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第78号
マイナー・レーベル新譜(7)
2014.8.19〜2014.10.24


ACTE PREALABLE



AP 0333
\2200→\1990
ヘンリク・メルツェル(1869-1928):室内楽作品集
  ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重奏曲ト短調 Op.2(*)
  ピアノとヴァイオリンのためのソナタ ト長調
  ヴァイオリンとヴィオラのためのドゥムカ
ナタリヤ・ズプコ(ピアノ)
ヨアンナ・オコン(ヴァイオリン)
アンナ・ヴルベル(チェロ(*))

録音:2014年5月30日、6月23-24日、第一音楽学校コンサートホール、ワルシャワ、ポーランド
 ヘンリク・メルツェルはジグムント・ノスコフスキ(1846-1909)に作曲を、テオドール・レシェティツキ(1830-1915)にピアノを師事したポーランドの作曲家・ピアニスト・指揮者。ピアノ協奏曲第1番&第2番を収めたCD(AP 0163)は当レーベルのベストセラーのひとつです。


旧譜
ヘンリク・メルツェル:ピアノ協奏曲第1&2番
ACTE PREALABLE AP 0163 1CD¥2200→ \1990

 この間風呂に入っていて、気づいたらこのメルツェルのピアノ協奏曲第1番の第3楽章のメロディーを口ずさんでいた。ほんっとにもう恥ずかしくなるくらいロマンチックなメロディー。
 いや、もう、こういうお馬鹿な作品にたまに出会うとほんと、嬉しくなる。

 ヘンリク・メルツェルは1869年ポーランド生まれ。ショパンが亡くなって20年後にポーランドに現れた人。ロシアからの独立を目指したが失敗に終わり、数百人のポーランド貴族が絞首刑にされた「一月蜂起」から5年後に生まれた。なので時代的にもこの作曲家の作品は、ショパンという大偉人の錦を背負い、ポーランドの文化的独立を目指すという位置にいるような気がした。
 ・・・ところが、このメルツェルのピアノ協奏曲、もう完全にロシア音楽なのである。
 どこにもショパンの音楽の繊細な感性は見受けられない。何となく我々が思うようなポーランドの民族性というものが感じられない。
 もっとポーランドの色を強く持った「お国!」的なコンチェルトを書いて、文化的独立を果たしたいものじゃないのか??
 いや、それは逆か。
 長年ロシアに虐げられたポーランドの作曲家だからこそ、「おれたちにだってお前らに負けないようなドデカいコンチェルトを作れるんだぞ!」というところを見せたかったのか?
 なるほど、そう思えばこのメルツェルの野心は達成されたといっていいかもしれない。
 これらのコンチェルト、ショパンの後継ではなく、まちがいなくルビンシテインやチャイコフスキーの末裔という感じなのである。いや、彼らの作品をさらにどろどろにしてスケールでかくしたような音楽。派手なオーケストレーションと映画音楽ばりのコテコテの甘い民謡旋律を思う存分使い、ラストではこれでもかこれでもかと盛り上げる。そこまで盛り上げなくても、というくらい盛り上げる。その品のなさはショパンではなく、やっぱりロシア系の作曲家。
 実は第1番はルビンシテイン作曲コンクールでなんと第1位を取った。ルビンシテインはその前年に死んでいるが、もし生きて聴くことがあったらまあ大喜びだったろう。
 そして続く第2番もパデレフスキ作曲コンクールでこれまた第1を獲得。第1番をさらにスケール・アップさせたこの曲は伝説的名手レシュテツキに捧げられているから、当時はそうとうな注目作品だったはず。
 その後ヘンリク・メルツェルは教育者としてワルシャワ音楽院の教授、院長を務めることになる。
 この2曲の作品は、そんな将来のポーランドの大偉人が青年時代に作り上げた、ちょっと恥ずかしいけれど立派過ぎるくらい立派な、「豪腕系一大叙事詩的協奏曲」。まったく聴いているだけで疲れてしまうような大サービス・コンチェルト。ロシアに真っ向から立ち向かって大爆発の自爆を遂げたといっていい。聴きながらいっしょにのたうちまわりましょう。こんなお馬鹿な大作、なかなか聴けない。

 ちなみにピアノのヨアンナ・ワヴリノヴィチはショパン音楽院を卒業した、ハリーナ・チェルニー=ステファンスカの最後の弟子。その可憐でキュートな容姿にもかかわらず、この怪物コンチェルトを徹底的に弾き切っていて爽快。
 ブックレットにワヴリノヴィチ大写しのページがあって(下記写真参照)、それをジャケット表にすることもできたりします。




AP 0163
¥1990
ヘンリク・メルツェル(1869-1928):
  ピアノ協奏曲第1番ホ短調(1892-1894)
  ピアノ協奏曲第2番ハ短調(1898)

ヨアンナ・ワヴリノヴィチ(ピアノ)
ルーベン・シルヴァ(指揮)
コシャリン・フィルハーモニー管弦楽団

メ録音:2007年11月19-21日、ポーランド、コシャリン
 メルツェルはポーランドのピアニスト・作曲家・指揮者・音楽教師。作風的には後期ロマン派に属している。ショパン後のポーランド・ロマン派音楽をお探しの方には見逃せないアイテム。
 ヨアンナ・ワヴリノヴィチはワルシャワのショパン音楽院を卒業後、ハリーナ・チェルニー=ステファンスカ(1922-2001)に師事、彼女の最後の教え子の一人となったポーランドのピアニスト。
 ルーベン・シルバはボリビア出身・ポーランド在住の指揮者。


 

AP 0334
\2200
ペンデレツキ(1933-):
  弦楽五重奏曲
  (弦楽四重奏曲第3番「書かれなかった日記のページ」に
   コントラバスを加えた版)(*)
ドヴォルジャーク(1841-1904):
 弦楽五重奏曲第2番ト長調 Op.77 B.49
シロンスク五重奏団
 ダリウシュ・ズボフ(第1ヴァイオリン)
 ヤクプ・ウィシク(第2ヴァイオリン)
 ヤロスラフ・マジェツ(ヴィオラ)
 カタジナ・ビェドロフスカ(チェロ)
 クシシュトフ・コジェン(コントラバス)

録音:2014年7月7-11日、シロンスク・フィルハーモニー、カトヴィツェ、ポーランド
(*)世界初録音。

 

AP 0293
\2200
ユリウシュ・ウーチュク(1927-):
 ラクイラへのオマージュ
  (ソプラノ、バスと弦楽十重奏のための;2013)(*)
 実現
  (ヴァイオリン、チェロとコントラバスのための4つの回顧;2012)
  感傷的回顧(+)/抒情的回顧(#)/
  劇的回顧(**)/輝かしい回顧(+/#/**)
ボジェナ・ハラシモヴィチ(ソプラノ(*))
ダリウシュ・シェドリク(バス(*))
ウーチュク・ファミリー弦楽十重奏団(*)
パスクアーレ・ヴェレーノ(指揮(*))
クシシュトフ・ヴォイチュク(ヴァイオリン(+))
ヨアンナ・ウーチュク=カリノフスカヤ(チェロ(#))
マレク・カリノフスキ(コントラバス(**))

録音:2013年5月22日、ライヴ、第25回記念クラウフ国際現代音楽祭、クラクフ、ポーランド
 新古典主義者としてポーランドの現代音楽をリードしてきた長老作曲家ウーチュクの新作の世界初録音。(*)は作曲者が2012年に訪れたイタリアの町ラクイラに捧げた作品で、当盤にはその初演が収録されています。
 ウーチュク・ファミリー弦楽十重奏団はウーチュクの孫である三人の奏者を中心とする親族で構成されたアンサンブル。(+)(#)(**)もそのメンバーです。

  


AP 0331
\2200→\1990
ヘンリクの弟と呼ばないで
 ユゼフ・ヴィエニャフスキ(1837-1912):
  序曲「沈黙公ウィレム」Op.43
  交響曲ニ長調 Op.49
ジェシュフ・フィルハーモニー管弦楽団
 (ポトカルパチェ・アルトゥル・マラフスキ・フィルハーモニー交響楽団)
ピオトル・ヴァイラク(指揮)

録音:未詳

もはや「ヘンリク・ヴィエニャフスキの弟」と言う必要もないほど再評価が進んだ感のあるポーランドの作曲家・指揮者・ピアニスト、ユゼフ・ヴィエニャフスキの管弦楽作品の世界初録音。

 

AP 0332
\2200
マイケル・キンバー:ヴィオラのための音楽 Vol.3
 マイケル・キンバー(1945-):
  ジェンナのデュエット(MK)/ラケイシャのデュエット(AG)
  2つのヴィオラのための8つのデュエット(MK)
  リフレクション(3パートのヴィオラ・アンサンブルのための)(MK/AG)
  3つのヴィオラのためのいくつかのラグタイム・トリオ(AG/ED)
   ハッティズバーグ・ラグ/スパータンバーグ・ラグ/ヴァルドスタ・ラグ
  ノックスヴィル、2013年秋
   (5パートのヴィオラ・アンサンブルのための)(MK/AG/ED/ET)
  スワローテイル・ジグ(+)/シンプル・ギフト [Simple Gifts](+)
  ヴィオラを弾くのがほんとうに大好き
   [I really love to play viola](*/MK/AG/ED/JA/+)
  私の美しいヴィオラがなければ私はない
   [I am lost without my beautiful viola](*/MK/AG/ED/+)
  アメイジング・グレースによる変奏曲(*/+)
 クシシュトフ・スピハワ(1992-):
  Capri-c-e(#)/どうぞよろしく、キンバーさん [Nice to meet you Mr. Kimber](#)
マルチン・ムラフスキ(ヴィオラ)
マルティナ・コヴザン(ヴィオラ(MK))
アリツィア・グシチョラ(ヴィオラ(AG))
エウゲニウシュ・ドンブロフスキ(ヴィオラ(ED))
エヴァ・トラチ(ヴィオラ(ET))
ヨナ・アルディン(歌(*)、ヴィオラ(JA))
カタジナ・ストロインスカ=シェラント(ピアノ(+))
ピオトル・マックス・ヴィシニェフスキ(コントラバス(*))
スワヴォミル・トクウォヴィチ(ドラムス(*))
クシシュトフ・スピハワ(キーボード、エレクトロニクス(#))

録音:2014年3月19-20日、アウラ・ノーヴァ、I・J・パデレフスキ音楽アカデミー(+/#以外),
    2014年3月29、31日、4月14日、フリー・フライ・ミュージック・スタジオ(+),
    2014年4月10日、ブレインフリーザー・サウンドシステム・スタジオ(#),
     以上ポズナン、ポーランド
 マイケル・キンバーはアメリカ合衆国のヴィオラ奏者・作曲家。1965年頃から1985年まではヴィオラの学習と演奏に専念していました。2004年以来アイオワ・シティを本拠に活躍しています。世界初録音。


ARS PRODUKTION



ARS 38165
(SACD Hybrid)
\2700→\2490
福井美穂のピリオド・ファゴットによるヴィヴァルディ!
 ヴィヴァルディ(1678-1741):ファゴット協奏曲集
  協奏曲イ短調 RV498/協奏曲ハ長調 RV472/協奏曲ト短調 RV495
  オペラ「ジュスティーノ」RV717 から 序曲の弟1楽章
  協奏曲ニ短調 RV481/協奏曲変ロ長調「夜」RV501
福井美穂(ファゴット)
アンサンブルF
 川原千真(第1ヴァイオリン)
 三輪真樹(第2ヴァイオリン)
 宮崎桃子(ヴィオラ)
 田崎瑞博(チェロ)
 菅間周子(ヴィオローネ)
 金子浩(アーチリュート)   平野智美(チェンバロ)

録音:2013年10月2-3日、神奈川県立相模湖交流センター、日本

 アントニオ・ヴィヴァルディについては、器楽作品(協奏曲、交響曲、管弦楽ソナタ)だけでも現在517曲というおびただしい作品が彼の作曲したももとされている。特定のソロ楽器を指定して書かれた協奏曲は、そのおよそ3分の2にあたる343曲を数える。とりわけ愛好されたのがヴァイオリンで、この楽器のために書かれた228の協奏曲が完全な形で残されている。
 それと並んで、驚くべきことに39曲ものファゴット協奏曲が自筆譜で存在している。それらはこのCDに収録した5楽章からなる協奏曲「夜」RV501と未完成と思われる2曲を除くと、全て3楽章構成である。ヴィヴァルディの存命中に出版されたものはなかった。大部分は1720年以後の作曲と推定される。

福井美穂:
 12歳よりファゴットを本格的に始め、東京藝術大学付属音楽高等学校に入学、その後、東京藝術大学音楽学部に進学、霧生吉秀氏に師事。在学中より小林道夫氏率いるバッハ・カンタータ・クラブに所属し、バロック音楽における通奏低音と出会う。同大学卒業後、渡独しフランクフルト音楽大学にてマシュー・ウィルキー、リューベック音楽大学にてフォルカー・テスマンの各氏に師事。フランクフルト音楽大学在学中に、ミヒャエル・シュナイダー氏のもとで、バロック時代の室内楽の演奏にも集中的に取り組み、これが、その後のバロック時代の音楽に携わる出発点となる。バロック・ファゴットを本格的に学ぶため、2003年にスイスへ移り、バーゼル古楽音楽院にてバロック・ファゴットをドナ・アグレル、ドゥルツィアンをジョゼプ・ボラスの各氏に師事。2008〜2009年、バーゼル音楽院にてモダン・ファゴットをセルジオ・アッツォリーニ氏に師事。
 これまでにバロック、そしてモダン・ファゴットをスイス、ドイツ、日本の数々のオーケストラやアンサンブルと共演してきた。2008年、カプリッチョ・バロックオーケストラ・バーゼルにソリストとして招かれ、J・ハイドンのシンフォニア・コンチェルタンテ変ロ長調 Hob.1:105を共演。2010年にはS・アッツォリーニと同オーケストラで初期クラシックの作曲家J・W・ヘルテルによる2本のファゴットのためのシンフォニアを録音した。2009年、アンサンブルFを結成し、A・ヴィヴァルディのファゴット協奏曲の演奏に取り組んでいる。

アンサンブルF:
 2009年に福井美穂の発案で結成されたアンサンブルで、18世紀の音楽を中心に演奏活動を展開。A・ヴィヴァルディのファゴット協奏曲を古楽器で演奏することに主眼をおき、その音楽の美しさ、溢れ出る活力を紹介してきた。
 アンサンブルの中心的メンバーはバーゼル古楽院の卒業生で、2009〜2011年にかけてスイス国内にて精力的に演奏活動を行った。2013年東京にてリサイタルを開催し、それがこのCDを作る契機となった。
(以上、ブックレットに記載の日本語解説文より)。

 


ARS 38155
(SACD Hybrid)
\2700→\2490
室内管弦楽版「マーラーの9番」!
 マーラー(1860-1911)/クラウス・ジーモン編曲:
   交響曲第9番(1909/室内管弦楽版;2012)
アンサンブル・ミニ
ジュールズ・ゲイル(指揮)

録音:2014年4月、ライヴ、ベルリン

 ドイツのピアニスト・指揮者・編曲家・楽譜校訂家クラウス・ジーモンによる新編曲版の世界初録音。楽器編成は第1ヴァイオリン1、第2ヴァイオリン1、ヴィオラ1、チェロ1、コントラバス1、フルート1、オーボエ1、クラリネット2、ファゴット1、ホルン2、トランペット1、アコーディオン1、ピアノ1、打楽器2。
 この編曲を委嘱・初演したアンサンブル・ミニはベルリン・フィルハーモニー管弦楽団アカデミーの学生たちとイギリスの指揮者ジュールズ・ゲイルにより2010年に創設された最大20人のアンサンブル。

 

ARS 38151
(SACD Hybrid)
\2700
ロシアの時 ラフマニノフ、プロコフィエフ、カプースチン:ピアノ作品集
 ラフマニノフ(1873-1943):6つの楽興の時 Op.16
 プロコフィエフ(1891-1953):ソナタ第2番ニ短調 Op.14
 カプースチン(1937-):8つの演奏会用練習曲 Op.40 から
   前奏曲/夢/トッカティーナ/冗談
マリオ・ヘリング(ピアノ)

録音:2014年5月26-28日、インマヌエル教会、ヴッパータール、ドイツ

 マリオ・ヘリングは1989年ドイツのハノーファー生まれ、ベルリン育ちのピアニスト。父はドイツ人、母は日本人で、すでに数回の来日演奏歴があります。ファビオ・ビディーニ、カール=ハインツ・ケンマーリング、ラルス・フォークトに師事。

 


ARS 38160
(SACD Hybrid)
\2700→\2490

18歳新人堂々たるコンチェルト
 アンドレアス・ドムヤニク(ピアノ)

  グリーグ(1843-1907):ピアノ協奏曲イ短調 Op.16
  モーツァルト(1756-1791):ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466

アンドレアス・ドムヤニク(ピアノ)
ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団
ヨハネス・クルンプ(指揮)

録音:2013年12月16-18日、ロイトリンゲン、ドイツ

 アンドレアス・ドムヤニクは1995年、リヒテンシュタイン公国の首都ファドゥーツに生まれ、2014年現在オーストリアのグラーツ音楽大学在学中のピアニスト。2003年から2011年までリヒテンシュタインでのコンクール優勝を続けた天才少年で、当録音時点でも18歳。

 

ARS 38529
\2500
ナポリからヴェネツィアへの旅
 ナポリから…
 アンドレア・ファルコニエーリ(1585/1856-1656):
  甘美な旋律 [La soave melodia]、とそのコッレンテ/コッレンテ「アヴェッリーナ」
 …ローマへ
 ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):
  スピネットとヴァイオリンのためのトッカータ(チェンバロとコルネットによる演奏)
  「かっこう」によるカプリッチョ
  「ラ・カプリオーラ」によるカンツォン・ペル・カント&バッソ
 …フィレンツェへ
 ジョヴァンニ・バッティスタ・フェッリーニ(1601頃-1674):
  フィレンツェのアリア(大公のバッロ)
 タルクイニオ・メールラ(1594/1595-1655):2声のカンツォン「ラ・ピゲッタ」
 ジュリオ・カッチーニ(1545/1551-1618)/ヤコブ・ファン・エイク(1590頃-1657):
  わが麗しのアマリッリ [Amarilli mia bella]
 …ミラノヘ
 チプリアーノ・デ・ローレ(1515-1516-1565)/
  ジョヴァンニ・バッティスタ・ボヴィチェッリ(1550頃-1594頃):
   別れの時は [Ancor che col partire](ディミニューション)
 オルランドゥス・ラッスス(1532-1594)/
  フランチェスコ・ロニョーニ(1570頃-1626以後):
  シュザンヌはある日(ヴァイオリンのためのパセジャート)
 ジョヴァンニ・ピエルルイージ・ダ・パレストリーナ(1525頃-1594)/
  フランチェスコ・ロニョーニ:あなたは美しい、わが恋人よ [Pulchra es amica mea]
   (ソプラノ楽器のためのパッセジャート)
 …ヴェネツィアへ
 ジョヴァンニ・ピッキ(1571/1572-1643):チェンバロのためのパッサメッツォ
 ジョヴァンニ・バッティスタ・フォンターナ(1571頃-1630頃):
  コルネットとファゴットのためのソナタ第9番
 ジローラモ・カプスベルガー(1580頃-1651):
  アーチリュートのためのトッカータ第6番
 ジョヴァンニ・バッティスタ・フォンターナ:
  ヴァイオリンとコルネットのためのソナタ第2番
アンサンブル・ラ・フェニーチェ
 ジャン・テュベリ(コルネット[ツィンク]、リコーダー)
 ジェレミー・パパセルジョ(ファゴット)
 ジェローム・ユイユ(チェロ、リラ・ダ・ガンバ)
 マティアス・シュペーター、トマス・ダンフォード(アーチリュート)
 ジャン=マルク・エメ、ルーカ・グリエルミ(チェンバロ、オルガン)
 フィリップ・グリスヴァール(ポジティヴ・オルガン、チェンバロ)
ジャン・テュベリ(指揮)

録音:2006年2月、ピーニャ、コルシカ、フランス/2013年8月、サリニー、ヨンヌ県、フランス

「パーセル:抒情歌曲とグラウンド集」(ARS 38525)に続くラ・フェニーチェの当レーベル第2作。イタリアを北上する音楽の旅です。

 

ARS 38525
\2500
【旧譜 再案内】
ヘンリー・パーセル(1659-1695):抒情歌曲とグラウンド集
  Hark how the wild musicians sing
  Soft notes and gently raised (a serenading song) / Sonata VI in 3 parts
  Fairest isle, gentle murmurs / A new irish tune / Hornpipes
  Ground upon Gamut
  All people that on earth "The old hundredth" -
   Voluntary on the 100th psalm tune, Alternatim voice & organ
  How pleasant is this flowery plain... / Three treble parts upon a ground
  A new ground / Music for a while shall all your cares beguile
  No stars again shall hurt you
セリーヌ・シェーン、
ハナ・ブラジーコヴァー(ソプラノ)
ポーラン・ビュンドゲン(カウンターテナー)
ヤン・ファン・エルザッカー(テノール)
ステファン・マクラウド(バス)
アンサンブル・ラ・フェニーチェ
ジャン・テュベリ(指揮)

録音:2009年5月、ライヴ、サリニー教会、オセール、フランス
    2009年10月、ライヴ、ランヴレック音楽祭、ランヴレック、フランス
    2010年7月、ライヴ、夜の音楽祭、ユゼ、フランス

アンサンブル・ラ・フェニーチェが当レーベル初登場。豪華な声楽陣を従えフランス各地で上演されたパーセル・プログラムのライヴ録音。「しっとり」という形容が実によく合う音楽です。

 


