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≪第80号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その4 2015/1/27〜


マイナー・レーベル新譜
歴史的録音・旧録音
メジャー・レーベル

国内盤
映像




1/30(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ANALEKTA



AN 29996-7
(2CD/特別価格)
\4000→\3690
アンサンブル・カプリスが演奏する、バッハの「ブランデンブルク協奏曲」!
 J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲集(BWV.1046〜BWV.1051)
 ショスタコーヴィチ:24の前奏曲とフーガ Op.87より(マウテ編)

アンサンブル・カプリス
マティアス・マウテ(指揮)


 スタッフのミヒンくんが「ブランデンブルク」を聴いたらしく、「このホルンはなかなか凄いです・・」と言ってきた。
 早速聴いてみたが、確かに自由闊達で才人の集まりといった風情の演奏。
 放っておいたら誰も見向きもしないかもしれないが、実は要注目のアルバム。

 ちょっと聴いてみて。
http://www.analekta.com/en/album/?ensemble-caprice-bach-brandenburg-concertos-2cd.1711.html


 1989年にドイツで結成され、指揮者、リコーダー&フルート奏者、作曲家のマティアス・マウテが音楽監督を務めるバロック・アンサンブル、アンサンブル・カプリスによる、J.S.バッハの「ブランデンブルク協奏曲」全曲とショスタコーヴィチの「前奏曲とフーガ」。ショスタコーヴィチの「前奏曲とフーガ」は、7曲すべてが指揮者のマウテのアレンジ。
 バロック・アンサンブル、バッハとショスタコーヴィチの組み合わせがユニーク。

 2011年9月の録音。



これも実にユニーク且つ感動的な1枚。
ゼレンカのあの名曲で始まる。

AN 29848
\2500→\2290
アンサンブル・カプリース 〜 アダージョ
 ゼレンカ:アダージョ(ミゼレーレ ZWV.57より)/
 アルビノーニ:アダージョ/
 バーバー:アニュス・デイ/
 マウテ:プレリュード/
 サティ:ジムノペディ第1番/
 J.S.バッハ:アリア/
 カリッシミ:《イェフタ》より 合唱/
 ショパン:前奏曲 Op.28-4/
 アレグリ:ミゼレーレ/
 ペルト:主よ、平和を与えてください/
 ゼレンカ:主は埋められぬ/
 アイヴズ:答えのない質問
アンサンブル・カプリス
マティアス・マウテ(指揮)
 アンサンブル・カプリスは、1989年にドイツで結成され、指揮者、リコーダー&フルート奏者、作曲家のマティアス・マウテが音楽監督を務めるバロック・アンサンブル。
 アレグリやゼレンカの「ミゼレーレ」からバッハ、アルビノーニ、ショパン、そして近現代へと時代が変わり、バーバー、ペルト、アイヴズ、マウテの自作など、「アダージョ」の作品を集めたユニークなコンセプトの作品集。時代や作風を越えて「アダージョ」という共通点で繋がる12作品。アンサンブル・カプリスのオーケストラ、合唱も好演を聴かせてくれている。

 ※録音:2013年4月、サン=マチュー=ド=ブロイユ教会(ケベック、カナダ)

 


AN 29998
\2500→\2290

ジャン=フィリップ・トランブ指揮
 ベルリオーズ:幻想交響曲 Op.14

ジャン=フィリップ・トランブレ(指揮)
フランコフォニー・カナディエンヌ管弦楽団


 カナダ出身の若手指揮者、ジャン=フィリップ・トランブレが指揮するベルリオーズの「幻想交響曲」。トランブレは、小澤征爾やプレヴィン、パヌラに師事した経歴を持つ、指揮界の若手注目株の1人。
 演奏は2001年にトランブレによって、若手演奏家を中心に結成されたカナダのフランコフォニー管弦楽団。
 若々しさの中に激しいエネルギーを感じさせる「幻想」。

 2011年7月25日&27日の録音。



実はベートーヴェンの交響曲全集をリリースしているトランブレ
超・爽快系ベートーヴェン

2 9975
(5CD)
\4800→¥4390
ジャン=フィリップ・トランブレ
 ベートーヴェン:交響曲全集
ジャン=フィリップ・トランブレ指揮、
フランコフォニー・カナディエンヌ管弦楽団
 
 実はベートーヴェンの交響曲全集をリリースしているトランブレ。
 ベートーヴェンの交響曲全集がマイナー・レーベルから突如リリースされたときは絶対に外せない。ひょっとしたらそのレーベルがレーベルの存続を掛けて録音・発売していることだってあるのだから。
 まあ今回は結構規模が大きいカナダANALEKTAなのでそこまで壮絶な背景はないかもしれない。が、このレーベルの過去のモーツァルトやベートーヴェンのアルバムがいつも当たりだったことを考えると、今度も外さない。
 若手指揮者とカナダの新鋭オケ。だから新鮮な演奏だろうというのは安直だが、それにしても清涼飲料水か新緑の香りのような演奏。古楽系の超個性派演奏を聴いてこのアルバムを聴くとまるで違う曲のようにさえ思える。

 
AN 29836
\2500
イン・ドリーム
 シューマン:歌曲集 《詩人の恋》 Op.48
 ラヴェル:ドゥルシネア姫に思いを寄せるドン・キホーテ
 ロパルツ:4つの詩と間奏曲
 ダヴ:3つのテニスンの歌
フィリップ・スライ(バス・バリトン)
マイケル・マクマホン(ピアノ)
 フィリップ・スライは、2012年のモントリオール国際音楽コンクール第1位、2011年のメトロポリタン・オペラ・ナショナル・カウンシル・オーディションでは大賞に輝くなど、大きな期待を寄せられているカナダの若きバス・バリトン歌手。
 19〜20世紀のシューマン、ラヴェル、ロパルツ、そして世界初録音となるイギリスのジョナサン・ダヴの歌曲を歌う。

 2012年5月の録音。
 

AN 29861
\2500
世の終わりのための
 メシアン:世の終わりのための四重奏曲
 ルイ:エコーズ・オブ・タイム
 シルヴェストロフ:モーツァルトの束の間の幻影
グリフォン・トリオ
ジェームズ・キャンベル(クラリネット)
 グリフォン・トリオは、1993年カナダのトロントで結成。21世紀の室内楽作品やモダン作品、ジャズ、ポップスなど幅広いジャンルを演奏する。メシアンが第2次世界大戦中、捕虜収容所で作曲した「世の終わりのための四重奏曲」を収録。
 


AN 27000
\2500→\2290
アンジェル・デュボー
 印象派の歴史

  フランセ:オーギュスト・ルノワールによる15人の子供の肖像
  ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ、水の戯れ、海原の小舟
  ドビュッシー:
   牧神の午後への前奏曲、シランクス、亜麻色の髪の乙女、
   ベルガマスク組曲より 《月の光》 、
   ヴァイオリン・ソナタ ト短調より 《アレグロ・ヴィーヴォ》
  サティ:ジムノペディ第1番
  トゥルニエ:映像,組曲第4番
アンジェル・デュボー(ヴァイオリン)
ラ・ピエタ、他

 美しき才女デュボーが放つ最新盤。
 キャッチーで透明感あふれるデュボーらしいアルバム。軽い感じでどうぞ。

 ジャン・フランセ(1912−1997)が、フランスの印象派の画家であるピエール=オーギュスト・ルノワール(1841ー1919)の絵画から受けた印象を音にした「オーギュスト・ルノワールによる15人の子供の肖像」を収録。ジャケット・デザインにはアメリカ・クラーク美術館に所蔵されている、ルノアールの「劇場の桟敷席(音楽会にて)」が使用されている。


デュボーとフランセといえばこれ・・・

AN 2 8728
\2500→\2290
フランセ:
 ガルガンチュラの巨人、
 恋人の時間、
 BEAのセレナード
アンジェル・デュボー/
ラ・ピエタ
Albert Millaire (ナレーター)





DELPHIAN



DCD 34071
\2400→\2190
ブルックナー:モテット集
 おおマリア、御身は何と美しく/エクアーレ第1番/
 《2つの死者のための歌》より 第1番/アヴェ・マリア/
 乙女らは王の御前に導かれ/キリストはおのれを低くして/
 見よ、大司祭/エサイの杖は芽を出し/この場所は神が作り給う/
 パンジェ・リングァ/すでに明るく星は昇り/エクアーレ第2番/
 リベラ・メ ヘ短調/《2つの死者のための歌》より 第2番/
 王の旗は翻る/正しい者の口は知恵を語り/私は僕ダヴィデを選び
エジンバラ・セント・メアリー大聖堂聖歌隊
RSAMDブラス
ダンカン・ファーガソン(指揮)
 エジンバラの大聖堂に響き渡るブルックナー。セント・メアリー大聖堂聖歌隊が歌う"モテット集"!

 スコットランドの名門聖歌隊、エジンバラ・セント・メアリー大聖堂が、音楽監督ダンカン・ファーガソンの指揮で歌う、アントン・ブルックナー(1824−1896)のモテット集。
 敬虔なカトリック教徒であり、教会のオルガニストでもあったブルックナー。セント・メアリー大聖堂に響き渡る合唱とオルガン、そして金管アンサンブルの荘厳かつ壮麗なサウンドが、シンフォニストではなく"教会音楽家"としてのブルックナーの多大な功績を物語る。
 2007年に26歳の若さでセント・メアリー大聖堂の音楽監督兼オルガニストに任命されたダンカン・ファーガソンの手腕が光る好演です。英グラモフォン誌エディターズ・チョイス選出盤。

 ※録音:2010年5月31日−6月4日、セント・メアリー大聖堂(エジンバラ、スコットランド)



 
DCD 34119
(2CD/特別価格)
\4000→\3690
スティーヴンソン:世界初録音、6つのピアノ作品を収録
 DSCHによるパッサカリア

 プロムナード・パストラーレ(世界初録音)
 ワルツ(世界初録音)
 アーノルド・バックスの主題によるフーガ、変奏曲とエピローグ(世界初録音)
 夜想曲 〜 ジョン・フィールドへのオマージュ(世界初録音)
 ピツェッティの主題による変奏曲(世界初録音)
 ソナチネ第2番(世界初録音)
ジェームズ・ウィルシャー(ピアノ)

 現代イギリスのコンポーザー=ピアニスト、ロナルド・スティーヴンソン(1928−)のピアノ作品集は、代表作である「DSCHによるパッサカリア」と世界初録音となった6つのピアノ作品を収録。
 「DSCHによるパッサカリア」をはじめとしたスティーヴンソンの作品からは、ブゾーニやグレインジャー、ゴドフスキーの系譜に連なるスタイトルと独創的なアイディアが聴こえてくる。
 ピアニストのジェームズ・ウィルシャーは、スコットランドの作曲家ロリー・ボイルのピアノ作品集でデビューを果たした近現代作品の若きスペシャリスト。

 2012年12月10日−11日&2013年6月3日−5日、7月2日の録音。



21世紀のリストかゴドフスキーか?!ヴィルトゥオーゾ・ピアノ・ファン必聴!
スティーヴンソン作品集

DIVINE ART
DDA 21372
(3CD)
\6600→\5990
「ロナルド・スティーヴンソン(b.1928):ピアノ作品集」
 CD1)
  来たれ甘き死よBWV478(原曲:バッハ)/前奏曲とコラール/
  ピアノのための新しい歌の技法Vol.1(5曲)&Vol.2(4曲)/
  スコットランドのバラード「君主ランドール」/
  ショパンの断片によるフーガ/ショパンの前奏曲による「感想」/
  ショパンのワルツによる「3つの対位法的習作」
 CD2)
  管弦楽なしの協奏曲「アルカンの饗宴」/
  ソナタ第1番ト短調(原曲:イザイ)/ソナタ第2番(原曲:イザイ)
  古代スカンジナヴィアのエレジー/「こうもり」によるカノン風奇想曲
 CD3)
  機械オルガンのための幻想曲K.608(原曲:モーツァルト)/
  ピアノ協奏曲第20番K.466〜ロマンツェ(原曲:モーツァルト)/
  グラズノフを下敷きとする旋律/サン・ロメリオのリコルダンツァ/
  3つの大地(原曲:パーセル)/トッカータ(原曲:パーセル)/
  パーセルの「新しいスコットランドの調べ」による小さなジャズ変奏曲/
  ホーンパイプ/女王の悲しみ/2つの肖像/
  ジョン・ブルによる3つのエリザベス朝風の小品
マレイ・マクラクラン(Pf)
 
 録音:2009-2010年ハーデン=フリーマン・コンサート・ホール,マンチェスター

 マーラーの交響曲第10 番クック版のピアノ版編曲やソラブジの楽譜の校訂と演奏、知る人ぞ知る名作《アルカンの饗宴》で知られる作曲家・ピアニストのロナルド・スティーヴンソン初のまとまった形での作編曲集。ロナルド・スティーヴンソンはイギリスの作曲家・ピアニスト。ピアニストとしてはブゾーニの流れを汲むヴィルトゥオーゾ・ピアニストとして活躍してきた。リスト以来、ブゾーニ/ゴドフスキー/グレインジャー/ラフマニノフと続く、この作曲家兼ピアニストの系譜には他人の作品を超絶的なピアノ曲にアレンジしたりその主題に基づいた超絶的な技巧の変奏曲を書いたり、という伝統がある。
 スティーヴンソンも例外でなく、収録曲のほとんどが他人の曲の編曲か他人の主題による変奏曲であるが、その主題の処理方法は独創的で編曲の域をはるかに超え、スティーヴンソン独自の作品といえる。スティーヴンソンの作品ではとりわけ有名な「DSCH によるパッサカリア」は残念ながら当セットには含まれていないが、いずれも作品もピアノの機能とピアノ技術を総動員した華麗で超絶技巧を要する秀作である。現代音楽臭さは皆無でリストやブゾーニ、ゴドフスキーなど19 世紀型超絶技巧ピアノ曲が好きな人に自信を持ってお勧めできるセット。

 

DCD 34121
\2400
珊瑚海 〜 ソプラノ・サクソフォンとピアノのための音楽
 ジャクソン:珊瑚海(世界初録音)/
 フィトキン:ゲート/
 アイルズ:アルマ・ヴィーナス/
 フィトキン:グラス/
 ターネジ:2つのメモリアル/
 ブライヤーズ:アレグラスコ(世界初録音)
マッケンジー・サワーズ・デュオ
 〔スー・マッケンジー(サクソフォン)、
  イングリッド・サワーズ(ピアノ)〕
 ガブリエル・ジャクソンやグラハム・フィトキン、マーク=アンソニー・ターネジ、ギャヴィン・ブライヤーズ、そしてジャズ・ピアニストのニッキ・アイルズが繋ぐサクソフォンとピアノのデュオのためのプログラム。
 この「珊瑚海」は、エジンバラを拠点として活躍する女性コンビ、マッケンジー・サワーズ・デュオのデビュー・タイトル。名手ユージン・ルソーに師事したスー・マッケンジーは、多くの新作のイギリス初演を手がけるスコットランドのリーディング・サクソフォニストである。

 2012年4月30日−5月1日
 

DCD 34105
\2400
マーティン・ショー:歌曲集 〜 ザ・エアーメン ソフィー・ベヴァン(ソプラノ)
アンドルー・ケネディ(テノール)
ロデリック・ウィリアムズ(バリトン)
イアン・バーンサイド(ピアノ)
 ヴォーン・ウィアムズやアイアランド、ホルストと同じく、スタンフォードから作曲を学んだ近代イギリスの作曲家マーティン・ショー(1875−1958)。
 作曲家、指揮者、劇場のプロデューサーとして活躍し、300曲を超える作品を遺した知られざる近代イギリス歌曲の重要作曲家のメロディアスな佳作を、今を輝く実力派歌手陣の歌声で。

 2011年5月1日−3日の録音。
 

DCD 34113
\2400
スウィーニー:チェロのための作品集
 光りの木*
 詩人は彼の名声を語る
 チェロ・ソナタ(全曲世界初録音)
ロバート・アーヴィン(チェロ)
エルッキ・ラヘスマー(チェロ)*
ファリ・パヴリ(ピアノ)
 ハリソン・バートウィッスルに作曲を師事したグラスゴー出身の作曲家ウィリアム・スウィーニー(1950−)のチェロ作品集。
 スウェイーニーは、スコットランドの伝承曲、ヤナーチェクの音楽、即興、ギリシャとアラブの詩、オスティナート様式など、様々な作風や要素を自らの作曲技法に採り入れている。

 2012年11月2日−3日&12月13日−14日の録音。




FC RECORDS

レア盤!

FCRCD 9708
\2600
(初紹介旧譜)
在庫僅少
ピアノの詩集
 オスカル・メリカント(1868-1924):
  夏の夜のワルツ(ヨウニ・ソメロ編曲)/即興曲/夏の夜の牧歌
 ヘイノ・カスキ(1885-1957):森のニンフたち
 ドビュッシー(1862-1918):ヒースの荒れ野
 エルッキ・メラルティン(1875-1937):秋の思い Op.11 No.3
 チャイコフスキー(1840-1893):秋の歌 Op.37b No.10
 リャプノフ(1859-1924):嵐 Op.11 No.6
 サン=サーンス(1835-1921):夕べの鐘 Op.85
 レーヴィ・マデトヤ(1887-1947):夕星 Op.21 No.1
 イルマリ・ハンニカイネン(1892-1955):初雪 Op.11b No.5
 フィビフ(1850-1900):詩曲
 リスト(1811-1886):慰め(コンソラシオン)第3番
 クリスティアン・シンディング(1856-1941):春のささやき Op.32 No.3
 グリーグ(1843-1907):春に寄す Op.43 No.6
 セリム・パルムグレン(1878-1951):五月の夜 Op.27 No.4/さあ行こう(演奏会用練習曲)Op.9
ヨウニ・ソメロ(ピアノ)

録音:2004年1月23-25日、レヴォントゥリ礼拝堂、フィンランド
 当商品は現時点で品薄となっております。お早目のオーダーをお願いいたします。(代理店)





 PSALMUS


PSAL 004
\2600
アニバル・ガステーズの叙事詩
 アニバル・ガステーズ(1600頃-1668頃):
  歌手たちへの戒め
  徹夜ミサ [Messe Vigilate] (6声;1643)から キリエ(*)
  書簡53「少なく優れているほうが良い」
  徹夜ミサ から グローリア(*)/書簡35「遍歴」
  徹夜ミサ から クレド(*)/書簡33「音楽と哲学」
  徹夜ミサ から サンクトゥス(*)/書簡37「優しさ」
  徹夜ミサ から アニュス・デイ(*)/書簡31「元帥と楽長」
  主よ、王を救いたまえ [Domine salvum fac Regem] (*)
 ルイ=ガブリエル・ブロス(1619-1685):ガンテーズ氏へのオード
アンサンブル・ヴォクス・カントーリス(*)
 キャロル・セギュラ=クレーメル(スーペリウス)
 アンドレス・ロハス=ウレゴ(アルト)
 ジャン=クリストフ・カンドー、
 エルヴェ・ラミー(テノール)
 ジャン=マルク・ヴィエ(バリトン)
 アントワーヌ・シコ(バス)
 ※以上、括弧内は各歌手の声域ではなく歌唱声部を示します。
ジャン=クリストフ・カンドー(指揮(*))
マリー=クリスティーヌ・バロー(朗読(*以外))

録音:2008年9月3-6日、聖ピエール教会、ラ・レオル、ジロンド県、フランス

 アニバル・ガステーズはフランスのマルセイユに生まれた聖職者・作曲家・音楽著述家。エグ・モルト、エクサン=プロヴァンス、アルル、オーリャック、オセール、アヴィニョン、カンルパントラ、グルノーブル、ラ・シャトル、ル・アーブル、マルセイユ、モントバン、ナンシー、ヌヴェール、パリ、ルーアン、トゥーロン、ヴァランス等フランス国内各地でそれぞれ短期間礼拝堂楽長や聖歌隊長を務めた遍歴の音楽家として知られ、当アルバム・タイトルはそんな彼を叙事詩の登場人物にたとえたものと思われます。(*)は世界初録音。
 現在伝わる音楽作品は少なく、むしろ1643年に出版された書簡集「音楽家たちの対話」(L'Entretien des Musiciens)によって知られています。その内容は当時のフランスにおける音楽の状況を観察し辛口で批評したもので、当盤ではミサ各章の間でその一部の書簡がフランスの女優マリー=クリスティーヌ・バロー(1944-)により朗読されています。
 ルイ=ガブリエル・ブロス(Louis Gabriel Brosse)はフランスの修道士。ヴォクス・カントーリスは2000年にジャン=クリストフ・カンドーが創設した声楽アンサンブル。

 

LIT 001
\2600
グレゴリオ聖歌ミサIX「クム・ユビロ」
 グレゴリオ聖歌(*)、
 ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):
  「音楽の花束」(1635)から 聖母のミサ(+)、
 ジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナ(1525?-1594)(#):
  ミサの前のトッカータ(+)/Salve sancta parens(*)/
  キリエIX(*/+)/グローリアIX(*)
  書簡朗読の後のカンツォーナ(+)/
  Alleluia Virga Jesse(グラドゥアーレ)(*)
  Alleluia Ave Maria(*)/クレドの後のリチェルカーレ(+)
  リチェルカーレの前のトッカータ(+)
  聖母マリアの歌の助奏を伴うリチェルカーレ(オフェルトリウム)(+)/
  サンクトウスIX(*)
  Adoramus te(エレヴァツィオーネ)(#)/
  エレヴァツィオーネのためのトッカータ(+)
  アニュス・デ IX(*)/
  Beata viscera & Magnificat(ファルソボルドーネ;コムニオ)(*)
  ベルガマスカ(+)/ジロルメータによるカプリッチョ(+)
アカデミー・サンタンブロワーズ(+/#)
ジャン=クリストフ・カンドー(指揮(+/#))
マリー=クロディーヌ・トゥイーェル(オルガン(*))

録音:2009年10月、サン・フランソワ・ド・サル教会、ジュネーヴ、スイス
 グレゴリオ聖歌とフレスコバルディのオルガン・ミサの組み合わせによる聖母のためのミサ「クム・ユビロ(喜びを持って)」。




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GLOSSA CABINET



GCD C81120
\2100→\1890
巨星ブリュッヘンの"第九"!
 ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調 Op.125《合唱付き》
フランス・ブリュッヘン(指揮)
18世紀オーケストラ
レベッカ・ナッシュ(ソプラノ)
ウィルケ・テ・ブルンメルストローテ(メゾ・ソプラノ)
マルセル・ビークマン(テノール)
ミヒャエル・テーフス(バス)
ラウレンス・コレギウム&カントライ
  Glossa Cabinet 2015!〜 スペインから届く古楽の愉しみ 〜巨星ブリュッヘンの"第九"!2011年ロッテルダム・ライヴ!

 古楽界の巨星フランス・ブリュッヘン(1934−2014)が残した「大いなる遺産」の1つ。
 ブリュッヘンの長年の願いが現実のものとなった、2011年、ロッテルダムでのベートーヴェンの「交響曲全集」"新全集"から、「交響曲第9番《合唱付き》」がGlossa Cabinet(グロッサ・キャビネット)シリーズに登場!
 旧全集から約20年という歳月を経て、ブリュッヘンと18世紀オーケストラが到達した円熟の境地。両者の揺るぎない信頼関係から生まれた「第九」がデ・ドゥーレンに響く。

 ※録音(ライヴ):2011年10月、デ・ドゥーレン(ロッテルダム、オランダ)



 


GCD C80013
\2100→\1890
ヴァイス:リュートのための組曲集
 組曲ハ短調/組曲ト短調/組曲ニ短調
コンラート・ユングヘーネル
 (バロック・リュート)
 ユングヘーネルの名演ヴァイスの組曲集!

 カントゥス・ケルンの創設者であり、ドイツが生んだ現代有数のリュート奏者コンラート・ユングヘーネルが、70年代後半にベルギーでレコーディングを行った、シルヴィウス・レオポルト・ヴァイス(1686−1750)のリュート組曲集。
 ドイツの後期バロック時代を代表する作曲家であると同時に、ドレスデン宮廷でも活躍した名リューティストでもあったヴァイス。
 バロック・リュートの魅力を知り尽くしたユングヘーネルとヴァイスの至芸の共演による名演が復活です。

 ※録音:1978年9月&1979年9月、メルセン(ベルギー)
 


GCD C80014
(2CD/特別価格)
\3200→\2890
ゼレンカ:トリオ・ソナタ集 Z.181
 トリオ・ソナタ第1番ヘ長調
 トリオ・ソナタ第2番ト短調
 トリオ・ソナタ第3番変ロ長調
 トリオ・ソナタ第4番ト短調
 トリオ・ソナタ第5番ヘ長調
 トリオ・ソナタ第6番ハ短調
パウル・ドンブレヒト(オーボエ)
マルセル・ポンセール(オーボエ)
ク・エビンヘ(オーボエ)
ダニー・ボンド(バスーン)
キアラ・バンキーニ(ヴァイオリン)
リヒテ・ファン・デル・メール(チェロ)
ロベール・コーネン(チェンバロ)
 ドンブレヒト&ポンセール!ゼレンカのトリオ・ソナタ!

 古楽大国ベルギーが世界に誇る2人のバロック・オーボエの名手パウル・ドンブレヒトとマルセル・ポンセール、スイス生まれの名バロック・ヴァイオリニスト、キアーラ・バンキーニ、バスーンのダニー・ボンドなど、古楽界をリードする名奏者たちが繰り広げるヤン・ディスマス・ゼレンカ(1679−1745)のトリオ・ソナタ集。
 ボヘミアで生まれ、ドレスデンに確かな足跡を残したバロック時代の大作曲家ゼレンカ。ダブル・リード楽器が大活躍する6つのトリオ・ソナタを、パウル・ドンブレヒトを中心とした豪華メンバーのアンサンブルで。

 ※録音:1982年11月&1988年2月、ブリュッセル(ベルギー)
 


GCD C80015
\2100→\1890
ドミニク・ヴェラール登場!デ・エスコバルのグラナダのミサ!
 デ・エスコバル:
  グラナダのミサ(4声のミサ曲)&
  グレゴリオ聖歌《サバトにおける聖母マリアの聖務日課》
ドミニク・ヴェラール(ディレクター)
アンサンブル・カントゥス・フィグラートゥス
 アンサンブル・ジル・バンショワを主宰する古楽界の名匠ドミニク・ヴェラールが率いるもう1つの古楽演奏団体「アンサンブル・カントゥス・フィグラートゥス」による、16世紀イベリア半島の「ミサ曲」!
 1520年頃に作曲された「グラナダのミサ」は、スペインで活躍したポルトガルの作曲家ペドロ・デ・エスコバル(c.1465−1535)が遺した2番目のミサ曲として伝えられている作品。
 ビクトリアが登場する以前のスペインで誕生したペドロ・デ・エスコバルの4声のミサ曲を、ドミニク・ヴェラールの卓越した解釈が蘇らせる。

 ※録音:2000年6月、ブランジンゲン(ドイツ)
 


GCD C80201
\2100→\1890
ベラスケスの時代の音楽 〜
 17世紀スペインの歌曲と器楽作品集

  ガスパール・サンス:フォリア
  フアン・イダルゴ:雷神ゼウス
  マルティン・イ・コル:カナリア
  バルトロメー・デ・セルマ:スサナ・パッセジャータ
  スパール・サンス:カナリア
  ルーカス・ルイス・デ・リバリャス:スペイン娘
  フランシスコ・ゲラウ:マリョーナス
  ガスパール・サンス:ラントゥルル(兵隊の歌)/他
アンサンブル・ラ・ロマネスカ
 〔マルタ・アルマハーノ(ソプラノ)、
  ホセ・ミゲル・モレーノ
   (バロック・ギター&テオルボ&ディレクター)、
  パオロ・パンドルフォ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
  フアン・カルロス・デ・ムルデル(テオルボ)、
  ヌリア・リョピス(ダブル・ハープ)、
  トニー・ミラーン(チェンバロ)〕
 スペイン古楽界の名手が集う。17世紀スペインの名曲の数々。

 スペイン国王フェリペ4世(1605−1665)の宮廷画家として活躍した、ディエゴ・ベラスケス(1599−1660)の時代に作曲されたスペインの歌曲と器楽のための作品集。
 スペイン黄金時代の絵画の巨匠と、ガスパール・サンスをはじめとする17世紀スペインの大作曲家たちの名作を結び付けるのは、モレーノ兄弟の兄、ホセ・ミゲル・モレーノが率いるアンサンブル・ラ・ロマネスカ。
 モレーノはもちろんのこと、ヴィオラ・ダ・ガンバのパオロ・パンドルフォやソプラノのマルタ・アルマハーノなど、スペインが誇る当代屈指の古楽演奏家たちによる強力アンサンブルである。

 ※録音:1991年11月&1992年4月、サン・ロレンソ・デ・エル・エスコリアル(スペイン)
 


GCD C81505
\2100→\1890
サンマルティーニ:オルガン協奏曲集 Op.9
 ジュゼッペ・サンマルティーニ:
  オルガン協奏曲第2番ヘ長調、オルガン協奏曲第1番イ長調
 ジョヴァンニ・バッティスタ・サンマルティーニ:
  オルガン・ソナタ ハ長調
 ジュゼッペ・サンマルティーニ:
  オルガン協奏曲第4番変ロ長調、オルガン協奏曲第3番ト長調
ファビオ・ボニッツォーニ(オルガン&ディレクター)
ラ・リゾナンサ
 〔デイヴィッド・プランティエ(ヴァイオリン)、
  オリヴィア・セントゥリオーニ(ヴァイオリン)、
  オラフ・レイマース(チェロ)、
  ジョルジオ・サンヴィート(コントラバス)〕
 ボニッツォーニの手腕が光る!サンマルティーニ兄弟の芸術!

