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第79号
メジャー・レーベル新譜(2)
2014.10.28〜2014.12.30


SONY



8887503872-2
\2600→\2390
ドメニコ・ノルディオ/イタリアン・ヴァイオリン・コンチェルト
 ① アルフレード・カゼッラ(1883-1947):
  ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.48
 ② マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):
  ヴァイオリン協奏曲第2番ト短調「預言者たち」
ドメニコ・ノルディオ(ヴァイオリン),
ティート・チェッケリーニ(指揮)
スイス・イタリア語放送管弦楽団
 ヴァイオリニストのドメニコ・ノルディオの、ソニー・クラシカルへのイタリア近現代ヴァイオリンのための協奏曲集第2弾!
 ヴィヴァルディの音楽の復興に努めたカゼッラは、ダヌンツィオやマリピエロとともに、近代イタリア音楽を普及させていました。
 このヴァイオリン協奏曲も、ラヴェル、ストラヴィンスキー、シェーンベルクらの表現主義的作曲法が取り入られており、直線的なフレーズ、庶民的なリズミカルな旋律を帯びた独特な響きが印象的です。
 カゼッラの弟子であったカステルヌオーヴォ=テデスコのヴァイオリン協奏曲は、ハイフェッツの委嘱作品。民族的な素材による作品で、旧約聖書やユダヤ教の典礼に基づいています。
 イタリアの20世紀の肖像ともいえるこれらの作品を、イタリアの名手ドメニコ・ノルディオが、これらの音楽を見事な解釈で演奏していきます。
 ノルディオは、16歳でヴィオッティ国際コンクール優勝。ロン=ティボー国際コンクール、フランチェスカッティ国際コンクールなどで優勝以来、プレイヤーとしてだけでなく、教育者としても世界的に知られています。
 【録音】2013年9月、スイス、ルガーノ、Auditorio Stelio Molo RSI (デジタル:セッション)
 

8884306453-2
\2600→\2390
マキシミリアン・ホルヌング /ハイドン&アザラシヴィリ:チェロ協奏曲
 ハイドン:
  『チェロ協奏曲第1番ハ長調 Hob. VIIb:1』
  『チェロ協奏曲第2番ニ長調 Hob. VIIb:2』,
 ヴァージャ・アザラシヴィリ(1936-):『チェロ協奏曲』
マキシミリアン・ホルヌング(チェロ)、
アントネッロ・マナコルダ(指揮)
カンマー アカデミー・ポツダム
 19歳の時ドイツ音楽コンクールで優勝し、同世代のチェリストの中で最も将来を嘱望されているマキシミリアン・ホルヌング。2014年4月、東京・春の音楽祭を含む初のリサイタル・ツアーでの来日では河村尚子と共演、「伸び伸びとして中身の濃い音」「魅力的な音や技巧が全開」と称賛されています。さらに2014年8月、サロネン/フィルハーモニア管と共演した「ドン・キホーテ」でのザルツブルク音楽祭デビューは、「ロストロポーヴィチとカラヤンの伝説的な名演に匹敵するほどの表現力の豊かさと美しい音色」と絶賛を受け、今最も輝いているチェリストとしての地位を確固たるものにしています。
 2014年3月、日本ツアーの直前にベルリンでレコーディングされた最新アルバムは、チェリストのベーシック・レパートリーたる名曲、ハイドンの2つの協奏曲を収録。ホルヌングにとっては、ドヴォルザークのチェロ協奏曲以来、2枚目の協奏曲アルバムとなります。
 バックは生き生きとした創造性あふれるリズム感を持ち、ソニー・クラシカルへのシューベルト交響曲チクルスも注目を浴びているアントネッロ・マナコルダ指揮するカンマー アカデミー・ポツダム。明快で躍動感にあふれた両端楽章、優美な歌心による中間楽章と、ホルヌングとオーケストラの和やかな共演によって、ハイドンの2曲が最も魅力的な作品として描き出しています。
 そしてハイドンの間には、グルジア出身のヴァージャ・アザラシヴィリ(1936年まれ)のチェロ協奏曲を収録。グルジア民族音楽の伝統を守り続けているアザラシヴィリの作品では、ホルヌングの別の面を見いだすこともできましょう。
 【録音】2014年3月、ベルリン、イエス=キリスト教会(デジタル:セッション)
 

8887503245-2
\2500→\2290
シモーヌ・ディナースタイン /ブロードウェイ・ラファイエット〜
 ラヴェル、ラッサー、ガーシュウィン:ピアノのための協奏曲集

 ①ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調
 ②フィリップ・ラッサー:
   ピアノ協奏曲「The Circle and the Child」[世界初録音]
 ③ガーシュウィン:ラプソディー・イン・ブルー[演奏]
シモーヌ・ディナースタイン(ピアノ)、
クリスチャン・ヤルヴィ(指揮)
ライプツィヒMDR交響楽団
 「ゴルトベルク変奏曲」を始めとしたJ.S.バッハの作品を堂々と演奏するかと思えば、シンガー・ソングライター、ティフト・メリットとコラボレーションしたクロスオーバーアルバムで独自の世界を表現し、また新しいファンを増やしたピアニスト、シモーヌ・ディナースタインの最新アルバムは、クリスチャン・ヤルヴィ率いるライプツィヒMDR交響楽団と共演したガーシュウィンとラヴェル、そしてラッサーのピアノ協奏曲集という、これまた驚きのアルバムです。
 このアルバムのコンセプトは、フランスとアメリカという大西洋を横断する2つの国の音楽の共通点と影響を探るというもの。
 ガーシュウィンは1920年代に実際にパリを訪れ、この国の印象を音楽に記しました。そして「ラプソディー・イン・ブルー」とラヴェルの「ピアノ協奏曲ト長調」には、リズムなど多くの点で共通項を備えています。
 アルバム・タイトルの「ブロードウェイ・ラファイエット」は、ジャケット写真が示しているようにニューヨーク地下鉄のブロードウェイ・ラファイエット駅のことですが、そもそもアメリカの独立戦争で活躍したフランスのラファイエット将軍に由来する地名でもあるので、アメリカとフランスとの歴史的関連性を示す符号としてアルバム・コンセプトを示すものでもあります。
 フィリップ・ラッサーはフランス人の母とアメリカ人の父を持つアメリカ在住の作曲家で、ディナースタインとは以前からの親友。テラークからリリースされた2008年のベルリン・コンサートでもラッサーの「バッハの主題による12の変奏曲」を弾いています。
 このピアノ協奏曲は2012年にディナースタインのために書かれた作品で、「バッハを尊敬している」というラッサーらしく、バッハのコラールが引用された清廉で美しい作品となっています。現在の彼女の姿だけでなく、現在のアメリカの音楽を真摯に捉えた1枚です。
 [録音]2014年7月、ライプツィヒ、MDRオーケストラザール(デジタル:セッション)
 http://www.sonymusic.co.jp/artist/simonedinnerstein/profile/

■FACTS
★マンハッタン音楽学校でソロモン・ミコウスキーに、ジュリアード音楽院でピーター・ゼルキンに学ぶ。またロンドンでは名ピアニストアルトゥール・シュナーベルの弟子、マリア・クリチオに学ぶ。
★1996年からピアティゴルスキー財団の主催によって介護施設や学校などで演奏会を行う。ルイジアナ国立刑務所内のアヴォイレス矯正センターで演奏した初のクラシカル・アーティストとなる。
★2005年、ニューヨーク、カーネギー・ホール・ワイル・リサイタル・ホールにおけるセルフ・プロデュースによるソロ・リサイタルでバッハ「ゴルトベルク変奏曲」を弾いて大きな注目を集める。
★2007年に発売した同曲のアルバムがテラークより発売され、発売後1週間でビルボード・クラシカル・チャートで第1位を獲得。
★同盤はニューヨーク・タイムズ紙、ロサンジェルズ・タイムズ紙、ニューヨーカー紙で「2007年のベスト・アルバム」に選定。
★2007年、ベルリン・フィルハーモニーでベルリン・デビュー・リサイタル。
★その模様を収めた2008年発売のセカンド・アルバム「ベルリン・コンサート」もクラシカル・アルバム・チャートで第1位を獲得。
★2010年、ソニー・クラシカルと専属契約を結び、6月、第1弾のバッハ・アルバムをベルリンで録音。9月、初来日を果たし、東京でバッハの「ゴルトベルク変奏曲」とクラヴィーア協奏曲第1番を演奏。
オフィシャル・ホームページ http://www.simonedinnerstein.com/



旧譜
シモーヌ・ディナースタイン

8869781742-2
\2500→\2290
Bach/ A Strange Beauty
ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685-1750):
 1.コラール「主イエス・キリストよ、われ汝に呼ばわる」BWV639[ブゾーニ編]
 2.クラヴィーア協奏曲第5番ヘ短調BWV1056

