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≪第80号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その8 2015/2/24〜


マイナー・レーベル新譜
歴史的録音・旧録音
メジャー・レーベル

国内盤
映像





2/27(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

AD VITAM



AV 141115
\2600→\2390
14世紀のポリフォニー宗教曲
 ユリとライオン〜
  14世紀フランスとイギリスの王のポリフォニー宗教曲
ジャン=ポール・リゴー(指)
アンサンブル・ベアトゥス
 中世の敬虔な祈りが蘇る

 録音:2013 年12 月16-19 日/ベヴェル・ロザリオ教会(ベルギー)/52’ 24”

  14世紀のフランスとイギリスのポリフォニー宗教曲を集めた興味深いアルバム。アンサンブル・ベアトゥスはテノール、バリトン2、バスの4 名から成る声楽アンサンブル。
 シンプルながら深い祈りの歌が感動的。中世音楽に興味のある向きは見逃せない一枚と申せましょう。




AGOGIQUE


AGO 019
\2600
シャルパンティエとパーセルの魅惑芸術
 パーセル:
  バラの花よりかぐわしく/聞け、とどろく大気よ/
  シャコンヌ ト短調/おお、私を泣かせておくれ/
  グラウンド ニ短調/おお、孤独よ
 シャルパンティエ:
  火のそばで愛し合う/春の楽しみ/わびしい孤独/
  ああ、なんと不幸なことか/
  いいえ、私はあの人をもう愛していません/
  この森に恐怖はなく/ああ、夢想に浸らせておいてくれ
 ルイ・クープラン:アルマンド ニ短調
 サント=コロンブ:パサカイユによるサラバンド
 ブロウ:狂乱歌
 シャンボニエール:シャコンヌ第3番ヘ長調
 ドマシー氏:ロンドーによるガヴォット
シャンタル・サントン=ジェフリー(Sop)
ヴィオレーヌ・コシャール(Cem)
フランソワ・ジュベール=カイエ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
トーマス・ダンフォード(アーチリュート)
ステファニー=マリー・デュギャン(Vn)
 シャンタル・サントン=ジェフリーの美声が光る、パーセルとシャルパンティエ

 録音:2014 年5 月28-31 日/聖ジュヌヴィエーヴ教会(クルトメ、フランス)/59’ 44”

 イギリスのヘンリー・パーセル(1659-1695) とフランスのマルカントワーヌ・シャルパンティエ(1643-1704) という同時代作曲家を軸に「オルフェリーク芸術(目に見えない神秘的芸術)」を追求したアルバム。
 しばしば来日公演を行っているフランスのソプラノ、シャンタル・サントン=ジェフリーのピュアな歌唱が、ひとときいにしえの世界へと誘ってくれます。
 


AGO 018
\2600→\2390
音楽学者も狂喜の貴重な録音登場
 17 世紀初頭のイタリアの歌曲作曲家

  ジュリオ・サント・ピエトロ・デ・ネグリ:

  恋する不死鳥/私が誓うなら/
  恋人よ、知らぬなら(ギッツォロ)/
  フィッリ、どうして私を殺すのか/愛は笑いか涙か/
  愛の犠牲者(ヴァレーラ)/ああ、あなたは残酷すぎる/
  私のオーロラ/かわいいゼフィーロが甘く吹いた/
  お前は行くのか/美しい私の金髪/その母斑/
  おお、私はかくも辛く/彼女は歌いに行った/
  ああ、あなたがそんなに愛しているなら(ギッツォロ)/
  ティルシ、クロリス、アミンタの対話/
  汝芸術は美し(ロニョーニ)/恋する後家さん/
  春は丘を彩り(ロニョーニ)/わが心は弱り/
  クロリスとアミンタの対話
マルコ・オルヴァ
 (指揮、歌、テオルボ、ギター、リローネ)
オルガ・ピタルチ(Sop)
ブリジット・ヴァンソン(Ms)
ジェフリー・トンプソン(Ten)
エマニュエル・ヴィストルキー(Bs)
マガリ・アンベール
 (Fl、タンブラン・ア・サンバレット)
クリスチーヌ・プリュボー
 (ソプラノ&バス・ヴィオール)
シャルル=エドゥアール・ファンタン
 (テオルボ、バロック・ギター)
マチュー・ブティノー
 (チェンバロ、クラヴィシテリウム、
  ラウテンヴェルク)
 録音:2013 年9 月23-26 日/聖ジュヌヴィエーヴ教会(クルトメ、フランス)/69’ 15”

 ジュリオ・サント・ピエトロ・デ・ネグリ(1570 頃-1630 頃) は17 世紀初頭のイタリアの歌曲作曲家。今日ほとんど忘れられていますが、当時はかなり人気があり、少なくとも11 巻の楽譜集が出版されていました。
 それを忠実に演奏したのが当アルバム。研究家必携の貴重な資料の登場ですが、音楽そのものも典雅で流麗、リュートの弾き語りで知られるマルコ・オルヴァが絶美の世界を堪能させてくれます。




AMBRONAY


AMY 040
\2700
カルロス・ガルデル:ブエノスアイレスのカンシオネロ
 たそがれの時/緑の薬草/わが人生のすべて/
 チェ・バンドネオン/バンドネオンの嘆き/
 下町のロマンス/マッチの炎/クリスタル/ひとりゆく/
 居酒屋/長屋/南/やくざ者/恨みを抱いて/
 エル・モティーヴォ「哀れな女」/凧の夢/情熱
ディエゴ・フローレス(歌)
ウィリアム・サバティエ(バンドネオン)
シロ・ペレス(ギター)
 伝説のタンゴ歌手ガルデルの世界にクラシック演奏家が挑戦

 録音:2013 年10 月22-25 日/文化ホール、ジュジュリュー礼拝堂(フランス)/71’ 46”

 カルロス・ガルデル(1890-1935) は伝説のタンゴ歌手。飛行機事故で夭折しましたが、その甘い美声は現在も不動の地位を占めています。彼の作曲したタンゴはピアソラのような現代的なものでなくオトナの色気に満ち、クラシックの世界にも波及しそうな気配です。
 アルゼンチンのバリトン、ディエゴ・フローレスは1972 年生まれ。テアトル・コロンで「ジャンニ・スキッキ」のマルコ、「カルメン」のモラレス役で評判になりました。ミュージカルの世界でも活躍。ピアソラのスペシャリストとして知られるバンドネオン奏者ウィリアム・サバティエと絶妙なアンサンブルを聴かせてくれます。




ATMA



ACD2 2689
(2CD)
\4000→\3690
ソ連の伝統からキテレツな猟奇作風まで
 グバイドゥーリナの七変化の世界

  グバイドゥーリナ:
  CD1
   (1)弦楽四重奏曲第1番 (1971)
   (2)弦楽四重奏曲第2番 (1987)
   (3)弦楽四重奏曲第3番 (1987)
   (4)弦楽四重奏曲第4番 (1993)
   (5)BACH 主題による反映 (2002)
  CD2
   (6)ピアノ五重奏曲 (1957)
   (7)弦楽三重奏曲 (1987)
   (8)リジョイス(ヴァイオリンとチェロのためのソナタ)(1981)
モリナーリ四重奏団
ルイーズ・ベセット(ピアノ)
 録音:2013 年9 月/聖オーギュスタン教会(ミラベル、ケベック)、10 月/サル・ピエール・メルキュール(モントリオール、ケベック)/24bit 96kHz、68’ 06”、76’ 42”

 日本でもおなじみの旧ソ連出身作曲家ソフィヤ・グバイドゥーリナ。彼女の全弦楽四重奏曲作品をはじめ、弦楽器のための重要作品を集めた好企画。
 グバイドゥーリナは今日までに弦楽四重奏のための作品を5 篇残していますが、いずれも単一楽章形式で、それぞれに奇抜なアイディアが盛り込まれています。
 第1 番はソ連時代の作ながら、奏者が演奏中に椅子を持って舞台を移動することが指示され、さらに最後の6 ページは演奏者が即興するというキテレツな作。第2 番はシベリウスSQ、第3 番はアルディッティSQ の委嘱作ですが、後者はピチカートに偏執した猟奇的作風に驚かされます。
 クロノスSQ の委嘱による第4 番は十二音技法、テープ付きの前衛作。そして第5 番にあたる『BACH 主題による反映』は『フーガの技法』の主題をグバイドゥーリナ風に処理しています。グバイドゥーリナ学生時代の作「ピアノ五重奏曲」は、ショスタコーヴィチかワインベルクを思わす典型的なソヴィエト音楽。後年の作風はほとんど感じさせませんが、精力的なアレグロ楽章など魅力的です。
 1997 年に結成されたモリナーリSQ。カナダを代表する団体で、現代音楽をレパートリーの中心としています。完璧な技術と鋭敏な感性で、やはり現代音楽を得意とするカナダのピアニスト、ルイーズ・ベセットとともに輝くような演奏を繰り広げています。
 

ACD2 2709
\2100
三色で
  (1)イヴ・レヴェイエ:パントマイム
  (2)ヒナステラ:長五音階の第1旋法で
  (3)フランソワ・ブラッサ:遊び・反映
  (4)シマール&レヴェイエ&ブラッサ:ケイコ
  (5)レヴェイエ:先住民居住区
  (6)シマール&レヴェイエ&ブラッサ:音叉
  (7)マイニエリ:自画像
  (8)シマール&レヴェイエ&ブラッサ:三色で
マリー=ジョゼ・シマール(Perc)
フランソワ・ブラッサ(Pf)
イヴ・レヴェイエ(Pf)
 ジャズ、ワールドミュージック、クラシックの混合音楽

 録音:2014 年9 月/サル・オスカー・ピーターソン(モントリオール、ケベック)/24bit 96kHz、49’ 55”

 35 年の芸歴を誇るカナダのマリンバ奏者マリー=ジョゼ・シマール。彼女がカナダのモダン・ジャズ・ピアニスト、フランソワ・ブラッサとイヴ・レヴェイエと異色のトリオを披露。クラシックとジャズが魅力的に混ざり合っています。
 ジャズではヴィブラフォンのソロがありますが、マリンバは独特。ワールドミュージック風でもあります。ほとんどが彼らのオリジナル作品ですが、「ケイコ」という作品はマリンバの女王、安倍圭子のことで、シマールが2007 年に東京で師事した際の印象を音楽にしています。オーディオ的にも興味津々のアルバムです。




LA DOLCE VOLTA



LDV 19
\2600→\2390
おそらく世界で最も元気な90代演奏家
 プレスラー/モーツァルト・ソナタ全曲録音プロジェクトがスタート!
  モーツァルト:ピアノ・ソナタ集

   ピアノ・ソナタ第11番 イ長調「トルコ行進曲付き」K.331
   ピアノ・ソナタ第17番 変ロ長調 K.570
   ピアノ・ソナタ第18番 ニ長調 K.576
メナヘム・プレスラー(ピアノ)
 「ピアノ界の生ける伝説」メナヘム・プレスラーみずみずしい感性、愛情あふれる奇跡的なタッチ、モーツァルト・ソナタ全曲録音プロジェクトがスタート!

 録音:2014 年9 月19-21 日

 「ピアノ界の生ける伝説」、1923 年生まれの巨匠ピアニスト、メナヘム・プレスラー。1955 年、ボザール・トリオを結成し、世界でもっともすぐれた室内楽ピアニストとして世界で活躍を続けておりましたが、2007-08 のシーズンのトリオ解散後は、室内楽、ソロの両方でさらなる活動を展開しています。
 2014 年4 月には、庄司紗矢香とのデュオ・リサイタルで来日、優しさあふれる演奏で会場を静かな感動が包み込みました。2014 年末には、ベルリン・フィルのジルベスター・コンサートでモーツァルトのピアノ協奏曲第23 番で出演するなど、世界が再注目している最高齢の巨匠のひとりです。2015 年11 月にはマリナー指揮NHK 交響楽団とモーツァルトのピアノ協奏曲第17 番を共演する予定もあります。
  LA DOLCE VOLTA からの2 枚目のリリースとなる今回は、モーツァルトのソナタ集。トルコ行進曲に、第17、18 番という名曲ぞろいのプログラムです。なんとモーツァルトのソナタを全曲録音するプロジェクトの第1 弾、ということで、注目度も高まります。

 「モーツァルトがこれらの音符を記したその時、その瞬間の気分を再現するのは非常に難しいことです。モーツァルトは、私たちに無限の喜びと悲しみを同時に与えることができるのですから。彼の音楽は決して皮相的な表現に陥りません。演奏家の使命は、モーツァルトが話す彼独自の音楽言語を、まるで自分の言語のように体得することです。これを“モーツァルト語” と呼んでおきましょう—モーツァルト語は、フランス語や英語と同様に存在し話される言語なのです。」
 とはプレスラーの言葉。豊かなイメージ、みずみずしい感性に満ち、些末な出来事や日常の緊張から解き放たれた、完全なる平静さに包まれたモーツァルト。音楽の慎ましやかな僕、プレスラー。澄み切ったポエジーと素朴さ、みずみずしい感性が裏打ちするイメージ、そして優しさが、聴く者の心を強く揺さぶります。




MARIINSKY



MAR 0554
(2SACD HYBRID)
\3600→\3290
ゲルギエフ還暦のプレゼントとして作られたシチェドリンの新作
 シチェドリン:歌劇「左利き」(2013)
左利き:アンドレイ・ポポフ(Ten)
アタマン・プラトーノフ:エドワルド・ツァンガ(Bs)
皇帝ニコライ一世:ウラジーミル・モローズ(Br)
蚤:クリスチーナ・アリェワ(Sop)
シャーロット王女:マリア・マクサコワ(Ms)
ワレリー・ゲルギエフ (指揮)
マリインスキー劇場管弦楽団、同合唱団
 ゲルギエフ還暦のプレゼントとして作られたシチェドリンの新作、超充実の記録

 録音:2013 年7 月27、28 日/マリインスキー劇場コンサートホール(セッション録音)/24bit 48kHz PCM、119’ 32”

 SACD ハイブリッド盤。
 1932 年生まれのロディオン・シチェドリンが2013 年に作曲した最新オペラの世界初録音。ゲルギエフの還暦誕生日プレゼントとしてマリインスキー劇場が委嘱し、2013 年7 月27 日のステージ初演の記録というのも興味津々です。
 原作はニコライ・レスコフ(ショスタコーヴィチの「ムツェンスクのマクベス夫人」の著者)の小説「ぎっちょの鍛冶屋とのみ」(池田健太郎訳 東京創元社刊)に基づきシチェドリンの6 作目のオペラにあたります。「ムツェンスクのマクベス夫人」と違い風刺的な喜劇で、古き頑固なロシア男の生き様、ロシアとイギリスの関係などが滑稽に描かれています。
 旧ソ連の大物作曲家のなかで、現在でも気炎を吐いているシチェドリン。ショスタコーヴィチ的な旧ソ連作風が健在なのはまさに奇跡と申せましょう。こうした音楽で育ったゲルギエフが、シチェドリンにこだわり偏愛し続けるのも納得の魅力があります。
 シチェドリンもゲルギエフの還暦プレゼントということもあり、いつも以上に力の入っていて充実感満点。華麗なオーケストレーション、老練な舞台効果、音楽に込められた皮肉と悲哀など、最良のソ連音楽の伝統を最新で味わえる贅沢さ。ゲルギエフ組の歌手陣も充実。主役のアンドレイ・ポポフは昨2014 年のNHK 音楽祭でリヒャルト・シュトラウスの「サロメ」のヘロデ役が記憶に新しいテノール。またシャーロット王女役のマリア・マクサコワも昨年来日した若手メゾ。ゴロワーノフのお気に入りだった伝説のソプラノ、マリア・マクサコワの実孫というのも注目です。ゲルギエフの指揮も見事で、ソ連オペラ最盛期の響きを再現しています。







MIRARE

MIR 268
\2700
レミ・ジュニエ待望のソロ・アルバム瑞々しい感性で弾くバッハ
 J.S.バッハ:
  パルティータ第4番ニ長調BWV828
  カプリッチョ変ロ長調「最愛の兄の旅立ちにあたって」BWV992
  イギリス組曲第1番イ長調BWV806
  トッカータ ハ短調BWV911
レミ・ジュニエ(ピアノ)
 録音:2014 年9 月ポワティエ・オーディトリアム・シアター(TAP)/79’00/エンジニア:ユーグ・デショー

 2013 年エリザベート王妃国際音楽コンクールで第2 位に輝いたフランスの新世代のピアニスト、レミ・ジュニエ待望のソロ・アルバム。
 彼は1992年フランスのモンペリエ出身。レナ・シャレシェヴスカヤ(エコール・ノルマル)、ブリジット・エンゲラー(パリ国立音楽院)、エフゲニー・コロリオフ(ハンブルク大学)らに師事。日本では2014 年のラ・フォル・ジュルネ音楽祭に出演し、ラフマニノフのピアノ協奏曲第3 番を演奏して注目を集めました。
 ディスクとしては、エリザベート王妃国際音楽コンクールの上位入賞者たちのアルバム(QEC2013)が発売されていますが、セッション録音はこのアルバムがはじめて。
 内容はオール・バッハでレミ・ジュニエ自身によるこだわりの選曲。バッハの鍵盤作品に多様性を与えるプログラミングで、バッハの構造美を瑞々しい感性で演奏しています。例えばパルティータ第4 番は、コンクールのディスクにも収録されており、高貴で華やかな演奏を聴かせてくれます。
 またバッハには珍しい標題音楽のカプリッチョ「最愛の兄の旅立ちにあたって」では、バッハが作曲にあたった背景が見事に描き出されています。2015年のラ・フォル・ジュルネ音楽祭では、このディスクの曲目も演奏される予定。今後の活躍が大いに期待されるピアニストです。
 
MIR 266
(2CD)
\3400→\3090
ラモー:クラヴサン曲集
 クラヴサン曲集第1巻(1706)、クラヴサン曲集(1724)、
 王太子妃(1747)、新クラヴサン曲集(1726-1727)、
 コンセール用クラヴサン曲集(1741)
ベルトラン・キュイエ
 (クラヴサン:
  フィリップ・ユモー1977年製)
 フランス「粋」を感じるキュイエのラモー

 録音:2014 年1 月3 & 6 日、5 月19 & 20日 ロワイヨモン修道院/151’00

 1978 年ナント生まれのベルトラン・キュイエ。チェンバロ奏者の母ジョスリンに手ほどきを受け、その後ルセとピエール・アンタイに学びました。ニケ指揮コンセール・スピリチュエル、クリスティ指揮レザール・フロリサンとオペラで共演するほか、レ・バス・レウニー、ラ・レヴーズの通奏低音奏者兼ソリストとしても活躍するフランス古楽界の期待のサラブレッドです。
 今回彼が録音したのはフランス・バロックの巨匠ジャン=フィリップ・ラモーのクラヴサン曲集。1706 年に出版されたクラヴサン曲集第1 巻、1724 年に出版された2 つの組曲と練習曲、王太子妃、新クラヴサン組曲の2 曲そしてコンセール用クラヴサン曲集。各曲の性格を巧みに描き分けながら、優雅な響きフランス「粋」を感じさせる演奏です。
 録音されたのはパリ郊外にあるロワイヨモン修道院。ここに併設されているフランソワ・ラング図書館。20 世紀前半のピアニスト、フランソワ・ラング(1908-1944)のコレクションに基づいていて、16 世紀から20 世紀の作曲家の印刷譜や手稿譜、音楽理論書や作曲家自筆の手紙を数多く所蔵しています。そしてラモーのコレクターとして知られているパトリック・フロランタンのラモー・コレクションも所蔵され、キュイエはこの録音に際し、これらのコレクションを参考にしたということ。



ベルトラン・キュイエのラモーといえば
昨年ALPHAからリリースされた貴重な映像作品



Alpha703
(国内盤DVD・日本語字幕付)
\4800+税
電気なし・ろうそくだけ!!
 ジョン・ブロウ(1649〜1708):
  1.『ヴィーナスとアドニス』〜序幕と全3幕
  2. 聖セシリアのためのオード「歌を始めよ」
  3. フランス第3放送によるメイキング
ベルトラン・キュイエ(cmb)指揮
レ・ミュジシャン・デュ・パラディ(古楽器使用)
セリーヌ・シェーン(S/ヴィーナス)
マルク・モイヨン(Br/アドニス)
グレゴワール・オーギュスタン(Boy-S/クピドン)
カーン歌劇場少年合唱団

 ついに来ました!完全日本語字幕付、ろうそく照明がバロック・オペラの表現と不可分であったことをありありと立証する、リュリ『カドミュスとエルミオーヌ』に続くAlpha レーベルのDVDは、息をのむ美しさ。
 パーセルの師匠ブロウの劇世界を、艶やかすぎる女主人公、精妙な古楽バンドとともに、奇跡の夜を!

 これはバロック音楽を愛する人たち、いやオペラや映画、舞台芸術を愛するあらゆる人たちに強くおすすめできる、痛烈なDVD でございます!
 制作はフランス屈指の古楽レーベル、Alpha——そう、古楽集団ル・ポエム・アルモニークが、楽器や奏法、唱法のみならず、舞台上の照明までバロック期同様に電気なし・ろうそくだけしか使わないという斬新な演出で上演し、ヨーロッパ中を虜にし大がかりなツアーを続けてきた『町人貴族』のDVD(Alpha700・字幕解説付にて発売中)を制作した、あのAlpha がさらなるDVD を送り出してきたのです!
 今度は英国バロック屈指の名作、あのパーセルの『ダイドーとイニーアス』のモデルになったとも言われるブロウの『ヴィーナスとアドニス』!ロンドン・バロックの古い録音(hmf)でご存知という方もおられましょうが、映像がつくことによって、この広く知られた美男子と女神の恋物語はなんと美しく、なんと切なく私たちの心を虜にするのでしょう...

