DTS HD Master Audio5.1,PCM ステレオ、本編:85’ 59、ボーナス:29’ 13、字幕:日本語、英仏韓(言語:独)、リージョン:All
 (DVD)画面:NTSC 16:9、音声:DTS 5.1,DD5.1,PCM ステレオ、本編:85’ 59、ボーナス:29’ 13、字幕:日本語、英仏韓(言語:独)、リージョン:All

 シャイーとゲヴァントハウス管によるマーラー・チクルス。2011 年のマーラー没後100 年を記念してスタートしたシリーズで、これまでに第2 番、第4 番、第5 番、第6 番、第8 番がリリースされており、いずれも充実した演奏で高い評価を受けています。シャイーは当時音楽監督を務めていたロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団と、マーラーの交響曲全集録音を完成させています。シャイーが最初にマーラーを録音したのがベルリン放響との交響曲第10番(クック版)。シャイーは当時を振り返りこう話しています。「楽団の芸術監督に半ば強制的に言われ取り組んだ。しかしあれは私が最初にマーラーの宇宙の中に踏み込んだ貴重な体験であり素晴らしいことであった」。その後シャイーはコンセルトヘボウ管と全曲録音(第10 番を除く)を完成させますが、第9 番はコンセルトヘボウ管との首席指揮者としての最後のコンサートでまさに全曲演奏の集大成と言える気合いの入った演奏でした。それから10 年、新しい手兵ゲヴァントハウス管とのチクルスも、さらに熟考させた音楽をシャイーの明快で切れ味鋭い指揮で聴くことができます。また、世界的なマーラー研究家アンリ=ルイ・ド・ラ・グランジュとの対談も収録され、作品を深く理解することができる1 枚です。
 シャイーは、研究者や指揮者たちが、この交響曲第9 番について「死」を連想させる意見を残していることに疑問を呈しています。「ベルクの「ヴォツェック」には、マーラーの交響曲第9 番によるオーケストレーションの影響がみられるし、この曲は無限の活力と精神力に満ちた作品で自身の死について考えていたとは到底思えない」。さらに「アダージョッシモのコーダは間違いなく死を予感させるものであるが、交響曲第10 番へと導く素晴らしい要素である」と語っています。シャイーは第4 番を演奏する際に、1905 年にマーラー自身がゲヴァントハウス管を最後に振ったピアノロールを聴いたといいます。そしてワルターが1945 年NY フィルを振った演奏と比べるとその演奏時間は同じだったと。シャイーは、マーラーは交響曲第1 番以降具体的な速度数値を指定していないこと、そしてマーラーとワルターの演奏時間が一致したことを受け、自分自身の責任は、自己満足にならないよう過去の原点に立ち返らなければならないと語っています。楽譜に記されたことを尊重し、さらにその奥のマーラーの真髄に迫るシャイーの指揮、マーラーを深く掘り下げることによって調和のとれた幅広い見地から音楽を表現しています。
 また「ACCENTUS MUSIC」ならではの、音楽を理解した素晴らしいカメラワーク、見ごたえのある編集で、映像商品としても魅力的。
 ジャケット・デザインはシリーズ通して使われているライプツィヒ出身の現代アーティスト、ネオ・ラウフによるものです。



 


ACC 20313DVD
(DVD)
\3000→\2690
シュ・シャオメイのゴルトベルク2014年最新映像
 J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV988
ドキュメンタリー:
 反は道の動なり〜シュ・シャオメイとゴルトベルク変奏曲について
シュ・シャオメイ(ピアノ)
 シュ・シャオメイのゴルトベルク2014年最新映像、ライプツィヒ・バッハ音楽祭でのライヴ

 監督:ポール・スマチュニュイ/ドキュメンタリー監督:ミシェル・モラール
 画面:NTSC 16:9、音声:PCM ステレオ、DD5.1、DTS5.1、85’54(本編)+52’29(ボーナス)、字幕:英仏独西、原語:中国語

 フランスを拠点に活動する中国人ピアニスト、シュ・シャオメイ。文化大革命を乗り越え新たな道を切り開いてきた彼女。そのような半生からは想像もできない、心穏やかな音楽。彼女が得意とするバッハの演奏は、緻密な構成力と洗練された表現力から生み出され、ただ純粋に音楽が聴こえ聴く者の心に共鳴します。
 このDVD は、2014 年ライプツィヒ・バッハ音楽祭で演奏された、彼女の代名詞とも言える作品「ゴルトベルク変奏曲」。バッハが生前活躍し、そして永眠の場所となったライプツィヒの聖トーマス教会でのライヴ収録です。音楽祭に先立って録音されたフーガの技法(ACC30308CD)と同様に様式を見事に捉えた品格ある音楽を聴かせてくれます。
 シュ・シャオメイのゴルトベルク変奏曲といえば、1990 年に録音したアルバムは(現・MIR048)仏ディアパゾン誌で5 つ星を獲得した盤が真っ先に思い出されます。それから24 年後の録音となったこのDVD でも、深淵なるバッハの世界に引き込まれ、美しいバッハ像描き出しています。
 グールド、レオンハルト、リヒターなど数ある名盤にも匹敵するような高い完成度の演奏を披露しています。さらに的確なカメラワークで定評のあるプロデューサー、ポール・スマチュニュイの落ち着いた映像も演奏を味わうのに一役買っています。
 ボーナス映像は、老子の言葉「反は道の動なり(The Return is the Movement of Tao)」を表題とし、シュ・シャオメイとゴルトベルク変奏曲について考察した内容となっています。
 (なお本映像はDVD のみの発売となります)

ARTHAUS(映像)


102205
(DVD)
\4100→\3690
ヤンソンス&バイエルン放送響
 ヴェルディ:レクイエム
クラッシミラ・ストヤノヴァ(ソプラノ)/
マリナ・プルデンスカヤ(メゾ・ソプラノ)/
サイミール・ピルグ(テノール)/
オルリン・アナスタソフ(バス)/
バイエルン放送交響楽団&合唱団/
マリス・ヤンソンス(指揮)


108136
(BD)
\6600→\5990
 2013年 ウィーン・ムジークフェライン 黄金のホール ライヴ収録/収録時間:91分/音声:イタリア語歌唱
<DVD>ステレオ2.0/DD 5.1 <BD>ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.1字幕:英,独,仏/画面:16:9/REGION All(Code:0)/
<DVD>片面2層ディスク <BD>単層25GB 1080i High Definition

 ヴェルディ(1813-1901)のレクイエムは、もともと「マンゾーニの命日を記念するためのレクイエム」で、これは1873年に彼が青年時代から敬愛していた文豪アレッサンドロ・マンゾーニの死を悼んで構想したものです。しかし、この曲の萌芽といえるものは、1868年のジョアキーノ・ロッシーニの死去の際にヴェルディが「13人の作曲家たちによるレクイエム」の作曲を計画し(結局その発案は様々な事情で放棄されることになります)、その時に彼の担当であったリベラメであり、これは、このマンゾーニのためのレクイエムで見事リサイクルされ、若干の形を変えた上で、同じリベラメに採用されたのでした。とはいうものの、この曲で一番人気の高いのは何といっても、雪崩落ちるような迫力を持つ「ディエス・イレ(怒りの日)」であり、このメロディのおかげで、モーツァルト、フォーレ作品とともに“三大レクイエム”と称され、現在でも上演の機会が多くあるのです。数あるレクイエムの中でも、極めて劇的でドラマティックな要素を持つこの作品、オーケストラ、合唱、ソリストの全てに高い能力と緊張感が求められる曲でもあります。
 さて、思わずヤンソンスの指揮姿に見入ってしまう、この「ヴェルディのレクイエム」。彼は見事に配置された合唱団を従え、揺るがないオーケストラの響きを紡ぎあげていきます。この音色は“黄金のホール”にくまなく行き渡り、美しい残響と畏敬の思念をを伴いながら聴き手の耳に届くのです。
 ソリストたちの歌唱も素晴らしく、なかでも22歳の若さでクラウディオ・アバドに見出されたテノール歌手サイミール・ピルグの起用は、この演奏に素晴らしい彩りを添えていることは間違いありません。途方もない美しさを有するこのレクイエム、全ての死者と生者のためへの素晴らしい贈り物です。
 
100365
(DVD)
\6600
ヨハン・シュトラウス2世:歌劇「ジンプリチウス」
 3幕 ヴィクトール・レオン 台本
 ハンス・ヤーコプ・クリストッフェル・フォン・グリンメルスハウゼン「阿呆物語」原作
隠者(ヴェンデリン・フォン・グルッペン)…ミヒャエル・ヴォッレ(バリトン)/
ジンプリチウス…マルティン・ツィセット(テノール)/
ヒルデガルデ…エリザーベト・マグヌソン(ソプラノ)/
アルニム・フォン・グルッペン…ピョートル・ベチャーラ(テノール)/
メルヒオール(占星術師)…オリヴァー・ヴィドマー(バス・バリトン) 他/
チューリヒ歌劇場管弦楽団&合唱団
(合唱指揮…エルンスト・ラッフェルスバーガー)/
チューリヒ歌劇場児童合唱団/
フランツ・ヴェルザー=メスト(指揮)/
デイヴィッド・ポウントニー(演出)/
ヨハネス・エンゲルス(装置)/
フィリップ・エグリ(コレオグラフィ)/
ユルゲン・ホフマン(照明)/
クザヴィエ・ツーヴァー(脚本)/
トーマス・グリム(映像ディレクター)

108127
(BD)
\6600
2000年 チューリヒ歌劇場 ライヴ収録/収録時間:132分/音声:ドイツ語歌唱/<DVD>ステレオ2.0/DD 5.1/DTS5.1 <BD>ステレオ2.0/DD 5.1/DTS5.1/字幕:英,独.仏,西/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>単層25GB 1080i High Definition
 1887年に初演されたヨハン・シュトラウス2世(1825-1899)の非常に珍しいオペラです。同じ配役によるCDは以前発売されていましたが、現在では入手も困難であり、この映像の発売は、シュトラウス・ファンだけでなく「知られざるオペラ好き」にとっても喜ばしいものと言えるでしょう。
 もともとのお話は、17世紀ドイツを代表する民衆小説で、1618年から1868年に戦われた「三十年戦争」を背景にした物語です。故郷の村を戦禍で失い、森に逃げた主人公が隠者から名前「ジンプリチウス」と学問を与えられ成長、その後は様々な職を経験しながら戦乱の世を生き抜いていくというお話で、動乱の世であるため、もちろん彼の行いは悪へ傾きがちではありましたが、どうにか狡猾に生き抜き、世界中を放浪し、最後は平和になった故郷に戻り、隠者になるというものです。
 このオペラではもう少し複雑な設定が施されており、親子の愛情や男女感の愛などが巧みに盛り込まれた人情物語となっているところがシュトラウスらしいといえるでしょう。一つ一つのエピソードは確かに面白く、全体はブラックユーモアに満ちており、なかなか舞台として表現することは難しい題材ですが、演出を担当したポウントニーはこれらを難なくクリア。小粋な小道具を使い、このどぎついお話を丁寧に見せることに成功しています。歌手たちも芸達者であり、とりわけタイトル・ロールのツィセットの演技と歌は壮観です。
 ウェルザー=メストはいつものようにすっきりとした味つけを施し、このオペラに清潔感を与えています。
  
101670
(DVD)
\4100
フランシスコ・アライサ:「冬の旅」と「詩人の恋」を歌う
 1.シューベルト(1797-1828):冬の旅 D911/
 2.シューマン(1810-1856):詩人の恋 Op.48
フランシスコ・アライサ(テノール)/
ジャン・ルメール(ピアノ)
1993年収録/収録時間:134分/音声:ドイツ語語歌唱/ステレオ2.0/字幕:なし/画面:4:3/REGION All(Code:0)/片面2層ディスク
 1950年生まれのテノール、フランシスコ・アライサ。今ではオペラの舞台から引退し、いくつかの国際声楽コンクールの審査員を務めたり、音楽大学の教授職を務めたりと後進の指導に忙しい様子ですが、彼が引退するまでは「世界最高のテノール」としてオペラ、リートの分野で華々しい活動をしていました。彼はメキシコで生まれ。1970年にベートーヴェンの歌劇「フィデリオ」の囚人役でデビュー、以降モーツァルトとロッシーニ作品で独自の個性を発揮、国際的な名声を獲得します。
 1980年代にはワーグナーの歌劇もレパートリーとするなどレパートリーを広げ、その柔らかい声質と柔軟な表現力で世界中の歌劇場の聴衆を熱狂させることになります。数々の指揮者、オーケストラと共演し、素晴らしい実績を残したほか、ポピュラー音楽にも積極的に挑み、こちらはまた違った味わいを醸し出していたことでも知られています。
 この2つの歌曲集は1993年に収録されたもので、円熟した歌声と深い表現力に裏打ちされた素晴らしい演奏です。ピアノを演奏しているジャン・ルメールはアライサといくつかの歌曲、フランス、スペイン、メキシコの作品を録音しており、ここでも驚くほどに、息のあったアンサンブルが聞けることでしょう。
 
102198
(DVD)
\6600
ロメオとジュリエット(ヒップ・ホップ・ヴァージョン)
 シェークスピア原作
ジュリエット…ジャン・ガロア/
ロメオ…ジョヴァンニ・レオカルディ/
ベンヴォーリオ…ジャン=シャルル・ザンポ/
マルキューシオ…アキム・アチョーシェ/
キャピュレット夫人…エストデ・マナス/
ジュリエットの乳母…オツアワン・ニョン/
ティボルト…ジュリアン・ロウレ/
キャピュレット…ローラン・パオリーニ/
ロレンス…チュリル・ムジー/
セバスティアン・レフランソワ(コレオグラフィ)/
ローラン・コウソン(音楽)/
マリー=ピエール・ブスケ(プロダクション)/
マガリ・デリス(脚本)/
トム・クレフスタット(照明)/
ジュリオ・リヒトナー(情景)/
マリオ・ファウンデス(衣装)/
デニス・カイオッツィ(TVディレクター)
108123
(BD)
\6600
2008年 シュレンヌ ジャン・ヴィラール劇場 ライヴ収録/収録時間:79分/音声:仏 ステレオ2.0/字幕:なし/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>単層25GB 1080i High Definition
 誰もが知っているシェークスピアの名戯曲「ロメオとジュリエット」は、バレエ作品だけを見ても、数限りない解釈が施され、多くの作曲家が音楽を書き、様々な世界へと移されながら普遍の人気を保っています。
 このフランス人コレオグラフィ、レフランソワによる解釈は、極めて現代的な視点によるもので、このバレエは「ヒップホップ」ヴァージョンと銘打たれています。
 ここで最も強調されているのは、ヒップホップの要素の中でも「ブレイクダンス」の部分でしょう。踊り手はフットワークを中心に、上半身を絶えず動かしながら、腕は違った動きをしなくてはいけないという、ある意味「超絶技巧」が求められるものです。キッチュな舞台装置と奇妙な音楽、何より人物たちのダンスは滑らかな連続性を持ちながらも、一つ一つの動きは唐突で、次の動きを予測することは不可能というなかなか刺激的で興味深いものです。
 
107545
(DVD 10枚組)
\20000
イリ・キリアン・エディション
 1.イリ・キリアンのシンフォニエッタ-シンフォニー ニ長調-スタンピング・グラウンド 1984年/
 2.子供と魔法 1986年/
 3.兵士の物語 1989年/
 4.輝夜姫 1994年/
 5.ブラック&ホワイト 1996年
  <落ち行く天使たち,6つのダンス,ノー・モア・プレイ, 
  スウィート・ドリーム,サラバンド,小さな死>/
 6.ネザーランド・ダンス・シアター・セレブレイト・イリ・キリアン 2005年
  <ベッラ・フィグラ,スリープレス,バースデイ>/
 7.イリ・キリアンのカーメン 2006年
  <カーメン,サイレント・クリエ,沈める寺>/
 8.イリ・キリアンとネザーランド・バレエ・シアター 2008年
  <スヴァデブカ,詩篇交響曲,トルソ>/
 9.イリ・キリアン-忘れられた思い出
  2011年ドン・ケント&クリスティアン・ドゥメイ=ルヴォウスキによる映像/
《ボーナス映像》
 バレエ「蝋の翼」/オランダ・ダンス・シアター/
  10.コレオグラファー・イリ・キリアン 1991年 ハンス・フルシャーによる映像
107546
(BD 10枚組)
\20000
収録時間:800分/音声:<DVD>ステレオ2.0/DD 5.1(輝夜姫) <BD>ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.1(輝夜姫)/字幕:英,独(3),仏,蘭,独(2),英,独,仏,西,伊,蘭,日(9),英,独(10)/画面:16:9/4:3/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク×9,片面単層ディスク×1/<BD>単層25GB×10 1080i High Definition
 イリ・キリアン(イルジ・キリアンもしくはイジー・キリアンとも)は、1947年プラハ生まれのコレオグラフィーです。1967年英国ロイヤル・バレエ学校に入学し、その翌年ソリストとしてシュトゥットガルト・バレエに所属し、名振付師ジョン・クランコに師事しながら振付を始めます。1975年にネザーランド・ダンス・シアターの副芸術監督に就任、1978年には芸術監督に昇格し、以降50以上の作品をネザーランド・ダンス・シアターのために創作しています。
 2009-2010年の団創立50周年シーズンを最後に30年以上在籍したネザーランド・ダンス・シアターから退きましたが、彼の業績は永遠に称えられることでしょう。
 このBOXは、そんな彼の伝説的とも言える作品の数々を収録したもので、22の作品と、ドキュメンタリーを含んでいます。
  

108130
(BD)
\6600
ニコラウス・アーノンクール:オペラ・コレクション/ ドン・ジョヴァンニ/コジ・ファン・トゥッテ
 1.モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」2幕/
 2.モーツァルト:歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」2幕
ニコラウス・アーノンクール(指揮)/
チューリヒ歌劇場管弦楽団&合唱団
〈ドン・ジョヴァンニ〉
ドン・ジョヴァンニ…ロドニー・ギルフリー(バリトン)/
レポレッド…ラースロー・ポルガール(バス)/
ドンナ・アンナ…イザベル・レイ(ソプラノ)/
ドンナ・エルヴィラ…チェチーリア・バルトリ(メゾ・ソプラノ)/
ドン・オッターヴィオ…ローベルト・サッカ(テノール)/
騎士長…マッティ・サルミネン(バス) 他
〈コジ・ファン・トゥッテ〉
フィオルディリージ…チェチーリア・バルトリ(メゾ・ソプラノ)/
ドラベッラ…リリアナ・ニキテアヌ(ソプラノ)/
フェランド…ローベルト・サッカ(テノール)/
グリエルモ…オリヴァー・ヴィドマー(バス・バリトン)/
ドン・アルフォンソ…カルロス・ショーソン(バス) 他/
ユルゲン・フリム(演出)
〈ドン・ジョヴァンニ〉2001年 チューリヒ歌劇場 ライヴ収録/〈コジ・ファン・トゥッテ〉2000年 チューリヒ歌劇場 ライヴ収録/収録時間:192分(コジ・ファン・トゥッテ)+187分(ドン・ジョヴァンニ)/音声:イタリア語歌唱/ステレオ2.0/字幕:英,独.仏,日/画面:16:9/REGION All(Code:0)/二層50GB 1080i High Definition
 名指揮者ニコラウス・アーノンクールの85歳の誕生日を記念して製作されたこのBlu-rayには、彼が愛してやまないモーツァルト(1756-1791)の2つの歌劇が収録されています。
 ドイツのベルリンの貴族の家系に生まれたアーノンクールは、ウィーン国立音楽院(現ウィーン国立音楽大学)でチェロを専攻し、卒業後はウィーン交響楽団のチェロ奏者として活躍しました。
 入団の翌年1953年には、アリス夫人とともに「ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス」を立ち上げ、その4年後に演奏会デビューを果たしています。その後の古楽界におけるアーノンクールの活躍はご存知の通りですが、一方彼はオペラ上演にも強い意欲を示し、1970年代にはチューリヒ歌劇場を本拠にして、数々のオペラに取り組み、とりわけモーツァルト作品については、名演出家ジャン=ピエール・ポネルと組んで素晴らしい成果を挙げてきたのです。
 新進歌手の起用についても素晴らしい才覚があり、デビュー間もないチェチーリア・バルトリやドロテア・レシュマン、ローベルト・サッカ等の才能を磨き上げたことなども良く知られていることでしょう。
 この映像に収録されているのはもう少し後の時代の演奏で、奇才ユルゲン・フリムが演出を担った2つの作品です。極めて厳格なテンポ設定に基づいた「ドン・ジョヴァンニ」。流麗さと深刻さをうまくヴェールに包んだ「コジ・ファン・トゥッテ」。アーノンクールの信念が間違いなく透けてみえるような主張の強い演奏ですが、なんとも魅力的なモーツァルトに仕上がっています。
 

108122
(BD)
\6600
自由への頌歌-「1989年11月9日 ベルリンの壁崩壊」25周年を祝して
 ベートーヴェン(1770-1827):交響曲 第9番 ニ短調 Op.125/

 ボーナス映像:
  クラシック音楽と冷戦-東ドイツの音楽家たち
   (101655:DVDと同内容)
  トーマス・ジントルによる映像
ヴェンセスラヴァ・フルバ=フライベルガー(ソプラノ)/
ドリス・ゾッフェル(アルト)/
ジェームズ・ワーグナー(テノール)/
グウィン・ハウエル(バス・バリトン)/
ゲヴァントハウス管弦楽団&合唱団/
クルト・マズア(指揮)
1990年12月30日ゲヴァントハウス・コンサート・ホール/収録時間:71分(ベートーヴェン)+52分(ドキュメンタリー)/音声:ドイツ語歌唱:英語(ドキュメンタリー)/ステレオ2.0/字幕:英,独,仏,西,伊/画面:4:3(ベートーヴェン),16:9(ドキュメンタリー)/REGION All(Code:0)/単層25GB 1080i High Definition

 1982年から1989年にかけて毎週月曜日にライプツィヒで実施された「月曜デモ」。これはゆくゆくは「ベルリンの壁崩壊」へ繋がるものであり、当初は数百人規模で始まった運動も、1989年10月9日には7万人が参加したと言われています。
 彼らがカール・マルクス広場を出発して、「Wir sind das Volk!(我々は人民だ!)」とシュプレヒコールを挙げながら市内をデモ行進、当時の東ドイツ政府へ抗議をしたのですが、奇跡的に一切の流血騒ぎが起きることなく、デモは平穏のうちに終わりました。この9日後に、当時の国家評議会議長・ドイツ社会主義統一党書記長であったエーリッヒ・ホーネッカーは失脚、その翌月にベルリンの壁が崩壊したのです。この10月9日のデモの際、ラジオ無線を通じて放送された「平和のメッセージ」を作成した「ライプツィヒの6人」と呼ばれる人の中に、指揮者クルト・マズアが加わっていたことは良く知られています。政治家3名と舞台俳優、牧師、そして指揮者。この6人は熱気を帯び、一触即発状態の市民たちに対し、「冷静に行動するように」と呼びかけようと試みました。最初はビラを捲くはずでしたが、マズアの発案でスピーカーから直接呼びかけることに。

 -私たちは現状を憂い、解決策を見出したいと願っています。この国の社会主義の存続について自由な意見交換が必要です。
 対話を実現するため冷静になってください。

 このマズアのメッセージは市民たちの心を捉え、彼らに冷静な判断を齎しましたのです。その翌週もデモは行われ、その時にはなんと12万人に及ぶ参加者が、ライプツィヒだけでなくベルリン、ドレスデンでも声をあげたと言われています。
 ベルリンの壁崩壊の立役者とも言える、クルト・マズアの1990年の第9の演奏は、あの伝説的なバーンスタインの記念演奏に勝るとも劣らないものであり、歴史の一コマを切り取った意義あるものなのです。
 このBlu-rayには、以前リリースされていた「クラシック音楽と冷戦-東ドイツの音楽家たち」がボーナス映像として収録されています。
 
107544
(BD 3枚組)
\7400
チャイコフスキー:3大バレエBOX
 1.くるみ割り人形
アンナ・ツィガンコーワ/
マシュー・ゴールディング/
ジェームズ・ストウト/
ヴォルフガンク・ティーツェ/
アレクサンダー・ゼムブロフスキー/
オランダ国立バレエ/オランダ・シンフォニア/
エルマンノ・フローリオ(指揮)/
テアー・ファン・シェイク&
ウェイン・イーグリンク(コレオグラフィー)
2011年製作
 19世紀の初頭のオランダ、ねずみの王様に魔法をかけられた王子とクララの奇跡の冒険物語オランダ国立バレエ、ツィガンコーワ&ゴールディングによる名作「くるみ割り人形」です。ボーナス映像では、ダンサーへのインタヴューや舞台ができあがるまでの情景を見ることができます。
 2.眠りの森の美女 ラリッサ・レジュニナ/ファルフ・ルジマートフ/
ユリア・マハリナ/
ワディム・グリャエフ/
キーロフ歌劇場管弦楽団&バレエ/
ヴィクトル・フェドトフ(指揮)/
マリウス・プティパ(オリジナル・コレオグラフィー)/
コンスタンティン・セルゲイエフ(改編)
1989年製作
 愛らしいレジュニナのオーロラ姫、完璧なルジマートフのデジレ王子、美しいマハリナのリラの精。プティパのオリジナルをさらに練り上げたセルゲイエフ版も見ものです。全てにおいて美しい決定版。
 3.白鳥の湖 スヴェトラーナ・ザハロワ/
ロベルト・ボッレ/
アントニーノ・ステラ/
ジャンニ・ギスレーニ/
ミラノ・スカラ座管弦楽団&バレエ/
ジェームズ・トゥグレ(指揮)/
ウラディーミル・ブルマイスター&
レフ・イヴァノフ(コレオグラフィー)
2004年製作
 ブルメイステル版を用いた“白鳥の湖”は、チャイコフスキーが最初に構想したものに近く、また最後はハッピーエンドで終わります。この舞台はとにかくザハロアの美しさが際立つものであり、全てが彼女の演技に集約されていると言っても過言ではありません。
 収録時間:370分+40分(ボーナス…くるみ割り人形:インタヴュー映像)/音声:ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.1(くるみわり人形)/字幕:なし/画面:16:9/4:3(眠りの森の美女)/REGION All(Code:0)/単層25GB 1080i High Definition
 

108135
(BD)
\6600
エンゲルベルト・フンパーディンク:
 歌劇「ヘンゼルとグレーテル」

3幕 アーデルハイト・ヴェッテ 台本(グリム兄弟の原作による)
ペーター:箒職人,兄妹の父…アルフレッド・ムフ(バリトン)/
ゲルトルート:兄妹の母…ガブリエレ・レヒナー(メゾ・ソプラノ)/
ヘンゼル…リリアーナ・ニキテアウ(メゾ・ソプラノ)/
グレーテル…マリン・ハルテリウス(ソプラノ)/
魔法使い…フォルカー・フォーゲル(バス)/
眠りの精…マルティナ・ヤンコーヴァ(ソプラノ)/
露の精…ミレナ・ヨトワ(ソプラノ)/
チューリヒ歌劇場管弦楽団&児童合唱団/
フランツ・ヴェルザー=メスト(指揮)/
フランク・コルサーロ(演出)/
モーリス・センダック(装置・衣装)/
ハッロ・アイゼル(総プロデューサー)/
ルート・ケーヒ(映像ディレクター)
1999年 チューリヒ歌劇場 ライヴ収録/収録時間:105分/音声:独語歌唱 ステレオ2.0/字幕:独,英,仏,西,伊/画面:16:9/REGION All(Code:0)/単層25GB 1080i High Definition 101535と同内容
 チューリヒ歌劇場音楽監督時代のウェルザー=メストによる「ヘンゼルとグレーテル」。あどけない世界、童謡、踊り、のどかな森…全てがドイツの伝統的な音楽に根ざすも、その響きはさすがに、ワーグナーの後継者とみなされるフンパーディンク(1854-1921)だけあって、重厚でひたすら美しいもの。子供のための歌劇だと思うと、なかなか手強いからご用心。
 あらすじは、グリム童話の「ヘンゼルとグレーテル」に由来してはいるものの、作曲者の妹アーデルハイト・ヴェッテが独自に書き下ろしたものであり、原作とは異なる設定も多く、こちらも興味深いところです。この上演は、絵本「かいじゅうたちがいるところ」でお馴染みのモーリス・センダックが装置を考案、魔法溢れる幻想的な世界を丁寧に描き出しています。
 主役を歌うニキテアヌとハルテリウスは役にぴったりの可愛らしさ、そして魔法使い(魔女)役のフォーゲルもユニーク。この役は女性が歌うことが多いものですが、時に表現溢れる男声で歌われることがあり、昔はテオ・アダムが歌って独自の世界を作り上げていました。このフォーゲルも笑ってしまうほどに迫真の歌唱を聞かせています。
 
