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≪第82号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その9 2015/7/7〜


マイナー・レーベル新譜
歴史的録音・旧録音
メジャー・レーベル

国内盤
映像


 



7/10(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



BONGIOVANNI



GB 2476
(2CD)
\5000→\4590
《後宮からの逃走》のイタリア語版初録音!
 モーツァルト:歌劇《後宮からの逃走》
  (リヒテンタールによるイタリア語版)

フィリッポ・モラーチェ(バス)
フランチェスコ・マルシーリャ(テノール)
サンドラ・パストラーナ(ソプラノ)
ガブリエレ・サゴーナ(バス)
カルロス・ナターレ(テノール)
タチアナ・アギアール(ソプラノ)
イ・ポリフォニチ・ヴィチェンティーニ
オリンピコ劇場管弦楽団
ジョヴァンニ・バティスタ・リゴン(指揮)

 録音:2012 年5 月オリンピコ劇場(ライヴ)

 皇帝ヨーゼフ2 世の依頼を受け、ドイツ語歌唱のオペラとして書かれた《後宮からの逃走》。
 当時関心の高かったトルコを舞台に繰り広げられる救出劇は、1782 年の初演から成功をおさめました。しかしドイツ語歌唱であったため当時のイタリアでは受け入れられませんでした。
 そこでスカラ座での上演を実現させるべくペーター・リヒテンタール(1780-1853)がイタリア語版を作成。しかしその希望は実現せず、リヒテンタールによるイタリア語版は、この2012 年5 月にオリンピコ劇場で行われた上演が最初であり、ひょっとすると最後かもしれません。
 リヒテンタールは様々な顔を持ち、医学博士であり、熱心なアマチュア音楽家であり、そしてモーツァルトの長男カールの友人でありモーツァルトの信奉者でもありました。晩年はミラノに住み、スカラ座のために作品を遺しています。リヒテンタールはモーツァルトのスペシャリストとして、モーツァルトの作品を編曲して発表していました。その中にはこの《後宮からの逃走》の他にレクイエムの弦楽四重奏版やイドメネオの稽古用のピアノパートなども含まれていました。



旧譜
リヒテンタールといえばこの編曲版・・・
入荷に手間取っていますが8月には入ってくる予定
SACC 72121
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
CHALLENGE CLASSICSの名盤!
 モーツァルトのレクイエム、弦楽四重奏版

  モーツァルト:レクイエム KV 626
   (リヒテンタールの弦楽四重奏編曲版)
クイケン弦楽四重奏団
 〔シギスヴァルト・クイケン(Vn)、
  フランソワ・フェルナンデス(Vn)、
  マルレーン・ティールス(Vla)、
  ヴィーラント・クイケン(Vc)〕

 録音:2003年1月4-6日

 声楽パートも含め、すべてを弦楽四重奏に編曲したこのモーツァルトのレクイエムは、いわばレクイエムの‘スケルトン(骨格)’ 版。
 モーツァルトの最高傑作を違った角度から味わうことのできる演奏として非常に人気が高いものです。クイケン四重奏団の熱く密なアンサンブルが、作品の真骨頂を存分に聴かせてくれます。

 リヒテンタールは1780 年プレスブルク(現在のブラチスラヴァ)生まれ。職業は医師ですが、熱心なアマチュア音楽家でもありました。1810 年以降亡くなる1853 年までミラノに住み、スカラ座のために書いた7 つのバレエ音楽を含め50 ほどの作品を遺しています。
 ミラノではモーツァルトの作品は熱狂をもって受け入れられており、リヒテンタールはそのスペシャリストの一人として、弦楽四重奏曲などを編曲して発表していました。さらに後宮からの誘拐をイタリア語に訳したり、イドメネオの稽古ピアノパートを作ったりもしていました。そんなリヒテンタールがモーツァルトのレクイエムを弦楽四重奏に編曲したのです。
 クイケンによると、このリヒテンタール編曲の元になっているのはジュスマイヤー版。リヒテンタールはこの版をモーツァルトの長男カール・トーマス・モーツァルト経由で入手したと考えられます。「ジュスマイヤーには心からの敬意を表さなくてはなりません。彼のおかげで、モーツァルトのレクイエムは完全なかたちで保存(達成)され、私たちを感動させてくれます」とはクイケンの言葉。

 リヒテンタールの編曲にほんの少しだけ演奏上の理由などで手を加えたのがこの盤に収められたもの。歌詞もなく、四人の演奏家だけによって紡ぎあげられるレクイエムの世界、圧巻です!





COVIELLO


COV 91504
\2600
北のバロック〜スウェーリンク、ブクステフーデ、シュッツ、シャイデマン
 スウェーリンク:トッカータ/ エコー・ファンタジア/ それはマルスの神
 シュッツ:優しく、親しく、慈しみ深い主イエス・キリストよ
 シャイデマン:
  主よ讃えよ、そは親愛なりせば/ プレアンブルム ト調/
  主よ、われを憐れみたまえ
 シュッツ:神よ、われを助けたまえ
 ブクステフーデ:
  トッカータ ニ短調/ 主イエスよ、われ汝に呼ばわる/
  プレアンブルム ニ調/ フーガ ハ長調/
  来ませ、聖霊、主なる神よ/ 悲歌
ファビアン・ムーラエール(オルガン)
ジュジ・トート(ソプラノ)
 オルガンの聖地ハンブルク、聖ヤコビ教会のオルガンで録音した北ドイツ・オルガン楽派の最盛期 の音楽

 録音:2014年5月20-25 日聖ヤコビ教会 、ハンブルク、12月2日聖カタリーナ教会、ホーフストラーテン、ベルギー/65’17

 世界のオルガン好きも巡礼に訪れるハンブルクの聖ヤコビ教会のオルガンで録音されたアルバム。このオルガンを製作したのは17 世紀北ヨーロッパを中心に活躍した製作者アルプ・シュニットガー。60 のストップとおよそ4000 のパイプをもつ北ヨーロッパ最大級のオルガンです。第二次世界大戦の空爆により教会は被害を受けましたが、オルガンはパイプを取り外し、難を逃れました。1990 年から1993 年にかけてユルゲン・アーレントの手によって復元されました。
 17 世紀ドイツ北部のハンザ同盟市でオルガン音楽は大きな発展をとげます。ここに収められている作品は、オランダ人作曲家スウェーリンク、ブクステフーデら北ドイツ・オルガン楽派の作曲家を収録しています。オルガンを演奏するのは1985 年ベルギー、リエージュ生まれのファビアン・ムーラエール。9 歳からオルガン演奏を始め、リエージュ王立音楽院ではオルガンのほかにトロンボーンも学んでいます。またハンガリー出身のソプラノ歌手のジュジ・トートも録音に参加。彼女が歌う部分はオランダとの国境に近いベルギーのホーフストラーテンにある聖カタリーナ教会のクワイア・オルガンで録音されました。
 

COV 91506
\2600
オフィーリアの歌〜リーム、シューマン、シュトラウス
 リーム:赤
  【真紅/ すべては音もなくうつろに/ 少年の朝のあいさつ/
   少年の夜のあいさつ/ クロイツァーへ/ あなたは暗闇を好む】
 シューマン:愛の歌Op.51-5,6 つの歌Op.107
  【心の痛み/ 窓のガラス/ 園芸師/ 糸を紡ぐ女/ 森にて/ 夕べの歌】
 R.シュトラウス:
  乙女の花Op.22【矢車菊/ ポピー/ 木蔦/ 睡蓮】、
  オフィーリアの3つの歌 Op. 67
   【どうやって見分けるの、本当の恋人を/
    おはよう、今日は聖バレンタインの日/
    あの人は布もかけられず棺に入れられた】
 リーム:オフィーリアの歌
  【どうやって見分けるの、本当の恋人を/
   おはよう、今日は聖バレンタインの日/
   あの人は布もかけられず棺に入れられた】
アニカ・ゲルハルツ(ソプラノ)
パウリーナ・トゥキアイネン(ピアノ)
 女の情念を鬼気迫る歌唱で聴かせるアニカ・ゲルハルツのオフィーリア

 録音:2014年7月21-24日ファツィオーリ・コンサート・ホール/64’51

 ウィーン国立歌劇場でも活躍する若手実力派ソプラノ、アニカ・ゲルハルツが、シューマン、R・シュトラウス、リームの歌曲を情熱的に歌い上げています。
 シェイクスピアの『ハムレット』からとられたオフィーリアを題材とした歌曲、R. シュトラウスの《オフィーリアの歌》とヴォルフガング・リームが2012年に書いた新作《オフィーリアの歌》を対比させて歌ったアルバム。狂気に陥ったオフィーリアは作り手には大変魅力的で多くの作曲家が題材としています。
 ゲルハルツは狂乱のオフィーリアを卓越した表現力で聴かせます。さらにドイツ・ロマン派の女性詩人カロリーネ・フォン・ギュンダーローデの詩によるリームの連作歌曲《赤》。
 ギュンダーローデは愛人であった文献学者のフリードリヒ・クロイツァーとの関係が破局したのち自殺しています。そうした激しい愛の情念が込められた詩にゲルハルツは真っ向から挑んでいます。
 そしてゲーテの晩年の大作「西東詩集」から採られたシューマンの《愛の歌》。美しくも情熱にあふれたシューマンの音楽を情感たっぷりに歌います。




PENTATONE


PTC 5186480
(SACD HYBRID)
\2700
米作曲家ゲッティが「マッチ売りの少女」を合唱作品に!
 ゴードン・ゲッティ(1933-):
  (1)娘に祈りを(合唱とオーケストラのための)
   【詩:ウィリアム・バトラー・イェイツ】
  (2)プアー・ピーター(テノール、合唱とオーケストラのための)
   【詩:ゴードン・ゲッティ】
  (3)マッチ売りの少女(合唱とオーケストラのための)
   【詩:ハンス・クリスチャン・アンデルセン】
  (4)ジョアンとベル
   (ソプラノ、バリトン、合唱とオーケストラのためのカンタータ)
    【詩:ゴードン・ゲッティ】
(2)ニコライ・シューコフ(テノール)
(4)メロディ・モーレ(ソプラノ)
レスター・リンチ(バリトン)
バイエルン放送合唱団
ミュンヘン放送管弦楽団
(1)(2)(3)アッシャー・フィッシュ(指揮)
(4)ウルフ・シルマー(指揮)
 PENTATONE でおなじみの米作曲家ゲッティが「マッチ売りの少女」を合唱作品に!

 セッション録音:(1)(2)(3)2013年11月、(4)2014年4月/ミュンヘン放送局スタジオ/DSD マルチチャンネル、66’59”

 SACD ハイブリッド盤。
 PENTATONE レーベルでおなじみのアメリカ人作曲家ゴードン・ゲッティ。声楽作品を得意とし、合唱と管弦楽のための作品集(PTC 5186040)、ソプラノのための歌曲集「ホワイト・エレクション」(PTC 5186054)、歌劇「プランプ・ジャック」(PTC 5186445)、歌劇「アッシャー家」(PTC 5186451)などをこれまでにPENTATONE レーベルからリリースしてきました。
 期待の新作は、世界で愛されている童話「マッチ売りの少女」を合唱とオーケストラのための作品に仕上げたもの。マッチ売りの少女をもとに作曲された作品といえばラッヘンマンの歌劇「マッチ売りの少女」、ラングの「マッチ売りの少女受難曲」がありますが、ゲッティによるこの作品は豊かな混声合唱と非常に効果的なオーケストラによってたいへんに美しい世界を作り上げております。
 当録音もPENTATONE レーベルが誇る技術チームによる優秀録音で、オーディオ・ファンも注目の1 枚と言えましょう。







TYXART


TXA 15063
\2600
アカデミア・デル・アルカディア 1710年のローマ〜
 秘密組織のバロック名作集

  A.スカルラッティ:協奏曲第21番
  イグナツィオ・ジーバー:ソナタ第8番
  コレッリ:ソナタ作品3-6
  ヴァレンティーニ:室内ソナタ第3番
  ボノンチーニ:協奏曲
  マルチェッロ:ソナタ第7番&シャコンヌ
  ジーバー:ソナタ第7番
  A.スカルラッティ:協奏曲第24番
サブリナ・フライ(リコーダー、指揮)
フィオレンツァ・デ・ドナティス(ヴァイオリン)
アンドレア・ロニオーニ(ヴァイオリン)
マルコ・フレッツァート(チェロ)
フィリップ・グリヴァード(チェンバロ、オルガン)
ヴィンセント・フリュッキガー(テオルボ、ギター)
ブレット・シムナー(コントラバス)
北谷直樹(オルガン
 18世紀の秘密組織の音楽をリコーダーのサブリナ・フライが演奏

 録音:2014年7月/72’30

 このアルバムはローマのアカデミア・デル・アルカディアが残したフルートのための作品集。1700 年代ローマでは聖職者が定める条件に影響されていました。1698 年インノケンティウス12 世は劇およびオペラの上演を禁止とする条例を出しました。そんな中1690 年に一部の文化人が団結しアカデミア・デル・アルカディアが発足。イタリア各地で文化や芸術の交流を設け、定期的に集まり作品を発表していました。この秘密組織のシンボル・マークが笛であったことに注目し、リコーダー奏者のサブリナ・フライが研究し、アカデミア・デル・アルカディアに加入していた作曲家の作品を集めて一つのアルバムにまとめました。当時の精彩に富んだ音楽の魅力と響きが蘇る1 枚です。
 

TXA 15054
\2600
死はわたしの眠りとなりました〜ロマン派合唱作品集
 ブラームス:静かな夜に、2 つのモテットより「なにゆえに光が与えられたのか」Op.74-1
 レーガー:夜の歌Op.138-3、2 人の王の子どもたちがいました
 シューマン:
  トゥーレの王Op.67-1、嵐Op.67-4、
  美しいロートラウト姫Op.67-2
 ブラームス:下のほうの谷の底から
アンサンブル・ヴォックス・アニマータ
ローベルト・ゲルトル(指揮)
 新設室内合唱団によるブラームス、レーガー、シューマン

 録音:2015年2月/33’55

 合唱指揮者としてのキャリアを積み上げているローベルト・ゲルトルが2014 年に立ち上げた室内合唱団ヴォックス・アニマータ。ドイツ・ユース室内合唱団のメンバーを核に、年齢に関係なくオーディションを受けて通過した精鋭たちによる合唱団です。19 世紀ロマン派の作曲家ブラームス、レーガー、シューマンの無伴奏合唱作品を収録しています。美しく力強いハーモニーで仕上げています。
 

TXA 15053
\2600
生きる限り、日は沈まぬ〜古詩を新しい歌に
 ハンス・マーティン・グレーブナー:歌曲集
  連作歌曲「生きる限り、日は沈まぬ」
  連作歌曲「3つのソネット」
  連作歌曲「3×3歌曲」
ゲシェ・ガイヤー(ソプラノ)
ハンス・マーティン・グレーブナー(ピアノ)
 音楽言語を自在に操るグレーブナーの連作歌曲集

 録音:2015年2月/74’30

 作曲家のハンス・マーティン・グレーブナーとソプラノ歌手ゲシェ・ガイヤーは、2003 年メルヘン・オペラ「雪白と薔薇紅」の初演で共演して以来デュオとして活動しています。
 グレーブナーが2011 年から2013 年にかけて作曲した3 つの連作歌曲を収録。アルバムのタイトルにもなっている「生きる限り、日は沈まぬ」は、グレーブナーのスクラップブックを元に季節と人生をテーマとした歌曲。リストの生誕200 年であった2011 年にペトラルカのソネットへのオマージュとして作曲された「3 つのソネット」。トゥホルスキー、ハイネ、ゲーテの詩に基づいた「3×3 歌曲」はフリーメイソンの聖なる数字を連想させます。




DELPHIAN



DCD 34150
(2CD/特別価格)
\3800→\3490
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲 BWV.1007-1012
 無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 BWV.1007
 無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調 BWV.1008
 無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調 BWV.1009
 無伴奏チェロ組曲第4番変ホ長調 BWV.1010
 無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調 BWV.1011
 無伴奏チェロ組曲第6番ニ長調 BWV.1012
フィリップ・ハイアム(チェロ)
 エジンバラが育んだ"新世代のバッハ弾き"!フィリップ・ハイアムのバッハ無伴奏全曲!

 デビュー・アルバムのブリテンの「無伴奏チェロ組曲」(DCD 34125)が「英グラモフォン誌エディターズ・チョイス」に選出され、スターダムを一気に駆け上がった1985年、スコットランド、エジンバラ出身のチェロ界のニュースター、フィリップ・ハイアム。
 ブリテンの"無伴奏"に続き、ハイアムが完成させたレコーディングは、チェロ奏者にとっての永遠の聖典、J.S.バッハの「無伴奏チェロ組曲」全曲録音!
 1697年に製作されたテストーレのチェロと2013年製のロンボウツのレプリカ・モデル(5弦)を手に、モダン、ピリオド両方の奏法、解釈を織り交ぜながら、広く深い着想と大胆なアプローチをバッハが遺した聖典で発揮してゆくハイアム。
 ラルフ・カーシュバウム、エマ・フェランドに師事し、2008年のライプツィヒ・バッハ国際コンクールと2009年のヴィトルト・ルトスワフスキ国際チェロ・コンクールで優勝、2010年のエマニュエル・フォイアマン国際チェロ・コンクールでは第2位を受賞するなど輝かしい実績を誇り、「新世代のバッハ弾き」と称される英国チェロ界の次代を担う若き天才。
 フィリップ・ハイアムがバッハの無伴奏で告げる新時代の到来。大注目必至!

 ※使用楽器:カルロ・ジュゼッペ・テストーレ1697年製&カイ=トーマス・ロート2013年製(5弦/組曲第6番)
 ※録音:2014年8月2日−4日&2014年11月19日−21日&2015年2月2日、セント・ジョン・ザ・エヴァンゲリスト教会(アッパー・ノーウッド、ロンドン)






ET’CETERA


KTC 1510
\2500
META(M)ORPHEUS 〜
 フレスコバルディ:アリエ・ムジカーリ第2巻とオルガン即興
カントルクス、
フランク・アグステリッベ(指揮)
モーリス・クレマン(オルガン)
 フレスコバルディとオルガン即興の遙かなる饗宴!

 フレスコバルディの「アリエ・ムジカーリ第1巻」とジョン・ケージを組み合わせた衝撃のプログラム(KTC 1448)でデビューしたルクセンブルクのヴォーカル・アンサンブル、カントルクス(CantoLX)。
 第2弾では「アリエ・ムジカーリ第2巻」と、ルクセンブルクを代表するオルガニスト、モーリス・クレマンによるオルガン・インプロヴィゼーション(即興)を組み合わせたプログラム。
 タイトルの「META(M)ORPHEUS」は、あらゆる人物に変身して夢の中に現れるというギリシャ神話の夢の神「モルフェウス(Morpheus)」から、音楽の神「オルフェウスOrpheus)」へ変身(metamorphose)するという意味だろう。古典的なオルガン演奏よりも即興演奏のスペシャリストとして知られ、欧米の数多くの音楽祭に出演しているモーリス・クレマンの華麗な即興に挟まれ、フレスコバルディの音楽が更なる輝きを放つ。

 録音:2014年8月6日−7日&8日、ベルギー
 

KTC 1524
\2500
メル・ボニの音楽
 陽気な春/讃えよう愛しい君を*†/スケルツォ†/
 3つのメロディー*/フルート・ソナタ 嬰ハ短調†/
 聖母マリアのクリスマス*†/小川の側で/
 言わずにおいて*/穏やかな諫め*/恋の歌*/
 アンダンテとアレグロ†
トリオ・アルエット
 〔マリア・フールト・ヘッケ(メゾ・ソプラノ)*、
  エレーヌ・ミシエルセン(フルート)†、
  シルヴィア・ウェッセルス(ピアノ)〕
 パリ音楽院ではドビュッシーやピエルネらと同時期に学んだフランスの女流作家&作曲家、メラニー・ボニ(1858−1937)の作品集。
 当時のフランスでは女性差別が根強く、中性的な名前「メル・ボニ(Mel Bonis)」名義で発表された歌曲や室内楽曲を、長年メル・ボニのフルート作品を取り上げてきたエレーヌ・ミシエルセンを始めとする女流アーティストたちによるアンサンブル、トリオ・アルエットが演奏する。
 

KTC 1532
\2500
パスクィーニ:組曲と変奏曲 リディア・マリア・ブランク(チェンバロ)
 イタリア鍵盤音楽史において、ジローラモ・フレスコバルディからドメニコ・スカルラッティの間を埋める重要な作曲家、ベルナルド・パスクィーニ(1637−1710)のチェンバロ作品集。
 リディア・マリア・ブランクは、Stellamarisレーベルでは、「ジョヴァンニ・マリア・トラバーチのチェンバロ作品集(SM 201001)」や、「ゲトヴァイヒ・ライブラリーに所存されている未出版の写本からのパルティータ集(SM 201401)」といった意欲的な録音を残している女流チェンバリスト。

 ※録音:2009年4月&2013年12月
 


KTC 1499
\2500→\2290
ストリートマン:管弦楽作品と管弦楽編曲作品集
 ストリートマン:サクソフォンと室内オーケストラのための交響的瞑想
 シマノフスキ:ヴァイオリンとピアノのための3つの神話 Op.30
  (ストリートマン編曲管弦楽伴奏版)
 ストリートマン:ア・カペラ混声合唱のための「Immortellen」
 エドゥアルド・トルドラ:
  ソプラノとピアノのための6つのカスティーリャの歌
   (ストリートマン編曲管弦楽伴奏版)
アルノ・ボーンカンプ(サクソフォン)
ヴァレンティン・サック(ヴァイオリン)
ティエリー・フィッシャー(指揮)
イェジー・マクシミウク(指揮)
オランダ放送室内管弦楽団
ヤン・ストゥーレン(指揮)
オランダ放送交響楽団
フランス・ミュラー(指揮)
オランダ放送室内合唱団
 20世紀オランダのピアニスト、作曲家ウィレム・ストリートマン(1918−2001)の管弦楽作品と、ストリートマンによりオーケストレーションがほどこされた作品を集めたアルバム。
 管弦楽伴奏版となったシマノフスキの「神話」など注目のアレンジが収録されており、須川展也との共演など日本でも人気の高いオランダのサクソフォン奏者、アルノ・ボーンカンプやティエリー・フィッシャー、イェジー・マクシミウクなど演奏陣も豪華。
 

KTC 1908
\2500
SPRAY
 ニコラ・エヴァンゲリスティ:リフレクサス2
 アンドレア・サルト:コーラル
 ケース・ブッケ:スザンナの夢
 ファウスト・ロミテッリ:シースケイプ
 アーロン・アインボンド:
  ジャスト・ライク・スターティング・オーヴァー/他
プライム・リコーダー・アンサンブル
アントニオ・ポリターノ(指揮)
 ケース・ブッケとともに現代曲のリコーダー・デュオを組んでいるイタリアのリコーダー奏者アントニオ・ポリターノと、彼が創設したリコーダー・アンサンブルによる現代のリコーダー作品集。プライム・リコーダー・アンサンブルのメンバー8人に加え、田中せい子をはじめとする12名のゲスト・アーティストも参加。44ページのカラー・ブックレットには各作曲者&曲ごとの詳細な解説も収録(英語、イタリア語、フランス語)。

 録音:2008年〜2011年
 
KTC 1415
(2CD)
\5000→\4590
ライデンのクワイアブックからの音楽 Vol.6 ついに完結!
 ヨハネス・フラミングス:
  主は彼らを養いたまえり(チバーヴィト・エオス)、
  肉において十字架に付けられ、われに注ぎたまえ、
  告白の祈り、入祭唱/
 ルプス・ヘリンク:ミサ・ペッカータ・メア/
 ピエール・ド・マンシクール:ミサ・ニシ・ドミヌス/
 フランシスクス・メルゴート・デ・ノバ・ポルトゥ:レジナ・チェリ/
 クローダン・ド・セルミジ:
  ミサ・フィロメナ、使徒の書簡、昇階唱、福音書、奉献唱、
  密唱(作曲者不詳の応唱付き)、叙唱(作曲者不詳の応唱付き)、
  カノン/コンセクレーション、主の祈り(作曲者不詳の応唱付き)、
  聖体拝礼唱(応唱:フラミングス:肉において十字架に付けられ)、
  聖体拝領後の祈り/
 ヨアキム・デ・モンテ:賛歌 《光なり日なるキリスト》
エギディウス・クヮルテット&
 カレッジ
 ライデンのクワイアブックからの音楽第6巻 ついに完結!

 オランダ、ライデンの聖ピーター教会での"時課の祈り"のために編慕されたと伝わる6冊の重厚な写本「ライデンのクワイアブック」。オランダの図書館やアーカイヴで発見された6冊の写本に収められた貴重な音楽を現代に蘇らせる偉大なプロジェクト、第6弾(CODEX F)でついに完結!
 フランス・ルネサンスの作曲家、クローダン・ド・セルミジ(c.1490−1562)のミサ・フィロメナを中心に、ルプス・ヘリンク(c.1494−1541)のミサ・ペッカータ・メア(ミサ曲 《わが罪を》)、ピエール・ド・マンシクール(c.1510−1564)のミサ・ニシ・ドミヌスや、ヨハネス・フラミングス(fl.1565−1573)の作品を収録。
 トン・コープマン率いるアムステルダム・バロック合唱団のメンバー4人によって結成された男声ヴォーカル・アンサンブル、エギディウス・クヮルテットのメンバーを中心に、9名の女声、5名の男声が加わった"エギディウス・クヮルテット&カレッジ"が、16世紀から伝わる敬虔な祈りを歌い上げる。
 第1巻から続く、フルカラーで写真や図版、楽譜などを掲載した豪華ブックタイプのパッケージも見事。音楽史に残る偉大なコレクションが、ここに誕生した。

 録音:2015年1月23日−31日、ラウレンティウス教会(オランダ)




QUINTONE



Q14002
\2500→\2290
フンメル編曲《運命》&リース編曲《英雄》
 ベートーヴェン:サロン・シンフォニーズ

 ベートーヴェン(フンメル編曲):
  交響曲第5番ハ短調 Op.67《運命》
 ベートーヴェン(リース編曲):
  交響曲第3番変ホ長調 Op.55《英雄》
ファン・スヴィーテン・ソサエティ
 〔バルト・ファン・オールト(フォルテピアノ)、
  マリオン・モーネン(フルート)、
  ベルナデット・フェルハーヘン(ヴィオラ)、
  ヨブ・テル・ハール(チェロ)、
  ヘレーン・フルスト(ヴァイオリン)〕
 室内楽版 「運命」&「英雄」!!ベートーヴェンのサロン・シンフォニーズ

 モーツァルトの最大の後援者でもあり、ベートーヴェンの交響曲第1番が献呈されているウィーンの貴族、ゴットフリート・ファン・スヴィーテンの名を冠したアンサンブルによる、「運命」と「英雄」のサロン版(室内楽版)が登場!
 ベートーヴェンのライバルであり親友ヨハン・ネポムク・フンメルが編曲した第5番「運命」。ベートーヴェンの弟子フェルディナント・リースが編曲した第3番「英雄」。
 バルト・ファン・オールトやマリオン・モーネン、ヨブ・テル・ハールなどオランダの名手たちのピリオド楽器演奏によって、当時のサロンでも親しまれたであろうベートーヴェンの偉大なる交響曲が鮮やかに蘇る。

 録音:2014年3月4日−6日、オランダ
 
Q 15003
\2500→\2290
ヘレナ・バシロヴァ(ピアノ)
 ピクチャーリング・スクリャービン

  アレクサンドル・スクリャービン:
   マズルカ ホ短調Op.25-3、前奏曲イ短調Op.11-2、
   前奏曲ホ短調Op.11-4、前奏曲嬰ヘ短調Op.11-8、
   前奏曲ホ長調Op.11-9、前奏曲ロ長調Op.11-11、
   前奏曲変イ長調Op.11-17、ピアノ・ソナタ第4番嬰ヘ長調Op.30、
   詩曲嬰ヘ長調Op.32-1、前奏曲変ロ短調Op.37-1、
   2つの小品Op.57、2つの前奏曲Op.67、
   ピアノ・ソナタ第9番 Op.68 《黒ミサ》/
  ジュリアン・スクリャービン:前奏曲Op.3-1、前奏曲Op.3-2、前奏曲(1919)/
  セロニアス・モンク(ロマン・ロファルスキ編):アスク・ミー・ナウ
ヘレナ・バシロヴァ(ピアノ)
 ヘレナ・バシロヴァは、デビュー・アルバム「ヤナーチェク:ピアノ作品集(Q 12003)」がヨーロッパのメディアで絶賛され、日本、インド、アメリカ、ロシア、デンマークの公演に繋がり、国際的な活動を拡げているロシア生まれ、オランダ育ちのピアニスト。
 セカンド・アルバム「ピクチャーリング・スクリャービン」は、自らもヴィルトゥオーゾ・ピアニストとして活躍したアレクサンドル・スクリャービン(2015年で没後100周年)の晩年のリサイタルに似た構成。
 更に、11歳で夭逝した息子ジュリアン・スクリャービンの作品と、セロニアス・モンクの作品をリンクさせて終わるという、秀逸なプログラムにも注目。

 ※録音:2015年2月28日−3月3日



https://www.youtube.com/watch?v=rQlS2gMMZo4&feature=player_detailpage 詩曲嬰ヘ長調Op.32-1
 

Q 14001
\2500
モルテ・ドルチェ
 ホイヘンス:甘美なる死/
 ディンディア:ひねもす泣き/
 ホイヘンス:カッチャ・アモローサ/
 カプスベルガー:あなたは私を残してどこに/
 ロッシ:恋とはどんなものか/
 モンテヴェルディ:甘い光に/
 カプスベルガー:トッカータ第1番/
 カッチーニ:アマリッリ、私の美しい人/
 モンテヴェルディ:かくも甘い苦悩/他
オスカール・フェルハール(カウンターテナー)
ミヒエル・ニエッセン(リュート)
 700曲を超える膨大な数の作品を遺した17世紀オランダの作曲家であり、詩人、外交官、科学者という様々な姿を持っていた多才の人、コンスタンティン・ホイヘンス(1596−1687)とその同世代の作曲家たちの歌曲集。
 オスカール・フェルハールは1987年、オランダ、ロッテルダム出身の若きカウンタテナー。ハーグ王立音楽院ではマイケル・チャンスやジル・フェルドマンといった古楽唱法のスペシャリストたちの下で研鑽を積み、2010年にはオーストリア・バロック・アカデミーで一等賞を受賞している。

 2013年9月−10月の録音。




SONAMUSICA


SONA 1504
\2500
フランドル楽派の巨匠チプリアーノ・デ・ローレのミサ曲、モテット
 デ・ローレ:
  ミサ曲《甘き思い出》
  モテット《主よ見逃し給え》
  モテット《主の大いなる栄光》
  モテット《不幸なる我が身》
ラウダンテス・コンソート
ギィ・ヤンセンス(指揮)
 クレンデの指揮者、フランドル楽派のポリフォニーのスペシャリストとしても高名なエリク・ファン・ネーヴェルがバスとして参加しているラウダンテス・コンソートは、ギィ・ヤンセンスを中心に1991年に結成されたベルギーのアンサンブル。「7世紀にわたるレクイエム」のシリーズで、ここ日本でもお馴染みの存在である。
 イタリアで活躍したフランドル楽派の巨匠チプリアーノ・デ・ローレ(1515−1565)のミサ曲、モテットでは、ラウダンテス・コンソートのフランドルのポリフォニーへの揺るぎない自信が厳かで神秘的なハーモニーを創り上げている。

 2014年12月の録音。




DELOS


DE 3447
\2400
《ステファン・ラグナー・ホスクルドソン〜SOLITUDE》
 シューベルト:「しぼめる花」の主題による序奏と変奏,
 リーバーマン:フルートとピアノのためのソナタOp.23,
 マグヌース・ブロンダル・ヨウハンソン:無伴奏フルートのためのソリテュード,
 プロコフィエフ:フルートとピアノのためのソナタOp.94
ステファン・ラグナー・ホスクルドソン(フルート),
マイケル・マクヘイル(ピアノ)
メトロポリタン歌劇場の首席フルート奏者ホスクルドソンの敏捷性

アイスランド出身、メトロポリタン歌劇場の首席フルート奏者ステファン・ラグナー・ホスクルドソンのソロ・アルバム。ニューヨークタイムズ紙で「彼の演奏には敏捷性と暖かさがある」と絶賛される彼は、室内楽奏者、ソリストとしても素晴らしいキャリアを誇っています。このアルバムでは、古典的な作品での端正な表現と、現代作品での先鋭的で印象的な表現という、対極的な表情が楽しめます。アルバムタイトルである「SOLITUDE=孤独」は、彼の母国の作曲家ヨハンソンの作品で、独奏フルートのための曲。神秘的な雰囲気を持つ、とても美しく静謐な余韻を残す音楽です。
 