 フランス北部ノルマンディのカーン歌劇場スタッフを中心に、演奏はAlpha でも大活躍の超絶技巧チェンバロ奏者ベルトラン・キュイエ率いるレ・ミュジシャン・デュ・パラディ——仏古楽界の大御所歌手アラン・ビュエが監督をつとめるフランスの古楽器バンド+声楽隊のカンパニーですが、コンサートマスターは異才ヘレヴェッヘやJ.E.ガーディナーの古楽器オーケストラでもコンサートマスターを務めるソフィー・ジェント、通奏低音にはル・ポエム・アルモニークやレ・タラン・リリークなどでも大活躍のE.バルサやY.サンティヴらが名を連ねるなど、実質上いまのフランス古楽界の最前線をゆく実力派が集う名楽団でもあります。
 なぜ英国バロック音楽をフランスの団体が?と思われる方のために少し説明すると、イギリスはピューリタン革命→共和政の頃にいちど旧来の王家が断絶、このときの文化の荒廃でエリザベス朝以前の音楽伝統がいったん途絶えかけたところ、のちに王位に返り咲いたチャールズ2世は亡命中フランス音楽にすっかりほれ込み、結果、王政復古後の英国宮廷音楽は完全にフランスびいきな様式になった...という背景があったのです。つまりフランス人たちこそは、英国バロック音楽様式の大先輩でもあるため、その機微を難なくあざやかに解釈できるのです!

 ともあれ、本盤で何より注目すべきは、やはりその演出——敏腕ルイーズ・モアティはやはり「ろうそく照明」で舞台を構成、キューピッドを演じる少年合唱団員をみごと統制しつつ、黒と白ベースの衣装が美しい群舞のなかで美しく映える艶やかな衣装のヴィーナスをきわだたせ(演技も実に妖艶...)バロック期の寓意的所作(ジェスト)をふまえた演出で雰囲気たっぷり物語を彩ってみせているのです。

 解説充実全訳付、訳詩の名手・小阪亜矢子氏による字幕つき!「オード」も同路線のコスチューム演出で、見応え充分です。







CKD 595S
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
1,000枚完全限定!特典DVD+書下し日本語解説付き!
加藤訓子のLINN第3弾は"クセナキス"!

 IX 〜 クセナキス:プレイアデス/ルボン
加藤訓子(パーカッション)
 1,000枚完全限定!特典DVD+書下し日本語解説付き!
 ☆限定生産の特典DVDには、「プレイアデス」の3つの楽章の演奏映像を収録!

 「クニコ・プレイズ・ライヒ(kuniko plays reich)」、「カントゥス(Cantus)」の世界的大ヒット、第12回佐治敬三賞(サントリー芸術財団)受賞などで大きな注目を集めている、日本を代表するパーカッショニスト、加藤訓子。
 リン・レコーズが技術の粋を結集させて作る究極のパーカッション・ワールド、待望の第3弾はなんと、ヤニス・クセナキス!
 「メランジュ(総合)」、「メトー(金属)」、「クラヴィエ(鍵盤)」、「ポー(太鼓)」の4楽章からなり、6人の奏者がほぼ同種の楽器を演奏していく「プレイアデス」。
 もっともポピュラーな打楽器ソロ・レパートリーの1つであり、加藤訓子も長年演奏し続けてきた「ルボン」。完璧に計算しつくされたこれらの曲を、加藤訓子が作品の意図を汲み取り、それを最大限に活かし、忠実に演奏します。

 ※録音:2013年12月15日−18日、2014年1月11日−15日、9月2日−4日、9月30日−10月1日、神奈川県立相模湖交流センター・ホール

 クセナキスは今世紀に名を残す偉大な作曲家である。
 建築家であり、数学者であり、その上で独自の作曲法を極め、ソロ、アンサンブル、室内楽と多くの素晴らしい作品を私達に残してくれた。特に打楽器にとっては、現代的な言語を使って、プリミティブ且つ圧倒的な打楽器の世界観を生み出してくれたと思う。加藤訓子(書下ろし日本語解説より)





旧譜
加藤訓子、LINN第1弾&第2弾
Kuniko plays Reich
CKD 385S
(SACD HYBRID)
\2600→¥2390
加藤訓子、LINN第1弾
クニコ・プレイズ・ライヒ

 ライヒ(加藤訓子編):
  エレクトリック・カウンターポイント(パーカッション・ヴァージョン)
  シックスマリンバ・カウンターポイント(ソロ・ヴァージョン)
  ヴァーモント・カウンターポイント(ヴィブラフォン・ヴァージョン)
加藤訓子(パーカッション)
ライヒが絶賛する日本人パーカッショニスト!加藤訓子の"打楽器版"カウンターポイント三部作!

「クニコは最高のパーカッショニストだ。彼女は素晴らしいアレンジを創り上げた。」 〜 スティーヴ・ライヒ(2011)
スティーヴ・ライヒが全幅の信頼を寄せる日本人パーカッショニスト加藤訓子が、ライヒの傑作「カウンターポイント三部作」を世界初となるパーカッション・アレンジでレコーディング!
スティールパン、ヴィブラフォン、マリンバ(&テープ)が奏でる「エレクトリック・カウンターポイント」から広がる独創的で神秘的な音響空間。
規則的な反復を繰り返しながら徐々に変化を遂げてゆくライヒの音楽とパーカッションのサウンド、そして加藤訓子のアレンジが、喧騒や混沌とは無縁の異空間へと誘う。
米国を拠点に活躍中の加藤訓子は、アメリカのパーカッシヴ・アーツ・ソサイエティ(打楽器協会)から"世界の35人のマリンビスト"の1人に選出された打楽器界のトップ・プレーヤー。
常に打楽器の新境地開拓に挑み続けるその姿勢には全世界から注目が集まっている。

※録音:2010年3月28日−29日、名古屋芸術大学
 

CKD 432S
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
加藤訓子のLINN第2弾
 カントゥス

  ペルト:アリーナのために
  ライヒ:ニューヨーク・カウンターポイント
  ペルト:カントゥス〜
   ベンジャミン・ブリテンへの追悼歌)、フラトレス
  ハイウェル・デイヴィス:パール・グラウンド
  ペルト:鏡の中の鏡
加藤訓子(パーカッション)
 加藤訓子のLINN第2弾は"カントゥス"!"クニコ・プレイズ・ライヒ"を超える衝撃がここに!

 日本語書下ろし解説が封入されます。ご期待下さい!

 スティーヴ・ライヒからも絶賛を受け、世界的大ヒットとなった「クニコ・プレイズ・ライヒ(kuniko plays reich)」(CKD 385S)、2012年3月18日に行われた「kuniko plays reich in Kyoto」の第12回佐治敬三賞(サントリー芸術財団)受賞(http://www.suntory.co.jp/news/2013/11719.html)など、ジャンルの枠を超えたパフォーマンスで、絶大な評価を受けているパーカッショニスト、加藤訓子。
 リン・レコーズのBest of 2011にも選出された「クニコ・プレイズ・ライヒ」に続く待望のセカンド・アルバムは『カントゥス(Cantus)』!!!
 ライヒの「カウンターポイント三部作」のパーカッション・アレンジで大反響を巻き起こした加藤訓子が、2012年に初演を行った"4番目のカウンターポイント"「ニューヨーク・カウンターポイント」のパーカッション・ヴァージョンをレコーディング!
 そして、加藤訓子自らのパーカッション・アレンジによるアルヴォ・ペルトの「アリーナのために」、「カントゥス」、「フラトレス」、「鏡の中の鏡」、ハイウェル・デイヴィスの「パール・グラウンド」で構成されるこの『カントゥス』では、アレンジ、パフォーマンス、独創的な音響空間の全てで、さらにグレードアップを果たしたクニコ・ワールドを繰り広げてくれることだろう!
 「クニコ・プレイズ・ライヒ」を超える驚異的なパフォーマンスが、再び世界を驚かせる時が来た!大注目!








PAVANE


ADW 7562
\2600
ロード・ムービーズ
 アダムズ:ロード・ムービーズ
 ペルト:フラトレス、鏡の中の鏡、パッサカリア
 ライサイト:ジェミニ・ソナタ

デュオ・ジェミニ
 〔ジャン=フレデリック・モラール(ヴァイオリン)、
  ジャン=ノエル・レミシェ(ピアノ)〕

 アダムズのロード・ムービーズや、ペルトの鏡の中の鏡を収録したミニマル作品集!

 2001年に結成したデュオ・ジェミニは、古典作品からモダン作品まで幅広いレパートリーを持つ。彼らが今回演奏するのは、ジョン・アダムズ(1947−)、アルヴォ・ペルト(1935−)、ミシェル・ライサイト(1958−)のミニマル作品集。
 アダムズ自身がトラベル・ミュージックと呼んでいる「ロード・ムービーズ」やペルトの代表作である「鏡の中の鏡」を収録。 ライサイトの「ジェミニ・ソナタ」は2011年にデュオ・ジェミニのために作曲された作品である。

 2012年12月27日−30日の録音。
 

ADW 7566/7
(2CD)
\5200
ブラームス:ピアノ三重奏曲集
 ピアノ三重奏曲第1番ロ長調 Op.8
 ピアノ三重奏曲第2番ハ長調 Op.87
 ピアノ三重奏曲第3番ハ短調 Op.101
トリオ・タルヴェグ
 3人の若手音楽家トリオ・タルヴェグは名誉あるフランス・ディアパゾンドール賞を受賞するなど実力派グループ。そんな彼らが演奏をするのは、ブラームスの室内楽作品でも重要なピアノ三重奏曲第1番から第3番。

 2011年、12月28日−30日の録音。




PHAEDRA


DDD 92079
\2600
イン・フランダース・フィールズVol.79
 Gistelinck:ソング・フォー・アグネス
 ジョンゲン:プレリュード, ハバネラとアレグロ Op.106
 ドゥヴレーズ:サークル
 Gistelinck & デスンプラーラ:
  ソング・フォー・アグネスII、ソング・フォー・アグネスIII
 ヘンドリックス:II Pendolo
 コリン:コントラバスとピアノのためのリフレクション
 デスンプラーラ:コントラバスとピアノのためのソナタ
ダヴィド・デスンプラーラ(コントラバス)
エリック・デスンプラーラ(ピアノ)
 ドヴォルザーク作曲コンクールでドヴォルザーク作曲コンクールにて2011年ジュニア部門第2位、2012年ジュニア部門第3位と特別賞を受賞したコンポーザー=ピアニストのエリック・デスンプラーラ。弟であるダヴィド・デスンプラーラとの兄弟デュオで息の合った演奏を聴かせる。

 2012年、2013年の録音。
 

DDD 292029
\2600
パオロ・トスティ:歌曲集
 アリア/もはや君を慕わず/夢/
 暁は光と闇とを分かつ/最後の歌/
 Ideale/Non t'amo piu/
 O domce meraviglia/A vucchella/他
マルコ・ヴィンコ(バス)
マクリー・シモーネ(ピアノ)
 歌曲の作曲家として知られるイタリアの作曲家、フランチェスコ・パオロ・トスティ(1846−1916)の歌曲集。
 歌うのはイタリア出身のバス歌手、マルコ・ヴィンコ。イタリアの名バス歌手のイヴォ・ヴィンコを叔父に持つバス歌手のサラブレット。

 2012年12月20日&2日の録音。
 


DDD 92083
\2600→\2390
イン・フランダース・フィールズVol.83 〜
 フランドル/古典派からモダン作品までの前奏曲&序曲集

  エルズン Alexander Herzung (1809-1867):モノドラマへの前奏曲
  グラーツリンガー Matthaus Grazlinger (1738-1796):弦楽三重奏曲とクラリネットのための前奏曲
  ブリュール Johann von Brulh (1775-1830):アトラス序曲
  ブルーメンバッハ Karel Blumenbach (1837-1901):クラリネットとピアノのための前奏曲
  トルコフスキー Sergei Nikolajevitsj Tolkowsky (1883-1934):幻想曲−前奏曲/
   他、全17曲
ドゥコンパニエ
 歴史に埋もれたフランドル地方の音楽を発掘するイン・フランダース・フィールズ(In Flanders' Fields)の第83集は古典派からモダン作品までの前奏曲&序曲集。
 ドゥコンパニエは、リーダーでピアニストのマティアス・コペンによりベルギーの若手演奏家を中心に結成。古典作品からモダン作品まで幅広いレパートリーを持つ彼らならではのプログラム。

 2013年8月10日−13日の録音。




ECM



4811572
(2CD)
\4600→\4190
アンドラーシュ・シフ/フォルテピアノによるシューベルト
 ハンガリーのメロディ D.817
 ピアノ・ソナタ第18番 《幻想》D.894
 楽興の時 Op.94(全6曲)
 アレグレット D.915
 即興曲集 Op.142 D.935(全4曲)
 ピアノ・ソナタ第21番 D.960
アンドラーシュ・シフ(フォルテピアノ)
 フォルテピアノで聴くシフのシューベルト!
 ピアノ界の至宝、アンドラーシュ・シフが自ら所蔵するピアノフォルテで奏でるシューベルトの主要作品。
 1980年代後半から1990年代前半にかけてDECCAにシューベルトのソナタおよび即興曲全曲を録音してから約30年を経て、今回は楽器をベーゼンドルファーからフォルテピアノに替えて改めてシューベルト作品に臨んだシフ。
 シフとフォルテピアノとの間にはいくつかの重要な出会いがありました。1970年代後半、ブダペストの国立博物館に保管されていたベートーヴェンのブロードウッド・ピアノを録音に使用したこともありました。その数年後にはザルツブルクでモーツァルトが持っていたワルターのフォルテピアノを演奏し、録音する機会に恵まれます。
 シューベルトのソナタ演奏にあたってグラーフのフォルテピアノを使用したこともありました。そんな歳月の後にシフは1982年にウィーンで作られたフランツ・ブロードマン製のフォルテピアノを所蔵することとなり、シューベルトの鍵盤作品にはこのウィーン風のやわらかで芳醇な音色が必須ということで、今回の録音にはその自らの楽器を使用しています。
 録音:2014年7月2日-5日 ボン、ベートーヴェンハウス
 

4810972
\2500
《グスタボ“クチ”レギサモン:El Cuchi Bien Temperado》
グスタボ“クチ”レギサモン(1917-2000):
 『El Cuchi Bien Temperado』(パブロ・マルケスによるギター編)
  1)Coplas des Tata Dios (vidala-baguala),
  2)Zamba del carnaval (zamba),
  3)La cantora de Yala (zamba)
  4)Chacarera del expediente (chacarera),
  5)Chaya de la albahaca (vidala chayera),
  6)Zamba de Lozano (zamba). 7)El silbador (zamba),
  8)De solo estar (bailecito),
  9)Chacarera del holgado (chacarera trunca),
  10)Carnavalito del Duende (carnavalito),
 11)Zamba para la Viuda (zamba), 12)Zamba soltera (zamba),
 13)Corazonando (chacarera trunca),
 14)Zamba del panuelo (zamba),
 15)Chilena del solteron (cueca),
 16)Maturana (zamba),
 17)Cancion del que no hace nada (vidala)
パブロ・マルケス(ギター) 
 アルゼンチンを代表する斬新な作品
 アルゼンチン音楽の発展に貢献し、今でも多くのアルゼンチン・ミュージシャンたちに尊敬されているサルタ生まれの作詞、作曲家グスタボ“クチ”レギサモンの音楽を、1967年生まれのギタリスト、パブロ・マルケスがギターのためにアレンジしたという興味深い1枚。
 伝統の舞曲に新たな試みとアイデアを取り入れ、曲によってはシェーンベルクに触発されたという12音技法を使うなど、斬新なデギサモンの音楽。これらをマルケスがアレンジする際には、偉大なるバッハの平均律クラヴィーア曲集を参考にし、全ての曲に違った調性を施すことで、ギター奏法にも新たなる道を開くことを心がけたというユニークなものでもあります。【録音】 2012年5月23-25日、ルガーノ Auditorio Radiotelevisione svizzera




Idil Biret Archive



8.508016
(8CD)
\5300→\4890
イディル・ビレット・シューマン・エディション- シューマン:ピアノ作品集
<CD1…8.571307>
 1-3.ピアノ協奏曲 イ短調 Op.54/
 4.序奏とアレグロ・アパッショナート
   (コンツェルトシュテュック)ト長調 Op.92/
 5.序奏と協奏的アレグロ Op.134
   演奏:ビルケント交響楽団…1-3/ポーランド国立放送交響楽団…4.5/
   アントニ・ヴィト(指揮)
    録音 2006年11月 アンカラ ピルケント・シンフォニー・ホール…1-3.
       1996年8月 カトヴィツェ ポーランド国立放送ホール…4.5
<CD2…8.571291>
 1.アベッグ変奏曲 Op.1/
 2-5.ピアノ・ソナタ 第2番 ト短調 Op.22/
 6-8.幻想曲 ハ長調 Op.17/9.トッカータ ハ長調 Op.7
  録音 2012年1月 アンカラ ピルケント・シンフォニー・ホール
<CD3…8.571292>
 1-8.クライスレリアーナ Op.16/9.花の曲 変ニ長調 Op.19/
 10-14.ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26
  録音 2012年1月 アンカラ ピルケント・シンフォニー・ホール
<CD4…8.571298>
 1-14.色とりどりの小品 Op.99/15-22.幻想小曲集 Op.12
  録音 1983年 ダブリン…1-14, 2000年 ニュルンベルク…15-22
<CD5…8.571301>
 1.蝶々 Op.2/2-22.謝肉祭 Op.9/
 23.アラベスク ハ長調 Op.18/24-32.森の情景 Op.82
  録音 2013年5月 ブリュッセル
<CD6…8.571305>
 1-4.ピアノ五重奏曲 変ホ長調 Op.44/5-22.交響的練習曲 Op.13
  演奏:ボルサン弦楽四重奏団…1-4
   録音 2014年5月 ハイデルベルク
<CD7…8.550885>
 1-13.子どもの情景 Op.15/
 14-37.チャイコフスキー:若い人のためのアルバム Op.39/
 38-43.ドビュッシー:子どもの領分
  録音 1993年5月 ハイデルベルク
<CD8…8.571308>
 1.ラジオ・インタビュー(1949)/
 2.C.P.E.バッハ:ソルフェッジョ ハ短調 Wq. 117/2, H. 220/
 3.F.クープラン:クラヴサン曲集 第3巻 第18組曲-修道女モニク/
 4.F.クープラン:クラヴサン曲集 第3巻 第18組曲-
   ティク−トク−ショック、またはオリーヴしぼり機 /
 5.J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻 BWV 846-869 -
   前奏曲とフーガ第3番 嬰ハ長調 BWV 848/
 6.ベートーヴェン:7つのバガテル Op. 33 - 第1番 変ホ長調/
 7.ドビュッシー:子どもの領分 - グラドゥス・アド・パルナッスム博士/
 8.ラジオ・イントロダクション(1953)/
 9.D.スカルラッティ:ソナタ ト短調 K.12/L.489/P.68/
 10.J.S.バッハ:半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV 903/
 11.ドビュッシー:子どもの領分-小さな羊飼い/
 12.ブラームス:6つのピアノ小品 Op. 118 - 第6番 間奏曲 変ホ短調/
 13-20.シューマン:幻想小曲集 Op.12
   録音 パリ 1949年.1953年.1959年
イディル・ビレット(ピアノ)
 イディル・ビレットにとって、シューマン(1810-1856)は特別な存在です。
 例えばCD8に収録されている「幻想小曲集 Op.12」は1959年に彼女がパリでLPに収録したもの。当時17歳であった彼女の瑞々しい感性は、2000年に再録した同じ曲にも見事に引き継がれています。
 また若き彼女が演奏した「クライスレリアーナ」はアルトゥール・ルービンシュタインに絶賛されました。
 ピアニストとして経歴を積み重ねている彼女ですが、その節目節目には必ずシューマンがあったと言っても過言ではありません。
 そんなビレットのシューマン、最初のピアノ協奏曲から魅了されること間違いありません。独特の歌いまわしとリズム感には痺れます。名手ヴィトの振るオーケストラも彼女にぴったりと合わせています。
 CD8は若き彼女のラジオ・インタビューを含む興味深い内容です。ベートーヴェンとは違った面持ちを魅せるビレットのシューマン。これは面白いです。


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


CRAMPS



CRSJB101
\2600→\2390
再発売!
 CRAMPS JOHN CAGE/JOHN CAGE

 ジョン・ケージ:
  マルセル・デュシャンのための音楽 (1947)
  増幅されたトイ・ピアノのための音楽 (1960)
  ラジオ・ミュージック (1956)
  4分33秒 (In tre parti: 30"/2'23"/1'40") (1952)
  マース・カニングハムに関する62のメソスティクス(断章) (1971)
ファン・ヒダルゴ、
ワルテル・マルケッティ、
ジャンニ=エミーリオ・シモネッティ(いろいろ)
デメトリオ・ストラトス(歌)
イタリアCRAMPSより再発売! 新価格にて発売です。

 3部形式(?)のピアノ開閉音もばっちり収録の「4分33秒」、そして怪人デメトリオ・ストラトスの歌声(?)もすごい「メソスティクス」(撮影風景も載ってる)。
 「ジョン・ケージのアルバムを1枚だけ持っておくならどれ?」と聞かれてすかさず差し出していたこのアルバム、しかし入手不能になって久しかったが、ここへきてまさかまさかの再プレス。
 ジョン・ケージの音楽、ほとんど意味不明という方も多いと思うが、しかし、それでもやはり1枚は持っておいたほうがよい。それならぜひこのアルバムを。




ELECT RECORD・東武ランドシステム



ERT 1030
\2300→\2090
ルービンシュタイン・ブカレスト・ライヴ1964/
 オール・ショパン・リサイタル!
  即興曲第3番Op.51/夜想曲第番Op.27−2/
  スケルツォ第2番Op.31/バラード第1番Op.23/
  練習曲第5番Op.25/ワルツ第7番Op.64-2/
  ポロネーズ第6番Op.53「英雄」
アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)
 巨匠ルービンシュタイン・ブカレスト・ライヴ1964オール・ショパン・リサイタル!

