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第78号
マイナー・レーベル新譜(2)
2014.8.19〜2014.10.24


IPPNW



IPPNW 77
\2500→\2290
ピアノはシフ!
 IPPNW演奏会、歌曲の夕べ、名指揮者ドラティの歌曲集も!

  ドラティ:歌曲集「声」(全11曲)
  ムソルグスキー:歌曲集「死の歌と踊り」(全4曲)
ハンノ・ミュラー=ブラッハマン(Bs-Br)
アンドラーシュ・シフ(P)
 ピアノはシフ!歌はミュラー=ブラッハマン!IPPNW演奏会、歌曲の夕べ、名指揮者ドラティの歌曲集も!

 56’48”

  IPPNW(核戦争防止国際医師会議)の慈善演奏会のCD、2013 年の演奏会の録音が登場しました。
 大物演奏家が参加することで知られているこの演奏会、今回は非常に人気の高いドイツのバスバリトン、ハンノ・ミュラー=ブラッハマンの歌に、なんとアンドラーシュ・シフが伴奏ピアニストを務めています。
 名指揮者アンタル・ドラティは作曲も手掛けています。「声 Die Stimmen」は、1975 年に作曲され翌年初演された歌曲集。ライナー・マリア・リルケの詩による作品で、「物乞いの歌」、「酒飲みの歌」、「自殺者の歌」、「未亡人の歌」など、全11 曲から成ります。調べがつきませんでしたが、これが初録音かもしれません。無調風の音楽は新ウィーン楽派を思わせるものです。
 ミュラー=ブラッハマンは1970 年、ケルンの生まれ。バロック声楽曲から近現代歌曲まで幅広く手掛ける歌手です。ここ数年、著しく声と表現力を充実させており、ベルリンではバレンボイムの指揮でヴォータンも歌っています。ムソルグスキーの「死の歌と踊り」はもちろんロシア語での歌唱です。それにしてもシフの伴奏の素晴らしいこと!歌にピタリと寄り添い、余計に前に出ることは一切ないにも関わらず、常に強い存在感があります。ことにピアノがかなり活躍するムソルグスキーの「死の歌と踊り」の「司令官」は素晴らしいものです。




キング・インターナショナル



KKC 038
\2700→\2490
赤松林太郎/ピアソラの天使〜ピアソラ・オン・ピアノ
 アストル・ピアソラ/山本京子編曲:
  (1)エスクアロ/(2)オブリビオン/
  (3)アディオス・ノニーノ/(4)リベルタンゴ/
  (5)ソレダード/(6)天使の死/
  (7)天使のミロンガ/(8)天使の復活
赤松林太郎(ピアノ)
 圧倒的な存在感。ラテンの情熱とエネルギーに満ちた赤松のタンゴ

 録音:2013 年12 月4 日/ベルフォーレ津山(1)、2014 年8 月14、15 日/神戸市立北神区民センター ありまホール(2)-(8)/DDD、46’ 44”

 「ふたりのドメニコ」で強烈な印象を残した赤松林太郎。圧倒的な存在感と説得力あふれる解釈が高い評価を受けました。その第2 弾はピアソラのタンゴ集。関西で活躍する山本京子の編曲によるピアノ独奏版。
 演奏活動のかたわら、エッセイストとして新聞や雑誌にも連載を持ち、「美しいキモノ」ではモデルも務めるマルチ・タレントです。派手な技巧に加え、自然なフレージングと朗々とした音が非常に魅力的。
 ピアソラのタンゴのなかから、ここでは天使のシリーズをメインに、人気の高い「オブリビオン」や「リベルタンゴ」ももちろん収録。民族色豊かな作品に巧いところを見せる赤松ならではの、南米そのものの空気を感じさせてくれます。


赤松林太郎、今年出たばかりの前作!


KKC 036
\2700→\2490
ふたりのドメニコ/赤松林太郎
 ドメニコ・スカルラッティ:
  (1)ソナタ ホ長調K.531/(2)ハ長調K.159/(3)ニ長調K.178/
  (4)イ長調K.322/(5)ロ短調K.87/(6)ニ長調K.430/
  (7)ニ短調K.64「ガヴォット」/(8)変ロ長調K.440「メヌエット」/
  (9)ヘ短調K.466/(10)ト長調K.63「カプリッチョ」
 ドメニコ・チマローザ:
  (11)ソナタ 変ロ長調C.27/(12)変ホ長調C.37/(13)変ロ長調C.18/
  (14)イ長調C.45/(15)イ短調C.55「シチリアーナ」/(16)イ長調C.11/
  (17)ニ短調C.9/(18)ニ短調C.17/(19)ニ長調C.13/(20)ト長調C.51/
  (21)ト短調C.61/(22)ト長調C.82/(23)ハ短調C.66/(24)ハ長調C.14
赤松林太郎(ピアノ)
 「聡明かつ才能がある」(ヨアヒム・カイザー)強烈な個性とオーラあふれる音楽、天才・赤松林太郎デビュー!

 録音:2013 年12 月2-4 日/ベルフォーレ津山/DDD、60’ 02”

 新しい才能が続々と輩出される日本ピアノ界に、強烈な個性が出現しました。赤松林太郎。何より圧倒的な存在感と説得力あふれる解釈に驚かされます。ピアノの音もたっぷりと豊かで、超絶的な指さばきもふくめ、19 世紀的ピアニズムを感じさせます。演奏のみならず音楽学的研究にも熱心で、珍しい作品の発掘にも積極的。今日の日本では珍しいタイプのピアニストと申せましょう。
 演奏活動のかたわら、エッセイストとして新聞や雑誌にも連載を持ち、「美しいキモノ」ではモデルも務めるマルチ・タレントです。
 このアルバムはスカルラッティとチマローザというふたりのイタリア・バロック作曲家のソナタ集をピアノで挑戦。チェンバロを意識しないピアノならではの表現力と美感を最大限に追求し、あっという間に全曲を聴かせます。

 赤松 林太郎(あかまつ りんたろう)
 1978 年大分生まれ、2 歳よりピアノとヴァイオリンを、6 歳よりチェロを始める。幼少より活動を始め、5 歳の時に小曽根実氏や故・芥川也寸志氏の進行でテレビ出演。10 歳の時には自作カデンツァでモーツァルトの協奏曲を演奏。1990 年に第44 回全日本学生音楽コンクールで優勝して以来、国内の主要なコンクールで優勝を重ねる。1993 年には仙台市教育委員会より平成5 年度の教育功績者に表彰される。1996 年の第1 回浜松国際ピアノアカデミーに参加、最終日のアカデミーコンクールにてファイナリストに選抜される。
 神戸大学を卒業後、パリ・エコール・ノルマル音楽院にてピアノ・室内楽共に高等演奏家課程ディプロムを審査員満場一致で取得(室内楽は全審査員満点による)。ピアノを熊谷玲子、ミハイル・ヴォスクレセンスキー、フランス・クリダ、ジャン・ミコー、ジョルジュ・ナードル、ゾルターン・コチシュ、室内楽をニーナ・パタルチェツ、クリスチャン・イヴァルディ、音楽学を岡田暁生の各氏に師事。
 2000 年に第3 回クララ・シューマン国際ピアノコンクール(審査員にはマルタ・アルゲリッチやネルソン・フレイレなど)で第3 位を受賞した際、Dr. ヨアヒム・カイザーより「聡明かつ才能がある」と評された。国際コンクールでの受賞は10 以上に及ぶ。
 *このCDは弊社独自企画で、海外盤が存在しません。




LA DOLCE VOLTA



LDV 16
\2600→\2390
EXTASE MAXIMA(極限の恍惚)
 ワーグナーゆかりのピアノ作品集!

 ワーグナー/リスト編:「リエンツィ」の主題による幻想曲 S439
 ワーグナー:幻想曲 嬰ヘ短調 WWV 22
 ジェラール・ペソン(1958-):
  マストの上で(水夫の歌)〜
   リヒャルト・ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」第1幕第1場より
 ワーグナー/アルフレッド・ジャエル(1832-1882)編:
  トランスクリプションop.112〜
   ≪リヒャルト・ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」による3つの作品≫より
 ワーグナー/リスト:イゾルデの愛の死
 ワーグナー/フーゴー・ヴォルフ(1860-1903) 編:「ワルキューレ」によるパラフレーズ
 ワーグナー:エレジー 変イ長調 WWV 93
ウィレム・ラチュウミア(ピアノ)
 ハイドシェックの教えをうけたウィレム・ラチュウミアによるワーグナーゆかりの作品集!

 録音:2013 年7 月/日本語解説付き

 ワーグナーのピアノ2 作品と、ワーグナーの楽劇に基づく5 つの編曲作品集。
 ワーグナー若書きの幻想曲 嬰ヘ短調はフレージングやデュナーミクなどにほとんど指示がないという、演奏者の解釈次第で決まるものですが、ラチュウミアは説得力のある演奏を展開しており、非常に意義ある録音となっています。
 ワーグナーの「エレジー」は「トリスタンとイゾルデ」のための草稿から生まれたもの。このディスクをしめくくるのにふさわしい作品です。ものすごい技巧と優れたプログラムの、濃密な時が流れている1 枚です。
 ジェラール・ペソンの「マストの上で」は、パリ市の委嘱作品で、トリスタンの冒頭で若き水夫が歌う旋律に基づいたもの。素朴さと架空の民謡のような性格に惹かれてこの作品を書いたといいます。
 注目は、フーゴー・ヴォルフ編曲の「ワルキューレ」。20 分ほどもかかる圧巻の超絶技巧大曲です。「魔の炎」は、ハープとオーケストラの演奏で聴く迫力以上のすさまじさです。それぞれの声部が、オーケストラで聴くのとは違ったかたちで響いてくるのも興味津津です。
 ラチュウミアは、1974年、リヨン生まれ。フランス国立リヨン高等音楽院で、エリック・ハイドシェック、およびジェリー・ムティエのクラスで学ぶ。審査員満場一致、賞賛付の1 等賞を獲得。修士課程にてムティエのもとでさらなる研?を積み、クロード・エルフェ、イヴォンヌ・ロリオ、エマールらにも薫陶を受けました。2006 年オルレアン国際20 世紀ピアノ音楽コンクールで第1 位を受賞。現代曲の初演、メジャーなレパートリーの両方、このディスクにも見られるような斬新なプログラムで聴衆を魅了しています。



 


LDV 17
\2600→\2390
シューマン:弦楽四重奏曲集
 ・弦楽四重奏曲 イ短調 op.41-1
 ・弦楽四重奏曲 ヘ長調 op.41-2
 ・弦楽四重奏曲 イ長調 op.41-3
エルメス弦楽四重奏団
 〔オメール・ブシェーズ(Vn)、
  エリーゼ・リュウ(Vn)、
  ユン-シン・チャン(Va)、
  アンソニー・コンドウ(Vc)〕
 エルメス弦楽四重奏団によるみずみずしく疾走するシューマン!

 録音:2014 年6 月/日本語解説付き

 2008 年に結成された若きカルテット、エルメス弦楽四重奏団によるシューマンの弦楽四重奏曲全曲録音の登場。これら3 作品はすべて1842年の夏、6月4日から7月22日にかけて作曲されました。クララとの結婚が実現してから約2年後のことで、もっとも充実していた頃の作品。ベートーヴェンら先達から受けた影響も濃厚な41-1、みずみずしさあふれる41-2、大胆でさえある41-3 と、それぞれが違った魅力に満ちた3 作品となっています。エルメス弦楽四重奏団の、一本の緊張の糸がピンと張った、非常に繊細で緻密なアンサンブルが響かせるシューマンの詩情あふれる世界に、心奪われる1 枚です。
 エルメス弦楽四重奏団は、2008 年、リヨン国立音楽院のゾルターン・トートと北浜玲子(ラヴェル四重奏団)のクラスの学生で結成されたカルテットです。イザイ四重奏団やラヴェル四重奏団に早くから才能を認められ、その後、アルテミス四重奏団やアルバン・ベルク四重奏団のもとで徹底的に鍛えられています。2009 年、音楽院での学びを終えた翌年、リヨン国際室内楽コンクールで優勝。2011 年、ジュネーヴ国際コンクールで優勝。2012 年、ニューヨーク・ヤング・コンサート・アーティスト国際オーディションで優勝。アメリカ、アジア、ヨーロッパ各地で演奏会が予定されている、注目度抜群のカルテットです。

 


LDV 15
\2600→\2390
シューベルト最後の年のソナタ&ピアノ・デュオ作品集
 シューベルト(1797-1828):
  1-4. ピアノ・ソナタ 第20番 イ長調 D959
  5. ロンド イ長調 D951
  6. アレグロ イ短調「人生のあらし」
  7. 幻想曲 ヘ短調 D940
フィリップ・カッサール(ピアノ)
セドリック・ペシャ(ピアノ 5,6,7)
 フィリップ・カッサール圧巻のシューベルト!1828年、シューベルト最後の年のソナタ&ピアノ・デュオ作品集

 録音:2014 年2 月/日本語解説付

 フィリップ・カッサールは、1962 年フランス生まれ。パリ国立音楽院でドミニク・メルレとジュヌヴィエーヴ・ジョワに師事。ニキタ・マガロフにも師事しています。1985 年クララ・ハスキル国際ピアノ・コンクール入選、1988 年ダブリン国際ピアノ・コンクールで優勝。日本を含む世界中でツアーを行っています。最近の来日はラ・フォル・ジュルネ音楽祭など。
 ラジオ・フランスの「Notes du Traducteur(訳者(演奏家)のノート)」という音楽番組に約400 回にわたって登場、自らピアノを弾きながら解説をしていくスタイルで、シューベルトについても熱い内容の番組を展開、好評を博しました。
 このディスクに収録されているのは、シューベルトが亡くなった1828 年に完成されたもの。体の不調と闘いながら生み出されたこれらの作品は旺盛な創作意欲に満ちています。D959 のソナタは、前年(1827 年3 月)に亡くなったベートーヴェンへの感謝と敬意を思わせる充実の書法の作品。カッサールは、フランスのピアニストならではの明るい音色で、シューベルト最晩年の名曲の魅力をあますところなく照らし出します。
 D959 のソナタ以外は、ピアノ・デュオ作品。ローザンヌ出身のセドリック・ペシャを相手に迎えています。「人生のあらし」の冒頭の激しい和音から息もピッタリ。幻想曲ヘ短調での耳に残るメランコリックな旋律も美しく、最後の胸を引き裂かれるような激しさまで、一気に聴かせます。



 


LDV 14
\2600→\2390
ビアンコーニが描くクールなショパンの世界
 ショパン:
  1. バラード 第1番 ト短調 op.23
  2. バラード 第2番 ヘ長調 op.38
  3. 前奏曲 嬰ハ短調 op.45
  4. バラード 第3番 変イ長調 op.47
  5. バラード 第4番 ヘ短調 op.52
  6. スケルツォ 第4番 ホ長調 op.54
  7. 舟歌 嬰ヘ長調 op.60
フィリップ・ビアンコーニ(ピアノ)
 録音:2013 年10 月/日本語解説付

 ドビュッシーの前奏曲集(LDV 07、2012 年)も好評だったビアンコーニ。La Dolce Volta レーベル第2 弾となる当アルバムは、バラード全曲をメインに据えたオール・ショパン・プログラム。バラードでは、各曲のスケール感を保ちつつ、感情をこめ過ぎないクールな語り手のような演奏。前奏曲や舟歌での気品、スケルツォでの軽やかさもさすが、の出来栄えです。
 ビアンコーニは、1960 年ニース生まれ。ギャビー・カサドシュ、シモーヌ・デルベール=フェリヴェ( マルグリット・ロンとロベール・カサドシュの弟子)に学びました。第7 回ヴァン・クライバーン国際コンクールで銀メダルを受賞しています。1980 年代には20 代という若さで絶頂期のヘルマン・プライとも多数共演。また、ランパル、シュタルケル、ゲイリー・ホフマン、ガルネリ弦楽四重奏団、ターリヒ弦楽四重奏団などとの名演を展開したヴェテランです。




LSO LIVE



LSO 0765
(1SACD HYBRID +
1Blu-ray audio)
\4800→\4390
.
.