 3.コラール「たしかにその時は来れり」BWV307[ケンプ編]
 4.イギリス組曲第3番ト短調BWV808
 5.クラヴィーア協奏曲第1番ニ短調BWV1052

 6.コラール「主よ、人の望みの喜びよ」BWV147[ヘス編]
シモーヌ・ディナースタイン(ピアノ)
2,5. ベルリン国立歌劇場室内管弦楽団
[録音]2010年6月12日〜14日、ベルリン、ルンドフンクツェントゥルム、第1ホール(1-6)
 彼女の濃密で個性的なバッハ解釈が静かな感動を呼び起こす!!
 2007年、デビュー盤「バッハ:ゴルトベルク変奏曲」でいきなりビルボード・クラシカル・チャートNo.1となった美貌女流ピアニスト、シモーヌ・ディナースタイン。その濃密で個性的な演奏は欧米で静かな感動を呼び、熱心なフォロワーを生んでいる。
 ソニー・クラシカル移籍第1弾となる当オリジナル・アルバムのタイトルは『Bach: A Strange Beauty』。哲学者フランシス・ベーコンが「美」について記した「究極の美しさには、どこかに奇妙なところがあるものだ」に由来するこのタイトルは、まさにディナースタインにとってのバッハ像「バッハは表面的にみると厳格な様式で書かれているように思えるのですが、実のところバッハは常にその形式から逸脱しようとしているのです」と一致する。
 バレンボイムのもとで充実の極みにあるベルリン国立歌劇場の精鋭メンバーとともに奏でる協奏曲2曲に、イギリス組曲第3番とコラール前奏曲3曲が絶妙に組み合わされたカップリングはディナースタインならではの個性的なもの。
 ライナーノーツにはディナースタインのインタビューを掲載。
 

8869798943-2
\2500→\2290
シモーヌ・ディナースタイン, SONY 第2弾
1.バッハ:パルティータ第2番ハ短調BWV826
2.シューベルト:4つの即興曲D.899/作品90
3.バッハ:パルティータ第1番変ロ長調BWV825
シモーヌ・ディナースタイン(ピアノ)
 ソニー・クラシカル移籍第1弾となったバッハ・アルバム「Bach: A Strange Beauty」に続くニュー・アルバムは、ディナースタインのトレードマークでもあるバッハのパルティータ2曲に、シューベルトの4つの即興曲を組み合わせたもの。バッハとシューベルトの音楽に非常にはっきりした共通点を感じているディナースタインはこう語っています。

 「この2人の作曲家の器楽曲は、力強い『語り』や『歌』の要素を内包しています。ちょうど言葉のない『声』が、歌詞のない『メロディ』を紡ぎ出しているような。バッハとシューベルトの作品のメロディ・ラインは流れるようで、豊かな表情を持ち、まさに話しているような細かな抑揚が付けられているのです。ある瞬間に突然しゃべりだすんではないかとさえ思うくらいのね。言葉がしゃべられているかのように響くのです」

 前回のバッハ・アルバムは哲学者フランシス・ベーコンの言葉を引用したタイトルでしたが、今回のアルバムは、イギリスの詩人、フィリップ・ラーキン (1922〜1985)の「The Trees木々」という詩の中の、「The tress are coming into leaf/Like something almost being said木々は葉になる/まるで言葉がしゃべられているかのように」から取られています。
 バッハとシューベルトの傑作とされるピアノ曲に、ディナースタインが彼女ならではの個性的なあたたかみのある「声」をもたらした名演です。[録音]2011年(セッション/デジタル)
 

8888379597-2
\2500→\2290
シモーヌ・ディナースタイン(ピアノ)
 ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685-1750):
  インヴェンションとシンフォニア BWV772-801

 インヴェンション
  BWV 772-786第1番ハ長調 BWV 772第2番 ハ短調
  BWV 773第3番 ニ長調 BWV 774第4番 ニ短調 BWV 775第5番 変ホ長調
  BWV 776第6番 ホ長調 BWV 777第7番 ホ短調 BWV 778第8番 ヘ長調
  BWV 779第9番 ヘ短調 BWV 780第10番 ト長調 BWV 781第11番 ト短調
  BWV 782第12番 イ長調 BWV 783第13番 イ短調 BWV 784第14番 変ロ長調
  BWV 785第15番 ロ短調 BWV 786シンフォニア BWV 787-801第1番 ハ長調
  BWV 787第2番 ハ短調 BWV 788第3番 ニ長調 BWV 789第4番 ニ短調
  BWV 790第5番 変ホ長調 BWV 791第6番 ホ長調 BWV 792第7番 ホ短調
  BWV 793第8番 ヘ長調 BWV 794第9番 ヘ短調 BWV 795第10番 ト長調
  BWV 796第11番 ト短調 BWV 797第12番 イ長調 BWV 798第13番 イ短調
  BWV 799第14番 変ロ長調 BWV 800第15番 ロ短調 BWV 801
シモーヌ・ディナースタイン(ピアノ)
 シモーヌ・ディナースタイン、ソニー・クラシカルへのバッハ第2弾登場!
 2007年、自主制作したデビュー盤「ゴールドベルク変奏曲」がいきなりビルボード・クラシカル・チャートのトップになりセンセーショナルな注目を浴び、アメリカ屈指のバッハ・ピアニストとしての素晴らしさがクローズアップされたシモーヌ・ディナースタインの新たなバッハ・アルバムが登場します。2010年にソニー・クラシカルに移籍し、デビュー盤のバッハ・アルバム以降これまで4枚のアルバムを発表していますが、第2弾は、ピアノ学習者ならば必ず勉強する「インヴェンション(2声)とシンフォニア(3声)」(全曲)の新録音です。
 これら15曲は、バッハが鍵盤楽器の習熟のために書いた練習曲とされていますが、無味乾燥さとは無縁の、創意と工夫に満ちた作品群です。これらの驚くほど豊かな表情と美しい音色を引き出す手腕は、まさに「ディナースタイン・マジック」。グールドやP.ゼルキン、シフなど、ピアノによるこの曲集の過去の名盤は多々ありますが、このディナースタイン盤もそれらに伍して作品の多彩な魅力を伝える名盤群の一翼を担うアルバムとして聴き継がれていく充実の演奏です。
 [録音]2012年6月6日〜7日、ニューヨーク、アメリカン・アカデミー・オブ・アーツ・アンド・レターズ(インヴェンション)、2013年7月24日&25日、ニューヨーク、パーチャス・カレッジ、パフォーミング・アーツ・センター(シンフォニア)[1903年製ハンブルク・スタインウェイを使用]

 

8884307394-2
(14CD)
\5700→\4990
マックス・ゴバーマン/ハイドン:交響曲録音集
 フランツ・ヨーゼフ・ハイドン:
  [CD1]
   交響曲第1番 ニ長調, 交響曲第2番 ハ長調,
   交響曲第3番 ト長調, 交響曲第4番 ニ長調,
   歌劇『勘違いの不貞』序曲/
 [CD2]
   交響曲第5番 イ長調, 交響曲第6番 ニ長調『朝』,
   交響曲第7番 ハ長調『昼』/
 [CD3]
   交響曲第8番 ト長調『晩』, 交響曲第9番 ハ長調,
   交響曲第10番 ニ長調, 交響曲第11番 変ホ長調, 歌劇『薬剤師』序曲/
 [CD4]
   交響曲第12番 ホ長調, 交響曲第13番 ニ長調,
   交響曲第14番 イ長調, 交響曲第15番 ニ長調/
 [CD5]
   交響曲第16番 変ロ長調, 交響曲第17番 ヘ長調,
   交響曲第19番 ニ長調, 交響曲第20番 ハ長調,
   交響曲第21番 イ長調/
 [CD6]
   交響曲第22番 変ホ長調『哲学者』, 交響曲第23番 ト長調,
   交響曲第24番 ニ長調, 交響曲第26番 ニ短調『悲しみ』/
 [CD7]
   交響曲第27番 ト長調, 交響曲第32番ハ長調,
   交響曲第34番 ニ短調, 交響曲第35番 変ロ長調/
 [CD8]
   交響曲第37番 ハ長調, 交響曲第40番 ヘ長調,
   交響曲第41番 ハ長調/
 [CD9]
   交響曲第48番 ハ長調『マリア・テレジア』,
   交響曲第49番 ヘ短調『受難』, 交響曲第51番 変ロ長調/
 [CD10]
   交響曲第52番 ハ短調, 交響曲第55番 変ホ長調『校長先生』/
 [CD11]
   交響曲第56番 ハ長調, 交響曲第57番 ニ長調/
 [CD12]
   交響曲第60番 ハ長調『うかつ者』, 交響曲第65番 イ長調/
 [CD13]
   交響曲第92番 ト長調『オックスフォード』,
   交響曲第96番 ニ長調『奇蹟』, 歌劇『アチデとガラテア』序曲/
 [CD14]
   交響曲第98番 変ロ長調, 交響曲A 変ロ長調(第107番),
   交響曲B 変ロ長調(第108番)
マックス・ゴバーマン(指揮)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団
 「ウェストサイド・ストーリー」の初演を手掛けた男が目指したハイドン〜ピリオド楽器演奏を先取りし、1960年初頭にウィーンで録音された幻のハイドン交響曲録音の全貌が半世紀を経て復活!