ARS 38114
(SACD Hybrid)
\2700→\2490
シューベルト 発見−編曲
 シューベルト(1797-1828):
  オペラ「アドラスト」D.137(未完;1819?)の9つの断章(+/#/**)
 シューベルト/エルンスト・ナウマン(1832-1910)管弦楽編曲:
  ゲーテの「ファウスト」の一場面(*/#/**)
 シューベルト/ブラームス(1833-1897)管弦楽編曲:
  バリトンと管弦楽のための5つの歌曲(#)
   メムノン D.541/馭者クロノスに D.369/老年の歌 D.778
   タルタロスの群れ D.583/秘めごと D.719
 シューベルト/ブラームス編曲:
  エレンの歌II D.838(ソプラノ、女声合唱と金管のための版)(*/**)
 シューベルト/ベルリオーズ(1803-1869)管弦楽編曲:魔王 D.126(*)
バルバラ・ベーレンス(ソプラノ(*))
マルティン・ナギー(テノール(+))
シュテッフェン・ラッヘンマン(バリトン(#))
ポツダム室内合唱団(**)
ウート・ヨッフェ(合唱指揮(**))
ブランデンブルク交響楽団
ゲルノート・シュルツ(指揮)
録音:2004年10月、ブランデンブルク劇場、ブランデンブルク・アン・デア・ハーフェル、ドイツ
 楽譜校訂家として名高い音楽学者ヨアヒム・ドラハイムの企画による、シューベルト・ファンなら何としても入手しておきたいレア・ヴァージョン集。
 ドイツの作曲家エルンスト・ナウマンのオーケストレーションによる「ゲーテの『ファウスト』の一場面」は世界初録音。[Multichannel SACD / Stereo SACD / CD]
 


ARS 38152
(SACD Hybrid)
\2700→\2490
スコルダトゥーラで書かれた作品
 変則調弦された2つのヴァイオリンと通奏低音のための音楽

 ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):
  2つのヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ニ短調 TWV42:d6 [a-e'-a'-d'']
 不詳:変則調弦された2つのヴァイオリンのためのソナタ
    (パリ国立図書館蔵、ロスト写本、No.111) [a-e'-a'-cis''](*)
 W.V.S.(不詳):変則調弦された2つのヴァイオリンのためのソナタ
    (クロムニェジーシュ宮殿(チェコ)蔵、Sig.A644) [a-e'-a'-e''](*)
 ヤン・イグナーツ・フランチシェク・ヴォイタ(1660頃-1725頃):
  ヴァイオリン、ヴィオラと通奏低音のためのパルティア・アマビリス
    (パリ国立図書館蔵、ロスト写本、No.151)
     [ヴァイオリン:a-e'-a'-d''/ヴィオラ:d-a-d'-a']
 不詳:変則調弦された2つのヴァイオリンのためのバレット
    (ケルンテン州立博物館(オーストリア)蔵、Sig.M73) [a-e'-a'-d''](*)
 ヨハン・エラスムス・キンダーマン(1616-1655):
  「カンツォーニ・ソナーテ」(1653)から カンツォン第7番 [a-e'-a'-cis''](*)
 ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー(1620/1623頃-1680):
  変則調弦された2つのヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ
    (クロムニェジーシュ宮殿蔵、Sig.A747) [a-d'-a'-d''](*)
 不詳:2つのヴァイオリンのためのソナタ
    (クロムニェジーシュ宮殿蔵、Sig.A506b) [h-e'-h'-e''](*)
 ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー:
  変則調弦された2つのヴァイオリンのためのソナタ
    (クロムニェジーシュ宮殿蔵、Sig.A639)
     [第1ヴァイオリン:c'-g'-c''-f''/第2ヴァイオリン:f-c'-g'-c'']
 ヨハン・エラスムス・キンダーマン:
  「カンツォーニ・ソナーテ」から カンツォン第8番) [b-f'-b'-d'](*)
 ダーヴィト・ポーレ(1624-1695):
  変則調弦された2つのヴァイオリンのためのソナタ
    (パリ国立図書館蔵、ロスト写本、No.24) [a-e'-a'-cis'']
 ゲオルク・フィリップ・テレマン:
  2つのヴァイオリンと通奏低音のための協奏曲イ長調 TWV Anh.42:A1
     [a-e'-a'-cis'']

デア・ムジカーリシェ・ガルテン
 ヘルマン・エチェベリ・チャモロ(ヴァイオリン、ヴィオラ)
 カロリーネ・エチェベリ・クレム(ヴァイオリン)
 アンネカトリン・ベラー(チェロ)
 ダニエラ・ニートハマー(チェンバロ、オルガン)
 ジュゼプ・マリア・マルティ・ドゥラン(テオルボ)

録音:2014年1月9-12日、聖パンタレオン教会、ゾロトゥルン、スイス
 個性的な音色を求めて弦楽器に通常とは異なる調弦を施す変則調弦(スコルダトゥーラ)で書かれた作品を収集して演奏した興味深いディスク。(*)は世界初録音。
 上記の [ ] 内に調弦(通常のヴァイオリン:g-d'-a'-e'')を示しました。デア・ムジカーリシェ・ガルテンはヘルマン・エチェベリ・チャモロとカロリーネ・エチェベリ・クレムが2011年に創設、2012年にアンネカトリン・ベラーとダニエラ・ニートハマーを通奏低音奏者に迎えました。
 全員がバーゼルのスコラ・カントールムの卒業生または現役学生(2014年現在)。17世紀ドイツ音楽、とりわけ変則調弦のレパートリーの発掘と紹介を活動の中心とするユニークなアンサンブルで、当盤がデビューCDとなります。[Multichannel SACD / Stereo SACD / CD]

 

ARS 38153
(SACD Hybrid)
\2700
スラヴ貴族 スクリャービン、コセンコ:ピアノ作品集
 アレクサンドル・スクリャービン(1872-1915):詩曲 Op.32(1903)
 ヴィクトル・コセンコ(1896-1938):2つの伝説詩曲 Op.12(1921)(*)
 アレクサンドル・スクリャービン:10のマズルカ Op.3(1888-1890)から
   ロ短調(No.1)/ト短調(No.3)/嬰ニ短調(No.5)
 ヴィクトル・コセンコ:3つのマズルカ Op.3(1916-1923)(*)
   嬰ヘ短調/変ニ長調/嬰ハ短調
 アレクサンドル・スクリャービン:ソナタ第2番嬰ト短調 Op.19(1897)
 ヴィクトル・コセンコ:ソナタ第2番嬰ハ短調 Op.14(1924)(*)

ヴィオリーナ・ペトリチェンコ(ピアノ)

録音:2014年4月7-9日、インマヌエル教会、ヴッパータール、ドイツ
 ともに貴族の血を引く作曲家、ロシアのスクリャービンとウクライナのヴィクトル・コセンコ。スクリャービンはショパンを、コセンコはショパンとスクリャービンを範としたと言われており、当盤では二人の作風を対比する構成がとられています。
 ヴィオリーナ・ペトリチェンコはウクライナのザポリージャに生まれ、ウクライナ国立チャイコフスキー音楽アカデミーで学んだ後ドイツに渡りヴァイマルのフランツ・リスト音楽大学およびケルン音楽大学でヤコプ・ロイシュナーに師事、2014年現在エッセンのフォルクヴァング音楽大学でエフゲニー・シナイスキーに師事しているピアニスト。
(*)世界初録音。[Multichannel SACD / Stereo SACD / CD]
 

ARS 38154
(SACD Hybrid)
\2700
東の光 東欧の聖歌集
  Antiphon(17世紀、現ロシア)
  Osanna Angeli et archangeli(14-15世紀、チェコ)
  Hospodine, pomiluj ny(14世紀、チェコ)
  Pane Boze, studnice dobroty(16世紀、チェコ)
  Sswjatyj Bozhe(17世紀、ロシア)
  Issaije lykuji(推定13世紀、現ウクライナ)
  Recordare - Ave tu rosa(12世紀、チェコ)
  Bogurodzica(15世紀の版、ポーランド)
  O regina, lux divina(15世紀、チェコ)/Dies est letitiae(15世紀、チェコ)
  Primo tempore(14世紀、チェコ)/Izhe cheruwimy(17世紀、ロシア)
  S namy Boho(16世紀、ウクライナ)/Sswjetje tichij(17世紀、ロシア)
  Dnes bdyt Iuda(17世紀、ウクライナ)/Plotiju usnuv(17世紀、ロシア)
  Surrexit Christus Hodie(15世紀、チェコ)/O anhelos(ビザンチン)
  Angjel wopijasche(17世紀、ロシア)/Pascha krassenaja(16世紀、ウクライナ)
  Dnjes blagodat(17世紀、ロシア)
  Chvaliz cirkev svata matka - Psallat ecclesia(14世紀、チェコ)
  Svaty Vaclave(12/15世紀、チェコ)/Presulis eminenciam(15世紀、ポーランド)
  Benedic regem cunctorum - Magnificet(14世紀、ポーランド)
  Veni sancte spiritus(15世紀、チェコ)
ステラ・マリス・バジレア(ア・カペラ・アンサンブル)
 ヴェロニカ・ホリガー=レンショフスカー、
テティアナ・ポルト=ルトセンコ、
 ヴィッテ=マリア・ヴェーバー(歌)
録音:2013年12月6日、ライヴ、カルトジオ教会、バーゼル孤児院、バーゼル、スイス
 ステラ・マリス・バジレアは2001年バーゼルで創設された女声アンサンブル。中世・ルネサンスの教会および世俗音楽のみならず、メンバーの出身地であるチェコ、ウクライナ、スイスの民謡もレパートリーとしています。重厚に歌われることが多い東欧の聖歌をシンプルな女声アカペラで堪能できます。
 録音:2013年12月6日、ライヴ、カルトジオ教会、バーゼル孤児院、バーゼル、スイス [Multichannel SACD / Stereo SACD / CD]
 

ARS 38751
(SACD Hybrid)
\2700
リヒテンシュタイン公国国際音楽アカデミー Vol.1
 ヨゼフ・ガブリエル・ラインベルガー(1839-1901)/
  ヴァルテル・デシュパリ(1947-)編曲:夕べの歌(チェロ・アンサンブル版)
  リヒテンシュタイン公国国際音楽アカデミー・チェロ八重奏団
 ラフマニノフ(1873-1943):6つの楽興の時 Op.16 から 変ロ長調(No.1)
 ニコライ・カプースチン(1937-):8つの演奏会用練習曲 Op.40 から 揶揄(No.5)
  マリオ・ヘリング(ピアノ)
 ブラームス(1833-1897):ハンガリー舞曲集 から 第2番ニ短調,第5番嬰ヘ短調
  ピアノ・デュオ・ドルケン(ピアノ四手連弾)
 パガニーニ(1782-1840)/クライスラー(1875-1962)編曲:
  ヴァイオリン協奏曲第2番ロ短調 Op.7 MS48 より ラ・カンパネッラ
  サラ・プランク(ヴァイオリン) マリオ・ヘリング(ピアノ)
 ハチャトゥリアン(1903-1978)/ジョルジ・シフラ(1921-1994)編曲:
  バレエ音楽「ガイーヌ」より 剣の舞(ピアノ独奏版)
  レヴォン・アヴァギャン(ピアノ)
 ドヴォルジャーク(1841-1904):
  ピアノ五重奏曲第2番イ長調 Op.81 B.155 から 第1楽章
  リヒテンシュタイン公国国際音楽アカデミー・ピアノ五重奏団
 ジョヴァンニ・ソッリーマ(1962-)/ヴァルテル・デシュパリ編曲:
  チェロよ、震わせよ!(チェロ・アンサンブル版)
 ダーヴィト・ポッパー(1843-1913)/ヴァルテル・デシュパリ編曲:
  演奏会用ポロネーズ Op.14(チェロ・アンサンブル版)
  リヒテンシュタイン公国国際音楽アカデミー・チェロ八重奏団
録音:2013年、リヒテンシュタイン音楽学校、トリーゼン、リヒテンシュタイン
 2011年以来毎年11月にヨーロッパの小国リヒテンシュタインで開催されている国際音楽講習会。2013年からは参加者による録音が行われることになりました。ピアノ五重奏団に日本の赤松翔(1986年生まれ、当時ウイーン国立音楽大学在学中)が第2ヴァイオリンで参加しています。
 編曲者のヴァルテル・デシュパリはザグレブ音楽アカデミー教授を務めるクロアチアのチェロ奏者。英語とドイツ語のブックレットが別冊になっています。[Multichannel SACD / Stereo SACD / CD]
 

ARS 38528
\2500
ハロー・アイム・ゾリステンアンサンブル・カライドスコープ
 クロード・ヴィヴィエ(1948-1983):
  ジパング [Zipangu] (13の弦楽器のための;1980)
 ゲオルク・フリードリヒ・ハース(1953-):
  3つのヴァイオリンと3つのチェロのための六重奏曲(1982)
 ヤニス・クセナキス(1922-2001):アロウラ [Aroura] (12の弦楽器のための;1971)
 ハイドン(1932-1809):交響曲第64番イ長調「時の移ろい」Hob.58(1774)

ゾリステンアンサンブル・カライドスコープ
タミン・ジュリアン・リー(指揮)

録音:2010年4、10月、イエス・キリスト教会、ベルリン、ドイツ
 2006年に創設されたゾリステンアンサンブル・カライドスコープのデビューCD。クロード・ヴィヴィエはシュトックハウゼンに師事したカナダの作曲家。35歳で刺殺されるという悲痛な最期を遂げました。ゲオルク・フリードリヒ・ハースはフリードリヒ・チェルハに師事したオーストリアの作曲家。
 


ARS 38825
\2200→\1990
全曲世界初録音
 ヤナーチェク弦楽四重奏団
  プレイエル博物館の珍曲コンサート Vol.15

   イグナツ・ヨゼフ・プレイエル(1757-1831):
    弦楽五重奏曲ヘ短調 Ben277(1786)
    弦楽五重奏曲変ロ長調 Ben278(1789)
    弦楽五重奏曲ト長調 Ben279(1789)
ヤナーチェク弦楽四重奏団
 ミロシュ・ヴァツェク(第1ヴァイオリン) ヴィーテスラフ・ザヴァディリーク(第2ヴァイオリン)
 ヤン・レズニーチェク(第1ヴィオラ) ブレチスラフ・ヴィビーラル(チェロ)
ボフスラフ・マトウシェク(第2ヴィオラ)
録音:2013年5月3日、プレイエル授洗教会、ルッパースタール、オーストリア
 好評のシリーズ。今回は常連ヤナーチェク弦楽四重奏団。全曲世界初録音。

ARTESMON



AS 740-2
\2600→\2390
プラハから−心から トランペットのためのチェコ音楽
 ドヴォルジャーク(1841-1904)/ラディスラフ・コズデルカ編曲:
  愛の歌 Op.83(全8曲;トランペットとピアノのための版)
 ヤナーチェク(1854-1928)/トマーシュ・イッレ編曲:
  草陰の小道を通って より 抜粋(7曲;トランペットとピアノのための版)
 マルチヌー(1890-1959):トランペットとピアののためのソナタ H.357
 ヴァーツラフ・トロヤン(1907-1983):トランペット協奏曲(ピアノ伴奏版)
 ラディスラフ・コズデルカ(1974-):
  ソラルス [Solarus] (トランペット独奏のための)(*)
 ドヴォルジャーク/トマーシュ・イッレ編曲:
  交響曲第9番「新世界より」Op.95 より ラルゴ
   (トランペットとピアノのための版)
  ユモレスク Op.101 No.7(トランペットとピアノのための版)
ラディスラフ・コズデルカ(トランペット)
ヴァーツラフ・マーハ(ピアノ(*以外))

録音:2014年3月16日、4月1、6、21日、ドヴォルジャーク・ホール、ルドルフィヌム、プラハ、チェコ

 ラディスラフ・コズデルカは1974年チェコのブルノに生まれ、ブルノ音楽院でベドジフ・ドヴォジャーチェクに、プラハ音楽アカデミーでヴァーツラフ・ユネクに師事したトランペット奏者。1994年と1995年にプラハ室内フィルハーモニー管弦楽団で演奏。1998年から2009年までプラハ国民劇場管弦楽楽団首席奏者。2008年11月以来2014年現在チェコ・フィルハーモニー管弦楽団首席奏者。

 

AS 741-2
\2600
旅 J・S・バッハ、ブゾーニ、フランク:ピアノ作品集
 J・S・バッハ(1685-1750)/ブゾーニ(1866-1924)編曲:シャコンヌ
 B・マルチェッロ(1686-1739)/J・S・バッハ編曲:協奏曲ニ短調 BWV974
 テレマン(1681-1767)/J・S・バッハ編曲:協奏曲ト短調 BWV985
 フランク(1822-1890):前奏曲、コラールとフーガ
イリーナ・コンドラテンコ(ピアノ)

録音:2013年9月、スタジオ・マルチーネク、プラハ、チェコ

 イリーナ・コンドラテンコは長年チェコを本拠に活躍しているラトヴィア出身のピアニスト。ヴァイオリニストのヤナ・ヴォナーシュコヴァー=ノヴァーコヴァーとのデュオで Supraphonレーベルにブラームスのヴァイオリンとピアノのための全作品の録音を行っています。


BEL AIR MUSIC



BAM 2060
(1CD+1DVD)
\2000→\1890

あの大ベストセラーの第1巻と第2巻が全36トラックから24トラックに厳選されてCD1枚となって
 さらに映画から採られた場面を収めたDVDが付いて再登場!


ロシアの映画音楽 Vol.1 + 2

【CD】
 ドガ:「私の穏やかで優しい獣」(1974)から ワルツ
 ダシケヴィチ:「シャーロック・ホームズとワトスン博士」(1980)から 序曲
 ショスタコーヴィチ:「ハムレット」(1964)から 宮廷舞踏会
 ショスタコーヴィチ:「馬あぶ」(1955)から ロマンス,ダンス(*)
 タリヴェルディエフ:「春の17の瞬間」(1973)から カフェでのカップル
 ガヴリーニン:「アニュータ」(1961)から 大ワルツ,タランテッラ
 ショスタコーヴィチ:「ピロゴフ」(1947)から ワルツ
 スヴィリドフ:「吹雪」(1965)から ワルツ,ロマンス
 スヴィリドフ:「時よ、前進」(1966)から 序曲
 フレンケル:「アンタッチャブルズの新たなる冒険」(1968)から 追跡(*)
 ゲヴィクスマン:「世界大戦」(1978)から 兵士への手紙(*)
 グラトコフ:「平凡な奇跡」(1978)から 愛の決まり文句(*)
 プロコフィエフ:「キージェ中尉」(1934)から トロイカ,ロマンス(*)
 レベジェフ:「進め、海上警備隊」(1987)から
   お前の鼻を見下ろすな(*),フランスのテーマ(*)
 ハチャトゥリアン:「仮面舞踏会」(1944)から ワルツ(*),ロマンス
 プロコフィエフ:「イワン雷帝」(1944)から ダンス(*)
 ショスタコーヴィチ:「マクシムの帰還」(1937)から ワルツ
 ペトロフ:「私はモスクワを歩く」(1963)から 私はモスクワを歩く(*)
ロシア・フィルハーモニー管弦楽団
コンスタンチン・クリメツ(指揮(*以外))
セルゲイ・スクリプカ(指揮(*))
【DVD】
 ロチャヌー監督:「私の穏やかで優しい獣」(1974)から ワルツ
 マスレンニコフ監督:「シャーロック・ホームズとワトスン博士」(1980)から 序曲
 コジンツェフ監督:「ハムレット」(1964)から 宮廷舞踏会
 ファインツィンメル監督:「馬あぶ」(1955)から ロマンス,ダンス
 リオスノヴァ監督「春の17の瞬間」(1973)から カフェでのカップル
 ベルリンスキー監督:「アニュータ」(1961)から 大ワルツ,タランテッラ
 コンシンツェフ監督:「ピロゴフ」(1947)から ワルツ
 バズノフ監督「吹雪」(1965)から ワルツ,ロマンス
 シュヴェイツェル監督:「時よ、前進」(1966)から 序曲
 ケオサヤン監督:「アンタッチャブルズの新たなる冒険」(1968)から 追跡
 カルマン監督:「世界大戦」(1978)から 兵士への手紙
 ザハロフ監督:「平凡な奇跡」(1978)から 愛の決まり文句
 ファインツィンメル監督:「キージェ中尉」(1934)から トロイカ,ロマンス
 ドルジーニア監督:「進め、海上警備隊」(1987)から
   お前の鼻を見下ろすな,フランスのテーマ
 グレゴローヴィチ振付・監督:「スパルタクス」(1968)から
   アダージョ(ハチャトゥリアン作曲)

録音:2000年1月(*以外)、2002年3月(*)、モスクワ放送スタジオ5

 ことあるごとに店主がこれまでご紹介してきたBEL AIRの「ロシア映画音楽集」の第1巻と第2巻。

 純粋なクラシックか怪しい作品もあるが、ショスタコーヴィチ、プロコフィエフ、スヴィリドフ、ハチャトゥリアンなどのそうそうたる名前が居並ぶのだから無視はできないし、何より内容がすごかった。
 だが残念ながらベストセラーゆえに完売。・・・涙を呑んだ。

 その「ロシア映画音楽集」の第1巻と第2巻が、全36トラックから24トラックに厳選されてCD1枚となり、さらに映画から採られた場面を収めたDVDが付いて再登場した!


