ARTS
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47764-2
(24/96シリーズ)
\1800 →\1690
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期待の若手ピアニスト、マリア・マゾのベートーヴェン!
ベートーヴェン:
(1)ピアノ・ソナタ第21番「ワルトシュタイン」ハ長調Op.53
(2)ピアノ・ソナタ第23番「熱情」へ短調Op.57 |
マリア・マゾ(Pf) |
録音:2014年8月1〜3日スタジオ・ザンタ,カンパノガラ(ヴェニス、イタリア)48:43/演奏タイミング(1)[10:52][4:08][9:58]/(2)[9:50][5:48][8:07]
マリア・マゾは2013 年にベートーヴェン国際ピアノ・コンクールに上位入賞、2014
年のルービンシュタイン国際ピアノ・コンクールではアッシャー・フィッシュ指揮イスラエル・フィルとの共演で聴衆賞を獲得しました。
レパートリーはバッハから現代音楽までと幅広く、特にベートーヴェンには定評があり、2004
年マンハイムで行われたリヒャルト・ラウクス・ベートーヴェン・ピアノ・コンクールで第1位、翌年のヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールではセミ・ファイナリストとなり審査員賞を受賞。
このディスクは満を持してのベートーヴェンの2
大ソナタの最新録音で控えめなペダル、細部までコントロールされたタッチ、予め計算され、よく練り上げられた全体のプロポーションなど、女流若手とは思えない落ち着いた風格あるベートーヴェンを聴かせてくれます。
「火の鳥」弾いてます。
https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=7DT37S-WYMM
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BMC
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BMC CD217
(2CD)
\4600
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「東方の光Ⅱ」〜
ギリシャ‐ビザンチンの聖歌、モルダヴィアの宗教歌、ギリシャの疑似聖歌など
チェスノコフ:夕べのいけにえ/
作曲家不詳(16世紀頃):主がともにおられる/
モルダヴィアの聖歌:目覚めよ、キリストの魂/
チャイコフスキー:クレド/グレチャニノフ:クレド/
ラフマニノフ:わが霊や主を讃めあげよ/他全34曲 |
タマーシュ・ブブノー(指揮)
聖エフレム男声合唱団
他ゲスト多数 |
録音:2012年〜2014年 ブダペスト 聖シュテファン大聖堂(ライヴ録音)/CD1:59’35
CD2:44’28
2002 年に結成されたハンガリーの男声合唱団。ビザンチンの典礼音楽を収録し第1
作も大好評、コンサートも成功を収めました。今作はその第2
作。
国立モスクワ合唱団、バリリ女声合唱団、ソリストなどゲストを迎えて美しくエキゾチックで荘厳な音楽を奏でています。グレゴリオ聖歌がお好きな人におすすめ。 |
BRIDGE
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「ジョージ・クラム・エディションVol.17」
ジョージ・クラム(b.1929):
(1)地球の夜明けからの声(アメリカン・ソング・ブックVI)
※世界初録音
(2)出来損ないのための牧歌
(3)枕木 |
(1)(3)アン・クラム(S)
(1)ランドール・スカルラータ(Br)
ジェームズ・フリーマン(指揮)
オーケストラ2001(打楽器アンサンブル&ピアノ)
(2)レイチェル・ラディック(Fl)
デイヴィッド・コルソン(Perc)
ポール・ヘリック(Perc)
A.J.マシューズ(Perc)
(3)マーカントニオ・バローン(Pf) |
BRIDGEレーベル初期から続くクラム・エディション、何と第17集発売!
