クラシックCD通販ショップ「アリアCD」へようこそ
トップページへ

第78号インデックスへ
規約などはこちら・・・

お買い物の方法  

注文方法:
 ご希望商品のチェック・ボックスをクリックし、最後に 「かごに入れる」ボタンを押してください(enterキーを押してもかまいません)。
 新店内のほかのページのお買い物がありましたら、そちらもすませ、一番最後にページ下の「
注文フォームへ」のボタンをクリックして、注文フォーム・ページへ進んでいただいて、そこで注文を確定してください。
 (チェック内容を変更したら、必ずもう一度「かごに入れる」ボタンをクリックしてください。変更内容がかごに反映されませんので)

注文フォームへ



第78号
マイナー・レーベル新譜(1)
2014.8.19〜2014.10.24


2L


2L 106SABD
(Blu-ray Disc Audio+
SACD HYBRID)
\4300
マニフィカト
 キム・アンドレ・アルネセン(1980-):マニフィカト
  【〈わたしの魂は主をあがめ〉〈今から後、いつの世の人も〉
   〈力ある方が、わたしに偉大なことを〉
   〈その憐れみは〉〈主はその腕で力を振るい〉
   〈その僕イスラエルを〉〈栄光は父と子と聖霊に〉】
 アーロン・ジェイ・カーニス(1960-):
  天上の音楽(弦楽オーケストラのための)
 オーラ・ヤイロ(1978-):ツンドラ、普遍者の歌
ニーダロス大聖堂少女合唱団
トロンハイム・ソロイスツ
リーセ・グランデン・ベルグ(ソプラノ)
セシーリェ・エルトソース・オーヴェルライン
 (ソプラノ)
マグネ・H・ドローゲン(オルガン)
マリア・ネス(ピアノ)
オーラ・ヤイロ(ピアノ)
エルセ・ボネスロンニング(ソプラノ)
オイヴィン・ギムセ(芸術監督)
アニタ・ブレーヴィク(指揮)
 世界が注目する2 LのAURO 9.1 ハイト収録で感動的なマニフィカトが響き渡る!

 録音:2013 年5 月、2014 年1 月、5 月 ニーダロス大聖堂(トロンハイム、ノルウェー)
 制作・バランスエンジニアリング:モッテン・リンドベルグ
 録音エンジニアリング:ビアトリス・ヨハンネセン [DXD(352.8kHz/24bit)録音]
 (Blu-ray Disc Audio[5.1 DTS-HD MA(192kHz/24bit)Dolby Atmos(48kHz/24bit)9.1 Auro-3D(96kHz/24bit)
2.0 LPCM (192kHz/24bit)mShuttle: FLAC 96kHz + MP3 Region ABC]/SACD HYBRID[5.1 surround/stereo])

 天使ガブリエルが乙女マリアの元に遣わされ、彼女が神の子の母となることを告げた。『聖書』のこの秘蹟を讃える「マリアの賛歌」をテクストにした聖歌『マニフィカト』をタイトルに採ったアルバムは、「バラの窓」で知られるトロンハイムのニーダロス大聖堂の少女合唱団とトロンハイム・ソロイスツが協同して制作。
 《マニフィカト》を作曲したキム・アンドレ・アルネセンは、トロンハイム生まれ。《マニフィカト》は、ニーダロス大聖堂少女合唱団と、1992 年の創設から合唱団を指揮する芸術監督アニタ・ブレーヴィクの委嘱による作品です。7 つの部分から構成され、合唱、オルガンと弦楽オーケストラに、曲によってソプラノとピアノが加わります。『ルカによる福音書』(1 章 46 節-56 節)の「マリアの賛歌」を「病める人、貧しい人のための祈り、もがく人々の助けと希望の歌」とすることを意図したと、作曲者アルネセンが語っています。
 アメリカのアーロン・ジェイ・カーニスは、ニューヨーク・シティに住み、コネティカット州のイェール大学音楽学部で教え、ミネソタ管弦楽団の音楽顧問も務めました。《天上の音楽》は、カーニスのスタイルが「新しい透明性と雄弁な感情表現を手に入れた」とされる1990 年に作曲された、ロマンティシズムとルネサンスの時代、そしてヒルデガルト・フォン・ビンゲンの和声、ラテンのリズム、ジャズとラップの要素と、幅広い音楽語法を使い、シンプルなメロディによる変奏を展開させた作品です。
 オーラ・ヤイロは、ノルウェーのピアニスト兼作曲家。簡素な旋律にコード進行を織り交ぜたスタイルから生まれる美しく新鮮な音楽は広く支持されています。このアルバムで演奏される《ツンドラ》は、弦楽オーケストラをともなう合唱のために作曲されました。ヤイロの曲で共同作業してきた詩人、チャールズ・アンソニー・シルヴェストリ(1965-)の歌詞。ヤイロは、彼心の故郷とする「祖国ノルウェーの一地方」、彼の父の育ったところに近いハルダンゲル高原の写真を数枚シルヴェストリに見せ、「ツンドラ」を曲名とすることを提案したと言います。ソプラノのソロとヤイロの弾くピアノが音楽を彩ります。《普遍者の歌》も合唱と弦楽オーケストラのための作品。音楽家と詩人の想いが大聖堂の空間にこだまします。
 録音セッションは、ノルウェーの守護聖人、聖オラヴゆかりの大聖堂で行われ、5.1 surround に「高さ」成分の 4 channel を加えた 9.1 channel で録音されました。Auro-decoder を搭載した機器で再生する9.1 Auro-3D のフォーマットが、オリジナルをミックスダウンした 5.1 DTS-HD MA、Dolby Atmos、2.0LPCM とともに Pure Audio Blu-ray ディスクに収められています。5.1 surround DSD と 2.0 stereoDSD の SACD hybrid のディスクとの「コンボ」仕様のアルバムです。
 [Blu-ray Disc Audio と SACD ハイブリッドディスクをセットにしたアルバムです。Blu-ray Disc Audioにはインデックスを除き映像は収録されていません。SACD ハイブリッドディスクはSACD ブレーヤーとCD プレーヤーで再生できますが、Blu-ray Disc Audio はCD やDVD のプレーヤーでは再生できないので、Blu-ray プレーヤーもしくはBlu-ray 対応のPCをお使いください]




2L(Blu-rayオーディオ)


2L 103PABD
(Blu-ray Disc Audio)
\3600
波動と中断(Waves & Interruptions)
 ビョルン・ボルスタ・シェルブレード(1970-):
  ・動き(Movements)(マリンバとヴィオラのための)
  ・底流を認める(Recognizing the Undercurrent)
   (ヴィブラフォーンのための)
  ・静止した流れ…(Still Waters…)(マリンバとバスフルートのための)
  ・絡み合い、動く線(Lines in Motion, Entwined)
   (ヴィブラフォーン、クロタル、フルート群とギターのための)
  ・ニュクス(Nyx)(ヴィオラのための)
  ・波動と中断(Waves & Interruptions)(マリンバのための)
アイリク・ラウデ(打楽器)
イーダ・ブリューン(ヴィオラ)
トム・オッタル・アンドレーアセン
 (フルート群)
トマス・シェクスタ(ギター)
 マリンバ、ヴィブラフォーン、バスフルート、ヴィオラ、ギター……楽器の音が「楽器」を超え、作曲者の思い描いた「音楽」となって聴き手を包みこむ

 録音:2013 年8 月 ヤール教会(ベールム、ノルウェー)/5.1 DTS-HD MA(192kHz/24bit),2.0 LPCM(192kHz/24bit),mShuttle:FLAC 96kHz + MP3 Region ABC、72’26
 制作:ヴォルフガング・プラッゲ、ビョルン・ボルスタ・シェルブレード
 録音:エンジニアリング ビアトリス・ヨハンネセン
 ミクシング、マスタリング:ビアトリス・ヨハンネセン、モッテン・リンドベルグ[DXD(352.8kHz/24bit)録音]

 ノルウェーの作曲家シェルブレードの室内楽作品がBlu-ray Disc Audio のアルバムでリリースされます。
 打楽器奏者ラウデによって演奏されることを念頭におき、「メロディ楽器」としての打楽器をクローズアップした5 曲と、ヴィオラ・ソロのための1 曲。2001 年から2013 年にかけて書かれた作品です。
 ビョルン・ボルスタ・シェルブレードは1970 年生まれ。ノルウェー国立音楽アカデミーのアスビョルン・スコートゥンとビョルン・クルーセに作曲を学び、ディプロマを取得、ルチアーノ・ベリオのアシスタントを務めたルカ・フランチェスコーニに私的に師事しています。編曲者、即興演奏家、音楽教師としても活動し、ノルウェーの俳優グループ「デ・ユートヴァルグテ」(選ばれし者たち)、ヴォーカルアンサンブル「ノルディック・ヴォイセズ」、ハンガリーのバンド「ファビュラ・ラサ」、スウェーデンのアンサンブル「ペーロル・フォール・スヴィーン」(豚に真珠体験)をはじめ、さまざまなジャンルの芸術家と共同作業を行ってきました。
 このアルバムで演奏される作品には、ギリシア神話の「夜の女神」を曲名とするヴィオラのための《ニュクス》をのぞき、《動き》《底流を認める》《静止した流れ…》《絡み合い、動く線》《波動と中断》と抽象的なタイトルが与えられています。作曲家からの「解説」もなく、すべてが聴き手に委ねられます。
 アルバムのメイン・アーティスト、打楽器奏者のアイリク・ラウデ(1973-)は、シェルブレードがしばしば共同作業を行ってきたプレーヤーです。《動き》《静止した流れ…》《波動と中断》のマリンバ、《底流を認める》《絡み合い、動く線》のヴィブラフォーン。スコートゥンとシェルブレードの言う「静けさ」が現実の「音」に表現されます。《絡み合い、動く線》では、アンティークシンバル「クロタル」も使われています。
 アルバム『波動と中断』の録音セッションは、オスロに近いベールムのヤール教会で行われました。

 ※Pure Audio Blu-ray ディスクのアルバムです。
  Pure Audio Blu-ray ディスクにはインデックスを除き映像は収録されていません。
  Pure Audio Blu-ray ディスクはCD やDVD のプレーヤーでは再生できないので、Blu-ray プレーヤーもしくは Blu-ray 対応のPC をお使いください。


ACCENT

ACC 24288
¥2600→\2390
ラ・プティット・バンド
 テレマン:協奏曲と組曲集

  リコーダーと弦楽合奏のための組曲イ短調TWV 55:a2
  リコーダー、オーボエとヴァイオリンのための協奏曲ト長調TWV43:G6
  ヴィオラ・ダ・ガンバ、弦楽合奏のための組曲ニ長調TWV55:D6
  リコーダーとヴィオラ・ダ・ガンバのための協奏曲イ短調TWV52:a1
シギスヴァルト・クイケン(指揮)
ラ・プティット・バンド
バルト・クーン(リコーダー)
 ラ・プティット・バンドのテレマン、バルト・クーンのリコーダーによる協奏曲

 録音:2013 年1 月AMUZ、アントワープ/79’40

 管弦楽、室内楽、オペラなど当時のあらゆるジャンルの曲を4000 曲以上作曲した多作家であったテレマン。今回、シギスヴァルト・クイケンとラ・プティット・バンドは、ソロ楽器のリコーダーを擁した組曲と協奏曲を選曲しました。ここに収録されている4 作品は、テレマンの多様な作風が顕著にあらわれています。
 「リコーダーと弦楽合奏のための組曲イ短調TWV 55:a2」は、技巧的でイタリア的な手法と旋律美を兼ね備えた全7 楽章からなる作品。J.S. バッハのフルート・トラヴェルソのための組曲ロ短調のモデルとなったとも言われています。「ヴィオラ・ダ・ガンバ、弦楽合奏のための組曲ニ長調TWV55:D6」は、フランス風の音楽語法を取り入れた洗練された音楽。そして「リコーダー、オーボエとヴァイオリンのための協奏曲ト長調TWV43:G6」は、協奏曲と題されていますが、弦楽はないため事実上リコーダー、オーボエ、ヴァイオリンと通奏低音のための四重奏という形式となっています。さらに「リコーダーとヴィオラ・ダ・ガンバのための協奏曲イ短調TWV52:a1」の二重協奏曲では、ギャラント様式の影響を感じられる作品。
 テレマンの多様性を魅力的に演奏しているのは、リコーダーの名手バルト・クーン。バロック・アンサンブルや室内オーケストラなどでアンサンブル奏者としてキャリアを築き、ソリストとしてもヨーロッパで高い評価を受けています。細やかな表現力と圧倒的な技巧でヴァラエティ豊かなテレマンの音楽を見事に作り上げています。
 


ACC 26402
(3CD)
¥5400→\4990
ゲッティンゲン国際ヘンデル音楽祭
 復讐・陰謀・愛と嫉妬の物語

  ヘンデル:歌劇「ファラモンド」(全曲)
ファラモンド:エミリー・フォンス(メゾ・ソプラノ)
クロティルデ:アンナ・デヴィン(ソプラノ)
ロジモンダ:アンナ・スタシュケヴィチ(ソプラノ)
グスターヴォ:ニョル・スパルボ(バス)
アドルフォ:マールテン・エンヘルチェス(カウンターテナー)
ジェルナンド:クリストファー・ロウリー(カウンターテナー)
テオバルド:エドワード・グリント(バリトン)
キルデリコ:イリーナ・ドズィアシュコ(ソプラノ)
ローレンス・カミングス(指揮)
ゲッティンゲン祝祭管弦楽団
 収録:2014 年6 月2 日ゲッティンゲン国際ヘンデル音楽祭、ライヴ/176' 00

 1920 年から開始されたゲッティンゲン国際ヘンデル音楽祭は、ヘンデル作品を中心とした同時代の作曲家たちのコンサートや講演が行われ、あまり演奏される機会の少ない作品など、ヘンデルの音楽の再発見という大きな役割も果たしてきました。
 このアルバムは2014 年に行われた音楽祭で上演されたヘンデルの「ファラモンド」。ヘンデルはこの作品を作曲する前に脳卒中で倒れて一時療養生活を送っていました。ヘンデルは見事に復活すると、このオペラ「ファラモンド」を作曲します。復帰への意欲の現れか、メイン・キャストに3 人のカストラートを起用するなど、当時としては大変豪華な配役でありましたが、初演の際は財政的に困難であったため、それは実現しなかったと言うこと。
 このアルバムでは、ファラモンド王にアメリカの期待のメゾ・ソプラノ、エミリー・フォンス。アドルフォにオランダのカウンターテナー、マールテン・エンヘルチェス。イギリスの若手カウンターテナー、クリストファー・ロウリーが出演しています。ファラモンドの歌唱力で、オペラ全体が決まってしまうほど重要な役。「若き才能あるメゾ・ソプラノ、エミリー・フォンスは、その鋭い感性を存分に発揮し、ファラモンドをより英雄的に、力強く歌い上げています」と英・フィナンシャル・タイムズでは本公演を評しています。
 あらすじは、舞台は5 世紀のフランス。フランク族の王ファラモンドと同盟国スワビアの王ジェルナンドは、敵国キンブリ族のグスターヴォの娘ロジモンダに恋をしてしまいます。グスターヴォは息子スヴェーノをファラモンドに殺され復讐を企んでいましたが、もう一人の息子アドルフォは、ファラモンドの妹クロティルデと恋人同士。さらに娘ロジモンダもファラモンドに心動かされており、ロジモンダをめぐってファラモンドとジェルナンドは対立し、ジェルナンドはグスターヴォに寝返ります。ファラモンドがグスターヴォに首を取られるその瞬間、一通の手紙により、殺されたスヴェーノはグスターヴォの実の息子ではなかったことがわかり、一同は喜び、結末は幸せに終わる。

ACCENTUS MUSIC


ACC 30227CD
\2400
クリスマス・ソング集〜グロリア・イン・エクセルシス・デオ
 1. シューマン:クリスマス・トッカータ
 2. いと高きところに神の栄光あれ
 3. ヘンデル:シバ女王の入城
 4. ヘンデル:輝かしい熾天使は列をなして燃え上がり
 5. ヘンデル:シオンの娘よ、大いに喜べ
 6. 高き御空よりわれは来たれり
 7. マリアはいばらの森を通り
 8. チャイコフスキー:組曲「くるみ割り人形」(抜粋)
 9. メンデルスゾーン:クリスマス(讃美歌)
 10. エサイの根よりくすしき花は
 11. メンデルスゾーン:それ、主汝のためにみ使いたちに命じ
 12. 聴かせて、祝福された天使たち
 13. エーベル:静かに雪が降り
 14. 今宵鳴りわたる
 15. アイレンベルク:ペテルブルクの橇の旅
 16. ロジャー・ハーヴェイ:フェスティヴ・チアー
 17. ジョン・フランシス・ウェイド:神の御子は今宵しも
 18. フンパーディンク:夕べの祈り
 19. ジークフリート・ケラー:星降る教会
 20. フランツ・グルーバー:サイレント・ナイト
 21. いざ歌え、いざ祝え
ヴェルニゲローデ青少年合唱団
ペーター・ハーベルマン(コーラスマスター)
ルート・ツィーザク(S)
アンサンブル・ソノーレ
トーマス・クラモー(指揮)
ザクセン吹奏楽団
 伝統的なヨーロッパのクリスマスを神聖な響きで聴く

 録音:2012 年12 月聖母マリア教会、マリエンベルク、ライヴ/76’00

 ドイツ南部、ヴュルツブルクの丘の上にある大司教の居館マリエンベルク要塞。要塞の中には8 世紀初頭の建築物である聖母マリア教会があります。
 このCD は、2012 年12 月にその教会で行われたクリスマス・コンサート( 映像はACC20227DVD として既発売)。「いと高きところに神の栄光あれ」をはじめとした讃美歌、「くるみ割り人形」、「ペテルブルクの橇の旅」、「サイレント・ナイト」などクリスマス定番の曲が演奏され、伝統的なヨーロッパのクリスマスを味わうことができます。
 1951 年に創設されたヴェルニゲローデ青少年合唱団は、ドイツのザクセン= アンハルト州立音楽高校の15 〜18 歳の選抜メンバーによって構成されています。その清楚で美しい響きは、ドイツのみならず、世界中の合唱ファンを魅了しています。また、ソリストとして登場するのはソプラノのルート・ツィーザク。透明感ある清廉な歌声は、厳かなクリスマスの雰囲気を一層盛り上げます。

ALBA


ABCD 369
\2300
トランペット協奏曲
 ヨウニ・カイパイネン(1956-):トランペット協奏曲 Op.66(2003)
 ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809):トランペット協奏曲 変ホ長調 Hob.VIIe:1
 アンリ・トマジ(1901-1971):トランペット協奏曲(1948)
パシ・ピリネン(トランペット)
タンペレ・フィルハーモニー管弦楽団
ハンヌ・リントゥ(指揮)
 現代フィンランドを代表する作曲家カイパイネンのトランペット協奏曲、初演したピリネンが初録音に挑戦!

 59’38

 パシ・ピリネン(1969-)はフィンランドのトルニオ生まれ。シベリウス・アカデミーのジュニア・アカデミーで学んだ後、1988 年からロンドンのギルドホール音楽演劇学校のジョン・ミラー、ポール・コッシュ、スティーヴン・キーヴィの下で学びました。卒業後、クリーヴランドのマイケル・サックスとパリのアントワーヌ・キュレにも師事しています。1995 年から2005 年までフィンランド放送交響楽団の首席トランペット奏者、2005 年からはヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者を務めています。コンセルトヘボウ管弦楽団、バーミンガム市交響楽団、オスロ・フィルハーモニック、王立ストックホルム・フィルハーモニックをはじめとするオーケストラで客演首席奏者として演奏、フィンランド・バロック管弦楽団ではピリオド楽器を演奏しています。ソロ奏者としても活動し、マックスウェル=デイヴィスの協奏曲、ヘンツェの《レクイエム》、ベリオの《セクエンツァX》を演奏、フィンランドのエーリク・ベリマンとハッリ・ヴェッスマンの協奏曲を初演しました。カイパイネンのトランペット協奏曲もピリネンが初演した作品です。
 この作品は、カイパイネンが「エリート主義」的作風を離れる転機になったという1990 年のクラリネット協奏曲《今を楽しめ!》の後、オーボエ、ピアノ、サクソフォーン四重奏、ヴィオラ、ホルン、チェロ、ファゴット、ヴァイオリンとつづく、ソロ楽器と管弦楽のための作品のひとつ。フィンランド文化基金の支援を受けピリネンがカイパイネンに委嘱して作曲され、ピリネンが1997 年からメンバーを務める室内アンサンブル、アヴァンティ!の「夏の響き」フェスティヴァルで初演されました。〈アンダンテ〉〈コメ・カデンツァ:アレグロ〉〈ラルゴ・クヴィエト〉〈プレスト〉の4 楽章で構成された、演奏時間が約29 分半の作品です。初録音のカイパイネンの作品に続きハイドンとトマジ、トランペットのスタンダードレパートリーの協奏曲が2 曲演奏されます。

ALIA VOX



AVDVD 9905
(2SACD HYBRID
+1DVD[PAL])
¥5200→\4790
最近のライヴ録音も盛り込んだ珠玉のシャルパンティエ作品集!
 [SACD1]
  M.A.シャルパンティエ:聖母マリアのためのカンティクム集
   「聖母マリアを賛えるカンティクム」H.400
   「レジナ・チェリ」への前奏のための3声のシンフォニアH.509と
    「処女受胎のために」H.313
   「聖母マリアの誕生」H.309
   「サルヴェ・レジナ」への前奏曲H.23aと
    3声の「サルヴェ・レジナ」H.23
  主顕祭のための前奏曲H.35
   マニフィカートへの4声の前奏曲H.533とマニフィカートH.80
   スターバト・マーテルH.15
   「聖母のためのリタニア」(6声と2つの高音ヴィオールのための)
     録音:1989年2月
 [SACD2]
 M.A.シャルパンティエ:
  ・聖母被昇天ミサ曲 H.11a
     録音:2004年10月9日、
      ヴェルサイユ宮殿王立礼拝堂(ライヴ録音)
  ・4つのヴィオールのためのコンセール
   〔プレリュード-アルマンド-ロンドー-イギリス風ジグ-
    フランス風ジグ-パッサカイユ〕
     録音:2013年5月7日、カルドナ協同教会(スペイン)(ライヴ録音)
  ・真夜中のミサ曲 H.416
     録音:2004年10月9日、
      ヴェルサイユ宮殿王立礼拝堂(ライヴ録音)
ジョルディ・サヴァール(指揮)
ル・コンセール・デ・ナシォン
ラ・カペッラ・レイアル・デ・カタルーニャ
 [DVD(PAL)]
  シャルパンティエ:
   ・聖母マリアを讃えるカンティクム H.400
   ・真夜中のミサ曲 H.416
   ・修道女のためのスターバト・マーテル H.15
   ・聖母マリアのためのリタニー(連祷)〜6声と2つのヴィオール H.83
   ・聖母被昇天のためのミサ H.11
     収録:2004 年10 月9 日、ヴェルサイユ宮殿王立礼拝堂(ライヴ)
 コンセール・ナシォン創立25 周年、楽団の記念すべき録音第1 弾がSACD HYBRID の高音質で登場!最近のライヴ録音も盛り込んだ珠玉のシャルパンティエ作品集!