102200
(DVD)
\4100
プロコフィエフ:ピーターとおおかみ
《ボーナス》
 1.ディレクターのコメント(ラフ・カット)/
 2.「ピーターとおおかみ」メイキング/
 3.「ビハインド・ザ・シーン」ドキュメンタリー/
 4.音楽の主題-楽器紹介/
 5.ピーターとおおかみを作ろう/
 6.ストーリー-ピクチャー・ギャラリー
フィルハーモニア管弦楽団/
マーク・スティーブンソン(指揮&音楽監督)/
ラルス・ヘルブスト&サイモン・オルスヴァンク(総監督)/
ズビグニュー・ジュムツキ(CO-プロデューサー)/
アラン・デューフルスト&ハフ・ヴェルクマン(プロデューサー)/
スージー・テンプルトン(脚色&監督)

108113
(BD)
\6600
収録時間:34分+68分(ボーナス)/音声:《メイン》英/《ボーナス》英,独,仏,西,伊,葡,蘭 <DVD>ステレオ2.0/DD 5.1/DTS 5.1 <BD>ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ7.1/字幕:《ボーナス》韓/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>単層25GB 1080i High Definition
 スージー・テンプルトンによるアニメーション「ピーターとおおかみ」はこれまで知っているこの物語の概念をすっかり覆すものです。町でもらった風船に絡まるカラスのリアルな姿や、太っちょの猫、ぎょろ目のアヒル、そしてかわいくないピーター、疲れ果てたおじいさん。彼らの姿は、初めてみる人にはちょっぴり怖いかもしれません。そしてお話が進んで行くのですが、このリアルな描写には誰もが驚くことでしょう。
 そして、おじいさんが作った小さな世界の中で生きていたピーターは、おおかみとの戦いを経て、自分を解放することにも成功したのです。
 そうそう、プロコフィエフ(1891-1953)が書いた音楽では、最後におおかみは猟師に捕まって連れられていきますが、その後のオオカミがどうなったかご存知ですか?
 この映像では、その疑問にも素晴らしい答えが与えられています。
 2008年アカデミー賞(短編アニメーション部門)を獲得した名作です。ボーナス映像には、メイキング映像や、インタヴューなど、作品の成立に関わる事項がたくさん収録されています。こちらも必見です。
  
102195
(DVD)
\6600
アレクサンダー・エクマン:「白鳥の湖」
 ボーナス映像:リハーサル・シーン集
アレクサンダー・エクマン(コレオグラフィー&情景)/
ミカエル・カールソン(音楽)/
ヘンリク・ヴィブスコフ(衣装)/
トム・ヴィッシャー(照明デザイン)/
ペール・クリスティアン・スカルスタッド(指揮)/
ノルウェー・ナショナル・バレエ/
ノルウェー・ナショナル歌劇場管弦楽団/
ジェフ・トゥダー(テレビ・ディレクター)/
アゴリエンヌ・ライロン&アンネ・レスイング(プロデューサー)

108116
(BD)
\6600
2014年4月26日 オスロ歌劇場 世界初演 ライブ収録/収録時間:98分+7分(ボーナス・クリップ)/音声:英語 <DVD>ステレオ2.0/DD 5.1 <BD>ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.1/字幕:なし/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>単層25GB 1080i High Definition
 コレオグラファー、アレクサンダー・エクマンは「私は水をつかって、何か他とは違うこと、大きくて野性的なことをしてみたかった」と語ります。この思いが成就したのがこの「白鳥の湖」です。
 音楽は有名なチャイコフスキーのものではなく、スウェーデンの作曲家ミカエル・カールソンの刺激的な作品を使用、美しさよるはグロテスクな場面も多く、特にエクマンが拘った水を使う場面では、ダイナミックな水しぶきと躍動的な肉体の対比が目を奪うという、なんともエキサイティングな映像となっています。
 上演のためにはソプラノ歌手をはじめとしたミュージシャンや、1000羽のゴムのアヒルも動員され、物語に華を添えています。これを壮大ないたずらとみるか、それとも深遠なショーと取るか・・・それは見る人の感性にかかっていると言えるでしょう。
  

100133
(DVD)
\6600→\5990
ストラヴィンスキー:バレエ「兵士の物語」 兵士…ナチョ・ドゥアト/
悪魔…アリエール・ウェイナー/
分身…ジェルド・ティブス/
母…テレジーナ・モスコ/
婚約者…フィオナ・ルミス/
兵士の友人…ライオネル・ホーチェ/
王女…カリン・ヘイニンク/
ネザーランド・ダンス・シアター/
イルジ・キリアン(コレオグラフィー)/
デーヴィッド・ポルセライン(指揮)/
ジョン・マクファーレン(装置&衣装)/
トルビョルン・エルンヴァル(映像ディレクター)


108134
(BD)
\6600→\5990
1988年 ネザーランド・ダンス・シアター収録/収録時間:51分/音声:ステレオ2.0 仏語(オリジナル)/字幕:英,独/REGION All(Code:0)/画面:4:3/<DVD>片面2層ディスク <BD>単層25GB 1080i High Definition
 以前、PALで発売されていたため、日本では入手が困難だった映像です。1947年、チェコ生まれのイルジ(イジー)・キリアンは1967年に英国ロイヤル・バレエ学校に入学し、1968年にはソリストとしてシュトゥットガルト・バレエに所属します。
 名振付師ジョン・クランコに振付をまなび、1975年にネザーランド・ダンス・シアターの副芸術監督に就任、1978年には芸術監督へと昇進します。
 彼は50作以上の作品を創作し、このバレエ団の能力を飛躍的に高めました。この「兵士の物語」はナレーション、アクション、パントマイムやダンスが次々を現れ、それを繋ぐ音楽も新古典主義の作風から、民族主義、タンゴ、ラグタイム、そしてジャズなど様々な要素が混在した興味深い作品です。
 もともとの物語はロシアの民話ですが、兵士をとりまく個性豊かな登場人物は実に面白いものです。様々な国の言葉に訳され上演されていますが、ここでは、オリジナルのフランス語版を使用し、美しい言葉の響きと音楽、そしてバレンシア生まれのダンサー、ナチョ・ドゥアトの若き肉体美にもうっとりです。
  
102192
(DVD)
\4100
ワーグナーVSヴェルディ
 6部からなるドキュメンタリー
  1.革命的な(ペイプ・パイピックによる映像)/
  2.ヴェルディの世界(アンナ・シュミットによる映像)/
  3.ワーグナーの信仰(ダニエル・ゲルラッハによる映像)/
  4.…女性たち(マルティン・ベルツによる映像)/
  5.聖歌(トーマス・マチョによる映像)/
  6.…そして、彼らの音楽が与えた影響(クリスチャン・クグラーによる映像)
<出演者たち>
ハンス・ノイエンフェルス/
クリスチャン・ティーレマン/
ローランド・ビリャソン/
エヴァ・ワーグナー=パスキエ/
ゴットフリード・ワーグナー 他

108120
(BD)
\6600
収録時間:156分/音声:英,独 ステレオ2.0/字幕:英,仏,韓/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>二層50GB 1080i High Definition(Upscale)
 リヒャルト・ワーグナー(1813-1883)とジュゼッペ・ヴェルディ(1813-1901)。2人は奇しくも同じ年に生まれた音楽家です。神話と英雄伝説を好み、自らも生涯「理想の女性」と音楽を追い求めたワーグナー。美しい旋律と、悲劇的なストーリー、そして自らの国イタリアをとことん愛したヴェルディ。ドイツオペラとイタリアオペラ。この方向性の違いはありますが、この2人がいなかったら現在のオペラシーンは成立していないかもしれません。
 この映像は、6部のドキュメンタリーで構成されたもので、バイロイト音楽祭、アレーナ・ディ・ヴェローナ、リセウ歌劇場などのオペラのライブ録音と、歌手や指揮者、演出家たちへのインタヴューを通して、2人の人間性と作品を深く探っていくという興味深いシリーズです。タンホイザー、トロヴァトーレ、リエンツィ、そしてアイーダ……あなたはどのオペラが好きですか?
 

102191
(DVD+CD)
\4100→\3690
ズービン・メータ/ギュヘル&ジュヘル・ペキネル:イン・コンサート
 1.バルトーク(1881-1945):2台のピアノと打楽器のための協奏曲/
 2.シューベルト(1797-1828):幻想曲 ヘ短調 Op.103/
 3.モーツァルト(1756-1791):2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K448/
 4.ドビュッシー(1862-1918):白と黒で/
 5.マニュエル・インファン(1883-1958):アンダルシア舞曲-センティメント/
 6.フランシス・プーランク(1899-1963):2台のピアノのためのエレジー/
 7.ルトスワフスキ(1913-1994):パガニーニ変奏曲/
 8.ブラームス(1833-1897):ハンガリー舞曲 第5番 嬰へ短調/
 9.ダリウス・ミヨー(1892-1974):スカラムーシュ-ブラジルの女/
 ボーナスCD…
  バルトーク、シューベルト、ドビュッシー、ブラームス作品を収録
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団/
ズービン・メータ(指揮)…1/
ギュヘル&ジュヘル・ペキネル/
ティツィアーノ・マンチーニ(映像ディレクター)…1/
クリストフ・エンゲル(映像ディレクター)…2-9
2012年フィレンツェ五月音楽祭ライブ収録…1/2010年ルートヴィヒスブルク国際音楽祭ライブ収録…2-9/収録時間:111分(DVD)+61分(CD)/音声:ステレオ2.0/字幕:なし/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク
 トルコ出身の双子ピアノ・デュオ、ギュヘル&ジュヘル・ペキネルの最新作。
 「双子ならではの不思議な第六感…テレパシーを持つ」と語る彼女たちの恐ろしいまでに息のあった演奏は、ここでも健在です。
 注目は2012年のフィレンツェ五月音楽祭でのバルトーク。ここで演奏されているのは、「2台のピアノと打楽器のためのソナタ」の管弦楽伴奏のヴァージョンで、指揮はズービン・メータが担当しています。ここでの彼女たちは珍しく向かい合ってピアノを演奏、まさに迫真のバルトークを奏でています。
 2010年 ルートヴィヒスブルク国際音楽祭では、2台ピアノ、連弾と様々な演奏を見せてくれます。ここでは2台のピアノはいつものように同じ向きに置かれ、姉妹はお互いの感覚のみで一糸乱れぬアンサンブルを繰り広げるのです。
 様々な解釈が可能なドビュッシーの「白と黒で」や、彼女たちが得意としているルトスワフスキの「パガニーニ変奏曲」など、まさにため息がでるような華麗でエキサイティングな演奏が続きます。
 シューベルトの幻想曲は連弾であり、2人は並んで1台のピアノに向き合い、親密で美しい響きを紡ぎだします。また、この映像にはライブコンサートの一部を収録したCDが同梱されています。
 
102196
(DVD)
\4100
ルネ・フレミング:リサイタル 「ウィーン世紀末を歌う」
 1.フーゴ・ヴォルフ(1860-1903):ゲーテの詩による5つの歌曲/
 2.グスタフ・マーラー(1860-1911):リュッケルトの詩による5つの歌曲/
 3.アルノルト・シェーンベルク(1838-1889):期待 Op.2-1/
 4.シェーンベルク:ジェーン・グレイ Op.12-1/
 5.アレクサンダー・ツェムリンスキー(1871-1942):デーメルの詩による5つの歌曲/
 6.エーリッヒ・コルンゴルト(1897-1957):辞世の歌 Op.14-1/
 7.コルンゴルト:プルースの英雄の墓 Op.9-5/
 8.コルンゴルト:あなたは私にとって Op.22-1/
 9.コルンゴルト:小川の流れ Op.27-2/
 10.コルンゴルト編曲:ウィーンのワルツから
   「Frag mich oft」「Gluck, das mir verblieb」/
 11.コルンゴルト:歌劇「死の都」から「マリエッタの唄-私に残された幸せは」/
 12.リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):献呈 Op.10-1/
 13.ヨハン・シュトラウス2世(1825-1899):ウィーンに恋する(D.ティオムキン編曲)/
 14.ジョージ・ガーシュウィン(1898-1937):サマータイム
ルネ・フレミング(ソプラノ)/
マチェイ・ピクルスキ(ピアノ)/
ブライアン・ラージ(映像ディレクター)

108117
(BD)
\6600
2012年 ウィーン,ムジークフェラインザール収録/収録時間:88分/音声:<DVD>ステレオ2.0/DD 5.0 <BD>ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.0/字幕:英,独.仏/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>単層25GB 1080i High Definition
 この映像は、名ソプラノ歌手ルネ・フレミングの個人的なオマージュです。彼女は「世紀末」と呼ばれる時代…1800年代の終わりから1900年代の初め…のウィーンの文化、生活の雰囲気をとても愛しています。
 オーストリアの首都であり爛熟した文化を誇っていた「音楽の都」ウィーンは、この時代たくさんの音楽家や文化人を生み出しました。彼らはいつもウィーン郊外のカフェに集い、飽くことない討論を戦わせながら新しい物を生み出していきました。また夜には音楽会に出かけ、壮麗なオペラを楽しみ、ワーグナーを源流とする和声の崩壊を更に発展させていきました。
 その一方、ワルツも大流行。迫り来る戦乱の時代を肌で感じながらも、人生を享楽することに生きがいを見出していた時代と言っても間違いありません。
 そんな時代に生まれた様々な音楽は、どれもが艶かしく、また滴り落ちるような魅力を備えています。
 ここに収録された歌曲も、どれもそんな雰囲気を湛えたものであり、妖艶さと、甘き怠惰と、ほんの少しだけ香る死への誘惑が感じられるものばかり。この独特な音楽をルネ・フレミングが極上の美声で歌います。
   
102202
(DVD)
\6600
チャイコフスキー&イヴァン・タルボット(音楽追加):
 バレエ「くるみ割り人形」

 E.T.A.ホフマン「くるみ割り人形」原作
カンパニー・マルカ/
ボウバ・ランドリル・チョウダ(コレオグラフィー&芸術監督)/
マリー=ピエール・ブスケ(プロダクション)/
ガイ・ボレイ(ドラマトゥルギー)/
ファブリス・クルゼ(照明)/
ロドリーグ・グロムバール(情景)/
クロード・ムルジャ(衣装)/
グレッグ・ゲルマン(テレビ・ディレクター)

108121
(BD)
\6600
収録時間:70分/音声:<DVD>ステレオ2.0 <BD>ステレオ2.0/字幕:なし/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>単層25GB 1080i High Definition
 1816年の出版以来、このE.T.A.ホフマンによる「くるみ割り人形」の物語は多くの振付家にも豊富なインスピレーションを与えてきました。誰もが知っているはずのこの物語ですが、ここまで近代的な演出を施されると、また違った雰囲気を醸し出すものです。
 チャイコフスキー(1840-1893)の描いた「くるみ割り人形」はメルヘンの世界に遊ぶだけだったのでしょうが、ここではもっとポップでキッチュな世界が描かれています。
 この上演では、従来のチャイコフスキーの音楽だけではなく、20年以上に渡って西アフリカの伝統音楽を追求してきたミュージシャン、イヴァン・タルボットの楽曲を追加し、使われる珍しい楽器も含めて、この作品にヒップホップの要素を加え、摩訶不思議な世界を作り上げています。肉感的なダンサー、色とりどりの装置に隠された人間の欲望、はたまた不確実な愛。これは子供よりも大人に観てほしいくるみ割り人形です。
 

108119
(BD)
\6600
マイケル・ナイマン「大きく、もっと!」
 ①《マイケル・ナイマン・イン・コンサート マイケル・ナイマン・バンド スタジオ・ハレ・ライヴ》
  1. 羊飼いにまかせとけ/2. 光学理論の眼識/3. えびの観察/
  4. 時の流れ/5. ナディア/6. モリー/7. ダイアリー・オブ・ヘイト/
  8. ダイアリー・オブ・ラブ/9. 普遍性に対して/
  10. おいで、黄色の砂浜に/11. ミランダ/12. 音楽学者のスコア/
  13. ホィールバロウ・ウォーク/14. 真相究明/15. ウォーター・ダンス/
  16. ニ調のドン・ジョヴァンニ/
 ②レベルアップし続けるコンポーザー〜シルヴィア・ベックによるポートレート
マイケル・ナイマン・バンド
 ①2009年10月22日 ライヴ収録/収録時間:86分(コンサート)+52分(ポートレート)/音声:英語(オリジナル)/ステレオ2.0/DD5.1/dts-HDマスターオーディオ5.1(コンサート)/字幕:英,独,仏,西,伊/画面:16:9/REGION All(Code:0)/二層50GB 1080i High Definition 101526(2枚組)と同内容
 ミニマル・ミュージック/映画音楽のコンポーザー、ピアニスト、オペラ台本作家、音楽研究、音楽評論と、その活動が常に音楽界を揺さぶり、影響を与え続けているマイケル・ナイマン(1944-)。ピーター・グリーナウェイ監督の『英国式庭園殺人事件』(1982年)、『ZOO』(1985年)、『コックと泥棒、その妻と愛人』(1989年)、パトリス・ルコント監督の『仕立て屋の恋』(1989年)、『髪結いの亭主』(1992年)など、数多くの映画作品の音楽を担当し、映画ファンの間で高い評価を得ました。
 中でも、カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞の『ピアノ・レッスン』(1992)の楽曲が名声を決定づけ、サウンドトラックの売上が300万枚を超えるなど映画音楽としては異例のヒットを記録。その後も、日本のCM音楽やゲーム音楽、映画『ナヴィの恋』への楽曲提供、ブラーのデイモン・アルバーンと映画音楽の共作、1929年ソ連のサイレント映画『カメラを持った男』に新たな曲をつけて上映するなど精力的な活動を続けており、60歳を過ぎた今もマイケル・ナイマン・バンドを率いて、世界各地でライヴを行っています。
 この2枚組のBOXは、ナイマンの生涯、作品を丹念に追うドキュメンタリーと、2009年に行われたナイマン・バンドのライヴ録音を収録したものです。映画音楽の中に革新的なミニマリズムを持ちこんだナイマンの偉大さは今更論ずることもないでしょう。
 このドキュメンタリーでは、彼の見解や多様性、ユニークな洞察力に光を当て、彼の人間性と音楽性のすみずみまでを解明することに成功しています。幼い頃の彼のエピソード(例えば、その頃着ていたセーターの模様を楽しそうに話す彼の姿など)を織り交ぜながら、描かれるナイマンの魅力的なこと。ミニマル音楽という、一見単純でありながら実は奥深いものに見せられた作曲家が見事にとらえられています。
 そしてコンサートの映像は、2009年のヘンデル記念年というテーマに合わせ、ヘンデルの故郷ハレで最新作「音楽学者のスコア」のドイツ初演を行った時の模様です。この20分を越える作品では、ヘンデルの主題がナイマンによって再構築されよみがえります。
 
108129
(BD)
\6600
ニコラウス・アーノンクール&チューリヒ歌劇場 オペラ・コレクション
 ①ベートーヴェン(1770-1827):歌劇「フィデリオ」/
 ②ウェーバー(1786-1826):歌劇「魔弾の射手」/
 ③シューマン(1810-1856):歌劇「ゲノフェーファ」
①レオノーレ…カミラ・ニュルンド(ソプラノ)/
フロレスタン…ヨナス・カウフマン(テノール)/
ロッコ…ラズロー・ポルガール(バス)/
ドン・ピツァロ…アルフレード・ムフ(バリトン) 他/
チューリヒ歌劇場管弦楽団&合唱団/
ニコラウス・アーノンクール(指揮)/
ユルゲン・フリム(演出)/
②マックス…ペーター・ザイフェルト(テノール)/
アガーテ…インガ・ニールセン(ソプラノ)/
エンヒェン…マリン・ハルテリウス(ソプラノ)/
カスパール…マッティ・サルミネン(バス) 他/
チューリヒ歌劇場管弦楽団&合唱団/
ニコラウス・アーノンクール(指揮)/
ルート・ベルクハウス(演出)/
③ゲノフェーファ…ユリアーネ・バンゼ(ソプラノ)/
ゴロー…スワン・マーシー(テノール)/
ジークフリート…マルティン・ガントナー(バリトン)/
マルガレータ…コルネリア・カーリッシュ(メゾ・ソプラノ)/
ドラゴ…アルフレート・ムフ、他/
チューリヒ歌劇場管弦楽団&合唱団/
ニコラウス・アーノンクール(指揮)/
マルティン・クシェイ(演出)
 ①2004年2月 チューリヒ歌劇場/②1999年2月 チューリヒ歌劇場/③2007年 チューリヒ歌劇場/収録時間:134分(フィデリオ)+159分(魔弾の射手)+146分(ゲノフェーファ)/音声:ステレオ2.0/字幕:英,独,仏,西/画面:16:9/REGION All(Code:0)/二層50GB 1080i High Definition
 2014年12月6日で85歳の誕生日を迎える指揮者ニコラウス・アーノンクール。もともとはチェロ奏者として頭角を現し、平行して古楽器奏法を探求、1953年に立ち上げた「ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス」は古楽オーケストラの草分けとして、当時の聴衆に大きな刺激を与えました。
 バッハやヘンデル作品を次々と演奏しながら、オペラの分野にも進出。1970年代からチューリッヒ歌劇場をホームグラウンドとして、ジャン=ピエール・ポネルの演出によるバロック・オペラとモーツァルトを皮切りに、数々のオペラを上演し、その都度、聴衆を混乱と興奮の渦に引き込んだことでも知られています。
 アーノンクールとチューリヒ歌劇場はそれ以降も密接な関係を維持し、ロマン派のオペラでも大いなる成果を上げ、独特の解釈とユニークな演出が話題となっています。
 この3つのオペラも、それぞれ発売時から注目されているもので、フリムが演出した「フィデリオ」での簡素かつ骨太の装置、ベルクハウス演出の「魔弾の射手」では不気味さとユーモラスさが融合した不思議な世界、そしてクシェイ演出の「ゲノフェーファ」では白を基調にした装置に飛び散る鮮やかな血痕の鮮烈さなど、見るべきところが多いものです。
 また「フィデリオ」では当時新進気鋭のテノール、ヨナス・カウフマンを起用し、その才能を見出す目の確かさにも驚かされました。
 
限定盤
107541
(DVD 11枚組)
\20000→\18990
プッチーニ BOX
 ①妖精ヴィッリ
  アルベルト・モンセラ/アラ・マルグレ/アンドレア・ローラ/
  地中海フィルハーモニー管弦楽団・合唱団/
  タマス・バル(指揮)/エンリーコ・カツティリオーネ(演出・装置)
   2004年 テオルミナ,テアトロ・アンティコ 収録
   ボーナス…トミー・パルマー監督作品「プッチーニ」
 ②エドガール
  ホセ・クーラ/アマリッリ・ニッツァ/ユリア・ゲルセワ/
  トリノ王立劇場管弦楽団&合唱団 他/ヨラム・デヴィッド(指揮)
  ロレンツォ・マリアーニ(演出)
   2008年 トリノ王立歌劇場 収録
 ③マノン・レスコー
  マリア・グレギーナ/ホセ・クーラ/ルチオ・ガッロ/ミラノ・スカラ座管弦楽団/
  リッカルド・ムーティ(指揮)/リリアナ・カヴァーニ(演出)
   1998年 ミラノ・スカラ座 収録
 ④ラ・ボエーム
  ミレッラ・フレーニ/ルチアーノ・パヴァロッティ/ジーノ・キリコ/
  サンフランシスコ歌劇場管弦楽団/
  ティツィアーノ・セヴェリーニ(指揮)/フランツェスカ・ザンベッロ(演出)
   1988年 サンフランシスコ歌劇場 収録
 ⑤トスカ
  フィオレンツァ・チェドリンス/マルセロ・アルバレス/ルジェッロ・ライモンディ/
  アレーナ・ディ・ヴェローナ管弦楽団&合唱団/
  ダニエル・オーレン(指揮)/ウーゴ・デ・アーナ(演出)
   2006年 アレーナ・ディ・ヴェローナ ライブ収録
 ⑥蝶々夫人
  林康子/ペーター・ドヴォルスキー/ハク=ナム・キム/
  ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団/ロリン・マゼール(指揮)/浅利慶太(演出)
   1986年 ミラノ スカラ座 収録
 ⑦西部の娘
  ダニエラ・デッシー/ファビオ・アルミリアート/ルチオ・ガッロ/
  チッタ・リリカ管弦楽団&合唱団/アルベルト・ヴェロネージ(指揮)/イヴァン・ステファヌッティ(演出)
   2005年 トッレ・デル・ラーゴ 収録
 ⑧つばめ
  フィオレンツァ・チェドリンス/フェルディナンド・ポルターリ/サンドラ・パストラーナ/
  フェニーチェ劇場管弦楽団&合唱団/カルロ・リッツィ(指揮)/グラハム・ヴィック(演出)
   2008年 ヴェニス フェニーチェ劇場 収録
 ⑨三部作
  アマリッリ・ニッツァ/アルベルト・マストロマリーノ/ルーベンス・ペリッツァーリ/
  モデナ・テアトロ・コムナーレ・リリコ・アマデウス合唱団/
  トスカニーニ財団管弦楽団/ジュリアン・レイノルズ(指揮)/クリスティナ・ペッツォーリ(演出)
   2007年 モデナ テアトロ・コムナーレ 収録
 ⑩トゥーランドット
  エヴァ・マルトン/ホセ・カレーラス/カティア・リッチャレッリ/
  ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団/ロリン・マゼール(指揮)/ハロルド・プリンス(演出)
   1983年 ウィーン国立歌劇場 収録
 ⑪ボーナス映像:ORH アーカイブ・レコーディングス
  1.修道女アンジェリカ(ドイツ語歌唱)
   セーナ・ユリナッチ/エリザベス・ヘンゲン/ドロテア・フラス/
   ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/アカデミー室内合唱団/
   アルジェロ・クアドリ(指揮)/ヘルマン・ランスケ(演出)
   1959年 スタジオ録音
  2.ジャンニ・スキッキ(ドイツ語歌唱)
   エーリッヒ・クンツ/クリスティアーネ・ソレル/ダグマール・ヘルマン/ルドルフ・クリスト/
   ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団/アルジェロ・クアドリ(指揮)/オットー・フリッツ(演出)
   1960年 ウィーン・フォルクスオーパー
限定盤
107547
(BD 11枚組)
\20000→\18990
 ヴェルディと並ぶ「イタリア・オペラ」の最高の作曲家プッチーニ。彼のオペラ作品を全て集めた素晴らしいBOXです。
 映像はARTHAUSだけでなく、様々なレーベルからえりすぐりの作品をセレクト。
 多彩な演出とオーケストラ、指揮者による万全のサポートを得て、名歌手たちが思い思いに美しいアリアを歌い上げています。
 ボーナス映像として、ORF(オーストリア放送協会)所有の貴重な公演の初出映像と、トミー・パルマー監督映像の伝記映画「プッチーニ」、そして豪華解説書が付属します。
 収録時間:1300分+ボーナス240分/
 音声:
  《DVD》⑥⑩⑪PCMステレオ2.0, ④PCMステレオ/DD2.0, ②PCMステレオ/DD 5.1, ③⑤⑦⑧PCMステレオ/DD5.1/DTS5.1, ①DD2.0 ⑨DD5.1(三部作)
  《BD》①③④⑥⑦⑩PCMステレオ2.0, ②⑤PCMステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.1, ⑧⑨PCMステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ7.1(つばめ,三部作) /
 字幕:伊(オリジナル),英,独,仏,西/①伊,英/画面:16:9/④⑥⑦⑩4:3/REGION All(Code:0)/
 《DVD》片面2層ディスク×11 《BD》単層25GB×9,二層50GB×2 1080/60i(Upscale) 1080 High Definition



BEL AIR(映像)



BAC 109
(2DVD)
\5000→\4590
ハンニガンの魅力爆発!!
 もはやこれを見ずして「ルル」は語れない!