 現在のイタリア古楽界を代表するチェンバリスト、オルガニストの1人、ファビオ・ボニッツォーニと、自らが中心となり1995年に結成したピリオド・アンサンブル、ラ・リゾナンサ。
 18世紀イタリアのオーボエ奏者、作曲家であり、サンマルティーニ兄弟の兄、ジュゼッペ・サンマルティーニ(1695−1750)の「4つのオルガン協奏曲」は、ボニッツォーニがパリの図書館などで発見し、演奏、録音が実現した貴重な作品。
 弟のジョヴァンニ・バッティスタ・サンマルティーニ(1700/01−1775)の「オルガン・ソナタ」とのコントラストも興味深い。

 ※録音:2000年6月、イゼーラ(ロヴェレート、イタリア)




SCRIBENDUM


ルドルフ・ケンペの芸術
〜1962-1976レコーディングス〜



SC 502
(10CD)
\6400→\5990
CD1
 ベートーヴェン:
  交響曲第5番ハ短調”運命”,op.67
 ドヴォルザーク:
  交響曲第9番ホ短調,op.95 "新世界から"
   チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団
   Rec.1971
CD2
 ブラームス:交響曲第1番ハ短調,op.68
  ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
  Rec.1975
CD3
 ブラームス:
  交響曲第2番ニ長調,op.73
  交響曲第3番ヘ長調,op.90
   ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
    Rec.1975
CD4
 ブラームス:
  交響曲第4番ホ短調,op.98
   ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
   Rec.1975
CD5
 ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調“ロマンティック“
  ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
  Rec.1975
CD6
 ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調
  ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
  Rec.1976
CD7&8
 ブルックナー:交響曲第8番ハ短調
  *新リマスタリング
   チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団
   Rec.1971
CD9
 グルダ&ケンペ/ライヴ’72 イン・デュッセルドルフ
  ワーグナー:”ニュリンベルクのマイスタージンガー”第1幕への前奏曲
  モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番K.595
  ドヴォルザーク:交響曲交響曲第8番ト長調 op.88
   フリードリヒ・グルダ(ピアノ)
   ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
    Rec.Nov 29 1972
CD10
 R.シュトラウス:交響詩”ドン・ファン”,op.20*
 レスピーギ:交響詩”ローマの松”*
 ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調,op.95 "新世界から"**
  ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽楽団
  Rec.May 1964* Jan1962**
クラムシェル・ボックス仕様。


<メジャー・レーベル>

SONY



8884308975-2
\2600→\2390
マグリ・モスニエール/モーツァルト:フルート協奏曲集
 モーツァルト:
  ① フルート協奏曲第1番ト長調K.313,
  ② フルート四重奏曲第1番ニ長調K.285〜第2楽章,
  ③ フルート協奏曲第2番ニ長調K.314,
  ④ フルートのためのアンダンテ ハ長調K.315(K.285e)
  ⑤ 歌劇「シピオーネの夢」K.126〜私は風のように軽やかに,
  ⑥ 歌劇「魔笛」K.620〜愛の喜びは消え【演奏】
マグリ・モスニエール(フルート),
ミュンヘン室内管弦楽団,
ニエル・ギグルベルガー(コンサート・マスター)

 世界で最も難しいコンクールと言われる2004年「第53回ミュンヘン国際音楽コンクール」のフルート部門優勝者、マグリ・モスニエール(1976年モントルソン生まれ)による、待望のモーツァルトの協奏曲。
 2003年にフランス国立放送フィルのソロ・フルート奏者に任命され、コンクールで優勝して以来世界的に活躍している女流フルート奏者です。
 今回も、単なるフルート協奏曲だけでなく、フルート四重奏曲からのアダージョ楽章や、歌劇のアリアをモスニエール自身のフルート編曲版を演奏するなど、モーツァルトの魅力が満載。彼女のフルートは流麗で芯がありながら温かさを持っており、実に表情豊かに演奏されています。
 【録音】2014年5月、ミュンヘン、バイエルン放送第1スタジオ(デジタル:セッション)




フルートとハープのための協奏曲はコチラ

8876543992-2
\2600→\2390
グザヴィエ・ド・メストレ/モーツァルト:協奏曲集
 モーツァルト:
  ① ピアノ協奏曲第19番ヘ長調K.459
   (メストレによるハープと管弦楽のための編曲版)
  ② フルートとハープのための協奏曲ハ長調K.299
  ③ ピアノ・ソナタ第16番ハ長調K.545
   (メストレによるハープと管弦楽のための編曲版)
グザヴィエ・ドゥ・メストレ(ハープ)
マグリ・モスニエール(フルート:②)
ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団
アイヴォー・ボルトン(指揮)
 ウィーン・フィルを飛び出したハープ界の貴公子は、今やハープという楽器の概念を大きく変える革新者として世界を飛び回っています。
 これまで、ドビュッシーの作品、アランフェス協奏曲、ハイドンの協奏曲、ヴェネツィアのバロック協奏曲など、ハープのためのものだけでなく他の楽器のための作品のアレンジなどを通して、ハープの音の美しさや作品の素晴らしを楽器の境界を越えて伝えてくれています。
 今回のモーツァルトによる協奏曲の録音では、堂々たる偉容をもつ晴朗な『ピアノ協奏曲第19番』。ハープ協奏曲風に編曲された有名な『ソナタ第10番』、2004年度ミュンヘン国際音楽コンクールのフルート部門で優勝しフランス放送フィルのソリスト等を務めるモスニエールと競演した『フルートとハープのための協奏曲』を収録。モーツァルトのエキスパートであるボルトン指揮ザルツブルク・モーツァルテウム管のもと、これらヴィルトゥオージティに満ちた作品を、素晴らしい旋律富と多彩なパレットによって、純粋な優越感に浸れる演奏で聴かせます。モダンハープの音は、むしろモーツァルト当時のフォルテピアノの音色に近い点が確認できるのも当アルバムの魅力の一つです。
 【録音】 2013年2月25〜27日, ザルツブルク、モーツァルテウム大ホール(デジタル:セッション)
 
名刺代わりのバッハ・アルバム
清廉です

8869752700-2
\2600→\2390
マグリ・モスニエール/バッハ・アルバム
 1)『イタリア協奏曲BWV.971』(フルート用編曲版)
 2)『シチリアーナ ト短調』(フルート・ソナタBWV.1031より)
 3)『管弦楽組曲第2番より「ポロネーズ」「バディネリ」』
 4)『フルート協奏曲ト短調』(チェンバロ協奏曲BWV.1056より)
 5)『カンタータ第209番BWV.209より
  「シンフォニア」』
 6)『フルート協奏曲ハ長調』
  (フルート・ソナタBWV.1032より協奏曲編曲版)
 7)『アリア「御身が共にいるならば」BWV.508』
 8)『「汝が心われにあたえずや」BWV.518』
 9)『「クリスマス・オラトリオ」BWV.248より
   アリア「彼の人のただ手招きに」』
 10)『「マタイ受難曲」BWV.244より
  アリア「憐れみたまえ、わが神よ」」
マグリ・モスニエール(Fl)
ミヒャエル・ホフシュテッター(指揮)
シュトゥットガルト室内管弦楽団
2004年「第53回ミュンヘン国際音楽コンクール」のフルート部門優勝者、マグリ・モスニエールのバッハ・アルバムとなります。2003年にフランス国立放送フィルのソロ・フルート奏者に任命され、コンクールで優勝して以来世界的に活躍している女流美人フルート奏者。彼女のフルートは流麗で芯がありながら温かさを持っているのが特徴で、高い評価を得ています。このアルバムでは、バッハの作品を単なるフルートで演奏するというだけでなく、3つの協奏曲の原曲はフルート協奏曲であった可能性があるということで、フルート編曲版として演奏されます。また後半は、声楽作品をフルートで演奏したもので、感情豊かに歌われています。






<国内盤>


CONCERTO



CNT2071
(国内盤)
\2800+税
サン・カルロ座で首席奏者をつとめるピエラヌンツィ
 そしてアレッサンドロ・カルボナーレ、指揮にはテイトも!

クラリネットとヴァイオリンのための3名品

 1. ヴァイル:ヴァイオリンと管楽合奏のための協奏曲 Op.12
 2. ストラヴィンスキー:「兵士の物語」組曲〜
   クラリネット、ヴァイオリンとピアノのための
 3. ミヨー:
    ヴァイオリン、クラリネットとピアノのための組曲 Op.157b
アレッサンドロ・カルボナーレ(クラリネット)
ガブリエーレ・ピエラヌンツィ(ヴァイオリン)
エンリーコ・ピエラヌンツィ(ピアノ)
1) ジェフリー・テイト指揮
ナポリ・サン・カルロ座合奏団

 イタリア人とは異例のフランス国立管弦楽団首席となり、現在は、ローマのセント・チェチーリア国立音楽院管弦楽団の首席奏者であるカルボナーレ。
 指揮にはテイトも顔を出す隠れ充実盤!

 オペラの本場ナポリの名門劇場コンサートマスターが縦横無尽のアンサンブルで織り上げる「劇空間の間合」指揮も大御所、そしてクラリネットは人気上々の名手!
 イタリア人でソリストとして活躍しているヴァイオリニストには、独特の「花」と「歌」が、そして抜群の指まわりを華麗に聴かせるセンスがあるもの。しかし歌劇場のコンサートマスターもやっているとなると、日々すばらしい歌手たちの名演に参加しているためか、劇空間特有の「間合」のようなものを室内楽などでも感じさせる感覚が人一倍とぎすまされるのでしょうか?
 ロッシーニやドニゼッティの頃にはもう老舗だった名門、本場ナポリのサン・カルロ座で首席奏者をつとめるピエラヌンツィは、欧州Deccaからも室内楽盤の録音で声がかかる凄腕ですが、ここでは来日も増えてきたクラリネットの超実力派カルボナーレらとともに、雰囲気抜群な20世紀の芝居小屋系サウンドを意気揚々と仕上げてくれています。
 突き抜けたセンスで痛快に聴かせる「兵士の物語」や聴きごたえ抜群のミヨーのほか、内田光子とのモーツァルト録音などで知られるあの英国の名匠ジェフリー・テイトを迎えてのヴァイルの隠れ名曲がまたたまりません。
 奏者インタビュー全訳付、芳醇な劇的音空間を、たっぷりお楽しみあれ!

アレッサンドロ・カルボナーレ


カルボナーレといえばこのアルバムは忘れられません

DG
4779331
\2300→\2090
アバド&モーツァルト管弦楽団
 〜モーツァルト:木管楽器のための協奏曲集 Vol.3

 ①クラリネット協奏曲
 ②ファゴット協奏曲
 ③フルート協奏曲第2番
アレッサンドロ・カルボナーレ(クラリネット)、
ギヨーム・サンタナ(ファゴット)、
ジャック・ズーン(フルート)
モーツァルト管弦楽団
指揮:クラウディオ・アバド
 才気あふれる奏者たちが織り成す魅惑のアンサンブル!
 2011年8月にホルン協奏曲集のリリースではじまったアバド&モーツァルト管弦楽団によるモーツァルト:管楽協奏曲録音第3弾。このアルバムで完結します。第8回国際オーボエ・コンクール軽井沢の覇者ナヴァッロ、ローマ聖チェチーリア管の首席クラリネット奏者カルボナーレ、マーラー・チェンバー管の首席ファゴット奏者サンタナ、そして名手ズーンという錚々たるソリスト陣に加え、若き才能あふれる奏者たちの溌剌たるアンサンブルが見事です。
生命感、極上の美しさあふれるこれらの作品の特質をアバドの比類ないタクトが余すところなく引き出しています。
録音:2006年5月3-7日 ボローニャ マンゾーニ劇場





GRAMOLA



GRML99016
(国内盤)
\2800+税
ベートーヴェン:
 1. アントン・ディアベッリのワルツにもとづく33の変奏
   (ディアベッリ変奏曲)Op.120
 2. 11のバガテル Op.119
エドアルド・トルビアネッリ(フォルテピアノ)
使用楽器:
 ウィーンのコンラート・グラーフ1827年製作オリジナル
 期待感をそそる達人のフォルテピアノさばき、さすが!多忙な超・実力派、ついに正面から王道名曲と対峙!
 インマゼール(ベルギー)、スホーンデルヴルト(オランダ)、ベザイデンホウト(南アフリカ)…フォルテピアノの世界では、昨今なぜかオランダ語圏出身者の勢いが強い気が。しかし他の国々の演奏家も負けてはおりません。
 たとえば、イタリアの名手トルビアネッリ!PanClassicsで知られざるレパートリーを続々掘り起こしてきたイタリア出身の名手ですが、最近はGramolaでウィーン楽壇の躍進中の若手イルンベルガーとも共演、メンデルスゾーンの二重協奏曲(GRML98942)で痛快な名演を聴かせてくれたところ。どんなフォルテピアノを弾いても、ぴたりとその楽器にあった演奏をしてみせる絶妙のピアニズムを持ちながら、何かと秘曲系に情熱を注ぎたがる、労を惜しまない研究家肌の人...かと思いきや、ついに王道名曲ど真ん中のアルバムも録音してくれました。
 ピアノという楽器の可能性を縦横無尽に試すベートーヴェン最後の大作『ディアベッリ変奏曲』と、同じく晩年の小品集!当時作曲家が使っていたグラーフの、しかもオリジナル楽器を使い、変奏ひとつひとつ、どんどん先が気になる「聴かせる」演奏は、感服するほかありません。自身ライナーノートも執筆(全訳付)、妥協なき名録音です!




マイスター・ミュージック


MM-3043
\2816+税
新イタリア合奏団のバッハ
 J.S.バッハ:
  2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043*
  ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 BWV1041
  ヴァイオリン協奏曲 第2番 ホ長調 BWV1042
  ブランデンブルク協奏曲 第5番 ニ長調 BWV1050
新イタリア合奏団
フェデリーコ・グリエルモ(ソロ・ヴァイオリン)
カルロ・ラザーリ(ソロ・ヴァイオリン)*
 バッハの作品の中でも弦楽アンサンブルの妙技が際立つ二重協奏曲を含むコンチェルト3曲に、ブランデンブルク協奏曲第5番が加わった、恐ろしくも、申し分ないプログラム。
 掛け合いの見事な独奏ヴァイオリン、テオルボが加わった奥行き深い通奏低音、そして、R.ロレッジアン(国際的チェンバロ奏者)の超絶ソロが披露されるブランデンブルクと聴き所満載です。



フェデリーコ・グリエルモってどっかで聞いたことある・・・と思われたあなた・・・
鋭い


アドリア海の薄幸の美少女
タルティーニ:ヴァイオリン協奏曲集 第13巻


 悪魔に魂を売った男、タルティーニのヴァイオリン協奏曲全集の第13巻。その中にとっても素敵な曲があった。

 何の気なしに聴き始めたのに、かかった瞬間に体が硬直して思考がストップしてしまう。そういう曲。
 ・・・CD1の3曲目に入っている「ホ長調 D50」。
 他愛ない、罪のない、当たり障りのないイタリア・バロックの器楽作品が流れるように現れては消えていくと思っていたのに、こんな曲が突如出てくるとは。
 膨大な数のバロック・コンチェルトの中でも抜群。タルティーニのなかにあっても、「悪魔のトリル」に並ぶ名曲といっていいかもしれない。
 とくにその第2楽章、アダージョ。
 薄幸の美少女がアドリア海の断崖絶壁の上で海鳥と戯れながら名器を弾いている・・・そんな勝手な想像もしたくなる美しくはかない曲。しかもわずか2分ちょっとしかないのである。もっと聴きたいというこちらの願いを、その少女はうっすらと微笑を浮かべながらさりげなく制して姿を消してしまう。
 参った。タルティーニ、こんな感性も持ち合わせていたのだ。あの「悪魔のトリル」も偶然の産物ではなかったのである。

 ちなみにこの「ホ長調 D50」、NAXOSからも出てる。指揮はミュラー=ブリュールだから悪いわけがない。DYNAMIC盤が2枚組で高い、という人はこっちの盤でもいいかもしれない・・・・と、言おうと思ったが念のため聴いてみたら、・・・残念ながら、確かにいい演奏ではあるのだが、第2楽章の断崖絶壁の上で海鳥と戯れながら名器を弾いているような刹那的感性は、残念ながらNAXOS盤にはなかった(ほんとに悪い演奏ではないんだけれど)。
 ということはこの類い希な美しい音楽は、曲を残したタルティーニと、この名演を残したラルテ・デッラルコの両者の存在があって初めて生まれたということか。
 ・・・おそらくこのラルテ・デッラルコの中に恐るべき天才がいることは間違いないだろう。

Tartini - The Violin Concertos Volume 13
DYNAMIC
CDS 485
(2CD)
\4400→\3990
タルティーニ:ヴァイオリン協奏曲集 第13巻
 協奏曲 ト長調D 84、協奏曲 イ長調D 105、
 協奏曲 ホ長調D 50、協奏曲 イ長調D 101、
 協奏曲 ニ長調D 26、協奏曲 イ長調D 99、
 協奏曲 ヘ長調D 67、協奏曲 ニ長調D 39
ラルテ・デッラルコ
ジョヴァンニ・グリエルモ(ソロ・ヴァイオリン)
フェデリーコ・グリエルモ(ソロ・ヴァイオリン)
カルロ・ラザーリ(ソロ・ヴァイオリン)
タルティーニ・シリーズ、13巻。2CDに8曲を収録。また新たなタルティーニの姿が明らかになっていく。




 

MM-3044
\2816+税
新イタリア合奏団のヴィヴァルディ
 ヴィヴァルディ:
  グローリア ニ長調 RV589
  キリエ RV587
 J.S.バッハ:カンタータ「主よ、われは汝を求む」BWV150
新イタリア合奏団
岡山バッハカンタータ協会
数多いヴィヴァルディの作品の中でも、傑出した美しさで人気の高いグローリアを、まさにイタリアの本家合奏団による、躍動感あふれる演奏で聴く、注目の1枚。 
 


MM-3041
\2816+税
グランド・デュオ・コンチェルタント/磯部 周平(クラリネット)
 ブラームス:クラリネット・ソナタ 第1番 ヘ短調作品120-1
 ベルク:クラリネットとピアノのための4つの小品作品5
 ウェーバー:グランド・デュオ・コンチェルタント変ホ長調作品48
 ペンデレツキ:3つのミニアチュア
 シューマン:幻想小曲集作品73
 R. シュトラウス:万霊節作品10-8
磯部 周平 クラリネット
岡崎 悦子 ピアノ
 ドイツ浪漫派から近現代までの重要作品が1枚に
 名手ならではのプログラム。ドイツ浪漫派から近現代までのクラリネットの重要作品をセンス良く1枚に編んだ、ファンならずとも是非聴きたい作品集です。
 演奏家としてはもとより、作曲家、編曲家、教育者、そして古典の研究家として多方面で活躍し、益々充実する磯部周平の現在を語る、待望の新録音です。
 


MH-3040
\2816+税
永遠のカノン
 J.J. クヴァンツ:2本のリコーダーのための6つのデュエット 作品2
  第1番 変ロ長調、第2番 ハ短調
  第3番 ニ短調、第4番 変ホ長調
  第5番 ヘ長調、第6番ト短調
山岡 重治リコーダー
太田 光子リコーダー
2本のリコーダーが織りなす音の万華鏡
 18世紀のヨーロッパを代表する大フルート奏者で作曲家クヴァンツ。彼により『二人だけで手軽に、完全な音楽を表現出来る』として作曲された『6つのデュエット』が、今回、世界的な製作家であり演奏家である、山岡重治の手によりレコーディング。 
 ピッチから楽器の選択まで、緻密に計算された、美しくも純度の高い音楽が堪能できるアルバムです。




LE PETIT DISQUE


 第78号で紹介した尾池亜美のアルバムをリリースしている LE PETIT DISQUE 、そのすべてを紹介します。


LPDCD003
\2572+税
高木梢 (ピアノ)/Piano Album
 1. ラヴェル:「悲しき鳥」 ピアノ作品集「鏡」から第2曲
 2. ラヴェル:「洋上の小船」 ピアノ作品集「鏡」から第3曲
 3. ラヴェル:前奏曲
 4. 夜想曲第16番 変ホ長調 op.55-2
 5. マズルカ第8番 変イ長調 op.7-4
 6. マズルカ第9番 ハ長調 op.7-5
 7. マズルカ第15番 ハ長調 op.24-2
 8. マズルカ第23番 ニ長調 op.33-2
 9. マズルカ第31番 変イ長調 op.50-2
 10. マズルカ第33番 ロ長調 op.56-1
 11. マズルカ第34番 ハ長調 op.56-2
 12. マズルカ第35番 ハ短調 op.56-3
 13. 夜想曲第2番 変ホ長調 op.9-2
 14. ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
 15. ロバート・マックスウェル Robert Maxwell :EBB TIDE (引き潮)
高木梢(ピアノ)
 2008年10月4日、三鷹市芸術文化センター”風のホール”にて収録
 高木梢HP http://yaplog.jp/piano-kozue/
  高木梢は宮崎県に生まれ。東京学芸大学大学院修士課程を修了後から演奏活動を開始。
本格的なクラシック音楽からポピュラー音楽まで幅広く手がけつつラジオやテレビ番組にも登場する等、多方面でより良質な音楽を多くの人々に伝える活動を展開。現在二子の母親として”ママ・ピアニスト”と呼ばれ、親しまれています。
 印象的な収録曲であり名曲「引き潮」(ロバート・マックスウェル(ハープ奏者):
 EBB TIDE-波と砂のざわめきを音で表現した曲)に象徴される美しくもはかない自然や人間の感情への思いを各曲を通して具現化した純粋で透明な音の粒に溢れたアルバム。
 (2009年発売)
 

LPDCD006
(ミニ・アルバム)
\1000+税
高木梢 (ピアノ)/ママと子供のためのピアノアルバム
 1. モーツァルト:「ロンド」 ピアノ・ソナタ第16番 ハ長調 K.545 から
 2. シューマン:「トロイメライ」 子供の情景から
 3. ギロック:雨の日の噴水
 4. サティ:子守歌
 5. ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
 6. 小田和正:言葉にできない
高木梢(ピアノ)
 2011年、三鷹市芸術文化センター”風のホール”にて収録
  
 高木梢による子育てをするママ、胎教や子供たちに向けた音楽を集めた全6曲を収録したミニ・アルバムです。
 ジャケット装丁は絵本「おかあさん」などでおなじみの水彩を使用し光を意識した作風でストーリー性があるイラストレーションを得意とするイラストレーター江頭路子(えがしらみちこ)氏によるもの。
  (2011年発売)
 

LPDCD007
\2315+税
小田裕之 (ピアノ)/Widmung (献呈)
 1. ワーグナー(リスト):イゾルデ愛の死 S.447
 2. ヤナーチェク:「おやすみ」 草陰の小径第1集から第7曲
 3. シェーンベルク:6つの小品 op.19
 4. ワーグナー:アルバム・ソナタ WWV.85
 5. シューマン:「トロイメライ」 子供の情景から
 6. ヨセフ・スク(ヨゼフ・スーク Josef Suk):子守唄 op.33
 7. シューマン(リスト):献呈 S.566
 8. ドビュッシー:「月の光」 ベルガマスク組曲から
 9. シューマン:アラベスク op.18
 10. リスト:愛の夢 S.541
小田裕之(ピアノ)
 2012年4月12日、6月12日、東大和市民会館”ハミング・ホール”での録音
 使用楽器:C. BECHSTEIN C234

  小田裕之は札幌市出身。桐朋学園大学音楽学部を首席で卒業。後に同大学研究科を経てプラハに留学し2003年に帰国。国内外での演奏活動のほか、皇居内での御前演奏会にも出演。
 また、楽譜の校訂や解説を手がける等、研究活動や後進の育成にもつとめている小田裕之のセカンド・アルバムです。
  (2012年発売)
 

LPDCD008
\2315+税
桜井大士 (ヴァイオリン)/Poeme perpetuel
 1. 「ひこうき雲 」(松任谷由美)
 2. 「ハナミズキ」(マシコタツロウ)一青窈の代表作の1つ。
 3. 「川の流れのように」(見岳章)美空ひばりの代表作の1つ。
 4. 「この道」(山田耕筰)
 5. 「浜辺の歌」(成田為三)
 6. 「夏の思い出」(中田喜直)
 7. 「少年時代」(井上陽水)
 8. 「見上げてごらん夜の星を」(いずみたく)坂本九の代表作の1つ。
 9. 「荒城の月」(滝廉太郎)
 10. 「赤とんぼ」(山田耕筰)
 11. 「白い恋人達」(桑田佳祐)サザンオールスターズによる冬の定番ソング。
 12.「 I Love You」(尾崎豊)
 13. 「仰げばとうとし」(文部省唱歌)
 14. 「さくらさくら」(日本民謡)
 15. 「Poeme perpetuel pour violon et piano:果てしなき詩」(桜井大士)
桜井大士(ヴァオリン)
内門卓也(ピアノ)
 2012年4月11日、三鷹市芸術文化センター”風のホール”にて収録
 桜井大士HP(プロフィール) http://www.mori-music.com/taishi-11.html
  桜井大士は1987年生まれ。5歳からヴァイオリンを始め清水高師氏に師事。国内で数々の賞を得て、東京藝術大学大学院修士課程を2012年に修了。同年ソリストとしての活動を開始。
 独特の美音とレガートを駆使し、情熱の高鳴りを感じさせる演奏スタイルで多くのファンを持ち、魅了する桜井大士の魅力溢れるファースト・アルバムです。美しい名曲を”言葉の無い音”のみで表現した意欲的なアルバムです。
  (2012年発売)
 

LPDCD009
\2315+税
桜井大士 (ヴァイオリン)/はてしなきうた
 1. バッハ:「シャコンヌ」 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番から
 2. モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第21番 ホ短調 K.304
 3. アーン:私の詩に翼があったなら
 4. ワーグナー:ヴァルターの懸賞歌
 5. ビゼー:耳に残るきみの歌声
 6. ラヴェル:ツィガーヌ
 7. ショーソン:はてしなき歌 op.37
 8. ショーソン:詩曲
桜井大士(ヴァオリン)
薄井俊樹(ピアノ)
 2013年4月9,10日、三鷹市芸術文化センター”風のホール”にて収録
  (2013年発売)
 

LPDCD010
\2315+税
佐野隆哉 (ピアノ)/DANZA
 1. リスト:村の居酒屋での踊り「メフィスト・ワルツ第1番」
 2. ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
 3. ラヴェル:優雅で感傷的なワルツ
 4. ヒナステラ:3つのアルゼンチン舞曲 op.2
 5. プーランク:即興曲第15番ハ短調「エディット・ピアフへ捧ぐ」
 6. プーランク:愛の木径
 7. サン=サーンス:ワルツ形式によるエチュード op.52-6
 8. ショパン:舟歌 op.60
 9. サン=サーンス/リスト(ホロヴィッツ編):死の舞踏 op.40
佐野隆哉(ピアノ)
2013年6月20.26日、三鷹市芸術文化センター”風のホール”にて録音
 佐野隆哉HP http://www.takaya-sano.com/index.html
  佐野隆哉は1980年生まれ。東京藝術大学大学院修士課程を修了後2005年に渡仏。パリ、スコラ・カントルム高等課程を最優秀で修了。後にパリ国立高等音楽院博士課程を2008年に修了。在学中から世界各地のコンクールで入賞し且つフランス、日本国内のオーケストラと共演。ソロ活動に留まらず、パリ国立高等音楽院室内学科を最優秀で卒業した実績から多くのアーティストの信頼を受け、積極的に活動しています。
 ファースト、ソロ・アルバムとなる本作品ではショパンやラヴェルにて繊細さと高度な音楽性を感じさせ「メフィストワルツ」や「死の舞踏」では恐るべき超絶技巧を披露しています。
(2013年発売)
 


LPDCD012
\2500+税
第78号で案内済み
尾池亜美(ヴァイオリン)/French Romanticism
 1. フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
 2. サン=サーンス:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ短調 op.75
 3. ドビュッシー:夢
尾池亜美(ヴァイオリン)
佐野隆哉(ピアノ)
2013年12月4日、三芳町文化会館”コピスみよし”にて収録

 尾池亜美HP http://www.amioike.com/
  尾池亜美は1988年生まれ。3歳からヴァイオリンを始め6歳から2年間にわたるスイス在住中に世界的なヴァイオリン教育者ハビヴ・カヤレイHabib Kayaleh氏に師事。
  ジュネーヴ音楽祭で11歳の時にオーケストラと共演。帰国後、石川志都子氏に師事。東京芸術大学卒業後、ロームミュージックファンデーションの奨学生として渡欧。
  国内外の数々の賞を得て、国内外のオーケストラと共演しつつソリスト、室内楽にも活動の幅を広げている注目の若手ヴァイオリニストによるファースト・アルバムです。
  (2014年4月20日発売)


.
(第78号での店主コメントより)

 また店主がルックスに惹かれて変わったCDを掘り出してきた・・・と思ったでしょう?

