≪第80号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その8 2015/2/24〜
マイナー・レーベル新譜
歴史的録音・旧録音
メジャー・レーベル
国内盤
映像 |
2/27(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
AD VITAM
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14世紀のポリフォニー宗教曲
ユリとライオン〜
14世紀フランスとイギリスの王のポリフォニー宗教曲 |
ジャン=ポール・リゴー(指)
アンサンブル・ベアトゥス |
中世の敬虔な祈りが蘇る
録音:2013 年12 月16-19 日/ベヴェル・ロザリオ教会(ベルギー)/52’
24”
14世紀のフランスとイギリスのポリフォニー宗教曲を集めた興味深いアルバム。アンサンブル・ベアトゥスはテノール、バリトン2、バスの4
名から成る声楽アンサンブル。
シンプルながら深い祈りの歌が感動的。中世音楽に興味のある向きは見逃せない一枚と申せましょう。 |
AGOGIQUE
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シャルパンティエとパーセルの魅惑芸術
パーセル:
バラの花よりかぐわしく/聞け、とどろく大気よ/
シャコンヌ ト短調/おお、私を泣かせておくれ/
グラウンド ニ短調/おお、孤独よ
シャルパンティエ:
火のそばで愛し合う/春の楽しみ/わびしい孤独/
ああ、なんと不幸なことか/
いいえ、私はあの人をもう愛していません/
この森に恐怖はなく/ああ、夢想に浸らせておいてくれ
ルイ・クープラン:アルマンド ニ短調
サント=コロンブ:パサカイユによるサラバンド
ブロウ:狂乱歌
シャンボニエール:シャコンヌ第3番ヘ長調
ドマシー氏:ロンドーによるガヴォット |
シャンタル・サントン=ジェフリー(Sop)
ヴィオレーヌ・コシャール(Cem)
フランソワ・ジュベール=カイエ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
トーマス・ダンフォード(アーチリュート)
ステファニー=マリー・デュギャン(Vn) |
シャンタル・サントン=ジェフリーの美声が光る、パーセルとシャルパンティエ
録音:2014 年5 月28-31 日/聖ジュヌヴィエーヴ教会(クルトメ、フランス)/59’
44”
イギリスのヘンリー・パーセル(1659-1695)
とフランスのマルカントワーヌ・シャルパンティエ(1643-1704)
という同時代作曲家を軸に「オルフェリーク芸術(目に見えない神秘的芸術)」を追求したアルバム。
しばしば来日公演を行っているフランスのソプラノ、シャンタル・サントン=ジェフリーのピュアな歌唱が、ひとときいにしえの世界へと誘ってくれます。 |
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音楽学者も狂喜の貴重な録音登場
17 世紀初頭のイタリアの歌曲作曲家
ジュリオ・サント・ピエトロ・デ・ネグリ:
恋する不死鳥/私が誓うなら/
恋人よ、知らぬなら(ギッツォロ)/
フィッリ、どうして私を殺すのか/愛は笑いか涙か/
愛の犠牲者(ヴァレーラ)/ああ、あなたは残酷すぎる/
私のオーロラ/かわいいゼフィーロが甘く吹いた/
お前は行くのか/美しい私の金髪/その母斑/
おお、私はかくも辛く/彼女は歌いに行った/
ああ、あなたがそんなに愛しているなら(ギッツォロ)/
ティルシ、クロリス、アミンタの対話/
汝芸術は美し(ロニョーニ)/恋する後家さん/
春は丘を彩り(ロニョーニ)/わが心は弱り/
クロリスとアミンタの対話 |
マルコ・オルヴァ
(指揮、歌、テオルボ、ギター、リローネ)
オルガ・ピタルチ(Sop)
ブリジット・ヴァンソン(Ms)
ジェフリー・トンプソン(Ten)
エマニュエル・ヴィストルキー(Bs)
マガリ・アンベール
(Fl、タンブラン・ア・サンバレット)
クリスチーヌ・プリュボー
(ソプラノ&バス・ヴィオール)
シャルル=エドゥアール・ファンタン
(テオルボ、バロック・ギター)
マチュー・ブティノー
(チェンバロ、クラヴィシテリウム、
ラウテンヴェルク) |
録音:2013 年9 月23-26 日/聖ジュヌヴィエーヴ教会(クルトメ、フランス)/69’
15”
ジュリオ・サント・ピエトロ・デ・ネグリ(1570
頃-1630 頃) は17 世紀初頭のイタリアの歌曲作曲家。今日ほとんど忘れられていますが、当時はかなり人気があり、少なくとも11
巻の楽譜集が出版されていました。
それを忠実に演奏したのが当アルバム。研究家必携の貴重な資料の登場ですが、音楽そのものも典雅で流麗、リュートの弾き語りで知られるマルコ・オルヴァが絶美の世界を堪能させてくれます。 |
AMBRONAY
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カルロス・ガルデル:ブエノスアイレスのカンシオネロ
たそがれの時/緑の薬草/わが人生のすべて/
チェ・バンドネオン/バンドネオンの嘆き/
下町のロマンス/マッチの炎/クリスタル/ひとりゆく/
居酒屋/長屋/南/やくざ者/恨みを抱いて/
エル・モティーヴォ「哀れな女」/凧の夢/情熱 |
ディエゴ・フローレス(歌)
ウィリアム・サバティエ(バンドネオン)
シロ・ペレス(ギター) |
伝説のタンゴ歌手ガルデルの世界にクラシック演奏家が挑戦
録音:2013 年10 月22-25 日/文化ホール、ジュジュリュー礼拝堂(フランス)/71’
46”
カルロス・ガルデル(1890-1935) は伝説のタンゴ歌手。飛行機事故で夭折しましたが、その甘い美声は現在も不動の地位を占めています。彼の作曲したタンゴはピアソラのような現代的なものでなくオトナの色気に満ち、クラシックの世界にも波及しそうな気配です。
アルゼンチンのバリトン、ディエゴ・フローレスは1972
年生まれ。テアトル・コロンで「ジャンニ・スキッキ」のマルコ、「カルメン」のモラレス役で評判になりました。ミュージカルの世界でも活躍。ピアソラのスペシャリストとして知られるバンドネオン奏者ウィリアム・サバティエと絶妙なアンサンブルを聴かせてくれます。 |
ATMA
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ACD2 2689
(2CD)
\4000 →\3690
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ソ連の伝統からキテレツな猟奇作風まで
グバイドゥーリナの七変化の世界
グバイドゥーリナ:
CD1
(1)弦楽四重奏曲第1番 (1971)
(2)弦楽四重奏曲第2番 (1987)
(3)弦楽四重奏曲第3番 (1987)
(4)弦楽四重奏曲第4番 (1993)
(5)BACH 主題による反映 (2002)
CD2
(6)ピアノ五重奏曲 (1957)
(7)弦楽三重奏曲 (1987)
(8)リジョイス(ヴァイオリンとチェロのためのソナタ)(1981) |
モリナーリ四重奏団
ルイーズ・ベセット(ピアノ) |
録音:2013 年9 月/聖オーギュスタン教会(ミラベル、ケベック)、10
月/サル・ピエール・メルキュール(モントリオール、ケベック)/24bit
96kHz、68’ 06”、76’ 42”
日本でもおなじみの旧ソ連出身作曲家ソフィヤ・グバイドゥーリナ。彼女の全弦楽四重奏曲作品をはじめ、弦楽器のための重要作品を集めた好企画。
グバイドゥーリナは今日までに弦楽四重奏のための作品を5
篇残していますが、いずれも単一楽章形式で、それぞれに奇抜なアイディアが盛り込まれています。
第1 番はソ連時代の作ながら、奏者が演奏中に椅子を持って舞台を移動することが指示され、さらに最後の6
ページは演奏者が即興するというキテレツな作。第2
番はシベリウスSQ、第3 番はアルディッティSQ
の委嘱作ですが、後者はピチカートに偏執した猟奇的作風に驚かされます。
クロノスSQ の委嘱による第4 番は十二音技法、テープ付きの前衛作。そして第5
番にあたる『BACH 主題による反映』は『フーガの技法』の主題をグバイドゥーリナ風に処理しています。グバイドゥーリナ学生時代の作「ピアノ五重奏曲」は、ショスタコーヴィチかワインベルクを思わす典型的なソヴィエト音楽。後年の作風はほとんど感じさせませんが、精力的なアレグロ楽章など魅力的です。
1997 年に結成されたモリナーリSQ。カナダを代表する団体で、現代音楽をレパートリーの中心としています。完璧な技術と鋭敏な感性で、やはり現代音楽を得意とするカナダのピアニスト、ルイーズ・ベセットとともに輝くような演奏を繰り広げています。 |
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三色で
(1)イヴ・レヴェイエ:パントマイム
(2)ヒナステラ:長五音階の第1旋法で
(3)フランソワ・ブラッサ:遊び・反映
(4)シマール&レヴェイエ&ブラッサ:ケイコ
(5)レヴェイエ:先住民居住区
(6)シマール&レヴェイエ&ブラッサ:音叉
(7)マイニエリ:自画像
(8)シマール&レヴェイエ&ブラッサ:三色で |
マリー=ジョゼ・シマール(Perc)
フランソワ・ブラッサ(Pf)
イヴ・レヴェイエ(Pf) |
ジャズ、ワールドミュージック、クラシックの混合音楽
録音:2014 年9 月/サル・オスカー・ピーターソン(モントリオール、ケベック)/24bit
96kHz、49’ 55”
35 年の芸歴を誇るカナダのマリンバ奏者マリー=ジョゼ・シマール。彼女がカナダのモダン・ジャズ・ピアニスト、フランソワ・ブラッサとイヴ・レヴェイエと異色のトリオを披露。クラシックとジャズが魅力的に混ざり合っています。
ジャズではヴィブラフォンのソロがありますが、マリンバは独特。ワールドミュージック風でもあります。ほとんどが彼らのオリジナル作品ですが、「ケイコ」という作品はマリンバの女王、安倍圭子のことで、シマールが2007
年に東京で師事した際の印象を音楽にしています。オーディオ的にも興味津々のアルバムです。 |
LA DOLCE VOLTA
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おそらく世界で最も元気な90代演奏家
プレスラー/モーツァルト・ソナタ全曲録音プロジェクトがスタート!
モーツァルト:ピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ第11番 イ長調「トルコ行進曲付き」K.331
ピアノ・ソナタ第17番 変ロ長調 K.570
ピアノ・ソナタ第18番 ニ長調 K.576 |
メナヘム・プレスラー(ピアノ) |
「ピアノ界の生ける伝説」メナヘム・プレスラーみずみずしい感性、愛情あふれる奇跡的なタッチ、モーツァルト・ソナタ全曲録音プロジェクトがスタート!