 録音:1964 年9 月19 日パレス・ホール、ブカレスト(ライヴ)/サウンド・マスタリング:WEITBLICK

 1964 年のジョルジュ・エネスコ国際音楽祭は、超豪華出演陣が特徴で既出のカラヤンに続き大ピアニストルービンシュタインの名演が登場です。しかもお得意のショパン・プログラム。
 巨匠は既に77 歳でしたが気力、体力とも絶頂の頃で華やかな音色、芝居がかった大胆な表現力を駆使し圧倒的な感銘を与えます。
 リサイタルの締め括りに相応しい「英雄ポロネーズ」の堂々たる威容は正にルービンシュタインならではと申せましょう。このリサイタルの後10 月には久々にソビエトを訪問しております。EFE16 として、ルーマニア国内のみでリリースされた超レア盤で、ブカレストの猛暑、激寒を耐えて良好な状態で保存されていたマスター・テープから再生復刻しております。良好な音質!
 ジャケ写には1966 年の来日時の格好良い写真が見つかり、録音と近い時期の写真ということで用いております。



<メジャー・レーベル>

<LP>


MERCURY(LP)



481 1506
(LP)
\3600→\3290
オーラヴル・アルナルズ&アリス=紗良・オット/ショパン・プロジェクト LP
 1.バース  2.ピアノ・ソナタ第3番:ラルゴ  
 3.ノクターン嬰ハ短調  4.レミニセンス  
 5.ノクターン ト短調  
 6.アイズ・シャット/ ノクターン ハ短調  
 7.リトゥン・イン・ストーン  
 8.レターズ・オブ・ア・トラヴェラー 
 9.プレリュード変ニ長調(雨だれ)
オーラヴル・アルナルズ&
アリス=紗良・オット
 アルナルズがピアノの詩人ショパンの作品を再創造!
 
 1987年アイスランド生まれ、ビョーク、トム・ヨーク、シガー・ロスも絶賛するポスト・クラシカルの最重要人物、アルナルズと人気クラシック・ピアニスト、アリス=紗良・オットのコラボレーションによるショパン・トリビュート。
 アリスが様々なプリペーアード・ピアノで弾くショパン録音にオーラヴルがストリングスなどを重ねて再創造することで、聴きなじんだショパン演奏とは異なる新たな光が放出しています。
 原曲のショパンの面影を探しつつ聴くのも一興。

★限定商品ではありません。

アリス=紗良・オット来日記念盤
【アリス=紗良・オット リサイタル・ツアー】
 ■5月11日 Iichiko総合文化センター ■5月13日 いずみホール ■5月14日 東京文化会館 ■5月16日 所沢ミューズ ■5月17日 軽井沢大賀ホール ■5月19日 東京オペラシティ ■5月20日 前橋市民文化会館 ■5月23日 びわ湖ホール ■5月24日 霧島国際音楽ホール ■5月25日 佐賀市文化会館




<映像>


EURO ARTS(映像)



20 72724
(Blu-ray)
\5000→\4590
カラヤン&クルーゾーの「運命」が遂にブルーレイ化、更に1977年の「第9」
 ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調Op.67「運命」
  ・リハーサル風景(特典映像)
    ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
     監督:アンリ=ジョルジュ・クルーゾー/1966年製作
 ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調 Op.125「合唱」
   アンナ・トモワ=シントウ(ソプラノ)
   アグネス・バルツァ(アルト)
   ルネ・コロ(テノール)
   ジョゼ・ヴァン・ダム(バス)
   ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団(合唱指揮:ヴァルター・ハーゲン=グロール)
   ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
   ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
    監督:ハンフリー・バートン
     収録:1977年12月31日、ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
 【ボーナス】
  指揮の芸術〜アンリ= ジョルジュ・クルーゾー
 カラヤン&クルーゾーの「運命」が遂にブルーレイ化、更に1977年の「第9」も収録した充実の内容

 画面:16:9(ピラーボックスのアップスケール)、4: 3(リハーサル)、モノクロ/ カラー
 音声:PCM ステレオ/字幕:英、仏(リハーサルのみ)/言語:独(リハーサル)/120分

 1965 年から1966 年にかけてカラヤンはフランスの映画監督アンリ=ジョルジュ・クルーゾーと映像作品を制作しています。
 今回そのうちベートーヴェンの「運命」(リハーサル付き)が遂にブルーレイ化。「メディアの寵児」と言われていたカラヤンは、映像時代の到来をいち早く予見しフィルム・プロダクション「コスモテル(現ユニテル)」を設立。そこに協力したのがアンリ=ジョルジュ・クルーゾーでした。
 カラヤンはリハーサルとコンサートの違いを映像によって明らかにすることに重きを置いており、クルーゾーとの一連のシリーズは「指揮の芸術」と題され、演奏に忠実なカメラワークとともにモノクロ映像で収められています。
 更にこのブルーレイには、1977 年のニューイヤー・イヴの「第9」映像も収録。ベルリン・フィルとの2 度目、70 年代のスタジオ全集録音と時期が重なるこのジルヴェスターのライヴは、ソリストもテノールのコロをのぞいてほぼ同じ(全集ではシュライヤー)。
 磨き抜かれた弦の美音などカラヤン色が徹底され、もっとも完成された内容として知られるものです。














2/26(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

CHALLENGE CLASSICS



CC 72647
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
クイケン・ファミリーによるシューベルト弦楽五重奏曲
 シューベルト:弦楽五重奏曲 ハ長調 D.956
クイケン四重奏団
 〔ヴェロニカ・クイケン(1st Vn)、
  シギスヴァルト・クイケン(2nd Vn)、
  サラ・クイケン(Vla)、
  ヴィーラント・クイケン(2nd Vc)〕
ミシェル・ブーランジェ(1st Vc)
 クイケン・ファミリーによるシューベルト弦楽五重奏曲、モダン楽器での演奏

 録音:2013 年2 月3-7 日

 シギスヴァルト&ヴィーラント・クイケン兄弟、そしてその子供たち、また、ゲストのミシェル・ブーランジェという5 名によるシューベルトの弦楽五重奏曲の登場。なんと、モダン楽器での演奏です。
 クイケン・ファミリーはもちろん、ゲスト・チェロ奏者のミシェル・ブーランジェもピリオド楽器を中心に活躍しておりますが、シューベルトの音楽の強烈な力と深さが、クイケンたちにモダン楽器を手に取らせたということです。「聴き手の方々はこの録音に、‘ピリオド的’な傾向をご期待されたり、お探しになったりなさらぬよう」とはシギスヴァルトの言葉。
 また、演奏を深めてゆくにつれ、「血縁のある者同士でこのようなアンサンブルを組めるということは天からの贈り物だとあらためて感じ、さらに、楽器は楽器であり、それ以上のものではない、ということも感じた」、とも述べています。シューベルトの弦楽五重奏曲の素晴らしさをあらためてかみしめることのできる1 枚です。




MUSIC&MEDIA


MMC 107
\2500
無音を感じる
 ハリス:
  鳥の歌/ウォッシュ・ミー/パーセル/
  カフカ/氷山/ジョスカン/泥まみれ/
  熱帯雨林/アフリカ
ソフィー・ハリス(チェロ、声)
 デューク・クヮルテットのメンバーで、チェリストのソフィー・ハリス。同じくデューク・クヮルテットのメンバーでヴァイオリニストのヴァイオリストリック・コスター。
 このCDはツアーの間に哲学や詩について互いの意見を共有し、最終的にコスターの家で実現した即興の記録である。
 
MMC 108
\2500
ブラジルとアルゼンチンの音
 グァスタヴィーノ:4つのアルゼンチンの歌
 ヒナステラ:5つのアルゼンチン民謡集
 ミニョーネ:ピアノのための6つの抒情詩
 グァルニエリ:アリスの5つの詩
 リッパー:ヴィニシウス・ヂ・モライスの3つの詩
ルチアーノ・ボテリョ(テノール)
エリザベス・マーカス(ピアノ)
 リオ・デジャ・ネイロ出身のテノール、ルチアーノ・ボテリョが、ブラジル、アルゼンチンのクラシック歌曲を情熱溢れる歌唱で披露!

 2013年9月2日−4日の録音。




QUARTZ


QTZ 2104
\2500
ロータ&デシャトニコフ:作品集
 ロータ:フェデリコ・フェリーニのカサノヴァより組曲、15の前奏曲
 デシャトニコフ:
  組曲 《劇場からの余韻》、ワルツ 《ディケンズに敬意を》、
  夜想曲、モスクワの夜よりクレジット・タイトル、
  ターゲットよりハピネス、アルバムの綴り
ポリーナ・オセチンスカヤ(ピアノ)
 ウクライナ出身の天才ピアニスト、ポリーナ・オセチンスカヤによる、クラシックや映画音楽の巨匠、ニーノ・ロータとロシアの映画音楽作曲家、レオニード・デシャトニコフのピアノ作品集。色彩感豊かな曲想を、繊細なロシアン・ピアニズムによる重要な解釈を聴くことが出来る。

 2013年4月28日、29日&30日の録音。




STONE RECORDS


5060192780420
\2500
ヴォルフ:歌曲全集 Vol.8
 ヴォルフ:
  悼辞/異郷にて I/異郷にて II/
  異郷にて VI/帰還/クライネ/
  アイヒェンドルフの詩からの歌曲集
キャサリン・ブロデリック(ソプラノ)
ニッキー・スペンス(テノール)
デイヴィッド・スタウト(バリトン)
ショルト・キノック(ピアノ)
 ヴォルフの歌曲全集第8巻はオックスフォード歌曲祭ライヴ!

 21世紀に輝く新全集として全世界より注目を浴びるStone Recordsのヴォルフ歌曲全集シリーズ。
 第8巻では世界的な知名度を誇るオックスフォード歌曲祭の2013年ライヴ録音で収録された、ヴォルフの良く知られた作品やアイヒェンドルフの詩からの歌曲集を収録。ライヴ録音ならではの生き生きとした音楽は、音楽祭で入賞を果たした実力派の歌手たちによる歌声も相まって着実に完成に突き進むヴォルフ:歌曲全集にとっても貴重で完成度の高い録音となっている。

 2013年5月11日の録音。
 

5060192780482
\2500
モーツァルト、ベートーヴェン&ベルク:ピアノ作品集
 ベートーヴェン:
  ソナタ ハ短調 Op.111、11の新しいバガテル Op.119、
  アンダンテ・ファヴォリ WoO.57
 ベルク:ソナタ Op.1
 モーツァルト:ソナタ イ短調 K.310
ミハエル・シリャーエフ(ピアノ)
 2007年にウィグモア・ホールでデビューしたロシア出身のピアニスト、ミハエル・シリャーエフによる王道、モーツァルト、ベートーヴェン、ベルクのピアノ作品集。2005年にイビサ島国際ピアノ・コンペティションで一等賞を受賞した確かな技術と華やかな音色。ロシア・ピアノ界の新星によるソナタ・リサイタル・アルバム、ご期待下さい。

 2014年5月27日−29日の録音。




ARTALINNA


ATL-B 002
\2600
リベルタリア/ユーフォニアムと吹奏楽のためのフランス現代音楽
 マキシム・オーリオ(1980-):リベルタリア [Libertalia] Op.19
 アルノー・ブーキティン(1977-):不規則運動 [Faux mouvements] (2009)
 ジャン=フランソワ・ボー:言葉 [Paroles] (2011)
 ポール・レイ:Le binome bigarre
 マーク・リス(1963-):タンゴティーク [Tangothique]
アントニー・カイエ(ユーフォニアム)
フランス空軍軍楽隊(吹奏楽)
クロード・ケメッケル(指揮)

録音:2010年3月11-12日、2011年2月1、3-4日、エスパス・ド・プロジェクション、IRCAM、パリ、フランス
 アントニー・カイエはパリ音楽院でフィリップ・フリッチュに師事したフランスのユーフォニアム奏者。2004年より2015年現在フランス空軍軍楽隊およびブラス・アンサンブルに所属。ソリストとして世界的に活躍するとともに、ヤマハ・パフォーミング・アーティストとしてマスタークラスで後進の指導にあたっています。




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


MEMBRAN


600212
(10CD)
\2100
ヴォルフガング・ヴィントガッセン(Ten)名唱集
 ワーグナー:
  ローエングリン、さまよえるオランダ人、
  ニュルンベルクのマイスタージンガー、
  リエンツィ、タンホイザー、ラインの黄金、
  ワルキューレ、ジークフリート、
  トリスタンとイゾルデ、パルジファル
 ウェーバー:魔弾の射手、オイリアンテ/
 ダルベール:低地、死せる瞳/
 ベートーヴェン:フィデリオ/
 R.シュトラウス:グントラム/
 プフィッツナー:愛の花園のばら/
 ロルツィング:密猟者/
 ミレッカー:乞食学生
  1950年〜1960年録音
 

●Membran Politur、Ars Musici


233929
(2CD)
\2000
君こそわが心の全て オペレッタ名唱集
 レハール:
  微笑みの国、ロシアの皇太子、ジュディッタ/
 カールマン:
  伯爵家令嬢マリツァ、
  チャールダーシュの女王、アリゾナの女/
 シュトルツ:絹のヴィーナス、Signorina/
 Triebel:Pfalzer Wein/
 ファル:イスタンブールのばら/
 J.シュトラウス:こうもり、他
フリッツ・ヴンダーリヒ(Ten)
 

233928
(2CD)
\2000
ハイドン:オラトリオ「四季」 ロリン・マゼール指揮、
ケルン放送交響楽団、他
ゲルハルト・グレシェル(Bs)
ウィルマ・リップ(Sop)
ハインツ・ホッペ(Ten)



<国内盤>

 

ARCANA



Mer-A383
(国内仕様盤・日本語解説付)
\4300+税
待望すぎる復刻!
 厳格さより自由さ、緊密さより親近感・・・
  ヴィーラント・クイケンが辿り着いたモダン楽器によるバッハ無伴奏!

 バッハ:
  無伴奏チェロ組曲(全6編)、
  ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ(全3編)

   1. 無伴奏チェロ組曲(全6編) BWV1007-1012
   2. チェンバロとヴィオラ・ダ・ガンバのための3つのソナタ BWV1027-1029

ヴィーラント・クイケン
 (チェロ、チェロ・ピッコロ(小型5弦)、ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ピート・クイケン(チェンバロ)

 チェロ:アンドレア・アマティ型 18世紀末〜19世紀初頭の模造モデル

 チェロ・ピッコロ:フィリップ・クイケン 2001年製作

 ヴィオラ・ダ・ガンバ:パリのニコラ・ベルトラン1705年頃製作オリジナル楽器
 チェンバロ:パリのアントニー・サイディ&フレデリク・バル1995年製作再現楽器、
   ジルバーマン1740年頃製作モデルによる

 幻の名盤、ついに待望すぎる復刻を遂げました!
 巨匠中の巨匠ヴィーラント、堂々の金字塔的3枚組。

 伝説的プロデューサー、ミシェル・ベルンステンが最後に発足させた古楽レーベルArcanaは、飛び抜けた名盤が多いのに何かとプレス状況が不安定で、すぐに入手不可になる愛好家泣かせな会社...だったのも、昨年まで。
 ベルンステン逝去後イタリアの会社になり復活を果たすも数年で頓挫、しかしようやくAlphaなどと同母体のグループに買われて心機一転、長らく廃盤状態だった「幻の名盤」を続々と復刻してくれるように。

 そして今回はなんと・・・!

 DHMやACCENTなどで無数の伝説的名盤を刻んだバロック・チェロ&ヴィオラ・ダ・ガンバ界の「導師」ヴィーラント・クイケンが、21世紀初頭に録音したもののすぐ市場から姿を消し、全世界的に惜しまれていた「バッハ無伴奏」の充実録音がついに電撃復活!
 ゆったりしたテンポ設定で堂々つづく、自然体でありながらおのずと偉容ただよう絶好の名演を、Arcanaならではの、直接音を大切にした録音が克明に伝えます。

 さらに嬉しいことに、このセットには「今や最前線の実力派」たる息子ピート・クイケンとのデュオで、3曲のガンバ・ソナタの金字塔的録音も収録!これがまたしなやかで奥深い名演なのです。

 奏者自筆解説も全訳付...ファン必携の充実セット、お値頃で。


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 1938年ベルギーのブリュッセル近郊に生まれ、有名なクイケン兄弟の長男(次男シギスヴァルト〔ヴァイオリン〕、末弟バルトルド〔トラヴェルソ〕)として「古楽界に君臨する法王」とでも形容したくなるほどの威厳をそなえ、多くの尊敬を集めるヴィーラントだが、その長大なキャリアを辿ってみても、ことバッハの無伴奏組曲の録音となると、なぜかポッカリ穴があいたように抜け落ちているのを、多くの人が不自然に感じていただろう。

 クイケン・アンサンブルの一員として、ラ・プティット・バンドのコア・メンバーとして、数え切れないほどのバッハ演奏を行ってきたであろうヴィーラントだが、弟のシギスヴァルトが無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータだけでも2回全曲録音したのに比べると、ヴィーラントは無伴奏チェロ組曲にまったく手を出さず(ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタに関してはアナログ時代に一度録音があるが)、兄弟でありながら、その姿勢は極端な対照を示していた。しかし、その均衡が破られる日が遂にきた。

 1960年代初頭から、まずガンバ奏者として旺盛な演奏活動を繰り広げていたヴィーラントだったが、そもそも音楽を勉強するため最初に手にしたのはモダン・チェロだったのである(ガンバは全くの独学)。それ以前に音楽院でチェロを学んでいた時代も、もちろんバッハの無伴奏組曲をよく練習したという。さらにはガンバでも弾いてみたりと、さまざまな試行錯誤を繰り返してきている。

 古楽奏者として世界的に名を知られ始めた1967年、ヴィーラントはクレモナ地方の16世紀の名工アンドレア・アマティ(c.1511−c.1580)作のチェロを買わないかと持ちかけられている。ヴィーラントは「かつてのフランス国王シャルル9世のコレクションだった」というふれこみ付きのその楽器について、真贋に大きな疑念を抱く。「シャルル9世コレクション」の伝説自体が18世紀後半になってようやく記録に登場することから、早くてせいぜい18世紀後半、もっと遅ければ19世紀に入ってからアマティを模して作られたものだろう、と推測したのだ。しかし、何か惹かれるものがあったのだろう、結局その楽器を購入することにはなったものの、その後3年間は手も触れなかったという。購入してすぐリストアしてしまったせいもあったとはいうが。

 しかし、それから40年近くの時が流れ、今ではその「偽アマティ」がバッハ演奏に最もふさわしい楽器だと感じるようになったというから驚く。
 ヴィーラントのもとには、多くの音楽学者たちから「組曲第○番は○○という楽器で○○という奏法により弾くべき」といった類の提言や学説が山のように寄せられ、可能な限りそれを吸収するように努力してきたという。しかしそうした長年の試行錯誤の末に「自分はバッハそのものではない」と気付き、偉大なバッハの組曲と演奏者の間をより親密な関係に置き換えて「自らの心に忠実になること」という別の結論を導き出した。

 ヴィーラントは今回のブックレットの中で「無伴奏チェロ組曲をバロック・チェロで演奏することの意味がわからないわけでは決してないが、今の自分にとって"私のアマティ"で弾くのが最も楽しいことなのだ」と言い切っている。3人兄弟の中で最も内省的、まさに「古楽の求道者然」としていたヴィーラントが、40年にも及ばんとする試行錯誤を経て遂に世に問うバッハの無伴奏組曲。・・・まさかそれが、周囲もあっと驚くモダン楽器で録音されようとは・・・・!まさにヴィーラントの悟りの境地を反映したもの、といっても決して大げさではないだろう。


 無伴奏チェロ組曲の第6番は現存しない5弦の「ヴィオラ・ポンポーゾ」が指定されており、常にその処理が問題になる曲集だが、ヴィーラントがここで用いたのは息子フィリップが2001年に作ったチェロ・ピッコロ。東京で弦楽器工房を営むフィリップ氏に直接訊ねたところによれば、「チェロ・ピッコロ」さえ現存しているものに完全なものはなく、名器のレプリカを作ろうと思っても、手本がないため作りようがないという。そのため、今回用いられたチェロ・ピッコロは当時の資料から離れ自由な発想で作ったものだという。その考え方はヴィーラントの今回の演奏ポリシーとも見事なまでに一致する。
 3曲のガンバ・ソナタはヴィーラントにとってレオンハルトとの共演盤(DHM)以来、約30年ぶりの再録音となる(普通だったらそれだけでもビッグ・ニュースのはず!)。チェンバロを担当するのはピート・クイケン。彼もヴィーラントのもう一人の息子である。

(10年前ARCANA輸入盤で発売されたときのコメントから)
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PASSACAILLE



PSC1002
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2800+税
カルロ・グラツィアーニ(18世紀前半-1787):
 1. ソナタ ニ長調、2. ソナタ イ長調
 3. ソナタ 変ホ長調、4. ソナタ ニ短調
 5. ソナタ ハ長調
マルコ・テストーリ(バロック・チェロ)
イ・ムジチ・ディ・サンタ・ペラージア(古楽器使用)
アナ・ラケル・ピニェイロ(チェロ/通奏低音)
マウリツィオ・フォルネロ(チェンバロ)
 グラツィアーニ、プロイセン王のチェロ奏者〜バロックから古典派へ、チェロ独奏と低音部のためのソナタさまざま〜 

 チェロが独奏楽器としても発展した18世紀。その意外な立役者の傑作群を、「イル・ジャル」出身の猛者が!
 古楽器演奏の世界でも、イタリアが桁外れのすぐれた演奏家を続々輩出するようになって、はや何十年…伝説的集団イル・ジャルディーノ・アルモニコの躍進期、2004年まで10年ほどエッジの効いたチェロを弾きまくっていたマルコ・テストーリも、近年さまざまなアンサンブルでその名を見かけるようになってきました。
 彼の妙技をソロ名義でたっぷり味わえる本盤は、18世紀チェロ音楽の立役者のひとり、ボッケリーニと同時代にロンドンやパリでも活躍をみせた才人グラツィアーニの音楽を。晩年はプロイセン王フリードリヒ=ヴィルヘルム2世に仕えましたが、この王はフリードリヒ大王の後継者で、アマチュアのチェロ奏者として、ボッケリーニやモーツァルトからも作品を捧げられた人...つまりグラツィアーニはボッケリーニ同様、古典派の時代へと足を踏み込んだ人で、バロック風の通奏低音伴奏のうえでロココ〜古典派風の歌心あふれるメロディが美しく、テストーリの意気揚々な弓さばきが実にあざやかにガット弦をふるわせてゆくのが実に聴いていて心地良い!
 大国の王が傍に雇い置きたがったのもよくわかります。