  ベルク:「ルル」(チェルハ補筆3幕版)
バーバラ・ハンニガン(S ルル)
ナターシャ・ペトリンスキー
 (Ms ゲシュヴィッツ伯爵令嬢)
ディートリヒ・ヘンシェル
 (Br シェーン博士,切り裂きジャック)
トム・ランドル(T 画家,黒人)
チャールズ・ワークマン(T アルヴァ)
パヴロ・フンカ(Bs シゴルヒ)
フランシス・ボーン(Ms 学生,給仕)
イヴァン・ラドロー(Br 猛獣使い,力業士)
アルブレヒト・クルッツヴァイト(T 侯爵,公爵,近侍)
ルーニ・ブラッタベルク(Bs 劇場支配人,銀行家)
ミレイユ・カペル(Ms 15 歳の少女の母)
ベアタ・モラウスカ(Ms 女性芸術家)
ベノワ・ド・レールスニデ(Br 新聞記者)
ジェラール・ラヴァル(Br 警部,医事顧問官,教授)
シャルル・ドケイゼ(Br 召使)
アンナ・メストリオ(S 15 歳の少女)
ロサルバ・トレス・ゲレーロ(踊り)
クロード・バルドゥイユ(踊り)
ポール・ダニエル(指揮)
モネ交響楽団
クシシュトフ・ワルリコウスキ(演出)、
マルゴジャタ・シチェスニアク(装置,衣装)、
フェリス・ロス(照明)
クリスティアン・ロンシャン(ドラマトゥルギー)、
クロード・バルドゥイユ(振付)
 強烈無比!近年でもっとも評判になった「ルル」!!ワルリコウスキ演出のベルク「ルル」ハンニガンの魅力爆発!! もはやこれを見ずして「ルル」は語れない!

 収録:2012 年10 月19、26 日、ブリュッセル/リージョン:All、NTSC、16:9、194分、PCM 2.0、Dolby Digital 5.1、字幕:独英仏蘭

 ベルクの「ルル」は上演されれば必ず話題になる人気オペラ。その「ルル」でも近年特に素晴らしい出来栄えのプロダクションとして大評判になったベルギー、ブリュッセルのモネ劇場での上演がDVDになりました!
 演出はポーランド生まれでフランスやベルギーで非常に人気の高い演出家、クシシュトフ・ワルリコウスキ。そして鍵となるルルは、カナダ最東部ノバスコシア州生まれのソプラノ、バーバラ・ハンニガン。現代音楽を得意とするハンニガンは、上演時の年齢は40 歳過ぎだったにもかかわらず、歌手とは思えぬ引き締まったボディで、どうみても若い娘。もちろん歌も演技も高水準。このルルのために生まれてきたようなハンニガンを得て、ワルリコウスキの演出が冴えに冴えます。
 ルルはバレエ少女出身のセクシーアイドルといった風情で、冒頭、下着姿のピチピチのモデルとして登場。その彼女が周囲を巻き込んで徐々に破滅へと向かい、やつれていくのですが、そんな彼女を少女時代のルル(少女バレリーナ)が悲しげに見詰めることで、物語に奥行きが生まれています(彼女以外にも少女バレリーナたちが重要な役割を担っています)。特筆すべきは最終場面第3 幕第2 場。チェルハ補筆のこの場面は下手をすると片付けの幕切れになりがちですが、ワルリコウスキはこの最終場面が滅法素晴らしいもの、凄惨でありながら美しい必見の名場面になっています。様々な手法を駆使して「ルル」の核心へとズバリ切り込んでいくワルリコウスキの「ルル」、オペラファンならずとも見る価値ありです。
 ハンニガン以外の歌手も素晴らしい人たちばかり。シェーン博士と切り裂きジャックはなんとディートリヒ・ヘンシェル。特に切り裂きジャックは通常より重要な役回りで、ヘンシェルの存在感が生きています。アルヴァはロッシーニ・テノールとして知られるチャールズ・ワークマン。厄介な高音もお手の物なら、風貌や演技もピタリ。ゲシュヴィッツ伯爵令嬢のナターシャ・ペトリンスキーはウィーン生まれのメッゾソプラノ。バロックから近現代ものまでレパートリーの広い実力派歌手です。画家と黒人は、バロック音楽で活躍するテノール、トム・ランドル。シゴルヒは、英国生まれ(父がウクライナ人、母が英国人)のバス=バリトン、パヴロ・フンカが、いかにもという絶妙な人物像を作っています。
 指揮は英国の指揮者、ポール・ダニエル。2013 年からボルドー・アキテーヌ国立管弦楽団の音楽監督を務めています。1990 年から1997 年までオペラ・ノースの音楽監督、1997 年から2005 年まで、エングリッシュ・ナショナル・オペラの音楽監督を務めていました。
 既に多くの映像商品がある「ルル」ですが、このDVD はそこから一歩二歩抜け出す素晴らしい上演の記録です。




ベルリン・フィルハーモニー自主製作盤
BERLINER PHILHARMONIKER RECORDINGS(映像)



KKC 9098/100
(2DVD + 1BD)
\6900+税

J.S.バッハ:「ヨハネ受難曲」
 ボーナス映像〔字幕:ドイツ語〕
  サー・サイモン・ラトルとピーター・セラーズの対話(33分)
  サイモン・ハルシー(合唱指揮)による作品解説(20分)
  デジタル・コンサートホールについて(5分)
マーク・パドモア(福音史家)
ロデリック・ウィリアムズ(イエス)
カミッラ・ティリング(ソプラノ)
マグダレーナ・コジェナー(メゾソプラノ)
トピ・レティプー(テノール)
クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)
ベルリン放送合唱団(合唱指揮:サイモン・ハルシー)
サー・サイモン・ラトル(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 パドモア渾身の歌唱!ゲルハーヘルがピラトとペトロの2 役を担当!奇才ピーター・セラーズの演出による「ヨハネ受難曲」

 2014 年夏にスタートしたベルリン・フィルの自主レーベル「ベルリン・フィル・レコーディングス」が、「シューマン交響曲全集」[KKC9083(CD+ BD )/KKC1045(LP)] に続き、新たに2 タイトルをリリースいたします。
 ラトル指揮ピーター・セラーズ演出による「ヨハネ受難曲」、「マタイ受難曲」のDVD/BD です。

 両セットは、ラトル指揮の演奏に、ピーター・セラーズの演出が付いた映像作品。ベルリン・フィルハーモニーで収録されたセミステージ形式の上演ですが、象徴的で簡潔な演出は本格的かつ独創的なもので、ベルリン・フィルならではの新機軸の舞台となっています。「ヨハネ受難曲」は2014 年2、3 月、「マタイ受難曲」は2010 年4 月にライブ・レコーディング(既にDVD とBD で発売されたものの新装丁リリース)された、ベルリン・フィルの映像配信サービス「デジタル・コンサートホール」のコンテンツの商品化となります。

 ピーター・セラーズの演出は、「マタイ受難曲」では福音史家をイエス本人とみなすショッキングな解釈。しかしそのエモーショナルな力は、キリストの受難をヒューマンな物語として伝え、強い説得力を放ちます。また「ヨハネ受難曲」は、曲の性格を反映して合唱が主役。歌詞の内容を、コリオグラフィーとも呼べる群衆処理、マイムにより具象化しています。いずれもベルリンでの上演は極めて高く評価され、ラトルは、「これまで我々がベルリンでやった、最も重要なもの」と呼んでいるほどです。

 マーク・パドモア、マグダレーナ・コジェナー、クリスティアン・ゲルハーヘル等の豪華ソリストは、両作品ほぼ共通。とりわけ福音史家のパドモアは、「マタイ受難曲」で渾身の演技・歌唱を見せて、深い感動を誘います。一方「ヨハネ受難曲」では、クリスティアン・ゲルハーヘルがピラトとペトロの2役を担当し、強い存在感を発揮しています。

 ベルリン・フィルの演奏は、モダン・オケにおける古楽演奏の最先端を伝えるものでしょう。歴史的解釈と、現代的な自由な精神が融合した、ハイブリッドなリアライゼーション。単に古楽演奏を模倣するのではなく、それを咀嚼しつつも、現代オーケストラの視点からより自由にバッハを解釈し直す、一歩進んだスタンスを感じさせます。その精神は、セラーズの現代的な演出とぴたりと合致しています。また、アンドレア・マルコン、ラファエル・アルパーマン(オルガン)、ヒレ・パール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)等の古楽界のスターも多数参加しています。


 演出:ピーター・セラーズ
 収録:2014 年2 月27 日〜3 月1 日、ベルリン・フィルハーモニー
 本編:136分、ボーナス:58分、字幕:英独仏西韓日
 Blu-ray:画面:1080i Full HD 16:9、音声:PCM Stereo,DTS-HD MasterAudio 5.1
 DVD:画面:NTSC 16:9、音声:PCM Stereo, DTS 5.1、リージョン:All
 豪華美麗ハードカバー装丁、日本語字幕&解説付

 デジタル・コンサートホール
  ベルリン・フィルのネット映像配信サービス「デジタル・コンサートホール」が7日間無料でご利用になれるチケットが封入されています。



 


KKC 9101/03
(2DVD + 1BD)
\6900+税
装いも新たに豪華装丁で再リリース
J.S.バッハ:「マタイ受難曲」

 ボーナス映像
  ピーター・セラーズとサイモン・ハルシー(合唱指揮)の対話(51分)
  デジタル・コンサートホールについて(5分)〔字幕:ドイツ語〕
マーク・パドモア(福音史家)
クリスティアン・ゲルハーヘル(イエス)
カミッラ・ティリング(ソプラノ)
マグダレーナ・コジェナー(メゾソプラノ)
トピ・レティプー(テノール)
トーマス・クヴァストホフ(バス)
ベルリン放送合唱団(合唱指揮:サイモン・ハルシー)
ベルリン国立大聖堂少年合唱団
 (合唱指揮:カイ=ウーヴェ・イールカ)
サー・サイモン・ラトル(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 セラーズ衝撃の演出で話題となったマタイ受難曲が装いも新たに豪華装丁でリリース!

 演出:ピーター・セラーズ
 収録:2010 年4 月11 日、ベルリン・フィルハーモニー
 本編:195分、ボーナス:55分、字幕:英独仏西韓日/豪華美麗ハードカバー装丁、日本語字幕&解説付
 Blu-ray:画面:1080i Full HD 16:9、音声:PCM Stereo,DTS-HD MasterAudio 5.1
 DVD:画面:NTSC 16:9、音声:PCM Stereo, DTS 5.1、リージョン:All


 商品仕様は、2DVD + 1BD の2 フォーマットがひとつの商品に集約されたもの。第1 弾の「シューマン交響曲全集」と同様、美麗布張りハードカバー装丁となっています。ボーナス映像として、ラトルとセラーズ等のインタビュー・楽曲解説も収録(各約50 分)。
 日本語字幕と解説書、デジタル・コンサートホールの7 日間無料チケットも組み込まれています。





BHE(DVD ※PAL方式


DVD 160013
(DVD-Video/PAL)
\4000
ロイヤル・バレエの夕べ
 ラ・ヴァルス/海賊/
 レ・シルフィード/
 オーロラ姫の結婚
マーゴ・フォンテイン、
ルドルフ・ヌレエフ、
デヴィッド・ブレア、
ジョン・ランチベリー(指揮)
 20世紀の名バレエ・ダンサー、マーゴ・フォンテインとルドルフ・ヌレエフの「海賊」、「レ・シルフィード」を収録。1963年(テクニカラー)、約85分。

 ※当タイトルはPAL方式対応のプレーヤーでのみ再生可能です。予めご了承ください。
 

DVD 160020
(DVD-Video/PAL)
\4000
スチュアート・バージ監督の「オテロ」
 オテロ
ローレンス・オリヴィエ、
マギー・スミス、
ジョイス・レッドマン、他
 4つのアカデミー賞、ゴールデングローブ賞にノミネートされたスチュアート・バージ監督の「オテロ」。デジタル・リマスターによる復刻盤。1965年(テクニカラー)、約166分。

 ※当タイトルはPAL方式対応のプレーヤーでのみ再生可能です。予めご了承ください。
 
DVD 160037
(DVD-Video/PAL)
\4000
ギルバート&サリヴァン:ミカド ドナルド・アダムズ、
フィリップ・ポッター、
ジョン・リード、
ヴァレリー・マステルソン、
イジドール・ゴッドフリー(指揮)、
バーミンガム市交響楽団
 ドイリー・カート・オペラ・カンパニーのプロダクションによるギルバート&サリヴァンの「ミカド」。

 ※当タイトルはPAL方式対応のプレーヤーでのみ再生可能です。予めご了承ください。
 

DVD 160044
(DVD-Video/PAL)
\4000
アントン・チェーホフ原作「ワーニャ伯父さん」
 ワーニャ伯父さん
ローレンス・オリヴィエ、
マイケル・レッドグレイヴ、
シビル・ソーンダイク、
ジョーン・プロウライト、他
 名優ローレンス・オリヴィエ自身がステージ・ディレクターを務めたアントン・チェーホフ原作の「ワーニャ伯父さん」。1932年(モノクロ)。

 ※当タイトルはPAL方式対応のプレーヤーでのみ再生可能です。予めご了承ください。
 

DVD 160051
(DVD-Video/PAL)
\4000
ロバート・ヘルプマンが出演した「兵士の物語」
 ストラヴィンスキー:兵士の物語
ロバート・ヘルプマン、
スヴェトラーナ・ベリオソヴァ、
ブリアン・フェラン、
デレク・ゴッドフリー、
デレク・ハドソン(指揮)、
メロス・アンサンブル
 20世紀オーストラリアの名俳優、ロバート・ヘルプマンが出演した「兵士の物語」。ソロ・ヴァイオリンはエマニュエル・ハーウィッツが担当。1964年(テクニカラー)、約52分。

 ※当タイトルはPAL方式対応のプレーヤーでのみ再生可能です。予めご了承ください。

 

DVD 160075
(DVD-Video/PAL)
\4000
ジョセフ・ロージー監督のイギリス映画「銃殺(King & Country)」
 銃殺
ダーク・ボガード、
トム・コートネイ、
レオ・マッカーン、
ジェームズ・ヴィリアーズ、
バリー・フォスター
 ジョセフ・ロージー監督のイギリス映画「銃殺(King & Country)」。音楽はラリー・アドラーが担当。1964年のBAFTA(英国アカデミー賞)受賞作品。1964年(モノクロ)、約86分。1964年(テクニカラー)、約52分。

 ※当タイトルはPAL方式対応のプレーヤーでのみ再生可能です。予めご了承ください。

BONGIOVANNI(映像)


AB 20027
(DVD)
\5800
ドニゼッティ、無敵の東ローマ帝国将軍の悲劇「ベリザーリオ」
 ドニゼッティ:「ベリザーリオ」
ダリオ・ソラーリ(Br ベリザーリオ)
ドナータ・ダヌンツィオ・ロンバルディ(S アントニーナ)
アンデカ・ゴロチャテギ(T アラミーロ)
アンヌンツィアータ・ヴェストリ(Ms イレーネ)
フランチェスコ・パルミエーリ(Bs ジュスティニャーノ)
アンドレア・ビスコンティン(T エウトロピオ)
ソーニャ・ルブリーニ(S エウドーラ)
カルロ・ボナレッリ(Br エウゼービオ)
フランチェスコ・コルティノヴィス(T オッターリオ)
フランチェスコ・ライーノ(Bs 百人隊長)
ロベルト・トロメッリ(指揮)
ベルガモ・ガエターノ・ドニゼッティ
 音楽祭管弦楽団、合唱団
 ドニゼッティの隠れた名作がついにDVD に!無敵の東ローマ帝国将軍の悲劇「ベリザーリオ」ベルガモ・ドニゼッティ音楽祭での上演、日本語の詳しいあらすじ付き!

 ルイージ・バリローネ(演出)、ピエラ・ラヴァージョ(演出助手)、アンジェロ・サラ(装置,衣装)、クラウディオ・シュミット(照明)
 収録:2012 年9 月、ベルガモ/リージョン:All、NTSC、16:9、125分、Stereo PCM、字幕:伊英

 BONGIOVANNI が積極的にリリースしているベルガモのガエターノ・ドニゼッティ音楽祭の映像、新刊は「ベリーザリオ」です。
 ベリザーリオとは、6 世紀の東ローマ皇帝ユスティニアヌス1 世に仕えた極めて有能な将軍ベリサリウス(505—565)のこと。ベリサリウスはユスティニアヌスの命で北アフリカのヴァンダル王国を滅ぼしたほど優秀な指揮官でしたが、あまりの武勲ゆえに逆に皇帝から疎まれ、また妻がたいへんな悪妻で、さびしい晩年を過ごしたと伝えられています。伝説では、彼は謀反を疑われて両目を潰されたとも言われ、ドニゼッティのオペラはこの伝説に基づいています。「ベリザーリオ」は、「ルチア」初演からおよそ5ヵ月後の1836 年2 月4 日、ヴェネツィアで初演され、成功を収めました。
 タイトルロールのダリオ・ソラーリは、1976 年、ウルグアイのモンテヴィデオ生まれのバリトン。ここ数年若手のヴェルディ・バリトンとしてイタリア各地のみならず広く活躍しており、力強いバリトンの声は魅力的です。
 悪妻アントニーナのドナータ・ダヌンツィオ・ロンバルディは近年非常に人気の高いイタリアのプリマドンナ。プッチーニの蝶々さんが当り役で、2012 年夏にはトッレ・デル・ラーゴのプッチーニ音楽祭でも歌っています。
 アラミーロのアンデカ・ゴロチャテギは、1977 年、北スペイン、バスク地方のアラディーニョ生まれのテノール。最近では珍しい太めの声のテノールで、力強い高音も魅力。
 指揮のロベルト・トロメッリはジェノヴァの生まれ。もう40 年近くイタリアの様々な歌劇場で精力的に活動しているフリーの実力派オペラ指揮者です。
 ルイージ・バリローネの演出は、衣装などにいくらか東方趣味を強調した程度で、いたって伝統的な分かりやすいものです。
 ブックレットに日本語の詳しいあらすじが掲載されています。

CAPRICCIO(映像)



C9005
(DVD)
\4000→\3690
映像としては世界初収録
 カタラーニ:歌劇「ラ・ワリー」4幕
シュトロミンガー…マルク・クーゲル(バス)/
ワリー…スザンナ・フォン・デル・ブルク(ソプラノ)/
ジュセッペ・ハーゲンバッハ…パウロ・フェッレイラ(テノール)/
ヴィンセンツォ・ゲルナー(ベルント・ヴェレンティン(バリトン)/
ワルター…スザンヌ・ランクバイン(ソプラノ)/
アフラ…クリスティーナ・コスマーノ(メゾ・ソプラノ)/
イル・ペドーネ…ヨハネス・ヴィンマー(バス)/
チロル州立劇場合唱団(合唱指揮…ミシェル・ロバージ)/
インスブルック交響楽団/
アレクサンダー・ルンプ(指揮)/
ヨハンネス・ライトマイアー(演出)/
トーマス・デルフラー(装置)/
ミヒャエル・D・ツィメルマン(衣装)/
ヨハン・クラインハイン(照明)
2012年 インスブルック,チロル州立劇場 ライブ収録/収録時間:119分/音声:イタリア語歌唱 ステレオ2.0/DD 5.1/字幕:英・独・伊/画面:16:9/REGION All(Code:0)/DVD…片面2層ディスク

 カタワーニ(1854-1893)の「ワリー」は、その中の1曲のアリア「さようなら、ふるさとの家よ」のみが良く知られていますが、案外全体の筋は知られていません。
 これはオペラ自体が上演される機会があまりなく、人々はあの美しいアリアのみで満足してしまっているからに違いありません。
 チロルを舞台にした物語、実はかなり理不尽な内容です。裕福な地主シュトロミンガーの娘ワリー。彼女は猟師ハーゲンバッハを好きなのですが、彼は彼女に興味なし。父はワリーに執事ゲルナーと結婚するように諭しますが、彼女はいうことを聞きません。そこで父は彼女に「家を出てくように」言い、そこで歌われるのが、有名なアリア「さようなら……」というわけです。彼女が家を出たあと、ほどなくして父は死に彼女は遺産を相続します。そこにやってきたのが事のゲルナー。彼女は、未だに自分になびかないハーゲンバッハに腹を立てていたので、ゲルナーに「彼を殺して」と頼みます。その願いを聞き入れて、ハーゲンバッハを谷底に突き落としたゲルナー、しかし一時の激情を反省したワリー。彼女は谷底までハーゲンバッハを救出に向かいます。ここで話が終われば、ある意味めでたしめでたしなのですが……。
 このお話はまだもう一山あって、これがまたなんとも切ないというか、やりきれないというか。そんなこのオペラ、ワリー役はもちろんのこと、テノールのハーゲンバッハ役にも困難な歌唱が求められます。
 映像としては世界初収録のこのオペラ。泣きながら見るか、あきれながら見るか。どちらにしても貴重な1枚です。

Christopher Nupen Films(映像)


A10CND
(DVD)
\5300
チャイコフスキーの女/運命
 1.チャイコフスキーと女性たち/
 2.運命
ウラディーミル・アシュケナージ 他/
クリストファー・ヌーペン監督
日本語字幕つき
収録時間:156分(1…70分,2…86分)/音声:ステレオ2.0/字幕:独・西・仏・伊・日/画面:4:3/REGION All(Code:0)
 この2本の映像は、どちらもピョートル・チャイコフスキー(1840-1893)自身の言葉と音楽によって構成されています。
 最初の作品「チャイコフスキーの女」は彼の初期作品、オペラや交響詩などに描かれた女性を検証していくというものです。
 現実のチャイコフスキーは、24歳の時に法務省の職を辞して音楽活動に専念し、挫折を栗化しながらも順調に作品を発表していきます。その4年後オペラ歌手のデジレ・アルトーと恋に落ち婚約に至りますが、結局破局。彼女はチャイコフスキーが生涯に愛したただ一人の女性と言われていて、この姿が「ロミオとジュリエット」のジュリエットに反映されているだとされています。
 2本目の作品は「運命」と題されたもので、こちらはアントニナ・イワノヴァとの不幸な結婚の失敗と、フォン・メック夫人との奇妙な友情の物語。謎めいたチャイコフスキーの生涯を違った視点で描いた問題作です。
 

A11CND
(DVD)
\5300
ゾンマー・ヘルツ:全ては現状
 1.アリス・ゾンマー・ヘルツへのインタビュー/
 2.音楽集
  <シューベルト:即興曲 変イ長調 D935/
   ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第14番「月光」第1楽章>
アリス・ゾンマー・ヘルツ(ピアノ)
日本語字幕つき
収録時間:54分/音声:ステレオ2.0/字幕:独・西・仏・英・伊・日/画面:16:9/REGION All(Code:0)
 撮影当時98歳のピアニスト、アリゼ・ゾンマー・ヘルツ(1908-2014)のポートレートです。
 彼女はその活動の絶頂期にあのテレジエンシュタットに収容され、母親と夫を奪われ、言いようのない残虐行為を受けました。そして処刑を目前にしたのですが、奇跡的に、何とか生き残ったのです。その後の彼女はイギリスに定住し、ピアニストとしての活動を続けますが、彼女は迫害者たちを決して憎むことはなく、常に博愛の精神で向き合いました。
 そして彼女のポリシーは「楽観的に生きること」。これは彼女の経験から生まれた言葉です。そんな彼女は104歳になって世界中から注目されます。それは彼女が出版した著書「地獄の中のエデンの庭」が7か国語で出版されベストセラーとなったからです。
 彼女の慈愛溢れる言葉と、師シュナーベル直伝のシューベルトとベートーヴェンの演奏は、全ての人に感動を与えることでしょう。
 

A12CND
(DVD)
\5300
パガニーニの悪魔性
出演:
 ギドン・クレーメル/ジョン・ウィリアムズ/
 スイス・イタリアーナ管弦楽団/
 スイス・イタリアーナ放送合唱団/
 ローレンス・フォスター(指揮) 他
日本語字幕つき
収録時間:79分/音声:ステレオ2.0/字幕:独・西・仏・伊・日/画面:4:3/REGION All(Code:0)
 パガニーニは西洋のクラシック音楽の全ての器楽奏者の中で、最も精巧、かつ魅力的な演奏をする人だったと伝えられています。
 あまりにも素晴らしい演奏をするので、巷の人々は彼を「悪魔と契約した」とまで囁きました。また本人も自身を神秘的に見せたたため、多くの人たちは本当にその噂を信じてしまったのです。
 しかし、本当にそんな人物だったのか?と疑問を持ったクリストファー・ヌーペンは、この芸術家の真の姿を洗い出すために、多くの手紙やエピソードを検証し、それらと彼の音楽を結び付けながら、新しい人物像を描き出すことに成功しました。
 最後に深い感動を齎すこの映像、数々のメディアでも絶賛されています。
 

A13CND
(DVD)
\5300
シューベルト:ます/偉大なる愛と偉大なる哀しみ
 1.ます/2.偉大なる愛と偉大なる哀しみ
ダニエル・バレンボイム(ピアノ)/
イツァーク・パールマン(ヴァイオリン)/
ピンカス・ズーカーマン(ヴィオラ)/
ジャクリーヌ・デュ・プレ(チェロ)/
ズービン・メータ(コントラバス) 他
日本語字幕つき
収録時間:182分/音声:ステレオ2.0/字幕:独・西・仏・英・伊・日/画面:4:3&16:9letterbox/REGION All(Code:0)
 シューベルトに関する2つの興味深い映像です。
 1のますは、1969年に撮影されたドキュメンタリー・フィルムで、バレンボイムが主宰したサウスバンク音楽祭における「ます」が演奏されるまでと、本番の風景です。
 当時、優れた指揮者として名声を高めていたズービン・メータが久しぶりにコントラバスを練習し、またズーカーマンはこの日のためにわざわざヴィオラを用意して、演奏に臨みます。
 そしてパールマン、デュ・プレ、バレンボイム…この5人が親密なリハーサルを経て、本番では燃える演奏を披露します。
 もう1つの映像は、シューベルトへのオマージュともいえるもので、これは伝記ではなく、彼が師と仰いだベートーヴェンから影響を受けながらも、ベートーヴェンの死後、新たな音楽を作っていった様子が描かれています。感動的な物語です。
 

A14CND
(DVD)
\5300
デュ・プレのポートレイト
 1.ジャクリーヌ・デュ・プレとエルガーのチェロ協奏曲/
 2.ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲「幽霊」Op.70
ダニエル・バレンボイム/
ピンカス・ズーカーマン/
ニュー・フィルハーモニー管弦楽団/
ジョン・バルビローリ/
ウィリアム・プリース
収録時間:150分/音声:モノラル2.0/字幕:独・仏・西/画面:4:3/REGION All(Code:0)
 伝説的チェリスト、ジャクリーヌ・デュ・プレ。彼女を象徴するのがエルガーのチェロ協奏曲であるのは間違いありません。
 最初の映像は、そんなエルガーを存分に楽しめるものです。
 もう一つの映像は、ダニエル・バレンボイムとピンカス・ズーカーマンとのベートーヴェンのピアノ三重奏曲「幽霊」の演奏風景です。こちらは名映画監督ジャン=ピエール・ポネルによって収録された貴重な映像です。
 エキセントリックで孤高のアーティストであったデュ・プレの活動の絶頂期を捉えています。
 

A15CND
(DVD)
\5300
セゴビア:ポートレイト
 1.セゴビア・アット・ロス・オリボス/
 2.ギターの歌
アンドレス・セゴビア
収録時間:151分/音声:ステレオ2.0/字幕:英・独・西・仏・伊/画面:4:3/REGION All(Code:0)
 1967年に収録された最初の映像は、スペイン南部のセゴビアの新しく建てられた家で収録されたもの。
 スタジオでは緊張していたと言われる彼が、とてもリラックスした雰囲気の中で、彼自身の信念や音楽について語っています。
 そして、バッハ、モレノ・トローバ、リョベート、タレガ、カステルヌォーヴォ・テデスコ、グラナドスの作品を演奏します。
 もう一つの映像は、1976年にアルハンブラ宮殿で撮影されたもの。こちらも彼のギターについての思いが語られていきます。
 独学でギターを学び、世界中で活動を行い「現代クラシック・ギター奏法の父」と讃えられるセゴビアの静かな語り口は感動ものです。こちらではアルベニス、グラナドス、スカルラッティ、ラモー、ソル、ポンセ、アグアド、バッハ、ショパン、モレノ・トローバを演奏しています。
 1977年ブザンソン音楽祭でPrix du Public(観客賞)を受賞した素晴らしい映像です。
 

A16CND
(DVD 2枚組)
\5300
われらに光を
 出演:
  ウラディーミル・アシュケナージ/ダニエル・バレンボイム/
  レオン・ボッツスタイン/マーガレット・ブレーリー/
  マイケル・ハース/エフゲニー・キーシン/
  イツァーク・パールマン 他
収録時間:330分/音声:ステレオ2.0/字幕:英・独・西・仏/画面:16:9/REGION All(Code:0)
 このタイトルは、テレジエンシュタットの強制収容所において、12歳の少女エヴァ・ピッコヴァが書いた詩から取られたもの。
 第二次世界大戦中にナチス・ドイツがチェコ北部のテレジエンシュタットに置いたユダヤ人ゲットー、および刑務所であったこの施設には、総計14万人以上のユダヤ人が連れて来られて、そのほぼ1/3がここで死亡、他のほとんどの人は別の場所に移送され、そこで命を落としています。
 ほんの僅かな人々が生き残り(ピアニストのアリス・ゾンマー・ヘルツも生存者の一人)この悲劇を後世に伝えることとなります。
 この映像では、モーゼとメンデルスゾーンのユダヤ文化における貢献と、ワーグナーとナチスの関わり、そして頽廃音楽家としてみなされたフランツ・ワックスマンの作品を通して、多面的にユダヤ文化の歴史を辿っていくものです。
 

A17CND
(DVD)
\5300
カリム・サイドのドキュメンタリー
 1.カリムの旅
カリム・サイド
収録時間:58分/音声:ステレオ2.0/字幕:/画面:16:9/REGION All(Code:0)
 ロンドンを基点に活躍するヨルダン生まれのピアニスト、カリム・サイドのドキュメンタリー・フィルムです。彼は2009年にコリン・デイヴィスが指揮するイギリス室内管弦楽団のバックを得てバービカン・センターでデビュー・コンサートを果たしたのを皮切りに、世界各国のコンサート・ホールを次々と制覇しています。
 2007年にロンドンのパーセル音楽学校を卒業した後、奨学金を得て、王室音楽学校に進学、タチアナ・サルキッソヴァに師事します。
 そして2008年にBBCで放送するためにクリストファー・ヌーペンがこのドキュメンタリー映像を制作しました。
 この映像はBBCを通じて、フィンランド、ノルウェー、スウェーデン、デンマーク、ベルギー、オーストラリア、エストニア、ロンドンのバービカン・センターでテレビ放送されて、高い評価を受けています。
 

A18CND
(DVD)
\5300
エフゲニー・キーシン:音楽の贈り物
 1.エフゲニー・キーシン:音楽の贈り物/
 2.ロイヤル・アルバート・ホールのアンコール集
エフゲニー・キーシン
日本語字幕つき
収録時間:104分/音声:ステレオ2.0/字幕:英・独・西・仏・日・中/画面:16:9/REGION All(Code:0)
 「真の神童」として讃えられるピアニスト、エフゲニー・キーシン。彼は1971年10月10日にモスクワで生まれ、ようやくピアノの鍵盤にに背が届いた2歳の時から演奏を始めました。
 10歳でモーツァルトの協奏曲第23番を演奏してデビュー、11歳で初リサイタルを開き、その才能が注目されるようになります。
 そして12歳で、ドミトリー・キタエンコの指揮によるモスクワ・フィルハーモニー管弦楽団との共演でショパンのピアノ協奏曲を録音。これは批評家たちも絶賛し、彼の名前は世界中に知られるようになりました。
 通常のピアニストならば、ここから数々のコンクールに挑戦し、そのテクニックと音楽性に磨きをかけていくのですが、彼にはその必要はなく、そのためコンクール歴もほとんどありません。彼の成功物語はとても稀なものといえるでしょう。
 この映像は、彼へのインタビュー、リハーサル風景、そして演奏で構成されています。また1997年8月にロイヤル・アルバート・ホールで行われた「プロムス103年目」祝賀演奏会でのアンコールも収録されています。6000を越える聴衆を魅了したパフォーマンスです。

C MAJOR(映像)



71 7904
(Blu-ray)
\5800→\5390
ティーレマン&シュターツカペレ・ドレスデン/2013 年9 月ゼンパーオーパー
 ブルックナー:交響曲第5番
クリスティアン・ティーレマン(指揮)
シュターツカペレ・ドレスデン
71 7808
(DVD)
\3600→\3290
 ブルックナー演奏では右に出るものがいないティーレマンによる最高傑作第5番、シュターツカペレ・ドレスデンとのライヴ映像!