ガーディナー&LSO/メンデルスゾーン・シリーズ第1弾

 ピリスとのシューマン:ピアノ協奏曲

  メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」op.26
  シューマン:ピアノ協奏曲イ短調op.54
  メンデルスゾーン:交響曲第3番イ短調op.56「スコットランド」


 特典映像 :
  メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」op.26
  シューマン:ピアノ協奏曲イ短調op.54
  メンデルスゾーン:交響曲第3番イ短調op.56「スコットランド」

マリア・ジョアン・ピリス(ピアノ)
サー・ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
ロンドン交響楽団
特典映像 :
 マリア・ジョアン・ピリス(ピアノ)
 サー・ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
 ロンドン交響楽団
 超優秀録音。ガーディナーによるメンデルスゾーン・シリーズ「スコットランド」&「フィンガルの洞窟」超強力カップリング!ピリス独奏のシューマンの協奏曲、SACDハイブリッド+ピュア・オーディオ・ブルーレイ・ディスク仕様!コンサート当日のライヴ映像も全プログラム丸ごと収録!

 収録:2014 年1 月21 日/ロンドン、バービカン・ホール(ライヴ)/DSD5.1チャンネル、ステレオ、78’
 DSD5.1チャンネルプロデューサー:ジェイムズ・マリンソン、エンジニアリング、ミキシング&マスタリング:Classic Sound Ltd/[SACD : DSD5.0 surround stereo / 2.0 stereo][Pure Audio Blu ray : 5.0 DTS-HD Master Audio (24bit/192kHz), 2.0 LPCM (24bit/192kHz)]
 特典映像 :収録:2014 年1 月21 日/ロンドン、バービカン・ホール(ライヴ)

 サー・ジョン・エリオット・ガーディナーがロンドン響を指揮して、メンデルスゾーンの交響曲第3 番「スコットランド」と序曲「フィンガルの洞窟」をレコーディング。2014 年1 月21 日に、バービカンで行われたコンサートの模様をライヴ収録したもので、当コンビによるメンデルスゾーンの交響曲全集録音シリーズ第1 弾となります。ロンドン響にとっては、アバドの指揮でメンデルスゾーンの交響曲全集を初めて完成したのが1985 年のことですので、完成すればほぼ30 年ぶりの新たな全集の登場ともなります。
 よく知られるように、ガーディナーは、1996 年にウィーン・フィルを指揮して交響曲第5 番「宗教改革」をライヴ録音、1997 年にウィーン・フィルを指揮して交響曲第4 番「イタリア」“現行版” の全曲をセッション録音しています。
 しかも、交響曲第4 番「イタリア」について、ガーディナーは1998 年にウィーン・フィルを指揮して、こんどは1833 / 34 年改訂版から、第2 楽章から第4楽章をセッション録音するというこだわりをみせてもいました。
 このウィーン・フィルとの交響曲シリーズは残念ながら、全集完成には至らなかったので、16 年の時を経て、新たなシリーズにかけるガーディナーの意気込みたるや、ひとかたならぬものがありそうです。ロンドン響との顔合わせは、ガーディナーがここ毎シーズン、定期公演への客演を重ねて、親密な関係を保持しているだけに、出来ばえにはかなりの期待を持って迎えられるところです。なお、プログラム・ノートの執筆もガーディナー自らが手掛けており、ここにもシリーズに向けた気合いのほどが伺えます。
 
 このたびは豪華なカップリングもおおきな魅力。メンデルスゾーンの2 作品と同日の演奏で、名手ピリス(ピリスとも)をソリストに迎えた、シューマンのピアノ協奏曲を収録しています。ピリスは、1997 年9 月にアバド指揮のヨーロッパ室内管と同曲をセッション録音していたので、16 年ぶりの再録音ということになります。ピリスはシューマンをキャリアの初期から取り上げて得意としていますが、美しく磨き抜かれた音色とあたたかい情感のこもった音楽に集約される、近年の進境には著しいものがあり、こちらも興味の尽きない内容といえるでしょう。

 なお、当アルバムでは、従来のSACD ハイブリッド盤に加えて、同一の演奏内容を収めたピュア・オーディオ・ブルーレイ・ディスクが同梱されます。お手持ちのブルーレイ・ディスク・プレーヤーで手軽に楽しめるハイスペックのフォーマットへの対応は、かねてよりオーディオ・ファイルからの要望も高かったのでなんとも嬉しい配慮といえるでしょう。

 さらにボーナス映像として、ブルーレイ・ディスクのビデオ・パートには、2014 年1 月21 日の本拠バービカンにおけるコンサート当日すべてのプログラム、序曲、協奏曲、交響曲が丸ごと収められ、まさに至れり尽くせりの仕様となっております。
 
LSO 0757
(1SACD HYBRID+
1Blu-ray audio)
\4800→\4390
ゲルギエフ「幻想」再録音
 全曲演奏のライヴ映像も丸ごとBlu-ray 収録!

  ベルリオーズ:
  序曲「ウェイヴァリー」op.1
  幻想交響曲 op.14

 ※ 特典映像:
    ベルリオーズ:幻想交響曲 op.14(全曲演奏)
ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
ロンドン交響楽団
 超優秀録音。ゲルギエフ&LSOによるベルリオーズ・シリーズがスタート!第1 弾は巨匠10年ぶりの「幻想」再録音、LSO 初!ピュア・オーディオ・ブルーレイ・ディスクを同梱「幻想」全曲演奏のライヴ映像も丸ごと収録!

 収録:2013 年10 月31 日 & 11 月14 日/ロンドン、バービカンホール(ライヴ)/プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
 エンジニアリング、ミキシング&マスタリング:ジョナサン・ストークス[SACD : DSD5.1 surround stereo / 2.0 stereo][Pure Audio Blu ray : 5.1 DTS-HD Master Audio (24bit/192kHz), 2.0 LPCM (24bit/192kHz)]/DSD5.1チャンネル、ステレオ
 特典映像 :収録:2013 年11 月14 日/ロンドン、バービカンホール(ライヴ)

 ゲルギエフがロンドン響を指揮して、あらたにベルリオーズのシリーズをスタート。第1 弾の「幻想交響曲」と序曲「ウェイヴァリー」は、2013 年の秋、当コンビがシーズンの目玉に掲げたベルリオーズ・プロジェクトにおける公演の模様をライヴ収録したものです。ゲルギエフ2 度目の「幻想交響曲」は、ウィーン・フィルを指揮した当時のフィリップスへのセッション・レコーディングが2003 年でしたので、このたびは10 年ぶりの再録音ということになります。
 よく知られる通り、ベルリオーズはロンドン響にとって、この作曲家のエキスパート、サー・コリン・デイヴィスのもとで半世紀以上に亘って共に取り組んできた、もっとも得意とするレパートリーのひとつ。膨大なディスコグラフィを構築する過程で、デイヴィス指揮でロンドン響は「幻想交響曲」について、2 度もレコーディング(1963 年セッション、2000 年ライヴ)を果たすほどで、演奏内容はその音楽語法を体得してきた自負を感じさせる説得力の強いものでした。
 ちなみに、ロンドン響はこの間、1967 年にブーレーズ、1975&76 年にプレヴィン、1977 年にパイタ、1988 年にフレモー、1989 年にスクロヴァチェフスキと、じつにさまざまな指揮者とも「幻想交響曲」のいくつもの個性的な演奏を生み出してもいました。
 こうした背景を踏まえると、ここでのロンドン響との顔合わせはたいへん意味あるところで、いつにもましてゲルギエフにとって、おおきな強みといえそうですが、ゲルギエフもまた、ベルリオーズに傾ける情熱にかけてはかなりのものがあります。
 公演に先立って行われたインタビューでゲルギエフは、ベルリオーズの音楽の魅力について熱っぽく次のように語っています。
「ベルリオーズの響きはとても現代的で、とても新鮮で予測不可能なものなのです。書法は独自のスタイルで貫かれています。それこそがいつもわたしをベルリオーズに惹きつけてやまないのです。」
 ゲルギエフとロンドン響によるベルリオーズ・プロジェクトは、実質的には10月31日から11月17日までの2週間半と短期間ながら、本拠バービカン8公演と、ヨーロッパ・ツアーを併せた全13 公演が組まれ、当アルバムの2 作品のほかにも、「イタリアのハロルド」、「ファウストの劫罰」、「ロメオとジュリエット」、歌曲集「夏の夜」、カンタータ「クレオパトラの死」、「ベンヴェヌート・チェッリーニ」序曲といった主要な作品が網羅的に演奏される大がかりで本格的なものでした。
 本レコーディングに際して、ゲルギエフ自身は2013 年5 月に、もうひとつの手兵マリインスキー劇場管を指揮して「幻想交響曲」を演奏してもいましたし、ロンドン響とは「幻想交響曲」と序曲「ウェイヴァリー」を11 月8 日にブルノ、9 日にザンクト・ペルテン、10 日にエッセン、16 日にパリのサル・プレイエルでも取り上げていたことから、実演でのプログラムと並行して演奏内容を検証しつつ、集中してその解釈を掘り下げる機会にも恵まれていたとおもわれます。
 「幻想交響曲」の演奏時間について。ウィーン・フィル盤との比較では、ロンドン響新盤は第1、第4 楽章のすべての反復を実行して10 分以上長くなっています。このあたりにもゲルギエフの細部の情報に対するこだわりが垣間見えて、より踏み込んだアプローチを期待出来そうです。
 なお、当アルバムではLSO Live 初の試みとして、従来のSACD ハイブリッド盤に加えて、同一の演奏内容を収めたピュア・オーディオ・ブルーレイ・ディスクが同梱されます。お手持ちのブルーレイ・ディスク・プレーヤーで手軽に楽しめるハイスペックのフォーマットへの対応は、かねてよりオーディオ・ファイルからの要望も高かったのでなんとも嬉しい配慮といえるでしょう。
 さらにボーナス映像として、ブルーレイ・ディスクのビデオ・パートには、本拠バービカンにおける11 月14 日分の「幻想交響曲」の全曲演奏が丸ごと収められ、まさに至れり尽くせりの仕様となっております。

 【ゲルギエフの「幻想」トラックタイム比較】
  ・LSO(2013年)       I.16’04 +II.6’50 +III.16’03 +IV.6’51 +V.9’48 = 60’29(※実測値)
  ・ウィーン・フィル(2003年) I.13’57 +II.6’31 +III.15’03 +IV.4’50 +V.9’25 = 49’46
 


LSO 0752
(SACD HYBRID)
\2500→\2290
LSO 弦楽アンサンブル
 チャイコフスキー&バルトーク

  チャイコフスキー:弦楽セレナード ハ長調op.48
  バルトーク:ディヴェルティメントSz.113
ロマン・シモヴィチ(リーダー)
LSO 弦楽アンサンブル
 超優秀録音。ロンドン響の若きリーダー、ロマン・シモヴィチ率いるLSO 弦楽アンサンブル、デビュー!チャイコフスキーの弦楽セレナード、バルトークのディヴェルティメント

 収録:2013 年10 月27 日/ロンドン、バービカン・ホール(ライヴ)/DSD5.1、マルチチャンネル、ステレオ、55’
 プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン/エンジニアリング、ミキシング&マスタリング:Classic Sound Ltd

 SACD ハイブリッド盤。ロンドン響の誇る弦楽セクションは、2014 年に創立110 周年を迎えた名門楽団の看板として、その実力を遺憾なく示してきました。
 たとえば、コリン・デイヴィスとは、崇高で深遠な表情を湛えたエルガー、透明で清澄な空気に包まれるシベリウスで、さらに、ゲルギエフのもとではプロコフィエフやシマノフスキといったユニークなプログラムで、世界中の音楽ファンを魅了し続けているのは周知の通り。
 このほどLSO 弦楽アンサンブルがLSO Live より堂々のデビュー。2013 年10 月にバービカンでおこなわれたコンサート前半の演目をライヴ収録したもので、美しく親しみやすい旋律の宝庫であるチャイコフスキーに、ソリッドなサウンドでアンサンブルの精度が否応なく試されるバルトークという、弦楽合奏の魅力を伝える究極の組み合わせになります。

 以下は、ゲルギエフのお気に入りで、アンサンブルを率いるロンドン響の若きリーダー、ロマン・シモヴィチによるレコーディングについての談話です。
  「わたしは、LSO 弦楽アンサンブルを指揮するとき、いつもゾクゾクする。たった数日間、信じられないほど精力的に取り組むだけで、チャイコフスキーの弦楽セレナードとバルトークのディヴェルティメントの途方もなくゆたかな音色を習得したんだ。わたしたちは、自分たちの耳と反応を頼りに親密な室内楽の響きを習得したかったんだ。プレーヤー誰もがこのレコーディングで各自の重要性と影響力を実感したし、わたしにとっては彼らのチームの一員であることと、この録音に参加できたことはたいへんな名誉だよ。LSO 弦楽アンサンブルはほんとうに特別なアンサンブルだ。」




MELBA



MR 301146
\2700→\2490
大戦の痕跡〜イギリス・ピアノ曲集
 (1)ディーリアス:3つの前奏曲 (1925)
 (2)バックス:ピアノ・ソナタ第3番嬰ト短調 (1929)
 (3)ヴォーン=ウィリアムズ:ギボンスの歌曲第13番による讃美歌前奏曲 (1928)
 (4)フランク・ブリッジ:ピアノ・ソナタ (1925)
 (5)チャップリン(マーティン編曲):スマイル
ベンジャミン・マーティン(Pf)
 イギリスにこんな魅力的なピアノ曲があった!