 そのとおりです。

 「すっごい可愛いヴァイオリンの女の子のCDが出たらしい」というスタッフの情報を得てチェックしたところ、おお、確かにグッド・ルッキング!
 名前は・・・えっと・・・尾池亜美。

 ただこのCD、一般には流通されていないということでさっそく本人に取引交渉。届いたアルバムを手にとってみた。

 タイトルは「フレンチ・ロマンティシズム」。
 ほう、フランスの可愛いヴァイオリン小品集でもやっているのかな。

 で、よく中身も見ないでCDをかけはじめたら、始まったのはいきなりフランクのヴァイオリン・ソナタ!
 しかも・・・ムチャクチャうまい。
 ・・・うまい、とかいうのが失礼なくらいうまい。

 ただのカワイコちゃんじゃなかった・・・。

 考えてみればこの曲を取り上げる時点で下手なはずがない。

 ようやくブックレットを手にとって読んでみると、あのヴァイオリニストの澤和樹が賛辞を寄せている。

 「私が尾池を初めて聴いたのは、彼女が中学3年生のとき。曲はイザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番「バラード」だった。大学生でも手こずるこの難曲を、何の苦もなくアッケラカンと弾き切る無駄のないテクニックと天性のヴィルトゥオージティには大いに驚かされ、彼女のその後の大活躍を予感させるに充分だった。」
 
 ちょうどその文章を読んでいる頃、CDはサンーサーンスのヴァイオリン・ソナタ第1番の最終部にさしかかっていた。

 これが・・・まあ、・・・すごかった。

 びっくり仰天。

 フランクを弾いちゃうんだからこの曲も弾けちゃうんだろうけど、この超絶アクロバティック無軌道音楽を、まさしく「何の苦もなくアッケラカン」と弾きやがった!しかも天翔ける天女のごとく麗しく!
 かつてこの難曲に妖艶ななまめかしさまで感じさせた演奏があったか?・・・なにせ色っぽくてチャーミングなのだ!
 
 あとでサイトを訪ねたらこの部分が少しだけ聴けるようになっていた。

https://www.youtube.com/watch?v=arqV4ZwH4OM&feature=player_embedded

 いやまあ、ラストは壮絶の一言。


 うわ。
 今気づいたけど、この人11月9日に日フィルとシベリウスのヴァイオリン協奏曲を共演するんだって・・・。

 あはは・・・全然、ただのカワイコちゃんじゃなかった・・・。すごい人だったのね。
.


 

LPDCD013
\2500+税
原 永里子(チェロ)/風の記憶
 1. 森田花央里:風の記憶
 2. サンサーンス:白鳥 「動物の謝肉祭」より
 3. マリア・テレジア・フォン・パラディス:シチリアーナ
 4. エルガー:朝の歌
 5. シューマン:美しい五月に 「詩人の恋」op.48よりNo.1
 6. メンデルスゾーン:甘い思い出 「無言歌集」より
 7. フォーレ:イスファハーンの薔薇 op.39 No.4
 8. メンデルスゾーン:無言歌 op.109
 9. シューマン:はすの花 「ミルテの花」op.25よりNo.7
 10. フォーレ:別れ 「ある1日の詩」op.21よりNo.3
 11. J.S.バッハ:アリオーソ
 12. シューマン:トロイメライ 「子供の情景」op.15よりNo.7
 13. J.S.バッハ=グノー:アヴェマリア
原 永里子(チェロ)
宇根美沙惠 (ピアノ)
2014年7月31日、三鷹市芸術文化センター”風のホール”にて録音
 原永里子は愛知県出身。東京藝術大学音楽学部卒業のチェリスト。
 大学在学中よりチェリストとして多方面にて活動を行い、チェロの講師としても人気。新曲「風の記憶」は同級生の女性作曲家による作品。チェロならではの低音が存分に表現された4分42秒の美しい曲です。アンニュイな雰囲気を持って現れる低音から目覚めていくような高音へのメロディへと向かう様が、タイトルの持つイメージと相まって、とても感動的です。
 (2014年11月11日発売)
 

LPDCD014
\2500+税
桜井大士(ヴァイオリン)/「四季」「クリスマス協奏曲」
 1. ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」 op.8
  第1番 ホ長調 「春」 op.8 No.1 RV.269
  第2番 ト短調 「夏」 op.8 No.2 RV.315
  第3番 ヘ長調「秋」 op.8 No.3 RV.293
  第4番 ヘ短調「冬」 op.8 No.4 RV.297
  2013年11月23日 JTホールでのライヴ録音
 2. コレッリ:合奏協奏曲 ト短調「クリスマス 協奏曲」 op.6 No.8
 3. J.S.バッハ:「G線上のアリア」
  (管弦楽組曲第3番 ニ長調 BWV.1068 第2楽章)
  2013年12月13日 サントリーホール・ブルーローズでのライヴ録音
尾池亜美、松本由梨、
二瓶真悠、岩田慶子 他(ヴァイオリン)
須山暢大 他(ヴィオラ)
西方正輝、原永里子(チェロ)
片岡夢児(コントラバス)
上野星矢(フルート)
中村恵美(チェンバロ)
桜井大士(ヴァオリン)
 1987年、埼玉県生まれ。東京藝術大学付属高校を経て、東京藝術大学音楽学部ヴァイオリン専攻卒業。同大学内にて福島賞、及び同声楽賞を受賞。2012年、東京藝術大学大学院博士課程を修了。ヴァイオリンを永峰高志、清水高師、荒井英治の各氏に師事。2012年よりソリストとしての活動を本格的に開始し、これまで2枚のCDをリリースしています。(LPDCD008 #4560470810043 「POEME PERPETUEL」)(LPDCD009 #4560470810067 「はてしなきうた」)精力的な演奏活動を行う桜井大士がヴァイオリニストを志すきっかけと成った「四季」が待望の発売です。弾き振りにて、彼の音楽を具現化。高い音楽性と充実度が聴いて取れる魅力あふれるアルバムと成っています。(2014年12月18日発売)















1/29(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

AVIE



AV 2320
(10CD/特別価格)
\10200→\9990
ダニエル=ベン・ピエナール(ピアノ)
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集

 ピアノ・ソナタ
  第1番ヘ短調Op.2-1/第2番イ長調Op.2-2/
  第3番ハ長調Op.2-3/第4番変ホ長調Op.7/
  第5番ハ短調Op.10-1/第6番ヘ長調Op.10-2/
  第7番ニ長調Op.10-3/第8番ハ短調Op.13《悲愴》/
  第9番ホ長調Op.14-1/第10番ト長調Op.14-2/
  第11番変ロ長調Op.22/第12番変イ長調Op.26《葬送》/
  第13番変ホ長調Op.27-1/第14番嬰ハ短調Op.27-2《月光》/
  第15番ニ長調Op.28《田園》/第16番ト長調Op.31-1/
  第17番ニ短調Op.31-2《テンペスト》/
  第18番変ホ長調Op.31-3/第19番ト短調Op.49-1/
  第20番ト長調Op.49-2/
  第21番ハ長調Op.53《ワルトシュタイン》/
  第22番ヘ長調Op.54/第23番ヘ短調Op.57《熱情》/
  第24番嬰ヘ長調Op.78《テレーゼ》/第25番ト長調Op.79/
  第26番変ホ長調Op.81a《告別》/第27番ホ短調Op.90/
  第28番イ長調Op.101/
  第29番変ロ長調Op.106《ハンマークラヴィーア》/
  第30番ホ長調Op.109/第31番変イ長調Op.110/
  第32番ハ短調Op.111
ダニエル=ベン・ピエナール(ピアノ)

 グラモフォン賞受賞の名プロデューサー、ジョナサン=フリーマン・アットウッドが惚れ込んだ才能。
 わずか4年でバッハの平均律、モーツァルトのソナタ全集、そして今回ベートーヴェンのソナタ全集をリリース。
 驚くべき天才。

 南アフリカ出身、現在はロンドンを拠点に演奏活動とロイヤル・アカデミー・オヴ・ミュージック(王立音楽アカデミー)の教授職などを続ける天才ピアニスト、ダニエル=ベン・ピエナール。
 ヴァイオリニストの川畠成道や、トランペッター&プロデューサーのジョナサン・フリーマン=アットウッドとのコンビでも知られるピエナールは、これまでAvieには「モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集(AV 2209)」や「バッハ:平均律クラヴィーア曲集(AV 2299)」などの大曲を録音。そして最新作には、楽聖ベートーヴェンが遺した32のピアノ・ソナタ全曲を一挙収録!
 鋭い知性と高度な技術が求められるベートーヴェンのソナタは、ピエナールがもっとも尊敬する作品の1つ。レイチェル・ポッジャーなどの録音にも携わるフリーマン=アットウッドをプロデューサーとして、2012年から2014年にかけて録音されたピエナールのベートーヴェン。旧約聖書(バッハ)から新約聖書(ベートーヴェン)まで、ピエナールの快進撃は続く。

 ※録音:2012年9月〜2014年4月、王立音楽アカデミー・デュークス・ホール(ロンドン)




ベン・ピエナール
バッハの平均律とモーツァルトのソナタ全集

AV 2299
(4CD/特別価格)
\5000→\4590
ダニエル=ベン・ピエナール(ピアノ)
 J.S.バッハ:
  平均律クラヴィーア曲集第1巻&第2巻 BWV.846-893
ダニエル=ベン・ピエナール(ピアノ)
 
 ヴァイオリニストの川畠成道や、トランペッター&プロデューサーのジョナサン=フリーマン・アットウッドとのコンビでも知られるピエナールの妙技。軽妙なタッチに込められた高度な対位法の綾、深遠なる響きで、ピアノ作品の最高峰を築く。

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 川畠成道の名パートナーとして日本では以前から多くの女性ファンを獲得していたダニエル=ベン・ピエナール。
 だから日本のビクターからCDも出ていた。そのピエナールのバッハ平均律!

 ここはベン・ピエナールの豪華なホームページ。彼の大量の録音が聴けます。

 http://danielbenpienaar.com/listenwatch.html


 「平均律」の試聴はこちらで!端正で豊かな響き。

 http://magnatune.com/artists/albums/dbp-wtc1a/


 

AV 2209
(5CDs/特別価格)
\6300→\5690
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集
 5つのソナタK.279−K.283/
 ピアノ・ソナタ第6番ニ長調K.284/
 2つのマンハイム・ソナタK.309&K.311/
 パリのソナタK.310/4つのソナタK.330−K.333/
 幻想曲とソナタK.475&K.457/ソナタK.533&K.494/
 3つの後期ソナタK.545、K.570&K.576
ダニエル・ベン・ピエナール(ピアノ)
 南アフリカが生んだ逸材、ダニエル・ベン・ピエナールがモーツァルトでアヴィー(Avie)初登場!
 現在ロンドンを拠点としているピエナールの底知れぬ才能に、グラモフォン賞受賞の名プロデューサー、ジョナサン=フリーマン・アットウッドが惚れこみ、実現したレコーディングがこのモーツァルトのピアノ・ソナタ全集なのである。
 日本ではソリスト、川畠成道とのデュオで知名度を高めているピエナール。広大なアフリカの大地に生まれ、イギリスで育まれた才能が、新たなステージで進化を遂げる時は今!

※録音:2008年8月&2009年9月、王立音楽院デュークス・ホール(ロンドン)


 

AV 2327
\2500
ヴァリエーションズ 〜 ベリオ、ブラームス、ナッセン、リーバーソン
 ナッセン:変奏曲 Op.24
 ベリオ:5つの変奏曲
 G・ベンジャミン:ハイドンの名による瞑想曲
 リーバーソン:ピアノ変奏曲(世界初録音)
 ブラームス:ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ変ロ長調 Op.24
ベンジャミン・ホックマン(ピアノ)
 イスラエル系アメリカ人、ベンジャミン・ホックマン。2006年のメトロポリタン美術館でのデビュー以降、ニューヨーク・フィルやアメリカ交響楽団と共演を重ね、2011年には有望な若手演奏家に贈られる、栄誉あるエイヴリー・フィッシャー・キャリア・グランドを受賞し頭角を現してきている。
 注目のAvieデビューとなった「シューベルトへのオマージュ(AV 2281)」では、シューベルトの2つのソナタとヴィドマン、クルタークの作品という好プログラムを披露。
 続く第2弾では「ヴァリエーションズ」と題し、ブラームスの名作「ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ」に、オリヴァー・ナッセン(b.1952)、ルチアーノ・ベリオ(1925−2003)、ジョージ・ベンジャミン(b.1960)、ピーター・リーバーソン(1946−2011)ら近現代コンポーザーたちの「変奏曲」を組み合わせた意欲作。

 ※録音:2014年6月29日−30日、アメリカ芸術文学アカデミー(ニューヨーク)
 

AV 2325
\2500
A PAINTED TALE〜
 イギリス・ルネサンス&バロックの歌曲集

  トマス・モーリー/ヘンリー・パーセル/
  ロバート・ジョンソン/ジョン・ブロウ/
  ニコラス・ラニアー/ジョン・ダウランド/
  アルフォンソ・フェッラボスコらの作品
ニコラス・パーン(テノール)
マイケル・レオポルド(リュート)
アン=マリー・モーガン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 ブーレーズ&シカゴ響のストラヴィンスキー「プルチネッラ」でグラミー賞を受賞し、一躍世界へとその名を広めたアメリカのテノール、ニコラス・パーン。Avie Reocrdsに録音した2つの「ブリテン:歌曲集」(AV 2238、AV 2258)に続く第3弾では、時代を大きく戻し、イギリスのルネサンス&バロックのリュート歌曲集。
 ブリテンでは、アメリカのナショナル・パプリック・ラジオやザ・ニューヨーカー誌、ニューヨーク・タイムズ紙で高評価を収めたパーン。ダウランドやパーセルなど、ブリテンの歌曲にも大きな影響を与えた歌曲で、その才能を発揮してくれる。

 ※録音:2014年10月21日−22日
 


AV 2321
\2500→\2290
J.S.バッハ&C.P.E.バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集(チェロ版)
 J.S.バッハ:
  ソナタ ト長調 BWV.1027、ソナタ ニ長調 BWV.1028、
  ソナタ ト短調 BWV.1029
 C.P.E.バッハ:トリオ ト短調 Wq.88
タッティ・テオ(バロック・チェロ)
キャロリン・ギブリー(チェンバロ)
 J.S.バッハのヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集!4弦のバロック・チェロによる"チェロ版"登場!

 2003年に演奏者5人という小編成のヘンデルの「水上の音楽」(AV 0028)で衝撃的なデビューを果たした女流奏者のみのピリオド・アンサンブル、ブルック・ストリート・バンド。
 小編成、アレンジ作品など続々とスパイスの効いたプログラムを、ハイレベルの演奏で世に送り出してきたブルック・ストリート・バンドの創設メンバー、バロック・チェロのタッティ・テオとチェンバロのキャロリン・ギブリーのデュオが、バッハ親子の「ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集」をレコーディング!
 このバッハ親子の「ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集」でのタッティ・テオの使用楽器は、"ヴィオラ・ダ・ガンバ"ではなく"4弦のバロック・チェロ"。
 初となる"4弦のバロック・チェロ"による「チェロ版」が、バッハ親子のヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタをどのように聴かせてくれるのか——?これは要注目!

 ※録音:2014年7月27日−30日、レーヴニンガム教会(ノーフォーク、イギリス)



 

AV 2302
\2500
東欧ルーマニアの女流デュオ!
 エネスク若き日の"チェロ・ソナタ ヘ短調"!

  エネスク:チェロ・ソナタ ヘ短調
  プロコフィエフ:チェロ・ソナタ ハ長調 Op.119
  ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ ニ短調 Op.40
ラウラ・ブルイアーナ(チェロ)
アレクサンドラ・シロセア(ピアノ)
 チェロのラウラ・ブルイアーナとピアノのアレクサンドラ・シロセア。東欧ルーマニアの女流デュオが繰り広げるルーマニア&ロシアのチェロ・ソナタ集!
 ジョルジェ・エネスク(1881−1955)の単一楽章の「チェロ・ソナタ ヘ短調」は、1898年頃にパリ音楽院在学中の10代のエネスクが作曲し、手稿譜が約90年後に再発見された若き日の秀作である。
 共に母国の巨匠エネスクの音楽を十八番とするブルイアーナとシロセア。プロコフィエフとショスタコーヴィチとのカップリングで、19世紀末〜20世紀前半の東欧、ロシアのチェロ・ソナタの世界を濃密に描く。

 2013年9月3日−6日の録音。




CENTAUR


CRC 3307
\2400
ヴィヴァルディ:ソナタ集
 ヴィヴァルディ:ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 RV.10
 トリオ・ソナタ ニ短調 RV.63 Op.1-12 《ラ・フォリア》
 ヴィオリン・ソナタ変ロ長調 RV.34
 トリオ・ソナタ ト短調 RV.73 Op.1-1
 チェロ・ソナタ イ短調 RV.43 Op.14-3
 リュート協奏曲ニ長調 RV.93
シアトル・バロック
 〔イングリッド・マシュー(ヴァイオリン)、
  バイロン・シェンクマン(チェンバロ)、
  テクラ・カニンガム(ヴァイオリン)、
  ジョン・レンティ(テオルボ)、
  ネイサン・ウィテカー(チェロ)〕
 精鋭古楽アンサンブル、シアトル・バロック!赤毛の司祭のソナタ集!

 ゲスト・ディレクターやコンサート・マスターとしてアメリカやオーストラリアのオーケストラと数多く共演し、ウジェーヌ・イザイの弟子のジョーゼフ・ギンゴルドやヘンデル・ハイドン・ソサエティのメンバーとしても活躍したスタンリー・リッチーに師事したシアトル・バロックの創設者、ヴァイオリニストのイングリッド・マシュー。同じく創設者で、ケンブリッジ・ソサエティー・オブ・アーリー・ミュージックよりアーウィン・ボドキー賞を贈られたチェンバリスト、バイロン・シェンクマンなど古楽界を牽引するアーティストが集結し、深い音色と統率感に優れたアンサンブル、確かな解釈で赤毛の司祭のソナタを。

 2011年−2012年の録音。
 

CRC 3368
\2400
ヘンデル&ヘレンダール:合奏協奏曲集
 ヘレンダール:
  合奏協奏曲集ニ長調 Op.3-5、合奏協奏曲集ト短調 Op.3-1、
  合奏協奏曲集ニ短調 Op.3-2
 ヘンデル:
  合奏協奏曲集ニ長調 Op.6-5、合奏協奏曲集イ長調 Op.6-11
アルケッティ・バロック弦楽アンサンブル
 2010年に創設され、ヴァイオリストにフィルハーモニア・バロック・オーケストラの首席ヴァイオリニスト、カーラ・ムーア、ヴィオラ・ダ・ガンバに、イギリスの名手ジョン・ドーレンバーグを迎えた精鋭アンサンブル、アルケッティ・バロック弦楽アンサンブルによる「ヘンデル&ヘレンダールの合奏協奏曲集」。ヴィヴァルディやコレッリ、バッハなどの協奏曲をレパートリーとする精鋭たちによる、イギリスで活躍したオランダとドイツの合奏協奏曲です。

 2012年9月26日−29日の録音。
 

CRC 3369
\2400
ブランダイズの音楽 〜 ヴァイオリンとピアノのための作品集
 シャペロ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
 ファイン:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
 ワイナー:演奏会用二重奏曲
 ラコウスキー:アパート
 チャン:ウォーリーズ・ジャズト・アズ・リアル
ダニエル・ステップナー(ヴァイオリン)
サリー・ピンカス(ピアノ)
ユーディ・ワイナー(ピアノ)
ドナルド・ベルマン(ピアノ)
 ボストン・ミュージアム・トリオの創立メンバーで、18世紀オーケストラで6年間アシスタント・コンサートマスターを務め、ヘンデル&ハイドン・ソサエティでは24年もの間コンサートマスターを務めてきた名手、ダニエル・ステップナーの「ブランダイズの音楽 〜 ヴァイオリンとピアノのための作品集」。1948年に設立されたブランダイズ大学の教職員だった作曲家の作品を非凡な表現力で。
 

CRC 3396
\2400
ブゾーニ・ヴィジョナリー Vol.3
 ブゾーニ:
  トッカータ/ショパンの前奏曲 Op.28-20による変奏曲/
  前奏曲とエチュード/クリスマスの夜/
  J.S.バッハによる幻想曲/
 J.S.バッハ(ブゾーニ編):
  前奏曲と3つのフーガ変ホ長調 《聖アン》
ジェニ・スロッチバー(ピアノ)
 カーネギー・ホールでデビューし、国際ヤング・ミュージシャン・オーディションで優勝した女流ピアニスト、ジェニ・スロッチバーによるブゾーニ・ヴィジョナリーの第3作目。アメリカのベテラン女流ピアニストがブゾーニ後期作品を弾く。

 2012年1月11日−13日の録音。
 
CRC 3398
\2400
キャレッテン:シンテネルゲイア・プロジェクト マウリツィオ・キャレッテン
 (シンセサイザー、キューベース、
  フィナーレ、ウェーブラボ・プラグイン)
 1952年イタリアのミラノ出身のコンポーザー、マウリツィオ・キャレッテン。フルート奏者としてのキャリアも持つキャレッテンの音楽性を、シンセサイザー(Absynth)、キューベース、フィナーレ、ウェーブラボ・プラグインを使用し表現。




SIGNUM CLASSICS



SIGCD 408
\2400→\2190
生のさなかにも
 バード:死の悲しみがわれをとりまく、天よりの声を聞き
 パーソンズ:
  リベラ・メ・ドミネ、私は日々罪を犯し、われは信ず、
  わが贖い主は生きたまう
 モンディー:Sive vigilem
 タヴァナー:慕いこがるるごとく
 タリス:ヌンク・ディミッティス
 ヘラルデ:Sive vigilem
 シェパード:生涯の真中で
コントラプンクトゥス
オーウェン・リース(ディレクター)
 失われたテノール・パートをコントラプンクトゥスが再構築!

