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≪第80号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その1 2015/1/6〜


マイナー・レーベル新譜
歴史的録音・旧録音
メジャー・レーベル

国内盤
映像

 



第80号
1/9(金)紹介新譜

マイナー・レーベル新譜


CHALLENGE CLASSICS



CC 72645
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
ファザー&サン〜クリストフ&ジュリアン・プレガルディエン
 プレガルディエン親子、「魔王」で共演!

 ・フリードリヒ・シルヒャー(1789-1860):
  「Frisch gesungen」***、「Annchen con Tharau」***、
  「O wie herbe ist das Scheiden」***、「ローレライ」***
 ・シューベルト:
  「魔王 D328」*、「旅人の夜の歌 D768」***、「夜 D983-4」***、
  「夕映えに D799」*、「漁師の恋の幸せ D933」**、
  「水の上で歌う D774」*、「小人 D771」*、「海の静けさ D216」*、
  「言い返し D865」*、「光と恋 D352」***、「夜と夢 D827」*
 ・ヘルマン・ツィルヒャー(1881-1949):
  2声とふたつのハーモニカのための5つのデュエット集 ハ長調 op.109
 ・ブラームス/ツィルヒャー編による2声のための編曲歌曲:
  「太陽はもう輝かない」、「静かな夜に」、
  「許しておくれ、美しいお嬢さん」、「あの下の谷では」
 ・シューマン:夜の歌 op.96-1*
 ・作曲者不詳(ドイツ民謡):お星様いくつ?***
 ・セザール・ブレスゲン(1913-1988):おお汝静かな時よ***
   * =ジュリアン・プレガルディエン編曲による2声とピアノのためのヴァージョン
   ** =ミヒャエル・ゲース編曲による2声とピアノのためのヴァージョン
   *** =ジュリアン・プレガルディエンとミヒャエル・ゲース両名による
    2声とピアノのためのヴァージョン
クリストフ・プレガルディエン(T)
ジュリアン・プレガルディエン(T)
ミヒャエル・ゲース(P)
 プレガルディエン、父子共演による「魔王」!

 録音:2014 年3 月21-24 日/ハーレム、ルター福音教会/74:06

 1956 年生まれ、知性派テノールとして幅広いレパートリーで世界を魅了、2002 年にはレコード・アカデミー賞を受賞したクリストフ・プレガルディエン。来日公演も多く、日本にも熱烈なファンがいます。彼の新譜は、「ファザー&サン」(父と子)と題し、息子ジュリアン・プレガルディエンと共演したディスク。みずみずしくも抑えの効いた二人の声、そしてゲースの理想的なピアノで名曲が聴ける注目盤です。声質は似ていますが、やはり父の方がより深みのある声。「魔王」ではまさに息子役をジュリアン、魔王をクリストフが歌っていて、歌曲の世界がリアルに再現されています。





LIGIA DIGITAL

LIDI 0201285
(4CD)
\10000→\9290
世界初録音の未出版作品、異稿も含む
 ドビュッシー:歌曲全集
[CD1]
 1. 「星の夜」(1880)(F)/2. 「マドリッド」(1879?) (T)【近年発見】/
 3. 「カプリス」(1880) (L)/4. 「愛し合って眠ろう」(1880) (L)/
 5. 「Les Baiser(s キス)」(1880) (F)/6. 「中国のロンデル」(1881) (F)/
 7. 「悲劇」(1881) (R)/8. 「ジェーン」(1881) (L)/
 9. 「亜麻色の髪の乙女」(1881) (F)/10. 「ロンドー」(1881) (L)/
 11. 「そよ風」(1881) (L)/12. 「願い」(1881) (L)/
 13. 「蝶々」(1881)(F)/14. 「操り人形」(1882) (R)/
 15. 「夢」(1882) (F)/16. 「艶なる宴」(1882) (F)/
 17. 「セレナード」(1882) (F)/18. 「ピエロ」(1882) (F)/
 19. 「薔薇」(1882) (F)/20. 「リラ」(1882) (F)/21. 「弓」(1882) (R)/
 22. 「Le matelot qui tombe a l’eau(海に落ちた水夫)」(1882) (F)/
 23. 「Romance : <<Non, les baisers d’amour…>>
   ロマンス’いいえ、愛のキス・・・’」(1882) (L)/
 24. 「波、椰子、砂」(1882) (F)/25. 「エルフたち」(1882) (L)/
 26. 「彼はまた眠る」(1879) (F)/27. 「パントマイム」(1882) (F)/
 28. 「マンドリン」(ヴァニエ版)(1882)(L)/
 29. 「ひそやかに」(ヴァニエ版)(1882)(L)/
 30. 「月の光」(ヴァニエ版)(1882)(F)/
[CD2]
 1. 「死後のなまめかしさ」(1883) (F)/
 2. 「スペインの歌」(1883) (F)(T)[近年発見]/
 3. 「ロマンス:得も言われぬ静けさ」(1883) (F)/
 4. 「音楽」(1883) (F)/5. 「センチメンタルな情景」(1883)(R)/
 6. 「ロマンス:春が来た」(1884)(L)/
 7. 「アリエルのロマンス」(1884) (F)/8. 「未練」(1884) (F)/
 9. 「まぼろし」(1884) (F)/10. 「セギディーリャ」(1883) (F)/
 11-17. ≪アリエッタ≫ [初版] 「露包む川面の木々の馬」(1885)、
  「木馬」(1885)、「グリーン」(1886)、
  「やるせなく夢見る思い」(1887)、「われの心に涙降る」(1887)、
  「木馬」(1888)、「スプリーン」(1888)〕(L)
 18-22. ≪シャルル・ボードレールの5つの詩≫
  〔第1番「バルコニー」(1888)、第2番「夕暮れの調べ」(1889)、
   第3番「噴水」(1889)、第4番「黙想」(1889)、
   第5番「恋人たちの死」(1887)〕(R)/
[CD3]
 1. 「マンドリン」(改訂版)(1890) (R)/
 2. 「眠れる森の美女」(1890) (R)/
 3. 「ロマンス:春が来た」(1890?) (L)/
 4. 「センチメンタルな情景」(改訂版)(1891) (L)/
 5. 「麦の花」(1891) (L)/6. 「美しき夕暮れ」(1891) (L)/
 7. 「ロマンス:L’Ame evaporee」(1891) (R)/
 8. 「ロマンス:鐘」(1891) (R)/
 9-11. ≪華やかな饗宴 第1集≫
  〔第1番「ひそやかに」(1890)、第2番「操り人形」(1890)、
   第3番「月の光」(1890)〕(R)/
 12-14. ≪3つの歌曲≫
  〔第1番「海は一層美しい」(1891)、第2番「角笛の音は」(1891)、
   第3番「生垣の連なり」(1891)〕(T)/
 15. 「夕べの鐘」(1892) (T)/
 16-19.≪抒情的散文≫
  〔第1番「夢」(1892)、第2番「砂浜」(1892)、第3番「花」(1892)、
   第4番「夕暮れ」(1892)〕(R)/
 20-22. ≪ビリティスの歌≫
  〔第1番「パンの笛」(1897)、第2番「髪」(1897)、
   第3番「ナイアードの墓」(1898)〕(T)/
 23-24.≪眠れぬ夜≫(R)
  〔第1番「終わりなき夜」(1898)、第2番「なぜ?」(1898)〕/
 25. 「Berceuse sur une vieille chanson poitevine
  (ポワトゥー地方の古いシャンソンにもとづく子守歌)」
   (1899)(FLR)(伝承歌)/
[CD4]
 1. 「庭にて」(第2版)(1903) (R)/
 2-7. ≪忘れられたアリエッタ(忘れられし小唄)≫[第2版]
  〔第1番「そはやるせなき」(1903)、
   第2番「都に雨の降る如く」(1903)、
   第3番「木々の影」(1903)、第4番「木馬」(1903)、
   第5番「緑」(1903)、第6番「憂鬱」(1903)〕(R)/
 8-11. ≪フランスの3つの歌≫
  〔第1番「ロンデル:時は脱ぎけりその衣を」(1904)、
   第2番「洞窟」(1904)、
   第3番「ロンデル:プレザンスみまたかりければ」(1904)〕(FLR)/
 12-14. ≪華やかな宴II≫
  〔第1番「初心者」(1904)、第2番「半獣身」(1904)、
   第3番「わびしい会話」(1904)〕(FLR)/
 15-17. ≪2人の恋人の散歩道≫
  〔第1番「この暗き洞窟のほとり」(1910)、
   第2番「我が進めを信ぜよ」(1910)、
   第3番「われはおののく」(1910)〕(FLR)/
 18-20. ≪フランソワ・ヴィヨンの三つの譚歌≫
  〔第1番「恋人に贈れる」(1910)、
   第2番「母の願いによりて聖母に祈れる」(1910)、
   第3番「パリの女を歌える」(1910)〕(FLR)/
 21-23. ≪ステファーヌ・マラルメの三つの歌≫
  〔第1番「ため息」(1913)、第2番「ささやかな願い」(1913)、
   第3番「扇」(1913)〕(L)/
 24. 「家なき子等のクリスマス」(1915)[自筆譜に基づく]
  (アントニン・ロンドピエール(声))/

リリアナ・ファラオン(F)
マガリ・レジェ(L)(ソプラノ)
マリー=アンジュ・トドロヴィッチ(T)(メゾ・ソプラノ)
ジル・ラゴン(R)(テノール)
フランソワ・ル・ルー(FLR)(バリトン)
ジャン=ルイ・アグノー
 (ピアノ/ブリュートナー・ピアノ(ドビュッシー使用))
アントニン・ロンドピエール(声)

 世界初録音の未出版作品、異稿も含むドビュッシー:歌曲全集!

 ドビュッシーの歌曲全集の登場。ひとつの歌曲で改訂版や第2 版も存在する場合、両方を収録し、また、未出版のものも収録しています。
 ブリュートナーのピアノを使っているのもポイント。ドビュッシーは1905 年の夏頃に、ブリュートナーのピアノを入手し、その後生涯にわたりこのピアノを使い続けました。歌曲のほとんどは1905 年以前に作曲されていますが、そのメロディ・ラインやピアノの書法から、ドビュッシーが描いた音色はこのピアノが最適だと考え、今回ブリュートナーのピアノを採用したということです。
 [CD4] の最後は、ドビュッシーが作曲した最後の歌曲「家なき子等のクリスマス」。ドビュッシー自身による合唱版もありますが、もともとは手術を受ける直前に声とピアノ版で完成されていたものでした。当盤では1996 年生まれのロンドピエールが透き通った声を披露しています。
 歌唱陣は、リヨン音楽院に学び、フランス、イタリアのオペラ・シーンを中心に活躍するリリアナ・ファラオン(ソプラノ)。ミンコフスキとエクサン・プロヴァンスで共演経験もあるマガリ・レジェ(ソプラノ)。パリ・オペラ座に頻繁に登場しているトドロヴィッチ(テノール)。1984 年レザール・フロリサン「メデ」の公演でプロ・デビューしたジル・ラゴン(テノール)。リヨン歌劇場でリーダー的存在だったフランソワ・ル・ルー(バリトン)らといった声楽家の布陣で、どの歌曲も奇を衒うことのない演奏で安心して聴くことができます。





ALISON SMITH

ASRCD 01
\2500
記憶 〜 ギター作品集
 ヴィラ=ロボス:練習曲第11番/
 ソル:モーツァルトの主題による変奏曲 Op.9/
 ショパン:2つのワルツ Op.69/バリオス・マンゴレ:大聖堂/
 ディアンス:サウダージ第3番/
 タレガ:アラビア風奇想曲、アルハンブラの思い出/
 横尾幸弘:さくらの主題による変奏曲/
 ブローウェル:11月のある日/トゥリーナ:ソナタ Op.61
アリソン・スミス(ギター)
 トリニティ音楽院出身の女流ギタリスト、アリソン・スミスによる、ギターのためのオリジナルとトランスクリプションを合わせたクラシック・ギターのための作品集。
 スペイン、ラテン・アメリカ、日本など、リズムや色彩感の異なる哀愁漂う作品の数々。ステファン・ゴードンやジェラルド・ガルシアに学んだギタリズムを温かい音色で聴かせてくれる。
 

ASICD 02
\2500
白熱灯 〜 ギター作品集
 アルベニス:スペイン組曲より第5番 《アストゥリアス》
 コッタム:マーサによる奇想曲
 ジュリアーニ:ヘンデルの主題による変奏曲
 J..S.バッハ:ソナタ BWV.1003よりアンダンテ,アレグロ
 タレガ:ヴェルディの「椿姫」による幻想曲
 ライアン:ケリー・カラ
 ラヴレディ:呪文第1番、第2番、第6番、第7番
 メルツ:ハンガリー幻想曲第1番 Op.65
アリソン・スミス(ギター)
 白熱灯のように強烈な輝きを放つ曲を集めたという「白熱灯〜ギター作品集」では、J.S.バッハ、アルベニス、タレガなどよく知られた作品を通して、ギターの豊富な音色やニュアンスが見事に表現し、アリソン・スミスの表現力の高さを感じることができる。
 2013年の録音。





ATOLL


ACD 913
(CD-R)
\2500
リルバーン:ヴァイオリンとピアノのための作品集
 ヴァイオリン・ソナタ
 アレグロ・コンチェルタンテ
 ソナタ 変ホ長調
 ソナタ ハ長調
ジャスティン・コーマック(ヴァイオリン)
マイケル・ヒューストン(ピアノ)
 2000年から2004年までオークランド・フィルハーモニア管弦楽団のコンサートマスターを務め、NZトリオのメンバーでもある女流ヴァイオリニスト、ジャスティン・コーマック。
 ニュージーランド出身の作曲家、ダグラス・リルバーン(1915−2001)のヴァイオリンとピアノのための作品集を弾く。

 2012年2月&4月の録音。
 ※Atollはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 
ACD 541
(CD-R)
\2500
オ・カンボジア
 ウン:イン・メモリアル
 ソフィー:ファースト・ストライク
 ボディー:オ・カンボジア
 ホワイトヘッド:リヴァー・フローズ・オン...
NZトリオ
トレイ・ソー
 カンボジア出身のチナリー・ウン、アジア音楽に精通するジャック・ボディなどの作曲家による、クラシックとカンボジア伝統音楽がコラボレーションした作品集。
 2002年に結成したNZトリオとカンボジア伝統音楽グループのトレイ・ソーによる演奏。

 2011年3月の録音。





CLARINET CLASSICS

CC 0060
\2500→\2290
エッセンシャル・コレクション 〜
 ホロヴィッツ:木管楽器のための室内楽作品集

  クラリネットとピアノのためのソナチネ/
  アラベスク/2つのマヨルカの小品/協奏曲 Op.1/
  小協奏曲/よく知られた主題による転用/
  パガニーニの主題による変奏曲/ジャズ組曲
ヴィクトリア・ソームズ・サメク
 (クラリネット、サクソフォン)
マイケル・ベル(ピアノ)
ビンガム弦楽四重奏団
リードプレイ
 クラリネット・クラシックスより新シリーズ始動!第1弾はヨーゼフ・ホロヴィッツ!

 一人の作曲家に焦点を当てた新シリーズが始動!第1弾はクラリネット・レパートリーの拡大に貢献し、世界中のクラリネッティストに絶大な人気を誇る、近代イギリスの作曲家、ジョーゼフ・ホロヴィッツの室内楽作品集。
 イギリスで最も汎用性が高いクラリネッティストの一人、ヴィクトリア・ソームズ・サメク。その活動は室内楽やソリストなど演奏だけにとどまらず、クラリネット・クラシックス(Clarinet Classics)のアーティスティック・ディレクターやサクソフォーン・クラシックス(Saxophone Classics)のエグゼクティヴ・プロデューサーも務めている。ツヤのある伸びやかな音色でホロヴィッツの名曲を吹きこなす。





HALLE

CDHLL 7538
(CD-R)
\2100
ハレ管の新録音は、最も関係の深いマシューズのオリジナル作品集!
 マシューズ:
  アフタートーンズ
  クロッシング・ザ・アルプス
  ノー・マンズ・ランド

ニコラス・コロン(指揮)
リチャード・ウィルバーフォース(指揮)
ハレ管弦楽団&合唱団、他

 「冥王星」の作曲者であり、マーラーの「交響曲第10番」クック版の校訂者でもあるイギリスの作曲家コリン・マシューズ(1946−)。
 「冥王星」の作曲やドビュッシーの管弦楽版「前奏曲集」のアレンジなど、密接な関係にあるマシューズのオリジナル作品集。今回は、ニコラス・コロン、リチャード・ウィルバーフォースのゲスト指揮者が振る。

 2014年6月5日−9日の録音。
 ※Halleはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。




NIFC

NIFCCD 204-205
(2CD)
\5000→\4590
ショパン:マズルカ全集
 マズルカ 変ロ長調(WN.7)/マズルカ ト長調(WN.8)/
 マズルカ イ短調(WN.14)/マズルカ ハ長調(WN.24)/
 マズルカ ヘ長調(WN.25)/マズルカ ト長調(WN.26)/
 マズルカ 変ロ長調(WN.41)/マズルカ Op.6/マズルカ Op.7/
 マズルカ Op.17/マズルカ 変イ長調(WN.45)/
 マズルカ ハ長調(WN.48)/マズルカ Op.24/マズルカ Op.30/
 マズルカ Op.33/マズルカ Op.41/マズルカ イ短調 Dbop.42A/
 マズルカ イ短調 Dbop.42B 《ノートル・タン》/
 マズルカ Op.50/マズルカ Op.56/マズルカ Op.59/
 マズルカ Op.63/マズルカ イ短調(WN.60)/
 マズルカ ト短調(WN.64)/マズルカ ヘ短調(WN.65)
ドミトリー・アレクセーエフ
 (ピアノ/
  スタインウェイ D.578221)
 モスクワ出身の世界的ピアニスト、ドミトリー・アレクセーエフ登場!

 NIFC(ショパン・インスティテュート)のモダン・ピアノ・シリーズ(ホワイト・シリーズ)から、ロシアの名ピアニスト、ドミトリー・アレクセーエフが登場!
 アレクセーエフは、1947年モスクワ生まれ、モスクワ音楽院卒業、リーズ国際ピアノ・コンクール優勝をはじめとする数々の受賞歴を持ち、世界中で活動するピアニスト。2015年に行われる第17回ショパン国際ピアノ・コンクールでは審査員を務める予定です。
 アレクセーエフが弾くのは、ショパンが10代から晩年まで書き続けたポーランドの舞曲、マズルカ集。
 作品6が「5つのマズルカ」になっているなど、ナショナル・エディション(エキエル版)に基づく分類による55曲のマズルカ。すべて作曲年代順に収録されており、ショパン愛聴家にはもちろん、学習者やコンクール挑戦者にとっても価値のある音源となることでしょう。

 録音:2013年4月21日−24日&7月22日−25日、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)







SHEVA COLLECTION


SH 107
(CD-R)
\2500
モーツァルト&サリエリ:ピアノ協奏曲集
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番変ホ長調 K.482
 サリエリ:ピアノ協奏曲ハ長調
ウィリアム・グラント・ナボレ(ピアノ)
クリストフ・マイスター(指揮)
ブリクシ室内管弦楽団
 コモ湖国際ピアノアカデミーの理事を務め、緻密なアナリーゼや広範な知識に定評があるピアニスト、ウィリアム・グラント・ナボレによるモーツァルトのピアノ協奏曲第22番とサリエリのピアノ協奏曲ハ長調。2つの協奏曲を、スイスのチェリスト=コンポーザーのクリストフ・マイスターと、プラハの優秀な演奏家で構成されているブリクシ室内管弦楽団との共演で。

 2006年の録音。
 ※Sheva Collectionはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 

SH 076
(CD-R)
\2500
私の心は鳥のさえずりのよう 〜
 クリスティーナ・ロッセッティの詩による歌曲集

  パリー:私の心は鳥のさえずりのよう、3つの歌曲
  コールリッジ=テイラー:6つの悲しみの歌、ラメント
  マッケンジー:3つの歌 Op.17
  コーエン:歌曲集第5巻より、第8巻より
  スタンフォード:3つの歌曲集
  ハウエル:木枯らしの風吹きたけり*
  ピール:向こう岸まで
  ショウ:海を越えて、イースター・キャロル
  スコット:思い返すと、子守歌、誕生日
エリザベータ・パーリア(メゾ・ソプラノ)
クリストファー・ハウエル(ピアノ)
エレーナ・ルンギ(ホルン)*
 イギリスの詩人、クリスティーナ・ロセッティ(1830−1894)の詩を題材にした作品集。純愛の詩人とも評され、チャールズ・ヒューバート・パリーやチャールズ・ヴィリアーズ・スタンフォードなど、数多くの作曲家たちからも愛された美しき詩を堪能出来る。

 2012年7月7日&14日の録音。
 

SH 104
(CD-R)
\2500
シーボーン:ステップス Vol.4 〜 イタリアの歌曲集
 命の歌/問い/夜の旅/他
ファビオ・メンケッティ(ピアノ)
 ケンブリッジ大学でロビン・ホロウェイに作曲を学んだイギリス出身の作曲家、ピーター・シーボーンの近現代ピアノ作品集。
 イタリアの文化に触発され、大胆さと繊細さを兼ね備えた作品集を、イタリアの若きヴィルトゥオーゾが見事に表現する。

