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≪第80号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その9 2015/3/3〜


マイナー・レーベル新譜
歴史的録音・旧録音
メジャー・レーベル

国内盤
映像





3/6(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

AEOLUS



AE-11021
(6CD + BonusCD/
特別価格)
\10800→\9990

スヴェーリンク:鍵盤作品全集

レオン・ベルベン(オルガン&チェンバロ)
○ Vol.1(CD1) 〜 ハンス・シェーラー・オルガン1624年製(聖シュテファン教会/タンガーミュンデ/ドイツ)
 ファンタジア(d2)/エコー・ファンタジア(d3)/ただあなたにのみ主、イエス・キリストよ/
 主イエス・キリストよ、わたしはあなたを呼ぶ/
 われらの救い主イエス・キリスト/詩篇23番/エコー・ファンタジア(C1)

○ Vol.2(CD2) 〜 ハンス・シェーラー・オルガン1624年製(聖シュテファン教会/タンガーミュンデ/ドイツ)
 半音階的ファンタジア(d1)/ファンタジア(a2)/トッカータ(a3)/ファンタジア(C2)/
 おお主なる神よ、わたしを憐れんでください/天にまします我らの父よ/聖歌《天にまします我らの父よ》/
 おお神よ、わが父のもとへ/嬰児が私たちのために生まれ/
 暁の星のいと美しきかな/第9旋法によるリチェルカーレ


○ Vol.3(CD3) 〜 ルネサンス・オルガン1521年製頃(聖ヤコブ教会/オーストハイゼン/オランダ)
 高きところの神にのみ栄光あれ/ファンタジア(F3)/トッカータ ヘ長調/リチェルカーレ(d1)/
 トッカータ(G4)/ファンタジア(G5)/ファンタジア(F2)/ファンタジア(g2)/パッサメッツォ/
 第1旋法によるトッカータ(d3)/ファンタジア(g3)/第7旋法によるファンタジア/フーガ(G3)


○ Vol.4(CD4) 〜 ルネサンス・オルガン1600/1996年製(サン・ジャック教会/リエージュ/ベルギー)
 エコー・ファンタジア(a3)/エコー・ファンタジア(d4)/ファンタジア(G2)/リチェルカーレ(d2)/
 カプリッチョ(a1)/ファンタジア(a1)/ライン川に漕ぎ出でて/ファンタジア(C3)/
 今こそ喜べ、汝ら愛するキリストのともがらよ/
 主よ、わたしたちの日々に平安を与えて下さい/詩篇60番/詩篇36番


○ Vol.5(CD5) 〜
 ルネサンス・オルガン1600/1996年製(サン・ジャック教会/リエージュ/ベルギー)
  前奏曲/トッカータ(d1)/キリストよ、光にして日になるかた/我らは皆唯一の神を信ず(4声)/
  我らは皆唯一の神を信ず/カノン(アヴェ・マリス・ステラ)/詩篇116番/詩篇140番/リチェルカーレ(d3)
 キース・ヒル・チェンバロ1999年製(ヨハネス・ルッカース1624年製のレプリカ)
  トッカータ(C1)/トッカータ(g2)/トッカータ(g1)/トッカータ(d2)/トッカータ(a2)/
  トッカータ(C3)/トッカータ(G3)/トッカータ(a1)/トッカータ(C2)/トッカータ(G2)/
  トッカータ(g4)/トッカータ(G1)


○ Vol.6(CD6) 〜 キース・ヒル・チェンバロ1999年製(ヨハネス・ルッカース1624年製のレプリカ)
 緑の菩提樹の下で/もしも運命の女神に愛されるなら/飛び回る妖精/ファンタジア(C3)/
 涙のパヴァーヌ/主題と変奏/フィリップスのパヴァーヌ/ファンタジア(d5)/
 スペインのパヴァーヌ/ポーランドの踊り/礼拝堂のアルマンド/ファンタジア(G1)/
 それはマルスの神/我が青春は終わりぬ/大公の舞踏会/ファンタジア(G4)/アルマンド


 スヴェーリンクの鍵盤作品全集BOX!MAKのチェンバリスト、レオン・ベルベン!

 ドイツの高音質レーベル、Aeolus(エオルス)の特大プロジェクト、ヤン・ピーテルスゾーン・スヴェーリンク(1562−1621)の「鍵盤作品全集」!
 ルネサンス時代からバロック時代にかけて活躍し、北ドイツ・オルガン楽派の始祖として、当時の鍵盤作品の発展に多大な影響を与えたスヴェーリンク。
 作曲家としてのスヴェーリンクの才能が余すことなく発揮された珠玉の「鍵盤作品」の数々を、ハイレベルの演奏と録音で知ることのできる貴重な全集BOXは、音楽史の資料としても重宝すること必至!
 Aeolusの魅力を凝縮したコンピレーションCDの封入も嬉しいポイント。
 
 グスタフ・レオンハルトの最後の弟子であるレオン・ベルベンは、1970年、オランダのヘールレン出身の古楽系鍵盤奏者。
 ゲーベル率いるムジカ・アンティクワ・ケルンのチェンバリストとしても活躍した、古楽王国オランダの名手である。

 ※録音:2009年10月、2010年4月、2010年6月、2011年12月







CHANDOS



CHAN 10849
\2400→\2190
ネーメ・ヤルヴィとエストニア国立響!スロヴァキアの"エウゲン・スホニュ"!
 スホニュ:管弦楽作品集

  変容
  バラード組曲 Op.9
  シンフォニエッタ・ラスティカ
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)
エストニア国立交響楽団


 音楽界の長的存在であり、現代のもっとも尊敬されるマエストロのひとりネーメ・ヤルヴィ。2014年前半のベストセラーとなった「シャルヴェンカ(CHAN 10814)」に続く、エストニア国立交響楽団とのChandos第2弾。20世紀スロヴァキアでもっとも影響力があり尊敬された作曲家、エウゲン・スホニュ(1908−1993)という意欲作が登場!
 首都ブラチスラヴァの音楽アカデミーで作曲とピアノを学び、同アカデミーやブラチスラヴァ高等教育学校、ブラチスラヴァ大学の教授、スロヴァキア著作権協会会長、スロヴァキア作曲家同盟会長などを歴任したスホニュ。民族音楽の要素を取り入れた「バラード組曲」。戦争と平和への感情を表現した「変容(メタモルフォーゼ)」。ピアノ作品「ソナタ・ラスティカ」から改作した「シンフォニエッタ・ラスティカ(素朴なシンフォニエッタ)」も、スロヴァキア民謡の様式が使われている作品。
 半世紀を超える長い信頼関係を築き、2010年からは音楽監督兼首席指揮者を務めるネーメ・ヤルヴィとエストニア国立交響楽団の強力コンビで描く、スロヴァキアの知られざる管弦楽作品。ヤルヴィが鋭いタクトで、スロヴァキアの風景を描きます。

 ※2013年6月13日−14日&2014年5月15日−16日、エストニア・コンサート・ホール(タリン)



 


CHAN 10858
\2400→\2190
ジャナンドレア・ノセダの"ムジカ・イタリアーナ"最新作!
 カスティリョーニ:管弦楽作品集

 ラ・ブラネッラ
 アルティソナンツァ
 詩篇第19篇*
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)
デンマーク国立交響楽団
デンマーク国立コンサート合唱団*
テレジア・ボコール(ソプラノ)*
シーネ・ブンゴー(ソプラノ)*
 イタリアの知られざる作品を紹介するノセダの代表的プロジェクトの1つ「ムジカ・イタリアーナ」。最新作は、イタリアの奇才ニッコロ・カスティリョーニ(1932−1996)の管弦楽作品!
 管楽器の可憐な旋律が次々と登場する「ラ・ブラネッラ」は、ガルッピのチェンバロ・ソナタがオマージュされた作品。より断片化され実験的な作風の「アルティソナンツァ」。そして、2人のソプラノと合唱団が加わり、洗練されたポリフォニーを採用した「詩篇第19篇」など、様々な作風の作品を収録。
 2015年のMusical America Awardsで「最優秀指揮者賞(Conductor of the Year)」を受賞し、2015年1月のNHK交響楽団定期公演でも「カゼッラ:交響曲第3番」を披露するなど、大活躍中のジャナンドレア・ノセダ。エンリコ・ディンドがソリストを務めたショスタコーヴィチ(CHSA 5093)以来の共演となるデンマーク国立交響楽団との演奏で、カスティリョーニの独創的な管弦楽作品を聴かせてくれる。
 ※2012年9月21日−22日&2014年9月18日−19日、デンマーク放送コンサートホール(コペンハーゲン)




COLLEGNOの
ニコロ・カスティリオーニ:ピアノ作品全集

COLLEGNO
WWE20274
\2900
ニコロ・カスティリオーニ(1932-96):ピアノ作品全集
 運動の始まり(1958)、変化(1959)、3つの小品(1978)、
 私が夏を渡すように(1983)、
 ドゥルチェ・レフリジェリウム(6つの聖職者の歌)(1984)、
 ソナティナ(1984)、森の中の鹿(1988)*、
 踊りの始まりに(1989)、He(1990)、
 前奏曲・コラールとフーガ(1994)* (*印:世界初録音)
アルフォンソ・アルベルティ(Pf)
没後20年を迎えるカスティリョーニのピアノ作品全集。カスティリョーニ自身が卓越したピアニストだったせいもあって現代音楽の華麗なピアニズムが駆使されている。初期はセリー、やがてリゲティかミニマルを思わせる、持続運動の過程で色彩の変化が追求される作品に変化、時代のムーヴメントと連動した多様な作品集となっている。
録音:2007年7月


 


CHAN 10850
(2CD/特別価格)
\2400→\2190
タスミン・リトル/
 シューベルト:室内楽作品集

  ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調 Op.post.137 No.1, D 384
  ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調 Op.post.137 No.2, D 385
  ヴァイオリン・ソナタ第3番ト短調 Op.post.137 No.3, D 408
  ヴァイオリン・ソナタ第4番イ長調 Op.post.162, D 574(デュオ)
  ロンド・ブリランテ ロ短調 Op.70, D 895
  幻想曲ハ長調 Op.post.159, D 934
  ソナタ イ短調 D 821 《アルペジョーネ・ソナタ》*
  アダージョ変ホ長調 Op.post.148, D 897 《ノットゥルノ》*
タスミン・リトル(ヴァイオリン)
ティム・ヒュー(チェロ)*
ピアーズ・レーン(ピアノ)
 タスミン・リトルが弾くシューベルト。ヴァイオリン・ソナタ集!

 Chandos主力の専属アーティストの一人、イギリスが誇る女流ヴァイオリニスト、タスミン・リトルと、長年コンサートと録音の両面で共演しているピアニスト、ピアーズ・レーンによるシューベルトの室内楽作品集。
 ヴァイオリン・ソナタやヴァイオリンとピアノのための小品に加え、「アダージョ(ピアノ三重奏曲) D897」、更には「アルペジョーネ・ソナタ」までも収録した贅沢な2枚組。
 「アダージョ」と「アルペジョーネ・ソナタ」では、ロンドン交響楽団の首席奏者や、フォーレの名演で知られるアンサンブル「ドーマス」のメンバーを務めたイギリスの名手、ティム・ヒューが参加。タスミン・リトルの技巧と飽くなき探究心で読み解く麗しのシューベルト。「R・シュトラウス&レスピーギ」や「フランス作品集」に続く、嬉しいソナタ集の登場です。

 ※2014年4月22日−24日&7月3日−4日、ポットン・ホール(サフォーク)



 


CHAN 10852
\2400→\2190
ルイ・ロルティ・プレイズ・ショパン Vol.4
 ショパン:
  ワルツ イ短調 Op.post.,B 150/ワルツ ホ短調 Op.post.,B 56/
  ワルツ ホ長調 Op.post.,B 44/ワルツ ロ短調 Op.post.69-2,B 35/
  ワルツ 変ホ長調 Op.post.,B 46/ワルツ 変ト長調 Op.post.70-1,B 92/
  ワルツ ヘ短調-変イ長調 Op.post.70-2,B 138/
  ワルツ 変ニ長調 Op.post.70-3,B 40/ワルツ 変ホ長調 Op.post.,B 133/
  ワルツ 変ホ長調 Op.18,B 62 《華麗なる大円舞曲》/
  ワルツ 変イ長調 Op.post.,B 21/
  ワルツ 変イ長調 Op.34-1,B 94 《華麗なる円舞曲》/
  ワルツ イ短調 Op.34-2,B 64《華麗なる円舞曲》/
  ワルツ ヘ長調 Op.34-3,B 118 《華麗なる円舞曲》/
  ワルツ 変イ長調 Op.post.69-1,B 95/
  ワルツ 変イ長調 Op.42,B 131/夜想曲 変ロ短調 Op.9-1/
  ワルツ 変ニ長調 Op.64-1,B 164-1《子犬のワルツ》/
  夜想曲 嬰ハ短調 Op..post.《レント・コン・グラン・エスプレッショーネ》/
  夜想曲 ロ長調 Op.32-1/ワルツ 嬰ハ短調 Op.64-2,B 164-2/
  ワルツ 変イ長調 Op.6-3,B 164-3/夜想曲 ト短調 Op.37-1/
  夜想曲 ト長調 Op.37-2
ルイ・ロルティ
 (ピアノ/ファツィオーリ)
 ルイ・ロルティ・プレイズ・ショパン!第4弾は、ワルツ&夜想曲集!

 カナダが世界に誇るカリスマ・ピアニスト、ルイ・ロルティのショパン! 「ロルティ・プレイズ・ショパン」の第4弾は、「子犬のワルツ」や「華麗なる大円舞曲」を含むワルツ集に、「レント・コン・グラン・エスプレッショーネ」を含む夜想曲集。今回も使用ピアノは、イタリアの銘器ファツィオーリ。
 フランス系カナダ人ピアニストのルイ・ロルティは、1984年の第36回ブゾーニ国際ピアノ・コンクールで1位に輝き、同年のリーズ国際ピアノ・コンクールで4位入賞。1986年に録音されたデビュー盤「ショパン:練習曲全集」(CHAN 8482)は、ロルティの原点でありながら最高傑作として現在でも高い評価を得ており、英BBCミュージック・マガジン誌では「比類なき名ピアニストたちによる50の名演の1つ」と激賞されている。

 ※2011年10月24日−25日、2013年6月7日−8日、2014年10月8日−9日、ポットン・ホール(サフォーク)





CHAN 10588
\2400→\2190
ルイ・ロルティ・プレイズ・ショパンVol.1

 ショパン:
  夜想曲第19番ホ短調Op.72-1
  スケルツォ第1番ロ短調Op.20
  夜想曲第16番変ホ長調Op.55-2
  スケルツォ第2番変ロ短調Op.31
  夜想曲第18番ホ長調Op.62-2
  スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39
  夜想曲第17番ロ長調Op.62-1
  スケルツォ第4番ホ長調Op.54
  ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35《葬送》
ルイ・ロルティ(ピアノ)

シャンドス史上最大の名手ルイ・ロルティが遂に復帰!名盤ショパン・エチュードの感動が今ここに再び!

シャンドスの創立30周年を記念してリリースされたBOXセット"マイルストーンズ"。
30年の歴史の中で特に秀でた演奏、重要な演奏のみを集めたこのセットに"唯一"収録されたピアノ・ソロ、ショパンの「練習曲全集」(CHAN 8482)を弾いたフランス系カナダ人の名ピアニスト、ルイ・ロルティが遂にシャンドスに帰還!
復帰を飾るプログラムは、もちろん生誕200周年記念のショパン!!!

Louis Lortie plays Chopin Volume 2
CHAN 10714
\2400→\2190
ロルティ・プレイズ・ショパンVol.2

 ショパン:
  夜想曲第2番変ホ長調Op.9-2/夜想曲第4番ヘ長調Op.15-1/
  夜想曲第5番嬰ヘ長調Op.15-2/夜想曲第6番ト短調Op.15-3/
  夜想曲第13番ハ短調Op.48-1/夜想曲第15番ヘ短調Op.55-1/
  バラード第1番ト短調Op.23/バラード第2番ヘ長調Op.38/
  バラード第3番変イ長調Op.47/バラード第4番ヘ短調Op.52/
  子守歌変ニ長調Op.57/舟歌嬰ヘ長調Op.60
ルイ・ロルティ(ピアノ/スタインウェイ)
ルイ・ロルティ・プレイズ・ショパン!Vol.2は"4つのバラード"&"夜想曲"!

 「4つのスケルツォ」、「ピアノ・ソナタ第2番」、「夜想曲第16番〜第19番」を組み合わせた『ロルティ・プレイズ・ショパンVol.1』(CHAN 10588)で専属アーティストとしてシャンドス復帰を果たしたカナダの名ピアニスト、ルイ・ロルティ。
 20年以上前に行われたシャンドスへの初録音、ショパンの「練習曲全集」(CHAN 8482)が、英BBCミュージック・マガジン誌で「比類なき名ピアニストたちによる50の名演の1つ」と激賞されるなど、世界が認める現代最高のショパン弾きの1人である。
 シャンドス復帰後2枚目となるロルティのショパンは、「4つのバラード」と"第2番"を含む6曲の「夜想曲」。
 ロルティのタッチから生まれるカラフルでブリリアントな美音、繊細な表情が、"ピアノの詩人"ショパンが作品に込めた想いと情熱を鮮やかに、華やかに、そして感動的に描き上げてゆく——。

※録音:2011年10月24日−25日、ポットン・ホール(サフォーク)/使用ピアノ:スタインウェイ(モデルD/587462)


CHAN 10813
\2400→\2190
ルイ・ロルティ・プレイズ・ショパン Vol.3

 ショパン:
  夜想曲第7番嬰ハ短調Op.27-1/
  幻想即興曲(即興曲第4番)嬰ハ短調 Op.66/
  夜想曲第10番変イ長調 Op.32-2/
  即興曲第1番変イ長調 Op.29/
  夜想曲第14番嬰ヘ短調 Op.48-2/
  即興曲第2番嬰ヘ長調 Op.36/
  夜想曲第8番変ニ長調Op.27-2/
  即興曲第3番変ト長調 Op.51/
  夜想曲第3番ロ長調 Op.9-3/
  ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58
ルイ・ロルティ
 (ピアノ/ファツィオーリ)
 カナダのカリスマ、ロルティのショパン新録音!ピアノ・ソナタ第3番&即興曲集!

 ジャン=エフラム・バヴゼ、バリー・ダグラスと並び現在のChandosピアノ・レパートリーを支える一人、カナダが世界に誇るカリスマ・ピアニスト、ルイ・ロルティのショパン新録音!
 「ロルティ・プレイズ・ショパン」の第3弾は、大作ピアノ・ソナタ第3番に「幻想即興曲」を含む、4つの即興曲。「4つのスケルツォ+ピアノ・ソナタ第2番」のVol.1、「4つのバラード+舟歌&子守歌」のVol.2に続き、それぞれ夜想曲を絶妙に配置したプログラミングも、シリーズの醍醐味となっている。
 フランス系カナダ人ピアニストのルイ・ロルティは、1984年の第36回ブゾーニ国際ピアノ・コンクールで1位に輝き、同年のリーズ国際ピアノ・コンクールで4位入賞。1986年に録音されたデビュー盤「ショパン:練習曲全集」(CHAN 8482)は、ロルティの原点でありながら最高傑作として現在でも高い評価を得ており、英BBCミュージック・マガジン誌では「比類なき名ピアニストたちによる50の名演の1つ」と激賞されている。イタリアの銘器ファツィオーリを操る正確無比な指さばきに輝かしい音色、深淵なるショパンの詩情。現代最高のショパン弾きの1人、ルイ・ロルティの新録音にご期待ください!

 ※録音:2013年6月7日−8日、ポットン・ホール(サフォーク)





これがその「エチュード」1986年録音

CHAN 8482
\2400→\2190
ショパン:「エチュード集」全曲
 エチュード集 Op. 10
 エチュード集 Op. 25
 3つの新しいエチュード
ルイ・ロルティ(P)
偉大なる先人たちの演奏を凌ぐとも評されるルイ・ロルティのショパン・エチュードがコレ!
ロルティの原点でありながら最高傑作として現在でも高い評価を得ており、英BBCミュージック・マガジン誌では「比類なき名ピアニストたちによる50の名演の1つ」と激賞されている。

1986 年4 月9 日− 10 日& 7 月13 日、スネイプ・マルティングス・コンサートホール(サフォーク)での録音。




CHANDOS CLASSICS



CHAN 10853X
(4CD/特別価格)
\6200→\5590

アーノルド:交響曲全集
 交響曲第1番 Op.22/交響曲第2番 Op.40/
 交響曲第3番 Op.63/交響曲第4番 Op.71/
 交響曲第5番 Op.74/交響曲第6番 Op.95/
 交響曲第8番 Op.124/交響曲第7番 Op.113/
 交響曲9番 Op.128

リチャード・ヒコックス(指揮)
ロンドン交響楽団
ラモン・ガンバ(指揮)
BBCフィルハーモニック

 英国音楽を紹介し続けてきたChandosの代表的名録音の一つ、マルコム・アーノルド(1921−2006)の交響曲集が、4枚組の全集BOXになって登場!
 第1番〜第6番はヒコックス&LSO、第7番〜第9番はガンバ&BBCフィルが担当し、1993年から2001年にかけて録音されたアーノルド。ヴォーン・ウィリアムズの交響曲と匹敵する、20世紀イギリスを代表する9つの交響曲です。

 ※録音:1993年〜2001年




HALLE

CDHLL 7540
(CD-R)
\2100→\1890
ハレ管弦楽団と音楽監督エルダーの最新作は
 レイフ・ヴォーン・ウィリアムズの田園交響曲

  ヴォーン・ウィリアムズ:
   田園交響曲(交響曲第3番)*
   トマス・タリスの主題による幻想曲
   《富める人とラザロ》の5つの異版
   アリストファネス組曲《すずめばち》より 序曲
マーク・エルダー(指揮)
ハレ管弦楽団
サラ・フォックス(ソプラノ)*
 イギリス、マンチェスターの雄、ハレ管弦楽団と音楽監督マーク・エルダーの最新作はレイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872−1958)の田園交響曲を収録。交響曲第8番の初演を担うなどヴォーン・ウィリアムズとのつながりが深いハレ管弦楽団の新録音が登場です。

 2012年11月&2013年9月の録音。
 ※Halleはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。






CKD 481
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
名匠ピノックの室内楽プロジェクト!
 第3弾はマーラーの"さうらう若人の歌"!

  マーラー:さすらう若人の歌
   (アルノルト・シェーンベルク編曲/室内楽版)
  ブゾーニ:悲歌的子守歌 Op.42
   (エルヴィン・シュタイン編曲/室内楽版)
  ツェムリンスキー:6つの歌 Op.13
   (クリストファー・オースティン編曲/室内楽版)
  ワーグナー:ジークフリート牧歌
トレヴァー・ピノック(指揮)
ロイヤル・アカデミー・オヴ・
 ミュージック・ソロイスツ・アンサンブル
 世界有数のピリオド・オーケストラ、イングリッシュ・コンサートの創設者であり、古楽界を牽引してきたピリオド奏法のパイアニア、トレヴァー・ピノックとロイヤル・アカデミー・オヴ・ミュージック・ソロイスツ・アンサンブル。 大きな話題を呼んだ「マーラー:交響曲第4番」(CKD 438)、「ブルックナー:交響曲第2番」(CKD 442)に続く、「チェンバー・アレンジメンツ・プロジェクト」の第3弾は、シェーンベルク編曲によるマーラーの「さすらう若人の歌」!
 シェーンベルク編曲のマーラー、シュタイン編曲のブゾーニ、オースティン編曲のツェムリンスキーを経て、ワーグナーの「ジークフリート牧歌」へと至るプログラム。
 自らもトップクラスの古楽系鍵盤奏者であり、数々の世界的名手たちと共演を重ねてきたピノックの統率力と、クォリティの高い演奏は前2作で既に実証済!
 知られざる魅力と発見が「室内楽版」へと姿を変えたオーストリアとドイツの傑作たちから浮かび上がる。

 日本先行発売!全世界発売は2015年5月下旬以降の予定です。



 


CKD 451
(3SACD HYBRID)
\5600→\4990
ボストン・バロックのモンテヴェルディ!
 "ウリッセの帰還"はパールマンの校訂版!

  モンテヴェルディ:歌劇《ウリッセの帰還》
   (マーティン・パールマン校訂版)
ボストン・バロック、マーティン・パールマン(指揮)
フェルナンド・ギマランイス(テノール/ウリッセ)
ジェニファー・リヴェラ(メゾ・ソプラノ/ペネロペ)
アビゲイル・ニムス(メゾ・ソプラノ/メラント)
ダニエル・オーキンクロス(テノール/エウメーテ)
ソーニャ・デュトワ・テングブラッド(ジュノー)
ユリシーズ・トーマス(バス・バリトン/アンティノオ)
マーク・モロモット(カウンター・テナー/イーロ)、他
 ボストン・バロックのモンテヴェルディ!"ウリッセの帰還"はパールマンの校訂版!

 1973年の創設から現在までマーティン・パールマンが音楽監督を務め、アメリカにおける古楽復興をリードしてきたボストン・バロック。
 2012年にスタートしたリン・レコーズ(Linn Records)のコラボレーションの最新作は、パールマン&ボストン・バロックの代名詞の1つでもあるモンテヴェルディ!
 ホメロスの叙事詩「オデュッセイア」を題材として作曲されたモンテヴェルディの歌劇「ウリッセの帰還」。
 約350年前ヴェネツィアのサン・カッシアーノ劇場で初演された「ウリッセの帰還」は、モンテヴェルディの現存する3大オペラの1つであり、晩年の代表作の1つに数えられている大作である。
 ボストン・バロックと今を輝く若き名歌手たちによる「ウリッセの帰還」は、マーティン・パールマンの"校訂版"による演奏。演奏はもちろんのこと、パールマンの研究の成果にも大いに期待したい。

 日本先行発売!全世界発売は2015年4月下旬以降の予定です。



 


CKD 470
(2SACD HYBRID)
\4200→\3790
ファンタズム
 ローズ:ロイヤル・コンソート集

 ロイヤル・コンソート・セット第1番ニ短調
 ロイヤル・コンソート・セット第4番ニ長調
 ロイヤル・コンソート・セット第3番ニ短調
 ロイヤル・コンソート・セット第5番ニ長調
 ロイヤル・コンソート・セット第8番ハ長調
 ロイヤル・コンソート・セット第9番ヘ長調
 5声の第6セット ヘ長調
 ロイヤル・コンソート・セット第2番ニ短調
 ロイヤル・コンソート・セット第6番ニ長調
 ロイヤル・コンソート・セット第7番イ短調
 ロイヤル・コンソート・セット第10番変ホ長調
 4声のセット ニ短調
 6声の第10セット ハ短調
 6声の第7セット ハ長調
ファンタズム
 〔ローレンス・ドレイフュス
   (トレブル・ヴィオール&ディレクター)、
  エミリア・ベンジャミン(トレブル・ヴィオール)、
  ジョナサン・マンソン(テノール・ヴィオール)、
  ミッコ・ペルコラ(テノール&バス・ヴィオール)、
  マルック・ルオヤラン=ミッコラ(バス・ヴィオール)〕
エリザベス・ケニー(テオルボ)
ダニエル・ハイド(オルガン)
エミリア・アシュトン(テノール・ヴィオール)
 ファンタズムが奏でるローズの音楽。ロイヤル・コンソートの全曲録音!

 1994年の結成以来、2度の英グラモフォン賞受賞をはじめとする、名実ともに世界最高峰のヴィオール・アンサンブルとして、存在感を放ち続けているファンタズム。
 ヴィオール音楽の申し子たちが、イギリス・ルネサンスにおけるヴィオール作曲家の第2世代を代表するウィリアム・ローズ(1602−1645)の「ロイヤル・コンソート集」をレコーディング!
 当時のイギリスにおける最も優れたアンサンブルのための舞曲集と称されるローズの「ロイヤル・コンソート集」。
 テオルボの名手エリザベス・ケニーや、オルガンのダニエル・ハイドを迎えてファンタズムがレコーディングを行ったこの「ロイヤル・コンソート集」(4本のヴィオールとテオルボ)は初の全集録音となる。
 ヴィオール・アンサンブルのために作曲されたイギリス・ルネサンス時代の舞曲が、ファンタズムの卓越した演奏で鮮明に再現される。




ECHOシリーズ


BKD 278
(CD-R)
【新装移行再発売】
\2500
シャッツベルガーをゲストに迎えたクラリネット五重奏曲集
 ブラームス:クラリネット五重奏曲ロ短調 Op.115
 モーツァルト:弦楽五重奏曲第4番ト短調 K. 516
 グラズノフ:東洋の夢 Op.14-2
 スウィーニー:若い朝
レスリー・シャッツベルガー(クラリネット)
フィッツウィリアム弦楽四重奏団
 アラン・ハッカーの弟子であるイギリスのピリオド楽器奏者、シャッツベルガーをゲストに迎えたクラリネット五重奏曲集。イギリスの名門ピリオド・オーケストラであるロンドン・クラシカル・プレーヤーズやイングリッシュ・バロック・ソロイスツでも演奏を行っているシャッツベルガーは、イギリス随一の女流ピリオド楽器奏者として名高い注目のアーティストである。フィッツウィリアム弦楽四重奏団のサポートも心強い。

 ※CKD 278からの新装移行再発売。CKD 278は廃盤となります。
 ※Echoシリーズ(BKD規格)はレーベル・オフィシャルのCD-R仕様となります。




NIMBUS



NI 5917
(CD-R)
\2400→\2190
ラフマニノフ、アレンスキー、ショスタコーヴィチ、
 ムソルグスキーのピアノ三重奏曲

  ラフマニノフ:ピアノ三重奏曲第1番ト短調《悲しみの三重奏曲》
  アレンスキー:ピアノ三重奏曲第1番ニ短調 Op.32
  ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番ホ短調 Op.67
  ムソルグスキー(クレイン編曲):涙

トリオ・シャハム・エレツ・ウォルフィッシュ
 〔ハガイ・シャハム(ヴァイオリン)、
  アーノン・エレツ(ピアノ)、
  ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)〕

 ハイペリオン(Hyperion)、シャンドス(Chandos)、ニンバス(Nimbus)などで活躍する世界的名手たちによって2009年に結成されたトリオ・シャハム・エレツ・ウォルフィッシュ。デビュー・アルバムとなったメンデルスゾーンの「ピアノ・トリオ集」(NI 5875)は世界中で高評価を受けるなど実力充分。
 名手揃いのトリオの新録音は、ロシアの作曲家ラフマニノフ、アレンスキー、ショスタコーヴィチ、ムソルグスキーのピアノ三重奏曲。
 濃厚なロシアン・ロマンティシズムを強力トリオの演奏で。

 2014年4月22日−24日の録音。
 ※Nimbusはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。



NIMBUS ALLIANCE


NI 6263
(CD-R)
\2400
リード・トーマス:弦楽のための音楽
 呪文/パッション・プレイヤーズ/
 ヴァイオリン協奏曲第1番 《スピリット・ミュージングス》/
 ジュビリー/カントス・フォー・スラヴァ/
 ルミ・セッティング/ダンシング・ギャラクシー
様々なアーティスト
 アメリカの現代音楽を代表する女流作曲家、オーガスタ・リード・トーマス(b.1964)の録音シリーズ第4弾。今作では「弦楽のための音楽」と題し、「ヴァイオリン協奏曲」をはじめとした弦楽器が活躍する作品を収録。

 ※Nimbus Allianceはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 

NI 6291
(CD-R)
\2400
ライト:弦楽四重奏曲集
 弦楽四重奏曲第1番
 弦楽四重奏曲第2番
 弦楽四重奏曲第3番
 弦楽四重奏曲第4番《ビーコン・フェル》
フェジェス・カルテット
 イギリス出身の作曲家、クリストファー・ライト(b.1954)の弦楽四重奏曲集。2004年のOARE弦楽オーケストラ国際作曲コンクールではファイナリストに選ばれた実力者。
 弦楽四重奏曲第1番は20代の頃に書き上げ、第4番の完成までに32年の月日を要するなど力作揃い。

 2014年6月16日ー19日の録音。




AMADEUS

レア盤!