 収録:2013 年9 月ゼンパーオーパー、ドレスデン(ライヴ)
 (Blu-ray)画面:16:9 HD、音声:DTS-HD MA 5.1、PCM ステレオ、86分/(DVD)画面:16:9 NTSC、音声:DTS5.1、PCM ステレオ、86分

 2012 年からシュターツカペレ・ドレスデンの首席指揮者に就任したクリスティアン・ティーレマン。当代きってのブルックナー指揮者として世界中の音楽ファンを唸らせてきたティーレマンによるブルックナー第5 番。ティーレマンの第5 番といえばミュンヘン・フィルとの録音があり、ブルックナー指揮者としての力量は既に実証済。
 今回は現在の手兵シュターツカペレ・ドレスデンとまさに本領発揮とも言うべき見事な演奏。ティーレマンと伝統的な響きを持つ名門シュターツカペレ・ドレスデンとの相性は抜群で、2012 年収録のブルックナー第8 番(71-6204) でも充足した音楽を聴かせてくれました。ブルックナーの第5 番はブルックナー指揮者として適性が判断されるといわれる作品。ティーレマンの柔軟かつ繊細な音楽作りに、ゼンパーオーパーの響きを知り尽くしたオケが素早く反応し、ブルックナーの交響曲の美しさを表現しています。
 さらに抜群のカメラワークと高画質・高音質の収録でゼンパーオーパーの歴史ある美しいホールで聴いているかのような、臨場感を存分に味わうことができます。
 ティーレマンとシュターツカペレ・ドレスデンは2015 年2 月に3 年ぶりの来日公演が予定されています。
 

71 7704
(Blu-ray)
\5800
バレエ「白鳥の湖」(チャイコフスキー) 出演:オデット/ オディール:オルガ・エシナ
ジークフリート王子:ウラジーミル・シショフ
ロットバルト:エノ・ペシ
女王:ダグマール・クロンベルガー
家庭教師:クリストフ・ヴェンツェル
執事:ガボール・オベレッガー
王子の友人たち:
 橋本清香、木本全優、アリス・フィレンツェ、
 グレイグ・マシューズ
大きな白鳥たちの踊り:
 ガラ・ジョヴァノヴィッチ、オクサナ・キヤネンコ、
 ラウラ・ニストル、プリスカ・ツァイゼル
小さな白鳥たちの踊り:
 マリア・アラティ、イオアナ・アヴラム、
 玉井ルイ、エステル・レダーン
スペインの踊り:
 オクサナ・キヤネンコ、フラヴィア・ソアレス、
 アレクサンドル・トカチェンコ、アンドレイ・テテリン
ナポリの踊り:橋本清香、リチャード・サボー
ポーランドの踊り:
 アリーナ・クロシュコヴァ、アレクシス・フォラボスコ
ハンガリーの踊り:
 アリス・フィレンツェ、ミハイル・ソスノフスキー
若い貴婦人たち:
 マリア・アラティ、イオアナ・アヴラム、
 エステル・レダーン、レイナ・サワイ、
 玉井ルイ、ニーナ・トノーリ
ウィーン国立歌劇場オペラ学校の子供たち
ウィーン国立歌劇場バレエ団

71 7608
(DVD)
\3600

 ヌレエフ版 祝50周年!オルガ・エシナとウラジーミル・シショフの美男美女コンビによる美しく表情豊かな「白鳥の湖」

 (Blu-ray)画面:16:9 HD、音声:DTS-HD MA 5.1,PCM ステレオ、132分
 (DVD)画面:16:9 NTSC、音声:DTS-HD MA ,PCM ステレオ、132分

 音楽:チャイコフスキー/芸術監督:マニュエル・ルグリ/振付&演出:ルドルフ・ヌレエフ/オリジナル振付:マリウス・プティパ& レフ・イワーノフ
 再演出:マニュエル・ルグリ、アリス・ネシェア、ルーカス・ガウデルナク、ジャン・クリストフ・ルサージュ/装置& 衣裳:ルイザ・スピナテッリ
 照明:マリオン・ヒューレット/指揮:アレクサンダー・イングラム、演奏:ウィーン国立歌劇場管弦楽団
 収録:2014 年3 月ウィーン国立歌劇場(ライヴ)/映像監督:ミヒャイル・ベイヤー

 2010 年にウィーンでは国立歌劇場とフォルクス・オーパーのバレエ団が合併され、生まれ変わったウィーン国立バレエ団。これを率いるために初代芸術監督として招聘されたのが、パリ・オペラ座でグラン・エトワールと称賛されたマニュエル・ルグリ。
 この映像は2014 年3 月にウィーン国立歌劇場で収録されたチャイコフスキーの三大バレエのひとつ「白鳥の湖」。同じく名作「くるみ割り人形」もC-major から発売されており、世界最高水準のダンサーたち、奇才ルドルフ・ヌレエフの考え抜かれた見事な演出、美しい衣装や舞台装置は、まさに伝統と革新が融合した見ごたえのある舞台映像でした。
 振付を担当したルドルフ・ヌレエフは、1877 年の初演時の台本に基づき、ヌレエフが独自に振付と演出を行っており、現代で一般的なプティバ&イワーノフ版とも構成が異なります。ヌレエフ版は、王子目線でストーリーを構築し、ジークフリート一人で溺れ死ぬ悲劇の最期が待ち受けています。ヌレエフ版は1964 年にウィーン国立歌劇場で初演され、2014 年はちょうど50 周年の年にあたります。
 オデットを踊るのは現在のウィーン国立バレエ団の顔とも言えるオルガ・エシナ。ジークフリートを演じるのは、「くるみ割り人形」と同じくウラジーミル・シショフ。二人は、数々の名ダンサーを輩出したロシアの名門ワガノワ・バレエ・アカデミーの出身。美しく見栄えの良い二人による踊りは、身体の隅々まで考えられた動き、溢れ出る表現力に心奪われます。
 

71 8304
(Blu-ray)
\5800
ウィーン国立歌劇場バレエ団/
 バレエ「くるみ割り人形」

  音楽:チャイコフスキー
ウィーン国立歌劇場バレエ団
芸術監督:マニュエル・ルグリ
ポール・コネリー(指揮)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団
出演:クララ:リュドミラ・コノヴァロワ
ドロッセルマイヤー/ 王子:ウラジーミル・シショフ
ルイザ&フリッツ/ スペインの踊り:
 エミリア・バラノヴィッチ、ダヴィデ・ダト
両親/ ロシアの踊り:
 フランツィスカ・ヴァルナー= ホリネク、
 ガボール・オベレッガー
祖父母/ アラビアの踊り:
 エヴァ・ポラチェク、クリストフ・ヴェンツェル
ねずみの王様:
 アッティラ・バコ、マルティン・ヴィンター
小さなくるみ割り人形:トレヴァー・ヘイデン
2 人の雪の精:
 アリョーナ・クロチコワ、プリスカ・ツァイゼル
アラビアの踊り:
 ケテヴァン・パパヴァ、
 エノ・ペシ、エヴァ・ポラチェク
中国踊り:
 マルチン・デンプチュ、
 アンドラーシュ・ルカーチ、リチャード・サボー
あし笛の踊り:
 イオアナ・アヴラム、橋本清香、木本全優
ウィーン国立歌劇場オペラ学校の子供たち
ウィーン国立歌劇場ステージ・オーケストラ

71 8208
(DVD)
\3600
 ルグリ率いるウィーン国立バレエによる古典バレエの名作「くるみ割り人形」ルグリの師匠ヌレエフ版での上演、ソリストとして日本人夫婦も登場!

 振付&演出:ルドルフ・ヌレエフ、美術&衣装:ニコラス・ゲオルギアディス/舞台:アレス・フランシロン、マニュエル・ルグリ、児童指導:ナタリー・オーバン/照明:ジャック・ジョヴァンナジェッリ
 収録:2012 年10 月7 陽ウィーン国立歌劇場、ライヴ/監督:ミヒャエル・ベイヤー
 (Blu-ray)画面:Full HD 16:9、音声:DTS-HD MA 5.1、PCM ステレオ、102分
 (DVD)画面:NTSC 16:9、音声:DTS 5.1、DD5.1、PCM ステレオ、102分

 マニュエル・ルグリが芸術監督を務めるウィーン国立歌劇場バレエ団のチャイコフスキーの三大バレエの名作「くるみ割り人形」。
 振付は、20 世紀を代表するダンサーであり振付師であるルドルフ・ヌレエフによる1985 年パリ版。ヌレエフはパリ・オペラ座芸術監督に就任した際に、シルヴィ・ギエムやマニュエル・ルグリなどを見出した伝説的舞踏家です。
 クララ役には、2011 年にプリンシパルに昇格した華麗なテクニックの持ち主リュドミラ・コノヴァロワ。そしてヌレエフ版の特徴はドロッセルマイヤーと王子が2 役となっていること。その不気味な魔術的人物ドロッセルマイヤーと凛々しい王子の2 役を見事に演じているのは、長身で長い手脚に恵まれたダンサー、ウラジーミル・シショフです。ヌレエフは、このバレエを、クララが少女から大人の女性への成長物語としており、王子とクララによって踊られる3 つのパ・ド・ドゥでそれを表現しています。
 さらに、あし笛の踊りを踊るのが、夫婦でソリストに昇格した橋本清香と木本全優(まさゆう)。橋本清香は、この「くるみ割り人形」のクララ役を演じて芸術監督のルグリに認められソリストの座を得ています。またウィーン国立歌劇場オペラ学校の子供たちも舞台に登場するなど、和やかなクリスマスの雰囲気も感じさせる映像となっています。
 


71 7304
(Blu-ray)
\5800→\5390
ティーレマン&シュターツカペレ・ドレスデン
 R.シュトラウス生誕150年記念、
  ザルツブルク復活祭音楽祭での「アラベラ」

   R.シュトラウス:「アラベラ」
ルネ・フレミング(S アラベラ)
トーマス・ハンプソン(Br マンドリカ)
アルベルト・ドーメン(Br ワルデマール伯爵)
ガブリエラ・ベニャチコヴァー(Ms アデライデ)
ハンナ=エリーザベト・ミュラー(S ズデンカ)
ダニエル・ベーレ(T マッテオ)
ベンヤミン・ブルーンス(T エレメール伯爵)
デレク・ウェルトン(Bs-Br ドミニク伯爵)
スティーヴン・ヒュームズ(Bs ラモラル伯爵)
ダニエラ・ファリ(S フィアカーミリ)
ジェイン・ヘンシェル(Ms カード占い師) ほか
クリスティアン・ティーレマン(指揮)
シュターツカペレ・ドレスデン
ドレスデン国立歌劇場合唱団


71 7208
(2DVD)
\5000→\4590
 R.シュトラウス生誕150年記念、ザルツブルク復活祭音楽祭での「アラベラ」!ティーレマン、フレミング、ハンプソン、何て豪華!!日本語字幕付き!

 フロレンティーネ・クレッパー(演出)、マルティナ・セーニャ(装置)、アンナ・ゾフィー・トゥマ(衣装)、ベルント・プルクラベク(照明)、フォルカー・ミクル(振付)、ゾフィー・ベッカー(ドラマトゥルク)
 収録:2014 年4 月10-21 日、ザルツブルク
 (Blu-ray)リージョン:All、HD、16:9、178分、DTS-HD MA 5.1, PCM 2.0、字幕:独英仏西中韓日
 (2DVD)リージョン:All、NTSC、16:9、178分、DTS 5.1, PCM Stereo、字幕:独英仏西中韓日

 シュトラウス生誕150 年記念の2014 年、ザルツブルク復活祭音楽祭で上演されたR.シュトラウス「アラベラ」が映像になりました!記念年とあってたいへんに力が入った上演です。アラベラは当代最高の大シュトラウス・ソプラノ、ルネ・フレミング。マンドリカは渋さと深みに磨きがかかった大スター・バリトン、トーマス・ハンプソン。なんと豪華なこと!さらにワルデマール伯爵にはワーグナー・バリトンのアルベルト・ドーメン、アデライデには一世を風靡したチェコのプリマドンナ、ガブリエラ・ベニャチコヴァーを配するという贅沢さ。またキーパーソンであるズデンカには、ここ数年でメキメキ頭角を現している若いソプラノ、ハンナ=エリーザベト・ミュラーを起用。ミュラーは1985 年、マンハイムの生まれで、2010 年からバイエルン国立歌劇場のメンバーになり、脇役から主役までありとあらゆる役を歌って今や人気の歌手です。このベテランだらけの舞台でもミラーの生き生きした歌と演技は観客を大いに沸かせています。「アラベラ」初演劇場であるドレスデン国立歌劇場のオーケストラ、合唱団を、シュターツカペレ・ドレスデンの首席指揮者クリスティアン・ティーレマンが指揮。ティーレマンが指揮するとドレスデンのオーケストラがまさにドイツ伝統の響きを奏で、他所のシュトラウスとは一味も二味も違った豊かな味わいが広がってきます。なおティーレマンはザルツブルク復活祭音楽祭の芸術監督でもあります。
 フロレンティーネ・クレッパーの演出は、祝祭劇場の横長の舞台を活用して、主の舞台と副の舞台を並置する手法を採用しています。それを除くと舞台作りは奇抜なところのない伝統を重視した落ち着きのあるもので、これはティーレマンの音楽とよく絡んでいます。ちなみに演出、装置、衣装といずれも女性が手掛けています。
 記念公演ならでは充実した「アラベラ」を、鮮明映像でお楽しみください。
 日本語字幕付きです。
 


71 7504
(Blu-ray)
\5800→\5290
巨匠ピッツィのイタリア絵画のような「ドン・ジョヴァンニ」!
 モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」
イルデブランド・ダルカンジェロ(Bs ドン・ジョヴァンニ)
アンドレア・コンチェッティ(Bs レポレッロ)
ミルト・パパタナシュ(S ドンナ・アンナ)
カルメラ・レミージョ(S ドンナ・エルヴィーラ)
マーリン・ミラー(T ドン・オッターヴィオ)
マヌエラ・ビシェリエ(S ゼルリーナ)
ウィリアム・コッロ(Bs-Br マゼット)
エンリーコ・イオーリ(Bs 騎士長)
リッカルド・フリッツァ(指揮)
マルケ地方財団管弦楽団
マルケ・ヴィンチェンツォ・ベッリーニ合唱団


71 7408
(2DVD)
\5000→\4490
 巨匠ピッツィのイタリア絵画のような「ドン・ジョヴァンニ」!逞しいダルカンジェロのジョヴァンニに、美女三人、キリリと引き締まったフリッツァの指揮!!日本語字幕付き!!

 ピエール・ルイジ・ピッツィ(演出,装置,衣装)、セルジョ・ロッシ(照明)、ロベルト・マリア・ピッツート(振付)
 収録:2009 年7 月23 日、マチェラータ
 (Blu-ray)HD、16:9、174分、DTS-HD MA 5.1 / PCM 2.0、字幕:伊英独仏西中韓日、リージョン:All
 (2DVD)NTSC、174分、DTS 5.1 / PCM Stereo、字幕:伊英独仏西中韓日、リージョン:All

 素晴らしい「ドン・ジョヴァンニ」の映像が登場!
 中部イタリア、マルケ州のマチェラータは野外公演のスフェリステーリオ音楽祭が有名ですが、町には伝統的馬蹄形劇場、ラウロ・ロッシ劇場(座席数550 の中劇場)があり、ここでもオペラが上演されることがあります。2009 年は7 月23、28、30 日とモーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」が上演されました。ここに収録されているのはその初日の様子。
 演出は巨匠ピエール・ルイジ・ピッツィ。ピッツィは2006 年から2011 年までこの音楽祭の芸術監督を務めました。ピッツィはイタリアの伝統的舞台作りを踏まえた上で、イタリア絵画のような美感を存分に生かし、さらにそこに独自の視点を盛り込んだもの。とりわけピッツィお得意の官能美は、夏の公演ということもあって肌の露出の多い歌手たち(黙役にはヌードも)によっていや増しています。
 歌手は豪華。タイトルロールはイタリアの人気バス、イルデブランド・ダルカンジェロ。ドン・ジョヴァンニは彼の当り役で、ベルリン国立歌劇場、ウィーン国立歌劇場、そして2014 年夏にはザルツブルク音楽祭でも歌っているほど。堂々とした歌に逞しい体躯と大変に魅力溢れるドン・ジョヴァンニです。レポレッロのアンドレア・コンチェッティは、イタリア、マルケ州、グロッタンマーレ生まれのバス。中堅のバッソブッフォとして大活躍しており、中でもレポレッロは頻繁に歌っています。ピッツィらしく女性三役はいずれも美人歌手。
 ドンナ・エルヴィーラは日本でもお馴染みのイタリアのソプラノ、カルメラ・レミージョ。モーツァルトは得意中の得意。ドンナ・アンナのミルト・パパタナシュは、ギリシャ生まれのソプラノ。ギリシャ美人で、ヴェルディ「トラヴィアータ」のヴィオレッタが当り役。モーツァルトやロッシーニでも高く評価されています。日本では2010 年10 月、新国立劇場での「フィガロの結婚」で伯爵夫人を歌っています。ドン・オッターヴィオのマーリン・ミラーは米国のテノール。非常にレパートリーの広い達者なテノールで、ここでも個性が滲むドン・オッターヴィオになっています。ゼルリーナのマヌエラ・ビシェリエは、世界遺産で知られる南イタリア、マテーラ生まれのソプラノ。小悪魔役にピッタリの美人で、ピッツィがそれを際立てています。
 指揮は俊英リッカルド・フリッツァ。彼らしい引き締まったスピード感のある「ドン・ジョヴァンニ」ですが、イタリア的美感とモーツァルトらしさを両立させているのがさすがです。
 鮮明映像で夏のイタリアの空気感すら伝わってくるようなきがします。
 日本語字幕付きです。

EURO ARTS(映像)



20 59814
(Blu-ray)
\5000→\4590
鬼才天才クルレンツィス
 マーラー・チェンバーと行ったクララ音楽祭ライヴ映像!

  ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番作品107
  ブリテン:シンフォニエッタ作品1
  ショスタコーヴィチ:交響曲第1番作品10
マーラー・チェンバー・オーケストラ
テオドール・クルレンツィス(指揮)
スティーヴン・イッサーリス(チェロ)


20 59818
(DVD)
\3000→\2690
 注目の奇才指揮者クルレンツィスによるショスタコーヴィチ、マーラー・チェンバーと行ったクララ音楽祭ライヴ映像!イッサーリスとの共演も必見!

 収録:2013 年9 月6 日ブルージュ・コンセルトヘボウ、ベルギー(クララ国際音楽祭ライヴ)/監督:ヨハン・クレテンス
 (Blu-ray)画面:1080i Full-HD 16:9、音声:PCM ステレオ、リージョン:All、82分
 (DVD)画面:NTSC 16:9、音声:PCM ステレオ、リージョン:All、82分

 マーラー・チェンバー・オーケストラは1997 年にクラウディオ・アバドとグスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団の旧メンバーによって結成されました。1998 年にダニエル・ハーディングを首席客演指揮者として迎え以後2011 年に桂冠指揮者に就任後も緊密な関係を結んでいます。さらにエサ=ペッカ・サロネン、ピエール・ブーレーズ、ケント・ナガノ、ジョン・エリオット・ガーディナー、ロジャー・ノリントン、ウラジミール・ユロフスキ、トゥガン・ソヒエフ、ダニエレ・ガッティらとも定期的に共演し世界的に高い評価を得ています。
 この映像は、毎年ユニークな音楽祭としてヨーロッパで注目を集めているベルギーのクララ国際音楽祭ライヴ。指揮はギリシャ出身の奇才として注目を集めているテオドール・クルレンツィス。クルレンツィスは1972 年アテネ生まれ。サンクト・ペテルブルク音楽院で、多くの指揮者を世に送り出したイリヤ・ムーシンに師事。その後、作曲当時の楽器と慣習による演奏を目指すために、2004 年ムジカエテルナを創設。2010 年にはペルミ国立オペラ・バレエ劇場の芸術監督に就任。マーラー・チェンバーとは、メルニコフと共演したショスタコーヴィチのピアノ協奏曲(KKC5223)でも、その比類なき才能を発揮し、今最も世界から熱い視線を寄せられている指揮者の一人です。
 ショスタコーヴィチのチェロ協奏曲はイッサーリスがソリストとして登場。個性的なイッサーリスとクルレンツィスの鬼気迫る指揮、そして楽曲の持つエキセントリックな顔が一体となった快演。ブリテンのシンフォニエッタは指揮者なしの演奏ですが、多彩な楽想を鮮やかに聴かせます。
 そしてショスタコーヴィチの交響曲第1 番では、ムジカエテルナの活動同様に、作曲家メッセージを丹念嗅ぎ取るクルレンツィスの音楽作りと独特の指揮姿に圧倒される、ただならぬ気迫に満ちた演奏です。



クルレンツィスのショスタコーヴィチといえば、やはりこれ

Alpha159
(国内盤)
\2940
ショスタコーヴィチ:交響曲 第14 番 ト短調 作品135(1969) テオドール・クルレンツィス指揮
Ens.ムジカエテルナ(一部古楽器使用)
独唱: ユリア・コルパチェヴァ(ソプラノ)
ペトル・ミグノフ(バリトン)
Alpha159
(輸入盤)
\2400→\2190
 クルレンツィス&Ens.ムジカエテルナによるショスタコーヴィチの交響曲 第14 番。
 なんとレコード・アカデミー交響曲部門に選出された。
 ヤンソンスもジンマンもスクロヴァチェフスキも小澤もゲルギエフもパーヴォもさしおいて。言い換えれば、数多くのメジャー・レーベルをさしおいて。
 レーベル名はアルファ。国内でマーキュリーががんばってプロモートしているが、もちろん「超」の付くマイナー・レーベルである。実は優秀で魅力的なアルバムを多く出している知る人ぞ知る名レーベルだが、まさかレコード・アカデミーのしかも交響曲部門を取るとは。時代が変わったということか。
 「耳を傾けると、演奏が放つ強烈な磁石を前にもう逃げられなくなる、そんな前例のない第14番である。(諸石幸生氏)」、「現実を突き抜けた名演!(宇野功芳氏)」、「一部古楽器を使用して表現するアイデアと、その結果生み出される異様な音世界が圧巻だった。(中橋愛生氏)」、まさに評論家各氏大絶賛の歴史的名盤。

 驚くなかれ——ショスタコーヴィチ後期作品に「古楽器使用」。知と情のバランスを超えて、作曲家の思惑をえぐりだす問題録音の登場である!
 フランス随一のユニークな小規模レーベルとして充実企画を続々世に問うてきたAlphaが、なんとショスタコーヴィチの交響曲をリリース。・・・となれば、明敏なファンならずとも誰しも注目せずにはおれないはず! そしてさすがはAlpha、ありきたりの内容で攻めてくるわけがない。
 曲目はショスタコーヴィチ晩期の異色作のひとつ、弦楽合奏と打楽器、という異例のオーケストラ編成に独唱が続く、全12 楽章という型破りの楽章構成をとる交響曲第14 番。
 この選択からして「お!」と思わせてくれるが、さらに驚かされずにおれないのが、作曲年代が1969 年というこの作品を、なんと一部古楽器で演奏.....!!ブックレットには、録音現場でチェロのピンを使わず、両脚で挟んで演奏するプレイヤーの写真が!
 大阪万博直前、ビートルズ解散間近というバリバリの最近の作品であるショスタコーヴィチの交響曲 第14番に、なぜ古楽器を使う必要があるのか?
 本盤の指揮者テオドール・クルレンツィスはこう考えた。
 「ショスタコーヴィチがこの曲に込めたメッセージをじっくり読み解いた末、作曲家の意図どおりの弦楽編成で、適宜ガット弦を使用し、ひたすらヴィブラートを排した弦楽サウンドで弾くことこそが、憂鬱と無力感にさいなまれた作曲家が「死」を見すえて作曲した交響曲第14 番の本質を最もよく表現できる手段である」
 祖国ギリシャとロシアの世界的歌劇場や一流オーケストラで経歴を積んだのち、古楽バンド「ムジカエテルナ」を結成、自ら古楽器演奏にも通じてきた人だけに、体験型の現場主義的意識から、このような柔軟な考え方が導き出されたのかもしれない。
 いずれにせよ本盤でクルレンツィスはたたみかけるような力強さから底知れぬ静謐さまで自由自在、一体の生き物のような血肉通った解釈を聴かせてくれる。曲をよく知る人にも、知らない人にも痛烈なインパクトを感じさせてくれるはず。
  ジャケットのイコン画にも通じる静かな迫力を漂わせたロシア語歌唱、ガット弦ならではのオーガニックな美音、秀逸録音が光る打楽器の響き、圧巻の説得力、話題性満点の1枚である。


 


20 59664
(Blu-ray)
\5300→\4890
ベッリーニ版ロメオとジュリエット、
 サンフランシスコの「カプレーティとモンテッキ」

  ベッリーニ:「カプレーティとモンテッキ」
ニコル・キャベル(S ジュリエッタ)
ジョイス・ディドナート(Ms ロメオ)
サイミール・ピルグ(T テバルド)
エリック・オーウェンズ(Bs-Br カペッリオ)
リ・アオ(Br ロレンツォ)
リッカルド・フリッツァ(指揮)
サンフランシスコ歌劇場管弦楽団、合唱団
ヴァンサン・ブサール(演出)、
ヴァンサン・ルメール(装置)、
クリスチャン・ラクロワ(衣装)、
グィード・レヴィ(照明)
20 59668
(2DVD)
\5300→\4890
 ディドナート、キャベル、ピルグ、フリッツァ、役者が揃ったベッリーニ版ロメオとジュリエット、サンフランシスコの「カプレーティとモンテッキ」!衣装はクリスチャン・ラクロワ!

