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≪第82号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その1 2015/5/12〜


マイナー・レーベル新譜
歴史的録音・旧録音
メジャー・レーベル

国内盤
映像


 




5/15(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

WERGO



WER 6758
(2CD)
\4000→\3690
ジョン・ケージ(1912-1992):
 TWO3 〜笙、水で満たされた5つの巻貝のための

  [CD1]
   1. 第4番&第7番/2. 第2番/
   3. 第1番&第6番/4. 第8番
  [CD2]
   1. 第3番/2. 第3番&第9番/
   3. 第9番/4. 第5番&第10番
ステファン・フッソング(アコーディオン、巻貝)
ウー・ウェイ(笙、巻貝)
 ケージの数字の音楽シリーズTWO3。笙、水で満たされた5つの巻貝のための音楽

 録音:2013年6月10-12日

 晩年の6 年間、ケージは、いわゆる「数の音楽」を書いていました。
 「数の音楽」は数字のタイトルが付されており、その数字は、演奏者の数、あるいは、その作品の部分の数を指します。また、同じ演奏者数の作品が複数ある場合、上付き数字で区別されます。たとえば、ここに収録されている「TWO3」は、二人の演奏家のための作品シリーズの第3 番のこと。

 「私はここにきてようやく、美しい音楽を書いているような気がします」とは1990 年のケージの言葉。
 同年彼は笙奏者宮田まゆみに出会い、日本古来の楽器、笙のための作品を委嘱されました。ケージは17 本の竹管から成る笙の音色と、そのうち6 本まで同時に吹け、6 本でひとつの音を出すことも、6 本それぞれが違う音色を出し複雑な効果を生み出すことができることに感銘を受けました。
 さらに、この笙との出会いにより、ケージが1940 年代から取り組んできた「Zen(禅)」の精神のひとつの帰着点を見ることとなりました。
 このTWO3 は、水のような動き(段階的な変容、沈黙によって中断する流れなど)が特徴。
 笙のパートを演奏するのは世界的中国笙奏者、ウー・ウェイ。中国の笙は日本のとは違って37 本の竹管から成ります。さらに、指定の笙と巻貝以外に、アコーディオンも登場します。これは、笙とアコーディオンの音色に似た部分があるという二人の奏者の考えによるもの。時に楽器特有の音を出し、時に両者渾然一体と融け合う音色を聴いていると、不思議な静寂につつまれ、瞑想の世界にいざなわれるようです。



 

WER 7316
(2CD)
\4000
イェルク・ヴィトマン(b.1973):弦楽四重奏曲集
 [CD1]
  1. 弦楽四重奏曲第1番
  2. 弦楽四重奏曲第2番(コラール四重奏曲)
  3. 弦楽四重奏曲第3番(狩の四重奏曲)
  4. 弦楽四重奏曲第4番
 [CD2]
  1. 弦楽四重奏曲第5番(フーガのこころみ-ソプラノをともなう)
  2. オペラ「不在」の弦楽四重奏曲
  3. 1分間に180回〜弦楽六重奏のための
ミンゲット・カルテット
 〔ウルリヒ・イズフォルト(Vn)、
  アンネッテ・ライジンガー(Vn)、
  アロア・ゾリン(Vla)、
  マティアス・ディーナー(Vc)〕
クラロン・マックファーデン(ソプラノ/CD2-1)
アレクサンダー・ヒュルスホフ&
 アンドレイ・シモン(Vc/CD2-3)
 世界が注目する作曲家にしてクラリネット奏者、イェルク・ヴィトマンの弦楽四重奏曲集

 録音:2014年1月、4月

 すぐれたクラリネット奏者としても活躍している作曲家、イェルク・ヴィトマンの弦楽四重奏作品集。番号が付された作品を1晩で演奏するプロジェクトを行ったミンゲット・カルテットによる演奏で、ヴィトマン自身、「このアンサンブルは、それぞれの作品が補足的だったり矛盾に満ちたりしていながらも、すべてがドラマ的につながっていることをよく理解している」と信頼を置いています。
 番号が付された作品のほか、ヴィトマンが学生時代に書いたオペラ「不在」の1 シーンに出てくる弦楽四重奏曲に基づく‘オペラ「不在」の弦楽四重奏曲’ や弦楽六重奏の作品など、ヴィトマンの室内楽の筆致を存分に味わえる内容となっております。
 ミンゲット・カルテットは、芸術は大衆に愛されるものであるべき、と唱えた18 世紀スペインの哲学者パブロ・ミンゲットの名を冠したカルテット。リームの弦楽四重奏作品の全曲録音プロジェクトを手掛けるほか、ルジツカの弦楽四重奏曲全集録音やイェルク・ヴィトマンの弦楽四重奏の全曲演奏プロジェクトなどを手掛ける一方、J-P. サラステやゲルハーヘルらとも多く共演を重ねている、多ジャンルにわたり活躍している団体です。



 

WER 7311
\2500
モートン・サボトニック(b.1933):野獣〜記念碑的録音集
 (1)蝶のあとに
   (トランペット、器楽アンサンブル、電子の「ghost」スコアのための)
 (2)野獣(トロンボーン、ピアノ、「ghost」エレクトロニクスのための)
マリオ・ガルネリ(トランペット)ほか
モートン・サボトニック(指揮)
 電子音楽の重鎮、サボトニック作品、記念碑的録音集

 (1)録音:1980 年4 月、ザ・レコード・プラント(ロサンジェルス) (2)録音:1981 年3 月、エヴァーグリーン・スタジオ(カリフォルニア)

 モートン・サボトニックは、電子音楽分野の発展を語る上で欠かせない、生ける伝説のような存在。当時最先端の技術を作曲に取り込んでいます。
 野獣は、野獣派(フォーヴィスム)の絵画にインスパイアされた作品。伝統的な楽器を、普通の音色はもはや期待できない環境の中で演奏させるという作風で、まさに強烈な色彩を放つフォーヴィスムの絵画のような作品となっています。


.

AVIE



AV 2323
\2500→\2290
不屈の天才ハーデリッヒのメンデルスゾーン
 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調 Op.64
 バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番 Sz112
オーガスティン・ハーデリッヒ(ヴァイオリン)
ミゲル・ハース=ベドヤ(指揮)
ノルウェー放送管弦楽団


 今、若い世代でもっとも急速に注目を浴びているアーティストの一人、オーガスティン・ハーデリッヒ。生死の境をさまよう大やけどから奇跡の生還を果たし、世界を舞台に活躍を続けるドイツのヴァイオリニストで、近年はボストン響、ニューヨーク・フィル、フィラデルフィア管、デトロイト響など、アメリカの主要オーケストラへ次々へデビューを果たし、2014/2015シーズンでもメネソタ管、デンマーク放送響、LPOへのデビューを含む、日本、オランダ、カナダ、スイス、ドイツ、オーストリアなど世界中での公演を予定。
 グラモフォン賞にノミネートした前作「アデス&シベリウス:ヴァイオリン協奏曲集(AV 2276)」に続く最新作では、ついにメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲という超名作を録音。共演するのは、ノルウェー放送管弦楽団と2013年から同オケの首席指揮者を務めるミゲル・ハース=ベドヤ。ノルウェーの高音質レーベル、LAWOのレコーディング・エンジニア、トマス・ウォルデンによる優秀録音にも期待。

 ※録音:2014年6月10日−14日、ノルウェー放送協会コンサート・ホール(オスロ)





 そんな安っぽいお涙頂戴のコピーに乗せられるもんか、と店主などはすぐに思ってしまう。
 しかし、その回復への道のりは、想像を絶するものだったらしい。
 それを考えると、今の彼の音楽への思いの強さというものが、常人とかけ離れていると考えても確かにおかしくはない・・・。

 これまでに数多くの若手音楽家たちのレコーディングを全世界に向けて送り出してきたアヴィー(Avie)が、"レーベル創設以来、史上最大の若手アーティスト"と激賞する奇跡のヴァイオリニスト、オーガスティン・ハーデリッヒのソロ・レコーディング。
 1984年、ドイツ人の両親のもとイタリアで生まれたハーデリッヒは、マスカーニ音楽学校を優秀な成績で卒業するなど天才奏者として将来を嘱望されていたが、1999年に不慮の事件に巻き込まれてしまう。
 全身の60%にも及ぶ重度の大火傷を負ってしまったのである。
 しかし生死の境をさまよいながら、20回を超える手術を受け、その後の想像を絶する厳しいリハビリに耐え抜いたハーデリッヒは、不死鳥の如く甦り再びヴァイオリンを手にすることになった。
 あえて呼ぼうではないか、奇跡のヴァイオリニストと。おそらく、今もさまざまな後遺症や心の痛みに耐えながらの日々が続いているのではないか。
 だがヴァイオリンを手に音楽の舞台へカムバックを果たしたハーデリッヒは、2006年にインディアナポリス国際ヴァイオリン・コンクールを見事制覇。また優れた器楽奏者にのみ与えられるアメリカの栄誉ある"エイヴリー・フィッシャー・キャリア・グラント"を授与されるなど、完全復活を遂げ巨匠への道を確実に歩み始めた。
 生きる喜び、音楽の喜びを感じさせてくれるハーデリッヒのヴァイオリンには、「まるで音楽の神々が宿っている」と言われる。



旧譜
店主にはときおりそのヴァイオリオンが魂の叫びにも聴こえる・・・
ハーデリッヒのシベリウス
AV 2276
\2500→\2290

不屈の天才ハーデリッヒ
 アデス&シベリウス:ヴァイオリン協奏曲集

  アデス:ヴァイオリン協奏曲 《同心軌道》
  シベリウス:
   ヴァイオリン協奏曲Op.47、ユーモレスク ニ長調 Op.87-2、
   ユーモレスク ト短調 Op.89-2、ユーモレスク 変ホ長調 Op.89-3

オーガスティン・ハーデリッヒ(ヴァイオリン)
ハンヌ・リントゥ(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・フィル
※録音:2013年6月21日−24日、ザ・フライアリー(リヴァプール)

 このシベリウスはすごい。
 初めハーデリッヒと知らずに聴いていたのだが、音程の徹底的な正確さと、「鳴き」部分の異様な高揚感に背筋が寒くなった覚えがある。

いまさらピアソラ・・・私も最初はそう思ってました・・・
泣きます。

AV 2280
\2500→\2290
ヴァイオリン&ギター!タンゴの歴史
 ピアソラ:タンゴの歴史
 ファリャ:スペイン民謡集
 パガニーニ:協奏的ソナタ、モーゼ幻想曲
 サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
オーガスティン・ハーデリッヒ(ヴァイオリン)
パブロ・サインツ・ビジェガス(ギター)

 

AV 2329
\2500
シュガーローフ山 〜 アパラチア民謡集
 ラムの山/アイルランドへお別れ/クルーエル・シスター/
 ノッタマン・タウン/黒は私の恋人の髪の色/
 彷徨いながら不思議に思う/キツネの父さんご馳走とった/
 おおスザンナ/恋人はもういない/マリアよ泣かないで/
 シュガーローフ山/ハイランドのお別れ〜スクウェア・ダンス/
 他、全17曲
アポロズ・ファイア
ジャネット・ソレル(ディレクター)
 アメリカ古楽界に新風を吹き込んでいるクリーヴランドのバロック・オーケストラ、アポロズ・ファイア。
 アメリカの古い民謡集「カム・トゥ・ザ・リヴァー(AV 2205)」の続編となる「シュガーローフ山」は、イギリスやアイルランドから伝わるバラッド(民謡)に、アメリカ聖歌、黒人霊歌が融合し造られていったアパラチアの民謡集。
 「おおスザンナ」を始め、よく知られたスコットランド民謡、イングランド民謡、アイリッシュ・チューンや、どこかで聞いたことのある旋律などが、優雅なバロック・アンサンブルに乗せたヴォーカル、ヴァイオリン、フルート、ダルシマーなどの音色で楽しめる。



 

AV 2286
\2500
中世イギリスの愛と献身
 私は聖処女のことを歌う/Adam lay ibowndyn/
 This endere nyght/Alysoun/
 聖体拝領のキャロル
デュファイ・コレクティヴ&ヴォイス
ウィリアム・ライオンズ(ディレクター)
 1987年に創設された中世とルネサンスの音楽を専門とする老舗アンサンブル、デュファイ・コレクティヴ。
 ヴォーカル・トリオの「ヴォイス」と共演する「中世イギリスの愛と献身」では、ミュージック・ディレクターでありフルート、リコーダー奏者のウィリアム・ライオンズによって再構築された、15世紀イギリスの王宮と修道院の音楽を収録。

 ※録音:2014年12月16日−20日、オックスフォード
 

AV 2346
(2CD/特別価格)
\3800
ローラ・カープマン:アスク・ユア・ママ ジャナイ・ブラッガー(ソプラノ)
ザ・ルーツ、ニーナ・フリーロン、
 アンジェラ・ブラウン(ソプラノ)
メデューサ、ジョージ・マナハン(指揮)
サンフランシスコ・バレエ・オーケストラ
 カーネギー・ホールの委嘱により、ラングストン・ヒューズの抒情詩、エミー賞を4度受賞しているアメリカの作曲家、ローラ・カープマンの作曲で作られたミュージカル「アスク・ユア・ママ(ASK YOUR MAMA)」。
 ジャズ、カーニヴァル、フィルム、オペラ、詩篇がマッシュアップされ、ジャズ・シンガーのニーナ・フリーロンやヒップホップ・グループ「ザ・ルーツ」のブラックソート、クエストラヴらがフィーチャーされている。




AMATI


AMI 2603
\2400
《中央ドイツ、バロック・カンタータ集2》
 テレマン:カンタータ「全世界よ、神を讃美せよ」 TVWV 1:951
 テレマン:カンタータ「神はかくも世を愛したもう」TVWV 1:77
 ファッシュ:カンタータ「Der Gottlose ist wie ein Wetter」FWV D:D2
ハイデ・マリア・タウベルト(Sp),
シュテーフェ・ヴェヘター(A),
ミヒャエル・ツァバノフ(T),
マティアス・フィーヴェク(Br),
ビーデリッツ・カントライ,
カンマームジーク・ポツダム(ピリオド楽器アンサンブル),
ミヒャエル・ショル(指揮)
 膨大なテレマンの作品群の中から蘇った美しきカンタータ!
 テレマンは3000以上作品を作曲し、受難曲だけでも46曲、教会カンタータに至っては1700曲以上も作曲していました。
 「新しい作品を書くことが神への奉仕」と考える当時の作曲家の中でも、これだけ膨大な作品を残した作曲家はテレマンぐらいだったのではないでしょうか。
 しかしながら、そのほとんどは現在においても整理がつかず、演奏される作品はそのほんの一部という状況です。
 テレマンのカンタータは、バッハの深くドラマティックな作風とは異なり、良い耳に入りやすいメロディーが特徴です。一般受けを狙った結果、彼の作品は非常に美しく煌びやかな仕上がりになっています。
 同時代のヨハン・フリードリヒ・ファッシュは、ライプツィヒの聖トーマス教会付属学校でヨハン・クーナウに音楽を師事し、1714年にバイロイトの宮廷楽団にヴァイオリニストとして入団。1722年にツェルプストの宮廷楽長に就任した作曲家。バッハはファッシュの多くの作品を写譜していました。
 テレマン研究家としても有名な指揮者ミヒャエル・ショルによって、これらの作品が美しく蘇っています。




RONDEAU


ROP-6103
\2100
最後の幸福 〜ブラームスと彼の友人たち
 1-2.ブラームス(1833-1897):4つの合唱曲 Op.104より
  <最後の幸福 Op.104-3/夜警「静かな胸の音」Op.104-1>/
 3-4.クララ・シューマン(1819-1896):3つの合唱曲より
  <ヴェネツィアの夜の祭典/ゴンドリエラ>/
 5-6.カール・ライネッケ(1824-1910):4つの無伴奏合唱曲 Op.58より
  <朝の歌/春の衝動>/
 7-8.アルベルト・ディートリッヒ(1829-1908):四部合唱の6つの歌 Op.21より
  <春の衝動/狩りの歌>/
 9.グスタフ・イェナー(1865-1920):時は早く進む/
 10.イェナー:心を少し私に/
 11.イェナー:あなたは可愛いブロンズの少女/
 12.イェナー:おやすみ/
 13-16.ハンス・ケスラー(1853-1926):無伴奏混声合唱のための9つの歌より
  <最後の休息を待つ時/さすらい人の夜の歌/星が降り注ぐ/孤独>/
 17-18.ローベルト・フックス(1847-1927):混声合唱のための8つの歌 Op.64より
  <病気の少女/ナイチンゲール>/
 19.ハインリヒ・フォン・ヘルツォーゲンベルク(1843-1900):
  無伴奏混声合唱のための6つの歌より -夜に/
 20-21.カール・ラインターラー(1822-1896):
  四部合唱の6つの歌 Op.8より
   <おいで、ナイチンゲール/おやすみ>
カンマーコア・ベルリン/
シュテファン・ラウフ(指揮)
録音 2014年9月26-28日 ベルリン オベルシェーネヴァイデ キリスト教会
 ブラームスの作品は、どれを取って見ても恐ろしいまでにシンフォニックであり、重厚な響きを有しています。これは合唱曲であっても変わることはなく、たとえ無伴奏の簡素な合唱であっても、複雑で厚みのある音色が紡ぎ出されます。彼自身も一時期女性合唱団の指揮者を務めていただけあって、声をいうものを熟知していたことは間違いありません。
 このアルバムでは、そんなブラームスのエキサイティングな合唱曲と、併せて彼の同時代の作曲家たちと彼の弟子の合唱曲を収録しています。あまり知られていない作曲家の名前も見えますが、「声を合わせて歌うことの意義」についてブラームスと友人たちが議論している場面を想像するのは、なかなか楽しいものではないでしょうか。
  
ROP-6108
\2100
2つの世代 〜
 ゾルターン・ガルドニー&ジョルト・ガルドニー:合唱とオルガン作品集

  1.ゾルターン・ガルドニー(1906-1986):詩篇45から「賛歌」/
  2.ゾルターン・ガルドニー:死に至る忠実/
  3-9.ゾルターン・ガルドニー:「来たれ、創造主なる精霊よ」によるパルティータ/
  10-12.ゾルターン・ガルドニー:3つのモテット
   <フィンランドのフス教徒の歌/
    主はわが羊飼い/楽園の美しい常緑樹>/
  13.ジョルト・ガルドニー(1946-):
     十字架上のイエス・キリストの七つの最後の言葉/
  14.ジョルト・ガルドニー:前奏曲とフーガ/
  15-17.ジョルト・ガルドニー:3つのオマージュ/
  18-20.ジョルト・ガルドニー:3つのコラール・モテット
   <神、創造者/詩篇第8番/大地と天が歌う>
バート・ホンブルク室内合唱団/
ルドルフ・ミュラー(オルガン)/
スザンネ・ローン(指揮)
録音 2015年2月20-21日 バート・ホンブルク 福音史家・救世主教会
 ブダペストで生まれたガルドニー親子の作品集です。父ゾルターンは26年間の長きに渡ってフランツ・リスト音楽院で作曲科の教師として教鞭を執り、多くの学生を世に送り出しました。
 作曲家としてはオーケストラ作品や室内楽をはじめ、数多くの合唱作品を残しています。
 これらはドイツ、スウェーデン、アメリカで数多く演奏され、高く評価されています。その息子ジョルトも若い頃から音楽に親しみ、19歳のときにはブダペスト大学が主催したオルガン・コンクールで受賞するなど、オルガニストとしての才能も期待されています。
 彼のオルガン作品は、過去の作曲家や父の作品に敬意を払うだけではなく、ジャズの要素も含んだもので、そのいくつかはアート・テイタムやオスカー・ピーターソンへのオマージュであったりととても興味深いものです。ここでオルガンを演奏しているルドルフ・ミュラーはこの「2つの世代」を統一し、素晴らしい演奏を聴かせています。
  

KL-1401
\2100
ウィーン・ヴォーカル・コンソート/BYRD
ウィリアム・バード(1543-1623):5声のためのミサとイングリッシュ・モテット集
 1.地は震え/2.主に向かって喜びの叫びをあげよ/
 3.おお主よ、私はひれ伏します/
 4-9.5声のミサ曲
   <キリエ/グローリア/クレド/サンクトゥス/ベネディクトゥス/アニュス・デイ>/
 10.アレルヤ、アヴェ・マリア-エサイの若芽は/
 11.若き男を起こすには/12.おお主よ、わが神/
 13.天にて喜びあれ(第1)/14.天にて喜びあれ(第2)/
 15.われを憐れみたまえ/
 16.主よ、あなたの作る道を知っている/17.主よ怒りたもうことなく
ウィーン・ヴォーカル・コンソート
録音 ウィーン、マリア・アム・ゲスターデ
 ルネサンスの巨匠、ウィリアム・バードの「5声のためのミサ」を中心に、彼のいくつかのモテットを併せた敬虔で慎み深い音楽集です。
 「ブリタニア音楽の父」と称されるバードの作品のほとんどは英国教会のために書かれたもの(英語)ですが、彼は本来カトリック信者であったため、最高傑作とされる「5声のミサ(ラテン語)」による祈りは、友人の家で秘かに行われたものだと言われています。
 宗教の違いによる軋轢に苦しんだバードですが、その作品はどれも清明で美しいものであり、現代人の心をも浄化させてくれるのです。ウィーン・ヴォーカル・コンソートは2001年に結成されたアンサンブル。メンバーの本職はイタリア語教師、海洋生物学者、技術系ジャーナリスト、風景建築家、建築家とヴァラエティに富んでいます。
 

KL-1408
\2100
バラード
 1-4.ショパン(1810-1849):バラード集
  <バラード 第1番 ト短調 Op.23/バラード 第2番 へ長調 Op.38/
   バラード 第3番 変イ長調 Op.47/バラード 第4番 ヘ短調 Op.52>/
 5-8.ブラームス(1833-1897):バラード Op.10
  <第1番 ニ短調/第2番 ニ長調/第3番 ロ短調/第4番 ロ長調>/
 9.フォーレ(1845-1924):バラード 嬰へ長調 Op.19
ジャン=フランソワ・アントニオーリ(ピアノ)
録音 2010年9月,2011年8月 スイス ゲネヴァ,ヴィクトリア・ホール
 現在の日本では「バラード」というと、ゆったりとしたテンポで美しいメロディラインを持つ「ラブソング」を指すことが多いのですが、もともとは中世の定型詩であり、吟遊詩人の歌う世俗抒情歌の形式の一つでした。
 18世紀の後半に、ゲーテをはじめとした詩人たちが文学的に昇華させ、この詩を用いた歌曲が「バラード」と呼ばれるようになります。
 やがてショパンが自身のピアノ曲にこのタイトルを転用し、古い物語譚を暗示させるような「4つのバラード」を創り上げるのです。この形式はリストやブラームスに受け継がれ、各々が表現力豊かな作品を書き上げます。
 そしてフォーレの作品には、特定の元ネタは存在せず、ただただ起伏のある美しい音楽が紡がれていくのです。
 ピアニストのアントニオーリはスイス、ローザンヌ出身のベテランです。地元の音楽院でファウスト・ザドラに、パリ音楽院ではピエール・サンカンに学び、その後はウィーンでブルーノ・ザイドルホーファー、ローマでカルロ・ゼッキに指導を受け、1991年にアメリカとローロッパへの演奏旅行を行い絶賛されました。その後は指揮者としても活動を始め、地域に密着した音楽活動を行っている人です。
 
KL-1409
\2100
プレリュード
 1-24.ショパン(1810-1849):24の前奏曲 Op.28/
 25.ショパン:前奏曲 嬰ハ短調 Op.45/
 26.ショパン:幻想曲 ヘ短調 Op.49/
 27.ショパン:子守歌 変ニ長調 Op.57/
 28.ショパン:舟歌 嬰へ長調 Op.60
ジャン=フランソワ・アントニオーリ(ピアノ)
録音 スイス ゲネヴァ,ヴィクトリア・ホール
 J.S.バッハの「平均律クラヴィーア曲集」のような、「12音全ての長調、短調の音階を用いた小さな24の曲集」を作曲することは、ショパンにとってバッハへの敬意の表れであり、また革新的な挑戦であったのでしょう。
 この作品は「雨だれ(第15番 変ニ長調)」のエピソードでも知られるように、旅行先のマジョルカ島で完成されましたが、構想されたのはもっともっと以前だったようです。24曲のそれぞれに驚くほど多くの物語があり、一瞬で終わるような短い曲でも、その表情は夢幻的で多彩です。ピアニスト、アントニオーリは1曲1曲に心を込め、この小宇宙を余すことなく表現することに成功しています。
 