 2014年の録音。




ARTALINNA


ATL-A 001
\2600
フランソワ・デュモンのショパン
 ショパン(1810-1849):ピアノ作品集

  舟歌 嬰ヘ長調 Op.60/ソナタ第3番ロ短調 Op.58/夜想曲ハ短調 Op.48 No.1
  ポロネーズ変イ長調「英雄」Op.53/子守歌 編ニ長調 Op.57
フランソワ・デュモン(ピアノ)
使用楽器:Steinway D (1966)
録音:2010年8月20-22日、ルール・ブルー、サロン・ド・ミュジーク、ラ・ショー=ド=フォン、スイス
 フランソワ・デュモンは1985年フランスのリヨンに生まれ、パリ音楽院でブルーノ・リグットに、コモ湖国際ピアノ・アカデミーでマレイ・ペライア、レオン・フライシャー、ドミートリー・バシキーロフ、パウル・バドゥラ=スコダ、ピエール=ローラン・エマールらに師事。2010年ショパン国際ピアノ・コンクール第5位。
 

ATL-A 002
\2600
フィリップ・ギヨン=エルベール ロシア・バレエのエスプリ
 プロコフィエフ(1891-1953):
  「シンデレラ」からの6つの小品 Op.102(1944)から
   ワルツ、シンデレラと王子/シンデレラのヴァリアシオン/アモローソ
  「ロミオとジュリエット」からの10の小品 Op.75(1937)から
   情景、朝の踊り/少女ジュリエット/モンタギュー家とキャピュレット家
   僧ローレンス/マーキュシオ/別れの前のロミオとジュリエット
 ストラヴィンスキー(1882-1971):「ペトルーシュカ」からの3楽章(1921)
 リムスキー=コルサコフ(1844-1908)/フィリップ・ギヨン=エルベール編曲:
  交響組曲「シェエラザード」Op.35 から 海とシンドバッドの船/若い王子と王女
フィリップ・ギヨン=エルベール(ピアノ)
使用楽器:Fazioli No.2780649
録音:2012年1月23-24日、聖マルセル寺院、パリ、フランス
 フィリップ・ギヨン=エルベールはパリ音楽院およびフライブルク音楽大学でミシェル・ベロフ、ジャン=フランソワ・エセールらに師事したフランスのピアニスト。Saphirレーベル等に録音があります。
 「シェエラザード」ではリムスキー=コルサコフ自身がピアノ四手連弾のために編曲した版から2つの楽章をギヨン=エルベールが二手用にリダクションしたスコアを演奏しています。
 ※外装に規格品番表示がございません。ご了承ください。
 

ATL-A 003
\2600
フィリップ・ギヨン=エルベールのシューベルト
 シューベルト(1797-1828):ピアノ作品集

  ソナタ第19番ハ短調 D.958/即興曲ヘ短調 Op.posth.142 D.935 No.4
  ソナタ第14番イ短調 Op.143 D.784

フィリップ・ギヨン=エルベール(ピアノ)

録音:2013年6月12-13日、聖マルセル寺院、パリ、フランス
使用楽器:Steingraeber E272

 ※外装に規格品番表示がございません。ご了承ください。

 
ATL-A 004
\2600
ヴェスタルド・シムクスのラフマニノフ
 ラフマニノフ(1873-1943):ピアノ作品集

  夜の静けさの中に Op.4 No.3(ヴェスタルド・シムクス編曲)
  ショパンの主題による変奏曲 Op.22/前奏曲ロ短調 Op.32 No.10
  前奏曲嬰ト短調 Op.32 No.12/ソナタ第2番変ロ短調 Op.36

ヴェスタルド・シムクス(ピアノ)

録音:2014年2月4-6日、ヒストリッシャー・ライトシュターデル、ノイマルクト、ドイツ

 ヴェスタルド・シムクスは1984年生まれのラトヴィアのピアニスト・作曲家。Ars Produktionレーベル等に録音があります。「夜の静けさの中に」の原曲は歌曲。

 

ATL-A 005
\2600
ミーティング・ヒナステラ ピアノ&アートワークス Vol.1
 ヒナステラ、ファリニャス:ピアノ作品集
 アルベルト・ヒナステラ(1916-1983):
  ソナタ第1番 Op.22(1952)/3つのアルゼンチン舞曲 Op.2(1937)
 カルロス・ファリニャス(1934-2002):
  アルタ・グラシア(1985)/7つの平易なソネ(1954-1955、1962、1964、1998)
 アルベルト・ヒナステラ:クレオール舞曲組曲 Op.15(1946/改訂:1957)
 ガブリエル・ウルヘル・レイエス(1976-):遠き地の歌

ガブリエル・ウルヘル・レイエス(ピアノ)

録音:2014年2月16-23日、ヒストリッシャー・ライトシュターデル、ノイマルクト、ドイツ

 キューバのピアニスト、ガブリエル・ウルヘル・レイエス(1976年ハバナ生まれ)によるアルゼンチンの作曲家ヒナステラとキューバの作曲家ファリニャス、そして自作のピアノ作品集。
 外装とブックレットにニューヨークを本拠に活躍する日本人彫刻家 Ayano Ohmi の作品の写真が採用されています。
 ※外装に規格品番表示がございません。ご了承ください。

 

ATL-A 006
\2600
竹ノ内博明のハイドン
 ハイドン(1732-1809):ピアノ・ソナタ集

  ニ短調 Hob.XVI:37/ハ長調 Hob.XVI:21/
  変ホ長調 XVI:25/ト長調 Hob.XVI:39
竹ノ内博明(ピアノ)
録音:2014年2月7-9日、ヒストリッシャー・ライトシュターデル、ノイマルクト、ドイツ

 鹿児島に生まれ1997年に渡英、ロンドンの王立音楽学校で学び、2012年以来2014年現在グラスゴーのスコットランド王立音楽院で教えているピアニスト、竹ノ内博明の最新録音。

 

ATL-B 001
\2600
フォーシェ:吹奏楽のための交響曲
 リリー・ブーランジェ(189-1918)/フランソワ・ブランシアル(1979-)編曲:
  春の朝に(1917-1918/吹奏楽版:2008)
 ポール・フォーシェ(1881-1937):吹奏楽のための交響曲変ロ長調(原典版;1926)(*)
 パスカル・ザヴァロ(1959-)/パスカル・ザヴァロ&ローラン・ランガール編曲:
  メタル・ミュージック(2000/吹奏楽版:2010)(*)
 ジャン=パスカル・バンテュス(1966-):
  金管楽器の響き(吹奏楽と金管五重奏のための組曲;2000)(+)

フランス国家警察音楽隊(吹奏楽)
フィーリング・ブラス・クインテット(+)
ジェローム・イレール(指揮)

録音:2011年2月14-17日、音楽院コンサートホール(テアトル・ド・ロンド)(+以外)、
    2011年4月5日、フランス国家警察音楽隊音楽ホール(+),
     ヴェリジー=ヴィラクブレー、フランス

 吹奏楽の古典的作品であるフォーシェの交響曲の原典版(2010年に出版)による演奏を収録した世界初の音盤。(*)(+)世界初録音。
 ※外装に規格品番表示がございません。ご了承ください。





STERMARIA


STER 001
\2600
マチェイ・ピクルスキ/インスピレーション
 ラフマニノフ(1873-1943):
  前奏曲嬰ハ短調 Op.3 No.2/前奏曲嬰ト短調 Op.32 No.12
  絵画的練習曲変ホ短調 Op.39 No.5/前奏曲ハ短調 Op.23 No.7
  前奏曲ト長調 Op.32 No.5/前奏曲ト短調 Op.23 No.5
  絵画的練習曲ハ短調 Op.39 No.1/前奏曲ニ長調 Op.23 No.4
  絵画的練習曲嬰ヘ短調 Op.39 No.3
 ショパン(1810-1849):ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.35
マチェイ・ピクルスキ(ピアノ)

録音:2008年10月21-22日、Haras de la Cense、フランス
 マチェイ・ピクルスキは1969年ポーランドのクラクフに生まれ、パリ音楽院でドミニク・メルレに師事したピアニスト。
 ジョゼ・ヴァン・ダム、フェリシティ・ロット、ルネ・フレミング、パトリシア・プティボンといった歌手たちの伴奏や室内楽奏者として高名ですが、ピアノ・ソロ・アルバムは当盤が唯一かもしれません。





NEW WORLD RECORDS


80764
\2100
ヴィットリオ・リエティ(Vittorio Rieti)/
 Music for Harpsichord and Instruments

  1. Triptych for Two Harpsichords
  2. Concertino for Five Instruments
  3. Sonata Breve for Violin and Harpsichord
  4. Pastorale e Fughetta for Flute, Viola and Harpsichord.
  5. Sonata All'Antica
  6. Variations on Two Cantigas de Santa Maria
Marina Minkin(harpsichord)
Mark Kroll(harpsichord)
Carol Lieberman(vn)
Moshe Esptein(fl)
Zvi Carmeli(vla)
Ella Toovy(vc)
Yael Zamir(ob)
Richard Paley(bassoon)
Julia Rovinsky(harp)
 Vittorio Rieti(ヴィットリオ・リエティ)はイタリアの作曲家でピアノをジュゼッペ・フルガッタに作曲をオットリー・レスピーギやジャン・フランチェスコ・マリピエロに師事した。
 また20世紀前半の多くの作曲家に影響を受け詩的で旋律的魅力に富む優雅な作曲様式を推し進めた。



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


HALLE

CDHLT 8004
(4CD-R/特別価格)
\4200→\3790
ハレ・トラディション
 ドヴォルザーク:
  交響曲第9番《新世界より》、序曲《謝肉祭》、夜想曲Op.40
 ブラームス:ハンガリー舞曲
 エルガー:
  エニグマ変奏曲、オラトリオ《ゲロンティアスの夢》(抜粋)、
  オラトリオ《使徒たち》(抜粋)、愛の挨拶
 ブルッフ:ヴァイオリオン協奏曲第1番
 メンデルスゾーン:
  交響曲第4番《イタリア》、序曲《フィンガルの洞窟》
 シューベルト:
  チェロ協奏曲(原曲:アルペジオーネ・ソナタ/カサド編)、
  劇音楽《ロザムンデ》より抜粋、序曲《ロザムンデ》

ハミルトン・ハーティ(指揮)
レスリー・ヘイワード(指揮)
マルコム・サージェント(指揮)
ハレ管弦楽団、他

 ハレ管弦楽団のヒストリカル音源シリーズの4タイトルがBOX化!
 第二次世界大戦以前から大戦中の貴重な録音。

 1925年−1942年の録音。



<国内盤>


GRAMOLA



GRML99050
(SACD Hybrid)
(国内盤)
\3000+税
異才対決!イルンベルガーvsコルシュティック
 ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」&第10番

  1. ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 第9番 イ長調 Op.47「クロイツェル」
  2. ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 第10番 ト長調 Op.96
トーマス・アルベルトゥス・イルンベルガー(ヴァイオリン)
ミヒャエル・コルシュティック(ピアノ)

 さすが、本場ウィーンの楽壇で注目されるだけはある!
 知る人ぞ知る異才ピアニストと、妥協なしの鮮烈名演。トーマス・アルベルトゥス・イルンベルガーという若きヴァイオリニストが、この10年ほどでどれほど注目されるようになってきたか...そのことは、ウィーンの中心部グラーベン大通り広場に本拠をかまえる老舗Gramolaが、いかに多くの彼のアルバムを制作してきたかということにも見て取れるでしょう。

 まだ30前後の若さにもかかわらず、そのレパートリーは歴史的楽器とピリオド奏法を駆使したモーツァルトなどの古典派からロマン派、20世紀初頭の「古き良き」サロン音楽、現代作品にまで幅広く、知られざる作品でも深い解釈で聴かせてくれる...しかしそうした才覚はやはり、王道の名曲でこそ誰にもわかる形で発揮されるもの!その種の大曲を意外に入れてこなかったイルンベルガーが、今回ついにベートーヴェンのソナタ全曲録音に乗り出したのです。
 しかもパートナーは後期ピアノ・ソナタのユニークな演奏解釈でも知られる「知る人ぞ知る名匠」コルシュティック!冴えわたる、という言葉がぴたりとくる「クロイツェル」圧巻の求心力も、ベートーヴェン最後のヴァイオリン・ソナタである第10番でのすばらしいアンサンブルも、何処を取っても聴きどころばかり!
 本人執筆の充実解説も全訳付です。


イルンベルガーの「超」名演で
歴史に埋もれた「超」名曲を聴く!

GRML98986
(国内盤 SACD-Hybrid)
\3150
ゴールトマルク〜ウィーン世紀ロマン派屈指の巨匠!〜
カール・ゴールトマルク(1830〜1915):
 1. ヴァイオリン協奏曲イ短調 op.28(1877)
 2. ヴァイオリンとピアノのためのソナタニ長調 op.25(1874)
トーマス・アルベルトゥス・イルンベルガー(vn)
ドロン・サロモン指揮
イスラエル室内管弦楽団
パヴェル・カシュパル(p)
GRML98986
(輸入盤 SACD-Hybrid)
\2800
日本語解説なし

 ブラームスやリストと同時代を生き、大いに人気と敬意をあつめたゴールトマルクの名声はユダヤの血ゆえに失われた? ひとつだけ言えるのは、その作品があまりにすばらしいということ。
 最高傑作群から2曲、きりりと堅固でひたすら甘美に…ロマン派好きにはたまらない至高の名演!

 この作曲家の無数にある傑作を、20 世紀に入ってから世間が見失ってしまったのは、なぜなのでしょう——それはきっと、ハプスブルク家の皇帝が収めるオーストリア=ハンガリーの帝都、さまざまな人間が暮らす大都市ウィーンで、ユダヤ人としての生き方をまっとうした彼のことを、20 世紀前半にオーストリア併合を果たした当時のドイツ語圏の権力者たちがあまり快く思わなかったからだったのでしょうか?

 カール・ゴールトマルク——生まれはハンガリー、1860 年代頃から作曲家として頭角をあらわしはじめ、ワーグナーの『指環』やブラームスの交響曲群などの初演があった1870 年代、傑作オペラ『サバの女王』やヴァイオリン協奏曲などで不動の名声をものにしていった大作曲家。
 生前その名声はきわめて高かったにもかかわらず、私生活は謎に包まれていたそうですが、ユダヤ教のハザン(キリスト教でいうカントール、聖歌隊指導者)の息子として生まれた彼は生涯、ユダヤ教に忠実な信仰生活を送り続けていたそうです。

 19 世紀の偉大なユダヤ人作曲家といえば、他にブルッフやメンデルスゾーンが思い浮かぶところですが、ゴールトマルクもまた彼らと同じく、ユダヤ人たちにとっての特別な楽器のひとつであるヴァイオリンのため、素晴しい傑作協奏曲を残しました——今日でも唯一、この作曲家の作品で定番名曲として残っているものがあるとすれば、まさしくこの1877 年作曲の(つまり、ブラームスやチャイコフスキーの協奏曲とほぼ同時期の)ヴァイオリン協奏曲になるのでしょう。

 飛ぶ鳥を落とす勢いでウィーン楽壇に頭角をあらわし、時には古楽器演奏にも関わりながら、あくなきレパートリー開拓精神と妥協なき作品解釈で名演を紡ぎ続けているT-A.イルンベルガーはいま、昨今しばしば緊密な共演関係を続けている精鋭集団イスラエル室内管とともに、この傑作協奏曲の素晴しい新録音を世に問うてくれました——
 これが独奏・オーケストラとも桁外れの名演で、俊才ドロン・サロモン率いるイスラエル室内管の並々ならぬほど引き締まった一体感、しなやかな歌作り、抑揚あざやかな解釈には、同じユダヤ人としてゴールトマルクに限りない共感ゆえのもの?
 しかも嬉しいことに、同時期のもうひとつの傑作ソナタがまた充実の名演になっており、同じ頃に書かれたブラームスやラインベルガーらのソナタよりも圧倒的に長いこの傑作をしなやかに、チェコの名手カシュパルと阿吽の呼吸で織り上げてゆく解釈の深みは、何度聴いても惚れ惚れするほど。
 作曲家についての充実解説(全訳付)も日本語資料として貴重だと思います。

 何はともあれ、並居るソリスト先行型の競合盤ともぜひ聴き比べていただきたい協奏曲録音の名演ぶりが圧巻!お見逃しなく...!




いかにもコルスティック・・・
という学究肌変態アルバム

cpo
777373-2
\2700→\2490
レーガー(1873-1916):ピアノ協奏曲 Op.114
J.S.バッハ=ブゾーニ(1866-1924):
 ピアノと弦楽合奏のための協奏曲 ニ短調 BWV1052
ミヒャエル・コルスティック(ピアノ)/
ミュンヘン放送管弦楽団/
ウルフ・シルマー(指揮)

 レーガー自身が初演の6 週間前!に「この曲の演奏はとても困難である」と語ったピアノ協奏曲。
 確かにそれはブラームスの第1 番の曲をもう少しモダンにして、更に晦渋にしたような作品でした。当然初演も大失敗。世間の評判もさんざんなものだったと言います。(とはいえ聴衆を敵に回すのが大好きだったレーガーとしては別に何のこともなかったのでしょうが・・・。)そんなわけでこの曲の真価は問われることもなかったのですが、今回、ドイツの中堅ピアニスト、コルスティックの堅固なる演奏によって、ようやく正しい姿を見ることが可能になりました。
 ブゾーニ編のバッハの協奏曲も食えない曲。ロマン派の作品が好きで好きでたまらない人にうってつけの1 枚です。





JB RECORDS



JBR-015
(国内盤)
\2800+税
ポーランド、近代の作曲家たちと弦楽合奏
 1. チャイコフスキー:弦楽合奏のための悲歌
 2. カルウォヴィチ:九つの歌曲(弦楽合奏伴奏版)
 3. プッチーニ:弦楽合奏のための「菊」
 4. バイルト:四つの愛のソネット
   〜バリトン、弦楽合奏とチェンバロのための
 5. ゼリェンカ:ムジカ・スラヴォカ 〜
   ヴァイオリンと弦楽合奏のための
 6. ガンシェニェツ:オスティナート
 7. アルバレス:チャバカノ駅の地下鉄
ヤン・ヤクプ・ボクン指揮
Ens.インテルカメラータ(ヴロツワフ室内管弦楽団)
マルチン・ブロニコフスキ(Br)
ラドスワフ・プヤネク(vn)
 緊密な弦楽合奏の素晴しさ、引き締まった美しさで名曲・秘曲を。
 ポーランド、やはり桁違いの音楽大国!かつてクリスティアン・ツィメルマン主宰で結成された特別精鋭集団ポーランド祝祭管弦楽団でクラリネットを吹いていたヤン・ヤクプ・ボクンは、近年現地では指揮者として着実に活躍の場を広げている最中。「知らないものは興味津々」タイプでありながら正統派・王道名曲でも全く妥協のない演奏を披露するクラリネット奏者だけに、指揮の腕の確かさと、選曲眼のセンスの良さが本盤の隅々までゆきわたっているのが好感度大、あらためてドキドキさせられます。
 ピアノの巨匠パデレフスキや隣国リトアニアの画家作曲家チュリュリョーニスらと同時代を生きた名匠カルウォヴィチ(ポーランドのラフマニノフともいうべき濃密な旋律美!)の歌曲さまざま(訳詞付!)、弦楽合奏で聴くプッチーニの知る人ぞ知る秘曲「菊」やチャイコフスキーの「悲歌」、現代系作品も少々...といいながら「近代」とのあわいをゆくバイルトの逸品があったりと、音楽史上の20世紀がいかにロマン派いらいの「美」に対する基本的な感覚を失っていなかったかを実感(十二音技法は本来「かなり異端」だったから注目されたわけで)。
 「東」の滋味とセンスを堪能させられる1枚!