 2014年グラモフォン賞古楽部門賞にノミネートされたコントラプンクトゥスは、オックスフォード・クイーンズ・カレッジの音楽監督であり、スペイン&ポルトガル音楽の研究者としても高名なオーウェン・リースが結成した合唱団。
 今作では、ルネサンス音楽の作曲家、バードやタリス、シェパードなどを中心にされたプログラム。
 コントラプンクトゥスの手により、失われたテノール・パートの再構築が行なわれているのもポイントの一つ。

 2014年1月18日−20日の録音。
 

SIGCD 409
\2400
アウト・オブ・ダークネス
 バード:われは今、戦いに明け暮れたる毎日ゆえ
 パーセル:アンセム《主よ、我らの躓きを思い出さないで下さい》Z.50
 スタンフォード: 汝ら新エルサレムの聖歌隊
 ブリテン:祝祭テ・デウムOp.32
 マクミラン:主は玉座に就き
 タリス:汝等もし我を愛せば
 エルガー:
  オラトリオ《使徒たち》Op.49より「The Spirit of the Lord is upon me」
 シェパード:われらを解き放ち救いたまえ、他

ケンブリッジ・ジーザス・カレッジ合唱団
マーク・ウィリアムズ(指揮)

 15世紀末の1496年に設立されたケンブリッジ大学のジーザス・カレッジの合唱団。2009年に指揮者に就任したマーク・ウィリアムズとのレコーディングは、四旬節と三位一体節のための作品集。イギリスのカレッジ合唱団ならではのプログラム。

 2014年6月30日&7月3日の録音。
 

SIGCD 418
\2400
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲集
 弦楽四重奏曲第4番ニ長調 Op.83
 弦楽四重奏曲第8番ハ短調 Op.110
 弦楽四重奏曲第11番ヘ短調 Op.122
カルドゥッチ弦楽四重奏団
 ドミトリー・ショスタコーヴィチ(1906−1975)没後40周年を記念し、弦楽四重奏曲全15曲の演奏プロジェクトをスタートさせるカルドゥッチ弦楽四重奏団。今回は、ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲でも重要な4番、8番、11番の3作品を収録。
 演奏は、2011年のロイヤル・ミュージック・ソサエティ・アウォードにノミネートされるなど、イギリスの新鋭クヮルテットとして注目を集めているカルドゥッチ弦楽四重奏団。特に近現代作品の演奏への評価は非常に高い。
 
SIGCD 411
\2400
デイヴィス:フライト
 ヴァイオリンと弦楽のための協奏曲 《フライト》
 スカイウォード
 ヴァイオリン、ピアノと弦楽のための協奏曲 《ボイジャー》
 エアー・ワルツ
 エアボーン・ダンス
 エピローグ

ケレンツァ・ピーコック(ヴァイオリン)
ロンドン交響楽団
ポール・ベイトマン(指揮)

 テレビや短編映画音楽を数多く手掛けている、イギリスの作曲家オリヴァー・デイヴィス(1972−)の作品集は全曲世界初録音。
 ソリストを務めるのは、3歳からヴァイオリンを始め、2年間ナショナル・ユース・オーケストラのメンバーでもあった女流ヴァイオリニストのケレンツァ・ピーコック。ピーコックの透明感のある繊細な音色が、デイヴィスの作品をより鮮明にする。

 2014年2月10日&8月20日の録音。




SEDEM



CD 32
(DCD 315)
 \2700→\2490
修道院の書庫から発見された弦楽四重奏曲
 ディエゴ・デ・アラシエル(1786-1866):弦楽のための室内楽作品集

  弦楽四重奏曲第3番ニ短調
  ヴァイオリン、ヴィオラとギターのための三重奏曲第1番イ長調(*)
  ヴァイオリン、ヴィオラとギターのための三重奏曲第2番ハ長調(*)
  ヴァイオリン、ヴィオラとギターのための三重奏曲第3番イ長調(*)
カナレス弦楽四重奏団
 アレクサンドル・デチソフ(第1ヴァイオリン)
 マリアン・モラル(第2ヴァイオリン)
 ルイス・リャセル(ヴィオラ)
 ナタリア・マルグリス(チェロ)
ホセ・マリア・ガリャルド・デル・レイ(ギター(*))
録音:2012年6月、フェルナンド・ハビエル・ロメロ・フェルナンデス・レコーディング・スタジオ、グラナダ、スペイン
 ディエゴ・デ・アラシエルはスペインのエクストレマドゥラ地方に生まれイタリアに渡って活躍した作曲家とされていました。しかし、その出生と経歴に疑問を持ったスペイン音楽学会のフアン・パブロ・フェルナンデスの最新の調査により、アラシエルはミラノ生まれのイタリア人であり、彼の祖先がスペインからイタリアに渡ったのは遅くとも17世紀であったことが判明しました。
 弦楽四重奏曲第3番は2004年にカナレス弦楽四重奏団のヴィオラ奏者ルイス・リャセルとマドリード王立音楽院図書室長カルロス・ホセ・ゴンサルベスによりオーストリアのザイテンシュテッテンのベネディクト派修道院の書庫から発見された3つの弦楽四重奏曲のうちのひとつ。
 ブックレットに収録された解説文は貴重な資料ですが、残念ながらスペイン語のみです。


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GRAND SLAM



GS 2127
\2500→¥2290
フルトヴェングラー秘蔵テープ・コレクション、
 伝説のブラームス第1番

  (1)ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」序曲
  (2)ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 Op.68
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 フルトヴェングラー秘蔵テープ・コレクション、全くハサミの入っていない伝説のブラームス第1番登場!!

 ライヴ録音:(1)1952 年12 月8 日、(2)1952 年2 月10 日/ティタニア・パラスト(ベルリン)/モノラル、ライヴ
使用音源: Private archive (2トラック、19 センチ、オープンリール・テープ)

 ■制作者より
 1952 年2 月10 日、ベルリン・フィル創立70 周年にて演奏されたブラームスの交響曲第1 番は、フルトヴェングラーのライヴ録音の中でも傑出した演奏として知られています。しかしながら、これまで出ていたすべてのLP、CD は演奏中の咳ばらいや演奏上のミス(たとえば、第2 楽章66 小節、第3 楽章139 小節など)が編集されていました。ところが、今回復刻に使用したテープはそうした箇所が全く手つかずのまま残っているだけでなく、演奏開始から楽章間のインターバル、そして終了後の約1 分半にもおよぶ拍手が全くノー・カットで収録されており、非常に感動的です。ウェーバーも演奏開始前、終了後の拍手が完全に含まれています。なお、この2 曲は余計なノイズ・カットなどを施していないため、渋くて力強く、腹の底にずしりと響くような音質で味わえます。
 また、解説書には太田太郎(元東京音楽学校教授)が戦前、フルトヴェングラーのリハーサルや本番を見た寄稿文を掲載しています。日本人によるフルトヴェングラー体験記はいくつか知られていますが、その多くはおおまかな印象を伝えるものでした。しかし、この太田の文章は音楽の流れが目に見えるような詳細な記述で、たいへんに興味深いものです。(平林 直哉)


<メジャー・レーベル>

DG



481 1109
\2300→\2090
チョン・ミョンフン&ソウル・フィル
 マーラー:交響曲第9番
指揮:チョン・ミョンフン
ソウル・フィルハーモニー管弦楽団
 チョン・ミョンフン&ソウル・フィル DG録音第6弾!
 「インスピレーションと浄化の光に満ちたコンサート」
 「こんなにも説得力があり、結束したマーラー:第9番の演奏を私は未だかつて聴いたことがない」など素晴らしい評価を得たチョン・ミョンフン&ソウル・フィルのソウルでの公演ライヴ。
  録音:2013年8月29日-30日 ソウル(ライヴ)
 


479 4350
(14CD)
\8000→\7190

お願いだから新録音出して

 《イーヴォ・ポゴレリチ/DG録音全集》


【CD1】
 ショパン:
  ①ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35「葬送行進曲付」,
  ②前奏曲 嬰ハ短調Op.45, ③スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39,
  ④夜想曲 変ホ長調Op.55-2, ⑤練習曲 ヘ長調Op.10-8,
  ⑥練習曲 変イ長調Op.10-10, ⑦練習曲 嬰ト短調Op.25-6
   [録音]1981年2月, ミュンヘン、ヘルクレスザール/
【CD2】
 ①ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番Op.111,
 ②シューマン:交響的練習曲Op.13,
 ③シューマン:トッカータ ハ長調Op.7
  [録音]1981年9月, ミュンヘン、ヘルクレスザール/
【CD3】
 ショパン:
  ①ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21〜
   クラウディオ・アバド(指揮) シカゴ交響楽団,
  ②ポロネーズ第5番嬰ヘ短調Op.44
   [録音]1983年2月, シカゴ、オーケストラ・ホール/
【CD4】
 ①ラヴェル:夜のガスパール,
 ②プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第6番イ長調Op.82「戦争ソナタ」
  [録音]1982年10月, ミュンヘン音楽大学/
【CD5】
 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23〜
  クラウディオ・アバド(指揮) ロンドン交響楽団
  [録音]1985年6月, ロンドン、ワトフォード・タウン・ホール/
【CD6】
 J.S.バッハ:
  ①イギリス組曲第2番イ短調BWV.807,
  ②イギリス組曲第3番ト短調 BWV.808
   [録音]1985年10月, スイス、ラ・ショー・ド・フォン/
【CD7】
 ショパン:24の前奏曲Op.28(全曲)
  [録音]1989年10月、ハンブルク、フリードリヒ・エーベルト・ハレ/
【CD8】
 ①リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調,
 ②スクリャービン:ピアノ・ソナタ第2番嬰ト短調Op.19「幻想ソナタ」
  [録音]1990年12月、ハノーファー、ベートーヴェンザール/
【CD9】
 ハイドン:
  ①ピアノ・ソナタ第46番(31番)変イ長調Hob.XVI:46,
  ②ピアノ・ソナタ第19番(30番)ニ長調Hob.XVI:19
   [録音]1991年8月、ハノーファー、ベートーヴェンザール/
【CD10】
 D・スカルラッティ:
  ①ソナタ ホ長調K.20/L.375, ②ソナタ ホ長調K.135/L.224,
  ③ソナタ ニ短調K.9/L.413, ④ソナタ ニ長調K.119/L.415,
  ⑤ソナタ ニ短調K.1/L.366, ⑥ソナタ ロ短調K.87/L.33,
  ⑦ソナタ ホ短調K.98/L.325, ⑧ソナタ ト長調K.13/L.486,
  ⑨ソナタ ト短調K.8/L.488, ⑩ソナタ ハ短調K.11/L.352,
  ⑪ソナタ ト短調K.450/L.338, ⑫ソナタ ハ長調K.159/L.104,
  ⑬ソナタ ハ長調K.487/L.205, ⑭ソナタ 変ロ長調K.529/L.327,
  ⑮ソナタ ホ長調K.380/L.23
   [録音]1991年9月、ハノーファー、ベートーヴェンザール/
【CD11】
 ブラームス:
  ①カプリッチョ嬰ヘ短調Op.76-1, ②間奏曲イ長調Op.118-2,
  ③2つのラプソディOp.79, ④3つの間奏曲Op.117
   [録音]1991年7月、ハノーファー、ベートーヴェンザール/
【CD12】
 ①ムソルグスキー:展覧会の絵、
 ②ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ
  [録音]1995年8月、ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール/
【CD13】
 モーツァルト:
  ①幻想曲ニ短調K.397, ②ピアノ・ソナタ第5番ト長調K.283,
  ③ピアノ・ソナタ第11番イ長調K.331「トルコ行進曲付き」
   [録音]1992年6月、ハンブルク、フリードリヒ・エーベルト・ハレ/
【CD14】
 ショパン:
  ①スケルツォ第1番ロ短調Op.20, ②スケルツォ第2番変ロ短調Op.31,
  ③スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39, ④スケルツォ第4番ホ長調Op.54
  [録音]1995年9月、ワトフォード、コロッセウム
イーヴォ・ポゴレリチ(ピアノ)

 独特の解釈が常に議論を呼ぶ天才
 ポゴレリチは、1980年のショパン・コンクールで前代未聞の大胆な解釈で物議を醸し、衝撃的なデビューをかざりました。自らの芸術を求め、ピアノ界の異端児として大胆且つ奔放な演奏で常に音楽界の話題をさらうアーティストです。
 DGに録音したこれらの説得力ある演奏には、彼独自の解釈がつぎ込まれ、聴く者の心を掴んで離しません。当セットは彼がDGに録音した14枚のアルバムを、オリジナルのカップリングでオリジナル・デザインのスリーブに収めています。

【録音】1981〜1995年




DECCA



478 8189
\2300→\2090
エリザベス・ジョイ・ロエ/ブリテン&バーバー:ピアノ協奏曲集
 ①ブリテン:ピアノ協奏曲第1番 Op.13
 ②バーバー:ピアノ協奏曲 Op.38
 ③ バーバー:ノクターンOp.33(ジョン・フィールドを讃えて),
 ④ ブリテン:夜の小品(ノットゥルノ)
エリザベス・ジョイ・ロエ(ピアノ),
エミール・タバコフ(指揮)
ロンドン交響楽団 (①②)
 ピアノ・デュオ、アンダーソン&ロエで知られるジョイ・ロエのデッカデビュー・アルバム

 クラシック音楽の新たなエネルギーを引き出すべく独自スタイルを追求し続け、その革新的アプローチで世界中から注目されている「アンダーソン&ロエ・ピアノ・デュオ」の、エリザベス・ジョイ・ロエによるアルバム。
 韓国人両親のもと、シカゴで生まれたピアニスト、エリザベス・ジョイ・ロエはジュリアード音楽院で出会ったグレッグ・アンダーソンとのデュオ”アンダーソン&ロエ”でデビューを果たし、2012年に発表されたアルバム「When Words Fade」が大絶賛を浴び、ビルボードのクラシックチャートで連続で12週間もトップの座に君臨。彼らのオリジナル・ビデオはYouTubeで瞬く間に100万アクセスを超えエミー賞にノミネートされるなどセンセーショナルを巻き起こしました。
 そんな彼女が デッカ・デビューにあたって選んだのは、ブリテンとバーバー。彼女の持ち味は、切れ味の良いテクニック、緻密ながらも大胆な音楽性。ドラマティックに訴えかけてくる表現力は圧巻です。彼女はとくに近現代作品を得意としており、難解至極な音楽でも爽快な演奏で聴き手を引き込みます。そうした長所がこのアルバムでも存分に生かされています。2015年12月来日予定。
 【録音】2013年9月, ロンドン、カドガン・ホール




アンダーソン&ロエお奨め旧譜
アンダーソンはどうなるの?
Anderson & Roe: when words fade
STEINWAY & SONS
STNS-30006
\2100
アンダーソン&ロエ(ピアノ連弾)
 ことばが消えるとき

 1.マイケル・ジャクソン(1958-2009):ビリー・ジーン/
 2.ヴィヴァルディ(1678-1741):
  歌劇「ジュスティーノ」-私の心に涙の雨が降っている/
 3.モーツァルト(1756-1791):歌劇「魔笛」-パパゲーノ、パパゲーナ/
 4.ビゼー(1838-1875):カルメン幻想曲-ハバネラ/
 5.シューベルト(1797-1828):魔王Op.1/
 6.ラフマニノフ(1873-1943):ヴォカリーズ/
 7.ブレル&ジュアネスト:マチルド、マリークとマドレーヌ/
 8.シューマン(1810-1856):リーダークライスOp.39-5「月の夜」/
 9.ヴィラ=ロボス(1887-1959):
  ブラジル風バッハ第5番-アリア「カンティレーナ」/
 10.トム・ヨーク(1968):パラノイド・アンドロイド/
 11.トーマス・オーガスティン・アーン(1710-1778):朝-まばゆい太陽/
 12.コールドプレイ:ビバ・ラ・ビダ
  ※全てグレッグ・アンダーソン&エリザベス・ジョイ・ロエによる編曲
アンダーソン&ロエ(ピアノ連弾)
 スタッフの女の子たちは残念ながらあまりクラシックを聴かない。でもポップスは普通に聴くみたい。
 なのでそんな彼女たちを驚かそうと思ってかけたのに・・・、かけた自分がびっくりしてしまった1枚。
 グレッグ・アンダーソンとエリザベス・ジョイ・ロエというカッコいい系の男女ピアノ・デュオ・アルバム。
 ご覧のとおりマイケル・ジャクソンの「ビリー・ジーン」、ロック・バンドのレディオ・ヘッド、コールドプレイの曲が、ヴィヴァルディやモーツァルト、シューベルトの音楽とともに流れてくる。しかも当たり前ながら超本格派クラシック作品となって。
 そのテクニックもすごいが編曲もすごい。それはポップスだけじゃなく、クラシックの名曲の編曲も。「魔王」や「カルメン」ではバカテク爆裂演奏を聴かせてくれたかと思ったら、「ヴォカリーズ」や「ブラジル風バッハ」ではこれでもかと切なく泣き節を聴かせてくれる。
 この「Steinway and Sons」というレーベル、その名のとおりスタインウェイがプロデュースしているんだけど、ここまでピアノを活かしきってくれたらさぞやレーベルとしても嬉しかったことだろう。


録音 2011年7月6-8日ニューヨーク,パーチェス大学コンサート・ホール・オブ・パフォーミング・アーツ・センター
 4本の手から繰り出される目も眩むようなピアノの音色。圧倒的なリズム感。マイケル・ジャクソンから特殊奏法のヴィヴァルディ、至るところで音がはじけるパパゲーノのアリア…。曲が進むにつれ驚きばかりが増していくスゴイ1枚です。アレンジが素晴らしいことは言うまでもないのだけど、テクも物凄い。「パラノイド・アンドロイド」ではなぜか真面目に弾いていて、まるでプロコフィエフかリゲティを思わせる曲になっていたり。とにかく面白いです。

 

478 8094
\2300
《ザ・ファイヴ・カウンターテナーズ》
 ①ニコロ・ヨンメッリ(1714-1774):
   歌劇「ティト・マンリオ」〜Spezza lo stral piagato,
 ②ニコロ・ポルポラ(1686-1768):
   歌劇「アウリスのイフィゲニア」〜
    Odi spietato num…. Tu spietato no farai,
 ③バルダッサーレ・ガルッピ(1706-1785):
   歌劇「ペネローペ」〜A questa bianca mano,
 ④ヘンデル:歌劇「セルセ」〜
   恐ろしい地獄の残忍なる怒りよ,
 ⑤ヨセフ・ミスリヴェチェク(1737-1781):
   歌劇「ファルナーチェ」〜Ti parli in seno amore,
 ⑥J.C.バッハ(1735-1782):
   歌劇「テミストークレ」〜Ch’io parta,
 ⑦グルック(1714-1787):
   歌劇「デメートリオ」〜Non so frenare il pianto,
 ⑧フェルディナンド・バルトーニ(1725-1813):
   歌劇「タンクレーディ」〜Addio miei sospiri,
 ⑨ヘンデル:歌劇「アグリッピナ」〜
    Otton, Otton...Voi che udite il mio lament,
 ⑩ヨハン・アドルフ・ハッセ(1699-1783):
   歌劇「ピラーモとティスベ」〜Ah non ? ver ben mio
ヴェラール・バルナ=サバドゥス(C-T:①⑦),
シャヴィエ・サバータ(C-T:②⑨),
マックス・エマヌエル・ツェンチッチ(C-T:③⑧),
ユーリ・ミネンコ(C-T:④⑥),
ヴィンス・イ(C-T:⑤⑩)、
ジョルジュ・ペトルー(指揮)
アルモニア・アテネア(ピリオド楽器オーケストラ)/
現代を代表するカウンターテナーの競演
 現在最も活躍するカウンターテナー5人による、カストラートの黄金時代のオペラ・アリアを集めたアルバム。
 20代の若さにもかかわらず今やバロック・オペラには欠かせないサバドゥス。コワモテながらまろやかな美声の持ち主のサバータ。技巧的な曲から美しい旋律を高域まで安定した歌で魅了するツェンチッチ。きらびやかな声をもつ逸材ミネンコ。新人ながら声量と美声で圧倒的な存在感のあるヴィンス・イ。5人の個性の違いが見事に適した作品をそれぞれが歌い上げています。
 技巧的な曲から美しい旋律まで、すべてを指揮のペトルーがきっちりと引き締めています。
 【録音】2013年7月、アテネ、ディミトリ・ミトロプーロス・ホール


L’Oiseau-Lyre


4788160
(2CD+
Blu-rayオーディオ)
\6000→\5490
ホグウッド/
 ヘンデル:オラトリオ『メサイア』
   (1754年捨子養育院版全曲)
ジュディス・ネルソン(ソプラノ),
エマ・カークビー(ソプラノ),
キャロライン・ワトキンソン(コントラルト),
ポール・エリオット(テノール),
デイヴィッド・トーマス(バス),
オックスフォード・クライスト・チャーチ聖歌隊,
アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック(エンシェント室内管),
クリストファー・ホグウッド(指揮)
 ホグウッドの名演がブルーレイ・オーディオ付で登場
 それまでの大規模なオーケストラと合唱で演奏されることの多かった荘厳的な「メサイア」のイメージを覆し、この録音でホグウッドは作曲当時の編成を再現しようと1754年に捨子養育院で行われた演奏を再現しています。
 その再現には、当時の演奏者への支払い明細書によって割り出した編成によって録音されています。
 古楽器による初録音だったもので、その古楽器的音色と、伝統的な英国国教会のボーイ・ソプラノによる合唱(ソプラノのみボーイ・ソプラノ、他のパートは男声)、そしてエマ・カークビーをはじめとするバロック名歌手らがソロを受け持ち、大聖堂のすみずみまで満ちわたる名演として高い評価を得ました。
 今回の再発売にあたり、アナログ・マスター・テープから最新デジタル・リマスターが行われ、さらにハイビットによるブルーレイ・オーディオも封入。限定生産盤となります。【録音】1979年9月、ロンドン、St. Jude-On-The-Hill(ステレオ:セッション)





<国内盤>


COO RECORDS


COO-040
(国内盤)
\2800+税
リンゴノハナ
 〜フルートによる、世界と日本の小品集〜

  ①エール・ド・バレエ(シャミナード)
  ②シシリエンヌ(フォーレ)
  ③ヴィラネル(プーランク)
  ④わが母の教え給いし歌(ドヴォルザーク/ベネット編)
  ⑤サロン風マズルカ(F.ドップラー)
  ⑥ロンドンデリーの歌(アイルランド民謡/クライスラー編)
  ⑦モディーニャ(ヴィラ=ロボス)
  ⑧エストレリータ(ポンセ/ハイフェッツ編)
  ⑨荒城の月(瀧 廉太郎/L.モイーズ編)
  ⑩星めぐりの歌(宮沢賢治/林光編)
  ⑪ホーハイ節(津軽地方民謡)
  ⑫南部牛追い唄による幻想曲(山川直春)
  ⑬里の秋(海沼 実)
増田 多加(フルート)
根本 英子(ピアノ)
齊藤 玲子(筝)
 しなやかな吹奏で、フランスへ、東欧へ、南米へ、そして故郷へ。
 林檎の花さくところ、静かに楽想は香る。フルートを一とする管楽器は、話すときと同じく「息が音になる」楽器だからでしょうか、どんな言葉を話すのかが、音楽そのものと直接むすびついているようなところがあるのかもしれません。
 フランスの作曲家が書いたフルート曲には、おのずとフランス語の機知や高雅さ・明晰さが。南米人ならスペイン語やポルトガル語の抑揚が、あるいはチェコ語話者たちなら、それともドイツ語圏の人だったら...このフルート小品集では、青森の五所川原にゆかりをもつ増田多加のしなやかな吹奏で、個々の「お国柄」を愉しめる名曲の数々を味わえ、極上のくつろぎのひとときを約束してくれるだけではなく、アルバム後半に収録されている日本の音楽がまた美しく。さながら本場の和楽器で演奏しているかのような、深い音色とたおやかなニュアンス変化に、名手・齊藤玲子の筝が美しくも端麗な彩りをそっと添えてゆくのが素晴しいところ。
 ピアニスト・根本英子の手際よいパートナーシップも絶妙です。フルート室内楽の思わぬ境地を垣間見せてくれる、忘れがたい1枚。
 

COO-039
(国内盤)
\2800+税
『金魚の片思い』〜当摩泰久 作品集〜
 《ピアノ独奏のための小品》

  ①トランクィロ ②ルビーの記憶2 ③鏡よ、鏡 ④夜の和音
  ⑤吸血鬼 ⑥フランケンシュタイン ⑦朝のおそうじ
  ⑧蟻(足がしびれる)⑨ポチはお風呂の後で ⑩ヨガの先生
  ⑪ジーグ ⑫ヴァイオリン ⑬上機嫌 ⑭涙の急斜面 ⑮二人
  ⑯そよ風とクローバー2 ⑰吐息のミツバチ
  ⑱散歩道《ピアノ連弾のための編曲》⑲雪の降る街を
  ⑳浜辺の歌(21)赤とんぼ《リコーダーと木琴》
  (22)斜面のクーラント《2本のフルート》
  (23)ノクターン《再びピアノ独奏》
  (24)ピアノ・ソナタ《ピアノと木琴》(25)金魚の片思い
徳正沙穂(2-18)、
西脇千花(1,24,25)(p)
戸張勢津子&仕入順子(19-21)(p連弾)
古川仁美(23)(fl、バスフルート)
山根 尊典(23)(fl)
通崎睦美(22,25)(木琴)
本村睦幸(22)(リコーダー)
 さりげなくききやすく、瀟洒で、磨き抜かれていて。日本語で話すフランス六人組のような、絶妙小品集。
 このアルバムを「邦人作曲家の現代音楽」などと紹介されたら、つい構えてしまうかもしれませんが、何の予備知識もなしにこのアルバムを耳にしたら、きっとクラシック音楽を聴きなれていない人でも「ピアノってよいなあ」「リコーダーって、あの学校でやった縦笛!」などと、個々の楽器の音色がすっと心に入って、嬉しい驚きを感じるのでは。
 当摩泰久氏はニースへの渡仏経験後、アマチュア・ピアニストの上達をうながす練習曲、子供向けの教本のための音楽などを手がけてきた作曲家。そうしたピアノ小品や連弾のための繊細な編曲を中心に、時にはソナタのような現代作曲家然とした大作も収録。全体に耳なじみのよい、現代技法を意識しながらも「美」への矜持を守り抜いたフランスやドイツの近代作曲家たちにも通じる、それでいてまさしく私たちの日本語文化圏特有のウィットを感じさせてやまない、いわば、そっけないのにやさしい音楽ばかりに出会えます。
 木琴の通崎睦美氏、リコーダーの本村睦幸氏をはじめ、演奏者はみな独自の活躍領域を広げつつある曲者ばかり。しずかに店頭演奏を続けて「お?」と振り向いていただくのにぴったりな、自然派ホールトーン録音も美しい1枚に仕上がっています。




K617


K617-247
(国内盤)
\2800+税
スヴェーリンク チェンバロのための作品集
 〜17世紀、オランダの黄金時代〜

 ①詩編歌第23編「主は羊飼い」による変奏曲
 ② みどり児がお生まれになった
 ③「わたしはライン川を渡り」による変奏曲
 ④レ・レ・レ・ソ・ド・ミ・ファ・ソの音型によるファンタジア(2・3・4声で)
 ⑤第1旋法によるトッカータd2
 ⑥「わが青春すでに去りぬ」による変奏曲
 ⑦スペイン風パヴァーヌ
 ⑧フォルトゥーナに翻弄されて
  (別名「英国のフォルトゥーナ」)
  〔ダウランド(1563〜1626)の
   「フォルトゥーナはわが仇敵 Fortune My Foe」〕
 ⑨そうでなくては(別名「ポーランドのアルマンド」)
 ⑩涙のパヴァーヌ〔ダウランドの「ラクリメ」〕
 ⑪キリストは光、キリストは太陽
 ⑫ピリピのパヴァーヌ〔ピーター・フィリップス(1560〜1621)
   作曲のパヴァーヌ〕
 ⑬マッレ・セイメン(いかれたサイモン)
 ⑭ファンタジア(3声で)g2
セバスティアン・ヴォンネール
 (チェンバロ/
  リュッケルス1612年製作モデルに
  よるエミール・ジョバン復元製作楽器)
 名ばかりが先行する巨匠、嬉しい名演で傑作集が!俊英が古雅なる復元楽器で、貴重なチェンバロ作品を。
 ハイティンクやファン・オッテルロー、メンゲルベルクらと名演をくりひろげてきた王立コンセルトヘボウ管弦楽団、ウィスペルウェイ、アーメリンク、あるいはブリュッヘンやレオンハルトら古楽勢...とかく名演奏家に事欠かない音楽大国オランダですが、オランダ人作曲家は?と言われると意外に名が挙がらないもの(音楽史上ホントは多士済々なのですが)。
 唯一よくあげられるとすれば、王立音楽院もその名を冠するスヴェーリンクくらいでしょうか——しかしその作品、鍵盤曲も合唱曲も数多くあるにもかかわらず、なぜかめったに演奏も録音もなされないのが切ないかぎり。しかし古楽大国フランスの多忙な名手、ストラスブール出身の異才ヴォンネールがみごとな名盤を制作してくれました。
 オルガン音楽の大家として知られるスヴェーリンクですが、それは室内向け鍵盤音楽、つまりチェンバロにも通暁していたということでもあり、ここでは隣国ドイツ、いやむしろ英国のヴァージナル音楽との親和性を強く感じさせる名品群をじっくり堪能できます。
 フレスコバルディやバードの時代、オランダも立派な鍵盤芸術の拠点だった!と痛感する名盤。解説訳
 


K617-246
(国内盤)
\2800+税
グヴィ フランス中期ロマン派の室内楽世界
 1. ピアノ三重奏曲 第2番 イ短調 作品18(1847)
 2. 弦楽五重奏曲 第6番 イ短調
  〜弦楽四重奏とチェロのための(1880)
ドゥニ・クラヴィエ五重奏団
 ドゥニ・クラヴィエ、
 ダヴィド・マンシネリ(vn)
 フローリアン・ヴァレーズ(va)
 クレール・ブルトー、
 エルヴェ・ルノー(vc)
アナエル・ボネ(p)
 「19世紀フランスに室内楽なし」は認識不足だったと教えてくれる名匠グヴィの世界、名演2曲たっぷりと!
 K617レーベルのよいところは、創設以来すぐれた古楽系アーティストの思わぬ活躍ぶりを続々世に知らしめてくれただけでなく、知られざる作曲家たちの発掘・紹介にも尽力を続けてきてくれたこと!
 とくに、19世紀後半に普仏戦争の末ドイツ領となったフランス東部、ロレーヌ地方出身の名匠テオドール・グヴィの存在感を強く現代にアピールしてきた功績は非常に大きいと言わなくてはなりません。
 なにしろこのグヴィ、ドイツ・ロマン派の本拠地に近い出自が幸いしてか、「普仏戦争前まで室内楽は不毛、フォーレやサン=サーンスが初めてプロの室内楽というものを伝えた」と言われてきたフランス19世紀にも、純然たる室内楽曲を書ける環境が存在していたことをありありと伝える、充実したソナタ形式の名品を数多く残しているのです!
 深い作品愛とともに秘曲発掘を続ける演奏陣の確かな解釈で、シューマンとほぼ同時期に書かれたピアノ三重奏曲の深い哀調を、あるいは19世紀後半ドイツでも珍しかった、チェロを二つ使うシューベルト型の弦楽五重奏曲の逸品を、じっくり堪能。「痛快」の一言が似合う逸品といえます。
 グヴィについての解説を日本語で読める貴重な機会としても、ご注目を。




PAN CLASSICS



PC10311
(10CD)
(国内盤)
\7200+税

グナール・レツボール、渾身の研究成果!
 ハプスブルク帝国の近世音楽史 〜歴代皇帝の音楽、諸民族の音楽
  10枚組
 Symphoniaの旧録音は4枚だけ
.
 CD I-VI ハプスブルク帝国領内の諸地域〜

  《CD I》スロヴァキア 宮廷音楽と民俗音楽 Kusser, Esterhazy, Capricornus, Speer, Traditional
  《CD II》スロヴェニア 地中海沿岸、古典派へ向けて Posch, Dolar, Tartini, Birck
  《CD III》ハンガリー 定住者たち、非定住者たち Werner, Fux, Esterhazy, Haydn, Ebner, Speer, Schmelzer
  《CD IV》ポーランド 北の強国との境で Mielczewski, Zielinski, Dobel, Nauwach, Weiss, Speer
  《CD V》ボヘミア(チェコ西部) 音楽愛の宝庫 Stolzel, Losy, Habermann, Reichenauer, Vivaldi, Caffe-Music, Hunting Songs
  《CD VI》モラヴィア(チェコ東部) 諸民族の交叉点 Hirschmentzel, Pekarek, Poglietti, Folk Dances, Traditional

 CD VII-X ハプスブルク帝国と諸外国〜
  《CD VII》スペイン 同じ血をひく王家と異国情緒 Kaiser Leopold I, Sanz, Pagliardi, Losy, Viviani, Matteis
  《CD VIII》ヴェネツィア オペラと協奏曲の黄金時代へ Vivaldi, Ferro, Ziani, Albinoni, Raccolte del Gondoliere
  《CD IX》ローマ 「永遠の都」の伝統と新様式 Kerll, Stradella, Muffat, Lonati
  《CD X》パリ 宮廷文化の発祥地、舞踏・民俗・影響力 Muffat, Radolt, von Ehrenstein, Fux, Mayr, Aufschnaiter, Lully
.

