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≪第80号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その7 2015/2/10〜


マイナー・レーベル新譜
歴史的録音・旧録音
メジャー・レーベル

国内盤
映像




2/20(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


GLOSSA



PGCD 920313
(日本語解説付き
国内仕様盤)
\2857+税
若松夏美、エミリオ・モレーノ、鈴木秀美が共演!〜ラ・レアル・カマラ
 ボッケリーニ:6つの弦楽三重奏曲 Op.47

  弦楽三重奏曲第1番イ長調(G.107)
  弦楽三重奏曲第2番ト長調(G.108)
  弦楽三重奏曲第3番変ロ長調(G.109)
  弦楽三重奏曲第4番変ホ長調(G.110)
  弦楽三重奏曲第5番ニ長調(G.111)
  弦楽三重奏曲第6番ヘ長調(G.112)
ラ・レアル・カマラ
 〔若松夏美(ヴァイオリン)、
  エミリオ・モレーノ(ヴィオラ)、
  鈴木秀美(チェロ)〕
GCD 920313
(輸入盤)
\2500→\2290
 若松夏美、エミリオ・モレーノ、鈴木秀美が共演!ラ・レアル・カマラのボッケリーニ最新盤!

 18世紀オーケストラの首席ヴィオラ奏者であり、スペインを代表するバロック・ヴァイオリン&バロック・ヴィオラ奏者のエミリオ・モレーノと、日本が誇る2人のピリオド楽器の世界的名手、バロック・ヴァイオリンの若松夏美、バロック・チェロの鈴木秀美の豪華トリオが実現!
 18世紀オーケストラやオーケストラ・リベラ・クラシカでの共演、東京芸術大学での後進の育成など、演奏、教育の両面で古楽界の発展に大きな役割を果たし続けている3人の名奏者たち。
 「ラ・レアル・カマラ」として臨んだレコーディングは、イタリアとスペインで活躍した18世紀の大作曲家ルイジ・ボッケリーニ(1743−1805)晩年の傑作「6つの弦楽三重奏曲 Op.47」。
 1785年にパトロンであったドン・ルイス皇子が他界した後、ボッケリーニの新たなパトロンとなったプロイセン王フリードリヒ・ヴィルヘルム2世に献呈された「Op.47」。
 18世紀イタリアが生んだ「室内楽王」ボッケリーニの作品の中でもヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのために書かれた三重奏曲は珍しく、このラ・レアル・カマラによる演奏は決定盤となること必至。
 50歳のボッケリーニが書いた優雅で優美なる6つの弦楽三重奏曲を、古楽界の世界的名手たち、そして現代におけるボッケリーニの最大の理解者たちの素晴らしきアンサンブルで ——。

 ※録音:2014年3月25日−27日、三芳町文化会館コピスみよしホール(埼玉)



 

GCD 923504
(3CD/特別価格)
\5100→\4490
カルロ・イパタ&アウセル・ムジチ!
 Glossa第1弾

  ガスパリーニ:歌劇《バヤゼット》
アウセル・ムジチ、
カルロ・イパタ(指揮)
レオナルド・デ・リシ(テノール/バヤゼット)
フィリッポ・ミネッチャ(カウンターテナー/タメルラーノ)
ジュゼッピーナ・ブリデッリ(メゾ・ソプラノ/アステリア)
エヴァ・グバンスカ(メゾ・ソプラノ/イレーネ)
アントニオ・ジョヴァンニーニ(カウンターテナー/アンドロニコ)
ベネデッタ・マッツカート(アルト/クレアルコ)
ラファエレ・ペ(カウンターテナー/レオーネ)
ジョルジア・シンシリピ(ソプラノ/ザイーダ)
 カルロ・イパタ&アウセル・ムジチ!Glossa第1弾はガスパリーニの歌劇《バヤゼット》!

 バロック・フルート奏者カルロ・イパタが1997年に創設し、イタリア屈指の古楽アンサンブルとしての地位を確立したアウセル・ムジチが、得意とするイタリア・バロック音楽、フランチェスコ・ガスパリーニ(1661−1727)の舞台作品を携えてグロッサ(Glossa)に登場!
 第1弾となるのは、コレッリやパスクイーニから作曲を学び、ヴェネツィアのピエタ院の合唱長や、ローマのサン・ロレンツォ・イン・ルチーナ教会の楽長を務めた大作曲家ガスパリーニの歌劇「バヤゼット」。
 イパタ&アウセル・ムジチは、フランチェスコ・ボロジーニ、アントニオ・ベルナッキ、マリアンナ・ブルガレッリ、そしてファウスティーナ・ボルドーニの起用、レッジョ・エミリアでの上演のために改訂された1719年のスコアを採用。
 ラ・ヴェネクシアーナのメンバーとしての来日が記憶に新しいカウンターテナーのラファエレ・ペや、レオナルド・デ・リシ、フィリッポ・ミネッチャなど現代の名歌手たちが、かつてバロック時代の名歌手たちが歌った「バヤゼット」を、最高の姿で現代に蘇らせる。
 カルロ・イパタとアウセル・ムジチのイタリア・バロック・オペラ探究。歴史の陰に隠れ忘れられてきたガスパリーニの大作に光があたる時が来た!

 ※録音:2014年6月29日−7月6日、聖十字架教会(バルガ、イタリア)







PALADINO



PMR-33
\2100→\1890
ウィーン美術史美術館コレクション
 クラヴィオルガヌムの音楽

 1.モーツァルト(1756-1791):幻想曲 ニ短調 K397(K385g)/
 2-4.ヨハン・ゲオルク・アルブレヒツベルガー(1736-1809):
  オルガンのための12の新しい前奏曲から
   <第4番/第1番/第6番>/
 5.フェルディナント・カウアー(1751-1831):
  鍵盤のための軍楽ソナタ「Vorstellend Die Eroberung Oczakow」より
   ラルゲット/
 6.ベートーヴェン(1770-1827):前奏曲 ヘ短調 WoO55/
 7.ベートーヴェン:前奏曲 Op.39-1/
 8.ベートーヴェン:前奏曲 Op.39-2/
 9.C.P.E.バッハ(1714-1788):幻想曲 ハ短調 Wq63.6/
 10.モーツァルト:
  グラスハーモニカのためのアダージョ ハ長調 K356(617a)/
 11.ヨーゼフ・プラインドル(1756-1823):ピアノのための幻想曲 Op.20から
  アダージョ
トーマス・シュメクナー
 (クラヴィオルガヌム=1785年ウィーン,
  フランツ・クサヴァー・クリストフ製 Inv.-Nr. SAM 625)
録音 2004年10月12-15日 古楽器博物館
 “クラヴィオルガヌム”というのは、一段の鍵盤でありながら2種の楽器の音が出る複合鍵盤楽器です。チェンバロ+オルガン、クラヴィコード+オルガン、フォルテ・ピアノ+オルガンなどの組み合わせがあり、16世紀から18世紀に数多く製作されました。
 この当時、様々な楽器が考案されましたが、その中でもかなりユニークであり、かつ重用されたのですが、いつしか時代とともに衰退してしまったのです。
 このアルバムは、当時の巨匠たちの作品を通じて、大切に保存されてきたこの楽器の魅力的な音を聴くものです。
 

PMR-50
\2100
モーツァルト:(再)創造
 1-2.歌劇「魔笛」K620から<私は鳥刺し/何と素晴らしい音だろう>/
 3-5.二重奏曲 K423/6.アレグロ ハ長調/
 7.ロンドンの音楽帖から K Anh109b-1(K15a)/
 8.メヌエット ト長調 K1(1e)/9.メヌエット ヘ長調 K2/
 10.アレグロ 変ロ長調 K3/11.アンダンテ ヘ長調 K6/
 12.メヌエット ニ長調 K7/13.無題 K15hh/14.無題 K33b/
 15-17.二重奏曲 変ロ長調 K424/
 18-19.歌劇「魔笛」K620から
  <恋人か女房が/なんと魔法の音は強いことか>
エリック・ラム(フルート)/
マルティン・ルンメル(チェロ)
録音 2014年9月24-25日 オーストリア ケフェルマルクト,シュロス・ヴァインベルク
 以前リリースされた「バッハ(再)創造」(PMR-39)に続くフルーティスト、エリック・ラムの試みはモーツァルト(1756-1791)の作品の再構築です。ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏をはじめ、少年モーツァルトが書いたメヌエットなど微笑ましくも見事な作品群、そして、どんな楽器で演奏してもぴったりはまる「魔笛」の名アリアなどが楽しく、そして丁寧に演奏されています。
 今回もラムとルンメルの息はぴったりであり、モーツァルトの音楽の新しい可能性を示唆しています。
 


PMR-56
\2100→\1890
ウィーン美術史美術館コレクション
 シュランメルのヴァイオリン

 1.フィリップ:ファールバッハ(1815-1885)/ヨハン・シュランメル編曲:
  流体ギャロップ/
 2.ヨハン・シュランメル(1850-1913):ウィーンのホイリゲ舞曲/
 3.ヨハン・シュトラウス II(1825-1899)/ヴァルター・ヴァッサーフォーゲル編曲:
  愛の歌(ワルツ)/
 4.レオポルト・ケーニヒシュテッター/ヨハン・シュランメル編曲:
  アルトレングバッハの思い出(ワルツ)/
 5.ヨハン・シュトラウス II/ヴァルター・ヴァッサーフォーゲル編曲:
  よちよち歩きのポルカ/
 6.ヨゼフ・ランナー(1801-1843)/J・ランナー&G・ドラハネク編曲:
  新ウィーン・レントラー/
 7.アレクサンダー・カッツェンベルガー/ヴァルター・ヴァッサーフォーゲル編曲:
  ハロー・ダ・サン・マ・ムンター/
 8.ヨハン・シュランメル:おしゃべり(フランス風ポルカ)/
 9.ヨハン・シュムッツァー:シュムッツァー舞曲/
 10.ヨゼフ・ランナー:ペストのワルツ Op.93/
 11.ヨハン・シュランメル:音楽による色彩の戯れ/
 12.カール・ミヒャエル・ツィーラー(1843-1922)/ヨゼフ・シュランメル(1852-1895)編曲:
  ランデヴー(フランス風ポルカ)
フィルハルモニア=シュランメルン・ウィーン
<メンバー:
 マルティン・クービク&
 アンドレアス・グロスバウアー
 (ヴァイオリン=1883年頃、
  ウィーン、カール・ツァッハ製(inv.no.SAM 1087 & 1089))/
 ハインツ・フロマーダ
  (コントラギター=20世紀初頭、
   ウィーン、ヨゼフ・スウォジル製)/
 ハンネス・モーダー
  (ハイG・クラリネット=
   20世紀終盤、ドイツ、ヘルベルト・ヴュルリツァー/
   フランク・ハマーシュミット製)/
 ギュンター・ハウマー
  (ボタン式アコーディオン=
  1904年、ウィーン、カール・ブドヴィツ製)>
録音 2008年2月28日-3月1日 古楽器博物館
 シュトラウス王朝が栄えている間、ウィーンの宮廷ではシュランメル兄弟の作品はほとんど流行していませんでした。
 しかし彼らが主に活動していたのはホイリゲ(ワイン居酒屋)や宿屋であり、ここで大きな人気を博したのです。彼らの演奏時の編成におけるは、2本のヴァイオリン(フィドル)、コントラギター、クラリネット、そして時にはボタン式アコーディオンという変則的なもので、この独特な音色が聴衆を泣かせたのでしょう。
 このアルバムでは当時使われていた楽器を用いた、まさに「その時代」をそのまま切り取ってきた演奏で、これがまた心を刺激する音楽なのです。


旧譜
PALADINO ウィーン美術史美術館コレクション

Clara Schumann’s Piano
PMR-28
\2100→\1890
クララ・シューマンのピアノ
 1.音楽の夜会 Op.6-1:トッカータ/
 2.音楽の夜会 Op.6-2:ノットゥルノ/
 3.即興曲 ト長調「ウィーンの思い出」Op.9/
 4-7.ピアノ・ソナタ ト短調/8-10.3つのロマンス Op.11/
 11-14.4つの束の間の小品 Op.15/15.3つのロマンス Op.21-1 イ短調
オイゲニーエ・ルッソ(ピアノ…Johann Baptist Streicher &
Sohn, Wien, 1868, inv.-Nr.SAM 634)
 現在、ウィーンの美術史美術館にコレクションされているこのピアノは、1870年1月19日にムジークフェラインの室内楽ホール「ブラームス・ザール」のオープニングで演奏したものです。非常に美しい装飾が施された小ぶりのピアノからは、想像通りの、上品で奥ゆかしく表情豊かな音色が紡ぎ出されます。
 もちろん選ばれている曲も全て彼女自身の作品。作曲家としても素晴らしい才能を有していた彼女だけあって、どの曲も濃密な情感に満ちた美しく優しい風情を見せてくれます。
 
Jakob Stainer’s Instruments
PMR-34
\2100→\1890
ヤコプ・シュタイナーの楽器
 1-3.ビーバー(1644-1704):技巧的で楽しい合奏-パルティータ 第6番 ニ長調/
 4-8.ウィリアム・ヤング(1610-1662):ヴィオラ・ダ・ガンバのための小品/
 9-13.ビーバー(1644-1704):バレット/
 14.D.ガブリエリ(1659-1690):
  無伴奏チェロのためのリチェルカーレ 第3番 ニ長調/
 15.D.ガブリエリ:無伴奏チェロのためのリチェルカーレ 第2番 イ短調/
 16.ビーバー:パッサカリア ト短調
マリア・バーダー=クビツェク(バロック・ヴァイオリン)…1-3.16/
アニタ・ミッテラー(バロック・ヴァイオリン)…1-3.9-13/
クリストフ・コワン(バロック・チェロ)…1-8.14.15./
ゴードン・マレイ(オルガン)…1-3
録音 2003年5月8-12日 ウィーン,ザムルンク・アルター・ムジークインストゥルメンテ

 2004年に4000円近い価格でウィーン美術史美術館から取り寄せていたあの幻の名盤が復活。

 ヴォルフルの弦楽四重奏曲集(pmr0023)に続くウィーン美術史美術館とのコラボレーションから生まれたアルバムです。ここでも、これらの楽器を演奏するのはコンンチェントゥス・ムジクスのメンバーからなるモザイク弦楽四重奏団。冒頭のビーバーから華麗でぬくもりのある響きがはじけます。
 トラック16のパッサカリアは、あの「ロザリオのソナタ」の最終部分であり、バッハのシャコンヌに匹敵する独奏ヴァイオリンのための名作です。何とも切なく響き渡るヴァイオリンの音色には、思わず背筋がぞくぞくするほどの興奮を感じることでしょう。200年以上の時を経て奏でられる美しい音色をお楽しみください

 
Leopold Mozart’s Violin
PMR-40
\2100→\1890
レオポルド・モーツァルトのヴァイオリン
 1-2.ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
  ヴァイオリン・ソナタ 第22番 イ長調 K305/
 3-5.モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ 第23番 ニ長調 K306/
 6-7.モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ 第21番 ホ短調 K304/
 8-10.モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ 第32番 変ロ長調 K454
マリア・バーダー=クビツェク(ヴァイオリン)/
リチャード・フラー(ピアノ)
録音 2013年1月13-18日 ウィーン,ザムルンク・アルター・ムジークインストゥルメンテ
 ウィーン美術史美術館とのコラボレーション・アルバム。こちらはモーツァルトの父、レオポルドが所有していたヴァイオリンと、1794年製のスタインのフォルテピアノの競演です。1778年に書かれた21番から23番の3つのソナタ、そして1784年に書かれた第40番(偽作を除くと32番もしくは33番ともカウントされる)の良く知られたソナタ。当時のヴァイオリン・ソナタは、どちらかというとヴァイオリン・パートはピアノの添え物的な扱いを受けていたのですが、これらのモーツァルトの作品は、どちらの楽器も同等に扱い、時には寄り添い、時には火花を散らしながら興奮に満ちた音世界を構築していくもので、ここでも素晴らしく、華麗な音の応酬が楽しめます。
 ヴァイオリンを演奏しているのはマリア・バーダー=クビツェク。モーツァルトをとりわけ愛してやまない意欲的なヴァイオリニストです。
 
The Romantic Violin
PMR-43
\2100→\1890
ロマンティック・ヴァイオリン
 1-3.メンデルスゾーン(1809-1847):ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調/
 4-6.ロベルト・シューマン(1810-1856):3つのロマンス Op.94/
 7-9.クララ・シューマン(1819-1896):3つのロマンス Op.22/
 10-13.シューマン/ブラームス(1833-1897)/A.ディートリッヒ(1829-1908):F.A.E.ソナタ
セルジウ・ルカ(ヴァイオリン)/
ブライアン・コネリー(フォルテピアノ)
録音 2004年5月17-20日 ウィーン,ザムルンク・アルター・ムジークインストゥルメンテ
 こちらも歴史的楽器による演奏。
 ここで演奏しているヴァイオリニスト、セルジウ・ルカはピリオド楽器演奏の先駆者です。彼は惜しくも2010年にこの世を去りましたが、この2004年の演奏は彼の音楽性をもれなく伝える貴重なものであり、選ばれた作品も、ドイツ・ロマン派を象徴するものばかり。とりわけ1853年に作曲されたF.A.E.ソナタは、ロベルト・シューマンと彼の友人ディートリッヒ、そしてブラームスの共作で、当時の気質を存分に映し出した作品として知られていますが、なかなか演奏の機会のない貴重なもので、この演奏は資料としても価値あるものです。
 フォルテピアノは1840年シュトライヒャー製を使用。時を超えた響きを楽しんでいただけます。
 


PM-R0023
\2100→\1890

ウィーン美術史美術館発〜モザイク弦楽四重奏団
 ヴェルフル:弦楽四重奏曲集
 1-4.弦楽四重奏曲ハ短調 Op.4 No.3/
 5-8.弦楽四重奏曲ト長調 Op.10 No.4/
 9-12.弦楽四重奏曲ハ長調 Op.10 No.1
モザイク弦楽四重奏団
 ウィーン美術史美術館とのコラボレーションから生まれた、歴史的にも価値あるアルバムです。ヴェルフル(1773-1812)はザルツブルクに生まれ、ミヒャエル・ハイドンとレオポルド・モーツァルトに音楽を学び、ピアニストとしても名声を馳せました。「ベートーヴェンのライバル」としても知られ、ピアノで決闘を挑み、引き分けたという逸話もあったりします。作品は、古典派の様式を守った整然としたものですが、時として突如迸る楽想がとても魅力的です。ここで使われているのは、「ウィーンのストラディヴァリ」の異名を持つ1753年生まれのフランツ・ガイセンホーフが制作した楽器で、塗料や楽器の形などに特徴があることで知られる銘器です。
 この楽器を演奏するのはコンンチェントゥス・ムジクスのメンバーからなるモザイク弦楽四重奏団。200年以上の時を経て奏でられる美しい音色をお楽しみください。詳細なブックレットも興味深いところです。

 

PMR-60
\2100
ヨハン・ヨアヒム・クヴァンツ:無伴奏フルート曲集(エリック・ラム編)
幻想曲と前奏曲集から 8つのカプリースとその他の作品

 1.フランス風に(ヴィヴァーチェ) ニ長調 QV 3:1.3/
 2.幻想曲 ニ長調 QV 3:1.5/
 3.アダージョ ロ短調 QV 3:1.22/
 4.アレグロ ホ短調/5.メヌエット・ダ・カーポ ニ長調/
 6.メヌエット・ダ・カーポ ト長調/7.幻想曲 ト長調 QV 3:1.9/
 8.アルマンド ホ短調/
 9.サラバンド・ドゥブレ 第1-4番 ト長調/
 10.前奏曲 ニ長調 QV 3:1.7/
 11.カプリース 第1番 ニ短調 QV 3:1.8/
 12.カプリース 第2番 ホ短調 QV 3:1.10/
 13.カプリース 第3番 ヘ長調 QV 3:1.12/
 14.カプリース 第4番 ト長調 QV 3:1.15/
 15.カプリース 第5番 ト長調 QV 3:1.17/
 16.カプリース 第6番 ト長調 QV 3:1.14/
 17.カプリース 第7番 イ短調 QV 3:1.19/
 18.カプリース 第8番 ロ長調 QV 3:1.21/
 19.メヌエット 変ロ長調 QV 3:1.23/
 20.幻想曲(プレスト) ハ長調 QV 3:1.1/
 21.幻想曲 ハ長調 QV 3:1.2/22.アルマンド イ短調/
 23.メヌエットと変奏 第1-10番 ホ短調
エリック・ラム(フルート)
録音 2014年11月4-5日 オーストリア,ウィーン 4トゥーン・スタジオ
 アメリカのフルーティスト、エリック・ラムの初のソロ・アルバムは、クヴァンツ(1697-1773)の小品集です。
 18世紀における優れたフルート演奏家であり、作曲家、そしてフリードリヒ大王にフルートを教えた人として名高いクヴァンツは、およそ200曲のフルートを含む作品を残しましたが、現在それら全てが知られているとは言いがたい状況です。
 「こんなに素晴らしい作品はもっと聴かれるべきである」というラムの手により、これらの知られざる作品が世に出ることになりました。
 これらのほとんどはコペンハーゲンの図書館に保存されていたスコアによるもので、ラムは丹念に楽譜を推敲した上で当時のスタイルやテクニックを加味し、完璧に再現したのです。




AMADEUS

レア盤!

AMX 004-2
\1600
騎士の歌 ミゲル・デ・セルバンテスの時代の音楽
 アントニオ・デ・カベソン(1510-1566):「騎士の歌」によるディフェレンシアス
 ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク(1562-1621):スペインのパヴァーヌ
 アントニオ・デ・カベソン:「ご婦人の望み」によるディフェレンシアス
 ジョン・ブル(1563-1628):イン・ノミネ
 タルクイニオ・メールラ(1594/1595-1665):半音階的カプリッチョ
 ウィリアム・バード(1543-1623):ラ・ヴォルタ
 ホセフ・ヒメネス(1601-1672):バタリャ第6旋法
 不詳(17世紀):宮廷組曲
   牛/アルマンド/陽気な歌/サラバンド/エル・アチャ舞曲/カナリオ/エル・ビラノ
 アスカニオ・マイオーネ(1570-1627):ロジェーレによるパルティータ
 タルクイニオ・メールラ:トッカータ第2旋法
 アントニオ・デ・カベソン:
  ジョスカン・デプレの「御身は穢れなく無垢にして貞節なり、マリア」
 ウィリアム・バード:鐘
 ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク:モーレ・パラティーノ
 アントニオ・デ・カベソン:「牛の見張り」によるディフェレンシアス
 ホセフ・ヒメネス:フォリアと20のディフェレンシアス
 不詳(17世紀):エスパニョレタ

アマヤ・フェルナンデス・ポスエロ(チェンバロ)

発売:2006年
 アマヤ・フェルナンデス・ポスエロはエル・エスコリアル音楽院を卒業後、1994年イタリアに留学しミラノ市立音楽学校でラウラ・アルヴィーニに師事、その後もイタリアを本拠に活躍しているスペインのチェンバロ&フォルテピアノ奏者。

 
レア盤!

AMX 008-2
\1600
R・シュトラウス(1864-1946):ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 Op.18
ブラームス(1833-1897):ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調 Op.108
エドアルド・ゾージ(ヴァイオリン)
ブルーノ・カニーノ(ピアノ)

発売:2009年
 エドアルド・ゾージ(姓の「Zosi」の読み方が正しくないかもしれません)は1988年ミラノに生まれ、3歳よりセルゲイ・クリモフに、後にピエール・アモイヤルに師事し、2005年にミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院を最高賞付きで卒業した天才肌のヴァイオリン奏者。

  
レア盤!

AM 998-2
(仮品番)
(6CD)
\4400
モーツァルト(1756-1791):セレナード集
  [CD 1]
  行進曲ニ長調 K.335 (320a)/セレナード第9番ニ長調「ポストホルン」K.320
  セレナード第6番ニ長調「セレナータ・ノットゥルナ」K.239
  [CD 2]
  セレナード第11番変ホ長調 K.375
  セレナード第13番ト長調「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」K.525
  セレナーデ第12番ハ短調「ナハトムジーク」K.388(384a)
  [CD 3]
  行進曲ニ長調 K.249/セレナード第7番ニ長調「ハフナー・セレナーデ」K.250 (248b)
  [CD 4]
  セレナード第10番変ロ長調「グラン・パルティータ」K.361(370a)
  [CD 5]
  セレナード第1番ニ長調 K.100(62a)/セレナード第3番ニ長調 K.185(167a)
  [CD 6]
  セレナード第4番ニ長調 K.203(189b)/セレナード第5番ニ長調 K.204(213a)
アッカデーミア・リッタ
カルロ・デ・マルティーニ(指揮)
 アッカデーミア・リッタはヴァイオリニスト・指揮者カルロ・デ・マルティーニにより2005年に創設されたイタリアのピリオド楽器オーケストラ。




ARS PRODUKTION


ARS 38156
(SACD Hybrid)
\2700
シューマン・カルテット/セカンド・アルバム 
 モーツァルト(1756-1791):弦楽四重奏曲第21番ニ長調(プロシャ王セット第1番)K.575
 アイヴズ(1874-1954):弦楽四重奏曲第2番(1911-1913)
 ヴェルディ(1813-1901):弦楽四重奏曲ホ短調(1873)
シューマン弦楽四重奏団
 エリック・シューマン(第1ヴァイオリン)
 ケン・シューマン(第2ヴァイオリン)
 リサ・ランダル(ヴィオラ)
 マーク・シューマン(チェロ)

録音:2014年6月11-14日、場所未詳
 ドイツ人と日本人のハーフであるシューマン三兄弟を中心に2007年に結成され、アルバン・ベルク弦楽四重奏団の薫陶を受けたシューマン弦楽四重奏団のセカンドCD。


シューマン・カルテット/デビュー盤

ARS 38128
(SACD Hybrid)
\2700
〔旧譜〕
シューマン・カルテット/デビュー盤
 ベートーヴェン(1770-1827):弦楽四重奏曲第2番ト長調 Op.18 No.2(1798-1800)
 バルトーク(1881-1945):弦楽四重奏曲第3番 Sz.85(1927)
 ブラームス(1833-1897):弦楽四重奏曲第1番ハ長調 Op.51 No.1(1873)

シューマン弦楽四重奏団
 エリック・シューマン(第1ヴァイオリン)
 ケン・シューマン(第2ヴァイオリン)
 後藤彩子(ヴィオラ)
 マーク・シューマン(チェロ)

録音:2012年8月、インマヌエル教会、ヴッパータール、ドイツ
 シューマン弦楽四重奏団のデビュー盤。2012年12月、ヴィオラ奏者が後藤彩子からリサ・ランダルに変わりました。


 


ARS 38157
(SACD Hybrid)
\2700→\2490
北の光/ヴァイオリンと弦楽のための北欧音楽
 オーレ・ブル(1810-1880):山の上の孤独 [Solitude sur la Montagne] (1849)
 ペーテリス・ヴァスクス(1946-):
  ヴォクス・アモーリス [Vox amoris] (ヴァイオリンと弦楽合奏のための幻想曲;2009)
 クット・アッテルベリ(1887-1974):
  ヴァイオリン、ヴィオラと弦楽合奏のための組曲第3番 Op.19 No.1(1917)(*)
 アンデシュ・エリアソン(1947-2013):ヴァイオリンと弦楽合奏のための協奏曲(1992)
 シベリウス(1865-1957):ヴァイオリンと弦楽合奏のための組曲 Op.117(1929)
カトリン・テン・ハーゲン(ヴァイオリン)
イタマール・リンゲル(ヴィオラ)
フォルクヴァング室内管弦楽団
ヨハネス・クルンプ(指揮)

録音:2014年6月、インマヌエル教会、ヴッパータール、ドイツ
 前作「東の印象」(ARS 38147)に続き今回は北欧のヴァイオリン音楽に取り組んだカトリン・テン・ハーゲン。1982年ドイツのシュタインフルトに生まれ、14歳でニュルンベルク交響楽団をバックにデビュー。ベルリン芸術大学でアンチェ・ヴァイトハースに、ザルツブルク・モーツァルテウム大学でイゴール・オジムに、ボストンのニューイングランド音楽院でドナルド・ワイラースタインに師事。
 ソロの他、弟妹と結成したテン・ハーゲン弦楽四重奏団のリーダーとしても活躍しています。ブルはノルウェー、アッテルベリとエリアソンはスウェーデン、ヴァスクスはラトヴィアの作曲家。


 

ARS 38147
(SACD Hybrid)
\2700→\2490
東の印象 ヴァイオリンとピアノのための音楽
 プロコフィエフ(1891-1953):ソナタ第2番ニ長調 Op.94bis
 ヤナーチェク(1854-1928):ヴァイオリン・ソナタ
 バルトーク(1881-1945):狂詩曲第1番 Sz.86
 パンチョ・ヴラディゲロフ(1899-1978):ブルガリア狂詩曲「ヴァルダル」Op.16
カトリン・テン・ハーゲン(ヴァイオリン)
クリスティーナ・ライト=イヴァノヴァ(ピアノ)

録音:2013年10月、インマヌエル教会、ヴッパータール、ドイツ
 カトリン・テン・ハーゲン・・・1982年ドイツのシュタインフルトに生まれ、14歳でニュルンベルク交響楽団をバックにデビューしたヴァイオリン奏者。ベルリン芸術大学でアンチェ・ヴァイトハースに、ザルツブルク・モーツァルテウム大学でイゴール・オジムに、ボストンのニューイングランド音楽院でドナルド・ワイラースタインに師事。
 ソロの他、弟妹と結成したテン・ハーゲン弦楽四重奏団のリーダーとしても活躍しています。


 


ARS 38159
(SACD Hybrid)
\2700→\2490
はかなき人生 チェロとギターによるスペインと南米の音楽
 グラナドス(1867-1916):オペラ「ゴイェスカス」間奏曲
 ファリャ(1876-1946):7つのスペイン民謡
 グラナドス:12のスペイン舞曲 から オリエンタル
 ファリャ:はかなき人生
 ラヴェル(1875-1937):ハバネラ形式の小品
 ガスパル・カサド(1897-1966):愛の言葉
 エグベルト・ジスモンチ(1947-):水とワイン
 アストル・ピアソラ(1921-1992):リベルタンゴ
 セルジオ・アサド(1952-):メニーノ
 アストル・ピアソラ:ナイトクラブ/オブリビオン(忘却)
 カルロス・ガルデル(1890-1935):ボルベル(帰郷)
 アグスティン・ララ(1897-1970):グラナダ
ナデージュ・ロシャ(チェロ)
ラファエル・アギレ(ギター)

録音:2014年1月27-29日、インマヌエル教会、ヴッパータール、ドイツ
 ナデージュ・ロシャは1991年ジュネーヴ(スイス)生まれのチェリスト。2001年ジュネーヴ音楽院に10歳で入学しダニエル・ヘフリガーに師事、さらに2006年よりケルン音楽大学でマリア・クリーゲルに師事し、2010年3月にベルリンのコンツェルトハウスでデビュー。前作「ラロ&ミヨー:チェロ協奏曲」(ARS 38119)は当レーベルのベストセラーのひとつです。
 ラファエル・アギレはホアキン・クレルチに師事したスペインのギタリスト。



ナデージュ・ロシャ旧譜
店主お奨めのラロとミヨーのアルバム。
詳しくはこちらをどうぞ。


ARS PRODUKTION
ARS 38119
(SACD Hybrid)
\2700→\2390

ナデージュ・ロシャ(チェロ)/
 ラロ&ミヨー

エドゥアール・ラロ(1823-1892):
  チェロ協奏曲ニ短調(*)
  ディヴェルティメント(オペラ「フィエスク」のバレエ音楽;1872)
  スケルツォ
ダリウス・ミヨー(1892-1974):チェロ協奏曲第1番 Op.136(*)

ナデージュ・ロシャ(チェロ(*))
ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団
オーラ・ルードナー(指揮)

録音:2011年12月6-9日、場所の記載なし
 ナデージュ・ロシャは1991年ジュネーヴ(スイス)生まれのチェリスト。2001年ジュネーヴ音楽院に入学し(10歳?!)ダニエル・ヘフリガーに師事、さらに2006年よりケルン音楽大学でマリア・クリーゲルに師事し、2010年3月にベルリンのコンツェルトハウスでデビューを飾った期待の新星です。