録音:2014 年9 月19-21 日
「ピアノ界の生ける伝説」、1923 年生まれの巨匠ピアニスト、メナヘム・プレスラー。1955
年、ボザール・トリオを結成し、世界でもっともすぐれた室内楽ピアニストとして世界で活躍を続けておりましたが、2007-08
のシーズンのトリオ解散後は、室内楽、ソロの両方でさらなる活動を展開しています。
2014 年4 月には、庄司紗矢香とのデュオ・リサイタルで来日、優しさあふれる演奏で会場を静かな感動が包み込みました。2014
年末には、ベルリン・フィルのジルベスター・コンサートでモーツァルトのピアノ協奏曲第23
番で出演するなど、世界が再注目している最高齢の巨匠のひとりです。2015
年11 月にはマリナー指揮NHK 交響楽団とモーツァルトのピアノ協奏曲第17
番を共演する予定もあります。
LA DOLCE VOLTA からの2 枚目のリリースとなる今回は、モーツァルトのソナタ集。トルコ行進曲に、第17、18
番という名曲ぞろいのプログラムです。なんとモーツァルトのソナタを全曲録音するプロジェクトの第1
弾、ということで、注目度も高まります。
「モーツァルトがこれらの音符を記したその時、その瞬間の気分を再現するのは非常に難しいことです。モーツァルトは、私たちに無限の喜びと悲しみを同時に与えることができるのですから。彼の音楽は決して皮相的な表現に陥りません。演奏家の使命は、モーツァルトが話す彼独自の音楽言語を、まるで自分の言語のように体得することです。これを“モーツァルト語”
と呼んでおきましょう—モーツァルト語は、フランス語や英語と同様に存在し話される言語なのです。」
とはプレスラーの言葉。豊かなイメージ、みずみずしい感性に満ち、些末な出来事や日常の緊張から解き放たれた、完全なる平静さに包まれたモーツァルト。音楽の慎ましやかな僕、プレスラー。澄み切ったポエジーと素朴さ、みずみずしい感性が裏打ちするイメージ、そして優しさが、聴く者の心を強く揺さぶります。
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MARIINSKY
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MAR 0554
(2SACD HYBRID)
\3600 →\3290
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ゲルギエフ還暦のプレゼントとして作られたシチェドリンの新作
シチェドリン:歌劇「左利き」(2013) |
左利き:アンドレイ・ポポフ(Ten)
アタマン・プラトーノフ:エドワルド・ツァンガ(Bs)
皇帝ニコライ一世:ウラジーミル・モローズ(Br)
蚤:クリスチーナ・アリェワ(Sop)
シャーロット王女:マリア・マクサコワ(Ms)
ワレリー・ゲルギエフ (指揮)
マリインスキー劇場管弦楽団、同合唱団 |
ゲルギエフ還暦のプレゼントとして作られたシチェドリンの新作、超充実の記録
録音:2013 年7 月27、28 日/マリインスキー劇場コンサートホール(セッション録音)/24bit
48kHz PCM、119’ 32”
SACD ハイブリッド盤。
1932 年生まれのロディオン・シチェドリンが2013
年に作曲した最新オペラの世界初録音。ゲルギエフの還暦誕生日プレゼントとしてマリインスキー劇場が委嘱し、2013
年7 月27 日のステージ初演の記録というのも興味津々です。
原作はニコライ・レスコフ(ショスタコーヴィチの「ムツェンスクのマクベス夫人」の著者)の小説「ぎっちょの鍛冶屋とのみ」(池田健太郎訳 東京創元社刊)に基づきシチェドリンの6
作目のオペラにあたります。「ムツェンスクのマクベス夫人」と違い風刺的な喜劇で、古き頑固なロシア男の生き様、ロシアとイギリスの関係などが滑稽に描かれています。
旧ソ連の大物作曲家のなかで、現在でも気炎を吐いているシチェドリン。ショスタコーヴィチ的な旧ソ連作風が健在なのはまさに奇跡と申せましょう。こうした音楽で育ったゲルギエフが、シチェドリンにこだわり偏愛し続けるのも納得の魅力があります。
シチェドリンもゲルギエフの還暦プレゼントということもあり、いつも以上に力の入っていて充実感満点。華麗なオーケストレーション、老練な舞台効果、音楽に込められた皮肉と悲哀など、最良のソ連音楽の伝統を最新で味わえる贅沢さ。ゲルギエフ組の歌手陣も充実。主役のアンドレイ・ポポフは昨2014
年のNHK 音楽祭でリヒャルト・シュトラウスの「サロメ」のヘロデ役が記憶に新しいテノール。またシャーロット王女役のマリア・マクサコワも昨年来日した若手メゾ。ゴロワーノフのお気に入りだった伝説のソプラノ、マリア・マクサコワの実孫というのも注目です。ゲルギエフの指揮も見事で、ソ連オペラ最盛期の響きを再現しています。
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MIRARE
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レミ・ジュニエ待望のソロ・アルバム瑞々しい感性で弾くバッハ
J.S.バッハ:
パルティータ第4番ニ長調BWV828
カプリッチョ変ロ長調「最愛の兄の旅立ちにあたって」BWV992
イギリス組曲第1番イ長調BWV806
トッカータ ハ短調BWV911 |
レミ・ジュニエ(ピアノ) |
録音:2014 年9 月ポワティエ・オーディトリアム・シアター(TAP)/79’00/エンジニア:ユーグ・デショー
2013 年エリザベート王妃国際音楽コンクールで第2
位に輝いたフランスの新世代のピアニスト、レミ・ジュニエ待望のソロ・アルバム。
彼は1992年フランスのモンペリエ出身。レナ・シャレシェヴスカヤ(エコール・ノルマル)、ブリジット・エンゲラー(パリ国立音楽院)、エフゲニー・コロリオフ(ハンブルク大学)らに師事。日本では2014
年のラ・フォル・ジュルネ音楽祭に出演し、ラフマニノフのピアノ協奏曲第3
番を演奏して注目を集めました。
ディスクとしては、エリザベート王妃国際音楽コンクールの上位入賞者たちのアルバム(QEC2013)が発売されていますが、セッション録音はこのアルバムがはじめて。
内容はオール・バッハでレミ・ジュニエ自身によるこだわりの選曲。バッハの鍵盤作品に多様性を与えるプログラミングで、バッハの構造美を瑞々しい感性で演奏しています。例えばパルティータ第4
番は、コンクールのディスクにも収録されており、高貴で華やかな演奏を聴かせてくれます。
またバッハには珍しい標題音楽のカプリッチョ「最愛の兄の旅立ちにあたって」では、バッハが作曲にあたった背景が見事に描き出されています。2015年のラ・フォル・ジュルネ音楽祭では、このディスクの曲目も演奏される予定。今後の活躍が大いに期待されるピアニストです。 |
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MIR 266
(2CD)
\3400 →\3090
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ラモー:クラヴサン曲集
クラヴサン曲集第1巻(1706)、クラヴサン曲集(1724)、
王太子妃(1747)、新クラヴサン曲集(1726-1727)、
コンセール用クラヴサン曲集(1741) |
ベルトラン・キュイエ
(クラヴサン:
フィリップ・ユモー1977年製) |
フランス「粋」を感じるキュイエのラモー
録音:2014 年1 月3 & 6 日、5 月19 & 20日 ロワイヨモン修道院/151’00
1978 年ナント生まれのベルトラン・キュイエ。チェンバロ奏者の母ジョスリンに手ほどきを受け、その後ルセとピエール・アンタイに学びました。ニケ指揮コンセール・スピリチュエル、クリスティ指揮レザール・フロリサンとオペラで共演するほか、レ・バス・レウニー、ラ・レヴーズの通奏低音奏者兼ソリストとしても活躍するフランス古楽界の期待のサラブレッドです。
今回彼が録音したのはフランス・バロックの巨匠ジャン=フィリップ・ラモーのクラヴサン曲集。1706
年に出版されたクラヴサン曲集第1 巻、1724
年に出版された2 つの組曲と練習曲、王太子妃、新クラヴサン組曲の2
曲そしてコンセール用クラヴサン曲集。各曲の性格を巧みに描き分けながら、優雅な響きフランス「粋」を感じさせる演奏です。
録音されたのはパリ郊外にあるロワイヨモン修道院。ここに併設されているフランソワ・ラング図書館。20
世紀前半のピアニスト、フランソワ・ラング(1908-1944)のコレクションに基づいていて、16
世紀から20 世紀の作曲家の印刷譜や手稿譜、音楽理論書や作曲家自筆の手紙を数多く所蔵しています。そしてラモーのコレクターとして知られているパトリック・フロランタンのラモー・コレクションも所蔵され、キュイエはこの録音に際し、これらのコレクションを参考にしたということ。
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CKD 595S
(SACD HYBRID)
\2600 →\2390
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1,000枚完全限定!特典DVD+書下し日本語解説付き!
加藤訓子のLINN第3弾は"クセナキス"!
IX 〜 クセナキス:プレイアデス/ルボン |
加藤訓子(パーカッション) |
1,000枚完全限定!特典DVD+書下し日本語解説付き!
☆限定生産の特典DVDには、「プレイアデス」の3つの楽章の演奏映像を収録!
「クニコ・プレイズ・ライヒ(kuniko plays
reich)」、「カントゥス(Cantus)」の世界的大ヒット、第12回佐治敬三賞(サントリー芸術財団)受賞などで大きな注目を集めている、日本を代表するパーカッショニスト、加藤訓子。
リン・レコーズが技術の粋を結集させて作る究極のパーカッション・ワールド、待望の第3弾はなんと、ヤニス・クセナキス!
「メランジュ(総合)」、「メトー(金属)」、「クラヴィエ(鍵盤)」、「ポー(太鼓)」の4楽章からなり、6人の奏者がほぼ同種の楽器を演奏していく「プレイアデス」。
もっともポピュラーな打楽器ソロ・レパートリーの1つであり、加藤訓子も長年演奏し続けてきた「ルボン」。完璧に計算しつくされたこれらの曲を、加藤訓子が作品の意図を汲み取り、それを最大限に活かし、忠実に演奏します。
※録音:2013年12月15日−18日、2014年1月11日−15日、9月2日−4日、9月30日−10月1日、神奈川県立相模湖交流センター・ホール
クセナキスは今世紀に名を残す偉大な作曲家である。
建築家であり、数学者であり、その上で独自の作曲法を極め、ソロ、アンサンブル、室内楽と多くの素晴らしい作品を私達に残してくれた。特に打楽器にとっては、現代的な言語を使って、プリミティブ且つ圧倒的な打楽器の世界観を生み出してくれたと思う。加藤訓子(書下ろし日本語解説より)
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PAVANE
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ロード・ムービーズ
アダムズ:ロード・ムービーズ
ペルト:フラトレス、鏡の中の鏡、パッサカリア
ライサイト:ジェミニ・ソナタ |
デュオ・ジェミニ
〔ジャン=フレデリック・モラール(ヴァイオリン)、
ジャン=ノエル・レミシェ(ピアノ)〕
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アダムズのロード・ムービーズや、ペルトの鏡の中の鏡を収録したミニマル作品集!