 SACD1: 74’50”/SACD2: 63’56”/DVD: 91’47”

 コンセール・ナシォン結成25 周年記念リリース。
 1989 年にサヴァールとモンセラート・フィゲーラスが設立したル・コンセール・デ・ナシォン。この2014 年に25 周年を迎えることを記念して、アンサンブルのレコーディング第1 作である、シャルパンティエの聖母マリアのためのカンティクム集がSACD HYBRID 盤で再発売されるはこびとなりました!
 さらに、2004 年10 月にヴェルサイユの王立礼拝堂でおこなったコンサートのライヴ映像(PAL)、さらに、2013 年5 月7 日にカルドナ教会で行った演奏会の録音もSACD HYBRID で付属します。
 シャルパンティエの没後310 年にもあたる今年2014 年。フランスのシャルパンティエが、英国のパーセルと同様、旋法から調性音楽への変換期にあり、半音階の効果的な使用や不協和音など、調性音楽ならではの効果を生む書法を用いたことを実感、美しい響きを堪能できる充実のセットです。
 豪華ブック仕様。
 こちらのDVDはPAL 仕様のみです。NTSC 仕様でのリリースはありません。日本国内用の機器では再生できない場合があります。
 

AVSA 9907
(SACD HYBRID)
¥2100
LA LIRA D’ ESPERIA II〜西方のリラ II
 1. INVOCACION A Virgen (ホ調のレベック)
 2. ESTAMPITA I De muitas guisas (ホ調のレベック)
 3. DANZA Muito per e Gran dereito (ホ調のレベック)
 4. CANTO DE CUNA (ラバーブ&鐘)
 5. CAMINANDO(ラバーブ&鐘)
 6. ALALA (ホ調のレベック)
 7. ESTRELINA DO LUCEIRO (ホ調のレベック)
 8. DUCTIA I Ben pode (イ調のヴィエラ&打楽器)
 9. ROTUNDELLUS A que faz (イ調のヴィエラ&打楽器)
 10. BAILE I O que pola Virgen(ヴィエラ&打楽器)
 11. PREGARIA En gran coita (ホ調のレベック&鐘)
 12. SALTARELLO I (ホ調のレベック&打楽器)
 13. DUCTIA II (ラバーブ&打楽器)
 14. ROTUNDELLUS NOVELLUS (ラバーブ&打楽器)
 15. ESTAMPITA II Por nos de dulta livrar ( ホ調のレベック)
 16. DANZA II ( ホ調のレベック)
 17. SALTARELLO II Quen na Virgen Santa ( ホ調のレベック)
 18. NADALA 《Vinde picarinas》(イ調のヴィエラ&打楽器)
 19. CANCION I (イ調のヴィエラ&打楽器)
 20. DUCTIA ANTIGUA Sempr’acha Santa Maria (イ調のヴィエラ&打楽器)
 21. DANZA III Muito bon migrar (ホ調のレベック)
 22. SALTARELLO III Aquelm podedes jurar ( ホ調のレベック)
 23. CANCION & DANZA (イ調のヴィエラ&打楽器)
 24. BAILE II (イ調のヴィエラ&打楽器)
 25. ALBA NOVA (ト調のラバーブ&打楽器)
 26. ROTUNDELLUS III En querer (ラバーブ&打楽器)
 27. STAMPITA III (ラバーブ&打楽器)
 28. ALBA ANTIGUA Virgen Madre gloriosa(レベック&鐘)
ジョルディ・サヴァール
 (ヴィエラ、レベック、ラバーブ)
ペドロ・エステヴァン(打楽器)
 ガリシア地方に古から伝わる豊かな伝統をサヴァールと名手エステヴァンが色彩豊かに再現!

 録音:1999 年

 1999 年に録音された「西方のリラII〜ガリシアの中世の音楽」が再発売されます!
中世のリラの音楽に着目した当盤は、ガリシア(スペイン北西)地方の中世の音楽を中心に編まれたもの。ガリシア地方は音楽の豊かな伝統あるところで、中世の貴重な手稿譜も数多く保存されています。
サヴァールは、この古から伝わる楽譜をもとに、ヴィール族の前身であったヴィエラやレベック(中世、およびルネサンス時代に用いられた擦弦楽器の一種)、アラビア起源の擦弦楽器、ラバーブ(ルバーブとも)などを巧みに使い分け、ファンタジーと色彩溢れる新たな音楽を展開しています。
 長年アンサンブルのパーカッション奏者として稀有な音色を聴かせているパーカッションのエステヴァンが、サヴァールが奏でる魅惑の音色の旋律を、様々な楽器を使い分けた色彩豊かなリズムで彩ります。サヴァールとエステヴァン、二人の巨匠による、時空を超えた魅惑の世界が広がっています!
 ※Esperia とは、古代ギリシア人、古代ローマ人がイタリア、スペインを指して用いた名称。

ALIUD



ACDBR 074
\2500→\2290
ストイカによる魅惑のパガニーニの24のカプリース全曲
 パガニーニ:24のカプリース Op.1
ラズヴァン・ストイカ
 (ヴァイオリン/
  ストラディヴァリウス1729年制作)
 情熱のヴァイオリスト、ストイカによる魅惑のパガニーニの24のカプリース全曲

 録音:2014 年4 月11、12、15 日/ R&A 音楽スタジオ、ブカレスト/DDD、66’34”

 ルーマニアの血を受け継ぐ情熱のヴァイオリニスト、ラズヴァン・ストイカによるパガニーニの24 のカプリース全曲が登場。ストイカは1986 年6 月ルーマニア生まれ。2003 年、ロレンツォ・ペロージ・コンクールにて優勝した後、主にヨーロッパを中心に活躍しております。独特の渋みとエキゾチックな演奏が魅力で、このパガニーニでもその実力が十分に発揮されています。
 近年は姉のピアニスト、アンドレアと「デュオ・ストイカ」として演奏活動しており、ポルムベスクの望郷のバラード、ショーソンの詩曲などを収録したアルバム「カプリチオーソ」(ACDBO 062)は好評を博しております。


好評の「カプリチオーソ」

ACDBO 062
\2500→\2290
ラズヴァン・ストイカの魅惑の演奏
(1)パガニーニ:ロンド op.37,MS.78
(2)ポルムベスク:望郷のバラード op.29
(3)パガニーニ::「うつろな心」による序奏と変奏曲
(4)J.S.バッハ:アリオーソ BWV1056
(5)ビゼー:カルメン幻想曲
(6)チャイコフスキー:感傷的なワルツ op.51-6
(7)ショーソン:詩曲
(8)ステファン・グラッペリ:フランス映画「バルスーズ」テーマ
(9)ペルト:フラトレス
(10)ピアソラ:忘却
(11)アクロン:ヘブライの旋律
デュオ・ストイカ
 [ラズヴァン・ストイカ(ヴァイオリン)&
  アンドレア・ストイカ(ピアノ)]
 ポルムベスク「望郷のバラード」も収録!ルーマニアの血を受け継ぐ情熱のヴァイオリスト、ラズヴァン・ストイカの魅惑の演奏

 DDD

 ヴァイオリンのラズヴァン・ストイカとピアノのアンドレア・ストイカの姉弟デュオによる情熱的なヴァイオリン小品集。その内容はビゼーのカルメン幻想曲やショーソンの詩曲などの名曲からフランスのジャズ・ヴァイオリニスト、ステファン・グラッペリが作曲・演奏していたフランス映画「バルスーズ」のテーマ、ピアソラの忘却など多岐に渡ります。なんと言っても注目は邦人ヴァイオリニスト、天満敦子の代名詞とも言える名曲、ポルムベスクの望郷のバラードが収録されていることではないでしょうか。ルーマニアの血を引くストイカならではの民族的ニュアンスが反映されています。また最後に収録されたアクロン作曲のヘブライの旋律はヤッシャ・ハイフェッツが愛奏した小品で涙をさそう主題とエキゾチックなメロディが魅力の名曲です。
 1986 年6 月、ルーマニア生まれヴァイオリニスト、ラズヴァン・ストイカは音楽一家に生まれました。2003 年、ロレンツォ・ペロージ・コンクールにて優勝した後、主にヨーロッパを中心に活動しております。テクニックはもちろんのこと、ウクライナの民族的要素を含んだ演奏スタイルはストイカならではの音色を聴くことができます。近年は姉のアンドレアとともにデュオ・ストイカとして演奏活動をしております。


APARTE



AP 094
(3CD)
\5200→\4790
ルセの新録音はリュリ晩期の傑作「アマディス」!
 リュリ:「アマディス」
シリル・オヴィティ(T アマディス)
ユディト・ファン・ワンロアイ(S オリアーヌ)
イングリッド・ペリューシュ(S アルカボンヌ)
エドウィン・クロスリー=メルセル(Br アルカラウス)
ベノワ・アルヌ(Bs-Br フロレスタン)
ベネディクト・トラン(S ユルガンド)
ハスナー・ベンナニ(S コリサンド)
ピエリック・ボワソー
 (Br アルキフ,アルダン・カニル,牢番,羊飼い)
レイナウト・ファン・メヘレン
 (T 捕えられた者,羊飼い,勇者)
カロリーヌ・ウェイナンツ
 (S ユルガンドの侍女,捕えられた者,捕虜,羊飼い)
ヴィルジニー・トマス(S 羊飼い,ユルガンドの侍女)
クリストフ・ルセ(指揮&チェンバロ)
レ・タラン・リリク,ナミュール室内合唱団
 ルセの新録音はリュリ晩期の傑作「アマディス」!オヴィティ、ファン・ワンロアイ、ペリューシュ、クロスリー=メルセルと常連が結集これぞリュリの完成形!!!

 録音:2013 年7 月4、5、6 日、ヴェルサイユ宮殿、王立オペラ劇場/164’06”

 リュリを振らせたら敵なしのクリストフ・ルセ、新録音はリュリ晩期の傑作「アマディス」です!
 「アマディス」は、リュリが亡くなる3 年前の作品(完成したオペラでは後ろから三つめ)。1864 年1 月に初演され大成功を収めました。台本は長年の相方、フィリップ・キノー。題材はルイ14 世自身が決めたと伝えられています。愛、魔法、嫉妬、急展開の逆転、試練、そして大団円と様々な要素に満ちた劇的変化に富んだ物語である一方、騎士道精神が色濃く反映された話には深みがあり、リュリとキノーのコンビの到達点を感じさせます。ちなみにこの台本はたいへんに人気が高く、ヘンデル(1715 年、ロンドン)やJ.C.バッハ(1779 年、パリ)をはじめ多くの翻案ものが作られています。晩年のリュリの音楽は、派手さや荘重さが控えられた代わりに深々としたじっくりした味わいが強く、それが物語と絡み合って他に類を見ない独自の高みに達しています。
 ルセは「アマディス」を、2013 年7 月5 日にヴェルサイユ王宮劇場で、13 日にボーヌ音楽祭で演奏会形式で上演しています。ヴェルサイユ公演の本番とその前後に収録が行われました。ルセの指揮するリュリですからもちろん高水準、たとえば第3 幕の捕らえられた者たちの合唱の静かに広がる感動は絶品。改めてリュリの卓越した筆に目を見開かせてくれる演奏です。
 ルセは、高い評価を得た「ベレロフォン」で主役を歌った二人、フランスのテノール、シリル・オヴィティとフランスのソプラノ、イングリッド・ペリューシュをここでも起用、二人は「ファエトン」でも歌っており、ルセから絶大な信頼が寄せられていることが分かります。オリアーヌのユディト・ファン・ワンロアイはオランダのソプラノ。オランダやベルギーで、バロックからモーツァルトあたりを中心に活躍しています。魔法使いアルカラウスのエドウィン・クロスリー=メルセルはフランスのまだ若いバリトンですが、広いレパートリーで既にヨーロッパ各地で活躍しています。フロレスタンのベノワ・アルヌは「ファエトン」(AP 061)でも起用されていました。
 晩期のリュリの魅力はまた格別なもの、それをたっぷり堪能できる新録音です。

 リュリ《アマディス》 簡単なあらすじ
 プロローグ
 魔法にかけられていたアルキフとユルガンドは魔法が解けて目を覚まし、アマディスの救出に向かう。
 第1幕
 帰還したばかりのフロレスタンに、アマディスは、オリアーヌの愛を得たと思ったのに、彼女に冷たくされていると嘆く。フロレスタンが恋人のコリサンドとの再会を喜んでいると、悲しみに沈んだオリアーヌが現れ、アマディスが心変わりしたと嘆く。
 第2幕
 森。ここは魔法を操るアルカラウスの牙城である。その妹アルカボンヌは、自分を助けた勇者に恋をしてしまい思い悩んでいる。兄妹の兄アルダン・カニルはアマディスに倒され、兄妹はアマディスに復讐しようとしている。そうとは知らぬアマディスが森にやって来ると、コリサンドに出会い、フロレスタンが魔法にかかり捕らえられてしまったことを知る。友を助けに行こうとするアマディスだったが、彼もまた魔法にかかって捕らえられてしまう。
 第3幕
 捕えられた者たちが嘆いている。処刑が始まろうとした時、墓の中から亡きアルダン・カニルが現れ、妹が裏切りを起そうとしてると告げる。アルカボンヌは捕らわれのアマディスこそが自分を助けた人だと気付き、全員を解放する。
 第4幕
 喜びの島。アルカボンヌは兄アルカラウスに、アマディスを愛していることを明かす。オリアーヌが島に現れ、アルカボンヌは嫉妬に燃える。アルカラウスがアマディスの「亡骸」を見せると、オリアーヌは取り乱して嘆き、兄妹はその姿にほくそ笑む。そこに大蛇の船に乗ったユルガンドと侍女たちが現れ、魔法を解いてアマディスとオリアーヌを救出。さらに大気の精霊たちがアルカラウスが呼び出した地獄の悪霊たちを打ち破り、兄妹は破滅する。
 第5幕
 宮殿。アマディスとオリアーヌは再会し、誤解を解く。ユルガンドはオリアーヌの父を説得することを請合う。フロレスタンとコリサンドも戻ってくる。アマディスとオリアーヌは大勢の人々から最も誠実な恋人と讃えられて幕となる。

ARTE DELL’ARCO JAPAN



ADJ 045
\2700→\2490
オーケストラ・リベラ・クラシカ第32回定期演奏会
 ベートーヴェン交響曲第4 番登場!

  モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第1番 変ロ長調K.207
  ハイドン:交響曲第67番 へ長調Hob.I-67
  ベートーヴェン:交響曲第4番 変ロ長調Op.60
佐藤俊介(ヴァイオリン)
鈴木秀美(指揮)
オーケストラ・リベラ・クラシカ
 佐藤俊介によるモーツァルトの協奏曲も収録OLC が贈る新たな驚きと歓び!

 ライヴ録音:2013 年10 月19 日、石橋メモリアルホール/DDD、ライヴ

 オーケストラ・リベラ・クラシカ第32 回定期のライヴ録音。今最も活躍する若手ヴァイオリニスト佐藤俊介をむかえたモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第1 番、ハイドンの交響曲第67 番、そしてベートーヴェンの交響曲第4 番という演目です。
 モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第1 番はモーツァルトの全協奏曲中、最初に書かれたもので、明るさと色彩感に富む作品です。佐藤俊介のきらめくような美音がこの作品の素晴らしさを一層引き立てます。ハイドン、ベートーヴェンも快演です!

 〜演奏会情報〜
 オーケストラ・リベラ・クラシカ第34回定期演奏会
 10月18日(土)15:00開演
 モーツァルト: 交響曲第28番ハ長調K.200
 モーツァルト: ピアノ協奏曲第19 番ヘ長調 K.459
 ハイドン: 交響曲第74番変ホ長調Hob.I-74
 鈴木秀美( 指揮)、上尾直毅( フォルテピアノ独奏) オーケストラ・リベラ・クラシカ(OLC)




ATMA CLASSIQUE

ACD2 2523
\2100
ラ・ヴェイエ・ドゥ・ノエル〜アカディアのクリスマス
 1. La Veillee
 2. Noel Lorrain / Noel Populaire
 3. O Dieu l’ etrange chose
 4. Noel de Cluny
 5. Noel Dijonnais
 6. Les Trois Mages
 7. Noel Auxois
 8. Plus on est de fous, plus on rit
 9. Up and down the shouthern shore
 10. Noel de Paris
 11. Cantique de Noel
 12. Joseph cherchant un logis
 13. Les Cloches
 14. Sir Symon the King / La Chandeleur
 15. Escaouette
 16. Plus on est de fous, plus on rit
スージー・ルブラン(ソプラノ)
デイヴィッド・グリーンバーグ(ヴァイオリン)
アレクサンダー・ワインマン(クラヴサン)
ジャック・ゴートロー(ギター)
ニック・ハレー(打楽器)
ダニー・パーカー(ベース)
ステーヴ・ノルマンディン(アコーディオン)
 アカディア人のクリスマス・ソング集。カナダの美しきソプラノ、スージー・ルブランが歌う

 録音:2014 年1 月メムラムコック、カナダ

 カナダを代表する美しきソプラノ歌手スージー・ルブランが歌うクリスマス・ソング集。
 このアルバムのきっかけは、2004 年に行われたクリスマス・コンサートでした。スージー・ルブランの従兄弟にあたるピウス・ルブランは、カナダのニューブランズウィック州メムラムコックのセント・ジョセフ大学で学びました。この大学は1966 年に閉鎖され、現在は北米のフランス系住民アカディアンにまつわる歴史的な文献などを集めた資料館として使用されています。大学は1864 年の設立から閉鎖までフランスから持ち込まれた歌を収集していました。主に1890 年代に刊行された「踊りと歌」という歌曲集から集められています。この歌をアカディアの人々は大切に歌い継いできており、スージー・ルブラン自身もアカディアのルーツを持ち、この度クリスマス・ソング集として録音されました。

AUDITE


AU 40004
\2100
カールスルーエ教会のクリスマス、オルガン&合唱作品集
 (1)J.S.バッハ:コラール「甘き喜びのうちに」BWV729
 (2)ペーター=ミヒャエル・リーム(1947-2007):「甘き喜びのうちに」
 (3)J.S.バッハ:
  カンタータ「見よ、いかなる愛を父はわれらにしめされたるか」BWV64 より第2曲
   「イエス・キリストよ、賛美をうけたまえ」
 (4)J.S.バッハ:
  オルゲルビュッヒラインより「イエス・キリストよ、賛美をうけたまえ」BWV604
 (5)ミヒャエル・プレトリウス(1571-1621):「かくも喜びに満てる日」
 (6)J.S.バッハ:オルゲルビュッヒラインより「かくも喜びに満てる日」BWV605
 (7)J.S.バッハ:パストラーレ BWV590
 (8)ヘンデル:ヴォランタリー
 (9)ブクステフーデ:「暁の星のいと美しきかな」BuxWV 223
 (10)ブラームス:11のコラール前奏曲より第8曲「一輪のばらは咲きて」Op.122-8
 (11)プレトリウス:「一輪のばらは咲きて」
 (12)リーム:「静かに小舟きたる」
 (13)レーガー:7つの小品より第3曲「クリスマスの夜」Op.145-3
 (14)レーガー:8つの宗教的歌曲より第4曲「聖母さまの夢」Op.138-4
 (15)メシアン:主の降誕より「羊飼いたち」「天使たち」「東方三博士」
 (16)デュプレ:古いノエルによる変奏曲 Op.20
 (17)賛美歌111番「 神の御子は今宵しも」(デヴィッド・ウィルコックス(1919-)編曲)
カルステン・ヴィーブッシュ
 (オルガン/クライス社制作オルガン
  【1850年製1966/2010修復】)
(2)(12)カントゥス・イウヴェヌム
 (少年少女合唱団)
(3)(5)(11)(14)キリスト教会室内合唱団
 (カールスルーエ)
(17)キリスト教会・カールスルーエ・
 オラトリオ合唱団
 カールスルーエ教会の専属オルガニスト、ヴィーブッシュによるクリスマス、オルガン&合唱作品集

 録音:2011 年5 月3-5 日/カールスルーエ教会/DDD、77’00”

 今やaudite レーベルを代表するオルガニストとなったカルステン・ヴィーブッシュの最新アルバムはクリスマスに関係したオルガンと合唱作品を録音しました。
 収録内容はバッハ、ブクステフーデ、ブラームス、メシアンなどのオルガン独奏作品と、原則的にオルガン作品と同名のコラールを元にした合唱作品を交互に配置した曲順で収録しました。
 1999 年よりカールスルーエ教会の専属オルガニストをつとめるカルステン・ヴィーブッシュはオルガンの魔術師の呼び声高い名手で、audite レーベルより発売されている前作「バッハのオルガン作品傑作集」(AU 92663)ではシャコンヌを含む大曲をオルガンならではの重厚感を生かした圧倒的な演奏で披露しました。
 今回の録音でもカールスルーエ教会のクライス・オルガンを使用しており、当楽器を知り尽くした絶妙なレジストレーションです。なお、ヴィーブッシュはキリスト教会室内合唱団(カールスルーエ)及びキリスト教会・カールスルーエ・オラトリオ合唱団の合唱指揮者としても活躍しております。合唱とオルガンという最高の組み合わせによる内容です。
 


AU 97706
\2500→\2290
オリジナルと超越〜作曲者自身による名作4手連弾編曲
 (1)シェーンベルク(作曲者編):室内交響曲第1番Op.9
 (2)ベートーヴェン(作曲者編):大フーガOp.134
 (3)シューマン(作曲者編):交響曲第2番ハ長調Op.61[世界初録音]
ピアノ・デュオ・タカハシ/レーマン
 【高橋礼恵、ビョルン・レーマン】
 オリジナルを超えた。名作のピアノ・デュオ編曲

 録音:2012 年5 月23-25 日/イエス・キリスト教会(ベルリン)/DDD、72’ 49”

 日本人の高橋礼恵とドイツ人ビョルン・レーマンによる実力派ピアノ・デュオ最強のアルバム登場。オーケストラと室内楽の名作のなかで、その音色以外想像もできない完成作品を、作曲者自身がピアノ4 手連弾用に編曲したものを集めました。このうちシューマンの交響曲第2 番は世界初録音。
 4 手連弾ながら、いずれも最高度の難曲。ベートーヴェンとシェーンベルクのオリジナル・ピアノ・デュオ作品は、あまり人気がありませんが、この2篇は悪魔的な輝きと魅力を放っています。シェーンベルクは細かい音の動きによる声部が錯綜しますが、ベートーヴェンの大フーガがそれに劣らぬ複雑さで、ほとんど現代音楽。クライマックスの効果も凄まじく、非常に興奮させられます。
 シューマンの交響曲は、しばしばオーケストレーションの問題が云々されますが、これはピアノのみで、透明ですっきりとした響きに驚かされます。意外にもオリジナルのピアノ作品のような美しさと効果に富み、交響曲第2 番の真の魅力に気付かせてくれます。4 手ならではの音の厚みで、充実感も満点。
 高橋礼恵とビョルン・レーマンは、ともにベルリン芸術大学でクラウス・ヘルヴィヒに師事。レーマンは現在同校教授を務め、高橋とふたりで日本でもマスタークラスをしばしば行うなど、お馴染みとなっています。
 


AU 97679
\2500→\2290
「シューマン:交響作品全集Vol. 3/ホリガー」
 チェロ協奏曲イ短調op. 129 23’59”
 交響曲第4番ニ短調op. 120(1851年改訂版) 28’56”
オレン・シェヴリン(チェロ)
ハインツ・ホリガー(指揮)
ケルンWDR 交響楽団
 ホリガー指揮ケルンWDR響によるシューマン第4 交響曲現行版&チェロ協奏曲

 録音:2013 年4 月8-11 日/ケルン・フィルハーモニー(デジタル・セッション)[WDR 制作]/DDD、ステレオ、52’58”

 ハインツ・ホリガーがケルンWDR 響を指揮して、シューマンの交響曲および、協奏曲、序曲も含めた管弦楽曲を全曲録音するシリーズの最新盤。
 オーボエ奏者、指揮者として、同時に作曲も手がけるホリガーは、シューマンを長年敬愛しており、その意味ではおおいに力の入ったプロジェクトといえるわけですが、いずれの演奏内容も十分な研究の成果を感じさせるもの。なによりひびきが混濁せずにテクスチュアが明快に聴きとれるのがすぐれたところで、指揮者ホリガーの手腕にはたしかなものがあります。
 第3 弾は、シューマンがデュッセルドルフの音楽監督時代に作曲、改訂され、全篇切れ目なく演奏される特徴が共通する2 作品の組み合わせとなっています。
 交響曲第4 番は、シリーズ第1 集(AU97677)では通常のヴァージョンとは異なる1841 年版、いわゆる初稿による演奏でしたが、ここでは一般的によく知られるほうの1851 年版を使用した演奏となっています。
 第4 交響曲が改訂された前年、1850 年作曲のチェロ協奏曲は、およそ派手さとは無縁ながら、詩情あふれる独奏チェロとオーケストラとの親密な対話が聴きものといえる作品。
 ソリストを務めるオレン・シェヴリンは、1969 年イングランドのオールダム生まれ。ラファエル・ゾンマー、ボリス・ペルガメンシコフ、フランス・ヘルメルションに師事したのち、1996 年のヘルシンキにおけるパウロ・国際チェロ・コンクール第2 位、2001 年パリのロストロポーヴィチ・チェロ・コンクール優勝第2 席という入賞歴を持ち、1998 年よりケルンWDR 響の首席チェロ奏者を務めています。使用楽器は1850 年製英国のジョン・フレデリック・ロット。


ロマン派指揮者ホリガー
旧譜
シューマン第1弾&第2弾

AU 97677
\2500→\2290
ホリガー&ケルンWDR 響
 シューマン交響曲管弦楽曲全録音第1弾!


