SONY
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8887508330-2
(2CD)
\3400→\3090 |
ロリン・マゼール/ヴェルディ:レクイエム
ヴェルディ:『レクイエム』 |
アニヤ・ハルテロス(ソプラノ),
ダニエラ・バルチェッローナ(メゾ・ソプラノ),
ウーキュン・キム(テノール),
ゲオルク・ツェッペンフェルト(バス),
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団,
ミュンヘン・フィルハーモニー合唱団,
ロリン・マゼール(指揮) |
2014年7月13日、84歳で亡くなった巨匠ロリン・マゼール。マゼールが亡くなる5か月前にミュンヘン・フィルと演奏したヴェルディ「レクイエム」が登場します。
オペラも含めて幅広いレパートリーを網羅していたマゼールは、ヴェルディ作品でも「ルイザ・ミラー」(コヴェント・ガーデン、DG)、「椿姫」(ベルリン・ドイツ・オペラ、デッカ)、「アイーダ」(ミラノ・スカラ座、デッカ)、「オテロ」(ミラノ・スカラ座、EMI)のセッション録音による全曲盤のほか、クリーヴランド管弦楽団とはバレエ音楽集などを録音しており、「ファルスタッフ」はウィーン国立歌劇場でのライヴ録音がCD化されていますが、古今の宗教曲でも指折りの名曲「レクイエム」は、大規模な作品を得意としたマゼールとしては珍しく、なぜか録音する機会がありませんでした。1990年ヴェローナでのモスクワ・フィル、パヴァロッティと共演したライヴ、トスカニーニ没後50年を記念してトスカニー響と共演したライヴの2種の映像がDVD化されたことがあるのみで、LP、CD時代を通じて録音はありませんでした。
その意味で、今回CD化されるヴェルディ「レクイエム」は、2014年4月以降の演奏会をキャンセルしたマゼール最晩年の演奏ということも含めて、そのギャップを埋めるうえで大きな意味合いを持つリリースといえるでしょう。ミュンヘン・フィルとは、ソル・ガベッタとのショスタコーヴィチ、ブルックナーの交響曲第3番に続く3枚目の録音となります。
2013〜14年のミュンヘン・フィルのシーズンでは、マゼールは秋に「ツァラトゥストラ」や「アルプス交響曲」など、お得意のR.シュトラウス作品や、アニヴァーサリー・イヤーにちなむブリテン「戦争レクイエム」や「ピーター・グライムズ〜4つの海の間奏曲」、年末〜年明けのベート−ヴェン「第9」などを指揮、さらに2月にはヴェルディ「レクイエム」のほか、シベリウスの交響曲第2番、シューマンの交響曲第4番などを取り上げています。4月以降は公演をキャンセルし、さらにミュンヘン・フィル音楽監督のポジションからも任期半ばで降板することを表明したので、このヴェルディ「レクイエム」はマゼールによるほぼ最後の演奏記録の一つということになります。
ソリストも現在望みうる最高の布陣というべく、バレンボイム指揮ミラノ・スカラ座とのヴェルディ「レクイエム」(デッカ)でも圧倒的な名唱を示したソプラノのアニア・ハルテロスをはじめ、メゾ・ソプラノのダニエラ・バルチェッローナ、バスのゲオルグ・ツェッペンフェルトのほか、2013年の新国立劇場での「リゴレット」のマントヴァ公で高く評価され、朝昇龍そっくりという点でも話題になったテノールのウーキュン・キムが起用されています。
演奏は、これら4人のソリストたちも、大編成のオーケストラ・コーラスも全てがマゼールに敬意を払い、一点の乱れもない素晴らしいハーモニーを聞かせています。考え抜かれたテンポ。ピアニッシモからフォルテッシモまで滑らかで均一な響き、高度にコントロールされた合唱。マゼールの正攻法なアプローチに聴衆たちは度胆を抜かれことでしょう。独唱者たちの比類ない歌唱も聴きもので、完璧な感情表現とラテン語の発音には感嘆せざるをえません。すでに神の領域に一歩踏み込んでいるかのような迫真の演奏。瞑目して聴きたいものです。この演奏の約4か月前に同じホールで演奏されたヤンソンス&バイエルン放送交響楽団による精神的なアプローチの名演(BR
Klassikでリリースずみ)との聴き比べも興味深いところです。
【録音】2014年2月6日, ミュンヘン、ガスタイクでのライヴ 演奏時間:92分30秒 |
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8887503837-2
(3CD)
\3400→\3090 |
スクリャービン生誕100年記念
ホロヴィッツ・プレイズ・スクリャービン
RCA&ソニー・クラシカル・スクリャービン・レコーディング集成
スクリャービン:
[CD1]《The RCA Victor Studio Recordings》
『ピアノ・ソナタ第3番嬰ヘ短調 Op.23』
『スクリャービン:「24の前奏曲Op.11」より1,
10, 9, 3, 16, 13, 14, 5番』
『「前奏曲集」より
Op.15-2, Op.16-1, Op.13-6, Op.16-4,
Op.27-1,
Op.51-2, Op.48-3, Op.67-1, Op.59-2,
Op.22-1』
[録音:1955年1月, ホロヴィッツの自宅],
『練習曲嬰ハ短調Op.2-1』
[録音:1950年5月17日、ニューヨーク・タウンホール]/
[CD2]《The Columbia Studio Recordings》
『詩曲嬰ヘ長調(嬰ニ短調)Op.32-1』
『練習曲嬰ハ短調Op.2-1』『練習曲嬰ニ短調Op.8-12「悲愴」』
[録音:1962年11月6,13,29日、12月18日,
ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ],
『アルバムの綴り 変ホ長調Op.45-1』
『「練習曲集」より
Op.8-2, 8-11,Op.8-10, Op.8-8, Op.42-3,
Op.42-4, Op.42-5』
『2つの詩曲Op.69』『詩曲「炎に向かって」Op.72』
『練習曲ト長調Op.65-3』
[録音時期:1972年4月27日、5月4&31日,
ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ]/
[CD3]《Live Recordings》
『ピアノ・ソナタ第9番Op.68「黒ミサ」』『詩曲嬰ヘ長調(嬰ニ短調)Op.32-1』
『練習曲嬰ハ短調Op.2-1』
[録音:1965年5月9日、カーネギー・ホール],
『ピアノ・ソナタ第10番Op.70』
[録音:1966年4月17日、カーネギー・ホール],
『ピアノ・ソナタ第5番Op.53』
[録音:1976年2月28,29日、パサナデ、アンバサダー・カレッジ],
『練習曲嬰ニ短調Op.8-12「悲愴」』
[録音:1968年2月1日、カーネギー・ホール],
『練習曲変ロ短調Op.8-11』『練習曲嬰ハ短調Op.42-5』
『ピアノ・ソナタ第9番Op.68「黒ミサ」』
[録音:1953年2月25日、カーネギー・ホール] |