KL-1501
\2100
沈黙の選帝侯
 1-2.ペーター・アウグスト(1726-1787):
  2台のチェンバロのためのディヴェルティメント ニ長調/
 3-5.カール・ハインリヒ・グラウン(1703/4-1759):
  2台チェンバロのためのコンチェルト 変ロ長調 B:XIII:45/
 6-8.ヨハン・ゴットリープ・ヤニチュ(1708-1763):四重奏曲 第4番 ハ短調/
 9-11.ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809):協奏曲 へ長調 Hob.XVIII:6/
 12-17.ヨーゼフ・シュスター(1748-1812):2台チェンバロのための6つの小品
ライプツィヒ・チェンバロ・デュオ
<メンバー:
 ヒルデガルト・ザーレツ(チェンバロ)/
 ミカエラ・ハッセル(ハンマーフリューゲル)>
録音 2011年8月29日-9月2日 the city hall ballroom / im Festsaal des Rathauses in Torgau
 このアルバムに収録された作品は、ザクセン王国の初代国王フリードリヒ・アウグスト1世(ザクセン選帝侯としては3世)の蔵書から選ばれています。
 彼は13歳で選帝侯位を嗣ぎ(18歳までは叔父が摂政を務めた)、その後はフランス革命の波及を逃れ、プロイセン王国と同盟し、反仏側として参戦しますが、プロイセン王が大敗したのを受け、同盟を破棄、ナポレオン1世から王号を獲得、ライン同盟へと加盟します。しかし、1813年にナポレオンが敗北するとロシアに捕らえられましたが、その際王位を剥奪されることもなくザクセンに帰国。荒廃した国土を回復すべく、農業や商工業の発展と学業の振興に務めたのです。
 そのおかげでザクセンは急速に発展し、この地は当時の学問の中心地になりました。そんな賢王の蔵書にはハイドンをはじめ、シュスター、グラウン、ヤーニチュなどの素晴らしい作品が含まれており、自身も音楽を嗜んだという王の趣味が伺いしれるものとなっています。
 ライプツィヒ・チェンバロ・デュオのデビュー・レコーディングです。本来は2台のチェンバロで演奏される作品を、敢えて1台だけハンマーフリューゲルに変えた際の音色の違いもお楽しみください。
 

KL-1510
\2100
ヨハン・フリードリヒ・ライヒャルト:生きている歌
 1.川に/2.憧れ/3.愛の星/4.落ち着きのない愛/
 5.平和を愛す/6.ラプソディ/7.孤独を嘆く/8.墓の蝶/
 9.娘の嘆き/10.愛の絵/11.嘆き/12.ため息/13.魔王/
 14.静かな海/15.涙の慰め/16.思い出/17.野ばら/
 18.羊飼いの嘆き/19.秋への思い/20.別れ/
 21.魂の挨拶/22.ミューズの息子
レイナルド・ドップ(テノール)/
アルブレヒト・ハルトマン(フォルテピアノ)
 2014年に没後200年を迎えた作曲家、音楽評論家ライヒャルト(1752-1814)を記念して製作されたアルバムです。
 彼は一生を旅に費やし、多くの知己と知識を得たことで知られ、また音楽家としても哲学者としても素晴らしい才能を有していました。ゲーテやシラーと親交を深め、クレメンス・ブレンターノやグリム兄弟の詩にも触れていたのです。
 とは言え、彼の作品は現在全く知られておらず、今回の録音では歌手ドップとピアニスト、ハルトマンが楽譜を探し出し、これらに新たな命を吹き込んだのです。
 もちろんその作風はシューベルトやメンデルスゾーンに比べるとかなり古典的で、どちらかというとバロック的でもありますが、「野ばら」た「魔王」「ミューズの息子」などの名詩を用いた歌曲は、これまでのこの詩に抱いていたイメージに、全く違った見方を与えてくれるに違いありません。
 

KL-1512
\2100
グスタフ・マーラー:歌曲集
 1-4.さすらう若人の歌
  <彼女の婚礼の時/朝の野を歩けば/
   僕の胸の中には燃える剣が/恋人の青い目>/
 5-9.リュッケルトの詩による5つの歌
  <私の歌をのぞき見しないで/私はほのかな香りを吸い込んだ/
   真夜中に/美しさゆえに愛するのなら/私はこの世に捨てられて>/
 10-14.子どもの死の歌
  <いま、晴れやかに陽が昇る/
   なぜそんなに暗いまなざしだったのか、今にしてわかる/
   お前のお母さんが戸口から入ってくるとき/
   私は思う、子どもたちはちょっと出かけただけなのだと/
   こんな嵐のときに>
トーマス・ラスケ(バリトン)/
ヴェレーナ・ロイス(ピアノ)
 マーラー(1860-1911)の2つの歌曲集と、リュッケルトの詩による歌曲は、リート歌手にとって憧れの存在であり、また大切なレパートリーでもあります。交響曲第1番と密接な関係を持つ「さすらう若人の歌」、初期の民謡風な作風をもっとドラマティックに変貌された中期の「リュッケルト歌曲集」、そして、まるで自身が悲しみを体験したかのように切実な「子どもの死の歌」(これが書かれたときには、まだマーラーは自身の子どもを失っていなかったのです)、どの曲にも、例えようもない厭世観と甘き死への誘いが散りばめられた、憂鬱かつ耽美的な音楽なのです。
 今回この曲を歌うバリトン歌手トーマス・ラスケはシュトゥットガルトに生まれ、当地の少年合唱団のメンバーとして10年活躍した後、オーディオ、ビデオ関係のエンジニアとして働きながら、アンドレアス・シュミットとオットー・エーデルマンの指導を受け、1997年にミュンヘンで開催されたリヒャルト・シュトラウス・コンクールで受賞した人です。
 情熱的な彼の歌唱は既に高く評価されていて、世界中のコンサートホール、劇場からも招聘されています。滑らかな声質と確かな技巧に支えられた見事な歌唱です。
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KL-1513
\2100→\1890
ハワード・グリフィス&フランクフルト・ブランデンブルク州立管
 ブラームス:交響曲 第1番&第2番

  1-4.交響曲 第1番 ハ短調 Op.68/
  5-8.交響曲 第2番 ニ長調 Op.73
フランクフルト・ブランデンブルク州立管弦楽団/
ハワード・グリフィス(指揮)
録音 2014年10月2日 フランクフルト,「カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ」コンチェルト・ホール

 世界中のオーケストラと聴衆から愛されているブラームス(1833-1897)の4つの交響曲。もちろん、このフランクフルト・ブランデンブルク州立管弦楽団でもこれらの曲は重要なレパートリーです。
 名指揮者ハワード・グリフィスはこのオーケストラを大変高く評価しており、今回のブラームスの録音にあたっては、ドイツのロマン主義の源流を辿りつつ、この曲を新たな観点から演奏することを試みたのだそうです。
 グリフィスは19世紀の指揮者フリッツ・シュタインバッハ(1855-1916)の生涯を紐解き、彼がいかにブラームス作品を愛し、演奏したかを理解し、彼の解釈を検討し再構築することで、新鮮でエネルギッシュな演奏ができたと言います。様々な解釈が存在する現在において、この演奏はどのように受け入れられるのでしょうか。

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この知られざる名盤の指揮がグリフィスだった。
隠れた古典派の大家
ヨハン・バプティスト・ヴァンハル:交響曲集


 ウィーンで活躍した古典派の作曲家ヴァンハル(1739-1813 チェコ名はヴァニュハル)。
 彼は、少なくとも77曲の交響曲と60曲のソロのための協奏曲、100曲の弦楽四重奏曲と、95の宗教曲、さらに膨大な数の器楽曲や声楽曲を書いたことで知られる。
 しかも数が多いだけではない。
 彼が交響曲を作曲すると、わずか数年でヨーロッパばかりか遥かアメリカでも演奏されたという人気ぶり。ヴァンハルは作曲だけで生計を立てることのできたおそらく最初の作曲家だったといわれる。またその一方でハイドンやディッタースドルフ、モーツァルトと弦楽四重奏を演奏したということでも有名。

 本来もっと多くの人に知られるべき存在なのである。

 そんなふうに早いうちに才能を開花させ、多くの作品を創り上げて順風満帆の人生を送るかに見えたヴァンハルだが、40歳近くの時に生じた金銭トラブルが元で作曲を止めてしまい、その際自筆譜をほとんど破棄。そのため現在に至るまで彼の作品の全貌を知ることはできない。

 しかし残された作品は、古典派の端正な作風を持つものから、疾風怒濤の精神を反映したベートーヴェンばりの激しいものまで、実に多彩でユニーク。
 今回ご紹介するのは、そんなヴァンハルの特筆を前面に押し出した好選曲アルバム。
 とくに「ホ短調交響曲」は、ハイドンの中期の劇的な表現に、若きモーツァルトの繊細さを合わせたようななかなかの傑作。聴いておいて損はない。
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cpo
777612-2
\2700
ヨハン・バプティスト・ヴァンハル:交響曲集
 1.交響曲ハ長調 Bryan C9/
 2.チェロ協奏曲ハ長調 Weinmann IId:C1/
 3.交響曲ホ短調 Bryan e2
イストヴァン・ヴァルダイ(チェロ)/
カメラータ・シュヴァイツ/
ハワード・グリフィス(指揮)
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


DOMINO RECORDS

MINUET 428407
\2000
バーンスタインの名盤が新マスタリングで!
  ガーシュウィン(1898-1937):
  (1)ラプソディー・イン・ブルー(グローフェによるオーケストレーション版)
  (2)パリのアメリカ人
 バーンスタイン(1918-1990):
  (3)映画「ウェスト・サイド・ストーリー」よりシンフォニック・ダンス
  (4)映画「波止場」より交響組曲
(1)レナード・バーンスタイン(指揮&ピアノ)
(1)(2)コロンビア交響楽団
(3)(4)ニューヨーク・フィルハーモニック
 原盤:(1)&(2)Columbia MS6091、(3)&(4)Columbia MS 6251/録音:(1)1959 年 (2)1958 年 (3)1961年3月6日 (4)1960 年

 バーンスタインを象徴するような存在の名盤、ガーシュウィンのラプソディー・イン・ブルーが新マスタリングで登場。この演奏でバーンスタインは指揮とピアノの両方を担当しており、まさに彼の天才ぶりが炸裂しています。
 「パリのアメリカ人」も、つきさすようなリズム感覚など、バーンスタインの意のままの演奏となっています。
 後半に収録されている自作自演録音は、ジョン・マックルーアがプロデュースしたものです。いずれもオリジナルLP からのデジタル・トランスファーです。
 「偉大なことを成し遂げるには、2 つのことが必要だ。ひとつは計画、そしてもう一つは充分には時間がないということだ。」(バーンスタインの言葉)




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DOREMI



DHR 8040
\2400→\2190
初出。アルゲリッチとリッチのレニングラード・ライヴ
 マルタ・アルゲリッチ Vol.5

  (1)ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調Op.12 の3
  (2)プロコフィエフ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタOp.115
  (3)バルトーク:ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ(ジェルトレル編)
  (4)同:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
  (5)サラサーテ:序奏とタランテラOp.43
  (6)ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調
マルタ・アルゲリッチ(Pf)
(1)-(5)ルッジェーロ・リッチ
(6)エルネスト・ブール(指揮)
 南西ドイツ放送交響楽団
 
 (1)-(5)録音:1961年4月21 日 レニングラード・フィル大ホール(ライヴ) (6)録音:1960年2月4 日 バーデン・バーデン(放送用セッション)/MONO

 ファン狂喜のDoremi アルゲリッチ・シリーズ、第5 弾の登場。今回はすべて初出音源なうえ、アルゲリッチ唯一の演奏作品も多いのが驚きです。
 注目は1961 年4 月21 日に旧ソ連レニングラードのフィルハーモニー大ホールで行なわれたルッジェーロ・リッチとのリサイタル。ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第3 番が予想以上の素晴らしさ。この作品は主役がピアノと言っても過言でありませんが、若きアルゲリッチの天衣無縫なピアノを存分に堪能できます。典型的な乗った時のアルゲリッチで、その推進力、緊張感は息をつく暇もない凄さ。43 歳のリッチも触発され、エネルギーを発散しています。
 プロコフィエフとバルトークのソナタは、彼ひとりの演奏ですが、当時絶頂期だったリッチの録音もメチャメチャ貴重。本当に凄いです。
 さらに嬉しいがサラサーテの「序奏とタランテラ」。伴奏とはいえ、アルゲリッチのサラサーテはこれしか聴くことができませんが、自然なスペイン色の表出が見事。あらためてサラサーテがスペインの作曲家であったことを認識させてくれます。
 ラヴェルのピアノ協奏曲は、往年の指揮者エルネスト・ブールとの共演。アルゲリッチの十八番ですが、当時19 歳の若さはこの時期の魅力ですが、ピアノの音色が七色なアルゲリッチ・マジックに驚嘆。ピアノ音楽史の宝と申せましょう。
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<メジャー・レーベル>

DG



※ジャケットは変更の可能性あり

479 4970
\2300→\2090
ダニール・トリフォノフ/ラフマニノフ:変奏曲集
 1)ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43*
 2)ラフマニノフ:ショパンの主題による変奏曲 Op.22
 3)トリフォノフ:ラフマニアーナ
 4)ラフマニノフ:コレルリの主題による変奏曲 Op.42
ダニール・トリフォノフ(P)
ヤニック・ネゼ=セガン指揮
フィラデルフィア管弦楽団(1)
 若くしてすでに巨匠の風格を備えるトリフォノフのDG録音第2弾!
 現代の若手ピアニストの中でも群を抜いて将来を嘱望されているダニール・トリフォノフ。満を持してのDG第2弾録音として彼が選んだのは、彼が崇拝して止まないラフマニノフの変奏曲集。
 優れたピアニストであり、作曲家でもあったラフマニノフの背中を追いかけるかのように、トリフォノフも演奏活動の傍ら作曲に勤しんでおり、コンサートのアンコールで度々演奏する自作の「ラフマニアーナ」を当盤にも収録しています。録音:2015年3月8日 フィラデルフィア、キンメル舞台芸術センター、ヴェリゾン・ホール(1)
     2015年3月3-7日 ニューヨーク、アメリカン・アカデミー・オルブ・アーツ・アンド・レターズ(2-4)


彼にとってはもう過去のことなのかもしれないが・・・やはりこれがすごかった。
第16回ショパン国際ピアノ・コンクール第3位&マズルカ賞
ダニール・トリフォノフ
ポーランド国立ショパン協"NIFC"
NIFCCD 606-607 (2CDs)\5200→¥4790

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 第16回ショパン国際コンクールの第3位&マズルカ賞受賞者、ダニール・トリフォノフ(1991−)!
 輝かしい音色で疾走する「練習曲第8番」が衝撃的なトリフォノフは、今大会から公式ピアノに加わったイタリアの銘器"ファツィオーリ"使用の最上位入賞者。ファツィオーリを特色を完全に把握したトリフォノフのショパンは、間違いなくショパン・コンクールに刻まれた新たな1ページである。
 どこかの第16回ショパン・コンクールについてのアンケートで、「一番印象に残ったピアニストは?」という質問と「一番聴きたいピアニストは?」という質問で、ともにダントツの一位になっていたのが・・・この人だった。
 今回の第16回の入賞者で一番大成するのはこの人かもしれない。(発売当時のコメントから)

 ※録音:2010年10月3日−23日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ポーランド)/使用ピアノ:ファツィオーリ
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NIFCCD 606-607
(2CDs)
\5200→¥4790


ダニール・トリフォノフ

 第16回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ
  ショパン:
   練習曲第8番ヘ長調Op.10-8/練習曲第18番嬰ト短調Op.25-6/
   夜想曲第17番ロ長調Op.62-1/スケルツォ第4番ホ長調Op.54/
   ワルツ第1番変ホ長調Op.18/舟歌嬰ヘ長調Op.60/
   3つのマズルカOp.56/スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39/
   アンダンテ・スピアナート変ホ長調Op.22/
   マズルカ風ロンド ヘ長調Op.5/幻想ポロネーズ変イ長調Op.61/
   タランテラ変イ長調Op.43/ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58/
   ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11*
ダニール・トリフォノフ(ピアノ/ファツィオーリ)
アントニ・ヴィト(指揮)*
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団*
※録音:2010年10月3日−23日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ポーランド)/使用ピアノ:ファツィオーリ


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4794064
(2CD)
\4600→\4190
ネゼ=セガン&ヨーロッパ室内管/
 ダムラウ、ビリャソン、クヴァストホフ
  モーツァルト:歌劇「後宮からの誘拐」K.384(全曲)
ディアナ・ダムラウ(コンスタンツェ),
ローランド・ビリャソン(ベルモンテ),
トーマス・クヴァストホフ(太守セリム),
アンナ・プロハスカ(ブロンデ),
フランツ=ヨーゼフ・ゼーリヒ(オスミン),
パウル・シュヴァイネスター(ベドリッロ),
ヨーロッパ室内管弦楽団,
ヤニック・ネゼ=セガン(指揮)

 錚々たる歌手陣によるバーデン・バーデン祝祭劇場ライヴ
 21世紀の「マエストロ・コース」を順調に歩むフランス系カナダ人指揮者ネゼ=セガンとビリャソンのコンビによる、ドイツ・グラモフォン/モーツァルト・オペラ・ツィクルスの3枚目は『後宮からの誘拐』。(第1弾は『ドン・ジョヴァンニ』、第2弾が『コジ・ファン・トゥッテ』。)
 バーデン・バーデン祝祭劇場にて演奏会形式で上演されたもののライヴ録音となります。
 ビリャソンやダムラウら現代望みうる最高の歌手を取りそろえた綺羅星のごときアリアの数々。オペラにも深い蘊蓄を持つネゼ=セガンの考え抜かれた解釈に柔軟に対応するヨーロッパ室内管弦楽団が脇を固め、モーツァルトの本質がふんだんにちりばめられた音楽が見事に展開されています。

  【録音】2014年7月16〜27日, バーデン・バーデン祝祭劇場でのライヴ
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DECCA

限定盤

4788225
(60CD)
\23000→\20990

まさに20世紀の誇る金字塔・・・
 結成60年記念限定盤
  《ボザール・トリオ/フィリップス録音全集》


【CD1】
 ハイドン:
  ピアノ三重奏曲第37, 6, 39, 1番,
  ピアノ三重奏曲ハ長調H.XV No.C1[録音:1978年]/
【CD2】
 ハイドン:ピアノ三重奏曲第40, 41, 35, 34, 36, 38番[録音:1977年]/
【CD3】
 ハイドン:
  ピアノ三重奏曲ヘ短調H.XV No.f1,
  ピアノ三重奏曲ニ長調H.deest, ピアノ三重奏曲第2, 5, 6番[録音:1976年]/
【CD4】
 ハイドン:ピアノ三重奏曲第7, 8, 9, 10, 11番[録音:1976年]/
【CD5】
 ハイドン:ピアノ三重奏曲第12, 13, 14, 16番[録音:1974年]/
【CD6】
 ハイドン:ピアノ三重奏曲第15, 17, 18, 19番[録音:1972年]/
【CD7】
 ハイドン:ピアノ三重奏曲第20, 21, 22, 23番[録音:1971年]/
【CD8】
 ハイドン:ピアノ三重奏曲第24, 25, 26, 31番[録音:1969年]/
【CD9】
 ハイドン:ピアノ三重奏曲第30, 27, 28, 29番[録音:1972年]/
【CD10】
 モーツァルト:ピアノ三重奏曲第4, 5, 6, 7番[録音:1967年]/
【CD11】
 モーツァルト:ピアノ三重奏曲第1, 3番[録音:1972年]/
【CD12】
 モーツァルト:ピアノ三重奏曲第1, 3番[録音:1987年]/
【CD13】
 モーツァルト:ピアノ三重奏曲第4, 5番[録音:1987年]/
【CD14】
 モーツァルト:ピアノ三重奏曲第6, 7, 2番[録音:1987年]/
【CD15】
 モーツァルト:ピアノ四重奏曲第1, 2番〜withブルーノ・ジュランナ(Va) [録音:1983年]/
【CD16】
 ベートーヴェン:
  ピアノ三重奏曲第2, 3, 11番,
  ピアノ三重奏曲変ロ長調WoO.39[録音:1964年]/
【CD17】
 ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第4, 5, 6, 9番[録音:1964年]/
【CD18】
 ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第1, 10, 7番[録音:1964年]/
【CD19】
 ベートーヴェン:
  ピアノ三重奏曲第1, 2番,
  ピアノ三重奏曲変ロ長調WoO.39[録音:1979〜80年]/
【CD20】
 ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第3, 6, 10[録音:1979&1981年]/
【CD21】
 ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第7, 9, 11番[録音:1979年]/
【CD22】
 ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第8, 5番[録音:1983&1981年]/
【CD23】
 ベートーヴェン:
  ピアノ三重奏曲ニ長調(原曲:交響曲第2番),
  アレグレット 変ホ長調 Hess 48,
  ピアノ三重奏曲第4番[録音:1982&1981年]/
【CD24】
 ベートーヴェン:
  三重協奏曲ハ長調Op.56〜with ハイティンク&ロンドン・フィル[録音:1977年],
  ピアノ三重奏曲第4番[録音:1979年]/
【CD25】
 ベートーヴェン:
  三重協奏曲ハ長調Op.56, 合唱幻想曲Op.80〜
    with マズア&ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団[録音:1992&1993年]/
【CD26】
 シューベルト:ピアノ三重奏曲第1番[録音:1966年]/
【CD27】
 シューベルト:
  ピアノ三重奏曲第2番, ピアノ三重奏曲変ロ長調D.28,
  ピアノ三重奏曲変ホ長調「ノットゥルノ」D.897[録音:1966年]/
【CD28】
 シューベルト:
  ピアノ三重奏曲第1番,
  ピアノ三重奏曲変ホ長調「ノットゥルノ」D.897[録音:1984年]/
【CD29】
 シューベルト:
  ピアノ三重奏曲第2番,
  ピアノ三重奏曲変ロ長調D.28[録音:1984年]/
【CD30】
 シューベルト:ピアノ五重奏曲イ長調「ます」〜
  with サミュエル・ローズ(Va)
     ゲオルク・マキシミリアン・ヘルトナーゲル(Cb),
 クララ・シューマン:ピアノ三重奏曲ト短調Op.17[録音:1971年]/
【CD31】
 フンメル:
  ピアノ三重奏曲変ホ長調Op.12, 同ト長調Op.65,
  同変ホ長調Op.96, 同ト長調Op.35[録音:1996年]/
【CD32〜33】
 シューマン:
  ピアノ五重奏曲変ホ長調Op.44,
  ピアノ四重奏曲変ホ長調Op.47〜
   with ドルフ・ベツレヘム(Vn) サミュエル・ローズ(Va) [録音:1975年],
  ピアノ三重奏曲第1〜3番[録音:1971年]/
【CD34〜35】
 シューマン:ピアノ三重奏曲第1〜3番, 幻想小曲集Op.88[録音:1989年]/
【CD36】
 メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1&2番,
 シューマン:アノ三重奏曲第2番[録音:1966, 1967年]/
【CD37】
 メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第2番,
 スメタナ:ピアノ三重奏曲ト短調Op.15[録音:1990年]/
【CD38〜39】
 スメタナ:ピアノ三重奏曲ト短調Op.15[録音:1990年],
 ブラームス:ピアノ三重奏曲第1〜3番[録音:1966年],
 ブラームス:クラリネット三重奏曲〜
   withゲオルゲ・ピーターソン(Cl) [録音:1979年]/
【CD40〜41】
 ブラームス:
  ピアノ三重奏曲第1〜3番, ピアノ三重奏曲イ長調(遺作)[録音:1986年]/
【CD42〜43】
 ブラームス:
  ピアノ三重奏曲第1〜3番[録音:1973年],
  ピアノ三重奏曲イ長調(遺作)[録音:1966年]/
【CD44】
 ショパン:ピアノ三重奏曲ト短調Op.8,
 チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲イ短調Op.50[録音:1970年]/
【CD45】
 チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲イ短調Op.50[録音:1988年]/
【CD46】
 アレンスキー:ピアノ三重奏曲第1&2番[録音:1994年]/
【CD47〜48】
 ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第1〜4番[録音:1969年]/
【CD49】
 ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第4番,
 メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番[録音:1985年]/
【CD50】
 ドヴォルザーク:ピアノ四重奏曲第1&2番〜
  withワルター・トランプラー(Va) [録音:1982年]/
【CD51】
 フォーレ:ピアノ四重奏曲第1番, ピアノ三重奏曲〜
  with キム・カシュカシャン(Va) [録音:1988年]/
【CD52】
 フォーレ:ピアノ四重奏曲第2番,
 サン=サーンス:ピアノ三重奏曲第1番〜
  withローレンス・ダットン(Va) [録音:1991年]/
【CD53】
 トゥリーナ:ピアノ三重奏曲第1&2番, ピアノ三重奏のための幻想曲「環」,
 グラナドス:ピアノ三重奏曲Op.50 [録音:1995年]/
【CD54】
 ラヴェル:ピアノ三重奏曲イ短調[録音:1966年],
 アイヴズ:ピアノ三重奏曲イ短調,
 ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番[録音:1974年]/
【CD55】
 ラヴェル:ピアノ三重奏曲イ短調,
 ショーソン:ピアノ三重奏曲ト短調Op.3[録音:1983年]/
【CD56】
 コルンゴルト:ピアノ三重奏曲ニ短調Op.1,
 ツェムリンスキー:ピアノ三重奏曲ニ短調Op.3[録音:1992年]/
【CD57】
 ラフマニノフ:悲しみの三重奏曲第1&2番[録音:1986年]/
【CD58】
 ショスタコーヴィチ:ピアノ五重奏曲ト短調Op.57, ピアノ三重奏曲第2番〜
  withユージーン・ドラッカー(Vn) ローレンス・ダットン(Va) [録音:1989年]/
【CD59】
 ローレム:
  スプリング・ミュージック, .ルーツⅡ,
  1990年夏(ピアノ三重奏曲第3番) [録音:1993年]/
【CD60】
 ラヴェル:ピアノ三重奏曲イ短調,
 ハイドン:ピアノ三重奏曲第25番ト長調「ジプシー風」,
 フォーレ:ピアノ三重奏曲ニ短調Op.120[録音:1956年]