ロベルト・シューマン(1810-56):
 (1)交響曲第1番変ロ長調 Op.38「春」[31’29]
 (2)序曲、スケルツォとフィナーレ[16’46]
 (3)交響曲4番ニ短調 Op.120(1841年原典版)[23’33]
ハインツ・ホリガー(指揮)
ケルンWDR 交響楽団
 ケルンWDR 交響楽団シューマン交響曲管弦楽曲全録音開始、第1弾は、交響曲第1番、第4 番[1841年原典版]指揮はハインツ・ホリガー!

 録音:(1)2012 年1 月23-27 日、(2)(3)2012 年3 月19-23 日、ケルン・フィルハーモニー、ドイツ/ディジパック仕様、72’09

 audite レーベルから発売されているケルンWDR 交響楽団の新シリーズはシューマンの交響曲管弦楽曲全曲集です。
 指揮は世界的オーボエ奏者のハインツ・ホリガーです。新しく至難なオーボエ奏法を開拓し、バロックから現代の作品まで数々のメインを披露してきましたが、1980 年代に指揮活動に進出後指揮活動がメインとなり、現在では指揮者としてレパートリーを問わず演奏しております。
 ドイツのケルンに本拠を置く放送局所属のオーケストラである名門ケルンWDR 交響楽団と巨匠ホリガーが誠実なシューマンの演奏を聴かせてくれます。
 交響曲ニ短調(1841 年原典版)は初め「交響的幻想曲」という標題をもち、交響曲としては2 番目の作品でしたが、評判が芳しくなかったために10 年後に金管部分を改訂し、交響曲第4 番 Op.120 として出版されました。当シリーズで高水準の演奏で原典版をaudite レーベルが誇る優秀録音で聴けるのも嬉しい限りです。



AU 97678
\2500→\2290
ホリガー&ケルンWDR 響によるシューマン第2弾
 ロベルト・シューマン(1810-56):
  (1)交響曲第2番ハ長調 Op.61 [36'10”]
  (2)交響曲第3番変ホ長調 Op.97「ライン」 [30'35”]
ハインツ・ホリガー(指揮)
ケルンWDR 交響楽団
 ホリガー&ケルンWDR 響によるシューマン第2弾は交響曲第2番と第3番「ライン」

 録音:(1)2012 年1 月23-27 日、(2)2012 年3 月19-23 日、ケルン・フィルハーモニー、ドイツ/DDD、66’50”、ディジパック仕様

 ハインツ・ホリガー指揮、ケルンWDR 交響楽団によるシューマンの交響曲管弦楽曲全曲集第2 弾は交響曲第2 番ハ長調 Op.61 と交響曲第3 番変ホ長調 Op.97「ライン」です。
 指揮のハインツ・ホリガーは言わずと知れた世界的オーボエ奏者として活躍し、新しく至難なオーボエ奏法を開拓し、バロックから現代の作品まで数々のメインを披露してきました。
 1980 年代に指揮活動に進出後、指揮活動がメインとなり、現在では指揮者としてレパートリーを問わず演奏しております。ドイツのケルンに本拠を置く放送局所属のオーケストラである名門ケルンWDR 交響楽団と巨匠ホリガーが誠実なシューマンの演奏を聴かせてくれます。第1 弾の交響曲第1 番、第4 番(1841 年原典版)(AU 97677)とともにお楽しみ下さい。


BIS



BIS SA 2091
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
BCJ モーツァルトの「レクイエム」
 サンプソンの「ヴェスペレ」

 モーツァルト:
  (1)レクイエム ニ短調 K.626
   (アイブラー、ジュスマイヤー〜鈴木優人補筆校訂編)
  (2)証聖者の荘厳な晩課(ヴェスペレ)K.339
  (3)奇しきラッパの響き〜レクイエムより
   (鈴木優人による異稿)
鈴木雅明(指揮)
バッハ・コレギウム・ジャパン
キャロリン・サンプソン(ソプラノ)
マリアンネ・ベアーテ・キーラント(アルト)
櫻田亮(テノール)
クリスティアン・イムラー(バス)

 大注目盤。BCJ 満を持してモツレクを収録!鈴木優人が補筆校訂!!

 セッション録音:2013 年12 月/神戸松蔭女子学院大学チャペル/DDD、ディジパック仕様、74’34”

 SACD ハイブリッド盤。J. S. バッハ教会カンタータ全曲録音完遂に対し、ヨーロッパ版グラミー賞ともいわれるドイツの音楽賞、「エコー・クラシック賞2014」を受賞(エディトリアル・アチーブメント・オブ・ザ・イヤー部門)するなど、今や世界が注目する鈴木雅明率いる古楽オーケストラ&合唱団、バッハ・コレギウム・ジャパン。注目の最新録音はついにモーツァルトのレクイエムです。BCJ は2006 年12 月にモーツァルト生誕250 年記念特別演奏会で同プログラムを披露しておりますが、2013 年12 月に7 年の月日を経て満を持しての演奏会、そして録音となりました。
 今回の録音ではモーツァルトの自筆譜に未完の作品を補筆したアイブラー及びジュスマイヤーの手稿譜をもとにして、鈴木優人が補筆校訂したバッハ・コレギウム・ジャパン版のモツレクを披露してくれました。キャロリン・サンプソン、マリアンネ・ベアーテ・キーラントの澄み切った透明な女声と、櫻田亮、クリスティアン・イムラーの力強い男声とが溶け合い、さらに鈴木雅明率いるBCJ の見事な演奏により新たなモツレクに出会うことができます。前半に演奏される《ヴェスペレ》とあわせて2013 年の演奏会の感動が蘇ります。なお、鈴木優人による「奇しきラッパの響き」の異稿も収録致しました。



 


BIS SA 2110
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
「私小説音楽の極北」ペッタションの壮絶な世界
 アラン・ペッタション:
  (1)交響曲第4番 (1959)
  (2)交響曲第16番 (1979)
   +DVD「アラン・ペッタション、お前は一体何者?」
    (1974年スウェーデン放送制作。英語字幕付き)
クリスチャン・リンドベルイ(指揮)
ノールショピング交響楽団
ユルゲン・ペッタション(A-Sax)
 録音:2013 年1 月/ルイ・ド・イェール・コンサートホール(ノールショピング)/5.0 Surround Sound、65’ 13”、付録DVD、リージョン:All、52’ 17”、スウェーデン語、字幕:英語

 SACD ハイブリッド盤。熱烈な支持者のいるBIS ペッタション・シリーズの第6 弾は、交響曲第4 番と16 番。アル中DV 父と宗教中心の母のもと貧困家庭に育ち、プロの作曲家となってからは周囲の無理解と関節リューマチに苦しみながら「私小説音楽」とも言うべき凄絶な作風を展開させました。交響曲第4 番は1959 年の作で、ペッタションの大半の交響曲と同様に単一楽章形式をとり、37 分半延々と続きます。後の病的で暗い要素はさほど濃くなく、伝統的と言えます。コラール風の動機は、彼の母が歌った救世軍の賛美歌ですが、ペッタションは生涯のある時点を描いたのではないと記しています。最後の交響曲となった1979 年の第16 番はやはり単一楽章による27 分ほどの作品で、アルト・サクソフォンの独奏を持つ協奏曲的な様相を呈しています。サクソフォン独奏は超絶技巧が要求されますが、現代音楽の寵児ユルゲン・ペッタションが圧巻な演奏を繰り広げます。最晩年、病魔に侵されていた時期ですが、天国的な救いが感動的。
 陽気で前向きなリンドベルイと作風の不思議なギャップが眩暈に似た緊張感を生んでいます。DVD ではペッタション本人の映像と語りに触れることができます。



ついに日の目を見た第1番

BIS 1860
(1CD+1DVD)
\2600→¥2390
 アラン・ペッタション:
  (1)交響曲第1番(1951)(クリスチャン・リンドベルイ校訂版)
  (2)同第2番(1952/3)
  +DVD(約60 分。交響曲第1番のスコア完成まで)
クリスチャン・リンドベルイ(指)
ノールショピング響
 「音楽史上最も悲惨な精神過程をたどった」と言われるスウェーデンの孤独な作曲家ペッティション。
 「私の音楽の素材は、祝福され、呪われた私自身の人生そのものである。」とペッティションは語ったが、まさしくこの言葉が彼の作品のすべてを物語る。これほどまでに「私小説」ならぬ「私音楽」的な作品を書いた作曲家はいないのではないか。しかもその全編が「苦悩」であるような。
 そのペッテション、全部で16曲の交響曲を作ったが(17番は未完)、最初の第1番は破棄されてしまったと言われていた。しかし破棄せず残された240 ページに及ぶ草稿を、クリスチャン・リンドベルイが入魂の校訂を施し、ついに演奏できる形に完成させた。これはまさに執念のリリース。

[ 録音:2010 年5-6 月/ルイ・ド・イェール・コンサートホール(ノールショピング)]DDD、77’54”

現代スウェーデンの作曲家アラン・ペッタション(1911-1980) は17 篇の交響曲を残しましたが、第1番はこれまで封印されてきました。1940 年代後半から着手され、アイディアだけは膨らんだものの、作曲技術が足りず迷宮入りしたと言われます。DV 父親のいる貧困家庭に育ったペッタションの芸術は非常にペシミスティックで暗く、しばしば暴力的で個性的。はまると抜け出せなくなる魔力を持っています。陽性で健康的という正反対のキャラのクリスチャン・リンドベルイがペッタションに私淑し、紹介に力を注ぐのは意外な感じもしますが、真摯かつ情熱的な解釈で胸が熱くなります。

 

BIS SA 2089
(SACD HYBRID)
\2700
ヴェネチアのクリスマス
 ヴィヴァルディ:
  (1)アンダンテ RV.270a
  (2)アリア
   「運命よ、おまえは私を招いたが、私には胸中、
    それほどに強き心がある」RV.717
  (3)プサルテリーとオルガンのための協奏曲 RV.744
 (4)ハッセ:「救い主のうるわしき母」
 (5)ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 RV.266
 (6)ペロッティ:ソナタ ト長調
 (7)ヴィヴァルディ:サルヴェ・レジナ ヘ長調 RV.617
 (8)トレッリ:コンチェルト・グロッソ ト短調 Op.8-6
(1)(5)エヴァ・ゴリンスカ(ヴァイオリン)
(1)(2)(3)コマレ・アカクポ(プサルテリー)
(2)(4)(7)ルビー・ヒューズ(ソプラノ)
マルタン・ジュステル(指揮、(3)オルガン)
アルテ・デイ・スオナトーリ
 擦弦楽器の一種、プサルテリー演奏によるヴィヴァルディも収録!アルテ・デイ・スオナトーリによるクリスマス

 録音:2013 年10 月/ミハウ・アルハニョウ教区教会(ポーランド)/5.0 Surround Sound、74’ 40”

 SACD ハイブリッド盤。1993 年設立のポーランドのピリオド楽器団体アルテ・デイ・スオナトーリによる最新アルバムはヴィヴァルディと同時代に生きたハッセ、ペロッティ、トレッリのいずれもイタリアの作曲家による作品集です。ヴェネチアのクリスマスと題されたこのアルバムは煌びやかな作品ばかりが集められ、擦弦楽器プサルテリー演奏の作品も収録した興味深い内容です。弦を指や烏の羽ではじいて演奏するプサルテリーは主に14 世紀から15世紀に愛用されており、机や膝の上に置いたり首から紐でつるしたりと奏法は様々でした。若手プサルテリー奏者アカクポにいる妙技で、ヴィヴァルディの作品に新鮮な風が吹きこまれます。



 

BIS SA 2146
(SACD HYBRID)
\2700
疑古典的前衛音楽、ススリンの旧ソ連風音楽
 ヴィクトル・ススリン:
  (1)モビリス〜無伴奏ヴァイオリンのための (1995)
  (2)ソナタ・カプリッチョーザ〜ヴィオラとチェンバロのための (1986)
  (3)国境を越えて〜ヴィオラ、チェロ、コントラバスのための (1990)
  (4)1756〜無伴奏ヴァイオリンのための (2005)
  (5)「旅立ち」によるカプリッチョ〜
   2本のヴァイオリンのための (1979)
 グバイドゥーリナ:
  (6)ご勝手に〜
   ヴァイオリン、コントラバス、ピアノ、打楽器のための (2013)
ヌリト・スターク(ヴァイオリン、ヴィオラ)
セドリック・ペシャ(チェンバロ、ピアノ)
オリガ・ドヴブシュ=ルボツキー(チェロ)
アレクサンドル・ススリン(ダブルベース)
レベッカ・バイヤー(ヴァイオリン)
齋藤易子(パーカッション)
 録音:2013 年4、10 月/ヴィラ・エリザベート(ベルリン)/5.0 Surround Sound、72’ 01”

 SACD ハイブリッド盤。ヴィクトル・ススリンは1942 年生まれ。旧ソ連時代に前衛作風を繰り広げ、グバイドゥーリナらと即興演奏集団「アストレイア」を結成、1981 年に西ドイツへ亡命し、現在も同地で活躍しています。このアルバムには疑古典的手法による作品が集められ、チェンバロの用い方など彼の同志だったシュニトケを思わせます。最近作「1756」は2005 年に行われた第6 回レオポルト・モーツァルト・ヴァイオリンコンクールの課題曲として作られ、後に当演奏者のヌリト・スタークに献呈されました。タイトルはヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの生年を意味し、弦楽四重奏曲「不協和音」K.465 の導入部やレクイエムのラクリモーサが引用されます。
 ヴァイオリンのヌリト・スタークは1979 年生まれのイスラエルの新進。ジュリアード音楽院でロバート・マンに、ケルンでアルバン・ベルクSQ に師事した今後再注目の一人。
 


BIS SA 2054
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
ブラウティハム/モーツァルトのピアノ協奏曲シリーズ第7集
 キャロリン・サンプソンも招いて

 モーツァルト:
  (1)ピアノ協奏曲第21番ハ長調KV.467(カデンツァ;ブラウティハム)
  (2)「どうしてあなたを忘れられようか」K.505
  (3)ピアノ協奏曲第14番 変ホ長調 K.449(カデンツァ;モーツァルト)
ロナルド・ブラウティハム(フォルテピアノ)
ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズ (指揮)
ケルン・アカデミー
(2)キャロリン・サンプソン(ソプラノ)
 サンプソンを迎えた歌曲も収録!ブラウティハムによるモーツァルトのピアノ協奏曲シリーズ第7集

 録音:2013 年7 月/ドイッチュラントフンク・カンマームジークザール、ケルン、ドイツ/5.0 Surround Sound、56’ 00”

 SACD ハイブリッド盤。世界的フォルテピアノ奏者、ロナルド・ブラウティハムによるモーツァルトのピアノ協奏曲集の第7 弾はピアノ協奏曲第21 番ハ長調KV.467、ピアノ協奏曲第14 番 変ホ長調 K.449、そして、ソプラノ歌手のキャロリン・サンプソンを迎えて「どうしてあなたを忘れられようか」K.505を収録しました。今回もブラウティハムらしい快活で明瞭なタッチによりモーツァルトのピアノ協奏曲の新たな一面をのぞかせてくれます。


旧譜
キャロリン・サンプソン
パーセル歌曲集
Victorious Love - Songs by Henry Purcell
BIS SA 1536
(SACD Hybrid)
\2700→\2490
パーセル歌曲集
 薔薇より甘く/運命の時が/アミンタスが初めて唇を求めてきた時
 悲嘆/彼らはあなたの偉大な力を語ってくれた
 男は女のために作られ/静寂な闇より/束の間の音楽
 今や闇は払われ/音楽が愛の糧であるならば
 この上なく幸せな恋人たち/内気なテムズ河
 恋の病から自由になろうと/おお、美しいチェダリアよ
 こよなく美しい島/おお孤独よ
 もし恋が甘い情熱なら/聖処女の戒め/夕べの賛歌
キャロリン・サンプソン(Sop)、
ローレンス・カミングス (Cem, Spinet)、
エリザベス・ケニー (アーチリュート、テオルボ)、
アンヌ=マリー・ラスラ(バスヴィオール)、
サラ・セクストン、アンドレア・モリス (Vn)、
ジェーン・ロジャース (Va)
SACDハイブリッド盤。


 パーセルの歌曲集なんて珍しいな、と思って聴き始めたこのアルバム・・・。そうしたらソプラノのキャロリン・サンプソンにハートを射抜かれた。
 もともと店主はバトルやコトルバシュといった「小鳥系(勝手に名づけてる)」ソプラノが好き。いつもは爽やかな青空を健やかに朗らかに飛びまわっているんだけど、雨雲や大きい鳥が出てきたらすぐに木の葉の間に隠れてしまうような。
 このキャロリン・サンプソン。その二人とはちょっと違うかもしれないが、その声の美しさは二人に勝る。
 鈴木雅明&BCJのシリーズでおなじみの人だったのだが、これまで情けない話だがあまり注目していなかった。それがここでこんなパーセルを聴かせてくれるとは・・・。
 歌になんというか、優しさとか真心とか、そういったものを感じるのである。しかも朗らかで素直で優雅な透明感!・・・安心してずっとその世界に浸りたくなる。
 またまわりをかためる古楽器演奏陣もうまい。でしゃばりすぎてサンプソンの歌を殺すようなことをせず、しかしところどころで自由に歌って場を盛り上げる。
 心温まる素敵なアルバムだった。


BCJのカンタータ・シリーズでもおなじみのイギリスのソプラノ、キャロリン・サンプソン。彼女の最新盤はお国物のパーセル。それも「薔薇より甘く」など名作をはじめとする歌曲を19曲も収録した嬉しいアルバム。サンプソンの極めて軽やかで天使のような声質はパーセルのピュアな世界にピッタリ。世にも美しい音空間が実現した。

 
限定盤

BIS 9052
(15CD 5枚価格)
\14000→\12990
バッハ:カンタータ Box 5
 教会カンタータ全集第41〜55集
鈴木雅明(指揮) &
バッハ・コレギウム・ジャパン
 [CD41]ソロ・カンタータ(4)
  (1)第56番「われは喜んで十字架の杖を手に取らん」BWV 56
  (2)第82番「私は、満ち足りた」BWV 8(2ソプラノ稿)
  (3)第158番「平安汝にあれ」BWV 158
  (4)第84番「われは 己が定めに満ち足れり」BWV 84/
    キャロリン・サンプソン(S) ペーター・コーイ(Bs) 録音:2007年9月、2008 年7月

 [CD42]ライプツィヒ時代1726 年のカンタータ(1)
  (1)第72番「すべてはただ神の御心に依って」 BWV 72
  (2)第32番「いとも慕わしいイエス、わが焦がれ求める君よ」 BWV 32
  (3)第13番「わがため息、わが涙は」 BWV 13
  (4)第16 番「主なる神よ、汝を我らは誉め讃え」 BWV 16/
    レイチェル・ニコルズ(S) ロビン・ブレイズ(C-T) ゲルト・テュルク(T) ペーター・コーイ(Bs)
    録音:2008 年2月6-10日

 [CD43]ライプツィヒ時代1725 年のカンタータ(8)
  (1)第110番「われらの口には笑いが満ち」 BWV 110
  (2)第57番「幸いなるかな、試練を耐え忍ぶ者は」 BWV 57
  (3)第151番「甘き慰め、わがイエスが来給う」 BWV 151/
    ハナ・ブラシコヴァ(S) ロビン・ブレイズ(C-T) ゲルト・テュルク(T) ペーター・コーイ(Bs)
    録音:2007年7月25-29日

 [CD44]ライプツィヒ時代1726 年のカンタータ(2)
  (1)第146番「我らは多くの苦難を経て神の国に入るべし」BWV 146
  (2)第88番「見よ、われは多くの漁師を遣わし」BWV88
  (3)第43番「神は歓呼の声とともに天に昇らん」BWV43/
    レイチェル・ニコルズ(S) ロビン・ブレイズ(C-T) ゲルト・テュルク(T) ペーター・コーイ(Bs)
    録音:2008 年9 月18 -22 日

 [CD45]ライプツィヒ時代1726 年のカンタータ(3)
  (1)第39番「割いて与えよ、飢えた者に汝がパンを」 BWV 39
  (2)第187番「すべての創られしものはあなたを待ち望む」 BWV 187
  (3)第129番「主に誉れあれ」 BWV 129
  (4)ヴァイオリンと管弦楽のためのシンフォニア ニ長調 BWV 1045/
    野々下由香里(S) ロビン・ブレイズ(C-T) ペーター・コーイ(Bs) 若松夏美(Vn) 録音:2009 年2月

 [CD46]ライプツィヒ時代1726 年のカンタータ(4)
  (1)第102番「主よ、あなたの目は信仰を顧み給う!」 BWV 102
  (2)第45番「人よ、良きことの何たるかはすでに汝に告げられたり」 BWV 45
  (3)第17番「感謝の捧げ物をなす者、これぞわれを讃える者」 BWV 17
  (4)第19番「戦闘が起これり」 BWV 19/
    ハナ・ブラシコヴァ(S) ロビン・ブレイズ(C-T) ゲルト・テュルク(T) ペーター・コーイ(Bs)
    録音:2009 年9,10月

 [CD47]ライプツィヒ時代1726 年のカンタータ(5)
  (1)第36番「嬉々として舞い上がれ、星々の高みにまで」 BWV 36(決定稿)
  (2)第47番「誰であれ高ぶる者は低くせられ」 BWV 47
  (3)第27番「誰ぞ知らん、わが最期の時がいかに迫り来るかを」 BWV 27/
    ハナ・ブラシコヴァ(S) ロビン・ブレイズ(C-T) 水越啓(T) ペーター・コーイ(Bs) 録音:2010 年2月