AMX 013-2
\1700
トレンティーノ・センツァ・テンポ トレンティーノ民謡集
  La cana del vecio garbaro (Marco Somadossi) / Girolemin (Ruggero Mascellino)(*)
  Vegnera sta primavera (Raffaele Cacciola)(*) / Ninna nanna (Marco Somadossi)
  Serafin (Giovanni Sollima) / Cossa gave voi pare (Raffaele Cacciola)
  Filastrocche popolari (Sandro Filippi)(+) / Son na serva (Marco Betta)(*)
  Belina come te (Lorenzo Pusceddu)(*) / La matina (Marco Somadossi)(*)
  Da Ravina a Patom (Daniele Carnevali)
  Ferdinando s'innamora, son maritata (Ruggero Lagana)
  Memorie dell'ombra (Giovanni Grosskopf)
  Ai preat la biele stele (Marco Somadossi)(*) / Col ceston (Sandro Filippi)(*)
  Albiano Marsch (Marco Somadossi) / Nel silenzio della sera (Raffaele Cacciola)
トスカ(歌(*))
コルポ・バンディスティコ・アルビアーノ(吹奏楽)
様々な器楽奏者
マルコ・ソマドッシ(指揮)

録音:2010年6月11-13日、9月17-19、24-26日、アルビアーノ、トレント県、トレンティーノ=アルト・アディジェ特別自治州、イタリア
    2010年10月26-27日、バルトーク・スタジオ、ベルナレッジョ、モンツァ・エ・ブリアンツァ県、ロンバルディア州、イタリア
 イタリア北東部チロル地方、オーストリアおよびスイスと国境を接するトレンティーノ=アルト・アディジェ特別自治州の民謡を地元の吹奏楽団の演奏で。
 「センツァ・テンポ」とは「テンポの指定なし」「自由な速さで」という意味。
 ブックレットはイタリア語のみ。



AMADEUS Rainbow

レア盤!

ARB 011-2
(2CD)
\4000
フェルナンド・スルピーツィ(1936-):静寂の中で… フルート
  静寂の中で… [Nel silenzio...] (フルートのための)(#)
  ユリシーズ [Ulisse] (フルートとピアノのための)(+)
  12のソネット [Duodici Sonetti] (フルートと弦楽のための)(*)
マリオ・アンチロッティ(フルート)
ミケーレ・ロセッティ(ピアノ(+))
ジョルジョ・マショッキ(ソネット朗読(*))
マルケ・フィルハーモニー管弦楽団(*)
ロレンツォ・ズバッフィ(指揮(*))
録音:2010年(+)、2014年(#)、ペルージャ(+/#),2013年、フォリーニョ、ペルージャ県(*),イタリア




DIREARTE

レア盤!

DIREARTE-FO 509
\3300
フランカ・マッツォーラ ピアノ
 クラレンス・ウィリアムズ(1893-1965):春のこだま [Echo of Spring]
 スコット・ジョプリン(1868-1917):オペラ「トゥリーモニシャ」第2幕前奏曲
 エドワード・マクダウェル(1860-1908):野ばらに寄す
 ファッツ・ウォラー(1904-1943)/サンテ・パルンボ編曲:ジターバグ・ワルツ
 スティーヴン・フォスター(1826-1864):村の鐘(ポルカ)
 チャイコフスキー(1840-1893):
  子供のアルバム Op.39 から 3つの歌/バレエ「くるみ割り人形」組曲
 ジェリー・ロール・モートン(1890-1941):ニューオーリンズ・ブルース
 フランカ・マッツォラ:ビックスに捧ぐ−
  ビックス・バイダーベック(1903-1931):イン・ザ・ダーク
 ジョージ・ガーシュウィン(1898-1937):ガーシュウィン・メドレー(*)
 ゼズ・コンフリー(1895-1971):ディジー・フィンガーズ

フランカ・マッツォーラ(ピアノ、歌(*))

録音:時期の記載なし、スタジオ7、ミラノ、イタリア
 フランカ・マッツォーラはイタリアのジャズ・ピアニスト。(*)では歌も披露。




DISKANT

レア盤!

DK 0139-2
\2500
J・S・バッハ(1685-1750):イギリス組曲第6番 BWV811
ドビュッシー(1862-1918):ベルガマスク組曲
J・S・バッハ:パルティータ第6番 BWV830
ヴェロニカ・ロウラノヴァ(ピアノ)

録音:2011年9月、ドヴォラナ・コンサートホール、ブラチスラヴァ、スロヴァキア
 ヴェロニカ・ロウラノヴァはブラチラヴァ音楽院、ウィーン音楽大学で学んだスロヴァキアのピアニスト、フォルテピアニスト。マレイ・ペライア、ユージン・インジック、マルコム・ビルソン、アレクセイ・リュビモフ、アヴォ・クユムジャンに師事。ブラチスラヴァ音楽アカデミーでフォルテピアノと古典派音楽の演奏法を研究し博士号を取得。
 ピリオドとモダーンの双方に通じた演奏家として古典派から現代音楽までをレパートリーに世界各地で活躍する他、後進の指導にもあたっています。

 
レア盤!

DK 0146-2
\2500→\2290
スロヴァキアの重鎮チェリスト、ヤーン・スラーヴィク
 あの頃ブラチスラヴァで チェロとピアノのための音楽

 エルネー・ドホナーニ(1843-1909):ソナタ変ロ長調 Op.8
 リスト(1811-1886):悲しみのゴンドラ
 ヤーン・レヴォスラフ・ベラ(1843-1936):セレナード
 アレクサンデル・アルブレヒト(1885-1958):夜(夜想曲)
 コダーイ(1882-1967):アダージョ
 イェネー・フバイ(1858-1937):マッジョラータ Op.15 No.2
 フランツ・シュミット(1874-1939):ハンガリーの国民的旋律による3つの幻想的小品
ヤーン・スラーヴィク(チェロ)
ダニエラ・ヴァリーンスカ(ピアノ)

録音:2012年8月、ファトラ芸術館、ジリナ、スロヴァキア
 ハンガリー、オーストリアと国境を接するスロヴァキアの首都ブラチスラヴァをテーマに、ハンガリーとスロヴァキア出身の作曲家の作品およびハンガリーの素材による作品で構成されたアルバム。ヤーン・スラーヴィクは2012年にスロヴァキア共和国大統領より「Professor of music」に任命されたスロヴァキアを代表するチェロ奏者。当レーベルへ録音したCDだけで19点を数えます。
 ダニエラ・ヴァリーンスカは当レーベルにベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集を録音した、スロヴァキアを代表するピアニストの一人。

二人によるメンデルスゾーンのプライベート映像が観られます。
https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=Q-C01i-REag

 
レア盤!

DK 0152-2
\2500→\2290
御大ヤーン・スラーヴィク、満を持してのドヴォルザーク
 ドヴォルジャーク(1841-1904):
  チェロ協奏曲ロ短調 Op.104
  森の静けさ Op.68 No.5
  ロンド ト短調 Op.94
ヤーン・スラーヴィク(チェロ)
ブラチスラヴァ・シンフォニー
レオシュ・スヴァーロフスキー(指揮)

録音:2004年6月、レドゥタ・コンサートホール、ブラチスラヴァ、スロヴァキア
 意外にもヤーン・スラーヴィクにとってCD初録音となるドヴォルジャークのチェロ協奏曲。満を持して、というところでしょうか。
 ブラチスラヴァ・シンフォニーは一般のオーケストラのオフ・シーズンである夏の間に音楽祭等で演奏するために創設された、スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団員を中核とする季節オーケストラ。ブラチスラヴァ交響楽団(Bratislava Symphony Orchestra)とは別団体です。
 レオシュ・スヴァーロフスキー(スワロフスキー)はヴァーツラフ・ノイマンに師事したチェコの指揮者。チェコ・スロヴァキア各地のオーケストラ、オペラハウスの首席指揮者等を歴任し、2014年4月にセントラル愛知交響楽団(名古屋市)の音楽監督に就任しました。

 
レア盤!

DK 0147-2
\2500
シュテファン・ネーメト=シャモリーンスキー(1896-1975):オルガン作品集
  2つの小品 Op.14(1931)/パルティータ・プロファーナ Op.78(1961)
  3声のソナタ Op.82(1963)/オルガン独奏のための協奏曲 Op.85(1964)
  BACH の名への適応 [Accomodatio ad nomen BACH] Op.111(1972)

マレク・ウラーベル(オルガン)

録音:2012年11-12月、レドゥタ・コンサートホール、ブラチスラヴァ、スロヴァキア
 シュテファン・ネーメト=シャモリーンスキーはスロヴァキアの作曲家・ピアニスト・オルガニスト・合唱指揮者・教師。ハンガリーのブダペストでバルトークにピアノを、デジュー・アンタルフィ=ジロスとアラダール・ザラーンフィにオルガンを、レオ・ヴェイネルに作曲を師事。スロヴァキアに戻りブラチスラヴァの聖マルチン教会のオルガニスト、市立音楽学校の教師(1921-1953)、自ら創設したベラ・バルトーク合唱団の指揮者を務めました。
 マレク・ウラーベル(1973年生まれ)はコシツェ音楽院でピアノとオルガンを学んだ後、ブラチスラヴァ音楽アカデミーでヤーン・ウラジミール・ミハルコにオルガンを師事したスロヴァキアのオルガニスト。1997年以来2015年現在ブラチスラヴァ教会音楽院で教えており、2000年より教会オルガン音楽科長を務めています。
 
レア盤!

DK 0148-2
\2500
ドビュッシー(1862-1918):前奏曲集第2巻
ラフマニノフ(1873-1943):コレッリの主題による変奏曲 Op.42
ガーシュウィン(1898-1937):ラプソディ・イン・ブルー(ピアノ独奏版)
マルツェル・シュテフコ(ピアノ)
録音:2012年8月-2013年3月、ファトラ芸術館、ジリナ、スロヴァキア
 マルツェル・シュテフコはブラチスラヴァ音楽アカデミーでマリアーン・ラプシャンスキーに、カナダのバンフ・センター・オブ・アーツでラザール・ベルマンとユージン・インジックに師事したスロヴァキアのピアニスト。
 
レア盤!

DK 0156-2
\2500
クレムニツァの聖カタリーナ教会のオルガン
 J・S・バッハ(1685-1750):トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
 メンデルスゾーン(1809-1847):ソナタ イ長調 Op.65 No.3
 フランク(1822-1890):コラール イ短調
 ヴィエルヌ(1870-1937):交響曲嬰ヘ短調 Op.28 から 第2楽章,第5楽章
 メシアン(1908-1992):主の降誕
イムリフ・サボー(オルガン)

録音:2014年9月、聖カタリーナ教会、クレムニツァ、スロヴァキア
使用楽器:1992年、リーガー=クロス社(クルノフ、チェコ)製 Op.3640
 クレムニツァはかつて金鉱山の町として栄え、温泉保養地としても知られるスロヴァキア中部の都市。イムリフ・サボーは1956年スロヴァキアのノヴェー・ザームキに生まれ、ブラチスラヴァ音楽院でイルマ・シクフロヴァーに、ブラチスラヴァ音楽アカデミーでフェルディナント・クリンダに師事した後、イヴァン・ソコルのもとで勉強を終えたオルガン奏者。2015年現在ブラチスラヴァ音楽アカデミー講師。

 
レア盤!

DK 0145-2
\2500
スロヴァキアの歴史的オルガン Vol.9
 トゥジナのローマ・カトリック教区教会:ザムエル・ヴァーグネル(1858)(*)
 ドニゼッティ(1797-1848):大オフェルトリウム
 トマス・アーン(1710-1778):8つの鍵盤ソナタ から 第2番,第5番,第6番
 ミロ・バーズリク(1931-):プロカントールム から 組曲ホ短調
 ルジンドル教区教会:カレル・ネウセル(1891)(+)
 メンデルスゾーン(1809-1847):前奏曲ニ短調/後奏曲ニ長調
 マルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925):
  夕べの歌 Op.92 No.1/アヴェ・マリア Op.104 No.2
  オフェルトリウム Op.104 No.3/諦め Op.104 No.4
ヤーン・ウラジミール・ミハルコ(オルガン)
録音:2012年10月、聖大ヤクプ・ローマ・カトリック教区教会、トゥジナ(*),
    聖バルトロメイ教区教会、ルジンドル(*),スロヴァキア
使用楽器:1858年、ザムエル・ヴァーグネル製(*)/1891年、カレル・ネウセル製(+)
 
レア盤!

DK 0150-2
\2500
スロヴァキアの歴史的オルガン Vol.10
 ズラテー・クラシのカトリック教会:ヴィンツェント・モジニー(1886)(*)
 ミヒャエル・ゴットハルト・フィッシャー(1791-1863):
  すべての長調と短調による24の小品 Op.15
 サビノフのスロヴァキア・ルター派教会:ヤコプ・ガロヴィチ(1823)(+)
 ベルガモのダヴィデ神父(1791-1863):ソナタ/リピエーノ・フガート
 ヨハン・ヴィルヘルム・ヘルテル(1727-1789):ソナタ第6番
 アルヴォ・ペルト(1935):断続する平行
ヤーン・ウラジミール・ミハルコ(オルガン)

録音:2013年9月、カトリック教会、ズラテー・クラシ(*),スロヴァキア・ルター派教会、サビノフ(+),スロヴァキア

 
レア盤!

DK 0155-2
\2500
スロヴァキアの歴史的オルガン Vol.11
 トルナヴァの聖ミクラーシュ・バジリカ聖堂:ヴァレンチン・アルノルト(1783)(*)
 ウィリアム・ボイス(1710-1741):
  オルガンまたはチェンバロイのための10のヴォランタリー から 第7番−第10番
 ヨハン・ヨゼフ・フックス(1660-1741):7つのソナタ から 第6番,第7番
 ヤーン・ウラジミール・ミハルコ(1951-):即興演奏 I
 チャカニの大天使聖ミハル・カトリック教会:シャーンドル・オルサーグ(1874)(+)
 リスト(1811-1886):
  汝はペテロなり/婚礼に/アンダンテ・マエストーソ/アヴェ・マリア/前奏曲
 ヤーン・ウラジミール・ミハルコ(1951-):即興演奏 II
ヤーン・ウラジミール・ミハルコ(オルガン)
録音:2014年10月,聖ミクラーシュ・バジリカ聖堂、トルナヴァ(*), 大天使聖ミハル・カトリック教会、チャカニ(+),スロヴァキア




PAVLIK



PA 0128
\2500→\2290
ブラームス(1833-1897):
 ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調 Op.78
 ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 Op.100
 ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調 Op.108
ミラン・パラ(ヴァイオリン)
ラジスラウ・ファンゾヴィツ(ピアノ)

録音:2013年6月17-19日、慈悲兄弟会病院ホール、ブルノ、チェコ
 当レーベルの二枚看板、ミラン・パラとラジスラウ(ラジスラフ)・ファンゾヴィツによるブラームス。

 パラは随分立派なサイトもある。なんと日本語もあり。
http://www.milanpala.com/japanese#

 プロコフィエフの無伴奏。
http://www.milanpala.com/prokofjev

 (ミラン・パラは姓の表記をスロヴァキア風の「Pal'a」から「Pala」に変えており、国際的に後者が定着しているため弊社での表記も「パリャ」から「パラ」に改めます。(代理店))



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


PRAGA DIGITALS


PRDDSD 350074
(SACD HYBRID)
\2900
人気のプラハSACD 復刻シリーズに
 フルトヴェングラー第3弾はベートーヴェン

  ベートーヴェン:
   (1)ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」
   (2)交響曲第5番ハ短調OP.67「運命」
エトヴィン・フィッシャー(Pf)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
フィルハーモニア管(1)
ウィーン・フィル(2)
 (1)1951年2 月19-20 日/EMIスタジオ(ロンドン) (2)1954年2 月28 日-3月1 日/ウィーン楽友協会ザール
 Mono、stereo Bi-channel、74’ 50”

 SACD ハイブリッド盤。限定盤。
 メジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をリマスターするシリーズ。最新盤は、フルトヴェングラーEMI の名盤SACD 化第3 弾。今回はHMV のLP をマスターとしています。
 歪みのなさはもちろんながら、楽器の分離、音場の広がりが感じられます。もちろん盛り上がりのエネルギーも増し、フルトヴェングラーの創りだす世界の壮大さに身動きもとれなくなるほど。フィッシャーのピアノの美しいタッチもゾクゾクするほど魅力的で、ニュアンスの絶妙さまで明瞭に聴き分けられるようになりました。39 分を一気に聴かせてしまいます。
 フルトヴェングラー・ファン必携のアルバムなだけでなく、フルトヴェングラー入門盤としても最適。偉大さを再認識できます。


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RADIO FRANCE



FRF 020
(8CD)
\8400→\7590

フランス国立管弦楽団 80年の歴史
 初出音源満載の超注目ボックス!

  アバド&アルゲリッチ、バーンスタイン、チェリビダッケ、小澤征爾、ムーティ・・・豪華スター勢ぞろい!
[CD1] フランスの伝統 [1h18’16]
 ・ドビュッシー:夜想曲〔1. 雲 2. 祭 3.シレーヌ(セイレン)〕[5’07]
   デジレ=エミール・アンゲルブレシュト(指揮)、RTF 合唱団
   録音:1958年3月20日(ドビュッシー没後40周年祭)、シャンゼリゼ劇場
 ・ラロ:「イスの王」序曲 [12’18]
   ポール・パレー(指揮)/録音:1970年11月25日、シャンゼリゼ劇場
 ・ルーセル:バッカスとアリアーヌ [16’36]
   シャルル・ミュンシュ(指揮)/録音:1966年1月1日、バーデン=バーデン
 ・プーランク:村人の歌 [10’51]
   ロジェ・デゾルミエール(指揮)、ピエール・ベルナック(バリトン)
   録音:1944年4月24日、サル・ガヴォー(ピエール・シェーファー実験的スタジオ録音)
 ・アルベリク・マニャール(1865-1914):Hymn to justice(正義への賛歌)op.14 [13’13]
   マニュエル・ロザンタール(指揮)
   録音:1944年9月28日、シャンゼリゼ劇場(1944年パリ解放後、第1回目のコンサートの記録)

[CD2] 1950 年代のレパートリーの拡張 [1h17’58]
 ・ベートーヴェン:序曲コリオラン [7’25]
   カール・シューリヒト(指揮)/
   録音:1959年3月24日、シャンゼリゼ劇場(フランス国立管弦楽団25周年記念演奏会)[既出ALT 210/11]
 ・マーラー:さすらう若人の歌 [16’16]
   カール・シューリヒト(指揮) ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
   録音:1957年9月9日、ブザンソン市営劇場 [既出TAH 646]
 ・R.シュトラウス:ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら [15’13]
   ヨーゼフ・クリップス(指揮)/録音:1957年10月10日、シャンゼリゼ劇場
 ・アルバン・ベルク:ペーター・アルテンベルクの絵はがきの文による 5つの管弦楽伴奏歌曲 op.4 [11’35]
   ヤッシャ・ホーレンシュタイン(指揮)、イルマ・コラッシ(ソプラノ)
   録音:1953年5月4日、シャンゼリゼ劇場
 ・ラヴェル:2つのヘブライの歌
   パウル・クレツキ(指揮)、ヴィクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)
   録音:1955年12月1日、シャンゼリゼ劇場
 ・ストラヴィンスキー:火の鳥(組曲)[19’26]
   アンドレ・クリュイタンス(指揮)/録音:1956年1月30日、シャンゼリゼ劇場

[CD3] ORTFからONFへ(フランス国立放送管弦楽団からフランス国立管弦楽団へ) [1h16’54]
 ・プロコフィエフ:ロミオとジュリエット 組曲第1番&第2番(抜粋)[23’53]
  〔組曲第2番より- モンダーギュー家とキャピュレット家、少女ジュリエット、
   ジュリエットの墓の前のロメオ/第1組曲より- ティボルトの死〕
    セルジュ・チェリビダッケ(指揮)/録音:1974年5月29日、シャンゼリゼ劇場
 ・ラヴェル:シェエラザード [17’59]
   レナード・バーンスタイン(指揮)、マリリン・ホーン(ソプラノ)
   録音:1975年9月20日、シャンゼリゼ劇場
 ・ストラヴィンスキー:春の祭典 [34’57]
   ロリン・マゼール(指揮)/録音:1980年7月8日、シャンゼリゼ劇場

 [CD4] 旅の仲間 〜バーンスタイン、小澤征爾、リッカルド・ムーティ [1h2’29]
 ・アンブロワーズ・トマ:レーモンあるいは王妃の秘密の序曲 [9’26]
   レナード・バーンスタイン(指揮)/録音:1981年11月21日、シャンゼリゼ劇場
 ・ドビュッシー:海 [23’55]
   小澤征爾(指揮)/録音:1984年5月28日、シャンゼリゼ劇場
 ・ケルビーニ:「ロドイスカ」序曲 [10’26]
   リッカルド・ムーティ(指揮)/録音:2004年1月15日、シャンゼリゼ劇場
 ・ハイドン:交響曲第39番 ト短調 [18’36]
   リッカルド・ムーティ(指揮)/録音:2008年3月13日、シャンゼリゼ劇場

[CD5] 20世紀から21世紀へ〜シャルル・デュトワ、クルト・マズア、ダニエレ・ガッティ [1h15’21]
 ・ベルリオーズ:序曲「海賊」[8’16]
   シャルル・デュトワ(指揮)/録音:1993年12月3日、シャンゼリゼ劇場
 ・ショスタコーヴィチ:交響曲第1番 ヘ短調 op.10 [31’41]
    クルト・マズア(指揮)/録音:2004年9月23日、シャンゼリゼ劇場
 ・ワーグナー:トリスタンとイゾルデより前奏曲と愛の死 [18’50]
   ダニエレ・ガッティ(指揮)/録音:2013年10月30日、パルマ王立劇場
 ・ラヴェル:ダフニスとクロエ 組曲第2番 [16’26]
   ダニエレ・ガッティ(指揮)/録音:2012年3月28日、シャンゼリゼ劇場

[CD6] 頂上決戦その1 [1h0’54]
 ・チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.35
   オイゲン・ヨッフム(指揮)、クリスチャン・フェラス(ヴァイオリン)
   録音:1964年4月9日、シャンゼリゼ劇場
 ・プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3 番 ハ長調 op.26
   クラウディオ・アバド(指揮)、マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
   録音:1969年11月12日、シャンゼリゼ劇場

[CD7] 頂上決戦その2 [1h19’07]
 ・ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.77
   ユージン・オーマンディ(指揮)、アイザック・スターン(ヴァイオリン)
   録音:1972年1月24日、シャンゼリゼ劇場
 ・ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 op.104
   シャルル・デュトワ(指揮)、ヨーヨー・マ(チェロ)/録音:1993年1月21日、シャンゼリゼ劇場

[CD8] 初演[1h14’]
 ・アンリ・デュティユー:交響曲第1 番 [31’21]
   ロジェ・デゾルミエール(指揮)/録音:1951年6月7日、シャンゼリゼ劇場(世界初演)
 ・プーランク:モンテ・カルロの女 [7’31]
   ジョルジュ・プレートル(指揮)/デュニス・デュヴァル(ソプラノ)
   録音:1961年12月5日、シャンゼリゼ劇場(世界初演)
 ・クセナキス:ST 48 [9’32]
   ルーカス・フォス(指揮)/録音:1968年10月26日、テアトル・デュ・ラ・ミュジク・ドゥ・パリ(世界初演)
 ・ルチアーノ・ベリオ:カルモ [4’40]
   ルチアーノ・ベリオ(指揮)、キャシー・バーベリアン(メゾ・ソプラノ)
   録音:1976年5月14日、サル・プレイエル(パリ初演)
 フランス国立管弦楽団 80年の歴史、初出音源満載の超注目ボックス!アバド&アルゲリッチ、バーンスタイン、チェリビダッケ、小澤征爾、ムーティ・・・豪華スター勢ぞろい!

 1934 年に創立されたフランス国立管弦楽団(創立当時の名称はフランス国立放送管弦楽団)。2014 年の創立80 年を迎え、貴重な音源を集めた注目ボックスが発売されるはこびとなりました。
 なんといっても注目なのは、初出のアバド&アルゲリッチの共演[CD6] ではないでしょうか。アルゲリッチ(1941 年生まれ)は65 年にショパン・コンクールで優勝し、まさに天才として世界の注目を集めていました。当時やはり若手として注目されていたアバド(1933 年生まれ)が指揮したベルリン・フィルとの68 年のプロコフィエフとラヴェルの録音は不朽の名盤として名高いもの。この演奏が行われたのは1969 年とあって、乗りに乗ったものすごいエネルギーの演奏となっております。
 他にも、チェリビダッケ、ムーティ、バーンスタインら、どの演奏者をとってもスター級の初出音源が一挙に詰め込まれております。
 さらに注目なのが、質の高い音。ina(フランス国立視聴覚研究所/フランスの全ラジオ・テレビの視聴覚アーカイヴ)のアーカイヴの質の高さは、海外音源のほか、近年ではAltus などのレーベルのリリースでも広く知られるところとなっています。古の、細かなヴィブラートの効いた音色のトランペットから、現代でもなお明るく響く管楽器の音色、安定したヴァイオリンの美しさなど、フランス随一のオーケストラの演奏の変遷を、貴重な演奏でたどることのできる、またとないボックスです!限定盤。

 [CD1] は、初代首席指揮者アンゲルブレシュトのドビュッシーで始まります。マニャールの「正義への賛歌」。これは、1944 年のパリ解放後第1 回の演奏会で演奏されたもので、当時の空気感までもが伝わってくるような貴重な録音です。
 [CD2] シューリヒトら名匠のもとで、さまざまな新しいレパートリーに挑戦していた頃。シューリヒトの演奏は素晴らしいSTEREO 録音という点でも注目です。
 [CD3] チェリビダッケのプロコフィエフは、5 月19 日の演奏はALTUS からリリースされておりましたが、この演奏は初出。お得意の演目で、ここでもオーケストラを見事にコントロールしています。バーンスタインのシェエラザードも、9 月17 日の演奏はすでに発売されたことがありますが、9 月20 日のシャンゼリゼ劇場での演奏は初出。2014 年夏に亡くなったマゼールの春の祭典も初出。さすがの職人技が光っています。
 [CD4] すべて初出。ヨーロッパに活動の拠点を移したバーンスタインが、ドイツ・グラモフォンと契約、数々の名盤を生み出してゆく頃の共演。同曲の9月17 日の演奏はすでに発売されたことがありますが、9 月20 日のシャンゼリゼ劇場での演奏は初出です。小澤は80 年代フランス国立管弦楽団との素晴らしいビゼー演奏などを録音しています。ムーティ十八番のロドイスカも、いくつかリリースはありますが2004 年のものは初出です。堂々たるコーダまで、オーケストラを骨の髄まで鳴らしています。ハイドンも注目です。
 [CD5]デュトワ(1991-2001 年)、マズア(2002-2008 年)、ダニエレ・ガッティ(2008-2016 年までの予定)ら、20 世紀から21 世紀にかけての音楽監督の極めつけの名演。
 [CD6] フランスの名ヴァイオリニスト、クリスチャン・フェラス(1933 〜 1982)は、とりわけ1950 〜 60 年代にかけて著しい活躍ぶりでした。そんなフェラスと、巨匠ヨッフムとの貴重な共演。そして天才アルゲリッチの十八番、プロコフィエフのピアノ協奏曲第3 番!これは見逃せない競演です!!
 [CD7] アイザック・スターンもヨーヨー・マも初出音源。泣く子もだまる名曲での直球勝負です。
 [CD8] 初演(世界初演およびパリ初演)を集めたもの。プレートルのプーランクや、ベリオ夫妻の共演など興味津津です。


<メジャー・レーベル>

イタリアDECCA


円安状況下の並行輸入商品につき高価格、1枚商品は非常に高くなります。


4811167
(13CD)
\12000→\10990
ショパン(1810-1849):ピアノ独奏作品全集
  [CD 1] 練習曲
  [CD 2] 前奏曲/演奏会用アレグロ
  [CD 3] バラード/即興曲
  [CD 4 & 5] 夜想曲
  [CD 6 & 7] ポロネーズ/変奏曲
  [CD 8] スケルツォ/小品
  [CD 9] 3つのソナタ
 [CD 10] ワルツ
 [CD 11 & 12] マズルカ
 [CD 13] 幻想曲/子守歌/舟歌/ボレロ/ロンド
ピエトロ・デ・マリア(ピアノ)
 ピエトロ・デ・マリアは1967年ヴェネツィア生まれ。ヴェネツィア音楽院を卒業後ジュネーヴ音楽院でマリア・ティーポに師事し1988年最高栄誉付一等ヴィルトゥオーゾ賞を受賞。バッハからリゲティにわたるレパートリーを擁し、またショパンのピアノ独奏用全作品を公開演奏した最初のイタリア人ピアニストでもあります。
 


4811470
\3600→\3290
ベートーヴェン(1770-1827):
  ピアノ・ソナタ第5番ハ短調 Op.10 No.1
  ピアノ・ソナタ第6番ヘ長調 Op.10 No.2
  ピアノ・ソナタ第7番ニ長調 Op.10 No.3
  ピアノ・ソナタ第8番ハ短調「悲愴」Op.13
ダヴィデ・カバッシ(ピアノ)
 ダヴィデ・カバッシは1976年イタリアのミラノに生まれ、ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ音楽院を1995年に卒業後、コモ湖のカデナッビア国際ピアノ財団で5年間、ロザリン・トゥレック、レオン・フライシャーに師事。2005年の第12回ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール・ファイナリスト。
  


