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≪第80号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その5 2015/2/3〜


マイナー・レーベル新譜
歴史的録音・旧録音
メジャー・レーベル

国内盤
映像





2/6(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

AMBROISIE



AM 213
(3CD)
\6000→\5490
猛者集団/カンビーニ=パリ弦楽四重奏団
 モーツァルト:弦楽四重奏曲集(ハイドン・セット)

  [CD1]
   第14番 ト長調「春」K.387、第15番 ニ短調 K.421
  [CD2]
   第17番 変ロ長調「狩り」K.458、第16番 変ホ長調 K.428
  [CD3]
   第18番 イ長調 K.464、第19番 ハ長調「不協和音」K.465
カンビーニ=パリ弦楽四重奏団
 〔ジュリアン・ショヴァン(Vn)、
  カリーヌ・クロケノワ(Vn)、
  ピエール=エリック・ニミロヴィチ(Vla)、
  酒井敦(Vc)〕
 俊英が集ったカンビーニ=パリ弦楽四重奏団、ガット弦、作曲時期にあった弓を用いてのモーツァルトのハイドン・セット

 録音:2013 年1,12 月&2014 年1 月

 カンビーニ=パリ弦楽四重奏団は、2007 年に結成された、シャンゼリゼ管、アンサンブル・バロック・ド・リモージュ、レ・タラン・リリクなど、世界の名だたる時代楽器団体でも演奏を重ねているメンバーが集った猛者集団。ヴァイオリン奏者・作曲家で、弦楽四重奏の発展に欠かせない存在のジュゼッペ・マリア・カンビーニ(1746-1825)の名を冠し、これまでにジャダンやフェリシアン・ダヴィドの作品などを手掛けてきた彼らですが、ここで、モーツァルトの重要曲集に挑戦しました。
 彼らはこのハイドン・セットに対しては特別な思い入れがあり、演奏会のプログラムには必ずハイドン・セットの楽曲を組み込んでいるほど。
 収録順は、作曲年代順ではなく、それぞれの楽曲の初版が出版された順序によっています。ガット弦と、作曲時期にあわせた弓を用い、鋭い感性の光る演奏を展開しています。レコーディングを手掛けているのはニコラス・バルトロメー。うるおいをたたえた美音に思わず息をのむ仕上がりです。




APARTE

AP 092
\2600→\2390
イブラギモヴァ率いるキアーロスクーロ弦楽四重奏団、
 第3弾はモーツァルト&メンデルスゾーン!

  モーツァルト:弦楽四重奏曲第15番 ニ短調 KV 421
  メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第2番 イ短調 op.13
キアーロスクーロ弦楽四重奏団
 〔アリーナ・イブラギモヴァ(1st Vn)、
  パブロ・エルナン・ベネディ(2ndVn)、
  エミリー・ヘルンルンド(Vla)、
  クレア・ティリオン(Vc)〕
 イブラギモヴァ率いるキアーロスクーロ弦楽四重奏団、第3弾はモーツァルト&メンデルスゾーン!

 録音:2014 年3、10 月/ポール=ロワイヤル・デ・シャン

 イブラギモヴァ率いるキアーロスクーロ弦楽四重奏団の第3 弾。第1 弾、第2 弾につづき、今回もモーツァルトを含んだかたちのプログラムです。
 レコーディングの場所でもあるポール=ロワイヤル・デ・シャンでは、モーツァルトの弦楽四重奏のシリーズを展開しています。
 ここに収録されているハイドン・セットの中で唯一の短調である15 番は、素朴でエレガントな表情が印象的。
 一転メンデルスゾーンが18 歳のときに書いた弦楽四重奏第2 番では、切迫した緊張感に満ちています。二人の天才の作品を、2005 年の結成から10 年を迎え、4 人の音楽づくりもますます息がそろってきたキアーロスクーロの自然で素直な感性で味わうことのできる1 枚です。


旧譜
「キアロスキュロ・カルテット」第1・2弾
Mozart & Schubert: String Quartets
AP 022
\2600→\2390
キアロスキュロ・カルテット第1弾
 (1)モーツァルト:弦楽四重奏曲第19番 ハ長調「不協和音」K 465
 (2)シューベルト:弦楽四重奏曲第13番 イ短調「ロザムンデ」D 804 op.29
キアロスキュロ・カルテット
 (1stVn:アリーナ・イブラギモヴァ、
  2ndVn:パブロ・エルナン・ベネディ、
  Va:エミリー・ヘルンルンド、
  Vc:クレア・ティリオン)
今注目のヴァイオリニスト、イブラギモヴァ率いる新進気鋭の弦楽四重奏団「キアロスキュロ・カルテット」による四重奏!

録音:2010 年12 月

2005 年にイギリスのロイヤル・カレッジ・オブ・ミュージックの卒業生で結成された古楽演奏団体、キアロスキュロ・カルテット。1750 年から1830 年までの時代を中心とした曲をレパートリーとし、現在はヨーロッパを中心に幅広い活動を展開しています。若手演奏家らしい、活気あふれる卓越したアンサンブルがこの団体の魅力。1stVn を担当するイブラギモヴァはソリストとしても活動し、今注目される若手ヴァイオリニストの一人です。
本年に来日を予定しており、今後ますますの活躍が期待されます!
リブレットに掲載されたインタビューの中で、彼らは今回の選曲について次のように述べています。
「『不協和音』は欠かせない傑作であると同時に、私たちがコンサートで最初に演奏した曲でもあります。『ロザムンデ』も非常に重要な作品であり、モーツァルトの数々の弦楽作品とつながるものがあります。モーツァルトとシューベルトは多くの共通点で結ばれており、私たちは必然的に、この2 つの作品を連続して録音することにしたのです」
 ずっと封を開けてなかった新譜・・・こんなCD買ったっけ・・・見たところカワイコちゃんが3人写ってるからジャケ買いしたのかな・・・
 あ、いや、ちがう、演奏がキアロスキュロ・カルテット・・・。これ、あのイブラギモヴァ率いる新進気鋭の弦楽四重奏団!忘れてた!
 かけたら、おっとまるで古楽器のようなとんがった演奏!
 あ、いや、ちがう、ほんとに古楽器なんだ(ガット弦とバロック弓使用)・・・この人たち・・・。え・・・じゃあ、イブラギノヴァ、ここでは古楽器弾いてるの?ひえー。イブラギモヴァってほんとに多才。おそれいりました。

AP 051
\2600→\2390
キアロスキュロ・カルテット第2弾
 ベートーヴェン:
  弦楽四重奏曲代第11番 ヘ短調 op.95「セリオーソ」
 モーツァルト:
  アダージョとフーガ ハ短調 KV 546
  弦楽四重奏曲第16番 変ホ長調 KV 428
キアロスキュロ・カルテット
 (1stVn:アリーナ・イブラギモヴァ、
  2ndVn:パブロ・エルナン・ベネディ、
  Va:エミリー・ヘルンルンド、
  Vc:クレア・ティリオン)
 イブラギモヴァ率いるキアロスキュロ・カルテット待望の新録音登場!気魄十分の「セリオーソ」

 録音:2012 年5 月7-9 日(ベートーヴェン)、10 月4-6 日(モーツァルト)/ポール・ロワイヤル・デ・シャン/57’25

 今をときめくイブラギモヴァが第1ヴァイオリンを務める、2005 年結成のキアロスキュロ・カルテット待望の第2 弾の登場。キアロスキュロ・カルテットは、2009 年からポール・ロワイヤル・デ・シャンのレジデント・アーティストとして、モーツァルトの弦楽四重奏全曲演奏プロジェクトを手掛け、また、ウィグモアホールなどにも登場するなど、充実の活動を見せています。2011 年にリリースしたデビューCD(AP 022 /モーツァルトの「不協和音」とシューベルトの「ロザムンデ」のカップリング)も話題となりましたが、今回は、ベートーヴェンの大曲「セリオーソ」と、デビューCD と同様モーツァルトを収録。
 「セリオーソ」は圧倒の集中で、冒頭から気魄十分。一切の飾りを排した語り口のアンサンブルで、これが却って作品自体の世界をこれ以上ないかたちで提示してくれているよう。ピリオド・アプローチにもさらに磨きがかかっており、ノン・ヴィブラートのゾクっとするような美しい音色が、作品自体のもつ凄味を十二分に引き出します。終楽章も壮絶の極みです。モーツァルトは和音の着地が非常に柔らかでエレガントな雰囲気。変幻自在のカルテットの魅力を堪能できる1 枚です。

旧譜
しつこいようですがイブラギモヴァのメンデルスゾーン
Mendelssohn: Violin Concertos
HYPERION
CDA 67795
\2400
イブラギモヴァのメンデルスゾーン!ピリオド・アプローチでユロフスキと共演!
 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲集
  ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64
  序曲《フィンガルの洞窟》Op.26
  ヴァイオリン協奏曲ニ短調
アリーナ・イブラギモヴァ(ヴァイオリン)
ウラディミール・ユロフスキ(指揮)
エイジ・オヴ・インライトゥメント管弦楽団

 2年前にHYEPRIONの社長と話しているときに「出る」らしいとは聞いていた超ド級の新録音。
 今人気絶頂の妖精と、ようやくその真価が世間に知られ始めた天才指揮者の夢の共演。店主にとっては今年最大の期待作。


 ロシアに舞い降りたヴァイオリンの可憐なる妖精アリーナ・イブラギモヴァ。
 2011年来日時のインタビューで予告され、早くから大きな期待が寄せられてきた超強力新譜、メンデルスゾーンの「ヴァイオリン協奏曲集」がいよいよ登場!
 "モダン・アプローチ"と"ピリオド・アプローチ"の両方に精通するイブラギモヴァが、"ピリオド・アプローチ"のメンデルスゾーンで共演するのは、ロシア指揮界の雄ウラディミール・ユロフスキとエイジ・オヴ・インライトゥメント管弦楽団!
 イブラギモヴァ、ユロフスキ、OAE、ピリオド・アプローチ、437Hzのピッチが織り成すドイツ・ロマン派の傑作中の傑作「ホ短調Op.64」とメンデルスゾーン若き日の秀作「ニ短調(1822)」。
 新世代の天才たちの愉悦感に満ちたメンデルスゾーンに期待せずにはいられない。大ブレイク間違い無し!

※録音:2011年9月2日−4日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)





ATMA CLASSIQUE



ACD2 2492
(3CD)
\5300→\4890
アルカン四重奏団によるベートーヴェン中期の傑作群を収録した第2弾!
 ベートーヴェン:
 CD-1
  ・弦楽四重奏曲第7番ヘ長調 op.59-1「ラズモフスキー第1番」
 CD-2
  ・弦楽四重奏曲第8番ホ短調 op.59-2「ラズモフスキー第2番」
  ・弦楽四重奏曲第9番ハ長調 op.59-3「ラズモフスキー第3番」
 CD-3
  ・弦楽四重奏曲第10番変ホ長調 op.74「ハープ」
  ・弦楽四重奏曲第11番ヘ短調 op.95「セリオーソ」
アルカン四重奏団
ローラ・アンディラーニ(ヴァイオリン)
ナタリー・カミュ(ヴァイオリン)
リュク・ベアシュマン(ヴィオラ)
デイヴィッド・エリス(チェロ)
 録音:2008-2011 年カナダ、ケベック

 カナダのアルカン四重奏団によるベートーヴェン弦楽四重奏曲全集第2 弾。
 アルカン四重奏団は2014 年に結成25 年の節目を迎え、音楽史上に燦然と輝くベートーヴェンの傑作を全曲録音するに至りました。
 録音は2007 年から開始されすでに全曲録音されています。初期作品を収録した第1 弾(ACD22491)、そして今回の中期作品を収録した第2 弾がリリースされます。中期の作品群はベートーヴェンの四重奏曲の中でも最も充実しており、「ラズモフスキー」や「ハープ」、「セリオーソ」といったベートーヴェンの立体的な構築美が存分に表現されています。


 アルカン四重奏団のプロモーション映像。ほのぼのとしてていいです。

https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=Kgnq8oimN9s



 
アルカン四重奏団によるベートーヴェン第1弾

ACD2 2491
(2CD)
\4000→\3690
ベートーヴェン:初期弦楽四重奏曲集
 弦楽四重奏曲
  第1番ヘ長調 作品18-1
  第2番ト長調 作品18-2
  第3番ニ長調 作品18-3
  第4番ハ短調 作品18-4
  第5番イ長調 作品18-5
  第6番変ロ長調 作品18-6
アルカン四重奏団
 【ローラ・アンディラーニ(ヴァイオリン)
  ナタリー・カミュ(ヴァイオリン)
  リュク・ベアシュマン(ヴィオラ)
  デイヴィッド・エリス(チェロ)】
 結成25 周年の成果が結実したベートーヴェン

 録音:2007-2009年

 1989 年にケベックで結成されたアルカン四重奏団によるベートーヴェン。本盤には、初期の弦楽四重奏曲6 曲が収録されています。アルカン四重奏団は2014 年に結成25 周年を迎えさらに円熟味が増し、このベートーヴェンの弦楽四重奏曲に取り組みました。16 曲はすでに録音されており本盤が第1 弾。自然体の音楽で奏でられる初期の作品は、4 人の見事なハーモニーで美しく描き出されています。

 


ACD2 2384
\2100→\1890
フランス近代室内楽の至宝ピエルネ&ヴィエルヌのピアノ五重奏
 ピエルネ:ピアノ五重奏曲Op.41
 ヴィエルヌ:ピアノ五重奏曲Op.42
アルトゥール・ルブラン弦楽四重奏団
 【小林響(ヴァイオリン)
  ブレット・モルザン(ヴァイオリン)
  ジャン=ルック・プロード(ヴィオラ)
  ライアン・モルザン(チェロ)】
ステファン・ルムラン(ピアノ)
 録音:2006 年3 月

 ピアニストのステファン・ルムランが取り組んでいるフランスの作曲家の作品を積極的に録音していくシリーズ「フランス音楽発見(ムジーク・フランス・デクヴェルト)」。
 今回はピアノ五重奏曲を取り上げています。まずガブリエル・ピエルネの代表作ピアノ五重奏曲。ピエルネはマスネに作曲を、フランクにオルガンを学ぶなどフランス近代音楽の真髄を極めた作曲家。抒情豊かな洗練された旋律が魅力的なこの作品は、フォーレに捧げられています。そして名オルガニストとして名を馳せた同時代のルイ・ヴィエルヌ。長男が亡くなった直後に作曲されたピアノ五重奏曲は、フランス近代を代表するフランク、フォーレの作品に劣らない傑作。
 演奏は、カナダで活躍するアルトゥール・ルブラン四重奏団。1988 年に創設され、カナダの偉大なヴァイオリニスト、アルトゥール・ルブランの名を冠しています。小林響が第1 ヴァイオリニストを務めています。




C AVI MUSIC

4260085533114
\2700
ハイドン:ピアノ三重奏曲集
 第43番ハ長調Hob.XV:27、第23番ニ短調Hob.XV:23、
 第25番ホ短調Hob.XV:12、第26番嬰ヘ短調Hob.XV:26
トリオ・ジャン・パウル
 【エックハルト・ハイリガース(ピアノ)
  ウルフ・シュナイダー(ヴァイオリン)
  マルティン・レール(チェロ)】
 トリオ・ジャン・パウルによるハイドン!

 録音:2013 年3 月WDR ケルン、クラウス・フォン・ビスマルク・ホール/65’44

 1991 年に結成されたトリオ・ジャン・パウル。1993 年の第1回大阪国際室内楽コンクール、1995 年のメルボルン室内楽コンクールで優勝した実力派です。
 これまでCAvi レーベルでメンデルスゾーン、シューベルトのアルバムをリリースしていますが、深みのあるハーモニーで円熟したアンサンブルを聴かせてくれました。
 今回はハイドンのピアノ三重奏曲、第43、23、25、26 番を収録しています。チェロを担当するマルティン・レールは、ハイドンの作品を以下のように分析しています。
  「ここに収録されている4 つのピアノ三重奏曲には、中世音楽史において” 悪魔の音程” と言われていた増4 度が使われています。18 世紀の教養のある聴衆たちを驚かせるハイドンらしい工夫です。」
 トリオ・ジャン・パウルは、ハイドンの機知と独創性を見事に表現しています。




CHALLENGE CLASSICS



CC 72654
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
LSOコンサートマスターのニコリッチが
 ショスタコーヴィチの交響曲に挑戦

  ショスタコーヴィチ:交響曲第14番「死者の歌」Op.135
   【ロシア語歌唱】
ガル・ジェイムズ(Sop)
トーマス・オリーマンス(Br)
ゴルダン・ニコリッチ(指揮)
オランダ室内管弦楽団
 録音:2013 年1 月18、19 日/ tlJ コンセルトヘボウ(アムステルダム)/55’ 13”

 SACD ハイブリッド盤。
 LSO のコンサートマスターとしてカリスマ的存在感を示していたニコリッチ。イブラギモヴァの師としても知られる名ヴァイオリニストの彼が、2004 年以来音楽監督を務めるオランダ室内管弦楽団とショスタコーヴィチの交響曲第14 番「死者の歌」に挑戦。
 まず驚かされるのはテンポの遅さ。ことにゆっくりとした第1、4、9、10 楽章は既存のどの演奏よりも遅く、全体のテーマになっている「死」のイメージを重く伝えてきます。
 独唱を務めるイスラエルのソプラノ、ガル・ジェイムズはペトレンコのnaxos 盤にも出演していますが、こちらはその4 カ月前の録音。今日の若手でこの作品を最も完璧にこなせる歌手で、ローレライの乙女から第6 楽章の険のあるマダムまで見事に演じています。
 1968 年生まれのニコリッチが45 歳の2013 年の演奏となりますが、この曲を1969 年にルドルフ・バルシャイが世界初演したのも45 歳。この不思議な数字の一致と、弦楽と打楽器の編成によるオーケストレーションを、名弦楽器奏者でもある両者が弦の秘技を駆使して絶妙に紡ぎ出しています。
 SACD ハイブリッド盤による高音質録音も注目。ジェイムズとオリーマンスの生々しい息遣い、息詰まる程の緊張感など金縛りにあうような55 分を体験できます。




MAGGIO LIVE



MAGGIO 005
\2300→\2090
マーラー交響曲第1番
 メータとフィレンツェ五月音
楽祭の蜜月を伝えるライヴ録音!
  ヴェルディ:聖歌四篇—テ・デウム
  マーラー:交響曲第1番 ニ長調「 巨人」
ズービン・メータ(指揮)
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団
フィレンツェ五月音楽祭合唱団(ヴェルディ)
 メータとフィレンツェ五月音楽祭の蜜月を伝えるライヴ録音!!メータ得意のヴェルディ&マーラー、ライヴの盛り上がりが凄い!!

 録音:1996 年6 月1 日、フィレンツェ(ヴェルディ),2000 年2 月4 日、フィレンツェ(マーラー)/68’ 41”

 ズービン・メータとフィレンツェ五月音楽祭によるヴェルディとマーラー、数年前に一時期流通しただけのCD がMAGGIO LIVE から嬉しい復活です!
 メータがフィレンツェ五月音楽祭の首席指揮者に就任したのが1985 年ですから、もう30 年も良好な関係が続いています。
 フィレンツェ五月音楽祭(4月から6 月にかけて開催)と言いつつ、9 月からシーズンが始まるフィレンツェ市立劇場でのオペラや演奏会でもオーケストラや合唱はフィレンツェ五月音楽祭管弦楽団、合唱団を名乗っており、つまりメータは年間を通してフィレンツェの歌劇場を率いているわけです。
 このCD には、1996 年6 月1 日のヴェルディのテ・デウムと、2000 年2 月4 日のマーラーの交響曲第1 番を収録。どちらもフィレンツェ市立劇場でのライヴ録音です。
 このフィレンツェでのライヴはメータとフィレンツェ五月音楽祭管弦楽団の蜜月を伝える素晴らしい名演です。イタリアのオーケストラらしく弦も金管も明るく朗々と歌う陽性のマーラーで、これがメータの大らかな音楽性とピタリと合致。しかもオーケストラの全団員がメータの芸術に惚れ込んで全幅の信頼を寄せている様子が音楽から伝わってくるような演奏の喜びに満ち溢れています。
 さすがに一流交響楽団の緻密さにまでは及ばないものの、それに代わるだけの音楽的豊かさは、ライヴということもあって大きな魅力です。終楽章コーダでの大きな盛り上がりはさすがメータ、終演後はフィレンツェの聴衆から大喝采と盛大なBravo! を贈られています。なお第1 ヴァイオリンとコントラバスが舞台下手側、第2 ヴァイオリンが上手側に配置されています。
 メータはヴェルディも好んで指揮していますが、テ・デウムの録音はロサンゼルス時代の1970 年に聖歌四篇をDECCAに録音して以来ではないでしょうか。合唱が入るだけにメータとフィレンツェ五月音楽祭がさらに本領発揮、オーケストラも合唱も冒頭から一貫して深く大きな感動を湛えており、端々までヴェルディへの愛情がたっぷり感じられます。ヴェルディをことのほか愛するイタリアでメータが30 年も活躍している理由がこの演奏から理解できることでしょう。




MIRARE

MIR 261
\2700→\2490
人気確実 デュオ・ヤーテーコク
 新たなピアノ・デュオのスター誕生

「ダンス」
 (1)ボロディン(ソコロフ編):だったん人の踊り
 (2)ラヴェル(作曲者編):スペイン狂詩曲
 (3)グリーグ:ヴァルス=カプリスOp.37
 (4)同:ノルウェー舞曲集Op.35
 (5)バーバー:スーヴェニールOp.28
デュオ・ヤーテーコク
 【アデライード・パナジェ&
  ナイリ・バダル(ピアノ・デュオ)】
 録音:2013 年8 月27-30 日/コーク音楽学校公会堂(アイルランド)/70’ 00”

 「スペイン狂詩曲」の映像があったので貼り付けときますね。

https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=b0ftv8uiyrs

 なかなか感性豊かです。


 期待のピアノ・デュオの出現です。
 女優と見まごう若きふたりの美人、アデライード・パナジェとナイリ・バダルによるデュオ・ヤーテーコク。幼い頃からの親友で、ともにパリ音楽院でブリジット・エンゲラーとニコラ・アンゲリッシュ、さらにクレール・デゼールに師事、2007 年にデュオ・ヤーテーコクを結成しました。
 ヤーテーコクとはハンガリー語で「play」の意味。切れ味良いテクニック、息のあったアンサンブルに加え、独特の華やかさとオシャレな感覚はスターになる要素をすべて持っていると申せましょう。
 デビュー・アルバムとなる当ディスクは、世界各国の作品を集めていますが、タイトルはずばり「ダンス」。彼女たちの魅力であるオシャレで元気の良い世界を展開します。
 注目はボロディンの「だったん人の踊り」。リムスキー=コルサコフの弟子だったニコライ・ソコロフの編曲で、非常に効果的。ふたりの恩師であるブリジット・エンゲラーがボリス・ベレゾフスキーと愛奏していたもので、エンゲラーの強い薦めで録音したとのこと。有名なテーマの歌いまわしも独特なカッコ良さに聴き惚れるだけでなく、後半の急速で派手な盛り上がりもピッタリと合い、興奮させられます。
 またラヴェルの精巧極まりない「スペイン狂詩曲」、グリーグの民族色、バーバーの古き良きアメリカを感じさせる「スーヴェニール」と、いずれも輝きに満ちています。要注目。






WERGO


WER 7314
\2500
ロルフ・リーム(b.1937):作品集
 1. モスクワのレンツ(2011)
   〔演奏:アンサンブル・アスコルタ(録音:2011年)〕
 2. ナイチンゲールの谷で(2007)
   〔演奏:エリク・ボルギール(チェロ)(録音:2011年)〕
 3. 音のための音(バビロンの白い通り)(2007)
   〔テオ・ナビフト(コントラバスクラリネット)(録音:2011年)〕
 4. 泉のほとりで (2007)
   〔演奏:シアン・エドワーズ(指揮)、フランクフルト放送交響楽団(hr交響楽団)
 「狂ってゆくレンツ」のレンツをノコギリヴァイオリンで描いたリームの作品集

 ロルフ・リームは作曲をフォルトナーに学びました。また、オーボエ奏者としても優れ、自作の初演(オーボエ)を手掛けてもいます。グリム童話(ねずの木の話)を題材にした音楽が特に知られています。自身、自分の作品のことを「政治的によろしくない」としており、どの楽派にも属さない、政治・社会と直接的なかかわりを見つめた作品を書いています。人の声を意識した独特の美しさをたたえた旋律や、音を聴いていると映像が目に浮かぶような、描写の見事な世界で独自の人気を誇ります。
 「モスクワのレンツ」のレンツとは、ゲオルク・ビューヒナーの「狂ってゆくレンツ」でも描かれたドイツの作家。1751 年生まれ、ゲーテらとも関係のあったレンツは、1780 年頃からロシアに移り、最後はモスクワで、家庭教師や通訳などとして生計をたてながら、フリーメイソンなどの活動もしましたが、精神の病もかかえながら1792 年にモスクワで亡くなった人物。ノコギリヴァイオリンやトロンボーン、様々な楽器が、レンツの人物像を形作っていきます。
 他にも、オルフェウスを題材にした「ナイチンゲールの谷にて」や、聖書の怪人ゴリアテと少年ダビデの戦い(=大なるものと小なるものの戦い)をほうふつとさせるオーケストラ効果の見事な「泉のほとりで」など、注目作が並びます。




CLAUDIO RECORDS

— Claudio Records —
1978年、DECCAで音響技術を学んだコリン・アットウェルによって設立されたレーベル。
ピアノの自然な音色を記録することからはじめ、現在ではライブコンサートの録音を中心に、多くのCDをリリースしています。



CR5569
\2400→\2190
アドルフォ・バラビーノ(ピアノ)
 ショパン:夜想曲集 第1集

 1.夜想曲 第1番 変ロ短調 Op.9-1/
 2.夜想曲 第2番 変ホ長調 Op.9-2/
 3.夜想曲 第3番 ロ長調 Op.9-3/
 4.夜想曲 第4番 ヘ長調 Op.15-1/
 5.夜想曲 第5番 嬰ヘ長調 Op.15-2/
 6.夜想曲 第6番 ト短調 Op.15-3/
 7.夜想曲 第7番 嬰ハ短調 Op.27-1/
 8.夜想曲 第8番 変ニ長調 Op.27-2/
 9.夜想曲 第9番 ロ長調 Op.32-1/
 10.夜想曲 第10番 変イ長調 Op.32-2
アドルフォ・バラビーノ(ピアノ)
 ニキタ・マガロフに学び優れたショパン(1810-1849)弾きとして定評のあるアドルフォ・バラビーノの夜想曲第1集。彼の独特のタッチは比類ないものであり、まるで音の一つ一つに命が宿っているかのようです。
 有名な第2番でのベルベットのような音色は、本当にため息がでるほどです。

 イタリア・ジェノヴァ生まれのアドルフォ・バラビーノというピアニストのショパンである。曲はノクターン。バラビーノは日本でも教えているらしく、知っている人もいるかもしれない。

 ただご存知のようにこの曲には全曲録音CDも多く、中でもピリス、フー・ツォン、フェルツマン、といった豪華名盤が揃っている。なかなか無名の中堅ピアニストが出る幕はない・・・と思っていたが、これが意外な名演。しみじみとした情緒豊かな、なんとも静かな、なんとも厳かな演奏だった。悲しいほどに自己主張の少ない演奏なのだが、なぜか心に残る。何度でも聴きたくなってしまって困った。
 ショパンが生きていた時代に、ショパンのピアノを「音量に欠ける」と評する人もいたらしいが、逆にそれをヒントに、そしてなぜそうであったかを理解することで生まれた貴重な演奏。ショパンの息遣い、ささやき、歌ごころが伝わってくるような気がする。とくに最後の第20番遺作で聴かれるおそろしいほどデリケートなピアニズム・・・。
 ショパンが言うところの「静かなる慟哭」というものがここにある。 
ロンドン・スタンウェイ・ホールでの最新録音。アシュケナージが絶賛したCLAUDIO の「OLAB recording technique」を採用。
 テンポが遅めというのもあるが、オリジナル・スコアの忠実な再現、とくにペダリングに繊細な神経を払った末にこうした演奏が生まれたのだろう。(大昔の店主コメントから)
 


CR5570
\2400→\2190
アドルフォ・バラビーノ(ピアノ)
 ショパン:夜想曲集 第2集

 1.夜想曲 第11番 ト短調 Op.37-1/
 2.夜想曲 第12番 ト長調 Op.37-2/
 3.夜想曲 第13番 ハ短調 Op.48-1/
 4.夜想曲 第14番 嬰へ短調 Op.48-2/
 5.夜想曲 第15番 ヘ短調 Op.55-1/
 6.夜想曲 第16番 変ホ長調 Op.55-2/
 7.夜想曲 第17番 ロ長調 Op.62-1/
 8.夜想曲 第18番 ホ長調 Op.62-2/
 9.夜想曲 第19番 ホ短調 Op.72-1/
 10.夜想曲 第20番 嬰ハ短調 Op.post
アドルフォ・バラビーノ(ピアノ)
 ショパン(1810-1849)の後期の夜想曲は、静かな内面の対話と微妙な表現に満たされています。そんな珠玉の作品から感情の変化を注意深く掬い上げ、絶妙なペダリングを施し、夢のように美しい響きを生み出すバラビーノのピアノは、一度聴いただけでも強く魅了されるものです。本当に美しいものを聴きたい人にオススメの1枚です。


CR5585
\2400→\2190
アドルフォ・バラビーノ(ピアノ)
 ショパン:作品集

 1-4.ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調「葬送」Op.35/
 5.即興曲 第1番 変イ長調 Op.29/
 6.即興曲 第2番 嬰ヘ長調 Op.36/
 7.即興曲 第3番 変ト長調 Op.51/
 8.幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66/
 9.舟歌 嬰ヘ長調 Op.60
アドルフォ・バラビーノ(ピアノ)
 バラビーノが独特のタッチで紡ぎ出す音色は繊細であり、かつ自然な揺らぎを有しています。夜想曲の演奏も素晴らしかったのですが、こちらのピアノ・ソナタと即興曲、そして舟歌は更に表情豊かであり、とりわけソナタでは、ショパン(1810-1849)の激しい一面をも感じることができるはずです。聴き終えたあと、必ず心に何かが残ります。
 

CB4730
\2400
ウクライナの宗教音楽集 第1集 マクシム・ベレゾフスキー:作品集
 1-7.LITURGY/
 9-18.EUCHARISTIC VERSES
ヴィドロズエンニャ室内合唱団/
ミスチスワフ・ユルチェンコ(指揮)
 18世紀のウクライナにおいて、最も優れた作曲家として讃えられるマクシム・ベレゾフスキーの作品集です。彼はロシア宮廷のオペラ歌手、ヴァイオリニストとして活躍しましたが、その生涯についてはほとんど詳しいことがわかっていません。1773年に30代の若さで急死、この原因についても取り沙汰されていますが、こちらも真相は不明です。
 作品のほとんども失われてしまい、現在残っているのは正教会のための聖歌のいくつかのみというのも、謎を深める要素となっています。
 

CB4834
\2400
歌のカーニヴァル
 1.アルベルト・ネポムセーノ:Cantigas/
 2.エルナーニ・ブラーガ:Afro Brazilian Folk Songs/
 3.ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ 第5番/
 4.フランシス・プーランク:8つのポーランド民謡/
 5.パブロ・エステーベ:DORUMSGAARD/
 6.ラヴェル:民謡集より
アネット・セリーヌ(ソプラノ)/
バルダ・シャンバン(ピアノ)
 ブラジルを代表するソプラノ歌手、アネット・セリーヌは彼女の母親であるフェリシア・ブルメンタールに音楽の手ほどきを受け、その後ミラノで声楽を学びます。
 パルマの劇場でモーツァルトのコンサート・アリアを歌いデビュー、その後は世界各地の歌劇場とコンサートホールで歌い、多くの宗教曲のレコーディングと、母ブルメンタールとの共演による歌曲の録音をしています。このアルバムは、民謡風の作品を集めたものです。
 