 [CD48]ライプツィヒ時代1727 〜29 年のカンタータ(1) 
  (1)第34番「おお永遠の炎、おお愛の源よ」 BWV 34
  (2)第117番「賛美と栄光が至高なる善にあれ」 BWV 117
  (3)第98番「神のなし給うは恵みに満てる御業」 BWV 98
  (4)第120番「神よ、シオンにて安らかにあなたを賛美し」 BWV 120/
    ハナ・ブラシコヴァ(S) ロビン・ブレイズ(C-T) 水越啓(T) ペーター・コーイ(Bs) 録音:2010 年6月

 [CD49]ライプツィヒ時代1727〜29 年のカンタータ(2)
  (1)第188番「我は堅き信頼を」 BWV 188 (2)第156番「我は片足を墓穴に入れて立つ」 BWV 156
  (3)第159 番「見よ、我らはエルサレムへと上り行く」 BWV 159
  (4)第171番「神よ、あなたの御名のごとく、あなたの誉れも」 BWV 171/
    レイチェル・ニコルズ(S) ロビン・ブレイズ(C-T) ゲルト・テュルク(T) ペーター・コーイ(Bs)
    録音:2010 年9月

 [CD50]ライプツィヒ時代1726 〜29 年のカンタータ
  (1)第149番「勝利と歓呼の歌が響く」 BWV 149
  (2)第145番「我の生くるは、わが心よ、汝が喜びのため」 BWV 145
  (3)第174番「我はいと高き神を心の限りに愛す」 BWV 174
  (4)第49番「我は、狂おしく焦がれる思いを胸に出で行き、探し求む」 BWV 49/
    ハナ・ブラシコヴァ(S) ロビン・ブレイズ(C-T) ゲルト・テュルク(T) ペーター・コーイ(Bs) 録音:2011年2月

 [CD51]ライプツィヒ時代1727 〜32 年のカンタータ
  (1)第195番「義しき者に光は幾度となく差し昇り」 BWV 195
  (2)第192番「いざ、すべての者よ、神に感謝せよ」 BWV 192
  (3)第157番「我はあなたを離さじ、我を祝福し給うまでは!」 BWV 157
  (4)第120a番「主なる神、すべてを司る者」 BWV 120a/
    ハナ・ブラシコヴァ(S) ダミアン・ギヨン(C-T) クリストフ・ゲンツ(T) ペーター・コーイ(Bs)
    録音:2011年6月

 [CD52]ライプツィヒ時代1730 〜40 年代のカンタータ(1)
  (1)第140番「目覚めよと、我らに呼ばわる声」 BWV 140 (2)第112番「主はわが頼もしき羊飼い」 BWV 112
  (3)第29番「我らは感謝せん、神よ、あなたに感謝せん」 BWV 29/
    ハナ・ブラシコヴァ(S) ロビン・ブレイズ(C-T) ゲルト・テュルク(T) ペーター・コーイ(Bs) 録音:2011年9月

 [CD53]ライプツィヒ時代1730 〜40 年代のカンタータ(2)
  (1)第97番「わがなす すべての営みにおいて」 BWV 97
  (2)第177番「我はあなたに叫び求めん、主イエス・キリストよ」 BWV 177
  (3)第9番「救いは我らに来たれり」 BWV 9/
    ハナ・ブラシコヴァ(S) ロビン・ブレイズ(C-T) ゲルト・テュルク(T) ペーター・コーイ(Bs) 録音:2012年2月

 [CD54]ライプツィヒ時代1730 〜40 年代のカンタータ(3)
  (1)第100番「神がなし給うは恵みに満ちた御業」 BWV 100
  (2)第14番「神がこの時我らと共におられなければ」 BWV 14
  (3)第197番「神は我らの避け所」 BWV 197
  (4)第197a 番「いと高きところにいます神に栄光あれ」 BWV 197(a 断片)/
    ハナ・ブラシコヴァ(S) ダミアン・ギヨン(C-T) ゲルト・テュルク(T) ペーター・コーイ(Bs) 録音:2012年9月

 [CD55]ライプツィヒ時代1730 〜40 年代のカンタータ(4)
  (1)第69番「主よ讃えよ、わが魂よ」BWV 69
  (2)第30番「喜べ、贖われた者たちの群れよ」BWV 30
  (3)第191番「いと高きところには神に栄光あれ」BWV 191/
    ハナ・ブラシコヴァ(S) ロビン・ブレイズ(C-T) ゲルト・テュルク(T) ペーター・コーイ(Bs)
    三宮正満(オーボエ/オーボエ・ダモーレ)
    菅きよみ(フラウト・トラヴェルソ) 寺神戸亮(コンサートマスター)
    録音:2013年2月
 完全限定プレス。BCJ によるバッハ、カンタータ特別分売BOX最終となる第5 弾(第41〜55 集)が登場!

 録音:2007 年-2013 年/神戸松蔭女子学院大学チャペル/17h43’27”

 完全限定生産。1995 年に開始したバッハ・コレギウム・ジャパンによるバッハの教会カンタータが18 年を経て2013 年に完結しました。
 1995 年より始まった教会カンタータの全曲演奏と並行して進めてきたレコーディングについて、鈴木雅明氏は「この17 年間は、波乱万丈、手に汗を握りしめるような年月でした。」と語り、BIS レーベルの社主ロベルト・フォン・バール氏と議論し、時には戦い作り上げてきた苦労の結晶で、その結果が今や世界に誇れるバッハのカンタータ全曲集を完成させたことになります。
 全55 集となる当シリーズですが、これまでに第1 集から第40 集までそれぞれ10 枚組の完全限定BOX が発売されておりました(いずれも完売・廃盤)。今回、残りの第41 〜 55 集が15 枚組の完全限定BOX で登場。ブックレットはオリジナルデータを合本化しました。
 完全限定生産につきましてご注文はお早めにお願い致します!なお、当BOX セットは全て通常CD でございます。



 

BONGIOVANNI



GB 5183
\2500→\2290
ハイフェッツの編曲したヴァイオリン小品集
 黒人霊歌「深い河」
 ポンセ:エストレリータ
 クライスラー:シンコペーション,さらばクークレイン(ロンドンデリーの歌)
 ガーシュイン:3つの前奏曲,短い物語
 フォスター:故郷の人々,金髪のジェニー
 ドビュッシー:ゴリウォーグのケークウォーク
 カステルヌオヴォ・テデスコ:海のささやき,タンゴ
 ガーシュイン:「ポーギーとベス」からの5つの場面
ルーチョ・デガーニ(Vn) 
アンドレア・ルクリ(P)
 ハイフェッツ編曲のヴァイオリン小品をソリスティ・ヴェネトの首席ヴァイオリニスト、デガーニの演奏で!

 録音:2010 年9 月14、15 日、チヴィダーレ・デル・フリウリ/DDD、53' 28"

 20 世の偉大なヴァイオリニスト、ヤッシャ・ハイフェッツ(1900-1987)が有名曲をヴァイオリン用に編曲した曲を集めています(クライスラーのみ本来のヴァイオリン曲)。
 CD の原題は「戦争演奏会」。ハイフェッツは第二次世界大戦中、積極的に前線での慰問活動を行っており、その時に演奏された曲がこのCD に収録されています。いずれも極限に生きる兵士たちの心を癒す麗しい曲ばかりです。
 ルーチョ・デガーニは、クラウディオ・シモーネ率いる名門、ソリスティ・ヴェネティ(ヴェネツィア合奏団)の首席ヴァイオリニストを務めている名手。さすがイタリア人ヴァイオリニスト、明るい歌心が素晴らしく、本家ハイフェッツとはまた違った魅力に溢れています。
 

GB 2469
(2CD)
\5000
ミスリヴェチェクの「オリンピーアデ」世界初録音!
 ミスリヴェチェク:「オリンピーアデ」
渡辺康(T クリステネ)
田中絵里加(S アリステア)
ペルヴィン・チャカル(S メガクレ)
マリア・テレーザ・レーヴァ(S アルジェーネ)
カルロ・ヴィストーリ(CT リーチダ)
サルタン・アフメトヴァ(S アルカンドロ)
パスクワーレ・シルコーリ(T アミンタ)
オリヴェル・フォン・ドホナーニ(指揮)
ボローニャ市立劇場管弦楽団、合唱団
 モーツァルティアンなら聞き逃しちゃいけない!モーツァルトからも慕われたボヘミアの作曲家ミスリヴェチェクの「オリンピーアデ」世界初録音!日本人歌手が二人出演!

 録音:2012 年11 月23、25 日、ボローニャ/DDD、145' 13"

 ヨゼフ・ミスリヴェチェク(1737—1781)はボヘミア出身でイタリアで活躍した作曲家。1770 年にボローニャでモーツァルト親子と知り合い、モーツァルトは二回りも年上のミスリヴェチェクの人柄を慕ったことが知られています。
 「オリンピーアデ」は1778 年11月に、当時イタリアオペラで最も権威のあったナポリのサン・カルロ劇場で初演されたオペラ。「オリンピーアデ」は高名な詩人メタスタージオの書いた台本の中でも特に人気が高かったもので、1733 年のカルダーラのオペラから60 人以上の作曲家によってオペラ化されたといいます。既にヴィヴァルディ作(nai¨ve OP30316)などいくつかが音ないしは映像になっています。ミスリヴェチェクの「オリンピーアデ」はモーツァルトと共通した様式の音楽ながら、イタリアの歌劇場で10 年以上もしごかれただけに華やかで難易度の高いアリアが多く、たいへん聞き応えがあります。
 2012 年11 月、ボローニャ市立劇場がミスリヴェチェクの「オリンピーアデ」を復活上演し、これはそのライヴ録音です。二人の日本人歌手が出演。クリステネの渡辺康は新潟市出身のテノール。国立音楽大学を卒業後、イタリアに渡り現在もパルマ在住。アリステアの田中絵里加は、東京音楽大学大学院を修了、2011 年にヴェネツィアに留学、2013 年からはミラノのスカラ座研修所に所属しています。二人とも難しいアリアを見事に歌い切っています。メガクレのペルヴィン・チャカルはトルコのマルディン生まれのソプラノ。トルコ国内で活動した後、2009 年にイタリアに登場、数年で急速に活動の幅を広げています。
 アルジェーネのマリア・テレーザ・レーヴァは、1987 年、レッジョ・カラブリア生まれのソプラノ。当時20 代半ば、まだデビューして数年の若い歌手ですが、声の充実感はたいへん素晴らしく、2014 年4 月にはジェノヴァのカルロ・フェリーチェ劇場でのプッチーニ「ボエーム」でミミを歌っているほど。将来が期待される逸材です。リーチダのカルロ・ヴィストーリは、ルーゴ生まれのカウンターテノール。まだ本格的に歌手活動を始めて数年という人ですが、既にイタリア各地で活躍しています。
 モーツァルティアンには名前は知られているミスリヴェチェク、ぜひ音楽も耳にしてみてください。

 「オリンピーアデ」 簡単なあらすじ
 古代ギリシャのシキオン。当地の支配者クリステネがオリンピックの試合を催し、その優勝者に褒美として娘アリステアとの結婚を認めることにしている。クレタでメガクレを暴漢から救ったリーチダは、メガクレに自分の名で試合に出場してほしいと頼み、優勝の褒美が恋人とは思ってもいなかったメガクレはこれに応じる。リーチダはかつてクレタの王女アルジェーネと婚約していた。リーチダはメガクレとアステリアが相思相愛とは知らなかった。オリンピックには羊飼いに変装したアルジェーネもやって来ていた。オリンピックではリーチダを騙るメガクレが優勝、彼はアステリアに真相を話し別れを告げる。本当のリーチダが現れると、アステリアは彼を非難。そこにメガクレが入水自殺したとの知らせがもたらされる。リーチダは逃亡する。絶望したアリステアも自殺を図るが失敗。アルジェーネは正体を明かし、リーチダから貰った鎖をクリステネに示すと、彼はリーチダが幼い頃に行方不明になった息子だと気付く。クリステネは全てを許し、リーチダとアルジェーネ、そしてメガクレとアリステアが結ばれる。
 

GB 5182
\2500
マリアーニ:反射
 火の花
 干満
 こだま
 エディに
マリア・ガブリエッラ・マリアーニ(P)
 録音:2014 年、ナポリ/DDD、63' 38"

 作曲者でピアノを演奏しているマリア・ガブリエッラ・マリアーニはナポリ出身のピアニスト。彼女は、かつて多くのピアニストがそうだったように、自分の作曲した音楽を積極的に演奏しています。
 「反射」は、2014 年に出版された彼女の同名の本に関連した作品。ロマン色豊かな音楽はそれだけでも心地よく聞けます。

CHALLENGE CLASSICS

限定盤

CC 72261
(30CD+1DVD)
\56000→\52990
ブクステフーデ:作品全集ボックス[限定生産] トン・コープマン(指揮、オルガン、チェンバロ)
アムステルダム・バロック・オーケストラ&合唱団
オルガン作品全曲(6CD)

 CC 72242
  ブクステフーデ:オルガン作品集vol.1
   前奏曲とフーガ 嬰ヘ短調 BuxWV 146/「 甘き喜びのうちに」BuxWV 197/ 前奏曲とフーガ ト長調BuxWV162/
   「ああ主よ、あわれなる罪人のわれを」BuxWV 178/ 前奏曲とフーガ ホ長調 BuxWV141/
   「 今ぞわが魂よ主をたたえよ」BuxWV 213/ シャコンヌ ホ短調 BuxWV 160/
   「今ぞ喜べ、愛するキリストのともがらよ」BuxWV 210/ 前奏曲とフーガ ニ長調 BuxWV 139/
   「 われ神より去らじ」BuxWV 220/ カンツォネッタ ホ短調 BuxWV 169/ トッカータ ヘ長調 BuxWV 156
     トン・コープマン(オルガン)

 CC 72243
 ブクステフーデ:オルガン作品集vol.2
   トッカータ ヘ長調 BuxWV 157/「 われらが神は堅き砦」 BuxWV 184/ フーガ ハ長調 BuxWV 174/
   「暁の星のいと美しきかな」 BuxWV 223/「 いざ来たれ、異教徒の救い主よ」 BuxWV 211/
   「 みどり児ベツレヘムに生まれたまえり」 BuxWV 217/ パッサカリア ニ短調 BuxWV 161/
   「 われらの主キリスト、ヨルダン川に来り」 BuxWV 180/「 ああ神よそして主よ」 BuxWV 177/
   トッカータ ト長調 BuxWV 164/ カンツォーナ ト長調 BuxWV 170/「 主に感謝せよ」 BuxWV 181/
   「 かくも喜びに満てる日」 BuxWV 182/ カンツォネッタ ト短調 BuxWV 173/ フーガ ト長調 BuxWV 175/
   「 イエス・キリストよ、賛美をうけたまえ」BuxWV 188/ 前奏曲とフーガ ト短調 BuxWV 163
     トン・コープマン(オルガン) 

 CC 72247
 ブクステフーデ:オルガン作品集vol.3
  前奏曲ト短調BuxWV149/ わが愛する神にBuxWV179/ カンツォネッタイ長調BuxWV225/ 前奏曲ニ短調BuxWV140/
  主よ、御身の御言葉のもとにわれらをとどまらせたまえBuxWV185/ シャコンヌハ短調 BuxWV159/
  前奏曲 ト短調 BuxWV148/ 愚かなる者の口は語るBuxWV187/ フーガ 変ロ長調BuxWV176/
  前奏曲 ヘ長調 BuxWV145/ アダムの堕落によりすべては朽ちぬBuxWV183/
  いざ、わが魂よ、主をほめよBuxWV214、215、213/ 前奏曲 ハ長調 BuxWV137/
  主イエス・キリストよ、われはよく知るBuxWV193/ 来たれ、聖霊、主なる神よBuxWV200
    トン・コープマン(オルガン)
    録音:2007 年10 月/使用楽器:1599Wilde / 1682 シュニットガー、リューディンヴォルト

 CC 72248
 ブクステフーデ:オルガン作品集vol.4
  前奏曲 ハ長調 BuxWV138/ コラール前奏曲「来たれ、聖霊よ、主なる神よ」BuxWV199/
  カンツォネッタ ト長調 BuxWV172/ こぞりて神をたたえよ、キリスト者よBuxWV202/
  われら汝に感謝す、主イエス・キリストよBuxWV224/ 前奏曲 ト長調 BuxWV147/
  われは御身に向いて呼ばわる、主イエス・キリストよBuxWV196/ カンツォネッタ ト長調 BuxWV171/
  天にまするわれらの父よBuxWV219/ マニフィカト第1旋法BuxWV203/ 前奏曲ヘ長調BuxWV144/
  いざ、わが魂よ、主をたたえよBuxWV212/ わがもとに来たりて語りたまえ、神の御子よBuxWV201/
  カンツォネッタハ長調BuxWV167/ 今ぞわれらに救いは来たれりBuxWV186/
  イエス・キリスト、われらの救い主BuxWV198/ 父なる神はわれらとともに住まわれるBuxWV190/
  われらより取り去りたまえ、主よBuxWV207/ 御身はたたえられよ、イエス・キリストよBuxWV189
    トン・コープマン(オルガン)
    録音:2007年10月、ドイツ、バゼドウ村の教会,使用楽器:1683年、ザムエル・ゲルケ、ハインリヒ・ヘルプスト製(1983年復元)

 CC 72249
 ブクステフーデ:オルガン作品集vol.5
  [CD1]
   前奏曲とフーガ ホ短調BuxWV142/ 今ぞわれら聖霊に願いたてまつるBuxWV209/
   神よ、あなたをたたえます BuxWV218/ 前奏曲 ハ長調 BuxWV136/
   神もしこの時われらと共になかりせばBuxWV222/ トッカータ ニ短調 BuxWV155/
   われ神より去らじBuxWV221/ 前奏曲 イ長調 BuxWV151/ 前奏曲 イ短調 BuxWV152/
   神のひとり子なる主キリストBuxWV191/ 前奏曲 イ短調 BuxWV158/ 第1旋法のマニフィカト BuxWV204/
   第9旋法のマニフィカト ニ短調 BuxWV205/ 前奏曲 ト長調 BuxWV150
  [CD2]
   前奏曲とフーガ イ短調 BuxWV153/ われ汝に感謝す、いとしき主よBuxWV194/
   神のひとり子なる主キリストBuxWV192/ 前奏曲 ホ短調 BuxWV143/ 人よ、汝幸いに生きんとせばBuxWV206/
   いまぞわれら聖霊に願うBuxWV208,
   ニコラウス・ブルーンズ(1665-1697):前奏曲とフーガ第1番 ホ短調/ 前奏曲とフーガ第2番 ホ短調/
   「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」/ 前奏曲 ト長調
     トン・コープマン(オルガン)
 チェンバロ作品全曲(4CD)
  CC 72240
  ブクステフーデ:チェンバロ作品集vol.1
  [CD1]
   アリア「ラ・カプリッチョーザ」による32の変奏曲 ト長調 BuxWV250/ 組曲 ハ長調BuxWV230/
   組曲 へ長調 BuxWV238/ 組曲 ニ短調「アモール」BuxWV233/ クラント・サンプルによる8つの変奏曲 イ短調BuxWV245/
   組曲 ホ短調 BuxWV235
  [CD2]
   アリアと12の変奏曲「宮廷風に」ハ長調 BuxWV247/組曲 ハ長調BuxWV228/組曲 ト短調 BuxWV242/
   組曲 ハ長調 BuxWV226/ 組曲 イ長調BuxWV243/組曲 ニ短調BuxWV234/ ニ長調BuxWV232/
   組曲 ニ短調 BuxWV 234a/ 組曲 ハ長調BuxWV231/前奏曲とフーガ ト短調 BuxWV 163
     トン・コープマン( チェンバロ)
     録音:2005 年10 月、国教会系改革派教会、ブニク、オランダ
     使用楽器:ウィレム・クルーベルヘン製(リュッカース・モデルおよびジュスティ・モデル)

 CC 72245
 ブクステフーデ:チェンバロ作品集vol.2
  [CD1]
   アリアと10の変奏 ハ長調 BuxWV246/ 組曲 ホ短調 BuxWV 236/ アリアと3つの変奏 イ短調BuxWV 249/
   組曲 ヘ長調 BuxWV 239/ 組曲 イ長調 BuxWV deest/ カンツォーナ ニ短調 BuxWV 168/
   組曲 イ短調 BuxWV 244/ 組曲 ハ長調 BuxWV 227/ トッカータ ト長調 BuxWV 165
  [CD2]
   アリアと3つの変奏 ニ短調「ロフィリス」 BuxWV 248/ 組曲 ト長調 BuxWV 240/
   組曲 ホ短調 BuxWV 237/カンツォーナ ハ長調 BuxWV 166/ クーラント ニ短調 BuxWV Anh. 6/
   組曲 ト短調 BuxWV 241/組曲 ハ長調 BuxWV 229
    トン・コープマン(チェンバロ、ヴァージナル)
    録音:2007 年3 月、フランス改革派教会、アムステルダム
 室内楽作品全曲(3CD)
  CC 72251
  ブクステフーデ:室内楽作品集vol.1
   2つのヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ ハ長調 BuxWV266/
   ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ イ短調 BuxWV272/
   ヴィオラ・ダ・ガンバ、ヴィオローネと通奏低音のためのソナタニ長調 BuxWV267(*)/
   ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ(組曲付)変ロ長調BuxWV273/
   ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ ニ短調 BuxWV Anh.5/
   2つのヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ ト長調 BuxWV271/
   ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタニ長調 BuxWV268/
   2つのヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ ヘ長調 BuxWV269
     トン・コープマン(チェンバロ、オルガン) アムステルダム・バロック・オーケストラのメンバー

 CC 72252
 ブクステフーデ:室内楽作品集vol.2
  7つのソナタ集op.1/ 1-7 (BuxWV252-258)
     トン・コープマン(オルガン、チェンバロ) アムステルダム・バロック・オーケストラのメンバー

 CC 72254
 ブクステフーデ:室内楽作品集vol.3
  ブクステフーデ:トリオ・ソナタ集 op.2/
  第1番 変ロ長調 BuxWV259、第2番 ニ長調 BuxWV260、第3番 ト短調 BuxWV261、第4番 ハ短調 BuxWV262、
  第5番 イ長調 BuxWV263、第6番 ホ長調 BuxWV264、第7番 ヘ長調 BuxWV 265
     トン・コープマン(オルガン)、キャサリン・マンソン(ヴァイオリン)、
     パオロ・パンドルフォ (ヴィオラ・ダ・ガンバ)、マイク・フェントロス( リュート)
     録音:2010 年12 月、2011 年10 月
 声楽作品全曲(17CD)
  CC 72241
  ブクステフーデ:声楽作品集vol.1
   オラトリオ「最後の審判」BuxWV3
     ヨハネッテ・ゾマー(S)/ ロビン・ブレイズ(C-T)/アンドレアス・カラシアク(T)/
     クラウス・メルテンス(B), トン・コープマン(指揮)、アムステルダム・バロック・オーケストラ&合唱団、
     録音:2005 年9 月、フランス改革派教会、アムステルダム