ホロヴィッツ |
スクリャービン生誕100年記念リリース。20世紀最大のヴィルトゥオーゾ、ウラディミール・ホロヴィッツがRCAとソニー・クラシカルに残したスクリャービンの全セッション録音を集大成、オリジナル・アナログ・マスターからの最新リマスターで発売。
19世紀末のロシアに咲いた仇花、アレクサンドル・スクリャービン(1872-1915)。初期のショパンを思わせるロマンティシズム溢れる音楽から最晩年の神秘主義と名付けられた独自の音楽性へと作風を変貌させ、ロシア音楽に20世紀の新しい風をもたらしました。
ホロヴィッツにとってスクリャービンはラフマニノフと並び故国ロシアの重要な作曲家としてレパートリーに入れていました。11歳のホロヴィッツはスクリャービンの前で演奏する機会を与えられ、感銘を受けた作曲家はホロヴィッツの両親に、「単なるピアニズムを越えたピアニストに育つよう、芸術的・文化的な環境を整えてやりなさい」とアドバイスを与えています。1956年にRCAに録音したオール・スクリャービン・アルバムは、この作曲家の知名度を世界的にするに当たって大きな役割を果たしました。さらに1972年のスクリャービン生誕100年に際しては、コロンビア・レコード(現ソニー・クラシカル)に再度オール・スクリャービン・アルバムを録音し、これもスクリャービンの作品の独自性を広く伝えることになりました。
当3枚組のCDセットは、ホロヴィッツがRCAとソニー・クラシカルに残したセッション録音を、オリジナル・アナログ・マスターからの最新リマスターで集大成するものです。
DISC1にはRCAのセッション録音を、DISC2にはソニー・クラシカルへのセッション録音を収録し、さらにDISC3には1953年から1976年にかけてホロヴィッツが演奏会で残したスクリャービン作品のライヴ・レコーディングを収めています。これによって、ホロヴィッツによるスクリャービン録音の全貌をより鮮明なサウンドで味わうことが出来ます。
『スクリャービンを“流行の去った”過去の時代を代表する作曲家として片づけることはできない。ロマン派の鍵盤作品が隆盛を極めた時代は、19世紀半ば過ぎに頂点をむかえたが、スクリャービンこれをさらに後年に引き継ぎ、いまなお世界各地のコンサート・ホールで多くの聴衆がその影響を感じている。スクリャービン作品がほとんど省みられない時期があったことは否めない。だが今、ピアノ・レパートリーを豊かに充実させてくれたスクリャービンの音楽に、再び耳を傾ける時代が来ている、と私は思う。』(ウラディミール・ホロヴィッツ、1956年)
バーナード・ホロヴィッツによる新規ライナーノーツ、詳細な録音データを網羅したトラックリストなどを含む、全39ページの別冊解説書付き。初出LPのジャケット写真7点はカラーで掲載されています。 |
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8887504904-2
\2600→\2390 |
グザヴィエ・ドゥ・メストレ/モルダウ〜ロマンティック・ソロ・アルバム
1.スメタナ:交響詩「我が祖国」より「モルダウ」
2.リスト:2つのロシア民謡より第1曲 「うぐいす」(アリャビエフの歌曲による)
3.プロコフィエフ:バレエ「ロメオとジュリエット」 組曲第3番より
第5曲「朝の歌」
4.プロコフィエフ:バレエ「ロメオとジュリエット」 組曲第2番より
第1曲「モンターギュー家とキャピュレット家」
5.リャードフ:「音楽の玉手箱(おどけたワルツ)」作品32
6.ワルターキューネ:歌劇「エフゲニー・オネーギン」の主題による幻想曲作品81
7.チャイコフスキー:バレエ「くるみ割り人形」組曲より
「こんぺい糖の踊り」
8.ハチャトリアン:2つの小品より第1曲「東洋的な踊り」
9.ハチャトリアン:2つの小品より第1曲「トッカータ」
10.グリンカ:夜想曲変ホ長調
11.ドヴォルザーク:組曲イ長調 作品98 |
グザヴィエ・ドゥ・メストレ(ハープ) |
「ハープの貴公子」、最新アルバム世界最高峰のオーケストラ、ウィーン・フィルの首席ハープ奏者という地位を辞し、ハープという楽器の概念を大きく変える革新者として世界を飛び回るメストレの最新録音です。
今作では、スメタナ作曲「モルダウ」やチャイコフスキー作曲「こんぺい糖の踊り」など、メストレのアンコール・ピースとして確立され、CD化が望まれていた作品を中心に、ハープという楽器の可能性を広げる技巧的でロマンティックなロシア及ぶボヘミア地方のソロ・ピースを網羅。
2015年秋・2016年1月にも来日公演を控えています。
【収録】2014年10月〜11月、ベルリン、b-sharpスタジオ |
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8887501083-2
\2600→\2390 |
テオ・ゲオルギュー/シューベルト、リストへの《Excursions》
① シューベルト:『4つの即興曲』D.899
② リスト:『巡礼の年 第1年「スイス」』S.160〜「オーベルマンの谷」
③ シューベルト(リスト編):『さすらい人幻想曲』S.366 |
テオ・ゲオルギュー(ピアノ)/
ダグラス・ボイド(指揮)
ムジークコレギウム・ヴィンタートゥール(③) |
テオ・ゲオルギューは、1992年8月12日チューリッヒ生まれ。9歳からピアノを始め、2004年にはスイス屈指の音楽ホールとして知られるチューリヒ・トーンハレでシューマンのピアノ協奏曲を演奏してコンサート・デビューを果たしました。
2004年サンマリノ国際ピアノ・コンクール優勝。同年ドイツのワイマールで行われたフランツ・リスト・コンクールでも優勝をはたしました。2006年に公開されたスイス映画『僕のピアノコンチェルト』(サウンドトラック:SICC-747)では、演奏だけでなく、ピアノと数学など才能を発揮する天才少年の主役を演じ話題となりました。
Sony Classicalへの2枚目のアルバムとなる今作は、ロマンティックさが噴出されたシューベルトとリストの作品。①はシューベルトの叙情的特質が最も純粋な形で現れた作品。
②はリストの革新的な和声法による独自様式の作品。③はリストが、ピアノと管弦楽用に編曲作品で、比較的レアな作品です。
テオ・ゲオルギューのテクニックはもちろんのこと、叙情性豊かで、なおかつ若々しさある表現に満ちた、新鮮な感覚のリストをお聴きください。
【録音】2014年8〜9月、スイス、シュタットハウス・ヴィンタートゥール |
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8884306275-2
(10CD)
\5000→\4590 |
ジャン・マルティノン&シカゴ交響楽団/コンプリート・レコーディングズ
[CD1]
ラヴェル:『「ダフニスとクロエ」第2組曲』
(録音:1964年11月),
ルーセル:『「バッカスとアリアーヌ」第2組曲』』(録音:1964年12月)/
[CD2]