グナール・レツボール(vn)指揮
アルス・アンティクヮ・アウストリア(古楽器使用)

 もちろん購入する人は限られると思う。
 でもこういうアルバムこそを大きく売っていきたい。


 本場オーストリアの古楽界を担う超・異才レツボール、伝説的名盤群+新録音で送る、キレッキレの充実BOX。

 2012年、『レコード芸術』誌からレコード・アカデミー賞を授けられたバロック・ヴァイオリン奏者=音楽学者のレツボールは、モーツァルト以前から歴代皇帝のもと充実した音楽史が刻まれてきた祖国オーストリアの忘れられた作曲家たちを再発見、徹底して「当時の作法」にこだわりぬいた演奏解釈で再現してきた人。突き抜けた超絶技巧や精緻なアンサンブル作りは、研究者のみならず広く音楽愛好家たちを魅了してやみません。

 そんな彼が今回、チェコやハンガリーなど、オーストリア皇室のハプスブルク家が支配してきた周辺地域や諸外国とのかかわりなしには生まれ得なかったオーストリア近世音楽の歴史を、10枚のCDでじっくり検証してゆく傑作BOXを世に問いました。
 今はなきSymphoniaレーベルで継続していたシリーズの移行盤かと思いきや、過去録音は4作だけ、他6枚は完全新録音!全曲トラック一覧は勿論、適切な充実解説も全訳付でお届けします。

 民俗音楽の再現例なども交えつつ、基本的に収録曲はほぼ抜粋ではなく、自律性を保った作品として集められているのも魅力。ルネサンス末期から古典派(!)まで、興趣のつきない名演ばかり、意外な作曲家たちの登場も嬉しい驚き!








ZIG ZAG TERRITOIRES



ZZT070902
(国内盤)
\2800+税
在庫限り!アンサンブル415最後の名盤群のひとつ
 ヴィヴァルディ:
  協奏曲集『調和の霊感』作品3より

  《4挺のヴァイオリン独奏を伴う合奏協奏曲》
  ①協奏曲 第1番 ニ長調 RV549
  ②協奏曲 第4番 ホ短調 RV550
  ③協奏曲 第7番 ヘ長調 RV567
  ④協奏曲 第10番 ロ短調 RV580
  ⑤協奏曲 変ロ長調 RV553
   《3挺のヴァイオリン独奏を伴う合奏協奏曲》
  ⑥協奏曲 ヘ長調 RV551
        ※曲順は④③⑤⑥①②
キアラ・バンキーニ(バロックvn)指揮
アンサンブル415(古楽器使用)
ライラ・シャイエーク、
ダヴィド・プランティエ、
エヴァ・ボルヒ、
ステファニー・プフィステル(バロック・ヴァイオリン独奏)
 ソリスト続々結集!伝説的銘団体アンサンブル415の総力が冴えわたる名演、現存分のみ国内仕様で!

 ヴィヴァルディの『調和の霊感』といえば、協奏曲というジャンルがヨーロッパ中で爆発的に人気を博すきっかけを作った伝説的傑作曲集!
 いまのヴァイオリン学習者たちも必ずといってよいほど弾く機会があるこの名作集は、ヴァイオリン4、ヴィオラ2、チェロ1、通奏低音と8つのパートからなる曲構成で、時にはヴァイオリンが全て独奏楽器にまわることもある、いわば合奏協奏曲形式と独奏協奏曲形式のあいだをゆく作りになっています。全パートをひとりずつ、ソリストばかりで弾いても曲がなりたつようになっているわけですが、バロック・ヴァイオリン奏法のありかたを門弟たちと試行錯誤で研究しつづけ、その門弟たちも今や最前線で活躍する名匠ばかりという大御所キアラ・バンキーニ率いるアンサンブル415は、そういった曲作りの本作を演奏するにはうってつけの団体!
 全12曲のうち、4挺のヴァイオリンが全て独奏パートとなる作品4曲すべてのほか、同様の曲構造をとるヴィヴァルディの生前未出版作品2作をくわえ、鮮やかに弾きこなした同団体最後の名盤群のひとつ(輸入盤初出2007年)が、ついに解説全訳付の国内仕様で...メーカー在庫が切れしだい販売終了となりますので、お早目にお求めを!




キング・インターナショナル(国内仕様盤)

KKC 5417/18
(2SACD HYBRID)
\4000+税
※輸入盤発売済
ゲルギエフが21世紀に放つ狂気乱舞のショスタコーヴィチ
 ショスタコーヴィチ:
  Disc1:交響曲第4番ハ短調作品43
  Disc2:交響曲第5番ニ短調作品47、交響曲第6番ロ短調作品54
ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
マリインスキー劇場管弦楽団
 録音:2013年6月24-27日(第4番)、2012年6月5,9,14日(第5番)、2013年6月21,23,26日(第6番)、マリインスキー・コンサートホール、セッション(第4番)、ライヴ(第5& 6番)/[MARIINSKY] MAR0545、135’06、輸入盤・日本語解説付

 ゲルギエフ&マリインスキー劇場管弦楽団がショスタコーヴィチの交響曲第4,5,6 番を再録音しました。旧録のフィリップス盤は4 番が2001 年11 月、5番が2002 年6 月、6 番が同年5 月に同じオーケストラと録音され、4 番は2004 年度レコード・アカデミー賞大賞を受賞しています。
 今回は約10 年を経ての再録音。ゲルギエフの円熟ぶりと、手兵マリインスキー劇場管弦楽団を完全に手中に収めた神業の完成度を披露してくれます。第4 番はセッション録音。いずれの楽章も旧盤と比べ速くなっておりスピード感とノリの良さを増し、ゲルギエフならではの計算され尽くした緻密さで、人工美の極み。第5 番は全体に最盛期のムラヴィンスキーのテンポ設定に近くなっているのが興味津々。第6 番は、大編成の管弦楽ながら室内楽を思わせる透明さと、管楽器のソロ的な活躍の多い難曲。ゲルギエフならではのバランス感覚とショスタコーヴィチの職人芸が光る急速なフィナーレは、ムラヴィンスキー並のスピード感と漸進性に興奮させられます。21 世紀も10 年が過ぎた現在、ゲルギエフが再びムラヴィンスキーの解釈に立ち返ろうとしているのは象徴的なことと言えるでしょう。
 
KKC 5419
\2857+税
※輸入盤発売済
進化し、深化するガーディナーのベートーヴェン
 ベートーヴェン:
  交響曲第2番ニ長調作品36
  交響曲第8番ヘ長調作品93
サー・ジョン・エリオット・ガーディナー
 (指揮)
オルケストル・レボリューショネル・
 エ・ロマンティーク
 録音:2013年11月30日ロンドン、カドガン・ホール(ライヴ)/[SDG] SDG721、56’00、輸入盤・日本語解説付

 ガーディナーとオルケストル・レボリューショネル・エ・ロマンティーク(ORR)によるベートーヴェン交響曲の再録音シリーズ。交響曲第2 番と第8 番。2013 年11 月にロンドンのカドガン・ホールで行われたライヴ収録です。
 1991 年から1994 年にかけて録音された前作(DG Archiv)から約20 年。2011 年カーネギーホールでのライヴ収録された交響曲第7 番、第5 番(SDG717)でも聴かれたように、高い完成度と綿密に構築されたスタイルを丹念に磨き続けた成果を聴く事ができます。
 楽団員はリハーサルを研究室のようだと表現しています。多くのアイデアが顕微鏡の台に置かれ、次々と実験されていくよう。妥協を許さないガーディナーの音楽作りの様子が感じられます。
 この交響曲第2 番と第8 番は、ベートーヴェンの交響曲の中でもガーディナーが特に気に入っている作品。「交響曲第2 は、ベートーヴェンの交響曲にたびたび見られる重い陰鬱さはなく、人生を肯定的に捉えているような明るさがあり、モーツァルトのような軽やかさが感じられ、続く第8 番は、作品の構成も大変優れておりベートーヴェンの芸術家としての冒険心に満ちた作品である」と評しています。
 
KKC 5420
\2857+税
※輸入盤発売済
ロマン色濃厚であたたかな語り口のシュタイアーのシューマン
 シューマン:
  アベッグ変奏曲 op.1/ 幻想小曲集 op.12/
  3つの幻想的小曲 op.111/
  主題と変奏 変ホ長調−最後の楽想による幻覚の変奏曲
   (精霊の変奏曲)(遺作)
アンドレアス・シュタイアー(フォルテピアノ)
 様楽器:1837年エラール製、エドウィン・ボインク・コレクション
 録音:2013年2月ベルリン、テルデックス・スタジオ/[HMF] HMC902171、輸入盤・日本語解説付

 アンドレアス・シュタイアーのシューマンは、これまでに、ピアノ協奏曲、子供の情景(廃盤)、ピアノとヴァイオリンの作品集がありましたが、今回は、作品1の『アベッグ変奏曲』に始まり、最晩年の精神病院に入る直前の作品『主題と変奏(精霊の変奏曲)』で終わるというシンメトリックなプログラムを組んでいます。前半の2作品は、若きシューマンの詩情ときらめきに満ちた演奏。『アベッグ変奏曲』冒頭の主題提示の豊かな詩情とやさしい音色にまず引き込まれます。
 『幻想小曲集』も、各曲の性格の描き分けも鮮やかに、シュタイアーの語りを聞いているような気分になる演奏です。時を隔てて作曲された続く後半2作品はぐっと深みが増し、ときに不安定でもある和声や、彷徨っているような旋律も耳に残る曲。シュタイアーの非常にやわらかい語り口は、『アベッグ変奏曲』のころから様々なことに見舞われ疲れ切ったシューマンをいたわるかのよう。と同時に、聴き手にシューマンの言葉(詩)を代弁してくれているようでもあります。エラールのフォルテピアノのあたたかな音色と、ペダルを使ったときに際立つ豊かで優しい響きも完ぺきにコントロールしながら、シュタイアーが優しさに満ちたシューマンの世界を展開しています。
 
KKC 5421
\2857+税
※輸入盤発売済
なんとも豪華なソリストをそろえたヤンソンス&RCO のモツレク!
 モーツァルト:
  レクイエム ニ短調 K.626(ジュスマイヤー補筆完成版)
ゲニア・キューマイアー(ソプラノ)
ベルナルダ・フィンク(コントラルト)
マーク・パドモア(テノール)
ジェラルド・フィンリー(バス)
オランダ放送合唱団
ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団
マリス・ヤンソンス(指揮)
 キューマイアー、フィンク、パドモア、フィンリー、なんとも豪華なソリストをそろえたヤンソンス&RCO のモツレク!

 録音:2011年9月14-16日アムステルダム、コンセルトへボウ/[RCO Live] RCO14002、輸入盤・日本語解説付

 ヤンソンスがコンセルトヘボウ管を指揮して、モーツァルトの「レクイエム」。コンセルトヘボウ管がマーラーの交響曲全曲シリーズに沸いた2011 年、ヤンソンスの受け持つ最後のナンバーであった第8 番の演奏から半年後の9 月におこなわれたコンサートの模様をライヴ収録したもので、この年を皮切りに、2012 年のブラームス、2013 年のヴェルディへとつづく、当コンビによるレクイエム・シリーズの第1 弾でもありました。
 現代のもっとも多忙な指揮者のひとりとして知られるヤンソンスは、その輝かしいキャリアにふさわしく、すでにかなりの点数に上るディスコグラフィを構築しています。しかしモーツァルトはヤンソンスにとってきわめてレアなレパートリーであるという意外な一面もあり、まさにそこへ登場したのが、このたびの「モツレク」ということになります。
 ここではヤンソンスとのマーラーの交響曲録音で熱演を聴かせたオランダ放送合唱団とともに、ソリストがまたこのうえなく魅力的。当楽団の名誉客演指揮者である“アーノンクール組”ともいうべき、実績もゆたかな顔ぶれががっちりと固め、ヤンソンス初の「モツレク」を強力に盛り立てます。
 
KKC 5422
\2857+税
※輸入盤発売済
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲集Vol.1
 ヴァイオリン協奏曲第1番変ロ長調 K.207
  (カデンツァ:コンスタンチン・モストラス)
 ヴァイオリンと管弦楽のためのアダージョ ホ長調 K.261
  (カデンツァ:フランツ・バイヤー)
 ヴァイオリンと管弦楽のためのロンド ハ長調 K.373
 ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調 K.216
  (カデンツァ:フランツ・バイヤー)
 ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調 K.218
  (カデンツァ:ヨーゼフ・ヨアヒム)
フランク・ペーター・ツィンマーマン
 (ヴァイオリン/
  1711年製ストラディヴァリウス)
バイエルン放送室内管弦楽団
ラドスラフ・スルク(指揮)
 フランク・ペーター・ツィンマーマンが満を持して2 度目のモーツァルト、ヴァイオリン協奏曲全曲録音始動!

 録音:2014年3月6-8日ミュンヘン、ヘルクレスザール/[HAENSSLER] 98 039、輸入盤・日本語解説付

 1965 年ドイツ、デュースブルク生まれの正統派ヴァイオリニスト、フランク・ペーター・ツィンマーマンが自身2 度目となるモーツァルトのヴァイオリン協奏曲全集録音を開始しました。第1 集にはヴァイオリン協奏曲第1,3,4 番、アダージョ ホ長調、そしてロンド ハ長調が収録されています。最初の全曲録音は1986 年にフェルバー指揮ヴュルテンベルク室内管弦楽団とのセッション録音ですので、約28 年ぶりの全曲録音開始となります。今回の共演はバイエルン放送室内管弦楽団、指揮はラドスラフ・スルクです。
 ツィンマーマンは当団の2005 / 06 年シーズンでモーツァルトの5 つのヴァイオリン協奏曲を演奏し、その演奏会は大成功に終わり各誌で絶賛されました。この度、満を持しての録音となります。
 ツィンマーマンと言えば優美で香り高き音色を奏でますが、とりわけモーツァルトは極上・絶品です。さらに近年はトリオ・ツィンマーマンとして室内楽にも力を入れ音楽的表現がより豊かになりました。今回の録音ではポーランド生まれのヴァイオリニストで、バイエルン放送交響楽団のコンサート・マスターのラドスラフ・スルクが指揮を担当しており、完璧なアンサンブルはもとより、とりわけ弦楽の美しさを追求した演奏を披露しております。

 <来日予定>
 ■2015年3月16日(月)サントリーホール
  マレク・ヤノフスキ指揮 ベルリン放送交響楽団
  (演目)シベリウス:ヴァイオリン協奏曲、ブラームス:交響曲第1 番、他
 
KKC 5423
\2857+税
※輸入盤発売済
20年を経て遂に再録音! 円熟著しい人間業を超えた境地
 J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988
コンスタンチン・リフシッツ(ピアノ)
 録音:2012年11月27日ベルリン、ヴュルツブルク高等音楽学校大ホール/[ORFEO] ORFEO864141、80’43、輸入盤・日本語解説付

 1994 年、当時18 歳だったコンスタンチン・リフシッツがグネーシン音楽学校の卒業記念で弾き大騒ぎとなった『ゴルトベルク変奏曲』。その数日後に録音されたDenon 盤は世界中の評判となり、グラミー賞にもノミネートされました。以後、リフシッツの代名詞となっていましたが、20 年を経てついに再録音が登場します。演奏時間は旧盤より2分ほど長くなっていますが、基本的な解釈は変わっていません。しかし20 年来の練り込みと積んできた人生経験が反映され、音楽的な深みと説得力は驚くべき高さとなっています。
 『ゴルトベルク変奏曲』といえば、古くはランドフスカ、新しくはグールドの決定的名演が知られていますが、リフシッツはその偉大な先人を辿りつつ、不眠症に悩んでいた駐ドレスデンのロシア大使カイザーリング伯爵のためにバッハが奏した縁にまで立ち返っています。30 代でここまで深い世界を描くリフシッツ、ただ者ではありません。21 世紀の『ゴルトベルク』像誕生と言えるでしょう。

 <来日予定>
 ■2015年
  2月7日  所沢市文化センター
  2月8日  武蔵野市民文化会館
  2月11日 いずみホール
  2月14日 東京文化会館
  2月15日 フィリアホール


<映像>


C MAJOR(国内仕様盤)(映像)

クリスティアン・ティーレマン指揮/シュターツカペレ・ドレスデン
2015年来日記念国内仕様盤 第2弾!

ティーレマン&ドレスデン国立歌劇場管弦楽団のコンビが2年ぶりに来日します。
 演目はブルックナーの最後の交響曲第9番とリヒャルト・シュトラウスの交響詩「英雄の生涯」など、彼らが最も得意とするレパートリーを引っ下げて日本へやってきます。
 今回ティーレマンの映像を追いかけてリリースしているドイツのレーベルC-major から発売している3タイトルを国内仕様盤として発売いたします。

 

KKC 9108
(Blu-ray)
\6018+税
※輸入盤発売済

 

ガラ・コンサート映像『ワーグナー・イン・ドレスデン』
 ・ワーグナー:歌劇『さまよえるオランダ人』序曲(1860年版)
 ・ワーグナー:『ファウスト』序曲ニ短調(1855年版)
 ・ワーグナー:歌劇『リエンツィ』〜リエンツィの祈り「全能の父」
 ・ワーグナー:歌劇『リエンツィ』序曲
 ・ワーグナー:歌劇『ローエングリン』第1幕への前奏曲
 ・ワーグナー:歌劇『ローエングリン」〜
  ローエングリンのグラール語り「遥かな国に」(初稿)
 ・ヘンツェ:管弦楽のための『フラテルニテ』 (1999)
 ・ワーグナー:歌劇『タンホイザー』〜
  タンホイザーのローマ語り「心から熱烈に」(ドレスデン版)
 ・ワーグナー:歌劇『タンホイザー』序曲(ドレスデン版)
ヨナス・カウフマン(テノール)
シュターツカペレ・ドレスデン
クリスティアン・ティーレマン(指揮)
KKC 9109
(DVD)
\4000+税
※輸入盤発売済

 <公演日程>
 ■2015/2/22(日) 横浜みなとみらいホール
  R.シュトラウス:メタモルフォーゼン、ブルックナー:交響曲第9番
 ■2015/2/23(月) サントリーホール
  リスト:「オルフェウス」、ワーグナー:ジークフリート牧歌、R・シュトラウス: 「英雄の生涯」
 ■2015/2/24(火) サントリーホール
  R・シュトラウス:メタモルフォーゼン、ブルックナー:交響曲第9番

 ティーレマン&カウフマン21世紀最高のワーグナー演奏者2人によるガラ・コンサート映像『ワーグナー・イン・ドレスデン』

 収録:2013 年5 月21 日ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)/映像監督:ミヒャエル・バイヤー
 (Blu-ray)[C-major] 71.5004、画面:カラー、16: 9、HD、音声:PCMステレオ、DTS-HD Master Audio 5.1、字幕:独英仏西中韓、Region All、輸入盤・日本語帯解説・歌詞訳付
 (DVD)[C-major] 71.4908、画面:カラー、16: 9、NTSC、音声:PCMステレオ、DTS-HD 5.1、字幕:独英仏西中韓、Region All、輸入盤・日本語帯解説・歌詞訳付

 ワーグナーゆかりの地ドレスデンで開催されたワーグナー生誕200 年を祝う記念コンサートの映像。ドレスデンはワーグナーにとって重要な土地でありました。幼少期・青年期を過ごし、1842 年にドレスデン国立歌劇場ゼンパーオーパーで上演された彼の作品『リエンツィ』は大成功をおさめ、その成功によりワーグナーはたちまち評価されドレスデン国立歌劇場管弦楽団の首席指揮者に就任しました。
 本公演は、ワーグナーの誕生日前日の2013 年5 月21 日に行われ、ティーレマン率いるシュターツカペレ・ドレスデン、そして演技力歌唱力共に世界が認めるテノール歌手のヨナス・カウフマンという21世紀最高のワーグナー奏者たちによる豪華なコンサートでした。重量感たっぷりの成熟した声質で歌い上げるカウフマン、縦横無尽のティーレマン節と迫力のある指揮ぶりに圧倒されます。手兵シュターツカペレ・ドレスデンとのコンビネーションも抜群で、アニヴァーサリー・イヤーの記念コンサートに相応しい、ワーグナーの音楽の魅力が十分に披露されています
 
KKC 9110
(Blu-ray)
\6018+税
※輸入盤発売済
ティーレマン・コンダクツ・ファウスト、リスト生誕200周年記念演奏会
 ワーグナー:序曲「ファウスト」(1855ver.)
 リスト:ファウスト交響曲(3人の人物描写による) S.108 (1857ver.)
エンドリク・ヴォトリヒ(テノール)
ドレスデン国立歌劇場合唱団
 (合唱指揮:パブロ・アサンテ)
シュターツカペレ・ドレスデンクリスティアン・
 ティーレマン(指揮)
KKC 9111
(DVD)
\4000+税
※輸入盤発売済
 収録:2011 年2 月21、22 日ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)/映像監督:ティロ・クラウセ
 (Blu-ray)[C-major] 70 7804、画面:カラー、16: 9、HD、音声:PCMステレオ、DTS-HD Master Audio 5.1、字幕:独英仏西中韓日、Region All、輸入盤・日本語帯解説付
 (DVD)[C-major] 70 7708、画面:カラー、16: 9、NTSC、音声:PCMステレオ、DTS-HD 5.1、字幕:独英仏西中韓日、Region All、輸入盤・日本語帯解説付

 2011 年2 月21 日と22 日の2 日間に亘り、ゼンパーオーパーで行われた「リスト生誕200 周年記念演奏会」の模様を収録。あらゆる文学作品の中でもインスピレーションの最大の源泉ともいわれる、ゲーテの「ファウスト」を共通の題材にする、ワーグナーの序曲とリストの交響曲。当初の交響曲としての完成を放棄され、初演後ほどなく忘却の憂き目をみていたなかで、リストによって復活蘇演されたワーグナーの序曲『ファウスト』。ベルリオーズから勧められてゲーテの「ファウスト」を読んだことがきっかけとなり、ワーグナーとは互いに影響を授受していた時期を通じて作曲が進められたリストの『ファウスト交響曲』。
 この記念演奏会は、こうした幾つもの緊密なつながりが浮かび上がるよう趣向が凝らされていることにも注目されますが、当コンサートの主役ティーレマンもまたプログラムの重要なピースとして欠かせぬひとり。公演に先立ちティーレマンは「リストがこれほどにもめったに演奏されないことに驚きを禁じ得ない」と打ち明けていたそうですが、コンサート終演後には「ドレスデンにおけるフランツ・リストに当てられたあらたな光」(Die Welt)と題するレビューが紙面に大きく踊り、最大級の賛辞で迎えられました。
 
KKC 9112
(Blu-ray)
\6018+税
※輸入盤発売済
2010年2月ドレスデン爆撃戦没者追悼演奏会ライヴ
 ベートーヴェン:
  ミサ・ソレムニス(荘厳ミサ)ニ長調 作品123
クラッシミラ・ストヤノヴァ(ソプラノ)
エリーナ・ガランチャ(メゾ・ソプラノ)
ミヒャエル・シャーデ(テノール)
フランツ=ヨーゼフ・ゼーリヒ(バリトン)
ドレスデン国立歌劇場合唱団
 (合唱指揮:パブロ・アサンテ)
シュターツカペレ・ドレスデン
 (ヴァイオリン・ソロ:マティアス・ヴォロング)
クリスティアン・ティーレマン(指揮)
KKC 9113
(DVD)
\4000+税
※輸入盤発売済
 収録:2010 年2 月13 日、14 日ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)/映像監督:ミヒャエル・バイヤー
 (Blu-ray)[C-major] 70 5504、画面:カラー、16: 9、HD、音声:PCMステレオ、DTS-HD Master Audio 5.1、字幕:独英仏西中韓日、Region All、輸入盤・日本語帯解説付
 (DVD)[C-major] 70 5408、画面:カラー、16: 9、NTSC、音声:PCMステレオ、DTS-HD 5.1、字幕:独英仏西中韓日、Region All、輸入盤・日本語帯解説付