 鉄壁のアンサンブルによって、ピアノ三重奏というジャンルに新たな地平を切り拓いた名門「ボザール・トリオ」は、1955年にピアニストのメナヘム・プレスラーによって結成されました。
 結成時のメンバーは、メナヘム・プレスラー(P), ダニエル・ギレ(Vn), バーナード・グリーンハウス(Vc)の3人。ヴァイオリンは、イシドア・コーエン(1968年〜)、イダ・カヴァフィアン(1992年〜)、ユンウク・キム(1998年〜)、ダニエル・ホープ(2002年〜)へと交代し、チェロは、ピーター・ワイリー(1987年〜)、アントニオ・メネセス(1998年〜)とメンバー交代を重ねていますが、ピアノのプレスラーのみ交代することなく、この三重奏の歴史を連綿と支えてきました。
 ダニエル・ホープの多忙により2008年から実質的に休業状態となってはいるものの、この伝説の三重奏団が今年で結成60年を迎えます。
 ここに収録されたフィリップスへの録音全集は、どれもが非常に高い評価を得たものです。ハイドンから近現代に至る幅広い時代に書かれた「ピアノ三重奏」というジャンルの歴史を辿りつつ、名演奏を堪能いただけます。
 同曲を数回録音しているものは、その全てを収録。英Classic Record Collector誌の編集長であったTully Potter氏とメナヘム・プレスラーによるコメントの入ったブックレット付き。
  【録音】1956〜1996年


 まだこの業界に入りたての頃、この団体は特別なものだと教えられた。
 「EMIのアルバン・ベルクSQとPHILIPSのボザール・トリオは室内楽だけど売れるから気をつけるように」、と。

 そういわれて手に取ったCDには「Beaux Arts Trio」と書かれてあった。どうみてもボザールには読めない。

 しかしその「ベアウアーツ・トリオ」なる団体が、気をつけるべき「ボザール・トリオ」であることを確信するのに時間はかからなかった。
 なぜなら売れに売れるから。

 ただ不思議なのは、世の中に弦楽四重奏団はたくさんあるのに、ピアノ三重奏団というのが全然存在しないこと。
 まるで寡占状態かのようにこの「ボザール・トリオ」だけが市場に君臨していた。
 「常設のピアノ三重奏団というのはきわめて珍しいんだよ」、というのもその当時聞かされた。「たいていは有名アーティストが臨時編成で組むのが普通、そんな中でこのボザール・トリオだけは別なんだよ」、と。

 そんなボザール・トリオもPHILIPSの方針転換からいつの間にかCDリリースがなくなり、各メンバーのソロ活動が盛んになっていった。

 今回のボックスはそんな「別格」で「特別」な彼らの金字塔的ボックス。
 ここまで豪華で完璧なボックスは当分(というか下手すると永遠に)出てこないんじゃないかと思う。



 

UNIVERSAL MUSIC


4737204
\2300
渡辺謙、ケリー・オハラが歌います!《王様と私》
 ロジャース&ハマースタイン:ミュージカル《王様と私》
渡辺謙、
ケリー・オハラ、
他、2015年ブロードウェイ・キャストによる
 渡辺謙、ケリー・オハラが歌います!
 名ミュージカル「王様と私」。その2015年ブロードウェイ・キャストでお贈りするアルバム。
 映画『ラスト・サムライ』や『硫黄島からの手紙』などで世界的俳優となった渡辺謙。アメリカでも評価の高い彼が今度はブロードウェイ・ミュージカルにデビューしました。
 『王様と私』は19世紀のタイを舞台に、王太子とその教育係との物語を、ユーモアたっぷりに描いた名作。1951年に初演されて以来、今なお多くのファンに親しまれているミュージカルです。
 その歴史ある舞台に主役として登場する渡辺謙。この出演で彼は第69回トニー賞のミュージカル主演男優賞にノミネートされています。
 そして相手役を演じるのは『南太平洋』『マディソン郡の橋』などで5回トニー賞にノミネートされているケリー・オハラ。日米の実力派俳優二人が、バートレット・シェール演出による舞台の20年ぶりの再演に花を添えます。
 この録音は、今回のオリジナル・キャストによる新録音。3月12日からのプレビュー公演に続き、4月15日にはじまったばかりの本公演の合間を縫って4月に録音されたものを日米でラッシュ・リリースします。
  【録音】2015年4月、ニューヨーク













5/14(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ALIA VOX


AV 9910
(CD)
特別価格\2600
古のバスク〜バスクの地の遺産
 1. Kontrapas Bernart Etxepare / Herrikoia
 2. Perutxoren Kantua Gaspar Gomez (1536) / Traditional
 3. Sibilaren Profezia Joanes Etxeberri (s. XVI) / Liturgic Song
 4. Aragueako Petrika - Traditional
 5. Janzu Janto Cancionero de Palacio (c. 1500)
 6. Zure begiok nekusenean Joan Perez de Lazarraga (1567)
 7. Urrutiko Kantorea - Traditional
 8. Urruska Fandangoa - Traditional
 9. Izan nuzu Prantzian - Trad. / Juan Vasquez
 10. Con amores, la mi madre - Johannes de Antxieta (1462-1523)
 11. Cantar de Urrejola - J. P. de Lazarraga / Trad.
 12. Gaiza Zenduan Lenizanok - Trad. / Anonymous song
 13. Ternuako porrue - Traditional
 14. Acuerdo de Judimendi - Jewish Traditional Song
 15. Ave Sanctissima Maria - Johannes de Antxieta
 16. Koumis-Ezpatadantza - Trad. / Tabassian
 17. Hamar Manamenduiak - uis Alberto de Gomez (s. XVI)
 18. Salve Regina - Gonzalo Martinez de Bizkargi (1463-1528)
 19. Sonata en Re - Mateo Perez de Albeniz (1755-1831)
 20. Dianea Joan - Perez de Lazarraga (1567)
 21. Barri Onak Dakart - Mss. J.P. de Lazarraga / F. De Salinas (1513-1590)
 22. Bralea - Traditional
 23. Argizagi ederra - Traditional
エンリケ・ソリニス
 (指揮、ビウエラ、リュート、テオルボ、ギター)
エウスカル(バスク)・バロックアンサンブル
 バスクの薫り漂う1 枚エンリケ・ソリニスが誘う古のバスクの世界

 録音:2014 年8月-11 月

 ALIA VOXから、サヴァール以外の音楽家がメインとなるシリーズ、DIVERSAコレクション始動。
 第1弾は、セゴビア国際コンクールなど、国際的なギターコンクールでも入賞多数で、エスペリオンXXI などでもソリストを務めるスペイン・ビルバオ生まれのギター・リュート奏者、エンリケ・ソリニスと彼が創立したエウスカル(バスク)・バロックアンサンブルです。
 今まであまり演奏されることのなかったレパートリー、ルネッサンスおよびバロック時代のバスク(スペインとフランス両国にまたがるエリア)の音楽を取り上げています。
 古のバスクの地の音楽文化のエッセンスの結晶のようなエネルギーと感情に満ちた音楽の宝石の世界を一層盛り上げています。







EVIL PENGUIN RECORDS



EPRC 018
\2500→\2290
ウィスペルウェイ/ジャコメッティ
 ブラームスとシューベルトのデュオ全曲録音プロジェクト始動!

   シューベルト:ファンタジー ハ長調 D 934
   レーガー:
    3つの無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 op.131c-1よりアダージョ
   ブラームス:ソナタ 変ホ長調 op.120-2
    (原曲:クラリネット・ソナタ第2 番の作曲者自身によるヴィオラ編曲版)
   レーガー:3つの無伴奏チェロ組曲 第2番 ニ短調 op.131c-2よりラルゴ
   シューベルト:ソナティナ第3番 ト短調 D 408(原曲:ヴァイオリンとピアノ)
ピーター・ウィスペルウェイ(チェロ)
パオロ・ジャコメッティ(ピアノ)
 録音:2014年10月、2015年2月/ベルギー、メヘレン、セレンディピトゥス・スタジオ
 チェロ/1760 年ジョヴァンニ・バッティスタ・グァダニーニ、弓/1710 年ロンバウツ・バロック弓
 ピアノ/モダン・スタインウェイ

 ウィスペルウェイ、新譜の登場。シューベルトとブラームスの、デュオ(室内楽)をすべて録音(全部で5 枚のCD になる予定)するという注目プロジェクトの第1 弾です。
 シューベルトのファンタジー ハ長調や、シューベルトのソナティナに至っては約20 年ぶりの再録音となりますが、名曲クラリネット・ソナタ第2 番のヴィオラ版に基づくものなど、今回新たに収録するものも含みます。
 ピアニストには長年共演を重ねている名手ジャコメッティを迎え、まさに万全の態勢で臨んだプロジェクトといえるでしょう。レーガーの無伴奏が挿入されているというのも興味深いところです。
 ブラームスとシューベルトへの愛とその作品への深い洞察に満ちており、感情が生々しく伝わってくるよう。ウィスペルウェイの充実ぶりを実感します。







ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
(THE CHOIR OF KING'S COLLEGE)



KGS 0011
\2000→\1890
清冽な空気に心洗われる1枚
EVENSONG(夕べの祈り)/LIVE 2015
 1. Thomas Tallis: Loquebantur variis linguis
 2. Thomas Tallis: Videte miraculum
 3. Robert Parsons: Ave Maria
 4. Giles Swayne: Magnificat
 5. Henryk Gorecki: Totus Tuus
 6. Francis Poulenc: Quatre motets pour le temps de Noel:
  i. O magnum mysterium
 7. Francis Poulenc: Quatre motets pour le temps de Noel:
  ii. Quem vidistis pastores dicite
 8. Francis Poulenc: Quatre motets pour le temps de Noel:
 iii. Videntes stellam
 9. Francis Poulenc: Quatre motets pour le temps de Noel:
  iv. Hodie Christus natus est
 10. Felix Mendelssohn: Hear my prayer
 11. Charles Hubert Hastings Parry: Hear my words, ye people
 12. Ralph Vaughan Williams: Antiphon
 13. Jehan Alain: Litanies
スティーヴン・クレオベリー(指揮)
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
 録音:2013年5月-2014年3月、キングズ・カレッジ聖堂(ケンブリッジ)

 evensong とは、英国教会における夕べの祈りのこと。キングズ・カレッジが実際の夕刻の礼拝の中で演奏した音楽の中から、指揮者スティーヴン・クレオベリーがセレクトしたベスト・パフォーマンス集。心洗われるような1 枚です。
 


KGS 0010
(SACD HYBRID)
\2100→\1890
リスト、メンデルスゾーン:オルガン作品集
 リスト:
  コラール「アド・ノス、アド・サルタレム・ウンダム」による
   幻想曲とフーガ S259/R380
 メンデルスゾーン:ソナタ第6番 ニ短調(op.65-6)
 ユリウス・ロイプケ:詩篇94に基づくソナタ ハ短調
スティーヴン・クレオベリー(オルガン)
 キングズ・カレッジ聖堂の荘厳なオルガンの音色

 録音:2013年5月、キングズ・カレッジ聖堂(ケンブリッジ)/使用オルガン:ハリソン&ハリソン

 キングズ・カレッジ聖堂のオルガンの素晴らしさを堪能できる1 枚。30 年以上にわたりケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団の音楽監督を務めるクレオベリーの独奏です。
 マイヤーベーアのオペラの旋律を主題にとったリストの壮麗な世界、メンデルスゾーンの厳粛な雰囲気、そしてユリウス・ロイプケの作品はゴシック建築を思わせます。







CALA


CACD 0123
\2500
ホット・ブラス
 シング・シング・シング(ルイ・プリマ)
 チコ・チコ(ザキーニャ・アブレウ)
 ギヴ・イット・ワン(ファーガソン&ダウニー)
 マンボ・カリエンテ(アルトゥーロ・サンドバル)
 いとしのレイラ(クラプトン&ゴードン)
 ロス・ハラネロス(リチャード・ビッセル)
 ボヘミアン・ラプソディー(フレディ・マーキュリー)
 サウンド・オブ・ミュージック(リチャード・ロジャース)
 ザ・トロリー・ソング(マーティン&ブレイン)
 ブルース・フォー・ヒューイー(グウィリム・シムコック)
 スリー・ポイント・ターン(ティモシー・ジャクソン)
 ホウダウン(アーロン・コープランド)
 カセオーソ(ジム・ラティガン)
 キャラバン(デューク・エリントン)
 76本のトロンボーン(メレディス・ウィルソン)
ザ・ロンドン・サウンド
 (ロンドンのトランペット、
  トロンボーン、
  ホルン奏者たち)
ジェフリー・サイモン(指揮)

CACD 0122
\2500
クール・ブラス
 ミスティ(エロール・ガーナー)
 ノット・ライク・ディス(ジェレミー・ラボック)
 ペニー・レイン(レノン&マッカートニー)
 デイドリーム(エリントン&ストレイホーン)
 ファット・ベリー・ブルース(リチャード・ビッセル)
 恋のアランフェス(ホアキン・ロドリーゴ)
 誰かが私を見つめてる(ジョージ・ガーシュウィン)
 エーデルワイス(リチャード・ロジャース)
 クチナシの花をふたつ(イゾリーナ・カリージョ)
 ピンク・パンサー(ヘンリー・マンシーニ)
 ラナの子守歌(ティモシー・ジャクソン)
 ゴッド・ブレス・ザ・チャイルド(ホリデイ&ハーゾッグ)
 タイタニック・ファンタジー(ジェームズ・ホーナー)
  CALA創立25周年記念
 大人の時間のための上質なブラス・アルバム、ホット・ブラス&クール・ブラス登場!

 Cala創立25周年記念!
 大ヒット・シリーズ、「ロンドン・サウンド・シリーズ」から、「ロンドン・トランペット・サウンド」、「ロンドン・トロンボーン・サウンド」、「ロンドン・ホルン・サウンド」、「ギヴ・イット・ワン(ホルン2)」のスペシャル・コンピレーション・アルバムが登場!
 「ホット・ブラス」は、ホルンの強烈なハイトーンが鳴り響くメイナード・ファーガソンの「ギブ・イット・ワン」を始め、シング・シング・シング、チコ・チコ、ボヘミアン・ラプソディー、キャラバンなどの名曲でダイナミックなブラス・サウンドが炸裂!
 「クール・ブラス」は、ロマンティックな「タイタニック・ファンタジー」を始め、ミスティ、ペニー・レイン、デイドリーム、ピンク・パンサーなど、クールでエレガントなナンバーが並びます。
 ジャズやポピュラーの名曲を、ゴージャズなブラス・アンサンブルで堪能できる、大人の時間のための上質なブラス・アルバムです。

 ☆配信限定だった「サウンド・オブ・ミュージック・ジャズ組曲」からも、2曲がCD初収録!
 ☆LSO、LPO、PO、RPO、BBC響、他、ロンドンの名オーケストラ、アンサンブルの金管奏者たちが集結!
 ☆必聴のオススメ・トラックは、ホット〔3〕「ギヴ・イット・ワン」、クール〔14〕「タイタニック・ファンタジー」!




DIVINE ARTS



MSVCD-2008
\2100→\1890
ベートーヴェン:交響曲 第3番 変ホ長調「英雄」Op.55
 (1807年ピアノ四重奏版)
ピーター・シェパード・スケアヴェズ(ヴァイオリン)/
ドヴ・シェンドリン(ヴィオラ)/
ネイル・ヘイド(チェロ)/
アーロン・ショーア(ピアノ)
録音 2003年 UK ロンドン,セント・ジョン・スミス・スクエア
 19世紀、各家庭に今のような再生装置があるわけでもなかった時代、王侯貴族以外の人々がオペラや交響曲を楽しむためには、どうしても劇場に出かけて行かなくてはなりませんでした。
 しかし、いつでも聴きたい音楽が聴けるわけではありません。そこで作曲家たちは、自作(もしくは他人の作品)を、個人の家庭で演奏できるように小さい編成に編曲することが求められたのです。
 もちろんそのまま編曲すると、どうしても音色のバランスが悪くなったり、また必要なメロディが削られてしまったりと、多くの問題が発生したのです(また作曲家の権利が脅かされることもありました)。
 この交響曲第3番における編曲については、もちろんベートーヴェン(1770-1827)自身は乗り気ではなかったので、弟子であるフェルディナント・リースや、フンメルが各々のやり方で原曲をピアノ四重奏やフルートを用いた四重奏へと移し替えています。
 ただ、今回の1807年版の編曲は、この2人のものではなく、恐らく当時活躍していたヴァイオリニスト、フランツ・クレメントの仕事であろうと推測されます。
 冒頭を聞く限り、ちょっと迫力不足かな?とも思えますが、聞き進めるうちになじんでいくのが不思議です。一つの可能性としてお楽しみください。
 

DDA-21223
(2CD)
\2400
ブリテン島から 〜ケネス・スミス:フルート・リサイタル
<CD1>
 1-3.マルコム・アーノルド(1921-2006):フルート・ソナタ Op.121/
 4.グランヴィル・バントック(1868-1946):異教徒の詩/
 5-7.ピーター・ラム(1925-2013):フルート・ソナチネ/
 8.シリル・スコット(1879-1970):有頂天な羊飼い/
 9-11.ケネス・レイトン(1929-1988):セレナード ハ長調 Op.19a/
 12-14.ジョン・フレデリック・ラーニッシュ(1692-1777):
  フルート・ソナタ ロ短調 Op.2-3/
 15-17.リチャード・ロドニー・ベネット(1936-2012):夏の音楽/
<CD2>
 1-3.ウィリアム・マサイアス(1934-1992):フルート・ソナチネ Op.98/
 4.ユージン・グーセンス(1893-1962):
   ペルシアの牧歌 Op.17-第1番「ネイの息」/
 5-7.ラム:フルート・ソナタ/
 8-12.トーマス・ダンヒル(1877-1946):
  フルートとピアノのための組曲 Op.93/
 13.ハワード・ブレイク(1938-):エレジー/
 14-16.ヨーク・ボーエン(1884-1961):フルート・ソナタ Op.120
ケネス・スミス(フルート)/
ポール・ローズ(ピアノ)
録音 1989年12月 リーディング レイトン・パーク・スクール…CD1:1-3.8.12-17,CD2:5-12, 1992年7月 バーグフィールド セント・メアリーズ教会…CD1:4.9-11,CD2:1-3.4.13.14-16. 2007年4月 ウィンチェスター セント・スゥイズン学校,パフォーミング・アーツ・センター…CD1:5-7
 ロンドンの名オーケストラ、フィルハーモニア管弦楽団で長きに渡って首席奏者を務めてきたフルーティスト、ケネス・スミスと、彼の長年のデュオ・パートナーであるポール・ローズによるイギリスのフルート作品です。
 古典派からロマン派、近現代までフルート音楽の分野の最前線を走ってきたケネス・スミスの驚異的な音楽性と妙技は、オーケストラ・プレイヤーとしてもソリストとしても高く評価され続けています。
 この2枚組みは、以前、ASVレーベルから発売されていた「イギリスのフルート音楽第1集“夏の音楽”」を初めとしたアルバムの中から抜粋した曲に、2007年に録音されたピーター・ラムの「フルート・ソナタ」を加えて再編集されたものです。
 

DDA-25120
\2400
神の河を越えて
 1.F.クープラン(1668-1733):クラヴサン奏法 前奏曲 第5番 イ長調/
 2-6.グレアム・リンチ(1957-):神の河を越えて
  <ロンドー I/クープレ I/ロンドー II/クープレ II/ロンドー III>/
 7.F.クープラン:クラヴサン曲集 第1巻 第2組曲 ニ長調/短調/
 8.リンチ:養老の滝を眺めて/
 9.F.クープラン:
   クラヴサン曲集 第4巻 第23組曲 ヘ長調「デロスのゴンドラ」/
 10-13.リンチ:パテネラ
  <第1番:鐘/第2番:6本の弦/第3番:舞曲/第4番:深き淵より>/
 14.リンチ:Ay!/
 15-16. F.クープラン:クラヴサン曲集 第4巻 第27組曲 ロ短調より
  <上品な女/けしの実>/
 17-19.リンチ:現在-過去-未来-現在/
 20.リンチ:サウンド・スケッチ 第1番「秘密の前奏曲」
アッシ・カルットゥネン(ハープシコード)
録音 2014年6月2-4日 フィンランド ヘルシンキ,オスタースンドム教会
 バロック時代のフランスで多くの音楽家を輩出していたクープラン家に生まれたフランソワは、特に有名であり傑出した才能を誇っていたため、しばしば「大クープラン」と呼ばれます。
 彼の表現力に溢れた美しい音楽は、後世の作曲家たちにも多大なる影響を与えていますが、今回のアルバムに登場するグレアム・リンチもその影響を強く受けた一人です。
 確かに現代を生きるリンチのハープシコード作品には、過剰とも思える装飾はなく、メロディもハーモニーも複雑ですが、その創造の源には、確かにバロック時代の典雅さが宿っています。
 フィンランドを代表するハープシコード奏者のカルットゥネンは、バロック期と現代の作品のどちらをも得意としていて、このアルバムにはうってつけの人材です。
 

DDA-25127
\2400
マスク 〜カーソン・クーマン:オルガン作品集
 1.前奏曲とフーガ 第1番 Op.913/
 2.前奏曲とフーガ 第2番 Op.1021/
 3.前奏曲とフーガ 第3番 Op.1022/
 4.前奏曲とフーガ 第4番 Op.1023/
 5.前奏曲とフーガ 第5番 Op.1024/
 6.前奏曲とフーガ 第6番 Op.1025/
 7.前奏曲とフーガ 第7番 Op.1026/
 8.前奏曲とフーガ 第8番 Op.1027/
 9.前奏曲とフーガ 第9番 Op.1028/10.祈り Op.1058/
 11-13.オルガンのための交響曲 Op.1038
  <第1楽章:マスク/第2楽章:サラバンド/第3楽章:コラール>
エリック・シモンズ(オルガン)
録音 2013年8月-2014年1月
 1982年生まれの若き作曲家カーソン・クーマン(1982-)。多作で知られる彼、すでに作品番号は1000番をとうに越えていますが、そのどれもが画期的で、また独奏作品からオーケストラ曲、オペラまでと幅広いジャンルに渡っています。
 作品を収録したアルバムも40作を越えているというから驚く他ありません。このアルバムは、彼の本領とも言えるオルガン作品の数々が収録されています。
 伝統的なフォームに則って書かれた「前奏曲とフーガ」や「オルガンのための交響曲」は全てのオルガン愛好家を狂気乱舞させることでしょう。
 

DSM-7
\2400
ダン・エヴァンス:Au Vieux Moulin‐オー・ヴィユー・ムーラン
 1.エヴァンス:New Lang Syne/
 2.タウニー:灰色のファンネルの列/
 3.エヴァンス:小川の風車/
 4.ジョン・デンヴァー:アニーの歌/
 5.エヴァンス:ハ長調のギター・インターリュード/
 6.伝承曲:アメイジング・グレイス/
 7.エヴァンス:D'Accord/
 8.エヴァンス:ホ長調のギター・インターリュード/
 9.マックピーク(1885-1971):野生のタイム/
 10.エヴァンス:超特急/
 11.ロジャー・ニコルソン:
   新しいエリザベスのための組曲-第2番:アリントンのパヴァン/
 12.伝承曲:星を見る/
 13.エヴァンス:練習曲/
 14.エヴァンス:ヘザーの風の中で-コロンバイン/
 15.デンヴァー:アニーの歌(リプライズ)/
 16.伝承曲:さようなら、さようなら/
 17.ステファン・ザイフェルト(1973-)&エヴァンス:メンフィスへの長い道/
 18.伝承曲:ゆっくりとした一日
ダン・エヴァンス(ダルシマー&ギター&ヴォーカル)/
ステファン・ザイフェルト(ダルシマー)/
アンディ・クロウディ(ベース 他) 他
録音 UK ウェリングボロウ ノーザンプトンシャー,ワールド・オブ・サウンド・スタジオ
 世界的なカントリー・シンガーであるダン・エヴァンスは、またダルシマーの名手でもあります。ダルシマーと言っても、通常知られるハンマー・ダルシマーではなく、「マウンテン・ダルシマー」と呼ばれるギター状の楽器で、奏者は小枝や鳥の羽などをピックとして用い、歌いながら奏するのです。このアルバムは、そんなダルシマーの素朴で美しい音色を交えながら、エヴァンスの味のあるヴォーカルと、時にはミニマル風な音楽まで、幅広い響きを楽しむことができます。
 

MSV-28552
\2400
ニコラス・マーシャル:歌曲と室内楽作品集
 1-7.歌曲集「鳥」
  <歌い手の誇り/鳥/レダと白鳥/少年の昔と今/
   雪/ふくろう/白鳥>/
 8.不満/
 9-14.歌曲集「落ち葉」
  <白い鳥/大気の群勢/恋人は彼の心にバラを語る/
   フィドラーとドゥーニー/落ち葉/彼は天の布に望む>/
 15-17.リコーダー協奏曲/
 18-23.歌曲集「森の中の音楽」
  <森の中の音楽/紡ぎ手/怒りのあなた/
   ノクターナル/レスビアからカトゥルスへ/水の生涯>/
 24-26. 3つの短い歌<究極/世界の州/聖なる場所>/
 27.ナイチンゲール/
 28-31.4つの民謡
  <陽気な若き未亡人/川岸の丘/羊を追って/兵士よ、兵士よ>
ジェームズ・ギルクリスト(テノール)…1-7.9-14.18-23.24-26.28-31/
ジョン・ターナー(リコーダー)…1-7.9-14.15-17.27.28-31/
ハーヴェイ・デイヴィス(ピアノ&ハープシコード)…1-7.8.9-14.18-23.24-26.28-31/
ティム・スメドレー(チェロ)…8.9-14/
マンチェスター・チェンバー・アンサンブル…15-17.27
録音 2014年9月3-4日 イングランド マンチェスター,ロイヤル・ノーザン音楽大学
 イギリスの現代作曲家の一人、ニコラス・マーシャル(1943-)の音楽は、伝統的なハーモニーと調性を用いながらも、新鮮で斬新な雰囲気を有しています。
 このアルバムでは、やはりイギリスを代表する名テノール、ギルクリストによる抒情的な歌曲と、リコーダーの名手ターナーによる協奏曲、そして2人の絶妙な掛け合いも楽しむことができます。ピアノと歌のさざめきの合間から、リコーダーによるカッコウの鳴き声が響いてくる様子からは、確かにイギリスの田園風景を感じることができるでしょう。