CB4835
\2400→\2190
フェリシア・ブルメンタール(ピアノ)
 ポルトガルの鍵盤作品集 第1集

 1.カルバーリョ(1745-1800):ソナタ ト短調/
 2.フレイ・ハシント:ソナタ ニ短調/
 3.ゴメス・ダ・シルバ:ソナタ ト短調/
 4.カルロス・セイシャス(1704-1742):メヌエット イ短調/
 5.セイシャス:ソナタ ホ短調/
 6.セイシャス:ソナタ ホ短調/
 7.セイシャス:ソナタ ホ長調/
 8.セイシャス:ソナタ ハ短調/
 9.セイシャス:ソナタ ヘ短調
フェリシア・ブルメンタール(ピアノ)
 ポーランドを代表する女性ピアニスト、フェリシア・ブルメンタールはヴァイオリニストの父を持ち、ワルシャワ音楽院でショパン国際ピアノコンクールの創設者であるズビグニェフ・ジェヴィエツキからピアノを学び、またシマノフスキから作曲を学ぶと素晴らしい履歴を持つ人です。
 彼女のレパートリーはこのアルバムで聞けるポルトガルのバロック音楽から、南米の現代音楽と幅広く、かのヴィラ=ロボスは自作の「ピアノ協奏曲第5番」を献呈しています。そんな彼女を端的に表すこのポルトガルのバロック集は、限りない魅力を有しています。

 フェリシア・ブルメンタール。

 ワルシャワに生まれ、戦争でブラジルに移住、当地で一世を風靡した後1954年にヨーロッパに復帰。その後はポピュラー・レパートリーとマニアック・レパートリーを巧みに操りながら、20世紀にもまれな個性的な地位を確立した。惜しくも1991年に演奏旅行中になくなったが、今でも彼女の熱烈なファンは世界中にいる。

 ブルメンタールは個性的な演奏家ではない。思わず引き込まれるような魔性があるわけでもない。
 しかし彼女の演奏を聴いていると、「これがヨーロッパの伝統か・・・」と思わず唸ってしまう。そうした、問答無用の西洋の貴族的な音楽性を感じることができる。
 彼女自身は戦前ブラジルに逃れ、後にブラジル国籍も獲得した。しかし彼女はヨーロッパ人としての誇りをひと時も忘れたことはなかったに違いない。のちに彼女はヨーロッパに戻ってくることになるが、そのとき、彼女の演奏には「郷愁」ともいえる強烈なヨーロッパの香りが充満するようになったのではないか。
 


CB4836
\2400→\2190
フェリシア・ブルメンタール(ピアノ)
 ポルトガルの鍵盤作品集 第2集

 1.カルロス・セイシャス(1704-1742):ソナタ ハ長調/
 2.セイシャス:ソナタ ニ短調/
 3.セイシャス:ソナタ イ短調&イ長調/
 4.セイシャス:ソナタ ニ短調/
 5.セイシャス:ソナタ ハ短調/
 6.セイシャス:ソナタ 変ロ長調/
 7.セイシャス:フーガとメヌエット イ短調/
 8.フレイ・ハシント:トッカータ ニ短調/
 9.作者不詳:トッカータ ハ長調
フェリシア・ブルメンタール(ピアノ)
 同じくブルメンタールのポルトガル・バロック集の第2集です。こちらはセイシャスの作品が中心に収録されています。彼の作品のほとんどは1755年のリスボン大地震で失われてしまいましたが、いくつか残されたこれらのソナタは、当時の雰囲気を想起させるに十分なものです。
 


CB4837
\2400→\2190
フェリシア・ブルメンタール(ピアノ)
 モーツァルトからワイルへ

 1.モーツァルト:春へのあこがれ/
 2.メンデルスゾーン:月 Op.86-5/
 3.メンデルスゾーン:ロマンス Op.8-10/
 4.メンデルスゾーン:ズライカ Op.34-4/
 5.メンデルスゾーン:早春のすみれ Op.19-2/
 6.メンデルスゾーン:恋する女が書き写す Op.86-3/
 7.メンデルスゾーン:春の歌 Op.47-3/
 8. R.シュトラウス:セレナーデ Op.17-2/
 9. R.シュトラウス:明日の朝 Op.27-4/
 10. R.シュトラウス:献呈 Op.10-1/
 11. R.シュトラウス:チェチーリエ Op.27-2/
 12. R.シュトラウス:万霊節 Op.10-8/
 13. R.シュトラウス:夜 Op.10-3/
 19.クルト・ヴァイル:Scene au Dancing/
 20.ヴァイル:Youkali/21.ヴァイル:Nanna's lied/
 22.ヴァイル:Je ne t'aime pas/
 23.ヴァイル:Buddy on the Nightshift/24.ヴァイル:Tango Ballad/
 25.ツェムリンスキー:Gib ein Lied mir wieder Op.27/
 26.ツェムリンスキー:Elend
アネット・セリーヌ(ソプラノ)/
フェリシア・ブルメンタール(ピアノ)
 アネット・セリーヌとフェリシア・ブルメンタール親子の歌曲リサイタル。ここではモーツァルトからヴァイルまで、古典派から近現代のドイツ、オーストリア歌曲を集めています。
 センチメンタルな歌からちょっとユーモラスな歌まで表情豊かです。


CB5045
\2400→\2190
フェリシア・ブルメンタール(ピアノ)
 
ショパン:ワルツ集
 1.第1番 変ホ長調 Op.18/2.第2番 変イ長調 Op.34-1/
 3.第3番 イ短調 Op.34-2/4.第4番 ヘ長調 Op.34-3/
 5.第5番 変イ長調 Op.42/6.第6番 変ニ長調 Op.64-1/
 7.第7番 嬰ハ短調 Op.64-2/8.第8番 変イ長調 Op.64-3/
 9.第9番 変イ長調 Op.69-1/10.第10番 ロ短調 Op.69-2/
 11.第11番 変ト長調 Op.70-1/12.第12番 ヘ短調 Op.70-2/
 13.第13番 変ニ長調 Op.70-3/14.第14番 ホ短調 遺作/
 15.第15番 ホ長調/16.第16番 変イ長調/
 17.第17番 変ホ長調
フェリシア・ブルメンタール(ピアノ)
ブルメンタールの最強のレパートリーがこのショパンの作品です。マズルカの演奏も定評がありますが、このワルツも素晴らしい香気が漂う独自の世界が構築されたものです。
 タッチは軽やかだが、ずっしりと存在感のある音楽。しかし短調ワルツでも決して陰鬱にならない。すべてに凛とした気品があふれ、決して自堕落に崩れ落ちない。能天気な明るさとは違う、ブルメンタールのもつ貴族的な誇りが、作品を安易にロマン過多のお涙演奏にはさせないのだ。
 

CB4944
\2400
旅へのいざない
 1.ドビュッシー:ロマンス/2.ドビュッシー:夜の星/
 3.ドビュッシー:マンドリン/4.ドビュッシー:ひそやかに/
 5.ドビュッシー:あやつり人形たち/6.ドビュッシー:月の光/
 7.デュパルク戦っている国へ/
 8.デュパルクミニョンのロマンス/
 9.デュパルク悲しき歌/
 10.デュパルク旅へのいざない/
 11.ワーグナー:君を待つ/
 12.ビゼー:君の心を開け/13.ビゼー:愛の歌/
 14.グラナドス:悲しみに沈む女 1/
 15.グラナドス:悲しみに沈む女 2/
 16.グラナドス:悲しみに沈む女 3/
 17.オブラドルス:その柔らかな黒髪で/
 18.ヴィラ=ロボス:詩人の歌 XVIII/
 19.ヴィラ=ロボス:この道/
 20.ヴィラ=ロボス:ビオラ・ケブラダ/
 21.オバーリエ:青い鳥 Op.2
アネット・セリーヌ(ソプラノ)/
クリストファー・グールド(ピアノ)
 アネット・セリーヌの母ブルメンタールはポーランド人ですが、戦争時に、ユダヤ人迫害から逃れるためにブラジルに亡命、その後ブラジル国籍を取得したため、セリーヌもブラジル国籍を持っています。
 もちろん生まれた時からブラジル音楽とスペイン音楽に親しんでいた彼女、ヴィラ=ロボスやグラナドスの歌曲を得意としているのです。
 

CB5047
\2400
アネット・セリーヌ:様々な歌曲を歌う
 1.ヴァルデマール・エンリケ(1905-1995):Uirapuni/
 2.エンリケ:Tamba Taja/3.エンリケ:Rolinha/
 4.エンリケ:Hei de Morrer Cantando/
 5.エンリケ:Coco Penerue/6.エンリケ:Trem do Alagoas/
 7.ヴィラ=ロボス(1887-1959):詩人の歌 XVIII /
 8.ヴィラ=ロボス:この道/9.ヴィラ=ロボスビオラ・ケブラダ/
 10.ジョイメ・オバーリエ(1894-1955):青い鳥 Op.21/
 11.レイナルド・アーン(1875-1948):彼女のとりことなって /
 12.アーン:艶なる宴/13.アーン:私の詩に翼があったなら/
 14.セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943):歌わないで美しい人よ/
 15.ラフマニノフ:春の泉/16.ラフマニノフ:ライラック/
 17.ラフマニノフ:ヴォカリース/
 18.イゴール・ストラヴィンスキー(1882-1971):チリンボン/
 19.ミハイル・グリンカ(1804-1857):疑い/
 20.セザール・キュイ(1835-1918):ツァールスコエ・セローの像/
 21.アントン・ルビンシテイン(1829-1894):夜
アネット・セリーヌ(ソプラノ)/
クリストファー・グールド(ピアノ)
 アネット・セリーヌが歌う南米とロシア、フランス歌曲です。ヴァルデマール・エンリケは主にギター音楽で知られる作曲家ですが、歌曲もなかなか甘く美しいもの。懐かしいスタイルを持った抒情的な歌いまわしが歌の魅力をひきたてています。
 


CB5151
\2400→\2190
ヴァイオリンはパリキアン!
 アラン・ブッシュ:作品集

  1.ヴァイオリン協奏曲 Op.32/2.6つの小品 Op.99/
  3.弦楽四重奏のための「ダイアレクティツク」
マヌーグ・パリキアン(ヴァイオリン)…1/
BBC交響楽団…1/
ノーマン・デル・マール(指揮)…1/
アラン・ブッシュ(ピアノ)…2/
メディチ弦楽四重奏団…3
 イギリスの作曲家、ピアニスト、アラン・ブッシュ(1900-1995)の作品集です。マルクス主義の支持者として知られ、その作品にも幾分共産主義の香りが漂うなど、なかなか興味深い人です。

 マヌーグ・パリキアンはトルコ出身のアルメニア系イギリス人ヴァイオリニスト。
 リバプールフィルやフィルハーモニア管弦楽団のコンサートマスターを務め、室内楽でも活躍。EMIやコンサートホールに多数録音を遺した。ロンドンでは教鞭を取り、ジョージ・マルコムらとのデュオとしても活動した。現代音楽の初演も多数ある。
 


CB5256
\2400→\2190
キム・ミンジン:ヴァイオリン・リサイタル
 1-5.ラロ(1823-1892):スペイン交響曲 Op.21/
 6.サラサーテ(1844-1908):カルメン幻想曲 Op.25/
 7.ウィリアム・クロル:バンジョーとフィドル(J.ブラッドバリー編)/
 8-10.プロコフィエフ(1891-1953):
  無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op.115/
 11.タルレガ(1852-1909):アルハンブラの思い出(R.リッチ編)
キム・ミンジン(ヴァイオリン)/
ロンドン交響楽団/
バリー・ワーズワース(指揮)

 韓国生まれのヴァイオリニスト、キム・ミンジンの演奏するヴァイオリン名曲集です。7歳でロンドンのパーセル音楽学校に入学、その直後に並はずれた才能を発揮し、11歳でイタリアに留学、その翌年にはベルリン交響楽団とラロの「スペイン交響曲」を演奏してデビューしました。彼女は2010年に愛器を盗まれるも、2013年に無事発見されたことでも注目されていました。


 キム・ミンジン、そう、このニュースの人。戻ってきてよかったね。

 英デイリーメールによると、6日午後8時30分ごろ、英ロンドン・ユーストン駅前の店で、韓国人バイオリニストのキム・ミンジンさん(32)が友人と2.95ポンド(約400円)相当のサンドイッチを買うためにしばらく自分のバイオリンを置いていたところ、盗難にあった。 キム・ミンジンさんのバイオリンケースの中には120万ポンド(約21億4000万ウォン)相当の最高級ストラディバリウスと世界に450個しかない貴重な弓が入っていたという。

 

CB5258
\2400
エルガー:歌曲集「海の絵」 他
 1-5.エルガー:海の絵 Op.37/6-9.エルガー:4つの歌/
 10-13.ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):
  フレデグンデ・ショーヴによる4つの詩/
 14-17.ヴォーン・ウィリアムズ:4つの最後の歌
クレール=ルイーズ・ルカス(メゾ・ソプラノ)/
ジョナサン・ダーンボロー(ピアノ)
 イギリスを代表する2人の作曲家、エルガー(1857-1934)とヴォーン・ウィリアムズ。彼らはそれぞれ数多くの独創的な歌曲を書きましたが、2人が用いた詩の作者はほとんど重なりがありません。にもかかわらず、どれもが自然であり、英語の抑揚が存分に生かされた歌曲となっています。
 このアルバムには繊細な感性が溢れる4つの歌曲集が収録されています。
  

CB5259
\2400
ショパン:作品集
 1.バラード 第1番 ト短調 Op.23/
 2.バラード 第2番 ヘ長調 Op.38/
 3.バラード 第3番 変イ長調 Op.47/
 4.バラード 第4番 ヘ短調 Op.52/
 5.幻想曲 ヘ短調 Op.49
ニコラス・ウィックハム=アーヴィング(ピアノ)
18世紀のヴィルトゥオーゾ・ピアニズムを正しく継承していると言われるピアニスト、ウィックハム=アーヴィング(1810-1849)のショパン作品集。全体に漂う香気はとても懐かしく、耳に優しいものです。
 

CB5366
\2400
ジェンニ・ロデッティ:宗教合唱作品
 Devotion that Moves the Heart
  1.第1部/2.第2部/3.第3部
ディヴィッド・テンプレ(指揮)
 チベット仏教を由来とする祈りと愛の歌。不確実性の時代に捧げるこの作品は、様々なものを内包しながらも、聴き手に瞑想と喜びをもたらします。
 


CB5571
\2400→\2190
セケイラ・コスタ(ピアノ)
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 第1集

 1-4.ピアノ・ソナタ 第1番 ヘ短調 Op.2-1/
 5-8.ピアノ・ソナタ 第2番 イ長調 Op.2-2/
 9-12.ピアノ・ソナタ 第3番 ハ長調 Op.2-3
セケイラ・コスタ(ピアノ)
  セキュエラ・コスタ。1930年ポルトガル生まれ。
 リストを継承する数少ないピアニストと呼ばれる。彼はリストやハンス・フォン・ビューローの最後の弟子の一人ヴィエナ・ダ・モッタの生徒なのである。またマルク・ハンブルグ、エドウィン・フィッシャー、マルグリット・ロン、ジャック・フェヴリエにも師事した。
 22歳でロン=テイボー国際ピアノコンクール優勝し、パリ市大賞を受賞。そして若干27歳で敬愛するヴィエナ・ダ・モッタを名を冠する国際ピアノコンクールを自ら創立。
 また1958年、ショスタコーヴィッチに招待され、28歳という若さで第1回チャイコフスキー国際ピアノ・コンクールの審査員となる。その時代からずっと審査員をやっているのは今や彼ひとりだという。現在はショパン・コンクール、ロン=ティボー・コンクール、モントリオール・コンクール、ルービンシュタイン・コンクールなどのコンクールの審査員も務めているらしい。
 これまでシューマン、ラフマニノフ、ショパンのピアノとオーケストラのための全作品を録音しているという知られざる大御所である。
 


CB5572
\2400→\2190
セケイラ・コスタ(ピアノ)
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 第2集

 1-3.ピアノ・ソナタ 第21番 ハ長調「ワルトシュタイン」Op.53/
 4-6.ピアノ・ソナタ 第23番 ヘ短調「熱情」Op.57/
 7-8.ピアノ・ソナタ 第27番 ホ短調 Op.90
セケイラ・コスタ(ピアノ)
 


CB5573
\2400→\2190
セケイラ・コスタ(ピアノ)
 
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 第3集
 1-3.ピアノ・ソナタ 第5番 ハ短調 Op.10-1/
 4-6.ピアノ・ソナタ 第6番 ヘ長調 Op.10-2/
 7-10.ピアノ・ソナタ 第7番 ニ長調 Op.10-3/
 11-13.ピアノ・ソナタ 第8番 ハ短調「悲愴」Op.13
セケイラ・コスタ(ピアノ)
 


CB5574
\2400→\2190
セケイラ・コスタ(ピアノ)
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 第4集

 1.ピアノ・ソナタ 第4番 変ホ長調 Op.7/
 2.ピアノ・ソナタ 第9番 ホ長調 Op.14-1/
 3.ピアノ・ソナタ 第10番 ト長調 Op.14-2
セケイラ・コスタ(ピアノ)
 ポルトガル出身のピアニスト、音楽教師であるセケイラ・コスタ(1929-)のベートーヴェン・ソナタ集。フランツ・リストの最後の高弟ジョゼ・ヴィアナ・ダ・モッタの薫陶を受け、その後はマルク・ハンブルグに師事。平行してマルグリット・ロンとジャック・フェヴリエに、またスイスでエドウィン・フィッシャーに師事したため、ドイツとフランス双方のピアノ楽派を継承した上で、自らの演奏様式を深めた人。
 彼の録音の中でもとりわけ評価が高いのがこのベートーヴェンです。
 


CB5887
\2400→\2190
キメラ クロード・ボリング:作品集
 1.バロック&ブルース/2.センチメンターレ/
 3.ジャヴァネーゼ/4.フガーチェ/5.アイランダイーゼ/
 6.ヴェルサティーレ/7.ヴェローチェ
デヴィッド・オリヴァー(フルート)/
ヘレン・ポーター(キーボード)/
ブライアン・シエルス(コントラバス)/
ロビン・ペイン(ドラムス)
 ピアニスト、作曲家、アレンジャー、指揮者として活躍するクロード・ボリング(1930-)の作品集。彼はカンヌで生まれ、大戦を経験後、ジャズの世界に飛び込み感性を磨きました。現在ではジャズだけでなく映画音楽の分野でも独自の世界を構築し、高く評価されています。このアルバムではそんな彼の多彩な才能の片鱗を味わうことができるものです。
 


CB5997
\2400→\2190
セルゲイ・ベツコルヴァニ:トリビュート
 1-3.ホアキン・トゥリーナ(1882-1949):
  ヴァイオリン・ソナタ 第1番 Op.51/
 4-8.マルティヌー(1890-1959):5つのマドリガル・スタンザ H297/
 9-11.シマノフスキ(1882-1937):ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 Op.9/
 12-14.エルガー(1857-1934):ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 Op.82
セルゲイ・ベツコルヴァニ(ヴァイオリン)/
ジュリアン・ドーソン(ピアノ)
 トロント生まれのヴァイオリニスト、セルゲイ・ベツコルヴァニを聴く1枚。彼は1953年にイギリスに来てサドラーズ・ウェルズ歌劇場のメンバーとなり、その後はカナダに戻り、ハリファックス交響楽団のコンサート・マスターを務めます。やがてアメリカに渡り、ニューオリンズ交響楽団を経て、1966年にイギリスに戻ります。オーケストラのメンバーとしてだけでなく、多くの室内楽を演奏、1972年にはウィグモア・ホールでデビューを飾りました。芯のある美しい音が魅力的なヴァイオリニストです。
 


CB6004
\2400→\2190
デ・サラム/イン・コンサート 第1集
 1-3.コダーイ(1882-1967):無伴奏チェロ・ソナタ Op.8/
 4-7.ラフマニノフ(1873-1943):ソナタ ト短調 Op.19/
 8.エンリケ・グラナドス(1867-1916):インテルメッツォ(G.カサド編)/
 9.リムスキー=コルサコフ(1867-1916):くまんばちの飛行
ロハン・デ・サラム(チェロ)/
ドゥルヴィ・デ・サラム(ピアノ)
 バッハの「無伴奏チェロ組曲」以降に書かれた独奏チェロのための作品の中で、とりわけ重要なのがコダーイのソナタでしょう。あくまでもバッハの模倣ではなく、しかし古典的な伝統に則ったこの作品は、弾き手にも聞き手にも多くのインスピレーションを与えるものです。1939年英国生まれのスリランカ人チェリスト、ロハン・デ・サラムは現代音楽の擁護者として知られる人ですが、もちろんこのような古典派から近代作品も得意としています。
 


CB6005
\2400→\2190
デ・サラム/イン・コンサート 第2集
 1-2.ボッケリーニ(1743-1805):チェロ・ソナタ 第6番 イ長調 G4/
 3-6.ブラームス(1833-1897):チェロ・ソナタ 第2番 ヘ長調 Op.99/
 7.ジェームズ・ディロン(1950-):エオス/
 8-10.リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):
  チェロ・ソナタ ヘ長調 Op.6 TrV115/
 11.ラヴェル(1875-1937):ハバネラ形式の小品
ロハン・デ・サラム(チェロ)/
ドゥルヴィ・デ・サラム(ピアノ)
 無伴奏作品では極めて緊迫した雰囲気を創り上げるチェリスト、デ・サラムですが、このアルバムに収録されたほとんどの作品では、もっと親密な風情を見せています。
 傾向の違う諸作品をどれも美しく歌い上げ、説得力のある音楽として聴かせながら、きちんと現代作も盛り込むところがさすがです。
 
CB6015
\2400
チャーリー・ハスキンソン:ピアノ作品集
 1.The Waterfall, A little zest from China /
 2.A Reason/3.Believe/4.Flight/5.Forest Calm/
 6.Blue Lagoon/7.I'll be there/8.The eye of the Storm
マリオ・モンタニャーナ(ピアノ)
 5歳からピアノを始め、イートン・カレッジで学び、数々のピアノ作品を発表しているチャーリー・ハスキンソンの小品集「Another World 」第1集。ヒーリング系の音楽が好きな人にはぴったりはまる曲集です。
 ジョージ・ウィンストンをもう少し濃くした感じ?とでもいえましょうか。
 

CB6016
\2400
パオロ・トスティの「愛の歌」
 1.夢/2.かわいい口もと/3.理想/4.四月/
 5.君なんかもう愛していない/6.別れの歌/7.それでも/
 8.夢を見て、夢を見て、僕の大切な母さん/9.悲しみ/
 10.朝の歌/11.魅惑/12.あなたと!/13.私は泣く/
 14.秘密/15.セレナータ/16.口づけ/17.最後の口づけ/
 18.Mon bien-aime!-私のかわいい人/
 19.無駄に祈り/20.私は死にたいものだ
ジリアン・ザミット(ソプラノ)/
ルチア・ミカレフ(ピアノ)
 イタリア歌曲を学ぶ人、愛する人には欠かせないパオロ・トスティ(1846-1916)の歌曲集。ザミットの歌唱は若干くせがあるものの、曲の雰囲気は良く伝わります。イタリア特有の情熱的な愛の姿をご堪能ください。
 

CB6017
\2400
ロンドン交響楽団によるイーゴリ・ペレベルゼフ作品集
 1.序曲/2.ビジネス/3.11月/4.パルテニット/
 5.対話/6.郵便局/7.バスハウス/8.スマイル/
 9.ピロゴフカのメロディ/10.コクテベル/
 12.キッチン/13.キャント・エクスプレイン
グレース・ディヴィッドソン(ソプラノ)…12/
イーゴリ・ペレベルゼフ(ヴォーカル)…13/
ロンドン交響楽団/
リー・レイノルズ(指揮)
 ウクライナで人気を博す作曲家、アレンジャー、イーゴリ・ペレベルゼフの作品集です。
 そんなすばらしい彼の作品はウクライナ国内だけで聞かれるにはもったいないと、リー・レイノルズが立ち上がり、この録音が実現したといいます。ウクライナの民謡に基づいた数々のメロディは、確かに心が高揚します。
 

CR5581
\2400
イタリアのマンドリン・ソナタ集
 1.ジエルヴァシオ(1725-1785):ソナタ ニ長調/
 2.ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):ソナタ ニ短調 K89/
 3.アディエーゴ・グレッラ:ソナタ ト長調/
 4.エマヌエーレ・バルベッラ(1718-1777):ソナタ ニ長調/
 5.ジュセッペ・ジュリアーノ:ソナタ ニ長調/
 6.ジエルヴァシオ:ソナタ ト長調
フランセス・テイラー(バロック・マンドリン)/
ロベルト・アルトウィンクル(ハープシコード)/
アニタ・ステレヴェンス(バロック・チェロ)
 18世紀のソナタは大抵規則正しく書かれており、楽章も「速、速、遅」の3つで構成されているものがほとんどです。メロディは軽やかで、それ以前の作曲家たちのように精巧な対位法を施すよりも、音楽の流れを重視したものが多く、自然で明確な音楽となっています。
 ここに集められたマンドリンのソナタも概ねそのような形となっています。




AUDIO VISUALS DE SARRIA

レア盤!

SARRIA 5.2126
(1CD)
\3000
(旧譜)
カタルーニャの民族的吹奏楽コブラ!
 コブラ&ストリング・シンフォニー・オーケストラ・オブ・カタルーニャ

 世界に向けたサルダーナ
  アルベルト・ギヌバルト(1962-):セイレーン(2008)
  サルバド・ブルトンス(1959-):世界の仲間(2008)
  ビセンス・ボウ(1885-1962)/マルク・ティモン(1980-)編曲:愛しのジローナ(1921)
  フランセスク・カス(1965-):約束の夜明け(2006)
  ジュゼプ・セラ(1874-1939)/カルラス・コイ(1952-)編曲:アンポルダの若い女(1902)
  ジャウマ・クリスタウ(1940-):パルミラへ(1981)
  リカルド・ビラデザウ(1918-2005)/ジュゼプ・カス編曲:愛の巣(1985)
  コンラド・サロ(1906-1981)/エステバ・パレ(1950-)編曲:聖マルティリアの祭(1976)
  ジュゼプ・ビセンス(1870-1956)/マルク・ティモン編曲:幸せな祭(1926)
  パウ・カザルス(1876-1973)/フランセスク・カス編曲:
   カニグーの聖マルタン祭(1943)
  ナルシス・ラガラス(1937-)/ジャウマ・クリスタウ編曲:
   …そしてジョルディとマリアは(2007)
  ジュゼプ・カス(1941-):古い橋のたもとで(2006)
  マヌエル・サデラ(1908-2000)/カルラス・コイ編曲:けしの花(1985)
  エンリクムレラ(1865-1942)/エステバ・パレ編曲:聖なる茨(1907)
コブラ&ストリング・シンフォニー・オーケストラ・オブ・カタルーニャ
フランセスク・カス、
カルラス、コイ(指揮)
録音:2008年7月、アウディトリ、ジローナ、カタルーニャ州、スペイン
 カタルーニャの民族的吹奏楽コブラと弦楽から成るコブラ&ストリング・シンフォニー・オーケストラ・オブ・カタルーニャ。2008年、カタルーニャ州のジローナに創設されました。
 
レア盤!

SARRIA 5.2193
(1CD)
\3000
(旧譜)
コブラ&ストリング・シンフォニー・オーケストラ・オブ・カタルーニャ
 忘れじのコンサート

  マヌエル・カンプ(1947-)、ジョルディ・バディア編曲:
   「ノヴァ・カンソ(新しい歌)」へのオマージュ; 愛の言葉/杭/風に
  リカルド・ミラリェス(1944-)編曲:われらの国の歌
    盗賊の歌/商人の娘/三つの太鼓
  シャビエ・モンサルバジェ(1902-2002)/エステバ・パレ(1950-)編曲:
   ニューヨークの絵葉書
  フレデリク・モンポウ(1893-1987)/フランセスク・カス(1965-)編曲:歌と踊り 第7番
  ジャウマ・クリスタウ(1940-)編曲:コスタ・ブラバ百周年
    七月/カフェ・デ・ラ・マリーナのカテリーナ/海の静けさ/私の祖父
  カルラス・カザス(1958-):アーキヴォールト(*)
  エンリク・パロマル(1964-):序奏とバイレテ(*)
  ジュアキム・セラ(1907-1957)/ジュゼプ・カス(1941-)編曲:ピュチソリウ
  マックス・アヴァール(1924-2006)編曲:カニグー山(+)
  カルラス・コイ(1952-):オルディスの靴職人のバラード
  マルク・ティモン(1980-)編曲:カタラン・ロック; アンポルダ/君に夢中/おはよう
  バレンティ・ミゼラクス(1943-)編曲:カタルーニャ魂
  アマデウ・ビベス(1871-1932)作曲:移民
  リュイス・ミレ(1867-1941)作曲:カタルーニャ国旗賛歌
ジョルディ・コディーナ(ギター(+))
コブラ&ストリング・シンフォニー・オーケストラ・オブ・カタルーニャ
フランセスク・カス、
カルラス、コイ(指揮)
録音:2009年9月、アウディトリ、ジローナ、カタルーニャ州、スペイン
 (*)世界初録音。
  
レア盤!

SARRIA 5.2247
(1CD)
\3000
(旧譜)
コブラ&ストリング・シンフォニー・オーケストラ・オブ・カタルーニャ
 心のカタルーニャとともに

  アルベルト・ギヌバルト(1962-):海と空の序曲
  ジュゼプ・カス(1941-)編曲:ハバネラの時
    かもめ/アナ・マリアの一日/美しいロラ
  フランセスク・ブルイ(1934−)編曲:ジャズ・クリスマス
    鳥の歌/羊飼いの少年/神の御母/フム・フム・フム
  アルベルト・カルブネイ編曲:モンセラートへのオード
    ヴィルレー/エルス・ディグタリュス/それがムレネタ
  アマデウ・ビベス(1871-1932)/リカルド・ミラリェス(1944-)編曲:ラ・バランゲラ
  フランセスク・カス(1965-):地中海の香り(*)
  バレンティ・ミゼラクス(1943-):母の両腕(*)
  マルク・ティモン(1980-)編曲:カタルーニャ・シネマ
    「燃えた都市」から ハバネラ/五月の花
    「プラサ・デル・ディアマント」から プラサ・デル・ディアマントの歌
  ラファエル・マルティネス・バルス(1887-1946)/
   ジャウマ・クリスタウ(1940-)編曲:愛と詩の歌
  カルラス・コイ(1952-):フルビア川のキリスト
  クンパニア・アレクトリカ・ダルマ(カンパニア・エレクトリカ・ダルマ)/
   ジョルディ・モリナ(1962-)編曲:ダルマ組曲
  エステバ・パレ(1950-)編曲:オリンピック・バルセロナ
    オリンピック賛歌/フレンズ・フォーエヴァー/バルセロナ
コブラ&ストリング・シンフォニー・オーケストラ・オブ・カタルーニャ
フランセスク・カス、カルラス、コイ(指揮)
録音:2010年7月、アウディトリ、ジローナ、カタルーニャ州、スペイン
 (*)世界初録音。




AYVA MUSICA

レア盤!