4811554
\3600→\3290
ヴィヴァルディの「四季」と「季節の変わり目」
 ヴィヴァルディ(1678-1741):
  ヴァイオリン協奏曲集「四季」Op.8 から 第1番ホ長調「春」RV269
 ピエトロ・トノロ(1959-):
  「季節の変わり目」 [Le Mezze Stagioni] から 第1番「のんびり」 [Oziando] (*)
 ヴィヴァルディ:「四季」Op.8 から 第2番ト短調「夏」RV315
 ピエトロ・トノロ:「季節半ば」から 第2番「嵐」 [Tempesta] (*)
 ヴィヴァルディ:「四季」Op.8 から 第3番「秋」RV293
 ピエトロ・トノロ:「季節半ば」から 第3番「郷愁」 [Nostalgia] (*)
 ヴィヴァルディ:「四季」Op.8 から 第4番「冬」RV.297
 ピエトロ・トノロ:季節外れ [Fuori stagione] (*)
ソニグ・チャケリアン(ヴァイオリン)
ピエトロ・トノロ(サクソフォン(*))
パドヴァ&ヴェネト管弦楽団
 ヴィヴァルディの「四季」に、1959年イタリアのミラノ生まれのジャズ・サクソフォン奏者で作曲家のピエトロ・トノロ(トノーロ)が書き下ろした3つの間奏曲「季節の変わり目」と後奏曲を加えた興味深いプログラム。ソニグ・チャケリアン(1960年生まれ)はアルメニア出身のイタリアのヴァイオリン奏者。ジョヴァンニ・グリエルモ、サルヴァトーレ・アッカルド、ナタン・ミルシテインに師事。




SONY



8887508330-2
(2CD)
\3400→\3090
ロリン・マゼール/ヴェルディ:レクイエム
 ヴェルディ:『レクイエム』
アニヤ・ハルテロス(ソプラノ),
ダニエラ・バルチェッローナ(メゾ・ソプラノ),
ウーキュン・キム(テノール),
ゲオルク・ツェッペンフェルト(バス),
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団,
ミュンヘン・フィルハーモニー合唱団,
ロリン・マゼール(指揮)
 2014年7月13日、84歳で亡くなった巨匠ロリン・マゼール。マゼールが亡くなる5か月前にミュンヘン・フィルと演奏したヴェルディ「レクイエム」が登場します。

 オペラも含めて幅広いレパートリーを網羅していたマゼールは、ヴェルディ作品でも「ルイザ・ミラー」(コヴェント・ガーデン、DG)、「椿姫」(ベルリン・ドイツ・オペラ、デッカ)、「アイーダ」(ミラノ・スカラ座、デッカ)、「オテロ」(ミラノ・スカラ座、EMI)のセッション録音による全曲盤のほか、クリーヴランド管弦楽団とはバレエ音楽集などを録音しており、「ファルスタッフ」はウィーン国立歌劇場でのライヴ録音がCD化されていますが、古今の宗教曲でも指折りの名曲「レクイエム」は、大規模な作品を得意としたマゼールとしては珍しく、なぜか録音する機会がありませんでした。1990年ヴェローナでのモスクワ・フィル、パヴァロッティと共演したライヴ、トスカニーニ没後50年を記念してトスカニー響と共演したライヴの2種の映像がDVD化されたことがあるのみで、LP、CD時代を通じて録音はありませんでした。
 その意味で、今回CD化されるヴェルディ「レクイエム」は、2014年4月以降の演奏会をキャンセルしたマゼール最晩年の演奏ということも含めて、そのギャップを埋めるうえで大きな意味合いを持つリリースといえるでしょう。ミュンヘン・フィルとは、ソル・ガベッタとのショスタコーヴィチ、ブルックナーの交響曲第3番に続く3枚目の録音となります。
 2013〜14年のミュンヘン・フィルのシーズンでは、マゼールは秋に「ツァラトゥストラ」や「アルプス交響曲」など、お得意のR.シュトラウス作品や、アニヴァーサリー・イヤーにちなむブリテン「戦争レクイエム」や「ピーター・グライムズ〜4つの海の間奏曲」、年末〜年明けのベート−ヴェン「第9」などを指揮、さらに2月にはヴェルディ「レクイエム」のほか、シベリウスの交響曲第2番、シューマンの交響曲第4番などを取り上げています。4月以降は公演をキャンセルし、さらにミュンヘン・フィル音楽監督のポジションからも任期半ばで降板することを表明したので、このヴェルディ「レクイエム」はマゼールによるほぼ最後の演奏記録の一つということになります。
 ソリストも現在望みうる最高の布陣というべく、バレンボイム指揮ミラノ・スカラ座とのヴェルディ「レクイエム」(デッカ)でも圧倒的な名唱を示したソプラノのアニア・ハルテロスをはじめ、メゾ・ソプラノのダニエラ・バルチェッローナ、バスのゲオルグ・ツェッペンフェルトのほか、2013年の新国立劇場での「リゴレット」のマントヴァ公で高く評価され、朝昇龍そっくりという点でも話題になったテノールのウーキュン・キムが起用されています。
 演奏は、これら4人のソリストたちも、大編成のオーケストラ・コーラスも全てがマゼールに敬意を払い、一点の乱れもない素晴らしいハーモニーを聞かせています。考え抜かれたテンポ。ピアニッシモからフォルテッシモまで滑らかで均一な響き、高度にコントロールされた合唱。マゼールの正攻法なアプローチに聴衆たちは度胆を抜かれことでしょう。独唱者たちの比類ない歌唱も聴きもので、完璧な感情表現とラテン語の発音には感嘆せざるをえません。すでに神の領域に一歩踏み込んでいるかのような迫真の演奏。瞑目して聴きたいものです。この演奏の約4か月前に同じホールで演奏されたヤンソンス&バイエルン放送交響楽団による精神的なアプローチの名演(BR Klassikでリリースずみ)との聴き比べも興味深いところです。

 【録音】2014年2月6日, ミュンヘン、ガスタイクでのライヴ 演奏時間:92分30秒
 


8887503837-2
(3CD)
\3400→\3090
スクリャービン生誕100年記念
ホロヴィッツ・プレイズ・スクリャービン
RCA&ソニー・クラシカル・スクリャービン・レコーディング集成

 スクリャービン:
 [CD1]《The RCA Victor Studio Recordings》
  『ピアノ・ソナタ第3番嬰ヘ短調 Op.23』
  『スクリャービン:「24の前奏曲Op.11」より1, 10, 9, 3, 16, 13, 14, 5番』
  『「前奏曲集」より
   Op.15-2, Op.16-1, Op.13-6, Op.16-4, Op.27-1,
   Op.51-2, Op.48-3, Op.67-1, Op.59-2, Op.22-1』
    [録音:1955年1月, ホロヴィッツの自宅],
  『練習曲嬰ハ短調Op.2-1』
    [録音:1950年5月17日、ニューヨーク・タウンホール]/
 [CD2]《The Columbia Studio Recordings》
  『詩曲嬰ヘ長調(嬰ニ短調)Op.32-1』
  『練習曲嬰ハ短調Op.2-1』『練習曲嬰ニ短調Op.8-12「悲愴」』
   [録音:1962年11月6,13,29日、12月18日, ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ],
  『アルバムの綴り 変ホ長調Op.45-1』
  『「練習曲集」より
   Op.8-2, 8-11,Op.8-10, Op.8-8, Op.42-3, Op.42-4, Op.42-5』
  『2つの詩曲Op.69』『詩曲「炎に向かって」Op.72』
  『練習曲ト長調Op.65-3』
   [録音時期:1972年4月27日、5月4&31日, ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ]/
 [CD3]《Live Recordings》
  『ピアノ・ソナタ第9番Op.68「黒ミサ」』『詩曲嬰ヘ長調(嬰ニ短調)Op.32-1』
  『練習曲嬰ハ短調Op.2-1』
   [録音:1965年5月9日、カーネギー・ホール],
  『ピアノ・ソナタ第10番Op.70』
   [録音:1966年4月17日、カーネギー・ホール],
  『ピアノ・ソナタ第5番Op.53』
   [録音:1976年2月28,29日、パサナデ、アンバサダー・カレッジ],
  『練習曲嬰ニ短調Op.8-12「悲愴」』
   [録音:1968年2月1日、カーネギー・ホール],
  『練習曲変ロ短調Op.8-11』『練習曲嬰ハ短調Op.42-5』
  『ピアノ・ソナタ第9番Op.68「黒ミサ」』
   [録音:1953年2月25日、カーネギー・ホール]
ホロヴィッツ
 スクリャービン生誕100年記念リリース。20世紀最大のヴィルトゥオーゾ、ウラディミール・ホロヴィッツがRCAとソニー・クラシカルに残したスクリャービンの全セッション録音を集大成、オリジナル・アナログ・マスターからの最新リマスターで発売。
 19世紀末のロシアに咲いた仇花、アレクサンドル・スクリャービン(1872-1915)。初期のショパンを思わせるロマンティシズム溢れる音楽から最晩年の神秘主義と名付けられた独自の音楽性へと作風を変貌させ、ロシア音楽に20世紀の新しい風をもたらしました。
 ホロヴィッツにとってスクリャービンはラフマニノフと並び故国ロシアの重要な作曲家としてレパートリーに入れていました。11歳のホロヴィッツはスクリャービンの前で演奏する機会を与えられ、感銘を受けた作曲家はホロヴィッツの両親に、「単なるピアニズムを越えたピアニストに育つよう、芸術的・文化的な環境を整えてやりなさい」とアドバイスを与えています。1956年にRCAに録音したオール・スクリャービン・アルバムは、この作曲家の知名度を世界的にするに当たって大きな役割を果たしました。さらに1972年のスクリャービン生誕100年に際しては、コロンビア・レコード(現ソニー・クラシカル)に再度オール・スクリャービン・アルバムを録音し、これもスクリャービンの作品の独自性を広く伝えることになりました。
 当3枚組のCDセットは、ホロヴィッツがRCAとソニー・クラシカルに残したセッション録音を、オリジナル・アナログ・マスターからの最新リマスターで集大成するものです。
 DISC1にはRCAのセッション録音を、DISC2にはソニー・クラシカルへのセッション録音を収録し、さらにDISC3には1953年から1976年にかけてホロヴィッツが演奏会で残したスクリャービン作品のライヴ・レコーディングを収めています。これによって、ホロヴィッツによるスクリャービン録音の全貌をより鮮明なサウンドで味わうことが出来ます。
 『スクリャービンを“流行の去った”過去の時代を代表する作曲家として片づけることはできない。ロマン派の鍵盤作品が隆盛を極めた時代は、19世紀半ば過ぎに頂点をむかえたが、スクリャービンこれをさらに後年に引き継ぎ、いまなお世界各地のコンサート・ホールで多くの聴衆がその影響を感じている。スクリャービン作品がほとんど省みられない時期があったことは否めない。だが今、ピアノ・レパートリーを豊かに充実させてくれたスクリャービンの音楽に、再び耳を傾ける時代が来ている、と私は思う。』(ウラディミール・ホロヴィッツ、1956年)
 バーナード・ホロヴィッツによる新規ライナーノーツ、詳細な録音データを網羅したトラックリストなどを含む、全39ページの別冊解説書付き。初出LPのジャケット写真7点はカラーで掲載されています。
 


8887504904-2
\2600→\2390
グザヴィエ・ドゥ・メストレ/モルダウ〜ロマンティック・ソロ・アルバム
 1.スメタナ:交響詩「我が祖国」より「モルダウ」
 2.リスト:2つのロシア民謡より第1曲 「うぐいす」(アリャビエフの歌曲による)
 3.プロコフィエフ:バレエ「ロメオとジュリエット」 組曲第3番より
    第5曲「朝の歌」
 4.プロコフィエフ:バレエ「ロメオとジュリエット」 組曲第2番より
    第1曲「モンターギュー家とキャピュレット家」
 5.リャードフ:「音楽の玉手箱(おどけたワルツ)」作品32
 6.ワルターキューネ:歌劇「エフゲニー・オネーギン」の主題による幻想曲作品81
 7.チャイコフスキー:バレエ「くるみ割り人形」組曲より
   「こんぺい糖の踊り」
 8.ハチャトリアン:2つの小品より第1曲「東洋的な踊り」
 9.ハチャトリアン:2つの小品より第1曲「トッカータ」
 10.グリンカ:夜想曲変ホ長調
 11.ドヴォルザーク:組曲イ長調 作品98
グザヴィエ・ドゥ・メストレ(ハープ)
 「ハープの貴公子」、最新アルバム世界最高峰のオーケストラ、ウィーン・フィルの首席ハープ奏者という地位を辞し、ハープという楽器の概念を大きく変える革新者として世界を飛び回るメストレの最新録音です。
 今作では、スメタナ作曲「モルダウ」やチャイコフスキー作曲「こんぺい糖の踊り」など、メストレのアンコール・ピースとして確立され、CD化が望まれていた作品を中心に、ハープという楽器の可能性を広げる技巧的でロマンティックなロシア及ぶボヘミア地方のソロ・ピースを網羅。
 2015年秋・2016年1月にも来日公演を控えています。
  【収録】2014年10月〜11月、ベルリン、b-sharpスタジオ
 


8887501083-2
\2600→\2390
テオ・ゲオルギュー/シューベルト、リストへの《Excursions》
 ① シューベルト:『4つの即興曲』D.899
 ② リスト:『巡礼の年 第1年「スイス」』S.160〜「オーベルマンの谷」
 ③ シューベルト(リスト編):『さすらい人幻想曲』S.366
テオ・ゲオルギュー(ピアノ)/
ダグラス・ボイド(指揮)
ムジークコレギウム・ヴィンタートゥール(③)
 テオ・ゲオルギューは、1992年8月12日チューリッヒ生まれ。9歳からピアノを始め、2004年にはスイス屈指の音楽ホールとして知られるチューリヒ・トーンハレでシューマンのピアノ協奏曲を演奏してコンサート・デビューを果たしました。
 2004年サンマリノ国際ピアノ・コンクール優勝。同年ドイツのワイマールで行われたフランツ・リスト・コンクールでも優勝をはたしました。2006年に公開されたスイス映画『僕のピアノコンチェルト』(サウンドトラック:SICC-747)では、演奏だけでなく、ピアノと数学など才能を発揮する天才少年の主役を演じ話題となりました。
 Sony Classicalへの2枚目のアルバムとなる今作は、ロマンティックさが噴出されたシューベルトとリストの作品。①はシューベルトの叙情的特質が最も純粋な形で現れた作品。
 ②はリストの革新的な和声法による独自様式の作品。③はリストが、ピアノと管弦楽用に編曲作品で、比較的レアな作品です。
 テオ・ゲオルギューのテクニックはもちろんのこと、叙情性豊かで、なおかつ若々しさある表現に満ちた、新鮮な感覚のリストをお聴きください。
 【録音】2014年8〜9月、スイス、シュタットハウス・ヴィンタートゥール




DHM


8887505598-2
\2600
アン・ハレンベリ/アグリッピナ〜バロック・オペラ・アリア集
 1) ジャコモ・アントニオ・ペルティ:
  歌劇『皇帝になったネローネ』〜Date all'armi o spirti fieri,
 2) ポルポラ:歌劇『アグリッピナ』〜Memorando anch'ilruschello,
 3) ポルポラ:歌劇『アグリッピナ』〜Con troppo fiere immagini,
 4) カール・ハインリヒ・グラウン:歌劇『ブリタンニコ』〜
   Se la mia vita, o figlio,
 5) カール・ハインリヒ・グラウン:歌劇『ブリタンニコ』〜
   Mi paventi il figlio indegno,
 6) ジュゼッペ・マリア・オルランディーニ:歌劇『ネローネ』〜
   Tuttafurie e tutta sdegno,
 7) ジュゼッペ・マリア・オルランディーニ:歌劇『ネローネ』〜
   Gia tutto valore,
 8) ヘンデル:歌劇『アグリッピナ』〜Ogni vento,
 9)ヘンデル:歌劇『アグリッピナ』〜Pensieri, voi mi tormentate,
 10) ヘンデル:歌劇『アグリッピナ』〜L'alma mia fra le tempeste,
 11) テレマン:歌劇『ゲルマニクス』〜Rimembranza crudel,
 12) パオロ・ジュゼッペ・マグニ:歌劇『皇帝ネローネ』〜
     Date all’armi o spirit fier,
 13) G・サンマルティーニ:歌劇『アグリッピナ』〜Non ho piu vele,
 14) G・サンマルティーニ:歌劇『アグリッピナ』〜Deh, lasciami in pace,
 15) ジョヴァンニ・レグレンツィ:歌劇『ジェルマニコ』〜
     O soavi tormenti dell'alma,
 16) ジャコモ・アントニオ・ペルティ:歌劇『皇帝になったネローネ』
アン・ハレンベリ(メゾ・ソプラノ),
リッカルド・ミナージ(指揮)
イル・ポモ・ドーロ(ピリオド楽器オーケストラ)
 スウェーデン出身のメゾ・ソプラノ歌手、アン・ハレンベリが歌った、バロック・オペラ・アリア集。
 彼女のレパートリーは、ロッシーニ、モーツァルト、グルック、ヘンデル、ヴィヴァルディ、モンテヴェルディ、パーセル、ビゼーとマスネによるオペラの主役から、マーラー、ショーソン、ワックスマンまで多岐にわたりますが、とりわけバロック・オペラでの活躍はめざましく、30タイトル以上のアルバムに参加しています。
 このアルバムでは主に、ローマ帝国ユリウス・クラウディウス朝の皇族「アグリッピナ」を題材とするオペラからのアリアが選ばれており、16曲中12曲が世界初録音となっています。
 彼女の声の自在なテクニックだけでなく、可憐にして華麗で、深い表現を併せ持つ魅惑の歌声が披露されており、これらの作品にふさわしい表現を堪能できるはずです。1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 12, 13, 14, 15, 16)は世界初録音
【録音】2014年、Lonigo, Villa San Fermo(デジタル:セッション)




ERATO



2564616684
\2300→\2090
フィリップ・ジョルダン/
 ラヴェル:
  バレエ音楽「ダフニスとクロエ」全曲
  「ラ・ヴァルス」
フィリップ・ジョルダン指揮
パリ・オペラ座管&合唱団 


<映像>


SONY(映像)



8887504891-9
(Blu-ray)
\5500→\4990
ラン・ラン/ザ・ショパン・ダンス・プロジェクト
 ショパン:
  『バラード第1番 ト短調Op.23』
  『練習曲第7番 嬰ハ短調Op.25-7』
  『バラード第2番 ヘ長調Op.38』
  『バラード第4番 ヘ短調Op.52』
  『ワルツ 変ホ長調『華麗なる大円舞曲』Op.18』
  『夜想曲第4番 ヘ長調Op.15-1』『ワルツ第19番イ短調』
  『アンダンテ・スピアナート変ホ長調Op.22』
  『練習曲第3番 ホ長調「別れの曲」Op.10-3』
  『夜想曲第16番 変ホ長調Op.55-2』
  『華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調Op.55』
  『夜想曲第20番 嬰ハ短調Op.posth』
ラン・ラン(ピアノ)
【バレエ】ヒューストン・バレエのダンサー
【振付】スタントン・ウェルチ
【照明】リサ・J・ピンカム
8887504890-9
(DVD)
\4900→\4490
 パリのシャンゼリゼ劇場でワールドプレミアとして行われた公演《ザ・ショパン・ダンス・プロジェクト》 - ショパンの作品とバレエを組み合わせた、ラン・ランの新しいプロジェクトによるライヴ映像です。
 「ショパンのワルツは踊るためのものではない」というのが定説ですが、そんな思い込みを易々と覆したくなるのが、このラン・ランの「ダンス・プロジェクト」です。これまでジョン・ノンマイヤー振付によるショパンの音楽による『椿姫』は有名な作品でしたが、この公演での振付は、ヒューストン・バレエの芸術監督スタントン・ウェルチが担当。ノンマイヤーとは違い、1曲ごとに展開される肉体の美しさとリズムの競演というイメージ。
 「華麗なる大ワルツ」に乗ってくるくると回る鍛え抜かれた肉体たち。辛辣なバラード第1番にそっと華を添える美しいステップ。着眼点の面白さにも感服することでしょう。またラン・ランの演奏姿もいつものような派手なアクションに彩られており、こちらも「ダンス」と言ってしまっても間違いありません。無論、眉をひそめる人もいるかも知れません。しかしこれは、新しいアートが誕生する瞬間なのです。
 【収録】2013年11月4日、パリ、シャンゼリゼ劇場でのライヴ













3/5(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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ACTES SUD



ASM 23
\2800→\2590
装丁も美しい
 この人、ひょっとすると化けるかも
  ポール・ダニエル&ボルドー・アキテーヌ管のマーラー

   マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調
ポール・ダニエル(指揮)
フランス国立ボルドー・アキテーヌ管弦楽団
 録音:2015 年1 月/ヴェローナ(イタリア)/DDD、68’ 38”、A5 デジブック

 NAXOS や CHANDOS のイギリス音楽専門の重鎮として一部の人にのみ知られていたポール・ダニエル。
 そのダニエル、2013年にフランス国立ボルドー・アキテーヌ管弦楽団の音楽監督となり、フランスの瀟洒なレーベルACTES SUDから意外なワーグナーをリリースして注目された。
 ただ、昔からオペラにも強さを発揮していた人だけに、元々のファンはようやくその真価が知られるようになって溜飲が下がる思いをしたことだろう。

 さてそのダニエルが今度はマーラーの交響曲、しかも第5番を披露して来た。

 前回のワーグナー同様、縦長の豪華装丁アルバム。
 ロトの録音で一気に知られるようになったACTES SUDレーベルだが、もともとはこうした不思議な装丁の豪華CDで人気の高いレーベル。そしてその演奏水準は常に高い。ロト同様じわじわとこのダニエルの人気が高まっていくだろう。
 
 ・・・ただ、その豪華装丁ゆえ、完売するとなかなか再プレスはない。今回のアルバムはベストセラーになりそうな予感がするので、気になる方はどうかお早めに。


 あ、ダニエルが、スペイン、ガリシアのオケを指揮した「田園」の映像があったのでどうぞ。

https://www.youtube.com/watch?v=R45iZMqv2_0&feature=player_detailpage


 指揮台も指揮棒もない、どこかの「グル」のような指揮ぶり。この演奏、なかなかすごい。
 この人、ひょっとすると化けるかも。



 2008 年のフォルジュルネ音楽祭でも来日したフランス国立ボルドー・アキテーヌ管弦楽団。南フランスの地方オーケストラらしい明るい響きが特徴で、豊かな響きを産み出す実力派。イギリス出身のオペラ指揮者ポール・ダニエルの指揮で前アルバムのワーグナーに次いでマーラーの交響曲第5 番に挑戦。
 美しさの極みの5 番で、早めにテンポによる第2 楽章、遅めの第5 楽章ともに新鮮。第4 楽章のつややかな弦の響きと歌いまわしは極上のBGM のようです。
 メンバーにはデボラ& サラ・ネムタヌ姉妹の実父ウラジーミル・ネムタヌがコンサートマスターであるほか、チューバに水中豊太郎さんの名が見られるのも注目です。マーラーの絵素材を多く掲載した豪華デジブックも魅力。



ダニエルが注目されたのは今から15年前のこのアルバム。

NAXOS
8.554719
\1100
エルガー:交響曲第3番
 (エルガーのスケッチをもとにアンソニー・ペインが完成)
ポール・ダニエル指揮
 ボーンマス交響楽団
 イギリスで大ヒットとなった1枚。2000 Gramophone awardsにもノミネートされました。

 作曲家の死によってスケッチ程度しか残されなかったこの作品を、音楽学者で作曲家のアンソニー・ペインが完成させて98年に発表・初演した時、エルガーをとりわけ敬愛する英国では、複雑な反応がありました。たった2曲しか無かった交響曲がもう1つ増えた喜びとともに、未完成のままにしておいて欲しかったという、愛するが故の気持ち。しかし早速ナクソスが目を付け、この価格で提供させていただくからには、是非多くの愛好家の方に聴いていただきたいのです。英国近代音楽をこよなく愛する貴方なら、感涙にむせぶこと間違いなし。高品質録音にもご注目ください。

そしてACTUS SUDの前作、ワーグナー
無事に入ってくることを願いします。

ASM 22
\2800→\2590
魅力的なフランス風のワーグナー
 ワーグナー:
  (1)「タンホイザー」〜序曲とバッカナール(パリ版)
  (2)「タンホイザー」〜アリア「おごそかなこの広間よ」
  (3)「トリスタンとイゾルデ」前奏曲
  (4)「トリスタンとイゾルデ」〜イゾルデの愛の死
  (5)「神々のたそがれ」〜葬送行進曲
  (6)「神々のたそがれ」〜ブリュンヒルデの告別の歌
ハイディ・メルトン(Sop)
ポール・ダニエル(指揮)
フランス国立ボルドー・アキテーヌ管弦楽団
写真:ニコラ・ジュバール
 録音:2014 年5 月/ヴェローナ(イタリア)/DDD、76’ 52”、A5 デジブック

 2008 年のフォルジュルネ音楽祭でも来日したフランス国立ボルドー・アキテーヌ管弦楽団。南フランスの地方オーケストラらしい明るい響きが特徴で、豊かな響きを産み出す実力派。イギリス出身のオペラ指揮者ポール・ダニエルとワーグナーに挑戦しました。アメリカのソプラノ、ハイディ・メルトンの歌唱を聴くことができるのも注目。「イゾルデの愛の死」でも官能的な歌を味わえます。






ANIMA

ANM1 41200001
\2600
人々の善意で実現したアルバム
 (1)ハイドン:ピアノ・ソナタ第50番ハ長調
 (2)シマノフスキ:「仮面劇」〜シェエラザード
 (3)リスト:メフィスト・ワルツ第1番
 (4)ショパン:ポロネーズ変ホ短調Op.26の2
 (5)同:スケルツォ第1番ロ短調Op.20
 (6)同:ノクターン ハ短調Op.48の1
 (7)同:ポロネーズ変イ長調Op.53「英雄」
ミコワイ・ヴァルシンスキ(Pf)
 録音:2014 年1 月27 - 28 日/ダンリン・スタジオ(アルバータ、カナダ)/65’ 53”

 ミコワイ・ヴァルシンスキはポーランド出身。4 歳の時家族でカナダへ移住し、アルバータ音楽大学でピアノを学びました。
 彼は全く無名なものの自分のアルバムを作りたいと思い、インターネットでその経費出資者を募い、人々の善意で当CD の発売が実現しました。21 世紀演奏家のひとつの道を示唆した例と申せましょう。
 

ANM1 30700001
\2600
フルートのチョン・キョンファ、キム・ミヒの至芸
 (1)ギーゼキング:フルートとピアノのためのソナチネ
 (2)ピエルネ:フルート・ソナタ ニ短調Op.36
 (3)ミヨー:フルートとピアノのためのソナチネ
 (4)タクタキシヴィリ:フルート・ソナタ ハ長調
キム・ミヒ(Fl)
ベルトラン・ジロー(Pf)
 録音:2012 年1 月/ラ・ショー・ド・フォン/62’ 40”

 キム・ミヒは韓国出身。10 歳の時にアラン・マリオンに認められ、彼をはじめアンドラーシュ・アドリヤーン、ピエール=イヴ・アルトーに師事。1988年に行われた第5 回ジャン=ピエール・ランパル国際フルート・コンクールで入賞。現在、パリのエコール・ノルマル音楽院の教授を務めるほか「フルーティング・アップ」という独自のメソードを開発し、世界的にも注目されています。
 当アルバムには近代フルートの名ソナタが集められています。大ピアニスト、ギーゼキングのソナチネはフランス風の極めて美しい作品で、ピアノ・パートの効果も光ります。グルジアのタクタキシヴィリのソナタも美しいメロディに満ちた旧ソ連の名フルート曲。ミヤザワ・フルート使用。
 
ANM1 40100003
\2600
ラヴェル:歌曲集
 博物誌/草の上/暗く果てない眠り/大風は海から/
 おもちゃのクリスマス/聖女/夢/5つのギリシャ民謡/
 花のマント/クレマン・マロの2つの風刺詩/
 ロンサールここに眠る/何と打ち沈んだ/
 ドゥルシネア姫に思いを寄せるドン・キホーテ
フィリップ・カントール(Br)
ソフィー・リヴ(Pf)
 クレマン・ジャヌカン・アンサンブルの名バリトンによる魅力のラヴェル

 録音:2013 年7 月27 - 29 日/ブノワト・マドレーヌ・シャペル(シャトー・ティエリ)/58’ 40”

 クレマン・ジャヌカン・アンサンブルのバリトンを担当していたカントールが、ドビュッシー (ANM90900001)に次ぎラヴェルに挑戦しました。
 最初期の「暗く果てない眠り」から最後の作となった「ドゥルシネア姫に思いを寄せるドン・キホーテ」まで、ラヴェルの全創作期をやわらなか歌唱でじっくり俯瞰できます。さらに「博物誌」での動物表現の巧さはクレマン・ジャヌカン・アンサンブルの至芸を彷彿させます。




CLAVES

50 1403
\2500→\2290
モーツァルト国際コンクールの覇者ホッペの典雅な世界
 (1)モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ変ロ長調K.454
 (2)ストラヴィンスキー(ドゥシュキン編):ディヴェルティメント
 (3)モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ ハ長調K.296
エスター・ホッペ(Vn)
アリスター・ビートソン(Pf)
 録音:2012 年12 月17、18 日/チューリヒ放送スタジオ/DDD、62’ 32”

 エスター・ホッペは1978 年生まれのスイスの女流ヴァイオリン奏者。バーゼル音楽アカデミー、フィラデルフィアのカーチス音楽学校、ロンドンのギルドホール音楽学校に学び、2002 年にザルツブルクで行われた第8 回モーツァルト国際コンクールで優勝。2009 年から2013 年までミュンヘン室内管弦楽団のコンサートミストレスを務めました。CD ではパユやカピュソンと共演したサン=サーンスの「動物の謝肉祭」(EMI) が知られますが、今回Claves レーベル初登場、得意のモーツァルトを披露しています。
 カップリングはストラヴィンスキーのディヴェルティメント。ストラヴィンスキーが1928年にチャイコフスキーのピアノ曲や歌曲をオーケストレーションしたバレエ音楽「妖精の口づけ」を、1934 年にヴァイオリニストのドゥシュキンの協力でヴァイオリンとピアノ用に再編曲したもの。プレスラーの愛弟子ビートソンの柔らかなピアノも聴きものです。



CLAVESのプロモーション映像。伸びやかで美しいモーツァルトが聴ける。

https://www.youtube.com/watch?v=5RQveLPmjo0&feature=player_detailpage&list=PLy5IRCYvmbSxReiOiclIP48ZTU2WJ1oHz
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50 1504
\2500→\2290
ベルリン・フィル・メンバー、マッティア・ザッパ、ロシア作品に挑戦
 (1)プロコフィエフ:チェロ・ソナタ ハ長調Op.119 (1949)
 (2)ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ ニ短調Op.40 (1934)
 (3)シュニトケ:チェロ・ソナタ第1番 (1978)
マッティア・ザッパ(Vc)
マッシミリアーノ・マイノルフィ(Pf)
 録音:2014 年6 月15 - 17 日/バイエルン放送スタジオ2/DDD、73’ 35”

 1973 年スイス、ロカルノ出身のチェロ奏者マティア・ザッパ。ジュリアード音楽院に学び、2000 年からチューリヒ・トーンハレ管弦楽団、2007 年からはベルリン・フィルのメンバーを務めています。
 パートナーのマイノルフィとともに様々なレーベルから多くのCD をリリースしていますが、最新盤はロシアのチェロ・ソナタ集。
 プロコフィエフ最晩年の清明さ、ショスタコーヴィチ初期の才気煥発、シュニトケ充実期の猟奇といずれも聴き応え満点。豊かな歌心に注目です。


こちらもCLAVESのプロモーション映像。ショスタコーヴィチ。

https://www.youtube.com/watch?v=qzn2hBjb1_o&feature=player_detailpage




ザッパ&マイノルフィによる北欧の大家二人のアルバム

CLAVES
50 1011
\2500→\2290
(1)グリーグ:チェロ・ソナタ イ短調 作品 36
(2)シベリウス:4 つの小品 作品 78
(3)グリーグ:間奏曲
(4)シベリウス:2 つの小品 作品 77
(5)シベリウス:メランコリー
マッティア・ザッパ
 (チェロ;使用楽器 Giovanni Baptista Gabbrielli)
マッシミリアーノ・マイノルフィ
 (ピアノ;Steinway & Sons D-274)
名手デュオ、ザッパ & マイノルフィによるシベリウス & グリーグ作品集

録音:2010 年 5 月 5-7 日、ベルリン、ドイツ/DDD



そしてザッパ参加の隠れた名盤と言えば・・・
ゴルトベルク・トリオ・ルツェルン
"弦楽三重奏版"ゴルトベルク変奏曲ニューアレンジの新録音!