「 映画音楽集ということで掲載しようかどうしようか迷ったが、聴いてみたらバリバリのロシア、いやソビエト近代管弦楽曲集がいっぱい含まれている(ピアノ・ソロ、室内楽風作品もあります)。もちろんいかにも「映画音楽」というムード音楽っぽいものもあるが、ソビエトの匂いぷんぷんの作品はちょっと聞き逃せない。
 大好きなスヴィリドフの「吹雪」の2曲がフェドセーエフ以外の人の演奏で聴けたのが嬉しかったが、それも含めて結構貴重な録音が山積み。
 知らなかった作品でもぞくぞくするような美しい曲や凄まじい曲が次々出てくる。
 たとえば「Ⅰ」の冒頭のスヴィリドフの作品(「時よ、前進」)などいきなりの超ぶっ飛び作品でモソロフの「鉄工場」並みの迫力(いやそれ以上か?大音量で聴くとスピ−カーぶっ壊れるので気をつけてね)。多少の風邪ならこれを聴けば治る。・・・とにかくこれでもかこれでもかのソビエト・ロマン!ロシア・フィルも、どんな陳腐な甘いメロディーもどんな時代遅れ風の行進曲もまったく恥ずかしがらず力いっぱい一生懸命演奏してくれていて、それがまた 嬉しい。
 有名なハチャトゥリアンやショスタコーヴィチの作品までも違ったアプローチで派手に打ち鳴らされていて爽快極まりない。
 ・・・このあたりの音楽がお好きな方には、いえ、そうでない方にも絶対絶対お薦め。絶対元気出ます。(ムード音楽要素が強い曲もあるので、あんまりクラシックから逸脱する音楽はいやだ、という方はご注意ください)
 それにしてもBEL AIRのロシアへのこだわり(関わり)というのはきっと何か大きな理由があるのに違いない。」(昔のコメントより)


 映画タイトル訳の一部は英訳からの直訳につき一般的邦題とは異なる可能性がございます。



旧譜第3回

BAM 2048
(1CD+1DVD)
\2000→\1890
ソビエト芸術ファンは泣いて喜ぶ
 ロシアの映画音楽 Vol.3

 【CD】 From Original Sound Tracks

  [1] Alexander Zhurbin: "Overture" from "The Moscow Saga" (1984)
  [2] Edward Artemiev: "Love Theme" from "Slave of Love" (1975)
  [3] Issak Schwartz: "Ouverture" from "Star of Captivating Happiness" (1975)
  [4] Mikhael Tariverdiev: "Boy and the Sea" from "Goodbye Boys" (1964)
  [5] Issak Schwartz:
     "Theme of Decembers" from "Star of Captivating Happiness" (1975)
  [6] Mikhael Tariverdiev: "Morning in Moscow" from "Olga Sergeevna" (1975)
  [7] Issak Schwartz: "The Swing" from "Star of Captivating Happiness" (1975)
  [8] Mikhael Tariverdiev: "Love Theme" from "Lost Expedition" (1979)
  [9] Issak Schwartz:
     "Theme of Annenkov" from "Star of Captivating Happiness" (1975)
 [10] Mikhael Tariverdiev: "Improvisation" from "Olga Sergeevna" (1975)
 [11] Dmitry Shostakovich "Song about Oncoming" from "Oncoming" (1932)
 [12] Edward Artemiev: "Listen to Bach (The Earth)" from Solaris (1972)
 [13] Dmitry Shostakovich: "Morning" from "Year as Life" (1966)
 [14] Gennady Gladkov:
     "Walking on the Praire" from "The Man from Capucin Boulevard" (1978)
 [15] Dmitry Shostakovich: "Winter Garden" from "Michurin" (1948)
 [16] Georgy Sviridov: "Finale" from "The Red Bells" (1982)
 [17] Gennady Gladkov:
    "Battle with the Indians" from "The Man from Capucin Boulevard" (1978)
 [18] Anatoly Kroll: "Anxious" from "The Cavalier announced Dead" (2004)
 [19] Evgeny Krylatov:
    "The Appearance of Alice" from "The Guest from the Future" (1984)
 [20] Evgeny Krytalov:
    "Alice return to the Future" from "The Guest from the Future" (1984)
 [21] Edward Artemiev: "Theme" from "Stalker" (1979)
 [22] Evgeny Krylatov: "The Forest Sheep" from "Oh, Anastasia" (1971)
 [23] Andrey Petrov: "Waltz" from "Speaking for the poor Huzzar" (1980)
 [24] Evgeny Krylatov: "Promise Me Love" from "The Aquanaut" (1979)
 [25] Evgeny Doga:
    "The River" from "Gipsy Tabor (Camp) lives in the Sky" (1976)
 [26] Anatoly Kroll: “Smile in old Moscow” from "We come from Jazz" (1983)
 【DVD】 Selection of 24 Film Clips
  [1] Love Themes from "Slave of Love" Director Nikita Mikhalkov
  [2] Overture from "Star of Captivating Happiness" Director Vladimir Motyl
  [3] Theme of December from
    "Star of Captivating Happiness" Director Vladimir Motyl
  [4] The Swing from "Star of Captivating Happiness" Director Vladimir Motyl
  [5] Theme of Annenkov from
    "Star of Captivating Happiness" Director Vladimir Motyl
  [6] Anxious from
    "The Cavalier announced Dead” Director Karen Shahnazarov
  [7] Waltz from "Speaking for the poor Huzzar" Director Eldar Ryazanov
  [8] Finale from "The Red Bells" Director Sergei Bondarchuk
  [9] Winter Garden from "Michurin” Director Alexander Dovzshenko
 [10] Song about Oncoming from
    "Oncoming" Directors F. Ermler & S. Utkevuch
 [11] Boys and the Sea from "Goodbye Boys" Director Mikhail Kalik
 [12] Morning in Moscow from "Olga Sergeevna" Director Alexander Proshkin
 [13] Improvisation from "Olga Sergeevna" Director Alexander Proshkin
 [14] Love Theme from "Lost Expedition" Director Veniamin Dorman
 [15] Listen to Bach (The Earth) from "Solaris" Director Andrey Tarkovsky
 [16] The Theme from "Stalker" Director Andrey Tarkovsky
 [17] Overture from "The Moscow Saga" Director Dmitry Barschevsky
 [18] Smile in old Moscow from
    "We are from Jazz" Director Karen Shahnazarov
 [19] Promise me Love from "The Aquanaut" Director Igor Voznesenski
 [20] Walking on the Prairie from
    "The Man from Capucin Boulevard" Director Alla Surikova
 [21] Battle with the Indians from
    "The Man from Capucin Boulevard" Director Alla Surikova
 [22] The River from "Gipsy Tabor lives in the Sky" Director Emil Lotianu
 [23] The appearance of Alice from
    "The Guest from the Future" Director Pavel Arsenov
 [24] Alice return to the Future from
    "The Guest from the Future" Director Pavel Arsenov
大ベストセラーとなったBEL AIRのロシア映画音楽集の、まさかの第3弾。10年近い間をおいての続編である。
今回はさらに映像クリップのDVD付きというファン感涙の装丁。



BOTTEGA DISCANTICA


DISCANTICA 283
\2600
ヘンデル(1685-1759):アンセム集
  神よ、起ちたまえ [Let God arise] HWV256b
  主はわが光なり [The Lord is my light] HWV255
  われは主に依り頼む [In the Lord put I my trust] HWV247
フランチェスカ・サルヴァトレッリ(ソプラノ)
サラ・トマジーニ(アルト)
アウレーリオ・スキアヴォーニ(男性アルト)
マッテオ・メッツァロ(テノール)
グイード・トレーボ(バリトン)
アンドレア・パッラディーノ・バロック合唱団&管弦楽団
エンリーコ・ザノヴェッロ(指揮)
録音:データ未詳

 イタリアの気鋭の古楽演奏家たちによるヘンデル。エンリーコ・ザノヴェッロはイタリアのヴィチェンツァに生まれ、ステファノ・インノチェンティにオルガンを、アンドレア・マルコンにチェンバロを師事した鍵盤楽器奏者・指揮者。1989年ヴィチェンツァにアンドレア・パッラディーノ・バロック管弦楽団の前進アルキチェンバロ・アンサンブルを、2009年にはアンドレア・パッラディーノ・バロック合唱団を創設。
 ヘンデルの没後250年に当たる2009年、ヘンデルが独唱・合唱と管弦楽のために書いた全作品を演奏するプロジェクトを開始しました。

 

DISCANTICA 274
\2600
J・S・バッハ(1685-1750):
  インヴェンションとシンフォニア BWV772-801
  4つのデュエット BWV802-805
ロベルト・ジョルダーノ(ピアノ)

録音:2013年7月17-20日、スタジオ。カヴァッリ・ムジカ、カストレッツァート、ブレシア県、ロンバルディア州、イタリア
使用楽器:ボルガート、コンサート・グランド L282

 ロベルト・ジョルダーノは1981年生まれ。パリのエコール・ノルマル音楽院およびペーザロ(イタリア)のジョアッキーノ・ロッシーニ音楽院を卒業。2003年エリザベート王妃国際音楽コンクール第4位。
 当レーベルからすでに5枚のCDをリリースしています。

 

DISCANTICA 282
\2600
ルイージ・モルフィーノ(1916-2012):オルガン作品集
  Exaltabo Deum / Ibant Magi /
  Sonata in un solo tempo / Offertorio
  Exultemus / Meditazione /
  Tu es Petrus / Offertorio / Jesu tibi sit gloria
  Tema variato / Oremus Domine /
  Improvviso / Improvvisazione / Implorazione
  Concento battesimale:
   Entrata solenne / Entra nel tempio di Dio /
   Io ti battezzo / Va in pace
ロベルト・ムッチ(オルガン)

録音:時期の記載なし、サンタ・マリア・マッジョーレ・バジリカ聖堂、ベルガモ、イタリア
使用楽器:1915年、ヴェジェッツィ=ボッシ製

 2012年に96歳で亡くなったイタリアのオルガン奏者・作曲家・合唱指揮者ルイージ・モルフィーノ。ルガーノ(スイス)に生まれ、ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院で学んだ彼はスカラ座管弦楽団オルガン奏者、ジェノヴァのカルロ・フェリーチェ劇場合唱指揮者、ジュゼッペ・ヴェルディ音楽院教授等を歴任しました。


CLARTON


CQ 0088-2
\2500
モーツァルト(1756-1791):フルート四重奏曲集
  第1番ニ長調 K.285/第2番ト長調 K.285a
  第3番ハ長調 K.Anh.171(285b)/第4番イ長調 K.298
パヴェル・フォルティーン(フルート)
スタミツ弦楽四重奏団員
 ボフスラフ・マトウシェク(ヴァイオリン)
 ヤン・ピェルシュカ(ヴィオラ)
 ペトル・ヘイニー(チェロ)

録音:2009年3月8-10日、チェコ同胞団福音教会礼拝堂、プラハ、チェコ
 パヴェル・フォルティーン(フォルティン)はオストラヴァ・ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、プラハ交響楽団(首席)の奏者を経て2014現在群馬交響楽団の第一奏者を務めているチェコのフルート奏者。


CLASSICAL RECORDS


CR 159
\2200
チャイコフスキー(1840-1893):
  子供のアルバム Op.39
  大ソナタ ト長調 Op.37
ポリーナ・フェドートヴァ(ピアノ)
 


CR 160
(2CD)
\4200→\3790
ザゴリンスキー&ノックレベルグ
ブラームス、メンデルスゾーン:チェロ・ソナタ全集

 ブラームス(1833-1897):チェロ・ソナタ第1番ホ短調 Op.38
 メンデルスゾーン(1809-1847):
  チェロ・ソナタ第2番ニ長調 Op.58/
  チェロ・ソナタ第1番変ロ長調 Op.45
 ブラームス:チェロ・ソナタ第2番ヘ長調 Op.99
 メンデルスゾーン:無言歌 Op.109
 ショパン(1810-1849):ワルツ変イ長調 Op.69 No.1(チェロとピアノのための)
 ショパン/グラズノフ(1685-1936)編曲:
  練習曲 Op.25 No.7(チェロとピアノのための版)
アレクサンドル・ザゴリンスキー(チェロ)
アイナル・ステーン=ノックレベルグ(ピアノ)
 アレクサンドル・ザゴリンスキーは1962年モスクワに生まれたロシアのチェロ奏者。1990年チャイコフスキー国際コンクール第6位。1991年から2000年までモスクワ・フィルハーモニー管弦楽団チェロ・グループ・コンサートマスター。
2000年以来モスクワ室内管弦楽団首席奏者兼ソリスト。
 アイナル・ステーン=ノックレベルグ(1944年生まれ)はノルウェーを代表するピアニストの一人。
 

CR 161
\2200
スクリャービン、チャイコフスキー、ラフマニノフ:ピアノ作品集
 スクリャービン(1872-1915):
  幻想曲 Op.28
  12の練習曲 Op.8 から 第10番変ニ長調,
  第11番変ロ短調,第12番嬰ニ短調
 チャイコフスキー(1840-1893):
  夜想曲 Op.10 No.1/ワルツ=スケルツォ Op.7/瞑想 Op.72 No.5
 ラフマニノフ(1873-1943):
  幻想的小品集 Op.3 から 前奏曲,道化役者/ソナタ第2番変ロ長調 Op.36

アレクサンドル・シンチュク(ピアノ)

 アレクサンドル・シンチュクは1988年ロシアのナホトカに生まれ、ウラジオストクの極東芸術アカデミーで学んだピアニスト。2008年、第4回ラフマニノフ国際ピアノ・コンクール(モスクワ)で優勝しカーネギー・ホール(ニューヨーク)にリサイタル・デビュー。その後もコンクール入賞を続けています。
 


CR 162
\2200→\1990
セルゲイ・ボルトキェヴィチ(1877-1952):ピアノ作品集
  6つの前奏曲 Op.13
  嘆きと慰め Op.17(全8曲)
  4つの小品 Op.65
アンナ・レズニク(ピアノ)
 ボルトキェヴィチはラフマニノフと同世代のポーランド系ロシアの作曲家・ピアニスト。二度の世界大戦に翻弄され、困窮に陥るなど苦難の人生を歩みました。
 近年再評価が進み録音も増えてきています。



セルゲイ・ボルトキェヴィチ
 2度の大戦、ロシア革命など時代に翻弄されつくしたボルトキエヴィチ。
しかしどんな苦難に遭ってもそのたびに力強く生き続けた。
詳しくはこちらをどうぞ。
 印刷譜の在庫のほとんどが焼失してしまったボルトキエヴィチにあって貴重な大作録音。
一度は聴いてみることをお奨めします。

HYPERION
CDA 67338
\2400→\2190
ボルトキエヴィチ:交響曲第1番、第2番 マーティン・ブラビンズ指揮
BBCスコットランド交響楽団
ロシア生まれでウィーンに移ったボルトキエヴィチのチャイコフスキー・ライクな交響曲。2曲とも初録音。
イギリス指揮界の成長株、ブラビンズの演奏でどうぞ。
The Romantic Piano Concerto  4 - Arensky and Bortkiewiez
HYPERION
CDA 66624
\2400→\2190
セルゲイ・ボルトキエヴィチ(1877−1952):
 ピアノ協奏曲第1番変ロ長調Op.16

アントン・アレンスキー(1861−1906):
 ピアノ協奏曲ヘ短調Op.2、ロシア民謡による幻想曲Op.48
スティーヴン・クームズ (ピアノ)、
イェジー・マクシミウク (指揮)、
BBCスコティッシュ交響楽団
ニキシュから強く出版を勧められるなど、ボルトキエヴィチ最初の成功作となったピアノ協奏曲も19世紀ロマンの香りが濃厚に立ち上る作品。ピアノ書法はチャイコフスキーの協奏曲のようにオクターヴ・ユニゾンの打鍵によるメロディーが頻出し、ロシア流の華麗なソロが聞き手を魅了する。
録音:1992年8月21日−22日

 

CR 163
\2200
ニキータ・フィテンコの「展覧会の絵」
 J・S・バッハ(1685-1750)/アレクサンドル・ジロティ(1863-1945)編曲:
  前奏曲ト短調(BWV353)/前奏曲ロ短調(BWV855a)
 ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ・ソナタ第28番イ長調 Op.101
 ショパン(1810-1849):ワルツ ヘ短調 Op.70 No.2
 シューベルト(1797-1828):楽興の時 第3番ヘ短調
 ラフマニノフ(1873-1943):
  前奏曲嬰ト短調 Op.32 No.12/前奏曲嬰ハ短調 Op.3 No.2
  前奏曲ハ短調 Op.23 No.7
 チャイコフスキー(1840-1893):「四季」から 舟歌(六月)
 ムソルグスキー(1839-1881):組曲「展覧会の絵」
ニキータ・フィテンコ(ピアノ)
 ニキータ・フィテンコはロシアのサンクトペテルブルクに生まれ、サンクトペテルブルク音楽院卒業後アメリカ合衆国に渡りノーステキサス大学で博士号を取得したピアニスト。現在ワシントンD.C.を本拠に活動しています。ヤマハ・アーティスト。
 

CR 164
\2200
ラフマニノフ(1873-1943):
  3つの小品 Op.3
  絵画的練習曲集 Op.33
  絵画的練習曲集 Op.39
エレオノーラ・カルプーホヴァ(ピアノ)
エレオノーラ・カルプーホヴァは1976年ロシアのカザンに生まれ、モスクワ音楽院でヴァレーリー・カステリスキー、ミハイル・ヴォスクレセンスキーに師事したピアニスト。

CONTINUO


CONTINUO-CR 109
\2500
ローマのサン・ルイージ・デ・フランチェージ教会のメルクリン・オルガン
 フロール・ペーテルス(1903-1986):
  アヴェ・マリス・ステラによるトッカータ、フーガと賛歌 Op.28
 セザール・フランク(1822-1890):
  コラール第1番ホ長調 FWV38/コラール第2番ロ短調 FWV39
 グレープ・ニクーリン(1974-):
  過ぎ越しのいけにえ [Victimae paschali laudes] Op.22
 ルイ・ヴィエルヌ(1870-1937):月の光 Op.53 No.5
 マルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925):ラルゲット Op.132 No.1
 フロール・ペーテルス:フランドル狂詩曲 Op.37
ナターリア・バギンスカヤ(オルガン)

録音:2013年9月23-26日、サン・ルイージ・デ・フランチェージ教会、ローマ、イタリア
使用楽器:1880年、ヨゼフ・メルクリン製
 カラヴァッジョの祭壇画でも有名なローマのサン・ルイージ・デ・フランチェージ教会(ローマ在住のフランス人のために建てられた教会、1589年完成)に1880年に設置されたヨゼフ・メルクリン(1819-1905)製のオルガンを演奏。
 メルクリンはドイツのオーバーハウゼンに生まれ、ブリュッセルでオルガン製作家としての活動を開始。パリ、リヨンに拠点を移動し1870年にはフランス国籍を取得、アリスティド・カヴァイエ=コル(1811-1899)のライバルとも称されました。
 サン・ルイージ・デ・フランチェージ教会のオルガンはローマでは珍しいフランス式で、当録音でもこの楽器にふさわしい楽曲が選ばれています。ボッシはイタリア、ペーテルスはベルギー、ニクーリンはロシアの作曲家。


CORNETTO



COR 10042
\2500→\2290
ドナウ・バロック II 鍵盤音楽
 不詳:前奏曲「来たれ創造主」[Veni creator]
   〔ネレスハイムのタブラチュア譜(1600頃)〕
 カロルス・リュイトン(1557-1620):
  カンツォン ト長調 〔ウィーン、Minoritenkonventの写本 XIV714〕(#)
 パウル・ホーフマイスター(1459-1537):
  カルメン 〔クラクフのタブラチュア譜(1548)〕
 ブラジウス・アモン(1560頃-1590):
  聖霊降臨祭のイントロイトゥス 〔ウィーン、Minoritenkonventの写本 XIV714〕
 ヨアネス・ブーフナー(1483-1538):
  Expecta ung pauco 〔アメルバッハのタブラチュア譜(1513頃-1535)〕
 不詳:パドアーナ [Padoana] 〔リンツのタブラチュア譜(1611頃-1613)〕
 不詳:Madrigale Songuesti crespicrime guesti il
 不詳:それはたいへん悪いこと [Cest a grand tort]
   〔ネレスハイムのタブラチュア譜〕(#)
 不詳:めでたし、まことのお身体 [Ave verum corpus]
   〔クレムスミュンスターのタブラチュア譜 L9;ミヒャエル・トレンブル編纂(1604)〕
 ヤコブ・ペ [Paix] (1556-1623):Ein gueter gar newer Tanz(#)
   〔Ein Schon Nvtz-vnnd Gbreuchlich OrgelTablaturbuch(ラウインゲン、1583)〕
 マティアス・キニグル(17世紀、リンツ):
  トッカータ ハ長調 〔ドイツ式クラヴィーア譜本(1637)〕(*)
 バルトロモイス・ヴァイストマ [ヴァイストホマ] (1639-1721):トッカータ ハ長調
   〔エマヌエル・ベーニッシュのクラヴィーア譜本(1680頃-1691)〕(*)
 ゴットリープ・ムッファト(1690-1770):
  ミサ ヘ長調 から キリエ 〔ボイロン大修道院の写本 81(1725)〕
 皇帝フェルディナント3世(1608-1657):
  サラバンド ニ短調 〔ウィーン、Minoritenkonventの写本 XIV731〕(+)
 ヨハン・ヤコプ・フローベルガー(1616-1667):
  フェルディナント4世の悲痛なる逝去に寄せる哀歌
   〔トッカータ集第2巻(1656、ウィーン)〕(+)
 フランツ・マティアス・テヒェルマン(1649-1714):
  「ウィーンの解放の喜び」によるアルマンド
   〔ウィーン国立図書館の写本 19167)〕(+)
 ヨハン・ヤコプ・フローベルガー:
  トッカータ ト短調「聖体奉挙のための」 〔トッカータ集第2巻〕
 ゲオルク・ムッファト(1653-1704):
  パルティータ ニ短調(断章) 〔ウィーン、Minoritenkonventの写本 XIV743〕(+)
   前奏曲/アルマンド
 フランツ・アントン・フーグル(1706-1745):
  パルティータ ハ長調 〔1738、パッサウで出版〕(+)
   カプリッチョ/メヌエット1&2/ジグ
 マリアヌス・ケーニヒスペルガー(1708-1769):
  協奏曲ト長調 Op.18 No.1 〔1754、アウクスブルクで出版〕(+/**)
マルクス・エバーハルト
 (チェンバロ(*/+)、スピネット(#)、
  オルガン(無印)、指揮(**))
コンソルティム・ムジクム・パッサウ(**)
録音:2013年10月25-27日、パッサウ大聖堂アンドレアス礼拝堂、パッサウ、ドイツ
使用楽器:
 ゲルト・ペヒシュタイン製(1998年、イタリア式)(*)
 同(モデル:1635年、アンドレアス・ルッカース製)(+)
 同(モデル:1564年、ブルネトゥス・ダリ・オルガニ製)(+)
 アイゼンバルト社製 Op.244(無印)