AVD 102
(2CD+1DVD PAL)
\5200→\4790
バッハと海 オンダリビアのチェロ組曲
 [CD]
 J・S・バッハ(1685-1750):
  無伴奏チェロ組曲第1番 BWV1007/無伴奏チェロ組曲第2番 BWV1008
  無伴奏チェロ組曲第3番 BWV1009/無伴奏チェロ組曲第4番 BWV1010
  無伴奏チェロ組曲第5番 BWV1011/無伴奏チェロ組曲第6番 BWV1012

イニャキ・エチェパレ(チェロ)

録音:2009年5-6月、アルベルト・ムラレダ・スタジオ、ラ・ガリガ、バルセロナ県、スペイン


 [DVD]
  組曲第1番「川の誕生」/組曲第2番「技術」/組曲第3番「美食」
  組曲第4番「スポーツ」/組曲第5番「石」/組曲第6番「海と漁師」
  エクストラ・マテリアル

イニャキ・エチェパレ(出演、演出)
ギリェム・ロマ(演出)

 イニャキ・エチェパレは1971年スペイン・バスク地方のフランスと国境を接するイルンに生まれたチェリスト。フランスのバイヨンヌ国立音楽学校で学んだ後パリでグザヴィエ・ガニュパン、フィリップ・ミュレールに師事。2000年、バルセロナのリセウ音楽院チェロ科教授に就任。
 エチェパレは「バッハ」がドイツ語で「小川」を意味することから、スペイン・バスクの観光都市オンダリビアを舞台に「小川のせせらぎから大海に至る水の流れと人々の暮らし」をテーマとする映像作品をバッハの無伴奏チェロ組曲の音楽と組み合わせるというアイデアを思いつき、映像作家ギリェム・ロマと組んでこのCD+DVDアルバムを制作しました。
 ※当DVDの再生にはPAL方式対応のプレーヤーが必要です。弊社はパソコンでの再生も保証いたしません。ご注意ください。(代理店)




BOLAMAR

レア盤!

BMM 0502-0506
(5CD)
\12500
(旧譜)
アントン・ガルシア・アブリル(1933-):スペイン語歌曲集
 [CD 1]
  アントニオ・マチャドのテキストによる3つの歌(*)
  3つのスペインの歌(+)
  あなたは海辺に住んでいるけれど(#)
  思い出の歌(2曲)(*)
  3つの海の詩(+)
  バルデモサの歌(9曲)(*/#)

アイノア・アルテタ(ソプラノ(*))
ナンシー・ファビオラ・エレラ(メゾソプラノ(+))
ガブリエル・ベルムデス(バリトン(#))
ルベン・フェルナンデス・アギレ(ピアノ)


 [CD 2]
 オペラ「神の言葉」からの2つのアリア(+)
  秘密の庭園の歌(5曲)(*)
  若い人のための2つの歌(#)
  ガヤレへのオマージュ(2曲)(+)
  アルト・ドゥエロの歌(*)
  ガリシア語のテキストによる4つの歌(#)

アナ・マリア・サンチェス(ソプラノ(*))
ホセ・ブロス(テノール(+))
ホセ・アントニオ・ロペス(バリトン(#))
アレハンドロ・サバラ(ピアノ)


 [CD 3]
  7つの愛の歌(*)
  子供の歌集(10曲)(+/#)
  「アルエリの夜明け」からの2つのビリャンシコ(+)
  3つの子守歌(#)
  人生についての2つの歌(*)
  「喜びのカンタータ」からの5つの歌(+)

マリア・バヨ(ソプラノ(*))
オフェリア・サラ(ソプラノ(+))
ホセ・マヌエル・サパタ(テノール(#))
ルベン・フェルナンデス・アギレ(ピアノ)


 [CD 4]
  森の歌(3曲)(*)
  ヤコブの歌(12曲)(+)
  夜と星の歌(3曲)(*)

イサベル・レイ(ソプラノ(*))
マリア・ホセ・モンテイル(メゾソプラノ(+))
ジュアン・マルティン=ロユ(バリトン(+))
アレハンドロ・サバラ(ピアノ)


 [CD 5]
 アストゥリアスの歌(14曲)(*)
 ベッケリアーナ(+)
 光のカスティーリャ(+)
 海、愛と夜明けの歌(3曲)(+)

エレナ・デ・ラ・メルセド(ソプラノ(*))
アンジャル・オダナ(バリトン(*))
ルベン・フェルナンデス・アギレ(ピアノ(*))
ホセ・フェレロ(テノール(+))
アレハンドロ・サバラ(ピアノ(+))

スペインの名歌手15人を贅沢に配した、スペインの長老作曲家アントン・ガルシア・アブリルのスペイン語歌曲集成。
 録音:2010年5月-2011年6月、王立サン・フェルナンド芸術アカデミー、マドリード、スペイン




EMEC

レア盤!

E 081/114
(2CD)
\3600→\3190
アルペッジョーネ・ソナタ & チェロとギターのためのオリジナル作品集
 [CD 1]
 シューベルト(1797-1828)/アグスティン・マルリ編曲:
  アルペッジョーネ・ソナタ イ短調 D.821(ギター伴奏版:1990)
 ベルンハルト・ロンベルク(1767-1841):ディヴェルティメント Op.46
 アントワーヌ・シーカー(1790-1850):10の変奏曲
 [CD 2]
 ルイージ・レニャーニ(1790-1877):序奏と協奏的変奏曲/協奏的ポプリ
 ヤン・ネポムツェン・ボブロヴィチ(1805-1881):ポーランドの思い出(グラン・ポプリ)
 ギヨーム・ピエール・アントワーヌ・ガタイェス(1774-1846):
  序奏と「ローズマリーのブーケ」の歌による二重奏曲 Op.79
ジョーンズ&マルリ・チェロ=ギター・デュオ
 マイケル・ケヴィン・ジョーンズ(チェロ)
 アグスティン・マルリ(ギター)
録音:2013年9月、聖堂参事会の間、サン・フランシスコ・エル・グランデ王立バジリカ聖堂、マドリード、スペイン
 チェロとギターのためのデュオ作品を探究しているジョーンズ&マルリ・デュオ。今回は6曲を発掘、マルリ版「アルペッジョーネ・ソナタ」を加えた2枚組です。「ポプリ」は複数のメロディをつなぎ合わせたメドレー的楽曲のこと。




FUNDACION MUSICA ABIERTA

レア盤!

ARD 120
(1CD)
\2700
(旧譜)
開かれた音楽 スペインの現代作曲家のピアノを含む作品集
 エンリケ・イゴア(1958-):踊り/静寂の中を雨が降る
 ダビド・デル・プエルト(1964-):
  粘土の踊り(ピアノとギターのための)(*)
  フリギアのアーチ(ピアノとギターのための)(*)
  金属の踊り(ピアノとギターのための)(*)
 アナンダ・スカルラン(1968-):
  眠っている人たち(ピアノとヴァイオリンのための)(+)
  甘美な悲しみ(ピアノとヴァイオリンのための)(*)
  海賊が来る(ピアノ三手連弾のための)
 ヘスス・ルエダ(1961-):幻想曲/行進曲/オスティナート/シエスタ
 リカルド・モヤノ(1961-):7x4/猫/サンバ
 サンティアゴ・ランチャレス(1952-):
  セレネ(ピアノとヴァイオリンのための)/アステル I/アステル II
  タベルナ・ブルース
 ポロ・バリェホ(1959-):窓を開く/匂う/遠くを見る/窓を閉める
 セバスティアン・マリネ(1957-):
  ポップ第22番/ポップ第27番/ポップ第16番/ポップ第24番/ポップ第30番
 エドソン・ザンプローニャ(1963-):
  ペガサスの本 から 第3曲/ピアノのためのコンポジション第8番
  ペガサスの本 から 第12曲
アダンダ・スカルラン(ピアノ)
ダビド・デル・プエルト(ギター(*))
マヌエル・ギリェン(ヴァイオリン(+))
録音:2009年11月5-6日、ミュージック・ルーム、ミゲル・デリベス・アーツ・センター、バリャドリド、スペイン
 エドソン・ザンプローニャは2008年以来スペインを本拠に活躍しているブラジルの作曲家。当商品はすでに入手困難になっている可能性がございます。
  ※外装に規格品番表示がございません。なにとぞご了承ください。




MUSEU DE VILAFRANCA

レア盤!

BLF 005
(CDシングル)
\2100→\1890
(旧譜)
※収録時間13分25秒です。
前衛の声、記憶の声
 パウ・カザルス(1876-1973):
  チェロ・オーケストラのためのサルダーナ、
   または、ビラフランカの聖フェリクスの行列(*)
 エンリク・カザルス(1892-1986):不安(コブラのための)(+)

バルセロナ交響楽団(*)
フランツ・パウル・デッカー(指揮(*))
カタルーニャ室内コブラ(+)
マルセル・サバテ(指揮(+))

録音:1996年5月3日、カタルーニャ音楽堂、バルセロナ、スペイン(*)  2002年、場所の記載なし(+)
 ※当商品はすでに入手困難になっている可能性がございます。収録時間が13分25秒と短いシングルCD仕様ですがあまり安くありません。
 ※外装に規格品番表示がございません。なにとぞご了承ください。





NICO BALTHUSSEN

レア盤!

DD 2644
(2CD)
\6400→\5990
バッハの無伴奏ヴァイオリン&カスタネット・パルティータ?
 J・S・バッハ(1685-1750):
  無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 BWV1001
  無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番 BWV1002(サラバンド&ドゥブル(*)
  無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 BWV1003
  無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 BWV1004(サラバンド&ジグ(*))
  無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 BWV1005
  無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 BWV1006
   (ルール、ガヴォット・アン・ロンドー、ブレー&ジグ(*))
ニコ・バルトゥッセン(ヴァイオリン)
ルドヴィカ・モスカ(カスタネット(*))

録音:2011年12月、ブルデルス校のネ・ゴシックの礼拝堂、シント=ニクラース、ベルギー
 「バッハ・プロジェクト」と題したユニークなコンサートを展開しているニコ・バルトゥッセンとルドヴィカ・モスカ。ニコ・バルトゥッセンはベルギーのシント=ニクラース音楽アカデミーおよびルーヴェンのレメンス音楽院で教職に就いているヴァイオリニスト。ジャズやジプシー、クレズマーのミュージシャンとのコラボレーションも行っています。
 ルドヴィカ・モスカはスペインの舞踊家でカスタネット奏者、ピアニスト、さらに画家という驚くべき才女。
 ※本体・外装に規格品番表示がございません。なにとぞご了承ください。





ORGANISTRUM ENSEMBLE

レア盤!

DD 2642
(1CD)
\2700
トワノ・アルボー(1519/1520-1595)著:「オルケゾグラフィ」の音楽
 Pavane "Belle qui tens ma vie" / Basse danse "Jouyssance vous donneray"
 Tourdion / Gaillarde "Baissons nous belle" / Gaillarde "La fatigue"
 Gaillarde "La Milannoise" / Gaillarde "I'aymerois mieulx dormir
 Gaillarde "L'ennuy qui me tourmente" / Volte / Courante / Allemande
 Branle Double / Branle Simple / Branle Gay / Branle de Bourgoigne
 Branle coupe. Charlotte / Branle d'Ecosse / Branle gesticule des Lavandieres
 Branle gesticule des Hermites / Branle gesticule du Chandelier
 Branle gesticule des Chevaux / Branle gesticule de Montarde
 Branle gesticule de l'Official / Gavotte / Morisques / Canaries
 Les Bouffons (Mattachins)

オルガニストルム・アンサンブル
 ブルクハルト・ダンマン(ヴィオローネ、ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 ギリェム・フォルネス(リコーダー、ショーム、タロタ、バグパイプ、打楽器)
 バルナルディ・マルトゥレイ(リコーダー)
 シュルショ・ロマニ・デ・ガブリエル(歌、シトル、ハーディー・ガーディ、バグパイプ)
 ショセ・サンチョ(打楽器、ラベル)
 ソレダ・サンチェス・ブエノ(リコーダー、カスタネット)

録音:データ記載なし

 1589年にフランスで出版されたダンス教本「オルケゾグラフィ」に収録された舞曲の楽譜に基づく演奏。オルガニストルム・アンサンブルは2003年バルセロナに創設されたピリオド楽器アンサンブル。
 ※本体・外装に規格品番表示がございません。ご了承ください。





TEMPS

レア盤!

TR 9788494182433
(1CD-R)
\4000
タラサの「喜びの曲集」 テラサ大聖堂カペリャ・デ・ムジカ
ジュアン・カザルス(オルガン)
マルク・マルセ(指揮)

録音:2014年5月23日、エガラの聖母教会、タラサ、バロセロナ県、カタルーニャ州、スペイン
 ローマ時代に建設されたカタルーニャの都市タラサに伝わる写本に収められた単旋律宗教歌から26曲を収録。ハードカヴァー・ブック仕様。
  ※本体・外装に規格品番表示がございません。ご了承ください。




<LP>


ACCENTUS MUSIC(LP)

ACC 40308LP
(2LP)
\6000
シュ・シャオメイの「フーガの技法」がLPで発売!
 J.S.バッハ:フーガの技法 BWV.1080
シュ・シャオメイ(ピアノ)
 レコード芸術特選盤のシュ・シャオメイの「フーガの技法」がLPで発売!

 録音:2014 年2 月ライプツィヒ、ゲヴァントハウス・メンデルスゾーン・ザール/180 g、プレス:独パラス社、72’ 56

 この度ドイツの映像系レーベル「ACCENTUS MUSIC」から初めて独パラス社プレスによるアナログ盤が発売されます。内容はシュ・シャオメイの「フーガの技法」。
 シュ・シャオメイは中国の文化大革命を乗り越えたピアニスト。これまで数多くのCD がフランスの「MIRARE」レーベルからリリースされ、その卓越したテクニックと表現力、そして鮮烈で知性あふれるバッハの演奏で高く評価されています。
 シュ・シャオメイは、2014 年6 月21 日、ライプツィヒ・バッハ音楽祭に初登場し「ゴルトベルク変奏曲」を演奏(このコンサート映像はACC20313DVD で発売)。
 今回発売されるLP は、音楽祭に先立って2014 年2 月ライプツィヒのメンデルスゾーン・ザールで録音された「フーガの技法」。シュ・シャオメイ自身もこの作品を「ポリフォニック芸術の頂点」と述べていますが、バッハが最晩年に取り組んだ人間業とは思えぬ作曲技法を取り入れた巨大な音楽であり、多くの演奏家がその最高峰に挑んできました。シュ・シャオメイは、様式を見事に捉えた品格ある音楽、静謐さの中に宿す抜群の説得力で、何度聴いても飽きることのない演奏を作り出しています。
 昨年発売された同演奏のCD(ACC30308CD/KKC.5409) は、レコード芸術誌で“特選盤”に選ばれ、「強い人間的感動、あるいは情念までも感得される。(濱田滋郎氏)」、「英知の限りを尽くしたこの曲集を実感させるこのシュ・シャオメイもまた称賛に値する。(那須田務氏)」と大絶賛されています。



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


WERGO



WER 6731
\2500→\2290
シルヴェストロフ、若き日の貴重な音源
 シルヴェストロフ(b.1937):
  (1)スペクトラム (1965)
  (2)交響曲第2 番 (1965)
  (3)ソプラノと室内管弦楽のためのカンタータ (1973)
  (4)瞑想曲〜チェロと管弦楽のための (1972)
  (5)この世よさらば(シェフチェンコ詩)〜
   静寂の歌 (1977)よりブラシコフ編
(3)ネリー・リー(Sop)
(4)ワレンチン・ポターポフ(Vc)
(5)ユーリ・オリイニク(Br)
(1)イーゴリ・ブラシコフ(指揮)
 レニングラード・フィル・
  ソロイスツ・アンサンブル
(2)レニングラード室内管弦楽団
(3)ペルペツィム・モビレ室内管弦楽団
(4)キエフ室内管弦楽団
(5)室内アンサンブル
 ヒーリング系ピアノ曲で注目のシルヴェストロフ、若き日の貴重な音源が日の目を見た。

 録音:(1)1965 年12 月12 日/グリンカ・ホール(レニングラード)、(2)1968 年3 月31 日/レニングラード・フィルハーモニー大ホール、(3)1976 年6 月10 日/キエフ国立フィルハーモニー・ルィセンコ・ホール(以上ライヴ);(3)1983 年、(5) 1991 年(スタジオ録音)/DDD、76’ 09”

 いつのまにかニューエイジ風ピアノ曲の人気作曲家となってしまっていた感のあるヴァレンチン・シルヴェストロフ (1937-) ですが、1960-70 年代はソ連きっての前衛作曲家として名を馳せていました。
 当アルバムにはその時代の作品が集められていますが、メロディア音源をはじめとする入手困難なものが目白押しでシルヴェストロフ・ファン、現代ロシア音楽ファン狂喜の内容となっています。
 初期シルヴェストロフの作風は、息の短い素材断片が楽器間を浮遊して響きあうもので、チェレスタやヴィブラフォン、ハープの明滅が独特の音色を生んでいます。前衛的ではあっても、武満徹を思わすデリケートな音世界で、今日の芸風の萌芽が感じ取れます。
 シルヴェストロフは現在までに交響曲を7 篇作っていますが、1965 年の第2 番が収録されているのも嬉しい限り。フルート、打楽器、ピアノと弦楽合奏という編成によるわずか11 分で、「歌詞のないマドリガル」と称されています。
 またロストロポーヴィチに捧げられた「瞑想曲」は32 分の大作。レとラの空虚五度の持続音がベートーヴェンの第9 交響曲の冒頭を連想させます。シルヴェストロフとしては珍しいfff による恐るべきカタストロフを迎え、スコアには「舞台の照明を消し、指揮者とオケのメンバーはマッチを擦って明りを灯せ」とあります。
 すべてがシルヴェストロフの朋友でムラヴィンスキー門下のイーゴリ・ブラシコフが指揮を担っているのも貴重。また、ソプラノのネリー・リー、チェロのポターポフらソ連時代の超実力派たちがソロを務めているのも豪華。最新録音でも実現できない高みに達しています。



<国内盤>


YUKIKO YAMAMOTO レーベル


SPYK 1401
\2700(税込)
はなやぐ朝 〜いま、この歌を〜 山本有希子 山本有希子(ソプラノ)、
原なぎさ(ピアノ)
【世界の歌】
 1.歌の翼に/作詩 ハイネ 作曲、J.L.F.メンデルスゾーン/日本語訳 久野静夫
 2.のばら/作詩 ゲーテ 作曲、F.P.シューベルト/日本語訳 近藤朔風
 3.のばら/作詩 ゲーテ 作曲、H.ヴェルナー/日本語訳 近藤朔風
 4.夏の名残のばら(庭の千草) 歌劇「マルタ」より/作曲 F.V フロトー/日本語訳 里見義
 5.ヴィリヤの歌 喜歌劇「メリー・ウィドウ」より/作曲 F.レハール/日本語訳 滝弘太郎
 6.ソルヴェイグのうた/作詩 ヘンリック.J.イプセン、作曲 エドヴァルド.H. グリーク/日本語訳 堀内敬三
【日本の歌】
 7.浜千鳥/作詩 鹿島鳴秋、作曲 弘田龍太郎
 8.お菓子と娘/作詩 西條八十、作曲 橋本国彦
 9.茨の実/作詩 林柳波、作曲 小松 清
 10.からたちの花/作詩 北原白秋、作曲 山田耕筰
 11.中国地方の子守歌/岡山地方民謡、作曲 山田耕作
 12.野薔薇/作詩 三木露風、作曲 山田耕作
 13.城ケ島の雨/作詩 北原白秋、作曲 山田耕作
 14.さくら横ちょう/作詩 加藤周一、作曲 別宮貞雄
 15.胡蝶花に寄せて/作詩 貞松瑩子、作曲 小林秀雄
 16.ほしとたんぽぽ/作詩 金子みすゞ、作曲 中田喜直
 17.はなやぐ朝/作詩 阪田寛夫、作曲 中田喜直
【ふるさとに寄せて】
 18.夕日/作詩 葛原しげる、作曲 室崎琴月、編曲 岩河智子
 19.風の盆/作詩 伊豆裕子、作曲 加藤由美子
 日本の言葉で歌う、珠玉の名曲集。山本有希子デビューアルバム。はなやぐ朝 〜いま、この歌を〜 山本有希子

 録音:2014 年3 月10 日〜12 日新川文化ホール(富山県魚津市)/STEREO / 24-Bit & 96kHz 録音、発売元:若林工房

 ※みなさまへ
 幼い頃から慣れ親しんできた母国語で、世界の名曲、そして日本の名曲の数々を、美しいメロディに乗せて一曲一曲心を込めて演奏いたしました。
 日本の言葉が持つ美しさが、聴いてくださる方の胸の奥深くに響きますように…
 感謝の想いを込めて。 (山本有希子)




<映像>


BELAIR(映像)


BAC 607
(3DVD)
\6400
ドニゼッティ(1797-1824)・ボックス
[DVD1]
 ドニゼッティ:「愛の妙薬」
  ポール・グローヴズ(T ネモリーノ)
  ハイディ・グラント・マーフィー(S アディーナ)
  ロラン・ナウリ(Br ベルコーレ)
  アンブロージョ・マエストリ(Br ドゥルカマーラ)
  アレクサンドラ・ザモイスカ(Ms ジャンネッタ)
  エドワード・ガードナー(指)パリ国立オペラ座管弦楽団、合唱団/
  演出:ロラン・ペリ
   収録:2006年6月/
   字幕:英独仏西/133分/
   2.0PCM, 5.1DOLBT DIGITAL, 5.1DTS/region all(BAC 040)
[DVD2]
 ドニゼッティ:「ドン・パスクワーレ」
  シモーネ・アライモ(Br ドン・パスクワーレ)
  パトリツィア・チョーフィ(S ノリーナ)
  マルツィオ・ジョッシ(Br マラテスタ) ノーマン・シャンクル(T エルネスト)
  エヴェリーノ・ピド(指)
  スイス・ロマンド管弦楽団、ジュネーヴ大歌劇場合唱団
  演出:ダニエル・スレイター/
  装置、衣装:フランシス・オコナー
   収録:2007年5月/
   字幕:独英仏西/127分/
   2.0PCM, 5.1DOLBT DIGITAL, 5.1DTS/region all (BAC 033)
[DVD3]
 ドニゼッティ:「劇場での都合と不都合」
  ヴィンチェンツォ・タオルミーナ(Bs マンマーガタ)
  ジェシカ・プラット(S ダリア) 
  サイモン・ベイリー(Br プローコロ)
  アウローラ・ティロッタ(S ルイージャ) アスデ・カラヤウス(Ms ピペット) 
  レオナルド・コルテッラッツィ(T グリエルモ)
  クリスティアン・セン(Br ビスクローマ) 
  イム・チェジョン(Bs 台本作家チェーザレ)
  パク・ジョンミン(Br 興行主) エフゲニー・スタミニロフ(Bs 演出家) 
  リッカルド・マッシ(T 警部)
  マルコ・グイダリーニ(指)
  スカラ座アッカデミア管弦楽団&合唱団
   演出:アントーニオ・アルバネーゼ,
   装置:レイラ・フテイタ/衣装:エリザベッタ・ガッビオネータ
   収録:2009年10月,ミラノ,スカラ座/
   字幕:英仏独西/114分/
   2.0PCM, 5.1DOLBT DIGITAL/region all(BAC 063)
 Bel Air レーベルのドニゼッティ3タイトルがボックスで登場!

 楽しいドニゼッティの3 作品がボックスになって登場。




BELVEDERE(映像)


BELVED 10132
(DVD)
\4800
チャイコフスキー:くるみ割り人形(人形劇によるバレエ) アンセルメ指揮
スイス・ロマンド管弦楽団
演出:クラウス・グマイナー/
振り付け:レオナルド・ザラツ/
装置デザイン:ギュンター・シュナイダー・ジームッセン
衣装:マリー・ルイーズ・ワレク/
人形つかい:グレートル・アイヒャーほか
 ザルツブルクのマリオネット劇場くるみ割り人形公演
 収録:2009 年/STEREO、16:9、63’、Region All

 ザルツブルクのマリオネット劇場での、くるみ割り人形公演の映像。ザルツブルクといえば様々な名所がありますが、モーツァルテウムの東側に隣接するマリオネット劇場もそのひとつ。ザルツブルクのマリオネット劇場は1913 年に彫刻家のアントン・アイヒャーが手掛けたモーツァルトの「バスティアンとバスティエンヌ」の人形劇公演で幕を開けました。
 現在もその子孫らによって劇場は守られ続けており、芸術性の高い人形劇公演を上演しています。オペラ、ワーグナーの指環シリーズなどといった大規模作品の上演もおこなっており、話題を集めています。
 このくるみ割り人形も、見事な人形劇によるバレエ仕立てとなっております。葦笛の踊りでのオリエンタル色たっぷりな人形の表情や、トレパックでの見事な跳躍も、操り人形なので自在にできるとはいえ、非常に見ごたえがあります。




EURO ARTS(映像)



20 12478
(DVD)
\3000→\2690
アバド&ベルリン・フィル、1994 年来日公演
 ベルリン・フィル・イン・ジャパン

  ムソルグスキー:『禿山の一夜』(原典版)
  ストラヴィンスキー:「火の鳥」組曲(1919)
  チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調
クラウディオ・アバド(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 アバド指揮による1994 年のベルリン・フィル来日公演

 収録:1994 年10 月14 日サントリーホール、東京(ライヴ)
 画面:16:9 NTSC、音声:PCM ステレオ、DD5.1、DTS5.1、リージョン:All、97 分

 1994 年にベルリン・フィルとクラウディオ・アバドがサントリーホールで行ったコンサート映像。原典版を使用した「ムソルグスキーの禿山の一夜」。魔女たちの盛大な夜会の様子が不気味に描かれ、アバドが新鮮な響きを引き出しています。
 これまで数多くの名演を繰り広げ、アバドが最も得意とする作品の一つ「ストラヴィンスキーの火の鳥」。そしてアバド&ベルリン・フィルという最強タッグの実力が存分に表れた「チャイコフスキーの交響曲第5 番」。
 ベルリン・フィルの圧倒的な表現力とアバドの求心力が見事な名演です。
 

20 60954
(3Blu-ray)
\8400
ブルーレイ・ダンス・ボックス(3BD)
 バレエ「チャップリン」振付:マリオ・シュレーダー(2059824)
   映像監督:ソニア・パラモ
   出演者:ライプツィヒ・バレエ団
    チャップリン/テイラー・ガルスター,
    放浪者/アメリア・ウォーラー,母親/ウラニア・ロボ・ガルシア,
    父親/アレクサンダー・トイチャー,
    ミルドレッド/ヴァネッサ・シールド,ポーレット/
    イシス・カーリル・デ・アルブケルケ,
    ウーナ/ロミー・アーヴェマルク,独裁者/オリヴィエ・プライス
   ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 マティアス・フォレムニー(指揮)
   収録:2013年10月ライプツィヒ歌劇場(ライヴ)
 「POPPEA//POPPEA in 3D」振付:クリスチャン・シュプック(2059744)
   監督:ニコライ・ヴィアルコヴィッチ
   出演者:パフォーマンス:ゴーティエ・ダンス//ダンス・カンパニー・シアターハウス・シュトゥットガルト
   収録:2013年7 月シアターハウス・シュトゥットガルト
 モーツァルト:大ミサ+バレエ 振付:ウヴェ・ショルツ (2054604)
   出演者:ライプツィヒ・バレエ団,木村規予香、オクサナ・クルチツカ、シビル・ナウンドルフ、クリストフ・ベーム、
   ジョヴァンニ・ディ・パルマ、大石麻衣子、エレーナ・トマーノヴァ、横関雄一郎 他
   ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団,バラージュ・コチャール(指揮)ライプツィヒ歌劇場合唱団,
   ユーニー・ユー(S) マリー・クロード・シャピュイ(S) ウェルナー・ギューラ(T) フリーデマン・レーリヒ(B) 
   収録:2005年6 月28日ドイツ・ライプツィヒ歌劇場(ライヴ)
 人気コンテンポラリー・バレエをブルーレイで

 画面:1080i Full HD、16:9、音声:PCM ステレオ、DTS HD MA 5.1、リージョン:All、字幕:英独仏

 EURO ARTS からリリースされた気鋭の演出家3 人によるプログラムをまとめたブルーレイ・ボックス・セット。
 ライプツィヒ・バレエ団のダンサーとして活躍したのち、振付師に転向したマリオ・シュレーダーの人気演目「チャップリン」。現在チューリッヒ・バレエの芸術監督を務めているクリスチャン・シュプックと、エリック・ゴーティエが主宰するダンス・カンパニー、ゴーティエ・ダンスによる舞台「POPPEA//POPPEA」。2011 年ドイツ演劇賞「ザ・ファウスト」を受賞したプログラムです。
 46 歳の若さで急逝したドイツ人振付師ウヴェ・ショルツによる作品「大ミサ」。コンテンポラリー・バレエの今を高画質で楽しむことのできるセットです。














2/5(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
 

BISCOITO FINO



BC 2962
\2400→\2190
ブラトキによるヴィラ=ロボスのきらめくピアノ作品集
 ヴィラ=ロボス(1887-1959):
  (1)赤ちゃんの一族第1組曲
   【I. 色白の娘/II. 小麦色の娘/III. カボクロの娘/IV.ムラートの娘/
     V.黒人の娘/VI.貧乏な娘/VII. 道化人形/VIII. 魔法使いの女】
  (2)子供の組曲第1番
  (3)子供の組曲第2番
  (4)フランセットとピア
  (5)3つの星
  (6)ブラジルの子供の謝肉祭
   【I. ピエロの子馬/II. 小さな悪魔の鞭/III. ピエロの朝/
    IV.かわいいお坊さんの鈴/V .小さな乞食の大事件/
    VI.かわいい仮装のいたずらっ子/VII.おませな子の幻想的な笛/
    VIII. 子供たちのフォリア】
マルセロ・ブラトキ
 (ピアノ;Steinway & Sons D)
 まるで万華鏡、名手ブラトキによるヴィラ=ロボスのきらめくピアノ作品集

 セッション録音:2012 年4 月/ポットン・ホール・スタジオ/DDD、73’00”

 2008 年の来日公演が話題となったマルセロ・ブラトキによるヴィラ=ロボスのピアノ作品集。
 まるで万華鏡のように変幻自在の色を呈するヴィラ=ロボスの作品をブラトキのきらめくタッチでお楽しみいただけます。
 ブラジルを代表する作曲家ヴィラ=ロボスは民族的音楽の様式を用いた独特な音楽が特徴で、ピアノの小品集にもその特徴が随所に現れ、そのどれもが非常に可愛らしく、おしゃれな作品ばかりです。




NAIVE



V 5409
\2600→\2390
ロッシーニの小ミサ・ソレムニス初演150年記念公演
 ロッシーニ(1792-1868):小ミサ・ソレムニス
  (ダヴィデ・ダオルミ校訂版管弦楽版使用)
オッターヴィオ・ダントーネ(指揮)
ユリア・レージネヴァ(ソプラノ)
デルフィーヌ・ガルー(コントラルト)
マイケル・スパイアズ(テノール)
アレクサンドル・ヴィノグラードフ(バス)
アクサンチュス
パリ室内管弦楽団
クリストフ・アンリ(オルガン)
 ロッシーニの小ミサ・ソレムニス初演150年記念公演のライヴ録音、ダントーネによる細かな彫琢が美しい管弦楽注目の新星レージネヴァをはじめとする充実の歌唱陣!