ヴァレーズ:『アルカナ』,
マルタン:『7つの管楽器とティンパニ、弦楽器のための協奏曲』*
(録音:1966年3月)/
[CD3]
ニールセン:
『交響曲第4番「不滅」Op.29』*
『ヘリオス序曲Op.17』*(録音:1966年10,
12月)/
[CD4]
ビゼー:『「アルルの女」第1&2組曲』(録音:1967年4月),
マスネ:『タイスの瞑想曲』』(録音:1966年12月),
ラロ:歌劇「イスの女王」*(録音:1967年5月)/
[CD5]
バルトーク:
『バレエ組曲「中国の不思議な役人」Op.19』(録音:1967年4月),
ヒンデミット:『気高い幻想』(録音:1967年10月)/
[CD6]
マルティノン:『交響曲第4番「至高」』*(録音:1967年11月),
ピーター・メニン:『交響曲第7番「交響的変奏曲」』*
(録音:1967年10月)/
[CD7]
ウェーバー:
『クラリネット協奏曲第1番へ短調Op.73』*
『クラリネット協奏曲第2番変ホ長調 Op.74』*〜
ベニー・グッドマン(Cl)
』(録音:1967年5月,
1968年5月)/
[CD8]
ラヴェル:
『スペイン狂詩曲』『マ・メール・ロワ』『序奏とアレグロ』
(録音:1968年4, 5月)/
[CD9]
ビゼー:『交響曲ハ長調』(録音:1968年4月),
メンデルスゾーン:
『「夏の夜の夢」〜序曲、スケルツォ、夜想曲、結婚行進曲』*
(録音:1967年7月)/
[CD10]
カザドシュ:『ピアノ協奏曲Op.37』*〜
ロベール・カザドシュ(P)
フランス国立管弦楽団 (録音:1969年6月),
パガニーニ(フレデリック・ストック編):『無窮動』(録音:1966年3月),
ラヴェル:
『亡き王女のためのパヴァーヌ』『ラ・ヴァルス』(録音:1967年5月),
ラヴェル:『ボレロ』(録音:1966年3月)
全点24ビット・96kHzマスタリング
*は今回オリジナル・アナログ・マスターから新しくリミックスが行なわれた音源 |
ジャン・マルティノン(指揮)
シカゴ交響楽団 |
フランスの名指揮者ジャン・マルティノン(1910-1976)が、1964年から1968年にかけてシカゴ交響楽団とRCAに残した全録音をCD10枚に集大成したボックスセットが登場します。
リヨン生まれのマルティノンは、アントワープ生まれのアンドレ・クリュイタンスと並び、モントゥー、パレー、ミュンシュらの次の世代のフランスの指揮者として最も世界的な成功を収めた指揮者でした。
7歳からヴァイオリンを学び、ダンディやルーセルに作曲を師事。ヴァイオリニストとして音楽活動を始め、指揮はミュンシュやデゾルミエールに学び、戦前はパリ音楽院管弦楽団でミュンシュのアシスタントをつとめるかたわらボルドー管を率い、戦後はロンドン・フィルやダブリンのアイルランド放送管、ラムルー管、イスラエル・フィル、デュッセルドルフ響などのポストを歴任。1957年にはボストン響を指揮してアメリカ・デビューを飾って大きな成功を収め、1963年〜1968年にはフリッツ・ライナーの後任としてシカゴ交響楽団の音楽監督に就任。さらに1968年からはフランス国立管、ハーグ・レジデンティ管の音楽監督としても活躍しました。
フランス物の粋で繊細な演奏が評価されていましたが、レパートリーは国籍・ジャンルを問わず幅広く、フランス人として初めてグスタフ・マーラー・メダルを授与されたオールラウンドな音楽家でもありました。作曲家としては師ルーセルやバルトーク、プロコフィエフらの作品から影響を受け、色彩感あふれる作品を生み出しました。
シカゴ響音楽監督時代のマルティノンの音楽作りは「リズムとフレージングの絶妙な感覚で、オーケストラのテクスチャを見事に浮き上がらせる」と絶賛されました。マルティノンは5年間のシカゴ響在任中にRCAにLPにして9枚分の録音を行なっています。
「精密さ、強度、広大さとリズミカルな覚醒感の組み合わせは、特にこの作曲家の官能的なサウンド.パレットに合う」と評されたラヴェルの主要オーケストラ曲、ルーセル「バッカスとアリアーヌ」やビゼー「アルルの女」などのフランス音楽に重点が置かれつつも、ジャズの巨匠ベニー・グッドマンとのウェーバーのクラリネット協奏曲、さらにはアメリカの作曲家ピーター・メニンの交響曲第7番のほか、マルタン、ヴァレーズ、ヒンデミット、バルトーク、そして自作の交響曲第4番「至高」に至る20世紀作品が置かず多く取り上げられているのが特徴で、マルティノンが当時シカゴ響で取り組んでいた幅広いレパートリーをうかがい知ることが出来ます。
中でもニールセンの交響曲第4番「不滅」と「ヘリオス」序曲を収めたアルバムは、シカゴ響からスリリングで爆発的なエネルギーを引き出し、フィナーレにおけるティンパニの大胆な強調も含め、非常に明快な解釈で作品の真価を知らしめた最初の演奏といえるでしょう。
マルティノンのシカゴでの音楽活動は、ライナーの前任者だったラファエル・クーベリックと同様に「シカゴ・トリビューン」の音楽評論家クラウディア・キャシディから激しく批判され、それに嫌気がさしたマルティノンはわずか5シーズンでシカゴ響を離れてしまうことになります。しかし、マルティノンのシカゴ響時代は、彼にとって音楽的には生涯で最も実り多き時代といえるもので、その充実ぶりはこれらRCAの録音に明確に反映されています。シカゴ響自体も、前任者ライナーのもとでむかえた黄金時代の輝きをそのまま踏襲しており、名手のそろった木管・金管、重厚でしかも精密なアンサンブルの弦楽パートなどは健在で、巷にいわれる「ショルティ就任前のシカゴ響は沈滞していた」という通説を覆すにじゅうぶんな説得力を持っています。
録音面でも、当時のRCAが誇った「リビング・ステレオ」という見事に完成されたテクノロジーによって収録されており、その輝かしいサウンドは今聴いてもじゅうぶんな鮮度を保っています。
今回のボックスのCD1〜CD9は、マルティノンとシカゴ交響楽団とのRCAへのLP9枚分の録音が、初出時のカップリングとジャケット・デザインによって復刻されています。またCD10には、マルティノンの離任後もしくは没後にようやく発売されたシカゴ響とのオーケストラ曲4曲(日本で世界初CD化された時は大きな話題となりました)、それに初めてCD化される、1969年にフランス国立管を指揮してコロンビアに録音したカザドシュのピアノ協奏曲第2番(ピアノは作曲者自身による)という超レア音源を収録しています。
各ディスクはオリジナル・LPジャケットに基づいた紙ジャケットに封入
各ディスクのレーベルは当時のレーベル・デザインを採用
44ページオールカラー別冊解説書付き
厚紙製クラムシェル・ボックスに封入
ボックス・サイズ: L 3.0 cm
x W 13.2 cm
x H 13.2 cm
商品重量:約 320g |
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8887505791-2
\2600→\2390 |
マルティン・シュタットフェルトのシューマン:ピアノ協奏曲!
