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第82号
お奨め国内盤新譜(1)
2015.5.12〜7.17


AEON



MAECD1545
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
ハイドンとスカルラッティ 光と影の鍵盤
 1.ハイドン:ソナタ ニ長調 Hob.XVI-37
 2.スカルラッティ:ソナタ ト長調 K.425
 3.ハイドン:パルティア(ソナタ)ト長調 Hob.XVI-6
 4.スカルラッティ:ソナタ ホ長調 K495
 5.ハイドン:ディヴェルティメント(ソナタ)ハ長調 Hob.XVI-10
 6.スカルラッティ:ソナタ ト長調 K432
 7.ハイドン:ソナタ ヘ長調 Hob.XVI-23
 8.スカルラッティ:ソナタ イ長調 K342
 9.ハイドン:ソナタ ニ長調 Hob.XVI-24
 10.スカルラッティ:ソナタ 変ロ短調 K128
オリヴィエ・カヴェー(ピアノ)
 「あえて現代ピアノ」だから見えてくる、音楽の隠れた糸南イタリアの感性で、俊才カヴェーが縦横無尽に…!

 今年2月に惜しくも亡くなった欧州ピアノ界の長老格のひとりアルド・チッコリーニは、フランスを拠点に活躍を続けてきた人ではありながら、マリア・ティーポと並ぶ「イタリア南部ナポリのピアノ楽派」の大立者として知られた人物…そのチッコリーニとティーポの双方に師事したオリヴィエ・カヴェーは、スイス生まれながらナポリの血をひく人でもあり、南国人としての独特のスタンスから、この古楽器演奏全盛の時代にあってあえて18世紀のピアノ曲を現代ピアノで弾きつづけ、ユニークな成果をあげてきた人物!

 スカルラッティ作品集は『レコード芸術』特選、その後のクレメンティ短調作品集も準特選に輝いていますが、久々に繰り出してきた新譜がまた素晴しい――なんと、ここではスカルラッティとハイドンを並べ、その初期においては前者の同時代人だった後者の鍵盤作法に、目から鱗の感覚で新たなメスを入れてゆくのです!

 軽快に飛びまわる鍵盤、しっとり歌われるカンタービレ...交互に綴られてゆく両作曲家の音楽語法は、これが古楽器使用だと逆に「違い」が目について目的があやふやになったであろうところ、カヴェーのナポリ的ピアニズムはなんと軽妙・的確に、両者の音使いの近親性を解き明かしてゆくのでしょう!
 古楽器ファンにもお勧めの異色盤です!


旧譜・・・そのスカルラッティ

MAECD0874
(国内盤)
\2940
AECD0874
(輸入盤)
\2800→\2590
日本語解説なし
D.スカルラッティ:鍵盤のためのソナタ(17曲)
 .愁淵 ニ長調 K.492 ▲愁淵 ホ長調 K.381
 ソナタ ト長調 K.427 ぅ愁淵 ホ短調 K.394
 ゥ愁淵 変ホ長調K.193 Ε愁淵 ヘ長調 K.107
 Д愁淵 ニ長調 K.118┘愁淵 ト長調 K.125
 ソナタ ニ短調 K.64(ガヴォット)ソナタ ト長調 K.454(ホタ)
 ソナタ ヘ短調K.239(ファンダンゴ)ソナタ ト長調 K.470
 ソナタ ニ短調K.32(アリア)ソナタ ニ長調 K.45
 ソナタ ト長調K.547 哀愁淵 イ長調 K.39 吋愁淵 ト長調 K.124
オリヴィエ・カヴェー(ピアノ)

 ナポリの血を宿したスイスの俊英は、稀代のスカルラッティ弾きマリア・ティーポをして「あなたの心にある、ナポリの響きに耳を傾ければいい」と言わしめた。巨匠チッコリーニも心を奪われた、なぜか心に引っかかる静かなピアニズム――じっくりお愉しみあれ!

 スカルラッティの鍵盤作品、といえば、もちろんアレッサンドロの息子ドメーニコの555 曲がだんぜん有名――チェンバロ奏者はもちろんのこと、昔からピアニストたちのなかにも、この作曲家のユニークな作風に心奪われる人は多くいたものでした。ホロヴィッツ、ミケランジェリ、メイエール...と往年の巨匠たちにもスカルラッティに定評のある人は少なくありません。とりわけ、いずれもEMI に数多くの名盤を残してきたナポリ生まれの二人の名匠、アルド・チッコリーニとマリア・ティーポの名演は、コンサートゴウアーも含め日本でも広く知られてきたところでしょう。

 ピエール・アンタイやスキップ・センペ、ニコラウ・フィゲイレドなど、近年のチェンバロ奏者たちの突き抜けたスカルラッティ解釈をよそに、ピアノで弾かれるスカルラッティには独特の魅力が宿っているもの――特に、チェンバロという楽器が市民権を得てきた近年では、わざわざピアノでスカルラッティ作品を録音しようとする人は、往々にしてちょっとした曲者、録音内容にもユニークな味わいをたたえているものが多いように思います。
 555 曲もあるソナタから、どの曲をどう選んで、どう並べるのか?という基本的なところから、チェンバロを意識した音作りにしてみたり、ピアノならではの響きを十全に活かしたり、その間で独自のポイントを突いてきたり...。

 そんなわけで、中世音楽から現代音楽まで抜群のセンスで「よい音楽」を切り取ってくるフランスのaeon レーベルから登場した、スイスの俊英ピアニストによるこのスカルラッティ・アルバムも、なんとも忘れがたい味わいに満ちています。

 「スイスの」といいながらも、演奏者オリヴィエ・カヴェーはナポリ系イタリア人の家に生まれ、幼い頃から長い時間をナポリで過ごしてきた男。なぜかスカルラッティやクレメンティなど、18 世紀イタリアのチェンバロ〜初期ピアノ音楽に執着があるようですが、そんな彼がとりわけスカルラッティに惹かれるのは、そこに自分の“心の故郷”であるナポリの血を感じるからなのだそう――

 少年時代にマリア・ティーポのレコードでスカルラッティの音楽に魅了されて以来、彼はそれらのソナタをよりよく弾くべくティーポ本人の門も叩いたのですが、彼女が教えてくれた最も大事なことは「あなたの中に流れているナポリの血に、耳を傾けなさい」ということ――その後、巨匠チッコリーニとも知遇を結んだあとも、かの巨匠はカヴェーのスカルラッティ解釈にあえてレッスンを施さず、君のスカルラッティを大事にしなさい、と激励したそうです。

 あるときは意外なまでに遅く、あるときは勢いづきながらも一音一音いつくしむように、またあるときは語りほぐすがごとく穏やかに...と、ソナタ1曲ごとへの愛と抜群の適性を感じる演奏解釈で綴られてゆく17 曲のソナタ集に、彼がつけたオリジナル原題は「ナポリ1685」。

 カヴェー曰く、「スカルラッティが(555 曲のソナタを書いた相手である)ポルトガル王妃やスペイン宮廷で仕事をするようになったのは、実に30 歳を越えた頃のこと――ナポリの血が彼のソナタに沁み込んでいるのも当然」。ティーポやチッコリーニの系譜をひく「生粋のナポリ人気質のスカルラッティ解釈」、聴くほどにクセになる響きは、南国が恋しい夏にもぴったりです!


ALPHA



Alpha206
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
インマゼール&アニマ・エテルナ、alpha移籍第一弾がまさかの「新世界」!
  ピリオド楽器の気鋭楽団、チェコ近代へ!〜

    ヤナーチェク:シンフォニエッタ op.60(1926)
    ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調op.95「新世界より」(1893)
ヨス・ファン・インマゼール指揮
アニマ・エテルナ・ブリュッヘ
 (古楽器使用)
 白熱する「ロマン派→近代のピリオド系」、まさかこんな組み合わせでチェコを攻めるとは!大・大・注目です!
 インマゼールの快進撃は、去年もムソルグスキー『展覧会の絵』にまさかのオルフ『カルミナ・ブラーナ』(1937年でピリオド解釈!)と、圧倒的に20世紀まで古楽器演奏(いや「ピリオド解釈」というほうがよいのでしょうか)の視野に入ってくる流れに――実演では『ラプソディ・イン・ブルー』なども披露しているとのことですが、そんな流れで「ヤナーチェク+ドヴォルザーク晩期」というのは、なんともセンスの良さを強く感じずにはおれない顔合わせではありませんか!
 まだサンプル盤もサンプル音源も上がっていませんが、こんなドまんなか(新世界より)&変化球(シンフォニエッタ)の選曲で、しかもZig-Zag TerritoiresからまさかのAlphaへ移籍しての新譜第1弾がこれ、とは俄然注目が集まらない方がおかしいところ。
 インマゼール曰く(少し前に村上春樹作品の冒頭で言及されて大きな話題を呼んだ)『シンフォニエッタ』には学生時代から注目していたそうで、今回もピリオド金管でのバス・トランペットまで動員し、あのクリスピー&シャープ&妙に血肉の通った痛快解釈が聴けるかと思うと胸が熱くなります!
 ドヴォルザークもcb4人規模で「迫力とドラマは人数ではない」を標榜する彼の解釈が楽しみ!解説は対話形式で指揮者コメント満載(全訳付)、「攻め」の1枚のよう!
 


Alpha205
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
クリヴィヌ指揮&ルクセンブルク・フィル
 バルトーク:ヴァイオリン協奏曲、
        管弦楽のための協奏曲

   ヴァイオリン協奏曲 第2番 Sz.112/BB117(1938)
   管弦楽のための協奏曲 Sz.116/BB123(1944)
エマニュエル・クリヴィヌ指揮
ルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団
.謄妊・パパヴラミ(vn)
 フランスの高雅さが、バルトークに独特の風采を――
 東と西の思いがけぬ交錯.パパヴラミの弦も冴えわたる!
 2006年にルクセンブルク・フィルの音楽監督に就任して以来、これまでにもましてフランス近代ものの録音に力を入れてきたエマニュエル・クリヴィヌ――しかしこのフランス人指揮者、実はポーランド系・ロシア系の血をひく名匠だからでしょうか、時にエキゾチックな“東”の気配を感じさせる音作りでゾクゾクさせてくれるな…と思ったら、やおら次の新譜はバルトーク!よく見れば秀逸古楽レーベルAlphaからの登場というのもドキドキしますが、何より演奏に漂う独特の魅力がたまりません!質実剛健なバルト―クも捨てがたいところ、曲のキレの部分はそのまま、パワーやボリューム感の部分がえもいわれぬ情や色彩感で埋め尽くされている感じで、さながら東欧のソーセージの脂っこさをワインビネガーや香草使いで独特の味わいにもっていった、パリの異国系ビストロのフュージョン料理のような趣きに...
 しかも協奏曲のソロは、アルバニアからパリに来てフランス楽壇の最前線をひた走る名手テディ・パパヴラミ!きりりと引き締まった音の冴えにも独特の男性的な色香を漂わせた、この名手ならではの音使いはなんとバルトークの音楽に合っているのでしょう...!
 かたやメンゲルベルク指揮コンセルトヘボウ管、かたやクーセヴィツキー指揮ボストン響が初演した「国際派のバルトーク」。この妙演で、じっくり味わい尽くしたいところです!
 

Alpha204
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
モーツァルト:フルート四重奏曲全集
 1. フルート四重奏曲 第1番 ニ長調KV285
 2. フルート四重奏曲 第2番 ト長調KV285a
 3. フルート四重奏曲 第3番 ハ長調KV285b
 4. フルート四重奏曲 第4番 イ長調KV298
ジュリエット・ユレル(fl)
ヴォーチェ四重奏団
´▲札轡襦Ε襦璽咼鵝vn)
ぅ汽蕁Ε瀬筌鵝vn)
ギヨーム・ベッケル(va)
リディア・シェリー(vc)
 静かに世代交代が進むフルートの世界。ロッテルダム・フィルの世界的名手+気鋭SQで、フランスの粋を!
 モーツァルトはフルートが苦手だった?とはよく言われる話ですが、そのモーツァルトの書いたフルートのための作品がもし駄作ばかりだったのであれば、これほど多くの新録音が定期的に出てくることなどまず、なかったでしょう。
 とくに、マンハイム滞在いらい青年期のモーツァルトが手がけた4曲のフルート四重奏曲にいたっては、それこそ全曲録音の名盤もあまた――
 かのランパル御大にいたっては何回か別録音を発売してきたほど、近年でも現代楽器・古楽器を問わず、名手は必ずこれを録音するといっても過言ではない作品ですが、ここでAlphaレーベルから新たに登場するのは、近年ラ・フォル・ジュルネなどでの単独来日が大いに増えてきたフランスの名手ジュリエット・ユレルによる録音!
 ゲルギエフ時代初期からのロッテルダム・フィル首席奏者で、ユニークな黒塗りフルートから流れ出す「はなしことば」のような自然な吹奏、まろやかな美音はまさにモーツァルトの室内楽にぴったり!
 トラヴェルソ風といってもよいかもしれません。Naiveへの録音などで徐々に名をあげてきたフランス新世代のヴォーチェSQも、彼女を一員としての四重奏を絶妙の共感力で織り上げてゆく...これもまた見逃しがたい新譜、さすがAlphaの演奏者選定眼にはブレがありませんね!
 