 録音:2014 年6 月22-24 日、サン=ドニ大聖堂(ライヴ)

 ロッシーニの小ミサ・ソレムニスは、1864 年3 月14 日、パリで初演されました。
 この演奏は、初演150 年を記念して2014 年6 月のサン=ドニ大聖堂で行われた演奏会のライヴ録音。オッターヴィオ・ダントーネといえば、近年ではムローヴァ(Vn) とのバッハのヴァイオリン協奏曲の録音でも非常に話題になりましたが、ここでは名門パリ室内管弦楽団を非常に細かな彫琢をもって響かせています。
 本作品は、声楽、2 台ピアノとハルモニウムによる室内楽版が決定稿であり、ロッシーニが1867-68 年にかけて書いた管弦楽版は単なる編曲であるとされておりましたが、ダヴィデ・ダオルミの近年の研究は、管弦楽版こそが、長きに渡るこのミサ曲の創作活動の終着点であった、としています。この見地にたって近年為された改訂版を使用したのがこの演奏です。
 さらに、近年の研究(ダヴィデ・デオルミとクルト・リューダースによる)は、このロッシーニの小ミサ・ソレムニスは、ロッシーニが、古くからの友人ニデルメイエールへの追悼のために書いたとする説を確信的なものとしています。
 ルイ・ニデルメイエール(1802 〜 1861)は、スイスに生まれ、1819年にイタリアに移り、ローマで出会ったロッシーニと永遠の友情を結びました。
 ニデルメイエール自身は作曲家としては成功しませんでしたが、教会音楽学校の再興を行う(この学校ではサン=サーンスが教鞭をとり、フォーレはここの学生の一人でした)など、教会音楽の演奏と典礼の伝統の擁護などにも一役買った人物。このニデルメイエールの影響は、このロッシーニの小ミサ・ソレムニスでも、たとえば「Et incarnatus est」などのパレストリーナ的な部分に見られるといえるでしょう。
 この管弦楽版はロッシーニが亡くなった翌年の1869 年に初演され、大成功をおさめました。それからほどなくした1876 年、ヴェルディは、ロッシーニ追悼のために書いたレクイエムを同じ会場で演奏しています。
 ソプラノは、ミンコフスキも大絶賛、いまや世界が注目する1989 年サハリン生まれのレージネヴァ。コントラルトのデルフィヌ・ガルーは、ヨーロッパの音楽祭では欠かせない存在。
 マイケル・スパイアズはアメリカ、ウィーンで声楽を学び、ムーティ指揮CSO の「オテッロ」でロデリーゴ役に抜擢されるなど、活躍めざましい歌い手です。1976 年モスクワ生まれのバスのヴィノグラードフは、新国立劇場などで何度も来日している実力派。充実した歌唱陣に加え、近年無伴奏合唱のレパートリーを越えさらなる活躍を広げているアクサンチュス。最高の布陣によるロッシーニです。




REFERENCE RECORDINGS


= Pittsburgh Live! =



FR 713SACD
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
ホーネック&ピッツバーグ響、ブルックナーの「ロマンティック」
 ブルックナー:
  交響曲第4番変ホ長調WAB.104「ロマンティック」
   (1878/80年稿・ノヴァーク版)
ピッツバーグ交響楽団
マンフレート・ホーネック(指揮)
 超優秀録音。マンフレート・ホーネック&ピッツバーグ響、ブルックナーの「ロマンティック」

 収録:2013 年12 月6-8 日/ピッツバーグ、ハインツ・ホール(ライヴ・デジタル)/5.1 チャンネルステレオ、66’ 07

 SACD ハイブリッド盤。
 マンフレート・ホーネックが音楽監督を務めるピッツバーグ響を指揮して、オーディオ・ファンに人気のリファレンス・レコーディングスで進める「ピッツバーグ・ライヴ!」の第3 作。
 ブルックナーの「ロマンティック」は、2013 年12 月に本拠ピッツバーグのハインツ・ホールで、サウンド・ミラーのチームによってライヴ録音されたものです。
 ピーター・フィリップス率いるタリス・スコラーズとのジョイントで行なわれた公演は、前半にブルックナーのほか、ヴィクトリア、アレグリの宗教声楽曲が取り上げられるというプログラム立てもユニークなものでしたが、ホーネックによる本篇の交響曲もまた期待に違わぬ個性的な演奏となっています。
  ここでも柔軟なテンポ設定、表情たっぷりの濃厚なフレージングは、ここでも健在でホーネック節全開。たとえば、第1 楽章の第2 主題「シジュウカラのツィツィペーという鳴き声」を意図してかなり速めのリズムで歌わせ、そのままグングン急加速してゆくさまは面目躍如といったところで、これについてゆくオーケストラの力量の凄さにも唖然とさせられます。
 ここぞというところでは一気に畳み掛け、歌うべきところは目一杯歌い上げる、メリハリを効かせた音楽運びは、やはり当コンビによるマーラー演奏でも成功していましたが、このたびのブルックナーではさらなる深化を遂げており、ホーネック・ファン、ブルックナー好きには見逃せない内容といえそうです。

 【トラックタイム】
  I.18’29 +II.15’52+III.10’11 +V.21’32= TT.66’04




CHANDOS



CHSA 5152
(SACD HYBRID)
\2800→\2590
アイヴズ:管弦楽作品集 Vol.1
 交響曲第1番
 交響曲第2番 Op.19
アンドルー・デイヴィス(指揮)
メルボルン交響楽団
 アンドルー・デイヴィス&メルボルン響!チャールズ・アイヴズの管弦楽作品集始動!

 トロント交響楽団の音楽監督、BBC交響楽団の首席指揮者を歴任し、リリック・オペラ・オブ・シカゴの音楽監督、グラインドボーン音楽祭の音楽監督を担う傍ら、Chandosレーベルではイギリス音楽を中心とした数々のレコーディングを行い、英国音楽の名匠として活躍するアンドルー・デイヴィス。メルボルン交響楽団(MSO)は2013年からアンドルー・デイヴィスが首席指揮者を務めており、Chandosからは3枚目となるデイヴィスとメルボルン響のコンビによるレコーディングでは、アメリカ現代音楽の先駆者、チャールズ・アイヴズ(1874−1954)のオーケストラル・ワークスがスタート!
 アイヴズがイェール大学在学中に、卒業制作として書いた「交響曲第1番」。20代の頃の作品でありながら、初演は1951年に行われた「交響曲第2番」。現在、エルガーの「ゲロンティアスの夢(CHSA 5140)」が、BBCミュージック・マガジン・アウォードへのノミネートや、グラモフォン誌の「Critics' Choice」、サンデー・タイムズ紙の「Album of the Week」を獲得するなど、大フィーヴァー中のアンドルー・デイヴィスは、新プロジェクトの「アイヴズ」にも一層の期待がかかります!

 ※録音:2014年7月28日−30日、ロバート・ブラックウッド・ホール、モナシュ大学(メルボルン、オーストラリア)



 


CHSA 5153
(SACD HYBRID)
\2800→\2590
ウォルトン:
 ベンジャミン・ブリテンの即興曲によるインプロヴィゼーション

 チェロ協奏曲*/交響曲第2番
ポール・ワトキンス(チェロ)*
エドワード・ガードナー(指揮)
BBC交響楽団
 エドワード・ガードナーのウォルトン第2弾!交響曲第2番&チェロ協奏曲!

 エドワード・ガードナーとBBC交響楽団の黄金コンビによる、ウォルトン!
 第2弾では、ウォルトン最後の交響曲"第2番"とチェロ協奏曲、そしてブリテンのピアノ協奏曲の主題に基づくインプロヴィゼーション(即興曲)を収録。
 チェリストは、ナッシュ・アンサンブルなどで活躍するイギリスの名手、ポール・ワトキンス。タスミン・リトルと共演した第1弾「交響曲第1番&ヴァイオリン協奏曲(CHSA 5136)」では、レコード芸術海外盤REVIEW「今月の特選盤」を始め、BBCミュージック・マガジン誌、グラモフォン誌、MuiscWebでそれぞれ"Recording of the Month"を獲得するなど世界で大絶賛され、2014年のChandosベストセラー・タイトルの1つとなっただけに、第2弾も要注目。
 大規模で色彩的な管弦楽を、Chandosの高音質録音で音盤に刻んだガードナーのウォルトン。乞うご期待!

 ※録音:2013年9月18日−19日&2014年10月28日−29日、ワトフォード・コロッセウム



 

CHAN 10848
\2400
ヤナーチェク&マルティヌー:弦楽四重奏曲集
 ヤナーチェク:
  弦楽四重奏曲第1番 JW VII/8 《クロイツェル・ソナタ》、
  弦楽四重奏曲第2番 JW VII/13 《ないしょの手紙》
 マルティヌー:弦楽四重奏曲第3番 H.183
ドーリック弦楽四重奏団
 〔アレックス・レディントン(第1ヴァイオリン)、
  ジョナサン・ストーン(第2ヴァイオリン)、
  エレヌ・クレモン(ヴィオラ)、
  ジョン・マイヤーズコフ(チェロ)〕
 ドーリック弦楽四重奏団が弾くチェコの室内楽作品!

 英グラモフォン誌で『最も優れた若手弦楽四重奏団の1つ』と絶賛され、シャンドスが次世代のメイン・アーティストとして期待を寄せるイギリスのアンサンブル、ドーリック弦楽四重奏団。新たなヴィオラ奏者として、フランスの才女エレヌ・クレモンが加わり新体制となったドーリック弦楽四重奏団の新録音は、レオシュ・ヤナーチェクとボフスラフ・マルティヌー、19世紀〜20世紀チェコを代表する2人の作曲家による、弦楽四重奏曲集。
 ヤナーチェクの弦楽四重奏曲は、トルストイの小説「クロイツェル・ソナタ」のストーリーを弦楽四重奏で描いた第1番、ヤナーチェクが長年片思いを寄せた女性「カミラ」への想いを綴った第2番。いずれも深い愛情と情熱の込められた作品。師であるルーセルの影響に加え、ジャズやラグタイムの要素が取り入れられているマルティヌーの弦楽四重奏曲第3番。
 世界最高の若手アンサンブルによる、格別なるチェコの室内楽をご堪能あれ。

 ※録音:2014年9月20日−22日、ポットン・ホール(サフォーク)



 

CHSA 5148
(SACD HYBRID)
\2800
アメリカの名合唱団によるラフマニノフの晩祷!
 ラフマニノフ:晩祷 Op.37
フェニックス・コーラル
カンザス・シティ・コーラル
チャールズ・ブルフィー(指揮)
ユリア・スコザファヴァ(メゾ・ソプラノ)
フランク・フレッシュナー(テノール)
 世界初演100周年記念!アメリカの名合唱団によるラフマニノフの晩祷!

 グラミー賞受賞アーティストであるチャールズ・ブルフィーがフェニックス・コーラルとカンザス・シティ・コーラルの2つの合唱団を率いて創り上げるのは、ラフマニノフの宗教音楽における最高傑作「晩祷(徹夜祷)」。1915年3月にモスクワ聖務会院の合唱団により初演された「晩祷」は、2015年で初演100周年を迎える。
 フェニックス・コーラルとカンザス・シティ・コーラルは、合わせて10のグラミー賞ノミネートと4つのグラミー賞受賞を誇る、世界有数のプロの合唱団。「テンペスタ・ディ・マーレ」など、アメリカのアーティストの活躍も目覚ましいChandosにおける、重要アーティストの一翼を担っていくだろう。

 ※録音:2014年5月24日−26日、カンザス・シティ(アメリカ)
 

CHAN 10847
\2400
イギリスの吹奏楽作品集
 ヴォーン・ウィリアムズ:イギリス民謡組曲
 ホルスト:
  吹奏楽のための第1組曲 Op.28-1(マシューズ校訂版)
  吹奏楽のための第2組曲 Op.28-2(マシューズ校訂版)
 グレインジャー:リンカンシャーの花束
 トムリンソン:イギリス民族舞曲による組曲(吹奏楽版)
 ラングフォード:トロンボーンとブラスバンドのための狂詩曲*

ロイヤル・エア・フォース・セントラル・バンド
ダンカン・スタッブズ(指揮)
ジョナサン・ヒル(トロンボーン)*

 吹奏楽の重要レパートリーのイギリス作品集。ホルストの組曲はマシューズ校訂版!

 1920年の活動開始から今年で95周年を迎える、イギリスのロイヤル・エア・フォース・セントラル・バンド。前作のナイジェル・ヘス:吹奏楽作品集Vol.2 「ニュー・ロンドン・ピクチャーズ」(CHAN10767)の録音が記憶に新しいが、今作はグレインジャーの「リンカンシャーの花束」や、吹奏楽曲の『聖書』とも言えるホルストの「吹奏楽のための組曲」など、吹奏楽曲でも重要レパートリーを収録。ホルストの吹奏楽のための組曲は、ホルスト自筆原稿のフルスコアからコリン・マシューズが編曲を行った校訂版を使用!
 ラングフォードの「トロンボーンとブラスバンドのための狂詩曲」でソリストを務めるのは、ロイヤル・エア・フォース・セントラル・バンド首席トロンボーン奏者のジョナサン・ヒル。イギリス王立音楽大学ではトロンボーンだけでなく、クラシック・ギターも専攻するなど器用な一面を持っている。収録作品はどれも日本の吹奏楽で重宝されている名作品!
 ロイヤル・エア・フォース・セントラル・バンドが演奏するイギリスの吹奏楽作品集は、吹奏楽関係者、必聴必携です!

 ※録音:2014年10月3日、6日&7日、RAFミュージック・スタジオ(ロンドン)







CPO



777697
\2700→\2490
パウル・グレーナー:ピアノ協奏曲 他
 1.ピアノ協奏曲 Op.72/
 2.弦楽とハープのためのシンフォニエッタ Op.27/
 3.3つのスウェーデンの舞曲 Op.98/
 4.ディヴェルティメント Op.67
オリヴァー・トリエンドル(ピアノ)/
ウタ・ユングヴィルス(ハープ…2)/
ミュンヘン放送交響楽団/
ウルフ・シルマー(指揮)
 ベルリンの職人の家に生まれたグレーナーは、他の優れた作曲家たちと同じく幼い頃から楽才を発揮、長じてからは、ドイツの各地で楽長として活躍後、ロンドン王立ヘイマーケット劇場の音楽監督に就任し、同時に英国王立音楽院で教えるなど、多彩な活躍をしました。勤勉な生活を送っていましたが、1920年代の終わりから国家社会主義党に入会し、いくつかの作品はナチス・ドイツのプロパガンダとして使われ、また1933年には国家社会主義ドイツ労働者党に入党することで、ナチスから数多くの便宜を図られることとなります。しかし、1944年に自宅が爆撃に遭い、全ての自筆譜は失われてしまったのです。
 そのような理由により、彼の作品についての評価は現在でも定まってはいませんが、いくつかの作品を聴いてみれば、彼の真の才能を感じることができるのではないでしょうか。
 

777907
(2CD)
\4200
ミヒャエル・ハイドン:弦楽五重奏曲全集
<CD1>
 1.弦楽五重奏曲 変ロ長調 MH412/
 2.弦楽五重奏曲 ハ長調 MH187/
 3.弦楽五重奏曲 へ長調 MH367/
<CD3>
 1.弦楽五重奏曲 ト長調 MH189/
 2.弦楽五重奏曲 へ長調 MH411
ザルツブルク・ハイドン弦楽五重奏団
 天才ヨーゼフ・ハイドン(1737-1806)の5歳年下の弟ミヒャエル・ハイドン。彼も兄に負けず劣らず音楽の才能に抜きんでてオリ、いました。やはり幼い頃からシュテファン大聖堂の聖歌隊で歌い、オルガン、ピアノ、ヴァイオリンを学び、20歳でハンガリーのグロースヴァルダイン司教の楽長となったのを皮切りに、数多くの宮廷に仕え、多くの作品を残しています。教師としても高名で、弟子にはウェーバーやディアベリなどがいます。
 cpoレーベルでは彼の作品を集中的にリリースすることで、若干過小評価され気味のミヒャエル・ハイドンに光を当てるべく奮闘しています。この五重奏曲集も、同時代のモーツァルトのものよりも変化に富み、かなり冒険的なのではないでしょうか。
 


777004
(2CD)
\4200→\3790
ヨアヒム・ラフ:弦楽四重奏曲集
 1.弦楽四重奏曲 第2番 イ長調 Op.90/
 2.弦楽四重奏曲 第3番 ホ短調 Op.136/
 3.弦楽四重奏曲 第4番 イ短調 Op.137/
 4.弦楽四重奏曲 第8番 ハ長調 Op.192-3
マンハイム弦楽四重奏団
 彼が活躍し親交を結んだた当時の音楽家たち、リスト、ブラームス、メンデルスゾーン…などの影響を強く受けたが故に、どんなに作品を書いてもあまり認められることのなかったスイスの作曲家ヨアヒム・ラフ(1822-1882)。その作品が正統に評価されたのは、ウィーン楽友協会主催のコンクールで「交響曲第1番」が1位を獲得してからでした。その時ラフは41歳。いささか遅すぎた感もありますが、以降彼は数多くの作品を生み出して生きます。
 最近になって復興の兆しが見えてきたラフの作品ですが、この弦楽四重奏曲も、良く練られた素晴らしいものばかり。とにかく良く歌うメロディが特徴で、流麗な音に陶然となるはずです。
 


777894
(2CD)
\4200→\3790
ハインリヒ・ヴィルヘルム・エルンスト:ヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリン曲集
<CD1>
 1.ロッシーニ「オテッロ」による華麗な幻想曲 Op.11/
 2.2つのサロン風の小品 Op.13-2「ロンディーノ・グラジオーソ」/
 3.2つのサロン風の小品 Op.13-1「アダージョ・センティメンタル」/
 4.弦楽四重奏曲 ロ長調/5.2つの夜想曲 Op.8/
 6.アルバムの小品/
<CD2>
 1.束の間の思考(友情の約束)/
 2.6つのサロン風の小品 Op.25-第1番,第24番,第34番/
 3.2つのロマンス Op.15/4.大2重奏「プレ・オ・クレル」/
 5.ヴィエニャフスキ(1835-1880):夢 嬰ヘ短調
トーマス・クリスチャン(ヴァイオリン)/
トーマス・クリスチャン・アンサンブル
 優れたヴァイオリニストとして名声を思うままにしていたエルンスト(1814-1865)ですが、1828年にパガニーニの演奏に接して超絶技巧に目覚め、この技術を習得するために、決して人前で練習をしなかったというパガニーニの身辺に潜り込んだというエピソードを持つほどの努力家(?)でもありました。
 その甲斐あってか、数多くの絢爛たる技巧を散りばめた作品を書き、これらは現代でも“演奏困難な作品”と讃えられています(そのため、あまり演奏会のレパートリーになっていないのが残念です)。
 この2枚組には、そんなエルンストの様々な作品を収録、彼の技巧の秘密を探るために最適なアルバムとなっています。単なるパガニーニの模倣ではなく、独自の世界を目指したエルンスト。もっと知られても良い作曲家です。
 

777896
\2100
フランツ・リスト:2台ピアノのための作品集
 1.メンデルスゾーンの無言歌による大コンツェルトシュトゥック R355/S257/
 2.ノルマの回想 R378/S655/
 3.悲愴協奏曲 ホ短調 R356/S258-2/
 4.ドン・ファンの回想 R379/S656/
 5.ヘクサメロン R377/S654-2
ピアノ・デュオ・ジェノヴァ&ディミトロフ
〈メンバー:
 アグリカ・ジェノヴァ&
 リューベン・ディミトロフ(ピアノ)>
 ジェノヴァとディミトロフの2人は、ピアノ・デュオとして活動を始める前からフランツ・リスト(1811-1886)の作品には献身的な愛情を抱いていて、どちらもコンクールの演奏曲に「メフィスト・ワルツ」を選ぶなど争うようにリストを弾いていたといいます。
 それから25年後、彼らはライバルとしてでなく、アンサンブルとしてリストを演奏することになりました。リストはしばしば気に入った自作の独奏曲を2台ピアノのために編曲し、これらを更に華麗な作品として生まれ変らせています。
 リストが要求する技巧が困難なことは独奏曲でも顕著ですが、2台ピアノ作品では、オーケストラを超える程の響きが求められていることは間違いありません。かのアルゲリッチが愛奏している「悲愴協奏曲」や、もともとが難しすぎることで知られる「ノルマの回想」での想像を絶する音の奔流に酔いしれてください。
 


777923
\2700→\2490
フェリックス・ヴォイルシュ:交響曲 第3番 他
 1.交響曲 第3番 Op.70/
 2.3つのベックリンの幻想曲 Op.53
オルデンブルク州立管弦楽団/
トーマス・ドルシュ(指揮)
 現在ではほとんど忘れられてしまったドイツの作曲家ヴォイルシュ(1860-1944)の作品集第2集です。交響曲第2番と「ハムレット序曲」が収録された第1集(777744-2)で、その鮮烈な音に驚いた人も多く、それだけにこの第2集にも期待が寄せられるところでしょう。
 強大なブラームスの影響から脱却すべく、様々なアイデアを自作に取り入れたヴォイルシュですが、なかなか伝統を打ち破るのは難しく、結局のところは良い意味での「交響曲におけるブラームスの後継者」となったヴォイルシュですが、管弦楽曲ではかなり自由な作風を示しています。
 特にこの「ベックリンの幻想曲」は色彩的であり、彼の全作品の中でも最も成功した曲として認知されています。また、交響曲第3番はかなり半音階的なメロディが使われていて、この不協和音の連続は“新しい時代”を予見させるものでもあります。ドイツ後期ロマン派の忘れられた作曲家として片付けてしまうわけにはいきません。



旧譜
フェリックス・ヴォイルシュ:交響曲第2番

777744-2
\2700→\2490
フェリックス・ヴォイルシュ:交響曲第2番
 1.「ハムレット」序曲Op.56/
 2.交響曲第2番Op.60
オルデンブルク州立管弦楽団/
トーマス・ドルシュ(指揮)
 ドイツの作曲家、合唱指揮者ヴォイルシュ(1860-1944)。彼の名前は現在ではほとんど知られていませんが、生前は素晴らしい音楽家として高く評価されています。若い頃はドレスデンとハンブルクで過ごし、ここで学びました。1890年代から1900年代にかけて、ドイツの都市、主にハンブルクのアルトナで指揮者、オルガニストとして職を得ています。1917年にはプロイセンの芸術アカデミーに選出され、また1936年には「ゲーテ賞」を授与されています。
 彼はドイツの古典を大切にしており、その作品には(彼の友人であったブラームスと同じように)パレストリーナ、ラッスス、シュッツ、バッハらの影響が見てとれます。生涯に7つの交響曲、5つの管弦楽作品、3つの歌劇、ヴァイオリン協奏曲、そして100曲ほどの歌曲を残しましたが、どれも、前衛的なスタイルを追求するのではなく、ロマンティックで、伝統的な形式を遵守したもので、まさにブラームスの後継者と呼ぶにふさわしいものと言えるでしょう。





DISCMEDI


DM 5138-02
\2700
エンリク・ムレーラ(1865-1942)/アンヘル・ギメラ(1845-1924)台本:
  サルスエラ「ラ・サンタ・エスピーナ」

   (1907/ルベン・ヒメノによる演奏会版)
ダビド・アラグレ(テノール:ガリド)
アンナ・アラス(メゾソプラノ:ロザ・ベラ、ダルデイ)
エンリク・マルティネス=カスティニャーニ(バリトン:ウルリク)
ビラフランカ・ポリフォニー合唱団
ダビド・エルナンデス(合唱指揮)
バリェス交響楽団
ルベン・ヒメノ(指揮)
録音:2014年3月16日、バリェス交響楽団本部、サバデイ、カタルーニャ州、スペイン
 カタルーニャ語のサルスエラ。指揮者ルベン・ヒメノによるナレーター、歌手、合唱と管弦楽のためのコンサート・ヴァージョンの上演に合わせた録音で、ナレーション部分は省かれています。世界初録音。




LACHRIMAE


LCD 9723
\2700
来たれ、来たれ、エマヌエル 中世のクリスマス音楽
 不詳(13世紀、ボッビオのサン・コロンバーノ修道院):Missus baiulus
 不詳(13世紀、プラハ、ラテン=ボヘミアのグラドゥアーレ):Jesu dulcis mater bona
 グレゴリオ聖歌(ローマのアンティフォナ):Hodie Christus natus est
 不詳(13世紀、アルフォンソ10世編纂、聖母マリアのカンティガ集):
  Pois que dos Reys Nostro Sennor(第42番)
 不詳(14世紀、スウェーデン、トゥルク、ピエ・カンツィオネス):Corde natus ex Parentis
 不詳(15世紀、ナポリ伝承):Quanso nascette Ninno
 不詳(11世紀、パリ、ガリアのグラドゥアーレ):Vox in Rama
 不詳(14世紀、ロンドン、大英博物館):Angelus as Virginem
 不詳(13世紀、フランス、サンス大聖堂):Castitatis lilium effloruit
 不詳(15世紀、パリ、国立博物館):Noel nouvelet
 不詳(14世紀):モンセラートの朱い本 から Polorum Regina
 不詳(14世紀、ドイツ、モースブルクのグラドゥアーレ):Resonet oin laudibus
 フィリップ・ル・シャンスリエ(13世紀)?
  (メディチェア=ラウレンツィアーナ図書館):Procedenti puero
 不詳(12世紀、パリ、国立博物館):O Maria stella maris
 不詳(13世紀、パリ、国立博物館):Veni, veni, Emanuel
 不詳(14世紀、プラハ、スペツィアルニク写本):
  Omnis nunc microcosmos - Omnis mundus iocundetur
 不詳(13世紀、フランス、ルーアン大聖堂):Verbum Patris hodie
 不詳(14世紀、プラハ、スペツィアルニク写本):
  Huius sit memoria - Quem pastores - Natus est
 不詳(13世紀、スペイン、ブルゴス、ラス・ウエルガス写本):
  Psallat chorus - Eximie Pater - Aptatur
 不詳(14世紀、スウェーデン、トゥルク、ピエ・カンツィオネス):
  Omnis mundus iocundetur
グルポ・ヴォカル・ヌバ
 カルメン・ベルメホ、
 マリア・ヘスス・シルエロス、
 クリスティナ・クルス、
 ヌリア・ガルシア、
 マリア・クルス・エルバル、
 ピラル・ガルシア、
 マイテ・グティエレス、
 ミラグロス・マチュカ、
 ジャクリーヌ・インベルト、
 チティ・メンデス、
 エステル・ペレラ、
 イサベル・ロサノ、
 サラ・ヒホン、
 コンチタ・カスティリョ、
 マリサ・サンス、
 エリサ・マルティネス、
 マリベル・フェランデス、
 フリアナ・ビイェ、
 イサベル・ゴンサレス、
 ベアトリス・アロンソ、
 モニカ・バリェステロス、
 ラケル・ロドリゲス、
 ラケル・プリエト、
 エステル・シエラ、
 ピラル・ソモリノス(歌)
 シュルショ・オルドニェス(リコーダー、チリミア、中世バグパイプ)
 ビル・クーリー(プサルテリウム、ダルシマー、ストリングド・ドラム、タンバリン)
 クロシュ・ハン=アフシャル(オルガネット)
ミゲル・アンヘル・ハラバ(指揮)

録音:2010年6月11-13日、アルカラ大学音楽ホール、アルカラ・デ・エナレス、マドリード州、スペイン
 女声と少数の古楽器による清廉で温かみのある中世クリスマス音楽。
 グルポ・ヴォカル・ヌバは2003年、中世音楽の演奏のためアルカラ・デ・エナレス市の助成を得て創設された女声アンサンブル。
 音楽監督のミゲル・アンヘル・ハラバはマドリード王立音楽院(ピアノ)、マドリード声楽学校で学び、音楽学者サムエル・P・ルビオにポリフォニー音楽を師事した合唱指揮者。
 1982年にユネスコ友の会合唱団(マドリード)を創設し1995年まで指揮。同じく1982年にマドリード合唱連盟の創設に参画。1984年から1992年までスコラ・カントールム・デ・アルカラ・デ・エナレスを指揮。1989年、著書「合唱歌唱の理論と実践」を出版。1995年古楽を専門とするコレギウム・ヴォカーレ・デ・マドリードを創設。1997年から2006年までビリャ・デ・モストレス合唱団の音楽監督を務めました。





LA MA DE GUIDO


LMG 2126
\2500
グズマン、カズーラ、カペーリャス:弦楽四重奏曲集
 ジュゼプ・リュイス・グズマン(1954-):
  弦楽四重奏曲「アマデウ・ビベスの記念に」(1994)
 アンナ・カズーラ(1965-):
  弦楽四重奏曲第1番 Op.7(1988-1992/改訂:2002)
 ジョルディ・カペーリャス(1962-):4つの版画(2012)
テシド弦楽四重奏団
 イランチュ・スアスティ、
 ジュアン・マルソル(ヴァイオリン)
 ジョルディ・アルメンゴル(ヴィオラ)
 シェビエ・ロチ(チェロ)
録音:2013年、アウディトリ・パウ・カザルス、アル・バンドレイ、カタルーニャ州、スペイン
  カタルーニャの作曲家の弦楽四重奏曲を取り上げたアルバム。
 

LMG 2127
\2500
ノウセンティスマ世代、カタルーニャの女性作曲家の歌曲集
 リュイザ・カザジェマス(1873-1942頃):Rierol / Accalmie / Bouquet
 オニア・ファルガ(1882-1936):
  Cant de la gitana / Ojos claros, serenos / Cantares andaluces
 ブランカ・セルヴァ(1884-1942):Posta de lluna / La Candelera plora / Grill / Cap al tard
 マリア・インフィエスタ(1886-1960頃):
  Le doux bruit / Ou vivre? / Que es poesia? / Por un beso
 マルガリーダ・ウルフィーラ(1889-1970): Non-non / Canco d'Abril / El rossinyol
 パキータ・マドリゲーラ(1900-1965):
  La nina de marfil / Se fue el dia de mi corazon / Aleluya
 ムンサラー・カンプマーニ(1901-1995):
  Canto de amor / Un asra / Momento / Petit rondell / Filant

マリア・タレーザ・ガリゴーザ(ソプラノ)
シルヴィア・ビダル(ピアノ)

録音:2014年夏、コンサートホール、パペル・デ・ムジカ、カパリャーダス、カタルーニャ州、スペイン
  20世紀初めのカタルーニャにおける文化革新運動ノウセンティスマ(Noucentisme)世代の女性作曲家たちを取り上げたアルバム。
 


LMG 2128
\2500→\2290
フアン・マネン コレクション 第2巻
 フアン・マネン(1883-1971):
  ヴァイオリン、弦楽合奏とハープのための(室内)協奏曲第2番 Op.A-24(*)
  オーボエ協奏曲 Op.A-39(+)
カイ・グルースティーン(ヴァイオリン(*))
エドゥアルト・マルティネス(オーボエ(+))
室内管弦楽団タラサ48
シャビエ・プチ(指揮)
録音:時期の記載なし、市立コンサートホール、タラサ、カタルーニャ州、スペイン
  フアン・マネン(カタルーニャ語ではジュアン・マネン)はバルセロナに生まれたヴァイオリン奏者・作曲家。ヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニストとしてドイツで成功を収め、パブロ・サラサーテに比肩する存在と称されました。
 カイ・グルースティーンはカナダのヴァイオリニスト。2003年以来2015年現在バルセロナのリセウ大劇場交響楽団コンサートマスターを務めており、2003年にはリセウ大劇場室内管弦楽団を創設、またカタルーニャ高等音楽学校教授に就任しました。
 LMG 2120「フアン・マネン:ヴァイオリンとピアノのための作品集 Vol.1」の続編ですが、シリーズ名を改めヴァイオリン作品以外にも拡大したようです。


フアン・マネン・コレクション 第1巻

LMG 2120
\2500→\2290
フアン・マネン・コレクション
 フアン・マネン(1883-1971):ヴァイオリンとピアノのための作品集 Vol.1
  イベリア舞曲第2番 Op.A-25/バラード Op.A-20
  スペイン小組曲 Op.A-3/歌 Op.A-8 No.1/練習曲 Op.A-8 No.2
  イベリア舞曲第3番「カタラユ」Op.A-36/愛のロマンス Op.A-48
カリナ・マツタ(ヴァイオリン)
ダニエル・ブランク(ピアノ)