 収録:2012 年10 月、サンフランシスコ
 (Blu-ray)リージョン:All、1080i FULL HD、16:9、136分+16分、PCM Stereo /DTS HD Master Audio 5.1、字幕:伊英独仏
 (2DVD)リージョン:All、NTSC、16:9、136分+16分、PCM Stereo /Dolby Digital 5.1 / DTS 5.1、字幕:伊英独仏

 Euro Arts のサンフランシスコ歌劇場のオペラ・シリーズ、新刊はベッリーニの「カプレーティとモンテッキ」です。
 「カプレーティとモンテッキ」という覚えづらい題名は、ご存知ロメオとジュリエットの物語。ただし本場イタリアの説話に基づいたオペラなので、展開はシェイクスピアの戯曲とはいくらか異なります。とはいえ基本となる若者の悲恋は同じ、共感しやすいため、今日でもわりと人気があります。
 2012 年10 月のサンフランシスコ歌劇場での上演では、ズボン役(男装女声役)のロメオに、いまやメトロポリタン歌劇場の大スターであるメッゾソプラノ、ジョイス・ディドナートを起用。広い音域と卓越した歌唱技術、そして知性的な歌唱演技を持ったディドナートのロメオは圧倒的です。ジュリエッタのニコル・キャベルは、1977 年、カリフォルニア生まれのソプラノ。2005 年にカーディフ国際声楽コンクールで優勝、2007 年にはDECCA からアリア集が発売されるなど、瞬く間に人気歌手の仲間入りをしました。2013 年1、2 月、新国立劇場でドニゼッティ「愛の妙薬」のアディーナを歌っています。
 ロメオの恋敵テバルドのサミール・ピルグは、アルバニア出身のテノール。主にウィーンやチューリヒなどで活躍しており、モーツァルト・テノールとして知られていますが、イタリアオペラのリリックな役も得意としています。ジュリエッタの父カペッリオは、MET のワーグナー「ニーベルングの指環」で見事なアルベリヒを歌ったエリック・オーウェンズが演じ、強烈な存在感を放っています。
 指揮はリッカルド・フリッツァ。ほぼ毎年サンフランシスコ歌劇場で重要な公演を受け持っており、ここでもビチッと引き締まった見事なベッリーニを堪能させてくれます。
 この上演は、フランスの演出家、ヴァンサン・ブサールの米国デビューだったそうです。ブサールは、時代設定をベッリーニと同時代(19 世紀前半)にしており、カペッリオたちはシルクハット姿。一方、ジュリエッタとロメオはかなり現代風な格好で、世代対立を強調。衣装デザインはかのクリスチャン・ラクロワ!どうりでお洒落なわけです。
 名作にも関わらず「カプレーティとモンテッキ」の映像は少なく、Blu-ray Discでは初となります。
 ボーナス映像に、ディドナートのインタビュー、キャベルのインタビュー、サンフランシスコ歌劇場でのディドナートの初期の活動の三本を収録しています。
 


20 72714
(Blu-ray)
\5300→\4890
メータ&ウィーン・フィル
 2013年、ヴェルディ・イヤーのザルツブルク音楽祭での「ファルスタッフ」

  ヴェルディ:「ファルスタッフ」
アンブロージョ・マエストリ(Br ファルスタッフ)
フィオレンツァ・チェドリンス(S アリーチェ)
マッシモ・カヴァレッティ(Br フォード)
エレオノーラ・ブラット(S ナンネッタ)
エリーザベト・クルマン(Ms クイックリー夫人)
シュテファニー・ホウッツェール(Ms メグ)
ハヴィエル・カマレナ(T フェントン)
ルカ・カザリン(T 医師カイウス)
ジャンルカ・ソレンティーノ(T バルドルフォ)
ダヴィデ・フェルシーニ(Br ピストーラ)
ズービン・メータ(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン・フィルハーモニア合唱団
ダミアーノ・ミキエレット(演出)、
パオロ・ファンティン(装置)、
カルラ・テーティ(衣装)、
アレッサンドロ・カルレッティ(照明)


20 72718
(DVD)
\4400→\3990
 2013年、ヴェルディ・イヤーのザルツブルク音楽祭での「ファルスタッフ」辛口新聞評でも大絶賛されたミキエレットの舞台が鮮明映像で!
 マエストリ、チェドリンス、カヴァレッティ、メータとウィーン・フィル!日本語字幕付き!!

 収録:2013 年8 月、ザルツブルク
 (Blu-ray)リージョン:All、1080i Full HD、16:9、PCM Stereo、DTS HD-Master Audio 5.1、120分、字幕:伊英独仏西中韓日
 (DVD)リージョン:All、NTSC、16:9、PCM Stereo, Dolby Digital 5.1、DTS 5.1、120分、字幕:伊英独仏西中韓日

 ヴェルディ・イヤーの2013 年、ザルツブルク音楽祭が素晴らしい「ファルスタッフ」を上演。鮮明映像で発売です!
 演出は、このところザルツブルク音楽祭で大人気のイタリアの演出家、ダミアーノ・ミキエレット。彼は「ファルスタッフ」の舞台を、ヴェルディ晩年の事業である元歌手のための養老院「憩いの家」にしています。
 ファルスタッフは、かつてこの役で人気を博した元歌手の老人。冒頭、彼がソファでうたたね寝していると、やがて過去と現在が混ざり合って「ファルスタッフ」の物語が進んでいく、といったもの。こうすることでミキエレットは、老ヴェルディが「ファルスタッフ」に込めた老いの心境、過去への思い、そして老いてなお現役の作曲家として道を切り開く意欲を、うまく立体的に描いています。この斬新な「ファルスタッフ」は新聞評でも大絶賛、ヴェルディ・イヤーの成果の一つになりました。
 歌手は、今「ファルスタッフ」を上演するに当たっての最高クラスが集められています。
 タイトルロールのアンブロージョ・マエストリとフォードマッシモ・カヴァレッティは、2013 年のスカラ座来日公演でも歌った二人。ことにマエストリは当代最高のファルスタッフと言って過言ではないでしょう。アリーチェは日本でも人気のプリマドンナ、フィオレンツァ・チェドリンス。ナンネッタのエレオノーラ・ブラットは、2014 年のローマ歌劇場来日公演でリッカルド・ムーティ指揮の「シモン・ボッカネグラ」のアメーリアを歌ったのがまだ記憶に新しい新世代のソプラノ。フェントンのハヴィエル・カマレナはメキシコ生まれのテノール。新世代のロッシーニ・テノールとして旋風を巻き起こしており、2014 年には、メトロポリタン歌劇場、ザルツブルク音楽祭、どちらでも「チェネレントラ」のドン・ラミーロを歌って大喝采を浴びました。
 そして止めはオーケストラ、さすがはザルツブルク音楽祭、ズービン・メータ指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団というグウの音も出ない豪華さ。ですから、もう最高の一言です。
 日本語字幕付きです!
 

20 72694
(Blu-ray)
\5000
シェイクスピア:「真夏の夜の夢」
 (ヘンリー・メソンによるドイツ語訳上演,
  メンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」の音楽を使用)
ミヒャエル・ロッチュホプフ(テソイス,オベロン)
カロリーネ・アイヒホルン(ヒポリタ,ティタニア)
マルクス・マイヤー(プック)
クリスティアン・ヒガー(エゲウス,老妖精)
ターニャ・ラウニヒ(ヘルミア)
ダニエル・イェロマ(リサンダー)
クラウディウス・フォン・シュトルツマン(デメトリウス)
エーファマリア・ゾンマースベルク(ヘレナ)
ラファエル・クラーメル(ペーター・ズグヴェンツ)
パウル・ヘルヴィヒ(ニック・ツェッテル,床張り工)
クリスティアン・グラーフ(フランツ・フラウト,蜘蛛の巣,妖精)
バルバラ・シュピッツ(シュナウツ夫人,芥子の種,妖精)
マティアス・シュルング(トム・シュノック,豆の花,妖精)
ラインホルト・G.モーリッツ(ロビー・シュルッカー,蛾,妖精)
キアーラ・シュケラート(妖精) ゾフィー・レンネルト(妖精)
ホアキン・フェルナンデス(妖精) ルケ・ギャコミン(妖精)
ヘンリー・メイソン(演出) ヤン・マイヤー(舞台,衣装)
フランセスク・アボース(振付)
マリオ・イルザンカー(照明)
アイヴァー・ボルトン(指)
ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団,
ヴォーカルアンサンブル

20 72698
(DVD)
\3000
「PAL」方式です。
ご注意ください。
 メンデルスゾーンの有名な音楽を用いたシェイクスピアの「真夏の夜の夢」ザルツブルク音楽祭での上演、指揮はアイヴァー・ボルトン!

 収録:2013 年8 月,ザルツブルク
 (Blu-ray)リージョン:All、Full HD、16:9、170分+15分
 (DVD)リージョン:「PAL」方式。なお商品にはNTSC,Worldwide と誤りが記載されております。16:9、170分+15分

 御存知シェイクスピアの傑作喜劇「真夏の夜の夢」を、2013 年にザルツブルク音楽祭が上演。といってもそこは天下のザルツブルク音楽祭、ただの舞台上演ではなく、メンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」を用いて音楽ファンにも楽しめるものに仕立てています。オーケストラ曲としては極めて有名なメンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」ですが、こうやって舞台と組み合わされることで初めてその真価が明らかになるように思われます。音楽だけだとちょっと物足りない短い曲が、演劇の中に組み込まれると効果抜群ですし、また日本ではすっかり通俗化してしまった有名な結婚行進曲も、とても新鮮な気持ちで、やっぱり名曲だ!と実感できます。
 演出のヘンリー・メイソンは1974 年、英国、ロンドン生まれの演出家。長くドイツ、オーストリアを拠点に活躍しており、演劇やオペラの演出に活躍しています。彼がドイツ語訳と改編を受け持っています(したがって役名もドイツ語化されています)。
 オベロンのミヒャエル・ロッチュホプフは1969 年、リンツの生まれ。ウィーンのブルク劇場など主要劇場で活躍しており、オペラの舞台にもしばしば立っています。彼はまたアーノルト・シェーンベルク合唱団で歌う歌手でもあります。ティタニアのカロリーネ・アイヒホルンはシュトゥットガルト出身の女優。1989 年にデビュー。以来、ハンブルクのタリア劇場、ウィーンのブルク劇場、ハンブルク室内演劇などで活躍。ヘルミア(ハーミア)のターニャ・ラウニヒは、1989 年、ウィーン生まれの若い女優。近年急速に人気を高めている実力派です。リサンダー(ライサンダー)のダニエル・イェロマは、1978 年、ドイツ、レラハ生まれの中堅の俳優。2010 年にメイソン演出でピノキオを演じ、演出家から信頼の厚い俳優です。
 音楽はアイヴァー・ボルトンの指揮するザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団。舞台の添え物などではない実に立派な演奏を聞かせてくれます。
 字幕はいずれの言語もついていませんが、原作が大変に有名な戯曲ですので、文庫本で読んだりあらすじを頭に入れておけばほとんど支障はないでしょう。演劇として見るもよし、メンデルスゾーンの音楽目当てで聞くもよし、とても素敵な映像です!もちろん鮮明映像、Blu-ray Disc は特に美麗です。
 

20 57364
(4Blu-ray)
\10400
シュトゥットガルト・リング/ツァグロセク
 ワーグナー:楽劇「ニーベルングの指輪」
ローター・ツァグロゼク(指揮)
シュトゥットガルト州立管弦楽団&合唱団
 BD1: 楽劇「ラインの黄金」(152分)
  ヴォータン:ウォルフガング・プロープスト、ドンナー:モッティ・カストン、
  フロー:ベルンハルト・シュナイダー、
  ローゲ:ローベルト・キュンツリ、アルベリヒ:エサ・ルートゥネン、
  ミーメ:エバーハルト・フランチェスコ・ローレンツ、
  ファゾルト:ローラント・ブラハト、ファフナー:フィリップ・エンス、他
 演出:ヨアヒム・シュレーマー,
   収録:2002 年9 月28 日,12 月29 日,ドイツ・シュトゥットガルト州立歌劇場
 BD2: 楽劇「ワルキューレ」(229分)
  ジークムント:ロバート・ギャンビル、フンディング:アッティラ・ユン、
  ヴォータン:ヤン=ヘンドリク・ロータリング、
  ジークリンデ:アンゲラ・デノケ、ブリュンヒルデ:レナーテ・ベーレ、
  フリッカ:ティチーナ・ヴォーン、
  ゲルヒルデ:エファ=マリア・ウェストブロック、他,演出:クリストフ・ネル,
   収録:2002 年9 月29 日,2003 年1 月2 日, ドイツ・シュトゥットガルト州立歌劇場
 BD3: 楽劇「ジークフリート」(251分)
  ジークフリート:ジョン・フレドリック・ウェスト、
  ミーメ:ハインツ・ゲーリヒ、さすらい人:ウォルフガング・シェーネ、
  アルベリヒ:ビョルン・ワーク、ファフナー:アッティラ・ユン、
  エルダ:ヘレーン・ラナーダ、
  ブリュンヒルデ:リサ・ガステーン、森の鳥:ガブリエラ・ヘレラ
  演出:ヨシ・ヴィーラー&セルジオ・モラビト,
   収録:2002 年10 月1 日,2003 年1 月5 日, シュトゥットガルト州立劇場
 BD4: 楽劇「神々の黄昏」(269分)
  ジークフリート:アルベルト・ボネマ、グンター:ヘルナン・イトゥラルデ、
  アルベリヒ:フランツ=ヨーゼフ・カペルマン、
  ハーゲン:ローラント・ブラハト、ブリュンヒルデ:ルアナ・デヴォル、
  グートルーネ:エファ=マリア・ウェストブロック、
  ヴァルトラウテ:ティチーナ・ヴォーン、他
  演出:ペーター・コンヴィチュニー
   収録:2002 年10 月3 日,2003 年1 月12 日, シュトゥットガルト州立劇場
 4 人の演出家による衝撃の「シュトゥットガルト・リング」がブルーレイ化

 画面:16:9、音声:PCM ステレオ、DTS5.1、リージョン:All、字幕:英独仏伊西

 ワーグナー「ニーベルングの指輪」の4 つの作品を、それぞれ異なる演出家が手がけたユニークなプロジェクト、世界中のワグネリアンに大きな衝撃を与えた「シュトゥットガルト・リング」がついにブルーレイ・ボックスで発売されます。
 特にペーター・コンヴィチュニーの演出が天才的で、伝統的な演出ではみられないコンセプトと豊富なアイデアが詰め込まれています。
 指揮は、ドイツの知性派指揮者ローター・ツァグロゼクの指揮も、稀なアプローチの演出のドラマを、明晰に組み立て、活気ある歌手たちの姿をありありと描き出しています。



 
20 59674
(Blu-ray)
¥5300→\4890
カーセンの出世作演出、鬼才ボーイトの「メフィストーフェレ」
 ボーイト:「メフィストーフェレ」
イルダール・アブドラザコフ(Bs メフィストーフェレ)
ラモン・ヴァルガス(T ファウスト)
パトリシア・ラセット(S マルゲリータ,エレナ)
エリン・ジョンソン(S マルタ)
レネ・ラピエ(Ms パンタリス)
王?越 ワン・チュアンユエ(T ワグネル,ネレオ)
ニコラ・ルイゾッティ(指揮)
サンフランシスコ歌劇場管弦楽団,合唱団
ロバート・カーセン(演出)、
ローリー・フェルドマン(再演監督)、
マイケル・レヴァイン(デザイン)、
ゲイリー・マーダー(照明)、
アルフォンス・プラン(振付)
20 59678
(2DVD)
¥5300→\4890
 カーセンの出世作演出、鬼才ボーイトの「メフィストーフェレ」サンフランシスコ歌劇場の舞台が新たな鮮明映像に!今が旬のアブドラザコフ、ヴァルガス、ラセットの歌に、ルイゾッティの指揮!

 収録:2013 年9 月、サンフランシスコ
 (Blu-ray)リージョン:All、1080i Full HD、16:9、PCM Stereo /DTS-HD Master Audio 5.1、140分、字幕:伊英独仏韓
 (2DVD)NTSC、16:9、PCM Stereo /Dolby Digital 5.1 / DTS 5.1、140分、字幕:伊英独仏韓

 ボーイトの傑作「メフィストーフェレ」に新映像が登場です!
 アッリーゴ・ボーイトは、ヴェルディ「オテッロ」、「ファルスタッフ」の台本をはじめオペラ台本、詩、小節などで活躍しましたが、イタリアオペラに新風を送り込んだ作曲家としても知られています。青年時代のボーイトがゲーテの「ファウスト」に基づいて台本を書き作曲したのが「メフィストーフェレ」。
 鬼才の傑作と言うにふさわしい、実に斬新な傑作です。
タイトルロールを歌うバスが非常に重要。ここではロシア、ウファ出身のイルダール・アブドラザコフが力強い悪魔を魅力的に歌っています。さすがはリッカルド・ムーティに認められ育てられただけに、ロシア人でありながら朗々と輝くイタリア的な美声とカンタービレな歌は申し分なし。ファウストは、いまやヴェルディ・テノールとして大人気のメキシコ出身のテノール、ラモン・ヴァルガス。ヒロイン二役、マルゲリータとエレナは共にパトリシア・ラセットが歌っています。ラセットは1965 年生まれの米国のソプラノ。既にメトロポリタン歌劇場のプリマドンナとして150 回以上も出演している今が最充実期のソプラノ。2013 年12 月のトリノ・レージョ劇場来日公演でトスカを歌って大きな話題になりました。
 指揮は、サンフランシスコ歌劇場の音楽監督かつナポリのサン・カルロ劇場の音楽監督でもあるニコラ・ルイゾッティ。日本でもお馴染みのルイゾッティがボーイトの斬新な音楽を生き生きと演奏しています。
 この「メフィストーフェレ」の舞台は、今や大物オペラ演出家であるロバート・カーセンが、国際的活動を始めて間もない1988 年、35 歳の時にジュネーヴ歌劇場のために制作したもの。この演出たいへんな人気を博し、サンフランシスコ歌劇場(1989 年)、シカゴ・リリック・オペラ(1991 年)、ヒューストン・グランド・オペラ(1992 年)、さらにはメトロポリタン歌劇場(1999 年)と上演され、オペラ演出家カーセンの出世作となりました。1989 年のサンフランシスコ歌劇場での上演が映像にもなっていますが、四半世紀経って映像の技術は格段に向上、鮮明画像でこの名舞台を楽しむことができます。



 


20 59934
(Blu-ray)
\5000→\4590
アンネッテ・ダッシュ〜グレートヒェンフラーゲ
 シューベルト:劇音楽「キプロスの女王ロザムンデ」より抜粋、
  糸を紡ぐグレートヒェン、アヴェ・マリア
 ヴェルディ:歌曲集より抜粋、
  歌劇「オテロ」〜アヴェ・マリア「み恵溢るる聖母マリア」
 シューマン:歌劇「ゲノフェーファ」〜ゲノフェーファのアリア
 ベルリオーズ:劇物語「ファウストの劫罰」〜燃える恋の思いに
 グノー:歌劇「ファウスト」〜マルグリートのアリア「宝石の歌」、ワルツ
アンネッテ・ダッシュ(ソプラノ)
マルク・ピオレ(指揮)
ミュンヘン放送管弦楽団


20 59938
(DVD)
\3000→\2690
 気品に満ちた歌声が響く! アンネッテ・ダッシュ

 収録:2011 年ヘラクレスザール、ミュンヘン王宮内
 (Blu-ray)画面:1080i Full HD 16:9、音声:PCM ステレオ、DTS HD MA 5.1、リージョン:All、字幕:英・独・仏、90分(本編)+30分(ボーナス)
 (DVD)画面:NTSC 16:9、音声:PCM ステレオ、DTS 5.1、DD5.1、リージョン:All、字幕:英・独・仏、90分(本編)+30分(ボーナス)

 アンネッテ・ダッシュは1976年ベルリン生まれのソプラノ歌手。ミュンヘン音楽大学でヨーゼフ・ロイブル氏に師事。2000年ジュネーヴ国際音楽コンクール声楽部門で第1 位を獲得。その後はフォルクスオーパー、ザルツブルク音楽祭、メトロポリタン歌劇場、バイロイト音楽祭と世界中の劇場から引っ張りだこの人気ソプラノ歌手として活躍しています。
 この映像は、2011 年ミュンヘンのヘラクレスザールで行われた2010/2011 シーズン追加公演。ゲーテの「ファウスト」から取った「Gretchenfrage(グレートヒェンフラーゲ)」を掲げて行われた演奏会で、ファウストの恋人グレートヒェンが見舞われる悲劇を歌ったシューベルト、シューマン、ベルリオーズなどの作品がプログラムされています。
 さらにボーナス映像では、「音楽が最も重要である理由」と題したドキュメンタリーが収められています。バイロイト、ジュネーヴ、ミュンヘン、ベルリンのツアー・リハーサルを中心に、アンネッテ・ダッシュの音楽性、人間性に迫っています。



アンネッテ・ダッシュ、戦慄のソロ・デビュー・アルバム!
今聴いても生々しい・・・。
German Baroque Lieder
HMG 501835
\2200
アンネッテ・ダッシュ(ソプラノ)
 バロック時代のドイツの歌曲

 「愛」
  ハインリヒ・アルベルト:ああひどい冷酷さ!/
  ヨハン・クリーガー:
   いとしい人、君が好きだ/アンドレアス・ハンマー
  シュミット:美よ、お前は;3 声のための3 つのカンツォーナ/
  フィリップ・ハインリヒ・エルレバッハ:
   愛の神よ、急いで正直に助言を与えてくれ/
  アダム・クリーガー:飛べ、魂よ、飛べ
 「不安定」
  ハインリヒ・アルベルト:
   かつて誇り高く今や死に瀕した若い女性の最後の言葉/
  ヨハン・クリスティアン・デデキント:
   すべては足早に過ぎ去って行く/
  フィリップ・ハンリヒ・エルレバッハ:
   私たちの人生はたくさんの苦悩に囲まれている
 「平安」
  エラスムス・キンダーマン:
   神にさかえあれ、平安はまだここに;
   ああ主よ、どれほど長く;晩の礼拝
 「自然」
  ハインリヒ・アルベルト:
   魂よ、おまえはかつて見なかったか;年の中心の5 月が/
  ヨハン・クリーガー:
   おいで、歩きに行こう;
   2つのヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ
 「幸運」
  フィリップ・ハインリヒ・エルレバッハ:
   幸運よ、お前はわたしをもてあそぶ/
  ヨハン・クリーガー:
   自分の持っているもので満足する者は幸せである
アンネッテ・ダッシュ(ソプラノ)
ベルリン古楽アカデミー団員
美しきソプラノ、アンネッテ・ダッシュ ソロ・デビュー盤!

録音:2004 年7 月

 アンネッテ・ダッシュは1976 年ベルリン生まれのドイツのソプラノ。2000 年のジュネーヴ国際音楽コンクール声楽部門で第1 位を獲得。日本では2003 年12 月の新国立劇場でのオッフェンバック「ホフマン物語」でアントニーアを歌って好評でした。彼女は古楽畑での活動が主で、バッハなどの宗教音楽で評価を得た人です。ヤーコプスもパリで「フィガロの結婚」を上演する時には若きダッシュを伯爵夫人に起用していますから、ただの若手ソプラノではありません。当盤は、彼女の初ソロCD。 17 世紀のドイツの作曲家による親しみやすい歌曲を歌っています。柔らかくしっとりした魅惑の声、驚くほどの気品が漂う表現、全てにおいて大器であることを感じさせます。もちろん若い歌手ならではの溌剌とした生命力、しっかりした技術力も目を見張るものです。テーマごとに区切られた凝ったプログラム、それぞれのセクションでの変幻自在なダッシュの表情は見事。滴るような音色のベルリン古楽アカデミーのメンバーの伴奏もまた実に楽しめます。

 


20 59924
(Blu-ray)
\5300→\4890
ドヴォルザーク:歌劇「ルサルカ」
 [+ 舞台裏
  (シュテファン・ヘアハイムらスタッフのインタビュー)]
ルサルカ:ミルト・パパタナシウ(Sop)
王子:パヴェル・チェルノフ(Ten)
外国の皇女:アンナレーナ・ペーション(Sop)
水の精:ウィラード・ホワイト(Bs)
魔法使い:ルネ・モルロック(A)
三人の木の精:
 エカテリーナ・イサチェンコ(Sop)
 キム・ヨンヘ(Sop)
 ノナ・ヤヴァヒーゼ(A) ほか
アダム・フィッシャー(指揮)
王立モネ劇場管弦楽団、合唱団


20 59928
(2DVD)
\5300→\4890
 賛否両論!?「 サイコ・ホラー」とも称されたモネ劇場の「ルサルカ」

 演出:シュテファン・ヘアハイム
 [2012 年3 月/モネ劇場(ライヴ)]
 (Blu-ray)リージョンオール、1080i Full HD 16:9、音声:DTS HD Master Audio Surround PCM STEREO、152’ (本編) +10’ (ボーナス)
 (2DVD)リージョンオール、カラーNTSC 16:9、音声:DTS サラウンド5.1 / DD5.1 / PCM ステレオ、152’ (本編) +10’ ( ボーナス)、字幕:英独仏蘭韓

 奇才シュテファン・ヘアハイムの過激な演出が話題となった「ルサルカ」。2012 年3 月にアダム・フィッシャーがモネ劇場で行った公演がブルーレイ&DVD で登場します。
 ドヴォルザークの「ルサルカ」は、深い森にある湖の精ルサルカが、人間の王子に恋をし、魔法で人間の姿にしてもらいます。それには口を利かないことと、相手が心変わりしたら湖底に引き込むことを条件とされます。希望通り王子と近づきになれますが、全く口を利かない彼女に不満な王子は他の女性に心変わりし、条件通りの悲劇に終ります。
 ヘアハイムの演出は現代のブリュッセル街中に場所を移し、ルサルカは娼婦、水の精は年老いた客、王子はその若き日の姿、魔法使いは老人の妻という設定となっています。ルサルカに誘われた老人は、初恋の人の面影を見て買おうとしますが、老妻に見つかり家へ入れてもらえません。そこで夢とも妄想ともつかぬ世界となり、次々と殺人を犯すという犯罪劇となっています。
 ルサルカ役はギリシャのミルト・パパタナシウ。近年世界中のオペラハウスでひっぱりだこの人気。ここでも魅力的なルサルカを演じています。ことに見せ所のロマンティックなアリア「月に寄せる歌」は月ではなくパラボラ・アンテナに向うところなど、天体オタクの心をとらえて離しません。フィッシャーの音楽作りも流麗かつ構成力満点。これほど刺激的な「ルサルカ」は他にありません。
 
20 20248
(DVD +カタログ)
\1500→\1390
ユーロ・アーツ2014 カタログ付DVD
 ヴェーバー:「オベロン」序曲
 ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調Op.77
 J.S.バッハ:
  無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番ト短調BWV.1001よりプレスト
   (アンコール)
 ドヴォルザーク:交響曲第8番ト長調Op.88
 ドヴォルザーク:スラヴ舞曲ハ長調Op.72-7(アンコール)
ヒラリー・ハーン(ヴァイオリン)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
マリス・ヤンソンス(指揮)
 2014 年版カタログ付お買い得DVD、ベルリン・フィル・イン・東京、ヤンソンス&ヒラリー・ハーンのショスタコ

 収録:2000 年11 月26 日東京、サントリー・ホール(ライヴ)/画面:NTSC 16:9、音声:PCM ステレオ、DD5.1、DTS5.1、リージョン:All、99 分

 毎年発売されるユーロアーツ・レーベルのカタログ付DVD。今年は、マリス・ヤンソンスがベルリン・フィルを率いて、2000 年に東京のサントリー・ホールでおこなった公演の模様を収めたDVD。
 この映像がお買い得価格で登場するとは、なんとも驚き。ヒラリー・ハーンをソリストに迎えたショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲。研ぎ澄まされた緊張感が映像からひしひしと伝わってきます。そしてメイン・プログラムは、ドヴォルザークの交響曲第8 番。オスロ・フィル、コンセルトヘボウ管とも録音しているヤンソンス得意のレパートリー。ここでは相性のよいベルリン・フィルと日本の聴衆を興奮のるつぼへ叩き込んだ圧巻の演奏を聴かせてくれます。



 


20 59884
(Blu-ray)
\5000→\4490
プレスラー90歳記念コンサート・アット・パリ
 モーツァルト:
  ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488、
  ロンド イ短調K.511、
  ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K.595
 ドビュッシー:月の光

 ボーナス:プレスラーとヤルヴィの対談
  監督:セバスティアン・グラス&コランタン・ルコント
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)
パリ管弦楽団
メナヘム・プレスラー(ピアノ)


20 59888
(DVD)
\3000→\2690
 プレスラー90 歳記念コンサート・アット・パリ、プレスラー&ヤルヴィによるモーツァルトのピアノ協奏曲

 収録:2012 年10 月17 日(K.595、ドビュッシー)、2014 年1 月29 日(K.488,K.511)、サル・プレイエル、パリ

 (Blu-ray)画面:1080 60i画面:1080 60i、音声:PCM ステレオ、DTS-HD Master Audio5.1、本編:82 分、ボーナス:13分、リージョン:All
 (DVD)画面:PCM ステレオ、DD5.1、DTS5.1、本編:82分、ボーナス:13分、リージョン:All

 1923 年生まれの巨匠ピアニスト、メナヘム・プレスラー。ボザール・トリオの創設メンバーとして長きに渡り活躍し、2008 年解散後から精力的にソリストとして世界各地でコンサートを行っています。2014 年に来日し、庄司紗矢香と行ったデュオ・リサイタルでは、慈悲深い演奏で静かな感動が会場に広がりました。
 この映像は、2012 年と2014 年にパリのサル・プレイエルで行われた、パーヴォ・ヤルヴィ指揮パリ管弦楽団とのモーツァルトピアノ協奏曲のコンサートの模様。第27 番はまもなく89 歳を迎えようとした2012 年10 月パリ管定期演奏会での収録。モーツァルト最後の協奏曲である本作品は、崇高な美しさを持った名曲として親しまれています。プレスラーの作為的なものがまるで感じられない穏やかな演奏で、詩的で味わい深く聴かせてくれます。またアンコールのドビュッシーの月の光も、繊細さと抒情性に溢れる、聴く者の心の深淵に響く演奏です。
 そして90 歳の誕生日を祝う記念コンサートで演奏された第23 番。この作品でなんといっても美しいのが第2 楽章。凛としたピアノソロではじまり、それを引き継ぐ木管群の哀愁漂う旋律。プレスラーの崇高な音楽がモーツァルト特有の天衣無縫な美しさを十二分に表現しています。プレスラーは2014年のベルリン・フィルのジルヴェスターコンサートでラトルと同曲を演奏予定です。
 またプレスラーに寄り添うようなパーヴォ・ヤルヴィとパリ管の優しい演奏も好印象。なんとも心温まるライヴ映像集となっています。


旧譜
プレスラー、2012年と2013年の新録音!