録音:(1)2013年(2)2002年(3)2013年
66:29/Time:(1)[49:41](2)[11:43](3)[4:50]
クラム作品全集の最新録音。今年86
歳となるクラムは老いてもなお創作意欲は旺盛で、演奏時間約50
分の大作「地球の夜明けからの声」は2008
年の作品。ゴスペルやアメリカの古い聖歌の旋律に打楽器の様々な響きが加えられ、さながらスティーブン・キングの怪奇小説を思わせる。「出来損ないのための牧歌」ではフルートの呪術的な旋律にドラムの低音のロールが絡み、シャーマニズムの儀式を思わせる傑作。ミステリアスなクラム・ワールドはいまも健在。 |
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マックス・コヴァルスキ(1882-1956):歌曲集
(ハーフィスの詩による8つの歌曲、
美しい星は夜に上昇する、春、
夜の音、熟女、月に憑かれたピエロ、
深刻な時間、何回も、豹、愛の歌) |
ヴォルフガング・ホルツマイアー(Br)
テレーズ・リンドクィスト(Pf) |
録音:2011 年11 月、61:13
マックス・コヴァルスキはポーランド出身の作曲家、声楽家。前半生はドイツで活動し多くの歌曲を発表したがユダヤ人であったため1939
年にイギリスヘ移住。その後はロンドンで音楽教師として生計を立てた。ここに収められた歌曲では14
世紀初頭のペルシャの詩人ハーフィス、ハイネ、ヘルダーリン、ステファン・ギヨルゲ、リルケの詩に付曲しているほか、シェーンベルク作品で有名なアルベール・ジローの「月に憑かれたピエロ」にも作曲している。しかし作風は「月に憑かれたピエロ」をはじめ何れも後期ロマン派の抒情的なもの。 |
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「思考する気候」〜ポール・ランスキー(b.1944)作品集
(1)思考する気候(2013)〜ジョナサン・グリーンの詩による
(2)旅の日記(2007)
(3)すべてを加算する(2005) |
(1)キンバリー・ダン・アダムス(指揮)
西ミシガン大学合唱団
バード・オン・ワイア(Ens)
(2)トッド・ミーハン(Perc)
ダグ・パーキンス(Perc)
(3)スーザン・グレース(Pf)
アリス・ライバック(Pf) |
録音:(1)2014年(2)2010年(3)2006年(1)[34:26](2)[19:33](3)[19:18]
TT73:31
Bridge レーベルが進めるポール・ランスキー作品シリーズの第7
弾。
ランスキーはミルトン・バビットらに師事、アメリカにおける初期の電子音楽の作曲にも携わった。「思考する天候」は西ミシガン大学の委嘱により作曲されたカンタータ。語法にミニマル音楽に似た部分があり、J.アダムスを思わせる美しい佳曲。「旅の日記」は打楽器デュオ、「すべてを加算する」はピアノ・デュオでいずれもミニマルの影響が感じられ、活き活きとしたリズムが特徴。 |
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デイヴィッド・クラム(b.1962):作品集
(1)9月のエレジー
(2)サウンディングス
(3)《赤い砂漠》三章
(4)プリモーディアル・ファンタジー(原初的ファンタジー)〜
Ob,Cl,Hrn,Hp,2Perc,Va,Vc,Cb,Pf |
(1)フリッツ・ギアハート(Vn)
コリー・ハム(Pf)
(2)ジェローム・シマス(Cl)
スティーヴ・バッキ(Fg)
コリー・ハム(Pf)
(3)マーカントニオ・バローン(Pf)
(4)ロベルト・ポント(指揮)アンサンブル |
録音:(1)2011年(2)2011年(3)2014年(4)2013年
デイヴィッド・クラムはジョージ・クラムの息子で当初、ピアノとチェロを学び、後にイーストマン音楽院で作曲をサミュエル・アドラーに師事、さらにはタングルウッドでルーカス・フォス、オリヴァー・ナッセンにも指導を受けている。父ジョージのような特異な世界観はないものの、ストラヴィンスキーや様々な民族音楽、ジャズ、ブルース、ミニマルの要素と現代音楽の様々な技法を巧みにブレンドした自由な作風で明るいロマンティシズムが魅力。 |
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ステファン・ウォルペ(1902-1972)の音楽Vol.7
〜1924年から1966年のヴァイオリン作品集
ヴァイオリン独奏のための小品第2番(1966)
2つのヴァイオリンのためのデュオOp.2(1924)