録音:2012年、カン・ロチ・イ・トレス音楽堂、サンタ・クロマ・デ・グラメネト、スペイン

フアン・マネン(カタルーニャ語ではジュアン・マネン)はバルセロナに生まれたヴァイオリン奏者・作曲家。ヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニストとしてドイツで成功を収め、パブロ・サラサーテに比肩する存在と称されました。カリナ・マツタは2002年にワルシャワのフリデリク・ショパン音楽大学を卒業したポーランドのヴァイオリン奏者。

  


LMG 2129
\2500→\2290
カタルーニャ語、弦楽四重奏で「冬の旅」
 シューベルト(1797-1828)/ブロサ弦楽四重奏団編曲:
  連作歌曲「冬の旅」 [Viatge d'hivern] (カタルーニャ語訳、弦楽四重奏伴奏版)
   Bona nit / El penell / Llagrimes glacades /
   Enravenament / El til-ler / Torrent
   Al riu / Mirada enrere / Foc follet /
   Repos / Somni de primavera / Solitud
   El correu / Cabells blancs / La gralla /
   Ultima esperanca / Al poble
   Mati de tempesta / Miratge /
   El senyal del cami / L'hostal / Coratge
   Els sols fantasma / El music errant
ジュディ・ネデルマン(歌)
ブロサ弦楽四重奏団
 アレシュ・プチ、
 ペレ・バルトゥルメー(ヴァイオリン)
 インマ・リュク(ヴィオラ)
 キク・プジェス(チェロ)
録音:2014年4月、アスパイ・ソノー・ムントリウ、ムントリウ・ダ・サガラ、リェイダ県、カタルーニャ州、スペイン
  ブロサ弦楽四重奏団がカタルーニャのシンガーソングライター、ジュディ・ネデルマン(1991年生まれ)を招いてコラボレートしたプロジェクト。視聴用動画
  

LMG 2130
\2500
アルベルト・ギノバルト(1962-):
  クリスマス・キャロル
   (チャールズ・ディケンズの小説に基くダビト・ピントゥの歌詞による)
  クリスマス組曲
グラヌリェース楽友協会児童合唱団
ジュゼプ・ビラ(合唱指揮)
カメラ・ムジケ管弦楽団
トマス・グラウ(指揮)
録音:2014年1月10-12日、フランセスク・タラファ・ホール、グラヌリェース、カタルーニャ州、スペイン
 カタルーニャの作曲家ギノバルト(カタルーニャ語ではギヌバルト)が児童合唱と管弦楽のために書いたクリスマス音楽。


<LP>


CPO(LP)


777999
(LP)
\3100
ブラームス:交響曲 第3番 へ長調 Op.90 ヘルシンボリ交響楽団/
アンドリュー・マンゼ(指揮)
 SACDハイブリッド盤で発売されたとき、大好評を博したマンゼとヘルシンボリ交響楽団のブラームス(1833-1897)の交響曲全集ですが、今回はまず第3番がLP盤としてお目見えします。
 刺激的な解釈と素晴らしい音質で高く評価されたこの録音ですが、LPレコードでは更に素晴らしく精密な響きを楽しむことができます。
 最近その存在がじわじわ注目を浴びているLPレコード、確かに存在感はCDやSACDを上回るものです。この盤にそっと針を降ろす時の快感…。そして溢れ出る豊かな響きを想像してみてください。


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


DOREMI



DHR 8030
\2400→\2190
マルタ・アルゲリッチ Vol.3
 (1)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第7番ニ長調Op.10 の3
  [ 録音:1960年9月8日WDRケルン(放送用セッション)]
 (2)シューマン:子供の情景Op.15
  [ 録音:1965年1月27日WDR ケルン(放送用セッション)]
 (3)同:トッカータOp.7
  [ 録音:1960年9月8日WDRケルン(放送用セッション)]
 (4)リスト:ハンガリー狂詩曲第6番変ニ長調
  [ 録音:1957年9月ジュネーヴ国際コンクール(ライヴ)MONO]
 (5)プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番ハ長調Op.26
  [ 録音:1965年12月10日WDR ケルン(放送用セッション)
マルタ・アルゲリッチ(Pf)
 (5)カール・メレス(指揮)
 ケルン放送交響楽団
 信じ難い素晴らしさ、アルゲリッチのベートーヴェン

 STEREO、MONO

 ファンを狂喜させたDoremi のアルゲリッチ・シリーズ、第3 弾の登場です。第2 弾にも登場した1960 年9 月8 日ケルンWDR の放送用セッション録音から、残りのベートーヴェンの「ピアノ・ソナタ第7 番」とシューマンの「トッカータ」を初CD 化。前者はDG 盤に第4 楽章のみ収録されているものの全曲盤で、ついに全貌が明らかとなります。
 アルゲリッチのベートーヴェンのピアノ・ソナタは非常に珍しく、正規なものはひとつもありませんが、これが予想以上の素晴らしさ。推進力と情熱、感興に富んでいて時を忘れて聴き惚れます。
 また、「子供の情景」も名盤の誉れ高い1983 年のDG 盤より18 年も前の録音ながら、聖母のような慈愛に満ちた優しいピアノの音色に酔わされます。一方「トッカータ」では切れ味抜群のテクニックを示し、ひたすら興奮させられます。
 プロコフィエフのピアノ協奏曲第3 番は、往年の指揮者カール・メレスとの共演。アルゲリッチの十八番ですが、若さ発散のエネルギーはこの時期の魅力。いずれも初出音源。ピアノ音楽史の宝と申せましょう。
 


DHR 8036
\2400→\2190
マルタ・アルゲリッチ Vol.4
 ショパン:1965年第7回ショパン国際コンクールより(ライヴ)
  (1)ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58 [3月10日第3次予選]
  (2)ノクターン変ホ長調Op.55の2 [3月10日第3次予選]
  (3)エチュード変イ長調Op.10の10 [3月5日第2次予選]
  (4)舟歌Op.60 [3月5日第2次予選]
  (5)エチュードハ長調Op.10の1 [2月22日第1次予選]
  (6)エチュード嬰ハ短調Op.10の4 [2月22日第1次予選]
  (7)前奏曲(6曲)Op.28の19-24 [2月22日第1次予選]
  (8)ポロネーズ変イ長調Op.53「英雄」[2月22日第1次予選]
  (9)ノクターン ヘ長調Op.15の1 [2月22日第1次予選]
  (10)バラード第4 番ヘ短調Op.52
   [1960年1月23日WDRケルン(放送用セッション)STEREO 初出]
  (11)エチュードハ長調Op.10の1 [1955年ブエノスアイレス]
マルタ・アルゲリッチ(Pf)
 絶句。アルゲリッチのショパン・バラード第4 番が残っていた!

 MONO
 アルゲリッチは1965 年に行われた第7 回ショパン国際コンクールで女性初の優勝に輝きました。ここではその際の第1 次予選から第3 次予選までの演奏ライヴが納められています。これを聴けば、彼女がどれほど飛び抜けた存在であったか驚かされます。
 それ以上に貴重なのが「バラード第4 番」。アルゲリッチのショパンのバラードは第1 番しか録音が存在せず、まさか第4 番が出現するとは前代未聞の慶事と申せましょう。1960 年1 月23 日WDR ケルンの放送用セッション録音で、何とステレオ。演奏はニュアンスと感興に富むまさにアルゲリッチの天才性輝くもので、これ1曲のためにアルバムを持っている価値があるお宝中のお宝です。


<メジャー・レーベル>

SONY


88843031292
\2600
カタリーナ/ピアノ・ファンタジー
 1: Air (原曲:バッハ:G線上のアリア) /
 2: Blow of Fate (原曲:ベートーヴェン:交響曲第5番〜第1楽章) /
 3: In the Moonlight (原曲:ドビュッシー:月の光)/
 4: Queen of the Knight (原曲:モーツァルト:「魔笛」〜夜の女王のアリア) /
 5: A Little Prayer (原曲:シューマン:トロイメライ)
 6: Ave Maria (原曲:バッハ=グノー:アヴェ・マリア)/
 7: Destiny (原曲:モーツァルト:交響曲第40番〜第1楽章)/
 8: Badinerie (原曲:バッハ:〜管弦楽組曲第2番〜バディネリ)/
 9: Toccata (原曲:バッハ:トッカータとフーガ ニ短調)/
 10: Deep in the Darkness (原曲:ベートーヴェン:「月光」〜第1楽章)/
 11: Sound of Bell (原曲:ラフマニノフ:前奏曲Op.3-2)/
 12: Song of Joy (原曲:主よ人の望みの喜びよ) /
 13: Innocent Child (原曲:プッチーニ:「ジャンニ・スキッキ」〜私のお父さん)/
 14: Tristesse (原曲:ショパン:別れの曲) /
 15: Summerstorm (原曲:ヴィヴァルディ:「四季」〜夏) /【演奏】
Katharina (ピアノ)  &
ザ・ハリウッド・オーケストラ
 ドイツのポップ・ピアニストKatharina(本名:カタリーナ・ケーニヒスフェルトKatharina Konigsfeld)の話題のアルバム。クラシックの名曲をポップ・アレンジ! それは、魅惑的で感情的でエキサイティング!
 ピアノとオーケストラ、シンセサイザーの融合は、これまでの印象的な型にはまりません。
 ヴィヴァルディの「四季」からの「夏」は、ワイルドでセクシー。ドビュッシーの「月の光」では、カタリーナ自身のソウルフルな側面を示しています。バッハの「トッカータとフーガ」はアドレナリンを放出!このアルバムのために、ジャズや映画音楽作曲家でもあるJoja Wendt、ダンス・ミュージックのDJ Theodosiusもリミックスで参加するなど、力の入ったアルバム。
 どれもがカラフルな色調と洗練されたロマンティックな音列で。誰もが一度は耳にしたことのあるクラシックのメロディが、バランスよく織り交ぜられた楽しめるアルバムに仕上がっています。
 こんなクラシック音楽を聞いたことがないし、だからクラシックはやめられない!
 【録音】ハンブルク、nullviernull Studios





<国内盤>


HMF(国内盤仕様・限定盤・アンコール・プレス)



HMSA 5018/19
(2SACD シングルレイヤー)
\9250+税
原音に迫るイザベル・ファウストの「バッハ:無伴奏」全曲
 J.S.バッハ:
  無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータBWV 1001-1006(全曲)
イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)
 アンコール・プレス完全限定生産。SACDシングルレイヤーで原音に迫るイザベル・ファウストの「バッハ:無伴奏」全曲

 使用楽器:1704 年製ストラディヴァリ “スリーピング・ビューティー”
 収録:2009 年9 月、2011 年8 月& 9 月/テルデックス・スタジオ(ベルリン)/ステレオ

 2013 年秋の発売まもなく完売致しました、イザベル・ファウストの「バッハの無伴奏」SACD シングルレイヤー盤。
 お客様の熱い要望にお応えして、このたびharmonia mundi FRANCE より特別に許諾を得て、アンコール・プレス致します。完全限定生産品となりますので、この機会にぜひお求めください。
 アルバム・デビュー以来10 年あまりの時を重ねて、当代きっての人気と実力を誇るファウストが取り組んだ「バッハの無伴奏」全曲録音を日本国内独自企画でSACD 化。
直筆譜を丹念に読み込み、ストラディヴァリウス製作の「スリーピング・ビューティー」の神々しいまでに崇高な音色ときわめて高度なテクニックとを駆使して、ファウストが深く鋭く切り込む姿を捉えた名録音を、24 bit / 96 kHz 収録オリジナル・マスター使用によるDSD マスタリングで、銘器本来のみずみずしい質感と、空間いっぱいに拡がる自然な空気感、アーティストのこまやかな息づかいまで再現しました。

 ※SACD対応プレーヤー専用ディスクです。通常のCDプレーヤーでは再生することができません。




<映像>


BISCOITO FINO(映像)

BF 2683
(DVD)
\3100→\2790
メネセス/
 ヴィヴァルディ:6つのチェロ・ソナタ

  (1)-(4)チェロ・ソナタ第1番 変ロ長調 RV.47
  (5)-(8)チェロ・ソナタ第2番 ヘ長調 RV.41
  (9)-(12)チェロ・ソナタ第3番 イ短調 RV.43
  (13)-(16)チェロ・ソナタ第4番 変ロ長調 RV.45
  (17)-(20)チェロ・ソナタ第5番 ホ短調 RV.40
  (21)-(24)チェロ・ソナタ第6番 変ロ長調 RV.46
アントニオ・メネセス
 (チェロ【ソロ】;ガリアーノ(1730))
デイヴィッド・チュー
 (チェロ【通奏低音】;ルビオ(1984)〜
  ストラディヴァリウス(1732)のコピー)
ロザーナ・ランツェロッテ
 ((1)-(14)(16)(18)-(20)(22)(24)チェンバロ、
  (15)(17)(21)(23)オルガン)
 メネセス、熱演!! ヴィヴァルディのソナタを映像で!

 セッション収録:2008 年4 月/グロリアの丘聖母教会(ブラジル)/ディジパック仕様、画面:16:9 NTSC、本編:79 分、ボーナス:16 分、(言語:葡 字幕なし)

 メネセスがヴィヴァルディの6 つのチェロ・ソナタに挑戦です。バロックから現代まで非常に幅広いレパートリーを持つメネセスですが、とりわけバロック作品の演奏には定評があり、今回取り上げたヴィヴァルディの作品はメネセスが最も大切にしている楽曲です。50 代となったメネセスだからこそ表現できる境地といえ、非常に脱力した運弓と自然なアプローチは心地よく、通奏低音のデイヴィッド・チュー、チェンバロ及びオルガンのロザーナ・ランツェロッテとの息もばっちりです。
 メネセスは1957 年ブラジル、レシフェ生まれ。10 歳のときにリオデジャネイロ市立劇場交響楽団の首席ホルン奏者であった父のすすめでチェロをはじめ、14 歳のときにはリオデジャネイロの交響楽団に入団したほどの早熟でした。その後、16 歳のときに南米演奏ツアー中のアントニオ・ヤニグロと出会いドイツへの留学を決意。コンクール歴も華やかで1977 年ミュンヘン国際音楽コンクール、1982 年チャイコフスキー国際コンクールで優勝し、その名が世界的に知られるようになりました。ソロとして活躍する一方、1998 年よりボザール・トリオのメンバーとして演奏活動を行っております。
 ディスコグラフィは30 枚ほどリリースしておりますが、このうち映像作品は極めて少なくメネセスがメインのソナタの映像としては初となる当DVD は、非常に貴重なディスクと言えるでしょう。
 なお、ボーナス映像として、メネセス、チュー、ランツェロッテが当セッション収録について語るシーン(言語:ポルトガル語、字幕なし)、グロリアの丘聖母教会の外観及び教会内の風景、レコーディング風景などが15 分ほど収録されております。

















2/4(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

C AVI MUSIC



4260085534395
(3CD)
\5900→\5490
ルール・ピアノ・フェスティヴァル・エディションVol.33(2014)
 左手のための作品集&ジャズ
CD1(56’58)
 【ベンヤミン・モーザー】
  スクリャービン:2つの左手のための小品Op.9
  ゴドフスキ:左手のためのショパンのエチュードによる練習曲Op.10〜
   第13番変ホ短調、第5番変ホ長調
  アムラン:練習曲第7番「チャイコフスキーによる左手のための練習曲」
  ブラームス/モーザー:左手のための「子守唄」
    録音:2014 年5月18日(ライヴ)
 【ヨーゼフ・モーグ】
  パウル・ウィトゲンシュタイン(1887-1961): 左手のためのピアノ編曲集
  グリーグ:抒情小品集〜メランコリー
  シューベルト/リスト:君は安らぎ
  メンデルスゾーン:無言歌集Op.67-3、《真夏の夜の夢》〜第7曲「夜想曲」
    録音:2014 年7月5日(ライヴ)
  モーグ:練習曲第4番「チェロキー」(トリビュート・トゥ・アート・テイタム)
    録音:2011 年ロンドン、キングス・プレイス
 【マルク=アンドレ・アムラン】
  ゴドフスキ:左手のためのショパンのエチュードによる練習曲Op.10〜
   第2番変ニ長調、第12 番変ト長調、第44 番ヘ短調、第22 番嬰ハ短調
    (hyperion 音源より収録)
CD2(70’28)
 コルンゴルト:2 つのヴァイオリンとチェロ、左手ピアノのための組曲Op.23
   ヘルベルト・シュフ(ピアノ) ミリヤム・コンツェン(ヴァイオリン)
   ジョヴァンニ・グッツォ(ヴァイオリン)
   ベアーテ・アルテンブルク(チェロ)
    録音:2014 年6月4日ライヴ
 【講演】左手のためのピアノ作品について/ロバート・レヴィン
   収録:2014 年7月5日
CD3(77’46)
 ジャズ
  Deep Impressions
   1.Little Red Ribbon (Ludwig Nuss, Posaune)
   2. Ruby My Dear (John Marshall, Flugelhorn)
   3.My Church (Johan Horlen, Altsaxophon)
   4.Happiness (Johan Horlen, Altsaxophon)
   5.Smile (Andy Hunter, Posaune | Paul Heller, Tenorsaxophon)
   6.Baby Plum (Paul Heller, Tenorsaxophon)
   7.Mother (Andy Haderer, Flugelhorn)
   8.Gouache (Shannon Barnett, Posaune | Rob Bruynen, Trompete | Hans Dekker, Drums)
    ジャッキー・テラソン(ピアノ)
    ケルンWDRビッグバンド マイケル・アベン(編曲)
     録音:2014 年6月24日
 ルール・ピアノ・フェスティヴァル2014アムラン、モーグ、モーザーら技巧派ピアニストによる左手のための作品集。現代ジャズを代表するピアニスト、ジャッキー・テラソンも参加!

 ドイツ屈指の工業地帯として知られている、ルール地方で毎年行われるこのピアノ・フェスティバル。世界のピアニストが定期的に集まり、豊かな才能を持った若手の登竜門にもなっています。
 2014 年の音楽祭を収録した本アルバムは、「左手のための作品」を集めた内容。超絶技巧で知られるマルク=アンドレ・アムラン。高い技術と繊細なタッチを持つドイツ期待のピアニスト、ヨーゼフ・モーグ。2007 年のチャイコフスキー国際コンクール入賞を果たすなど目覚しい活躍を見せるベンヤミン・モーザー。さらに現代ジャズを代表するピアニスト、ジャッキー・テラソンも参加し、卓越した技術をもつピアニストたちが難曲揃いの「左手のための作品」を聴かせてくれます。
 「左手のための作品」というのは、左手強化のための練習曲や、様々な理由で両手での演奏が出来なくなったピアニストたちのために作曲されたものがあります。
 スクリャービンの2 つの左手のための小品は、スクリャービンが同級生と難曲演奏を競い合って右手を壊してしまい、その時左手の訓練のために書かれた作品。モーザーが叙情的で美しい旋律を見事に描き出しています。
 ヨーゼフ・モーグが弾く、パウル・ウィトゲンシュタインは、第一次世界大戦で右腕を失ったピアニスト。ラヴェル、ブリテン、R. シュトラウス、ヒンデミット、プロコフィエフら20 世紀の錚錚たる 面々が彼のために作曲しています。ここではウィトゲンシュタインが、ショパン、ベートーヴェン、メンデルスゾーン、リストらの作品を編曲した練習曲集から選曲され収録しています。そしてアムランといえばゴドフスキ(既存の音源からの収録)。ショパンのエチュードを左手だけで弾かせるという何とも高度なピアノ技巧が展開されていますが、アムランは難なく弾いています。
 ディスク2 に収められているのは、コルンゴルトの「2 つのヴァイオリンとチェロと左手ピアノのための組曲」。この作品もあのウィトゲンシュタインの委嘱作品。コルンゴルトはこの組曲の前に「左手のためのピアノ協奏曲」もウィトゲンシュタインのために作曲しています。そのあとに収録されているのが、ロバート・レヴィンによる「左手のための作品」についての講演。様々な角度から作品を分析した内容が30 分間収められています。
 最後にディスク3 には、ジャズ・ピアニスト、ジャッキー・テラソンとWDR ビッグバンド、そして作曲/ 編曲を務めるマイケル・アベンのタッグによる演奏が収録されています。


    





LAWO CLASSICS



LWC 1071
(SACD HYBRID)
\3000→\2690
LAWOからオスロ・フィル登場!モーツァルトの協奏交響曲 K.297B!
 モーツァルト:
  フルートとハープのための協奏曲 K.299
   (第1楽章&第3楽章のカデンツァ:マリウス・フロトホイス
    第2楽章のカデンツァ:
     ロバート・レヴィン&マリウス・フロトホイス)
  4つの管楽器のための協奏交響曲変ホ長調 K.297B
アラン・ブリバエフ(指揮)、
アルヴィド・エンゲゴール(指揮)
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団
ペール・フレムストレム(フルート)
ビルギッテ・ヴォラン・ホルヴィク(ハープ)
パヴェル・ソコロフ(オーボエ)
ライフ・アルネ・ペーデシェン(クラリネット)
ペール・ハンニスダール(ファゴット)
インガー・ベッセルードハーゲン(ホルン)
 ノルウェーの高音質レーベルLAWOから、ノルウェーの首都オスロが世界に誇るオーケストラ、オスロ・フィルハーモニー管弦楽団のプロジェクトがスタート!
 第1弾は、オスロ・フィルの管楽器奏者らが活躍する「フルートとハープのための協奏曲」と、「オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットと管弦楽のための協奏交響曲」。
 指揮は、カメラータ・アカデミカのコンサートマスター、オルランド四重奏団リーダーを務めたアルヴィド・エンゲゴール(K.299)と、カザフスタン出身で日本のオケとの共演歴も豊富なアラン・ブリバエフ(K.297B)。1778年、パリで作曲されたモーツァルトの2つの名曲を、北欧の名手たちが奏でます。

 ※録音:2012年11月12日−16日&2013年1月21日−25日、オスロ・コンサート・ホール(ノルウェー)



 

LWC 1072
(SACD HYBRID)
\3000
ヤング・エリング 〜 カタリヌス・エリング:歌曲集
 シェイクスピアの《十二夜》への歌 Op.42
 4つの歌 Op.41
 5つの歌 Op.40
 KR. Randersによる4つの詩 Op.45
マリアンネ・ベアーテ・シェラン(メゾ・ソプラノ)
ニルス・アンデシュ・モッテンセン(ピアノ)
 ノルウェーで最も著名なメゾ・ソプラノ、マリアンネ・ベアーテ・シェラン(マリアンネ・ベアーテ・キーラント)が歌う、エリングの歌曲集。
 カタリヌス・エリング(1858−1942)は、オスロ生まれ、ドイツで学び作曲家、教師として活躍。ここで取り上げるのは、ドイツ滞在時代の若きころの作品。近年レコーディングも増え、再興されつつあるエリングの豊かな叙情を、シェランが詩的に歌い上げる。
 シェランは、2007年、2012年にグラミー賞のベスト・クラシカル・ソロ・ヴォーカル・アルバム賞にノミネート。日本での公演も多く、2015年2月には、ファビオ・ビオンディ&エウローパ・ガランテが日本初演するヴィヴァルディのオペラ「メッセニアの神託」でメローペ役として来日を予定。

 ※録音:2013年1月4日−5日
 
LWC 1070
\2600
クレオール・コネクション
 ナザレ:オデオン、迷路、バトゥキ、カリオカ
 ゴットシャルク:
  舞曲 Op.33、O, Ma Charmante, epargnez-Moi!、
  Suis Moi!、マズルカ
 ピアソラ:アルフレッドゴッビの肖像、天使の死
 イスビッツ:舞曲第2番〜モルテン・グンナー・ラーセンのために
 デイヴィッド・T・ロバーツ:.マリア・アントニエッタ・ポンズ
 セルバンテス:テ・キエロ・タント
 レクオナ:アット・ア・アンティグア、ラ・コンパルサ
 ナザレ:
  テネブロソ、ネネ、嵐のような口づけ、ベム・カ・ブランキーニャ
 ベラスコ(ラーセン編):ベネズエラの小さな旋律
モルテン・グンナー・ラーセン(ピアノ)
 ノルウェーの国民的ジャズ・ピアニストでラグタイム、ストライド奏法の名手、モルテン・グンナー・ラーセン。ラーセンの演奏活動40周年アルバムは、「クレオール・コネクション」と題した、ラテン・アメリカのピアノ作品集。
 「ブラジルのショパン」との異名を持つエルネスト・ナザレ(1863−1934)を中心に、ピアソラやゴットシャルク、セルバンテス、レクオナなど、19世紀〜20世紀南米のピアノ曲。
 レコーディングは、オスロの名スタジオ「レインボー・スタジオ」!美メロ満載、ピアノ・ファン必聴の好アルバムです!

 ※録音:2013年9月、2014年5月、レインボー・スタジオ(オスロ)
 

LWC 1076
(SACD HYBRID)
\3000
サムシング・ニュー 〜 男声合唱のためのノルウェーの新しい音楽
 JON MOSTAD: I butikkenes skoger / Pusteovelse
 BJORN H. KRUSE: O, from what power
 KJELL HABBESTAD: Hymni et sequentiae
 KNUT NYSTEDT: Beata nobis
 WOLFGANG PLAGGE: Nattens sanger
 KJELL MORK KARLSEN: Qui degis in praesidio altissimi
 CARL-ANDREAS NAESS: Veldig reiser landet seg
 HENRIK ODEGAARD: Og her er guten / Fri
クリスティアニア男声合唱団
マリウス・スキョラース(指揮)
 ジョン・モスタ、ビョルン・H・クルーセ、シェル・ハッベスタ、クヌート・ニューステット、ヴォルフガング・プラッゲ、シェル・モルク・カールセン、カール=アンドレアス・ネス、ヘンリク・オーデゴールら、ノルウェーの現代作曲家による男声合唱のための作品集。
 2009年に創設されたクリスティアニア(オスロの旧名)の男声合唱団が、美麗な旋律から壮麗なハーモニーまで聴かせてくれる。コンクールや発表会のための新たなレパートリー発見にも重宝されそう。

 ※録音:2013年9月
 

LWC 1075
\2600
ニーダロス大聖堂のシュタインマイヤー・オルガン
 グリーグ:ペール・ギュント組曲より 「朝の気分」
 デュプレ:ティトルーズの墓より 「Placare Christe servulis」
 ハウエルズ:6つの小品より「巨匠タリスの遺言」
 ウィドール:四月物語より 「結婚行進曲」
 レーガー:12の小品より 「ベネディクトゥス」
 ホーヴラン:トッカータ「Nidarosdomens klokker」
 デュボワ:12の新しい小品より 「イン パラディズム」
 ニールセン:オルガン幻想曲「Nidarosdomens klokker
 カルク=エーレルト:ヘンデルへのオマージュ Op.75B
 サンヴォル:アダージョ Op.9
 エベン:日曜日の音楽より 「モト・オスティナート」
 ヘンデル:水上の音楽 第1組曲ヘ長調 HWV.348より 「ホーンパイプ」
 ドローゲン:ホルニンダールの民謡によるインプロヴィゼーション
 ジグー:6つのオルガン小品より 「Grand Choeur Dialogue」
マグネ・H・ドローゲン (オルガン)
 1974年生まれのマグネ・H・ドローゲンは、2003年よりオスロ大聖堂でオルガニストと聖歌隊指揮者を、オスロ大聖堂少年合唱団の常任指揮者、そして2010−2011シーズンにはスタヴァンゲル大聖堂の音楽監督を務めたノルウェーの実力派オルガニスト。
 ノルウェーのトロンハイムにある壮麗な教会建築、ニーダロス大聖堂のシュタインマイヤー・オルガンで、「朝の気分」や「水上の音楽」のオルガン編曲や、ウィドール、デュボワ、レーガーなどオルガン・ヴィルトゥオーゾたちの作品を弾く。

 ※録音:2014年6月9日−11日、ニーダロス大聖堂
 

LWM 006
(SACD HYBRID)
\3000
マリアの歌
 ハーヴロイ:
  おお, 大いなる神秘、アヴェ・マリア、
  サルヴェ・レジナ、スターバト・マーテル
 ニューステット:マリアの歌
 ブスト:マニフィカト、サルヴェ・レジナ
 ルーエンジェン:サルヴェ・レジナ
アンサンブル・イラヤリ
ポル=アヴェ・バックショ(指揮)
 2008年ノルウェーのボードーで結成された女声ア・カペラ・グループ、アンサンブル・イラヤリ(Ylajali)。バリトン歌手であり作曲者としても活動するフランク・ハーヴロイ Frank Havroy (1969−)を中心とした、現代の作曲家たちによる、聖母マリアのための音楽。

 ※録音:2012年〜2013年




LYRITA


SRCD.2342
(3CD-R/特別価格)
\7500
ライゼンシュタイン:ピアノ作品集
 組曲 Op.6/即興曲 Op.14/
 スケルツォ イ長調 〜 ピアノのための演奏会用小品 Op.20/
 間奏曲 Op.17/ソナタ第1番変ロ長調 Op.19/伝説 Op.24/
 幻想的スケルツォ Op.26/12の前奏曲とフーガ Op.32/
 《ランベス・ウォーク》による変奏曲/ピアノ組曲《ゾディアック》/
 5つのモダン・ピース/ソナタ第2番変イ長調 Op.40/
アーノルド(ライゼンシュタイン編):イギリス舞曲(ピアノ・デュオ版)*
マーティン・ジョーンズ(ピアノ)
エイドリアン・ファーマー(ピアノ)*
 Lyritaの新録音!ライゼンシュタインのピアノ作品集!