DE 3477
\2400
《ヴェルディ, プッチーニ, チャイコフスキー:オペラ・アリアとデュエット集》
 ヴェルディ:
  歌劇「アイーダ」より「清きアイーダ」「勝ちて帰れ」「この暗い墓の中で」/
 プッチーニ:歌劇「トスカ」より
  「妙なる調和」「歌に生き、愛に生き」「星は光りぬ」
  「マリオ! マリオ! マリオ!」/
 ヴェルディ:歌劇「トロヴァトーレ」より「ミゼレーレ」/
 チャイコフスキー:歌劇「スペードの女王」より
  「Krasavitsa! Boginya! Angel!」
  「Uzh polnoch blizitsya」「A yesli mne v otvet」
ディナーラ・アリエワ(ソプラノ),
アレクサンドルス・アントネンコ(テノール),
コンスタンティン・オルベリアン(指揮),
カウナス市交響楽団,
カウナス市合唱団
人気急上昇のディナーラ・アリエワとアレクサンドルス・アントネンコの名唱
 最近、人気急上昇中のソプラノ、アリエワと、こちらも注目のテノール、アントネンコによるエキサイティングで華麗なアリアとデュエットの数々です。モンセラ・カバリエが絶賛するソプラノ、アリエワは前作(DE3462)でヴェルディやプッチーニなどのアリアを披露しましたが、今回は更に伸びやかで美しい歌唱を聴く事ができます。
 「アイーダ」第4幕の「この暗い墓の中で」の情感に満ちた二重唱や、「トロヴァトーレ」での緊迫感、「スペードの女王」での安定感など、究極の愛憎が表現されています。バックを固めるのはお馴染みオルベリアン指揮のカナウス市交響楽団です。
  

DE 3474
\2400
《アドリアンヌ・ピエチョンカ〜シュトラウスとワーグナーを歌う》
 R.シュトラウス:
  「赤いバラ」「出会い」「夜」「かわらぬものOp.10-3」
  「解き放たれてOp.39-4」「献呈Op.10-1」/
 ワーグナー:「ヴェーゼンドンクの5つの歌曲」/
 R.シュトラウス:
  「あなたは私の心の王冠Op.21-2」「憩え、わが魂よOp.27-1」
  「黄昏の中の夢Op.29-1」「わが子にOp.37-3」
  「何もないOp.10-2」「明日Op.27-4」
アドリアンヌ・ピエチョンカ(ソプラノ),
ブライアン・ジーガー(ピアノ)
 存在感ある歌唱と美声
 1988年にカナダの歌劇場で「ムツェンスクのマクベス夫人」に出演し、オペラ・デビューを飾ったアドリアンヌ・ピエチョンカ。その翌年にはウィーンのフォルクスオーパーに加わり、91年にはウィーン国立歌劇場のメンバーとなってヨーロッパでのキャリアを積みました。
 94年にはカナダに戻り、「ボエーム」のミミを歌い名声を高めます。最近の彼女の活躍についてはご存知の通り。ロイヤル・オペラでの「ばらの騎士」の元帥夫人(ビシュコフ指揮)や、数々のワーグナー作品で、存在感のある歌唱を聴かせています。
 このDELOSへの初アルバムでは、彼女が得意とするレパートリー、リヒャルト・シュトラウスとワーグナーを滴るような美声で歌っています。
  

DE 3485
\2400
《カペッラSFのクリスマス》
 1) Trad:Veni, veni, Emmanuel,
 2) プレトリウス:Psallite unigenito,
 3) Trad:Lo, how a Rose,
 4) Trad:In dulci jubilo,
 5) Trad:Silent Night,
 6) Trad:Ding, dong! Merrily on high,
 7) ブリテン:Balulalow,
 8) ブリテン:This little babe,
 9) Trad:The first Nowell,
 10) ラッター:Candlelight carol,
 11) Trad:Audete, Gaudete,
 12) フレードリク・シクステン:There is no rose,
 13) シクステン:The song of the star,
 14) フォルケ・ブーリン:Look! Shepherds of Bethlehem,
 15) グスタフ・ヌードクヴィスト:Jul, jul, stralande jul,
 16) デイヴィッド・コンテ:Patapan,
 17) コンテ:O magnum mysterium,
 18) エリック・ウィテカー:Lux aurumque,
 19) Trad:Go tell it on the mountain,
 20) Trad:Have yourself a merry little Christmas
ラグナル・ブーリーン(指揮)
カペッラSF
 高い技術と芸術性を持ちあわせた合唱団
 国際的な知名度を持ち、グラミー賞の受賞経験もある指揮者ラグナル・ブーリーンが設立したヴォーカルアンサンブル「カペッラSF」は、2014年の設立以来4回のコンサートを開催し、どれもが批評家たちに大絶賛されています。
 このアルバムは彼らの初の商業的リリースであり、その驚異的な技術と芸術性を存分に発揮しているものです。
 収録されているのは1000年以上の伝統に育まれたクリスマスの音楽で、ポピュラーな曲から、ブーリーンの母国スウェーデンの作曲家、シクステンによる新作(世界初演)まで、ヴァラエティに富んだ作品が並べられています。
 

DE 1046
\2400
《メアリー・マコーリフ:Return to Old Ireland》
メアリー・マコーリフ:
 1) Gloria!, 2) Leaving- A Famine Victim’s Cry of Desolation,
 3) A Dawn Song, 4) The Drifter,
 5) Down by the Salley Gardens, 6) Frolics,
 7) When You Are Old, 8) Return to Old Ireland
1) ジェフリー・ブラック・ジョンソン(指揮)
ウエスト・バージニア大学合唱団&
スタジオ・オーケストラ/
2) ドナルド・ジョージ(テノール),
ウエスト・バージニア・スタジオ合唱団、他,/
3,5, 7) ドナルド・ジョージ(テノール)
ルシー・ナウロ(ピアノ)/
4) ミカイラ・マイヤース・マクティア(ヴァイオリン)
ルシー・ナマウロ(ピアノ)/
6) ルシー・ナウロ(ピアノ)/
8) マイケル・オニール(指揮)
マイケル・オニール・シンガーズ 
 アイルランドの長い歴史に潜む悲しみや郷愁を表現
 アイルランドの女性現代作曲家、メアリー・マコーリフの初の作品集です。彼女の暖かく感動的な音楽は、アイルランドの長い歴史に潜む悲しみや、郷愁を自然に思い起こさせるものです。
 アイルランドの詩人の詩を用いた合唱曲や、慎ましい室内楽曲が聴き手の心に忘れがたい印象を残します。
 演奏者は、ウエスト・バージニア大学出身のピアニスト、ルーシー・マウロとテノール歌手、ドナルド・ジョージ。DELOSレーベルにマティルデ・フォン・クラリク、マーガレット・ルスヴェン・ラングの2人の女性作曲家の歌曲集を録音するなど、興味深い仕事を続けています。




ARCO DIVA


UP 0164-2
\2700
マーラーの同時代人たち 合唱曲&歌曲集
 ヨセフ・ボフスラフ・フェルステル(1859-1951):
  スターバト・マーテル(混声合唱とオルガンのための)Op.56(#)
 カール・ゴルトマルク(1830-1915):
  濡れたその目を伏せてはならない Op.18 No.6/それらに泣く Op.18 No.7
  彼はたずねるだけ Op.21 No.3
 ヴォルフ(1860-1903):四月のヤマキチョウ(山黄蝶)/花のあいさつ
 シェーンベルク(1874-1951):婚礼の歌 Op.3 No.4
 R・シュトラウス(1864-1951):憩え、わが魂 Op.27 No.1
 ポーリーヌ・ヴィアルド(1821-1910):祈祷
 ハンス・ロット(1858-1904):晩鐘(+)
 アルフォンス・ディーペンブロック(1862-1921):
  テューレの王(+)/それは昔の王だった(+)/愛の嘆き(+)/セレブリティ(*)
 ヨセフ・ボフスラフ・フェルステル:たそがれの歌 Op.42 から(*)
   愛/捨てられた女/この世は美しい/森で/しなやかな手が鍵にそっと触れた
 ブルーノ・ワルター(1876-1962):若い夫(*)
ペトラ・フレーゼ(ソプラノ(無印))
テレザ・ノヴァーコヴァー(ソプラノ(*))
フェリクス・ルンプ(バリトン(+))
ラジスラヴァ・ヴォンドラチコヴァー(ピアノ(#以外))
イフラヴァ・カンパヌラ合唱協会(#)
ペトル・ソボトカ(オルガン(#))
パヴェル・イラーク(合唱指揮(#))
録音:2014年5月、ライヴ、ホテル・グスタフ・マーラー、イフラヴァ、チェコ(#)
    2014年9月、マーラー・イフラヴァ音楽祭、聖大ヤコブ教会、イフラヴァ、チェコ(#以外)
 

UP 0173-2
\2700
J・S・バッハ(1685-1750):
  無伴奏チェロ組曲第1番 BWV1007
  無伴奏チェロ組曲第2番 BWV1008
  無伴奏チェロ組曲第3番 BWV109
イトカ・ヴラシャーンコヴァー(チェロ)
イトカ・ヴラシャーンコヴァーはプラハ音楽院および音楽アカデミーで学んだチェコのチェロ奏者。1976年プラハ音楽院在学中にマルチヌー弦楽四重奏団の創設に参加、2015年現在も在籍しています。




ARS VIVENDI



AV 2100266
\2200→\1990
初期古典派の室内楽
 エルンスト・アイヒナー(1740-1777):フルートと弦楽のための協奏曲ハ長調(*)
 ユーセフ・マッティン[ヨゼフ・マルティン]・クラウス(1756-1792):
  ウィーンのフルート四重奏曲ニ長調(*)
 モーツァルト(1756-1791):弦楽四重奏曲第1番ト長調 K.80
 モーツァルト/アウグスト・エバーハルト・ミュラー(1767-1817):
  フルート五重奏のための序曲「後宮からの逃走」(*)
  フルート五重奏のための序曲「皇帝ティートの慈悲」(*)
アーベルハイト・クラウゼ=ピヒラー(フルート(*))
ツインズ・クアルテット
 エルンスト・アイヒナーはマイハイム楽派を代表するドイツの作曲家の一人でファゴットの名手でもあった人物。ユーセフ・マッティン・クラウスは「スウェーデンのモーツァルト」と称されるドイツ生まれのスウェーデンの作曲家。
 アウグスト・エバーハルト・ミュラーはライプツィヒのトーマスカントルを務めたドイツの作曲家・オルガン奏者。アーベルハイト・クラウゼ=ピヒラーはフライブルクとベルリンで学んだドイツのフルート奏者・音楽学者。
 ツインズ・クアルテットは1988年にモスクワ音楽院の女子学生によって創設された弦楽四重奏団。ヴァイオリニストの二人が双子であることから「ツインズ」を名乗ったと思われます。




CUBE BOHEMIA


CBCD 2420
\2700
マルチヌー(1890-1959):チェロとピアノのための作品集
 ソナタ第2番/ソナタ第3番
 スロヴァキア民謡による変奏曲/ロッシーニの主題による変奏曲
ヤン・パーレニーチェク(チェロ)
イトカ・チェホヴァー(ピアノ)
 録音:2003年5月、スタジオ・ドモヴィナ、プラハ、チェコ 発売:2004年
 ヤン・パーレニーチェクは1957年チェコのプラハに生まれ、プラハ音楽院を卒業後プラハ音楽アカデミーでミロシュ・サードロ(1912-2003)に師事したチェロ奏者。2000年、スメタナ三重奏団を創設以来2015年現在そのリーダーを務めています。
 イトカ・チェホヴァーはプラハ音楽院を卒業後プラハ音楽アカデミーでペテル・トペルチェル(1944-2010)に師事したチェコのピアニスト。創設以来2015年現在スメタナ三重奏団のメンバー。
 

CBCD 2735
\2700
ブラームス(1833-1897):
 チェロ・ソナタ第1番ホ短調 Op.38
 チェロ・ソナタ第2番ヘ長調 Op.99
ヤン・パーレニーチェク(チェロ)
イトカ・チェホヴァー(ピアノ)
録音:2006年12月、スタジオ・マルチーネク、プラハ、チェコ 発売:2007年
 

CBCD 2740
\2700
ベートーヴェン(1770-1827):
 ピアノ、ヴァイオリン、チェロと
  管弦楽のための協奏曲ハ長調(三重協奏曲) Op.56(1804)
ヤン・ヴァーツラフ・ヴォジーシェク(1791-1825):
 ピアノ、ヴァイオリン、チェロと
  管弦楽のための協奏的大ロンド Op.25(1825)
スメタナ三重奏団
 イトカ・チェホヴァー(ピアノ)
 ヤナ・ヴォナーシコヴァー=ノヴァーコヴァー(ヴァイオリン)
 ヤン・パーレニーチェク(チェロ)
オロモウツ・モラヴィア・フィルハーモニー管弦楽団
スタニスラフ・ヴァヴジーネク(指揮)
 録音:2007年9月、オロモウツ、チェコ 発売:2007年
 ヤン・ヴァーツラフ・ヴォジーシェクはウィーンで活躍したチェコの作曲家。ベートーヴェンと知り合いその影響を強く受け、将来を嘱望されましたが34歳の若さで結核のため亡くなりました。




DIGRESSIONE


DCTT 49
\2500
コンツァシエッジェ/
 マンドリン・アンサンブルによるモルフェッタ伝承の葬送行進曲集

  不詳:Ti te(笛、太鼓、トランペットによる演奏)(*)
  ヴィンチェンツォ・ヴァレンテ:U Conzasiegge(吹奏楽のための;1857)(+)
  ジュゼッペ・ペルッツィ(1837-1918)/サビーノ・アンドリアーニ編曲:
   Patetica(マンドリン・アンサンブルのための;1907)
  ベネデット・パルミエーリ/サビーノ・アンドリアーニ編曲:
   Palmieri(マンドリン・アンサンブルのための;1840?/1882?)
  サヴェーリオ・カロー/サビーノ・アンドリアーニ編曲:
   Dolor(マンドリン・アンサンブルのための;1897)
  ヴィンチェンツォ・ヴァレンテ/サビーノ・アンドリアーニ編曲:
   Lo sventurato(マンドリン・アンサンブルのための;1888)
   U Conzasiegge(マンドリン・アンサンブルと打楽器のための;1857)(#)
ベルナルド・ロスパッルーティ(第1マンドリン)
セルジョ・ヴァッカ(第2マンドリン)
フェデーレ・デパルマ(マンドーラ)
アントニオ・バラッキャ(マンドロンチェッロ)
ニコラ・ネスタ(ギター) 以上(*/+以外)
グラン・コングレッソ・バンディスティコ「S・チェチーリア」(吹奏楽(+))
パスクアーレ・トゥルトゥッロ(指揮(+))
 録音:2009年(リマスタリング:2015年)、場所の記載なし
 イタリア南東部バーリ近郊の町モルフェッタに伝わる音楽。(*)の演奏者および(#)の打楽器奏者の名前は記載がありません。
 ブックレット表記はイタリア語のみとなっています。
  

DCTT 50
\2500
ジョヴァンニ・マリア・サビーノのヴェスプロ
 ジョヴァンニ・マリア・サビーノ(1588-1649):晩課(5声)
 アントニオ・サヴィーノ(1591-1650):モテット(曲名未詳)
 フランチェスコ・サヴィーノ(1620-?):モテット(曲名未詳)
アンサンブル・バロッコ・ジョヴァンニ・マリア・サビーノ
パオロ・ヴァレーリオ(指揮)
 ジョヴァンニ・マリア・サビーノはイタリア南東部バーリ近郊の町トゥーリの音楽一家に生まれた作曲家。ナポリで学んだ後、1622年から1626年までナポリのピエタ・デ・トゥルキーニ音楽院の教師を務め、ジョヴァンニ・サルヴァトーレ(1620頃-1688頃)、フランチェスコ・プロヴェンツァーレ(1624-1704)らを輩出。その後彼はナポリのジロラミーニ教会の楽長に就任し、そこで「晩課」を書き上げました。
 アントニオ・サヴィーノは彼の弟、フランチェスコ・サヴィーノは甥です。世界初録音。
 

DCTT 51
\2500
ナポリのミューズたち/18世紀ナポリのチェロ音楽
 サルヴァトーレ・ランゼッティ(1710頃-1780頃):ソナタ Op.1 No.9(*)
 フランチェスコ・パオロ・シプリアーニ(1678-1753):ソナタ・トッカータ V(*)
 ニコラ・アントニオ・ポルポラ(1686-1768):無伴奏チェロ・ソナタ
 ジューリオ・ルーヴォ(17世紀-18世紀):ロマネッラ (II)(*)
 ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ(1710-1736):
  無伴奏チェロ・シンフォニア
 ジューリオ・ルーヴォ:無伴奏チェロ・ソナタ
 フランチェスコ・パオロ・シプリアーニ:無伴奏チェロ・シンフォニア
 ジューリオ・ルーヴォ:チャッコーナ(シャコンヌ)(*)
 フランチェスコ・アルボレア(1691-1753):
  チェロと通奏低音のためのソナタ(*)
ガエターノ・シモーネ(チェロ)
シモーネ・コラヴェッキ(リュート、テオルボ(*))
ガエターノ・マガレッリ(オルガン、チェンバロ(*))
ガエターノ・シモーネはバーリのピッチンニ音楽院で学んだイタリアのチェロ奏者。




LOTOS


LT 0124-2
\2700
【未案内旧譜】
イトカ・チェホヴァー/ピアノ・リサイタル
 ヤナーチェク:
  ソナタ変ホ短調「1905年10月1日、街頭にて」
 ベートーヴェン:ソナタ第23番ヘ短調「熱情」Op.57
 スメタナ:
  マクベス/3つのサロン・ポルカ Op.7/演奏会用練習曲ハ長調
イトカ・チェホヴァー(ピアノ)
録音:2002年11月、、スタジオ・ドモヴィナ、プラハ、チェコ 発売:2004年




モスクワ音楽院



SMCCD 39842640
\2500→\2290
〔未案内旧譜〕
モスクワ音楽院教授
 セルゲイ・クラフチェンコ/ライヴ

 アドリアン・コルチンスキー(1959-):
  ヴァイオリン、弦楽合奏と
   オルガンのための協奏曲「十字架上のイエスの七つの言葉」(*)
 パガニーニ(1782-18400):
  カンタービレ Op.17
  ロッシーニの「エジプトのモーゼ」の
   「汝の星をちりばめた王座に」による序奏と変奏曲
 パガニーニ/デニソフ(1929-1996)編曲:5つの奇想曲(Op.24 より)
   ロ短調,イ長調,ニ長調,ホ長調,イ短調
 パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲ロ短調 Op.7 から
   第2楽章「ラ・カンパネッラ」
セルゲイ・クラフチェンコ(ヴァイオリン)
エレーナ・ツィプコ(オルガン(*))
パーヴェル・スロボトキン・センター室内管弦楽団
レオニート・ニコラーエフ(指揮)
 録音:2004年7月23日、ライヴ、モスクワ音楽院大ホール、モスクワ、ロシア
 セルゲイ・クラフチェンコは1947年にウクライナに生まれ、モスクワ音楽院でレオニード・コーガンに師事したヴァイオリン奏者。1972年からモスクワ音楽院で教職に就き、2015年現在教授。
 ヴラジスラフ・イゴリンスキー、ヴィクトリア・ムローヴァ、セルゲイ・クリロフらを育て上げました。
 アドリアン・コルチンスキーはモスクワ音楽院でチホン・フレンニコフ(作曲)、レフ・ナウモフ(ピアノ)に師事した作曲家・ピアニスト。




TRIART


TR 008
\2900
シェーンベルク(1874-1951):
 弦楽四重奏曲ニ短調 Op.7
アンディ・ハーダー(1955-):
 クラリネットと弦楽四重奏のためのジャズ組曲(*)
  セブン・フォー・フォー・ファイヴ [Seven Four for Five]/ワルツ
  バラッド/ラテンの主題による幻想曲
ヴェンツェル・グルント(クラリネット(*))
アポロン弦楽四重奏団
 録音:2006年、チェコ放送スタジオ、プラハ、チェコ、 2011年、SONO レコーディング・スタジオ、ノウゾフ、クラドノ、チェコ
 アンディ・ハーダーはスイスのジャズ・ミュージシャン・作曲家。ヴェンツェル・グルントは1969年以来2015年現在スイス在住のチェコのクラリネット奏者。
 


TR 009
\2900→\2690
シューマン夫妻のピアノ協奏曲
 ローベルト・シューマン(1810-1856):ピアノ協奏曲イ短調 Op.54
 クララ・ヴィーク・シューマン(1819-1896):ピアノ協奏曲イ短調 Op.7
イトカ・チェホヴァー(ピアノ)
オロノウツ・モラヴィア・フィルハーモニー管弦楽団
ペトル・ヴロンスキー(指揮)
録音:2009年11月5日、2010年11月18日、モラヴィア・フィルハーモニー管弦楽団ホール、オロモウツ、チェコ

 誰でも思いつきそうなものだが、クララとロベルトの2つのピアノ協奏曲をカップリングにしたアルバムは案外少ない。


(以前、クララのピアノ協奏曲に寄せたコメント)


 クララ・シューマンがわずか10代半ばで書き残したピアノ協奏曲。
 夢見る天才少女クララが書いた愛の花園のような作品。

 ・・・単なる飾り言葉で言っているのではない。本当にそうなのである。

 作曲年代は13歳から16歳。
 一般の人から見ると何とも早すぎる年齢だが、ゲーテなどの前で演奏を披露してきたクララにしてみれば、すでにその音楽的才能は十分開花していた。

 そして音楽的に早熟だった天才少女は、精神的にも早熟だった。
 後に結婚するロベルト・シューマンとの間の愛もすでに花開いていたのである。

 それはこの曲を聴けばおのずと知れる。クララ・シューマンのピアノ協奏曲イ短調。

 このコンチェルト、実はまず第3楽章から完成された。
 オーケストレーションをロベルトに手伝ってもらって、独立した形で初演もされた。
 不思議な話しだが、その後、第1楽章と第2楽章が追加され、現在の形となったとされる。

 ・・・クララはなぜそんなことをしたのか?

 それは、彼女はこの曲をロベルトと自分との愛の歴史として残したかったからではないのか。

 まず、第1楽章を聴いてほしい。
 つまらない。決定的につまらない。
 薄味のショパンか、曇りガラスに映ったメンデルスゾーンか。とにかくそこには天才のかけらも見当たらない。聴いた瞬間、「失敗した」と思った。

 ・・・しかし、それはクララがわざとそう仕掛けたのである。
 それは第2楽章の途中で気づくようにできている。

 第2楽章、オーケストラは忽然と姿を消す。
 冒頭からずーっとピアノ・ソロなのである。
 カデンツァではない。
 まるで協奏曲であることを忘れているかのように、ピアノはずっとひとりで歌い続ける。
 美しく憂いに満ちたロマンスを。

 しかし何かが足りない、何かが欠けている。

 ・・・そんな思いがふと心に訪れたときに・・・

 現れるのである。

 一弦のチェロが。

 厚く豊かなチェロの音色は、清らかで純粋なピアノの音色にぴったり寄り添い、優しく抱きしめる。
 なんと第2楽章はラストのラスト直前までピアノとチェロの完全な二重奏、いや二重唱で終始するのである。

 それが何を意味するか、もちろんお分かりだと思う。
 ピアノが誰を象徴し、チェロが誰を象徴するか。

 だから第1楽章がまったくつまらない音楽だったのは当然である。
 なぜならそのとき彼女の前にまだロベルトは現れておらず、そんな世界は彼女にとって退屈な模倣の世界に過ぎなかったから。

 しかしロベルトが現れて世界は変わる。
 協奏曲であることも忘れてふたりだけで愛を奏でるのである。
 そしてやがてふたりは、ふたりで作り上げた、華麗で壮麗な、愛と苦悩に満ちた第3楽章に突入するのである。


 後年ブラームスは自作のピアノ・コンチェルトの第2番で同様にチェロの独奏部分を取り入れた。
 もちろんブラームスはこのクララのコンチェルトの中でチェロが何を意味するか知っていたはずである。
 だからこそ、今度はみずからの作品の中で自分をチェロにみたてて、ロベルトの身代わりを演じようとしたのである。

 ・・・それはクララへのはかなきラブレターでもあったか。
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CARUS



83.314
(2CD)
\4000→\3690
キャロライン・サンプソンも
 バッハ:ミサ曲 ロ短調 BWV.232 (新校訂版による演奏)

ボーナス・トラック:
 1. 自筆譜をベースにした「Domine Deus」
 2. 自筆譜をベースにした「Quoniam tu solus Sanctus」
 3. 1724年バージョンによる「Sanctus」
 4. 1724年バージョンによる「Pleni sunt coeli」
キャロライン・サンプソン(ソプラノ)
アンケ・ヴォンドゥング(アルト)
ダニエル・ヨハンセン(テノール)
トビアス・ベルント(バス)
ハンス=クリストフ・ラーデマン指揮
シュトゥットガルト・ゲヒンガー・カントライ
フライブルグ・バロック・オーケストラ
 巨匠、ラーデマンによる学術的にも貴重なアルバムの発売。
 本アルバムはCARUS社の楽譜出版部門から発売された校訂版楽譜(大バッハの次男、カール・フィリップ・エマヌエルによる加筆を削除し「ドレスデン・パート」と呼ばれるドレスデン宮廷の図書館に残されたパート譜に基づき校訂を加えた)を使用して演奏されています。
 推進力を感じる柔らかい縦のリズム、大胆な強弱、楽譜への探求・共感から生み出された造形の深い音楽は大きな感動を生み出します。
 2015年1月28日、1月31日から2月3日、シュトゥットガルト、リーダーハレのベートーヴェンザールで収録
  


83.315
(2CD+DVD)
\5400→\4990
バッハ:ミサ曲 ロ短調 BWV.232 (2CD+1DVD)
 デラックス版

 83.214のCDに下記のDVDを追加し単行本の形状にしたデラックス版です。
DVDの内容:
 1. 動画:指揮者ラーデマンによる自身の曲への解釈を演奏者達に
   伝える練習風景映像 ほか。(28分11秒)
 2. 動画:2015年1月31日、シュトゥットガルト、リーダーハレのベートーヴェン
   ザールで行われた演奏会から「Kyrie eleison I」の映像。(10分21秒)
 3. データ・ファイル(PDF形式):
    「ドレスデン・パート」と呼ばれるドレスデン宮廷の図書館に残された
    パート譜(21枚)およびCARUSによるドイツ語、英語の解説書。
キャロライン・サンプソン(ソプラノ)
アンケ・ヴォンドゥング(アルト)
ダニエル・ヨハンセン(テノール)
トビアス・ベルント(バス)
ハンス=クリストフ・ラーデマン指揮
シュトゥットガルト・ゲヒンガー・カントライ
フライブルグ・バロック・オーケストラ
注)3を見るために:
 パソコン(PC or Mac)からDVDが収納されているドライブ(PC)からDVD自体を選択しデータ・ファイルを開くと2つのフォルダー(「VIDEOフォルダー」と「Dresdner stimmen(Dresden Parts)フォルダー」)が含まれている事が確認できます。
 上記3に記載されている内容は「Dresdner stimmenフォルダー」に入っており、フォルダーをクリックするとそれぞれのPDFファイルが確認できます。それぞれのPDFファイルをクリックする事でファイルにあるパート譜を見る事ができます。
 尚、DVDの再生中にこの作業を行う事は可能です。
※動画のメインメニューには、このPDFファイルを見る方法がドイツ語、英語で簡単に記載されています。
※動画のメインメニュー内からこのPDFファイルにアクセスする事は出来ませんのでお気を付けください。
※ピクチャー・フォーマット:NTSC、 16:9


サウンド・フォーマット:デジタル、ステレオ
リージョン・コード: 0 (worldwide)
字幕:ドイツ語、英語
ディスク・フォーマット:DVD5 (片面1層)
サイズ:縦20cm、横14cm、幅18mm、  単行本のような装丁です。
前ページ見開き左面にCD2枚、後ろページ見開き右面にDVD、中に解説。
※新しい校訂版に基づいた演奏を補完し、見る者、聴く者に多くの情報と驚きを与える貴重な映像(ドレスデン・パート)を含むDVDです。
  

83.407
\2600
ラフマニノフ:「聖ヨハネス・クリュソストムスの典礼」 op.31 ニコラス・フィンク指揮
ベルリン放送合唱団
2014年10月28-31日 ベルリン、Auenkircheでの録音
※名門ベルリン放送合唱団による、のびやかで美しく純度の高いラフマニノフです。
 

83.465
\2600
リスト:宗教合唱作品集
 1. 「天にいますわれらの父よ」 Vater unser
 2. 「パーテル・ノステル」 Pater noster
 3. 「涙とともに種をまく者は」 Qui seminant in Iacrimis
 4. 「アヴェ・マリア」 Ave Maria
 5. 「アヴェ・マリス・ステラ」 Ave Maris stella
 6. 「サルベ・レジナ」 Salve Regina
 7. 「マリアの園」 Mariengarten "Quasi cedrus"
 8. 「アヴェ・ヴェルム・コルプス」 Ave verum corpus
 9. Die Seligpreisungen
 10. 詩編137番「バビロン川のほとりで」 
   Der 137. Psalm "An den wassern zu Babylon"
ハンス=ヨアヒム・ルスティヒ指揮
Sebastian Borleis,
Nikolaj Budzyn(オルガン)
室内合唱団”イ・ヴィーカリスティ”
 2015年1月2-4日、ニーダンシュトッケン聖ゴルゴニゥス教会での録音
 ※聖職者として晩年を信仰にささげたリストによる宗教合唱作品集。
 心にしみいる「アヴェ・マリア」ほか、どれもがシンプルで親しみやすい美しいメロディの中に心がざわめく転調を忍ばせ、聴くものを飽きさせません。
 室内合唱団”イ・ヴィーカリスティ”による表現力豊かな演奏がとても見事なアルバムです。


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EdicionesSingulares



ES1019
(2CD+BOOK)
\4800→\4390
異才ルセの快進撃
 サリエリ:歌劇『ダナオスの娘たち』『ダナオスの娘たち』 

 〜全5幕の叙情悲劇
  (1784年、パリ王立音楽アカデミー歌劇場(通称オペラ座)にて初演)
クリストフ・ルセ指揮
Ens.レ・タラン・リリーク(古楽器使用)
ユディト・ファン・ヴァンロイ、
カティア・ヴェレタズ(S)
フィリップ・タルボット(T)
タシス・クリストヤニス(Br)他
 異才ルセの快進撃が、再びサリエリの傑作で!
 フランス語圏の凄腕古楽歌手たちと、絶美のドラマを。

 「モーツァルトの暗殺者」とはあくまで伝説にすぎなかった?と言われる「ウィーン皇室のイタリア人楽長」サリエリ。

 この時代に尊敬されていた作曲家というのは、何よりオペラが書ける人だったことが多いのですが、彼もまたその例にもれず、生前の資料ではとにかくオペラの名品に言及がなされていることが多いもの。本職はウィーンにありながらパリで発表したフランス語オペラは後世まで絶大な人気を誇り、リュリ以来の叙情悲劇形式とグルック以降の改革オペラのセンスを兼ね備えつつ、ほとんど初期ロマン派と目すべき劇的表現にも事欠かない傑作がいくつもあります。
 なかでも『ダナオスの娘たち』は現代楽器による録音も早々と出た現代の名作のひとつですが、それをついに大御所ルセの指揮で聴けるとは!
 輸入盤ゆえ膨大な量にのぼる解説や台本の訳は付きませんが(残念...)幸い英訳はあるので、どうにか初演の経緯や詳しい作品分析も紐解いていただきたいところ。
 名手続々のレ・タラン・リリークが緊密かつ自発性あふれる音作りを織りなすところ、合唱を効果的に使った、セッコ・レチタティーヴォのないフランス式の劇音楽形式で続いてゆく音作りは、壮大な声楽大作のよう——これぞ「ベートーヴェンの師」サリエリの底力、圧倒されてください!
 