Alpha201
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
1810年頃製作楽器による再現楽器による
 ベートーヴェン:変奏と幻想

  1. 創作主題による32の変奏 ハ短調 WoO.80
  2. ピアノ・ソナタ 第19番 ト短調 Op.49-1
  3. ピアノのための幻想曲 Op.77
  4. ピアノ・ソナタ 第20番 ト長調 Op.49-2
  5. 序奏、創作主題による15の変奏とフーガ(通称「エロイカ変奏曲」)Op.35
オリガ・パシチェンコ(fp)
使用楽器:
 ウィーンのヨハン・フリッツ
 1810年頃製作楽器による再現楽器
 (製作:ポール・マクナルティ)
 リュビモフ門下の「ロシア・ピアニズム古楽器系」、なお泰然自若の名演で、楽聖の来し方に迫るとき...!ロシア・ピアニズム…と言っても、ソ連時代とは確実に存在感が変わりつつあるようです。
 かつては「鉄のカーテンの向こうに広がる、謎の別格ピアニスト集団」だったかもしれませんが、冷戦終結から四半世紀、多角化しつつあるその系譜のなかで特に独特の光彩を放っているのが、ネイガウス門下で「作曲家の真意」を見据えることを学んだアレクセイ・リュビモフの一派。冷戦終結後からフォルテピアノ奏法の先駆者として「作曲家が知っていた当時の楽器」に親しむことを徹底して続けてきた、あの異才の門下生たちが着実に存在感をあらわにしはじめている今。
 リスト編曲によるピアノ版ベートーヴェン交響曲全集を歴史的ピアノで弾くユーリ・マルティノフのかたわら、その妹弟子パシチェンコもじっくり第2の名盤の録音に取り組んでいました。自ら凄腕即興奏者として鳴らしたベートーヴェンの、あまり光の当たらない変奏曲・幻想曲(どちらも、1800年頃の即興演奏でよく奏でられた曲種!)を、当時のウィーン・モデルのフォルテピアノで...さながら若き作曲家自身がその場で紡ぎ出してゆくかのような自然さ――
 古楽器特有のクセに親しんでいればこそ、の名演、さすが古楽の名門Alphaだけある充実内容です!
 


Alpha203
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番・第2番 他
 1. ピアノ、トランペットと弦楽合奏のための協奏曲(ピアノ協奏曲第1番)op.35
 2. ピアノ協奏曲(第2番)op.102
 3. 2台のピアノのための小協奏曲 op.94
 4. 2台のピアノのためのタランテッラ
アンナ・ヴィニツカヤ(p)
クレメラータ・バルティカ
1) トビアス・ヴィルナー(tp)
2) オメール・メイア・ヴェルバー指揮
  ドレスデン・シュターツカペレ団員(管楽セクション)
3)-4) イヴァン・ルーディン(p)

 話題すぎる面子が勢ぞろい…で、Alphaレーベルに!
 クレメラータ&ロシア・ピアニズム&俊才指揮者!
 ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲は、2012年になぜか4枚もの超・注目盤が同時期リリースされて以来、何かと話題の新譜が勢いづいて出てくる曲目になっているようですが…
 なんと!昨年から続々と大物演奏家の参入が相次ぐAlphaレーベルからも、思いがけない顔ぶれでの新譜が登場します。

 そのアピール・ポイント、5つ!

 ★4月来日でも大いに沸かせた、ドイツを中心に活躍するロシア・ピアニズム新世代の超実力派アンナ・ヴィニツカヤ(第1番はなんとヴィニツカヤの弾き振り)

 ★近年サイトウ・キネン・オーケストラに闘病中だった小澤征爾の代役として登場、日本でも大いに注目度を高めたイスラエルの俊才オメール・メイア・ヴェルバー

 ★ギドン・クレーメルが結成した「あの」世界随一の異能集団クレメラータ・バルティカ

 ★第2番では名門ドレスデン・シュターツカペレの面々による管楽セクションも参加

 ★第1番のトランペットはドレスデンの首席ヴィルナー

 幼年期からショスタコーヴィチの小品を弾いて育ち、7歳でこの大家の協奏曲をライヴ演奏したというヴィニツカヤは、両協奏曲および2台ピアノのための充実2作ですがすがしいまでのテクニックを披露。
 隅々まで深い愛を感じる音作りで、並居る名盤を脅かす痛快な演奏結果をはじき出してみせています。



強烈アンナ・ヴィニツカヤ旧譜
目がすごい。
旧譜

AMBROISIE
AM 177
\2700→\2490
アンナ・ヴィニツカヤ
 .薀侫泪縫離奸Д團▲離愁淵紳茖家 Op.36
 ▲哀丱ぅ疋ァ璽螢福Д轡礇灰鵐
 メトネル:ソナタ「回想」Op.38の1
 ぅ廛蹈灰侫エフ:ピアノソナタ第7番 Op.83
アンナ・ヴィニツカヤ(Pf)
1983年生まれ、2007年のエリーザベト王妃国際コンクール優勝の美人ピアニスト、ヴィニツカヤ(ヴィンニツカヤ)のデビュー盤。今年2月に来日公演を行ったばかり。超絶のテクニックとエネルギーが売りのロシア的爆演が特徴で、筋金入りの難曲を揃えたこのアルバムにも自信がうかがえます。可憐な容姿から想像できない堂々とした態度もさすが。大器の出現と申せましょう。
旧譜

NAIVE
V 5238
\2700→¥2490
アンナ・ヴィニツカヤ
 (1)プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番ト短調 Op.16
 (2)ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調
アンナ・ヴィニツカヤ (Pf)
ギルバート・ヴァルガ(指)
ベルリン・ドイツ響
録音:2010 年 4 月。DDD、55’00”
1983 年生まれ、2007 年のエリザベート王妃国際音楽コンクール・ピアノ部門で優勝したアンナ・ヴィニツカヤ。待望の協奏曲録音の登場です。
一見おとなしそうなロシア美人ですが、演奏は凄まじいのひとことに尽きます。プロコフィエフのピアノ協奏曲第2番は至難な技巧が要求される大曲ですが、ヴィニツカヤは曖昧さのかけらもない大柄な演奏を繰り広げ、急速で強靭な第2楽章も物凄いエネルギーを放ちます。たっぷり歌わせる所や叙情性も申し分なく、切れ味最高のラヴェルともども、第2のアルゲリッチ登場かと期待させられます。
旧譜

NAIVE
V 5284
\2700→¥2490
アンナ・ヴィニツカヤ
 ラヴェル(1875-1937):

  亡き王女のためのパヴァーヌ、
  「鏡」(全曲)、夜のガスパール(全曲)
アンナ・ヴィニツカヤ(ピアノ)
冴えわたるタッチ、アンナ・ヴィニツカヤのラヴェル

録音:2011 年8 月、ベルリン

 1983 年生まれ、2007 年のエリザベート王妃国際音楽コンクール・ピアノ部門で優勝した美しきピアニスト、アンナ・ヴィニツカヤ。
 かねてよりリサイタルで演奏を重ねてきたラヴェルのピアノ曲、≪鏡≫と≪夜のガスパール≫を収録しました。
 ≪鏡≫の「道化師の歌」の導入部の絶妙なテンポ設定は見事、一気に引き込まれます。中間部の歌の部分も朝もやのけだるげな空気たっぷり。最後のクライマックスでも音色の美しさが損なわれることは決してありません。≪夜のガスパール≫のオンディーヌでの、クリスタルを思わせる硬質で透明な響きと幻想的な描写力は圧倒的です。以前リリースされたプロコフィエフのピアノ協奏曲で魅せたダイナミックさとはまた一味違う、繊細でクリアーなラヴェルを完璧なテクニックをもって聴かせます。
 アンナ・ヴィニツカヤはロシアのノボシビルスク出身。すでにヨーロッパ全土で演奏活動を展開し、輝かしいキャリアの持ち主であり、2007 年、最難関といわれるエリザベート王妃国際音楽コンクールで一位を獲得、及び2011 年のアルバムに対し、ドイツのエコー・クラシック賞を授与されています。
 その冴え渡るタッチと徹底的に深めた解釈が、聴く者をあっという間に魅了します。


ARCANA



Mer-A385
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\4300+税
〜ナポリ楽派の協奏曲とソナタさまざま〜
 グレコ:
  ‘鵑弔離凜オラ・ダ・ガンバのためのシンフォニア ト長調
 ルーヴォ:
  ▲船Д軻帆佞里燭瓩離愁淵 ト短調
  タランテッラ/ロマネッラ
 フランチスキエッロ:
  ぅ船Д蹐板祺刺瑤里燭瓩離愁淵 ト長調
  テ吋膨皇
 スプリアーニ:Ε船Д軻帆佞里燭瓩離肇奪ータ2編 〜
  装飾変奏を添えて
 ペルゴレージ:Д船Д軻帆佞里燭瓩離轡鵐侫ニア ヘ長調
 ランゼッティ:
  ┘船Д軻帆佞里燭瓩了阿弔両品
  チェロと低音部のためのソナタ ニ長調 op.5-3
 ポルポラ:
  チェロ独奏のためのソナタ
 ペリーコリ:第4ソナタ ヘ短調
 フィオレンツァ:
  チェロ協奏曲 ヘ長調 同 イ短調
 ポルポラ:チェロ協奏曲 ト長調
 レーオ:チェロ協奏曲 イ長調
 サバティーノ:
   哀船Д蹇■寡瑤離凜.ぅリンと低音部のためのソナタ ト長調
ガエータノ・ナジッロ(バロック・チェロ)
ミケーレ・バルキ(チェンバロ)
サラ・ベンニーチ(第2チェロ)
キアラ・バンキーニ(vn)指揮
アンサンブル415(古楽器使用)
 近年やおら盛り上がってきたイタリア初期チェロ作品、南国ナポリに焦点を当てた2枚組を、大本命名手が!
 バロック・チェロ界隈は、21世紀に入ってから大いに進展をみせています。それも、チェロの歴史の黎明期を飾った17世紀末〜18世紀の巨匠たちにまで遡り、演目を充実させている名手が続々…(日本でも、懸田貴嗣さんがこの領域できわめてエキサイティングな探求を続けていますね!)。チェロ黎明期に重要な役割を演じたのはバロック期のイタリアの名手たちで、おおむね三つの都市がその活躍の中心にありました。コレッリも活躍した北のモデナ、水の都ヴェネツィア、そして南国ナポリ――ナポリはオペラの巨匠たちに限らず、弦楽器奏者も多数輩出してきた場所だったのです!
 ヴィヴァルディのいたヴェネツィア以外でチェロ協奏曲の名品がとくに多く残っているのも、この南国随一の音楽拠点...本盤ではアンサンブル415やアウローラ(E.ガッティ主宰)の低音部を支えてきたイタリアの大物ナジッロが、ナポリのチェロ音楽の発展を1700年前後にまで遡り、じっくり辿ってみせた好企画!
 Zig-Zag Territoiresでの協奏曲録音をCD2に追加、小品の選曲も綿密なら、1曲ごとの弾き込みも圧倒的な細やかさ――
 ガット弦の魅力も、バッハからボッケリーニにいたる時代の低弦メロディの変化も、つぶさに追える内容が頼もしく。充実解説の日本語訳とともに、チェロの来し方を探りつつ、熱い南国に思いを馳せたい季節!