 62’ 08”

 イギリスには魅力的なピアノ曲が多々ありますが、作曲者の名は有名であっても、あまりポピュラーとはいえません。ここでは主に1920 年代後半に作られた作品を集めています。
 日本では昭和の始まりの時期。ヨーロッパでは第1次世界大戦が1918 年に終結しましたが、ソ連が誕生しスターリンが政権を掌握、イタリアではファシストが独裁政権を確立、ニューヨークでは株が大暴落して世界大恐慌が始まるなど、世界が不穏な情勢に包まれていました。
 ディーリアスの前奏曲はいずれも1 分そこそこの小品ですが、透明かつ儚なげで、とびきりの美しさ。バックスのピアノ・ソナタ第3 番とヴォーン=ウィリアムズの珍しいピアノ曲は、いずれも名女流ハリエット・コーエンに捧げられた興味深いもの。ヴォーン=ウィリアムズの曲は一度も臨時記号が現れないのが、1920 年代の作品らしからぬ感覚。ブリッジのピアノ・ソナタは戦死した友人の追悼作で、悲痛な感情に満ちています。最後の演奏者マーティン自身編によるチャップリンの「スマイル」に癒されます。
 ベンジャミン・マーティンは「新世紀一の才能ある若手」と賞されたオーストラリア期待の星。ジュリアード音楽大学でジョン・ブラウニングに師事、BIS レーベルでもマルティン・フレストとの共演盤があります。
 


MR 301144
\2700→\2490
世界初録音! 2台8手によるマーラーの「復活」
 マーラー:交響曲第2番ハ短調「復活」
  (ハインリヒ・フォン・ボックレット編・2台ピアノ8手版)
ブライアリー・カッティング
アンジェラ・ターナー
スティーヴン・エマーソン
スチュワート・ケリー(Pf)
 78’00”

 マーラーの交響曲第2 番「復活」は1894 年に完成されました。その初演に先立ち、ベーン編曲による2 台ピアノ4 手版で試演されましたが、1895年にハインリヒ・フォン・ボックレットが4 人のピアニストのための2 台ピアノ8 手用編曲を行いました。さらに4 年後の1899 年にブルーノ・ワルターが1 台ピアノ4 手版編曲をしたため、作曲者公認のものとして3 種のピアノ・デュオ編曲が知られています。ベーンの2 台版、ワルターの連弾版はすでに録音が存在しますが、2 人の独唱と合唱、オルガンやバンダまで含む大編成の原曲は4 本の手に余るため、倍の8 手による効果と表現力が強みを発揮します。
 オーディオが生まれる以前、大規模なオーケストラ曲を鑑賞する手段はピアノ用編曲が一番でした。そのなかで2 台ピアノを4 人で演奏する8 手は、多くの音を再現できるだけでなく、技術的負担も軽減され、さらに演奏に加わる楽しみもあることで、今日の想像以上にポピュラーで多くの編曲が産み出されました。この「復活」もそのひとつで、19 世紀後半の愛好家の音楽需要が伺える点でも重要な資料と申せましょう。
 4 人で弾くため、クライマックスの盛り上がりと音量はすさまじいのひとことに尽きますが、全体としては思いのほかすっきりしていて室内楽的なのに驚かされます。独唱や合唱の部分も工夫がなされていて思わずひきこまれる世界となっています。
 演奏の4 名はいずれもオーストラリアの実力派。ブライアリー・カッティングとアンジェラ・ターナーはデュオを組んでもいて、絶妙なバランスを聴かせてくれます。
 マーラーの交響曲第2 番がまったく新しいピアノ曲として眼前に姿を現します。
 

MR 301145
\2700
荒野の声
 (1)ハンス・ガル:ヴィオラ・ソナタOp.101
 (2)クシェネク:ヴィオラ・ソナタOp.117
 (3)ガル:即興曲
 (4)クシェネク:無伴奏ヴィオラ・ソナタOp.92 の3
 (5)ガル:ヴィオラとピアノのための組曲Op.102a
ロジャー・ベネディクト(ヴィオラ)
ティモシー・ヤング(ピアノ)
 ヴィオラ関係者注目、こんな魅力的なレパートリーがあった!

 67’ 50”

 ハンス・ガル(1890-1987)とエルンスト・クシェネク(1900-1991)は同世代で、ともにオースリア出身のユダヤ系作曲家。ナチスを逃れガルはイギリスへ、クシェネクはアメリカへ渡り、それぞれの新天地で手掛けたヴィオラ曲を集めています。いずれもヴィオラの貴重なオリジナル・レパートリーで、ガルの3篇は世界初録音。明るく楽天的で、おとぎ話のような世界が超オススメ。
 現代オーストラリアを代表するヴィオラ奏者ロジャー・ベネディクト。22 歳でロンドン・フィルに入団、29 歳でフィルハーモニア管の首席奏者、2002年からはシドニー交響楽団の首席を務めています。技術の高さに加え、レパートリーの広さも特徴。

NAIVE

V 5385
\2600
アーロン・ピルサン、デビュー!19歳の「さすらい人幻想曲」!
 ベートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ第16番 ト長調 op.31-1
  「プロメテウスの創造物」の主題による15の変奏曲とフーガ 変ホ長調 op.35
 シューベルト:
  16のドイツ舞曲 op.33 D783
  さすらい人幻想曲 op.15 D760
アーロン・ピルサン(ピアノ)
 録音:2014 年1 月/スタジオ2、バイエルン放送

 1995 年生まれの天才ピアニスト、アーロン・ピルサンのデビュー盤。ピルサンは、オーストリアのドルンビルン出身。オーストリアの音楽学校で学んだあと、モーツァルテウムで、現在はハノーファー音楽院でラルス・フォークトのもと研鑽を積んでいます。コンクールなどで入賞多数、また、2011年にはFono Forum 誌の「ヤング・アーティスト・オブ・ザ・イヤー」に選ばれ、また、2014 −15 のシーズンにはECHO(ヨーロッパ・コンサート・ホール協会)から「ライジング・スター」に指名され、世界の名だたるコンサートホールでのリサイタル・ツアーが予定されているなど、注目の存在です。
 非常にカッチリとした滑舌のよいベートーヴェンは非常に好感度大。シューベルトの16 のドイツ舞曲(レントラー)は、各曲のキャラクターを的確につかんだ演奏。さすらい人幻想曲は、壮大な作品に対して大上段にかまえることなく、19 歳の等身大の演奏を展開しており、こちらも好感度大。テクニックが完ぺきなことは言うまでもありません。怒涛の終楽章も力で押しきるのではなく、細かな緩急をつけながらもクライマックスにもっていく技は圧巻です。アーロン・ピルサン、非常に清潔感のある音色とハキハキとした音楽で好感のもてる逸材の登場です!
 

EL 1445
\2600
シューベルト:作品集
 高雅なワルツ集 op.77 D969
 ピアノ・ソナタ第4番 イ短調 op.164 D537
 34の感傷的なワルツ(全曲) op.50 D779
 ハンガリーのメロディ ロ短調 D817
ギョーム・コッポラ(ピアノ)
 フランスの俊英による透明感のあるシューベルト

 録音:2014 年

 パリ音楽院リグット門下の逸材、ギョーム・コッポラによるシューベルト作品集。34 の感傷的なワルツ全曲が入っているのも貴重。
 


OP 30563
特別価格\2100→\1890
アレッサンドリーニ率いるコンチェルト・イタリアーノ、30周年記念アルバム!
 1. モンテヴェルディ(1567-1643):『オルフェオ』よりトッカータ
 2. モンテヴェルディ:『音楽の諧謔』より”Damigella tutta bella”
 3. モンテヴェルディ:
  マドリガーレ集第5巻より”つれないアマリッリ(Cruda Amarilli)”
 4. モンテヴェルディ:マドリガーレ集第8巻より”Ballo dell’Imperatore”
 5. マレンツィオ(1553-1599):
  マドリガーレ集第7巻より”つれないアマリッリ(Cruda Amarilli)”
 6. フィリッポ・デ・モンテ(1521-1603):
  マドリガーレ集第17巻より”Di mie dogliose note”
 7. ルカ・ルッツァスキ(1545-1607):
  マドリガーレ集第5巻より”Ahi, cruda sorte mia”
 8. ジェズアルド(1560-1613):Asciugate i begl’occhi
 9. A.スカルラッティ(160-1725):
  アニュス・デイ(Messa per il Santissimo Natale)
 10. ベンチーニ(1675?-1755):8 声のマドリガーレ”Quia fecit mihi magna”
 11. ヘンデル:歌劇「アレッサンドロ」HWV21より序曲
 12. ヘンデル:歌劇「インド王ポーロ」HWV28より
  二重唱アリア”Caro! Dolce! Amico amplesso”
   〔サンドリーヌ・ピオー(S)、サラ・ミンガルド(A)〕
 13. ボノンチーニ:スターバト・マーテルより
 14. ヴィヴァルディ:協奏曲 ハ長調 RV554aよりアレグロ
 15. ヴィヴァルディ:祝されたセレナータ RV 593より
 16. ヴィヴァルディ:協奏曲 ト短調 RV 156よりアレグロ
 17. ヴィヴァルディ:協奏曲 ト長調 RV 160よりアレグロ
 18. Frantisek Ignak Angonin Tuma(1704-1774):
  シンフォニア 変ロ長調よりアンダンテ
 19. J.S.バッハ:イタリア協奏曲 BWV 971よりアレグロ
 20. J.S.バッハ:フーガの技法よりコントラプンクトゥス7
 21. J.S.バッハ:協奏曲 ヘ長調 BWV1057よりアレグロ・アッサイ
 22. J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲 BWV1049よりプレスト
 23. モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈りより
 24. アレッサンドリーニ:シャコンヌ
リナルド・アレッサンドリーニ
 (指揮、チェンバロ)
コンチェルト・イタリアーノ
 アレッサンドリーニ率いるコンチェルト・イタリアーノ、30周年記念アルバム!バロック名曲の聴きどころ満載

 アレッサンドリーニ率いる名門アンサンブル、コンチェルト・イタリアーノの結成30 周年を記念して編まれたアルバム。ルネサンスからバロック、さらにアレッサンドリーニ自身の作品までを網羅した、聴きどころ満載の1枚です!
 
V 5366
\2600→\2390
サンドリーヌ・ピオー/
 モーツァルト:オペラ・アリア集〜
  DESPARATE HEROINES(うちひしがれたヒロインたち)

   1.『フィガロの結婚』第4幕より
    「なくしてしまった、どうしよう」(バルバリーナのアリア)
   2.『ドン・ジョヴァンニ』第2幕より
    「酷いですって〜そんな事はおっしゃらないで下さい」
     (ドンナ・アンナのアリア)
   3.『偽りの女庭師』第1幕より
    「ああ小鳩は嘆く」(サンドリーナのアリア)
   4.『ポントの王ミトリダーテ』第3幕より
    ah ben ne fui presaga… pallid’ombre(アスパージアのアリア)
   5.『フィガロの結婚』第4幕より
    「とうとうその時が来たわ〜さぁ、早く来て、喜びのとき」
     (スザンナのアリア)
   6.『偽りの女庭師』第2幕より
    「crudeli, oh dio! Fermate」(サンドリーナのアリア)
   7.『イドメネオ』第2 幕より「たとえ父を失い」(イーリアのアリア)
   8.『ルーチョ・シッラ』第3幕より
    「sposo, mia vita… fra i pensieri」(ジューニアのアリア)
   9.『牧人の王』第2 幕より「l’amero」(アミンタのアリア)
サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)
アイヴァー・ボルトン(指揮)
ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団
 心の琴線をふるわす歌声ピオーによるモーツァルト・アリア集!

 録音:2013 年11 月、スティッフング・モーツァルテウム(ザルブルク)

 故・吉田秀和氏が「鈴を転がすような声」と絶賛したソプラノ、サンドリーヌ・ピオー。2012 年には久々に来日し、美しい声と凝ったプログラムで聴衆を魅了しました。
 そんなピオーが13 年ぶりにモーツァルトのアリアを録音しました。今回も、プログラミングをひとひねりするピオーらしく、「DESPARATE HEROINES(うちひしがれたヒロインたち)」と題し、つらい状況にあるヒロインが歌うアリアを中心に収録。オペラの中のひとつのアリアではありますが、それぞれのアリアのヒロインの心情にピオーが自然に同化しており、どのアリアも、それぞれのヒロインの独白のよう。ボルトン指揮のモーツァルテウム管弦楽団も、ピオーが歌うそれぞれのヒロインの繊細な表情にそっと寄り添った演奏を展開しています。


サンドリーヌ・ピオー

 「鈴を転がすような」という表現がぴったりの可憐な声、それでいて深くしっとりとした表情もたっぷりと含んだ歌声。魅惑のソプラノ、サンドリーヌ・ピオー。
 吉田秀和氏をして「どんな時も、人肌のぬくもりから、遠く離れることはない。この声の与える手ざわり、その感触は--そう、精妙なガラス細工を思わせる」(レコード芸術2003年7月号)と絶賛せしめたピオー。


モーツァルト:「オペラ・アリア集」
Mozart: Opera Arias
E8877
\2600→\2390
「オペラ・アリア集」
 モーツァルト:
  「ポントの王ミトリダーテ」よりアスパージアのアリア「この魂を脅かす運命から」
  同「ひどい苦しみ」 「魔笛」よりパミーナのアリア「ああ、愛の喜びは露と消え」
  「牧人の王(羊飼いの王様)」よりエリーザのアリア「ひどい人!」
  「ルーチョ・シッラ」よりジュリアのアリア「parto, m'affreto」
  同「ah se il crudel periglio」
  「後宮からの誘拐」よりコンスタンツェのアリア
    「あなたと離れて、悲しみは私の運命に」
  同「私は愛していました」
  「皇帝ティートの慈悲」よりセルヴィーリアのアリア「saltro che lagrime」
  「ツァイーデ」よりツァイーデのアリア「おやすみなさい安らかに、私の愛しい方よ」
サンドリーヌ・ピオー(S)
ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ(指)
フライブルク・バロック管弦楽団(オリジナル楽器使用)
 こんな、花の香りのようにモーツァルトのアリアを完璧に歌い切る人が存在するとは。これは技巧とかそんな問題じゃないだろう。
 「精妙なガラス細工を思わせる」と語った吉田氏のコメントはまさにそのとおり。モーツァルトの難曲をまったく難曲と思わせないのだ。おそるべしピオー。今モーツァルトが生きてこの人の歌声を聴いたらなんと言っただろう。いや、即座に新作のオペラの作曲に取り掛かったに違いない。

女性にまつわる歌曲集

V 5063
\2600→\2390
エボカシオン
 ショーソン:
  ヘベop.2-6/魅惑op.2-2/セレナードop.13-2
  蜂雀op.2-7/愛と海の詩op.19よりリラの花咲くころ
 R.シュトラウス:おとめの花op.22(全4曲)
 ドビュッシー:
  星月夜/2つのロマンス(ブールジェ詩)より「そぞろな悩める心」
  麦の花/西風
 ツェムリンスキー:
  愛と春/バラのリボン/春の歌
  私が夜の森を歩くと/誘拐/夏op.27
 ケックラン:
  グラディスのための7つの歌op.151
   愛は私に言った/おまえは彼をとりこにしたと思った
   罠にとらわれて/ナイアス(The Naiad)
   サイクロン/ハト/運命
 シェーンベルク:
  四つの歌op.2
   期待/イエスの物乞い「あなたの金の櫛を渡しにおくれ」
   高揚/森の木漏れ日
サンドリーヌ・ピオー(S)
スーザン・マノフ(Pf)
録音:2006年7月
 今回ピオーがとりあげたのは、女性にまつわる歌曲たち。ケックランで聴かせる甘い表現、ツェムリンスキー作品で聴かせる深い表現・・・。一音一音、一声一声すべてが違った表情をみせてくれる。曲ごとに、様々な色・素材のやわらかな布でくるまれるようなあたたかな気持ちになれる。
 ピオーはこのアルバムを「女性性や愛といった偉大なる神秘を背景に立ち上ってくる、くらくらするようなエロティシズムへの招待」であると語る。

 アメリカ出身でラトヴィアとドイツの血を引くピアニスト、スーザン・マノフは現在パリ国立高等音楽院でも教鞭をとる傍ら、言葉と音に焦点を当てたコンサートやパフォーマンスで注目を集めている実力派。歌詞への深い洞察から生まれるタッチは絶妙。

ドビュッシー「歌曲集」
Melodies
V 4932
\2600→\2390
ドビュッシー:「歌曲集」
 歌曲集「忘れられた小唄」
 (「やるせない夢ごこち」、「巷に雨の降るごとく」、
  「木々の陰は」、「木馬」、「グリーン」、「憂鬱」)
 「蝶々」(未出版)、「薄明の静けさ」、
 「出現」、「後悔」、「ロマンス」
 歌曲集「抒情的散文」
 (「夢に」、「砂浜に」、「花に」、「夕べに」)
 歌曲集「ステファヌ・マラルメの3つの詩」
 (「溜息」、「ささやかな願い」、「扇」)
サンドリーヌ・ピオー(S)
ジョス・ファン・インマゼール(Hf)
[1897年、エラール社製グランド・ピアノ使用]
 インマゼールが弾くエラール製ピアノの響きを得、ドビュッシーの歌曲という新しい分野に挑戦したピオーは、発音やフレージングの完璧さはもちろんのこと、自分の声が持つ響きの深さを生かし、ドビュッシーの歌曲が求める、表現上の空気のような透明さ・清澄さの点でも素晴らしいレベルに達した演奏を披露している。



先日ご案内したエキルベイ&アクサンチュス注目新譜、モーツァルト:レクイエム
ソプラノ・ソロはもちろんピオー!