ES1018
(3CD+BOOK)
\5700→\5290
ニケ&ブラッセルズ・フィル、ロト&レ・シエクル
 デュボワ:交響曲第2番、フランス交響曲、教皇庁ミサ曲 他

  フランス晩期ロマン派、パリ音楽院長の素顔〜
  1.交響曲 第2番(1913頃)
  2.ピアノ・ソナタ
  3.教皇庁ミサ曲
  4.モテトゥス6編
   (天使のパン/おお、救いの御聖体 (2曲)/
    アヴェ・マリア(2曲)/めでたし、まことの御体)
  5.フランス交響曲(1908)
  6.ピアノ四重奏曲
①③④エルヴェ・ニケ指揮
①ブラッセルズ・フィルハーモニック
③ベルギー王立フランダース合唱団
⑤フランソワ・グザヴィエ・ロト指揮
⑤レ・シエクル管弦楽団(古楽器使用)
③④シャンタル・サントン(S)
③ジェニファー・ボルギ、
 マリー・カリニン(Ms)
③マティアス・ヴィダル(T)
③アラン・ビュエ(Br)
②ロマン・デシャルム(p)
⑥ジャルディーニ四重奏団
③④フランソワ・サン=ティヴ(org)
 この人とグノーの偉業は、もっと知られるべき!19世紀フランスの隠れた大御所、あらゆる分野の傑作集!
 これもまた、いつか日本語解説付でご紹介できれば…!と思いながらも、まずは輸入盤でご案内させていただく逸品中の逸品。

 文学や諸芸術が栄えたフランス19世紀にあって、若手作曲家の登竜門ローマ大賞(1861)に輝いて以降、1896年にパリ音楽院の学長となるまで輝かしい成功を収めながら、1905年にラヴェルをローマ大賞で落選させたことですっかり名声が曇らされてしまったテオドール・デュボワ——その活躍がどれほど充実したものだったか、充実した書籍タイプの解説を添え、なんと大作交響曲を2曲(!)、しかも超・注目の演奏団体(!!)による絶好の名演(たまりません!)で聴けるうえ、19世紀の音楽美をあらためて見直させてくれる独特の古典的・ロマン派的作風(これはぜひ聴いていただきたい...)による長大なミサ曲、グノーやフォーレにも追い迫る美しい合唱曲、そして晩年のピアノ四重奏曲や幻のピアノ・ソナタまで..
 このレーベルの常として、演奏陣がとてつもなく豪華なのが何より嬉しいところ!
 なにしろ古楽の鬼才ニケが振る俊才集団ブラッセルズ・フィル、ストラヴィンスキーやデュカス、シャブリエ...と快進撃が続く「古楽器集団」ロト&レ・シエクルがドラマティックな交響曲を演奏してくれ、ピアノ・ソナタも近年躍進めざましいソリストのデシャルムが!聴きどころ満載の3枚組、どうぞプレス切れ前に!



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


AQUARIUS


AQVR 392-2
(2CD)
\3000
ロシア語の「アイーダ」」
 パシャーエフ(指揮)
  ヴェルディ:オペラ「アイーダ」(ロシア語版)
ニーナ・ポクロフスカヤ(ソプラノ:アイーダ)
ゲオルギー・ネレップ(テノール:ラダメス)
ヴェロニカ・ボリセンコ(メゾソプラノ:アムネリス)
パーヴェル・リシツィアン(バリトン:アモナズロ)
セルゲイ・クラソフスキー(バス:エジプト王)
エフゲニー・イヴァノフ(バス:ラムフィス)
アントニーナ・イヴァノヴァ(ソプラノ:巫女の長)
ヴァジム・キリアコフ(テノール:使者)
ボリショイ劇場合唱団&管弦楽団
アレクサンドル・メリク=パシャーエフ(指揮)
録音:1952年12月29日、ライヴ、 ボリショイ劇場、モスクワ、ロシア、ソヴィエト
 

AQVR 393-2
\2200
アレクサンドル・ガウク(指揮)
 ユーリー・シャポーリン(1887-1966):
  オラトリオ「ロシアの地上戦の伝説」Op.17(初版;1944)

  侵入/泣く女たち/赤軍の歌/友への手紙
  ヴォルガ川の堤で−
   母のアリオーソ/ドン川周辺の草原−夜明け
  老いた男の呼び声−
   永遠の栄光、死んだ英雄たちの永遠の記念
アレクサンドル・ピロゴフ(バス:戦士)
マリア・マクサコヴァ(メゾソプラノ:母)
フョードル・フェドトフ(テノール:老いた男)
ロシア共和国合唱団
アレクサンドル・ステパノフ(合唱指揮)
ソヴィエト国立交響楽団
アレクサンドル・ガウク(指揮)
録音:1944年




CANTABILE


CCD 0019
\2500
メンデルスゾーン(1809-1847):
  ヴァイオリン、ピアノと弦楽合奏のための協奏曲ニ短調(1823)
ハイドン(1732-1809):
  ヴァイオリン、ピアノと弦楽合奏のための協奏曲ヘ長調(1766)
セルゲイ・テスリア(ヴァイオリン)
エレーナ・ノガエヴァ(ピアノ)
ムジカ・ヴィーヴァ室内管弦楽団
アレクサンドル・ルージン(指揮)
録音:データ記載なし 発売:1998年




PENTATONE 


PTC 5186224
(SACD HYBRID)
\2400
ズーカーマンが奏でる絶品のハイドン
 ハイドン:
  (1)ヴァイオリン協奏曲第1番 ハ長調 Hob.VIIa-1
  (2)協奏交響曲 変ロ長調 Hob.I-105 〜
   ヴァイオリン、オーボエ、チェロ、ファゴットのための
ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン、指揮)
ロサンジェルス・フィルハーモニックのメンバー
(2)ロナルド・レオンハルト(チェロ)
 バーバラ・ウィンターズ(オーボエ)
 デイヴィット・ブレイデンタル(バスーン)
 PENTATONEのリマスタリングでSACD 化!!ズーカーマンが奏でる絶品のハイドン

 セッション録音:1977年3月/ハリウッド/DSD マルチチャンネル、43’24”
 A&Rプロデューサー: ギュンター・ブレースト/レコーディング・プロデューサー:ヴォルフガング・ステンゲル
 バランス・エンジニア:クラウス・シャイベ/レコーディング・エンジニア&エディティング:ハンス・ルドルフ・ミュラー
 リマスタリング:ポリヒムニア・インターナショナル/リマスタリング:2015年/バールン、オランダ

 SACD ハイブリッド盤。
 著名なヴァイオリニストによるハイドンの協奏曲録音は意外に少なく、モダン楽器ではグリュミオー、アッカルド、シャハムが録音している程度で当盤も貴重な録音です。バロックから古典派の協奏曲へと推移する過渡的な様式をもつハイドンの協奏曲は音楽史上も重要な作品と言えます。端正なアプローチと美音が魅力のズーカーマンはまさに理想の演奏を披露しております。
 今回のリマスタリングもPENTATONE レーベルが誇るオランダのポリヒムニア・インターナショナルが担当しております。装丁はスーパー・ジュエルケースにスリーヴ付きの仕様で、さらにブックレットにはDG のオリジナル・ジャケットが掲載されており、マニア心をくすぐるこだわりのパッケージとなっております。





<メジャー・レーベル>

DG



実際のジャケットとは違います
481 1910
\2300→\2090
ユンディ・リ/ショパン:前奏曲集(全26曲)
 ショパン:
 24の前奏曲 作品28、
 前奏曲 嬰ハ短調 作品45、
 前奏曲 変イ長調(遺作)
ユンディ・リ(ピアノ)
ユンディがショパンに帰ってきた! ピアノの貴公子ユンディ、詩的に奏でるプレリュード集。
 ショパン・コンクール優勝15周年。今年のショパン・コンクールでは審査員を務め、11月には日本ツアーを行うユンディによる前奏曲集。
来日公演曲目です。
 11月のツアー直前にはショパンのピアノ協奏曲集の発売も予定! 
 近年はベートーヴェンに集中的に取り組み、新たな一面を見せたユンディですが、やはりその最大の魅力はショパン演奏で聴かせる繊細な詩情溢れるロマンティックな表現です。ショパンの作品群の中でも最も親しみやすい前奏曲全26曲は、レパートリー的にも最も売りやすい作品集といえます。

 録音:2015年6月 



ユンディ・リ、前作/万全の「皇帝」

4810710
\2300→\2090
ユンディ・リ/ハーディング&ベルリン・フィル「皇帝」
 ①ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 作品73 《皇帝》
 ②シューマン:幻想曲 ハ長調 作品17
ユンディ・リ(ピアノ)
ベルリン・フィル(①)
ダニエル・ハーディング指揮(①)

 クラシック界の若き騎士二人とベルリンフィルが火花を散らす!
 クラシック・ピアノ界の若き皇帝、ユンディ・リが闘将ハーディングを従え、堂々たる風格で聴かせるピアノ協奏曲の最高峰!
ユンディ× ベルリン・フィル=最強の新定番がここに誕生。

 ピアノ界の若き皇帝が挑むのはベートーヴェンのピアノ音楽の頂点、ピアノ協奏曲《皇帝》。ベートーヴェンに集中的に取り組む充実の時期を迎えたユンディ・リ。カップリングにはベートーヴェン記念像建立に寄付のためにシューマンが作曲した初期の代表作、幻想曲を収録しています。
 ショパン・コンクール優勝から13年。繊細さと詩情のピアニストから、大きく脱皮し、強靭さとスケール感を身につけ、精悍さを増したユンディ。
 共演は新日本フィルのMusic Partner of NJPを務めるダニエル・ハーディング。その就任コンサート当日3.11に震災を経験し、その模様を収録したドキュメンタリー番組でも高い支持を得ました。

 録音:2014年1月 ベルリン


【ユンディ・リ ピアノ・リサイタル2015(ショパン:前奏曲集/バラード全曲)】 招聘:ジャパン・アーツ
■11/3福岡シンフォニーホール ■11/8青森・六ヶ所村スワニー ■11/16東京オペラシティ ■11/19横浜みなとみらいホール ■11/20サントリーホール
【ユンディ・リ ショパン:ピアノ協奏曲】 招聘:ジャパン・アーツ
■11/7大阪シンフォニーホール ■11/11サントリーホール ■11/15愛知県立芸術劇場
 


481 1540
\2300→\2090
チョン・ミョンフン&ソウル・フィル/マーラー交響曲第5番
 マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調
チョン・ミョンフン指揮
ソウル・フィル
 チョン・ミョンフン&ソウル・フィル マーラー・チクルス第4弾!
 大絶賛を博した前作、第9番に続くマーラー・チクルス第4弾。チョン・ミョンフンの元で躍進を遂げるソウル・フィルの実力が鮮やかに発揮された繊細かつドラマティックな名演です。
 録音:2014年5月22日-23日 ソウル・アーツ・センター(ライヴ)


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SONY



8887510316-2
\2400→\2190
※LP同時発売
ヨーヨー・マ、2015年3月最新録音は
 びっくりするようなチェロ名曲集アルバム
  Songs from the Arc of Life

 1.アヴェ・マリア(バッハ/グノー)
 2.子守歌(ブラームス)
 3.わが母の教え給いし歌(ドヴォルザーク)
 4.蝶々(フォーレ)
 5.ジェラシー(ゲーゼ)
 6.民謡風の5つの小品(シューマン)
 7.夢なりしか(シベリウス)
 8.夢のあとで(フォーレ)
 9.愛の挨拶(エルガー)
 10.プレリュード第1番(ガーシュウィン)
 11.ロマンス(ディーリアス)
 12.ラ・ヒターナ(クライスラー)
 13.ベッラントニオ(ソッリマ)
 14.白鳥(サン=サーンス)
 15.傷ついた心(グリーグ)
 16.感傷的なワルツ(チャイコフスキー)
 17.イエズスの不滅性への讃歌(メシアン)
 18.美しき夕暮れ(ドビュッシー)
 19.アヴェ・マリア(シューベルト)
ヨーヨー・マ(Vc)
キャサリン・ストット(P)
 21世紀の新定盤・最新録音登場!ヨーヨー初の「愛のあいさつ」も。
 ヨーヨー・マ、待望!久々のクラシック・レパートリー・アルバム登場。アヴェ・マリアに始まりアヴェ・マリアに終わる有名旋律がセレクトされており、ファンから要望の高かった「愛の挨拶」の初レコーディングが実現した。
 ピアノは30年来のつきあいに及ぶ、来日公演でもたびたび共演しているキャサリン・ストット。ストットとはこれまでにもピアソラ・アルバムやブラジル作品集、「パリ〜ベル・エポック」等大ヒット・アルバムでも共演しているが、本作は2人がそれぞれ持ち寄ったレパートリーからの選曲で成り立っている。
 ジャンルの境界を超えて、チェロの可能性を追求しながら新境地をひらいてきたヨーヨー・マ。10月に60歳を迎える記念アルバムのため数年をかけて準備をしたプロジェクトが今、世に放たれようとしている。
 この世に生まれ、人との出会いを通じて生きていく一生を表現する音楽について探求するヨーヨー・マ。誰もが予想しなかった真の意味でのジャンルレスな新作を同じ時代に生きて聴くことができる幸せを分かち合いたくなる至福の1枚の誕生だ。
 プロデューサーはこれまでと同じくスティーヴ・エプスタイン。
 2015年3月最新録音。
 


8887510801-2
\2600→\2390
オルガ・シェプス新譜/
 ベルリン、イエス・キリスト教会での録音「ヴォカリーズ」

 1) ショパン:『夜想曲 ハ短調 Op.48-1』,
 2) シューマン(リスト編):『献呈』,
 3) シューベルト:『幻想曲ハ長調「さすらい人」Op.15 D.760,4』
 4) グルック(ジョヴァンニ・ズガンバーティ編):
  『メロディ(オルフェオとエウリディーチェ〜精霊の踊り)』,
 5) ブラームス:『間奏曲 変ホ長調Op.117-1』,
 6) ラフマニノフ:『ヴォカリーズ Op.34-14』,
 7) J.S.バッハ(アレクサンドル・ジロティ編):
   『ソナタ 変ホ長調BWV.1031〜シチリアーノ』,
 8) リスト:『愛の夢第3番 変イ長調 S.541』
オルガ・シェプス(ピアノ)
 2015年1月の初来日公演では、その繊細かつ大胆な演奏が絶賛されたロシアのピアニスト、オルガ・シェプス。
 エコー・クラシック賞若手ピアニスト部門を、アリス=沙良・オットと二分したことで広く知られるようになった才媛は、名教師ギリロフ門下で、ドイツ・クラシック音楽界の大御所評論家ヨアヒム・カイザーをして「オルガ・シェプスは真の発見だ。
 彼女が弾くようなショパンをこれまで私は聴いたことがない」と言わしめた個性的才能の持ち主です。RCA Red Sealからの5枚目のアルバムとなる今回の新譜は、シューベルトの「さすらい人幻想曲」をメインに据え、お得意のショパンやラフマニノフなどのほか、ブラームスやJ.S.バッハの抒情的・瞑想的な小品を集めて構成されています。
 逞しいヴィルトゥオーゾとしての側面と、弱音を生かした、夢見るように美しく静かに想いを語る抒情派の側面という、オルガの両極の魅力をたっぷり味わえるアルバムの登場です。
 【録音】2014年、ベルリン、イエス・キリスト教会(デジタル:セッション)


じわじわと人気出てきました・・・
旧譜オルガ・シェプス(P)

RCASONY
8869196318-2
\2600→\2390
オルガ・シェプス(P)
 シューベルト:作品集
 『ディアベリのワルツによる変奏曲ハ短調D.718』
 『12のワルツD.145,Op.18より第2,10,6番』
 『ハンガリー風のメロディ ロ短調D.817』
 『コティヨン変ホ長調D.976』
 『17のドイツ舞曲(レントラー)D.366より第1,3,4,5,12,17番』
 『ギャロップとエコセーズD.735,Op.49』
 『即興曲変イ長調D.935,Op.142より第2〜4番』
 『オリジナル舞曲(最初のワルツ)D.365,Op.9より第1,2,14番』
 『12のワルツ(高雅なワルツ)D.969,Op.77』
 『クッペルヴィーザー・ワルツ』
オルガ・シェプス(P)


 ジャケットだけ見ると健康的で清楚な映画女優という感じでしょうか。このアルバムも、手に取った瞬間ドキっとしてしまいました。
 ホームページ(コチラ)を観るともっとどきっとするかもしれません。 
 でも映像を観ると、美人系というよりカワイイ系のところもありました。ちょっとエスニック系の雰囲気もあり。
 このアルバムはシューベルトで、私はあまり聴いたことがない作品ばかりですが、店主の話では「とても豊かな・・・誤解を恐れずに言えば「豊満」な演奏をする人だね。温かくて心地いい。」・・・だそうです。(ドニャのコメント)


 紗良・オットとエコー賞を二分したオルガ・シェプスのシューベルト
 オルガ・シェプスは、1986年モスクワ生まれ。父のイルヤ・シェプスよりピアノを学び、6歳の時にドイツに移住。ヴァシリー・ロバノフらに師事し、様々な国際コンクールで賞を受賞。ヨーロッパのオーケストラと共演、および多くの音楽祭に出演。またダニエル・ホープなどパートナーを務めるなど、室内楽の分野でも高い評価を得ています。特にロマン派やロシアの作品には、「熱いエネルギーを注ぎこんだ燃焼度の高い極上のピアノ演奏」と評されています。2010年度エコー賞若手ピアニスト部門で、アリス=紗良・オットと同位で受賞しています。
 シューベルトの作品では、「ピアノ・ソナタ」「即興曲」などばかりが演奏される傾向にありますが、このアルバムでは非常に珍しい舞曲的作品ばかり選曲されています。これらはメロディックでピアニスティックあり、彼女は深い抒情感だけでなく、広がりと開放感を合わせもった香り高い歌を表現しています。(メーカー・コメント)
 〔録音〕2012年4月11〜13日, ベルリン、イエス・キリスト教会 (デジタル:セッション)



8884301170-2
\2600→\2390
オルガ・シェプス/ショパン:ピアノ協奏曲集
 ショパン:
  『ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11』
   [弦楽合奏伴奏版/リヒャルト・ホフマン編曲による弦楽五重奏版に基づく]
  『ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21』
   [弦楽合奏伴奏版/イラン・ロゴフ編曲によるピアノ五重奏版に基づく]
オルガ・シェプス(P),
マティアス・フォレムニー(指揮),
シュトゥットガルト室内管弦楽団,
 1986年モスクワ生まれで、現在ドイツを拠点に活動しているオルガ・シェプスのソニークラシカルへの4枚目のアルバムです。
 デビュー・アルバムでもシェプスと親和性の高さを証明したショパン作品の第2弾となりますが、今回は何と2曲のピアノ協奏曲の弦楽合奏版という変わり種が登場します。
 第1番はリヒャルト・ホフマンが編曲した弦楽五重奏による伴奏版をもとに、また第2番はスペインのマヨルカ島を活動の拠点としているイスラエルのベテラン・ピアニスト、イラン・ロゴフによるピアノ五重奏版をもとにして、それぞれ室内オーケストラ規模の弦楽合奏による伴奏という形で演奏している点が聴きどころです。
 シェプスは、特にロマン派や母国ロシアの作品には、「熱いエネルギーを注ぎこんだ燃焼度の高い極上のピアノ演奏」と評され、アリス=紗良・オットと2010年度エコー賞を二分したほどの実力を持ち、すでにヨーロッパでは人気のピアニスト。深い抒情だけでなく、広がりと開放感を合わせもった香り高いショパンを表現しています。
 共演は、LP時代はミュンヒンガーの指揮で知られたドイツ室内オーケストラの古参・シュトゥットガルト室内管弦楽団。指揮は現在の首席指揮者のマティアス・フォレムニーという万全の布陣です。
 《録音》2013年9月, SWR放送スタジオ (デジタル:セッション)


8869757761-2
\2600→\2390
オルガ・シェプス/ショパン・アルバム
 ショパン:
  『3つの新しいエチュード 第1〜3番』
  『練習曲第3番「別れの曲」Op.10-3』
  『練習曲第12番Op.25-12』『マズルカ 第40番 Op.63-2』
  『マズルカ 第41番Op.63-3』『バラード第1番Op.23』
  『夜想曲 Op. posth』『ワルツ第9番Op.69-1』
  『ワルツ第10番Op.69-2』『夜想曲第8番Op.27-2』
  『幻想曲 ヘ短調Op.49
オルガ・シェプス(ピアノ)
 アリアCDでは海外直輸入で販売していましたが、ようやくインターナショナルで発売になりました。

 現在ドイツを中心にヨーロッパで広く活躍するロシアのピアニスト、オルガ・シェプスのソニー・クラシカルへのデビュー・アルバムとなったショパン・アルバムです(2009年録音)。
 オルガは1986年にモスクワに生まれ、父から最初の音楽教育を受け、6歳のときにドイツに移住し、ヴァシリー・ロバノフに師事、多くの国際コンクールで賞を受賞し、世界中のオーケストラと共演を重ねています。
 このショパンのアルバムは、オルガにとって最初のセッション録音によるソロ・アルバムにしてソニー・クラシカルへのデビュー盤となったもの(2009年のルール・ピアノ音楽祭のライヴ録音とほぼ同時期の収録)で、真に瑞々しい感性に満たされたオルガの演奏の魅力をたっぷりと味わうことが出来ます。
 またこのアルバムは、ドイツの「エコー賞」(若手ピアニスト部門)において、アリス=沙良・オットと同位受賞を果たしたことでも知られています。まるで音が飛翔するかのような、輝かしいショパンです。
 なおオルガは、2015年1月に日本初来日することになっており、1月26日(月)日経ホール、1月31日(土)武蔵野市民文化会館でのリサイタルが予定されています。
 【録音】2009年10月、ベルリン、イエス・キリスト教会(デジタル:セッション)
 

8869780158-2
\2600→\2390
オルガ・シェプス/ロシアン・アルバム
 チャイコフスキー:『ナタ・ワルツ Op.51-4』『感傷的なワルツ Op.51-6』/
 グリンカ:『マズルカの思い出』/
 バラキレフ:『ひばり』/
 アレンスキー:『森の小川 Op.36-15』/
 バラキレフ:『園にて(牧歌的練習曲)』/
 ルビンシテイン:『舟歌 Op.93-3』/
 アレクセイ・ティトフ:『ワルツ ホ短調』『ワルツ ハ長調』『ワルツ ト長調』/
 スクリャービン:『ワルツ 変イ長調Op.38-4』/
 ラフマニノフ:
  『楽興の時 Op.16-4』『前奏曲 ニ長調Op.23-4』『前奏曲 ト短調Op.23-5』
  『前奏曲 変ト長調Op.23-10』/
 リャードフ:『音楽の玉手箱 Op.32』
オルガ・シェプス(ピアノ)
 今回ご案内している「ショパン・アルバム」に続いて、オルガが2010年にソニー・クラシカルに録音した2枚目のソロ・アルバムが、この「ロシアン・アルバム」です。
 幼い頃からドイツで過ごしているオルガですが、彼女の心の故郷はロシアにあるのでしょう。ラフマニノフをはじめ、リャードフやスクリャービン、グリンカなどロシア音楽の名品・佳品に潜む郷愁を繊細に、かつ力強く描き出す彼女の才能に驚くばかりです。ショパンとはまた違う感情表現をぜひ体感してみてください。

 オルガは、2015年1月に日本初来日することになっており、1月26日(月)日経ホール、1月31日(土)武蔵野市民文化会館でのリサイタルが予定されています。
 【録音】2010年8月、ベルリン、ブランデンブルク放送局小ホール(デジタル:セッション)

  


8887512156-2
\2600→\2390
アレクセイ・ゴルラッチ/ストラヴィンスキー:ピアノと管弦楽のための作品集
 指揮は女流指揮者アロンドラ・デ・ラ・パーラ

 ストラヴィンスキー:
  1) 『ピアノと管楽器のための協奏曲』,
  2) 『ピアノと管弦楽のためのカプリッチョ』,
  3) 『ピアノ・ソナタ 嬰ヘ短調』
アレクセイ・ゴルラッチ(ピアノ) 
アロンドラ・デ・ラ・パーラ(指揮)
ベルリン放送交響楽団(1, 2)
 ウクライナ生まれの若き名手、アレクセイ・ゴルラッチのソニー・クラシカル・デビュー盤。1988年、ウクライナ、キエフで生まれたゴルラッチは12歳でベルリン芸術大学に入学、数々のコンクールを制覇し、その才能を見せつけてきました。
 2005年には浜松国際ピアノアカデミーで第2位を獲得、日本の聴衆にも広く知られるようになります。同年にポーランドで開催されたショパン国際ピアノ・コンクールではセミファイナリストに残り、その翌年には浜松国際ピアノ・コンクールで優勝を飾ります。しかし彼が確固たる知名度を得たのは2011年のミュンヘン国際音楽コンクールでの優勝がきっかけであり、決勝で演奏したベートーヴェンの協奏曲で見せた完璧な燃焼度が話題となったことも記憶に新しいものです。以降、世界中のオーケストラと共演を果たし、着実な成長を遂げているゴルラッチ。今回のストラヴィンスキーでは、持てる技巧と音楽性を遺憾なく発揮。現時点での最高の音楽を聞かせています。今後が楽しみなピアニストと言えるでしょう。
 バックも、世界各地のオーケストラへ活発な客演活動を続けている女流指揮者アロンドラ・デ・ラ・パーラが務めています。彼女は2013年4月、パリ管弦楽団に急遽代役として指揮を託され、センセーショナルな成功を収めました。MDRライプツィヒ放送響、ベルリン放送響にも立て続けにデビューを飾り、急激に評価を高めている指揮者のストラヴィンスキーも見逃せません。
 【録音】2014年5月, ベルリン・ブランデンブルク放送(1, 2)/2014年11月, ドイチュラント放送、スタジオ・ブリッツ(デジタル:セッション)

アロンドラ・デ・ラ・パーラ



旧譜
アレクセイ・ゴルラッチ:ベートーヴェン・リサイタル

oehms
OC879
\2400
アレクセイ・ゴルラッチ:ベートーヴェン・リサイタル
 ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン(1770-1827):
  1-3.ピアノ・ソナタ 第8番 ハ短調「悲愴」Op.8/
  4-6.ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調「月光」Op.27-2/
  7-9.ピアノ・ソナタ 第17番 ニ短調 「テンペスト」Op.31-2
アレクセイ・ゴルラッチ(ピアノ)
録音 2013年7月4-6日 ミュンヘン バイエルン放送 第2スタジオ
 若き逸材アレクセイ・ゴルラッチ。彼は1988年ウクライナに生まれ、12歳の時にベルリン芸術大学にてM.ヒュッヘに師事。19歳の時にはカーネギー・ホールで演奏し高い評価を受けています。様々なコンクールで上位入賞し、最近では2011年のミュンヘン国際コンクールで優勝。一躍注目を浴びています。
 それ以前に日本では2006年の浜松国際ピアノコンクールで優勝を飾っており、世界に先駆けて日本での人気を勝ち得ている人としても知られています。このアルバムは彼が最も得意としているベートーヴェン。収録されているのは「悲愴」を始めとする超人気曲3曲ですが、どれもがまるで初めてこの世に生まれてきたかのような瑞々しさと、厳粛さを纏った素晴らしい演奏で、例えば「悲愴」の第2楽章の天国的な美しさなどは、この若きピアニストの類い稀なる資質にほれぼれする他ありません。

  


8887505741-2
\2600→\2390
オルガ・ペレチャッコ / ロッシーニ!
 ロッシーニ:
  1) 歌劇『ランスへの旅』〜「ああ、私は出発したいのです」,
  2) 歌劇『ランスへの旅』〜「金の百合の心地よい陰で」,
  3) 歌劇『マティルデ・ディ・シャブラン』〜
    「ついに愛してくれますの?・・・誰が愛さずにいられましょう?」,
  4) 歌劇『タンクレーディ』〜「わが不幸な人生よ」,
  5) 歌劇『セミラーミデ』〜「麗しい光が」,
  6) 歌劇『セビリャの理髪師』〜「今の歌声は」,
  7) 歌劇『イタリアのトルコ人』〜「このわびしく質素な服が」
オルガ・ペレチャッコ(ソプラノ),
アルベルト・ゼッダ(指揮)
ボローニャ市立劇場管弦楽団&合唱団
 ロシア出身のソプラノ歌手ペレチャッコのソニー・クラシカル第3弾。

 今回は、彼女が最も得意としているロッシーニのアリアを録音。2010年の「ラ・フォル・ジュルネ〜熱狂の日」で、ピアニストのベレゾフスキーと共演。その美しい舞台姿と圧倒的な声で聴衆を魅了しました。1980年サンクトペテルブルク生まれのペレチャッコは、幼い頃からマリインスキー劇場で児童合唱のメンバーを務めました。2005年からはハンブルク州立歌劇場のメンバーとなり、2007年に「オペラリア」コンクールで第2位を受賞。その後ベルリン・ドイツ・オペラ、バイエルン州立歌劇場、シャンゼリゼ劇場に登場し喝采を浴びました。
 現在はベルリンを拠点に活躍、2013年にはザルツブルク音楽祭にデビューするほか、2014年にはスカラ座やメトロポリタン歌劇場にも出演するなど、世界が彼女の歌に魅了されています。
 日本では、ロッシーニ、ドニゼッティ、ベッリーニのオペラ・アリアを歌いましたが、彼女のレパートリーは驚くほど幅広く、ヘンデル、モーツァルトからワーグナー、R.シュトラウスまでをも含みます。
 しかし今作で披露される通り、ロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルの常連メンバーでもある彼女が歌うロッシーニのアリアは、驚異的なコロラトゥーラと、ナイチンゲールのように軽やかで美しい声で、人々を圧倒するはずです。
 ロッシーニ・オペラの権威、巨匠アルベルト・ゼッダ率いるボローニャ市立歌劇場のアンサンブルも作品の魅力を余すところなく伝えてくれるでしょう。
 【録音】2014年11月, ボローニャ(デジタル:セッション)

オルガ・ペレチャッコ、チャーミングな肉食系です。

こちらもどうぞ。https://www.youtube.com/watch?v=kHCjBFmik6s&feature=player_embedded

https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=5F4SnXDCDKU 豊満なオリンピア。結構ムチャやってます。

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8887510462-2
\2100→\1890

↓の最新盤「フォー・ハンズ」にあわせて幻の名盤「トゥー・ハンズ」が復活!
 レオン・フライシャー/トゥー・ハンズ

  1) J.S.バッハ:『主よ、人の望みの喜びよ』,
  2) J.S.バッハ:『羊は安らかに草をはみ』,
  3) スカルラッティ:『ソナタ ホ長調 K.380 (L.23)』,
  4) ショパン:『マズルカ 嬰ハ短調Op.50-3』,
  5) ショパン:『夜想曲 変ニ長調Op.27-2』,
  6) ドビュッシー:『月の光』,
  7) シューベルト:『ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調D.960』
レオン・フライシャー(ピアノ)
 妻キャサリン・ジェイコブソンとの連弾による最新アルバムのリリースに合わせて、フライシャーが2004年、両手のピアニストとして復帰後、初めて録音したソロ・アルバムがソニー・クラシカルからリイシューされます。
 バッハ、ショパン、スカルラッティ、ドビュッシーの小品と、シューベルトの最後のソナタを収めたものです。彼自身の両手でピアノを弾く喜びに溢れながらも、以前の強靱的な演奏とは一線を画する、深く温かいフライシャーのピアニズムが感じられます。
 以前ヴァンガード・レーベル(国内盤は日本コロンビア)で発売されていた名盤の復活です。
  【録音】2004年6月, ニューヨーク、米国芸術文学アカデミー(デジタル:セッション)


Leon Fleisher - Two Hands以前のジャケット


(初登場した頃のコメントから)

 レオン・フライシャー。
 われわれは片腕ピアニストとして彼の名を記憶している(実際は両腕ある)。
 シュナーベルに見出され、モントゥーに愛され、エリーザベト・コンクールで優勝。さらにセルとクリ−ヴランド管との共演による世界的活動と多数の録音・・・。まさに世界最高のピアニストとしての名声を勝ち得ていた彼は、そのクリーヴランドOとの世界演奏旅行中、突如右手の指に異変を感じる。

 不自然に曲がった右手の指が、どんなにしても開かなかったのである。

 病気の原因については正確なところは不明。それ以降彼はさまざまな方法で治癒を試みたが成功しなかった。
 彼は左手のみの楽曲を演奏し、指揮も始めたりする。

 ところが1990年代後半、新薬を注入することで、奇蹟的に彼の指は開いた。
 そして実に40年ぶりに両手で演奏することが可能になったのである。

 これはその40年ぶりの両手によるリサイタル・ライヴの録音。アメリカ中のメディアが大騒ぎした。

 このときフライシャー70代中頃。
 ・・・いかなる思いを抱きながらこれらの曲を弾いたか・・・。想像するだけで胸にこみあげてくるものがある。

  