 近年、コンサートでの演奏や録音機会が増えているドミトリー・シトコヴェツキー編曲の"弦楽三重奏版"「ゴルトベルク変奏曲」。
 しかしここで演奏されている「ゴルトベルク変奏曲」はシトコヴェツキー版ではなく、バッハ・トランスクリプションの演奏、バロック時代から現代作品までの作品を再発見するために結成されたスイス、ルツェルンの弦楽トリオ、ゴルトベルク・トリオ・ルツェルンによるニューアレンジ!
 ゴルトベルク・トリオ・ルツェルンのニューアレンジは、ピアノ譜、シトコヴェツキー版を参考に、より"弦楽三重奏"のために適した姿へと再創造したのだという。


GUILD
GMCD 7350
\2500→¥2290
J.S.バッハ:
 ゴルトベルク変奏曲BWV.988
  (ゴルトベルク・トリオ・ルツェルン編/弦楽三重奏版)
シュニトケ:弦楽三重奏曲
ゴルトベルク・トリオ・ルツェルン
 〔イーナ・ディミトロワ(ヴァイオリン)
  アンネッテ・バルトルディ(ヴィオラ)
  マッティア・ザッパ(チェロ)〕
※2009年3月30日−31日&4月1日、チューリッヒ放送スタジオ






DIGRESSIONE

レア盤!

DCTT 36
\2500
フォークソングズ! メゾとアコーディオンで聴く世界の民謡&民俗詩による歌曲集
 ロッシーニ(1792-1868):スペインのカンツォネッタ
 フェルナンド・オブラドルス(1897-1945):エル・ビト
 A・マネラ:3つの歌; 目覚めたまま見る夢/私は白ばらを栽培する/農場の墓へ
 M・デ・リリョ:叫び
 G・ヴァッキ:子守歌
 ストラヴィンスキー(1882-1971):子供のための3つのお話
   チリン・ボン/鵞鳥、白鳥…/熊の歌
 ルイージ・モルレオ(1790-): 重なる愛の炎
 ヴィクトル・ウルマン(1898-1944):マルゲリティーナ
 ティツィアーナ・ポルトゲーゼ、フランチェスコ・パラッツォ:
  花咲く夏の季節(カルミナ・ブラーナ より)/澄んだ泉に(フランス民謡)
  アリラン(韓国民謡)/エデルレジ(ロマ民謡)
 アレクシアン・サンティーノ・スピネッリ(1964-):ロマの富
 ニコラ・ジラソーレ:ペルシア組曲; ハバネラ/リリス
 ニコラ・ジラソーレ:アルバニア組曲; 夢の地で…/ズボル
 フランチェスコ・パラッツォ(1969-):晴れた日

ティツィアーナ・ポルトゲーゼ(メゾソプラノ)
フランチェスコ・パラッツ(アコーディオン)

録音:2013年8月、オフィチーナ・ムジカーレ、カステッラーナ・グロッテ、バーリ県、プーリャ州、イタリア
 
レア盤!

DCTT 38
\2500
わが秘めごとの内に チェロで聴く名曲集
 ファリャ(1876-1946):7つのスペイン民謡 より アストゥリアナ(+)
 ヴィラ=ロボス(1887-1959):ブラジル風バッハ 第5番(+)
 サン=サーンス(1835-1921):動物の謝肉祭 より 白鳥(*)
 ハイメ・ミルテンバウム・セナモン(1953-):ドロロソ(悲しみ)(*)
 ファリャ(1876-1946):7つのスペイン民謡 より モーロの織物(+),子守歌(*)
 ヨハン・フリートリヒ・フランツ・ブルクミュラー(1806-1874):夜想曲第1番(+)
 アストル・ピアソラ(1921-1992):オブリビオン(忘却)(*)
 ラフマニノフ(1873-1943):前奏曲 Op.23 No.10(*)
 フォーレ(1845-1924):シシリエンヌ Op.78(*)
 ラフマニノフ:ヴォカリーズ Op.34 No.14(*)
マルコ・レカ(チェロ)
マウリツィオ・ザッカリア(ピアノ(*))
ヴィンチェンツォ・ジューラ(ギター(+))

録音:2014年2月、スタジオ・フォー・ウォールズ、ジョヴィナッツォ、バーリ県、プーリャ州、イタリア
 マルコ・レカはイタリア、バーリのニコロ・ピッチンニ音楽院を2000年に卒業したチェロ奏者。2010年バーリにヌオーヴァ・アルモニア財団およびヌオーヴァ・アルモニア交響楽団を創設、2015年現在その総裁を務めています。
 ハイメ・ミルテンバウム・セナモンはボリビア出身のギタリスト・作曲家。1980年から1992年までベルリン音楽アカデミーで教え、現在はブラジル在住。ブックレットはイタリア語のみとなっています。





ELEGIA

レア盤!

ELEORG 033
(2CD)
\3400
ジョヴァンニ・モランディ(1777-1856):オルガン作品集
  [CD 1]
  オルガン四手連弾のための作品集 から 序奏、主題と変奏曲ヘ長調(*/+)(P)
  オルガン・ソナタ集第1巻(1808)から
   第1番ハ長調(*)(R)/第2番ホ長調(+)(P)/第3番ト長調(*)(C)
   第4番ニ長調(+)(P)/第5番ヘ長調(*)(P)/第6番ハ長調(+)(C)
   第7番ト長調(*)(P)
  オルガン・ソナタ集第11巻(1843-1844)から オフェルトリウム ニ長調(*)(R)
  [CD 2]
  シンフォニア「ディ・ウルビーノ」
   (ボローニャの聖フランチェスコ修道院図書館所蔵の手稿譜による)(*)(R)
  オルガン・ソナタ集第8巻(1836)から
   カンタービレ ハ長調(*)(R)/シンフォニア・イン・パストラーレ ハ長調(+)(P)
   四手連弾のためのパストラーレ ヘ長調(*/+)(P)
  大ソナタ集 から
   オフェルトリウム ニ短調・ニ長調(+)(R)/エレヴァツィオーネ ロ長調(*)(P)
   ポストコムニオ ヘ長調(*)(C)
   四手連弾のためのシンフォニア・マルツィアーレ ニ短調(*/+)(P)
ジョヴァンナ・フランツォーニ(オルガン(*))
エレーナ・ジェンティレッティ・ドラーゴ(オルガン(+))

録音:
 2012年9月24-25日、聖アゴスティーノ教会、ペーザロ、イタリア(P)
 2012年10月8日、大天使聖ミケーレ教会、ロゾーラ、アンコーナ県、マルケ州、イタリア(R)
 2012年10月12日、殉教者聖ロレンツォ教会、チェラーザ、サン・コスタンツォ、
  ペーザロ・エ・ウルビーノ県、マルケ州、イタリア(C)
使用楽器:
 1776年(P)、1784年(R)、ガエターノ・ガッリード製(P/R)/1893年、ニコラ・モレッティーニ製(C)

 ジョヴァンニ・モランディはジローラモ・フレスコバルディ(1583-1843)とマルコ・エンリコ・ボッシ(1861-1925)の間における最も重要なオルガン音楽作曲家。マルケ地方のペルゴラ村に生まれ、翌年程近いセニガッリアに移住。教え子から妻となった歌手ローザ・モロッリと共に1804年から演奏旅行を続けメルカダンテ、スポンティーニらオペラの大作曲家たちと校友。ボローニャで若きロッシーニに出会い、彼の1810年のヴェネツィア・デビューに力を貸しました。
 1824年に妻が亡くなると華々しいキャリアを捨ててセニガッリアに戻り、声楽と作曲の学校を創設、地域の劇場や各地の修道院のために作曲を続けました。
 ジョヴァンナ・フランツォーニは1995年以来2014年現在ペーザロのG・ロッシーニ音楽院で教えているオルガン奏者で、エレーナ・ジェンティレッティ・ドラーゴは彼女の元生徒。

  
レア盤!

ELEORG 035
\2500
フランコフィリア ボエルマン、フランク、ヴィエルヌ:オルガン作品集
 ボエルマン(1862-1897):「神秘の時」Op.29 から
   アントレ第4番変ホ長調/オフェルトリウム第1番ト長調
   オフェルトリウム第2番ハ長調/オフェルトリウム第5番ニ短調
   エレヴァツィオーネ第1番変ホ長調/エレヴァツィオーネ第5番変イ長調
   コムニオ第2番ロ長調/退堂曲第5番変ロ長調
 ヴィエルヌ(1870-1937):自由な様式による24の小品 Op.31 から
   行列/前奏曲/子守歌/パストラーレ/スケルツェット
 フランク(1822-1890):「オルガニスト」から
   ポーコ・アレグレット ハ長調/アンダンテ変ニ長調
   オフェルトリウムまたはコムニオ ホ短調/退堂曲ヘ長調
グイード・ドナーティ(オルガン)

録音:2014年6月8日、聖アゴスティーノ教会、トリノ、イタリア
使用楽器:1903年、カルロ・ヴェジェッツィ・ボッシ製

 「フランコフィリア」はフランス人以外でフランス好きな人を指す言葉。収録作品はいずれもハルモニウムでの演奏も可能とされていますが、ここでは20世紀初頭に建造されたパイプオルガンが用いられています。

   
レア盤!

ELEORG 036
\2500
ドイツ・ロマン派作曲家たちのオルガン音楽
 メンデルスゾーン(1809-1847):前奏曲とフーガ ハ短調 Op.37
 ブラームス(1833-1897):前奏曲とコラール「わが心の切なる願い」
 ブラームス:前奏曲とフーガ イ短調 WoO 9
 シューマン(1810-1856):ペダル・ピアノのためのスケッチ Op.58
 ラインベルガー(1839-1901):ソナタ第11番 から カンティレーネ
 カルク=エーレルト(1877-1933):「いざ、神に感謝せよ」Op.65
 レーガー(1873-1916):メロディ Op.59 No.11/ソナタ ニ短調 Op.60 から 即興曲
マルコ・リモーネ(オルガン)
録音:2014年6月11-12日、コルプス・ドミニ・バジリカ聖堂、トリノ、イタリア
使用楽器:1914年、カルロ・ヴェジェッツィ・ボッシ製 Op.1351



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INVIOLATA

レア盤!

INVIOLATA 14002
(2CD)
\3200→\2890
カリアリの名手、アッティーリオ・モッツォ
 J・S・バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのための6つのソナタ

  第1番ロ短調 BWV1014/第2番イ長調 BWV1015/
  第3番ホ長調 BWV1016/第4番ハ短調 BWV1017/
  第5番ヘ短調 BWV1018/第6番ト長調 BWV1019

アッティーリオ・モッツォ(ヴァイオリン)
ファブリツィオ・マルキオンニ(チェンバロ)

使用楽器:
 1783年、エギディウス・クロッツ製(ヴァイオリン)
 クラウディオ・トゥッツィ製(モデル:1769年、タスカン製)(チェンバロ)

 アッティーリオ・モッツォはカリャリ(イタリア、サルデーニャ島)のG・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナ音楽院を卒業後、シエナのアッカデーミア・キジアーナでサルヴァトーレ・アッカルドとフランコ・グッリに師事したヴァイオリニスト。
 1984年以降はバロックと古典派のレパートリーに集中し、数々のピリオド楽器演奏団体に参加。現在はアウセル・ムジチのリーダーを務め、母校パレストリーナ音楽院で教えています。
 ファブリツィオ・マルキオンニは1976年カリャリに生まれ、パレストリーナ音楽院で学んだ鍵盤楽器(オルガン、ピアノ、ペダルピアノ、チェンバロ)奏者・作曲家。



 モッツォがビーバーの「パッサカリア」を弾いている映像が観られる。

 https://www.youtube.com/watch?v=A62-rb5Gybw&feature=player_detailpage

 画像も音質もあまりよくないが、素朴で温かい演奏に惹きこまれていく。


こちらもどうぞ
アッティーリオ・モッツォ
 カリアリ、聖マリア・デル・モンテ教会でのバッハ無伴奏全曲

INVIOLATA 0701
(2CD)
\3200→\2890
アッティーリオ・モッツォ
 バッハ無伴奏全曲

  J・S・バッハ(1685-1750):無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ
   ソナタ第1番ト短調 BWV1001/パルティータ第1番ロ短調 BWV1002
   ソナタ第2番イ短調 BWV1003/パルティータ第2番ニ短調 BWV1004
   ソナタ第3番ハ長調 BWV1005/パルティータ第3番ホ長調 BWV1006
アッティーリオ・モッツォ(ヴァイオリン)
録音:2005年8月、カリアリ(イタリア、サルデーニャ州)、聖マリア・デル・モンテ教会 使用楽器:1775年、エギディウス・クロッツ製

 カリアリは、イタリアはイタリアでも半島ではなく西の大きな島サルデーニャ島の最南端にある街。昔から貿易の要所として知られていた。
 さまざまな理由で重要な教会がひしめいていたらしいが、今回のバッハはそのうちのひとつ聖マリア・デル・モンテ教会での演奏。クラシックの表舞台にあまり登場することのないカリアリだが、そこで演奏されたバッハというのには非常に興味がわく。

 ヴァイオリンのアッティーリオ・モッツォはカリアリのG・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナ音楽院を卒業後、シエナのアッカデーミア・キジアーナでサルヴァトーレ・アッカルドとフランコ・グッリに師事したイタリアのヴァイオリニスト。1984年以降はバロックと古典派のレパートリーに集中し、数々のピリオド楽器演奏団体に参加、現在はアウセル・ムジチのリーダーを務めています。






MICROLOGUS

レア盤!

CDM 0027.14.3
(2CD)
\5400
神聖の道 中世・ルネサンス時代のイタリアの聖歌
憧れを抱きわれは求む
 ヴェネツィアとフィレンツェのラウダと宗教的音楽(13世紀-14世紀)
  Madonna santa Maria / Chi vole lo mondo despreccare
  Dami conforto, Dio, et alegranca / O dolce amor Iesu, quando sero
  Con desiderio e' vo cercando / Onne homo ad alta voce
  Ognon m'entenda divotamente / Anima benedeta da l'alto Creatore
  Memento mei, o sacra virgo pia / Sepulto Domino
  Umil madonna, de non m'abandonare / Cum desiderio vo cerchando
  Salve regina de misericordia / Canti coiosi e dolce melodia
   録音:2008年6月18-20日、
   聖アントニオ教会、マッジョーレ島、トゥオーロ・スル・トラジメーノ、ペルージャ県、イタリア
アンサンブル・ミクロログス
 パトリツィア・ボーヴィ(歌、カスタネット)
 ゴッフレード・デリ・エスポスティ(ボンバルダ、フラウト・ビカラモ)
 ガブリエーレ・ルッソ(ヴィエール、リラ・カラブレーゼ)
 マウロ・ボルジョーニ(歌)
 ルイージ・ジェルミーニ(トロンボーン、トロンバ・ア・ティロ)
 ガブリエーレ・ミラークレ(ダルシマー、タンバリン、トラッコラ)
 エネア・ソリーニ(バリトン、トライアングル、ラガネッラ)
 シモーネ・ソリーニ(歌、リュート)
 リア・スタッタード(アルパ・コン・アルピオーニ)
 ステファノ・ヴェッツァーニ(バグパイプ)
敬虔の情熱 ラクイラの宗教的な祭におけるラウダと器楽(15世紀-16世紀)
  Alleluia amen Deo gratias / Amor Yhesu perche 'l sangue spargisti
  Saltarello di Amatrice / O gloriosa vergene Maria
  L'Amore a-mme venendo / Verbum caro factum est: Ave Vergine olcella
  Nella digna stalla del dolce mammolino / Vergene benedeta (Bianco da Siena)
  Chiarenzana e Saltarello de l'Aquila / Vergene matre pia / Diana
  O Maria dyana stella / O peccatore perche (Vanni di Martino)
  Chiarenzana e Saltarello de l'Aquila / Ave tempio sacrato et sancto
   録音:2014年5月21-23日、プラートの慰めの聖マリア教会
      (アドルフォ・ブロエッグ・ヨーロッパ中世音楽研究所、
       スペッロ、ペルージャ県、イタリア
アンサンブル・ミクロログス
 パトリツィア・ボーヴィ(歌)
 ゴッフレード・デリ・エスポスティ
  (ズフォロ、ブッタフオコ、バグパイプ、ポルタティヴ・オルガン)
 ガブリエーレ・ルッソ(ヴィエール、レベック、リラ・ダ・ブラッチョ、トロンバ・ドリッタ)
 ルーカ・デッラカーザ(歌、ポルタティヴ・オルガン)
 ペッペ・フラーナ(リュート、キタローネ、太鼓)
 エネア・ソリーニ(歌、タンバリン、トライアングル、ナッカローニ)
 ルイージ・ジェルミーニ(トロンバ・ドリッタ、トロンバ・ティラルシ)
 ルーカ・ピッチオーニ(ルネサンスリュート)
 カテリーナ・ガヌンディ(ハープ)
 最新録音と未発売録音のカップリング。
 ブックレットの解説はイタリア語のみ、歌詞は言語のみの記載となっています。




PHOENIX

レア盤!

PH 24191
\2500→\2290
死と若者〜「ホジャリ大虐殺の記念に」
 ルクー、ザント、マーラー、ブラク:ピアノ四重奏作品集

  ギヨーム・ルクー(1870-1894):ピアノ四重奏曲ロ短調(未完;1894)
  ロマン・ザント(1989-):ホジャリ大虐殺の記念に(2014)
  マーラー(1860-1911):ピアノ四重奏曲(1876)
  クリスチャン・ブラク(1947-):ピアノ四重奏曲(1992)

アメンティ四重奏団
 ヴィンセント・ヘップ(ヴァイオリン)
 ニール・ライター(ヴィオラ)
 サラ・デュプリエ(チェロ)
 メルヴェ・メルシンリギル(ピアノ)


 そんな大虐殺があったのか・・・


 2015年2月25日にブリュッセル王立音楽院で行われた、アメンティ四重奏団の委嘱作品「ホジャリ大虐殺の記念に」の世界初演に合わせて発売されたアルバム。
 「ホジャリ大虐殺」はアルメニアとアゼルバイジャンのナゴルノ・カラバフ自治州を巡る戦争の最中、1992年2月25日、ロシア軍の支援を受けたアルメニア軍内の過激派がホジャリ市のアゼルバイジャン系民間人613人以上を殺害した事件。
 ロマン・ザントはフランスの若手作曲家。 アメンティ四重奏団はベルギーのブリュッセル王立音楽院で学んでいたトルコのピアニスト、メルヴェ・メルシンリギル(1984年生まれ)を中心とする学生たちにより2010年に結成。2011年にはクリスチャン・ブラクはフェロー諸島に在住するデンマークの作曲家クリスチャン・ブラクのピアノ四重奏曲を世界初演しました。





<メジャー・レーベル>

DECCA



4788205
\2300→\2090
結成70年を祝うボロディン弦楽四重奏団・来日記念盤!
 《ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第1番, 8番, 14番》

  弦楽四重奏曲第1番ハ長調Op.49,
  弦楽四重奏曲第8番ハ短調Op.110,
  弦楽四重奏曲第14番嬰ヘ長調Op.142,
  弦楽四重奏のための2つの小品Op.36a(エレジーとポルカ)
ボロディン弦楽四重奏団
 (Ruben Aharonian,
  Sergei Lomovsky,
  Igor Naidin,
  Vladimir Balshin)
 
 1945年に結成され、1955年に旧ソ連邦政府よりロシアの作曲家、ボロディンの名が与えられた“ボロディン弦楽四重奏団”。
 特に、ベートーヴェンとショスタコーヴィチ演奏で格別の評価を得ていますが、モーツァルトからストラヴィンスキーまで幅広いレパートリーに等しく精通し、多くの名盤を残しています。
 長い歴史の中でメンバーは徐々に交代しながらも、アンサンブルの美的価値は連綿と受け継がれ、比類ない音色の美しさと卓越したテクニックで聴き手を魅了してきました。
 彼らは直々にショスタコーヴィチの指導を仰ぎ、1980年にはショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲全15曲の連続演奏を達成しています。
 当盤は公演曲目も含み、絶好のタイミングでリリースされる理想的な来日記念盤といえましょう。

 録音:2015年1月14日-19日 モスクワ・アカデミー・アンド・コラール・アート




<映像>


BELVEDERE(映像)

BELVED 10142
(DVD)
\4000
ベルリン・グリップス劇場の大ヒット作
 「今日からお前の名前はサラだ!」DVDで遂に登場!

  フォルカー・ルートヴィヒ&デートレフ・ミヒェル:
    「今日からお前の名前はサラだ!」
インゲ・ドイッチュクローン:ニーナ・ロルク- シーリング
エラ・ドイッチュクローン:ハンジ・ヨッフマン
オットー・ヴァイト:ディートリッヒ・レーマン
 音楽:ハンス・ゲオルク・コッホ/音楽監督:マティアス・ヴィッティング/舞台装置:マティアス・フィッシャー- ディースカウ
 168’、4:3 NTSC、リージョンALL、言語:ドイツ語、字幕:英、仏

 ベルリン・グリップス劇場は劇作家のフォルカー・ルートヴィヒによって、1969 年に設立された子ども・青少年シアター。上演作品は自主制作にこだわっており、年間公演数は約300 回。
 この「今日からお前サラだ!」は1930 年代にベルリンに住んでいたユダヤ人少女、インゲ・ドイッチュクローンの自伝「私は黄色い星を着けていた」をもとにフォルカー・ルートヴィヒによって舞台化され大ヒットを記録した問題作。
 ベルリンの快活なユダヤ人少女インゲの1933 年〜 1945 年生活を短い場面を積み重ねて描きながら、ナチスの台頭、どんどん虐げられていくユダヤ人社会を息詰まる迫力であぶりだす舞台。深刻な内容ではありますが劇中で歌われる数々の歌や踊りなどが印象的で、クンツェ&リーヴァイのミュージカル風な趣もあります。














3/4(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

BONGIOVANNI


GB 2475
\2500
クアリャーティの力作「調和のとれた天球」世界初録音!
 クアリャーティ:「調和のとれた天球」
ローマ・バロッカ・アンサンブル
ベアトリーチェ・パルンボ(S)
ミョン・ジュ(S)
モニカ・サルティ(S)
サブリナ・コルテーゼ(S)
マルコ・ヴァレーリオ(Bs)
エウ・アウグスティノウィチ(Vn)
マルゲリータ・ガラッソ(V.d.G)
ファブリーツィオ・カルタ(Trb)
ロレンツォ・トッツィ(指揮,Cemb)
 17世紀始めに活躍したクアリャーティの力作「調和のとれた天球」世界初録音!

 録音:2014 年5 月10 日、キオッジャ/68’ 30”

 パオロ・クアリャーティ(1555 頃—1628) は、16 世紀末から17 世紀始めにかけて活躍したイタリアの作曲家。クラウディオ・モンテヴェルディより一つ前の世代に当り、やはりマドリガーレで高い評価を受けていました。
「調和のとれた天球」は、1622 年、ローマで催された、ニッコロ・ルドヴィージ(教皇グレゴリウス15 世の甥、後にピオンビーノ公国の君主)とイザベッラ・ジェズアルドの結婚式を祝うための音楽で、22 曲からなる1 時間を越す大作です。 音楽的にはこの時代のマドリガーレの様式で、派手さはないもののじっくりと美しさを堪能できます。
2014 年、クアリャーティの生地キオッジャでの復活蘇演のライヴ録音、もちろんこれが世界初録音です。ローマ・バロッカ・アンサンブルは、1994 年、音楽学者、指揮者のロレンツォ・トッツィによって結成されたバロック・アンサンブル。
 

GB 5184
\2500
ファゴット室内楽曲集モリネッリのアマデリミックス
 ドヴィエンヌ:
  ファゴット四重奏曲 ハ長調 Op.73-1
  ファゴット四重奏曲 ト短調 Op.73-3
 ダンツィ:ファゴット四重奏曲 Op.40-3
 フランセ:ディヴェルティスマン
 モリネッリ:アマデリミックス
 アンサンブル・ドヴィエンヌ
マッシモ・マルトゥシェッロ(Fg)
アントーニオ・スコルレッタ(Vn)
ロレンツァ・マッゾネット(Vn)
ルイージ・ガリャーノ(Va)
ジュリアーノ・デ・アンジェリス(Vc)
マウーロ・ヴァッカレッリ(Cb)
 イタリアの名手マルトゥシェッロによる古今のファゴット室内楽曲集モリネッリのアマデリミックスが愉快!

 録音:2014 年,ラクイラ/73’ 45”

 ファゴットと弦楽四重奏もしくは弦楽五重奏による作品を集めたCD。フランソワ・ドヴィエンヌ(1759—1803)はフルートのための作品で有名なフランスの作曲家で、モーツァルトと同時代人らしい優美な音楽が魅力。フランツ・ダンツィ(1763—1826)はシュヴェツィンゲン生まれのドイツの作曲家。ちょうどモーツァルトとベートーヴェンの間の世代で、音楽にもそうした印象があります。
 ジャン・フランセ(1912—1997)は20 世紀フランスの保守派の作曲家として高名で、近年再評価が高まっています。ディヴェルティスマンはファゴットと弦楽五重奏のための作品で、プーランクやストラヴィンスキーの新古典主義期を思わせる素敵な作品。ロベルト・モリネッリ(1963—)のアマデリミックス Amaderemix は、文字通りアマデウスつまりモーツァルトの作品をリミックスした曲。お馴染みの旋律がいろいろ出てきて愉快です。
 マッシモ・マルトゥシェッロはローマ生まれのファゴット奏者。様々なオーケストラのファゴット奏者を務める一方、独奏者としても活躍しています。
 

GB 5185
\2500
フォンタネージ:フルート室内楽作品集
 フルート・ソナタ
 ディヴェルティメント
 フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための組曲
 2つのフルートのためのソナティーナ
 フルート、チェロ、ピアノのための3 声のソナタ
 ボヘミアの碧玉の連辞
アンサンブル・シェラザーデ
ジネーヴラ・ペトルッチ(Fl)
ジャン=ルカ・ペトルッチ(Fl,ソナティーナ)
ロレンツォ・ファビアーニ(Vn)
ファビオ・カターニャ(Va)
パオロ・アンドリオッティ(Vc)
ミケランジェロ・カルボナーラ(P)
 注目のフルーティスト、ジネーヴラ・ペトルッチによる現代イタリアのフルート音楽

 録音:2014 年5 月27-29 日、ローマ/62’ 08”

 ダヴィド・フォンタネージは1969 年生まれの作曲家。1990 年代以降精力的に活動しており、ミラノのソンツォーニョ社から多くの作品が出版されています。憂いを帯びた透明で静かな美しさを湛えた作風です。
 ジネーヴラ・ペトルッチは1989 年、ローマ生まれのフルート奏者。父親のジャン・ルカ・ペトルッチ(ソナティーナで共演)は高名なイタリアのフルート奏者。彼女はフランスで修業した後、米国に活動拠点を移し、2013 年にはカーネギーホールに初出演するなど、世界的に活躍しています。




HAENSSLER


93 331
\2400
ドイツの若手実力派チェリスト、
 ファレンティン・ラドゥティウがジャズに挑戦!

  (1)ビル・エヴァンス:INTERPLAY
  (2)エネスコ:
   クレマン・マロの7つのシャンソン Op.15より
    「お前は私をやつれさせている」
  (3)ジェローム・カーン:SMOKE GETS IN YOUR EYES
  (4)アーサー・ ハミルトン:CRY ME A RIVER
  (5)ファレンティン・ラドゥティウ〜マルクス・レイク:INTERLUDE
  (6)ベンジャミン・シェーファー:ALMERIA
  (7)ビル・エヴァンス:TURN OUT THE STARS
  バルトーク:ルーマニア民俗舞曲より
   (8)踏み踊り (9)角笛の踊り
  (10)ジョン・ルイス:DJANGO
  (11)ビル・エヴァンス:REMEMBERING THE RAIN
  (12)ピーター・ドロウズ〜ジョン・コルトレーン:AUTUMN SERENADE
  (13)ビル・エヴァンス:LAURIE
ファレンティン・ラドゥティウ(チェロ)
ベンジャミン・シェーファー(ピアノ)
マルクス・レイク(ドラム)
 セッション録音:2014 年5 月19-22 日/カイザースラウテルンSWR スタジオ/DDD、77’07”、ディジパック仕様

 ドイツの若手世代の中でも屈指の実力で注目を集めるチェリスト、ファレンティン・ラドゥティウの最新アルバムはなんとジャズに挑戦です。
 ビル・エヴァンス、アーサー・ハミルトン、ジョン・コルトレーンといったジャズ界の巨匠のナンバーを主軸に自身が得意とするルーマニアのエネスコ、バルトークの作品を交え、さらには共演のマルクス・レイク共作の小品を収録しており、どの楽曲もラドゥティウのウィットに富んだ語り口の演奏で楽しむことができます。
 ドイツの若手ジャズ奏者として注目を集めているベンジャミン・シェーファー、マルクス・レイクとともに新境地を拓きました。
 ファレンティン・ラドゥティウは1986 年ミュンヘン生まれの若手チェリスト。6 歳よりチェロを始め、これまでにクレメンス・ハーゲン、ハインリヒ・シフ、ダヴィド・ゲリンガスら名手に師事。2008 年にはカール・ダヴィドフ国際コンクールで第1 位と特別賞を同時受賞したほか、国内外問わず数々のコンクールで輝かしい受賞歴を誇り、名実ともにドイツ屈指の若手実力派として注目を集めています。
 これまでにエネスコのチェロとピアノのための作品全集(98 021)をはじめ意欲的なプログラムに挑戦しています。

HAENSSLER The Choir Project

94 704
\2200
MUSICAL MOveMENTS
 (1)Tota pulchra es (2)Ave Maria (3)Cantante Domino
 (4)Bow down thine ear, O Lord (5)Fred hviler over land og by
 (6)Swinging in the rain (7)Singing sand (8)Lyse naetter
 (9)Yndigt dufter Danmark (10)Den danske sang er en ung, blond pige
 (11)Sa tag mit hjerte (12)How very great my grief
 (13)I am the rose of Sharon (14)Let my beloved come into his garden
 (15)The Moon-Dance (16)Nenne Negro no (17)Kuka nukkuu tuutussasi
オルフス少女合唱団
 合唱ファン狂喜のシリーズ「ザ・コラール・プロジェクト」の最新版リリース!デンマークが生んだオルフス少女合唱団が熱唱!!