 その革新的で独創性溢れる音楽活動でその名を残すアメリカの指揮者、マックス・ゴバーマン(Max Goberman 1911-1962)はフィラデルフィアで生まれ、神童として幼少時より音楽への才能を開花させ、カーティス音楽院でレオポルト・アウアーにヴァイオリンを、フリッツ・ライナーに指揮を学びました。
 10代でストコフスキー時代のフィラデルフィア管弦楽団のヴァイオリニストとなり、ライナーの勧めで指揮者に転向、自らニューヨーク・シンフォニエッタを設立し、コープランドやモートン・グールドなどの新しい音楽を積極的に紹介しました。
 ニューヨークシティ・オペラとバレエ劇場(アメリカン・バレエ・シアターの前身)での音楽監督として活動する傍ら、ブロードウェイ指揮者として人気を博し、「ビリオン・ダラーベイビー」「ホエアズ・チャーリー?」「ブルックリン横丁」などのヒット作を手がけました。
 中でも最も有名のが、バーンスタインの「ウェストサイド・ストーリー」と「オン・ザ・タウン」です(「ウェストサイド・ストーリー」のブロードウェイ・キャストの録音でも指揮しています)。 さらにゴバーマンは、ヴィヴァルディの全オーケストラ作品とハイドンの交響曲全曲をレコード録音し発売するために、会員性のメールオーダーで販売する自主レーベル「名作録音ライブラリー(Library of Recorded Masterpieces)」を設立。ウィーンとニューヨークで両プロジェクトに乗り出しましたが、ヴィヴァルディは「四季」を含む75曲を、ハイドンは44曲を録音したところで心臓発作に倒れ、51歳の若さで1962年の大晦日に急逝しました。
 今回13枚組のボックスセットとして世界で初めてCD化されるのは1960年から62年にかけて録音されたハイドンの交響曲の全てで、44の交響曲と序曲3曲が収録されています。
 音楽の本場ウィーンで、「ウィーン国立歌劇場管弦楽団」を起用して録音されたこれらの交響曲は、当時最新鋭の録音技術だった3トラックによるマルチ録音で収録され、演奏・音質ともに高いクオリティに到達していました。
 ゴバーマンは、ハイドンの交響曲を古典派の傑作として真摯にとらえ、当時としては最新の音楽研究の成果を取り入れることで、現在のピリオド楽器演奏の原型ともいうべき、スリムで新鮮な演奏を繰り広げています。
 ゴバーマンの急逝によってこの全集は未完に終わり、一部が1960年代にCBSの廉価レーベル「オデッセイ」でLP発売されましたが、LP用のマスターを作成する際にセンター・チャンネルをミックスしなかったため、木管と金管のバランスがきちんと反映されず、演奏の真価が伝わりませんでした。
 今回の世界初CD化にあたって、3トラックによるオリジナリル・アナログ・マスターテープから再度ミックスダウンとリマスターが行われ、歴史的に非常に重要な意味を持つゴバーマンの遺産が驚くほどの鮮度で蘇ります。
  [録音]1960〜1962年、ウィーン


 

8887501720-2
\2500→\2290
ソーニャ・ヨンチェヴァ /パリ、私の愛
 1) マスネ:歌劇『エロディアード』より「Celui dont la parole...Il est doux, il est bon」,
 2) プッチーニ:歌劇『妖精ヴィッリ』より「もしも私が小さな花だったなら」,
 3) グノー:歌劇『サッフォー』より「ここはどこ?」,
 4) マスネ:歌劇『ル・シッド』より「泣け、泣け、わが瞳よ」,
 5) オッフェンバック:歌劇『ホフマン物語』より「逃げてしまったの、雉鳥は」,
 6) プッチーニ:歌劇『ボエーム』より「あなたの愛の声に呼ばれて出た家に」,
 7) マスネ:歌劇『タイス』より「あなたですの!神父様」,
 8) ヴェルディ:歌劇『椿姫』より「不思議だわ!」,
 9) メサジェ:歌劇『お菊さん』より「恵みの太陽が輝く日」,
 10) ルコック:歌劇『百人のおとめ』より「私はため息と運命を呪う」
ソーニャ・ヨンチェヴァ(ソプラノ),
フレデリック・シャスラン(指揮)
バレンシア・コミュニティ管弦楽団(バレンシア州立歌劇場管弦楽団)
 今欧米で最も熱い注目を浴びているブルガリアの新星ソプラノ、ソーニャ・ヨンチェヴァのデビュー・アルバムがソニー・クラシカルから登場します。
 英国の権威ある『ガーディアン』紙が「彼女こそ現在進行形のスター!」と絶賛を惜しまないことからもその人気と実力がうかがえましょう。
 2010年のドミンゴ主宰による「オペラリア」コンクールで優勝して一躍注目を浴び、2013年のパリ・オペラ座での「ランメルモールのルチア」での圧倒的な成功を経て、2014年にはネトレプコの代役で「ファウスト」(マルグリート)をロンドン、ウィーン、バーデン=バーデンで歌い、まさにその名を世界的なものにしました。
 ラン・ラン、ヴィットリオ・グリゴーロ、フィリップ・ジャルスキーらとともに出演したパリのエッフェル塔前広場で行なわれた2013年の野外ガラ・コンサート(ガッティ指揮フランス国立管)の模様は先日NHK−BSでも放映されたばかりです。世界の主要オペラハウスが彼女に門戸を開くのみならず、スティングやエルヴィス・コステロとの共演などジャンルを超えたコラボレーションにも積極的です。
 ヨンチェヴァにとっての初レコーディングであり、専属契約を結んだソニー・クラシカルへのデビュー盤となるこのアルバムは、「パリ、私の愛」と題された、彼女の今を知る1枚。ヨンチェヴァの成功の舞台となったパリ、しかも19世紀に芸術・文化が花咲いた麗しき「ベル・エポック」時代のパリに焦点を当て、その時代に聴衆を魅了した美しいオペラ・アリアを集めています。
 「ボエーム」「ホフマン物語」「椿姫」など現在のヨンチェヴァをスターダムへとのし上げた十八番だけでなく、ほとんど聴かれることのない珍しい曲を含む、フランス・オペラとオペレッタからのアリアが選ばれた興味深い選曲が光ります。
 彼女の声はリリック・ソプラノをもう少し叙情的にしたもので、滴り落ちるような美しい響きを持っています。ルコック作品での華麗なコロラロゥーラ、「ル・シッド」での抒情性、そして通常はメッゾ・ソプラノが歌う「サッフォー」のアリアまでもその憂いに満ちた歌声でカバーしてしまう芸域の広さにも驚かされます。
 指揮はフランス・オペラでの優れた上演で知られるフラデリック・シャスラン、オーケストラはマゼールやメータら巨匠の薫陶を受けたバレンシア州立歌劇場管で、ヨーロッパで最も音響効果の優れたホールとされるバレンシアのパラウ・デ・ラ・ムジカのレコーディングによるクオリティの高いサウンドも聴きものです。
 【録音】2014年1月、バレンシア、パラウ・デ・ラ・ムジカ

[ヨンチェヴァからのメッセージ]
 「録音された音楽は、私にとっていつもとても大切なものでした。子供のころ、冷たく貧しかったブルガリアでは、クイーンであれピンク・フロイドであれ、マリア・カラスであれ、録音は私にとって外の世界に、たくさんの夢にむかって開かれていた最も大切な窓だったのです。
 ソニー・クラシカルという音楽家にとっても協力で忠実なファミリーの一員になれたことは私にとって非常に名誉なことです。これは美しい音楽に満ちた、エキサイティングなアドベンチャーの始まりなのです。」(ソーニャ・ヨンチェヴァ)

[ソーニャ・ヨンチェヴァ プロフィール]
 1981年、ブルガリア第2の都市プロヴディフ生まれ。生地で声楽とピアノを学び、ジュネーヴ音楽院でダニエレ・ボルストに師事。2007年、パリでウィリアム・クリスティが主宰するアカデミー「ジャルディン・ド・ヴォア(声の庭)」に選抜され、2012年にはサル・プレイエルで上演されたマルク・ミンコフスキ指揮の「ホフマン物語」にも出演。クリスティ指揮のモンテヴェルディ「ポッペアの戴冠」はVirgin ClassicsからDVD化されている。2010年のドミンゴ主宰による「オペラリア」コンクールで優勝して一躍注目を浴びた。2013年、パリ・オペラ座での「ランメルモールのルチア」で圧倒的な成功を収め、2014年にはネトレプコの代役で「ファウスト」(マルグリート)をロンドン、ウィーン、バーデン=バーデンで歌いセンセーションを巻き起こした。2015年1月にはメトで「椿姫」、2月はミュンヘンで「コジ・ファン・トゥッテ」(フィオルディリージ)、3月はモンテカルロで「ドン・ジョヴァンニ」(ドンナ・アンナ)、4月はチューリヒ・オペラで「ルチア」、5月はロンドンで「椿姫」と、錚々たる舞台が控えている。
 