 

SONO LUMINUS


DSL-92186
(BD Audio+CD)
\2400
Permutations‐順列 〜エリーシャ・ネルソン:ヴィオラ・リサイタル
 1-3.ニコライ・カプースチン(1937-):ヴィオラ・ソナタ Op.69/
 4.ジョン・マクローリン・ウィリアムズ:
  ヴィオラのための2つの小品-第1番 サラバンド/
 5.マクローリン:ヴィオラのための2つの小品 第2番 トッカータ/
 6-9.ロス・リー・フィニー(1906-1997):ヴィオラ・ソナタ 第2番/
 10.ジェフリー・マンフォード(1955-):ウェンディング/
 11-12.ジョージ・ウォーカー(1922-):ヴィオラ・ソナタ
エリーシャ・ネルソン(ヴィオラ)/
ジェームズ・ホウスモン(ピアノ)…1-3.6-9.11-12
録音 2013年8月5-7日,2014年6月16日 USA ヴァージニア,ボイス,ソノルミナス <BD-A>5.1 DTS HD MA 24/192khz, 7.1 DTS HD MA 24/96khz, 2.0 LPCM 24/192khz
 現代アメリカ音楽の膨大なレパートリーの中から選ばれた5つのヴィオラのための作品は、どの曲も驚くほどに違った性格を持っています(もちろん、5人の作曲家の中ではカプースチンだけがアメリカ人ではありませんが、誰もが知っているように、その作品の中には明らかにジャズ要素が含まれているので、これもアメリカ音楽なのです)。
 グラミー賞受賞経験を持つウィリアムズの艶かしくも美しいソロ作品、このアルバムの中では最も初期に書かれたフィニーの12音の基づくソナタ、名ヴィオラ奏者ウェンディ・リッチマンの名に基づく作品。
 そして最後のジョージ・ウォーカーはアフリカ系アメリカ人のピアニスト、作曲家として、多くの障壁を乗り越え活躍した人で、その曲にも不思議な厳しさが宿っています。
 グラミー賞にノミネートsれたヴィオリスト、エリーシャ・ネルソンは優れた解釈と、ヴィオラへの熱い愛情を持つ人であり、まろやかな音色を鋭い響きを縦横無尽に使い分けています。これまでのリリースも世界的に高く評価されています。
 

DSL-92187
(BD Audio+CD)
\2400
The Return‐帰還 〜ラッフィ・ベサリアン:ピアノ・リサイタル
 1.ラフマニノフ(1873-1943):幻想的小品集 Op.3-2 前奏曲 嬰ハ短調/
 2.ラフマニノフ:10の前奏曲 Op.23-第5番 ト短調/
 3.ラフマニノフ:10の前奏曲 Op.23-第6番 変ホ長調/
 4.ラフマニノフ:10の前奏曲 Op.23-第7番 ハ短調/
 5.ラフマニノフ:13の前奏曲 Op.32-第5番 ト長調/
 6.ラフマニノフ:13の前奏曲 Op.32-第10番 ロ短調/
 7.ラフマニノフ:13の前奏曲 Op.32-第12番 嬰ト短調/
 8.ラフマニノフ:絵画的練習曲集 Op.33 第6番 変ホ短調/
 9.ラフマニノフ:絵画的練習曲集 Op.39 第1番 ハ短調/
 10.ラフマニノフ:絵画的練習曲集 Op.39 第5番 変ホ短調/
 11.ラフマニノフ:絵画的練習曲集 Op.39 第6番 イ短調/
 12-34.ラフマニノフ:コレルリの主題による変奏曲 Op.42/
 35.アルノ・ババジャニアン(1921-1983):前奏曲/
 36.ババジャニアン:メロディとユモレスク-メロディ/
 37.ババジャニアン:エレジー/
 38.ババジャニアン:ヴァガルシャパト舞曲
ラッフィ・ベサリアン(ピアノ)
録音 2014年4月29日-5月1日 USA ヴァージニア,ボイス,ソノルミナス <BD-A>5.1 DTS HD MA 24/192khz, 7.1 DTS HD MA 24/96khz, 2.0 LPCM 24/192khz
 「ホロヴィッツらのロシアンピアニズムの正統を受け継ぐ存在」とショパン誌でも絶賛されたアルメニア系のアメリカ人ピアニスト、ラッフィ・ベザリアンのリサイタル・アルバムです。
 カーネギー・ホールで正式なニューヨーク・デビューを果たし、日本にも来日、その技巧と音楽性を存分に見せつけた若手です。このアルバムでは、彼が得意としているラフマニノフの前奏曲、練習曲、変奏曲と、ラフマニノフから強い影響を受けたアルメニアの作曲家ババジャニアンの小品が収録されています。
 彼の強靭な打鍵から生まれる音は、ラフマニノフ作品に底知れぬパワーと奥行きを与えるとともに、メロディにも滴り落ちるような哀愁を与えています。
 近年人気が高まっているババジャニアンの作品は、ロシアのイディオムにアルメニアの伝統を加え、時に現代的なジャズ風な動きを与えたもの。ハチャトゥリアンの思い出のために書かれたトラック37の「エレジー」は一度聴いたら忘れられないほどの魅力を有しています。
 

DSL-92189
(BD Audio+CD)
\2400
ZOFO・プレイズ・テリー・ライリー
テリー・ライリー(1935-)
 1.「オールド・カントリー」よりエチュード/2.ジャズ・タイム/
 3.タンゴ・ダブル・ラディアード/4.半狼、月下に狂う/
 5.シモーヌの子守歌/6.Gソング/7.カマキリのラグ/
 8.カリスマスのためのワルツ/9.シンコ・デ・マヨ
ZOFO
(中越啓介&
エヴァ-マリア・ツィマーマン:ピアノ・デュエット)
録音 2014年12月16-19日 USA ヴァージニア,ボイス,ソノルミナス
<BD-A>5.1 DTS HD MA 24/192khz, 2.0 LPCM 24/192khz
 独自の道を歩んでいる孤高のピアノ・デュオ「ZOFO」。これまでのアルバムも革新的で挑戦的、そして見事な技巧に支えられたある意味「意表をつくもの」でした。
 この最新盤は最初から作曲家テリー・ライリーとコラボレーションし創り上げた1枚。まるでオーケストラで音を鳴らすように、4つの手がピアノを奏でていきます。
 もともとクロノス・カルテットのために書かれた「Half-Wolf Dances Mad in Moonlight」や「シモーヌの子守歌」などの見事なアレンジはもちろんのこと、ZOFOのために作曲された「カマキリのラグ」など、今回も多彩な響きを味わうことができます。連弾曲の可能性に挑戦し続ける彼ら、これからも楽しみです。
 

DSL-92188
(CD)
\2400
海の風景 〜ジャニス・ウェーバー:ピアノ・リサイタル
 1.スメタナ(1824-1884):海辺にて/
 2.ボルトキェヴィチ(1877-1952):クリミアのスケッチ Op.8-第2番 海のカプリース/
 3-5.ウジューヌ・ギヨーム(1882-1940?):海にて
  <輝ける朝/岩場/荒れ狂う海>/
 6.アレク・ロウリー(1892-1958):海の月明かり/
 7.エミール・フォン・ザウアー(1862-1942):
  演奏会用練習曲 第7番 ホ短調「海の炎」/
 8.ブルーメンフェルト(1863-1931):練習曲「海」Op.14/
 9.マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):海藻 Op.12/
 10-12.エルネスト・ブロッホ(1880-1959):海の詩(ピアノ版)
  <波/船頭の歌/海にて>/
 13-15.マルセル・ド・マンツィアーリ(1899-1989):海の印象
  <第1番:砂浜/第2番:灰色の日に/第3番:晴れた日に>/
 16.アーサー・ファーウェル(1872-1952):2つの音画 Op.104-第2番 海/
 17.レオ・サワビー(1895-1968):北の土地から H167-第5番 輝く大海/
 18.シリル・スコット(1879-1970):溶け込む海/
 19.テオドール・レシェティツキ(1830-1915):
  組曲「ア・ラ・カンパーニュ」Op.40-第1番 波の戯れ/
 20.アレック・テンプルトン(1909-1963):空の変奏曲
ジャニス・ウェーバー(ピアノ)
録音 2013年8月19-21日 USA ヴァージニア,ボイス,ソノルミナス
 ピアノの88鍵を全て使って、海の風景を表現すること……古今東西の作曲家たちが幾度となく試み、それぞれの世界を描き出して来ました。
 このアルバムでは、そんな様々な「海の風景」を楽しむことができます。どちらかと言うと、嵐の海や、迫り来る波などが描写されることが多く、冒頭のスメタナの作品を聴いただけでも、その鮮やかさに驚くことでしょう。空の色を克明に写した海、多くの川が溶け込む海、海に漂う海藻、そして船頭の歌。どこまでもイメージが広がるステキな1枚です。
 ピアニストのジャニス・ウェーバーはニュージャージー州生まれ。早くから音楽の才能を顕し、イーストマン音楽学校を首席で卒業しています。数多くのリサイタルを開いていますが、中でもリストの「超絶技巧練習曲の第2稿(1838年版)」の世界初演はタイム誌でも絶賛されました。
 また彼女は作家という別の顔を持っており、1985年、最初に出版された「エヴァ・アサウェイの秘密の生活」は多くの読者の心を掴んだようで、現在は6作目までが出版されています。



 

ORCHID



ORC100047
\2100→\1890
ガブリエラ・モンテーロ
 1-3.ラフマニノフ(1873-1943):ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 Op.18/
 4.ガブリエラ・モンテーロ(1970-):
   エクス・パルティータ Op.1「イン・メモリアム」/
 5.モンテーロ:インプロヴィゼーション 第1番/
 6.モンテーロ:インプロヴィゼーション 第2番/
 7.モンテーロ:インプロヴィゼーション 第3番
ガブリエラ・モンテーロ
 (ピアノ・作曲・インプロヴィゼーション)/
ユース・オーケストラ・オブ・ジ・アメリカ/
カルロス・ミゲル・プリエート(指揮)
録音 2013年7月 テアトル・ナショナル・デ・コスタリカ
 ベネズエラ出身でアメリカで活躍するピアニスト、ガブリエラ・モンテーロ。幼い頃から神童として名高く、8歳のときにベネズエラ政府から奨学金を得てアメリカに留学し、研鑽を重ねてきた人です。
 1995年のショパン国際ピアノ・コンクールでは銅賞(1位なし)を獲得、またマルタ・アルゲリッチからもその才能を高く評価されています。そんな彼女の名前を決定的に高めたのは2000年代に発売された「バッハ・アンド・ビヨンド」でした。ここで彼女はバッハを「素材」とみなし、これをもとに見事なインプロヴィゼーション(即興演奏)を披露。人々を驚かせたのでした。
 今回、ORCHID CLASSICSへの彼女のデビューとなるこのアルバムでは、得意とするラフマニノフの協奏曲。そして自作とインプロヴィゼーションの数々を聴くことができます。日々進化していく彼女、これは本当に聞き逃せません。
  


ORC100045
(2CD)
\2700→\2490
ラン・シュイ(指揮)&コペンハーゲン・フィル
 ベートーヴェン:交響曲集 第1集

<CD1>
 1-4.交響曲 第1番 ハ長調 Op.21/
 5-8.交響曲 第2番 ニ長調 Op.36/
<CD2>
 1-4.交響曲 第3番 変ホ長調「英雄」Op.55/
 5-8.交響曲 第4番 変ロ長調 Op.60
コペンハーゲン・フィルハーモニー管弦楽団/
ラン・シュイ(指揮)
録音 2011年11月…CD1:1-4, 2009年6月…CD1:5-8, 2012年11月…CD2:1-4, 2010年11月…CD2:5-8 コペンハーゲン デンマーク王立音楽院,コンサート・ホール
 あの衝撃的なマーラーの「大地の歌」(中国語歌唱!)でおなじみ、名指揮者ラン・シュイがORCHID CLASSICSに登場です。
 今回彼が指揮するのは、透明で深遠な響きが自慢のコペンハーゲン・フィル。YOU TUBE上では、グリーグの「朝」のフラッシュ・モブが大人気。1000万回以上の視聴数を誇るというスゴイものです。
 https://www.youtube.com/watch?v=gww9_S4PNV0
 そんな両者が挑むのは、なんとベートーヴェン(1770-1827)の交響曲全集。「全ての交響曲が独自の魅力を持っている」と語るラン・シュイは、もちろん各曲へのアプローチも周到であり、この第1番から第4番までのセットでも、ハイドンからロマン派へと繋がる流れを汲み取りながら、ベートーヴェンがその歴史に投じた革命的な素材を存分に感じさせてくれるという、画期的な演奏です。
 金管楽器とティンパニはピリオド楽器を用いることで軽やかなテンポと優雅な表情を保つことにも成功しています。


ラン・シュイ(指)&シンガポールSO
これが中国語歌唱版「大地の歌」!!

BIS SA 1547
(SACD Hybrid)
\2700→¥2490
これが中国語歌唱版「大地」!!
 マーラー:大地の歌
ニン・リャン(Ms)、
ウォーレン・モク(T)
ラン・シュイ(指)
シンガポールSO
SACDハイブリッド盤。マーラーの「大地の歌」は、李白や孟浩然の漢詩をドイツ人ベトゲが自由に独語訳したとされている。ここではその歌詞を香港在住のダニエル・ングがオリジナルの漢詩に戻した中国語で歌唱している注目盤。さらに独唱、オーケストラ、指揮者ともに中国系という点も徹底していて、マーラーが込めた中国的色彩がより濃厚となっている。

 

ORC100046
\2100
哀願と希望の音楽
《戦争と平和》
 1.スタンフォード(1852-1924):見よ、私は挙げる/
 2.ニーステッド(1915-):平和よ、私はあなたと旅立つ/
《深き淵より》
 3.バード(1540頃-1623):わが魂は虐げられ/
 4.ギボンズ(1583-1625):見よ、汝はわが全ての日を作り/
 5.トムキンズ(1572-1656):主の元に帰れ/
 6.メンデルスゾーン(1809-1847):
  オルガン・ソナタ第3番「深き困窮より,われ汝に呼ばわる」/
《わが祈りを聞きたまえ》
 7.パーセル(1659-1695):わが祈りを聞きたまえ/
 8.サイラス・ウォルストン(1971-):あなたの顔を隠さないでください/
 9.メンデルスゾーン:わが祈りを聞きたまえ/
 10.ジャン・ラングレー(1907-1991):めでたしマリア、めでたし海の星/
《安らぎへ》
 11.サミュエル・セバスチャン・ウェスレー(1810-1876):女から生まれた男
  (D.ブルック=デイヴィス編)/
 12.パーセル:我らの心の秘密を知りたもう主よ(C.バートレット編)/
 13.レノックス・バークリー(1903-1989):主はわが羊飼い
オリヴィア・ベル(ソプラノ)…9/
ジェシカ・マルトン(ソプラノ)…13/
ケンブリッジ・クイーンズ・カレッジ合唱団/
サイラス・ウォルストン(指揮)
 イギリスの名合唱団「ケンブリッジ・クイーンズ・カレッジ合唱団」のORCHID CLASSICSへの2枚目のアルバムです。
 最初のアルバムではクリスマス・キャロルをしっとりと歌い上げていましたが(ORC100027)、こちらは身体をそのままえぐられるような激しい響きと、それを包み込むような平安に満たされた、心にじんわり染みこむ選曲となっています。イギリスの合唱の層の厚さが感じられることでしょう。




PSALMUS

レア盤!

PSAL 001
(2CD)
\2600
オリエントのビザンチン聖歌
  [CD 1](*)
  Miladouki / Innalbakarata / Al yaouma / Ti hypermakho / Nahnou / Istabachiri
  Lima ta'jabina / Epi si chaire / Innal baraya / Axion / Inna Jibrail / To prosthakten
  Innal ladhi / O Anghelos / Innal malaka / Ayyatouhas-Saidah / Agni Parthene
  [CD 2](+)
  Innalmar'ah / Bainama / Simeron krematai / Inna Mousal'azim
  Alyaouma yamoulqiyama / Sabaqaticsoubhallawati / Aiyouhalmachi
  Wa'innazalta'ilalkabr / Inna hadhalyaw malbahiya /‘Azzimi yanafsi / Liyaqomilah
  Innal malaka / Alyawma yawmoulqiyamah / Homily of St. John Chrysostom(抜粋)
マクシモス・ファーメ(独唱)
アントワーヌ・シコ、
クリスティアン・バリエ(*)、
ジャン・ダエ(*)、
ダミアン・ポワブロー(*)、
アンドレ・ドニ(*)、
ジル・デュクレ(*)、
ピエール・クーリ(*)、
アレム・アルキエ(+)、
フレデリク・タヴェルニエ=ヴェラス(+)(低声唱)

録音:2003年11月、ノートルダム・ド・コンパシオン王室礼拝堂の地下聖堂、パリ、フランス(*)
    2007年4月、ヴネルク教会、ヴネルク、オート=ガロンヌ県、フランス(+)

 マクシモス・ファーメは1924年シリアのアレッポのギリシャ系メルキート(アラブ地域に住むキリスト教徒)の家に生まれた聖職者・ビザンチン聖歌研究家・歌手・合唱指揮者。パリに移住しギリシャ系メルキートの教会に務めました。ブックレットにはフランス語の解説と歌詞訳のみ(原語歌詞無し)記載されています。

 
レア盤!

PSAL 002
\2600
魂の歌 現代のポリフォニーに聴く天上のハーモニー
 アドリエンヌ・クロストル(1921-2006):
  福音書の3つの場面 [Trois Scenes Evangeliques]
   (5つの声、打楽器とオルガンのための)
   カナの婚礼(2002)/エマウスでの弟子たち(2003)/雄鶏の鳴き声(2006)
 ジョゼフ・フランソワ・クレーメル(1954-):
  神は御身を護らん、元后よ [Dio vi salvi Regina] (2005)
 アントニオ・ライ(1970-):神は御身を護らん、マリアよ [Deus ti salvet Maria] (2003)
 アントニオ・ピレッジ(1966-):めでたし、海の星 IV [Ave maris stella IV] (2006)
 ディオヘネス・リバス(1942-):魂の歌 [Cantos del alma] (2005)
レゾレアード
 カロル・セギュラ=クレーメル、
 竹内葉子(ソプラノ)
 ラファエル・マス、
 ラファエル・ピション(カウンターテナー)
 クリストフ・フェルヴール(テノール)
 クリストフ・グラッペロン(バス)
 ジョリス・ソーケ(オルガン)

録音:2007年12月15-16日、場所の記載なし

 レゾレアードは2000年、カロル・セギュラ=クレーメルにより創設されたフランスの声楽アンサンブル。ブックレットにはフランス語と英語の解説、原語歌詞・フランス語訳・英語訳が記載されています。

 
レア盤!

PSAL 003
\2600
神学者聖イオアンの就寝祭 ギリシャ正教会聖歌
  Kyrie ekekraxa / Katefthynthyto / Thou, Kyrie, fylakin to stomati mou
  O theatis ton arriton apokalypseon / I theokinitos lyra
  Ti vrontofono sou glopi anafthengomenos / Ton yion tis vpontis
  Parilthen i skia tou nomou / Potamoi theologias
  Ton tou Ypsistou Yion theologisas / Tou Paraklitou to fos eisdedegmenos
  Tis ypsilis epivas theologias / Apostole Christou, Evangelista Theoloye
  O poiitis kai lytrotis mou Panagne / Apostole, Christo to Theo igapimene
  Panta yper ennoian
フレデリク・タヴェルニエ=ヴェラス(独唱)
アレクシオス・ギアンナコプーロス、
ダミアノス・セレフォグルー、
ゲオルギオス・ポリクロナコス(低声唱)
リクールゴス・アンゲロプーロス(アーティスティック・ディレクター)

録音:2008年4月、アテネ、ギリシャ

 フレデリク・タヴェルニエ=ヴェラス(1959年生まれは)はフランスのギリシャ正教会聖歌研究家・歌手。イオアキム・グリリス神父、マクシモス・ファーメ、リクルゴス・アンゲロプーロス他に師事。アンサンブル・オルガヌムのメンバーも務めています。
 ブックレットにはフランス語と英語の解説、原語(典礼ギリシャ語)歌詞・フランス語訳が記載されています。

 
レア盤!

PSAL 005
\2600
おお、息子らよ 復活祭の主題によるオルガンのための変奏曲集
 ジャン=フランソワ・ダンドリュー(1682-1738):
  おお、息子らよ(復活の主日ためのオフェルトリウム)
  「おお、息子らよ娘らよ」による変奏曲
 ジャン=ジャック・ボーヴァルレ=シャルパンティエ(1734-1794):
  「おお、息子らよ娘らよ」による変奏曲
 アレクサンドル・ピエール・フランソワ・ボエリ(1785-1858):
  復活の主日ためのオフェルトリウム
 ジャック=ニコラ・レメンス(1823-1881):ソナタ第2番「おお、息子らよ」
 アレクサンドル・ギルマン(1837-1911):「おお、息子らよ」によるオフェルトリウム
 アンドレ・フルーリ(1903-1995):「おお、息子らよ」による変奏曲
 ピエール・コシュロー(1924-1984):
  序奏とコラール「おお、息子らよ娘らよ」による変奏曲

ポーリーヌ・クンドゥノ=シャベール(オルガン)

録音:2008年4、10月、聖カプレ大聖堂、アジャン、ロット=エ=ガロンヌ県、フランス
使用楽器:1859年、Stoltz製(2004/2007年、Charles Emmanuel Sarelot, Claude Berger修復)

 フランスのコンポーザー=オルガニストたちの作品集。ポーリーヌ・クンドゥノ=シャベール(1983年生まれ)はサン=モール=デ=フォッセ地方音楽院でエリク・ルブリュンに、トゥールーズ音楽・舞踊高等研究センターでミシェル・ブヴァールおよびヤン・ウィレム・ヤンセンに師事したフランスのオルガン奏者。ブックレットにはフランス語と英語の解説が記載されています。

 
レア盤!

PSAL 006
\2600
ペトル・エベン(1929-2007):ヨブ(聖書による連作オルガン曲;1987)
   運命/ヨブ記第1章によるレクツィオ/信仰
   レスポンソリウム「われらは受け取るのか」/苦難の受忍
   レスポンソリウム「わが生きる日々はいくばくもなく」/死への願望
   オフェルトリウム「その地にヨブという名の者が居た」/絶望と諦め
   イントロイトゥス「御意のままに」/創造の神秘
   グラドゥアーレ「主よ、われらの避難所よ」/懺悔と認識
   ヨブ記第42章によるレクツィオ/神の報い
エルヴェ・ラミー(グレゴリオ聖歌唱)
オリヴィエ・ドルメソン(オルガン)

録音:2008年7月、2009年2月、サンタントワーヌ・デ・キャンズ・ヴァン教会、パリ、フランス(オルガン)
    2008年9月、2009年2月、聖ピエール教会、ラ・レオル、ジロンド県、フランス(歌唱)
使用楽器:1894年、カヴァイエ=コル製(2004年、イヴ・フォセール修復)

 チェコの作曲家ペトル・エベンが、数々の苦難の中で信仰を貫いた旧約聖書ヨブ記の主人公ヨブの生涯を描いた作品。
 オリヴィエ・ドルメソンは1983年パリ生まれのオルガン奏者・作曲家。1997年よりフレデリク・デザンクロ にオルガンを習い、ルヴァロワ=ペレ音楽院でオリヴィエ・ウエットに、2003年から2007年までサン=モール=デ=フォッセ地方音楽院でエリク・ルブリュンに師事。
 ブックレットにはフランス語と英語の解説、原語(ラテン語)歌詞・フランス語訳が記載されています。

 
レア盤!

PSAL 007
\2600
ビザンチン聖歌 Vol.1 聖週間
  アレルヤ/見よ、花婿を/聖なる受難/御身の婚礼の部屋
  受難が近づくと、主は/不信心な評議会が招集され、救い主よ
  売春婦が御身に近づき/主よ、あまたの罪に堕ちた女が
  彼らはわが衣を引き裂いた/この日、十字架にかけられた者は/喜びの光

フレデリク・タヴェルニエ=ヴェラス(独唱)
マルコム・ボズウェル、
ジャン=クリストフ・カンドー、
アントワーヌ・シコ(低声唱)

録音:2009年5月、ヴネルク教会、ヴネルク、オート=ガロンヌ県、フランス

 ブックレットにはフランス語と英語の解説、原語(典礼ギリシャ語)歌詞・フランス語訳・英語訳が記載されています。

 
レア盤!