シューマン:
①『子供の情景Op.15』,
②『ピアノ協奏曲イ短調Op.54』 |
マルティン・シュタットフェルト(ピアノ),
マーク・エルダー(指揮)
ハレ管弦楽団(②) |
現代における「バッハの伝道師」シュタットフェルト。
“ゴルトベルク変奏曲”を始めとした一連のバッハ作品の演奏は、技巧、解釈ともども揺るぎのないものとして、グールドの築き上げた伝統とは全く違う世界を確かに構築しています。
シュタットフェルトは、バッハ以外のレパートリーとしてベートーヴェン、モーツァルト、シューベルト、そしてメンデルスゾーン、ワーグナー作品でも確かな音楽性を見せていますが、今回はシューマンの「ピアノ協奏曲」と「子どもの情景」というカップリングを世に問います。
彼のシューマンと言えば、2006年に「色とりどりの小品、トッカータ」がリリースされていますが、こちらはバッハの作品に彩りを与える役割を担っており、今回のような「主食」扱いではありませんでした(とはいえ、そのシューマンの瑞々しさも絶品でしたが)。
今回はメインが「協奏曲」で、「子どもの情景」はデザートの盛り合わせとでも言ったところでしょうか?
いつものように切れの良い打鍵と、温かみのある音色、そしてメロディの隅々までを存分に歌わせる感情表現。美しく、聴き手の心の底にじんわりとしみこむ極上のシューマンです。
【録音】2014年11月、カイザースラウテルン、南西ドイツ放送スタジオ(①)/2015年1月、マンチェスター、ハレ・セント・ピーターズ教会(②)
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8887504640-2
\2600→\2390 |
ラヴィニア・マイヤー / ヴォヤージュ〜ハープによる美しきフランスのエスプリ
1) ドビュッシー:月の光,
2) ラヴェル:序奏とアレグロ,
3) サティ:ジムノペディ第1番,
4) ヤン・ティルセン:映画「アメリ」〜午後,
5) ティルセン:映画「アメリ」〜おばけのワルツ,
6) ドビュッシー(グランジャニー編):亜麻色の髪の乙女,
7) ティルセン:映画「アメリ」〜アメリのワルツ,
8) サティ:グノシエンヌ第1番,
9) サティ:グノシエンヌ第2番,
10) サティ:グノシエンヌ第3番,
11) サティ:グノシエンヌ第5番,
12) ドビュッシー:ヒースの茂る荒れ地,
13&14) ドビュッシー:神聖な舞曲と世俗的な舞曲,
15) ティルセン:映画「アメリ」〜運命の糸に導かれ |
ラヴィニア・マイヤー(ハープ),
アムステルダム・シンフォニエッタ(2,
13, 14) |
オランダでゴールド・デイスクに輝くなど、ヨーロッパで大きな成功を記録したルドヴィコ・エイナウディの作品集「パッサージョ」に続く、ラヴィニア・マイヤーのソニー・クラシカルへの2枚目のアルバムの登場です。
ラヴィニア・マイヤーは1983年韓国に生まれ、オランダの家庭に迎えられた彼女は、自身の大きな目標だったハープのソロ楽器としての定着を目指し、ソリストとしてオランダを拠点にヨーロッパ、アメリカ、アジアで活躍。オランダ音楽賞受賞など様々な方面で絶賛され、2009年にはチャンネル・クラシックスのジャレッド・サックスに認められ4枚のアルバムを発売。どれもがハープの可能性を深く追求したアルバムとして高く評価されました。
純クラシックからフィリップ・グラスなどの現代音楽、ポピュラー音楽まで幅広いレパートリーで、ハープの音色の美しさを感じさせてくれます。2014年10月の初来日公演でも、「哀しくも凛とした音色」と高い評価を得ています。
今回のアルバムでは、ドビュッシーの「月の光」やサティの「ジムノペディ第1番」「グノシエンヌ第1、2、3、5番」など、ハープの美しさが感じられる近代フランスの作曲家らの名曲を中心に、フランスの作曲家ヤン・ティルセンの映画『アメリ』からの曲を収録(ラヴィニア自身によってハープ用に編曲)。
フランス作品ではオリジナルのピアノの繊細な音色を壊さず、深い感情が込められた芸術性の高い演奏は、彼女の優れた特長といえます。そこから発せられる光と陰の表現は、まさにハープの印象派画家的ともいえるでしょう。ラヴェルとドビュッシーによるハープとオーケストラのためのオリジナル作品では、気鋭の室内オーケストラ、アムステルダム・シンフォニエッタの伴奏が光っています。
グラミー賞を数多く受賞しているトリトヌス社のエンジニア、アンドレアス・ノイブロンナーが、録音・編集を担当している点も聴き逃せません。
【録音】2014年9月, ベルリン、ルンドフンクツェントルム/2013年11月、アムステルダム、ムジークゲボウ・アーント・エイ(2,13,14)
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88843031292
\2600 |
カタリーナ/ピアノ・ファンタジー
1: Air (原曲:バッハ:G線上のアリア)
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2: Blow of Fate (原曲:ベートーヴェン:交響曲第5番〜第1楽章)
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3: In the Moonlight (原曲:ドビュッシー:月の光)/
4: Queen of the Knight (原曲:モーツァルト:「魔笛」〜夜の女王のアリア)
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5: A Little Prayer (原曲:シューマン:トロイメライ)
6: Ave Maria (原曲:バッハ=グノー:アヴェ・マリア)/
7: Destiny (原曲:モーツァルト:交響曲第40番〜第1楽章)/
8: Badinerie (原曲:バッハ:〜管弦楽組曲第2番〜バディネリ)/
9: Toccata (原曲:バッハ:トッカータとフーガ
ニ短調)/
10: Deep in the Darkness (原曲:ベートーヴェン:「月光」〜第1楽章)/
11: Sound of Bell (原曲:ラフマニノフ:前奏曲Op.3-2)/
12: Song of Joy (原曲:主よ人の望みの喜びよ)
/