2つの習作〜2つのヴァイオリンとピアノのための(1933)
ヴァイオリン・ソナタ(1949)
ヴァイオリン・ソナタ第2番(断章)(1958/59)
ヴァイオリン独奏のための2つのパートからなる小品(1964) |
モブセス・ポゴシアン(Vn)
ヴァーティ・メーヌエリアン(Vn)
スーザン・グレース(Pf) |
録音:2014年、68:02
Bridge レーベルが進めるステファン・ウォルペ作品シリーズ第7
弾。
ウォルペはベルリン出身で12
音技法の影響を強く受けたが、社会主義者として労働者のための音楽やジャズや当時のポピュラー音楽を取り入れた作品を発表するなど、多様な作風を持つ作曲家であった。ナチス政権樹立後はアメリカに亡命、ブラックマウンテン大学で教鞭を執り、モートン・フェルドマン、チャールズ・ウォーリネン、デヴィッド・テュードアらを育てたことでも知られる。ここに収められたヴァイオリン作品は彼が得意とした12
音技法による作品のほかバルトークを彷彿とさせる民族主義的な曲など、彼の多様な作風が端的に示されている。 |
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「収束」〜ブラームス&クリアフィールド:ヴィオラ作品集
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番“雨の歌”(ヴィオラ編曲版)
アンドレア・クリアフィールド(1960-):収束(2008,世界初録音)
ブラームス:チェロ・ソナタ第1番(ヴィオラ編曲版) |
バーバラ・ウェストファル(ヴィオラ)
クリスティアン・ルヴォロ(ピアノ) |
ブラームスを得意とするヴィオラ奏者、ウェストファルによるヴィオラ版のヴァイオリン・ソナタとチェロ・ソナタ!
録音:2013 年10 月、60’31
ドイツのゲテラン・ヴィオラ奏者ウェストファルは1983
年ミュンヘン国際ヴィオラ・コンペティションで優勝し、ソロや室内楽で活躍、現在ドイツのリューベック音楽大学の教授を務めています。
既にブラームスのヴィオラ・ソナタは発売になっています(BCD9021)。今作は、ヴィオラ版に編曲されたブラームスのヴァイオリンとチェロの名ソナタ集。渋みのある音色で奏でられる音楽は、落ち着いた気持ちにさせてくれます。 |
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「カヴァティーナ・アット・ザ・オペラ」
(1)ビゼー(ボーン編):「カルメン」ファンタジー(フルート&ギター編曲)
(2)ジュリアーニ:ロッシーニ:歌劇「タンクレディ」より“ポプリ”Op.76
(3)ソル:モーツァルトの主題による序奏と変奏Op.9(フルート&ギター編曲)
(4)タレガ:ヴェニスの謝肉祭による変奏曲(フルート&ギター編曲)
(5)クラカンプ:ヴェルディの歌劇「椿姫」による幻想曲
(6)タファネル:歌劇「魔弾の射手」による幻想曲 |
カヴァティーナ・デュオ:
【ユージェニア・モリナー(フルート)、
デニス・アザバギーク(ギター)】 |
カルメンに椿姫!フルートとギターで聴くオペラ名旋律
録音:2013〜14 年、64’51
セルジオ・アサドが「最も優れたフルートとギターのデュオ」と絶賛した“カヴァティーナ・デュオ”。BRIDGE
レーベルへの録音第2弾です。
サロン音楽隆盛と共に、オペラのメロディを主題にしたフルート曲は19
世紀数多く作曲されました。今アルバムはフルートとギターのデュオで、これらの作品を軽やかに、時にはしっとりと奏でます。 |
GEGA NEW
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「エコー」〜バッハ:フランス風序曲とサティ、デル・トレディチ
J.S.バッハ:フランス風序曲BWV831
より序曲/サティ:ジムノペディ第1番/
デル・トレディチ(b.1937):ジムノペディ第1番「私のゴールドベルク」/
J.S.バッハ:フランス風序曲BWV831
よりクーラント、ガヴォットI&II、パスピエI&II/
サティ:ジムノペディ第2番/D.デル・トレディチ:ジムノペディ第2番「私のレ」/
J.S.バッハ:フランス風序曲BWV831
よりサラバンド、ブーレI&II、ジーグ/
サティ:ジムノペディ第3番/デル・トレディチ:ジムノペディ第3番「私のロス」/
J.S.バッハ:フランス風序曲BWV831よりエコー |
スヴェトザール・イワノフ(Pf) |
バッハのフランス風序曲にサティとデル・トレディチを挟んでみました!