2001年に結成したデュオ・ジェミニは、古典作品からモダン作品まで幅広いレパートリーを持つ。彼らが今回演奏するのは、ジョン・アダムズ(1947−)、アルヴォ・ペルト(1935−)、ミシェル・ライサイト(1958−)のミニマル作品集。
アダムズ自身がトラベル・ミュージックと呼んでいる「ロード・ムービーズ」やペルトの代表作である「鏡の中の鏡」を収録。
ライサイトの「ジェミニ・ソナタ」は2011年にデュオ・ジェミニのために作曲された作品である。
2012年12月27日−30日の録音。 |
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ADW 7566/7
(2CD)
\5200
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ブラームス:ピアノ三重奏曲集
ピアノ三重奏曲第1番ロ長調 Op.8
ピアノ三重奏曲第2番ハ長調 Op.87
ピアノ三重奏曲第3番ハ短調 Op.101 |
トリオ・タルヴェグ |
3人の若手音楽家トリオ・タルヴェグは名誉あるフランス・ディアパゾンドール賞を受賞するなど実力派グループ。そんな彼らが演奏をするのは、ブラームスの室内楽作品でも重要なピアノ三重奏曲第1番から第3番。
2011年、12月28日−30日の録音。 |
PHAEDRA
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イン・フランダース・フィールズVol.79
Gistelinck:ソング・フォー・アグネス
ジョンゲン:プレリュード, ハバネラとアレグロ
Op.106
ドゥヴレーズ:サークル
Gistelinck & デスンプラーラ:
ソング・フォー・アグネスII、ソング・フォー・アグネスIII
ヘンドリックス:II Pendolo
コリン:コントラバスとピアノのためのリフレクション
デスンプラーラ:コントラバスとピアノのためのソナタ |
ダヴィド・デスンプラーラ(コントラバス)
エリック・デスンプラーラ(ピアノ) |
ドヴォルザーク作曲コンクールでドヴォルザーク作曲コンクールにて2011年ジュニア部門第2位、2012年ジュニア部門第3位と特別賞を受賞したコンポーザー=ピアニストのエリック・デスンプラーラ。弟であるダヴィド・デスンプラーラとの兄弟デュオで息の合った演奏を聴かせる。
2012年、2013年の録音。 |
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パオロ・トスティ:歌曲集
アリア/もはや君を慕わず/夢/
暁は光と闇とを分かつ/最後の歌/
Ideale/Non t'amo piu/
O domce meraviglia/A vucchella/他 |
マルコ・ヴィンコ(バス)
マクリー・シモーネ(ピアノ) |
歌曲の作曲家として知られるイタリアの作曲家、フランチェスコ・パオロ・トスティ(1846−1916)の歌曲集。
歌うのはイタリア出身のバス歌手、マルコ・ヴィンコ。イタリアの名バス歌手のイヴォ・ヴィンコを叔父に持つバス歌手のサラブレット。
2012年12月20日&2日の録音。 |
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イン・フランダース・フィールズVol.83 〜
フランドル/古典派からモダン作品までの前奏曲&序曲集
エルズン Alexander Herzung (1809-1867):モノドラマへの前奏曲
グラーツリンガー Matthaus Grazlinger (1738-1796):弦楽三重奏曲とクラリネットのための前奏曲
ブリュール Johann von Brulh (1775-1830):アトラス序曲
ブルーメンバッハ Karel Blumenbach (1837-1901):クラリネットとピアノのための前奏曲
トルコフスキー Sergei Nikolajevitsj Tolkowsky (1883-1934):幻想曲−前奏曲/
他、全17曲 |
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ドゥコンパニエ |
歴史に埋もれたフランドル地方の音楽を発掘するイン・フランダース・フィールズ(In
Flanders' Fields)の第83集は古典派からモダン作品までの前奏曲&序曲集。
ドゥコンパニエは、リーダーでピアニストのマティアス・コペンによりベルギーの若手演奏家を中心に結成。古典作品からモダン作品まで幅広いレパートリーを持つ彼らならではのプログラム。
2013年8月10日−13日の録音。 |
ECM
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4811572
(2CD)
\4600→\4190 |
アンドラーシュ・シフ/フォルテピアノによるシューベルト
ハンガリーのメロディ D.817
ピアノ・ソナタ第18番 《幻想》D.894
楽興の時 Op.94(全6曲)
アレグレット D.915
即興曲集 Op.142 D.935(全4曲)
ピアノ・ソナタ第21番 D.960 |
アンドラーシュ・シフ(フォルテピアノ) |
フォルテピアノで聴くシフのシューベルト!
ピアノ界の至宝、アンドラーシュ・シフが自ら所蔵するピアノフォルテで奏でるシューベルトの主要作品。
1980年代後半から1990年代前半にかけてDECCAにシューベルトのソナタおよび即興曲全曲を録音してから約30年を経て、今回は楽器をベーゼンドルファーからフォルテピアノに替えて改めてシューベルト作品に臨んだシフ。
シフとフォルテピアノとの間にはいくつかの重要な出会いがありました。1970年代後半、ブダペストの国立博物館に保管されていたベートーヴェンのブロードウッド・ピアノを録音に使用したこともありました。その数年後にはザルツブルクでモーツァルトが持っていたワルターのフォルテピアノを演奏し、録音する機会に恵まれます。
シューベルトのソナタ演奏にあたってグラーフのフォルテピアノを使用したこともありました。そんな歳月の後にシフは1982年にウィーンで作られたフランツ・ブロードマン製のフォルテピアノを所蔵することとなり、シューベルトの鍵盤作品にはこのウィーン風のやわらかで芳醇な音色が必須ということで、今回の録音にはその自らの楽器を使用しています。
録音:2014年7月2日-5日 ボン、ベートーヴェンハウス |
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4810972
\2500 |
《グスタボ“クチ”レギサモン:El Cuchi Bien
Temperado》
グスタボ“クチ”レギサモン(1917-2000):
『El Cuchi Bien Temperado』(パブロ・マルケスによるギター編)
1)Coplas des Tata Dios (vidala-baguala),
2)Zamba del carnaval (zamba),
3)La cantora de Yala (zamba)
4)Chacarera del expediente (chacarera),
5)Chaya de la albahaca (vidala chayera),
6)Zamba de Lozano (zamba). 7)El silbador
(zamba),
8)De solo estar (bailecito),
9)Chacarera del holgado (chacarera trunca),
10)Carnavalito del Duende (carnavalito),
11)Zamba para la Viuda (zamba), 12)Zamba
soltera (zamba),
13)Corazonando (chacarera trunca),
14)Zamba del panuelo (zamba),
15)Chilena del solteron (cueca),
16)Maturana (zamba),
17)Cancion del que no hace nada (vidala) |
パブロ・マルケス(ギター) |
アルゼンチンを代表する斬新な作品
アルゼンチン音楽の発展に貢献し、今でも多くのアルゼンチン・ミュージシャンたちに尊敬されているサルタ生まれの作詞、作曲家グスタボ“クチ”レギサモンの音楽を、1967年生まれのギタリスト、パブロ・マルケスがギターのためにアレンジしたという興味深い1枚。
伝統の舞曲に新たな試みとアイデアを取り入れ、曲によってはシェーンベルクに触発されたという12音技法を使うなど、斬新なデギサモンの音楽。これらをマルケスがアレンジする際には、偉大なるバッハの平均律クラヴィーア曲集を参考にし、全ての曲に違った調性を施すことで、ギター奏法にも新たなる道を開くことを心がけたというユニークなものでもあります。【録音】
2012年5月23-25日、ルガーノ Auditorio Radiotelevisione
svizzera |
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
ELECT RECORD・東武ランドシステム
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ルービンシュタイン・ブカレスト・ライヴ1964/
オール・ショパン・リサイタル!
即興曲第3番Op.51/夜想曲第番Op.27−2/
スケルツォ第2番Op.31/バラード第1番Op.23/
練習曲第5番Op.25/ワルツ第7番Op.64-2/
ポロネーズ第6番Op.53「英雄」 |
アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ) |
巨匠ルービンシュタイン・ブカレスト・ライヴ1964オール・ショパン・リサイタル!
録音:1964 年9 月19 日パレス・ホール、ブカレスト(ライヴ)/サウンド・マスタリング:WEITBLICK
1964 年のジョルジュ・エネスコ国際音楽祭は、超豪華出演陣が特徴で既出のカラヤンに続き大ピアニストルービンシュタインの名演が登場です。しかもお得意のショパン・プログラム。
巨匠は既に77 歳でしたが気力、体力とも絶頂の頃で華やかな音色、芝居がかった大胆な表現力を駆使し圧倒的な感銘を与えます。
リサイタルの締め括りに相応しい「英雄ポロネーズ」の堂々たる威容は正にルービンシュタインならではと申せましょう。このリサイタルの後10
月には久々にソビエトを訪問しております。EFE16
として、ルーマニア国内のみでリリースされた超レア盤で、ブカレストの猛暑、激寒を耐えて良好な状態で保存されていたマスター・テープから再生復刻しております。良好な音質!
ジャケ写には1966 年の来日時の格好良い写真が見つかり、録音と近い時期の写真ということで用いております。 |
<メジャー・レーベル>
<LP>
<映像>
2/26(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
CHALLENGE CLASSICS
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CC 72647
(SACD HYBRID)
\2600 →\2390
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クイケン・ファミリーによるシューベルト弦楽五重奏曲
シューベルト:弦楽五重奏曲 ハ長調 D.956 |
クイケン四重奏団
〔ヴェロニカ・クイケン(1st Vn)、
シギスヴァルト・クイケン(2nd Vn)、
サラ・クイケン(Vla)、
ヴィーラント・クイケン(2nd Vc)〕
ミシェル・ブーランジェ(1st Vc) |
クイケン・ファミリーによるシューベルト弦楽五重奏曲、モダン楽器での演奏
録音:2013 年2 月3-7 日
シギスヴァルト&ヴィーラント・クイケン兄弟、そしてその子供たち、また、ゲストのミシェル・ブーランジェという5
名によるシューベルトの弦楽五重奏曲の登場。なんと、モダン楽器での演奏です。
クイケン・ファミリーはもちろん、ゲスト・チェロ奏者のミシェル・ブーランジェもピリオド楽器を中心に活躍しておりますが、シューベルトの音楽の強烈な力と深さが、クイケンたちにモダン楽器を手に取らせたということです。「聴き手の方々はこの録音に、‘ピリオド的’な傾向をご期待されたり、お探しになったりなさらぬよう」とはシギスヴァルトの言葉。
また、演奏を深めてゆくにつれ、「血縁のある者同士でこのようなアンサンブルを組めるということは天からの贈り物だとあらためて感じ、さらに、楽器は楽器であり、それ以上のものではない、ということも感じた」、とも述べています。シューベルトの弦楽五重奏曲の素晴らしさをあらためてかみしめることのできる1
枚です。
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MUSIC&MEDIA
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無音を感じる
ハリス:
鳥の歌/ウォッシュ・ミー/パーセル/
カフカ/氷山/ジョスカン/泥まみれ/
熱帯雨林/アフリカ |
ソフィー・ハリス(チェロ、声) |
デューク・クヮルテットのメンバーで、チェリストのソフィー・ハリス。同じくデューク・クヮルテットのメンバーでヴァイオリニストのヴァイオリストリック・コスター。
このCDはツアーの間に哲学や詩について互いの意見を共有し、最終的にコスターの家で実現した即興の記録である。 |
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ブラジルとアルゼンチンの音
グァスタヴィーノ:4つのアルゼンチンの歌
ヒナステラ:5つのアルゼンチン民謡集
ミニョーネ:ピアノのための6つの抒情詩
グァルニエリ:アリスの5つの詩
リッパー:ヴィニシウス・ヂ・モライスの3つの詩 |
ルチアーノ・ボテリョ(テノール)
エリザベス・マーカス(ピアノ) |
リオ・デジャ・ネイロ出身のテノール、ルチアーノ・ボテリョが、ブラジル、アルゼンチンのクラシック歌曲を情熱溢れる歌唱で披露!