FONTEC



FOCD9669
(SACD Hybrid)
¥2800+税
藤村実穂子/オーケストラと共に
 マルシュナー:「ハンス・ハイリング」よりゲルトルートの語りと歌※
 ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」より前奏曲と愛の死※
 ワーグナー(マイヤー編):舞台神聖祭典劇「パルジファル」組曲
  第1幕への前奏曲/場面転換の音楽/
  クンドリーの語り《違うわ、パルジファル…その子を見たわ!》※
  《ひどい人!》※/第3幕への前奏曲/
  聖金曜日の音楽/舞台転換の音楽/終結
藤村実穂子:メゾ・ソプラノ※
クリストフ・ウルリヒ・マイヤー 指揮
新日本フィル
 バイロイト音楽祭に9年連続出演という卓越した経歴をもち、まさに世界最高のメゾ・ソプラノと評される藤村実穂子。
 その圧倒的な歌唱力と深い知性が隅々まで行きわたった演奏は、多くの聴衆を魅了してきました。
 本作は2013年11月に新日本フィルと共演した演奏会を収めたものです。指揮のマイヤーは1992年以来バイロイト音楽祭の第1アシスタントとして活躍し、2007年にはファビオ・ルイジの代役として「タンホイザー」を指揮。藤村とはヨーロッパで共演し意気投合、今回の演奏会へと繋がりました。
 実演の機会が少ないマルシュナーに加え、藤村が得意とするワーグナーの名曲が並ぶプログラムは多くのファンが待ち望んだものです。パルジファル組曲はマイヤー自ら編曲。マイヤーと新日フィルの演奏は過剰な表現を避け、繊細かつしなやか。藤村の知的な歌唱とは最良の相性を示しています。2013/11/29 サントリーホール ライヴ録音

■藤村実穂子のCD■
 ドイツ歌曲集Ⅳ FOCD9658
 ドイツ歌曲集Ⅲ FOCD9621
 ドイツ歌曲集Ⅱ FOCD9575
 ドイツ歌曲集  FOCD9487
 

FOCD9663
¥2700+税
竹間久枝(マンドリン)&益田正洋(ギター)/Spiritoso スピリトーソ
 ジョヴァンニ・ホフマン:ソナタ ニ短調
 ニコロ・パガニーニ:協奏風ソナタ 作品61
 ガブリエレ・レオーネ:ソナタ 第3番 作品2
 マウロ・ジュリアーニ:協奏的大二重奏曲 作品85
竹間久枝=マンドリン
益田正洋=ギター
 古典作品に光を当てることで、マンドリン&ギターの新たな地平を開く。
 日本においてマンドリン音楽をリードする気鋭のマンドリニスト・竹間久枝。日本を代表する実力派ギタリスト・益田正洋を最良のパートナーとして迎え、初めてのアルバムをリリースします!
 竹間久枝は2004年にドイツのケルン音大・ヴッパータール校にて研鑽を積み、同年第19回日本マンドリン独奏コンクール第1位入賞。翌年9月に開催された入賞記念リサイタルを成功させました。その後東京に拠点を移し、現在は関西と関東を中心にソロやアンサンブルでの様々なコンサート出演や、 各地のプロオーケストラでのエキストラ出演など、幅広い演奏活動を重ねています。
 益田正洋は1990年にクラシカルギターコンクールにて若干12歳にして史上最年少優勝して以来、現在に至るまで常に第一線で活躍し続けているトップギタリストの1人です。
 日本で演奏されるマンドリン作品のレパートリーはかなり少なく、ほとんどが20世紀前半に極めて少数の作曲家によって書かれた一部の楽曲に限られています。本作で2人は、まだまだとり上げられることの少ない古典の佳曲達に目を向け、光を当てることで、マンドリンとギターの二重奏の新たな可能性を示しています。
 豊かな音楽性と、それを支える確かな技術を併せ持つ奇跡のデュオによるファーストアルバム。どうぞ最後までお楽しみください。
 2014/9/9-11 五反田文化センター .REC
 

FOCD9659
¥2400+税
史佳Fumiyoshi(津軽三味線) 糸際
 三味線じょんから/三味線よされ/十三の砂山/
 津軽あいや節/じょんから中節/ワイハ節/鯵ヶ沢甚句
 津軽小原節/弥三郎節/津軽三下り/津軽音頭/
 アンコール 即興曲/アンコール 三味線よされ
史佳Fumiyoshi:津軽三味線
 史佳Fumiyoshiは津軽三味線の名手、高橋竹山由来の竹山節本流正統後継者に若干17歳で認定。師、高橋竹育と共に新潟高橋竹山会の伝統を守っています。同時に新曲の創作や、弦楽四重奏とのコラボレーションなど様々なジャンルとの交流にも力を入れており、その活動範囲は世界に及びます。
 今作は自身40歳の誕生日に行われた一夜限りのレコーディングライヴの模様を収録。ルーツとなる津軽三味線の名曲に正面から向き合ったプログラムになっており、弾き三味線の神髄「糸際」に迫るもので、史佳Fumiyoshiの真骨頂が存分に凝縮されています。
 2014/9/19 新潟市音楽文化会館ホール ライヴ録音




DISC CLASSICA


DCJA 21029
\2500+税
CONTRAPUNTO(コントラプント)
 G.F.ヘンデル:プレスト
  (クラヴィーア組曲第1集 第3番 ニ短調 HWV.428 より)
 G.F.ヘンデル:
  ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ 第4番 ニ長調 HWV.371 作品13-1 *
 R.M.リベーロ:序奏と踊り 第1番、第2 番
 A.バルレッタ:
  ヴェネツィアのタンゴ、バンドネオンのために
   (バンドネオン独奏のための25 の室内楽風タンゴより)
 A.バルレッタ:ヴェヌス第4番〜第6 番*
 J.S.バッハ:
  ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ 第4番 ハ短調 BWV.1017*
生水 敬一朗(バンドネオン)
*加藤惠理(ヴァイオリン)
 このアルバムに収められた曲の数々は、いわばバンドネオンにとっては、本来のありよう——もともと、神に捧げる楽器として生まれてきた——を思い起こさせるものと言っていい。よどみなく流れるバンドネオンのメロディーに耳傾けていると、これが鍵盤でなく、複雑きわまりないボタン操作によって奏されていることを、つい忘れて聴き入ってしまう。
 生水のバンドネオンは、時に高らかに時にしみじみと、音楽の喜びを謳い上げる。膝に抱えた1台の楽器から生まれているとは思えない壮大な世界と深ぶかとした感興に、聴く者は、大いに胸を打たれるに違いない。
 濱田吾愛(ブックレットより)
録音:2014 年 収録:65 分


<映像>


DG(映像)



73 4934
(DVD)
\3900→\3590
バレンボイム&ベルリン国立歌劇場
 ベルク:歌劇「ルル」(全3幕)
ルル:モイツァ・エルトマン
ゲシュヴィッツ伯爵令嬢:デボラ・ポラスキ
衣装係/ギムナジウムの学生:アンナ・ラプコフスカヤ
ワルター(画家)/黒人:シュテファン・リューガマー
シェーン博士/切り裂きジャック:ミヒャエル・フォレ
アルヴァ:トーマス・ピフカ
力業師:トーマス・J・マイア
シゴルヒ:ユルゲン・リン
公爵/使用人:ウォルフガング・アプリンガー・シュペルハッケ
劇場支配人:ヨハン・ウェルナー・プライン
ゴル博士(医事顧問)/教授:ウォルフガング・ヒュプシュ
ルルの分身:ブランカ・モドラ、
リアーネ・オスヴァルト
ダニエル・バレンボイム指揮
ベルリン国立歌劇場管弦楽団
演出:アンドレア・ブレート
 従来のチェルハ補筆版ではなく、David Robert Colemanによって新たに改訂された版による舞台。
 モイカ・エルトマンにとって「ルル」は初めての役デビューとなる舞台。男たちを翻弄する絶世の美女役にふさわしい美しい容姿と傑出した美声でエルトマンが舞台上の男たちのみならず、客席の聴衆たちをも魅了し圧倒的な印象を残しました。自動車のスクラップが重なる場面から始まる現代的な演出は賛否両論を引き起こしました。
 エルトマン以外も切り裂きジャック役のミヒャエル・フォレほか充実した歌手陣を揃えての上演です。
  収録:2012年4月 ベルリン、シラー劇場
 映像: 16:9 / colour / NTSC   音声: PCM Stereo / DTS 5.1   Region Code: All regions ("0")  
 字幕:独、英、仏、西、韓   Total time: c. 155'


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NIFC(映像)

NIFCDVD 004
(DVD-Video/NTSC)
\4000→\3690
アルゲリッチが1849年製のエラールを弾く!
 ブリュッヘンとのベートーヴェン"第1番"!

  ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番ハ長調 Op.15
  ブレス・オヴ・ザ・オーケストラ 〜
   18世紀オーケストラとフランス・ブリュッヘンのポートレート
マルタ・アルゲリッチ
 (ピリオド・ピアノ/
  エラール1849年製)
フランス・ブリュッヘン(指揮)
18世紀オーケストラ
 2012年8月28日、ワルシャワ。「ショパンと彼のヨーロッパ」音楽祭(festival'Chopin and his Europe')での奇跡の共演、アルゲリッチ、1849年製のエラール、そしてフランス・ブリュッヘン&18世紀オーケストラの「ベートーヴェン」が、NIFC(ショパン・インスティテュート)からDVDで登場!

 2012年の「ショパンと彼のヨーロッパ音楽祭」に招かれたマルタ・アルゲリッチ。
 フランス・ブリュッヘン&18世紀オーケストラとの共演によるベートーヴェンの「ピアノ協奏曲第1番」での使用楽器はモダンピアノではなく、なんと1849年にパリで製作されたエラール(ピリオド・ピアノ)!
 アルゲリッチにとって初となるピリオド・ピアノによるレコーディング。2012年8月のワルシャワで実現した歴史的快挙がここに鮮明に蘇ります!大反響必至!
 「ブレス・オヴ・ザ・オーケストラ」(約45分)は、2013年の「ショパンと彼のヨーロッパ」音楽祭で撮影されたドキュメンタリー。リハーサル風景、ブリュッヘン、18世紀オーケストラのメンバーのインタビューなど、貴重な映像が収録されたこのDVDのもう1つの"主役"である。

 録音:2012年8月28日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ライヴ)
 DVD仕様 〜 収録時間92分(画面:16:9/音声:DTS 5.1、PCM2.0ステレオ/字幕:英語、ポーランド語/NTSC、Region All

 ※ ドキュメンタリー「ブレス・オヴ・ザ・オーケストラ」は、「NIFCDVD 005(ピリス)」と同内容となります。予めご了承下さい。
 
NIFCDVD 005
(DVD-Video/NTSC)
\4000→\3690
ピリス&ブリュッヘンのベートーヴェン!
 1849年製エラールでのピアノ協奏曲第3番!

  ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37
  ブレス・オヴ・ザ・オーケストラ 〜
   18世紀オーケストラとフランス・ブリュッヘンのポートレート
マリア・ジョアン・ピリス
 (ピリオド・ピアノ/
  エラール1849年製)
フランス・ブリュッヘン(指揮)
18世紀オーケストラ
 2012年8月28日、ワルシャワ。「ショパンと彼のヨーロッパ」音楽祭(festival'Chopin and his Europe')での奇跡の共演、ピリス、1849年製のエラール、そしてフランス・ブリュッヘン&18世紀オーケストラの「ベートーヴェン」が、NIFC(ショパン・インスティテュート)からDVDで登場!

 ハーディング&スウェーデン放送響とのベートーヴェン(第3番&第4番)の名演が記憶に新しいマリア・ジョアン・ピリス。
 2012年「ショパンと彼のヨーロッパ音楽祭」でのブリュッヘン&18世紀オーケストラとの「ピアノ協奏曲第3番」では、ピリオド・ピアノ(エラール1849年製)を使用!
 ブリュッヘンとのベートーヴェン、そして初となるピリオド・ピアノでのレコーディング。乞うご期待!
 「ブレス・オヴ・ザ・オーケストラ」(約45分)は、2013年の「ショパンと彼のヨーロッパ」音楽祭で撮影されたドキュメンタリー。リハーサル風景、ブリュッヘン、18世紀オーケストラのメンバーのインタビューなど、貴重な映像が収録されたこのDVDのもう1つの"主役"である。

 録音:2012年8月28日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ライヴ)
 DVD仕様 〜 収録時間86分(画面:16:9/音声:DTS 5.1、PCM2.0ステレオ/字幕:英語、ポーランド語/NTSC、Region All

 ※ ドキュメンタリー「ブレス・オヴ・ザ・オーケストラ」は、「NIFCDVD 004(アルゲリッチ)」と同内容となります。予めご了承下さい。



2014年発売!
ピリス、ハーディングとのベートーヴェン

ONYX 4125
\2400→\2190
指揮はハーディング!
 ピリス/ONYXレーベル移籍 第1弾

  ベートーヴェン:
   ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37
   ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
マリア・ジョアン・ピリス(ピアノ)
ダニエル・ハーディング(指揮)
スウェーデン放送交響楽団
 ついにピリスがONYXレーベルへ電撃移籍!

 ヴィクトリア・ムローヴァ、パスカル・ロジェに始まり、クリスティーネ・シェーファー、シャルル・デュトワ、オーギュスタン・デュメイ、ミハイル・プレトニョフ、五嶋みどりなど、超メジャー級アーティスト達が続々と参加するイギリスのレーベル、ONYX(オニックス)。ポルトガル、リスボン生まれの世界的ピアニスト、マリア・ジョアン・ピリスが、ついにONYXへ登場!
 第1弾は、ダニエル・ハーディング&スウェーデン放送交響楽団との共演による、ベートーヴェンという超強力な組み合わせ!
 近年はピリスのコンサート・プログラムとしてしばしば演奏されているベートーヴェンの協奏曲。数多くの名盤を残すピリスだが、ベートーヴェンの協奏曲は初めての録音となる(ソナタ集はデュメイとのコンビで録音されている)。
 2013年10月にストックホルムでのコンサートの後、直接スタジオに向かい録音されたベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番と第4番。ピリスの手により情熱と詩情が存分に込められた、劇的なベートーヴェンが完成した。

 ※ジャケット・デザインは変更となる可能性がございます。

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旧譜から
アルゲリッチとピリスのモーツァルト K.381 が聴ける!
ライヴ・フロム・ザ・ルガーノ・フェスティヴァル ライヴ2012


CMSW-7211192
(3CD)
\2300→\1990

ライヴ・フロム・ザ・ルガーノ・フェスティヴァル ライヴ2012

 アルゲリッチ、ピリス、カピュソン、マイスキー、アンゲリッシュ、ジルベルシュテイン、グリンゴルツ、ほか

  

CD1
 1-3 モーツアルト:4手のためのピアノ・ソナタニ長調K381
  マリア・ジョアン・ピリス、マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)


 4−8  シューマン:民謡風の5つの小品作品102 
  ゴーティエ・カピュソン(チェロ)、マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)

 9  マーラー:ピアノ四重奏曲イ短調
  リリー・マイスキー(ピアノ)、  サーシャ・マイスキー(ヴァイオリン)
  リダ・チェン(ヴィオラ)、ミッシャ・マイスキー(チェロ)

 10−12 モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番ハ長調K503 
  マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)、
  ヤチェク・カスプシク指揮/スイス・イタリア管
CD2
 1 ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲作品56b
  マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)、ニコラ・アンゲリッシュ(ピアノ)

 2−5  ドヴォルザーク:ピアノ四重奏曲変イ長調作品87
  ポリーナ・レスチェンコ(ピアノ)、イリア・グリンゴルツ(ヴァイオリン)
  ナタン・ブロード(ピアノ)、トルレイフ・テデーン(チェロ)

 6 マルトゥッチ:ピアノのための主題と変奏作品58
    ネルソン・ゲルナー、ルスダンAlavidze(ピアノ)

 7 スメタナ:2台ピアノ8手のためのソナタホ短調
 8 スメタナ:2台ピアノ8手のためのロンドハ長調
  マルタ・アルゲリッチ、リーリャ・ジルベルシュテイン
  アントン&ダニエル・ハーツェンバーグ(ピアノ)
CD3
 1−4 プロコフィエフ:ヴァオリン・ソナタ第2番ニ長調作品94bis
  ルノー・カピュソン(ヴァイオリン)、
  マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)

 5−7 ドビュッシー:海 (3台のピアノのための)
  ジョルジア・トマッシ、
  カルロ・マリア・リグオーリ、アレッサンドロ・ステッラ(ピアノ)

 8−10 メトネル:ピアノ五重奏曲ハ長調Op.Posth
  リーリャ・ジルベルシュタイン(ピアノ)、 ドーラ・シュヴァルツベルク(ヴァイオリン)
  ルシア・ホール(チェロ)、 ノーラ・ロマノフ=シュヴァルツベルク(ヴィオラ) 、 チョウ・チン(チェロ)

 11 モレス:軍靴の響き
  マルタ・アルゲリッチ、アレ・ペトラッソ(ピアノ)

 毎年恒例のルガーノ・フェスティヴァルのライヴ。いつもすごいが今回はとくにすごい。
 アルゲリッチのモーツァルト:ピアノ協奏曲第25番や、マイスキー一族のマーラー、「そんなものがあるのか」という3台のピアノのための「ドビュッシー『海』」、そしてアルゲリッチとアンゲリッシュのブラームス、アルゲリッチとジルベルシュテインのスメタナ、・・・そして・・・ピリスとアルゲリッチのモーツァルト K.381!
 水と油、淑女と猛女、静と動、そんな二人が最近共演していたという話は聞いていたが、レーベルの違いからCDで聴くことはできないと思っていたが、EMIという会社が良くも悪くもフワフワしているせいか(ではないと思うが)、今回まさかの音源登場。

 録音:2012年 Recorded at the 2012 Lugano Festival.


















1/8(木)紹介新譜

マイナー・レーベル新譜


IPPNW



IPPNW 78
\2500→\2290
パヴェル・ギリロフ率いるピアノ四重奏団の絶品の
 R.シュトラウスとフォーレ!

  R.シュトラウス:ピアノ四重奏曲 ハ短調 Op.13
  フォーレ:ピアノ四重奏曲第1番 ハ短調 Op.15
ギリロフ・クァルテット・ベルリン
 [クリストフ・シッケダンツ(ヴァイオリン)、
  ライナー・メーネ(ヴィオラ)、
  マルクス・ニコス(チェロ)、
  パヴェル・ギリロフ(ピアノ)]
 IPPNW(核戦争防止国際医師会議)の慈善演奏会。

 ライヴ録音:2013 年10 月/ベルリンフィルハーモニー室内楽ホール/DDD、69’38”

  IPPNW(核戦争防止国際医師会議)の慈善演奏会を収録したシリーズの最新盤は、2013 年10 月にライヴ収録されたパヴェル・ギリロフ率いるギリロフ・クァルテット・ベルリンによるR. シュトラウスのピアノ四重奏曲とフォーレのピアノ四重奏曲第1 番です。
 パヴェル・ギリロフは当慈善演奏会に積極的に参加し、これまでは1985 年に創設したベルリンフィル・ピアノ四重奏団として演奏してきました。
 今回演奏されたR. シュトラウス、フォーレはそれぞれ初期の作品ながら、ピアノ四重奏でしか表現することのできない室内楽の極みと言える名作と言えましょう。巨匠が集まったギリロフ・クァルテット・ベルリンによる絶美の演奏をお楽しみ下さい。




LIMEN


CDVD034 C034
(CD+DVD)
\3100
父、ベリンスキーの作品も収録!ベリンスカヤによる情熱的な演奏!
  [CD]
  (1)グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ短調 Op.45
  (2)ガーシュウィン(ハイフェッツ編):「ポーギーとベス」(全6曲)
  (3)バルトーク:ラプソディ第1番
  (4)ピアソラ:ル・グラン・タンゴ
  (5)ベリンスキー:ボストン・ワルツ
 [DVD]
  (1)グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ短調 Op.45
  (2)ガーシュウィン(ハイフェッツ編):「ポーギーとベス」(全6曲)
  (3)ベリンスキー:ボストン・ワルツ
ユリア・ベリンスカヤ(ヴァイオリン)
ハンナ・シバエワ(ピアノ)
 父、ベリンスキーの作品も収録!ロシア女流ヴァイオリニスト、ベリンスカヤによる情熱的な演奏!

