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≪第79号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その4 11/18〜


マイナー・レーベル新譜
歴史的録音・旧録音
メジャー・レーベル

国内盤
映像

 




11/21(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


RONDEAU


KL-1405
\2100
橋の上で踊ろう
 1.伝承曲:春の川を渡る月の光/
 2.伝承曲:Det obe off em Bergli/
 3.マニ・マッター(1936-1972):I han es Zundholzli azundt/
 4.マニ・マッター:Dr Eskimo/
 5.インプロヴィゼーション:古き町にて/
 6.伝承曲:浮遊する花/
 7.インプロヴィゼーション:ルツェルンの湖の静かな反射/
 8.伝承曲:春の雪
ヤン・ジン(琵琶)/
ヴォルフガンク・ジーバー(オルガン)
録音 ルツェルン ホフ教会
 1972年、36歳の若さで自動車事故により命を落としたスイス、ベルンのシンガー・ソングライター、マニ・マッター。彼の名は日本ではほとんど知られていませんが、一部の熱烈なファンの間では普遍の人気を誇っています。
 このアルバムは、そのマッターの歌と、中国の伝承歌の両方を、琵琶とオルガンという不思議な取り合わせで演奏します。この異文化の融合から生まれる響きはユニークであり、強烈な印象を残すものです。
  

KL-1406
\2100
アイスランドの歌
 1.保育園/2.私は青い花を探す/3.私の瞳とあなたの瞳/
 4.からす/5.夕方に向けて/6.静かな川/
 7.ちいさなカップルについての小さな詩/
 8.ジャルプル/9.各々小さくステップを/
 10.小さな音楽家/11.だめですよ/12.羊の歌/
 13.スナティとオリ/14.小さな愛よ、安らかにおやすみ/
 15.老人は岩の下に座っている/
 16.おやすみ、私の優しく小さなもの
jazz ensemble ungut
録音 ラウフェン アルテス・ラトハウス
 アイスランドの音楽…なかなか想像しにくいのですが、実際に聞いてみるとなかなか親密かつ神秘的な雰囲気に彩られていることに気がつくのではないでしょうか。この演奏はザルツブルクを中心に活躍するアンサンブル「jazz ensemble ungut」によるもので、ピアニスト、ロンドンで成功したミュージシャン、ペテル・アルネセンが創り上げる音にはアイスランド伝統の民族音楽に新しい感覚を加えたアレンジが効いています。
 アンサンブル名の「ungut」というのは「雛に孵化する」といった意味であり、確かに革新的な音がします。
 ここで歌っているローザ・バルドゥルスドットルはアイスランドの著名な民謡歌手で、彼女のユニークな声はこの地方に伝わる様々な伝承を思い起こさせる力に溢れています。とても心地良いサウンドです。
 

KL-1505
\2100
王の給仕
 1-3.C.P.E.バッハ(1714-1788):ソナタ 第4番 イ長調 Wq55/4/
 4-6.クリストフ・ニヒェルマン(1717-1762):ソナタ 第6番 ヘ長調/
 7.C.P.E.バッハ:スペインのフォリアによる12の変奏曲 Wq118/9/
 8-10.C.P.E.バッハ:ソナタ ハ短調 Wq65/31/
 11-13.C.F.C.ファッシュ(1736-1800):チェンバロのためのソナタ ヘ長調
イェルマイネ・シュプロッセ(ハープシコード&フォルテピアノ)
録音 2013年8月12-14日 聖ペーター&パウル・アルシュヴィル アルテ・ドルフ教会
 2014年に生誕300年を迎えたカール・フィリップ・エマヌエル・バッハの作品を中心に、フリードリヒ2世に使えた音楽家たちの作品を収録したアルバムです。
 王自身も芸術的才能の持ち主であり、フルート演奏が巧みであったため、彼の周囲には第一級の音楽家たちが集っていました。
 C.P.E.バッハは1740年から1767年までチェンバロ奏者として王に仕え、王と父バッハの関係を取り持ったことでも知られています。
 この当時の音楽はバロックから古典派への移行期間でもあり、特にC.P.E.バッハの鍵盤作品は後世の作曲家に強く影響を与えたものでした。
 ここで演奏してるシュプロッセは少年聖歌隊員として音楽をはじめ、クリスティーネ・ショルンスハイムにチェンバロを学び、スイスとドイツで奨学金を得た後、ベルリン古楽アカデミーやラウテン・カンパニーなどとソリストとして共演、数多くのコンクールでも賞を獲得するなど、古楽界で注目を浴びている若手です。
 


KL-1506
\2100→\1890
オーケストラ・ロリポップ
 1.アンダーソン(1908-1975):チキン・リール/
 2.アンダーソン:タイプライター/
 3.ジェリー・グレイ(1915-1976):ペンシルヴァニア 6-5000/
 4.マチェオ・ピンカルド(1897-1962):スイート・ジョージア・ブラウン/
 5.ガーシュウィン(1898-1937):ストライク・アップ・ザ・バンド/
 6.コール・ポーター(1891-1964):ラヴ・フォー・セール/
 7.ホーギー・カーマイケル(1899-1981):スターダスト/
 8.トーマス“ファッツ”ウォーラー(1904-1943):ヴァレンタイン・ストンプ/
 9.アーヴィング・バーリン(1888-1989):プッティン・オン・ザ・リッツ/
 10.エルガー(1857-1934):威風堂々 第1番/
 11.エルガー:変奏曲「エニグマ」-ニムロッド/
 12.エルガー:「子供の魔法の杖」から野生のクマ/
 13.ヘンリー・ウッド(1869-1944):イギリスの海の歌による幻想曲/
 14.ニルセン(1865-1931):アラジンン組曲-祝祭行進曲/
 15.J.シュトラウス2世(1825-1899):ティク・タク・ポルカ Op.365/
 16.J.シュトラウス2世:狩りのポルカ Op.373/
 17.J.シュトラウス2世:山賊のギャロップ Op.378
ファイン・アーツ・ブラス/
フランクフルト・ブランデンブルク州立管弦楽団/
ハワード・グリフィス(指揮)
録音 2013年8月27-30日 フランクフルト C.P.E.バッハ・コンサートホール
 イギリス生まれの名指揮者、作曲家ハワード・グリフィスによる楽しいオーケストラ小品集です。まるで「おもちゃ箱」のような色とりどりの作品を集めたこの1枚、プログラムも実に凝っていて、最初は誰もが知っているアンダーソンで始まり、要所要所に新鮮な曲を挟みこみ、もちろんイギリス作品も忘れることなく盛り込んで、最後はJ.シュトラウスで締めくくるというもの。
 もちろん、よくあるような「ラデツキー行進曲」などのような超名作は含むことなく、ユニークな曲ばかりが選ばれています。このアルバムに素晴らしい色を添えているのが「ファイン・アーツ・ブラス」のメンバーであり、彼らの輝かしい音色が加わることで一層光り輝くものとなっています。極上のスイーツをどうぞ。
 

KL-1507
\2100
チェロ・コン・フォーコ
 1-7.J.S.バッハ(1685-1750):
  無伴奏チェロ組曲 第5番 ハ短調 BWV1011/
 8-9.リゲティ(1923-2006):無伴奏チェロのためのソナタ/
 10-12.コダーイ(1882-1967):無伴奏チェロのためのソナタ Op.8
ヴェロニカ・ヴィルヘルム(チェロ)
録音 2013年6月10-12日 グンドルファー教会
 「コン・フォーコ」とは音楽用語で「熱烈に」や「火のように」といった意味を持ちます。
 このアルバムはそのタイトル通り、チェロがまるで炎のように情熱的な音楽を奏でます。チェリスト、ヴェロニカ・ヴィルヘルムはハンガリーの血を引くチェリストであり、5歳からチェロを始め、ベルリンのハンス・アイスラー音楽院で本格的に学びます。ゲヴァントハウス管弦楽団のチェリストを務めながら、教育の分野でも力を発揮、数多くの後進たちの指導に当たっています。
 そんな彼女が演奏するこの独奏チェロのための作品集には、バッハ、リゲティ、コダーイの3人の作品が収録されていますが、バッハでは伝統を重んじた堅固な表現であり、リゲティとコダーイは自らのルーツを辿るかのような情熱的な表現が聞かれ、とても興味深いものとなっています。火花が飛ぶような熱い演奏をお聴きください。
 

KL-1508
\2100
LA DRESDA GALANTE
 1-3.ヴィヴァルディ(1678-1741):協奏曲 ト短調 RV577/
 4-7.ハッセ(1699-1783)モテット「雲なき光に照らされて」/
 8-10.W.F.バッハ(1710-1784):チェンバロのための協奏曲 ニ長調 Fk41/
 11-13.ジョヴァンニ・アルベルト・リストーリ(1692-1753):
  カンタータ「ラヴィニア・ア・トルノ」/
 14-17.ヨハン・ダヴィッド・ハイニヒェン(1683-1729):
  7声の協奏曲 ト長調
ミリアム・フォイアージンガー(ソプラノ)/
チューリヒ・バロック管弦楽団/
レナーテ・シュタインマン(ヴァイオリン)/
イェルマイネ・シュプロッセ(ハープシコード)
録音 2013年10月7-10日 チューリヒ SRF放送 第1スタジオ
 ドレスデンが発展するきっかけとなったのはザクセン選帝侯フリードリヒ2世の2人の息子、エルンストとアルブレヒトが1485年に兄弟で領土を分割したことでした。弟アルブレヒトはドレスデンを中心とする領地を与えられ、この地を支配し、アルベルティン家の宮廷都市として栄えることとなります。
 このドレスデンが最も発展したのは1711年から1827年のフリードヒリ・アウグスト1世の治世であり、ツヴィンガー宮殿が建立され、市の中心部では1726年に聖母教会の建築が開始されています。
 この当時の市街地を描いた図がこのアルバムのジャケットに使われているもので、星型の要塞に周囲を囲まれた堅牢な守りの中で華麗な文化が花開いたのでした。この当時に活躍したヴィヴァルディやハッセなどの作品を集めたこのアルバム、演奏しているのはチューリヒ・バロック管弦楽団で当時の風情を精緻に伝えた溌剌とした音楽を楽しむことができます。
 

ROP-4042
\2100
J.S.バッハ:クリスマス・オラトリオ BWV248 ハイライト
 ※ROP4034-35より抜粋盤
パウル・ベルネヴィッツ(ボーイ・ソプラノ)/
フリードリヒ・プレトリウス(ボーイ・ソプラノ)/
インゲボルグ・ダンツ(アルト)/
マルティン・ペツォールト(テノール)/
パナヨティス・イコノモウ(バス)/
ライプツィヒ聖トーマス教会合唱団/
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団/
ゲオルク・クリストフ・ビラー(指揮)
録音 2009年12月7-23日 ライプツィヒ トーマス教会
 聖トーマス教会合唱団とライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団による伝統的な「クリスマス・オラトリオ」のハイライト盤です。
 全曲を楽しむのが一番ですが、2時間以上かかってしまうのが難点。そこでこの1枚です。
 聴き所がもれなく網羅されていて、忙しい人でも存分な満足感を味わうことが可能です。今年は「時短メリー・クリスマス」!
 

ROP-6089
\2100
ファイアワークス 〜サクソフォンとオルガンのための作品集
 1.ショスタコーヴィチ(1906-1975):組曲-第7楽章 ワルツ第2番/
 2.バルトーク(1881-1945):ルーマニアのクリスマスの子供の歌 BB67/
 3.フェリックス・ボロウスキ(1872-1956):アドレーション/
 4.ラフマニノフ(1873-1943):ヴォカリーズ/
 5.クロフォード(1943-):「ああ、お母さん聞いて」による主題と変奏/
 6.ヴィドール(1844-1937):オルガン交響曲 第5番より第4楽章/
 7.ヴィドール:オルガン交響曲 第5番より第5楽章「トッカータ」/
 8-12.デュボワ(1930-1995):ダンスへの10のフィギュアより
  <ブランシー/パヴァーヌ/パスピエ/コンプレイント/リゴードン>/
 13.シューマン(1810-1856):12のピアノ小品 Op.85-「夕べの歌」/
 14.フォーレ(1845-1924):夢のあとに/
 15.エルガー(1857-1934):行進曲「威風堂々」第1番/
 16.スティーヴン・アダムス(1841-1913):聖なる都
ジャクソン・クロフォード(サクソフォン)/
ウルフェルト・シュミット(オルガン)
録音 2014年1月6.7日 ハノーヴァー マルクト教会 ライヴ収録
 サクソフォンとオルガン!なんとまあ不思議な音色の取り合わせでしょう。しかしそんな疑問も最初の曲で氷解します。あのショスタコーヴィチの「名曲」が至って普通の顔をして現れる様子と言ったら!
 なんだかとても懐かしい気分がするのは、昔遊園地で聞いたメリーゴーランドの音色に似ているせいでしょうか。
 とにかく、全曲に渡ってまばゆい色と爽快なサウンドは新鮮な驚きをもたらします。バルトークの「ルーマニアのクリスマスの子供の歌」のなんと親しげなこと。思わず笑ってしまうこと間違いなし。
 ヴィドールのようなオルガンのソロもあり、こちらは煌くような音の洪水となっています。サクソフォンのソロでは、誰もが知っている「ああ、お母さん聞いて(きらきら星)」のメロディを主題にしたクロフォードの変奏曲が聴きものです。
 


ROP-6092
\2100→\1890
聖トーマス教会オルガニスト、ウルリッヒ・ベーメ
 1.リスト(1811-1886):BACHの名による前奏曲とフーガ/
 2-3.J.S.バッハ(1685-1750):トッカータとフーガ ニ長調 BWV540/
 4.ブラームス(1833-1897):
  コラール前奏曲「わが心の切なる願い」Op.122-10/
 5-7.ラインベルガー(1839-1901):幻想的ソナタ 変イ長調 Op.65/
 8.カール・ピウッティ(1846-1902):祝祭讃歌 Op.20/
 9.レーガー(1873-1916):ベネディクトゥス Op.59-9/
 10レーガー:コラール前奏曲「神はわがやぐら」Op.135a-5/
 11.レーガー:「われらが神はかたき砦」によるコラール幻想曲 Op.29
ウルリヒ・ベーメ(オルガン…ライプツィヒ,トーマス教会 ザウアー・オルガン)
録音 1992年2月23-25日…1-8, 2014年4月29日…9-11 ライプツィヒ,トーマス教会
 現在、聖トーマス教会のオルガニストを務めているウルリッヒ・ベーメによる納得のオルガン演奏を。壮大なリストの作品で幕を開け、バッハ、ブラームス、レーガーとドイツのオルガン音楽の伝統を辿りつつ、ラインベルガーとピウッティの作品を挟むという個性的なプログラムは、神を賛美するための楽器としての「オルガン」の機能をフルに用い、オルガニストとしての技巧を存分に見せつけながら、この響きに浸る楽しみをも与えてくれるという素晴らしいものです。
 1956年生まれのオルガニスト、ウルリッヒ・ベーメは13歳からオルガン演奏を始め、ケムニッツの聖十字架教会でカントールとオルガニストを務めた後、ライプツィヒの聖トーマス教会のオルガニストに応募し、数多くのライバルを制してこの地位を得た人です。
 2000年に建立されたバロック様式のザウアーオルガンは彼の手によって新たな命を与えられたと言っても過言ではありません。
 


ROP-6093
\2100→\1890
マリア・グラーフ(ハープ)
 風変わりな店

 1.シュポア(1784-1859):ハープのための幻想曲 Op.35/
 2.グリンカ(1804-1857):モーツァルトの「魔笛」の主題による変奏曲 変ホ長調 /
 3.レスピーギ(1879-1936):風変わりな店−ワルツ(C.ウールリッジによるハープ編)/
 4.アルヴァース(1808-1849):ベッリーニの「ノルマ」の主題による序奏と変奏曲 Op.36/
 5.プロコフィエフ(1891-1953):
  ロメオとジュリエット Op.64-朝のセレナーデ(V.デュロヴァによるハープ編)/
 6.マニュエル・デ・ファリャ(1876-1946):
  歌劇「はかなき人生」-スペイン風ダンス(M.グランドジャニーによるハープ編)/
 7.ヴァルター=クーネ(1870-1931):
  チャイコフスキーの「エウゲニ・オネーギン」の主題による幻想曲/
 8.ラヴェル(1875-1937):
  亡き王女のためのパヴァーヌ(M.グラーフによるハープ編)/
 9.スメタナ(1824-884):モルダウ Op.43(H.トルネチェクによるハープ編)
マリア・グラーフ(ハープ)
録音 2012年4月2.3日 シュトゥットガル,トリトヌス・ムジクプロダクション
 ハープの響きをたっぷりと楽しむ1枚です。オリジナルの作品から編曲まで様々な曲が用意されています。
 シュポアやラインベルガーのオリジナル作品の、まるで妖精の羽のような繊細な美しさはもちろんのこと、彼女自身の編曲によるラヴェルの「なき王女のためのパヴァーヌ」やトルネチェク編曲のスメタナ「モルダウ」、そしてアルバムタイトルのレスピーギ作品などの、ハープで演奏することなど想像もできないような曲まで、何ともヴァラエティに富んだこれらの編曲は、人々がハープという楽器に対して抱いているイメージを根底から覆すような驚きに満ちています。
 ここでハープを演奏しているマリア・グラーフはカラヤンやチェリビダッケからも信頼されていたミュンヘン生まれの世界的ハープ奏者で、1997年からベルリン・ハンス・アイスラー音楽大学のハープ科教授も務めています。
 

ROP-6094
\2100
シマリング
 1.オラ・イェイロ(1978-):めでたし、気高き方/
 2.デュリュフレ(1902-1986):
  グレゴリオ聖歌の主題による4つのモテット Op.10-
   第2番「愛するものよ、あなたはすべてに美しい」/
 3.サイモン・ワーワー(1979):アヴェ・マリア/
 4.ゲレーロ(1528-1599):神聖にして汚れなき処女マリアよ(4声)/
 5.ヴィタウタス・ミシュキニス(1954-):マリアは天に昇らされたまいぬ/
 6.ペトル・エベン(1929-2007):デ・アンジェリス/
 7.ヴォルフガンク・ドレシャー(1990-):ルクス・エテルナ/
 8.コリン・モービー(1936-):おお、大いなる神秘/
 9.エリクス・エセンヴァルズ(1977-):おお、救いのいけにえよ/
 10.マックス・レーガー(1873-1916):マリアの子守歌/
 11.ラヴェル:歌劇「子供と魔法」から「ばらの心の君よ」/
 12-14.シューマン(1810-1856):ロマンス集 第2集 Op.91から
  <第6番:海の底には/第5番:布をさらす女の夜の歌/
   第4番:すてられた娘>/15.伝承曲:小さな野の鳥
アンサンブル・ラカペラ
録音 2014年3月14-17日 フリードリヒドルフ,ブルゴルツハウゼン,カトリシェ・プファル教会
 若き6人のメンバーで構成されている「アンサンブル・ラカペラ」の清冽、鮮やかな声の魅力を堪能する1枚です。
 驚くほどに均質な響きで歌われる様々な時代の声楽曲は、現代作品であれ、ルネサンス期の作品であれ、どれもが聖なる女性の姿を鮮やかに捉えることに成功しています。
 アルバムタイトルである「シマリング」はオラ・イェイロの作品で、このアンサンブルのために書かれた "Ave generosa"-めでたし、気高き方に添えられた「揺らめく光」という意味を持つ美しい言葉です。
 

ROP-6095
\2100
ハノーヴァー,マルクト教会のクリスマス音楽集
 1.テレマン(1681-1767):
   すべての至福、すべての喜び TWV1:1040/
 2.アルテンブルク(1584-1640):
  イントラーダ「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」/
 3.J.S.バッハ(1685-1750):甘い慰め、私のイエスは来ませり BWV151 第1曲/
 4.ヤコブ・ファン・アイク(1590頃-1657):Puer nobis nascitur/
 5.J.S.バッハ:楽しき狩こそ我が悦び-羊は憩いて草を食み BWV208/
 6.ヴィヴァルディ(1678-1741):フルート協奏曲 RV428-カンタービレ/
 7.フランク(1822-1890):パストラーレ Op.19/
 8.J.S.バッハ:わが魂は主をあがめ BWV648/
 9.モンテヴェルディ(1567-1643):シオンの娘よ 踊り喜べ/
 10.ミヒャエル・プレトリウス(1571-1621):讃えられよ、イエス・キリスト/
 11.ミヒャエル・プレトリウス:輝く曙の明星のいと美しきかな/
 12.オットー・オールソン(1879-1964):ユル Op.36-2/
 13.ミヒャエル・アルテンブルク:
   美しい御子がお生まれになった-甘き喜びのうちに/
 14.バッハ,グンペルツハイマー,ハスラー:高き天よりわれは来たれり/
 15.J.S.バッハ:道を備え、大路を備えよ BWV132-第1曲
ウテ・エンゲルケ(ソプラノ)/
エリザベス・シュヴァンダ(リコーダー)/
ウルフェルト・シュミット(オルガン)
録音 2014年6月10-12日 ハノーヴァー マルクト教会
 ハノーヴァーが誇る三人の演奏家たちによる、素朴かつニュアンス豊かなクリスマス音楽集です。
 ソプラノとリコーダー、オルガンという音色の組み合わせは、かなり珍しいものですが、ここでは全く違和感なしに見事に溶け合っていて、これらの静かで美しい音楽が最上の形で表現されています。
 どの曲もキリストの誕生を待ちわび、また喜ぶためのもので、この幸せな気分は、聴き手にも深い感動を与えるのです。16世紀から19世紀のクリスマス音楽における新しい魅力の発見です。
 

ROP-6097
\2100
ハンス・レーオ・ハスラー:宗教的合唱作品集
 1.イントラーダ/2.キリストの復活/
 3-5.ミサ「いかによきことかを見よ」/
 6.アレルヤ、わが神/7.6声のカンツォーナ/
 8-10.8声のミサ曲/11-15.金管合奏のための組曲/
 16.われらに平和を/17-19.ミサ「マリアは言われた」/
 20.モテット「マリアは言われた」/21.主の天使/
 22-26.ミサ「Come fuggir」/27.神に向かいて喜びの声をあげよ
マインツ大聖堂合唱団/
聖マルティン大聖堂カントライ/
マインツ大聖堂ブラス/
カルステン・シュトルク(指揮)
録音 2014年7月17.18.25日,9月11.13日 マインツ大聖堂
 2014年はレーオ・ハスラー(1564-1612)の生誕450周年にあたります。彼はニュルンベルクで生まれ、少年時代にオルガン奏者の父から音楽の手ほどきを受け、1584年にイタリアに留学し、ヴェネツィアで研鑽を積みました。
 ここでジョヴァンニ・ガブリエリと親交を結び、多大なる影響を受けます。2年後にドイツに帰国し、アウクスブルクでオルガニストとして活躍、同時にたくさんの作品を書き、教会音楽の発展に力を尽くしました。
 ハスラーの音楽は信じられないほどエネルギッシュで、また見事な対位法が駆使された精妙なものであり、このアルバムの指揮者であるシュトルクも「彼の音楽を演奏することは本当に喜ばしい」と語っています。
 

ROP-6098
\2100
アドヴェント 〜キリストの誕生を待ちわびる歌曲とモテット
 1.マクミラン(1959-):暁の女神/
 2.ヤン・ヴィルケ(1980-):船がやってくる/
 3.ディターレ(1989-):入祭唱/
 4.シュローネン(1965-):目覚めて/
 5.バード(1543-1623):天よ霞を/
 6.オレ・シュッツラー(1976-):おお、救い主よ、天を開いてください/
 7.ペルト(1935-):おお、知恵よ/
 8.マウエスベルガー(1903-1982):あなたに時をゆだねます/
 9.ペルト:おお、アドナイよ/
 10.シュッツラー:おお、エサイの根/
 11.ヴィルケ:クリスマスの歌を/
 12.ヴィタウタス・ミシュクニス(1954-):ダヴィデのかぎ/
 13.ブラームス(1833-1897):白き鳩/
 14.ビクトリア(1548-1611):救い主のうるわしき母/
 15.ルートヴィヒ・ベーメ(1979-):マリアはいばらの森を通り/
 16.ボブ・チルコット(1955-):おお、異教徒の王よ/
 17.ユルゲン・エッスル(1961-):あなたたちはもはや闇を後にする/
 18.チルコット:おお、エマニュエル/
 19.モートン・ローリゼン(1943-):光より生まれ
ライン・ネッカー・ユンガー室内合唱団/
マティアス・リッケルト(指揮)
録音 2014年4月11-13日 ホッフェンハイム エヴァンゲリシェ教会
 日本でのクリスマスのお祝いは主に12月24日と25日の2日間のみですが、ヨーロッパでは「アドヴェント=到来」という時期が設けられており、それは教派によっても呼び名や時期の違いはあるものの、概して11月の半ばから準備をはじめ、古い時代はこの時期に断食しひたすら静かに過ごしましたが、最近ではその習慣はなく、人々はろうそくを灯し、子供たちはお菓子の箱を開けながら「その日」を心待ちにするのです。
 この時期に奏される音楽も、静かなものであり、定められた日以外はオルガンすらも用いられることがありません。このように心から待ちわびることで、クリスマスの日が一層素晴らしいものとなるのでしょう。
 ルネサンス時代から現代までのたくさんの作曲家たちによる、静かな音楽に心洗われます。
  

ROP-7017
\2100
クリスマス・キャロル集
 1.バード(1540-1623):神に向かいて喜びもて歌え/
 2.作者不詳:天使は乙女に(13世紀頃)/
 3.伝承曲:コヴェントリー・キャロル/
 4.ウィールクス(1575-1623):ダヴィデの子に栄えあれ/
 5.伝承曲:羊飼いたちは御使いらの歌/
 6.ハウエルズ(1892-1983):汚れなきばら/
 7.伝承曲:甘き喜びのうちに/
 8.ミヒャエル・プレトリウス(1571-1621):一輪のばらが咲いて/
 9.ラター(1945-):ウェックスフォード・キャロル/
 10.J.S.バッハ(1685-1750):
  クリスマス・オラトリオ BWV248-
   「いまや汝らの神の報復はいみじくも遂げられたり」/
 11.ブリテン(1913-1976):聖母への讃歌/
 12.伝承曲:おお、すべての忠実な崇拝者よ/
 13.伝承曲:ガブリエルのお告げ/
 14.カークパトリック(1838-1921):まぶねの中で/
 15.チルコット(1955-):羊飼いキャロル/
 16.伝承曲:ひいらぎ飾ろう/
 17.アンダーソン(1908-1975):そりすべり/
 18.メイスン(1792-1872):もろびとこぞりて/
 19.伝承曲:まきびとひつじを/
 20.ビッシル:インターリュード/
 21.伝承曲:ウィ・ウィッシュ・ア・メリークリスマス/
 22.メンデルスゾーン(1809-1947):天には栄え
ハノーヴァー少年合唱団/
ロンドン・ブラス/イェルク・ブランディング
録音 2013年12月5-7日 ハノーヴァー マルクト教会 ライブ録音
 英国のクリスマス・キャロルの伝統を楽しむためのステキな1枚です。
 バードやプレトリウスなど16世紀のキャロルから、ラターやチルコットなどの現代作品、そして作者不詳の伝承曲など、幅広いスタイルの作品が含まれていますが、どれもが正しい「クリスマスの精神」を反映した深遠で崇高な作品ばかりです。
 健やかな響きを持つハノーヴァー少年合唱団と、輝かしいロンドン・ブラスの音色はまさに神がかり的な美しさを抱いています。




ARS PRODUKTION



ARS 38158
(SACD Hybrid)
\2700→\2490
フルートとハープのための協奏曲集
 ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ(1926-2012):
  イ・センティメンティ・ディ・カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ
   [I sentimenti di Carl Philipp Emanuel Bach]
   (原曲:カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ作曲
   「ヴァイオリンを伴うクラヴィーア幻想曲」(1787)/
   フルート、ハープと弦楽合奏のための編曲版;1982)
 カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788):
  フルート、弦楽合奏とチェンバロのための協奏曲ニ短調 Wq.22(1747)
 モーツァルト(1756-1791):
  フルート、ハープと弦楽合奏のための協奏曲ハ長調 K.299(297c)
マリア・セシリア・ムニョス(フルート)
サラ・オブライエン(ハープ)
バーゼル室内管弦楽団
録音:2014年3月7-9日、マルティン教会、ミュールハイム、ドイツ
 マリア・セシリア・ムニョスはアルゼンチン出身のフルート奏者。サラ・オブライエンは20年以上にわたってロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団およびミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団の首席ハープ奏者を務めています(2014年現在)。
 Multichannel SACD / Stereo SACD / CD


 プロモーション映像が見られます。こちら




EDITION RZ



EDRZ1031/32
(2CD)
\4600→\4190
ルイジ・ノーノ/ Sequente(1961-1995)
CD.1
 1. A Carlo Scarpa, architetto, ai suoi infiniti possibili for
  Orchestra in Mikrointervallen
   (無限の可能性を有した建築家、カルロ・スカルパに)(1984)
   オーケストラのため作品
 2. A Pierre. Dell'azzurro silenzio, inquietum
   for Contrabass flute,cotrabass clarinette,
   live electronics
    (蒼い沈黙/不安:副題)(1985)
 3. Guai ai gelidi mostri for two Altstimmen
    (冷たい怪物に気をつけろ) (1983)
   ensemble and live electronics
    2人のコントラルト、器楽とライヴ・エレクトロニクスのための作品
 4. La terre e la compagna(大地と仲間)(1957/58)
     for soprano,tenor solo,chor and instruments
CD.2
 1. Caminantes…Ayacucho(進み行くものよ...アヤクチョ)(1986/87)
    for messo soprano,flute,small and large choir,organ,three
     コントラルト、フルート、合唱、オルガン、オーケストラと
     ライヴ・エレクトロニクスのための作品
      orchestra Live electronics
 2. No hay caminos,hay que caminar
    (進むべき道はない、だが進まねばならない)(1987)
     7群のオーケストラの作品
ルイジ・ノーノのライブ・エレクトロニクス作品 後期作品集を多く含む。
116分 英語・独語booklet




<メジャー・レーベル>
.