ドナウ川流域の都市のバロック音楽を巡るシリーズ第2作。フローベルガーとムッファト以外無名作曲家の作品で埋め尽くされた何ともマニアックな内容です。〔 〕は出典の表示です。

 


COR 10039
\2500→\2290
【旧譜】
ドナウ・バロック I ウルム〜ウィーンの小編成教会音楽
 [ウルム]
 ヨゼフ・レーデラー(1733-1796):
  「音楽の練習」(1781)から Sunt vana profana(カンタータ)
 [ノイブルク・アン・デア・ドナウ]
 ビアージョ・マリーニ(1587-1665):「アッフェッティ・ムジカーリ」(1617)から
   ラ・オルナルディーナ[La Orlandina](シンフォニア)
 [インゴルシュタット」
 不詳(17世紀)/マルクス・エバーハルト編曲:「天国の鳥」(1613)から
  清きマリアよ、御身の嘆きは[Maria rein, dein Klag allein]
   (リトルネッロはモンテヴェルディ(1567-1643):
   「3声のためのスケルツィ・ムジカーリ」(1584)から)
 [ヴェルテンブルク]
 ベンノ・グリューバー神父(1759-1796)/マルクス・エバーハルト編曲:
  「マリアのためのアンティフォナ集」(1793)から
   天の元后よ、喜びたまえ[Regina coeli laetare]
 [レーゲンスブルク]
 ヒエロニムス・クラーデンタラー(1637-1700):
  「音楽の気晴らし」(1672)から
   ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ第7番 から アダージョ
  「Lust und Artzney-Garten des koniglichen Propheten Davids」(1664)から
   皆来たりて神に歓呼せよ[Kommt, Jauchzet alle Gott]
 [シュトラウビング]
 バルタザール・レーグラー修道院長(1627-1694)/
  カール=フリードリヒ・ヴァーグナー編曲:「Azwinisher Bogen」(1679)から
   Samblet euch, ihr Wasserstrom
 [オーバーアルタイヒ]
 ベンノ・グリューバー神父:
  「Musikalische Uebungen in verschieden Galanterie- oder Schlag-Stucken」
   (1762)から アンダンテ・ノン・モルト ハ長調
 [パッサウ]
 ゲオルク・コップ(1600頃-1666):
  「Der Gross Wunderthatigen Mut er Gottes Mariae Hulff Lob-Gesnag」
   (1659)から 五月の花は咲き[Ein Maiblum ist entsprungen]
    (プロコピウス・フォン・テンプリン修道士(1603-1680)のテキストによる)
 ゲオルク・ムッファト(1653-1704):
  「オルガン音楽の練習」(1690)から トッカータ第11番
  ヴァイオリン独奏ソナタ から アダージョ(クロムニェジーシュの音楽書庫より)
 [リンツ]
 不詳(1600頃):リンツのオルガン・タブラチュア譜集(1611-1613)から
   イントラーダ−ペルガマスコ
 [ウィーン]
 アルベリヒ・マツァーク神父(1609-1991):「Cultus Harmonicus I」(1649)から
   祝福されし神の御母マリア[Beata Dei genitrix Maria]
 クリストフ・シュトラウス(1575頃-1631):
  カンツォン ヘ長調(ウィーン、ミノリート修道院所蔵手写本 XVI,714)
 不詳(17世紀)/カール=フリードリヒ・ヴァーグナー編曲:
  「Sonntags-Berger Wallfahrt」(1689)から 神聖なる父[Goettlicher Vater]
コンソルティウム・ムジクム・パッサウ
 アンナ・ロイダー(ソプラノ)
 カトリン・エバーハルト(ヴァイオリン)
 マルクス・エバーハルト(オルガン)
録音:2012年8月6-9日、聖アハティウス教会、パッサウ=ハルス、ドイツ

DIGRESSIONE MUSIC


DCTT 40
\2500
マウロ・ジュリアーニ(1781-1829):ポプリ ギターとフルートのための作品集
  オペラ「タンクレディ」によるフルートとギターのためのポプリ Op.76(*)
  フルートとギターのための変奏曲 Op.84(*)
  フルートとギターのための大ポプリ Op.53(*)
  「おいらはキャベツ作りの子」によるギターのための6つの変奏曲 Op.49
  オペラ「愛と栄光」のロマンスによるギターのための変奏曲 Op.105
  ギターのための6つの前奏曲 Op.83 から Nos.4, 5, 6
アントニーノ・マッドンニ(ギター)
ジュゼッペ・ディ・リッド(フルート(*))

録音:データ記載なし
使用楽器:マリオ・ガッローネ製(ギター)/ナガハラ、フル・コンサート・14K(フルート)
 「ポプリ」とはもともとフランスのごった煮鍋料理のことで、様々な香りの物を合わせた室内香の名前にもなっていますが、音楽用語としては複数の曲をつなげたメドレーを意味します。
 19世紀にはひとつのオペラからいくつかの聴かせどころを選んだポプリや、当時のヒット曲をつなげたポプリ等が数多く書かれました。
 アントニオ・マッドンニは1960年イタリアのバルレッタに生まれバーリのニッコロ・ピッチンニ音楽院で学んだギター奏者。ジュゼッペ・ディ・リッドは1985年生まれ、フォッジャのウンベルト・ジョルダーノ音楽院で学んだフルート奏者。


DILIGENCE


1996年、ピアニストのピエール・ブワイエとヴァイオリニストのニコール・タメスティにより、ピリオド楽器で古典派・ロマン派音楽を録音するために創設されたフランスのレーベル。

マニアック心をくすぐるいかにもレアな音源。大手では扱わないであろうと思わせられる超マイナー・レーベル。
作曲当時に作られた貴重な楽器群にも心惹かれるし、聞いたことのないようなタイトルにもゾクゾクさせられる。
おそらく創設者のニコール・タメスティ、かなりのこだわり性と見た。アーロン・ロザンドの弟子というのもいい。
思わぬ名演に出会えそうな予感。

でもこの「DILIGENCE」というレーベル・・・、店主の勘が外れることを願うが、数年後には手に入らなくなっているような、そんな匂いがプンプンする。
「あのときしか入らなかった」ということにならなければいいのですが・・・。
ということで「煽ります」。
気になる人は今回どうぞ。もちろん私も全部買いますよー。
レア盤!

DIL 3
\2600
モーツァルト ヴァイオリンとフォルテピアノ
 モーツァルト(1756-1791):
  ヴァイオリン・ソナタ(第28番)ホ短調 K.304(1778)
  ヴァイオリン・ソナタ(第35番)ト長調 K.379(1781)
  ヴァイオリン・ソナタ(第40番)変ロ長調 K.454(1784)
  「羊飼いの娘セリメーヌ」による変奏曲ト長調 K.359(1781)
ニコール・タメスティ(ヴァイオリン)
使用楽器:18世紀、不詳作者製
ピエール・ブワイエ(フォルテピアノ)
使用楽器:マルク・デュコルネ製
(モデル:1780年頃、ウィーン、シュタイン製)
録音:1998年9月2-5日、ルレー・ド・ミュジーク、モンタルロ=レ=リオ、オート=ソーヌ県、フランス

 ニコール・タメスティはニース音楽院を卒業後アーロン・ロザンドに師事したヴァイオリニスト。はじめ現代音楽を中心に演奏していましたが、アントワーヌ・ジョフロワ=デショーム(チェンバロ奏者)およびフィリッピ・ヘレヴェッヘと出会いピリオド楽器に傾倒、1991年にはシャンゼリゼ管弦楽団の創設に参加しました。
 ピエール・ブワイエはパリ音楽院でイヴォンヌ・ルフェビュール、シャルル・リラマンにピアノを、アントワーヌ・ジョフロワ=デショームにチェンバロを師事、フォルテピアノを独学したフランスの鍵盤楽器奏者。タメスティとブワイエは1983年からデュオを組み、1994年には共にアンサンブル「ラ・コンパニー・デュ・ピアノフォルテ」を創設しました。

 
レア盤!

DIL 4
\2600
モーツァルト パリ、1778年
 モーツァルト(1756-1791):
  「美しいフランソワーズ」による12の変奏曲変ホ長調 K.353
  ピアノソナタ第8番イ短調 K.310
  「リゾンは眠った」による9つの変奏曲ハ長調 K.264
  「私はランドール」による12の変奏曲変ホ長調 K.354
  「きらきら星」変奏曲(「ああ、お母さん、あなたに申しましょう」による12の変奏曲)K.265(*)
ピエール・ブワイエ(フォルテピアノ)
使用楽器:マルク・デュコルネ製
(モデル:1780年頃、ウィーン、シュタイン製)
録音:1998年9月5-10日、ルレー・ド・ミュジーク、モンタルロ=レ=リオ、オート=ソーヌ県、フランス

(*)が別のCD(DIL 4B)に収められた実質「1CD+1CDシングル」仕様となっております。

 
レア盤!

DIL 5
\2600
モーツァルト ロンドン、1764年
 モーツァルト(1756-1791):
  前奏曲ト長調 K.15g/シンフォニア ト長調 K.15p, K.15pp, K.15r
  ソナティネ変ロ長調 K.15q, K.15gg/アレグロ ヘ長調(断章)K.15nn
  シンフォニア ヘ長調 K.15t, K.15ii, K.15m & 15f, K.15v
  フーガ ハ長調(断章)K.15ss/ソナタ ハ長調 K.9a, K.1e & 1f, K.15b
  ソナタ ヘ長調 K.15x, K.15n, K.15h, K.15hh/アンダンテ 変ト長調(断章)K.9b
  ソナタ ニ長調 K.15d, K.15bb
  バッロ K.15e & 15o, K.15y & 15c, K.15l, K.15i & 15k
  ソナタ 変ロ長調 K.15w, K.15mm, K.15aa
  セレナード変ホ長調 K.15kk, K.15dd, K.15qq & 15ff, K.15z, K.15cc
  メヌエット(断章)K.15rr/ロンド ヘ長調 K.15a, 15s & 15u
ピエール・ブワイエ(フォルテピアノ)
使用楽器:マルク・デュコルネ製
(モデル:1780年頃、ウィーン、シュタイン製)
録音:1998年9月6-10日、ルレー・ド・ミュジーク、モンタルロ=レ=リオ、オート=ソーヌ県、フランス
 
レア盤!

DIL 6
\2600
ベートーヴェンとエラールのフォルテピアノ
 2手および4手のための変奏曲と様々な小品

 ベートーヴェン(1770-1827):
  アンダンテ・ファヴォリ ヘ長調 WoO.57/前奏曲ヘ短調 WoO.55
  創作主題による32の変奏曲 ハ短調 WoO.80
  バガテル(アレグレット)ハ短調 WoO.56
  「君を思いて」と6つの変奏曲ニ長調 WoO.74(*)
  行進曲ハ長調 Op.45 No.1(*)
  「ゴッド・セイヴ・ザ・キング」による7つの変奏曲ハ長調 WoO.78
  行進曲変ホ長調 Op.45 No.2(*)
  「ルール・ブリタニア」による5つの変奏曲ニ長調 WoO.79
  行進曲(ヴィヴァーチェ)ニ長調 Op.45 No.3(*)
  メヌエット変ホ長調 WoO.82/6つのエコセーズ変ホ長調 WoO.83
  2つのカノン Hess No.274

ピエール・ブワイエ(フォルテピアノ)
ソフィー・リジェ(フォルテピアノ連弾(*))
使用楽器:アラン・モイザン製
(モデル:1803年、セバスチャン・エラール製)

録音:2007年12月1-5日、モンメイユール城、サン=ボディル=エ=ピペ、イゼール県、フランス
 
レア盤!

DIL 7
\2600
ベートーヴェン 3つのピアノ・ソナタ 1803-1806年
 ベートーヴェン(1770-1827):
  アンダンテ・ファヴォリ ヘ長調 WoO.57
  ソナタ第21番ハ長調「ヴァルトシュタイン」Op.53
  ソナタ第22番ヘ長調 Op.54
  ソナタ第23番ヘ短調「熱情」Op.57
ピエール・ブワイエ(フォルテピアノ)
使用楽器:1803年、ウィーン、ローゼンベルガー製
(エドウィン・ブーンク・コレクション)
録音:2008年1月8-10日、デーフェンテル、オランダ
 
レア盤!

DIL 8
(2CD)
\3000
クロンマー 室内楽、ウィーン、1818年
 フランツ・クロンマー[フランチシェク・クラマーシュ](1759-1831):
  ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための大弦楽三重奏曲ヘ長調 Op.96
  フルート、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための四重奏曲ト長調 Op.92(*)
 フランツ・クロンマー/ピエール・ブワイエ編曲:
  ヴァイオリン独奏、2つのヴァイオリンと低音のための3つのハンガリー舞曲 Op.89
   (ヴァイオリン独奏、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための版)(+)
ニコール・タメスティ&ラ・コンパニー
 ジョルジュ・バルテル(フルート(*))
 ニコール・タメスティ(ヴァイオリン)
 ジャック・ボンヴァレ(ヴァイオリン(+))
 ソフィー・セルフ(ヴィオラ)
 ジェローム・ユイエ(チェロ)

録音:2008年11月13-17日、ノートル=ダム=ド=ボン=セクール病院礼拝堂、パリ14区、フランス
 クロンマーは現チェコのモラヴィアに生まれウィーンで活躍した作曲家。

 
レア盤!

DIL 91011E
(3CD)
\5200
シューマン 3つのピアノ−エラール、シュトライヒャー、ファツィオリ
 シューマン(1810-1856):
  クライスレリアーナ Op.16(1838/改訂:1850)
  幻想曲 Op.19(1839)

ピエール・ブワイエ(フォルテピアノ、ピアノ)

使用楽器:
 1837年、エラール製フォルテピアノ(ピエール・ブワイエ私蔵)[CD 1]
 1856年、シュタイアー製フィルテピアノ(トーマス・アルベルトゥス・インベルガー私蔵) [CD 2]
 1995年、ファツィオリ製ピアノ [CD 3]
録音:
 2011年6月4-5日、アカデミー・ホール、シント・トロイデン、ベルギー [CD 1]
 2011年8月2-3日、モーツァルト・ホール、インベルガー財団、ザツツブルク、オーストリア [CD 2]
 2011年7月25-26日、ファツィオリ・コンサートホール、サチーレ、イタリア [CD 3]

同じ楽曲を3種の楽器で弾き分けた興味深い企画。ブックレットは三分冊で合計56ページ。3枚組ですがレギュラー・プライス2枚分の価格です。

 
レア盤!

DIL 1213E
(2CD)
\5200
ベートーヴェン 春のソナタ
 ヴァイオリンとフォルテピアノのためのレパートリー 1799-1801

 [CD 1]
 ベートーヴェン(1770-1827):
  ヴァイオリンとフォルテピアノのためのソナタ第4番イ短調 Op.23(1801)
  ヴァイオリンとフォルテピアノのためのソナタ第5番ヘ長調「春」Op.24(1801/1802)
 [CD 2]
 ヨハン・メーデリッチュ[別名ガルス](1752-1835):
  ソナタまたは奇想曲イ短調(1800)
 ヨハン・バプティスト・クラーマー(1771-1858):
  チェンバロまたはフォルテピアノとヴァイオリンのオブリガート伴奏のためのソナタ イ長調(1800)
 アントン・エーベルル(1765-1807):
  フォルテピアノとヴァイオリンの伴奏のためのソナタ ニ短調 Op.14(1801)
 フランツ・クサヴァー・クラインハインツ(1765-1832):
  フォルテピアノとヴァイオリンのオブリガート伴奏のためのソナタ変ホ長調 Op.9(1800)

ニコール・タメスティ(ヴァイオリン)
使用楽器:1711年、ブレシア(イタリア)、ジョヴァンニ・バプティスタ・ロジェリウス製
ピエール・ブワイエ(フォルテピアノ)
使用楽器:1815年、ウィーン、ヤコプ・ベルチェ製
(ピエール・ブワイエ私蔵)

録音:2012年4月、リエージュ・フィルハーモニー・ホール、リエージュ、ベルギー [CD 1]
    2011年10月30日-11月3日、アカデミー・ホール、シント・トロイデン、ベルギー [CD 2]

 ベートーヴェンおよび同時代の作曲家たちの世界初録音となる作品を収録。ブックレットは三分冊で合計56ページ。


DUX


DUX 0758
\2400
ドビュッシー、ラヴェル、ドヴォルジャーク:ピアノ三重奏曲集
 ドビュッシー(1862-1818):ピアノ三重奏曲ト長調(1880)
 ラヴェル(1875-1937):ピアノ三重奏曲(1914)
 ドヴォルジャーク(1841-1904):ピアノ三重奏曲第4番ホ短調「ドゥムキー」Op.90
ダロフ三重奏団
 マリア・ダロフ=クヤヴィンスカ(ピアノ)
 アンナ・ダロフ(ヴァイオリン)
 トマシュ・ダロフ(チェロ)
 

DUX 0934
\2400
バッハvsブゾーニ
 J・S・バッハ(1685-1750)/ブゾーニ編曲:シャコンヌ ニ短調 BVB24
 ブゾーニ(1866-1924):バッハによる幻想曲 BV253/対位法的幻想曲 BV256
ウーカシュ・クフャトコフスキ(ピアノ)
 


DUX 0968
\2400→\2190
強健王アウグスト2世時代のドレスデンの音楽
 ヴィヴァルディ(1678-1741):ソナタ ト短調 RV26
 ヨハン・フリードリヒ・シュライフォーゲル(?-1750頃):ソナタ第1番ニ短調(*)
 ヨハン・ダーヴィト・ハイニヒェン(1683-1729):ソナタ ニ長調
 ヨハン・フリードリヒ・シュライフォーゲル?:
  ソナタ第4番ト短調(*)/ソナタ第3番ヘ長調(*)
 フェリッポ・ベンナ(?-1750頃):ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調(+)
 フランチェスコ・マリア・ヴェラチーニ(1690-1768):ソナタ イ長調 Op.1 No.7
 ヨハン・フリードリヒ・シュライフォーゲル?:ソナタ第2番ニ長調(+)(*)
マルティナ・パストゥシュカ(ヴァイオリン)
クシシュトフ・フィルルス(ヴィオラ・ダ・ガンバ(*))
マルチン・シフィオントキェヴィチ(チェンバロ)

録音:2013年6月13-15日、国立音楽学校コンサートホール、ビェルスコ=ビャワ、ポーランド

 怪力無双にして精力絶倫、強健王と称されたポーランド・リトアニア共和国(1569-1795)国王アウグスト2世(1670-1733、在位:1697-1706、1709-1733年/ザクセン選帝侯フリードリヒ・アウグスト1世としての在位:1694-1733)。芸術を愛した彼のドレスデン宮廷楽団ではヴァイオリンの名手ヨハン・ゲオルク・ピゼンデル(1687-1755、1728年にコンサートマスターに就任)が活躍しました。
 当盤の収録作品のうち、ドレスデンで出版されたヴェラチーニのソナタ以外はドレスデン州立図書館兼州立工科大学図書館が所蔵するピゼンデルの写譜に拠るものです。
 (*)の4つのソナタとハイニヒェンのソナタ(第5番として配置)は一つの譜集にまとめられており、第2〜4番は作曲者表記を欠いていますが、ヴァイオリニストのマルティナ・パストゥシュカはその作風からヨハン・フリードリヒ・シュライフォーゲルの作と推定しています。シュライフォーゲルとフェリッポ・ベンナの生涯に関しては情報がほとんどありません。
マルティナ・パストゥシュカはポーランドのカトヴィツェ音楽アカデミーで現代奏法を学んだヴァイオリニスト。古楽奏法に興味を覚えピリオド楽器オーケストラであるアルテ・デイ・スオナトーリに参加。その後ポーランド国内外で様々なアンサンブルに参加、ソロ活動も行っています。

 

DUX 1118
\2400
ピオトル・モス(1949-):
  静寂の…(クラリネット協奏曲)(*)
  孤独(E・E・カミングズの詩によるアルトと管弦楽のための歌曲集)(+)
ジャン=マルク・フサール(クラリネット、バスクラリネット(*))
ヤドヴィガ・ラッペ(アルト(+))
ポーランド国立放送交響楽団
ミハウ・クラウザ(指揮(*))
イェジ・マクシミュク(指揮(+))
 

DUX 1122
\2400
フランクとブラームスのヴァイオリン・ソナタをヴィオラで
 フランク(1822-1890):ヴァイオリン・ソナタ イ長調
 ブラームス(1833-1897):ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調 Op.78(ニ長調に移調)
エルジビェタ・ムロジェク=ロスカ(ヴィオラ)
ズビグニェフ・ラウボ(ピアノ)
エルジビェタ・ムロジェク=ロスカは1977年ポーランドのヤヴォジュノに生まれ、カトヴィツェ音楽アカデミーで学んだヴィオラ奏者。1998年よりAUKSO室内管弦楽団員。
 