録音:2014 年8 月、64:20
J.S.バッハの8曲からなるフランス風序曲にサティの3つのジムノペディ、アリス・シリーズで知られるアメリカのデヴィッド・デル・トレディチのこれまた3つのジムノペディと称する作品を挿入。
バッハ、サティ、トレディチ、バッハの曲順で聴くユニークな企画。 |
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「Love is Forever」〜ソプラノ歌曲集
ブラームス:4つの歌曲
(君の青い瞳/わが恋は緑/ああ、視線を向けて/永遠の愛について)
ベートーヴェン:ゲレルトの詩による6
つの歌Op.48
ラフマニノフ:4つの歌曲
(友よ、そんなに昔だろうか/私はあなたを待っている/夢/春の水)
ムソルグスキー:歌曲集「子供部屋」
ドビュッシー:ビリティスの3つの歌
ディミテル・クリストフ(b.1933):3つの歌曲
ズラテフ=チェルキン(1905-77):青い瞳の少女 |
ルミヤナ・エヴァロヴァ(S)
ニコライ・エヴロフ(Pf) |
録音データ不詳(DDD,67:51)
ブルガリアのソフィア出身のソプラノ歌手エヴァロヴァによる歌曲集。
クリストフとズラテフ=チェルキンは母国ブルガリアの作曲家の珍しい歌曲です。 |
GENUIN
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マリノフスキーのショスタコーヴィチ&プロコフィエフ!
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番Op.80
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン・ソナタOp.134 |
イゴール・マリノフスキー(ヴァイオリン)
イタマール・ゴラン(ピアノ) |
ピアノがイタマール・ゴラン!新進ヴァイオリニスト、マリノフスキーのショスタコーヴィチ&プロコフィエフ!
録音:2014 年4 月18 日〜20
日ライプツィヒ、メンデルスゾーン・ザール、60’34
ピアノがイタマール・ゴラン!
ロシア出身のヴァイオリニスト、マリノフスキーはミルシテイン、シュヴァルツベルク、シュルツ、ザハール・ブロンに師事。サラサーテ国際ヴァイオリン・コンクールやF.クライスラー国際ヴァイオリン・コンクールで優勝するなど、入賞歴多数の実力派。そして、ピアノはヴェンゲーロフやヤンセン、庄司紗矢香など名だたるソリストから信頼を置かれている名ピアニスト、イタマール・ゴランという注目の演奏です。プロコフィエフのソナタは醒めたように聴こえるのにメラメラと熱い緊張感漂う演奏。ヴァイオリンの太めの音色、確かな技巧、ゴランの強烈なピアノも聴きものです。 |
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「ヴァインベルク-プロコフィエフ:クラリネット・ソナタ集」
プロコフィエフ: ヴァイオリン・ソナタ第2番Op.94bis(クラリネット編曲版)
ヴァインベルク:クラリネット・ソナタOp.28
プロコフィエフ:ヘブライの主題による序曲 |
アンネリエン・ファン・ヴァウヴェ(クラリネット)
ルーカス・ブロンディール(ピアノ) |
期待のクラリネット奏者ヴァウヴェ登場!ヴァインベルク収録!