DG



479 4342
(2CD)
\4000→\3590

※LP同時発売
幻のピアニスト、ソコロフが遂にDGデビュー!
 ザルツブルク・リサイタル2008

 モーツァルト:
  ピアノ・ソナタ 第2番 ヘ長調 K.280(189e)、
  ピアノ・ソナタ 第12番 ヘ長調 K.332(300k)
 ショパン:24の前奏曲 作品28
 アンコール:
  スクリャービン:詩曲 作品69の1/
  ショパン:マズルカ ヘ短調 作品68の2/
  スクリャービン:詩曲 作品69の2/
  ショパン:マズルカ 嬰ハ短調 作品63の3/
  ラモー: 新クラヴサン組曲から 未開人/
  バッハ(ソコロフ編):主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶ BWV639(オルガン小曲集から)
グリゴリー・ソコロフ(ピアノ)
  2008年のザルツブルク音楽祭のライヴ録音!
 1950年レニングラード生まれ。1966年、16歳で第3回チャイコフスキー国際コンクールで優勝、審査委員長ギレリス以下審査員全員一致で金メダルを授与される。ソ連国外で演奏を行うことが滅多に許されなかった。
 ペレストロイカ以降に国際的な演奏活動を行い名声を得る。慎重に活動を続けているため録音は非常に少ない(録音嫌い)。知る人ぞ知る”現役最高のピアニスト”と賞賛される最後の大物。
 約20年前に彼が最後のCD録音を許可して以来初となるCDリリース。DGと専属契約を結び、今後どんな録音が出て来ることか…。未来は未知数。
 録音:2008年、ザルツブルク音楽祭〈ライヴ〉
 


479 3969
(2CD)
\4800→\4390
イオランタの複雑な心情をネトレプコが歌う
 チャイコフスキー:歌劇「イオランタ」(全曲)
アンナ・ネトレプコ(Sp),
セルゲイ・スコロホドフ(T),
アレクセイ・マルコフ(Br),
ヴィタリー・コワリョフ(Bs),
エマニュエル・ヴィヨーム(指揮)
スロヴェニア・フィルハーモニー管弦楽団,
スロヴェニア室内合唱団
 チャイコフスキーの何曲かあるオペラの中でも、お伽噺のような優しい味わいを持つ「イオランタ」。盲目のイオランタとその事実をひたすら隠す父である王レネ、彼女の許嫁ロベルトとその友人ボデモン。彼らを取り巻く人々。優しさを優先するが故に行き違ってしまう人々の心を、チャイコフスキーの美しいメロディがそっと包み込むという夢のような作品です。
 盲目であることを知らずに育ってきたというイオランタの複雑な心情をじっくり歌い上げるネトレプコには、いつしか円熟の風格が備わったようです。他の歌手もオーケストラも全てに調和の取れた美しい演奏です。
 【録音】2012年11月、ドイツ、エッセン、フィルハーモニーでのライヴ
 


479 4155
(5CD)
\5500→\4990
アルゲリッチ&アバド/コンチェルト・レコーディング全集
【CD1】
 プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番,
 ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調 〜
   ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(録音:1967年)/
【CD2】
 ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11,
 リスト:ピアノ協奏曲第1番変ホ長調 S.124 〜
  ロンドン交響楽団(録音:1968年)/
【CD3】
 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23 〜
  ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(録音:1994年)/
【CD4】
 ベートーヴェン:
  ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19,
  ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37 〜
   マーラー・チェンバー・オーケストラ(録音:2000 & 2004年)/
【CD5】
 モーツァルト:
  ピアノ協奏曲第25番ハ長調K.503,
  ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466 〜
   モーツァルト管弦楽団(録音:2013年),
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ),
クラウディオ・アバド(指揮)
 華麗なる協奏曲の絶品の名盤
 今年2014年1月に亡くなられたクラウディオ・アバド。最も人気のあるピアニストの一人、アルゲリッチと巨匠アバドの黄金の顔合わせによるDGへの協奏曲録音を収録したものです。
 1968年の、歯切れの良い卓越したリズム感と叙情性があいまって、スリリングかつロマンティックな世界を表現している、若き日のマルタ・アルゲリッチの不朽の名盤と言えるプロコフィエフとラヴェル。
 アルゲリッチの持ち前の輝かしい音色と卓越したテクニックによるしなやかなショパン。チャイコフスキーの白熱のライヴ・レコーディング。ピリオド・アプローチをも踏まえたオーケストラとの絡み合いが興味深い刺激的なベートーヴェン。2013年“ルツェルン音楽祭”で絶賛を浴びた演奏。
 デビューの時から親密なパートナーシップにより名録音を生み出してきたクラウディオ・アバドの指揮による、どれもが作品の核心を鋭く抉る永遠の名演です。




DECCA



478 5332
\2300→\2090
ネルソン・フレイレ新録音!
 ショパン:ピアノ協奏曲第2番 他

 ①即興曲変ト長調作品51 ②バラード第4番ヘ短調作品52
 ③子守歌変ニ長調作品57 ④3つのマズルカ作品50
 ⑤ポロネーズ第6番変イ長調作品53《英雄》
 ⑥ピアノ協奏曲第2番ヘ短調作品21
ネルソン・フレイレ(ピアノ)
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団(⑥)
指揮:ライオネル・ブランギエ(⑥)
2014年10月に70歳を迎え、ますます円熟味の増したフレイレ久々のショパン・アルバム。
 フレイレの代名詞ともいえるショパン、待望の協奏曲アルバム!
 ショパン没後150年の1999年に、ショパンの祖国ポーランドに招かれショパンのピアノ協奏曲第2番を弾いて大成功をおさめたフレイレ。2001年にデッカと契約後もショパン作品を積極的に録音するなど、フレイレを語る上でショパンは欠かせない作曲家と言えます。今作は、協奏曲第2番をメインに、ピアノ・ソロ作品をカップリングした1枚。フレイレにとっては、10年ぶりのショパン録音で、ファンにとっても待望のアルバムと言えるでしょう。
 録音:2013年12月19-20日 ハンブルク、フリードリヒ・エーベルト・ハレ(①-⑤)3月3-5日 ケルン、フィルハーモニー(⑥)


DG &DECCA COLLECTORS EDITION シリーズ

限定盤

479 4220
(7CD)
\6000→\5490
ブラームス:合唱のための作品集
【CD1】
 ドイツ・レクイエムOp.45 〜
  バーバラ・ボニー(ソプラノ)、アンドレアス・シュミット(バリトン)、
  ウィーン国立歌劇場合唱団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、
  カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)[録音:1987年]/
【CD2】
 カンタータ「リナルド」Op.50, 運命の女神の歌Op.89〜
  ルネ・コロ(テノール)、プラハ・フィル合唱団、
  チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、ジュゼッペ・シノーポリ(指揮)
   [録音:1982年]/
【CD3】
 アルト・ラプソディOp.53, 運命の歌Op.54, 勝利の歌Op.55, 哀悼の歌Op. 82〜
  ブリギッテ・ファスベンダー(アルト)、
  プラハ・フィル合唱団、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、
  ジュゼッペ・シノーポリ(指揮)[録音:1982年]/
【CD4】
 混声四部合唱のための「マリアの歌」Op.22,
 アヴェ・マリアOp.12, 13の詩篇Op.27, 2つのモテットOp.29,
 聖歌Op.30, 3つのコラールOp.37, 混声合唱、
 管楽とティンパニのための「埋葬の歌」Op.74, 2つのモテットOp.13〜
  ギュンター・イェナ(指揮)北ドイツ放送合唱団, 北ドイツ放送交響楽団員[録音:1981年]/
【CD5】
 混声8部合唱曲「祭典と記念の格言」Op.109,
 3つのモテットOp.110, 4つの歌曲Op.17, 5つの歌曲Op.41,
 3つの歌曲Op.42, 12の歌曲とロマンスOp.44〜
  ギュンター・イェナ(指揮)北ドイツ放送合唱団, ゲルノート・カール(ピアノ)
  [録音:1981〜1982年]/
【CD6】
 7つの歌曲Op.62, 6つの歌曲とロマンスOp.93a,
 5つの歌曲Op.104, 食卓の歌Op.93b,
 小さな結婚カンタータWoO 16 posth,
 聖なる大地の暗きふところに WoO 20 posth,
 響け安らぎの調べよWoO.28, 煙にWoO 30 posth,
 13のカノンOp.113, 他〜ギュンター・イェナ(指揮)北ドイツ放送合唱団,
  [録音:1981〜1982年]/
【CD7】
 14のドイツ民謡集WoO34, 12のドイツ民謡集WoO35より〜
  ギュンター・イェナ(指揮)北ドイツ放送合唱団, [録音:1981年]
 優しさと希望の光に満ちた美しい合唱曲
 ブラームスが1957年にアヴェ・マリアを作曲し、1863年にウィーンのジンクアカデミーの指揮者を務め、いくつかのバッハのカンタータや自らの「ドイツ・レクイエム」を初演しつつ、素晴らしい合唱作品を創り上げていきました。
 ジュリーニ&ウィーン・フィルによる「ドイツ・レクイエム」。シノーポリ指揮による「アルト・ラプソディ」や珍しい「リナルド」。北ドイツ放送合唱団による様々な美しい合唱曲集をお聞きいただけます。
 
限定盤

479 4195
(11CD)
\8000→\7390
モーツァルト:交響曲全集
【CD1】
 交響曲第1番変ホ長調K.16, 同第4番ニ長調K.19,
 同ヘ長調K.Anh.223(19a), 同第5番変ロ長調K.22,
 同ト長調K.Anh.221(45a)「旧ランバッハ」/
【CD2】
 同第6番ヘ長調K.43, 同第7番ニ長調K.45,
 同第8番ニ長調K.48, 同第9番ハ長調K.73/
【CD3】
 同第10番ト長調K.74, 同第11番ニ長調K.84(73q),
 同第12番ト長調K.110(75b), 同第13番ヘ長調K.112/
【CD4】
 同第14番イ長調K.114, 同第15番ト長調K.124,
 同第16番ハ長調K.128, 同第17番ト長調K.129/
【CD5】
 同第18番ヘ長調K.130, 同第19番変ホ長調K.132,
 同第20番ニ長調K.133/
【CD6】
 同第21番イ長調K.134, 同第22番ハ長調K.162,
 同第23番ニ長調K.181(162b), 同第24番変ロ長調K.182(173dA),
 同第25番ト短調K.183(173dB)/
【CD7】
 同第27番ト長調K.199(161b), 同第28番ハ長調K.200(189k),
 同第29番イ長調K.201(186a)/
【CD8】
 同第26番変ホ長調K.184(161a),同第30番ニ長調K.202(186d),
 同第31番ニ長調K.297(300a)「パリ」,同第39番変ホ長調K.543/
【CD9】
 同第32番ト長調K.318, 同第33番変ロ長調K.319,
 同第34番ハ長調K.338, 同第35番ニ長調K.385「ハフナー」/
【CD10】
 同第36番ハ長調K.425「リンツ」, 同第38番ニ長調K.504「プラハ」/
【CD11】
 同第40番ト短調K.550, 同第41番ハ長調K.551「ジュピター」
ジェイムズ・レヴァイン(指揮)
ウィーン・フィル
 伝統の響きに新しい感性を吹き込んだ秀演
 1991年のモーツァルト没後200年に向け企画され、非常に高い評価を受けたモーツァルト交響曲全集。
 モーツァルトを知り尽くしたウィーン・フィルがこの全集の指揮者として指名したのがレヴァインでした。レヴァインの成熟と落ち着き、的確なテンポによる音楽に純粋な気品。ウィーン・フィル伝統の響きに新しい感性を吹き込んだ秀演です。
 【録音】1984〜1990年、ウィーン楽友協会大ホール
  
限定盤

479 4237
(10CD)
\7500→\6690
J.S.バッハ:鍵盤楽器のための作品集
【CD1-2】
 平均律クラヴィーア曲集第1巻BWV.846-869/
【CD3-4】
 平均律クラヴィーア曲集第2巻BWV.870-893/
【CD5】
 フーガの技法BWV.1080/
【CD6】
 半音階的幻想曲とフーガ ニ短調BWV.903,
 トッカータBWV.912〜914, トッカータBWV.916,
 幻想曲ハ短調BWV.906/
【CD7】
 インヴェンションとシンフォニアBWV.772〜801/
【CD8】
 前奏曲とフーガ イ短調BWV.894,
 トッカータ ト短調BWV.915, 同ハ短調BWV.911,
 同嬰ヘ短調BWV.910, イタリア様式によるアリアと変奏 イ短調BWV.989,
 カプリッチョ「最愛の兄の旅立ちに寄せて」変ロ長調BWV.992/
【CD9】
 小プレリュード集BWV.924〜929,
 6つの小プレリュードBWV.933〜938,
 小プレリュード集BWV.939〜943&999,
 プレリュード、フーガとアレグロ変ホ長調BWV.998,
 プレリュードとフゲッタ ト長調BWV.902/
 プレリュードとフゲッタ ヘ長調BWV.901,
 ファンタジーとフーガ イ短調BWV.904/
【CD10】
 2台のチェンバロのための協奏曲BWV.1061&1062,
 3台のチェンバロのための協奏曲BWV.1063&1064,
 4台のチェンバロための協奏曲BWV.1065
ケネス・ギルバート(チェンバロ)/
トレヴァー・ピノック(チェンバロ&指揮)
イングリッシュ・コンサート(CD10)
ひたむきに古楽器演奏に献身しているケネス・ギルバートの名演。
 ケネス・ギルバートは1931年モントリオールに生まれ、パリに留学しリテーズ、ブーランジェらに師事。モントリオール、ラヴァル大学、ベルギーのアントウェルペン王立音楽院教授。1973年にはハールレム夏季講習会でグスタフ・レオンハルトの後任講師を務めました。フランス・バロック音楽やバッハのチェンバロの権威として名高く、演奏には歴史的な銘器を用いているのも特徴です。
 アルヒーフ・レーベルに録音されたバッハの作品集は、曲によっては独特な調律やヴェルサイユ・ピッチなど、彼の研究結果が反映された演奏で、他の演奏者にはないものです。
 「フーガの技法」では、バッハはこの曲の作曲中に死んだとされていますが、実はこの曲は一度完成されていたことが最近の研究で明らかになっており、ここではその初稿による演奏で、チェンバロでも演奏可能なことを実証しています。
 【録音】1981〜1992年
  
限定盤

478 7852
(5CD)
\4500→\3990
ヴィヴァルディ:ファゴットのための協奏曲全集
【CD1】
 ファゴット協奏曲RV.467, RV.491, RV.500, RV.499,
 RV.466, RV.486, RV.474, RV.487/
【CD2】
 同RV.476, RV.469, RV.494, RV.470, RV.488,
 RV.472, RV.481, RV.479/
【CD3】
 同RV.501, RV.477, RV.475, RV.496,
 RV.490, RV.495, RV.471/
【CD4】
 同RV.492, RV.489, RV.493, RV.484, RV.504, RV.480, RV.503/
【CD5】
 同RV.497, RV.485, RV.483, RV.478, RV.498, RV.473, RV.502
ダニエル・スミス(ファゴット)/
フィリップ・レッジャー(指揮)
イギリス室内管弦楽団/
トンコ・ニニク(指揮)
ザグレブ・ゾリステン
クロスオーバー・ファゴット奏者、ダニエル・スミスにより全集
 クラシックだけでなくジャズも演奏するファゴット奏者ダニエル・スミス。様々なコンサートやセッションで高い評価をえており、「ファゴットのランパル」とも表されています。
 彼のもっとも偉大なる録音にこの「ヴィヴァルディ:ファゴット協奏曲全集」があります。ヴィヴァルディのファゴット協奏曲は、ヴィヴァルディ晩年に集中して書かれており、実際誰のために書かれたのかわかっていないものが多いようです。
 それはともかく高速な分散和音を含む超絶技巧をようするこれらの曲を、それぞれにファゴットの表現力を最大限に引き出したものです。
 【録音】1985〜1990年 (原盤:ASV)【録音】1985〜1990年 (原盤:ASV)
  
限定盤

478 7828
(8CD)
\6500→\5790
ハイドン:ミサ曲全集とスターバト・マーテル
【CD1】
 ミサ曲Hob.XXII:3「ロラーテ・ミサ」,
 ミサ曲Hob. XII:5「聖チェチーリア・ミサ」〜
  サイモン・プレストン(指揮)
  オックスフォード・クライスト・チャーチ大聖堂聖歌隊 
  エンシェント室内管弦楽団[録音:1979年]/
【CD2】
 ミサ曲Hob.XXII: 1「ミサ・ブレヴィス」 〜
  サイモン・プレストン(指揮)
  オックスフォード・クライスト・チャーチ大聖堂聖歌隊 
  エンシェント室内管弦楽団[録音:1977年],
 ミサ曲Hob. XXII: 13「天地創造ミサ」〜
  ジョージ・ゲスト(指揮)
  ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ聖歌隊、
  アカデミー室内管弦楽団[録音:1968年]/
【CD3】
 ミサ曲Hob.XXII: 4「大オルガン・ミサ」〜
  サイモン・プレストン(指揮)
  オックスフォード・クライスト・チャーチ大聖堂聖歌隊
  エンシェント室内管弦楽団[録音:1978年],
 ミサ曲Hob. XXII:10「ハインリヒ・ミサ」〜
  ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
  モンテヴェルディ合唱団 
  イングリッシュ・バロック・ソロイスツ[録音:2001年]/
【CD4】
 ミサ曲Hob.XXII:6「ニコライ・ミサ」〜
  サイモン・プレストン(指揮)
  オックスフォード・クライスト・チャーチ大聖堂聖歌隊
  エンシェント室内管弦楽団[録音:1977年],
 ミサ曲Hob.XXII:12「テレジーア・ミサ」〜
  ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
 モンテヴェルディ合唱団 イングリッシュ・バロック・ソロイスツ[録音:1997年]/
【CD5】
 ミサ曲Hob.XXII:7「小オルガン・ミサ」,
 ミサ曲Hob.XXII:14「ハルモニー・ミサ」〜
  ジョージ・ゲスト(指揮)
  ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ聖歌隊、
  アカデミー室内管弦楽団[録音:1977, 1966年]/
【CD6】
 ミサ曲Hob. XXII:8「マリアツェル・ミサ」〜
  ジョージ・ゲスト(指揮)
  ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ聖歌隊、
  アカデミー室内管弦楽団[録音:1977年]、
 ミサ曲Hob.XXII-9「戦時のミサ(パウケン・ミサ)」〜
  ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮) モンテヴェルディ合唱団
  イングリッシュ・バロック・ソロイスツ[録音:2001年]/
【CD7】
 ミサ曲Hob. XXII:11「ネルソン・ミサ」,
 テ・デウム第2番ハ長調(ランドン補筆版)〜
  ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
  モンテヴェルディ合唱団 
  イングリッシュ・バロック・ソロイスツ[録音:1997年]/
【CD8】
 スターバト・マーテル Hob.XXa:1 〜
  ラースロー・ヘルタイ(指揮)
  ロンドン室内合唱団 アーゴ室内管弦楽団[録音:1979年]
質の高いイギリスの合唱団による演奏
 宗教作品も数多く作曲したハイドンですが、ミサ曲はその中でも中核を占めるジャンルです。
 ここでは現存する13曲のミサ曲全てと、名作として知られるスターバト・マーテルを収録。セント・ジョンズ・カレッジ聖歌隊をはじめとするイギリスを代表する合唱団と、宗教作品には定評のあるS・プレストン、ジョージ・ゲスト、そしてガーディナー等による指揮による演奏です。
  
限定盤

478 7839
(4CD)
\4000→\3690
シューベルト:交響曲全集
【CD1】
 交響曲第1番ニ長調D.82,
 交響曲第4番ハ短調D.417「悲劇的」/
【CD2】
 交響曲第2番変ロ長調D.125,
 交響曲第3番ニ長調D.200, 交響曲第5番変ロ長調D.485/
【CD3】
 交響曲第8番ロ短調D.759「未完成」, 交響曲第6番ハ長調D.589/
【CD4】
 交響曲第9番ハ長調D.944「グレート」
フランス・ブリュッヘン(指揮)
18世紀オーケストラ
 陰影豊かな響きによる独自の魅力
 ブリュッヘンが自分の古楽器オーケストラによる6年越しで完成された全集。それまでの彼らが録音してきたモーツァルトやベートーヴェンには感じられない陰影深さによって、古楽器によるシューベルト演奏を変えてきました。
 初期の作品の生き生きとして情感あふれる歌心。中期の朗らかさと情緒性。「未完成」でのドラマティックさなど、ブリュッヘンの考えを十分理解しているこのオーケストラだけがなしえる演奏でしょう。
 【録音】1990〜1996年 ライヴ録音




イタリアDECCA


ガーディナー・モーツァルト・レコーディングス

限定盤
482 1609
(7CD)
\6000→\5590

JOHN ELIOT GARDINER-MOZART RECORDINGS

*クラムシェル・ボックス仕様、ブックレット(伊・英語併記)を封入。
モーツァルト:
CD1
 ミサ曲ハ短調(大ミサ曲) K.427(417a)
 シルヴィア・マクネアー(ソプラノ)
 ダイアナ・モンタギュー(ソプラノ)
 アントニー・ロルフ・ジョンソン(テノール)
 ノルベルト・ハウプトマン(バス)
 モンテヴェルディ合唱団
 イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
 サー・ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
  1986年11月、ロンドン
CD2
 レクイエム ニ短調 K.626(ジュスマイヤー版)
  バーバラ・ボニー(ソプラノ)
  アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(アルト)
  ハンス・ペーター・ブロホヴィッツ(テノール)
  ウィラード・ホワイト(バス)
  モンテヴェルディ合唱団
  イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
  サー・ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
  1986年9月22-24日、ロンドン、セント・ジョンズ教会
 キリエ ニ短調 K.341
  モンテヴェルディ合唱団
  イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
  サー・ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
   1986年11月30日、ロンドン、セント・ジョンズ教会
CD3
 交響曲第29番イ長調 K.201
 交響曲第33番変ロ長調 K.319
  イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
  サー・ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
   1984年12月17-19日、ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール
CD4
 交響曲第31番ニ長調 K.297「パリ」
 交響曲第34番ハ長調 K.338
  イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
  サー・ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
   1987年4月8-10日、ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール
CD5
 交響曲第32番ト長調 K.318
 交響曲第35番ニ長調 K.385「ハフナー」
 交響曲第36番ハ長調 K.425「リンツ」
  イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
  サー・ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
  1988年1月6-9日、聖バルナバス教会
CD6
 交響曲第38番ニ長調 K.504「プラハ」
 交響曲第39番変ホ長調 K.543
  イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
  サー・ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
   1988年12月15-18日、ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール
CD7
 交響曲第40番ト短調 K.550
 交響曲第41番ハ長調 K.551「ジュピター」
  イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
  サー・ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
   1989年12月19-22日、ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール
  


アッカルド〜ヴァイオリン協奏曲録音集

限定盤
482 1343
(6CD)
\6000→\5590

SALVATORE ACCARDO IN CONCERT

*クラムシェル・ボックス仕様、ブックレット(伊・英語併記)を封入。
CD1
 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.61
  ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
  クルト・マズア(指揮)
   録音時期:1978年
CD2
 ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.77
  ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
  クルト・マズア(指揮)
   録音時期:1978年
 ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調 Op.102
  ハインリヒ・シフ(チェロ)
  ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
  クルト・マズア(指揮)
   録音時期:1978年
CD3
 シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調 Op.49
 シベリウス:2つのユモレスク Op.87
 シベリウス:4つのユモレスク Op.89
  ロンドン交響楽団
  サー・コリン・デイヴィス(指揮)
   録音時期:1979年
CD4
 タルティーニ:ヴァイオリン協奏曲イ長調 D.96
 タルティーニ:ヴァイオリン協奏曲変ロ長調 D.117
 タルティーニ:ヴァイオリン協奏曲ト長調 D.78
  イ・ムジチ
   録音時期:1973年
CD5
 タルティーニ:ヴァイオリン協奏曲ホ短調 D.56
 タルティーニ:ヴァイオリン協奏曲ト長調 D.83
  イギリス室内管弦楽団
   録音時期:1980年頃
CD6
 ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集『四季』(Op.8/1-4)
 ヴィヴァルディ:4つのヴァイオリンのための協奏曲ロ短調 RV.580
 ヴィヴァルディ:3つのヴァイオリンのための協奏曲ヘ長調 RV.551
  イ・ソリスティ・ディ・ナポリ(ナポリ国際音楽週間合奏団)
   録音時期:1987年9月
   サルヴァトーレ・アッカルド(ヴァイオリン)