 クリスティアン・ティーレマンが、2010 年2 月13 日と14 日の2 日間に亘り、ゼンパーオーパーで、就任前のシュターツカペレ・ドレスデンを指揮したベートーヴェンの「荘厳ミサ曲」。第2 次世界大戦が最終局面を迎えていた時期、1945 年2 月13 日から15 日にかけて英米の連合国軍による爆撃を受けたドレスデンは、街の大半を破壊し尽くされ、一般市民を含む3 万とも15 万ともいわれる夥しい数の犠牲者を出しました。
 戦後、当地ドレスデンでは、いわゆる「ドレスデン爆撃」として名高い、この未曾有の戦禍を被ったのと同じ2 月13、14 の両日に、シュターツカペレ・ドレスデンによってレクィエムやミサ曲といったプログラムが組まれ、「ドレスデン爆撃戦没者追悼演奏会」が開かれるのが毎年の恒例となっています。
 ティーレマンはちょうどウィーン・フィルとのベートーヴェン・チクルスに取り組んでおり、ベートーヴェンに対する理解がより一層深まっていた時期と重なります。こうした背景のもと、ティーレマンが2012 年のシーズンより首席指揮者に就任することが決まっていたシュターツカペレ・ドレスデンと臨んだ本公演は、近年、とみにおおきな構えでの音楽運びを持ち味とするこの指揮者にあって、いつにもましてその傾向が顕著な内容となっています。




RCO LIVE(映像)


RCO 14108
(3Blu-ray)
\9100→\8290

「ベートーヴェン:交響曲全集/
 イヴァン・フィッシャー&コンセルトヘボウ管」

 [Disc 1]
  ・交響曲第1番ハ長調op.21
  ・交響曲第2番ニ長調op.36
  ・交響曲第3番変ホ長調op.55「英雄」
 [Disc 2]
  ・交響曲第4番変ロ長調op.60
  ・交響曲第5番ハ短調op.67
  ・交響曲第6番ヘ長調op.68「田園」
 [Disc 3]
  ・交響曲第7番イ長調op.92
  ・交響曲第8番ヘ長調op.93
  ・交響曲第9番ニ短調op.125「合唱」
ミルト・パパタナシウ(ソプラノ)
ベルナルダ・フィンク(メゾ・ソプラノ)
ブルクハルト・フリッツ(テノール)
ジェラルド・フィンリー(バリトン)
オランダ放送合唱団
ミヒャエル・グレーザー(合唱指揮)
イヴァン・フィッシャー(指揮)
ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団


RCO 14109
(3DVD)
\9100→\8290
 イヴァン・フィッシャー指揮コンセルトヘボウ管、ライヴ映像によるベートーヴェンの交響曲全集

 収録:2013 年5 月11 日(第1番、第2番& 第5番)、2013 年5 月31 日(第3番& 第4番)、2014 年1 月9-10 日(第6番& 第7番)、2014 年2 月20-21 日(第8番& 第9番)/アムステルダム、コンセルトへボウ(ライヴ)

 イヴァン・フィッシャーが、コンセルトヘボウ管を指揮してベートーヴェンの交響曲を全曲演奏したライヴ映像作品が登場。2013 年5 月と、2014 年1 月および2 月の2 シーズンに亘り、世界有数の音響で知られる本拠アムステルダムのコンセルトヘボウにおいて繰り広げられ、大好評を博したシリーズの全貌がここにあきらかとなります。
 1951 年にブダペストで音楽一族の家系に生まれたイヴァン・フィッシャーは、自らが創設し音楽監督として率いるブダペスト祝祭管との活動で、高い評価を獲得してきたハンガリーの名匠。オーケストラ・ビルダーとしての腕前には確かなものがあり、その手兵を指揮してフィッシャーがおこなったベートーヴェンの交響曲録音は、2006 年9 月収録の第7 番、2010 年2 月収録の第4 番と第6 番の3 曲がありましたが、全曲の録音はこのたびのコンセルトヘボウ管が初めて。
 いっぽう、コンセルトヘボウ管によるベートーヴェンの交響曲録音は、単独の指揮者による全集に限って言えば、戦前ではメンゲルベルク盤(1940 年セッション&ライヴ)、ステレオ期に入りヨッフム盤(1967 〜 69 年/セッション)、デジタル時代にはハイティンク盤(1985 〜 87 年/セッション)、サヴァリッシュ盤(1991〜 93 年/セッション&ライヴ)が製作されています。
 メンゲルベルク、ヨッフム、ハイティンクといった歴代の首席指揮者が名を連ねているのはもっともなところですが、ここで大役へのイヴァン・フィッシャーの そもそもイヴァン・フィッシャーがコンセルトヘボウ管に初登場したのが1987 年なので、すでに四半世紀に及ぶ間柄ということになります。さらに、ここ数年は毎シーズン客演を重ねて結びつきを強めており、2009 年から2011 年にかけて収録された「マーラーの交響曲全曲ライヴ映像作品」では、フィッシャーは第4 番を担当して、精緻で美しい演奏を聴かせ存在感を示していたのも強く思い起こされます。
 こうしたフィッシャーのコンセルトヘボウ管への貢献を踏まえると、その成果が凝縮したベートーヴェンのあらたな全集は、おおいに期待の持てる内容といえるでしょう。
 なお、フィッシャー率いるコンセルトヘボウ管は2015 年4 月にルクセンブルクとソウルへのツアーを予定していますが、いずれの日程も本拠アムステルダムでの公演とまったく同じ曲目の組み合わせと順番とで、ベートーヴェンの交響曲全曲演奏会を行うことになっています。


旧譜CD
CHANNEL CLASSICSからリリースされていたブダペスト祝祭管とのベートーヴェン2枚
賛否両論もあるが、しかしこの生命力はすごい。お試しあれ。

CCSSA 25207
(SACD HYBRID)
\2900
→\2690
ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調Op.92/
ウェーバー:クラリネット協奏曲第1番ヘ短調より アダージョ*/
ロッシーニ:歌劇《アルジェのイタリア女》より シンフォニア/
J・W・ヴィルムス:シンフォニア第4番ハ短調op.23より ロンド
イヴァン・フィッシャー(指揮)、
ブダペスト祝祭管弦楽団、
アーコス・アクス(クラリネット)*

 最近では出色のベートーヴェン録音。
 ハンガリーの鬼軍曹の熱きパッションがベートーヴェンで爆発する!ハンガリーの鬼才イヴァン・フィッシャーとブダペスト祝祭管弦楽団のチャンネル・クラシックス専属も今回で6枚目。R・シュトラウスのバレエ音楽「ヨゼフ伝説」全曲という貴重な音源に続く最新作は名曲中の名曲ベートーヴェンの交響曲第7番!19世紀イタリアのオペラ全盛期を支えたロッシーニの名作「アルジェのイタリア女」からのシンフォニア。オペラ的な要素も備えたウェーバーのクラリネット協奏曲第1番のアダージョ。ハイドンとモーツァルトの伝統を受け継ぎ、新たな手法も取り入れたヴィルムスのシンフォニア。イヴァン・フィッシャーはこのベートーヴェンと同世代の作曲家たちによって作曲された3つの作品とベートーヴェンを1枚のディスクに収録することによって、「交響曲第7番」の独創的なスタイルがどれほど革新的であったかということを作品の対比によって録音で証明しているのである。

CCSSA 30710
(SACD HYBRID)
\2900
→\2690
ベートーヴェン:
 交響曲第4番変ロ長調Op.60
 交響曲第6番ヘ長調Op.68《田園》
イヴァン・フィッシャー(指揮)
ブダペスト祝祭管弦楽団
※録音:2010年2月、ブダペスト芸術宮殿(パレス・オヴ・アーツ)

 チャンネル・クラシックスという新たな活躍の場を得て完全復活を遂げたハンガリーの鬼軍曹イヴァン・フィッシャーとブダペスト祝祭管弦楽団。
 新天地への移籍以降、祖国ハンガリーの作品だけでなく、ラフマニノフ、マーラー、チャイコフスキー、ブラームスなど幅広いレパートリーに取り組んでいる"奇跡のコンビ"のベートーヴェン第2弾は、「交響曲第4番&交響曲第6番」!
 イヴァン・フィッシャーはベートーヴェンの交響第4番と第6番を録音するにあたって、それぞれの作品に"人間の感情と気分"、"自然"といったテーマを明確化。全集完結を目的とせず、自身が納得するまで1つの作品を追求し続けるイヴァン・フィッシャーの姿勢がここでもストレートに反映されている。
 イヴァン・フィッシャーがコントロールするオーケストラのトゥッティはもちろんのこと、契約更新時に実施される厳しいオーディションをくぐり抜けた各奏者たちのワールドクラスの個人技もベートーヴェンのシンフォニーをしっかりと彩ってくれることだろう!
















1/28(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ACCENT


ACC 24295
\2600
私の一番好きな楽器
 ヘンデル:オーボエのための協奏曲、ソナタそしてアリア集
  オーボエ協奏曲ト短調HWV287
  オペラ《アルミーラ》HWV1〜
   アリア「嫉妬の苦しみGeloso Tormento」、
   「Vedrai s’a tuo dispetto」、オペラ《アルミーラ》組曲
  オーボエ・ソナタ ハ短調HWV366
  セレナータ《アチ、ガラテアとポリフェーモ》〜
   アリア「Qui l’augel da pinata in pianta」
  オーボエとファゴットのための二重協奏曲HWV deest
  トリオ・ソナタ 変ロ長調HWV388
  オペラ《テゼオ》HWV9(ドレスデン版)〜
   序曲、アリア「Moriro, ma vendicata」
クセニア・レフラー(オーボエ)
マリー・フリーデリケ・シュレーダー(ソプラノ)
バッツドルファー・ホーフカペレ
 ヘンデルのスペシャリスト、クセニア・レフラーによるオーボエ作品集

 録音:2013 年12 月5-7 日ニュルンベルク、ゲルマン国立博物館、アウフゼスザール/75’22

 いまヨーロッパでひっぱりだこの古楽系オーボエ奏者クセニア・レフラー。彼女は、2001 年からベルリンの首席オーボエ奏者として活躍し、ソリストとしても多くのコンサートをこなしています。
 今回のアルバムは、ヘンデルのオーボエのための協奏曲、ソナタそしてアリア集。ヘンデル自身もオーボエが好きだったようで、様々な楽曲で登場させ、多彩な音色を駆使した魅力的な作品を多く作曲しています。
 ヘンデルらしい愉悦に満ちた旋律、輝かしい技巧を十分に感じさせる選曲となっています。最初のオペラ《アルミーラ》、初期の結婚祝賀用セレナータ《アチ、ガラテアとポリフェーモ》、若き日の傑作《テゼオ》のアリアを聴かせてくれるのは、若手のコロラトゥーラ・ソプラノのマリー・フリーデリケ・シュレーダー。透き通る凛とした歌声で好演しています。
 


ACC 24298
\2600→\2390
ジャン=マリー・ルクレール(1697-1764):
 2つのヴァイオリンのためのソナタOp.12

  第1番 ロ短調 Op.12-1/第2番 ホ長調 Op.12-2/
  第3番 ニ長調 Op.12-3/第4番 イ長調 Op.12-4/
  第5番 ト短調 Op.12-5/第6番 変ロ長調 Op.12-6
アルモニー・ウニベルセル
フロリアン・ドイター(ヴァイオリン)
モニカ・ヴァイスマン(ヴァイオリン)
 “フランスのコレッリ”ルクレールをアルモニー・ウニベルセルが弾く!

 録音:2014 年

 フランス・バロック音楽の大家ジャン= マリー・ルクレール。「フランスのコレッリ」と呼ばれ、またフランス=ベルギー・ヴァイオリン楽派の創始者ともされており、情感豊かな素晴らしい作品を残しています。しかし不幸な晩年を送ったとされ、さらに往年のヴァイオリニストたちが好んで演奏した時期もありましたが、現在は演奏される機会も多くはありません。
 フロリアン・ドイターとモニカ・ヴァイスマンのヴァイオリン・デュオ、アルモニー・ウニベルセルは、ルクレールの音楽に惚れ込み演奏活動をしています。以前Eloquentia レーベルより「2 つのヴァイオリンのための6 つのソナタOp.3」をリリースしており、その演奏は折り紙つき。今回収録されている「2 つのヴァイオリンのためのソナタOp.12」は、優美な旋律を情感たっぷりに聴かせ、ヴァイオリン2 本が織りなす響きはまるで綾絹を紡ぐよう。




CENTAUR


CRC 3355
\2400
モーツァルト&シュタードラー:
 クラリネットとバセットホルンのための室内楽作品集

  モーツァルト:
   クラリネット三重奏曲変ホ長調 K.498 《ケーゲルシュタット・トリオ》
   独奏バセットホルンのためのアレグロ K.484e
   アダージョ K.410
   歌劇 《後宮の誘拐》 よりここで君に会える、コンスタンツェ
  シュタードラー:
   18の三重奏曲より4つの三重奏曲(第14番、第11番、第13番、第12番)
  モーツァルト:
   クラリネットとピアノのためのアダージョ K.580a、
   五重奏曲 K.452a、五重奏曲 K.452b、クラリネット五重奏曲 K581a
ルイジ・マジストレッリ
 (クラリネット、バセットホルン)
イタリアン・クラシカル・コンソート
アリオン弦楽四重奏団
 イタリアの名手!クラリネットが繋いだモーツァルト&シュタードラー、室内楽作品集!

 クラリネット、バセットホルンの名手としても知られ、モーツァルトからも信頼が厚かったシュタードラー。クラリネット、バセットホルンが繋いだ当時親交の深かった2人の作曲家の作品を、華麗なテクニック、華やかな音色で披露するのは現代のクラリネット、バセットホルンの名手、ルイジ・マジストレッリ。
 イタリアの主要オーケストラや室内楽で活躍するアーティストで結成されたイタリアン・クラシカル・コンソートなど強力アーティストを迎え、華麗で洗練された美しい演奏を聴かせてくれる。

 2012年7月−8月の録音。
 

CRC 3393
\2400
20世紀のクラリネット作品集
 ユオン:3つの小品より/ベルク:4つの小品/
 ストラヴィンスキー:3つの小品/
 ヒンデミット:クラリネットとコントラバスのための二重奏曲/
 バーンスタイン:クラリネット・ソナタ/
 アーノルド:ソナチネ/ヴァイダ:淡い影の震え
ジャンルカ・カンパニョ−ロ(クラリネット)
ヤッシャ・パリシ(チェロ)
フランチェスコ・スクロファーニ・
 カンチェリエーリ(ピアノ)
 現在はビュッフェ・クランポンのオフィシャル・アーティストとして活躍し、数々の国際コンクールで優勝経験のあるイタリアのベテランクラリネッティスト、ジャンルカ・カンパニョーロの「20世紀のクラリネット作品集」。ハンガリー舞曲集のオーケストラ編曲で知られるパウル・ユオンや、ハンガリーのクラリネット=コンポーザー、グレゴリー・ヴァイダなど知られざる作品と重要レパートリーの併録も嬉しい。

 2013年11月の録音。
 

CRC 3376
\2400
聞け、恋人たちよ 〜 17世紀のバルベリーニ裁判所からの音楽
 ロッシ:
  聞け,恋人たちよ、私は乙女、パッサカリア、
  どちらかにして、この上なく美しい
 パスクァリーニ:ため息かい?、私の心は強く
 カリッシミ:酷い愛
 フレスコバルディ:シャコンヌによるパルティータ
 ピッチニーニ:トッカータ
 テナーリア:私のために
 カプスペルガー:トッカータ/他
アルモニア・チェレステ
 1623年にローマ教皇となったマッフェオ・バルベリーニ(ウルバス8世)の時代にバロック作曲家として活躍していたの作曲家による作品集。イタリア・ルネッサンス&バロックの精鋭ピリオド・アンサンブル集団アルモニア・チェレステが見事に表現する。

 2012年1月の録音。
 

CRC 3371
\2400
バーグスマ:シーラカンスの声
 バーグスマ:
  ヴァイオリン、ホルンとピアノのてめの狂想的幻想曲《シーラカンスの声》
  3つの幻想曲
  木管五重奏、パーカッションとピアノのための《七変化》
  タンジェンツ
スティーヴン・レッドフィールド(ヴァイオリン)
ハイディ・ルーカス(ホルン)
デイヴィッド・エヴァンソン(ピアノ)
レイチェル・シラルド(フルート)、他
 アメリカの近現代作曲家、ウィリアム・バーグスマ(1921−1994)の作品集。リンカーン・センター室内楽協会に捧げた「シーラカンスの声」など、アメリカ近現代作品をバトンルージュ交響楽団の首席フルーティスト、レイチェル・シラルドなど強力アーティストの演奏で。

 2013年6月10月の録音。




DANACORD


DACOCD 756
\2600
メシアン:室内楽作品集
 メシアン:
  ヴァイオリンとピアノのための幻想曲
  ヴァイオリンとピアノのための主題と変奏
  世の終わりのための四重奏曲
アンサンブル・ノールリス
 (ノーザン・ライツ・アンサンブル)
  〔クリスティーネ・プリュン(ヴァイオリン)、
   ヴィクトル・ヴェンネス(クラリネット)、
   オイスタイン・ソンスタード(チェロ)、
   クリストファー・ヒュルディ(ピアノ)〕
 デンマークの新進気鋭アンサンブル!メシアンの室内楽作品集が登場!

 1997年に創設されたクラリネット、ヴァイオリン、チェロ、ピアノの4人からなるアンサンブル・ノールリス(ノーザン・ライツ・アンサンブル)によるメシアンの室内楽作品集。
 ヴァイオリニストでもあった最初の妻クレール・デルボスのために作曲された「ヴァイオリンとピアノのための幻想曲」、「ヴァイオリンとピアノのための主題と変奏」に、第二次世界大戦でドイツ軍の収容所にて作曲された「世の終わりのための四重奏曲」の3曲を収録。
 アンサンブル・ノールリス(ノーザン・ライツ・アンサンブル)は、クラリネット、ヴァイオリン、チェロ、ピアノの四重奏を基本に曲によって柔軟にメンバー構成を変え、バロックから現代音楽まで幅広いレパートリーを得意としている。ドビュッシーやラヴェルなどのフランス作品にも定評のあるアンサンブルが奏でるメシアン、必聴です!

 2010年2月&2013年7月の録音。




ⅢMILLENNIO



CDA 0292
\2500→\2290
16世紀末のクレモナではどんな音楽が奏でられていたのか?
 野の花
  ルネサンス後期クレモナのアリアとソナタ

 フロレンティオ・マスケラ(1540頃-1584):
  カンツォン集第1巻(1584)から La Mazzuola(カンツォン第4番)
 不詳:カンツォネッタ集第1巻(1594)から Fiamme che da begli occhi
 ウオモボーノ・モルソリーノ(確認できる活躍期:1591-1611):
  カンツォネッタ集第1巻(1954)から Son pur quei tuoi bei lumi
 タルクイニオ・メールラ(1595-1665):
  カンツォンまたはソナタ・コンチェルタータ集(1637)から La marcha(カンツォン)
 アントニオ・モルソリーノ(確認できる活躍期:1588-1594):
  3声のカンツォネッタ集第1巻(1594) から Come fenice che rinnova al fuoco
 ウオモボーノ・モルソリーノ:カンツォネッタ集第1巻(1594)から Mentre da te mi parto
 タルクイニオ・メールラ:
  「転落したクルツィオ」とその他のカプリッチョ集(1638)から Sentirete una canzonetta
 ロディアーノ・バレーラ(16世紀中盤-1623):
  4声のカンツォネッタ集(1591)から Ohime crudele amore
 ニッコロ・コッラディーニ(1585頃-1646):
  カンツォン・フランチェーゼ集第1巻(1624)から La golferamma
 タルクイニオ・メールラ:
  「転落したクルツィオ」とその他のカプリッチョ集 から Folle e ben chi si crede
 ニッコロ・コッラディーニ:カンツォン・フランチェーゼ集第1巻 から La sfondrata(ソナタ)
 クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):
  スケルツィ・ムジカーリ(1632)から Pur ti miro pur ti godo
 マルカントニオ・インジェニェーリ(1547-1592):
  マドリガーレ集第1巻(1586)から Chi vuol veder
 クラウディオ・モンテヴェルディ:
  D・ラウロ・カルヴィの曲集(1620)から Fugge, fugge anima mea / Ego flos campi
 カンスタンツォ・ポルタ(1529-1601):
  カンツォン第2番(1600;パドウアのアントニアーナ図書館所蔵)
 チェーザレ・デ・ザカーリア(16世紀中盤-1597以後):
  快く楽しいカンツォネッタ集(1590)から Vola vola pensier
ラ・ロシニョル
 相川英美(ソプラノ)
 ロベルト・クインタレッリ(男性アルト、リコーダー)
 エリカ・シェルル(ヴァイオリン)
 マッテオ・パリアーリ(フラウト・トラヴェルソ、リコーダー)
 フランチェスコ・ズヴァデッリ(歌、オルガン、チェンバロ)
 ルーチオ・テスティ(ドゥルツィアン、ボンバルダ)
 ドメニコ・バローニオ(リュート、バロックギター)

録音:2014年9月、市立アラ・ポンツォーネ美術館、クレモナ、イタリア
 メールラ、インジェニェーリとその教え子モンテヴェルディ等クレモナで活躍した作曲家たちの作品集。ソプラノの相川英美(あいかわえみ)は東京音楽大学を卒業後イタリアでロベルタ・イヴェルニッツィ、マウリツィア・バラッツォーニに、日本で鈴木美登里に師事。
 2001年よりイタリアに在住しソリストとして活動する他、古楽アンサンブルに参加しています。





COLUMNA MUSICA


1CM 0326
\2600
18 知られざるツァッディークの物語
 Prologue:
  Magic wagon
 Five stories of the Lost Bride:
  Bride's welcome / Through secret rooms / Zaddik's night
  Theodosia / Dancing with a bear
 To Istambul and back:
  Alevanta Jako / Bre Sarica
 Visions of the southern steppes:
  Harvesters' dance / Old chumak song / Dance of the southern wind
 Three sacred melodies:
  Niggun dveikus I / Niggun dveikus II / Niggun rikkud
  Yoshke's leaving / Lament / Train of life
 Epilogue:
  Question and answer: (Why?- And why not?)
  (Hidden track for a hidden zaddik)
クレズメラータ・フィオレンティーナ
 イーゴリ・ポレシツキー(ヴァイオリン)
 リッカルド・クロチッラ(ヴァイオリン)
 フランチェスコ・フルラーニク(アコーディオン)
 リッカルド・ドナーティ(コントラバス)
録音:2013年1月5-6日、ソノーリア・レコーディング・プラント、プラート、イタリア
 ツァッディークとは18世紀ウクライナ南西部ガリツィア地方を中心に起こった経験主義的ユダヤ教運動「ハシディズム」の指導者のことで、「義人(正しい人)」の意。
 クレズメラータ・フィオレンティーナはフィレンツェ五月音楽祭管弦楽団のメンバーにより2005年創設。イーゴリ・ポレシツキーの祖国ウクライナのユダヤ民族の音楽に新たなアプローチを試み、世界に発信しています。
 

1CM 0328
\2600
ベートーヴェン(1770-1827):弦楽四重奏曲第3番ニ長調 Op.18
ヤナーチェク(1854-1928):弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」
ジェラード弦楽四重奏団
 リュイス・カスタン、
ジュディ・バルドゥレ(ヴァイオリン)
 ミケル・ジュルダ(ヴィオラ)
 ジェズス・ミラリェス(チェロ)
2010年カタルーニャの若き演奏家たちによって結成されたジェラード弦楽四重奏団のデビューCD。
 

1CM 0330
\2600
ア・ノイズ・オブ・クリエーション
 ドビュッシー、ベートーヴェン、ムソルグスキーの作品またはスケッチによる創作
 ダビド・オルトラ(1975-)/トロポス・アンサンブル:
  クロード・ドビュッシーの「スケッチブックから」によるトロープス(2013)
 ルーカ・キャントーネ(1966-)&ダビド・オルトラ/トロポス・アンサンブル:
  ...un bruit de creation... [...a noise of creation...]
   (ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンのスケッチと習作によるトロープス、
   カフカの雑集および未出版の4つの手稿から;2013)
 ダビド・オルトラ(1975-)/トロポス・アンサンブル:
  モデスト・ムソルグスキーの「展覧会の絵」によるトロープス(2012-2013)
トロポス・アンサンブル
 ルーカ・キャントーネ、
 ダビド・オルトラ(ピアノ)
録音:2013年11月26-26日、アウディトリ、トレント、バレンシア県、スペイン
 トロポス・アンサンブルはイタリアのルーカ・キャントーネとスペインのダビド・オルトラによるピアノ・デュオ。中世のクレゴリオ聖歌において短い歌詞を引き延ばして歌う際に説明的な歌詞を同時並行的に歌ったり挿入したりした「トロープス」という技法を応用する試みが展開されています。これらはいずれも完成形ではなく「進行中」とのことです。




MV CREMONA


MVC 012-037
(2CD)
\4000
フェデリコ・カウダーナ(1878-1963):
  コンツェルントゥス・エックレシエ [教会コンチェルト集] 第1巻
(*)
  [未出版作品](+)
  葬送行進曲ロ短調/ネブカドネザル王の行進曲/オフェルトリウム ニ長調
  おお、愛しき御子/即興曲ト長調/即興曲ハ長調
  マニフィカトのためのヴェルセット第8旋法/子守歌

パオロ・ボッティーニ(オルガン)

録音時期:2010年7月、2012年7月
録音場所 / 使用楽器:
 聖殉教者アルケラオ教区教会、カステルヴェルデ、クレモナ県、イタリア /
  1924年、マルツォーリ&ロッシ製(+)
 クレモナ大聖堂の首席オルガニストおよび聖歌隊長を務めたオルガン奏者・合唱指揮者・作曲家フェデリコ・カウダーナの没後50年記念盤。




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


OPERA D’ORO



OPD 1504
(14CD/特別価格)
\9600→\8990
ワーグナー: 楽劇 「ニーベルングの指輪」(全曲)[1953年] クレメンス・クラウス(指揮)
バイロイト祝祭管&合唱団
ハンス・ホッター(Br)
ヴォルフガング・ヴィントガッセン(T)
アストリッド・ヴァルナイ(S)
ラモン・ヴィナイ(B)
ヨゼフ・グラインドル(B)
レジーナ・レズニック(Ms)
グスタフ・ナイトリンガー(Br)
イラ・マラニウク(Ms)
パウル・クーエン(T)
ヘルマン・ウーデ(Br)
 1953年バイロイト音楽祭。当時最高のワーグナー歌手とクレメンス・クラウス、バイロイト祝祭管&合唱団で最高の名演が蘇る。14枚組Box仕様。
 

OPD 1493
(2CD)
\2800
ヴェルディ: 歌劇 「アイーダ」 アンジェロ・クエスタ(指揮)
トリノRAI交響楽団&合唱団
フランコ・コレッリ(T)
メアリー・カーティス=ヴァーナ(S)
ミリアム・ピラッツィーニ(Ms)
アトス・チェザリーニ(T)
アントニオ・ゼルビーニ(B)
ジュリオ・ネーリ(B)
ジャン・ジャコモ・グエルフィ(Br)
 高い人気を誇ったイタリアの名テノール、フランコ・コレッリのファンならば聴いておきたい1枚。力強く輝かしい声はどこまでも響き渡る。メアリー・カーティス=ヴァーナの芯があり華やかな声も素晴らしい。

 録音:1956年
 

OPD 1492
(2CD)
\2800
ドニゼッティ: 歌劇 「ランメルモールのルチア」 ニーノ・サンツォーニョ(指揮)
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
レナータ・スコット(S)
ジュゼッペ・ディ・ステファノ(T)
エットーレ・バスティアニーニ(Br)
イヴォ・ビンコ(B)
ステファニア・マラグ(Ms)
フランコ・リッチアルディ(T)
 第1部のエドガルドのルチアの重唱は息を呑むようなレナータ・スコットの美声とドニゼッティ特有の優美な旋律に心奪われる。

 録音:1959年
 

OPD 1494
(2CD)
\2800
ドニゼッティ:歌劇 「ラ・ファヴォリータ」 アンジェロ・クエスタ(指揮)
トリノRAI交響楽団&合唱団
フェドーラ・バルビエーリ(Ms)
ジャンニ・ライモンディ(T)
カルロ・タリアブエ(Br)
ジュリオ・ネーリ(B)
マリアーノ・カルーゾ(T)
ロレッタ・ディ・レリオ(S)
 アリアや重唱などはリサイタルなどで歌われることが多い歌劇「ラ・ファヴォリータ」。メトで活躍したフェドーラ・バルビエーリ、ミラノ・スカラ座で活躍したジャンニ・ライモンディなど素晴らしい表現力と美声でファヴォリータを堪能できる。

 録音:1955年
 

OPD 7090
(2CD)
\2800
ロッシーニ:歌劇 「セミラーミデ」 リチャード・ボニング(指揮)
ローマRAI交響楽団&合唱団
ジョーン・サザーランド(S)
モニカ・シンクレア(A)
マリオ・ペトリ(B)
オッターヴィオ・ガラヴェンタ(T)
フェルッチョ・マッツォーリ(B)
ジーノ・シニンベルギ(T)、他
 往年の名ソプラノ、ドラマテックで究極の美声ジョーン・サザーランドの30代半ばの歌声に圧倒。

 録音:1968年




PENTATONE

 「RQR (Remastered Quad Recordings) series」では、これまで、フィリップスのカタログ音源(4 チャンネルステレオquadraphonicrecordings)をライセンス使用して、DSD マスタリングを施した復刻してきましたが、このたび1970 年代のドイツ・グラモフォン音源のDSD マスタリング復刻を開始致しました。
 今回もリマスタリングはオランダのポリヒムニア・インターナショナル(1998 年にフィリップス・クラシックスの技術チームが独立して立ち上げた会社)が担当しており、万全のメンバーで行われました。名盤中の名盤が高音質のSACD でリリースされるという大歓迎のシリーズと言えましょう。


PTC 5186211
(SACD HYBRID)
\2400→\2190
見事なリマスタリング!
 小澤&ボストン響の代表盤幻想交響曲

  ベルリオーズ:幻想交響曲 Op.14
小澤征爾(指揮)
ボストン交響楽団
 見事なリマスタリング!小澤&ボストン響の代表盤幻想交響曲、2 度目の録音がSACD Hybrid で登場!