ARCO DIVA



UP0173
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2800+税
バッハ:無伴奏チェロ組曲 第1〜3番
 1. 組曲第1番 ト長調 BWV1007
 2. 組曲第2番 ニ短調 BWV1008
 3. 組曲第3番 ハ長調 BWV1009
イトカ・ヴラシャーンコヴァー(vc)
 本当に、なんと妥協なき名手の多い国なのでしょう!
 マルティヌーSQの一員・チェコ随一の実力派、名演!
 バッハの『無伴奏チェロ組曲』…新譜とみればつい手にとらずにはおれなくなる、このフェティッシュな名曲に、また新たな「間違いのない名演」が登場してくれました!弾き手はチェコ随一の弦楽四重奏団、マルティヌー四重奏団(世界的に評価の高いNAXOSでのマルティヌー作品全集など、ほんとうに名演しか出さない団体です...!)のチェロ奏者、イトカ・ヴラシャーンコヴァー。
 そのバッハ新録音を手がけたArco Divaはさりげなく手堅い自然派名録音が魅力の「こだわりあり」な職人レーベルで、ここでもバドゥラ=スコダやプラハ室内管の名録音で知られる技師コンビが、木の質感を肌で感じさせる味わい深い響きをみごと届けてくれています(師サードロから譲り受けたというガリアーノの銘器の美音!)。
 ナヴァラやグリーンハウス、プリースといった世界的名匠たちの教えを乞うた人だからか、彼らに共通する「ごりごり野太い音を実にノーブルに聴かせる」センスは絶妙...正攻法なのに凡庸ではない、耳をそばだてて細かいニュアンスまで聴かずにおれない好感度大の名演!
 本人による、詩的思索をこめた含蓄深い解説(全訳付)も魅力です。

ARS MUSICI


AMCD232-388
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
ブラームス 混声合唱のための名品集
 1. 三つの歌 op.42
 2. 混声合唱のための七つの歌曲 op.62より
   (森の夜/きみのやさしい心は/
        この心に浮かぶことはすべて)
 3. 混声四重唱のための四つの四重唱曲 op.92
 4. 混声合唱のための五つの歌 op.104
 5. 混声四重唱とピアノのための六つの四重唱曲 op.112より
   (切望/夜に)
 6. 恋の歌のワルツ集 op.52
 7. 混声四重唱のための三つの四重唱曲 op.31より
   (ものおじ/恋人のところへ行く道)
ヴィンフリート・トル指揮
カメラータ・ヴォカーレ・フライブルク
カタリナ・ケークラー、
ヒルコ・ドゥムノ(p)
 ブラームスの粋は、声楽にあり?数多の合唱曲から混声の名曲を、とびっきりの凄腕集団の清廉な名唱で!交響曲や室内楽曲などと並んで、ブラームス畢生の重要ジャンルとして見過ごせないのが、合唱曲。自ら女声合唱団の指揮をつとめもすれば、若い頃にはバッハ以前の教会音楽に深く親しんでいたり、津々浦々で市民合唱団が続々結成された19世紀にあって、彼は管弦楽作品にも負けない確かな情熱を声楽曲にも傾けていたのです。
 『ドイツ・レクィエム』はその頂点に輝く名作――しかし他の合唱曲、特にオーケストラの伴奏などもついていないア・カペラやピアノ伴奏、ハープ伴奏などの合唱曲にこそ、ブラームス随一の、艶やかさと清らかさと奥深さとが併存する美しい世界が広がっている...ということを、世界中の凄腕合唱団がごくたまにリリースする気合十分の名盤がいやというほど教えてくれるわけですが、これもそのひとつ。
 日本でも合唱系・古楽系の音楽ファンに確かな名声を誇る名匠W.トルが、ドイツ屈指の古楽拠点フライブルクで活躍をみせる精鋭集団カメラータ・ヴォカーレ・フライブルクと刻んだこの混声作品集は、どの曲ひとつとっても充実した作品解釈、味わい深い演奏内容で私たちを深く魅了しつくします。
 歌詞日本語訳、解説訳付


AMCD232-237
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
ナウマン:二つのミサ曲 ニ短調・ハ短調
  〜後期古典派の祝典ミサ曲〜
 1. ミサ曲 第18番 ニ短調「クリスマス・ミサ」(1794)
 2. ミサ曲 第21番 ハ短調(1786/1799/1801)
ペーター・コップ指揮
新ケルナー声楽協会&器楽合奏団(古楽器使用)
 (現ドレスデン声楽・器楽コンソート)
ハイケ・ハラシュカ(ソプラノ)
カイ・ヴェッセル(アルト=カウンターテナー)
マルクス・ブルッチャー(テノール)
マティアス・ヴァイヒェルト(バス)
 壮麗なオーケストラを聴きたいなら、合唱曲が穴場。古典派の大御所ナウマン、古楽器の痛快サウンドで!
 オーケストラが聴きたいときには、つい交響曲や協奏曲など、管弦楽作品の音源に手が伸びてしまうもの――しかし音楽史のうえではしばしば、大合唱を伴奏するオーケストラのほうが、交響曲を演奏するためのオーケストラよりも充実した編成になっていたりするものです。
 ハイドンは交響曲で決して使わなかったトロンボーン群を晩年のオラトリオや大ミサには盛り込んでいますし、ベルリオーズも『レクィエム』で最大級の管弦楽編成を披露しています。
 古典派時代はとくに、宮廷管弦楽団では頻繁には起用できなかった金管・打楽器奏者たちも動員される祝典的な曲などもあり、ミサ曲という自ずと長い演奏時間に渡る曲種などではとくに、ハイドン晩期の大作群のような、交響曲並みの壮麗な傑作に出会うことも...18世紀後半のドレスデン宮廷を支えた古典派の大家ナウマンの二つのミサなどは、その筆頭にあげられるかもしれません!
 フンメルやベートーヴェンのミサ曲を予感させるスケール感、整然と整えられた曲作り、時に垣間見える濃密なドラマ...トランペットやホルンまで起用しての充実作2編(どちらも創意が極度の充実をみせた晩期の作)を、現在ドレスデン声楽・器楽コンソートの名で活躍を続ける銘団体が活動初期に刻んだ至高の名演で!
 解説訳・訳詞もありで、ナウマンが何ものかも改めて知れる逸品なのです。

CANTUS



C9615
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
イタリアの鍵盤、ナポリの鍵盤
 〜16-17世紀、初期ナポリ楽派の
         チェンバロ作品さまざま〜

 ヴァレンテ:.侫.鵐織献 ▲僖奪宗Ε─Ε瓮奪張の主声部とラ・ロマネスカ
 ド・マック:カプリッチョぢ茖殴好肇薀凜.ンツェ
 ルッツァスキ:ヂ茖伽法によるリチェルカーレ
 E.パスクィーニ:
  Ε襯奪献А璽蠅猟瓦
  Г海諒未譴砲気い靴董△覆(原曲:シプリアン・ド・ロル)
 トラバーチ:
  ┸豢犬紛和音
  声の第4ガリアルダ:スペイン風に
  わたしは若い盛りのむすめ
 ジローラモ・フレスコバルディ:ドゥレッツェの技法によるカプリッチョ
 マヨーネ:第5トッカータ
 サルヴァトーレ:第2のフランス風カンツォーナ
 G.ストロッツィ:低音部のみによるソナタ 〜チェンバロ、ハープまたはリュートのための
 ストラーチェ:ラ・モニカの調べ
 作曲者不詳(イタリア人、17世紀):哀灰薀轡ーネの調べ
ハビエル・ヌニェス(チェンバロ)
ファミ・アルカイ(コラシオーネ)
サラ・アグエダ(ダブルハープ)
ペドロ・エステバン(各種打楽器)

 筋金入りの古楽レーベルCantusが贈る、欧州屈指の充実チェンバロ盤…仕掛人は「あの」ファミ・アルカイ!
 ジョルディ・サヴァールを筆頭に多くの名手を輩出し、新たな古楽拠点となりつつあるスペイン――その躍進を蔭で支えたのが、Glossaをはじめとする世界展開をしてきた小規模レーベルの数々!このたび新規取扱となるCantusは、Glossaの立ち上げにもかかわったスタッフが1996年に創設した筋金入りの古楽専門レーベルで、過去にもラ・レヴェルディ、アンサンブル・ジル・バンショワ、J-M.モレーノ、F.チプリアーニら地中海周辺諸国の凄腕古楽プレイヤーたちの隠れ名盤を作ってきた実績があります。最初に日本語解説付でご紹介するのは2作のチェンバロもの――
 「筋金入り」を地でゆく本盤は、チェンバロという楽器が欧州で最も早くから偏愛されてきたナポリに焦点を当て、ローマのフレスコバルディやヴェネツィアのガブリエリらとは大きく違った「オルガンよりもチェンバロを愛した」作曲家たちの至芸を味わいつくせる内容になっています。折々にハープや打楽器などが入るのは、ナポリが当時スペイン領であったからでもあり。
 バロック調律での不協和音の効果を生かした、ジェズアルドの同時代人ド・マックから17世紀後半にいたる天才作曲家たちの至芸を、オランダで学び汎国際的に活躍するスペインの才人ヌニェスが縦横無尽に、絶美のオーガニック録音で聴かせてくれます。よく見れば、仕掛人はフラメンコもこなすガンバ奏者ファミ・アルカイ!道理で面白いわけです...!
  


C9642
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\4000+税
バッハ:フランス組曲
 1. 組曲第1番 ニ短調 BWV812
 2. 組曲第2番 ハ短調 BWV813
 3. 組曲第3番 ロ短調 BWV814
 4. 組曲第4番 変ホ長調 BWV815
 5. 組曲第5番 ト長調 BWV816
 6. 組曲第6番 ホ長調 BWV817
イグナシオ・プレーゴ(チェンバロ)
使用楽器:キース・ヒル2011年製作
リュッケルス&タスカン・モデル
 (フランス18世紀型)
 涼しげな南国風ジャケットも絶妙、解釈もまた格別!
 新たなる古楽の聖地スペイン発、新たな絶品バッハ。
 Cantusレーベルの魅力は、徹底した演奏者選出眼の確かさや録音技術にみられる音楽愛にもひしひしと感じられますが、企画の充実度を裏切らないジャケット製作の見事さにも表れているのではないでしょうか。そのことは、最新盤としてここにご紹介する2作のチェンバロ・アルバムのどちらにも言えること――
 暑さの残る季節を涼しく彩ってくれそうなヴァカンス風のジャケットが美しい本盤は、ヒロ・クロサキやダニエル・ザピコら超実力派たちが参加するスペイン随一の古楽アンサンブル「ラ・リティラータ」の通奏低音奏者としても活発な活躍をみせている気鋭のスペイン人奏者イグナシオ・プレーゴによる、磨き抜かれた洗練と、ほどよい力の抜け具合があまりにも美しい『フランス組曲』全曲録音!
 アントヴェルペンのリュッケルス一族が作った楽器を18世紀のフランス人たちの好みに合わせて改良したチェンバロをもとに、欧州にも愛用者が多い米国随一のチェンバロ奏者=製作家キース・ヒルが手がけた素晴しい歴史的モデルの楽器の美音にも惚れ惚れします(プレーゴはジュリアード音楽院の古楽科で、K.ワイスやR.エガーら世界的プレイヤーたちの門下に学んできた人。その流れでヒルの銘器にたどりついたのでしょう)。見過ごせないチェンバロ新名盤です!