  

ARS 38161
(SACD Hybrid)
\2700
情熱のタンゴ
 カルロス・ガルデル(1890-1935):ジェラシー(GW,FK,AW)
 ホセ・ブラガト(1890-1935):グラシエラとブエノス・アイレス
 アストル・ピアソラ(1921-1992):
  オブリビオン(忘却)(GW,FK,AW)/フーガと神秘(GW)
  アディオス・ノニーノ(FR,FK,AW)/天使の死(GW,FK,AW)/
  天使のミロンガ(DB,FK,AW)
 カルロス・ガルデル:ポル・ウナ・カベサ(GW,FK,AW)
 アストル・ピアソラ:
  ル・グラン・タンゴ/リベルタンゴ(GW,FK,AW)/悪魔のロマンス(FK,AW)

 編曲:
  ゲリト・ヴンダー(GW)、フェデリコ・ルイス(FR)、ドロテー・バデント(DB)、
   フリードリヒ・クラインハプル(FK)、アンドレアス・ヴォイケ(AW)

フリードリヒ・クラインハプル(チェロ)
アンドレアス・ヴォイケ(ピアノ)
録音:2014年5月16-18日、リスト・ホール、グラーツ、オーストリア
 


ARS 38162
(SACD Hybrid)
\2700→\2490
女性作曲家のピアノ三重奏曲集
 クララ・シューマン(1819-1896):ピアノ三重奏曲ト短調 Op.17(1846)
 レベッカ・クラーク(1886-1979):ピアノ三重奏曲(1921)
 アルバ・ローザ・ヴィエター(1889-1979):
  ピアノ三重奏曲イ短調(1951)(*)/カンツォネッタ(1939)(*)
ストリオーニ三重奏団
 バルト・ファン・デ・ルル(ピアノ) 
 ワウテル・フォッセン(ヴァイオリン)
 マルク・フォッセン(チェロ)

録音:2014年7月1-3日、インマヌエル教会、ヴッパータール、ドイツ
 アルバ・ローザ・ヴィエターはアルバ・ローザとしてイタリアに生まれたヴァイオリニスト・ピアニスト・作曲家。1919年ニューヨークでオランダ人ビジネスマンのヤン・フレーセマン・ヴィーターと結婚し改姓しました。
 綴りは「Vietor」でオランダ語的には「フィエトル」が近いと思われますが、夫婦共に北米で活躍したので英語的かつウムラウトを生かしたヴィエターとしました。慣用と異なるかもしれません。
 (*)は世界初録音。ストリオーニ三重奏団は1995年に結成されたオランダのピアノ・トリオ。

 

ARS 38164
(SACD Hybrid)
\2700
祝祭コンサート
 ジュゼッペ・トレッリ(1658-1709):
  合奏協奏曲ト短調「クリスマス協奏曲」Op.8 No.6
 J・S・バッハ(1685-1750):
  フルート、弦楽と通奏低音のための組曲(管弦楽組曲)第2番ロ短調 BWV1067(*)
 ヴィヴァルディ(1678-1741):
  ヴァイオリン、弦楽と
   通奏低音のための協奏曲集「四季」から 冬 ヘ短調 Op.8 No.4(**)
 テレマン(1681-1767):
  オーボエ・ダモーレ、弦楽と通奏低音のための協奏曲イ長調 TWV51:A2(+)
 コレッリ(1653-1713):合奏協奏曲ト短調「クリスマス協奏曲」Op.6 No.8
 ヘンデル(1685-1759):トランペット、弦楽と通奏低音のための組曲ニ長調(#)
 J・S・バッハ:管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV1068 から アリア
 J・S・バッハ:シェメッリ歌曲集 から まぶねのかたえに BWV469
ベルンハルト・クリー(フルート(*))
アンドレアス・ローレンツ(オーボエ・ダモーレ(+))
マティアス・シュムツラー(トランペット(#))
スザンネ・ブラニー(ヴァイオリン(**))
ドレスデン・カペルゾリステン
ヘルムート・ブラニー(指揮)

録音:2013年12月8日、場所未詳
 ドレスデン・カペルゾリステンはシュターツカペレ・ドレスデンのソリストたちを中心とする日本でもおなじみのアンサンブル。

 

ARS 38166
(SACD Hybrid)
\2700
プレイエルの秘宝 Vol.1
 イグナツ・ヨゼフ・プレイエル(1757-1831):
  弦楽四重奏曲ヘ長調 Ben359(1792)
  弦楽四重奏曲ロ長調 Ben360(1792)
  弦楽四重奏曲ニ長調 Ben361(1792)
イグナツ・プレイエル弦楽四重奏団
 ライムント・リッシー、
 ドミニク・ヘルスベルク(ヴァイオリン)
 ローベルト・バウアーシュタッター(ヴィオラ)
 ベルンハルト・ナオキ・ヘーデンボルク(チェロ)

録音:2014年6月3−4日、プレイエル授洗教会、ルッパースタール、オーストリア
 「プレイエル博物館の珍曲コンサート」シリーズがSACDハイブリッドに格上げ?…詳細は確認中です。全収録曲が世界初録音。

 


ARS 38168
(SACD Hybrid)
\2700→\2490
アディンセル、ロータ、ピアソラ:ピアノ協奏曲集
 リチャード・アディンセル(1904-1977):ワルソー・コンチェルト
 ニーノ・ロータ(1911-1979):コンチェルト・ソワレ
 アストル・ピアソラ(1921-1992):ブエノスアイレスの四季(*)/天使の死(タンゴ)
ドンカ・アンガチェヴァ(ピアノ)
セルゲイ・シネルニコフ(ヴァイオリン(*))
ペーター・マンツ(チェロ(*))
フォクトラント・フィルハーモニー管弦楽団
シュテファン・フラース(指揮)

録音:2014年8月26-29日、場所未詳
 ドンカ・アンガチェヴァはブルガリアのピアニスト。ウィーン音楽大学でハインツ・メジモレツに師事。Gramolaレーベルにリストの作品の録音があります。


 


旧譜
GRAMORAのリスト・アルバム

GRAMOLA
GRML98924
(国内盤)\2940
GRML98924
(輸入盤)\2700
フランツ・リスト、旅する名手
 〜ピアノのための傑作さまざま〜

フランツ・リスト(1811〜1886):
 ①ハンガリー狂詩曲 第8番 嬰ヘ短調 S.244-8
 ②エステ荘の噴水 S.163-4 〜『巡礼の年 第3年』より
 ③ダンテを読んで ソナタ風幻想曲(ダンテ・ソナタ)S.161-7〜
  『巡礼の年 第2年:イタリア』より
 ④夜想曲集「愛の夢」(全3曲)
 ⑤メフィスト・ワルツ 第1番 S.514
ドンカ・アンガチェヴァ(ピアノ)
 ブルガリアのピアニズムが今、アツい——新世代はパリで、ブリュッセルで、そしてウィーンで!
 故郷から旅路へ、恋の逃避行をへて、文学世界へ...リストという芸術家の生き方を象徴のような充実プログラムで、その巧まざる優美な、そして桁外れな至芸に酔うひととき。

 ブルガリアのピアニスト!といえば、誰もがまず思い浮かべるのが往年の名匠、昨年惜しまれながら亡くなったアレクシス・ワイセンベルクでしょう——しかしこの欧州の東の果てにある歴史長き国では、東西冷戦時代が終わった後もなお続々と、世界レヴェルで活躍を続けているピアニストが続々登場、まさに引きも切らない状況なのです。大御所どころではパリ音楽院の名教師になったエミール・ナウモフを筆頭に、フォルテピアノ奏者として寺神戸亮と緊密なデュオもくりひろげているボヤン・ヴォデニチャロフ、RCA からの新譜登場もあったヴェセリン・スターネフ、そしてエリザベート王妃国際コンクールで華々しく世に出たふたりのとてつもない異才、プラメナ・マンゴヴァとエフゲニー・ボジャノフ...どうでしょう、こうしてみれば本当に折々、さまざまな名手が頻繁にあらわれていることに気づかされるではありませんか!
 そして音楽の都ウィーンでも、ブルガリア人の活躍はめざましいものがあります——同市中央に本拠のあるGramola レーベルは、すでに昨年その丁寧に磨きあげられた音作りが非常に高く評価された編曲集「リストなのか、シューベルトなのか」(GRML98931)で良心的なピアノ音楽愛好家たちの興味を弾いたドラ・デリイスカを世に送り出していますが、他にも弦楽器奏者たちを交えてのトリオ・ダンテで1枚、スラヴの感性と異様なまでに相性のよいラテンの魂を聴かせてくれたピアソラ・アルバム(GRML98973)を録音しているメンバーのひとり、ドンカ・アンガチェヴァという名手もやはり、ちょっと見逃せない存在だったのです!
 ウィーン・ハイドン・トリオの名匠ハインツ・メディモレチ、ないしロシアの系譜を伝えるオクサナ・ヤブロンスカヤのような大物たちに揉まれてきた俊才ですが、本盤は完全にそんな彼女の独壇場、うっかり手を出しかねるリストの難曲ばかりを集めながら、バランスよく『愛の夢』全曲などを中軸にもってくるあたりのセンスも絶妙。冒頭の「ハンガリー狂詩曲」の勢いから「エステ荘の噴水」でのしなやかな解釈へ、大曲「ダンテ・ソナタ」をへて『愛の夢』を三連続、そして意気揚々のメフィスト・ワルツへ...ハンガリー出身の超絶技巧の名手が、イタリアを旅し、文学や恋に耽溺しながら、やがて紳士的な悪魔のような、余人かなわぬ独自の芸術性を確立してゆく、まさにリストの生涯をたどるかのようなプログラムを易々と弾きこなしてみせるのですから、その企画性の高さも含め、やはりちょっと侮れないピアニストではありませんか!



  

ARS 38169
(SACD Hybrid)
\2700
ジョン・ダウランド(1563-1626):目覚めよ、甘き愛 リュート・ソング集
  Awake, sweet love thou art returned
  A Fantasie(ロバート・ダウランド(1591頃-1641)作曲)(*)
  My thoughts are wing'd with hopes (Sir John Souch's gaillard)
  Come away, come sweet love / Can she excuse my wrongs
  Sir John Smith, his almain(*) / All ye whom love or fortune hath betrayed
  Time stands still / Think'st thou then by thy feigning / Solus cum sola(*)
  I saw my lady weep / Away with these self-loving lads / A shepherd in a shade
  Shall I strive with words to move / Now cease my wand'ring eyes
  A piece without title(*) / Sorrow, stay / Mourn, day is with darkness fled
  In darkness let me dwell / Lachrimae(*) / Come, heavy sleep
デイヴィッド・ムンダーロー(テノール(*以外))
ユリアン・ベーア(リュート)

録音:2014年2月4-6日、聖パンタレオン教会、ゾロトゥルン、スイス
 ダヴィート・ムンダーローはアメリカ合衆国に生まれ、スイスを本拠に活躍するテノール。バーゼルのスコラ・カントールムでゲルト・テュルクに師事。アントニー・ルーリーとの協同を重ねイングランドのリュート・ソングへの興味と理解を深めました。
 ユリアン・ベーアは同じくスコラ・カントールムでホプキンソン・スミスに師事したドイツのリュート奏者。

 


ARS 38171
(SACD Hybrid)
\2700→\2490
オーラ・ルードナー&ヴュルテンベルク・フィルハーモニー
 モーツァルト(1756-1791):
  オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットのための協奏交響曲変ホ長調 K.297b(*)
 ハイドン(1732-1809):交響曲第44番ホ短調「悲しみ」Hob.I:44
 ベートーヴェン(1770-1827):交響曲第8番ヘ長調 Op.93
ラモン・オルテガ・ケロ(オーボエ(*))
セバスティアン・マンツ(クラリネット(*))
マルク・グルーバー(ホルン(*))
テオ・プラート(ファゴット(*))
ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団
オーラ・ルードナー(指揮)

録音:2014年2月、11月、場所未詳
 スウェーデン出身の気鋭の指揮者オーラ・ルードナーはヴァイオリニスト(パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクール入賞者であり、シャーンドル・ヴェーグの助手も務めました)から指揮者に転向し、1995年にフィルハーモニア・ウィーンを創設。タスマニア交響楽団(オーストラリア;2001-2003)、ボルツァーノ・ハイドン管弦楽団(イタリア;2003-2006)の首席指揮者を歴任。2008年9月にロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者に就任しました。


旧譜
ルードナー指揮&ヴュルテンベルク・フィ
ルのメンデルスゾーン

ARS 38111
(SACD Hybrid)
\2700→\2490
オーラ・ルードナー指揮&ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィル
 メンデルスゾーン(1809-1847):
  交響曲第4番イ長調「イタリア」Op.90(*)
  交響曲第5番ニ短調「宗教改革」Op.107(+)
ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィル
オーラ・ルードナー(指揮)
 
 録音:2009年7月(*)、9月(+)、場所の記載なし


 

ARS 38752
(SACD Hybrid)
\2700
青春の物語り チェロとピアノのための音楽
 J・S・バッハ(1685-1750):無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調 BWV1009
 シューマン(1810-1856):
  クラリネットとピアノンのための幻想小曲集 Op.73(チェロとピアノのための版)
 フォーレ(1845-1924):悲歌 Op.24
 ハイドン(1732-1809):
  チェロ協奏曲第2番ニ長調 Hob.VIIb:2 から 第2楽章(チェロとピアノのための版)
 ガスパル・カサド(1897-1966):愛の言葉  アストル・ピアソラ:ル・グラン・タンゴ
 パガニーニ(1782-1840)/ルイージ・シルヴァ編曲:
  無伴奏ヴァイオリンのための24の奇想曲 Op.1 から No.9
ブレンダン・ゴー(チェロ)
ラインハルト・ショーベスベルガー(ピアノ)

録音:2014年5月20-22日、インマヌエル教会、ヴッパータール、ドイツ
 ブレンダン・ゴーは1999年シンガポールに生まれ、2014年現在ウィーンのアマデウス国際音楽学校(アマデウス音楽院)でフランツ・バルトロマイ(ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団首席チェロ奏者)に師事しているチェロ奏者。当盤録音時点で14歳か15歳です。
 ジャケットに「青春の物語り」と日本語で書いてありますが、ブックレットに日本語の記載はありません。

 

ARS 38527
\2500
ドレスデンのリートとアリア
 ワーグナー(1813-1883):
  オペラ「タンホイザー」(1845)から Blick' ich umher in diesem edlen Kreise
   (「歌合戦」でのヴォルフラムの最初の歌;作曲者によるピアノ伴奏版)(#)
 シューマン(1810-1856):
  オペラ「ゲノフェーファ」(1850)から
   Dort schleichen uber'n Hof - O du, der uber alle wacht
   (ゲノフェーファのレチタティーヴォとアリア;クララ・シューマンによるピアノ伴奏版)(*)
  Nachtlied "Uber allen Gipfeln ist Ruh" Op.96 No.1(1850)(+)
  ゲーテの「ヴィルヘルム・マイスター」による歌曲集 Op.98a から
   Kennst du das Land (No.1)(クララ・ブロックハウスのための版;1850/出版:1851)(*)
   Singet nicht in Trauertonen (No.7)(1849/出版:1851)
 アドルフ・イェンゼン(1837-1879):オットー・ロクヴェッテによる6つの歌(1867)から(*)
   Morgens am Brunnen (No.2) / O lass dich halten, goldne Stunde (No.3)(+)
   An der Linden (No.4)(+)
 ビゼー(1838-1875):
  オペラ「ジャミレ」から(1872;ルートヴィヒ・ハルトマンによるドイツ語版)から(*)
   Nurredin, Konig von Delhi(No.3 から)/Djamilehs Klage(No.6)
   Lied Splendianos(No.8)(+)
 ルートヴィヒ・ハルトマン(1836-1910):
  バリトンのための7つの歌(#)(*)
   Und als endlich die Stunde kam Op.20 No.6(1865)
   Nacht liegt auf fremden Wegen Op.2 No.4(1861)
   Mir traumte von einem Konigskind [Ballade] Op.16(1865)
   An die blaue Himmelsdecke Op.22 No.2(1867) / Im Wald, im Wald Op.1 No.3(1861)
   Die Abendglocken Op.17 No.2(1866) / Schwanenlied Op.4 No.2(1861)
  ソプラノのための5つの歌(*)
   Die linden Lufte sind erwacht Op.6 No.1(1862)
   Wenn der Fruhling auf die Berge steigt Op.10 No.2(1864)
   Gekommen ist der Maie Op.13 No.3(1864) / Fruhlingswarnung Op.22 No.4(1867)
   Geh' zur Ruh' Op.22 No.6(1867)
  ハイネの「歌の本」の「抒情的間奏曲」から、テノールのための6つの歌(+)(*)
   Im wunderschonen Monat Mai (No.1) Op.13 No.1(1864)
   Wenn ich in deine Augen seh (No.4) Op.20 No.5(1865)
   Ich will meine Seele tauchen (No.7) Op.3 No.3(1861)
   Und wussten's die Blumen, die kleinen (No.22) Op.13 No.5(1864)
   Allnachtlich im Traume (No.56) Op.20 No.4(1865)
   Das ist ein Brausen und Heulen (No.57) Op.6 No.4(1862)
  Ich stand in dunklen Traumen Op.6 No.5(1862)(*)
 プッチーニ(1858-1924):
  オペラ「ボエーム」(1896;ルートヴィヒ・ハルトマンによるドイツ語版)から
   Man nennt mich jetzt Mimi(第1幕)
 レオンカヴァッロ(1857-1919):
  オペラ「道化師」(1892;ルートヴィヒ・ハルトマンによるドイツ語版)から
   Schaut her, ich bin's(トニオのプロローグ)(#)
クロサワ・リサコ(ソプラノ(+/#以外))
マルティン・ナギー(テノール(+))
クラウス・テンプス(バリトン(#))
イーラ・マリア・ヴィトシンスキー(ピアノ)

録音:2013年、テンペル文化センター、カールスルーエ、ドイツ
 ドレスデンで出版されたドイツ・ロマン派の声楽曲。ルートヴィヒ・ハルトマンはドレスデンで活躍した作曲家・音楽批評家。特に歌曲において成功し名声を博しました。
 アドルフ・イェンゼンは主に歌曲とピアノ曲を書いた作曲家・音楽教育者で、一時期をドレスデンで過ごしました。

  

ARS 38531
\2500
ヨアヒム・ベンシュ ホルン6
 ルイ=フランソワ・ドープラ(1781+1868):ホルンのための大六重奏曲ハ長調 Op.10
 C・P・E・バッハ(1714-1788):無伴奏フルート・ソナタ イ短調 Wq.132(ホルン版)
 ミヒャエル・ヘルツェル(1939-):
  モーツァルトのホルン協奏曲第3番 K.447のロマンスによる幻想曲
   ラルゲット(ホルン独奏のための)/パッサカリアとフーガ(ホルン二重奏のための)
 J・S・バッハ(1685-1750):カンタータ第147番「心と口と行いと生活」BWV147 より
   主よ、人の望みの喜びよ(4つのホルンとオルガンのための)(*)

ヨアヒム・ベンシュ(ホルン)
ディートリヒ・シュレンダー(オルガン(*))

録音:2013年、未詳
 1979年以来2015年現在シュトゥットガルト放送交響楽団の首席ホルン奏者(ソリスト)を務めているヨアヒム・ベンシュ(1954年生まれ)が独奏から多重録音による一人六重奏まで吹きまくり!
 これはホルン・ファンなら聴き逃せないCD。





LE PALAIS DES DEGUSTATEURS

レア盤!

PDD 004
(2CD)
\3200→\2890
ルヴィエ、プーレ、ムニエ共演!
ブラームス(1833-1897):ピアノ三重奏曲全集
  ピアノ三重奏曲第1番ロ長調 Op.8
  ピアノ三重奏曲第2番ハ長調 Op.87
  ピアノ三重奏曲第3番ハ短調 Op.101
ジャック・ルヴィエ(ピアノ)
ジェラール・プーレ(ヴァイオリン)
アラン・ムニエ(チェロ)
 録音:2014年1月3-5日、2月20-22日、ジャコバン修道院、ボーヌ、フランス

 小さな小さなレーベルなので、おそらく潤沢に流通・・・とはいかないと思います。
 大手ショップには果たして入るのでしょうか・・・

 いずれにしても店主の勘ではすぐに入らなくなるような気がします。

 どうかどうかお早めに。

 久しぶりに言います。
 買っておいたほうがいいです。(前回のアルバムのときの言葉から)


 ジェラール・プーレを軸とする当レーベルの室内楽。今回はジャック・ルヴィエとアラン・ムニエを迎えフランスの重鎮トリオの共演となりました。
ジャック・ルヴィエは1947年マルセイユに生まれ、パリ音楽院でジャン・ユボー、ヴラド・ペルルミュテール、ピエール・サンカンに師事。数々のコンクールで優勝を重ね、フランス音楽のピアノ曲と室内楽曲の録音で名声を獲得。1979年から2012年までパリ音楽院教授を務め、エレーヌ・グリモー、クレール=マリー・ル・ゲ、アルカーディ・ヴォロドスらを輩出しました。
 アラン・ムニエは1942年パリに生まれ、7歳でチェロを始め13歳でパリ音楽院に入学しましたが18歳の時に音楽美学・音楽学に転向、しかし22歳でチェロに戻りプラド音楽祭に赴きカザルスの前で演奏しました。シエナ(イタリア)のキジアーナ音楽アカデミーを卒業後、モーリス・マレシャル(1892-1964)に師事。キジアーナ音楽アカデミー、リヨン音楽院での教職を経て1989年以来2014年現在パリ音楽院教授を務めています。
 その名声に比べ録音の数がたいへん少ないので、当CDは大いに歓迎されるでしょう。


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前作となる3タイトル
どうかどうかお早めに・・・
レア盤!

PDD 001
\2600→\2390
ジェラール・プーレ/ラヴェル、プーランク&ドビュッシー
 ラヴェル(1863-1937):ヴァイオリン・ソナタ
 プーランク(1899-1963):ヴァイオリン・ソナタ
 ドビュッシー(1862-1910):ヴァイオリン・ソナタ
ジェラール・プーレ(ヴァイオリン)
クリスティアン・イヴァルディ(ピアノ)

 録音:2013年1月3日、5月30-31日、ジャコバン修道院、ボーヌ、フランス
 ドビュッシーのヴァイオリン・ソナタはジェラール・プーレ(1938-)の父であるヴァイオリン奏者のガストン・プーレ(1892-1974)が1917年に作曲者自身(ピアノ)と共に初演した作品。

 
レア盤!

PDD 002
\2600→\2390
ジェラール・プーレ/マニャール&フランク
 マニャール(1865-1914):ヴァイオリン・ソナタ Op.13
 フランク(1822-1890):ヴァイオリン・ソナタ イ長調

ジェラール・プーレ(ヴァイオリン)
ジャン=クロード・ヴァンデン=エインデン(ピアノ)

 録音:2013年12月13-16日、クロ・ド・タール、モレ=サン=ドニ、フランス
 ブルゴーニュ・ワインの名醸造元「クロ・ド・タール」(Clos de Tart)の石造りの蔵での録音。ワインを楽しみながら聴ければ最高です。

 
レア盤!

PDD 003
\2600→\2390
これだけの大家なのにCDがない!
 ドミニク・メルレ/ベートーヴェン

  ベートーヴェン(1770-1827):
    ピアノ・ソナタ第5番ハ短調 Op.10 No.1
    「プロメテウスの創造物」の主題による15の変奏曲とフーガ
     (エロイカ変奏曲)変ホ長調 Op.35
    ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111
ドミニク・メルレ(ピアノ)

 録音:2014年1月7-8日、ジャコバン修道院、ボーヌ、フランス
 ドミニク・メルレ(1938-)はジャン=マルク・ルイサダ、フィリップ・カサール、フレデリク・アゲシー、フランソワ・フレデリック・ギイ、西澤安澄、福間洸太朗らを輩出した名教師としても知られるフランスのピアニスト。


 フランスの演奏家は自国に留まってマイペースな活動を続けることが多く、その実力に比べて世間的にまったく認知されていないケースがある。とくに中堅どころのピアニストにはその傾向が強い。このメルレもまさにその代表的な人。
 1938年生まれ。ロジェ=デュカスやナディア・ブーランジェに学び、パリ音楽院ではピアノ、伴奏、室内楽で一等賞だったという。
 1957年のジュネーヴ国際音楽コンクールピアノ部門では、マウリツィオ・ポリーニを抑えて、マルタ・アルゲリッチと同点1位。
 ただその後の活動はまったく地味。堅実にキャリアを積み、名教師として多くの優秀なピアニストを育ててきた。若手実力派演奏家のプロフィールにはとにかくこの人の名前が出てくることが多い。
 過去に出たCDも少なくはないが、すべてフランスのマイナー・レーベルばかり。これまではフランスMANDALAレーベルから少しずつCDを出していたが、そのMANDALAが事実上消滅してからは彼のアルバムはほとんど市場から消えてしまっていた。自主製作的レーベルBAYARDが数年前に出てファンを喜ばせたがそれもすぐに廃盤・・・。

 誰もがそのCDリリースを心から願っていた。





LINDORO



NL 3022
\2500→\2290
ああ、何という美しさ! 17世紀イタリアのアリアとカンタータ
 ベネデット・フェッラーリ(1603年頃-1681):A che belleza e gratia!
   「独唱のための様々な音楽と詩」第3巻(1641、ヴェネツィア)から
 ベネデット・フェッラーリ:Scrivete la
   「独唱のための様々な音楽と詩」第2巻(1637、ヴェネツィア)から
 ステファノ・ランディ(1587-1639):Non si scherzi con Amore
   「独唱のためのアリエ・ムジカーリ」(1627、ローマ)から
 バルバラ・ストロッツィ(1619-1677):Sino alla morte
   「Diporti di Euterpe または独唱のためのカンタータとアリエッタ集」
    (1659、ヴェネツィア)から
 ドメニコ・マッツォッキ(1592-1665):Amar a Dios por Dios
   「神聖にして道徳的な音楽(1640、ローマ)から
 ベネデット・フェッラーリ:宗教的カンタータ
   「独唱のための様々な音楽と詩」第2巻 から
 ステファノ・ランディ:Non e piu tempo
   「独唱のためのアリエ・ムジカーリ」(1627、ローマ)から
 ジュリオ・カッチーニ(1551-1618):Dovro dunque morire?
   「新しい音楽」(1601、フィレンツェ)から
 クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):Si dolce e il tormento
   「Quarto Scherzo delle ariose vaghezze」(1624、ヴェネツィア)から
 バルバラ・ストロッツィ:Appena il sol
   「Diporti di Euterpe または独唱のためのカンタータとアリエッタ集」から
 マルコ・マラッツォーリ(1602?-1662):O che sempre tocchi a me
   バチカン図書館キージ財団コレクションの写本 から
 クラウディオ・モンテヴェルディ:Quel sguardo sdegnosetto
   「スケルツィ・ムジカーリ」(1632、ヴェネツィア)から
マリビ・ブラスコ(ソプラノ)
フアン・カルロス・リベラ(テオルボ)
 スペインのバレンシアに生まれ、アッカデーミア・デル・ピアチェーレとの共演で古楽ファンの注目を集めるソプラノ、マリビ・ブラスコがスペイン最高の撥弦古楽器奏者フアン・カルロス・リベラのデュオによるセイチェント(1600年代イタリア)歌曲集。
 


NL 3023
\2500→\2290
種々様々な甘美なる音楽 16&17世紀イングランドのコンソート音楽
 ロバート(?)・マロリー(?-1572):ミゼレーレ(5声)
 ロバート・パーソンズ(1530頃-1572):トランペットと呼ばれる歌(6声)
 ジョン・コペラリオ(1570頃-1626):
  無題(ファンタジア;6声)/コペラリオ、またはグレイの宿、第1(6声)
 エドムンド・タージェズ(1450頃-?):ああ、それを何と言うのか私は知らない(3声)
 トマス・タリス(1505頃-1585):私の悲しいため息はいつおさまるのか?(4声)
 ウィリアム・ブレイド(1560-1630):ガイヤルド(6声)/ガイヤルド(5声)
 ジョン・ダウランド(1563頃-1626):
  常にダウランド、常に嘆く(5声)/バクトン氏のガイヤルド(5声)
  スザンナのガイヤルド(5声)
 ジェイムズ・ハーディング(1560頃-1626):ファンシー(4声)
 トマス・ウィールクス(1576-1623):イン・ノミネ(5声)
 ウィリアム・バード(1543-1623):ブラウニング(5声)
 クレメント・ウッドコック(確認できる活躍期:1575頃):ハックニー(5声)
 アントニー・ホルボーン(1545頃-1602):メランコリーのイメージ(パヴァーヌ;5声)
 不詳:ウィリアムの恋(5声)
 ジョン・ブル(1562-1628):ブルのマスク(5声)
 不詳:キューピッドの舞曲(5声)/メイポール(5声)/[アンティ=マスク](5声)

ロイヤル・ウインド・ミュージック
パウル・レーンフーツ(指揮)

録音:2011年4月25-29日、デ・ダウフ、アムステルダム、オランダ
 2004年よりヨーロッパ・リコーダー演奏家協会会長を務めているパウル・レーンフーツ率いるリコーダー・アンサンブル、ロイヤル・ウインド・ミュージックが奏でる、含蓄に富んだルネサンス期イングランドの音楽。

 

NL 3024
\2500
コロンビーナ図書館の音楽の足跡 リュート曲集
 ジョアン・アンブロジオ・ダルツァ(確認できる活躍期:1508頃):
  フェラーラのパヴァーヌ/サルタレッロ/ピーヴァ
 ピエール・アテニャン(1494頃-1551/1552)出版:前奏曲
 クローダン・ド・セルミジ(1490頃-1562)/ピエール・アテニャン出版:Il me suffit
 /ピエール・アテニャン出版:ガイヤルド
 フランチェスコ・スピナチーノ(確認できる活躍期:1507頃):
  リチェルカーレ/バス・ダンス(「ラ・スパーニャ」)
 ジョアン・アンブロジオ・ダルツァ:スペイン風カラータ
 ピエール・アテニャン出版:前奏曲/陽気なブランル
 ジョアン・アンブロジオ・ダルツァ:リチェルカーレ
 ピエール・アテニャン出版:Tresoriere [de plaisir amoureux]
 アルノルト・シュリック(1455/1460頃-1521以後):Weg wart dein art
 フランチェスコ・スピナチーノ:リチェルカーレ/ジョスカンのラ・ベルナルディーナ
 ジョアン・アンブロジオ・ダルツァ:
  スペイン風カラータ「Terzetti」/神をたたえよ [Laudate dio]/カラータ「Zigonze」
 ピエール・アテニャン出版:
  Fortune laisse moy la vye/陽気なブランル/サルタレッロ
 フランチェスコ・スピナチーノ:全旋法によるリチェルカーレ
 クローダン・ド・セルミジ/ピエール・アテニャン出版:楽しみ [La jouissance]
 ジョアン・アンブロジオ・ダルツァ:リチェルカーレ
 バルトロメオ・トロンボンチーノ(1470頃-1535以後):Poi chel ciel contrario adverso
 アルノルト・シュリック:All ding mit radt
 フアン・デ・ウレダ(1430頃-1482以後)/フランチェスコ・スピナチーノ:
  Nunquam fuit pena maior
 ジョアン・アンブロジオ・ダルツァ:カスティリャのカルディービ [Caldibi castigliano]
ミゲル・リンコン(リュート)

録音:時期、場所の記載なし
 クリストファー・コロンブス[クリストバル・コロン](1451頃-1506)の次男で、スペイン王宮に仕えた書誌家エルナンド(フェルナンド)・コロン(1487-1539)が収集した一万五千冊を超える書物を収めたコロンビーナ図書館(セビリャ)に伝わる音楽をたどるシリーズ第1作。1979年スペインのセビリャ生まれのミゲル・リンコンは近年の躍進著しいリュート奏者。

 