8884307256-2
\2500
カルロ・ボッカドーロ/カルロ・ボッカドーロ:タイム・トラヴェル
 カルロ・ボッカドーロ:
  1) 『Mouvement』, 2) 『Dulcis Memoria』,
  3) 『La cenere degli astri』, 4) 『Aria di vetro』,
  5) 『Fasi lunari』, 6) 『Come polvere evento』
カルロ・ボッカドーロ(指揮),
ミラノ・ポメリッジ・ムジカーリ・オーケストラ,
ファブリツィオ・メローニ(クラリネット)
 カルロ・ボッカドーロ(1963-)は、ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院で作曲を学び、特にシンフォニックな作品、室内楽作品、演劇やミュージカルとのコラボレーションで高い評価を得ている作曲家。ルイ・アンドリーセンらとのユネスコのための作品を共作し、近年では、ミラノ・スカラ座フィル、フィレンツェ五月音楽祭、ローマ・サンタ・チェチーリア国立管弦楽団、シャイー&ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のための委託作品も手がけているほか、ジャズとのコラボレーションも行なうなどジャンルを超えた音楽活動を展開しています。
 このアルバムは、彼の代表する室内オーケストラのための作品を年代順に並べて収録したもので、「イタリアのポストモダン」とよばれた初期の作品から、あらゆる音楽的言語を取り入れた大胆な作品まで、彼の進歩的な変化を見ることができるものとなっています。クラリネット独奏には、ミラノ・スカラ座管弦楽団首席奏者であるファブリツィオ・メローニが参加しています。【録音】2012年6月, イタリア
 


8887503549-2
(2CD)
\3200→\2890
来年はメータ!
 ニューイヤー・コンサート2015

【収録予定曲】 *2014/10/14時点の情報です。
 ★この5曲はニューイヤー・コンサート初登場の作品。
  1.序曲「ウィーンの朝・昼・晩」(スッペ)
  2.ワルツ「オリエントからのメルヘン」作品444
   (ヨハン・シュトラウス2世)
  3.ポルカ「ウィーンの生活」作品218
  (ヨーゼフ・シュトラウス)★
  4.ポルカ「人が笑い生きるところ」作品108
    (エドゥアルト・シュトラウス)★
  5.ワルツ「オーストリアの村つばめ」作品164
   (ヨーゼフ・シュトラウス)
  6.ポルカ「ドナウの岸辺から」作品356
   (ヨハン・シュトラウス2世)
  7.常動曲作品257(ヨハン・シュトラウス2世)
  8.ワルツ「加速度」作品234
   (ヨハン・シュトラウス2世)
  9.ポルカ「電磁気」作品110(ヨハン・シュトラウス2世)
  10.ポルカ「蒸気を立てろ!」作品70
   (エドゥアルト・シュトラウス)
  11.ワルツ「エルベ河にて」作品477
   (ヨハン・シュトラウス2世)★
  12.シャンペン・ギャロップ(ロンビー)
  13.学生ポルカ作品263(ヨハン・シュトラウス2世)★
  14.自由の行進曲作品226(ヨハン・シュトラウス1世)★
  15.ワルツ「酒、女、歌」作品333
   (ヨハン・シュトラウス2世)
  16.ポルカ「粋に」作品221(エドゥアルト・シュトラウス)
 [アンコール]
  17.ワルツ「美しく青きドナウ」作品314
   (ヨハン・シュトラウス2世)
  18.ラデツキー行進曲作品228
  (ヨハン・シュトラウス1世) 他
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ズービン・メータ
 [録音]2015年1月1日、ウィーン、ムジークフェラインザールでライヴ・レコーディング予定

■巨匠ズービン・メータ5度目のニューイヤー登場。
 ウィーン・フィルの2015年ニューイヤー・コンサート、指揮は巨匠ズービン・メータ(1936年生まれ)が2007年以来5度目の登場です。学生時代にクラウディオ・アバドらとともに、ウィーンで名指揮者ハンス・スワロフスキーに学んだメータは、ウィーン・フィルとも所縁が深く、定期演奏会や音楽祭、海外ツアーの常連でもあり、1961年に初共演してから40年が過ぎた2001年にウィーン・フィルの名誉会員の称号を授与されています。ウィーン・フィルはメータについてこのように表明しています:「マエストロ・メータとは、50年以上にわたる音楽的なコラボレーションを経て、われわれとはとても近しい友情関係になっています」。

■ニューイヤー・コンサート初登場は5曲。
 今年も例年と同じく、アンコールの定番「美しく青きドナウ」「ラコッツィ行進曲」をはじめ、「ウィーンの村つばめ」「常動曲」「加速度」「酒、女、歌」などの有名曲と、「電磁気」「蒸気を立てろ!」「学生ポルカ」「自由の行進曲」など、比較的知名度が低いながらも聴きごたえのある作品が続々登場するのも聴き所の一つ。ニューイヤー・コンサート初登場曲は5曲です。

■ウィーン・フィルの響きを捉えた充実のサウンド
 鮮明な映像と音声は、たくさんの花で美しく彩られたウィーン・ムジークフェラインの黄金のホールでく広げられる音楽の饗宴を生々しく楽しむ贅沢を与えてくれます。
 CDは、オーストリア放送協会(ORF)収録によるTV放送の音声とは別に、2007年以来一貫してニューイヤー・コンサートのCD収録を担当してきているフリーデマン・エンゲルブレヒト率いるベルリンのテルデックス・スタジオのチームが収録に当たっています(したがってTV放送をもとに商品化されるDVD/ブルーレイディスクとは別音声・別編集・別ミックスということになります)。
 テルデックス・スタジオは、2000年のアーノンクール指揮の年で初めてニューイヤー・コンサートを収録し、それ以来レーベルを超えて最も数多くこのコンサートを収録するチームとなっています。
 収録の難しいムジークフェラインの音響特性を知り尽くした彼らならではの安定感のあるサウンドは、黄金のホールに響き渡る、香ばしく厚みのあるウィーン・フィルの輝きを見事にとらえています。
  

RCA



8869757761-2
\2600→\2390
オルガ・シェプス/ショパン・アルバム
 インターナショナル発売

 ショパン:
  『3つの新しいエチュード 第1〜3番』
  『練習曲第3番「別れの曲」Op.10-3』
  『練習曲第12番Op.25-12』『マズルカ 第40番 Op.63-2』
  『マズルカ 第41番Op.63-3』『バラード第1番Op.23』
  『夜想曲 Op. posth』『ワルツ第9番Op.69-1』
  『ワルツ第10番Op.69-2』『夜想曲第8番Op.27-2』
  『幻想曲 ヘ短調Op.49
オルガ・シェプス(ピアノ)
 アリアCDでは海外直輸入で販売していましたが、ようやくインターナショナルで発売になりました。

 現在ドイツを中心にヨーロッパで広く活躍するロシアのピアニスト、オルガ・シェプスのソニー・クラシカルへのデビュー・アルバムとなったショパン・アルバムです(2009年録音)。
 オルガは1986年にモスクワに生まれ、父から最初の音楽教育を受け、6歳のときにドイツに移住し、ヴァシリー・ロバノフに師事、多くの国際コンクールで賞を受賞し、世界中のオーケストラと共演を重ねています。
 このショパンのアルバムは、オルガにとって最初のセッション録音によるソロ・アルバムにしてソニー・クラシカルへのデビュー盤となったもの(2009年のルール・ピアノ音楽祭のライヴ録音とほぼ同時期の収録)で、真に瑞々しい感性に満たされたオルガの演奏の魅力をたっぷりと味わうことが出来ます。
 またこのアルバムは、ドイツの「エコー賞」(若手ピアニスト部門)において、アリス=沙良・オットと同位受賞を果たしたことでも知られています。まるで音が飛翔するかのような、輝かしいショパンです。
 なおオルガは、2015年1月に日本初来日することになっており、1月26日(月)日経ホール、1月31日(土)武蔵野市民文化会館でのリサイタルが予定されています。
 【録音】2009年10月、ベルリン、イエス・キリスト教会(デジタル:セッション)
 