CONCERTO



CNT2077
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
ルケージ:ピアノ協奏曲と交響曲〜楽聖の先達のイタリア時代〜
 1. 鍵盤と弦楽合奏のための協奏曲 ヘ長調
 2. 交響曲(シンフォニア)ニ長調
 3. 鍵盤のためのソナタ ヘ長調
 4. 交響曲 変ホ長調
 5. 鍵盤とオーケストラのための協奏曲 ヘ長調
   (カデンツァ作曲:W.A.モーツァルト)
マッシモ・ベッリ指揮
ブゾーニ室内管弦楽団
ロベルト・プラーノ(p)
 
 ピアノ協奏曲の先駆け、要注目!
 「レコード芸術」7月号の交響曲部門でやおら準特選をもぎとり、その細やかに聴くべき内容がにわかに注目を集めつつある「ベートーヴェンの幻の師匠」ルケージの交響曲――

 楽聖がまだ少年鍵盤奏者だった頃のボンで、本場イタリア仕込みの名匠として活躍していたルケージは、1770年代前半まではイタリア北部でさかんに活躍を続けていました。
 とくにヴェネツィアでは、イタリア旅行中のモーツァルト一家とも出会い、天才少年にピアノ協奏曲の楽譜を渡し、それにモーツァルトがカデンツァを自作してつけているという...つまり本場イタリアの音楽伝統の担い手は、ウィーン古典派の確かな先駆者でもあったのでした。実際、モーツァルトの初期作品を思わせるそのクリスピーな前古典派〜古典派的サウンドは、聴けば聴くほど音作りの妙が強く感じられる逸品ぞろい――

 ここではモーツァルトとのかかわりをあらためて感じさせる玄妙かつ愉悦あふれるピアノ協奏曲2曲と充実した全3楽章形式が頼もしい交響曲(オペラ序曲風の作品)2曲を軸に、ルケージのイタリア時代末期の輝かしい活躍ぶりを跡づける逸品群をブゾーニ室内管の引き締まった名演で、ぞんぶんに味わえます。

 ピアノ独奏をつとめるのは、この作曲家の鍵盤作品集も作っている手堅き名手プラーノ。イタリア楽壇の頼れる才人たち、あなどれません...!



一度耳にしておくことをお奨めします
アンドレア・ルケージ


 ベートーヴェンのおじいさんはボンのとても偉大な音楽家で、当地の宮廷楽長を務めました。
 そのおじいさんのあとを次いで楽長を務めたのが1741年生まれのイタリア人アンドレア・ルケージという人です。

 ヴェネツィア共和国で生まれ育ったルケージは有名な作曲家でしたが、ボンに居城していたケルン選帝侯にぜひにとせがまれ、ボンの宮廷楽長を引き受けたのです。

 ヴェネツィア時代にはモーツァルト親子もルケージのもとを訪ねており、ルケージは彼らにチェンバロ協奏曲を捧げたりしています。
 少年モーツァルトが芸術的影響を受けたイタリア音楽家の中に、このルケージがいたことは間違いないでしょう。

 さて、ボンの宮廷楽長を務めていたルケージですが、そう、少年ベートーヴェンも選帝侯に可愛がられてボンの宮廷楽団でオルガンやヴィオラなどを演奏していました。

 宮廷楽長ルケージと少年ベートーヴェン、二人が同じ場所で同じ時間を過ごしたのは間違いないので、あるいはベートーヴェンはルケージからモーツァルトの話を聞いてその音楽をより深く愛するようになったのかもしれません。
 歴史の書物には出てこなくても、偉大な作曲家に少なからぬ影響を与えた音楽家というのはいるものです。

 さてそのルケージのアルバムはあまり多くありませんが、ここにはチェンバロ協奏曲やソナタ、交響曲などが収録されていて、彼の素晴らしい才能をたっぷり味わえることができます。
 不思議な序奏から始まる交響曲変ホ長調、こんな怪しげで魅力的な出だしは、マンハイム楽派やウィーンの初期古典派の人たちとはちょっと違います。
 チェンバロ・ソナタも後期のイタリア・バロックとは一線を画し、またモーツァルトとも匂いが違います。

 一番驚いたのは最後のチェンバロ協奏曲の第2楽章。オーケストラが出てきません。
 というか、それ以前にこの独特な音楽作りは何なのでしょう。
 モーツァルトの天国的素朴さ、ハイドンの知的な遊戯性、あるいはガルッピのソナタやベートーヴェンの初期作品を彷彿とさせるのですが、・・・やはり誰とも違うのです。

 この孤立した感覚は、同時代の超絶的天才ボッケリーニと比較してもいいかもしれません。

 時代の狭間に埋もれて大きな名声を残すことなく去っていったアンドレア・ルケージの作品、一度耳にしておくことをお奨めします。



そのルケージ

CONCERTO
CNT 2077
\2600

アンドレア・ルッケーシ (1741-1801)
 オルガン協奏曲 ヘ長調
 交響曲 ニ長調
 チェンバロ・ソナタ ヘ長調
 交響曲 変ホ長調
 チェンバロ協奏曲 ヘ長調
ロベルト・プラーノ(ピアノ)
フェルッチョ・ブゾーニ室内管弦楽団
マッシモ・ベッリ指揮




もう1枚ルケージ

CNT2086
\2600

ルケージ:未出版交響曲集

アンドレーア・ルケージ(1741-1801):
 1.交響曲 ニ長調(楽譜所在地:ベルガモ)
 2.交響曲 ト長調(楽譜所在地:プラハ)
 3.交響曲 変ロ長調(楽譜所在地:ドレスデン)**
 4.交響曲 ハ長調(楽譜所在地:プラハ)*
 5.交響曲 ホ長調(楽譜所在地:プラハ)
  無印:オーボエ2、ホルン2、弦楽合奏
  *  :フルート2、ホルン2、弦楽合奏
  **:フルート2、オーボエ2、ホルン2、弦楽合奏
マッシモ・ベッリ指揮
フェルッチオ・ブゾーニ管弦楽団

 ベートーヴェン若き日、ボンで彼を導いたイタリア人の大先輩!
 交響曲草創期の逸品5作、実に瑞々しい...ベートーヴェンがウィーンに来る前、ボン宮廷で彼に刺激をあたえた「同業の大先輩」たちのひとりが、本盤の主人公ルケージ。腕前確かな鍵盤芸術家でもあり、ソナタ形式という、もともとイタリアで生まれた作曲形式にベートーヴェンが早くから親しんでいた背景には、ルケージの鍵盤ソナタの影響もあったと思われます。
 Concertoレーベルはこの名匠の復権に静かに傾注してきましたが、今回のアルバムに結実をみせているのは、そんなルケージがまだボンに来る前、本場イタリアで腕利きの作曲家として多忙な日々を送っていた頃に書いた「交響曲史の最初期を飾る」名品たち。
 交響曲というジャンルはドイツよりもむしろ、イタリアと英国・フランスの結びつきのなかで発展した側面も大きいのですが、ここに集められたのはまさしくそうした路線の、オペラの序曲から派生したスタイリッシュな全3楽章式の名品群。
 ハイドンと同時期の曲ですが、むしろモーツァルトの最初の30曲くらいを彷彿とさせる、痛快な「歌うアレグロ」と的確な構築感がたまりません。
 引き締まった現代楽器アンサンブルも絶妙、LPレコードを思わせる薄い紙ジャケットも美麗。楽聖のルーツのひとつともいうべき音楽世界、どうぞお見逃しなく!



 
CNT2087
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
メノッティ:歌劇『電話』
  ピアノ三重奏曲、12のピアノ小品

 _侶燹愿渡叩戞△泙燭六鯵儡愀検1947)
 ▲泪螢◆Ε蹇璽兇里燭瓩両詩集(1937)
     〜子供のための12のピアノ小品
 ヴァイオリン、クラリネットとピアノのための三重奏曲(1996)
.船鵐張ア・フォルテ(S)
マルコ・カマストラ(Br)
ファブリツィオ・マリア・
 カルミナ―ティ指揮
ドニゼッティ交響楽団員合奏団
▲泪襯魁Ε愁蝓璽法複陝
ステーファノ・フェラリオ(vn)
ステーファノ・リッチ(cl)
マルコ・ソリーニ(p)
 イタリアからアメリカへ、そしてまたイタリアへ。隠れた20世紀の異才の世界を、極上イタリア演奏陣で…!20世紀イタリアの作曲家といってベリオやシェルシらがまっさきに挙がるとすれば、それは世紀後半に前衛至上主義が流行した影響だったのかもしれません。
 アメリカとイタリアをまたにかけて活躍したメノッティこそ、実質的な大御所だったのではないでしょうか?北イタリアで生まれ、ミラノで学び、10代のうちに家族と渡米、カーティス音楽院でさらなる研鑽を重ね、バーバーやトスカニーニと知遇を得て存在感を高め、1940〜50年代にオペラ作曲家として成功。戦後の母国でもスポレート両世界音楽祭を創設、イタリアでも確かな活躍をみせた―ーその成功は、聴き手を阻害しない、先進的でありながら前衛に偏らない作風ゆえのことだったのかもしれません。本盤はそんなメノッティの出世作である室内オペラ『電話』を主軸に、初期のピアノ曲集と晩期になって書かれた手堅く味わい深い室内楽曲を収録、解説訳とともにメノッティという作曲家の仕事を立体的に感じ取れる内容になっています。
 演奏陣の確かさはConcertoレーベルならでは――ロッシーニ、マスカーニ、プッチーニ他の室内楽など名演を紡いできた名手ソリーニと、Concertoで『ジャンニ・スキッキ』の名盤を刻んだ名匠カルミナ―ティらが今回も大活躍!
 聴きごたえのある1枚、お見逃しなく!
 



CNT2081
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2800+税
1. ハイドン:チェロ協奏曲 第1番ハ長調 Hob.VIIb-1
2. ヴラニツキー:チェロ協奏曲ハ長調op.27
3. ハイドン:チェロ協奏曲 第2番ニ長調 Hob.VIIb-2
エンリーコ・ブロンツィ(vc・指揮)
パドヴァ・エ・ヴェネト室内管弦楽団
 スタイリッシュ!その奥に宿るラテンの歌心!
 名手ブロンツィ、あの俊英団体と絶品古典派芸術を。イタリア人ならではの比類ない歌心を滔々と心にたたえながら、情に溺れず引き締まったスタイリッシュな演奏で聴き手の心をつかんでやまないイタリア随一のチェロの名手、エンリーコ・ブロンツィ!Concertoレーベルでの録音はトリオ・ディ・パルマの一員としてのピッツェッティ(イタリア近代)やドヴォルザーク、あるいはニーノ・ロータのチェロ協奏曲…と比較的新しい時代の音楽が多かったところ、ふいに超・古典ともいうべきハイドンの2曲をあざやかに「弾き振り」で披露してくれました!しかもオーケストラは、かつてARTEレーベルでペーター・マーク指揮のすばらしいベートーヴェン交響曲全曲を披露してくれたパドヴァ・エ・ヴェネトco.!端正に整ったアンサンブルのなかにも自発性が漂う彼らの魅力は、ブロンツィの艶やか&しなやかな弓さばきとあいまって、古楽器演奏好きも納得するのではという様式感にも、作品美を幾倍にも増幅させる迫力にも事欠かない超・高水準の演奏に...しかも嬉しいことに、後期古典派の粋ともいえる名曲あまたの(交響曲などが絶品!)P.ヴラニツキーの、非常に貴重なチェロ協奏曲も...ティンパニまで動員する大編成をあざやかに駆使した、ベートーヴェン初期と同時期のこの逸品もまた、本盤に手を伸ばす動機として充分な仕上がりです。

COO RECORDS


COO-041
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2800+税
宮崎生まれのオルガン〜 
J.S.バッハの音楽と〜

  1. トッカータとフーガ ニ短調BWV538「ドリア旋法風」
  2.「おお神よ、誠実な神よ」によるパルティータ BWV767(コラール朗読:秋山 仁)
  3.「主イエス・キリストよ、われらに」による4編 BWV632・655・709・726
  4.『ノイマイスター手稿』よりBWV742・1119・1120
  5.幻想曲とフーガ ト短調 BWV542
  6.「我ら皆唯一の神、父と子と聖霊を信ず」によるトリオ BWV740
松波久美子(オルガン)
使用楽器:
 ベルンハルト・H.エツケス建造
 日本福音ルーテル宮崎教会
 名工エツケスの銘器は、宮崎で丁寧に育てられてきた北ドイツ楽派の伝統を伝える正規奏者、満を持して…!ここ何十年かのあいだに、欧州の重要な歴史的オルガン修復&建造家による銘器が日本各地に作られてきたことを、ご存知でしょうか...?
 今回ご紹介するのは、宮崎県の福音ルーテル宮崎教会に1998年に設置されたベルンハルト・H.エツケス製作のオルガン――2段の手鍵盤に足鍵盤をそなえ、エッセンシャルな管列の数々は多彩な組み合わせでも美しく音が溶け合う、そしてブクステフーデなど北ドイツ楽派の作品でしばしば使われる、あの輝かしい星飾もついている…建造者エツケスは北方の歴史的銘器が数多く残るオランダ北部フローニンゲン地方の生まれで、スイスに渡って工房を開いた歴史的楽器の専門家。
 これを弾く正規奏者・松波久美子は、北ドイツ・オルガン楽派の第一人者でもあるハラルト・フォーゲルの門下で学んだ筋金入りの名手!この理想的な出会いがもたらした確かなバッハ解釈を、宮崎の教会でじっくり、ていねいな録音製作を通じて皆様にもお届けいたします。
 “前奏曲とフーガ”系の大作ふたつを冒頭と末尾に配し、そのあいだにバッハ芸術の粋ともいうべきコラール(ルター派教会の賛美歌)のメロディにもとづく楽曲群を精巧なプログラム配置で...最初期の少年バッハによる作品から晩年の『ライプツィヒ・コラール集』の作品まで、明敏かつ安定した解釈がじわり、音楽美を引き立てます。

CORO(国内仕様盤)


PCOR 16133
\2857+税
※輸入盤発売済
パレストリーナVol.6
 パレストリーナ:ミサ・ロム・アルメ(5声)/
 《ソロモンの雅歌》より
  我が愛する者よ, 立ちて急げ、愛する方はわがもの、
  いざ起きて, 町を回らん/
 深き淵より/主よ、われを大切にしたまえ/
 日ごと罪をおかせしわれ/われが苦難の中に歩き回るとも/
 これらの町が受けし試練のことを/バビロンの川のほとりに/
 われが御身の慈悲を知らざれば
ザ・シックスティーン
ハリー・クリストファーズ(指揮)
 ザ・シックスティーンのパレストリーナ!第6巻"5声のミサ・ロム・アルメ"国内仕様盤!