DUX 1125
\2400
イレネウシュ・ウーカシェフスキ(1938-):
 レギョノヴォの歌(無伴奏混声合唱のための)
   Wojenko Wojenko / Hej Strzelcy / Marsz Pierwszej Brygady
   Kto Cie wolal Legionisto / O moj rozmarynie
   Piosnka Batalionu Podhalanskiego / Strzelcy / Kadrowka
   Komendant / Warcza karabiny / Piechota / Roze / Leguny
ポーランド室内合唱団
ヤン・ウーカシェフスキ(指揮)
 

DUX 1126
\2400
真夏の幻想
 ヘンリー・パーセル(1659-1695)/アンサンブル・コントラスト編曲:
  3声のファンタジア Z.734
 フランク・ブリッジ(1879-1941):ピアノ四重奏のための幻想曲嬰ヘ短調 H.94
 ヘンリー・パーセル/アンサンブル・コントラスト編曲:4声のファンタジア Z.735
 オリヴィエ・ペナール(1974-):ピアノ四重奏のための幻想曲 Op.25
アンサンブル・コントラスト
 アルノー・トレット(ヴァイオリン)
 マリア・モスコーニ(ヴィオラ)
 アントワーヌ・ピエルロ(チェロ)
 ジョアン・ファルジョ(ピアノ)
 

DUX 1129
\2400
イ・シンオ(韓国):
  ピアノのためのコラール幻想曲第1番「慰めよ、慰めよ、わが民を」(2007-2009)
  ピアノのためのコラール幻想曲第2番「首枷」(2013)
  ピアノのためのコラール幻想曲第3番「アレルヤ」(2010/改訂:2013)
ホ・ヒョジュン(ピアノ)

ENCELADE



ECL 1001
\2600→\2390
クラヴサンのために調えられたオペラ・アリア集
 クロード=ベニーニュ・バルバトル(1724-1799):
  「クラヴサンのために調えられたオペラ・アリア選集」から
   ピグマリオンの序曲(ラモー:「ピグマリオン」;1748)
   バルバトル氏のアリア(I & II)/モンドンヴィル氏のアリア
   ルベル氏のガヴォット(I & II)/エコーのアリア
   スカルラッティのアリア(D・スカルラッティ:ソナタ K.95)
   ラモー氏のレ・プティ・マルトー
   「遍歴の騎士」の序曲のアリア(ラモー:「遍歴の騎士」;1760)
   「On ne s'avise jamais de tout」のアリア
    (モンシニー:「On ne s'avise jamais de tout」;1761)
   ピグマリオンのパントマイム(ラモー:「ピグマリオン」の行進曲)
   優雅なガヴォット(I & II)/ダンデルのメヌエット
   ジガ(ラモー:「ピグマリオン」のパントマイム)/バルバトル氏のメヌエット
   コントルダンス(ラモー:「ピグマリオン」のコントルダンス)
   フェラン氏のデリーのアリア
    (フェラン:「ゼリー」の“Air pour les suivants de l'Amour”;1749)
   プラテのコントルダンス(ラモー:「プラテ」のプロローグ;1745)
   パルナスの謝肉祭のミュゼット(モンドンヴィル/1749)
   ダルダニュスのガヴォット(I & II)(ラモー:「ダルダニュス」;1739)
   ティトンと曙の女神(I & II)(モンドンヴィル:「ティトンと曙の女神」;1753)
   デジャルディーノ氏のアリア/ルベル氏のロンド(I & II)
   ルベル氏のガヴォット
   ティトンと曙の女神のガヴォット(I & II)
    (モンドンヴィル:「ティトンと曙の女神」のアリア)
   バルバトル氏のアルマンド
 ジョゼフ=ニコラ=パンクラス・ロワイエ(1705-1755):
  クラヴサン曲集第1巻(1746)から
   アルマンド(ロワイエ:「愛の力」の“いけにえのための行進曲”;1743)
   ラ・センシブル
   スキタイ人の行進(ロワイエ:「ザイード」の“トルコ人のためのロンド風アリア;1739)
カトリーヌ・ジマー(チェンバロ)

録音:2010年11月1-3日、レヴィ教会、レヴィ・サン・ノム、イヴリーヌ県、フランス
使用楽器:マルティーヌ・アルジェリース製(モデル:グジョン製)
調律:マルティーヌ・アルジェリース(D'Alembert-Rousseau, 415Hz)

 フランスの作曲家・鍵盤楽器奏者クロード=ベニーニュ・バルバトルがジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764)、ジャン=フェリ・ルベル(1666-1747)、ジャン=ジョゼフ・ド・モンドンヴィル(1711-1772)、ジョゼフ=ヤシント・フェラン(1709-1791)、ピエール=アレクサンドル・モンシニー(1729-1817)らの作品をチェンバロ(クラヴサン)用に編曲したスコアをメインとしたディスク。カトリーヌ・ジマーは知られざる・忘れられたフランス鍵盤音楽の発掘・紹介に積極的に取り組んでいるフランスのチェンバロ奏者。

 

ECL 1101
\2600
J・S・バッハ(1685-1750):フランス風序曲ロ短調 BWV831
   序曲 / クラント / ガヴォット Gavotte I & II / パスピエ I & II
   サラバンド / ブーレ I & II / ジグ / エコー
フランソワ・クープラン(1668-1733):
  クラヴサン曲集第2巻(1716頃)から 第8組曲

   女流画家 / 女流詩人(アルマンド) / クラント / 第2のクラント
   風変わり(サラバンド) / ガヴォット / ロンドー / ジグ / パッサカリア
   モラン嬢
ジャン=リュック・オー(チェンバロ)

録音:2011年4月27-29日、レヴィ教会、レヴィ・サン・ノム、イヴリーヌ県、フランス
使用楽器:1983年、エミール・ジョバン製(モデル:1749年、グジョン製)
調律:エミール・ジョバン(406Hz)

 フランスの若手チェンバロ&オルガン奏者ジャン=リュック・オー(姓をホーとする表記もあります)による流麗にして闊達なバッハとクープラン。
 バッハのフランス風序曲はクープランの組曲を範として書かれたとも言われています。ジャン=リュック・オーはパリ音楽院でチェンバロをオリヴィエ・ボーモン、ブランディーヌ・ランヌに師事し2006年卒業。ブランディーヌ・ヴェルレにも教えを受け大きな影響を受けました。“Le Choix de France Musique” および “Diapason decouverte” 選定盤。

 


ECL 1102
\2600→\2390
トマゾ・アルビノーニ(1671-1751):ヴァイオリン・ソナタ集
  ソナタ ハ短調 Op.6 No.10(1711)
  ソナタ変ロ長調「ピゼンデル氏のために」(1716-1717)
  ソナタ イ短調 Op.6 No.6(1711)/ソナタ IV イ長調(1717)
  ソナタ ト短調 Op.6 No.2(1711)

ギヨーム・ルバンゲ=シュドル(ヴァイオリン)
クレール・グラットン(チェロ)
ジャン=リュック・オー(チェンバロ)

録音:2011年11月7-10日、レヴィ教会、レヴィ・サン・ノム、イヴリーヌ県、フランス
使用楽器:
 ヴァイオリン:クリスチャン・ロー [Christian Rault] 製
  (モデル:1720頃、ヴェネツィア、ドメニコ・モンタニャーナ製)
 チェロ:2006年、シルヴァン・ルスティコーニ製
  (モデル:17世紀終盤、クレモナ、フランチェスコ・ルッジェーリ製)
 チェンバロ:1998年、ギヨーム・ルバンゲ=シュドル製
  (モデル:1730年頃、ハノーヴァー派の不詳作者製、ジャーマン・タイプ)

 ギヨーム・ルバンゲ=シュドルはエレーヌ・シュミット、エンリーコ・ガッティに師事したフランスのヴァイオリニスト。チェンバロも弾き、その上なんとチェンバロ製作もしています。
 当録音には彼が製作したチェンバロが使用されています。

 


ECL 1201
\2600→\2390
C・P・E・バッハ 遺言と約束
 クラヴィーアとヴァイオリンのための作品集
 カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788):
  ヴァイオリンを伴うクラヴィーア幻想曲 Wq.80 H.536(1787)(*)
  「スペインのフォリア」による12の変奏曲 Wq.118/9 H263(1778)(*)
  クラヴィーアのための幻想曲ハ短調 Wq,63/6 H.75(1753)
  ヴァイオリンとクラヴィーアのためのソナタ ハ短調 Wq.78 H.514(1763)(*)
  クラヴィーアのためのソナタ イ長調 Wq.55/4 H.186(1765-1779)
  チェンバロとヴァイオリンのためのアリオーソ Wq.9 H.535(*)
アリーヌ・ジルベライシュ(タンジェント・ピアノ)
アリス・ピエロ(ヴァイオリン(*))

録音:2012年10月4-7日、ラ・クールワ、ヴォクリューズ県、フランス
使用楽器:
 タンジェント・ピアノ:1993年、ウィリアム・ユルゲンソン製
  (モデル:1770年頃、レーゲンスブルク、シュペート&シュマール製)
 ヴァイオリン:ジェレミー・ショー [Jeremy Chaud] 製
  (モデル:1742頃、ジュゼッペ・アントニオ・グアルネリ製「Lord Wilton」)

 C・P・E・バッハが円熟期から晩年にかけて鍵盤楽器のために書いた作品をメインに構成されたプログラム。タンジェント・ピアノ(タンゲンテンフリューゲル)はチェンバロからフォルテピアノに至る過渡期に現れた、タンジェントと呼ばれる木片で弦を叩く構造の鍵盤楽器。
 アリーヌ・ジルベライシュはパリ音楽院、ボストンのニューイングランド音楽院で学んだフランスのフォルテピアノおよびチェンバロ奏者。アリス・ピエロはリヨン音楽院で学んだフランスのヴァイオリン奏者。2004年以来2014年現在ル・コンセール・スピリテュエル(エルヴェ・ニケ主宰)のファースト・ヴァイオリニストを務めています。

 


ECL 1301
\2600→\2390
あなたのそばに フランソワ1世の時代の鍵盤音楽
 ピエール・アテニャン(1494頃-1552)出版:
  Prelude / A mes ennuis / Pavane / Longtemps y a / Pavane / Gaillarde
  Gaillarde(+) / Tant que vivray(+) / Mon cueur en vous / Prelude
  Secourez moy / Branle commun & branle gay / Gaillarde(*)
  Dont vient cela / Gaillarde / Gaillarde / Branles(*) / Prelude sur chacun ton
  Pavane / Gaillarde sur la pavane / Contre raison / Aupres de vous
  Pavenne / Gaillarde / Basse dance / Malgre moy / Languir me fais(*/+)
  Gaillardes

ピエール・ガロン(クラヴィオルガヌム、ヴァージナル)
フレディ・エシェルベルジェ(クラヴィオルガヌム、ヴァージナル(*))
トマス・ダンフォード(リュート(+))

録音:2013年5月6-10日、Galerie des Affaires Etrangeres、ヴェルサイユ市立図書館、
     ヴェルサイユ、イヴリーヌ県、フランス

 1531年1月から4月にかけてアテニャンが出版した7巻の鍵盤楽器用の譜集から選曲したディスク。クラヴィオルガヌム(クラヴィオルガン)は、一台の中にチェンバロまたはピアノとオルガンの発音システムを備えた鍵盤楽器で、演奏者一人で二重奏のように聴かせることも、同音を両方のシステムで重ねて鳴らしてちょっと不思議な音色を作り出すこともできます。
 ピエール・ガロンはパリ音楽院でチェンバロをオリヴィエ・ボーモン、ブランディーヌ・ランヌに師事したフランスのチェンバロ奏者。


FFV RECORDS



FFV 04
\2900→\2690
ユゼフ・エルスネル(1769-1857):ヴァイオリンとフォルテピアノのための作品集
  ヴァイオリンとフォルテピアノのための3つのソナタ Op.10(1798)
   第1番ヘ長調/第2番ニ長調/第3番変ホ長調
  ポロネーズ ニ長調「ソフィア・チャルトリスカに」
  ポロネーズ ホ長調(スワヴォミル・トマシク&エドヴァルト・ヴォラニン編曲)
スワヴォミル・トマシク(ヴァイオリン)
使用楽器:1763年、マルチン・グロブリチ製
エドヴァルト・ヴォラニン(フォルテピアノ)
使用楽器:複製品(モデル:1792年、ヴァルター製)

録音:2014年2月6-7日、ショパン音楽大学コンサートホール、ワルシャワ、ポーランド
 ユゼフ・エルスネルはショパンの師としても知られるポーランドの作曲家。ポロネーズ ホ長調はフランスの作曲家ロドルフ・クレゼール(1766-1831)のオペラ「ロドイスカ」の序曲から採った主題に基づいてエルスネルが書いた管弦楽のための舞曲を演奏者が編曲したものです。


LABEL EURYDICE


フランスのパリに本拠を置く新しい古楽専門レーベル。
レア盤!

LE 001
\2500→\2290
ゴセックとゲナン フランス革命混乱期の2人のヴァイオリニスト
 マリー=アレクサンドル・ゲナン(1744-1835):トリオ Op.1 No.4(1768)
 フランソワ=ジョゼフ・ゴセック(1734-1829):
  トリオ・ソナタ変ホ長調 Op.9 No.1(1766)
  トリオ・ソナタ ヘ長調 Op.9 No.3(1766)
 マリー=アレクサンドル・ゲナン:トリオ Op.1 No.6(1768)
アンサンブル・エミオリア
 ベランジェル・マヤール、
 エマニュエル・レシュ(第1ヴァイオリン、ヴィオラ)
 パトリツィオ・ジェルモーネ、
 アルフィア・バキーエヴァ(第2ヴァイオリン)
 クレール・ラムケ(チェロ)
 フランソワ・ニコレ(フルート)
 ジョン・オラベリア(オーボエ)
 ニルス・コッパッレ(ファゴット)
 エロディ・セイラニアン(チェンバロ)

録音:2011年8月28-31日、サン・クレール礼拝堂、ムーラン、フランス

 師弟関係にあるゴセックとゲナンのトリオ・ソナタ。アルバム・タイトルに反して革命前の作品ですが、貴重な録音と言えるでしょう。
 アンサンブル・エミオリアは2008年にチェロ奏者のクレール・ラムケにより創設されたフランスのピリオド楽器アンサンブル。

 
レア盤!

LE 002
\2500→\2290
サンクトペテルブルク…パリ!
 ピエール・クレモン(1784-1846):
  2つのヴァイオリンとヴィオラまたはチェロのための
   3つの協奏的三重奏曲 Op.13 から 第2番ニ長調(*)
  2つのヴァイオリンのための3つの協奏的大二重奏曲 Op.10 から 第2番
  2つのヴァイオリンとヴィオラまたはチェロのための
   3つの協奏的三重奏曲 Op.13 から 第3番ト長調(*)/第1番長調(*)
トリオ・コンコルディア
 エマニュエル・レシュ、パトリツィオ・ジェルモーネ(ヴァイオリン)
 クレール・ラムケ(チェロ)

録音:2011年10月28-29日、2012年4月28-30日、リオー城の穀物倉、 ヴィルヌーヴ=シュル=アリエ、フランス 
 ピエール・クレモンはフランスのオーリアックに生まれた作曲家・ヴァイオリン奏者・指揮者。1803年、19歳にしてロシア皇帝アレクサンドル1世に招かれサンクトペテルブク宮廷楽長およびモスクワのフランス劇場監督に就任。1812年ナポレオン戦争によるフランス劇場の焼失を期に帰国、パリのオペラ・コミック座の指揮者に就任ロッシーニ、マイアベーア、ヴェーバー、ベッリーニらの作品を上演しました。
 長らく忘れられた作曲家となっていましたが、1980年代中盤に作品が出版されて以降復興の機運が高まっています。Op.10は当盤が世界初録音。トリオ・コンコルディアはアンサンブル・エミオリアの弦楽器奏者から成る三重奏団。

 
レア盤!

LE 003
\2500
追放の道 ヘンデル:ドイツ語アリア&トリオ・ソナタ集
ヘンデル(1685-1759):
  私の魂は見つつ聴く HWV207/快い静けさ、安らぎの泉 HWV205
  暗い墓穴から来たおまえたち HWV208
  トリオ・ソナタ ロ短調 Op.2 No.1 HWV386
  先なる日々の思いわずらい HWV202/歌え、魂よ HWV206
  かわいい矢車草の花 HWV204
  トリオ・ソナタ ト短調 Op.2 No.2 HWV387/燃えるばら HWV210
  快い茂みの中に HWV209/戯れる波のきらめく輝き HWV203
アンサンブル・エミオリア
 キャプシーヌ・メーンス(ソプラノ)
 エマニュエル・レシュ、
 アルフィア・バキーエヴァ(ヴァイオリン)
 クレール・ラムケ(チェロ)
 エロディ・セイラニアン(チェンバロ)

録音:データ記載なし
 ヘンデルの「9つのドイツ語のアリア」(HWV202-210)と2つのトリオ・ソナタを収録。
 キャプシーヌ・メーンスは2007年にリール音楽院を卒業したフランスのソプラノ。古楽から現代音楽まで幅広く活動しています。


MICROLOGUS


1984年にイタリアのアッシジで創設された中世音楽演奏の名門団体アンサンブル・ミクロログスが1995年に立ち上げた自主レーベル。
レア盤!


CDM 0001
\2500→\2290
イン・フェスタ アッシジのカレンディマッジョ(五月祭)の音楽
 始まり… [INTRO... ]
 不詳:Novus miles(コンドゥクトゥス)
 … 春 [... DELLA PRIMAVERA]
 不詳:Tempus transit gelidum(セクエンツィア)
 ラインバウト・デ・ヴァケイラス(確認できる活躍期:1180頃-1207頃):
  Kalenda Maya(エスタンピー)−
  不詳:All'entrada del tens clar(ロンドー)
 フランチェスコ・ランディーニ(1325頃-1397):Echo la primavera(バッラータ)
 不詳:La douce saison de may
 … 愛 [... DELL'AMORE]
 ヴァルター・フォン・デア・フォーゲルヴァイデ(1170頃-1230頃):
  Under der linden Walter(リート)
 マルカブリュ(確認できる活躍期:1130頃-1150頃):
  L'autrier jost'una sebissa(パストラール)
 ベルナルト・デ・ヴェンタドルン(1130/1140頃-1190/1200頃):
  Can vei la lauzeta mover(シャンソン)
 … 夜 [... DELLA NOTTE]
 不詳:モンセラトの朱い本 から Stella splendens(バッラータ)
 アルフォンソ10世(1221-1284)編纂:
  聖母マリアのカンティガ集 から Madre de Deus(カンティガ;器楽)
 ギラウト・デ・ボルネーユ(1138頃-1215):Reis glorios(アルバ)
 … 喜び [... CUM GAUDIO]
 不詳:Gregis pastor(コンドゥクトゥス)
 不詳:Vinum bonum et suave(セクエンツィア)
 不詳:Orientis partibus(コンドゥクトゥス)
 不詳:Hora may che fora son(バラード)
 不詳:Voltate in ca(バッロ)−Un bel matin d'amor−Petit riens(バッロ)
アンサンブル・ミクロログス
 パトリツィア・ボーヴィ(歌、ハープ)
 アドルフォ・ベロエッグ(リュート、ウード、プサルテリウム、鐘)
 ゴッフレード・デリ・エスポスティ
  (ダブル・リコーダー、笛太鼓、横笛、バグパイプ、ショーム)
 ウルリヒ・プファイファー(歌、ハーディガーディ)
 ガブリエーレ・ルッソ(ヴィエッラ、リベカ)
 コラム・ヤブロンコ(ヴィエッラ)
 ルイージ・ジェルミーニ(ブッチーナ、トロンバ・ア・ティラルシ、トロンボーン)
 ジャンカルロ・セラーノ(タンバリン、タンモッラ、ナッケローネ、ベンディール)
 アレッサンドロ・ペスコーリ、
 アレッサンドロ・クアルタ、
 クラウディア・モルターリ(コーラス)

録音:時期の記載なし(別資料では1995年2月)、スタジオ・ジューク・ボックス、ペルージャ、イタリア
 アンサンブル・ミクロログスは Quadrivium(活動終了)、Opus111、Zig Zag Territoires 等のレーベルに録音してきましたが、1995年に自主レーベル Micrologus を立ち上げ、その第1作としてこのCDをリリースしました。
 カレンディマッジョは毎年5月初頭にイタリアのアッシジで行われる春祭り。市民は今でも中世の衣装を身にまとって参加しています。
 当盤では西欧各地に残る写本に拠り中世から初期ルネサンス期にかけてのカレンディマッジョの音楽の再現が試みられています。解説書はイタリア語のみ、歌詞記載は原語のみ。

  
レア盤!


CDM 0002
\2500→\2290
朱い本 モンセラトの巡礼歌集
 モンセラトの朱い本(不詳;14世紀)から O Virgo splendens / Stella splendens
 聖母マリアのカンティガ集(アルフォンソ10世(1221-1284)編纂)から
   A Madre de Jhesu Cristo / Mui grandes noit' e dia
 モンセラトの朱い本 から
   Laudemus Virginem - Splendens ceptigera / Ad mortem festinamus
 聖母マリアのカンティガ集 から Mui gran dereit' - Tanto son da Gririosa
 モンセラトの朱い本 から
   Polorum Regina / Inperayritz de la ciutat joyosa / Mariam Matrem Virginem
 聖母マリアのカンティガ集 から Por razon tenno d'obedecer
 モンセラトの朱い本 から Los set goytx / Cuncti simus concanentes
アンサンブル・ミクロログス
 パトリツィア・ボーヴィ(歌、ハープ、タンバリン)
 アドルフォ・ベロエッグ(リュート、プサルテリウム)
 ゴッフレード・デリ・エスポスティ(笛太鼓)
 ガブリエーレ・ルッソ(ヴィエッラ、リベカ、バグパイプ)
 コラム・ヤブロンコ(ヴィエッラ)
 ウルリヒ・プファイファー(歌、ハーディガーディ)
 アレッサンドロ・ペスコーリ、
 アレッサンドロ・クアルタ(歌)
 アントニエッタ・ボーヴィ、
 ラウラ・カンネッリ、
 カテリーナ・カルリ、ジュリア・リナルディ、
 ピエルルイージ・デ・アンジェリス、
 サンドロ・マグナ、マッシモ・マントヴァーニ、
 ロベルト・ボッカッチ、
 ダニエーレ・フィオレッリ(コーラス)
録音:1994年12月、サンタ・マリア・イン・アルチェ教会、ロッカ・サンタンジェロ、アッシジ、イタリア
 スペイン、カタルーニャのモンセラト修道院に伝わる写本「朱い本」所収の楽曲に「聖母マリアのカンティガ集」からの関連する楽曲を加えた構成。
 シンプルで土俗的な力強さを感じさせる演奏です。解説書はイタリア語のみ、歌詞記載は原語のみ。スペインDiscantreレーベルのCDとは別録音です。
  
レア盤!