NL 3014
\2500
エン・エル・ムンド 世界のクラシカル&ポピュラー・アンコール
 フアン・カルロス・キンテロ・ムニョス(1903-1980、スペイン):
  エン・エル・ムンド(闘牛士のパソドブレ;1930頃)
 フリオ・サルバドル・サグレラス・ラミレス(1879-1942、アルゼンチン):
  はちどり
 不詳(18世紀、フランス)/ジャン=バティスト・ヴェッケルラン(1821-1910)編曲:
  ママ、教えて
 フランク(1822-1890、ベルギー→フランス):「オルガニスト」第2巻 より 行進曲
 プーランク(1899-1963、フランス):
  「村人たち」(子供のための小品集)より スタッカート
 アントニオ・カルロス・ジョビン(1927-1994、ブラジル):
  瞑想/ワン・ノート・サンバ
 アストル・ピアソラ(1921-1992、アルゼンチン):ブエノスアイレスの秋
 ジェリー・グレイ(1915-1976、アメリカ合衆国):真珠の首飾り
 伝承曲(アメリカ合衆国):
  ロンサム・ロード・ブルース(ブルーグラス・ヴァージョン)
 タピオ・ラウタヴァーラ(1915-1979、フィンランド):ブルー・ドリーム
 伝承曲(スコットランド):かわがらすのストラスペイ
 伝承曲(アイルランド):ウィリアム王のそぞろ歩き
 ヴァルター・デルシュミット(1933-、ドイツ):ボアリッシュ
 ヨープ・デ・ルール(1900-1973、オランダ):ゾイデル海
 ラルフ・アルニー(1924-2003、ドイツ):アムステルダムのチューリップ
 ハイドン(1732-1809、オーストリア):音楽時計のための小品 第30番
 ヴェルディ(1813-1901):オペラ「椿姫」より あたしたちはジプシー娘
 ムソルグスキー(1839-1881):組曲「展覧会の絵」から リモージュの市場
 伝承曲(中国):紅豆詞
 本居長世(1885-1945):七つの子
 瀧廉太郎(1879-1903):荒城の月
 伝承曲(ギリシャ): ハサポセルヴィコ
 伝承曲(オランダ/フランドル):雪のように白い鳥がいた
 伝承曲(ハンガリー):ゲメルの男たちの踊り
 バルトーク(1881-1945、ハンガリー):
  「子供のために」より 私はつれあいをなくした
  ルーマニア民族舞曲集
   棒踊り,飾り帯の踊り,足踏み踊り,ブチュムの踊り,
   ルーマニアのポルカ,速い踊り
ロイヤル・ウインド・ミュージック
パウル・レーンフーツ(指揮)

録音:2010年11月30日-12月4日、デ・ダウフ、アムステルダム、オランダ
 リコーダー合奏が誘う世界への旅。収録曲の大半はパウル・レーンフーツがロイヤル・ウインド・ミュージックの(一部は彼が所属していたアムステルダム・ルッキ・スターダスト・クアルテットの)アンコール・ピースとして編曲したものです。13人の奏者が24種類、約50のリコーダーを駆使して多彩な音楽を楽しませてくれます。

 

NL 3016
\2500
Raclerie Universelle 17世紀フランスのギター音楽
 フランチェスコ・コルベッタ(1615-1681):組曲イ短調
   前奏曲,アルマンド,クラント,サラバンド,ジグ,パサカーユ
 アンリ・グルネラン(1625-1700):組曲ニ短調
   前奏曲,アルマンド,クラント,サラバンド,ジグ,パサカーユ
 フランソワ・ル・コック(確認できる活躍期:1685-1729):シャコンヌ
 不詳:ニ調の小品集
   Mariez Moy,La Vielle,La Bonita,L'Otonera,La Forlane
 ロベール・ド・ヴィゼ(1650頃-1732頃):
  組曲ト長調; 前奏曲,アルマンド,クラント,サラバンド,ジグ
  アポロンの入場(アルマンド)/「ロラン」のロジスティーユ
  マスカラード/ヴィラネル/パサカーユ
 フランチェスコ・コルベッタ:ラ・ストゥアルダ(サラバンド)/アルマンド
イスラエル・ゴラーニ(バロックギター)

録音:2012年3月14-17日、プロテスタント教会、テルカプレ、オランダ
 17世紀後半のフランスで隆盛を極めたバロックギターのための音楽で構成されたアルバム。タイトルは「普遍的な掻き鳴らし」や「掻き鳴らされる音の世界」と訳せばよいのでしょうか。
 イスラエル・ゴラーニはテルアヴィヴ大学で音楽学を修めた後、フレッド・ヤーコプス(アムステルダムのスウェーリンク音楽院)とエリザベス・ケニー(ロンドンの王立音楽アカデミー)にリュートとテオルボを師事。数多くのアンサンブル、オーケストラ、プロジェクトに参加しながらバロックギターも習得し、2010年のユトレヒト古楽祭でバロックギター奏者としてソロ・デビューしました。

 

NL 3019
\2500
16世紀グラナダの楽師たち
  [I. 宗教的領域]
 フアン・デ・ウレデ(確認できる活躍期:1451-1482頃没):
  Pange lingua (5声), Quinta Boz (Baso). Morales (*)
 フランシスコ・ゲレロ(1528-1599):O Maria (4声)
 クリストバル・デ・モラレス(1500頃-1553):Veni Domine (4声)
 フランシスコ・ゲレロ:Ave Maria (4声)
 クリストバル・デ・モラレス:Inter vestibulum (4声)
 フランシスコ・ゲレロ:Dixit Dominus Petro (5声) / Benedictus (4声)
 ロドリゴ・デ・セバリョス(1525/1530頃-1581):Agnus Dei (5声) (*)
  [II. 大学]
 フランシスコ・ゲレロ:Christe potens rerum (5声) (*)
 ペドロ・ゲレロ(1520頃-?):O beata Maria (4声)
 ジョスカン・デプレ(1450/55頃-1521):
  Lauda Sion [Je ne me puis tenir d'aimer] (5声)
 ペドロ・ゲレロ:Quinque prudentes virgines (4声)
 オルランドゥス・ラッスス(1532-1594):O invidia, nemica di virtute (5声)
 ピエール・サンドラン(1490頃-1560以後):Doulce memoire (4声)
 トマ・クレキヨン(1505/1515頃-1557):Prenez pitie
 フランシスコ・ゲレロ:O quam super terram (5声) (*)
  [III. 家庭的な場]
 ニコラ・ゴンベール(1495頃-1560頃):J'ay conge prins (4声)
 フランシスコ・ゲレロ:Mi ofensa es grande (5声)
 ジャック・アルカデルト(1507頃-1565):Il ciel che rado (4声)
 フィリップ・ヴェルドロ(1480/1485頃-1530/1532頃、1552以前):
  Madonna no so dir tante parole (5声)
 不詳:S'io fusse certo di levar per morte (4声) (*)
 オルランドゥス・ラッスス:Susanne ung jour (5声)
 トマ・クレキヨン:Pane me ami duche
  [IV. 都市の道路や広場で]
 フランシスコ・ゲレロ:Todos aman (5声) / Si el mirar (5声)
 フィリップ・ド・マンシクール(1510頃-1564):Yo te quiere matare (4声) (*)
 トマ・クレキヨン:Pour ung plaisir (4声)
 クレメンス・ノン・パパ(1510/1515頃-1555/1556頃):
  Ne scauroit on trouver bon messaigier de France (4声) (*)
 フランシスコ・ゲレロ:No me podre quexar (5声)
 ループス・ヘリンク(1494頃-1541):Ung jeune moine (4声) (*)
 フランシスコ・ゲレロ:Subiendo amor (5声) / Adios mi amor (5声)
アンサンブル・ラ・ダンスリー
 フェルナンド・ペレス・バレラ(コルネット[ツィンク]、コルネタ・ムダ、サックバット、
   チリミア・テノル、クルムホルン、リコーダー)
 フアン・アルベルト・ペレス・バレラ(コルネット[ツィンク]、コルネタ・ムダ、チリミア、
   バホンシリョ、クルムホルン、リコーダー)
 ルイス・アルフォンソ・ペレス・バレラ(サックバット、クルムホルン、リコーダー)
 エドゥアルド・ペレス・バレラ
  (バホン[ドゥルツィアン]、バホンシリョ、チリミア、クルムホルン、リコーダー)
 マヌエル・ケサダ・ベニテス(サックバット) ホセ・メンデス・ガルバン(リコーダー)
録音:2012年12月16-20日、サクロモンテ修道院教会、グラナダ、スペイン
 グラナダのマヌエル・デ・ファリャ図書館の写本975番所収の楽曲(*)を中心に、16世紀のグラナダで活躍した楽師たち(管楽合奏団)のレパートリーを取り上げたアルバム。
 タイトルの「Yo Te Quiere Matare」(マンシクールの収録曲名)を直訳すると「私はあなたを殺してしまいたい」になりますが、殺伐とした音楽は一つもありませんのでご安心ください。
 ラ・ダンスリーは1998年に創設されたスペインのピリオド管楽器アンサンブル。
 

NL 3020
\2500
バロック音楽に反映されたラテンアメリカの音楽
 アントニオ・ベルターリ(1605-1669):シャコンヌ ハ長調
 ホセ・マリン(1618-1699):声とギターのための51のトノ から
   乙女よ、あなたの移り気に [Nina, como en tus mudanzas]
 不詳(17世紀):
  修道士グレゴリオ・デ・スオラの写本 から マリサパロス [Marizapalos]
 ヤコプ・ヘルマン・クライン(1688-1748):
  チェロと通奏低音のための6つのソナタ Op.4 から ソナタ イ短調
 不詳(17世紀):ペルーのトルヒリョの写本(マルティネス・コンパニョン写本)から
   ランチャス・パラ・バイラル [Lanchas para Baylar]
   ラ・セロサ [Tonada La Selosa] (ランバイエケの村のトナダ)
   エル・コンゴ [El Congo] (歌踊りのトナダ)
 アントニオ・ヴァレンテ(1530-1585)−不詳:
  ナポリのガイヤルド−トルベリーノ−いかれたハラベ [Jarabe Loco]
ロス・テンペラメントス
 スワンティー・タムス・フライアー(ソプラノ、リコーダー)
 アンニカ・フォーグルプ(リコーダー)
 ウゴ・ミゲル・デ・ロダス・サンチェス(バロックギター)
 ネストル・ファビアン・コルテス・ガルソン(バロックチェロ)
 ナディーネ・レンメルト(チェンバロ)

録音:2013年11月20-23日、聖コスマス&ダミアン教会、ルンゼン、ドイツ
 スペイン、およびスペイン領だったことのあるオランダと南イタリアからヨーロッパに流入した中南米の音楽をテーマとするアルバム。ホセ・マリンはスペイン、アントニオ・ベルターリとアントニオ・ヴァレンテはイタリア、ヤコプ・ヘルマン・クラインはオランダの作曲家。中南米起源とされるシャコンヌに始まりメキシコの民俗舞曲ハラベで閉じられる絶妙なプログラムです。
 タイトルの「De la Conquista y otros Demonios」を直訳すると「征服の悪魔と他の悪魔」になりそうですが、あまり考えずに楽しむほうが良さそうです(最近の当レーベルはアルバム・タイトルに凝り過ぎ?)。ロス・テンペラメントスはドイツのブレーメン芸術大学古楽アカデミー卒業生により2009年に結成されたアンサンブル。

 

NL 3021
\2500→\2290
再掲載
ガエターノ・ブルネッティ(1744-1798):
  弦楽三重奏のためのディヴェルティメント 第4集(1784)
   第1番イ長調 (L.145)/第2番変ロ長調 (L.146)/第3番ハ短調 (L.147)
   第4番ハ長調 (L.148)/第5番変ホ長調 (L.149)
カルメン・ベネリス
 ラウル・オレリャナ(ヴァイオリン)
 パブロ・アルマサン(ヴィオラ)
 ギリェルモ・マルティン(チェロ)

録音:時期の記載なし、闘牛博物館図書室、ロンダ、マラガ県、スペイン
 ガエターノ・ブルネッティはイタリアのファーノに生まれ、ピエトロ・ナルディーニに師事した後1762年頃スペインのマドリードに移住。1770年に国王カルロス3世の王太子(アストゥリアス公)付き音楽教師に就任。1788年、王太子がカルロス4世として即位するとともに王の私設楽団のヴァイオリニストとなり、さらに1795年に王宮楽団が創設されるにあたってその指揮者に就任しました。450を超える作品を残したとされていますが、生前・没後とも出版された作品は少なく、演奏・録音される機会も多くありません。
 当盤は好評を博した「弦楽四重奏曲集」(NL 3011)に続くカルメン・ベネリスによるブルネッティ第2弾。カルメン・ベネリスは2005年に創設されたスペインのピリオド楽器アンサンブル。ヴィオラのパブロ・アルマサン(・ハエン)とチェロのギリェルモ・マルティン(・ガミス)を核として演奏曲目ごとにメンバーを補強する形をとっています。
 今回参加のラウル・オレリャナは南米チリ出身、ミラノ市立音楽院古楽科でエンリコ・ガッティに師事したヴァイオリン奏者。音楽、演奏ともにすばらしく、同時代のイタリア人で同様にマドリードで活躍したボッケリーニも真っ青といったところ。実際にブルネッロの再評価を進めてくれそうな一枚です。


旧譜
カルメン・ベネリス/ブルネッティの第1弾

NL 3011
\2500→\2290
ガエターノ・ブルネッティ(1744-1798):弦楽四重奏曲集
  イ短調 Op.2 No.4 (L.153)/ト長調 Op.3 No.6 (L.161)
  変ロ長調 Serie 8 No.7 (L.196)/ニ長調 Serie 8 No.10 (L.199)
カルメン・ベネリス
 ミゲル・ロメロ・クレスポ、
 ラファエル・ムニョス=トレロ・サントス(ヴァイオリン)
 パブロ・アルマサン・ハエン(ヴィオラ) 
 ギリェルモ・マルティン・ガミス(チェロ)
 ガエターノ・ブルネッティはイタリアのファーノに生まれ、ピエトロ・ナルディーニに師事した後1762年頃スペインのマドリードに移住。1770年に国王カルロス3世の王太子(アストゥリアス公)付き音楽教師に就任。1788年、王太子がカルロス4世として即位するとともに王の私設楽団のヴァイオリニストとなり、さらに1795年に王宮楽団が創設されるにあたってその指揮者に就任しました。
 450を超える作品を残したとされていますが、生前・没後とも出版された作品は少なく、演奏・録音される機会も多くありません。当盤は貴重なものと言えるでしょう。カルメン・ベネリスは2005年に創設されたスペインのピリオド楽器アンサンブル。




URLICHT



UAV 5990
\2200→\1990
ヴァーノン・デューク(1903-1969):
 ヴァイオリン協奏曲 ヴァイオリンのための作品全集

   ヴァイオリン協奏曲(1940-1941)(*)
   ヴァイオリン・ソナタ ニ長調(1948-1949)(#)
   ヴァイオリンとファゴットのための練習曲(**)
   オッフェンバックへのオマージュ(+)
   メキシコ奇想曲(+)
エルミラ・ダルヴァロヴァ(ヴァイオリン)
キム・ラスコウスキ(ファゴット(**))
オーストリア放送交響楽団(*)
スコット・ダン(指揮(*)、ピアノ(+/#))

録音:2014年、ウィーン、オーストリア(*)/2014年、ニューヨーク、アメリカ合衆国(*以外)
 「ニューヨークの秋」「パリの四月」「言い出しかねて」等のスタンダード・ヴォーカル・ナンバーで有名なアメリカ合衆国の作曲家ヴァーノン・デュークのクラシカル作品集。
 彼はヴラティーミル・アレクサンドロヴィチ・ドゥケーリスキーとしてロシア(現ベラルーシ)のパラフィアノヴォに生まれ、キエフ音楽院でグリエール(1875-1956)に師事。ロシア革命を避け出国、1921年アメリカ合衆国に渡り商業音楽で生計を立てましたが、プロコフィエフ(1891-1953)の助言によりクラシカル音楽に復帰、その後ガーシュウィンに見出されブロードウェイの人気作曲家ヴァーノン・デュークとなってからも本名でクラシカル作品の発表を続けました。
 当盤はヴァーノン・デュークがヴァイオリンのために書いた作品をすべてを収めたたいへん興味深い企画。(#)以外は世界初録音です。
 このレーベルならではの目のつけどころであり、こちらもほんとうに目が離せません。
 プロデューサーは当レーベルの看板アーティストの一人エルミラ・ダルヴァロヴァと指揮者スコット・ダン。ハリウッドボウル交響楽団副指揮者を務めるスコット・ダンは20世紀以降のアメリカ合衆国の音楽に強い興味を示し、とりわけガーシュウィン、ヴァーノン・デューク、バーンスタインといったポピュラーとクラシカルのクロスオーバー的作曲家の音楽に情熱を注いでいます。





CARUS



83.259
\2600→\2390
ラーデマン指揮 シュッツ:マタイ受難曲
(シュッツ・シリーズ第11弾)
 1. 「リタニア」 Litania SWV.458
 2. 「おお、こよなく甘美な愛すべき主イエスよ」 SWV.340
 3. 「主よ、汝によりてわれ希望をもつ」 SWV.446
  ・Margret Baumgartl, Karina Muller(Violino)
  ・サラ・パール(Violone:通奏低音楽器) 
   (女流ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者として有名なピレ・パールの娘)
  ・ルトガー・レミー(オルガン)
 4. マタイ受難曲 SWV.479
   ・ゲオルク・ポプルッツ(福音史家:テノール)
   ・フェリックス・ルンプ(イエス:バス)
   ドレスデン室内合唱団
   ハンス=クリストフ・ラーデマン指揮
 2014年2月17-20日 "Zum heiligen Namen Gottes"教会での録音
※ドイツ合唱界を牽引するラーデマンによる、自らが設立したドレスデン室内合唱団を指揮しての名曲 マタイ受難曲 他の演奏。
 


83.337
\2600→\2390
世界初録音を含む! ライプツィヒのテレマン、ハイニヒェン、グラウプナー
 1. テレマン(1681-1767):「目を上げて、私は山々を仰ぐ」
 2. クリストフ・グラウプナー(1683-1760):
   「喜ばしき安息、好ましい魂の歓喜」 
 3. テレマン:序曲 変ホ長調
 4. ヨハン・ダーフィト・ハイニヒェン(1683-1729):
  「主よ、今こそあなたはこの僕を安らかにいかせ給う」
ヴェロニカ・ヴィンター(ソプラノ)
・アレックス・ポッター(カウンターテナー)
・ハンス・イェルク・マンメル(テノール)
・マルクス・フライク(バス)
ラルパ・フェスタンテ
リエン・フォスクイレン指揮
2014年7月13-15日 Efringen教会での録音
 18世紀初め多くの音楽家達が学生としてライプツィヒ大学で学び聖トーマス教会、聖ニコライ教会やオペラハウスで演奏を行いました。
 このアルバムは、同時代に活躍した多くの音楽家の中から感情と言葉を深い洞察力から音楽として表現するに至った3人の作曲家テレマン、グラウプナー、ハイニヒェンの作品をを紹介しています。(解説書から抜粋)
 尚、1と4が世界初録音と成ります。




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


URANIA


WS121203
(2CD)
\2100
ロッシーニ:歌劇「セビリアの理髪師」全曲 ブルーノ・バルトレッティ(指揮)
バイエルン放送交響楽団
イタリア国立歌劇場合唱団
フィガロ(Br):レナート・カペッキ
アルマヴィーヴァ伯爵(T):ニコラ・モンティ
ロジーナ(S):ジアンナ・ダンジェロ
バルトロ(Bs):ジョルジオ・タデオ
バジリオ(Bs):カルロ・ケーブ


<メジャー・レーベル>

DG

限定盤

481 1510
(10CD)
\7000→\6490
《ピエール・ブーレーズ〜ドメーヌ・ミュジカル》
【CD1】《10周年記念コンサート》
 シュトックハウゼン:コントラ-プンクテOp.1,
 ベリオ:セレナータⅠ,
 ブーレーズ:主のない槌, ル・マルトー・サン・メートル,
 メシアン:異国の鳥たち[録音:1956年]/
【CD2】《フランスに関連した音楽》
 ドビュッシー:パンの笛,
 ヴァレーズ:比重, 21.5, ハイパープリズム, オクタンドル, アンテグラル(積分),
 メシアン:カンテヨジョーヤー, 7つの俳諧/
【CD3】《作曲家ブーレーズ》
 ブーレーズ:
  ストラクテュール第1集,
  フルートとピアノのためのソナティナ, ピアノ・ソナタ第2番/
【CD4】《同行する旅人たち》
 カーゲル:弦楽六重奏曲,
 ノーノ:インコントリ,
 ヘンツェ:イル・マリニーのための協奏曲,
 プスール:マドリガルⅢ、2台のピアノのためのモビール,
 シュトックハウゼン:ツァイトマーセOp.5, ピアノ曲第4/
【CD5】《ストラヴィンスキー》
 12楽器のためのコンチェルティーノ,
 クラリネット・ソロのための3つの小品,
 弦楽四重奏のための3つの小品,
 管楽器のためのシンフォニー集, きつね-歌と踊りによるブルレスケ,
 バレエ「アゴン」/
【CD6】《新ウィーン楽派Ⅰ(1899-1912)》
 シェーンベルク:浄夜,
 ウェーベルン:管弦楽のための6つの小品Op.6,
 シェーンベルク:3つの小品, 月に憑かれたピエロ/
【CD7】《新ウィーン楽派Ⅱ(1906-1943)》
 ベルク:ロ短調のソナタ, 管弦楽のための3つの小品Op.6,
 シェーンベルク:室内交響曲第1番,
 ウェーベルン:2つの歌Op.8, 4つの歌Op.13、第1カンタータOp.29、第2カンタータOp.31/
【CD8】《新ウィーン楽派Ⅲ》
 シェーンベルク:セレナーデ, 7つの楽器のための組曲Op.29,
 ウェーベルン:ピアノのための変奏曲 Op.27、交響曲Op.21/
【CD9】《第3コンサート-1956年シーズン》
 ジョヴァンニ・ガブリエリ:聖なるシンフォニーから,
 ストラヴィンスキー:管楽器のための交響曲,
 ヘンツェ:イル・マリニーのための協奏曲,
 メシアン:異国の鳥たち,
 クロード・エロイ:等価/
【CD10】《友情の物語》
 ブーレーズ独占インタビュー
  (『主のない槌』ファースト・レコーディングを挟みながら Vega,1956)
ピエール・ブーレーズ(指揮)
ドメーヌ・ミュジカル,
ハンス・ロスバウト(指揮)
バーデン-バーデンSWF交響楽団からのソリスト
現代音楽を探求するブーレーズ生誕90周年を祝しての10枚組BOX
 2006年にフランス・ユインバーサルから発売された“ドメーヌ・ミュジカル”のアニヴァーサリー・ボックスVol1とVol2をまとめ、当時ボーナス・ディスクとして付されたインタビューCDと、今回初CD化の曲を含む2枚のボーナスCDを添付した注目の10枚組です。
 1944年にメシアンのクラスをプルミエ・プリ(一等賞)で卒業、オネゲル夫人に対位法を学び、レイボヴィッツに12音技法を学んだピエール・ブーレーズ。彼がジャン・ルイ・バロー&マドレーヌ・ルノー劇団の音楽監督を経て、1954年に創設したのが、この室内アンサンブル“ドメーヌ・ミュジカル”でした。
 このアンサンブルは、先の劇団の代表であるジャン・ルイ・バロー&マドレーヌ・ルノーがパトロンとなって結成され、古楽作品から先鋭的な現代作品を次々と演奏し、当時の音楽シーンに強い影響を与えました。
 彼が1967年にフランス政府の音楽政策に抗議して演奏中止を宣言するまでドメーヌ・ミュジカルとの活動は続き、以降、このアンサンブルは他者に委ね、ブーレーズ自身は世界へと羽ばたいていったのです。
 このBOXのボーナス・ディスクには珍しいG.ガブリエリの作品も含まれています。112ページに渡るブックレットにはインタビューの英語訳も掲載されています。(日本語は付いておりません)
 【録音】1956〜1967年




DECCA



478 8155
\2300→\2090
アシュケナージ最新録音/焔に向かって〜 スクリャービン:作品集
 2つの小品作品57/3つの小品作品52/
 アルバムの一葉 作品58/8つの練習曲作品42/
 4つの前奏曲作品22/12の練習曲作品8/
 5つの前奏曲作品74/2つの前奏曲作品3/
 3つの小品作品45/2つの詩曲作品69/2つの詩曲作品71/
 2つの詩曲作品63/3つの小品作品2/
 ワルツ風に 作品47/焔に向かって 作品72 他
ヴラディーミル・アシュケナージ(ピアノ)
 巨匠アシュケナージによるスクリャービン没後100年記念リリース!
 初期作品から晩年にいたるピアノ作品を集めたスクリャービン・アルバム。
 70年代から80年代にかけて、スクリャービンのピアノ・ソナタ全集を録音、90年代には交響曲全集など各種オーケストラ作品を録音し、スクリャービン作品演奏でも高い評価を得てきたアシュケナージ。ピアノ・ソロ作品の録音としては実に30年ぶりとなるスクリャービン・アルバムを、作曲家没後100年の記念の年にリリースします。
 神秘主義と呼ばれる独自の美しい作風をピアノに投影したスクリャービン。独特な和音進行が聴き手を蠱惑的な時空に誘います。空気が澄みわたる夜のしじまに静かに耳を傾けたいアルバム。
 初期作品から晩年の作品まで、多岐にわたる作品を収録した、アニバーサリー・イヤーにふさわしい1枚です。
 【録音】2014年9月4-5日、11月29日-12月1日 サフォーク、ポットン・ホール


478 8079
(2CD)
\4400→\3990
《ヴァレンティナ・リシッツァ、最新録音はプレイズ・フィリップ・グラス》
【CD1】
 1)グラスワークス:オープニング,
 2)トゥルーマン・ショー - トゥルーマン・スリープス(ショート・ヴァージョン),
 3)めぐりあう時間たち - ポエット・アクツ(M.リーズマンによるピアノ編),
 4)めぐりあう時間たち - モーニング・パッセージ(M.リーズマンによるピアノ編),
 5)ハウ・ナウ,
 6)めぐりあう時間たち - 彼女がしなければならない何か
  (M.リーズマンによるピアノ編),
 7)めぐりあう時間たち - ケーキを作りましょう(M.リーズマンによるピアノ編),
 8)ザ・オリンピアン:ライティング・オブ・ザ・トーチ,
 9)マッド・ラッシュ/
【CD2】
 1)めぐりあう時間たち - デッド・シングス(M.リーズマンによるピアノ編),
 2)めぐりあう時間たち - ティアリング・ハーセルフ・アウェイ
  (M.リーズマンによるピアノ編),
 3)ウィチカ・スートラ・ヴォルテックス,
 4)めぐりあう時間たち - 逃避(M.リーズマンによるピアノ編),
 5)めぐりあう時間たち - 人生の選択(M.リーズマンによるピアノ編),
 6)めぐりあう時間たち - めぐりあう時間たち(M.リーズマンによるピアノ編),
 7)メタモルフォーシス1,
 8)メタモルフォーシス2, 9)メタモルフォーシス3,
 10)メタモルフォーシス4, 11)メタモルフォーシス5,
 12)ミシマ:クロージング
ヴァレンティナ・リシッツァ(ピアノ)
 ミニマルの世界へさらに踏み込んだ美しき新録音!
 現在、その演奏が最も注目されるピアニストの一人、ヴァレンティーナ・リシッツアによる、これまた注目の作曲家フィリップ・グラスの作品集です。
 インターネット上でのリストやラフマニノフなどでの熱演で、もともと一部のファンの間で絶大な人気を誇っていたリシッツァですが、度々の来日やCDリリースにより、その類い稀なる才能が広く知られるようになりました。
 そんな彼女が前作のマイケル・ナイマンで新境地を開拓し、ミニマルの世界への親和性を印象付けた上での今回のフィリップ・グラスは、まさに満を持したアルバムといえるでしょう。
 グラスの代表作とも言える「めぐりあう時間たち」を中心に、初期の作品から「ミシマ」のサウンドトラックの1曲まで、様々にきらめく音楽を魅惑的かつ刺激的に聴かせます。
 【録音】2014年9月, ノイマルクト


旧譜
リシッツァ、ポップな現代音楽も似合う


478 6421
\2300→\1990
リシッツァ/ピアノ・レッスン〜マイケル・ナイマンピアノ作品集
 1.楽しみを希う心 2.ビッグ・マイ・シークレット
  (『ピアノ・レッスン』)
 3.キャンドルの灯 4.イフ(『アンネの日記』)
 5.シープ・アンド・タイズ(『数に溺れて』)
 6.さよならモルチェ(『アンネの日記』)
 7.フライ・ドライヴ(『キャリントン』)
 8.ダイアリー・オブ・ラヴ(『ことの終り』)
 9.時の流れ(『ZOO』)
 10.オデッサ・ビーチ(『カメラを持った男』)
 11.教室 12.ホワイ(『アンネの日記』)
 13.羊飼いにまかせとけ(『英国式庭園殺人事件』)
 14.ディープ・スリープ・プレイング(『ピアノ・レッスン』)
 15.変化(『クレーム』)
 16.ヒア・トゥ・ゼア(『ピアノ・レッスン』)
 17.ジャック
 18.ビル(『ワンダーランド』)
 19.ディパーチャー(『ガタカ』) 
 20.ロスト・アンド・ファウンド(『ピアノ・レッスン』)
 21.すべて不完全なるもの(『ピアノ・レッスン』)
 22.アトラクション・オブ・ザ・ペダリング・アンクル
 23.あのとき芽生えた気持ち
 24.抱擁
 25.シルバー・フィンガード・フリング(『ピアノ・レッスン』)
ヴァレンティーナ・リシッツァ(ピアノ)
 リシッツァが誘う浮遊感に満ちた音楽世界—。
 ウクライナ出身のヴァレンティーナ・リシッツァは、自らの演奏をYoutubeにアップし続け、いつのまにか公式チャンネル再生回数は5500万回を超え、2012年にはついにデッカからメジャー・デビューを果たした遅咲きのピアニスト。
 日本ではヒラリー・ハーンの伴奏者として知られていました。
 最新アルバムは、今年70歳を迎える映画音楽の巨匠マイケル・ナイマンの作品集。
 人気作『ピアノ・レッスン』や『ことの終り』『アンネの日記』など、11作品からの24曲をすべてピアノ・ソロで静かに奏でます。
 前作ラフマニノフの協奏曲のような情熱的でパワフルな演奏は影をひそめ、ひそやかに歌いかけるようにリシッツァのピアノが鳴り響く、美しいアルバムです!
  録音:2013年12月1日-2日 ニンバス、コンサート・ホール



イタリアDECCA


円安状況下の並行輸入商品につき高価格、1枚商品は非常に高くなります。なにとぞお許しください。(代理店)


4811304
(2CD)
\4800→\4390
J・S・バッハ(1685-1750):
 平均律クラヴィーア曲集第1巻 BWV846-869
ピエトロ・デ・マリア(ピアノ)
 ピエトロ・デ・マリアは1967年ヴェネツィア生まれ。ヴェネツィア音楽院を卒業後ジュネーヴ音楽院でマリア・ティーポに師事し1988年最高栄誉付一等ヴィルトゥオーゾ賞を受賞。
 バッハからリゲティにわたるレパートリーを擁し、またショパンのピアノ独奏用全作品を公開演奏した最初のイタリア人ピアニストでもあります。
 