BIS SA 1999
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
まさか!メナヘム・プレスラー2012年、89歳時の最新録音!
 (1)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調Op.110[20’15]
 (2)シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調D.960[45’07]
 (3)ショパン:夜想曲第20番嬰 ハ短調 遺作[4’06]
メナヘム・プレスラー(ピアノ)
 注目盤。これはすごい。室内楽界の至宝、メナヘム・プレスラー2012年、89歳時の最新録音!祈りに満ちたベートーヴェン、シューベルト、ショパン

 録音:2012 年2 月、3 月/サフォーク州、ポットンホール、イギリス/5.0 Surround sound、70’33

 SACD ハイブリッド盤。1923 年生まれのプレスラーが2012 年に録音した最新アルバムが登場。収録時は89 歳となり、曲はプレスラーが長年弾き続けてきたベートーヴェンのピアノ・ソナタ第31 番、シューベルトのピアノ・ソナタ第21 番、そしてショパンの夜想曲第20 番遺作です。
 プレスラーは1955年より解散までの53年間、ボザール・トリオの創設メンバーとして活躍、1996年には当時72歳にしてカーネギーホールでリサイタル・デビューしたピアニストです。2008 年9 月6 日ルツェルン音楽祭でのコンサートをもってトリオは解散し、その後、現在に至るまでソリストとして世界各地でリサイタルを行っております。言わば「大器晩成」のピアニストですが、演奏は年を重ねるごとに成熟し、聴き手に音楽の本質をダイレクトに伝えてくれます。音色は明るく、また性格が滲み出ているような穏やかタッチは心を打たれます。
 この収録曲を含むプログラムは、2011 年3 月23 日パリ、シテ・ド・ラ・ミュジーク(30 79668(DVD)/30 79664(Blu-ray))におけるライヴ映像が発売されており、静かなる情熱が伝わってきます。また、この公演後2011 年6 月に来日し、その時の公演は非常に話題となりました。2014 年4 月には庄司紗矢香とのデュオ・リサイタルで来日公演も予定しており、今なお進化し続ける室内楽界の至宝の音楽を間近で聴くことができそうです。
Tales from Vienna
LDV 12
\2600→\2390
メナヘム・プレスラー、新録音!
 シューベルト:ピアノ・ソナタ第18番 ト長調 D894
 モーツァルト:ロンド イ短調 K511
 ベートーヴェン:バガテルop.126
メナヘム・プレスラー
 (ピアノ/スタインウェイ
  (ハンブルク製、
   インディアナ大学・ブルーミントン音楽学校蔵))
 巨匠プレスラー、奇跡のシューベルト、モーツァルト、ベートーヴェン

 録音:2013 年5 月22,23 日(ブルーミントン、インディアナ大学ジェイコブス・スクール)日本語ライナーノートつき

 ベートーヴェン、シューベルト、ショパン作品集(BISSA 1999)も話題の奇跡の巨匠プレスラー。ラ・ドルチェ・ヴォルタレーベルからもウィーン楽派の傑作3 作品の登場となります。
 シューベルトのト長調ソナタについて、プレスラーは『ある意味では、この音楽には悲劇はありません。第1楽章の「モルト・モデラート・エ・カンタービレ」は幻想曲ですが、演奏家自身がまさに「幻想曲」であることを感じ取らなければ、その性格を表現することはできません。ピアノ曲ではありますが、シューベルトはピアノを「忘れて」いると思われます。』と語っています。円熟の極みにあるからこそ成し得た奇跡的な名演がここにあります。モーツァルトのロンドに関しても、『この音楽にはあまりに多くの悲しみと喜びが、自分が体験しないと表現できないことがつまっています」「過去の幸福を思いだしているモーツァルトが思い浮かびます』と、意味深な言葉を寄せていますが、一音一音に魂がこもった神の領域の演奏といえるでしょう。ベートーヴェンも肩の力が抜けきった、天上の響き。巨匠が誘う絶美の世界です。


 

20 45094
(Blu-ray)
\5000
1999年ヘルダー教会で行われたクリスマス・オラトリオ
 J.S.バッハ:クリスマス・オラトリオBWV248
 【ドキュメンタリー】
  ・「歓呼の声を放て、喜び踊れ!」〜ガーディナー、カンタータ巡礼の旅
  ・バッハ再訪〜ガーディナー、ザクセン=テューリンゲンを訪れる
ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
モンテヴェルディ合唱団
クラロン・マクファーデン(ソプラノ)
ベルナルダ・フィンク(アルト)
クリストフ・ゲンツ(テノール)
ディートリヒ・ヘンシェル(バス)
20 45098
(DVD)
\3000
 ガーディナー、カンタータ巡礼の第1歩となったコンサート、1999年ヘルダー教会で行われたクリスマス・オラトリオ遂にブルーレイで登場

 収録:1999 年12 月23 & 27 日ワイマール、ヘルダー教会
 (Blu-ray)画面:1080 69i、音声:PCM ステレオ、DD5.1、DTS5.1、リージョン:All、字幕:英独仏韓、日本語、145分(+2×26分ドキュメンタリー)
 (DVD)画面:NTSC 16:9、音声:PCM ステレオ、DD5.1、DTS5.1、リージョン:All、字幕:英独仏韓、日本語、145分(+2×26分ドキュメンタリー)

 大家ガーディナーによる演奏で聴く6 曲のカンタータからなるバッハの傑作「クリスマス・オラトリオ」。この映像はDVD では以前リリースされていましたが、ブルーレイ化は初。
 ガーディナーはバッハ没後250 年企画として、ヨーロッパとアメリカの約50 都市の教会を訪れ、バッハの教会カンタータ全曲を演奏するという壮大な企画「バッハ: カンタータ巡礼」を打ち立て見事完走しました。
 この演奏は、その巡礼の旅の出発点ともなった記念碑的コンサート。収録されたワイマールにあるヘルダー教会は、バッハの子供たちが洗礼を受けた場所で、クラーナハの祭壇画で知られています。
 ガーディナーの明晰な解釈と細部までコントロールされた合唱陣、深々とした祈りの音楽を完璧に表現しています。さらに巡礼の旅へかけた思いと同様、ガーディナーの情熱が聴衆を感動に導きます。
 ドキュメンタリーでも、ガーディナーはこの巡礼の旅への思いを語っています。



   


20 59854
(Blu-ray)
\5000→\4490
ヨーロッパコンサート2014/バレンボイム
 ニコライ:「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲
 エルガー:交響的習作「ファルスタッフ」
 チャイコフスキー:交響曲第5番
ダニエル・バレンボイム(指揮)
ベルリン・フィル
20 59858
(DVD)
\3000→\2690
 開場50周年を迎えた本拠地ベルリン・フィルハーモニーでバレンボイムが指揮台にあがった2014 年ヨーロッパコンサート、プログラムは生誕450 年のシェイクスピア関連作品

 収録:2014 年5 月1 日ベルリン・フィルハーモニー
 (Blu-ray)画面:1080i Full HD 16:9、音声:PCM ステレオ、DTS-HD Master Audio5.1、リージョン:All、90分(+ボーナス10分)
 (DVD)画面:NTSC 16:9、音声:PCM ステレオ、DTS 5.1、DD5.1、リージョン:All、90分(+ボーナス10分)

 1882 年5 月1 日に創立されたベルリン・フィル。毎年記念日である5 月1 日に行われるヨーロッパコンサートは、ヨーロッパ各地の名所旧跡で行われ聴衆を楽しませています。
 2014 年は、ベルリン・フィルの本拠地ベルリン・フィルハーモニー。2014 年は開場50 周年を迎えたため、地元ベルリンで開催されました。プログラムは、シェイクスピア生誕450 周年にちなむ作品を取り上げています。指揮はバレンボイム。
 コンサートは、シェイクスピアの戯曲「ウィンザーの陽気な女房たち」に基づくオットー・ニコライのオペラ「ウィンザーの陽気な女房たち」の序曲で開始されます。そして英国を代表する作曲家エルガーの交響的習作「ファルスタッフ」。シェイクスピアの戯曲「ヘンリー4 世」に登場するファルスタッフを管弦楽曲で描いた作品です。R. シュトラウスの交響詩を思わせるオーケストレーションと、エルガーらしい抒情的に歌われる穏やかなメランコリーが魅力的な曲。ベルリン・フィルの巧みな表現力とバレンボイムの的確な解釈で聴かせています。
 そして最後はシェイクスピアを愛した作曲家チャイコフスキーの交響曲第5 番。この作品は近年ベルリン・フィルではあまり取り上げられていませんが、バレンボイムは、1995 年にシカゴ響と2004 年にウエスト・イースタン・ディヴァン・オーケストラと録音しています。人間の感情表現が織り込まれた作品で、音響的な盛り上がりをみせる終楽章に向けてテンポがあがっていき、バレンボイム特有の密度の濃い演出で、高い演奏効果が感じられ、公演の興奮が伝わってくる演奏です。



 


20 72664
(4Blu-ray)
\8600→\7790
.
ベルチャ四重奏団、コンツェルトハウスでのベートーヴェン弦楽四重奏全曲演奏会
 ベートーヴェン:弦楽四重奏曲(全曲)

 弦楽四重奏曲
  第1番 ヘ長調 Op.18-1、第2番 ト長調 Op.18-2、
  第3番 ニ長調 Op.18-3、第4番 ハ短調 Op.18-4、
  第5番 イ長調 Op.18-5、第6番 変ロ長調 Op.18-6、
  第7番 ヘ長調「ラズモフスキー1番」Op.59-1、
  第8番 ホ短調「ラズモフスキー2番」Op.59-2、
  第9番 ハ長調「ラズモフスキー3番」Op.59-3、
  第10番 変ホ長調「ハープ」Op.74、
  第11番 ヘ短調「セリオーソ」Op.95、
  第12番 変ホ長調 Op.127、
  第13番 変ロ長調 Op.130「大フーガ付」、
  第14番 嬰ハ短調 Op.131、第15番 イ短調 Op.132、
  第16番 ヘ長調 Op.135、
  大フーガ
ベルチャ四重奏団
 【コリーナ・ベルチャ(ヴァイオリン)、
  アクセル・シャハー(ヴァイオリン)、
  クシシュトフ・ホジェルスキー(ヴィオラ)、
  アントワーヌ・レデルラン(チェロ)】


20 72668
(5DVD)
\8600→\7790
 

 収録:2012 年コンツェルトハウス、ウィーン(ライヴ)
 (4Blu-ray)画面:1080i Full HD 16:9、音声:PCM ステレオ、DTS-HD Master Audio5.1、リージョン:All、字幕:英、独、仏、522分(+ドキュメンタリー45分)
 (5DVD)画面:NTSC 16:9、音声:PCM ステレオ、DTS5.1、DD5.1、リージョン:All、字幕:英、独、仏、522分(+ドキュメンタリー45分)

 この映像は、ベルチャ四重奏団がウィーンのコンツェルトハウスで2012 年に行った連続演奏会の模様。12 日間でベートーヴェンの弦楽四重奏曲を全曲演奏するというプロジェクトでした。ベルチャ四重奏団は、2008 年に解散したアルバン・ベルク四重奏団の伝統を継承する世界トップクラスの弦楽四重奏団。1994 年にロンドン王立音楽院に在学中のメンバーによって結成されました。2 度のメンバーチェンジを行い現在は第1 ヴァイオリンにコリーナ・ベルチャ(ルーマニア)、第2 ヴァイオリンにアクセル・シャッハー(スイス)、ヴィオラにはクシシュトフ・ホジェルスキー(ポーランド)、そしてチェロはアントワーヌ・ルデルラン(フランス)という国際色ゆたかなメンバーで活動を行っています。このメンバーで2011-12 年に別にセッション録音でもベートーヴェンの全集を完成させており、その切れ味鋭いダイナミックな表現力で高い評価を受けていました。この演奏会は、それを受けて実現した全曲演奏会です。
 演奏は、高い技術と凄まじい集中力と緊迫感、研ぎ澄まされた感性、息の合ったアンサンブルと、まさに現代を代表するベートーヴェンの弦楽四重奏曲といってよいでしょう。さらにこの演奏会は、第13 番を、「大フーガ」を最終楽章にした初演版と、ベートーヴェンが死の直前に作曲した新たな最終楽章による出版社版の両方を弾いていることも特徴。

 特典映像には、45 分間の「ベートーヴェン弦楽四重奏曲への道筋」と題されたドキュメンタリーが収録されています。


もちろん超オススメにさせていただいていた
ベルチャ四重奏団/ベートーヴェン弦楽四重奏曲CD全集ボックス!


ZZT344
(国内盤・8 枚組)
\8800+税
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集BOX
 〜完全BOX 化・特別価格〜


ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1685〜1750):
 1.弦楽四重奏曲(全16 曲)
 2.弦楽四重奏のための「大フーガ」
ベルチャ四重奏団
コリーナ・ベルチャ(vn1)
アクセル・シャヘル(vn2)
クシシュトフ・ホジェルスキ(va)
アントワーヌ・ルデルラン(vc)
ZZT344
(輸入盤・8 枚組)
\5400→\4990

「レコ芸」特選を連発、上下2分巻でリリースされ大好評を博した新時代の決定的録音、早くもBOX仕様でリリース決定!

 この種のアイテムはなくなると二度と入手不可になるのでどうぞお早目に確保のほどを...
 EMIからZig-Zag Territoiresへ移籍、冴えわたる至芸!
 こういうBOX が早々に出てくるというのは考え物な時代なのか、それとも純粋にありがたいことだと考えるべきか——ソナタに比して意外に全曲録音プロジェクトがめったに出てこない、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲をすべて収め、各4枚組の上下2分巻(ZZT315・ZZT321)でリリースされたベルチャ四重奏団の偉業は、昨2013 年、どちらの巻も相次いで『レコード芸術』誌で特選に輝いたばかり。

 とくに「下巻」(ZZT321)は特選をいただいたのがつい最近でもあり、いまだに軽快な勢いでオーダーが伸び続けている状態にあります。この勢いがおそらく一段落するかしないかのうちに到着してしまうであろうアイテムが、この上下セットのBOX仕様——もちろん全曲それぞれの解説を含むCD解説全訳も添付、BOX 仕様だけにプレス切れ次第「再生産なし」の状態になるであろうことも充分予想されるところ、この価格での国内仕様リリースとさせていただくことにいたしました。
 ベートーヴェンにとって、弦楽四重奏曲という分野は交響曲と同じく最初の作品を世に送り出すまでさんざん試行錯誤をくりかえし、最後の作品群はピアノ・ソナタよりも後まで(そしてもちろん、第9交響曲の後までも)作曲を続けていたという、まさに入魂のジャンル。初期作品(作品18の6曲)には磨き抜かれたセンスと堅固な形式感覚のみごとな調和があり、ドラマあふれる「傑作の森」時代に書かれた3曲の「ラズモフスキー四重奏曲」(第7〜9番)や「ハープ」「セリオーゾ」の異名をもつ第10番・第11番など充実至極の中期名品をへて、晩年に書かれた5曲はどれひとつとっても桁外れの深みと広がりをもつ小宇宙のごとき世界を体現している...これがピアノ・ソナタなら演奏者ひとりの探求の道で全曲録音へとむすびつきますし、交響曲であればオーケストラ単位のプロジェクトとして企画成立しやすいのでしょうが、弦楽四重奏団となるとやはり、個々の力量と解釈が高ければ高いほど、ベートーヴェン全曲録音には敷居が高くなるのか、この10〜20年でも驚くほどプロジェクトが少ないもの(アルテミス、ミケランジェロ、そしてこのベルチャ…)。しかし名曲であればあるほど「古の決定的録音」だけでなく、できるだけ多くの、新旧両世代の録音を聴き確かめ、その深みをさらに知りたくなるというもの——
 ルーマニアから来たベルチャSQ の4人が届けてくれた新録音は、鮮烈なみずみずしさと勢いがありながら同時に底知れぬ深みをもえぐり出してみせ、何度聴き確かめてもその深みを隅々までとても知り尽くせない、そういう侮りようのない魅力がひしひし伝わってくる「本物」だからこそ、世界一耳が肥えている部類に入る日本のクラシック・ファンの方々にも支持されているのだと思います。

録音:2011年-2012年 オールドバラ、スネイプ・モルティングス、ブリテン・スタジオ






ICA CLASSICS(映像)


ICAB-5133
(DVD 5枚組)
\5700
リヒャルト・シュトラウス&グスタフ・マーラー:作品集

《DVD1&2 マイケル・ティルソン・トーマス:R・シュトラウスを振る…ICAD5031(2DVD)》
DVD1.
 R.シュトラウス:ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずらOp.28
 <1.イントロダクションと楽曲解説/2.演奏>/
DVD2.
 R.シュトラウス:英雄の生涯Op.40
  <1.イントロダクションと楽曲解説/2-7.演奏>/

DVD3.
 マーラー:交響曲 第6番 イ短調…ICAD5018/

DVD4.
 マーラー:大地の歌…ICAD5042
 <1. シューマン(1810-1856):交響曲 第4番 ニ短調/
  2. マーラー:大地の歌>/

DVD5.
 マーラー:交響曲 第1番…ICAD5051
  <1. マーラー:交響曲 第1番 ニ長調/
  2. R.シュトラウス:
   交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」Op.28/

≪ボーナス≫
 3. マーラー:交響曲 第5番より第4楽章「アダージェット」>
<DVD2>
アレクサンダー・バランチック(ヴァイオリン)…DVD2/
ロンドン交響楽団/
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)/

<DVD3>
モネ交響楽団/
ハルトムート・ヘンヒェン(指揮)/


<DVD4>
キャロリン・ワトキンソン(メゾ・ソプラノ)…2/
ジョン・ミッチンソン(テノール)…2/
BBCフィルハーモニック/
クルト・ザンデルリング(指揮)/


<DVD5>
ボストン交響楽団/
エーリヒ・ラインスドルフ(指揮)
収録 <DVD1>1986年12月4.5日 エルストゥリー、スタジオA 放送1987年2月21日/<DVD2>1994年 ロンドンバービカン 放送1998年4月12日/<DVD3>2009年9月6日 ブリュッセル パレ・ デ・ボザール ライヴ収録 /<DVD4>1988年7月29日 ロイヤル・アルバート・ホール ライヴ収録/<DVD5>1962年12月4日ハーヴァード・ユニヴァーシティ,サンダース劇場…1/1962年11月13日ハーヴァード・ユニヴァーシティ,サンダース劇場…2/1963年11月12日ボストン・シンフォニー・ホール…3

 このBOXセットは、後期ロマン派の大作曲家、リヒャルト・シュトラウス(1884-1949)とグスタフ・マーラー(1860-1911)の作品を集めたものです。
 ティルソン・トーマスによるリヒャルト・シュトラウスは、どちらもリハーサル風景と本番が収録されたもので、ティルソン・トーマスがそのタクトを駆使して、巨大な音楽を創り上げていくプロセスを余すことなく見ることができるというものです。
 どんなオーケストラからも飛び切りの美音を紡ぎだすことで知られるクルト・ザンデルリングの「大地の歌」、どちらかというと機能的な響きを持つボストン交響楽団を意のままに操るラインスドルフの躍動的な「第1番」、そして堅実な指揮で知られるヘンヒェンとモネ交響楽団の情熱的な「第6番」と、これでマーラーの全てを知るには不足かもしれませんが、少なくとも、複雑なこれらの作品を理解する手がかりになり、何よりも楽しめることは間違いありません。
 

ICAB-5134
(DVD 5枚組)
\5700
クラシック・BBC・プロムス
《DVD1 ギャリック・オールソン…ICAD5013》
 1. ブラームス(1833-1897):ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 Op.83/
 2.ショパン(1810-1849):スケルツォ 第1番 ロ短調 Op.20/
 3.ショパン:ポロネーズ 変イ長調/
 4.リスト(1811-1886):葬送曲/

《DVD2 ウィーンの夜…ICAD5026》
 1. J.シュトラウス2世(1825-1899):喜歌劇「こうもり」序曲/
 2. J.シュトラウス2世:ポルカ・シュネル「雷鳴と電光」Op.324/
 3. J.シュトラウス2世:ピッツィカート・ポルカ(ヨーゼフ・シュトラウスと共作)/
 4. J.シュトラウス2世:ワルツ「南国のばら」Op.388/
 5. J.シュトラウス2世:喜歌劇「こうもり」からチャールダッシュ「ふるさとの調べよ」/
 6. J.シュトラウス2世:喜歌劇「こうもり」から「侯爵様、あなたのようなお方は」/
 7. レハール(1870-1948):ワルツ「金と銀」Op.79/
 8. J.シュトラウス2世:ポルカ・シュネル「浮気心」Op.319/
 9. J.シュトラウス2世:トリッチ・トラッチ・ポルカOp.214/
 10. J.シュトラウス2世:喜歌劇「ジプシー男爵」序曲/
 11. J.シュトラウス2世:喜歌劇「ジプシー男爵」行進曲/
 12. J.シュトラウス2世:ポルカ・シュネル「観光列車」Op.281/
 13. J.シュトラウス2世:無窮動Op.257/
 14. J.シュトラウス2世:ワルツ「美しき青きドナウ」Op.314/
 15. J.シュトラウス1世(1804-1849):ラデツキー行進曲Op.228/
 16. スッペ(1819-1895):喜歌劇「軽騎兵」序曲《ボーナス・トラック》/

《DVD3 ロジェストヴェンスキー…ICAD5027》
 1. グリンカ(1804-1857):歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲/
 2.グリンカ(1804-1857):歌劇「皇帝に捧げた命」より3つの舞曲/
 3.チャイコフスキー(1840-1893):
  バレエ音楽「くるみ割り人形」より第2幕全曲/

《DVD4 ユーリ・テミルカーノフ…ICAD5065》
 1. ベルリオーズ(1803-1869):序曲「海賊」Op.21/
 2.チャイコフスキー(1840-1893):交響曲「マンフレッド」Op.58/
 3.チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形」Op.71より第2幕のパ・ド・ドゥ/
 4.エルガー(1857-1934):
  創作主題による変奏曲「エニグマ」Op.36より第9変奏「ニムロッド」/
 5.プロコフィエフ(1891-1953):
 バレエ音楽「ロメオとジュリエット」より「タイボルトの死」/

《DVD5 ゲオルク・ショルティ…ICAD5100》
 1.モーツァルト(1756-1791):交響曲第39番 変ホ長調 K543/
 2.チャイコフスキー(1840-1893):交響曲第4番ヘ短調Op.36/

《アンコール》
 3.ドビュッシー(1862-1918):3つの夜想曲より祭り
<DVD1>
ギャリック・オールソン(ピアノ)/
BBC交響楽団…1/
ジェームズ・ローラン(指揮)…1/

<DVD2>
シェイラ・アームストロング(ソプラノ)…5.6/
ハレ管&
ジェームズ・ロッホラン(指揮)…1.4-6.8.9.11.12.14/
ロイヤル・フィルハーモニー管&
ワルター・ジュスキント(指揮)…3.7.13/
BBC交響楽団&
ワルター・ジュスキント(指揮)…2.10.15/
BBCノーザン交響楽団&
フュルスト・ヤーノシュ(指揮)…16/

<DVD3>
BBC交響楽団/
ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー(指揮)/

<DVD4>
サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団/
ユーリ・テミルカーノフ(指揮)/

<DVD5>
シカゴ交響楽団/
ゲオルク・ショルティ(指揮)
<DVD1>1978年7月31日…1, 1974年4月12日…2-4 ロイヤル・アルバート・ホール /<DVD3>1981年8月14日…1.2, 1981年7月27日…3 ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール(ライヴ)/<DVD4>1992年8月26日 ロンドン ロイヤル・アルバート・ホール(ライヴ)/<DVD5>1985年2月2日 ロンドン,ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ライヴ)

 イギリス・ロンドンで毎年夏に開催される音楽祭。8週間にわたる一連のクラシック音楽コンサート・シリーズであり、ロイヤル・アルバート・ホールを中心に100以上のイヴェントが行われます。
 プロムス(Proms)は「プロムナード・コンサート」の略で、その語はこのコンサート開始当初に聴衆がそぞろ歩いていた(promenading)という習慣に由来しているそうで、聴き手たちはリラックスしながら心の底から音楽を楽しむというものです。
 これらの映像は、1970年代から80年代の音楽祭の一こまであり、どれも真摯でありながら、どこか楽しげな雰囲気をもつものばかりです。
 5枚目のショルティだけはプロムスの映像ではなく、シカゴ交響楽団の最後のヨーロッパ・ツアーにおけるロンドンでの演奏会の模様を収録した貴重な映像です。

IDEALE AUDIENCE(映像)


30 73424
(Blu-ray)
\5000
ドキュメンタリー:アルゲリッチの音楽夜話
 1. プロローグ 2. 映画 3. ピアソラ 4. 作曲家たちについて
 5. コンクールについて 6. シューマンのピアノ協奏曲
 7. 室内楽 8. 終了クレジット 
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
エーリッヒ・ラインスドルフ(指揮)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
シャルル・デュトワ(指揮)
フランス放送管弦楽団
アンドレ・プレヴィン(指揮)
ロンドン交響楽団 、他
 【ボーナストラック】
  ルトスワフスキ:パガニーニの主題による変奏曲
   (アルゲリッチ&マウリシオ・バリーナ)
  シューマン:ピアノ協奏曲(抜粋)
   (アルゲリッチ、イェルク・フェーバー指揮&
    ヴュルテンベルク室内管弦楽団)
  ピアソラ/ ウベルト編:リベルタンゴ
  ピアソラ/ ウベルト編:現実との3分間
   (アルゲリッチ&エドゥアルド・ウベルト:2台ピアノ、
    リカルド・ロッシ:打楽器)
  スカルラッティ:ソナタ ニ短調 K141
  ショパン:マズルカ ヘ短調 作品63-2
  J.S. バッハ:パルティータ第2番ハ短調BWV826 〜カプリッチョ
 ついにブルーレイ化ファン必見!アルゲリッチのすべてが分かる感動の映像集、多彩な共演陣も魅力!