8869780158-2
\2600→\2390
オルガ・シェプス/ロシアン・アルバム
 インターナショナル発売

 チャイコフスキー:『ナタ・ワルツ Op.51-4』『感傷的なワルツ Op.51-6』/
 グリンカ:『マズルカの思い出』/
 バラキレフ:『ひばり』/
 アレンスキー:『森の小川 Op.36-15』/
 バラキレフ:『園にて(牧歌的練習曲)』/
 ルビンシテイン:『舟歌 Op.93-3』/
 アレクセイ・ティトフ:『ワルツ ホ短調』『ワルツ ハ長調』『ワルツ ト長調』/
 スクリャービン:『ワルツ 変イ長調Op.38-4』/
 ラフマニノフ:
  『楽興の時 Op.16-4』『前奏曲 ニ長調Op.23-4』『前奏曲 ト短調Op.23-5』
  『前奏曲 変ト長調Op.23-10』/
 リャードフ:『音楽の玉手箱 Op.32』
オルガ・シェプス(ピアノ)
 今回ご案内している「ショパン・アルバム」に続いて、オルガが2010年にソニー・クラシカルに録音した2枚目のソロ・アルバムが、この「ロシアン・アルバム」です。
 幼い頃からドイツで過ごしているオルガですが、彼女の心の故郷はロシアにあるのでしょう。ラフマニノフをはじめ、リャードフやスクリャービン、グリンカなどロシア音楽の名品・佳品に潜む郷愁を繊細に、かつ力強く描き出す彼女の才能に驚くばかりです。ショパンとはまた違う感情表現をぜひ体感してみてください。

 オルガは、2015年1月に日本初来日することになっており、1月26日(月)日経ホール、1月31日(土)武蔵野市民文化会館でのリサイタルが予定されています。
 【録音】2010年8月、ベルリン、ブランデンブルク放送局小ホール(デジタル:セッション)
 


8884301470-2
(18CD)
\12000
海外直輸入につき完売の際はご容赦ください。
[スヴャトスラフ・リヒテル 生誕100年記念リリース]
 スヴャトスラフ・リヒテル ザ・コンプリート・アルバム・コレクション〜
  RCA&コロンビア・ライヴ&スタジオ録音集成

*初発売
**ソニー・クラシカル所蔵オリジナル・アナログ・マスターからの世界初CD化
+ソニー・クラシカル所蔵オリジナル・アナログ・マスターからの新規トランスファー&リマスター

【CD1、11〜18】ステレオ 【CD2〜10】モノラル

【CD1】+
  ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83
  エーリヒ・ラインスドルフ(指揮) シカゴ交響楽団
   [録音:1960年10月17日, シカゴ、オーケストラ・ホール(アメリカでの初録音/RCA)],
【CD2】**
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第3番ハ長調Op.2-3
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第9番変ホ長調Op.14-1
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第12番変イ長調Op.26「葬送」
  [録音:1960年10月19日, カーネギー・ホールでのライヴ(コロンビア)]
【CD3】**
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第22番ヘ長調Op.54
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調Op.57「熱情」
 [アンコール]
  シューベルト:即興曲 変イ長調 Op.90-4, D.899-4
  シューマン:幻想小曲集 Op.12-2「飛翔」
  ショパン:練習曲ハ長調 Op.10-1
  ショパン:練習曲ハ短調 Op.10-12*
   [録音:1960年10月19日, カーネギー・ホールでのライヴ(コロンビア)]
【CD4】**
 プロコフィエフ:田園風ソナチネ ハ長調 Op.59-3
 プロコフィエフ:風景 Op.59-2
 プロコフィエフ:思考 Op.62-3
 プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第6番イ長調 Op.82
  [録音:1960年10月23日, カーネギー・ホールでのライヴ(コロンビア)]
【CD5】**
 プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第8番変ロ長調 Op.84
 プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第8番変ロ長調 Op.84〜第3楽章*
  [録音:1960年10月23日, カーネギー・ホールでのライヴ(コロンビア)]
【CD6】**
 ハイドン:ピアノ・ソナタ第50番ハ長調 Hob.XVI:50
 シューマン:ノヴェレッテ Op.21〜第1, 2, 8曲
  [録音:1960年10月25日, カーネギー・ホールでのライヴ(コロンビア)]
【CD7】**
 ドビュッシー:ベルガマスク組曲
 ドビュッシー:映像 第1集
 ドビュッシー:喜びの島
 [アンコール]
  ドビュッシー:映像 第2集〜「葉ずえを渡る鐘の音」
  ドビュッシー:前奏曲集第1巻〜「野を渡る風」「アナカプリの丘」
   [録音:1960年10月25日, カーネギー・ホールでのライヴ(コロンビア)]
【CD8】**
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第7番ニ長調Op.10-3
 シューマン:ノヴェレッテ Op.21〜第1, 2, 8曲
  [録音:1960年10月28日, カーネギー・ホールでのライヴ(コロンビア)]
【CD9】**
 ラフマニノフ:前奏曲集 Op.23〜第1番嬰ヘ短調
 ラフマニノフ:前奏曲集Op.32〜第9番イ長調、第10番ロ短調、第12番嬰ト短調
 ラフマニノフ:前奏曲集Op.23〜第8番変イ長調
 ラフマニノフ:前奏曲集Op.32〜第1番ハ長調、第2番変ロ短調、第6番ヘ短調、第7番ヘ長調
 ラフマニノフ:前奏曲集Op.23〜第2番変ロ長調
 [アンコール]
  ラフマニノフ:前奏曲集Op.23〜第4番ニ長調*、第5番ト短調*、第7番ハ短調*
  ショパン:練習曲ホ長調 Op.10-3「別れの曲」
  ショパン:マズルカ ハ長調Op.24-2
  ドビュッシー:『映像 第2集〜「葉ずえを渡る鐘の音」*
  プロコフィエフ:「シンデレラ」Op.95〜ガヴォット
   [録音:1960年10月28日, カーネギー・ホールでのライヴ(コロンビア)]
【CD10】**
 シューマン:幻想曲ハ長調 Op.17
 ショパン:スケルツォ第4番ホ長調 Op.54
 ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
 ラヴェル:水の戯れ
 ラヴェル:鏡〜悲しい鳥たち
 スクリャービン:ピアノ・ソナタ第5番嬰ヘ長調 Op.53
 [アンコール]
  ラフマニノフ:前奏曲集 Op.32〜第12番嬰ト短調
  [録音:1960年10月30日, カーネギー・ホールでのライヴ(コロンビア)]
【CD11】
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15
  シャルル・ミュンシュ(指揮) ボストン交響楽団
  [録音:1960年11月2&3日, ボストン・シンフォニー・ホール(RCA)]
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第22番ヘ長調Op.54
  [録音:1960年11月29&30日, ニューヨーク、ウェブスター・ホール(RCA)],
【CD12】
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調Op.57「熱情」
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第12番変イ長調Op.26「葬送」
  [録音:1960年11月29&30日, ニューヨーク、ウェブスター・ホール(RCA)]
【CD13】
 ハイドン:ピアノ・ソナタ第50番ハ長調 Hob.XVI:50
 ショパン:スケルツォ第4番ホ長調Op.54
 ショパン:バラード第3番変イ長調Op.47
 ラフマニノフ:前奏曲嬰ヘ短調Op.23-1
 ラフマニノフ:前奏曲イ長調Op.32-9
 ラフマニノフ:前奏曲ロ短調Op.32-10
 ラフマニノフ:前奏曲嬰ト短調Op.32-12
 ラヴェル:水の戯れ
 ラヴェル:「鏡」〜第5曲 鐘の谷
  [録音:1960年12月26日, カーネギー・ホールでのライヴ(RCA)],
【CD14】
 プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第6番イ長調Op.82
 [アンコール]
  プロコフィエフ:束の間の幻影Op.22〜第3, 4, 5, 6, 8, 9, 11, 14, 15, 18曲
  [録音:1960年12月26日, カーネギー・ホールでのライヴ(RCA)]
【CD15】
 ハイドン:ピアノ・ソナタ第50番ハ長調 Hob.XVI:50*
 ショパン:スケルツォ第4番ホ長調Op.54
 ショパン:バラード第3番変イ長調Op.47 *
 ラフマニノフ:前奏曲嬰ヘ短調Op.23-1
 ラフマニノフ:前奏曲イ長調Op.32-9
 ラフマニノフ:前奏曲ロ短調Op.32-10
 ラフマニノフ:前奏曲嬰ト短調Op.32-12*
 ラヴェル:水の戯れ
 ラヴェル:「鏡」〜第5曲 鐘の谷
  [録音:1960年12月28日, ニューアーク、モスク・シアターでのライヴ(RCA)]
【CD16】
 プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第6番イ長調Op.82*
 [アンコール]
  プロコフィエフ:「シンデレラ」Op.95〜ガヴォット
  プロコフィエフ:束の間の幻影Op.22〜第4曲 アニマート
  ドビュッシー:前奏曲第1巻〜第5曲 アナカプリの丘
  ショパン:練習曲変イ長調Op.10-10
  ショパン:練習曲ハ短調Op.10-12「革命」
  ショパン:マズルカ ハ長調Op.24-2
   [録音:1960年12月28日, ニューアーク、モスク・シアターでのライヴ(RCA)]
【CD17】
 ブラームス:ピアノ・ソナタ第1番ハ長調Op.1
  [録音:1988年7月10日, リューベック、シュタットハレ(シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭)でのライヴ(RCA)]
 リスト:コンソレーション第6番
 リスト:ハンガリー狂詩曲第17番
 リスト:スケルツォと行進曲
 リスト:超絶技巧練習曲集〜第11番「夕べの調べ」
  [録音:1988年7月4日, ハッセルベルク(シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭)でのライヴ(RCA)]
 シューベルト:2つのスケルツォ D. 593〜第2番**
 シューベルト:アンダンテ イ長調 D. 604**
 シューベルト:17のレントラー D. 366〜第1, 3, 4, 5番**
  [録音:1977年9月27日〜10月2日, スネイプ、モールティングス(オールドバラ音楽祭)でのライヴ(CBS)]
【CD18】
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15
  クリストフ・エッシェンバッハ(指揮)
  シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭管弦楽団
  [録音:1988年6月7日,フレンスブルク( シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭)でのライヴ(RCA)]
 ショパン:練習曲集Op10〜第1, 2, 3, 4, 6, 11, 12番「革命」
  [録音:1988年6月10日,ハッセルベルク( シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭)でのライヴ(RCA)]