オクタヴィア・レコード


OVCL-00548
(SACD Hybrid)
\2857+税
コバケン&LPO/「冬の日の幻想」
 チャイコフスキー:
  交響曲第1番 ト短調 作品13 「冬の日の幻想」
  序曲 「1812年」 作品49 
小林研一郎(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 好評の小林研一郎+ロンドン・フィル チャイコフスキー交響曲全集 第7弾!!
 足掛け2年に渡り収録されたロンドン・フィルとのシリーズも本CDで完結。現在考えられる中でも最高の布陣で臨んだチャイコフスキー・シリーズは小林研一郎の演奏史に新たな金字塔を打ち立てました。
 本全集の最終作はチャイコフスキー26歳、彼の交響曲における処女作であり、「交響曲作曲家(シンフォニスト)」としての道程の出発点と言える「交響曲第1番」。
 ロシアの大自然へのイマジネーションを喚起させる旋律を、小林は一つ一つ丁寧に折り重ねてゆきます。真心のこもった小林のタクトに応えるロンドン・フィルの美しい弦楽器群から放たれる暖かな音色によって、若き「交響曲作曲家」の豊かな音楽が鮮やかに蘇ります。
 序曲「1812年」では、小林の迸る熱い情感が爆発する名演奏。ロンドン・フィルの完璧なまでのアンサンブルと高い技術が、この曲の持つ魅力を最大限に引き出し、劇的な演奏を創り出しています。
 2014年1月8、9日(交響曲第1番)、 2013年3月2日(序曲「1812年」) ロンドン、アビー・ロード・スタジオ にて収録
 

OVCL-00560
(3CD)
\5000+税
ラザレフ(指揮)&日本フィル
 ラフマニノフ:交響曲全集

  交響曲 第1番 ハ短調 作品68
  交響曲 第2番 ニ長調 作品73
  交響曲 第3番 へ長調 作品90
  交響的舞曲 作品45
アレクサンドル・ラザレフ(指揮)
日本フィルハーモニー交響楽団
 2011年からスタートしたラザレフと日本フィルによるラフマニノフシリーズより、既出の交響曲第2番と第3番に、第1番と交響的舞曲を加えて収録した交響曲全集の登場です。各誌で好評を博した演奏会のライヴ感をそのままお楽しみいただけます。
 日本フィルの躍動的で力強いアンサンブル、そのオーケストラを見事にコントロールするラザレフのタクトはまさにロシアンサウンドを作り上げています。ラフマニノフの甘美な旋律は美しく流れ、強靭なサウンドがロシアの大地を想い起こさせる、ロシアの魂がこめられた演奏です。ぜひお聴きください。
 2011年11月11-12日(交響曲第1番)、2012年3月16-17日(交響曲第2番)、1月25-26日(交響曲第3番)、2013年6月14-15日(交響的舞曲)  東京・サントリーホール にてライヴ収録
 
OVCL-00562
\3000+税
池辺晋一郎:
 五つの無伴奏混声合唱曲 Little by Little
 MEET THE CHORAL BEATLES

  (作詞作曲:TheBeatles/編曲:池辺晋一郎/訳詩:池澤夏樹)
 窓の声、光の声 無伴奏混声合唱のために
 混声合唱曲集 六つの子守歌
池辺晋一郎(指揮)
東京混声合唱団
浅井道子(ピアノ)
 2014年9月に行われたコンサートのライヴ録音です。池辺晋一郎の作曲(編曲)した楽曲が、本人の指揮で演奏されました。
 東京混声合唱団への委嘱作品が多く、主要レパートリーとして歌ってきた楽曲ばかりが収録されています。タイトルにもなっている「Little by Little」は東京混声合唱団のアンコールピースとして作られた楽曲を集めたものです。
見事なアンサンブルと美しい詩、ユニークで魅力的なメロディーがアルバム全体を包んでいます。
 2014年9月3日 小金井市民交流センター・大ホール にてライヴ収録
 

OVCT-00113
(SACD Hybrid)
\3200+税
ショパン:ワルツ全集/江崎昌子
 第1番 変ホ長調 作品18「華麗なる大円舞曲」
 第2番 変イ長調 作品34-1「華麗なる大円舞曲」
 第3番 イ短調 作品34-2「華麗なる大円舞曲」
 第4番 へ長調 作品34-3 「華麗なる大円舞曲」
 第5番 変イ長調 作品42 「大円舞曲」
 第6番 変ニ長調 作品64-1 「小犬のワルツ」 
 第7番 嬰ハ短調 作品64-2
 第8番 変イ長調 作品64-3
 第9番 変イ長調 作品69-1 「別れ」
 第10番 ロ短調 作品69-2
 第11番 変ト長調 作品70-1
 第12番 へ短調 作品70-2
 第13番 変ニ長調 作品70-3
 第14番 ホ短調
 第15番 ホ長調
 第16番 変イ長調
 第17番 変ホ長調
 第18番 変ホ長調
 第19番 イ短調
江崎昌子 (ピアノ)
 江崎昌子によるショパン・シリーズ第6弾!
 国内外でショパン弾きとしての評価が高く、これまでのCDでもご好評をいただいている江崎昌子によるショパン・シリーズ、今回はワルツ全集です。
華やかな旋律と心地よいワルツのリズムが耳を楽しませる一方で、抒情性を繊細に表現しています。また、ひとつひとつの音色にこだわり、ショパンの描いた世界に寄り添う演奏。まさに真のショパン音楽に満ちた曲集となりました。2014年12月16-18日 東京・稲城?プラザにて収録
 

OVCC-00111
\3000+税
ガブリエリの饗宴/ブラス・プリンシパル・ジャパン
 ガブリエリ:
  第7、第8旋法による12声のカンツォーナ
  第7旋法による8声のカンツォーナ第1番、第2番
  第12旋法による8声のカンツォーナ
  第9旋法による8声のカンツォーナ
  第1旋法による10声のカンツォーナ
  第1旋法による8声のカンツォーナ
  ピアノとフォルテのソナタ
  6声のカンツォーナ第4番
  8声のカンツォーナ第12番
  12声のカンツォーナ第16番
  カンツォン・ペル・ソナーレ第1番、第4番
ブラス・プリンシパル・ジャパン
<NHK交響楽団メンバー>
 菊本和昭、井川明彦(トランペット)
 新田幹男(トロンボーン)
 黒金寛行(バス・トロンボーン)
<読売日本交響楽団メンバー>
 長谷川潤、田中敏雄(トランペット)
 ?田晃(トロンボーン)
 篠崎卓美(バス・トロンボーン)
<東京都交響楽団メンバー>
 高橋敦、中山隆崇(トランペット)
 小田桐寛之(トロンボーン)
 野々下興一(バス・トロンボーン)
都響、読響、N響の首席奏者たちが集合!まさにオール・ジャパンのブラス・アンサンブルが誕生!

 東京都交響楽団、読売日本交響楽団、NHK交響楽団の首席トランペット奏者、首席トロンボーン奏者が大集合。
 現代きっての金管楽器の名手たちがオーケストラの垣根を越えて、輝かしいアンサンブルを奏でます。充実のサウンド、完璧なアンサンブル、圧倒的なパワー。日本が世界へ誇るべきブラス・アンサンブルです。
 アンサンブル・コンテストの定番、ガブリエリの作品を見事に演奏。参考CDとしてはもとより、ガブリエリの新たな魅力を掘り起こし、音楽的にも豊かな作品集となりました。
 ワールド・クラスの金管アンサンブル、ブラス・プリンシパル・ジャパンの発進です。
2014年11月10、11日青葉台・フィリアホールにてライヴ収録

ブラス・プリンシパル・ジャパン:
 2014年11月 東京都交響楽団、読売日本交響楽団、NHK交響楽団のトランペットの首席奏者・高橋敦、長谷川潤、菊本和昭がトロンボーンの首席奏者・小田桐寛之、?田晃、新田幹雄、バストロンボーン奏者・野々下興一、篠崎卓美、黒金寛行、トランペット奏者・中山隆崇、田中敏雄、井川明彦に声をかけ12名によるブラスアンサンブルを組織する。
日本音楽史上、初となる首席奏者によるブラスアンサンブルである。 
今後、数年をかけてG・ガブリエリの主だった作品集、ブラス音楽全般をCDとコンサートにおける集大成を目標に活動する。




コウベレックス


KRS-462
\2667+税
「水の戯れ」〜土師さおり
 ラヴェル:水の戯れ
 ラヴェル:クープランの墓
  (1.プレリュード/2.フーガ/3.フォルラーヌ/
   4.リゴドン/5.メヌエット/6.トッカータ)
 ドビュッシー:映像第1集
  (1.水の反映/2.ラモーを讃えて/3.動き)
 ショパン:バラード1番 ト短調 作品23
土師さおり(ピアノ)
 美しさや透明感を越え、内在するスケールの大きな旋律を匠みに表現し、親しみとやすらぎをもたらす好演!「水の戯れ」〜土師さおり(ピアノ)

 録音:2014 年12 月25-26日、稲美町コスモホール(兵庫県)、52 分54 秒/録音・製作:コウベレックス

 土師さおりは武蔵野音大卒業後デトモルト音楽大学及びロベルト・シューマン・デュッセルドルフ音楽大学を経てドイツでの演奏活動後帰国。様々なコンクールで入賞、カーネギーホールデビュー。イブラ国際音楽コンクールではラヴェル特別賞を受賞するなど、ラヴェル演奏への定評がある。美しさや透明感を越え、内在するスケールの大きな旋律を匠みに表現し、親しみとやすらぎをもたらす好演。

 【土師さおり プロフィール】
 大分県出身。武蔵野音楽大学付属高等学校を経て、武蔵野音楽大学を卒業。その後、武蔵野音楽大学大学院へ入学。第3回全日本ソリストコンテストに入賞。
 大学院修了後に渡独。ドイツ国立デトモルト音楽大学ドルトムント校へ入学する。アルヌルフ・フォン・アルニム教授に師事し、研鑽を重ね1998 年首席で卒業。その後、ドイツ国立ロベルト・シューマン・デュッセルドルフ音楽大学へ入学。クラウディオ・アラウ やアルトール・ルービンシュタインに賛辞を受けたブラジル人ピアニスト、ロベルト・シドン教授のもとで更なる研鑽を積み、2000 年、「国家演奏家資格」を取得して卒業。ドイツ国内での演奏活動を経て2001 年帰国。日本での演奏活動を開始する。
 2002 年、第4回別府アルゲリッチ音楽祭新人演奏会に出演。2011 年、ペルージャ音楽祭(イタリア)においてソロコンサート、及び、ショスタコーヴィチピアノ協奏曲1番を演奏。
2012 年1 月、日本イタリア協会主催第3 回コンコルソMusicArte で特別賞を受賞。2012 年4 月、American protegeinternational competition 2012 に入賞し、カーネギーホールにて受賞者演奏会に出演。2012 年7 月、第22 回イブラ国際音楽コンクール(イタリア)において最優秀賞、ラヴェル特別賞を受賞。2012 年10 月、第13 回大阪国際音楽コンクールにてアヴニール賞受賞。
 2013 年、日本ショパン協会九州支部推薦演奏会オーディションに合格し推薦演奏会に出演。
2014 年、日本ショパン協会主催のパウゼシリーズ(2015 年〜2016 年度)の出演者に選ばれ、2016 年6 月にカワイ表参道コンサートサロン「パウゼ」にてソロリサイタルが決定している。
 2015 年第4回Evmelia International Music Festival(ヴォロス市/ギリシャ)に招待され演奏会に出演。海外の現代作曲家の新曲演奏などにも力を入れている。
 

KRS-5032
\2000+税
「笛吹きの歌」〜日本のリコーダーの響き〜
 大前 哲(1943-):孤
 林 光(1931-2012):「ソナチネ」リコーダーのための
 松本憲治(1948-):小鳥たちの愉しいさえずり
 柱本 優(1956-2007):クリシュナ
 久留智之(1955-):せむしの笛吹きの歌
 藤原 豊(1960-):豌豆緑間奏曲
 久保 禎(1962-):「南風(はえ)」より第2、第3 楽章
 大前 哲(1943-):メールヘン
 平田裕子(1974-):木目
エヴァルト・ヘンゼラー
大津磨由美
ヴィンフリート・ミシェル
時光芳恵
 林光から近作まで!現代日本のリコーダー作品集

 録音:2014年9月、10月、灘区民ホール(神戸市)、神戸芸術センター、他、64分49秒/録音・製作:コウベレックス

 現代日本の作曲家によるリコーダーのソロ、デュオ、トリオ作品を集めたアルバム。林光「ソナチネ」は明るく快活なソプラノリコーダーの為の作品。南九州の民謡から抽出された旋律などを用いた 久保禎「南風(はえ)」はソプラニーノ及びアルトのソロ作品でCD には第2、3 楽章を収録。気候のうつろいや土の湿り気や風のにおいを感じさせる。
 藤原豊「豌豆緑(えんどうみどり)間奏曲」は植物の蔓がからむような小さな生命の躍動感のあるデュオ作品。日本的叙情と舞曲風リズムを取り入れた 松本憲治「小鳥たちの愉しいさえずり」と共に、ヘンゼラー、大津の息の合った掛け合いが聴ける。
 ソロ演奏のエヴァルト・ヘンゼラー氏(エリザベト音大名誉教授)は長年、日本でリコーダー奏者、指導者として活動し、現代リコーダー作品の研究や普及、出版の為に尽力している。




DISC CLASSICA



DCJA-21026
\2500+税
現代の眼でベートーヴェンをみる
Beethoven, Activated.

 ベートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ 第23 番 ヘ短調 作品57 「熱情」
 酒井健治:Scanning Beethoven (2012)
 井上 鑑:Path to Pathetique
 ベートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ 第8 番 ハ短調 作品13 「悲愴」
  ピアノ・ソナタ 第14 番 嬰ハ短調 作品27‐2 「月光」
 松平頼暁:Bedside Moonlight
伊藤憲孝
しなやかなコーナリング! 疾走するピアニスト、伊藤憲孝。

●現代の眼でベートーヴェンをみる
 井上鑑さん、酒井健治さん、松平頼暁さん、現代を代表する3 名の作曲家が、‘耳タコ’ともいえるベートーヴェンの三大ソナタに何を見いだすのか……そんな好奇心から生まれたのがこのアルバムだ。
 ベートーヴェン自身が標題を与えた数少ないピアノ・ソナタであるOp.13〈悲愴〉からインスパイアされた作品をお願いした井上さんは、ソナタ第1・第2 楽章の構成の一部を切り取り、叙情的かつロックを思わせるような躍動的な作品へと結実させている。
 そのジャンルを軽々と飛び越えていく様は刺激的だ。 ソナタ第13 番と組をなし、幻想曲風ソナタとして知られるOp.27-2〈月光〉を取り上げて下さった松平さんは、自身のオペラ〈The Provocators〉からMoonlight をタイトルに含むアリアを、ソナタ冒頭で奏でられる印象的な3 連符を使い、まるで現代社会を描き出したような美しく虚無的なピアノ曲へと変容させた。ベートーヴェンにとって終楽章を短調で終えた最後のピアノ・ソナタであり闘争的な作風の頂点となったOp.57〈熱情〉を担当して下さった酒井さんは、第2 楽章を下敷きに、その鋭い眼差しでベートーヴェンを‘Scanning’している。複雑なテクスチュアが織り成す絡み合うような音型からは、かつて耳にしたことのないような壮絶な美しさが漂ってくる。
 ‘現代の眼’で過去の作品をみるということは、現代の名工の手で蘇った過去の楽器へ耳を傾ける、また最新の研究成果を参考にするという意味をも含んでいることだろう。ベートーヴェンが作曲した当時の楽器を触ることから得たインスピレーション、また諸々の文献から得た知識を、自分なりに解釈し演奏に反映したつもりである。… (伊藤憲孝 ブックレットから)














2/25(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

DILIGENCE

レア盤! 限定盤

DIL141516
(3CD)
\5200
シューマンの交響的練習曲 3つのピアノ−エラール、シュトライヒャー、ファツィオリ
 [CD 1]
 シューマン(1810-1856):
  12の交響的練習曲 Op.13(初版;1837)
  5つの練習曲(遺作)
  変奏曲(未完、ピエール・ブワイエ補筆完成版)  [CD 2]
 シューマン:
  5つの練習曲(遺作) 第1変奏,第4変奏
  12の交響的練習曲 Op.13 第3番,第9番
  5つの練習曲(遺作)第2変奏,第3変奏
  変奏曲(未完、ピエール・ブワイエ補筆完成版)
  5つの練習曲(遺作)第5変奏
  変奏曲形式による練習曲集 Op.13(第2版;1852)
 [CD 3] グローバル・ヴァージョンの一提案
 シューマン:
  交響的練習曲 Op.13 第1番(第1変奏)
  5つの練習曲(遺作)第1変奏
  交響的練習曲 Op.13 第2番(第2変奏)
  交響的練習曲 Op.13 第3番
  交響的練習曲 Op.13 第4番,第5番(第3変奏,第4変奏)
  5つの練習曲(遺作)から 第4変奏
  交響的練習曲 Op.13 第6番−第8番(第5変奏−第7変奏)
  交響的練習曲 Op.13 第9番
  5つの練習曲(遺作)第2変奏、第3変奏
  交響的練習曲 Op.13 第10番(第8変奏)
  5つの練習曲(遺作)第2変奏、第5変奏
  交響的練習曲 Op.13 第10番(第8変奏) ダ・カーポ
  変奏曲(未完、ピエール・ブワイエ補筆完成版)
  交響的練習曲 Op.13 第11番(第9変奏),第12番(フィナーレ)
ピエール・ブワイエ(フォルテピアノ、ピアノ)

使用楽器:
 1837年、エラール製フォルテピアノ(ピエール・ブワイエ私蔵)[CD 1]
 1856年、シュタイアー製フィルテピアノ(トーマス・アルベルトゥス・インベルガー私蔵) [CD 2]
 1995年、ファツィオリ製ピアノ "Mago Merlino" [CD 3]
録音:
 2011年6月6日、アカデミー・ホール、シント・トロイデン、ベルギー [CD 1]
 2011年8月4日、モーツァルト・ホール、インベルガー財団、ザツツブルク、オーストリア [CD 2]
 2011年7月27日、ファツィオリ・コンサートホール、サチーレ、イタリア [CD 3]

 シューマンの交響的練習曲の版の変遷とともに楽器も時代を下っていくという興味深い企画。3枚のディスクいずれも20トラックで順番を変えながらも同じ楽曲を聴くことができます。
 ブックレットは三分冊で合計60ページですがフランス語のみ、英語版の製作は未定です。
 総収録時間は約2時間ですが企画を生かすために3枚組としたようです。


前作とも言うべきセット
これもすごい

DIL 91011E
(3CD)
\5200
シューマン 3つのピアノ−エラール、シュトライヒャー、ファツィオリ
 シューマン(1810-1856):
  クライスレリアーナ Op.16
   (初版;1838 [CD 2]/改訂版;1850 [CD 1]/両版混成 [CD 3])※
  幻想曲 Op.19(1839)
ピエール・ブワイエ(フォルテピアノ、ピアノ)

使用楽器:
 1837年、エラール製フォルテピアノ(ピエール・ブワイエ私蔵)[CD 1]
 1856年、シュタイアー製フィルテピアノ(トーマス・アルベルトゥス・インベルガー私蔵) [CD 2]
 1995年、ファツィオリ製ピアノ [CD 3]
録音:
 2011年6月4-5日、アカデミー・ホール、シント・トロイデン、ベルギー [CD 1]
 2011年8月2-3日、モーツァルト・ホール、インベルガー財団、ザツツブルク、オーストリア [CD 2]
 2011年7月25-26日、ファツィオリ・コンサートホール、サチーレ、イタリア [CD 3]

同じ楽曲を3種の楽器で弾き分けた興味深い企画。ブックレットは三分冊で合計56ページ。3枚組ですがレギュラー・プライス2枚分の価格です。
 ※ディスクによる版違いは今回が初のお知らせです。






DUX



DUX 1142/1143
(2CD)
\3000→\2690
オスカル・コルベルク(1814-1890):ピアノ独奏曲&歌曲集
  [CD 1] ピアノ独奏曲
  マズル (DWOK 69 No.88 II)(*)
  マズルカ集 Op.8(1847)から マズル(No.1) (DWOK 69 No.47)
  マズルカとその他のポーランド舞曲集(1876)から
   マズル(No.1) (DWOK 69 No.43 III)
  6つのクヤヴィアク Op.19(1850)から クラヴィアク(No.4) (DWOK 69 No.40)
  マズル (DWOK 69 No.84)(*)
  6つのポロネーズ Op.1 から ポロネーズ(No.2)(DWOK 69 No.64)
  6つのポロネーズ Op.1 から ポロネーズ(No.6)(DWOK 69 No.68)
  6つのフランス風コントルダンス Op.4(1844)
   パンタロン/夏/雌鶏/羊飼い娘/フランス風/フィナーレ
  ワルツ(1836)(DWOK 69 No.69)
  2つのマズル(1841)から マズル(No.1)(DWOK 69 No.44)
  俗謡の主題によるマズルカ (DWOK 69 No.83)(*)
  庶民的様式のクヤヴィアク集(1844)から クヤヴィアク(No.9)
  2つのマズル(1841)から マズル(No.2)(DWOK 69 No.45 II)
  マズル (DWOK 69 No.87)
  マズルカ集 Op.8(1847)から マズルカ(No.9)(DWOK 69 No.55)
  「週刊挿絵」(1867)から マズルカ (DWOK 69 No.60)
  9つのポロネーズ Op.1 から ポロネース(No.1)(DWOK 69 No.63)
  ピアノのためのポルカ(1859)(DWOK 69 No.73)
  華麗な大ワルツ Op.23(1861)(DWOK 69 No.72)
  幻想的大マズルカ (DWOK 69 No.88)(*)
  [CD 2] 歌曲
  「ワルシャワの音楽日記」(1836)から 護符(No.6)
  あなたの窓の下で I (DWOK 68 No.2)/あなたの窓の下で II (DWOK 68 No. 2 II)(*)
  3つの歌
   結婚した若者 (DWOK 68 No.3)/春の夢 (DWOK 68 No.4)
   詩人の歌(DWOK 68 No.5)
  「週刊挿絵」Vol.1(1868)から 女の子のために(No.24)(DWOK 68 No.6)
  ポーランドの槍騎兵 (DWOK 68 No.7)/山の夜明け (DWOK 68 No.8)(*)
  うぬぼれた恋人 I (DWOK 68 No.9)(*)/うぬぼれた恋人 II (DWOK 68 No.9 II)(*)
  クラコヴィアク (DWOK 68 No.10)(*)
  ドゥムカ (DWOK 68 No.11)(*)/何てことだ (DWOK 68 No.12)(*)
  つばめ I (DWOK 68 No.13)(*)/つばめ II (DWOK 68 No,13 II)(*)
  つばめ III (DWOK 68 No.13 III)(*)/星を愛する者 (DWOK 68 No.14)(*)
  彼は死んだ I (DWOK 68 No.15)(*)/彼は死んだ II (DWOK 68 No.16)(*)
  理由 (DWOK 68 No.17)(*)/懐かしい故郷の思い出 (DWOK 68 No.18)(*)
  春 (DWOK 68 No.19)(*)/別れ (DWOK 68 No.20)(*)/愛 (DWOK 68 No.21)(*)
  唯一の葦笛 (DWOK 68 No.22)(*)/私の小さな灰色のかっこう(DWOK 68 No.23)(*)
アンナ・ラジェイェフスカ(メゾソプラノ)
カロル・コズウォフスキ、
ダリウシュ・スタフラ、タデウシュ・シュレンキェル(テノール)
マリウシュ・ルトコフスキ(ピアノ)
 オスカル・コルベルクはポーランドの民族誌家・民俗学者・作曲家。ショパンが書簡を交わした学友ヴィルヘルム・コルベルク(1807-1877)の弟です。ポーランド各地の民謡を収集し、そのモチーフにインスパイアされたピアノ曲や歌曲を書きました。(*)は手稿譜による演奏。
  