韓国DECCA

ショルティッシモ4〜
ゲオルグ・ショルティ1990年代デッカ・オーケストラ・レコーディングス

限定盤
DN 0036
(39CD)
\29000→\27900

Soltissimo 4
The Orchestral Recording by Georg Solti on Decca in 1990s

*美麗紙ボックス仕様、ブックレット(英語表記)、各ディスクは、それぞれオリジナル・デザインが印刷された紙ジャケットに収納されてます。
ショルティッシモ4
 The Orchestral Recording by Georg Solti on Decca in 1990s
CD 01
 ブルックナ:交響曲第8番ハ短調(ノヴァーク版)
  シカゴ交響楽団
CD 02
 ベートーヴェン:
  交響曲第1番ハ長調op.21
  交響曲第2番イ長調op.36
   シカゴ交響楽団
CD 03
 バルトーク:
  弦楽器と打楽器とチェレスタのための音楽Sz.106
  弦楽のためのディヴェルティメントSz.113
  組曲「中国人の不思議な役人」Sz.73 - Suite
   シカゴ交響楽団
CD 04-05
 J.S.バッハ:ミサ曲ロ短調BWV.232
  フィエリシティ・ロット(ソプラノ)
  アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(アルト)
  ハンス・ペーター・ブロホヴィッツ(テノール)
  ウィリアム・シメル(バリトン)
  グウィン・ハウエル(バス)
  シカゴ交響合唱団
  シカゴ交響楽団
CD06
 ショスタコーヴィチ:交響曲第9番変ホ長調op.70
 ベートーヴェン:交響曲第5盤ハ短調op.67
  ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
CD 07
 R.シュトラウス:
  4つの最後の歌
  歌曲集
   Malven / Hat gesagt, bleibt's nicht dabei op.36, No.3 /
   Muttertandelei op.43, No.11 / Madrigal op.15, No.1 /
   Standchen op.17, No.2 / Schlechtes Wetter op.69, No.5 /
   Allerseelen op.10, No.8 / Die Nacht op.10, No.3 / Cacilie op.27, No.2 /
   All mein' Gedanken op.21, No.1 / Begegnung WoO.72 /
   Morgen op.27, No.4 / Zueignung op.10, No.1
    キリ・テ・カナワ(ソプラノ)
    ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
CD 08 Orchestra! Music for the Channel 4 TV Series.
 ヘンデル:合奏協奏曲イ長調op.6, No.11 HWV.329 - Ⅱ. Allegro
 J.S.バッハ:
  ブランデンブルク奏曲第3番 ト長調BWV.1048 -Ⅰ. Allegro
 ハイドン:交響曲第99番変ホ長調Hob.I:99 - Ⅱ. Adagio (抜粋)
 モーツァルト:フィガロの結婚〜序曲
 ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調 op.125 >>合唱<< - Ⅳ. Allegro assai
 シューベルト:交響曲第8番ロ短調 D.759 >>未完成<< - Ⅰ. Allegro moderato (抜粋)
 シューマン:ピアノ協奏曲イ短調op.54 - Ⅰ. Allegro affettuoso (抜粋)
 ベルリオーズ:幻想交響曲op.14 - Ⅳ. Marche au suppli1ce (Allegretto non troppo)
 ワーグナー:ニュルンベルクのマイスタージンガー〜前奏曲
 ブラームス:ハイドンの主題のための変奏曲op.56a -
  Variation V: Vivace (Arr. Two pianos) /
  Variation V: Vivace /
  Variation VII: Grazioso (Arr. Two pianos)
 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変短調op.23 - Ⅰ. 1st Movement (抜粋)
 R.シュトラウス:ドン・ファンop.20
 ラヴェル:ラ・ヴァルス(Conclusion)
 バルトーク :弦楽器と打楽器とチェレスタのための音楽Sz.106 - Ⅱ. Allegro (抜粋)
 ストラヴィンスキー :春の祭典- 大地礼讃
 ルトスワフスキ :交響曲第3番(終曲)
  ダドリー・ムーア(ハープシコード&ピアノ)
  ゲオルク・ショルティ(ピアノ)
  シュレスヴィヒ・ホルシュタイン祝祭管弦楽団
CD 09
 ショスタコーヴィチ:交響曲第10番ホ短調op.93
  シカゴ交響楽団
CD 10
 マーラー :交響曲第5番嬰ハ短調
  シカゴ交響楽団
CD 11
 ハイドン:
  交響曲第97番ハ長調 Hob.I:97
  交響曲第98番変ロ長調Hob.I:98
   ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
CD 12
 ティペット:
  ビザンティウム
  交響曲第4番
   フェイ・ロビンソン(ソプラノ)
   シカゴ交響楽団
CD 13
 モーツァルト:
  レクイエムニ短調K.626 (Realised & Edited by H. C. Robbins Landon)
   アーリーン・オジェー(ソプラノ)
   チェリーア・バルトリ(ソプラノ)
   ヴィンソン・コール(テノール)
   ルネ・パーペ(バス)
   ウィーン国立歌劇場合唱団
   ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
CD 14
 モーツァルト:大ミサ曲ハ短調K.427
  エリザベス・ノルベルイ=シュルツ(ソプラノ)
  アンネ・ソファー・ファン・オッター(アルト)
  ウーヴェ・ハイルマン(テノール)
  ルネ・パーペ(バス)
  ウィーン国立歌劇場合唱連盟
  ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
CD 15
 ドビュッシー:
  夜想曲
  海
  牧神の午後への前奏曲
   シカゴ交響合唱団女性合唱団
   シカゴ交響楽団
CD 16
 ショスタコーヴィチ:交響曲第1番ヘ短調 op.10
 ストラヴィンスキー :春の祭典
  ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
CD 17
 ベルリオーズ:幻想交響曲op.14
 リスト:交響詩第3番「前奏曲」S.97
  シカゴ交響楽団
CD 18-19
 ハイドン:オラトリオ「四季」 Hob.XXI:3
  ルート・ツィーザク(ソプラノ)
  ウーヴェ・ハイルマン(テノール)
  ルネ・パーペ(バス)
  シカゴ交響合唱団
  シカゴ交響楽団
CD 20
 ブルックナー:交響曲第2番ハ短調(ノヴァーク版)
  シカゴ交響楽団
CD 21
 マーラー:大地の歌
  トマス・モーザー(テノール)
  マルヤナ・リポヴィシェク(アルト)
  ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
CD 22
 ブルックナー:交響曲第3番ニ短調(ノヴァーク版)
  シカゴ交響楽団
CD 23
 メンデルスゾーン:交響曲第4番イ長調op.90 >>イタリア<<
 ショスタコーヴィチ交響曲第5番ニ短調 op.47
  ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
CD 24 ショルティ- ハンガリアン・コネクションS
 リスト:
  メフィスト・ワルツ第1番
  ハンガリー狂詩曲第2番
 バルトーク:ハンガリーの風景Sz.97
 ヴァイネル:組曲「チョンゴルと悪魔」op.10 ? 序奏とスケルツォ
 バルトーク:ルーマニア民族舞曲Sz.68
 コダーイ:組曲「ハーリ・ヤーノシュ」op.35a
  シカゴ交響楽団
CD 25~26
 ハイドン:天地創造Hob.XXI:2
 ルート・ツィーザク(ソプラノ)
 ヘルベルト・リッペルト(テノール)
 ルネ・パーペ(バス)
 アントン・シャリンガー(バス)
 シカゴ交響合唱団
 シカゴ交響楽団
CD 27
 ストラヴィンスキー:
  ペトルーシュカ
  カルタ遊び
   シカゴ交響楽団
CD 28
 ベートーヴェン:ミサ曲ニ長調op.123 >>ミサ・ソレムニス<<
  ユリア・ヴァラディ(ソプラノ)
  アイリス・ヴァーミリオン(メゾ・ソプラノ)
  ヴィンソン・コール(テノール)
  ルネ・パーペ(バス)
  ベルリン放送合唱団
  ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
CD 29 カーネギー・ホール・プロジェクト
 ワーグナー :ニュルンベルクのマイスタージンガー〜前奏曲
 ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲op.56a
 ショスタコーヴィチ:交響曲第9番変ホ長調op.70
 R.シュトラウス :ドン・ファンop.20
 スメタナ:歌劇「売られた花嫁」〜序曲
  ショルティ・オーケストラ・プロジェクトat カーネギー・ホール
CD 30
 ショスタコーヴィチ:交響曲第13番変ロ短調op.113 >>バビ・ヤール<<
  セルゲイ・アレクサーシキン(バス)
  シカゴ交響楽団男性合唱団
  シカゴ交響楽団
CD 31
 ブルックナー:交響曲第1番ハ短調 (リンツ稿, 1866)
  シカゴ交響楽団
CD 32 国連50周年記念コンサート
 ロッシーニ:歌劇「ウィリアム・テル」序曲
 バルトーク :管弦楽のための協奏曲Sz.116
 ベートーヴェン :歌劇「フィデリオ」第2幕〜フィナーレ
  アンドレアス・コーン(バス)
  アルベルト・ドーメン(バリトン)
  シュテッヒ・アンデルセン(テノール)
  エフェリン・ヘルリツィ(ソプラノ) 他
  ワールド・オーケストラ・フォア・ピース
CD 33
 ブルックナー:交響曲第0番ニ短調 (ノヴァーク版)
  シカゴ交響楽団
CD 34
 R.シュトラウス:
  交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」op.30
  交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」op.28
  7つのヴェールの踊り〜楽劇「サロメ」op.54
   ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
CD 35
 コダーイ:孔雀の主題による変奏曲
 ブラッハー:パガニーニの主題による変奏曲op.26
 エルガー:エニグマ変奏曲op.36
  ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
CD 36
 ストラヴィンスキー:
  3楽章の交響曲
  交響曲ハ長調
  詩篇交響曲
   シカゴ交響合唱団
   シカゴ交響楽団
CD 37
 ムソルグスキー :
  歌劇「ホヴァンシチナ」〜 前奏曲
  死の歌と踊り(編曲:ショスタコーヴィチ)
 ショスタコーヴィチ:交響曲第15番 イ長調op.141
  セルゲイ・アレクサーシキン(バス)
  シカゴ交響楽団
CD 38 ショルティ 〜 ザ・ラスト・レコーディング
 バルトーク:カンタータ・プロファーナSz.94
 レオ・ヴェイネル:小オーケストラのためのセレナードop.3
 コダーイ :ハンガリー詩篇op.13
  タマーシュ・ダローツィ(テノール)
  アレクサンドル・アガチェ(バリトン)
  ハンガリー放送合唱団&少年合唱団
  ブダペスト祝祭管弦楽団
CD 39
 マーラー :交響曲第5番嬰ハ短調
  チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団


<LP>


DG(LP)


479 4390
(2LP)
\4800
※CD同時発売
グリゴリー・ソコロフ/ザルツブルク・リサイタル2008(LP)
 モーツァルト:
  ピアノ・ソナタ 第2番 ヘ長調 K.280(189e)、
  ピアノ・ソナタ 第12番 ヘ長調 K.332(300k)
 ショパン:24の前奏曲 作品28
 アンコール:
  スクリャービン:詩曲 作品69の1/
  ショパン:マズルカ ヘ短調 作品68の2/
  スクリャービン:詩曲 作品69の2/
  ショパン:マズルカ 嬰ハ短調 作品63の3/
  ラモー: 新クラヴサン組曲から 未開人/
  バッハ(ソコロフ編):主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶ BWV639(オルガン小曲集から)
グリゴリー・ソコロフ(ピアノ)
 幻のピアニスト、ソコロフが遂にDGデビュー! 2008年のザルツブルク音楽祭のライヴ録音!
 1950年レニングラード生まれ。1966年、16歳で第3回チャイコフスキー国際コンクールで優勝、審査委員長ギレリス以下審査員全員一致で金メダルを授与される。ソ連国外で演奏を行うことが滅多に許されなかった。
 ペレストロイカ以降に国際的な演奏活動を行い名声を得る。慎重に活動を続けているため録音は非常に少ない(録音嫌い)。知る人ぞ知る”現役最高のピアニスト”と賞賛される最後の大物。
 約20年前に彼が最後のCD録音を許可して以来初となるCDリリース。DGと専属契約を結び、今後どんな録音が出て来ることか…。未来は未知数。
 録音:2008年、ザルツブルク音楽祭〈ライヴ〉













11/20(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

COVIELLO


COV 91415
\2600
現代スイスの作曲家リュッティがダウランドの人生を綴る
 ジョン・ダウランド:ラクリメ、または7つの涙
 カール・リュッティ:ダウランド組曲
ビー・ファイヴ・リコーダー・コンソート
 [マルクス・バルトロメ、
  カテレイネ・ラノー、
  トーマス・リスト、
  シリヤ=マーリア・シュット、
  ミーナ・ヴート]
 録音:213 年8 月28-31 日バッス・ボドゥーの教会、ベルギー/58’45

 ダウランドの「ラクリメ、または7つの涙」は、メロディーメーカーであるダウランドらしい憂いを帯びた美しい7つの「ラクリメ」からなる小曲集。ダウランドのヒット曲「流れよ、我が涙(涙のパヴァーヌ)」など物憂げな雰囲気を漂わせたメロディーが印象的です。またこのアリバムでは、スイスの作曲家カール・リュッティの作品「ダウランド組曲(世界初録音)」を合間に挟み込んだ構成で、エリザベス王朝で活躍したダウランドの人生を綴る内容となっています。
 演奏するのは、2003 年にバルセロナで結成されたアンサンブル、ビー・ファイヴ・リコーダー・コンソート。ルネッサンス期の音楽から現代作品まで幅広いレパートリーで活躍を続けている注目のアンサンブルです。
 

COV 91411
(2CD)
\5400
ガンバの名手アーベルの新発見の作品集
 カール・フリードリヒ・アーベル:
  ペンブルック・コレクション第2巻
   (ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ集)
トーマス・フリッチュ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ミシェル・ショーンハイト(ハープシコード)
ヴェルナー・マッツケ(ヴィオロンチェロ)
 録音:2014 年1 月15-16 日、5 月4-5 日、12-13 日

 カール・フリードリヒ・アーベルは、ヴィオラ・ダ・ガンバの名手でありました。彼の死後、瞬く間にヴィオラ・ダ・ガンバは忘れ去られてしまったことから、音楽史上最後の名手などと言われています。このアルバムは最近発見されたアーベルの作品で、アーベルが教師を務めていたペンブルック伯の令嬢エリザベス・ハーバートのために書かれた14 の知られざるヴィオラ・ダ・ガンバのための曲集です。特殊なフィンガリングや表情豊かな音楽からアーベルの後期の作品とみられています。
 演奏は、J.C. バッハ&アーベルのヴィオラ・ダ・ガンバ作品集(COV21205)でも伸びやかな演奏を聴かせてくれたトーマス・フリッチュです。




FIRST HAND RECORDS



FHR 34
\2100→\1890
伝説の名手サラムが弾くチェロ・ソナタ集
 アイヴァー・キーズ(1919-1995):チェロ・ソナタ (1960)
 シベリウス:マリンコニアop. 20
 ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調op.78
  (パウル・クレンゲル編/チェロとピアノのための)
ロハン・デ・サラム(チェロ)
ベンジャミン・フリス(ピアノ)
 「かれの世代で、こんなにも天賦の才に恵まれたものはほとんどいない」—パブロ・カザルス
 名門アルディッティ四重奏団の顔として活躍

 収録:2014 年4 月1-2 日/イギリス、ケント、トンブリッジ・スクール、リサイタル・ホール(セッション・24 bit 96 kHz ステレオ)/63’52”

 かつてアルディッティ四重奏団のチェリストとして名を馳せたロハン・デ・サラムが70 代半ばを迎えて、2014 年にリリースする最新アルバム。ブラームス、シベリウスそしてキーズによるチェロとピアノのための作品3 篇を収録しています。
 なかでも目を引くのが、キーズのチェロ・ソナタ。アイヴァー・キーズ(1919-1995) は、サラムが1958 年にウィグモア・ホールでデビュー・リサイタルをおこなった際にメインのピアニストを務めた人物で、演奏家であると同時に、教師、作曲家、作家、学者としても知られています。
サラムによると、キーズとは1950 年代から60 年代にかけて、英国でのサラムのキャリア初期を通して数多くのリサイタルで共演を果たし、キーズのチェロ・ソナタを幾度も演奏したそうです。
 また、ノッティンガムとバーミンガムにあったキーズの家にもよく滞在して、夫人と4 人の子どもたちをよく知るという、サラムの述懐からは、サラムとキーズの親交が公私に亘り深いものであったことが窺えます。
 キーズの卓越したピアノの様式を高く評価し、「このジャンルの傑作」とサラムが太鼓判を押す「チェロ・ソナタ」は、ほかならぬサラムが取り上げたことでたいへん価値ある内容となっています。
 ピアノ・パートを受け持つのは、1957 年サウス・ヨークシャー出身のベンジャミン・フリス。1986 年ブゾーニ国際ピアノ・コンクール最高位、1989年第6 回イスラエルのルービンシュタイン国際ピアノ・コンクール最高位という、輝かしいキャリアを誇るフリスのピアノはまさにキーズの作品にはピッタリといえるでしょう。



ロハン・デ・サラム
FIRST HAND RECORDSの旧譜

FHR 11
\2100→¥1890
元アルディッティ四重奏団の名チェリスト、ロハン・デ・サラムが弾くチェロ作品集
 〜ハーモニック・ラビリンス

「音楽の迷宮 / コン・ジョイア・レコーディングス」
 ・J.S. バッハ:無伴奏チェロ組曲第3 番ハ長調BWV.1009
 ・C.P.E. バッハ:
  スペインのフォリアによる12の変奏曲wq.118-9, H 263
 ・ロカテッリ:カプリッチョ第23番ニ長調〜
  「音楽の迷宮」op.3 [デ・サラムによる無伴奏チェロ用編曲版]
 ・J.S. バッハ:
  ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ
   第3番ト短調BWV.1029
 ・ヒンデミット:無伴奏チェロ・ソナタOp.25-3(1922)
 ・デ・シルヴァ:ハープシコードのための4 つの小品
  パ・ド・ドゥ(ソナチネより) / 左手のための習作 /
  Alankara-Tala / 前奏曲
ロハン・デ・サラム
 (チェロ;Eric T Benning, Los Angeles,
  2005, after the “Christiani”
  cello by Antonio Stradivari; on loan
  by kind courtesy of Mr Armen Ksajikian)
プリーシ・デ・シルヴァ
 (ハープシコード;John Phillips, Berkeley,
  2001, after instruments
  by Johann Heinrich Grabner,
  the Younger, Dresden, circa 1740)
録音:2010 年5 月17-19 日カリフォルニア州、クレアモント、スクリップス・カレッジ・演奏芸術センター、ギャリソン・シアター(セッション・デジタル) DDD、ステレオ、71' 56"

 かつてアルディッティ四重奏団のチェリストとして活躍したロハン・デ・サラムが、J.S. バッハやロカテッリを取り上げた異色のアルバムが登場します。
現代の最高峰アルディッティ四重奏団の第3 代チェリスト(1977 − 2005) として、20 年以上に亘り、同時代音楽シーンの最前線でしのぎを削ってきたデ・サラム。在籍中、創設者のアーヴィン・アルディッティと比肩して、アルディッティ四重奏団の顔と呼ばれたほど。
 デ・サラムは、チェロのための主だった現代作品の献呈を数多く受けており、たとえばベリオから「セクエンツァXⅣ」を献呈され、クセナキスも作品を捧げている事実が示すように、その実力に対する信頼感は絶大。
 2005 年にアルディッティ四重奏団を勇退し、現在では、ソリストとして世界中の主要なオーケストラと共演を重ねているデ・サラムですが、“原点回帰”とでもいうべきこのアルバムでも、完璧な技巧を披露しています。
格調高いJ.S. バッハも聴かせますが、圧巻はやはり、アルバムのタイトルにもなっているロカテッリ。猛烈な勢いで目まぐるしくパッセージが繰り返され、まさに迷宮をおもわせる内容ですが、デ・サラムは圧倒的なテクニックでねじ伏せます。
 なお、デュオを組むデ・シルヴァは、アメリカ合衆国の著名な古楽アンサンブル、コン・ジョイア(Con Gioia) の音楽監督を務めています。キアラ・バンキーニ、モニカ・ハジェット、ヴィーラント・クイケン、マーティン・パールマンといった国際的に有名なビッグ・ネームとの共演を数多く果たしており、演奏ならびに創作活動でも、これまでに数々の賞を獲得しています。







OBSIDIAN



OBSCD 712
(2CD)
\3400→\3090
好色王ヘンリー8世と最初の王妃に捧げられた合唱曲集
 スパイの合唱本
  キャサリン・オブ・アラゴンとヘンリー8世のための合唱曲集
アラミレ イングリッシュ・コルネット&
 サックバット・アンサンブル
デイヴィッド・スキナー(指揮)
 

 この合唱曲集は、大英図書館の音楽的「宝」である貴重な曲集です。
 1516 年頃ヘンリー8 世とその最初の妻キャサリン妃へ捧げられた34 のモテットが含まれています。
 1516 年頃といえば、娘メアリーを出産した頃。当時フランドル、フランスなど各地の人気作曲家ジョスカン・デ・プレ、ジャン・ムートン、ハインリヒ・イザークらの曲が収録されています。これは、当時写本制作を行っていたフランドルの工房「アラミレ」のピエール・アラミレが刊行し、国王夫妻に捧げました。
 アルバムのジャケット写真にもあしらわれている様に、美しく豪華な装丁で当時の技術の高さがうかがえます。
 また演奏は、ルネサンス期の音楽の専門家デイヴィッド・スキナー率いるヴォーカル・アンサンブル・アラミレとイングリッシュ・コルネット&サックバット・アンサンブルの本領が発揮されています。



 ヘンリー8世(Henry VIII, 1491年6月28日 - 1547年1月28日)は、テューダー朝第二代のイングランド王(在位:1509年4月22日(戴冠は6月24日) - 1547年1月28日)、アイルランド卿のちにアイルランド王(在位:1541年 - 1547年)。
 イングランド王ヘンリー7世の次男。 百年戦争以来の慣例に従い、フランス王位への要求も継続した。
 6度の結婚に加えて、ローマ・カトリック教会からのイングランド国教会の分離によって知られる。ローマと対立し、修道院を解散し、自ら国教会の首長となった。だがローマによる破門のあとも、カトリックの教義への信仰は失わなかった。また、ウェールズ法諸法(Laws in Wales Acts 1535-1542)によって、イングランドおよびウェールズの統合を指導した。

 1513年には神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世と連合して、1544年には神聖ローマ皇帝カール5世と連合してフランスを攻めるが、どちらも神聖ローマ帝国からの援助は最小限であり、膨大な戦費に堪えられず失敗に終わった。

 絶頂期においては、魅力的で教養があり老練な王だと同時代人から見られ、ブリテンの王位についた人物の中で最もカリスマ性のあった統治者であると描かれている。権力をふるいながら、文筆家および作曲家としても活動した。薔薇戦争の後の危うい平和のもとで女性君主にテューダー朝をまとめることは無理だと考え、男子の世継ぎを渇望した。そのため6度結婚し、イングランドにおける宗教改革を招いた。次第に肥満して健康を害し、1547年に薨去した。晩年には好色、利己的、無慈悲かつ不安定な王であったとされている。後継者は息子のエドワード6世であった。
(ウィキペディアより)







CHANDOS



CHAN 10840
\2400→\2190
ノセダの "ムジカ・イタリアーナ" 最新作!
 20世紀の大家、ペトラッシ第2弾!
  ペトラッシ:4つの聖歌

 管弦楽のためのパルティータ/
 男声、3台のピアノ、金管楽器、
 コントラバスとパーカッションのための劇的マドリガル《死者の合唱》*/
 男声(テノール&バリトン)と管弦楽のための 《4つの聖歌》†/
 混声合唱と管弦楽のためのカンタータ 《闇夜》*
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)
トリノ王立歌劇場管弦楽団
トリノ王立歌劇場合唱団*
ジョルジョ・ベッルージ(テノール)†
ワシリー・ラデュク(バリトン)†
 
 知られざる傑作の伝道師、灼熱のマエストロ、ジャナンドレア・ノセダの指揮で進行中の「ムジカ・イタリアーナ・シリーズ」。最新作は、2年ぶりとなるゴッフレード・ペトラッシ(1904−2003)の作品!
 ダラピッコラ、シェルシと共に20世紀中期〜後期のイタリア作曲家で中心的な役割を担ったペトラッシ。今回のメインとなる、「男声と管弦楽のための 《4つの聖歌》」では、ミラノ・スカラ座の「リゴレット」日本公演などでも美声を響かせたイタリアン・テノール、ジョルジュ・ベッルージと、2005年浜松国際オペラ・コンクールで優勝したロシアのバリトン、ワシリー・ラデュクが歌い、「劇的マドリガル 《死者の合唱》」と、「カンタータ 《闇夜》」では、トリノ王立歌劇場の優れた合唱が披露される。
 そして、ペトラッシの最初期の作品にして、もっとも有名な作品の1つ「パルティータ」は、ペトラッシの早熟なオーケストレーションによって、ノセダの灼熱のタクトが輝く! 篤きノセダのペトラッシ第2弾、乞うご期待!

 ☆ジャナンドレア・ノセダ 2015年1月来日スケジュール!
  2015年1月10日(土)、11日(日)、16日(金)、17日(土) NHKホール NHK交響楽団定期公演
  2015年1月21日(水)、22日(木) サントリーホール NHK交響楽団定期公演



 


CHSA 5147
(SACD HYBRID)
\2800→\2590
ストラヴィンスキー:ピアノと管弦楽のための作品集
 ピアノと管楽器のための協奏曲
 ピアノと管弦楽のためのカプリッチョ
 ピアノと管弦楽のための楽章
 バレエ音楽 《ペトルーシュカ》(1946年改訂版)
ジャン=エフラム・バヴゼ(ピアノ)
ヤン・パスカル・トルトゥリエ(指揮)
サンパウロ交響楽団
 バヴゼ&トルトゥリエのストラヴィンスキー、バヴゼが弾く"ペトルーシュカ"!

 シャンドスのメイン・ピアニストの一人、フレンチ・ピアニズムの巨星ジャン=エフラム・バヴゼ!
 プロコフィエフの協奏曲集(CHAN 10802)が、グラモフォン賞2014の「協奏曲部門賞」を受賞し、"アーティスト・オブ・ジ・イヤー"にもノミネートしたバヴゼの新録音は、同じく20世紀ロシア、ストラヴィンスキーのピアノと管弦楽のための作品集。当初「ピアノ協奏曲」として構想された「ペトルーシュカ」は、ストラヴィンスキー本人&アレクサンドル・ベノワによる1946年改訂版(いわゆる3管編成版)を収録。
 名盤「ラヴェル&ドビュッシー(CHSA 5084)」で共演したフランスの名匠、ヤン・パスカル・トルトゥリエと、トルトゥリエが2010年に首席指揮者を務めた、南米ブラジルが誇るワールドクラスのオーケストラ、サンパウロ交響楽団で、バヴゼのソロを見事に支えている。


 


CHAN 10844
\2400→\2190
ブラームス&ライネッケ:クラリネット・ソナタ集
 ブラームス:
  クラリネット・ソナタ第1番ヘ短調 Op.120-1
  クラリネット・ソナタ第2番変ホ長調 Op.120-2
 ライネッケ:
  クラリネット・ソナタ ホ短調 《ウンディーネ》 Op.167
  序奏とアレグロ・アパッショナート Op.256
マイケル・コリンズ(クラリネット)
マイケル・マクヘイル(ピアノ)
 英国の名手マイケル・コリンズ、ブラームス&ライネッケのソナタ集!

 イギリスのスーパー・ヴィルトゥオーゾ集団"ナッシュ・アンサンブル"やフィルハーモニア管弦楽団、ロンドン・シンフォニエッタなどで活躍し、現在はソリストとして活動する英国クラリネット界のレジェンド、マイケル・コリンズ。
 シャンドスに専属アーティストとして加わり、ウェーバーやモーツァルトの協奏曲、イギリスのクラリネット作品集、リリカル・クラリネット、ヴィルトゥオーゾ・クラリネットなど続々と名アルバムを録音、ジェームズ・エーネスやエドワード・ガードナー、ブロドスキー弦楽四重奏団、ポール・ワトキンスなど、シャンドス・アーティストとの共演盤も好調にリリースを続けているコリンズの新ソロ・アルバムは、ブラームスとライネッケ!
 ヴィオラ版やヴァイオリン版などでも人気を誇るブラームス晩年の名作ソナタに、フルート・ソナタとして作曲されたライネッケのソナタ「ウンディーネ」のカップリング。特に、ブラームスは、ブロドスキー弦楽四重奏団やポール・ワトキンスとの室内楽作品に続く、嬉しい録音となるだろう。



 
CHAN 10841
\2400→\2190
ロベルト&クララ・シューマン:ピアノ作品集
 C・シューマン:ロマンス ロ短調
 R・シューマン:
  ロマンス第2番嬰ヘ長調 Op.28-2、フモレスケ変ロ長調 Op.20
 C・シューマン:亡霊たちの踊り ロ短調(幻想的情景)
 R・シューマン:ピアノ・ソナタ第1番嬰ヘ短調 Op.11
イモジェン・クーパー(ピアノ)
 イモジェン・クーパーのシューマン第2弾"シューマン夫妻"の音楽!

 パリでファヴリエとルフェヴュール、ウィーンでデームスとバドゥラ=スコダにピアノを学び、ブレンデルの弟子としても知られるイギリスの才女イモジェン・クーパー。
 シューベルトを中心に、古典派、ロマン派の独墺系レパートリーのスペシャリストとして世界的な名声を得てきたイモジェン・クーパーとChandosのコラボレーション・シリーズ「シューマンのピアノ作品集」。
 大成功を収めた第1弾「シューマン&ブラームス」に続く第2弾は、「ロベルト&クララ」のシューマン夫妻のピアノ作品集という、イモジェン・クーパーらしいプログラミング。
 クララ・シューマンの「4つの性格的小品Op.5」から、第3曲「ロマンス」と第4曲「亡霊たちの踊り」。そして、「亡霊たちの踊り」の旋律が使用され、クララに捧げられた大作、ロベルト・シューマンの「ピアノ・ソナタ第1番」。クララのことを想って書かれた「フモレスケ」など、偉大なる音楽家夫妻の美しい愛のデュエットが、イモジェン・クーパーの手によって描かれている。
 
CHSA 5146
(SACD Hybrid)
\2800→\2590
スヴェドルンドのワインベルク第5弾
 ヘルシンボリ響との「室内交響曲」

  ワインベルク:
   室内交響曲第3番 Op.151
   室内交響曲第4番 Op.153
トルド・スヴェドルンド(指揮)
ヘルシンボリ交響楽団
 トルド・スヴェドルンドがガブリエル・フムーラから引き継いだミェチスワフ・ワインベルク(1919−1996)の交響曲集。最新作は、オーケストラをヨーテボリ交響楽団からヘルシンボリ交響楽団へと変えての「室内交響曲集」が登場!
 第2次世界大戦の戦火を避けるためにポーランドからソヴィエトへと亡命したものの、反ユダヤ・キャンペーンにより投獄されるなど苦難の生涯を送ったワインベルク。
 今回収録されるのは、弦楽オーケストラのための「室内交響曲第3番」と、オブリガード・クラリネット、トライアングルと弦楽オーケストラのための「室内交響曲第4番」。
 まだ全貌が明らかにされているとは言いがたいワインベルクの作品の数々を、優れた録音で送り出してきた注目シリーズです。




GUILD



GMCD 7411
\2500→\2290
ブルン:管弦楽作品集 Vol.6
 交響曲第4番ホ長調*
 管弦楽のための狂詩曲
アドリアーノ(指揮)
モスクワ交響楽団
マキシム・セメノフ(ホルン)*
 20世紀スイスのシンフォニスト、フリッツ・ブルンの交響曲第4番!