 20世紀最大のピアニストの一人、スヴャトスラフ・リヒテル(1915-1997)の生誕100年を記念し、RCAとコロンビア・マスターワークス(旧ソニー・クラシカル)に録音されたリヒテル音源をCD18枚に集大成した『ザ・コンプリート・アルバム・コレクション〜RCA&コロンビア・ライヴ&スタジオ録音集成』が発売されます。

 RCAとコロンビアから発売されたリヒテルの録音は、1960年にリヒテルが初めてアメリカを訪れた際にセッションおよびライヴで収録されたものがそのほとんどを占めており、当ボックスの18枚のうちCD1〜CD16までがそれらに相当します。

 その中でも目玉は何といってもリヒテル・ファンにとっては長らく幻の音源だった1960年10月のカーネギー・ホールでの歴史的な連続リサイタルのライヴ録音が、ソニー・クラシカル所蔵のオリジナル・アナログ・マスターから初めてCD化されることでしょう(CD2〜CD10)。1960年10月15日、シカゴ、オーケストラ・ホールでのラインスドルフ指揮シカゴ交響楽団と共演したブラームスのピアノ協奏曲第2番に始まり、同年12月28日、ニューアークのモスク劇場でのソロ・リサイタルまでの3か月にわたるリヒテルのアメリカ・デビュー・ツアーは、アメリカ音楽界にセンセーションを巻き起こしたのみならず、それまで鉄のカーテンのヴェールに包まれ謎の存在だったリヒテルの存在を大きくクローズアップし、その名声を世界的なものにしました。

 特に10月19日から30日にかけて5回行なわれたカーネギー・ホールでの連続ソロ・リサイタルは、ハイドン、ベートーヴェンからドビュッシー、ラヴェル、そしてラフマニノフやプロコフィエフにいたるリヒテルの途方もなく幅広いレパートリーを強く印象付けました。

 この5回のソロ・リサイタルは当時コロンビアのA&Rプロデューサーだったスカイラー・チェイピンのイニシアチブによって収録され、LP9枚分の音源が発売されました。いずれもすぐにカタログから消えてしまいLPでの再発売もほとんどなされず、しかもそのうち2枚分は、1970年、リヒテル最初の日本公演に際して日本でだけ当時創業直後のCBSソニーより発売されたレア・アイテムであったため、世界中のリヒテル・ファンが血眼になって中古LP市場を探していた貴重な音源です。

 これらの音源は2006年にカナダのDOREMIレーベルから6枚組のCDとして復刻されましたが、市販のLP盤からのいわゆる板起こしによるものでした。今回はソニー・クラシカルのテープ・アーカイヴに保管されていた門外不出のモノラル・アナログ・マスターを使用しての世界初のCD化となり、今回初めて発売される数曲の音源(*で表示)も含めて、その歴史的な連続リサイタルの全貌が明らかにされます。

 しかもCD化に当たっては、5回のリサイタルをLP発売時のカップリングを忠実に再現するのではなく、アンコール曲も含めて実際の演奏曲順に並べ変えられており、リヒテルのリサイタルの生々しい興奮を追体験できるようになっています。この一連のリサイタルにはアメリカ在住のピアニストや学生が多数詰め掛けましたが、12歳のギャリック・オールソンは「まだ幼かったその頃の私はゆっくりした楽章になると退屈し、その次に来る速い楽章を心待ちにしたものでしたが、ベートーヴェンのソナタ第3番の緩徐楽章を聴いたとき、金縛りにあったような気がしました」と語っています。

 またアルトゥール・ルービンシュタインは「シューマンの幻想曲のあとに弾かれた3曲のラヴェルは、あれほど美しい演奏を聴いたことがないと思えるほどだった。特に『悲しい鳥たち』はいまだに耳に残っている。そしてその後のスクリャービンのソナタ第5番は全くの啓示だった。ずいぶん前に私がロンドン初演を果たしたソナタだが、その時とはまったく異なる装いで演奏されたのだ。これこそ私たちがさんざん噂で聞かされてきたリヒテルというピアニストの凄さを体現したものだろう」と語り、5回連続リサイタルというアイデアに刺激を受けたルービンシュタインは翌年同じカーネギー・ホールで10回連続の歴史的なリサイタルを開催することになったのはよく知られています。

 さらにリヒテルの1960年のアメリカ・ツアーの最後の2回(12月26日のカーネギー・ホールと12月28日のニューアーク・モスク劇場)はRCAによってステレオ・ライヴ収録されていました。その一部はLP時代に発売され、さらにリヒテル没後の2001年になってカーネギー・ホールのライヴの全貌とモスク劇場のアンコール曲のみがCD化されましたが、今回のボックス化に当たっては、2日間の全演目がCD化され、コロンビア録音と同じく、日付別・演奏順に曲目が並べ替えられています(CD13〜16)。

 さらに、この1960年のツアー中にRCAによってセッション録音され、LP発売以来カタログから消えたことがない、永遠の名盤とも称すべきベートーヴェンの「熱情」、「葬送」、第22番のソナタ3曲(CD12)、ラインスドルフ指揮シカゴ交響楽団との共演となったブラームスのピアノ協奏曲第2番(CD1、これは今回新たにアナログ・マスターからリミックス、リマスター)、ミュンシュ指揮ボストン響との共演となったベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番(CD11)のほか、1988年にシュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭でライヴ収録され、リヒテル晩年の円熟期の至芸を記録したCD2枚分の音源が含まれています(CD17、CD18)。

 特筆すべきは1977年のイギリス・オールドバラ音楽祭でライヴ収録されたシューベルトの珍しいピアノ曲が、やはり世界で初めてCD化されていることでしょう。これはLP時代にCBSから発売された1977年のオールドバラ音楽祭の実況録音をまとめた3枚組LPの中に含まれていた音源で日本では発売されませんでした。中でもスケルツォD.539-2はリヒテル唯一の録音と思われます。

 ソニー・クラシカルが力を入れている復刻シリーズの一つ「オリジナル・アルバム・コレクション」の例にもれず資料面の充実も素晴らしく、56ページの別冊解説書には、歴史的ピアノ録音の権威ジェッド・ディストラーによる新規ライナーノーツ(コロンビア録音が行なわれ、すぐに市場から消えた経緯にも触れられています)のほか、リヒテルの未発表ポートレイト7枚、さらに初出情報・マトリックス番号も含む録音データを完備したトラックリストが掲載されています。全18枚はほぼ録音年代順に並べられており、特に1960年の録音の16枚は日付を追って聴いていくことによって、リヒテルの演奏の変化やセッションとライヴ録音でのアプローチの違いなどを詳細に聴き比べることが可能です。リヒテル・ファンのみならず、20世紀のピアノ演奏に興味がある方は必聴のボックス・セットといえるでしょう。

【仕様】各ディスクは初出LPおよびCDのジャケット・デザインを使用した紙ジャケットに封入クラムシェル・ボックス(サイズ128 x 127 x 55mm)に収納56ページの別冊解説書付き