4811489
\3500→\3290
インティマメンテ・タンゴ ピアソラをヴァイオリンとハープで
 アストル・ピアソラ(1921-1992):
  リベルタンゴ/天使のミロンガ/
  天使の死/天使の復活/エスクアロ(鮫)
  アヴェ・マリア/ブエノスアイレスの夏/ブエノスアイレスの秋
  ブエノスアイレスの冬/ブエノスアイレスの春/
  タングアンゴ/オブリビオン(忘却)
  タンゴの歴史
   ボルデル 1900/カフェ 1930/
   ナイトクラブ 1960/コンサート 1990
マリステッラ・パトゥッツィ(ヴァイオリン)
フロラレーダ・サッキ(ハープ)
 アルバム・タイトルの「Intimamente」は「親密な」「懇意の」という意味。気構えなく弾ける愛奏曲ということでしょう。
 マリステッラ・パトゥッツィは1987年スイスのルガーノに生まれ、ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院、インディアナ大学ブルーミントン校(アメリカ合衆国)、スイス・イタリアーナ音楽院で学んだヴァイオリン奏者。
 主な師はミリアム・フリード、マーク・カプラン、セルゲイ・クリモフ、カルロ・キアラッパ。2014年に Brilliant Classicsから2タイトルのCDをリリースしています。フロラレーダ・サッキは1978年生まれのイタリアのハープ奏者・作曲家・音楽学者。すでに数多くの録音、著作、校訂譜があります。




SONY

限定盤

8884306275-2
(10CD)
\5000→\4590
ジャン・マルティノン&シカゴ交響楽団/コンプリート・レコーディングズ
[CD1]
 ラヴェル:『「ダフニスとクロエ」第2組曲』
  (録音:1964年11月),
 ルーセル:『「バッカスとアリアーヌ」第2組曲』』(録音:1964年12月)/
[CD2]
 ヴァレーズ:『アルカナ』,
 マルタン:『7つの管楽器とティンパニ、弦楽器のための協奏曲』*
  (録音:1966年3月)/
[CD3]
 ニールセン:
  『交響曲第4番「不滅」Op.29』*
  『ヘリオス序曲Op.17』*(録音:1966年10, 12月)/
[CD4]
 ビゼー:『「アルルの女」第1&2組曲』(録音:1967年4月),
 マスネ:『タイスの瞑想曲』』(録音:1966年12月),
 ラロ:歌劇「イスの女王」*(録音:1967年5月)/
[CD5]
 バルトーク:
  『バレエ組曲「中国の不思議な役人」Op.19』(録音:1967年4月),
 ヒンデミット:『気高い幻想』(録音:1967年10月)/
[CD6]
 マルティノン:『交響曲第4番「至高」』*(録音:1967年11月),
 ピーター・メニン:『交響曲第7番「交響的変奏曲」』*
  (録音:1967年10月)/
[CD7]
 ウェーバー:
  『クラリネット協奏曲第1番へ短調Op.73』*
  『クラリネット協奏曲第2番変ホ長調 Op.74』*〜
   ベニー・グッドマン(Cl) 』(録音:1967年5月, 1968年5月)/
[CD8]
 ラヴェル:
  『スペイン狂詩曲』『マ・メール・ロワ』『序奏とアレグロ』
   (録音:1968年4, 5月)/
[CD9]
 ビゼー:『交響曲ハ長調』(録音:1968年4月),
 メンデルスゾーン:
  『「夏の夜の夢」〜序曲、スケルツォ、夜想曲、結婚行進曲』*
   (録音:1967年7月)/
[CD10]
 カザドシュ:『ピアノ協奏曲Op.37』*〜
  ロベール・カザドシュ(P)
  フランス国立管弦楽団 (録音:1969年6月),
 パガニーニ(フレデリック・ストック編):『無窮動』(録音:1966年3月),
 ラヴェル:
  『亡き王女のためのパヴァーヌ』『ラ・ヴァルス』(録音:1967年5月), 
 ラヴェル:『ボレロ』(録音:1966年3月)
  全点24ビット・96kHzマスタリング
  *は今回オリジナル・アナログ・マスターから新しくリミックスが行なわれた音源
ジャン・マルティノン(指揮)
シカゴ交響楽団
 フランスの名指揮者ジャン・マルティノン(1910-1976)が、1964年から1968年にかけてシカゴ交響楽団とRCAに残した全録音をCD10枚に集大成したボックスセットが登場します。
 リヨン生まれのマルティノンは、アントワープ生まれのアンドレ・クリュイタンスと並び、モントゥー、パレー、ミュンシュらの次の世代のフランスの指揮者として最も世界的な成功を収めた指揮者でした。
 7歳からヴァイオリンを学び、ダンディやルーセルに作曲を師事。ヴァイオリニストとして音楽活動を始め、指揮はミュンシュやデゾルミエールに学び、戦前はパリ音楽院管弦楽団でミュンシュのアシスタントをつとめるかたわらボルドー管を率い、戦後はロンドン・フィルやダブリンのアイルランド放送管、ラムルー管、イスラエル・フィル、デュッセルドルフ響などのポストを歴任。1957年にはボストン響を指揮してアメリカ・デビューを飾って大きな成功を収め、1963年〜1968年にはフリッツ・ライナーの後任としてシカゴ交響楽団の音楽監督に就任。さらに1968年からはフランス国立管、ハーグ・レジデンティ管の音楽監督としても活躍しました。
 フランス物の粋で繊細な演奏が評価されていましたが、レパートリーは国籍・ジャンルを問わず幅広く、フランス人として初めてグスタフ・マーラー・メダルを授与されたオールラウンドな音楽家でもありました。作曲家としては師ルーセルやバルトーク、プロコフィエフらの作品から影響を受け、色彩感あふれる作品を生み出しました。
 シカゴ響音楽監督時代のマルティノンの音楽作りは「リズムとフレージングの絶妙な感覚で、オーケストラのテクスチャを見事に浮き上がらせる」と絶賛されました。マルティノンは5年間のシカゴ響在任中にRCAにLPにして9枚分の録音を行なっています。
 「精密さ、強度、広大さとリズミカルな覚醒感の組み合わせは、特にこの作曲家の官能的なサウンド.パレットに合う」と評されたラヴェルの主要オーケストラ曲、ルーセル「バッカスとアリアーヌ」やビゼー「アルルの女」などのフランス音楽に重点が置かれつつも、ジャズの巨匠ベニー・グッドマンとのウェーバーのクラリネット協奏曲、さらにはアメリカの作曲家ピーター・メニンの交響曲第7番のほか、マルタン、ヴァレーズ、ヒンデミット、バルトーク、そして自作の交響曲第4番「至高」に至る20世紀作品が置かず多く取り上げられているのが特徴で、マルティノンが当時シカゴ響で取り組んでいた幅広いレパートリーをうかがい知ることが出来ます。
 中でもニールセンの交響曲第4番「不滅」と「ヘリオス」序曲を収めたアルバムは、シカゴ響からスリリングで爆発的なエネルギーを引き出し、フィナーレにおけるティンパニの大胆な強調も含め、非常に明快な解釈で作品の真価を知らしめた最初の演奏といえるでしょう。
 マルティノンのシカゴでの音楽活動は、ライナーの前任者だったラファエル・クーベリックと同様に「シカゴ・トリビューン」の音楽評論家クラウディア・キャシディから激しく批判され、それに嫌気がさしたマルティノンはわずか5シーズンでシカゴ響を離れてしまうことになります。しかし、マルティノンのシカゴ響時代は、彼にとって音楽的には生涯で最も実り多き時代といえるもので、その充実ぶりはこれらRCAの録音に明確に反映されています。シカゴ響自体も、前任者ライナーのもとでむかえた黄金時代の輝きをそのまま踏襲しており、名手のそろった木管・金管、重厚でしかも精密なアンサンブルの弦楽パートなどは健在で、巷にいわれる「ショルティ就任前のシカゴ響は沈滞していた」という通説を覆すにじゅうぶんな説得力を持っています。
 録音面でも、当時のRCAが誇った「リビング・ステレオ」という見事に完成されたテクノロジーによって収録されており、その輝かしいサウンドは今聴いてもじゅうぶんな鮮度を保っています。
 今回のボックスのCD1〜CD9は、マルティノンとシカゴ交響楽団とのRCAへのLP9枚分の録音が、初出時のカップリングとジャケット・デザインによって復刻されています。またCD10には、マルティノンの離任後もしくは没後にようやく発売されたシカゴ響とのオーケストラ曲4曲(日本で世界初CD化された時は大きな話題となりました)、それに初めてCD化される、1969年にフランス国立管を指揮してコロンビアに録音したカザドシュのピアノ協奏曲第2番(ピアノは作曲者自身による)という超レア音源を収録しています。
 各ディスクはオリジナル・LPジャケットに基づいた紙ジャケットに封入
 各ディスクのレーベルは当時のレーベル・デザインを採用
 44ページオールカラー別冊解説書付き
 厚紙製クラムシェル・ボックスに封入
 ボックス・サイズ: L 3.0 cm x W 13.2 cm x H 13.2 cm
 商品重量:約 320g
 


8887505791-2
\2600→\2390
マルティン・シュタットフェルトのシューマン:ピアノ協奏曲!
 シューマン:
  ①『子供の情景Op.15』,
  ②『ピアノ協奏曲イ短調Op.54』
マルティン・シュタットフェルト(ピアノ),
マーク・エルダー(指揮)
ハレ管弦楽団(②)
 現代における「バッハの伝道師」シュタットフェルト。
 “ゴルトベルク変奏曲”を始めとした一連のバッハ作品の演奏は、技巧、解釈ともども揺るぎのないものとして、グールドの築き上げた伝統とは全く違う世界を確かに構築しています。
 シュタットフェルトは、バッハ以外のレパートリーとしてベートーヴェン、モーツァルト、シューベルト、そしてメンデルスゾーン、ワーグナー作品でも確かな音楽性を見せていますが、今回はシューマンの「ピアノ協奏曲」と「子どもの情景」というカップリングを世に問います。
 彼のシューマンと言えば、2006年に「色とりどりの小品、トッカータ」がリリースされていますが、こちらはバッハの作品に彩りを与える役割を担っており、今回のような「主食」扱いではありませんでした(とはいえ、そのシューマンの瑞々しさも絶品でしたが)。
 今回はメインが「協奏曲」で、「子どもの情景」はデザートの盛り合わせとでも言ったところでしょうか? いつものように切れの良い打鍵と、温かみのある音色、そしてメロディの隅々までを存分に歌わせる感情表現。美しく、聴き手の心の底にじんわりとしみこむ極上のシューマンです。
 【録音】2014年11月、カイザースラウテルン、南西ドイツ放送スタジオ(①)/2015年1月、マンチェスター、ハレ・セント・ピーターズ教会(②)


シュタットフェルトの旧譜
挑戦的なバッハ・アルバムと、革命的なデビュー・アルバム「ゴールドベルク」

SONY
8884309795-2
\2600→\2390
マルティン・シュタットフェルト / 暁の星はいと麗しかな〜若きバッハ
 J.S.バッハ (シュタットフェルト編):
  ① コラール前奏曲『暁の星はいと麗しかな』BWV.739
  ② トッカータとフーガ ニ短調BWV.565
  ③ パッサカリア ハ短調BWV.582
  ④ 半音階的幻想曲とフーガ ニ短調BWV.903
  ⑤ カプリッチョ 変ロ長調『最愛の兄の旅立ちに』BWV 992
 シュテファン・ホイッケ(1959〜):
  ⑥ 『変革』(新クラヴィーア小品集)Op.46a〜
   ただ、愛する神のみ旨に従うものは
マルティン・シュタットフェルト(P)
  ピアニスト、マルティン・シュタットフェルトが衝撃的な「ゴルトベルク変奏曲」でCDデビューしたのは2004年。それから10年の月日が経とうとしています。
 彼の経歴はご存知の通り。1980年にドイツのコブレンツ生まれ、キャリアを重ねながら2001年のブゾーニ国際ピアノ・コンクールに入賞し、その翌年バッハ国際コンクールにて歴代最年少で優勝。その後まもなくのCDデビューでした。それからはバッハを中心に、ベートーヴェンやメンデルスゾーンなどのドイツ物を中心にレパートリーを広げて来ていますが、今作はある意味「初心に立ち返った」かのようなバッハ作品集です。
 しかしそこは、実に大きな深化と変容を遂げているのです。
 ここで演奏されているバッハ作品のほとんどは、オルガンのために書かれたもので、それをシュタットフェルトがピアノ用に編曲しています。
 また、バッハが18〜35歳頃に書いた比較的初期の作品と考えられている作品が選ばれています。ちょうどシュタットフェルトが現在34歳に当たるので、作曲時バッハと同年代ということでもあるのでしょうか、一つ一つの音を慈しむかのようであり、そこには計り知れないほどに深いバッハへの愛が感じられます。
 そして最後に置かれたホイッケの作品は、これまたバッハへのオマージュであり、様々な作品に現代的な味付けをして再構築することが得意な、この作曲家の先鋭的な音楽をも楽しむことができる構成になっています。
 【録音】2014年7月, カイザースラウテルン、南西ドイツ放送局スタジオ (デジタル:セッション)

SONY
SK93101

\2600→\2390
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 マルティン・シュタットフェルト(P)
2003年10月
 よく「グールドのゴールドベルク」を超えた、と評された。

 


8887504640-2
\2600→\2390
ラヴィニア・マイヤー / ヴォヤージュ〜ハープによる美しきフランスのエスプリ
 1) ドビュッシー:月の光,
 2) ラヴェル:序奏とアレグロ,
 3) サティ:ジムノペディ第1番,
 4) ヤン・ティルセン:映画「アメリ」〜午後,
 5) ティルセン:映画「アメリ」〜おばけのワルツ,
 6) ドビュッシー(グランジャニー編):亜麻色の髪の乙女,
 7) ティルセン:映画「アメリ」〜アメリのワルツ,
 8) サティ:グノシエンヌ第1番,
 9) サティ:グノシエンヌ第2番,
 10) サティ:グノシエンヌ第3番,
 11) サティ:グノシエンヌ第5番,
 12) ドビュッシー:ヒースの茂る荒れ地,
 13&14) ドビュッシー:神聖な舞曲と世俗的な舞曲,
 15) ティルセン:映画「アメリ」〜運命の糸に導かれ
ラヴィニア・マイヤー(ハープ),
アムステルダム・シンフォニエッタ(2, 13, 14)
 オランダでゴールド・デイスクに輝くなど、ヨーロッパで大きな成功を記録したルドヴィコ・エイナウディの作品集「パッサージョ」に続く、ラヴィニア・マイヤーのソニー・クラシカルへの2枚目のアルバムの登場です。
 ラヴィニア・マイヤーは1983年韓国に生まれ、オランダの家庭に迎えられた彼女は、自身の大きな目標だったハープのソロ楽器としての定着を目指し、ソリストとしてオランダを拠点にヨーロッパ、アメリカ、アジアで活躍。オランダ音楽賞受賞など様々な方面で絶賛され、2009年にはチャンネル・クラシックスのジャレッド・サックスに認められ4枚のアルバムを発売。どれもがハープの可能性を深く追求したアルバムとして高く評価されました。
 純クラシックからフィリップ・グラスなどの現代音楽、ポピュラー音楽まで幅広いレパートリーで、ハープの音色の美しさを感じさせてくれます。2014年10月の初来日公演でも、「哀しくも凛とした音色」と高い評価を得ています。
 今回のアルバムでは、ドビュッシーの「月の光」やサティの「ジムノペディ第1番」「グノシエンヌ第1、2、3、5番」など、ハープの美しさが感じられる近代フランスの作曲家らの名曲を中心に、フランスの作曲家ヤン・ティルセンの映画『アメリ』からの曲を収録(ラヴィニア自身によってハープ用に編曲)。
 フランス作品ではオリジナルのピアノの繊細な音色を壊さず、深い感情が込められた芸術性の高い演奏は、彼女の優れた特長といえます。そこから発せられる光と陰の表現は、まさにハープの印象派画家的ともいえるでしょう。ラヴェルとドビュッシーによるハープとオーケストラのためのオリジナル作品では、気鋭の室内オーケストラ、アムステルダム・シンフォニエッタの伴奏が光っています。
 グラミー賞を数多く受賞しているトリトヌス社のエンジニア、アンドレアス・ノイブロンナーが、録音・編集を担当している点も聴き逃せません。
【録音】2014年9月, ベルリン、ルンドフンクツェントルム/2013年11月、アムステルダム、ムジークゲボウ・アーント・エイ(2,13,14)


大ヒットアルバムとなった前作
ルドヴィコ・エイナウディ作品集「パッサージョ」

8888378408-2
\2600→\2390
ラヴィニア・マイヤー/ルドヴィコ・エイナウディの音楽
 ルドヴィコ・エイナウディ:
  『Divenire』『I Giorni』『Oltremare』『Una Mattina』『Le Onde』
  『Dietro l'incanto』『Ora』『The Snow Prelude No. 15』
  『Passaggio』『Nuvole Bianche』『Due Tramonti』
ラヴィニア・マイヤー(ハープ)
 オランダのハーピスト、ラヴィニア・マイヤーのソニー・クラシカルへの初録音。
 1983年韓国生まれ。オランダの家庭に迎えられた彼女は、彼女自身の大きな目標であるハープのソロ楽器としての定着を目指し、ソリストとしてオランダを拠点にヨーロッパ、アメリカ、アジアで活躍。オランダ音楽賞受賞など様々な方面で絶賛され、2009年にはチャンネル・クラシックスのジャレッド・サックスに認められ4枚のアルバムを発売し、どれもがハープの可能性を深く追求したアルバムとして高く評価されました。
 純クラシックからフィリップ・グラスなどの現代音楽まで幅広い演目を誇り、そしてこのソニー・クラシカルへの初録音では、ヨーロッパで絶大なる人気をもつルドヴィコ・エイナウディの作品を披露しています。エクスペリメンタルな空気感漂う彼のアンビエントな音楽は、まさにハープにぴったりな音楽ではないでしょうか。
 【録音】2013年8月, ベルリン、放送センター(デジタル:セッション)





DHM



8884307789-2
\2600→\2390

ヌリア・リアルと古典マンドリン・アンサンブル
 黄金のリラ


 ①カルロ・アリゴーニ(1697-1744):『マンドリンのための協奏曲』/
 ②ヨハン・ヨーゼフ・フックス(1660-1741):
  『Diana placata』〜アリア「Si vedrai quelnome altero」/
 ③フランチェスコ・ガスパリーニ(1668-1727):
  『L'Astianatte』〜アリア「Io non vi credo」/
 ④フランチェスコ・バルトロメオ・コンティ(1681?-1732):
  『Il Gioseffo』〜アリア「Bramo un core che impari dal moi」/
 ⑤アントニオ・マリア・ボノンチーニ(1677-1726):
  『Griselda』〜アリア「Nonso se piu mi piace per fede o per belezza」/
 ⑥アントニオ・カルダーラ(1670-1736):
  『Il Giuoco del quadriglio』〜アリア「Ah se tocasse a me」/
 ⑦ヨハン・アドルフ・ハッセ(1699-1783):『マンドリンのための協奏曲』/
 ⑧ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):
  『アレグサンダー・バルス』〜アリア「Hark! Hark! He Strickes the Golden Lyre」/
 ⑨フランチェスコ・ガスパリーニ:
  『Lucio Vero』〜アリア「Dolce sembiante no il tiuo rigore」/
 ⑩トマゾ・アルビノーニ(1671-1751):
  『Eracleo』〜アリア「Dopo i nembi e le porcelle」/
 ⑪ガブリエレ・レオーネ(1725-1790):
  『ソプラノとイタリア風シンフォニーによるカンタータ』/
 ⑫モーツァルト:『おいで、いとしのツィターよ K.351』/
 ⑬モーツァルト:『満足 K.349』/
 ⑭ジョヴァンニ・パイジェッロ(1740-1816):
  『セヴィリャの理髪師』〜アリア「Rien ne peut calmer ma peine」
ヌリア・リアル(ソプラノ:①⑦以外)
アルテマンドリン(古典マンドリン・アンサンブル)

 エコー・クラシック受賞などを誇る素晴らしく美しきソプラノ、ヌリア・リアル。天真爛漫な純真さを感じさせてくれるその素晴らしい表現は絶品。
 今回もバロックの「天使の歌姫」らしく、バロック・オペラやカンタータからの美しいアリア、そしてモーツァルトの歌曲が選曲されています。
 このアルバムでのサポートは、古典マンドリン・アンサンブルである「アルテマンドリン」が務めています。
 3人の古典マンドリン、バロック・ギター、ヴィオローネ、鍵盤楽器の計6人のアンサンブルは、バロック〜古典派時代のマンドリンの演奏スタイルなどを研究し、当時のマンドリンの「栄光の時代」を現代によみがえらせます。当時行われていたであろう、宮廷や家庭などで楽しむ小編成のためのオペラ・アリアのように、マンドリン・アンサンブル用に編曲し、新たなる再現を試みています。
 モーツァルトの歌曲も、マンドリン伴奏用の作品が選ばれ歌われています。
【録音】2014年2月&9月、ミュールハイム、マルティンス教会【録音】2014年2月&9月、ミュールハイム、マルティンス教会


旧譜
ヌリア・リアルの愛情豊かな歌声が聴ける

独HM
088697 388672
\2500

ハイドン:オペラのための挿入アリア集
 シンフォニア ト長調(交響曲第81番Hob.I-81 より第1楽章)
 アリア「言いたい人は言うがよい」Hob.XXIVb-8
  〔アンフォッシの「試練に遭うやきもち」への挿入曲〕
 アリア「ばらに刺がなくなったら」Hob.XXIVb-3
  〔アンフォッシの「メティルデの再会」への挿入曲〕
 アリア「あなたはご存じでいらっしゃる」Hob.XXIVb-7
  〔アンフォッシの「偽りの結婚」への挿入曲〕
 アリア「私の一番いいところは」Hob.XXIVb-17
  〔チマローザの「金詰まりの興行師」への挿入曲〕*
 アリア「女房の機嫌がいい時は」Hob.XXIVb-18
  〔チマローザの「ジャンニーナとベルナルドーネ」への挿入曲〕*
 アリア「お嬢さん、ゆっくりお行きなさい」Hob.XXIVb-12
  〔P.グリエルミの「機知に富むクェーカー教徒の女」への挿入曲〕
 アリア「アルチーナよ」Hob.XXIVb-9(1786)
  〔G.ガッザニーガの「アルチーナの島」への挿入曲〕
 アリア「おお神よ、わが平安は失われました」Hob.XXIVb-19
  〔ガスマンの「職人の恋」への挿入曲〕
 アリア「私は運命に見放された不幸な女」Hob.XXIVb-15
  〔チマローザの「2人の偽伯爵」への挿入曲〕
 アリア「さあ、いい子にして」Hob.XXIVb-23*
 アリア「情け深い人は」Hob.XXIVb-13
  〔F.ビアンキの「インドのアレクサンドロス大王」への挿入曲〕
 アリア「薄幸な花嫁」Hob.XXIVb-2
  〔パイジェッロの「フラスカーティの女」への挿入曲〕
 アリア「Son pietosa, son bonina」Hob.XXXII-1b*
ヌリア・リアル(Sp)
マルゴット・オイツィンガー(Ms)*
ミヒ・ガイック(指揮)
オルフェオ・バロック・オーケストラ
録音:2008年9月9〜11日 ベルゲンランド、リスト・センター・コンサートホール

 彼女のアルバムでも3本の指に入る人気アルバム「ハイドンのアリア集」が超特価で入ったのでお知らせします。数量限定ですが・・・

 ハイドンの中でも大変珍しいアリア集。これらの作品は、ハイドンが他の作曲家のオペラに追加挿入したものです。エステルハージ家の大宮廷で他の人気オペラを上演するときに、ハイドンは適宜自作のアリアを挿入して上演していたということなのでしょう。

 ・・・なんですが、実際はこれらのアリアは、エステルハージ家お抱えの歌手、ルイジャ・ポルツェッリのためにハイドンが作曲した作品と言われてます。
 ルイジャ・ポルツェッリ。
 このアルバムのタイトルは・・・ Arie Per Un'amante ・・・「恋人のためのアリア」。
 そう、鋭い。ハイドンはルイジャ・ポルツェッリを愛してたんですね。
 30歳も年下で容姿端麗のポルツェッリ(ハイドン40代後半、ポルツェッリはまだ10代・・・)。ハイドンには有名な悪妻が、ポルツェッリにはお爺さんの旦那がいましたが、二人は深く愛し合ったみたいです。

 とするとヌリア・リアルは当然そのことを知っていたでしょうから、彼女はこれらの歌をハイドンのために歌っているのでしょうか。それとも現実に気になる誰かのために歌っているのでしょうか。それとも・・・。
 ・・・あなたのかもしれません。

 


88875016302
\2600→\2390
シュペリング&ダス・ノイエ・オーケストラ,
 C.P.E.バッハ:オラトリオ「荒野のイスラエルびと」Wq238/H775(全曲)
アンヤ・ペーターゼン(Sp),
サラ・マリア・ズン(Sp),
ダニエル・ヨハンセン(T),
ヨハネス・ヴァイサー(Br),
コーラス・ムジクス・ケルン,
ダス・ノイエ・オーケストラ,
クリストフ・シュペリング(指揮)
 C.P.Eバッハのこの作品は、彼がハンブルク着任後最初に書かれた宗教音楽の大作。
 モーゼに率いられたイスラエル人たちのエジプト脱出行が、一貫してホモフォニック様式の音楽で展開されています。控えめな合唱に比べ、管弦楽が場面と感情の変化を多彩に描き出した傑作といわれています。
 蘇演を世界に先駆けて行うなど、宗教音楽の大家として知られるドイツの指揮者クリストフ・シュペリングが、昨年2014年のライプツィヒ・バッハ・フェスティバルの中で、C.P.E.バッハ生誕300年を記念して手掛けた演奏会のライヴです。
 シュペリングの解釈は、美点と推進力のバランスの両立が見事。極めて清澄な美しいハーモニーを聞かせるコーラス、緊張と躍動感あるオーケストラ。ここでも、シュペリングの手腕により、素晴しい演奏に仕上げられています。
【録音】2014年6月, ライプツィヒ、ニコライ教会(デジタル:ライヴ)



旧譜
軽快爽快なシュペリング&ダス・ノイエ・オルケスターのシューベルト
誰も注目してませんが独特の味わい。ご賞味あれ!

OPUS111
OP 20008
(2CD)
\3000→\2790
現在入手困難につき海外直輸入
シュペリング&ダス・ノイエ・オルケスター
 シューベルト:交響曲第5&8番

  歌劇「謀反人たち(1幕)」
  交響曲第8番ロ短調「未完成」D759、
  交響曲第5番変ロ長調D485、
  「キプロスの女王ロザムンデ」D797よりバレエ音楽第2番、
  間奏曲第3番変ロ長調
クリストフ・シュペリング指揮
ダス・ノイエ・オルケスター
コルス・ムジクス
[CD1]
ソイレ・イソコスキ(S)
ペーター・リカ(Bs)
リサ・ラーション(S)
アンケ・ホフマン(S)
メヒトヒルト・ゲオルク(Ms)
ロドリーゴ・オレゴ(T)
シューベルトの名交響曲2作品と珍しい歌劇の組み合わせ。シュペリング&ダス・ノイエ・オルケスターの切れ味鋭い演奏が光る。
「未完成」ではそのとんがった感性に、第5番ではその清冽で爽やかな感性に驚かされる。




<映像>


SONY(映像)



88875059369
(Blu-ray)
\5000→\4590
ドミンゴのナブッコ!
 ヴェルディ:歌劇「ナブッコ」(全曲)
プラシド・ドミンゴ(Br:ナブッコ),
リュドミラ・モナスティルスカ(Sp:アビガイッレ),
アンドレア・カレ(T:イズマエーレ),
マリアンナ・ピッツォラート(Sp:フェネーナ),
ヴィタリー・コワリョフ(Bs:ザッカリーア),
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団,
ニコラ・ルイゾッティ(指揮),
ダニエレ・アバド(演出)

88875059359
(DVD)
\4000→\3690

 世界最高のテノール歌手からバス・バリトンへオペラでの活動をシフトさせ、ここ数年未曾有の大成功を収めているプラシド・ドミンゴ。
 シモン・ボッカネグラ、リゴレット、ルーナ伯爵などに続いて手掛けたヴェルディ・オペラが「ナブッコ」の題名役。
 昨年4月にロンドンのロイヤル・オペラでプレミアとなった「ナブッコ」の映像がソニー・クラシカルから登場します。ヴェルディ3作目のオペラとなる「ナブッコ」(原題は「ナブコドノゾール」)は、彼にとって初の大成功を収めた作品であり、中でも「行け、わが想いよ、金色の翼に乗って」は、イタリア第二の国歌ともいえるほどの人気を博したナンバーです。
 ナブコドノゾール=ネブカドネザルは旧約聖書に登場するバビロニアの王の名前であり、彼とその娘アビガイッレの確執を中心に物語が展開していきます。
 なぜ王はこんなに勇敢な自分に王位を譲らず、妹であるフェネーナばかりをかわいがるのか…そんな思いにとらわれたアビガイッレに突き付けられた真実。それゆえに湧き上がる野心。バビロニアとヘブライ人の戦いのさなかに歌われる前述の「行け、わが想いよ」の歌の素晴らしさなど、見どころ満載の意欲作です。
 今回、ドミンゴが手がけるのが、様々な思惑に揺れつつも確固たる態度を貫く王ナブッコ。この役に初挑戦の彼、上演時既に72歳を超えているはずですが、衰えているはずの声さえも貫録に変えてしまうのはさすが大物。
 もちろん他の歌手たちも万全の出来です。サンフランシスコ歌劇場音楽監督で、日本ではサントリーホールのホール・オペラでも知られる名匠ニコラ・ルイゾッティ。ダニエレ・アバドの演出も納得の仕上がり。壮大な物語をご堪能ください。

 【収録】2013年4月、ロンドン、ロイヤル・オペラ・ハウスでのライヴ















2/19(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

CHALLENGE CLASSICS


CC 72656
(SACD HYBRID)
\2600
EXTEMPORE(即興の)〜シークレット・キー・マスターズ
 1. ミヒャエル・ゲース:Extempore I
 2. マリオン・フォン・ティルツァー:星をかぞえて
 3. フランス・エールハルト:チキン・ダンス
 4. マリオン・フォン・ティルツァー:アポロ14
 5. ミヒャエル・ゲース:Extempore II
 6. フランス・エールハルト:フローティング・ストリーム
 7. マリオン・フォン・ティルツァー:失望にまつわるバラード
 8. ミヒャエル・ゲース:Extempore II
 9. フランス・エールハルト:イン・ミー・ミリアム
 10. マリオン・フォン・ティルツァー:恋にまつわる小さなお話
 11. フランス・エールハルト:物事の仕切り直し
 12. ミヒャエル・ゲース:Extempore IV
 13. フランス・エールハルト:秋の朝
 14. マリオン・フォン・ティルツァー:隣人の喜び
ミヒャエル・ゲース
フランス・エールハルト
マリオン・フォン・ティルツァー
 (ピアノ)
 プレガルディエンの共演ピアニストとしてもおなじみのゲースの即興

 録音:2014 年3 月

 チャレンジやジグ=ザグ・テリトワールのプロデューサーなども務めるクラシック界屈指のプロデューサー、ファン・デア・ヴォルフの呼びかけに集まった三人のピアニストによる即興演奏。
 プレガルディエンとの共演でもおなじみのミヒャエル・ゲースによる即興は静謐の不思議な世界。ゲースだけでなく、作曲家、そしてジャズ=ポップのピアニストとしても活躍するマリオン・フォン・ティルツァー、演劇などジャンルを問わずに舞台で活躍するフランス・エールハルトという3 人の演奏が収録された、魅力の1 枚です。




EVIDENCE


EVCD 007
\2600
マクサンス・シラン〜nocturnes
 A tale from the past/ Arc de triomphe/
 Dream over the bridge/ Velours poussiere/
 China club/ La Bellevilloise/ In the grey of the sky/
 The frozen palace/ Paris spleen/ Itwas a very good night
マクサンス・シラン(作曲、ピアノ)
 マクサンス・シランはクラシック・ピアノを学んだあと、テクノの名曲をピアノのみでカヴァー、さらに、シャネルなどのブランドのイヴェントでもピアノやチェンバロを演奏するなど、マルチに活躍するピアニスト=コンポーザーです。このnocturnes は、シラン自らが作曲した作品集。ショパンやサティを思わせる瞬間もある、非常に聴きやすい1 枚です。