2013年9月2日−4日の録音。 |
QUARTZ
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ロータ&デシャトニコフ:作品集
ロータ:フェデリコ・フェリーニのカサノヴァより組曲、15の前奏曲
デシャトニコフ:
組曲 《劇場からの余韻》、ワルツ 《ディケンズに敬意を》、
夜想曲、モスクワの夜よりクレジット・タイトル、
ターゲットよりハピネス、アルバムの綴り |
ポリーナ・オセチンスカヤ(ピアノ) |
ウクライナ出身の天才ピアニスト、ポリーナ・オセチンスカヤによる、クラシックや映画音楽の巨匠、ニーノ・ロータとロシアの映画音楽作曲家、レオニード・デシャトニコフのピアノ作品集。色彩感豊かな曲想を、繊細なロシアン・ピアニズムによる重要な解釈を聴くことが出来る。
2013年4月28日、29日&30日の録音。 |
STONE RECORDS
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ヴォルフ:歌曲全集 Vol.8
ヴォルフ:
悼辞/異郷にて I/異郷にて II/
異郷にて VI/帰還/クライネ/
アイヒェンドルフの詩からの歌曲集 |
キャサリン・ブロデリック(ソプラノ)
ニッキー・スペンス(テノール)
デイヴィッド・スタウト(バリトン)
ショルト・キノック(ピアノ) |
ヴォルフの歌曲全集第8巻はオックスフォード歌曲祭ライヴ!
21世紀に輝く新全集として全世界より注目を浴びるStone
Recordsのヴォルフ歌曲全集シリーズ。
第8巻では世界的な知名度を誇るオックスフォード歌曲祭の2013年ライヴ録音で収録された、ヴォルフの良く知られた作品やアイヒェンドルフの詩からの歌曲集を収録。ライヴ録音ならではの生き生きとした音楽は、音楽祭で入賞を果たした実力派の歌手たちによる歌声も相まって着実に完成に突き進むヴォルフ:歌曲全集にとっても貴重で完成度の高い録音となっている。
2013年5月11日の録音。 |
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モーツァルト、ベートーヴェン&ベルク:ピアノ作品集
ベートーヴェン:
ソナタ ハ短調 Op.111、11の新しいバガテル
Op.119、
アンダンテ・ファヴォリ WoO.57
ベルク:ソナタ Op.1
モーツァルト:ソナタ イ短調 K.310 |
ミハエル・シリャーエフ(ピアノ) |
2007年にウィグモア・ホールでデビューしたロシア出身のピアニスト、ミハエル・シリャーエフによる王道、モーツァルト、ベートーヴェン、ベルクのピアノ作品集。2005年にイビサ島国際ピアノ・コンペティションで一等賞を受賞した確かな技術と華やかな音色。ロシア・ピアノ界の新星によるソナタ・リサイタル・アルバム、ご期待下さい。
2014年5月27日−29日の録音。 |
ARTALINNA
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リベルタリア/ユーフォニアムと吹奏楽のためのフランス現代音楽
マキシム・オーリオ(1980-):リベルタリア
[Libertalia] Op.19
アルノー・ブーキティン(1977-):不規則運動
[Faux mouvements] (2009)
ジャン=フランソワ・ボー:言葉 [Paroles]
(2011)
ポール・レイ:Le binome bigarre
マーク・リス(1963-):タンゴティーク [Tangothique] |
アントニー・カイエ(ユーフォニアム)
フランス空軍軍楽隊(吹奏楽)
クロード・ケメッケル(指揮) |
録音:2010年3月11-12日、2011年2月1、3-4日、エスパス・ド・プロジェクション、IRCAM、パリ、フランス
アントニー・カイエはパリ音楽院でフィリップ・フリッチュに師事したフランスのユーフォニアム奏者。2004年より2015年現在フランス空軍軍楽隊およびブラス・アンサンブルに所属。ソリストとして世界的に活躍するとともに、ヤマハ・パフォーミング・アーティストとしてマスタークラスで後進の指導にあたっています。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
<国内盤>
コウベレックス
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「水の戯れ」〜土師さおり
ラヴェル:水の戯れ
ラヴェル:クープランの墓
(1.プレリュード/2.フーガ/3.フォルラーヌ/
4.リゴドン/5.メヌエット/6.トッカータ)
ドビュッシー:映像第1集
(1.水の反映/2.ラモーを讃えて/3.動き)
ショパン:バラード1番 ト短調 作品23 |
土師さおり(ピアノ) |
美しさや透明感を越え、内在するスケールの大きな旋律を匠みに表現し、親しみとやすらぎをもたらす好演!「水の戯れ」〜土師さおり(ピアノ)
録音:2014 年12 月25-26日、稲美町コスモホール(兵庫県)、52
分54 秒/録音・製作:コウベレックス
土師さおりは武蔵野音大卒業後デトモルト音楽大学及びロベルト・シューマン・デュッセルドルフ音楽大学を経てドイツでの演奏活動後帰国。様々なコンクールで入賞、カーネギーホールデビュー。イブラ国際音楽コンクールではラヴェル特別賞を受賞するなど、ラヴェル演奏への定評がある。美しさや透明感を越え、内在するスケールの大きな旋律を匠みに表現し、親しみとやすらぎをもたらす好演。
【土師さおり プロフィール】
大分県出身。武蔵野音楽大学付属高等学校を経て、武蔵野音楽大学を卒業。その後、武蔵野音楽大学大学院へ入学。第3回全日本ソリストコンテストに入賞。
大学院修了後に渡独。ドイツ国立デトモルト音楽大学ドルトムント校へ入学する。アルヌルフ・フォン・アルニム教授に師事し、研鑽を重ね1998
年首席で卒業。その後、ドイツ国立ロベルト・シューマン・デュッセルドルフ音楽大学へ入学。クラウディオ・アラウ
やアルトール・ルービンシュタインに賛辞を受けたブラジル人ピアニスト、ロベルト・シドン教授のもとで更なる研鑽を積み、2000
年、「国家演奏家資格」を取得して卒業。ドイツ国内での演奏活動を経て2001
年帰国。日本での演奏活動を開始する。
2002 年、第4回別府アルゲリッチ音楽祭新人演奏会に出演。2011
年、ペルージャ音楽祭(イタリア)においてソロコンサート、及び、ショスタコーヴィチピアノ協奏曲1番を演奏。
2012 年1 月、日本イタリア協会主催第3 回コンコルソMusicArte
で特別賞を受賞。2012 年4 月、American protegeinternational
competition 2012 に入賞し、カーネギーホールにて受賞者演奏会に出演。2012
年7 月、第22 回イブラ国際音楽コンクール(イタリア)において最優秀賞、ラヴェル特別賞を受賞。2012
年10 月、第13 回大阪国際音楽コンクールにてアヴニール賞受賞。
2013 年、日本ショパン協会九州支部推薦演奏会オーディションに合格し推薦演奏会に出演。
2014 年、日本ショパン協会主催のパウゼシリーズ(2015
年〜2016 年度)の出演者に選ばれ、2016 年6
月にカワイ表参道コンサートサロン「パウゼ」にてソロリサイタルが決定している。
2015 年第4回Evmelia International Music
Festival(ヴォロス市/ギリシャ)に招待され演奏会に出演。海外の現代作曲家の新曲演奏などにも力を入れている。 |
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「笛吹きの歌」〜日本のリコーダーの響き〜
大前 哲(1943-):孤
林 光(1931-2012):「ソナチネ」リコーダーのための
松本憲治(1948-):小鳥たちの愉しいさえずり
柱本 優(1956-2007):クリシュナ
久留智之(1955-):せむしの笛吹きの歌
藤原 豊(1960-):豌豆緑間奏曲
久保 禎(1962-):「南風(はえ)」より第2、第3
楽章
大前 哲(1943-):メールヘン
平田裕子(1974-):木目 |
エヴァルト・ヘンゼラー
大津磨由美
ヴィンフリート・ミシェル
時光芳恵 |
林光から近作まで!現代日本のリコーダー作品集
録音:2014年9月、10月、灘区民ホール(神戸市)、神戸芸術センター、他、64分49秒/録音・製作:コウベレックス
現代日本の作曲家によるリコーダーのソロ、デュオ、トリオ作品を集めたアルバム。林光「ソナチネ」は明るく快活なソプラノリコーダーの為の作品。南九州の民謡から抽出された旋律などを用いた
久保禎「南風(はえ)」はソプラニーノ及びアルトのソロ作品でCD
には第2、3 楽章を収録。気候のうつろいや土の湿り気や風のにおいを感じさせる。
藤原豊「豌豆緑(えんどうみどり)間奏曲」は植物の蔓がからむような小さな生命の躍動感のあるデュオ作品。日本的叙情と舞曲風リズムを取り入れた
松本憲治「小鳥たちの愉しいさえずり」と共に、ヘンゼラー、大津の息の合った掛け合いが聴ける。
ソロ演奏のエヴァルト・ヘンゼラー氏(エリザベト音大名誉教授)は長年、日本でリコーダー奏者、指導者として活動し、現代リコーダー作品の研究や普及、出版の為に尽力している。 |
2/25(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
DILIGENCE
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シューマンの交響的練習曲 3つのピアノ−エラール、シュトライヒャー、ファツィオリ
[CD 1]
シューマン(1810-1856):
12の交響的練習曲 Op.13(初版;1837)
5つの練習曲(遺作)
変奏曲(未完、ピエール・ブワイエ補筆完成版)
[CD 2]
シューマン:
5つの練習曲(遺作) 第1変奏,第4変奏
12の交響的練習曲 Op.13 第3番,第9番
5つの練習曲(遺作)第2変奏,第3変奏
変奏曲(未完、ピエール・ブワイエ補筆完成版)
5つの練習曲(遺作)第5変奏
変奏曲形式による練習曲集 Op.13(第2版;1852)
[CD 3] グローバル・ヴァージョンの一提案
シューマン:
交響的練習曲 Op.13 第1番(第1変奏)
5つの練習曲(遺作)第1変奏
交響的練習曲 Op.13 第2番(第2変奏)
交響的練習曲 Op.13 第3番
交響的練習曲 Op.13 第4番,第5番(第3変奏,第4変奏)
5つの練習曲(遺作)から 第4変奏
交響的練習曲 Op.13 第6番−第8番(第5変奏−第7変奏)
交響的練習曲 Op.13 第9番
5つの練習曲(遺作)第2変奏、第3変奏
交響的練習曲 Op.13 第10番(第8変奏)
5つの練習曲(遺作)第2変奏、第5変奏
交響的練習曲 Op.13 第10番(第8変奏)
ダ・カーポ
変奏曲(未完、ピエール・ブワイエ補筆完成版)
交響的練習曲 Op.13 第11番(第9変奏),第12番(フィナーレ) |
ピエール・ブワイエ(フォルテピアノ、ピアノ) |
使用楽器:
1837年、エラール製フォルテピアノ(ピエール・ブワイエ私蔵)[CD
1]
1856年、シュタイアー製フィルテピアノ(トーマス・アルベルトゥス・インベルガー私蔵)
[CD 2]
1995年、ファツィオリ製ピアノ "Mago
Merlino" [CD 3]
録音:
2011年6月6日、アカデミー・ホール、シント・トロイデン、ベルギー
[CD 1]
2011年8月4日、モーツァルト・ホール、インベルガー財団、ザツツブルク、オーストリア
[CD 2]
2011年7月27日、ファツィオリ・コンサートホール、サチーレ、イタリア