 セッション録音:2011 年リメン音楽スタジオ/DDD、NTSC 16:9、60’27”

 ロシアの女流ヴァイオリニスト、ユリア・ベリンスカヤの新譜はグリーグのヴァイオリン・ソナタ第3 番を主軸にガーシュウィン、バルトーク、ピアソラ、そして彼女の父であるセルゲイ・ベリンスキーの作品を収録しました。
 ベリンスカヤは父にヴァイオリンの手ほどきを受け、その後本格的にヴァイオリンを学び、モスクワ音楽院では名ヴァイオリニストにして名教師のヴィクトル・トレチャコフに師事しました。録音はソロをはじめ、近年はエマヌエラ・ピエモンティ率いるトリオ・マルグリットのメンバーとしても活躍しており、Li men レーベルからは、ブラームスのピアノ三重奏曲第1 番、ショスタコーヴィチのピアノ三重奏曲第2 番を収録したアルバム(CDVD029 C029)をリリースしております。
 なお、当アルバムのDVD にはバルトーク、ピアソラを除く全曲が収録されており、臨場感あふれる映像をお楽しみいただけます。




MD+G



613 17772
\2400→\2190
ジャチント・シェルシ(1905-1988):
 ① 組曲第8番「Bot Ba」(1952),
 ② 組曲第9番「Ttai」(1953)
シュテッフェン・シュライエルマッヒャー(シュライヤーマッハー)(P)
 謎多き現代作曲家の作品を、シュライエルマッヒャーが新解釈
 イタリア生まれの現代作曲家シェルシの謎を解き明かすべく、鬼才ピアニスト、シュライエルマッヒャーが「彼の作品」を丹念に演奏しています。
 シェルシという作曲家は確かに存在していましたが、彼の死後、その作品は何人かの作曲家の共同作業によって創られたということが判明しており、シェルシの作風の変化も、その共同作曲者の影響をうけてのことだと言われています。
 組曲第8番のタイトルは謎めいていますが、チベット文化から影響を受けたものであろうということです。反して、組曲第9番はとても瞑想的であり、この多面的な作風はシェルシという存在を端的に示しているものと言えるでしょう。
 現代音楽の解釈において、第一人者であるシュライエルマッヒャーのこのシェルシは、他に類をみない偉大なものとして記憶されるはずです。
 

904 18716
(SACD Hybrid)
\3100
セシル・シャミナード:ピアノ作品集
 セシル・シャミナード(1857-1944)
  ① ピアノ・ソナタ ハ短調Op.21, ② 交響的練習曲Op.28,
  ③ 演奏会用練習曲Op.35, ④ 旋律的練習曲Op.118,
  ⑤ 悲愴的練習曲Op.124, ⑥ ロマンティックな練習曲Op.138,
  ⑦ ユーモラスな練習曲Op.138,
  ⑧ スコラスティックな練習曲Op.139, ⑨ 子供の頃の思い出
ヨハン・ブランシャール(P)
 フランスで最初に認められた女性作曲家の作品を、サロン的な雰囲気で
 フランスで最初に認められた女性作曲家と言われるシャミナード。当時はパリ音楽院でさえ、女性が作曲科に入学することを認められておらず、彼女はゴダールから個人的に作曲を学び、18歳で演奏会を行って少しずつ認められていったのでした。1892年にイギリスでデビューし、その2年後にはヴィクトリア女王に御前演奏を行い、高く評価されました。1913年に女性作曲家として初のレジオン・ドヌール勲章を授与されるなど、幅広く活躍しましたが、結局その作品のほとんどは忘れ去られてしまったのです。
 このアルバムのピアニスト、ブランチャード(彼の父もピアニストであり、シャミナードと親しかった)は彼女の未発表作品を20以上も発見し、これらの出版に尽力しました。
 彼女の「練習曲」は指の練習よりも表現の巧みさを追求するものかもしれませんが、リストの思い出や、シューマンのオマージュなど様々な影響を感じることができる作品です。
 ブランチャードは、1901年製のスタインウェイ“Manfred B?rki” で当時のサロンの雰囲気を絶妙に再現しています。
 


947 18676
(SACD Hybrid)
\3100→\2890
ブラームス:世俗合唱作品集Vol.1
 ① ジプシーの歌Op.103, ② 6つの四重唱曲Op.112,
 ③ 3つの四重唱曲Op.31
 ④ 3つの四重唱曲Op.64, ⑤ 4つの四重唱Op.92
北ドイツ・フィグラル合唱団,
イェルク・シュトラウベ(指揮),
マルクス・ベルハイム(ピアノ)
 親しみやすいメロディを豊かなハーモニーで
 ブラームスの「ジプシーの歌」は、彼の8つある四重唱曲集の中の1つで、1887年に作曲されました。これは彼が愛したハンガリー民謡を題材にしたピアノ伴奏付の四重唱曲ですが、このアルバムのようにしばしば4部合唱で歌われることも多い、親しみやすいメロディに満ちた楽しい作品です。
 情熱的なリズムと豊かなハーモニーを表現するためには、ピアノの技術による部分も多く、ここでピアノを演奏しているベルハイムは繊細なタッチで、要求を存分に満たしています。
 他の四重唱曲は比較的地味な存在ではありますが、もともと合唱団を指導することについて定評のあったブラームスだけあって、どれも素晴らしい作品となっています。
 北ドイツ・フィグラル合唱団は、プーランクの合唱作品(947 15956)やロマン派のクリスマス合唱作品(947 16516)でも見事なハーモニーを披露している合唱団です。
 


937 18836
(SACD Hybrid)
\3100→\2890
ベートーヴェン:
 ① 交響曲第8番ヘ長調Op.93,
 ② 交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」
ステファン・ブルーニエ(指揮)
ボン・ベートーヴェン管弦楽団
 ピリオド奏法と音の美しさを際立たせた雄弁な語り
 創立100年以上の伝統あるオーケストラ、ボン・ベートーヴェン管弦楽団。これまでR.シュトラウス、エーリヒ・クライバー、カール・ベーム、セルジュ・チェリビダッケ、ギュンター・ヴァントといった巨匠たちが指揮台を飾ってきたこの名門で、2008〜2009年シーズンから音楽監督を務めているシュテファン・ブルーニエ。このコンビによるベートーヴェン:交響曲集第2弾となります。
 ブルーニエはピリオド奏法を用いながらもややゆったりとしたテンポをとり、雄弁にメロディを歌っていきます。緻密なスコアの読みで、ひとつひとつの音符を大切にしたベートーヴェン演奏を展開しています。雄弁と洗練を兼ね備えたしなやかな秀演を、SACDの高音質でお届けします。



ブルーニエ&ボン・ベートーヴェン管
 ベートーヴェン・チクルス第1弾!

937 17566
(SACD Hybrid)
\3100→\2890
 ベートーヴェン:
   『交響曲第1番ハ長調Op.21』
   『交響曲第5番ハ短調Op.67』
シュテファン・ブルーニエ(指揮)
ボン・ベートーヴェン管弦楽団
 雄弁なメロディ歌いによる、新ロマンティック・ベートーヴェン
 創立し100年以上の伝統あるオーケストラ、ボン・ベートーヴェン管弦楽団。これまでR.シュトラウス、エーリヒ・クライバー、カール・ベーム、セルジュ・チェリビダッケ、ギュンター・ヴァントといった巨匠たちが指揮台を飾ってきたこの名門で、2008〜09年シーズンから音楽監督を務めているシュテファン・ブルーニエと このオーケストラによる初のベートーヴェン交響曲録音となります。
 ブルーニエはピリオド奏法を用いながらもややゆったりとしたテンポをとり、雄弁にメロディを歌っていきます。ノイズの少ない楽器の音の美しさが際立ち、金管とティンパニは明快に強奏群としてびしっと決めながら見事なアンサブルを聴かせてくれます。大音量時の迫力に頼ることなく、緻密なスコアの読みによって、ひとつひとつの音符を大切にした新ロマンティック・ベートーヴェン演奏といえましょう。洗練を兼ね備えたこの秀演を、SACDの高音質でお届けします。
 【録音】2012年, ボン、ベートーヴェン・ホール(デジタル:セッション)





MSR


MS 1512
\2300
キム・クックのサン=サーンス&ラロ:チェロ協奏曲
 (1)サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番イ短調Op.33
 (2)フォーレ:エレジーハ短調Op.24
 (3)ラロ:チェロ協奏曲ニ短調
キム・クック(チェロ)
(1)(2)ヴァレリー・ヴァチェフ(指揮)
(3)グリゴール・パリカロフ(指揮)
フィルハーモニカ・ブルガリカ
 録音:2011-2012 年ブルガリア放送、ソフィア、59’08

 アメリカのチェリスト、キム・クックの協奏曲集第2 弾(既発売はショスタコーヴィチ&チャイコフスキー,MS1289)。イェール大学とイリノイ大学でアルド・パリゾ、ヤーノシュ・シュタルケルなどに師事。サンパウロ交響楽団の首席奏者を務め、現在はソリストや教師として活躍しています。
 サン=サーンスの円熟期の傑作のひとつサン=サーンスの「チェロ協奏曲第1 番」とこの曲に触発されて作曲したラロの「チェロ協奏曲」、フォーレの珠玉の小品を収めたアルバム。しなやかな音色、穏やかに丁寧、堅実な演奏です。
 


MS 1545
\2300→\2090
「無言歌」〜伝統的なラテン・アメリカのピアノ曲集
 ≪ベネズエラ≫
  モイセス・モレイロ(1904-79):ホローポ
  ルイーザ・エレナ・パエザーノ(b.1946):幻影のワルツ
 ≪ブラジル≫
  エイトル・ヴィラ=ロボス(1887-1959):オリオン座の3 つの星
 ≪ドミニカ共和国≫
  リチニオ・マンチェボ(1932-2010):無言歌、ドミニカの踊り
 ≪メキシコ≫
  マヌエル・マリア・ポンセ(1882-1948):間奏曲、メキシコのスケルツォ
 ≪プエルトリコ≫
  ファン・モレル・カンポス(1857-96):幸せな日々、ローラとジョルジーナ、ノ・メ・ケトス
  マヌエル・タヴァレス(1843-83):マルガリータ
  オリンピオ・オテロ(1845-1911):ラ・クニャディータ
 ≪コロンビア≫
  ルイス・アントニオ・カルボ(1882-1945):遥かな青、熱狂
 ≪キューバ≫
  ホセ・ホワイト(1836-1918):美しいキューバの娘
  アントニオ・マリア・ロメウ(1876-1955):リンダ・クバーナ
  エルネスト・レクオーナ(1896-1963):菊、青い夜
  アレハンドロ・ガルシア・カトゥーラ(1906-40):農家の子守歌
 ≪アルゼンチン≫
  アストル・ピアソラ(1921-94):天使のミロンガ
  アルベルト・ヒナステラ(1916-83):ミロンガ、マランボ
マルタ・マルチェナ(ピアノ)
 これはオススメ!楽しいラテン・アメリカのピアノ小品集!

 録音:2000 年1 月、71’12

 オススメのラテン・アメリカのピアノ小品集!
 キューバの国際的なピアニストでラテン・アメリカの音楽に精通し、演奏活動を世界各地で行っているマルタ・マルチェナ。伝統的なラテン・アメリカのピアノ作品を収録…と言いつつも、珍しい作曲家の作品もセレクトされており、知られざるロマンティックなメロディに溢れています。ピアノ好きの方には是非聴いていただきたいです。
 モレイロの“ホローポ”は、ベネズエラの民族舞曲を基とした代表曲で軽快なピアノ曲。ポンセの“間奏曲”は比較的知られており、哀しげなメロディ、静謐に美しい。カンポスの“幸せな日々”は愛らしくメロディアス、ホワイトの“美しいキューバの娘”はゆったりと情感豊かにピアノが歌うように演奏されています。
 すべてが5 分弱の小品なので飽きさせません!国ごとに分かれていて、そのちょっとした雰囲気の違いも感じられるかもしれません。
 

MS 1490
\2300
「燃え立つ火」〜スコットランドの女王と彼女の世界
 伝承曲(ロバート・バーンズ作詞、リチャード・アインホルン編曲):
  雌牛を丘に呼び集めよう
 ジェイムズ・ローダー:わが主君のマーチのパヴァン
 作者不詳:ハッチャーソンのガイヤルド
 作者不詳:私は見放された
 ウィリアム・バード:名高い高貴な女王
 アンソニー・ホルボーン:パヴァン“パラディーソ”/他 全27 曲
パルテニア・ア・コンソート・オブ・ヴィオール
 (ヴィオール四重奏)
ライランド・エンジェル
 (テノール&カウンター・テナー)
ドンショク・シン(ヴァージナル)
 録音:2013 年9 月、64'29

 パルテニア・ア・コンソート・オブ・ヴィオールはニューヨークに拠点を置くヴィオr−ル・アンサンブル。
 悲劇のスコットランド女王メアリー・スチュアートが生きた16 世紀の歌曲や踊りの音楽、伝承曲、彼女にまつわる作品などを収録。
 

MS 1510
\2300
2012年にニューヨークで結成された新進の中国人デュオ
 フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調Op.13
 シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ短調Op.105
 バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第2番SZ.76
ジェイド・デュオ:
 【シューアイ・シ(ヴァイオリン)、
  ツェン・チェン(ピアノ)】
 録音:2014 年、60’51

 2012 年にニューヨークで結成された新進の中国人デュオ。2013 年アルトゥール・バルサム・コンペティション・フォー・デュオで優勝、2013 年J.C.アリアーガ室内楽コンペティションで第2 位を受賞。
 

MS 1523
\2300
「未知の世界」〜ヴィオラ・ダ・ガンバ・アドヴェンチャー
 アルジェ/パーソンズ・フェアウェル/
 グラウンドのためのグリーンスリーブス/機織る少女/
 狂気じみた愛or療養のためグリム王の幽霊を若い男は呼ぶ/
 ノーフォークのデュークorセント・ポールの尖塔/
 アナトリアの紫のブドウ/シルヴィ/黒い小言/
 マッケンジーのフェアウェル/陶器/ムーアの復讐
 /境界/熊のダンス|研究者の精神
ジェラルド・トリンブル
 (バスGamb,Vaダモーレ,
  カントン・ド・ヴィオール,
  パルドゥシュ・ド・ヴィオール,
  5弦フレット・バスVn,Vo)
ウェブスター・ウィリアムズ
 (6弦バスGamb)
エリオット・ワドピアン(Cb)
リヴァー・ゲルゲリアン(Perc)
ファン・カミロ・レイエス(パルマ)
 録音:2010-13年、64’49

 ヴィオラ・ダ・ガンバの革新者、ジェラルド・トリンブル。ヴィオラ・ダ・ガンバをメインに古楽器を新しい奏法やスタイルで現代に甦らせた意欲作。まるでエキゾチックなワールド・ミュージックのようでオススメです。
 伝統を尊重しながら、ケルト音楽、東洋の音楽に影響を受けたアレンジ。17 世紀のジョン・プレイフォード編著の「ダンシング・マスター」の中の楽曲や、トルコの伝承曲、フランスのバロック音楽、そして自身のオリジナル曲などを演奏しています。軽快なリズム、超絶テクニックに、郷愁の音色を感じさせる、オリジナリティに溢れたアルバムです。
 

MS 1524
\2300
『サクスペクトラム2』〜アルト&ソプラノ・サックスのための新しい音楽
 (1)グレン・ギリス(b.1956):ファンタジア
 (2)バーバラ・ヨーク(b.1949):ソナタ“メイク・チェンジズ”
 (3)リチャード・ギリス(b.1955):夕やみ
 (4)リチャード・ギリス:ブルースと記憶
 (5)グレン・ギリス:南極光
 (6)ポール・スチャン(b.1983):大きい蝶のエキゾチックな踊り
 (7)グレン・ギリス:ケルトの空気、ドップラー・ワウワウ・エアー・ジグ
 (8)デヴィッド・カプラン(b.1923):物語
 (9)グレン・ギリス&ジェームズ・カニングハム(b.1954):タイリクオオカミ
 (10)何占豪(b.1933)&陳鋼(b.1935):
  ヴァイオリン協奏曲「梁山泊と祝英台」(グレン・ギリス&ボニー・ニコルソン編)
 (11)グレン・ギリス&ウェイン・ギースブレヒト(b.1964):
  スペクトラム・マッシュアップ
グレン・ギリス
 (アルト&ソプラノ・サックス)
(1)-(4)(6)(10)
 ボニー・ニコルソン(ピアノ)
(4)リチャード・ギリス(トランペット)
(11)ジェームズ・カニングハム
 (ディジェリドゥ)
 録音:2014 年、77’24

 2009 年にリリースされた“サクスペクトラム”(MS1328)の続編!今回もすべて世界初録音で多彩なスタイルでサックスの可能性とレパートリーを広げる作品です。
 ヴァイオリン協奏曲「梁山泊と祝英台」のサックス&ピアノ版は中国的な雰囲気も十分感じられ、サックスが深い情感を歌っています。
 

MS 1530
\2300
ブクステフーデ:我らがイエスの御体 BuxWV75
 (足について・膝について・手について・
  脇腹について・胸について・
  心について・顔について)
ブライアン・シュミット(指揮)
デューク・ヴェスパーズ・アンサンブル
カペラ・バロック
 録音:2014 年3 月、56’20

 バッハやヘンデルにも大きな影響を与えたブクステフーデ。「我らがイエスの御体」は十字架上のイエスの体の7 つの部分(足・膝・手・脇腹・胸・心・顔)へ語りかける形で、キリストの受難をわが身への苦しみとして受け止めるというラテン語で作曲された受難曲です。
 各曲の冒頭は器楽の“ソナタ”、合唱による“コンチェルト”、通奏低音付きの独唱“アリア”で構成されています。静謐で素朴な慈しみを感じる演奏です。
 

MS 1536
\2300
「珍しい土地」〜トランペットを含む現代室内楽曲集
 (1)パトリック・シュルツ(b.1975):ファンファーレ
 (2)ジャン=フランソワ・ミシェル(b.1957):
  トランペット、ホルン、トロンボーンのための組曲
 (3)ジョセフ・ブラハ(b.1951):フランス組曲
 (4)ウェイン・ルー(b.1970):トランペット・ソナタ
 (5)ジャン=フランソワ・ミシェル:目覚め
 (6)ハラルド・ゲンツマー:C 管トランペットとオルガンのためのソナタ
エイミー・シェンデル(Trp)
(1)(6)グレゴリー・ハンド(Org)
(2)(3)バーナード・スカリー(Hr)
(2)(3)(6)トッド・シェンデル
 (Trb、ユーフォニアム)
(4)(5)レネ・レクオーナ(Pf)
 録音:2012-13 年、64’32

 トランペットのための現代室内楽作品集。ゲンツマー以外は世界初録音という意欲作。メロディアスで親しみやすい雰囲気。
 トランペット奏者のエイミー・シェンデルはウィスコンシン大学オー・クレア校、インディアナ大学、ウィスコンシン大学マディソン校で、ジョン・アレイ、ジョン・ロメル、マニー・ラウレアーノ、ゲイリー・ボードナーなどに師事。オーケストラ、吹奏楽団などと多数共演、ソリストとして活躍中です。2009 年からはアイオワ大学の教授として後進の指導にもあたっている。
 
MS 1539
\2300
「ダニエル・カー(b.1972):作品集VOL.1」〜歌曲とソロ・ピアノ作品集
 (1)3つのラングストン・ヒューズ・ソングスOp.12/
 (2)3つの前奏曲Op.13/(3)アキOp.4/(4)レソト変奏曲Op.1/
 (5)3つのウィリアム・ブレイク・ソングスOp.2/(6)5つの前奏曲Op.3/
 (7)3つのサラ・ティーズデール・ソングスOp.15/(8)風の子守歌
(1)(3)(5)(7)ジェシカ・ペトリュス(S)
クリスティーナ・ライト=イヴァノヴァ(Pf)
(2)(4)(6)(8)田宅真弓(Pf)
 録音:2013 年5 月、53’17

 アメリカの作曲家、ダニエル・カー。ヒーリング・ミュージックのような美しい叙情に満ちた作品ばかり。
 3 人の著名な詩人による歌曲とソロ・ピアノ曲が交互に収録。ハッとする透明感がある。




TUDOR



TUDOR 7194
(SACD HYBRID)
\2400→\2190
ティチアーティ待望の名曲録音!ドヴォルザーク「新世界」
 ドヴォルザーク:
  (1)交響曲第9番 ホ短調「新世界より」Op.95
  (2)アメリカ組曲 イ長調Op.98b
ロビン・ティチアーティ(指揮)
バンベルク交響楽団
 抜群の音楽性!俊英ロビン・ティチアーティ待望の名曲録音!ドヴォルザーク「新世界」、日本語帯・解説付き!

 録音:2013年12月、バンベルク・コンツェルトハレ「ヨゼフ・カイルベルト・ザール」、67:13
 演奏タイミング (1)[12:17][11:50][8:07][11:52]、(2)[5:30][4:49][4:34][4:17][3:22]

 ロビン・ティチアーティは1983 年の生まれ。このディスクに収録されているドヴォルザークは2013 年暮の録音なので、ちょうど30 歳の時の演奏である。30 歳といえば一般的にもまったくの青年、指揮者とあらば普通はまだ駆け出しの年齢である。しかしティチアーティは20 代で既に高い評価を得ていた。26 歳でスコットランドの名オーケストラ、スコットランド室内管弦楽団の首席指揮者に就任、27 歳にはこの録音で演奏しているバンベルク交響楽団の首席客演指揮者に就任。これだけでも驚きだが、さらにこの録音の翌年には英国の格式高いグラインドボーン音楽祭の音楽監督に就任している。就任時、ティチアーティはようやく31 歳になったところだった。
 だが年齢で驚いている場合ではない。この青年指揮者の演奏が抜群に素晴らしいのだ。彼の演奏を聞けば、30 歳で国際的名声を築いたのも当然と理解できるだろう。
 このディスクに聞けるティチアーティのドヴォルザークの演奏はたいへんに充実したものだ。響きは豊かで旨みに溢れ、音楽の運びには既に風格すら感じられる。全体の構成をキチッと見通していて抜かりなく、楽譜の指示もとてもよく読み込んでいる。勢いにまかせるようなことのない成熟した演奏なのだが、しかし音楽の端々には、若く才能豊かな音楽家だけが持つ瑞々しい感性が宿っている。ティチアーティがいずれ大家、巨匠と呼ばれる指揮者になった時でも、このドヴォルザークのディスクは30 歳のティチアーティの魅力をSACD Hybrid の優秀録音で伝え続けてくれるだろう。




ロビン・ティチアーティ、ベストセラーの「幻想」



Berlioz: Symphonie fantastique, Op. 14
LINN
CKD 400
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
超新星ティチアーティ!ベルリオーズ"幻想交響曲"!
 ベルリオーズ:
  幻想交響曲Op.14
  歌劇《ベアトリスとベネディクト》序曲
ロビン・ティチアーティ(指揮)
スコットランド室内管弦楽団
 遂に世界の舞台へと羽ばたき、世界中から注目を集める存在となったイタリア系イギリス人マエストロ、ロビン・ティチアーティ。
 2009/10シーズンから首席指揮者を務めるスコットランド室内管弦楽団(SCO)との「ベルリオーズ・プログラム」がリン(Linn)でスタート!第1弾は、スコットランド室内管の新時代の幕開けに相応しい大作「幻想交響曲」!