PSAL 010
\2600
グレゴリオ聖歌 大オフェルトリウム集
  天よ喜べ [Laetentur caeli] (第旋法)
  バビロンの川のほとりで [Super flumina Babylonis] (第4旋法)
  モーゼは主に祭壇を奉献した [Sanctificavit Moyses] (第1旋法)
  その地にヨブという名の者が居た [Vir erat] (第6旋法)
  モーゼは主なる神の御前で祈った [Precatus est Moyses] (第2旋法)
  めでたしマリア [Ave Maria] (第8旋法)
ダミアン・ポワブロー(独唱)
レ・シャントル・デュ・トロネ
 ヴァンサン・ベヤ、
 ドミニク・ブルノンヴィル、
 エリク・ジェルヴェス、
 フィリップ・モパン、
 ダミアン・ポワブロー、
 フレデリク・リシャール
 ブノワ・クシェ(賛助)

録音:2009年、ル・トロネ修道院、ル・トロネ、ヴァール県、プロヴァンス、フランス

 グレゴリオ聖歌の中で最も古いとされ、その長大ゆえ歌われる機会が少ないオフェルトリウムを取り上げた一枚。最長の「モーゼは主に祭壇を奉献した」の演奏時間は19分25秒に達します。ダミアン・ポワブロー(1961年生まれ)はフランスのグレゴリオ聖歌研究家・歌手。2008年以来司教の依頼を受けル・トロネ修道院の日曜日のミサでグレゴリオ聖歌を歌っています。
 ブックレットにはフランス語と英語の解説、原語(ラテン語)歌詞・フランス語訳・英語訳が記載されています。

 
レア盤!

PSAL 013
\2600
ペトロス・ベルケティス(1665-1725):神の御母なる生神女のための聖歌集
  神の御母なる生神女/恩寵に満てる御身を称えん
  マリアよ、主は御身とともにあり/女の内なる御身に祝福あれ
  また恩寵あれ/御身の胎の果実/御身は救い主を産みしゆえ
  われらの魂より/われらの魂より/神の御母なる生神女
レ・ソリスト・ド・ラ・ミュジーク・ビザンティン
 フレデリク・タヴェルニエ=ヴェラス(独唱)
 マルコム・ボズウェル、
 ジャン=クリストフ・カンドー、
 アントワーヌ・シコ(低声唱)

録音:2010年6月、ヴネルク教会、ヴネルク、オート=ガロンヌ県、フランス

 ビザンツ帝国滅亡(1453年)後も続いたビザンチン聖歌の歴史において最も多産であったとされるペトロス・ベルケティスの作品集。ブックレットにはフランス語と英語の解説が記載されています。歌詞・訳の記載はございません。

 
レア盤!

PSAL 014
\2600
コルシカのポリフォニー 聖ヨハネのミサ
 不詳(コルシカ伝承):福音史家聖ヨハネのミサ
   めでたしマリア [Ave Maria]
   ユダとエルサレム [Judea et Jerusalem] (レスポンソリウム)
   教会の真ん中で [In medio Ecclesiae] (イントロイトゥス)
   キリエ/グローリア
   その弟子である [Alleluia. Hic est discipulus] (アレルヤ唱)
   サンクトゥス/アニュス・デイ
   兄弟たちの間に広まった [Exiit sermo] (コムニオ)
   去れ、ミサは終わった [Ite missa est]
   地に喜びの声を [Exultet orbis gaudiis] (賛歌)
セラフィカ
 カトリーヌ・グラツィアーニ、
 マリー・ランジャンニ、
 アンドレ・ドミニチ、
 ミシェル・パオリ、
 ドン・バティスト・サンソネッティ(歌)
 ジャン=エティエンヌ・ランジャンニ(歌、指揮)

録音:2010年11月、コルバラ修道院、コルバラ、オート=コルス県、コルシカ島、フランス
 独特な節回しと和音が魅力のコルシカ聖歌。ブックレットにはフランス語と英語の解説、原語(ラテン語)歌詞・フランス語訳・英語訳が記載されています。

 
レア盤!

PSAL 016
\2600
受難のグレゴリオ聖歌集 中世の写本から
  祝福あれ [Benedicite]/王の御旗は進む [Vexilla regis]
  主を称えよ [Confitemini]/栄光、称賛 [Gloria laus]
  キリストは従われた [Christus factus est]
  エレミヤの哀歌 [De Lamentatione Jeremiae]
  わが民よ [Popule meus] (インプロペリア [Improperia])
  誠の十字架 [Crux fidelis]

ダミアン・ポワブロー(独唱)
レ・シャントル・デュ・トロネ
 ドミニク・ブルノンヴィル、
 ジャン=ドミニク・ルゲ、
 ミシェル=オリヴィエ・ミシェル、
 フィリップ・モパン、
 フレデリク・リシャール、
 パトリック・サバティエ、
 ジャン=フランソワ・ストライトマン

録音:2011年10月、ル・トロネ修道院、ル・トロネ、ヴァール県、プロヴァンス、フランス
 ブックレットにはフランス語と英語の解説、原語(ラテン語)歌詞・フランス語訳・英語訳が記載されています。

 
レア盤!

PSAL 021
\2600
修道士の歌 12世紀の写本によるグレゴリオ聖歌
  元后、憐れみの御母 [Salve Regina] (アンティフォナ)
  いと高き永遠の王 [Aeterne Rex altissime] (賛歌、第8旋法)
  受難の後に [Post passionem] (レスポンソリウム、第3旋法)
  すべての美しきもの [Omnis pulchritudo] (レスポンソリウム、第1旋法)
  世界に赴き [Ite in orbem] (レスポンソリウム、第6旋法)
  そしてその間 [Cumque intuerentur] (レスポンソリウム、第7旋法)
  ガリラヤの男たち [Viri Galilei] (レスポンソリウム、第7旋法)
  父よ [Pater] (レスポンソリウム、第1旋法)
  詩編94: 来たりて喜び歌え [Paslm 94: Venite Exultemus] (インヴィタツィオーネ)
  すでにキリストは天に昇り [Jam Christus astra ascenderat] (賛歌、第8旋法)
  聖霊降臨の日が来て [Dum complerentur] (レスポンソリウム、第3旋法)
  詩篇111: 主を畏れる者がは幸いなり [Psalm 111: Beatus vir]
  祭の終わる日に [Ultimo festivitatis] (レスポンソリウム、第1旋法)
  聖霊 [Spiritus Sanctus] (レスポンソリウム、第7旋法)
  使徒たちの前に現れた [Apparuerunt] (レスポンソリウム、第1旋法)
ダミアン・ポワブロー(独唱)
レ・シャントル・デュ・トロネ
 リオネル・デミュール、
 ジョフロワ・デュドゥイ、
 フィリップ・モパン、
 フレデリク・リシャール、
 パトリック・サバティエ

録音:2013年110月、ル・トロネ修道院、ル・トロネ、ヴァール県、プロヴァンス、フランス
 ブックレットにはフランス語と英語の解説、原語(ラテン語)歌詞・フランス語訳・英語訳が記載されています。

 
レア盤!

LIT 002
\2600
生神女のためのビザンチン頌歌集 祈りの歌
  第1のトロパリオン/第2のトロパリオン/頌歌 I & III-1/頌歌 III-2/頌歌III-3
  頌歌 IV, V& VI/カフィズマ/アンティフォナ/プロキメノン/頌歌 VII & VIII
  頌歌 IX-1/頌歌 IX-2/頌歌 IX-3/頌歌 IX-4
  生神女就寝祭; トロパリオン,コンタキオン,イルモス,第2のイルモス
マクシモス・ファーメ(独唱)
マルコム・ボズウェル、
ジャン=クリストフ・カンドー、
アントワーヌ・シコ(低声唱)

録音:2010年7月、ヴネルク教会、ヴネルク、オート=ガロンヌ県、フランス
 ブックレットにはフランス語の解説と歌詞訳のみ(原語歌詞無し)記載されています。

 
レア盤!

LIT 003
\2600
シリア伝承のアカフィスト聖歌
  アカフィストの土曜日のトロパリオン/頌歌1のイルモス/頌歌2のイルモス
  頌歌3のイルモス/頌歌4のイルモス/頌歌5のイルモス/頌歌6のイルモス
  頌歌7のイルモス/頌歌8のイルモス/頌歌9のイルモス/ストロフィ1
  ストロフィ2/生神女のためのトロパリオン
  生神女就寝祭; トロパリオン/コンタキオン/エクサポスティラリオン
  生神女誕生祭; 生神女誕生のイルモス

マクシモス・ファーメ(独唱)
レ・ソリスト・ド・ラ・ミュジーク・ビザンティン(低声唱)
 ジャン=クリストフ・カンドー、
 アントワーヌ・シコ、
 フレデリク・タヴェルニエ=ヴェラス

録音:2011年11月、2012年8月、ラ・レオル教会、ラ・レオル、ジロンド県、フランス
 ブックレットにはフランス語と英語の解説と歌詞訳(原語歌詞無し)が記載されています。




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GLOSSA CABINET


 Glossa Cabinet 2015 Vol.2 !〜 スペインから届く古楽の愉しみ 〜



GCD C80018
\2100→\1890
エンリコ・ガッティの名盤、ピエモンテ楽派の音楽が復活!
 ピエモンテの真珠 〜 18世紀イタリアのヴァイオリン音楽

 ジョヴァンニ・ロレンツォ・ソミス(1688−1775):ソナタ イ短調 Op.1-1
 ジョヴァンニ・バッティスタ・ソミス(1686−1763):ソナタ ハ長調 Op.6-4
 ガスパーレ・ジュゼッペ・キアブラーノ(1725−1802):ソナタ第3番 ヘ長調
 フェリーチェ・ジャルディーニ(1716−1796):ソナタ第2番 ト長調 Op.31
 ジョヴァンニ・バッティスタ・カナヴァッソ(1713−1784):
  ソナタ第2番 ニ短調
 ガエターノ・プニャーニ(1731−1798):ソナタ 変ロ長調 Op.6-1
エンリコ・ガッティ(ヴァイオリン)
アントニオ・モスカ(チェロ)
ジョルジオ・タバッコ(チェンバロ)
 バロック・ヴァイオリンの神様であり、ヴァイオリンの詩人、エンリコ・ガッティ。
 名盤中の名盤として親しまれ続けている「17世紀後半イタリアのヴァイオリン芸術」(GCD 921206)の続編となる、18世紀イタリア、ピエモンテ楽派のヴァイオリン音楽をエンリコ・ガッティが奏でた名盤が遂に復活!
 18世紀イタリア、トリノのサヴォア宮廷に集った音楽家たち。
 ピエモンテ楽派の創始者と伝わるジョヴァンニ・バッティスタ・ソミス、弟のロレンツォ・ソミス、そしてジャルディーニやプニャーニなど、18世紀のイタリアにおいてヴァイオリン芸術を発展へと導いた重要な音楽家たちの「ソナタ」を、エンリコ・ガッティの艶やかで豊潤なヴァイオリンで ——!

 ※録音:1992年1月、サン・キアーラ教会(ブラ、イタリア)



 

GCD C80604
\2100
フランツ・クロンマー(1759−1831):木管六重奏曲集
 パルティータ 変ホ長調
 2本のクラリネットとヴィオラのための三重奏曲
 パルティータ ハ短調
 3本のクラリネットのためのプレイエルの主題による変奏曲
 パルティータ 変ホ長調
ナハトムジーク
 〔エリック・ホープリッチ
   (クラリネット、ディレクター)、
  トニ・サラー・ヴェルデュ(クラリネット)、
  ジェーン・ゴーウェル(バスーン)、
  ハビエル・サフラ(バスーン)、
  トゥーニス・ファン・デア・ズヴァールト
   (ホルン)、
  エルヴィン・ヴィーリンガ(ホルン)〕
カルレス・リエラ(クラリネット)
エミリオ・モレーノ(ヴィオラ)
デイヴィッド・シンクレア(コントラバス)
 ナハトムジークの好演!ボヘミアのハルモニームジーク!

 数多くの室内楽作品や管楽器のための作品を書いたボヘミアの大作曲家フランツ・クロンマーの音楽を、エリック・ホープリッチを中心とするナハトムジークが奏でたグロッサ(Glossa)の名盤。
 エリック・ホープリッチを筆頭に、ホルンのトゥーニス・ファン・デア・ズヴァールト、ヴィオラのエミリオ・モレーノなど、現在も18世紀オーケストラの中心メンバーとして活躍する古楽界の世界的名手たちの共演によるクロンマーは豪華でハイレベル。
 名手揃いのナハトムジークが、作曲当時の作品の姿を見事に現代に蘇らせている。

 ※録音:2000年5月、サン・ミゲル教会(クエンカ、スペイン)
 

GCD C80019
\2100
聖なる花環 〜 17世紀ナポリの教会音楽集
 ボナヴェントゥーラ・チェローニオ(17世紀):全てのものよ、喜ばん
 単旋律聖歌:聖フランチェスコに捧げる
 フランチェスコ・サビーノ(c.1618−after.1660):
  フランシスコ、キリストのしもべ
 作曲者不詳(17世紀):オ・ベアテ・ジャニュアリ
 アントニオ・サビーノ(1591−1650):祝福された殉教者ヤヌアリウス
 単旋律聖歌:祝福されたヤヌアリウス
 アントニオ・サビーノ:ユビラーテ・コエレステス・コリ
 アンドレア・ファルコニエリ(c.1585−1656):シンフォニア第2番
 ジョヴァンニ・マリア・サビーノ(1588−1649):おお、聖なる晩餐よ
 シピオーネ・ステッラ(c.1558-1622):カンツォン第2番
 アントニオ・サビーノ:知れ 主こそ神であり
 ジョヴァンニ・マリア・サビーノ:まことの十字架
 シピオーネ・ステッラ:カンツォン第1番
 ジョヴァンニ・マリア・サビーノ:御身の讃美に満たされん事を
 ジョヴァンニ・マリア・サビーノ:主にむかいて新しき歌をうたえ
 単旋律聖歌:聖なる守護の天使よ
 ジョヴァンニ・マリア・サビーノ:天使の糧
 ジョヴァンニ・マリア・サビーノ:見よ、天使のパンを
 シピオーネ・ステッラ:ロマネスカのアリアによる様々なパルティータ
 アンドレア・ファルコニエリ:彼女は誰なのか?
 作曲者不詳(17世紀):シンフォニア
 ジョヴァンニ・マリア(?)・サビーノ:イエス、天の栄冠
ロベルタ・インヴェルニッツィ(ソプラノ)
アントネッラ・イッポリト(ソプラノ)
ダニエレ・デル・モナコ(アルト)
ロザリオ・トターロ(テノール)
アントニオ・フローリオ(指揮)
イ・トゥルキーニ
コレギウム・グレゴリアヌム・
 デッラ・ピエトラサンタ
 フローリオ&イ・トゥルキーニ!ナポリの教会音楽!

 歴史に埋もれた知られざるイタリア、ナポリのバロック音楽を追い求め続けるアントニオ・フローリオとイ・トゥルキーニ(旧カペラ・デッラ・ピエタ・デ・トゥルキーニ)。
 他の追随を許さぬ探究心と歴史考証によって、数多くのナポリのバロック音楽を蘇らせてきたフローリオとイ・トゥルキーニが、イタリアの情熱の歌姫ロベルタ・インヴェルニッツィたちと共にレコーディングを行った17世紀初期、ナポリの教会音楽集。
 モンテヴェルディと同じ時代を生きたナポリの音楽家たちが遺したナポリの教会音楽。最大の理解者であり伝道者、フローリオとイ・トゥルキーニの快挙の1つである。

 ※録音:1993年9月、ナポリ
 

GCD C80016
\2100
アウセル・ムジチ!ガスパリーニの2つの傑作!
 フランチェスコ・ガスパリーニ(1668−1727):
  ソプラノとアルトのための二重唱曲《ドーリとダリソ》、
  インテルメッツォ
   《小人、フランス男とアルメニア娘、もしくは、ミレーナとフローロ》
    第1幕、同第3幕
  ボノンチーニ:インテルメッツォ
   《小人、フランス男とアルメニア娘、もしくは、ミレーナとフローロ》
    第2幕
アウセル・ムジチ
カルロ・イパタ(指揮)
エレーナ・チェッチィ・フェディ(ソプラノ)
ルチア・シャンニマニコ(アルト)
マルコ・オレスターノ・クリスタレッラ(バリトン)
 コレッリやパスクイーニに師事し、アレッサンドロ・スカルラッティと親交を深め、ドメニコ・スカルラッティを指導。さらにはヴェネツィアのピエタ院の合唱長、ローマのサン・ロレンツォ・イン・ルチーナ教会の楽長を歴任したイタリア・バロックの大作曲家フランチェスコ・ガスパリーニ。
 特に舞台作品、声楽作品で絶大な評価を得ていたガスパリーニの「ドーリとダリソ」は、ソプラノとアルトの優れた二重唱曲であり、1718年にドレスデンで初演されたインテルメッツォ(幕間劇)「ミレーナとフローロ」は、ボノンチーニとの共作で完成した大作である。
 バロック・フルート奏者カルロ・イパタが1997年に創設し、イタリア屈指の古楽アンサンブルとしての地位を確立したアウセル・ムジチ。
 「バヤゼット」(GCD 923504)の復活蘇演が記憶に新しいアウセル・ムジチの名声を飛躍的に高めた記念碑的演奏である。

 ※録音:2003年11月、サン・ドメニコ教会(ピサ、イタリア)
 

GCD C80017
\2100
アントニオ・ヒメネス・マンホーン(1866−1919):
 ギターのための作品集
 
 ロマンス第3番バスクの歌 Op.19/ノヴェレッタ第1番/
  ノヴェレッタ第2番/愛の歌 Op.18/
  アンダルシアの奇想曲 Op.17/伝説/ハバネラ
ラファエラ・スミッツ(ギター)
 南米へ渡ったスペイン・ギター界の巨匠マンホーンの芸術。

 スペイン、アンダルシア州のビリャカリリョで生まれたアントニオ・ヒメネス・マンホーンは、幼少期の失明を乗り越え、当時のヨーロッパで有数のヴィルトゥオーゾ・ギタリストとしてその名を馳せたコンポーザー=ギタリスト。
 バリオスやリョベートにも影響を与えたというマンホーンのギター作品は、スペインの伝統、ロマンティシズムを湛えた美しい旋律が大きな魅力。
 演奏はベルギーが誇るギターの貴婦人ラファエラ・スミッツ。南米へと渡り、ブエノスアイレスでその生涯を閉じた、スペイン・ギター界の巨星の旋律を、ベルギーの名女流ギタリストが奏でたギター関係者必聴の名演です。

 ※録音:1998年11月(ハールレム、オランダ)
 

GCD C80020
\2100
フランチェスコ・バルサンティ(c.1690−1772):
 リコーダー・ソナタ集 Op.1

  ソナタ第1番/ソナタ第2番/
  ソナタ第3番/ソナタ第4番/
  ソナタ第5番/ソナタ第6番
アルカディア
 〔クリストフ・エールサム(リコーダー)、
  エンリコ・ブランダオ
   (ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
  アッティリオ・クレモネージ(チェンバロ)〕
 リコーダーのための名作中の名作。バルサンティの「Op.1」!

 ロンドンとエジンバラで活躍した18世紀のイタリア人作曲家、フランチェスコ・バルサンティの代表作であり、最初に出版された「リコーダー・ソナタ集」。
 ジェミニアーニと共にイタリアのルッカからロンドンへと渡り、作曲家、フルート奏者としてその名声を確立したバルサンティの「Op.1」は、数あるリコーダー・ソナタ集の中でも、特に優れた作品として現在でも高い評価受ける傑作である。
 アッティリオ・クレモネージが創設したイタリアのピリオド・アンサンブル。通奏低音の上で、クリストフ・エールサムのリコーダーが華麗に舞う。

 ※録音:1993年6月、エレモ・ディ・ロンツァーノ(ボローニャ、イタリア)




GRAND SLAM



GS 2130
\2500→¥2290
過去最高音質の「英雄」、リハーサルは史上最長の収録&初の対訳付き!
 ベートーヴェン:
  (1)交響曲第3番 変ホ長調 Op.55「英雄」
  (2)リハーサル風景(交響曲第7番第2楽章より)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
(1)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
(2)ルツェルン祝祭管弦楽団
 フルトヴェングラー秘蔵テープ復刻シリーズ。過去最高音質の「英雄」(BPO、1952年12月7 日)、そしてリハーサルは史上最長の収録&初の対訳(邦文、英文)付き!

 録音:(1)1952年12月7日、ベルリン、ティタニア・パラスト (2) 1951年8月15日、ルツェルン、クンストハウス/モノラル

 ■制作者より
 フルトヴェングラー&ベルリン・フィルのベートーヴェンの「英雄」(1952 年12 月7 日収録)はGS 2076(廃盤)以来の2 度目の復刻となりますが、今回使用したテープは非常に状態が良く、過去最高音質と言っても過言ではありません。コレクターの間ではこの演奏の最高音質はドイツ・フルトヴェングラー協会のLP(F666 848)と言われていますが、それに十分匹敵するか、それ以上かもしれません。リハーサルの方はごくわずかですが冒頭の部分は過去のどのディスクにも含まれていないため、今回が史上最長の収録となります。また、対訳(日本語、英語)が付いた唯一のディスクとしても価値があります。なお、日本のファンの方には直接関係ないかもしれませんが、英訳を担当したのはあの名指揮者ゲオルグ・ティントナー夫人であるターニャ・ティントナーさんです。(平林直哉)




<国内盤> 


キング・インターナショナル


グラインドボーン・オペラ・シリーズ(第1回発売)

 グラインドボーン歌劇場は、1934 年に柿落しを行った英国のオペラ劇場。この劇場は公演を保存用に高品質で録音してきました。
 当シリーズは演奏、録音のみならず、こだわりの解説書など、あらゆる点で高級感に満ちています。知られているようで、いまひとつ謎につつまれたグラインドボーン・オペラ・シリーズを国内盤でシリーズとしてご紹介します。
 第1回は語り草となっている名演3態です。
KKC 5506/8
(3CD)
\8333+税
フレーニのスザンナとマティスのケルビーノ、夢の共演
 モーツァルト:フィガロの結婚
ミレッラ・フレーニ(Sop:スザンナ)
エディト・マティス(Ms:ケルビーノ)
ガブリエル・バキエ(Br:伯爵)
レイラ・ゲンチャー(S:伯爵夫人)
ユグ・キュエノー(Ten:ドン・バジーリオ)
ハインツ・ブランケンブルク(Br:フィガロ)
カルロ・カーヴァ(Bs:バルトロ)
ヨハンナ・ペータース(Ms:マルチェッリーナ)
グラインドボーン合唱団
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
シルヴィオ・ヴァルヴィーゾ(指揮)
 録音:1962年(ライヴ)/[GLYNDEBOURNE]、GFOCD 001、輸入盤・日本語帯・解説・歌詞訳付

 グラインドボーン音楽祭といえばモーツァルトのオペラ上演。1962 年の公演は、スザンナに当時27 歳のミレッラ・フレーニとケルビーノに24 歳のエディト・マティスという若い才能を起用。録音がほとんどないゲンチャーも参加、ヴァルヴィーゾの指揮ぶりもいきいきした充実の『フィガロの結婚』になっています。
 
KKC 5509/10
(2CD)
\5556+税
プロコフィエフの才気煥発の喜劇、初の国内盤登場
 プロコフィエフ:修道院での結婚
ヴャチェスラフ・ヴォイナロフスキー(Ten:ドン・ジェローム)
アンドレイ・ブレウス(Br:フェルディナンド)
リュボーフィ・ペトロワ(Sop:ルイーザ)
アレクサンドラ・デュルセネワ(Ms:ドゥエンナ)
フセヴォロド・グリブノフ(Ten:アントニオ)
ニーノ・スルグラーゼ(Ms:クララ)
セルゲイ・アレクサーシキン(Bs:メンドーザ)
グラインドボーン合唱団
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ウラディーミル・ユロフスキ(指揮)
 録音:2006年(ライヴ)、[GLYNDEBOURNE]、GFOCD 002、輸入盤・日本語帯・解説・歌詞訳付

 「修道院での結婚」は英国作家シェリダンの原作によるスペインを舞台にした喜劇。第2 次世界大戦中の1940 年に作曲されましたが、モーツァルトやロッシーニを思わす活き活きした世界を作り上げています。
 初の国内盤発売で歌詞訳によりようやく内容が理解できます。
 2001 年からグラインドボーン音楽祭の音楽監督を務めるウラディーミル・ユロフスキが、プロコフィエフの魅力を最大限に引き出し、たいへん好評を博した演奏です。
 
KKC 5511/3
(3CD)
\8333+税
語り草の名演、アップショウ、ハントの「テオドーラ」
 ヘンデル:テオドーラ
ドーン・アップショウ(Sop:テオドーラ)
フロード・オルセン(Bs:ヴァレンス)
デイヴィッド・ダニエルズ(CT:ディディムス)
リチャード・クロフト(Ten:セプティミウス)
ロレイン・ハント(Ms:アイリーン)
マイケル・ハート・デイヴィス(Ten:使者)
グラインドボーン合唱団
エイジ・オブ・インライトゥメント管弦楽団
ウィリアム・クリスティ(指揮)
 録音時期:1996年5月14,19日、6月1,9,12,15日(ライヴ)、[GLYNDEBOURNE]、GFOCD 0014、輸入盤・日本語帯・解説・歌詞訳付

 グラインドボーン音楽祭の特色のひとつが、バロックオペラをすすんでとりあげること。近年はウィリアム・クリスティ指揮エイジ・オブ・インライトゥメント管弦楽団が好評を得ています。
 1996 年の当演奏は、その先鞭をつけたもので、ドーン・アップショウの透明な歌唱とカウンターテナーのデイヴィッド・ダニエルズが絶妙な演奏を繰り広げます。ロレイン・ハントが準主役で出演しているのも豪華な限りです。