[CD 3]
シューマンの交響的練習曲の版の変遷とともに楽器も時代を下っていくという興味深い企画。3枚のディスクいずれも20トラックで順番を変えながらも同じ楽曲を聴くことができます。
ブックレットは三分冊で合計60ページですがフランス語のみ、英語版の製作は未定です。
総収録時間は約2時間ですが企画を生かすために3枚組としたようです。
前作とも言うべきセット
これもすごい |
DIL 91011E
(3CD)
\5200
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シューマン 3つのピアノ−エラール、シュトライヒャー、ファツィオリ
シューマン(1810-1856):
クライスレリアーナ Op.16
(初版;1838 [CD 2]/改訂版;1850 [CD
1]/両版混成 [CD 3])※
幻想曲 Op.19(1839) |
ピエール・ブワイエ(フォルテピアノ、ピアノ) |
使用楽器:
1837年、エラール製フォルテピアノ(ピエール・ブワイエ私蔵)[CD
1]
1856年、シュタイアー製フィルテピアノ(トーマス・アルベルトゥス・インベルガー私蔵)
[CD 2]
1995年、ファツィオリ製ピアノ [CD 3]
録音:
2011年6月4-5日、アカデミー・ホール、シント・トロイデン、ベルギー
[CD 1]
2011年8月2-3日、モーツァルト・ホール、インベルガー財団、ザツツブルク、オーストリア
[CD 2]
2011年7月25-26日、ファツィオリ・コンサートホール、サチーレ、イタリア
[CD 3]
同じ楽曲を3種の楽器で弾き分けた興味深い企画。ブックレットは三分冊で合計56ページ。3枚組ですがレギュラー・プライス2枚分の価格です。
※ディスクによる版違いは今回が初のお知らせです。
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DUX
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DUX 1142/1143
(2CD)
\3000 →\2690
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オスカル・コルベルク(1814-1890):ピアノ独奏曲&歌曲集
[CD 1] ピアノ独奏曲
マズル (DWOK 69 No.88 II)(*)
マズルカ集 Op.8(1847)から マズル(No.1)
(DWOK 69 No.47)
マズルカとその他のポーランド舞曲集(1876)から
マズル(No.1) (DWOK 69 No.43 III)
6つのクヤヴィアク Op.19(1850)から
クラヴィアク(No.4) (DWOK 69 No.40)
マズル (DWOK 69 No.84)(*)
6つのポロネーズ Op.1 から ポロネーズ(No.2)(DWOK
69 No.64)
6つのポロネーズ Op.1 から ポロネーズ(No.6)(DWOK
69 No.68)
6つのフランス風コントルダンス Op.4(1844)
パンタロン/夏/雌鶏/羊飼い娘/フランス風/フィナーレ
ワルツ(1836)(DWOK 69 No.69)
2つのマズル(1841)から マズル(No.1)(DWOK
69 No.44)
俗謡の主題によるマズルカ (DWOK 69 No.83)(*)
庶民的様式のクヤヴィアク集(1844)から
クヤヴィアク(No.9)
2つのマズル(1841)から マズル(No.2)(DWOK
69 No.45 II)
マズル (DWOK 69 No.87)
マズルカ集 Op.8(1847)から マズルカ(No.9)(DWOK
69 No.55)
「週刊挿絵」(1867)から マズルカ (DWOK
69 No.60)
9つのポロネーズ Op.1 から ポロネース(No.1)(DWOK
69 No.63)
ピアノのためのポルカ(1859)(DWOK 69
No.73)
華麗な大ワルツ Op.23(1861)(DWOK 69
No.72)
幻想的大マズルカ (DWOK 69 No.88)(*)
[CD 2] 歌曲
「ワルシャワの音楽日記」(1836)から
護符(No.6)
あなたの窓の下で I (DWOK 68 No.2)/あなたの窓の下で
II (DWOK 68 No. 2 II)(*)
3つの歌
結婚した若者 (DWOK 68 No.3)/春の夢
(DWOK 68 No.4)
詩人の歌(DWOK 68 No.5)
「週刊挿絵」Vol.1(1868)から 女の子のために(No.24)(DWOK
68 No.6)
ポーランドの槍騎兵 (DWOK 68 No.7)/山の夜明け
(DWOK 68 No.8)(*)
うぬぼれた恋人 I (DWOK 68 No.9)(*)/うぬぼれた恋人
II (DWOK 68 No.9 II)(*)
クラコヴィアク (DWOK 68 No.10)(*)
ドゥムカ (DWOK 68 No.11)(*)/何てことだ
(DWOK 68 No.12)(*)
つばめ I (DWOK 68 No.13)(*)/つばめ II
(DWOK 68 No,13 II)(*)
つばめ III (DWOK 68 No.13 III)(*)/星を愛する者
(DWOK 68 No.14)(*)
彼は死んだ I (DWOK 68 No.15)(*)/彼は死んだ
II (DWOK 68 No.16)(*)
理由 (DWOK 68 No.17)(*)/懐かしい故郷の思い出
(DWOK 68 No.18)(*)
春 (DWOK 68 No.19)(*)/別れ (DWOK 68
No.20)(*)/愛 (DWOK 68 No.21)(*)
唯一の葦笛 (DWOK 68 No.22)(*)/私の小さな灰色のかっこう(DWOK
68 No.23)(*) |
アンナ・ラジェイェフスカ(メゾソプラノ)
カロル・コズウォフスキ、
ダリウシュ・スタフラ、タデウシュ・シュレンキェル(テノール)
マリウシュ・ルトコフスキ(ピアノ) |
オスカル・コルベルクはポーランドの民族誌家・民俗学者・作曲家。ショパンが書簡を交わした学友ヴィルヘルム・コルベルク(1807-1877)の弟です。ポーランド各地の民謡を収集し、そのモチーフにインスパイアされたピアノ曲や歌曲を書きました。(*)は手稿譜による演奏。 |
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アレクサンドル・コシチュフ(1974-):弦楽四重奏曲集
第10番/第9番/第6番/第5番/第3番 |
ネオクアルテット |
アレクサンドル・コシチュフはポーランドのオポレに生まれた作曲家・ヴィオラ奏者。 |
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幼な児 ポーランド・バロックのクリスマス音楽
ロベルト・ポジャルスキ(1965-):Ksiegi
rodzaju Jezusa Chrystusa
マルチン・ミェルチェフスキ(1600年頃-1651):
Currite populi cum versu Quia puer est
natus(モテット)
クラドゥアーレ・ペトリコヴィエンセ(1651)から
Dominus dixit ad me(イントロイトゥス)
マルチン・ミェルチェフスキ:われらの神イエス・キリスト生誕のミサ
から キリエ
クラドゥアーレ・ペトリコヴィエンセ から
キリエ
マルチン・ミェルチェフスキ:われらの神イエス・キリスト生誕のミサ
から グローリア
ロベルト・ポジャルスキ:Epistola beati
Pauli Apostoli(レクツィオ)
クラドゥアーレ・ペトリコヴィエンセ から
Tecum principium(グラドゥアーレ)
Dominus dixit cum sequentia Grates nunc
omnes(アレルヤ)
ロベルト・ポジャルスキ:Sancti Evangelii
secundum Lucam(セクエンツィア)
不詳:Pastorela Parvule pupule(1699頃)
マルチン・ミェルチェフスキ:われらの神イエス・キリスト生誕のミサ
から クレド
クラドゥアーレ・ペトリコヴィエンセ から
Latentur cali(オフェルトリウム)
マルチン・ミェルチェフスキ:われらの神イエス・キリスト生誕のミサ
から サンクトゥス
ヴォングロヴィエツのアダム(?-1629):
エレヴァツィオーネ、ファンタジア第1番第2旋法を伴う
マルチン・ミェルチェフスキ:
われらの神イエス・キリスト生誕のミサ
から アニュス・デイ
クラドゥアーレ・ペトリコヴィエンセ から
In splendoribus(コムニオ)
スタニスワフ・シルヴェステル・シャジンスキ(1670頃-1713):3声のソナタ
ニ長調
不詳:Pastorela Ktos o tej dobie(1738以前)
クラドゥアーレ・ペトリコヴィエンセ から
Ite missa est
スタニスワフ・シルヴェステル・シャジンスキ:
栄光あれ、高みにある神に(主の生誕のモテット) |
ボルヌス・コンソート
ゴルチツキ・サルマチア合唱団
テンプス四重唱団
コンチェルト・アンティムラーレ(古楽器アンサンブル)
トロンバスティック(ルネサンス・トロンボーン合奏団)
ロベルト・ポジャルスキ(アーティスティック・リーダー) |
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シューマン(1810-1856):
ダヴィット同盟舞曲集 Op.6
クライスレリアーナ Op.16 |
ユージン・インジック(ピアノ) |
ユージン・インジックは1947年ユーゴスラヴィアのベオグラード生まれ、アメリカ合衆国でアレクサンドル・ブライロフスキー(1896-1976)、アルトゥール・ルービンシュタイン(1887-1982)に師事したピアニスト。1972年フランスに移住。演奏・録音の他、ピアノ教師としても世界的に活躍しています。 |
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DUX 0578/0579
(2CD)
\3000
【未案内旧譜】
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アレクサンデル・クリコフスキ(1915-1993):器楽曲&歌曲集
[CD 1] 器楽曲
前奏曲ヘ長調(*)/前奏曲ニ短調(*)
民謡の主題によるヴァイオリンとピアノのための間奏曲(+/*)
ヴァイオリンとピアノのためのスケルツォ(+/*)
チェロとピアノのための組曲(#/*)/器楽アンサンブルのための山の三部作(**)
[CD 2] 歌曲(++)
えぞぎく(蝦夷菊)/谷で/落ちた英雄へのバラッド/はやぶさ/夜
緑のオークの森/ナイチンゲール/夢/春 |
アンジェイ・ゲンプスキ(ヴァイオリン(+))
アンナ・ヴルベル(チェロ(#))
マリウシュ・ルトコフスキ(ピアノ(*))
カメラータ・ヴィストゥラ(**)
アンナ・ミコワイチク(ソプラノ(++))
エドヴァルト・ヴォラニン(ピアノ(++)) |
RUSSIAN DISC
20年程前CDショップを席巻したRUSSIAN
DISCはかなり潤沢に流通していたが、今世紀になって現れたRUSSIAN
DISCは同族だがなかなか入ってこないし、すぐに廃盤になる。 |
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ヴァレーリー・キクタ(1941-):ホルンのための作品集
ホルンと弦楽合奏のための協奏曲(2008)(*)