CDM 00022
\2500→\2290
栄光と災難 15世紀イタリアの宮廷の音楽と舞曲
 ハインリヒ・イザーク(1450頃-1517):
  J'ay pris amour(3声のシャンソン;器楽版)
 エーヌ・ヴァン・ギゼゲム(1445頃-1476/1497):
  De tous biens plaine(3声のロンドー)
 不詳:Grolia(4声のモテット「Bella gerit」によるバス・ダンス)
 ドメニコ・ダ・ピアチェンツァ(1400頃-1470頃):
  Belreguardo(バッロ)/Marchexana(バッロ)
 不詳:Malum(「De tous biens plaine」によるバス・ダンス)
 不詳:La reale(フランシスコ・デ・ラ・トレ
   (確認できる活躍期:1483頃-1504頃)の「Alta」による)
 グリエルモ・エブレオ・デ・ペーザロ(1420頃-?):Amoroso(バッロ)
 ドメニコ・ダ・ピアチェンツァ:La fia guielmina/guilmin(バッロ)
 不詳:La crudele(「O partita crudele」によるバス・ダンス)
 エーヌ・ヴァン・ギゼゲム:Amors, amors(3声のロンドー)
 ドメニコ・ダ・ピアチェンツァ:Prexonera(バッロ)
 ヨアンネ・アンブロジオ(グリエルモ)(?-?):Colonnese(バッロ)
 ドメニコ・ダ・ピアチェンツァ:La ingrata(バッロ)/Belfiore(バッロ)
 不詳:Francho cuore gentile
   (ギヨーム・デュファイ(1400頃-1474)の「Franc cuer」による)
 グリエルモ・エブレオ・デ・ペーザロ:Legiadra(バッロ)
 ドメニコ・ダ・ピアチェンツァ:Rotibolo/Rostibuli
 ヨアンネ・アンブロジオ(グリエルモ):Voltati in ca Rosina(バッロ)
 ハインリヒ・イザーク:J'ay pris amour(3声のシャンソン)
アンサンブル・ミクロログス
 パトリツィア・ボーヴィ(歌、ゴシックハープ)
 アドルフォ・ベロエッグ(リュート)
 ゴッフレード・デリ・エスポスティ
  (タンバリン、ボンバルダ、ピッフェロ、ポルタティヴ・オルガン)
 ガブリエーレ・ルッソ(ヴィオラ、リュート、バグパイプ)
 ダニエーレ・ボッキーニ(トロンボーン)
 ルイージ・ジェルミーニ(トロンボーン、トロンバ・ア・ティーロ)
 マッシミリアーノ・ドエラゴーニ、
 ガブリエーレ・ミラークレ(ドルチメーロ)
 マルタ・グラツィオリーノ(ハープ)
 アレッショ・ナッリ(バグパイプ)
 ステファノ・ヴェッツァーニ(ショーム)
録音:2005年5、6、11月、2006年3月、シスト4世の間、トリンチ宮殿、フォリーニョ、ペルージャ県、ウンブリア州、イタリア
 アルバムのサブタイトルは「15世紀イタリアの宮廷の音楽と舞曲」ですが、ブックレットの解説では「15世紀ウンブリアの宮廷の音楽と舞曲」となっています。
 ウンブリアはイタリア中部の内陸に位置し現在の州都はペルージャ。このアルバムは1993年イタリアのアッシジに創設された宮廷舞踊集団「ベルレグアルド」と共同制作されたもので、同団の主宰である日本の舞踊家小野千枝子氏が解説を執筆していますが、残念ながらイタリア語と英語のみとなっています。
 歌詞記載は原語、イタリア語、英語。
 
レア盤!


CDM 0026
\2500→\2290
アダン・ド・ラ・アル(1250頃-1289?):「ロバンとマリオンの劇」
  [挿入楽曲]
  Aucun se sont loe d'amours - A Dieu commant - Super te(モテット)
  A Dieu commant amouretes(ロンドー)
  Mout me fu regis - Robin m'aime, Robin m'a - Portare(作者不詳のモテット)
  Il n'a en toi sens ne valour - Robin, li malvais ouvriers -Omnes
   (作者不詳のモテット)
  Or est Baiars en la pasture(ロンドー)
  En mai - L'autre jour - He! reveille toi, Robin(作者不詳のモテット)
  He Marotele! Alon au bois jour - En praerie - Aptatur(作者不詳のモテット)
  Merci, Amours, de la douce doulour(モノフォニック・シャンソン)
  Entre Adan et Hanikel - Ches bien seans - Aptatur(モテット)
  エスタンピー・レアル第4番,第5番,第7番(作者不詳の舞曲)
アンサンブル・ミクロログス
 パトリツィア・ボーヴィ(歌、ハープ、ストレート・トランペット)
 アドルフォ・ベロエッグ(リュート、ギターン)
 ガブリエーレ・ルッソ(フィドル、
 バグパイプ、ストレート・トランペット)
 リア・スタッタード(ハープ)
 フランソワ・ラザレヴィチ(バグパイプ)
 ゴッフレード・デリ・エスポスティ
  (ショーム、笛太鼓、リコーダー、ダブルフルート、バグパイプ)
 オリヴィエ・マルコー、マウロ・ボルジョーニ(歌)
 シモーネ・ソリーニ(歌、シンバル)
 ルイージ・ジェルミーニ(ストレート・トランペット)
 ガブリエーレ・ミラークレ(ケトルドラム、タンバリン)
録音:2003年6月、聖アントニオ教会、ペルージャ、イタリア
 「最後のトルヴェール」と称される中世後期フランスの作曲家アダン・ド・ラ・アルの牧歌劇。アダン・ド・ラ・アル作や作者不詳のモテット、ロンドー等を加えてにぎやかに演奏されています。
 この劇の現在入手可能な音盤として貴重であり、演奏内容的にも決定盤と言って差し支えないでしょう。解説はイタリア語と英語、歌詞記載は原語、イタリア語、英語。
 
レア盤!

CDM 0020
\2700→\2490
喜ばしき祝宴で ボッカッチョの時代のバッラータ、マドリガーレと舞曲
 序
 不詳:Su la rivera(マドリガーレ;器楽)
 春
 不詳:
  鎖で繋がれた猟犬たちが [Segugi a cord' e] (カッチャ)/サルタレッロ(舞曲)
  鳥たちが歌うと [Quando i oselli canta] (マドリガーレ)/サルタレッロ(舞曲)
 愛
 ロレンツォ・ダ・フィレンツェ(?-1372/1373)/
  ジョヴァンニ・ボッカッチョ(1313-1375)作詩:
  どうしてよいかわからない [Non so qual' i mi voglia] (バッラータ)
 不詳:トリスターノの嘆き(舞曲)
 ロレンツォ・ダ・フィレンツェ/ジョヴァンニ・ボッカッチョ作詩:
  泉のほとりのナルキッソスのように [Come in sul fonte] (マドリガーレ)
 ゲラルデッロ・ダ・フィレンツェ(1320/1325頃-1362/1363)/
  ニッコロ・ソルダニエーリ(?-1385)作詩:
  私は大切に思う [I' vo' bene] (バッラータ)
 不詳:ガエッタ(イスタンピッタ;舞曲)
 夜
 不詳:輝く星 [Lucente Stella] (バッラータ)
 ゲラルデッロ・ダ・フィレンツェ:De', poni amor a me(バッラータ;器楽)
 祝宴
 不詳:
  ラ・マンフレディーナとロッタ(舞曲)
  愛が私に歌わせる [Amor mi fa cantar a la Francescha] (バッラータ・ミニマ)
  過ぎたる信用は [Per tropo fede (バッラータ・ミニマ)
  私は洗濯できない [Non posso far bucato] (バッラータ)
  サルタレッロ(舞曲)
アンサンブル・ミクロログス
 パトリツィア・ボーヴィ(歌、ゴシックハープ)
 アドルフォ・ベロエッグ(リュート、爪弾きプサルテリウム)
 ゴッフレード・デリ・エスポスティ
  (フラウト・ビカラモ、バグパイプ、笛太鼓、ポルタティヴ・オルガン)
 ガブリエーレ・ルッソ
 (ヴィエッラ、リベカ、ブチーナ[トロンバ・ドリッタ])
 マウロ・ボルジョーニ、ウルリヒ・プファイファー、シモーネ・ソリーニ(歌)
 ルイージ・ジェルミーニ
  (ブッチーナ[トロンバ・ドリッタ]、トロンバ・ア・ティーロ)
 ガブリエーレ・ミラークレ
  (タンバリン、ナッケローニ、カスタネット、シンバル、トライアングル)
録音:2004年春、ジュークボックス・スタジオ、ペルージャ、イタリア  2005年春、サンタ・マリア・イン・アルチェ教会、アッシジ、イタリア
 フィレンツェで活躍したイタリアの詩人ジョヴァンニ・ボッカッチョ(1313-1375)の時代の音楽。
 
レア盤!

CDM 0023
\2700
優しき花 アントニオ・ザッカーラ・ダ・テーラモ師のアルス・ノヴァ
 アントニオ・ザッカーラ・ダ・テーラモ(1365頃-1416):
  Gloria "Micinella"(4声)/Sumite karissimi(3声)
  Credo "Scabioso"(3声)/Rosetta(intavolatura;2部、器楽)
  Credo "Deus Deorum"(3声)
  Un fior gentile(intavolatura/gloria;3声、器楽)
  Rosetta che non canbi nai colore(バッラータ、2声)
  Deus deorum Pluto(バッラータ、2声)
 ニコラウス・リッチ・サ・ノチェッラ(?-1438以後、確認できる活躍期:1401-1425):
  De bon parole(バッラータ、3声、弦楽)
 アントニオ・ザッカーラ・ダ・テーラモ:
  D'amor languire(バッラータ、2声)
  Je suis navres - Gnaff'a le guagnele ballata(3声)
  Cacciando per gustar(カッチャ、3声)
  Ciaramella ballata(バッラータ、3声)
アンサンブル・ミクロログス
 パトリツィア・ボーヴィ(歌[スーペリウス声部]、ハープ)
 アドルフォ・ベロエッグ(リュート)
 ゴッフレード・デリ・エスポスティ(笛太鼓、ポルタティヴ・オルガン)
 ガブリエーレ・ルッソ(ヴィエッラ、リベコーナ)
 マウロ・ボルジョーニ、
 アレッサンドロ・クアルタ(歌[テノール声部])
 ウルリヒ・プファイファー、
 シモーネ・ソリーニ(歌[コントラテノール声部])
 ギリェルモ・ペレス(ポルタティヴ・オルガン)
 イザッコ・コロンボ(ボンバルダ)
 ルイージ・ジェルミーニ、
 マウロ・モリーニ(トロンボーン)
録音:2004年1、11月、サンタ・マリア・イン・アルチェ教会、サン・グレゴリオ、アッシジ、イタリア
 アントニオ・ザッカーラ・ダ・テーラモはおそらく現アブルッツォ州のテーラモに生まれ、ローマ教皇庁歌手および教皇秘書官を務めたイタリアの作曲家。
 作風的にはアルス・スブティリオルの作曲家の一人と見なされています。詳しくはWikipediaにて。
 
レア盤!

CDM 0025
\2900→\2690
ルクレツィア、ボルジア教皇の娘
 ローマ 1480−1498年
 作詩者不詳:ミューズよ、声と心を与えたまえ [Possan le muse] (八行詩)(*)
 エーヌ・ヴァン・ギゼゲム(1445頃-1476/1497):
  アモール、アモール [Amours Amours]
 1492年 ローマにおけるグラナダ陥落祝賀
 フアン・デル・エンシナ(1468-1529):起きよ、パスクアル [Levanta Pasqual]
 ペーザロのジョヴァンニ・スフォルツァとの結婚 1493年
 ヴァレーリア・モリーニ作詩:少女は子供ではない [Fanciulla mai] (八行詩)(*)
 ペーザロのジョヴァンニ・スフォルツァとの婚姻破棄…噂
 ギヨーム・デュファイ(1397頃-1474):
  去れ、噂も妬みも [Departes vous male bouche]
 不詳:バス・ダンス(器楽)
 ビシェリエ公アルフォンソ・ダラゴーナとの結婚
 ヴァレーリア・モリーニ作詩:新たなる結婚 [Nuovi sponsali] (八行詩)(*)
 ニッコロ・ダ・パドヴァ:
  もはや留め置く時にあらず [Non e tempo di tenere]
 ドメニコ・ダ・ピアチェンツァ(1400頃-1470頃):Pizochara(バッロ;器楽)
 ビシェリエ公アルフォンソ・ダラゴーナの暗殺 1500年
 ハインリヒ・イザーク(1450頃-1517)/
  セラフィーノ・アクイラーノ(1466-1500)作詩:
  死よ、お前は何をしているのだ [Morte che fai fai]
 不詳:Le Serviteur Hault Gueronne(器楽)
 フアン・ウレデ(1430-1482以後):
  かつてなき大きな悲しみ [Nunca fue pena mayor]
 不詳:ああ、ため息よ [Ahime sospiri] (#)
 ヴァレーリア・モリーニ作詩:ああ、ため息よ [Ahime sospiri]
 フェラーラ公爵夫人 1502年2月2日
 ヴァレーリア・モリーニ作詩:すべての甘美 [Ogni dolcezza] (八行詩)(*)
 ドメニコ・ダ・ピアチェンツァ/クロフォード・ヤング編曲:Rostiboly(器楽)
 作詩者不詳:彼方からの光 [Luce da lungi] (八行詩)(*)
 Jannes Japart:Nenciocca mia(器楽)
 …ピエトロ・ベンボとのラヴ・ストーリー 1502年
 バルトロメオ・トロンボンチーノ(1470頃-1535以後):
  恋に落ちて自分を見失う者は多い [Muchos son che van perdidos]
 不詳:Zappay lo campo(器楽)
 バルトロメオ・トロンボンチーノ/ルドヴィーコ・アリオスト(1474-1533)作詩:
  これはもはや涙ではない [Queste non son piu lagrime]
 …イザベッラ・デステとのライヴァル関係…宮廷での遊戯と祝宴…
  マントヴァ侯フランチェスコ2世・ゴンザーガとの不倫
 ヴァレーリア・モリーニ作詩:彼女は私を見て [Ella mi guarda] (八行詩)(*)
 ロッシーノ・マントヴァーノ(確認できる活躍期:1505-1511):
  なぜあなたは子猫を演じるのか [Perche fai donna el gatton]
 ロイゼ・コンペール(1445頃-1518):スカラメッラ [Scaramella] (器楽)
 ジョスカン・デプレ(1450/1455頃-1521)/クロフォード・ヤング編曲:
  スカラメッラ [Scaramella]
 不詳:Tientalora(器楽)
 信仰に安らぎを求めて
 作詩者不詳:わが魂を引き離したまえ [Cavami l'alma] (八行詩)(+)
 バルトロメオ・トロンボンチーノ/フランチェスコ・ペトラルカ(1304-1374)作詩:
  太陽を纏う美しき聖母よ [Virgina bella che del sol vestita]
 ヴァレーリア・モリーニ作詩:
  今あなたは私の顔から [Ora che dal viso](八行詩)(+)

 [原曲]
 カリテオ(1450-1514)作曲:Amando e desiando(*)
 マルケット・カーラ(1470頃-1525):Aer de capitoli(+)
 不詳:Ohime Signore(#)

パトリツィア・ボーヴィ=メドゥーザ
 パトリツィア・ボーヴィ(歌、ハープ、ディレクター)
 クロフォード・ヤング(リュート、ビウエラ)
 リア・スタッタード(ハープ)
 ガブリエーレ・ミラークレ(ダルシマー、打楽器)
録音:2012年7月、ピーニャ・コンサートホール,ヴォーチェ文化センター、ピニャ、コルシカ、フランス
 世俗にまみれた悪名高いローマ教皇アレクサンドル6世(ロドリーゴ・ボルジア;1431-1503、在位:1492-1503)の娘で、政略結婚と不倫を繰り返した美女ルクレツィア・ボルジア(1480-1519)の生涯を詩と音楽で綴るプログラム。
 ストーリー部分はヴァレーリア・モリーニによる書き下ろしテキストをメインに、当時の声楽曲のメロディーに乗せて歌われます。
 パトリツィア・ボーヴィはイタリアのアッシジに生まれたソプラノ歌手。1984年に古楽アンサンブル・ミクロログスを創設、2011年に新プロジェクト「メドゥーザ」を開始しました。

MPMP



MPMP 9
\2600→\2390
知られざるポルトガル・ロマン派の作曲家
 アルフレド・カイルの世界初録音ピアノ作品!
ヨーロッパで活躍する日本人ピアニスト、八田智大デビューCD!

  (牛田智大ではありません)
アルフレド・カイル(1850-1907):
 詩的印象 Op.12
  希望/思い出/追求/愛の誓い/海の歌/散歩/それは君/夢想
  北国の歌/軽薄/祈り(御告げの鐘)/ボヘミアン
 12のメロディー Op.9
  君の笑顔!/ささやき/ギター/青春/かわいそうな花/蝶/むかしむかし
  花の国/いまでも君のもの/おどけた女の子/後悔/小さなジャンヌ
八田智大(ピアノ)

録音:2013年7月30日-8月2日、リスボン国立音楽院サロン・ノブレ、リスボン、ポルトガル
使用楽器:1876年、グロトリアン=シュタインヴェーク製


 【ピアノの画家 アルフレド・カイル】
 収録作品の楽譜の再版に合わせて発売されるこのCDは、3つ−1人の作曲家、1人のピアニスト、1台のピアノ−の発見をする機会を与えてくれます。これは注目に値することであり、アルフレド・カイルの音楽を聴く機会という意味だけでも長らく待ち望まれていたと言えるでしょう。カイルのピアノ作品の録音は今までいくつかのCDに少しずつ収録されていただけで、まとまった形のCDが発売されたことがないのは信じ難いことです。そして、彼の最も重要な作品であるオペラ「セラナ」のDVDどころかCDさえ存在しないという事実に、信じ難い思いはいっそう強まります。
 カイルのピアノ作品集のCDの解説を書くにあたってこの有名なオペラのことを思い出したのは別におかしな話ではないでしょう。なぜなら、「セラナ」と彼のピアノ作品との間に興味深い共通点を見出すことができるからです。
 最も明らかな第一の点は、情熱あふれる、繊細で上品で快活なリリシズムです。ほとんどの作品は歌詞があれば歌うことができそうですが、それは彼のピアノ書法が語法的であるからに他なりません。もし実際に歌詞を付けてピアノ伴奏歌曲に書き換えたらむしろ漫画的に聴こえてしまうでしょう。カイルはピアノだけで歌を思わせるように極めて巧妙に書き上げているのです。実のところ、歌詞は存在するとも言えます。物語は曲集のプログラム通り、各曲のタイトルによって語られているのです。そしてまさにこの点が、八田智大がこの録音のために選ばれた楽器の「歌うピアノ」という特質をみごとに引き出すきっかけにもなっているのです。このピアノは1876年グロトリアン=シュタインヴェーク製の現在個人蔵となっている稀少品で、クララ・シューマンが所有したものに近似しています。
 第二の点は、より主観的ですが、「ポルトガルらしさ」志向です。それはかすかに立ちのぼる芳香のようなものであり、タイトルに示されているわけでもそれらしい音楽素材が指摘されるわけでもありません。全体としては未だシューマン的ロマンティシズムの影響下にあり、カイル以前や同時代の数多くの作曲家たちのロマンティックな小品を思い起こさせます。しかしながら、たとえば「海の歌」を聴くと、海にまつわる叙事詩に登場するポルトガルの男の姿がどうしても思い浮かんでしまうのです。一連の力強いコントラスト、ノスタルジックなメロディー、ポルトガルギター的な装飾とカデンツァ、それらにはファドを思わせる何かが有りはしないでしょうか?
 カイルのピアノ作品が持つ親密な資質は、大ホールより家庭的なサロンやプライベート・コンサートで演奏するのにふさわしいものです。つまりこれらはリスト的な技巧誇示とは対極にあるレパートリーということになります。しかしそれは必ずしもカイルの曲の演奏が容易であることを意味するわけではありません。カイルはおそらく音楽愛好家・趣味でピアノを弾く人・感性と才能ある良家の女性などが弾くことを想定して書き始めたにもかかわらず、中には難易度が高くなっているものもあるのです−純粋でときに儚げな美質がパトスを覆い隠している(たとえば「祈り」、「後悔」)、アマチュアの手には負えない鋭敏なテクニックが要求される(たとえば「蝶」、「夢想」)など。「12のメロディー」はポルトガル国王ドン・ルイス1世に、「詩的印象」はスペイン王妃ドナ・マリア・クリスティナに献呈されました。
 これら2つの曲集がカイルのピアノ作品のすべてではありません。彼はこのジャンルに他にもたくさんの作品を残しています。それらのほとんどは同じく気取らないもので、カイルの絵画におけるタッチの柔らかさに通じる純粋に甘美な作品が目立ちます。しかし残念なことにそれらの大半は手稿譜の形でしか残っておらず、それらを良好なコンディションで演奏し普及させるためには音楽学的研究と校訂の作業を待たねばなりません。2つのピアノ曲集を初めて全曲収録したこのCDが、この非凡な作曲家のピアノ作品全集の最初の一巻となることを願っています。
 — エドワルド・ルイス・アイレス・ダブレウ