録音:2014 年11 月15〜17 日シント=トロイデン、アカデミーザール,54’30
美しきクラリネット奏者アンネリエン・ファン・ヴァウヴェ。ヴェンツェル・フックス、ザビーネ・マイヤー、モラゲス、カルボナーレなど錚々たる名演奏家に師事した期待のクラリネット奏者。第61
回ミュンヘン国際音楽コンクールで優勝、各地の音楽祭に出演するなど、ソリストとしても活躍中です。
今作は作曲家ケント・ケナンが編曲したプロコフィエフのクラリネット・ソナタを収録。原曲はヴァイオリン・ソナタ第2
番で、プロコフィエフの神秘的なメロディ響きがシンプルに、はっきりと伝わります。そしてポーランド=ロシアの作曲家ヴァインベルク。初期に作曲されたクラリネット・ソナタは抒情溢れる旋律が流れるように包み込む。 |
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「セレニッシマ(ヴェネチア)」〜
アルビノーニ、ヴィヴァルディのヴェネチア教会ソナタ集
アルビノーニ:3声のソナタOp.1
ヴィヴァルディ:2つのオーボエと通奏低音のためのトリオ・ソナタRV81
ヴィヴァルディ:オーボエと通奏低音のためのオーボエ・ソナタRV53 |
ハイメ・ゴンザレス(Ob、指揮)
カメラータ・デリ・アミーチ |
ハイメ・ゴンザレスのアルビノーニ&ヴィヴァルディ:オーボエ・ソナタ集
録音:2014 年6 月23 日〜27
日フライブルク、アンサンブルハウス、66’35
ヴェネチア生まれの2 人の偉大な作曲家、アルビノーニにヴィヴァルディ。文化、音楽が隆盛だった黄金期、朗らかに軽やかな作風のオーボエを含んだソナタ集です。アルビノーニの作品は、ロマンティックな旋律に溢れ、典雅なリズム。穏やかな気分にさせてくれます。ヴィヴァルディは、軽快なで爽快なリズムに哀愁漂うメロディで、ヴィヴァルディらしい妙技が聴こえてきます。 |
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「Do-小道」〜現代ヴァイオリン作品集
(1)ブライト・シェン(1955-):無伴奏ヴァイオリンのための「流れ」
(2)ペルト(1935-):「フラトレス」
(3)シュニトケ(1934-98):無伴奏ヴァイオリンのための「ア・パガニーニ」
(4)レーラ・アウレルバッハ(1973-):無伴奏ヴァイオリンのための「孤独の組曲」
(5)グバイドゥーリナ(1931-):「綱渡りの踊り子」 |
ジジョン・ワン(王之?、ヴァイオリン)
(2)(5)ヤシュアンジ・シエ(Pf) |
昨年N響でシベリウスを聴かせてくれたジジョン・ワンのデビュー盤!
録音:2014 年7 月19 日〜20
日、ライプツィヒ、メンデルスゾーン・ザール,59’44
中国出身の注目若手ヴァイオリニスト!上海音楽院で学び、ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学で、コーリャ・ブラッハーに師事。1998年にメニューイン・コンクールのジュニア部門で優勝、第6回中国ヴァイオリン・コンクールで史上最年少優勝を果たしています。フランス放送フィルやヘルシンキ・フィルなど、様々なオーケストラのソリストとして出演。2014年にはN響にも客演してシベリウスのヴァイオリン協奏曲を演奏しています。
今作は、技巧的な現代ヴァイオリン作品集。アルヴォ・ペルトの名作“フラトレス”はシンプルな音の反復から生まれる澄んだ透明感、静謐な空気の中、時に激しく。ワンは、丁寧に奏でながら、その美しさを表出させています。クレーメルの演奏でも有名なシュニトケの“ア・パガニーニ”。不穏な静けさから始まり、パガニーニの断片が織り込まれた超絶技巧曲。グバイドゥーリナの“綱渡りの踊り子”は、ヴァイオリンが踊り、ピアノが不安を掻き立てる。収録曲もどれもが魅力的なアルバムです。 |
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GENUIN初登場!クレンケ四重奏団のシューベルト
フランツ・シューベルト:
弦楽四重奏曲第12番「四重奏断章」D.703
弦楽四重奏曲第4番D.46
弦楽四重奏曲第13番「ロザムンデ」D.804 |
クレンケ四重奏団 |
録音:2012〜13 年(バーデン・バーデン南西ドイツ放送SWR、ハンス・ロスバウド・スタジオ)、65’13
1994 年に結成したクレンケ四重奏団。全員ワイマール・フランツ・リスト音楽大学で学んだ女性の弦楽四重奏団で、CD
もこれまでPROFIL レーベルやBERLIN
CLASSICS
などから9 枚ほどリリースしている実力派。ドイツを中心に、ヨーロッパ、アメリカで演奏活動を行っています。