13: Innocent Child (原曲:プッチーニ:「ジャンニ・スキッキ」〜私のお父さん)/
14: Tristesse (原曲:ショパン:別れの曲)
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15: Summerstorm (原曲:ヴィヴァルディ:「四季」〜夏)
/【演奏】 |
Katharina (ピアノ) &
ザ・ハリウッド・オーケストラ |
ドイツのポップ・ピアニストKatharina(本名:カタリーナ・ケーニヒスフェルトKatharina
Konigsfeld)の話題のアルバム。クラシックの名曲をポップ・アレンジ!
それは、魅惑的で感情的でエキサイティング!
ピアノとオーケストラ、シンセサイザーの融合は、これまでの印象的な型にはまりません。
ヴィヴァルディの「四季」からの「夏」は、ワイルドでセクシー。ドビュッシーの「月の光」では、カタリーナ自身のソウルフルな側面を示しています。バッハの「トッカータとフーガ」はアドレナリンを放出!このアルバムのために、ジャズや映画音楽作曲家でもあるJoja
Wendt、ダンス・ミュージックのDJ
Theodosiusもリミックスで参加するなど、力の入ったアルバム。
どれもがカラフルな色調と洗練されたロマンティックな音列で。誰もが一度は耳にしたことのあるクラシックのメロディが、バランスよく織り交ぜられた楽しめるアルバムに仕上がっています。
こんなクラシック音楽を聞いたことがないし、だからクラシックはやめられない!
【録音】ハンブルク、nullviernull
Studios |
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8884308975-2
\2600→\2390 |
マグリ・モスニエール/モーツァルト:フルート協奏曲集
モーツァルト:
① フルート協奏曲第1番ト長調K.313,
② フルート四重奏曲第1番ニ長調K.285〜第2楽章,
③ フルート協奏曲第2番ニ長調K.314,
④ フルートのためのアンダンテ ハ長調K.315(K.285e)
⑤ 歌劇「シピオーネの夢」K.126〜私は風のように軽やかに,
⑥ 歌劇「魔笛」K.620〜愛の喜びは消え【演奏】 |
マグリ・モスニエール(フルート),
ミュンヘン室内管弦楽団,
ニエル・ギグルベルガー(コンサート・マスター) |
世界で最も難しいコンクールと言われる2004年「第53回ミュンヘン国際音楽コンクール」のフルート部門優勝者、マグリ・モスニエール(1976年モントルソン生まれ)による、待望のモーツァルトの協奏曲。
2003年にフランス国立放送フィルのソロ・フルート奏者に任命され、コンクールで優勝して以来世界的に活躍している女流フルート奏者です。
今回も、単なるフルート協奏曲だけでなく、フルート四重奏曲からのアダージョ楽章や、歌劇のアリアをモスニエール自身のフルート編曲版を演奏するなど、モーツァルトの魅力が満載。彼女のフルートは流麗で芯がありながら温かさを持っており、実に表情豊かに演奏されています。
【録音】2014年5月、ミュンヘン、バイエルン放送第1スタジオ(デジタル:セッション)
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8884309301-2
\2600→\2390 |
ソル・ガベッタ/ショパン・アルバム
ショパン:
①『チェロ・ソナタ ト短調
Op.65』,
②『序奏と華麗なるポロネーズOp.3』,
③『「悪魔ロベール」の主題によるコンチェルタント・グラン・デュオ
ホ長調』
(フランショームとの合作),
④『練習曲Op.25-7』(グラズノフ編曲版),
⑤『夜想曲Op.15-1』(フランショーム編曲版),
⑥『夜想曲Op.14-1』(フランショーム編曲版), |
ソル・ガベッタ(チェロ),
ベルトラン・シャマユ(ピアノ) |
[録音] 2014年11月, ベルリン、ジーメンスヴィラ(デジタル:セッション)
1981年、アルゼンチンで生まれ、現在はドイツを中心に同世代のチェリストの中で圧倒的な人気を誇り、充実した演奏活動を行っているソル・ガベッタの新録音。
今回は、Eratoレーベルの新鋭ピアニスト、ベルトラン・シャマユとの共演によるショパンの作品集。数多くのピアノ作品を残したショパンですが、ショパンが晩年パリに戻ったときに、友人であったチェリスト、オーギュスト・フランショームとともに、チェロとピアノの最大限の特性が表れるような作品3曲を作曲しました。
これらの作品はどちらの奏者にも高度なテクニックと共同作業が要求される完成度の高い作品なのですが、ソル・ガベッタの豊かなカンタービレ、細部にまで神経の行き届いた弓さばきは、絶品な音色をかもしだしています。
もちろんシャマユの詩的なタッチも。ショパンが思い浮かべていた「チェロとピアノ」という数少ない室内楽の世界を美しく歌い上げています。
ガベッタとシャマユが、1年以上をかけてさまざまな作品を演奏した上でたどり着いたのがこのショパン・アルバムで、2人の技巧と豊かな表現力によって、作風の変化を見事に描き出した新解釈の演奏ともいえましょう。
フランショームやグラズノフが、チェロとピアノ・デュオのために編曲した、ショパンのピアノ作品も3曲収録されています。
なお、ベルトラン・シャマユは、2015年4月のNHK交響楽団の定期公演に際して来日予定です(ミヒャエル・ザンデルリング指揮、シューマン:ピアノ協奏曲、4月
22&23日 サントリー・ホール) |
RCA
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8887507305-2
(2CD)
\3600→\3290 |
ジョセフ・ブルヴァ/プレイズ・リスト
リスト:
『パガニーニによる大練習曲〜
第4番ホ長調 S.141-4』
『パガニーニによる大練習曲〜第3番嬰ト短調「ラ・カンパネッラ」S.141-3』
『超絶技巧練習曲〜第5番変ロ長調「鬼火」S.139-5』
『スペイン狂詩曲S.254』
『超絶技巧練習曲〜第11番変ニ長調「夕べの調べ」S.139-11』
『ピアノ・ソナタ ロ短調S.178』
『ハンガリー狂詩曲第2番嬰ハ短調S.244-2』
『ポロネーズ第2番ホ長調S.223-2』
『超絶技巧練習曲〜第8番ハ短調「荒々しき狩」S.139-8』