5/13(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

CONTINUO CLASSICS


CC777 801
\2400
実力派ピアニスト中野真帆子による白熱ライヴ
 ルーセル:3つの小品 Op.49、ソナティナ Op.16
 サティ:ジムノペディ第1番、グノシエンヌ第1~3番
 プーランク:トッカータ、即興曲第15番
 メシアン:前奏曲集より
  「鳩」「軽快な風刺」「夢の中のかすかな音」「静かな訴え」「風に映る影」
 武満徹:閉じた眼
 ヒナステラ:アルゼンチン舞曲集 Op.2
  【「年老いた牛飼いの踊り」「優雅な乙女の踊り」「ガウチョの踊り」】
中野真帆子(ピアノ)
 ライヴ録音:2013年/紀尾井ホール、東京文化会館小ホール/DDD、56’03”

 国内外で活躍する実力派ピアニスト、中野真帆子によるライヴ録音のリリースです。収録曲はお得意曲であるサティ、プーランク、ヒナステラ、メシアン、ルーセル、武満徹を収録しました。ライヴならではの臨場感あふれる録音です。
中野真帆子〜プロフィール
 4 歳よりピアノを始め、10 歳の時、NHK 教育TV「ピアノのおけいこ」にレギュラー出演。ウィーン国立音楽芸術大学を経て、パリ・エコールノルマル音楽院コンサーティストを審査員全員一致で修了後、カナダ・バンフセンターにて研鑽を積む。
 ロヴェーレ・ドーロ国際音楽コンクー ル優勝をはじめ、アルベール・ルーセルピアノ国際音楽コンクール第4 位、及びルーセル賞、マスタープレイヤーズ国際音楽コンクールピアノ部門第1 位など、ヨーロッパ各地のコンクール入賞を機に、ソリスト・室内楽奏者としてアジア・カナダ・ヨーロッパの音楽祭に参加。帰国後はフェリス女学院大学音楽学部で後進の指導にあたる傍ら、国内外での演奏、各種コンクールの審査員、TV・ラジオへのメディア出演、音楽雑誌への執筆・翻訳など、多方面で活躍中。




HAENSSLER



93 334
\2500→\2290
Insomnia(不眠症)
 (1)ガーシュウィン:プレリュード〜眠らない夜
 (2)ケージ:夢
 (3)ジョージ・クラム:アイネ・クライネ・ミッテル・ナハト・ムジーク
  (セロニアス・モンクのラウンド・ミッドナイトに基づく)
 (4)ブライアン・ベレット:サマー・ファントム(夜想曲)
 (5)ブルース・スターク:アーバン・ノクチューン
カイ・シューマッハー(ピアノ)
 若手ピアニストのカイ・シューマッハーによる眠りにまつわるピアノ作品集

 セッション録音:(1)2014年12月28日/Djazz Jazzkeller (デュースブルク)、(2)-(5)2015年1月6-9日/カイザースラウテルンSWRスタジオ/DDD、52’12”

 「Insomnia(不眠症)」と題された眠りにまつわる作品を集めた当アルバムにはガーシュウィン、ケージ、クラム、ベレット、スタークの作品が収録されました。しっとりとしたガーシュウィンの眠らない夜や、ケージの夢などを聴くと心から癒されます。
 演奏はクラシックにとどまらず多ジャンルで活躍する若手ピアニストのカイ・シューマッハーが担当。現代作品からジャズ的要素を含んだ作品を得意とし、フレデリク・ジェフスキ作曲の「不屈の民による36 の変奏曲」(WERGO / WER 6730)の録音ではエネルギッシュかつものすごい集中と迫力で、聴き手を圧倒させました。




PENTATONE



PTC 5186514
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
すさまじい音響効果、SACDで真価発揮・
 プレトニョフのスクリャービン

  スクリャービン:
   (1)交響曲第1番ホ長調Op.26「芸術讃歌」
   (2)法悦の詩(交響曲第4番)Op.54
スヴェトラーナ・シーロヴァ(Sop)
ミハイル・グプスキー(Ten)
(1)モスクワ音楽院室内合唱団
 (合唱指揮:アレクサンドル・ソロヴィヨフ)
(2)ノルベルト・ゲムバチカ(Org)
ミハイル・プレトニョフ(指揮)
ロシア・ナショナル管弦楽団
 録音:2014年3 月/DZZスタジオ5(モスクワ)/76’ 56”

 SACD ハイブリッド盤。プレトニョフがスクリャービンの交響曲に挑戦しました。それも独唱と合唱を含むマーラーばりの第1 番と、官能音楽の代表とされる「法悦の詩」ということで興味津々。
 スクリャービンの交響曲第1 番は、1899 年から1900 年にかけて作曲された全6 楽章55 分の大作。独自の神秘主義思想にひたる以前の作で、ひたすら美しく、初期の鮮烈な抒情と初々しさにあふれています。編成が大がかりなため演奏・録音の機会は多くなく、貴重な新録音と申せましょう。合唱が高らかに芸術を謳いあげるコーダは圧巻。
 スクリャービン円熟期の「法悦の詩」は神秘和音を駆使して性愛を抽象化した変態音楽。しかしプレトニョフの冷静極まりない解釈で、むしろ宗教的で、マーラーの音楽との類似性を感じさせてくれるのが大発見。
 いずれの曲も大編成のオーケストラを駆使しながら、ピアノ型作曲家だったスクリャービンならではの書法が目立ちますが、そこは大ピアニストのプレトニョフ、複雑な綾を解きほぐしてくれます。
 録音は2014 年3 月にモスクワのスタジオで行われましたが、「法悦の詩」のオルガン・パートのみベルリンの聖ルドヴィヒ教会で収録され、ミキシングされているのも注目です。
 Pentatone ならではの高音質録音とSACD により、大編成のオーケストラと合唱が驚くような効果、特にオルガンが地鳴りのようなうなりをあげていて、音響マニアだったスクリャービンの理想像となっています。



  

BAYER


BR 100313
\2400
《夜の歌〜シューベルトと友人たちの間で歌われた歌曲集》
 シューベルト:
  漁師の歌D881/子を抱く父D906/秘密D.491/
  死と乙女D531/若者と死神D545/音楽に寄せてD547/
  丘へ登る若者D702/糸を紡ぐグレートヒェンD118/
  汝らに平安あれD551/
 ヨハン・ミヒャエル・フォーグル:
  渇望/デスデモーナの歌/ラプソディー/夜の歌/
 フランツ・ラハナー:
  Ich muss hinaus/小さなマリア/水路/4つの歌Op.116
 アンゼルム・ヒュッテンブレンナー:
  憧れ/湖畔にて/ルイーズ/紡ぎ歌/
  フランツ・シューベルトの死
アンゲリカ・フーバー(ソプラノ),
キリアン・スプラウ(ピアノ) 
 シューベルティアーデの親密な音楽
 シューベルトが私的に行った夜会は、彼の名前にちなみ「シューベルティアーデ」と呼ばれました。
 ここでは数多くの作品が演奏され、とても親密な雰囲気が保たれていました。このアルバムに収録されているのは、その膨大な作品の中から「夜に因んだ」曲を選んだものです。
 眠り、死、欲望…様々なインスピレーションを喚起させることでしょう。
  【録音】2013年
 

BR 100314
\2400
《遠く離れた月の歌》
 ヤメス・ジモン(1880-1944):李白の詩による3つの歌Op.10/
 アギーデ・テドルディ(1887-ca.1938):liriche cinesi/
 セッポ・ヌンミ(1932-1981):春の道から/
 アルベール・ルーセル(1869-1937):歌曲Op.47/
 ルシアン・マリヤ・シュケルヤンツ(1900-1973):李白の詩による2つの歌/
 ヴァルター・ブラウンフェルス:3つの中国の歌Op.19/
 アルフレード・ボルツ(1882-1969):李白の詩による2つの歌/
 パヴェル・ハース(1899-1944):中国の詩による4つの歌/
 コンスタント・ランバート(1905-1951):李白の詩による3つの歌
リディア・ライトナー(ソプラノ),
アレクサンドラ・パウルミヒル(メゾ・ソプラノ),
ファン・ヤン(ピアノ)
 中国の詩による東洋と西洋の美しき融合
 19世紀の終わりから20世紀の始めにかけて、ヨーロッパでは杜甫や李白などの唐代の詩がもてはやされていました。
 代表的なのはベトゲの訳詩を用いたマーラーの「大地の歌」ですが、他にもたくさんの作曲家がそれぞれの詩に個性的な曲を付けています。
 このアルバムでは9人の作曲家の作品を収録。彼らのフィルターを通して表現された「中国の姿」からは、東洋と西洋の美しき融合が見てとれます。
  【録音】2012年
  

BR 100315
\2400
《オーボエによるメディテーション》
 1) アンデシュ・ヒルボリ(1954-):ペトラルカの瞑想/
 2) キース・ジャレット(1945-):アダージョ/
 3) ニコラ・バクリ(1961-):ノットゥルノOp.74/
 4) アンリ・ソーゲ(1901-1989):庭の協奏曲
レンチェス・ラヨシュ(オーボエ)/
アントン・ザップ(指揮)
シュトゥットガルト放送交響楽団(①)/
パトリック・ストゥルブ(指揮)
シュトゥットガルト・アルカタ室内管弦楽団(②③)/
ルーベン・ガザリアン指揮、
ハイルブロン・ヴュルテンベルク室内管弦楽団(④)
 名手ラヨシュによる瞑想的現代オーボエ協奏曲
 「メディテーション=瞑想」。自分の内にある宇宙を把握する最良の方法です。幾多の欲望を抑え、自らに問いかけること…これは音楽を用いることで一層効果的になるのです。
 このアルバムには20世紀に書かれた瞑想的な音楽が収録されており、レンチェスのオーボエはジャンルを超えたこれらの曲から、リズムやメロディを通して「音楽による瞑想」という類似性を探って行きます。
 オーボエ奏者、レンチェスは1943年ハンガリーのドログで生まれ、ブダペスト音楽院とパリ音楽院で学びました。その後1968年ジュネーヴ国際コンクールで優勝し、世界の舞台に踏み出します。
 現在彼はシュトゥットガルト放送交響楽団のメンバーでもあると同時に、ソリストとして世界各地で公演を行い、バロックから現代曲におよぶ幅広いレパートリーで数多くのCD録音でも高い評価を得ています。
  【録音】2007, 2009, 2013年
 

BR 100370
\2500
《ブラームス:弦楽六重奏曲集》
 ブラームス:
  弦楽六重奏曲第1番変ロ長調Op.18/
  弦楽六重奏曲第2番ト長調Op.36
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団ゾリステン・アンサンブル
 極めてロマンティックな音楽
 ブラームスの作品のなかでも「最も人気の高い室内楽作品」とも言える2曲の弦楽六重奏曲は、どちらも20代から30代に書かれた比較的若々しい作風を持っています。
 第2楽章が映画で使われたことで知られる「第1番」、彼の若き日の恋愛を彩ったとも言われる「第2番」。どちらも堅固な構成に基づく、極めてロマンティックな音楽です。
 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のメンバーによる美しいアンサンブルで。
  【録音】2012年
 

BR 100386
\2400
《ギターと弦楽四重奏のための作品集》
 ハイドン:四重奏曲ニ長調Hob.III:8(ハン・ヨンケルス編)/
 ウォルフガング・ムースピール1(1965-):フレキシブル・スカイ/
 ヨゼフ・イグナツ・シュナーベル(1767-1831):ギター五重奏曲ハ長調
ハン・ヨンケルス(ギター),
カザル四重奏団
 ヨンケルスのギターと、カザル四重奏団の見事な共演
 スイスの名アンサンブル「カザル四重奏団」と名ギタリスト、ハン・ヨンケルスによる「ギターを伴う弦楽四重奏曲集」です。
 もともとこの編成のために書かれた現代作曲家ムースピールの作品と、ベートーヴェンと同時期の作曲家シュナーベルの作品はもちろんですが、ヨンケルス自身がギター用に編曲し、カデンツァを書いたハイドンの四重奏曲が出色の出来栄えです。
  【録音】2014年




MD+G


906 18786
(SACD Hybrid)
\3100
《ニコラウス・ブルーンス:オルガン作品全集》
 ニコラウス・ブルーンス(1665-1697):
  1) プレリュード ト長調, 2) 小プレリュード ホ短調,
  3) コラール幻想曲「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」,
  4) アダージョ ニ長調, 5) プレリュード ト短調,
  6) 大プレリュード ホ短調/
 アルノルト・メルヒオール・ブルンクホルスト(1670?-1725):
  プレリュード ホ短調/
 作者不詳:キリエ=キリストよ=キリエ/
 作者不詳(P・モルトハルト編):「汝 平和の君、主イエス・キリスト」/
 プレゼンテーション=作品解説
インゴ・ドゥーヴェンゼー(クラップマイヤー製オルガン)
 師ブクステフーデの作品に匹敵するほどの作品力
 幼いころからオルガンの才能を発揮し、ブクステフーデに師事。その後コペンハーゲンで活躍し、24歳でフーズム市のオルガニストに就任するも、その後8年足らずで急逝してしまったブルーンス。
 残された作品も非常に少ないのですが、そのどれもが師ブクステフーデの作品に匹敵するほどの見事なものです。J.S.バッハが学んだ「メラー写本」にもブルーンスの作品が収録されており、当時の名声の高さを窺わせます。 【録音】ドイツ、アルテンブルック、聖ニコライ教会(デジタル:セッション)
 [CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND]
  

614 18952
(2CD)
\4800
《シャイト:タブラトゥーラ・ノヴァ第3集》
 ザムエル・シャイト(1587-1654):タブラトゥーラ・ノヴァ第3集より
  1) 第4旋法によるキリエ・ドミニカーレ,
  2〜10)第1〜9旋法のマニフィカト,
  11) Credo in unum Deum,
  12) Hymnus De Adventu Domini,13) Hymnus De Nativitate Christi,
  14) Hymnus Christe qui lux, 15) Hymnus Vita Sanctorum,
  16) Hymnus Veni Creator Spiritus, 17) Hymnus O Lux beata,
  18) Psalmus sub Communione,
  19) ペダル・オルガンのための遊びのモード,
  20) ペダル・オルガンのためのモード
フランツ・ラムル(オルガン)
 作品の音にあったオルガンを選択し音楽を克明に再現
 フランツ・ラムルによるシャイトの「タブラトゥーラ・ノヴァ」全集は、この第3集で完結となります。この初期バロック時代の偉大な作品は、ほとんどがシャイトの生徒たちのために書かれています。
 これはコラール編曲の技法の研究としても優れており、ドイツのオルガン伝統の礎となるとともに、後世の作曲家たちにも多大な影響を与えた作品です。
 1964年生まれの名手ラムルは、トン・コープマンにオルガンとチェンバロを学び、1990年からはハーグ王立音楽院のバロック・オルガン演奏の教授を務め、ハスラー・ コンソートの音楽監督も務めています。
 ラムルはこれら作品の音にあったオルガンを選択し用いることで、この時代の音楽を克明に再現しています。【録音】ドイツ、タンガーミュンデ、聖シュテファン教会、シェーラー製オルガン/ハンブルク、聖ヤコビ教会、シュニットガー製オルガン/オーストリア、シュレーグル、Praemonstratenser- Chorherrenstift、プッツ製オルガン
 


901 18976
(2SACD Hybrid)
\6200→\5590
ダグラス・ボイド(指揮)&ヴィンタートゥール・ムジークコレギウム
《モーツァルト&サリエリ:序曲とアリア集》

 アントニオ・サリエリ:
  歌劇『オルムズの王アクスール』序曲 /
  歌劇『ファルスタッフ』より「Ah vile ? Or gli affanosi palpiti」/
  歌劇『オルムズの王アクスール』より「Come fuggir … Son queste le speranze」/
  歌劇『煙突掃除人』より「Augelletti che intorno cantate」/
  歌劇『見出されたエウローパ』より「Ah! Lo sento」/
  歌劇『トロフォニオの洞窟』序曲/
  歌劇『オルムズの王アクスール』より「Qui dove ride l’aura」/
 モーツァルト:
  アリア『あなたに明かしたい、おお神よ』K.418/
  アダージョとフーガ ハ短調K.546/
  レチタティーヴォとアリア『あわれ、おお夢よ!息吹くそよ風』K.431/
  歌劇『イドメネオ』よりバレエ音楽K.367/
  歌劇『イドメネオ』より「Spiegarti non poss’io」/
  歌劇『ティトの慈悲』序曲K.621/
  レチタティーヴォとロンド
   『わが憧れの希望よ。ああ、あなたはいかなる苦しみか知らない』K.416/
  『6つのレントラー舞曲』K.606/
  劇唱『もういいの、私は全てを聞いた』とロンド『恐れないで、愛する人よ』K.490
郭森(ソプラノ),
ケネス・トレヴァー(テノール)
ダグラス・ボイド(指揮)
ヴィンタートゥール・ムジークコレギウム
 サリエリの真の姿を再発見
 あの映画の影響で「宿命のライバル」と見做されているモーツァルトとサリエリ。しかし実際のサリエリは弟子たちにも献身的であり、モーツァルトの才能も買っていたと言われています。
 彼らが活躍した当時は、サリエリの方が人気は高く、身分も上だったことは確かです。陰謀説のためか、ずっと忘れられていたサリエリの作品は近年少しずつ復興の兆しを見せており、ここで2人の作品を並べて聴くことも、サリエリの真の姿の認識に役立つかもしれません。SACD Hybrid[CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND]
 

603 19032
\2400
《メモリーズ〜ヴァイオリンとピアノのためのロシア作品集》
 プロコフィエフ:
  ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調Op.94a/
  「3つのオレンジへの恋」より行進曲/
 シュニトケ:古風な組曲/
 シチェドリン:アルベニス風に/
 ショスタコーヴィチ:「前奏曲集Op.34」より第10, 15, 16, 17, 24番/
 ラフマニノフ:ヴォカリーズ/
 ハチャトゥリアン:剣の舞/
 チャイコフスキー:瞑想曲Op.42-1, ワルツ・スケルツォOp. 34
キリル・トルソフ(ヴァイオリン),
アレクサンドラ・トルソフ(ピアノ)
 トルソフ兄弟による美しきロシアの音楽
 新時代を開く若手ヴァイオリニスト、キリル・トルソフと彼の妹アレクサンドラのピアノで聴くロシアの名曲の数々です。多彩な音色と知性、そして上品さと力強さを併せ持つトルソフは、このアルバムに収録された様々な曲にぴったりの表情をつけていきます。
 荒々しいプロコフィエフやハチャトゥリアンや、美しい「ヴォカリーズ」をはじめ、最近人気が高まってきたシュニトケの「古風な組曲」の風変わりな美しさにも注目です。



CEDILLE


CDR90000154
(2CD)
\3100
バッハとそれを越えて Part.2
<CD1>
 1-4.J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト短調 BWV1001/
 5-8.バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Sz.117 BB124/
<CD2>
 1-4.カイヤ・サーリアホ(1952-):Frises/
 5-12.J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第1番 ロ短調 BWV1002
ジェニファー・コー(ヴァイオリン)
録音 2014年4月20-21日 NY ウェストチェスター・スタジオ…CD2:1-4, 2014年6月4-5日.10-12日 パーチェス大学 パフォーミング・アーツ・センター…CD1:1-4,CD2:5-12, 2014年7月14-16日 パーチェス大学 パフォーミング・アーツ・センター…CD1:5-8

 アメリカのヴァイオリニスト、ジェニファー・コーによる「偉大なるバッハ作品と現代曲を組み合わせる」というコンセプトに基づいた「バッハとそれを越えて」のシリーズ第2弾です。
 前作(CDR90000-134)でも、各々の作品に横たわる、300年近くの年代の差をくっきりと表現していたコーですが、今作でもそれは見事に具現化されています。
 CD1でバッハからバルトークへと曲が移り変わる時、世界中の色が変化するような感覚を味わうことができるのではないでしょうか?
 そしてサーリアホへと、ヴァイオリンの音色自体も緩やかに溶けて行き、最後はまたバッハで締めくくる…この大胆かつ繊細な演奏は全ての聴き手を魅了します。
 


CDR90000155
(3CD)
\3100→\2790
フランチェスコ・マリア・ヴェラチーニ:
 ヴァイオリンと通奏低音のためのアカデミック・ソナタ全集 Op.2

<CD1>
 1-5.ソナタ 第1番 ニ長調/6-10.ソナタ 第2番 変ロ長調/
 11-14.ソナタ 第3番 ハ長調/15-18.ソナタ 第4番 ヘ長調/
<CD2>
 1-4.ソナタ 第5番 ト短調/5-9.ソナタ 第6番 イ長調/
 10-13.ソナタ 第7番 ニ短調/14-16.ソナタ 第8番 ホ短調/
<CD3>
 1-3.ソナタ 第9番 イ長調/4-6.ソナタ 第10番 ヘ長調/
 7-10.ソナタ 第11番 ホ短調/
 11-14.ソナタ 第12番 ニ短調/15.カノン:Ut relevet miserum
トリオ・セッテチェント
録音 2013年8月21-23日…CD2:10-16,CD3:1-10, 2014年8月4.6-10日…CD1,CD2:1-9,CD3:11-14.15 イリノイ州 シカゴ音楽学校,ニコルス・コンサート・ホール

 シカゴを拠点として活躍する「トリオ・セッテチェント」は、レイチェル・バートン・パイン(バロック・ヴァイオリン)と、ジョン・マーク・ローゼンタール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、デイヴィッド・シュレーダー(鍵盤楽器)の3人で結成されたアメリカ有数の古楽アンサンブルです。

 これまでのアルバムでは、イギリス、フランス、ドイツと様々な国の作品を演奏していますが、今回はイタリアの後期バロック時代の作曲家ヴェラチーニ(1690-1768)の作品を取り上げています。
 あのタルティーニも彼の演奏を聴いて自信を失くしたと言うほどのヴァイオリンの名手であり、数多くの演奏会に出演し、また数多くの作品を残した人です。人間的にも豪放な性格だったと言われ、多くの逸話が残されていますが、その音楽も華麗で奔放。このソナタも、技巧的なヴァイオリンと、それを彩る通奏低音との絡みがとても優美です。いつものように雄弁なバートンのヴァイオリンがとても魅力的です。



バートン・パイン/トリオ・セッテチェントの旧譜

CEDILLE
CDR90000 099
\2100→\1890
「イタリア滞在」
 ダリオ・カステッロ(1621-1631活動):8度のソナタニ短調/
 ストラデッラ(1644-1682):シンフォニアニ短調/
 ビアジョ・マリーニ(1597頃-1665頃):2声のソナタニ短調/
 ロカテッリ:室内ソナタへ長調op. 6-2/
 コレッリ:ソナタハ長調op. 5-3/
 タルティーニ:田園ソナタイ長調/
 ヘンデル:ソナタト長調HWV364a/
 フランチェスコ・ヴェラチーニ(1690-1750):ソナタニ短調op. 2-12
セッテチェント三重奏団:
【レーチェル・バートン・パイン(Vn)、
ジョン・マーク・ロゼンダール(Vc)、
デーヴィッド・シュラーダー(Cemb)】
 CEDILLEのなかで店主が大のお気に入りの一枚。
 店主が選ぶ「2008年ベスト21」にも入れさせていただいた、レイチェル=バートン・パイン率いる古楽器トリオによるアルバム「イタリア滞在」。
 きっと誰も注目しないような、イタリア・バロック期の音楽。なんということのない、他愛のないイタリア・バロックの流麗で可憐な音楽。ただそこに身を浸しているだけでもう幸せになる。
 ただ、1曲とても不思議な曲があった。ロカテッリの「室内ソナタ」。その第2楽章。ロカテッリはもっと穏健で美しいだけの人だと思っていたが、これはかなりアヴァンギャルド。こんな時代を超えたキュートな音楽を書いていたとは。天才である。

2006年12月録音 





<LP>

 

FONE(LP)


FONE 67LP
(LP)
\6100
《J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第3&4番》
J.S.バッハ:
 無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調BWV.1009,
 無伴奏チェロ組曲第4番変ホ長調BWV.1010
ロッコ・フィリッピーニ(チェロ)
 アナログにこだわった録音による重量盤LP
 ヴァイオリニスト、マリーナ・シルブと、ピアニスト、ブルーノ・カニーノとともに「ミラノ三重奏団」を結成して広く活躍しているチェリスト、ロッコ・フィリッピーニ。
 彼は1980年代にDYNAMICレーベルにバッハの無伴奏チェロ組曲全曲を録音していますが、この最新録音となる2012年録音のバッハは一層円熟した音楽性とまろやかで深い音色を堪能することができます。
 この音源はDSD録音を使ったSACDでも発売されていましたが、当アナログLP盤はあえてAmpexのテープレコーダーで録音されており、徹底したアナログ録音が行われています。
 全曲録音からの2曲が、この1枚に収録されています。ドイツ・プレス 重量級180g 33回転アナログLP, 全世界496枚限定生産です。
【録音】2012年8月、イタリア、ヴォルテッラ、ペルジオ・フラッコ劇場(アナログ・テープレコーダー:Ampex ATR 102 76cm/sec 1/2inch)
 

FONE 70LP
(LP)
\6100
《聖ベネディクトの礼拝式〜ミサと聖務日課》
ヨハン・ゴットフリート・ワルター:
 「アルビノーニの協奏曲によるオルガン・ソロのための編曲」
 聖ベネディクト派のミサと聖務日課礼拝
ステファノ・コンコルディア(指揮&オルガン),
モンテカッシーノ修道院聖歌隊
 アナログにこだわった録音によるアナログ盤
 J.S.バッハの従兄であるワイマールの教会オルガニスト、ヨハン・ゴットフリート・ワルターのオルガン曲で幕を開けるミサと聖務日課礼拝を体験できる素晴らしい1枚です。
 カトリック教会最古の修道会であるベネディクト会の伝統に支えられた荘厳な祈りのひと時を、ぜひご自宅で再現してみてください。
 このアナログLP盤はあえてNagraのテープレコーダーで録音されており、徹底したアナログ録音が行われています。ドイツ・プレス 重量級180g 33回転アナログLP, 全世界496枚限定生産です。
【録音】1998年10月, モンテカッシーノ修道院(アナログ・テープレコーダー:2-track Nagra 4S ? 15ips ? 1/4inch)