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


ELECT RECORD



EDC 1106/07
(2CD)
\4200→\3790

「女性作曲家のピアノ作品集」

リアナ・シェルベスク(ピアノ)
 エリザベト・ジャケ=ド=ラ=ゲール:
  クラブサン組曲 ト長調〜ロンドとジーグ
 マリア・テレーザ・アニェージ:ソナタ ト長調
 ファンニ・メンデルスゾーン=ヘンゼル:
  ピアノのための二つの調べ Op.5
 クララ・シューマン:
  ロベルト・シューマンの主題による変奏曲Op.20,ロマンツェ ロ短調
 エテル・スマイス:ソナタ第3番 ニ長調
 ドメニカ・コンスタンティネスク:コンステラーティイ
 カロリーネ・アンジンク:小川は砂漠に出会うか?
 グラジナ・バツェヴィチ:ソナタ a II-a
 ドイナ・ロタル:ケシの交差路
 アガーテ・バッケル= グロンダール:
  バラーダ Op.36-5 ,セレナーダOp.15-1 ,
  前奏曲Op.61-1,ピアノのための3つの小品Op.69
 エルフリーダ・アンドレー:ピアノ・ソナタ イ長調Op.3
 ラウラ・ヴァルボリ・アウリン:ピアノのための5つの詩Op.7
 シェシュティン・イェプソン:4つの小品,ピアノのためのモノノーグ「1974年10月」
 ヨアンナ・ブルズドヴィッチ:エロティック
 ルーマニアの重要な女流ピアニスト、シェルベスク母娘の復刻!

 134'29、ADD

 女性作曲家のピアノ作品を2CD たっぷり集めている。シェルベスク(Serbescu のS に下コンマが付くのでセルベスクでなくシェルベスク)は、ファンニ・メンデルスゾーン=ヘンゼルなど女性作曲家を積極的に取り上げることで知られるピアニスト。
 ここではクララ・シューマンなどの有名作曲家から、20 世紀の女性作曲家、特に東欧、北欧の女性作曲家を多く取り上げている。
 


EDC 1108/09
(2CD)
\4200→\3790
「シェルベスク母娘によるピアノ協奏曲集」
 (1)バッハ:2台のピアノのための協奏曲 ハ長調BWV1061
 (2)ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 Op.11
 (3)タラヌ:ピアノ協奏曲
 (4)クララ・シューマン: ピアノ協奏曲 イ短調Op.7
 (5)ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調
 (6)レスピーギ:ピアノと管弦楽のためのトッカータ
(1)(6)シルヴィア・シェルベスク(ピアノ)
(1)-(5)リアナ・シェルベスク(ピアノ)
(1)グリゴレ・イオスブ(指揮)
 チプリアン・ポルンベスク音楽院管弦楽団
(2)ミルチェア・クリステスク(指揮)
 ルーマニア放送管弦楽団
(3)エマヌエル・エレネスク(指揮)
 ルーマニア放送管弦楽団
(4)エルケ・マシャ・ブランケンブルク(指揮)
 ケルン・クララ・シューマン女性管弦楽団
(5)エマヌエル・エレネスク(指揮)
 ルーマニア放送管弦楽団
(6)ミルチェア・バサラブ(指揮)
 ジョルジェ・エネスク・フィルハーモニー管弦楽団
 (1)録音:1963年11月13日 (2)録音:1972年1月27日 (3)録音:1972年12月21日 (4)録音:1988年10月19日、デュッセルドルフ (5)録音:1970年2月12日 (6)録音:1959年1月25日/141'47、ADD

 20 世紀前半から半ばにかけてのルーマニアの優れたピアニストだったシルヴィア・シェルベスク(1903-1965)と、その娘リアナ・シェルベスクのピアノ協奏曲の録音集。
 シルヴィアは亡くなる前年の1964 年4 月に引退しており、1963 年のバッハの2 台のピアノのための協奏曲は母娘共演の最後の頃のもの。リアナには女性作曲家のピアノ曲を弾いたCD がいくつかあるが、ショパンやラヴェルなどの有名ピアノ協奏曲の録音はなかったように思われる。
 ほとんどがライヴ録音で、音の状態もあまり芳しくないが、貴重な記録。




PRAGA DIGITALS


PRDDSD 350095
(SACD HYBRID)
\2900
ミケランジェリのバッハ=ブゾーニ「シャコンヌ」が
 鮮やかな音で蘇った

  (1)J.S.バッハ(ブゾーニ編):シャコンヌBWV1004
  (2)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第3番ハ長調Op.2 の3
  (3)シューマン:ウィーンの謝肉祭の道化Op.26
  (4)ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲Op.35
アルトゥーロ・ベネデッティ
 =ミケランジェリ(Pf)
 (1)録音:1948年10月27日/アビーロード・スタジオNo.3(ロンドン) (2)録音:1941年6月/ミラノ (3)録音:1957年5月12日/ロンドン(ライヴ) (4)録音:1948年10月26日/アビーロード・スタジオNo.3(ロンドン)/Bi-channel Stereo/75’37”

 SACD ハイブリッド盤。限定盤。メジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をオリジナル音源からリマスターするシリーズ。
 バッハ、ベートーヴェン、ブラームスはミケランジェリ最初期のEMI のSP 盤を、シューマンは放送用テープからBi-channel ステレオ・SACD ハイブリッド化しました。
 バッハ=ブゾーニの「シャコンヌ」は鮮やかな演奏なものの、これまで録音の古さゆえミケランジェリならではの透き通った美音や色彩感がほとんど伝わってきませんでした。今回SACD 化したことで、ある時はオルガンのよう、ある時はヴァイオリンのよう驚くべきなニュアンスが伝わってきます。技巧の冴えも驚きです。
 ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第3 番も1941 年録音とは思えぬ鮮明さ。スピード感と明快なタッチで一気に聴かせてしまいます。シューマンの「ウィーンの謝肉祭の道化」も信じがたい名演。SACD 化されたことで、ライヴならではの緊張感と熱気がより伝わってきます。ブラームスの「パガニーニの主題による変奏曲」は1、2 巻からミケランジェリのセンスで並べ替えたもの。正確無比な技巧に唖然とさせられます。




SPECTRUM SOUND



CDSMBA 010
\2900→\2690
ポリーニ幻のステレオ・ライヴが高音質で残っていた!
 (1)ブラームス:交響曲第3番ヘ長調Op.90
 (2)ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11
マウリツィオ・ポリーニ(Pf) (2)
パウル・クレツキ(指揮)
フランス国立放送管弦楽団
 新年早々トンデモCD 登場! まさに才気煥発。ポリーニ幻のステレオ・ライヴが高音質で残っていた!!

 録音:1960 年5 月3 日/パリ、シャンゼリゼ劇場(ライヴ)/STEREO、192kHz 24bit、71’ 49”、世界初CD 化

 驚くべきアルバムが登場します。ポリーニのショパン、それもピアノ協奏曲第1 番1960 年ステレオ・ライヴの世界初出。
 ポリーニは同年の2 月から3月にかけて行われた第6 回ショパン国際ピアノコンクールにわずか18 歳で優勝、クラシック音楽界最大の注目を集めていました。
 ポリーニのショパンのピアノ協奏曲第1 番といえば、1960 年3 月13 日のショパン・コンクールにおけるライヴと、同年4 月20-21 日にクレツキ指揮フィルハーモニア管とのベストセラー盤が存在していますが、当アルバムはその1 カ月半後の5 月3 日にパリのシャンゼリゼ劇場でフランス国立放送管と行われたコンサートのライヴ。モノラルの怪しげな盤が流出したことがありますが、こちらはフランス放送所蔵のオリジナル・ステレオマスターから192kHz、24bit 高音質でデジタル・リマスタリングを行い、鮮やかな姿で蘇った正規盤。
 何よりポリーニの独奏が唖然とする凄さ。明快なテクニックと早いデンポ、絹のようなタッチと透明な音色はフィルハーモニア管との盤と同質ですが、ライヴならではの高揚と熱気で、曲が進むにしたがって音楽に没入していくさまが危険ささえ感じさせるほど。奇跡の演奏が残されていたと申せましょう。
 老練なクレツキのバックも注目で、才気煥発名ポリーニの独奏にピッタリあわせているだけでなく、各所にちりばめられたポーランドの民族色の表出も見事。
 カップリングのブラームスの交響曲第3 番も、クレツキならではの考え抜かれた知的アプローチ光る名演。フランス国立放送管の音色も魅力です。


<メジャー・レーベル>

Warner Erato Veritas



2564619538
(2CD)
\2200→\1990
ヘンゲルブロック&フライブルク・バロック管
 ヨハン・ベルンハルト・バッハ:
  管弦楽組曲第1番ト短調
  管弦楽組曲第2番ト長調
  管弦楽組曲第3番ホ短調
 ファッシュ:組曲ハ長調
 テレマン:組曲ト短調「ミュゼット」
 ヨハン・ルートヴィヒ・バッハ:組曲ト長調
 ゼレンカ:7声の序曲ヘ長調
フライブルク・バロック管
トーマス・ヘンゲルブロック(指揮)
原盤:ドイツEMI
 


2564619519
(2CD)
\2200→\1990
トン・コープマン(指揮)
 ブクステフーデ:カンタータ集
 手をたたいて喜べ BuxWV29
 私の心は喜びに溢れる BuxWV72
 イエスの甘き思い出 BuxWV56
 私は甦りである BuxWV44
 主に新しき歌を歌え BuxWV12
 今日神の子は勝利なさった BuxWV43
 イエスは私の生命の生命 BuxWV62
 神は喜び叫ぶ声とともに BuxWV33
 神の子にあらずや BuxWV6
 神に喜びの声を上げよ BuxWV64
 楽しく歌い、喜べ BuxWV52
 私の心はどんなに晴れ、喜ぶだろう BuxWV110
バルバラ・シュリック(ソプラノ)
モニカ・フリンマー(ソプラノ)
マイケル・チャンス(カウンターテノール)
ルネ・ヤーコプス(カウンターテノール
クリストフ・プレガルディエン(テノール)
ペーター・コーイ(バス)
ハノーファー少年合唱団
アムステルダム・バロック管
トン・コープマン(指揮)
録音:1987年
 


2564619536
(2CD)
\2200→\1990
トン・コープマン(指揮)
 
ビーバー:
  53声部のためのザルツブルク・ミサ
  15声部のためのレクィエム イ長調
  32声部のための晩歌
アムステルダム・バロック管&合唱団
トン・コープマン(指揮)
録音:1998年、1992年
 


2564619535
(2CD)
\2200→\1990
トン・コープマン(指揮)
シャルパンティエ:
 オラトリオ「ヨシュア」
 オラトリオ「サウルとヨナタンの死」
 劇的モテトゥス「平和のための賛歌」
 オラトリオ「天上における大天使ミカエルとドラゴンの戦い」
 聖水曜日のための第3のルソン・ド・テネブル
 聖木曜日のための第3のルソン・ド・テネブル
 聖金曜日のための第3のルソン・ド・テネブル
 詩篇第83番「御身が住居はいかに愛すべきところなるか」
バルバラ・シュリック(ソプラノ)
ナンシー・ジルストラ(ソプラノ)
ドミニク・ヴィス(カウンターテノール)
カイ・ヴェッセル(カウンターテノール)
クリストフ・プレガルディエン(テノール)
ハリー・ファン・ベルヌ(テノール)
ペーター・コーイ(バス)
クラウス・メルテンス(バス)
アムステルダム・バロック管
トン・コープマン(指揮)
録音:1991年
 


2564619528
(2CD)
\2200→\1990
レザール・フロリサン
 モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り
ソフィー・マラン=ドゥゴール(ソプラノ)
マリーズー・ヴィーチョレク(ソプラノ)
アルトゥール・ステファノヴィツ(カウンターテノール)
ファビアン・ショフラン(カウンターテノール)
ポール・アグニュー(テノール)
ジョゼフ・コーンウェル(テノール)
フランソワ・ピオリノ(テノール)、他
レザール・フロリサン
ウィリアム・クリスティ(指揮)
録音:1997年



<国内盤>


ソニー・ミュージックダイレクト


MECO 1026
(SACD Hybrid)
\3000+税
パリの薫り〜コンセール・アペリティフ
 凛として香り立つ、フランス歌曲〜アリアの夕べ
  ①愛の小径(F.プーランク)
  ②ジュ・トゥ・ヴ(E.サティ)
  ③愛の夢(F.リスト)
  ④エンパイア劇場の歌姫(E.サティ)
  ⑤ハバネラ形式のヴォカリーズ(M.ラヴェル)
  ⑥カディスの娘たち(L.ドリーブ)
  ⑦さくら横ちょう(中田喜直)
  ⑧霧と話した(中田喜直)
  ⑨悔悟(C.グノー)
  ⑩「ティレジアスの乳房」〜“いいえ旦那様”(F.プーランク)
  ⑪「ロメオとジュリエット」〜“夢に生きたい”(C.グノー)
  ⑫「ルイーズ」〜“その日から”(G.シャルパンティエ)
川越塔子(ソプラノ)
細川智美(ピアノ)
 日本を代表するソプラノ歌手であり、東大出身という異色のキャリアを持つ川越塔子のデビューアルバムです。リリコ・レッジェーロの透明感溢れるシルク?フィールな声と、パリのエスプリを纏うフランス名曲との極上のマリアージュ...
 本場ヨーロッパでも高く評価された川越塔子が歌うフランス歌曲やアリアは、聴く者の琴線に深く触れ、そして真の感動へと昇華させてくれることでしょう。
 録音:2014年9月30日-10月2日 戸塚区民文化センター さくらホール(セッションレコーディング)




<映像>


EURO ARTS



20 60734
(Blu-ray)
\5000→\4590
アバドが、最後に心血を注いだ、モーツァルト管!最後のヨーロッパ・ツアーのドキュメンタリー
 ザ・オーケストラ〜
  クラウディオ・アバドとモーツァルト管弦楽団の音楽家たち

20 60738
(DVD)
\3000→\2690
 アバドが、最後に心血を注いだ、モーツァルト管!最後のヨーロッパ・ツアーのドキュメンタリー

 監督:ヘルムート・ファイローニ、フランチェスコ・メリーニ
 (Blu-ray)画面:1080/60i - 16:9 Full HD、音声:PCM ステレオ、字幕:英独仏伊、60分(+ ボーナス10分)
 (DVD)画面:16:9,NTSC、音声:PCM ステレオ、字幕:英独仏伊、60分(+ ボーナス10分

 モーツァルト管弦楽団の2013 年ヨーロッパ・ツアーをとらえたドキュメンタリー。この映像がアバドとの最後のツアーとなりました。
 モーツァルト管弦楽団は、2004 年にクラウディオ・アバド自身が設立した若きオーケストラですが、400 年にわたる歴史と伝統に支えられた音楽組織、アッカデミア・フィラルモニカの中心的存在といえる団体です。かつてモーツァルトがボローニャを訪れ、音楽家マルティーニ神父に教えを請うた来歴を由来としモーツァルト管弦楽団と名づけられました。
 この映像は、モーツァルト管弦楽団の音楽家たちの音楽性、そして人間的な側面にも焦点を当てています。
 フィーチャーされているのは、マリア・フランチェスカ・ラテッラ、フェデリカ・ヴィニョーニ、ルーカス・ナヴァロ、アロイス・ポシュ、ラインホルト・フリードリヒ、アレッシオ・アレグリーニ、ヨハニ・ゴンザレスらベテランから若手まで。さらにクラウディオ・アバドの未公開インタビュー、ボローニャ、ルツェルン、ウィーン、マドリード、パレルモでのリハーサル風景も収録。ボーナス映像には、団員たちの個別インタビューが収録され、アバドの大いなる遺産であるモーツァルト管弦楽団を深く掘り下げた見ごたえのある内容となっています。













1/7(水)紹介新譜

<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


VENIAS


ヨーゼフ・カイルベルト・コレクション〜1951-1963 Recordings



VN 005
(14CD)
\4100→\3690

CD1
 モーツァルト:
  交響曲第35番ニ長調,K.385”ハフナー”
  交響曲第36番ハ長調,K.425"リンツ"
  交響曲第38番ニ長調,K.504"プラハ"
   バンベルク交響楽団 Rec.1960
CD2
 モーツァルト:
  交響曲第39番変ホ長調,K.543*
  交響曲第40番ト短調,K.550**
  交響曲第41番ハ長調,551"ジュピターー"**
   バンベルク交響楽団 Rec.1955*,1959**
CD3
 モーツァルト:
  セレナード第6番ニ短調,K.239”セレナータ・ノットゥルナ”
  セレナード(ノットゥルノ)第8番ニ長調,K.286(269a)
  セレナード第13番ト長調,K.525”アイネ・クライネ・ナハトムジーク“
  ディヴェルティメント第2番ニ長調,K.131
   バンベルク交響楽団 Rec.1959
CD4
 ベートーヴェン:
  交響曲第1番ハ長調,op.21*
  交響曲第2番ニ長調, Op.36*
  序曲”コリオラン”,op.62.**
  劇音楽”アテネの廃墟” op.113〜序曲、トルコ行進曲**
   バンベルク交響楽団 Rec.1959*,1960**
CD5
 ベートーヴェン:
  交響曲第3番変ホ長調,op.55 "英雄"*
  交響曲第8番ヘ長調,op.93**
   ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽楽団 Rec.1956*,1958**(mono)
CD6
 ベートーヴェン:
  交響曲第4番変ロ長調, Op.60*
  交響曲第5番ハ短調,op.67**
   ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽楽団 Rec.1959*,1958**
  歌劇”フィデリオ”序曲,op.72b
   バンベルク交響楽団 Rec.1960
CD7
 ベートーヴェン:
  交響曲第6番ヘ長調,op.68”田園”
   バンベルク交響楽団 Rec.1960
  交響曲第7番イ長調, op.92
   ベルリン・フィルハーモニ管弦楽団 Rec.1959
CD8
 ブラームス:
  交響曲第1番ハ短調,op.68
   ベルリン・フィルハーモニ管弦楽団 Rec.1951(mono)
  交響曲第3番ヘ長調,op.90
   バンベルク交響楽団 Rec.1963
CD9
 ブラームス:
  交響曲第2番ニ長調,op.73
   ベルリン・フィルハーモニ管弦楽団 Rec.1962
 交響曲第4番ホ短調,op.98
  ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽楽団 Rec.1960
CD10
 ブルックナー:
  交響曲第6番イ長調*
 R.シュトラウス:
  交響詩”ドン・ファン”,op.20**
   ベルリン・フィルハーモニ管弦楽団 Rec.1963*,1961**
CD11
 ブルックナー:
  交響曲第9番ニ短調
   ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽楽団 Rec.1956
 R.シュトラウス:
  交響詩”ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら”,op.28
   ベルリン・フィルハーモニ管弦楽団 Rec.1961
CD12
 ワーグナー:
  1.歌劇”ニュルンベルクのマイスタージンガー”第1幕への前奏曲
  2.歌劇”ローエングリン”第1幕への前奏曲
  3.歌劇”ローエングリン”第3幕への前奏曲
   ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽楽団 Rec.1960
 ベートーヴェン:
  4.劇音楽”エグモント”序曲,op.84
  5. “レオノーレ”序曲第3番,op.72a
   ベルリン・フィルハーモニ管弦楽団 Rec.1960
 ブラームス:
  6. 大学祝典序曲,op.80*
  7. 悲劇的序曲,op.81.
  8 .ハンガリー舞曲第3番ヘ長調
  9 .ハンガリー舞曲第10番ヘ長調
  10 .ハンガリー舞曲第1番ト短調
   バンベルク交響楽団 Rec.1960(*mono)
CD13
 ドヴォルザーク:
  交響曲第9番ホ短調,op.95 "新世界から"*
  序曲”謝肉祭”,op.92*
 レーガー:
  バレエ組曲,op.130**
   バンベルク交響楽団 Rec.1961*,1963**
CD14
 レーガー:
  ヒラーの主題による変奏曲とフーガー,op.100
   ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽楽団 Rec.1955(mono)
  モーツァルトの主題による変奏曲とフーガー,op.132
  バンベルク交響楽団 Rec.1963



<国内盤>


CALLIOPE


CAL1317
(国内盤)
\2800+税
ひびきあう対話〜ギターふたつで、ラテンの響きを〜
 1. ヒナステラ:クレオール舞踏組曲 作品15
 2. モンポウ:『歌と踊り』より 第2・5・6曲
 3. スカルラッティ:三つのソナタ (K.308 - K.9 - K.430)
 4. グラナドス:詩的なワルツ
 5. ピアソラ:タンゴ組曲
デュオ・レゾナンス
フレデリク・リュジ、
ピエール・ビボー(g)
 メロウな憂愁と、ラテンの痛快。勢いと洗練のはざまにスリリングな対話…フランス風・大人のスペイン音楽。スペインといえばギター、ギターといえばスペイン。しかしひとくちにギター・サウンドといっても個性はさまざま、ピアノやヴァイオリンの音楽が多彩なのと同じこと…ドイツ流儀のベートーヴェンもあれば、フランス人ならではのブラームス、イタリア人のチャイコフスキー、ブルガリア人のファリャ、ベネズエラ人のオルフにも魅力があるのと同じで、ギター音楽の王道名作の数々があるスペイン語圏の名品群にも、演奏者の個性は確実に浮き上がるようです。
 「管楽器の王国」フランスを代表する管楽器プレイヤーたちの名盤が多いIndesens!レーベルのプロデューサーが、屋号を受け継いだ老舗Calliopeレーベルの名のもとに世に送り出したこのギター・デュオ盤は、貴重なデュオの傑作群をバランスよく集めつつも「スペイン語圏」というテーマからぶれていない絶妙な選曲が好感度大。
 フランス最前線で活躍する名手ふたりの音作りは時に優美、時に勢いにあふれ、ラテンの血と知性的な趣きを兼ね備えたフランス人らしいスタイル、というべきでしょうか。瀟洒でもあり人間味にも事欠かない銘解釈、聴き深めごたえのある1枚です。日本語解説付!