 DDD、61’18”

 ドイツ、ヘンスラー社のサブ・レーベル「ザ・コラール・プロジェクト」の最新版が登場!
 このプロジェクトは毎年開催される世界最難関の合唱コンクール「ワールド・コラール・ゲームズ」にて優秀な成績をおさめた団体のディスクをリリースしていきます。
 合唱の形態も4 人のから60 人まで、扱われるジャンルもクラシックにとどまらずポップまであらゆる「合唱」を楽しむことができます。2014 年にリリースされた、合唱グループ「Dekoor Close Harmony」(94701)とオーストリアのヴォーカル・アンサンブル「LALA」(94 702)のディスクはドイツを中心にベスト・セラーとなり、合唱団ファンだけでなく、幅広い層に支持されました。
 期待の第3 弾はデンマークが生んだオルフス少女合唱団によるアルバムで、デンマークの現代音楽作曲家ペア・ノアゴーの作品を中心に伝統音楽から現代作品まで幅広く手がけました。




AVIE



AV 2328
\2500→\2290
アントニオ・メネセス/
 カプリチオーソ 〜 無伴奏チェロ作品集

  デュポール:練習曲第7番
  ピアッティ:12のカプリース Op.25
  ポッパー:練習曲第29番
アントニオ・メネセス(チェロ)
 アントニオ・メネセスが繰り広げる"無伴奏"!ブラジルが誇る世界最高峰の妙技を存分に!
 メネセスの無伴奏プログラム!ピアッティの"12のカプリース"!

 アントニオ・ヤニグロからチェロを学び、1977年のミュンヘン国際音楽コンクール、1982年のチャイコフスキー国際コンクールで優勝に輝いた南米ブラジルが誇る世界的チェリスト、アントニオ・メネセス(1957−)。
 J.S.バッハの「無伴奏チェロ組曲」(AV 0052)以来となる、メネセスの「無伴奏」は、19世紀イタリアの名チェリスト、カルロ・アルフレッド・ピアッティ(1822−1901)が遺した名作「12のカプリース」をメインとした魅力あふれるプログラム。
 イタリアのピアッティ、ボヘミアのポッパー、フランスのデュポール。18〜19世紀の"名チェリストたち"が"無伴奏チェロ"のために書いたヴィルトゥオーゾ作品の醍醐味を、現代の名チェリスト、アントニオ・メネセスが存分に味あわせてくれることだろう!

 〜 アントニオ・メネセス 2015年来日公演情報 〜
  2015.06.01(月) 東京 武蔵野市民文化会館
  2015.06.03(水) 長野 長野県信濃美術館 東山魁夷館
   シューマン:アダージョとアレグロ、民謡風の5つの小品/シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ、他
  2015.06.05(金) 大阪 いずみホール (日本センチュリー交響楽団)
   ハイドン:チェロ協奏曲第2番ニ長調、他






  

CPO



777645
\2700→\2490
クリストフ・グラウプナー:協奏曲集と食卓の音楽
 1.シャルモー、ファゴット、チェロ、2台のヴァイオリン、
   ヴィオラ、チェンバロのための協奏曲 ハ長調 GWV306/
 2.食卓の音楽 CGWV468からエントラータ ト短調/
 3.オーボエ・ダ・モーレ、
  2台のヴァイオリン、ヴィオラ、チェンバロのための協奏曲 ハ長調 GWV302/
 4.独奏ヴァイオリン、2台のヴァイオリン、
  ヴィオラ、チェンバロのための協奏曲 イ長調 GWV337/
 5.ファゴット、2台のヴァイオリン、
  ヴィオラ、チェンバロのための協奏曲 ハ長調GWV301
アカデミア・ダニエル/
シャレフ・アド=エル(指揮)
 バッハと同世代の作曲家グラウプナー(1683-1760)。トーマス教会のカントル職をバッハに譲ったエピソードが良く知られています。これは当時、グラウプナーが雇われていたダルムシュタットの宮廷オーケストラが彼の手腕により高い能力を維持していたため、雇用主であるヘッセン=ダルムシュタット方伯がグラウプナーを手放さなかったため、結果的にバッハがトーマス教会のカントルになることになったのです。
 そんなグラウプナーは、数多くの協奏曲や組曲を含む作品を残していますが、これらはほとんど出版されることなく、ダルムシュタットの城に残っています。このアルバムでは、そんな彼の作品を聴くことができます。様々な楽器のための合奏協奏曲はテレマンを凌駕するほどの色彩感を持ち、またチェンバロが著しく活躍することでも、グラウプナーの演奏の腕前が伺い知れることでしょう。

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旧譜から
フォイエルジンガーの美しいグ
ラウプナー・アルバム


CHRISTOPHORUS
CHR 77381
\2600
グラウプナー:カンタータ集
 カンタータ 《恐れと嘆き》 GWV.1145/11
 弦楽と通奏低音のための序曲ハ短調GWV.413 より 《トンボー》
 カンタータ 《憂いとためらい》 GWV.1102/11b
 カンタータ 《私は神に忠実であり続ける》 GWV.1106/19
 カンタータ 《ああ、神と主よ》 GWV.1144/11
ミリアム・フォイエルジンガー(ソプラノ)
ペーテル・バルシ(指揮、ヴァイオリン)
カプリコルナス・コンソート・バーゼル
 グラウプナーと言えばこのアルバムを思い出す。
 オーストリアの若きソプラノが歌う。グラウプナーの知られざるカンタータ。

 ハンブルク歌劇場のチェンバリスト、ヘッセン=ダルムシュタット方伯の宮廷楽長を務めたJ.S.バッハと同時代のドイツ・バロックの作曲家、クリストフ・グラウプナーのカンタータ集。師であるヨハン・クーナウの後任として聖トーマス教会のカントル候補として指名されながらも、雇用主であったヘッセン=ダルムシュタット方伯がグラウプナーを手放さず、カントル職はJ.S.バッハの手に渡ったというエピソード持つ。当時のドイツではテレマン、ヘンデルに次ぐ人気を誇ったグラウプナーだが、遺族が出版等の権利を持てなかった、弟子が少なかったなどの理由から、長い間その実力に反して不当に忘れられた存在となってきた。

 そんなグラウプナーの知られざるカンタータ集を再興すべく歌うのは、オーストリアの若き古楽系ソプラノ、ミリアム・フォイエルジンガーと、フランツ・ヴィッツムの「天の歌(CHR 77354)」で清新な演奏を聴かせてくれたスイスのピリオド・アンサンブル、カプリコルナス・コンソート・バーゼル。フォイエルジンガーの心地よい歌声で、グラウプナーの官能的なカンタータのスタイルが見事に再現されている。

 ※ 《ああ、神と主よ》を除く全曲が世界初録音。 / ※録音:2013年4月29日−5月2日、ハイリッヒ・クロイツ教会(バーゼル/スイス)

 なんとなく国籍不明の美しい人です。

https://www.youtube.com/watch?v=aEUkOfb3uiE&feature=player_detailpage

グラプナー、歌ってます。


 

777727
(2CD)
\5400
カール・マリア・フォン・ウェーバー:歌劇「シルヴァーナ」
 2幕
 フランツ・カール・ヒーマー:台本
 ドミニク・ヴィルゲンブス:対話
デトレフ・ロート(バリトン)/
ミカエラ・カウネ(ソプラノ)/
フェルデイナンド・フォン・ボトマー(テノール) 他/
バイエルン放送合唱団/
ミュンヘン放送管弦楽団/
ウルフ・シルマー(指揮)
 ウェーバー(1786-1826)の知られざるオペラ「シルヴァーナ」の初演版の初録音です。1810年9月16日にフランクフルトで初演されたこの作品は、もともと1800年に初演された歌劇「森の娘」(こちらは断片のみ残存)の台本を用いた、「英雄的」なストーリーを持つものですが、その後11年を経て、「魔弾の射手」が上演される際に再度手を加えたものが上演されました。
 しかし、残念なことに「魔弾の射手」の爆発的な人気の影に隠れてしまい、すっかり忘れられてしまったのです。
 現在では序曲と、このオペラの素材を使ったクラリネットのための変奏曲が知られているのみ。今回のこの録音にあたっては、様々な資料を検討し、最良の形で上演を試みていたということで、ウェーバーの溢れ出るような美しいメロディと、物語を楽しむことができるはずです。
 


777867
\2100→\1890
ジャック=マルタン・オトテール:室内楽作品集 第2集
 1.6つのトリオ・ソナタ Op.3(1712 パリ)/
 2.前奏曲 ト短調 Op.VIIe/3.組曲 第3番 Op.8(1722)/
 4.組曲 Op.2から3つの小品
カメラータ・ケルン
 第1集(777790)が好評、カメラータ・ケルンによるオトテール(1674-1763)の室内楽作品全集の第2集です。
 彼は生粋のパリジャンでありながら、ローマで学ぶことでイタリアのスタイルを身に着け、これらを見事に融合させた優雅な作品を数多く残しています。例えば、6つのトリオ・ソナタはイタリアの教会ソナタ(ソナタ・ダ・キエーザ)の伝統を受け継ぐ4つの楽章を持っていますが、曲調はあくまでもフランス風の軽やかな舞曲で、こんなところにもオトテールの美点が強く感じられるのではないでしょうか?
 もちろんフルートの名手であった彼らしく、全面に渡ってフルートが大活躍しています。
  

777890
\2700
ゲオルク・フィリップ・テレマン:様々な楽器のための大協奏曲集 第2集
 1.2台のヴァイオリン、ファゴット、弦楽と
   通奏低音のための協奏曲 ニ長調 TWV 53:D4/
 2.リコーダー、ヴィオラ・ダ・ガンバ、弦楽と
   通奏低音のための協奏曲 イ短調 TWV 52:a1/
 3.3本のトランペット、ティンパニ、管弦楽のための協奏曲 ニ長調 TWV 54:D4/
 4.2本のリコーダー、2本のオーボエ、
   2台のヴァイオリン、ヴィオラと
   通奏低音のための協奏曲 変ロ長調 TWV 54:B2/
 5.ヴァイオリン、トランペット、弦楽合奏と
   通奏低音のための協奏曲 ニ長調 TWV 53:D5
ラ・スタジオーネ・フランクフルト/
ミヒャエル・シュナイダー(指揮)
 第1集(777859)で驚くほど華やかな音楽が集められた「大協奏曲集」の第2集です。
 これらの作品は、祝祭の開催時に演奏されたり、または特定の名手のために書かれたりと、折々の必要なときに作曲されたものであり、まとめて演奏するためには、各々の楽器の名手が大勢必要になるものです。もちろんシュナイダー&ラ・スタジオーネ・フランクフルトはこの条件を存分に満たしたもの。技巧的なソロ・パートを持つ壮大な音楽は、バッハやヘンデル作品とは違った楽しさを感じさせること間違いありません。
 


777746
(SACD-Hybrid)
\3100→\2890
ルイ・シュポア:交響曲第7番&第9番 他
 1.交響曲 第7番 ハ長調「人生の世俗と神聖」Op.121/
 2.交響曲 第9番 ロ短調「四季」Op.143/
 3.マリーエンバートの思い出/
 4.小管弦楽のためのワルツ Op.89
ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団/
ハワード・グリフィス(指揮)
 若い頃は優れたヴァイオリニストとして活躍しながら、ゴーダの宮廷楽長に就任し、その後はアン・デア・ウィーン劇場の指揮者を経て、フランクフルト歌劇場の監督へと登りつめたルイ・シュポア(1784-1859)。ベートーヴェンとも親しく、当時のヨーロッパの音楽界を席巻していた彼ですが、作品も数多く残しています。もちろんヴァイオリン作品が有名ですが、10曲ある交響曲(第10番は未完)も、当時の様式を遵守しながらも、いくつかの交響曲には標題をつけるなど、常に探究心を怠らない独創的な作品を生み出していたのでした。
 このアルバムではそんな2つの交響曲を中心に、2つの小品を収録しています。第7交響曲では、2組のオーケストラを用いて各々のパートで発生する「対立」を描くという革新的なことをしています。また第9番は完全な標題音楽であり、冬の厳しさで始まり、春の喜びを描き、夏、秋へと移り変わる季節を賛美した音楽となっています。美しい響きを存分に味わってみてください。
  


777607
(2CD)
\5400→\4990
ザーロモン・ヤーダスゾーン:交響曲 第1番-第4番
 1.交響曲 第1番 ハ長調 Op.24/
 2.交響曲 第2番 イ長調 Op.28/
 3.交響曲 第3番 ニ短調 Op.50/
 4.交響曲 第4番 ハ短調 Op.101/
 5.ヴァイオリンと管弦楽のためのカヴァティーナ Op.69/
 6.チェロと管弦楽のためのカヴァティーナ Op.120
クラウディナ・シュルツ=ブロニエフスカ(ヴァイオリン)…5/
トーマス・ジョルジ(チェロ)…6/
フランクフルト・ブランデンブルク州立管弦楽団/
ハワード・グリフィス(指揮)
 ドイツの作曲家、ピアニスト、そして音楽教師であったヤーダスゾーン(1831-1902)。もちろん現在で彼の名前はほとんど知られていません。
 もともとユダヤの家系に生まれたため、ライプツィヒ音楽院を卒業するも、職を得るのに苦労し、40歳になってようやく母校で職を得てピアノや作曲を教えるようになったという彼ですが、音楽教師としての才能に恵まれていて、数多くの作曲家を世に送り出しました。
 その中にはレズニチェク、シンディングやジークフリート・カルク=エーレルト、なたディーリアスやアルベニスなど錚々たる名前を発見することができます。
 そんなヤーダスゾーン自身の作品は、ここで聴けるように確固たる作風を確立しているのですが、どうしても19世紀末から起こった「ユダヤ人排斥」の流れのせいで演奏される機会を逸してしまい、そのうち忘れられてしまったのです。
 しかしながら、しばしば比較されるカール・ライネッケの作品と比べても全く遜色のないこれらの作品には、限りない魅力が漂っています。もっと知られてもよい作曲家といえるでしょう。
  


777699
(2CD)
\5400→\4990
フランツ・レハール:喜歌劇「パガニーニ」
3幕
 パウル・クネプラー&ベラ・イェンバッハ:台本
 ラルフ・エガー:対話
クリスティアーネ・カイザー(ソプラノ)/
エヴァ・リーバウ(メゾ・ソプラノ)/
ゾラン・トドロヴィチ(テノール)/
マルティン・ツィセット(テノール)/
バイエルン放送合唱団/
ミュンヘン放送管弦楽団/
ウルフ・シルマー(指揮)
 この作品「喜歌劇」とされていますが、かなり内容はシリアスです。実在のヴァイオリニスト、パガニーニのいくつかのエピソードを基に(もともとエピソードの多い天才でした)、2人の作家が台本を製作し、ここにレハールが曲をつけたものです。
 登場するパガニーニはもちろんヴァイオリンの名手であり、女性を即座に魅了する魅力の持ち主です。彼を愛する2人の女性たちとそれを取り巻く政治的駆け引き。これらが渾然一体となって切ない物語が出来上がりました。
 この曲を作曲する少し前、レハール(1870-1948)は極めて魅力的な歌手リヒャルト・タウバーと出会い、彼が歌うことを想起して驚くほど美しいメロディを次々と書き上げました。もちろん初演は大成功!しかしタウバーがこの世を去った1948年以降はあまり演奏されることのないこの作品、もう一度、じっくり味わってみるのはいかがでしょうか?




NAXOS



8.573254
\1100
ツェルニー:ベル・カント・コンチェルタンテ
          ピアノと管弦楽のための技巧的変奏曲集

 1.ベッリーニの歌劇「ノルマ」の愛好された主題による
   序奏、変奏曲とプレスト Op.281/
 2.オーベールの歌劇「悪魔の分け前」による
   2つのロンディーノ Op.232/
 3.ベッリーニの歌劇「海賊」の合唱「万歳!万歳!」による
   序奏と変奏曲 Op.160/
 4.パチーニの歌劇「ガリアのアラブ人」の行進曲による
   序奏と華麗な変奏曲Op.234 ※世界初録音
ローズマリー・タック(ピアノ)/
イギリス室内管弦楽団/
リチャード・ボニング(指揮)
録音 2013年12月17-19日 ロンドン ケンティッシュ・タウン 聖シラス教会
 NAXOSで強く推している作曲家の一人がこのカール・ツェルニー(1791-1857)です。彼は音楽家一家に生まれ、幼い頃から才能を現しました。彼の演奏を聴いたベートーヴェンが即座に弟子としたエピソードが広く知られています。確かに現在ではツェルニーは「練習曲(あの退屈極まりない指の運動!)」の作曲家としてのイメージが流布していますが、それだけ素晴らしい技術を持ったピアニストであったことは間違いありません。
 このアルバムに収録されているのは、当時流行していたオペラのメロディを主題にした一連の変奏曲で、この様式は18世紀から19世紀にかけて盛んに用いられたものです。作曲家の個性や能力が問われるジャンルであり、どれほどピアノの技術が卓越しているかのリトマス試験紙のようなものでもあります。
 有名なのはリストの一連の作品ですが、チェルニーの曲は徒に華美になることなく、品良く纏められている印象があります。ツェルニーの作品がなぜあまり知られていないか?それはあまりにも曲が多すぎて整理できていないこと。
 今後研究が進み、この孤高の作曲家の全貌が明かされる日も近いことでしょう。ツェルニーのファンになるなら今がチャンスです。
 


8.559756
\1100
バーンスタイン:ピアノ作品集
 1-2.ピアノ・ソナタ(1938)/
 2-8. 7つのアニヴァーサリー(1943)
  <アーロン・コープランドに/シャーリーに/
   アルフレッド・アイスナーの追悼に/
   ポール・ボウルズに/ナタリー・クーセヴィツキーの追悼に/
   セルゲイ・クーセヴィツキーに/ウィリアム・シューマンに>/
 9-21. 13のアニヴァーサリー(1988)
  <シャーリー・ガビス・ローズ・パールのために/
   ウィリアム・カペルの追悼に/スティーヴン・ソンドハイムのために/
   クレッグ・アークハートのために/レオ・スミットのために/
   私の娘、ニーナのために/ヘレン・コーツの追悼のために/
   ゴッダード・リーバーソンの追悼のために/
   ジェシカ・フライシュマンのために/
   コンスタンス・ホープの追悼のために/
   フェリシアのために、私たちの28回目の誕生日(彼女の52回目の)/
   アーロン・スターンのために/
   エレン・ゲッツの追悼のために>/
 23-25.踊りのための音楽 第2番(1938)/
 26.ノン・トロッポプレスト(1937) ※23-25.26…世界初録音
アレクサンダー・ドッシン(ピアノ)
録音 2014年1月3-5日,3月24-26日 USA オレゴン大学 ビール・コンサート・ホール
 バーンスタイン(1918-1990)というと、作曲家としても指揮者としても、どうしても派手で熱いパフォーマンスばかりが思い浮かびがちですが、実はこんなに簡潔で美しく、刺激的な作品も書いていたのです。とは言え、世界中に親しい友人を持っていた彼のこと、これらの作品のほとんどはそんな人たちのために書かれているのです。彼による「アニヴァーサリー=記念日の音楽集」は4つのシリーズがそれぞれ1944年、1948年、1964年、1989年に出版されていて、このアルバムには最初と最後のシリーズが収録されています。「13のアニヴァーサリー」は1960年代から1980年代までの長いスパンに書かれた曲であり、これらの作品は他のいくつもの曲と関連性があり、またその後の作品にリサイクルされています(例えばトラック21の「エレン・ゲッツの追悼のために」は、後に“アリアとバルカロール”で再現されました)。この小さな作品に、バーンスタインの情熱が溢れていると思うと、ついつい聞き入ってしまうのではないでしょうか?またこのアルバムには、世界初録音である、初期に書かれた2つの作品も収録されています。
 


8.573250
\1100
そして、橋は愛である 〜イギリスの弦楽合奏作品集
 1.エルガー(1857-1934):弦楽のための序奏とアレグロ Op.47(1905)/
 2.エルガー:ため息 Op.70(1914)/
 3.W.L=ウェバー(1914-1982):月(1950)/
 4.ハワード・グッドール(1958-):そして、橋は愛である(2008)/
 5.ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):
  組曲「チャーターハウス」-第1番 前奏曲(1923)/
 6-8.エルガー:弦楽のためのセレナード Op.20(1892)/
 9-10.ディーリアス(1862-1934):二枚の水彩画(E.フェンビーによる弦楽合奏版)(1917/1932)/
 11.エルガー:夜の歌 Op.15-1(W.H.リードによる弦楽合奏版)(1897/1939)/
 12.エルガー:夕べの歌 Op.15-2(W.H.リードによる弦楽合奏版)(1899/1939)/
 13-14.ウォルトン(1902-1983):映画音楽「ヘンリー5世」から弦楽合奏のための2つの小品/
 15.アイアランド(1879-1962):ダウランド組曲-第3番 メヌエット(1942)
   ※3.4.11.12…世界初録音
イギリス室内管弦楽団/
ジュリアン・ロイド・ウェバー(指揮&チェロ独奏…4)
録音 2014年4月22-24日 UK ハートフォードシャー ワトフォード・コロッセウム
 各々の作品は結構知られているのだけど、まとめて聴く機会はあまりないという「イギリスの弦楽合奏」の名曲集です。
 中心に置かれているのはエルガーの作品であり、優れたヴァイオリニストでもあった彼の面目躍如といった流麗で美しい曲を聴くことができます。彼の最も重要な作品の一つである「弦楽のためのセレナード」と「序奏とアレグロ」での力強い響きはまさにこの時代のイギリス音楽を象徴したものと言ってもよいのではないでしょうか?
 また、エルガーのこれらの作品を呼び水とする後の一連の作品も、まさにイギリス音楽の伝統を形作るものです。アルバムタイトルになっているグッドールの「And the Bridge is Love」は日本では「サン・ルイス・レイ橋」として知られているソーントン・ワイルダーの小説から取られたもの。ペルーで一番美しい橋が、ある日5人の通行人を巻き込み突然崩れてしまうという理不尽な物語ですが、「5人の思い出は忘れられることもなく、彼らが亡くなった土地である橋に残っている。だから橋は愛である。」と小説の結末で語られる言葉です。
 グッドールはこの作品を2007年に亡くなった彼の友人の娘のチェリスト、ハンナ・リャンの思い出のために書き、2008年に初演しました。この時にチェロを担当したのがジュリアン・ロイド・ウェバーで、彼はこの作品に込められた意味に深く共感し、暖かく美しい演奏で聴き手の心を包み込むのです。
 

8.573405
\1100
エア・フォース・ブルー
 1.ロバート・サーストン上級曹長(1959-):タイム・トラベルズ(2012)/
 2.ジョエル・パケット(1977-):アシモフの鳥小屋(2012)/
 3.フィリップ・ウィルビー(1949-):夜明けの飛行/
 4.ジョン・ウィリアムズ(1932-):コール・オブ・ザ・チャンピオンズ
  (K.ソーバーによる吹奏楽編)(2002)/
 5.エリック・イウェイゼン(1954-):フライト-天国からの眺め(2001)/
 6.ブルース・ユアコ(1951-):レッド・テイルズ・スカーミッシュ(2011)/
 7.サーストン:ハイ・フライト/
 8-10.グスターヴ・ホルスト(1874-1934):組曲「惑星」Op.32より
  <火星 戦争の神
    (A.リード、C.マカリスターによる吹奏楽編)/
   水星 翼の神(J.ロマーノによる吹奏楽編)/
   木星 快楽の神(J.ロマーノによる吹奏楽編)>
アメリカ空軍バンド/
コロネル・ラリー・H・ラング(指揮)
録音 2013年4月22-26日 ヒルトン・パフォーミング・アーツ・センター,マーチャント・ホール…1.2.3.6.8-10, 2013年8月13.14日 ワシントンD.C. ジョイント・ベース・アナコスティア・ボーリング ガブリエル・ホール…4.5.7
 どこから見ても、至るところ全てがカッコいいこのアルバム、演奏しているのはおなじみアメリカ空軍バンドです。
 曲のどれもが「自由自在に飛び回ること」をテーマとしていて、それは上空であったり、天空であったり、時には時間までをも超越していたりします。冒頭のトラック「タイム・トラベルズ」を作曲したのは、バンドのチーフ・アレンジャーで空軍のSenior Master Sergeant(上級曹長)の位にあるロバート・サーストン。この曲は彼の師であるフロリダ州立大学のジェームズ・クロフト博士の死を悼むために書かれました。哀しみよりも希望が感じられる美しい作品です。
 「コール・オブ・ザ・チャンピオンズ」は2002年のソルトレイクシティ冬季オリンピックのテーマ曲で、限界に挑戦する厳しさと美しさを表現した音楽でもあります。その他の作品もどれも素晴らしいのですが、何より最後に置かれた「惑星」からの3曲が絶妙です。
 


8.573344
\1100
ビゼー:交響曲「ローマ」・小組曲・序曲 イ長調 他
 1.葬送行進曲 ロ短調(1860)/2.序曲 イ長調(1855頃)/
 3.序曲「祖国」Op.19(1873)/
 4.子供の遊び-第8曲 陣取り鬼ごっこ(管弦楽版)(1871)/
 5-9.小組曲 Op.22(1871)
  <行進曲:ラッパと太鼓/子守歌:お人形/即興曲:こままわし/
   二重奏:小さい旦那さんと小さい奥さん/ギャロップ:舞踏会>/
 10-13.交響曲「ローマ」(1860-1868/1871改訂)
アイルランド国立交響楽団/
ジャン=リュック・タンゴー(指揮)
録音 2014年1月6-8日 アイルランド ダブリン,ナショナル・コンサート・ホール
 現在、世界のオペラ劇場になくてはならないレパートリーとなっている「カルメン」も、初演の際は大失敗。その失意を抱えたまま初演の3ヵ月後にこの世を去ってしまった悲しきビゼー(1838-1875)…。
 彼がもっと長生きしていたら、フランスのオペラ史は大きく変化していたに違いありません。
 このアルバムは、そんなビゼーの知られざる作品集です。イ長調の序曲は彼がローマ賞を受賞する以前に書かれた最初の管弦楽作品です。しかし生前に発表されることも演奏されることもなく、そのままひっそりと残ってしまったものです。
 葬送行進曲はトゥーレの王の杯を題材としたオペラの前奏曲として用意されましたが、こちらも断片が残るのみです。小組曲は、もともと12曲からなるピアノ連弾のための「子供の遊び」の中から5曲を選んでビゼー自身がオーケストレーションを施したもの。
 トラック4の「陣取り鬼ごっこ」も小組曲には含まれなかったものの、同じ曲集から取られたものです。序曲「祖国」は普仏戦争の時に盛り上がる愛国心が主題。勇壮な部分と悲痛な部分のコントラストが見事です。
 この盤のメインである「ローマ」は彼がイタリアに赴いた際に造り始めた作品で、最初は3曲からなる「ローマの思い出」として完成されたものに、1871年、他の曲のスケルツォとして構想された楽章を加えて4楽章にしたものですが、ビゼーの生前には演奏されることなく、1880年にようやく全曲が披露されました。次から次へと美しいメロディが溢れてきます。
 

8.572978
\1100
プーランク:無伴奏合唱作品集
 1-7. 7つの歌 FP81(1936)
  <白い雪/ほとんどゆがまずに/またいつかの夜に/
   全ての権利/美と似たもの/マリー/光る>/
 8-12.ミサ曲 ト長調 FP89(1937)
  <キリエ/グローリア/サンクトゥス/ベネディクトゥス/アニュス・デイ>/
 13-16.悔悛のための4つのモテット(1938-1939)
  <恐れおののき、われは願う/わが庭のぶどうは刈り取られ/
   あまねく暗くなりて/私の心は死ぬほど悲しい>/
 17-20.クリスマスのための4つのモテット FP 152(1952)
  <おお大いなる奇跡/羊飼いの見たものは/
   星を見て/今日キリストは生まれたまえり>
エローラ・フェスティバル・シンガーズ/
ノエル・エジソン(指揮)
録音 2012年10月13.14日,2013年4月7.20日 カナダ オンタリオ,エローラ 聖ジョン教会
 プーランク(1899-1963)の作風や人柄を一言で説明するのは至難の業です。何しろ、良く知られている一連の作品…「ティレジアスの乳房」やバレエ音楽、室内楽などは単純明快、軽妙、そして“エスプリ”がたっぷりと評価されています。
 しかし、宗教関係の作品になると、これが一転、「カルメル派修道女の対話」などのようにシリアスで深遠な作品が並ぶというわけです。
 彼自身、合唱曲や宗教曲については「自身の最良の部分、本来の自分に属するものをここに注ぎ込んだ」というほどに大切にしていたのです。
 このアルバムに収録されている合唱作品のうち「7つの歌」はアポリネールやエリュアールといった同世代の詩人のテキストを用いた短い作品で、人生の機微について語られています。
 他の3つの作品は宗教曲であり、これらは全て…彼の父に捧げられた「ミサ曲ト長調」も含めて、根底には彼の友人であったピエール=オクターヴ・フェルーの事故死(1936年)への追悼の思いと、彼自身の気持ちの変化が引き金となって書かれていると見られています。
 もちろんこの時代に書かれた曲ですから不協和音も多く使われていますが、どれも心をそっと包んでくれるような優しさが感じられるのは、エローラ・フェスティバル・シンガーズの透明な歌声のせいなのかも知れません。
 


8.559748
\1100
ペイン:管弦楽作品集 第2集 交響曲 第2番「春に」・ポセイドンとアンフィトリテ 他
 1-4.交響曲 第2番 イ長調 「春に」Op.34(1879)
  <第1楽章:序章 冬の終わり-自然の目覚め/
   第2楽章:スケルツォ 5月-夜の幻想/
   第3楽章:春の時のロマンス/第4楽章:自然の栄光>/
 5.暴君オイディプス王 Op.35-前奏曲(1880-1881)/
 6.ポセイドンとアンフィトリテ Op.44-海の幻想曲(1888頃)
   ※6…世界初録音
アルスター管弦楽団/
ジョアン・ファレッタ(指揮)
録音 2014年3月1.2日 UK ベルファスト,アルスター・ホール
 管弦楽作品集第1集(8.559747)で、その強烈な魅力を存分に見せ付けた作曲家ジョン・ノウルズ・ペイン(1839-1906)。彼はアメリカ独自の音楽を構築した作曲家たち、A.フット、E.ビーチやE.マクダウェル、そしてA.コープランドたちの先駆者であり、ヨーロッパとアメリカの架け橋でもあるのです。ポートランドの楽器商の息子として生まれた彼は、まずドイツ移民の音楽家から音楽を学び、その後ドイツに留学します。1870年代にはアメリカで最初の大学用の音楽カリキュラムを開発し、数々の音楽家を育て上げる基盤を作るのです。
 彼自身の作品は、聞いていただくとわかるように、シューマンやブラームスの影響を強く受けたもので、特に「交響曲第2番」はもともとベルリンで初演を行う心つもりで書いたものですが、結局は実現せず(その時は第1交響曲が演奏された)、1880年3月にボストンで初演されました。これは大成功を収め、アメリカの管弦楽作品として始めて印刷されたものです。
 音楽的に洗練され、優雅なメロディに満たされたこの作品、第2楽章の力強いスケルツォなどは、同時代のロマン派の作品と比べても、全く遜色のない素晴らしいものです。2つの管弦楽作品も聞き所たっぷり。再評価が待たれる作曲家です。
  