 CC 72244
 ブクステフーデ:声楽作品集vol.2
  [CD1]
   「私はあらゆる時に主をほめたたえる」 BuxWV 113/「来たれと天使に告げて言え」 BuxWV 10/
   「甘き喜びのうちに」 BuxWV 52/「主に向って歓呼せよ」 BuxWV 64/「 夜、我はふしどにて求めぬ」BuxWV 50/
   「汝平和の君、主イエス・キリスト」 BuxWV 20/「今日は楽しくやろう」 BuxWV 124/
    マニフィカト BuxWV Anh. 1/「私の心はどんなに晴れ、喜ぶだろう」 BuxWV 110
  [CD2]
   「愛するキリスト者よ、今ぞ喜べ」 BuxWV 51/「栄光と誉れを主に帰せよ」 BuxWV 2/
   「おお楽しき日、素晴らしき日」 BuxWV 120/「3つの麗しきことあり」 BuxWV 19/
   ミサ・ブレヴィス BuxWV 114/「愛する人よ、わが魂は語る」 BuxWV 70/拡大二重カノン BuxWV 123/
   「カンターテ・ドミノ(主にむ かいて新しき歌をうたえ)」 BuxWV 12/「 我らを主のもとへ行かせたまえ」 BuxWV 81/
   「主は我らの神」BuxWV 40/「今日、神の子は勝利なさった」 BuxWV 43
     ベッティナ・パーン(S)、ヨハネッテ・ゾマー(S)、ボグナ・バルトシュ(A)、パトリック・ファン・フーテム(C-T)、
     ダニエル・テイラー(C-T)、アンドレアス・カラシアク(T)、イェルク・デュルミュラー(T)、
     クラウス・メルテンス(Bs)、マーガレット・フォートレス(Vn)、ジョナサン・マンソン( ヴィオラ・ダ・ガンバ)
     トン・コープマン(指揮)、アムステルダム・バロック・オーケストラ&合唱団

 CC 72246
 ブクステフーデ:声楽作品集vol.3
  [CD1]
   何ものも私たちと神の愛を引き離すことはできない BuxWV77/ イエスよ、わが人生の命Bux62/
   いざ、わが魂よ、主をたたえよBux79/ シオンよ、救い主を讃美せよBux68/ 私はこの世を去ってBuxWV47/
   いざ、弦を合わせようBuxWV116/ 正義の城門を開けBuxWV7/ おお主よ、心からわれ汝を愛すBuxWV41
  [CD2]
   私の心は喜びにあふれるBuxWV72/ 喜びに響くBux119A/ 楽人よ、太鼓を叩けBuxWV122/
   ひとつのことを主に願いBuxWV24/ わが意識よ、束縛を逃れよBuxWV25/
   イエスよ、あなたはまことに素晴らしき人BuxWV63/ 喜びに響くBux119B/
   汝らが言葉と行いで示すすべてをBuxWV4
     ミリアム・マイヤー、ベッティーナ・パーン、ヨハネッテ・ゾマー(S),ボグナ・バルトシュ(A),
     パトリック・ファン・フテム(A),フーゴ・ナーセンス(A),
     イェルク・デュルミュラー、アンドレアス・カラシアク(T),ドナルド・ベントフェルセン、
     クラウス・メルテンス(Bs),トン・コープマン(指揮),アムステルダム・バロック・オーケストラ&合唱団
     録音:2006 年3 月、2007 年1、5、9 月、フランス改革派教会、アムステルダム

 CC 72250
 ブクステフーデ:声楽作品集vol.4
  [CD1]
   神は喜び叫ぶ声と共に昇りBuxWV33/ イエスの甘き思い出BuxWV56/
   歓呼せよ、大地!天に響け! BuxWV26/
   わが魂よ、主をほめたたえよBuxWV71/ おお神よ、我らは汝の恵みに感謝するBuxWV86/
   我らのイエスに向かいて歌えBuxWV11/ 主よ、われらに何時の言葉を守らせたまえBuxWV27/
   イエスよ、我を聴き給えBuxWV8/ 人は歓びもて勝利の歌をうたう BuxWVAnh.2
  [CD2]
   手をたたいて喜べBuxWV29/ 我いずこにか逃れゆくべきBuxWV112/ そは適いしかな BuxWV54/
   げに神はかくまで世を愛しBuxWV5/ 主よ、われ汝に望むBuxWV53/ 主よ、汝は今僕を見捨て給えりBuxWV37/
   イエスは我が喜びBuxWV59/ 新たに生まれしみどり児BuxWV13
     ミリアム・マイヤー(S)、ベッティナ・パーン(S)、ヨハネッテ・ゾマー(S)、ジーリ・トルンヒル(S)、
     ボグナ・バルトシュ(A)、パトリック・ファン・フテム(A)、イェルク・デュルミュラー(T)、
     アンドレアス・カラシアク(T)、クラウス・メルテンス(Bs)、アムステルダム・バロック合唱団、
     アムステルダム・バロック・オーケストラ、トン・コープマン(指揮)

 CC 72253
 ブクステフーデ:声楽作品集vol.5
  偉くなればなるほど BuxWV 55/ 主よ、我汝だけをもち得るなら BuxWV 39/ 私は蘇りである BuxWV44/
  主よ、あなたさえこの世にあれば BuxWV 38/ 人よ、終末を思え BuxWV 9/ われはシャロンの花BuxWV 45/
  イエス、我が慰めと笑いよ来れ BuxWV 58/ イエスの甘き思い出 BuxWV 57
     ミリアム・マイヤー, ジーリ・カロリーネ・トルンヒル,ベッティナ・パーン, ドロテー・ヴォールゲムート(S),
     ボグナ・バルトシュ(A),イェルク・デュルミュラー(T),クラウス・メルテンス(Bs),
     トン・コープマン(指揮、オルガン)、アムステルダム・バロック・オーケストラ

 CC 72255
 ブクステフーデ:声楽作品集vol.6
  ブクステフーデ:カンタータ「われらがイエスの四肢」
     アムステルダム・バロック合唱団、
     アムステルダム・バロック・オーケストラ、トン・コープマン(指揮)
     録音:2011 年

 CC 72256
 ブクステフーデ:声楽作品集vol.7
  コラール集/
   [CD1]BuxWV 6, 3, 96, 69, 76, 90, 21, 31, 42
   [CD2]BuxWV 78, 92, 48, 49, 61, 102, 14, 107, 18
     トン・コープマン(オルガン、指揮)、
     [ソプラノ]アマリリス・ディールティエンス、ゲルリンデ・ゼーマン、ドロテー・ヴォールゲムート
     [アルト] マールテン・エンゲルティエス(A)
     [テノール] ティルマン・リチディ
     [バス] クラウス・メルテンス、アムステルダム・バロック・オーケストラ

 CC 72257
 ブクステフーデ:声楽作品集vol.8
  コラール集/
   [CD1]BuxWV 101, 82, 32, 99, 67, 73, 98, 121( カノンとジーグ)
   [CD2]BuxWV 74, 36, 100, 87, 109, 97, 93, 34
     ベッティナ・パーン(S)、ドロテー・ヴォルゲムート(S)、ミリアム・フォイエルジンガー(S)、
     マールテン・エンゲルティエス(A)、ティルマン・リクディ(T)、クラウス・メルテンス(Bs)、
     トン・コープマン(指揮)、アムステルダム・バロック・オーケストラ&合唱団

 CC 72258
 ブクステフーデ:声楽作品集vol.9
  われは何ぞ世を思い煩わん BuxWV 104,
  めでたし、イエスよ BuxWV 94,Welt, packe dich BuxWV 106,
  この世で我を悲しませるもの BuxWV 105,パンジェ・リングァ(舌もて語らしめよ)BuxWV 91,
  人々よ来れ、民人よ急げ BuxWV 1,
  恐れることはない BuxWV 30,私はこの世を去ってBuxWV46,神よ、
  我が内に清き心をつくりたまえ BuxWV95,おお甘美なイエスよ BuxWV 83
     ミリアム・フェイエルジンガー、ドロテー・ヴォールゲミュート、ベッティナ・パーン、
     アマリリス・ディールティエンス(S) マールテン・エンゲルティエス(A) 
     ティルマン・エンゲルティエス(A) クラウス・メルテンス(Bs) トン・コープマン(指揮)
     アムステルダム・バロック・オーケストラ&合唱団
     録音:2012 年12 月、2013 年6 月

 CC 72259
 ブクステフーデ:声楽作品集vol.10
  [CD1]
   コラール/「我は神の御心のままに」BuxWV 103、
   アリア「汝命の君、主イエス・キリスト」BuxWV22、
   アリア「いかにおいしきことかな」BuxWV108、アリア(世俗)「いざ、弦を」BuxWV 15、
   アリア「おお、光よ、祝福されし三位一体」BuxWV 89、
   アリア「今ぞ喜べ、汝ら信仰厚きものたちよ」BuxWV 80、
   コンチェルト「主は我と共にありせば」BuxWV 15、コンチェルト「主は言われた」BuxWV 17、
   アリア「異邦人の光よ、汝は来たりて」BuxWV 66、アリア「おお楽しき時よ」BuxWV85
  [CD2]
   アリア「おお、いと甘美なる我がイエスよ」BuxWV 88、
   コンチェルト「見よ今ぞ祝福されし神を」BuxWV 23、
   コラール楽曲「イエスは我が喜び」BuxWV 60、アリア「おお楽しき時よ」BuxWV 84、
   アリア「花をちりばめて」BuxWV 118、アリア「偽りの世はうわべを飾り」BuxWV 28、
   アリア(世俗)「ああ、汝は自らの誇りを信じて」BuxWV 117、
   二重唱「我が友はいずこに」BuxWV 111、カンタータ「主よ汝を信ず」BuxWV 35
     アマリリス・ディールティエンス(S)、
     ミリアム・フォイエルジンガー(S)、フェレーナ・グロッパー(S)、
     ベッティナ・パーン(S)、ゲルリンデ・ゼーマン(S)、ドロテー・ヴォールゲムート(S)、
     マールテン・エンゲルティエス(A)、ティルマン・リチディ(T)、
     ヨスト・ファン・デア・リンデン(T)、クラウス・メルテンス(Bs) 
     録音:2012 年& 2013 年
 特別DVD 〜トン・コープマンへのインタビュー
 トン・コープマンの偉業ブクステフーデの作品すべてがボックスに!!

 録音:2005-2013 年/ (DVD)NTSC, リージョンフリー, 73', 言語:オランダ語、字幕:英語

 世界初の、ブクステフーデの作品全集ボックスの登場。J.S. バッハ以前のドイツ・バロック音楽の最重要作曲家、ブクステフーデの作品すべてを網羅。演奏を手掛けているのは、バロック演奏の重鎮、トン・コープマン。これまでチャレンジ・クラシックからリリースされてきたブクステフーデの録音がボックスで登場です。使用楽器はすべてピリオド楽器、声楽も古楽研究に基づいたもの。どの盤も、世界で高く評価されたものばかりです。貴重なボックスです。



 


CC 72259
(2CD)
\4000→\3690
ブクステフーデ:作品全集VOL.20 〜声楽作品集vol.10
 [CD1]
  コラール/「我は神の御心のままに」BuxWV 103
  アリア「汝命の君、主イエス・キリスト」BuxWV22
  アリア「いかにおいしきことかな」BuxWV108
  アリア(世俗)「いざ、弦を」BuxWV 115
  アリア「おお、光よ、祝福されし三位一体」BuxWV 89
  アリア「今ぞ喜べ、汝ら信仰厚きものたちよ」BuxWV 80
  コンチェルト「主は我と共にありせば」BuxWV 15
  コンチェルト「主は言われた」BuxWV 17
  アリア「異邦人の光よ、汝は来たりて」BuxWV 66
  アリア「おお楽しき時よ」BuxWV85
 [CD2]
  アリア「おお、いと甘美なる我がイエスよ」BuxWV 88
  コンチェルト「見よ今ぞ祝福されし神を」BuxWV 23
  コラール楽曲「イエスは我が喜び」BuxWV 60
  アリア「おお楽しき時よ」BuxWV 84
  アリア「花をちりばめて」BuxWV 118
  アリア「偽りの世はうわべを飾り」BuxWV 28
  アリア(世俗)「ああ、汝は自らの誇りを信じて」BuxWV 117
  二重唱「我が友はいずこに」BuxWV 111
  カンタータ「主よ汝を信ず」BuxWV 35
トン・コープマン(指揮)
アムステルダム・バロック・
 オーケストラ&合唱団
 コープマンのブクステフーデ全集、完結編

 コープマンが2005 年から続けてきたブクステフーデ作品全集の完結編。
 「ディートリヒ・ブクステフーデ自身、そして、美しく、幅広く、輝かしい作品たちに大いなる感謝をささげる。彼がかつての偉大なる巨匠であり、現在も巨匠であるということがあまねく認識されることを祈って。」(トン・コープマン)
 


代理店変更による再案内含む


CC 72657
(SACD HYBRID)
\2600
ワイル、ガーシュウィンら、半ポピュラー、半クラシックの声楽作品
 ・ヘヴン・ギレスピー (1888-1975) &
  セイムール・シモンズ(1896-1949) &
  リチャード・ホワイティング(1891-1938):
   Breezin’ along with the breeze
 ・コープランド(1900-1990):感傷的なメロディ
 ・ブリテン:キャバレー・ソング/
  Tell me the Truth about Love、Funeral Blues、Johnny、Calypso
 ・クルト・ワイル(1900-1950):小さな三文音楽組曲より
  〔序曲、Moritat von Mackie Messer、 Seerauber Jenny、
   Zuhalterballade、Finale〕
 ・ヴァンサン・スコット(1906-1975):
  ラ・プティット・トンキーノイズ
 ・ワイル:ユーカリ
 ・ガーシュウィン(1898-1937):パリのアメリカ人より
 ・ワイル:スラバヤ・ジョニー(ハッピー・エンドより)
コラ・ブルグラーフ(メゾ・ソプラノ)
カレファックス
 (5人のリード管楽アンサンブル)
 録音:2013 年11 月7-9 日

 オランダで活躍するメゾ・ソプラノ、コラ・ブルグラーフと、リード管楽器5 名のアンサンブルによる、半ポピュラー、半クラシック歌曲集。ワイル、ブリテンら、クラシックでありポピュラーでもある音楽を集めました。編曲もリード管楽器アンサンブルという編成で、親しみやすい音色の1枚となっています。
 


CC 72550
(6SACD HYBRID)
\5100→\4590
〔旧譜再案内〕
ベートーヴェン:交響曲全集
 (交響曲第1番-第9番)
アンマリー・クレメール(ソプラノ)
ウィルケ・テ・ブルンメルストローテ(アルト)
マルセル・レイヤン(テノール)
ゲールト・スミッツ(バリトン)
コンセンサス・ヴォーカリス(合唱)
ネザーランド交響楽団
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指揮)
 完全無敵!フリエンド&ネザーランド交響楽団のベートーヴェン交響曲全集

 録音:2008-2010 年

 刺激満載の、フリエンド指揮のベートーヴェン交響曲全曲ボックス。
 
CC 72137
\2500
〔旧譜再案内〕
オランダの俊英四重奏団による1枚
 グリーグ:弦楽四重奏曲 ト短調 op.27
 ダーヴィド・モンラード・ヨハンセン(1888-1974):
  弦楽四重奏曲 op.35
 ユリウス・レントヘン(1855-1932):弦楽小四重奏曲 イ短調
マタンギ弦楽四重奏団
 オランダの俊英四重奏団による1枚

 マタンギ弦楽四重奏団は、1999 年にデン・ハーグとロッテルダムの音楽院の学生によって結成されたカルテット。オランダの室内楽シーンでめきめきと頭角をあらわし、その親しみやすいアンサンブルで人気を博しています。
 2002 年、オランダの室内楽で名誉ある「Kersjes can de Groenekan」賞を受賞、2008 年ヨーゼフ・ヨアヒム国際室内楽コンクールで第3 位に入賞。クラシックからジャズに至るまで、幅広いレパートリーで活躍しています。マタンギとは、インドにおける、語り、音楽、書の女神。
 

CC 72288
\2500
〔旧譜再案内〕
J.S.バッハ:対話による教会カンタータ集 Vol.1
 BWV 49、60、140、59
トン・コープマン(指揮)
アムステルダム・バロック・オーケストラ
シビッラ・ルーベンス&サンドリーヌ・ピオー
 (ソプラノ)
ボグナ・バルトシュ(アルト)
イェルク・デュルミュラー&
 ジェームス・ギルクリスト(テノール)
クラウス・メルテンス(バス)
 コープマンの一連のカンタータの録音から、対話(二重唱)による作品を選んで編まれたアルバム。
 


CC 72323
\2500→\2290
〔旧譜再案内〕
ハイドンとコハウトの優雅なリュート三重奏曲
 ハイドン:リュート三重奏曲 ヘ長調
 カール・コハウト(1726-1784):
  ディヴェルティメント 変ロ長調、コントラバス協奏曲 ニ長調、
  リュート協奏曲 変ロ長調、シンフォニア ヘ短調
アルス・アンティカ・オーストリア
グナール・レツボール(指揮、ヴァイオリン)
フーベルト・ホフマン(リュート)
ヤン・クリゴフスキ(コントラバス)
 レツボール率いるアルス・アンティカ・オーストリアによる、ハイドンと、コハウトの作品集。コハウトはウィーン生まれ。スヴィーテン伯爵のもとでヴァイオリン奏者としても活躍していましたが、リュート奏者として特にその名を知られていました。コントラバスのための協奏曲を書いたことでも歴史に名を残しています。レツボール率いる面々が優しい作品を楽しく響かせています。
 

CC 72346
(SACD HYBRID)
\2600
〔旧譜再案内〕
「FOLK STORIES」
 バルトーク:
  「古い哀歌」(20のハンガリー民謡より第2番)
  「奥さんたち、私も仲間に入れて」(8つのハンガリー民謡より第3番)
  「神よ、洪水をおこしたまえ」(8つのハンガリー民謡より第2番)
  「高い丘を越えて行きたい」(8つのハンガリー民謡より第5番)
 ベートーヴェン:
  「悲しく不幸な季節」(20のアイルランドの歌より第6番)
  「アルスターへの帰還」(25のアイルランドの歌より第1番)
  「あなたは信仰のしるし」(25のアイルランドの歌より第11番)
  「みんな楽しく輪になって」(25のアイルランドの歌より第8番)
 ブラームス:
  「てんとう虫」(子供の民謡より第13番)
  「谷の底では」(49 のドイツ民謡集)
 ブリテン:
  「鋤で耕す少年」(イギリスの歌第3集より第1番)
  「おお悲しい」(イギリスの歌第3 集より第6番)
  「美しいマリー伯爵」(イギリスの歌第1集より第3番)
  「それは空想のなか」(フランスの歌より第6番)
  「父の家にいたとき」(フランスの歌より第8番)
 マーラー:
  「誰がこの歌を作ったのだろう?」(子供の魔法の角笛)
  「高い知性への賛美」(子供の魔法の角笛)
 レスピーギ:
  「いいえ、おまえの息子は死んでいない」
   (アルメニアの詩人の語る4つの詩より第1番)
  「お母さんは焼きたてのパンのように」
   (アルメニアの詩人の語る4つの詩より第2番)
  「私は母、永遠の友」(アルメニアの詩人の語る4つの詩より第3番)
 シベリウス:
  「初めての口づけ」(5つの歌op.37より第1番)
  インガリル「そよげ葦」(6つの歌op36 より第4番)
  「逢引きからもどった娘」(5つの歌op.37より第5番)
 伝承曲:タイムの小枝
コラ・ブルグラーフ(メゾ・ソプラノ)
シモン・レッパー(ピアノ)
リザ・フェルシュトマン(ヴァイオリン)
フロリス・ミーンデルス(チェロ)
 民謡の花束

 オランダのメゾ・ソプラノ、コラ・ブルグラーフによる、民謡を題材とした歌曲集。
 


CC 72389
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
〔旧譜再案内〕
ヴィヴァルディ:オーボエ協奏曲集
 オーボエ協奏曲 イ短調 RV 463
 オーボエ協奏曲 ハ長調 RV 450
 オーボエ協奏曲 イ短調 RV 461
 弦楽のための協奏曲 ニ短調 RV 127
 オーボエ協奏曲 ヘ長調 RV 457
 オーボエ協奏曲 ニ短調 op.8-9 RV 454
 オーボエ協奏曲 ヘ長調 RV 455
パウリーネ・オーステンレイク(オーボエ)
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指揮)
ネザーランド交響楽団
 オランダの女性名オーボエ奏者、オーステンレイクによるヴィヴァルディ

 ハーグ・レジデンツで首席オーボエ奏者を務めるオランダの女性オーボエ奏者、オーステンレイクと、鬼才フリエンドによるヴィヴァルディ。ヴィヴァルディが勤めていた慈善院付属音楽院には、ペレグリーナという少女がいました。彼女はオーボエが大変にうまく、ヴィヴァルディが書いたオーボエのための作品のいくつかは彼女が演奏した、とされています。現代音楽シーンからオーケストラまで幅広く活躍しているオーステンレイクが、ヴィヴァルディの鮮やかな世界を見事に響かせています。
 

CC 72531
\2500
〔旧譜再案内〕
ヨハン・クリスティアン・シーファーデッカー(1679-1732):
 協奏曲集

  協奏曲
   第13 番 ハ短調、第8 番 ヘ長調、第5 番 ニ短調、
   第10 番 ト長調、第1 番 イ短調、第6 番 ニ長調
ハンブルク・エルビポリス・
 バロック管弦楽団のメンバー
 ハンブルクで活躍したシーファーデッカーの作品集

 録音:2011 年4 月

 ハンブルク・オペラのチェンバロ奏者として活躍、そしてブクステフーデの後任として教会のオルガン奏者を務めたドイツの作曲家、ヨハン・クリスティアン・シーファーデッカーの作品集。
 


CC 76607
(2SACD HYBRID)
\4000→\3690
〔旧譜再案内〕
フリエンドによる祝祭気分満点のクリスマス・オラトリオ
 J.S.バッハ:クリスマス・オラトリオ

ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指揮)
マリン・ハルテリウス(ソプラノ)
クリスティーナ・ハンマーシュトレーム(アルト)
イェルク・デュルミュラー(テノール)
デトレフ・ロート(バス)
カペラ・アムステルダム
コンバッティメント・コンソート・アムステルダム

 鬼才フリエンドによる、バッハのクリスマス・オラトリオ。

CLAVES

50 1302
\2500→\2290
CLAVESから!?
 アバド、2013年3月、モーツァルト管とのライヴ!
  若手実力派をソリストに迎えたモーツァルト、
   ハイドンの協奏曲

    (1)モーツァルト:オーボエ協奏曲 ハ長調 K.314
    (2)ハイドン:協奏交響曲 変ロ長調 Hob.I-105
クラウディオ・アバド(指揮)
ルーカス・マシアス・ナバロ(オーボエ)
(2)グリゴリー・アース(ヴァイオリン)
 コンスタンチン・プフィッツ(チェロ)
 ギョーム・サンタナ(ファゴット)
モーツァルト管弦楽団

 レーベルとしてまだ活動しているのか不安視されていたCLAVESから起死回生の一発。
 このアルバムにレーベルの命運がかかっているのかもしれない。


 大注目盤.。若手実力派をソリストに迎えたモーツァルト、ハイドンの協奏曲。アバド、2013年3月、モーツァルト管とのライヴ!