 19世紀末から20世紀前半、オトマール・シェックやフォルクマール・アンドレーエと同じ時代を生きたスイスのコンポーザー=コンダクター、フリッツ・ブルン(1878−1959)。
 前作では「ピアノ協奏曲」を披露してくれたブルンの管弦楽作品集もいよいよ終盤。最新作では、ブルンのキャリアの中でももっとも重要な2つのオーケストラ作品、1925年作曲の「交響曲第4番」と晩年1957年作曲の「狂詩曲」を収録。
 20世紀スイスのシンフォニスト、フリッツ・ブルンの遺産を現在に伝える重要なシリーズ、まだまだ続きます!

 ※録音:2013年5月20日−22日(交響曲)、2008年5月13日(狂詩曲)、モスフィルム・スタジオ(モスクワ)


旧譜/前作

GMCD 7409
\2500→\2290
ブルン:管弦楽作品集 Vol.5
 ピアノ協奏曲 イ長調
 創作主題による弦楽オーケストラとピアノのための変奏曲
 ピアノと弦楽のためのディヴェルティメント
トマシュ・ネメッツ(ピアノ)
アドリアーノ(指揮)
ブラチスラヴァ交響楽団
 20世紀スイスのシンフォニスト、フリッツ・ブルン!第5弾はピアノ協奏曲!!

 19世紀末から20世紀前半、オトマール・シェックやフォルクマール・アンドレーエと同じ時代を生きたスイスのコンポーザー=コンダクター、フリッツ・ブルン(1878−1959)。これまで交響曲を中心に録音されてきた管弦楽作品集の第5巻は、ピアノ協奏曲!
 スロバキアのピアニスト、トマシュ・ネメッツ(トマス・ネメック)をソリストに迎え、スロバキアの首都、ブラチスラヴァのシンフォニー・オーケストラで繰り広げるピアノと管弦楽のための作品集。近代ヨーロッパの秘曲ファンは要チェック。20世紀スイスのシンフォニスト、フリッツ・ブルンの遺産を現在に伝える重要なシリーズです。

 ※録音:2012年 7月15日−20日、8月23日−25日、スロバキア放送スタジオ1(ブラチスラヴァ)


 ブルンの特集、やってます!こちら

 

GMCD 7413
\2500
サウンド・オヴ・チューリッヒ
 テオ・ウェグマン:アルピアノ
 ヴァルター・ベア:Lichtspuren
 ダニエル・フューター:夜想曲
 ウィリー・フランク:パ・ド・ドゥ
 マルティン・デルングス:5つの肖像 Op.110
デュオ・プラセディス
 〔プラセディス・ハグ=リュッティ(ハープ)、
 プラセディス・ジェネヴィエーヴ・ハグ(ピアノ)〕
 2011年にウィーンのムジークフェラインザールへのデビューを果たしたピアノとハープの親子デュオ「デュオ・プラセディス」第2弾。
 5人の現代スイスの作曲家による、「ハープとピアノ」という貴重な編成のために書かれた新作を収録。

 ※録音:2013年10月23日、2014年5月12日ー13日、スイス




OPUS ARTE(CD)



OACD9026D
(CD)
\2700→\2490
王と廷臣 〜レオ・ヌッチ:ヴェルディ・アリア集
ヴェルディ(1813-1901):
 1.リゴレット-悪魔め、鬼め/2.トロヴァトーレ-君の微笑み/
 3.ナブッコ-ユダヤの神よ/
 4.アッティラ-永遠の美しい栄光の頂から/
 5.2人のフォスカリ-おお、わが年老いた心臓よ/
 6.バラード「亡命者」/7.椿姫-プロヴァンスの海と陸/
 8.ファルスタッフ-夜想曲/
 9.3つの祈り-詩人の祈り-ああ優しい人よ 取り除いてください-悲しみの聖母への呼びかけ/
 10.シチリア島の夕べの祈り-富を手にして/
 11.仮面舞踏会-立つのだ、お前の息子はあそこに/
 12.ドン・カルロ-わが最後の日が訪れた/
 13.マクベス-Mal per me che m’affidai
レオ・ヌッチ(バリトン)/
パオロ・マルカリーニ(ピアノ)/
ピエラントニオ・カッツラーニ(ヴァイオリン)/
リノ・ピエトラントーニ(ヴァイオリン)/
クリスティアン・セラッツィ(ヴィオラ)/
マッシモ・レペリーニ(チェロ)/
マルタ・ペットーニ(ハープ)
録音 2014年2月3-5日 イタリア サラ・ディ・テアティーニ,テアトロ・ムニチパーレ・オブ・ピアチェンツァ
 イタリアの名バリトン歌手レオ・ヌッチの最新リサイタル盤。1967年に「セヴィリアの理髪師」のフィガロ役でデビュー、一旦はソリストとしての活動を中断するも、1975年に「ラ・ボエーム」のショナール役で再デビューを果たし、以降世界中で幅広く活動している人です。
 イタリア・オペラを中心に幅広いレパートリーを持っていますが、最も得意としているのが「リゴレット」で、ここでも最初に歌っているのが「悪魔め、鬼め」というほどに、この役に愛着を抱いています。
 
OACD9020D
(CD)
\2700
ジョイ・アローン
 1.ガーシュウィン(1898-1937):サマータイム/
 2.ジャック・ヘギー(1961-):空の道/
 3.ヘギー:ジョイ・アローン/
 4.ヘギー:動物たちの受難/
 5.リスト(1811-1886):おお、私が眠りにつくときには/
 6.パブロ・ルナ(1879-1942):サルスエラ「私はスペインから来ました」/
 7.ブルース・アドルフ(1955-):恋の千年から「ヴァレー・ガール」/
 8.キャロル・シンバラ:彼は忠実だった/
 9.ラフマニノフ(1873-1943):ここは素晴らしい場所 Op.21-7/
 10.ラフマニノフ:美しい人よ、私のために歌わないで Op.4-4/
 11.ラフマニノフ:春の洪水 Op.14-11/
 12.リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):ひそやかな誘い Op.27-3/
 13.リヒャルト・シュトラウス:夜 Op.10-3/
 14.リヒャルト・シュトラウス:万霊節 Op.10-8/
 15.リヒャルト・シュトラウス:解き放たれて Op.39-4/
 16.ルペルト・チャピ(1851-1909):サルスエラ「看守」/
 17.ラフマニノフ:ヴォカリーズ Op.34-14/
<ボーナス・トラック>
 18.伝承曲:王イエスよ、乗りたまえ
エンジェル・ブルー(ソプラノ)/
イアイン・バーンサイド(ピアノ)
録音 2014年3月25-27日 ロンドン 東フィンチリー,ドルハム・ロード 全霊教会
 モンセラート・カバリエも絶賛したというアメリカのソプラノ歌手エンジェル・ブルー。彼女は大胆なセンスと叙情的な歌唱で人々を魅了します。
 彼女はプラシド・ドミンゴに師事し、バレンシアとイングリッシュ・ナショナル・オペラで歌い、ローゼンブラット・リサイタルで歌う栄誉を受けました。
 ここでは現代作曲家ヘギーの作品から、ラフマニノフ、リヒャルト・シュトラウス、そしてサルスエラまでヴァラエティ豊かなレパートリーを披露、煌くような可能性を感じさせています。
 ピアノ伴奏はお馴染みイアイン・バーンサイド。この若き才能を暖かく見守るように素晴らしいピアノを聴かせています。



  

SOLO MUSICA


SM212
\2100
魅惑のアルカディア
 1.詩の朗読/
 2-5.A.スカルラッティ(1660-1725):嬉しい森、影の友人/
 6.アルカディア・プロローグ:ほとんどの時は/
 7-12.A.スカルラッティ:花の中で/
 13-17.A.スカルラッティ:希望と恐怖の間で/
 18.詩の朗読/
 19-22.A.スカルラッティ:チェロ・ソナタ 第1番 ニ短調/
 23.詩の朗読/
 24-28.A.スカルラッティ:4声のソナタ ニ短調/
 29-33.A.スカルラッティ:花々よ/
 34.詩の朗読/
 35-41.羊飼いよ、あなたはなぜ/
 42.詩の朗読
ジャンカルロ・ポンティッジャ(ナレーター)…1.6.18.23.34.42/
アンネ・シュミット(コントラルト)…2-5.7-17.29-33.35-41/
フライタクス・アカデミー…2-5.7-17.19-22.24-28.29-33.35-41
録音 2011年4月30日.5月2日 ベルン ブリュメンシュタイン教会
 「アルカディア」とはギリシアのペネポネソス半島にある古代からの地域名で、「牧人の楽園」として伝承され、「理想郷」の代名詞となっています。もともとはギリシア神話に登場するアルカスに由来し、人々は静かな自然の中で生活し、恋に悩む羊飼いは、木陰で憂いを語り、月桂樹の葉は詩と音楽を提供します。
 これは、この場所にふさわしいアレッサンドロ・スカルラッティのソロ・カンタータの何曲かとソナタを取り上げ、曲間に美しい詩を挟みながら、音と言葉で美しい絵画を描いていくというアルバムです。
 


SOB07
\2100→\1890
デニス・ラッセル・ディヴィス&バーゼル交響楽団
 シューベルト:交響曲 第2番&第6番

  1-4.交響曲 第2番 変ロ長調 D125/
  5-8.交響曲 第6番 ハ長調 D589
バーゼル交響楽団/
デニス・ラッセル・ディヴィス(指揮)
 バーゼル交響楽団は、スイスのバーゼル市にあるオーケストラで、バーゼル劇場の座付きオーケストラでもあります。
 1997年に旧バーゼル交響楽団と、バーゼル放送交響楽団が合併し発足。2009年からはデニス・ラッセル・デイヴィスを首席指揮者に迎え、一層のレパートリーの拡充を図るとともに、完全なるアンサンブルとスタイリッシュな妙技を追求しています。
 1876年に設立された旧バーゼル交響楽団は、1927年から1935年にはワインガルトナーが首席指揮者を務め、他にもホルスト・シュタイン、モーシェ・アツモン、アルミン・ジョルダンなど錚々たる顔ぶれの名指揮者たちによって育て上げられたオーケストラです。
 客演指揮者は数知れず、古くはブラームスやマーラー、フルトヴェングラー、最近ではブーレーズ、デュトワ、ゲルギエフなどが、この独自の味わいを持つオーケストラを演奏しています。
 2009年から首席指揮者を務めるデニス・ラッセル・ディヴィスは、このオーケストラから新しい響きを引き出すことに成功、既にリリースされているシューベルト(1797-1828)やオネゲル、ストラヴィンスキーなどでも驚くほど斬新な音楽を創り上げています。
 今回収録の第2番はシューベルトの初期の作品で、作曲は17歳のとき。しかし規模も大きくなかなか聴き応えのある曲です。
 一方6番は「小ハ長調」とも呼ばれる曲で、冒頭から荘厳な雰囲気を持つベートーヴェンからの影響が大きいとされる作品。どちらもディヴィスが念入りに演奏しています。

デニス・ラッセル・ディヴィス&バーゼル交響楽団:シューベルト交響曲集
 SOB01…交響曲 第3番&第5番 SOB03…交響曲 第9番「グレート」




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GUILD HISTORICAL



GHCD 2423
\1700→\1490
マルコム・サージェント 〜 ラフマニノフ1931, 1947&1953
 ラフマニノフ:
  前奏曲嬰ハ短調 Op.3-2〔サージェント編〕(1931年9月24日)
  ピアノ協奏曲第2番ハ短調 Op.18(1947年6月12日−13日)*
  交響曲第3番イ短調 Op.44(1953年5月5日)+
マルコム・サージェント(指揮)
ロンドン交響楽団
シリル・スミス(ピアノ)*
ロイヤル・リヴァプール・
 フィルハーモニー管弦楽団*
BBC交響楽団+
 マルコム・サージェントのラフマニノフ!ピアノ協奏曲第2番はシリル・スミスとの共演!

 ギルド・ヒストリカルが贈るイギリスの名指揮者マルコム・サージェントのラフマニノフ・プログラム(1931年、1947年&1953年)は、サージェント自身のオーケストレーションによる"管弦楽版"の「前奏曲嬰ハ短調」、1956年に病に倒れ、ソリストとしてのキャリアに終止符を打ったイギリスのラフマニノフ弾き、シリル・スミスがソリストを務めた1947年の「ピアノ協奏曲第2番」、そしてBBC交響楽団との「交響曲第3番」の3作品。
 サージェントの指揮者、編曲者としての姿、シリル・スミスのソロなど、"注目度高"のラフマニノフのリマスタリングは、もちろんピーター・レイノルズ&レイノルズ・マスタリングが担当。音質の向上にも期待したい。



 


GHCD 2416/17
(2CD)
\3400→\3090
ピエール・デルヴォー 〜 オペラ序曲&管弦楽作品集1957−1961
 
エロルド:歌劇《ザンパ》序曲(1959年)
 ボイエルデュー:歌劇《バグダッドの太守》序曲(1959年)
 スッペ:喜歌劇《軽騎兵》序曲(1959年)
 グリンカ:歌劇《皇帝に捧げた命》序曲(1959年)*
 サン=サーンス:交響詩《死の舞踏》(1961年)
 ウェーバー:歌劇《オイリアンテ》序曲(1961年)+
 ブラームス:大学祝典序曲 Op.80(1961年)+
 ワーグナー:楽劇《トリスタンとイゾルデ》より 前奏曲と愛の死
  (1957年4月27日)
 ワーグナー:歌劇《さまよえるオランダ人》序曲(1959年)+
 ロッシーニ:歌劇《セビリアの理髪師》序曲(1959年)
 ニコライ:歌劇《ウィンザーの陽気な女房たち》序曲(1959年)
 ウェーバー:舞踏への勧誘/ベルリオーズ:バラの精〕**
 デュカス:交響詩《魔法使いの弟子》(1961年)
 ワーグナー:楽劇《ワルキューレ》より ワルキューレの騎行
  (1957年4月10日)
 グリンカ:歌劇《ルスランとリュドミラ》序曲(1959年)*
 シュトラウス2世:喜歌劇《こうもり》序曲(1959年)
ピエール・デルヴォー(指揮)
コンセール・コロンヌ管弦楽団
オランダ・フィルハーモニー管弦楽団*
パリ・オペラ座管弦楽団+
パリ音楽院管弦楽団**
 20世紀フランス・オペラ界の名指揮者。ピエール・デルヴォーが振るオペラ序曲集!

 パリ・オペラ=コミック座の首席指揮者、パリ・オペラ座の常任指揮者、コンセール・コロンヌ管の首席指揮者など、フランスのオーケストラ、歌劇場の要職を歴任した20世紀の名匠ピエール・デルヴォー。
 ギルド・ヒストリカル(Guild Historical)から復活するデルヴォーの演奏は、得意とするオペラの序曲を中心とした管弦楽作品の数々。20世紀フランス、パリのオペラ界で活躍し、後進に大きな影響を与えた名指揮者の至芸を、定評あるピーター・レイノルズのリマスタリングで。







GUILD LIGHT MUSIC

GLCD 5223
\2000
軽音楽の黄金時代 〜
 コントラスト:1960年代から1920年代への回帰 Vol.2

  ジョンソン:ガラ・プレミア
  ロータ:甘い生活
  ファーノン:トラヴェル・トピック
  ニューマン:西部開拓史より メイン・タイトル
  レハール:オペレッタ《パガニーニ》より
  ローズ:ノスタルジア
  エリントン:ソフィスティケイテッド・レディ
  フィッシャー:ジョリー・ジョーカー
  エリス:リトル・ボーイ・ブルース/他

シリル・オランデル(指揮)&
 スターライト・シンフォニー
ロバート・ファーノン(指揮)&
 クイーンズ・ホール・ライト・オーケストラ
アルフレッド・ニューマン(指揮)
MGMスタジオ・オーケストラ
モニア・リター(指揮)&
 ヒズ・オーケストラ
ウォルター・コリンズ(指揮)&
 ロンドン・プロムナード・オーケストラ、他

 ライト・ミュージックの黄金時代を回顧する名物シリーズ。
 多様なコレクションを擁するライト・ミュージックの名曲を、1960年代から1920年代へと年代ごとに遡って収録されるシリーズの第2弾。移り変わるライト・ミュージックの歴史、コントラストを感じることができるだろう。

 ※録音:1928年−1962年/リマスタリング:アラン・バンティング
 
GLCD 5224
\2000
軽音楽の黄金時代 〜ニュー・タウン 〜
 1950年代のプロダクション・ミュージック

  ロジャー:ニュー・タウン
  ビーヴァー:ブレイヴ・プロスペクト
  ファーノン:プロミス・オヴ・スプリング
  ストット:トレード・ウィンド
  シディ:ルナ・パーク
  ホワイト:ミッドナイト・メロディ
  ワーナー:アフタヌーン・ティー/他
ルイス・ヴォス(指揮)&
 ヒズ・オーケストラ
ロバート・ファーノン(指揮)&
 デンマーク国立放送管弦楽団
フレデリック・カーゾン(指揮)&
 ニュー・コンサート・オーケストラ、他
 "ライト・ミュージック"第124集は、1950年代にプロのエンターテイメント・ビジネスのために出版社から提供された"プロダクション・ミュージック"集。

 ※録音:1950年−1959年/リマスタリング:アラン・バンティング


<国内盤>


オクタヴィア・レコード


OVCL-00520
(SACD Hybrid)
\3200+税
インバル=都響 新マーラー・ツィクルス完結
 マーラー:交響曲第10番

  (デリック・クック補筆による、草稿に基づく演奏用ヴァージョン)
エリアフ・インバル(指揮)
東京都交響楽団
 <インバル=都響 新マーラー・ツィクルス完結>
 現代のマーラー演奏の最高峰がここに!
<インバル=都響 新マーラー・ツィクルス>の延長戦の第10番です。これにて完全にツィクルスが終結致します。
 2008年より続いた都響=インバル時代に築き上げた精度の高いオーケストラ・サウンドが凝縮されています。重厚さと繊細さを兼ね備えた弦楽器群の響き。絶妙な管楽器群のアンサンブル。
 現代の最高峰の技術を存分に発揮し、東京都交響楽団の演奏能力の高さを見せつけます。
 難易度が高く、難解なクック版の10番を、これほど細部まで描ききれるのはインバル&都響のみでしょう。
 日本オーケストラ史に刻まれたこのマーラー・ツィクルス。遂に完結です。2014年7月20、21日東京・サントリーホール にて収録
 
OVCL-00557
\3000+税
澤和樹/リサイタルVol.1〜
 シューベルト、シューマン、ブラームスをうたう〜

  シューベルト:
   ソナチネ 第2番 D.385 Op.137-2
   ヴァイオリン・ソナタ D.574 Op.162
  シューマン: おとぎの絵本 作品113
  ブラームス: ヴァイオリン・ソナタ 第3番 作品108
澤和樹(ヴァイオリン、ヴィオラ)
     ※ヴィオラはシューマンのみ
蓼沼恵美子(ピアノ)
 「うた」にはじまり、「うた」に終わる。日本を代表する名ヴァイオリン奏者、澤和樹によるライヴ・レコーディング・シリーズ第1弾。
 日本を代表する名ヴァイオリン奏者、澤和樹の久々の新シリーズがスタートします。
 ミュンヘン国際コンクールで第3位に入賞するなど、長年デュオを組む蓼沼恵美子と共にロマン派の「うた」が溢れる音楽を、彩り深く描いてゆきます。シューベルト、シューマン、ブラームスのロマン派の巨人たちが生み出した、メロディ溢れる室内楽の名作たちの「うた」に焦点を当て4回のライヴで体現。今回がその第1回目となります。
 澤和樹と蓼沼恵美子のデュオによる、音楽の奥ゆかしさや淡い色合い、情景が自然と思い浮かぶ美しい演奏はこのデュオならではのものです。ヴァイオリンだけでなく、ヴィオラで奏でられるシューマンの作品は、物語を語るかのようにおとぎの世界へと導いてくれます。
 理想的なデュオによる詩情溢れる「うた」。ぜひお聴き下さい。2014年3月15日 東京・ハクジュホール にてライヴ収録
 
OVCL-00556
\3000+税
メンデルスゾーン:
 ピアノ三重奏曲 第1番 ニ短調 作品49
ベートーヴェン:
 ピアノ三重奏曲 第7番 変ロ長調 「大公」 作品97
松本 蘭 (ヴァイオリン)
水野 由紀 (チェロ)
村松 亜紀 (ピアノ)
 話題の3人が真っ向から挑んだアンサンブルの妙技。
 ヴァイオリニストとしてデヴュー以来、クラシック音楽界のみならず様々なシーンで活躍する松本蘭とその松本が強い信頼を寄せるピアニストの村松亜紀。そして期待の新星チェリストとして飛翔する水野由紀。
 この三者が真っ向から挑んだピアノ三重奏曲の中でも名曲中の名曲を収めたアルバムです。
 松本が生き生きとリードし、水野が熱く朗々と旋律を歌い、高い技術を要求されるピアノを村松が確かな技術で奏で上げ、三者の絶妙な掛け合いが迫真の演奏を聞かせていきます。
 2014年6月9日、8月18日 東京オペラシティ リサイタルホール にて収録
 


【90枚完全限定盤】
エクストン・ラボラトリー・ゴールドラインがダイレクト・カットSACDで登場!


OVXL-00088
(SACD Hybrid)
\20000+税
インバル&都響/
 マーラー:交響曲第9番

  -ワンポイント・レコーディング・ヴァージョン-
エリアフ・インバル(指揮)
東京都交響楽団
 究極のワンポイント・レコーディング・サウンド!
 新リマスターによる極上のサウンドが織り成すピュアな再生音がオーディオ・ファンおよび音楽ファンからも支持されている「エクストン・ラボラトリー・ゴールド・ライン」シリーズ。
 満を持しての特別仕様、インバル・都響、マーラー交響曲のワンポイント・レコーディング・ヴァージョンのダイレクト・カットSACD仕様の登場です。
 ヴァージン・スタンパー(通常プレスを行うスタンパーを作成するためのソフト・スタンパーを使うので量産プレスはできません)を使用した90枚限定のスペシャル・アイテムです。
 まさに究極のゴールド・ラインのサウンド、そしてワンポイント・レコーディング・サウンドがここにあります。
 2014年3月15日東京芸術劇場、16日横浜みなとみらいホール、17日サントリーホール にて収録
 ※パッケージングについて、ブックレット等、印刷物は通常盤を流用しておりますことをご了承ください。

エクストン・ラボラトリー・ゴールドライン
ダイレクト・カットSACD盤 発売中!


<ダイレクト・カットSACD>
 マーラー:交響曲第1番「巨人」  -ワンポイント・レコーディング・ヴァージョン-
  品番:OVXL-00085 税抜価格:20,000円
<ダイレクト・カットSACD>
 マーラー:交響曲第5番  -ワンポイント・レコーディング・ヴァージョン-
  品番:OVXL-00086 税抜価格:20,000円



<映像>

 

ARTHAUS(映像)


107539
(7DVD)
\19100
リヒャルト・シュトラウスBOX
 リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):
  ①サロメ…2007年 ミラノ・スカラ座
   イリス・ヴァーミリオン/ナージャ・ミカエル/
   ファルク・シュトルックマン/ペーター・ブロンダー/
   ダニエル・ハーディング/ルック・ボンディ
  ②エレクトラ…1989年 ウィーン国立歌劇場
   チェリル・シュトゥーダー/ブリギッテ・ファスベンダー/
   エヴァ・マルトン/フランツ・グルントヘーバー/
   ジェームス・キング/クラウディオ・アバド/ハリー・クプファー
  ③ばらの騎士…1979年 バイエルン国立歌劇場
   グィネス・ジョーンズ/ブリギッテ・ファスベンダー/
   ルチア・ポゥプ/フランシスコ・アライサ/
   カルロス・クライバー/オットー・シェンク
  ④ナクソス島のアリアドネ…1965年 ザルツブルク音楽祭
   セナ・ユリナッチ/ヒルデガルト・ヒレブレヒト/
   レリ・グリスト/ジェス・トーマス/カール・ベーム/ギュンター・レンネルト
  ⑤影のない女…1992年 愛知芸術劇場
   ペーター・ザイフェルト/ルアナ・デヴォル/アラン・タイタス/
   ジャニス・マルティン/マリアナ・リポヴシェク/ヴォルフガンク・サヴァリッシュ/市川猿之助
  ⑥ダナエの愛…2011年 ベルリン・ドイツ劇場
   マヌエラ・ウール/マルク・デラヴァン/マティアス・クリンク/
   アンドリュー・リットン/キルステン・ハルムス
  ⑦カプリッチョ…2004年 パリ・ナショナルオペラ
   ルネ・フレミング/ライナー・トロスト/フランツ・ハヴラータ/
   アンネ・ゾフィー・フォン・オッター/ウルフ・シルマー/ロバート・カーセン
 2014年に生誕150周年を迎えるリヒャルト・シュトラウス。後期ロマン派を代表する音楽家であり、また数々の交響詩や歌劇の斬新な作風は、当時の音楽界に大きな衝撃を与えたものでした。
 このBOXには、そんなシュトラウスの7つの歌劇映像が収録されています。収録年代も幅広く、古いものでは、カール・ベームの伝説的な「ナクソス島のアリアドネ」から、新しいものは2011年の「ダナエの愛」とほぼ50年に渡り、歌劇演出の変遷も感じることができる画期的なセットとなっています。
 「影のない女」での市川猿之助の刺激的な演出も、後世に残るべき伝説を創り上げたものです。
シュトラウスの歌劇は、他にもいくつかありますが、衝撃度で言えば「サロメ」「エレクトラ」が頂点であり、それ以降は編成も和声も親密なものになり、「ばらの騎士」や「影のない女」では明らかにモーツァルトへの回帰も見られます。
 また彼の歌劇の特徴の一つとして、女性の感情表現の巧みさも挙げられるでしょう。
 名台本作フーゴ・フォン・ホフマンスタールやシュテファン・ツヴァイックとの共同作業によって生み出されたヒロインたちは、どことなくシュトラウスの妻であったパウリーネの面影も抱きながら、その個性を発揮しています。
 興味深い作品が詰まったこのスペシャル・エディション。どうぞお手元に!
 収録時間:1000分以上/音声:①ステレオ2.0/DD 5.0 字幕:英, 仏, 西, 伊, 韓 画面:16:9/②ステレオ2.0 字幕:英, 仏, 西, 伊 画面:4:3/③ステレオ2.0/DD 5.1/DTS5.1 字幕:英, 仏, 西, 中 画面:4:3/④PCMモノラル 画面:4:3/⑤ステレオ2.0/DD 5.1/DTS5.1字幕:英, 仏, 西, 伊 画面:4:3/⑥ステレオ2.0/DD 5.0 字幕:英, 仏, 西, 伊, 韓 画面:16:9/⑦ステレオ2.0/DD 5.0/DTS5.0 字幕:英, 仏, 西, 伊 画面:16:9 REGION All(Code:0)




OPUS ARTE(映像)


OA1151BD
(5DVD)
\4800
ヴェルディ:オペラBOXセット
 1.アイーダ(2枚組)…1994年
  ラダメス…ファビオ・アルミニアート/アムネリス…エリザベッタ・フィオリッロ/
  アイーダ…ダニエラ・デッシー 他/リセウ劇場交響楽団/
  ミゲル・アンヘル・ゴメス=マルティネス(指揮)/ホセ・アントニオ・グティエレス(演出)
  エクストラ・フィーチャー:キャスト・ギャラリー,セット・ギャラリー
 2.椿姫(2枚組)…2005年3月収録
  ヴィオレッタ・ヴァレリー…ノラ・アンセレム/
  アルフレード・ジェルモン…ホセ・ブロス/
  ジョルジョ・ジェルモン…レナート・ブルゾン/
  王立劇場合唱団(マドリッド交響楽団合唱団)/
  王立劇場管弦楽団(マドリッド交響楽団)/
  ヘスス・ロペス=コボス(指揮)/ピエル・ルイージ・ピッツィ(演出)
   エクストラ・フィーチャー:キャスト・ギャラリー
 3.リゴレット…2000年発売
  マントヴァ公…マルセロ・アルバレス/リゴレット…パオロ・ガヴァネッリ/
  ジルダ…クリスティーネ・シェーファー 他/
  コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団/
  エドワード・ダウンズ(指揮)/デイヴィッド・マクヴィカー(演出)
   エクストラ・フィーチャー:鏡の国のヴェルディ
収録時間:9時間23分/音声:ステレオ2.0/DTS5.1(5.0)/字幕:アイーダ:英,仏,西,カタロニア/椿姫:英,仏,西,伊/リゴレット:英/画面:16:9/REGION All(Code:0)/片面2層ディスク×4 片面単層ディスク×1
 イタリア・オペラの最高峰、ヴェルディの3つのオペラをセットにした価値あるBOXです。
 全て演奏は定評のあるものであり、もちろん装置も衣装も最高のものを収録しています。BBC製作のドキュメンタリー「鏡の国のヴェルディ」が含まれています。
日本語字幕なし
 