バルトの悲歌(4つのホルンのための;1999)(+)
オクスキー三部作(4つのホルンのための;1999)(+)
満月/日の出の賛歌/燃える落日
祈り(ホルンとオルガンのための;2014)(#) |
ヴァレーリー・ジャヴォロンコフ(ホルン(*/#))
モスクワ室内管弦楽団ムジカ・ヴィーヴァ(*)
アレクアンドル・ルーディン(指揮(#))
ロシア国立交響楽団ホルン・クアルテット(+)
ヴァレーリー・ジャヴォロンコフ、
アンドレイ・スマーリ、
セルゲイ・ゴルブノフ、
セルゲイ・バシコヴィチ(ホルン)
リューボフィ・ヴェンジーク(オルガン(#)) |
録音:2013年(*/+)/2014年(#)
ヴァレーリー・キクタはモスクワ音楽院でフレンニコフ他に師事したウクライナの作曲家。当レーベルは彼の作品の紹介に力を入れています。
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ヴァレーリー・キクタ(1941-):フルートのための作品集
ヴォルイーニの曲集
(4種フルート、チェンバロと弦楽合奏のための協奏曲/改訂:2013)(*)
コントラスト(フルートとハープのための2つの小品(2010)(+)
夜にこだまする音楽/劇的練習曲
祈り(アルトフルートとオルガンのための;2013)(#)
ネオ・バロック二部作第2番(フルートとオルガンのための;2013)(**)
朝の牧歌/至福の夜の歌
即興ソナタ(フルートとピアノのための;2014)(++) |
セルゲイ・ジュラヴェリ
(フルート(+/**/++)、ピッコロ(*)、ビッグフルート(*)、
アルトフルート(*/#)、バスフルート(*))
ウクライナ国立室内アンサンブル・キエフ・ソロイスツ(*)
ヴラディーミル・シレンコ(指揮(*))
ナタリア・シャメーエヴァ(ハープ(+))
コンスタンチン・ヴォロストノフ(オルガン(#/**))
イリーナ・ジュラヴェリ(ピアノ(++)) |
録音:2013年(*)/2014年(*以外) |
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ヴァレーリー・キクタ(1941-):グスリのための作品集
16−18世紀スコットランドの主題による協奏曲
(2つのグスリとロシア民族楽器楽団のための;2001)(*)
デカブリストの作曲家M・ヤコヴレフの主題による幻想曲
(2つのグスリ、フルート、オーボエとバヤンのための;2014)(+)
ワルツ=マズルカ「1812年」(2つのグスリとロシア民族楽器楽団のための;2012)(#) |
マヤ・ヴォロネツ(鍵盤式グスリ)
アラ・ドガドヴァ(グスリ)
オシポフ記念ロシア国立民族楽器楽団(*/#)
ヴラディーミル・ポンキン(指揮(*))
ヴラディーミル・アンドロポフ(指揮(#))
ロマン・サンドレル(フルート(+))
アンドレイ・ツェルコフスキー(オーボエ(+))
ダニエル・スタドニュク(エレクトリック・バヤン(+)) |
録音:2008年(*)/2012年(#)/2014年(+)
グスリはチターに似たロシアの民族的撥弦楽器。近年では鍵盤で演奏するタイプも開発されています。
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ボリス・ディエフ(1924-2008):行進曲集
45回目の春/祖国(*)/戦友/平和の守りに(**)/大統領祝典行進曲(*)/連邦(+)
連邦の戦い(+)/徴集兵行進曲(*)/兵士の友情(**)/オリンピック行進曲(+)
警察のパレード/建設隊行進曲/祝典行進曲/行軍行進曲/陸軍建設隊行進曲
記念祭行進曲/ロシア行進曲(**)/モスクワ行進曲(#)/序曲「ロシア万歳」(++) |
ソヴィエト海軍軍楽隊(無印)
ヴラディーミル・ソロダヒン(指揮(無印))
ロシア国立吹奏楽団(*/+/#)
アンドレイ・コロトゥシキン(指揮(*))
ヴィクトル・ルツェンコ(指揮(+))
ボリス・ディエフ(指揮(#))
ロシア国防省軍楽隊(**)
ヴィクトル・アファナシェフ(指揮(**))
モスクワ儀仗兵模範軍楽隊(++)
アナトーリー・プリホトチェンコ(指揮(++))
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録音:1976年(#)/1990年(無印)/1992年(++)/2000年(**)/2014年(*/+) |
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
<メジャー・レーベル>
<映像>
EURO ARTS(映像)
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20 59994
(Blu-ray)
\5000 →\4590
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アルゲリッチ&バレンボイムの超豪華競演、話題の「春の祭典」が遂に映像で発売!
モーツァルト:2台のピアノのためのソナタ
ニ長調 K.448
シューベルト:創作主題による8つの変奏曲変イ長調
D.813
ストラヴィンスキー:「春の祭典」(2台ピアノ版) |
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
ダニエル・バレンボイム(ピアノ) |
20 59998
(DVD)
\3000 →\2690
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録音:2014 年4 月、ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
(Blu-ray)画面:1080i Full HD 16:9、音声:PCM
ステレオ、DTS HD MA5.1、リージョン:All、76分
(DVD)画面:NTSC 16:9、音声:PCM ステレオ、DTS5.1,DD5.1、リージョン:All、76分
アルゲリッチとバレンボイムという超豪華共演によるピアノ・デュオ・コンサートの映像。2014
年4 月のベルリン・フィルハーモニーでのライヴ収録で、すでにCD
で発売され話題となっている演奏です。
収録曲目は、モーツァルト、シューベルト、ストラヴィンスキーという組み合わせ。バレンボイムがプリモ、アルゲリッチがセコンドを担当。指揮者バレンボイムとしての先導力を発揮して、アルゲリッチとのタイミングを計っているようにも見受けられますが、アルゲリッチは自由奔放、躍動的に演奏しています。
モーツァルトでは、2 人の美音が際立ち、柔らかで穏やかな音楽を作り上げています。連弾のシューベルトは、弾き始める前に、バレンボイムがアルゲリッチの手にそっと合図している姿が映し出されています。演奏はシューベルトらしい深い味わさを熟練者2
人が丁寧に奏でています。
そしてこの演奏会のハイライトはストラヴィンスキーの「春の祭典」。ダイナミックで原色的色彩感に満ち、推進力と高揚感、オーケストラを思わせる圧巻の演奏です。 |
2/24(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
APARTE
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世紀末
(1)フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
(2)ショーソン:ヴァイオリン、ピアノと弦楽四重奏のための協奏曲
(3)同:間奏曲〜「愛と海の歌」より |
レイチェル・コリー・ダルバ(Vn)
クリスチャン・シャモレル(Pf)
シカゴ・スペクトラムQ |
人気のスイス人ヴァイオリニストがフランクに挑戦
録音:2014 年5 月30 日- 6 月1 日/ルール・ブルー(ラ・ショー=ド=フォン)/68’
51”
2012 年に初来日公演を行い話題となったスイスの女流ヴァイオリニスト、レイチェル・コリー・ダルバ。かつてワーナーからイザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ集をはじめ3
枚のアルバムをリリースしていましたが、今回アパルテ・レーベルに初登場。「世紀末」と銘打ち、フランクとその弟子ショーソンの名作に挑戦していますが、どちらも彼女が敬愛してやまないイザイのために書かれたもの。
さらにフランクのソナタはプルーストの「失われし時を求めて」に登場する架空の「ヴァントゥイユのソナタ」として解釈しているのも興味津々。ダルバ本人書き下ろしの解説も読みごたえ満点です。
赤く染めた長髪と真っ赤なルージュ、シースルー衣裳に皮ジャンを羽織った姿はロック歌手のようなカッコ良さ。独特のフレージングで両作品を解釈し、ショーソンの痛切なまでの表現が感動的です。ダルバの好パートナー、ピアノのクリスチャン・シャモレルも輝かしい技巧を披露しています。
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ベアトリス・ベリュ
ルクス・エテルナ〜バッハの幻影
(1)J.S.バッハ(ケンプ編):
シチリアーノ〜フルート・ソナタ第2番BWV1031より
(2)同(ジロティ編):アリア〜管弦楽組曲第3番BWV1068より
(3)同(ブゾーニ編):シャコンヌBWV1004
(4)同(ブゾーニ編):
コラール前奏曲〜来たれ、創り主にして聖霊なる神よBWV667/
目覚めよと呼ぶ声ありBWV645/
いざ来たれ、異教徒の救い主よBWV659/
今ぞ喜べ、愛するキリスト者よBWV734/
主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶBWV639/
主なる神よ、いざ天の扉を開きたまえBWV617/
アダムの罪によりすべては失われぬBWV637/
アダムの罪によりすべては失われぬBWV705/
汝のうちに喜びありBWV615/
われらが救い主イエス・キリストBWV665
(5)ティエリー・エスケシュ:3つのバロック・エチュード
(6)同:二重の遊び |
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ベアトリス・ベリュ(Pf)
【ベーゼンドルファー・コンサートグランド】 |
美貌のピアニスト、ベアトリス・ベリュが聴かせる超感動的バッハ編曲
録音:2014 年7 月24-26 日/フラジェ(ベルギー)/73’
00”
女優のように美しい容姿のスイスのピアニスト、ベアトリス・ベリュ。これまでフーガ・リベラ・レーベル等から数枚のアルバムをリリースしていましたが、アパルテ・レーベルに初登場。
1985 年ローザンヌ生まれ。ガリーナ・イヴァンツォヴァ、ブリジット・エンゲラー、ジョン・オコーナーに師事し、クレーメルやパールマンに認められてアンサンブルに参加するなど活躍しています。
当アルバムはバッハ作品をピアノ用に編曲したものを中心に構成。特に嬉しいのはブゾーニが編曲したコラール前奏曲が10
曲すべて収められていること。ブゾーニの真摯な編曲は聴感以上にひどく難しいものですが、ベリュは余裕の技巧に快適なテンポで聴き惚れさせられます。ことにタルコフスキーが「惑星ソラリス」で使用した曲「主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶBWV639」に基づく編曲は涙なしには聴けない深さに満ちています。
またジロティ編曲の「G 線上のアリア」の歌いまわし、ブゾーニ編曲の「シャコンヌ」の技巧と集中力いずれも驚き。ベーゼンドルファー・コンサートグランドが、「銀のタッチ」と称される彼女の響きをあますところなく発揮、ブゾーニやケンプがピアノでバッハを聴かせた意味を納得させてくれます。