 録音:2013 年3 月20-25 日/オーディトリオ・デ・サラゴサ、オーディトリオ・ナショナル・デ・ムジカ(マドリード)/DDD、ライヴ

 2014 年1 月20 日に亡くなった巨匠クラウディオ・アバドが、2013 年3 月にマドリードのオーディトリオ・デ・サラゴサ、オーディトリオ・ナショナル・デ・ムジカにて行った演奏会からモーツァルトのオーボエ協奏曲 ハ長調 K.314 とハイドンの協奏交響曲 変ロ長調 Hob.I-105 がディスク化されました。常に音楽に真摯に向き合い、明晰でバランスの良い演奏を目指して最善をつくすアバドの指揮は、そのどれもが素晴らしく、協奏曲では独奏者とオーケストラの演奏をコントロールするだけでなく、最良の形で音楽が表現されるように心がけおり、その姿勢は晩年も一切変わることはなかったと言えます。

 モーツァルト管弦楽団はアバドが2004 年に創設した若い演奏家を集めて創設したオーケストラでそこから多くの才能を見出してきました。
 アバドと当管弦楽団は2011 年8 月よりモーツァルトの管楽協奏曲の演奏会&ライヴ録音を行ってきましたが、この演奏会でもアバドが絶大なる信頼をしている若手実力派をソリストに起用し、新鮮さ溌剌さをもった演奏を披露しました。
 オーボエのルーカス・マシアス・ナバロは1978 年、スペインのバルベルデ・デル・カミーノ生まれ。2006 年第8 回国際オーボエ・コンクール・軽井沢で優勝、同時にモーツァルト賞も受賞しました。アバドによってモーツァルト管弦楽団の首席オーボエ奏者に招かれ、以後、ヨーロッパ室内管弦楽団、ローマ聖チェチーリア国立音楽アカデミー、マーラー室内管弦楽団、ルツェルン祝祭管弦楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団などで首席オーボエ奏者を務める若手実力派です。
 アバドから絶大な信頼を得ているナバロによるモーツァルトのオーボエ協奏曲は極上の名演です。このほか、ヴァイオリンのグリゴリー・アースは、マーラー・チェンバー・オーケストラ コンサートマスター、またチェロのコンスタンチン・プフィッツ、ファゴットのギョーム・サンタナも同オケの首席をつとめる演奏者で、アバドに見出された若手演奏者たちが全身全霊をこめて演奏した記念碑的ライヴ録音と言えましょう。




COL LEGNO


WWE 20413
\2500
Drama
 ・ルカ・フランチェスコーニ:心の作品(2012)
 ・ゴードン・カンペ:偽りの歌(2011)
 ・ミシャ・ケーゼル:前奏曲集 第1巻より第1-8番(2004/05)
 ・フリードリヒ・チェルハ:2つの情景(2010/11)
ノイエ・ヴォーカルゾリステン・シュトゥットガルト
 〔サラ・マリア・ズン(ソプラノ)、
  スザンネ・ライツ=ローリー(ソプラノ)、
  トルイケ・ファン・デア・ポエル(メゾ・ソプラノ)、
  ダニエル・グローガー(カンターテナー)、
  マーティン・ナジ(テノール)、
  グイッレルモ・アンツォレーナ(バリトン)、
  アンドレアス・フィッシャー(バス)〕
 限りなく精緻なダダの世界。お経のような世界。

 録音:2013 年1 月

 現代音楽を得意とする声楽アンサンブル、ノイエ・ヴォーカルゾリステン・シュトゥットガルトのために書かれた「ドラマ」の数々。
 劇場(舞台)で上演されたら面白そうなダダの世界の「心の作品」と「2 つの情景」。さらに、「偽りの歌」と「前奏曲集」はどことなくマドリガルのような、どこか仏教のお経のような雰囲気も漂う不思議な世界です。
 

WWE 20424
\2500
IN BETWEEN
 1. ジョルジュ・アペルギス:トリオ(クラリネット、チェロ、ピアノ)
 2. ビート・ファレル:Aer
 3. ユンギ・パ=パン:Silbersaiten II
 4. フランコ・ドナトーニ:Cerocchi 70
 5. フランコ・ドナトーニ:Elly
 6. モートン・フェルドマン:3つのクラリネット、チェロとピアノ
 7. マルトン・イレシュ:Rajzok III
 8. ジョン・ブル&マルトン・イレシュ:イン・ノミネ IV
 9. マーク・アンドレ:… als …I
トリオ・キャッチ
 〔ボグラルカ・ペシェ
   (クラリネット、バス・クラリネット)、
  エヴァ・ベシュ(チェロ)、
  スン=ユン・ナム(ピアノ)〕
ゲスト演奏家:
 ザビーネ・マイヤー(クラリネット6)
 ライナー・ヴェーレ(クラリネット6)
 ゲスト演奏家にザビーネ・マイヤーも!クラリネット、チェロ、ピアノの編成による作品群!

 録音:2013 年

 クラリネット、ピアノ、チェロ、という3 種の楽器に限った三重奏曲集。クラリネットは1 本だったり3 本だったりしていますが、クラリネットとは思えないような音色が響いたり、作品によってはザビーネ・マイヤーが参加したりと、注目の作品が並びます。

COVIELLO



COV 91414
\2600→\2390
アレン・ショーン:ピアノ曲集
 (1)5つの前奏曲 (1994)
 (2)4つのジャズ前奏曲 (1980)
 (3)「回想」(全3曲)(1998)
 (4)ピアノ・ソナタ第4番 (2009)
 (5)ヴァレンタイン (1984)
 (6)3つの夢想 (1992)
ユリア・バルタ(Pf)
 現代アメリカの人気作曲家アレン・ショーン、魅惑のピアノ作品

 録音:2013 年10 月18-21 日/ベートーヴェンザール(ハノーファー)/71’ 06”

 アレン・ショーンは1948 年生まれのアメリカの作曲家。パリでブーランジェに作曲を師事するかたわら、ハーバード大で学位を修得。文才にも恵まれ、シェーンベルクの評伝や、自身のパニック障害や、自閉症の双子の妹についての本が出版されています。本人はいたってモテ男で、日本人ピアニストと生活しつつ、当アルバムのピアニスト、ユリア・バルタからも熱愛されています。作品の多くも女性に捧げられ、フェロモンあふれる世界を展開。「ピアノ・ソナタ第4 番」はユリア・バルタに捧げられています。
 

COV 91402
\2600
アミューズ・ブーシュ〜ソプラノとオーケストラのためのアリア集
 ロッシーニ:歌劇「セビリアの理髪師」〜“今の歌声は”
 モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」〜“とうとう嬉しい時が来た”
 ヴェルディ:歌劇「リゴレット」〜“グアルティエル・マルデ、愛しいお名前”
 グノー:歌劇「ファウスト」〜“宝石の歌”
 モーツァルト:歌劇「魔笛」〜“ああ、愛の喜びは露と消え”
 ニコライ:歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」〜“急いでこちらへ”
 リムスキー=コルサコフ:歌劇「皇帝の花嫁」〜アリア
 ストラヴィンスキー:歌劇「放蕩児の遍歴」〜”トムからは何の便りもない”
 R.シュトラウス:私にあなたの歌が響いたときOp.68-4
カタリーナ・ゲレス(ソプラノ)
ダン・エッティンガー(指揮)
マンハイム国立歌劇場管弦楽団
 情感豊かな表現力で圧倒する新時代のソプラノ、カタリーナ・ゲレス ソロ・デビューCD!

 録音:2012 年3 月、2013 年6 月、7 月マンハイム音楽大学ベルゼンザール/57’50

 ソプラノ歌手カタリーナ・ゲレスの初のソロ・アルバム。アルバム・タイトルは、レストランのメニューのお通し「アミューズ・ブーシュ」。幅広いレパートリーを持つゲレスの名刺代わりのよう。ロッシーニ、モーツァルト、ヴェルディ、グノー、ニコライ、リムスキー=コルサコフ、ストラヴィンスキー、R. シュトラウスと多言語を自由に操り、優れた歌声で聴かせてくれます。伴奏は日本では東京フィルハーモニー交響楽団の常任指揮者として活躍しているダン・エッティンガー。彼は2009 年からマンハイム国立管の音楽監督を務めています。
 カタリーナ・ゲレスベルリン生まれ。ベルリン放送児童合唱団のメンバーとして音楽活動をスタートさせました。ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学のプレカレッジでピアノを学び、2001 年からはカローラ・ノセクに声楽を師事。名ソプラノ歌手ユリア・ヴァラディと名伴奏者ヴァルフラム・リーガーにリート分析を学ぶ。ディートリッヒ・フィッシャー= ディースカウ、アーウィン・ゲイジ、アン・マレー、ウィリー・デッカーのマスタークラスを受ける。卒業後、マンハイム国立劇場のソリストとなり数々のオペラの舞台に立ち、ヨーロッパ各地でコンサート活動を行っています。2009 年ミリアム・ヘリン国際声楽コンクール優勝。
 

COV 91409
\2600
Liquid moods〜ピアノ4手のための作品集
 ゴットシャルク:ガリーナ(キューバ舞曲)Op.53
 バーバー:思い出 Op.28
  【ワルツ/ショティシュ/ パ・ド・ドゥ/
   トゥー・ステップ/ ためらいのタンゴ/ギャロップ】
 サティ:梨の形をした3つの小品
  【開始のひとつのやり方/その延長/小品I/小品II/小品III/
   おまけにもうひとつ/言い直し】
 セバスティアン・バルトマン(1979-):リキッド・ムーズ
  【コスモポリタン・ブレイクダウン/
   マイタイ・モーメンツ/ブルー・モヒート】
デュオ・インパルス
 (バーバラ&
  セバスティアン・バルトマン)
 ハバナ、パリ、ニューヨーク、4 手ピアノで旅をするデュオ・インパルスが繰り広げる鮮やかな世界

 録音:2013 年9 月25-27 日シュトゥットガルト/60’25

 結成11 年を迎えた、デュオ・インパルス。2 台ピアノとピアノ4 手の両方のレパートリーを持ち、ヨーロッパ各地の音楽祭などで演奏し、高い評価を得ています。マイアミで開かれているドラノフ国際2 台ピアノコンクール(2013)でベスト・パフォーマンス賞を受賞するなど、世界各地のコンクールでも優秀な成績を収めています。
 このアルバムは、セバスティアン・バルトマンの「リキッド・ムーズ」という自作の作品を含む、ピアノ4 手のための作品が収録されています。心浮き立つリズムと美しい旋律のアメリカの作曲家ゴットシャルクの「ガリーナ」。連弾の人気曲バーバーの「思い出」。幼少期母親とのニューヨークの旅がモチーフとされ6 曲からなる作品。サティの「梨の形をした3 つの小品」は、サティらしいエスプリとシニカルなユーモアが混在した曲。セバスティアン・バルトマンの「リキッド・ムーズ」は、カクテルの名前を模した3 曲からなるドラマティックな雰囲気の作品。
 


COV 91412
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
ボッシュのドヴォルザーク傑作交響曲第8番
 ドヴォルザーク:
  交響曲第4番ニ短調作品13
  交響曲第8番ト長調作品88
マルクス・ボッシュ(指揮)
ニュルンベルク州立フィルハーモニー
 76’50

 マルクス・ボッシュが、2011 年から音楽監督を務めているニュルンベルク州立フィルハーモニーと共に取り組んでいるドヴォルザークのシリーズ第3 弾。
 収録曲は、ドヴォルザクークの初期の作品、交響曲第4 番と後期の傑作交響曲第8 番。
 ドヴォルザークが作曲をはじめた当時、ドイツの音楽界ではワーグナー派とブラームス派の対立が激化していた時代でした。ワーグナーやリストの音楽に感動したドヴォルザークの初期の作品は、ワーグナーの影響を受けた管弦楽法が明らかに現れています。この交響曲第4 番は、ワーグナーの影響から離れ後期の作風にうつる過渡期の作品と言えるでしょう。古典的な構成とドヴォルザーク特有の美しい旋律が随所に現れています。
 交響曲第8 番は、知名度としては第9 番「新世界より」に劣りますが、楽曲の完成度はむしろそれ以上の充実したドヴォルザークの作曲技法が盛り込まれた作品。第1 楽章の雄大さ、第2 楽章の独創性、さらに第三楽章ではブラームスも惚れ込んだドヴォルザークの旋律美が満載で、メランコリックな旋律心ゆくまで堪能できます。フィナーレでは変奏曲のスタイルで力強く展開し、輝かしく一気に終結部へと進んでいきます。
 ボッシュは、作品に対する洞察力、そしてそれを構築するちからに優れており、これまでのブルックナーやドヴォルザークの演奏同様に今回収録された2 作品も見事な構成力に脱帽です。さらにドヴォルザークの美しい旋律を伸びやかに優美に歌わせることができるのも印象的です。
 バイエルン州立歌劇場に次ぐ規模を誇る歌劇場専属のオーケストラであるニュルンベルク州立フィルハーモニー。1988 年から1992 年までクリスティアン・ティーレマンが音楽総監督を務めていたことでも知られています。



旧譜2タイトル
Cover_Dvorak.jpg
COV 31212
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
マルクス・ボッシュ&ニュルンベルク州立フィル
 ドヴォルザーク:交響曲第7番ニ短調op.70
           交響曲第3番変ホ長調op.10
ニュルンベルク州立フィルハーモニー
マルクス・ボッシュ(指揮)
 第7 番は新ベーレンライター原典版による“アンダンテ”の世界初録音

  録音:2012 年2 月16-18 日ニュルンベルク、マイスタージンガーハレ(ライヴ)/DDD、マルチチャンネルステレオ、73’35”

 2011 年よりボッシュが音楽総監督を務めるニュルンベルク州立フィルハーモニーを率いて取り組む第1 弾は、第9 番や第8 番とならんでドヴォルザーク好きのあいだで人気の高い「第7 番」と、ドイツ古典派とロマン派からの影響もまだ濃厚で、変則的な3 楽章形式も特徴的な「第3 番」の組み合わせ。ブルックナーの録音でボッシュは使用楽譜の選択に際して、初稿を採用した第1 番から第4 番、ベンヤミン=グンナー・コールスら校訂による復元稿のフィナーレを収めた4 楽章版による第9 番という具合に、最新の研究成果の導入に積極的な姿勢がうかがえました。
 ボッシュはドヴォルザークにも同様のスタンスで臨んでいるようで、第7 番ではジョナサン・デル・マー校訂による新ベーレンライター原典版のスコアを採用。
 第2 楽章が現行のポーコ・アダージョからアンダンテ・ソステヌートに変更されているのも注目されるところです。
 1922 年に現在の形になったニュルンベルク州立フィルハーモニーは、その起源を1377 年に存在記録がある、ニュルンベルク市の楽団にまで起源を遡るといわれ、バイエルン州でバイエルン州立歌劇場に次ぐ規模を誇る歌劇場専属のオーケストラ。オペラ上演と並行して、年8 回のオーケストラ・コンサートのほか、子供向けコンサートなど多くの企画を提供しており、1988 年にクリスティアン・ティーレマンがドイツ国内最年少で音楽総監督に就任したことでも知られます。
 


COV 31316
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
マルクス・ボッシュ&ニュルンベルク州立フィル
 ドヴォルザーク:
  交響詩「水の精」op.107, B195 (19’40”)
  交響曲第6番ニ長調op.60, B112 (44’37”)
ニュルンベルク州立フィルハーモニー
マルクス・ボッシュ(指揮)
 ボッシュによるドヴォルザーク・シリーズ、湧き上がる生命力と弾けるリズム、第2弾は交響曲第6番&交響詩「水の精」

 録音:2013 年5 月16-18 日/ニュルンベルク、マイスタージンガーハレ(ライヴ)/DDD、マルチチャンネルステレオ、64’21”

 SACD ハイブリッド盤。ブルックナーの交響曲シリーズで一躍注目を浴びたマルクス・ボッシュが、2011 年より音楽総監督を務めるニュルンベルク州立フィルハーモニーを指揮して取り組むドヴォルザーク・シリーズの第2 弾。
 ドヴォルザークの交響曲で最初に出版された第6 交響曲は、同じ調性で書かれたブラームスの第2 交響曲の影響が両端楽章に色濃いとされるいっぽうで、ボヘミア地方固有の民俗舞曲フリアントの形式による第3 楽章などの魅力的な場面にも事欠かないことから、9 つある交響曲のうち、近年では最後の3曲に次ぐ人気を獲得する傾向にあるようです。
 交響曲の前に置かれた交響詩「水の精」は、民間伝承や民話の研究で知られたチェコの国民詩人、カレル・ヤロミール・エルベン(1811-1870)のバラードに触発されて書き上げられた一篇で、ホラー映画顔負けの題材の尋常ならざる猟奇・残虐・凄惨ぶりでも有名。幻想的な美しさを湛えつつも、筋立てに沿ってスリリングかつ激しく起伏の富んだ内容となっています。
 これまでにもオーケストラのたしかな統率力、楽譜の読み込みの深さで実績を示してきたボッシュのアプローチは、作品の魅力をていねいに掘り起こそうとするもので、交響曲共々おおいに出来ばえには期待が持てそうです。
 1922 年に現在の形になったニュルンベルク州立フィルハーモニーは、その起源を1377 年に存在記録がある、ニュルンベルク市の楽団にまで遡るといわれ、バイエルン州でバイエルン州立歌劇場に次ぐ規模を誇る歌劇場専属のオーケストラ。1988 年にクリスティアン・ティーレマンがドイツ国内最年少で音楽総監督に就任したことでも知られ、オペラ上演と並行して、年8 回のオーケストラ・コンサートのほか、子供向けコンサートなど多くの企画を提供しています。


CSO RESOUND



CSOR 9011402
\2700→\2490
巨匠32 年ぶり
 ムーティ指揮&シカゴ響 
 プロコフィエフ:バレエ「ロメオとジュリエット」

  組曲第1番op. 64bis、組曲第2番op. 64terより(10曲)
   モンタギュー家とキャピュレット家/少女ジュリエット/
   マドリガル/メヌエット/仮面/ロメオとジュリエット/
   タイボルトの死/僧ローレンス/
   別れの前のロメオとジュリエット/
   ジュリエットの墓の前のロメオ
リッカルド・ムーティ(指揮)
シカゴ交響楽団
 超強力盤&超優秀録音。巨匠32 年ぶり、とどめを刺す再録音、ムーティ指揮シカゴ響、プロコフィエフの「ロメオとジュリエット」

 収録:2013 年10 月3、5、8 & 11 日/シカゴ、シンフォニーセンター、オーケストラ・ホール(ライヴ)/ステレオ、48'50"

 米グラミー賞をはじめ、各方面から絶賛されたヴェルディの「レクィエム」以来、4 年ぶりにムーティがCSO RESOUND に帰ってきました。最新アルバムで取り上げたのはプロコフィエフの「ロメオとジュリエット」。2013 年10 月にシカゴ響を指揮した定期公演の模様をライヴ収録したものです。
 ヴェルディは別格として、ムーティのレパートリーには幅広いものがありますが、ロシアものではチャイコフスキー、スクリャービンとならんで、プロコフィエフは好んで取り上げてきた作曲家のひとり。
 1977 年に、首席指揮者時代のムーティがフィルハーモニア管を指揮してセッション録音した「イワン雷帝」は当時より強烈に刻み込まれているほか、1980年より音楽監督に就任したフィラデルフィア管とは、1990 年に交響曲第5 番、ヴォルガとドンの出会い、交響曲第1 番をセッション録音、1991 年に交響曲第3 番をセッション録音してもいました。
 「ロメオとジュリエット」も、ムーティは1981 年にフィラデルフィア管を指揮して第1 組曲と、第2 組曲からの5 曲を合わせて12 曲をセッション録音していたので、シカゴ響とのアルバムは32 年ぶりの再録音ということになります。
 このたびのシカゴ響新盤は、フィラデルフィア管旧盤とのトラックタイムの比較では、曲によって最大で12%、平均でも5%ほど演奏時間が拡大する傾向が認められます(下記参照)。

※ 曲目・曲順はシカゴ響盤による
シカゴ響
フィラデルフィア管
・モンタギュー家とキャピュレット家
5'17
5'15
101%
・少女ジュリエット
4'17
3'54
110%
・マドリガル
3'33
3'26
103%
・メヌエット
3'01
2'48
108%
・仮面
2'08
2'12
97%
・ロメオとジュリエット
7'49
7'27
105%
・タイボルトの死
4'38
4'09
112%
・僧ローレンス
2'58
2'48
106%
・別れの前のロメオとジュリエット
8'46
8'16
106%
・ジュリエットの墓の前のロメオ
6'23
6'03
106%
=全体平均=
105%

 ムーティの深い呼吸の音楽運びと、余裕のポテンシャルで応えるシカゴ響のあきれるばかりのうまさもあらためて印象的な「ロメオとジュリエット」。
じっさいに、音源を聞いたところ、格段にスケールとパワーがアップしており、印象の違いには数字以上のものがあります。
 「タイボルトの死」での、ずしりと迫力ある音調はやはりシカゴ響ならでは。変拍子の複雑なリズム処理もあざやかで、弦楽パートのメカニカルな運動性も驚異的。
 繊細にして、ときにむせかえるような美観に息を呑む「ロメオとジュリエット」。そして、悲痛なまでの感情の高鳴りを描き尽した「ジュリエットの墓の前のロメオ」など、全篇、色彩感は極上、表現の幅はとてつもなく、プロコフィエフの天才をみごとに解き明かすと同時に、現代オーケストラ・サウンドの極限を見る思いで、圧巻と云うほかありません。
 近年は、お気に入りのプログラムのみを取り上げて、納得のゆく出来ばえのもの以外は一切リリースを許可しないというムーティだけに、その意味でも間違いなくこれは当たりといって差し支えないでしょう。

FARAO CLASSICS



B 108085
\2500→\2290
バイエルン国立管第1 コンマス、マルクス・ヴォルフ
 1886 年に作曲された3つのヴァイオリン・ソナタ

  フランク:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ イ長調
  グリーグ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第3番 ハ短調 作品45
  ブラームス:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第3番 ニ短調 作品108
マルクス・ヴォルフ(ヴァイオリン)
ユリアン・リーム(ピアノ)
 
 録音:2014 年3 月ノイマルクト、ライトシュターデル/71’30

 バイエルン国立管弦楽団の第1 コンサートマスターであるマルクス・ヴォルフによるヴァイオリン・ソナタ集。1886 年前後に作曲された3 つのヴァイオリン・ソナタを収録しています。
 ブラームスは1886 年に3 つ目のヴァイオリン・ソナタの作曲を開始しました。1888 年にイェネー・フバイとブラームス自身によって初演され、ブラームスの熱心な支援者であったハンス・フォン・ビューローに献呈されています。グリーグ最後のヴァイオリン・ソナタで最も人気の高い作品第3 番。ノルウェーの民族的旋律と清涼感ある叙情性に彩られたロマンティックな作品です。ヴァイオリン・ソナタの最高傑作のひとつに数えられるフランクのソナタ。当時の名手イザイに捧げられ、1886 年9 月イザイの結婚のお祝いとして贈られました。
 今日欠かすことのできないヴァイオリンのレパートーリーを、初演当時の響きに近づけるために、1722 年製のストラディヴァリウスと、1820 年頃のジャン・ピエール・マリー・ペルソワの弓を使用。ピアノは1862 年製のベヒシュタインです。

FARAO CLASSICS(Blu-rayオーディオ)

A 108087
(Blu-ray Disc Audio)
\3100
録音・演奏ともに最高級!
 メータ&バイエルン国立管のマラ3&5

  マーラー:
   (1)交響曲第3番 ニ短調
   (2)交響曲第5番嬰ハ短調
(1)ズービン・メータ(指揮)
 バイエルン国立管弦楽団
 マリアーナ・リポヴシェク(アルト)
 マルクス・ヴォルフ(ヴァイオリン・ソロ)
 クリスチャン・ベルト(ポストホルン)
 ウィーン楽友協会女声合唱
 ウィーン少年合唱団
(2)ズービン・メータ(指揮)
 バイエルン国立管弦楽団
 アンドレアス・エットゥル(トランペット・ソロ)
 ヨハネス・デングラー(ホルン)
 録音・演奏ともに最高級!メータ&バイエルン国立管のマラ3 & 5、高音質フォーマット、ブルーレイ・ディスク・オーディオで登場!