OA1158D
(2DVD)
\4800→\4390
ワーグナー:舞台神聖祝典劇《パルジファル》
 エクストラ・フィーチャー:
  アントニオ・パッパーノとサイモン・オニールへのインタビュー
パルジファル…サイモン・オニール(テノール)/
クンドリ…アンジェラ・デノケ(ソプラノ)/
グルネマンツ…ルネ・パーペ(バス)/
アンフォルタス…ジェラルド・フィンリー(バリトン)/
クリングゾル…ウィラード.W.ワイト(バリトン)/
ティトゥレル…ロバート・ロイド(バス) 他/
ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団&合唱団
 (レナート・バルサドンナ…合唱指揮)/
アントニオ・パッパーノ(指揮)/
スティーブン・ラングリッジ(ディレクター)/
アリソン・チッティ(セット・衣装デザイン)/
トーマス・ベルクマン、
ウィレム・ブランシェ(ヴィデオ・デザイン)/
ポール・ピャント(照明)/
ダン・オニール(コレオグラフィ)/
ジョナサン・ハスウェル(スクリーン・ディレクター)
OABD7159D
(2BD)
\4800→\4390
 ワーグナー(1813-1883)の最後の歌劇「パルジファル」は人類の至宝であり、強烈なメッセージが込められています。
 ワーグナーがこの作品を構想して以来、様々な解釈が施されて独自のパルジファル像が表現されていますが、この上演はワーグナー生誕200年を記念してスティーブン・ラングリッジが製作したもので、ここに登場するパルジファルは無垢な精神と大きな体を持ち、冒険と経験を通じて成熟していくという過程が丁寧に表現されています。
 簡素な装置も現代的な衣装も痛々しく、時として観ている側も痛みを共有する必要もありますが、そこはワーグナーの崇高な音楽によって救われるのかもしれません。
 偉大なるワーグナー・テノール、サイモン・オニールは完璧であり、とりわけ第3幕での聖金曜日の音楽以降での神がかり的な歌唱には感涙あるのみです。
 説得力のあるフィンリーのアンフォルタス、ルネ・パーペの冷徹なグルネマンツ、なかなかクールなワイトのクリングゾル、そして物語の鍵を握るクンドリを歌うデノケ。
 苦悩と浄化の物語を暖かく照らし出すパッパーノの指揮するオーケストラの音楽。この物語が「救済」であることを感じずにはおれない弦の響きも、聴き所の一つでしょう。
 2014年2月 ロイヤル・オペラ・ハウス ライブ収録/収録時間:281分/
 音声:<DVD>ステレオ2.0/DTS5.1 <BD>ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.1/字幕:英,仏,独,日,韓/画面:16:9 カラー/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>ニ層 50GB 1080i High Definition
  
OA1149D
(DVD)
\3100
ドキュメンタリー・フィルム:ダーシー・バッセル
 ダーシーのバレエ・ヒロイン/バレリーナの生涯
ダーシー・バッセル
収録時間:80分/音声:ステレオ2.0/DTS5.0/字幕:なし/画面:16:9/REGION All(Code:0)/片面2層ディスク
 ダーシー・バッセル(1969-)は、イギリス・ロンドン出身の名バレエダンサーです。13歳でロイヤル・バレエ学校に入学し、1986年に開催されたローザンヌ国際バレエコンクールで入賞、1987年にサドラーズ・ウェルズ・ロイヤル・バレエ団(現バーミンガム・ロイヤル・バレエ団)に入団しました。
 彼女はその天性の才能と努力で、次々と舞台を制覇しましたが、中でも1988年の「バコダの王子」の主役抜擢は驚くべきニュースでした。その時に、振付家ケネス・マクミランに才能を見出された彼女は、ロイヤル・バレエ団に遺跡し、1989年にプリンシパル・ダンサーに昇格して以降、数々の古典的レパートリーと現代バレエを踊り、20年間に渡ってこのバレエ団の顔となり活躍しました。
 2006年にはプリンシパル・ダンサーから引退、2007年には完全に舞台から引退した彼女ですが、このBBCが製作した2つのドキュメンタリーでは、これまで知られることのなかった彼女の素顔を知ることができるはずです。映像には彼女へのインタビューも含まれています。
  
OA1155SE
(DVD)
\4800
不思議な国のアリス(スペシャル・エディション)
 エクストラ・フィーチャー…セット・ギャラリー/
 BBC製作ドキュメント:ビーイング・アリス
アリス…ローレン・カスバートソン/
ハートのジャック…セルゲイ・ポルーニン/
ルイス・キャロル/しろうさぎ…エドワード・ワトソン/
おかあさん/ハートの女王…ゼナイダ・ヤノウスキー/
帽子屋…スティーヴン・マックレイ/
ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団/
ジョビー・タルボット(音楽)/
クリストファー・ホイールドン(コレオグラフィ)/
バリー・ワーズワース(指揮)
2011年3月9日 ロイヤル・オペラ・ハウス ライヴ収録/収録時間:180分/音声:ステレオ2.0/DTS5.1(5.0)/字幕:なし/画面:16:9/REGION All(Code:0)/片面2層ディスク
 アリスと使用人のジャックとの淡い恋という、バレエには欠かせないロマンスもしっかり盛り込んで、現代のファンタジーに仕上がったバレエ版「アリス」。
 子供から大人まで楽しめるエンターテイメントは、ロイヤル・バレエの看板演目となり、2013年の日本来日公演時も大評判となったものです。次世代のホープとして注目を集めていたセルゲイ・ポルーニン(ジャック役)は、残念なことに英国ロイヤル・バレエ団を退団してしまいましたが、主役のカスバートソンは素晴らしいダンスを魅せています。ハートの女王役のヤノウスキーの強烈なキャラクターも注目を浴びました。
 ステキなポストカードが8枚付いています。プレゼントにも最適です!
















11/19(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

HMF

HMU 907615
\2700
Lux de caelo 〜クリスマスのための音楽
 ・ブリテン:みどりごはお生まれになったop.3
 ・ウィリアム・マティアス:みどりごが生まれた
 ・メンデルスゾーン:6つのアンセム op.79 より第1番 聖夜「喜べ、もろびと」
 ・伝統キャロル(ラルフ・ヴォーン・ウィリアムズ編):天からの真実
 ・バスク地方の伝統キャロル(エドガー・ペットマン編):ガブリエルのメッセージ
 ・ミヒャエル・プレトリウス(1571-1621):
  暁の明星のいかに美しきかな、
  Quem pastores laudavere、Es ist ein’ Ros’ entsprungen、
  甘き喜びのうちに(8声)
 ・J.S.バッハ:甘き喜びのうちに BWV 368
 ・ジル・スウェイン(b.1946):コヴェントリー・キャロル op.77-4
 ・ジョン・タヴァナー(1944-2013):神の母への讃歌
 ・グラハム・ロス(b.1985):Lullay, my liking
 ・スペイン伝承曲(ノア・グリーンバーグ編):リウ・リウ・リウ
 ・イタリア伝承曲(グラハム・ロス編):Tu scendi dalle stele
 ・オーストリア伝承曲(グラハム・ロス編):Still, still, still
 ・ヴェーベルン(1883-1945):イエスよ、ねむれ
 ・フランス伝承(ダヴィッド・ウィルコックス編):Wuelle est cette odeur agreable?
 ・ジョン・ラター(b.1945):Nativity Carol
 ・シェーンベルク(1874-1951):地には平和を
ケンブリッジ・クレア・カレッジ合唱団
ザ・ドミートリー・アンサンブル
グラハム・ロス(指揮)
 名門ケンブリッジ・クレア・カレッジ合唱団によるクリスマスのための合唱作品集

 録音:2013 年1 月

 名門ケンブリッジ・クレア・カレッジ合唱団による、クリスマスにちなんだ合唱作品集。古くはプレトリウスのものから、現代の作曲家によるものまで、さらには伝承キャロルも含んだ、祝祭的な雰囲気から厳粛な雰囲気まで様々な作品がならびます。また、作品ごとに編成も大小さまざまにかえています。
 
HMC 902160
\2700
ブラームス:合唱作品集
 ・何ゆえ悩む者に光があたえられたのかop.74-1(2つのモテットop.74より)
 ・間奏曲op.119-1(ピアノ独奏)
 ・5つの歌 op.104
 ・運命の歌 op.54(4手ピアノ伴奏を伴う)
 ・3つのモテット op.110
 ・3つの四重唱曲 op.31
 ・祝辞と格言 op.109
ダニエル・ロイス(指揮)
カペッラ・アムステルダム
フィリップ・メイヤーズ、
アンゲラ・ガッセンフーバー(ピアノ)
 非常にやわらかなブラームス合唱作品集

 録音:2012 年10 月/70’08

 1970 年に設立された名門合唱グループ、カペッラ・アムステルダムによるブラームスの合唱作品集。非常にやわらかな空気感で、ひとつひとつのフレーズのすみずみまで行き届いています。




AAM(アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック)



AAM-3
(2CD)
\4000→\3690
リチャード・エガー&アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック
 J.S.バッハ:管弦楽組曲 BWV1066-69

<CD1>
 1-7.組曲 第1 番 ハ長調 BWV1066
  <序曲/クーラント/ガヴォット/フォルラーヌ/メヌエット/ブーレ/パスピエ>/
 8-14.組曲 第2 番 ロ短調 BWV1067
  <序曲/ロンド/サラバンド/ブーレ/ポロネーズ/メヌエット/バディヌリー>/
<CD2>
 1-5.組曲 第3 番ニ長調 BWV1068
  <序曲/エア/ガヴォット/ブーレ/ジーグ>/
 6-10.組曲 第4 番 ニ長調BWV1069
  <序曲/ブーレ/ガヴォット/メヌエット/レジュイサンス>
アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック/
リチャード・エガー(指揮&ハープシコード)
録音 2013 年2 月4-7 日 the Apex, Bury St Edmunds
 J.S.バッハの「管弦楽組曲」はブランデンブルク協奏曲にならぶ代表作ですが、最近は、この作品を「組曲」ではなく「序曲」と称する場合が増えています。
 もともとバッハ自身もこの作品を「組曲」とは呼ばず(バッハ自身の中で、組曲というものは別の定義があったため)、「フランス風の序曲から始まる作品」と位置づけていたようです。
 もともと「フランス風序曲」とはルイ14 世の宮廷でバレエやオペラの開始の際に奏でられた音楽の形式で、ゆっくりとした開始部分と、速いフーガ風の部分の対照的な2 部分からなる曲であり、これを通常の組曲の冒頭に取りいれたものが「フランス風序曲」と呼ばれ、このバッハの作品もそれに類するため、「序曲」と呼ぶのです。
 最近のバロック・オーケストラによる革新的過ぎるバッハも良いですが、やはり「丁寧なバッハ」を聴きたいという人にこそ、このエガーとアカデミー・オブ・エンシェント・ミュージックによる「管弦楽組曲」をオススメいたします。とは言え、エガーの演奏ですから普通のバッハではありません。この作品の背景を丹念に洗い出し、フランス風序曲の形式を重んじた上で、通常よりも更に低いフランス・ピッチを採用、落ち着いた雰囲気と名人芸が見事にマッチした名演を繰り広げています。
 また弦楽器パートは奏者が各一人、フルート、ファゴットも各一人、オーボエ、トランペットが3 人、ティンパニとエガーのハープシコードという引き締まった編成によるすっきりとした響きも極めて魅力的です。




CANTROUPE


CA21103
\2100
アスファルト・オーケストラ Plays Pixies「Surfer Rosa」
 1.Bone Machine/2.Break My Body/
 3.Something Against You/4.Broken Face /
 5.Gigantic /6.River Euphrates/
 7.Where Is My Mind/8.Cactus/9.Tony's Theme/
 10.Oh My Golly!/11.Vamos/
 12.Chorale - I'm Amazed /13.Brick Is Red
アスファルト・オーケストラ
録音 2014 年2 月6.7 日
 ひたすらエネルギッシュなサウンドで知られるアメリカのロック・バンド「ピクシーズ」。
 メンバーは、ヴォーカルのブラック・フランシス、ギターのジョーイ・サンティアゴ、ドラムのデイヴィッド・ラヴァリング、ベースのキム・ディールで、彼らがデビューしたのは1986 年のことでした。適当に辞書を引いて、そこにあった文字「pixies」をバンド名にしたというこのピクシーズ、レディオ・ヘッドやカート・コバーンに影響を与え、初期オルタナティヴ・ロックシーンで大活躍しました。このアルバムは、彼らのサウンドをカバーしたものです。
 

CA21104
\2100
テレヴィジョン
 1.Blazer et/ou Cravate/2.This is the album of the future /
 3.Beaute Plastique/4.Melody from Mars/
 5.Sans Contrefacon/6.Swing Out from Open Position/
 7.NoLemon No Melon/8.Invitation to Love /
 9.Moulinex/10.2-pop/11.Teamwork/
 12.Nappe Brodeee, ou Tenki/13.Terminal
フローラン・ギー(ダブルベース)
 ミュージシャン、フローラン・ギーが賛美する「テレビの世界」・・・テレビは天気予報、デジタル・ミュージック、人工的な美しさ、共感覚、ダンスなど様々なものを提示します。
ここからインスパイアされた13 の作品を演奏し、記録することで生まれる何か。この不可思議な世界。




CD ACCORD


ACD-194
\2100
パヴェウ・ミキェティン:ピアノのための作品集
 1.墓碑銘/2-5.4つの前奏曲/
 6-11.シェイクスピアのソネット集
  <揺ぎない愛の絆/あんなにもいい天気を約束してくれたから/
   聴くための音楽なのに、どうしてあなたは音楽を悲しげに聴くのですか?/
   私の愛は熱っぽく、まだ憧れている/誰もが彼女の憧れを/
   私は泣く、安らかな死のために>/
 12-14.ピアノ協奏曲
録音 2012年11月19-22日,2013年3月18-19日,4月3-4日 ワルシャワ ポーランド放送 ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ
 パヴェウ・ミキェティン(1971-)…この人の名前は主として「映画音楽」の分野で知られているように思います。彼はポーランド、オラバに生まれた作曲家、クラリネット奏者であり、クラシックの分野ではいくつかの室内楽作品と、2つの交響曲、チェロ、ピアノ、ヴァイオリン協奏曲、そして「マルコ受難曲」などの声楽曲があり、映画音楽作曲家としては、アンジェイ・ワイダをはじめ、数々の監督とコラボレーションしています。
 このアルバムは、彼の作品の中で「ピアノ」を用いたものですが、冒頭の「墓碑銘」から、ピアノの音と録音された音をコラージュして独自の雰囲気を創り上げています。夢幻的である意味気持ち悪い音…これは一体何を訴えかけているのでしょう?
 彼の音楽は聴覚だけでなく、もっと全ての感覚を研ぎ澄ませて聴くものなのかもしれません。「ピアノ協奏曲」でも不思議な音の羅列が続きます。これがポーランドの最先端の音楽です。



 

CEDILLE


CDR90000148
\2100
エクセルシオール
 1.アレックス・シャピロ(1962-):パーペチュアル・スパーク/
 2.ジェシー・リンバッヒャー(1961-):エア/
 3-7.メイソン・ヴェイツ(1977-):レッド・リヴァー
  <The Continental Divide/Interstate 70/
   Zuni Visions from the Canyon Walls/Hoover Slates Vegas/
   Running Dry on the Sonoran Floor>/
 8-11.ケイレブ・バーハンズ(1980-):エクセルシオール
  <Earth-地球/Ascension-上昇/“This is the highest step in world.”-
  世界で最も高い場所/Parachute-パラシュート>
   ※1.2.8-11…世界初録音
フィフス・ハウス・アンサンブル
2013年6月5日,9月27-28日 シカゴ・レコード・カンパニー
 タイトルに用いられた「エクセルシオール」とは本来は「常に向上する」という意味がありますが、ここでは冷戦時代の1959年、1960年に行われたアメリカ空軍による成層圏からのパラシュート降下実験のプロジェクト名から取られています。
 成層圏まで気球で上昇し、高度23300メートルからの降下を皮切りに、3回の実験を行い、最終的には31300メートルからの降下という想像を絶するこのプロジェクトは2012年に記録が塗り替えられるまでは、まさに人類未踏であり、ここからインスパイアされたバーハンズの標題作をはじめ、興味深い作品が並びます。
 

CDR90000149
(2CD)
\2100
インターセクション - ジャズ・ミーツ・クラシカル・ソング
<CD1>
 1.ティボール・ハルシャーニ(1898-1954):ヴォカリーズ・エチュード 「ブルース」/
 2.プーランク(1899-1963):偽りの婚約 FP 101-第5番 ヴァイオリン/
 3.ローリー・アルトマン(1947-):お前をたたえる栄光のために/
 4.アルトマン:踊れ、優しい娘よ/
 5.カプースチン(1937-):24の前奏曲 Op.53-前奏曲第18番 ヘ短調/
 6.ガーシュウィン(1898-1937):ショー・ガール-ライザ/
 7.デューク・エリントン(1899-1974):パリ・ブルース/
 8-9.ピーター・ラベッラ:スターホン組曲
  <第1番:中国の橋/第2番:愛するときの花>/
 10.カプースチン:24の前奏曲 Op.53-前奏曲第4番 ホ短調/
 11.リー・ホイビー(1926-2011):人生の三段階-第3番:不眠症/
 12.ジョン・マスト(1954-):ペネロープの歌/
 13.パトリス・マイケルズ:アニータの物語/
<CD2>
 1-4.ランディ・バウアー:隣人の音楽
  <彼はどこにいる/ロッシーニのネコの二重唱を私たちは手に入れた/
  ローカル・レコード・プロデューサー/
  電車の音を再び聞くことができたとき>/
 5.カプースチン:24の前奏曲 Op.53-前奏曲第23番 ヘ長調/
 6.ニルス・リンドベルイ(1933-):アズ・ユー・アー/
 7.リンドベルイ:おお、わが愛しの人よ/
 8.シュック・イスラエルス(1936-):彼はどこに行ったの/
 9.イスラエルス:Balm in Gilead/
 10.イスラエルス:フランキーとジョニー/
 11.カプースチン:24の前奏曲 Op.53-前奏曲第19番 変ホ長調/
 12-15.ローリー・アルトマン(1947-):ギグの歌
  <私は知らない/どこなのかもいつなのかも/いつも/
   私たちが若い間/雨が降り、陽が差し>/
 16.アンドレス・ベエウサエルト:ソノーラ/
 17.アントニオ・カルロス・ジョビン(1927-1964):丘の哀歌
パトリス・マイケルズ(ソプラノ)/
ツァッハ・ブロック(ヴァイオリン)/
ニコラス・フォティノス(チェロ)/
ホァン・コアンハオ(ピアノ)
録音 2014年1月8-11日,2月18日,3月23日 シカゴ レヴァ&ダヴィッド・ローガン・センター
 この2枚組は、とにかくソプラノのマトリス・マイケルズの絶妙な歌を楽しむためのもの。ウィットに溢れ、いたるところに即興性を加えたこの歌唱は、本当に驚くばかりの素晴らしさです。
 1930年代にジャズの影響を受けたプーランクやハルシャーニの歌から、スイング時代のガーシュウイン、エリントン、ポスト・ロマンティックのアメリカ作曲家であるホイビやムストなどの多彩な歌曲までを、ところどころロシアの巨匠作曲家カプースチンの「譜面に記されたジャズ」でつなぎ、奇妙で親しげな雰囲気を醸し出すことに成功しています。これはもう何も言わずに聞いてみてほしい逸品です。
 


CDR90000150
(2CD)
\2100→\1890
ホアキン・トゥリーナ:室内楽作品集
 (ピアノを含む室内楽全作品)

<CD1>
 1-4.ピアノ三重奏曲 ヘ長調/
 5-7.ピアノ三重奏曲 第1番 ニ長調 Op.35/
 8-10.ピアノ三重奏曲 第2番 ロ短調 Op.76/
 11-13.円 Op.91/
<CD2>
 1-3.ピアノ四重奏曲 イ短調 Op.67/
 4-7.ピアノ五重奏曲 ト短調 Op.1/
 8-9.アンダルシアの情景 Op.7
リンカーン三重奏団
<メンバー:
オーラリーン・フォルト・ペデルツォル(ヴァイオリン)/
ジャスミン・リン(ヴァイオリン)/
ドイル・アームブラスト(ヴィオラ)/
小笹文音(ヴィオラ)>
録音 2014年1月28-30日,2月27-28日 イリノイ州 ハイランド・パーク,ベネット・ゴードン・ホール
 スペインで生まれ、一時期パリに留学し、ヴァンサン・ダンディに作曲を師事しモーリス・モシュコフスキにピアノを学んだというホアキン・トゥリーナ(1882-1949)。一時期はフランスの印象主義風の音楽を作曲するも、アルベニスから「スペイン人としての自覚を持つ」ように促され、その後はスペイン国民音楽の創造に取り組んだ人です。
 この作品集では、彼の初期の作品であるヘ長調のトリオに始まる、ピアノを含む室内楽の全作品を聴くことができます。躍動のリズムと甘さのあるメロディが特徴的な多彩な音楽です。
 ここで演奏しているリンカーン三重奏団は、Cedille Recordsレーベルでのデビュー作品である「Notable Women」で注目を浴びたアンサンブル。ヴィオラで参加している小笹文音氏は2011年のプリムローズ国際ヴィオラ・コンクールで最優秀賞を獲得した俊英です。
 

CDR90000151
(2CD)
\2100
As Dreams Fall Apart 〜黄金時代のユダヤ劇と映画音楽 1925-1955
<CD1>
 1.作者不詳:Die koschere Mischpoche/
 2.エルシュタイン:Maz'l/3.ペールムッター:Dos pintele Yid/
 4.カールマン:Wir Ladies aus Amerik/
 5.コルンゴルト:Tomorrow/
 6.アブラハム:Kann nicht kussen ohne Liebe/
 7.レオポルデイ:Die Novaks aus Prag/
 8.レオポルデイ:Composers' Revolution in Heaven/
 9.レオポルディ:Money macht froh!/
 10.作者不詳:Aus der Familie der Strausse/
 11.ウルマン:Immer inmitten/
 12.ウルマン:Vor der Ewigkeit/
<CD2>
 1.レオポルディ:Cafe Brasil/2.ヘルマン:Ich bin a stiller Zecher/
 3.ヘルマン:Wenn der Ungar lustig ist …/
 4.ヘルマン:In einem kleinen Cafe in Hernals/
 5.ヘルマン:Wo der Teufel gute Nacht sagt/
 6.スムレヴィツ:A Brivele der mam'n/
 7.トマシェフスキー:Bar Mitzvah: Erlekh zayn/
 8-12.アイスラー:5つのハリウッド・エレジー
  <Unter den grunen Pfefferbaumen/
   Die Stadt ist nach den Engeln genannt/
   Jeden Morgen, mein Brot zu verdienen/
   Diese Stadt hat mich belehrt/
   In den Hugeln wird Gold gefunden>/
 13.アイスラー:L'automne californien/
 14.ブルドノ:Friling/
 15.エルシュタイン:Mamele: Ikh zing/
 16-18.ホランダー:A Foreign Affair
  <Black Market/Illusions/The Ruins of Berlin>
ニュー・ブダペスト・オルフェウム・ソサエティ
録音 2014年3月10.11.13.14日 シカゴ フェイ&ダニエル・レヴィン・パフォーマンス・スタジオ
 このアルバムに収録されているのは、1925年から1955年にかけてのヨーロッパで人気を博したキャバレー音楽です。
 この独特の雰囲気を持つ音楽の発展には、ナチスのユダヤ排斥運動が密接に関わっていて、毎夜サロンで歌われた熱く情熱的で、かつ政権批判がたっぷり込められたこの音楽はそのままドイツを亡命した作曲家たちがアメリカのハリウッドへ持ち込み、一つの文化を作り上げたことはご存知の通りです。
 ニュー・ブダペスト・オルフェウム・ソサエティはシカゴ大学の人文科学科の8人からなるアンサンブルです。彼らはホロコーストやシナゴーグの研究を続け、この時代のユダヤの音楽を広めるための活動をしています。悲痛な叫びを熱のこもった演奏で伝えています。
 


CDR90000152
\2100→\1890
英国王室楽長だった忘れられたイギリスの作曲家
 モーリス・グリーン(1699-1755):序曲集

 7つのパートによる6つの序曲集
  <1-3.第1番 ニ長調/4-6.第2番 ト長調/7-9.第3番 ハ長調/
   10-13.第4番 ホ長調/14-16.第5番 ニ長調/
   17-20.第6番 変ホ長調>/21-23.練習帳のコレクション イ短調/
   24-27.練習帳のコレクション ハ短調/
   28-30.練習帳のコレクション ト短調/
   31-32.フェーベ:序曲/
   33.セシリアの日のための頌歌-序曲
バロック・バンド/
ゲイリー・クラーク(アーティスティック・ディレクター)
録音 2014年6月26日 Studio at 98.7 WFMT in Chicago
 英国生まれのバロック・ヴァイオリニスト、指揮者ゲイリー・クラークと、シカゴのピリオド・オーケストラ「バロック・バンド」が演奏する18世紀の作曲家、モーリス・グリーン(1699-1755)の珍しい序曲集です。
 グリーンは聖職者の息子としてロンドンに生まれ、セント・ポール大聖堂の少年聖歌隊員となり、その後は大聖堂のオルガン奏者を務めます。1730年からはケンブリッジ大学の音楽の教授と英国王室楽長も務めた人です。残念なことに、彼の音楽は現在ほとんど聞く機会がありませんが、この徹底的に楽しい序曲を一度でも聴けば、この作曲家の復興を願う人が増えることは間違いないでしょう。
 ドイツやフランスのバロックとは一味違う「イギリス・バロック」をお楽しみください。




OEHMS



OC440
\2100→\1890
キタエンコ&ケルン・ギュルツェニヒ管
 ラフマニノフ:交響曲 第1 番 ニ短調 他

  1-4.交響曲 第1 番 ニ短調 Op.13/
  5.幻想曲「岩」Op.7
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団/
ドミトリー・キタエンコ(指揮)
録音 2013 年1 月…1-4, 2013 年5 月…5 ケルン シュトルベルガー・シュトラッセ・スタジオ
 ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団とのチャイコフスキー・ツィクルスを堂々完成させたドミトリー・キタエンコ、次はラフマニノフ(1873-1943)の交響曲全集に挑戦です。
 もちろん曲数は少ないのですが、どの曲もぎっしりと内容が詰まっており、相手としては申し分ありません。新しいサクセス・ストーリーの始まりです。
 まずは1895 年に完成された交響曲第1 番から。初演が大失敗したことで知られるこの作品(ラフマニノフはこの失敗で大きな精神的打撃を受けました)、失敗した原因の一つには初演を指揮したグラズノフの悪い演奏があるともされています。もしキタエンコが初演したなら…その後のロシアの音楽的歴史は大きく変化した…かも知れませんね。
 


OC687
(SACD-Hybrid)
\2400→\2190
シモーネ・ヤング&ハンブルク・フィル
 ブルックナー:交響曲 第6 番(1881)
ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団/
シモーネ・ヤング(指揮)
録音 2013 年12 月14-16 日 ハンブルク ライスハレ Recording Engineer: JensSchunemann/SACD Authoring: Ingo Schmidt-Lucas, Cybele AV Studios
 ブルックナー(1824-1896)の交響曲の中では、5 番と同じく改訂されていないため、異稿版も存在しないこの第6 番。
 シモーネ・ヤングの指揮も極めてオーソドックスなものであり、いつのもように精度が高く、燃えるような情熱を傾けた素晴らしい演奏となっています。
 この演奏の素晴らしさには、いつもは口うるさい批評家たちも、2013 年12 月16日の「Hamburger Abendblatt」紙上で全員が賛辞を送ったということです。ヤングのブルクッナー・ツィクルスもそろそろ終盤戦に突入。一層の名演が期待されます。
  