8887506416-2
\2100→\1890
レオン・フライシャーの最新アルバムは妻との連弾
 フォー・ハンズ〜4手のための作品集

  1) ブラームス:『愛の歌』Op.52a(全18曲),
  2) シューベルト:『幻想曲 ヘ短調D.940』
レオン・フライシャー(ピアノ),
キャサリン・ジェイコブソン・フライシャー(ピアノ)
 アメリカの生んだ巨匠ピアニスト・指揮者レオン・フライシャーの最新アルバムがソニー・クラシカルから登場します。
 10代から演奏活動を繰り広げ、将来を嘱望されながら、演奏家として絶頂期にあった30代で難病によって右手が使えなくなり、以後は左手のみの演奏および指揮、教育活動に専念していたフライシャー。
 彼は治療の甲斐あって2004年には両手での録音ができるまでに回復しました。このアルバムは2014年5月の最新録音で、彼の妻であるキャサリン・ジェイコブソン・フライシャーとの連弾のもの。息のあったコンビネーションも素晴しく、収録された曲の題名どおり、二人三脚で歩んできた夫妻の愛、そして今後のピアノ演奏への期待を感じさせてくれるはずです。
 またブラームスの「愛の歌」はルドルフ・ゼルキンとの共演による1960年のコロンビア(ソニー・クラシカル)録音以来久々の再録音となります。
 【録音】2014年5月, ボルティモア大学学生センター、ライト・シアター(デジタル:セッション)
 


8887511282-2
(6CD)
\7500→\6990
クリスティアン・ティーレマン/ベートーヴェン:交響曲全集(通常盤)
ベートーヴェン:
 『交響曲 第1番 ハ長調 Op.21』
 『交響曲 第2番 ニ長調 Op.36』
 『交響曲 第3番 変ホ長調 Op.55「英雄」』
 『交響曲 第4番 変ロ長調Op.60』
 『交響曲 第5番 ハ短調 Op.67「運命」』
 『交響曲 第6番 ヘ長調 Op.68「田園」』
 『交響曲 第7番 イ長調 Op.92』
 『交響曲 第8番 ヘ長調 Op.93』
 『交響曲 第9番 ニ短調 Op.125「合唱」』
クリスティアン・ティーレマン(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
アネッテ・ダッシュ(ソプラノ),
藤村実穂子(アルト),
ピョートル・ベチャワ(テノール)
ゲオルク・ツェッペンフェルト(バス)
ウィーン・ジングフェライン合唱団
 名門ウィーン・フィルがティーレマンと組んで、堂々たるロマンティック・ベートーヴェンを展開する新全集。
 2008年12月から2010年4月まで1年半をかけて開催されたティーレマン&ウィーン・フィルによるベートーヴェン・チクルス。「BEETHOVEN9」と題されたこのプロジェクトは、ヨーロッパで最も注目を集める指揮者と名門オケという新鮮な組み合わせで高い評価を得、地元ウィーンのみならずパリとベルリンでも演奏され、さらに映像収録されてTV放映されました。
 この模様は、2011年にブルーレイ3枚組、DVD9枚組のボックスセットでリリースされ、「20世紀のベートーヴェン演奏の王道を行くような解釈」「ウィーン・フィル特有の音と響きが鮮明に聴こえてくる」「モダン楽器の演奏にもまだ新しい可能性があることを強く印象付ける」「会場のウィーン楽友協会大ホールの豊かな響きが見事に捉えられている」と高い評価を得ています。
 当全集はその映像のサウンドトラックをCD用にリマスターしてボックスセット化したもので、演奏の前後の拍手はカットされています。
 ティーレマンは、ヴァイオリン両翼型の正統的なオーケストラ配置を採用、楽譜も旧来のブライトコプフ版を使用することで、あえて時代の趨勢に逆行し、この名門オーケストラの長く深い伝統の中で熟成されてきたベートーヴェン演奏を現代によみがえらせています。
 2012年に発売済みのメイキングDVD付限定盤(88697927172)から、DVDが省かれた通常盤仕様での再発売となります。
 【録音】2008年12月(第1&2番)、2009年3月(第3&4番)、2009年11月(第7&8番)、2010年4月(第5番、第6&9番) ウィーン楽友協会大ホール〔デジタル:ライヴ〕





DHM



8887506158-2
\2600→\2390
ボリス・ベゲルマン/テレマン:ヴァイオリン・ソナタ集
 テレマン:
  ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ〜
   『ト長調TWV 41:G1*』『ニ短調TWV 41:d5』
   『ト短調TWV 41:g1』『ニ短調TWV 41:d6*』
   『イ長調TWV41:A1』『ホ短調TWV 41:e8*』『ト長調TWV 41:G10*』/
   『無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ ロ短調TWV 40:22』
     *は世界初録音
ボリス・ベゲルマン(バロック・ヴァイオリン),
ルドヴィコ・ミナージ(バロック・チェロ),
アレクサンドラ・コレネワ(チェンバロ)
 バロック・ヴァイオリニストのボリス・ベゲルマンの本格的なソロ・デビュー・アルバムがドイツ・ハルモニア・ムンディから登場します。
 ボリス・ベゲルマンは1983年にモスクワで生まれ、チャイコフスキー音楽院でバロック・ヴァイオリンを学び、大学院ではリュビモフに演奏研究を。その後イタリアでエンリコ・オノフリらに学んでいます。
 現在では「イル・コンプレッソ・バロッコ」「アカデミア・ビザンチーナ」「イル・ポーモ・ドーロ」「カペラ・ガベッタ」などのソリストやメンバーも務めています。今作は、管楽器のソナタが数多く録音されているテレマンの作品でも、今作の収録曲はあまり知名度が高いとはいえないヴァイオリン・ソナタですが、幼少のころからヴァイオリンを学んでいたテレマンらしく、ヴァイオリンの演奏機能で満たされた作品を取り上げています。
 ベゲルマンの豊麗な歌に充ちた美音、短調の甘美なメロディなど、テレマンのヴァイオリンの魅力に満たされた演奏です。*は世界初録音。【録音】2014年7月, イタリア、ロニーゴ(デジタル:セッション)


 

88875081102
\2600
アンサンブル・オーニ・ヴィータルス/愛を歌う
 1) Trad:「Alla montanara」,
 2) ヨアン・アンブロシオ・ダルツァ:「Calata」,
 3) Sbruffapappa:「Vurria ca fosse ciaola」,
 4) Trad:「Serenata sulla Ceccola」,
 5) ジョヴァン・トマゾ・ディ・マイオ:「Maronna nun e cchiu」,
 6) アタナシウス・キルヒャー:「Antidotum Tarantulae」,
 7) Trad:「Pizzica di San Vito」,
 8)ジャコモ・ゴルザニス:「Questi cappelli d'or」,
 9) Trad:「Cinquecento catenelle」,
 10) バルバラ・ストロッツィ:「Che si puo fare」,
 11) アロンソ・ムダーラ:「Romanesca」,
 12) Pietro Jacopo de Jennaro:「Vulumbrella」,
 13) Trad:「Alla femminisca」,
 14) バルトロメオ・トロンボンチーノ:「Tu dormi」,
 15)Trad:「La rondinella」,
 16) Trad:「Ninna nanna palermitana」【演奏】
アンサンブル・オーニ・ヴィータルス
 1983年結成の「アンサンブル・オーニ・ヴィータルス」のドイツ・ハルモニア・ムンディへの3枚目のアルバムが登場します。
 「アンサンブル・オーニ・ヴィータルス」はヨーロッパ中世の音楽、つまりイタリアの「トレチェント」時代(1300年代)の歌曲、13世紀や14世紀にカタルーニャ語やスペイン語で書かれた巡礼者の歌、トルバドゥールやトルヴェールの歌など、13〜15世紀までの地中海諸国におけるさまざまな音楽をメインにしつつ、さらにルネッサンスや初期バロックまでをレパートリーにしています。
 このアルバムでは、ルネッサンスから初期バロック期の「愛」に関連した作品が選ばれ、オーニ・ヴィータルス独自のアレンジが加わったものはまさにフォークロア。古楽器を使った自由奔放な演奏をお楽しみいただけるはずです。
【録音】2014年12月, ドイツ、Studio Katharco(デジタル:セッション)

<LP>


SONY(LP)


8887510316-1
(2LP)
\4000
※CD同時発売
ヨーヨー・マ/Songs from the Arc ofLife
 1.アヴェ・マリア(バッハ/グノー)
 2.子守歌(ブラームス)
 3.わが母の教え給いし歌(ドヴォルザーク)
 4.蝶々(フォーレ)
 5.ジェラシー(ゲーゼ)
 6.民謡風の5つの小品(シューマン)
 7.夢なりしか(シベリウス)
 8.夢のあとで(フォーレ)
 9.愛の挨拶(エルガー)
 10.プレリュード第1番(ガーシュウィン)
 11.ロマンス(ディーリアス)
 12.ラ・ヒターナ(クライスラー)
 13.ベッラントニオ(ソッリマ)
 14.白鳥(サン=サーンス)
 15.傷ついた心(グリーグ)
 16.感傷的なワルツ(チャイコフスキー)
 17.イエズスの不滅性への讃歌(メシアン)
 18.美しき夕暮れ(ドビュッシー)
 19.アヴェ・マリア(シューベルト)
ヨーヨー・マ(Vc)
 21世紀の新定盤・最新録音登場!ヨーヨー初の「愛のあいさつ」も。
 ヨーヨー・マ、待望!久々のクラシック・レパートリー・アルバム登場。アヴェ・マリアに始まりアヴェ・マリアに終わる有名旋律がセレクトされており、ファンから要望の高かった「愛の挨拶」の初レコーディングが実現した。
 ピアノは30年来のつきあいに及ぶ、来日公演でもたびたび共演しているキャサリン・ストット。ストットとはこれまでにもピアソラ・アルバムやブラジル作品集、「パリ〜ベル・エポック」等大ヒット・アルバムでも共演しているが、本作は2人がそれぞれ持ち寄ったレパートリーからの選曲で成り立っている。
 ジャンルの境界を超えて、チェロの可能性を追求しながら新境地をひらいてきたヨーヨー・マ。10月に60歳を迎える記念アルバムのため数年をかけて準備をしたプロジェクトが今、世に放たれようとしている。
 この世に生まれ、人との出会いを通じて生きていく一生を表現する音楽について探求するヨーヨー・マ。誰もが予想しなかった真の意味でのジャンルレスな新作を同じ時代に生きて聴くことができる幸せを分かち合いたくなる至福の1枚の誕生だ。
 プロデューサーはこれまでと同じくスティーヴ・エプスタイン。2015年3月最新録音。


<国内盤> 

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ALPHA



Alpha206
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
インマゼール&アニマ・エテルナ、alpha移籍第一弾がまさかの「新世界」!
  ピリオド楽器の気鋭楽団、チェコ近代へ!〜

   ① ヤナーチェク:シンフォニエッタ op.60(1926)
   ② ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調op.95「新世界より」(1893)
ヨス・ファン・インマゼール指揮
アニマ・エテルナ・ブリュッヘ
 (古楽器使用)
 白熱する「ロマン派→近代のピリオド系」、まさかこんな組み合わせでチェコを攻めるとは!大・大・注目です!
 インマゼールの快進撃は、去年もムソルグスキー『展覧会の絵』にまさかのオルフ『カルミナ・ブラーナ』(1937年でピリオド解釈!)と、圧倒的に20世紀まで古楽器演奏(いや「ピリオド解釈」というほうがよいのでしょうか)の視野に入ってくる流れに——実演では『ラプソディ・イン・ブルー』なども披露しているとのことですが、そんな流れで「ヤナーチェク+ドヴォルザーク晩期」というのは、なんともセンスの良さを強く感じずにはおれない顔合わせではありませんか!
 まだサンプル盤もサンプル音源も上がっていませんが、こんなドまんなか(新世界より)&変化球(シンフォニエッタ)の選曲で、しかもZig-Zag TerritoiresからまさかのAlphaへ移籍しての新譜第1弾がこれ、とは俄然注目が集まらない方がおかしいところ。
 インマゼール曰く(少し前に村上春樹作品の冒頭で言及されて大きな話題を呼んだ)『シンフォニエッタ』には学生時代から注目していたそうで、今回もピリオド金管でのバス・トランペットまで動員し、あのクリスピー&シャープ&妙に血肉の通った痛快解釈が聴けるかと思うと胸が熱くなります!
 ドヴォルザークもcb4人規模で「迫力とドラマは人数ではない」を標榜する彼の解釈が楽しみ!解説は対話形式で指揮者コメント満載(全訳付)、「攻め」の1枚のよう!




CYPRES



MCYP1672
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
フランス・クラヴサン楽派の異国情緒 
 〜ドイツ、ポルトガル、アジア、そして…〜

 ラモー:
  ①未開地の人々 ②エンハーモニック ③エジプトの女
 フォルクレ:
  ④クープランの調べ ⑤ポルトガルの女
 ロワイエ:
  ⑥アルマンド ⑦さとい女 ⑧スキタイ人たちの行進
 ダングルベール:
  ⑨アルミードのパサカーユ(リュリの叙情悲劇による)
 クープラン:
  ⑩アルマンド「上品な女」⑪けしの実 ⑫中国の人々 ⑬機知
ベアトリス・マルタン...クラヴサン(=チェンバロ)
使用楽器:
 アントヴェルベンのヨアンネス・クーシェ1645年頃製作→
 パリのブランシェ工房にて
 1720年頃グラン・ラヴァルマン(大改修)
 されたオリジナル楽器
 さりげなく、とてつもなく洗練されたクラヴサン盤が!18世紀の絶品銘器、フランスの俊才がたおやかに。
 「作曲家が知っていた当時の楽器を使い、当時の演奏法で弾いてこそ、作品の真相に迫れる」というのが、ピリオド楽器演奏の基本理念。それがとくに重要なのが、フランスの古楽...ルイ王朝期特有の装飾音やリズムのとり方をふまえて弾かないと、楽譜を杓子定規に読んだのでは曲の形が大きく変わってしまいます。
 その弾き手がフランス人なら、なおのこと適性は高いのかも...そんな基本理念をあらためて印象づけずにはおかない名演が、ベルギーCypresから届きました。フランス屈指の名手B.マルタンは、フランス語圏カナダからパリに来た名匠K.ギルバートやクリストフ・ルセの門下生!そんな生まれついてのフランス作品解釈者が弾いてこそ、のプログラムになっているのも注目ポイント——「フランスからみた異国」。これぞフランス人目線が大切なテーマではありませんか!
 ポルトガル、中国、スキタイ古代...18世紀フランス人たちの無辺の空想力を伝えるのに、彼女が使う楽器はチェンバロ史上最高の製作家リュッケルス一族の婿、クーシェの楽器を18世紀の名工がバロック=ロココ風に改装した逸品(当時こうした改築が「ラヴァルマン」と呼ばれ広く行われていたのです)。楽器の響きを間近に伝える自然派録音も絶品...
 解説充実日本語訳付、お見逃しなく!






LIVE NOTES


WWCC-7788
\2500+税
モーツァルト・アルバム
 ロンド ニ長調 K.485
 アダージョ ロ短調 K.540
 ソナタ第3番変ロ長調 K.281(189f)
 幻想曲 ハ短調 K.475
 ソナタ第14番 ハ短調 K.457
高田泰治(フォルテピアノ)
 軽やかな手首の動きで流れ落ちる滝のごとく、はじける雫のごとく と評される名手高田泰治。
 フォルテピアノの豊かな響きを自在に操るその手腕で新たなモーツァルトの世界が拓かれていく。
 


WWCC-7789
\2500+税
来日公演も絶賛!
 プラジャークQのミハル・カニュカ!
  チェロ・モザイク

 J.S.バッハ:
  無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1007〜前奏曲
 ブロッホ:無伴奏チェロ組曲〜アンダンテ
 J.S.バッハ:
  無伴奏チェロ組曲 第2番 ニ短調 BWV1008〜前奏曲
 フェルト:
  パルティータ・コンチェルタンテ〜スケルツォ
 J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第3番 ハ長調 BWV1009〜前奏曲
 コダーイ:無伴奏チェロソナタ〜第1楽章
 J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第4番 変ホ長調 BWV1010〜前奏曲
 レーガー:無伴奏チェロ組曲 ニ短調 op.131c. No.2〜前奏曲
 J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第5番 ハ長調 BWV1011〜前奏曲
 ヒンデミット:無伴奏ソナタ op.25-3〜第4楽章
 J.S.バッハ:
  無伴奏チェロ組曲 第6番 ニ長調 BWV1012〜前奏曲
 ポッパー:
  2つのチェロのための組曲 ト長調 op.16
ミハル・カニュカ(Vc)
齋藤千尋(チェロ/ロータスQ)
〜たった1本のチェロで描く”モザイク”〜
チェコ&スロヴァキア随一の実力を誇る国際的チェリスト。
プラジャークQ、ベートーヴェン弦楽トリオのメンバーとして活躍するミハル・カニュカ登場!
















7/9(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ACCENT



ACC 24297
\2600→\2390
洗練された旋律と優雅な響き
 フランスのフルート協奏曲集

  ジャン=マリー・ルクレール:フルート協奏曲ハ長調Op.7-3
  ミシェル・ブラヴェ:フルート協奏曲イ短調
  ミシェル・コレット:フルート協奏曲ト短調Op.4-4
  ピエール=ガブリエル・ビュファルダン:フルート協奏曲ホ短調
  ジャック=クリストフ・ノード:フルート協奏曲ト長調Op.17-5
  ジョゼフ・ボダン・ド・ボワモルティエ:フルート協奏曲ト長調Op.21-3
レ・ビュッファルダン
フランク・トインス
 (フルート・トラヴェルソ、
  ピッコロ、指揮)
 バロック期のフランス協奏曲集、名手フランク・トインスの鮮やかな演奏

 録音:2014年10月20-22日AMUZ,アントワープ/59’41

 バロック・フルートの名手フランク・トインス&レ・ビュッファルダンによるバロック期フランスのフルート協奏曲集。フランク・トインスはクイケンにバロック・フルートを学び、アニマ・エテルナ、ラ・プティット・バンドのメンバーとしても活躍する名手。
 まずはヴァイオリンの名手ルクレールの協奏曲。元はヴァイオリン協奏曲であり、フルートまたはオーボエで演奏されることもあります。フルートが歌うように軽快に旋律を奏でる優雅な作品です。
 そしてフランス・パリのコンセール・スピリテュエルで活躍したミシェル・ブラヴェ。フルート奏者でありファゴットも吹いたといいます。ブラヴェ独特の哀愁のあるメロディーが美しい曲。
 次にミシェル・コレット。オルガニストとして活躍、17 種類の様々な楽器のための教則本を書いたことでも知られています。6 つの作品からなる協奏曲集を2 つ残しており、当時人気のあった舞台作品を主題としたイタリア風様式で書かれています。続くは当時最高のフルート奏者として知られていたビュファルダン。1715-1748 年までドレスデンの宮廷楽士を務め、フリードリヒ大王の教師として有名なクヴァンツもビュファルダンに師事。クヴァンツは「彼は速いパッセージを演奏する才能に長けていた」と言うほどでありました。
 さらにジャック=クリストフ・ノード。フルート奏者としてはもちろん、ハーディ・ガーディの演奏など種々の楽器を操る名手。1737 年にフリーメイソンのロッジ「クスト=ヴィルロワ」の設立に関わり、音楽監督に就任しています。
 この作品17 の協奏曲集のソロ・パートは、ハーディ・ガーディ、ミュゼット、フルート、リコーダー、オーボエの様々な楽器で演奏できるようになっています。明るく華やかな旋律が印象的です。最後にフランスのテレマンとも呼ばれるボワモルティエ。フランスで最初に独奏協奏曲の作品を書き、多作家としても知られています。
 1728 年に作曲された作品21 の協奏曲集は、洗練された旋律と優雅な響きが魅力です。




ACTES SUD(日本独自企画)

限定盤
ASMSA 01/02
(2SACDシングルレイヤー)
\12000→\10990
日本独自企画 SACD2枚組
 「ストラヴィンスキー:3大バレエ/ロト&レ・シエクル」
レ・シエクル(時代楽器使用)
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)
【DISC 1】
 ・ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」
   (1913年5月29日初演時のスコアを再現)
    録音:2013年5 月14 日/メス・アルセナル、5 月16日/
   グルノーブル:MC2、9月28日/フランクフルト・アルテ・オーパー(ライヴ)
 ・ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1911年初版)
   録音:2013年5 月14 日/メス・アルセナル、5 月16日/グルノーブル:MC2(ライヴ)
【DISC 2】
 バレエ「オリエンタル」の音楽
 ・グラズノフ:バレエ音楽「ライモンダ」第2幕より、
   サラセン人の入場/東洋の踊り
 ・グラズノフ:バレエ音楽「四季」op.67 より
   秋のバッカナール
 ・シンディング/チャーリー・パイパー管弦楽編曲:東洋舞曲op. 32-5
 ・アレンスキー:バレエ音楽「エジプトの夜」より
   エジプト女の踊り/蛇のシャルムーズ/ガジーの踊り
 ・グリーグ/ブルーノ・マントヴァーニ管弦楽編曲:抒情小曲集より
   小妖精op. 71-3
 ・ストラヴィンスキー:バレエ音楽「火の鳥」(1910年版全曲)
   録音:2010年10 月2 日/パリ、シテ・ド・ラ・ミュジーク、10 月9日/ラン大聖堂(ライヴ)
 初回完全限定生産。SACDシングルレイヤーで原音に迫るロト&レ・シエクルによる「ストラヴィンスキーの3 大バレエ」オリジナル・マスター使用、日本語帯&解説付、美麗上製ディジパックの愛蔵版仕様

 ステレオ、日本語帯・解説付

 自ら結成した時代楽器オーケストラ、レ・シエクルを率い、聴き親しまれた作品に革新的なアプローチで臨み、時代を席巻する実力派指揮者フランソワ=グザヴィエ・ロト。
 当コンビの代表作で、第52 回のレコード・アカデミー賞大賞を獲得した大ヒット・アルバム「ストラヴィンスキー:春の祭典&ペトルーシュカ」と、同じくストラヴィンスキー第1 作「火の鳥ほか」と併せた《3 大バレエ・セット》を、このたびActes Sud よりライセンスを得てSACDシングルレイヤー仕様でリリース致します。
 音源にはActes Sud 提供のオリジナル・マスターを使用。さまざまな楽器のリアルな質感、弱音部の微細なニュアンス、トゥッティの凄まじい迫力がよりいっそう身近なものに。
 使用楽譜や使用楽器の吟味検証を重ね、初演時の響きを再現することを通じて「作曲家が何を求めていたのかを重視し、作曲家の魂とか精神へと到達したい」というロトの生み出す音楽を、本来のスペックでお楽しみいただけます。
 上製ディジパックによる愛蔵版仕様。日本国内独自企画、初回完全限定生産品となりますので、お早めにお求めください。

 ※ こちらのディスクはSACD 対応プレーヤー専用ディスクです。通常のCD プレーヤーでは再生することができません。




AUDITE


AU 23430
(2CD)
\4200
ベートーヴェン:弦楽三重奏曲全集
 CD 1(72’23”)
  (1)弦楽三重奏曲 変ホ長調 Op.3
  (2)セレナード ニ長調 Op.8
 CD 2(73’35”)
  (3)弦楽三重奏曲 ト長調 Op.9-1
  (4)弦楽三重奏曲 ニ長調 Op.9-2
  (5)弦楽三重奏曲 ハ短調 Op.9-3
ジャック・ティボー・トリオ
 【ブルクハルト・マイス(ヴァイオリン)、
  ハンナ・ストライボス(ヴィオラ)、
  ボグダン・ジアヌ(チェロ)】
 10年ぶりの再録も。進化し続けるジャック・ティボー・トリオが満を持してベートーヴェンの弦楽三重奏曲全集を録音!

 セッション録音:2015年4月24-29日/ベルリン/Disc 1: 72’23”、Disc 2: 73’35”/ディジパック仕様

 2014 年に結成20 周年を迎え、さらなる活躍をみせるジャック・ティボー・トリオ。1994 年の結成時より演奏機会の少ない、しかし素晴らしい作品を積極的に演奏してきました。
 2015 年の最新録音は結成当初から重要レパートリーであるベートーヴェンの作品で、3 つの弦楽三重奏曲 Op.9 は実に12 年ぶりの再録音です。
 3つの弦楽三重奏曲 Op.9 を前録音と比較すると新録音では全体的に速めのテンポに設定しています。

 弦楽三重奏曲 ト長調 Op.9-1
 旧:I.9’ 48” +II.9’ 11” +III.2’ 54” +IV.5’ 33” = TT.27’ 26”
 新:I.9’ 28” +II.7’ 47” +III.2’ 51” +IV.5’ 15” = TT.25’ 24”
 弦楽三重奏曲 ニ長調 Op.9-2
 旧:I.7’ 57” +II.6’ 39” +III.4’ 08” +IV.6’ 36” = TT.25’ 20”
 新:I.8’ 02” +II.5’ 41” +III.3’ 46” +IV.6’ 28” = TT.23’ 59”
 弦楽三重奏曲 ハ短調 Op.9-3
 旧:I.8’ 20” +II.8’ 04” +III.3’ 02” +IV.5’ 34” = TT.25’ 00”
 新:I.7’ 53” +II.7’ 46” +III.2’ 52” +IV.5’ 21” = TT.23’ 54”

 ヴァイオリンのブルクハルト・マイスはより雄弁な語り口となり、ヴィオラ、チェロのメンバー交代もありアンサンブルは新鮮ながら洗練されたベートーヴェンを演奏しております(前録音はヴィオラがフィリップ・ドゥフィア、チェロがウーヴェ・ヒルト=シュミットでした)。前作、ジャン・クラ、レーガー、ドホナーニ、コダーイの弦楽三重奏曲作品をおさめたディスク(AU 97534)とあわせてお楽しみください。




CONTINUO CLASSICS



CC777 718
\2400→\2190
日本でもおなじみのジョヴァネッティによるエネスコとイザイ
 (1)エネスコ:ヴァイオリン・ソナタ断章「トルソ」
 (2)イザイ:2つのヴァイオリンのためのソナタ イ短調
 (3)エネスコ:ヴァイオリン・ソナタ第2 番ヘ短調Op.6
(2)(3)フロリン・ポール
(1)(2)クリストフ・ジョヴァニネッティ(Vn)
(1)(3)ダナ・ポール・ジョヴァニネッティ(Pf)
 録音:2014年/パリ(1)、2009年/ブカレスト(2)、1998年/ハンブルク(3)/DDD、71’ 00”

 ヴァイオリンの名手として活躍したエネスコとイザイのソナタ集。
 クリストフ・ジョヴァニネッティはイザイ・カルテットの創設者で、青柳いづみことの共演でも知られています。彼はルーマニアでも学んだため、エネスコの作品を得意とし、ここでは1911 年に作曲を開始した「トルソ」と呼ばれる未完の断章に挑戦しています。より洗練されたヴァイオリン・ソナタ第2 番はルーマニアのフロリン・ポールの演奏。1983 年からチェリビダッケのミュンヘン・フィルのコンサートマスターを務めていた名手。このふたりによるイザイの二重奏ソナタも驚異的な名演です。
 


CC777 713
\2400→\2190
ピアノはペヌティエ、指揮はカントロフにフルネ!
フランス的な極彩色にひたる63分

 ミシェル・メルレ:
  (1)ピアノ協奏曲
  (2)ディヴェルティメント・ダ・カメラ
  (3)交響詩「波紋」Op.25
  (4)6つの交響的練習曲
(1)ジャン=クロード・ペヌティエ(Pf)
(1)(2)ジャン=ジャック・カントロフ(指揮)
 オーヴェルニュ管弦楽団
(3)ジャン・フルネ(指揮)
 ヒルフェルスム放送フィル
(4)クロード・ケメッケル(指揮)
 ミュジク・ド・レール管弦楽団
 録音:1989年2月(1)(2)、1977年3月(3)、2008年5月(4)/DDD、63’ 34”

 ミシェル・メルレ(1939-) はメシアン門下のフランスの作曲家。1978 年からパリ音楽院、1988 年からはエコール・ノルマルで作曲を教え、浦壁信二さんをはじめとする日本人の弟子も数多くいます。彼の音楽はフランス六人組の流れをくむ色彩的でわかりやすい作風により、ハイドシェックもピアノ曲をレパートリーとしています。このアルバムも、まず演奏陣の豪華さに驚き。ピアノはペヌティエ、指揮はカントロフにフルネという凄さ。フルネ・ファン必聴です。
 


CC777 717
\2400→\2190
ヴェルサイユの宮廷風に
 (1)リュリ:「ヴェルサイユの洞窟」序曲、「カドモスとヘルミオネ」〜ガヴォット/
 (2)ロベール・ド・ヴィゼ:前奏曲、フランシスク氏の墓/
 (3)ラモー:ガヴォット〜クラヴサン曲集第1集/
 (4)クープラン:目覚まし時計〜第4 組曲、青春〜第7組曲/
 (5)ド・ヴィゼ:ガヴォット、アルマンド、ガヴォット、サラバンド、ジーグ/
 (6)ラモー:
  ロンドーによるジーグ、ロンドーによるジーグ第2番、
   リゴドン、ミュゼット、タンブーラン〜
    クラヴサン曲集第2集/
 (7)ド・ヴィゼ:荘重なアルマンド「訴え」、クーラント/
 (8)ラモー:アルマンド、優しい訴え〜クラヴサン曲集第2集/
 (9)ド・ヴィゼ:荘重なアルマンド、ジーグ/
 (10)ラモー:
  リヴリ〜コンセールによるクラヴサン曲集、エジプトの女〜
   クラヴサン曲集第3集
(1)(3)(4)(6)(8)(10)
 イザベル・ショメー&ベルトラン・キャゼ
  (ギター・デュオ)
(2)(7)ベルトラン・キャゼ(ギター)
(5)ジャン=ピエール・モワスロン
  (トラヴェルソ)
 クロエ・モワスロン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 イザベル・ショメー(ギター)
(9)ジュリー・エシャール(Ob)
 イザベル・ショメー(ギター)
 バロック時代の音楽愛好家が楽しんだ編曲集

 DDD、55’ 07”

 ギターというと近代的なイメージがありますが、現在のものに近い形態の楽器はバロック時にすでに人気を博していました。当時から人気曲のギター編曲が行われ、リュリやラモーの作品がアマチュアに愛奏されたとのこと。どうしてもレパートリー的に今日あまり採りあげられませんが、この録音で耳にすることが可能となりました。
 演奏はイザベル・ショメー中心。ベルトラン・キャゼとのデュオで数枚のアルバムをリリースしていますが、いずれも文献的に貴重なものですが、それ以上に情感あふれる演奏にひきつけられます。
 

CC777 710
(CD+DVD)
\2400
ドミニク・プローブスト:BA[L]LADES
 (1)死から生へ/(2)熱帯雨林の夜/(3)月島/
 (4)テヒリーム/(5)ラメント/(6)コーダ
  ほか全10作品
 DVD:
  ドキュメンタリー「光の島、ドミニク・プローブスト」
   ローラ・ベルディマン監督 (2010)
ロラン・ランヌ(Vc)
タチアナ・プローブスト(Sop)
ヨナス・アトラン(Pf)ほか
 ジャズやロックをも思わすプロブースト作品集

 DDD、CD: 61’ 03”、DVD: 52’ 00”

 ドミニク・プローブストは1954 年生まれのフランス現代作曲家。デュティユー門下ながら、作風はフランス音楽のいかなる系譜にも属さないもので、前衛的でありながらジャズやロックへの接近も示しています。
 このアルバムは1972 年から2012 年までの作品を収めていて、彼の創作史を俯瞰できます。アルバム・タイトルは「Ballade(バラード)」と「Balade(散歩)」の掛け言葉となっています。その意味は同封のDVD「光の島」なる音楽ドキュメンタリーで描かれているとのこと。




HUNGAROTON


HCD 32748
\2400
イムレ・セーチェーニ作品集
 (1)ピアノ4手:3つの小品/マリエッテに
 (2)歌曲:
  愛の喜び/栄光の言葉を話す時/女の愛と生涯/乙女の問い/悲哀/
  葦の歌/静かな嵐であるあなた/愛の言葉/悩ましい宵/3人のジプシー
 (3)ピアノ独奏:
  ポルカ「期待」/ポルカ・マズルカ幻想曲/ポルカ「ハンガリー」
 (4)室内楽:子守歌(チェロとピアノ)/セレナード
(1)カッシャイ・イシュトヴァーン
 ラーザール・ジェルジ(ピアノ・デュオ)
(2)カタリナ・ルックガーバー(Sop)
 ヴィラーグ・エメセ(Pf)
(3)カッシャイ・イシュトヴァーン
(4)パールケヴィ・アーグネシュ(Vc)
 ネーメト・トゥンデ(Pf)
 ドムビ・ライムンド(Vn)
 リピ・タマーシュ(Cb)
 世界初録音、セーチェーニ伯爵の作曲