 監督:ジョルジュ・ガシュ
 画面:1080/60i Full HD、音声:PCM ステレオ、DTS-HD Master Audio5.1、リージョン:All、63分+38分(ボーナス)、原語:仏英独、字幕:英独仏西、ポルトガル、日本語

 以前NHK BS で放送されて話題になったドキュメンタリー作品が待望のブルーレイ化。
 ジョルジュ・ガショ監督によるこの作品は、アルゲリッチがインタビューに応じ、自らについて語るというもの。作曲家や演奏、室内楽についての示唆に富む言葉の数々に、過去の映像や演奏風景が散りばめられるという印象的な構成になっており、ヨーロッパとアメリカでいくつもの賞を受賞しています。
 子供のころのベートーヴェンの協奏曲での出演前の恐怖の記憶や、グルダへの尊敬の念、バッハやベートーヴェン初期作品でのユーモアの感覚、シューマンやリストへの共感、ソロ演奏での孤独感など、アルゲリッチの音楽に興味のある方なら見逃せない話がたくさん含まれています。2002 年イタリア賞をはじめ、各国の賞に輝いた名作です。

INTERGROOVE(映像)


IGC 005-9
(Blu-ray Disc)
\4800
ユングヘーネル指揮!ヘンデルの「アグリッピーナ」全曲!
 ヘンデル:歌劇 《アグリッピーナ》 HWV.6
コンラート・ユングヘーネル(指揮)
ザールラント州立劇場管弦楽団
スザンヌ・ゲブ(アグリッピーナ)
松井浩(クラウディオ)
ジュディス・ブラウン(ネローネ)
エリザベス(ポッペア)
デイヴィッド・コーディエ(オットーネ)
パトリック・シンパー(パッランテ)
スティーヴ・ヴェヒター(ナルチーゾ)
ギド・ベアー(レスボ)

IGC 004-9
(2DVD-Video/
NTSC/特別価格)
\4000
 リュート奏者や、ヴォーカル・アンサンブル「カントゥス・ケルン」の指揮者としても著名なドイツの音楽家、コンラート・ユングヘーネル。ユングヘーネルが、ドイツのザールブリュッケンにある歌劇場、ザールラント州立劇場の管弦楽団を振った2008年のライヴ録音が、Blu-ray Disc、DVDの両ヴァージョン同時発売。
 バロック音楽の知識豊富なユングヘーネルによる解釈と、バロック奏法を参考にしたモダン・オーケストラでの演奏で聴く、ヘンデルの歌劇「アグリッピーナ」全曲です。

MODE(映像)



MODEDVD274
(DVD)
\2500→\2290
シュトックハウゼン:初期のパーカッション音楽
Stockhausen/ Complete Early Percussion Works
 1. Stockuasen: Kontakte(1958-60)
  for pianist, percussionist & 4 channel electronic tape
 2. Stockhausen: Mikrophonie(1964)
  for 6 percussionists playing a single tam-tam,
  with electronics red fish blue fish
 3. Stockhausen: Zyklus(1959)
  for solo percussionist
 4. Stockhausen: Refrain(1959)
  for piano, celesta & vibraphone
 5. Stockhausen: Schlagtrio(1952,rev 1974)
  for piano & 2 timpanists
Bonus:
 3 interviews with Schick on the music
Steven Schick(percussion)
James Avery(piano)
Pavlos Antoniadis(celesta)
Katalin Lukacs(piano with red fish blue fish)
シュトックハウゼンの初期のパーカッション音楽。
Kontakteの電子テープと生の演奏との共演や6人のパーカッショニストによるMikrophonieなどシュトックハウゼン音楽の重要な作品が収録されている。

NIFC(映像)
ポーランド国立ショパン協会

NIFCDVD 001J
(DVD-Video/NTSC)
\4400→\3990
ヘレヴェッヘのモーツァルト"レクイエム"!
 モーツァルト:レクイエム K.626
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)
シャンゼリゼ管弦楽団
コレギウム・ヴォカーレ・ヘント
アカデミア・キジアーナ・シエナ
クリスティーナ・ランドシャーマー(ソプラノ)
インゲボルク・ダンツ(アルト)
ロバート・ゲッチェル(テノール)
マシュー・ブルック(バス・バリトン)

 ブリュッヘン追悼盤、ワルシャワでのベートーヴェン「英雄」に続いて「ポーランド国立ショパン協会」が「ショパン」の外へ一歩踏み出す。
 ヘレヴェッヘのモーツァルト"レクイエム"!ショパン没後161年。ワルシャワ聖十字架教会での奇跡。

 時はフレデリック・ショパン(1810−1849)の生誕200年であり没後161年、2010年10月17日。
 ショパンの心臓が安置されているポーランド、ワルシャワの聖十字架教会で行われた、ショパン没後161年の追悼ミサの中で演奏されたモーツァルトの「レクイエム」!
 
 ヘレヴェッヘ&シャンゼリゼ管弦楽団のモーツァルトの「レクイエム」は、各楽章間の司祭による祈祷の朗読やグレゴリオ聖歌の朗誦に従いながら演奏が進められていく。
 ショパンが自らの葬儀の際に演奏を希望したと伝わるモーツァルトの「レクイエム」。
 ヘレヴェッヘがワルシャワの聖十字架教会で振ったモーツァルトの「レクイエム」は、161回目の命日においてショパンの願いを、そして典礼の中の1部分というレクイエムの姿を尊重して創り上げられた特別な演奏と言っても過言ではないだろう。
 ヘレヴェッヘ、シャンゼリゼ管弦楽団、コレギウム・ヴォカーレ、4人の世界的ソリストたち、司祭、聴衆、そしてモーツァルトの音楽が一体となって実現した、唯一無二のモーツァルトの「レクイエム」の記録である。

 ※録音(ライヴ):2010年10月17日、聖十字架教会(ワルシャワ、ポーランド)



 

OEHMS(映像)


OC997
(2DVD)
\4000→\3590
ワーグナー:楽劇「ニーベルングの指環」 第2夜「ジークフリート」 ジークフリート…ランス・ライアン(テノール)/
ミーメ…ペーター・マーシュ(テノール)/
さすらい人(ヴォータン)…テリエ・ステンスヴォルト(バス・バリトン)/
アルベリヒ…ヨッヘン・シュメッケンベッヒャー(バリトン)/
ファーフナー…マグヌス・バルトヴィンソン(バス)/
エルダ…メデレィス・アーワディ(コントラルト)/
ブリュンヒルデ…スーザン・ブロック(ソプラノ)/
森の小鳥…アラン・バルネス(踊り)&ロビン・ヨハンセン(歌)/
フランクフルト歌劇場管弦楽団/
ゼバスティアン・ヴァイグレ(指揮)/
フランクフルト歌劇場管弦楽団/
ゼバスティアン・ヴァイグレ(指揮)/
ヴェラ・ネミロヴァ(演出)/
イェンス・キリアン(装置)/
インゲボルク・ベルネルス(衣装)/
オラフ・ヴィンター(照明)/
マルテ・クラスティング(ドラマトゥルギー)
録音:2012年6月-7月/収録時間:243分/音声:ステレオ2.0/DD 5.1/字幕:独, 英/画面:16:9/REGION All(Code:0) OC999の分売
 全編に渡って登場する巨大な輪。もちろんジークフリートの成長物語もこの輪の中で描かれます。実に細やかな演出が施されていて、どこにも破綻はありません。
 歌手たちもレヴェルが高く、文句の付け所はありません。ファーフナーは最近流行のアニメの主人公のようなコスチュームです。また森の小鳥は、ダンサーが演じています。細かい伏線があるので、なんども観ることをオススメいたします。
 

OC998
(2DVD)
\4000→\3590
ワーグナー:楽劇「ニーベルングの指環」 第3夜「神々の黄昏」 ジークフリート…ランス・ライアン(テノール)/
グンター…ヨハネス・マルタン・クレンツル(バリトン)/
アルベリヒ…ヨッヘン・シュメッケンベッヒャー(バリトン)/
ハーゲン…グレゴリー・フランク(バス)/
ブリュンヒルデ…スーザン・ブロック(ソプラノ)/
グートルーネ…アーニャ・フィデリア・ウルリッヒ(ソプラノ)/
ヴァルトラウテ&第2のノルン…クラウディア・マーンケ(メゾ・ソプラノ)/
第1のノルン…メデレィス・アルヴァディ(コントラルト)/
第3のノルン…アンゲル・ブルー(ソプラノ)/
ヴォークリンデ…ブリッタ・シュタルマイスター(ソプラノ)/
ヴェルグンデ…ジェニー・カールステット(ソプラノ)/
フロスヒルデ…カタリーナ・マギエラ(メゾ・ソプラノ)/
フランクフルト歌劇場管弦楽団/
ゼバスティアン・ヴァイグレ(指揮)/
ヴェラ・ネミロヴァ(演出)/
イェンス・キリアン(装置)/
インゲボルク・ベルネルス(衣装)/
オラフ・ヴィンター(照明)/
マルテ・クラスティング(ドラマトゥルギー)
録音:2012年6月-7月/収録時間:280分/音声:ステレオ2.0/DD 5.1/字幕:独, 英/画面:16:9/REGION All(Code:0) OC999の分売
 いよいよ物語も大詰め。いつものように舞台には巨大な輪。幾分黒ずんでいます。
 「神々の黄昏」は合唱団も登場することもあり、シンプルな中にも壮麗さがあります。肥大化した物語にどのような結末を与えるのかについては、多くの演出家が工夫を凝らしていますが、ここでは、あっと驚くような結びが用意されています。
 神々の時代から人類へ…時代は確実に引き継がれているということでしょうか。色々なことを考えさせてくれる感動的な結末です。

OPUS ARTE(映像)


OA1150BD
(DVD 5枚組)
\4800→\4390
コヴェント・ガーデン王立歌劇場
 モーツァルト:オペラ BOXセット

 ①歌劇《ドン・ジョヴァンニ》2008年/マッケラス
 ②歌劇《魔笛》2003年/ディヴィス
 ③歌劇《フィガロの結婚》2006年/パッパーノ
①ドン・ジョヴァンニ…サイモン・キーンリーサイド(Br)/
レポレッロ…カイル・ケテルセン(バス)/
騎士長…エリック・ハーフヴァーソン(B)/
ドンナ・アンナ…マリーナ・ポフラフスカヤ(S)/
ドンナ・エルヴィーラ…ジョイス・ディドナート(Ms)/
ドン・オッターヴィオ…ラモン・ヴァルガス(T)/
ゼルリーナ…ミア・パーション(S)/
マゼット…ロバート・グリアドウ(B)/
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団/
チャールズ・マッケラス(指揮)/
フランチェスカ・ザンベロ(演出)/
マリア・ビョルンソン(美術・衣装)/
ポール・ピャント(照明) 他
②パパゲーノ…サイモン・キーンリーサイド(Br)/
パミーナ…ドロテア・レシュマン(S)/
タミーノ・ウィル・ハルトマン(T)/
夜の女王…ディアーナ・ダムラウ(S)/
ザラストロ…フランツ=ヨーゼフ・ゼーリヒ(B)/
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団/
コリン・ディヴィス(指揮)/
デイヴィッド・マクヴィカー(演出)/
リア・ハウスマン(振付) 他
③フィガロ…アーウィン・シュロット(Br)/
スザンナ…ミア・パーション(S)/
アルマヴィーヴァ伯爵…ジェラルド・フィンリー(T)/
アルマヴィーヴァ伯爵夫人…ドロテア・レッシュマン(S)/
ケルビーノ…リナート・シャハム(Ms)/
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団/
アントニオ・パッパーノ(指揮)/
デイヴィッド・マクヴィカー(演出)/
ターニャ・マカリン(装置・衣装)/
ポール・コンスタブル(照明)/
リア・ハウスマン(振付) 他


OABD7155BD
(BD 5枚組)
\4800→\4390
収録時間:9時間49分/音声:<DVD>ステレオ2.0/DD 5.1/<BD>ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.0/字幕: ①英,仏,独,伊 ②英,西,仏 ③英,独,西,伊/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>ニ層 50GB 1080i High Definition
 モーツァルト(1756-1791)の歌劇の中でも最も良く知られ、愛されている3つの作品。
 この5枚組BOXには、これらの「最上の演奏」といえる映像が収録されています。ドラマティックな「ドン・ジョヴァンニ」は、紳士的な歌い口で知られるキーンリーサイドの思わぬ悪役ぶりを楽しむことができます。また最近人気急上昇中のメゾ・ソプラノ、ジョイス・ディドナートのドンナ・エルヴィーラも堪能できます。
 「魔笛」は、そのキーンリーサイドのコミカルなパパゲーノ役が素晴らしく、またデビュー間もないディアーナ・ダムラウの強烈な「夜の女王」も大きな話題を呼んだものです。
 「フィガロ」のアーウィン・シュロットは、この作品を完全に手中に収めた感のある、初々しさと狡猾さを併せ持つ見事な歌唱を聞かせています。
 コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団のとろけるような響きと、3人の名指揮者による各々のモーツァルト像も興味深いものです。
 


OA1153BD
(DVD 6枚組)
\4800→\4390
ピアノの伝説
 ミケランジェリ/アルゲリッチ/ブレンデル



《DVD1 アルフレード・ブレンデル(1931-):イン・ポートレート》

 1.ハイドン:ソナタ 変ホ長調 Hob XVI/49/
 2.モーツァルト:ソナタ ハ短調 K457/
 3.シューベルト:即興曲 第3番 変ト長調 D899/
《DVD2 ブレンデル特典映像(1998〜2000年収録)》
 ドキュメンタリー:人と仮面/サイモン・ラトルとのリハーサル風景 他/

《DVD3 アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(1920-1995):プレイズ・ベートーヴェン》

 1.ソナタ 第2番 ハ長調 Op.2-3/
 2.ソナタ 第32番 ハ短調 Op.111/
 3.ガルッピ:ソナタ ハ長調/
 4.D.スカルラッティ:ソナタ K11/
 5.D.スカルラッティ:ソナタ K159/
 6.D.スカルラッティ:ソナタ K322/
 7.D.スカルラッティ:ソナタ K27/
《DVD4 アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ:プレイズ・ショパン》
 1.ソナタ 第2番 変ロ短調 Op.25/
 2.バラード 第1番 ト短調 Op.23/
 3.アンダンテ・スピアナートと華麗なるポロネーズ Op.22/
 4.幻想曲 ヘ短調 Op.49/
 5.スケルツォ 第2番 変ロ短調 Op.31/
 6.子守歌 変ニ長調 Op.57/
 7.ワルツとマズルカ集/
《DVD5 アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ:プレイズ・ドビュッシー》
 1.映像 第1集&第2集/2.子供の領分/
 3.前奏曲 第2集-第10番 カノープ/
 4.前奏曲 第2集-第5番 ヒースの荒野/
 ドキュメンタリー:巨匠の中の巨匠/

《DVD6 マルタ・アルゲリッチ(1941-):プレイズ・モーツァルト》
 1.ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K466/
 2.3台のピアノのための協奏曲 ヘ長調 K242/
 〈エキストラ・フューチャー〉
  ベートーヴェン:三重協奏曲/
  モーツァルト:アダージョ ホ長調 K261/
  モーツァルト:ロンド ハ長調 K373/
  モーツァルト:交響曲 第32番 ト長調 K318 他
ルノー・カプソン(vn)/
ゴーティエ・カプソン(vc)/
パウル・グルダ(p)/
リコ・グルダ(p)/
新日本フィルハーモニー管弦楽団/
クリスチャン・アルミンク(指揮)
収録時間:10時間30分/音声:ステレオ2.0/字幕:なし/画面:16:9/REGION All(Code:0)/片面2層ディスク
 数あるピアニストたちの中でも、特別な存在である3人のピアニストたちの映像を集めた価値あるBOXです。
 ブレンデルの映像では、本編の映像に加え70分のドキュメンタリーが興味深いものです。ミケランジェリは1962年のRAIテレビ公演での貴重な映像集です。
 アルゲリッチの映像は、2005年にすみだトリフォニーホールで開催された「グルダを楽しく想い出す会」の模様から。「3台のピアノのための協奏曲」ではフリードリヒ・グルダの息子たち、パウルとリコが揃ってアルゲリッチとともにピアノに向かいます。
 全てが躍動的であり、示唆に満ちた映像集です。
  

OA1146BD
(DVD 6枚組)
\4800
THE FAIRYTALE BALLETS 〜おとぎ話のバレエ集
 ①レオ・ドリーブ(1836-1891):《コッペリア》全2幕(パトリス・バール版)/
 ②プロコフィエフ(1891-1953):《シンデレラ》全3幕(ルドルフ・ヌレエフ版)<2DVDs>/
 ③チャイコフスキー(1840-1893):《白鳥の湖》全4幕(ルドルフ・ヌレエフ版)/
 ④チャイコフスキー:《眠りの森の美女》プロローグ付き全3幕(ピーター・ライト版)<2DVDs>
①スワニルダ…ドロテ・ジルベール/
フランツ…マチアス・エイマン /
コッペリウス…ジョゼ・マルティネズ /
スパランツァーニ…ファブリス・ブルジョワ /
パリ・オペラ座バレエ/
コロンヌ管弦楽団/
コーエン・ケッセルス(指揮) /
パトリス・バール(振付・演出)/
②シンデレラ…アニエス・ルテステュ/
王子…ジョゼ・マルティネズ 他/
パリ・オペラ座バレエ/
パリ・オペラ座管弦楽団/
コーエン・ケッセルス(指揮)/
ルドルフ・ヌレエフ(振付)/
③オデット&オディール…アニエス・ルテステュ/
ジークフリート王子…ジョゼ・マルティネズ/
ロットバルト、家庭教師…カール・パケット/
王妃…ミュリエル・アレ 他/
パリ・オペラ座バレエ/
パリ・オペラ座管弦楽団/
ヴェロ・パーン(指揮)/
ルドルフ・ヌレエフ(振付)/
④オーロラ姫…ソフィアン・シルヴ/
フロリムント王子…ゲール・ランビオット/
リラの精…サラ・フォンテーヌ 他/
オランダ国立バレエ/
オランダ交響楽団/
エルマノ・フロリオ(指揮)/
ピーラー・ライト(振付)
収録時間:10時間30分/音声:ステレオ2.0/字幕:英,仏,独,西(+伊…③のみ)/REGION All(Code:0)/片面2層ディスク
 数多いバレエの名作の中でも、とりわけメルヘンの香り漂う4つの演目を集めたBOXセット。
 パリ・オペラ座バレエ団とオランダ国立バレエ団の定評ある舞踏と、ルドルフ・ヌレエフ等定評ある振付による、誰もが知っている《白鳥の湖》《眠りの森の美女》メルヘン・オペラの草分けとも言える《コッペリア》、そしてプロコフィエフの音楽が洒脱な《シンデレラ》。どれもバレエの入門編としてもふさわしい素晴らしい踊りと音楽です。
 
OA1148D
(DVD)
\4000
チャイコフスキー:LAC 〜その後の白鳥の湖
 エクストラ・フィーチャー:キャスト・ギャラリー
白鳥…アニャ・ベーレンド/
黒鳥…エイプリル・ボール/
王子…ステファン・ブルゴン/
王…アルヴァーロ・プリエト/
王妃…小池ミモザ 他/
モンテカルロ・バレエ団/
セントルイス交響楽団/
レナード・スラットキン(指揮)/
ジャン・クリストフ・マイヨー(振付)

OABD7154D
(BD)
\4800
収録 2013年1月/収録時間:94分/音声:<DVD>ステレオ2.0/DD 5.1 <BD>ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.0/字幕:なし/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>ニ層 50GB 1080i High Definition
 1960年生まれの振付師ジャン・クリストフ・マイヨーによる衝撃的な《白鳥》の物語。
 彼はこの古典的なレパートリーに新しいドラマをもたらすために、10年という長い年月をかけて様々な要素を付け加えました。
 作家ジャン・ルオー(1990年のゴンクール賞受賞者)の協力を得て、現代社会へ問題を提起しながら、普遍の愛の物語を織り上げたこの物語、斬新な衣装としなやかな体の動きを最大に生かし、ただ美しいだけではなく、人間に潜む醜悪な部分も曝け出しながら物語はクライマックスを迎えます。音楽を担当するのは、レナード・スラットキン指揮のセントルイス交響楽団。ゴージャスな響きは、この物語に花を添えます。
 また王妃役には日本人のダンサー、小池ミモザ氏を起用。恵まれた長身を生かした存在感たっぷりのダンスを堪能できます。この究極のコンテンポラリーダンスは、見る人の心に強い印象を残すことでしょう。
 

OAF4030BD
(DVD 5枚組)
\4800
THE BEAUTY OF BALLET 〜
 バレエの美-オーストラリア・バレエ団

<DVD1>
 ドリーブ(1836-1891):コッペリア/
<DVD2>
 アダン(1803-1856):ジゼル/
<DVD3>
 マスネ(1842-1912):マノン/
<DVD4>
 エロール(1791-1833):ラ・フィーユ・マル・ガルデ/
<DVD5>
 ハチャトゥリアン(1903-1978):スパルタクス
<DVD1>
スワニルダ…リサ・パヴァーン/
フランツ…グレッグ・ホースマン/
アルチュール・サン=レオン(原振付)/
ジョージ・オギルビー、ペギー・ヴァン・プラーグ(演出・振付)/
<DVD2>
ジゼル…クリスティーン・ウォルシュ/
アルブレヒト…ケルヴィン・コー/ジャン・コラリ、
ジュール・ペロー(原振付)/
マリウス・プティパ (振付)/
<DVD3>
マノン…ジュスティーヌ・サマーズ/
デ・グリュー…スティーヴン・ヒースコート/
レスコー…ナイジェル・バーリー/
ケネス・マクミラン(振付)/
<DVD4>
リーズ…フィオナ・トンキン/
コーラス…デヴィッド・マッカリスター/
フレデリック・アシュトン(振付)/
ジョン・ランチベリー(編曲)/
<DVD5>
スパルタクス…スティーヴン・ヒースコート/
フラヴィア(スパルタクスの妻)…リサ・パヴァーン/
クラッスス…グレッグ・ホースマン/
ラースロー・シェレギ(振付・台本)
収録時間:9時間以上/音声:ステレオ2.0/字幕:なし/画面:16:9/REGION All(Code:0)/片面2層ディスク
 1962年に創設されたオーストラリア・バレエ団は、もともとロシアのバレエ・リュスの伝統を引き継ぐダンサー、エドゥアール・ボロヴァンスキーがオーストラリアで立ち上げた「ボロヴァンスキー・バレエ」が発祥。これを引き継ぎ発展してきた団体です。
 日本にも度々来日し、その華やかで壮観な舞台は反響を巻き起こし数多くのファンが存在することでも知られています。このBOXは5つの古典的な作品を収録したもので、その見事な舞台や振付、そして最高のダンサーたちという視覚的な魅力に魅了されることは間違いありません。伝統の因習に縛られることのない自由なバレエは確かにエキサイティングです。
 

OA1145D
(DVD 2枚組)
\4000→\3690
モーツァルト:歌劇《ドン・ジョヴァンニ》 K527 ドン・ジョヴァンニ…マリウシュ・クヴィエチェン(B)/
レポレッロ…アレックス・エスポジート(B)/
騎士団管区長…アレクサンドル・ツィムバリュク(B)/
ドンナ・エルヴィーラ…ヴェロニク・ジャンス(S)/
ドン・オッターヴィオ…アントニオ・ポリ(T)/
ドンナ・アンナ…マリーン・バイストレム(S)/
ツェルリーナ…エリザベス・ワッツ(S)/
マゼット…ダーウィッド・キンバーグ(B) 他/
ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団&合唱団 /
ニコラ・ルイゾッティ(指揮)/
カスパー・ホルテン(ディレクター)/
エス・デヴリン(セット・デザイン)/
ルーク・ホールス(ヴィデオ・デザイン)/
ファラー・ラウフ(カリグラファー)/
アニャ・バング・クラフ(衣装デザイン)/
ブルーノ・ポエット(照明デザイン)/
シグネ・ファブリシウス(コレオグラフィー)/
ケイト・ウォーターズ(ファイト・ディレクター)/
ジョナサン・ハスウェル(スクリーン・ディレクター)


OABD7152D
(BD)
\4800→\4390
2014年2月 ロイヤル・オペラ・ハウス ライヴ収録/収録時間:187分/音声:<DVD>ステレオ2.0/DD 5.1 <BD>ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.0/字幕:英,仏,独,日,韓/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>ニ層 50GB 1080i HD
 モーツァルト(1756-1791)の歌劇の中でも最も高い人気を誇る演目の一つが、この「ドン・ジョヴァンニ」です。彼はすでに、容姿や年齢、身分は関係なく、3003人の女性をものにし、これをカタログにしてレポレッロが保存しているというから大したものです。
 この2014年のロイヤル・オペラ・ハウスでの上演は、流行のプロジェクション・マッピングを効果的に使い、彼の誇る「女性のリスト」を壁面に映し出して見せてくれます。この映像は時折に彼の心情を表現し、悲しい時には一緒に嘆き、酔っ払った時には歪んだ世界を映し出してくれるのです。
 ドン・ジョヴァンニを歌うマリウシュ・クヴィエチェンは、当代最高の「ドン・ジョヴァンニ」歌手として名声を得ている歌手であり、ここでも納得のいくドン・ジョヴァンニ像を表出しています。もう少しイヤなヤツでもいいかなと思う人もいるかもしれませんが、演出家のホルテンは「ドン・ジョヴァンニの時代には奔放な生活は暗い場所に抑圧されていた」ということで、そういう面は舞台の見えない部分で演じられている模様です。
 ここでもレポレッロ役のエスポージトの演技は最高。特にコミカルな演技は並ぶ者なしの素晴らしさです。女声陣も素晴らしく、しっとりとしたヴェロニク・ジャンスと迫力たっぷりのマリーン・バイストレム、キュートなエリザベス・ワッツと、現在最高の歌手が熱演しています。指揮のルイゾッティも軽快なモーツァルトを奏でています。
 
OA1143D
(DVD 2枚組)
\4000→\3690
ラモー:歌劇《イポリトとアリシ》
《ボーナス映像》
 驚き、そして光あふれるオペラ キャスト・ギャラリー
イポリト…エド・リヨン(T)/
アリシ…クリスティアーネ・カルク(S)/
フェードル…サラ・コノリー(Ms)/
テゼ…ステファン・ドゥグー (Br)/
ディアーヌ…キャサリン・ワトソン(S)/
エノーヌ…ジュリー・パスチュロー(Ms)/
メルキュール…サムエル・ボーデン(T)/
プリュトン/ジュピテル/ネプチューン…フランソワ・リス(B)/
エイジ・オブ・エンライントゥメント管弦楽団/
グラインドボーン合唱団/
ウィリアム・クリスティ(指揮)/
ジョナサン・ケント(演出)/
ポール・ブラウン(デザイナー)/
マーク・ヘンダーソン(照明デザイナー)/
アシュリー・ページ(コレオグラフィー)/
ニナ・ダン(ヴィデオ・デザイナー)