 【アルフレド・クリスティアノ・カイル】
アルフレド・クリスティアノ・カイルは1850年7月3日、ポルトガルのリスボンに生まれた。父はドイツのハノーヴァーからポルトガルに政治亡命したヨハン・クリスティアン・カイル、母はアルザス系ドイツ人ヨゼフィーナ・シュテルフルーク。ヨハン・クリスティアンは当時最も有名な仕立屋であり、国王ドン・ルイス他ポルトガル内外の貴族から注文を受けるほどであった。
 ヨハン・クリスティアンは他にも様々な事業に投資を行い成功したので、カイル家はたいへん裕福であった。そのおかげでアルフレドは最高水準の教育を受けることができた。サン・アントニオ学院に入学、8歳でアントニオ・ソレル(Antonio Soller, 1840-?)の生徒となり音楽の勉強を始め、その後リスボンの英国人学校に進学しヨーロッパを旅した。彼の作品1「Pensee musicale」は12歳の時に書き母に捧げたピアノ曲である。18歳を前にニュルンベルク(ドイツ)の芸術アカデミーに入学。しかし1870年普仏戦争のため帰国を余儀なくされ、その後絵画をミゲル・ルピ(1826-1883)に、デッサンをジョアキム・プリエトに、音楽をアントニオ・ソアレス、エルネスト・ヴィエイラ(1848-1915)、オスカル・デ・ラ・シナ(1836-1906)に師事。画家として受賞を重ね、マドリード、パリ、リオデジャネイロで作品が展示され成功を収めた。
 作曲家としては1883年トリンダーデ劇場(リスボン)で上演されたオペラ「スザンナ」でデビュー。1888年にサン・カルロス劇場で初演されたアルメイダ・ガレット(1799-1854)の叙事詩によるオペラ「ドンナ・ビアンカ」は年内上演30回を数え翌年に引き継がれ、リオデジャネイロのリリコ劇場でも成功を収めた。1890年イギリスがポルトガルに軍のアフリカからの撤退を要求する最後通告を行うと、カイルは愛国歌「A Portuguesa」を作曲、これが後に現ポルトガル国歌に制定されることになる。1893年オペラ「イレーネ」をトリノ(イタリア)で初演、イタリア国王ウンベルトから勲章を贈られた。オペラに熱中したカイルはヴェルディ、マスネと交流し彼らから自作への称賛を得た。
 カイルのオペラの中で最も有名かつ重要なのは1899年に初演された、エンリケ・ロペス・デ・メンドンサ(1856-1931)台本による「セラナ」である。初演はイタリア語で歌われたが、後に上演されたポルトガル語版はサン・カルロス劇場においてポルトガル語で歌われた最初のオペラとなった。「セラナ」はポルトガルの作曲家が書いたポルトガル語のオペラの中で20世紀に最も数多く上演された作品となっている。カイルの才能は絵画と音楽にとどまらなかった。彼は詩人でもあり楽器コレクターでもあった。没後、詩集「エニシダとローズマリー」が出版され、400を超えるたいへん貴重な楽器コレクションはポルトガル音楽博物館の所蔵品となっている。アルフレド・クリスティアノ・カイルは1907年10月4日、57歳で没した。厖大な数の絵画(2,000点以上)と音楽作品(目録には未収録)が残された。2つのオペラ「シマゥン、赤毛の男」と「インディア」が残念ながら未完に終わった。

 【八田智大】(はった ともひろ)
 1986年札幌市生まれ。5歳よりピアノを始め、10歳より札幌コンセルヴァトワールで学ぶ。日本国内のコンクールでは、PTNA全国決勝大会F級にて2年連続で銅賞・銀賞、洗足学園前田賞受賞をはじめ、その他数々のコンクールで上位入賞を果たす。2005年、北海道札幌平岸高等学校を学校名誉賞を受賞し卒業後、渡仏。パリ・エコール・ノールマル音楽院に入学し、ピアノ科の高等課程ディプロマ(満場一致)、最高課程ディプロマを取得。その間、フジテレビ奨学金を受ける。2008年、パリ国立地方音楽院に入学し2011年に審査員満場一致の首席でディプロマを取得し卒業。2013年、国立ジュヌヴィリエ地方音楽院室内楽科にて審査員満場一致の最高位でディプロマ取得。2010年にはそれまでの実績が認められポルトガルのカステロ・ブランコ国立芸術大学の大学卒業資格を取得し、続いて大学院へ同大学院過去最高得点の満点にて入学。現在もカステロ・ブランコ国立芸術大学音楽学部・大学院にてパウロ・アルヴァレシュ氏に師事、研鑽を積んでいる。これまでに、遠藤真紀子、宮澤功行、ビリー・エイディ、カイオ・パガノ各氏に師事。
 ルドルフ・フィルクシュニー国際ピアノコンクール第3位とスメタナ賞、ララ・マリアム王女国際ピアノコンクール第3位と特別賞、アレクサンドル・スクリャービン国際コンクール第2位、そしてマリア・カンピーナ国際コンクール審査員満場一致の賞賛付での第1位を受賞。ポルトー国際ピアノコンクール最年少セミファイナリスト。ロン・ティボー国際ピアノコンクール・セミファイナリスト。
 17歳でロシア・サンクトペテルブルグ・シェレメーチェフスキー宮殿にて、サンクトペテルブルグ交響楽団とコンチェルト初共演。2009年にはフランスのメザン・アカデミー・オーケストラと共演を果たした。これまでにチェコ・フィルの本拠地ルドルフィヌム・ドヴォルザーク大ホール、アンヴァリッド・グランド・サロン、パリ・ショパン協会主催・第25回パリ・ショパン・フェスティバル、パリ日仏文化センターでの日仏交流150周年記念コンサートなど演奏してきたコンサートは国内外数多く、第11回・第12回カレ・ダス若き演奏家達の音楽祭での演奏は“ラ・レプブリック”紙をはじめ各地方誌等でも取り上げられ、高い評価を得た。
 2009年、ヴァイオリニストのクリストフ・ブリエール氏とフランスのパリとメザンで共演し、グリーグのヴァイオリンソナタのCDを収録。12月30日、ポルトガル国営ラジオ放送ANTENA2にて、“2010年度、ショパンの年・オープニングコンサート”を任され世界ネットで生放送され、大成功を収めた。2010年、パリ、プレイエル・ホールでの“Bon Anniversaire Monsieur Chopin”の演奏がテレビ・フランス3にて放送されたほか、フランスのラジオRGB、ラジオAligreでも名古屋、ポルトガルでのコンサートの演奏が放送されなど、メディアからも注目されるようになった。2010年は日葡修好通商条約150周年としてポルトガル人ピアニスト、リカルド・ヴィエイラとポルトガル、日本(名古屋、札幌)、そしてフランスのパリ・ポルトガル大使館で共演を果たした。
 2011年はポルトガル・リスボンにて国営ラジオで2度目のライブ録音・コンサートとサンタレンでチャリティーコンサート、パリ日本文化会館でコンサート。カーボヴェルデ共和国ではポルトガル大使館・カモンイス院の招待によりプライア、ミンデロで日本人で初めてコンサートを行った。2012年、ポルトガルでカステロ・ブランコ国際芸術フェスティバルでのオープニングコンサートとコインブラの2都市でのリサイタル。その他2012年はスロベニアでのイマゴ音楽祭、インドのニューデリーとゴアでの音楽祭等でも演奏した。
 2013年トルコのイスタンブールで開催されたイスタンブール・オーケストラシオン国際ピアノコンクールで第3位を受賞した。現在、ピアノ連弾デュオ”MusicOrba”としてポルトガル人ピアニスト、リカルド・ヴィエイラとのコンサート活動も行っている。現在、クードレー・モンソー市立とヴォレアル市立音楽院ピアノ講師。


NON PROFIT MUSIC


「国境なき医師団」支援のためのチャリティ・コンサートを企画するスペインの団体「Non Profit Music Foundation」(非営利音楽財団)傘下のレーベル。
レア盤!

NPM 1405
\3300→\2990
ニコライ・カプースチン(1937-):ピアノ三重奏曲集
  ピアノ三重奏曲 Op.86
  ディヴェルティメント Op.126(*)
  ピアノ三重奏曲第2番(*)
アルボス三重奏団
 ミゲル・ボレゴ(ヴァイオリン)
 ホセ・ミゲル・ゴメス(チェロ)
 フアン・カルロス・ガルバヨ(ピアノ)

録音:2012年7月
 当レーベルのベストセラーである「ピアノ作品集」に続く待望のカプースチン第2作。今スペインで一番ノッているピアノ・トリオ、アルボス三重奏団による演奏。(*)は世界初録音。
 前作では現地での完売後長らく再生産されず中古盤市場で高値が付けられていたことがありましたので、当商品につきましても早目のオーダーをお願いいたします。(代理店より)


【ベストセラー旧譜】
レア盤!

NPM 1011
(SACD Hybrid)
\3300 →\2990
2+2 4カプースチン:ピアノ作品集
 ニコライ・カプースチン(1937-):
  2台のピアノと打楽器のための協奏曲 Op.104(*/+/#)
  8つの演奏会用練習曲 Op.40(*)
  ソナタ第14番 Op.120(*)
  ディジー・ガレスピーの「マンテカ」による2台のピアノのためのパラフレーズ Op.129(*/+)
ダニエル・デル・ピノ(ピアノ(*))
ルドミル・アンゲロフ(ピアノ(+))
ネオペルクシオン(#)
フアンホ・ギリェム、
ラファエル・ガルベス(打楽器(#))

録音:2009年9月、セザンヌ・プロダクション、マドリード、スペイン
 当レーベルのベストセラー。再生産時に輸入した分は完売、少数ですが再度確保に成功しました。代理店在庫の完売を以って入手困難となる可能性がございます。(代理店より)



STRADIVARIUS



STR 33806
\2400→\2190
ロベルト・ファッブリチアーニ
 ジャチント・シェルシ・コレクション Vol.6
  ジャチント・シェルシ(1905-1988):
   Maknongan(バスフルートのための;1976)
   Pwyll(フルートのための;1954)
   Hyxos(アルトフルート、2つのゴングと小鐘のための;1955)(*)
   Quays(フルートのための;1953)
   Tetratkys(フルートのための;1959)
   Maknongan(オクトバスフルートのための;1976)
ロベルト・ファッブリチアーニ(各種フルート)
ジョナサン・ファラッリ(打楽器(*))
 


STR 33987
\2400→\2190
東京オペラシティ「コンポージアム2011 サルヴァトーレ・シャリーノを迎えて」ライヴも
 サルヴァトーレ・シャリーノ(1947-):

  カンターレ・コン・シレンツィオ
   (フルート、6つの声、打楽器とライヴ・エレクトロニクスのための)(*)
  子守歌(管弦楽のための)(+)
  声による夜の書(フルートと管弦楽のための)(#)
マリオ・カローリ(フルート(*/+))
ノイエ・ヴォーカルゾリステンのメンバー(*)
東京フィルハーモニー管弦楽団(+/#)
マルコ・アンジュス(指揮)

録音:2007年、ライヴ、ローマ、イタリア(*)
    2012年1月17日、ライヴ、東京オペラシティ・コンサートホール、東京、日本(+/#)

 現代イタリアを代表する作曲家の一人であるサルヴァトーレ・シャリーノ。特殊な楽器編成と奏法が生みだす特異な音響に魅了された日本のファンも少なくありません。
 (+)(#)は東京オペラシティの同時代音楽企画「コンポージアム2011 サルヴァトーレ・シャリーノを迎えて」(東日本大震災の影響で2012年1月に延期)におけるライヴ録音。(*)(+)は世界初録音です。特にフルートにこだわりを持つシャリーノの音楽の演奏には欠かせないマリオ・カローリももちろん参加しています。

 


STR 33995
\2400→\2190
新しいバッハのイメージ 21世紀の鍵盤楽器の展望
 J・S・バッハ(1685-1750):
  前奏曲とフーガ ホ短調 BWV533a
  コラール「キリストは死の絆につかれた」による幻想曲 BWV695
  われを憐れみたまえ、おお、主なる神よ BWV721
  前奏曲とフーガ ハ長調「ボローニャのマルティーニ神父のために」BWV deest
  ソナタ第1番ト短調 BWV1001/パルティータ ホ長調 BWV1006a
  シャコンヌ ニ短調 BWV1004 No.5
  ゴルトベルク変奏曲 BWV988 から アリア(No.1)(ボーナス・トラック)(*)
ルーカ・グリエルミ
(フォルテピアノ、オルガン、チェンバロ、クラヴィコード)

使用楽器:1726年、クリストフォリ製(フォルテピアノ)/1752年、コンコーネ製(オルガン)
       1738年、ファーター製(チェンバロ)/1784年、フーベルト製(クラヴィコード)

 楽器の弾き分けについては未だ判明しておりません。(*)はルーカ・グリエルミのCD「ゴルトベルト変奏曲」(STR 33925)のセッションで録音された別テイク。

 


STR 33396
\2400→\2190
【新装再発売】
おお、甘美なるわが生 イタリア・ルネサンスの声楽と器楽
 ステファノ・ランディ(1530-1571):Io vivea come aquila(マドリガーレ)
 不詳:(16世紀):Canario
 ペリッソーネ・カンビオ(1520頃-1565):La morte di marito(ヴィロッタ)
 チプリアーノ・デ・ローレ(1516-1565):Anchor che col partire(マドリガーレ)
 フランチェスコ・ダ・ミラノ(1497-1543):リチェルカーレとファンタジア
 ヴィンチェンツォ・ルッフォ(1510頃-1587):Lieti felici spirti(マドリガーレ)
 アントニオ・スカンデッロ(1517-1580):
  Voria che tu cantasse una canzone(ヴィラネッラ)
 ユリウス・ダ・モデナ(16世紀):4声のリチェルカーレ
 ペレグリヌス・チェーゼナ(16世紀):Non posso abbandonarte(フロットラ)
 不詳(16世紀):パヴァーヌ「La Battaglia」
 ペリッソーネ・カンビオ:
  Non t'arricordi quando me dicevi(カンツォン・ヴィラネスカ)
 フランチェスコ・ダ・ミラノ:ラ・スパーニャ
 アドリアン・ヴィラールト(1490-1562):O dolce vita mia(ヴィラネスカ)
 ヴィンチェンツォ・ルッフォ:A che cercar gli specchi(マドリガーレ)
 不詳(16世紀):La morte de la ragione(パヴァーヌ)
 ヴィンチェンツォ・ルッフォ:Gentil mia donna(マドリガーレ)
 ピエトロ・パオロ・ボッローノ(16世紀;?-1564以降):ファンタジア
 フィリッポ・アッツァイオーロ(1530頃-1569):
  E me levai d'una bella mattina(ヴィロッタ)
ロベルタ・インヴェルニッツィ(ソプラノ)
アッカデーミア・ストルメンターレ・イタリアーナ
アルベルト・ラージ(指揮)

録音:1995年3月21-24日、ドメニコ会小教会、ソアーヴェ、ヴェローナ県、イタリア

1995年に発売され長らく廃盤だった商品の新装再発売。

 


STR 33642
\2400→\2190
【新装再発売】
ルーカ・マレンツィオ(1553頃-1599):宗教的マドリガーレ集
 Grazie renda il Signor / Signor cui gia' fu pocho / Qual mormorio soave
 Il di' che di pallor / Padre del cielo / Quasi vermiglia rosa
 Sento squarciar del vecchio Tempio il velo / Vergine saggia
 E' questo il legno / Le dubbie speme / Vergine gloriosa e lieta
 Non fu mai cervo
リ・エッランティ
 ラヴィーニア・ベルトッティ、
 エリーザ・フランゼッティ(ソプラノ)
 アレッサンドロ・カザーリ(カウンターテナー、ディレクター)
 アレッサンドロ・カルミニャーニ、
 ジャンルイージ・ギリンゲッリ(カウンターテナー)
 ジャンルーカ・フェッラリーニ、
 ファビオ・フルナーリ(テノール)
 マルコ・スカヴァッツァ(バリトン) 
 ヴァルテル・テストリン(バス)
 ミラ・ストゥデント(リュート)
 マルタ・グラツィオリーノ(ダブルハープ)
 シモーネ・ジョルダーノ(チェンバロ)
アレッサンドロ・カザーリ(指揮)

録音:2001年9月6-8日、サン・ピエトロ教会、マローネ、ブレシア県、イタリア

2005年に発売され長らく廃盤だった商品の新装再発売。

 


STR 33740
\2400→\2190
【新装再発売】
エヴァリスト・フェリーチェ・ダッラーバコ(1675-1742):ヴァイオリン・ソナタ集
 ヴァイオリンと通奏低音のための12のソナタ Op.1 および
 2つのヴァイオリンと通奏低音のための12のソナタ Op.3 から
  ニ短調 Op.1 No.2/ト長調 Op.3 No.4/ト短調 Op.1 No.5
  イ長調 Op.3 No.12/イ短調 Op.1 No.4/ロ短調 Op.3 No.3
  ト長調 Op.1 No.8
インシエーメ・ストルメンターレ・ディ・ローマ
 ジョルジョ・サッソ(ヴァイオリン、ディレクター)
 マウロ・ロペス・フェレイラ(ヴァイオリン)
 フランチェスコ・ソレンティーノ(チェロ)
 サルヴァトーレ・カルキオーロ(チェンバロ、オルガン)

録音:2005年4月25-27日、サン・アレッショ教会、ローマ、イタリア

2005年に発売され長らく廃盤だった商品の新装再発売。

ダッラーバコは法学者を父にヴェローナに生まれ、幼い頃トレッリにヴァイオリンとチェロを師事し、20代初めはモデナで活動。1701〜1704年頃にバイエルンの選帝侯マクシミリアン2世の宮廷楽団員となり、戦争のためネーデルラント、フランスに随行。1715年、侯の凱旋に伴い宮廷楽長となり、1717年には顧問官の地位まで出世した。ダッラーバコは「ポスト・コレッリ」の作曲家とされ、その作風は非常に洗練されているが、その経歴を反映してか、当時のフランス音楽の様式が採り入れられている点が特徴的。


TROUBADISC



TRO-CD 01443
\2500→\2290
無伴奏ヴァイオリンのための音楽 Vol.6
 ウジェーヌ・イザイ(1858-1931):
  無伴奏ヴァイオリンのための6つのソナタ(1923-1924)
   第1番ト短調(ヨゼフ・シゲティに献呈)
   第2番イ短調(ジャック・ティボーに献呈)
   第3番ニ短調「バラード」(ジョルジュ・エネスコに献呈)
   第4番ホ短調(フリッツ・クライスラーに献呈)
   第5番ト長調(マテュー・クリックボームに献呈)
   第6番ホ長調(マヌエル・キロガに献呈)
 ホアキン・ロドリーゴ(1901-1999):奇想曲「サラサーテに捧げる」(1944)
レナーテ・エッゲブレヒト(ヴァイオリン)
録音:2013年3月13-18日、クララ=ヴィーク=アウディトリウム、ザントハウゼン、ドイツ
 先行した Vol.7「J・S・バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ」(TRO-CD 01444)に続いて、レナーテ・エッゲブレヒトによるイザイの無伴奏ソナタが登場。
 レナーテ・エッゲブレヒトは1944年ドイツ、シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州のゼレントに生まれたヴァイオリン奏者。1986年にファニー・メンデルスゾーン弦楽四重奏団を結成、1991年にトルーバディスク・レーベルを創設し女性作曲家の作品を中心に録音を開始。2001年からは無伴奏ヴァイオリン音楽のシリーズを開始しました。
 

TRO-CD 01445
(2CD)
\3600
メンデルスソーン(1809-1847):オラトリオ「エリヤ」Op.70(1846) ヨルク・フェリクス・シュペーア(バス)
カテリーナ・ミュラー(ソプラノ)
イヴィ・イェニッケ(アルト)
マイケル・コネア(テノール)
ハンブルク聖ニコライ・カントライ(合唱)
ハンブルク聖ニコライ少年合唱団小アンサンブル
ハンブルク・カメラータ(管弦楽)
マティアス・ホフマン=ボルクレーフェ(指揮)
録音:2013年11月15-16日、聖ニコライ教会、クロスターシュターン、ハンブルク、ドイツ
 ハンブルクの演奏家たちによるメンデルスゾーンの名作オラトリオ。マティアス・ホフマン=ボルクレーフェは2002年以来2014年現在ハンブルクの聖ニコライ教会の音楽監督を務めています。
 

TRO-CD 01444
(3CD)
\3600
【旧譜 再案内】
無伴奏ヴァイオリンのための音楽 Vol.7
 J・S・バッハ(1685-1750):
  ソナタ第1番ト短調 BWV1001/パルティータ第1番ロ短調 BWV1002
  ソナタ第2番イ短調 BWV1003/パルティータ第2番ニ短調 BWV1004
  ソナタ第3番ハ長調 BWV1005/パルティータ第3番ホ長調 BWV1006
 ヴァレンティン・シルヴェストロフ(1937-):後奏曲II(1981-1982)
レナーテ・エッゲブレヒト(ヴァイオリン)
録音:2011年6月25-31日、サントハウゼン、バーデン=ヴュルテンベルク州、ドイツ
 自ら興したトルーバディスク・レーベルで無伴奏ヴァイオリン音楽のシリーズを展開してきたドイツのヴァイオリン奏者レナーテ・エッゲブレヒト(1944-)が、ついにバッハの無伴奏ソナタ&パルティータ全曲を録音。
 ウクライナの現代音楽作曲家シルヴェストロフの後奏曲を締めに置いた3枚組の構成ながら価格は約1枚半分弱です。