HMF

HMU 907635
\2700
MONTAGE〜グレート・フィルム・コンポーザーズ・アンド・ザ・ピアノ
 ブルース・ブロートン:ピアノのための5つの小品(2010)
 マイケル・ジアッキーノ:コンポジション430(2013)
 ドン・デイヴィス:サーフェス・テンション(2013)
 アレクサンドル・デスプラ:抱擁(3つのエチュードより)(2012)
 ジョン・ウィリアムズ:会話(2012-13)
 ランディ・ニューマン:ファミリー・アルバム
  ‘アルフレード、エミール、ライオネル・ニューマンへのオマージュ’(2013)

グローリア・チェン(ピアノ)

 「E. T. 」「マトリックス」「ミッション・インポッシブル3」「トイ・ストーリー3」・・・売れっ子映画音楽作曲家達が書いたピアノ・ソロ音楽集

 録音:2014 年4 月20-21 日

 現在活躍中の6 名の映画音楽作曲家たちによる作品を集めたCD。映画音楽作曲家たちがスクリーンを離れたとき、彼らが見る夢の中ではどんなメロディやハーモニーが鳴り響いているのだろうか?気鋭のピアニスト、グローリア・チェンが、彼らのピアノ・ソロ新曲を録音し、この問いに対する答えを導いています。
 ブルース・ブロートン(b.1945) は、ケビン・コスナー主演の西部劇「シルバラード」音楽などでアカデミー賞音楽賞にノミネートされるなど、多くの映画音楽およびTV などの音楽を手掛けています。
 マイケル・ジアッキーノ(b.1967) は、「レミーのおいしいレストラン」や「カールじいさんの空飛ぶ家」などのピクサー映画の音楽など、さらに「ミッション・インポッシブル3」の音楽なども担当し、2008 年のアカデミー賞授賞式では音楽監督を務めたという大物。バロック風の組曲的でもあり、ジャズ風でもあり、「ミッション・インポッシブル」を彷彿とさせる瞬間もあるなど、様々なイメージを喚起する作品です。
 ドン・デイヴィス(b.1957) は、「マトリックス」で一躍有名になった作曲家。有名作品のオーケストレーションも手掛けています。この「サーフェス・テンション」は、ミニマルミュージックのような無機的感と、爆発するようなエネルギーをあわせもつ作品です。
 アレクサンドル・デスプラ(b.1961)は、「英国王のスピーチ」などの音楽を手がけた人物。収録曲は、デスプラの妻にささげられたもので、リリカルで即興的な美しい作品です。
 ジョン・ウィリアムズは、ジャズ・ピアニストとして活躍、さらに「E.T.」などの音楽のほか、「屋根の上のヴァイオリン弾き」の編曲などを手掛けた作曲家で、ボストン・ポップス・オーケストラの指揮者を長年務めた人物。「会話」は、星が降るような美しい瞬間など、様々な魅惑の瞬間がちりばめられた作品です。
 ランディ・ニューマンは、「トイ・ストーリー3」などの音楽を手掛けた作曲家。この「ファミリー・アルバム」は、ノスタルジックなジャズ風のハーモニーが魅力です。




GUILD


GMCD 7415
\2500
大学のための音楽
 ブラームス:大学祝典序曲 Op.80
 ラシュトン:コンクリート(世界初録音)
 ヘガー:
  ソリスト、男声合唱と大オーケストラのための
   《1914年チューリッヒ大学本館落成を記念した祝典カンタータ》Op.42
    (世界初録音)
ヴォルフ・マティアス・フリードリヒ(バリトン)
チューリッヒ芸術大学の学生ソリスト
チューリッヒ男声合唱団
チューリッヒ・ゲイ男声合唱団 《SCHMAZ》
チューリッヒ・アカデミー合唱団
ヴィンタートゥーア・ムジークコレギウム
 チューリッヒ大学の落成100周年を記念したコンサートのライヴ録音。
 ブラームスの名曲「大学祝典序曲」は、引用される学生歌「ガウデアムス」を男声合唱が歌う珍しいバージョン。エドワード・ラシュトン(b.1972)の「コンクリート」、1914年のチューリッヒ大学落成記念に書かれたフリードリヒ・ヘーガー(1841−1927)の「祝祭カンタータ」は世界初録音。

 ※録音:2014年4月24日、チューリッヒ・トーンハレ(スイス)
 

GMCD 7414
\2500
コネクションズ 〜 ヴィオラとピアノのための音楽
 ブリテン:ラクリメ 〜 ダウランドの歌曲の投影 Op.48
 ショスタコーヴィチ:ヴィオラ・ソナタ Op.147
 アル=ザンド:ヴィオラとピアノのための 《ハロウズ・アンド・デルズ》
イヴォ=ジャン・ヴァン・デル・ウェルフ(ヴィオラ)
サイモン・マーロウ(ピアノ)
 メディチ弦楽四重奏団のヴィオリストとして数多くの演奏・録音キャリアを持つイヴォ=ジャン・ヴァン・デル・ウェルフ。ブリテンとショスタコーヴィチ、20世紀の偉大な2つのヴィオラ作品に、カナダの作曲家カリム・アル=ザンド(b.1970)がヴァン・デル・ウェルフのために書いた作品「ハロウズ・アンド・デルズ(Hollows and Dells)」を収録。

 ※録音:2013年12月10日−12日、ライス大学(ヒューストン)





PIANO CLASSICS



PCL0082
\1400
カプースチン:ピアノ曲集
 変奏曲Op.41、トッカッティーナOp.36、
 8つの演奏会用練習曲Op.40より
  「前奏曲」「夢」「トッカッティーナ」
  「パストラール」「間奏曲」「フィナーレ」、
 アンダンテOp.58、
 アリー・バロッソの「ブラジルの水彩画」によるパラフレーズOp.118、
 夜明けOp.26、ピアノソナタ第2番Op.54
キム・スクヨン(pf)
 

PCL0084
\1400
リスト:ピアノソナタ ロ短調
シューベルト:さすらい人幻想曲Op.15
ヤナーチェク:ピアノソナタ「1905年10月1日、街頭にて」
シューベルト(リスト編) :ウィーンの夜会第6番
フィリップ・コパチェフスキー(pf)




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GUILD HISTORICAL



GHCD 2418
\1700→\1590
アドルフ・ブッシュ1949年と1951年のブラームス!
 ブラームス:
  ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調 Op.102*
  ヴァイオリン協奏曲ニ短調 Op.77
アドルフ・ブッシュ(ヴァイオリン)
ヘルマン・ブッシュ(チェロ)*
パウル・クレツキ(指揮)*
フランス国立放送管弦楽団*
ハンス・ミュンヒ(指揮)
バーゼル管弦楽団
 アドルフ・ブッシュが弾く、ブラームスのコンチェルトがGuild Historicalから復刻!

 ブッシュ三兄弟の次男で、ブッシュ=ゼルキン・デュオでも知られる20世紀前半のドイツを代表する名ヴァイオリニスト、アドルフ・ブッシュ。大反響となった「ベートーヴェン(GHCD 2395)」、「ベルリン・レコーディングス(GHCD 2406/07)」に続く、Guild Historicalからの復刻第3弾は「ブラームス」!
 「二重協奏曲」は、弟のヘルマン・ブッシュと共演した1949年録音、「ヴァイオリン協奏曲」は、シャルル・ミュンシュの従兄弟であるハンス・ミュンヒとスイス、バーゼルのオーケストラとの1951年録音。リマスタリングはもちろん、名エンジニア、ピーター・レイノルズ(レイノルズ・マスタリング)によるもの。
 20世紀でもっとも偉大なヴァイオリニストの一人、アドルフ・ブッシュが遺した貴重な録音の復刻にご期待ください!

 ※録音:1949年6月21日(二重協奏曲)1951年12月18日(ヴァイオリン協奏曲)



 


GHCD 2419
\1700→\1590
ストコフスキ 〜
 ブリテン、エネスク、ボロディン、ドビュッシー、バウアー 1947&1949

  エネスク:ルーマニア狂詩曲第1番
  ボロディン(ストコフスキ編):ダッタン人の踊り
  ドビュッシー(ストコフスキ編):沈める寺
  バウアー:サン・スプレンダー Op.19c(世界初録音)
  ブリテン:ピアノ協奏曲 Op.13*
ジャックス・アブラム(ピアノ)*
レオポルド・ストコフスキ(指揮)
ニューヨーク・フィルハーモニック
 巨匠レオポルド・ストコフスキがニューヨーク・フィルを振った1947年と1949年の録音集。
 ジョルジュ・エネスクの「ルーマニア狂詩曲」に始まり、ストコフスキ編「ダッタン人の踊り」と、ストコフスキがオーケストレーションを施したドビュッシーの前奏曲集より「沈める寺」、そしてアメリカの女流作曲家マリオン・バウアー(1882−1955)の世界初録音となった「サン・スプレンダー」など、"音の魔術師"ストコフスキの魅力が凝縮されたプログラム。
 ブリテンのピアノ協奏曲でソリストを務めるのは、同曲のアメリカ初演も務めたアメリカのヴィルトゥオーゾ、ジャックス・アブラム。

 ※録音:1947年、1949年/ピーター・レイノルズ&レイノルズ・マスタリング


GUILD LIGHT MUSIC


GLCD 5225
\2000
軽音楽の黄金時代 〜 モア・ジェムズ・フロム・ザ・1930s
 ヴィエナ:ミッキー・マウスの結婚
 コスタ:ア・フランゲサ
 アンクリフ:テンプテーション・ワルツ
 プレッソウ:レッド・デヴィル
 ヤング:ダンシング・バタフライ/他
ダヨス・ベラ(指揮)&
 ヒズ・オーケストラ
メイフェア・オーケストラ
フレディ・カウフマン(指揮)&
 ヒズ・オーケストラ
エディット・ローランド(指揮)&
 ハー・ヴィーアニーズ・オーケストラ、他
 ライト・ミュージックの黄金時代を回顧する名物シリーズ。1930年代録音の第4弾。当時人気を集めたオーケストラたちが演奏した、宝石のような音楽たちが生々しく蘇る。

 ※録音:1930年−1939年/リマスタリング:アラン・バンティング
 

GLCD 5226
\2000
軽音楽の黄金時代 〜 高速道路 〜
 1960年代のプロダクション・ミュージック

  ファーノン:ザ・ビッグ・ナイト/
  ロジャー:パペット・パレード/ジョンソン:ラプソディー/
  スコット:チャイナ/ウィリアムズ:スポーツ・フラッシュ/
  オルウィン:高速道路/
  キャンベル:マウンテン・スプレンダー/
  コールズ:ホリデー・ムード/
  ヤング:パシフィック・ハイウェイ/
  ブラックムーア:クリスタル・クリア/他
ロバート・ファーノン(指揮)
クイーンズ・ホール・ライト・オーケストラ
ウォルター・ストット(指揮)
テレキャスト・オーケストラ
クロフォード・ライト・オーケストラ、他
 "ライト・ミュージック"第126集は、ケネス・オルウィンの「モーターウェイ」や、メル・ヤングの「パシフィック・ハイウェイ」など、高速道路がテーマ!

 ※録音:1960年−1962年/リマスタリング:アラン・バンティング


<国内盤>


AEON


MAECD1440
(国内仕様盤)
\2800+税
ベルナール・フォクルール歴史的オルガンのための新作楽曲さまざま
 1) トッカータ(2001)
 2) 色とりどり、笛さまざま(2007)
 3) わたしの肌は黒い 〜
  ソプラノ、ツィンクとオルガンのための(2012)
 4) ああ、あなたはなんと美しい(2009)
 5) 「レ・ファ・ミ・ソ」によるカプリッチョ(1986)
 6)-10) 鏡 〜
  アルノルト・シュリック(1460頃〜1521以降)の
  「ごきげんよう、聖母さま(サルヴェ・レジーナ)」と対話する六つの詩節
ベルナール・フォクルール(各種歴史的オルガン)
使用楽器:
 ハンブルク聖カタリナ教会、アルクマール(オランダ)
 聖ラウレント教会 ボーファイ(ベルギー)
 福音書記者聖ヨハネ教会 ボッシュ(ベルギー)
 聖母被昇天教会 キュキュロン(フランス)
 ボーリュー聖母教会
4) アリス・フォクルール(ソプラノ)
4) ランベール・コルソン(ツィンク)
 オルガニストは即興演奏が仕事、つまり作曲センスも恵まれている…アンビエントな音響空間、しなやかに!
 上述のとおり、歴史的オルガンの演奏にかけては現代屈指の大御所となりつつあるベルナール・フォクルールですが、なにしろ本職のオルガン奏者は基本的に即興演奏するのが仕事ですから、それはつまり、毎日のように新しい音楽を即興で組み立てているということでもあり、作曲家に転じて大きな成功をおさめた人も少なくないところ(バッハ、ブルックナー、メシアン、フランク…)、その伝統を確かに受け継ぐ「作曲家としての顔」も持っています。
 過去いくたびか作品をまとめてCD化してきた実績もありつつ、ここでは彼自身が演奏者となって、歴史的オルガンを使ったネオ古楽としての新作の数々をあざやかに披露!
 一部のトラックでは、欧州の古楽シーンで多忙な活躍を続けるツィンク(金管ふうの吹き口をつけたルネサンス期の木管楽器)の名手コルソン、古楽歌手として徐々にいろいろなところで名を見るようになってきた娘アリス・フォクルールらとも共演、さらにルネサンス期の声楽曲を丁寧にオルガンで弾きながら自作品を交えた「鏡」のような意欲的な作品も。
 作品解説日本語訳も付加しますが、聴くほどにクセになるアンビエントな音響世界は「考えるより浸りたい」境地かも。思わぬ1枚です。




ALPHA



Alpha183
(国内仕様盤)
\2800+税
苦悩と悦楽〜17世紀ローマ楽派の世界〜
 1.作者不詳(おそらくL.ロッシ):
  5人の歌い手のためのカンタータ「悔悟する罪人」
 2.マッツォッキ:3声のアリア「悔悟し、神に向きなおる者」
 3.マリーニ:パッサカーリョ(パッサカリア)
 4. カリッシミ:6人の歌い手のためのオラトリオ「イェフタ」
アンサンブル「閣下の楽師たち」
 (ロス・ムシコス・デ・ス・アルテーサ)
指揮:ルイス・アントニオ・ゴンサレス(cmb)
 「バロック」とはまさに、この時代のローマの芸術のこと。17世紀の粋、声と楽器による官能の瞬間、続々!
 「バロック音楽」というと、ついバッハやヴィヴァルディなど教科書的にバロックに分類されてきた作曲家のことを思いがちですが、これはもともと美術用語。均整を重んじたルネサンスへのアンチテーゼ、という原義に立ち帰るなら、カッチーニやモンテヴェルディら「イタリア最初期のオペラ」の作曲家たちがやっていたことがバロックであって、その後スカルラッティやコレッリら17世紀後半の世代は逆に均整へと向かう時代、つまり狭義には「ポスト・バロック」なわけです。
 そのうえで、17世紀のローマで、カラヴァッジョに続く画家たちやベルニーニのセンシュアルな彫刻のかたわら、真の意味でのバロック作曲家たちがどんな音楽を作ってきたか?
 答えはすべて、ここにあり...キリスト教にまつわる物語の人間らしさ、苦しみと快楽を「血の通った」表現にしてみせた声楽芸術家たちの至芸を、すんなり耳になじむ自然派録音+古楽器演奏+絶妙古楽歌唱で聴かせてくれる欧州古楽勢の確かさに打たれます。
 充実解説日本語訳付、歌詞抄訳で内容把握も完璧——バロックの真髄に息づく快楽、さすがはAlpha!と唸る逸品なのです。




ARCO DIVA



UP0140
(2CD)
(国内仕様盤)
\4000+税
〜幻の「ドヴォルザーク最初のオペラ」、
  原作通りのドイツ語歌唱による世界初録音〜

 ドヴォルザーク:
  歌劇「アルフレート(アルフレッド大王)」 B16

   〜全3幕の史歌劇(『悲劇的序曲』B16a付)
フェリクス・ルンプ(Br)
ペトラ・フレーセ(S)
フェルディナント・フォン・ボートマー(T)
イェルク・ザブロフスキ(Br)
ペテル・ミクラーシュ(Bs)
ハイコ・マティアス・フェルスター指揮
プラハ放送交響楽団
チェコ国立ブルノ・フィルハーモニー合唱
団(合唱指揮:ペトル・フィアラ)
 世界初録音として堂々登場、ドヴォルザーク最初のオペラが、神々しいほど冴えわたる名演でいま甦る!
 ドヴォルザークのオペラ?と思う方もおられるかもしれません。また、Supraphonの音源を漁れば『ルサルカ』以外の秘曲まで一通りあるでしょう?という通なバイヤー様もおられることとは思います。
 ともあれ、これはチェコ本国が誇るArcoDivaレーベルが堂々「世界初録音」を謳って世に送り出す最新録音…交響曲や室内楽、合唱曲だけでなく、大先輩スメタナのかたわらオペラの世界でも活躍をみせていたドヴォルザークではありますが、この若書きの一編は彼が生まれて初めてオペラという作曲形態で書きあげた大作。
 当時チェコはオーストリア領で、チェコ語のオペラも数多く上演がなされるようになってはいたものの、本作は諸般の事情(解説参照)からドイツの詩人ケルナーが上梓したドイツ語台本にそのまま曲がつけられており、喜歌劇ではない正統派オペラの世界で、若きドヴォルザークがいかに緻密な作曲センスを発揮しえたか思い知らされる内容に瞠目!
 充実の歌手陣のかたわら、フェルスターのタクトが冴えに冴えわたる——15分にもおよぶ序曲から興奮度満点、その勢いも最後まで裏切られません。完全粗筋&充実解説訳付!




MUSIQUE EN WALLONIE



MEW1575
(国内仕様盤)
\2800+税
ジョンゲン:管弦楽のための作品集
 〜ベルギー近代の巨匠、フランス近代と
    ドイツ晩期ロマン派のあいだで〜
 1. 絵になる情景 作品56
 2. 悲しきサラバンド 作品58
 3. ヴィオラと管弦楽のための連作(組曲)作品48
 4. なつかしき思い出(親密なるページ) 作品55
ジャン=ピエール・アーク指揮
ベルギー王立リエージュ・フィル管
ナタン・バウド(ヴィオラ独奏)
 近年とみに注目度をあげたベルギー近代の巨匠!なかなか味わえない絶品管弦楽曲、本場から届きます。
 ジョゼフ・ジョンゲンは、ラフマニノフやレーガーと同い年。祖国ベルギーは、オランダ語圏とフランス語圏が存在する多言語国家ながら、1900年前後までは公用語は全面的にフランス語——19世紀には隣国フランスとの文化的親和性も高く、フランス文学界の大御所の多くがベルギー出身だった時代も(『青い鳥』のマーテルランクや『死都ブリュージュ』のロダンバックなどもそう)。ドビュッシーやフランク派などのフランス近代の語法にも早くから対応した作曲家が多い一方、反対側の隣国ドイツの古典派〜ロマン派音楽にもフランス人以上にうまくなじみ、フランクやルクーに連なる「アール・ヌーヴォーの音楽」といってもよい美的世界が紡がれた場所でした。ベルギーのR.シュトラウスかエルガーか...ともいうべきジョンゲンは、緻密な書法でドイツ風の構築感覚をみせつつ、ドビュッシーやフォーレの旋法的な音使いもたくみに取り入れた絶美の音楽を紡ぎ、室内楽を中心に近年音盤はとみに増え、日本にもファンを大いに増やしてきた巨匠!
 しかし管弦楽曲は録音がきわめて少なく、本場の名門楽団のしなやかな名演で、1910年代の傑作4編を味わえる本盤は待望すぎるほどのリリース。もちろん解説訳付!




PASSACAILLE


PSC989
(国内仕様盤)
\2800+税
バッハと同時代の教会カンタータさまざま
 1. バッハ:教会カンタータ第27番「誰が知ろう、わが終わりの近きことを」BWV27
 2. バッハ:教会カンタータ第55番「わたしはみじめな罪深きしもべ」BWV55
 3. ホフマン:教会カンタータ「打ち鳴らせ、待望の時」(伝BWV53)
 4. テレマン:哀悼のカンタータ「しかし汝ダニエルよ」TWV4:17
 5. バッハ:教会カンタータ第159番「いざ、我らイェルサレムへ」BWV159
マルセル・ポンセール(ob)指揮
アンサンブル・イル・ガルデッリーノ(古楽器使用)
ゲルリンデ・ゼーマン(S)
ダミアン・ギヨン(C-T)
ヤン・コボウ(T)
ドミニク・ヴェルナー(Bs)
 大御所!コープマンやヘレヴェッヘらの頼れる共演者ポンセールの指揮で「同世代感覚のバッハ」の世界を。古楽大国ベルギーの先端で活躍してきたトラヴェルソ奏者ヤン・ド・ヴィンヌは、自ら主宰するPassacailleレーベルで、自ら共同主宰するアンサンブル・イル・ガルデッリーノの名盤を数多く制作しています。
 「共同」というのは、もうひとり凄腕の指揮者がこのアンサンブルをまとめているから。それはマルセル・ポンセール!そう、コープマンのアムステルダム・バロック管やミンコフスキのルーヴル宮音楽隊、ヘレヴェッヘのシャンゼリゼ管楽楽団など超一流の古楽バンドでオーボエ・セクションを守ってきた大御所中の大御所です。
 古楽系のオーボエ奏者はバッハのカンタータ演奏に携わる機会が非常に多く、ポンセール自身もこうした自主企画のアイデアは豊富のよう。
 ここでは哀悼カンタータ系のドイツ作品をまじえ(うち1曲は、長くバッハ作とされてきたM.ホフマンの名曲!)各パート2人ずつほどのリアルな18世紀編成で抑揚ゆたかに...フランス古楽界の多忙な実力派エマニュエル・バルサ(vc)やアニマ・エテルナの打楽器奏者プラーティンク、名歌手陣など凄腕ばかりの演奏陣の才覚は圧倒的!じっくり聴きたい上質バロック盤、またひとつ!




RAMEE


RAM1401
(国内仕様盤)
\2800+税
J.H.シャインと、ライプツィヒの町楽師の伝統
 〜コラールと、吹奏楽と〜

 シャイン:
  ①カンツォーナ「コロラリウム」
  ②わたしは口を閉ざす(詩編 第39編)
  ③主が、あなたの苦難に耳を貸しますよう(詩編 第20編)
  ④『音楽による祝宴』第7の組曲
  ⑤わたしを憐れんでください、主なる神よ
  ⑥主キリスト、神のただひとりの子
  ⑦起きて輝け、シオンよ⑧4声のパドゥアーナ
  ⑨「あなたに望みをかけます、主よ」によるファンタジア
 クリーガー:⑩ファンタジア ニ短調
 H.バッハ:⑪「わたしを憐れんでください、主なる神よ」によるフーガ
 ライヒェ:⑫4声の第12フーガ⑬4声のソナティナ
 シェッレ:⑭今ぞ来たれ、異邦人の救い主
 J.S.バッハ:⑮「アダムは堕落し、人みな罪に染まり」によるフーガ BWV705
   ※曲順は①②⑩③④⑪⑤⑫⑥⑭⑬⑦⑧⑨⑮
ランベール・コルソン指揮
アンサンブル・インアルト(古楽声楽集団)
アリス・フォクルール、
ベアトリス・マヨ=フィリプ(ソプラノ)
レイナウト・ファン・メヘレン(テノール)
 「ドイツ三大S」の名は、伊達じゃない。シュッツ、シャイトらと並ぶ名匠シャインの金管と歌を、当時の楽器で!
 バッハ以前のドイツ・バロックの大家としては、やはり巨匠シュッツとその同時代人ふたり、いわゆるドイツ三大Sの存在が大きい…と音楽史の本などで書いてあっても、なぜか録音が少なく注目される機会が少ないのがJ.H.シャイン。
 大バッハより1世紀前のライプツィヒで、高い名声を誇る楽長をしていた人でもありますが、今は古楽界よりも金管界隈で、バロック系の金管五重奏曲などの作曲家として有名かもしれません。
 大御所ブラス・アンサンブルの録音でも折々名を見かけるところ、しかし何しろ17世紀の作曲家だけに、アクセントの効いたサウンドと滋味あふれるオーガニックな響きが美しい「当時の金管合奏」で聴きたいところ...この録音では、17世紀製の素晴しいオルガンが残るドイツ北部のゴットルフ城を録音場所に、シャインをはじめとする巨匠たちの金管合奏曲のほか、オルガン曲や歌をまじえた作品も一部収録、バッハ前夜のライプツィヒの楽師たちの伝統にも迫る解説も充実、後年の同市の発展を準備した豊かな音楽文化をたっぷり味わえます。
 ブランデンブルク協奏曲第2番の初演者とも目される喇叭奏者ライヒェの曲がさりげなく収録されているのも憎いところ!知れば知るほど、の1枚です。




RICERCAR


MRIC348
(2CD)
(国内仕様盤)
\3700+税
ハンブルク・オルガン楽派の大立者
 マティアス・ヴェックマン:
  ①おお、聖三位一体の麗しき光
  ②カンツォーナハ長調(I)③ファンタジア ニ長調
  ④カンツォーナハ短調 ⑤救世主イエスに讃美あれ(I)
  ⑥今ぞ喜べ、キリスト者たち
  ⑦カンツォーナ ニ短調 ⑧来たれ、聖霊、主なる神
  ⑨第2旋法によるマニフィカト ⑩神よ讃美あれ、祝福あれ
  ⑪カンツォーナハ長調(II)⑫プレアンブルム(前奏曲)
  ⑬ああ、我らは哀れなる罪人たち
  ⑭足鍵盤を用いた第1旋法によるフーガ ニ長調
  ⑮救世主イエスに讃美あれ(II)
  ⑯カンツォーナ ト長調 ⑰我らに来たるは救いの主
ベルナール・フォクルール(オルガン)
使用楽器:
 ハンブルク聖カタリナ教会
  (シュテルヴァーゲン1647年建造・フレントロープ工房により復元)/
 ホレルン聖マウリティウス教会
  (シュニットガー1690年建造)/
 シュターデ聖コスメ&ダミアン教会
  (フース&シュニットガー1675年建造)
 バッハ以前のドイツ北方オルガン音楽、大物登場!三つの歴史的楽器で、大御所フォクルールの名演を。
 生前オルガン奏者として名をあげてきた「音楽の父」バッハが、17世紀のドイツ北方で養われてきた演奏伝統に多くを負っていたことは有名。
 名匠ブクステフーデの演奏を聴きに徒歩で大旅行をしたことも、寄宿学生時代にハンブルク(故郷からはたいへんな遠隔地!)が近かったのをよいことに多くの銘器にふれる機会を得ていたことも、広く知られているとおり。
 現代における歴史的オルガン演奏のパイオニアのひとり、古楽大国ベルギーの大御所ベルナール・フォクルール(バッハのオルガン作品全集などで『レコ芸』特選にも輝いた実績あり)は、そうしたバッハ以前のドイツ北方の巨匠たちの音楽世界と丁寧に対峙、Ricercarで彼らのひとりひとりに光をあてるアルバム作りを続けてきました。
 新録音は、これまでの盲点でもあったルネサンスとバロックをつなぐヴェックマンの作品集。声楽曲やチェンバロ曲でも知られ、親友フローベルガーが伝えたイタリア・フランスの伝統も自在に咀嚼した大御所です。
 ドイツ北方の三つの銘器の深みある美音もたまりません。解説全訳付で、音楽史上の大物の世界を堪能させてくれる逸品、お見逃しなく!




若林工房



WAKA 4181-82
(2CD)
\3700(税込)
メジューエワ/「J.S.バッハ・アルバム」
 イタリア協奏曲 BWV971
 カプリッチョ「最愛の兄の旅立ちに寄せて」 BWV992
 イタリア風アリアと変奏 BWV989
 半音階的幻想曲とフーガ BWV903
 ゴルトベルク変奏曲 BWV988
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
 作品の内奥にある真実を見つめる ——— 時空を超えた魂の対話「ゴルトベルク変奏曲」の再録音を含む充実の二枚組!J.S.バッハ・アルバム/イリーナ・メジューエワ

 録音: 2013〜2014 年、新川文化ホール、富山県魚津市/STEREO / DSD 録音、発売元:若林工房

 二年の歳月を経て、メジューエワがふたたびバッハに帰ってきました。
 きわめて高い評価を獲得した前回の「りゅーとぴあライヴ」(2012 年録音、WAKA-4169)をさらに上回る、凄い「ゴルトベルク変奏曲」の登場です。
 今回のホール・セッション録音は、リピート(繰返し)指示をすべて実施(アリア・ダ・カーポでのリピートまで敢行)している点で、前回と大きく異なります。
 演奏時間は79 分21 秒。緻密に設計されながら即興的な要素をふんだんに備えた解釈は、じつにフレッシュで奥行きが深く、聴けば聴くほどに味わいを増します。千変万化するタッチと色彩感豊かな音色、たゆたうような抒情、引き締まった造型と明確なポリフォニー、テンポの速い変奏曲での目覚ましい超絶技巧、ゆったりとした変奏曲で聞かせる恐るべき精神性の深さ…。これらすべてが自然の佇まいを見せているのは、まさに入神の芸といっても過言ではありません。併録の4曲においても作曲家への敬意と愛情をもってひたすら音楽に奉仕する姿は感動的。「音楽の父」との時空を超えた魂の対話ともいうべき二枚組です。

 ライナーノートより
 「祈りのようなアリアが静かに歌って円環をなし、終わりと始まりが永遠に結びついている。繰り返して聴くほどに味わいは深まり、その美しさが際立っていく。」 (谷口康雄)

 「テクニックを見せるのではなく、曲の本質を見抜き芸術表現に徹しているのだ。大声を上げずに心の響きを奏でているのだ。そして、あくまで「静」を保ちながらバッハの世界に沈潜して行く・・・」(菊池正和)




LIVE NOTES



WWCC-7778
\2000+税
ブラームス:ドイツ・レクイエム 延原武春(指揮)
orchestra JAPAN 2011
木村能里子(ソプラノ)
篠部信宏(バリトン)
コードリベット・コール(合唱)
 ”ドイツ・レクイエム”は2011年未曾有の東日本大震災を追悼するオーケストラ2011オーケストラ・ジャパン(関西主要オーケストラが中心)が2014年3月11日再び再結成した演奏。
 前作”マーラー亡き子を偲ぶうた/交響曲第4番”は特撰盤で評価された。
 

WWCC-7779
\2500+税
スメタナ:弦楽四重奏曲第1番「わが生涯より」
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」
同第2番「ないしょの手紙」
クァルテット・エクセルシオ
 弦楽四重奏の旅の第Ⅲ弾 行き先はチェコ・ボヘミアの旅 スメタナわが生涯/ヤナーチェク名作2曲
 日本では珍しい常設のクアルテット・エクセルシオの息の合った演奏。彼らの響きは郷愁の世界へ誘ってくれる。


<映像>


ALPHA(映像)



Alpha706
(DVD)
(国内仕様盤)
\4800+税
パーセル:歌劇『ダイドーとイニーアス』全3幕 ヴァンサン・デュメストル指揮
ル・ポエム・アルモニーク(古楽器使用)
声楽アンサンブル「アクサンチュス」
ヴィヴィカ・ジュノー(S/ダイドー)
ヘンク・ネーフェン(T/イニーアス)
マルク・モワイヨン(A/魔女、水夫)
アナ・キンタンス(S/ベリンダ)
 再来日大成功!
 Alphaの看板グループの新たなDVDは2月来日の「大物」V.ジュノーらとの、息を飲む傑作!
 ル・ポエム・アルモニークといえば、20世紀末いらいのフランス古楽界の大躍進を音盤シーンで盛りあげてきたAlphaレーベルで、レーベル創設時から看板グループとして活躍を続けている超・注目株!
 昨年11月の来日公演も王子ホール完売、所沢と神戸でも驚くべき評判で(会場CD販売も大いに盛り上がりました)、日本のファンの熱いまなざしが再確認されたところ、昨年末ご案内したクープラン新譜の盛り上がりもさめやらぬうちに、今度は久々のDVDが!
 リュリの最初期のフランス・オペラ作品で世界的ヒットを飛ばした彼らが、当時フランス王室の庇護下に亡命生活をおくるうち完全に「フランスびいき」になった英国王の宮廷でも演奏されていたらしいという「英国のオルフェウス」ことパーセル唯一の正統派オペラをあざやかに。アクロバットを交えた舞台上の演出も実にみごとなら、演奏解釈の確かさはまさに息を飲むほど——
 独唱には過去10年ほどで大躍進をとげ、2月のヴィヴァルディ「オルランド」上演でビオンディと来日するヴィヴィカ・ジュノーほか、名歌手続々!
 字幕完備・充実解説日本語訳付の日本流通仕様で隅々まで堪能したい新名盤...来日の興奮さめやらぬ今、さらなる注目を!