DHM


8887501075-2
\2500
カペラ・デ・ラ・トーレ / イサベル〜女王の音楽
 フアン・デル・エンシーナ:『Amor con fortuna』,
 作者不詳:『Pase el agoa』,
 フランシスコ・デ・ペニャローサ:『Por las sierras de Madrid』,
 作者不詳:『Con amores, mi madre』,
 作者不詳:『A la caca!』,
 作者不詳:『Dale, si le das』,
 フランシスコ・デ・ラ・トレ:『Danza alta』,
 作者不詳:『Viv' el gran reDon Ferrando』,
 作者不詳:『O triunfante dona』,
 作者不詳:『Al alva venid, buen amigo』,
 作者不詳:『L'amor, dona, che io te porto』、
 作者不詳:『Dolce amoroso focho』,
 フランシスコ・デ・ラ・トレ:『Justa fue mi perdicion』,
 作者不詳:『Entra mayo y sale abril』,
 フアン・デ・ウレダ:『Nunca fuepena mayor』,
 作者不詳:『Tres morillas』,
 作者不詳:『Dindirin』,
 フアン・デル・エンシーナ:『Triste Espana sin ventura』,
 エンリケ:『Mi querer tantovos quiere』,
 フアン・ポンセ・デ・レオン:『Alegria, alegria』,
 作者不詳:『Vesame y abracame』,
 ガブリエル・メナ:『La bella malmaridada』,
 フアン・デル・エンシーナ:『Daca, bailemos, carillo』,
 フアン・デル・エンシーナ:『Si abra en este baldres』,
 作者不詳:『Mino amor』,
 作者不詳:『Dios te salve, cruzpreciosa』,
 フアン・デル・エンシーナ:『Oy comamos y bebamos』,
 フアン・デル・エンシーナ:『Rodrigo Martinez』
カペラ・デ・ラ・トーレ
(ルネッサンス・アンサンブル)
 「子守歌〜ルター派のクリスマスの音楽」と同時発売されるドイツのピリオド楽器管楽アンサンブル“カペラ・デ・ラ・トーレ”のニュー・アルバムは、トラスタマラ朝のカスティーリャ女王、イサベル1世(1451-1504)のための音楽を収録したもの。
 イサベルはコロンブスへの新大陸進出に援助をした事でも知られ、熱狂的なカトリック教徒でもありました。また彼女が築いた国の基礎はスペインに黄金時代をもたらしました。もちろん当時遣えていた作曲家らは、宮廷のために音楽を献呈。カトリック聖歌、セファルディ、そしてイスラムやアラブ圏の音楽などが大きく影響を与えた当時のスペインの音楽・・・、そうした宮廷のための音楽と世俗音楽を取り混ぜられ生まれた、厳格さ、技巧的性格、親しみにも溢れた音楽をお楽しみいただけます。
 【録音】2010年2月, ドイツ、エルツゲビルゲ、アルベルナウ、聖ヨハニス教会 
  


8887503777-2
(4CD)
\6200→\5690
宇野功芳氏「もっともイカした演奏」
 コレギウム・アウレウム合奏団/ベートーヴェン・レコーディングズ

 ベートーヴェン:
  ①『交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」』(録音:1976年)
  ②『交響曲第7番イ長調Op.92』(録音:1981年)
  ③『ピアノ、ヴァイオリン、チェロのための三重協奏曲ハ長調Op.56』(録音:1974年)
  ④『ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58』(録音:1972年)
  ⑤『ミサ・ソレムニス ニ長調Op.123』
コレギウム・アウレウム合奏団、
フランツヨーゼフ・マイアー(コンサートマスター)、
パウル・バドゥラ=スコダ(フォルテピアノ:③④)、
アンナー・ビルスマ(チェロ:③)、
シルヴィア・ゲスティ(ソプラノ:⑤)、
ドリス・ゾッフェル(A:⑤)、
デイヴィッド・レンドール(テノール:⑤)、
クルト・ヴィドマー(バス:⑤)、
南ドイツ・マドリガル合唱団(⑤)、
ヴォルフガング・ゲンネンヴァイン(指揮:⑤)
 1960年〜70年代を通じて古楽演奏を世界中に知らしめたコレギウム・アウレウム合奏団によるベートーヴェン演奏を集成した4枚組のボックスが登場します。
 「黄金の合奏団」の名を冠したコレギウム・アウレウム合奏団は、1962年にドイツ・ハルモニア・ムンディのレコーディングのためのアンサンブルとして設立された室内オーケストラです。
 この合奏団はとにかく最初から古楽器を使用していることが話題となり、LP発売当時、発売されるたびに世界中に話題をよび、やがて録音だけでなく演奏活動もはじめました。当時はまだまだピリオド奏法の研究過程であったことと、弦楽器奏者たちは音楽大学のモダン楽器の教授たちで揃えられていたために、現在のような本格的ピリオド演奏ではなかったものの、柔らかくロマン的な音色による演奏は、現在でも多くのクラシック音楽ファンの耳に残っています。
 また彼らの録音の多くは、ドイツのシュヴァーベン地方キルヒハイムにあるフッガー城/糸杉の間で収録さられており、その素晴らしい音響・残響も話題となりました(曲によっては、外の鳥の声も聞こえるものも)。彼らは、最初はバッハやヘンデル、ヴィヴァルディなどバロック音楽を中心にしていましたが、モーツァルト、ベートーヴェンなどの古典派の音楽まで、最も早く古楽器演奏に取り組んでいきました。
 当4枚組は1972年から81年にかけてコレギウム・アウレウムがパイオニア的に果敢に取り組んだベートーヴェンのオーケストラ作品を集成したものです。
 「英雄」と第7番の2曲の交響曲は、古楽器による小編成で、しかも指揮者なしで演奏しており、特に「英雄」は、宇野功芳氏が「もっともイカした演奏」として絶賛した名演です。
 さらに、当時演奏可能なオリジナルのフォルテピアノが少なかった1970年代に、名器を使用したバドゥラ=スコダのソロによるピアノ協奏曲第4番と、チェロの名手ビルスマが圧倒的な演奏で参加し、なぜかほとんど古楽器で録音されない「三重協奏曲」という2曲の協奏曲に加え、ドイツを代表する合唱指揮者ゲンネンヴァインによる「ミサ・ソレムニス」を収録しています。
 どれもが最適なテンポとリズムによるだけでなく、もっとも歌心あふれる素晴らしい解釈ともいえるでしょう。
 音楽コラムニスト イ・ジュンヒョンによる解説の日本語訳付きです。
 【録音】① 1976年, ② 1981年, ③ 1974年, ④ 1972年 (以上:キルヒハイム、フッガー城 糸杉の間)/⑤ 1977年、シュヴァイゲルン、シュタット教会③のみデジタル録音。
 

8884308976-2
\2500→\2290
ドロテー・オーバーリンガー/The Passion of Musick
 1) トラディショナル:『ノーフォーク公爵』,
 2) ジョン・アドソン:『アドソンのマスク』,
 3) ターロック・オキャロラン:『ゴ−ルウェイ卿のための哀歌』,
 4) ジョン・コプラリオ:『Cupararee or Gray's Inn』,
 5) ニコラ・マッテイス:『Preludio in delasolre terza maggiore』,
 6) ニコラ・マッテイス:『古風なサラバンダによる様々な逸脱とチャコーナ』,
 7) ヴィットリオ・ギエルミ:『A Springlike Rain』,
 8) ジョン・プレイフォード:『スティンゴウ』,
 9) ジョン・プレイフォード:『イギリス舞踏教則文付舞曲集
  (イングリッシュ・ダンシング・マスター)〜司祭の送別』,
 10) トラディショナル:『アイリッシュ・ホー=ホーン』,
 11) トバイアス・ヒューム:『The Passion of Musick』,
 12) トラディショナル:『シーナのリール』,
 13) トラディショナル:『ミス・マクロード・リール』,
 14) マシュー・ロック:『コンソート「友人たちに〜組曲イ短調」』,
 15) ヴィットリオ・ギエルミ:『ゆっくりしたアリア「Hidden Rabbit」』,
 16) ヴィットリオ・ギエルミ:『アリア「JumpingRabbit」』,
 17) ヘンリー・パーセル:『グラウンドによる2声のシャコンヌ』,
 18) トラディショナル:『クレモナ』,
 19) オーランド・ギボンズ:『イン・ノミネ』,
 20)デイヴィッド・ヤング:『The Reel of Tulloch』,
 21) トラディショナル:『リリーバレロ』,
 22) ヘンリー・パーセル:『プレリュード ニ短調Z.773』,
 23) ヘンリー・パーセル:『歌劇「妖精の女王」〜中国人の男と女の踊り』
ドロテー・オーバーリンガー(ブロックフレーテ, 笛),
ヴィットリオ・ギエルミ(ヴィオール),
ヨハンナ・サイツ(ハープ),
マルクス・メルクル(オルガン),
ファビノ・リナウド(バグパイプ),
クイヴィーン・オラハリッグ(アイリッシュ・フィドル),
イル・スオナール・パルランテ(ピリオド楽器アンサンブル),
アンサブル1700(ピリオド楽器アンサンブル)
 現在ヨーロッパ古楽界で、人気実力ともに高い評価を得ているドロテー・オーバーリンガー。デビュー以来、今やヨーロッパ主要音楽祭の常連で、2005年からはザルツブルク・モーツァルテウム音楽院の教授をも務めています。
 彼女の高い芸術性と見事なテクニックに裏打ちされたオーセンティックで鮮やかなヴィルトゥオジティは、他を寄せ付けない完璧とも言える音楽を形作ってきています。
 今回は、イングランドの舞曲を中心としたプログラム。オーバーリンガーの笛が縦横無尽に活躍し、友人でもあるヴィットリオ・ギエルミもヴィオールで疾風の如き技巧で参加。この地方の音楽には欠かせないアイリッシュ・ケルトも加わり、現代ケルト・ミュージシャンであるファビノ・リナウド(バグパイプ), クイヴィーン・オラハリッグ(アイリッシュ・フィドル)も参加しています。
 癖になりそうな民族音楽風舞曲をお楽しみください。
 【録音】2014年4月, ケルン、ドイチュラント放送室内楽ホール