DUX 1171
\2400
アレクサンドル・コシチュフ(1974-):弦楽四重奏曲集
  第10番/第9番/第6番/第5番/第3番
ネオクアルテット
アレクサンドル・コシチュフはポーランドのオポレに生まれた作曲家・ヴィオラ奏者。
 

DUX 1172
\2400
幼な児 ポーランド・バロックのクリスマス音楽
 ロベルト・ポジャルスキ(1965-):Ksiegi rodzaju Jezusa Chrystusa
 マルチン・ミェルチェフスキ(1600年頃-1651):
  Currite populi cum versu Quia puer est natus(モテット)
 クラドゥアーレ・ペトリコヴィエンセ(1651)から Dominus dixit ad me(イントロイトゥス)
 マルチン・ミェルチェフスキ:われらの神イエス・キリスト生誕のミサ から キリエ
 クラドゥアーレ・ペトリコヴィエンセ から キリエ
 マルチン・ミェルチェフスキ:われらの神イエス・キリスト生誕のミサ から グローリア
 ロベルト・ポジャルスキ:Epistola beati Pauli Apostoli(レクツィオ)
 クラドゥアーレ・ペトリコヴィエンセ から
  Tecum principium(グラドゥアーレ)
  Dominus dixit cum sequentia Grates nunc omnes(アレルヤ)
 ロベルト・ポジャルスキ:Sancti Evangelii secundum Lucam(セクエンツィア)
 不詳:Pastorela Parvule pupule(1699頃)
 マルチン・ミェルチェフスキ:われらの神イエス・キリスト生誕のミサ から クレド
 クラドゥアーレ・ペトリコヴィエンセ から Latentur cali(オフェルトリウム)
 マルチン・ミェルチェフスキ:われらの神イエス・キリスト生誕のミサ から サンクトゥス
 ヴォングロヴィエツのアダム(?-1629):
  エレヴァツィオーネ、ファンタジア第1番第2旋法を伴う
 マルチン・ミェルチェフスキ:
  われらの神イエス・キリスト生誕のミサ から アニュス・デイ
 クラドゥアーレ・ペトリコヴィエンセ から In splendoribus(コムニオ)
 スタニスワフ・シルヴェステル・シャジンスキ(1670頃-1713):3声のソナタ ニ長調
 不詳:Pastorela Ktos o tej dobie(1738以前)
 クラドゥアーレ・ペトリコヴィエンセ から Ite missa est
 スタニスワフ・シルヴェステル・シャジンスキ:
  栄光あれ、高みにある神に(主の生誕のモテット)
ボルヌス・コンソート
ゴルチツキ・サルマチア合唱団
テンプス四重唱団
コンチェルト・アンティムラーレ(古楽器アンサンブル)
トロンバスティック(ルネサンス・トロンボーン合奏団) ロベルト・ポジャルスキ(アーティスティック・リーダー)
 

DUX 1187
\2400
シューマン(1810-1856):
  ダヴィット同盟舞曲集 Op.6
  クライスレリアーナ Op.16
ユージン・インジック(ピアノ)
 ユージン・インジックは1947年ユーゴスラヴィアのベオグラード生まれ、アメリカ合衆国でアレクサンドル・ブライロフスキー(1896-1976)、アルトゥール・ルービンシュタイン(1887-1982)に師事したピアニスト。1972年フランスに移住。演奏・録音の他、ピアノ教師としても世界的に活躍しています。
 

DUX 0578/0579
(2CD)
\3000
【未案内旧譜】
アレクサンデル・クリコフスキ(1915-1993):器楽曲&歌曲集
  [CD 1] 器楽曲
  前奏曲ヘ長調(*)/前奏曲ニ短調(*)
  民謡の主題によるヴァイオリンとピアノのための間奏曲(+/*)
  ヴァイオリンとピアノのためのスケルツォ(+/*)
  チェロとピアノのための組曲(#/*)/器楽アンサンブルのための山の三部作(**)
  [CD 2] 歌曲(++)
  えぞぎく(蝦夷菊)/谷で/落ちた英雄へのバラッド/はやぶさ/夜
  緑のオークの森/ナイチンゲール/夢/春
アンジェイ・ゲンプスキ(ヴァイオリン(+))
アンナ・ヴルベル(チェロ(#))
マリウシュ・ルトコフスキ(ピアノ(*))
カメラータ・ヴィストゥラ(**)
アンナ・ミコワイチク(ソプラノ(++))
エドヴァルト・ヴォラニン(ピアノ(++))




FLORA

レア盤!

FLORA 3314
\2500→\2290
ガロンヌ川のヴェネツィア
 ジョヴァンニ・ガブリエーリ(1554/1557-1612):
  カンツォーナ・イン・エコー第12旋法、10声(*)/カンツォーナ第8番、8声(+)
  カンツォーナ第12旋法、10声(*)/カンツォーナ第3番、6声(+)
  ソナタ第18番、14声(+)/カンツォーナ第9旋法、12声(*)
  カンツォーナ第4番、6声(+)/カンツォーナ第16番、12声(+)
  ピアノとフォルテのソナタ、8声(*)/カンツォーナ第17番、12声(+)
  カンツォーナ第1番、5声(+)/カンツォーナ第7&8旋法、12声(*)
  ソナタ第22番(+)/カンツォーナ第8旋法、12声(*)/カンツォーナ第10番、8声(+)
  ラ・スピリタータ、4声(ラヴェリ・コレクション、1608)
  カンツォーナ第4旋法、15声(*)/カンツォーナ第2番、6声(+)
  ソナタ第22番、22声(+)
  (*)「シンフォニエ・サクレ」(1597)から
  (+)「シンフォニエ・サクレ」(1615)から
レ・サックブーティエ
 エレーヌ・メドゥ、
 クリストフ・ジュイェール、
 アンヌ=リーズ・シュヴァリエ、
 キャピュシーヌ・ヴェルニュ(ヴァイオリン)
 ジェニファー・ルター(ヴィオラ)
 ジャン=ピエール・カニャック、
 マリー・ガルニエ=マルズッロ、
 ルイス・コイ・イ・トルリュス、
 レジ・シングリット(コルネット[ツィンク])
 ダニエル・ラサル、
 ダヴィド・ロッケノー、
 アイメリク・フルネ、
 オリヴィエ・ラシュリ、
 エリアス・トゥルネ、
 グザヴィエ・シブラ、ジュリアン・ミロ、
 ユーゴ・リキエール(テナーサックバット)
 ファビアン・ドルニク、
 ジャン=ノエル・ガメ(バスサックバット)
 ローラン・ル・シュナデク(ソプラノ・ドゥルツィアン、バスドゥルツィアン)
 フィリップ・カンギレム(アルト・ドゥルツィアン)
 ダフネ・フランクァン(テナードルツィアン)
 バルバラ・バジョル(バスドゥルツィアン)
 マティアス・シュペーター(テオルボ)
 ヤスコ・ブヴァール、
 加藤麻衣子、
 さかいかおり(オルガン)
ジャン=ピエール・カニャック、
フィリップ・カンギレム(指揮)
録音:データ未詳
 ヴェネツィアのサン・マルコ聖堂に響き渡ったジョヴァンニ・ガブリエーリの分割合唱形式の多声部器楽作品。その壮麗な響きを世界最高の吹奏古楽器アンサンブル、レ・サックブーティエの演奏でご堪能ください。
 アルバム・タイトル「ガロンヌ川のヴェネツィア」の由来については確認中です。
  
レア盤!

FLORA 3615
\2500→\2290
ジョヴァンニ・マルティーノ・チェーザレ(1590頃-1667):
  「音楽の旋律(ムジカーリ・メロディエ)」(1621)
   La Vittoria / Beata es Virgo / Jubilate Deo / Salve Regina / La Fenice
   La Bavara / La Monachina / Isti sunt duae olivae / Sancta Maria
   Veni sponsa Christi / La Lioannina / La Massimiliana / La Augustana
   O Domine Jesu Christe / Cantate Dominum / Gabriel Angelus / La Foccarina
   La Hieronyma / La Giorgina / O Domine Jesu Christe / Domine Exaudi
   Laudate Pueri / Assumpta est Maria / La Gioia / La Famosa / La Constanza
   Eco / Benedicam Dominum
レ・サックブーティエ
 ギュメット・ロランス、
 マリー=クロード・ヴァラン(ソプラノ)
 ジャン=ルイ・コモレット、
 ジャン=イヴ・ゲリ(男性アルト)
 ジョン・エルウィズ、
 ブリュノ・ボテルフ(テノール)
 ベルナール・ファブル=ガリュス、
 イヴ・ベルジュ(バス)
 ジャン=ピエール・カニャック、
 フィリップ・マタレル、
 ジャン・テュベリ(コルネット[ツィンク])
 ダニエル・ラサル(テナーサックバット)
 ベルナール・フルテ(サックバット、セルパン) ステファン・レジェ、
 ニコラ・ヴァラード(サックバット)
 ブリギット・トイブル、
 グナール・レツボール(ヴァイオリン)
 ローレンツ・ドゥフトシュミット(ヴィオラ・ダ・ガンバ、ヴィオローネ)
 クリスティーナ・プルハル(ハープ)
 シャルル=エドゥアール・ファンタン(キタローネ、テオルボ)
 ヤン・ウィレム・ヤンセン(オルガン、チェンバロ)
録音:1996年1月、未詳 前出:Accord, 205532, 476064(廃盤)
 ジョヴァンニ・マルティーノ・チェーザレはイタリアのウディーネに生まれた作曲家・コルネット(ツィンク)奏者。アウクスブルク(ドイツ)近郊ギュルツブルクのカール・フォン・エスターライヒの宮廷、1615年よりミュンヘンのバイエルン公マクシミリアン1世の宮廷で活躍したことがわかっています。
 「音楽の旋律(ムジカーリ・メロディエ)」は1〜5声部と通奏低音のための14の宗教的コンチェルト(モテット)14曲、および1〜6声部と通奏低音のための器楽曲(カンツォーナ)14曲から成っており、当盤には全28曲が収められています。
 19年前の録音ですが、ロランス、エルウィズ、ファブル=ガリュス、テュベリ、レツボール、ドゥフトシュミット、プルハル他そうそうたるメンバーが揃っており、古楽ファンにはたいへんうれしい復活と言えるでしょう。
  
レア盤!

FLORA 3113
\2500→\2290
ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764):コンセールによるクラヴサン曲集(1741) レ・タンブル
 川久保洋子(ヴァイオリン)
 ミリアム・リニョル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 ジュリアン・ヴォルフス(チェンバロ)
録音:データ記載なし
 フランス国立リヨン高等音楽学校で出会った三人の若きピリオド楽器演奏家により2007年に結成され、2009年8月ベルギーのブルージュ国際古楽コンクールにて室内楽部門優勝&新曲作曲賞を受賞したたトリオ、レ・タンブル [Les Tombres] のデビューCD。闊達にして優美、すばらしいラモーを聴かせます。
 川久保洋子は桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学卒業、東京芸術大学音楽学部古楽科修士課程修了。2010年6月、フランス国立リヨン高等音楽学校を優秀な成績で修了する。2007年秋、イタリアロヴェレートで行われるプレミオ・ボンポルティ国際古楽コンクール、バロックヴァイオリン部門第4位入賞。これまでにヴァイオリンを吉田真紀、辰巳明子、バロックヴァイオリンを若松夏美、オディル・エドゥアルに師事。日本、ヨーロッパ各地で様々なアンサンブルのメンバーとして演奏活動また録音活動をしている。ル・コンセールフランセ(ピエール・アンタイ)、インコニティ(アマンディーン・ベイエール)、コンチェルト・ソアーヴェ(ジャン=マルク・エイム)、オーケストラ・リベラ・クラシカ(鈴木秀美)、バッハ・コレギウム・ジャパン(鈴木雅明)、メディオ・レジストロ(古橋潤一)のメンバー。
 ミリアム・リニョル [Myriam Rignol] は7歳よりヴィオラ・ダ・ガンバをクリスチャン・サラに師事。その後16歳でリヨン国立高等音楽学校に入学、マリアンヌ・ミュラーのクラスに在籍し、2010年6月優秀な成績で修了する。在学中ドイツのケルン音楽学校でライナー・ツィパーリングのクラスで研鑚を積む。2009年6月、ドイツのケーテンで行われるバッハ=アーベル国際ヴィオラ・ダ・ガンバコンクールで第2位。2010年5月、山梨古楽コンクールにて最高位受賞。2011年8月、ベルギーのブルージュ国際古楽コンクール第2位&聴衆賞受賞。レザール・フロリサン(ウイリアム・クリスティー)、アンサンブル・ピグマリオン(ラファエル・ピション)、アンサンブル・コレスポンドンス(セバスチャン・ドセ)など様々なアンサンブルのメンバーとしてコンサート・録音活動を行っている。
 ジュリアン・ヴォルフス [Julien Wolfs] はベルギー、ジュードーニュの音楽院にてチェンバロをはじめる。オランダのアムステルダム音楽院でメノ・ファン・デルフトのクラスに在籍、2009年6月修士課程を優秀な成績で修了する。在学中にフランスリヨン国立高等音楽院に交換留学しフランソワーズ・ランジュレに師事。2007年8月、ブルージュで行われる国際古楽コンクール・チェンバロ部門にてベルギー人で初めて1位なしの2位&聴衆賞・ミンコフ出版賞を受賞。現在、リヨン織物・装飾博物館のオリジナル・チェンバロの調整を定期的に行っている。これまでにワロニ—・フェスティヴァル、フランドル・フェスティヴァルや、アムステルダム・コンセルトヘボウ、ボザールなどベルギーを中心に各地でリサイタルを行い、ラジオ録音もされている。




RUSSIAN DISC

 20年程前CDショップを席巻したRUSSIAN DISCはかなり潤沢に流通していたが、今世紀になって現れたRUSSIAN DISCは同族だがなかなか入ってこないし、すぐに廃盤になる。

レア盤!

RDCD 00936
\2200→\1990
ヴァレーリー・キクタ(1941-):ホルンのための作品集
  ホルンと弦楽合奏のための協奏曲(2008)(*)
  バルトの悲歌(4つのホルンのための;1999)(+)
  オクスキー三部作(4つのホルンのための;1999)(+)
   満月/日の出の賛歌/燃える落日
  祈り(ホルンとオルガンのための;2014)(#)
ヴァレーリー・ジャヴォロンコフ(ホルン(*/#))
モスクワ室内管弦楽団ムジカ・ヴィーヴァ(*)
アレクアンドル・ルーディン(指揮(#))
ロシア国立交響楽団ホルン・クアルテット(+)
 ヴァレーリー・ジャヴォロンコフ、
 アンドレイ・スマーリ、
 セルゲイ・ゴルブノフ、
 セルゲイ・バシコヴィチ(ホルン)
リューボフィ・ヴェンジーク(オルガン(#))

録音:2013年(*/+)/2014年(#)
 ヴァレーリー・キクタはモスクワ音楽院でフレンニコフ他に師事したウクライナの作曲家。当レーベルは彼の作品の紹介に力を入れています。

 
レア盤!

RDCD 00937
\2200→\1990
ヴァレーリー・キクタ(1941-):フルートのための作品集
  ヴォルイーニの曲集
   (4種フルート、チェンバロと弦楽合奏のための協奏曲/改訂:2013)(*)
  コントラスト(フルートとハープのための2つの小品(2010)(+)
   夜にこだまする音楽/劇的練習曲
  祈り(アルトフルートとオルガンのための;2013)(#)
  ネオ・バロック二部作第2番(フルートとオルガンのための;2013)(**)
   朝の牧歌/至福の夜の歌
  即興ソナタ(フルートとピアノのための;2014)(++)
セルゲイ・ジュラヴェリ
 (フルート(+/**/++)、ピッコロ(*)、ビッグフルート(*)、
  アルトフルート(*/#)、バスフルート(*))
ウクライナ国立室内アンサンブル・キエフ・ソロイスツ(*)
ヴラディーミル・シレンコ(指揮(*))
ナタリア・シャメーエヴァ(ハープ(+))
コンスタンチン・ヴォロストノフ(オルガン(#/**))
イリーナ・ジュラヴェリ(ピアノ(++))
録音:2013年(*)/2014年(*以外)
 
レア盤!

RDCD 00942
\2200→\1990
ヴァレーリー・キクタ(1941-):グスリのための作品集
  16−18世紀スコットランドの主題による協奏曲
   (2つのグスリとロシア民族楽器楽団のための;2001)(*)
  デカブリストの作曲家M・ヤコヴレフの主題による幻想曲
   (2つのグスリ、フルート、オーボエとバヤンのための;2014)(+)
  ワルツ=マズルカ「1812年」(2つのグスリとロシア民族楽器楽団のための;2012)(#)
マヤ・ヴォロネツ(鍵盤式グスリ)
アラ・ドガドヴァ(グスリ)
オシポフ記念ロシア国立民族楽器楽団(*/#)
ヴラディーミル・ポンキン(指揮(*))
ヴラディーミル・アンドロポフ(指揮(#))
ロマン・サンドレル(フルート(+))
アンドレイ・ツェルコフスキー(オーボエ(+))
ダニエル・スタドニュク(エレクトリック・バヤン(+))

録音:2008年(*)/2012年(#)/2014年(+)
 グスリはチターに似たロシアの民族的撥弦楽器。近年では鍵盤で演奏するタイプも開発されています。

  
レア盤!

RDCD 00941
\2200
ボリス・ディエフ(1924-2008):行進曲集
  45回目の春/祖国(*)/戦友/平和の守りに(**)/大統領祝典行進曲(*)/連邦(+)
  連邦の戦い(+)/徴集兵行進曲(*)/兵士の友情(**)/オリンピック行進曲(+)
  警察のパレード/建設隊行進曲/祝典行進曲/行軍行進曲/陸軍建設隊行進曲
  記念祭行進曲/ロシア行進曲(**)/モスクワ行進曲(#)/序曲「ロシア万歳」(++)

ソヴィエト海軍軍楽隊(無印)
ヴラディーミル・ソロダヒン(指揮(無印))
ロシア国立吹奏楽団(*/+/#)
アンドレイ・コロトゥシキン(指揮(*))
ヴィクトル・ルツェンコ(指揮(+))
ボリス・ディエフ(指揮(#))
ロシア国防省軍楽隊(**)
ヴィクトル・アファナシェフ(指揮(**))
モスクワ儀仗兵模範軍楽隊(++)
アナトーリー・プリホトチェンコ(指揮(++))

録音:1976年(#)/1990年(無印)/1992年(++)/2000年(**)/2014年(*/+)



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


ALTO


ALC 1260
\1100
ラフマニノフ(1873-1943):交響曲第2番ホ短調 Op.27 ロンドン交響楽団
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
録音:1988年
ライセンサー:LSO Live Ltd 前出:Regis, RRC 1210(廃盤)
 

ALC 1263
\1100
マッケラスの「展覧会の絵」&「ペトルーシュカ」
 ムソルグスキー(1839-1881)/ラヴェル(1875-1937):組曲「展覧会の絵」(*)
 ムソルグスキー:オペラ「ホヴァーンシチナ」前奏曲(*)
 ストラヴィンスキー(1882-1971):バレエ「ペトルーシュカ」(1911)(+)
マッケラス指揮
ニュー・フォルハーモニア管弦楽団(*)
ロンドン交響楽団(+)
録音:1973年、ADD 原盤:Vanguard ライセンサー:Vanguard Classics / EOne

4チャンネル・アナログ音源の2チャンネルCD化。

 

ALC 1275
\1100
17世紀イングランドの陽気な歌と田舎の舞曲集
  Bobbing Jo / Brooms for old shoes / The traders medley
  Lavenders green / We be soldiers three / Branles / The three ravens
  Tomorrow the fox will come to town / My dog and I / The merry, merry milkmaids
  Newcastle / The oak and ash / The jovial broom man
  Nine pins - Jenny pluck pears - Half hanekin / The baffled knight / Paul's wharf
  Tobacco is an Indian weed / You lasses and lads / Over the hills and far away
  Blue cap / The crossed couple / Lillibulero / Lumps of pudding
  The Broom of the cowdenowes / Chirping of the lark - Parsons farewell
シティ・ウェイツ
ルシー・スキーピング(指揮)
録音:1992、1995年 原盤、ライセンサー:Metronome Ltd 前出:Regis, RRC 1275(廃盤)
 