8.559776
\1100
ロックバーグ:フルート作品全集 第1集
 1-21.カプリース変奏曲(抜粋)(C. ジェニングスによるフルート編曲版)
 <第1番:Allegro energico/第2番:Presto/
  第7番:Presto/第8番:Languido/第10番:Vivace/
  第12番:Andante con moto/
  第14番:ギターを模して allegretto con molto rubato/
  第18番:Allegro fantastico/
  第20番:Quasi cadenza; andante con molto espressivo/
  第21番:Allegro con brio/
  第23番:Andante grazioso e tranquillo/
  第24番:Allegretto/第25番:Scherzo/
  第27番:Aria/第31番:Molto adagio/
  第32番:Allegro assai; burlesca/第37番:Barcarolle/
  第43番:Andantino/第45番:Presto/
  第50番:Fantasy/第51番:Quasi presto; robusto>/
 22-26.浮世絵 III「2つの世界の間に」-
  フルートとピアノのための5つのイメージ(1982)
  <第1番:ファンタジア/第2番:スケルツォーゾ(第1のダンス)/
   第3番:夜の情景(A)/第4番:サラバンド(ゆっくりしたダンス)/
   第5番:夜の情景(B)>/
 27.浮世絵 II「秋の緩やかな炎」-フルートとハープのための(1979)
クリスティーナ・ジェニングス(フルート)/
ルーラ・ジョンソン(ピアノ)…22-26/
ジューン・ハン(ハープ)…27
クリスティーナ・ジェニングス(フルート)/
ルーラ・ジョンソン(ピアノ)…22-26/
ジューン・ハン(ハープ)…27
録音 2013年9月3.4.7.8日 USA ニューヨーク,アメリカン・アカデミー・アーツ・アンド・レターズ
 もともとロックバーグ(1918-2005)が日本で知られるようになったのは、「カノン変奏曲」の流行からでしょうか。あの名曲が少しずつ形を変えていく過程は、ぞくぞくするほどに刺激的でした。彼の作品のいくつかは同じような形態をもっており、この「カプリース変奏曲」も同じ世界に属するものです。もともとパガニーニの主題と50の変奏から出来ているヴァイオリンのための曲ですが、今回フルーティストのジェニングスがいくつかを選び出してフルートのために編曲し、これを演奏しています(彼女の父アンドリューは、コンコード弦楽四重奏団の第2ヴァイオリニストで、ロックバーグはこのアンサンブルのためにいくつかの作品を書いていたこともあり、彼女は幼い頃からロックバーグ作品に愛着を持っていたといいます)。
 もちろんロックバーグ自身はフルートのためにそれほど多くの作品を書いたわけではないのですが、ジェニングスは「古き親しい友人」として彼の作品をフルートのために編曲、彼女なりの解釈を施して世に送り出すといいます。美しい音色だけでなく、様々な特殊奏法を駆使した多彩な音色は、聴き手を幽玄な世界へといざなうことでしょう。浮世絵からインスパイアされた一連の作品も、儚い美しさを有しています。
  


8.573127
\1100
タンスマン:ヴァイオリンとピアノのための作品集
 1.ロマンス (1918)…世界初録音/
 2-5.ヴァイオリン・ソナタ 第2番(1917-1919)/
 6-9.幻想的ソナタ(1924)…世界初録音/
 10-14.ヴァイオリンのためのソナチネ 第1番(1925)…世界初録音/
 15-17.ヴァイオリンのためのソナチネ 第2番(1941)…世界初録音/
 18-23.ヴァイオリンとピアノのための幻想曲(1963)
  <ディヴェルティメント/エレジー/フーガ/
   インプロヴィゼーション/カノン/フィナーレ:スケルツォ>
クライディ・サハーチ(ヴァイオリン)/
ジョルジオ・コウクル(ピアノ)
録音 2013年7月7.8日…1-5.10-17, 2013年11月14日…6-9.18-23 スイス ルガーノ,スヴィッツェラ・イタリアーナ音楽院
 ポーランドの音楽一家に生まれ、アントン・ルビンシュタインとアルトゥール・シュナーベル、ウジェーヌ・イザイに師事したタンスマン(1897-1986)。彼は1919年に開催されたポーランドの作曲コンクールに3作を提出(偽名で)、1等賞を獲得したという経歴を持っています。
 この中の1曲が、今回初録音された「ロマンス」でした。まるで初期のスクリャービンやシマノフスキを思わせる和声と、穏やかな表現力には、汲めども尽きぬ才能を予感させるものです。しかし彼の室内楽作品のほとんどは、現在すっかり忘れ去られ、再発見されることもほとんどありません。
 確かに当時のポーランドの音楽環境では、これらの作品は先鋭的なものとして捉えられたことでしょう。彼の作品が正統な評価を受けるのは、大学で法学博士の学位をとってからフランスに移ってからであり、それ故、学生時代に書かれた瑞々しい作品は行き場をなくしてしまったのです。
 とは言え、ここに収録された様々な時期のヴァイオリン曲は、折々の心を映し出したものです。「ソナチネ第1番」は戦時中に書かれたにもかかわらず、の第1楽章フォックストロットには遊び心が溢れていたり、1963年の「幻想曲」に漲る叙情性も注目すべきでしょう。
 


8.573192
\1100
クズミン:神聖な歌 他
 1-7.エヴゲーニイ・ザミャーチンによる
  劇「名誉あるベルリンガー協会」のための音楽(1925)
  <第1幕:序奏/間奏曲/出現/第3幕:序奏/
   第3幕:間奏曲/第4幕:間奏曲/最後の行進曲>/
 8-11.ミハイル・レルモントフによる
   劇「マスカレード」のための音楽(抜粋)(1911)
  <ポルカ/ニナのロマンス/ワルツ/最後の合唱>/
 12-14.声楽と管弦楽のための「神聖な歌」(1901-1903)
  <地獄への処女の降臨/老人と獅子/最後の審判の日>/
 15-22.エルンスト・トルレルによる
  劇「独逸男ヒンケマン」のための音楽(1923)
  <序奏-兵士たちの合唱/牧歌/間奏曲-ワルツ/
   第2幕:序奏/田園舞曲/行進/タンゴ/最後の行進曲>
    ※全て世界初録音
ミラ・シキルティル(メゾ・ソプラノ)…9.12-14/
ペトロザヴォーツク国立大学男声合唱団…11.15/
カレリア国立フィルハーモニー交響楽団(ペトロザヴォーツク)/
ユーリ・セロフ(指揮)
録音 2013年5月24-26日 ロシア ペトロザヴォーツク,カレリアフィルハーモニック・コンサート・ホール
 ミハイル・アレクセーヴィチ・クズミン(1872-1936)は20世紀ロシアの偉大な「詩人」として認知されています。当時一世を風靡していた「象徴派」に対抗し、愛と欲望に溢れた妖艶な詩を発表し、物議を醸したのです。しかし、音楽的才能にも恵まれていて、ここで聴けるような劇のための音楽など、なかなか素晴らしい作品を書いていたのです。
 クズミンはモスクワの北東、ヤロスラブリで生まれ、生後すぐにサラトフに家族とともに移住、そこで幼少期を過ごしました。この地域は平和で豊かな農村であり、ここでの生活の良い思い出は彼の創造に大きく影響を与えることとなります。彼は詩と音楽の融合について見事なバランス感覚を持っていたといい、自宅でしばしば親密な集まりを催しては、自身の伴奏で自作の歌を披露し、喝采を浴びたといいます。
 また当時のロシアとヨーロッパにおける「現代音楽」を普及させるために一連のコンサートを開催し、多くの賛同者を得たことでも知られています。そんな彼の作品は、ムソルグスキーやチャイコフスキー、シューベルト、モーツァルトなどの影響が感じられるものが多く、時にはタンゴなどの最先端のリズムも含みながら、印象的な世界を形作っています。なかなか興味深い1枚です。
 

8.573288
\1100
ドメニコ・スカルラッティ:鍵盤のためのソナタ全集 第16集
 1.ソナタ イ長調 K.280/L.237/P.395/
 2.ソナタ ニ短調 K.417/L.462/P.40/
 3.ソナタ 変ロ長調 K.440/L.97/P.328/
 4.ソナタ ニ長調 K.511/L.314/P.388/
 5.ソナタ ハ長調 K.200/L.54/P.242/
 6.ソナタ ヘ短調 K.467/L.476/P.513/
 7.ソナタ ハ長調 K.231/L.409/P.393/
 8.ソナタ 変ロ長調 K.488/L.S37/P.382/
 9.ソナタ ヘ長調 K.541/L.120/P.545/
 10.ソナタ ニ長調 K.336/L.337/P.262/
 11.ソナタ ト長調 K.390/L.234/P.348/
 12.ソナタ ハ長調 K.308/L.359/P.318/
 13.ソナタ ニ長調 K.118/L.122/P.266/
 14.ソナタ 変ロ長調 K.528/L.200/P.532/
 15.ソナタ ト長調 K.260/L.124/P.304/
 16.ソナタ ニ長調 K.458/L.212/P.260/
 17.ソナタ ハ短調 K.362/L.156/P.159/
 18.ソナタ ハ長調 K.133/L.282/P.218
ハオ・ドゥアンドゥアン(ピアノ)
録音 2013年11月21-22日 イギリス モンマス、ウィアストーン・コンサート・ホール
 当時のヨーロッパを全てカバーするほどの知名度を保っていたスカルラッティ一族。ドメニコ(1685-1757)の父アレッサンドロは著名なオペラ作曲家であり、ドメニコも幼いうちから高度な音楽教育を受けました。16歳でナポリの教会付き作曲家兼オルガニストとなり、その演奏技術はヨーロッパ中で知らぬ者はいないほど。ある時はヘンデルとオルガンの腕前を競い合ったとも言われています。
 そんな彼、1720年にリスボンに行き、マリア・マグダレーナ・バルバラ王女に音楽を教え始め、そのレッスンは、マリア・バルバラがスペイン王家に嫁いだ1929年以降も続いたのでした。王女のために書いた555曲の練習曲が、いわゆる「ソナタ」として親しまれているものですが、これらは現在のような3楽章形式ではなく、多くは単楽章の短いもの。
 しかし、当時の鍵盤楽器(主としてチェンバロ)の仕組みを知り尽くしたこれらの作品は、演奏する手助けになるだけでなく、聞くための曲としてもとても面白いものなのです。
 NAXOSはこれまでの15集について、全て違う奏者で録音を重ねてきましたが、今回初の2度目の登場となるのが、このハオ・ドゥアンドウアンです。
 彼は第14集…8.572586の演奏者ですが、その高度な表現とピアニズムが絶賛され、再登場となったのです。弾むような指捌きとソノリティをお楽しみください。
 

8.573365
\1100
マヌエル・カスティーリョ:ギター作品集
 1-4.ギター・ソナタ(1986)…世界初録音/
 5-10.アルカサルのカシダ集-王宮の祈りの歌(1984)
  <第1番:プロローグ 庭/第2番:日没時のカシダ/
   第3番:忘却のカシ/第4番:香水のカシダ/
   第5番:最後のカシダ/第6番:エピローグ 鐘>/
 11-13.3つの前奏曲(1987)…世界初録音/
 14.春の風(1996)…世界初録音/
 15-17.ギター五重奏曲(1975)…世界初録音/
 18.子守歌(声楽とギター版)(1954)…世界初録音
マルセロ・ファントーニ(ギター)/
マルコ・ラメッリ(第2ギター)…5-10/
エレノーラ・モスカ(歌)…18/
カスティーリョ四重奏団
<メンバー:
 エルトン・トーラ(第1ヴァイオリン)/
 マルコ・コルシーニ(第2ヴァイオリン)/
 マッテオ・デル・ソルダ(ヴィオラ)/
 アンドレア・アンツァローネ(チェロ)>…15-17
録音 2013年12月22日 イタリア ミラノ VMスタジオ…1-4.11-14.18, 2014年1月12日 イタリア ミラノ VMスタジオ…5-10, 2013年11月16日 イタリア ミラノ スパツィオ・シリン…15-17
 スペインの現代作曲家カスティーリョ(1930-2005)は、幾多のジャンルに渡って数多くの作品を書いています。しかしギター作品のほとんどは未発表であり、今後これらの作品の復興が待たれるところです。このアルバムにも世界初録音の作品が多く収録されていますが、そのどれもが刺激的で、実験的な作風を持つも、どこか懐かしく乾いた風の香りを感じることができるでしょう。
 比較的知られている「アルカサルのカシダ集」のカシダというのはイスラムの教えを歌にしたもので、古い宮殿の庭から聞こえる祈りの歌を2台のギターで切なく再現したものです。
 3楽章からなるギター・ソナタは極めて情熱的なアダージョから始まり、力強いアレグロ楽章へ受け継がれます。そしてまた装飾的なアダージョを経て、最後は超絶技巧を駆使したプレスト楽章へと続いていきます。民謡風な「春の風」と「子守歌」そして緊密な構成を持つギター五重奏と、息つく暇もないほどの驚きに満ちた1枚です。
 

8.573366
\1100
アーノルド:映画音楽「自由の大地」&「さすらいの旅路」(ジョン・モーガンによる復元版)
 1-20.映画音楽「自由の大地」-天国のルーツ(1958)
 <序曲/メインタイトル/フォールラミ/偉大なる象/
  モレルの報復/モレルのキャンプ/ミナと聖デニス/
  ミナとフォーサイス少佐/ジャングルのクリーニング/
  象の群れ/ミナの夢/象牙の密猟者/象を狩る/
  モレルの捕獲/うまくいった/砂嵐/ビオンディの帰還/
  ビオンディの帰還(第2部)/ミナよ、さようなら/
  終景とエンド・タイトル>
  ※18…アルフレッド・ニューマンによって使用された曲/
 21-33.映画音楽「さすらいの旅路」-デイビッド・コパフィールド(1969)
  <メインタイトル/ヤーマスへの帰還/
   伯母ベッツィ家への滞在-デヴィはエミリーに恋をする/
   アグネスの到着-母の葬式/ミコーバ氏/
   ドラとスティールフォースの思い出/ドラへの愛/
   ミコーバ氏はヒープをさらす/ドラの宣言/
   アグネスはディヴィッドから離れる/エミリーを探して/
   オーストラリアへの移住/ディヴィッドの決断とフィナーレ>
モスクワ交響楽団/
ウィリアム・ストロンバーグ(指揮)
録音 2000年4月4-7日 ロシア モス・フィルム・スタジオ MARCO POLO 8.225167の移行盤
 9曲の交響曲をはじめとした素晴らしい管弦楽作品を発表する傍ら、行進曲「ボギー大佐」などの数多くの映画音楽を手がけ、アカデミー作曲賞を受賞し、1993年には大英帝国勲章を賜ることとなった作曲家マルコム・アーノルド(1921-2006)。
 彼の音楽は(サウンドトラックに限らず)どれもがハリウッド系の重厚な響きと躍動感に満たされたもので、ここに収録された2つの作品も、映像を見ることがなくても、何となくその世界を想像できてしまうという優れものです。
 エキゾチックなメロディに満たされた「自由の大地」は象の乱獲や自然保護を巡る人間ドラマ。
 第二次世界大戦中に強制収容所で過ごした主人公モレルが、アフリカ象を人間の手から保護するために奔走する際に起こったエピソードが描かれています。もう1作の「さすらいの旅路」は一人の男性の波乱に満ちた物語。恵まれない少年時代を経て、ようやく家庭を持つも、妻と友人を立て続けに失った主人公コパフィールド。
 最後に彼に微笑みかけたのは、少年時代に知り合った娘アグネスだったというお話。派手なアクションなどはありませんが、心にじんわりと来る物語です。
 

8.660363
(4CD)
\4400
ロッシーニ:歌劇「ウィリアム・テル(ギョーム・テル)」全曲
 4幕 シラーの戯曲「ヴィルヘルム・テル」
 原作 E.ド・ジューイとH.L.ビスのフランス語台本
<CD1>1.序曲/2-16.第1幕/
<CD2>1-13.第2幕/
<CD3>1-14.第3幕/
<CD4>1-8.第4幕/
《追加変更分》
 9-11.第5番:パ・ド・ドゥの異稿版/
 12.第15番:パ・ド・トロワの初稿版/
 13.第17番:1831年パリ版のためのフィナーレ
ギョーム・テル…
 アンドリュー・フォスター=ウィリアムズ(バリトン)/
アルノール・メルクタール…
 マイケル・スパイレス(テノール)/
ヴァルター・フルスト(スイスの愛国者)…
 ナウエル・ディ・ピエロ(バス)/
メルクタール(アルノールの父)…
 ナウエル・ディ・ピエロ(バス)/
ジェミ(テルの息子)…
 ターラ・スタッフォード(ソプラノ)/
ジェスレル(オーストリア総督)…
 ラファエレ・ファッシオーラ(バス)/
ロドルフ(ジェスレルの警備隊長)…
 ジュリオ・ペリーラ(テノール)/
リュオディ(漁師)…
 アルタヴァール・サルキシャン(テノール)/
ルートルド(羊飼い)…
 マルコ・フィリッポ・ロマーノ(バス)/
狩人…マルコ・フィリッポ・ロマーノ(バス)/
マティルデ(ハプスブルク家の王女)…
 ジュディス・ハワース(ソプラノ)/
エドウィージュ(テルの妻)…
 アレッサンドラ・ヴォルペ(メゾ・ソプラノ)/
ポズナン・カメラータ・バッハ合唱団
 (合唱指揮…アニア・ミハラク)/
ヴィルトゥオージ・ブルネンシス
 (芸術監督…カレル・ミルチャス)/
アントニーノ・フォリアーニ(指揮)
録音 2013年7月13.16.18.21日 ドイツ バード・ヴィルトバード ティンクハレ ライヴ
 「ウィリアム・テル」というと誰もが思い浮かべるのが、りんごを頭に載せて弓で射る場面。ではロッシーニ(1792-1868)の歌劇「ウィリアム・テル」というと、あの有名な序曲のみ。しかし、どちらもほんの一部でしかありません。このロッシーニの歌劇、もともとはシラーの戯曲を基にしたフランス語の台本によって書かれているので、歌唱は全てフランス語。
 そもそもタイトルも「ギョーム・テル」が正しく、エピソードがふんだんに盛り込まれた全4幕の4時間を越える作品です。物語は14世紀のスイス、指導者メルクタールの息子アルノールと敵対するオーストリアの王女マティルデの恋を軸に、政治的駆け引きをはさみながら物語が進んでいきます。
 弓の名手であるテルは伝説の人物であり、アルノールの友人です。彼はオーストリアの総督ジェスレルと敵対し、広場に飾られたジェスレルの帽子に敬礼することを拒み、その報復としてジェスレルは、テルの息子ジェミの頭上のりんごを弓で射抜くことを命ずるのです。
 もしかしたら、序曲とこの場面(第3幕)まででもオペラは成立するかもしれません。そう考えた周囲の人は、ロッシーニの同意を得て、第4幕を削除し、いくつかの曲を変更、追加して3幕版を作りパリで初演しました。
 しかし、どちらが良いのかは結局のところ永遠にわからないのです。このアルバムには、2曲の変更されたナンバーと、1831年に作られたパリ版(3幕短縮版)のフィナーレを含んでいます。


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


HAENSSLER


=シュヴェツィンゲン音楽祭ライヴ・シリーズ=



93 727
\2500→\2290
シュヴェツィンゲン音楽祭ライヴ1966
 グリュミオー・トリオ リサイタル

  (1)ベートーヴェン:弦楽三重奏曲第1番 変ホ長調 Op.3
  (2)モーツァルト:
   ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲第1番 ト長調 K.423
  (3)モーツァルト:ディヴェルティメント 変ホ長調 K.563
グリュミオー・トリオ
 【アルテュール・グリュミオー(ヴァイオリン)、
 ジョルジュ・ヤンチェル(ヴィオラ)、
 エヴァ・ツァコ(チェロ)】
 気品に満ちた名演!グリュミオー・トリオの十八番、極上のベートーヴェンとモーツァルト!!

 ライヴ録音:1966 年6 月8 日/シュヴェツィンゲン城/ADD、76’52”

 気品に満ちた名演!当ディスクはシュヴェツィンゲン音楽祭ライヴ1966 からグリュミオー・トリオによるベートーヴェンの弦楽三重奏曲第1 番、モーツァルトのヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲第1 番、ディヴェルティメント 変ホ長調が収録されております。
 煌びやかで気高いアルテュール・グリュミオーの音楽は、今もなおヴァイオリン・ファンを魅了し続けておりますが、とりわけモーツァルトとベートーヴェンの演奏は最高峰と言えます。
 3 篇はいずれもセッションの録音があります(ディヴェルティメント【1967 年6 月録音】/二重奏曲第1 番 アリゴ・ペリッチャ(ヴィオラ)【1968年6 月録音】/弦楽三重奏曲第1 番 【1968 年9 月】)が、セッション録音前の貴重なライヴ音源のリリースはファン狂喜と言え、ビロードのように美しいグリュミオーの音色とライヴならではの迫力を楽しむことができます。
 


93 726
\2500→\2290
シュヴェツィンゲン音楽祭ライヴ1971
 シュタルケル、ルージチコヴァー デュオ・リサイタル

  J.S.バッハ:
   (1)チェロ・ソナタ第1番 ト長調 BWV1027
   (2)無伴奏チェロ組曲第5番 ハ短調 BWV1011
   (3)半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903
   (4)チェロ・ソナタ第3番 ト短調 BWV1029
ヤーノシュ・シュタルケル(チェロ)
ズザナ・ルージチコヴァー(チェンバロ)
 シュタルケル、ルージチコヴァーによるバッハのライヴが残っていた!

 ライヴ録音:1971 年5 月22 日/シュヴェツィンゲン城/ADD、66’51”

 またしても宝のような貴重なライヴ音源の登場!チェロ界の巨匠シュタルケルと“チェンバロのファースト・レディ” とも評されたルージチコヴァーによる1971 年5 月のシュヴェツィンゲン音楽祭のライヴ録音です。シュタルケルは言わずと知れたバッハ弾きであり、数々の名録音を残してきました。
 なかでも当ライヴで演奏された無伴奏チェロ組曲やチェロ・ソナタは最も得意とし、説得力のある演奏で聴衆を沸かせてきました。ルージチコヴァーも同様に幅広いレパートリーの中でもバッハ演奏は傑出しており、残された録音は評価の高いものばかりです。
 シュタルケルとルージチコヴァーの共演盤と言えば、1977 年に録音されたバッハのチェロ・ソナタ集が誉れ高き名盤として知られていますが、当ライヴはその6 年前のライヴです。両者の個性を示しながらも抜群のアンサンブルを聴かせてくれます。シュタルケルの無伴奏、ルージチコヴァー独奏の半音階的幻想曲とフーガもこの上なく美しい演奏です。




OTAKEN RECORDS

TKC-357
\2500→\2290
フルトヴェングラー、バイロイトの第九、
 初版CDマスターからの復刻!

  ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
バイロイト祝祭管弦楽団 及び 合唱団
エリザベート・シュワルツコップ (ソプラノ)
エリザベート・ヘンゲン(コントラルト)
ハンス・ホップ(テノール)
オットー・エーデルマン(バス)
 録音:1951 年7 月29 日バイロイト祝祭劇場に於ける実況録音/原盤:CC35-3165 用マスター

 レコードコレクターは初版という言葉に弱いのですが、フルトヴェングラーファンは、初版CD にも目の色を変えます。理由はデジタルリマスタリングの少ないよりマスターに近い音で、フルトヴェングラーを聴きたいからに他なりません。
 確かに初期CD は音がやや硬かったりするのですが、デジタルリマスタリングは最小限に抑えられており、それは何にも替えがたいことなのです。
  今回、入手した、バイロイト第九の初版CD(CC35-3165)のマスターCD-R により極上の音で三たびバイロイトの第九が甦ったと言えるのではないでしょうか。 東芝EMI がこれ程のクオリテcィーでマスターを保存していたこと自体、まず驚きですが、では一体我々が聴かされていたあのもやもやした音は何だったかということになります。転写とプレスに劣化の原因があったとしか今となっては言いようがありません。
 ともかく今、私の前に広がっている音響空間は、ティンパニーが引き締まり、雲一つない青空のように抜けきった高域です。第九はあまたあれど、バイロイトの第九に勝る第九は無し。今回、初版CD のマスターを聴き、益々その思いを強めた次第です。
 尚、初版CD の演奏後の拍手は後付けが明らかであり、割愛いたしました。(オタケンレコード 太田憲志)




PARNASSUS



PACD 96054/5
(2CD)
\3000→\2790
リヒテル生誕100年記念 全世界1,500セット限定、初出音源有り!
 シマノフスキ生誕100周年記念演奏会ライヴ
  カロル・シマノフスキ(1882-1937):
   [CD 1]
    仮面 Op.34 から シェエラザード(No.1),道化のタントリス(No.2)
    狂えるムエジンの歌(全6曲)Op.42(*)
    ジョイスの詩による7つの歌 Op.54(*)
    20のマズルカ Op.59 から Nos.1, 17, 18, 3, 16, 13, 12
  [CD 2]
    ピアノ・ソナタ第2番イ長調 Op.21
    神話 Op.30(+)
    ピアノ・ソナタ第3番 Op.36
ガリーナ・ピサレンコ(ソプラノ(*))
オレグ・カガン(ヴァイオリン(+))
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)

録音:1982年11月25日、ライヴ、フィルハーモニー・ホール、ワルシャワ、ポーランド [CD 1]
    1982年11月26日、ライヴ、ワルシャワ音楽アカデミー、ワルシャワ、ポーランド [CD 2]
音源:ポーランド放送

 レーベル提供情報によれば「全トラックが初出音源、収録の全歌曲、ピアノ・ソナタ第3番、マズルカのうち2曲がリヒテルのディスコグラフィ初登場」とのことですが、[CD 2] の音源はデータ上「DOREMIレーベル DHR8037」と同一です。
 ガリーナ・ピサレンコ(1934-)はロシアのレニングラードに生まれモスクワ音楽院でリヒテル夫人ニーナ・ドルリアクに師事。1961年スタニスラフスキー&ネミロヴィチ=ダンチェンコ記念国立モスクワ音楽劇場でデビュー以来同劇場の歌手を30年にわたって務め、1980年から1993年まで数多くの演奏会でリヒテルと共演しました。

 限定盤のため完売の際はご容赦ください。





VENIAS


カール・ベーム・コレクション Vol.3
モーツァルト/オペラ録音 1955-1956




VN 008(10CD)\3000→\2690
CD1-2
モーツァルト:歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」全曲 K.588
 Rec.1955(Stereo)
フィオルディリージ:リーザ・デラ・カーザ(ソプラノ)
ドラベルラ:クリスタ・ルートヴィヒ(メゾ・ソプラノ)
フェルランド:アントン・デルモータ(テノール)
グリエルモ:エーリッヒ・クンツ(バリトン)
デスピーナ:エミー・ローゼ(ソプラノ)
ドン・アルフォンソ:パウル・シェフラー(バリトン)
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
カール・ベーム
CD3-4
モーツァルト: 歌劇「魔笛」全曲 K.620
 Rec.1955(Stereo)
ザラストロ:クルト・ベーメ(バス)
タミーノ:レオポルド・シモノー(テノール)
弁者:パウル・シェフラー(バリトン)
夜の女王:ヴィルマ・リップ(ソプラノ)
パミーナ:ヒルデ・ギューデン(ソプラノ)
侍女1:ユディト・ヘルヴィッヒ(ソプラノ)
侍女2:クリスタ・ルートヴィヒ(メゾ・ソプラノ)
侍女3:ヒルデ・レッスル・マイダン(アルト)
パパゲーノ:ワルター・ベリー(バリトン)
パパゲーナ:エミー・ローゼ(ソプラノ)
モノスタトス:アウグスト・ヤレッシュ(テノール)
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
カール・ベーム
CD5-7
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」全曲 K.492
 Rec.April 1956(Mono)
アルマヴィーヴァ伯爵:パウル・シェフラー(バリトン)
伯爵夫人:セーナ・ユリナッチ(ソプラノ)
スザンナ:リタ・シュトライヒ(ソプラノ)
フィガロ:ワルター・ベリー(バリトン)
ケルビーノ:クリスタ・ルートヴィヒ(メゾ・ソプラノ)
マルチェリーナ:イラ・マラニウク(メゾ・ソプラノ)
バルトロ:オスカー・チェルヴェンカ(バス)
バジーリオ:エーリッヒ・マイクート(テノール)
バルバリーナ:ロスル・シュヴァイガー(ソプラノ)
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン交響楽団
カール・ピルス(チェンバロ)
カール・ベーム
CD8-10
モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」全曲 K.527
 Rec.6 Nov 1955(Mono)
ドン・ジョヴァンニ:ジョージ・ロンドン(バリトン)
ドンナ・アンナ:リーザ・デラ・カーザ(ソプラノ)
ドン・オッターヴィオ:アントン・デルモータ(テノール)
ドンナ・エルヴィラ:セーナ・ユリナッチ(ソプラノ)
レポレロ:エーリッヒ・クンツ(バス)
マゼット:ワルター・ベリー(バス)
ツェルリーナ:イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ)
騎士長:ルートヴィヒ・ウェーバー(バス)
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン国立歌劇場管弦楽団
カール・ベーム













3/3(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


CLAVES

50 1303
\2500→\2290
リサ・シャツマン/ワーグナー、リスト、R.シュトラウスを弾く!
 ワーグナー:
  (1)ミニョン WWV 57 (2)夢 WWV 91
  (3)アルバムブラット WWV 64
  (4)黒鳥館への到着 WWV 95 (5)優勝の歌WWV 96
 リスト:
  (6)エレジー第1番 S 130 (7)忘れられたロマンス S 132
  (8)リヒャルト・ワーグナーの墓に S 135
 R.シュトラウス:
  (9)さびしい泉のほとり Op.9-2 (10)チェチーリエ
  (11)ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 Op.18
リサ・シャツマン(ヴァイオリン)
ベンヤミン・エンゲリ(ピアノ)
 ドイツ期待のヴァイオリニスト、リサ・シャツマンがワーグナー、リスト、R.シュトラウスを弾く!

 2013 年3 月5-7 日、ボスヴィール、スイス/DDD、66’43”

 1981 年リヨン生まれのヴァイオリニスト、リサ・シャツマンがワーグナー、リスト、R. シュトラウスに挑戦です。
 シャツマンは2010 年からルツェルン交響楽団の第1 ソロ・ヴァイオリン奏者をつとめる一方、ミランダー四重奏団のメンバーとしても活躍し、当団としてブラームスとベートーヴェンのディスクをリリースしています。丁寧な音楽づくりと美音が魅力の期待のヴァイオリニストです。3 作曲家の珍しい作品も収録されております。
 リストの3 篇はロマンティシズムをたたえた美しい作品です。「忘れられたロマンス」は歌曲として1843 年に作曲され、1880 年にリスト自身によりヴィオラまたはヴァイオリンとピアノ用に編曲されました。エレジー第1 番はムハノフ伯爵夫人マリーの追悼のために作曲されたこの上なく美しい旋律が魅力です。「リヒャルト・ワーグナーの墓に」の原曲は弦楽四重奏とハープのための作品で、合唱曲「シュトラスブルク大聖堂の鐘」の第1 曲「より高く」と、ワーグナーの「パルジファル」を主題に用いたリストの隠れた名曲です。このほか、ワーグナーの小品、そしてR. シュトラウスのヴァイオリン・ソナタものびやかに歌い上げます。

 この目つきがいいです。

CLAVESのプロモーション映像。

https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=_b2cCo-UjRo




HAENSSLER



93 330
\2500→\2290
もうガランチャの旦那とは言わせない!
 カレル・マーク・チチョン本格発進!