 ザ・シックスティーンとハリー・クリストファーズの代名詞であり、イタリア・ルネサンス時代の巨匠の偉大なる芸術に敬意を表する「パレストリーナ・プロジェクト」。
 第1巻「聖母マリア」、第2巻「降誕節」、第3巻「イースター」、第4巻「クリスマス」、第5巻「ペンテコステ」に続く待望の第6巻は、5声の大作「ミサ・ロム・アルメ」をメインとするプログラム!
 1570年にローマで出版され、スペイン王フェリペ2世に献呈された「ミサ曲集第3巻」に収録された5声のミサ曲「ミサ・ロム・アルメ」。
 俗謡「戦士/武装した人(ロム・アルメ)」の旋律を第7旋法によって定旋律とした「5声」のためのテノール・ミサ曲である。
 またハリー・クリストファーズは、旧約聖書の「ソロモンの雅歌」に基づく連作モテトゥス集(第4巻)から、第16番〜第18番の3曲を選曲。
 ミサ曲を中心にモテトゥスを組み合わせた見事なプログラミング、綿密な時代考証に基づくザ・シックスティーンの演奏、解釈は今回も秀逸。
 ザ・シックスティーンの至上のハーモニーによる5声のミサ・ロム・アルメ。同曲の決定盤の日本語解説&歌詞訳付きヴァージョンの登場です!




CYPRES



MCYP1672
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
フランス・クラヴサン楽派の異国情緒 
 〜ドイツ、ポルトガル、アジア、そして…〜

 ラモー:
  〔こ地の人々 ▲┘鵐蓮璽皀縫奪 エジプトの女
 フォルクレ:
  ぅープランの調べ ゥ櫂襯肇ルの女
 ロワイエ:
  Ε▲襯泪鵐 Г気箸そ ┘好タイ人たちの行進
 ダングルベール:
  アルミードのパサカーユ(リュリの叙情悲劇による)
 クープラン:
  アルマンド「上品な女」けしの実 中国の人々 機知
ベアトリス・マルタン...クラヴサン(=チェンバロ)
使用楽器:
 アントヴェルベンのヨアンネス・クーシェ1645年頃製作→
 パリのブランシェ工房にて
 1720年頃グラン・ラヴァルマン(大改修)
 されたオリジナル楽器
 さりげなく、とてつもなく洗練されたクラヴサン盤が!18世紀の絶品銘器、フランスの俊才がたおやかに。
 「作曲家が知っていた当時の楽器を使い、当時の演奏法で弾いてこそ、作品の真相に迫れる」というのが、ピリオド楽器演奏の基本理念。それがとくに重要なのが、フランスの古楽...ルイ王朝期特有の装飾音やリズムのとり方をふまえて弾かないと、楽譜を杓子定規に読んだのでは曲の形が大きく変わってしまいます。
 その弾き手がフランス人なら、なおのこと適性は高いのかも...そんな基本理念をあらためて印象づけずにはおかない名演が、ベルギーCypresから届きました。フランス屈指の名手B.マルタンは、フランス語圏カナダからパリに来た名匠K.ギルバートやクリストフ・ルセの門下生!そんな生まれついてのフランス作品解釈者が弾いてこそ、のプログラムになっているのも注目ポイント――「フランスからみた異国」。これぞフランス人目線が大切なテーマではありませんか!
 ポルトガル、中国、スキタイ古代...18世紀フランス人たちの無辺の空想力を伝えるのに、彼女が使う楽器はチェンバロ史上最高の製作家リュッケルス一族の婿、クーシェの楽器を18世紀の名工がバロック=ロココ風に改装した逸品(当時こうした改築が「ラヴァルマン」と呼ばれ広く行われていたのです)。楽器の響きを間近に伝える自然派録音も絶品...
 解説充実日本語訳付、お見逃しなく!



GRAMOLA



GRML99075
(SACD Hybrid)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3000+税
イルンベルガー
 ゲーゼ&メンデルスゾーン:晩年のヴァイオリン協奏曲

 1.ゲーゼ:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 op.56(1880)
 2.メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 op.64(1845)
トーマス・アルベルトゥス・イルンベルガー(ヴァイオリン)
ドロン・サロモン指揮
イェルサレム交響楽団

 ますます勢いづくイルンベルガー、思わぬ併録曲と「あの」超名曲を録音!

 名楽団との共演にも注目!オーストリアの音楽シーンで、静々と破竹の活躍をみせる新世代の知性派凄腕ヴァイオリニスト、トーマス・アルベルトゥス・イルンベルガー...彼がウィーン中央部に本拠を置くGramolaレーベルが次から次へと新譜をリリースしていることは、彼がいかに企画力もあれば演奏能力もすぐれているかを如実に示す事実であります。
 事実、そのどれをとっても気軽に作ったような内容ではなく、充実した解説まで自ら執筆しながら、どれも他とは一線を画す独特の演奏内容で仕上げてみせてくる――
 今回リリース告知が舞い込んできたメンデルスゾーンの超・王道名曲に、実はその初演指揮者でもあったデンマーク・ロマン派の最重要作曲家ゲーゼのヴァイオリン協奏曲(ブラームスやドヴォルザークの名曲と同時代の、端的にまとめられた北欧随一の逸品です!!)をカップリングしての新譜も、まず間違いなく充実した演奏内容で私たちをつよく惹きつけるに違いありません!

 デームスやバドゥラ=スコダらウィーン在住の大御所たちからも信頼され共演を続けているのみならず、ユダヤ系の演奏者・演奏団体との密接な共演関係でも知られるイルンベルガー、今回は何度か共演してきたイスラエル室内管ではなくイェルサレム響との堂々共演。ゴルトマルク盤でも共演した名匠サロモンのタクトも興味津々!



<スマッシュ・ヒットとなったCENTAURのヴァイオリン・ソナタ集>

CENTAUR
CRC 2973
¥2700
ゲーゼ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ集 ――
 ソナタ第1番イ長調Op.6/
 同第2番ニ短調Op.21/
 同第3番変ロ長調Op.59
ケイティ・ウルフ(ヴァイオリン)、
エイドリアンヌ・キム(ピアノ)

 19世紀のデンマークとドイツに大きな足跡を遺したデンマークの作曲家ニルス・ゲーゼ(ガーデ)。
 メンデルスゾーンとの親交で知られ、そのメンデルスゾーンの死後、ライプツィヒ・ゲヴァントハウスの主席指揮者の地位を引き継いだ。
 作品もメンデルスゾーンに似て高雅で気品がある。が、もっと素朴で田舎っぽくてそれがいい。
 今回のアルバムはそんなゲーゼの最も親しみやすく魅力的なヴァイオリン・ソナタ集を女流デュオの演奏で。
 自身ヴァイオリン奏者として活躍した経験がダイレクトに作品へと反映されている。


 


GRML99076
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
ゴールトマルク:弦楽四重奏曲・五重奏曲
 仝抗攣予伝婉 変ロ長調 op.8(1860)
 弦楽五重奏曲 イ短調 op.9(1862)
ハイドン四重奏団
 フランツ・キルヒャー、
  マルティン・コチシュ(vn)
 ゲルスヴィント・オルトホフ(va)
 ニコライ・ネーフ(vc)
▲襯疋襯奸Ε譟璽ポルト(vc)

 ウィーンのロマン派、ブラームスの同時代人。この人をもっと知りたい!名曲あまたの大家、出世作2曲の名演ゴールトマルクはほんとうに不遇な名匠です。
 生前は同世代のブラームスにも並びうる名声と作品数を誇りながら、なぜかヴァイオリン協奏曲ばかりが突出して有名…そのあたり、ブルッフとどこか似ているかもしれません。しかし質実剛健さもめだつブルッフに対し、ゴールトマルクの書く曲はどんなにがっちりしたソナタ系の曲であっても、つねに流麗なメロディの魅力、官能的な和声の味わいにみちていて、いわば「やさしく優雅な方のブラームス」のように聴き手をどこまでも魅了してやみません。
 とくに室内楽曲には名品が多いのですが、後世の絶大な名声にまだ辿りつかない頃に書かれた弦楽四重奏曲とチェロ二つを要する五重奏曲とは、ともにヘルメスベルガー四重奏団によって初演され大成功を博した初期の傑作であり、輸入盤ではわずかながら名盤も存在しますが、こうして解説付の国内仕様盤で出るのはおそらく初めて!
 ウィーン弦楽六重奏団の名手R.レーオポルトの助演を得てここで充実至極の解釈を聴かせるのは、独・墺・英の実力派が集う結成20年以上の銘団体・ハイドンSQ!絹目のような美しい和声と濃密なロマンの香りを高雅にさばきながら、「ブラームスやドヴォルザークのような名曲をもっと!」と思っておられる室内楽ファンの方々に、格別の喜びをもたらしてくれるに違いありません。ご注目を!




旧譜
ゴールトマルクの歴史に埋もれた「超」名曲を聴く!

GRML98986
(国内盤 SACD-Hybrid)
\3150
ゴールトマルク〜ウィーン世紀ロマン派屈指の巨匠!〜
カール・ゴールトマルク(1830〜1915):
 1. ヴァイオリン協奏曲イ短調 op.28(1877)
 2. ヴァイオリンとピアノのためのソナタニ長調 op.25(1874)
トーマス・アルベルトゥス・イルンベルガー(vn)
ドロン・サロモン指揮
イスラエル室内管弦楽団
パヴェル・カシュパル(p)
GRML98986
(SACD-Hybrid)
(輸入盤)
\2800→\2590
日本語解説なし

 ブラームスやリストと同時代を生き、大いに人気と敬意をあつめたゴールトマルクの名声はユダヤの血ゆえに失われた? ひとつだけ言えるのは、その作品があまりにすばらしいということ。
 最高傑作群から2曲、きりりと堅固でひたすら甘美に…ロマン派好きにはたまらない至高の名演!

 この作曲家の無数にある傑作を、20 世紀に入ってから世間が見失ってしまったのは、なぜなのでしょう――それはきっと、ハプスブルク家の皇帝が収めるオーストリア=ハンガリーの帝都、さまざまな人間が暮らす大都市ウィーンで、ユダヤ人としての生き方をまっとうした彼のことを、20 世紀前半にオーストリア併合を果たした当時のドイツ語圏の権力者たちがあまり快く思わなかったからだったのでしょうか?