フィル・アップは、以前ル・ゲと来日公演を行ったオルガニスト兼作曲家ティエリー・エスケシュのピアノ曲。バッハが現代に再現されます。
今回のアルバムのプロモーション映像。映画風になってて結構凝ってます。
https://www.youtube.com/watch?v=7iLUyvHJFNY&feature=player_detailpage
これはラフマニノフのピアノ協奏曲第2番の映像。
https://www.youtube.com/watch?v=x59uF4oiPJk&feature=player_detailpage
ベアトリス・ベリュ〜DORONの旧譜 |
DORON
DRC 3068
\2400 →\2190
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ベリュのシューマン:ソナタ集
シューマン:
ピアノ・ソナタ第1番 嬰ヘ短調 Op.11
ピアノ・ソナタ第2番 ト短調 Op.22
ピアノ・ソナタ第3番 ヘ短調 Op.14 |
ベアトリス・ベリュ(ピアノ) |
クレーメルも賞賛する若手ピアニスト、ベリュのシューマン:ソナタ集
録音:2010年9月23,24,25日 スイス、ラ・ショー=ド=フォン、72'30(デジパック仕様)
ベアトリス・ベリュによるシューマンのピアノ・ソナタ集。ギドン・クレーメルからも「素晴らしい才能」と賞賛されているベアトリス・ベリュは、1985
年、スイスのヴァレー州出身のピアニスト。録音時まだ20
代半ばという若いピアニストだが、ここでのシューマンは真正面から作品に踏み込んだ立派なもので、十分な手応えを感じさせてくれる。
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LIGIA DIGITAL
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チャイコフスキー:ロマンスとセレナード
ただ憧れを知る者だけがOp.6 の6/和解Op.25
の1/
灼熱の灰のあるごとくOp.25の2/何故Op.6
の5/
私は野辺の草ではなかったのかOp.47 の7/
舞踏会のざわめきの中でOp.38 の3/
私が知っているならOp.47 の1/昼が輝きOp.47
の6/
子守歌Op.16の1/狂おしい夜Op.60の6/
信じるな、わが友よOp.6の1/
私はおまえと座っていたOp.73 の1/陽は沈んだOp.73
の4/
そんなに早く忘れて/ひと言でよかったのに/
恐ろしいひとときOp.28の6/セレナードOp.63の6
(以上ロシア語)
セレナードOp.65 の1/失望Op.65 の2/
セレナードOp.65 の3/冬よ来たれOp.65の4/
涙Op.65の5/ロンデルスOp.65の6
(以上フランス語) |
ジャクリーヌ・ローラン(Sop)
ローラン・マルタン(Pf) |
チャイコフスキーの代表的歌曲を網羅。ローランのピュアな歌唱が光る。
録音:2014 年5 月30 日-6 月1 日/クヴォン・デ・ミニム(ミラボー)/78’
00”
かつてLigia レーベルからポリーヌ・ヴィアルドのロシア語歌曲集をリリースして注目されたカナダのソプラノ、ジャクリーヌ・ローランがチャイコフスキーに挑戦。全23
曲のうち、フランス語歌曲が6 篇(*オリジナル・ブックレットのトラック表は作品番号が間違っています)収められているのも大歓迎。また、「ただ憧れを知る者だけが」や「舞踏会のざわめきの中で」「子守歌」といった代表作ももれなく収録。
ジャクリーヌ・ローランはカナダ、ケベック州出身。古楽畑で活躍していますが、ロマン派でも見事な表現を聴かせくれます。 |
CORO
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ザ・シックスティーン
ゴルチツキ:ミサ・ロラーテ
作曲者不詳:ヘイナウ・マリアツキ
ゴルチツキ:
主よあなたに感謝を、ほまれ高き王、イルクシット・ソル、
ミサ・ロラーテ、コンドゥクトゥス・フネブリス、
主が葬られたまいし後、神の摂理への連祷 |
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ザ・シックスティーン
イーモン・ドゥーガン(指揮) |
ザ・シックスティーンが歌うポーランドの音楽。第3弾は"ポーランドのヘンデル"ゴルチツキ!
ザ・シックスティーンとアソシエイト・コンダクター、イーモン・ドゥーガンのコンビによる"バロック時代のポーランド"における宗教合唱作品の探究。
バルトウォミェイ・ペンキエル(fl.1633−1670)の「ミサ曲《ロンバルデスカ》」(COR
16110)、「ポーランドのイタリアの巨匠たち」(COR
16123)に続くシリーズ第3弾は、ポーランドの後期バロック時代の作曲家グジェゴシュ・ゲルヴァーズィ・ゴルチツキ(1665−1734)!
プラハとウィーンで神学を学び、祖国ポーランドのクラクフへと戻り、1698年には同地のヴァヴェル大聖堂礼拝堂の音楽監督に着任するなど、後期バロック時代のポーランドで重要な役割を果たしたゴルチツキ。
古典様式(スティレ・アンティコ)と現代様式(スティレ・モデルノ)を駆使し、"ポーランドのヘンデル"とも称されたゴルチツキの教会音楽の魅力を、ザ・シックスティーンの至上のハーモニーで。
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SATIRINO
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SR 074
(3CD/特別価格)
\5400 →\4990
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復活!!バリー・ダグラス
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集
ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19
ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15
ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73《皇帝》
ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37
ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重協奏曲ハ長調Op.56* |
バリー・ダグラス(ピアノ、指揮)
カメラータ・アイルランド
チー・ユン(ヴァイオリン)*
アンドレス・ディアス(チェロ)* |
バリー・ダグラスと手兵カメラータ・アイルランド、ベートーヴェンのピアノ協奏曲全集!
第8回チャイコフスキー国際コンクールを制したアイルランドの名ピアニスト、バリー・ダグラス。自らが創設した室内オーケストラ「カメラータ・アイルランド」と2005年〜2007年にかけて録音された、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番〜第5番とトリプル・コンチェルト。現在はChandosで録音活動を行っており、来日記念盤となった「ブラームス:ピアノ独奏作品集Vol.2(PCHAN
10757)」はレコード芸術特選を獲得するなど、新たな注目が集まっているバリー・ダグラスの好演が収められています。
※録音:2005年6月9日−10日、2006年4月8日−9日、2007年5月8日−9日、マホーニー・ホール(ダブリン)
バリー・ダグラスっていうピアニスト知ってますか?
1986年チャイコフスキー国際コンクールに優勝して大手メジャー・レーベルBMGからいくつかCDも出してたんですが、あんまりぱっとしないままになってたピアニストです。
そのダグラス、今から6年ほど前、SATIRINO
という新興レーベルからいきなりベートーヴェンのピアノ協奏曲全集をリリースしたんです。
しかも自分で組織したオケを指揮して!
店主も、落ちぶれた演奏家が復活するのを見るのが大好きなので、当時は驚きつつもこんなコメントを書いてます。
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バリー・ダグラス復活!
弾き振り/ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集
SATIRINO STRN 074 (3CD)
チャイコフスキー・コンクールで優勝してそのイケメン・ルックスで一般的な人気もあったバリー・ダグラス。
BMGから少しCDも出たが、いつの間にかいなくなった。
イメージ的にマッチョ風・頭空っぽ系・豪腕ピアニストかと思いきや、案外根暗な演奏を聴かせてくれて将来楽しみだったのに。
・・・一体今頃どこで何をしているのやら。
と思っていたら、いきなり聞いたこともないレーベルから弾き振りでベートーヴェンのピアノ協奏曲全集を出してきた。
しっかり生きていた、バリー・ダグラス!
でも考えてみればそんな彼も2007年で47歳(1960年生まれ)。おそらく我々の(というか店主の)知らないところで深い研鑽を積んでいたに違いない。すでに聴いた担当者も、「真っ向正攻法のアプローチで挑むダグラス。スタインウェイから繰り出される、磨きのかかった煌びやかな美音とあざやかなテクニックに思わず恍惚となることだろう。」と語っている。
楽しみだし、ぜひ応援したい。
でも「あの人は今」みたいな番組で往年のアイドル歌手が悲惨な姿で1回だけ登場して終わりっていうのを時々見るけど・・・そういうことはないよね?
もちろんないと信じてます。
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あはは、言うね。
で、その演奏はどうだったかと?
・・・聴いてないんです。
いつか買おうと思ったら、店主の悪い予想が当たったのか、あっという間に廃盤に。
もちろん続編っぽいアルバムも出る気配なし。(昔のコメントから)
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という、そのアルバムが来日公演にあわせてか、あるいはCHANDOSでの人気復活に合わせてか、再プレスされることに!
素直に嬉しいです。
あのCHANDOSの奇跡的なアルバムがこのアルバムの復活を呼んだのでしょう!
詳しくはこちら・・・心からお奨めします。
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BMC
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諏訪内晶子も登場
「ペーテル・エトヴェシュ:(b.1944):協奏曲集」
(1)セヴン(コロンビア宇宙飛行士への追悼)
(2006/2007 改訂)
(2)空中浮遊(2007)〜2つのクラリネット、弦楽とアコーディオンのための
(3)CAP-KO(2007) (ベラ・バルトークに捧げる)〜
アコースティック・ピアノ及びキーボードと管弦楽のための協奏曲 |
ペーテル・エトヴェシュ(指揮)
(1)(3)エーテボリ交響楽団
(2)BBC 交響楽団
(1)諏訪内晶子(Vn)
(2)リチャード・ホスフォード(Cl)、
ジョン・ブラッドバリー(Cl)
(3)ピエール=ロラン・エマール(Pf, キーボード) |
なんと諏訪内晶子、ピエール=ロラン・エマール参加!エトヴェシュの協奏曲集!日本語オビ・解説付き!