ドヴォルザーク:交響曲全集 Vo.1

 (1)交響曲第1番 ハ短調「ズロニツェの鐘」 Op.3(47’07”)
  【I.11’57”+II.12’38”+III.9’00”+IV.13’14”】
 (2)ラプソディ Op.14(17’34”)
ザールブリュッケン=カイザースラウテルン・ドイツ放送フィル管
カレル・マーク・チチョン(指揮)
 今、世界が注目するカレル・マーク・チチョンが手兵、ザールブリュッケン=カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルとドヴォルザークの交響曲全曲録音を始動!

 セッション録音:(1)2014 年2 月4-6 日、(2)2014 年4 月17&18 日/ザールブリュッケン、コングレスハレ/DDD、64’53”

 ニューヨーク・タイムズ紙に「天才的な指揮者」と絶賛され、世界から注目を集めているカレル・マーク・チチョンが、2011 年9 月に首席指揮者に就任したザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団とドヴォルザークの交響曲全曲録音を開始しました!
 記念すべき第1 弾には交響曲第1 番とラプソディを収録しました。非常に情熱的で豊かな音楽性が魅力のチチョンですが、当演奏も彼の持ち味が存分にあらわれており、全体的に歯切れがよくボルテージの高い演奏は聴き手に高揚感をあたえます。期待大のシリーズ開始と言えましょう!
 1865 年に作曲された交響曲第1 番はドヴォルザークの20 代半ばの作品で、「ズロニツェの鐘」と題されています。このズロニツェは、プラハから西に80 キロほどのところにある町で、ドヴォルザークが4 年間程暮らし、そこで音楽理論などはじめて音楽を学んだ場所です。記念すべき交響曲第1 番にこうした懐かしさや思い出からドヴォルザーク自らがその題名を与えました。すでにドヴォルザークの個性と民族性をうかがえる躍動感あふれる作品です。


 カレル・マーク・チチョン(指揮):
  1971 年ロンドンで生まれ、ジブラルタルで育つ。ロンドン王立音楽院で学び、ジュゼッペ・シノーポリ、ワレリー・ゲルギエフのアシスタントを務めた。2003 年から定期的にイギリス室内管弦楽団へ客演。2004 年にはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団に招かれてザルツブルクの国際オーケストラ協会でのコンサートを指揮、その公演の大成功により、2005 年、2006 年にも再び同演奏会を指揮している。2006 〜 2009 年グラーツ交響楽団の首席指揮者、2009 〜 2012 年ラトヴィア国立交響楽団の首席指揮者と芸術監督を歴任した。
 2011 年9 月にザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者に就任。ザールブリュッケンでのポストに加え、オペラ指揮者としても活躍。ウィーン国立歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、バイエルン国立歌劇場、ローマ歌劇場、ボローニャ市立歌劇場、マドリード王立歌劇場、バルセロナのリセウ大劇場に定期的に登場し、モンセラート・カバリエ、ホセ・カレーラス、ホセ・クーラ、エディタ・グルベローヴァ、ヨナス・カウフマン、ラモン・ヴァルガスといった一流アーティスト達と共演している。【情報提:パシフィック・コンサート・マネジメント】





エリーナ・ガランチャの伴奏指揮者としてのチチョン
まあ、これはこれで。

DG
477 8776
\2300→\2090
ガランチャ/ハバネラ(ジプシー歌曲集)
 1.バルビエリ:パロマの歌
 2.ビゼー:セビリャの城壁の近くに
 3.レハール:ツィンバロンの響きを聞けば
 4.バルフ:私が夢見たこと
 5.モンサルバーチェ:黒人の子守歌
 6.ファリャ:愛の悩みの歌
 7.同:ナナ(子守歌)
 8.ラヴェル:ハバネラ形式のヴォカリーズ
 9.チャピ・イ・ロレンテ:Cunado est? tan honda
 10.バーンスタイン:影響されやすいの
 11.ガジャルド・デル・レイ:愛の歌
 12.ファリャ:ホタ
 13.ルーナ:スペインからやって来た娘
 14.ビゼー:振鈴の棒が
 15.オブラドルス:エル・ヴィート
 16.セラーノ:ギターの歌
 17.ビゼー:恋は野の鳥(ハバネラ)
エリーナ・ガランチャ(メゾ・ソプラノ)
ロベルト・アラーニャ(2:テノール)
クリスティナ・アントアネッタ・パサリオウ、
ジュゼッピーナ・ブリデッリ(14:ソプラノ)
ホセ・マリア・ガジャルド・デル・レイ(11〜12、15:ギター)
トリノ王立歌劇場合唱団(クラウディオ・フェネグリオ)
RAI国立交響楽団
指揮:カレル・マーク・チチョン(1〜10、13〜17)他
現代最高のカルメンの歌い手の一人ガランチャが、古今のジプシー歌曲を集めた魅惑の1枚。アラーニャ、ガジャルド・デル・レイら多彩で豪華なゲストや、ニューヨーク・タイムズでも「天才的な指揮者」と讃えられた注目の若手指揮者チチョンの手堅く弾力性のある好サポートに支えられて、のびやかで艶やかな名歌唱を繰り広げます。録音:2010年5月14〜18日 RAIオーディトリアム・アルトゥーロ・トスカニーニ、トリノ <デジタル録音>

DG
479 2071
\2300→\2090
《エリーナ・ガランチャ〜メディテーション》
 グノー:聖ツェツィーリアのための荘厳ミサ〜サンクトゥス /
 グノー:悔悟 /
 ユージス・プラウリニュシュ:御招霊 /
 マスカーニ:カヴァレリア・ルスティカーナ〜
  レジーナ・チェリ(復活祭の合唱) とアヴェ・マリア /
 ウィリアム・ゴメス:アヴェ・マリア /
 モーツァルト:証聖者の荘厳晩課K.339〜ラウダーテ /
 ビゼー:アニュス・デイ /
 プッチーニ:サルヴェ・レジナ /
 アダン:オー・ホーリー・ナイト(さやかに星はきらめき) /
 ヴァスクス:静寂の歌〜Dusi dusi, Paldies tev vela saule /
 アレグリ:ミゼレーレ /
 カッチーニ:アヴェ・マリア
エリーナ・ガランチャ(Sp)/
カレル・マーク・チチョン(指揮)
ザールブリュッケン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団,
シグヴァルズ・クラーヴァ(指揮)
ラトヴィア放送合唱団,

 彼女のルーツでもある極めて個人的なアルバム
 ラトヴィア出身のメゾ・ソプラノ歌手エリーナ・ガランチャ。彼女の父は合唱団の指揮者で、母は声楽歌手&教師という音楽的に恵まれた環境で育ちました。
 このアルバムは彼女が幼いころから耳にしていた懐かしい音楽を集めたもの。心の平穏、永遠の憧れ、そして彼女のルーツでもある極めて個人的なアルバムでもあるのです。
 ラトヴィアの音楽アカデミーで学び、若き音楽家として合唱団でも歌っていたという彼女は、オペラのアリアだけでなく、宗教作品や合唱曲も得意としていて、このアルバムで共演したラトヴィア放送合唱団の高い技術は、彼女の美質を存分に引き出すことに成功しました。
 ここではよく知られたモーツァルトやアダンの「オー・ホーリー・ナイト」などを始め、アレグリの「ミゼレーレ」の新しいアレンジなど絶妙の曲が選ばれ、ラトヴィアの作曲家による作品も2曲収録しています。
 指揮は彼女の夫であるチチョン。DGレーベルにおける2枚目の共演となります。




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HMF



HMC 902200
(2CD)
\4000→\3590
ヤーコプスの最新盤は、現存する最古の音楽劇「魂と肉体の劇」
 エミリオ・デ・カヴァリエーリ(c.1550-1602):
  音楽劇「魂と肉体の劇」(1600)
魂:マリー=クリード・シャピュイ/
肉体:ヨハネス・ヴァイサー/
時/ 忠告:ギューラ・オレント/
知/ 喜び:マーク・ミルホーファー/
喜びの第1の使者:キュンフォ・キム/
世界/ 喜びの第2 の使者/ 地獄に落ちた魂:
 マルコス・フィンク/
現世の生活:ルチアーナ・マンチーニ/
守護天使:クリスティーナ・ローターベルク/
幸多き魂たち/ 天使たち:
 クリスティーナ・ローターベルク、
 エリザベス・フレミング、
 ベンノ・シャフトナー、
 フローリアン・フェット、
 フーゴー・オリヴェイラ/
賢人/ 分別:
 セレーナ・マルカンジ、
 ロレダナ・ジントーリ/
ベルリン国立歌劇場合唱/
フランク・マルコヴィッチ(合唱指揮)/
コンチェルト・ヴォカーレ、
ベルリン古楽アカデミー/
ルネ・ヤーコプス(指揮)
〔基本の楽器群〕
マラ・ガラッシ、ロレダナ・ジントーリ、
マサコ・アート、キアラ・グラナタ(ハープ)/
野入志津子(リュート)/
ドロレス・コストヤス(リュート、ギター)/
ニコラス・アハテン(リュート、チェテローネ)/
ヴィープケ・ヴァイダンツ(オルガン、チェンバロ)/
アンドレアス・キュッパース(オルガン、レガール)/
ヤン・フライハイト(ヴィオラ・ダ・ガンバ(バス))/
ダヴィド・ヤクス(トロンボーン(バス))/
バーバラ・ケルニヒ(チェロ)/
ワルター・ルマー(ヴィオローネ)/
クリスティアン・ブーゼ(ドルシアン)/
〔装飾的な楽器群〕
 ヴァイオリン、ヴィオラ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、
 小型リラ、リコーダー、コルネット、
 トロンボーン、打楽器

 知られざる傑作に魂を吹き込み、たんなる「歴史的重要作品」という存在から、聴いて心躍る「芸術的娯楽作品」に仕立て上げる天才ヤーコプス。
 そのヤーコプスが新たに挑んだのは・・・まさかのカヴァリエーリの音楽劇「魂と肉体の劇」!そう、現存する最古の音楽劇と呼ばれるものである。
 その名前は有名だがこれまでCDは数えるくらいしか出ていなかったので(でもそれなり楽しめる録音ではあったが)、この「歴史的重要作品」にヤーコプスの録音が出るというのは録音史を塗り替える偉業と言っていい。ヤーコプス、教科書的な演奏で終わるはずがない。おそらく痛快で衝撃的な音楽になっているはずである。
 ある意味今年前半を代表するアルバムになるのではないか。

 仏HMはこれだけの傑作アルバムでも2,3年ですぐに完売になって入手不能になる。このレーベルに関してはいつか買おうと思うのはやめておいたほうがいい。



 心を揺り動かす美しい通奏低音

 録音:2014 年5 月、テルデックス・スタジオ・ベルリン

 ヤーコプスの最新録音は、カヴァリエーリによる、現存する最古の音楽劇「魂と肉体の劇」。様々な記述などにあたり、充実した通奏低音楽器群を従えた、カヴァリエーリの世界を生き生きと再現した見事な演奏です。
 カヴァリエーリは、芸術家を輩出したローマの貴族の生まれ。父はミケランジェロの親しい友人で、ヴァチカンにも影響力のあった、非常なる有力者だったと言われています。
 カヴァリエーリ自身は作曲家、オルガン奏者、声楽教師など音楽の分野で活躍したほか、行政官、外交官としても手腕を発揮したようです。現存する最古の音楽劇(全体に音楽がつけられた劇作品)である本作「魂と肉体の劇」の作曲者として名を残しています。また、数字付き低音を用いた印刷譜が遺されていますが、こちらも最初期の例となっています。
 この音楽劇「魂と肉体の劇」は、プロローグの語りを除いては、音楽のみで構成されていること、さらに、舞曲も含まれていることから、ヤーコプスは、この作品をオペラといっても間違いではないだろう、としています。様々な編成のアンサンブル、合唱、さらに器楽の楽章を含んだ多彩な音楽がちりばめられ、変化に富む構成。レチタティーヴォは完全に韻を踏んだかたちで書かれており、歌手が歌うテキストの世界を、充実した通奏低音楽器群がさらにイメージを広げ盛り上げます。
 ヤーコプスは当時の記述などから、数字付きの通奏低音を担当する基本の楽器群として、ハープやリュートなど、さらには管楽器も採用。非常に豊かな音色のパレットを得ることに成功しています。全体を通して通奏低音パートが美しく響き、ストーリー展開にも重要な役割を果たすかたちの演奏となっています。なお、カヴァリエーリの指示には、器楽奏者は舞台には上がらず、袖などで、歌い手の息遣いに合わせて演奏するように、とあることから、ヤーコプスも、この作品を劇場で実際に上演した際には、可能な限り器楽奏者を袖に配置するようにしたといいます。




LIMEN


CDE14 C015
\2400
アルトゥス・トリオによる
 ガーシュウィン、バーンスタイン、ストラヴィンスキー

  ガーシュウィン(ハイフェッツ編):ポーギーとベスより
   (1)「サマータイム」と「女はあてにならないぜ」
   (2)「ベス、お前は俺のもの」 (3)「そんなことはどうでもいいさ」
  (4)バーンスタイン:ヴァイオリン、チェロ、ピアノのための三重奏曲
  (5)ストラヴィンスキー:イタリア組曲(チェロ版)
アルトゥス・トリオ
 【クライディ・サハチ(ヴァイオリン)、
  サンドロ・ラフランチーニ(チェロ)、
  アンドレア・レバウデンゴ】
 バーンスタインのピアノ三重奏も収録!アルトゥス・トリオによるガーシュウィン、バーンスタイン、ストラヴィンスキー

 セッション録音:2014 年、リメン音楽スタジオ/DDD、45’23”

 期待の三重奏団、アルトゥス・トリオがガーシュウィン、バーンスタイン、ストラヴィンスキーに挑戦しました。クライディ・サハチはアルバニア生まれのヴァイオリニストで、主にイタリアで研鑽を積み、ソリストとしてヨーロッパの各オーケストラと共演する実力派です。非常に表情豊かでふくよかな音色が魅力のヴァイオリニストで、自慢の名器ストラディヴァリウスを奏でます。
 このアルバムでの注目はバーンスタインのピアノ三重奏曲です。指揮者としてだけでなく作曲家としても成功したバーンスタインですが、このピアノ三重奏曲は初期の作品ながら既にバーンスタインらしさが表れており、実演こそ少ないですが初期の傑作と言えましょう。




LSO LIVE



LSO 0775
(1SACD HYBRID
+ 1Blu-ray Audio)
\4000→\3690
ガーディナー(指揮)&ロンドン交響楽団
 メンデルスゾーン・シリーズ「宗教改革」&
  序曲「ルイ・ブラス」「静かな海と楽しい航海」

  メンデルスゾーン:
   ・交響曲第5番ニ長調op.107「宗教改革」
   ・序曲「静かな海と楽しい航海」op.27
   ・序曲「ルイ・ブラス」op.95

従来のSACD ハイブリッド盤に加えて、同一の演奏内容を収めたピュア・オーディオ・ブルーレイ・ディスクが同梱されます。
サー・ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
ロンドン交響楽団

 超優秀録音。ガーディナーによるメンデルスゾーン・シリーズ「宗教改革」&序曲「ルイ・ブラス」「静かな海と楽しい航海」、SACDハイブリッド+ピュア・オーディオ・ブルーレイ・ディスク仕様!

  プロデューサー &エディター:ニコラス・パーカー/エンジニアリング、ミキシング&マスタリング:Classic Sound Ltd

 [SACD : DSD 5.1 surround stereo / 2.0 stereo]
 [Pure Audio Blu ray : 5.1 DTS-HD Master Audio (24bit/192kHz), 2.0 LPCM (24bit/192kHz)]

 収録:2014 年3 月23 日(op. 95)、2014 年10 月2 日(opp. 107 & 27)/ロンドン、バービカン・ホール(ライヴ)/DSD 5.1、マルチチャンネル、ステレオ、50’

 サー・ジョン・エリオット・ガーディナーがロンドン響を指揮するメンデルスゾーン・シリーズの第2 弾。2014 年10 月にレコーディングされたばかりの交響曲第5 番は、ガーディナーには1996 年にウィーン・フィルを指揮したライヴ録音盤があったので、18 年ぶり2 度目の録音ということになります。
 「宗教改革」という呼び名で知られる第5 交響曲は、プロテスタント側にとっての宗教改革史上重要な出来事として、メンデルスゾーン自らもその熱心な信者であったルター派の拠りどころ「アウクスブルク信仰告白」(1530 年)が起草されてから300 周年を迎えるのを記念して、1830 年に作曲されています。
 なにより音楽それ自身を通じて、曲名の内実に触れさせ、創作のひらめきを感じさせてくれるところが「宗教改革」の特徴で、つまり、第1 楽章では讃美歌「ドレスデン・アーメン」が弦楽によって引用され、さらに、フィナーレのモチーフは、ルター作曲の有名なコラール「神はわが砦」に基づいて書かれています。
 併録のふたつの序曲はいずれも文学作品に着想を得たものです。作曲者と親交のあったドイツの文豪ゲーテによる2 篇の短い詩に基づく「静かな海と楽しい航海」は、穏やかで深深としたアダージョの開始から、やがて意気揚々と港への帰還へと移行する、船乗りの航海を描写した演奏会用序曲。海がみせる対照的な表情を扱った2 部構成も巧みで、うつくしくロマンティックな音楽が味わえます。
 フランスの文豪ヴィクトル・ユーゴーの同名戯曲の序曲として、ライプツィヒの劇場より委嘱された「ルイ・ブラス」は、スペイン中世の宮廷を舞台に、はからずも計略により貴族を装って近づけられた平民の男が、王妃との真の愛に殉じて、みずから命を絶つ悲劇を描いており、ドラマティックな曲調が心に迫る内容です。
 まず、バッハ演奏で評価を確立したガーディナーは、これまでにベートーヴェン、シューマン、ブラームスでも意欲的な取り組みをみせてきましたが、メンデルスゾーンとの相性はたいへん良いようで、長年の厚い信頼で結ばれたロンドン響を起用した効果もあって、前作に引き続いて充実の仕上がりが期待できるものと思われます。
 プロデューサーのニコラス・パーカーは、ヴァイオリニストの経歴を持ち、ガーディナーとはイングリッシュ・バロック・ソロイスツの録音でもおなじみの間柄。ガーディナーがロンドン響を指揮したストラヴィンスキーの「放蕩者のなりゆき」で、2000 年のグラミー賞最優秀オペラ録音を獲得している名コンビだけに録音面も万全。

 なお、シリーズ第1 弾同様に当アルバムもまた、従来のSACD ハイブリッド盤に加えて、同一の演奏内容を収めたピュア・オーディオ・ブルーレイ・ディスクが同梱されます。お手持ちのブルーレイ・ディスク・プレーヤーで手軽に楽しめるハイスペックのフォーマットへの対応はオーディオ・ファイルから大好評で、なんとも嬉しい配慮といえるでしょう。



第1弾はピリスとのシューマンのコンチェルトがついて、
SACDハイブリッド+ピュア・オーディオ・ブルーレイ・ディスク仕様!
 さらにコンサート当日のライヴ映像も全プログラム丸ごと収録!

LSO 0765
(1SACD HYBRID +
1Blu-ray audio)
\4800→\4390

ガーディナー&LSO/メンデルスゾーン・シリーズ第1弾

 ピリスとのシューマン:ピアノ協奏曲

  メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」op.26
  シューマン:ピアノ協奏曲イ短調op.54
  メンデルスゾーン:交響曲第3番イ短調op.56「スコットランド」


SACDハイブリッド+ピュア・オーディオ・ブルーレイ・ディスク仕様!
 さらにコンサート当日のライヴ映像も全プログラム丸ごと収録!


 特典映像 :
  メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」op.26
  シューマン:ピアノ協奏曲イ短調op.54
  メンデルスゾーン:交響曲第3番イ短調op.56「スコットランド」

マリア・ジョアン・ピリス(ピアノ)
サー・ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
ロンドン交響楽団
特典映像 :
 マリア・ジョアン・ピリス(ピアノ)
 サー・ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
 ロンドン交響楽団
 超優秀録音。ガーディナーによるメンデルスゾーン・シリーズ「スコットランド」&「フィンガルの洞窟」超強力カップリング!ピリス独奏のシューマンの協奏曲、SACDハイブリッド+ピュア・オーディオ・ブルーレイ・ディスク仕様!
 コンサート当日のライヴ映像も全プログラム丸ごと収録!

 収録:2014 年1 月21 日/ロンドン、バービカン・ホール(ライヴ)/DSD5.1チャンネル、ステレオ、78’
 DSD5.1チャンネルプロデューサー:ジェイムズ・マリンソン、エンジニアリング、ミキシング&マスタリング:Classic Sound Ltd/[SACD : DSD5.0 surround stereo / 2.0 stereo][Pure Audio Blu ray : 5.0 DTS-HD Master Audio (24bit/192kHz), 2.0 LPCM (24bit/192kHz)]
 特典映像 :収録:2014 年1 月21 日/ロンドン、バービカン・ホール(ライヴ)

 サー・ジョン・エリオット・ガーディナーがロンドン響を指揮して、メンデルスゾーンの交響曲第3 番「スコットランド」と序曲「フィンガルの洞窟」をレコーディング。2014 年1 月21 日に、バービカンで行われたコンサートの模様をライヴ収録したもので、当コンビによるメンデルスゾーンの交響曲全集録音シリーズ第1 弾となります。ロンドン響にとっては、アバドの指揮でメンデルスゾーンの交響曲全集を初めて完成したのが1985 年のことですので、完成すればほぼ30 年ぶりの新たな全集の登場ともなります。
 よく知られるように、ガーディナーは、1996 年にウィーン・フィルを指揮して交響曲第5 番「宗教改革」をライヴ録音、1997 年にウィーン・フィルを指揮して交響曲第4 番「イタリア」“現行版” の全曲をセッション録音しています。
 しかも、交響曲第4 番「イタリア」について、ガーディナーは1998 年にウィーン・フィルを指揮して、こんどは1833 / 34 年改訂版から、第2 楽章から第4楽章をセッション録音するというこだわりをみせてもいました。
 このウィーン・フィルとの交響曲シリーズは残念ながら、全集完成には至らなかったので、16 年の時を経て、新たなシリーズにかけるガーディナーの意気込みたるや、ひとかたならぬものがありそうです。ロンドン響との顔合わせは、ガーディナーがここ毎シーズン、定期公演への客演を重ねて、親密な関係を保持しているだけに、出来ばえにはかなりの期待を持って迎えられるところです。なお、プログラム・ノートの執筆もガーディナー自らが手掛けており、ここにもシリーズに向けた気合いのほどが伺えます。
 
 このたびは豪華なカップリングもおおきな魅力。メンデルスゾーンの2 作品と同日の演奏で、名手ピリス(ピリスとも)をソリストに迎えた、シューマンのピアノ協奏曲を収録しています。ピリスは、1997 年9 月にアバド指揮のヨーロッパ室内管と同曲をセッション録音していたので、16 年ぶりの再録音ということになります。ピリスはシューマンをキャリアの初期から取り上げて得意としていますが、美しく磨き抜かれた音色とあたたかい情感のこもった音楽に集約される、近年の進境には著しいものがあり、こちらも興味の尽きない内容といえるでしょう。

 なお、当アルバムでは、従来のSACD ハイブリッド盤に加えて、同一の演奏内容を収めたピュア・オーディオ・ブルーレイ・ディスクが同梱されます。お手持ちのブルーレイ・ディスク・プレーヤーで手軽に楽しめるハイスペックのフォーマットへの対応は、かねてよりオーディオ・ファイルからの要望も高かったのでなんとも嬉しい配慮といえるでしょう。

 さらにボーナス映像として、ブルーレイ・ディスクのビデオ・パートには、2014 年1 月21 日の本拠バービカンにおけるコンサート当日すべてのプログラム、序曲、協奏曲、交響曲が丸ごと収められ、まさに至れり尽くせりの仕様となっております。





ORFEO


ORFEO 737151
\2700
さわやかな情感に満ち満ちた「美しき水車小屋の娘」
  シューベルト:歌曲集「美しき水車小屋の娘」D795
パヴォル・ブレスリク(テノール)
アミール・カッツ(ピアノ)
 テノールの若きプリンス、ブレスリクさわやかな情感に満ち満ちたシューベルトの「美しき水車小屋の娘」

 収録:2014 年9 月11-14 日/ミュンヘン、グリューンヴァルト、アウグスト=エファーディング・ザール(デジタル・セッション)/DDD、ステレオ、68’15”

 ドイツの音楽雑誌「Opernwelt( オーパーンヴェルト、オペラの世界)」で、2005 年度の年間最優秀歌手賞を受賞して一躍脚光を浴び、いま、オペラ、コンサートの舞台でめざましい活躍を遂げているパヴォル・ブレスリクが、シューベルトの「美しき水車小屋の娘」に取り組みました。
 2014 年9 月にミュンヘンのグリューンヴァルトにあるアウグスト=エファーディング・ザールでセッションを組んでレコーディングされたもので、ピアノには、1973 年イスラエル出身でドイツ在住のピアニスト、ブレスリクが互いにもっとも信頼を置く間柄と認めるアミール・カッツを迎えています。
1979 年にスロヴァキアのブラチスラヴァに生まれたブレスリクは、ブラチスラヴァ音楽院とマルセイユのオペラ研修所CNIPAL で研鑽を積み、2000 年にチェコのアントニーン・ドヴォルザーク国際コンクールで第1 位を獲得したのち、ベルリン国立歌劇場のメンバーに採用され、2006 年以降はフリーランスのテノールとして活動を続けてきました。
 甘い美声で「魔笛」のタミーノを当たり役とするブレスリクは、ここで後期ロマン派のミュラーの詩に素直に付曲したシューベルトの率直な楽想に乗せて、若者の多感なこころのひだをみずみずしい感性と濃やかな表現で歌いあげて、おおいに魅力的。
 チューリヒ、ベルリン、MET、ロイヤル・コヴェントガーデン、バイエルン、ウィーンといった世界的なオペラハウスに登場するのと並行して、コンサートにもひんぱんに出演を重ねるブレスリクのキャリアはすでに揺るぎないところですが、まだ伸びしろがいっぱいの才能が込める、若々しくさわやかな情感がなんとも気持ちの良いものとなっています。




PENTATONE



PTC 5186486
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
現ロシア正教会の府主教のオーケストラ自作自演集
 イラリオン府主教(アルフェエフ):
  (1)スターバト・マーテル (2008/11)
  (2)コンチェルト・グロッソ (2012)
  (3)BACH のモチーフによるフーガ (2012)
  (4)死の歌【ガルシア・ロルカ詩】(全4曲)
  (5)深き淵より (2018)
(1)(3)スヴェトラーナ・カシヤーン(Sop)
(3)アルチョム・デルヴォエド(Guit)
(1)(4)モスクワ神学校聖歌隊
(2)タチヤナ・ポルシネワ(Vn)
 マクシム・ホホリコフ(Vn)
 セルゲイ・ドゥボフ(Va)
アレクサンドル・ゴトゲルフ(Vc)
ノルベルト・ゲムバチカ(Org)
イラリオン・アルフェエフ府主教(指揮)
ロシア・ナショナル管弦楽団
 すごいマルチタレント。

 録音:2014 年4 月/モスクワ/74’ 05”

 SACD ハイブリッド盤。
 現在ロシア正教会の府主教(総主教に次ぐナンバー2 の高位)を務めるイラリオン・アルフェエフの作曲集を、何と作曲者本人の指揮で味わえる何とももったいなきCD の登場です。
 イラリオン府主教ことアルフェエフは1966 年モスクワ生まれ。当初グネシン音楽学校でヴァイオリンと作曲を学ぶものの、モスクワ神学大学に進み、そちらを天職としました。2003 年にはオーストリア主教、2009 年にヴォロコフムスク市の大主教に就任。モスクワ総主教庁渉外局長も兼務するなど、ロシア正教信者から生神として崇拝される存在となっています。著作「信仰の機密」は邦訳も出版されています。
 作曲家としては宗教作品が中心で、無伴奏合唱のためのロシア聖歌多数のほか、オーケストラ付の「マタイ受難曲」(2006) などはフェドセーエフ指揮チャイコフスキー記念モスクワ放送響のCD がrelief レーベルよりリリースされています。彼の宗教合唱曲は現代的な所のないディレツキーからチェスノコフ伝統のロシア色と敬虔さのあいまった独特の世界。オーケストレーションも巧みで感動的です。
 当ディスクに収められた5 篇はいずれも最近作。ラテン語による「スターバト・マーテル」と「深き淵より」はポリフォニックな書法が興味津々。ロルカのスペイン語詩による「死の歌」は4 曲から成りますが、ギターが効果的。同じ詩ではないものの、ショスタコーヴィチが交響曲第14 番「死者の歌」でロルカの詩を用いていることの遠いこだまが聞こえます。
 また純器楽曲「コンチェルト・グロッソ」はイラリオン府主教としては珍しく現代的な匂いのする力作。こちらはシュニトケやシルヴェストロフを思わせます。さらに「BACH のモチーフによるフーガ」はシ♭ - ラ- ド- シのモチーフによるフーガで、もはや府主教の余技とはいえない高度な作曲技法に驚かされます。
 イラリオン府主教の指揮ぶりは見事なもので、抑制がききながらもスヴェトラーノフ風なエネルギーを感じさせるロシア流。ロシア正教信者はもちろん、あらゆるロシア音楽ファンにオススメです。
 録音は2014 年4 月にモスクワで行われましたが、オルガン・パートのみ、ベルリンの聖ルドヴィク教会で収録され、ミキシングされているのも注目です。




NEW WORLD RECORDS



80765
\2100→\1890
高橋 アキ(p)
 Barbara Monk Feldman/ Soft Horizons

  1. Soft Horizons
  2. String Quartet No. 1: I.
  3. String Quartet No. 1: II.
  4. The Chaco Wilderness: a letter of green
  5. The Chaco Wilderness: a sentence of blue
  6. The Chaco Wilderness: a poem of white
高橋 アキ(p)
Flux Quartet
(Tom Chiu)(vn)
(Conrad Harris)(vn)
(Max Mandel)(vla)
(Felix Fan)(vc)
The Down Ensemble
(Margaret Lancaster)(fl)
(Daniel Goode)(cla)
(Larry Polansky)(g)(mandolin)
(Joseph Kubera)(p)
(Chris Nappi)(vivraphone)
Barbara Monk Feldmanは1950年カナダ・ケベック生まれで主に室内音楽を作曲。
モートン・フェルドマンに師事し1987年フェルドマンと結婚。


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


IDIS



IDIS 6679
(2CD)
\4000→\3690
ジュリーニ・コレクションVol.3
 〜ジュリーニ・コンダクツ・チャイコフスキー

  CD1:
   チャイコフスキー:
    交響曲第2番ハ短調Op.17「小ロシア」(1956年録音)
    幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」(1962年録音)
  CD2:
   チャイコフスキー:
    交響曲第6番ロ短調Op.74「悲愴」(1959年録音)
    幻想序曲「ロメオとジュリエット」(1962年録音)
フィルハーモニア管弦楽団
カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)
 ジュリーニのチャイコフスキーの「悲愴」の録音は、フィルハーモニア管とロス・フィルとの2 つの録音があります。
 造形美と彫りの深い立体的なフィルハーモニア管との演奏。明るい響きと見通しの良いジュリーニの指揮で名演と言われているロス・フィルとの演奏。両者には20 年ほどの開きがありますが、前者のフィルハーモニア管との録音のほうが、ジュリーニらしい精巧さと明確な構成力が反映されていると言えるのではないでしょうか。
 


IDIS 6693
\2000→\1890
ヤッシャ・ハイフェッツ・プレイズ、
 ブルッフ、ヴュータン、チャイコフスキー
  〜スタジオ・レコーディング1954-1962

   ブルッフ:
    ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調Op.26、スコットランド幻想曲Op.46
     ロンドン新交響楽団 サー・マルコム・サージェント(指揮)
     録音:1962年(Op.26) 1961年(Op.46)
   ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲第5 番イ短調Op.37「ル・グレトリ」
    ロンドン新交響楽団 サー・マルコム・サージェント(指揮)
    録音: 1961年
   チャイコフスキー:憂鬱なセレナードOp.26
    ロサンジェルス・フィルハーモニック
    アルフレッド・ウォーレンスタイン(指揮)
    録音:1954年
ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)
 1950 年代後半のステレオ録音登場により、ハイフェッツを含む大物演奏家は、モノラル録音で録音された曲をステレオ録音で再録音しています。
 ここに収録されているブルッフのヴァイオリン協奏曲も、ハイフェッツは1951 年に同じくサージェントとこの曲を録音しており、名盤として聴き継がれています。
 


IDIS 6694
\2000→\1890
イダ・プレスティ&アレクサンドル・ラゴヤ・ギター・デュオVol.3
 〜スタジオ・レコーディング1963
  ソレル:ソナタ ニ長調、ソナタ ニ短調
  ガレス:ソナタ ロ短調
  ソル:二重奏「アンクラージュマン(励まし)」
  ファリャ:「はかなき人生」〜舞曲第1番
  グラナドス:「ゴイェスカス」〜間奏曲
  アルベニス:タンゴ
  ヴィヴァルディ:協奏曲ハ長調、協奏曲ト長調
  マルチェッロ:協奏曲ニ短調
  ハイドン:協奏曲ト長調
イダ・プレスティ(ギター)
アレクサンドル・ラゴヤ(ギター)
ミュンヘン・プロ・アルテ管弦楽団
クルト・レーデル(指揮)
 録音:1963 年
 20 世紀の偉大なるギター・デュオ、イダ・プレスティ&アレクサンドル・ラゴヤ夫妻。1950 年代から60 年代に華々しく活躍するも、イダ・プレスティが42 歳の若さで演奏旅行中に早逝したため、今やその超絶技巧と高い芸術性を持つ彼らの演奏は伝説となっています。
 二人のために多くの作曲家がギター二重奏曲を献呈し、彼らはスペイン音楽やヴィヴァルディ、ハイドンなどをギター二重奏に編曲するなど幅広いレパートリーを持っていました。




<国内盤>


ALPHA



Alpha200
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2800+税
オーケストラ音楽マニアのダルムシュタット宮廷のヘッセン公は
 当時どんな音楽を奏でさせていたか?
 