 カール・ゴールトマルク――生まれはハンガリー、1860 年代頃から作曲家として頭角をあらわしはじめ、ワーグナーの『指環』やブラームスの交響曲群などの初演があった1870 年代、傑作オペラ『サバの女王』やヴァイオリン協奏曲などで不動の名声をものにしていった大作曲家。
 生前その名声はきわめて高かったにもかかわらず、私生活は謎に包まれていたそうですが、ユダヤ教のハザン(キリスト教でいうカントール、聖歌隊指導者)の息子として生まれた彼は生涯、ユダヤ教に忠実な信仰生活を送り続けていたそうです。

 19 世紀の偉大なユダヤ人作曲家といえば、他にブルッフやメンデルスゾーンが思い浮かぶところですが、ゴールトマルクもまた彼らと同じく、ユダヤ人たちにとっての特別な楽器のひとつであるヴァイオリンのため、素晴しい傑作協奏曲を残しました――今日でも唯一、この作曲家の作品で定番名曲として残っているものがあるとすれば、まさしくこの1877 年作曲の(つまり、ブラームスやチャイコフスキーの協奏曲とほぼ同時期の)ヴァイオリン協奏曲になるのでしょう。

 飛ぶ鳥を落とす勢いでウィーン楽壇に頭角をあらわし、時には古楽器演奏にも関わりながら、あくなきレパートリー開拓精神と妥協なき作品解釈で名演を紡ぎ続けているT-A.イルンベルガーはいま、昨今しばしば緊密な共演関係を続けている精鋭集団イスラエル室内管とともに、この傑作協奏曲の素晴しい新録音を世に問うてくれました――
 これが独奏・オーケストラとも桁外れの名演で、俊才ドロン・サロモン率いるイスラエル室内管の並々ならぬほど引き締まった一体感、しなやかな歌作り、抑揚あざやかな解釈には、同じユダヤ人としてゴールトマルクに限りない共感ゆえのもの?
 しかも嬉しいことに、同時期のもうひとつの傑作ソナタがまた充実の名演になっており、同じ頃に書かれたブラームスやラインベルガーらのソナタよりも圧倒的に長いこの傑作をしなやかに、チェコの名手カシュパルと阿吽の呼吸で織り上げてゆく解釈の深みは、何度聴いても惚れ惚れするほど。
 作曲家についての充実解説(全訳付)も日本語資料として貴重だと思います。

 何はともあれ、並居るソリスト先行型の競合盤ともぜひ聴き比べていただきたい協奏曲録音の名演ぶりが圧巻!お見逃しなく...!


 


GRML99051
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3000+税
イルンベルガー&コルシュティック
 ベートーヴェン:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ全集Vol.2

  1. ソナタ 第8番 ト長調 op.30-3
  2. ソナタ 第1番 ニ長調 op.12-1
  3. ソナタ 第2番 イ長調 op.12-2
  4. ソナタ 第3番 変ホ長調 op.12-3
トーマス・アルベルトゥス・イルンベルガー
 (ヴァイオリン)
ミヒャエル・コルシュティック
 (ピアノ/スタインウェイDモデル)
 コルシュティックの精妙ピアノ、歌うイルンベルガーの弓
 ピアニストの存在感が、作品美をみずみずしく一新…!
 大曲「クロイツェル」と「最後のソナタ」第10番の録音からスタートしたイルンベルガー&コルシュティックのベートーヴェン・ソナタ全曲録音。
 このシリーズ最大の特徴は、おそらくピアニストの存在感がとてつもなく大きいことにあるように思います。
 そもそもコルシュティックは旧Ars Musiciでベートーヴェン随一の長大なソナタ「ハンマークラヴィーア」の独自解釈を披露するなど、ベートーヴェン弾きとして注目されてきた名手。ウィーンの俊才イルンベルガーとジャケットで対等の立場に扱われているのも、そうした点をより強くアピールするレーベル側の姿勢なのかもしれません。
 元来ベートーヴェンの二重奏ソナタはみな「ピアノ・ソナタにヴァイオリンないしチェロの助奏つき」という発想で書かれていて、実はピアノが主役以上の役割を果たすようにできている音楽内容。
 今回の録音でも、ピアノのそばでヴァイオリンが絶妙の合いの手を入れるような感覚で演奏されているようにも聴こえます。そして、その「合いの手」がいかに絶妙であることか――比較的ゆれを押えたすっきり弦音で、惚れ惚れするような美音で紡がれるベートーヴェン若き日の名品群、あらためて作品像が一新されるに違いありません。
 もちろん、今回も演奏者自身による解説の日本語訳付です!
 

GRML98982
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2800+税
シュールホフ:ヴァイオリンとピアノのための作品全集
 .凜.ぅリンとピアノのためのソナタ 第1番 作品7/WV24(1913)
 ▲凜.ぅリンとピアノのためのソナタ 第2番 WV91(1927)
 ヴァイオリンとピアノのための組曲 作品1/WV18(1911)
 ぬ吉質侫凜.ぅリン・ソナタ WV 83(1927)
  ※曲順は↓き
デュオDS
ダビド・デルガード(ヴァイオリン)
シュテ―ファン・シュミット(ピアノ)
 もっと知られるべき大天才のひとりシュールホフ!
 凄腕の室内楽デュオ、ユダヤ東欧風の味わい豊かに。
 多士済々のチェコ近代。しかしマルティヌーやヤナーチェクらをよそに知名度が低いままの天才作曲家が、何人か――そこには、第二次大戦で収容所送りになり、命を落とした天才たちも含まれています。クレイン、ハース、シュールホフ…作品の認知が遅れたためか、再評価は進んでいるものの、マルティヌー他の巨匠たちほどの認知度に追いつくにはまだまだといったところ、こうして単体作曲家のアルバムが出てきてくれるのは実にありがたいこと!ここではシュールホフを集中的にとりあげ、ユダヤの伝統の象徴ともいうべき楽器・ヴァイオリンのための室内楽作品をすべて聴ける...欧州最前線で活躍中のデュオDS、ヴァイオリンのデルガードはスペイン人、ピアノのシュミットはドイツ人。Gramolaではスペイン20世紀初頭の巨匠トゥリーナのヴァイオリン作品集(GRML98859)が魅力的でした。聴きやすさと尖鋭性とが相半ばするシュールホフ初期〜中期の作例、つまりナチス政権の台頭など誰も思いも寄らなかった頃の作品だけに、私たちはそこに余計な悲劇の影を感じる必要もなく、純粋に音楽美を追う喜びに身を任せられる――スリリングな両楽器の絡み合い、真摯にして抜け目ない無伴奏ソナタの魅力、発見の喜びに満ちた1枚!解説日本語訳付です。

INDESENS!


INDE070
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2800+税
エストニア×ロシア×フランス
      東へ向かう音楽
 〜ペルト ラーツ ショスタコーヴィチ〜

 1. ラーツ:トランペット、ピアノと弦楽合奏のための協奏曲 作品92
 2. ペルト:ピッコロ・トランペット協奏曲
   〜B・A・C・Hの主題にもとづく
 3. ペルト:カントゥス(歌)
  〜ベンジャミン・ブリテン追悼
 4. ショスタコーヴィチ:ピアノ、トランペットと弦楽合奏のための協奏曲 作品35
      (ピアノ協奏曲 第1番)
 5. ペルト:東洋・西洋 〜弦楽合奏のための
エリック・オービエ(tp)
ルステム・サイトクロフ(p)
ニコラ・シャルヴァン指揮
サヴォワ地方管弦楽団
 東欧とフランス。北と南。バロック以前と20世紀...
 「管の国」のトランペットと弦で、見過せない逸品群を。
 「アルヴォ・ペルト作品の新譜」というだけで、そわそわせずにおれない人は少なくないはず。ヤルヴィ一家の故郷でもあるバルト三国最北・最東の国エストニアには、実は他にも20世紀屈指の異才作曲家が何人か。
 ヤーン・ラーツもそのひとり...ペルトと同じく、リムスキー=コルサコフの門下生エレルに師事後、彼はエストニア放送局の録音技師も経験、1970年代には(ポーランドのキラル、ロシアのプロコフィエフにも似て)映画音楽の大家にもなりました。かたやペルトはラーツと3歳違い...実は両者とも「ソ連時代」に育った名匠で、本盤はこの国の文化シーンに無関心ではいられないフランスの名手たちが、東と西の交錯をテーマに選曲した独特のプログラムが実に魅力的。エストニアの二人のほか、ショスタコーヴィチの協奏曲(INDE066より再録)も収録、ロシア・ピアニズムの名匠サイトクロフがラーツ作品でも活躍、弦楽合奏曲も2作品...と、ピアノ・トランペット・弦という編成での統一感と多彩さを同時に味わえる内容にニヤリとします。
 トランペットはモーリス・アンドレの高弟、千変万化のニュアンスをこの楽器から引き出す名匠オービエ!! アンビエントな魅力からネオバロック作品まで、魅力のつきない内容です!
 


INDE068
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2800+税
ティアリー・ベルジェの20世紀トランペット協奏曲紀行
 .廛蹈奪亜
  トランペット、金管合奏と打楽器のための協奏曲(1989)
 ▲優好謄蹈奸Д肇薀鵐撻奪閥奏曲 ハ短調(1967)
 ルシュール:
  トランペットとクラリネット六重奏のための小協奏曲(1954)
 ぅ織轡献筌鵝Г気覆(2014)
 ゥ坤Εリッチ:
  クラリーノ・カルテット〜
    トランペット四重奏のための(1977)
ティアリー・ジェルヴェ(トランペット)
.瀬凜ド・リーヴァ指揮
パリ合奏団
金管・打楽器アンサンブル
バスティアン・スティル指揮
▲皀好ワ交響楽団
パリ・クラリネット六重奏団
ぅ▲鵐汽鵐屮・ユートピア
 吹奏楽の頂点は、裏切らない。
 パリ警視庁吹奏楽団の名匠が、深い愛着とともに刻んだ協奏曲集のクールさ!「現代音楽」でありながら聴き手に過度の無理を強いない、人なつこくも新しくエッジの効いた音楽...それが、吹奏楽の世界で生み出される新作の魅力。その目線で時代を遡ると、1980年代、70年代、60年代、50年代…と、20世紀のどの時点でも現代人の耳と心を捉えて離さないクールな名曲が多々あることに気づかされます。
 デ・メイ、パーシケッティ、モートン・グールド…吹奏楽の世界でよく名前が挙がる作曲家たちも、実はケージやシュニトケら20世紀の巨匠たちと同世代。そして芸術大国にして「管の王国」たるフランスでも、そういったブラス系の大家が多々いたはず...その事実にはたと気づかせてくれるのが、パリ警視庁吹奏楽団の名手として活躍する曲者スーパープレイヤー、ティアリー・ジェルヴェの新譜!
 しかもジェルヴェは祖国に偏らず、米国のブロッグやズウィリッチ、ロシアのネステロフら諸外国の名匠たちにも目を向け、フランス人目線で「クールな20世紀音楽」を浮き彫りに。心からワクワクさせてくれる自在闊達なソロが、世界的な吹奏楽指揮者スティルの指揮とくりだす50〜80年代の、1曲ごとに思わぬ意趣が心をそそる五つの名品!
 端的な解説も訳付、こういう切り口の吹奏楽曲は専門家以外にももっと注目されてよい気がします!

PAN CLASSICS



PC10338
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2800+税
ハクヴァールト/オランダ黄金時代のガンバ芸術家
 〜ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のための六つの組曲〜

 カレル(カロルス)・ハクヴァールト:
  『ケリス 〜ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のための組曲集〜』
   (1686年デン・ハーグ刊)より
    1. 組曲第6番 ニ長調2. 組曲第10番 イ短調
    3. 組曲第8番 ホ短調4. 組曲第12番 ハ長調
    5. 組曲第11番 ト短調6. 組曲第9番 ヘ長調
グイード・バレストラッチ(ディヴィジョン・ヴァイオル)
ニコラ・ダル・マーゾ(ヴィオローネ)
ラファエル・ボナヴィータ(アーチリュート)
マッシミリアーノ・ロスキエッティ(チェンバロ、オルガン)
 オランダ17世紀後半=バランスよい芸術の宝庫!縦横無尽の「歌うガンバ」、羊腸弦の魅力全開です!
 数年前に本拠がスイスからドイツに移ったPan Classicsレーベルには、同時期に運営休止となったイタリア随一の古楽レーベルSymphoniaから音源を多数入手、廃盤にしておくには惜しい重要音源を徐々にカタログ復活させてくれていますが、これもそのひとつ。コレッリやリュリと同じ頃オランダで活躍した名手ハクヴァールトの組曲集です。
 オランダは今と同じく、スペインから独立をはたし世界の海の覇者となった17世紀の黄金時代にも周辺諸国からの移民が多く、諸文化の富と文化が入り混じってきた場所。ここでもコレッリ流儀のわかりやすいイタリア的感覚を下地に、フランス風の宮廷舞曲の形式をうまく取り入れたバランスよい組曲の数々を、長調3編、短調3編という理想的な取り合わせで十全に聴き愉しむことができます。
 ガンバ独奏の聖地フランスの、くせのある音作りが苦手な人にもおすすめ。名匠パンドルフォ門下の名手バレストラッチは今や欧州で最も実力あるガンバ奏者のひとりで、ここでは英国風の小ぶりの独奏用楽器を縦横無尽に使いこなし、技巧的かつメロディアスなガット弦芸術をたっぷり味あわせてくれます。
 充実解説訳付、知られざるオランダ・バロックの魅力、ご堪能下さい!