ALC 1282
\1100
コスモポリタン・テナー ニコライ・ゲッダ オペラ&オペレッタ・アリア名曲集
 アダン(1803-1856):「ロンジュモーの郵便馬車」から Mes amis, ecoutez l'histoire
 ラロ(1823-1892):「イスの王」から Puisqu'on ne peut flechir.. Vainement..(オバド)
 トマ(1811-1896):「ミニョン」から Elle ne croyait pas
  フランス国立放送管弦楽団 ジョルジュ・プレートル(指揮) 録音:1962年
 グノー(1818-1893):「ファウスト」から
   Quel trouble inconnu.. Salut! Demeure chaste et pure
  パリ・オペラ座管弦楽団 アンドレ・クリュイタンス(指揮) 録音:1953年
 ビゼー(1838-1875):「真珠採り」から Je crois entendre encore
 マスネ(1842-1912):「ウェルテル」から Pourquoi me revillier?
  フィルハーモニア管弦楽団 アルチェオ・ガリエラ(指揮) 録音:1953年
 ビゼー:「カルメン」から La fleur qui tu m'avais jetee(花の歌)
  パリ放送交響楽団 トマス・ビーチャム(指揮) 録音:1958年
 グルック(1714-1787):「オルフェオとエウリディーチェ」から J'ai perdu, mon Euridice
  パリ音楽院管弦楽団 ルイ・ド・フロマン(指揮) 録音:1957年
 ドニゼッティ(1797-1848):「愛の妙薬」から Una furtiva lagrima
 チャイコフスキー(1840-1893):「エフゲニー・オネーギン」から レンスキーのアリア
  フィルハーモニア管弦楽団 アルチェオ・ガリエラ(指揮) 録音:1953年
 グリンカ(1804-1857):「皇帝に捧げた魂」から Brother, in the darkness(ロシア語)
  ラムルー管弦楽団 イーゴリ・マルケヴィチ(指揮) 録音:1957年
 モーツァルト(1756-1791):「コジ・ファン・トゥッテ」から Un'aura amorosa
  パリ音楽院管弦楽団 アンドレ・クリュイタンス(指揮) 録音:1958年
 モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」から Il mio Tesoro
  ラムルー管弦楽団 ハンス・ロスバウト(指揮) 録音:1956年
 フロトー(1812-1883):「マルタ」から Ach so fromm
  フィルハーモニア管弦楽団 アルチェオ・ガリエラ(指揮) 録音:1953年
 J・シュトラウスII(1825-1899):「ジプシー男爵」から Als flotter Geist(*)
 J・シュトラウスII:「ヴェネツィアの一夜」から Sei mir gegrusst du holdes Venezia(+)
 レハール(1870-1948):「微笑みの国」から(#)
  Ich trete ins Zimmer.. Immer nur lacheln / Dein ist mein ganzes Herz
  フィルハーモニア管弦楽団 オットー・アッカーマン(指揮)
  録音:1958年(*)/1954年(+)/1953年(#)
ニコライ・ゲッダ(テノール)
録音:AAD 原盤:EMI、他

 スウェーデン語とロシア語のバイリンガルで育ち、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ラテン語を身に付けたニコライ・ゲッダ(1925年生まれ)。20世紀後半の声楽曲の録音を支えた偉大なテノールです。

 

ALC 1283
\1100
タルティーニ(1692-1770):「悪魔のトリル」&ヴァイオリン協奏曲集
  ヴァイオリン協奏曲ハ長調 D.12(+)/ヴァイオリン協奏曲イ短調 D.115(*)
  ヴァイオリン協奏曲ト長調 D.80(*)/ヴァイオリン協奏曲ホ長調 D.51(+)
  ヴァイオリン・ソナタ ト短調「悪魔のトリル」(#)  
ゴルダン・ニコリッチ(ヴァイオリン(*/+))
オーヴェルニュ管弦楽団(*/+)
アリー・ファン・ベーク(指揮(*/+))
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン(#))
レフ・オボーリン(ピアノ(#))
録音:1996年(*/+)/1957年(+) 原盤:Olympia(*/+)/EMI(#)
前出:Regis, RRC 1157(廃盤)(*)、RRC 1283(廃盤)(+)
 


ALC 1288
\1100
カール・ニルセン(1865-1931):
  ヴァイオリン協奏曲(*)
  クラリネット協奏曲(+)
  フルート協奏曲(#)
松山冴花[まつやまさえか](ヴァイオリン(*))
ヤン・ワグナー(指揮(*))
オーゼンセ交響楽団(*)
ジョン・マッコー(フルート(+))
レイモンド・レパード(指揮(+))
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(+)
ジェニファー・スティントン(フルート(#))
ステュアート・ベッドフォード(指揮(#))
スコットランド室内管弦楽団(#)
録音:1999年、ライヴ、ニルセン国際コンクール、ニューヨーク、アメリカ合衆国(*)
    1971年、ADD(+)/1991年、クイーンズ・ホール、エジンバラ、イギリス(#)
原盤:Bridge Records Inc(*)/Unicorn Kanchana(+)/Collins Classics(#)
前出:Regis, RRC 1208(廃盤)

 ヴァイオリン協奏曲で登場するのが松山冴花。
 仙台国際音楽コンクール・ヴァイオリン部門で第1位、エリーザベト王妃国際音楽コンクールで第4位だった松山冴花。数年前に読響でセーゲルスタムとシベリウスをやっていた。
 これはその松山冴花が19歳で1999年ニールセン国際音楽コンクールで第2位を受賞したときのライヴ録音。この音源、以前はBRIDGE、さらにその後REGISから出ていた。
 ただしつこいようだがこの演奏、CDが安いから推しているわけではない。可愛い日本人だから紹介しているわけでもない。

 すごいのである。

 この曲をこんなにもシンパシーと熱い情熱を持って弾いた人が他にいるか。
 確かにコンクールという通常ではない環境での演奏ということもあるだろう。しかしこの燃えるようなパッションと息が止まるような緊張感。しかもここでこう弾いてほしい、というニュアンスをほぼ完璧に実現。当たり前なのかもしれないが、曲をその骨の髄まで知り尽くして弾いているのがこちらに伝わってくる。
 おそらく彼女、この曲の楽譜と何日もいっしょに寝ていたに違いない。
 大体たかイチコンクールで披露されたイチ演奏が、レーベルを変えていつまでもこうやってリリースされ続けていること自体が不思議ではないか。
 名演なのである。
 終演後の拍手もそのすごさを物語る。

 ズバリ、同曲最高のお勧め。この演奏を聴けばこの曲が必ず好きになる。
 


ALC 2506
(3CD)
\2600→\2390
ミャスコフスキー(1881-1950):ピアノ・ソナタ全集
  ソナタ第1番ニ短調 Op.6/ソナタ第3番ハ短調 Op.19
  ソナタ第6番変イ長調 Op.64 No.2/第2番嬰ヘ短調 Op.13
  ソナタ第4番ハ短調 Op.27(改訂版)/ソナタ ホ短調 Op.57
  ソナタ第5番ロ長調 Op.64 No.1(改訂版)/
  前奏曲とロンド=ソナタ「歌と狂詩曲」Op.58
  ロンド=ソナタ変ロ短調 Op.58(単一楽章)/ソナタ第8番ニ短調 Op.83
  ソナタ第9番ヘ長調 Op.84/回想 Op.29/ソナタ第7番ハ長調 Op.82
  黄葉 Op.31/
  弦楽四重奏曲第5番 より スケルツォ(A・アリアヴディナ編曲)
マレイ・マクラクラン(ピアノ)
録音:1988年 原盤、ライセンサー:Olympia 初出:Olympia, OCD 704(廃盤)

 おそらくひそかに人気沸騰し、即日完売になりそうなボックス。
 ピアノは名手マクラクラン。
 どうかお早めに。
 




RUSSIAN DISC

レア盤! 限定盤

RDCD 00927-933
(7CD)
\12000→\10990
スヴェトラーノフ/ピアノ録音集
 [CD 1]
 ショパン(1810-1849):
  夜想曲変ロ短調 Op.9 No.1/夜想曲変ホ長調 Op.9 No.2/
  夜想曲ヘ長調 Op.15 No.1/夜想曲嬰ハ短調 Op.27 No.1/
  夜想曲ロ長調 Op.32 No.1/夜想曲ト短調 Op.37 No.1
  夜想曲ハ短調 Op.48 No.1/夜想曲嬰ヘ短調 Op.48 No.2/
  夜想曲ホ長調 Op.62 No.2
  夜想曲嬰ハ短調 Op.posth/練習曲嬰ハ短調 Op.25 No.7
  録音:1980年
 [CD 2]
 ショパン:
  前奏曲ホ短調 Op.28 No.4/前奏曲ロ短調 Op.28 No.6/
  前奏曲イ長調 Op.28 No.7
  前奏曲ホ長調 Op.28 No.9/前奏曲嬰ヘ長調 Op.28 No.13
  前奏曲変ニ長調 Op.28 No.15/前奏曲ハ短調 Op.28 No.20
 ドビュッシー(1862-1918):
  アラベスク第1番ホ長調/アラベスク第2番ト長調
  小組曲 から 小舟で(ユーリー・オレネフ編曲、ピアノ独奏版)
  ベルガマスク組曲 から 月の光
  前奏曲集 から 雪の上の足跡/亜麻色の髪の乙女/沈める寺/ミンストレル
 フィビフ(1850-1900):詩曲
 ラヴェル(1875-1937):亡き王女のためのパヴァーヌ
 録音:1980年
 [CD 3]
 メトネル(1880-1951):
  ソナタ三部作 Op.11 から 悲歌ソナタ(No.2)(*)
  おとぎ話ソナタ ハ短調 Op.25 No.1(*)
  忘れられた調べ 第1集 Op.38 から 回想ソナタ(No.1)(*)
  8つの情景画 Op.1 から 嬰ト短調(No.2)/変ホ短調(No.3)/変ト長調(No.4)
  3つの小品 Op.31 から 葬送行進曲ロ短調(No.2)
  2つのおとぎ話 Op.14 から オフェーリアの歌 ヘ短調(No.1)
  2つのおとぎ話 Op.48 から エルフのおとぎ話 ト短調(No.2)(*)
  2つのおとぎ話 Op.20 から 変ロ短調(No.1)
  4つのおとぎ話 Op.26 から ヘ短調(No.3)
  3つのおとぎ話 Op.42 から ロシアのおとぎ話 ヘ短調(No.1)
  録音:1980年(無印)/1983年(*)
 [CD 4]
 ラフマニノフ(1873-1943):
  楽興の時 Op.16 から ロ短調(No.3)/変ニ長調(No.5)
  幻想的小品集 Op.3 から メロディ(No.3)
  チェロ・ソナタ ト短調 Op.19(*)
   フョードル・ルザーノフ(チェロ(*))
  録音:1973年(*)/1980年(無印)
 [CD 5]
 ラフマニノフ:
  ヴォカリーズ Op.34 No.14(エフゲニー・スヴェトラーノフ編曲、ピアノ独奏版)
  10の前奏曲 Op.23 から ニ長調(No.4)
  幻想的小品集 Op.3 から 悲歌(No.1)
  ピアノ三重奏曲第2番ニ短調「悲しみの三重奏曲」Op.9(*)
   レオニード・コーガン(ヴァイオリン(*)) フョードル・ルザーノフ(チェロ(*))
  録音:録音:1973年(*)/1980年(無印)
 [CD 6]
 エフゲニー・スヴェトラーノフ(1928-2002):
  ピアノ協奏曲ハ短調(1951)(*)
  ヴァイオリンとピアノのための2つの平易な楽曲(1976年版)
  ヴァイオリンとピアノのための5つのメロディ(1947)
  ヴァイオリン・ソナティナ第1番ト長調(1950)
  ヴァイオリン・ソナティナ第2番ホ短調「悲歌ソナタ」(1951)
   ソヴィエト国立交響楽団(*) ヴラディーミル・ヴェルビツキー(指揮(*))
   エドゥアルト・グラチ(ヴァイオリン(無印))
  録音:1976年11月14日、ライヴ、
   モスクワ音楽院大ホール、モスクワ、ロシア、ソヴィエト(*)/1976年(無印)
 [CD 7]
 エフゲニー・スヴェトラーノフ:
  ヴァイオリンとピアノのためのアリア ニ短調(1947)(*)
  チェロ・ソナタ変ロ短調(エディション&カデンツァ:フョードル・ルザーノフ;1946)(+)
 ヘンデル(1685-1759):ヴァイオリン・ソナタ第6番ホ長調 Op.1 No.15(#)
 フランク(1822-1890):ヴァイオリン・ソナタ イ長調(1886)(#)
   エドゥアルト・グラチ(ヴァイオリン(*)) フョードル・ルザーノフ(チェロ(+))
   ヴァレーリー・クリモフ(ヴァイオリン(#))
  録音:1975年(+)/1976年(*)/1982年(#)
エフゲニー・スヴェトラーノフ(ピアノ)
ピアニストとしてのスヴェトラーノフの録音を集めたコレクターズ・アイテム。
すぐに廃盤になりそうな匂いぷんぷん。お早めに。


<メジャー・レーベル>

RCA


8887507305-2
(2CD)
\3600→\3290
ジョセフ・ブルヴァ/プレイズ・リスト
 リスト:
   『パガニーニによる大練習曲〜
  第4番ホ長調 S.141-4』
  『パガニーニによる大練習曲〜第3番嬰ト短調「ラ・カンパネッラ」S.141-3』
  『超絶技巧練習曲〜第5番変ロ長調「鬼火」S.139-5』
  『スペイン狂詩曲S.254』
  『超絶技巧練習曲〜第11番変ニ長調「夕べの調べ」S.139-11』
  『ピアノ・ソナタ ロ短調S.178』
  『ハンガリー狂詩曲第2番嬰ハ短調S.244-2』
  『ポロネーズ第2番ホ長調S.223-2』
  『超絶技巧練習曲〜第8番ハ短調「荒々しき狩」S.139-8』
  『超絶技巧練習曲〜第9番変イ長調「回想」』
  『メフィスト・ワルツ』
  『ピアノ協奏曲第1番変ホ長調S.124*』【演奏】
ジョセフ・ブルヴァ(P)/
ダニエル・ナザレス(指揮)
ルクセンブルク放送交響楽団(協奏曲*)
 1943年ブルノ生まれのピアニスト、ジョセフ・ブルヴァのリスト・アルバム。
 生地であるナパイェドラの音楽学校で学び、そこで最初に師事したヴァーツラフ・ランカは彼の才能を見抜き、これを大切に育て上げました。
 ブルヴァは13歳でデビューを飾り、その才能はチェコ内外で認められました。しかし、1971年に事故に逢い、1年間の活動を余儀なくされたことが元で、自らの芸術への思いを見直し、その翌年にルクセンブルクに亡命します。数多くの録音を行い、世界中で認められ始めた頃、彼を再度の悲劇が襲います。1996年3月、凍った道で滑って転んだ彼は左手を負傷し、一度は引退を決意しますが、音楽への思いは絶ち難く、手術とリハビリを繰り返し2009年に復帰。特製のスタインウェイを用いて(ペダルが工夫されている)、驚異の音楽を奏でています。
 このアルバムは、ジョセフ・ブルヴァがこれまで録音してきたリストの作品を収録してきたもので、素晴しいテクニックだけでなく抑制の効いた演奏は、リストの音楽に深みをもたせ、リズムと歌の絶妙さが印象的なリスト演奏です。
【録音】1967〜2014年/1986年3月(協奏曲)


ブルヴァのアルバム


88697780672
\2600→\2390
ジョセフ・ブルヴァ/ベートーヴェンを弾く
 
ベートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ第13番、第14番「月光」、第21番「ワルトシュタイン」
  ロンド・ア・カプリッチョ「失くした小銭への怒り」Op.129
ジョセフ・ブルヴァ(P)


8884304506-2
\2600→\2390
ジョセフ・ブルヴァ/ベートーヴェン, ショパン,シマノフスキ
 ベートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調Op.57「熱情」/
 ショパン:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35/
 シマノフスキ:「仮面劇」Op.34
ジョセフ・ブルヴァ(P)
 1943年ブルノ生まれのピアニスト、ジョセフ・ブルヴァ。生地であるナパイェドラの音楽学校で学びました。そこで最初に師事したヴァーツラフ・ランカは彼の才能を見抜き、これを大切に育て上げました。
 ブルヴァは13歳でデビューを飾り、その才能はチェコ内外で認められました。しかし、1971年に事故に逢い、1年間の活動を余儀なくされたことが元で、自らの芸術への思いを見直し、その翌年にルクセンブルクに亡命します。数多くの録音を行い、世界中で認められ始めた頃、彼を再度の悲劇が襲います。1996年3月、凍った道で滑って転んだ彼は左手を負傷し、一度は引退を決意しますが、音楽への思いは絶ち難く、手術とリハビリを繰り返し2009年に復帰。特製のスタインウェイを用いて(ペダルが工夫されている)、驚異の音楽を奏でています。
 今回の新録音は、ベートーヴェンの「熱情」、ショパンの「葬送」という二大ソナタに、シマノフスキの難曲「仮面劇」をカップリングした大曲3曲を収録。もともと彼の得意曲であったベートーヴェンの「熱情」が、幾多の経験を経て、どのように練り上げられているかを実際に聴いてみてください。ショパン、シマノフスキの幻想的な音楽も、現在の彼の表現にぴったり合うものです。
 【録音】2013年1月&11月, アウグスブルク、グット・バンナッカー[デジタル]






<映像>


SONY(映像)



8887506921-9
(DVD)
\4000→\3690
第1次世界大戦勃発100年メモリアル・リリース
 ウィーン・フィル・サラエヴォ・コンサート2014

  1.セスティッチ:『ボスニア&ヘルツェゴヴィナ国歌』
  2.ハイドン:弦楽四重奏曲『第77番ハ長調作品76の3「皇帝」〜
    第2楽章(オーストリア国家および皇帝を讃える歌の変奏曲)』
  3.シューベルト:『交響曲第7番ロ短調D759「未完成」』
  4.ベルク:『3つの管弦楽曲作品6』
  5.ブラームス:『運命の歌作品54』
  6.ラヴェル:『ラ・ヴァルス』
  7.ベートーヴェン(カラヤン編):『ヨーロッパ国歌』
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
サラエヴォ国立歌劇場合唱団
指揮:フランツ・ウェルザー=メスト
 第1次世界大戦勃発100年メモリアル・リリース
 1914年6月28日、オーストリア=ハンガリー帝国の皇帝・国王の継承者フランツ・フェルディナント夫妻が、サラエヴォを視察中、ボスニア出身のボスニア系セルビア人によって暗殺されました。この事件がきっかけとなって、第1次世界大戦が開戦することになり、20世紀における最初の世界規模の混乱が巻き起こされることになりました。
 それから100年を経た2014年6月28日、暗殺事件の現場からもほど近い、サラエヴォ市庁舎内の国立図書館のホールで、ウィーン・フィルによるメモリアル・コンサートが開催されました。
 今回ソニー・クラシカルからDVD化されるのは、オイロヴィジョンを通じて世界中に中継放送されたこの演奏会のライヴ映像で、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ国歌に始まり、シューベルト、ベルク、ブラームスと、オーストリアに所縁の深い作曲家の作品で構成され、「オーストリア宮廷のある舞踏会の模様を描いた」と作曲者が記しているラヴェル「ラ・ヴァルス」、さらにベートーヴェン「第9」をもとに編曲され、ヨーロッパの融和を謳いあげる「ヨーロッパ国歌」で締めくくられます。
 ウェルザー=メストのシリアスな指揮のもと、ウィーン・フィルの濃密な響きが第1次大戦という悲劇への追憶と平和への希求を歌い上げています。
 【録音】2014年6月28日、サラエヴォ国立図書館でのライヴ・レコーディング 




EURO ARTS(映像)



20 59994
(Blu-ray)
\5000→\4590
アルゲリッチ&バレンボイムの超豪華競演、話題の「春の祭典」が遂に映像で発売!
 モーツァルト:2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K.448
 シューベルト:創作主題による8つの変奏曲変イ長調 D.813
 ストラヴィンスキー:「春の祭典」(2台ピアノ版)
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
ダニエル・バレンボイム(ピアノ)

20 59998
(DVD)
\3000→\2690
 
 録音:2014 年4 月、ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
 (Blu-ray)画面:1080i Full HD 16:9、音声:PCM ステレオ、DTS HD MA5.1、リージョン:All、76分
 (DVD)画面:NTSC 16:9、音声:PCM ステレオ、DTS5.1,DD5.1、リージョン:All、76分

 アルゲリッチとバレンボイムという超豪華共演によるピアノ・デュオ・コンサートの映像。2014 年4 月のベルリン・フィルハーモニーでのライヴ収録で、すでにCD で発売され話題となっている演奏です。
 収録曲目は、モーツァルト、シューベルト、ストラヴィンスキーという組み合わせ。バレンボイムがプリモ、アルゲリッチがセコンドを担当。指揮者バレンボイムとしての先導力を発揮して、アルゲリッチとのタイミングを計っているようにも見受けられますが、アルゲリッチは自由奔放、躍動的に演奏しています。
 モーツァルトでは、2 人の美音が際立ち、柔らかで穏やかな音楽を作り上げています。連弾のシューベルトは、弾き始める前に、バレンボイムがアルゲリッチの手にそっと合図している姿が映し出されています。演奏はシューベルトらしい深い味わさを熟練者2 人が丁寧に奏でています。
 そしてこの演奏会のハイライトはストラヴィンスキーの「春の祭典」。ダイナミックで原色的色彩感に満ち、推進力と高揚感、オーケストラを思わせる圧巻の演奏です。














2/24(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

APARTE



AP 102
\2600→\2390
世紀末
 (1)フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
 (2)ショーソン:ヴァイオリン、ピアノと弦楽四重奏のための協奏曲
 (3)同:間奏曲〜「愛と海の歌」より
レイチェル・コリー・ダルバ(Vn)
クリスチャン・シャモレル(Pf)
シカゴ・スペクトラムQ
 人気のスイス人ヴァイオリニストがフランクに挑戦

 録音:2014 年5 月30 日- 6 月1 日/ルール・ブルー(ラ・ショー=ド=フォン)/68’ 51”

 2012 年に初来日公演を行い話題となったスイスの女流ヴァイオリニスト、レイチェル・コリー・ダルバ。かつてワーナーからイザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ集をはじめ3 枚のアルバムをリリースしていましたが、今回アパルテ・レーベルに初登場。「世紀末」と銘打ち、フランクとその弟子ショーソンの名作に挑戦していますが、どちらも彼女が敬愛してやまないイザイのために書かれたもの。
 さらにフランクのソナタはプルーストの「失われし時を求めて」に登場する架空の「ヴァントゥイユのソナタ」として解釈しているのも興味津々。ダルバ本人書き下ろしの解説も読みごたえ満点です。
 赤く染めた長髪と真っ赤なルージュ、シースルー衣裳に皮ジャンを羽織った姿はロック歌手のようなカッコ良さ。独特のフレージングで両作品を解釈し、ショーソンの痛切なまでの表現が感動的です。ダルバの好パートナー、ピアノのクリスチャン・シャモレルも輝かしい技巧を披露しています。