BELVEDERE(映像)


BELVED 10153
(DVD)
\4000
ワーグナー:ジークフリートの冒険〜
 子供のための「ニーベルングの指環」

   (三澤洋史:編曲、
    マティアス・フォン・シュテークマン:脚色)
イェンドリク・シュプリンガー(指揮)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団の14人の奏者
森の小鳥:ダニエラ・ファリー
ブリュンヒルデ:イルディコ・ライモンディ
ジークフリート:ヘルヴィヒ・ペコラーロ
ヴォータン:アードリアーン・エレート
ファフナー:ヤーヌス・モナルハ
ヘルミヴィーゲ、ヴォークリンデ:テオドラ・ゲオルギュ
ヴァルトラウテ、ヴェルグンデ:ゾフィー・マリレイ
ロースヴァイゼ、フロースヒルデ:ゾルヤナ・クシュプラー
ローゲ:クリスティアン・ヘルデン
 15時間の楽劇を1時間あまりに凝縮

 STEREO Surround 5.1、16:9、ドイツ語歌唱、字幕:独、英、仏、68’ 35”、リージョンAll、NTSC

 2004 年、新国立劇場が子供のために「指環」を再構成し上演したところ大好評で、ウィーン国立歌劇場でも2007 年に上演されました。その後、チューリヒ歌劇場でも上演され2008 年にはウィーン版が新国で凱旋公演されました。
 ヴォータンが身勝手に他人の黄金を奪ったり、ジークムントとジークリンデの近親相姦やジークフリートが殺されるといった人間不信に陥る要素は排除され、最後にヴォータン、ファフナー、ラインの乙女、ローゲ、森の小鳥、ジークフリート、ブリュンヒルデが手を繋いでみんな仲良く「愛の救済」の動機を合唱します。
 これはこれでなかなか感動的で子供たちだけでなく大人にも楽しめるDVD です。編曲者の三澤洋史氏は新国立劇場合唱団の合唱指揮者で、最近の新国の合唱団の評判の高さは氏の指導によるものでしょう。15 時間の楽劇を1 時間あまりにまとめあげたご苦労に頭が下がります。
 

BELVED 10129
(DVD)
\4000
ワーグナーの最初の音楽劇
 ワーグナー:「妖精」
  (マルク- オーレル・フロロス編曲、
   ダニエラ・バウマン脚色)
キャスリーン・ケリー(指揮)
ウィーン国立歌劇場メンバー
 (弦楽五重奏、Pf,Hp,Perc,Hrn,Cl)
妖精の王:ゾリン・コリバン(Bs)
アーダ 妖精:ダニエラ・ファッリー(Sp)
ツェーミナ 妖精:ドンナ・エッレン(Sp)
ファルツァーナ 妖精:モニカ・ボーイネック(Ms)
アーリンダル トラモント王国の王子:
 ジェルジィ・ネーメツ(Tn)
ローラ アーリンダルの妹:カロリーネ・ウェンボーン(Sp)
グンター トラモント王国の廷臣:ミカエル・ロイダー(Tn)
ゲールノート アーリンダルに使える狩人:
 ハンス・ペーター・カメラー(Br)
ハラルト アーリンダルの将軍:ゾリン・コリバン(Bs)
 2012 年 ウィーン国立歌劇場にて/STEREO、16:9、ドイツ語歌唱、字幕:独、英、47’ 36”、リージョンAll、NTSC
 ヴァウト・ケッケン演出、アグネス・ハズン装置、カルメン・ヴァン・ヒヴェルゼール衣装、ヴィクトリア・ケルン撮影

 20 歳の青年ワーグナーの、完全な形で今に残る最初の音楽劇を子供用に翻案した舞台のDVD 化。
トラモント王国の王子アーリンダルが狩りに出かけ、牝鹿を追い詰め矢で射たところ牝鹿は美しい妖精アーダに変身する。アーリンダルとアーダは2 児をもうけ幸せに暮らす。その後、いろいろごちゃごちゃがありはするものの最後はめでたしめでたしのメルヘン。子供むけとはいえ、映像で観られるのは貴重。ワグネリアン必見です。














2/18(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ALIA VOX



AVSA 9908
(2SACD HYBRID)
\5200→\4790

ジョルディ・サヴァール
 戦争と平和 1614-1714

 [disc 1]
 ≪序≫
  1. 小さな「戦争」のためのパヴァーヌ(作曲者不詳)
  2-3. [1613年 オスマン帝国のハンガリー侵略]
   オスマン・マーチ(作曲者不詳)「タクシム」、「トルコ行進曲」
 ≪30年戦争からナイメーヘンの和約まで〜1614 - 1689≫
  4. [1614年-フランクフルト ゲットー略奪]〜
   Ha lahma ‘anya - アルメニアのラメント
  5. [1618年-プラハ 30年戦争のはじまり]〜
   ザミュエル・シャイト作(1587-1654)
    戦いのガイヤルド(5声) カントゥスXXI、
  6. [1624/25年 -スペイン軍によるブレダ包囲]
   ロマンス:Ya es tiempo de recoger/Lope de Vega / 作曲者不詳
  7. [1635年-プラハの平和]
   J.H.シャイン(1586-1630):シオンは語る、主は私を見捨てられた
  8-9. [1636 年-リシュリューのスペインへの宣戦布告]
   ( 作曲者不詳)オーボエによる喧騒、(作曲者不詳)それに続くガヴォット
   [1640 -収穫者戦争 《 El Corpus de Sang( 血の身体)》]
  10-11. [1641 年1月. ポー・クラリスがカタルーニャ共和国設立を提案]
   Catalunya comptat gran ( 伝統曲/ サヴァール編) 、
   カタルーニャ国歌( 伝統曲/ サヴァール編)
  12. [1652 年カタルーニャがルイ13世の統治を受け入れる]
   ギョーム・ドゥマノワール(1615-1697):オーケストラ組曲
  13. [1645年-オスマン帝国とヴェネチアの戦い]
   デルヴィス・メーメド:タクシム&マカーム《 Uzzal usules Darb-I feth 》
  14. [1648年-ウェストファリア条約、30年戦争の終わり]
   ローゼンミュラー(1617-1684):神の御業を見よ
  15. [1649年-英国での市民戦争]
   ジョン・ジェンキンス(1592-1678):ニューアーク包囲網
  16. [1652年-カタロルーニャはスペインのフェリペ4世を君主として認める]
   サヴァール:スペインの王フェリペ(器楽と声によるファンファーレ)
  17. [1659年-ピレネー条約]
   ジャン=バティスト・リュリ(1632-1687):ユビラーテ・デオ
    (平和へのモテット LWV 77/16, 1660)
  18. [1669年-ヴェネチアの最後の領土クレタ島がオスマン帝国に支配される]
   マカーム・ラスト《ムラッサ》
  19-21. [1678 年- ニメーグ条約]
   リュリ:『アルセステ』より戦いの行進曲、メヌエット(LWV 50)、
   [1689 年-ウィリアム3世が英国の王に即位]
    ジョン・ブロウ(1649-1708):主をたたえよ、おおわが魂よ
 [disc 2]
 ≪1696-1714年/トリノ条約からスペイン王位継承戦争の終わりまで≫
 ≪1696年-トリノ条約≫
  1-4 シャルパンティエ(1643-1704):テ・デウム
   [1701/1702 年-スペイン継承戦争]
   ビーバー(1644-1704):
    10声のバタッリャ〔5. ソナタ、6. Die Schlacht〕
  7. [1705年-ジェノヴァ協定〜カール3世、バルセロナへ]
   作曲者不詳:Cant dels Aucells quant arribaren los Vaixells
  8-10. [1708 年-カール3世、バルセロナにて婚礼]
   カルダーラ(1670-1736):
    美しき名〔シンフォニア、Coro di Seguaci della virtu、アリア〕
  11. [1710 年-ヨーゼフ1世の死]
   サヴァール:葬送行進曲(ビーバーのレクイエムに基づく)
  12. [神聖ローマ皇帝の即位]
   ビーバー:キリエ(ブリュッセル・ミサより)
  13. [即位の祝典]
   ゲオルク・ムッファト(1653-1704):
    Florilegium II, Chaconne de la Suite IV 《 Impatientia 》
  14-15. [1711年-オスマン帝国、ロシア侵攻]
   マカーム《 Tuna 》、ヴァシリー・ティトフ(ca.1650-1715):
    Beznevestnaya Devo (O Virgo)
  16. [1714年- バルセロナ包囲]
   ヨハン・カスパール・ケルル(1627-1693):王の戦い
  17. [1714年9月11日-バルセロナ降伏]
   ビーバー:10声のバタッリャよりラメント
  18. [バルセロナ包囲の犠牲者への祈り]
   ジョアン・セレロールス(1644-1712):
    ミサ・プロ・デフンクティスより第7曲Hei mihi
  19. [嘆きの音楽]
   カタルーニャ伝承の旋律に基づくサヴァールの創作
 ≪結末≫
 スペイン王位継承戦争終結のお祝い
  20-26.ヘンデル(1685-1759):ユビラーテ・デオ (HWV 279)
ジョルディ・サヴァール
エスペリオンXXI
ル・コンセール・デ・ナシォン
ラ・カペラ・レイアル・デ・カタルーニャ
 サヴァール歴史譚シリーズ最新巻ヨーロッパ17-18世紀の戦争の時代、音楽による歴史物語絵巻

 disc1: 74’57’’ disc2: 75’26’’

 サヴァールの歴史譚シリーズ最新巻は、バロック期のヨーロッパの戦争と平和にまつわる音楽を集めた2 枚組。バロック期、1613 年のオスマン帝国のハンガリー攻撃から、スペイン王位継承戦争が終わる1714 年までという、ヨーロッパの歴史を語る上で欠かせない時代の、歴史的な深い考察に基づいた、音楽による歴史物語絵巻のようなプログラムです。
 ここでサヴァールが選らんだ音楽は、リュリ、ヘンデル、シャルパンティエ、シャイトら、17 〜 18 世紀ヨーロッパを代表する音楽家による、三十年戦争やスペイン王位継承戦争の影響も少なからぬ作品群。サヴァール自身による創作も含み、さらにいつものとおり充実のブックレット(英・仏・独・伊のほか、カスティリャ語、カタルーニャ語)が、音楽の世界をさらにふくらませます。
 ‘戦争’ は、文化、宗教、政治、領土が違うことによって生じる問題を解決するための第一の手段でした。ここではヨーロッパの歴史のある期間を切り取っていますが、対立、戦争、侵略、攻撃、虐殺、侵略、謀略、民族間の紛争・・・歴史上繰り返されてきたこのスパイラルは、これからの我々にとって、行動、言語、考え方の違う他者、世界と関わってゆくには、戦争以外の新しい方法を見つけることが必要不可欠かつ急務である、というメッセージも込められています。




PENTATONE



PTC 5186511
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)
 ショスタコーヴィチ:交響曲第7番 ハ長調 Op.60「レニングラード」
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)
ロシア・ナショナル管弦楽団
 ロシア・ナショナル管によるショスタコーヴィチの交響曲全曲録音シリーズにパーヴォ・ヤルヴィ登場!大期待の『レニングラード』!!

 セッション録音:2014 年2 月/モスクワ音楽院大ホール/I.26’17”+II.11’45”+III.17’16”+IV.17’25”/72’59”

 SACD ハイブリッド盤。
 ロシア・ナショナル管弦楽団によるショスタコーヴィチの交響曲全曲録音シリーズにパーヴォ・ヤルヴィ登場!曲は第7 番「レニングラード」です。2015 年9 月にNHK 交響楽団の首席指揮者となるパーヴォ・ヤルヴィの日本における注目度もさることながら、世界中でひっぱりだこの指揮者による「レニングラード」は期待せずにはいられません。
 古典から現代作品まで膨大なレパートリーを演奏するパーヴォは、作品の時代に合わせて演奏スタイルを変えていますが、オーケストラの統率力に長けた音楽の明確さ、抜群のリズム感はパーヴォのスタイルと言え、キリッとしまった演奏はこの録音でも見事にあらわれております。パーヴォにとってショスタコーヴィチも重要な作曲家のひとりで、2015 年2 月のNHK 交響楽団の定期演奏会で交響曲第5 番を演奏するなど、コンサートでは定期的に取り上げておりますが、録音は意外に少なく交響曲は2008 年4 月に収録したシンシナティ響との第10 番のみです。
 進撃してくるドイツ軍を描き、これと戦う国民の英雄的な姿、最後の勝利への確信が表現された交響曲第7 番「レニングラード」をパーヴォの統率力で演奏しており、抜群の切れ味と細部まで緊密な造形も見事に表現した快演です。
 パーヴォ・ヤルヴィはペンタトーン・レーベルにR. シュトラウスの町人貴族(PTC 5186060)、ストラヴィンスキーの兵士の物語(PTC 5186046)をいずれもドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメンを指揮したディスクをリリースしています。







SUPRAPHON

SU 4172
\2300→\2090
パヴェル・ハース四重奏団が満を持してスメタナを録音!
 スメタナ(1824‐1884):
  (1)弦楽四重奏曲第1番 ホ短調「わが生涯より」(1876)(28’32”)
  (2)弦楽四重奏曲第2番 ニ短調(1882‐83)(19’03”)
パヴェル・ハース四重奏団
 【ヴェロニカ・ヤルツコヴァ
   (1st ヴァイオリン)、
  マレク・ツヴィーベル
   (2nd ヴァイオリン)、
  パヴェル・ニクル(ヴィオラ)、
  ペテル・ヤルシェク(チェロ)
 スメタナ四重奏団の名録音から半世紀。世界を魅了するパヴェル・ハース四重奏団が満を持してスメタナを録音!!

 セッション録音:2014 年11 月29 & 30 日、12 月6 & 7 日/ドモヴィナ・スタジオ、プラハ/DDD、47’47”

 チェコを代表する実力派クァルテット、パヴェル・ハース四重奏団。英グラモフォン・アワード2011 では、ドヴォルザークの「アメリカ」を収録したディスク(SU 4038 / KKC 5170)がレコード・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、これまでに数々の著名な賞を総なめにしてきました。今や世界に活躍の場を広げ、ヤナーチェク、ハース、ドヴォルザークといった祖国の作曲家の作品を中心に精力的な演奏活動を行っております。
 Supraphon レーベル通算6 枚目となる最新アルバムは満を持してスメタナを取り上げました。
 スメタナの代表作のひとつに数えられる弦楽四重奏曲第1 番「わが生涯より」は聴力を失った1876 年10 月頃から作曲を開始し同年末頃に完成されるも、技術的難などにより初演の引き受け手がすぐにはみつからず、完成から約2 年後1879 年3 月26 日に友人のスルブ=デブルノフの家でようやく試演、その3 日後に公開初演されました(試演のみドヴォルザークがヴィオラを担当)。感情と主観のロマン派音楽の特徴を表したスメタナの傑作に数えられます。
 一方、1882 年から翌83 年に作曲された弦楽四重奏曲第2 番は自由な形式の中に激しい衝動と悲愴感に満ちたドラマチックな作品です。なお、これら2 作品はスメタナ四重奏団が、今回の録音場所と同一のドモヴィナ・スタジオにて1962 年に3 月にセッション録音した名盤(SU 4003)がSupaphon レーベルよりリリースされていますが、半世紀を過ぎた今、新時代を担うパヴェル・ハース四重奏団によって新たな名盤が誕生したと言えましょう!




旧譜
イギリス・グラモフォン誌2011年レコーディング・オヴ・ザ・イヤーはだてじゃない
パヴェル・ハース四重奏団
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第13番&第12番
SUPRAPHON SU 4038 1CD\2300→¥2090


 ドイツ在住の知り合いが「パヴェル・ハースって知ってる?」と言ってきた。てっきり作曲家のことかと思ったら、どうやらその名を冠した弦楽四重奏団のことらしい。そのパヴェル・ハース弦楽四重奏団がリリースしたドヴォルザークがすごい人気だというのだ。本当か嘘か聴いてみるとするか・・・。
 そうしたら、なるほど人気が出るのもうなずける、鮮烈でとても美しい演奏。現代的と言っていいのか、きわめてカッコいい。ノリノリなのである。なんだか「アメリカ」なんて、大好きな機関車を追いかけて大草原を踊りながら走っているドヴォルザークが目に見えるようである。しかしリズムの取り方が個性的で、聴きなれた旋律でさえいつもとちょっと違う。いい意味でギクシャクとして素直に終わらない。一筋縄でいかない連中なのである。
 そうしたら、気づいたらイギリス・グラモフォン誌の2011年最高アルバム賞(レコーディング・オヴ・ザ・イヤー)を受賞してしまった!正確には2010年のリリース・アルバムなのだが、2011年に聴いた最高の1枚と言っていいでしょう。

 ここで彼らの演奏がちょっと聴けるのでもしよかったらどうぞ。http://www.intermusica.co.uk/pavelhaasquartet

Dvorak: String Quartets Nos. 12 & 13
SUPRAPHON
SU 4038
\2300→¥2090
パヴェル・ハース四重奏団/ドヴォルザーク
 ドヴォルザーク:
  弦楽四重奏曲第 13 番ト長調 Op.106, B 192
  弦楽四重奏曲第 12 番ヘ長調 Op.96, B 179「アメリカ」
パヴェル・ハース四重奏団
当代の旗手パヴェル=ハース・クァルテット最新録音ド ヴ ォルザークの「アメリカ」&第13番

録音:2010年6月3、6、29 & 30日プラハ、ルドルフィヌム(デジタル・セッション)/DDD、ステレオ、63’14”

2004 年にフィレンツェでヴィットリオ・E・リムボッティ賞、翌年 5 月にはプラハの春の国際コンクールで優勝、さらにその翌月には世界三大弦楽四重奏コンクールのひとつパオロ・ボルチアーニ・コンクールでも優勝と、圧倒的な実力で次代を担うアンサンブルとしておおきな注目を集めるパヴェル=ハース・クァルテット。第 4 弾アルバムは 2010 年 6 月にセッション収録されたばかりの最新録音で、かれらのルーツ、ドヴォルザークを取り上げています。
「新世界交響曲「」チェロ協奏曲」と並ぶアメリカ時代の最良の成果で、親しみ易いメロディから当ジャンル屈指の人気曲「アメリカ」。そして、パヴェル=ハース・クァルテットが 2009 年秋のツアーを通じて完璧に仕上げてきた「第 13 番」は、ドヴォルザークのアメリカ帰還後に着手され、休養明けに完成させた最高傑作。いずれの演奏も、敬愛するドヴォルザークへの深い共感を背景に熱い意気込みを強く感じさせるもので、あらたな時代の到来を告げるにふさわしい内容といえるでしょう。





 パヴェル・ハース四重奏団 プロフィール

 2002 年に結成されたパヴェル・ハース四重奏団は、イタリア、モザイク、ボロディン、アマデウスといった名だたる弦楽四重奏団のメンバー、さらにミラン・シュカンパ(元スメタナ四重奏団)やワルター・レヴィン(元ラ・サール四重奏団)といった多くの著名な演奏者から指導を受けてきました。2004 年にフィレンツェでヴィットリオ・E・リムボッティ賞を受賞。翌年5 月にはプラハの春の国際コンクールで優勝、さらにその翌月には世界三大弦楽四重奏コンクールのひとつパオロ・ボルチアーニ・コンクールでも優勝を飾り、若手屈指の実力派団体としてデビュー当初から高い注目を集めました。2009 年には初来日を果たし、日本でも高い評価を得ました。同年、ヤナーチェクとハースの四重奏曲(SU 3877)を収録したアルバムでSupraohon レーベルからデビュー。2007 年にも同作曲家の四重奏曲(SU 3922)を録音し、「パヴェル・ハース」の名を冠すにふさわしい評価を確立しました。
 2010 年にはプロコフィエフ(SU 3957)、さらにドヴォルザーク(SU 4038)の四重奏曲集をリリースし、このディスクはイギリス、グラモフォン誌のグラモフォン・アワード2011 でレコード・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。
 また、2012 年から第2 ヴァイオリンにマレク・ツヴァイベルを加えての初録音となったシューベルトのアルバム(SU 4110)では、同誌グラモフォン・アワード2014 の室内楽部門を受賞し、結成10 年を過ぎ洗練されたアンサンブルでますます世界を魅了しています。



 


SU 4182
\2300→\2090
シュパチェック、手兵とともに
 ドヴォルザーク、スーク、ヤナーチェクを熱演!

  (1)スーク(1874‐1935):
   ヴァイオリンと管弦楽のための幻想曲 ト短調 Op.24(23’05”)
  (2)ヤナーチェク(1854‐1928):
   ヴァイオリン協奏曲「魂のさすらい」(11’45”)
  (3)ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲 イ短調 Op.53(31’10”)
ヨゼフ・シュパチェック
 (ヴァイオリン;
  ジャン・バティスト・ビョーム
   (1855年制作))
イルジー・ビエロフラーヴェク(指揮)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
 若きチェコ・フィルのコンマス、シュパチェック、手兵とともにドヴォルザーク、スーク、ヤナーチェクを熱演!

 録音:(1)(2)2014 年10 月22-24 日/プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホール(ライヴ)(3)2014 年9 月8 日/ドヴォジャーコヴァ、プラハ(ドヴォルザーク・プラハ・フェスティバルにおけるライヴ)/DDD、66’12”

 1986 年生まれの若きチェコ・フィルのコンサートマスター、ヨゼフ・シュパチェックがドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲を録音!シュパチェックはSupraphon レーベルからのデビュー盤となった、ヤナーチェク、スメタナ、プロコフィエフのアルバム(SU 4129)をはじめ、これまでに室内楽のディスクをリリースしておりますが、協奏曲の録音は自身初となります。
 収録作品はチェコの作曲家スークの幻想曲、ヤナーチェクのヴァイオリン協奏曲「魂のさすらい」、そしてドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲の3 篇です。
 ジュリアード音楽院で師事をしていたイツァーク・パールマンの勧めで24 歳のときに名門チェコ・フィルのオーディションを受けたシュパチェックは、2011 年9 月より同団のコンサートマスターに抜擢された逸材で、安定した技術と抜群の音楽性で既に大家を予感させる若き演奏家のひとりです。来日公演での評価も高くとりわけ2013 年11 月、愛知県芸術劇場におけるビエロフラーヴェク指揮、チェコ・フィルとのブラームスのヴァイオリン協奏曲は話題となりました。現在28 歳のシュパチェックがビオラフラーヴェクと手兵チェコ・フィルが魂で感じ取り、敬愛をもって自国の作曲家の作品を演奏しています。新たな名盤登場と言えましょう。
 チェコ・フィルのコンサートマスターとしての活動を主軸にソロや室内楽にも力を入れており、2015 年3 月にはシュパチェク・クァルテット(チェコ・フィル・ストリング・クァルテット)として来日予定です。今後の活躍にも大注目です!

 ヨゼフ・シュパチェック来日公演情報
 2015年3月2日(月)18:45開演 宗次ホール(名古屋/愛知)
 2015年3月3日(火)19:00開演 サルビアホール(鶴見/神奈川)
 2015年3月4日(水)19:00開演 杉田劇場(磯子/神奈川)







DELPHIAN


DCD 34161
\2400
パーセルのリベンジ 〜 ばらの花よりも甘く?
 パーセル:ジェームズ・オズワルドの「緑の上の月光」/
 この辺りに伊達男はいない(オリビア・チェイニー編)/
 ロンドー/夕べの讃歌(アナ・シルヴェラ編)/
 4声のファンタジア第11番ト長調/新しいスコットランドの歌/
 ばらの花よりも甘く(デイヴィッド・マクギネス編)/
 ホーンパイプ/美しい島/
 オールド・サー・サイモン・ザ・キング/
 ジーグ(音楽のはしため第2部より)/魅惑の一夜/
 目を閉じて安らかに眠れ/ジーグ(アブデラザールより)/
 束の間の音楽/オリビア・チェイニー:カシオペア/
 アナ・シリヴィア:ハロス/嘆き/
 アリア《私はどうしたらよいのでしょう》と
  ジェームズ・オズワルドによる変奏曲(デイヴィッド・マクギネス編)/
 アミンタの最初の口づけ(デイヴィッド・マクギネス編)/
 グラウンド上のホーンパイプ
コンチェルト・カレドニア
オリビア・チェイニー(ヴォーカル)
ジェイムズ・ボウマン(カウンターテナー)
アナ・シルヴェラ(ヴォーカル)
ジム・モレー(ヴォーカル)
 ヘンリー・パーセルの"リベンジ"!惹かれあう"古楽"と"ニュー・フォーク"!

 スコットランドの古楽アンサンブルであり、伝統音楽にも精通するコンチェルト・カレドニアの「リベンジ」シリーズ最新作となるのがこの「パーセルのリベンジ」!
 「ニュー・フォーク(nu-folk)・グループ」としてもユニークな活動、チャレンジを展開しているコンチェルト・カレドニアが、イギリス・バロックの巨匠「ヘンリー・パーセル」を題材として、古楽の枠にとらわれない刺激的な新感覚のプログラムを披露!
 優れた古楽プレーヤーたちの合奏による名曲「ロンドー」に代表されるパーセルのオリジナル作品、18世紀スコットランドの作曲家ジェームズ・オズワルドのアレンジによる「変奏曲」、さらにはイギリスのシンガー=ソングライター、オリビア・チェイニーやアナ・シルヴェラの参加、パーセルの旋律をベースとした作品など、時代やジャンルを超越した"パーセルの世界"は、魅力と驚き、発見が満載!
 コンチェルト・カレドニアが惹きあわせたパーセルとニュー・フォークの衝撃的な出会い。スコットランド発、スパイスの効いた"パーセル"を存分に!



 

DCD 34153
\2400
ルミネイト 〜 Live Music Nowスコットランド創立30周年記念
 エディー・マクガイル:2つのための舞踏組曲
 ウィリアム・スウィーニー:ルミネイト 〜 島より
 アラスデア・ニコルソン:弦楽四重奏曲第2番《羊を飼う者》
 ワイルディングス:ベラニー組曲
 ジョン・マックスウェル・ゲデス:キャッスル・マイルズ組曲
エマ・フェルステーク(ソプラノ)
マリアム・シャーハン(ピアノ)
ローラ・マーガレット・スミス(メゾ・ソプラノ)
ジェフリー・タンティ(ピアノ)
ワイルディングス
スペンサー=ストラカン・デュオ
アストリッド弦楽四重奏団
 Live Music Now Scotland 30周年記念!

 故ユーディ・メニューインの提唱により1977年に創設され、数多くの若手演奏家や作品を世に送り出している「Live Music Now」。
 この「ルミネイト」は、1984年に創設された「Live Music Now Scotland」の30周年を記念したプログラム。
 エディー・マクガイルやウィリアム・スウィーニー、アラスデア・ニコルソンなど、スコットランドのリーディング・コンポーザーたちの才気に満ちた室内楽作品を収録。







LOTOS



LT 0157-2
\2700→\2490
バボラーク登場!
 クトナー・ホラ国際音楽祭 2010

  チャイコフスキー(1840-1893):
   ピアノ三重奏曲イ短調「偉大な芸術家の思い出に」Op.50(*)
  ドビュッシー(1865-1918):バラード(ホルンとハープのための編曲版)(+)
  J・S・バッハ(1685-1750)/ドミートリー・シトコヴェツキー(1954-)編曲:
   ゴルトベルク変奏曲 K.988(弦楽三重奏版)から 第8変奏(#)
コンスタンチン・リフシッツ(ピアノ(*))
クロエ・ハンスリップ(ヴァイオリン(*))
イジー・バールタ(チェロ(*/#))
ラデク・バボラーク(ホルン(+))
ヤナ・ボウシュコヴァー(ハープ(+))
ロマン・パトチュカ(ヴァイオリン(#))
ヤクプ・フィセク(ヴィオラ(#))
バボラーク登場!
録音:2010年、ライヴ、クトナー・ホラ国際音楽祭、チェコ
  


LT 0159-2
\2700→\2490
※収録時間39分
イジー・バールタ登場!
 クトナー・ホラ国際音楽祭 2012
  シューベルト(1797-1828):
   ピアノと弦楽のための五重奏曲イ長調「ます」Op.114 D.667
コンスタンチン・リフシッツ(ピアノ)
ロマン・パトチュカ(ヴァイオリン)
カレル・ウンテンミュラー(ヴィオラ)
イジー・バールタ(チェロ)
ペトル・ポペルカ(コントラバス)
録音:2012年、ライヴ、クトナー・ホラ国際音楽祭、チェコ
  ※収録時間39分ほどですがフルプライスです。ご注意ください。



イジー・バールタ(チェロ)
ARCO DIVAのヒット・アルバム

ARCO DIVA
イジー・バールタ(チェロ)
チャイコフスキー(1840〜1893):
 1. アンダンテ・カンタービレ〜弦楽合奏のための
 2. ロココの主題による変奏曲op.33(原典版)
  〜チェロと管弦楽のための
 3.弦楽合奏のための悲歌〜サマーリンを悼んで
 4. 奇想的小品op.62〜チェロと管弦楽のための(原典版)
プロコフィエフ(1891〜1953):
 5. シンフォニエッタ(小交響曲)イ長調 op.48
イジー・バールタ(チェロ)
レオシュ・スワロフスキー指揮
パルドゥビツェ・チェコ室内フィルハーモニー管弦楽団
輸入盤
UP 0145-2
\2800
 あの傑作は、ひどく歪められていた——チャイコフスキーの企図どおりに、それも凄腕の名演で!
 間違いなく現代チェコを代表するチェリスト、異才中の異才イジー・バルタが鮮やかに筋金入りの職人指揮者と描き上げる——
 プロコフィエフの隠れ名作も、引き締まった小編成でぱチェコは隣りのハンガリーとともに、中欧随一の「弦の国」——北の大国に翻弄された時代が長かったからか、仲間同士で「聴き合う」室内楽や室内合奏、小規模合唱などでも素敵な音楽を紡いでくれる団体が多いのですが、度重なる来日で日本でもおなじみの職人的名指揮者スワロフスキーと緊密なタッグを組んできたパルドゥビツェ・チェコ室内フィルはまさに、そうしたチェコならではの室内合奏の良さを理想的に伝えてくれる団体...彼らの最新新譜にはしかし、さらに魅力的な特徴があるのですぱ 今回はチェコと同じく“東の民族”スラヴ系の大国ロシアの2巨頭が主人公...プロコフィエフがまだ若い頃(10 代半ばぱ)に書き上げ、約20 年後に手直しをして手堅い名曲に仕立て上げた『シンフォニエッタ』での緊密かつ優雅なモーツァルト的愉悦の世界(古典交響曲に勝るとも劣らない逸品ぱ)もさることながら、アルバム前半を占めるチャイコフスキー4作品がまた素晴しい——
 スワロフスキーとの信頼関係をありありと示す弦楽合奏2作品のえもいわれぬ滋味とみずみずしさもさることながら、アルバムの白眉はやはり、新譜が出るようで出ないチャイコフスキー畢生の名曲のひとつ『ロココの主題による変奏曲』ぱこの曲は初演者でありチェロの名手でもあり、かつ作曲家としても名をはせたフィッツェンハーゲンの手によって、演奏用の独自改変ヴァージョンが作られ、すでに初演以来100 年以上にわたって、今でも明らかにこちらの方が演奏される機会が多いのですが、それが原作とさまざまな点(変奏の順序の入れ替え、原作にはない展開...)で異なった、まるで別物と言ってもよいくらい換骨奪胎された内容になっていることは、チャイコフスキー・ファンの多くがご存知のとおり。しかも原典版での演奏はめったに録音されない...
 しかしこのアルバムではなんと、おそらく21 世紀現在のチェコで最大級のチェロ奏者といってさしつかえない天才的名手、Supraphon にも名盤あまたのイジー・バルタが、まさしくチャイコフスキーが書いたとおりの「原
典版」でこの傑作を披露してくれるのですぱ聴きなれた作品像を随所でくつがえし、しかも圧倒的な説得力で作品本来の魅力を伝えてくれる——
 バルタとスワロフスキー自身のコメントも収録されている(邦訳付、国内盤のみ)のも嬉しいところ。じっくり聴き究めたい名演集です!