 セッション録音:1973 年2 月/シンフォニー・ホール(ボストン)/47’14”
 A&R プロデューサー、レコーディング・プロデューサー:トーマス・モーリー/バランス・エンジニア:ハンス・ペーター・ヴェスターマン
 レコーディング・エンジニア&エディティング:ゲルト・ヴェストホイザー
 リマスタリング:ポリヒムニア・インターナショナル/リマスタリング:2014 年10 月、バールン、オランダ

 小澤征爾指揮ボストン交響楽団の代表盤のひとつ、幻想交響曲がPentatone のRQR シリーズに登場!小澤征爾の最も得意とするこの幻想交響曲は多くの録音を残してきましたが、1973 年2 月の当セッションは小澤2 度目の録音です。1973 年より音楽監督を務めた手兵との演奏は自信に満ち溢れ、雄弁に歌い上げた名演です。
 今回のリマスタリングもPentatoneレーベルが誇るオランダのポリヒムニア・インターナショナルが担当しております。なお、装丁はスーパー・ジュエルケースにスリーヴ付きの仕様、さらにブックレットにはDG のオリジナル・ジャケットが掲載されており、マニア心をくすぐるこだわりのパッケージとなっております。



 


PTC 5186212
(2SACD HYBRID)
\4400→\3990
小澤&ボストン響のファウストの劫罰が登場!
 ベルリオーズ:劇的物語「ファウストの劫罰」Op.24
小澤征爾(指揮)、
ボストン交響楽団
ステュアート・バロウズ(T ファウスト)
ドナルド・マッキンタイア(B メフィストフェレス)
エディト・マティス(S マルグリート)
トーマス・ポール
 (B ブランデル/「地上のエピローグ」のソロ)
ジュディス・ディキスン(S 「天国にて」のソロ)
タングルウッド祝祭合唱団、
ボストン少年合唱団
 セッション録音:1973 年10 月/シンフォニー・ホール(ボストン)/Disc1 55’34”/Disc2 66’36”
 A&R プロデューサー:トーマス・モーリー、C・ウルフ/レコーディング・プロデューサー:トーマス・モーリー
 バランス・エンジニア:クラウス・ヒーマン、ヨアヒム・ニス/レコーディング・エンジニア&エディティング:ゲルト・ヴェストホイザー、ヨアヒム・ニス
 リマスタリング:ポリヒムニア・インターナショナル/リマスタリング:2014 年10 月、バールン、オランダ

 この「ファウストの劫罰」は小澤征爾がボストン交響楽団の音楽監督に就任した1973 年のセッション録音で、小澤の代表盤のひとつに数えられます。瑞々しく躍動的な小澤征爾らしい感性あふれる快演は今も色褪せることなく、同作品の名録音の一つと申せましょう。
 フランス・ロマン派音楽の確立者ベルリオーズが作曲した劇的物語「ファウストの劫罰」は1845~46 年に作曲された作品で、管弦楽に声楽と合唱が加わった大作で、ドイツの文豪ゲーテの代表作『ファウスト』に基づきます。
 今回のリマスタリングもPentatoneレーベルが誇るオランダのポリヒムニア・インターナショナルが担当しており、万全のリマスタリングと言えます。また、80 ページをこえるブックレットには仏語歌詞と英語歌詞対訳付、そしてDG のオリジナル・ジャケットが掲載されております。
 


PTC 5186216
(2SACD HYBRID)
\4400→\3990
豪華歌手陣!バーンスタイン&メトによるカルメン
 ビゼー:歌劇『カルメン』全曲
マリリン・ホーン(Ms カルメン)
ジェイムズ・マックラッケン(T ドン・ホセ)
トム・クラウセ(Bs-Br エスカミーリョ)
アドリアーナ・マリポンテ(S ミカエラ)
コレット・ボキー(S フラスキータ)
マルシア・ボールドウィン(Ms メルセデス)
ドナルド・グラム(BS スニガ)
ラッセル・クリストファー
 (Br リーリャス・パスティア、ダンカイロ)
アンドレア・ヴェリス(T ロメンダード)、他
マンハッタン・オペラ・コーラス
メトロポリタン歌劇場児童合唱団
ジョン・マウチェリ(合唱指揮)
レナード・バーンスタイン(指揮)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団
 ホーン、マックラッケンなどの豪華歌手陣バーンスタイン&メトによるカルメンがPentatoneのSACD Hybrid 化で登場!

 セッション録音:1972 年9 月、10 月/マンハッタン・センター(ニューヨーク)/Disc1 79’25”/Disc2 80’35”
 A&R プロデューサー、レコーディング・プロデューサー:トーマス・モーリー/バランス・エンジニア:ギュンター・ヘルマンス
 レコーディング・エンジニア&エディティング:ギュンター・ヘルマンス
 リマスタリング:ポリヒムニア・インターナショナル/リマスタリング:2014 年10 月、バールン、オランダ

 バーンスタインのディスコグラフィの中でも、最も輝かしい録音のひとつが1972 年にメトと収録したこのカルメンです。
 当録音は同時期に上演され好評を博した後にDG が1972 年9 月、10 月にセッション録音したものです。全体的に遅めのテンポですが、決して重くなることなく演奏されているのは流石!バーンスタインと申せましょう。また、歌手陣も豪華で、カルメンはマリリン・ホーン、ドン・ホセはジェイムズ・マックラッケンなど錚々たるメンバーです。
 リマスタリングはPentatone レーベルが誇るオランダのポリヒムニア・インターナショナルが担当しており、万全のリマスタリングと言えましょう。また、150 ページに及ぶ豪華ブックレットには仏語歌詞と英語歌詞対訳がついており、さらにDG のオリジナル・ジャケットや、メト上演時の場面写真などが掲載されております。



 

PTC 5186221
(2SACD HYBRID)
\4400
ピューリッツァー賞受賞作品ジョプリンのトゥリーモニシャ
 ジョプリン:歌劇「トゥリーモニシャ」全曲
カルメン・バルスロップ(S トゥリーモニシャ)
ベティ・アレン(Ms モニシャ)
カーティス・レイアム(Bs レムス)
ウィラード・ホワイト(Bs-Br ネッド)
コーラ・ジョンソン(ルーシー)
ケネス・ヒックス(アンディ)、
レイモンド・ベウズモア(シモン)、他
ガンサー・シュラー(指揮)
ヒューストン・グランド・オペラ
 ピューリッツァー賞受賞作品ジョプリンのトゥリーモニシャがSACD Hybridで登場!

 セッション録音:1975 年10 月/ RCA スタジオ(ニューヨーク)/Disc1 38’00”/Disc2 51’58”
 A&R プロデューサー:トーマス・モーリー
 バランス・エンジニア:ゲルト・ヴェストホイザー/レコーディング・エンジニア&エディティング: ギュンター・ヘルマンス
 リマスタリング:ポリヒムニア・インターナショナル/リマスタリング:2014 年8 月、バールン、オランダ

 このディスクは「ラグタイム王」と呼ばれた作曲家スコット・ジョプリン(1868-1917)によるラグタイム・オペラ「トゥリーモニシャ」が収録されております。
 ジョプリンはシカゴのラグタイムのピアニスト、オーティス・ソーンダースに出会ったことで自分の作品を楽譜に書くようになり、その後演奏者としてだけでなく作曲家として、ラグタイムを土台にした作品を残しました。その音楽は、クラシック音楽の側からも高く評価されております。
 このトゥリーモニシャは、終曲の美しくゆったりとした作品でジョプリンの傑作の一つに数えられます。この作品は長い間埋もれていましたが、1970 年にピアノ・スコアが発見され、1972 年にアンダーソンのオーケストレーションで復活蘇演され評判となりました。その後、1975 年にはガンサー・シュラー指揮、ヒューストン・グランド・オペラで上演され、この演奏会は話題となりました。
 リマスタリングはPentatone レーベルが誇るオランダのポリヒムニア・インターナショナルが担当しており、万全のリマスタリングと言えます。また、約50 ページのブックレットには英語歌詞とDG のオリジナル・ジャケットが掲載されております。







PROFIL



PH 13058
(2CD)
\5000→\4590
緊急リリース! 超弩級のシリーズがスタート!
 テンシュテット指揮ハンブルク北ドイツ放送響、
  マーラーの第5交響曲1980年ライヴ

  マーラー:
   ・交響曲第5番嬰ハ短調
   ・歌曲集「亡き子をしのぶ歌」
ブリギッテ・ファスベンダー(メゾ・ソプラノ)
ハンブルク北ドイツ放送交響楽団(現NDR 交響楽団)
クラウス・テンシュテット(指揮)
 テンシュテット指揮ハンブルク北ドイツ放送響、マーラーの第5交響曲1980年ライヴ

 ステレオ、73’06 / 26’38
 収録:交響曲:1980 年5 月19 日/ハンブルク、ライスハレ(ライヴ)
 歌曲集:1980 年11 月11 日/キール、キーラー・シュロス(ライヴ)

 [交響曲第5番のトラックタイム]
  ・北ドイツ放送響(1980年ライヴ)    I.13:34+II.15:13+III.18:00+IV.10:54+V.15:22= 73:03
  ・ロンドン・フィル(1978年セッション) I.13:44+II.15:10+III.18:05+IV .11:50+V.16:15= 75:04
  ・ロンドン・フィル(1984年ライヴ)   I.14:41+II.15:38+III.18:09+IV.12:24 +V.15:15= 76:07
  ・ロンドン・フィル(1988年ライヴ)   I.13:38+II.15:25+III.18:05+IV.11:21 +V.14:52= 73:21

 ギュンター・ヴァント・エディションやエディション・シュターツカペレ・ドレスデンなど、価値あるライヴ演奏の復刻を成し遂げた実績のある、Profilの社主ギュンター・ヘンスラー氏がまたしてもやってくれました。
2015 年春、レーベル創設11 年目に突入したProfil の始動する大型企画は、クラウス・テンシュテットが北ドイツ放送響を指揮したライヴ・シリーズ。
 そのテンシュテットといえば、やはりマーラーということで、記念すべき第1 弾にふさわしく、交響曲第5 番と「亡き子をしのぶ歌」という最高のカップリングでのリリースとなります。
 「テンシュテット=マーラー」を不動のものとしたロンドン・フィルとの交響曲全集録音がスタートしたのは1977 年のことですが、第1 番に次いで、チクルス最初期の1978 年にレコーディングされたのが第5 番でした。第5 番は巨匠得意のナンバーだけに録音も多く、同じくロンドン・フィルを指揮した、1984 年来日公演時の大阪、1988 年のロンドンと、もっとも相性の良かった手兵ならではの燃焼度の高いライヴ録音もよく知られていますが、テンシュテットが北ドイツ放送響の音楽監督に就任した翌年の1980 年に、本拠ハンブルクのムジークハレ(現ライスハレ)でおこなったこのライヴには格別の意味があります。
 テンシュテットが1976 年に南西ドイツ放送響を指揮した第4 交響曲の例をみればあきらかなように、ここでは地元ドイツの楽団を得た強みがすみずみまで表れており、絶望的な暗さの葬送行進曲、激烈に荒れ狂う第2 楽章までの第1 部と、アダージェットに代表される甘美な調べや、輝かしい歓喜のフィナーレとの極端なコントラストを描く上で、恐るべき効果を生み出しています。
 マーラー歌いとして名高いファスベンダーをソリストに迎えた「亡き子をしのぶ歌」は、1980 年キールでのライヴ録音。こちらもテンシュテットの個性が強烈に刻印された内容で、濃厚な情念表現を基調するアプローチのもと、ファスベンダーが陰影豊かな歌唱をじっくりと聴かせてくれます。





<国内盤>


SONARE



SONARE 1027
\2400+税
梯剛之ピアノ ・リサイタル2014
 (1)モーツァルト:幻想曲 ニ短調K.397 (385g)
 (2)モーツァルト:ロンド ニ長調K.485
 (3)シューマン:子供の情景 作品15
 (4)ショパン:24 の前奏曲 Op.28
 (5)ショパン:ノクターン 第20 番 嬰ハ短調 遺作
 (7)ショパン:軍隊ポロネーズ Op.40-1
梯剛之(ピアノ)
 聴衆の心に迫る熱演!梯剛之によるモーツァルト、シューマン、ショパン

 ライヴ録音:2014 年10 月9 日/紀尾井ホール/74’54”、ライヴ

 若手実力派ピアニスト梯剛之。30 代半ばとなった現在、演奏活動も積極的に行いその音楽はさらなる充実をみせ、再注目されているピアニストの一人です。ディスクも定期的にリリースしており、前作「梯剛之 ピアノ ・リサイタル2013」(SONARE 1023)はレコード芸術誌の特選盤に選出され、ショパンのバラード全曲、リストのピアノ・ソナタの熱演は高い評価を得ました。また、近年はオーストリア出身のヴァイオリニスト、ヴォルフガング・ダヴィッドとのデュオで頻繁に演奏活動を行っており、ウィーンに学び長く暮らした梯と息の合った演奏を聴かせてくれます。期待の新譜は2014 年10 月9 日に紀尾井ホールで行われたピアノ・リサイタルのライヴを収めたもので、梯のライフ・ワークとも言えるモーツァルト、シューマン、そしてショパンが収録されました。当ライヴも聴衆の心に迫る熱演です!
 「美には様々な種類があるが、それを楽しく嬉しく聴いた一夜。≪子供の情景≫では、メルヘンと現実の世界を巧みに創る。ショパンでは、樂想に溺れず真っ向勝負の如し。これぞ梯節だと心に沁みた。」(上田弘子)「音楽の友」2014 年12 月号コンサートレビュー

 ウォルフガング・ダヴィッド&梯剛之 デュオコンサート
  2015年2月21日(土)14:00開演 【東京】JTアートホール アフィニス
  2015年2月28日(土)14:00開演 【東京】府中の森芸術劇場ウィーンホール














1/27(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

HAENSSLER



93 327
\2500→\2290
ノリントンが満を持して
 手兵シュトゥットガルト放響とドイツ・レクイエムを収録!

  ブラームス:ドイツ・レクイエム Op.45
サー・ロジャー・ノリントン(指揮)
クリスティーナ・ランツハーマー(ソプラノ)
フローリアン・ベッシュ(バス)
SWR シュトゥットガルト放送交響楽団
SWR シュトゥットガルト声楽アンサンブル
北ドイツ放送合唱団
 神々しい美しさ!ノリントンが満を持して手兵シュトゥットガルト放響とドイツ・レクイエムを収録!

 セッション録音:2014 年2 月20、21 日/シュトゥットガルト、リーダーハレ、ベートーヴェンザール/DDD、64’24”

 2014 年に傘寿を迎えた巨匠ノリントンが、手兵SWR シュトゥットガルト放送交響楽団とドイツ・レクイエムを収録しました。
 ノリントンと言えば「ピリオド・アプローチの雄」として知られ、モダン楽器のオーケストラで斬新な解釈を披露し聴衆を驚かせてきましたが、今ではその音楽は定着し、日本でもNHK 交響楽団をはじめ度重なる来日公演を経て、名実ともに人気の指揮者の一人となりました。
 ノリントンにとって、ドイツ・レクイエムは重要な作品の一つといえ録音では1992 年にロンドン・クラシカル・プレイヤーズ、ロンドン・シュッツ合唱団が残されておりますが、2014 年2 月に満を持してのセッション録音となりました。曲の持つ美しさは言わずもがなですが、ノリントンのブラームスは「ピュア・トーン」の透き通った響きにより傑出した美しさを呈し、合唱とオーケストラが溶け合った崇高な世界へと導きます。
 また、ソプラノのクリスティーナ・ランツハーマーとバスのフローリアン・ベッシュの美しき歌声も注目です。



 

93 329
\2500
イタリア
 ヴェルディ:(1)アヴェ・マリア、
         (2)聖母マリアへの讃歌
 (3)シェルシ:Yliam 〜女声合唱のための
 (4)ヴェルディ:主の祈り
 (5)ノーノ:それはやさしい沈黙
 (6)ピツェッティ:
  3つの合唱曲【夕暮れに、泣き叫べ、主よ、思い出したまえ】
 (7)シェルシ:
  TKRDG 〜男声6部と3人の打楽器奏者、エレクトリックギターのための
 (8)ペトラッシ:ナンセンス
マルクス・クリード(指揮)
シュトゥットガルト声楽アンサンブル
(6)モリス・ミュラー
マルティン・ホーマン、
アダム・ヴァイスマン(以上、打楽器)
フーベルト・シュタイナー(エレクトリックギター)
 シュトゥットガルト声楽アンサンブルによる国別合唱曲集、第3 弾はヴェルディ、シェルシなどのイタリア人作曲家!

 セッション録音:(1)-(4)(7)(8)2012 年12 月17-19日/ SWR フンク・スタジオ(シュトゥットガルト)、(5)2004 年10 月27-29 日/ヴィラ・ベルク(シュトゥットガルト)、(6)2013 年3 月13,15 日/シュトゥットガルト・キリスト教会(シュトゥットガルト)/DDD、71’54”

 シュトゥットガルト声楽アンサンブルによる国別の合唱曲集はこれまでに「アメリカ」(93 306)、「ロシア」(93 317)とリリースしてきましたが、最新盤は「イタリア」です。
 イタリアといえばオペラの明るく華やかな作品をイメージしますが、当ディスクではヴェルディの崇高で美しい作品やコンクールの課題曲として歌われることなどから日本でも馴染み深いピツェッティの「3 つの合唱曲」、前衛的なシェルシの現代作品など、イタリアの合唱曲を語る上で重要な作品が集められました。シュトゥットガルト声楽アンサンブルの抜群の歌唱により作品の美しさが一層際立ちます。







HMF

HMU 807633
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
優秀録音。
 シトコヴェツキー編ゴルトベルク変奏曲の弦楽オーケストラ版!

  J.S.バッハ/ドミトリー・シトコヴェツキー編:
   ゴルトベルク変奏曲(弦楽オーケストラ版)
ブリテン・シンフォニア
 〔トーマス・グールド
  (音楽監督&ヴァイオリン)〕
 録音:2014 年4 月(オール・ハロウズ教会、ロンドン)

 バッハ作品の中でも特別な人気を誇るゴルトベルク変奏曲。ヴァイオリン奏者にして指揮者としても活躍しているドミトリー・シトコヴェツキーは、バッハのゴルトベルク変奏曲を、1985 年、バッハ生誕300 年の記念年にあわせて弦楽三重奏に編曲、その後弦楽オーケウストラ版も生み出しました。弦楽三重奏版は、シトコヴェツキー本人のヴァイオリン、コセ(ヴィオラ)、マイスキー(チェロ)いう豪華な顔ぶれによる演奏も知られているところです(ORFEO.138851)。
 このたび新録音の登場となる弦楽オーケストラ版は、イギリスが誇る名門、ブリテン・シンフォニアによる演奏。ブリテン・シンフォニアは1992年に設立され、ブリテンの美学を受け継ぎ、新旧を問わず様々なプログラムで、グラモフォン・アワード受賞やグラミー賞にノミネートされたアンサンブル。
 このゴルトベルクでも、音を自在に伸ばせ、ヴィブラートなどで様々に表情をつけることができるという弦楽器の特性を生かしながらも、バッハの原曲がもつ、主題のシンプルな美しさをひしひしと感じさせる演奏を展開しています。




ALBANY


TROY 1536
\2300
「アン=コール!(En-Cor!)」
 ハチャトリアン:剣の舞
 ケリー・ターナー:フィエスタ・ファンファーレ
 ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
 チャイコフスキー:交響曲第4番〜ピチカート・オスティナート
 ドリーブ:「ラクメ」より花のデュエット
 ガーシュイン:
  イット・エイント・ネセサリリー・ソー、サマー・タイム
 レノン&マッカートニー:エリナー・リグビー
 マンシーニ:ムーン・リバー
 レフ・コーガン:フレイラック2
 バーンスタイン:マリア、アメリカ
 バッハ:シンフォニア11(BWV797より)
 ケリー・ターナー:ワルツィング・マチルダ
 バッハG線上のアリア、小フーガト短調BWV.578
 ブルックナー:アンダンテ
 ローレル・ショウ:
  フリッパリー9番「チャールストン」、
  フリッパリー14番「サムシング・イン・ツー」
 マイヤース:カヴァティーナ(ディア・ハンターより)
アメリカン・ホルン四重奏団:
 【チャールズ・パットナム(Hr)、
  ジェフリー・ウィンター(Hr)、
  クリスティーナ・マッシャー(Hr)、
  ケリー・ターナー(Hr)】
 アメリカン・ホルン四重奏団、待望の小品集!バッハから「剣の舞」・映画音楽まで!