録音:(1)2008 年3 月30 日ブダペスト(ライヴ)、(2)2011
年5 月14 日バービカン・ホール,ロンドン(ライヴ)、(3)2006
年2 月2-3 日エーテボリ・コンサート・ホール
昨年、東京オペラシティで行われた武満徹作曲賞の審査員として来日し自身の作品の演奏会も行われ、あらためてその存在の大きさを日本の聴衆に知らしめたハンガリーの巨匠エトヴェシュの近年の充実した管弦楽曲を集めた話題盤です。
しかもソリストはまさに夢のコラボと言うべきスター揃い。諏訪内晶子がソロを務める《セヴン》は2003
年のスペースシャトル「コロンビア号」の事故で亡くなった宇宙飛行士の追悼のために作曲され、沈痛ながら息の長い抒情的なヴァイオリン独奏のメロディが彼方の星が輝くようなキラキラとしたオーケストレーションに包まれる美しいレクイエム。
クラシックだけでなく諏訪内の現代音楽への確かな技術とセンスを感じさせます。ピエール=ロラン・エマールをソリストとしたピアノ協奏曲はアコースティック・ピアノと電子キーボードを弾きわけ、オーケストラとさながらハード・ロックのようなスリリングな展開を見せます。 |
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「バルトーク:合唱曲全集」
CD1) 「児童および女声合唱曲」
2声または3声の合唱曲(27のハンガリー民謡)〜
無伴奏児童合唱と女声合唱のための
CD2) 「男声および混声合唱曲」
夕べ/4つの古いハンガリー民謡/スロヴァキアの民謡/
4つのスロヴァキア民謡(*)/セーケイの民謡/
過ぎ去った時より/4つのハンガリー民謡/
4つの古いハンガリー民謡/スロヴァキアの民謡/
4つのスロヴァキア民謡 |
ラースロー・ドブサイ(指揮)
リスト音楽院合唱団
エトヴェシュ・ローラント大学合唱団
ゾルタン・コシチュ(Pf)*印のみ |
意外とありそうで無かったバルトークの合唱曲全集
録音:2008 年
バルトークの残した無伴奏およびピアノ伴奏つきの合唱曲を集成。CD1
は児童および女声合唱曲、CD2 が男声および混声合唱曲である。なおCD2
の「4つのスロヴァキア民謡」でゾルタン・コシチュがピアノ伴奏で参加している。本場ハンガリーの若者たちによるみずみずしいバルトーク合唱曲全集の新しい決定盤。 |
MARQUIS
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「バロックのヴィルトゥオージ」
(1)テレマン:協奏曲ニ長調 TWV53:5
【編曲:ヨハン・ゲオルク・ピゼンデル(1687-1755))】
(2)フックス:ヴァイオリン、バスーン、弦楽のためのロンド
ハ長調
(3)グラウン:ホルンと弦楽のための協奏曲
ニ長調
(4)ヴィヴァルディ:
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
「パドヴァの聖アントニウスの聖なる舌の祝日のために」RV212
(5)グラウプナー:
フルート、バスーン、弦楽、通奏低音のための序曲
ト長調GWV464 |
ヴィクトリア・バロック・プレイヤーズ
カティ・デブレツェニ(Vn&指揮)
アンドルー・クラーク(Hr) |
ヴィクトリア・バロック・プレイヤーズのデビュー盤!
録音:2014 年1 月聖マリア教会、メチョセン,ブリティッシュ・コロンビア州(ライヴ)
61’00
2011 年にカナダのヴィクトリアで結成された“ヴィクトリア・バロック・プレイヤーズ”のデビュー・アルバム。世界各地でコンサートを行い、各地で好評を得ています。
テレマンの協奏曲は、テレマンと同時代を生きた作曲家ピゼンデルが、トランペット・パートを彼のオリジナルのナチュラル・ホルン・パートに変えたヴァージョンで演奏しています。繊細で軽やかに、音楽がエネルギッシュに躍動する。優美に溌溂とした空気が感じられます。 |
ROMEO RECORDS
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「黒人霊歌と歌曲集」
(1)《黒人霊歌》
深い河/お戻しください昔の心を/時には母のない子のように/
誰も知らない私の悩み/ジェリコの戦い/ギリアドの乳香/
私はさまよう/行けモーゼ/揺れよ、愛しのチャリオット/
聖霊を感じるたびに/他
(2)《歌曲》
シューベルト:音楽に寄せて、アヴェ・マリア/
ルビンシテイン:ペルシャの歌/
チャイコフスキー:ドン・ファンのセレナーデ/
ブラームス:サッフォー風のオード/ラフマニノフ:春の小川/
トスティ:セレナータ、マレキアーレ/ディ・カプア:マリア・マリ |
ヨラム・チャイター(バス)
イレーナ・ゼリクソン(Pf) |
ウクライナ出身イスラエルのバス歌手チャイターによる黒人霊歌と歌曲
録音:2013-14 年チャーチル・オーディトリアム,ハイファ (1)セッション、(2)ライヴ
ヨラム・チャイターは1973 年生まれのウクライナ出身のバス歌手。オペラ公演に多数出演し、リサイタルも世界各地で行っています。
今作は黒人霊歌と、シューベルトやトスティといった歌曲を収録。黒人霊歌の“揺れよ、愛しのチャリオット”はドヴォルザークの“交響曲第9
番「新世界から」”で使われたと言われています。 |
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「無伴奏ヴァイオリンによるリスト:ピアノ・ソナタ」
フランツ・リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
(ノアム・シヴァン編、無伴奏ヴァイオリン版)
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータロ短調BWV1002 |
ヴェラ・ヴァイドマン(Vn) |
これは珍しい!リスト:ピアノ・ソナタの無伴奏ヴァイオリン版!?
録音:2014 年3 月クラシカル・スタジオ,ヘルツリヤ、イスラエル
これは珍しい一枚。リスト唯一のピアノ・ソナタ
ロ短調の無伴奏ヴァイオリン・ヴァージョンの登場です。あの難しいピアノ原曲をいかにヴァイオリンにトランスクリプトするか、演奏可能の限界に挑む意欲的な企画です。
そして後半はロ短調繋がりでJ.S.バッハのパルティータをカップリング。ヴァイオリンのヴェラ・ヴィトマンは旧レニングラード出身のロシアの女流でモスクワ音楽院でオイストラフに師事した後、イスラエルでアイザック・スターンの指導も受けています。ロシアの大地を思わせる骨太なヴァイオリンを聴かせてくれます。 |
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
ROMEO RECORDS
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RON 7309/10
(2CD 1枚価格)
\2300 →\2090
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生誕110 周年記念CD
「ナディア・ライゼンバーグ、ロシア・ピアノ曲集」
チャイコフスキー:12の小品 Op.40
(練習曲 ト長調/悲しい歌 ト短調/葬送行進曲
ハ短調/
マズルカハ長調/マズルカ ニ長調/無言歌
イ短調/
村にて ト短調/ワルツ 変イ長調/ワルツ
嬰ヘ短調/
ロシア舞曲/スケルツォ ニ短調/とぎれた夢)
ロマンス ヘ短調 Op.5/二つの小品 Op.10(夜想曲/ユモレスク)/
ハプサールの思い出 Op.2(城の廃墟/スケルツォ/無言歌)
ラフマニノフ:
V.R.のポルカ/ワルツ イ長調 Op.10-2/舟歌
ト短調 Op.10-3/
ロマンス ヘ短調 Op.10-6/マズルカ 変ニ長調
Op.10-7/
幻想的小曲集 Op.3
(悲歌/前奏曲 嬰ハ短調/調べ/ポリシネル/セレナード)
カバレフスキー:24 の前奏曲 Op.38 |
ナディア・ライゼンバーグ(ピアノ) |
ナディア・ライゼンバーグ生誕110 周年記念CD、WESTMINSTER復刻のロシア作品集
録音:1950 年代半ば、モノラル(WESTMINSTER
音源)、157'26
ナディア・ライゼンバーグ(1904-1983)は、リトアニアの首都ヴィリニュス出身のピアニスト。サンクトペテルブルグで学んだ後、ロシア革命を避けて米国に移住。カーティス音楽院でヨゼフ・ホフマンに学んだ。たいへん優秀なピアニストだったが、1950
年代にロシアの作曲家の作品をいくつか録音した後は録音に縁がなく、生前から幻のピアニストになっていた。余談だが、ライゼンバーグの妹はテレミン奏者として有名なクララ・ロックモア。
この2 枚組のCD は昨年のライゼンバーグ生誕110
年を記念しての企画。1950 年代半ばに米国のWESTMINSTER
に録音したチャイコフスキー、ラフマニノフ、カバレフスキーの曲集が集められている。いずれもテープからの復刻で、1950
年代半ばのモノラル録音としては標準的な音質である。
ライゼンバーグの音楽は品の良さが魅力で、しっとりとした情感が豊かなもので、いずれの曲もたいへん素晴らしい。カバレフスキーの24
の前奏曲は作曲されてからまだ10 年ほどで、おそらく西側での初録音と思われる。
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<国内盤>
<映像>
BEL VEDERE(映像)
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BELVED 10150
(DVD+CD)
\6400
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耳の聞こえない魂のコンサート
ラヴェル:
(1)鏡
(2)夜のガスパール
(3)亡き王女のためのパヴァーヌ |
ラグナ・シルマー(Pf)
クリストフ・ヴェルナー 演出
ハレ人形劇場 |
「私の頭の中には音楽が溢れているのに、一音符も紙の上に表せない!」〜耳の聞こえない魂のコンサート ラヴェルの悲劇
言語:独、英、仏、字幕:英、仏、DVD:63’、CD:34’、NTSC、リージョンALL
近代フランス音楽の大家、モーリス・ラヴェル。小柄でおしゃれで母親を溺愛し生涯独身を貫いたこの天才の晩年は悲劇的なものでした。頭の中にある楽想を音符として表すことができず、短い手紙を書くのにも辞書を使って一週間もかかったとか。せっかく脳の手術を受けたのに左脳の症状なのにもかかわらず右脳を開頭され、この手術後、10
日ほどで世を去ってしまう。黒子が使うラヴェル生き写しの人形と「鏡」や「夜のガスパール」を演奏するピアニストが舞台で「協演」します。
吉田秀和先生の「ラヴェル物語」を読んで視聴すると感動が深まります。特典映像のアニメーションも風車、自動車、船、飛行機、第一次世界大戦等がラヴェルの音楽で描かれ非常に興味深いものに仕上がっております。 |
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BELVED 10131
(DVD)
\4000
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アネッテ・ダッシュのグレーテルの名唱が堪能できる
「ヘンゼルとグレーテル」
フンパーディンク:
歌劇「ヘンゼルとグレーテル」(あやつり人形劇版) |
<音楽の出演>
ヘンゼル:クリスティーナ・ナウデ
グレーテル:アネッテ・ダッシュ
魔女:ギャドレ・ポヴィライティーテ
お父さん:イェルク・ゴットシック
お母さん:マルティナ・ハンベルク=メビウス
眠りの精:林田明子
露の精:ビニ・リー
アンドレアス・シュラー(指揮)
イン・ボッカ・アル・ルーポ管弦楽団&合唱団 |
アネッテ・ダッシュのグレーテルの名唱が堪能できる「ヘンゼルとグレーテル」〜ザルツブルク・マリオネット劇場
STEREO、16:9、独語歌唱、字幕:独、英、仏、101’、リージョンAll、NTSC
「サウンド・オブ・ミュージック」の「淋しい羊飼い」でもマリオネットが大活躍しましたが、ザルツブルクのモーツァルテウムの東側にはマリオネット劇場があります。
この劇場は1913 年に彫刻家のアントン・アイヒャーが手掛けたモーツァルトの「バスティアンとバスティエンヌ」の人形劇公演で幕を開けました。現在もその子孫らによって劇場は守られ続けており、芸術性の高い人形劇公演を上演しています。
指揮のシュラーはベルリン出身の若手のオペラ指揮者、セバスチャン・ヴァイグレやロルフ・ロイターに学び「イン・ボッカ・アル・ルーポ」(狼に食われちまえ!=頑張れ!の意)のメンバーやアネッテ・ダッシュとダ・ポンテ・オペラを演奏しています。このDVD
はなんといっても今、世界中で大活躍のアネッテ・ダッシュのグレーテルが聴けることでしょう。彼女の美しい笑顔は見ることができず、いつも無表情な人形の顔というのは残念ですが・・・。 |
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