コリー・ダルバ、WARNER旧譜から

Warner Classics
256-4683855
¥2600→\2390
レイチェル・コリー・ダルバ
 イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ全曲
レイチェル・コリー・ダルバ(Vn)
 レイチェル・コリー・ダルバのメジャー・デビュー盤。この録音では、1727製ストラディバリを使用。
 NHK交響楽団との共演、という恵まれた日本デビューを飾ったレイチェル・コリー・ダルバ。まだ見知らぬ新人の登場に、シニカルに見ていた観客たちを驚愕させたのが、アンコールに演奏した 「イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ」 の5番だった。もちろん、その演奏はリサイタル (武蔵野市民会館小ホール) に来場した観客たちを魅了。2010年の輸入盤リリースやヨーロッパ各地での評価により、クラシック音楽業界で静かにその名を広めていた演奏家の鮮烈な日本デビューの瞬間だった。
 繊細ながらも、堂々と、説得力あふれる演奏・・・。これがレイチェル・コリー・ダルバの演奏の魅力だ。録音やコンサートにあたり、「自分が納得し、噛み砕くことができた楽曲」 を選び、またそのために多くの時間を費やしているという。まさにここに聴くヴァイリンのレパートリーの中でも難曲中の難曲と言われるイザイの無伴奏は、逸材の登場に慣れている日本のクラシック・ファンの度肝を抜くに値する演奏だ。(ワーナー)

2564 671814
\2600→\2390
レイチェル・コリー・ダルバ
 フランスの作曲家による名曲集

  サンサーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番/
  イザイ:子守歌Op.20/
  ショーソン:詩曲Op.25/
  ラヴェル:ツィガ−ヌ/イザイ(ダルバ編):管弦楽のための子どもの夢Op.14
レイチェル・コリー・ダルバ(Vln)
ジャン=ジャック・カントロフ指揮、
ビエンヌ交響楽団/
ジョン・アクセルロッド指揮、
ロワール・フィルハーモニー管弦楽団
サン=サーンス、ショーソン、ラヴェルというフランスにおけるロマン派から印象派にいたる時代を駆け抜けた作曲家に加え、レイチェル・コリー・ダルバがデビュー・アルバムにも選んだイザイ (パリへの留学経験あり) が書いたヴァイオリンとオーケストラのための作品を集めた、セカンド・アルバム。
7月の来日時、N響の指揮をとったジョン・アクセルロッド、そしてフランスのヴァイオリン界第一人者でもあるジャン=ジャック・カントロフ指揮によるオーケストラとの臨場感あふれる対話も聴きもの。

 


AP 100
\2600→\2390
ベアトリス・ベリュ
 ルクス・エテルナ〜バッハの幻影

 (1)J.S.バッハ(ケンプ編):
  シチリアーノ〜フルート・ソナタ第2番BWV1031より
 (2)同(ジロティ編):アリア〜管弦楽組曲第3番BWV1068より
 (3)同(ブゾーニ編):シャコンヌBWV1004
 (4)同(ブゾーニ編):
  コラール前奏曲〜来たれ、創り主にして聖霊なる神よBWV667/
  目覚めよと呼ぶ声ありBWV645/
  いざ来たれ、異教徒の救い主よBWV659/
  今ぞ喜べ、愛するキリスト者よBWV734/
  主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶBWV639/
  主なる神よ、いざ天の扉を開きたまえBWV617/
  アダムの罪によりすべては失われぬBWV637/
  アダムの罪によりすべては失われぬBWV705/
  汝のうちに喜びありBWV615/
  われらが救い主イエス・キリストBWV665
 (5)ティエリー・エスケシュ:3つのバロック・エチュード
 (6)同:二重の遊び
ベアトリス・ベリュ(Pf)
 【ベーゼンドルファー・コンサートグランド】
 美貌のピアニスト、ベアトリス・ベリュが聴かせる超感動的バッハ編曲

 録音:2014 年7 月24-26 日/フラジェ(ベルギー)/73’ 00”

 女優のように美しい容姿のスイスのピアニスト、ベアトリス・ベリュ。これまでフーガ・リベラ・レーベル等から数枚のアルバムをリリースしていましたが、アパルテ・レーベルに初登場。
1985 年ローザンヌ生まれ。ガリーナ・イヴァンツォヴァ、ブリジット・エンゲラー、ジョン・オコーナーに師事し、クレーメルやパールマンに認められてアンサンブルに参加するなど活躍しています。
 当アルバムはバッハ作品をピアノ用に編曲したものを中心に構成。特に嬉しいのはブゾーニが編曲したコラール前奏曲が10 曲すべて収められていること。ブゾーニの真摯な編曲は聴感以上にひどく難しいものですが、ベリュは余裕の技巧に快適なテンポで聴き惚れさせられます。ことにタルコフスキーが「惑星ソラリス」で使用した曲「主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶBWV639」に基づく編曲は涙なしには聴けない深さに満ちています。
またジロティ編曲の「G 線上のアリア」の歌いまわし、ブゾーニ編曲の「シャコンヌ」の技巧と集中力いずれも驚き。ベーゼンドルファー・コンサートグランドが、「銀のタッチ」と称される彼女の響きをあますところなく発揮、ブゾーニやケンプがピアノでバッハを聴かせた意味を納得させてくれます。
 フィル・アップは、以前ル・ゲと来日公演を行ったオルガニスト兼作曲家ティエリー・エスケシュのピアノ曲。バッハが現代に再現されます。


今回のアルバムのプロモーション映像。映画風になってて結構凝ってます。
https://www.youtube.com/watch?v=7iLUyvHJFNY&feature=player_detailpage

これはラフマニノフのピアノ協奏曲第2番の映像。
https://www.youtube.com/watch?v=x59uF4oiPJk&feature=player_detailpage




ベアトリス・ベリュ〜DORONの旧譜

DORON
DRC 3068
\2400→\2190
ベリュのシューマン:ソナタ集
 シューマン:
  ピアノ・ソナタ第1番 嬰ヘ短調 Op.11
  ピアノ・ソナタ第2番 ト短調 Op.22
  ピアノ・ソナタ第3番 ヘ短調 Op.14
ベアトリス・ベリュ(ピアノ)

 クレーメルも賞賛する若手ピアニスト、ベリュのシューマン:ソナタ集

 録音:2010年9月23,24,25日 スイス、ラ・ショー=ド=フォン、72'30(デジパック仕様)

 ベアトリス・ベリュによるシューマンのピアノ・ソナタ集。ギドン・クレーメルからも「素晴らしい才能」と賞賛されているベアトリス・ベリュは、1985 年、スイスのヴァレー州出身のピアニスト。録音時まだ20 代半ばという若いピアニストだが、ここでのシューマンは真正面から作品に踏み込んだ立派なもので、十分な手応えを感じさせてくれる。





LIGIA DIGITAL


LIDI 0201286
\2500
チャイコフスキー:ロマンスとセレナード
 ただ憧れを知る者だけがOp.6 の6/和解Op.25 の1/
 灼熱の灰のあるごとくOp.25の2/何故Op.6 の5/
 私は野辺の草ではなかったのかOp.47 の7/
 舞踏会のざわめきの中でOp.38 の3/
 私が知っているならOp.47 の1/昼が輝きOp.47 の6/
 子守歌Op.16の1/狂おしい夜Op.60の6/
 信じるな、わが友よOp.6の1/
 私はおまえと座っていたOp.73 の1/陽は沈んだOp.73 の4/
 そんなに早く忘れて/ひと言でよかったのに/
 恐ろしいひとときOp.28の6/セレナードOp.63の6
  (以上ロシア語)
 セレナードOp.65 の1/失望Op.65 の2/
 セレナードOp.65 の3/冬よ来たれOp.65の4/
 涙Op.65の5/ロンデルスOp.65の6
  (以上フランス語)
ジャクリーヌ・ローラン(Sop)
ローラン・マルタン(Pf)
 チャイコフスキーの代表的歌曲を網羅。ローランのピュアな歌唱が光る。

 録音:2014 年5 月30 日-6 月1 日/クヴォン・デ・ミニム(ミラボー)/78’ 00”

 かつてLigia レーベルからポリーヌ・ヴィアルドのロシア語歌曲集をリリースして注目されたカナダのソプラノ、ジャクリーヌ・ローランがチャイコフスキーに挑戦。全23 曲のうち、フランス語歌曲が6 篇(*オリジナル・ブックレットのトラック表は作品番号が間違っています)収められているのも大歓迎。また、「ただ憧れを知る者だけが」や「舞踏会のざわめきの中で」「子守歌」といった代表作ももれなく収録。
 ジャクリーヌ・ローランはカナダ、ケベック州出身。古楽畑で活躍していますが、ロマン派でも見事な表現を聴かせくれます。




CORO



COR 16130
\2500→\2290
ザ・シックスティーン
 ゴルチツキ:ミサ・ロラーテ

 作曲者不詳:ヘイナウ・マリアツキ
 ゴルチツキ:
  主よあなたに感謝を、ほまれ高き王、イルクシット・ソル、
  ミサ・ロラーテ、コンドゥクトゥス・フネブリス、
  主が葬られたまいし後、神の摂理への連祷
ザ・シックスティーン
イーモン・ドゥーガン(指揮)
 ザ・シックスティーンが歌うポーランドの音楽。第3弾は"ポーランドのヘンデル"ゴルチツキ!

 ザ・シックスティーンとアソシエイト・コンダクター、イーモン・ドゥーガンのコンビによる"バロック時代のポーランド"における宗教合唱作品の探究。
 バルトウォミェイ・ペンキエル(fl.1633−1670)の「ミサ曲《ロンバルデスカ》」(COR 16110)、「ポーランドのイタリアの巨匠たち」(COR 16123)に続くシリーズ第3弾は、ポーランドの後期バロック時代の作曲家グジェゴシュ・ゲルヴァーズィ・ゴルチツキ(1665−1734)!
 プラハとウィーンで神学を学び、祖国ポーランドのクラクフへと戻り、1698年には同地のヴァヴェル大聖堂礼拝堂の音楽監督に着任するなど、後期バロック時代のポーランドで重要な役割を果たしたゴルチツキ。
 古典様式(スティレ・アンティコ)と現代様式(スティレ・モデルノ)を駆使し、"ポーランドのヘンデル"とも称されたゴルチツキの教会音楽の魅力を、ザ・シックスティーンの至上のハーモニーで。







SATIRINO



SR 074
(3CD/特別価格)
\5400→\4990
復活!!バリー・ダグラス
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集

 ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19
 ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
 ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15
 ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73《皇帝》
 ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37
 ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重協奏曲ハ長調Op.56*
バリー・ダグラス(ピアノ、指揮)
カメラータ・アイルランド
チー・ユン(ヴァイオリン)*
アンドレス・ディアス(チェロ)*
 バリー・ダグラスと手兵カメラータ・アイルランド、ベートーヴェンのピアノ協奏曲全集!

 第8回チャイコフスキー国際コンクールを制したアイルランドの名ピアニスト、バリー・ダグラス。自らが創設した室内オーケストラ「カメラータ・アイルランド」と2005年〜2007年にかけて録音された、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番〜第5番とトリプル・コンチェルト。現在はChandosで録音活動を行っており、来日記念盤となった「ブラームス:ピアノ独奏作品集Vol.2(PCHAN 10757)」はレコード芸術特選を獲得するなど、新たな注目が集まっているバリー・ダグラスの好演が収められています。

 ※録音:2005年6月9日−10日、2006年4月8日−9日、2007年5月8日−9日、マホーニー・ホール(ダブリン)






 バリー・ダグラスっていうピアニスト知ってますか?

 1986年チャイコフスキー国際コンクールに優勝して大手メジャー・レーベルBMGからいくつかCDも出してたんですが、あんまりぱっとしないままになってたピアニストです。


 そのダグラス、今から6年ほど前、SATIRINO という新興レーベルからいきなりベートーヴェンのピアノ協奏曲全集をリリースしたんです。

 しかも自分で組織したオケを指揮して!

 店主も、落ちぶれた演奏家が復活するのを見るのが大好きなので、当時は驚きつつもこんなコメントを書いてます。


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バリー・ダグラス復活!
弾き振り/ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集
SATIRINO STRN 074 (3CD)

 チャイコフスキー・コンクールで優勝してそのイケメン・ルックスで一般的な人気もあったバリー・ダグラス。
 BMGから少しCDも出たが、いつの間にかいなくなった。

 イメージ的にマッチョ風・頭空っぽ系・豪腕ピアニストかと思いきや、案外根暗な演奏を聴かせてくれて将来楽しみだったのに。

 ・・・一体今頃どこで何をしているのやら。

 と思っていたら、いきなり聞いたこともないレーベルから弾き振りでベートーヴェンのピアノ協奏曲全集を出してきた。

 しっかり生きていた、バリー・ダグラス!

 でも考えてみればそんな彼も2007年で47歳(1960年生まれ)。おそらく我々の(というか店主の)知らないところで深い研鑽を積んでいたに違いない。すでに聴いた担当者も、「真っ向正攻法のアプローチで挑むダグラス。スタインウェイから繰り出される、磨きのかかった煌びやかな美音とあざやかなテクニックに思わず恍惚となることだろう。」と語っている。

 楽しみだし、ぜひ応援したい。

 でも「あの人は今」みたいな番組で往年のアイドル歌手が悲惨な姿で1回だけ登場して終わりっていうのを時々見るけど・・・そういうことはないよね?

 もちろんないと信じてます。


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 あはは、言うね。

 で、その演奏はどうだったかと?


 ・・・聴いてないんです。

 いつか買おうと思ったら、店主の悪い予想が当たったのか、あっという間に廃盤に。
 もちろん続編っぽいアルバムも出る気配なし。
(昔のコメントから)

 という、そのアルバムが来日公演にあわせてか、あるいはCHANDOSでの人気復活に合わせてか、再プレスされることに!
 素直に嬉しいです。

 あのCHANDOSの奇跡的なアルバムがこのアルバムの復活を呼んだのでしょう!

 詳しくはこちら・・・心からお奨めします。






BMC



BMC CD170
\2300→\2090
諏訪内晶子も登場
 「ペーテル・エトヴェシュ:(b.1944):協奏曲集」

 (1)セヴン(コロンビア宇宙飛行士への追悼) (2006/2007 改訂)
 (2)空中浮遊(2007)〜2つのクラリネット、弦楽とアコーディオンのための
 (3)CAP-KO(2007) (ベラ・バルトークに捧げる)〜
  アコースティック・ピアノ及びキーボードと管弦楽のための協奏曲
ペーテル・エトヴェシュ(指揮)
(1)(3)エーテボリ交響楽団
(2)BBC 交響楽団
(1)諏訪内晶子(Vn)
(2)リチャード・ホスフォード(Cl)、
 ジョン・ブラッドバリー(Cl)
(3)ピエール=ロラン・エマール(Pf, キーボード)
 なんと諏訪内晶子、ピエール=ロラン・エマール参加!エトヴェシュの協奏曲集!日本語オビ・解説付き!

 録音:(1)2008 年3 月30 日ブダペスト(ライヴ)、(2)2011 年5 月14 日バービカン・ホール,ロンドン(ライヴ)、(3)2006 年2 月2-3 日エーテボリ・コンサート・ホール

 昨年、東京オペラシティで行われた武満徹作曲賞の審査員として来日し自身の作品の演奏会も行われ、あらためてその存在の大きさを日本の聴衆に知らしめたハンガリーの巨匠エトヴェシュの近年の充実した管弦楽曲を集めた話題盤です。
 しかもソリストはまさに夢のコラボと言うべきスター揃い。諏訪内晶子がソロを務める《セヴン》は2003 年のスペースシャトル「コロンビア号」の事故で亡くなった宇宙飛行士の追悼のために作曲され、沈痛ながら息の長い抒情的なヴァイオリン独奏のメロディが彼方の星が輝くようなキラキラとしたオーケストレーションに包まれる美しいレクイエム。
 クラシックだけでなく諏訪内の現代音楽への確かな技術とセンスを感じさせます。ピエール=ロラン・エマールをソリストとしたピアノ協奏曲はアコースティック・ピアノと電子キーボードを弾きわけ、オーケストラとさながらハード・ロックのようなスリリングな展開を見せます。
 
BMC CD186
(2CD)
\4600
「バルトーク:合唱曲全集」
 CD1) 「児童および女声合唱曲」
  2声または3声の合唱曲(27のハンガリー民謡)〜
   無伴奏児童合唱と女声合唱のための
 CD2) 「男声および混声合唱曲」
  夕べ/4つの古いハンガリー民謡/スロヴァキアの民謡/
  4つのスロヴァキア民謡(*)/セーケイの民謡/
  過ぎ去った時より/4つのハンガリー民謡/
  4つの古いハンガリー民謡/スロヴァキアの民謡/
  4つのスロヴァキア民謡
ラースロー・ドブサイ(指揮)
リスト音楽院合唱団
エトヴェシュ・ローラント大学合唱団
ゾルタン・コシチュ(Pf)*印のみ
 意外とありそうで無かったバルトークの合唱曲全集

 録音:2008 年

 バルトークの残した無伴奏およびピアノ伴奏つきの合唱曲を集成。CD1 は児童および女声合唱曲、CD2 が男声および混声合唱曲である。なおCD2 の「4つのスロヴァキア民謡」でゾルタン・コシチュがピアノ伴奏で参加している。本場ハンガリーの若者たちによるみずみずしいバルトーク合唱曲全集の新しい決定盤。




MARQUIS


MAR 81461
\2300
「バロックのヴィルトゥオージ」
 (1)テレマン:協奏曲ニ長調 TWV53:5
  【編曲:ヨハン・ゲオルク・ピゼンデル(1687-1755))】
 (2)フックス:ヴァイオリン、バスーン、弦楽のためのロンド ハ長調
 (3)グラウン:ホルンと弦楽のための協奏曲 ニ長調
 (4)ヴィヴァルディ:
  ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
   「パドヴァの聖アントニウスの聖なる舌の祝日のために」RV212
 (5)グラウプナー:
  フルート、バスーン、弦楽、通奏低音のための序曲 ト長調GWV464
ヴィクトリア・バロック・プレイヤーズ
カティ・デブレツェニ(Vn&指揮)
アンドルー・クラーク(Hr)
 ヴィクトリア・バロック・プレイヤーズのデビュー盤!

 録音:2014 年1 月聖マリア教会、メチョセン,ブリティッシュ・コロンビア州(ライヴ) 61’00

 2011 年にカナダのヴィクトリアで結成された“ヴィクトリア・バロック・プレイヤーズ”のデビュー・アルバム。世界各地でコンサートを行い、各地で好評を得ています。
 テレマンの協奏曲は、テレマンと同時代を生きた作曲家ピゼンデルが、トランペット・パートを彼のオリジナルのナチュラル・ホルン・パートに変えたヴァージョンで演奏しています。繊細で軽やかに、音楽がエネルギッシュに躍動する。優美に溌溂とした空気が感じられます。




ROMEO RECORDS


RON 7311
\2300
「黒人霊歌と歌曲集」
 (1)《黒人霊歌》
  深い河/お戻しください昔の心を/時には母のない子のように/
  誰も知らない私の悩み/ジェリコの戦い/ギリアドの乳香/
  私はさまよう/行けモーゼ/揺れよ、愛しのチャリオット/
  聖霊を感じるたびに/他
 (2)《歌曲》
  シューベルト:音楽に寄せて、アヴェ・マリア/
  ルビンシテイン:ペルシャの歌/
  チャイコフスキー:ドン・ファンのセレナーデ/
  ブラームス:サッフォー風のオード/ラフマニノフ:春の小川/
  トスティ:セレナータ、マレキアーレ/ディ・カプア:マリア・マリ
ヨラム・チャイター(バス)
イレーナ・ゼリクソン(Pf)
 ウクライナ出身イスラエルのバス歌手チャイターによる黒人霊歌と歌曲

 録音:2013-14 年チャーチル・オーディトリアム,ハイファ (1)セッション、(2)ライヴ

 ヨラム・チャイターは1973 年生まれのウクライナ出身のバス歌手。オペラ公演に多数出演し、リサイタルも世界各地で行っています。
 今作は黒人霊歌と、シューベルトやトスティといった歌曲を収録。黒人霊歌の“揺れよ、愛しのチャリオット”はドヴォルザークの“交響曲第9 番「新世界から」”で使われたと言われています。
 

RON 7314
\2300
「無伴奏ヴァイオリンによるリスト:ピアノ・ソナタ」
 フランツ・リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
  (ノアム・シヴァン編、無伴奏ヴァイオリン版)
 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータロ短調BWV1002
ヴェラ・ヴァイドマン(Vn)
 これは珍しい!リスト:ピアノ・ソナタの無伴奏ヴァイオリン版!?