ドロテー・オーバーリンガー、旧譜から

DHM
8869798863-2
\2500→\2290
ドロテー・オーバーリンガー
 ルネッサンスからバロック時代のヴェネツィアの作品集

 『ヴィヴァルディ:協奏曲ヘ長調「海の嵐」Op.10-1,RV.433』
 『ジョルジョ・マイネリオ:「Schiarazula Marazula」「La Lavandara Gagliarda」』
 『ジョヴァンニ・バティスタ・スパディ:Anchor che col partire』
 『ジョヴァンニ・バティスタ・リッチオ:4声のためのソナタ』
 『カステッロ:ソナタ第1番』
 『マッシミリアーノ・ネーリ:8声のためのソナタ第10番』
 『カステッロ:ソナタ第4番』
 『ジョヴァンニ・バッサーノ:リチェルカータ第4番』
 『B・マルチェッロ:ソナタ Op2-12』
 『アントニオ・カルダーラ:室内ソナタOp2-2よりガヴォット』
 『A・マルチェッロ:フラウティーノ協奏曲』
 『ヴィヴァルディ:フラウティーノ協奏曲イ短調RV.445』
 『フィリップ・ヴェルドロ:あわれな心が』
ドロテー・オーバーリンガー(Bfl)
ソナトーリ・デ・ラ・ジョイオーサ・マルカ (ピリオド楽器アンサンブル)
 現在ヨーロッパ古楽界で、人気実力ともに高い評価を得ているドロテー・オーバーリンガー。これまで中世音楽から、様々な国のバロック期の作品を録音してきました。今回はルネッサンス期からバロック期のヴェネツィアの音楽に焦点をあてています。最初のヴィヴァルディの「海の嵐」からしてダイナミックな激しい演奏で突進。2曲目はなんとバス・リコーダーでしっとり歌い、ソプラノ・リコーダーで舞曲の楽しみを教えられ、フラウティーノ(ソプラニーノ・リコーダー)による超絶技巧の協奏曲まで、11本の楽器を使い分け、リコーダーという楽器に限界などないのだということを実感させてくれます。
 オーバーリンガーはデビュー以来、今やヨーロッパ主要音楽祭の常連で、2005年からはザルツブルク・モーツァルテウム音楽院の教授をも務めています。彼女の高い芸術性と見事なテクニックに裏打ちされたオーセンティックで鮮やかなヴィルトゥオジティは、他を寄せ付けない完璧とも言える音楽を形作っており、これは音楽以外に文学や言語学を学んだことも大きなプラスになっているとも言えるでしょう。
 録音2011年9月, サン・ヴィジリオ、コル・サン・マルティノ [デジタル:セッション]

 


8887501622-2
\2500→\2290
カメラータ・ケルン/ルクレール:協奏曲とトリオ
 ジャン=マリー・ルクレール:
  『ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.7-5』
  『フルート協奏曲ハ長調Op.7-3』
  『トリオ・ソナタ ニ長調Op.2-8』
  『ヴァイオリン協奏曲ヘ長調Op.7-4』
クリスティーネ・ブッシュ(Vn),
カール・カイザー(Fl-tr),
カメラータ・ケルン
 今年春にC.P.E.バッハの室内楽アルバムで久々にドイツ・ハルモニア・ムンディ・レーベルに復帰したピリオド楽器室内アンサンブルの雄カメラータ・ケルンのニュー・アルバムは、ルクレールの協奏曲集です。
 ジャン=マリー・ルクレール(1697〜1764)は、18世紀フランスにおけるヴァイオリン演奏の巨匠であり、フランス=ベルギー・ヴァイオリン楽派の創始者と見なされています。トリノでコレルリの弟子であったソーミスに師事、1728年には再度パリに戻り、1725年から活動を開始したコンセール・スピリチュエルのコンサートに登場し成功を収めました。演奏だけでなく数多くのソナタや協奏曲を作曲し出版し、フランス以外の国でも有名となりました。
 もともとケルン音楽院の古楽器科の学生らだったメンバーが1979年に集まったカメラータ・ケルンは、17〜18世紀の音楽のへ欲望と想像力、そして研究と音楽作りのための自発性とを組み合わせ、全く新しいサウンドや解釈を実現させています。そこに芸術的解釈が加わり、このルクレールの音楽を、ソロとオーケストラという形式ではなく、室内協奏曲の延長というアプローチで聴かせています。
 【録音】2014年2月、ドイツ、バーデン=バーデン、ハンス・ロスバウト・スタジオ
 

8887501074-2
\2500
カペラ・デ・ラ・トーレ / 子守歌〜ルター派のクリスマスの音楽
 アンドレーアス・ハンマーシュミット:『門を開け』,
 作者不詳:『歓べ、歓べ』,
 レオンハルト・パミンガー:『いざ来ませ、異邦人の救い主よ』
 ヨハネス・エッカールト:『山を越えてマリアは行く』,
 ミヒャエル・プレトリウス:『ベツレヘムに生れし幼な子』,
 ヨハン・ヴァルター:『イエス・キリストよ、賛美をうけたまえ』,
 ゲオルク・ラウ:『イエス・キリストよ、賛美をうけたまえ』,
 ザムエル・シャイト:『イエス・キリストよ、賛美をうけたまえ』,
 作者不詳:『子守歌』,
 ゲオルク・ラウ:『われらキリストを讃えまつらん』,
 ザムエル・シャイト:『太陽の昇る地平から』,
 オルランド・ディ・ラッソ:『天使は羊飼いたちに告げた』,
 ミヒャエル・プレトリウス:『御子がわれらに生まれたもう』,
 トラディショナル:『即興曲』,
 トラディショナル:『幸福な日』,
 コルネリウス・フロイント:『ほめ歌え、ひとり子を』,
 レオンハルト・シュレーター:『さやかに星はきらめき』,
 コルネリウス・フロイント:『喜べ、喜びもて』,
 トラディショナル:『アンニ・ノヴィ・ノヴィタス』,
 作者不詳:『子守歌』,
 ザムエル・シャイト:『暁の星はいと麗しかな』,
 ミヒャエル・プレトリウス:『暁の星はいと麗しかな』,
 ザムエル・シャイト:『高き天よりわれは来れり』,
 作者不詳:『高き天よりわれは来れり』,
 レオンハルト・シュレーター:
  『愛するヨゼフ/かわいいズーゼ(ねんねんころり)』,
 ミヒャエル・プレトリウス:『賛美の歌声を鳴り響かせよ』,
 レオンハルト・パミンガー:
  『世界はこぞりて喜びたり/賛美の歌声を鳴り響かせよ』,
 ミヒャエル・プレトリウス:『羊飼いたちはみ使いらの歌』,
 ゲオルク・ラウ:『諸人声あげ』,
 ザムエル・シャイト:『諸人声あげ』,
 ミヒャエル・プレトリウス:『諸人声あげ』
カペラ・デ・ラ・トーレ(ルネッサンス・アンサンブル)
 中世〜ルネッサンス音楽を専門とするドイツのピリオド楽器管楽アンサンブル“カペラ・デ・ラ・トーレ”のドイツ・ハルモニア・ムンディ・レーベルへのデビュー盤です。
 2005年にミュンヘン生まれのオーボエ奏者カタリーナ・ボイムルによって創設され、16世紀スペインの作曲家フランシスコ・デ・ラ・トーレの名前と、中世の吟遊詩人が塔から音楽を奏でた故事にちなむスペイン語の「デ・ラ・トーレ(=塔の上から)」をかけて命名されました。
 実際に当時のニュルンベルクで活躍した音楽隊とほぼ同じ編成で、歴史的な演奏を実践する専門集団として高い評価を得ています。またそれは古臭い音楽ではなく、現代人と同じ喜怒哀楽の表情を可能とし、斬新で新鮮な感覚に感じられるはずです。
 すでにチャレンジ・クラシックやコヴィエロ、カールスといった専門レーベルから複数のアルバムを発表して注目を集めている彼らがDHMに初めて録音したこのアルバムでは、ルター派に属した1500〜1600年代の作曲家によるクリスマスの音楽を収録。人間の救いは神の御言葉である「聖書のみ」、イエス・キリストを通して示された神の「恵みのみ」、そのイエスを救い主と信じる「信仰のみ」、という三つの「のみ」に拠って立つルター派の伝統にのっとった、清く美しいクリスマスの聖夜の音楽をお楽しみください。
 【録音】2013年12月, ケルン、スタジオ・ストルベルガー・シュトラッセ




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