OC848
(2CD)
\3100
ブリタニック・オルガン 第9 集
 〜ヴェルテのアメリカ人オルガニストとエドウィン・ルメア

<CD1.ヴェルテのアメリカ人オルガニスト>
 1.クラレンス・エディ(1851-1937):
  「オールド・ハンドレッド」による祝祭前奏曲とフーガ ヴェルテ・ロール1654(マスター)/
 2.ボッシ(1861-1925):夕べの歌
  ヴェルテ・ロール1649(マスター)/
 3.ボッシ:アヴェ・マリア Op.104
  ヴェルテ・ロール1648(マスター)/
 4.デュドレイ・ブック(1839-1909):「星条旗」による演奏会用変奏曲 Op.23
  ヴェルテ・ロール1342(マスター)/
 5.フレデリック・ハルカー(1876-1936):たそがれ時に Op.43-1
  ヴェルテ・ロール1350(マスター)/
 6.アレクサンドレ・グリマン(1837-1911):ソナタ ニ短調 Op.42-前奏曲とパストラーレ
  ヴェルテ・ロール1349(マスター)/
 7.ルイ・シール(1816-1848):主題と変奏変イ長調
  ヴェルテ・ロール1355(マスター)/
 8.ファルナム:「子らよほめまつれ」によるトッカータ
  ヴェルテ・ロール2661(コピー)/
 9.サン=サーンス(1835-1921):サムソンとダリアより「二重唱のカンタービレ」
  ヴェルテ・ロール740(コピー)/
 10.サン=サーンス:白鳥(グリマン編)
   ヴェルテ・ロール1665(コピー)/
 11.ルドルフ・フリムル(1879-1972):婚礼の歌 Op.57-3「オレンジの花」
  ヴェルテ・ロール1670(マスター)/
 12.ウィリアム・ファウルケス(1863-1933):祝典行進曲 Op.128-1
  ヴェルテ・ロール1657(マスター)/
   クラレンス・エディ(オルガン)…1.2.3.10.11.12/
   サムエル・アトキンソン・ボルドウィン(オルガン)…4.5.6.7./
   リヌッド・ファルナム(オルガン)…8/リチャード・エプステイン(ピアノ)…9/
エドウィン.H.ルメア(オルガン)
 <CD2.エドウィン.H.ルメア、ヴェルテ・オルガンを弾く>
 1.グノー(1818-1893):サバの女王-行進と行列 ヴェルテ・ロール1274(マスター)/
 2.ルメア:ロンド・カプリチョーソ「アクセントの練習」 Op.64
  ヴェルテ・ロール1181(マスター)/
 3.アンダンティーノ 変ニ長調
  ヴェルテ・ロール1180(マスター)/
 4.グリマン:葬送行進曲とセラフの讃歌 Op.17
  ヴェルテ・ロール1265(マスター)/
 5.サンディフォード・ターナー(1869-1928):スケルツォ ヘ短調
  ヴェルテ・ロール1226(マスター)/
 6.グリマン:カプリース 変ロ長調 ヴェルテ・ロール1232(マスター)/
 7.ラインベルガー(1839-1901):ソナタ Op.88-第3 楽章
  ヴェルテ・ロール1188(マスター)/
 8.フンパーディンク(1854-1921):歌劇「ヘンゼルとグレーテル」序曲
  ヴェルテ・ロール1221(コピー)/
 9.ルメア:交響曲 ニ短調 Op.50-スケルツォ
  ヴェルテ・ロール1266(マスター)/
 10.ルメア:交響曲 ニ短調 Op.50-アダージョ・パテティコ
  ヴェルテ・ロール1267(マスター)/
 11.サン=サーンス:死の舞踏(レメア編)
  ヴェルテ・ロール1251(マスター)
録音 2014 年2 月 スイス ゼーヴェン、自動演奏楽器博物館
 「ブリタニックのオルガン」第9 集は、アメリカにおけるヴェルテの発展を支えたオルガニストたちと、イギリスに生まれアメリカを中心に活躍したコンサート・オルガニスト、エドウィン・ルメアの演奏の記録を再現します。
 1832 年にフライブルクで設立された自動楽器のメーカー、M.ヴェルテ&シェーン社がニューヨークの5 番街にに支店を出していたのは1865 年から1917 年まで。この間にたくさんのオルガン(ピアノ)の演奏が記録されました。
 この2 枚組は、その時代に活躍したアメリカのオルガニストたちの演奏と、前述のルメアの演奏を記録したロールを、およそ100 年を経て再現したものです。
 当時の最高の技術によって記録された妙技 には、録音とは違った味わいがあります。
  

OC1809
(2CD)
\3100
不思議と音楽史から消えない
 カール・ハインリヒ・グラウン:受難オラトリオ「イエスの死」

 CD1.1-15曲/
 CD2.16-25曲
モニカ・マウフ(ソプラノ)/
ゲオルク・ポプルツ(テノール)/
アンドレアス・ブルクハルト(バリトン)/
ミュンヘン・アルチス=ヴォーカリステン/
アルパ・フェスタンテ・バロックオーケストラ/
トーマス・グロッパー(指揮)
録音 2014年5月17-20日 ミュンヘン,センドリンク,ルター派昇天教会
 ドイツのヴァーレンブリュックに生まれ、ドレスデン宮廷歌劇場の合唱団に加わり、1740年にフリードリヒ大王が即位するとベルリンの宮廷楽長に招かれ、亡くなるまでその地位にあったカール・ハインリヒ・グラウン(1704-1759)。 彼の代表作がこの受難オラトリオ「イエスの死」です。
 この曲が初演されたのは1755年3月26日で、使われている詩は聖書のものではなく、カール・ヴィルヘルム・ラムラーの詩という点でも独創的。
 曲はとにかく穏やかで、静かな感情に満ちたものです。あまり演奏される機会が多いわけではありませんが、不思議と音楽史からは忘れられることなく、現代に至っています。




ART CLASSICS



ART 300
(2CD)
\4200→\3790
アレクセイ・リュビモフ/プライヴェート・コレクション Vol.3 独奏曲集
 カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788):
  専門家と愛好家のためのソナタ・幻想曲・ロンド集 から
   幻想曲ハ長調 Wq.59/6 (H.284)(*)/ソナタ第6番ト長調 Wq.56/2 (H.246)(*)
 ハイドン(1732-1809):
  12のメヌエットHob.IX:8(1785)から 3つのメヌエット Nos.5,11,1(+)
 ヨハン・クリスティアン・バッハ(1735-1782):序曲(組曲)第3番変ホ長調(+)
 モーツァルト(1756-1791):幻想曲ニ短調 K.397(#)
 モーツァルト/ジャンバッティスタ・チマドール(1761-1805)編曲:
  ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466
   (ピアノ、フルートと弦楽六重奏のための版/
    カデンツァ:ベートーヴェン作曲)(**)
 ダニエル・シュタイベルト(1765-1823):
  情景とヴァリアシオンの形式による幻想曲(++)
 グリンカ(1804-1857):モーツァルトの主題による変奏曲(第1版)(++)
 ショパン(1810-1849):子守歌 変ニ長調 Op.57(##)
 リスト(1811-1886):
  眠られぬ夜、問いと答え/忘れられたワルツ/悲しみのゴンドラ
  無調のバガテル/暗い雲
 ブラームス(1833-1897):4つのバラード Op.10
アレクセイ・リュビモフ
 (タンジェント・ピアノ(*)、スクエア・ピアノ(+)、フォルテピアノ(#/**/++)、ピアノ(##/無印))
ポケット・シンフォニー室内アンサンブル(**)
オレグ・フディアコフ(フルート)
ナザール&エレーナ・フィフテンゴルツ(ヴァイオリン)
アレクサンドル・ガリコフスキー、セルゲイ・チシチェンコ(ヴィオラ)
デニス・セヴェリン(チェロ)
ミロスラフ・マクシミウク(コントラバス)

 当レーベルのベストセラー・シリーズ。協奏曲集、室内楽曲集に続く第3弾。

 録音:データ未詳
 使用楽器:
  クリス・マーネ製(モデル:1795年、レーゲンスブルク、シュペート&シュマール製)(*)
  1780年頃、ロンドン、シェーネ&レンク製(+)
  1782年頃、ウィーン、アントン・ヴァルター製(#)
  ノイペルト製(モデル:1795年、ウィーン、ケーニッケ製)(**)
  ノイペルト製(モデル:1815年、ミュンヘン、ルイ・ドゥルケン製)(++)
  1835年、パリ、エラール製(##)/1878年、ライプツィヒ、ブリュトナー製(無印)


アレクセイ・リュビモフ
プライヴェート・コレクション Vol.1 協奏曲

ART 232
(3CD)
\5000→\4490
[CD 1]
 モーツァルト(1756-1791):
  ピアノ協奏曲第5番ニ長調 K.175(*)
  ピアノ協奏曲第13番ハ長調 K.415(*)
  ピアノ協奏曲第27番変ロ長調 K.595(+)
   録音:2004年、ライヴ、東京、日本(*)/1991年、ライヴ、ユトレヒト、オランダ(+)
   使用楽器:ポール・マクナルティ製(モデル:アントン・ヴァルター製)(*)
       1806年、プラハ、ヤコプ・ヴァイメス製(+)
アレクセイ・リュビモフ(フォルテピアノ)
レ・ボレアード/寺神戸亮(指揮(*))
コレギウム・エウロペ/
ヴィーラント・クイケン(指揮(+))
 [CD 2]
 ブラームス(1833-1897):ピアノ協奏曲第1番ニ短調 Op.15(*)
 バルトーク(1881-1945):ピアノ協奏曲第1番(1926)(+)
  録音:1997年、ライヴ、ブリストル、イギリス(*)
   1977年、ライヴ、タリン、エストニア モノラル(+)
  使用楽器:1868年、ベーゼンドルファー製(*)/スタインウェイ製(+)
アレクセイ・リュビモフ(ピアノ)
エイジ・オブ・エンライトゥンメント管弦楽団/
ミヒャエル・シェーンヴァント(指揮(*))
エストニア国立交響楽団/
キリル・コンドラシン(指揮(+))
[CD 3]
 スクリャービン(1872-1915):プロメテウス(火の詩)Op.60(*)
 プロコフィエフ(1891-1953):ピアノ協奏曲第1番変ニ長調 Op.10(+)
 ストラヴィンスキー(1882-1971):
  ピアノと管楽のための協奏曲(1923-1924/改訂:1950)(#)
 ウストヴォリスカヤ(1919-2006):
  ピアノ、弦楽合奏とティンパニのための協奏曲(1946)(**)
   1971年、ライヴ、モスクワ、ソヴィエト モノラル(+)
    2002年、ライヴ、ローザンヌ、スイス(#)
    1999年、ライヴ、ロンドン、イギリス(**)
アレクセイ・リュビモフ(ピアノ)
エストニア放送合唱団&交響楽団/
ナタン・ラフリン(指揮(*))
ソヴィエト国立交響楽団/
ダヴィド・オイストラフ(指揮(+))
ローザンヌ室内管弦楽団/
ユッカ=ペッカ・サラステ(指揮(#))
BBC交響楽団/
マーティン・ブラビンズ(指揮(**))
すべて初出音源と表示されています。録音:1972年、ライヴ、タリン、エストニア モノラル(*)  

 アレクセイ・リュビモフは、ロシアのピアニスト・チェンバロ奏者。
 モスクワ音楽院でゲンリフ・ネイガウスとレフ・ナウモフに師事。いくつかのコンクールで好成績を残したのち、シェーンベルクやシュトックハウゼン、ブーレーズ、リゲティなどの現代音楽の作品のソ連初演を行なった。同時代の西側の音楽に関わったことはソ連当局から非難を招き、数年間、国外に出ることを妨害された。その間に古楽器への取り組みに専念する。
 世界中でリサイタルや主要なオーケストラとの共演に加えて、定期的に古楽器アンサンブルと共演しており、室内楽奏者としても活躍しており、さらにはアンドレアス・シュタイアーやナターリア・グートマン、ペーター・シュライアー、ハインリヒ・シフ、クリスティアン・テツラフ、ギドン・クレーメル、イワン・モニゲッティ、ヴィーラント・クイケンらのパートナーも務めてきた。

ART 272
(2CD)
\3600→\3290
アレクセイ・リュビモフ、プライヴェート・コレクション Vol.2 室内楽曲集
 バルトーク(1881-1945):ヴァイオリン・ソナタ第1番(*)
 ブラームス(1833-1897):ピアノ四重奏曲ト短調 Op.25(*/+/#)
 シェーンベルク(1874-1951):ヴァイオリンとピアノ伴奏のための幻想曲 Op.47(*)
 ヴェーベルン(1883-1945):ヴァイオリンとピアノのための4つの小品 Op.7(*)
 ベルク(1885-1935):
  ヴァイオリン、クラリネットとピアノのための室内協奏曲 から アダージョ(**)
 ガリーナ・ウストヴォリスカヤ(1919-2009):チェロとピアノのための大二重奏曲(#)
 アリフレート・シュニートケ(1934-1998):
  ソナタ風(ヴァイオリンとピアノのための)(++)
 アンドレイ・ヴォルコンスキー(1933-2008):
  不動[Immobile](ピアノと室内アンサンブルのための)(##)
アレクセイ・リュビモフ(ピアノ)
オレグ・カガン(ヴァイオリン(*))
ミハイル・トルピーゴ(ヴィオラ(+))
ナタリア・グートマン(チェロ(#))
レフ・ミハイロフ(クラリネット(**))
タチアナ・グリンジェンコ(ヴァイオリン(++))
室内アンサンブル「新しい音楽のためのスタジオ」(##)
イーゴリ・ドロノフ(指揮(##))
録音:1970-2003年 音源:アレクセイ・リュビモフ個人所有

alphaのリュビモフ/ベートーヴェン

Alpha194
(国内盤)
\2940
アレクセイ・リュビモフ(フォルテピアノ)
 ベートーヴェン:三つのピアノ・ソナタ
  〜月光、ヴァルトシュタイン、テンペスト〜

ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン(1770〜1827):
 1.ピアノ・ソナタ第14 番 嬰ハ短調 op.27-2「月光」
 2.ピアノ・ソナタ第21 番 変ホ長調op.53「ヴァルトシュタイン」
 3.ピアノ・ソナタ第17 番 ニ短調op.31-2「テンペスト」
アレクセイ・リュビモフ(フォルテピアノ)
使用楽器:パリのエラール1802年製作モデル
(再現製作:クリストファー・クラーク、2011年)
Alpha194
(輸入盤/日本語解説なし)
\2500→\2190
 20世紀ロシア・ピアニズムの行き着いた先に、最先端の古楽器研究があった——現代最高峰の異才アレクセイ・リュビモフが、Alphaの「知」と「洗練」にたどりついた瞬間。充実解説、比類ない自然派録音を背景に、選び抜かれた「“月光”の年のエラール」で紡ぎ出される、至高の銘解釈。

 東西冷戦終結後からErato やWarner といった“西側”のレーベルで入念なアルバム作りを続けてきた末、数年前からフランスの小規模レーベルZig-Zag Territoires で丹念に新録音を世に送り出し続けてきたロシアの異才、アレクセイ・リュビモフ。リヒテルやギレリス、ルプーらと同じく往年の名匠ゲンリヒ・ネイガウスに師事、その後はソ連時代からシュニトケ、シルヴェストロフ、グバイドゥーリナ...といった前衛作曲家たちと相次いで仕事をしながら、モスクワ・バロック・カルテットの鍵盤奏者として早くからチェンバロも演奏しつづけてきた彼が、冷戦終結後まっさきに手がけるようになったのが、旧東側では演奏可能な残存例などまず望むべくもなかった「本物の古楽器」、「モーツァルトやベートーヴェンが知っていた18〜19 世紀当時のピアノ(フォルテピアノ)」の探索でした。時には理想の楽器を求めるあまり、録音契約から何年ものあいだプロジェクトに着手できない...ということさえあったほど、リュビモフの演奏楽器にたいする執着は強く、ただでさえどんな楽器でも(そう——現代ピアノも含め!)とてつもない求心力を誇る演奏解釈を聴かせる彼が、そのようなこだわりを貫いた末に磨きあげていった古楽器演奏の素晴しさが、Zig-Zag Territoires レーベルからリリースされた何枚かのアルバムでたっぷり味わえるようになったのはまさに、演奏史上に残る記念碑的出来事と言えるかもしれません(Erato やWarner など大資本レーベルで録音していた時代には、こうした「納得がゆくまで待つ」ということが完全にはできなかったはず)。

 そのリュビモフの新譜が、ほかでもない、フランス小規模レーベルの至宝ともいうべきAlpha から新譜を出すとは、なんという素晴しい時代が来たのでしょう——録音技師はZig-Zag Territores 時代から彼のフォルテピアノ録音を一貫して手がけてきた信頼できるパートナー、フランク・ジャフレ。解説には音楽学者、哲学者、音楽博物館シテ・ド・ラ・ミュジークのキュレーター、復元楽器製作者クリストファー・クラーク...といった錚々たる面々が文章を寄せており、まるで洋書画集のような極上Digipack ジャケットの美しさ、テーマに合わせて選ばれた同時代のジャケット絵画の美質など、演奏の良さを引き立てるあらゆる仕掛けがなされている点はまさに、Alpha レーベルならではのこだわり。

 軸になるのは「月光」——このソナタが1802 年に書かれたさい、ウィーン型とは違うフランス最先端のエラール・ピアノがすでに世に現れていたことをふまえ、まさに同じ年に製作され現存している楽器をもとに作られた精巧な復元楽器(復元楽器は必ずしも「オリジナルに勝ちえない模造」ではなく、「ベートーヴェンがふれた時と同じく“出来たての楽器”」でもあるわけです)で奏でられる三つの傑作ソナタ...『月光』と 『ヴァルトシュタイン』は15 年ほど前にErato でも録音していたということは、当時果たし切れなかった何かが今回の録音に示されている...ということと考えてよさそうです。




<国内盤>


GRAMOLA



GRML99017
(国内盤)
\2800+税
パウル・アンゲラー指揮&コンツィリウム・ムジクム・ウィーン
 モーツァルト:交響曲 第41番「ジュピター」
  〜ウィーン生粋の古楽器「ジュピター」を

 ミヒャエル・ハイドン:
   六つのメヌエット(1784年ザルツブルク)
 ヨーゼフ・ハイドン:
   協奏交響曲 変ロ長調(1792年ロンドン)
   〜ヴァイオリン、チェロ、オーボエ、ファゴットと管弦楽のための
 モーツァルト:交響曲 第41番 ハ長調「ジュピター」
パウル・アンゲラー指揮
コンツィリウム・ムジクム・ウィーン(古楽器使用)
クリストフ・アンゲラー(vn)
ウーテ・グロー(vc)
ズザンネ・レーゲル(ob)
カトリーン・ラザル(fg)
 ウィーン古典派の呼吸感は「ウィーン訛り」あればこそ.。独特のアクセントで、ウィーン生粋の古楽器ジュピターを。

 ウィーン・コンツィリウム・ムジクムは1980年代から「音楽の都」ウィーンで、地元周辺の古楽器奏者たちを中心とするメンバーで活躍してきた老舗古楽器バンド。
 そもそもウィーン古典派の音楽は現代楽器奏者たちでも「ウィーン独特のアクセント」が話題になる分野ですが、彼らウィーンの演奏家たちが作曲当時の楽器と奏法にこだわりつづけてつくりあげてきたサウンドの独特な魅力と深みはちょっと異例(アルノンクール指揮の古楽器演奏を初体験したときをご想起ください)!
 「ウィーンのガット弦サウンド」を堪能できるハイドンの協奏交響曲も魅力なら、ザルツブルクでのモーツァルトの先輩たる「弟ハイドン」の、地元的民俗感覚とウィーン古典派らしさの架け橋ともいえるメヌエット(モーツァルトの手紙にも出てくる曲)。
 そして生粋のウィーン古楽器演奏で貫かれた『ジュピター』の、他とは一線を画する独特の味わいときたら...

 もちろん解説充実全訳付。




PAN CLASSICS



PC10301
(国内盤)
\2800+税
グナール・レツボール指揮
 ゲオルク・ムファット(1653〜1704):
  ①ソナタ(序曲)
  ②24声部のミサ曲「イン・ラボレ・レクィエス(労働と休息に)」
グナール・レツボール指揮
アルス・アンティクヮ・アウストリア
         (古楽器使用)
聖フローリアン少年聖歌隊
 オーストリア古楽界の異才レツボール、豪奢編成で!
 壮麗な5群交唱、ビーバー「53声のミサ」に追い迫る!
 2012年末にレコード・アカデミー賞を受賞して以来、全アルバムが必ず確かな反響を呼び続けている鬼才バロック・ヴァイオリン奏者グナール・レツボール。使用楽器はもちろん、演奏編成や員数まで「当時のまま」にこだわり、異例の痛快解釈を導き出す生粋の古楽人たる彼は、ウィーン古典派以前の、祖国オーストリアの合唱音楽にも造詣は深く。ここではなんと、オルガン奏者ないし合奏曲の作曲家として知られる「リュリの門弟でコレッリの弟子」だった名匠ムファットの、唯一の教会音楽作品に光を当ててくれました。
 2群の合唱と3群のオーケストラ、打楽器込み全24パートが歌い交わすサウンドの痛快さ!その壮麗な響きは、彼と同じくザルツブルク大聖堂で活躍したビーバーの「54声のミサ」にも追い迫る...バロック金管の鋭く滋味あふれる味わいも魅力です。演奏者解説も適切・全訳付。
 モンテヴェルディ「晩課」など好みの方に特におすすめ!




 PASSACAILLE



PSC1000
(国内盤)
\2800+税
名匠ギエルミ御大
 J.S.バッハ:バッハ:音楽の捧げもの(全曲) 
ヤン・ド・ヴィンヌ(ft)
ソフィー・ジェント、
トゥオモ・スニ(vn)
ヴィットリオ・ギエルミ、
ロドネイ・プラダ(vg)
ロレンツォ・ギエルミ(cmb/fp)
 もはや巨匠!「イル・ジャル」の鍵盤奏者ギエルミは初期ピアノも駆使、俊才ド・ヴィンヌの笛も秀逸——
  突き動かされるような拍動、音楽知と精気の交錯!
 「音楽の捧げもの」——バッハ最晩期の、極限まで深められてきた音楽知あればこその傑作曲集。楽器の指定がないため、何で弾くかの選択からしてセンスのみせどころ、古楽器による名録音も少なからず世に送り出されてきたところ、ここでは昨今来日回数も多いミラノの名匠ギエルミ御大が、フォルテピアノとチェンバロを駆使して小規模作品を艶やかに演奏。
 フルート愛好家のフリードリヒ大王のもとを訪れたさい、王が提案したメロディを縦横無尽に即興で展開してみせたのが本作の起源なのですが、そんな逸話を思い起こさせるがごとく、冒頭に名手ヤン・ド・ヴィンヌがバロックフルートで「王の主題」を静かに奏でるトラックを配してるのもまた小憎い演出!
 アンサンブル曲ではガーディナーやヘレヴェッヘの楽団の首席奏者としても名高いソフィー・ジェントはじめ、弦楽勢のスタイリッシュかつ熱気あふれる間合いが絶妙です!




PHI(Φ)



LPH015
(国内盤)
\2800+税
ヘレヴェッヘ不在でもすごいです
 シューベルト:
  1. 八重奏曲 変ロ長調 D.803
  2. 四重奏曲断章 ハ短調 D.703
エッディング四重奏団&
Ens.ノーザンライト(古楽器使用)
バティステ・ロペス,カロリーヌ・バイエ(vn)
デアドル・ダウリング(va)
アヘート・ズヴェイストラ(vc)
ダミアン・ギュフロワ(cb)
ニコラ・ボウド(cl) ジュリアン・ドボルド(fg)
ニコラ・シェドマイユ(hr)
 古楽器で解明されてゆく、シューベルト芸術の粋!
 巨匠ヘレヴェッヘの仲間たちによる艶やか・緊密室内楽。

 30年以上にわたり合唱団コレギウム・ヴォカーレ・ヘントとともに活躍、古楽復興の勢いのなか独特の指揮者として快進撃を続けるヘレヴェッヘ。ロマン派〜近代まで視野に入れた古楽器集団シャンゼリゼo.との活躍でも名演を紡ぎ、2010年末の創設以来プライヴェート・レーベルPhiも絶好調。
 同レーベルで一昨年「本人不在」のバッハ無伴奏盤(LPH008)で首席奏者Ch.ブッシュが絶賛を博して以来のヘレヴェッヘ不在Phi新譜は、シャンゼリゼ管弦楽団でも主要メンバーとして活躍する実力派たちによるエッディングSQ&拡大編成で送るシューベルト盤!
 ナチュラルホルンの勇壮&闊達さも生きる八重奏曲では、ゼフィーロやシャンゼリゼ管の名匠ニコラ・ボウドのクラリネットも美麗ですし、Phiの自然派録音あればこその古楽器コントラバスの響きがまた絶妙(終楽章のトレモロ!)。清らかガット弦陣も見事、「四重奏曲断章」も味わい深く。さすがPhiクオリティです。解説も的確、全訳付!




RICERCAR



MRIC 338
(国内盤)
\2800+税
シャルパンティエと、降誕節を
 〜17世紀フランス、
 太陽王時代のひそやかなノエルさまざま〜
  ノエルを楽器だけで弾けるよう作曲家自身が編曲したトラック多数

マルク・アントワーヌ・シャルパンティエ(1644頃〜1704):
 1. 安息所にて H.508
 2. 器楽合奏による三つのノエル H.531
 3. 器楽合奏による七つのノエル H.534 
フローランス・マルゴワール指揮
Ens.レ・ドミノ(古楽器使用)
Ens.レザグレマン(古楽器使用)
ナミュール室内合唱団
フレディ・エシェルベルジェ(org)
 シャルパンティエ=声楽、と敬遠してこられた方へ。歌なし楽器のみ・の曲も多々、季節を感じる古楽盤。
 フランス・バロックを代表する巨匠シャルパンティエ——しかし生前は王室音楽総監督リュリの執拗な妨害にあい、王室ではいっさい仕事がもらえなかったとか。にもかかわらず、パリ市内のさまざまな教会や修道院は折々この名匠に作曲を依頼しつづけました。
 そうして書き進められた膨大な作品群には、教会の内外で披露される、歌い手ぬきに楽器だけで演奏できる音楽も意外に多く含まれています。
 降誕節、すなわちクリスマスシーズン向けの音楽を、声楽・器楽とりまぜながらの本盤、特にうれしいのは、礼拝とは無関係の俗世むけクリスマス曲(ノエル)を、彼が楽器だけで弾けるよう編曲したトラックが多数あるところ。
 元歌も適宜、絶美のユニゾン+古楽器伴奏で盛り込みながら、妙なる調べを綴ってゆくのは、フランスとフランス語圏ベルギーの古楽界を代表する名手たち!
 


MRIC306
(国内盤)
\2800+税
200年先を行く手法
 アレクサンドル・アグリコーラ(1456頃〜1506):

 《ミサの前に》
  ①3声の歌曲「わたしは心のなかで」
  ②わたしは彼を好きなのだろうか(伝アグリコーラ)
  ③どうぞお越しくださいませ、主よ/
 アレルヤ唱を、歌わなくてはならないそうだ(作曲者不詳)
  ④「わたしは心のなかで」による合奏曲(作曲者不詳)
 《ミサ・イン・メイネ・ゼイン》
  ⑤グローリア ⑥クレード ⑦サンクトゥス ⑧アニュス・デイ
 《合奏曲〜ミサのさなかに〜》
  ⑨この世の誰よりも絶望のふかい女として(原曲:バンショワ)
  ⑩他の誰かから愛されれば(原曲:オケゲム)
  ⑪何事も、わたしにとっては(原曲:フライ)
 《夕暮れの祈りに寄せて》
 ⑫合奏曲「わが父は農夫なり」⑬アンティフォナ「天の皇后」
  ※曲順は①②③④⑤⑨⑥⑩⑦⑪⑧⑫⑬
カピーリャ・フラメンカ
(古楽声楽集団・古楽器使用)
マルニクス・ド・カート、
ロプ・キュッペンス(CT)
トール・ドネイス(T)
リーフェン・テルモント(Br)
ディルク・スネリングス(Bs・総指揮)
リアム・フェンリー、トーマス・バーテ、
ピート・ストレイケルス(vg)
 ベルギー生粋の古楽グループが残した絶美の名盤!「ジョスカン系」とは違う、異例の先進性の真髄とは?
 諸般の事情で、これが日本正規初紹介となるRicercarの「隠れ名盤」、無事在庫確認されましたので堂々リリースへ!