PASSACAILLE


PSC1007
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2800+税
ナポリの甘き笛
 〜18世紀、後期バロックのナポリにおける
     リコーダーのためのソナタと協奏曲〜

 1. フィオレンツァ:リコーダー協奏曲 イ短調
 2. マンチーニ:リコーダーと通奏低音のための
          ソナタ第7番 ハ長調
 3. ローザ:リコーダーと通奏低音のためのシンフォニア
 4. レーオ:リコーダーと通奏低音のためのソナタ
 5. プッリ:リコーダーと通奏低音のためのソナタ
 6. マンチーニ:リコーダー・ソナタ 第19番〔協奏曲〕
 7. フィオレンツァ:リコーダーと通奏低音のためのソナタ
 8. サルリ:リコーダー・ソナタ〔協奏曲〕
イネシュ・ダヴェーナ(各種リコーダー)
アンサンブル・ラ・チガーラ
 (古楽器使用)
 痛快に飛びまわるリコーダーの美!南欧の名手たちと古典派前夜のすがすがしいイタリア芸術を堪能!
 夏が近づいてくると、心そそられるようになるのが「ナポリのバロック音楽」。イタリア半島の南側は長らくスペイン領だったことも影響しているのかどうか、18世紀頃からオペラの本場として絶大な存在感を高めてゆくこの欧州随一の古都からは、かのスカルラッティ父子を筆頭に、ポルポラ、レーオ、ヨンメッリ、トラエッタ、パイジェッロ、チマローザ…と、18世紀後半にいたるまで欧州各地を賑わせた敏腕オペラ作曲家たちが続々と巣立って行きました。しかし彼らの技芸を支えたのは、歌い手ばかりではなかった...
 ナポリではチェロ、ヴァイオリン、リコーダーなど、他の地域とは明らかに一線を画したクオリティを誇る楽器演奏の伝統も培われていました。本盤ではそうしたナポリ楽派の器楽世界から、軽やかな超絶技巧もなんのその、しなやかな美音で歌心たっぷり私たちを魅了してくれる、オーガニックなリコーダー・サウンドの作り手たちを続々と紹介してもらえます!
 欧州新世代随一の凄腕が集まるEns.ラ・チガーラの確かな演奏で、レーオやマンチーニのように比較的この分野では知られている側の作曲家たちから、まったくの無名人たちの名品まで、流麗そのもののリコーダー・サウンドを堪能。
 


PSC939
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2800+税
ベートーヴェン、ラノワ:ピアノと管楽器のための五重奏曲
 1. ベートーヴェン:
  ピアノと管楽器のための五重奏曲 変ホ長調 Op.16
 2. ラノワ:
  ピアノと管楽器のための五重奏曲第2番 変ホ長調(1812)
ハルシオン・アンサンブル
  (古楽器使用)
平井千絵(fp)
アンナ・シュタール(ob)
ニコラ・ボウド(cl)
カレン・リビシェフスキ(hr)
ヤニ・スナーボルィ(fg)
 古典派の広がりを実感せずにおれない古楽器録音、待望の登場!欧州古楽界最前線、多忙な名手たちと。
 フォルテピアノ界隈は、録音・実演を問わず日本でも着実に新たな盛り上がりを見せています。
 新世代の名手たちの活躍もめだつなか、現代ピアノでは再現しえないニュアンスを当時の楽器に遡って再現、鈴木秀美とのベートーヴェン録音やモーツァルト独奏曲集などで高い評価を博してきた平井千絵が、オランダ時代からの友人たちと録音した1枚が今も入手可能と判明!ご本人確認の末、日本語解説付での流通を確保いたします。
 フォルテピアノと管楽器4本との五重奏形態は、モーツァルトが「自身の最高傑作」と呼んだKV453の名品以後、古典派時代に少なからぬ名曲が生まれた分野ですが、ここではその代表例ともいうべきベートーヴェンの若書きと、後期古典派時代に作家としても音楽教師としても活躍したオーストリアの才人ラノワ(ベルギー系の貴族の一門の出身)の思いがけない充実作をじっくりと。
 ゼフィーロやアニマ・エテルナ、シャンゼリゼ管、レ・タラン・リリークなど最前線の名門楽団の盤でメンバー表を賑わせてきた俊才奏者たちとの洗練された古楽器演奏――
 当時の音色と呼吸感あればこそ、未知の名品の本領も発揮されるところ。意外な作品での充実名演に、3巨匠に限られない古典派への興味が深まること必至!の1枚です。
 


PSC1008
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2800+税
新ウィーン楽派の室内編成編曲
 〜ドビュッシー、ツェムリンスキー、マーラー〜

 1. ドビュッシー:「牧神の午後」への前奏曲(ベンノ・ザックス編)
 2. ツェムリンスキー:マーテルランク歌曲集 作品13
  (´きΕ譽ぅ鵐戰襯函Ε鼻Ε譟璽κ圈
  ↓ゥ┘襯凜ン・シュタイン編)
 3. ツェムリンスキー:弦楽五重奏のための二つの楽章(1895)
 4. ブゾーニ:悲しき子守歌 作品42(エルヴィン・シュタイン編)
 5. マーラー:さすらう若者の歌
    (アルノルト・シェーンベルク編)
レインベルト・ド・レーウ指揮
アンサンブル・オクサリス
ディートリヒ・ヘンシェル(バリトン)
 ひさびさの「室内楽編曲版」、思わぬレーベルから!
 独唱者は世界的リート歌手。フランスの「あの曲」も!
 今でこそ録音物でいつでも聴けるオーケストラ音楽ですが、昔はそうはいきませんでした。室内楽編曲はピアノ編曲と並んで、アマチュア奏者の集まりや小規模な舞踏場・カフェなど、日常空間で手軽に音楽を愉しむ手段として長い歴史がありますが、演奏機会の少ない、やや時代に先んじた難しめの管弦楽曲を紹介する手段として、費用削減の意味も含めて大真面目にステージ上でそれらを披露したのが、20世紀屈指の前衛芸術家シェーンベルクら新ウィーン楽派...彼らが手がけたマーラーやツェムリンスキーらの重要作の編曲版は、個々の作品の意外な側面を浮かび上がらせる独特の魅力があり、音盤シーンでもひそかなファンは少なくないようです。この種の演目をFuga Liberaへの録音で成功させてきたベルギー随一の凄腕集団オクサリス(ピアノにはW.クイケンの息子P.クイケンが!)の新譜は、同国随一の古楽系レーベルPassacailleから登場。独唱には世界随一のリート歌手ヘンシェル(!)、しかもフランス近代音楽のドイツ楽檀への紹介として非常に重要なドビュッシー「牧神〜」の編曲版も含む選曲が実に憎いところ。これまでどおりマーラーの重要作品も収録してくれているのも嬉しいポイントです(古楽寄りのセンスの持ち主T.フレットのフルートが絶妙!)。演奏極上、もちろん解説訳・訳詞付です!

RAMEE


RAM1406
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2800+税
ポーランドとルネサンス・リュート音楽
 〜1600年前後の独奏曲さまざま〜

 ヤコブス・レイス、通称ポーランドのジャック(1550頃-1605)
 ディオメデス・カート(1555-1628)
 ヴォイチェフ・ドウゴライ(1557/58-1619頃以降)
 エリアス・メルテル(1561頃-1626)
 ジャン=バティスト・ブサール(1567頃-1616以降)
 カスペル・シェリツキ(1570頃-?)
 エマヌエル・ヴルスティーゼン(1572-1619)
 トバイアス・ヒューム(1579頃-1645)
 ジョヴァンニ・アントニオ・テルツィ(1580頃-1600)
 ニコラ・ヴァレ(1583頃-1642以降)
 ペトルス・ファブリツィウス(1587-1651)
 ヨハンネス・アルピヌス2世(1571-1606)
 アドリアン・デンス(16世紀末に活躍)
 ヨハンネス・ナウクレルス(1579-1655)

【出版譜出典】
 M.ヴァイセル編『リュート奏法譜集』
  (1591年フランクフルト・アン・デア・オーダー刊)/
 A.デンス編『音楽の精華』(1594年ケルン刊)/
 ジョヴァンニ・アントーニオ・テルツィ『リュート奏法譜集第2巻』(1599年ヴェネツィア刊)/
 J-B.ブサール編『音楽の宝物庫』(1603年ケルン刊)/
 T.ヒューム『第一楽曲集』(1605年ロンドン刊)/
 N.ヴァレ『ムーサの秘術』(1615年アムステルダム刊)/
 E.メルテル『新たなる音楽作品集』(1615年シュトラスブルク[=ストラスブール]刊)/
 J-B.ブサール編『新作曲集』(1617年アウクスブルク刊)...他、欧州各地の図書館・個人蔵の手稿譜より
ミハウ・ゴントコ(リュート)
使用楽器:
 7コース、イタリア・ルネサンス型ポール・トムスン1996年製作
 「コペルニクスの国」は、ルネサンス期の超・大国!
 ポーランドの絶品リュート芸術、同国の異才が深々と。
 ショパン、ルービンシュタイン、シェリング、ペンデレツキ…クラシック音楽の世界でのポーランドは、やはり19世紀ロマン派以降の華やぎがめだつもの。
 18世紀末に王朝が途絶え、周辺列強に分割され国そのものが消滅、その状態が第一次大戦まで続いたためでしょうか。しかし王朝断絶前、とくに17世紀以前のポーランドは東欧屈指の大国で、東洋人の支配に長く甘んじたロシアよりもずっと強大だったのです!
 当然、そこには文化の実りも豊かにありました――それを改めて認識させてくれるのが、近年ますます古楽シーンが充実しつつあるポーランドの出身、欧州各地で活躍をみせるリュート奏者ミハウ・ゴントコによる畢生の録音!
 構想20年以上、古楽愛あふれるRameeレーベルでついに実現した本盤は、16世紀後半から17世紀にかけ、諸外国で高い名声を誇ったポーランド人リュート芸術家たちの足跡を各地の史料からたんねんに集め、知られざるルネサンス末期のポーランドの至芸を「いま」に甦らせる充実盤になりました。
 少し後にテレマンが魅せられた民俗音楽とは明らかに違う、いわば「コペルニクスと同時代の、先進国ポーランドの人文主義的音楽」とみなしうる精巧な、深夜にじっくり聴くのが最も合いそうな、美しい小品の数々...解説充実邦訳付。かけがえのない音楽の喜びをもたらしてくれそうな1枚です。

RICERCAR



MRIC357
(7CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\7000+税

パリの古典派と管弦楽〜ハイドン、グレトリー、ゴセック、そして…
 〜新録音がCD2枚分も!