INDESENS!



INDE067
(国内盤)
\2800+税
ヴェーバー、フンメル:管楽器のための初期ロマン派傑作協奏曲
 1. ヴェーバー:クラリネット協奏曲第2番 変ホ長調 op.74
 2. ヴェーバー:クラリネット協奏曲第1番 ヘ短調 op.73
 3. ヴェーバー:クラリネットと管弦楽のための小協奏曲(コンチェルティーノ)変ホ長調 op.26
 4. フンメル:トランペット協奏曲 変ホ長調
フィリップ・キュペール(cl)
エリック・オービエ(tp)
ブルターニュ管弦楽団
指揮:
 クロード・シュニツレール(ヴェーバー)
 ヴァンサン・バルト(フンメル)
 フランス最高峰のソリストふたりが、それぞれ限りない愛着で吹きこなす傑作群。ブルターニュ管も絶好調!
 「管楽器の王国フランス」とはよくいったもので、この国では一流ソリストからオーケストラ・プレイヤーにいたるまで、管楽器の名手の層の厚さは不滅です。若手世代の躍進はいうまでもなく、凄腕ヴェテラン・プレイヤーも数あまた。管楽器奏者の演奏者寿命を考えると、トランペットのオービエ(1960年生まれ)やクラリネットのキュペール(1957年生まれ)らが、若いうちから続々と録音に意欲的だったことは、数ある管楽器のための傑作群の録音史においてとても重要だったと言わなくてはなりません。
 とくに本盤の中核をなすキュペールのヴェーバー協奏曲全集は、フランス初の手稿譜をもとにしたカデンツァ入り版録音として知られ、長らく入手不可だったのがIndesens!からついに再リリース(解説付国内仕様流通はこれが初のはず)。併録のフンメル協奏曲はオービエの「バロック作品集」からの再録ですが、なにしろ作曲年は1803年、ばっちり古典派後期というわけで、同時代のヴェーバー作品との一貫性も心地よいところ。
 少数精鋭の気鋭集団ブルターニュ管も痛快なオーケストラ・サウンドで緻密に迫ります。19世紀初頭を代表する管楽器協奏曲の名作群、ばっちり解説訳付。お見逃しなく!




PASSACAILLE



PSC960
(国内盤)
\2800+税
セルゲイ・イストミン(vc)
ハイドン:チェロ協奏曲/交響曲第16番

 1. チェロ協奏曲 第1番 ハ長調 Hob.VIIb-1
 2. チェロ協奏曲 第2番 ニ長調 Hob.VIIb-2
 3. 交響曲 第16番 変ロ長調 Hob.I-16
セルゲイ・イストミン(vc)
アポロ・アンサンブル(古楽器使用)
ダヴィド・ラビノヴィチ(vn&指揮)
 エステルハーザの宮廷楽団サイズのまま、曲の本質へ
 チェロなし楽団で浮かび上がる、協奏曲の真の美!

日本でもおなじみ、エンリーコ・オノフリ筋の古楽奏者たちやBCJソリストたちも懇意にしているベルギー随一のトラヴェルソ奏者ヤン・ド・ヴィンヌが主宰するPassacailleレーベルは、専門性の高い本格企画を、わかりやすい音盤コンセプトにうまく落とし込むのが上手。
 このアルバムも、そのひとつ——ちょっと見には、巷に名盤あまたの「ハイドンのチェロ協奏曲2曲を、卓越した古楽器演奏で!」というだけの盤かと思いきや、じつはオーケストラ編成に仕掛けあり...なんとこの楽団、弦楽編成は2/2/1/1/1、つまりハイドンがこれらの協奏曲を書いたエステルハージ侯爵家のオーケストラと同じ規模で、とくに低弦編成がチェロ・コントラバス・ファゴットそれぞれ1人ずつしかいないというのがポイント。
 ソリストもこの楽団から出るので、結果的にチェロがソロをひくところでは、弦楽合奏の低域はコントラバス(とファゴット)だけになるのです(詳細は解説訳参照)。本格サウンドが浮かび上がらせる、ハイドンの創意の真相...全3楽章からなる最初期の交響曲第16番もなかなか奥深くクリスピー、ハイドン好きの玄人リスナーさえ作曲家像をがらっと一新してくれそうな逸品なのです!
 


PSC995
(国内盤)
\2800+税
セルゲイ・イストミン(vc)
 「フォルクレは悪魔のように弾く」 〜
 フォルクレ父子のヴィオールのための作品集 Vol.1

 1 「フォルクレ氏の、三つのヴィオールのための
  [=二つのヴィオールと通奏低音のための]小品集」
 2. ミュゼット(パリ、フランス国立図書館所蔵の 手稿譜より/
   第2ヴィオール補筆:V.ギエルミ)
 3. ヴィオールと通奏低音のための第2組曲
    (1747年の曲集より)
 4. クラヴサン[=チェンバロ]のためのプレリュード ニ短調
    (パリ、フランス国立図書館所蔵の手稿譜より)
 5. ヴィオールと通奏低音のための第4組曲
    (1747年の曲集より)
ヴィットリオ・ギエルミ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ロドネイ・プラダ(ヴィオラ・ダ・ガンバ/通奏低音)
ルーカ・ピアンカ(アーチリュート)/
ロレンツォ・ギエルミ(チェンバロ)
 「ヴィオラ・ダ・ガンバのハイフェッツ」と綽名された男が「悪魔のように弾く」と綽名されたフランス18世紀の艶やかな名手につきまとう謎を明かす。
 絶妙興奮名演ヴィオラ・ダ・ガンバ(フランス語で「ヴィオール」)という楽器、意外にクラシック王道派にはなじみがないかもしれません。
 「クラシックらしい音楽の形が定まる前の」「バロックの楽器」というとっつきにくさを感じているなら、まずは名盤あまたのフォルクレ作品をお探しあれ…そこに、ガンバ本来の典雅さと、古典派前夜の端正な曲づくりとの橋渡しがありますから。
 他方、古楽愛好者の世界では、フォルクレの突き抜けた個性が蠱惑的な魅力に満ちていることは有名。フランス随一の達人マレが「天使のように弾く」と讃えられた傍ら、悪魔のようだと絶賛されたA.フォルクレの鬼才的技量は、息子J=B.フォルクレの編纂で歿後出版された曲集にも示されています。
 ただこの曲集、同じく名手だった息子の手がどのくらい加わっているのか、はたまた父の名を騙った息子の作品集だったのかはいまだに謎。「ガンバのハイフェッツ」の異名をもつ俊才V.ギエルミが、信頼できる腕利きたちと刻んだこの新名盤では、出版された曲集以外の手書き楽譜でのみ伝わる秘曲群まで探索、創意の真相へと迫ります。解説充実、演奏の素晴しさに息を飲む、充実新譜!




ALM/コジマ録音



ALCD-9146
 \2800+税
ケマル・ゲキチ(ピアノ)
■In Contrasts(イン・コントラスツ)

 [1]-[11] アンドレス・アレン:
       シルビオ・ロドリゲスの主題による変奏(1999)
 [12]-[14] セザール・フランク:前奏曲、コラールとフーガ FWV21(1884)
 [15]-[19] アルベルト・ヒナステラ:組曲《クレオール舞曲》 Op.15 (1946)
 [20]-[22] セザール・フランク:前奏曲、アリアと終曲 FWV23(1887)
 [23]-[25] ボリス・パパンドプロ:
  3つの練習曲〜《8つの練習曲》より(1956)
ケマル・ゲキチ(ピアノ)
〈録音〉彩の国さいたま芸術劇場 2014年6月5-6日
〈解説〉ケマル・ゲキチ

 桁外れの音楽性と超絶技巧−−ショパン・コンクールで審査員の意見が真っ二つに割れ、その後の活動では常に世界中の聴衆から熱い支持を受けてきた異能のピアニスト、ケマル・ゲキチの「現在」が響く待望のソロアルバム。
 ゲキチが音楽の核心として敬愛するフランク、現在の拠点であり北米と南米の接点でもあるマイアミの地でゲキチが出会い、魅了されたアルゼンチンのヒナステラとキューバのアレン、そしてゲキチの祖国クロアチアが誇る作曲家パパンドプロ。
 ゲキチの音楽観や人生と深く共鳴するこれらの作品たちは、ピアニストの創造性によって独自の生命を獲得し、聴く者の魂を激しく揺さぶる。

ゲキチはフランツ・リストの言葉に重ねてこう語る。
 「・・語る。泣く。歌う。嘆息する。作品に込められた思いに自分自身の内面を重ね合わせながら、演奏家は再創作する。」
 ここに収められた音楽からは、稀有な才能を持つピアニストの「人生」が聞こえる。

ケマル・ゲキチ(ピアノ):
 “燃えさかるように”、“大胆に”、時には“挑発的に”、“エキサイティングな”、“繊細な”・・・これらは、聴衆にも批評家たちにも世界的な絶賛を浴びる現代最高のおそるべきピアニスト、ケマル・ゲキチを言い表すほんの一部の言葉でしかない。
 1985年第11回ショパン国際ピアノコンクール─そのあまりにも強烈な演奏に審査が分かれゲキチはファイナリストに選ばれず、これに抗議した審査員が次々に審査を辞退するという前代未聞の事件が勃発。会場の聴衆からも圧倒的な支持を得たゲキチは、このセンセーションにより一躍世界に名を馳せた。翌年、これも前代未聞、聴衆の強い要望により「幻の最終予選」としてワルシャワ・フィルの定期シリーズに招かれ、コンクール本選と同会場、同オーケストラでゲキチは演奏を披露。ショパンのピアノ協奏曲第1番に続きアンコールはピアノ・ソナタ第3番全楽章、その圧倒的なピアニズムに聴衆は驚嘆し、今や伝説として語られる世紀のコンサートとなった。
? 1962年クロアチア生まれ。1982年ユーゴスラヴィアのノヴィ・サド音楽院において史上最高得点でディプロマを取得、直ちにピアノ科の教員に採用される。1981年リスト国際ピアノコンクール第2位。1985年ショパン国際コンクールでの演奏に対し、ハノーファーのショパン・ソサエティから、最優秀ソナタ特別賞を授与され、その録音はドイツでその年だけで6万枚、日本で8万枚を売り上げた。その後ヨーロッパ10カ国、日本、カナダ、ロシア、中東でツアー。彼の演奏とその半生を綴ったドキュメント番組はイタリア国営放送、NHK、CBC等10カ国で放映され、大きな反響を呼んだ。1990年代、ゲキチは突然演奏活動から身を引き、より高いレヴェルへの到達をめざし集中的に練習に没頭する。この充電期間の成果の一つがリストの「超絶技巧練習曲全曲集」(ビクター)であり、このCDでゲキチはリストの第一人者として不動の地位を確立。続く「ロッシーニ=リストのトランスクリプション集」(ナクソス)では、Penguin Guide to Musicからロゼッタ賞を授与される。
 近年もゲキチの演奏活動は更に広がり、世界中の熱狂的な聴衆の支持を受け続けている。“これまでどんなピアニストも到達したことのない境地へあえて踏み込む” ─これこそが彼のモットーである。ゲキチの演奏会では、刃物のように鋭い音楽的感性、燃えるような想像力、一方で驚くほど正確な器用さ、幅広い色彩の音のパレット、そして深さを増す作品の精神的意味の解釈などにさらされた作品の真髄を我々は目の当たりにする。聴衆はその超絶技巧に感嘆し、引きつけられ、圧倒され、釘付けにさせられる。そして最終的には、作品が持つ精神的世界を伝えたいというゲキチの意図のもと、忘れえない感動と衝撃を体験するのである。
 現在、フロリダ国際大学教授。

☆好評発売中
 ヴィルトゥオジテ(ALCD-9135、レコード芸術特選盤) #福井直昭とのピアノ・デュオ演奏を収録
 

ALCD-9144/9145
(2CD)
¥3400+税
■クロイツェル:ヴァイオリンのための42の練習曲(エチュード)
CD1
 クロイツェル:ヴァイオリンのための42の練習曲(エチュード)
  [1]-[26] 第1番〜第26番
CD2
 クロイツェル:ヴァイオリンのための42の練習曲(エチュード)
  [1]-[16] 第27番〜第42番
島根恵(ヴァイオリン)
〈録音〉 五反田文化センター 2014年6月14-18日
〈解説〉海野義雄・島根恵

 ヴァイオリン学習者にとってもっとも重要なエチュードの全曲録音。音楽教育活動に情熱を注ぎ、様々なエチュード集のCD録音でも定評ある島根恵の演奏は、1曲1曲に設定された習得目標をふさわしい技術と音楽性によって的確に表現している。
 ヴァイオリン奏法としてもっとも理想的な、美しく輝く音色は、単なる模範演奏を超えた音楽的な魅力として学習者の指標となるだろう。ブックレットには学習者に向けた全曲の演奏アドヴァイスを収録。指導経験豊富な島根自身による、推敲を重ねたアドヴァイスは本人の演奏と相まって学習者にとってかけがえのない指針となるだろう。

島根恵(ヴァイオリン):
 東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、同大学器楽科を卒業後、桐朋音楽大学研究生を修了。1981年第8回ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリンコンクールに入賞。1987年第2回日本モーツァルト音楽コンクール・ヴァイオリン部門優勝。
 これまでにヴァイオリンを海野義雄、アンナー・ビルスマ、久保陽子、兎束龍夫、江藤俊哉、広瀬八朗の諸氏に、室内楽を黒沼俊夫氏に師事。毎日新聞社主催全日本学生音楽コンクール審査員。社団法人日本演奏連盟会員。日本弦楽指導者協会関東支部理事。
 ヴァイオリンの小品をギターとの二重奏に編曲した楽譜『ヴァイオリンとギターのためのヴァイオリン名曲集Vol.1, 2 原善伸&島根恵・編』(現代ギター社刊)が出版されている。
(現代ギター社刊の楽譜ご希望の方は、島根恵ウェブサイトをご覧下さい)
 http://homepage1.nifty.com/tsuji/Megumi_Shimane/

☆好評発売中 島根恵のCD
 カイザー:36の練習曲(ALCD-9132, 9133)
 エア・ヴァリエ(ALCD-9123)(レコード芸術準特選盤)
 モーツァルト ヴァイオリン協奏曲 第3・4・5番(ALCD-9111)(レコード芸術準推薦盤)
 宮殿のサロンコンサート(ALCD-9101,9102)(レコード芸術準推薦盤)
 ロード(ローデ):24のカプリス(ALCD-9091,9092)(レコード芸術推薦盤)
 なつかしい土地の思い出(ALCD-9082)
 音楽の花束(ALCD-9067)
 ヴィオリーノ・アフェットゥオーソ(ALCD-9059)
 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ(ALCD-7059,7060)
 スペイン組曲(ALCD-7045)(レコード芸術準特選盤)
 平尾貴四男作品集Ⅱ(ALCD-9009)(音楽の友推薦盤)




オクタヴィア・レコード



OVCL-00559
(SACD Hybrid)
\3200+税
小林研一郎&読響/ブラームスシリーズ第2弾!
 ブラームス:交響曲第3番 へ長調 作品90
 シューべルト:交響曲第7番 ロ短調 D759「未完成」
小林研一郎(指揮)
読売日本交響楽団
 小林研一郎と読売日本交響楽団による新しいブラームスシリーズの第2弾は、交響曲第3番。
 小林研一郎の情熱的な指揮に導かれるように、オーケストラが重厚な音色を響かせ、朗々と歌い上げる様は圧巻といえるでしょう。セッションレコーディングによって、高いクオリティの演奏と、その豊かなサウンドが明瞭に録音されました。
 また、カップリングとしてシューベルトの交響曲第7番「未完成」も収録。小林研一郎と読売日本交響楽団の圧倒的な演奏をお聴きください。
 2014年8月27-28日 東京・杉並公会堂 にて収録
 


OVCL-00564
\3000+税
スーク:交響曲 第 2番 ハ短調 作品27 「アスラエル」 ヤクブ・フルシャ(指揮)
東京都交響楽団
 スークの代表的作品の一つである「アスラエル交響曲」に新たな名演が生まれました。
 チェコ出身の若きマエストロ、フルシャはこの交響曲へ込める熱い想いを全身で音楽に傾け、魂をこめ表現してゆきます。
 優れたヴァイオリニストであったスークはこの曲でも、特に弦楽器奏者にとって高い技術を要求していますが、都響の圧倒的な技術力はそれらの技術的な困難を容易に克服し、スークがこの交響曲に込めた深い慟哭を醸し出し、聴く者の心へと迫ってゆきます。
 フルシャがこの交響曲に込めた愛と、その想いに全力で応える都響が「アスラエル交響曲」の真価を発揮させた、渾身の熱演となりました。
 2013年11月19日 東京文化会館にて ライヴ収録
 


OVCT-00109
\3000+税
ショパン:
 ワルツ第1番-第4番「華麗なる大円舞曲」
 スケルツォ第2番
 ピアノ・ソナタ第2番
田村 響(ピアノ)
 2007年ロン・ティボー国際コンクールにおいて弱冠20歳で第1位に輝き一躍注目されたピアニスト、田村響の久々のニュー・アルバムです。今回はファン待望のオール・ショパン。
 田村響の洗練された輝かしい音で奏でられるショパンの世界。確固たる技術に基づく揺るぎのない安定感と若き瑞々しい叙情的な音楽性が存分に発揮され、馥郁たる世界観を作り上げています。田村響の輝かしい才能が、一音一音から伝わってきます。
 若き名手田村響の待望のショパン・アルバムをぜひお聴き下さい。2014年10月28-30日 東京・稲城iプラザ にて収録
 

OVCT-00110
\3000+税
ショパン:24の前奏曲 作品28
ラフマニノフ:
ショパンの主題による変奏曲 作品22
中桐 望(ピアノ)
 2012年第8回浜松国際ピアノコンクール第2位など、多くの国際コンクールの入賞暦があり、評論家、各雑誌にて絶賛されてきた中桐望。待望のデビュー盤が、ついにリリースされます。
 すでにファンも多く、現在最も注目されている若手ピアニストです。
 収録曲は、これまで大事に温め続けたレパートリーの中から、2つの曲集を選択。
 ショパンとラフマニノフの2つの曲集の一音一音に想いを乗せ、一曲一曲を輝かせてゆきます。卓越した技術から紡がれゆく瑞々しい音楽性。
 中桐望の現在が凝縮され、さらなる大輪へ期待膨らむアルバムとなりました。
 2015年春には、このデビュー・アルバムと共に、リサイタル・ツアーも予定されております。
 2015年は中桐望、要注目です。
 2014年8月25-27日 軽井沢・大賀ホール にて収録




fine NF



NF 25803
\2300+税
またやってます!
 ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 作品55「英雄」
デア・リング東京オーケストラ
指揮:西脇義訓
NF 55803
(SACD Hybrid)
\3800+税
 本録音の3つの特色     
 1.弦は半円状の6組のクァルテットを2列に配置。ボウイングは自由
 2.木管は一列に並び、一番奏者が隣合わせにならないように配置。
 3.金管は1番奏者を外側にし、トランペットとティンバニーは左右に離して配置

 収録:2014年6月17,18,24,25日、三鷹市芸術文化センター「風のホール」

 録音方式A: オノ・スコルツェ方式(ステレオ)            
 録音方式B-1(ステレオ), 録音方式B-2 (SFネイチャー・サラウンド)    
 録音方式M: モノラル録音  

 デア・リング東京オーケストラの第3弾は「英雄」
 弦は半円形のクァルテット6組を2列に配置
 新録音方式にもトライ!ハイブリッドSACDでは4種の録音方式を収録
 西脇義訓指揮デア・リング東京オーケストラ/ベートーヴェン:交響曲第3番《英雄》

 デア・リング東京オーケストラの第3弾はベートーヴェンの「英雄」です。
 デア・リング東京オーケストラは、N&F社が録音を主な目的に2013年に編成したオーケストラで、従来のオーケストラの常識にとらわれることなく、実験的試みにも挑みながらあらたな響きの創造を目指しています。
 第1弾のブルックナー交響曲第3番「ワグネル」(NF25801/65801)と、続くチャイコフスキーの交響曲第5番(NF25802)では、全員前向きに演奏する配置をとったこともあり、驚きをもって迎えられましたが、第3弾の「英雄」では、新たな試みとして弦は半円形のクァルテット6組を2列に配置しています。
 前2作での全員前向き配置も、今回のクァルテット配置も、オーケストラの常識である指揮者やパートリーダーを中心としたアンサンブルから脱却し、個々の奏者の自発性を尊重し、ホールのサイズに適した至福の響きを生み出そうとする共創の試みです。
 さらに、今回新たな試みとして、複数の録音方式で収録しており、SACD(NF55803)は4種の録音方式を一枚に、いずれも全楽章を収録、CD(NF25803)は、そのうちの新録音方式Aと、モノラル(録音方式M)の1楽章を収録しています。