 リリタ(Lyrita)の新録音!ドイツ出身のイギリスのコンポーザー=ピアニスト、フランツ・ライゼンシュタイン(1911−1968)のピアノ作品集!
 ニュルンベルク出身のライゼンシュタインは、ベルリン芸術大学でヒンデミットに作曲を、クロイツァーにピアノを師事。1934年にはナチスの台頭から逃れるためにロンドンへと渡り、王立音楽大学で作曲をヴォーン・ウィリアムズから学んだ経歴を持つ。
 演奏は秘曲のスペシャリスト、マーティン・ジョーンズ。アーノルドの"ピアノ・デュオ版"「イギリス舞曲」では、エイドリアン・ファーマーと絶妙のコンビネーションを繰り広げてくれている。2012年5月、12月&2013年3月、6月の録音。

 ※Lyritaはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 

SRCD.343
(CD-R)
\2500
ブッシュ:歌曲集
 ヘリックの《ヘスペリディーズ》からの4つの歌曲/
 7つのギリシャの愛の歌/5つの春の歌/
 スティーヴ・スミスの歌/ベン・ジョンソンの3つの歌/
 愛の終わり/5つの中世の詩/おお、5月に
サイモン・ウォルフィッシュ(バリトン)
エドワード・ラッシュトン(ピアノ)
 優れた歌曲と、アイアランドの弟子として知られる20世紀イギリスの作曲家ジェフリー・ブッシュ(1920−1998)の「歌曲集」もリリタ(Lyrita)の新録音!
 オックスフォード・リーダー・フェスティヴァルなど、イギリス内外で目覚ましい活躍を見せているサイモン・ウォルフィッシュの歌声が、ブッシュの再評価の機運を高めてくれそうだ。

 2013年12月の録音。
 


SRCD.2345
(4CD-R/特別価格)
\5100→\4690
ピアノのためのイギリスの協奏曲集
 豪華演奏陣 オグドン、マッケイブ、ハワード・シェリー、ピアーズ・レーンなど

 スタンフォード:ピアノ協奏曲第2番ハ短調
  〔マルコム・ビンズ(ピアノ)、   ニコラス・ブレイスウェイト(指揮)、ロンドン交響楽団〕
 フィンジ:エクローグ Op.10
  〔ピーター・ケイティン(ピアノ)、   ヴァーノン・ハンドリー(指揮)、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団〕
 フォウルズ:ダイナミック・トリプティク Op.88
  〔ハワード・シェリー(ピアノ)、   ヴァーノン・ハンドリー(指揮)、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団〕
 ブリッジ:ファンタズム
  〔ピーター・ウォルフィッシュ(ピアノ)、   ニコラス・ブレイスウェイト(指揮)、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団〕
 ヴォーン・ウィリアムズ:ピアノ協奏曲ハ長調
  〔ハワード・シェリー(ピアノ)、   ヴァーノン・ハンドリー(指揮)、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団〕
 ロースソーン:ピアノ協奏曲第1番
  〔マルコム・ビンズ(ピアノ)、   ニコラス・ブレイスウェイト(指揮)、ロンドン交響楽団〕
 スコット:ある朝早く
  〔ジョン・オグドン(ピアノ)、   バーナード・ハーマン(指揮)、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団〕
 アイアランド:伝説
  〔エリック・パーキン(ピアノ)、   エイドリアン・ボールト(指揮)、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団〕
 ブッシュ:ピアノ協奏曲
  〔ピアーズ・レーン(ピアノ)、   ヴァーノン・ハンドリー(指揮)、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団〕
 モーラン:狂詩曲嬰へ長調
  〔ジョン・マッケイブ(ピアノ)、   ニコラス・ブレイスウェイト(指揮)、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団〕
 L・バークリー:ピアノ協奏曲変ロ長調 Op.29
  〔デイヴィッド・ワイルド(ピアノ)、   ニコラス・ブレイスウェイト(指揮)、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団〕
 ホディノット:ピアノ協奏曲第1番 Op.9
  〔フィリップ・フォーク(ピアノ)、   バリー・ワーズワース(指揮)、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団〕
 ウィリアムソン:ピアノ協奏曲第3番変ホ長調
  〔マルコム・ウィリアムソン(ピアノ)、   レナード・ドメット(指揮)、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団〕
 英国音楽の宝庫、リリタ(Lyrita)の豊富な音源の中から「ピアノのためのイギリスの協奏曲集」を集めたBOXセット。ジョン・オグドンやジョン・マッケイブからハワード・シェリー、ピアーズ・レーンなど、名ピアニストたちの演奏で「イギリスのピアノ協奏曲」を存分に楽しめる。
 


SRCD.2346
(4CD-R/特別価格)
\5100→\4690
弦楽器のためのイギリスの協奏曲集
 コールリッジ=テイラー:ヴァイオリン協奏曲ト短調 Op.80
  〔ロレイン・マカスラン(ヴァイオリン)、
   ニコラス・ブレイスウェイト(指揮)、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団〕
 ホルスト:祈り Op.19-2
  〔アレクサンダー・ベイリー(チェロ)、
   デイヴィッド・アサートン(指揮)、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団〕
 フィンジ:入祭唱 Op.6
  〔ロドニー・フレンド(ヴァイオリン)、
   エイドリアン・ボールト(指揮)、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団〕
 ホルスト:二重協奏曲 Op.49
  〔エマニュエル・フルビッツ(ヴァイオリン)、ケネス・シリトー(ヴァイオリン)、
   イモージェン・ホルスト(指揮)、イギリス室内管弦楽団〕
 ホルスト:叙情的楽章
  〔セシル・アロノヴィッツ(ヴィオラ)、
   イモージェン・ホルスト(指揮)、イギリス室内管弦楽団〕
 ブッシュ:チェロ協奏曲
  〔ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)、
   ヴァーノン・ハンドリー(指揮)、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団〕
 モーラン:ヴァイオリン協奏曲
  〔ジョン・ジョージアディス(ヴァイオリン)、
   ヴァーノン・ハンドリー(指揮)、ロンドン交響楽団〕
 ラッブラ:ソリロキー
  〔ロハン・デ・サラム(チェロ)、
   ヴァーノン・ハンドリー(指揮)、ロンドン交響楽団〕
 ジェラール:ヴァイオリン協奏曲
  〔イフラ・ニーマン(ヴァイオリン)、コリン・デイヴィス(指揮)、BBC交響楽団〕
 フリッカー:ヴァイオリン協奏曲 Op.11
  〔イフラ・ニーマン(ヴァイオリン)、
   ノーマン・デル・マー(指揮)、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団〕
 マコンキー:セレナータ・コンチェルタンテ
  〔マヌーグ・パリキアン(ヴァイオリン)、
   ヴァーノン・ハンドリー(指揮)、ロンドン交響楽団〕
 モーガン:ヴァイオリン協奏曲
  〔エーリヒ・グルーエンバーグ(ヴァイオリン)、ヴァーノン・ハンドリー(指揮)、
   ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団〕
 バンクス:ヴァイオリン協奏曲
  〔イフラ・ニーマン(ヴァイオリン)、
   ノーマン・デル・マー(指揮)、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団〕
 ホディノット:夜想曲とカデンツァ
  〔マレー・ウェルシュ(チェロ)、
   チャールズ・グローヴズ(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団〕
 ホルストやフィンジ、ラッブラ、モーラン、コールリッジ=テイラーなどの作品を集めた、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための「弦楽器のためのイギリスの協奏曲集」。
 「ピアノのためのイギリスの協奏曲集」(SRCD.2345)と同じく、ロドニー・フレンドやエーリヒ・グルーエンバーグなど名手たちの演奏を多数収録。リリタ(Lyrita)ならではの充実の内容は魅力十分。




NIMBUS ALLIANCE


NI 6275
(CD-R)
\2400
「4つのポートレート」「ショート・リング」はハワードの演奏が世界初録音
 メンデルスゾーン:ロンド・カプリチオーソ ホ長調 Op.14
 シューベルト:即興曲変ト長調 D.899-3,Op.90-3、即興曲変ホ長調 D.899-2,Op.90-2
 シューマン:《色とりどりの小品》Op.99より 9つの小品
 ショパン:夜想曲第10番変イ長調 Op.32-2、バラード第1番ト短調 Op.23
 デイヴィッド・マシューズ:4つのポートレート(世界初録音)
 ワーグナー(マシューズ編):ショート・リング(世界初録音)
ウィリアム・ハワード(ピアノ)
 30年以上の歴史を持つイギリスの室内楽団シューベルト・アンサンブルのピアニストであり、ソリストとしてはフィビヒのピアノ作品集(CHAN 9381)を代表作とするウィリアム・ハワード。
 ハワードの60歳を記念して作曲されたデイヴィッド・マシューズの「4つのポートレート」、マシューズの編曲によるワーグナーの「ショート・リング」はこのハワードの演奏が世界初録音となる。

 2014年2月の録音。
 ※Nimbus Allianceはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 

NI 6288
(CD-R)
\2400
メンデルスゾーンの"ピアノ・トリオ版"「無言歌」(3曲)をカップリング
 ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第5番ニ長調 Op.70-1《幽霊》
 チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲イ短調 Op.50
 メンデルスゾーン(コヴァレフスキ編):
  《無言歌集》より Op.62-4, Op.102-4, Op.19-1
ペトロフ・ピアノ・トリオ
 〔ヤン・シュルマイスター(ヴァイオリン)、
  マルティナ・シュルマイステロヴァ(ピアノ)、
  カミール・ズヴァク(チェロ)〕
 ウィハン弦楽四重奏団のヴァイオリニスト、ヤン・シュルマイスターが2009年に結成した室内楽団ペトロフ・ピアノ・トリオ。創業150周年を迎えた東欧チェコの老舗ピアノ・メーカー、ペトロフ社のピアノを使用し、同社のレジデント・アンサンブルを務めている。
 ベートーヴェン、チャイコフスキーの名作に、チェコの作曲家ヤクブ・コヴァレフスキ(1977−)がアレンジを行った、メンデルスゾーンの"ピアノ・トリオ版"「無言歌」(3曲)をカップリング。

 2014年4月&5月の録音。




SOMM(CELESTE)



SOMMCD 077
\2100→\1890
(旧譜)
幻の「チェンバロ協奏曲第8番」収録
 J.S.バッハ:音楽の捧げもの BWV1079

  チェンバロ協奏曲第8番ニ短調 BWV1059
   (レオンハルト復元ジャクソン編曲)
  音楽の捧げもの BWV1079(ジャクソン校訂)
  トリオ・ソナタ第3番ニ短調 BWV527(ジャクソン編曲)
コンチェルタンテ・オヴ・ロンドン
 〔リゼテ・ダ・シルヴァ
   (バロック・フルート、リコーダー)、
  ハンナ・マクローラン(バロック・オーボエ)、
  マデライネ・イーストン(バロック・ヴァイオリン)、
  マリアンナ・シュチ(バロック・ヴァイオリン)、
  エマ・オルター(バロック・ヴィオラ)、
  ニック・ストリングフェロー(バロック・チェロ)、
  ケイト・オルドリッジ(コントラバス)、
  ニコラス・ジャクソン(チェンバロ、指揮)〕
 レオンハルトとその弟子が復元したJ.S.バッハの「チェンバロ協奏曲第8番」。現存する楽譜は9小節のみで、レオンハルト&ジャクソンによる復元編曲版を収録した貴重なディスク。

 ※録音:2007年7月23−25日、セント・ジョージ教会(ロンドン)


SOMM(NEW HORIZONS)


SOMMCD 074
【旧譜】
\2100
アイアランド:ピアノ作品集Vol.1
 ソナタ/飾り付け/ロンドンの小品集/
 バラード/ソナティナ
マーク・ベッビントン(ピアノ)
 近代イギリスのピアノ音楽のスペシャリスト、マーク・ベッビントンが弾くアイアランドのピアノ作品集第1巻。

 ※録音:2007年8月8−9日、シンフォニー・ホール(バーミンガム)




NAXOS



8.573399
\1100
2013年エリーザベト・コンクール第1位
 ボリス・ギルトブルク(ピアノ)
シューマン:謝肉祭/ダヴィット同盟舞曲集/蝶々

 1-18.ダヴィット同盟舞曲集 Op.6/
 19-30.蝶々 Op.2
  <序奏-第1曲/第2曲:プレスティッシモ/第3曲/
   第4曲:プレスト/第5曲/第6曲/第7曲:センプリーチェ/
   第8曲/第9曲:プレスティッシモ/第10曲:ヴィーヴォ/
   第11曲/第12曲:フィナーレ>/
 31-51.謝肉祭 Op.9
  <前口上/ピエロ/アルルカン/高貴なワルツ/オイゼビウス/
   フロレスタン/コケット/応答/蝶々/A.S.C.H. - S.C.H.A. 躍る文字/
   キアリーナ/ショパン/エストレラ/再会/パンタロンとコロンビーヌ/
   ワルツ・アルマンド/間奏曲(パガニーニ)/告白/プロムナード/
   休息/フィリシテ人と闘う「ダヴィッド同盟」の行進>
ボリス・ギルトブルク(ピアノ)
録音 2014年6月28-30日 UK モンマス,ウィアストン・レイズ・コンサート・ホール
 2013年のエリーザベト王妃国際コンクールのピアノ部門で第1位を獲得!イスラエル出身の俊英ボリス・ギルトブルクによるシューマン(1810-1856)の3つの曲集です。彼については、エリーザベトに出場する以前から、いくつかのアルバムやコンサートでその演奏を耳にし、また、あの若手イケメンピアニスト、福間洸太朗さんの親友であるということもあり、注目していた人でした。
 今回ナクソスと正式に契約を結び、このシューマンをリリースしたのですが、これがまたとんでもない名演なのです。シューマンが要求する「自由な魂の飛翔」と「音楽と物語の融合」がこれほどまでに的確に、またさりげなく表現された演奏はなかなかありません。どの曲でも音符たちがまるで踊っているかのよう。あまり聴く機会のない「ダヴィット同盟舞曲集」もこんなに良い曲だったのかと認識を新たにするのでは。
 ちなみに謝肉祭のスフィンクスの部分は演奏されていません。これも彼のこだわりの一つなのでしょう。英語によるブックレット解説も彼自身の手によるものです。
 

8.573135
\1100
カステルヌオーヴォ=テデスコ:ヴァイオリン協奏曲集
 1-3.ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 「イタリア協奏曲」 Op.31(1924)/
 4-6.ヴァイオリン協奏曲 第2番「預言者たち」Op.66(1931)
  <第1楽章:Grave e meditativo Allegro appassionato「イサイア」/
   第2楽章:Espressivo e dolente「エレミア」/
   第3楽章:Fiero ed impetuoso, ma sostenuto e ben marcato il ritmo「エリア」>
    ※1-3…世界初録音
楊天堝-ティアンワ・ヤン(ヴァイオリン)/
バーデン・バーデン&フライブルク南西ドイツ放送交響楽団/
ピーテル=イェレ・デ・ブーア(指揮)
録音 2012年11月11-15日 ドイツ フライブルク,コンツェルトハウス,ロルフ・ベーム・ザール
 日本では「ギター曲作曲家」として認知されがちなイタリア近代の作曲家カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968)ですが、最近彼の管弦楽曲や協奏曲が相次いでリリースされることで、その風向きも変わってきたようです。
 もともとは優れたピアニストであった彼ですが、1924年に最初の管弦楽作品「イタリア協奏曲」を書くことを思いつきました。
 彼の友人のヴァイオリニスト、マリオ・コルティはこの当時発表されたシマノフスキの「神話」を参考にするようにと提案しましたが、彼が最終的に取り入れたのは17世紀から18世紀にかけての作品…ヴィヴァルディを思わせるスタイルでした。もちろんかなりモダンな味付けがされていますが、なかなかステキな作品となっています。
 ハイフェッツに委嘱された「協奏曲第2番」は良く知られた作品で、題材は旧約聖書やユダヤ教の典礼から取られており、彼自身もユダヤの血を引いていることから、当時蔓延していた「反ユダヤ主義」をはねのけるほどのパワーと輝きを持つ力作となっています。
 いまや飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍する若きヴァイオリニスト、ティアンワ・ヤンのパワフルなソロは、厚みのあるオーケストラの音色から一歩抜きん出る輝きを放っています。
 


8.573138
\1100
サン=サーンス:交響曲集 第1集 交響曲 第1番&交響曲 第2番 他
 1-4.交響曲 第1番 変ホ長調 Op.2(1853)
  <1.第1楽章:アダージョ-アレグロ/
   第2楽章:行進曲-スケルツォ:アレグレット・スケルツァンド/
   第3楽章:アダージョ-/第4楽章:アレグロ・マエストーソ>/
 5-8.交響曲 第2番 イ短調 Op.55(1859)/
 9.交響詩「ファエトン」Op.39(1873)
マルメ交響楽団/
マルク・スーストロ(指揮)
録音 2013年8月19-23日 スウェーデン,マルメ・コンサート・ホール
 「NAXOSのカタログにはどんな曲でもあるんでしょう?」と尋ねられることもしばしばですが、実はそうでもありません。サン=サーンスの交響曲も全集がありそうで、本当はありませんでした。
 そこでこの第1集を皮切りに、全集を録音してしまおうという企画が始動しました(とは言え、サン=サーンスは番号のついた交響曲は3曲しか書いておらず、あとは番号なしの1曲と、交響曲「ローマ」、未完の2曲があるだけです)。
 交響曲第1番は18歳の作品ですが、モーツァルト、メンデルスゾーンを凌ぐ神童であった彼だけあって、この完成度の高さには驚くばかりです。
 第2番はその6年後の作品ですが、作曲技法も格段の進歩が感じられる意欲作となっています。シューマン風の重厚さも感じられる興味深い音楽です。
 交響詩「ファエトン」はギリシャ神話を題材とする作品ですが、当時のフランスの困難な状況・・・普仏戦争でのナポレオン3世敗北による第三共和制の混乱・・・を反映した、悲しさと重厚さを併せ持つ重厚な音楽です。
 


8.573193
\1100
フェルディナント・リース:ヴァイオリンとピアノのための3つのソナタ集
 1-4.ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 Op.8-1/
 5-7.ヴァイオリン・ソナタ ハ短調 Op.8-2/
 8-10.ヴァイオリン・ソナタ ヘ短調 Op.8-3
  ※世界初録音
エリック・グロスマン(ヴァイオリン)/
スーザン・カガン(ピアノ)
録音 2013年4月2.3日 USA ニューヨーク,ヨンカース,オクタヴェン・オーディオ
 NAXOSスタッフの丹念な布教活動(?)のおかげで、ようやくフェルディナント・リース(1784-1838)の名前がクラシック業界内に浸透してきた昨今ですが、まだまだ知られざる作品が山のようにあります。このヴァイオリン・ソナタもそんな曲。こんなにステキな作品がこれまで録音されなかったとは、なんという損失でしょう。
 ご存知の通り、一時期ベートーヴェンに師事し、生涯を通じて親友であり、また伝記を執筆したリースですが、残した作品は膨大であり、またその作風はベートーヴェンと似ているようであり、実はかなり異質な雰囲気を備えたものなのです。
 彼は18曲のヴァイオリン・ソナタを描いていますが、これらのほとんどは1807年から1809年、パリに滞在した2年の間に書かれています。当時のフランス国民はオペラに取りつかれていて、これらの作品には全く関心を示すことがありませんでした。そこで彼はヨーロッパ・ツアーにソナタを携えていったのでした。モーツァルトを思わせるウィーン風の優雅なスタイルで書かれていますが、なかなかひっかけどころの多い興味深いソナタです。
 


8.573261
\1100
フンメル再興します
 フンメル:ピアノ三重奏曲集 第2集
 1-3.ピアノ三重奏曲 第1番 変ホ長調 Op.12/
 4-6.ピアノ三重奏曲 第4番 ト長調 Op.65/
 7-9.ピアノ三重奏曲 第5番 ホ短調「グランド・トリオ・コンチェルターテ」Op.83
グールド・ピアノ三重奏団
<メンバー:
 ルーシー・グールド(ヴァイオリン)/
 アリス・ネアリー(チェロ)/
 ベンジャミン・フリス(ピアノ)>
録音 2013年6月20.21日 UK 西サセックス,チャンプ・ヒル
 ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、そしてシューベルト…この大きな流れに沿うように、多くの作曲家たちが活動していたこの時代、もちろん忘れられてしまった人たちも数多く存在します。そんな一人がこのフンメル(1778-1837)です。とは言え、彼が存命中の時代には高い名声を誇っていたことは間違いありません。今、改めてフンメルの作品を聴いてみませんか?
 以前は、フンメルといえば、ピアノ曲の一部がかろうじて知られるのみでしたが、最近になってようやく室内楽など多くの作品が録音されるようになり、この時代の音楽を愛する人にとっては夢のような時代になってまいりました。
 そんなフンメルのピアノ三重奏曲は7曲あり(8曲の説もあり)、どれも精巧な筆致で書かれています。第1番の冒頭から思いがけない展開があったりと、なかなかスリリング。第4番や第5番は、ちょうどロマン派への移行期の作品で、整った美しさの中に、時折型破りな部分が出現したりと、こちらもとても興味深いものです。
 シューベルトやメンデルスゾーンのピアノ三重奏曲とはまた違った美しさを備えています。グールド・ピアノ三重奏団の納得の演奏が光ります。
  

8.573330
\1100
ルー・コスター:管弦楽作品集
 1.レジュール序曲(1920頃)/
 2.ロア・ロア Op.13-ワルツ組曲(1914)/
 3.ハイデランド-ワルツ組曲(1920頃)/
 4-6.劇的な組曲(1920頃)
  <第1番:夜の歌/第2番:星月夜/第3番:月明かりの下でダンス>/
 7.月桂樹の花の下で-ワルツ組曲(1920頃)/
 8.モーゼルの夢-ワルツ組曲(1920頃)/
 9.すべての人生-ワルツ(1920頃)
  ※世界初録音
エストロ・アルモニコ・ルクセンブルク室内管弦楽団/
ヨナタン・カエル(指揮)
録音 2013年3月25-27日 コンセルヴァトワール・ド・ムジケ・ド・ルクセンブルク
 ルクセンブルクの女性作曲家、ルー・コスター(1889-1973)の作品集です。彼女が生まれた19世紀の終わり頃のルクセンブルクには、残念なことに音楽学校がなかったので、彼女の祖父(軍楽隊の楽長として活躍し、既に引退していた)が音楽理論やピアノ、ヴァイオリンの最初の手ほどきをしました。
 1906年に新しく音楽院が設立された時、ようやく歌とハーモニーの勉強をすることができましたが、結局のところ作曲技法については、満足に学ぶことができずに、彼女はほとんど独学でものにしたのです。初期の作品は歌やピアノ曲がほとんどでしたが、やがてオペレッタなども手がけるようになり、対戦中は楽譜を出版してくれるところを探しながら、ピアニストとしてサイレント映画の上演に同行し、また時には指揮者として登場するなど、活発な活動を続けました。
 また46年間に渡って母校のルクセンブルク音楽院でピアノを教えるなど後進の指導にも力を尽くしました。彼女の作品については、例えば「レジュール」序曲の冒頭では、まるでブルックナーやブラームスのような重厚な響きが使われていますが、そのうち愛らしいワルツが顔を見せはじめたりと、当時全盛を誇っていたヨハン・シュトラウスの影響を抜きにしては語れません。
 ここに収録されている作品も、ほとんどはワルツであり、どの曲もちょっとコケティッシュで甘い響きを持っています。1950年代から60年代には人気があったようなのですが、彼女の死後はすっかり忘れられてしまったというこれらのワルツ。もう一度蘇り、人々の心を明るくさせて欲しいものです。
 

8.573160
\1100
アルベニス:ピアノ作品集 第7集
 12の性格的小品集 Op.92(1888)/
  1.ガヴォット/2.シルヴィアへのメヌエット/
  3.舟歌(紺碧の空)/4.祈り/5.コンチータ(ポルカ)/
  6.ピラール(ワルツ)/7.サンプラ/8.パヴァーヌ/
  9.ポロネーズ/10.マズルカ/11.スタッカート(カプリッチョ)/
  12.朱色の塔(セレナータ)/
 13-15.ピアノ・ソナタ 第3番 Op.68(1886)
ヘルナン・ミラ(ピアノ)
録音 2013年11月8-9日 スペイン シウダ・レアル,コンセルバトーリオ・プロフェシオナル・デ・ムジカ「マルコス・レドンド」,アウディトリオ“マヌエル・デ・ファリャ”
 大好評、アルベニス(1860-1909)のピアノ作品集の第7集は初期の2つの作品です。
 26歳に書かれたピアノ・ソナタ第3番は彼の親友マヌエル・グェルボスに捧げられたロマンティックな作品です。古典的な形式に則った上で自由な対位法を駆使したメロディが飛翔する第1楽章、物憂げな第2楽章、熱狂的で活発な動きを持つ第3楽章と、聴き映えのするソナタとなっています。「12の性格的小品集」は有名な「朱色の塔」を含むサロン風の曲集です。どの曲も彼が教えていた子どもたちのために書かれたもので、演奏難易度はあまり高くないとされていますが、絶妙に味付けされた各々の作品の性格を丁寧に弾き分けるのは至難の業でしょう。
 第1曲目のガヴォットも、かわいらしい風情をしていますが、実際に演奏してみると内声の動きなどもあり結構難しいものです。随所に感じられるスペイン風味も存分に味わってみてください。
 


8.559755
\1100
ホヴァネス:交響曲 第48番「アンドロメダの幻影」Op.355
 1.前奏曲と四重フーガ Op.128(1936/1954改)/
 2-4.ソプラノ・サクソフォンと弦楽のための協奏曲 Op.344(1980)/
 5-8.交響曲 第48番「アンドロメダの幻影」Op.355(1982)
  ※5-8…世界初録音
グレッグ・バナスザック(ソプラノ・サクソフォン)…2-4/
イースタン音楽祭管弦楽団/
ジェラード・シュワルツ(指揮)
録音 2013年7月3-7日 US イースタン音楽祭,ダナ・オーディトリウム
 生涯に67曲の交響曲を始めとした400曲以上もの作品を残したアラン・ホヴァネス(1911-2000)。主な活動の地はアメリカでしたが、父はアルメニア系、母はスコットランド系とそのルーツは複雑であったことが知られています。
 彼の作品の多くは神秘的であり、天文学からの影響も強く受けています。彼はまた美の概念は年代を追って変わると主張していて、その作品にも独特な雰囲気が漂っています。
 このアルバムに収録された初期の作品「前奏曲と四重フーガ」はもともと二重フーガを書くように依頼されていたのですが彼自身の挑戦のために複雑なものを書いたのです。他には彼の作品の中で「最もロマンティックな」(彼の妻ひなこの言葉)サクソフォン協奏曲と巨大なアンドロメダ星雲に触発された交響曲第48番が収録されています。
 

8.571356
\1100
スタンフォードじゃないよ
 パトリック・スタンフォード:交響曲 第1番・チェロ協奏曲 他

 1-4.交響曲 第1番「四季-イギリスの1年」(1972)
  <第1楽章:春 Allegro deciso, risoluto/
   第2楽章:夏 Adagietto/第3楽章:秋 Scherzo/
   第4楽章:冬 Epilogue (Variations)>/
 5-7.チェロ協奏曲(1974)/
 8.幻想への前奏曲(ナイアドス)(1980)
ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)…5-7/
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団/
デイヴィッド・ロイド=ジョーンズ(指揮)
録音 2011年11月23-24日 スコットランド グラスゴー,ヘンリー・ウッド・ホール
 「あれ?いつからスタンフォード(1939-2014)はこんなにキャッチーな作品を書いたのだろう?」と不思議に思い、作曲家の名前を見直したら“スタンドフォード”でした。と笑うに笑えない出会いをしてしまったのが、ほぼ10年前。あれは大人気を博した「クリスマス・キャロル交響曲」(8.557099)でした。それ以降、何となく気になっていた作曲家でしたが、今回は更に先鋭的な「交響曲第1番」とチェロ協奏曲をお届けいたします。
 スタンドフォードは南ヨークシャーの炭鉱地域で生まれ、幼い頃からBBCラジオで様々な音楽に親しんできました。エゴン・ヴェレシュやシェーンベルクの音楽に興味を抱き、やがてロンドンのギルドホール音楽学校で、エドムンド・ラッブラに師事します(すでに20世紀音楽に精通していた彼は、すぐれたアレンジャーとして活躍していたといいます)。
 第1交響曲は幾分実験的であり、彼が自らの作風の確立を目論んでいるときに書かれたもので、爆発的な力の放出と奇妙な静けさが同居している音楽です。
 チェロ協奏曲はブラームスの「ドイツ・レクイエム」からインスパイアされた音楽で、チェリストのウォルフィッシュに捧げられています。もともと交響曲第2番の楽章であった「幻想への前奏曲」は神話からエピソードを取ったもので、水の精への永遠の憧れを聴くことができます。
 

8.573079
\1100
リルバーン:弦楽四重奏曲 ホ短調 他
 1-3.弦楽四重奏曲 ホ短調(1946)/
 4-9.2台のヴァイオリンのための二重奏曲(1954)/
 10-12.弦楽三重奏曲(1945)/
 13-15.ヴァイオリンとヴィオラのためのカンツォネッタ
  <第1番 Semplice(1942)/
  第2番 Andante semplice(1943)/第3番 (1958)>/
 16.弦楽四重奏のための幻想曲(1939) ※16…世界初録音
ニュージーランド弦楽四重奏団
<メンバー:
ヘレン・ポール(第1ヴァイオリン)/
ダグラス・ベイルマン(第2ヴァイオリン)/
ジリアン・アンセル(ヴィオラ)/
ロルフ・ジェルステン(チェロ)>
録音 2012年7月26-28日 カナダ オンタリオ,トロント 聖アン教会
 ダグラス・リルバーン(1915-2001)はニュージーランドの現代作曲家です。創作の初期ではヨーロッパの後期ロマン派の作風に影響された音楽を書いていましたが、1950年代以降は、その作品に十二音音楽やセリエル音楽(十二音を更に発展させた形式で複雑なもの)を取り込み、1960年代以降は電子音楽を好んで作曲したという、興味深い人です。
 このアルバムには1940年代の作品が中心に収録されていて、比較的聴きやすい音楽という印象を受けるかもしれません。
 例えば「2台のヴァイオリンのための二重奏曲」は、民謡風であり、弦楽三重奏曲はシューベルトの影響を受けているとされています。「3つのカンツォネッタ」の第1番と第2番はシェークスピア劇のための音楽で、エリザベス朝の響きが回顧されています。第3番だけは書かれた時期が違いますが、こちらも郷愁にみちたゆるやかな音楽です。
 リルバーンが学生時代に書いた「幻想曲」はコンクールに参加するための作品で、中世イングランドの俗謡「西風」からの詩が添えれらた描写的な作品です。
 

8.573100
\1100
モンポウ:歌曲全集 第2集 ベッケル歌曲集/子守唄 他
 1.あいまいな歌(1926)/2.サン・マルティ(1961)/
 3.唖の子(1955)/4.シル河の砂金取り(1951)/
 5.市の日の歌(1949)/6.最初の一歩(1964)/
 7-14.子守唄(わらべ歌)
  <第1番:乳母車の上で(1926)/
   第2番:おしゃべりマーゴット(1926)/
   第3番:私は月で見た(1926)/
   第4番:アセリン、アセラン(1943)/
   第5番:パリから来た女の子(1943)/
   第6番:ピト、ピト、コロリト(1943)/
   第7番:フレデリック、ティク、ティク(1948)/
   第8番:かわいいナイチンゲール(1948頃)>/
 15.雲(1928)/16.勝利の歌(1949)/
 17.霧が降りてくるようにあなたを感じる(1944)/
 18.あなたは無限(1944)/19.アメリアの遺言(1938)/
 20.アヴェ・マリア(1957)/
 21-26.ベッケル歌曲集(1970)
  <第1番:今日、地も天も私に微笑む/
   第2番:目に見えぬ大気の粒が/
   第3番:私は燃える女、小麦色の女/
   第4番:私にはわかる/
   第5番:色黒のツバメたちは帰っていくだろう/
   第6番:大波>/
 27.最後の旅(1947)
マルタ・マテウ(ソプラノ)/
ホルディ・マソ(ピアノ)
録音 2013年12月7-8日 スペイン サンタ・コロマ・デ・グラメネト,アウディトリ'Can Roig i Torres'
 ピアノ曲で知られるモンポウ(1893-1987)ですが、彼はいくつかの素晴らしい歌曲も書いていました。全てを合わせても、ようやくCD2枚に収まってしまう分量なのですが、ここに描かれている世界の何と美しく豊穣なこと。カタロニア語、スペイン語、フランス語と使われる言葉は様々ですが、どの歌も、まるで雪の結晶のような幾多の形を持ち、ひんやりとした肌触りの中に熱い心が感じられるはずです。
 また、言葉遊びを駆使した「子守唄」の愛らしさはモンポウの意外な一面を見ることができるでしょう。
 スペインの国民的詩人と称されるグスタボ・アドルフォ・ベッケルの詩に曲をつけた「ベッケル歌曲集」は、あまり演奏される機会のない歌ですが、スペイン語の美しさを存分に生かした上で、官能的な詩に沿った艶かしくも美しい旋律に満たされた曲です。なんとも味わい深く、郷愁に満ちたこれらの歌曲。第1集と同じ顔ぶれでお聴きください。マテウの澄んだ声と、マソの的確なピアノが極上の調べを織り上げます。
 