 アグリコーラは生歿年をごらんのとおり、ルネサンスでもやや早い時期に属する、ジョスカンやイザークらと同時代を生きた名匠。にもかかわらず、その作風は時としてバロックを予告するほど、つまり2世紀も時代の先をゆく手法を見出していたのです!
 ヘントに生まれフランスでオケゲムに師事、その後ブルゴーニュ公国に雇われ、スペイン渡航中に亡くなった国際人でした(イタリア風の名は筆名で、本名はアケルマンというそう)。
 同じベルギーの少数精鋭集団カピーリャ・フラメンカの男声ア・カペラは清冽にして玄妙、そこへ腕利きガンバ奏者3人が素朴なガット弦サウンドを添える...気分はまさにフランドル祭壇画の世界。
 知るべき作曲家は時代を越えてまだまだいるのだなあ!と驚かされること必至です。空気のきれいな冬の夜にぬくぬくと聴きたい、極上北国古楽。



<映像>


EURO ARTS(映像)



20 75014
(4Blu-ray)
\16000→\14990
ブルーノ・モンサンジョン・エディションVol.2〜ユーディ・メニューイン
 【収録内容】
 ●世紀のヴァイオリン/The Violin The Century(ドキュメンタリー、1994 年制作、115 分)
 ●ユーディ・メニューインとの対話(メニューインの自宅ギリシャ・ミコノス島にて、1994 年6月収録、186分)
 ●ユーディ・メニューイン・イン・ソビエト〜エピソード1(ドキュメンタリー、1987年制作、53 分)
 ●メニューイン・イン・モスクワ(1987年11月収録、131分)
  ・J.S. バッハ:3つのヴァイオリンのための協奏曲ニ長調
  ・バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番
  ・ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調
  ・チャイコフスキー:憂鬱なセレナード
    ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)イーゴリ・オイストラフ(ヴァイオリン)ヴァレリー・オイストラフ(ヴァイオリン)
    ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)ソヴィエト国立文化省交響楽団
 ●ユーディ・メニューイン・イン・ソビエト〜エピソード2「デュオの誕生」(ドキュメンタリー、1987年制作、53分)
 ●ユーディ・メニューイン&ヴィクトリア・ポストニコワ・イン・レニングラード(1987年11月16日収録、86分)
  ・ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調作品100
  ・バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第1番
  ・ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調作品30-2
    ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)ヴィクトリア・ポストニコワ(ピアノ)
 ●ユーディ・メニューイン・イン・ソビエト〜エピソード3(ドキュメンタリー、1987年制作、55 分)
 ●ユーディ・メニューイン・イン・レニングラード(1987年21日収録、88分)
  ・ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番ハ長調作品15
  ・チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」作品74
    ユーディ・メニューイン(指揮)レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
    ジェレミー・メニューイン(ピアノ)
 ●ユーディ・メニューイン&ヴィクトリア・ポストニコワ・イン・モスクワ(1989 年3月収録、48 分)
  ・ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調作品78「雨の歌」
  ・モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第35番ト長調KV.379
  ・チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲イ短調作品50
    ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)マルク・コッペイ(チェロ)ヴィクトリア・ポストニコワ(ピアノ)
 ●ヴィヴァルディ:四季(1979年収録、52分)
    ユーディ・メニューイン・スクール・オーケストラ ピーター・ノリス(指揮)
    ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン) ノーマン・ペリーマン(現代美術家)
 ●ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品77(1982年収録、58分、ライプツィヒ)
    ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン) クルト・マズア(指揮) ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
 ●「どんなに私が音楽を愛しているかわかりますか?/モンサンジョン・オン・メニューイン」
  (インタビュー、2014年6月16日収録、59分、ベルリン)
 [ボーナス]
 ●グラン・テシキュ:ユーディ・メニューイン(1977年制作、5分)
  ・バルトーク:44の二重奏より第28番、第38番
    ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン) ブルーノ・モンサンジョン(ヴァイオリン)
    監督:イヴ・コヴァーチ
 ●エルガー:ヴァイオリン協奏曲第3楽章(16分)


20 75018
(8DVD)
\16000→\14990
 モンサンジョン・エディション第2 弾!20 世紀の巨匠メニューインの映像集、初出映像も含む貴重なボックス・セット!

 (4Blu-ray)画面:1080i Full HD、16:9、音声:PCM ステレオ、DTS HD Master、リージョン:All、字幕:英独仏、1087分
 (8DVD)画面:NTSC 4:3、音声:PCM ステレオ、Docs: Dolby Digital 2.0 (AC3)、リージョン:All、字幕:英独仏
1087分、日本語字幕付

 フランスのカリスマ的映像作家ブルーノ(ブリュノ)・モンサンジョン。彼はこれまでにグールド、リヒテル、オイストラフなど20 世紀の巨匠たちの映像を多く撮っており、その素晴らしい映像の中から主要作品を選び、充実したブックレット、豪華な装丁でリリースする「ブルーノ・モンサンジョン・エディション」。
 第1 弾は、名バリトン歌手ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(2073938BD/2073939DVD)でしたが、第2 弾はユーディ・メニューイン。神童として8 歳でデビューし、その後は世界のトップ奏者として君臨。ソリストとしてだけではなく、指揮者として、さらにはイギリスとスイスに音楽学校を設立した教育者として、そして人権活動家としても活躍した20 世紀を代表する巨匠の一人です。モンサンジョンは自身もヴァイオリニストということもあり、非常に優れた音楽家の映像を撮っており、その手腕はメニューインの映像でも発揮されています。
 この映像集は、既発の「世紀のヴァイオリン」以外は初DVD 化、初ブルーレイ化の貴重なもの。ドキュメンタリーと演奏が巧みに組み合わされた内容で、ラヴィ・シャンカール、ダヴィッド・オイストラフなど音楽家たちとの交友関係や、幼少期について、指揮者、教育者として様々な角度からメニューインの実像に捉えた映像です。
 また、2014 年6 月に撮り下ろされた、メニューインについて語るモンサンジョンの映像や、フランスのテレビ番組「グラン・テシキュ」でのメニューインとモンサンジョンによるバルトークの二重奏のボーナス映像など盛りだくさんの内容です。







FRA PROD(映像)


FRA 509
(Blu-ray)
\5200
オペラマニア必見のアーンの傑作「シブレット」世界初映像!
 レイナルド・アーン:「シブレット」
 特典映像:
  ロランス・エキルベイ、ミシェル・フォ、アニェス・テリエ、
  ジェローム・ドゥシャン、ジュリー・フュクスのインタビュー
ジュリー・フュクス(S シブレット)
ジュリアン・ベーア(T アントナン)
ジャン=フランソワ・ラポワント(Br デュパルケ)
エヴァ・ガニザト(S ゼノビー)
ロナン・ドゥボワ(Br ロジェ)
セシル・アシール(S フランソワーズ)
ジャン=クロード・サラゴス(Bs グレニュ氏)
ギルメット・ロランス(S グレニュ夫人)
パトリック・カボンゴ・ムベンガ(T オーギュスト,ヴィクトル)
フランソワ・ルジェ(T 市長)
サフィル・ベルル(T グリサール)
オリヴィエ・デジャン(Bs-Br 中尉)
ベルナデット・ラフォン(パングレさん)
ミシェル・フォ(カスティリョーヌ伯爵夫人)
ジェローム・ドゥシャン(劇場支配人)
ロランス・エキルベイ(指揮)
トゥロン歌劇場交響楽団,アクサンチュス

FRA 009
(2DVD)
\5000
 パリのオペラ・コミクが大盛り上がり!!オペラマニア必見のアーンの傑作「シブレット」、世界初映像!アクサンチュスでお馴染みのエキルベイが指揮!!

 ミシェル・フォ(演出,装置) シトロネル・デュフェ(装置) ダヴィド・ベリュグ(衣装) ヨエル・ファビング(照明)
 収録:2013 年2 月、パリ
 (Blu-ray)リージョン:All、HD 1080i、145分+31分、PCM 2.0 /DTS 5.1 HD Master Audio、字幕:仏英独西伊
 (2DVD)リージョン:All、NTSC、145分+31分、Dolby digital 2.0 /DTS 5.1、字幕:仏英独西伊

 素晴らしい舞台の映像が登場しました!アーンの人気作「シブレット」の初映像です!!しかもオペラ・コミクでの新制作上演の収録!オペラマニアは必見です!!
 レイナルド・アーン(1875—1947)は、ベネズエラ生まれのドイツ系(ヒラリー・ハーンと同姓)ながら幼くしてパリに移住、20 世紀前半のパリの雰囲気をもっとも濃厚に伝える作曲家の一人として根強い人気があります。オペラ、オペレッタとも多く書いた中で、最も人気が高いのがこの「シブレット」。主人公の名前シブレットとは、葱 シブル ciboule の縮小形で、日本ではアサツキに当ります。言わば「お葱ちゃん」。その名の通り野菜売りの娘で、彼女が心優しいがちょっと優柔不断な若い貴族アントナンと結ばれる物語。1923 年4 月7 日、パリのヴァリエテ劇場で初演され、大成功を収めました。アーンの音楽はとても充実していますし、貴族の夜会、下町の市場、郊外の田舎、偽スペイン歌姫と変化に富んだ展開も楽しく、人気の高さも納得です。「シブレット」はオペラとオペレッタをこよなく愛した故永竹由幸氏が特に好んだ作品の一つで、30 年ほど前に初録音が登場した時に作品の素晴らしさを熱心に説いていました。
 この映像は、2013 年2 月、パリのオペラ・コミクで新制作された舞台の収録。フランスの人気喜劇役者ミシェル・フォの演出で、舞台を台本に設定の1867 年から初演の頃、つまり「狂騒の時代 Les Annees folles」と呼ばれる1920 年代のパリに移しています。これは大変よく出来た舞台で、たっぷり愉快で、時にお洒落に、時に羽目を外してと、観客も大うけ。幕切れのアンコールの歌を客席中が一緒に歌う様子にはホッコリさせられます。大好評のため2015 年に再演が予定されているほど。
 出演者は若手とベテランがうまく組み合わされています。タイトルロールのジュリー・フュクスはフランスの若いソプラノ。2013 年、プラシド・ドミンゴ主催のコンクール、オペラリアで女声部門第2 位受賞なので歌の実力は保証済。加えて健康的な容姿もシブレットにピッタリ。ジュリアン・ベーアは1982 年、リヨン生まれのテノール。近年はモーツァルト・テノールとしての評価が高まっており、2015 年にパリ・オペラ座での「魔笛」のタミーノを歌う予定です。この若い二人ががんがんキスをする様子も微笑ましいもの。デュパルケのジャン=フランソワ・ラポワントは、カナダ、ケベック州、サグネ=ラク=サン=ジャン生まれのバリトン。歌手暦30 年を越すベテランで、物語に大人の深みと渋みを与えています。魚売りのバングレ婆さんは、フランスの大女優、ベルナデット・ラフォン。フランソワ・トリュフォー監督の映画「私のように美しい娘」で知られるラフォンは1938 年生まれ、この時74 歳。この5 ヵ月後の2013 年7 月に亡くなりました。この舞台ではまだ元気元気、味のあるダミ声と絶妙な演技で会場を沸かしています。ところで軽薄女ゼノビーを演じたエヴァ・ガニザトは、1986 年、パリ生まれの有望な新人歌手でしたが、この公演からおよそ1 年後の2014 年1 月に交通事故でわずか28 歳で亡くなりました。この「シブレット」はガニザトの貴重な舞台姿の記録でもあります。
 指揮は、人気合唱団アクサンチュスの指揮者として知られているロランス・エキルベイ。ピットの中なので彼女の颯爽とした指揮姿がわずかしか映らないのは残念ですが、パリ風味を醸しつつキチッと纏め上げています。
 第3 幕冒頭には、演出を務めるミシェル・フォがカスティリョーヌ伯爵夫人に扮してハチャメチャな歌を歌い、それに本当のオペラ・コミク監督、ジェローム・ドゥシャンが劇場支配人役で絡む抱腹絶倒の寸劇が挟まれます。
 こうした作品は音だけで聞くより舞台で見るほうが断然面白いというもの、日本語字幕はありませんが、あらすじさえ押さえておけば映像で物語は簡単に理解できるでしょう。こうした作品がBlu-ray Disc で発売されるのは珍しいこと、パリっ子を熱狂させたアーンの傑作を鮮明映像で楽しみましょう!

 アーン「シブレット」 簡単なあらすじ
 若い貴族アントナンは、入れ込んでいる軽薄娘ゼノビーからあっさり袖にされてガッカリ。一方、早朝の市場ではシブレットが魚屋のバングレ婆さんから、恋の成就の奇妙な占いを告げられる(三つの占いはすべて当たることになる)。彼女が荷台いっぱいの野菜を売り損ねて落胆していると、市場責任者のデュパルケが、ちょうど朝帰りのアントナンに少し負担してあげるよう頼む。その後アントナンは野菜を積んだ荷車で寝入ってしまうが、そうとは知らぬシブレットは彼を荷車に乗せたまま郊外へと戻る。
 実はシブレットにはたくさんの婚約者がいるのだが、彼女は誰にも乗り気でなかった。荷車のアントナンが目を覚ますと、彼に偽の婚約者になってもらい他の婚約者たちを追い払ってしまう。やがて二人はお互い惹かれ合い本当に愛し合ってしまう。だが軍隊とともにやって来たゼノビーを、シブレットが歌い負かした上に追い返してしまうと、アントナンはゼノビーを追って去ってしまう。その様子を見たデュパルケは、自分も浮気性の恋人がいたものだと昔語りをしてシブレットを慰める(彼の台詞から、デュパルケがかつての「ボエーム」のロドルフォだと分かる)。デュパルケは彼女をスペインの歌姫に仕立ててアントナンに一芝居打つことにする。
 劇場支配人の館でのパーティ。あっという間にゼノビーと別れたアントナンは、シブレットが行方不明と聞かされ絶望する一方で、魅力的なスペインの歌姫に心を奪われている。しかし歌姫からシブレットをもう愛さないと誓うよう求められると、アントナンはそれはできないと拒む。彼の愛を確かめたシブレットは喜び正体を明かし、歌姫がシブレットその人だと知ったアントナンと結ばれる。














11/18(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ACCENTUS MUSIC

philharmonia ● rec

この度ドイツの映像系レーベルACCENTUS MUSIC が、スイスの名門歌劇場チューリッヒ歌劇場の独自レーベルphilharmonia ● rec の取り扱いを開始いたしました。
チューリッヒ歌劇場は、世界の名だたるオペラハウスをおさえて、2014 年最優秀オペラハウスに選ばれるなど、今最も世界中から注目されている歌劇場です。


PHR 0101
\2400→\2190
ルイージの巧みな描写力が光る「幻想」
 ベルリオーズ:幻想交響曲作品14
ファビオ・ルイージ(指揮)
チューリッヒ歌劇場管弦楽団
 録音:2013 年9 月チューリッヒ歌劇場/55’27

 CD 第1 弾は2012/2013 シーズンより音楽総監督に就任したファビオ・ルイージ指揮によるベルリオーズの幻想交響曲です。
 ここ数年メトロポリタン歌劇場、チューリッヒ歌劇場と、オペラに巧みな手腕を発揮してきたルイージならではの力量が十分に感じられ、スリリングで求心力にあふれる音c楽が展開されていきます。チューリッヒ歌劇場管弦楽団の「音」も非常に魅力的で、色彩的なオーケストレーションを、瑞々しい音色で最大限に引き出しています。




ルイージ、すごい
旧譜 ORFEOのシューマン交響曲全集

ORFEO 717102
(2CD)
\5400→\4990
こんなにも欲情したシューマン
 「シューマン:交響曲全集 / ルイージ&ウィーン響」

 [CD 1]
  (1)交響曲第1番変ロ長調Op.38「春」
  (2)交響曲第2番ハ長調Op.61
 [CD 2]
  (3)交響曲第3番変ホ長調Op.97「ライン」
  (4)交響曲第4番ニ短調Op.120
  (5)4本のホルンとオーケストラのためのコンツェルトシュテュック ヘ長調Op.86
ヘクター・マクドナルド、
エリック・クシュナー、
マルクス・オプマン、
ゲオルク・ゾンライトナー(Hrn)
ファビオ・ルイージ(指)
ウィーン交響楽団


 (発売当時のコメントから)

 こ、これは・・・すごい。

 シューマンの交響曲。もちろんこれまでも名演と呼ばれるたぐいの全集はいくつもあった。立派でドイツ的で伝統的。でも何かが物足りない。そんなときには、「まあ、シューマンだから」という妙な言い訳をして自分を納得させていた。
 でも第4番単体ですさまじい名演にたまに出会うと、「これだよ、これ、シューマンはこうじゃなきゃ」と興奮が止まらなくなる。シューマンはとんでもない名演で再現されると、本当にとんでもないことになるのだ。でも・・・なかなかそういう演奏は出てこない。才能ある実力派の若手指揮者がどんどん出てきているが、ことシューマンの交響曲に関しては名演を生み出すのはなかなか難しいだろう、と思っていた。
 ところが、出てきた。
 ファビオ・ルイージ&ウィーン交響楽団のORFEO盤。
 こいつはすごかった。

 スウィトナーに「バーンスタインのような天性の指揮者」と絶賛されたジェノヴァ男ルイジ。
 MDR響を中心にミュンヘン・フィル、ベルリン・シュターツカペレ、パリ管、ストックホルム・フィルなどに頻繁に登場し、95年から5年間ウィーン・トーンキュンストラー管の首席指揮者、97年から5年間スイス・ロマンド管の首席指揮者と芸術監督を兼任(ここでのオネゲルのシンフォニー全集は素晴らしかった。)、さらに2005年からはウィーン響の首席指揮者、2007年からはザクセン州立歌劇場およびシュターツカペレ・ドレスデンの音楽監督に就任、2010年まで務めた。人種問題か何かでベルリン・ドイツ・オペラの音楽監督を辞退してしまったときはどうなることかと思ったが、さすがに才能のある人は周りが放っておかなかった。そうそうたる才能あふれる若手があふれるように出てくる今の指揮者界だが、まちがいなくそのトップを走っている。

 とはいうものの、ルイージ、これまでの録音は、フランツ・シュミットにしてもマーラーにしてもオネゲルにしても、どちらかというとイタリア人らしい流麗な雰囲気、あるいは知的で繊細なイメージの演奏が多かった。決して自分の個性をガリガリゴリゴリと押し付けてくることはなかった。マーラーではときおり風変わりな解釈を楽しませてくれることはあっても、それで「ルイージ時代到来!」と叫ぶほどの強烈な説得力はなかった。すばらしいけど、でもまだまだ優等生ががんばっている、というようなノリだった。

 しかし今回のシューマンは違う。
 徹頭徹尾骨太で男臭い。そしてかなり強引にテンポをいじってくる。初めて聴いたときから何回ものけぞること必至の縦横無尽の味付け。しかもその芸がけっこう細かい。ピリオド的な過激さと、大戦前後の大巨匠的な個性と、その裏ではクールな構成力もしたたかに持ち合わせる。・・・こんなむちゃくちゃで、しかも完成度の高いシューマンにはなかなかお目にかかれない。
 そして何より特筆すべきはその荒々しい生命力。ただ単に「変な解釈してます」とかいうのではない。どの一部分を切り取ってもビクビクと動いて押さえつけれらないような怪物的生命力をもっているのだ。だから聴いているこっちはその雄雄しい圧力についついひれ伏して白旗を揚げ、いつしか「そ、それでいいと思います。」とルイージ印の旗を一緒に振ってしまっている。
 これまでシューマンの交響曲と言えば、大偉人の知的で格調高い作品という感じでのアプローチがほとんだだった。こっちも退屈さを隠して、シューマン大先生の大傑作交響曲をありがたく受け取っていた。・・・しかしこのルイージのシューマンは違う。精力絶倫にして情熱家、そんな獣人シューマンの抑え切れない欲望と感情をまったくモザイクなしに露出してくる。こんなにも欲情したシューマン!しかしだからこそここでのシューマンは泣き、叫び、怒り、笑い、嗚咽する。聴くやいなや「ああ、これがシューマンだ!」と感じ入った。こんな人間的な、あまりに人間的なシューマンの演奏に接したのは間違いなく初めてである。

[CD 1] 72’34”、(1)録音:2006年2月18、19日ウィーン、ムジークフェライン大ホール(ライヴ)、(2)録音:2008年11月5、6日ウィーン、ムジークフェライン大ホール(ライヴ)、[CD 2] 80’42” 、 (3)録音:2007年12月1、2日ウィーン、ムジークフェライン大ホール(ライヴ)、(4)録音:2007年4月30日、5月2日ウィーン、コンツェルトハウス(ライヴ)、(5)録音:2008年1月7、8日ウィーン、コンツェルトハウス(ライヴ)、[ORFとの共同制作]。DDD、ステレオ、153’20

 2005年よりウィーン交響楽団の首席指揮者を務め、2010年5月に手兵を率いて2006年以来4年ぶり2度目の来日公演を控えるファビオ・ルイージ。この絶好のタイミングでORFEOよりリリースされる注目のプログラムは、2010年に生誕200周年を迎えるシューマンの交響曲全集ということで、まさに願ってもない内容です。
 トーンキュンストラー管、スイス・ロマンド管、MDR響そしてシュターツカペレ・ドレスデンと名だたるオケの監督を歴任した実力派ルイージと、1900年創立の名門ウィーン響との10年にわたる活動の成果は、これまでも折に触れて伝えられていますが、ここでの味付けも濃厚で、激しく情熱的な演奏は高い評価を裏付けるものといえそうです。
 第1番から第3番については「黄金のホール」ムジークフェラインにおけるライヴ録音というのも魅力で、馥郁たるオーケストラサウンドを心ゆくまで体感されることでしょう。







ALBA


ABCD 372
(SACD HYBRID)
\2300
ポエマ〜チェロと弦楽のための作品集
 エルッキ・サルメンハーラ(1941-2002): ポエマ(1975)
 ペール・ヘンリク・ノルドグレン(1944-2008): 憎しみ - 愛Op.71(1987)
 ユホ・カンガス(1976-): チェロと弦楽のための協奏曲(2010)
 アウリス・サッリネン(1935-):
  室内音楽第8番《パーヴォ・ハーヴィッコ追悼》Op.94(2008-09)
マルコ・ユロネン(チェロ)
オストロボスニア室内管弦楽団
ユハ・カンガス(指揮)
 チェロと弦楽のためのフィンランド音楽

 制作・録音: シモン・フォクス=ガール
 録音:2013 年5 月21 日-24 日 スネルマン・ホール(コッコラ、フィンランド)/5.1 multichannel/stereo、65’ 09”

 マルコ・ユロネンはフィンランドのチェリスト。チャバ・シルヴァイ、エルッキ・ラウティオ、ヘイッキ・ラウタサロ、ハインリヒ・シフの下で学び、伝統的な作品と今日の作品をレパートリーにソロ活動を行なっています。1993 年に「NOMUS(北欧音楽委員会)賞」を受けたオストロボスニア室内管弦楽団と2013 年に名誉指揮者となったユハ・カンガスの共演による新録音です。
 サルメンハーラの《ポエマ》は「葬送」を思わせる陰鬱な曲調の音楽。ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための曲をチェロのために編曲した作品です。
 ノルドグレの《憎しみ - 愛》は、「メランコリックな気分と内にある激しい気質を表現できる」楽器としてチェロが選ばれました。「後期ロマンティシズムの気分と三和音から、クラスターに似た構造と瞬間的に微分音で着色する手法まで、幅広い和声世界をもつ」(キンモ・コルホネン)。作曲者の「内なる声」を表現した音楽。オストロボスニア室内管弦楽団の委嘱により作曲されました。
 サッリネンの《室内音楽第8 番》は、弦楽オーケストラのために作曲された一連の「室内音楽」のうち、第3 番の《ドン・ファンキホーテの夜の踊り》とともにチェロを独奏楽器とした作品です。アムステルダム・シンフォニエッタなど4 つのアンサンブルが共同委嘱。サッリネンのオペラ《騎馬兵卒》と《英国王フランスへ行く》の台本を書いたフィンランドの作家パーヴォ・ハーヴィッコ(1931-2008)への追悼の作品とし、スコアの表紙に彼の『木々、その緑なるものすべて』の書名が引用されました。オランダのペーター・ウィスペルウェイがソロを弾き、2010 年3 月、アムステルダムで初演されています。
 《チェロと弦楽のための協奏曲》を作曲したユホ・カンガスは、ユハ・カンガスの子。ヘルシンキ音楽院とシベリウス・アカデミーで音楽理論を学び、オッリ・コルテカンガスに作曲法を私的に教わった後、シベリウス・アカデミーのヘイニネン、ハメーンニエミ、ヴェリ=マッティ・プーマラと、カールスルーエの音楽大学のヴォルフガング・リームの下で研究を続けました。室内音楽を中心に作曲し、大きな編成の作品も少しずつ手がけてきています。この協奏曲は彼がこれまでに作曲したもっとも規模の大きい作品です。3 楽章構成。〈エスプレッシーヴォ〉、「夜の音楽」の副題にもかかわらず「スケルツォ」的な性格の〈2 つの間奏曲〉、もっとも長い〈プレスト〉。多彩な和声と音色をもった音楽です。
 ユロネンがオストロボスニア室内管弦楽団と共演して1990 年に初録音したノルドグレンの《憎しみ - 愛》をのぞき、初録音です。
 


ABCD 374
(SACD HYBRID)
\2300→\2090
C.P.E.バッハ(1714-1788):6つのシンフォニア Wq.182
 シンフォニア ト長調 Wq.182-1(H.657)
 シンフォニア 変ロ長調 Wq.182-2(H.658)
 シンフォニア ハ長調 Wq.182-3(H.659)
 シンフォニア イ長調 Wq.182-4(H.660)
 シンフォニア ロ短調 Wq.182-5(H.661)
 シンフォニア ホ長調 Wq.182-6(H.662)
オストロボスニア室内管弦楽団
サカリ・オラモ(指揮)
アンナ=マーリア・オラモ(チェンバロ)
 サカリ・オラモによるC・P・E・バッハ

 制作・録音: シモン・フォクス=ガール
 録音:2013 年8 月28 日-31 日 スネルマン・ホール(コッコラ、フィンランド)/5.1 multichannel/stereo、63’ 11”

 オストロボスニア室内管弦楽団は1972 年、ユハ・カンガスにより創設されました。1989 年からプロ・オーケストラとしての活動を始め、1993年に「NOMUS(北欧音楽委員会)賞」を受賞。名実ともフィンランドと北欧を代表する弦楽オーケストラとして国際的に知られるようになりました。2013 年、ユハ・カンガスが名誉指揮者に就くと、後任の首席指揮者に王立ストックホルム・フィルハーモニック管弦楽団、BBC 交響楽団、西海岸コッコラ・オペラの首席指揮者、サカリ・オラモ(1965-)が就任しました。
 オラモとオストロボスニア室内管弦楽団が最初の録音に選んだのはC・P・E・バッハの《6 つのシンフォニア》です。「いくら天才でも、その心から、いつも、これほど高度で大胆で機知にとんだ性格の音楽作品を生み出せるとはかぎらない」(「アルゲマイネ・ムジーカリッシェ・ツァイトゥング(1814 年)」)。ゴットフリート・ファン・スヴィーテン男爵(1733-1803)から「技巧的にむずかしく、洗練された様式の音楽」の要望とともに委嘱された弦楽オーケストラのための6 曲は、1773 年に出版され、「ハンブルク交響曲」と呼ばれます。「予期せぬ和声、半音階、すばやいダイナミックスの変化、旋律間の鋭い対比、技巧の求められる器楽書法」。C・P・E・バッハの音楽と彼の時代の様式を踏まえながら現代楽器の美点を活かした演奏をする。ユハ・カンガスの育てたアンサンブルが、2010 年12 月にフィンランド政府から「フィンランド獅子勲章プロ・フィンランディア・メダル」を授与されたオラモとともに新しいスタートを切ったことを示す録音です。
 

ABCD 375
\2300
カロル・シマノフスキ(1882-1937): ピアノ作品集 第3集
 ピアノのための4つの習作 Op.4(1900-02)
 ピアノソナタ第2番 イ長調 Op.21(1910-11)
 20のマズルカ Op.50(1924-25)〜
  第13曲/ 第14曲/ 第15曲/ 第16曲
 20のマズルカ Op.50(1924-25)〜
  第9曲/ 第10曲/ 第11曲/ 第12曲
アヌ・ヴェヘヴィライネン(ピアノ)
 シマノフスキの音楽を綾なす演奏

 68’ 38”

 フィンランドのピアニスト、アヌ・ヴェヘヴィライネンがシベリウス・アカデミーの博士課程で研究した成果を5 枚のアルバムに示すシマノフスキのシリーズ第3 集。「トリスタン」和声と入念なピアノのテクスチュアを使い、後期ロマンティシズム音楽に傾倒した初期のスタイルから、独自の作曲スタイルに発展していく、その境目に位置するとされるソナタ第2 番。
 第2 集で第1 曲から第4 曲が演奏された《20 のマズルカ》は第9 曲から第16 曲の8 曲です。第1 集(ABCD296)と第2 集(ABCD337)が独特の響きのある教会で録音されたのに対し第3 集はエスポーのセッロ・ホールで録音セッションが行なわれ、ニュートラルでモダンな響きのピアノが使われています。
 

ABCD 371
\2300
マサ・オルパナ - 故郷への旅
 Waiting for the train(Orpana) Stormy(Orpana)
 Walkin' and thinkin'(Orpana) Slower slower(Orpana)
 Gone home(Eddie Harris)
 Wade in the water(Trad. arr. Orpana, Seppala)
 Searchin'(Leiber, Stoller)
 Goin' to Kangasala(Orpana, Seppala)
 Inna slow motion(Orpana) Ekedi(Manu Dibango)
マサ・オルパナ・ホンク
マッティ=ユハニ・オルパナ(サクソフォーン)
ヨンニ・セッパラ(ギター、ラップスティール)
ヴィッレ・ヴァッリラ(ベースギター)
ユッポ・パーヴォラ(ドラムズ、パーカッション)
ワイリー・カズンズ(ピアノ、エレクトリックピアノ)
イスマイラ・サネ(パーカッション)
ヴィッレ・ラウハラ(ベース)
 フィンランドの美しい自然を背景にしたミュージシャンが集う