 録音:2014年5月ゼンガーハレ、ザウルハイム(ドイツ)

 ホルン四重奏を代表するアンサンブル、アメリカン・ホルン四重奏団の待望の最新録音にして、聴きごたえたっぷりの小品集。ちなみにタイトルの「Cor」とはイタリア語のホルン「Corno」の略。アメリカン・ホルン四重奏団は1982年にヨーロッパのオーケストラで活動する4人のアメリカ人ホルン奏者、チャールズ・パットナム(ボン・ベートーヴェン管弦楽団員)、ジェフリー・ウィンター(ボン・ベートーヴェン管弦楽団首席)、クリスティーナ・マッシャー(前ブリュッセル・フィル首席)、ケリー・ターナー(ソリスト、作曲家)によって結成された。
 4人はそれぞれのオーケストラの団員としてソリストとして活動する傍ら、四重奏団の活動も世界各地で行っている。CDもebsレーベルやMSRレーベル、当ALBANYレーベルで多数発売になっています。
 このCDはアンコール・ピースにふさわしいポピュラーな小品を集めたもの。ホルン、吹奏楽関係者におすすめ。
 

TROY 1523
\2300

「ダイヤモンド・グリッドより/コナンドラム」
 エリック・D.シャープ:海/
 ケネス・D.フローリック:雹/
 マーク・カールソン:私が死ぬ時/
 エリック・ネクトゲス:サイモン/
 レイチェル・デヴォア・フォガーティ:世界を見ること/
 ジェニ・ブランドン:犬の物語/
 マーク・ルイス・レーマン:コナンドラム(難問)/
 ストラヴィンスキー(Q.マガニーニ編):パストラル

コナンドラム:
 【メアリー・エリザベス・サウスワース(S)、
  ダニエル・ハンドリー(Fl) 、
  マリアンヌ・ブレーネマン(Cl)、
  フィリップ・アマロング(Pf)】
 難問という意味の「コナンドラム」という名を持つこのアンサンブルは2005年に結成された。ソプラノ、フルート、クラリネットとピアノというありそうでなかった組み合わせで同時代の作曲家に作品を委嘱し発表を続けている。ここに収められた作曲家たちはいずれもアメリカの若い世代と思われるが、作品にはいわゆる現代音楽臭は皆無で、ミニマル、ジャズ、ロマン派風の親しみやすい音楽ばかりである。
 
TROY 1525
\2300
「ヴィスタス(眺望)」〜イングリット・アラウコ作品集
 スリー・フォー・トゥー〜Cl,Vc
 ヴィスタス〜Fl,Pf
 クラリネット、ヴィオラとピアノのための三重奏曲
 弦楽四重奏曲
 ディヴェルティメント〜Trp,Vn,Vc
 ヴァイオリロクォイ〜Va
リカルド・モラレス(Cl)
ジョン・コーエン(Vc)
ジェフリー・カーナー(Fl)
チャールズ・アブラモヴィック(Pf)
ポール・ディマーズ(Cl)
バーチャード・タング(Va)
バーバラ・ゴヴァトス(Vn)
岡浩乃(Vn)
フランク・フェラノ(Trp)
ユミ・ケンドール(Vc)
 録音:2012-13 年

 アラウコはアメリカの中堅世代の女流作曲家でジョージ・クラム、ジョージ・ロックバーグらに師事、作品はアトランタ響、コロラド四重奏団によって演奏されている。
 作風は自由な無調の中に時折、調性的な語法が折衷され、アカデミックな中にロマンティックな情感が控えめに漂う品位のあるもの。
 

TROY 1526
\2300
「エッセンス・オヴ・チェロ」〜エリック・バートレットのために書かれた作品集
 (1)ポール・スーツ(b.1955):ファンタジー(1984/2011)
 (2)ヒューゴー・ワイスゴール(1912-97):アリオーソとブルレスカ(1984)
 (3)ピーター・サッサー(b.1959):5つのバラード(1997)
 (4)デイヴィッド・サンフォード(b.1963):22パートI(1995)
エリック・バートレット(Vc)
(1)ポール・スーツ(Pf)
(2)(3)マーガレット・カンプマイア(Pf)
 チェロ奏者のエリック・バートレットはオルフェウス室内管弦楽団、ニューヨーク・フィル、アメリカン・バレエ・シアターのメンバーとして活動する他、ソリストとしても活躍しており、このディスクでは彼が同時代の作曲家に委嘱初演したものを集めている。
 中堅からベテラン世代の作曲家が選ばれているが、作風は様々。フォーレかシューマンを思わせるスーツのファンタジーから前衛的なサンフォードの22パートIまで多様な作品が聴ける。
 

TROY 1527
\2300
「シングル・リード」〜無伴奏サキソフォン作品集
 ベンジャミン・ブリテン:オヴィディウスによる6つの変容Op.49
 アラン・ブランク:バリトン・サックス独奏のための4つのショート
 レオ・クラフト:アリオーソ・ダ・カーポ
 ウジェーヌ・ボザ:即興曲
 ポール・ボノー:ワルツの形式によるカプリチオ
 リック・ソウォッシュ:グランマ・モーゼスの主題による変奏曲
 リック・ソウォッシュ:カレッジ・タウン・ダイアリー
 ウォーレン・ベンソン:別れ
ウィリアム・パーコンティ(Sax)
 録音:2013-14年

 ウィリアム・パーコンティはアロイ・サキソフォン四重奏団の創設者でソリストとしても多くのレーベルからCDをリリースしている。特に現代音楽を得意とし、レパートリーはヘンリー・カウエル、ホヴァネス、ジェフスキ、ナンシー・ヴァン・デ・ベイトなど多岐に渡る。このディスクはサキソフォンの名曲、ブリテンの「6つのメタモルフォーゼ」を皮切りに全て無伴奏作品でまとめており、パーコンティの甘くつややかな音色と安定した技巧を存分に楽しめる内容となっている。
 

TROY 1528
\2300
「イースト・ミーツ・ウェストII(東西の出会いII)」
 〜海外在住の中国系作曲家による作品集

  (1)ジン・ズウ(周靜、b.1981):花の中の4人の紳士たち
  (2)ケイ・ヒ(賀圓圓、b.1985):「独り言、翼」中国の神話に基づく
  (3)ア・マオ・ワン(王阿毛、b.1986):「微風、不機嫌な春」
  (4)ズー・ロン(周龍、b.1953):太平鼓
  (5)チェン・イ(陳怡、b.1953):中国西部の3つのバガテル
  (6)ジュン・キアン(錢俊、b.1974):ニューヨークの即興的な対話
  (7)クイシャオ・リ(李秋筱、b.1985):ウー・ソンは虎を戦う
ジュン・キアン(錢俊,Cl)
(1)(3)周靜(古筝)
(3)スコット・スティール(Perc)
(4)細田佳江(Pf)
(5)(6)胡建兵(シェン[笙])
(7)エレクトロニクス
 海外在住の中国系の若手を中心とした作曲家によるクラリネットのための作品集第2弾(第1集はTROY1377)。クラリネットのほか、中国の伝統楽器である古筝、シェン(リード楽器で雅楽の笙と同系の楽器)とのコラボ、電子音響との共演など、様々な試みがなされている。若手中国の作曲家たちが自分たちの伝統と西洋そしてテクノロジーとどう関わろうとしているか、その模索と可能性を探る一枚。
 

TROY 1529
\2300
「内観」〜ジェームズ・アドラーほかの音楽
 (1)ジェームズ・アドラー:弦楽のためのモダン組曲
 (2)ケヴィン・コモンズ:ジェームズ・アドラーのための3つの小品
 (3)ジェームズ・アドラー:マイケルのための詩篇
 (4)ジェームズ・アドラー:古いクリスマスの歌による6つの小さな変奏曲
 (5)ポール・トゥロック:クラリネット・ソナタ(2011)
 (6)セス・ベッドフォード:ピアノのための3つのポスト・カードより
 (7)ジェームズ・アドラー:ねじれたタンゴ
 (8)ジェームズ・アドラー:3つの内観
(1)ジェイソン・T.フェッティグ(指揮)
 アメリカ海兵隊室内管弦楽団
(2)〜(8)ジェームズ・アドラー(Pf)
(3)(8)ヴァージニア・ブルーワー(Ob)
(3)ユージン・モイエJr.(Vc)
(4)ケイン=オスカー・バージェロン(Fl)
(5)アレクサンダー・フィッタースタイン(Cl)
(7)デイヴィッド・バビック(Sax)
(8)マルコム・メリウェザー(Br)
 録音:2013-14年

 作曲家ジェームズ・アドラーと彼の仲間の作曲家の作品を収録。アドラーは1950年イリノイ州出身でピアニストとしても16才でシカゴ響と共演したこともある。作風は新古典主義的でミヨー、ストラヴィンスキーや20世紀イギリスの一部の作曲家を思わせる。仲間の演奏家による息の合ったプレイが聴きもの。
 

TROY 1531
\2300
「ロバート・シロタ:ヴァイオリンとピアノのための作品集」
 (1)ヴァイオリン・ソナタ第2番《告別》(2013)
 (2)夏の音楽(2000)
 (3)パンジェ・リングァ・ソナタ(2012)
(1)(2)ローリー・カーネイ(Vn)
 デイヴィッド・フレンド(Pf)
(3)ヘヨン・ジュリー・ユン(Vn)
 ソヨン・ケイト・リー(Pf)
 録音:2010年

 ロバート・シロタはアメリカではネオ・クラシシズムの作曲家として目されているベテラン作曲家で自由な無調の作品があるかと思えば、グレゴリオ聖歌やバロック音楽の様式を現代音楽の様式のなかに引用する一種の多様式主義をとるなど、折衷的な中に都会的な現代の抒情を感じさせる作風を持つ。ヴァイオリンとピアノという古典的でシンプルな編成の範囲で音色にも配慮した多様な表現が展開する。
 

TROY 1534
\2300
「不思議な愛」〜ブロッホ&バクヴィック:無伴奏チェロ作品集
 エルネスト・ブロッホ:無伴奏チェロ組曲第1番、第2番、第3番
 ダニエル・バクヴィック:
  「これはなんと不思議な愛だろう?」の主題による変奏曲、
  パーセルの主題による幻想曲
ミランダ・ウィルソン(Vc)
 録音:2014年6-8月

 ミランダ・ウィルソンはニュージーランド出身の若手女流チェリスト。16才で地元ウェリントンのオーケストラでエルガーの協奏曲でデビュー。その後、ソロ、室内楽奏者としてタスマニア弦楽四重奏団、ニュージーランド室内アンサンブルで活動、現在はアメリカに拠点を移し演奏とともに後進の指導にもあたっている。CHANDOSでグバイドゥリーナのクォータニオン(四元数)を録音するなど、現代音楽に意欲を燃やす。このCDでもそうした資質が存分に生かされブロッホのうねる様な音楽を見事に再現している。
 

TROY 1535
\2300
ヴィクター・ハーバート(1859-1924):
 ミュージカル《オレンジの花》
エヴァンス・ヘイル(指揮)
ニューヨーク・ライト・オペラ
 録音:2014年4月ニューヨーク(ライヴ)

 ミュージカル黎明期の作曲家ハーバートが晩年に作曲した作品で1922年にブロードウェイで初演された。舞台はパリでアメリカ人のヒロインの恋がコミカルな人間模様のなかで描かれる。ハーバートの代表作「学生王子」を思わせる品のある優美なメロディ・ラインは魅力。ニューヨーク・ライト・オペラの歌手陣も好演。



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GRAND SLAM



GS 2126
\2500→¥2290
2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズ、
 シューベルトの「ザ・グレート」!

  シューベルト:交響曲第9番 ハ長調 D.944「ザ・グレート」
ブルーノ・ワルター(指揮)
コロンビア交響楽団
 大好評! ワルター&コロンビア響。2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズ、シューベルトの「ザ・グレート」!

 セッション録音:1959 年1 月31 日、2 月2、4、6 日、カリフォルニア、アメリカン・リージョン・ホール(ステレオ)/ステレオ、セッション録音
 使用音源: Private archive (2トラック、38 センチ、オープンリール・テープ)

 ■制作者より
 ブルーノ・ワルターの2 トラック、38 センチ、オープンリール・テープ復刻は大好評で、これまでにも「やっと理想的な音にめぐり会えた」「アナログらしい、柔らかい音が魅力」など賞賛の声が届いています。
 今回はワルターのロマン的な気質とぴたりと合った名演と言われる、シューベルトの「ザ・グレート」です。むろん、音質は従来通り、原音の持つ響きを忠実に再現しています。(平林直哉)




ORFEO D’OR



ORFEOR 846153
(3CD)
\7200→\6590
サヴァリッシュ絶好調のバイエルン国立歌劇場ライヴ!
 ミュンヘンっ子が熱狂した「ドン・ジョヴァンニ」!

  モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」
ルッジェーロ・ライモンディ(Bs-Br ドン・ジョヴァンニ)
スタッフォード・ディーン(Br レポレッロ)
マーガレット・プライス(S ドンナ・アンナ)
ユリア・ヴァラディ(S ドンナ・エルヴィーラ)
ルチア・ポップ(S ゼルリーナ)
エンリーコ・フィッソーレ(Br マゼット)
ヘルマン・ヴィンクラー(T ドン・オッターヴィオ)
クルト・モル(Bs 騎士長)
サヴァリッシュ指揮
バイエルン国立歌劇場
 ミュンヘンっ子が熱狂した「ドン・ジョヴァンニ」!!ライモンディ、ポップ、モル、ヴァラディ、プライス、みんな若い!!1973 年ステレオ録音

 録音:1973 年7 月12 日、ミュンヘン/ADD、159’53

 サヴァリッシュがバイエルン国立歌劇場を指揮した「ドン・ジョヴァンニ」のライヴ録音がORFEO D'OR から登場!しかもタイトルロールはライモンディ!ヴォルフガング・サヴァリッシュ(1923—2013)は1971 年にバイエルン国立歌劇場の音楽総監督に就任、1992 年まで精力的に活動しました。20年以上の充実した期間だったにもかかわらず、サヴァリッシュとバイエルン国立歌劇場によるオペラ全曲録音は決して多くはなく、ことに活動前半にあたる1970 年代は僅か。
 この1973 年の「ドン・ジョヴァンニ」は、バイエルン国立歌劇場音楽総監督に就任した初期のサヴァリッシュの充実振りを伝える貴重な記録です。あと1 ヵ月半で50 歳を迎えるサヴァリッシュの指揮はたいへんに気力の漲ったもので、老年に入ってからのドシッと安定した音楽とはだいぶ趣が異なります。壮年期のサヴァリッシュの武器である知的で明晰な音楽作りによる「ドン・ジョヴァンニ」は、40 年以上経った今聞いてもとても新鮮です。
 サヴァリッシュも若ければ、歌手もほとんどが30 代前半という若い人たち。
 タイトルロールはルッジェーロ・ライモンディ。ライモンディといえば艶やかなイタリア的美声が魅力ですが、当時31 歳のライモンディの声は輪をかけて甘く瑞々しい!しかも貴族的気品の中にほのかに危険な香りが漂うという素晴らしいジョヴァンニ。サヴァリッシュの快速テンポに煽られたシャンパンのアリアでは聴衆が熱狂しています。
 レポレッロは、この役を当たり役とした英国のバス、スタッフォード・ディーン(36 歳)。演技達者なことで知られるディーンの本領発揮で、ライモンディと見事な対を成しています。女声三人が豪華。ドンナ・アンナは、モーツァルト・ソプラノとして一時代を築いたマーガレット・プライス(32 歳)。
 ドンナ・エルヴィーラは、この年にバイエルン国立歌劇場に所属し、後にこの劇場の看板ソプラノにのし上がるユリア・ヴァラディ(31 歳)。ゼルリーナは、既にドイツで圧倒的人気を博していたルチア・ポップ(33 歳)。さらにこの後30 年以上に渡ってドイツの筆頭バスとして活躍するクルト・モル(35 歳)が騎士長という豪華さ。様々な点で当時の勢いのバイエルン放送収録のステレオ録音です。

 ミュンヘンでのサヴァリッシュの職歴について、日本ではWikipedia をはじめとして多くのサイトで「1971 年からバイエルン国立歌劇場の音楽監督、1982 年から音楽総監督」という記述が見られますが、バイエルン国立歌劇場のサイトのサヴァリッシュのページ https://www.staatsoper.de/biographien/detail-seite/sawallisch-wolfgang.html では、1971 年から音楽総監督 Generalmusikdirektor、1982 年からバイエルン国立歌劇場芸術総責任者 kunstlerischer Gesamtleiter der Bayerischen Staatsoper と記載されています。




<国内盤>


SOWBUN RECORDS



SOWR 1005
\2778+税
「第2回 伊福部昭音楽祭」(CD 監修:和田薫)
 (1)映画「ゴジラ」より(オリジナル版)
 (2)-(4)室内オーケストラのための「土俗的三連画」(1937)
  (1.同郷の女達/2.ティンベ/3.パッカイ)
 (5)Hommage to Akira Ifukube(1988)(松村禎三 作曲)
 (6)交響詩「聖なる泉」(ゴジラVS モスラより)
 (7)管弦楽の為の「コタンの口笛」
 (8)映画「大坂城物語」より
 (9)トーク(堀俊輔)
 (10)「土俗的三連画」より同郷の女達(オーケストラによる全員演奏)
 (11)映画「怪獣大戦争」よりマーチ(指揮者なしでのファイナルアンコール)
 (12)拍手
 (13)トーク(和田薫)
 (14)「ヴァイオリンと管絃楽のための協奏風狂詩曲」〜第1楽章(音楽祭特別版)
 (15)拍手
(1)(2)-(5)(8)(14)堀俊輔、
(6)(7)(11)藤田崇文(指揮)
 伊福部昭記念オーケストラ
(7)指笛:中村倫二(指笛)
(14)萩原淑子(Vn)
 木村かをり(Pf)
 藤田崇文(Perc)
(6)(7)オーケストラアレンジ:藤田崇文
(1)(8)オーケストラアレンジ:和田薫
 幻の録音がついにCD 化!ゴジラやモスラ、さらには初出となる和田薫構成版の「大阪城物語」を収録!CD「第2回伊福部昭音楽祭」

 ■第2 回 伊福部昭音楽祭実行委員会
代表 海野義雄/委員長 (故)今井重幸/岩瀬政雄/松下久昭/奥平一/片山杜秀/小林淳/永瀬博彦/和田薫/藤田崇文
CD 制作:伊福部昭音楽祭実行委員会/sowbun record 録音:2008 年3 月16 日杉並公会堂(録音:コジマ録音)

 この録音は「第2 回 伊福部昭音楽祭(2008 年3 月16 日/杉並公会堂)」のもので、杉並公会堂のリニューアルオープンにあわせて、大ホール、小ホール、グランサロンを1 日限定で「伊福部昭音楽館」として開放した大イベントでした。今でもファンの間で伝説として語られている音楽祭です。これまでCD 化はありませんでしたが、多くの切望を受け、音楽祭実行委員会により制作いたしました。和田薫監修により、幻の録音が sowbun record から発売されます!
 オリジナル版「ゴジラ」はゴジラの足音と鳴き声も収録した爆演!/「ゴジラ」はNHK 名曲アルバムの「ゴジラ」で編曲を担当した和田薫の構成/「モスラ」を交響詩に仕上げた交響詩「聖なる泉」を収録/指笛とオーケストラの共演となる「コタンの口笛」を収録/ダイナミックな伊福部音楽の味わえる「大阪城物語」/ゴジラのテーマが出現する「ヴァイオリンと管絃楽のための協奏風狂詩曲」がボーナス・トラック/ゴジラ・伊福部音楽研究家の小林淳の書き下ろしによる音楽祭レポート/評論家の片山杜秀と小林淳による楽曲解説収録/ジャケット写真は伊福部昭若き日のポートレートを写真の傷や汚れまで復刻
 ※国内トップメンバーによるオール男性オーケストラの勇壮な力強い響き!(作曲家 藤田崇文)
 ※ホールに詰めかけた聴衆は、躍動感と重量感に満ち、抒情味も際立つ伊福部音楽空間を思う存分味わった。(小林淳/評論家)


伊福部昭記念オーケストラ  Ifukube Akira Memorial Orchestra
 我が国を代表する作曲家・伊福部昭の足跡と貴重な音楽遺産を享受し、『日本から世界に向かって我が国の音楽作品を発信する』をコンセプトに、作曲家・藤田崇文の発案、プロデュースによる特別編成されたオーケストラが「伊福部昭記念オーケストラ」です。メンバーは、この主旨に賛同する国内・海外で活躍する精鋭演奏家達が結集し、ソリストや主要オーケストラに在籍するメンバー(N響/東京フィル/新日本フィル/読売日響/都響/神奈川フィル/札響/京都市響/セントラル愛知響 等)に加え、音楽大学教授等で組織されています。
 100年後。もう私たちは生きていないでしょう。でも、ここに集った聴衆と演奏家が共に音楽を喜び分ちあい、そして、その感動と文化を後世に伝えていく使命があるような気がするのです。戦後激動の社会の中で生きた伊福部昭の魂と音楽を後世に伝え、日本音楽作品の未来へ向けて、私たちは一歩ずつ動き出しているのです。




<映像>


ACCENTUS MUSIC



ACC 20302DVD
(2DVD)
\5400→\4990
中国オペラ界が総力をあげて作り上げた“VIVA VERDI”
VIVA VERDI

 DVD1:
  レクイエム〜怒りの日
  歌劇「マクベス」〜
   勝利の日に私は出会った/抑圧された祖国/
   ああ、子供たち、我が子たち・・・ああ、愛しいものたち、父の手は
  歌劇「リゴレット」〜慕わしいお名/悪魔め鬼め
  歌劇「シチリアの晩鐘」〜おお祖国よ、愛する我が祖国よ、やっと会えた!
  歌劇「トロヴァトーレ」〜
   なにをぐずぐずしておいでなの?/誰ひとり見えぬあの微かな微笑は/
   恐ろしい火あぶりの火が
  歌劇「運命の力」〜
   神よ平和を与えたまえ/ 神の尊きみ名によりて祝福あれ/ 天使なる聖母よ
 DVD2:
  歌劇「椿姫」〜
   第1 幕への前奏曲/ 不思議だわ!〜ああ、そはかの人か〜花から花へ/
   プロヴァンスの海と陸
  歌劇「ドン・カルロ」〜
   妻は私を愛していない!/世の虚しさを知る神よ/
   ああ!もう王妃にお会いできない!
  歌劇「アイーダ」〜
   ここにラダメスは来るはずだわ!/
   もしその将軍が私なら !... 清きアイーダ/
   栄光あれ エジプトに、イシスの女神に
  歌劇「ファルスタッフ」〜これは夢か?まことか?/ 世の中すべて冗談だ
リュー・ジア(指揮)
中国国家大劇院管弦楽団&合唱団
スペシャル・ゲスト:
 チャン・グォリー
 
 収録:2013 年8 月中国国家大劇院、北京、ライヴ
 監督:ミヒャエル・ベイヤー/演出:ウーゴ・デ・アナ
 画面:NTSC 16:9、音声:PCM ステレオ、DD5.1、DTS5.1、字幕:英仏独西中、本編:171 ‘09、ボーナス:10 ‘37、リージョン:All

 ヴェルディ生誕200 年を記念して2013 年8 月に北京の中国国家大劇院で行われた公演「VIVA VERDI」。中国国家大劇院は2007 年に完成した中国が誇るオペラ劇場。アルゼンチンのウーゴ・デ・アナによる豪華な演出でヴェルディの珠玉のオペラ作品が、次々と登場します。さらに中国の大物俳優チャン・グォリーがスペシャル・ゲストとして登場し、聴衆を熱狂されています。(DVD のみの発売となります。)




C MAJOR(映像)



71 9204
(Blu-ray)
\5800→\5190
マーラー・チクルスVol.2/パーヴォ・ヤルヴィ
 マーラー:交響曲第3番ニ短調、交響曲第4番ト長調
 ボーナス:
  パーヴォ・ヤルヴィ、マーラー交響曲について語る(第3&第4番)
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)
フランクフルト放送交響楽団
ヴァルトラウト・マイヤー(メゾ・ソプラノ)
リンブルク大聖堂合唱隊
ライプツィヒMDR 放送合唱団
ゲニア・キューマイヤー(ソプラノ:第4番)


71 9108
(2DVD)
\5200→\4690
 パーヴォ・ヤルヴィ&フランクフルト放送交響楽団によるマーラー・チクルス第2 弾!ヤルヴィが最も愛着を持つという第3番指揮者としての卓越した手腕が光る第4 番

 収録:2007 年6 月23 & 24 日(第3 番)、2008 年6 月28 & 29 日(第4 番)
 収録場所:クロスター・エバーバッハ修道院、ラインガウ音楽祭ライヴ
 映像監督:ミケーレ・チニセルリ
 (Blu-ray)画面:16:9 HD、音声:DTS-HD MA 5.1、PCM ステレオ、字幕:[Sym.2] 英仏西中韓日(原語:独)、[ボーナス] 独韓日(原語:英)、195分+20分、リージョン:All
 (2DVD)画面:16:9 NTSC、音声:DTS-HD 5.1、PCM ステレオ、字幕:[Sym.2] 英仏西中韓日(原語:独)、[ボーナス] 独韓日(原語:英)、195分+20分、リージョン:All

 C-major レーベルよりパーヴォ・ヤルヴィ&フランクフルト放送交響楽団による、マーラー・チクルスの第2 弾。「ラインガウ音楽祭」でのライヴ収録で、以前音楽祭のサイトでPAL 方式のDVD が出回っていましたが、リージョン・オールのNTSC 盤とBlu-ray 盤、さらにヤルヴィが語るマーラーの交響曲各作品についてのボーナス映像も付いた嬉しいシリーズ。
 ラインガウ音楽祭は、1988 年に開始しドイツ・ヘッセン州のヴィースバーデンのライン河畔の小さな街ラインガウで毎夏行われています。中世からワイン造りが盛んな地域で、収録されているクロスター・エバーバッハという修道院も、現在はワインの醸造所として使われています。
 本盤に収録されているは、第3 番と第4 番の交響曲。ヤルヴィのマーラーは第1 弾の第1 番&第2 番でも聴かれたとおり、複雑な構造を持つマーラーの交響曲を明晰に描き出します。第3 番の交響曲は、演奏時間100 分、編成も大掛かり、合唱、アルト・ドロなど声楽陣も贅沢に使います。作曲されたのはオーストリア州アッター湖畔のシュタインバッハの別荘で、作品にも雄大な景色と自然を連想させるものがあります。ヤルヴィはボーナス映像の中で「3 番はマーラーの交響曲の中で最も好きな作品です。私の心の揺り動かす何かがあります。」と語っています。ヤルヴィは長大なこの作品を実に見通しよくすっきりとまとめ上げています。ヤルヴィが特に気に入っているという第3 楽章の中間部ポストホルンが出てくる部分では、首席奏者のバラズ・ネメスが印象的に素朴に親しみ深く演奏しています。
 一方50 分程度というマーラーの中では短い第4 番。楽譜に書かれているものを効果的に表現しようとしているヤルヴィの音楽作りが鮮明に出ており、変則的調弦を用いた通称「死神のヴァイオリン」やソプラノのソロなどマーラーの音楽を完全に自分のものにしています。
 

72 9204
(Blu-ray)
\5800
ザルツブルク音楽祭2009「オープニング・コンサート」
 シューベルト/ヴェーベルン編:6 つのドイツ舞曲 D.820
 ヨーゼフ・シュトラウス:
  ポルカ・マズルカ『女心』Op.166/ワルツ『うわごと』Op.212/
  ポルカ・シュネル『ごちゃまぜポルカ』Op.161
 シューベルト:交響曲第9 番ハ長調D.944『グレート』
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮)
 ザルツブルク音楽祭2009、アーノンクール80歳記念演奏会がブルーレイに!

 映像監督:ミヒャエル・ベイヤー
 収録:2009 年7 月26、28 日ザルツブルク祝祭大劇場(ライヴ)
 画面:1080i、16:9、音声:PCM ステレオ、DTS-HD MA5.1、95分、リージョン:All

 DVD(702708) で発売されていた2009 年7 月に行われたウィ−ン・フィルのザルツブルク音楽祭オープニング・コンサートがブルーレイに。また、この公演は巨匠アーノンクールの80 歳を記念したものでもありました。
 メインはシューベルト「グレート」。旋律線をくっきりと描き出し、決然とリズムを刻むアーノンクール節が炸裂の勢いのある演奏。ヴェーベルン編曲のシューベルト「6 つのドイツ舞曲」は、2 人の作曲家の感性が混ざり合い、とても甘美な響きを持った音楽。アーノンクールは深い色合いや透明な響きを巧みに操り音楽の面白さを生み出しています。ヨーゼフ・シュトラウスの3 曲は、ヨーゼフ特有の穏やかさと上品さが描き出された気品ある演奏。アーノンクール&ウィーン・フィルのコンビで生み出される至高の響き、アーノンクールの年齢を感じさせない熱い指揮ぶりで、印象的な演奏を楽しむことができます。
 

72 9104
(Blu-ray)
\5800
ザルツブルク音楽祭2008「オープニング・コンサート」
 ラヴェル:優雅で感傷的なワルツ
 バルトーク:ピアノ協奏曲第1番*
 ストラヴィンスキー:バレエ音楽「火の鳥」(1910年版)
ダニエル・バレンボイム(P)*
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ピエール・ブーレーズ(指揮)
 ザルツブルク音楽祭2008、ブーレーズ&バレンボイムがBD に!ウィーン・フィルのしなやかで力強い「火の鳥」は必聴!

 映像監督:ミヒャエル・ベイヤー
 収録:2008 年7 月、ザルツブルク祝祭大劇場(ライヴ)
 画面:1080i、16:9、音声:PCM ステレオ、DTS-HD MA5.1、90分、リージョン:All

 ブーレーズ、バレンボイム、ウィーン・フィルという豪華な顔触れによる2008 年のザルツブルク音楽祭オープニング・コンサートの映像がブルーレイで登場。演目はブーレーズ得意のラヴェル、バルトーク、ストラヴィンスキー。
 冒頭はこれまでに聴いた事のないような新鮮な響きを作り出しているラヴェルの「優雅で感傷的なワルツ」。次のバルトーク:ピアノ協奏曲第1 番は、ピアノの打楽器的手法を用い、強烈なリズムの世界に圧倒される作品。ブーレーズ、バレンボイム、ウィーン・フィルの3 者の対話は独創的で、VPO の抜群の安定感と研ぎ澄まされたブーレーズの知性が、バレンボイムとの新たなドラマを生んでいます。そしてブーレーズの「火の鳥」は、この作品の代表盤としてシカゴ響やニューヨーク・フィルとの名演が残っていますが、今回のお相手はウィーン・フィル。ウィーン・フィルの「火の鳥」といえば、2000 年のザルツブルク音楽祭でゲルギエフとの共演が記憶に新しいところ。ブーレーズとの演奏は美しさを前面に出したウィーン・フィルの魅力が満載の演奏。前半は木管と弦の絶品の美しさで旋律を紡ぎ、「火の鳥のダンス」では絶妙な表情をつけ鮮やかに舞います。「王女のロンド」は濃厚な表現ではありませんが、オーボエとヴァイオリンの対話が美しく、クライマックスも力強く、一糸乱れぬ緊迫感のある演奏は圧巻です。


















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