V 5370
\2600→\2390
モーツァルト:レクイエム KV 626(ジュスマイヤー版) ロランス・エキルベイ(指揮)
アクサンチュス、インスラ・オーケストラ
サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)
サラ・ミンガルド(アルト)
ヴェルナー・ギューラ(テノール)
クリストファー・ピュルヴ(バス)

 管弦楽は初登場のインスラ・オーケストラ、ヴェルサイユ宮殿王室礼拝堂の圧巻の音響!!

 録音:2014 年2 月、ヴェルサイユ宮殿内王室礼拝堂(フランス)

 ロランス・エキルベイ率いる人気合唱アンサンブル・アクサンチュスが、ついにモーツァルトのレクイエムを録音しました!
 アクサンチュスは、指揮者エキルベイによって20 年前に結成された32 名から成る声楽アンサンブル。基本的には無伴奏のレパートリーを中心に演奏しますが、オペラや宗教作品などにも登場します。クラシック名曲を無伴奏合唱に編曲した「トランスクリプション」のCD(世界で13 万枚以上のセールス)で一躍話題となり、その澄んだ歌声が織り成す世界で人々を魅了し続けています。声楽ソロは、故・吉田秀和氏も「鈴をころがすような声」と絶賛したピオー、世界をうならせるアルトのミンガルド、ハルモニアムンディの数々の録音でもおなじみのギューラ、そしてバスはロックバンドでも演奏していたクリストファー・ピュルヴという注目の布陣です。
 そして注目なのが、今回CD デビューとなるオーケストラ、インスラ・オーケストラ。
insula( インスラ) とは脳の一領域、島皮質(とうひしつ)を指し、感情や感覚的な体験に関連がある部分のこと。2012 年にやはりエキルベイによって設立され、古典派からロマン派までの作品を中心に、ピリオド楽器で演奏する団体です。2014/15 のシーズンには、ミンコフスキが音楽監督を務めるモーツァルト週間音楽祭でモーツァルト=ベートーヴェン=ヴェーバーのプログラムを演奏することになっているなど既に注目の活動を展開しています。このレクイエムでも、「怒りの日」での管楽器の炸裂ぶりや「ラクリモサ」での氷のような弦の音色など、聴き手の心を直に刺すような演奏を繰り広げています。
 ヴェルサイユ宮殿内の王室礼拝堂で録音されており、抜群の音響効果の中、美しい歌声、オーケストラの鮮烈な音色が見事に響き合っています。



何度でもご紹介します
店主の生涯ベスト10に入る1枚

エキルベイ(指)/アクサントゥス
サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)
フォーレ/レクイエム

V 5137
\2600→¥2390
フォーレ:(1)レクイエムop.48(1893年版)/
      (2)ラシーヌの賛歌op.11
ロランス・エキルベイ(指)
アクサントゥス
サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)、
ステファン・デグー(バリトン)
管弦楽:フランス国立管弦楽団のメンバー


 1年に一度あるかないか、人生が変わるような音楽に出会うことがある。
 これがそんな1枚。
 このフォーレの「レクイエム」の『ピエ・イエス』を聴いて、特に何も感慨を覚えないという人もいるかもしれない。それはそれで仕方がないと思う。
 ・・・でもおそらく世界の中に何人か、店主のようにこの歌声を聴いて人生が変わる人もいると思う。
 ここまで人は崇高になれるのか。ここまで天上の歌声を現世で生み出すことができる人がいるのか。
 それなりの覚悟を持ってどうぞ。できればあまり人がいないところで。
 涙を見られたくなければ。

 フォーレのレクイエム。
 木を思わせるあたたかな録音で、熱い涙が目頭にじわりと浮かぶ感動が押し寄せる。天上から聴こえてくるかのような美しい演奏は数多くあるが、同じ目線に立っている名演の誕生といえるだろう。
 5曲目の「ピエ・イエス」を歌うのはピオー。透き通った声での祈りに思わず自分の祈りも重ねて聴き入ってしまう。





PENTATONE



PTC 5186510
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
アルガマニヤン、ハチャトゥリアン&プロコフィエフの協奏曲を録音!
 ハチャトゥリアン:ピアノ協奏曲 変ニ長調(1936)
 プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番 ハ長調 Op.26(1921)
ナレ・アルガマニヤン(ピアノ)
アラン・アルティノグル(指揮)
ベルリン放送交響楽団
 内田光子が絶賛!アルメニア出身ピアニスト、アルガマニヤン。ハチャトゥリアン、プロコの協奏曲を録音!!

 セッション録音:2013 年10 月/ベルリン、ベルリン=ブランデンブルク放送、放送局ビル/67’17”

 SACD ハイブリッド盤。Pentatone レーベル一押しのピアニスト、ナレ・アルガマニヤン。Pentatone デビューとなった、ラフマニノフの幻想的小品集、音の絵、コレルリの主題による変奏曲のアルバム(PTC 5186399)では圧巻の技術とダイナミックな表現で衝撃のデビューを飾り、続く第2 弾のリストの協奏曲集(PTC 5186397)では完璧なテクニックを駆使し、見事にコントロールされた演奏を披露してくれました。期待の高まる第3 弾はハチャトゥリアン、プロコフィエフの協奏曲です!
 アルガマニヤンにとってラフマニノフ、リストと並び重要なレパートリーであるプロコフィエフは、彼女のピアニズムに合った作曲家といえ、とりわけ第3番の協奏曲は最もハマった作品といえます。ハチャトゥリアンも同様で、テクニックだけではないアルガマニヤンのカラフルな音色も好印象を受けます。フランスの若手指揮者アラン・アルティノグルとベルリン放送交響楽団の好サポートによりアルガマニヤンの生気あふれる若々しい演奏をご堪能ください。



旧譜
アルガマニヤン

PTC5186399
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
アルメニアの新星アルガマニヤン!
 ラフマニノフ:
  幻想的小品集Op.3/練習曲集《音の絵》Op.33/
  コレルリの主題による変奏曲Op.42
ナレ・アルガマニヤン(ピアノ)
 アルメニアの新星アルガマニヤン!ペンタトーン第1弾はラフマニノフ!

 2008年モントリオール国際音楽コンクールの若き覇者、1989年ウクライナのヴァナゾル生まれの新星ナレ・アルガマニヤンがペンタトーン・デビュー!
 1997年のショパン国際ピアノ・コンクール・イン・ユーゴスラヴィア第1位からスタートしたアルメニアの天才女流ピアニストの国際的なキャリア。2000年のジーナ・バッカウアー国際ピアノ・コンクール(ジュニア部門)では最高位に輝き、2008年には遂にモントリオール国際音楽コンクールの優勝。
 その実力と才能を認めた内田光子から、2012年の夏に行われるマールボロ音楽祭に招待されるなど、アルガマニヤンは現在進行形のサクセスストーリーを歩んでいるのである!
 あのユリア・フィッシャーやマーティン・ヘルムヘンを発掘したペンタトーン(PentaTone)に加わるアルメニアの新星。ペンタトーンでのラフマニノフが、アルガマニヤンにとって次なるステージの大いなる第1歩となる ——。

※録音:2012年1月、ファルテルモント(オランダ)



PTC5186397
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
アルメニアの新星アルガマニヤン!
 "リストのピアノ協奏曲集"!

  リスト:
   ピアノ協奏曲第1番変ホ長調S.124
   ピアノ協奏曲第2番イ長調S.125
   死の舞踏S.126
   ハンガリー幻想曲S.123
ナレ・アルガマニヤン(ピアノ)
アラン・アルティノグル(指揮)
ベルリン放送交響楽団
 ラフマニノフの練習曲集「音の絵」でペンタトーン・デビューを飾った1989年、ウクライナのヴァナゾル出身の若き偉才ナレ・アルガマニヤン。
 ユリア・フィッシャーやマーティン・ヘルムヘンを発掘したペンタトーンが大きな期待を寄せるアルガマニヤンの新録音は、初となる協奏曲録音。プログラムはフランツ・リスト!
 アルガマニヤンがリストのピアノ協奏曲で共演するのは、フランスのマエストロ、アラン・アルティノグルとベルリン放送交響楽団。
 アルガマニヤンにとってのリストの音楽は、ラフマニノフと並ぶメイン・レパートリーであり、14歳でウィーン国立音楽大学への入学を実現させ、2008年モントリオール国際音楽コンクールを制覇した実力を最大限に発揮してくれるに違いない。
 東欧アルメニアから世界へと羽ばたいた新星アルガマニヤンのリスト、それは現在進行形のサクセス・ストーリーの第2章!




 ナレ・アルガマニヤン
 1989 年、アルメニアのヴァナゾル出身。5 歳よりピアノをはじめ、その才能はすぐに開花し、8 歳の頃にはエレヴァンのチャイコフスキー音楽専門学校でアレクサンドル・グルゲノフに師事。14 歳のときにはウィーン国立音楽大学に史上最年少で入学を許可され、その後華やかなコンクール歴を誇ります。なかでも2008 年モントリオール国際コンクールでの優勝は世界的なピアニストとしての第一歩となりました。アルメニアの新星として今後の活躍に期待が高まります。

 演奏会情報
 2015年2月22日(日)14:30 開演 京都コンサートホール・大ホール
  シベリウス:交響幻想曲「ポヒョラの娘」op.49
  グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調op.16*
  ニールセン:交響曲第4 番「不滅」op.29
   オッコ・カム(指揮)、ナレ・アルガマニヤン(ピアノ)*、京都市交響楽団







PRAGA DIGITALS



PRDDSD 250306
(SACD HYBRID)
\2900→\2690
プラジャーク会心のショスタコーヴィチ
 ショスタコーヴィチ:
  (1)弦楽四重奏曲第14番嬰ヘ長調Op.142
  (2)弦楽四重奏のための2つの小品 (1931)
  (3)弦楽四重奏曲第15番変ホ短調Op.144
プラジャークSQ
 不思議な引用の連続。プラジャーク会心のショスタコーヴィチ

 録音:2014 年5 月15-16 日、7 月1、2、9 日/ドモヴィナ・スタジオ(プラハ)/69’ 32”

 SACD ハイブリッド盤。ショスタコーヴィチは番号付きの弦楽四重奏曲を15 曲残していますが、ここでは最晩年の14 番と15 番にプラジャークQが挑戦。いずれも謎めいた引用に満ちていて、想像力をかきたてられます。ショスタコーヴィチが手掛けた最初の弦楽四重奏曲は1931年の「2 つの小品」。第1 曲「エレジー」は、歌劇「ムツェンスクのマクベス夫人」第1 幕のカテリーナのアリア「わかったわ、もう寝る」、第2 曲「ポルカ」はバレエ音楽「黄金時代」の「ポルカ」の編曲。シリアスで悲痛な前者と、人を小馬鹿にしたような後者いずれもショスタコーヴィチの個性に満ちさすが。プラジャークQ が絶妙な演奏を繰り広げ、アルバム全体が何かの暗号のような様相を呈します。

PREISER

PRCD 90828
\2400→\2190
名バリトン、ホルツマイアーが白鳥の歌を再録音!
 シューベルト:白鳥の歌
ヴォルフガング・ホルツマイアー(バリトン)
チャールズ・スペンサー(ピアノ)
フリードリヒ・クラインハプル(チェロ)
 録音:2011 年

 オーストリアを代表するリート歌手ヴォルフガング・ホルツマイアーによるシューベルトの「白鳥の歌」。ホルツマイアーと言えばイモージェン・クーパーとのシューベルト三大歌曲集を約20 年前に録音しており、その洗練された歌声で名盤として聴き継がれています。今回はイギリス出身の優れたリート・ピアニスト、チャールズ・スペンサーをピアニストに迎え2011 年に録音されました。60 歳を迎えさらに円熟した表現力と柔らかな歌声で充実した演奏を聴かせてくれています。
 
PRCD 91258
\2400
アラカルト
 【ウィーン風メニュー】
  L.グルーバー:母さんはウィーン娘Op.100
  モーツァルト:「フィガロの結婚」〜とうとう嬉しい時が来た〜恋人よここに
  アドルフ・ミュラー/ヨハン・ネストロイ:チコリ夫人の歌
 【フランス風メニュー】
  レイナルド・アーン:ぼくの詩に翼があったなら(ユゴー詩)
  グノー:「ロメオとジュリエット」〜私は夢に生きたい
  ルイギー:バラ色の人生(ピアフ詩)
 【イタリア風メニュー】
  ドニゼッティ:糸巻き
  プッチーニ:「ラ・ボエーム」〜わたしが街を歩くと
  プッチーニ:太陽と愛(朝の歌)
 【オーストリア風メニュー】
  ヨハン・シュトラウスII:
   オペレッタ「ファニー・エルスラー」〜シーヴェリングのリラの花
  ニコ・ドスタル:オペレッタ「クリビア」〜私は恋をしている
  ラルフ・ベナツキー:オペレッタ「小さなカフェ」〜メールシュパイゼ
ローラ・シェルヴィツル(ソプラノ)
ビクトリア・クロワ(ピアノ)
 オーストリアの期待のソプラノ、ローラ・シェルヴィツル。このアルバムは、レストランのアラカルト・メニューに見立てたプロフラミングで、ウィーン、オーストリア、フランス、イタリアの各国の作曲家達の歌曲やアリアを収録しています。伸びやかでメリハリと安定感がある歌声が魅力の歌手です。
 
PRCD 90823
\2400→\2190
これぞウィーンの妙!
 ウィーンの新設アンサンブル、ウィーンクラング

  J.S.バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲BWV1043
  モーツァルト:セレナーデ第6番「セレナータ・ノットゥルナ」K239
  チャイコフスキー:弦楽セレナードOp.48
アンサンブル・ウィーンクラング
ブルグハルト・トェルケ(ヴァイオリン)
ミヒャエル・カンツィアン(ヴァイオリン)
クリスティアン・シュルツ(指揮)
 録音:バウムガルテン・カジノ

 2007 年に結成されたアンサンブル・ウィーンクラングとウィーン交響楽団チェロ奏者として知られているクリスティアン・シュルツ指揮による演奏。J.S. バッハの2 つのヴァイオリンのための協奏曲では、ザハール・ブロン氏に師事し現在ドイツ、オーストリアで活躍しているヴァイオリン奏者ブルグハルト・トェルケとミヒャエル・カンツィアンによる共演。生き生きとしたサウンドで楽曲を表現しています。