8.573237
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ジモン・マイール:オラトリオ「ラバンからのヤコブの逃亡」
 1.シンフォニア/2-17.第1部/
 18-31.第2部
  ※世界初録音
ラバン…シーリ・カロリーン・ソーンヒル(ソプラノ)/
レア…アンドレア・ローレン・ブラウン(ソプラノ)/
ラケル…ガンヒルド・ラング=アルスヴィク(ソプラノ)/
ヤコブ…ジュリー・コンパリーニ(メゾ・ソプラノ)/
羊飼い…カタリーナ・ルックガーバー (ソプラノ)/
ジモン・マイール合唱団&アンサンブル/
セオナ・グッパ=チェクハイジェ(コンサート・マスター)/
フランツ・ハウク(指揮)
録音 2011年9月5-8日 ドイツ ノイブルク・アン・デル・ドナウ,コングレゲーションザール
 NAXOSが精力的にリリースを続けているジモン・マイール(1763-1845)の新作は、1791年にヴェネツィアで初演されたオラトリオ「ラバンからのヤコブの逃亡」です。
 この作品は旧約聖書のエピソードを元にして書かれています。
 ヤコブはヘブライ人の族長であり、現代のユダヤ人は全て彼の子孫とされています。
 ラバンは彼の母リベカの兄弟であり、ヤコブが双子の兄弟エサウと長子の権利を巡って争った際に、ラバンの元に身を寄せました。しかし、ラバンはヤコブを自分の美しい娘ラケルと結婚させると称して、7年間の労働を要求し、7年後にその条件を満たした時には、ラケルではなくもう一人の醜い娘レアと結婚させたのです。それに抗議したヤコブに言い渡した条件は「もう7年間働いたらラケルと結婚させる」という無茶なものでした。その上、ヤコブが帰郷したいと申し出た際も、それをうまく利用して家畜を増やすなど、もうヤコブとしては耐え切れず、果ては家族を連れてラバンの元から逃亡を図るのです。最終的にはラバンとヤコブは和解したというこの物語を、マイールは羊飼いという新しい人物を加えてオラトリオに仕上げました。
 演奏はいつものジモン・マイール合唱団とアンサンブル。そしてマイールにかけては右に出る者のないハウクが丁寧にまとめています。
 

8.573292
\1100
ロッシーニ:ピアノ作品全集 第7集 老いのいたずら 第1集 -
 第3集, 第10集, 第11集, 第14集より

 1-2.第1集「イタリアの歌のアルバム」より
  <第1曲:小四重唱曲「ゴンドラこぎ」/第12曲:小四重唱曲「散歩」>/
 3.アンダンティーノ・モッソ/
 4-6.第2集「フランスのアルバム」より
 <第1曲:小八重唱曲「新年に乾杯」/
  第6曲:クリスマス・イヴ(イタリア語による初稿版)/
  第12曲:民主的な猟師の合唱>/
 7.第14集「その他の老いのいたずら」より
  第3曲:ヴェネツィアの女-カンツォネッタ/
 8-12.第3集「控えめな小品」より
  <第1番:数小節の葬送歌:我が亡き友マイヤーベーアに/
  第4番:アヴェ・マリア/第6番:ティタネスの歌/
  第10番:カンテム:8声の模倣/第12番:感傷的なティロリエンヌ>/
 13-16.第10集「ピアノのための雑集」より
  <第1番:冗談前奏曲/第2番:三全音でどうぞ(上行と下行)/
  第3番:ちょっとした考え/第6番:小奇想曲(オッフェンバック風)>/
 17.第11集「声楽の雑集」より 第8番:清廉潔白なフーガ/
 18-20.第14集「その他の老いのいたずら」より
 <第2番:皇帝陛下万歳-3声のカノン・アンティサバン/
  第1番:今、空は暗くなってきた-4人のソプラノのためのパーペチュアル・カノン/
  第11番:ちょっとした音楽「ブリンディシ」>/
 21.第3集「控えめな小品」より 第7番:祈り/
 22.第11集「声楽の雑集」より
  第9番:憐れみ給え、聖母マリア「音楽への讃歌」
  ※3.5…世界初録音
アレッサンドロ・マランゴーニ(ピアノ&オルガン)/
アルス・アンティカ合唱団&コンソート/
マルコ・ベッリーニ(指揮)
録音 2013年9月25-27日 イタリア イヴレア,スタジオSMCレコーズ,バロック・ホール
 NAXOSの人気シリーズとしてだけでなく、知られざるロッシーニ(1792-1868)の姿を追うための資料としての価値も高い、この「老いのいたずら」の一連のリリースの第7集は、声楽を含む作品集です。
 トラック3の「アンダンティーノ・モッソ」とトラック5の「クリスマス・イブ」の初稿版は最近発見された原稿に基づくもので、これが世界初録音となります。
 第1集はイタリア語によるもので、さすがオペラ作曲家!といえる絶妙な歌曲です。第2集はとても個人的な曲で、8人の歌手によって歌われます。
 第14集は彼の死後に纏められたもの。マイヤベーアへのオマージュを含む第3集は単なる「控えめ」な作品集ではありません。第10集はピアノ曲。特に第6番の「オッフェンバック風」は当時大好評であったことでしょう。
 第11集と第1」まで、本当にヴァラエティ豊かな作品を楽しむことができるのです。
 


8.573361
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ブロトンス:ウィンド・バンドのための音楽集
 1-5.交響曲 第6番「コンサイス」Op.122(2011)
 <第1楽章:正面から/第2楽章:行進/第3楽章:スケルツォ/
  第4楽章:パッサカリア/第5楽章:フィナーレ>/
 6-8.復活 Op.31(1982)
 <第1楽章:戦争と敗北/第2楽章:沈黙と砂漠/第3楽章:再生と希望>/
 9.交響的楽章 第7番「オブスティネシー-頑固に」 Op.56
  (シンフォニック・バンド版)(1991/2013改)/
 10.移民のバラード-カタロニア民謡による変奏曲 Op.105bis(2008)
バルセロナ・シンフォニック・バンド/
サルバドール・ブロトンス(指揮)
録音 2013年6月17-22日 バルセロナ ラウディトリ、テテ・モントリウ・ホール
 バルセロナ生まれの現代作曲家ブロトンスの吹奏楽作品集です。
 彼の作品は、破滅と再生をモティーフにしたものが多く、前作の交響曲第5番「我らの世界」(8.573163)も壮大なテーマを内包したものでしたが、今回の「復活」はそれ以上に強いメッセージを持った作品です。
 これはブロトンス(1959-)の最初の吹奏楽作品で、書かれた時期は初期のものですが、彼の作品の中でも一番演奏されている曲の一つといえるでしょう。緊張に満ちた戦いの場面から、ゆったりと再生していく希望と平和を描いた場面のコントラストが美しい絵画のような作品です。
 交響曲第6番も吹奏楽のための作品で、タイトルの「コンサイス」とは簡明、簡潔の意味を持ち、全曲も比較的短くきっぱりとした風情を有しています。これは2012年のバレンシアにおけるバンドコンテストの自由曲として作曲されました。「オブスティネシー」はその名の通り、しつこく絶え間ないリズムの反復が特徴的です。最後の「移民のバラード」はカタルーニャの民謡がスペインの民族楽器テノーラ(オーボエの一種)で美しく印象的に奏され、以降様々に形を変えて歌われていきます。


ブロトンス、前作の交響曲第5番「我らの世界」 


8.573163
\1100

ブロトンス:交響曲 第5番 他
 1-4.交響曲 第5番「我らの世界」Op.117(2010)
  <力、窮乏、野望/瞑想1.偽善/瞑想2.暴力と"エゴ"の成長/
  憂鬱な嘆き、希望、向上と逸出>/
 5-7.オーボエ協奏曲 Op.115(2009-2010)
  <序曲/子守歌/タランテラ>/
 8-11.弦楽オーケストラのための4つの小品-組曲 Op.14(2010年改編版)
  <エレジー/フモレスケ/夜想曲/舞曲> ※世界初録音
ハビエル・アルナル・ゴンザレス(オーボエ)…5-7/
パルマ市バレアレス交響楽団/
サルバドール・ブロトンス(指揮)
録音 2011年9月12-16日 Auditori del Conservatori Superior de Musica de les Illes Balears, Palma de Mallorca,
 バルセロナの音楽一家に生まれ、父からフルートを学び、バルセロナ音楽院でフルートと作曲を学んだブロトンス(1959-)。1985年にフルブライト奨学金を授与されフロリダ州立大学に留学、やがて作曲家として125以上の作品を創り、これらは様々な賞を受賞するなど高く評価されています。また1991年からはバンクーバー交響楽団の音楽監督、指揮者として活躍、他にもいくつもの交響楽団と素晴らしい仕事をしています。
 そんな彼の交響曲第5番は、私たちの現代の世界を描いた問題作です。4つの楽章には、どれも「人間の弱点」が描かれ尽くされ、曲の最後にようやく希望が見出されるというもので、聴いていて何となく落ち着かなくなるのは、まあ、仕方のないことなのかもしれません。
 穏やかさと皮肉さが同居する「オーボエ協奏曲」は一瞬プーランクの軽妙な世界を彷彿させることでしょう。17歳の時に初稿を書いた「4つの小品」は、スペイン国立管弦楽団主催のコンクールで受賞した作品。彼の名を高めるきっかけとなった躍動感あふれる音楽です。




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


OPUS蔵

OPK 2112/3
(2CD)
\4000→\3690
世界初CD 化
 エネスコ&ニューヨーク・フィル ライヴ録音(1937&1938)
ジョルジュ・エネスコ(指揮)
ニューヨーク・フィルハーモニー
 ・モーツァルト:「フィガロの結婚」序曲
 ・モーツァルト:交響曲第40番 ト短調 K.550
 ・オテスク:「デ・ラ・マタイ・シタイア」より2曲
 ・シューマン:交響曲第2番 ハ長調 Op.61
  ※放送用オープニング・アナウンス、休憩時のラジオ放送(インターミッション・トーク)及び、
   クロージング・アナウンスも収録されております。
   ライヴ録音:1937年1月31日のコンサート(放送局によるアセテート盤への録音)
 ・ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調Op.73「皇帝」
   ルドルフ・ゼルキン(ピアノ)
   録音:1938年2月10日(エアチェック アセテート盤への私的録音)
 世界初CD 化。指揮者エネスコがニューヨーク・フィルと共演したモーツァルト40 番、シューマン2 番、そしてゼルキンの皇帝のライヴ!!

 原盤:1937 年録音;Kevin Mostyn 氏、1938 年録音;Ward Marston 氏/モノラル、ライヴ

 OPUS 蔵、CD タイトル200 枚目となる記念すべき新譜は、ジョルジュ・エネスコが指揮者としてニューヨーク・フィルハーモニック交響楽団と共演したライヴ録音(1937 年& 1938 年)で世界初CD 化です。
 ヴァイオリニストのエネスコは優れた指揮者としても知られており、ニューヨーク・フィルも何度も振っております。しかし録音としては、今回のCD で取り上げた1937 年1 月のコンサート・ライヴ録音と1938 年のゼルキンの「皇帝」の指揮を代役で受け持った際のエアチェックのみとなり、非常に貴重な録音と言えます。

 ■奇蹟の復刻 エネスコ/ニューヨーク・フィルのライヴ録音CD 化〜遂に聴けた感動の「アダージョ」
 稀代の名ヴァイオリニストにして、ピアノ演奏にもすぐれ、統率力抜群の指揮者でもあった作曲家のジョルジュ・エネスコが、ニューヨーク・フィルハーモニーを指揮した1937 年 1 月31 日の定期演奏会のライヴ録音が、NBC による中継放送のラッカー盤と思われる音源から、オーパス蔵の技術陣がCD 復刻に成功した。放送用の録音なので、オープニング・アナウンスメントに、インターミッシング・トークも収録されていて、1937 年当時のアメリカでのクラシック音楽放送の扱いが想像されて、雰囲気抜群。(中略)純粋ロマン派のファンタジーのあふれた、夢みるアダージョを、作曲家の魂からのメッセージとして聴くものの心に訴えてくれるエネスコの演奏。「これこそ奇蹟の復刻盤のひとつ」といえるCD で、1937 年 1 月31 日のニューヨーク、カーネギーホールでの演奏に接した人や、放送を聴いた多くの音楽ファンから「エネスコ&ニューヨーク・フィルのモーツァルトとシューマンの名演奏の録音があったら、ぜひとも聴きたい!」との言い伝えが納得できた“伝説の録音” である。(ライナーノーツより 小林利之)





第78号でご紹介した異常なチャイコフスキーも再度紹介しておきましょう。
入荷には3、4ヶ月かかりそうです・・・すみません。
CRQ
CD087
1CD-R\2700→\2490
エネスコの指揮&ピアノ
 (1)チャイコフスキ−:交響曲第4番
  エネスコ:ルーマニア狂詩曲第1番
 (2)エネスコ:ピアノのための組曲 第1番・第2番より
ジョルジュ・エネスコ指揮&ピアノ
ソヴィエト国立交響楽団
 天才エネスコの本領発揮たる一枚。
 20世紀最高のヴァイオリニストの一人であるエネスコの、大作の指揮を聴き、自作の指揮を聴き、自作のピアノ演奏を聴く・・・なんという驚くべき才能。

 で、ただ演奏するなら誰でも(とはいわないけど)できる。

 この人のすごいのは・・・このチャイコの4番・・・すごいんです。
 アーベントロートかゴロワノフかというようなドロドロの開始部分でまず「わ、やっぱりこの人ちょっと違うわ」と身を乗り出させたら、あとは怒涛の勢い。管楽器の咆哮も期待以上・・・というか壮絶。

 あのバッハの無伴奏を演奏した時期に、こんな化け物みたいな録音を残していたとは。
 やっぱり普通じゃない、この男。


(1)1946年4月21日、モスクワ、ライヴ モノラル
(2)録音年不明 ELECTRECORD ECD 1151 モノラル







SOMM(CELESTE)


SOMMCD 076
【旧譜】
\2100
ウッドがタクトを振った最後のプロムス
 1943年プロムス第一夜より

 アナウンス
 作者不詳:英国国歌
 デュカス:交響詩《魔法使いの弟子》
 アナウンス
 サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番ト短調Op. 22より第1楽章、第3楽章 *
 ヘンデル:歌劇《エイシスとガラテア》より愛の神が彼女の目の中で戯れ +
 ベートーヴェン:
  交響曲第5番ハ短調《運命》Op.67より第1楽章アレグロ・コン・ブリオ
 ストリングフィールド:ア・ネグロ・パレード
 チャイコフスキー:組曲第3番ト長調Op.55より主題と変奏
ヘンリー・ウッド(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
モーラ・リンパニー(ピアノ)*
ヘドル・ナッシュ(テノール)+
ステュアート・ヒッバード(アナウンス)
 プロムスの立役者サー・ヘンリー・ウッド。ヘンリー・ウッドがタクトを振った最後のプロムス、1943年の第一夜の抜粋という貴重な記録。

 ※録音:1943年6月19日、ロイヤル・アルバート・ホール(ライヴ)
 
SOMMCD 073
【旧譜】
\2100
ジョージ・ウェルドン・コンダクツ・エルガー
 エルガー:
  序曲《南国にて》Op.50 *
  海の絵Op.37 *
  創作主題による変奏曲《エニグマ》Op.36 +
ジョージ・ウェルドン(指揮)
グラディス・リプリー(コントラルト)*
ロンドン交響楽団 *
フィルハーモニア管弦楽団 +
 バーミンガム市交響楽団首席指揮者、ハレ管弦楽団の副指揮者を務め、未だ根強い人気がある名指揮者ジョージ・ウェルドンによるエルガーの名盤。EMIのオリジナルテープからのデジタルリマスター。

 ※録音:1954年、アビーロード第1スタジオ *&1953年、キングスウェイ・ホール +
 

SOMMCD 075
【旧譜】
\2100
キャスリーン・フェリアー 〜 ブラームス、ショーソン、マーラーを歌う
 ブラームス(サージェント編曲):4つの厳粛な歌Op.121 *
 ショーソン:愛と海の詩Op.19 +
 マーラー:《交響曲第3番ニ短調》より第4楽章、第5楽章 #
キャスリーン・フェリアー(コントラルト)
マルコム・サージェント(指揮)*
BBC交響楽団 */#
ジョン・バルビローリ(指揮)+
ハレ管弦楽団 +
エイドリアン・ボールト(指揮)#
BBC女声合唱団 #
 カラヤン、ワルターといった多くの偉大な指揮者と共演し、多くの録音を遺した、20世紀を代表する名歌手キャスリーン・フェリアー。生誕100周年に当たる2012年にはドキュメンタリー番組が制作され話題となった。マーラーの「交響曲第3番」は初CD化となった音源。

 ※録音:1949年1月 *&1951年3月 + &1947年11月 #




VENIAS


カール・ベーム・コレクション Vol.2〜1936-1956 Recordings



VN 007
(8CD)
\2500→\2290
*クラムシェル・ボックス仕様、
CD1
ブルックナー:
 交響曲第4番変ホ長調 ”ロマンティック”
  シュターツカペレ・ドレスデン
   Rec.1936
CD2
ブルックナー:交響曲第5 番変ロ長調
 シュターツカペレ・ドレスデン
  Rec.1936
CD3
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  Rec.4-5 Juni 1943
CD4
ベートーヴェン:交響曲第9 番ニ短調,op.125 “合唱”
 マルガレーテ・テシェマッハー(ソプラノ)
 エリーザベト・ヘンゲン(アルト)
 トリステン・ラルフ(テノール)
 ヨーゼフ・ヘルマン(バス)
 ドレスデン国立歌劇場合唱団
 シュターツカペレ・ドレスデン
  Rec.1941
CD5
モーツァルト:
 交響曲第36番ハ長調,K.425"リンツ"*
 交響曲第41 番ハ長調,K.551"ジュピター"(**)
ヨハン・シュトラウスⅡ:
 ワルツ“南国のバラ“ Op.388
 ワルツ“朝刊“ Op.279
ヨーゼフ・シュトラウス:
 ワルツ“天体の音楽“ Op.235
  ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
   Rec.14-15 Sept 1950(*) 14-15 March 1949(**) March 1949
CD6
ベートーヴェン:
 ミサ・ソレムニスOp.123 (Beginning)
 Ⅰ.Kyrie.Assai sostenuto(Mit andacht)
 Ⅱ.Gloria.Allegro vivace
 Ⅲ.Credo.Allegro ma non troppo
 Ⅳ.Sanctus.Adagio(Mit Andacht)
CD7
ベートーヴェン:
 ミサ・ソレムニス Op.123 (Continue)
 Ⅴ. Agnus Dei.Adagio
  マリア・シュターダー(ソプラノ)
  マリアンナ・ラデフ(アルト)
  アントン・デルモータ(テノール)
  ヨーゼフ・グラインドル(バス)
  ジークフリート・ボリース(ヴァイオリン)
  ヴォルフガング・マイヤー(オルガン)
  聖ヘトヴィヒ大聖堂聖歌隊
  ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
   Rec.1955
R.シュトラウス:4つの最後の歌
 リーザ・デラ・カーザ(ソプラノ)
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  Rec.June 1953
ブラームス:交響曲第2番ニ長調,op.73
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  Rec.Dec 1956
CD8
モーツァルト:レクイエム K.626
 テレサ・シュティヒ=ランダル(ソプラノ)
 イーラ・マラニウク(アルト)
 ヴァルデマール・クメント(テノール)
 クルト・ベーメ(バス)
 ウィーン国立歌劇場合唱団
 ウィーン交響楽団
  Rec.Nov 1956




<国内盤>


fine NF



NF60107
(SACD Hybrid)
\3800+税
長岡京室内アンサンブル/モーツァルト:セレナータ・ノットゥルナ、他
 モーツァルト:
  弦楽四重奏曲第1番 ト長調 「ローディ」K.80(弦楽合奏版)
  カッサシオン ト長調 K.63
  セレナード第6番 ニ長調「セレナータ・ノットゥルナ」K.239 ※
長岡京室内アンサンブル
音楽監督:森悠子
長岡京室内アンサンブル、新たな境地へ!
ローディ、カッサシオン、セレナータ・ノットゥルナ
クァルテット配置で演奏!

 長岡京室内アンサンブルの第7弾は、モーツァルトの3つの作品を収録しています。
 長岡京室内アンサンブルは、2001年に「長岡京室内アンサンブル D?but」(NF60101)をリリースし、「驚異のアンサンブル」と評され、衝撃のデビューを果たしました。特にモーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」は、今までどのアンサンブルからも聴かれない清心な響きと音色、精度の高い演奏で驚きをもってむかえられました。さらに、わが国初のハイブリッドSACDとして高品位録音としても大きな反響を呼びました。
 
 その後、第2弾の「In memory of Hideo Saito」ではモーツァルトのディヴェルティエントK.136-138を収録しており、これらの作品も含めてモーツァルトは演奏会でしばしばを取りあげられており、長岡京室内アンサンブルのレパートリーの中核をなす作曲家です。
 その後、長岡京室内アンサンブルは配置にもさまざまな工夫をこらし、「東洋と西洋」(NF6015)では、両翼にチェロ、中央にコントラバという、バス・ピラミッド配置を採用していまが、今回収録では、半円形の3つのクァルテットにソリスト群を加えた新たな配置を取り入れており(写真と配置イメージ図を参照)、音色と響きにも一層の深化が聴き取れます。
 収録は、長岡京室内アンサンブルの発生の地であり、本拠地ともいえる長岡京記念文化会館で2014年の2月におこなわれた公演と、前日に行われた録音セッションから制作しており、高品位録音としてハイブリッドSACDでリリースします。
 長岡京室内アンサンブルの新たな境地を是非お聴きください。
 録音: 長岡京記念文化会館 2014年2月8日 (2ch+5.1chサラウンド

)




ソニー・ミュージック・ダイレクト


MECO 1027
(SACD Hybrid)
\3000+税
乗っかれ!
 新垣隆&礒絵里子/ロンド〜珠玉のヴァイオリン名曲集

 ①新垣隆:ロンド
 ②E.エルガー:朝の歌
 ③E.エルガー:夜の歌
 ④M.ポンセ(Y.ハイフェッツ編):エストレリータ
 ⑤C.ドビュッシー(Y.ハイフェッツ編):ゴリウォーグのケークウォーク
 ⑥G.ディニク:ひばり
 ⑦V.モンティ:チャルダーシュ
 ⑧A.ドヴォルザーク(F.クライスラー編):我が母の教え給いし歌
 ⑨P.サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
 ⑩A.グラズノフ:瞑想曲
 ⑪J.マスネ:タイスの瞑想曲
 ⑫F.クライスラー:愛の喜び
 ⑬F.クライスラー:愛の悲しみ
 ⑭C.サン=サーンス(Y.ハイフェッツ編):白鳥
 ⑮H.ヴィラ=ロボス:黒鳥の歌
 ⑯新垣隆:哀しい鳥
礒 絵里子(Vln)
新垣 隆(pf、作曲)
陰の天才から、真の天才へ!鬼才 新垣隆が盟友 礒絵里子と紡ぐ16の音の花束

 本場ベルギーで学んだ礒絵里子のヨーロッパ本流のヴァイオリンと、陰の天才から真の天才へと大きな変貌を遂げた新垣隆のピアノによる珠玉のヴァイオリン名曲集です。
 このアルバムでは、新垣隆の作曲による「ロンド」「哀しい鳥」という2曲の魅力溢れる新曲を収録、多彩な音のパレットを持つ彼の非凡な才能が開示されています。
 新垣隆自身の名前が冠されるクラシック・アルバムとしては初となるこの「ロンド」は、新曲以外に、数多ある世界中のヴァイオリン名曲の中からまさに宝石のような全16曲を収録、薫り立つような音の花束は、聴く人の琴線に深く触れることでしょう。
 学生時代から長きに渡り深い友情と信頼を醸成してきた礒と新垣による至高のデュオ・サウンド、その芸術が今、ここに結晶し、そして飛翔します。

録音:2014年12月3日-5日 三芳町文化会館コピスみよし(セッションレコーディング)

礒 絵里子 Eriko Iso(ヴァイオリン)プロフィール:
 桐朋学園大学卒業後、I・オイストラフ氏に招かれ、文化庁芸術家在外派遣研修員としてブリュッセル王立音楽院に留学。大賞を受賞し首席修了。マリア・カナルス国際コンクールほか国内外の数々のコンクールで入賞。世界各地でのリサイタル、ソリストとしてチェコフィル、ヴェネツィア合奏団など国内外のオーケストラと多数共演し「知性と感性と技術の実力派」と高い評価を得る。愛知万博での草刈民代氏とのコラボレーションは話題を呼んだ。宮崎国際音楽祭へは毎年参加、「題名のない音楽会21」「アインシュタインの眼」ほかテレビ・ラジオ出演も多く、現在FMヨコハマ「礒絵里子のSEASIDE CLASSIC」でパーソナリティを務めている。
全国各地での学校訪問コンサート、企業環境TVCFの演奏出演をきっかけに社会貢献活動に積極的に寄与。‘07デビュー10周年を記念しリサイタルシリーズを開始。第1回「ベルギー・コレクション」は大好評を博し、NHK「クラシック倶楽部」で放映。若手演奏家世代の一翼を担う実力派ヴァイオリニストとしてメインのソロ活動に加え、デュオ・プリマやアンサンブルΦ(ファイ)など多彩な演奏活動を展開。真摯な演奏への取り組み、確かな技量に基づいたヨーロッパ仕込みの洗練された感性には定評があり「気負いのないしなやかな活動ぶりが、クラシック音楽シーンで着実に存在感を放っている」など各媒体で高く評されている。
礒絵里子オフィシャル・サイト  http://www.34-net.com/eriko

新垣 隆 Takashi Niigaki(ピアノ、作曲)プロフィール:
 1970年東京に生まれる。4歳よりピアノを始め、ヤマハ音楽教室や千葉県立幕張西高校音楽科などを経て、1989年桐朋学園大学音楽学部作曲科に入学。在学中、若き同志による型破りな音楽に視覚的な要素を加えた演奏会「冬の劇場」に参画。同学科を卒業後、作曲家ピアニストとして多岐にわたり精力的に活動する。ピアニストとしては数々の演奏家たちと同じ舞台に立つ他、サイレント映画の伴奏も数多くこなし、そのエンターテイメント性と共に近代を検証するひとつの方法の提示としても評価され注目を集めている。
 作曲家としては、昭和期における作曲家達の研究に従事し現代音楽を主体としているが、ジャンルはその枠におさまらない。映画やCM音楽の作曲も手掛けている。教育者としては、2013年度まで母校の非常勤講師を約20年にわたり務める他、アマチュアのためのピアノコンペティションの企画・伴奏や八千代交響楽団の指揮を務めるなど、多くの人々との触れ合いを通じてクラシック音楽をより身近なものとして楽しめるよう尽力している。
 最近ではテレビ・ラジオ番組に出演し、親しみやすいキャラクターとして今までとは違う一面も見せ輝きを増している。作曲を南聡、中川俊郎、三善晃、ピアノを中岡秀彦、河内純、夢藤哲彦、森安耀子、指揮法を高階正光の各氏に師事。
 新垣隆名義のCDとして、礒絵里子(ヴァイオリン)とのデュオ・アルバム「ロンド」(ソニー・ミュージックダイレクト)及び吉田隆一(バリトン・サックス)とのデュオ・アルバム「N/Y」(APOLLO SOUNDS)がリリースされている。

新垣隆&礒絵里子コンサート・スケジュール 
 3月26日(木) 石巻ビッグバン
 3月30日(月) 東京文化会館(小)昼・夜2回公演(CDロンド発売記念)
 5月22日(金) 川口リリア音楽ホール
 6月14日(日) 飛騨市文化交流センター
 7月16日(木) 愛知県立芸術劇場(コンサートホール)
 7月20日(月祝) 石川県立音楽堂
 8月28日(金) みなとみらい(大ホール)
 9月8日(火) 札幌コンサートホール キタラ(大ホール)
 9月23日(水) 福知山市厚生会館
 9月26日(土) 山梨 コラニー文化ホール
 11月11日(水) 浜離宮朝日ホール(セカンドCD発売記念)

















2/3(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

BIS



BIS SA 2030
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
今をときめく若手ヴィオラ奏者、リサノフがマルチヌー作品に挑む!
 マルチヌー(1890-1959):
  (1)ラプソディ・コンチェルト〜
   ヴィオラとオーケストラのための協奏曲 H.337(1952)
  (2)3つのマドリガル(二重奏曲第1番)〜
   ヴァイオリンとヴィオラのための H313(1947)
  (3)二重奏曲第2番〜ヴァイオリンとヴィオラのための H.331(1950)
  (4)ヴィオラ・ソナタ H.355(1955)
マクシム・リサノフ[マキシム・リザノフ]
 (ヴィオラ;1780年製グァダニーニ)
(1)イルジー・ビエロフラーヴェク(指揮)
 BBC 交響楽団
(2)(3)アレクサンドル・シトコヴェツキー
 (ヴァイオリン;1753年製グァダニーニ)
(4)カーチャ・アペキシェワ
 (ピアノ;Steinway D)
 バシュメントも激賞!!今をときめく若手ヴィオラ奏者、リサノフがマルチヌー作品に挑む!!

 録音:(1)2011 年11 月10 日/バービカン・センター、ロンドン(コンサートのライヴ録音)、(2)-(4)2012 年12 月/ポットン・ホール、サフォーク州(セッション録音)/5.0 Surround sound、68’ 00”

 SACD ハイブリッド盤。
 世界が注目する若手ヴィオラ奏者、マクシム・リサノフ[マキシム・リザノフ]。期待の最新録音はマルチヌーのヴィオラ作品集で、名曲と知られる“ラプソディ・コンチェルト”、ヴァイオリンとの二重奏曲、そしてヴィオラ・ソナタが収録されました。当録音では共演陣にも注目で、協奏曲はイルジー・ビエロフラーヴェク指揮BBC 響と、二重奏曲はクラシック界のサラブレッド、アレクサンドル・シトコヴェツキーと、ヴィオラ・ソナタでは2014 年5 月の来日リサイタルも話題となったカーチャ・アペキシェワとで、それぞれ豪華な顔ぶれとなっております。なお、リサノフは2015 年2月に来日予定で、ピアニストのコンスタンチン・リフシッツとのリサイタルを行います。
 チェコ出身のマルチヌー(1890-1959)は、プラハ音楽院、プラハ・オルガン学校に在籍経験はあるものの卒業はせずに、1923 年にパリに出て現代音楽や新古典主義に傾倒し独自の作風を作り出しました。その後、ナチス・ドイツの支配を避け、1941 年にアメリカに移住。この時代よりマルチヌーの音楽が確立し、民族性と抒情性に裏付けられた作品を残しました。第2 次大戦後にはプラハ音楽院の教授に招かれるも、左翼政権の成立に拒まれ祖国に復帰することはできず1952 年にアメリカの市民権を取得。しかし、望郷の念はやまず、この年の夏から数度ヨーロッパを訪問する機会があり、1953年にヨーロッパに移ることにしました。1959 年8 月28 日スイスのバーゼル近郊で没。
 マルチヌーはあらゆる分野に多数の作品を残しましたが、このディスクには彼の晩年に近い1947 年から1955 年までに作曲されたヴィオラを伴う作品が収録されました。いずれの作品も現在ではヴィオラの重要なレパートリーと言え、中でもラプソディ・コンチェルトは数少ないヴィオラ協奏曲の代表曲の一つです。

 <演奏会情報>
 マクシム・リサノフ&コンスタンチン・リフシッツ デュオ・リサイタル
  ■日時:2015年2月8日(日)15時開演 武蔵野市民文化会館(小ホール)
  ■演目:ショスタコーヴィチ:ヴィオラ・ソナタ、シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第1番(ヴィオラ版)、
       ブラームス:スケルツォ、ヒンデミット:ヴィオラ・ソナタ、他



 


BIS SA 2075
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
小川典子、3年ぶりの新録音は菅野由弘作曲によるピアノ作品集
 菅野由弘(1953-):
  (1)光の残像III「天使の梯子」〜ピアノとコンピュータのための(2006)
  (2)「光の粒子」〜ピアノと南部鈴のための(2009)
  (3)「水の粒子」〜ピアノと明珍火箸のための(2010)
  (4)「虹の粒子」〜ピアノと歌舞伎オルゴールのための(2011)
  (5)「月夜の虹」〜ピアノ、トイ・ピアノとコンピュータのための(2012)
  (6)天使のための前奏曲〜ピアノのための(1985)
小川典子(ピアノ;Steinway D)
(1)(5)菅野由弘(コンピュータ)
 世界初演も絶賛された「粒子三部作」も収録!