 録音:2013 年5 月、10 月 JJ-Studio(タンペレ、フィンランド)/43’ 17”
 制作:マサ・オルパナ、ヴィッレ・ヴァッリラ、ユーソ・ノルドルンド/録音:ユーソ・ノルドルンド

 マサ(マッティ=ユハニ)・オルパナ(1973-)は、フィンランド、カンガサラのミュージシャンです。この町は、サカリアス・トペリウスが『カンガサラの夏の日』の詩に描いたとおり、美しい自然で知られます。マサは、テナーサックスをメインの楽器に、その他のサクソフォーン、クラリネット、フルート、ギターを演奏。
 R&B、ルーツミュージック、ジャズ、即興、ロックと、さまざまな要素を取り入れた独自のスタイルをもっています。『兄弟』(ABCD254)と『星へ - タンペレ・ビッグバンド・ライヴ!』(ABCD295)につづく『故郷への旅』は、彼のサックスを中心としたバンド、マサ・オルパナ・ホンクスピリチュアルをオルパナとヨンニ・セッパラがアレンジした《流れを渡れ》、アフロ・ソウルジャズのマヌ・ディバンゴの《Ekedi 》。ジェリー・ライバーとマイク・ストーラーがザ・コースターズのために書いた《Searchin’》の演奏は、エドガー・ウィンターの若い時代の録音からインスピレーションを授かったと言います。
 オルパナの音楽の性格がすべて反映したというプログラム。「ホンキートンク」気分いっぱいのセッションが展開します。『兄弟』に参加したエレクトリックベース奏者のユーソ・ノルドルンドが、共同制作、24 トラックのフルアナログによる録音とミクシングを担当しました。
 

NCD 48
(SACD HYBRID)
\2300
クリスマスの夜よ
 P.J.ハンニカイネン(1854-1924):クリスマスの鐘
 フランス伝承曲(ティモ・ラークソ 編曲):はるか遠くの飼い葉桶
 トイヴォ・クーラ(1883-1918):祈り
 ミッコ・シドロフ(1985-):聖なる夜
 マイケル・ヘッド(1900-1976):ベツレヘムにつづく小さな道
 セリム・パルムグレン(1878-1951)(イルッカ・クーシスト 編曲):
  そして、聖母マリアは幼子を抱き
 ユッシ・シュデニウス(1972-):薄霧の中の声
 リーサ・マトヴェイネン(1961-):クリスマスの小鳥
 P. J. ハンニカイネン(1854-1924):クリスマスの星
 ミッコ・シドロフ(1985-):クリスマスの夜に
 アイルランド伝承曲(フィリップ・W・J・ストップフォード 編曲):
  ウェクスフォード・キャロル
 レーヴィ・マデトヤ(1887-1947)(エッラ・キヴィニエミ 編曲):
  天使のクリスマスの歌
 アハティ・ソンニネン(1914-1984):クリスマス賛歌
 マルッティ・ヘラ(1890-1965): 静かなクリスマスキャロル
 R. ラーラ(ベルント・サルリン)(1886-1971)(メルヤ・ラヤラ 編曲):
  クリスマスの朝の教会
 シュレジェン伝承曲:巡礼の旅路で
リタ・ヴァロネン(指揮)
カンティノヴム室内合唱団
エミリ・ロジエ(ソプラノ)
 これぞ本流!フィンランドのクリスマス

 制作: リタ・ヴァロネン/録音: マッティ・ヘイノネン/Multichannel/stereo

 フィンランド、ユヴァスキュラの室内合唱団、カンティノヴムのクリスマス・アルバム。カンティノヴムは1989 年の創設。ユヴァスキュラ応用科学大学(JAMK)のレジデント合唱団です。約30 名のメンバーは JAMK とユヴァスキュラ大学の学生、職員から構成されています。ラテン語の “canti” と“novum” を合わせた「新しい歌」の団名に示されるとおり、彼らのために作曲された曲や新しい曲を歌うことに 活動の主眼が置かれています。
 芸術監督のリタ・ヴァロネンはハンガリー生まれ。フェレンツ・リスト・アカデミーで学び、トヌ・カリユステ、ヨルマ・パヌラ、ステファン・ショルドにも師事しました。JAMK で合唱指揮の主任講師を務め、1993 年からカンティノヴムを指揮しています。2004 年にはフィンランド合唱指揮者協会の最優秀指揮者に選ばれ、海外のワークショップでも活躍しています。
 『クリスマスの夜よ』は、彼らが自主制作したディスクにつづく4 枚目のアルバムです。P・J・ハンニカイネンの《クリスマスの鐘》、クーラの《祈り》、トラッド・ヴォーカルグループ、スデン・アイカのリーサ・マトヴェイネンの《クリスマスの小鳥》など新旧のフィンランドのキャロルと各国のクリスマスキャロルによるプログラム。イギリスのマイケル・ヘッドの《ベツレヘムにつづく小さな道》とアイルランド伝承の《ウェクスフォード・キャロル》のソロをシベリウス・アカデミーに学んだカナダのソプラノ、エミリ・ロジエ が歌っています。




LIMEN



CDVD024 C024
(CD + DVD)
\3100→\2890
シューマンの「交響的練習曲」の前身
  「フォン・フリッケンの主題による変奏曲」世界初録音!
 グレゴリオ・ナルディ・リサイタルVol.2

 (1)リスト:バッハの名による前奏曲とフーガ
 (2)同:バッハの「泣き、嘆き、悲しみ。おののき」による前奏曲
 (3)ショパン:バラード第1 番ト短調Op.23
 (4)同:前奏曲嬰ハ短調Op.45
 (5)シューマン:フォン・フリッケンの主題による変奏曲
 (6)ベートーヴェン:前奏曲ヘ短調WoO55
 (7)同:ピアノ・ソナタ第31 番変イ長調Op.110
グレゴリオ・ナルディ(Pf)
 
 録音:2013 年リメン音楽スタジオ/STEREO、NTSC、69’ 14”

 シューマンの初期未知作品の録音で注目されたイタリアのピアニスト、グレゴリオ・ナルディ待望の新譜登場です。1964 年生まれで、ヴィルヘルム・ケンプ最後の弟子だった祖父にピアノの手ほどきを受け、ルービンシュタイン国際コンクール等に入賞しています。音楽学者としても健筆をふるい、ピアニズムの歴史やユダヤ人作曲家の研究は高い評価を受けています。
 今回のアルバムはリスト、ショパン、シューマン、ベートーヴェンの作品を集めていますが、シューマンの「フォン・フリッケンの主題による変奏曲」は世界初録音とされています。しかし、主題を聴けば名作「交響的練習曲」と同じことに驚かれるはず。交響的練習曲の初版は1837 年に出版されましたが、難産で1834 年来試作が繰り返されました。
 「フォン・フリッケンの主題による変奏曲」はその最初のもので、主題と8 つの変奏から成ります。変奏のいくつかは決定稿や遺作変奏と同じですが、全く未知なものもあり興味津々。シューマンに関心のある向き必携です。
 ナルディの演奏は楷書的な正確さに加え、透明な味わいに富む清潔なもので、非常に魅力的。オルガン曲が原作のリスト作品や、ショパンのバラードも語り口の巧さに引き込まれます。またベートーヴェンの31 番も浄化された天上の世界に浸れます。
 このアルバムの特徴は、CD 盤と同内容のDVD が収められていること。全曲の指遣いやペダルが非常な参考になります。
 

CDVD015 C015
(CD + DVD)
\3100
レティシア・ミキエロン・リサイタルVol.2
 (1)ドビュッシー:前奏曲集第2 巻
 (2)ラヴェル:ラ・ヴァルス
レティシア・ミキエロン(Pf)
 ドビュッシーの影の無限なる展開を味わえる演奏

 録音:2013 年リメン音楽スタジオ/STEREO、NTSC、49’ 13”

 イタリアの才媛レティシア・ミキエロンは、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集やショパンの全ピアノ曲録音に挑戦していますが、今回のアルバムはドビュッシー。作曲家でもある彼女独自の解釈が新鮮。「影の神秘」というアルバム・タイトルが付けられ、印象主義音楽の光と影を絶妙に表現しています。
 CD 盤と同内容のDVD が収められていて、全曲の指遣いやペダルが非常な参考になります。
 

CDVD011 C011
(CD + DVD)
\3100
イヴァン・フェデレ作品集
 (1)弦楽四重奏曲第4番「パリムプセスト」(2006)
 (2)パロールとパラブラス〜ソプラノとチェロのための4つの小品 (2000)
 (3)モロロジャ・ケ・エロティカ〜ソプラノと弦楽四重奏のための (2010 /11)
プロメテオ弦楽四重奏団
ヴァレンティーナ・コラドナート(Sop)
 オタク音楽の極み、スペクトル楽派フェデレの世界

 録音:2011 年リメン音楽スタジオ/STEREO、NTSC、60’ 33”

 イヴァン・フェデレは1953 年生まれのイタリアの作曲家。ドナトーニの弟子で、倍音成分を解析して素材とする「スペクトル楽派」に属しているとされます。チェロを偏愛していて、日本でも2007 年にジャン=ギアン・ケラスが「虹」という新作を初演して注目されました。今年9 月に来日公演を行ったプロメテオ弦楽四重奏団が怪演を繰り広げています。
 「パロールとパラブラス」はチェロ伴奏による4 つの歌曲。最初のふたつは「マルセイエーズ」と「サ・イラ」のフランス語詞、後2 曲はチェ・ゲバラ讃のスペイン語詞による政治色を感じさせるものとなっています。
 CD 盤と同内容のDVD が収められています。




PROFIL



PH 14040
\2500→\2290
「フォーカス・チェロ」
 ・ヴィヴァルディ:2つのチェロのための協奏曲ト短調RV 531
 ・ロッシーニ:涙(エリオドロ・ソリマ編/チェロと弦楽オーケストラのための)
 ・パガニーニ:ロッシーニの「モーゼ」の主題による一本の弦での変奏曲
  (トーマス・デメンガ編/チェロと弦楽のための)
 ・レスピーギ:アダージョと変奏
 ・ヴォルフ:イタリアのセレナード
 ・ロベルト・モリネッリ:ツイン・レジェンズ
 ・ペテリス・プラキディス:パスティッチョ・ア・ラ・ロッシーニ
 ・ジャン・カルロ・メノッティ:2 つのチェロと管弦楽のための組曲
パブロ・フェランデス(チェロ)
ベネディクト・クレックナー(チェロ)
アナスタシア・コベキナ(チェロ)
エドガー・モロー(チェロ)
ハインリヒ・シフ(指揮)
クレメラータ・バルティカ
 エドガー・モロー、パブロ・フェランデスほか気鋭のチェリスト4 名による華麗なる饗宴、共演はハインリヒ・シフ指揮クレメラータ・バルティカ

 収録:2013 年10 月7-11 日/シュロス・ノイハルデンベルク、大ホール、2013 年10 月4 日クロンベルク、シュタットハレ(レスピーギのみ)/ステレオ

 1991 年マドリードに生まれたスペインの気鋭パブロ・フェランデス、1994 年パリ生まれのエドガー・モローほか、「クロンベルク・アカデミー」に学んだ4 人の若きチェリストと、アカデミーのオーケストラ・イン・レジデンスを2008 年より務めるクレメラータ・バルティカの出会いによって生み出されたアルバム。
過去3 世紀に亘るイタリア、およびイタリアにインスパイアされたチェロ曲8 篇は、ヴィヴァルディの協奏曲に始まり、ロッシーニ、パガニーニ、ヴォルフによるおなじみのナンバー、さらにはラトヴィアの現代作曲家プラキディスや、ジャズのテイスト薫るモリネッリを経て、最後は、語法は後期ロマン派のものを用い、様式的にはバロック期の伝統的な特徴である舞踊組曲を採用したメノッティの作品で閉じられるという凝った構成となっています。
 指揮は、自身もやはりチェロの名手で、1985 年以降は指揮者としての活躍も目覚ましいハインリヒ・シフ。
 未来の巨匠の腕前のほどと併せて、チェロをよく知る大家の指揮ぶりにも注目です。
 

PH 14047
\2500
モーツァルト、ピアノ協奏曲「ジュノーム」& 第12番ライヴ
 モーツァルト:
  ・ピアノ協奏曲第12番イ長調KV 414
  ・ピアノ協奏曲第9番変ホ長調KV 271「ジュノーム」
エカテリーナ・リトヴィンツェヴァ(ピアノ)
ヘリベルト・バイセル(指揮)
ボン・クラシック・フィルハーモニー
 2014 年チッタ・ディ・カントゥ国際ピアノコンクール最高位エカテリーナ・リトヴィンツェヴァによるモーツァルト、ピアノ協奏曲「ジュノーム」& 第12番ライヴ、録音エンジニアはホルガー・ジードラー

 収録:2013 年11 月7 日/テアーター・メッペン(ライヴ)/DDD、ステレオ、56’27”

 エカテリーナ・リトヴィンツェヴァは、1986 年にロシア連邦の極東管区、オホーツク海に面するマガダンに生まれたピアニスト。1994 年から2001 年まで同じく極東チュクチ自治管区のアナディリの児童音楽学校で手ほどきを受けて才能を開花させ、15 歳の時に家族でモスクワに移住。2002 年から2006 年までワルシャワの国立ショパン音楽学校でイリーナ・ガブリーロワのクラスで学び、ディプロマを取得しています。
 アレクサンドル・ムンドヤンツ、エカテリーナ・デルジャヴィナにも師事し、ロベルト・クーレック、ルドルフ・ケレル、アンジェイ・ヤシンスキらのマスタークラスも受講しているリトヴィンツェヴァが、2014 年にイタリアの「チッタ・ディ・カントゥ国際ピアノコンクール」で弾いて最高位と聴衆賞を獲得したのが、ここに収められているモーツァルトのピアノ協奏曲第12 番でした。
 このアルバムは、その前年に、かねてより実演でコラボを重ねてきたベイセル率いるボン・クラシック・フィルハーモニーと、同じモーツァルトの「ジュノーム」というプログラムでおこなったコンサートをライヴ収録したものです。
 ボン・クラシック・フィルハーモニーは、1959 年にボンでヘリベルト・ベイセルが結成したクール・ケルニッシェ管弦楽団がその前身で、1986 年の改称を経て今日に至るオーケストラ。当初は、ボンに置かれていたクール・ケルン宮廷の音楽に光をあてるという理念のもと、現在では、ウィーン古典派の作品もメイン・レパートリーに加えつつ、時代様式に応じて最大60 人規模まで柔軟に編成を発展させ活動しています。
 ここでの演奏は第1 ヴァイオリン6、第2 ヴァイオリン5、ヴィオラ4、チェロ3、コントラバス1、オーボエ2、ホルン2 というもので、見通しのよいサウンドがなんとも魅力。ピアノとの絶妙な距離感はあたかも室内楽を聴くかのような親密な空気でたまりません。
 レコーディングは、アーティスティック・ディレクターにトンマイスターのマルティン・ルスト、サウンド・エンジニアがホルガー・ジードラーという顔ぶれで、いずれもTHS Medien Dormagen のチームが担当。とくにProfil のライヴ音源の復刻で評価の高いジードラーの名前がクレジットされているのは注目されるところです。




CENTAUR



CRC 3350/3351
(2CD)
\4800→\4390
ヴィヴィアナ・ソフロニツキー
 シューベルト:ピアノ三重奏曲集

  ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調 D.898,Op.99
  ピアノ三重奏曲第2番変ホ長調 D.929,Op.100
ヴィヴィアナ・ソフロニツキー(フォルテピアノ)
ラースロー・パウリク(ヴァイオリン)
セルゲイ・イストミン(チェロ)
 ヴィヴィアナ・ソフロニツキー!パウリク&イストミンとのシューベルト!

 アレクサンドル・スクリャービン、ウラディーミル・ソフロニツキーの系譜を受け継ぐロシアのフォルテピアニスト、ヴィヴィアナ・ソフロニツキーが、アメリカのCentaur Recordsから登場。インマゼールが主宰するアニマ・エテルナの首席奏者として活躍した、ラースロー・パウリク&セルゲイ・イストミンとともに贈るシューベルトのピアノ三重奏曲第1番&第2番。
 今回ヴィヴィアナ・ソフロニツキーが弾くフォルテピアノは、これまでも録音や来日コンサートで協力してきた名パートーナーであり、楽器考証の世界的権威であるポール・マクナルティの復元による、1819年頃製コンラート・グラーフ(Op.318)。
 ウラディーミル・ソフロニツキーの愛娘ヴィヴィアナ・ソフロニツキーと現代の名工ポール・マクナルティの名コンビで、ベートーヴェンやショパン、シューマン夫妻などが愛用した "Imperial Royal Court Forteiano Maker" コンラート・グラーフの音色を現代に蘇らせる。

 ※録音:2011年11月、ドモヴィナ・ホール(プラハ、チェコ)



 

CRC 3333
\2400
C.P.E.バッハ:識者と愛好家のためのソナタ集第3集
 ロンド第1番ホ長調 Wq.57/1, H.265
 ソナタ第1番イ短調 Wq.57/2, H.247
 ロンド第2番ト長調 Wq.57/3, H.271
 ソナタ第2番ニ短調 Wq.57/4, H.208
 ロンド第3番ヘ長調 Wq.57/5, H.266
 ソナタ第3番ヘ短調 Wq.57/6, H.273
 ソナタ第3番の第1楽章(2013年版)
 ソナタ ハ長調 Wq.65/16, H.46
プリーシ・デ・シルヴァ
 (フォルテピアノ、チェンバロ)
 カリフォルニア州クレアモントのピリオド・アンアンブル、コン・ジョイアの創設者であり、東南アジア、スリランカ出身の女流鍵盤奏者プリーシィ・デ・シルヴァ。C.P.E.バッハのスペシャリストであるシルヴァによる、晩年に出版されたC.P.E.バッハの鍵盤作品の代表作「識者と愛好家のためのソナタ集」。第1集(CRC 3279)、第2集(CRC 3288)に続く「第3集 Wq.57」でも、フォルテピアノとチェンバロを巧みに弾き分けている。

 ※録音:2012年7月18日−21日&2013年4月17日−20日、フェデレーション・コンサート・ホール(オーストラリア)
 

CRC 3353
\2400
マーラー、グラズノフ、フランクの室内楽作品集
 マーラー:交響曲第5番より 「アダージェット」
  (ナース編ピアノ五重奏版)
 グラズノフ:弦楽四重奏曲第5番ニ短調
 フランク:ピアノ五重奏曲ヘ短調
タオ・リン(ピアノ)
デルレイ弦楽四重奏団
 中国系アメリカ人ピアニスト、タオ・リン、南フロリダのクヮルテット、デルレイ弦楽四重奏団による、マーラー、グラズノフ、フランクの室内楽作品集。様々な編曲でも演奏されるマーラー屈指の名曲「アダージェット」のピアノ五重奏版は、イギリスのヴァイオリニスト、ジェレミー・ナース(b.1959)がデルレイ弦楽四重奏団のために編曲したもの。

 ※録音:2013年3月22日−24日、ヒット・ファクトリー・スタジオ(フロリダ)
 

CRC 3367
\2400
ソフィア・アグラノヴィチによるブラームス&シューマン
 ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲 Op.35
 シューマン:交響的練習曲 Op.13
 シューマン(リスト編):愛の歌 《献呈》 Op.25-1, S.566
ソフィア・アグラノヴィチ(ピアノ)
 ウクライナ出身、スタインウェイ・アーティストとして北米を中心に世界で活動するピアニスト、ソフィア・アグラノヴィチによるブラームス&シューマン。高い技巧の「パガニーニ変奏曲」から美しく歌う「献呈」まで、気高いスタインウェイの音色でドイツ・ロマン派の名曲が披露されている。

 ※録音:2013年9月6日−10月11日、シーン・スタインウェイ・スタジオ(ニュー・ヨーク)
 

CRC 3389
\2400
フランスの性格的小品集
 ドビュッシー:版画
 セヴラック:
  セルダーニャ - 5つの絵画的練習曲第3番「遍歴楽師と落ち穂拾いの女」
 シャブリエ:10の絵画風小品より 第4番、第8番
 メシアン:前奏曲より 第1番、第3番、第8番
 シャミナード:
  6つの演奏会用練習曲第2番 「秋」 Op.35-2
  6つの無言歌第1番 「回想」 Op.76-1
 ラヴェル:鏡より 第3番、第5番
 ケックラン:ペルシアの時 Op.65より 第5番、第7番、第11番
 プーランク:ナポリ
シンディ・リン(ピアノ)
 シンディ・リンは、ピアノ演奏において、カリフォルニア大学で学士号を、ボストン音楽院で修士号を、メリーランド大学で博士号をそれぞれ取得し、フランス音楽とアメリカの現代音楽を得意とするピアニスト。ドビュッシーやラヴェル、シャブリエなどフランスの作曲家達による、様々な情景や感情などを自由に表現した「性格的小品集」は、シンディ・リンの多彩な表現力が魅力的に発揮されている。

 ※録音:2013年5月18日、7月2日−3日、アイオワ州立大学
 

CRC 3375
\2400
シュールホフ:ピアノ作品集
 ジャズ・ダンス組曲
 11のインヴェンション Op.36
 ソナタ第3番
 ピアノのためのパルティータ
ミハル・タル(ピアノ)
 ジャズや実験音楽の要素を取り入れた20世紀チェコの作曲家、エルヴィン・シュールホフ(1894−1942)のピアノ作品集。
 ミハル・タルは、イスラエルのテルアビブ生まれ、イスラエルと欧米を中心に活動するピアニスト。ダラス国際コンクールをはじめ、数々のコンクール受賞歴を持ち、エルサレム・ミュージック・センターのヤング・ピアノ・コースの芸術監督を務めている。

 ※録音:2013年6月、エルサレム・ミュージック・センター
 

CRC 3370
\2400
アウト・オヴ・キャラクター 〜
 クラシカル・アンド・ジャズ・コネクションIII

  デロニー:アウト・オヴ・キャラクター
  マクホルム:スリー・コンセプションズ
  ラインハルト(デロニー編):ヌアージュ
  エヴァンス:イン・メモリー・オヴ・ヒズ・ファザー
  フーパー:
   トリアディック・オデッセイ、ジャッジド・エッジ、
   セレニティ、ミニット・アンド・ア・ハーフ・ワルツ
  ジョビン(デロニー編):ハウ・インセンシティヴ
  ワンダー(デロニー編):イフ・イッツ・マジック
ウィリス・デロニー(ピアノ)
 「ニュー・ワールド・ア・カミング(CRC 2468)」、「ダブル・ダンス(CRC 2914)」に続く、クラシックとジャズのクロスオーバー第3弾。
 ジャズ&クラシックのピアニスト、指揮者、室内楽奏者、作曲者、アレンジャーとしてマルチな才能を発揮するウィリス・デロニーのアレンジによる、ビル・エヴァンス、ジャンゴ・ラインハルト、アントニオ・カルロス・ジョビン、スティーヴィー・ワンダーは、クラシック・ピアノ・ファン、ジャズ・ピアノ・ファンともに楽しめるだろう。

 ※録音:2013年8月8日−10日、ルイジアナ州立大学





<メジャー・レーベル>

DHM


8887501075-2
\2500
カペラ・デ・ラ・トーレ / イサベル〜女王の音楽
 フアン・デル・エンシーナ:『Amor con fortuna』,
 作者不詳:『Pase el agoa』,
 フランシスコ・デ・ペニャローサ:『Por las sierras de Madrid』,
 作者不詳:『Con amores, mi madre』,
 作者不詳:『A la caca!』,
 作者不詳:『Dale, si le das』,
 フランシスコ・デ・ラ・トレ:『Danza alta』,
 作者不詳:『Viv' el gran reDon Ferrando』,
 作者不詳:『O triunfante dona』,
 作者不詳:『Al alva venid, buen amigo』,
 作者不詳:『L'amor, dona, che io te porto』、
 作者不詳:『Dolce amoroso focho』,
 フランシスコ・デ・ラ・トレ:『Justa fue mi perdicion』,
 作者不詳:『Entra mayo y sale abril』,
 フアン・デ・ウレダ:『Nunca fuepena mayor』,
 作者不詳:『Tres morillas』,
 作者不詳:『Dindirin』,
 フアン・デル・エンシーナ:『Triste Espana sin ventura』,
 エンリケ:『Mi querer tantovos quiere』,
 フアン・ポンセ・デ・レオン:『Alegria, alegria』,
 作者不詳:『Vesame y abracame』,
 ガブリエル・メナ:『La bella malmaridada』,
 フアン・デル・エンシーナ:『Daca, bailemos, carillo』,
 フアン・デル・エンシーナ:『Si abra en este baldres』,
 作者不詳:『Mino amor』,
 作者不詳:『Dios te salve, cruzpreciosa』,
 フアン・デル・エンシーナ:『Oy comamos y bebamos』,
 フアン・デル・エンシーナ:『Rodrigo Martinez』
カペラ・デ・ラ・トーレ
(ルネッサンス・アンサンブル)
 「子守歌〜ルター派のクリスマスの音楽」と同時発売されるドイツのピリオド楽器管楽アンサンブル“カペラ・デ・ラ・トーレ”のニュー・アルバムは、トラスタマラ朝のカスティーリャ女王、イサベル1世(1451-1504)のための音楽を収録したもの。
 イサベルはコロンブスへの新大陸進出に援助をした事でも知られ、熱狂的なカトリック教徒でもありました。また彼女が築いた国の基礎はスペインに黄金時代をもたらしました。もちろん当時遣えていた作曲家らは、宮廷のために音楽を献呈。カトリック聖歌、セファルディ、そしてイスラムやアラブ圏の音楽などが大きく影響を与えた当時のスペインの音楽・・・、そうした宮廷のための音楽と世俗音楽を取り混ぜられ生まれた、厳格さ、技巧的性格、親しみにも溢れた音楽をお楽しみいただけます。
 【録音】2010年2月, ドイツ、エルツゲビルゲ、アルベルナウ、聖ヨハニス教会 



<映像>

 

ACCENTUS MUSIC(映像)

philharmonia ● rec

この度ドイツの映像系レーベルACCENTUS MUSIC が、スイスの名門歌劇場チューリッヒ歌劇場の独自レーベルphilharmonia ● rec の取り扱いを開始いたしました。
チューリッヒ歌劇場は、世界の名だたるオペラハウスをおさえて、2014 年最優秀オペラハウスに選ばれるなど、今最も世界中から注目されている歌劇場です。


PHR 0203
(DVD)
\3000→\2690
ルイージ指揮チューリッヒ歌劇場による「リゴレット」!
 タチヤナ・ギュルバカ新演出

  ヴェルディ:歌劇「リゴレット」
マントヴァ公爵:サイミール・ピルグ
リゴレット:ジョージ・ぺターン
ジルダ:アレクサンドラ・クルザク
スパラフチーレ:アンドレア・マストローニ
マッダレーナ:ジュディス・シュミット
ジョヴァンナ:ジュリア・ライリー 、他
ファビオ・ルイージ(指揮)
チューリッヒ歌劇場管弦楽団&合唱団
 今最も旬なオペラハウス、チューリッヒによる「リゴレット」タチヤナ・ギュルバカの新演出にも注目!

 演出:タチヤナ・ギュルバカ/舞台、照明:クラウス・グリューンベルク/衣装:ジルケ・ウィレット
 収録:2014 年6 月チューリッヒ歌劇場(ライヴ)
 画面:NTSC 16:9、音声:PCM ステレオ、DD5.1、DTS5.1、リージョン:All、本編:124’ 39、ボーナス:15’ 07、字幕:独、英、仏

 映像第1 弾は、ルイージが得意とするヴェルディ作品から「リゴレット」。演出は2013 年オペルン・ヴェルト誌で年間優秀演出家に選ばれたドイツのマインツ歌劇場のタチヤナ・ギュルバカが担当。舞台にあるのは、白いシーツがかけられた長机とパイプ椅子。非常にシンプルな舞台演出で、ストーリーと音楽はより明確になります。
 「リゴレット」の名演と言われるものには、その時代を代表するバリトン歌手が名を連ねていますが、ここではルーマニア出身のバリトン歌手ジョージ・ぺターン。2000 年にローマ歌劇場で「ラ・ボエーム」でオペラ・デビュー、2001 年にはウィーン国立歌劇場で「セビリアの理髪師」のタイトルロールを歌ってデビューし、好評を博しました。ここでも、ドラマティックな父親像を見事に歌い上げています。また売れっ子のテノール、サイミール・ピルグ。ポーランド出身の美しきソプラノ、アレクサンドラ・クルザクなど申し分ないキャスティングです。
 ルイージの指揮もメリハリの効いた演奏と、オーケストラの熱狂ぶりが舞台を盛り上げています。
























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