『超絶技巧練習曲〜第9番変イ長調「回想」』
『メフィスト・ワルツ』
『ピアノ協奏曲第1番変ホ長調S.124*』【演奏】 |
ジョセフ・ブルヴァ(P)/
ダニエル・ナザレス(指揮)
ルクセンブルク放送交響楽団(協奏曲*) |
1943年ブルノ生まれのピアニスト、ジョセフ・ブルヴァのリスト・アルバム。
生地であるナパイェドラの音楽学校で学び、そこで最初に師事したヴァーツラフ・ランカは彼の才能を見抜き、これを大切に育て上げました。
ブルヴァは13歳でデビューを飾り、その才能はチェコ内外で認められました。しかし、1971年に事故に逢い、1年間の活動を余儀なくされたことが元で、自らの芸術への思いを見直し、その翌年にルクセンブルクに亡命します。数多くの録音を行い、世界中で認められ始めた頃、彼を再度の悲劇が襲います。1996年3月、凍った道で滑って転んだ彼は左手を負傷し、一度は引退を決意しますが、音楽への思いは絶ち難く、手術とリハビリを繰り返し2009年に復帰。特製のスタインウェイを用いて(ペダルが工夫されている)、驚異の音楽を奏でています。
このアルバムは、ジョセフ・ブルヴァがこれまで録音してきたリストの作品を収録してきたもので、素晴しいテクニックだけでなく抑制の効いた演奏は、リストの音楽に深みをもたせ、リズムと歌の絶妙さが印象的なリスト演奏です。
【録音】1967〜2014年/1986年3月(協奏曲)
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DHM
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8887505598-2
\2600 |
アン・ハレンベリ/アグリッピナ〜バロック・オペラ・アリア集
1) ジャコモ・アントニオ・ペルティ:
歌劇『皇帝になったネローネ』〜Date
all'armi
o spirti fieri,
2) ポルポラ:歌劇『アグリッピナ』〜Memorando
anch'ilruschello,
3) ポルポラ:歌劇『アグリッピナ』〜Con
troppo fiere immagini,
4) カール・ハインリヒ・グラウン:歌劇『ブリタンニコ』〜
Se la mia vita, o figlio,
5) カール・ハインリヒ・グラウン:歌劇『ブリタンニコ』〜
Mi paventi il figlio indegno,
6) ジュゼッペ・マリア・オルランディーニ:歌劇『ネローネ』〜
Tuttafurie e tutta sdegno,
7) ジュゼッペ・マリア・オルランディーニ:歌劇『ネローネ』〜
Gia tutto valore,
8) ヘンデル:歌劇『アグリッピナ』〜Ogni
vento,
9)ヘンデル:歌劇『アグリッピナ』〜Pensieri,
voi mi tormentate,
10) ヘンデル:歌劇『アグリッピナ』〜L'alma
mia fra le tempeste,
11) テレマン:歌劇『ゲルマニクス』〜Rimembranza
crudel,
12) パオロ・ジュゼッペ・マグニ:歌劇『皇帝ネローネ』〜
Date all’armi o spirit
fier,
13) G・サンマルティーニ:歌劇『アグリッピナ』〜Non
ho piu vele,
14) G・サンマルティーニ:歌劇『アグリッピナ』〜Deh,
lasciami in pace,
15) ジョヴァンニ・レグレンツィ:歌劇『ジェルマニコ』〜
O soavi tormenti dell'alma,
16) ジャコモ・アントニオ・ペルティ:歌劇『皇帝になったネローネ』 |
アン・ハレンベリ(メゾ・ソプラノ),
リッカルド・ミナージ(指揮)
イル・ポモ・ドーロ(ピリオド楽器オーケストラ) |
スウェーデン出身のメゾ・ソプラノ歌手、アン・ハレンベリが歌った、バロック・オペラ・アリア集。
彼女のレパートリーは、ロッシーニ、モーツァルト、グルック、ヘンデル、ヴィヴァルディ、モンテヴェルディ、パーセル、ビゼーとマスネによるオペラの主役から、マーラー、ショーソン、ワックスマンまで多岐にわたりますが、とりわけバロック・オペラでの活躍はめざましく、30タイトル以上のアルバムに参加しています。
このアルバムでは主に、ローマ帝国ユリウス・クラウディウス朝の皇族「アグリッピナ」を題材とするオペラからのアリアが選ばれており、16曲中12曲が世界初録音となっています。
彼女の声の自在なテクニックだけでなく、可憐にして華麗で、深い表現を併せ持つ魅惑の歌声が披露されており、これらの作品にふさわしい表現を堪能できるはずです。1,
2, 3, 4, 5, 6, 7, 12, 13, 14,
15, 16)は世界初録音
【録音】2014年、Lonigo, Villa
San Fermo(デジタル:セッション) |
DHM
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8884307789-2
\2600→\2390 |
ヌリア・リアルと古典マンドリン・アンサンブル
黄金のリラ
①カルロ・アリゴーニ(1697-1744):『マンドリンのための協奏曲』/
②ヨハン・ヨーゼフ・フックス(1660-1741):
『Diana placata』〜アリア「Si
vedrai
quelnome altero」/
③フランチェスコ・ガスパリーニ(1668-1727):
『L'Astianatte』〜アリア「Io
non vi credo」/
④フランチェスコ・バルトロメオ・コンティ(1681?-1732):
『Il Gioseffo』〜アリア「Bramo
un core
che impari dal moi」/
⑤アントニオ・マリア・ボノンチーニ(1677-1726):
『Griselda』〜アリア「Nonso
se piu mi
piace per fede o per belezza」/
⑥アントニオ・カルダーラ(1670-1736):
『Il Giuoco del quadriglio』〜アリア「Ah
se tocasse a me」/
⑦ヨハン・アドルフ・ハッセ(1699-1783):『マンドリンのための協奏曲』/
⑧ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):
『アレグサンダー・バルス』〜アリア「Hark!