PROFIL


PH 14037
\2500
洞察〜クリッヒェル・プレイズ・リスト
 リスト:
  (1)バラード第2番ロ短調
  巡礼の年第2年「イタリア」より
   (2)ペトラルカのソネット第47番
   (3)ペトラルカのソネット第104番
   (4)ペトラルカのソネット第123番
   (5)ゴンドラの漕ぎ手
   (6)カンツォーネ
   (7)タランテラ
   (8)ダンテを読みて(ソナタ風幻想曲)
アレクサンダー・クリッヒェル(Pf)
 ブゾーニの再来!現在もっとも期待される若手、アレクサンダー・クリッヒェルがProfil 登場

 録音:2011 年1 月28-30 日/フリードリヒ・エーベルト・ハレ(ハンブルク)/DDD、72’ 03”

 1989 年生まれながら、すでにソニーからアルバムをリリース、来日公演も行っている期待の若手アレクサンダー・クリッヒェル。Profilレーベル初登場。ハンブルク出身のドイツとイタリアのハーフで、ウラジーミル・クライネフとドミートリー・アレクセーエフからロシアン・ピアニズムを会得したコスモポリタンな音楽性の持主です。ことにドイツ的な構築感とイタリア的な歌ごころは大先輩ブゾーニを彷彿させます。リストならではの豪快な技巧も爽快。日本でも人気者になること間違いない注目株です。
 

PH 14036
\2500
反映〜無伴奏ヴァイオリン曲集
 (1)ブーレーズ:アンテーム (1992)
 (2)イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番/第4番
 (3)シャリーノ:6 つのカプリッチョ
 (4)イェルク・ヴィートマン:エチュード第1 - 3番
カロリン・ヴィートマン(Vn)
 物凄い緊張感と白熱のエネルギー、カロリン・ヴィートマン期待の無伴奏

 74’ 59”

 カロリン・ヴィートマンは1976 年ミュンヘン生まれの女流ヴァイオリニスト。ケルンでイゴール・オジムに、ボストンでミシェル・オークレールに師事し、現代作品に強いソリストとして活躍しています。これまでECM に数枚のアルバムがありましたが、今回Profil 初登場。技巧的な無伴奏作品のみを集めています。「現代のバッハ」的に実力派ヴァイオリニストたちが愛奏するイザイの無伴奏ソナタから第2 番と4 番を披露。厳しい緊張感と白熱する音楽が魅力です。実兄の作曲家イェルク・ヴィートマンも注目。
 
PH 14039
\2500
ポートレート
 (1)メシアン:主題と変奏
 (2)シューベルト:ロンド ロ短調D895
 (3)ショーソン:詩曲Op.25
 (4)ヒンデミット:無伴奏ヴァイオリン・ソナタOp.31 の1
 (5)ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3 番ニ短調Op.108
イタマール・ゾルマン(Vn)
クワン・イ(Pf)
 内田光子も絶賛。2011年チャイコフスキー・コンクールの覇者ゾルマン、デビュー

 録音:2013 年10 月5-6 日/ヘッセン放送ゼンデザール(フランクフルト)/DDD、75’ 05”

 2011 年に行われた第14 回チャイコフスキー国際コンクール、ヴァイオリン部門最高位(1 位なしの2 位)に輝いたイタマール・ゾルマンのデビュー・アルバムの登場です。1985 年、イスラエルのテルアビブ生まれ。クリスティアン・テツラフに師事。内田光子が絶賛したことでも話題となりました。デビュー・アルバムはドイツとフランスの名作を集めています。技巧もさることながら、ブラームスのソナタ第3 番で示す若さに似合わぬ深い音楽性に驚かされます。韓流ピアニスト、クワン・イのピアノも聴きものです。
 

PH 14012
\2500
フランスのヴィオラ音楽
 (1)ヴュータン:ヴィオラ・ソナタ変ロ長調Op.36
 (2)ミヨー:4つの顔Op.238
 (3)フォーレ:シシリエンヌOp.78
 (4)同:夢のあとにOp.7
 (5)ドビュッシー:月の光
 (6)フランク:ヴァイオリン・ソナタ(ヴィオラ版)
ペイジュン・シュー(徐沛?)(Va)
パウル・リヴィニウス(Pf)
 次世代のヴィオラの女王、誕生

 録音:2014 年3 月/インマヌエル教会(ヴッパータール)/DDD、70’ 14”

 ペイジュン・シュー(徐沛?)は上海出身の女流ヴィオラ奏者。今井信子、タベア・ツィンマーマンに師事し、2010 年にモスクワで行われたユーリ・バシュメト国際ヴィオラ・コンクールで優勝。将来を嘱望されるヴィオラ界の新星とみなされています。
 今回のアルバムは大ヴァイオリニストだったヴュータンの残した珍しいヴィオラ・ソナタと、フランクの名作ヴァイオリン・ソナタのヴィオラ版という大作2 編と親しみやすい小品をあわせた魅力的な内容となっています。
 
PH 14022
\2500
ハンガリーのヴィオラ音楽
 (1)ファルカシュ:ルーマニア民俗舞曲集 (1950)
 (2)セーニ:フランス組曲 (1984)
 (3)ドラティ:アダージョ (1987)
 (4)ショプロニ:ソナチネ (1964)
 (5)ラースロー・ヴェイネル:ヴィオラ・ソナタ (1939)
 (6)ファルカシュ:アリオーソ (1926)
 (7)リスト:忘れられたロマンス (1880)
 (8)ラヨシュ・スチ:ロマンス (2004/7)
マーテ・スチ(Va)
オリヴァー・トリエンドル(Pf)
 ベルリン・フィル首席ヴィオラ奏者スチ待望のソロ・アルバム

 録音:2014 年3 月/インマヌエル教会(ヴッパータール)/DDD、68’ 19”

 マーテ・スチは1978 年生まれのハンガリーのヴィオラ奏者。当初ヴァイオリンを学び、10 代の初めにハンガリー国内のコンクールでのきなみ優勝したものの、17 歳でヴィオラに転向、2010 年のリエージュ・コンクール、ヴィオラ部門で優勝しました。同年よりベルリン・フィルの首席ヴィオラ奏者を務めています。このアルバムは母国ハンガリーのヴィオラ曲を集めていますが、注目は大指揮者アンタル・ドラティのオリジナル作品「アダージョ」。深々としたヴィオラの音色に魅せられます。
 


PH 14045
\2500→\2290
2013年ライヴ、サラステ&SWR響、マーラーの第5交響曲
 マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調
ユッカ=ペッカ・サラステ(指揮)
ケルンWDR 交響楽団
 録音:2013 年6 月14 & 15 日/ケルン・フィルハーモニー(ライヴ・デジタル)/DDD、ステレオ、70’ 12
 プロデューサー:シュテファン・ハーン/エンジニア:マルク・ホーン/アシスタント・エンジニア:ヴァルター・プラッテ

 ユッカ=ペッカ・サラステがケルンWDR 響を指揮して、マーラーの交響曲第5 番をレコーディング。2013 年6 月にケルン・フィルハーモニーで行われた定期公演の模様をライヴ収録したものです。
 サラステはマーラーの交響曲第5 番を、首席指揮者時代(1987-2001)のフィンランド放送響を指揮して、1990 年5 月にセッション録音していたので、23 年ぶりの再録音ということになります。
 ケルンWDR 響といえば、マーラーの直弟子クレンペラーをはじめ、ミトロプーロス、ロスバウト、ショルティら豪華客演陣、さらには全集録音を完成させたベルティーニといったエキスパートらの薫陶のもと、独自のマーラー演奏の伝統が脈々と受け継がれてきたことで知られています。
 サラステ指揮ケルンWDR 響によるマーラー録音は、2009 年12 月収録の第9 番につづいて2 作目にあたり、当コンビによるライヴ・シリーズもこのたびで5 作を数えます。
 2013 年1 月にライヴ収録された前作、ブラームスの交響曲第1 番& 第3 番は、2010 年のサラステ首席指揮者就任より3 シーズン目を迎えて、両者のいっそうの良好な関係をうかがわせるものでした。
 5 か月後にあたるここでの内容にも、同様のすぐれた出来ばえを期待したいところです。

 [トラックタイム]
 《ケルンWDR 響 / 2013年》    I.12’09 +II.14’01+III.18’45+IV.9’44 +V.15’33= 70’12
 《フィンランド放送響 / 1990年》 I.11’41+II.13’44+III.18’43+IV.9’21+V.14’36= 68’05



サラステ、復活ののろしをあげた
PROFILでのマーラー第9番

PH 10035
\2500→\2290
サラステ&SWR響
 マーラー:交響曲第 9 番ニ長調
ケルン WDR 交響楽団
ユッカ=ペッカ・サラステ(指揮)
2009 年ライヴ、サラステ&SWR響、マーラーの第9交響曲

録音:2009年12月6 & 7日ケルン・フィルハーモニー(ライヴ・デジタル)/DDD、ステレオ
プロデューサー:シュテファン・ハーン/エンジニア:マルク・ホーン

 ユッカ=ペッカ・サラステ。
 今から20年ほど前はシベリウスの交響曲全集を出してヒットするなど、フィンランドの新星指揮者としてサロネンと肩を並べていた。いっしょに酒を飲んだことがあるが、ジーパン履いて実はロックが好きというファンキーできさくな兄ちゃんだった。
 ・・・が、その後CD業界からフっと消えてしまった。
 もちろん2008 年から手兵ケルン WDR 響で首席指揮者を務めているくらいだから、世界各地でコンサート活動はしていたのだろうけど、CDのほうはとんとご無沙汰だった。先日BISからようやくシリヴェストロフの交響曲をリリースしてくれたときは喜んだが、さすがにまだまだ本格的なCD業界への復帰へとはならなかった。誰かの陰謀でCDリリースを邪魔されているのかとも思っていた。
 が、今回ようやくその鬱憤も晴れそう。
 なんと、PROFILからいきなりマーラーの9番が登場。
 サラステはマーラーをコンサートで頻繁に取り上げていて、なかなか評判もよかったらしいので、PROFILの判断は決して意外なものではなかったのだろう。
 さあ、これでサラステの第2期黄金時代が始まるか。

********************



 Profil より、2010 年のマーラー・アニヴァーサリーを盛り上げる注目のライヴ録音が登場します。
 1956 年フィンランドに生まれ、着実にキャリアを積み上げているサラステが、2008 年より首席指揮者を務める手兵ケルン WDR 響を振った第 9 交響曲は、生誕 150 年のアニヴァーサリーを目前に控えた2009 年 12 月 6 日と 7 日に本拠地フィルハーモニーで行われたものです。
 ケルン放送響は、マーラー指揮者として名高いベルティーニが薫陶を授けたことで知られる名門で、全集録音などでもその高い実力は広く知られるところです。
 名指揮者で名教師であったヨルマ・パヌラに指揮法を学び、堅実な指揮が持ち味のサラステと、マーラー演奏に定評あるオーケストラとの顔合わせということで、たいへん楽しみな内容といえるでしょう。


PROFIL/キング・インターナショナル(SACD シングルレイヤー)

 「ベルナルド・ハイティンク&シュターツカペレ・ドレスデンの芸術」
 新マスタリングによるSACD シングルレイヤー全3タイトル
ディスクは海外プレス、日本語オビ&解説つき美麗紙製デジパックの愛蔵版仕様!
初回完全限定生産

 2014 年10 月に創立10 周年を迎える独Profil が、新マスタリング・SACD シングルレイヤー仕様でリリースするシリーズの第2 弾。
 第2 弾の内容は名門シュターツカペレ・ドレスデンの極上ライヴ演奏3 タイトル。
 いずれも指揮は2002 年から04 年にかけて当楽団の首席指揮者を務めた名匠ベルナルド・ハイティンクです。
 1995 年2 月のドレスデン爆撃50 周年記念演奏会におけるマーラーの「復活」、エルベ川が大洪水に見舞われた2002 年12 月公演のブルックナー第8 番など、現代屈指の巨匠指揮者ハイティンクの近年の充実ぶりを知るうえで外せない演奏内容となっております。
 すべてホルガー・ジードラーによる2014 年の最新リマスタリング。
 「ギュンター・ヴァント&ミュンヘン・フィルの芸術」に続いて、このたびも記念リリースにふさわしく、海外にてプレスしたディスクを直輸入、国内で日本語オビと解説を製作し、美麗紙製デジパック・パッケージに収めた愛蔵版仕様となっております。
 初回各500 セット完全限定生産品となります。

KKC 4019
(SACD シングルレイヤー)
\4400
ドレスデン爆撃50周年記念演奏会ライヴ、マーラーの「復活」
 マーラー:交響曲第2番 ハ短調「復活」
シャルロッテ・マルギオーノ(ソプラノ)
ヤルド・ファン・ネス(アルト)
ザクセン州立ドレスデン歌劇場合唱団
ドレスデン交響合唱団
ハンス=ディーター・プフリューゲル(合唱指導)
シュターツカペレ・ドレスデン
 (ドレスデン国立歌劇場管弦楽団)
ベルナルド・ハイティンク(指揮)
 1995年2月13日 ドレスデン爆撃50周年記念演奏会ライヴ、マーラーの「復活」
 レコーディング:1995 年2 月13 日/ドレスデン、ゼンパーオーパーにおけるライヴ/リマスタリング:2014 年/ドルマーゲン、THS Studio
 リマスタリング・エンジニア:ホルガー・ジードラー/日本語オビ&日本語歌詞対訳・解説付、ステレオ
※ SACD 対応プレーヤー専用ディスクです。通常のCD プレーヤーでは再生することができません。
 

KKC 4020
(SACD シングルレイヤー)
\4400
巨匠が大輪の花を咲かせたファン語り草のブルックナー第8番
 ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調 WAB. 108
  (1884-90年,ハース版)
シュターツカペレ・ドレスデン
 (ドレスデン国立歌劇場管弦楽団)
ベルナルド・ハイティンク(指揮)
 2002 年12 月ライヴ、巨匠が大輪の花を咲かせたファン語り草のブルックナー第8番
 レコーディング:2002 年12 月3 日/ドレスデン、ゼンパーオーパーにおけるライヴ/リマスタリング:2014 年/ドルマーゲン、THS Studio
 リマスタリング・エンジニア:ホルガー・ジードラー/日本語オビ&解説付、ステレオ
※ SACD 対応プレーヤー専用ディスクです。通常のCD プレーヤーでは再生することができません。
 

KKC 4021
(SACD シングルレイヤー)
\4400
ブルックナーの第6番、モーツァルトの「プラハ」
 ブルックナー:交響曲第6番 イ長調 WAB. 106(原典版)
 モーツァルト:交響曲第38番 ニ長調 KV 504《プラハ》
シュターツカペレ・ドレスデン
 (ドレスデン国立歌劇場管弦楽団)
ベルナルド・ハイティンク(指揮)
 2003年ライヴ、ブルックナーの第6番、2002年エルベ川大洪水救済ガラ、モーツァルトの「プラハ」
 レコーディング:2003 年11 月2 日/ドレスデン、ゼンパーオーパーにおけるライヴ(ブルックナー)、2002 年9 月2 日/ドレスデン、クルトゥーアパラストにおけるライヴ(モーツァルト)
 リマスタリング:2014 年/ドルマーゲン、THS Studio/リマスタリング・エンジニア:ホルガー・ジードラー/日本語オビ&解説付、ステレオ
※ SACD 対応プレーヤー専用ディスクです。通常のCD プレーヤーでは再生することができません。

RCO LIVE



RCO 14010
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
「ブラス・トゥー/ロイヤル・コンセルトヘボウ・ブラス」
 ・ショスタコーヴィチ/スティーヴン・ヴェルハート編曲:
   「馬あぶ」組曲op. 97a [13’59”]
   収録時期:2014年3月14日/アムステルダム、コンセルトヘボウ(セッション)
 ・デトレフ・グラナート:Concertgeblaas [3’50”]
   収録時期:2013年12月20日/アムステルダム、コンセルトヘボウ(セッション)
 ・トマジ:歌劇「マニャーラのドン・ファン」より
   典礼ファンファーレ [18’20”]
   収録時期:2014年3月6日/アムステルダム、コンセルトヘボウ(セッション)
 ・ピアソラ/スティーヴン・フェルヘルスト編曲:
   「ブエノスアイレスのマリア」組曲 [10’53”]
    収録時期:2013年5月27日/アムステルダム、コンセルトヘボウ(セッション)
     以上イヴァン・メイルマンズ(指揮)
 ・ヒンデミット:弦楽合奏と金管のための演奏会用音楽op. 50 [16’08”]
   クルト・マズア(指揮)
   ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のブラスおよび弦楽セクション
    収録時期:2011年1月26-28日/アムステルダム、コンセルトヘボウ(ライヴ)
ロイヤル・コンセルトへボウ・ブラス
 優秀録音。“さらなる”磨きをかけてロイヤル・コンセルトヘボウ・ブラス第2弾!