第2弾!
 チャイコフスキー:交響曲第5番


NF 25802
 \2300+税
Extreme HARD GLASS CD-Rマスター採用
デア・リング東京オーケストラ第2弾!
 チャイコフスキー:交響曲第5番
デア・リング東京オーケストラ
西脇義訓(指揮)
録音:2013年4月16日〜18日、 所沢市民文化センター ミューズ アークホール
 前作のブルックナーの交響曲第3番で、前代未聞の配置でデビューしたデア・リング東京オーケストラの第2弾です。
 デア・リング東京オーケストラは、ワーグナーの開拓精神にならい、従来のオーケストラの常識にとらわれることなく、実験的試みにも挑みながら、バイロイト祝祭劇場のオーケストラの響きをひとつの理想として、あらたな響きの創造を目指して創立されました。

第2弾の特色は以下のとおりです。
 1 弦はクァルテット6組分で編成。
 2 指揮者を中心とした半円形ではなく、全員客席に向いて演奏。
 3 同時期に録音したブルックナーの交響曲第3番では、バイロイト祝祭劇場のオケピットの楽器配列を参考に、第1ヴァイオリンを右翼に配置したが、本録音では、奏者は席を移動することなく、第1と第2ヴァイオリンの役割を逆(第1ヴァイオリンは左翼)にしている。
デア・リング東京オーケストラ :
 N&Fの、録音を目的に編成されたオーケストラ。2013年に発足。
 従来のオーケストラの常識にとらわれることなく、実験的試みにも挑みながら、あらたな響きの創造を目指す。
 「デア・リング」の名称は、先進性、独創性、開拓者精神で世界を席巻し、日本でも明治初頭よりワグネルの名で親しまれてきた、ワーグナーの代表作「ニーベルンゲンの指環」に因んでいる。

西脇義訓(指揮):
 1971年、日本フォノグラム(株)(現ユニバーサル ミュージック)に入社。フィリップス・クラシックスに18年在籍。
 1999年にフリーとなり、2001年録音家・福井末憲と共にエヌ・アンド・エフ社を創立し、長岡京室内アンサンブル、青木十良(Vc) 、宮田 大(Vc)、ジョセフ・リン(Vn)、神谷郁代(Pf)、東京交響楽団、サイトウ・キネン・オーケストラ、水戸室内管弦楽団などの録音・CD制作に携わる。
 2001年、ミシェル・コルボ氏にアベイ・ドゥ・ノアラック(フランス)の講習会で、指揮と発声法の指導を受けた。2013年、デア・リング東京オーケストラを創立、自ら音楽プロデューサーと指揮者を兼ねる。

□ライナーノーツ:「西脇義訓の挑戦(2)」  大原哲夫
□特別寄稿:圧政が開花させたウクライナの音楽 小林和男






国内ユニバーサル



UCCD-1413
\3000+税
〔BLU-SPEC CD 2〕
小澤&水戸室内管/
 ベートーヴェン:
  交響曲第4番変ロ長調 Op.60
  交響曲第7番イ長調 Op.92
水戸室内管弦楽団
小澤征爾(指揮)
 2014年1月と5月に行われた水戸室内管弦楽団演奏会から、小澤征爾が指揮したベートーヴェンの2曲の交響曲をライヴ収録。
 2008年の欧州ツアーでベートーヴェンの交響曲第4番が予定されていながら急病のため小澤征爾が同行できず、長年夢に描いていた小澤征爾指揮によるベートーヴェンが、2014年のコンサートでついに実現しました。
 2002年に完成したサイトウ・キネン・オーケストラとの交響曲全集以来となる、待望の小澤征爾ベートーヴェン新録音でもあります。
 すっかり健康を回復した小澤征爾の力強い指揮に、少数精鋭の水戸室内管弦楽団が集中力みなぎる演奏で応えた感動のライヴ録音です!

 録音:2014年1月(第4番)、5月(第7番)、水戸芸術館(第4番)、ミューザ川崎シンフォニーホール(第7番)

<映像>


C MAJOR(映像)



72 6504
(Blu-ray)
\5800→\5390
リヒャルト・シュトラウス生誕150年記念コンサート
 リーム:厳粛な歌(管弦楽のための)
 R.シュトラウス:
  「4つの最後の歌」(リーム編曲による管弦楽伴奏版)
  アルプス交響曲 作品64
クリスティアン・ティーレマン(指揮)
シュターツカペレ・ドレスデン
アニヤ・ハルテロス(ソプラノ)


72 6408
(DVD)
\3600→\3290
 ティーレマン&SKD による記念コンサートでの「アルプス交響曲」ティーレマンが描く大自然の壮大なるパノラマ!精緻な表現力で聴かせるアニヤ・ハルテロスの「4 つの最後の歌」も収録!

 収録:2014 年6 月9 日ゼンパーオーパー、ドレスデン(ライヴ)
 (Blu-ray)画面:16:9 HD、音声:DTS-HS MA5.1、PCM ステレオ、原語:ドイツ語、字幕:英仏西中韓日、103分
 (DVD)画面:16:9 NTSC、音声:DTS5.1、PCM ステレオ、原語:ドイツ語、字幕:英仏西中韓日、103分
 映像監督:ミヒャエル・ベイヤー

 R・シュトラウスゆかりの街ドレスデンで、2014 年6 月9 日から11 日の3 日間、ティーレマンとシュターツカペレ・ドレスデン(SKD) によって行われた記念コンサート。初日には、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管&シャイーも登場、2 日目は上演機会の少ないオペラ「火の消えた町」がコンサート形式で上演、さらに3 日目の6 月11 日R. シュトラウスの誕生日には、ガラ・コンサートが行われ、大いに盛り上がった記念コンサート・シリーズでした。
 この映像は初日の午後に登場したティーレマンとSKD の演奏を収録。冒頭にはリームの「厳粛な歌」、続いてリーム編曲の管弦楽伴奏版によるR・シュトラウスの「4 つの最後の歌」。ソプラノにはドイツ=ギリシャ系のアニヤ・ハルテロスを迎えています。彼女は力強い声質と豊かな表現力で聴かせる人気のソプラノ。この「4 つの最後の歌」は、すでにルイージ& SKD 盤とヤンソンス&バイエルン放響盤との録音があり、いずれも高い評価を得ています。
 そして最後にSKD に献呈された「アルプス交響曲」という充実のプログラムです。
 今やドイツを代表する巨匠指揮者として着実にキャリアを積んでいるティーレマン。2000 年にウィーン・フィルと同曲を録音。若き日のティーレマンが描いた壮麗な「アルプス交響曲」で21 世紀の巨匠としての切符を手に入れた録音でした。
 SKD はケンペ、シノーポリ最近ではルイージなど数々の名演を生み出しています。ここではティーレマンの重厚な指揮と、SKD の見事な描写力、各テーマに沿った説得力のある指揮で、記念の公演にふさわしい演奏を披露しています。















1/6(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

REFERENCE RECORDINGS

RR 134
\2200→\1990
ノリノリ!?
 ピアノとオーケストラのための踊り

 ピエルネ:ファンタジー・バレエOp.6
 リッカルド・カストロ(エレーラ):ヴァルス・カプリッチョOp.1
 ショパン:クラコヴィアクOp.14
 サン=サーンス:カプリス・ワルツ「ウェディング・ケーキ」Op.76
 ウェーバー/ リスト:ポロネーズ・ブリラントOp.72
 ゴットシャルク/ ケイ:グランド・タランテラOp.67
 チャールズ・ウェイクフィールド・カドマン:
  マルディグラのダークダンサー(ピアノと管弦楽のための幻想曲)
ジョエル・ファン(ピアノ)
クリシュトフ・シャナール(指揮)
ノースウェスト・シンフォニエッタ
 ジョエル・ファンによる舞踏協奏曲集

 録音:2013 年8 月20-23 日ラガークイスト・コンサート・ホール/69’03、HDCD
 レコーディング・エンジニア:キース・O・ジョンソン

 アメリカで人気の技巧派ピアニスト、ジョエル・ファン。ヨーヨー・マのシルクロード・アンサンブルのメンバーとして参加、またカーネギーホール、ケネディーセンターでの公演、さらにアメリカの情報番組「グッド・モーニング・アメリカ」、「レイト・ショー・ウィズ・デイヴィッド・レターマン」など国民的な番組に出演し知名度をあげています。
 今回は、ピエルネ、カストロ、ショパン、サン=サーンス、ウェーバー、ゴットシャルク、カドマンの7人の作曲家による、舞踏をテーマとしたピアノとオーケストラの作品を集めたもの。
 ピエルネは、ドビュッシーより1 歳年下の作曲家で、作曲家としてはドビュッシーの影に隠れてしまっていますが、彼は指揮者として同時代の作曲家たちの作品を積極的に演奏するなど大きな功績をあげています。
 ピアノとオーケストラのための「ファンタジー・バレエ」はピエルネが21 歳の頃の作品ですが、巧みな和声感覚と美しい旋律、熟達したオーケストレーションが発揮されています。
 ポーランドのクラクフ地方の民族舞踏の旋律が使われているショパンの「クラコヴィアク」。そしてサン=サーンスの「ウェディング・ケーキ」。友人の結婚式のために作曲され、華やかなアルペジオとオケとピアノの優雅な掛け合いが美しい作品です。
 

FR 711
\2200
ウーマン・アット・ザ・ニュー・ピアノ〜2013年のアメリカ音楽集
 トム・フラハティ:エアダンシング(トイピアノ、ピアノ、電子楽器)*
 ピーター・イエーツ:フィンガー・ソング(ピアノ・ソロ)
 アダム・ショーンベルグ:ピクチャー・エチュード(ピアノ・ソロ)
 トム・フラハティ:パート・スイートA 〜パルティータのリズムで(ピアノ・ソロ)
 ジェームズ・マセソン:クレティック・ヴァリエーション(ピアノ・ソロ)
 ショーンベルグ:バウンス(2台ピアノ)*
ナディア・シパチェンコ(ピアノ)
ジュヌヴィエーヴ・フェイウェン・リー(ピアノ)*
 新しい暦の始まりを祝う新アメリカ・ピアノ作品集

 録音:2013 年7 月11-14 日ブリッジズ・ホール、ポモナ大学/75’25、HDCD

 マヤ文明の「長期暦」は5125 年周期となり、紀元前3113 年にスタートし、2012 年12 月21 日完結を迎え終末フィーバーが巻き起こりました(一部では暦の計算間違えで2015 年とも…)。
 このディスクは、マヤ暦の新しい5125 年を祝してアメリカの作曲家たちが、再生、変容、時空を超えたテーマをもとに作曲した新しいピアノ曲集。トイピアノや、電子楽器を登場させ、未知の世界を描いています。




TYX ART

TXA 14043
\2600
現代のフンメルがディアベッリ変奏曲を発表!
 フランツ・フンメル(1939-):ディアベッリ変奏曲集
アンジェラ・チョラキアン(ピアノ)
 録音:2014 年7 月/59’41

 アントニオ・ディアベッリの主題をもとに作曲されたベートーヴェンの傑作「ディアベッリ変奏曲」。「靴屋のつぎ皮」とベートーヴェン自身も揶揄していたこの主題を、現代ではじめてフランツ・フンメルが作曲を試みました。
 フンメルによる同タイトルのこの作品は、音楽の時代の移り変わりをユーモアたっぷりに描いており、個々の変奏曲の様式、作風により、「この変奏はあの時代のあの作曲家が書いたのかも?」という想像が膨らみます。さらに33 の変奏曲すべてが常に変化し、演奏解釈、曲想が異なり、弾き手に高度な技術を要求します。
 ピアニストのアンジェラ・チョラキアンは、この作品の魅力に惚れ込み、TYX art レーベルの録音第1 作に選びました。彼女はアルメニア系アメリカ人。モスクワ音楽院で学び、現在は中国蘇州音楽大学の教授として後進の指導にもあたっています。




CPO



777920
(2CD)
\5400→\4990
リヒャルト・シュトラウス:歌劇「火の危機」Op.50
 1幕 エルンスト・フォン・ヴォルツォーゲン台本
マルクス・アイヒェ(バリトン)/
ラース・ヴォルト(バス)/
ジモーネ・シュナイダー(ソプラノ)/
ヴィルヘルム・シュヴィングハマー(バス) 他/
バイエルン放送合唱団/
ゲルトナープラッツ劇場児童合唱団/
ミュンヘン放送管弦楽団/
ウルフ・シルマー(指揮)
 リヒャルト・シュトラウス(1864-1949)生誕150年の記念年にあたる2014年は、各地で彼の歌劇が盛んに演奏されました。その中には、この「火の危機」のような珍しい作品も含まれています。
 この彼の2番目の歌劇「火の危機」は1901年の作品で、全編ミュンヘンの方言で歌われる「メルヘン・オペラ」です。全曲が演奏されることはほとんどなく、「愛の場面」のみが知られていますが、なかなか美しいメロディが溢れる興味深い歌劇です。とはいえ、もともと皮肉屋であるシュトラウスのこと、この作品にも色々な風刺が仕掛けられています。
 魔法使いクンラートは、町の人々にからかわれたことで、仕返しをするためにミュンヘン中の火と灯りを消してしまうという粗筋ですが、火が消える時に聞こえてくる音楽は、ワーグナーやシュトラウス自身のメロディ。そう、偉大なるワーグナーを阻害した町であり、シュトラウスもミュンヘンでは冷たくされていたのでした。作品の中でこっそり仕返しをしたシュトラウスの気合いをぜひ楽しんでみてください。
 


777208
\2700→\2490
一部の根強いファンのために!
 E.T.A.ホフマン:管弦楽作品集

  1.交響曲 変ホ長調/
  2.序曲「ウンディーネ」/
  3.序曲&行進曲「オーロラ」
ケルン・アカデミー/
ヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズ(指揮)
 19世紀に活躍した芸術家の中でも、極めて特異な存在として知られるE.T.A.ホフマン(1776-1822)。彼は作家、作曲家、評論家、画家、法律家であり、中でも「幻想文学」の分野に先鞭をつけた功績が大きく「ホフマン物語」を始め「くるみ割り人形」や「コッペリア」、ヒンデミットの「カルディヤック」の原作は彼のものなのです。そんなホフマンですが、作曲家としても素晴らしい作品がいくつも残されていて、そのいくつかは現在でも愛奏されているのはご存知の通りです。
 しかし「交響曲」はただ1曲しか残されておらず、イマジネーションが豊か過ぎた彼にとっては、このような形式ばった作品を書くのは苦手だったのかもしれないと、ついつい想像してしまうのです。曲自体からは古典派からロマン派に移行する時代特有の香りが漂います。
 

777625
(2CD)
\4200
アントニン・ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲集 第2集
<CD1>
 1.弦楽四重奏曲 第14番 変イ長調 Op.105/
 2.弦楽四重奏曲 第4番 ホ短調 B19/
<CD2>
 1.弦楽四重奏曲 第13番 ト長調 Op.106/
 2-6.弦楽四重奏のための「糸杉」B152から
  第4.5.8.9.10番
フォーグラー弦楽四重奏団
 フォーグラー弦楽四重奏団によるドヴォルザーク(1841-1904)の弦楽四重奏曲集の第2集は、後期の名作である第13番と第14番、そして初期の第4番と「糸杉」からの5曲です(「糸杉」の他の7曲は第1集(777624)に収録されています)。
 第13番は1985年の作品で、これは彼がアメリカからボヘミアに帰国した年であり、それ以前から着手していた第14番の完成に手間取っていたため、こちらが先に完成されました。それで作品番号が逆に付されているというものです。この2曲は本当の力作であり、当時の彼の作品には珍しく標題のつけられていない“絶対音楽”に属するものです。
 第4番は1870年の作品で、全曲は切れ目のない単一楽章で書かれています。中間部はのちに「弦楽のためのノットゥルノ」として改作され、美しいメロディが愛されています。
 

777705
(2SACD-Hybrid)
\6200
シャルル=マリー・ウィドール:オルガン交響曲集 Op.13
 1.オルガン交響曲 ハ短調 Op.13-1 /
 2.オルガン交響曲 ニ長調 Op.13-2/
 3.オルガン交響曲 ホ短調 Op.13-3/
 4.オルガン交響曲 ヘ短調 Op.13-4
クリスティアン・シュミット
(ルーアン,サントゥーアン教会 カヴァイエ-オルガン)
 1890年に名オルガン制作者アリスティド・カヴァイエ=コルが建立した素晴らしいオルガンの響きをSACDの高音質でたっぷりとお楽しみいただけます。
 ウィドール(1844-1937)はフランスを代表するオルガン奏者、作曲家の一人で、彼の父親もリヨンの教会オルガニストを務めるなど、幼いころからオルガンに熟知した人でした。25歳の若さで、カヴァイエ=コルの推薦によりサン・シュルピス教会の終身オルガニストに就任し、64年間この職を全うし、数多くのオルガン作品を残しました。
 この「オルガン交響曲」は管弦楽を使わずに、シンフォニックな響きを創り出すという曲であり、壮麗な響きを心行くまで堪能できることでしょう。
 


777814
\2100→\1890
アウリス・サッリネン:室内楽作品集
 1.チェロ・ソナタ Op.86(2004)/
 2.白鳥の歌から Op.67(1990-1991)/
 3.ピアノ三重奏曲 Op.96(2009-2010)
エリーナ・ヴァハラ(ヴァイオリン)/
アルト・ノラス(チェロ)/
ラルフ・ゴトーニ(ピアノ)
 アリウス・サッリネン(1935-)はフィンランドの作曲家です。彼の作品は現代にあっても、調性感を失うことなく、抒情性を追求しながら新しいセンスを盛り込んだもので、不思議な親しみやすさがあるものです。
 彼は特にチェロの音色を愛していて、室内楽作品には、かなりの割合でチェロの音色が使われています。
 このアルバムの3つの作品もチェロが含まれており、彼のチェロに対する思いが伝わるのではないでしょうか。
 ここでキーとなるチェロを演奏しているのは名手アルト・ノラス。時には優しく、時には劇的にサッリネンの世界を表現しています。
 

777904
\2100
J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲集
 1.ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 BWV1041/
 2.ヴァイオリン協奏曲 第2番 ホ長調 BWV1042/
 3.2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043/
 4.オーボエ、ヴァイオリン、弦楽のための協奏曲 ハ短調 BWV1060R
フレデリック・フォルム(ヴァイオリン)/
ペーター・スピスキー(ヴァイオリン)/
ビャルテ・アイケ(ヴァイオリン)/
マンフレッド・クレーメル(ヴァイオリン)/
アントニー・トルンシク(オーボエ)/
コンチェルト・コペンハーゲン/
ラルス・ウルリク・モーテンセン(指揮)
録音 2011年3月31日-4月3日 コペンハーゲン ガルニソン教会
 コペンハーゲンを代表するバロック・アンサンブル「コンチェルト・コペンハーゲン(CoCo)」と、音楽監督のラルス・ウルリク・モーテンセン。彼らの活動は近年更に目覚ましく進化を遂げています。
 彼らによるJ.S.バッハ(1685-1750)の録音は、これまでにもハープシコード協奏曲や、他レーベルでの声楽作品があり、こちらも高く評価されていますが、それに満足することなく、今回も考え抜かれた解釈と独創性に満ちたヴァイオリン協奏曲を演奏、バッハに対する愛と、その素晴らしさを見せつけています。




尹伊桑(Isang Yun)自主製作CD

 こんなシリーズが出ていたのか・・・豪華なアーティスト勢による決定的な録音集。
 自主製作盤につき完売の際はご容赦ください。また入荷まで時間がかかることも予想されます。



ISANG YUN CD1
\3200→\2990
Isang Yun/ IYG001 International Isang Yun Society
 1. Isang Yun:Trio fur Flote(altflote), oboe und Violine(1972/73)(12:56)
   Roswitha Staege(フルート)(ロスヴィータ・シュテーゲ)
   Burkhard Glaetzner(オーボエ)(ブルクハルト・グレツナー)
   Uwe-Martin Haiberg(ヴァイオリン)(ウーヴェ=マルティン・ハイベルク)
 2. Isang Yun:Chinesische Bilder fur Flote(n)solo (1993)(19:02)
    Roswitha Staege(フルート)(ロスヴィータ・シュテーゲ)
 3.Isang Yun:Streichquartett IV in zwei Satzen(1988)(23:37)
    Hyunmi Kim(ヴァイオリン)(キム・ヒュンミ)
    Sungeun Cho(ヴァイオリン)(チョー・ソンフン)
    Chanjoo We(ヴィオラ)(ウイ・チャンジュ)
    Kdyungok Park(チェロ)(パク・キュンゴク)
 4. Isang Yun:Images for Flote,oboe,Violine und Violoncello(1968)(20:27)
    Roswitha Staege(フルート)(ロスヴィータ・シュテーゲ)
    Burkhard Glaetzner(オーボエ)(ブルクハルト・グレツナー)
    Kolja Lessing(ヴァイオリン)(コーリャ・レッシング)
    Walter Grimmer(チェロ)(ワルター・グリンマー)   
 