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


AUDITE



AU 21429
(2CD)
\3000→\2690
アマデウス四重奏団RIASレコーディング第4集〜モダニズム
 CD-1
  (1)ブリテン(1913-1976):弦楽四重奏曲第2番 ハ長調 Op.36
  (2)ティペット(1905-1998):弦楽四重奏曲第2番 嬰ヘ長調(1942)
  (3)パーセル(1659-1695):シャコンヌ(チャコニー)ト短調 Z.730
  (4)パーセル:ファンタジア第4番 Z.738
  (5)パーセル:ファンタジア第6番 Z.740
 CD-2
  (6)シェイベル(1905-1960):弦楽四重奏曲第3番「抒情的四重奏曲」
  (7)バルトーク(1881-1945):弦楽四重奏曲第4番 Sz.91
  (8)バルトーク:弦楽四重奏曲第6番 Sz.114
アマデウス四重奏団
 【ノーバート・ブレイニン
   (第1ヴァイオリン)、
  ジークムント・ニッセル
   (第2ヴァイオリン)、
  ピーター・シドロフ(ヴィオラ)、
  マーティン・ロヴェット(チェロ)】
 アマデウス四重奏団の初出音源集、第4弾はハンガリーとイギリスのモダニズム

 セッション録音:(3)(4)(5)1954 年10 月8 日、(7)1955 年5 月8 日、(6)1955 年5 月9 日、(1)(8)1956 年11 月12 日 以上、ジーメンスヴィラ、ベルリン、ランクヴィッツ
 (2)1950 年6 月8 日/クライスザール・スタジオ、ベルリン- シェーネベルク/CD1: 61’52”、CD2: 77’16”、モノラル

 高音質復刻で評判を呼ぶドイツaudite レーベルからリリースされているRIAS 音源によるアマデウス四重奏団の初出音源集。「モダニズム」と題された第4 弾にはブリテン、ティペット、パーセル、シェイベル、そしてバルトークが収録されました。
 パーセルはバロック時代の作曲家ですが、ブリテンの作品との関連で収録されております。弦楽四重奏の定番とも言えるモーツァルトやベートーヴェン、シューベルトを得意としたアマデウス四重奏団ですが、同時代の作曲家の作品、委嘱作品も積極的に演奏してきました。
 ブリテンの弦楽四重奏曲第2 番は、パーセル没後250 年記念に合わせて1945 年に作曲された作品で、アレグロ、ヴィヴァーチェ、シャコンヌ(シャコニー)の3 部で構成されており、パーセルらしさを盛り込み躍動感に満ちた作品です。
 ロンドン生まれのマイケル・ティペットはアマデウス弦楽四重奏団ともしばしば共演した作曲家・指揮者で、現在ほどは知られていなかったパーセルの作品を積極的に取り上げたことや、ホルストが創設した合唱団をイングランドで最も優れた合唱団へと育て上げたことなどでも知られております。
 ハンガリー生まれでイギリスに定住したシェイベルはコダーイに師事し、ジャズ的要素を取り込んだ独自の作風が魅力の作曲家です。
 RIAS 音源による当シリーズは1950 年代に収録されたもので、1948 年に結成したアマデウス四重奏団の意欲と新鮮な解釈に満ちておりますが、当団の魅力である優美な演奏は結成初期からのものだということがわかります。また、演奏の素晴らしさもさることながら、audite レーベルの見事な復刻にも注目で、モノラルながら非常に鮮明な音質で蘇りました。
 なお、これらRIAS 盤は録音の際に各楽章編集なしのワンテイクで収録したとのことですので、セッション録音でありながらライヴさながらの気迫に満ちた演奏となっております。






<国内盤>


FONTEC


FOCD9667
¥2400+税
有森 博(ピアノ) カバレフスキー 4
 J.S.バッハ(カバレフスキー編):前奏曲とフーガ ハ短調 BWV549
 カバレフスキー:6 つの前奏曲とフーガ Op.61 ※1
 J.S.バッハ(カバレフスキー編):
  8 つの小前奏曲とフーガ BWV553-560 より  ※1
 カバレフスキー:
  35 の子供のためのやさしい小品 Op.89 ※2
  4 つのロンドOp.60
  5 つのやさしい変奏曲Op.51

 ※1 演奏者の意図により、2 曲を組み合わせて、交互に収録しています。
 ※2 演奏者の意図により、逆順で収録しています
有森 博(ピアノ)
 ロシア音楽に大変造詣の深い有森博によるカバレフスキー作品集第4 弾です。
 1990 年第12 回ショパン国際ピアノコンクール最優秀演奏賞受賞、1992 年に東京芸大大学院修了、その後モスクワで研鑽を続け、ロシア作品のエキスパートとして知られています。近年は名前こそ知られているものの、あまり紹介される機会の少なかったカバレフスキーに焦点を当て、知られざる作品を採りあげています。今作ではカバレフスキーが敬愛するバッハの作品を編曲した作品と、本人作の作品を交互に演奏し、ひとつの組曲として構想するなど、有森ならではの独創性が光る内容となっています。
 確かな技術に裏付けられた明晰さと、過剰な表現は避けながらも情感性に満ちた演奏で、カバレフスキーの知られざる世界をお聴きください。

 2014/1/23-25 富士見市民文化会館 キラリふじみ .REC)
 

FOCD9664
¥2700+税
福沢 宏 マラン・マレ ヴィオル曲集 第3 巻
 マラン・マレ:ヴィオル曲集 第3 巻から
  組曲 ニ長調、組曲 ト短調
  組曲 ト長調 、組曲 ハ短調
福沢宏(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
武澤秀平(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
野入志津子(リュート)
山縣万里(チェンバロ)
 ヴィオラ・ダ・ガンバの第一人者、初リーダーアルバム!
 繊細な音楽性、抜きんでた技術と知性で日本を代表するヴィオラ・ダ・ガンバ奏者の1人である福沢宏。
 多くのファンに期待されながらも、あえて自らの名義アルバムを作らなかった福沢が、満を持して初リーダーアルバムをリリースします。
 ヴィオラ・ダ・ガンバは16〜18 世紀にかけて用いられたヴィオール属の楽器で、当時は宮廷音楽の隆盛もあり、盛んに演奏されました。本作で採りあげたマレのヴィオル曲集は、この楽器の奏者が避けては通れない名曲です。旧知の仲間を共演陣に迎え、積み重ねてきた経験によって磨き上げられた演奏からは、福沢の音楽家としての真摯な姿勢が伺えます。
 ときに大胆に、ときに繊細に奏でられるヴィオラ・ダ・ガンバの響きは聴くものを魅了してやみません。同曲の代表的名盤の誕生です。
 2014/9/17-19 五反田文化センター REC.
 


FOCD9665
¥2857+税
漆原朝子(ヴァイオリン) サン=サーンス & ルクー
 サン=サーンス:ヴァイオリン・ソナタ 第1 番 ニ短調 Op.75
 ルクー:ヴァイオリン・ソナタ ト長調
漆原朝子(ヴァイオリン)
ベリー・スナイダー(ピアノ)
 漆原朝子は第2 回日本国際音楽コンクールに芸大付属校在学中に最年少優勝し、その後東京芸術大学とジュリアード音楽院で学び、現在では演奏活動に加え、母校である東京芸大で後進の指導にもあたっています。
 古典から現代音楽まで幅広いレパートリーを誇り、繊細な音色による洗練された演奏で聴衆を魅了する漆原の新作はフランス・ベルギーの作品集です。
 フランスの大家サン=サーンスのソナタ第1 番と、ベルギーの夭逝した作曲家、ルクーの大変ドラマチックなソナタを収録しました。ピアノのベリー・スナイダーとは長らく共演を重ねており、両者の緻密なやりとりも聴きどころです。
 漆原の瀟洒かつ緻密な演奏は収録曲との相性も良く、フランス、ベルギー楽派のエスプリが感じられるものです。
 2013/9/25-27 相模湖交流センター REC.




<映像>

 

LOTOS(映像)



LT 0161-2
(1DVD PAL)
\3300→\2990
イジー・バールタ(チェロ)
 クトナー・ホラ国際音楽祭 2014

  ドヴォルジャーク(1841-1904):チェロ協奏曲ロ短調 Op.104
イジー・バールタ(チェロ)
ボフスラフ・マルチヌー・フィルハーモニー管弦楽団
スタニスラフ・ヴァヴジーネク(指揮)

収録:2014年、ライヴ、クトナー・ホラ国際音楽祭、チェコ フォーマット:PAL Region 2
 再生にはPAL対応のDVDプレーヤーが必要です。
 弊社はパソコンでの再生も保証いたしませんのでご注意ください。収録時間は約2分半のイントロダクションを含め43分ほどです。(代理店)
















2/17(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

2L

2L 105SABD
(Blu-ray Disc Audio
+ SACD HYBRID)
\4300

2L のチームが捉えた新旧の弦楽四重奏曲
 シューベルト: 弦楽四重奏曲第13番 イ短調 D.804(Op.29)《ロザムンデ》
 マヤ・ソールヴェイ・シェルストルプ・ラトシェ(1973-):
  弦楽四重奏曲第1 番《鉛と光の物語》(2011)
 ブリテン: 弦楽四重奏曲第2 番ハ長調 Op.36(1945)
 ハイドン: 弦楽四重奏曲 ハ長調 Hob.III/77(Op.76-3)《皇帝》 *

エンゲゴール四重奏団
 【アルヴィド・エンゲゴール(第1ヴァイオリン)
  アレックス・ロブソン(第2ヴァイオリン)
  ジュリエット・ジョプリング(ヴィオラ)
  ヤン・クレメンス・カールセン(チェロ)】
 ノルウェーを代表するエンゲゴール四重奏団、音楽に対する確かな耳をもつ 2L のチームが捉えた新旧の弦楽四重奏曲

 * Blu-ray のみ収録
 録音:2013 年11 月、2014 年2 月 ヤール教会(ベールム、ノルウェー)/制作・バランスエンジニアリング: モッテン・リンドベルグ
 録音: ビアトリス・ヨハンネセン/録音方式:ステレオ(DXD(24bit352.8kHz/)セッション)
 【Blu-ray Disc Audio】5.1 DTS-HD MA(192kHz/24bit), 2.0 LPCM (192kHz/24bit), mShuttle: FLAC 96kHz + MP3 Region ABC]/97' 41"
 【SACD Hybrid】SACD DXD (5.0 surround 2.8224 Mbit/s/ch, 2.0 stereo 2.8224 Mbit/s/ch) / CD 2.0 stereo (16 bit/44.1 kHz)/74' 04"

 「真夜中の太陽」の地、ノルウェー北極圏のロフォーテンにエンゲゴール四重奏団が創設されたのは2006 年。アルヴィド・エンゲゴールを中心とする四重奏団は、最初のシーズンからベルゲン国際フェスティヴァルとオスロの室内楽フェスティヴァルに出演、2 年後の2008 年に制作されたハイドン、ライフ・ソールベルグ、グリーグの弦楽四重奏曲のデビューアルバム(2L53SACD)で国内と海外で高い評価を獲得しました。2010 年にはベートーヴェン、ヌールハイム、バルトークの弦楽四重奏曲(2L071SACD)とエリングの弦楽四重奏曲とピアノ四重奏曲(Simax PSC1304)をリリース。エンゲゴール四重奏団はノルウェーを代表するアンサンブルのひとつに数えられる存在になりました。
 2013 年と2014 年に録音された第4 作目となる本アルバムも、シューベルトの《ロザムンデ》に始まり、ノルウェーのラトシェ新曲とブリテンの作品、最後にハイドンの《皇帝》という、弦楽四重奏奏のスタンダード・レパートリー曲と「今日」の作品によるプログラムが組まれました。
 本アルバムよりメンバー変更があり、第2 ヴァイオリン奏者はアレックス・ロブソン、チェロがヤン・クレメンス・カールセンが新しく加入しました。録音セッションは、デビューアルバムと同じベールムのヤール教会でDXD(24bit/352.8kHz)録音されました。Blu-ray Disc Audio と SACD hybrid盤をセットしたアルバム。Blu-ray Disc Audio には、5.1 DTS-HD MA(192kHz/24bit)と 2.0 LPCM (192kHz/24bit)で収録され、音楽に対する確かな耳をもつ 2L のチームが捉えた、シューベルトたちの作品を思索するエンゲゴール四重奏団の音楽が、直接性と真実性をもって聴き手に伝えられます。Blu-ray Disc Audio には、ハイドンの《皇帝》が特別収録されています。
 ラトシェは、作曲家、歌手、キーボード奏者、ヴァイオリニストとしてノルウェーの音楽シーンで活躍する音楽家です。エンゲゴール四重奏団とは弦楽四重奏とアコーディオンのための《雅楽変奏曲》をはじめとする室内楽作品を通じて出会い、新作を委嘱されることになりました。《鉛と光の物語》は彼女の第1 番の弦楽四重奏曲にあたる作品です。「偉大なベートーヴェンの音楽への賛辞」を背景に作曲され、「自由な芸術家」ベートーヴェンの《ラズモフスキー第1 番》(Op.59-1)が創作のための素材に選ばれました。曲名の「鉛」は「恐怖」、「光」は「希望」。ラトシェが作曲にかかっていた2011年7 月22 日、オスロと郊外のウトヤ島で77 人が殺害される、いわゆる「ノルウェー連続テロ事件」が発生、「鉛色の空を見るたびにあの光景が浮かぶ」という彼女の「想い」が曲名に反映しているといいます。
 ブリテンの弦楽四重奏曲は、第二次世界大戦が終わった1945 年7 月、彼がヴァイオリニストのメニューインと一緒にドイツの強制収容所の生存者のために演奏した後、作曲されました。「21 の変奏によるパッサカリア」に書かれた最後の楽章〈シャコンヌ〉に感情的なクライマックスが置かれ、エンゲゴール四重奏団のヴィオラ奏者ジュリエット・ジョプリングはライナーノートに「感動の四重奏曲」と記しています。弦楽四重奏曲第2 番は、パーセルの没後250 年の1945 年11 月21 日に初演されました。シューベルトが戯曲『キプロスの女王ロザムンデ』のために書いた付随音楽の〈第3 幕間奏曲〉と同じメロディが変奏の主題に使われることから《ロザムンデ》の副題で呼ばれるイ短調の四重奏曲。ハイドンのハ長調の四重奏曲は、「ハイドンのもっとも偉大な弦楽四重奏曲集」(ジョプリング)の Op.59 から、デビューアルバムのニ長調《ラルゴ》につづく選曲です。







AURORA


ACD 5068
(2CD)
\4000
銀河 − ギターのための現代音楽
 [CD1]
  ビョルン・フォンゴール(1919-1980):Inventions Op.32(1964)(四分音ギターのための)
  ブライアン・ファーニホウ(1943-):
   Renvoi/Shards(2010)(四分音ギターと四分音ヴィブラフォーンのための)*
  ビョルン・フォンゴール(1919-1980):
   3つのコンチェルティーノOp.36(1964)(四分音ギターと打楽器のための)**,
   Reflections Op.33(1964)(四分音ギターと声のための)
  オーレ=ヘンリク・モー(1966-):
   KRAV(2007)(エレクトリックギターと微分音打楽器のための) *
  ビョルン・フォンゴール(1919-1980):
   ソナタ第1番 Op.48(1971)(微分音ギターのための),
   ソナタ第2番 Op.58(1975)(微分音ギターのための)
 [CD2]
  ビョルン・フォンゴール(1919-1980):
   銀河(Galaxe/Galaxy) Op.46(1966),
   Aphorisms Op.61(1967)(微分音ギターのための),
   Novations Op.62(1967)(微分音ギターのための),
   Apho-risms Op.63(1967)(微分音ギター、声と打楽器のための)†,
   Improvisations Op.81(1968)(微分音ギターのための)
  オイヴィン・トルヴン(1976-):
   ぬかるみの中のギター(Guitars in the Mud)(2014)
    (録音スキッフルベース、エレクトリックギターと
     リングモジュレーターのための)
  ビョルン・フォンゴール(1919-1980):Sinfonia Microtonalis No.1(1970)
アンデシュ・フォリスダール
 (四分音エレクトリックギター、
  声、打楽器 †)
アイリク・ラウデ(打楽器)**
ホーコン・ステーネ(打楽器)*/**
 珍しいギターを使用した現代ギター作品集

 131' 41"

 「ギタリストのアンデシュ・フォリスダール(1977-)は、ノルウェー、フレドリクスタ生まれ。ノルウェー音楽アカデミーで学び、アルド・クレメンティの音楽をテーマに修士号を取得。。2010 年から2013 年まで音楽アカデミーの作曲・音楽理論・音楽テクノロジー学部の博士課程に所属し、現代の演c奏様式を研究しました。
 フォリスダールはソリストとしての活動とともにさまざまなアンサンブルと共演。2002 年には、前衛音楽に興味をもつノルウェーの音楽家たち、ピアニストのエレン・ウゲルヴィーク、クラリネット奏者クリスティーネ・チョーゲシェン、チェリストのターニャ・オルニング、打楽器奏者ホーコン・ステーネとアンサンブル「asamisimasa」を結成しました。多弦ギター、微分音ギター(可動フレットギター)といった珍しい楽器を演奏。ブライアン・ファーニホウ、ロジャー・レッドゲイト、マイケル・フィニシー、クリス・デンチ、ブリン・ハリソン、クラウス・ラング、オーレ=ヘンリク・モーが彼のために作曲しています。アルバム『銀河』のメインプログラムの曲を作曲したビョルン・フォンゴールはノルウェーの作曲家でギタリストです。微分音や四分音といった音階システムを探求し、20 世紀の音楽シーンでもユニークな位置にあるとされています。
 2 曲のソナタ、《Improvisations(即興)》《SinfoniaMicrotonalis No.1(微分音シンフォニア)》《Reflections(反射)》《Reflections(警句)》《Inventions(創造)》《3 つのコンチェルティーノ》《Novations(更改)》。
 彼の作品は作曲者自身による録音も残されており、フォリスダールは、長年、彼の音楽に関心を寄せていたと言います。フォンゴールの曲と合わせて収録された3 曲は、このアルバムのプロジェクトのため、個人的、芸術的につながりをもつ作曲家たちにフォリスダールが委嘱した作品です。
 フォンゴールの初期の四分音作品に関連させ、フランス語の「renvoi(反致)」と英語の「shards(破片)」を曲名に採ったファーニホウの作品。「音の微小な変質」を紡いだというノルウェーのオーレ=ヘンリク・モーの《KRAV》。演奏様式、楽器構造、テクノロジーを探求し独自の音世界を求めている、同じノルウェーのオイヴィン・トルヴンの《ぬかるみの中のギター》。
 このプロジェクトの録音には、ノルウェーの打楽器奏者ふたり、シェルブレードの作品を演奏した『波動と中断』(2L103 PABD)のアイリク・ラウデ(1973-)と、asamisimasa のメンバーでもあるステーネ(1977-)が参加しています。




PENTATONE



PTC 5186520
(10SACD HYBRID)
特別価格\13200→\11990
ヤノフスキ&スイス・ロマンド管による
 ブルックナー交響曲全集がついにBOX で登場!

  ブルックナー(1824-1896):
   Disc 1(47’08”)(I.11’59”+II.12’41”+III.8’25”+IV.14’00”)
    交響曲第1番 ハ短調(1866年リンツ稿/ノヴァーク版)
   Disc 2(54’55”)(I.17’47”+II.14’21”+III.8’46”+IV.13’58”)
    交響曲第2番 ハ短調(1877年稿/ウィリアム・キャラガン版)
   Disc 3(53’20”)(I.20’48”+II.14’26”+III.6’25”+IV .11’37”)
    交響曲第3 番 ニ短調(1889年/ノヴァーク版)
   Disc 4(63’29”)(I.18’15”+II.15’29”+III.10’54”+IV.18’47”)
    交響曲第4番 変ホ長調『ロマンティック』(1878/80年/ノヴァーク版)
   Disc 5(73’54”)(I.19’42”+II.18’45”+III.11’35”+IV.23’29”)
    交響曲第5番 変ロ長調
   Disc 6(58’35”)(I.17’56”+II.17’38”+III.8’52”+IV .12’54”)
    交響曲第6番 イ長調
   Disc 7(66’04”)(I.21’05”+II.21’37”+III.9’47”+IV.13’15”)
    交響曲第7 番 ホ長調
   Disc 8(79’47”)(I.14’52”+II.14’44”+III.26’05”+IV.23’41”)
    交響曲第8番 ハ短調(1890年稿/ノヴァーク版)
   Disc 9(62’01”)(I.24’57”+II.10’53”+III.25’51”)
    交響曲第9番 ニ短調(ノヴァーク版)
   Disc 10(62’13”)(I.10’24”+II.11’43”+III.20’19”+IV.2’06”+V.8’57”+VI.8’40”)
    ミサ曲第3番 ヘ短調(1867-1893)
マレク・ヤノフスキ(指揮)
スイス・ロマンド管弦楽団
Disc 10 レネケ・ルイテン(ソプラノ)
イリス・フェルミリオン(メゾ・ソプラノ)
ショーン・マシー(テノール)
フランツ=ヨゼフ・ゼーリヒ(バス)
ベルリン放送合唱団
 ヤノフスキ&スイス・ロマンド管によるブルックナー交響曲全集がついにBOX で登場!ボーナス・ディスクにはミサ曲第3 番を収録!

 録音:2007年5月(Disc 9)、2009年1月(Disc 6)、2009年7月(Disc 5)、2010年4月、6月、7月(Disc 8)、2010年11月(Disc 7)、2011年6月(Disc 1)、2011年10月(Disc 3)、2012年6月(Disc 10)、2012年10月(Disc 2)(Disc 4)/以上、ヴィクトリア・ホール、ジュネーヴ(スイス)/BOX 仕様、DSD マルチチャンネル、ステレオ

 SACD ハイブリッド盤。
 マレク・ヤノフスキがスイス・ロマンド管弦楽団を指揮したブルックナーの番号付き交響曲9 曲と、ミサ曲第3 番が流麗なBOX 仕様で登場!収録はスイス・ロマンド管の本拠、ジュネーヴのヴィクトリア・ホールにておこなわれ、2007 年から2012 年まで6 年の歳月をかけて完成しました。
 同一演奏者、収録場所、技術チームによる当シリーズは全体的に統一感があり、当初からSACD でのリリースを念頭にした優秀な録音で、ブルックナーの世界に没入できるという点からも最良の一組と言えます。
 1939 年ワルシャワに生まれ、ドイツで教育を受けたマレク・ヤノフスキは、70 代半ばの現在、精力的に演奏活動をしている巨匠指揮者のひとりで、近年はPENTATONE レーベルを代表する演奏者として録音活動も積極的に行っております。2005 年よりスイス・ロマンド管弦楽団の音楽監督に就任したヤノフスキによるブルックナー・シリーズは自身の持ち味である求心力の強い明快な解釈が魅力です。
 使用楽譜はノヴァーク版を基本としながら、交響曲第2 番では最新の録音の成果を踏まえたキャラガン版を使用しているところも注目です。
 PENTATONE レーベルといえば優れた演奏者による名演、さらに世界が誇る技術チームによる優秀録音を多数リリースしており、三拍子揃ったディスクはクラシック・ファンのみならず、オーディオ・ファンにも高く評価されております。
 今回のブルックナーもヤノフスキの& スイス・ロマンド菅の素晴らしい演奏は言うまでもなく、DSD レコーディング技術で収録されたマルチチャンネル対応の極上の高音質録音を楽しむことができます。

 マレク・ヤノフスキ&ベルリン放送交響楽団 来日公演情報
  ■ 2015年3 月15 日(日)14:00開演 ハーモニーホールふくい(福井)
   ブラームス:交響曲第3 番、第4 番
  ■ 2015年3 月16 日(月)19:00 開演 サントリーホール(東京)
   ウェーバー:歌劇「オベロン」序曲、シベリウス:ヴァイオリン協奏曲Op.47、
   ブラームス: 交響曲第1番(フランク・ペーター・ツィンマーマン(ヴァイオリン))
  ■ 2015年3 月18 日(水)19:00 開演 サントリーホール(東京)
   ブルックナー:交響曲第8 番
  ■ 2015年3 月20 日(金)19:00 開演 グランシップ(静岡)
   ブラームス:交響曲第1番、第4番
  ■ 2015年3 月21 日(土)14:00開演 兵庫県立芸術文化センター(兵庫)
   ブルックナー:交響曲第8番
  ■ 2015年3 月22 日(日)14:00開演 周南市文化会館(山口)
   ブラームス:交響曲第1番、第4番
  ■ 2015年3 月23 日(月)19:00 開演 武蔵野市民文化会館(東京)
   ブラームス:交響曲第1番、第2番
  ■ 2015年3 月24 日(火)19:00 開演 武蔵野市民文化会館(東京)
   ブラームス:交響曲第3番、第4番
 東京・春・音楽祭 ヤノフスキ&NHK 交響楽団 演奏会情報
  ■ 2015年4 月4 日(土)15:00開演 東京文化会館(東京)
  ■ 2015年4 月7 日(火)15:00開演 東京文化会館(東京)
   ニーベルングの指環 第1日「ワルキューレ」(演奏会形式・字幕映像付)








ABC CLASSICS

ABC 4811243
\2500
エルガー&ウォルトン:チェロ協奏曲集
 ウォルトン:チェロ協奏曲
 ブリテン:歌劇《ピーター・グライムズ》より 4つの海の間奏曲 Op.33a
 エルガー:チェロ協奏曲ホ短調 Op.85
キン・リウェイ(チェロ)
イ・チャン(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 中国の若きチェリスト、キン・リウェイ!

 欧米からオーストラリアまで、国際的に活動する中国のチェリスト、キン・リウェイ(Li-Wei Qin)が弾くのは、エルガー、ブリテン、ウォルトンといったイギリスの偉大なるチェロ協奏曲。
 キン・リウェイは10代前半のうちに、中国チェロ・コンクール第1位、オーストラリア・チェロ・コンクール第1位、ABCヤング・パフォーマー・オヴ・ジ・イヤーを受賞。その後も、ロストロポーヴィチ国際チェロ・コンクール特別賞や、チャイコフスキー国際音楽コンクール銀賞、BBCニュー・ジェネレーション・アーティスト選出などの実績を誇る。

 ※録音:2013年7月1日−3日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)
 

ABC 4811091
\2500
皇帝と法王のために 〜 ルネサンス宮廷のための音楽
 イザーク:
  いと賢き乙女よ、O weiblich Art、Mein Muterlein、
  Greiner, Zancker、インスブルックよさようなら、
  Wann ich des Morgens fru auffstehe、神の名において
 ブルック:おお全能の神よ、Alls von Gott
 ファート:サルヴェ・レジナ、Christe servorum、Currite, felices
 ルニャール:
  ヴィーナス, あなたとあなたの子は、Nach meiner Lieb、
  Merkt alle、Von Nothen ist
 ラッスス:
  アウディーテ・ノーヴァ、Frolich und frey、
  O Mensch, gedenck、さあ5月がやってきた、
  Hort zu ein neus Gedicht、Ich sprich, wann ich nit leuge、
  Von Gott wil ich nit lassen
ザ・ソング・カンパニー
ローランド・ピールマン(指揮)
ルース・マコール(ソプラノ)
ニコル・トムソン(ソプラノ)
ジョー・バートン(カウンターテナー)
ポール・マクマホン(テノール)
マーク・ドネリー(バリトン)
クライヴ・バーチ(バス)
トミー・アンダーソン(リュート)
 オーストラリアを代表するヴォーカル・アンサンブル、"ザ・ソング・カンパニー"が歌う、ルネサンスの宮廷に捧げられた音楽集。
 ハインリヒ・イザーク、アルノルト・フォン・ブルック、ヤコブス・ファート、ヤコブ・ルニャール、オルランドゥス・ラッススら、15世紀〜16世紀フランドルの作曲家たちによる、ア・カペラ、リュート伴奏、リュート独奏の作品がバランスよく配置されている。

 ※録音:1999年2月1日−5日、カーディナル・セレッティ・メモリアル・チャペル(シドニー)
 

ABC 4811143
(2CD/特別価格)
\4000
グレート・ブリティッシュ・アンセム
 ヘンデル:《王宮の花火の音楽》より 歓喜/
 ホルスト:《惑星》より 木星/ビンジ:水車/
 ウォルトン:戴冠行進曲《王冠》/
 クラーク:トランペット・ヴォランタリー(デンマーク王子の行進曲)/
 コーツ:《3つのエリザベス組曲》より エリザベス女王/
 ダイクス:英国海軍聖歌/アルフォード:行進曲 《ボギー大佐》/
 ヴォーン・ウィリアムズ:グリーンスリーヴスによる幻想曲/
 ヘンデル:司祭ザドク/エルガー:《エニグマ変奏曲》より ニムロッド/
 コーツ:行進曲 《ダム・バスターズ》/
 ディーリアス:春初めてのカッコウの声を聴いて/
 エルガー:行進曲 《威風堂々》 第3番/
 ヴォーン・ウィリアムズ:揚げひばり/アーン:ルール・ブルタニア!/
 エルガー:行進曲 《威風堂々》 第1番/パーセル:こよなく美しい島/
 ビンジ:エリザベス朝のセレナーデ/
 ヘンデル:《メサイア》より ハレルヤ!、輝かしいセラフィムに/
 サリヴァン:パイナップル・ポール/ヘンデル:シバの女王の入城/
 ヴォーン・ウィリアムズ:輝かしきは言葉の響き/
 コーツ:行進曲《ナイツブリッジ》/エルガー:行進曲 《威風堂々》第4番/
 ヴォーン・ウィリアムズ:行進曲 《サマセットの民謡》/
 レノン/マッカートニー(ランチベリー編曲):イエスタデイ協奏曲/
 グッドウィン:《633爆撃隊》より メインテーマ/
 パリー:エルサレム/伝承曲:女王陛下万歳、蛍の光
様々なアーティスト
 ヘンデル、ホルスト、エルガー、ヴォーン・ウィリアムズから、グッドウィン、ビートルズ、スコットランド民謡の「蛍の光」まで、まさにイギリスの「アンセム」と言うべき超名曲39曲を盛り込んだ2枚組。
 演奏は、タスマニア交響楽団、メルボルン交響楽団、クイーンズランド交響楽団、西オーストラリア交響楽団、アデレード交響楽団、シドニー・フィルハーモニー管弦楽団、メルボルン・トリニティ・カレッジ合唱団、カンティレーション、オーストラリア海軍音楽隊など、オーストラリアの主要オケ、バンド、合唱団などによるもので、演奏クオリティも申し分なし。
 

ABC 4811317
\2500
ケルティック・クリスマス
 ウェズリー:聖霊降りて聖き火を与え
 ギボンズ:ダヴィデの子に栄あれ
 ファラント:主よ, あなたの優しい慈しみをもって
 マッテイス:チャコーナ
 作曲者不詳:ウェックスフォード・キャロル
 アレン&ハーバーグ:虹の彼方に
 作曲者不詳:マイ・ダンシング・デイ
 スコットランド民謡:ア・ニュー・チューン
 ジャヴィッツ&スプリンガー:サンタ・ベイビー
 バーリン:ホワイト・クリスマス
 グルーバー:きよしこの夜/他
マクシミリアン・リーブル(カウンターテナー)
ポール・ダイアー(指揮)
オーストラリア・ブランデンブルク管&合唱団
オーストラリアのピリオド・オーケストラ、ブランデンブルク管弦楽団のクリスマス・コンサートは、毎年ABCで放送されるなど、オーストラリアではポピュラーのクリスマス・イベント。定番のキャロルからスコティッシュ・チューン、スタンダード・ナンバーの「ホワイト・クリスマス」や「虹の彼方に」まで、充実したプログラム。

※録音:2013年12月14日、シティ・リサイタル・ホール(シドニー)





AR RE−SE

AR 2014-2
\2600
ルー・コースター:フランス歌曲集
 ルネ・J・レイ、マルセル・ジェラール、
 ポール・ヴェルレーヌ、アルフレッド・ド・ミュッセ、
 マルセル・ノッペナイ、イザベル・オーヴァーヴァイス、
 他の詩による歌曲(全28曲)
ヴァンサン・リエーヴル=ピカール(テノール)
エマニュエル・オリヴィエ(ピアノ)
 ルクセンブルク初の女性作曲家といわれるルー・コースター(1889−1973)が書いた250余りの曲のうち、フランス語の詩による歌曲を集めたアルバム。
 ヴァンサン・リエーヴル=ピカールは、トゥールとパリの音大を卒業し、フランス・バロックとJ.S.バッハを得意とするフランスのテノール。

 ※録音:2012年12月、ルクセンブルク




MUSIQUES SUISSES



MGBCD 6281
\2600→\2390
指揮は鬼才ヴェンツァーゴ!!
 シェック:管弦楽作品集

  シェック:
   夏の夜 Op.58
   バスクラリネットと管弦楽のためのソナタ
   組曲 《ペンセシレア》
   歌曲集 《善き慎み》 Op.62より第40番《ウーラッハを訪ねて》
ラヘル・ハルニッシュ(ソプラノ)
ベルンハルト・ロースリスベルガー
 (バスクラリネット)
マリオ・ヴェンツァーゴ(指揮)
ベルン交響楽団
 20世紀スイスの作曲家、オトマール・シェック!ヴェンツァーゴ&ベルン響による管弦楽作品集!