テレマン、ダルムシュタットの宮廷にて
 〜フルートを伴う協奏曲を中心に〜

 テレマン:
  1. 序曲(管弦楽組曲)ヘ長調 TWV55:F3
   〜2本のオーボエ、ファゴット、2本のホルン、
       弦楽合奏と通奏低音のための
  2. ヴァイオリン協奏曲 イ短調 TWV51:a1
  3. フルート協奏曲 ニ長調 TWV51:D1
  4. 協奏曲 ホ短調 TWV52:e4
    〜フルート、ヴァイオリン、
       弦楽合奏と通奏低音のための
  5. フルート協奏曲 ニ長調 TWV51:D2
ゼーフィラ・ヴァロヴァ(バロック・ヴァイオリン)
アレクシス・コセンコ(フラウト・トラヴェルソ&指揮)
アンサンブル・レザンバサドゥール(古楽器使用)
 ドレスデンと並ぶダルムシュタット宮廷楽団は「宝の山」天才テレマン躍進期の傑作群、超実力派集団と!
 バロックの合奏曲は、概して1パートひとりずつの少人数で演奏されていたとか…しかし当時もやはり、財力にものをいわせて豪奢なオーケストラを存分に味わっていた貴族はいました。
 有名なのはバッハとも縁があったドレスデンのザクセン選帝侯、あるいはフリードリヒ大王…しかし彼らに勝るとも劣らぬ音楽通だったダルムシュタット宮廷のヘッセン公も、とてつもないオーケストラ音楽マニアぶりを発揮、その蔵書として残る楽譜コレクションは今なお貴重きわまりない秘曲の宝庫となっています。
 ハンブルクの音楽監督として抜擢される直前の、最も勢いに乗っていた若きテレマンに数多くの合奏組曲を書かせたのも、このヘッセン公...その貴重な楽譜史料群を詳細に分析して、18世紀初頭ものをやるにしては多めの員数(しかも超実力派揃い!)、豪奢な編成でその魅力を解き明かすのは、フランス随一のトラヴェルソ奏者コセンコ率いる精鋭集団!すでにAlphaではドレスデンに楽譜が残るヴィヴァルディ作品集(ナチュラルホルンやバロック・コントラファゴット(!)が大活躍...)でも大好評だった彼らだけに、堂々のテレマン新譜は期待大。詳細解説訳付です!




ARCO DIVA



UP0171
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2800+税

 オケはプルゼニュ・フィル!
ドヴォルザーク:管弦楽のための狂詩曲集

 1. 管弦楽のための叙事詩(狂詩曲イ短調)Op.14
 2. 三つのスラヴ狂詩曲 op.45
  I.ニ長調/II.ト短調/III.変イ長調
トマーシュ・ブラウネル指揮
プルゼニュ・フィルハーモニー管
 みずみずしい若書きの名品+中期の充実秘曲!
 チェコの演奏陣、ゾクゾクするほどの適性と熱気…!
ドヴォルザークという人はほんとうに立派な音楽遺産を残してくれた人で、そもそも交響曲を9曲と数々の協奏曲、オペラや室内楽も未踏の名曲がたくさん…というのだけでもありがたいのに、オーケストラ曲にさえ、めったに演奏されないのに聴けば驚くほど充実した作品になっているものが続々…いくつもの交響詩や有名な『スラヴ舞曲集』もさることながら、ここに集められたのは「狂詩曲」。
 という定訳はおそらくミスリードで、ラプソディというのは本来的には語り部的な詩人が伝える叙事詩のことだったと思えば、これらはスメタナの『我が祖国』にも通じるスラヴ魂の物語を、オーケストラを通じて伝えようという一種の交響詩なのでしょう(事実、Op.14は英訳などでは「交響詩」とされています)。
 Op.46として出版された出世作『スラヴ舞曲集』の影に隠れたOp.45の狂詩曲の、そして作曲者自身も怖気づいて初演できなかった若書きの意欲作Op.14の、なんというスケールの雄大さ、緻密さ...!
 ビールの銘醸地として有名なプルゼニュ(ピルゼン)の老舗楽団を、新世代を突き進むチェコの実力派があざやかに導く...これはもう、世代を超えた「お国もの」の適性というほかありません。損はさせない名演です!


輸入盤紹介済み
UP 0171-2
\2700→\2490
ピルゼンのオケ!
 ドヴォルジャーク(1841-1904):
  狂詩曲イ短調 Op.14 B.44
  スラヴ狂詩曲ニ長調 Op.45 B.86 No.1
  スラヴ狂詩曲ト短調 Op.45 B.86 No.2
  スラヴ狂詩曲変イ長調 Op.45 B.86 No.3

プルゼニュ・フィルハーモニー管弦楽団
トマーシュ・ブラウネル(指揮)

録音:2013年、チェコ放送プルゼニュ支局、プルゼニュ、チェコ
  ピルスナー・ビール発祥の地プルゼニュ(ドイツ語名ピルゼン)は2015年、欧州文化首都として注目を浴びるチェコ共和国ボヘミア地方北西部の都市。1882年フィルハーモニー協会が発足し1934年に管弦楽団が創設されました。
 トマーシュ・ブラウネルは1978年チェコのプラハに生まれ、プラハ音楽院および音楽アカデミー、ウィーン音楽大学で学んだ指揮者。2010年ミトロプーロス国際指揮者コンクール入賞。2013年にプルゼニュ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に就任。

 

UP0169
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2800+税
チェコの歴史的オルガン・ムニェルニーク聖ペトル教会
 〜修復を経て、新設時の姿に〜

  チェルノホルスキー:①トッカータ ハ長調
  セゲル:②フーガ イ短調
  ムファット:③第12トッカータ(『オルガン奏者必携乃書』より)
  パッヘルベル:④チャコーナ(シャコンヌ)ヘ長調
  ブクステフーデ:⑤チャコーナ(シャコンヌ)ホ短調 BuxWV160
  バッハ:
   ⑥コラール「主よ、人の望みの喜びよ」
    (教会カンタータ第147番「心と口と行いと生活もて」BWV147より)
   ⑦前奏曲とフーガ ト長調 BWV541
   ⑧パストラーレ ヘ長調BWV590
   ⑨「マニフィカト」の調べによるフーガBWV733
   ⑩コラール「今ぞ喜べ、キリスト者たち」BWV734
   ⑪トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
アレシュ・バールタ
(オルガン/ムニェルニーク聖ペトル教会
ヤン・アントニーン・クラースニー1712年)
 チェコといってもあまりオルガン大国のイメージはないかもしれませんが、なにしろ18世紀にも建築・彫刻系の偉大な芸術家が多々あらわれている場所、つまり素敵な教会が多い場所ということは、よいオルガンもその頃よく作られていた…ということ。
 本盤はプラハから少しだけ北に行った場所、ムニェルニークという小都市の教会にある、1712年建造のオルガンを使った録音。原題は「新たなオルガン」とありますが、それはこの教会が長らくロマン派以降のオルガンを使いまわしてきたところ、このたび丁寧な修復作業をへて、楽器が18世紀当初に「新造された」ときの晴れがましさをもって現代によみがえったから。
 当時のチェコ人たちのほか、ドイツ音楽史を代表する錚々たる巨匠たちの作品をへてバッハの有名曲・秘曲の数々へ..という実にバランスの良いプログラムで、この歴史的オルガンの滋味豊かな味わいをゆったり堪能させてくれるのは、すでに日本にもコロムビアへの録音などでおなじみ、来日公演でも名をあげている大御所アレシュ・バールタ!安定感ある演奏で作品美をじっくり引き出す、堂に入った解釈がたまりません。
 聴き手を圧迫しない、自然派かつ雄大なオルガン盤。ジャケットも美麗です




CONCERTO



CNT2090
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2800+税
モーツァルト、プーランク/2台・3台のピアノと管弦楽のための協奏曲
 1) モーツァルト:
    3台のピアノと管弦楽のための協奏曲
     (ピアノ協奏曲第6番)ヘ長調 KV242
 2) モーツァルト:
    2台のピアノと管弦楽のための協奏曲
      (ピアノ協奏曲第10番)変ホ長調KV365
 3) プーランク:2台のピアノと管弦楽のための協奏曲 ニ短調 FP61(1932)
マルコ・ソリーニ、
サルヴァトーレ・バルバタノ(p)
1)グローリア・ダトリ(p)
1)クラウディオ・シモーネ指揮
イ・ソリスティ・ヴェネティ(ヴェネツィア合奏団)
2)3)ダニエレ・ジューリオ・モレス指揮
フェルモ祝祭管弦楽団
 イタリアの「古典への適性」と、整然たる風格。知性派ピアニストたちと大御所指揮者、あざやかなライヴを!
 イ・ムジチ合奏団の「四季」でクラシック入門を果たした方々には、彼ら以外にもイタリアの室内合奏団にとても腕のたつ団体が多く、それぞれの個性に魅せられていった人も少なくないことと思います。
 EMIのローマ合奏団と並んでイ・ムジチの強力なライヴァルでありつづけてきたのが、音楽学にも明るく、かつ歌劇場でも立派なロッシーニ指揮者として知られたクラウディオ・シモーネ率いるイ・ソリスティ・ヴェネティ。
 彼らが今もなお活躍していると知っただけで胸が熱くなる人は、意外に少なくないはず...しかも彼らの音楽性はまったく色褪せず、あのヴェネツィアのさざ波がたつような個性派のサウンド作りはなお健在!
 本盤ではイタリア東部フェルモの音楽祭でのライヴで、他の2曲、プーランクとモーツァルトの2台ピアノ協奏曲でも、モレス率いるフェルモの楽団がイタリア人ならではの、端正さと深い歌心を秘めた音作りで実に頼もしく。モーツァルトに強く感化されたというプーランクの、古典派への深い敬意を感じさせる筋の通った構築感覚がよくあらわれた、それでいて妙味にも事欠かない演奏に仕上がっています。ピアニストふたりはConcertoに名盤多数、3人共演曲での活況も実に高雅..注目盤です!




FUGA LIBERA


MFUG597
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2800+税
フランス近代のヴァイオリン・ソナタ3編
 1.フランク:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ イ長調(1886)
 2.ドビュッシー:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ(1917)
 3.ドビュッシー(アレクサンドル・ルーレンス編):月の光
 4.ラヴェル:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ(1927)
ツェン・ユーチェン(ヴァイオリン)
インガ・ジェクツェル(ピアノ)
 新世代発掘の場“エリザベート”の俊英、充実録音!
 じっくり聴き愉しみたい、自然体なのに優美な弦の音。
 ベルギーのエリザベート王妃記念国際音楽コンクールが、半世紀以上にわたり折々の偉大なプレイヤーたちを発掘、その登竜門として機能してきたことは、いうまでもなく有名な話。アファナシエフ、堀米ゆず子、スナイダー、マンゴヴァ、5月来日のエフゲニー・ボジャノフ…いつになっても、このコンクールはサクセスストーリーを演出するのがうまいのか、ここでの成功を確かなキャリア形成の足掛かりにしてゆく若手は、他のコンクールの場合よりも多いように思われます。それはやはり、入賞者が折々にアルバム制作のチャンスを与えられるところにもよっているのでしょうか——
 本盤はFugaLiberaレーベルが2012年に制作した1枚で、諸般の事情により今回初めて国内仕様でご案内するもの。
 いきなりフランスものだけでプログラムを構成する剛毅さと思いきや、その妙なる調べの実に個性的なこと...歌いまわしの微妙な機微に、えもいわれぬ高雅さが。ツェン・ユーチェンは台湾出身、なんと1994年生まれ!それを聞かされなかったら、まず年齢など当てられないであろう確たる瞠目演奏!
 サンクトペテルブルクで教鞭をとるロシアの俊才伴奏者ジェクツェルも、絶妙のピアニズムでその味わいに花を添えます。




GRAMOLA


GRML98965
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2800+税
1. ヤナーチェク:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ JW VII/7(1914)
2. プロコフィエフ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第1番 ヘ短調(1938/46)
3. プーランク:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ(1943/49)
ルイーズ・シソン(ヴァイオリン)
タマラ・アチュバ(ピアノ)
 楽都ウィーンには、世界から優れた演奏家が集まる...フランスとグルジアから来た2名手、艶やかに…!
 ヴァイオリン音楽の歴史は長く、18世紀半ばにピアノとヴァイオリンとが二重奏するタイプのソナタが生まれてからも、実に多くの作曲家たちがこの分野で傑作を残しつづけてきましたが、ただ美しさだけを磨き抜いたのが19世紀末までの作曲家たちの創作姿勢だったとすれば、20世紀に入ってからのヴァイオリンとピアノのためのソナタには、なぜかロマン派の作曲家たちよりもはるかに豊かに、それぞれの作曲家たちの私的な思いが色濃く反映されているようです。
 第一次大戦前夜に書かれたヤナーチェクのソナタ然り、第二次大戦の終結と前後して完成をみたプロコフィエフの「第1番」然り、そして偉大なスペインの詩人ガルシア・ロルカが暗殺されたことを受け、深い悲しみがその音楽に塗り込められたプーランクのソナタ然り...本盤の演奏家ふたりはしかし、決してその主情的な作曲表現に溺れることなく、ただひたすら細やかに曲の美質を追求、耳を捉えて離さない充実した演奏解釈に仕上げてみせています。
 彼女たちはすでに(本国ではこちらの方がずっと後のリリースですが)昨年登場した驚くべき選曲によるフランス近代作品集(GRML99040)で確かなファン層をつかんでいますから、本盤も何かと注目されやすい状態にあると言ってよいでしょう...お見逃しなく!




PAN CLASSICS



PC10330
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\4000+税
ビッグ・ネーム多数出演!
 フランチェスコ・カヴァッリ:歌劇『オルミンド』全曲
ジェローム・コレアス(cmb)指揮
アンサンブル・レ・パラダン(古楽器使用)
マルティン・オロ(C-T)ジャック・ボナ(Br)
マガリ・レジェール、
ステファニー・レヴィダ(S)
サンドリーヌ・ピオー(S)
ドミニク・ヴィス(C-T)
ハワード・クルック、
ジャン=フランソワ・ロンバール(T)
カリーヌ・デエー(Ms)
ブノワ・アルノー(Br)
 2007年発売時にも好評!3年ほど入手困難だったこの名盤、改めて見ると…何と豪奢な歌手勢!!
 長くプレス切れで入手困難な状態が続いていた逸品、ひさびさの新装版リリースです!
 バロック・オペラ・ファンのあいだでは、モンテヴェルディと並ぶ人気を誇る(いや、リリースの少なさゆえにそれ以上の注目度がある?)17世紀ヴェネツィア歌劇界の優駿、フランチェスコ・カヴァッリ躍進期のオペラ...『オルミンド』全曲録音、フランス古楽勢が最もエキサイティングだった21世紀初頭の勢いそのままに録音された、痛快な仕上がりを誇る傑作盤でございます!
 主人公オルミンドを演じるのは、今やフランス古楽系オペラの世界になくてはならない存在となったアルゼンチンの俊才カウンターテナー、マルティン・オロ!脇を固める歌手陣が実に奮っていて、よく見れば今や古楽にとどまらない大活躍をみせるカリーヌ・デエーがいたり、マガリ・レジェールやブノワ・アルノーといった多忙系の実力派のかたわら、しれっと名個性派ハワード・クルックやドミニク・ヴィス、サンドリーヌ・ピオーら、W.クリスティの周辺で大いに名をあげた「上の世代」の大御所たちが続々...少数精鋭の器楽勢も同様で(今は紙面の都合で泣く泣く省略)、この機会にぜひ再アピールしたい逸品でございます。
 添付解説訳にはトラックごとの詳細あらすじも。歌詞訳に比しうる有用さです!




PASSACAILLE



PSC944
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2800+税
ロレンツォ・ギエルミ
 ヘンデル:オルガン協奏曲集 作品4〜さまざまなオルガン協奏曲 Vol.1〜
  『六つの協奏曲 〜ハープシコード[=チェンバロ]
   またはオルガン[と弦楽合奏・通奏低音]のための』 作品4

   (1738年ロンドン刊)
 1. 協奏曲 第1番 ト短調 HWV289
 2. 協奏曲 第2番 変ロ長調 HWV290
 3. 協奏曲 第3番 ト短調 HWV291
 4. 協奏曲 第4番 ヘ長調 HWV292
 5. 協奏曲 第5番 ヘ長調 HWV293
 6. 協奏曲 第6番 変ロ長調  HWV294 〜
   ハープとリュートによる
ロレンツォ・ギエルミ(org)
ラ・ディヴィナ・アルモニア(古楽器使用)
マルグレート・ケル(ハープ)
ルーカ・ピアンカ(アーチリュート)
 すでにVol.2が大好評!
 ハイドン作品も現在好調の超実力派の、一大出世作。
 アンサンブル主宰者にして独奏者のロレンツォ・ギエルミは、いまも新譜続々の伝説的団体イル・ジャルディーノ・アルモニコ最初期の通奏低音奏者であり、その後の多忙な活躍をへて、とりわけオルガン演奏にも造詣が深く、今や古楽教育の中心地バーゼル・スコラ・カントルムのオルガン科を任されている新時代の巨匠!みずみずしい闊達さを失わない、オルガンという巨大楽器を実に自在に鳴らせるセンスの良さは、本盤録音にさいしヘンデル時代の楽器を考慮して選ばれた室内オルガンでも、驚くほど艶やかな成功をみせています。
 さらに本盤が面白いのは、ハープ協奏曲としても弾ける第6協奏曲を、古楽ハープの名手M.ケルとともに、当時の流儀に従いアーチリュートの異才ルーカ・ピアンカも加わった編成で演奏していること!改めて解説全訳付でリリースするに足る注目盤なのです!


<映像>


BELAIR(映像)


BAC 411
(Blu-ray)
\5200
アニー・プルー原作、チャールズ・ウォリネン作曲:
 「ブロークバック・マウンテン」(全2幕)
ダニエル・オクリッチ(Bs-Br イニス・デル・マー)
トム・ランドル(T ジャック・ツイスト)
ヘザー・バック(S アルマ・ビアーズ)
ハンナ・エスター・ミヌティロ(Ms ラリーン・ニューサム)
イーサン・ヘルシェンフェルド(Bs ジョー・アギーレ)
ヒラリー・サマーズ(Ms バーテンダー)
ジェーン・ヘンシェル(Ms ジャックの母)
ライヤン・マクファーソン(T ジャックの父)
レティティア・シングルトン(Ms セールスウーマン)
ガイスカ・グールチャガ(T カウボーイ)
ヴァスコ・フラカンザーニ(Bs ビル・ジョーンズ)
テアトロ・レアル合唱団&管弦楽団
BAC 111
(DVD)
\4400
 20 年もの間、惹かれ合う2人の男性の姿を描いた禁断の愛を綴った衝撃作「ブロークバック・マウンテン」現代作曲家チャールズ・ウォリネンによるオペラで登場!

 演出:イヴォ・ヴァン・ホーヴェ/セット&照明:ヤン・バーズヴェイベルド/衣装:ヴォイチェフ・ジェジツ
 脚本:ヤン・ファンデンハウエ/音楽監督&指揮:ティトゥス・エンゲル/合唱指揮:アンドレス・マスペーロ
 収録時期:2014 年2 月/テアトロ・レアル、マドリード

 (Blu-ray)画面:1080i HD 16:9、音声:PCM2.0&DTS HD Master Audio 5.1、本編:130分、ボーナス:20分、原語:英、字幕:英仏西、リージョン:All
 (DVD)画面:NTSC 16:9、音声:PCM2.0&Dolby Digital 5.1、本編:130分、ボーナス:20分、原語:英、字幕:英仏西

 現在では名作のひとつに数えられる「ブロークバック・マウンテン」をアメリカ人現代作曲家チャールズ・ウォリネン(1938 ‐ )が全2 幕22 場のオペラに作曲!
 この作品は、アニー・プルーの短編小説「ブロークバック・マウンテン」を原作とする同名の映画(監督:アン・リー/ 2005 年アメリカ制作)が話題となったことにより全世界で知られるようになり、この映画はヴェネツィア国際映画祭のグランプリ(2005 年度)、ロサンゼルス映画批評家協会賞では作品賞および監督賞(2005 年度)、ゴールデングローブ賞では作品賞(ドラマ部門)、監督賞、脚本賞、主題歌賞の4 部門を受賞(2006 年度)するなど高く評価されました。
 作品の内容はアメリカ中西部のブロークバック・マウンテンを主な舞台として、1963 年から1983 年までの20 年間にわたる、惹かれ合う2 人の男性の姿を描き、禁断の愛を全面的に表現しております。牧場手伝いのイニスとロデオ乗りのジャックの、友情をこえた愛を非常に切なく描き出しました。
 第1幕の舞台はシンプルながら羊の放牧のシーンでは背景に放牧の映像を流したり、ブロークバック・マウンテンの背景を映しだしたりと映画さながらの情景を描きます。また、酒場が舞台床から出現したり、イニスの妻、アルマのウェディングドレスを選びのシーンではたくさんのドレスが天井から吊るされたりと多くの工夫が見られます。
 一方、第2 幕の舞台転換では上手・下手にお互い築いた家庭を、舞台中央に二人の空間を、それぞれ配置し、演出上の効果も考えられた舞台を作り上げております。イニスとジャックの心の葛藤をチャールズ・ウォリネンの音楽により見事に表現しております。名作が見事なオペラに生まれ変わりました。




EURO ARTS(映像)


20 60968
(3DVD)
\7200
チャイコフスキー・エディション/ベルリン・フィル ベルリン・フィル
[DVD1]
 チャイコフスキー:バレエ「くるみ割り人形」Op.71〜花のワルツ
   ダニエル・バレンボイム(指揮)
   収録:2001 年12月31日、ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
 チャイコフスキー:バレエ「くるみ割り人形」Op.71〜
  序曲/クリスマス・ツリー/マーチ/パ・ド・ドゥ
    サー・サイモン・ラトル(指揮)
     収録:2009年6月21日、ベルリン、オリンピックスタジアム(ライヴ)
 チャイコフスキー:
  「なつかしい土地の思い出」Op.42-3〜メロディ、ワルツ・スケルツォ(ハ長調)Op. 34、
  バレエ「くるみ割り人形」Op.71〜パ・ド・ドゥ
   マリス・ヤンソンス(指揮)
   収録:2002 年6月23日、ベルリン、ヴァルトビューネ(ライヴ)
 チャイコフスキー: 幻想序曲「ロメオとジュリエット」
   ベルナルト・ハイティンク(指揮)
   収録:1993 年5月1日ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール(ライヴ)
 チャイコフスキー:交響的幻想曲「テンペスト」Op.18
   クラウディオ・アバド(指揮)
   収録:1998 年5月1日ストックホルム、ヴァーサ博物館(ライヴ)
[DVD2]
 チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調Op.64
   クラウディオ・アバド(指揮)/
    収録:1994 年10月東京、サントリーホール(ライヴ)
 チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調Op.74「悲愴」
   小澤征爾(指揮)/
    収録:2008 年1月、ウィーン、ムジークフェライン(ライヴ)
[DVD3]
 チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調Op.36
   クルト・ザンデルリング(指揮)/
    収録:1992 年6月ベルリン、フィルハーモニー
 チャイコフスキー生誕175 周年記念、天下のベルリン・フィルの演奏によるDVD-BOX

 画面:16:9 NTSC、音声:PCM ステレオ、DD5.1 DTS5.1、リージョン:All、86 分/100 分/50 分

 チャイコフスキー生誕175 周年を記念してEURO ARTS からチャイコフスキーBOX が発売されます。演奏は天下のベルリン・フィル。
 指揮者も、アバド、ラトル、バレンボイム、ハイティンク、ザンデルリング、小澤征爾と豪華な面々。
 プログラムもチャイコフスキーの後期三大交響曲、くるみ割り人形、ロメオとジュリエットなど、チャイコフスキーを代表する名曲揃い。チャイコフスキーの音楽を映像で振り返るにはもってこいのお買い得セットとなっております。
 

20 75118
(5DVD)
\8400
巨匠ジョン・ネルソンによる宗教曲BOX
 J.S.バッハ:マタイ受難曲 BWV.244(177 分/52 分)
   ヴェルナー・ギューラ(テノール:福音史家)、
   スティーヴン・モーシェック(バス・バリトン:イエス)、
   ルーシー・クロウ(ソプラノ)、クリスティーネ・ライス(メゾ・ソプラノ)、
   ニコラス・ファン(テノール)、マシュー・ブルック(バス)、
   ベルトラン・グリューネヴァルド(バス)、クリストフ・コワン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
   パリ合唱団(合唱指揮:パトリック・マルコ)、
   オックスフォード・スコラ・カントルム(合唱指揮:ジェームズ・バートン)
   パリ室内管弦楽団  ジョン・ネルソン(指揮)/映像監督:ルイーズ・ナルボニー
    収録:2011 年7月パリ、サン=ドニ大聖堂(ライヴ)
  ボーナス映像:
   ジョン・ネルソンのマタイ受難曲(リハーサル&インタビュー)

 J.S.バッハ:ミサ曲ロ短調BWV.232(153 分)
   ルート・ツィーザク(ソプラノ)、ジョイス・ディドナート(メゾ・ソプラノ)、
   ダニエル・テイラー(カウンター・テノール)、
   ポール・アグニュー(テノール)、ディートリヒ・ヘンシェル(バリトン)
   パリ・ノートル・ダム聖歌隊(指揮:ニコラ・コルティ) 、
   パリ室内管弦楽団 ジョン・ネルソン(指揮)
    収録:2006年3月、パリ、ノートル・ダム寺院(ライヴ)
  ボーナス映像:
   ネルソンとパリ大司教のインタビュー&典礼の様子

 ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス ニ長調 Op.123(80 分/65 分)
   タマラ・ウィルソン(ソプラノ)、
   エリザベス・ディショング(メゾ・ソプラノ)、ニコライ・シューコフ(テノール)、
   ブラインドリー・シェラット(バス)、グルベンキアン合唱団
   ヨーロッパ室内管弦楽団、ジョン・ネルソン(指揮)
   収録:2010 年2月リスボン、グルベンキアン財団大オーディトリアム(ライヴ)
  ボーナス映像:
   ジョン・ネルソンへのインタビュー&
   ピーター・リードマン(ヨーロッパ室内管弦楽団の責任者)へのインタビュー

 ハイドン:オラトリオ「天地創造」(142 分/40 分)
   ライザ・マイルン(ソプラノ)、ウェルナー・ギューラ(テノール)、マシュー・ローズ(バス)、
   ルーシー・クロウ(ソプラノ)、ジョナサン・ベイヤー(バス)
   オランダ放送室内合唱団
   オランダ放送室内フィルハーモニー管弦楽団、
   ジョン・ネルソン(指揮)
    収録:2010 年6月オランダ、ナールデン大教会(ライヴ)
  ボーナス映像:
   ジョン・ネルソンの天地創造(リハーサル&インタビュー)
 画面:16:9 NTSC、音声:PCM ステレオ、DD5.0、DTS5.0、リージョン:All、字幕:英独仏、709 分

 このDVD は、ジョン・ネルソンが音楽監督を務める団体「ソリ・デオ・グロリア」のプロジェクトの一環として発売された宗教曲プロジェクトをBOX化したもの。
 「ソリ・デオ・グロリア」は宗教曲の保存と普及のために1993 年に創設されました。ジョン・ネルソンは1941 年生まれ。幅広いレパートリーと、生き生きとした音楽作りで定評のある指揮者です。
 巨匠の風格を漂わせつつも、音楽は熱気に満ち溢れ、ミサ・ソレムニスの壮大な世界やハイドンのユーモア、バッハの堅密で深みのある音楽を明確に描いています。





















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