 録音:2014年3月13-31日/フンガトトン・スタジオ/DDD、77’ 47”

 イムレ・セーチェーニ伯爵(1825-1898) は、ハンガリー革命期の政治家イシュトヴァーン・セーチェーニの甥で、貴族の嗜みとして作曲や詩作を行いました。
 1840 年代にロシアのペテルブルグに滞在し、そこでワルツ王ヨハン・シュトラウス二世と知り合い、終生の親交を結びました。1864 年にはローマでリストと知り合い、ともにブダペスト音楽アカデミー創設に尽力しています。
 彼の作曲は歌曲中心で、歌詞はドイツ語、フランス語などさまざま。いずれも最良のサロン音楽で、当時のヨーロッパ上流階級の趣味の良さを示しています。
 

HCD 32755
\2400
ハンガリー男声合唱の魅力の粋
 (1)オルバーン:ルクス・エテルナ
 (2)ペーテル・トート:世のできごとについて
 (3)カールマーン・オラー:ドナウの顔
ラースロー・コヴァーチ(指揮)
エトヴェシュ・ロラーンド大学
 ベーラ・バルトーク合唱団
大学オーケストラ
 録音:2014年5月29-30日、6月1-2日/フンガロトン・スタジオ/DDD、49’ 46”

 エトヴェシュ・ロラーンド大学ベーラ・バルトーク合唱団はアマチュアながら高い演奏水準を示すハンガリーの合唱団。1948 年創設で、1957 年には併設のオーケストラも誕生しました。
 ここでは彼らのために作曲された3 篇を披露。力強くも美しい合唱を聴かせてくれます。




PENTATONE

限定盤

PTC 5186489
(7SACD HYBRID)
\10000→\8990
プレトニョフ&ロシア・ナショナル管による
 チャイコフスキーの交響曲全集がBOX化!
ミハイル・プレトニョフ(指揮)
ロシア・ナショナル管弦楽団
 チャイコフスキー:
  Disc 1(55’21”)
   (1)交響曲第1番 ト短調 Op.13「冬の日の幻想」
    (I.13’19”+II.11’43” +III.7’23” +IV.13’14”)
   (2)スラヴ行進曲 Op.31(9’15”)
  Disc 2(48’12”)
   (3)交響曲第2番 ハ短調 Op.17(I.10’56” +II.6’20” +III.5’12” +IV.9’19”)
   (4)交響曲第2番 ハ短調 Op.17より第1楽章(1872年初版)(16’04”)
  Disc 3(52’07”)
   (5)交響曲第3番 ニ長調 Op.29「ポーランド」
    (I.13’58”+II.6’25” +III.10’55” +IV.5’45” +V.8’55”)
   (6)戴冠式祝典行進曲(5’46”)
  Disc 4(60’19”)
   (7)交響曲第4番 ヘ短調 Op.36
     (I.17’42” +II.8’55” +III.5’21” +IV.8’33”)
   (8)幻想序曲「ロメオとジュリエット」(19’46”)
  Disc 5(71’41”)
   (9)交響曲第5番 ホ短調 Op.64
      (I.14’48” +II.13’55”+III.5’43” +IV.12’22”)
   (10)幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」Op.32(24’30”)
  Disc 6(62’13”)
   (11)交響曲第6番 ロ短調Op.74「悲愴」
      (I.19’09” +II.7’32” +III.8’15” +IV.11’23”)
   (12)イタリア奇想曲Op.45(15’53”)
  Disc 7(59’29”)
   (13)マンフレッド交響曲 Op.58(I.17’27”+II.9’57”+III.11’24” +IV.20’21”)
 セッション録音:(1)-(6)2011年4月、(7)-(12)2010年6月、(13)2013年4月/DZZスタジオ5(モスクワ)[(13)聖ルドヴィヒ教会(ベルリン)(オルガン・パートのみ)]/DSD マルチチャンネル、BOX 仕様

 SACD ハイブリッド盤。
 ミハイル・プレトニョフ率いるロシア・ナショナル管弦楽団によるチャイコフスキーの交響曲全集がついにBOX 化されました。
 1978 年に行われたチャイコフスキー国際コンクールのピアノ部門の覇者であるミハイル・プレトニョフ。自ら私財を投じ、財団や企業など様々なスポンサー獲得に奔走し1990 年にロシア初となる民間出資のオーケストラとなったのがこのロシア・ナショナル管弦楽団です。楽団員の水準の高さと意欲に満ちたこのオーケストラは1990 年11 月のデビュー公演で大成功し、以後本拠モスクワでの定期演奏会に加え世界各国で目覚ましい活動を続けております。
 チャイコフスキーへの並々ならぬ思いをもつプレトニョフは、楽団創立以来、最重要レパートリーとして演奏を続けてきました。全体を通じ繊細な音楽作りをするプレトニョフですが、透明感と洗練味あふれるチャイコフスキーの交響曲は美の極みとも言え、プレトニョフの自在な表現で唯一無二のチャイコフスキーを演奏しております。
 管弦楽作品はセルビア独立戦争における負傷兵救援基金募集のための慈善音楽会のために作曲された「スラヴ行進曲」、アレクサンドル3 世の戴冠式のために作曲された「戴冠式祝典行進曲」、シェイクスピアの劇の物語による「ロメオとジュリエット」、ダンテの『神曲』地獄編第5 歌による「フランチェスカ・ダ・リミニ」、イタリア滞在中に耳にした民謡、軍隊ラッパなどを素材として作曲された「イタリア奇想曲」が収録されております。
 録音は2010 年から2013 年にかけてモスクワのスタジオで行われましたが、マンフレッド交響曲のオルガン・パートのみベルリンの聖ルドヴィヒ教会で収録され、ミキシングされております。
 PENTATONE レーベルが誇る技術チームによる優秀録音をお楽しみください。




WERGO

限定盤

WER 6959
(5CD)
\12000→\10990
ヤノフスキ&ベルリン放送響
 ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ(1926-2012):交響曲第1番〜第10番(全曲)
 [CD1]〔WER 6721〕
  ・交響曲第7番
   【第1楽章 ダンス/第2楽章 静かに、動いて/
    第3楽章 絶え間なく動いて/第4楽章 静かに、控えめに】
  ・シンフォニア第8番
   【第1楽章 アレグロ/
    第2楽章 アレグラメンテ・コン・コモド・テネレッツァ・エ・バッラビリタ/
    第3楽章 アダージョ】
 [CD2]〔WER 6722〕
  ・交響曲第9番〜混声合唱とオーケストラのための
   〔アンナ・ゼーゲルスの小説『七番目の十字架』に基づく〕
 [CD3]〔WER 6723〕
  ・交響曲第3番( 大オーケストラのための) 
  ・交響曲第4番(大オーケストラのための)
  ・交響曲第5番(大オーケストラのための)
 [CD4]〔WER 6724〕
  ・第1交響曲〜室内オーケストラのための(1947/1963, 1991年改訂)
  ・シンフォニア第6番(2つのオーケストラのための)(1969, 1994年改訂)
 [CD5]〔WER 6725〕
  ・第2番 大オーケストラのための(1949) 
  ・第10番 大オーケストラのための(1997-2000)
マレク・ヤノフスキ(指揮)
ベルリン放送交響楽団
ベルリン放送合唱団
 〔首席指揮者:
   サイモン・ハルシー/
  合唱指揮:
   ミヒャエル・グレーザー〕
 WERGO の宝、ヘンツェの交響曲が全集ボックスで登場!すべて巨匠ヤノフスキ&ベルリン放送交響楽団

 ★単売だった5枚をスリップケースに入れた仕様となっております。(スリムBOXではありません)
 録音:[CD1]2006年11月15-17日(第7番)、2007年2月7-9日(第8番) [CD2]2008年11月 [CD3]2010年1月(第3、第4)、2010年9月(第5) [CD4]2012年 [CD5]2012年8月28-29日(第2番)、2013年6月12-14日(第10番)

 ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ(1926-2012)の交響曲が全曲ボックスで登場。指揮はすべて巨匠ヤノフスキ。これまでにWERGO がリリースしてきた高水準のヘンツェの交響曲録音がボックスで登場!


  [CD1] について
 交響曲第8 番作曲に際しヘンツェは「私は交響曲を書くことをやめられない。私はここで、個人的なものを越えたメッセージのために特別に作られた音楽を多数の聴衆にむけて発信する権利がある。誰も私からこの権利を奪うことはできない、現代の文化的哲学がこの形式がもはや形骸化したと宣告しても--- そしておそらくはそう宣告されている」(ヘンツェの言葉)。
 一方で第7 番に関しては「古典的な交響曲のモデルにもっとも近づいているもののひとつ」としており、同時にフリードリヒ・ヘルダーリンの人生と苦悩にも通じるものがあるといいます。第8 番はシェイクスピアの「真夏の夜の夢」に基づいており、「軽やかな拍子と豊かなメロディ」が特徴です。

  [CD2] について
 ヘンツェが1996 年から97 年にかけて取り組んだ交響曲第9 番は、アンナ・ゼーゲルスの小説『七番目の十字架』に基づくテキストに作曲された、ほぼ休みなく歌い続ける合唱を伴う大規模な交響曲。ゼーゲルスの本の内容は、7 人の囚人が強制収容所から逃げ出そうとして失敗。士官たちは他の囚人たちへの見せしめとして、収容所の7 本の木を切り倒し、十字架を作り、7 人をはりつけにしようとします。しかし、7 本目の十字架に乗るはずだった囚人は、脱走に成功。誰もいない7 本目の十字架が、抵抗の象徴、独裁者への勝利のしるしとして描かれる物語です。しかしながら、終わり方はきわめて不安げなまま。独裁による人道の危機が終わることはない、というヘンツェのメッセージがこめられているようです。

  [CD3] について
 交響曲第3 番は、19 世紀末を思わせるような爛熟の官能的な響きと大規模な作風が印象的。交響曲第4 番は、静かな弦の響きの中から様々なモティーフが生まれては消え、発展しながら進み、最後は壮大な音の重なり合いとなる、演奏時間20 分超の単一楽章で非常に高い集中を保った曲。もともとはヘンツェのオペラ「鹿の王」第2 幕の幕切れの音楽として書かれたものです。
 第5 番は一言で表すならば「ドラマティック」な作品。バーンスタイン&ニューヨーク・フィルの委託を受け作曲されたもので、ヘンツェいわく「ローマの風景、人々のイメージに触発されて作曲した」もの。激しいリズムや熱いクレッシェンドの連続など、ヤノフスキの指揮も冴えわたります。

  [CD4] について
 ヘンツェ20 歳の時の第1 交響曲とキューバ縁のシンフォニア第6 番を収録。第1 番は、ヘンツェ20 歳の時の作品。後にヘンツェはこの1947 年版を「完全に間違っている」とし、1964 年にベルリンで演奏された折に改訂を施しています。1969 年、ヘンツェは2 度にわたってキューバへと旅をします。キューバでは音楽シーンの重要人物と多くの出会いがあり、自身さとうきび畑で作業の手伝いをしたりもしたといいます。初めてキューバを訪ねるにあたり、ヘンツェは交響曲の依頼を受けました。リズムが印象的なこのシンフォニア第6 番は、ハバナで11 月26 日、ヘンツェ自身の指揮によって初演されました。

  [CD5] について
 ヘンツェの初期の交響曲と、最後の交響曲を収録。第2 番はヘンツェが12 音技法を用いた最初の大きな作品で、当時の現代音楽の最高の解釈者のひとりであった指揮者ヘルマン・シェルヘンに献呈されています。第10 番をヘンツェに発注したのはラトルでした。その発注時にラトルは「自分自身(ラトル自身)を反映させたポートレイトのような作品を」と述べたとヘンツェは回想しています。第10 番は2000 年に完成し、1999 年に亡くなったヘンツェのパトロンの一人、パウル・ザッヒャーの「思い出に」ささげられています。第1 楽章は2000 年3 月にラトルによって初演されました。
 
WER 6414
\2500
ヤゴダ・シムィトカ(b.1982):作品集
 1. Bloody cherries の電子化された思い出(2011)
 2. 天使あるいは吸血鬼のような旅人たちのために(2012)
 3. WeltAll-Stars の手びきのこぎり。気前よく。(2011)
 4. sky-me, type-me(2011)
 5. pores open wide shut(2013)
 6. f* for music(2012)
 7. ドッペルゲンガーからのごあいさつ(2013)
アンサンブル・ガラージュ
マリアーノ・キアッキアリーニ(指揮)ほか
 ごつごつギコギコと攻撃的な作品集

 録音:2014年

 ポーランドの女性作曲家、ヤゴダ・シムィトカの作品集。
 ヴォルフガング・リームらに師事した彼女の作品は非常にごつごつで弦楽器の使い方もギコギコしており、演奏者の身体と楽器との関係性を生々しく感じさせます。攻撃的な印象です。
 
WER 6415
\2500
ミヒャエル・ペルツェル(b.1978):作品集
 1. Sempiternal Lock-in(2012-13)
 2. 音の彫刻(Sculture di suono)〜ジャチント・シェルシの思い出に
 3. …along 101…
 4. …sentiers tortueux…
クラングフォーラム・ヴィーン
指揮:
 ヨハネス・カリツケ(1, 4)
 シルヴァン・カンブルラン(2)
 ペーター・ヒルシュ(3)
 音の万華鏡スイスの作曲家ペルツェル作品集

 スイスの作曲家、ミヒャエル・ペルツェルの作品集。コントラバスの音域からソプラノの音域までをも網羅しながらひとつの音に聞こえるような和音を作るのが夢、と語ります。音色の種類が実に様々な作品が並び、カンブルランらの指揮も冴えております。
 
WER 6413
(CD+DVD[PAL])
\2500
コラージュ技法のはてしない追求
クライトラー:
[CD]
 ・in hyper intervals(2006-08)
 ・cache surrealism(2008)
 ・見知らぬ仕事(2009)
 ・プロダクトの配置(2008)
 ・リビング・イン・ア・ボックス(2010)
[DVD]
 CD収録曲などの演奏風景+
  作曲者および演奏者らへのインタビュー映像
   (言語:独語(英語字幕あり))
アンサンブル・モデルン
ヨハネス・カリツケ(指揮)
 録音:2011年10 月

 コラージュ技法を駆使したクライトラーの作品集。
 ※DVDはPAL方式のため、日本で発売されている機器では再生できません。




AVIE/SFS−MEDIA



SFS 0063
(SACD HYBRID)
\4000→\3590
マイケル・ティルソン・トーマス
 サンフランシスコ交響楽団
大注目作"アブソルート・ジェスト"の世界初録音!

 アダムズ:
  アブソルート・ジェスト(世界初録音)*
  グランド・ピアノラ・ミュージック+
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)*
セント・ローレンス弦楽四重奏団*
ジョン・アダムズ(指揮)+
マルク=アンドレ・アムラン(ピアノ)+
オルリ・シャハム(ピアノ)+
シナジー・ヴォーカルズ+
サンフランシスコ交響楽団*/+
 サンフランシスコ交響楽団のアダムズ新録音!大注目作"アブソルート・ジェスト"の世界初録音!

 「ハルモニーレーレ」(SFS 0053)に続く、サンフランシスコ交響楽団(SFS)のジョン・アダムズ(1947−)の新録音は、「ベートーヴェン」と「SFS」という共通のテーマを持つ2作品。
 SFSの創立100周年を記念して作曲された委嘱作品であり、現在世界中で話題沸騰中の弦楽四重奏とオーケストラのための協奏曲「アブソルート・ジェスト」の"世界初録音"、そして同じくSFSの委嘱作品で約30年前、1982年に作曲、初演が行われた「グランド・ピアノラ・ミュージック」を収録!
 約25分間の演奏時間の中で、ベートーヴェンの交響曲や弦楽四重奏曲などのモチーフが続々と登場する「アブソルート・ジェスト」。
 2012年のセント・ローレンス弦楽四重奏団とSFSの世界初演後、ドーリック弦楽四重奏団によるイギリス初演、アタッカ弦楽四重奏団によるスペイン初演など、各国初演が続く話題作の世界初録音は大きな注目を浴びること必至!
 そして、ジョン・アダムズ自身がタクトを執った「グランド・ピアノラ・ミュージック」では、なんとマルク=アンドレ・アムランとオルリ・シャハムがソリストと参加するなど、こちらも聴き逃せない!
 MTT&SFS、アダムズ・ファン必聴必携の大注目新譜の登場です!

 ※録音(ライヴ):2013年5月4日−5日、9日*&2015年1月16日−18日+、デイヴィス・シンフォニー・ホール(サンフランシスコ)









REGENT



REGCD 451
\2500→\2290
ラッパを吹き鳴らせ 〜 第一次世界大戦時の音楽
 スタンフォード:見よ、わたしはカルデア人を起こす Op.145
 アラン・グレイ:1914
 ヘンリー・ウォルフォード・デイヴィス:短いレクイエム
 パリー:別れの歌
 ヴォーン・ウィリアムズ:主よ、あなたは我らが避難場所
トゥルーロ大聖堂聖歌隊
クリストファー・グレイ(指揮)
ルーク・ボンド(オルガン)
クロード・レーモン(トランペット)
 美しく清らかなる鎮魂の祈りと響き。20世紀英国、第一次世界大戦時の合唱音楽!
 レコード芸術7月号、海外盤レビュー掲載盤!(193P)

 チャールズ・ヴィリアーズ・スタンフォード(1852−1924)、アラン・グレイ(1855−1935)、ヘンリー・ウォルフォード・デイヴィス(1869−1941)、チャールズ・ヒューバート・パリー(1848−1918)、そしてレイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872−1958)。
 第一次世界大戦の最中、1914年から1916年にかけて作曲や初演が行われた5つの合唱作品が創造する鎮魂の祈りと響き。
 旧約聖書ハバクク記を題材として作曲されたスタンフォードの「見よ、わたしはカルデア人を起こす」は、勇壮なオルガンと合唱のハーモニーが印象的な傑作。
 2人の息子を失ったグレイの「1914」、ウォルフォード・デイヴィスの「短いレクイエム」、そしてパリー、ヴォーン・ウィリアムズでの美しく清らかなハーモニーが聴き手の心を打つ ——。
 20世紀初期イギリスの合唱作品の素晴らしさを伝えてくれる見事なプログラムである。

 ※録音:2014年5月12日−15日、トゥルーロ大聖堂(イギリス)



 

REGCD 445
\2500
バース寺院からの賛歌集
 ゴス:Praise, my soul, the King of Heaven/
 パリー:Dear Lord and Father of mankind/
 ダーウォール:Ye holy angels bright/
 オリヴァース:Lo, he comes with clouds descending/
 プレトリウス:A great and mighty wonder/
 ヘンデル:Brightest and best/
 スコールフィールド:The day thou gavest/
 伝承曲:Breathe on me, Breath of God/スタイナー:All for Jesus/
 伝承曲:When I survey the wondrous cross/
 サマヴェル:Praise to the Holiest in the height/
 サリヴァン:Alleluia, Alleluia, hearts to heaven/
 モンク:Abide with me/
 ファーガソン:All hail the power of Jesus' name/
 ベヴァン:There's a wideness in God's mercy/
 ジャルディーニ:Thou, whose almighty word/
 エルヴィ:Crown him with many crowns/
 クロフト:O worship the King/アームズ:Jesus shall reign/
 ウェズリー:O thou who camest from above/
 ロバーツ:Immortal, invisible/モンク:Angel-voices ever singing/
 ノーブル:Come, labour on/アイルランド伝承曲:Lord of all hopefulness
バース寺院聖歌隊
ピーター・キング(指揮)
マーカス・シーリー(オルガン)
 少年少女、そして男声によるバース寺院の聖歌隊が歌う24曲の賛歌集。プレトリウスの音楽はケンブリッジ・トリニティ・カレッジの音楽監督を務めた名匠リチャード・マーロウ(1939−2013)の編曲によるもの。

 2014年3月10日−12日の録音。
 

REGCD 436
\2500
アヴェ・マリス・ステラ
 シャイデマン:第5旋法によるマニフィカト/
 J.S.バッハ:
  前奏曲ト長調 BWV.568、フーガ ト長調 BWV.577、
  主なる神、我らの側にいまさずして BWV.1128/
 メンデルスゾーン:アレグロ ニ短調/
 リドル:イギリスのオルガン・ミサ Op.6/ブル:サルヴェ・レジナ/
 ディ・マッシーニ:アヴェ・マリス・ステラ/
 ペーテルス:トッカータ、フーガと賛歌 Op.28/
 ブクステフーデ:第1旋法によるマニフィカト
アン・ペイジ(オルガン)
 ケンブリッジのセント・メアリー小教会に2007年に設置されたケネス・ティッケルのオルガンによる作品集には、2008年に発見され話題を呼んだJ.S.バッハの「BWV.1128」も収録。2014年に他界したオルガン製作者のケネス・ティッケル(1956−2014)に捧げられている。

 2013年11月13日−15日の録音。
 

REGCD 459
\2500
イギリスの大聖堂Vol.19 〜 ピーターバラ大聖堂
 パリー:幻想曲とフーガ ト長調 Op.188/
 ブル:サルヴェ・レジナ第1番/シューマン:練習曲第5番 Op.56-5/
 レーガー:トッカータ ニ短調&フーガ ニ長調/
 ブクステフーデ:コラール幻想曲 BuxWV.223/
 エルガー:聖体奉挙 Op.11/モーツァルト:幻想曲ヘ短調 K.608/
 ムーア:アンダンテ・トランクイロ/デュプレ:フィナーレ
デイヴィッド・ハンフリーズ(オルガン)
 イギリスの大聖堂とそのオルガンのサウンドを巡るリージェント・レコーズ(Regent)のロング・シリーズ「イギリスの大聖堂」。
 第19巻は、イギリス東部、ピーターバラ大聖堂のウィリアム・ヒル・オルガンの演奏。パリー、レーガー、ブクステフーデ、デュプレなど、プログラムのコンセプトはここでも見事。

 2014年7月9日−11日の録音。


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

 

ACCENT



ACC 24308
(2CD)
\4000→\3690

ヘンデル:木管楽器のためのソロ・ソナタ全集
CD1(72’ 55)
 フルート・ソナタ
  【ホ短調HWV359b/ト長調HWV363b/ 変ロ短調HWV367b/ ニ長調HWV378/
   イ短調HWV374/ ホ短調HWV375/ 変ロ短調HWV376/ ホ短調HWV379】
    バルトルト・クイケン(フルート・トラヴェルソ) ロベール・コーネン(チェンバロ)
    ヴィーラント・クイケン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)/
     録音:1991 年9 月
CD2(74’ 08)
 リコーダー・ソナタ
  【ト短調HWV360/ ヘ長調HWV369/ ニ短調HWV367a/
    変ロ長調HWV377/ハ長調HWV365/ イ短調HWV362】
    ペーター・ファン・ヘイゲン(リコーダー) クリス・フェルヘルス(チェンバロ)
     録音:1998 年12 月
 オーボエ・ソナタ
  【ハ短調HWV366/ 変ロ長調HWV357/ ヘ長調HWV363a】
   マルセル・ポンセール(オーボエ) エヴァルト・デメイエル(チェンバロ)
   リヒテ・ファン・デア・メール(チェロ)/
    録音:1999 年2 月
 クイケン、ヘイゲン、ポンセールの名演が蘇る

 1990 年代に録音されたヘンデルの木管のためのソナタが、2 枚組の全集として蘇りました。
 今尚、古楽界の第一線にいるフルート・トラヴェルソのバルトルト・クイケン、バロック・オーボエのマルセル・ポンセール、リコーダーのペーター・ファン・ヘイゲンらの巧みな演奏に脱帽です。
 ヘンデルはこれらの作品に明確な楽器指定をせずに、種々の楽器を用いて演奏することを想定して出版しています。ヘンデルの音楽の多彩さを様々な楽器で色彩豊かに演奏することができます。
 一流のソリスト陣と、ヴィーラント・クイケン、ロベール・コーネンら古楽のスペシャリストたちが脇を固め、安定した演奏を聴かせてくれます。


<メジャー・レーベル>

DG


限定盤
《マルタ・アルゲリッチ/ドイツ・グラモフォン録音全集》


4794647
(48CD)
\20000→\18990

《マルタ・アルゲリッチ/ドイツ・グラモフォン録音全集》

【CD1】
 ショパン:スケルツォ第3番嬰ハ短調,
 ブラームス:2つのラプソディ第1番ロ短調,
 ブラームス:2つのラプソディ第2番ト短調,
 プロコフィエフ:トッカータ ハ長調,
 ラヴェル:水の戯れ,
 ショパン:舟歌 嬰ヘ長調,
 リスト:ハンガリー狂詩曲第6番変ニ長調[1960年録音]/
【CD2】
 ショパン:
  ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58, ポロネーズ第7番「幻想」,
  ポロネーズ第6番「英雄」, マズルカ第36番Op.59-1,
  マズルカ第37番Op.59-2, マズルカ第38番Op.59-3[1967年録音]/
【CD3】
 プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番ハ長調Op.26,
 ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調〜
  クラウディオ・アバド(指揮)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団[1967年録音]/
【CD4】
 ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11,
 リスト:ピアノ協奏曲第1番変ホ長調S.124〜
  クラウディオ・アバド(指揮)ロンドン交響楽団[1968年録音],
 ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調〜
  クラウディオ・アバド(指揮)ロンドン交響楽団[1984年録音]/
【CD5】
 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23〜
  シャルル・デュトワ(指揮)ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団[1970年録音],
 メンデルスゾーン:ヴァイオリンとピアノのための協奏曲ニ短調〜
  ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)オルフェウス室内管弦楽団[1988年録音]/
【CD6】
 リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調,
 シューマン:ピアノ・ソナタ第2番Op.22[1971年録音]/
【CD7】
 ショパン:
  ピアノ・ソナタ第2番ロ短調Op.35「葬送行進曲付き」,
  アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズOp.22,
  スケルツォ第2番変ロ短調Op.31[1974年録音]/
【CD8】
 ラヴェル:夜のガスパール, ソナチネ, 高雅にして感傷的なワルツ[1974年録音]/
【CD9】
 ショパン:
  24の前奏曲Op.28, 前奏曲嬰ハ短調Op.45, 前奏曲変イ長調(遺作)[1977年録音]/
【CD10】
 ストラヴィンスキー:結婚〜
  クリスティアン・ツィマーマン(ピアノ)
  レナード・バーンスタイン(指揮)イギリス・バッハ祝祭合唱団
  イギリス・バッハ祝祭打楽器アンサンブル[1977年録音],
 バルトーク:2台のピアノ、打楽器と管弦楽のための協奏曲 Sz.118〜
  ネルソン・フレイレ(ピアノ) ヤン・ラボルダス(パーカッション)
  ヤン・パストヤンス(パーカッション)
  デイヴィッド・ジンマン(指揮)ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団[1985年録音]/
【CD11】
 バルトーク:2台のピアノと打楽器のためのソナタSz.110〜
  スティーヴン・コヴァセヴィッチ(ピアノ)ウィリー・ハウドスワールト(パーカッション)
  ミカエル・デ・ルー(パーカッション),
 モーツァルト:アンダンテと5つの変奏曲ト長調K.501,
 ドビュッシー:白と黒で〜スティーヴン・コヴァセヴィッチ(ピアノ)[1977年録音]/
【CD12】
 シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54,
 ショパン:ピアノ協奏曲第2番へ短調Op.21〜
  ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(指揮)ワシントン・ナショナル交響楽団[1978年録音]/
【CD13】
 J.S.バッハ:
  トッカータBWV.911, パルティータ第2番BWV.826,
  イギリス組曲第2番BWV.807[1979年録音]/
【CD14】
 ショパン:チェロ・ソナタ ト短調Op.65, 序奏と華麗なるポロネーズ ハ長調Op.3,
 シューマン:アダージョとアレグロ 変イ長調Op.70〜ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)[1980年録音]/
【CD15】
 ラフマニノフ:2台ピアノのための組曲第2番Op.17,
 ラヴェル:ラ・ヴァルス,
 ルトスワフスキ:2台ピアノのためのパガニーニの主題による変奏曲〜
  ネルソン・フレイレ(ピアノ)[1982年録音]/
【CD16】
 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調Op.30〜
  リッカルド・シャイー(指揮)ベルリン放送交響楽団)[1982年録音],
 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23〜
  キリル・コンドラシン(指揮)バイエルン放送交響楽団)[1980年録音]/
【CD17】
 ラフマニノフ:交響的舞曲Op.45,
 チャイコフスキー(エコノム編):「くるみ割り人形」組曲Op.71a〜
  ニコラス・エコノム(ピアノ)[1983年録音]/
【CD18】
 シューマン:子供の情景Op.16, クライスレリアーナOp.15[1983年録音]/
【CD19】
 シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ イ短調 D.821,
 シューマン:幻想小曲集Op.73,
 シューマン:5つの民謡風の小品集Op.102〜
  ミッシャ・マイスキー(チェロ)[1984年録音]/
【CD20】
 ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第1〜3番Op.12〜
  ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)[1984年録音]/
【CD21】
 J.S.バッハ:チェロ・ソナタ第1〜3番BWV1027〜1029 〜
  ミッシャ・マイスキー(チェロ)[1985年録音]/
【CD22】
 サン=サーンス:動物の謝肉祭〜
  ネルソン・フレイレ(ピアノ) ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)
  イザベル・ファン・クーレン(ヴァイオリン)
  タベア・ツィンマーマン(ヴィオラ) ミッシャ・マイスキー(チェロ)他[1985年録音],
 リドー:フェルディナンド,
 メシュヴィツ:動物の祈り〜
  エレーナ・バシュキーロワ(ピアノ、語り)キドン・クレーメル(ヴァイオリン、語り)[1981年録音]/
【CD23】
 ベートーヴェン:
  ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15,
  ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19〜
   ジュゼッペ・シノーポリ(指揮)フィルハーモニア管弦楽団[1985年録音]/
【CD24】
 シューマン:
  ヴァイオリン・ソナタ第1番イ短調Op.105,
  ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ短調Op.121〜
   ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)[1985年録音]/
【CD25】
 ベートーヴェン:
  ヴァイオリン・ソナタ第4番イ短調Op.23,
  ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調Op.24「春」〜
   ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)[1987年録音]/
【CD26】
 バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第1番,
 ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ,
 メシアン:主題と変奏〜
  ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)[1985年録音]/