 セッション録音:2014 年6 月18-20 日/ギルドホール音楽演劇学校(ロンドン)/5.0 Surround sound、72’ 09”

 SACD ハイブリッド盤。
 イギリスを本拠に世界各国で演奏活動を続けている小川典子。モーツァルトのピアノ・ソナタ集(BIS SA 1985 / KKC5255)以来、約3 年ぶりの新録音は日本の現代音楽作曲家、菅野由弘によるピアノ作品集です。
 菅野由弘は1953 年10 月東京生まれ。1979 年にモナコ・プランス・ピエール国際作曲賞に入賞した弦楽四重奏曲(1976)が話題となり、その名が世界に知られるようになりました。多作家でオーケストラ、舞台作品、室内楽、器楽、合唱、歌曲と多岐に渡ります。また伝統楽器を用いた作品や電子音楽、コンピュータ音楽にも積極的に作曲し、実験的、挑戦的なこれらの作品は国内外で高い評価を得ています。このディスクにはピアノとその他楽器を伴う作品が収録されております。
 光の残像III「天使の梯子」は武満徹歿後10 周年となる2006 年に武満作品のスペシャリスト、大竹紀子の委嘱により作曲されました。ピアノとコンピュータという菅野の独自の世界を堪能できます。「粒子三部作」は菅野由弘がミューザ川崎シンフォニーホールと小川典子に共同で委嘱された作品集で2009-2011 年にかけて作曲されました。
 「日本的な何かを持った作品を弾きたい」という小川の挑戦でもあるこの三部作は、イギリスをはじめノルウェー、ニュージーランド、フランスでも演奏され、既に高い評価を得ております。南部鈴、明珍火箸、歌舞伎オルゴールの響きが非常に独創的です。



 


BIS SA 2128
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
サカリ・オラモ&ロイヤル・ストックホルム・フィル
 ニールセン交響曲全集第3弾は第2番と第6番!

 ニールセン:
  (1)交響曲第2番 ロ短調「4つの気質」
  (5)交響曲第6番「素朴な交響曲」
サカリ・オラモ(指揮)
ロイヤル・ストックホルム・フィル
 全曲録音完結!オラモ&ロイヤル・ストックホルム・フィルによるニールセン交響曲全集第3弾は第2番と第6番!

 セッション録音:2014 年6 月/ストックホルム・コンサートホール(スウェーデン)/5.0 Surround sound、64’ 34”

 SACD ハイブリッド盤。
 スウェーデンを代表するオーケストラ、ロイヤル・ストックホルム・フィルと2008 年より首席指揮者をつとめるサカリ・オラモとのニールセンの交響曲全曲録音の最終となる第3 弾は、交響曲第2 番「4 つの気質」と、交響曲第6 番「素朴な交響曲」です。近年、ますます躍進を続けるオラモですが、このニールセンの交響曲全集シリーズも期待以上と言え、美しい響きを追求した熱演を聴かせてくれます。これまでに発売された交響曲第1 番& 第3 番「ひろがりの交響曲」(BIS SA 2048)、第4 番「不滅」& 第5 番(BIS SA 2028)とあわせてお楽しみください。
 交響曲第2 番「4 つの気質」は各楽章の速度記号のほかに、それぞれ〈怒りやすく〉〈鈍く、重く〉〈憂鬱に〉〈血気をもって〉という発想記号がついています。これは、ニールセンが村の居酒屋の壁にかかっていた、4 つの気質をテーマにしたコミカルな絵を目撃したことでインスピレーションを得て作曲されたと言われています。
 ニールセンの最後の交響曲となった第6 番「素朴な交響曲」は、新古典主義的な雰囲気を持ちますが、様々な打楽器を必要とし第4 楽章には打楽器のみによる変奏もあるのが特徴です。
 


BIS SA 2124
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
リットン&ベルゲン・フィルによるプロコフィエフの第5交響曲!
 プロコフィエフ:
  (1)交響曲第5番 変ロ長調 Op.100(1944)
  (2)スキタイ組曲「アラとロリー」 Op.20(1914-15)
アンドルー・リットン(指揮)
ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団
 色彩豊かなオーケストラ・サウンドを満喫、リットン&ベルゲン・フィルによるプロコフィエフの第5交響曲!

 セッション録音:(1)2014 年1 月、(2)2014 年6 月/グリーグ・ホール、ベルゲン、(ノルウェー)/5.0 Surround sound、67’ 00”

 SACD ハイブリッド盤。
 アンドルー・リットン指揮、ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団による好評シリーズ、プロコフィエフ作品集。『ロメオとジュリエット』(BIS SA 1301)、フレディ・ケンプとのピアノ協奏曲集(BIS SA 1820)、交響曲第6 番(BIS SA 1994)に続く第4 弾は、交響曲第5 番とスキタイ組曲「アラとロリー」 です。
 交響曲第5 番は1944 年に作曲され、初演は翌1945 年モスクワ国立音楽院の大奏楽堂でプロコフィエフの指揮のもと行われました。
 20 発の祝砲が鳴り終わった瞬間から演奏が開始されたこの演奏会はソ連全国に中継放送されて一つの国家的行事のような盛り上がりをみせました。一方、スキタイ組曲「アラとロリー」はディアギレフの依頼で作曲したバレエ音楽「アラとロリー」を演奏会用の管弦楽組曲「スキタイ組曲」に書き直した作品です。リットンの指揮はゴージャスで、当録音もプロコフィエフの色彩豊かなオーケストラ・サウンドを満喫できます。
 

BIS 2179
(2CD)
\5200
J.G.ミューテル作曲の鍵盤協奏曲集
 ミューテル(1728-1788):鍵盤協奏曲
  Disc 1
   (1)第1番 ハ短調 (2)曲第2番 ニ短調
  Disc 2
   (3)第4番 ニ長調 (4)第3番 ト長調
   (5)第5番 変ロ長調
マルチン・シフョントキェーヴィチ(チェンバロ)
アルテ・デイ・スオナトーリ
 高度な技巧、名人芸的妙技が魅力!J.S.バッハ最後の弟子、J.G. ミューテル作曲の鍵盤協奏曲集

 セッション録音:2013 年5 月/ポーランド放送、ルトスワフスキ・スタジオ(ワルシャワ)/DDD、Disc 1 54’58”、Disc 2 72’12”

 1993 年設立のポーランドのピリオド楽器団体アルテ・デイ・スオナトーリ。最新盤は同団の通奏低音としても活躍するマルチン・シフョントキェーヴィチをソリストに迎え、J.S. バッハ最後の弟子J.G. ミューテル(1728-1788)の鍵盤協奏曲集を収録しました。
 ミューテルはニコライ教会でオルガニストを務めていた父よりオルガンの手ほどきを受け、その後リューベックでクンツェンに師事。作曲家としての転機は1750 年にライプツィヒにJ.S. バッハ(1685-1750)を訪れバッハの音楽に直に触れたことです。バッハの最後の弟子として、主に鍵盤楽曲を中心に作曲、またオルガニストとしても成功をおさめました。
 作風はバッハの影響を呈しますが、高度な技巧、名人芸的妙技、そして奔放なパッセージ・ワークはミューテルの独創性を表わしております。
 シフョントキェーヴィチはポーランド期待の若手鍵盤奏者で、チェンバロ、フォルテピアノ、オルガンを演奏します。ソリストとして活躍する一方、アルテ・デイ・スオナトーリのメンバーとして古楽界の女王レイチェル・ポッジャーとも共演し多くの録音に参加しています。







CHALLENGE CLASSICS



CC 72659
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
マナコルダ指揮&歌姫リサ・ラーション/マーラー交響曲第4番
 マーラー(1860-1911):
  ・交響曲第4番 ト長調
  『子供の不思議な角笛』より
   ・この世の暮らし
   ・無駄な努力
   ・高い知性への讃美
リサ・ラーション(ソプラノ)
アントネッロ・マナコルダ(指揮)
アーネム・フィルハーモニー管弦楽団
 (ヘルダーラント交響楽団)
 優秀録音。マーラー・チェンバー・オーケストラ、元コンマスのマナコルダと歌姫リサ・ラーションによるマーラー交響曲第4番

 録音:2014 年6 月17-20 日

 指揮者のアントネッロ・マナコルダはマーラー・チェンバー・オーケストラの創立メンバーの一人で、8 年間にわたりコンサートマスターを務めた元ヴァイオリン奏者。アバドをはじめ様々な指揮者のもとで、マーラーの音楽をまさに究めた存在といえるでしょう。カンマーアカデミー・ポツダムとのシューベルト・ツィクルスも話題となっていましたが、このたび、マーラー作品を指揮しました。非常に推進力に満ちた演奏で、新時代のマーラーといえるでしょう。
 ソプラノに迎えたのは、ガーディナーとの共演も多い、バロックを中心に活躍するリサ・ラーション。彼女のマーラー演奏という点でも注目ですが、期待に違わず、透き通った声はマーラーの4 番の世界にぴったり。子供の魔法の角笛でも、すがすがしい歌声を響かせています。




HAENSSLER

98 050
\2400→\2190
シューマン・ピアノ曲全集Vol.8
 (1)謝肉祭Op.9(全21曲)

 「謝肉祭」から削除された6つの小品
  (2)アルバムの綴りOp.99の6
  (3)ロマンツェOp.124の11
  (4)ワルツOp.124の4
  (5)妖精Op.124の17
  (6)Asch カプリッチョ (1835?)*
  (7)4つの音符による幻想曲 (1835?)*

 (8)舞曲ト短調〜ダヴィッド同盟舞曲集のために作曲 (1837)*
 (9)ダヴィッド同盟舞曲集Op.6(全18曲)
フローリアン・ウーリヒ(Pf)
 「謝肉祭」の未知の楽曲??? こんな作品があったとは!ウーリヒこだわりの集大成

 * 世界初録音
 録音:2014 年5 月26 -28 日/メニューイン・ホール(サリー、イギリス)/75’ 14”

 ウーリヒによるシューマンのピアノ独奏曲完全全曲シリーズの第8 弾。
 今回は「ダヴィッド同盟」をキーワードに「謝肉祭」と「ダヴィッド同盟舞曲集」の2 大名作に挑戦。
 注目は「謝肉祭」用に作曲しながら削除した6 作品を収録していること。うち4 篇は「色とりどりの作品Op.99」や「音楽帳Op.124」に使い回されているので容易に聴くことができるものの、「Asch カプリッチョ」と「4 つの音符による幻想曲」は世界初録音。
 シューマンは「謝肉祭」をガールフレンドのエルネスティーネの故郷と、自分の名を並べ替えたASCH の4 文字を音名化した動機に基づいて作っています。
 世界初録音の2 篇も同じ動機によるため、同じ雰囲気を持ち、「謝肉祭」の中にあったとしても違和感のないもので、シューマン・ファン感涙の魅力に満ちています。
 また、「ダヴィッド同盟舞曲集」用に作り、1984 年に発見された「舞曲ト短調」も驚き。シューマンのピアノ音楽研究を塗り替えるアルバムと申せましょう。
 


98 048
\2400→\2190
2012年に発見されたブラームス未知のピアノ曲、世界初録音!
 ブラームス:
  (1)ピアノ曲 ロ長調 (1862)
  (2)アルブムブラット イ短調 (1853)
  (3)4つの小品Op.119 (1894)
  (4)6つの小品Op.118 (1893)
  (5)3つの間奏曲Op.117 (1892)
  (6)カノン ヘ短調 (1864)
  (7)サラバンド第1番イ短調 (1854)
  (8)2つのガヴォット (1855)
ソフィー・マユコ・フェッター(Pf)
 録音:2012 年10 月23-25 日/テオドール・エーゲル・ザール(フライブルク)/76’ 32”

 日独ハーフの実力派美人ピアニスト、ソフィー・マユコ・フェッターがヘンスラー・レーベル登場。
 シュトックハウゼンなどの現代作品に鋭い解釈を見せていた彼女が一転、純ドイツ的な伝統芸によるブラームスをじっくり味わせてくれます。
 最晩年のOp.117 から119 までの孤独な日記的小品を、驚くほど内省的に表現。
 ドイツ的なピアノの深い音色も魅力です。一方、作品番号もない初期の小品がフィル・アップされているのも注目。2012 年に発見され話題となった「アルブムブラット イ短調」が世界初録音。ブラームスが20 歳の1853 年の作曲ですが、このメロディが12 年後の「ホルン三重奏曲」第2 楽章中間部に再生しているのも興味津々。ブラームス・ファン必聴のアルバムと申せましょう。




MIRARE

MIR 237
\2700→\2490
 リチェルカーレ・コンソートが遂に「音楽の捧げもの」を録音!
J.S.バッハ:音楽の捧げものBWV1079
 1.3声のリチェルカーレ 2.王の主題による無窮カノン 
 3. トリオ・ソナタ 4. 無限カノン
 5.王の主題による各種のカノン
 6. 上方5度のカノン風フーガ
 7.6 声のリチェルカーレ 8.謎のカノン
リチェルカーレ・コンソート
モード・グラットン(チェンバロ)
マルク・アンタイ(フルート)
フランソワ・フェルナンデス(ヴァイオリン)
フィリップ・ピエルロ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)


 録音:2011 年11 月、フランス、ルールマラン教会/54’00

 フィリップ・ピエルロ率いるリチェルカーレ・コンソートによる《音楽の捧げもの》。この作品は、バッハがフリードリヒ大王に招かれた際に、王から与えられた主題を用いて即興演奏することになり、その演奏を元にフーガ2 曲と4 楽章からなるトリオ・ソナタ、ならびに10 曲のカノンを含む、1 つの主題に基づく16 の作品からなる曲集を完成させたというのがその成り立ち。ピエルロは遅かれ早かれこのバッハ晩年の傑作に挑まなければならないと考えていました。作品の偉大さはもちろん、王への献辞の頭文字をつなぐと彼らのグループ名に由来する「RICERCAR(リチェルカーレ)」となるからです。
 また楽器編成や、曲順についても議論されることが多い作品でもあります。このアルバムでの曲順は、1747 年の初版譜に基づいています。初版は3 部に分かれており、トリオ・ソナタは4 楽章ではなく、無窮カノンを含む5 楽章編成としています。楽器編成はヴァイオリン、フルート、ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェンバロの各パート1 人。音楽の精髄を極めたこの作品を、格調高く演奏しています。
 チェンバロを担当するのは、ピエール・アンタイに学んだフランスの若手モード・グラットン。冒頭の3 声のリチェルカーレでは、厳格に、後半の6 声のリチェルカーレでは精緻かつ多彩に聴かせます。
 
MIR 260
\2700
セメレ
 マラン・マレ:音楽悲劇「セメレ」(抜粋)
 デトゥーシュ:シンフォニーとソロのためのカンタータ「セメレ」
 ヘンデル :
  音楽劇「セメレ」(抜粋)、オラトリオ「テオドーラ」(抜粋)、
  合奏協奏曲 ヘ長調 Op. 3 No. 4, HWV 315、
  オラトリオ「快活の人、沈思の人、温和の人」〜
   愛らしい鳥、カンタータ「炎の中で」
シャンタル・サントン=ジェフェリー(ソプラノ)
メロディ・ルヴィオ(アルト)
レ・ゾンブル
 気鋭の古楽アンサンブル、レ・ゾンブル美しき女性「セメレ」を題材にした作品集

 マルゴー・ブランシャール&シルヴァン・サルトル.(音楽監督)
 録音:2013 年6 月フランス、ジュジュリュー、ボネ絹博物館/78’00

 ギリシャ神話に登場する美しい女性「セメレ」を題材にした作品を収録したアルバム。まずマラン・マレの音楽悲劇「セメレ」。近年発見された楽譜をもとにエルヴェ・ニケによる復元版が演奏されるなど話題となっている作品で、マレの充実した音楽が展開されています。次にバレエ音楽「四大元素」で知られるフランス・バロック期の作曲家、デトゥーシュ。マレと同じくアントワーヌ・ウダール・ド・ラ・モットのテキストを用いたシンフォニーとソロのためのカンタータ「セメレ」を書きました。そして「セメレ」を題材とした一番有名なヘンデルの音楽劇。ヘンデルの冴え渡る技法を堪能できる作品。美しい人間のセメレの前に現れた人間の姿をした神ジュピター。ジュピターの子を身ごもったセメレに嫉妬心を抱く妻ジューノ。最後にはジュピターの雷光にあたってセメレは死んでしまいます。登場人物の巧みな心理描写はまさにヘンデルの傑作と言えるでしょう。
 演奏は、フラウト・トラヴェルソ奏者のシルヴァン・サルトルとヴィオラ・ダ・ガンバ奏者のマルゴー・ブランシャールによって2006 年に設立された古楽アンサンブル、レ・ゾンブル。これまでにAMBRONAY レーベルよりアルバムを2 作リリースしており、バロック界の次代を担う注目の若手団体として注目されています。
 
MIR 255
\2700
テレマン:四重奏曲集
 ソナタ イ長調TWV43:A1、ソナタ ト短調TWV43:g1、
 協奏曲 ト長調TWV43:G1、
 「6つの組曲からなる新四重奏曲集 」 〜
  四重奏曲第6番 ホ短調 TWV 43:e4
レ・ゾンブル
シルヴァン・サルトル(フラウト・トラヴェルソ)
マルゴー・ブランシャール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ジョナサン・ペシェク(チェロ)
ナディア・ルソニエ(チェンバロ)
 レ・ゾンブルのメンバーによるテレマンのパリ四重奏曲

 録音:2013 年

 新進気鋭のバロック・アンサンブル、レ・ゾンブルによるテレマンのパリ四重奏曲集。「クァドリ(四重奏曲集)」は1730 年、ハンブルクで出版された曲集。コンチェルト2 曲、ソナタ2 曲、そして組曲2 曲の合計6 曲で構成されています。
 「パリ四重奏曲集(新しい四重奏曲集)」は1738 年、パリで出版された6 曲から成る曲集。いずれも、フラウト・トラヴェルソ、ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバまたはチェロ、そして通奏低音という楽器編成。軽快で表情豊かな音楽、多彩な魅力に溢れています。




RFP


RFP 009
(2CD)
\3400
ベルギーの歴史を感動的に描いた幻の超大作が最新録音で登場
 ペーテル・ブノワ:歴史的オラトリオ「スヘルデ」(1868)
少女:キャシー・ヴァン・ロワ(Sop)
少年:ハイス・ヴァン・デア・リンデン(Ten)
詩人・芸術家・アルテヴェルデの幽霊:
 ヴェルナー・ヴァン・メヘレン(Br)
船乗り、ザネキンの幽霊、オラニエ公ウィレムの幽霊:
 クリス・ブリグ(Br)
百合党司令官:
 ヴィレム・ヴァン・デア・ヘイデン(Ten)
マーティン・ブラビンス(指揮)
ロイヤル・フランダース・フィル
フランダース放送合唱団、オランダ放送合唱団
 録音:2013 年8 月30 日/アントワープ(ライヴ)/90’ 16”

 ペーテル(ピーテルとも)・ブノワ (1834-1901) はベルギーの作曲家。フランドル音楽の水準をひきあげ、民族意識を鼓舞させるべく奮闘しました。
 ブノワは同世代のフランクと異なり、フラマン語を用いて作曲することで強い民族精神を示しました。その代表作「スヘルデ」がついにヴェールを脱ぎました。
 スヘルデとはベルギーを流れる河川で、スメタナの「モルダウ」のようにフラマン人の民族の象徴となっています。この川を語り手に、フラマンの歴史を3部にわけて描く90 分の大作。太古から90 年戦争まで、フラマンの自治を守るための周辺民族との抗争を題材としていますが、オペラ的な迫力と美しく感動的なメロディにあふれていて、まさに隠れた逸品の発見。
 日本でもおなじみのブラビンスがロイヤル・フランダース・フィルと壮大な音の壁画を作り上げています。



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


ALTUS

快挙!
ORF(オーストリア放送)でオリジナルマスターが失われていたワルター& ウィーン・フィル告別演奏会(1960)の
放送用マスターテープをINA(フランス国立視聴覚研究所)で発見!



ALT 267/8
(2CD)
\4000→\3690
ウィーン・フィル マーラー生誕百年記念祭
 CD-1
  (1)シューベルト:交響曲第8番 ロ短調「未完成」D.759
 CD-2
  マーラー:
   (2)子供の魔法の角笛〜第9番「トランペットが美しく鳴り響くところ」
    (3)リュッケルト歌曲集より〜第4番「私は仄かな香りを吸い込んだ」
    (4)交響曲第4番 ト長調
ブルーノ・ワルター(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
(4)エリーザベト・シュヴァルツコップ(S)
 「ワルターと私たちがシューベルトの未完成とマーラーの交響曲第4 番のリハーサルをしていると、あの幸福に満ち足りた感情が戻ってきた。私の若い時代にはこんなふうに音楽演奏が行われていたのだ。私に過去を呼び戻してくれた彼に対して、時間は何の手出しもできなかった」
 (元ウィーン・フィル楽団長・元ウィーン・フィル第2ヴァイオリン首席奏者 オットー・シュトラッサー)

 ライヴ録音:1960 年5 月29 日/ムジークフェラインザール(モノラル)/ライヴ、モノラル

 「過去に出たディスクとは比較にならないほど情報量が多い。そのためウィーン・フィルが万感の思いをこめて吹いている様子が如実にわかり実に感動的である。神々しいと言っても過言でない。
 今回の復刻に改めて感謝したい。どこを取っても信じがたいほど素晴らしい響きだが、個人的に打ちのめされたのはマーラーの第3 楽章である。ここはウィーン・フィルが、それこそ身も心も美の女神にゆだねながら演奏している、とてつもなく美しい場面である。」〜平林直哉




PROFIL



PH 15006
\2500→\2290
「カール・リヒター・エディション」モーツァルトのレクィエム
 モーツァルト:レクィエム ニ短調KV.626(ジュスマイヤー版)
マリア・シュターダー(ソプラノ)
ヘルタ・テッパー(アルト)
ヨーン・ヴァン・ケステレン(テノール)
カール・クリスティアン・コーン(バス)
ミュンヘン・バッハ合唱団
ミュンヘン・バッハ管弦楽団
カール・リヒター(指揮)
 名エンジニア、ジードラーの新マスタリング大好評シリーズの最新作「カール・リヒター・エディション」モーツァルトのレクィエム

 収録:1960 年(セッション・ステレオ/テルデック( テレフンケン) 原盤)/ステレオ、51’ 10
 リマスタリング& サウンド・デザイン:2015 年、ホルガー・ジードラー (THS-Studio)

 Profil のライヴ復刻でおなじみの名人ホルガー・ジードラーが入念なリマスタリングを施す「カール・リヒター・エディション」のシリーズ最新作。
 1960 年にテレフンケンでセッション録音されたモーツァルトのレクィエムは、リヒターがバッハの音楽にみせる厳しく真摯なアプローチと、全身全霊を捧げるリヒターのテンションの高さが印象深いもの。
 いまから10 年以上前に国内盤のリリースもされていますが、すでに廃盤で入手難の状態が続いていたので、新マスタリングでのカタログ復活は歓迎されるところです。
 ブックレットはトラックリスト、ラテン語歌詞のみの記載となります。






<国内盤>


オクタヴィア・レコード


EXCL-00101
(2CD)
\3500+税
マーラー:
 交響曲第4番
 交響曲第6番「悲劇的」
ウラディーミル・アシュケナージ(指揮)
シドニー交響楽団
エマ・マシューズ(ソプラノ・交響曲第4番)
2010年11月24、26、27日(第4番)・2011年3月3-5日(第6番) シドニー、オペラハウス、コンサート・ホールにて収録 (セッション&ライヴ)
 2010年から11年にかけて行われた、アシュケナージとシドニー響によるマーラー交響曲全曲演奏会を収録した中から、すでに発売された交響曲第1番、第5番、「大地の歌」に続く、第4弾として交響曲第4番と第6番の発売です。
 様々なマーラー演奏が世に送り出され、その解釈も百種百様の様相を呈する中にあって、アシュケナージは常に自らの主張を過度に華々しくさせることなく、淡々と音楽と向き合うスタンスを貫き通しています。
 第4番ではオーストラリアの歌姫、エマ・マシューズを起用し、その透き通った歌声で喜びに満ちた「天上の生活」を表現してゆく一方、第6番ではマーラーの身に冷淡かつ容赦なく襲い迫った運命の転機を端的に炙り出してゆきます。
 音楽に対するスタンスやアプローチを変えず、各楽曲に内包されたメッセージの違いを表現した「音楽家」アシュケナージの職人芸を感じ取ることが出来る名演奏です。
 

OVCL-00552
(SACD Hybrid)
\3200+税
オルフ:世俗カンタータ「カルミナ・ブラーナ」 飯森範親 (指揮)
東京交響楽団
半田 美和子 (ソプラノ)、
高橋 淳 (テノール)、
与那城 敬 (バリトン)
東響コーラス(合唱指揮:安藤 常光)
横須賀芸術劇場少年少女合唱団
(児童合唱指揮:武田 雅博)
 2014年2月9日 東京・サントリーホール にてライヴ収録
 特徴あるリズムと親しみやすい旋律に古来から変わらぬ人間の持つ欲望像を描いた詞を載せ、オルフの代表作品となった「カルミナ・ブラーナ」。
 日本を代表するソリストたちと声量豊かでパワー漲る東響コーラス、児童合唱の濁りのない純粋な音色。考え得る中でも最良の布陣を敷いて、飯森は東京交響楽団を見事にコントロールし、大編成の集団を豊かに響かせ、冒頭から終結まで強烈なエネルギーとスケールの大きさを失わせることがありません。
 巨大編成による壮大にして強烈な力感篭った一大スペクタクル。一音たりとも聞き逃す隙を与えない生命感漲る名演奏です。
 
OVCL-00558
(2CD)
\3500+税
リサイタルVol.2〜シューベルト、シューマン、ブラームスをうたう〜
 シューベルト:ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ第3番
 ブラームス:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第2番
 シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ *
 シューマン:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第2番
澤和樹(ヴァイオリン、ヴィオラ*)
蓼沼恵美子(ピアノ) 
 「うた」にはじまり、「うた」に終わる。
 日本を代表するデュオ、澤和樹と蓼沼恵美子によるライヴ・レコーディング・シリーズ第2弾。
 2014年6月8日 東京・ハクジュホール にてライヴ収録
 ミュンヘン国際コンクールで第3位など国際的に高い評価を受けるデュオ、澤和樹と蓼沼恵美子のライヴ・レコーディング・シリーズの第2弾の登場です。
 前作では、ロマン派の名曲たちを卓越した技術のもと音楽性豊かに表現。第一線で活躍し続けた二人だから導ける美しい世界観と見事なアンサンブルが存分に発揮され、高い評価を受けました。
 今作も同様にロマン派の「うた」が溢れる音楽を、抒情豊かに描いてゆきます。音楽の奥ゆかしさや淡い色合い、情景が自然と思い浮かぶような美しい演奏。これぞ室内楽の醍醐味!
 日本の第一人者達による詩情溢れる「うた」。ぜひお聴き下さい。
 
OVCC-00114
\3000+税
ファゴッティーノ 〜フランス近代作品集〜
 サン=サーンス:ファゴット・ソナタ Op.168
 デュティユー:サラバンドと行列
 デュクロ:ファゴッティーノ
 ピエルネ:演奏会用独奏曲
 P.ジャンジャン:プレリュードとスケルツォ
 ダマーズ:アリア Op.7
 天野正道:プーランクの墓Ⅰ〜Ⅲ
 プーランク:
  2つのノヴェレッテより第1番、メランコリー、
  ルイ・アラゴンの2つの詩より第1番「C」、
  愛の小径、歌で綴る想い出
水谷上総(ファゴット)
大堀晴津子(ピアノ)
 2014年9月24-26日 稲城?プラザ にて収録
 NHK交響楽団首席ファゴット奏者として活躍する水谷上総のソロ・アルバム第3弾は、サン=サーンス、デュクロ、ピエルネ、プーランクなどフランス人作曲家の作品を集めた曲集です。
 難曲の数々を軽やかに奏でるテクニック、そして美しい旋律を歌い上げる豊かな音色に唖然とさせられることでしょう。
 また、プーランクの小品はピアノ曲や歌曲をファゴット版にアレンジして演奏しており、ファゴットとピアノの音色が交わる甘美な響きがお楽しみいただけます。
 天野正道がプーランクの精神で書いたという「プーランクの墓」は、オリジナル版であるファゴットとピアノによる演奏は初めての録音となりました。




<映像>


EURO ARTS(映像)


20 53074
(Blu-ray)
\5000
ヨーロッパコンサート2003・イン・リスボン
 ラヴェル:組曲「クープランの墓」
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466
 バルトーク:管弦楽のための協奏曲
 ドビュッシー:夜想曲〜「祭り」
マリア・ジョアン・ピリス(ピアノ)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ピエール・ブーレーズ(指揮)
 ブーレーズ&ベルリン・フィルによるオケコン、ピリスによるモーツァルトのピアノ協奏曲第20番、豪華プログラムによるヨーロッパコンサート2003

 収録:2003 年5 月1 日リスボン、ジェロニモス修道院(ライヴ)/画面:1080i Full HD、16:9、音声:PCM ステレオ、DTS-HD Master Audio5.1、ボーナス字幕:英独仏120 分、リージョンAll

 ブーレーズによる2003 年のベルリン・フィル・ヨーロッパ・コンサートの映像がブルーレイ化。17 世紀初頭に完成し、世界遺産にも登録されているポルトガル、リスボンのジェロニモス修道院でおこなわれたコンサート。ブーレーズ&ベルリン・フィルによるバルトークのオケコンにラヴェルの「クープランの墓」、ドビュッシーの「祭り」、そして地元ポルトガルが生んだマリア・ジョアン・ピリスをソリストに迎えたモーツァルトのピアノ協奏曲第20 番という豪華なプログラムです。ジェロニモス修道院の豊饒な美しい響き、ブーレーズの明晰な解釈のバルトーク、ピリスの伸び伸びとしたモーツァルトと聴きどころ見所満載の映像です。
 

30 73514
(Blu-ray)
\5000
ドキュメンタリー
 「スヴィヤトスラフ・リヒテル 謎(エニグマ)〜甦るロシアの巨匠」

  スヴィヤトスラフ・リヒテル演奏:
   ・バッハ:前奏曲ト長調
   ・ベートーヴェン:三重協奏曲より
   ・ショパン:練習曲第5 番Op.25-5
   ・リスト:ピアノソナタ ロ短調より
   ・モーツァルト:ピアノ四重奏曲第2番より
   ・プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第5番より
   ・ラフマニノフ:練習曲『音の絵』Op.33-5
   ・シューマン:飛翔
   ・チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番より、他
 あの伝説のリヒテル「エニグマ」がブルーレイに!

 監督:ブリュノ・モンサンジョン/制作:1998 年
 画面:1080/60i Full HD、16:9  B&W、音声:PCM ステレオ、ボーナス字幕:英独仏露韓日、154 分、日本語字幕付

 かつてワーナーミュージックジャパンから国内盤が発売され、各国の音楽賞を総ナメにするなど大きな話題となったリヒテルの「謎(エニグマ)」。このモンサンジョンの傑作がブルーレイで再発売されます。リヒテル本人の語り(ロシア語)と超貴重映像で綴られた超弩級のドキュメンタリーで、歴史と政治に翻弄された天才の生涯を垣間見せてくれます。リヒテルの演奏シーンも満載で、抜粋ながら引き込まれてしまう凄さの連続。さらに凄いのが出演の面々。ショスタコーヴィチ、オイストラフからグールド、アルトゥール・ルービンシュタイン、ブリテン、フィッシャー=ディースカウなど、まさに20 世紀音楽史の祭典。モンサンジョンの魔術的な映像芸術で充実感満点。まだ観ていない向き必見の問題作です。

















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