 グレトリー:
  _侶
   『セファルとプロクリス』『二人の吝嗇者たち』
   『ポリクラテスの家でのアナクレオン』『カイロの隊商』より
    (各2〜11曲抜粋)
  ▲侫襦璽閥奏曲 ハ長調
 ゴセック:
  8魘繕 変ホ長調 Op.8-1 て ヘ長調Op.8-2
  テ 変ホ長調 Op.8-5 ζ ニ長調 Op.12-1
  同 ハ長調 Op.12-3 同 変ホ長調 Op.12-5
  歌劇『サビニュス』による管弦楽組曲
  ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための協奏交響曲 ニ長調
 J.シュターミッツ:クラリネット協奏曲 変ロ長調
 クラウス:交響曲 ニ長調 VB 143
 ピエルタン:ヴァイオリン協奏曲 第3番変ロ長調
 グレスニック:
  クラリネット、バスーンと管弦楽のための協奏交響曲 変ロ長調
 ルブラン:オーボエ協奏曲 ハ長調
 ハイドン:
   宛魘繕 第45番 嬰へ短調 Hob.I:45「告別」
   影 第82番 ハ長調 Hob.I:82「熊」
   夏 第85番 変ロ長調 Hob.I:85「王妃」
   各 第86番 ハ長調 Hob.I:86

 《以下、(31)まで全て新録音》
 乾ンタータ「我らを、祖国を憐れんでください」Hob.XXIVa:7
 (21)トランペット協奏曲 変ホ長調 Hob.VIIe:1
 ベートーヴェン:
  (22)交響曲第2番 ニ長調 Op.36
 サリエーリ:(23)歌劇『ダナオスの娘たち』序曲
 クロイツェル:(24) 歌劇『イプシボエ』より エール
 グルック:
   (25) 歌劇『アルセスト』『トリードのイフィジェニー』
   『オルフェとユリディス』(パリ版)よりエールと合奏曲(各1〜2曲抜粋)
 ルモワーヌ:(26) 歌劇『フェードル』より エール
 J.C.バッハ:(27) 歌劇『ゴールのアマディス』より エール
 メユール:(28)歌劇『ミラノのヴァランティーヌ』より エール
 スポンティーニ:(29)歌劇『オランピ』よりエール
 エロルド:
  (30)歌劇『ラステニ』よりエール
  (31)交響曲第2番 ニ長調
ギィ・ヴァン・ワース(cl)指揮
アンサンブル・レザグレマン(古楽器使用)
パトリック・コーエン=アケニヌ(vn)
フランソワ・ポリ(vc)
▲筌鵝Ε鼻Ε凜ンヌ(ft)
ブノワ・ローラン(ob)
エリック・ホープリチ(cl)
ジェーン・ガワー(fg)
(21)ジャン=フランソワ・マドゥーフ(19世紀初頭キィ式tp)
.愁侫ー・カルトイザー(S独唱)
粥(24)〜(29)ジェニファー・ボルギ(S独唱)

 ブラックボックスといってもいい「バロック」から「古典派」への移行期。
 我々に提示されるのは「バッハ」の次はいきなりの「モーツァルト」。
 でも当然のことながらその変革期には多くの天才が現れては消えていたはず。
 しかし残念ながら現代の音楽産業はその天才たちの作品を解明・紹介し切れていないのが現状。
 ただここへきてようやくその糸口を示してくれる秀逸な録音が生まれ始めてきている。
 今回のRicercarの労作はまさにその最先端的存在。
 7枚組でこの価格というのも嬉しいが、充実解説の日本語訳付というのが何より嬉しい。
 このセットを聴くことでブラックボックスだった時代の何かが見えてくるかもしれない。


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 「ウィーンは古典派の故郷」、「ロマン派はドイツ発祥」? いやいや!

 音楽史をきちんと読み解けば見えてくる  大都市パリが18世紀音楽に果たした存在意義...  
 極上の古楽器演奏、旧譜6枚+新録音2枚分!

 古い時代の音楽を、当時の楽器や奏法、その時代の音楽活動のありかたにまで遡って検証し、作曲家が想定していた姿にできるだけ近いかたちで演奏再現する――
 そうしたピリオド・アプローチ(古楽器演奏)が広まったことの大きな快挙のひとつは、なかば権威主義的に「不滅の名曲」とされてきた演目だけが聴くに値するもの...という先入観がどんどん覆り、おもいがけない幸福な音楽の出会いが爆発的に増えてきた...という点かもしれません。

 そして古楽器奏者たちが積極的に未知の名曲を再発見していった結果、わかってきたことがあります――

 私たちの知っていた音楽史は、広大な大河のいくつかの一部を断片的に切り取ったにすぎなかった、ということ。
 たとえば古典派音楽は「ウィーン古典派の三巨匠」だけが頂点かと思いきや、そもそも古典派音楽の重要なムーヴメントを支え、交響曲の発展を促したのはむしろ、パリやロンドンのような国際的大都市だった...という事実も、今や多くの人にとって常識となりつつあるのではないでしょうか。

 あるいは、真にロマン派音楽と呼ぶべきムーヴメントが、フランスではすでに18世紀末の大革命前後に始まっていたことも...
 そうした「フランス語圏からみた18世紀音楽史」を7枚組BOXで概観させてくれるのが、古楽大国ベルギーのフランス語圏側を代表する音楽拠点のひとつナミュールに本拠をおく超実力派集団、レザグレマン!

 「パリの古典派」に焦点をあてた一連のアルバム6枚の内容を5枚に収録、ハイドンのパリでの活躍、「フランスのモーツァルト」と呼ばれる名匠ゴセックの貴重な交響曲群、コンセール・スピリチュエルを賑わせた隠れ名曲群、歌劇界の名匠にして稀代の管弦楽作家グレトリーの多様な至芸などにふれられるだけでなく、なんとこのBOXが完全初出となる新録音がCD2枚分も!

 しかもそこに、いわゆる初期ロマン派へと続くフランス特有のオペラ史を概観できる抜粋アリア(エール)集(作曲家の選び方が絶妙!)のほか、バッハ・コレギウム・ジャパンなどでも大活躍する無弁・無孔トランペットの名手マドゥーフが吹くハイドンのトランペット協奏曲や、古典派のひとつの終着点にして始発点でもあるベートーヴェンの第2交響曲まで入れてくるという豪奢ぶり!

 もちろん充実解説の日本語訳付――古典派のみならず、音楽の歴史をあらためて問い直すエキサイティングな内容と、その意義を幾倍にも増幅させてやまないエッジの効いた古楽器名演がたまりません。
 ソリスト陣・メンバー表の豪華さにも、古楽ファンならニヤリとさせられることでしょう...!

ZIG ZAG TERRITOIRES



ZZT360
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2800+税
ボッケリーニ:室内編成による作品さまざま
 〜協奏曲・五重奏曲・ディヴェルティメント〜

 1. ギター五重奏曲 第7番 ホ短調 G.451
 2. フルートと弦楽五重奏のための
    ディヴェルティメント 第3番 G.463
 3. チェロ協奏曲 ニ長調 G.480
 4. フルート五重奏曲 ニ短調 G.436
マルコ・チェッカート(vc)
アカデミア・オットボーニ(古楽器使用)
マヌエル・グラナティエーロ(ft)
フランチェスコ・ロマーノ(g)
 小規模編成だから聴こえてくる、室内楽と協奏曲の親和性!イタリア凄腕集団、はざまの名匠の全貌を。
 「その名を冠した有名曲」の存在感や名演奏家としての名声がアダとなって、作曲家としての技量が見過ごされてきた天才たち…前者ではパッヘルベル、ドリゴ、ゴセックなど、後者ではゴベール、エネスク、ルビンシテインなどがその好例でしょうが、そのどちらでもあるのがボッケリーニ!
 稀代の名手としてチェロ独奏の可能性を飛躍的に高めた一方、室内楽や交響曲も続々出版して売れていた…にもかかわらず、とある弦楽五重奏曲のメヌエットが比類ない名曲だったため、その1曲ばかりが有名に。しかし近年のバロック・チェロ奏者たちが積極的にその作品をとりあげ、とくにビルスマ、コワン、鈴木秀美、ナジッロら各世代の凄腕たちのおかげで、その復権はかなり進んできたようです。
 ここではアマンディーヌ・ベイエールやキアラ・バンキーニらの楽団で闊達なソロを聴かせてきた名手チェッカートが、稀代の名手たちとその室内楽世界を探求。古楽器での演奏が少ないフルート入りの作品、ボッケリーニが先鞭をつけたジャンルであるギター五重奏曲、さらには室内編成での協奏曲まで、どれをとってもスリリングかつ繊細な名演でこの選曲は嬉しい!
 ギター五重奏曲では活躍地スペインの異国情緒も香り、フルート作品でのロココ気分も愛らしく。もちろん解説訳付です!
 


ZZT 362
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2800+税
アイヴズ、ヴェーベルン、ベルク
 〜20世紀の幕開け、アメリカと新ウィーン楽派〜

 1. アイヴズ:ピアノ・ソナタ第2番
   「マサチューセッツ州コンコード、1840〜60年」
 2. ヴェーベルン:ピアノのための変奏曲
 3. ベルク:ピアノ・ソナタ 作品1
アレクセイ・リュビモフ(p)
マリアンネ・ヘンケル(fl)
 「もうフォルテピアノしか弾かない」名手の貴重な名演
 異才リュビモフ、待望すぎる近代の象徴的作品集…!ソ連時代から、ネイガウス門下のロシア・ピアニズムの継承者でありながらもチェンバロ奏者として活躍、冷戦終結後は積極的に旧西側諸国をまわり、ベートーヴェンやシューベルトらが知っていた19世紀以前のフォルテピアノに親しみ、そのスペシャリストとなっていった…世界屈指の異能の人アレクセイ・リュビモフは、昨今フランス近代作品でさえ当時の楽器を使うようになっていますが、ここではなんと、20世紀音楽の基盤をつくったと言っても過言ではない世紀初頭の重要作品を3作、現代ピアノであざやかに収録してみせています。
 録音は1999年、つまりTeldecでの一連のフォルテピアノ録音とほぼ同時期――
 それにしても、よりによってアメリカ近代の孤高の異才アイヴズの象徴的作品「コンコード・ソナタ」とは!クラスター不協和音や思わぬ名曲の引用などでも知られるこの難曲を、独特のしなやかさですんなり私たちの耳に届けてしまう、しかしその奥にひそむ深い含蓄を感じさせてやまないこの名演は...ほぼ同時期、師シェーンベルクによる十二音技法確立直前の時代に書かれたベルクのソナタと、同技法確立後の独自路線で紡ぎ出したヴェーベルンの異色作(グールドの音源も有名ですね)という併録も憎いところ。
 解説日本語訳付、見逃せない1枚です!
 


ZZT364
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2800+税
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1・2番およびバッハのコラール
 メンデルスゾーン:
  .團▲了綾伝婉 第1番 ニ短調 op.49
  ▲團▲了綾伝婉 第2番 ハ短調 op.66
 バッハ:
  今ぞ来たれ、異邦人の救い主 BWV659
    (ヴァイオリンとピアノのための編曲版)
  い錣貽鬚妨討个錣襦⊆腑ぅ┘后ΕリストBWV639
    (チェロとピアノのための編曲版)
トリオ・ダリ
 アマンディーヌ・サヴァリ(p)
 ジャック・リーベック(vn)
 クリスティアン=ピエール・
         ラ・マルカ(vc)
 さえわたる解釈、隅々までみずみずしい若さ――フランスの俊才集団、3枚目は極上のロマン派路線!
 2008年に大阪国際室内楽コンクールでの成功いらい、世界の大舞台に乗り出したトリオ・ダリ――固定メンバーのピアノ・トリオで世界的に活躍している団体は意外に少ないようでいて、昔からボザール、フォントネー、ジャン・パウル…と、確かな活動理念のもと注目すべき活躍をみせている団体が意外に少なくないかもしれません。
 Fuga Liberaでラヴェルとシューベルトの全集をそれぞれ発表、まだまだ冴えてゆくであろうトリオ・ダリも、まさにその系譜に連なる銘団体。ふいにリリースした新譜は、ある意味「盲点」ともいうべきメンデルスゾーンの充実作2曲!
 かたや痛快なドライヴ感、かたや古典的均整としなやかな叙情で聴き手を惹きつけてやまないこの2曲は、並居る名盤も多いものの、1枚で全2曲がおさまることもあって「見つけると買ってしまう」室内楽ファンも多いことと思います――ヴァイオリン奏者が変わってから初めての録音となるトリオ・ダリの新録音もまた、そうした衝動が十二分にむくわれる絶妙の名解釈!どっしり構えた精巧な解釈の隅々に若々しさが息づく、聴いていてつくづく嬉しくなる名演です。
 メンデルスゾーンが深く崇敬していたバッハの編曲作品で、弦それぞれの独奏が聴けるのも嬉しいところ――見逃せない逸品の登場、ご注目下さい!



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