【CD27】
 ベートーヴェン:魔笛の主題による12の変奏曲Op.66,
 ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第1&2番Op.5, 魔笛の主題による7つの変奏曲 WoO46〜
  ミッシャ・マイスキー(チェロ)[1990年録音]/
【CD28】
 プロコフィエフ:
  ヴァイオリン・ソナタ第1番ヘ短調Op.80, 5つのメロディOp.35bis,
  ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調Op.94a〜
   ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)[1991年録音]/
【CD29】
 ベートーヴェン:
  チェロ・ソナタ第3〜5番, 「マカベウスのユダ」の主題による12の変奏曲WoO45〜
   ミッシャ・マイスキー(チェロ)[1992年録音]/
【CD30】
 ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番ハ短調Op.35,
 ハイドン:ピアノ協奏曲ニ長調Hob.XⅧ-11〜
  ギィ・トゥーヴロン(トランペット)
  イェルク・フェルバー(指揮)ヴュルテンベルク室内管弦楽団[1993年録音],
 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23〜
  クラウディオ・アバド(指揮)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団[1994年録音]/
【CD31】
 バルトーク:2台のピアノと打楽器のためのソナタSz.110,
 ラヴェル(ザードロ編):
  スペイン狂詩曲, マ・メール・ロワ〜
   ネルソン・フレイレ(ピアノ)ペーター・ザードロ(パーカッション)
   エトガー・グッガイス(パーカッション)[1993年録音]/
【CD32】
 ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第6〜8番Op.30〜
  ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)[1993年録音]/
【CD33】
 ベートーヴェン:
  ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調 Op.47「クロイツェル」,
  ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調Op.96〜ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)[1994年録音]/
【CD34】
 ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番ホ短調Op.67,
 チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲イ短調Op.50「ある偉大な芸術家の想い出のために」,
 キーゼヴェッター:タンゴ・パセティック〜
  ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)ミッシャ・マイスキー(チェロ)[1998年録音]/
【CD35】
 シューマン:
  アダージョとアレグロ 変イ長調Op.70, 幻想小曲集Op.73,
  ナイチンゲールOp.94-1, 民謡風の5つの小品Op.102,
  おとぎの絵本Op.113より第1曲〜ミッシャ・マイスキー(チェロ)[1999年録音],
 ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調Op.47「クロイツェル」〜
  ヴァディム・レーピン(ヴァイオリン)[2007年録音]/
【CD36】
 ベートーヴェン:
  ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19,
  ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37〜
   クラウディオ・アバド(指揮)マーラー・チェンバー・オーケストラ[2000, 2004年録音]/
【CD37】
 ショパン:チェロ・ソナタ ト短調Op.65,
 フランク:チェロ・ソナタ(原曲:ヴァイオリン・ソナタ),
 ドビュッシー:チェロ・ソナタ ニ短調,
 ショパン:序奏と華麗なるポロネーズOp.3〜
  ミッシャ・マイスキー(チェロ)[2000年録音]/
【CD38】
 ブラームス:ピアノ四重奏曲 第1番ト短調Op.25,
 シューマン:幻想小曲集Op.88〜
  ギドン・クレーメル(ヴァイオリン), ユーリ・バシュメット(ヴィオラ), ミッシャ・マイスキー(チェロ)[2002年録音]/
【CD39】
 ストラヴィンスキー:イタリア組曲(「プルチネッラ」から),
 プロコフィエフ:チェロ・ソナタ ハ短調Op.109,
 ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ ニ短調Op.40,
 プロコフィエフ:ワルツ(「石の花」から)[2003年録音]/
【CD40】
 プロコフィエフ(プレトニョフ編):組曲「シンデレラ」,
 ラヴェル:マ・メール・ロワ〜ミハイル・プレトニョフ(ピアノ)[2003年録音]/
【CD41】
 ブラームス:ヨーゼフ・ハイドンの主題による変奏曲Op.56b,
 ラフマニノフ:交響的舞曲Op.45,
 シューベルト:ロンド イ長調 D951「大ロンド」,
 ラヴェル:ラ・ヴァルス〜ネルソン・フレイレ(ピアノ)[2009年録音]/
【CD42】
 モーツァルト:
  ピアノ協奏曲第25番ハ長調K.503,
  ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466〜
  クラウディオ・アバド(指揮)モーツァルト管弦楽団[2013年録音]/
【CD43】
 モーツァルト:2台のピアノのためのソナタ ニ長調K.448,
 シューベルト:創作主題による8つの変奏曲変イ長調D813,
 ストラヴィンスキー:『春の祭典』(2台のピアノ版)〜
  ダニエル・バレンボイム(ピアノ)[2014年録音]/
【CD44】
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲ハ長調Op.15〜
  アレクサンダー・ラビノヴィッチ(指揮)スイス・イタリア語放送管弦楽団[2005年録音],
 プーランク:2台のピアノのための協奏曲〜
  アレクサンドル・ガーニング(ピアノ)
  エラスモ・キャピラ(指揮)スイス・イタリア語放送管弦楽団[2007年録音],
 モーツァルト:3台のピアのための協奏曲K.242〜
  パウル・グルダ(ピアノ)リコ・グルダ(ピアノ)
  アレクサンダー・ラビノヴィッチ(指揮)スイス・イタリア語放送管弦楽団[2006年録音]/
【CD45】
 シューマン:ピアノ協奏曲イ短調〜
  アレクサンダー・ヴェデルニコフ(指揮)スイス・イタリア語放送管弦楽団[2010年録音],
 プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第1番〜
  アレクサンダー・ラビノヴィッチ(指揮)[2004年録音],
 プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番〜
  シャルル・デュトワ(指揮)スイス・イタリア語放送管弦楽団[2008年録音]/
【CD46】
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番〜
  ガブリエル・フムラ(指揮)スイス・イタリア語放送管弦楽団[2009年録音],
 リスト:ピアノ協奏曲第1番〜イオン・マリン(指揮)スイス・イタリア語放送管弦楽団[2004年録音],
 バルトーク:ピアノ協奏曲第3番〜
  アレクサンダー・ヴェデルニコフ(指揮)[2007年録音],
 モーツァルト:アンダンテと5つの変奏曲K.501[2006年録音]/
【CD47】
 シューベルト:ハンガリー風ディヴェルティスマン D.818〜
  アレクサンドル・モギレフスキー(ピアノ)[2006年録音],
 ブラームス:愛のワルツOp.52〜
  ガブリエラ・モンテーロ(ピアノ)
  ディエゴ・ファゾリス(指揮)スイス・イタリア語放送合唱団[2007年録音],
 ストラヴィンスキー:結婚〜
  ディエゴ・ファゾリス(指揮)スイス・イタリア語放送合唱団[2004年録音],
 ミヨー:スカラムーシュ Op.165b〜カリン・メルレ(ピアノ)[2008年録音]/
【CD48】
 ショパン:
  バラード第1番[1959年1月26日録音], 練習曲第4番,
  マズルカ第26, 27, 15, 40, 23番, 夜想曲第4番,
  夜想曲第16番[1967年12月3日録音],
  マズルカ第36, 37, 38番[1967年10月3日録音],
  ピアノ・ソナタ第3番Op.58[1967年3月15日録音]

アリゲリッチがDGに録音したアルバムを集大成した限定ボックス

カリスマ・ピアニスト、マルタ・アリゲリッチがDGに録音したアルバムを集大成。1960年のデビュー盤から2014年に至る録音をすべて収録しています。DG録音だけでなく、フィリップスへの録音、1959年の未発表音源だったもの、ルガーノ音楽祭の録音、最新のバレンボイムとの「春の祭典」まで含まれています。これらのアルバムはいずれもベストセラーを記録した名盤ばかり。各ディスクは、オリジナル・ジャケットを使用したデザインの紙ジャケに収納。150ページのブックレットには、トラックリスト、バイオグラフィ、批評家ゲオルク・ヴィルメス氏による書き下ろしライナーノーツ、画家フレッド・ミュンツマイアー氏によるアルゲリッチのイラストなどが収められる予定です。




DECCA


限定盤
《スティーヴン・コヴァセヴィチ〜フィリップス録音全集》


4788662
(25CD)
\12500→\11390

《スティーヴン・コヴァセヴィチ〜フィリップス録音全集》



 偶然か必然か、アルゲリッチの3度目の結婚相手であるスティーブン・コヴァセヴィッチのボックスも登場。
 デュオもあります。


【CD1】
 ベートーヴェン:ディアベリ変奏曲Op.120[1968年録音]/
【CD2〜5】
 ベートーヴェン:
  ピアノ協奏曲第1〜5番〜
   コリン・ディヴィス(指揮)BBC交響楽団[1969〜1974年録音],
  ピアノ・ソナタ第5&8番[1970〜1971年録音]/
【CD6〜8】
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第28, 30, 31, 32, 17, 18番[1971〜1978年録音]/
【CD9】
 ベートーヴェン:
  ピアノのための7つのバガテルOp.33, ピアノのための11の新しいバガテルOp.119,
  ピアノのための6つのバガテルOp.126[1974年録音]/
【CD10】
 ショパン:
  ポロネーズ第7番変イ長調「幻想」Op.61, 即興曲第3番変ト長調Op.51,
  マズルカOp.63, 舟歌 嬰ヘ長調Op.60, 夜想曲Op.62[1972年録音]/
【CD11】
 ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲イ長調Op.81, 弦楽五重奏曲第3番変ホ長調Op.97〜
  ベルリン・フィル八重奏団員[1972年録音],
 モーツァルト:ケーゲルシュタット・トリオ変ホ長調K.498〜
  ジャック・ブライマー(Cl) パトリック・アイアランド(Vc) [1969年録音]/
【CD12〜13】
 ブラームス:ピアノ協奏曲第1&2番〜コリン・ディヴィス(指揮)ロンドン交響楽団[1979年録音]/
【CD14】
 ブラームス:スケルツォ 変ホ短調Op.4, 4つのバラードOp.10, 8つの小品Op.76[1983年録音]/
【CD15】
 ブラームス:7つの幻想曲Op.116, 3つの間奏曲Op.117, 4つの小品Op.119[1983年録音]/

【CD16】
 ブラームス:
  ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ 変ロ長調Op.24,
  4つの小品Op.119, 3つの間奏曲Op.117[1968年録音]/
【CD17】
 ブラームス:2つのラプソディOp.79, 16のワルツOp.39, 6つの小品Op.118[1981年録音]/
【CD18〜19】
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第21, 25, 20, 23番〜
  コリン・ディヴィス(指揮)ロンドン交響楽団[1972, 1978年録音]/
【CD20】
 グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調Op.16,
 シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54〜
  コリン・ディヴィス(指揮)BBC交響楽団[1971, 1970年録音]/
【CD21】
 バルトーク:
  ミクロコスモス第6巻, 戸外にてSz.81,
  トランシルヴァニアの民謡によるソナチネSz.55[1969年録音]/
【CD22】
 ストラヴィンスキー:ピアノと管楽器のための協奏曲,
 バルトーク:ピアノ協奏曲第2番Sz.95〜
  コリン・ディヴィス(指揮)BBC交響楽団[1969, 1968年録音]/
【CD23】
 リチャード・ロドニー・ベネット:
  ピアノ協奏曲第1番〜
   アレクサンダー・ギブソン(指揮)ロンドン交響楽団,
  ジャズ・カレンダー〜ジョン・ランチベリー(指揮)ロンドン・ジャズ・アンサンブル[1971年録音]/
【CD24】
 バルトーク:ピアノ協奏曲第1&3番〜
  コリン・ディヴィス(指揮)ロンドン交響楽団[1975年録音]/
【CD25】
 バルトーク:2台のピアノと打楽器のためのソナタSz.110〜
  マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
  ウィリー・ハウドスワールト(パーカッション) ミカエル・デ・ルー(パーカッション),
 モーツァルト:アンダンテと5つの変奏曲ト長調K.501,
 ドビュッシー:白と黒で〜マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)[1977年録音]

 コヴァセヴィチ75歳記念◆深い洞察力に裏打ちされた確固たる演奏!
 1940年ロサンゼルス生まれ。1961年ウィグモア・ホールで国際的なデビュー。以来、ベートーヴェン弾きとして注目され、ロンドンを本拠に演奏活動を開始しました。
 1965年にコリン・デイヴィスと共演した「皇帝」が評価を決定づけ、1967年にニューヨーク・デビュー。バルトークのピアノ協奏曲第2番の録音はエジソン賞を受賞 。さらに、リチャード・ロドニー・ベネットのピアノ協奏曲の献呈を受け初演しています。
 コヴァセヴィチの演奏は、堅固な構築性と洞察力の深さに裏打ちされ、明確なテンポ感と表現のコントラストが見事です。
 彼が旧フィリップス・レーベルに録音したものがここで集大成されています。各ディスクは、オリジナル・ジャケットを使用したデザインの紙ジャケに収納。ブックレットはトラックリストと、旧フィリップスのプロデューサー、デイヴィッド・ケアンズ氏の書き下ろしエッセイが記載される予定。
















7/8(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


CENTAUR


CRC 3399
\2400
ホルン、ヴァイオリンとピアノのための室内楽作品集
 L.バークリー:ヴァイオリン、ホルンとピアノのための三重奏曲Op. 44
 デュヴェルノワ:ホルン、ヴァイオリンとピアノのための三重奏曲第1番ハ短調
 デュヴェルノワ:ホルン、ヴァイオリンとピアノのための三重奏曲第2番ヘ長調
 エワイゼン(b.1954):ホルン、ヴァイオリンとピアノのための三重奏曲
ブルース・ボンネル(ホルン)
ハイシン・ウー(ヴァイオリン)
チーホワ・タン(ピアノ)
 室内楽作品のスペシャリストであり、マレーシア・フィルの首席奏者を務めるなど、アジアのオーケストラにも精通したアメリカのホルン奏者、ブルース・ボンネル。前作のホルン、フルート、ピアノによる室内楽作品集(CRC 2944)に続き、今回もホルン、ヴァイオリン、ピアノという珍しい編成の室内楽作品に取り組んでいる。

 ※録音:2013年6月3日−6日、ブルー・グリフィン・スタジオ(イーストランシング市、ミシガン州)
 

CRC 3400
\2400
名手の旅
 ケーラー:アリエッタと変奏曲/
 メルカダンテ:W.A.モーツァルトの歌劇 《ドン・ジョヴァンニ》 より
  “お手をどうぞ”の主題によるアリアと変奏曲/
 ラッボーニ:ソナタ第3番/
 ホフマイスター:W.A.モーツァルトの歌劇《魔笛》 より“私は鳥刺し”による変奏曲/
 チャルディ:
  ヴェルディの歌劇 《エルナーニ》によるソロ・ヴィルトゥオジスティコ第3番/
 クーラウ:ディヴェルティメントOp.68-6/
 ロレンツォ:ヴェニスの謝肉祭/
 フュルステナウ:カプリスOp.80-1/
 ラッボーニ:ソナタ第7番/
 ブリッチャルディ:
  ベッリーニの歌劇 《ノルマ》 より“裏切られた心”の主題による変奏曲
リタ・ダルカンジェロ(フルート)
 2008〜2011年まで兵庫県立芸術文化センター管弦楽団の首席フルート奏者を務めた、リタ・ダルカンジェロが華麗に奏でる。ダルカンジェロは2008年度ヴェギス・マスタークラスでマークリッチ芸術支援財団から奨学金を獲得、聴衆賞1位も獲得し、ナガハラ製の14Kオールゴールド・フルート頭部管を贈られている。関西インターナショナル・ミュージック・アカデミーの客員フルート講師や、山野楽器でのナガハラフルートのマスタークラスなど日本での活動の場も多い。

 ※録音:2013年1月3日−5日、ポーランド国立放送スタジオ(ヴァルサヴィア)
 

CRC 3406
\2400
プロコフィエフ&ショパン:ピアノ作品集
 プロコフィエフ:ソナタ第6番イ長調Op.82
 ショパン:
  練習曲第13番変イ長調Op.25-1《エオリアン・ハープ》、
  練習曲第19番嬰ハ短調Op.25-7、
  練習曲第22番ロ短調Op.25-10、夜想曲第2番変ホ長調Op.9-2、
  夜想曲第13番ハ短調Op.48-1、幻想曲へ短調Op.49
ジェレミー・サモレスキー(ピアノ)
 偉大な2人の作曲家、セルゲイ・プロコフィエフ、フレデリック・ショパンのピアノ作品集。カナダ出身のピアニスト、ジェレミー・サモレスキーのデビューアルバム。ソリストや室内楽奏者として、また、オーバーン大学において後進の指導にも力を注いでいる。

 ※録音:2009年8月6日−7日、ホッホシュタイン音楽学校パフォーマンス・ホール(ロチェスター、ニューヨーク)
 

CRC 3409
\2400
ガルブレイス:不思議な旅
 エファーヴァセント・エアー、
 ユーフォニック・ブルース、
 ピアノのための3つの前奏曲、
 不思議な旅
スティーヴン・シュルツ(バロック・フルート)
ルス・マンリケス(ピアノ)
ロナルド・ゾルマン(指揮)
ダニエル・ネスタ・カーティス(指揮)
カーネギー・メロン・バロック・アンサンブル
カーネギー・メロン・フィルハーモニー管弦楽団、他
 「ゴブリン(小悪魔)の踊り」などの吹奏楽作品の作曲家として知られるアメリカの女流作曲家ナンシー・ガルブレイスの作品集。前作の室内楽作品集(CRC 3106)でエレクトリック・バロック・フルートを奏でたスティーヴン・シュルツもレコーディングに参加。

 ※録音:(エファーヴァセント・エアー)2014年11月6日−9日、カーネギー・メロン・レコーディングスタジオ(ピッツバーグ、ペンシルヴァニア)/(ユーフォニック・ブルース)2012年9月12日、カーネギー音楽ホール(ピッツバーグ)(ライヴ)/(ピアノのための3つの前奏曲)2014年11月16日、カーネギー・メロン・レコーディングスタジオ/(不思議な旅)2014年4月30日、アルムニ・コンサートホール(ピッツバーグ)
 
CRC 3395
\2400
北アメリカの女性作曲家によるE.E.カミングスの詩に基づく歌曲集
 ハーゲン:愛の歌/
 クラウド:アイ・スピル・マイ・ソウルより/
 ドンキン:3つのカミングスの歌/
 ラーセン:歌/
 タン:夕日の間に/
 バイオキ:E.E.カミングスのソングブック
アイリーン・ストレンペル(ソプラノ)
シルヴィー・ビューデッテ(ピアノ)
 代表作“チューリップと煙突”で知られるアメリカの詩人、エドワード・エスリン・カミングスが遺した作品による歌曲集。ソプラノ歌手アイリーン・ストレンペルは、ボリショイ・オペラにおいて椿姫でヴィオレッタ役としてデビュー、AP通信でも絶賛されている逸材。ローレン・ザカリー国際声楽コンクールにおいて1位を獲得している。

 ※録音:2013年5月17日−19日、パトリッチ・サウンド・スタジオ(ニューヨーク市)
 

CRC 3424
\2400
ラヴリー・ライト 〜 ディームズ・テイラー:歌曲集
 アザミからの2つのイチジク(ミレイによる歌詞)、
 引き潮、嘆き、ギロメッタ、
 ウェディングドレス、他
エリザベス・トライオン(ソプラノ)
ジョージ・スモール(ピアノ)
 ソプラノ歌手エリザベス・トライオンがディームズ・テイラーの歌曲集を歌い上げる。ピューリッツァー賞を受賞した詩人、エドナ・ミレイの詩に基づいた作品やディームズ・テイラーの未発表作品などを収録。

 ※録音:2014年、PPIレコーディング(ソーホー、ニューヨーク市)


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ET’CETERA


限定盤

KTC 1530
(10CD/特別価格)
\8000→\7490

レーベルの威信をかけたリリース
 こうした歴史的アルバムは手に入れておきたい

  大戦下における20世紀オランダの音楽史〜大戦中に禁じられた音楽
   ヨッフム、ハイティンク、セル、ウィスペルウェイ、ライスキン、クーベリックも登場


●CD1 〜 ヘンリエッテ・ボスマンス(1895−1952)
 フルートと室内オーケストラのためのコンツェルトシュトゥック
  〔ジャック・ゾーン(フルート)、
  ヤク・ファン・ステーン(指揮)、オランダ放送室内管弦楽団/1995年録音〕
 ピアノとオーケストラのための詩曲
  〔ドミトリー・フェルシュトマン(チェロ)、
   エド・スパニャールト(指揮)、オランダ放送室内管弦楽団/1993年録音〕
 ピアノとオーケストラのためのコンチェルティーノ
  〔ロナルド・ブラウティハム(ピアノ)、
   エド・スパニャールト(指揮)、オランダ放送室内管弦楽団/1993年録音〕
 チェロとピアノのための《静かな夜に》
  〔ドリス・ホッホシャイト(チェロ)、フランス・ファン・ルート(ピアノ)/2000年録音〕
 チェロ・ソナタ〔ドリス・ホッホシャイト(チェロ)、フランス・ファン・ルート(ピアノ)/2000年録音〕

●CD2 〜 レックス・ヴァン・デルデン(1919−1988)
 弦楽オーケストラのための協奏曲
  〔オイゲン・ヨッフム(指揮)、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団/1968年録音〕
 小協奏曲
  〔オイゲン・ヨッフム(指揮)、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団/1964年録音〕
 ムジカ・シンフォニカ Op.93
  〔ベルナルド・ハイティンク(指揮)、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団/1969年録音〕
 シンフォニア第3番 Op.45
  〔ジョージ・セル(指揮)、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団/1968年録音〕
 ヴァイオリン・ソナタ Op.82
  〔イザベル・ファン・クーレン(ヴァイオリン)、ロナルド・ブラウティハム(ピアノ)/1994年録音〕

●CD3 〜 ヤン・ファン・ヒルセ(1881−1944)
 演奏会用序曲ハ短調
  〔ヤク・ファン・ステーン(指揮)、オランダ放送室内管弦楽団/1998年録音〕
 九重奏曲〔ヴィオッタ・アンサンブル、エボニー・クヮルテット/1996年録音〕
 弦楽四重奏曲(1922年、未完成)〔ヴィオッタ・アンサンブル、エボニー・クヮルテット/1996年録音〕
 三重奏曲
  〔ヴィオッタ・アンサンブル、エボニー・クヮルテット/1996年録音〕

●CD4(2009年録音) 〜 ディック・カッテンブルク(1919−1944)
 アレグロ・モデラート
  〔アスディス・ヴァルディマルスドッティル(ヴィオラ)、マルセル・ヴォルムス(ピアノ)〕
 フルートとピアノのための小品
  〔エレオノーラ・パメイエル(フルート)、マルセル・ヴォルムス(ピアノ)〕
 エスカペイド〔ウルズラ・ショッホ(ヴァイオリン)、エミ・オオイ・レズニック(ヴァイオリン)〕
 パレスチナの歌曲〔イレーネ・マエッセン(ソプラノ)、マルセル・ヴォルムス(ピアノ)〕
 コンポジションズ
  〔マルセル・ヴォルムス(ピアノ)、ロデヴィーク・クロメリン(ピアノ)、マリーケ・ファン・デル・ヴェン(タップダンス)〕

●CD5 〜 イグナーツェ・リリエン(1897−1964)
 モダン・タイムズ・ソナタ
  〔フランス・ファン・ルート(ピアノ)、マリーケ・ファン・コーテン(ヴァイオリン)/1995年録音〕
 ディヴェルティメント
  〔エレオノーレ・パメイエル(フルート)、フランス・ファン・ルート(ピアノ)/2002年録音〕
 ヴェロニカ、ミーツカゼルネ、ハーベスト、瞑想的な4つの歌、怠惰な
  〔アンヤ・ファン・ヴィーク(メゾ・ソプラノ)、フランス・ファン・ルート(ピアノ)/1986年録音〕

●CD6 〜 レオ・スミット(1900−1943)
 チェロ協奏曲
  〔ピーター・ウィスペルウェイ(チェロ)、
   エド・スパニャールト(指揮)、オランダ放送室内管弦楽団/1993年録音〕
 シェムセルニハール
  〔エド・スパニャールト(指揮)、オランダ・フィルハーモニー管弦楽団/1999年録音〕
 ヴィオラ協奏曲
  〔ダニエル・ライスキン(ヴィオラ)、フィリップ・アントルモン(指揮)、オランダ室内管弦楽団/2000年録音〕
 三重奏曲
  〔イヴァー・ベリックス(クラリネット)、エディト・ファン・モエルガステル(ヴィオラ)、
   フランス・ファン・ルート(ピアノ)/1999年録音〕

●CD7(2009年録音) 〜 ロジー・ヴェルトハイム(1888−1949)
 チェロとピアノのためのソナチネ
  〔ドリス・ホッホシャイト(チェロ)、フランス・ファン・ルート(ピアノ)〕
 ピアノとヴァイオリンのためのソナタ
  〔ウルズラ・ショッホ(ヴァイオリン)、マルセル・ヴォルムス(ピアノ)〕
 弦楽四重奏曲〔ユトレヒト弦楽四重奏団〕
 フルートとピアノのための《3つの小品》
  〔エレオノーレ・パメイエル(フルート)、マルセル・ヴォルムス(ピアノ)〕
 「ランスロット」のための3つの前奏曲
  〔エレオノーレ・パメイエル(フルート)、マルセル・ヴォルムス(ピアノ)、
   アスディス・ヴァルディマルスドッティル(ヴィオラ)、マイケル・スターリング(チェロ)〕
 3つのシャンソン〔イレーネ・マエッセン(ソプラノ)、エレオノーレ・パメイエル(フルート)、マリア・ボン(ピアノ)〕
 2つの歌曲〔イレーネ・マエッセン(ソプラノ)、マルセル・ヴォルムス(ピアノ)〕
 オランダの詩による4つの歌〔イレーネ・マエッセン(ソプラノ)、マルセル・ヴォルムス(ピアノ)〕

●CD8
 ◇ニコ・リヒター(1915−1945):
  2つの小品
   〔マリーケ・ファン・コーテン(ヴァイオリン)、フランス・ファン・ルート(ピアノ)〕、
  ヘト・リク〔ヘンク・ネヴェン(バリトン)、フランス・ファン・ルート(ピアノ)〕、
  フルート、ヴィオラとギターのための三重奏曲
   〔エレオノーレ・パメイエル(フルート)、エディト・ファン・モエルガステル(ヴィオラ)、マルティン・カーイ(ギター)〕、
  弦楽四重奏曲
   〔マリーケ・ファン・コーテン(ヴァイオリン)、ジャコビエン・ロズモンド(ヴァイオリン)、
    エディト・ファン・モエルガステル(ヴィオラ)、ドリス・ホッホシャイト(チェロ)〕、
  フルート、ヴァイオリンとヴィオラのためのセレナード
   〔エレオノーレ・パメイエル(フルート)、ジャコビエン・ロズモンド(ヴァイオリン)、
    エディト・ファン・モエルガステル(ヴィオラ)〕、
  ピアノのためのソナチネ〔フランス・ファン・ルート(ピアノ)〕〔2003年録音〕/
 ◇マリウス・フロートハイス(1914−2001):
  オルフェのトンボーのための〔エリカ・ヴァールデンブルク(ハープ)〕、
  室内ソナタ Op.42
   〔エレオノーレ・パメイエル(フルート)、エリカ・ヴァールデンブルク(ハープ)/2008年録音〕/
  朝の歌〔エレオノーレ・パメイエル(フルート)〕、
  室内ソナタ Op.17〔エレオノーレ・パメイエル(フルート)、フランス・ファン・ルート(ピアノ)/2005年録音〕/
  フルート協奏曲 Op.19
   〔レイモンド・デルノイエ(フルート)、マーク・スーストロ(指揮)、ブラバント・オーケストラ/1996年録音〕

●CD9
 ◇セム・ドレスデン(1881−1957):舞踏の閃光
   〔ラファエル・クーベリック(指揮)、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団/1954年録音〕
 ◇ヴィルヘルム・レティヒ(1892−1988):ヘブライのバラード第1巻
   〔ミハル・シャミール(ソプラノ)、ヴァグ・パピアン(ピアノ)/2006年録音〕
 ◇レオ・コック(1893−1992):古い9つの旋律
   〔マルセル・ヴォルムス(ピアノ)、イレーネ・マエッセン(ソプラノ)/2011年録音〕

●CD10
 ◇ミシャ・ヒレスム(1920−1944):前奏曲〔マリアンネ・ボーア(ピアノ)/2012年録音〕
 ◇シム・ゴッケス(1897−1943):4つの詩編〔オランダ室内合唱団、クラース・ストック(指揮)/2011年録音〕
 ◇ダニエル・ベリンファンテ(1893−1945):ピアノ・ソナタ第3番〔マルセル・ヴォルムス/2005年録音〕
 ◇テオ・スミト・シビンガ(1899−1958):3つの映像
   〔エレオノーレ・パメイエル(フルート)、エリカ・ヴァールデンブルク(ハープ)/2008年録音〕
 ◇マールテン・スパンヤールト(1892−1942):3つの歌曲
   〔ヴィルケ・テ・ブルーメンストローテ(メゾ・ソプラノ)、フランス・ファン・ルート(ピアノ)/2006年録音〕
 ◇ボブ・ハンフ(1894−1944):小組曲
   〔ジャコビエン・ロズモンド(ヴァイオリン)、マリア・ボン(ピアノ)/2005年録音〕
 ◇マルヨ・タル(1915−2006):5つの歌曲〔マルヨ・タル(ヴォーカル&ピアノ/1960年録音〕

 大戦下における20世紀オランダの音楽史。第二次世界大戦中に禁じられた音楽。

 爆撃によるロッテルダムの壊滅、王家と政府のイギリスへの亡命、ナチス・ドイツによる占領など、大きな打撃を受けたオランダ。
 第二次世界大戦に翻弄され、この未曽有の戦争下で演奏を禁じられた19人のオランダの作曲家たちの音楽をまとめたボックス・セット。
 レオ・スミットやディック・カッテンブルクなどこの大戦によって命を落とした作曲家や、難を逃れ生き延びた作曲家たちが遺した音楽
 ヨッフム(CD2)やハイティンク(CD2)、セル(CD2)、ウィスペルウェイ(CD6)、ライスキン(CD6)、クーベリック(CD9)など、巨匠、名手たちの録音も含まれたこの作品集には、オランダの音楽はもちろんのこと、大戦下における20世紀前半オランダの歴史が凝縮されている。

 レーベルの威信をかけたリリースだろう。
 ただ完全限定アイテムになることは間違いない。
 こうした歴史的アルバムはとにかく手に入れておきたい。

 

KTC 1488
(CD+140page Book/
特殊価格)
\3800
バッハ・イン・コンテクスト
 J.S.バッハ:宗教音楽集Vol.4 〜 主の祈り

  J.S.バッハ:
   前奏曲ハ長調BWV.545
   カンタータ第101番《われらより取り去りたまえ、主よ》BWV.101
   コラール《天にましますわれらの父よ》BWV.682
   モテット第2番《御霊はわれらが弱きを助け給う》BWV.226
   コラール《天にましますわれらの父よ》BWV.737
   カンタータ第102番《主よ、汝の目は信ずる者を見守り給う》BWV.102
   フーガ ハ長調BWV.545
ジェズアルド・コンソート・アムステルダム
ムジカ・アンフィオン
 オランダ古楽界の豪華共演によるJ.S.バッハ!ジェズアルド・コンソート&ムジカ・アンフィオン!

 ハリー・ファン・デル・カンプやチャールズ・ダニエルズを擁するオランダが世界に誇る古楽系ヴォーカル・アンサンブル、ジェズアルド・コンソート・アムステルダムと、18世紀オーケストラのレミー・ボーデ、山縣さゆり、トラヴェルソのウィルベルト・ハーツェルツェットなど名手たちが参加する同じくオランダの古楽アンサンブル、ムジカ・アンフィオン。
 両者の共演による「バッハ・イン・コンテクスト」シリーズの第4巻は、「主の祈り(Vater unser)」をテーマとしたバッハの、カンタータ、モテットとオルガン作品によるプログラム。
 オランダ古楽界を代表する器楽と声楽のアンサンブルの共演。その荘厳なる演奏はもちろんのこと、140ページ及ぶフルカラーのブックは、バッハ研究の文献としての資料価値も非常に高い。

 2013年9月14日−17日の録音。





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ARS PRODUKTION



ARS 38177
(SACD Hybrid)
\2700→\2490
インゴルシュタット・グルジア室内管弦楽団 Vol.1
 首席指揮者はガザリアン!