OABD7150D
(BD)
\4800→\4390
2013年6月 グラインドボーン音楽祭 ライヴ収録/収録時間:186分+15分(ボーナス映像)/音声:<DVD>ステレオ2.0/DD 5.1 <BD>ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.0/字幕:英,仏,独,韓/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク×2 <BD>ニ層 50GB 1080i High Definition

 物語はディアーヌと愛の神の言い争いから始まります。森の中の人々の心を誰が支配するのか・・・。そんな争いをよそに、ペロポネス半島の町トレゼーヌでは大変なことが起きています。アテネの支配者テゼは、敵一族であるパラスの末裔の娘アリシに「独身でいるように」と誓いを立てさせますが、彼女はテゼの息子イポリトを愛しています。しかしテゼの后であるフェードルもイポリトを秘かに愛していて、怒りと嫉妬で大変なことになってしまいます。さてこのドロドロの愛憎物語は一体どうなるのでしょうか?
 最近の傾向…?この《イポリトとアリシ》はバロック・オペラをいかに面白く見せるかの見本のようなジョナサン・ケントの演出です。彼の演出は最近注目を浴びていますが、このラモーでも、かなりぶっとんだことをやっています。舞台は大きな冷蔵庫。ラモー(1683-1764)のオペラにつきもののバレは、健康食品のCMを思わせる下着姿の男女によって踊られます。舞台天上から降りてくる巨大なブロッコリーとレモンの輪切り。それに混じってフェードルの姿も見えます。彼女の衣装もキッチュで、とても深刻な悪巧みをしているようには見えません。
 ちなみにこの冷蔵庫の裏側は「冥界」であり、ここを支配しているのは、赤い顔をした王プリュトンです。第3幕のテゼの宮殿は海が見えるシンプルなアパート。とても神々の住まいには見えないのが面白いところです。他にも色々とびっくりすることばかりですが…ウィリアム・クリスティとエイジ・オブ・エンライントゥメント管弦楽団の演奏は極めて美しく説得力の高いものです。歌手たちも全て水準が高いのですが、何といってもフェードル役のサラ・コノリーは他を圧倒する存在感を放っています。
 
OA1144D
(DVD)
\4000→\3690
アドルフ・アダン:バレエ《ジゼル》
《ボーナス映像》
 ジゼルのロマンス、ジゼルの中の「死人の踊り」、
 キャスト・ギャラリー
ジゼル…ナタリア・オシポワ/
アルブレヒト…カルロス・アコスタ/
ヒラリオン…トーマス・ウィテヘッド/
バティルド…クリスティーナ・アレスティス/
クルランド大公…クリストファー・サンダーズ/
ベルト…ディルドレ・チャプマン/
ミルタ…小林ひかる/
ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団/
ボリス・グルジン(指揮)/
ジャン・コラーリ&ジュール・ペロー(原振付)/
マリウス・プティパ(コレオグラフィー)/
テオフィール・ゴーテェ(情景)/
ペーター・ライト(プロダクション、振付追加)/
ジョン・マクファーレン(デザイン)/
ジェニファー・ティプトン(オリジナル照明)-デイヴィッド・フィン(改訂)/
クリストファー・カー(ステージング)

OABD7151D
(BD)
\4800→\4390
2014年1月 ロイヤル・オペラ・ハウス ライヴ収録/収録時間:113分+10分(ボーナス)/音声:<DVD>ステレオ2.0/DD 5.1 <BD>ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.0/字幕:英語(ボーナスのみ)/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>ニ層 50GB 1080i High Definition
 1841年にフランスで初演され、以降、最も美しいロマンティック・バレエとして人気を獲得しているアドルフ・アダン(1803-1856)の《ジゼル》。「結婚を目の前にして亡くなった娘たちは、妖精ウィリとなり、森に迷い込んできた男性を死ぬまで躍らせる」というハインリッヒ・ハイネが紹介したオーストリア地方の伝説が元になっています。第1幕では明るい昼間の森が、第2幕では暗く寂しい夜の森へと変わり、そこで踊る妖精たちは神秘的な悲しさを身にまとっています。
 主人公ジゼルはもともと病弱でも踊りがすきな娘という設定であり、森番の青年ヒラリオンはそんなジゼルを秘かに愛しています。そんな彼らの前に謎の青年アルブレヒトが現れ、ジゼルはアルブレヒトに思いを寄せるのですが、その思いはかなうことなく、ジゼルは息絶え、妖精ウィリの仲間へと迎え入れられます。夜の森で白装束を纏って踊るジゼルの美しいこと。これが物語の白眉となります。
 この物語には様々な解釈がありますが、このロイヤル・オペラ・ハウスのパフォーマンスは初演時の精神に忠実で、無理な読み替えなどを一切加えない清々しいものとなっています。ジゼル役のナタリア・オシポワの可憐さと強靭さを併せ持つ素晴らしいダンスには驚嘆せざるを得ません。
 

OA1141D
(DVD)
\4000→\3690
ロッシーニ:歌劇《アルジェのイタリア女》
《ボーナス映像》
 キャスト・ギャラリー、メイキング・オブ・アルジェのイタリア女
イザベッラ…アンナ・ゴリチョーヴァ(コントラルト)/
ムスタファ…アレックス・エスポージト(バス)/
リンドーロ…シー・イージェ(テノール)/
タッデオ…マリオ・カッシ(バス)/
エルヴィーラ…マリアンジェラ・シキーラ(ソプラノ)/
ズルマ…ラファエラ・ルピナッチ(メゾ・ソプラノ)/
ハリ…デイヴィッド・ルチアーノ(バス) 他/
ボローニャ・テアトロ・コムナーレ管弦楽団/
ホセ・ラモン・エンシナール(指揮)/
デヴィッド・リヴェルモア(演出)/
ニコラス・ボーヴェイ(装置&照明デザイン)/
D-WOK(ヴィデオ・デザイン)/
ジャンルカ・ファラスキ(衣装デザイン)/
アンドレア・ファイドゥッティ(合唱指揮)/
ティツィアーノ・マンキーニ(ヴィデオ・ディレクター)


OABD7148D
(BD)
\4800→\4390
2013年8月 ペーザロ音楽祭 ライブ収録/収録時間:153分+25分(ボーナス)/音声:<DVD>ステレオ2.0/DD 5.1 <BD>ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.0/字幕:英,仏,独,韓/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>ニ層 50GB 1080i High Definition
 2013年のペーザロ音楽祭で注目を浴びた「アルジェのイタリア女」の登場です。ロッシーニ (1792-1868)が活躍した当時も、ヨーロッパ世界とイスラム世界の対立はありましたが、当時21歳のロッシーニはこれを深刻になることなく、とても楽しいものとして描き出しました。彼はもともと他の作曲家の代役として作曲を引き受け、わずか27日で書き上げたというエピソードもありますが、とてもそんな急ごしらえの作品とは思えない完成度の高さです。
 この演出は、時代を1960年代に置き換え、舞台は北アフリカ沿岸の砂漠の油田。石油の採掘機や、アニメなどがうまく背景として使われています。ムスタファはアルジェリアの石油成金という設定で、スキンヘッド、アロハシャツ、半ズボンという格好、そして舞台ところ狭しと踊りながら歌います。時にはえげつなく、ときには舌なめずりをしながら…。本来は悪役のムスタファですが、エスポージトの手にかかると、なんとも愛らしいおじさんになってしまうのは、さすがです。
 イザベッラは愛しいリンドーロを救うためには何をも恐れぬ覚悟であり、最終的には水着姿で歌って踊ってムスタファの気をひきます。ゴリチョーヴァのスタイルの良さは天下一品(最近のオペラ歌手は、以前のように大柄ではいけません)。リンドーロ役は注目のテノール、シー・イージェ。彼のロッシーニはますます素晴らしくなりました。とにかく文句なく楽しいオペラです。
 

OA1152BD
(4DVD)
\6600→\5990
《比類なきチェリビダッケ》トリノ・ライヴBOXセット
<OA0978D>
 1.モーツァルト(1756-1791):交響曲 第39番 変ホ長調 K453/
 2.シューベルト(1797-1828):交響曲 第2番 変ロ長調 D125/
 3.ケルビーニ:歌劇『二日間』序曲
  収録:1969年10月24日…モーツァルト,1969年5月2日…シューベルト,1970年4月30日…ケルビーニ  
 モーツァルト、シューベルトの交響曲2題。モーツァルト第39番の重心の低い骨太な演奏が光る。ベルリン・フィル時代から巨匠が好んで取り上げたシューベルトの第2番。この演奏頻度の低い隠れた名曲に、チェリは全身全霊を傾ける!」

<OA0977D>
 1.ベルリオーズ(1803-1869):幻想交響曲 Op.14
収録:1969年10月24日
 身体全体を縦横に駆使しながらトリノRAI響を鼓舞し、驚嘆すべき白熱演奏を展開するチェリビダッケ。汗をほとばしらせながら、猛烈なアッチェランドをかけて突進するフィナーレは圧巻の一言! チェリの幻想は正規盤初出。

<OA0976D>1.ブルックナー(1824-1896):交響曲 第9番 ニ短調
収録:1969年5月2日
 シリーズ第1巻は、チェリビダッケのライフワーク、ブルックナーの交響曲。フルトヴェングラーを髣髴とさせるテンポの自由な揺さぶりと、チェリ晩年の冷徹なまでの透明感が同居した、圧倒的な演奏。チェリビダッケ演奏美学の変遷を知るのに最適な1枚。

<OA0979D>
 1.プロコフィエフ(1891-1953):交響曲 第5番 変ロ長調 Op.100/
 2.リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):死と変容 Op.24
  収録:1970年4月30日
 壮年期のチェリビダッケの溌剌とした指揮姿がもっとも楽しめるプロコフィエフの第5番。激しく腰をくねらせ、表情豊かにオーケストラをドライブさせる姿は、まさに「チェリは踊る」。
 併録の『死と変容』もチェリの孤高の哲学が漲る熱演。
リノRAI交響楽団/
セルジウ・チェリビダッケ(指揮)
トリノ、オーディトリウム(ライヴ)/収録時間:OA0976D…61分, OA0977D…58分, OA0979D…77分, OA0978D…80分/音声:モノラル2.0/字幕:なし/画面:4:3 モノクロ/REGION All(Code:0)/片面2層ディスク×4枚
 世紀の大指揮者セルジウ・チェリビダッケの伝説的コンサートである「トリノ・ライヴ」をまとめたBOXセットです。
 1954年にフルトヴェングラーが死去した際、まるで追い出されるかの如くベルリン・フィルと決別したチェリビダッケは、その後、イタリア放送協会(RAI)に属する複数のオーケストラをはじめ、スウェーデンやデンマークのオーケストラに客演、1971年に南ドイツ放送交響楽団(後のシュトゥットガルト放送交響楽団)の創立25周年コンサートを指揮し、このオーケストラにひと時の安住の地を見出したことで知られています。
 この「トリノ・ライヴ」はそんな彼の流浪の時代における秘蔵映像ともいえるものです。


 


OA1135D
(DVD)
\4000→\3690
ユロフスキ(指揮)&ロンドン・フィル
演出:カタリーナ・トーマ
 リヒャルト・シュトラウス:歌劇《ナクソス島のアリアドネ》
アリアドネ/プリマドンナ…ソイレ・イソコスキ(ソプラノ)/
作曲家…ケイト・リンゼイ(メゾ・ソプラノ)/
ツェルビネッタ…ローラ・クライコム(ソプラノ)/
バッカス/テノール歌手…セルゲイ・スコロホドフ(テノール)/
音楽教師…トーマス・アレン(バリトン)/
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団/
ウラディーミル・ユロフスキ(指揮)/
カタリーナ・トーマ(ディレクター)/
ユリア・ミュエル(セット・デザイナー)/
イリナ・バルテルス(衣装)/
オラフ・ヴィンター(照明)/
ルーシー・ブルゲ(ムーヴメント・ディレクター)/
フランソワ・ルシヨン(映像ディレクター)/
ゲオルゲ・ブルエル(エグゼクティヴ・プロデューサー)

OABD7145D
(BD)
\4800→\4390
2013年3月 ルイス グラインドボーン音楽祭 ライヴ収録/収録時間:128分/音声:独語歌唱
 <DVD>ステレオ2.0/DD 5.1 <BD>ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.0/字幕:英・仏・独・韓/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>ニ層 50GB 1080i High Definition

 ホフマンスタールとリヒャルト・シュトラウス(1864-1949)の共同作品の中でも傑作であるこの「ナクソス島のアリアドネ」は、もともとモリエールの“町人貴族”の劇中劇として書かれた軽い物語でした。しかし紆余曲折を経て、プロローグが書き足され、いくつかの改定を加えた上で、現在の形として親しまれています。
 ギリシャ神話を題材とするオペラを上演するまでの、歌手や作曲家、芸人たちの水面下の駆け引きと、彼らの交渉決裂の果てに、悲劇と喜劇をまぜこぜで上演するというドタバタな物語。風刺と皮肉が効いたこのシュトラウスのオペラは、これまでも様々な演出で人々を楽しませてきています。
 しかし、今回演出を担当したカタリーナ・トーマは、この作品の舞台を第二次世界大戦中に設定し、この「ちょっとした物語」に深い意味を与えるという試みをしたのです。
 プロローグの終わり近く、作曲家が自身の理念を具現化する際の逡巡する場面ですら、トーマは激しい爆撃と迫りくる戦闘機の映像と音で、彼に深い思索の時を与えることをしません。
 そして全ての登場人物は痛みを抱え、妄想と反省の念に駆られます。このオペラに哀愁を感じさせるというのは、全く素晴らしい発案であることは間違いありません。
  

OA1139D
(DVD)
\4000
ローラン・プティ ノートルダム・ド・パリ
 モーリス・ジャール(音楽)
エスメラルダ…ナタリヤ・オシポヴァ/
カジモド…ロベルト・ボッレ/
フェビュス…エリス・ネーザ/
フロロ…ミック・ゼーニ/
ミラノ・スカラ座管弦楽団/
ポール・コネリー(指揮)/
ローラン・プティ(振付,台本)/
ルイジ・ボニーノ(振付アシスタント)/
ルネ・アリオ(装置)/
イヴ・サン=ローラン(衣装)/
ジャン=ミシェル・デジレ(照明)/
パトリツィア・カルミネ(映像ディレクター)
OABD7146D
(BD)
\4800
2013年3月 ミラノ・スカラ座 ライヴ収録/収録時間:95分+30分(ボーナス映像…カーテンの後ろから:メイキング映像 他)/音声:<DVD>ステレオ2.0/DD 5.1 <BD>ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.0/字幕:なし/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>ニ層 50GB 1080i High Definition
 ローラン・プティのクールで、良き時代のキャバレー・シーンを思わせる振付と、豪華でシックなサン=ローランの衣装が印象的なこの名作バレエは、1965年に初演されて以来、多大なる人気を誇っています。
 文豪ヴィクトル・ユーゴー原作の壮大な物語から、美女エスメラルダと醜い男カジモドの恋物語を中心にすくい上げ、軽薄な男フェビュスと助祭長フロロの思惑を絡め、スリリングに展開して行くというもので、醜い男カジモドを演ずるダンサーには、並外れた表現力が求められます。
 プティ自身がこの役を得意としていただけあって、この役に挑む誰もが新しい「カジモド像」を構築するために様々なアイデアを加えているのです。
 もちろんこのロベルト・ボッレの踊りは各方面から大絶賛されました。斬新なカメラワークにも注目。普段は舞台を俯瞰する視線で捉えていますが、時に舞台を上から見下ろすというのは、やはり鐘衝き台を意識しているのでしょう。
 オリエンタルで神秘的な音楽も聴き所。素晴らしい映像美をご堪能ください。
  


OA1140D
(DVD)
\4000→\3690
ティーレマン&バイロイト
ジャン・フィリップ・グローガー(演出)
 リヒャルト・ワーグナー:歌劇《さまよえるオランダ人》
オランダ人…ヨン・サミュエル(バリトン)/
ダーラント船長…フランツ・ヨーゼフ・ゼーリヒ (バス)/
ゼンタ…リカルダ・メルベート(ソプラノ)/
エリック…トミスラフ・ムーチェク(テノール)/
マリー…クリスティーナ・マイヤー(ソプラノ)/
舵手…ベンジャミン・ブルンス(テノール)/
バイロイト祝祭合唱団U(合唱指揮…エバーハルト・フリードリヒ)/
バイロイト祝祭管弦楽団/
クリスティアン・ティーレマン(指揮)/
ジャン・フィリップ・グローガー(演出)/
クリストフ・ヘッツァー(ステージ・デザイン)/
カリン・ジュド(衣装)/
ウルス・シェーネバウム(照明)/
マルティン・アイデンンベルガー(ヴィデオ)/
ソフィー・ベッカー(ドラマツルギー)

OABD7147D
(BD)
\4800→\4390
2013年7月 バイロイト祝祭劇場 ライヴ収録/収録時間:140分+25分(演出家グローガー、指揮者ティーレマン 他へのインタビュー)/音声:独語歌唱 <DVD>ステレオ2.0/DD 5.1 <BD>ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.0/字幕:英・仏・独・韓/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>ニ層 50GB 1080i High Definition

 21世紀の《オランダ人》は随分近代的な世界へと来てしまったようです。彼は完全にビジネスとデジタルに取り囲まれています。オランダ人はビジネスマンなのでしょう。ブリーフケースの中には札束がぎっしり。しかし、対するダーラントは会社の社長(扇風機製造会社?)であり、船員たちはその社員です。マリーはやり手の工場長で、ゼンタを含む女工たちを管理しています。デジタルとアナログが恋に落ち、生まれてきたのは、たくさんの怪しげな工作物。そして最終的に2人は死を選ぶものの、その事象すら、「単なる売り物」として大量生産されていく…
 2012年にこの演出でのプレミエの際は、少々ブーイングが起きたようですが、さすがに2年目になると観衆からも、温かく(?)迎え入れられたというこの《オランダ人》。音だけで聴く分には、ティーレマンの重厚な音作り(特に低音部には気合が入っている)と、畳み掛けるかのようなテンポで、極上の時間を過ごせると評判になっているものです。
 主演のオランダ人とダーラントは前年の2人が歌っていますが、エリックは、中堅テノール、ムーチェクが担当、ゼンタは最近リヒャルト・シュトラウス、マーラー、ワーグナー歌手として頭角を現しているリカルダ・メルベートが歌い、また新たな物語を創り上げています。
 

SIGNUM CLASSICS(映像)


SIGDVD 012
(DVD-Video/NTSC)
\4000
ラヴ・イン・ロンドン 〜
 ジェームズ・ローズ・ライヴ・イン・コンサート

  ラフマニノフ:
   前奏曲嬰ハ短調 Op.3-2
   練習曲《音の絵》Op.39 より 第5曲変ホ短調
  シューマン(リスト編):君に捧ぐ
  プロコフィエフ:モンタギュー家とキャピュレット家
  グルック(ズガンバーティ編):歌劇《オルフェオ》より メロディ
  ショパン:
   ソナタ第3番ロ短調 Op.58より プレスト、スケルツォ第2番 Op.31
  ムーア:ベートーヴェン・パロディ
  J.S.バッハ(マルチェロ編):アダージョ
  グリーグ(ギンズブルグ編):山の魔王の宮殿にて
ジェームズ・ローズ(ピアノ)
 幼少時に受けた虐待、自殺未遂、精神病院への入院、奨学金の打ち切りなど、数々の困難に直面しながらも、コンサート・ピアニストとして、自らの道を切り拓き続けるイギリスの異色のピアニスト、ジェームズ・ローズ。
 "ロックスター・ピアニスト"の異名を持つジェームズ・ローズのDVD第2弾には、ロンドンのアーツ・シアターでのコンサートを収録。
 淡白とも感じられる表現、独特の世界観の中で光る音楽への情熱と信念。
 既存の概念や常識にとらわれない活動を繰り広げる異色にして正統派、ジェームズ・ローズのクラシック音楽への新しいアプローチに惹きこまれる。

 リージョン・コード:NTSC/Region: 0/DVDフォーマット:DVD9/スクリーン・フォーマット:16:9/収録時間:約100分

新書館(映像)


DD14 0701
(DVD)
\4600+税
シルヴィ・ギエム&ラッセル・マリファント「PUSH」
 <収録作品>
  『Solo』
    振付:ラッセル・マリファント/出演:シルヴィ・ギエム
  『Two』
    振付:ラッセル・マリファント/出演:シルヴィ・ギエム
  『Shift 』
    振付:ラッセル・マリファント/出演:ラッセル・マリファント
  『Push』
    振付:ラッセル・マリファント/出演:シルヴィ・ギエム、ラッセル・マリファント
  封入特典:豪華ブックレット、コンテンツ特典:フォトギャラリー
 バレエの女王シルヴィ・ギエムの最新DVD が登場!

 画面:NTSC、カラー 16:9、音声:PCM ステレオ,DD5.1c、62分、リージョン:2(日本国内向け)

 ギエムの美しい腕が千変万化の表情を見せる傑作『TWO』がついに映像化。世界的なバレエダンサーで2015 年12 月に引退することが明らかになったシルヴィ・ギエム。英国コンテンポラリーダンスのスター、マリファントとバレエの女神ギエムの出会いから生まれた、刺激的でスタイリッシュな4作品『Solo』『Two』『Shift』『Push』を収録。
 

DD13 0803
(DVD)
【再発売】
\3800+税
ディアナ・ヴィシニョーワ サンクトペテルブルクの新星
 <収録作品>
  ・『カルメン』より
    1994年ローザンヌ国際バレエコンクール
  ・『コッペリア』スワニルダのヴァリエーション
    1994年ローザンヌ国際バレエコンクール
  ・『ドン・キホーテ』第一幕より
   キトリ、ドルシネアのヴァリエーション
    1995 年マリインスキー・バレエ公演
  ・『グラン・パ・クラシック』より 女性ヴァリエーション
   ローザンヌ・コンクール金賞受賞を賛える
    ワガノワ・バレエ・アカデミーの特別公演
   ほか、レッスン風景やインタビュー
出演:
 ディアナ・ヴィシニョーワと
 ワガノワ・バレエ・アカデミーの生徒たち
教師:
 リュドミラ・コワリョーワ
 ワジム・デスニツキー
ピアニスト:
 タチアナ・クリコーワ
 インナ・リスィアク
医師:アレクサンドル・メッシェーリン
 監修:ワガノワ・バレエ・アカデミー/演出・編集:セルゲイ・ニコライエンコ/企画:新書館/アルス東京/制作:ワガノワ・バレエ・アカデミー
 日本語字幕:木下 久美、鈴木 Missy(1995年映像制作)
 画面:NTSC、カラー 4:3、音声:モノラル/ドルビーデジタル、56分、リージョン:2(日本国内向け)、日本語字幕

 スター誕生の瞬間!マリインスキーとABT を拠点に世界で活躍するヴィシニョーワのワガノワ・バレエ・アカデミー時代を捉えた貴重なドキュメンタリー。
ローザンヌ・コンクールでグランプリを獲得し、一躍注目された彼女の姿をカメラは追います。ローザンヌでの伝説の『カルメン』、特別公演の『グラン・パ・クラシック』、マリインスキーでの『ドン・キホーテ』……美しく可憐で、強い意志の力を秘めた若き舞姫の輝きが収録されています。
 ※ このDVD は2003 年にリリースされた「サンクトペテルブルクの新星 ヴィシニョーワ」(DD03-0706) と同内容のものです。
 

DD13 1106
(DVD)
【再発売】
\4600+税
シルヴィ・ギエム パリ・オペラ座の伝説
 <収録作品(部分)>
  『ライモンダ』よりリハーサル・舞台
    音楽:アレクサンドル・グラズノフ
    振付:ルドルフ・ヌレエフ
  『イン・ザ・ミドル・サムホワット・エレヴェイテッド』より
    音楽:トム・ウィレムス/振付:ウィリアム・フォーサイス
  『4つの最後の歌』より
    音楽:リヒャルト・シュトラウス/振付:ルディ・ファン・ダンツィヒ
  『ルナ』より
    音楽:ヨハン・セバスチャン・バッハ/振付:モーリス・ベジャール
  『シンデレラ』よりリハーサル
    音楽:セルゲイ・プロコフィエフ/振付:ルドルフ・ヌレエフ
出演:シルヴィ・ギエム
ローラン・イレール
シャルル・ジュド
ウィリアム・フォーサイス
ほか パリ・オペラ座バレエ
 製作:アラン・ブラーニュ/撮影:アンドレ・S・ラバルテ/撮影:ジャック・オードラン/クリストフ・アダ
 画面:NTSC、カラー 4:3、音声:モノラル/ドルビーデジタル、53分、リージョン:2(日本国内向け)、日本語字幕

 19 歳でパリ・オペラ座バレエの最年少エトワールとなった、シルヴィ・ギエム。 いまや伝説となったギエムの、オペラ座でのシーズンを追ったドキュメンタリー作品。
華やかなガルニエ宮での『ライモンダ』の舞台映像に対比するように、 フォーサイスの新作や、ヌレエフ版『シンデレラ』など、厳しいリハーサルの日々が描かれます。 つねに進化しつづける天才ダンサーの肖像が描き出されています。
 ※ こちらは1991 年にVHS とLD で発売されていた「美しき妖精 シルヴィ・ギエムの肖像」と同じ映像です。
 

DD14 0903
(DVD)
\4600+税
マリインスキー・バレエ/ゲルギエフ指揮
 「ロミオとジュリエット」(プロコフィエフ)
  ヴィシニョーワ&シクリャローフ
<出演>
 ジュリエット:ディアナ・ヴィシニョーワ
 ロミオ:ウラジーミル・シクリャローフ
 マキューシオ:アレクサンドル・セルゲイエフ
 ベンヴォーリオ:イスロム・バイムラードフ
 ティボルト:イリヤ・クズネツォフ
 ほか マリインスキー・バレエ
振付:レオニード・ラヴロフスキー/
舞台美術・衣裳:ピョートル・ウィリアムス
指揮・芸術総監督:ワレリー・ゲルギエフ/
マリインスキー劇場管弦楽団
 来日公演で話題のゲルギエフ&マリインスキー歌劇場管弦楽団、2013年収録のマリインスキー・バレエの「ロミジュリ」と「シンデレラ」がDVDで発売!
 収録:2013 年2 月28 日、3 月1 日 マリインスキーII/画面:NTSC カラー、16:9、音声:ステレオ、ドルビーデジタル、155分

 世界で愛されるバレエ「ロミオとジュリエット」の原点、ラヴロフスキー版の映像が登場。ドラマティックなヴィシニョーワと貴公子シクリャローフという理想的な配役で劇場総監督ゲルギエフが自らオーケストラを指揮して舞台を更に輝かせます!
 

DD14 0802
(DVD)
\4600+税
マリインスキー・バレエ/ゲルギエフ指揮
 「シンデレラ」(プロコフィエフ)
  ヴィシニョーワ&シクリャローフ
<出演>
 シンデレラ:ディアナ・ヴィシニョーワ
 王子:ウラジーミル・シクリャローフ
 継母:エカテリーナ:コンダウーロワ
 ほか マリインスキー・バレエ
振付:アレクセイ・ラトマンスキー/
舞台美術:イリヤ・ウートキン/
衣装:エレーナ・マルコフスカヤ
照明:グレプ・フィルシチンスキー/
指揮・芸術総監督:ワレリー・ゲルギエフ/
マリインスキー劇場管弦楽団
 巨匠ゲルギエフが自らタクトを振った話題の映像!
 収録:2013 年6 月18 日、19 日 マリインスキーII/画面:NTSC カラー、16:9、音声:ステレオ、ドルビーデジタル、116分

 マリインスキーの舞姫ヴィシニョーワのためにラトマンスキーが振付けた「シンデレラ」全幕。彼女がまっすぐなヒロインをいきいきと演じます。王子を踊るのは愛らしい貴公子シクリャローフ。巨匠ゲルギエフが自らタクトを振った話題の映像で登場です。




ページ内の商品チェック・ボックスをクリックしたら、最後に 「かごに入れる」ボタンを押してください。
新店内のほかのページのお買い物がありましたら、そちらもすませ、最後に「注文フォームへ」ボタンを押して注文フォームで注文を確定してください。
(チェック内容を変更したら、必ずもう一度「かごに入れる」ボタンをクリックしてください。変更内容がかごに反映されませんので)


注文フォームへ


アリアCD トップページへ



Copyright(C) 2014 ARIA−CD.All rights reserved.140