 近年評価が高まっている20世紀スイスの作曲家、オトマール・シェック(1886−1957)の管弦楽作品集が本場、スイスのレーベル、ミュージック・スイス(Musiques Suisses)より登場!
 シャルル・デュトワやドミトリー・キタエンコなど名立たる歴代指揮者と共演してきたベルン交響楽団と2010年から首席指揮者を務めるマリオ・ヴェンツァーゴのコンビ。ソリストには、クラリネットの名手、トーマス・フリードリの薫陶を受けたスイスの名クラリネッティスト、ベルンハルト・ロースリスベルガーと、スイスのソプラニストでスイスをはじめ、フランス、ドイツ、イギリス、イタリアなど主要オペラ・ハウスで重要な役割を担っているラヘル・ハルニッシュを起用。
 朗々としたメロディーが美しい「夏の夜」や、ハインリヒ・フォン・クライスト原作の歌劇 《ペンテジレーア》 の組曲、フーゴー・ヴォルフ亡き後のドイツ語歌曲の大家の一人にも数えられた秀逸な歌曲作品から「歌曲集 《善き慎み》 Op.62より第40番 《ウーラッハを訪ねて》」など、スイスから満を持して贈られるバラエティ豊かで華やかなシェックの管弦楽作品集、必聴です!

 2014年6月、8月、9月、10月の録音。
 

MGBCTS-M 143
(3CD)
\7800
スイス・ピアノ・プロジェクト 〜 シー・シャン・ウォン
 バウマン/ヒューター/ラウブリ/メトロー/
 シュタイナウアー/ツィンスターグ/ニューコム/
 ツィマーリン/ウィッテンバッハ/レーマン/
 ヴェッゲンマン/マルティ/ベーア/他
シー・シャン・ウォン(ピアノ)
 スイスの新しいピアノ作品を発信するプロジェクトに抜擢されたのは、オランダのアーネム出身の新進気鋭ピアニスト、シー・シャン・ウォン。12歳でオランダ放送交響楽団と共演し、鮮烈なデビューを果たすと、その後は30カ国以上の名門オーケストラや、ピエール・ブーレーズやラルフ・ワイケルトなど著名な指揮者とも共演している。総勢28人の作曲家によるピアノ作品を、持ち前の柔軟な解釈で表現する。

 2009年−2014年の録音。
 

MGBCTS-M 144
\2600
フレイ:室内楽作品集
 地平線の回想
 円を拡張する音楽
  第1番、第2番、第5番、第6番、第3番、第7番/他
モンドリアン・アンサンブル
コーヌス・サックス四重奏団
 スイスの現代作曲家、ユルク・フレイの室内楽作品集。30分にも渡るサックス四重奏曲の大曲「地平線の回想」をはじめ、カノン、リピートなどシンプルな要素で深い音楽を、コーヌス・サックス四重奏団の澄み切った音色が追及する。

 2014年9月14日−16日の録音。
 

MGBCTS-M 142
(2CD)
\5200
グラモン・セレクション7
 アマーン:ヴァイオリンと室内管弦楽団のための《不安定な精神》/
 フラー:奇妙な星座/
 モーザー:ピエロ兵士/
 ツィンマーリン:ティーウ/
 ケルターボーン:交響曲第5番/
 ギーガー:汚染/
 モロー:インクとトランペット/他
様々なアーティスト
 スイスの世界初演作品を追うシリーズ第7弾は、2013年に初演されたスイスの若手からベテランの、バラエティに富んだ現代音楽作品が集う。




SIGNUM CLASSICS



SIGCD 412
\2400→\2190
ボブ・チルコットの"ヨハネ受難曲"!
 チルコット:ヨハネ受難曲
ウェルズ大聖堂聖歌隊
ウェルズ大聖堂オラトリオ・ソサエティ
ウェルズ大聖堂ヴォランタリー・クワイア
シャコンヌ・ブラス
マシュー・オーウェンス(指揮)
ジョナサン・ヴォーン(オルガン)
ローリー・アシュワース(ソプラノ)
エド・ライオン(テノール/福音史家)
ダレン・ジェフリー(バス・バリトン/ピラト)
ニール・デイヴィス(バス/イエス)
マシュー・サウター(ヴィオラ
ニック・バロン(ティンパニ)
リチャード・メイ(チェロ)
 ボブ・チルコットの"ヨハネ受難曲"!21世紀イギリスで誕生した新たなる受難曲!

 合唱界を中心に日本でも絶大な人気を誇るイギリスの作曲家&合唱指揮者ボブ・チルコット(1955−)。
 「リトル・ジャズ・ミサ」(SIGCD 142)など、続々とヒット曲を世に送り出してきたチルコットの宗教作品「ヨハネ受難曲」が、初演者マシュー・オーウェンス&ウェルズ大聖堂聖歌隊の演奏で登場!
 バッハに代表される大作曲家たちと同じく、「ヨハネによる福音書」のイエスの受難を題材としたチルコットの「ヨハネ受難曲」。
 チルコットは自身の「ヨハネ受難曲」の2つの瞑想曲のために13世紀と17世紀のイギリスの詩を選び、さらに5つの賛歌のテキストには新たにオリジナルの旋律を付けるなど、卓越した独創性を発揮してくれている。
 「レクイエム」に続くチルコットの宗教曲の大作「ヨハネ受難曲」。合唱ファン&関係者要注目!

 ※録音:2014年5月5日−8日、ウェルズ大聖堂(サマセット、イギリス)







SOMM(NEW HORIZONS)

SOMMCD 069
【旧譜】
\2100
エルガーの交響曲第1番の“ピアノ独奏版”
 エルガー:交響曲第1番変イ長調Op.55
  (ピアノ独奏版:カルク=エラート編曲)
 ブッシュ:ピアノソナタ ロ短調Op.2(世界初録音)
マーク・ベッビントン(ピアノ)
 オルガン作品で知られるドイツの作曲家カルク=エラートのアレンジによる、エルガーの交響曲第1番の“ピアノ独奏版”。ソム(SOMM)の看板アーティストであり、イギリスのピアノ音楽のスペシャリスト、マーク・ベッビントンの見事な力量が発揮される。

 ※録音:2006年8月21−22日、シンフォニー・ホール(バーミンガム)


SOMM(SELESTE)


SOMMCD 072
【旧譜】
\2100
フィリップ・グラス(b.1937)の作品集
 グラス:
  アナザー・ルック・アット・ハーモニー・パート4
   (混声合唱とオルガンのための)
21世紀合唱団
ハワード・ウィリアムズ(指揮)
クリストファー・バワーズ=ブロードベント
 (オルガン)
 ミニマル・ミュージックの第一人者であるフィリップ・グラス(b.1937)の作品集。指揮はロンドン・フィルハーモニー管弦楽団やBBC交響楽団などイギリスのオーケストラの指揮台に立つハワード・ウィリアムズ。ロンドンの合唱団のハーモニーがフィリップ・グラス・ワールドを繰り広げる。

 ※録音:2007年7月3−5日、グレイズ・イン・チャペル(ロンドン)
  


SOMMCD 070
【旧譜】
\2100→\1890
ベートーヴェン:管楽アンサンブルのための音楽
 エグモント序曲Op.84(シュタルケ編曲)*
 交響曲第1番ハ長調Op.21(シュミット編曲)+#
 歌劇《フィデリオ》より序曲Op.72(セドラク編曲) +
 歌劇《フィデリオ》より行進曲Op.72(セドラク編曲)*
 ピアノと管楽のための五重奏曲Op.16より
  アンダンテ・カンタービレ(トリーベンゼー編曲)*
 悲壮ソナタOp.13(編曲者不詳)*
アルビオン・アンサンブル
 〔マイケル・コックス(フルート)、
  ロバート・マナシー(フルート)、
  ジョージ・ケアード(オーボエ)、
  ケイティー・クレモー(オーボエ)、
  アンジェラ・モルズベリー(クラリネット)、
  デイヴィッド・フュースト(クラリネット)、
  ピーター・フランコム(ホルン)*、
  ピップ・イーストップ(ホルン)+、
  ピーター・リチャーズ(ホルン)、
  ギャレス・ニューマン(ファゴット)、
  ヘレン・シモンズ(ファゴット)、
  ロビン・ケナード(ファゴット)#、
  サイモン・エスティール(コントラファゴット)〕
 ベートーヴェンの管楽アンサンブルのための作品を、1976年に結成されたイギリスを代表するアンサンブルの1つ、アルビオン・アンサンブルが奏でる。メンバーにはHyperionからソロアルバムも出しているナチュラルホルン奏者、ピップ・イーストップも含まれている。

 ※録音:2007年5月21日、23−25日、セント・マイケル教会(ロンドン、ハイゲート)
 

SOMMCD 068
【旧譜】
\2100
ヘンデル:ヴァイオリンと通奏低音のための作品全集
 ソナタ イ長調 HWV361/ソナタ ニ長調 HWV371/
 無伴奏ヴァイオリンのためのアレグロ ト長調 HWV407/
 ソナタ ト短調 HWV364/ソナタ ニ短調 HWV367/
 アンダンテ/幻想曲 HWV406/
 オラトリオ《時と心理の勝利》よりニ短調 HWV359/
 アンダンテ イ短調 HWV412/
 アレグロ ハ短調 HWV408/ソナタ ト長調 HWV358
ロンドン・ヘンデル・プレイヤーズ
 〔エイドリアン・バターフィールド(ヴァイオリン)、
  キャサリン・シャーマン(チェロ)、
  ローレンス・カミングス(チェンバロ) 〕
 バロック期を代表する大作曲家、ヘンデルのヴァイオリンと通奏低音のための作品全集。UK有数のヘンデリアンであるロンドン・ヘンデル・プレイヤーズの演奏で。

 ※録音:2007年5月1-3日、セント・メアリー教会(ロンドン)




BRIDGE

BCD 9439
\2300
「ストリングス・イン・スウィングタイム」
 (1)チャールズ・ミラー(編曲):
  弦楽四重奏のためのジェローム・カーンの6つのソング
   (「ザ・ソング・イズ・ユー」〜
     ミュージカル「ミュージック・イン・ジ・エアー」より/
    「ワンス・イン・ア・ブルー・ムーン」/
    「オール・ザ・シングス・ユー・アー」/
    「今宵の君は」〜映画「有頂天時代」より/
    「煙が目にしみる」〜ミュージカル「ロバータ」より/
    「ビル」〜ミュージカル「ショウ・ボート」より)
 (2)ウラジミール・セリンスキー(編曲):
  弦楽四重奏のための8 つのポピュラー・ソング
   (デューク・エリントン:ソリチュード/
    ジュリー・ハースト:ソー・レア/
    デューク・エリントン:ムード・インディゴ/
    ジョー・ヴェヌーティ:リンゴの花/
    フランク・シニョレリ:ブルー・セレナーデ/
    ファッツ・ワラー:ハニーサックル・ローズ/
    デューク・エリントン:ソフィスケイテッド・レディ/
    ヴィクター・ヤング:スウィート・スー)
 (3)【アンコール・トラック】
  ジェローム・カーン(ポール・シュワルツ編):
   映画&ミュージカル「カバーガール」より「ロング・アゴー」
フィルハーモニック・チェンバー・ソロイスツ:
 【アンナ・ラビノヴァ(Vn)、
  ナ・サン(Vn)、
  キャサリン・グリーン(Va)、
  キアン・トゥー(Vc)】
(3)ゲスト:ニューヨーク・フィルのメンバー
 【デイヴィッド・J・グロスマン(Cb)、
  ナンシー・アレン(Hrp)、
  エリック・チャールストン(Perc)】
 これはお洒落!ニューヨーク・フィル・メンバーの弦楽四重奏によるジャズ、ミュージカルのスタンダード!

 録音:2010〜14 年52’30

 ニューヨーク・フィルのメンバーで結成された“フィルハーモニック・チェンバー・ソロイスツ”による、古き良きアメリカのポピュラー・ソング編曲集。アメリカの偉大な作曲家ジェローム・カーン。ミュージカルの礎を築き、今でも色褪せない名曲を多数作曲しました。楽しいメロディ、生き生きとリズミカルなメロディ、しっとりと響くメロディ、弦楽器のシンプルな音色が美しく響き渡ります。
 ウラジミール・セリンスキーは1910 年生まれ、作曲家であり指揮者で、1940 年代にNBC で自身のラジオ番組(「Strings in swingtime」)で、このアレンジした“8 つのポピュラー・ソング”を実際に演奏したそう。
 今作は、それを再現、アルバム名もこのラジオ番組にちなんで付けられました。名ソングの数々をインストで聴けるオススメの一枚。
 

BCD 9443
\2300
「エドワード・バーリンガム・ヒル(1872-1960):交響曲第4番、他作品集」
 (1)ピアノと管弦楽のための「ディヴェルティメント」
 (2)交響曲第4番変ホ長調 Op.47
 (3)ピアノと管弦楽のためのコンチェルティーノ第1番 Op.36
 (4)ピアノと管弦楽のためのコンチェルティーノ第2番 Op.44
ピーター・ベイ(指揮)
オースティン交響楽団
(1)(3)(4)アントン・ネル(ピアノ)
 バーンスタインやカーターの教師でもあった作曲家E.B.ヒル、2013 年に初演された幻の交響曲

 録音:(2)2013 年5 月、6 月、(1)(3)(4)2014 年1 月、テキサス州オースティン、60’42

 バーンスタイン、エリオット・カーターなどの教師としても知られるアメリカの作曲家ヒル。後期ロマン派をベースにした作風で、ジャズの要素も感じる美しく巧みな管弦学法。すべて世界初録音です!
 交響曲第4 番は1940 年に作曲されたまま埋もれていました。2013 年に、このベイ指揮&オースティン響のコンビで初演!1930 年〜40 年代は「アメリカ映画の黄金時代」と称されるように、この交響曲もゴージャスで流麗なアメリカ的美しさを感じます。知られざる作曲家でいるのはもったいない、アメリカの偉大な作曲家の1人です。
 

BCD 9438
(2CD)
\4600
「ハイドン:ピアノ・ソナタ&ピアノ協奏曲集」
 DISC A)
  ピアノ・ソナタ第38番ヘ長調 Hob.XVI:23
  ピアノ・ソナタ第54番ト長調 Hob.XVI:40
  ピアノ・ソナタ第60番ハ長調 Hob.XVI:50
  ピアノ協奏曲ニ長調 Hob.XVIII:11
 DISC B)
  ピアノ・ソナタ第33番ハ短調 Hob.XVI:20
  ピアノ・ソナタ第62番変ホ長調 Hob.XVI:52
  ピアノ協奏曲ト長調 Hob.XVIII:4 (カデンツァ:チャールズ・ウォリネン)
アン=マリー・マクダーモット(ピアノ)
スコット・ユー(指揮)
オーデンセ交響楽団
 録音: 2014 年5 月、2’20”24

 アメリカの実力派ピアニスト、アン=マリー・マクダーモット。ヴァイオリニスト、ナージャ・サレルノ=ソネンバーグとの共演でも知られ、現在は演奏活動のほかに、アメリカの様々な音楽祭のディレクターを務めています。
 “ピアノ協奏曲ト長調 Hob.XVIII:4”は彼女のために、作曲家チャールズ・ウォリネンがカデンツァを書き下ろしました。
 卓越したテクニック、軽やかに舞うタッチ。クリアな音色で生き生きとした演奏です。
 

BCD 9444
\2300
「ギターの新しい音楽集VOL.9」
 (1)リチャード・ワーニック(1934-):
  「ザ・ネーム・オブ・ザ・ゲーム」(2001)〜
   ギターと11人のミュージシャンのための
 (2)ポール・ルーダース(1949-):
  シュレーディンガーの猫(2012)〜
   ヴァイオリンとギターのための12のカノン
 (3)ポール・ランスキー(1944-):ギター協奏曲「木目に沿って」(2009)
デイヴィッド・スタロビン(ギター)
(1)クリフ・コルノ(指揮)
 インターナショナル・コンテンポラリー・
  アンサンブル
(2)アマリア・ホール(ヴァイオリン)
(3)ジャスティン・ブラウン(指揮)
 アラバマ交響楽団
 録音:2007 年〜2013 年, 54’34

 デイヴィッド・スタロビンはアメリカの名門ピーポディ音楽院でアーロン・シュアラーに師事。エリオット・カーター、ジョージ・クラムなど、現代音楽作曲家から何百と作品を献呈され、現代音楽のエキスパートとしても知られる著名なギタリスト。
 この“New Music with Guitar”シリーズは最初のリリースが1981 年。長い月日をかけて続く、ギターのレパートリーを増やし続ける素晴らしいシリーズです。今作は第9 巻。多彩な編成のギター作品を録音しています。
 

BCD 9446
\2300
モートン・フェルドマン(1926-1987):
 ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ(1987)
アレックス・カリス(Pf)
カーティス・マコンバー(Vn)
ダニエレ・ファリナ(Va)
クリストファー・フィンケル(Vc)
 録音:2013 年12 月, 75’23

 アメリカのミニマリズム作曲家、モートン・フェルドマン。亡くなる年に作曲した最後の作品。“遅いcスタイル”で作られた75 分に及ぶ長大な室内楽は、音が少なく、音型が反復を繰り返し、リズムが微妙に揺らいでいく。乾いた空気感。長い時間の中で研ぎ澄まされたミニマリズム、静かに、でも力強く響く。



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


SOMM(SELESTE)



SOMMCD 071
【旧譜】
\2100→\1890
ヴォーン・ウィリアムズによる自作自演、交響曲第5番初CD化録音
 ヴォーン・ウィリアムズ:
  交響曲第5番ニ長調*
  カンタータ《我らに平安を与えたまえ》+
ルネ・フリン(ソプラノ)+
ロイ・ヘンダーソン(バリトン)+
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 *
BBC交響楽団&合唱団 +
 イギリスを代表する作曲家ヴォーン・ウィリアムズによる自作自演の貴重な録音。交響曲第5番は初CD化録音。2008年英グラモフォン賞「歴史的録音(Historic Archive)部門」受賞ディスク。

 ※録音:1952年9月3日、ロイヤル・アルバート・ホール、プロムナード・コンサート(ライヴ)*/1936年11月、BBCスタジオ+




SPECTRUM SOUND



CDSMBA 011
\3000→\2690
キョンファ絶頂期
 70年代のシベリウス、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲!

  (1)シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 Op.47
  (2)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35
チョン・キョンファ(ヴァイオリン)
(1)ズデニェク・マーツァル(指揮)
 フランス国立放送管弦楽団
(2)シャルル・デュトワ(指揮)
 フランス国立放送管弦楽団
 聴いて金縛り!キョンファ絶頂期70年代のシベリウス、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲!!解説は平林直哉氏が担当!

 (1)ライヴ録音:1973 年5月16日/シャンゼリゼ劇場(パリ)(2)ライヴ録音:1978 年10 月18 日/シャンゼリゼ劇場(パリ)/ステレオ、世界初CD 化

 驚きのリリースを続けている、スペクトラム・サウンド・レーベルの好企画、フランス国立視聴覚研究所提供による音源を使用したコンサート・ライヴ・シリーズ“Belle ame(ベルアーム)” からまたしても衝撃盤の登場。
 それは、チョン・キョンファ絶頂期1970 年代のシベリウスとチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲です。いずれも“聴いて金縛り” と言えるほど驚異的な集中力を感じる白熱ライヴです。
 フランス国立視聴覚研究所音源提供のオリジナル・マスターの状態は非常に良好で万全のリマスタリングが施されております。平林直哉氏による日本語解説付です。
 「このシベリウスは何かに取り憑かれたと言うべきか、ちょっと言葉では補えないような凄まじさをはらんでいる。それは、第1 楽章の弾き始めで明らかである。こんなに強く、心の底から何かを訴えるような歌わせ方は、全く類例がない。第2 楽章も、その桁外れな集中力は圧倒的で、第3 楽章はもはや、完全に言葉を失ってしまう。(中略)チャイコフスキーはライヴゆえに、全体の流れにより自由な空気が感じられ、やはり聴いて良かったと思わせる素晴らしい内容だ。」(ライナーノーツより平林直哉)

 2015年来日リサイタル情報
  4月15日(水) 19:00開演 東京文化会館
  4月18日(土) 17:00開演 愛知県芸術劇場コンサートホール
  4月22日(水) 19:00開演 福岡シンフォニーホール
  4月25日(土) 15:00開演 相模原市民会館
  4月26日(日) 14:00開演 サントリーホール
  (ピアノ;ケヴィン・ケナー)





<国内盤>


若林工房


田崎悦子/「三大作曲家の遺言」

 ベートーヴェン、シューベルト、ブラームス 最晩年至宝のピアノ曲集、希有のピアニスト田崎悦子 〜鮮烈かつ魂を揺さぶる演奏〜三大作曲家の遺言 Vol.1〜3/田崎悦子
 
 作曲家と作品に対する強い共感に貫かれた感性あふれるピアノで圧倒的な世界を創出させる田崎悦子は、1960 年、10 代で単身激動のニューヨークに渡り、ゼルキン、カザルス、ホルショフスキーら巨匠たちの薫陶を受けてヨーロッパの伝統に根差した芸術観を会得し、重厚な構築性と知的冒険を志向する大いなる精神を併せ持つピアニストです。30年に渡る欧米での音楽生活の中、ショルティ指揮シカゴ交響楽団と数回に渡る定期演奏会でセンセーショナルな成功を収めるなど国際的に活躍しました。
 そんな田崎悦子が半世紀以上の音楽人生の様々な局面で、ベートーヴェン、シューベルト、ブラームスの最晩年の作品に接し、研究を重ね、思いあぐね、断念し、そして再度向かい合って、ついに録音・リリースに至ったのが今回の3巻シリーズ「三大作曲家の遺言」です。
「作品に対し、絶対的に謙虚である事。演奏家とは"黒子"でなくてはならない」という信念のもとに、まさに魂を捧げひとつひとつの作品に真摯に向かい合う姿勢は、この3人の作曲家達の姿と重なり合うようです。

 ブラームスの小品集は、冷気をたたえた音色で豊かな重厚感のうちに弾き進み、これほど深々とした情感の呼吸を通わせて老年の孤独と諦めを滲ませた演奏があろうかと思うほど、作者の心境に共感しています。
 ベートーヴェンの最後のピアノ・ソナタ3曲では、そのどの音の視線も、人間の内なる苦悩と祈りに向けられつつ楽曲を進めていきますが、知らず知らずのうちに耳と心は徐々にエンディングの頂点に昇り詰めていき、そこには勝利の輝きと歓喜のエクスタシーが満ち溢れています。ベートーヴェンは「苦悩の人」ではなく、「勝利の人」であった、という事を納得せざるを得ない演奏です。まさに「第九」の世界を彷彿とさせます。
 それまであまり演奏されていなかったシューベルトの遺作三大ソナタを世界に発信したルドルフ・ゼルキンがその曲達と向かい合う姿と長らく接し、恩恵を受けた田崎悦子のシューベルトは、くまなく愛おしさとパッションをもってよりそう息遣いが生で感じ取れます。大河ドラマを見ているかのように聴くものは楽曲のもつ複雑な感情のあや、官能美、激動のドラマに巻き込まれます。31才の死に直面して書かれたこの遺作三大ソナタに田崎悦子は全精神をかたむけ、母のように抱擁し、みずからの人生を重ねてゆきます。

 ライナーノートより
 全集等を除き、ベートーヴェン、シューベルト、ブラームスの最後の作品を括ったディスクは、私の知る限り世界初ではないだろうか。・・・これは田崎悦子の現在での集大成であり、音楽史に燦然と輝く不滅のレコーディングになることは間違いない。(音楽評論家 真島雄大)


WKPR 8007
\2480(税込)
「三大作曲家の遺言 Vol.1/田崎悦子」
 ブラームス:3つの間奏曲 作品117
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 作品109
 シューベルト:ピアノ・ソナタ第19番ハ短調 D.958(遺作)
田崎悦子(ピアノ)
 録音:2014 年3 月13,14 日、千葉市若葉文化ホール  STEREO / DSD HD ダイレクト録音
 


WKPR 8008-09
(2CD)
\3070(税込)
「三大作曲家の遺言 Vol.2/田崎悦子」
 ■Disc-1
  ブラームス:6つの小品 作品118
  ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 作品110
 ■Disc-2
  シューベルト:ピアノ・ソナタ第20番イ長調 D.959(遺作)
田崎悦子(ピアノ)
 録音:2014 年7 月16,17 日、千葉市若葉文化ホール  STEREO / DSD HD ダイレクト録音
 


WKPR 8010
\2480(税込)
「三大作曲家の遺言 Vol.3/田崎悦子」
 ブラームス:4つの小品 作品119
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 作品111
 シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960(遺作)
田崎悦子(ピアノ)
 録音:2014 年10 月22,23 日 千葉市若葉文化ホール  STEREO / DSD HD ダイレクト録音
 


WKPR 8011-14
(4CD)
\6480(税込)
「三大作曲家の遺言 Vol.1〜3/田崎悦子」
 ブラームス:
  3つの間奏曲 作品117、6つの小品 作品118、4つの小品 作品119
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30〜32 番
 シューベルト:ピアノ・ソナタ第19〜21 番
  ※上記3タイトルのセット
田崎悦子(ピアノ)
 録音:2014 年3 月〜10 月千葉市若葉文化ホール  STEREO / DSD HD ダイレクト録音




<映像>


BEL AIR(映像)


BAC 095
(DVD)
\3800
ポール・テイラー・ダンス・カンパニー パリ公演
 (1)ブランデンバーグスOp.88 (1988)
 (2)最愛の背徳者Op.129 (2008)
(1)マイケル・トゥルスノヴェック、
 エイミー・ヤング、パリサ・ホブデン、
 イーラン・バッジェ、
 ロバート・クライネンドースト、
 ジェイムズ・サムソン、 ショーン・マホニー、
 マイケル・アプッツォ、マイケル・ノヴァーク
(2)マイケル・トゥルスノヴェック、
 エイミー・ヤング、
 ロバート・クライネンドースト、
 ジェイムズ・サムソン、パリサ・ホブデン、
 ショーン・マホニー、イーラン・バッジェ、
 マイケル・アプッツォ
 敬虔さと愛国心からあふれ出るエロス

 (1)振付:ポール・テイラー 音楽:J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3、6番
 (2)振付:ポール・テイラー 音楽:プーランク:グローリア
 収録:2012年/シャイヨー宮(パリ、ダンスの夏フェスティヴァル)/DVD5 NTSC、カラー  16:9、PCM STEREO、5.1 DOLBY DIGITAL、本編55’ 00”、ボーナス11’ 00”、字幕:仏(ボーナス部分)、リージョンAll

 マーサ・カニンガムやジョージ・バランシンの薫陶を受けたポール・テイラーが1954 年に創設したポール・テイラー・ダンス・カンパニー。裸足で踊るモダン・ダンス集団として知られています。彼らのパリ公演を収めたDVD の登場です。「最愛の背徳者」はアメリカの詩人ホイットマンが看護兵として南北戦争に従軍した際のエピソードが描かれています。傷を負い死に瀕した兵士たちを、優しく愛撫しキスする女性との交歓を優しく表現。プーランクの「グローリア」が効果的に用いられ、神々しささえ感じさせます。
 

BAC 090
(DVD)
\3800
モイセーエフ・バレエ団 パリ公演
 ロシア舞曲集「夏」/カルムィク舞曲/クリミア・タタール舞曲/
 ホルミ(アジャリア兵士の舞曲)/モルドヴァ舞曲/
 古都のカドリユ/パルチザンたち/出航の日/ブルバ/
 ジプシー舞曲/ホタ・アラゴネーズ/ガウチョ/
 戦う二人の少年/ゴパーク
モイセーエフ・バレエ団
 カラフルな舞台に魅了されるモイセーエフ・バレ団の妙技

 監督:アンディ・ソンマー
 収録:2011 年12 月/パレ・デ・コングレ(パリ)/DVD9 NTSC、カラー 16:9、PCM STEREO、5.1 DOLBY DIGITAL、107 分、リージョンAll

 モイセーエフ・バレエ団といえば、ソ連時代から同国を代表する民族アンサンブルで、日本でもボリショイ・サーカスとならんで知られていました。団長のイーゴリ・モイセーエフが2007 年に101 歳で亡くなり今後が懸念されていましたが、変わらぬ妙技を見せています。彼らは旧ソ連諸民族をはじめ、世界の民族舞曲を様式化し、目の覚めるように美しい民族衣装と曲芸のような技を駆使して観客を熱狂させます。旧ソ連ならではのオリンピックとバレエのメソードの賜物で、信じ難い跳躍や一糸乱れぬ輪舞など驚きです。またスペイン舞曲はバレエ、フラメンコを学ぶ方々にも大きな参考になる超オススメ盤です。
 

BAC 106
(DVD)
\4400
ノイマイヤー 幻想「白鳥の湖のように」
 チャイコフスキー:白鳥の湖
王:イジー・ブベニーチェク
影:カーステン・ユング
ナターリャ(王の婚約者):
 エリーザベト・ロスカヴィオ
アレクサンダー(王の友人):
 アレクサンドル・リャプコ
クレール(その婚約者):
 シルヴィア・アッゾーニ
オデットを踊るバレリーナ:
 アンナ・ポリカルポワ
ジークフリート:ヤチェク・ブレスほか
ヴェッロ・ペーン(指揮)ハンブルク交響楽団
 妄想版・ノイマイヤーの「白鳥の湖」

 振付:ジョン・ノイマイヤー/舞台美術・衣裳:ユルゲン・ローゼ
 収録:2001 年5、6 月/ハンブルク国立バレエ/DVD9 PAL、カラー 16:9、PCM STEREO、5.1 DOLBY DIGITAL、171 分、音声:英独、字幕:仏、リージョンAll
 *この商品はPAL のみです。通常のプレイヤーでは再生できません。ご注意下さい。

 鬼才ノイマイヤーが創作した新・白鳥の湖。音楽はオリジナルのまま、オデットやジークフリートは通常のプティパ版を踊りますが、主役をあのルートヴィヒ二世らしき人にし、ワーグナーではなくオデット姫を踊るバレリーナに片思いして妄想の世界を彷徨う変態譚となっています。
 もともと「白鳥の湖」はドイツが舞台であるのと、いくつかのメロディを「ローエングリン」から借用しているとされるので、「白鳥の湖」がワーグナーの音楽に聴こえてきます。



















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