 DSD5.0、マルチチャンネル、ステレオ、63’12

 名門コンセルトヘボウ管のブラス・セクションのトップ・プレイヤーらによって、2003 年に結成された「ロイヤル・コンセルトへボウ・ブラス」。おおいに好評を博したデビュー・アルバム(RCO07002)から7 年を経て、注目の続篇の登場です。
 TWO【2 作目】をもじったタイトルの「BRASS TOO」には、ブラスの枠を(超えて)“さらにまた” というアルバムのねらいが込められています。
 多彩で凝った選曲はまさにそのコンセプトの証しで、たとえば、ショスタコーヴィチとピアソラのナンバーは、オリジナル作品ではないことをつい忘れてしまうような仕上がりで、ブラス・アレンジによりあらたな魅力を掘り起こすことに見事成功。
 また、コンセルトヘボウ管のレジデント・コンポーザーとして、当レーベルおなじみのグラナートの新作は、まったく次元の異なるサウンドで、ブラスのあらたな可能性を切り開くものです。
 コンセルトヘボウ管の弦楽セクションが加わるヒンデミットの名作でも、“ビロードの弦” とのコントラストも鮮やかに、ソロ・パートのふんだんな見せ場もこなして、曲の真価をあらためて教えてくれます。
 メンバーの顔ぶれに一部交替がありますが、全篇さすがの腕前で、よりいっそうの磨きのかかった“黄金のブラス” をたっぷりと楽しめます。
 


RCO 14004
(2CD)
\3600→\3290
コンセルトヘボウのオペラ!
 指揮はアンドリス・ネルソンス!

  ワーグナー:歌劇「さまよえるオランダ人」(全曲)
クワンチュル・ユン(バス ダーラント)
アニヤ・カンペ(ソプラノ ゼンタ)
クリストファー・ヴェントリス(テノール エリック)
ジェーン・ヘンシェル(メゾソプラノ マリー)
ラッセル・トーマス(テノール 舵手)
テリエ・ステンスヴォルト(バリトン オランダ人)
バイエルン放送合唱団、NDR 合唱団
マルティン・ライト(合唱指揮)
ケルンWDR 放送合唱団
デイヴィッド・マーロウ(合唱指揮)
アンドリス・ネルソンス(指揮)
ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団
 優秀録音。期待のワーグナー指揮者ネルソンスによる「オランダ人」コンセルトヘボウ管との演奏会形式上演

 収録時期:2013 年5 月24 & 26 日/アムステルダム、コンセルトへボウ(演奏会形式によるライヴ上演)/DSD5.0、マルチチャンネルステレオ、71’11 / 64’03

 2010 年に「ローエングリン」を振って以来、この夏で5 年連続、通算5 度目のバイロイト音楽祭への出演を果たしたネルソンスは、これからの世代を担う期待のワーグナー指揮者といえる存在。そのネルソンスがコンセルトヘボウ管を指揮して、ワーグナーの「さまよえるオランダ人」をレコーディング。このたびRCO Live より登場するアルバムは、ワーグナー・アニヴァーサリーに沸いた2013 年5 月に、音響の良いことで知られる本拠コンセルトヘボウでおこなわれた上演のライヴ録音からのCD 化で、オペラの舞台では無く、演奏会形式による上演ということで音質面でも恵まれているのが特徴といえます。
 コンセルトヘボウ管がピットに入ることは珍しく、長い伝統に比してコンセルトヘボウ管のオペラ録音自体はあまりないので、その意味でも貴重です。オランダ人役には、1943 年ノルウェー出身の大御所、テリエ・ステンスヴォルト。重ねた年輪が孤独と苦悩の役どころにリアルな厚みを与えています。加えて、ゼンタにアニヤ・カンペ、ダーラントにクワンチュル・ユンと、実績あるワーグナー歌いを配しているのも魅力です。
 コーラスもバイエルン放送合唱団、NDR 合唱団、ケルンWDR 放送合唱団と、ドイツ屈指の3 団体を迎えた強力な布陣。
 ネルソンスがコンセルトヘボウ管を指揮したソフトではほかに、ルツェルン音楽祭2011 におけるショスタコーヴィチの交響曲第8 番、リムスキー=コルサコフの「シェエラザード」のライヴ映像作品などがあり、たいへん相性のよいところをみせてもいたので、このたびの出来ばえにはかなりの期待が持てそうです。

SIMAX

PSC 1313
\2600
ハバナ、リオ、モスクワ
 レオ・ブローウェル(1939-):
  ギター協奏曲第3番「コンチェルト・エレジアーコ」
 エイトル・ヴィラ=ロボス(1887-1959):
  ギターと小管弦楽のための協奏曲
 ニキータ・コシュキン(1956-):ベルゲン協奏曲
スタイン=エーリク・オールセン(ギター)
テリエ・ミケルセン(指揮)
アカデミー・オブ・セントマーティン・
 イン・ザ・フィールズ
 ノルウェーのギタリスト、スタイン=エーリク・オールセンが弾くハバナ、リオ、モスクワ3 都市の作曲家によるギター協奏曲

 録音:2013 年6 月25 日-27 日 アビーロードスタジオ、第1スタジオ(ロンドン)/71’15
 制作: サイモン・キルン 録音: アルネ・アクセルベルグ

 ブローウェル、デュオーテ、ヴォスレフ、クチュラ、カステレードのソロ作品を演奏した『オマージュ』(PSC1008)に始まり、ノルウェーのギタリスト、スタイン=エーリク・オールセンは Simax レーベルに8 枚のアルバムを録音してきました。
 『ハバナ、リオ、モスクワ』と題した新作では、ギターと管弦楽のための作品を3 曲演奏しています。
 BBC とガレス・ウォルターズがジュリアン・ブリームのためにブローウェルに委嘱、ジャワのガムラン音楽と、作曲者の祖国のアフリカ系キューバ音楽の影響がみられる《コンチェルト・エレジアーコ》。
 ブラジルのヴィラ=ロボスがアンドレス・セゴビアのために「幻想曲」をイメージして作曲した《ギターと小管弦楽のための協奏曲》。
 ロシアのギタリストで作曲家、ニキータ・コシュキンの《ベルゲン協奏曲》は、「スタイン=エーリク・オールセンのために」の献辞をもつ、ギターとフル・オーケストラのための協奏曲です。
 フルート奏者グルー・サンヴィークによるコシュキンの《フルートとギターのためのソナタ》の初録音でオールセンが共演したことからふたりは知り合い、フルートとギターのための組曲《OratoriumLacrimae》が作曲され、オールセンの提案からこの協奏曲が生まれました。「新しい協奏曲は、先に書いた2 つの協奏曲とはかなり異なる、幸せで新鮮な気分の音楽にしようと思った」(コシュキン)。
 3 つの協奏曲は、アカデミー・オブ・セントマーティン・イン・ザ・フィールズをノルウェーのテリエ・ミケルセン(1957 −)が指揮して共演、ロンドンのアビーロードスタジオで録音が行われました。サイモン・キルンのプロデュース、オールセンの8 枚のアルバムをプロデュースしたアルネ・アクセルベルグの録音エンジニアリング。数々の録音でグラミー賞を受けたベテランふたりが参加し、「素晴らしい響きと雰囲気」のセッションが実現しました。

 スタイン=エーリク・オールセン・・・1953 年生まれ。ベルゲン音楽院とノルウェー国立音楽アカデミーに学び、卒業後、パリの国立高等音楽院のアレクサンドラ・ラゴヤとチェコのピアニスト、イジー・フリンカに師事。1974 年、スウェーデンで行われたエクスポ・ノール・フェスティヴァルにノルウェーを代表して出場し、プロのギタリストとしてのキャリアをスタートさせました。1986 年、ロンドンのウィグモアホールにデビュー。ベルゲン大学の音楽学部、グリーグ・アカデミーの教授を務め、ソリスト、室内楽奏者として活動しています。
 


PSC 1330
\2600
バルト海(Ostsee) — ベットウシュ、タイレ、フィーアダンクの教会音楽
 ヨハン・タイレ(1646-1724):
  カンタータ「キリストの魂よわれを清めたまえ」
   (ソプラノ、3 つのヴィオールと通奏低音のための)
 ヨハン・フィーアダンク(1605-1646):
  組曲(2 つのヴァイオリンと通奏低音のための)
 ゲオルグ・フォン・ベットウシュ(1668-1743):
  カンタータ「わたしは心を確かにします」(アルトと通奏低音のための)
  トリオソナタ第13番 ハ短調(2つのヴァイオリンと通奏低音のための)
 ヨハン・タイレ(1646-1724):
  カンタータ「わたしは神が宣言なさるのを聞きます」
   (ソプラノ、2つのヴァイオリン、3つのヴィオールと通奏低音のための)
 ゲオルグ・フォン・ベットウシュ(1668-1743):
  トリオソナタ第10番 イ短調(2つのヴァイオリンと通奏低音のための)
  カンタータ「娘シオンよ、大いに踊れ」
   (バス、2つのヴァイオリン、3つのヴィオールと通奏低音のための)
トロンハイム・バロック
インゲボルグ・ダールハイム(ソプラノ)
マリアンネ・ベアーテ・シェラン(アルト)
ニョル・スパルボ(バス)
 北ヨーロッパの地中海、バルト海が育んだ音楽

 録音:2012 年11 月15 日-18 日 ファンレム教会(トロンハイム、ノルウェー)/69’28/制作・録音:フランソワ・エケール

 「北ヨーロッパの地中海」。スカンディナヴィア半島とヨーロッパ大陸に囲まれたバルト海は、何世紀にも渡り貿易と交通のルートとして栄えました。経済的に豊かなバルト海沿岸の都市では文化と芸術も育まれ、とりわけ、ハンザ同盟の盟主、北ドイツのリューベックでは裕福な商人たちの支援を受けた「夕べの演奏会」や聖マリア教会の音楽の集いが行われ、ヨーロッパ音楽の中心地のひとつとしての地位を確立しました。この地域の音楽様式の発展とその作品は、近年、注目され、その音楽遺産がさまざまな団体により演奏されるようになりました。
 ノルウェーの若いアンサンブル、トロンハイム・バロックのアルバム『バルト海』では、このバルト海沿岸ゆかりの音楽家3 人の作品が演奏されます。ドイツのタイレとフィーアダンク、ドイツに生まれノルウェーで活躍したベットウシュ。ザクセンで正式の音楽教育を受けたという共通点もある3 人。アルバムの制作とエンジニアリングは、最近活躍のめざましいフランソワ・エケールが担当。トロンハイムのファンレム教会で録音セッションが行われました。楽器と声のテクスチュアと質感、録音会場となった教会の空気感、音楽の気配を大切にした、いわゆる「Simax クオリティ」の録音です。

SUPRAPHON



SU 4180
\2300→\2090
シュポルツル〜ジプシー・ファイヤー
 (1)ブラームス:ハンガリー舞曲第1番 ト短調
 (2)ハンガリアン・チャールダーシュ
 (3)バイ:バラトン湖の波 Op.33
 (4)イヴォー・チャーンパイ/トミ・ヴォンチェミュー:ヤーノシュ・ビハリ讃
 (5)フリス 変イ長調
 (6)ババイ:カプリス・ツィガーヌ
 (7)シュポルツル・シプシー・ファイヤー
 (8)ピアソラ:アヴェ・マリア
 (9)アレシュ・ブジェズィナ:ワンス・アポン・ア・タイム
 (10)ロシアン・ファンタジー第2番
 (11)ウラディミール・コスマ:映画音楽テーマ
 (12)ジェリー・ボック:屋根の上のヴァイオリン弾き
パヴェル・シュポルツル
 (ヴァイオリン/
  ヤン・シュピドレン2005年制作
   「ブルー・ヴァイオリン」)
ジプシー・ウェイ・アンサンブル
 [ニコラ・スレース(ヴァイオリン)、
  ゾルターン・シャーンドル(ヴィオラ、ギター)、
  ヤーン・リゴー(ダブルベース)、
  トミ・ヴォンチェミュー(ダルシマー)]
(8)-(10)ヴォイチェフ・サボー(アコーディオン)
 世界を魅了するシュポルツルの最新録音はジプシー・バンドとの刺激的なライヴ!クラシックから映画音楽まで多彩な選曲!