 録音:2014 年3 月クラシカル・スタジオ,ヘルツリヤ、イスラエル

 これは珍しい一枚。リスト唯一のピアノ・ソナタ ロ短調の無伴奏ヴァイオリン・ヴァージョンの登場です。あの難しいピアノ原曲をいかにヴァイオリンにトランスクリプトするか、演奏可能の限界に挑む意欲的な企画です。
 そして後半はロ短調繋がりでJ.S.バッハのパルティータをカップリング。ヴァイオリンのヴェラ・ヴィトマンは旧レニングラード出身のロシアの女流でモスクワ音楽院でオイストラフに師事した後、イスラエルでアイザック・スターンの指導も受けています。ロシアの大地を思わせる骨太なヴァイオリンを聴かせてくれます。


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


ROMEO RECORDS



RON 7309/10
(2CD 1枚価格)
\2300→\2090
生誕110 周年記念CD
「ナディア・ライゼンバーグ、ロシア・ピアノ曲集」

 チャイコフスキー:12の小品 Op.40
  (練習曲 ト長調/悲しい歌 ト短調/葬送行進曲 ハ短調/
   マズルカハ長調/マズルカ ニ長調/無言歌 イ短調/
   村にて ト短調/ワルツ 変イ長調/ワルツ 嬰ヘ短調/
   ロシア舞曲/スケルツォ ニ短調/とぎれた夢)
  ロマンス ヘ短調 Op.5/二つの小品 Op.10(夜想曲/ユモレスク)/
  ハプサールの思い出 Op.2(城の廃墟/スケルツォ/無言歌)
 ラフマニノフ:
  V.R.のポルカ/ワルツ イ長調 Op.10-2/舟歌 ト短調 Op.10-3/
  ロマンス ヘ短調 Op.10-6/マズルカ 変ニ長調 Op.10-7/
  幻想的小曲集 Op.3
   (悲歌/前奏曲 嬰ハ短調/調べ/ポリシネル/セレナード)
 カバレフスキー:24 の前奏曲 Op.38
ナディア・ライゼンバーグ(ピアノ)
 ナディア・ライゼンバーグ生誕110 周年記念CD、WESTMINSTER復刻のロシア作品集

 録音:1950 年代半ば、モノラル(WESTMINSTER 音源)、157'26

 ナディア・ライゼンバーグ(1904-1983)は、リトアニアの首都ヴィリニュス出身のピアニスト。サンクトペテルブルグで学んだ後、ロシア革命を避けて米国に移住。カーティス音楽院でヨゼフ・ホフマンに学んだ。たいへん優秀なピアニストだったが、1950 年代にロシアの作曲家の作品をいくつか録音した後は録音に縁がなく、生前から幻のピアニストになっていた。余談だが、ライゼンバーグの妹はテレミン奏者として有名なクララ・ロックモア。
 この2 枚組のCD は昨年のライゼンバーグ生誕110 年を記念しての企画。1950 年代半ばに米国のWESTMINSTER に録音したチャイコフスキー、ラフマニノフ、カバレフスキーの曲集が集められている。いずれもテープからの復刻で、1950 年代半ばのモノラル録音としては標準的な音質である。
 ライゼンバーグの音楽は品の良さが魅力で、しっとりとした情感が豊かなもので、いずれの曲もたいへん素晴らしい。カバレフスキーの24 の前奏曲は作曲されてからまだ10 年ほどで、おそらく西側での初録音と思われる。




ナディア・ライゼンバーグ旧譜

BRIDGE
BCD 9276
(4CD 3枚価格)
\6900→¥6290
ナディア・ライゼンバーグ(ピアノ)
 「ショパン:夜想曲全集、マズルカ全集、ピアノ・ソナタ第3番」

 ①夜想曲全集【Op.9(3曲)/Op.15(3曲)/
  Op.27(2曲)/Op.32(2曲)/Op.37(2曲)/
  Op.48(2曲)/Op.55(2曲)/
  Op.62(2曲)/Op.72-1/嬰ハ短調】
 ②舟歌 嬰ヘ長調 Op.60/
 ③子守歌 変ニ長調 Op.57/
 ④協奏曲のアレグロ イ長調Op.46/
 ⑤ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調Op.58/
 ⑥マズルカ全集【Op.6(4曲)/Op.7(5曲)/
  Op.17(4曲)/Op.24(4曲)/Op.30(4曲)/
  Op.33(4曲)/Op.41(4曲)/Op.50(3曲)/
  Op.56(3曲)/ Op.59(3曲)/Op.63(3曲)/
  Op.67(4曲)/Op.68(4曲)/イ短調 「ノートル・タン」/
  イ短調 「エミール・ガイヤール」/変ロ長調/
  ニ長調/ハ長調/ト長調/ニ長調】
ナディア・ライゼンバーグ(ピアノ)
テルミン演奏家として有名なクララ・ロックモアの姉でもあるピアニスト、ナディア・ライゼンバーグ(1904-1983)は、リトアニアの首都ヴィリニュス出身。ザンクト・ペテルブルグに移り、ここで音楽の勉強を始める。ロシア革命を避けて米国に移住、1922年にピアニストとしてデビュー。1930年からカーティス音楽院でヨゼフ・ホフマンに学んだ。その後は、ピアニストとして、またピアノ教師として大きな活躍をした。戦後、教職に重点を置いたため、残された録音は決して多くない。これは1955年から1957年にかけてのスタジオ録音による夜想曲とマズルカの全集に1947年ライヴ録音のピアノ・ソナタ第3番を収めたセットである。彼女の明晰で、かつ詩情に溢れたショパンを味わえる。①〜④⑥録音:1955-57年(原盤:ウェストミンスター) ⑤録音:1947年11月21日、カーネギー・ホール、ライヴ録音MONO、5h00m40s





<国内盤>


LIVE NOTES


WWCC-7780/1
(2CD)
\3000+税
長谷正一/「展覧会の絵」
 ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 Op.110
 リスト:巡礼の年 第1年「スイス」から第6組曲「オーベルマンの谷」
 ベルク:ピアノ・ソナタ Op.1「1907-1908年」
 ブラームス:2つのラプソディから第2番 ト短調 Op.79
長谷正一(P)
 レオナルド・ゲルバーの数少ない愛弟子であり、「バッハ・シャコンヌ」で一躍注目された長谷正一。
 第2弾は幅広いレパートリーから、彼の得意の5作品を堂々たるスケール感で聴かせてくれる。
 


WWCC-7782
\2000+税
亡くなる5ヶ月前
 山田一雄/「英雄」

  ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
  モーツァルト:
   歌劇「イドメネオ」のためのバレエ音楽K367より「ガヴォット」
山田一雄(指揮)
大阪センチュリー響(現 日本センチュリー響)
 1991年3月15日、ザ・シンフォニーホールでのライヴ
 不世出の名指揮者・山田一雄。亡くなる5ヶ月前、結成直後の大阪センチュリー響を指揮した「英雄」が今よみがえる!!




<映像>


ACCENTUS MUSIC(映像)



ACC 10325BD
(Blu-ray)
\5000→\4590
アンドリス・ネルソンス
 2014年ルツェルン音楽祭オープニング・コンサート映像

  ブラームス:
   セレナード第2番 イ長調 Op.16
   アルト・ラプソディ Op.53
   交響曲第2番 ニ長調 Op.73
アンドリス・ネルソンス(指揮)
ルツェルン祝祭管弦楽団
サラ・ミンガルド(アルト)
バイエルン放送合唱団
ACC 20325DVD
(DVD)
\3000→\2690
 2014年ルツェルン音楽祭オープニング・コンサート映像、アバドの代役として登場したネルソンス、オール・ブラームスで挑む!

 収録:2014 年8 月15、16 日KKL ルツェルン・コンサート・ホール(ルツェルン音楽祭ライヴ)
 (Blu-ray)画面:16:9 Full HD、音声:DTS5.1,DD5.1,PCM ステレオ、109分、リージョン:All、字幕:英仏韓日(原語:独)
 (DVD)画面:NTSC 16:9、音声:DTS-HD MA,PCM ステレオ、109分、リージョン:All、字幕:英仏韓日(原語:独)

 2014 年はアバドが登場しない初めてのルツェルン音楽祭。マーラーを継続的に取り上げていたアバドが2014 年から取り組もうと考えていたのはブラームス。アバドの逝去を受けて代役に立ったのはアンドリス・ネルソンス。ネルソンスは、本映像に収録されているオープニング・コンサートと8 月23 &24 日に行われたポリーニとの計4 公演に登場しました。
 ネルソンスは近年集中的にブラームスの作品に取り組んでいたこともあり、まさにぴったりの人選となりました。ネルソンスは今もっとも多忙を極める若手指揮者の一人で、この時期もバイロイト音楽祭で「ローエングリン」を、プロムスでブリテンの「戦争レクイエム」を指揮するなど八面六臂の活躍を見せています。
 オープニング・コンサートの演目は、オール・ブラームス。当初アバドが振る予定であった曲をそのまま引き継いでいます。
 まずセレナード第2 番から。5つの楽章からなる作品で、編成がヴァイオリンを欠くヴィオラ、チェロ、コントラバスのみの弦楽合奏なので、木管群と中低域の楽器の温和な響きが印象的。ネルソンスの優しい音楽性が良く作用した演奏となっています。
 続くはアバドからの信頼が厚かったサラ・ミンガルドが歌うアルト・ラプソディ。アルトのソロ、男声合唱と管弦楽のために書かれた作品。歌詞はゲーテの「冬のハルツへの旅」。クララ・シューマンの娘ユーリエの結婚が影響したと言われています。ミンガルドの奥の深い声の響きがなんとも美しい演奏です。
 そしてメインは、交響曲第2 番。ネルソンスはポリーニとショパン:ピアノ協奏曲第1 番を演奏した23、24 日に、後半プログラムとして交響曲第3 番を振っていますが、ネルソンスのブラームスは、深々とした重厚さと濃厚なロマンティシズムが、遅めのテンポで抒情的に雄弁に語りかけてきます。またネルソンスの躍動的な指揮姿が圧倒的な高揚感を演出しています。近年のネルソンスの好調ぶりを見せつけるコンサートとなりました。




BEL VEDERE(映像)


BELVED 10150
(DVD+CD)
\6400
耳の聞こえない魂のコンサート
 ラヴェル:
  (1)鏡
  (2)夜のガスパール
  (3)亡き王女のためのパヴァーヌ
ラグナ・シルマー(Pf)
クリストフ・ヴェルナー 演出
ハレ人形劇場
 「私の頭の中には音楽が溢れているのに、一音符も紙の上に表せない!」〜耳の聞こえない魂のコンサート ラヴェルの悲劇

 言語:独、英、仏、字幕:英、仏、DVD:63’、CD:34’、NTSC、リージョンALL

 近代フランス音楽の大家、モーリス・ラヴェル。小柄でおしゃれで母親を溺愛し生涯独身を貫いたこの天才の晩年は悲劇的なものでした。頭の中にある楽想を音符として表すことができず、短い手紙を書くのにも辞書を使って一週間もかかったとか。せっかく脳の手術を受けたのに左脳の症状なのにもかかわらず右脳を開頭され、この手術後、10 日ほどで世を去ってしまう。黒子が使うラヴェル生き写しの人形と「鏡」や「夜のガスパール」を演奏するピアニストが舞台で「協演」します。
 吉田秀和先生の「ラヴェル物語」を読んで視聴すると感動が深まります。特典映像のアニメーションも風車、自動車、船、飛行機、第一次世界大戦等がラヴェルの音楽で描かれ非常に興味深いものに仕上がっております。
 

BELVED 10131
(DVD)
\4000
アネッテ・ダッシュのグレーテルの名唱が堪能できる
 「ヘンゼルとグレーテル」

  フンパーディンク:
   歌劇「ヘンゼルとグレーテル」(あやつり人形劇版)
<音楽の出演>
ヘンゼル:クリスティーナ・ナウデ
グレーテル:アネッテ・ダッシュ
魔女:ギャドレ・ポヴィライティーテ
お父さん:イェルク・ゴットシック
お母さん:マルティナ・ハンベルク=メビウス
眠りの精:林田明子
露の精:ビニ・リー
アンドレアス・シュラー(指揮)
イン・ボッカ・アル・ルーポ管弦楽団&合唱団
 アネッテ・ダッシュのグレーテルの名唱が堪能できる「ヘンゼルとグレーテル」〜ザルツブルク・マリオネット劇場

 STEREO、16:9、独語歌唱、字幕:独、英、仏、101’、リージョンAll、NTSC

 「サウンド・オブ・ミュージック」の「淋しい羊飼い」でもマリオネットが大活躍しましたが、ザルツブルクのモーツァルテウムの東側にはマリオネット劇場があります。
 この劇場は1913 年に彫刻家のアントン・アイヒャーが手掛けたモーツァルトの「バスティアンとバスティエンヌ」の人形劇公演で幕を開けました。現在もその子孫らによって劇場は守られ続けており、芸術性の高い人形劇公演を上演しています。
 指揮のシュラーはベルリン出身の若手のオペラ指揮者、セバスチャン・ヴァイグレやロルフ・ロイターに学び「イン・ボッカ・アル・ルーポ」(狼に食われちまえ!=頑張れ!の意)のメンバーやアネッテ・ダッシュとダ・ポンテ・オペラを演奏しています。このDVD はなんといっても今、世界中で大活躍のアネッテ・ダッシュのグレーテルが聴けることでしょう。彼女の美しい笑顔は見ることができず、いつも無表情な人形の顔というのは残念ですが・・・。




C MAJOR(映像)



72 9404
(Blu-ray)
\5800→\5390
マーラー・チクルス第3弾!
 パーヴォの手腕が冴え渡るマラ5と「悲劇的」

  マーラー:
   交響曲第5番 嬰ハ短調
   交響曲第6番イ短調「悲劇的」
  特典映像:
   パーヴォ・ヤルヴィ、マーラー交響曲について語る
    (第5番&第6番)
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)
フランクフルト放送交響楽団(hr 交響楽団)
72 9308
(2DVD)
\5200→\4790
 パーヴォ・ヤルヴィ&フランクフルト放送交響楽団によるマーラー・チクルス第3弾!才気煥発!パーヴォの手腕が冴え渡るマラ5と「悲劇的」

 収録:2011 年6 月26、27 日(第5番)、2013 年6 月30 日(第6番)ラインガウ音楽祭ライヴ
 (Blu-ray)画面:16:9 HD、音声:DTS-HD MA5.1,PM ステレオ、字幕:英独仏韓日、本編:160分 特典:20分
 (2DVD)画面:16:9 NTSC、音声:DTS5.1,PM ステレオ、字幕:英独仏韓日、本編:160分 特典:20分

 「C-major」レーベルよりパーヴォ・ヤルヴィ&フランクフルト放送交響楽団による、マーラー・チクルスが続々とリリース。今回は第5 番と第6 番を収録。
 このチクルスは「ラインガウ音楽祭」でのライヴ収録。1988 年からドイツ・ヘッセン州ヴィースバーデンのライン河畔の小さなワイン栽培が盛んな街ラインガウで毎夏行われています。パーヴォ・ヤルヴィは、現在パリ管弦楽団音楽監督、ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団芸術監督、そしてフランクフルト放送交響楽団音楽監督を務めるほか、2015 年9 月よりNHK交響楽団の首席指揮者に就任。先だって正式就任を前に登場したN 響定期公演では説得力のある秀演を聴かせていました。
 まず2011 年収録のマラ5。パーヴォ・ヤルヴィと同オケが2012 年に来日した際の公演曲目でもあり、この映像は来日のちょうど一年前のライヴ収録となります。
 マラ5 といえばホルンの扱いが焦点となりますが、パーヴォはこの点について特典映像でこのように述べています「ソロホルンをオケと分けるとオペラの舞台のようなドラマティックさが生じます。オケの前に立てばその効果は絶大です。(中略)劇的な視覚演出を見下す人もいますが、それはマーラーの言葉の一部です。それを弁解したりする必要はありません。」この映像ではサミュエル・ザイデンベルクが素晴らしいソロを聴かせてくれています。
 そして2013 年収録の「悲劇的」。この作品は、マーラーの交響曲の中で最も激しく劇的なエネルギーも持つ曲。パーヴォもこの作品は何度振っても圧倒されるといい、終楽章では、ハンマーは振り落とされ、シンバルが同時に鳴らされるという視覚的効果も大きい作品。さらにパーヴォはハンマーの数についても言及しており、「私は2 回、最近になって3 回使うようになりました。3 回には様々な出来事と結びつけることができます。一つは娘の死。2 つ目はアルマに関係すること、3 つ目は心臓病。そして彼が削除した一つはアルマでしょう。」観客が息を呑むのが伝わるような、強烈な緊張感が伝わる映像です。




第1弾&第2弾



71 8104
(Blu-ray)
\5800→\5390
パーヴォ、マーラー・チクルスVol.1
 交響曲第1番ニ長調「巨人」
 交響曲第2番ハ短調「復活」※
 ボーナス:
  パーヴォ・ヤルヴィ、マーラー交響曲について語る(第1&第2番)
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)
フランクフルト放送交響楽団
※ カミラ・ティリング(ソプラノ)
 リリ・パーシキヴィ(アルト)
バイエルン放送合唱団
北ドイツ放送合唱団


71 8008
(2DVD)
\5200→\4790
 パーヴォ・ヤルヴィ&フランクフルト放送交響楽団による、マーラー・チクルス開始!

 収録:2012年(第1番)ヴィースバーデン・クアハウス、2010年(第2番)ドイツ・エーベルバッハ修道院、ラインガウ音楽祭(ライヴ)ヘッセン放送協会提供
 (Blu-ray)画面:16:9 HD、音声:DTS-HD MA5.1、PCM ステレオ、本編:149分、ボーナス:20分、字幕:英独仏西中韓日
 (2DVD)画面:16:9 NTSC、音声:DTS 5.1、PCM ステレオ、本編:149分、ボーナス:20分、字幕:英独仏西中韓日

 C-major レーベルよりパーヴォ・ヤルヴィ&フランクフルト放送交響楽団による、マーラー・チクルスの発売が開始。
 このシリーズは、「ラインガウ音楽祭」でのライヴ収録。この音楽祭は、1988 年に開始したドイツ・ヘッセン州のヴィースバーデンのライン河畔の小さな街ラインガウで毎夏行われています。音楽ホールや修道院、教会といった街中の施設が使われ合計140 の公演が開かれ、最近ではフランクフルトやヴィースバーデン、リューデスハイムといったライン川流域の都市をまたいで開催されています。
 パーヴォ・ヤルヴィは今や最も忙しい指揮者であり、現在パリ管弦楽団音楽監督、ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団芸術監督、そしてフランクフルト放送交響楽団音楽監督を務める他、2015/16 シーズンよりNHK 交響楽団の首席指揮者に就任します。
 フランクフルト放送響はインバル時代にマーラーの全曲録音で世界的に高く評価され、ヤルヴィ就任後その伝統が再び盛り返してきています。
 パーヴォ・ヤルヴィとフランクフルト放送響のマーラーといえば、2009 年録音のCD がすでに発売されており、明確な音楽解釈でその評価を確固たるものにしました。
 第1 番「巨人」では、複雑な旋律線を明確かつ丁寧描き出し、第1 楽章のカッコウの動機は生気に溢れ、フランクフルト放響のメンバーも積極的に音楽を作り上げています。そして推進力と高揚感に満ちたフィナーレでは、音楽の起伏とともに立体的な響きを構築し、レベルの高い演奏を聴かせてくれます。そして第2 番「復活」は、ヤルヴィの一貫性のある解釈と生命力のある演奏は、指揮者としての力量が十二分に発揮されています。ティリングとパーシキヴィの歌唱も説得力があり、慈愛と信仰心に満ちています。フィナーレの合唱での一体感は感動的で美しいハーモニーが生み出されています。
 ボーナス映像では、ヤルヴィによる楽曲についての考察が収録されています。


71 9204
(Blu-ray)
\5800→\5390
マーラー・チクルスVol.2/パーヴォ・ヤルヴィ
 マーラー:交響曲第3番ニ短調、交響曲第4番ト長調
 ボーナス:
  パーヴォ・ヤルヴィ、マーラー交響曲について語る(第3&第4番)
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)
フランクフルト放送交響楽団
ヴァルトラウト・マイヤー(メゾ・ソプラノ)
リンブルク大聖堂合唱隊
ライプツィヒMDR 放送合唱団
ゲニア・キューマイヤー(ソプラノ:第4番)


71 9108
(2DVD)
\5200→\4790
 パーヴォ・ヤルヴィ&フランクフルト放送交響楽団によるマーラー・チクルス第2 弾!ヤルヴィが最も愛着を持つという第3番指揮者としての卓越した手腕が光る第4 番

 収録:2007 年6 月23 & 24 日(第3 番)、2008 年6 月28 & 29 日(第4 番)
 収録場所:クロスター・エバーバッハ修道院、ラインガウ音楽祭ライヴ
 映像監督:ミケーレ・チニセルリ
 (Blu-ray)画面:16:9 HD、音声:DTS-HD MA 5.1、PCM ステレオ、字幕:[Sym.2] 英仏西中韓日(原語:独)、[ボーナス] 独韓日(原語:英)、195分+20分、リージョン:All
 (2DVD)画面:16:9 NTSC、音声:DTS-HD 5.1、PCM ステレオ、字幕:[Sym.2] 英仏西中韓日(原語:独)、[ボーナス] 独韓日(原語:英)、195分+20分、リージョン:All

 C-major レーベルよりパーヴォ・ヤルヴィ&フランクフルト放送交響楽団による、マーラー・チクルスの第2 弾。「ラインガウ音楽祭」でのライヴ収録で、以前音楽祭のサイトでPAL 方式のDVD が出回っていましたが、リージョン・オールのNTSC 盤とBlu-ray 盤、さらにヤルヴィが語るマーラーの交響曲各作品についてのボーナス映像も付いた嬉しいシリーズ。
 ラインガウ音楽祭は、1988 年に開始しドイツ・ヘッセン州のヴィースバーデンのライン河畔の小さな街ラインガウで毎夏行われています。中世からワイン造りが盛んな地域で、収録されているクロスター・エバーバッハという修道院も、現在はワインの醸造所として使われています。
 本盤に収録されているは、第3 番と第4 番の交響曲。ヤルヴィのマーラーは第1 弾の第1 番&第2 番でも聴かれたとおり、複雑な構造を持つマーラーの交響曲を明晰に描き出します。第3 番の交響曲は、演奏時間100 分、編成も大掛かり、合唱、アルト・ドロなど声楽陣も贅沢に使います。作曲されたのはオーストリア州アッター湖畔のシュタインバッハの別荘で、作品にも雄大な景色と自然を連想させるものがあります。ヤルヴィはボーナス映像の中で「3 番はマーラーの交響曲の中で最も好きな作品です。私の心の揺り動かす何かがあります。」と語っています。ヤルヴィは長大なこの作品を実に見通しよくすっきりとまとめ上げています。ヤルヴィが特に気に入っているという第3 楽章の中間部ポストホルンが出てくる部分では、首席奏者のバラズ・ネメスが印象的に素朴に親しみ深く演奏しています。
 一方50 分程度というマーラーの中では短い第4 番。楽譜に書かれているものを効果的に表現しようとしているヤルヴィの音楽作りが鮮明に出ており、変則的調弦を用いた通称「死神のヴァイオリン」やソプラノのソロなどマーラーの音楽を完全に自分のものにしています。




















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