Hark! He Strickes the Golden
Lyre」/
⑨フランチェスコ・ガスパリーニ:
『Lucio Vero』〜アリア「Dolce
sembiante
no il tiuo rigore」/
⑩トマゾ・アルビノーニ(1671-1751):
『Eracleo』〜アリア「Dopo
i nembi e le
porcelle」/
⑪ガブリエレ・レオーネ(1725-1790):
『ソプラノとイタリア風シンフォニーによるカンタータ』/
⑫モーツァルト:『おいで、いとしのツィターよ
K.351』/
⑬モーツァルト:『満足
K.349』/
⑭ジョヴァンニ・パイジェッロ(1740-1816):
『セヴィリャの理髪師』〜アリア「Rien
ne peut calmer ma peine」 |
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ヌリア・リアル(ソプラノ:①⑦以外)
アルテマンドリン(古典マンドリン・アンサンブル) |
エコー・クラシック受賞などを誇る素晴らしく美しきソプラノ、ヌリア・リアル。天真爛漫な純真さを感じさせてくれるその素晴らしい表現は絶品。
今回もバロックの「天使の歌姫」らしく、バロック・オペラやカンタータからの美しいアリア、そしてモーツァルトの歌曲が選曲されています。
このアルバムでのサポートは、古典マンドリン・アンサンブルである「アルテマンドリン」が務めています。
3人の古典マンドリン、バロック・ギター、ヴィオローネ、鍵盤楽器の計6人のアンサンブルは、バロック〜古典派時代のマンドリンの演奏スタイルなどを研究し、当時のマンドリンの「栄光の時代」を現代によみがえらせます。当時行われていたであろう、宮廷や家庭などで楽しむ小編成のためのオペラ・アリアのように、マンドリン・アンサンブル用に編曲し、新たなる再現を試みています。
モーツァルトの歌曲も、マンドリン伴奏用の作品が選ばれ歌われています。
【録音】2014年2月&9月、ミュールハイム、マルティンス教会【録音】2014年2月&9月、ミュールハイム、マルティンス教会
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88875016302
\2600→\2390 |
シュペリング&ダス・ノイエ・オーケストラ,
C.P.E.バッハ:オラトリオ「荒野のイスラエルびと」Wq238/H775(全曲) |
アンヤ・ペーターゼン(Sp),
サラ・マリア・ズン(Sp),
ダニエル・ヨハンセン(T),
ヨハネス・ヴァイサー(Br),
コーラス・ムジクス・ケルン,
ダス・ノイエ・オーケストラ,
クリストフ・シュペリング(指揮) |
C.P.Eバッハのこの作品は、彼がハンブルク着任後最初に書かれた宗教音楽の大作。
モーゼに率いられたイスラエル人たちのエジプト脱出行が、一貫してホモフォニック様式の音楽で展開されています。控えめな合唱に比べ、管弦楽が場面と感情の変化を多彩に描き出した傑作といわれています。
蘇演を世界に先駆けて行うなど、宗教音楽の大家として知られるドイツの指揮者クリストフ・シュペリングが、昨年2014年のライプツィヒ・バッハ・フェスティバルの中で、C.P.E.バッハ生誕300年を記念して手掛けた演奏会のライヴです。
シュペリングの解釈は、美点と推進力のバランスの両立が見事。極めて清澄な美しいハーモニーを聞かせるコーラス、緊張と躍動感あるオーケストラ。ここでも、シュペリングの手腕により、素晴しい演奏に仕上げられています。
【録音】2014年6月, ライプツィヒ、ニコライ教会(デジタル:ライヴ)
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WARNER
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2564627677
\2300→\2090 |
ヴィルデ・フラング/モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲集
モーツァルト:
ヴァイオリン協奏曲第1番変ロ長調
K.207
ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調
K.219『トルコ風』
ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲変ホ長調
K.364 |
ヴィルデ・フラング(Vn)
マキシム・リザノフ(Va3)
ジョナサン・コーエン指揮
アルカンジェロ |
録音:2014年4月、ロンドン
’妖精’ヴィルデ・フラング、WARNERから新譜。モーツァルト!