 パウル・ユオン(1872-1940)/ファビアン・ミュラー編曲:
  組曲 Op.89(1832;ヴァイオリン、チェロと弦楽合奏のための版)(*/+)
 ファビアン・ミュラー(1964-):
  クレーのための協奏曲(チェロ、弦楽合奏と2つのホルンのための;2007)(+)
 エルネスト・ブロッホ(1880-1959)/ファビアン・ミュラー編曲:
  バール・シェム(1923;ヴァイオリンと弦楽合奏のための版)(*)
 オネゲル(1892-1955):交響曲第2番(弦楽合奏とトランペットのための;1941)

カミラ・シャッツ(ヴァイオリン(*))
ピ=チン・チェン[簡碧青](チェロ(+))
インゴルシュタット・グルジア室内管弦楽団
ルーベン・ガザリアン(指揮)

録音:2015年1月、ライヴ、フェストザール、インゴルシュタット、ドイツ
 1964年にソヴィエト連邦グルジア共和国の首都トビリシに創設されたグルジア国立室内管弦楽団はソ連崩壊の影響で放浪の楽団となり、アウディ(自動車メーカー)とインゴルシュタット貯蓄銀行の支援を得てインゴルシュタット(バイエルン州、ドイツ)を新たな本拠と定め、インゴルシュタット・グルジア室内管弦楽団(Georgisches Kammerorchester Ingolstadt、略称 GKO Ingolstadt)と改称。2014年に創設50周年、2015年に移転25周年を迎えました。
 ルーベン・ガザリアンはアルメニア出身の指揮者。2015年1月インゴルシュタット・グルジア室内管弦楽団の首席指揮者に就任しました。


旧譜
アルメニア生まれのルーベン・ガザリアンBAYERから一気のベートーヴェン交響曲全集

BAYER
BR 100381
(5SACD)
\7500
入りにくいので海外直輸入
ルーベン・ガザリアン/
 ベートーヴェン交響曲全集(5枚組)
クラウディア・バラインスキー(ソプラノ)
クリスタ・マイヤー(アルト)
トーマス・マイケル・アレン(テノール)
コンラート・ヤルノット(バリトン)
ルートヴィヒスブルク・シュロス祝祭合唱団
ヴュルテンベルク室内管弦楽団
指揮:ルーベン・ガザリアン

 名門ヴュルテンベルク室内管の創立50周年記念演奏会における白熱のライヴ録音
録音:2010年

 BAYERがいきなり若手の指揮者を登用してベートーヴェンの交響曲全集をリリースしてきた。しかもSACD。どこか有力な資本が入ったか。いずれにしても同レーベルにとって起死回生、生きるか死ぬかの大勝負的リリースなのは間違いない。(それかヴュルテンベルク室内管がリリース先を探していて、多くの資金を提供したか・・・もちろんそれでも嬉しいことだが)

 さてその若手の指揮者とは1971年、アルメニア生まれのルーベン・ガザリアン。
 ヴァイオリニストとして活躍した後、2002年よりヴュルテンベルク室内管弦楽団の指揮者を務め、ヨーロッパ各地のオーケストラにも客演。「ヤング・バーンスタイン」と評される期待の若手指揮者。

 そんな彼らが満を持して贈るこのベートーヴェンの交響曲全集は、2010年6月に行われたヴュルテンベルク室内管の創立50周年記念演奏会における白熱のライヴ録音。


 

ARS 38179
(SACD Hybrid)
\2700
1920年代のサウンド ブロッホ、ラヴェル、エネスク:ヴァイオリン・ソナタ集
 エルネスト・ブロッホ(1880-1959):ヴァイオリン・ソナタ第1番イ短調(1920)
 ラヴェル(1875-1937):ヴァイオリン・ソナタ ト長調(1922)
 ジャック=アルフォンス・ド・ゼーガン(1955-):二重奏曲「スペインの思い出」
 ジョルジュ・エネスク(1881-1955):
  ヴァイオリン・ソナタ第3番イ短調「ルーマニア民俗風」Op.25(1926)
シュテファン・タララ(ヴァイオリン)
ローラ=エヴェリン・ヴァコヴァ=タララ(ピアノ)

録音:2015年3月10-12日、場所未詳

 1920年代に書かれたブロッホ、ラヴェル、エネスコのソナタと、対置的に取り上げられたベルギーの現代作曲家ド・ゼーガン(デ・ゼーガント)の作品。シュテファン・タララは1986年ドイツのハイデルベルク生まれ、ザハール・ブロンに師事したヴァイオリニスト。2011年ヘンリク・ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクール第3位。2014年ジョルジュ・エネスク国際ヴァイオリン・コンクール第1位。ローラ=エヴェリン・ヴァコヴァ=タララは1990年ブルガリアのプロヴディフ生まれ。二人は夫婦です。
  

ARS 38180
(SACD Hybrid)
\2700
シューマン(1810-1856):
  ダヴィット同盟舞曲集 Op.6
  4つの夜曲 Op.23
  暁の歌 Op.133
カスパール・フランツ(ピアノ)

録音:2015年2月17-19日、場所未詳
 カスパール・フランツは1980年ドイツのキールに生まれたピアニスト。ピアニスト・指揮者ユストゥス・フランツ(1944-)の甥です。レナーテ・クレチュマー=フィッシャー、エリーザベト・レオンスカヤに師事。ソロの他、チェロ奏者ユリアン・アルプと組んだデュオ・アルプ・フランツとしての活動も知られています(Genuinレーベル)。ソリストとしてのデビューCD「J・S・バッハ:フランス組曲」(ARS 38115)も好評を博しました。





COLUMNA MUSICA


1CM 0336
\2600
セルバンテスと音楽 Vol.4 甘美なるわが敵から セルバンテスの女たち
 カルメン・マリア・ジョコンダ(1936-):母よ、わが母よ(1979)(*/#)
 スレマ・デ・ラ・クルス(1958-):モンテシノスの洞窟(ギター独奏;2005)(#)
 マティルデ・サルバドル(1918-2007):セルヴァンティナス(1975)(*/**)
   ロンダ・デ・サン・フアン/ぼくは愛の船乗り/無駄な監視/モーロの紙
   形を変えたビリャンシコ/目を見て歌う/
   バレンシア称賛/花咲く扉ブルレスクの小唄
 アナ・ララ(1959-)墓碑銘とその他の死(2005)(+/**)
  ドン・キホーテ/甘美なるわが敵から/
  墓碑銘/ドゥルシネア/サンチョ・パンサ
 ベアトリス・アスラメンディ(1961-):ドン・キホーテの愛から(2014)(+/++)
   アルドンサ/ドゥルシネア/アルティシドラ
エレナ・グラヘラ(メゾソプラノ(*))
アルフレド・ガルシア(バリトン(+)))
イサベル・ヒル・ベラ(ギター(#))
アントン・カルド(ピアノ(**))
ラウラ・シエラ(ピアノ(++))
録音:2014年11月19-20日、ヘタフェ専門音楽院コンサートホール、ヘタフェ、マドリード県、スペイン
 スペインとメキシコ(アナ・ララ)の女性作曲家がセルバンテスの著作にインスパイアされ書いた作品集。


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ORQUESTA Y CORO NACIONALES DE ESPANA
(スペイン国立管弦楽団&合唱団)

限定盤レア盤!

8436552740033
(1CD)\3600
スペイン国立管弦楽団の珍しい自主製作盤 
 なんとコープマンによる「宗教改革」&「未完成」!

 メンデルスゾーン(1809-1847):交響曲第5番ニ長調「宗教改革」Op.107
 シューベルト(1797-1828):交響曲第8番ロ短調「未完成」D.759
スペイン国立管弦楽団
トン・コープマン(指揮)

録音:2014年6月、国立音楽堂、マドリード、スペイン
 モダーン楽器オーケストラへの客演の機会が増えているコープマンですが、スペイン国立管弦楽団を指揮してメンデルスゾーン&シューベルトとは何とも意外。
 当盤はスタジオ録音ですが、彼らは同時期にメンデルスゾーンの交響曲第2番「賛歌」を上演しており、この作曲家へのコープマンの熱の入れようを窺うことができます。紙製ソフトパック仕様。


 これは買いです・・・。
 いつかお奨めしたブルゴスの「カルミナ」と同じくらい価値があると思います。
 1年にいくつか出るかでないかの、数年後にとんでもない価格になる宝物系アイテムです。




まだ手に入るかどうか微妙
スペイン国立管弦楽団自主製作前作

8436552740019
(1CD)
\3600
逝去半年前のライヴ!
 ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴスの「カルミナ・ブラーナ」

  オルフ(1895-1982):カンタータ「カルミナ・ブラーナ」
アウクシリアドラ・トレダノ(ソプラノ)
カルロス・メナ(カウンターテナー)
ヨッヘン・クプファー、アンヘル・ロドリゲス(バリトン)
エスコラニア・デル・サグラド・コラソン・デ・ロサレス(児童合唱)
スペイン国立合唱団&管弦楽団
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指揮)

録音:2013年12月20-22日、ライヴ、国立音楽堂、マドリード、スペイン

 まだ入るでしょうか・・・。


 スペインの名指揮者ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(1933年9月15日)の80歳を祝う演奏会のライヴ録音。約半年後、2014年6月11日に彼は亡くなりました。
 この「カルミナ・ブラーナ」は病に冒されていた指揮者によるものとはとても思えないほどの生気に満ちています。紙製ソフトパック仕様。






VERSO


VRS 2157
\2400
ブラームス&ヘルツォーゲンベルク/ヴィオラのための作品集
 ブラームス(1833-1897):
   ヴィオラ・ソナタ ヘ短調 Op.120 No.1(1894)
   ヴィオラ・ソナタ変ホ長調 Op.120 No.2(1894)
 ハインリヒ・フォン・ヘルツォーゲンベルク(1843-1900)
   伝説(ヴィオラとピアノのための)Op.62(1889)
アシャン・ピライ(ヴィオラ)
フアン・カルロス・コルネリェス(ピアノ)

録音:2014年2月12-13日、ヘタフェ専門音楽院、ヘタフェ、マドリード県、スペイン
 アシャン・ピライは1969年スリランカ生まれのイギリスのヴィオラ奏者。2015年現在、バルセロナ交響楽団首席奏者(2000-)、カタルーニャ高等音楽学校教授(2001-)、リセウ音楽院教授(2009-)を務めています。

 

VRS 2158
\2400
自由教育学校の民謡集
  A la mar fui por naranjas(アストゥリアス民謡)/
  Folias son(バレンシア民謡)
  La pastoreta(スペイン民謡)/Boga, boga(バスク民謡)
  Los cuatro muleros(アンダルシア民謡)/
  A raiz do toxo verde(ガリシア民謡)
  Els tres tambors(スペイン民謡)/Goiko mendian(バスク民謡)
  En el barrio de Olivares(サモラ民謡)/Baila, nena(ガリシア民謡)
  Ya se murio el burro(サラマンカ民謡)/El carbonero(カスティリャ民謡)
  Romance del Conde Olinos(スペイン民謡)/
  Unha noite no muino(ガリシア民謡)
  La pirroquia(スペイン民謡)/El nino chiquito(カタルーニャ民謡)
  Al olivo subi(カスティリャ民謡)
  Aldapeko sagararen - En la punta del manzano(スペイン民謡)
  Eres alta y delgada(アストゥリアス/カスティリャ・ラ・ビエハ民謡)
  El triquitri(スペイン民謡)/Morito Pition(ブルゴス民謡)
  Tres hojitas, madre(アストゥリアス民謡)/
  Tienes unos ojos nina(ガリシア民謡)
  Ay!, linda amiga(サンタンデル民謡)/
  En casa del tio Vicente(スペイン民謡)
  Ya se van los pastores(ソリア民謡)
  Tres morillas - Las morillas de Jaen(スペイン民謡)/
  Y de alhelies(スペイン民謡)
ペケニョス・カントレス・デ・ラ・ホルカム(児童合唱)
アナ・ゴンサレス(指揮)
グルポ・インストルメンタル・デ・ラ・ホルカム(器楽アンサンブル)
ラウラ・スカルボ(ピアノ)
ゲスト奏者たち

録音:2014年11月14-15日、マドリード州立管弦楽団本部、マドリード、スペイン
自由教育学校(Institucion Libre de Ensenanza)は1876年頃から1936年頃までスペインで展開された教育プロジェクト。



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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


PROFIL



PH 15007
(2CD)
\4000→\3690

第1 番(ネイガウス)、第7 番(リヒテル)をのぞいて
 すべてスクリャービンの娘婿ソフロニツキーの演奏
  「スクリャービン:ピアノ・ソナタ全集」

 [CD 1]75’22
  ・ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調op. 6より葬送行進曲
    録音:1958年/モスクワ、スクリャービン博物館(ライヴ)
  ・ピアノ・ソナタ第2番嬰ト短調op. 19「幻想ソナタ」
    録音:1960年7 月12 日/モスクワ、スクリャービン博物館(ライヴ)
  ・ピアノ・ソナタ第3番嬰ヘ短調op. 23
    録音:1958年9 月12日/モスクワ音楽院小ホール(ライヴ)
  ・ピアノ・ソナタ第4番嬰ヘ長調op. 30
    録音:1960年5 月13 日/モスクワ音楽院小ホール(ライヴ)
  ・ピアノ・ソナタ第5番op. 53
    録音:1958年6 月8 日/モスクワ音楽院小ホール(ライヴ)
 【ボーナス】
  ・ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調op. 6 *
    録音:1951年11 月10 日/モスクワ音楽院大ホール(ライヴ)

 [CD 2]77’32
  ・ピアノ・ソナタ第5番op. 53
    録音:1955年1 月4 日/モスクワ音楽院大ホール(ライヴ)
  ・ピアノ・ソナタ第6番op. 62
    録音:1961年1 月7 日/モスクワ、スクリャービン博物館(ライヴ)
  ・ピアノ・ソナタ第7番op. 64「白ミサ」 ※
    録音:1964年7 月13 日/ベルリン・コーミッシェ・オーパー(ライヴ)
  ・ピアノ・ソナタ第8番op. 66
    録音:1958年6 月8 日/モスクワ音楽院小ホール(ライヴ)
  ・ピアノ・ソナタ第9番op. 68「黒ミサ」
    録音:1958年9 月12日/モスクワ音楽院小ホール(ライヴ)
  ・ピアノ・ソナタ第10番op. 70
    録音:1960年2 月2 日/モスクワ音楽院小ホール(ライヴ)
 【ボーナス】
  ・幻想曲 ロ短調op. 28
    録音:1959 年4 月24日/モスクワ(セッション)
ヴラディーミル・ソフロニツキー(ピアノ)
ゲンリヒ・ネイガウス(ピアノ)*
スヴィヤトスラフ・リヒテル(ピアノ)※
 ソフロニツキーの弾くライヴ、スクリャービンのピアノ・ソナタ集

 DDD

 Profil より作曲者歿後110 年の2015 年に、スクリャービンのピアノ・ソナタ「全集」が登場。
 ネイガウスの第1 番、リヒテルの第7 番をのぞいて、すべてスクリャービンの娘婿ソフロニツキーの弾くライヴ演奏で構成されたアルバムです。
 ショパンの孫弟子アレクサンデル・ミハウォフスキに師事したソフロニツキーは、ショパン弾きとしても名高く、スクリャービン本人に薫陶を受ける機会がなかったものの、ショパンにも通じる詩情豊かなニュアンスと独特のソフトなタッチがスクリャービンのピアノ演奏を思わせたのでしょう。未亡人からも認められたほどで、スクリャービン演奏では別格というべき存在でした。
 さらに、ソフロニツキーによる第1 番(葬送行進曲のみ)と第2 番、リヒテルによる第7 番のライヴ演奏は、スクリャービン博物館でおこなわれており、作曲者自身のピアノを使用している点でも興味の尽きないところ。
 1912 年ベヒシュタイン製のこの歴史的ピアノは、スクリャービンが第8 番以降の3 曲を作曲した楽器で、ラフマニノフ、ホロヴィッツ、ユージナ、プレトニョフなど現在に至るまで錚錚たる顔触れが弾いていることでも知られます。















7/7(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


WERGO



WER 6794
\2500→\2290
謎に満ちた作曲家シェルシのピアノ作品!
 ジャチント・シェルシ(1905-1988):
  ・組曲第9番 Ttai(1953) [全9楽章/36:30]
  ・組曲第10番 ka(1954) [全7楽章/22:55]
ザビーネ・リープナー(ピアノ)
 謎につつまれた作曲家、ジャチント・シェルシ(1905 − 1988)。東洋の神秘に影響されたイタリアの作曲家で、トランス状態で即興演奏したものを録音、そのテープを他者に採譜させるという作曲スタイルをとり、生涯にわたって異端視され続けていました。
 魔術的な魅力に満ち、即興的に積み上げられていくモチーフやリズムは、時としてミニマルミュージックのような、時として広い洞窟やお寺の中に一人でいるような錯覚をおぼえるような、実に不思議な世界。根強いファンがいる作曲家の一人です。
 今回リリースされるのは、そんなシェルシのピアノ作品。組曲第9 番は「Ttai」、これは中国の易書の11 番目のシンボル(イタリア語表記)で「平和」を意味します。
 シェルシは出版譜の前書きに「この作品は大いなる内的穏やかさをもって聴かれ、演奏されなければならない。ナーヴァスな人々は、離れてください!」と書いています。近年、瞑想音楽としても見直されてきている作品です。
 組曲第10 番の「Ka」は様々な意味を持ちます(「要素」、あるいはサンスクリット語では「誰?」や「何?」の意味)。ほぼ単旋律で不規則的なアラベスク模様を描くような不思議な雰囲気の作品です。
 

WER 5120
\2500
ミキス・テオドラキス:ECHOWAND 〜歌曲集
 〔セバスティアン・シュヴァブによる歌とピアノのための編曲/
  イナ・クトゥラスによるギリシア語からドイツ語への歌詞訳〕
   1. Wildwaches Land 野生の国/2. Nihtoni/
   3. Einsame Reise 孤独な旅/
   4. Medeas Entsagung メデアの断念/
   5. Vergiftete Zeit 毒を入れられた時/
   6. Wie geheimnisvoll schon meine Liebste ist
    私のいとしい人はなんと神秘的に美しいことか/
   7. Fortunas Gewasser 幸運の湖沼/
   8. All meine Habe わたしのものすべて/
   9. Uferloses Meer 果てしない海/10. Esmeralda エスメラルダ/
   11. Oft sprichst du zu mir あなたは私にいつも話しかける/
   12. Abschied 別れ/13. Betorendes Lied 惑わされた歌
ヨハンナ・クルミン(ソプラノ/1-3)
ペーター・シェーネ(バリトン/2)
マルクス・ツーゲヘール(ピアノ/1-13)
セバスティアン・シュヴァブ(口笛/2)
 テオドラキス90 歳記念、美しい歌曲集

 テオドラキスは2015 年7 月29 日で90 歳の誕生日を迎えます。これをお祝いするために、2012 年からあたためられてきたプロジェクトがCD 化。ソプラノ歌手クルミンがテオドラキスの歌曲から13 作品をチョイス、詩人のイナ・クトゥラスがギリシア語で書かれたものをドイツ語で歌えるように翻訳。
 さらに、19 歳のヴァイオリン奏者にして作曲者のセバスティアン・シュヴァブが、作品を歌とピアノに編曲しました。「若くして比類なき音楽家、セバスティアンは、素晴らしい編曲をしてくれました。彼は私のメロディに大変忠実で少しも変容させず、このことは私を感動させました。」とテオドラキスもこの編曲を絶賛しています。
 


WER 7323
\2500→\2290

ラトヴィアの作曲家、ペテリス・ヴァスクス、
 スケールの大きなヒーリング音楽
 オケはラトヴィアのリエパーヤ交響楽団!

  ペテリス・ヴァスクス(b.1946):
   1. Sala(島)〜オーケストラのための交響的エレジー(2006)
   2. ムジカ・アッパッショナータ〜弦楽オーケストラのための(2002)
   3. クレド〜オーケストラのための(2009)

リエパーヤ交響楽団
アトヴァルス・ラクスティガラ(指揮)
 録音:2014年1月、5月

 ラトヴィアの作曲家、ペテリス・ヴァスクスの作品集。1 曲目の「Sala」(島)はエレジーとあるように非常に抒情的かつ叙景的で、スケールの非常に大きなヒーリング音楽のよう。時にラトヴィアの民謡を思わせるような親しみやすい旋律も聴かれます。
 2 曲目のムジカ・アッパッショナータは厚い和音と変化に富んだ作品。クレドはクラリネットと弱音器をつけた弦楽が織りなす深い祈りの世界。

リエパーヤはラトヴィア西部、バルト海沿岸の都市。
クルゼメ地方の中心都市で、人口 約85,000人。ラトヴィア国内でも第3の規模を有する。
リエパーヤ港はラトヴィアの三大港の一つで、リエパーヤ国際空港は国内に3つしかない国際空港の一つ。
 
WER 7317
\2500
ゲオルク・クライスラー(1922-2011):ピアノ作品全集
 ・5つのバガテル
 ・ピアノ・ソナタ
 ・バーバラのための5つの歌
  (メゾ・ソプラノ、ピアノとヴァイオリンのための)
 ・3つのピアノ小品
シェリ・ジョーンズ(ピアノ)
オリヴィア・フェルモイレン(メゾ・ソプラノ)
アンドレアス・ライナー(ヴァイオリン)
 伝説的キャバレーソング作者ゲオルク・クライスラーのピアノ作品全集

 録音:2014年3月、11月

 ゲオルク・クライスラー1922 年ウィーン生まれ。ユダヤ人で、戦後しばらくはアメリカで映画やテレビ音楽の分野で活躍、チャップリンとも仕事を共にしたといいます。
 キャバレーやバー等で演奏して生計を立てました。1950 年代後半からヨーロッパに戻り、2011 年、ザルツブルクで没しました。自ら詩を書き作曲したシャンソンを自ら歌い伴奏した録音なども遺されていますが、作曲家としての認知度はきわめて低いものと言わざるをえません。
 ここに収録された作品は非常にエッジの効いたアヴァン・ギャルド的作品で、どことなくジャズも思わせるようなハーモニーが魅力です。
 

WER 6798
\2500
イェルク=ペーター・ミットマン(b.1962):コントラプンクテ
 1. …バッハとともに〜「主よ、人の望みの喜びよ」への接近
 2. ドナ・ノービス・パーチェム〜ヴァイオリンとアンサンブルのための
 3. ラメント〜 7 人の奏者のためのモンテヴェルディの音楽
 4. 十字架の歌〜ニーチェのテキストに基づく女声と9 つの楽器のための
 5. パッサカリア〜 10 の楽器のための
 6. 永遠性について〜ソプラノと7 つの楽器のための
アンサンブル・ホリゾント
イェルク=ペーター・ミットマン(指揮/2,5)
カトリン・ベーレ(ソプラノ/6)
ニコル・ピーパー(アルト/4)
 「主よ、人の望みの喜びよ」の現代風パロディ

 録音:2014年1月

  1 曲目の『…バッハとともに〜「主よ、人の望みの喜びよ」』はバッハのかの有名なコラール合唱曲をもとにしたパロディ的作品。作曲者のミットマンは1962 年ヴェストファーレン生まれ。教師やジャーナリスト、そして指揮者、作曲家、さらにオーボエ奏者としても活動しています。
 アンサンブル・ホリゾントの音楽監督を務めており、作品もアンサンブルを意識したものを中心に創作活動を展開しています。




AMESON


ASCP 1326
\2600
現代フランス作曲界の旗手マーク=アンドレ・ダルバヴィ
 ダルバヴィ:
  ソネット/船を漕げ/
  もう森へなんか行かない/
  眠れよ眠れ/Sextine-Cyclus
ユーリ・ミネンコ(カウンターテナー)
ジャン=ポール・フシェクール(カウンターテナー)
マーク=アンドレ・ダルバヴィ(指揮)
グルベンキアン管弦楽団
 マーク=アンドレ・ダルバヴィ(1961−)は、フランス国立音響音楽研究所(IRCAM)でトリスタン・ミュライユ、ピエール・ブーレーズの下で学び、クリーヴランド管弦楽団やパリ管弦楽団のレジデント・コンポーザーを歴任した現代フランス作曲界の旗手。
 2006年にはサントリー音楽財団サマーフェスティバルのテーマ作曲家を務めるなど、日本とも縁のある作曲家である。ウクライナの若き注目のテノール、ユーリ・ミネンコの参加もポイント。

 2013年−2014年の録音。




AR RE−SE


AR 2014-1
\2600
ブラームスとその流れを汲むドホナーニの弦楽四重奏曲
 ドホナーニ:弦楽四重奏曲第1番イ長調 Op.7
 ブラームス:弦楽四重奏曲第1番ハ短調 Op.51
プソフォス弦楽四重奏団
 〔エリク・ラクルー(ヴァイオリン)、
  ブルーエン・ル・メートル(ヴァイオリン)、
  セシル・グラッシ(ヴィオラ)、
  ギョーム・マルティニエ(チェロ)〕
 2009年にヴァイオリンのエリク・ラクルーとチェロのギョーム・マルティニエを新メンバーとして迎え、"女流奏者のみ"のアンサンブルから"男女共演"へとモデルチェンジを遂げたフランスのプソフォス弦楽四重奏団。
 ドイツ・ロマンティシズム、ブラームスとその流れを汲むドホナーニの弦楽四重奏曲を、2001年のボルドー国際コンクールで5つの賞を獲得したフランスの実力派の好演で。

 2014年の録音。




GLOBE


GLO 5158
\2500
マースルイスのソングブックより カメラータ・トラジェクティナ
 17世紀、オランダ黄金時代の知られざる音楽。「マースルイスのソングブック」に収められた優れた作品を、中世オランダ&ベルギー音楽のスペシャリスト集団、カメラータ・トラジェクティナが発掘。リコーダーのサスキア・コーエンの妙技がここでも際立っている。

 2014年の録音。




VANITAS


VA-06
\2600
ラモー:コンセールによるクラヴサン曲集(1741)
 第1組曲/第2組曲/第3組曲/
 第4組曲/第5組曲
ラ・レベレンシア
 〔パベル・アミルカル(ヴァイオリン)、
  ホセ・フェルナンデス・ベラ(トラヴェルソ)、
  サラ・ルイス(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
  アンドレアス・アルベルト・ゴメス
   (チェンバロ、ディレクター)〕
 スペインの古楽系レーベル"Vanitas"!

 ラ・レベレンシアは、オランダのハーグ王立音楽院でジャック・オッホに師事した気鋭のスペイン人鍵盤楽器奏者、アンドレアス・アルベルト・ゴメスが結成したピリオド・アンサンブル。
 スペインのアンサンブルが奏でるルイ15世の時代のフランス・バロック、ラモーのクラヴサン曲集(1741)は各声部の豊かで躍動する音色とフレーズが印象的。スペイン古楽界の層の厚さを感じさせてくれる好演奏。

 2014年の録音。
 

VA-03
\2600
才能
 パッヘルベル:トッカータ ニ短調/
 パンドルフィ・メアリ:ソナタ第4番《ラ・ビアンクッチャ》/
 フレスコバルディ:スピネッティーナとヴァイオリンのためのトッカータ/
 フォンターナ:ソナタ第6番/
 ベーム:前奏曲ハ長調/デーベル:ソナタ第4番/
 フローベルガー:トッカータ ニ短調/
 ビーバー:受胎告知/
 トゥーンダー:前奏曲第2番/
 ブルーンス:いざ来ませ、異邦人の救い主よ/
 シュメルツァー:ソナタ第5番/
 カプスベルガー:トッカータ第6番/
 アルベルティーニ:ソナタ第1番
ディヴィナ・ミステリア
 〔パベル・アミルカル(ヴァイオリン)、
  モンセラート・コロメ(チェロ)、
  トール・ホルヘン
   (ヴィオラ・ダ・ガンバ、ヴィオローネ)、
  パブロ・サピコ(アーチリュート、ギター)、
  アンドレス・アルベルト・ゴメス
   (チェンバロ、オルガン)〕
 ディヴィナ・ミステリアは、ラ・レベレンシアにも参加しているバロック・ヴァイオリニストのパベル・アミルカルとバロック・チェロのトール・ホルヘンによって2002年に創設されたピリオド・アンサンブル。
 フレスコバルディやカプスベルガーの"イタリア"、パッヘルベルやベームの"ドイツ"、シュメルツァーやビーバーの"オーストリア"など、17世紀の天才作曲家たちの"ヴァイオリン音楽"の饗宴を、アミルカルの艶やかで華麗なるヴァイオリンで——。

 2011年の録音。初紹介。
 

VA-02
\2600
「14のカノン」がアルバムのコンセプト、
 そしてゴメスの「ゴルトベルク」をさらに引き立てる

  J.S.バッハ:
   ゴルトベルク変奏曲 BWV.988
   14のカノン BWV.1087
アンドレス・アルベルト・ゴメス(チェンバロ)
ラ・レベンシア
 ラ・レベレンシアのリーダーであり、スペイン古楽界期待の鍵盤奏者、アンドレアス・アルベルト・ゴメスが奏でる大バッハのゴルトベルク変奏曲は、オランダの楽器製作者ヤープ・クリンクハマーによるタスカン・モデルでの演奏。
 「アリア・ダ・カーポ」でゴルトベルク変奏曲が締めくくられた後に続く、レ・レベレンシアによる「14のカノン」がアルバムのコンセプト、そしてアルベルト・ゴメスの「ゴルトベルク」をさらに引き立たせている。

 2011年の録音。初紹介。
 

VA-01
\2600
天のオルフェオ
 バルトロメ・デ・セルマ・イ・サラベルデ:
  カンツォーナ集
ラ・レベレンシア
 〔マヌエル・パスクアル(コルネット)、
  パベル・アルミカル(ヴァイオリン)、
  ホルヘ・ミロ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
  トール・ホルヘン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
  パブロ・サピコ(アーチリュート、ギター)、
  ペドロ・ヘスス・ゴメス(テオルボ、ギター)、
  ミゲル・アンヘル・オレロ(打楽器)、
  ラウラ・プエルト(チェンバロ、オルガン)、
  アンドレス・アルベルト・ゴメス
   (チェンバロ、オルガン、ディレクター)〕
 優れたファゴット奏者として名を馳せ、レオポルト大公の宮廷に仕えていたとされる17世紀スペイン音楽家、そして修道者でもあったバルトロメ・デ・セルマ・サラベルデ(ca.1580−post.1638)の現存する唯一の作品集。

 2010年の録音。初紹介。




VLAD RECORDS


VR 008
\2600
シューマン:ロマンス集
 3つのロマンス Op.94(クラリネットとピアノのための)
 おとぎ話 Op.132(クラリネット、ヴィオラとピアノのための)
 おとぎの絵本 Op.113(ヴィオラとピアノのための)
 幻想小曲集 Op.73(クラリネットとピアノのための)
 3つのロマンス Op.94(ヴィオラとピアノのための)
テラ・ノヴァ
 〔ヴラド・ウェヴェルベルフ(クラリネット)、
  マテ・ズーチス(ヴィオラ)、
  ミシェル・グルダール(ピアノ)〕
 アントワープの高品質レーベル"Vlad Records"!