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


CAPRICCIO



C7184
(5CD)
\3100→\2890
クルト・ヴァイル:完全録音集 第2集
 CD1.2.歌劇「マハゴニー市の興亡」/
 CD3.歌劇「ロシア皇帝は写真を撮らせ給う」 Op.21/
 CD4.歌劇「クーハンデル」/
 CD5.歌劇「ハッピー・エンド」
アニヤ・シリヤ(ソプラノ)/
カルラ・ポール(ソプラノ)/
ルーシー・ピーコック(ソプラノ)/
ガブリエーレ・ラム(ソプラノ)/
トーマス・レーアベルガー(テノール)/
クラウス・ヒルテ(バリトン)/
バリー・マクダニエル(バリトン) 他/
ケーニッヒ・アンサンブル/
ケルン放送合唱団/
ケルン放送管弦楽団/
ヤン・レイサム=ケーニッヒ(指揮)
 大好評の第1集(C7178)に続く、CAPRICCIOレーベルにおける重要なプロジェクトの一つ「クルト・ヴァイル全作品の録音」のリイッシューBOXの第2集の登場です。
 第1次世界大戦後の新即物主義を代表する作曲家であるヴァイルの音楽の多くは、風刺と皮肉に満たされており、なかなか完全に理解することは難しいのですが、今回は猥雑な雰囲気が全編に漂う「マハゴニー市の興亡」(映像を見なければ別にどうってことない)と、風刺がたっぷり効いた「クーハンデル」、ヴァイルにしては珍しい(?)ドタバタ喜劇の「ロシア皇帝〜」、ブレヒトの詩による「ハッピーエンド」(これもスゴイ物語)の4作が纏められています。
 もちろんオシャレなメロディや、ジャズ、ブルース風味もいたるところに散りばめられていて、音楽的にも大満足できるものばかり。第1集で迷っていた人も、ぜひこの機会にこの楽しい世界に足を踏み入れてください。


クルト・ヴァイル:完全録音集 第1集

C7178
(5CD)
\3100→\2890
クルト・ヴァイル:完全録音集 第1集
CD1.三文オペラ/
CD2.七つの大罪/マハゴニー市の興亡からソングシュピール/
CD3.リンドバーグの飛行/承諾者/CD4.5.歌劇「銀の湖」
ヴァルター・ラファイナー(バリトン)/
ヘーン・ヘンシェル(メゾ・ソプラノ)/
ドリス・ビエレット(ソプラノ)/
ディーター・エレンベック(テノール) 他/
コーニック・アンサンブル/
ケルン放送管弦楽団/
ローター・ツァグローセク(指揮)/
ヤン・レイサム=ケーニッヒ(指揮) 他
 CAPRICCIOレーベルにおける重要なプロジェクトの一つに「クルト・ヴァイル全作品の録音」というのがありました。第1次世界大戦後の新即物主義を代表する作曲家であるヴァイル(1900-1950)の音楽の多くは、風刺と皮肉に満たされており、なかなか完全に理解することは難しいのですが、とりあえずは、親しみ易いメロディに溢れた有名な「三文オペラ」から触れてみてはいかがでしょうか?
 クラシックの分野だけでなく、全ての人に愛されているこの物語、ジャズ風味も満載であり、聞きやすさ満点です。
 また「銀の湖」は伝統的な様式を踏まえた「メルヒェン・オペラ」で、音楽と対話がほぼ均等に振り分けられており、歌手たちは上手い演技も求められるのですが、結局ナチスに上演を禁止され、そのまま忘れられてしまったものです。
 このアルバムでは語りの部分もきっちり収録しています。さあ、この機会にヴァイルをまとめて楽しんでみませんか?

 

C7202
(5CD)
\3100
ヘルマン・プライ・エディション

<CD1.オペラ歌手として…その1>
 1.ロルツィング:歌劇「密猟者」より/
 2.モーツァルト:歌劇「魔笛」K620より/
 3.ネスラー:歌劇「ゼッキンゲンのラッパ吹き」より/
 4.ワーグナー:楽劇「マイスタージンガー」より/
 5.ワーグナー:歌劇「タンホイザー」より/

<CD2.オペラ歌手として…その2>
 1.ロルツィング:歌劇「皇帝と船大工」より/
 2.クロイツァー:歌劇「グラナダの野営」より/

<CD3.歌曲の解釈>
 1.ベートーヴェン:遥かなる恋人へ Op.98/
 2.ベートーヴェン:アデライーデ Op.46/
 3.ベートーヴェン:6つの歌曲 Op.48/
 4.ブラームス:ドイツ民謡集より/
 5.レーヴェ:ゲーテの詩によるバラード集/

<CD4.グレート・ベルリン・レビュー>
 1.Das ist der Fruhling in Berlin/
 2.Das macht die Berliner Luft/
 3.Untern Linden, untern Linden/
 4.Schlosser, die im Monde liegen 他/

<CD5.ヘルマン・プライとパウル・クーン-エヴァーグリーン>
 1.Bel Ami/2.Ich tanze mit dir in den Himmel hinein/
 3.Im Cafe de la Paix in Paris 他
ヘルマン・プライ(バス・バリトン)/
パメラ・コバーン(ソプラノ)/
レジーナ・クレッパー(ソプラノ)/
フラング・ハヴラータ(バス)/
パウル・クーン(ピアノ)/
ジェフリー・パーソンズ(ピアノ) 他/
ケルン放送合唱団/
ケルン放送管弦楽団/
ヘルムート・フロシャウアー(指揮)/
ハインツ・ゲーゼ(指揮)
 ベルリンに生まれ、ナチス・ドイツ時代のドイツで育った名バリトン歌手ヘルマン・プライ(1929-1998)。彼は常々「私はEU(European Union)の歌手だ」と語っていましたが、彼自身の活躍は決してヨーロッパ内だけにヨーロッパ内だけに留まってはおらず、そのレパートリーもドイツ歌曲だけではなく、オペレッタ、ミュージカル、POPSと広い範囲をカバーしています。
 この5枚組は彼の多彩な面を知ることができるもので、ドイツ・オペラの様々なアリアから、歌曲、民謡、そしてキャバレー・ソングやポップスまで、魅力的な歌唱を聞くことができます。
 特にCD5の甘く官能的な歌唱は、これまで大抵の人が抱いていたプライのイメージを覆すほどに印象的なものです。



 

HAENSSLER



98 054
\2200→\1990
リリングのブルックナー・アルバムが嬉しい廃盤復活!
 ブルックナー:
  (1)テ・デウム ハ長調WAB45
  (2)詩編150番 WAB38
  (3)ミサ曲 ホ短調WAB27
ヘルムート・リリング(指揮)
パメラ・コバーン(ソプラノ)
インゲボルグ・ダンツ(アルト)
クリスティアン・エルスナー(テノール)
フランツ=ヨーゼフ・ゼーリヒ(バス)
シュトゥットガルト・ゲヒンガー・カントライ
シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム
 録音:(1)1996年9月7-9日/ベートーヴェンザール、(2)(3)1996年9月10-12日/ジンデルフィンゲン・シュタットハレ//DDD、76’44”

 2015 年5 月29 日に82 歳を迎える巨匠ヘルムート・リリング。当盤は往年の名演奏から、現在では入手が難しくなってしまったリリングの名盤の再発シリーズの最新盤です。
 1996 年に収録されたブルックナーの声楽曲集は合唱指揮者として名高いリリングならではの各声部まできめ細かな解釈が魅力の演奏です。




PENTATONE

 「大好評のRQR (Remastered Quad Recordings) series」では、これまで、フィリップスのカタログ音源(4 チャンネルステレオquadraphonicrecordings)をライセンス使用して、DSD マスタリングを施した復刻をしてきましたが、その続編として1970 年代のドイツ・グラモフォン音源のDSD マスタリング復刻を開始しました。
 今回もリマスタリングはオランダのポリヒムニア・インターナショナル(1998 年にフィリップス・クラシックスの技術チームが独立して立ち上げた会社)が担当しており、万全のメンバーで行われました。小澤征爾&ボストン響との幻想交響曲やバーンスタインのカルメンなど、名盤中の名盤が高音質のSACD でリリースされるという大歓迎のシリーズは今後も定期的にリリースを続けていきます。

PTC 5186209
(SACD HYBRID)
\2400
ロドリーゴ・アルバムがPENTATONEリマスターシリーズに登場!!!
 ロドリーゴ:
  (1)アランフェス協奏曲
  (2)ある貴紳のための幻想曲
  (3)マドリガル協奏曲
ナルシソ・イエペス(ギター)
ガルシア・ナヴァッロ(指揮)
(1)(3)フィルハーモニア管弦楽団
(2)イギリス室内管弦楽団
(3)ゴドリーヴ・モンダン(ギター)
 イエペスの誉れ高き名盤ロドリーゴ・アルバムがPENTATONEリマスターシリーズに登場!!!

 セッション録音:(1)(3)1979年4月/ワトフォード・タウン・ホール、(2)1977年6月/ヘンリー・ウッド・ホール/75’54”
 A&Rプロデューサー、レコーディング・プロデューサー:ルドルフ・ウェルナー
 バランス・エンジニア:ハインツ・ヴィルトハーゲン
 レコーディング・エンジニア&エディティング:(1)(3)フォルカー・マルティン、(2)ヨアヒム・ニス
 リマスタリング:ポリヒムニア・インターナショナル(2014年11月、バールン、オランダ)

 SACD ハイブリッド盤。
 イエペスの誉れ高き名盤であるロドリーゴのアルバムがPENTATONEリマスターシリーズから登場です。
 イエペスのレパートリーとして有名となったアランフェス協奏曲ですが、数ある録音の中でも1979 年4 月、ナヴァッロ指揮、フィルハーモニア管との当録音は最も優れた演奏として評価されております。
 演奏技術・音楽的内容ともに最も充実していた1970 年代のイエペスによる、生き生きと紡ぎだされるギターの音色に酔いしれることができます。
 今回のリマスタリングによってこの名盤を新鮮に聴くことができるのは、嬉しい限りです。既発のジュリアーニ、カステルヌオーヴォ=テデスコ、ヴィラ=ロボスの協奏曲集(PTC 5186202)とともにお楽しみください。
 今回のリマスタリングもPentatone レーベルが誇るオランダのポリヒムニア・インターナショナルが担当しております。装丁はスーパー・ジュエルケースにスリーヴ付きの仕様です。







PRAGA DIGITALS


PRDDSD 350088
(SACD HYBRID)
\2900
ウルトラセブン最終話で使用された
 リパッティ& カラヤンのシューマンがSACDで蘇った!

  (1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467
  (2)シューベルト:即興曲第3番変ト長調Op.90の3
  (3)同:即興曲第2番変ホ長調Op.90の2
  (4)シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54
  (5)リスト:ペトラルカのソネット104番
  (6)ラヴェル:道化師の朝の歌
ディヌ・リパッティ(Pf)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
(1)ルツェルン祝祭管弦楽団
(4)フィルハーモニア管
 円谷ファン必聴!あのウルトラセブン最終話で使用されたリパッティ&カラヤンのシューマンがSACDで蘇った!!

 録音:(1)1950年8月23日/ルツェルン音楽祭(ライヴ) (2)1950年9月16日/ブザンソン告別リサイタル(ライヴ) (3)1950年9月16日/ブザンソン告別リサイタル(ライヴ) (4)1948年4月9-10日/ロンドン (5)1947年9月24日/ロンドン (6)1948年4月17日/ロンドン
 Bi-channel Stereo、MONO、79’ 19”

 SACD ハイブリッド盤。限定盤。
 メジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をリマスターし、目の覚めるような音の良さで注目されるシリーズの新作はリパッティ。
 EMI のベストセラー盤の「ブザンソン告別リサイタル」からシューベルトの即興曲2 篇と、カラヤンと共演したふたつの協奏曲がSACD 化されるのは慶賀の至り。
 特にシューマンのピアノ協奏曲はウルトラセブン最終話で、モロボシダンがアンヌに素性を告白、アンヌが「ダン!行かないで!」と叫んだ瞬間にかかるのが、まさにこの録音。音楽担当の冬木透氏がそれまでの常識を打ち破り、クラシック作品を子供向けの特撮ドラマで延々とかけました。それがあまりにも映像とマッチしていたため、ここからクラシック・ファンも多く生まれ、音源を突きとめた少年までいたことが『ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた』(青山通著・アルテスパブリッシング)に詳しく述べられています。
 冬木透氏は、不治の病のリパッティのあとのない切迫感が、素性を明かしM78 星雲へ帰らねければならないダンの心境を表すのに、これ以上のものはないと選んだそうですが、まさに慧眼。シューマンの音楽がオリジナルの劇伴音楽以上に全国の子どもたちの心をつかんだと申せましょう。そこから離れても、類のない名演で、涙なしには聴けません。
 リストとラヴェルの端正さも絶品。SACD 化で微妙なニュアンスも再現され、改めてリパッティの才能に言葉を失います。


<映像>


EURO ARTS(映像)


20 60788
(DVD)
\3600
カンブルランが世界初演したマルク・アンドレ新作オペラ「ヴンダーツァイヒェン」
 ドキュメンタリー:Yearning for the Presence
  マルク・アンドレ:オペラ「ヴンダーツァイヒェン」のオリジナル・プロセス
 カンブルランが世界初演したマルク・アンドレ新作オペラ「ヴンダーツァイヒェン」

 監督:ウリ・アウミュラー/演出:ヨッシ・ヴィーラー、セルジオ・モラビート/音楽監督:シルヴァン・カンブルラン
 画面:16:9 NTSC、音声:PCM ステレオ、リージョン:All、字幕:英語(原語:ドイツ語)、81分(59 分/ ドキュメンタリー+22分/ボーナス)

 2012 年よりシュトゥットガルト歌劇場の音楽監督に就いているシルヴァン・カンブルランが、マルク・アンドレのオペラ「ヴンダーツァイヒェン」を2014 年春に世界初演しました。
 この映像は2013 年からの準備期間と本番をドキュメンタリーとしてまとめた映像です。マルク・アンドレは1964 年パリ生まれ。現在彼の活動の拠点はドイツで、ヘルムート・ラッヘンマンに作曲を師事。近年はシュトゥットガルト・オペラとも頻繁に仕事をしています。
 2011 年にイスラエルを旅したマルク・アンドレが題材としたのは、1522 年シュトゥットガルトに没した人文主義者ヨハネス・ロイヒリン。タイトルはロイヒリンについてゲーテが言った言葉「ヴンダーツァイヒェン」。英語でMiraculous signs(奇跡のサイン)。ストーリーは、ヘブライ学者ヨハネスがイスラエルの空港に到着するが入国を拒否される。ともに入国を拒否された女性マリアと出会う。その直後、心臓移植をうけていたヨハネスの心臓が止まり、精神と現実の両方の危機に直面する。
 音楽はイスラエルでサウンドリサーチした音を、電子音を交えた実験的な試みが反映されています。















5/12(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

CENTAUR


CRC 3397
\2400
ネヴォリューション 〜 コルノ・ダ・カッチャのための音楽
 ハービソン(b.1955):復活のいけにえに
 プログ(b.1947):パラダイム
 ラウズ(b.1953):ネヴォリューション
 クサンソウリス(b.1962):キャッチ・ザ・タイム
 ラバーベラ(b.1945):ザ・ドローヴァー・トリロジー
 デイヴィッド・P・ジョーンズ(b.1958):cOrNoPeia
 フリードマン(b.1951):スキッドロココ
 サッターホワイト(b.1954):コルノ・ダ・カッチャと8月の夜
 スペック(b.1955):
  メイン・シュート 〜
   独奏コルノ・ダ・カッチャと4本のトランペットのための
 グレシャム(b.1943):
  ハレルヤ:聖スティーヴン 〜
   トランペットのための単旋律聖歌第16番より
マイケル・タンネル(コルノ・ダ・カッチャ)
メメ・タンネル(ピアノ)
キムチェリー・ロイド(指揮)
フレデリック・スペック(指揮)
ルイヴィル大学交響楽団
ルイヴィル大学トランペット・アンサンブル
 ホルンの先祖に当たるコルノ・ダ・カッチャをとりあげた作品集。第3弾は20世紀の作曲家たちによる作品に焦点を当てている。
 ソロを務めるマイケル・タンネルはソナス・ブラスアンサンブルの創設メンバーの1人であり、アドルフ・ハーセス、アーノルド・ジェイコブスなど名立たる奏者を師に持つ名手。甘く美しい音色で歌い上げ、時には激しい超絶技巧など余すところなくコルノ・ダ・カッチャの魅力を聴かせてくれている。使用楽器はブレーメンの金管楽器の名工タイン社製。

 ※録音:2012年6月−2014年3月、ルイヴィル大学音楽部、コムストックホール(ルイヴィル、ケンタッキー州)
 

CRC 3391
\2400
「ムジカ・クラシカ」の勝者エカテリーナ・ガヴリロワ
 リスト:おお!私が眠りにつくときには...
 シュトラウス:明日の朝 Op.27 No.4
 シューマン:君に捧ぐ Op.25 No.1
 フォーレ:愛の歌 Op.27 No.1
 シューベルト:セレナード D.957
 ヴォルフ:心とけた娘 ゲーテの詩よりNo.27/他
エカテリーナ・ガヴリロワ(ソプラノ)
ユリヤ・ライトキーナ(ピアノ)
 モスクワで開催された国際声楽コンクール「ムジカ・クラシカ」の勝者エカテリーナ・ガヴリロワ。彼女の情熱的な歌声が響き渡る。

 ※録音:2014年2−3月、ヴォロネジ音楽大学コンサートホール
 

CRC 3378/3379
(2CD)
\4800
ベートーヴェン:
 弦楽四重奏曲Op.18 〜 初期の弦楽四重奏曲集

アリアンナ弦楽四重奏団
 〔ジョン・マクグロッソ(ヴァイオリン)、
  デヴィッド・ギルハム(ヴァイオリン)、
  ジョアンナ・メンドーザ(ヴィオラ)、
  クルト・ボールドウィン(チェロ)〕

 1992年に結成されたアメリカを代表する弦楽四重奏団のひとつアリアンナ弦楽四重奏団。カーメル室内楽音楽コンクールやボルドー国際弦楽四重奏コンクールなど、数多くの賞を受賞。テクニックは勿論、その音色の暖かさも高く評価されている。
 前作の高評価を得たヤナーチェクの2つの弦楽四重奏曲に続き、今作では、多くの作曲家に影響を与えたベートーヴェンの初期の弦楽四重奏曲を収録。

 ※録音:2011−2012年、オべリン音楽院、クロニックホール
 
CRC 3354
\2400
メンデルスゾーンの手掛けたピアノ協奏曲集
 メンデルスゾーン:
  ピアノ協奏曲第1番ト短調Op.25
  ピアノ協奏曲第2番ニ短調Op.40
  厳格な変奏曲Op.54
ジェームズ・ジョンソン(ピアノ)
ポール・フリーマン(指揮)
ロイヤルフィルハーモニー管弦楽団
 ドイツ・ロマン派を代表する作曲家の1人、フェリックス・メンデルスゾーンの手掛けたピアノ協奏曲集。メンデルスゾーンが22歳という若さで書いたピアノ協奏曲第1番をはじめ、ピアニストにとって重要なレパートリーに数えられる作品が収録された1枚。

 ※録音:(協奏曲)1978年、セント・ジャイルズ教会(クリップルゲート、ロンドン)/(変奏曲)2013年5月、シュトラウス舞台芸術センター(オマハ、ネブラスカ州)
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CRC 3337
\2400→\2190
知られざる名曲
 チレア/ボエルマン/マニャール:チェロ・ソナタ集

  チレア:チェロ・ソナタ ニ長調 Op.38
  ボエルマン:チェロ・ソナタ イ長調 Op.40
  マニャール:チェロ・ソナタ イ長調 Op.20
シムカ・ヘレド(チェロ)
ジョナサン・ザク(ピアノ)

 歌劇「アドリアーナ・ルクヴルール」のチレアのチェロ・ソナタ!これが情熱的で美しい曲なんです。知られざる名曲を探している方は是非!
 そしてフランス・オルガン楽派の伝統を汲むオルガニスト、ボエルマンのチェロ・ソナタ!これは気品あふれる上質な音楽。
 さらにあの「フランスのブルックナー」と賞賛されるマニャールのチェロ・ソナタ!やっぱり悲劇的で深刻な作品。
 なんてぜいたくな1枚なんでしょう!?


 

 イスラエル出身の2人の名手がタッグを組んだチェロとピアノのためのソナタ集。
 シムカ・ヘレドは当時24歳という若さでイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団の首席チェリストを務めた実力者。1969年からは元イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターであるユーリ・ピアンカ、ピアニストのジョナサン・ザク等と結成したユヴァル・トリオのメンバーとしての活動も高評価を得ている。

 ※録音(ライヴ):ヨーロッパ


こんな安い競合盤を紹介したらダメですか・・・
でも能天気なピアノ三重奏曲も入ってますし、これはこれで買いです。

brilliant
BRL94443
\1200
チレア:
 チェロソナタ、
 ピアノ三重奏曲

 ヴァイオリンとピアノのためのカント、
 ヴァイオリンとピアノのための主題と変奏
イラリア・クザーノ(Vln)
ヤコポ・ディ・トンノ(Vc)
ドメニコ・コーディスポティ(pf)



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GUILD



GMCD 7416
\2500→\2290
ブルン:管弦楽作品集 Vol.7
 交響曲第2番変ロ長調
 大管弦楽のための《交響的プロローグ》
アドリアーノ(指揮)
モスクワ交響楽団
 19世紀末から20世紀前半、オトマール・シェックやフォルクマール・アンドレーエと同じ時代を生きたスイスのコンポーザー=コンダクター、フリッツ・ブルン(1878−1959)。
 ブルンの知名度向上&再評価に大きく貢献してきたGuildによる管弦楽作品集。第7弾では1911年作曲の「交響曲第2番」と、1944年作曲の「交響的プロローグ」、2つの大作を収録。
 20世紀スイスのシンフォニスト、フリッツ・ブルンの遺産を現在に伝える重要なシリーズです!

 ※録音:2014年3月10日−14日、モスフィルム・スタジオ(モスクワ)


 ブルンの特集、やってます!こちら

 

GMCD 7417
\2500
星雲へ 〜 フェアヘイヴン・シンガーズ委嘱合唱作品集
 ジョゼフ・フィッブス:眠れ小さき幼子よ(原典版)
 ボブ・チルコット:アヴェ・マリア
 ソムトウ・スチャリトカル:クレアボヤンス
 カール・ルッティ:アーメン
 トマス・ヒューイット・ジョーンズ&アンドリュー・モーション:
  フォーメイション
 トマス・ヒューイット・ジョーンズ:ワインディング・ロード
 ウィル・トッド:平和の歌
 イギリス民謡(ラルフ・ウッドワード編):わがために杯をあげよ
フェアヘイヴン・シンガーズ
ラルフ・ウッドワード(指揮)
ケンブリッジ・セント・メリーズ・
 スクール室内合唱団《アレグロ》
ウィル・トッド・トリオ
 〔ウィル・トッド(ピアノ)、
  ギャレス・ヒュー・デイヴィス
   (コントラバス)、
  ジム・フリーマン(ドラムス)〕
 ラルフ・ウッドワードが音楽監督を務めるイギリスの室内合唱団、フェアヘイヴン・シンガーズ。聖母マリアのための歌を収録した「ひと粒のひかり(GMCD 7380)」に続くGuild第2弾は、フェアヘイヴン・シンガーズのための委嘱作品集。
 ボブ・チルコットの「アヴェ・マリア」や、ウッドワード編曲によるイギリス民謡「わがために杯をあげよ」など美しい合唱から、ジャズ・ピアノ・トリオ(ピアノはウィル・トッド自身!)が伴奏する「平和の歌」などモダンで印象的な合唱作品まで、現代の合唱作品の粋を味わえる。

 ※録音:2011年ー2014年、聖ジョージ教会(チェスタートン)



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SIGNUM



SIGCD 362
(6CD/特別価格)
\5400→\4990
マゼール&フィルハーモニアのマーラー!
 最終巻は"第7番"、"第8番"、そして"第9番"!

  マーラー:
   交響曲第7番ホ短調《夜の歌》
   交響曲第8番変ホ長調《千人の交響曲》*
   交響曲第9番ニ長調
ロリン・マゼール(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団
フィルハーモニア・ヴォイセズ*
BBC交響合唱団*、フィルハーモニア合唱団*
イートン・カレッジ・チャペル少年合唱団*
サリー・マシューズ(ソプラノ)*
アイリッシュ・タイナン(ソプラノ)*
サラ・タイナン(メゾ・ソプラノ)*
サラ・コノリー(メゾ・ソプラノ)*
アン=マリーオーウェンス(アルト)*
シュテファン・フィンケ(テノール)*
マーク・ストーン(バリトン)*
スティーヴン・ガッド(バリトン)*
 2014年7月にこの世を去った巨匠ロリン・マゼールが遺したフィルハーモニア管弦楽団との"マーラー・サイクル"。
 満を持して登場となる最終巻には、「第7番《夜の歌》」、「第8番《千人の交響曲》」、そして「第9番」の後期3曲を収録!
 ウィーン・フィルとの全集録音から約20年という時を経て、遂に完結するフィルハーモニア管弦楽団との"マーラー・サイクル"。
 「第7番」はもちろんのこと、「第8番」と「第9番」は2011年4月から10月にかけて、イギリス、フランス、ドイツ、ルクセンブルクの各都市で演奏されたマゼール&フィルハーモニア管弦楽団の"マーラー・サイクル"のフィナーレを飾った演奏であり、その注目度と期待度は最大級!
 マゼールが遺したフィルハーモニア管弦楽団との"マーラー・サイクル"、ここに堂々の完結!