気合の入ったプロモーション映像はこちら。 大人になってもポヨヨンとした雰囲気が変わってないのが嬉しい。
https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=zTICZLpAU6M
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ヴィルデ・フラング
ノルウェーの首都オスロ生まれ。はじめはオスロのバラット=デューエ音楽院で学び、その後ハンブルク音楽演劇大学でコーリャ・ブラッハーに、クロンベルク・アカデミーでアナ・チュマチェンコにヴァイオリンを師事。
10歳でノルウェー放送交響楽団と共演しデビュー。12歳の時にマリス・ヤンソンス指揮オスロ・フィルハーモニー管弦楽団と共演し国際的な注目を集めるようになる。以後、フィルハーモニア管弦楽団、バイエルン放送交響楽団、hr交響楽団、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団等と共演。
2011年3月に初来日しアレクサンダー・リープライヒ指揮のNHK交響楽団とシベリウスのヴァイオリン協奏曲を共演し日本デビュー。2012年5月にはサンットゥ=マティアス・ロウヴァリ指揮の東京交響楽団とニールセンのヴァイオリン協奏曲を共演したほか、リサイタルも行った。 |
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EMIから発売された下記3枚のアルバムは、EMIクラシックスのWARNER吸収合併によりすでに入手が難しくなりつつある。
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ERATO
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2564616684
\2300→\2090 |
フィリップ・ジョルダン/
ラヴェル:
バレエ音楽「ダフニスとクロエ」全曲
「ラ・ヴァルス」 |
フィリップ・ジョルダン指揮
パリ・オペラ座管&合唱団 |
Warner Erato Veritas
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2564619538
(2CD)
\2200→\1990 |
ヘンゲルブロック&フライブルク・バロック管
ヨハン・ベルンハルト・バッハ:
管弦楽組曲第1番ト短調
管弦楽組曲第2番ト長調
管弦楽組曲第3番ホ短調
ファッシュ:組曲ハ長調
テレマン:組曲ト短調「ミュゼット」
ヨハン・ルートヴィヒ・バッハ:組曲ト長調
ゼレンカ:7声の序曲ヘ長調 |
フライブルク・バロック管
トーマス・ヘンゲルブロック(指揮) |
原盤:ドイツEMI |
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2564619519
(2CD)
\2200→\1990 |
トン・コープマン(指揮)
ブクステフーデ:カンタータ集
手をたたいて喜べ BuxWV29
私の心は喜びに溢れる
BuxWV72
イエスの甘き思い出 BuxWV56
私は甦りである BuxWV44
主に新しき歌を歌え BuxWV12
今日神の子は勝利なさった
BuxWV43
イエスは私の生命の生命
BuxWV62
神は喜び叫ぶ声とともに
BuxWV33
神の子にあらずや BuxWV6
神に喜びの声を上げよ
BuxWV64
楽しく歌い、喜べ BuxWV52
私の心はどんなに晴れ、喜ぶだろう
BuxWV110 |
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バルバラ・シュリック(ソプラノ)
モニカ・フリンマー(ソプラノ)
マイケル・チャンス(カウンターテノール)
ルネ・ヤーコプス(カウンターテノール
クリストフ・プレガルディエン(テノール)
ペーター・コーイ(バス)
ハノーファー少年合唱団
アムステルダム・バロック管
トン・コープマン(指揮) |
録音:1987年 |
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2564619536
(2CD)
\2200→\1990 |
トン・コープマン(指揮)
ビーバー:
53声部のためのザルツブルク・ミサ
15声部のためのレクィエム
イ長調
32声部のための晩歌 |
アムステルダム・バロック管&合唱団
トン・コープマン(指揮) |
録音:1998年、1992年 |
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2564619535
(2CD)
\2200→\1990 |
トン・コープマン(指揮)
シャルパンティエ:
オラトリオ「ヨシュア」
オラトリオ「サウルとヨナタンの死」
劇的モテトゥス「平和のための賛歌」
オラトリオ「天上における大天使ミカエルとドラゴンの戦い」
聖水曜日のための第3のルソン・ド・テネブル
聖木曜日のための第3のルソン・ド・テネブル
聖金曜日のための第3のルソン・ド・テネブル
詩篇第83番「御身が住居はいかに愛すべきところなるか」 |
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バルバラ・シュリック(ソプラノ)
ナンシー・ジルストラ(ソプラノ)
ドミニク・ヴィス(カウンターテノール)
カイ・ヴェッセル(カウンターテノール)
クリストフ・プレガルディエン(テノール)
ハリー・ファン・ベルヌ(テノール)
ペーター・コーイ(バス)
クラウス・メルテンス(バス)
アムステルダム・バロック管
トン・コープマン(指揮) |
録音:1991年 |
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2564619528
(2CD)
\2200→\1990 |
レザール・フロリサン
モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り |
ソフィー・マラン=ドゥゴール(ソプラノ)
マリーズー・ヴィーチョレク(ソプラノ)
アルトゥール・ステファノヴィツ(カウンターテノール)
ファビアン・ショフラン(カウンターテノール)
ポール・アグニュー(テノール)
ジョゼフ・コーンウェル(テノール)
フランソワ・ピオリノ(テノール)、他
レザール・フロリサン
ウィリアム・クリスティ(指揮) |
録音:1997年 |
WARNER
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2564 622085
\1700 |
マーラー:交響曲第5番 |
サイモン・ラトル指揮、
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 |
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2564 622090
\1700 |
R.シュトラウス:
4つの最後の歌
ジョージ・セル指揮、ベルリン放送交響楽団
同:
母親の自慢話Op.43-2、森のしあわせOp.49-1
、
献呈Op.10-1、親しき幻Op.48-1、東方の三博士Op.56-6
ジョージ・セル指揮、ベルリン放送交響楽団
憩えわが魂Op.27-1、わが子にOp.37-3、子守歌Op.41-1、
あしたOp.27-4、小川Op.88-1、ばらのリボンOp.36-1、
冬の捧げものOp.48-4
ジョージ・セル指揮、ロンドン交響楽団 |
エリーザベト・シュヴァルツコップ(Sop) |
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2564 622083
\1700 |
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」 |
サイモン・ラトル指揮、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
バーバラ・ボニー(Sop)
ビルギット・レンメルト(Alt)
カート・ストレイト(Ten)
トーマス・ハンプソン(Br)
バーミンガム市交響楽団合唱団 |
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2564 622095
\1700 |
プッチーニ:オペラアリア集 |
アンジェラ・ゲオルギュー(Sop)
アントン・コッポラ指揮、
ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ管弦楽団/
アントニオ・パッパーノ指揮、
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団 |
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2564 622078
\1700 |
モーツァルト:レクイエム
ダニエル・バレンボイム指揮、イギリス室内管弦楽団
ブルックナー:テ・デウム
ダニエル・バレンボイム指揮、ニューフィルハーモニア管弦楽団 |
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2564 622087
\1700 |
チャイコフスキー:バレエ曲集
白鳥の湖、眠れる森の美女、くるみ割り人形より |
アンドレ・プレヴィン指揮、
ロンドン交響楽団 |
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2564 622080
\1700 |
ホルスト:組曲「惑星」
エルガー:エニグマ変奏曲 |
エイドリアン・ボールト指揮、
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 |
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2564 622079
\1700 |
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮、フィルハーモニア管弦楽団
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
アンドレ・プレヴィン指揮、ロンドン交響楽団 |
イツァーク・パールマン(Vln) |
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2564 622093
\1700 |
エルガー:
チェロ協奏曲
ジャクリーヌ・デュ・プレ(Vc)
ジョン・バルビローリ指揮、ロンドン交響楽団収録曲
序曲「コケイン」
ジョン・バルビローリ指揮、フィルハーモニア管弦楽団/
歌曲集「海の絵」
ジャネット・ベイカー(MSop)
ジョン・バルビローリ指揮、ロンドン交響楽団 |
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2564 622077
\1700 |
シューベルト:交響曲第8番「未完成」、第9番「グレート」 |
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 |