 クラリネット奏者のヴラド・ウェヴェルベルフを芸術監督として結成されたベルギー、アントワープのアンサンブル、テラ・ノヴァによるシューマンの室内楽作品集は「3つのロマンス」や「幻想小曲集」など名作揃い。
 「3つのロマンス」は、ウェヴェルベルフが吹く"クラリネット版"と、ベルリン・フィル首席ヴィオラ奏者のマテ・ズーチスが弾く"ヴィオラ版"の2ヴァージョンを収録しており、聴き比べも興味深いところ。
 シューマンの濃厚なロマンティシズムを、名手たちの共演でたっぷりと——。

 2013年8月の録音。
 

VR 009
\2600
アンリ・ジョセフ・トビ:
 クラリネット、ヴァイオリンと通奏低音のための
  《6つの三重奏曲》 Op.1

   (ピリオド楽器による世界初録音)
テラ・ノヴァ
 〔ヴラド・ウェヴェルベルフ
   (ヒストリカル・クラリネット)、
  エドゥアール・カタラン(バロック・チェロ)、
  カタリン・フリヴナク(バロック・ヴァイオリン)、
  ルク・ヴァンヴァーレンベルフ(ピアノ)〕
 テラ・ノヴァの知られざるベルギーの音楽家、作品を発掘、紹介する「アントウェルペン・プロジェクト」が届けてくれるのは、モーツァルトと同世代のコンポーザー=クラリネッティスト、アンリ・ジョセフ・トビ(1741−1809)の「6つの三重奏曲 Op.1」!
 モーツァルトの時代のアントワープで、ヴィルトゥオーゾ・クラリネッティストとしてその名を馳せたトビ。「6つの三重奏曲 Op.1」は、当時のアントワープ、ブリュッセル、パリ国立オペラのパトロンだったシャルル・ド・プロリに献呈されている。

 ピリオド楽器使用による世界初録音。2014年11月の録音。




<映像>

 

ARTHAUS(映像)

109073
(DVD 2枚組)
\7400
ロッシーニ:歌劇「パルミラのアウレリアーノ」2幕
 ジュゼッペ・フェリーチェ・ドマーニ 台本
 ウィル・クラッチフィールド比較校訂版
アウレリアーノ…マイケル・スパイレス(テノール)/
ツェノービア…ジェシカ・プラット(ソプラノ)/
アルサーチェ…レーナ・ベルキナ(メゾ・ソプラノ)/
プブリア…ラファエッラ・ルピナッチ(メゾ・ソプラノ)/
オラスペ…デムプセイ・リヴェラ(テノール)/
リチーニョ…セルジオ・ヴィターレ(バス) /
大祭司…ディミトリ・プカラーゼ(バス) 他/
ボローニャ歌劇場合唱団(合唱指揮…アンドレア・ファイドゥッティ)/
ロッシーニ交響楽団/
ウィル・クラッチフィールド(指揮)/
マリオ・マルトーネ(演出)/
セルジオ・トラモンティ(装置デザイン)/
ウルスラ・パツァーク(衣装デザイン)/
パスカール・マリ(照明デザイン)

109074
(BD)
\6600
 2014年 ペーザロ ロッシーニ音楽祭 ライヴ収録/収録時間:201分+14分(ボーナス…「パルミラのアウレリアーノ」メイキング)/音声:<DVD>ステレオ2.0/DD 5.1 <BD>ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.1/伊語(オリジナル)/字幕:伊, 英, 独, 仏, 韓, 日/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク×2 <BD>二層50GB 1080i High Definition
 パルミラの女王ツェノービアはペルシアの王子アルサーチェと愛し合っています。そんな彼らが城にいるときにローマの皇帝アウレリアーノが攻めて来ます。アルサーチェはアウレリアーノに対峙しますが、残念ながら負けて捕らえられてしまいます。アウレリアーノは、「ツェノービアを諦めて、私と同盟を組めば解放してやろう」とアルサーチェにもちかけますが、彼は拒否。死刑を宣告されてしまいます。愛するアルサーチェを救うために、ツェノービアもアウレリアーノに戦いを挑みますが、こちらもあえなく敗退。そこにローマ将軍の娘ブブリアも現れ(彼女はアルサーチェに思いを寄せている)皇帝に慈悲を願ったりと、様々な人の思いが入り乱れていきます。さて、物語の結末は?
 ロッシーニ(1792-1868)が彼の歌劇の中で、唯一「カストラート」を想定した書いたとされるこの「パルミラのアウレリアーノ」は1813年12月26日にミラノ・スカラ座で初演を迎えました。その後ただちにヨーロッパのいくつかの劇場で上演されるほどの人気を獲得しましたが、にも拘わらず、以降は忘却の淵に沈んでしまった作品です(ロッシーニは「アウレリアーノ」の音楽の一部を「タンクレディ」や「セヴィリアの理髪師」にリサイクルしたので、メロディのいくつかは耳に親しいものもあります)。
 そんな隠れた名作ですが、2014年のペーザロでの上演は理想的な歌手と美しい舞台装置のおかげで、新しい人気を獲得したことは間違いありません。カストラートを想定されたアルサーチェ役を担うのはメゾ・ソプラノのレーナ・ベルキア。アウレリアーノ役のスパイレスとの緊迫したやりとりの素晴らしさは、各方面で絶賛されています。なお、パッケージには「世界初収録」とありますが、以前他の上演記録が出ています。
 

109067
(2DVDs+1BD+2CDs)
\9600
ヘンデル:歌劇「アドメート」3幕
 スペシャル・エディション
 アウレリオ・アウレリ&オルテンシオ・マウロ台本
アドメート…マティーアス・レクスロート(カウンターテノール)/
アルチェステ…ロメリア・リヒテンシュタイン(ソプラノ)/
アンティゴーナ…メヒティルト・バッハ(ソプラノ)/
スラシメデス…ティム・ミード(カウンターテノール)/
ヘラクレス…ライムント・ノルテ(バリトン)/
オーリンド…メラーニエ・ヒルシュ(ソプラノ)/
メラスペ…ゲルト・フォーゲル(バリトン)/
ヘンデル音楽祭管弦楽団(オリジナル楽器使用)/
ハワード・アルマン(指揮)/
アクセル・ケーラー(演出)
 2006年 ハレ・ヘンデル音楽祭 ライヴ収録/収録時間:196分/<DVD>音声:ステレオ2.0/DD 5.1/DTS5.1/片面2層ディスク×2/<Blu-ray>音声:ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ7.1/ニ層50GB 1080i High Definition/<CD>音声:ステレオ/字幕:伊(オリジナル), 英, 独, 仏, 西/画面:16:9/REGION All(Code:0)
 1727年にロンドンで初演された『アドメート』(テッサリアの王アドメート)は、ヘンデル(1685-1759)の生涯におけるオペラ時代の中盤に生まれ、最も成功した作品として知られています。不治の病を患うアドメートを救うために自らの命を投げ出す王妃アルチェステ。題材としてはグルックのオペラ「アルチェステ」と同じものになりますが、ヘンデルの作品は技巧的なアリアを駆使したエンタテインメント性の高いものとなっています。バロック・オペラの最近の傾向に洩れず演出は現代的です。
 清潔な病院、エンジン音を轟かせて舞台に登場する車、最新の衣装、など一体いつの話?と頭が混乱するかも知れませんが、愛する人を想う気持ちはいつの世も同じ。いつしか物語に同化してしまいます。
 アドメート役のレクスロートは数々の舞台で高い評価を受けるカウンターテノール。高い技術には驚くばかりです。 長いお話ですが、見どころ聴きどころが満載。片時も飽きることがありません。
 この2006年のヘンデル祝祭音楽祭での収録が世界初映像となりますが、今回は、DVDとBlu-ray、そしてCDをセットし、この作品を多角的に楽しんでいただける企画となっております。
 

109106
(DVD)
\4100→\3690
クーベリック&バイエルン放送響
 ウェーバー:魔弾の射手ミサ/ハイドン:聖チェチーリア・ミサ

 ①ウェーバー:聖なるミサ 第1番 変ホ長調「魔弾の射手ミサ」Op.75/
 ②ヨーゼフ・ハイドン:聖チェチーリアのミサ
①クリスティアーナ・ラキ(ソプラノ)/
マルガ・シュキームル(アルト)/
ヨゼフ・プロチュカ(テノール)/
ヤン=ヘンドリック・ローテリング(バス)/
バンベルク交響楽団・合唱団/
ホルスト・シュタイン(指揮)/
②ルチア・ポップ(ソプラノ)/
ドリス・ゾッフェル(アルト)/
ホルスト・ラウベンタール(テノール)/
クルト・モル(バス)/
バイエルン放送交響楽団・合唱団/
ラファエル・クーベリック(指揮)


109107
(BD)
\6600→\5990
 ①1986年 ヴァルトザッセン大聖堂 ライヴ収録, ②1982年 オットーボイレン大聖堂 ライヴ収録/収録時間:①42分+②73分/音声:<DVD>①ステレオ2.0, ②ステレオ2.0/DD5.1 <BD>ステレオ2.0/字幕:英語・ドイツ語・フランス語(①のみ)/画面:4:3/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>単層25GB 1080i High Definition(Upscale)
 ウェーバー(1786-1826)が作曲した「聖なるミサ曲 第1番」はなぜか「魔弾の射手ミサ」と呼ばれていますが、実際のところは、この有名な歌劇とは何の関係もありません。
 1818年、当時のザクセン王アウグスト・フリードリヒ1世の命名の日にウェーバー自身の指揮で初演されましたが、恐らくこの作品の知名度をあげるために、後の誰かがウェーバーの代表作「魔弾の射手」の名前をつけて広めようとしたのではないかとされています。作品は実に壮麗で、独唱パートはまるでオペラのように華麗です。
 このホルスト・シュタインの演奏は、知られざる作品の蘇演として高く評価されているものです。
 もう1曲は、ハイドン(1732-1809)の「聖チェチーリア・ミサ」で、こちらは円熟期のクーベリックによる燃焼度の高いもの。ルチア・ポップの可憐な歌唱を筆頭に優れた歌手による敬虔で素晴らしい世界を楽しむことができます。
 

109108
(DVD)
\4100→\3690
ハイティンク&アムステルダム・コンセルトヘボウ管
 マーラー:交響曲 第4番 ト長調
マリア・ユーイング(ソプラノ)/
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団/
ベルナルト・ハイティンク(指揮)


109109
(BD)
\6600→\5990
 1982年 アムステルダム・コンセルトヘボウ ライヴ収録/収録時間:62分/音声:ステレオ2.0/字幕:独(オリジナル), 英, 仏/画面:4:3/REGION All(Code:0)/<DVD>片面単層ディスク <BD>単層25GB 1080i High Definition(Upscale)
 ベルナルト・ハイティンクは1961年から1988年まで、アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団(当時の名称)の首席指揮者を務め、実に素晴らしい録音を多く残しています。このコンビによるマーラー(1860-1911)「交響曲第4番」と言えば、往年のファンの人ならば1967年録音(ソプラノ:エリー・アメリンク)の、あの透明感のある軽やかな鈴の音を思い出すことでしょう。
 しかし、この1982年収録のライヴは、前述の演奏の更に上を行くものとして多くの人に絶賛されています。コンセルト・へボウ(ホール名)の柔らかい残響もさることながら、各々の楽器のまろやかな響き、そしてなんと言ってもハイティンクの共感に満ちた音楽性は、マーラーの4番の持つ独特の雰囲気にぴったりあったものであり、あの「サロメ」での演技で一世を風靡したソプラノ歌手、マリア・ユーイングの特徴的な外見でさえ、おとぎ話の中の登場人物のように見えてくるではありませんか。
 

109121
(DVD)
\4100→\3690
ノイマン&チェコ・フィル
 ドヴォルザーク:交響詩「野鳩」Op.110/
 ヤナーチェク:狂詩曲「タラス・ブーリバ」

 スペシャル・フィーチャー…
  ユリウス・フチーク(1872-1916):行進曲とポルカ集
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団/
ヴァーツラフ・ノイマン(指揮)


109122
(BD)
\6600→\5990
 1986年 プラハ スメタナ・ホール ライヴ収録/収録時間:89分/音声:ステレオ2.0/字幕:なし/画面:4:3/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>単層25GB 1080i High Definition
 名指揮者ヴァールラフ・ノイマン(1920-1995)とチェコ・フィルハーモニー管弦楽団の20年以上に渡る強固な結びつきは、数々の名演をもたらし、また楽団の国際的な名声を築き上げることとなりました。
 プラハで生まれたノイマンは、最初プラハ音楽院でヴィオラを学び、指揮をヴァーツラフ・ターリヒに学びました。1945年にチェコ・フィルのヴィオラ奏者となり、同じ年には彼が所属していた弦楽四重奏団が「スメタナ弦楽四重奏団」として正式にデビュー、二足のわらじを履き奮闘していましたが、1947年にクーベリックの急病に伴い、代役として指揮者デビューを果たしたことで、弦楽四重奏団を退団、指揮者としての道を歩むことになるのです。
 以降の活躍はご存知の通り。特に自国の作品とマーラーに深い愛着を示した彼は、共感溢れる演奏をすることで知られています。
 この1986年に収録されたドヴォルザーク(1841-1904)とヤナーチェク(1854-1928)の2つの作品も、力漲る名演であり、指揮者とオーケストラの良好な関係が伺える素晴らしいパフォーマンスです。特典映像として「剣士の入場」で知られるユリウス・フチークの行進曲とポルカ集が収録されています。




ARTHAUS(Legendary Performance)(映像)


109086
(DVD)
\2400
1985年のスカラ座ライヴ 超豪華!
 ヴェルディ:歌劇「アイーダ」4幕
アイーダ…マリア・キアーラ(ソプラノ)/
ラダメス…ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール)/
アムネリス…ゲーナ・ディミトローヴァ(メゾ・ソプラノ)/
アモナズロ…ファン・ポンス(バリトン)/
ランフィス…ニコライ・ギャウロフ(バス)/
エジプト王…パータ・ブルチュラーゼ(バス) 他/
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団/
ロリン・マゼール(指揮)/
ルカ・ロンコーニ(演出)
109087
(BD)
\2400
 1985年12月 ミラノ・スカラ座 ライヴ収録/収録時間:160分/音声:<DVD>ステレオ2.0/DD <BD>ステレオ2.0/伊語(オリジナル)/字幕:英, 独, 仏, 西, 蘭/画面:4:3/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>単層25GB 1080i High Definition(Upscale)
 エジプトを舞台とした壮大なオペラ「アイーダ」は、1871年にカイロで初演後、世界中で人気となり、現代でも“ヴェルディ(1813-1901)屈指の名作”として人々に愛され続けています。
 この1985年のスカラ座ライヴは、当時大評判となった上演で、日本でもNHKで放映され人々の心を熱くさせたものです。輝く美声と朴訥な演技が魅力のパヴァロッティのラダメス、強靭な声を持つキアーラのアイーダ、そこにぴりりとしたアクセントを加えるディミトローヴァのアムネリス。とキャストも万全。もちろんマゼールによる大きくうねる音楽も魅力的です。ロンコーニの細かいところにも手が届くような演出も素晴らしい。
 一度は見ておきたい伝説の「アイーダ」です。
  

109088
(DVD)
\2400
1986年 ウィーン国立歌劇場 ライヴ
 ポンキエッリ:歌劇「ラ・ジョコンダ」4幕
エンツォ・グリマルド…プラシド・ドミンゴ(テノール)/
ジョコンダ…エヴァ・マルトン(ソプラノ)/
バルナバ…マッテオ・マヌグエラ(バリトン)/
ラウラ・アドルノ…ルドミラ・センチュク(メゾ・ソプラノ)/
アルヴィーゼ・パドエーロ…クルト・リドル(バス)/
ラ・チエカ…マルガリータ・リローワ(コントラルト) 他/
ウィーン国立歌劇場バレエ団/
ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団/
アダム・フィッシャー(指揮)/
フィリッポ・サンジュスト(演出)
109089
(BD)
\2400
 1986年 ウィーン国立歌劇場 ライヴ収録/収録時間:169分/音声:ステレオ2.0/伊語(オリジナル)/字幕:伊, 英, 独, 仏, 西/画面:4:3/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>単層25GB 1080i High Definition(Upscale)
 あの愛らしいバレエ音楽「時の踊り」のみが知られているポンキエッリ(1834-1886)の歌劇「ジョコンダ=陽気な女」。しかし、この物語の内容はあまり知られていません。なぜならば上演の機会がとても少ないからです。
 この作品、ヒロインには特定の名前は与えられておらず、全ての出来事は彼女の周囲で起きるのみ。彼女が心惹かれた人エンツォは他の女性ラウラに思いを寄せており、また彼女に執拗にまとわりつく悪役バルナバは、振られた腹いせに復讐を企みます。エンツォへの怒り、そしてラウラへの嫉妬…これらを全て胸に収め、最後は自ら命を絶つことで全てに幕を下ろす彼女。確かに通常のヒロインとは違う宿命を背負わされた女性を、エヴァ・マルトンが強靭な声で演じるのです。
 ドミンゴ演じる一本気なエンツォもさることながら、バルナバ役で渋い魅力を放つマヌグエラからも目が離せません。アダム・フィッシャーの指揮棒から紡ぎだされるウィーン歌劇場管弦楽団の芳醇な音色も、この悲劇に花を添えています。
 

109090
(DVD)
\2400
1987年 ベルリン・ドイツ・オペラ
 ヴェルディ:歌劇「マクベス」4幕
マクベス…レナート・ブルゾン(バリトン)/
マクベス夫人…マーラ・ザンピエーリ(ソプラノ)/
バンクォー…ジェームズ・モリス(バス)/
マクダフ…デニス・オニール(テノール)/
ダンカン…ゲッツ・ローゼ 他/
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団&合唱団/
ジュゼッペ・シノーポリ(指揮)/
ルカ・ロンコーニ(演出)
109091
(BD)
\2400
1987年 ベルリン・ドイツ・オペラ ライヴ収録/収録時間:150分/音声:ステレオ2.0/伊語(オリジナル)/字幕:伊, 英, 独, 仏, 西/画面:4:3/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>単層25GB 1080i High Definition(Upscale)
 当時のイタリアでは全く人気がなかったとされる、この「マクベス」ですが、ヴェルディ(1813-1901)はこの戯曲を「人類が創造した最も偉大な悲劇」と評し、一時は自ら散文で台本を書き起こしたほどでした。
 結局はピアーヴェが台本を整えますが、ヴェルディはその出来に満足せず、何度も修正させるほどに入れ込んでいたといいます。そんな「マクベス」、上演に当たってはマクベスとマクベス夫人に「強烈な個性を持つ歌手」を据えることが大切です。
 この舞台では、芸達者なブルゾンはもちろんのこと、「マクベス夫人」役のザンピエーリの存在感こそが重要です。シノーポリの指揮による粘りつくような濃厚な響きと相俟って、毒を吐き続ける彼女の歌。暗めの舞台とともに、強烈な印象を残すことは間違いありません。
  

109092
(DVD)
\2400
1991年 サンクトペテルブルグ マリインスキー劇場 ライヴ
 プロコフィエフ:歌劇「戦争と平和」全2部13場
アンドレイ・ボルコンスキー公爵…アレクサンダー・ゲルガロフ(バリトン)/
ナターシャ・ロストーヴァ…エレーナ・プロキナ(ソプラノ)/
ミハイル・クトゥーゾフ公爵…ニコライ・オクホトニコフ(バス)/
ピエール…ゲガム・グレゴリアン(テノール)/
エレン・ベズーホワ…オルガ・ボロディナ(コントラルト)/
マリア・ドミートリエヴナ・アフローシモア…イレーナ・ボガチョーヴァ(メゾ・ソプラノ)/
ニコライ・ボルコンスキー公爵…ウラディミール・オグノヴェンコ(バス) 他/
マリインスキー歌劇場管弦楽団&合唱団/
マリインスキー歌劇場バレエ団/
ヴァレリー・ゲルギエフ(指揮)/
グラハム・ヴィック(演出)/
ティモシー・オブライエン(美術)/
ヴァレンティナ・コモロワ(衣装)
109093
(BD)
\2400
 1991年 サンクトペテルブルグ マリインスキー劇場 ライヴ収録/収録時間:248分/音声:ステレオ2.0/露語(オリジナル)/字幕:英, 独, 仏, 西/画面:4:3/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク×2 <BD>単層25GB 1080i High Definition(Upscale)
 トルストイの小説を題材にした歌劇「戦争と平和」は、プロコフィエフ(1891-1953)が生涯の最後の12年間を捧げた、ライフワークとも言える畢生の大作です。登場人物の多さと場面転換の多さで、なかなか完璧な上演が難しい作品ですが、このゲルギエフ率いるマリインスキー(キーロフ)歌劇場管弦楽団と最高の歌手たちによる演奏は、極めてエキサイティングであり、また文句なしの素晴らしさを誇るものです。ロシアの平和と愛国心を強く訴えかける問題作をぜひこの機会に。
  

109094
(DVD)
\2400
史上最も美しいカラフ・・・
 1983年 ウィーン国立歌劇場 ライヴ
  プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」3幕
トゥーランドット…エヴァ・マルトン(ソプラノ)/
カラフ王子…ホセ・カレーラス(テノール)/
リュー…カーティア・リッチャレッリ(ソプラノ)/
中国皇帝アルトゥーム…ヴァルデマール・クメント(テノール) 他/
ウィーン少年合唱団/
ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団/
ロリン・マゼール(指揮)/
ハロルド・プリンス(演出)
109095
(BD)
\2400
1983年 ウィーン国立歌劇場 ライヴ収録/収録時間:139分/音声:ステレオ2.0/伊語(オリジナル)/字幕:伊, 英, 独, 仏, 西/画面:4:3/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>単層25GB 1080i High Definition(Upscale)
 男を信じることができない美貌の姫と、彼女を我が物にせんと挑む他国の王子、彼を慕う若い娘。この3人を巡る幻想的な物語は、朝までに結末を迎えるのだろうか……。
 いつものように、説得力たっぷりのマゼールの指揮棒が奏でるウィーン国立歌劇場の芳醇な音。ハンガリーのベテラン・ソプラノ、マルトンの圧倒的な歌唱と、清純なリューを歌うリッチャレッリの叙情性、そして当時絶頂期のカレーラスの輝かしい美声。魅惑的で幻想的な舞台とともに、永遠に語り継がれる名演です。
  

109096
(DVD)
\2400
1978年12月 ウィーン国立歌劇場 ライヴ
 ビゼー:歌劇「カルメン」4幕
カルメン…エレーナ・オブラスツォワ(メゾ・ソプラノ)/
ドン・ホセ…プラシド・ドミンゴ(テノール)/
エスカミーリョ…ユーリ・マズロク(バリトン)/
ミカエラ…イソベル・ブキャナン(ソプラノ)/
フラスキータ…チェリル・カンフシュ(ソプラノ)/
メルセデス…アクセル・ガル(メゾ・ソプラノ) 他/
ウィーン少年合唱団/
ウィーン国立歌劇場合唱団/
ウィーン国立歌劇場管弦楽団/
カルロス・クライバー(指揮)/
フランコ・ゼッフィレッリ(演出・装置・衣装)
109097
(BD)
\2400
 1978年12月 ウィーン国立歌劇場 ライヴ収録/収録時間:154分/音声:ステレオ2.0/仏語(オリジナル)/字幕:仏, 英, 独, 伊, 西, 中/画面:4:3/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>単層25GB 1080i High Definition(Upscale)
 1978年に収録されたこのウィーン国立歌劇場でのプレミエ公演です。
 厳選されたレパートリーを大切にしていたクライバー。彼によるオペラ全曲の記録はたった7演目のみでしたが、それらはどれも「人類の音楽的遺産」として高く評価されるものばかりです。
 この「カルメン」はクライバー48歳のときの演奏で、ドミンゴをはじめとした豪華なキャストもさることながら、何よりクライバー自身のしなやかな音楽性と存在感が楽しめるもの。ゼッフィレッリのオーソドックスな演出も含め、全ての音楽を愛する人必携の1枚です。
 

109098
(DVD 2枚組)
\2400
2004年8月 ザルツブルク祝祭大劇場 ライヴ
 リヒャルト・シュトラウス:歌劇「ばらの騎士」3幕
元帥夫人マリー・テレーズ…アドリアンヌ・ピエチョンカ(ソプラノ)/
オクタヴィアン…アンゲリカ・キルヒシュラーガー(メゾ・ソプラノ)/
オックス男爵…フランツ・ハヴラタ(バス)/
ゾフィー…ミア・パーション(ソプラノ) 他/
ウィーン国立歌劇場合唱団/
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/
セミヨン・ビシュコフ(指揮)/
ロバート・カーセン(演出)
109099
(BD)
\2400
 2004年8月 ザルツブルク祝祭大劇場 ライヴ収録/収録時間:201分/音声:ステレオ2.0/DD5.1/DTS5.1/独(オリジナル)/字幕:独, 英, 伊, 仏, 西/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク×1,片面単層ディスク×1 <BD>単層25GB 1080i High Definition(Upscale)
 ザルツブルクにおいて「ばらの騎士」の上演は根深い伝統を有しています。各々の演出家は、挙って革新的な演出を施すことで、この作品に新たな光を当てることを試みるのです。
 このロバート・カーセンの演出もかなり刺激的なもので、舞台を20世紀に移し、光と影を巧みに用いた上で戦時色を仄めかすもの。もちろん賛否両論を巻き起こしましたが、同時に多くの問題を提起しています。また、素晴らしい歌手たちの歌唱と、ビシュコフの指揮によるウィーン・フィルのこの上なく豊かな響きは、映像も不要なほどに完成されたものでもあります。
  

109100
(DVD 2枚組)
\2400
1983年ザルツブルク祝祭小劇場 ライヴ
 モーツァルト:歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」2幕
フィオルディリージ…マーガレット・マーシャル(ソプラノ)/
ドラベッラ…アン・マレイ(メゾ・ソプラノ)/
グリエルモ…ジェイムズ・モリス(バス)/
フェルランド…フランシスコ・アライサ(テノール)/
デスピーナ…キャスリーン・バトル(ソプラノ)/
ドン・アルフォンソ…セスト・ブルスカンティーニ(バス) /
ウィーン国立歌劇場合唱団/
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/
リッカルド・ムーティ(指揮)/
ミヒャエル・ハンペ(演出)
109101
(BD)
\2400
 1983年8月、ザルツブルク祝祭小劇場 ライヴ収録/収録時間:188分/音声:ステレオ2.0/伊(オリジナル)/字幕:伊, 英, 独, 仏, 西/画面:4:3/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク×2 <BD>単層25GB 1080i High Definition(Upscale)
 1971年、リッカルド・ムーティがザルツブルク音楽祭でセンセーショナルなデビューを飾ったのが、この「コジ・ファン・トゥッテ」でした。
 それから12年を経たこの上演は、良い関係を築いているムーティとウィーン・フィルによる、ダイナミックかつしなやかな響きと、最高の歌手たちによる夢のようなアンサンブルを楽しめます。
 ハンペによる演出も、革新的な演出を好まないムーティにぴったりの夢幻的で美しいもの。初めてこの作品に触れる人にも安心してお勧めできる理想的な「コジ」と言えるでしょう。
 

109102
(DVD)
\2400
2001年 ミラノ・スカラ座 ライヴ
 ヴェルディ:歌劇「オテロ」4幕
オテロ…プラシド・ドミンゴ(テノール)/
イアーゴ…レオ・ヌッチ(バリトン)/
カッシオ…チェーザレ・カターニ(テノール)/
ロデリーゴ…アントネッロ・チェロン(テノール)/
デズデモーナ…バルバラ・フリットリ(ソプラノ) 他/
ミラノ・スカラ座管弦楽団/
リッカルド・ムーティ(指揮)/
グレアム・ヴィック(演出)
109103
(BD)
\2400
 2001年 ミラノ・スカラ座 ライヴ収録/収録時間:140分/音声:<DVD>ステレオ2.0/DD 5.1/DTS5.1 <BD>ステレオ2.0/伊語(オリジナル)/字幕:伊, 英, 独, 仏, 西, 中/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>単層25GB 1080i High Definition(Upscale)
 2001年“ヴェルディ(1813-1901)没後100年”にあたるスカラ座シーズン幕開けを飾った魅力的な舞台の記録です。この歌劇に初挑戦のムーティの指揮もさることながら、当代最高のオテロ役であるドミンゴの歌唱、若々しいフリットリのデズデモーナ、芸達者なレオ・ヌッチと配役も万全です。
 またグレアム・ヴィックの演出は壮麗で極めて美しいもの。まさに「歴史的名演」の記録です。近年注目を集めるパリ初演版(1894年…バレエは除く)が採用されています。
 

109104
(DVD)
\2400
1990年 ザルツブルク音楽祭 ライヴ
 ヴェルディ:歌劇「仮面舞踏会」3幕
グスタフ3世(リッカルド)…プラシド・ドミンゴ(テノール)/
アンカーストレーム伯爵(レナート)…レオ・ヌッチ(バリトン)/
アメリア…ジョセフィン・バーストウ(ソプラノ)/
オスカル…スミ・ヨー(ソプラノ)/
ウルリカ…フローレンス・クィヴァー(メゾ・ソプラノ)/
クリスティアーノ(シルヴァーノ)…ジャン=リュック・シェニョー(バリトン)/
ホーン伯爵(トム)…ゴラン・シミック(バス)/
リッビング伯爵(サムエル)…クルト・リドル(バス) 他/
ウィーン国立歌劇場合唱団/
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/
ゲオルク・ショルティ(指揮)/
ジョン・シュレシンジャー(演出)/
ウィリアム・ダドリー(装置)/
ルチアーナ・アッリーギ(衣装)/
ブライアン・ラージ(映像ディレクター)
109105
(BD)
\2400
 1990年 ザルツブルク音楽祭 ライヴ収録/収録時間:145分/音声:ステレオ2.0/伊(オリジナル)/字幕:伊, 英, 独, 仏, 西, 中/画面:4:3/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>単層25GB 1080i High Definition(Upscale)
 偉大なる指揮者カラヤンは、亡くなる前日の7月15日、その年のザルツブルク音楽祭でプレミエを迎える「仮面舞踏会」のリハーサルを行っていました。しかし彼の突然の逝去によりこの公演は実現することはありませんでした。
 これを引き継いだのがゲオルク・ショルティ。ショルティは豪華な歌手陣もそのまま引き継ぎ、1週間で全曲を仕上げ、見事に上演したのでした。映像となっているのはその翌年に再演されたものですが、もともとのカラヤンの理念に、ショルティのパワフルさが加味された素晴らしい演奏となっています。



 

OPUS ARTE(映像)



OA1177D
(DVD 2枚組)
\4800
バイロイトの2014年「タンホイザー」
 ワーグナー:歌劇《タンホイザー》

  特典映像:
   セバスティアン・バウムガルテン、アクセル・コーバー他歌手たちへのインタビュー,
   ショート・フィルム,キャスト・ギャラリー
タンホイザー…トレステン・ケール(T)/
エリーザベト…カミュラ・ニュルンド(S)/
ヴェーヌス…ミシェル・ブリート(Ms)/
ヴォルフラム・フォン・エッシェンバッハ…マルクス・アイヒェ(Br)/
領主ヘルマン…ヨン・グァンチョル(B)/
ヴァルター…ローター・オディニウス(T)/
ビテロルフ…トーマス・イェザトコ(B)/
ハインリヒ…シュテファン・ハイバッハ(T)/
ラインマル…ライナー・ツァウン(B)/
牧童…カーチャ・ステューバー(S) 他/
バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団
(合唱指揮…エベルハルト・フリードリッヒ)/
アクセル・コーバー(指揮)/
セバスティアン・バウムガルテン(演出)/
ヨープ・ファン・リースハウト(美術)/
ニナ・フォン・メヒョウ(衣装)/
フランク・エヴァン(照明)

OABD7161D
(BD 2枚組)
\4800
 2014年7月 バイロイト祝祭大劇場 ライヴ収録/収録時間:252分+30分(特典映像)/音声:ドイツ語歌唱 <DVD>ステレオ2.0/DTS5.1 <BD>ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.1/字幕:英, 仏, 独, 韓/画面:16:9 カラー/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>ニ層 50GB 1080i High Definition
 上演時、激しい論争を巻き起こしたバイロイトの2014年「タンホイザー」です。これは日本でも放映され物議を醸したことは言うまでもありません。
 セバスチャン・バウムガルテンの演出は、中世の物語を現代的な製造所(もしくは胎内とも読み取れる)に移し替え、聴衆にたくさんの問題を突きつけます。妊娠している(!)ヴェーヌスでさえ、バウムガルテンは「自己組織的なシステムの新陳代謝」と定義します。そこでは細菌がうごめき、色々なものを醸していたり、新たな生命が生まれてきたり…と、物語の本筋とは違った世界が展開されていたりもします。ワーグナー(1813-1883)が意図した精神的な愛、世俗的な愛、そして愛の償還の世界は、引き千切られ、ばらばらにされて違った角度から再生が試みられるのです。そんな不可思議なこの舞台、タンホイザー役のケールとエリーザベト役のニュルンドの歌唱は、全ての柵を振り払い、燦然と輝くものとなっています。
  


OA1171D
(DVD)
\4000
2014年グラインドボーン音楽祭プレミエ上演

ヴェルディ:歌劇《椿姫》

 特典映像:
  ヴェルディの椿姫「一度でも聴いたら、決して忘れることはない」、
  ゲスト・ギャラリー
ヴィオレッタ・ヴァレリー…ヴェネラ・ギマディエワ(S)/
アルフレード・ジェルモン…マイケル・ファビアーノ(T)/
ジョルジョ・ジェルモン…タシス・クリストヤニス(Br)/
ガストン子爵…エマヌエーレ・ダグアーノ(T)/
アンニーナ…マグダレーナ・モレンドフスカ(S)/
フローラ・ベルヴォア…ハンナ・ヒップ(Ms)/
ドゥフォール男爵…エディー・ウェイド(Br)/
ドビニー侯爵…オリヴァー・ダン(B)/
グランヴィル…グレーム・ブロードベント(B)/
グラインドボーン合唱団(合唱指揮…ジェレミー・バインズ)/
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団/
マーク・エルダー(指揮)/
トム・ケアンズ(演出)/
ピーター・マンフォード(照明)/
ヒルデガルト・ベヒトラー(美術・衣装)

OABD7169D
(BD)
\4800
 ヴェルディ(1813-1901)の歌劇《椿姫》。世界中の劇場で上演され多くの人々を楽しませている永遠の名作です。
 この映像は2014年のグラインドボーン音楽祭でのプレミエ上演で、主役のヴィオレッタを歌うのはロシアの歌姫、ヴェネラ・ギマディエワ。2009年にサンクトペテルブルク国立音楽院のクラスを終了したばかりの期待の若手プリマドンナです。トム・ケアンズの演出は最近流行の過激なものではなく、あくまでも歌手たちを引き立て、物語を丁寧になぞる穏健なもの。装置などもいたずらに華美になることはなく、色彩でコントラストをつけることで明と暗を暗示しているという「安心してみていられる」舞台です。その分、歌手たちの歌唱と演技が引き立ち、ヴィオレッタの美しさだけでなく、アルフレード(アメリカ出身のテノール、ファビアーノ)の朴訥さと、父ジェルモン(ギリシャ生まれのバリトン、クリストヤニス)のやるせなさ…決して狡猾なわけでなく、仕方なく若き恋人に別れを強要する…が理解できるのです。
 音楽全体を纏めているのは、イギリスを中心に活躍する指揮者マーク・エルダー。彼の手堅い指揮は、オーケストラと合唱団を全て統括し、ヴェルディの音楽に機動力を与え、絶望的な幕切れまでの長丁場を丁寧に創り上げていきます。
2014年7月 グラインドボーン歌劇場 ライヴ収録/収録時間:132分+16分(特典映像)/音声:イタリア語歌唱/<DVD>ステレオ2.0/DTS5.1 <BD>ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.1/字幕:英, 仏, 独, 韓/画面:16:9 カラー/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>ニ層 50GB 1080i High Definition



















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