BERLIN CLASSICS


BC0300552
(2CD)
\4000
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲全集 イサン・エンダース(Vc)
 LPも同時発売
 


BC0300597
(3CD)
\5700→\5090
ベートーヴェン:
 ピアノ協奏曲全集
 三重協奏曲Op.56
児玉 麻里(pf)
ケント・ナガノ指揮、
ベルリン・ドイツ交響楽団
 

BC0300568
\2300
ムソルグスキー:
 組曲「展覧会の絵」
 死の歌と踊り
アンドレイ・ホテーエフ(pf)
エレーナ・パンクラトーヴァ(Sop)
 


BC0300587
\2300→\2090
ヘンヒェン&C.P.E.バッハ室内管
 モーツァルト:交響曲第39番〜第41番
ハルトムート・ヘンヒェン指揮、
C.P.E.バッハ室内管弦楽団

 名匠ヘンヒェン、浮上。いよいよ先頭集団に加わるときが来たか。
 演奏するカール・フィリップ・エマヌエル・バッハ室内管弦楽団は、1969 年に設立され、1980 年からハルトムート・ヘンヒェンが芸術監督を務め急激な進化を遂げた。



Euroarts
20 60808
(DVD)
\3000
ハルトムート・ヘンヒェン(指揮)
C.P.E.バッハの傑作「救世主の最後の受難」

 C.P.E.バッハ:
  受難カンタータ「救世主の最後の受難」Wq.233(H.776)
ハルトムート・ヘンヒェン(指揮)
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ室内管
クリスティーネ・シェーファー(ソプラノ1)
エレン・シュリング(ソプラノ2)
アネッテ・エルスター(アルト)
トーマス・デヴァルト(テノール)
ローマン・トレーケル(バリトン)
ラファエル・アルパーマン(オルガン)
ハレンザー・マドリガリステン
アンドレアス・ゴプフェルト
 ハルトムート・ヘンヒェン率いるCPEBCOによるC.P.E.バッハの傑作「救世主の最後の受難」

 収録:1994 年9 月11 日、コンツェルトハウス・ベルリン、ベルリン芸術週間ライヴ/画面:4:3 NTSC、音声:PCM ステレオ、93 分

 1951 年から毎年9 月に開催されている「ベルリン芸術週間」。この映像は、1994 年に行われた「ベルリン芸術週間」の公演から、ハルトムート・ヘンヒェン指揮によるC.P.E. バッハの宗教大作である受難カンタータ「救世主の最後の受難」。
 2014 年はC.P.E. バッハ生誕300 年の記念の年ですが、この映像の1994 年も生誕280 年のアニヴァーサリー・イヤーとして本作が取り上げられました。
 C.P.E.バッハは、大バッハの次男であり、ソナタ形式の確立に重要な役割を果たした作曲家です。さらに宗教音楽の分野でも、当時高く評価されていました。C.P.E. バッハは、おもにフリードリヒ大王に仕えたベルリン時代とテレマンの後任として楽長を務めたハンブルク時代の2 つに分かれます。前者では、周知の通りフルートのための作品を多く残していますが、宗教作品の多くはハンブルク時代に書かれています。本作受難カンタータ「救世主の最後の受難」は、1770 年作曲され、宗教的な敬虔さはもちろん、その中にもC.P.E. バッハらしい理知的でユーモアに富んだ独創的な楽想が展開されています。
 ソリストとして登場するのは、知性と美声を兼ね備えたドイツの名ソプラノ、クリスティーネ・シェーファー。国際ベルヴェデーレ・オペラ・コンクール、ベルリン・ドイツ連邦歌唱コンクールなどの優勝経験をもつ実力派テノール、トーマス・デヴァルト。ベルリン国立歌劇場のソリストとして活躍しているバリトン、ローマン・トレーケル。そしてオルガンには名鍵盤楽器奏者、ラファエル・アルパーマンなどが顔を揃えています。

  


BC0300593
(2CD)
\4600→\4190
コンチェルト・ケルン
 J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲全集
コンチェルト・ケルン
コンチェルト・ケルンは、ドイツ・ケルンに本拠を置く古楽器オーケストラ。これまでさまざまなレーベルから膨大な録音を残してきた。最近になってBERLIN CLASSICSから新録音をリリースするようになってきた。

コンチェルト・ケルンは1985年に設立。設立当初より常任の指揮者は置かず、2005年より楽団のフルート奏者マルティン・ザンドホフが芸術監督を務めている。楽団の運営や曲目の選定は楽員達で行うなど自主的な活動を行っている。



BERLIN CLASSICSでのバッハ前作

BC0300061
(2CD)
\4600→\4190
コンチェルト・ケルン
 J.S.バッハ:管弦楽組曲全曲
コンチェルト・ケルン



膨大なコンチェルト・ケルンからもう1本選ぶなら
この哀しくも美しいシンフォニー

PHOENIX
PE424
(2CD)
\2600→\2290
ヨーゼフ・マルティン・クラウス(1756-1792):交響曲集
 CD1:
  1.交響曲ニ長調「シンフォニア・ダ・キエザ」VB146/
  2.交響曲嬰ハ短調 VB140/
  3.交響曲ハ長調 「ヴァイオリン・オブリガート」VB138/
  4.交響曲ハ短調 「葬送交響曲」VB148/
CD2:
 1.交響曲ハ短調 VB142/2.交響曲変ホ長調 VB144/
 3.交響曲ハ長調 VB139/4.交響曲ニ長調 VB143
コンチェルト・ケルン/
ヴェルナー・エールハルト(指揮)
 NAXOS レーベルですっかりおなじみとなった、ヨーゼフ・マルティン・クラウスの作品集。
 「北欧のモーツァルト」の呼び声の高いクラウスの作品は、適度なストーリー性と重みのある音が身上。まさにコンチェルト・ケルンにうってつけのレパートリーです。交響曲と劇音楽を得意とした彼だけあって、これらの交響曲も1 曲ごとに工夫が凝らされていて、どこから聴いても全く飽きることはありません。

 録音 1992 年3 月4-8 日…CD1, 1991 年6 月13-16 日…CD2


CARUS


83.257
\2600
ラーデマン指揮/
 シュッツ:「クリスマス物語」合唱曲集 Vo.10

  1. 「マニフィカト」 SWV.468
  2. 「今日キリストが生まれた」 SWV.456
  3. 「今日、キリストの生まれた日」 SWV.439
  4. 「ああ主よ、万物の創造主よ」 SWV.450
  5. 「おお慈悲深きイエス、乙女マリアのみ子よ」
  6. 「クリスマス物語」 SWV.435
ガーリンデ・サマン(ソプラノ)
イザベル・ヤンチェック(ソプラノ)
マリー・ルイーゼ・ヴェルネブルグ(ソプラノ)
マリア・シュトジーク(アルト)
シュテファン・クナート(アルト)
ゲオルク・ポプルッツ(テノール)
トビアス・マスガー(テノール)
チェニェク・スヴォボダ(テノール)
フェリックス・シュヴァントケ(バス)
マルティン・シュケタンツ(バス)
ドレスデン室内合唱団
ドレスデン・バロック・オーケストラ
ハンス=クリストフ・ラーデマン指揮
 2014年1月13-16日 ドレスデン、ラデベルグ Zum Heligen Namen Gottes
 ※ドイツはもとより世界的な合唱指揮者ラーデマンによるシュッツ全集の第10弾。名曲「クリスマス物語」が年末に合わせて発売と成ります。
 各声部をくっきりと描き分け、生き生きとした音楽を作り出す、とても楽しく美しい演奏です。歌手陣も強力です。

  ラーデマンによるシュッツの合唱、既発売のアイテムは下記の通りです。
  Vol.1: 83.232 / Vol.2: 83.237 / Vol.3: 83.238 / Vol.4: 83.239
  Vol.5: 83.252 / Vol.6: 83.253 / Vol.7: 83.254 / Vol.8: 83.255
  Vol.9: 83.256
 

83.394
\2600
カチュナー指揮/
 モンテヴェルディ:「聖母マリアの夕べの祈り」

  「聖母マリアの夕べの祈り」
   1. 「神よ、速やかに私を救い出し」
   2. 「主は言われた」(詩編110)
   3. 「私は色黒いけど美しい」
   4. 「子らよ、主をたたえよ」(詩編112)
   5. 「美しきかな、わが友よ」
   6. 「われ、喜べり」(詩編121)
   7. 「二人のセラフィムが叫んだ」
   8. 「主が家を建てられるのではなければ」(詩編126)
   9. 「天よ、聞き入れたまえ」 
   10. 「エルサレムよ、主をたたえよ」(詩編147)
   11. 「聖母マリアよ、われらのために祈りたまえ」によるソナタ
   12. 「アヴェ・マリス・ステラ」(マニフィカト)
   13. Magnificat anima mea
   14. Et exsultavit
   15. Quia respexit
   16. Quia fecit mihi magna
   17. Et misericordia
   18. Fecit potentiam
   19. Deposuit potentes de sede
   20. Esurientes implevit bonis
   21. Suscepit Israel
   22. Sicut locutus est
   23. Gloria Patri
   24.Sicut erat in principio
ヴォーカル・アンサンブル・アマルコルド
ラウテン・カンパニー
ヴォルフガング・カチュナー指揮
2013年10月6-9日、2014年4月23,24日 ダーレム、イエス・キリスト教会
録音時間: 80分20秒
 モンテヴェルディの名曲をドイツ気鋭の指揮者カチュナーとアンサンブル&合唱によるダイナミックな演奏でお楽しみください。
 


83.023
(4CD)
\4800→\4390
バッハの息子たちによる作品集 BOX
CD. 1 (83.304 #4009350 833043 から)
W.F.バッハ:シンフォニアとコンチェルト集
 1. フルート協奏曲 ニ長調 BR-WFB C.15/Fk"unecht"
 2. シンフォニア ニ短調 BR-WFB C.7/Fk.65
 3. チェンバロ協奏曲 ホ短調 BR-WFB C.12/Fk.43
 4. チェンバロ協奏曲 変ホ長調 BR-WFB C.11/Fk.46
  2002年2月録音
カルル・カイザー(フルート)
アンネ・カタリーナ・シュライバー(ヴァイオリン)
クリスティン・フォン・デア・ゴルツ(チェロ)
アン=カトリン・ブリュッゲマン(オーボエ)
ミヒャエル・ベーリンガー(チェンバロ)
クリスティーネ・ショルンスハイム(ピアノ)
フライブルク・バロック・オーケストラ
ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ(指揮&ヴァイオリン)
CD. 2 (83.305 #4009350 833050 から)
C.P.E.バッハ:シンフォニアとコンチェルト集
 1. シンフォニア ホ短調 Wq.177
 2. チェロ協奏曲 ロ長調 Wq.171
 3. オーボエ協奏曲 ロ長調 Wq.164
 4. チェンバロとフォルテ・ピアノのための二重協奏曲
  2004年6月録音
CD. 3 (83.306 #4009350 833067 から)
J.C.F.バッハ:シンフォニアとコンチェルト集
 1. シンフォニア ト長調 Wf I/15
 2. コンチェルト・グロッソ 変ホ長調 Wf II/5
 3. シンフォニア ロ長調 Wf I/20
  2009年3月録音
CD. 4 (83.307 #4009350 833074 から)
J.C.バッハ:シンフォニアとコンチェルト集
 1. 6つの序曲から第4番「後見人 Il tufore e la pupilla」 Warb G.24
 2. シンフォニア・コンチェルタンテ イ長調 Warb C.35
 3. シンフォニア ト長調 op.6 No.1 Warb C.7
 4. フルート協奏曲 ニ長調 Warb C.79
 5. シンフォニア ヘ長調 op.8 No.4 Warb C.14
  2007年録音
 既発売のアルバムを組み合わせたお買い得なボックス・セットです。
 W.F.バッハ(Wilhelm Friedemann Bach 1710-84) 大バッハの長男C.P.E.バッハ(Carl Philipp Emanuel Bach 1714-88) 大バッハの次男J.C.F.バッハ(Johann Christopf Friedrich Bach 1732-95) 大バッハの5男J.C.バッハ(Johann Christian Bach 1735-82) 大バッハの末子
 

83.294
 \2600
シュポーア:オラトリオ「四終/最後の審判」 ヨハンナ・ヴィンケル(ソプラノ)
ソフィー・ハームセン(アルト)
アンドレアス・ヴェラー(テノール)
コンスタンティン・ヴォルフ(バス)
シュトゥットガルト室内合唱団
ドイツ室内フィルハーモニー、ブレーメン
フリーダー・ベルニウス指揮
 2013年11月2-3日、ドイツ、カッセル教会でのライヴ録音
  (この演奏会の最後では拍手の前に意図的な沈黙が観衆に要求されました。このCDには拍手が含まれておりません)
 1822年から亡くなる1859年の間、シュポーアが宮廷楽長として過ごした所縁の地、カッセルでの録音。
 美しいメロディに加えて、複雑なハーモニーとフーガによって生み出されるダイナミックな音楽が特徴的なこのオラトリオに巨匠ベルニウスが新たな命を吹き込み、我々に提示してくれます。
 感動的な名演奏です。
  

83.387
\2600
狂乱のマドリガル集 - カルムス・アンサンブル
 1. オーランド・ギボンズ(1583-1625):「いったい人生とは?」
 2. マテオ・フレチャ(1481?-1553?):「ポンプ」
 クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):
  「アリアンナの嘆き」
  3. I われを死なせたまえ
  4. II おおテーゼオ、私のテーゼオ
  5. III 真心はどこにいってしまったか
  6. IV ああ返事もなしに
 カルロ・ジェズアルド:(1566-1613)
  7. 「いとしいひとの目に宿り」 第5巻、第7曲
  8. 「おお、痛ましい喜び」 第5巻、第5曲
  9. 「私は死んでいく、苦悩のために」 第6巻、第17曲
  10. 「悲嘆にくれて泣いていたのは昔」 第6巻、第22曲
 11. ジョスカン・デ・プレ(1450/55?-1521):
  「スカラメッラは戦いに行く」
 12.クレマン・ジャヌカン(1485?-1558):「戦争」
 13. トーマス・トムキンズ(1572-1656):
  「私はかつてあまりにも悲しんだ」
カルムス・アンサンブル
2013年10月、2014年1月、ライプツィヒのグンドルフ教会いて録音

CRD


CRD3371
\1700
フランシスコ・バーリュス(1665〜1747):
 ミサ曲「スケラ・アルティナ」
ジョン・ホーバン指揮、
タメス室内管弦楽団、他
 

CRD3525
\1700
グリーグ:抒情小曲集より ポール・クロスリー(pf)

HERITAGE


HTGCD274
\1700
アルビノーニ:オーボエ協奏曲集
 Op.7-3、Op.7-6、Op.7-9、Op.7-12、
 Op.9-2、Op.9-5、Op.9-8、Op.9-11
サラ・フランシス(Obe)
ロンドン・ハープシコード・アンサンブル
 

UKCD600
(6CD)
\5600
メシアン:オルガン曲集 ジェニファー・ベイト(Org)

MODE



MODECD274
(2CD)
\3800→\3490
シュトックハウゼン:初期のパーカッション音楽
Stockhausen/ Complete Early Percussion Works
 1. Stockuasen: Kontakte(1958-60)
  for pianist, percussionist & 4 channel electronic tape
 2. Stockhausen: Mikrophonie(1964)
  for 6 percussionists playing a single tam-tam,
  with electronics red fish blue fish
 3. Stockhausen: Zyklus(1959)
  for solo percussionist
 4. Stockhausen: Refrain(1959)
  for piano, celesta & vibraphone
 5. Stockhausen: Schlagtrio(1952,rev 1974)
  for piano & 2 timpanists
Bonus:
 3 interviews with Schick on the music
Steven Schick(percussion)
James Avery(piano)
Pavlos Antoniadis(celesta)
Katalin Lukacs(piano with red fish blue fish)
 シュトックハウゼンの初期のパーカッション音楽。
 Kontakteの電子テープと生の演奏との共演や6人のパーカッショニストによるMikrophonieなどシュトックハウゼン音楽の重要な作品が収録されている。

 映像も同時発売 MODEDVD274(DVD)\2500→\2290

MODE
ITALIAN SURF ACADEMY


MODE
AVANT 13
\2200
〔再プレス〕
マルコ・カッペリ/
 ITALIAN SURF ACADEMY/ AMERICAN DREAM

 1. Django(6:13)
 2. Cinque Bambole(3:55)
 3. The Sundown/San Antonio Mission(6:34)
 4. Deep Deep Down(4:31)
 5. Tiffany Sequence(4:30)
 6. Blood And Black Lace(5:26)
 7. Sesso Matto(4:44)
 8. Driving Decoy(3:12)
 9. Secret Agent Man(5:57)
 10. Eva Kant: Postlude(2:28)
マルコ・カッペリ (electric guitar)、
ルカ・ロ・ビアンコ (bass guitar)、
フランチェスコ・クサ (drums)、
ガイア・マティウッツィ (voice)

 クラシックではないがMODEレーベルからの再発情報。

 ナポリ生まれでNY 在住のイタリア人ギタリスト、マルコ・カッペリが60-70 年代のマカロニウエスタン映画に使われたサウンドトラックをカバーしたアルバム。
 イタリア人監督によって作られたマカロニウエスタンは、音楽にもイタリア人作曲家が起用され、エレキギター・サウンドが特徴とされた。カッペリはアメリカ西部劇に憧れ、同じ頃に流行ったアメリカのサーフィン・ミュージックも好きだった。アルバム中でもところどころでサーフィンサウンドが使われている。
 イタリア人コンポーザーの曲を取り上げながらも、かつてヨーロッパ人が感じていたアメリカへの憧憬がアルバムの真のコンセプトだという。
 Secret Agent は唯一のアメリカ人作曲家Steve Barri /P.F. Sloan へのオマージュだそうだ。
 (「エルモ」より)



 
 CDはメーカー切れとなっていたが再プレスされるもよう。

 間違ってもクラシックではないが、どういう音楽かというとこういう音楽。

http://www.youtube.com/watch?v=ws9ht8KMGM8
.

NEW WORLD


80758-2
\2100
Huck Hodge/ Life Is Endless Like Our Frield of Vision
 1. Aletheia
 2 . Pools of shadow from an older sky:
  I. Machine elegy?Do appli
  II. Ave Maris Stella
  III. Music for a starry n
  IV. In lost Venetian air
  V. Shadows from an older
 7. Out of a Dark Sea
 8. re[(f)use]
Jim Baker(conductor)
Talea Ensemble
JACK Quartet
Huck Hodge(piano)
 米国の若手現代作曲家Huck Hodgeは広範囲に音の絵を描いていきます。
 彼のインスピレーションは景色の上に激しいあの世の激しい明暗法を投げかけます。拡大された弦楽四重奏のアンサンブルの中で不明確なピッチと雑音、音の中で再構成される多様な表現力と可能性へと。

OPERA RARA



ORC51
(2CD)
\5000→\4690
こんな作品があったか。
 オッフェンバック:喜歌劇「ファンタジオ」 (フランス語)
サラ・コノリー(メゾ・ソプラノ:Fantasio) 
ブレンダ・ラエ(ソプラノ:La princesse Elsbeth) 
ブリンドレイ・シェラット(バス:Le Roi de Baviere)
ラッセル・ブラウン(バリトン:Le prince de Mantoue)
ロバート・マーレイ(テノール:Marinoni)
ニール・デイヴィス(バリトン:Sparck)
ヴィクトリア・シモンズ(メゾ・ソプラノ:Flamel) 
アレッド・ホール(テノール:Facio)
ギャバン・リング(バリトン:Hartmann)
オペラ・ララ合唱団 Opera Rara Chorus
エイジ・オブ・インライトゥメント管弦楽団
サー・マーク・エルダー指揮 Sir Mark Elder
2013年12月 ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホールでのスタジオ録音
 ファンタジオは1872年1月18日にパリで初演されますが、10公演で終了。
 その後、改訂を加えウィーン、プラハやベルリンで公演が行われるもこの洒落の効いたセリフとロマンテック美しいメロディを持つ魅力的なこの歌劇は長きにわたって演奏されず、人々に記憶から忘れ去れ楽譜の一部は紛失しました。
 この度、演奏家でオッフェンバックの研究者でもあるジャン=クリストフ・ケック(Jean-Christophe Keck)と出版社であるBoosey&Hawkesによって再構成された楽譜(ケック版)をもとに演奏されています。
 ※この録音に先立つ演奏会(コンサート形式)は、イギリスの各誌で絶賛されました。
 ※デジパック仕様にOPERA RARAレーベルならではの丁寧で充実した解説(144ページ)が付いています。

PIANO CLASSICS



PCL 0071
\1400
シュニトケ:
 ピアノと弦楽のための協奏曲
 5つの格言、
 ゴーゴリ組曲(V.ボロビコワによる2台ピアノのための編曲版)
デニス・プロシャイエフ(pf)
ナディア・モクタリ(pf)
アレクサンドル・ドミトリエフ指揮、
サンクトペテルブルク弦楽ソロイスツ
 

PCL 0072
\1400
バンジャマン・ゴダール:ピアノ曲集
 舟歌第2番Op.80、第3番Op.105、
 12のイタリアの情景Op.126より、
 ピアノのための20の小品Op.58
アレッサンドロ・デリャヴァン(pf)


<LP>


BERLIN CLASSICS(LP)


BC0300609
(3LP)
\5700
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲全集 イサン・エンダース(Vc)
 品番:0300552と同内容のLP




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