マーラー・サイクル第1&2弾

SIGCD 360
(5CD/特別価格)
\5400→\4990
ロリン・マゼール(指揮)&フィルハーモニア管
 マーラー・サイクル第1弾
  マーラー:
   交響曲第1番ニ長調《巨人》
   交響曲第2番ハ短調《復活》*
   交響曲第3番ニ短調**
ロリン・マゼール(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団
BBC交響合唱団*
サリー・マシューズ(ソプラノ)*
ミシェル・デ・ヤング(メゾ・ソプラノ)*
フィルハーモニア・ヴォイセズ**
ティフィン少年合唱団**
サラ・コノリー(メゾ・ソプラノ)**
 巨匠マゼール&フィルハーモニア管弦楽団!"マーラー・サイクル"がリリース・スタート!

 1930年生まれ、現在83歳の巨匠ロリン・マゼールとフィルハーモニア管弦楽団。
 当代屈指のマーレリアンと、ロンドンの名門オーケストラの共演による「マーラー・サイクル」がシグナム・クラシックス(Signum Classics)から、いよいよリリース・スタート!
 マゼール&フィルハーモニア管弦楽団の「マーラー・サイクル」第1弾は初期の3作品、「交響曲第1番」、「交響曲第2番」と「交響曲第3番」!
 フィルハーモニア管弦楽団の本拠地、ロンドンのサウスバンク・センター、ロイヤル・フェスティヴァル・ホールを舞台として2011年の4月から12月にかけて繰り広げられたマゼールのマーラー。
 クレンペラー、シノーポリ、そしてサロネンとの共演でマーラーの名演を、世に送り出してきたフィルハーモニア管弦楽団。
 ロリン・マゼールとフィルハーモニア管弦楽団の真剣勝負であり渾身のライヴ。特大プロジェクト、遂にスタートです!



SIGCD 361
(4CD/特別価格)
\5400→\4990
マゼール&フィルハーモニア管弦楽団!
 マーラー・サイクル第2弾

  マーラー:
   交響曲第4番ト長調*
   交響曲第5番嬰ハ短調
   交響曲第6番イ短調《悲劇的》
ロリン・マゼール(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団
サラ・フォックス(ソプラノ)*
 ロリン・マゼール&フィルハーモニア管弦楽団!マーラー・サイクル第2弾は交響曲第4番〜第6番!
 ボストン交響楽団との来日が目前に迫ってきた御年84歳の巨匠ロリン・マゼール。

 破竹の快進撃を続けるイギリス、ロンドンの名門フィルハーモニア管弦楽団との「マーラー・サイクル」第2弾は、「交響曲第4番」、「交響曲第5番」、そして「交響曲第6番《悲劇的》」の3作品!
 1980年代後半のウィーン・フィルとの全集録音完成から約20年。
 フィルハーモニア管弦楽団の本拠地である、ロンドンのロイヤル・フェスティヴァル・ホールを中心として、2011年4月から10月にかけてイギリス、フランス、ルクセンブルク、ドイツの各都市で行われた「マーラー・サイクル」。
 現代有数のマーラー指揮者であるマゼールと、クレンペラーやシノーポリ、サロネン、ザンダーなど、多くの指揮者たちとマーラーの名演を繰り広げてきたフィルハーモニア管弦楽団とのコンビが成功させた「マーラー・サイクル」への注目度の高さは計り知れない。
 2011年、ロンドンを熱狂させたマゼールの「マーラー」の第2弾が堂々の登場です!

 ※録音(ライヴ):2011年4月−5月、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ロンドン、イギリス)









SOUPIR EDITIONS

レア盤!

S 207
\2600
カロル・シマノフスキ(1882-1937):ピアノ作品集
  9つの前奏曲 Op.1(1899-1900)(*)
  変奏曲変ロ短調 Op.3(1901-1903)(*)
  4つの練習曲 Op.4(1906)(+)
  ポーランド民謡の主題による変奏曲ロ短調 Op.10(1900-1904)(+)
コリンヌ・クロスカ(ピアノ)

録音:2001年4月10、13日、受胎告知教会、パリ16区、フランス(*)
    2002年7月6-8日、聖マルセル教会、パリ5区、フランス(+)

コリンヌ・クロスカはポーランド人の父とイタリア人の母の間に生まれたフランスのピアニスト。ブザンソン国立地方音楽院を2年で首席修了し22歳の若さで同院教授に就任。1986年ヴィオッティ国際音楽コンクール入賞。

 
レア盤!

S 218
\2600
ショパン、スケルツォの周辺 ピアノ作品集
 ショパン(1810-1846):
  スケルツォ第1番ロ短調 Op.20(1831-1832)/
  マズルカ イ短調 Op.17 No.4(1832)
  「ポーランドの歌」Op.74 から 悲しみの川 嬰ヘ短調(No.3)(1831)(*)
  スケルツォ第2番変ロ短調 Op.31(1837)/
  マズルカ ホ短調 Op.33 No.4(1837)
  ヘクサメロン(1837)/スケルツォ第3番嬰ハ短調 Op.39(1839)
  マズルカ嬰ハ短調 Op.41 No.1(1839)/
  スケルツォ第4番ホ短調 Op.54(1842)
  「ポーランドの歌」Op.74 から 二人の死 ニ短調(No.11)(1845)(*)
  英雄ポロネーズ 変イ長調 Op.54(1842)

グザヴィエ・ル・マレシャル(テノール(*))
コリンヌ・クロスカ(ピアノ)

録音:2007、2009年、聖マルセル教会、パリ5区、フランス
 
レア盤!

S 220
\2600
コンコード
チャールズ・アイヴス(1874-1954):ピアノ・ソナタ集

  ピアノ・ソナタ第1番(1902-1909)
  ピアノ・ソナタ第2番「コンコード」(1909-1915)

フィリップ・ケレル(ピアノ)

録音:2002年6月、2005年5月、聖マルセル教会、パリ5区、フランス

 フィリップ・ケレル(1959年生まれ)はパリ音楽院でレイモン・トルアール(1916-2008)に師事したフランスのピアニスト。
 作曲家クロード・バリフ(1924-2004)との出会いにより20世紀音楽を探究。中でもアイヴズは彼が最も興味を引かれた作曲家とのことです。

 
レア盤!

S 221
\2600
スライド・ショー
チャールズ・アイヴス(1874-1954):歌曲集

  Ann Street / On the Counter / Grantchester /
  Memories / Chanson de Florian
  The Maple Leaves / Ilmenau / Harpalus /
  Rosamunde / The Side Show
  The Old Mother / Hymn /
  The World's Wanderers / The Childrens' Hour
  The Cage / The Housatonic / Spring Song /
  1, 2, 3 / Religion / Qu'il M'irait Bien
  Remembrance / Mirage / Evening /
  Slugging a Vampire / Disclosure / Walt Whitman
  At the River / Elegie / A Scotch Lullaby /
  In The Mornin' / Serenity
  The Greatest Man / Berceuse / A Night Song /
  Like a Sick Eagle / The One Way
レイアン・デュピュイ(ソプラノ)
アントワーヌ・パロック(ピアノ)
録音:2002年、聖マルセル教会、パリ5区、フランス

 レイアン・デュピュイはパリを本拠に活躍するカナダ出身のソプラノ。20世紀音楽・現代音楽を得意としています。

 
レア盤!

S 224
(2CD)
\4200
ジルベール・アミ(1936-):
 ロンシャンのためのリタニア

  (2人の詠唱者、声楽アンサンブル、弦楽四重奏と打楽器のための;2005)
ドミニク・ヴェラール、
エマニュエル・ヴィルストルキー(詠唱)
ソリスト XXI(声楽アンサンブル)
パリ弦楽四重奏団
アベル・ビラール(打楽器)
ラシド・サフィル(指揮)
録音:2013年5月14-17日、聖マルセル教会、パリ、フランス

 ル・コルビュジエ(1887-1965)が設計したフランスのロンシャンの礼拝堂(ノートルダム・デュ・オー礼拝堂)のために書かれた作品。
 ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第15番のアダージョ楽章を伴うユニークな教会音楽です。 

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レア盤!

S 226
(2CD)
\4200→\3790

イヴ・アンリ(ピアノ)
 ショパン、パリでの最後の演奏会 1848年2月16日

 [CD 1]
 モーツァルト(1756-1791):ピアノ三重奏曲ホ長調 K.542(**/#)
 ベッリーニ(1801-1835):
  オペラ「カプレーティとモンテッキ」から
   ついに私は喜びの衣裳を身につけ
 ショパン(1810-1846):
  夜想曲変ホ長調 Op.55 No.2/舟歌 嬰ヘ長調 Op.60
 モーツァルト:オペラ「魔笛」K.620 から 愛の喜びは露と消え(*)
 ショパン:
  練習曲変イ長調 Op.25 No.1/練習曲変ト長調 Op.10 No.5
  子守歌 変ニ長調 Op.57
 [CD 2]
 ショパン:チェロ・ソナタ ト短調 Op.65(#)
 マイアベーア(1791-1864):オペラ「悪魔ロベール」から 新作アリア(+)
 ショパン:
  前奏曲ト短調 Op.28 No.6/前奏曲変ロ短調 Op.28 No.16
  前奏曲変イ長調 Op.28 No.17/マズルカ ロ長調 Op.63 No.1
  マズルカ ヘ短調 Op.63 No.2/マズルカ嬰ハ短調 Op.63 No.3
  ワルツ嬰ハ短調 Op.64 No.2/ワルツ変ニ長調 Op.64 No.1
ジュリー・フックス(ソプラノ(*))
グザヴィエ・ル・マレシャル(テノール(+))
ジル・アンリ(ヴァイオリン(**))
アドリアン・フラッス・ソンベ(チェロ(#))
イヴ・アンリ(ピアノ)

録音:2010年11月29-30日、12月1-2日、ショーメ宝石店の大広間、ヴァンドーム、パリ、フランス
使用楽器:1836-1837年、プレイエル製、No.5612(1999年、修復後初公開演奏)

 ショパンのパリにおける最後の公開演奏となった、1848年2月16日サル・プレイエルにおける演奏会のプログラムを再現した興味深い企画(ただしソプラノの2つのアリアはプログラム上「作曲者不詳」となっていたとのこと)。

 当日の演奏者はアントーニア・モリーナ・デ・メンディ(メゾソプラノ)、イポリット・ロジェ(テノール)、ジャン=デルファン・アラール(1815-1888;ヴァイオリン)、オーギュスト・フランショーム(1808-1884;チェロ)、そしてショパン(ピアノ)。

 イヴ・アンリ(1959年生まれ)はパリ音楽院でピエール・サンカン(1916-2008)、アルド・チッコリーニ(1925-2012)に師事したフランスのピアニスト。

 録音に使用されたピアノはクロワシー・シュール・セーヌ(フランス)のシャノリエ城の廊下に放置され市当局のお荷物となっていたところを、イヴ・アンリたちが1995年に引き取り修復したもの。
 録音はパリの有名な高級宝石店ショーメ(Chaumet)の大広間で行われました。

 120ページのブックレットはフランス語・英語・ポーランド語・日本語表記。日本語の活字体に一部違和感がありますが、ご了承ください。歌詞および訳の記載はございません。


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 イヴ・アンリ。
 10歳でオーケストラと共演。 13歳の誕生日にはベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番をベルリンのフィルハーモニーで弾いたらしい。若干 11歳でパリ国立高等音楽院に入学。ピエール・サンカンに師事。 そこでピアノ、和声、指揮法など、7つのクラスで一等賞を獲得したというから、やはり天才なのだろう。
 その後はチッコリーニに師事、F.リスト、R.シューマン国際コンクールで優勝した。
 パリ国立高等音楽院教授。2003年フランス文化省より「芸術と学問・騎士勲章」授与。
 1995年から2010年までノアン音楽祭(フランス)芸術監督を務め、2011年には同総裁に任命されノアン・ショパン音楽祭に改称した。


先日ご紹介したSOUPIRレーベル、貴重な復活プレス


S 202
\2800→\2590
〔再プレス〕
復活!再プレス
 アルド・チッコリーニ/ヤナーチェク・アルバム

  ヤナーチェク(1854-1928):
   霧の中で JW.VIII-22(1912以前)
   ピアノ・ソナタ変ホ短調「1905年10月1日、街頭にて」JW.VIII-19(1905)
   草陰の小道で JW.VIII-17(第1集:1901-1908/第2集:1911)
   追憶に JW.VIII-9(1886頃)
   主題と変奏(ズデンカ変奏曲)JW.VIII-6(1880)
アルド・チッコリーニ(ピアノ)

録音:1999年 初出:2001年
 2015年2月1日に89歳で亡くなったアルド・チッコリーニが録音したヤナーチェクのピアノ作品集が復活しました。
 この録音は2001年にAbeille Musiqueレーベルから発売され2006年に当レーベルから再発売されましたが、いずれも少量・短期間の供給にとどまった模様で、日本のファンの手元に充分に届いたとは言えない状況でした。
 今回はチッコリーニを追悼する意味を込めての再々発売と推測されますが、やはり早々の完売・再生産未定のおそれがあると言わざるを得ません。なるべくお早目のオーダーをお願いいたします。





<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GUILD HISTORICAL



GHCD 2420
\1700→\1590
シリル・スミスが遺した、
 ラフマニノフとドホナーニの変奏曲!

  ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43*
  ドホナーニ:童謡の主題による変奏曲 Op.25*
  ドヴォルザーク:交響的変奏曲 Op.78
シリル・スミス(ピアノ)*
マルコム・サージェント(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団
 英国のラフマニノフ弾きシリル・スミス、ラフマニノフ&ドホナーニの変奏曲!
 イギリスの名ラフマニノフ弾き、シリル・スミスが遺した、ラフマニノフとドホナーニの変奏曲!

 近年Guild Historicalからのリリースが続き好評を博しているイギリスの名指揮者マルコム・サージェントの録音集。
 サージェントのラフマニノフ作品集(GHCD 2423)では「ピアノ協奏曲第2番」でソリストを務めていたラフマニノフの名手、シリル・スミスの録音が再び登場。
 シリル・スミス(1909−1974)は、1956年に脳卒中によって左手が麻痺しソリストとしてのキャリアを終えながらも、妻であるフィリス・セリックとの"3手"のための夫婦デュオで活躍しOBEを授与しているピアニスト。
 今回収録しているシリル・スミスの音源は、サージェント&フィルハーモニア管と共演した、ラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲(1948年録音)」と、ドホナーニの「童謡の主題による変奏曲(1953年録音)」。
 リマスタリングは、もちろんピーター・レイノルズ&レイノルズ・マスタリング。優れたリマスタリングで復刻される、シリル・スミス円熟期の「パガニーニ狂詩曲」は、ラフマニノフ・ファン注目のリリースとなります!

 録音
 ラフマニノフ:1948年10月1日、アビー・ロード・スタジオ(ロンドン) (Columbia 33SX 1579 - mono; from 78s DX 1608-1610)
 ドホナーニ:1953年1月14日、アビー・ロード・スタジオ(ロンドン) (Columbia 33SX 1579 - mono)
 ドヴォルザーク:1956年2月20日&22日、キングズウェイ・ホール(ロンドン) (HMV SXLP 20065 - stereo)
 


GHCD 2410
\1700→\1590
ストコフスキ 〜 ガラ・ナイト・アット・ジ・オペラ
 ワーグナー:歌劇 《リエンツィ》 序曲
 モーツァルト:
  歌劇 《フィガロの結婚》 より「もう飛ぶまいぞこの蝶々」*
 ボロディン:歌劇 《イーゴリ公》 より 「眠りも安らぎもなく」*
 グノー:歌劇 《ファウスト》 より 「眠ったふりをせず聞きたまえ」*
 プッチーニ:歌劇 《トスカ》 より 「歌に生き」+
 ヴェルディ:歌劇 《アイーダ》 より 「父上よ」*+
 ワーグナー:
  歌劇 《ローエングリン》 より 第1幕への前奏曲、
  楽劇 《神々の黄昏》 より 「ブリュンヒルデの自己犠牲」+
ジョージ・ロンドン(テノール)*
ビルギット・ニルソン(ソプラノ)+
レオポルド・ストコフスキ(指揮)
フィラデルフィア管弦楽団
 ストコフスキが二人の偉大な歌手と贈る夢の一夜!

 巨匠レオポルド・ストコフスキが振った1962年フィラデルフィアでのガラ・ナイトは、アメリカの素晴らしきテノール、ジョージ・ロンドンと偉大なるワーグナー・ソプラノ、ビルギット・ニルソンを迎えたオペラ・アリア集!
 オリジナルの放送で使われた各曲間のアナウンスやストコフスキによるコメントなども収録し、「リエンツィ序曲」から始まり「神々の黄昏」の終曲で幕を閉じる、夢のような一夜を丸ごと楽しめます。

 ※録音:1962年1月20日、フィラデルフィア/ピーター・レイノルズ&レイノルズ・マスタリング



GUILD LIGHT MUSIC


GLCD 5227
\2000
軽音楽の黄金時代 Vol.127 〜 テーブル・フォー・トゥー
 キャンベル:テーブル・フォー・トゥー
 カーン:夜は恋のために
 ストット:パール・オン・ベルベット
 ガーシュウィン:愛さずにはいられない
 カーマイケル:ニアネス・オブ・ユー/他
ローリー・ジョンソン(指揮)&
 グループ・フォーティ・オーケストラ
ジョージ・メラクリーノ(指揮)&
 メラクリーノ・オーケストラ
ウォルター・ストット(指揮)
テレキャスト・オーケストラ
デイヴィッド・ローズ&ヒズ・オーケストラ、
ロバート・ファーノン&ヒズ・オーケストラ、他
 "ライト・ミュージック" の黄金時代に録音された懐かしの音源を復刻する"ギルド・ライト・ミュージック・シリーズ"の第127集。ジェローム・カーンやジョージ・ガーシュウィン、ホーギー・カーマイケルらの名曲が、ロマンティックな夜のための素敵なBGMとなっている。

 ※録音:1956年−1962年/リマスタリング:アラン・バンティング
 

GLCD 5228
\2000
軽音楽の黄金時代 Vol.128 〜
 イギリスの映画&劇場オーケストラVol.4

  ハーバート:アー!スウィート・ミステリー・オブ・ライフ
  ガンヌ:軽業師たち
  ヨハン・シュトラウスII:ジプシー・バロンのメロディー
  コーツ:森の妖精/他
アントン&
 ザ・パラマウント・シアター・オーケストラ
コモドール・グランド・オーケストラ
ロンドン・パラディウム・オーケストラ
デ・グロート&
 ザ・ニュー・ヴィクトリア・オーケストラ
エマニュエル・スターキー(指揮)&
 ザ・リーガル・シネマ・オーケストラ、他
 イギリスのすべての劇場と多くの映画館が自前のオーケストラを持っていた黄金時代を振り返る「イギリスの映画&劇場オーケストラ」第4弾。リーガル・シネマ・オーケストラによるルイ・ガンヌの「軽業師たち」からのセレクションなど、貴重な音源も満載。

 ※録音:1927年−1945年/リマスタリング:アラン・バンティング



<国内盤> 

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東武レコーディングズ


ローマ聖チェチリア音楽院共同制作第2弾

TBRCD 0028
\2268→\1990
ジョルジュ・プレートルのブラームス傑作集、
 ピアノ四重奏曲(シェーンベルク編)&交響曲第4番

  (1)ブラームス:ピアノ四重奏曲(シェーンベルク編)
  (2)ブラームス:交響曲第4番
ジョルジュ・プレートル(指揮)
ローマ聖チェチリア音楽院管弦楽団
 ジョルジュ・プレートルのブラームス傑作集、ピアノ四重奏曲(シェーンベルク編)&交響曲第4番、2009&2010年ライヴ録音!

 演奏タイミング:(1)[12:58][8:40][9:30][10:15]/(2)[13:14][11:06][6:17][9:36]
 録音:(1)2009 年3 月17 日 (2)2010 年5 月31 日、何れもローマ聖音楽堂デジタル・ライヴ(サウンド・マスタリング:WEITBLICK)

 世界最古の音楽院としても知られる名門ローマ聖チェチリア音楽院。1584 年にグレゴリウス8世が創設した音楽学校がその母体と申しますから日本で言えば戦国時代の創設です。1908 年から現在のスタイルで管弦楽団は演奏会を主催するようになったと伝えられます。
 貴重なアーカイヴからのCDリリースを提案し、第1 弾として、巨匠プレートルによるベートーヴェンをリリースし大きな話題となりました。今回は待望の第2 弾、ブラームス傑作集です。
シェーンベルクの手が入ったことにより当然のことながらロマンと色彩を増した「ピアノ四重奏曲」。プレートルの18 番で、ギーレン、若杉、ツェンダーのような現代音楽のスペシャリストによる殺伐とした解釈の正反対の熱情的でメランコリックな凄演です。第4 番も自由自在なテンポ変化、心情の揺れと迷いをそのまま音楽にした魅力的な名演。両曲ともに巨匠音盤初レパートリー。
 巨匠は昨年秋から、ヨーロッパ各地で予定されていた90 歳記念コンサートシリーズを軒並みキャンセル。今年3 月のミラノ・スカラ座管とのブルックナー第8 番もキャンセルし周囲を心配させておりますが、今も必ず指揮台に復帰すると執念を燃やしております。奇跡を信じ、巨匠快諾の当演奏を楽しみましょう。80 分を超える長時間収録。



ローマ聖チェチリア音楽院共同制作第1 弾

TBRCD 0021
\2200→\1990
プレートル(指揮)&ローマ聖チェチリア音楽院管
 ベートーヴェン:
  (1)交響曲第2番ニ長調Op.36
  (2)交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」
ジョルジュ・プレートル(指揮)
ローマ聖チェチリア音楽院管弦楽団
 ジョルジュ・プレートルのベートーヴェン傑作集、第2交響曲+「エロイカ」 2007 年9 月12 日ライヴ

 録音:2007 年9 月12 日ローマ聖音楽堂、デジタル・ライヴ(サウンド・マスタリング:WEITBLICK)
 演奏タイミング:(1)[10:29][11:34][3:40][6:40] /(2)[14:45][13:48][6:08][11:03]

 世界最古の音楽院としても知られる名門ローマ聖チェチリア音楽院。1584 年にグレゴリウス8世が創設した音楽学校がその母体と申しますから日本で言えば戦国時代の創設です。1908 年から現在のスタイルで管弦楽団は演奏会を主催するようになったと伝えられます。その一端は昨年紹介しました8枚組のセット(SCO1937-2010)で聴くことができます。
 弊社はさらに踏み込んで、貴重なアーカイヴからのCDリリースを提案し、ここに第1 弾として、巨匠プレートルによるベートーヴェンをリリースする運びとなりました。イタリア語も堪能なマエストロとローマ聖チェチリア管の共演の歴史は50 年を超え、昨年はそれを記念し「第9」のコンサートが企画されましたが、巨匠の病によりキャンセルしたことは痛切の極みです。しかし、来年2014 年1 月には聖チェチリアの指揮台への復帰がアナウンスされたところです。
 プレートルの「エロイカ」と言えば2010 年のウィーン・フィル来日公演に於けるスピード感満点、変幻自在、スリリングな演奏が印象的でしたが、当演奏もそれに負けず劣らず、突然の間が見事にウィーン・フィルとの演奏と一致している点融通無碍のようで厳しい練習が窺えます。1 枚に収まっていることも嬉しい限りです。今年後半の超話題盤と言えましょう。






<映像>


TONY PALMER'S FILM


TPDVD 184
(3DVD-Video/NTSC)
\9600
トニー・パーマー製作の、ナチス関連3作品のBOX仕様!
 ナチス支配下の音楽

「おお、運命の女神よ」(TPDVD 118)、
「ワーグナー一族」(TPDVD 172)、
「ヒンデミット 〜 巡礼者の成り行き」(TPDVD 185)
トニー・パーマー(監督、編集)、他
 イギリスの映画監督である、トニー・パーマーが監修するドキュメンタリーDVDレーベル「Tony Palmer's Film」。
 名アーティストのコンサート、オペラ、リハーサル、舞台裏、普段では見られない様子をドキュメンタリー化!

 レコード芸術4月号 海外盤レビュー掲載タイトル!  長木誠司氏(P.197)

 トニー・パーマーが製作した、ナチスに関連する3作品のドキュメンタリーを集め、「ナチス支配下の音楽」としてパッケージ化した3枚組BOX仕様版!
 カール・オルフ(1895−1982)の代表作「カルミナ・ブラーナ」を軸に、オルフの創作活動を追った、「おお、運命の女神よ」(TPDVD 118)、リヒャルト・ワーグナー(1813−1883)とその家族をテーマにした「ワーグナー一族」(TPDVD 172)、パウル・ヒンデミット(1895ー1963)の没後50周年を記念し製作された「ヒンデミット 〜 巡礼者の成り行き」(TPDVD 185)。

 ナチスに関わった音楽家たちの貴重な映像、ドキュメント作品のBOXとなっている。

 ※本作品には、オリジナル・マスターに起因する映像及び音声に乱れが一部含まれております、あらかじめご了承ください。
 ※収録時間:261分/NTSC16:9(ALL/Regions)





















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