 (1)I.33’09”+II.11’19”+III.17’13”+IV.8’43”+V.4’04”+VI.24’42”/録音:2004年9月16日、ウィーン、ムジークフェラインザール(ライヴ)
 (2)I.12:31+II.14:48+III.18:30+V.10:07+VI.16:34/録音:2008年12月15&16日バイエルン国立歌劇場(ライヴ)
 5.0DTS-HD MA、24/96kHz、2.0LPCM 24/96kHz、2h 52’07

 ドイツ有数の高音質レーベルFARAO CLASSICS が、第6 回DEG ジャパン・アワード ブルーレイ大賞「ベスト高音質賞・音楽部門(クラシック)」を受賞したブルックナー:交響曲第4,7,8 番/ ケント・ナガノ(指揮)&バイエルン国立管弦楽団(KKC.5356)に続くブルーレイ・オーディオをリリースします。
 巨匠メータと2006 年まで音楽監督を務めていたバイエルン国立歌劇場管弦楽団とのマーラー交響曲第3 番と第5 番。
 第3 番は、2004 年ヨーロッパ・ツアーの最後を飾った渾身のライヴ。メータにとってはロス・フィル(1978 年)、イスラエル・フィル(1992 年) 以来3 度目となったこのバイエルン国立管とのライヴ演奏は、「私の中のベスト・レコーディングだ」とメータ自身も語っているほど、当コンビの総決算的内容といえる会心の仕上がり。メンバー各人の意気込みも高く、特に名手レイモンド・カーフスのティンパニがフィナーレで高らかにこだまし、忘れがたい余韻を残す演奏です。
 第5 番も、ロス・フィル(1976 年)、ニューヨーク・フィル(1989 年)との録音があり、その時代の勢いを感じさせる名演でした。本盤でもメータらしい構築力と洗練度の高い表現力で聴かせてくれます。
 この2 つの録音は、CD やSACD でもリリースされており、いずれも豊かな音質で評判が高かったものですが、今回ハイレゾであるブルーレイ・オーディオでの発売ということで、非常に高いレベルのサウンドを聴くことができるのはもちろんのこと、ブルーレイ・オーディオでないと味わうことのできない音の細やかさ、滑らかさ、奥行のある響き、自然な音の広がりを体感することができます。



旧譜
2005年発売のCDとSACD
FARAO
B 108046
(2CD)
\2600→\2390
マーラー:交響曲第3番ニ短調 ズービン・メータ指揮
バイエルン国立管弦楽団
マリアーナ・リポフシェク(A)
マルクス・ヴォルフ(Vnソロ)
クリスチャン・ベルト(ポストホルン)
ウィーン楽友協会女声合唱
ウィーン少年合唱団
FARAO
S 108047
(2SACD Hybrid)
\3600→\3290

 いつからメータの名を聞かなくなったのだろう。
 野心家で自信家の彼が、意気揚揚と世界の中心ニューヨークで雄叫びを上げたのが1978年。しかし彼が得たのは不評ばかりで、結局1991年には退陣を余儀なくされ、その後も彼の名声は時を経るにしたがって落ちていった。
 その後協奏曲の伴奏でときおり名前が出ていたりしたが、彼の名前が大きめに扱われたのは数年前の「トスカ」全曲(でも主役はボッチェリ)、さらにひょっとするとあのDECCAの3大テノールまでさかのぼるかもしれない。
 ロマン重視、壮大なスケールで濃密に音楽を描く彼の手法は日本でも受けないわけではないが、90年代の録音は粘液質的な表現が中途半端に終わった録音が多く、結局どっちつかずの評判で終始した。そのうちいつのまにか主役級の録音はあてがわれなくなり、日本の市場での商品価値は著しく下がった。2001年にはバイエルン国立歌劇場と来日し、「トリスタン」、「第9」を公演したが、ウルマーナ、マイヤー、ターフェルなどの前にあまり話題になることはなかった。

 そんなほとんど忘れられた存在だった彼の名前が最近再びCD業界を騒がすようになった。
 彼がドイツのFARAOというレーベルから登場したのである。彼がバイエルンの歌劇場で活動しているのは聞いていたが、成果はどうなんだろうと、と少し懐疑的だった。しかしあにはからんや、それが堂々とした立派な演奏だったのである。しかも音楽の機微というか、粋を心得た、通好みともいえるような音楽だった。もうすぐ70、という齢を迎えるに当たって、肩の力が抜けて、やりたいことがまっすぐできるようになった・・・そんな気がした。
 そして次回作がマーラーときた。しかも第3番。
 さっそくサンプルを送ってもらった。メータの第3番はSONYのイスラエル・フィルとの傷心の(ニューヨーク・フィル辞任後すぐだった)演奏が美しく印象的だったが、今回の演奏は格段にすごい。
 遅い。重い。しかしその推進力はとどまるところを知らない。威力満タン。細部にこだわる機能性重視の演奏ではないが、かたまりで音楽を表現していて、それを抱えられる音楽的許容量の大きさを感じられる。嵐のような、怒涛のような個所が何度も何度も登場するが、それがなんとも落ち着いている。そう、メータ、本当に堂々としているのである。
 彼の内在する潜在能力が、伝統的オーケストラによってようやく花開いたか。


優秀録音。録音:2004年9月16日ウィーン、ムジークフェライン大ホールにおけるライヴ

 

A 108088
(Blu-ray Disc Audio)
\3100
ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」(全曲) ズービン・メータ(指揮)
バイエルン国立管弦楽団
ペーター・ザイフェルト(ジークムント)
ワルトラウト・マイヤー(ジークリンデ)
クルト・リドル(フンディング)
ジョン・トムリンソン(ヴォータン)
ガブリエーレ・シュナウト(ブリュンヒルデ)
藤村実穂子(フリッカ)
 ナツィオナル・テアターの臨場感をたっぷり堪能!ワルキューレを1 枚に収録したBD オーディオ

 録音:2002 年7 月ミュンヘン、バイエルン国立歌劇場(ライヴ)

 この録音は、2002 年7 月にバイエルン国立歌劇場での「ワルキューレ」全曲のライヴ。キャスト陣もペーター・ザイフェルト、ワルトラウト・マイヤー、クルト・リドル、ジョン・トムリンソン、ガブリエーレ・シュナウト、藤村実穂子と現代最高のワーグナー歌手が集められています。
 ライヴ収録ですが、音質に定評のあるドイツのレーベルFARAO CLASSICS による、即時性と透明度の高いサウンドを楽しむことができます。バイエルン国立歌劇場の臨場感あふれるホールトーンを活かした、ズービン・メータの鮮やかな指揮振り、そして抜群のリーダーシップで巨大な作品を見事まとめあげています。
 この録音はCD(4 枚組) 、DVD オーディオ(3 枚組) ですでにリリースされていますが、今回はBD ならではの大容量を活かし、2ch ステレオ& 5. 0 チャンネルの2 つの音声が収録され1 枚のディスクに収録されています。さらにブルーレイ・オーディオならではの豊かな音場で、ナツィオナル・テアター(国民劇場)の臨場感を楽しむことができます。

HAENSSLER

93 307
\2500
サリエリの歌曲集!フォルテピアノ伴奏でじっくり!
 サリエリ:
  1798年1月、ヴェネツィアにオーストリア軍が進軍した際のヴェネト国の精神
  ディヴェルティメント
   第5番「羊飼いの娘よ、僕は誓うよ」
   第10番「私が愛するのを止めることができたら」
   第2番「もう夜が近づいた」
   第7番「美しい唇よ」
   第26番「私たちは苦しんでいる、本当に」
   第22番「愛する人よ、こうして私はあなたのものに」
   第14番「誠実でいておくれ」
   第11番「神々よ、もしあなた方が公正なら」
   第24番「あなたに説明できない」
   第8番「あなたの目にはたしかに魔法がある」
   第9番「私がまだあなたをどれほど愛しているかご覧なさい」
   第17番「穏やかさを取り戻しなさい」
   第3番「あなたは永遠に私を棄て去るつもりなの!」
   第16番「美しい陰よ」
   第27番「ニーゾよ、あなたの心はどうなの?
  カヴァティーナ「不吉な思い」
  オーデ「ああ、本当に心地よい」
  この暗い墓に(2種)
  戻ってきて、愛の喜びよ
  満ち足りた人生
  私の最大の望み
  五月の歌
  未来の恋人に
  思い出
イルゼ・エーレンス(S)
アンネリー・ゾフィー・ミュラー(Ms)
ウルリヒ・アイゼンロール(Fp)
 サリエリの歌曲集!さすがシューベルトの師匠、どれも名曲!!フォルテピアノ伴奏でじっくり!

 録音:2012 年9 月24 〜27 日、トロッシンゲン音楽大学コンサートホール/67’ 14”

 アントーニオ・サリエリ(1750— 1825)と言えば、根も葉もないモーツァルト暗殺嫌疑をかけられ、天才モーツァルトに対して凡才のイタリア人作曲家と貶められていた気の毒な人。実際には半世紀にも渡ってウィーンの宮廷で活躍した大作曲家です。
 イタリアオペアの作曲家のイメージが強いものの、実際には作品は多岐に渡ります。
 このCD には歌曲を収録。伊独仏と3ヶ国語が用いられています。メインは声のディヴェルティメントと名付けられた曲集。メタスタージョを中心としたイタリア語詩に音楽をつけた全28 曲の曲集で、1803 年にウィーンで出版されました。そのうち15 曲を収録。上品な中に生き生きとした活気の感じられる名曲ばかりです。
 「1798 年1 月、ヴェネツィアにオーストリア軍が進軍した際のヴェネト国の精神」という長い題名の3分ほどの曲は、イタリア方面軍司令官のナポレオンがヴェネツィア共和国(実質オーストリアの支配下にあった)を滅ぼし、和約でヴェネツィアをオーストリアに譲った時の歌。驚くべきはドイツ語歌曲。サリエリはシューベルトの師匠としても知られていますが、サリエリのリートを聞けばいかにシューベルトがサリエリから多くのことを学び受け継いでいたか理解できます。
 イルゼ・エーレンスは1982 年、ベルギー生まれのソプラノ。モネ劇場を中心に幅広いレパートリーで活躍しています。アンネリー・ゾフィー・ミュラーはドイツ、フライブルク生まれのメッゾソプラノ。ベルリン・コーミシェ・オパーで活躍しています。
 ウルリヒ・アイゼンロールはドイツのピアニスト。伴奏ピアニストとして非常に高名で、彼が伴奏を務めたCD は既に数十枚発売されています。このサリエリの歌曲集ではフォルテピアノを演奏しています。
 

98 036
\2400
クァルテットMETA4期待の新譜は切れ味鋭いバルトーク!
 バルトーク:
  弦楽四重奏曲第1番 Op.7 Sz.40
  弦楽四重奏曲第5番 Sz.102
META4
 【アンティ・ティッカネン(第1ヴァイオリン)、
  ミンナ・ペンソラ(第2 ヴァイオリン)、
  アッテ・キルペライネン(ヴィオラ)、
  トマス・デュプシェバッカ(チェロ)】
 今やフィンランドを代表するクァルテットMETA4期待の新譜は切れ味鋭いバルトーク!

 録音:2014 年4 月9-12 日/オーストリア/DDD

 2001 年に結成されたフィンランドのクァルテットMETA4。結成当初からのメンバー変更もなく着実にキャリアをのばし、今やフィンランドを代表する弦楽四重奏団に成長しました。期待の新録音はバルトークの弦楽四重奏第1 番そして第5 番です。現代の四重奏団にとって必須のレパートリーとなったバルトークをどのような解釈で演奏するのかが最大の注目と言えますが、当演奏は立体的な構築を切れ味抜群な演奏で聴かせてくれます。一糸乱れぬアンサンブルもさらに磨きがかかり、4 人の音楽的方向性が整った四重奏団へと成長したことがわかる充実の新録音です。

 META4
 2001 年に結成されたフィンランド期待の若手クァルテット。ヨーロッパ室内楽アカデミー(ECMA)でハット・バイエルレ(アルバン・ベルク・クァルテットのヴィオラ)とヨハネス・マイスル(アルティス・クァルテットのヴァイオリン)に師事。2004 年モスクワのショスタコーヴィチ国際弦楽四重奏コンクールで第1 位。同時にまた、ショスタコーヴィチの弦楽四重奏のベスト・パフォーマンスで特別賞も獲得。2007 年4 月にウィーンのヨーゼフ・ハイドン国際室内楽コンクール第1 位。2008 年にはフィンランド文化省より、フィンランドの若手で将来有望な演奏家たちを奨励する、フィンランド賞を授与され、クフモ室内楽音楽祭のレジデント・クァルテットに任命されています。2008 年9 月から向こう2 年間、BBC ニュー・ジェネレーション・アーティストに選ばれ、シティ・オブ・ロンドン音楽祭、チェルトナム音楽祭、マンチェスター・ミッドデイ・コンサーツ・ソサエティやバーミンガム・タウン・ホールに招聘されています。ヘンスラー・レーベルよりリリースされているデビュー・アルバム、ハイドンの弦楽四重奏曲集(98 587)、セカンド・アルバムショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲集(98 644)はいずれも高い評価を得ております。メンバー全員が歴史的銘器【ヴァイオリン:ベロジオ(1770)、ストラディヴァリウス(1702)、ヴィオラ;グイダントゥス(1737)、チェロ;ストリオーニ(1780)】使用していることも注目です。
 



93 325
\2500→\2290

ラヴェル管弦楽曲集第2弾亡き王女、マ・メール・ロワ
 ラヴェル:
  ・亡き王女のためのパヴァーヌ (6’12)
    録音:2014年1月16、17日/
     シュトゥットガルト、リーダーハレ、ベートーヴェン・ザール
  ・バレエ「マ・メール・ロワ」全曲 (29’50)
   前奏曲/紡車の踊りと情景/眠れる森の美女のパヴァーヌ/
   美女と野獣の対話/親指小僧/パゴダの女王レドロネット/
   妖精の園
    録音:2013年9月9-13日/
     シュトゥットガルト、SWRフンクシュトゥーディオ
 ・海原の小舟 (7’29)
    録音:2013年9月9-13日/
     シュトゥットガルト、SWRフンクシュトゥーディオ
 ・「シェエラザード」序曲 (13’30)
    録音:2014年7月30日/ジンデルフィンゲン、シュタットハレ
 ・古風なメヌエット (7’02)
    録音:2013年9月9-13日/
     シュトゥットガルト、SWRフンクシュトゥーディオ
 ・「ジャンヌの扇」〜ファンファーレ (1’50)
    録音:2013年9月9-13日/
     シュトゥットガルト、SWRフンクシュトゥーディオ
ステファヌ・ドゥネーヴ(指揮)
SWR シュトゥットガルト放送交響楽団
 ドゥネーヴ率いるSWRシュトゥットガルト放送響、ラヴェル管弦楽曲集第2弾亡き王女、マ・メール・ロワ

 DDD、ステレオ、66’20

 ステファヌ・ドゥネーヴが2011 年より首席指揮者を務めるSWR シュトゥットガルト放送響と取り組むラヴェルの管弦楽作品シリーズの第2 弾。
 1 曲目、やわらかなホルンの音色が雰囲気満点でたちどころに惹き込まれる「亡き王女のためのパヴァーヌ」、各ナンバーの性格の描き分けもみごとな、アルバム屈指の聴きもの「マ・メール・ロワ」全曲ほか、全6 曲を収録しています。
 1971 年フランス北部のトゥールコワンに生まれ、パリ国立高等音楽院を卒業したドゥネーヴは、SWR シュトゥットガルト放送響を指揮したhaensslerへのデビュー盤、プーランクの「スターバト・マーテル」およびバレエ「牝鹿」全曲をはじめ、ほかにもスコティッシュ・ナショナル管を指揮したドビュッシーやルーセルのシリーズと、目下のところ母国フランスものにすぐれた実績を示しています。
 このラヴェルのシリーズもドゥネーヴのフランス音楽との相性の良さをあらためて実感させるもので、続篇への期待をつなぐにじゅうぶんな魅力にあふれています。
 
93 324
(2CD)
\4200
ウェーバーを讃えて/ピアノ・デュオ作品集
 ウェーバー:
 CD1
  (1)歌劇「アブ・ハッサン」序曲(クラインミヒェル編)
  (2)8つの小品Op.60
  (3)歌劇「ジルヴァーナ」序曲(クラインミヒェル編)
  (4)ピアノ協奏曲第2番変ホ長調Op.32(イェーンス編による2台ピアノ版)
  (5)アルマンドOp.4より第11番/第12番
 CD2
  (6)歌劇「魔弾の射手」序曲(デュオ・ダコール編)
  (7)6つの小品Op.10
  (8)6つの易しい小品Op.3
  (9)ゴドフスキ:「舞踏への勧誘」による対位法的パラフレーズ(2台ピアノ版)
  (10)モシェレス:ウェーバーを讃えてOp.103
デュオ・ダコール
 【ルシア・ファン、
  セバスチャン・オイラー】
 幻の超絶難曲、ゴドフスキ編「舞踏への勧誘」を含むウェーバー・ピアノ・デュオ作品集

 2013 年6 月-7 月/ SWR 室内楽スタジオ(シュトゥトガルト)/DDD、2h 18’ 55”

 ドイツ人セバスチャン・オイラーと台湾人ルシア・ファンによるデュオ・ダコールは、これまでもベートーヴェンの「大フーガ」の作曲者編によるピアノ4 手版やレーガー作品集などで高い評価を受けてきました。
 ヘンスラー・レーベル・デビューとなるアルバムは、ウェーバー作品集。華麗な難曲揃いのウェーバーの独奏曲と異なり、連弾曲は小曲中心で、親しみやすく、彼ならではのボルテージの高い魅力的な世界を創り上げています。録音に恵まれているとは言い難いため大歓迎と申せましょう。Op.60 の第4 曲と第7 曲、Op.10 の第2 曲はヒンデミットの「ウェーバーの主題による交響的変容」の主題に用いられていて、その原曲を聴くのも興味津々。
 加えて、ウェーバーのオペラの序曲を連弾用に編曲したものと、ピアノ協奏曲第2 番を2 台のピアノで弾いているのも嬉しい限り。ドイツ・ロマン派の香りに満ちています。
 さらに嬉しいのは、ゴドフスキが「舞踏への勧誘」を素材に、2 台のピアノ用編曲した珍品が収められていること。「対位法的パラフレーズ」の副題を持ち、様々なモチーフをゴドフスキならではの悪魔的ポリフォニーでからませた恐ろしく複雑な難曲となっています。
 また、ウェーバーと同世代のヴィルトゥオーソ、モシェレスの連弾曲「ウェーバーを讃えて」もピアノ・デュオ・ファンが待ち望んでいた作品。こちらも演奏至難な大作ですが、このアルバムに収録されなかった「オベロン」と「オイリアンテ」のメロディを華麗なポプリとしたもので、ゾクゾクするほど演奏効果抜群です。

HMF



HMU 807618
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
ジョン・マナシー、ナカマツ、クライヴ・グリーンスミスによるトリオ!
 ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第4番「街の歌」変ロ長調 op.11
 ウェーバー:
  協奏的大二重奏曲
   (クラリネットとピアノのためのグランド・デュオ・コンチェルタント)
     変ホ長調 op. 48
 ブラームス:クラリネット三重奏曲 イ短調 op.114
ジョン・マナシー(クラリネット)
ジョン・ナカマツ(ピアノ)
クライヴ・グリーンスミス
 (チェロ[ベートーヴェン、ブラームス作品])
 クラリネットの名手、ジョン・マナシー、ジョン・ナカマツ、そして東京クヮルテットの最後のチェロ奏者クライヴ・グリーンスミス3名によるトリオ!

 録音:2013 年12 月、ニューヨーク

 クラリネットの現代屈指の名手の一人、ジョン・マナシーの新譜の登場。ベートーヴェン、ウェーバー、ブラームス、それぞれが当時のクラリネット名手のために書いた三作品というプログラムです。
 今回も、ピアノは1997 年ヴァン・クライバーンコンクール優勝経験をもつジョン・ナカマツ。三重奏のチェロ奏者には、2013 年6 月をもって解散した東京クヮルテットで最後のチェロ奏者を務めていた、室内楽を知り尽くした名手クライヴ・グリーンスミスを迎えています。
 ベートーヴェンでは、名手三人の息の合ったアンサンブルが光ります。ウェーバーの協奏的大二重奏曲は、クラリネットにも超絶技巧が要求されるだけでなく、ウェーバー自身名ピアニストだったこともありピアノ・パートも華やかな技巧に満ちた難曲ですが、マナシーとナカマツの完ぺきな演奏で堪能できるのは嬉しい限りです。
 ブラームスでは、クラリネットならではの蜂蜜のような甘くなめらかな音色に心奪われます。
 

HMC 902195
\2700
メンデルスゾーン:無言歌集
 ・無言歌集より〜
  「甘い思い出」op.19-1 /「ヴェネツィアの舟歌 第1」op.19-6 /
  「ヴェネツィアの舟歌 第2」op.30-6 /「デュエット」op.38-6 /
  「海辺で」op.53-1 /「胸さわぎ」op.53-3 /
  「ヴェネツィアの舟歌 第3」op.62-5 /
  「瞑想」「失われた幻影」「巡礼の歌」op.67-1,2,3 /
  「子守歌」op.67-6 /「悲歌」op.85-4 /
  「寄る辺なく」op.102-1 /「そよぐ風」op.102-4 /
  「信仰」op.102-6
 ・変奏曲 変ホ長調 op.82
 ・ロンド・カプリッチョーソ op.14
 ・6つの前奏曲とフーガop.35 より第1番
 ・厳格な変奏曲 ニ短調 op.54
ハヴィエル・ペリアネス(ピアノ)
 メンデルスゾーンの息遣いを感じる1枚

 静謐の中、しっとりとした風合いの美しい音色で独自の世界を紡ぐスペインの俊英、ハヴィエル・ペリアネス。今回の新譜はメンデルスゾーンです。文学的側面も含む、余計なものを一切排除した「無言歌集」。メンデルスゾーンの、魔術的な雰囲気を作り出す名手としての才が発揮された「ロンド・カプリッチョーソ」。古典的な秩序へのやまない敬意が現れた「厳格なる変奏曲」。そしてバッハへの敬意が色濃く表れた「前奏曲とフーガ」。ペリアネスらしい静かなたたずまいの中、メンデルスゾーンの息遣いまでをも感じる1枚となっています。
 
HMC 902190
\2700→\2490
名手シュテーガーによるヴィヴァルディ!
 指揮はあのファゾリス!
ヴィヴァルディ:リコーダー協奏曲集

 (1)協奏曲 ト長調 RV 443 (2)協奏曲 ト短調「夜」RV 439
 (3)協奏曲 ニ長調「ラ・パストレッラ」RV 95 
 (4)協奏曲 ニ短調 RV 566 (5)協奏曲 変ホ長調 RV 375
 (6)協奏曲 ト短調 RV 103 (7)協奏曲 ニ長調「ごしきひわ」RV90
モーリス・シュテーガー(リコーダー)
ディエゴ・ファゾリス(指揮)
イ・バロッキスティ

名手シュテーガーによるヴィヴァルディ!種々の高音リコーダーを鮮やかに使い分けた目にもとまらぬ超絶技巧のリコーダー!