 ライヴ録音:2014 年6 月17、18 日/ドモヴィナ・スタジオ、プラハ/DDD、ライヴ、79’22”

 ヴァイオリンを自由自在に操り、世界の聴衆を魅了するヴァイオリニスト、パヴェル・シュポルツルの最新アルバムは、ジプシー・ウェイ・アンサンブルとの共演の白熱ライヴ!パヴェルはジュリアード音楽院でイツァーク・パールマン、ドロシー・ディレイに師事し、世界各国のコンクールで受賞歴での受賞歴を誇る超実力派。アシュケナージ指揮のチェコ・フィルのシーズン開幕公演に出演し、「100 年に1 人の逸材」と絶賛された超絶技巧の名手としても知られています。
 一見派手な見た目とは裏腹に正統的な音楽と抒情性豊かな表現が魅力のパヴェルは、クラシックの重要レパートリーからジプシーの響きを取り入れたワールド寄りのアレンジ作品まで実に多彩なレパートリーの持ち主です。その演奏は、クラシック仕込みの正確な音程と自由自在な運弓で、弾き飛ばしや過剰な演出をすることは決してなく、一音一音に魂をこめた丁寧な音楽づくりを心掛けているように思われます。
 共演のジプシー・ウェイ・アンサンブルはハンガリーおよびスロバキア出身のメンバーで構成された世界的に活躍するジプシー・バンドで、パヴェルとの共演も頻繁でその刺激的なライヴは各国で好評を得ています。今回のライヴではブラームスのハンガリー舞曲にはじまり、パヴェルの自作「ジプシー・ファイヤー」、そして「屋根の上のヴァイオリン弾き」などの映画音楽と、実に多彩なプログラム構成です。さまざまなジャンルをも自分のものとし、聴衆をとりこにさせてしまう驚異のヴァイオリニスト、パヴェルの演奏を存分に楽しめる1 枚と言えましょう!
 なお、パヴェルの使用楽器はもちろん、あの青いヴァイオリンです。このヴァイオリンはチェコを代表するヴァイオリン制作者ヤン・シュピドレンが2005 年に制作した楽器で、パヴェルはこの楽器に魅了され2006 年に所有し以後、愛器として使用。2013 年4 月の日本リサイタル・デビューでも話題となりました。今後の活躍にも注目です。


鬼才ヴァイオリニスト、シュポルツルの前作
母国チェコ出身の名ヴァイオリニストたちへのオマージュ

SU 4141
\2300→\2090
パヴェル・シュポルツル(ヴァイオリン)
 「My Violin Legends」

 (1)ヤロスラフ・コチアン(1883-1950):
  故郷の人びと(スワニー河)〜フォスターの歌曲による序奏、主題と変奏曲
 (2)フェルディナント・ラウプ(1832-1875):ポロネーズ
 (3)フランティシェク・ドルドラ(1868-1944):思い出
 (4)ヤン・クベリーク(1880-1940):ブルレスケ
 (5)コチアン:セレナード ニ長調
 (6)コチアン:絵画的間奏曲 Op.18-2
 (7)フランティシェク・オンドジーチェク(1857-1922):舟歌 Op.10
 (8)ラウプ:サルタレッロ Op.4-4
 (9)クベリーク:愛情をもって
 (10)オンドジーチェク:スケルツォ・カプリチオーソ Op.18
 (11)ヴァーシャ・プシホダ:哀しいロマンス
 (12)ドルドラ:セレナード
 (13)オタカル・シェフチーク(1852-1934):チェコ舞曲 Op.10a-7
 (14)パヴェル・シュポルツル(1973-):ボヘミアン・ノスタルジア
パヴェル・シュポルツル(ヴァイオリン)
ぺトル・イジーコフスキー(ピアノ)
 ヴァイオリン小品の名曲、ドルドラの「思い出」も収録!母国チェコ出身の名ヴァイオリニストたちへのオマージュ

 録音:2013 年5 月4-6&25-28 日、プラハ/DDD

 チェコが誇る鬼才ヴァイオリニスト、パヴェル・シュポルツルの最新アルバムは、母国であるチェコ出身のヴァイオリニストが作曲した珠玉のヴァイオリン小品集です。

 「100 年に1 人の逸材」と絶賛されるシュポルツルはクラシックにとどまらず民族音楽をはじめ、あらゆるスタイルを謳い上げる天才ヴァイオリニストとして世界で活躍し、日本にも度々来日し、「ラ・フォル・ジュルネ(熱狂の日)」などで圧倒的な技巧と表情豊かな演奏で聴衆を魅了してきました。2013 年4 月、オーケルトラとの共演でドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲を、また待望のソロ・リサイタルではバッハ、イザイ、パガニーニなどの無伴奏作品を披露した演奏会は記憶に新しいところです。

 待望の最新アルバム「My Violin Legends」は、来日公演直後の2013 年5 月にセッション録音され、収録内容は、原点に帰りチェコが生んだ名ヴァイオリストたち(ヤン・クベリーク、フランティシェク・ドルドラ、ヴァーシャ・プシホダなど)へのオマージュとなっており、チェコ出身のシュポルツルならではの民族的ニュアンスをとらえた演奏です。

 収録曲の中で最も注目すべきはドルドラ作曲「思い出」ではないでしょうか。この小品は、フリッツ・クライスラーやミッシャ・エルマンなどの巨匠が愛奏し、日本でも大人気の小品でかつて日本人演奏家も好んで演奏していましたが、最近では演奏されることが少なくなった作品です。当演奏は今一度人気の作品になってほしいと願ってしまうほど、うっとりとするようなふくよかで心あたたまる演奏です。ドルドラの作品はこの「思い出」が突出して有名で他の作品は殆ど演奏されることはありませんが、このアルバムにはセレナードも収録されているのも嬉しいところです(セレナードはヤン・クベリークに献呈されました)。

 ヤン・クベリーク(ラファエル・クーベリックの父)はチェコの偉大なヴァイオリストで“パガニーニの再来” と称され、クライスラー、イザイ、エルマンと並び世界的な人気を誇るヴァイオリニストの一人とされました。ヴァイオリン曲の作曲の才にも恵まれ、チェコの哀愁漂う小品を残しました。現代のパガニーニとも言えるシュポルツルが情感込めて歌いあげたクベリークの「ブルレスケ」、「愛情をもって」は絶品です。ヴァーシャ・プシホダは非常に華のある演奏家で稀有の存在感を示したヴァイオリニストです。1920 年にカーネギーホールでのアメリカ・デビューでは「史上最高のヴィルトゥオーソ」と称された名ヴァイオリニストで、彼の作曲した「哀しいロマンス」は郷愁の思いに浸るような作品です。この他、シュポルツルの自作を含む、全14 曲はシュポルツルの現在がわかる自信作と言えましょう。

 


SU 4175
\2300→\2090
チェコの新生、イジー・ヴォディチカ、無伴奏作品集で本格ソロ・デビュー
 (1)パガニーニ:「うつろな心」による序奏と変奏曲 Op.38
 (2)クライスラー:レスタチーヴォとスケルツォ・カプリス
 (3)エルンスト:シューベルトの「魔王」による大奇想曲 Op.26
 (4)イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 Op.27
 パガニーニ:24のカプリース Op.1より
  (5)第5番 イ短調、(6)第15番 ホ短調 (7)第24番 イ短調
 (8)ロマン・ハース(1980-):パガニーニの主題による小変奏曲
 (9)J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調 BWV1006
イジー・ヴォディチカ
 (ヴァイオリン/
  1779年制作グァダニーニ)
 チェコの新生、イジー・ヴォディチカ、超絶技巧オンパレードの無伴奏作品集で本格ソロ・デビュー

 録音:2014 年2 月10&11 日、3 月12&13 日、4 月1-3 日/マルティーネク・スタジオ(プラハ)/DDD、61’12”

 1988 年生まれのチェコの新生、イジー・ヴォディチカが無伴奏ヴァイオリン作品集にて本格ソロ・デビュー致します!驚くほど完璧な技術と抜群の音程感、さらに男性的で雄弁な語り口が魅力的のヴォディチカは、幼少期よりプラハ・フィルハーモニア、プラハ交響楽団などと共演し注目されてきました。
 指揮者イルジー・ビエロフラーヴェク、ヤクブ・フルシャはソリストとして高く評価し協奏曲での共演も多く数えます。さらにギドン・クレーメルはその才能を認め、クレーメル自ら創設したロッケンハウス音楽祭(2011 年)に招き、その演奏は話題となりました。
 ヴォディチカの豊かな才能はとどまることを知らず、2012 年に名門スメタナ三重奏団のヴァイオリニストに抜擢されました。1934 年に創設された“チェコの至宝” と言われる同団の伝統ある響きを継承しつつ、新たな響きを作り出しています。2013 年7 月には新生スメタナ四重奏団で来日し、火花を散らした熱演は話題となりました。その後2013 年9 月、12 月に収録されたショスタコーヴィチ、ラヴェルの作品集(SU 4145)では切れ味抜群の演奏を披露しました。
 ここに収録された無伴奏作品はバッハ、クライスラー、パガニーニ、エルンスト、イザイ、ハースと、実に多彩な内容です。中でも注目は超絶技巧曲の中でも、極めて難曲で知られるエルンストのシューベルトの魔王。原曲のピアノ・パートも限りなく再現しているため曲中のほぼ全てが重音で構成され、さらに高度な技術が要求される左手によるピツィカートや弦をおさえながらのフラジョレットなど、ありとあらゆるヴァイオリンの技巧が散りばめられた無伴奏作品の最高傑作の一つに数えられます。
 あまりの難しさに名ヴァイオリニストでさえ演奏を避け、それゆえに名録音も少ないわけですが、ヴォディチカによる技巧はもちろん音楽的にも非常に充実した録音がリリースされるのは喜ばしい限りです。この他、アンコール・ピースとしても人気のクライスラーのレスタチーヴォとスケルツォ・カプリス、名曲イザイのバラード、話題のパガニーニのカプリース、「うつろな心」による序奏と変奏曲 Op. 38、1980 年生まれの作曲家ロマン・ハースによるパガニーニの主題による小変奏曲、そして無伴奏作品の最高峰、バッハのパルティータ第3 番とヴァイオリン・ファン狂喜の一枚と言えましょう。



 

SU 4174
\2300
「ゼーリング〜バロック期プラハの教会でのクリスマスの音楽」
 ゼーリング:
  ・「天よ、高所より露を滴らせてください」第1
  ・公現節のためのアリア「雷鳴と霰」
  ・「天よ、高所より露を滴らせてください」第2
  ・降誕祭モテット「恐れを捨て」
  ・二重唱「寵愛はおおいなる力」
  ・降誕祭モテット「眠れわが子よ」
 フックス:
  ・3声のパストラーレ・ソナタKV397
 ゼーリング:
  ・パストレラ「ああ、急ぎ行き」
  ・パストレラ「ああ、羊飼いが起き」
  ・パストレラ「流れに憩う鹿ではなく」
  ・全ての祝日のためのアリア「汝、明るき星」
  ・パストレラ「眠れ、優しく」
  ・3人の聖王のオッフェルトリウム「見よ、東方より博士たちが」
ハナ・ブラシコヴァ(ソプラノ)
マルケータ・ククロヴァー(アルト)
トマーシュ・クラール(バリトン)
ヤナ・セメラードヴァー(指揮)
コレギウム・マリアヌム
 バロック期プラハに響く敬虔な祈り色彩感豊かなクリスマスの歌

 収録:2014 年7 月25、27&28 日/プラハ、鎖の下の聖母マリア教会/DDD、ステレオ、71’19”

 チェコほど、クリスマスの曲のレパートリーが豊富で、色彩感あふれるものを有する国は稀でしょう。特に、バロック時代は、魅力あふれ感動を呼び起こす詩学に基づいた、畏敬の念に打たれた羊飼いが美しき幼子イエスに夢中となるテキストが使われ、伴奏付きアリアや二重唱の形式をとって、より複雑なパストラーレが増加していました。
 この点で、特に注目すべき作曲家として、この録音に取り上げられた、ヨゼフ・アントニーン・ゼーリング(1710 − 1756)がいます。まだ、バロック時代にとどまり、前古典派時代には足を踏み入れていませんが、その新しい音楽様式導入の道を開いたことで知られています。彼はウィーンで学んだ後、この録音が行われた聖母教会を含むいくつかのプラハの教会のカペルマイスターを務めつつ、モルツィン伯の有名な管弦楽団の一員、聖ヴィート大聖堂の第2ヴァイオリン奏者も務めていました。
 この録音は、待降節から御公顕の祝日までの期間の曲を取り上げており、彼の代表作であり、18 世紀前半のボヘミアにおけるこの分野の重要な作品と言える、降誕祭モテットやパストレラを含んでいます。その音楽は一世代前のミフナの歌曲の魅力をまだ含んでおり、同時に、次世代のリバのクリスマス・ミサとなじみのある世界に開かれています。

たまゆら



KKC 037
\2700→\2490
ピアノ四重奏の革命。アンサンブル・モンソロ登場
 (1)ショーソン:ピアノ四重奏曲イ長調 Op.30
 (2)マーラー:ピアノ四重奏曲イ短調 断章
アンサンブル・モンソロ
 【本田早美花(Vn)、
  シルヴァン・デュランテル(Va)、
  ジュリアン・ラジニアック(Vc)、
  エマニュエル・クリスチャン(Pf)】
 ピアノ四重奏の革命。フレッシュな感性、フランスのエスプリあふれるアンサンブル・モンソロ登場

 録音:2014 年6 月7 日/キング関口台第1スタジオ(192kHz 24bit 高音質録音)/49’ 02”

 キングインターナショナル「たまゆらレーベル」最新盤。ピアノ四重奏は、弦楽四重奏やピアノ三重奏、あるいはピアノ五重奏と比べ地味な形態と思われがちです。しかし楽器のバランスと独立性が理想的に保たれた、室内楽の究極ということができるでしょう。
 このジャンル期待の若き常設団体が誕生しました。アンサンブル・モンソロ。日本人ヴァイオリニスト・本田早美花を中心としたフランスの団体で、全員がパリ高等音楽院出身。2006 年にノルマンディ・フォーラム音楽祭で最優秀現代音楽賞とスペディダム・スカラシップ賞、翌年グランプリを受賞、2008 年にヴェローナのTIM 国際音楽コンクール室内楽部門第1 位、2009 年には「プロ・カルテット」に選ばれました。「モンソロ」とは、「私のソロ」を意味し、奏者一人ひとりがソリストでありながら、アンサンブルとして最高の調和を目指し進化していくという願いがこめられています。
 演奏技術の高さはもちろんながら、フランスの音楽家ならではのオシャレで明るい音楽性、音楽に向うひたむきさと集中力の高さ、若々しいエネルギーとフレッシュな感性で驚くほど感動的な世界を創り上げます。演奏・録音を通じて、古今東西のピアノ四重奏曲を世に出すことを主眼とし、CD 第1 弾としてマーラーとショーソンの作品を2014 年6 月に東京で録音しました。
 ショーソンのピアノ四重奏曲は演奏時間40 分近い大作ですが、美しく感動的なメロディがちりばめられた崇高な作品。アンサンブル・モンソロ入魂の演奏で、全く長さを感じさせず感動させられます。
 マーラー10 代の若書きも、「陰鬱で頽廃的」な印象を一新、ナイーヴな中にも激しい盛り上がりや、刃を向けてくるような凄みに満ち、まぎれもないマーラーの世界であることを実感させてくれます。

THE CHOIR OF KING’S COLLEGE



KGS 0005
(SACD HYBRID)
\2100→\1890
マルク・リゴディエールの新校訂
 ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
  フォーレのレクイエム!


  フォーレ:
   ・レクイエム
    〔マルク・リゴディエール校訂版/
     補遺としてジョン・ラター校訂の奉献唱全曲も収録〕
   ・ラシーヌの雅歌
   ・小ミサ曲
スティーヴン・クレオベリー(指揮)
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
エイジ・オブ・エンライトゥンメント管弦楽団
ソリスト:
 〔レクイエム〕ジェラルド・フィンリー(Br)
  トム・ピッカード(高音ソロ)
 〔小ミサ曲〕ジョシュア・カーティス
   (高音ソロ/キリエ)、
  アダム・バンウェル(高音ソロ/ベネディクトゥス)
 このうえなく神聖な美しさケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団によるフォーレのレクイエム!