ISANG YUN CD2
\3200→\2990
Isang Yun/ IYG002 International Isang Yun Society
 1. Isang Yun:Ouverture for full orchestra(1973;rev.1974)(12:16)
   Hans Zender(指揮)(ハンス・ツェンダー)
   ザールブリュッケン放送交響楽団
 2. Isang Yun:Quartet for Flutes(1986)(17:02)
   Roswitha Staege(フルート)(ロスヴィータ・シュテーゲ)
   Irmela Bossler(フルート)(イルメラ・ボスラー)
   Ayla Caymaz(フルート)(アイラ・カイメス)
   Susanne Winkler(フルート)(スザンヌ・ウインクラー)
 3.Isang Yun:Memory for three voices with percussion(1974)(13:00)
   Gisela Saur Kontarsky(ジゼラ・サウア=コンスタルスキー)
   Carla Henius(カルラ・ヘニウス)
   William Pearson(ウイリアム・ピアソン)
 4. Isang Yun:Teile Dich Nacht. Three poems by Nelly Sachs for
   soprano and chember ensemble(1980)(11:00)
   Dorothy Dorow(sporano)(ドロシー・ドロウ)
   Hans Zender(指揮)(ハンス・ツェンダー)
   ザールブリュッケン合奏団
 5. Isang Yun:Symphony III in one movement(1985)(24:34)
   チョン・ミョンフン(指揮)
   ザールブリュッケン放送交響楽団
  


ISANG YUN CD3
\3200→\2990
Isang Yun/ IYG003 International Isang Yun Society
 1.Isang Yun:Bara for orcehstra(1960)(12:16)
   岩城宏之(指揮)
   北ドイツ放送交響楽団
 2. Isang Yun:Fluktuationen for orchestra(1964)(12:25)
   Peter Ronnefeld(指揮)ピーター・ロンネフェルト
   ベルリン放送交響楽団
 3. Isang Yun:Dimensionen for full orchestra with organ(1971)(15:50)
   Peter Schwarz(オルガン)(ピーター・シュワルツ)
   Hans Zender(指揮)(ハンス・ツェンダー)
   ベルリン放送交響楽団
 4. Isang Yun:Namo for thRee sopranos and full orchestra(1971)(20:10)
   Dorothy Dorow(sporano)(ドロシー・ドロウ)
   Maria de Francesca(ソプラノ)(マリア・デ・フランチェスカ)
   Slavka Taskova(ソプラノ)(スラウガ・タスコーヴァ)
   ミヒャエル・ギーレン(指揮)
   ベルリン放送交響楽団
 


ISANG YUN CD4
\3200→\2990
Isang Yun/ IYG004 International Isang Yun Society
 1. Isang Yun:An der Schwelle. Sonnets by Albrecht Haushofer
 for baritone, female choir, organ, winds and percussion(1975)(17:14)
   Ernst Gerold Schramm(バリトン)(エルンスト・ジェロール・シュラム)
   RIAS室内女性合唱団
   Zsigmond Szathmary(オルガン)(ジグモンド・サットマリー)
   Uwe Gronostay(ウーベ・グロノスタイ)
   ベルリン・アンサンブル・ソロイスト
 2. Isang Yun:Legiero. Etude il for violoncello solo(1933)(2:43)
   Myung Jin Lee(チェロ)イ・ミョンジン)
 3. Isang Yun:Piri for oboe solo(1971)(12:43)
   ハインツ・ホリガー(オーボエ)
 4. Isang Yun:Dolce. Etude V for Violoncello solo(1993)(7:38)
   Myung Jin Lee(チェロ)イ・ミョンジン)
 5. Isang Yun:Der Weise Mann. Canata for baritone, mixed choire
  and chember ensemble(1977)(26:12)
   Carl Heinz Muller(バリトン)(カール・ハインツ・ミューラー)
   Peter Schwarz
   エルンスト・ゼンフ室内合唱団
   ベルリン・インストルメンタル合奏団
 


ISANG YUN CD5
\3200→\2990
Isang Yun/ IYG005 International Isang Yun Society
 1.Isang yun:Symphony V in five movements(1987)(46:23)
  (1)Memory
  (2)We the Saved - You who Watch
  (3)Appeal
  (4)We the Saved - You who Watch
  (5)Peace
 2. Isang Yun:Muak. Dance Fantasy for full orchestra(1978)(18:43)
   ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ
   Hans Zender(指揮)(ハンス・ツェンダー)
   ベルリン・フィル
 


ISANG YUN CD6
\3200→\2990
Isang Yun/ IYG006 International Isang Yun Society
 1.Isang Yun:Sori for flute solo(1988)(13:43)
   Shin Chun Chen(フル−ト)(シン・チュン・チェン)
 2. Isang Yun:String Quartet III(1959/61)(14:39)
   Salwyria Ensemble(サルウイリア合奏団)
 3. Isang Yun:Etude IV for bass flute(1974)(6:50)
   Marton Vegh(フルート)(マルトン・ヴェーグ)
 4. Isang Yun:Shao Yang Yin(1968;version for piano 1996)(6:36)
   Holger Groschopp(ホルガー・グロスチョップ)
 5. Isang Yun:Quinter for clarinet and String Quartett No.2(1994)(21:59)
   Iturriaga Quartett
 


ISANG YUN CD7
\3200→\2990
Isang Yun/ IYG007 International Isang Yun Society
 1. Isang Yun:Garak for flute and piano(1963)(11:55)
   Roswitha Staege(フルート)(ロスヴィータ・シュテーゲ)
   Random Stock(ピアノ)(ランダム・ストック)
 2. Isang Yun:Kontraste. Two pieces for violin solo(1987)(15:28)
 3.Isang Yun: Etude III for piccolo flute solo(1974)(3:13
   Aya Hemmi(フルート)(辺見 亜矢)
 4. Isang yun:Five Pieces for piano(1958)(7:27)
   Random Stock(ピアノ)(ランダム・ストック)
 5. Isang Yun:Etude V for flute solo(1974)
   Andreas Kisling(アンドレア・キスング)
 6. Konigliches Thema for violin solo(1976)(7:26)
   Koljya Lessing(ヴァイオリン)(コーリャ・レッシング)
 7. Isang Yun:Duo for viola and Piano(1976)(14:55)
   Hartmut Rohde(ハートムト・ロード)
   Randolf Stock(ランドルフ・ストックj)
 


ISANG YUN CD8
\3200→\2990
Isang Yun/ IYG008 International Isang Yun Society
 1. Isang Yun:Reak for large orchestra(1966)(14:06)
   Hans Zender(指揮)(ハンス・ツェンダー)
   南西ドイツ放送交響楽団
 2. Isang Yun:Harmonia for wind instrumants, harp and
   percussion(1974)(14:35)
    ハインツ・ホリガー
   バーゼル放送交響楽団
 3.Isang Yun:Symphonische Szene for large orchestra(1960/61)(13:23)
   ブルーノ・マデルナ(指揮)
   南西ドイツ交響楽団
 4. Isang Yun:Konzertante Figuren for small orchestra
   with flute, violin and oboe(1972)(18:40)
    Roswitha Staege(フルート)(ロスヴィータ・シュテーゲ)
    N.N((ヴァイオリン)
    Jochen Muller Brincken(オーボエ)(ヨッヘン・ミューラー・ブリンケン)
    Bochumer Symphoniker(ボーフム交響楽団)
    Kyung Soo Won(キョン・ソー・ウォン)
 


ISANG YUN CD9
\3200→\2990
Isang Yun/ IYG009 International Isang Yun Society
 1. Isang Yun:Etude I for flute solo(1974)(Moderato(4:30)
    Bernhard Kury(フルート)(ベルンハルト・クリー)
 2. Isang Yun:Gesa for violin and piano(1963)(11:59)
    Hansheinz Schneeberger(ハンスハインツ・シュニーベルガー)
    Andreas Kersten(アンドレア・ケルステン)
 3. Isang Yun:Etude II for flute solo(1974);Adagio(7:18)
    Liam Mallett(リアム・マレット)
 4. Gasa. Trio for violin, piano(celesta)cimbalom and
   percussion(2008)(13:02)
    Hansheinz Schneeberger(ヴァイオリン)
     (ハンスハインツ・シュニーベルガー)
    Holger Groschopp(ピアノ)(ホルガー・グロスチョップ)
 5. Isang Yun:Quintet for Flute and String Quintet(1986)(8:50)
    Roswitha Staege(フルート)(ロスヴィータ・シュテーゲ)
    Gotz Rustig(ヴァイオリン)(ゴッツ・ラスティッグ)
    Gotz Hartmann(ヴァイオリン)(ゴッツ・ハートマン)
    Katalina McDonald(ヴィオラ)(カタリナ・マクドナルド)
    Claudia Limperg(チェロ)(クラウディア・リンペルグ)
 


ISANG YUN CD10
\3200→\2990
Isang Yun/ IYG010 International Isang Yun Society
(2014新譜)

 1. Isang Yun:Concerto for oboe and orchestra(1990))25:11)
   ハインツ・ホリガー(オーボエ)
   ブレーメン・ドイツ室内フィルハーモニー管弦楽団
    (ライブ録音1997)
 2. Isang Yun:O Licht(1993)(18:02)
  8 part mixed chorus with solo violin and precussion(1981)(18:02)
    辰巳明子(ヴァイオリン)
    Siegfried Fink(パーカッション)
    Rainer Romer(パーカッション)
    南ドイツ放送合唱団
    Marinus Voorberg(マリナス・ボールベルグ)
 3. Isang Yun:Chamber symphony II"To the victims of
   freedum,1989)(31:42)
    Lothar Zagrosek(ローター・ツァグロセク)
    アンサンブル・モダン(ライブ録音)(1989 フランクフルト)


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


ALTUS



ALT 305/6
(2CD)
\4000→\3690
ベルリン放送響 ライヴ・シリーズ最新盤
 シュタインの大遺産!悠揚迫らぬワーグナー演奏が久々に登場!
 ワーグナー:
  CD-1
   (1)ジークフリート牧歌
   (2)舞台神聖祭典劇《パルジファル》からの7 つの交響的断章
  CD-2
   楽劇「神々の黄昏」より
    (3)ジークフリートのラインへの旅
    (4)ジークフリートの葬送行進曲
    (5)ブリュンヒルデの自己犠牲〜終曲
ホルスト・シュタイン(指揮)
ベルリン放送交響楽団
 (現ベルリン・ドイツ交響楽団)
 
 シュタインの大遺産!悠揚せまらぬワーグナー演奏が久々に登場!ワーグナーの管弦楽を聴くよろこびのツボが実に満載!

 ライヴ録音:(1)1974 年10 月28 日/ベルリン・リアス10 番スタジオ (2)-(5)1987 年6 月7&8 日/ベルリン・フィルハーモニー/ステレオ

 久々に充実したワーグナー演奏の登場で、期待を裏切らぬ見事さです。あおらぬテンポでじっくりと地に足のついた低音にささえられ音楽が高揚していくさまは誠に感動的。葬送行進曲のクライマックスのはげしさは、かのショルティ盤に比類するかと思えるすごさと盛り上がりで昇天級の大名演。ワーグナー・ファン必聴と申せます。







AUDITE


ルツェルン・フェスティヴァル・シリーズ



AU 95628
\2100→\1890
ルツェルン・フェスティヴァルにおけるフルニエ、
 ドヴォコン(1967)の熱演!!

  ・ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104
    イシュトヴァン・ケルテス(指揮)、
    ルツェルン祝祭管弦楽団(スイス祝祭管弦楽団)
    ライヴ録音:1967 年8 月16 日/ルツェルン(ステレオ)
  ・サン=サーンス:チェロ協奏曲第1 番 イ短調 Op.33
    ジャン・マルティノン(指揮)、フランス国立放送管弦楽団
    ライヴ録音:1962 年9 月10 日/ルツェルン(モノラル)
  ・パブロ・カザルス:鳥の歌
    マティアス・バーメルト(指揮)、ルツェルン祝祭弦楽合奏団
    ライヴ録音:1976 年9 月4 日/ルツェルン(ステレオ)
ピエール・フルニエ(チェロ)
 60’53”、ライヴ

 定評あるAudite レーベルの1st マスター・リリース注目シリーズ、ルツェルン・フェスティヴァル・シリーズ。
 期待の最新盤はピエール・フルニエで、ドヴォコンを含む充実の内容です。フルニエはルツェルン・フェスティヴァルに定期的に出演しており、当ディスクには1962 年9 月のサン=サーンス、1967 年8 月のドヴォルザーク、そして1976 年9 月のカザルスが収められており、ドヴォルザークとカザルスはステレオでの収録というのも非常にうれしいところです。
 チェリストにとって最も重要な作品であるドヴォルザークのチェロ協奏曲。フルニエはクーベリック指揮フィルハーモニア管(1948)、クーベリック指揮ウィーン・フィル(1954)、ジョージ・セル指揮ベルリン・フィル(1962)、を代表とするセッション録音を、またチェリビダッケ指揮フランス国立管(1976)などのライヴ録音と、数多くディスク化されております。
 当演奏は還暦を迎えた円熟の演奏で、ケルテスとの息も揃った熱演となっております。サン=サーンスは1962 年に登場したときの音源です。フルニエは1960 年にマルティノン指揮ラムルー管との名録音がございますが、当演奏はライヴならではの気迫にこもった演奏です。最後のパブロ・カザルスの「鳥の歌」はフルニエが70 歳時の演奏で“神の領域” とも言える、美しい演奏を披露しております。







TOKYO FM

AADシリーズ

AADシリーズ始動!!TOKYO FMの温故知新!いま一度見直されるAADによるCD 化!
アナログマスターテープの良さを最もダイレクトに音盤化するためデジタル機材による整音、ノイズ対策を行わず、あえて16bit44.1KHzにそのままテープ音を落とし込みました。
 その結果は音質も野太く、そして解像度も十分!
しかも神経質さのかけらもないあたたか味のある充実のサウンドが出現!

TFMC 1010
(2CD)
\4200
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲全6曲 BWV1007-1012
 CD-1 
  (1)組曲第1番ト長調 BWV1007
  (2)組曲第5番ハ短調 BWV1011
  (3)組曲第3番ハ長調 BWV1009
 CD-2 
  (4)組曲第4番変ホ長調 BWV1010
  (5)組曲第2番ニ短調 BWV1008
  (6)組曲第6番ニ長調 BWV1012
ピエール・フルニエ(チェロ)
 LPで発売されたフルニエの無伴奏全曲1972年ライヴが気品ある最良の音質でCD 版が遂に復活!

 ライヴ録音:(1)-(3)1972 年3 月2 日[ 第1 夜]、(4)-(6)1972 年3 月4 日[ 第2 夜] /虎ノ門ホール、東京/ADD、ライヴ録音、ステレオ

 演奏も最高でいつもの気品を保ちながら曲を追うごとに盛り上げる様子は、ライヴならではの迫力。さすがフルニエの無伴奏!と語り継がれてきただけのことはございます。音質も万全でFM 東京の録音陣の技術力に驚くばかり。CD では久々の発売!
 「音楽を愛する、とりわけ私の父のことを知らない世代の皆さん。当ライヴ録音は、クラシックの美と、沸き起こる興奮を結び合わせ、情感、力感、構成力の真髄がつまっています。そして日本の皆様はこの素晴らしい演奏家を記憶にとどめることでしょう。父、ピエール・フルニエを。彼は1954 年に初めて日本を訪れ、その後も日本のファンをいつも身近に感じていたのでした。父の誠実さ、気高さ、勇気は好評を博したこの東京公演で永遠となりました。激しさと美しさをあわせもつ父のサウンドを、見事に復元したこのディスクに喜びを感じます」〜(ジャン・フォンダ・フルニエ)

 =ピエール・フルニエ=
 1906 年6 月24 日、パリ生まれ。父は軍人で、コルシカ島総督、母はピアニスト。母の手ほどきによりピアニストを志したが、小児マヒのため右足が不自由になったことから、9 歳でチェロに転向。パリ音楽院に学び、1924 年、18 歳でデビュー。1930 年代には独奏者として名声を確立、ドイツでも高く評価された。第2 次世界大戦中にはパリにとどまって、母校で指導にあたる。戦後は演奏会だけでなく、各社のレコードにおいても人気を獲得、アメリカ、ロシアなど、国境を越えて活躍した。1970 年にはパリからジュネーヴに居を移し、以後はここを本拠とした。1986 年1 月8 日同地で死去。最後の来日は1981 年。
 

TFMC 1001
(2CD)
\4200
遂に理想の音質でよみがえったヨッフム翁とバンベルク交響楽団
 ベートーヴェン:
  CD-1
   (1)「エグモント」序曲 Op.84
   (2)交響曲第6番 ヘ長調 Op.68「田園」
  CD-2
   (3)交響曲第7番 イ長調 作品92
   (4)リハーサル(エグモント/交響曲第6番)
オイゲン・ヨッフム(指揮)
バンベルク交響楽団
 遂に理想の音質でよみがえったヨッフム翁とバンベルク交響楽団のあたたかな木質の響きが見事に再現

 ライヴ録音:1982 年9 月16 日/東京文化会館/ADD、ライヴ録音、ステレオ

 最晩年86 年のコンセルトヘボウとの来日でスケールの大きなブル7 で感動を呼んだヨッフムですが、82 年来日時のこのベートーヴェンも劣らず味わい深い演奏でした。バンベルク響との相性も抜群でこれぞドイツの響きといったものを実感させられます。また当時のヨッフム人気は大変で、終演後の熱狂的拍手がそれを物語っております。ユニークなテンポ設定の田園も聴きものですが、正攻法の極みと言えるエグモントが素晴らしい出来栄えで心うたれます。
 7 番は翁ならではの滋味あふれる音楽運びについついのせられてしまう大演奏です。なにより、あたたかな木質感あふれる音が心地よい感動をうみます。
 

TFMC 1005
(2CD)
\4200
シェリングの日本ライヴの代表盤シャコンヌ、バッハ名演集が復活!
 J.S.バッハ(1685-1750):
  CD-1
   (1)ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第3番 ホ長調 BWV1016
   (2)無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 ニ短調 BWV1004
  CD-2
   (3)無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ ト短調 BWV1001
   (4)ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第6番 ト長調 BWV1019
   (5)ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ
    第1番 ロ短調 BWV1014 よりアンダンテ( アンコール)
   (6)シェリング「バッハのソナタとパルティータについて」
    (肉声と常松伸一氏による吹き替え)
   (7)シェリング「バッハの解釈について」(吹き替え)
ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)
マイケル・イサドーア(ピアノ)
 AAD シリーズによりヴァイオリンの音質が明らかに変化!

 ライヴ録音:1976 年4 月12 日/東京文化会館/ADD、ライヴ録音、ステレオ

 これはすごいバッハ。レコード並みの完璧さでありながらライヴならではの感興の盛り上がりに息もつけません。このようなライヴが、かつて日本で存在していました。
 パルティータ2 番も冒頭から終曲まで高い求心力で演奏されシャコンヌの最後の一音が消えると、大いなる感動に満たされます。一貫した力に満ちた真に辛口の音楽。また音質も大変良くまるでシェリングが顔前にいるかのようなリアリティ。
 76 年の日本での偉大なコンサートが最上の音質で聴ける喜び。またイサドーアのピアノがすこぶる美的!忘れがたい味です。
 TDK コアで発売された名盤が本家FM 東京でついにCD 化です。


<国内盤>

<LP>


TOKYO FM(LP)


TFMCLP 1022
(3LP)
\22500+税
ボベスコの日本ライヴ初LP化!アナログディスクならではのしたたる美音に陶酔
 [LP-1 A 面]
  ヴェラチーニ:ヴァイオリン・ソナタ ホ短調
 [LP-1 B 面]
  ショーソン:詩曲 op.25
 [LP-2]
  ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1 番 ト長調「雨の歌」Op.78
 [LP-3 A 面]
  ドビュッシー:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
 [LP-3 B 面](アンコール)
  クライスラー:テンポ・ディ・メヌエット
  ストラヴィンスキー:タランテラ〜〈イタリア組曲〉より
  ジョプリン:ジ・エンターティナー
  エスペホ:プレスト〈古風なスタイルによる2 つの小品〉より
 ※ 実演ではヴェラチーニ、ブラームス、ショーソン、
   ドビュッシーの曲順で演奏されました。
ローラ・ボベスコ(ヴァイオリン)
岩崎淑(ピアノ)
 ヴァイオリン・ファン、LPファン狂喜!!品格の色香漂う優美な美音に酔う絶世の美女ヴァイオリニスト、ボベスコの日本ライヴ初LP 化!アナログディスクならではのしたたる美音に陶酔

 ライヴ録音:1983 年3 月2 日/日本都市センターホール(東京)/ステレオ、限定盤、180g 重量盤、初LP 化!

 ボベスコの美しい音楽がこれ以上ないほど展開されています。イタリアバロックのヴェラチーニからしてライヴならではの勢いと美音が全開、美しい旋律を、格調をもって歌い上げています。この味わいは真にボベスコならではで、ファンならずとも魅了されます。
 一転ブラームスは知的な情感にあふれたもので掛値なしの名演。ショーソンの詩曲はボベスコの歌心溢れる名演!実に多彩なプログラムが楽しめます。音質も大変良く、すばらしくリアリティのある空間が出現します。
 オリジナルアナログテープよりカッティング、さらに内周の歪みを避けるため、余裕を持たせた理想的な面割となっております。
 ヴァイオリン・ファン、LP ファン狂喜のボベスコ、完全限定プレスです。





















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