 使用楽器:RV 443/ フラウティーノ( フラジョレット)、デスカント・リコーダー(c1)/RV 439, 566, 103/ トレブル・リコーダー(f1)/RV 95, 90/ トレブル・リコーダー(g1)/RV 375/ デスカント・リコーダー(b1)
 録音:2014 年3-4 月、アウディトリオ・ステリオ・モーロ、RSI ルガーノ

 名手シュテーガーによるヴィヴァルディの登場。今回も目にもとまらぬ超絶技巧で、ヴィヴァルディの名曲リコーダー協奏曲を一気呵成に聴かせます。管弦楽はこれまた切れ味抜群、ファゾリス率いるイ・バロッキスティ。シュテーガーが繰り出す、リコーダーとは思えない超絶技巧に負けじと、火花の散るようなアンサンブルが展開されています!
 モーリス・シュテーガーは、ヴィヴァルディの書法を注意深く読み解き、それぞれの作品に適したリコーダーを使い分けているのもポイント。たとえば有名な「夜」などでは、当時のドイツでみられた、非常に高い音域を避けるような、どちらかというと低めの音域でのスムースな音色を想定して書かれている、として、クリアで高い音色が出る楽器ではなく、繊細で丸みを帯びた低めの音域の楽器を用いています。これにより、それぞれの作品の魅力が200% 引きだされているといえるでしょう。管弦楽の音色も実にカラフルで、非常に楽しい一枚です。

 ≪モーリス・シュテーガー(リコーダー):
  1971 年スイス生まれ。リコーダーと古楽をペドロ・メメルスドルフ、ケース・ベーケ(ブリュッヘンのリコーダーの弟子)らに師事。指揮をマークス・クリードに師事。2002 年、カラヤン賞受賞。ベルリン古楽アカデミーをはじめとする古楽オーケストラとの共演多数、ソリストとして、そして指揮者として世界で活躍する、世界トップのリコーダー奏者。≫


.
 
HMU 807590
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
ザゾのバロック・オペラ・アリア集
 ヘンデル:
  「フラーヴィオ」—罠を砕き
  「アドメート」序曲,亡霊たちのバレエ—
   導入,恐ろしい亡霊,閉じよ、私の目よ,第2幕のシンフォニア
  「ジューリオ・チェーザレ」—物音立てずに進む
  「オットーネ」—私は裏切られた,多くの苦悩が
  「ロデリンダ」—生きよ、暴君め
 ボノンチーニ:
  「クリスポ」−巡礼者はこのように疲れ,落ちていく急流は
  「グリゼルダ」—あなたを崇める栄光のため
  「ムツィオ・シェヴォラ」—傷ついた虎は
 アリオスティ:
  「ヴェスパシアーノ」序曲
  「近くの遭難者」—波は荒れ、風は音を立て
  「コリオラーノ」—
   ああ、邪悪な大理石め、不吉な亡霊め,あまりにも惨めな息子の
ローレンス・ザゾ(CT)
デイヴィッド・ベイツ(指揮)
ラ・ヌオーヴァ・ムジカ
 美声カウンター・テノール、ザゾのバロック・オペラ・アリア集。ヘンデル、ボノンチーニ、アリオスティ1720年代のロンドンっ子を熱狂させた三人組の名曲ばかり!SACD Hybrid で登場!!!

 録音:2014 年1 月、ロンドン/DSD、78 分05 秒

 米国を代表するカウンターテノール、ローレンス・ザゾのバロックオペラ・アリア集です。お得意のヘンデルを中心に、ジョヴァンニ・バッティスタ・ボノンチーニ(1670—1747)、アッティーリオ・マラキア・アリオスティ(1666—1729 頃)の作品を収録しています。
 この三人はいずれも同時期にロンドンで活躍しており、ここに収録されているのも1719 年から1729 年にかけてロンドンで初演されたオペラの曲ばかりです。原題のA Royal Trio は、ロンドンでオペラ興行を行っていたロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージックで活躍した三人組、といった意味です。ヘンデルばかりが知られていますが、ボノンチーニもアリオスティも優れた音楽を提供していたことが分かります。
 ザゾは1970 年、フィラデルフィア生まれ。英国で声楽を学び、柔らかい美声で高い人気を誇っています。録音も非常に多く、特にルネ・ヤーコプスは、ヘンデル「リナルド」、「サウル」、「メサイア」、スカルラッティ「グリゼルダ」の録音でザゾを起用するほど重用しています。
 なおZazzo のカナ表記はザッゾやザッツォになっている場合もありますが、この姓の多いアメリカ合衆国東海岸では、カタカナのザゾとほぼ同様に発音されています。
 指揮者のデイヴィッド・ベイツも実はカウンターテノール歌手。2007 年、英国でラ・ヌオーヴァ・ムジカを創設、以来指揮者としても活躍しており、ラ・ヌオーヴァ・ムジカは数年のうちに高い評価を得ています。
 SACD Hybrid での発売。録音の良さでも楽しめます。
 
HMC 902171
\2700→\2490
シューマン:変奏曲&幻想小曲集
 ・アベッグ変奏曲 op.1
 ・幻想小曲集 op.12
 ・3つの幻想的小曲 op.111
 ・主題と変奏 変ホ長調 —最後の楽想による幻覚の変奏曲(精霊の変奏曲)
アンドレアス・シュタイアー
 (フォルテピアノ/
  1837年エラール製、
  エドウィン・ボインク・コレクション)
 アンドレアス・シュタイアー最新盤。ロマン色濃厚なシューマン、シュタイアーのあたたかな語り口

 録音:2013 年2 月、テルデックス・スタジオ・ベルリン

 アンドレアス・シュタイアーが、シューマン・ピアノ作品集の第3 弾となるアルバムを録音しました(第1 弾はシューマン:「子供の情景」(廃盤)、第2 弾はピアノとヴァイオリンの作品集(廃盤))。今回シュタイアーは、作品1の「アベッグ変奏曲」に始まり、最晩年の精神病院に入る直前の作品「主題と変奏(精霊の変奏曲)」(遺作)で終わるというシンメトリックなプログラムを組んでいます。
 前半の2 作品は、若きシューマンの詩情ときらめきに満ちた演奏。アベッグ変奏曲冒頭の主題提示の豊かな詩情とやさしい音色にまず引き込まれます。幻想小曲集も、各曲の性格の描き分けも鮮やかに、シュタイアーの語りを聞いているような気分になる演奏です。時を隔てて作曲された続く後半2 作品は、ぐっと深みが増し、ときに不安定でもある和声や、彷徨っているような旋律も耳に残る曲。シュタイアーの非常にやわらかい語り口は、アベッグ変奏曲のころから様々なことに見舞われ疲れ切ったシューマンをいたわるかのよう。と同時に、聴き手にシューマンの言葉(詩)を代弁してくれているようでもあります。エラールのフォルテピアノのあたたかな音色と、ペダルを使ったときに際立つ豊かで優しい響きも完ぺきにコントロールしながら、シュタイアーが優しさに満ちたシューマンの世界を展開しています。



 
HMC 902192
\2700→\2490
トリオ・ヴァンダラーによるフランスの名作2篇。
 (1)ピエルネ:ピアノ三重奏曲ハ短調Op.45
 (2)フォーレ:ピアノ三重奏曲ニ短調Op.120
トリオ・ワンダラー
 【ジャン=マルク・フィリップ=
   ヴァルジャブディアン(Vn)、
  ラファエル・ピドゥー(Vc)、
  ヴァンサン・コック(Pf) 】
 ラ・フォル・ジュルネ音楽祭でもお馴染み。トリオ・ヴァンダラーによる洒脱さあふれるフランスの名作2篇。

 録音:2014 年2 月/テルデックス・スタジオ(ベルリン)/DDD、57’ 35”

 ラ・フォル・ジュルネ音楽祭でもお馴染みのトリオ・ヴァンダラー、彼らが母国フランスの香り高いピアノ三重奏曲2 篇に挑戦。フォーレ唯一のピアノ三重奏曲は最晩年1923 年の作で、簡素な中にも驚くべき深さと高貴さに満ちています。終楽章の主題がレオンカヴァッロの「道化師」のアリア「さらば歌え、道化師よ」と似ているとされています。カップリングのピエルネ作品はあまり聴く機会がないものの、メロディにあふれたまさに隠れた名作。1922年2 月の初演の際は、エネスコがヴァイオリンを、ピエルネ自身がピアノを受け持ちました。トリオ・ヴァンダラーはまさにフランス的伝統美を披露、洗練と清潔感に満ちた絶妙な表現による新しい決定盤の登場と申せましょう。



 


HMC 902107
\2700→\2490
マティアス・ゲルネ・シューベルト・エディション第9集
 シューベルト:「冬の旅」(全曲)
マティアス・ゲルネ(バリトン)
クリストフ・エッシェンバッハ(ピアノ)
 マティアス・ゲルネ・シューベルト・エディション完結編。ゲルネの振幅豊かな表現の歌声とエッシェンバッハの名ピアノによる「冬の旅」全曲

 2011 年1,5 月/テルデックス・スタジオ(ベルリン)

 マティアス・ゲルネ・シューベルト・エディションの最終巻の登場。エッシェンバッハをピアニストに迎えての「冬の旅」です。
 まろやかさを失うことなく、ときに劇的な表情を見せるゲルネの声が、物語の情景を克明に描き出します。
 エッシェンバッハの、ゲルネの歌の表情に寄り添いながらもどこか淡々と冷たい感じさえもおぼえる抑えの利いたピアノも見事。詩の主人公の心の闇までをも照らし出しているかのような心を打つ名演となっています。
 なお、ゲルネは今後、マーラーなどの歌曲でハルモニアムンディでのレコーディングを続けるということです。
 
HMU 807610
(SACD HYBRID)
\2700
ポール・ヒリアー
 キャロル集〜新旧大陸の聖歌VOL.3

 1. [聖歌]アンティフォナI:O Sapientia
 2. O come, all ye faithful(「神の御子は」)
 3. Remember, O thou man
 4. [聖歌]アンティフォナII:O Adonai
 5. ポール・ヒリアー:Adam lay ibounden
 6. Gandete! Christus est natus
 7. ヘンリー・カウエル:Sweet was the song the Virgin sung
 8. [聖歌]アンティフォナII:O Radix Jesse
 9. ジェラルド・バリー:Carol
 10. [伝承] Heissa, Bauma
 11. [聖歌]アンティフォナIV:O Clavis David
 12. ヨハン・クリストフ・バッハ:Merk auf, mein Herz
 13. [聖歌アンティフォナV:O Oriens
 14. ヨセフ・スティーヴンソン:If angels sung a Savior’s birth
 15. ダニエル・リード:Winter
 16. [聖歌アンティフォナVI:O Rex Gentium
 17. [伝承]Gesu bambin l’e nato
 18. [伝承]Away in a manger
 19. Eamonn Oo Gallchobhair: An Tietheadh go hEgipt
 20. [伝承] Suantrai ar Slanaitheora
 21. アンティフォナVII:O Emmanuel
 22. Behold a silly tender babe
 23. Arbeau/ Woodward: Ding Dong Merrily on High
ポール・ヒリアー(指揮)
アイルランド室内合唱団
 ヒリアーが誘う喜びに溢れたクリスマス・キャロルの世界

 録音:2012 年6 月& 2014 年1 月

 ポール・ヒリアー最新盤は、喜びにあふれたクリスマス・キャロル集。7 曲収録されているアンティフォナは古くから伝わる聖歌で、すべて待降節にまつわるもの。ほかにも、アイルランド、アメリカ、ヨーロッパ中・東部の近代の作曲家によるものまで幅広く網羅しています。
 
HMU 907619
\2700
ジョン・ハービソン(b.1938):作品集
 1. STRING TRIO(2013)
 2. FOUR SONGS OF SOLITUDE(1985)
 3. SONGS AMERICA LOVES TO SING(2004)
カメラータ・パシフィカのメンバー
アドリアン・スペンス(Fl)
ホセ・フランク=バッレスター(Cl)
ポール・ファン(Vn)
アニ・アズナヴォーリアン(Vc)
ウォレン・ジョーンズ(Pf)
 アメリカ作曲界の大御所、ジョン・ハービソン作品集

 録音:2014 年1&5 月/70’15

 ジョン・ハービソンは、アメリカが世界に誇る作曲家のひとり。交響曲(6 曲)、オペラ(3 作)、協奏曲(12 曲)、ほかにも5 曲の弦楽四重奏曲や大規模な合唱作品などを作曲している、アメリカの大御所です。
 シカゴ響、ニューヨーク・フィルなどから委嘱作品多数、レヴァインのメトロポリタン歌劇場就任25 周年のために歌劇「華麗なるギャツビー」を作曲、さらに「ヨハネパウロ二世即位25 周年を記念する和解のコンサート」のためにも声楽作品を作曲するなど、アメリカ内外の大きな仕事を多数手がけてきました。
 今回は、カメラータ・パシフィカの委嘱作でもある「STRING TRIO」のほか、ソロとカノンが楽しめる「SONGS AMERICA LOVES TO SING」、無伴奏ヴァイオリン作品「FOUR SONGS OF SOLITUDE」が収録されており、ハービソンの精緻な世界を楽しむことができます。演奏を手掛けるのはアメリカの西海岸を中心に活躍する、トップ・クラスのアーティストが終結したアンサンブル、カメラータ・パシフィカ。アメリカの精鋭陣が、アメリカを代表する作曲家の作品を真摯に奏でています。
 
限定盤
HMU 807641
(8SACD HYBRID)
特別価格\6000→\5490
.

仏HMのセットものなのですぐに完売します。お早めに。
 東京クヮルテット/ベートーヴェン:弦楽四重奏曲集(全曲)

 ・第1番ヘ長調op.18-1、第2番ト長調op.18-2、
  第3番ニ長調op.18-3、第4番ハ短調op.18-4、
  第5番イ長調op.18-5、第6番変ロ長調op.18-6
    録音:2006 年5月、2007年2月
 ・「ラズモフスキー」四重奏曲集
  〔第7番op.59-1、第8 番op.59-2、第9番op.59-3〕
    録音:2005 年4月26 − 29日
 ・第10番変ホ長調 op.74「ハープ」、第11番へ短調op.95「セリオーソ」
    録音:2007 年11月,場所:アカデミー・オブ・アーツ&レターズ(ニューヨーク)
 ・第12番op.127変ホ長調、第14番 op.131 嬰ハ短調、
  第13番op.130変ロ長調&大フーガ op.133
   (第5楽章カヴァティーナと、最終楽章のアレグロの間に演奏)、
  第15番 op.132 イ短調、第16番 op.135 ヘ長調
    録音:
     op.135/2007年11月(アカデミー・オブ・アーツ&レターズ)、
     opo.127, 131/2008年5月
      (バード大学フィッシャー・センター・フォー・ザ・パフォーマンツ)、
     opp.130, 132, 133/2008年8,9月(東京:王子ホール)
東京クヮルテット
 〔マーティン・ビーヴァー(Vn)
  池田菊衛(Vn)
  磯村和英(Vla)
  クライヴ・グリーンスミス(Vc)〕
 東京クヮルテットの芸術ベートーヴェンの弦楽四重奏全曲がSACDハイブリッドボックスで登場!


 2013 年、44 年の長き活動に幕をおろした東京クヮルテット。2002 年からの最終メンバー(マーティン・ビーヴァー(Vn) 池田菊衛(Vn) 磯村和英(Vla) クライヴ・グリーンスミス(Vc) の4 名)となってからは、ハルモニアムンディからレコーディングを発表していました。
 なかでも、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲は彼らの活動のいわば最後の集大成として注目のプロジェクトとなっておりました。彼らの日本での演奏活動の中心地であった東京・王子ホールで、ハルモニアムンディ・チームがレコーディングを行ったことも話題となりました。このたび、そんなベートーヴェンの全曲がボックス化。しかも、通常盤のみでの発売だった作品18 もSACD ハイブリッドへとマスタリングが施された注目の高音質での登場です。大変お買得なこのボックス、東京クヮルテットという、音楽史上のいまや「レジェンド」的存在の集大成を聴くことができます。

HUNGAROTON

HCD 32739
\2400
若いソプラノとバリトンによるアリア集
 モーツァルト:
  「ドン・ジョヴァンニ」—酒で頭が熱くなるまで
  「フィガロの結婚」—少し目を開けてみるんだ
  「魔笛」—かわいい娘か女房がいれば
 ベッリーニ:「清教徒」—ああ!私は永久にあなたを失った
 ロッシーニ:「セビリアの理髪師」—町の何でも屋
 マスネ:「マノン」—選ぶ!なぜ?
 ドリーブ:「ラクメ」—ラクメよ、お前の優しい眼差しは曇り
   以上 フィリップ・ブロカール(Br)
 「ツァイーデ」—安らかお休みなさい、私のいとしい愛する人
 ベッリーニ:「夢遊病の女」—ああ花よ、こんなに早く萎れてしまうとは
 ドニゼッティ:「ドン・パスクワーレ」—あの騎士のまなざしを
 ヴェルディ:「リゴレット」—麗しいお名前
 プッチーニ:「ジャンニ・スキッキ」—愛するお父さん
 サン=サーンス:「パリサティス」—夜鶯と薔薇
 グノー:「ロメオトジュリエット」—私は夢に生きたい
   以上 ヴィクトリア・マルカリャン(S)
フィリップ・ブロカール(Br)
ヴィクトリア・マルカリャン(S)
シャーンドル・ギュディ(指揮)
セゲド交響楽団
 ハンガリーのアルメル・オペラ・コンクールで最優秀賞を受賞した若いソプラノとバリトンによるアリア集

 録音:2013 年6 月、セゲド/62' 38"

 2008 年からハンガリーのブダペストで行われているアルメル・オペラ・フェスティヴァルでは、同時にコンクールも行っています。このCD には、2012 年の最優秀男声歌手のフィリップ・ブロカールと、最優秀女声歌手のヴィクトリア・マルカリャンの歌うアリアが収録されています。ヴィクトリア・マルカリャンはグルジア出身。トビリシ、モスクワで学んだ後、国際パリ・オペラ・コンクールで優勝して知名度を上げました。フィリップ・ブロカールはフランスのバリトン。2008 年にピカルディでの第15 回ヨーロッパ音楽コンクールで第2 位。二人とも今後の活躍が期待される歌手です。シャーンドル・ギュディは1959 年、ハンガリー南部のセクサール生まれの指揮者。1999 年からセゲド交響楽団の首席指揮者、2008 年からセゲド国立劇場の総監督およびセゲド交響楽団の音楽監督を務めています。

<LP>


AUDITE(LP)


AU 82501
(LP)
\4200
「グリーグ:管弦楽作品集Vol. 1/オードラン」
 [side A] 23’26”
  ・「ペール・ギュント」第1組曲op.46
  ・交響的舞曲集op.64〜第1番
 [side B] 24’53”
  ・交響的舞曲集op.64〜第2番、第3番&第4番
アイヴィン・オードラン(指揮)
ケルンWDR 交響楽団
 DMM(ダイレクト・メタル・マスターカット)180 グラム重量盤仕様、パヌラの直弟子オードランによるグリーグ管弦楽曲シリーズこだわりのアナログ化

 録音:2010 年10 月4-8 日/ケルン・フィルハーモニー(デジタル・セッション)[WDR 制作]/DDD、ステレオ、62’40”

 ノルウェーが生んだ大作曲家グリーグの管弦楽曲全曲を、ベルゲン育ちの指揮者オードランがケルンWDR 響を率いてレコーディングするaudite のシリーズは、グリーグの音楽語法のつぼを押さえた音楽作りと優秀な録音で評判を呼んでいます。
 SACD ハイブリッド盤仕様による全5 巻がまもなく完結予定ですが、このたび楽曲を厳選してアナログ・レコードでもリリースがスタート。アナログ盤第1集には、「ペール・ギュント」第1組曲と、交響的舞曲集の2 作品が収められています。SACD ハイブリッド盤第1 集に収録されていた残りの作品、「ペール・ギュント」第2 組曲とリカルド・ノルドロークの思い出のための葬送行進曲は、組曲「ホルベアの時代より」と鐘の音(ザイドル編曲)とのカップリングで、2014 年11 月にリリースされる予定です。
 「ペール・ギュント」のなかの「朝」や「オーゼの死」で聴かれる、美しくみずみずしい弦楽器の質感と厚みは、レコードならではの魅力にあふれたもので、audite があえてアナログ化するこだわりがわかるような気がします。
 また、グリーグと同じノルウェー出身の画家エドヴァルト・ムンクの「魅惑の森」(1903 年頃)をアレンジしたジャケットも、LP のおおきなサイズだからこそよく映えます。
 DMM(ダイレクト・メタル・マスターカット)。180 グラム重量盤仕様。三方見開きジャケット入り。

ベルリン・フィル自主製作盤(LP)


KKC 1045/48
(4LP+Download)
\23000+税
話題のベルリン・フィル・レコーディングスから豪華アナログBOX が登場!
 シューマン:交響曲全集

  LP1 交響曲第1番変ロ長調作品38[31:07]
  LP2 交響曲第4番ニ短調(1941年版)[24:57]
  LP3 交響曲第2番ハ長調作品61[38:04]
  LP4 交響曲第3番変ホ長調《ライン》作品79[30:38]
サー・サイモン・ラトル(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 話題のベルリン・フィル・レコーディングスから豪華アナログBOX が登場!

 収録:2013 年2 月、10 月、11 月、ベルリン・フィルハーモニー/限定プレス、180 グラム重量盤、日本語帯解説付

 ダウンロード・コード
 最大192kHz/24bit 2.0 Stereo ないし5.0 Surround のハイレゾリューション音源がダウンロード可能なコードが封入されています。
 デジタル・コンサートホール
 ベルリン・フィルのネット映像配信サービス「デジタル・コンサートホール」が7 日間無料でご利用になれるチケットが封入されています。

 2014 年夏にスタートした新レーベル「ベルリン・フィル・レコーディングス」からこだわり抜いたLPが登場。
 名トーンマイスターとして知られているライナー・マイヤール氏の録音スタジオ、エミール・ベルリナー・スタジオで、LPのマスタリングのスペシャリスト、マールテン・デ・ブール氏がマスタリングを担当、ドイツ有数の製造会社「オプティマル」でプレスされています。
 商品仕様は、CD + BD のセット(KKC.9083) 同様音楽愛好家のための特別仕様で、布張りの高級LPボックス、ハードカーバーの美麗ブックレット(36ページ)には、カバーデザインに使用されたKPM 創作花瓶「シューマン」が、あしらわれています。
 花瓶は、19 世紀前半のオリジナル花模様と、当時の典型的な形状を復刻していると同時に、シューマンの作曲当時の「心の闇」を象徴する歪みを持っています。このアルバムのために、KPM とベルリン・フィルのコラボレーションにより特別に制作されました。当ブックレットでは、そのすべての側面が、LP サイズで十全にご覧いただけます。
 さらには最大192kHz/24bit 2.0 Stereo ないし5.0 Surround のハイレゾ音源ダウンロードや「デジタル・コンサートホール」無料試聴チケットが封入され、多角的にベルリン・フィルを堪能できる商品です。世界限定1000 セット(通し番号付)のためお買い逃しのないようご注文ください。







ページ内の商品チェック・ボックスをクリックしたら、最後に 「かごに入れる」ボタンを押してください。
新店内のほかのページのお買い物がありましたら、そちらもすませ、最後に「注文フォームへ」ボタンを押して注文フォームで注文を確定してください。
(チェック内容を変更したら、必ずもう一度「かごに入れる」ボタンをクリックしてください。変更内容がかごに反映されませんので)


注文フォームへ


アリアCD トップページへ



Copyright(C) 2014 ARIA−CD.All rights reserved.72