 録音:2014 年1 月9-14 日、キングズ・カレッジ聖堂(ケンブリッジ)

 名門ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団と、エイジ・オブ・エンライトゥンメント管弦楽団という豪華な顔ぶれによるフォーレのレクイエムの登場。ソプラノ・ソロもすべて男声ソプラノが担当しています。
 フォーレのレクイエムは、1888 年から1900 年の間に3 つの稿で演奏されました。まず、オリジナルの「マドレーヌ稿」は、1888 年実際の儀式で演奏されたもので、〔入祭唱とキリエ、サンクトゥス、ピエ・イエス、アニュス・デイ、イン・パラディスムの5 曲構成/ソプラノ独唱、合唱、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、ハープ、オルガン〕という構成。2 つ目となる「1893 年稿」は、1888 年版の楽曲に、リベラ・メと奉献唱が追加、バリトン・ソロと管楽器が加わります(この稿は、ヘレヴェッヘによる録音でも広く知られています(HMG.501292))。そして3 つ目が、1900 年に演奏されたのが現在一般的に演奏されるのと同じオーケストラ編成の稿です。この1900 年の版は、フォーレが出版社の要請を受けて不本意ながら編成を拡張したもので、近年、様々な稿での演奏が試みられています。
 この録音は、マルク・リゴディエールの新校訂によるもの。フォーレがテキストの内容にあまり共感していなかったことが手紙などからも読み取れるとして、フォーレが音楽的頂点をおいたHostias et preces tibi の部分のみ演奏しています(補遺として、ジョン・ラター校訂の奉献唱の全体も収録)。管弦楽は、1900 年の版の大規模なものではなく、1893 年稿の編成に準拠しています。
 ほかに、流麗なラシーヌ雅歌、小ミサ曲も収録。ソプラノ独唱も、すべて合唱団メンバーによる男声ソプラノが担当しており、神聖な美しさが際立った演奏となっています。エイジ・オブ・エンライトゥンメント管弦楽団の伴奏も、清澄な世界を高めています。

TYXART


TXA 13035
\2600
Quinar〜クラリネットとハープのための5つの新作
 マーティン・クリストフ・レーデル(1947-):
  アルパリネット〜クラリネットとハープのための3つの作品OP.71(2011)
 フランク・ザベル(1968-):
  クラリネットと微分音ハープのための「見知らぬ苔や草から」I-VII(2011)
 シュテファン・ホイケ(1959-):
  クラリネットとハープのための「メランコリーセレナーデ」OP67(2012)
 ヨルグ・ビルケンコッター(1962-):
  バスクラリネットとハープのための夜想曲「なぜトリスタンか」(2012)
 ディートリヒ・ハーネ(1961-):
  クラリネット、バスクラリネット、ハープと伴奏テープのための「回心」(2011/12)
デュオ・イマジネール
 【ジョン・コルベット(クラリネット)
  シモーネ・ザイラー(ハープ)】
 クラリネットとハープの新たな響き!

 録音:2013 年2 月、2013 年4 月

 クラリネットとハープの二重奏デュオ・イマジネール。新しい音色や演奏方法や効果を追求したドイツのノルトライン=ヴェストファーレン州を拠点とする5 人の現代作曲家による作品を収録しています。
 

TXA 14039
\2600
ディータ・カウフマン(1941-)作品集
 ・エヴォカシオン〜暴力に対するオラトリオ
  ( インゲボルク・バッハマン詩)
   (ソプラノ、語り、ヴァイオリン、ピアノ、弦楽四重奏、
    トリオ、24 声部混声合唱と弦楽オーケストラのため)OP.11
 ・CONCERTOMOBIL
  (無伴奏ヴァイオリン、弦楽オーケストラと
   電子音響プレイバックのための)OP.18
 ・PAGANIHILISMO
  (無伴奏ヴァイオリンとクローン化した
   ヴァイオリニストのための)OP.77
 ・ELENA EN FACE
  (エレーナ・デニソワのためのヴァイオリンと
   室内オーケストラのためのポエム)OP.132
エレーナ・デニソワ(ヴァイオリン)
エリザベス・シコラ(ソプラノ)
グンダ・ケーニッヒ(朗読)
アレクセイ・コルニェンコ(指揮)
モスクワ交響楽団
カリンシア・コレギウム・ムジクム
ブダペスト合唱団
グスタフ・マーラー・アンサンブル
 サウンドスペクトルの進化を体験!

 録音:1994 年-2012 年

 ウィーンの作曲家ディータ・カウフマン。1968 年のパリ暴動をきっかけに制作されたエヴォカシオン。当時カウフマンはメシアンの作曲クラスに奨学生としてパリに滞在していたときに、事件を目撃。「より辛い日が来るかも知れない」というインゲボルク・バッハマンの詩にオラトリオ形式で作曲されました。
 

TXA 14040
\2600
19歳の新星アレキサンダー・マリア・ワーグナー
 J.S.バッハ:パルティータ第6番ホ短調BWV830
 シューマン:蝶々Op.2
 アレキサンダー・マリア・ワーグナー:インフェルノ
 シューマン:謝肉祭Op.9
アレキサンダー・マリア・ワーグナー(ピアノ)
 作曲、演奏ともにただならぬ才能をもつ19歳の新星アレキサンダー・マリア・ワーグナー

 録音:2014 年2 月/69’32

 アレキサンダー・マリア・ワーグナーは1995 年生まれの19 歳。幼少期から作曲の才能を開花させ、作曲とピアノをフランツ・フンメル氏、パヴェル・ギリロフ氏に師事し研鑽を積んでいます。このアルバムは、感性豊かな瑞々しい演奏で華やかに聴かせてくれます。また3 つの小品からなる自作の「インフェルノ」も収録。得意の即興性を反映した自由な作風で今後の活躍に期待が高まります。
 
TXA 14044
\2600
「ライジングスター」シリーズに12歳の天才が登場!
 モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第9番ニ長調K311
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第1番ヘ短調Op.2-1
 シューベルト:ピアノ・ソナタ第13番 イ長調 op. posth
 クリストフ・プライス:
  東洋風幻想曲、モーツァルトのピアノ協奏曲第23番のカデンツァ
クリストフ・プライス(ピアノ)
 録音:2014 年/77’29

 TYX art のプロデューサーが惚れ込んだ才能は12 歳のピアニストでした。この度デビューするクリストフ・プライスは、2001 年生まれ。10 歳の頃ドイツのテレビ番組にも取り上げられ「奇跡の子」として多くのメディアに登場しました。その卓越した演奏だけではなく、作曲も行い、その音楽的才能は人々を驚かせています。このアルバムには、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトの初期のピアノ・ソナタに加え、クリストフ・プライスが書いた「東洋風幻想曲」とモーツァルトのピアノ協奏曲第23 番のカデンツァが収録されています。

WAON RECORDS(DVD−ROM)


WAONXA 246
(2DVD-ROM)
\4300
「夜の祈り」
 メンデルスゾーン:
  (1)ただ主だけが Op.112-1/(2)夜の歌 Op.71-6
 ヴォルフ:
  (3)今こそわたしはあなたのもの「スペイン歌曲集」より
  (4)歩きましょう マリア「スペイン歌曲集」より
  (5)ああ 御子の瞳は「スペイン歌曲集」より
 (6)メンデルスゾーン:前奏曲とフーガ Op.37-1
 (7)ラインベルガー:6つの宗教的歌曲 Op.157
  [見よ、どれだけの愛を/私は主のもの/
  もし すべてのひとが/主の祈り/夜の祈り/アヴェ・マリア],
 ヴォルフ:
  (8)眠れる御子よ「メーリケ歌曲集」より
  (9)祈り「メーリケ歌曲集」より
青木洋也(カウンターテナー)
浅井美紀
 (オルガン;マナ オルゲルバウ社製
  (日本)1990年)

WAONXA 248
(DVD-ROM)
\3800
 WAON RECORDSがおとどけするハイレゾリューション・オーディオデータ最新盤、CD をはるかに凌駕するダイレクト・ストリーム・デジタルの高密度オーディオデータが、溢れる音楽の熱情とともに広大な音場の空気感までを再現します。

 録音:2012 年9月23-26日、水戸芸術館、エントランスホール/(2DVD-ROM)192kHz 24bit WAVE、(DVD-ROM)2.8224MHz DSDIFF

 WAONCD 240 のハイレゾ音源。
 バッハ・コレギウム・ジャパンをはじめいくつもの古楽アンサンブルでソリストを務める日本を代表するカウンターテナー青木洋也がメンデルスゾーン、ラインベルガー、ヴォルフの近・現代の宗教曲を通常のピアノ伴奏ではなくパイプオルガンの伴奏で歌っているアルバムです。オルガン伴奏が指定されながらピアノ伴奏で演奏されることが多いヴォルフの歌曲は本来の姿を取り戻したと言えます。青木洋也の天から舞い降りてきたような透き通った歌声とパイプオルガンの音色とが見事に融合し、美しい響きと祈りに満ちた演奏を披露しております。クリスマスの時期にぴったりの1 枚です。 
 使用楽器は水戸芸術館のパイプオルガンで、2011 の東日本大震災によって被害を受けましたが、修復作業を経て、2012 年4 月1 日に「復活記念コンサート」が行われました。当録音は記念コンサートでも演奏した浅井美紀です。2012 年9 月の当録音は再生したオルガンの音を聴くことができます。

【再生上の注意】ワオンレコードのオリジナルマスターをあまさず収めたこの高音質音源をお楽しみ頂くには、DVD-ROM を読み込み可能なディスクドライブを接続したパソコンと、適切なソフトウェア、オーディオ・インターフェース機器をご用意いただく必要があります。
 通常のCD、SACD、DVD プレーヤーでは再生できません。
 

WAONXA 276
(DVD-ROM)
\3800
「カンシオン」
 ラミレス(1921-2010):アルフォンシーナと海(ホセ・ルイス・ゴンザレス編)
 ポンセ(1882-1948):サラバンド
 ヴィラ=ロボス(1887-1959):エチュード第11番、第1番
 トロバ(1891-1982):ブルガレーサ(柴田健編) 
 モンポウ(1893-1987):カンシオン(〈カンシオンとダンス〉第6番より)(柴田健編)
 ソル(1778-1839):魔笛の主題による変奏曲
 アルベニス(1860-1909):アストゥリアス,バリオス(1885-1944):大聖堂
 ヴァイス(1687-1750):シャコンヌ、パッサカリア
 ルビラ:ロマンス(ジャック・マーシャル編)
 タレガ(1852-1909):アルハンブラの想い出、ラグリマ
福山 敦子(ギター)

WAONXA 278
(2DVD-ROM)
\4300
 ギター/使用楽器:Ignacio Fleta (1957) No.107
 録音:2013 年7月23-25日/滋賀県高島市立ガリバーホール
 [5.6448MHz DSD Recording & 192kHz 24bit Editing]
 (DVD-ROM)192kHz 24bit WAVE、(2DVD-ROM)5.6448MHz DSDIFF

 WAONCD 270 のハイレゾ音源。
 関西出身の天才少女ギタリストとして注目された福山敦子。人生の伴侶でもある優れたギター奏者、柴田健とのデュオ活動でも知られていますが、そんな福山のソロ・アルバム。彼女の詩的情緒がいかんなく発揮された「アルフォンシーナと海」やアルバムのタイトルにもなっているモンポウの「カンシオン」は心に沁みる演奏です。

 【再生上の注意】ワオンレコードのオリジナルマスターをあまさず収めたこの高音質音源をお楽しみ頂くには、DVD-ROM を読み込み可能なディスクドライブを接続したパソコンと、適切なソフトウェア、オーディオ・インターフェース機器をご用意いただく必要があります。
 通常のCD、SACD、DVD プレーヤーでは再生できません。

WERGO

WER 6411
\2500
岸野末利加(b.1971):作品集
 1. Rayons Crepusculaires/薄明光線 (2007-08)
  (大太鼓と三群に分かれた14人の奏者、8チャンネルのライヴエレクトロニクス)
    アンサンブル・ムジーク・ファブリーク
 2. モノクロームの庭II(2011)/単彩の庭III
  (バス・クラリネット、バリトン・サックスとトロンボーン)
    パークハウス・トリオ
 3. Sensitive Chaos(2010)繊細なるカオス
  (エレクトリック・ギター、トランペット、トロンボーン、2 人の打楽器奏者、ピアノとチェロのための)
    ミカエル・アルバー(指揮)、アンサンブル・アスコルタ
 4. Prayer/祈り(2011)
    松原千振(指揮)、東京混声合唱団
 5. Du Firmament/蒼穹から (2001-02)
    ルカス・ヴィス(指揮)、hr 交響楽団
 プリズムのような岸野末利加の世界

 録音:2012-2013年

 自然と美が織り成す、岸野末利加の繊細にしてエキサイティングな音世界。自然、特に「光」が重要な要素となっている彼女の作品は、時にまっすぐに差す光、時に乱反射する光など、様々に変容します。
岸野末利加(きしの・まりか)
 1971 年京都市生まれ。1994 年同志社大学法律学部法律学科卒業。1995 年渡。1998 年、パリ・エコールノルマル作曲科、2003 年 フランス国立リヨン高等音楽院作曲科卒業。2004-05 年イルカム(フランス国立音響音楽研究所)研究員。作曲を平義久、ロベール・パスカル、フィリップ・ルルーの各氏に師事。2006 年第5 回フランス国立電子音楽創造センターとアンサンブル・オーケストラ・コンテンポランによる作曲賞受賞。
 
WER 6589
\2500
とてつもなくアンバランスな世界
 フィリップ・マインツ:
  1. Fluchtlinie(バリトンとアンサンブルのための)
  2. NAHT (yo no pido a la noche explicaciones)(ヴァイオリンとチェロ)
  3. Tourbillon(ヴァイオリン、チェロ、ピアノ)
  4. Ferner, und immer ferne(r オルガン・ソロ)
  5. Wenn steine sich gen himmel stauen(バリトンとオーケストラ)
オットー・カッツァマイアー(バリトン)
シャロウン・アンサンブル・ベルリン
ロベルト・HP・プラッツ(指揮)
モンテ・カルロ・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:2012-13 年

 表情豊かなトーン・クラスターと、アンバランスな構造が生みだす世界。完璧な瞬間を探求し続けるマインツの求道者のような作品群をお楽しみください。マインツは、1977 年アーヘン生まれ。2010 年、ミュンヘンのビエンナーレでオペラ「MALDOROR」がシェンされたほか、2013-14 のシーズンにはミュンヘン・フィルの委嘱による声楽とオーケストラのための作品を手掛けるなど、ドイツを中心に着実の活躍の場を拡げている注目株です。
 

WER 6781
\2500
angels
 1. リザ・リム:Wild Winged-One. Solo for C cornet with wacky whistle *
 2. リチャード・アイレス:No. 37C(4本のトランペット)
 3. レベッカ・サウンダース:Neither. Duo for double-bell trumpets *
 4. ゲオルク・フリードリヒ・ハース:… Einklang freier Wesen …
  (四分音のフリューゲルホルンのためのソロ版(マルコ・ブローウ編))
 5. カール・ルグレス:Angels(弱音器をつけた管楽器による六重奏)
 6. アガタ・ツベル:Wounded Ange
  (l ダブルベル・トランペットのソロのための)
 7. マルティン・スモルカ:Pianissimo
  (バケットミュートをつけた4 つのトランペットのための)
 8. マルティン・パディング:23 Sentences & Autograph
  (ダブルベル・トランペットのソロ)
 9. マルコ・ブローウ:Deathange(l 多重録音)
 10. ジミー・ロウルズ:The Peacocks
  (ダブルベル・トランペットとプリペアード・ピアノのための)
マルコ・ブローウ(トランペット)
 振動する空気が織り成す天使の世界、トランペットの超名手マルコ・ブローウ最新盤

 録音:2012 年5 月

 現代音楽シーンで特に活躍しているトランペットの名手、マルコ・ブローウ。今回も様々なテクニックを駆使して新しい世界を展開しています。「これらの音楽は、振動する空気がおりなスピリチュアルで天使のような存在」とブローウは語ります。
 

WER 2064
\2500
Death Be Not Proud〜電子とチューバのための作品集
 1. メルヴィン・プーア:Death Be Not Proud
 2. コート・リップ:チューバとコンピューターのための音楽
 3. ゲオルク・カッツァー:ヘーゲルとの想像的対話9〜チューバのための
 4. ヴァレリオ・サンニカンドロ:ソネットX
メルヴィン・プーア(チューバ)
 世界的チューバ奏者メルヴィン・プーア、電子楽器とのコラボ

 録音:2009 年

 世界的チューバ奏者メルヴィン・プーア。電子音楽にも強い共感を示しており、この度、電子音楽とのコラボレーションが実現しました。不思議な世界が広がっています。




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