今作はシューベルトの弦楽四重奏曲集。女性らしい丁寧さで、細部まで瑞々しくバランスの取れた演奏です。凝った味付けをせず、純粋で柔らかな表現が好感を持てます。 |
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「憧れ」〜シューベルト:男声合唱作品全集VOL.1
森の夜の歌D.913/戸外の歌D.572/今過ぎ去る現在D.710/5月の酒宴の歌D.427/
漁夫の歌D. 364/5月の歌(雪は解け)D.202/春の歌D.243/
リュッツォウの勇猛なる追撃隊D.205/狩人の歌D.204/金色の輝きD.357/
去って行った人にD.331/矛盾D.865/墓と月D.893/墓D.569/あこがれD.656/
君に寄すD.338/朝の生気はさわやかに息づくD.67/5月の歌(春の歌)D.199/
ようこそ、愛する美しい5 月D.244/朝の星
D.203/夜の明かりD. 892 |
ヤン・シューマッハー(指揮)
カメラータ・ムジカ・リンブルク |
録音:2008〜2014 年、72’03
1999 年創設の男声合唱団カメラータ・ムジカ・リンブルクのGENUIN
レーベル4 枚目のアルバムは、合唱の重要なレパートリーとして知られるシューベルトの男声合唱作品。
クリストフ・プレガルディエン、アンドレアス・ウェラーといった名歌手がソリストとして参加しているのも注目です。柔らかく、美しく繊細なアンサンブル。ホルン・アンサンブルが伴奏の“森の夜の歌”では森の情景が浮かぶ幻想的な歌。プレガルディエンの艶やかな歌声と、合唱の見事なアンサンブルが心地よい“今過ぎ去る現在”など、聴いていて穏やかに癒される珠玉の21
曲。 |
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「平野の魂」〜ベネズエラ音楽吹奏楽作品集
(1)カリプソ・メドレー(バンディード〜カラカス・カラカス)
(2)アルトゥーロ・マルケス(1950-):コンガ・デル・フエゴ・ヌエボ
(3)ベネズエラと音楽〜偉大な巨匠たちのフォルクローレ集
(4)民謡:ロス・メレクレス
(5)パキート・デリヴェラ(1948-):「アリア・トロピカル」より“ベネズエラのワルツ”
(6)エル・ガバン・デ・フィゲレード
(7)パキート・デリヴェラ(1948-):「アリア・トロピカル」よりコントラダンス
(8)アントニオ・カリーリョ(1892-1962):エル・サルタリン
(9)ゼキーニャ・ジ・アブレウ(1880-1935):ティコ・ティコ・ノ・フバ
(10)カルダレーラ&スカルピーノ:パリのカナロ
(11)ロビン・デューハースト:ブラジリア〜ソロ・トロンボーン&ウィンド・オーケストラ
(12)ジョセフ・タリン(1947-):ソロ・トランペット、トロンボーン&ウィンド・オーケストラ
(13)ヴィクトリアーノ・ヴァレンシア・リンコン(1970-):ファンダンギーリョ
(14)フランシスコ・デ・パウラ・アギーレ(1875-1939):アマリア
(15)ペドロ・エイラス・グティエレス(1870-1954):アルマ・ジャネーラ |
トーマス・クラモー(指揮)
ザクセン・ウィンド・フィルハーモニー
【(1)-(3)(11)-(15)】
(3)(4)(6)(8)(14)(15)
アルマ・ジャネーラ五重奏団
(5)(7)(9)
ザクセン・ウィンド・フィルハーモニー
による木管五重奏団
(12)スヴェン・ギーペル(Trp)
(11)(12)シュテファン・ワグナー(Trb)
(13)ビリー・シュミット(Cl) |
録音:2014 年4 月〜5 月、66’06
ベルリン・フィルの元トランペット奏者で、現在ザクセン・ウィンド・フィルハーモニーの首席指揮者を務めるクラモー。以前ベネズエラのエル・システマで育った管楽器奏者によるブラスバンド「シモン・ボリバル・ユース・シンフォニー・バンド」を指揮したアルバム(「マンボとファンファーレ」GEN13260)をリリースしました。
今作は手兵ザクセン・ウィンド・フィルハーモニーとのベネズエラ音楽!ベネズエラのフォルクローレや、ラテンの名曲、吹奏楽作品まで、幅広く収録。情熱的であったり、哀愁のメロディ、ラテンのリズム、もうノリノリです。 |
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「音の風景III」〜ベンジャミン・ブリテンへの追憶
トマシュ・スクイヴェレス(1984-):ショート・ストーリー
ロマン・パウォレク(1971-):デイドリーミングwith
ベンジャミンB.
ダニエル・オリヴァー・モーザー(1982-):ヤガ科
ビョートル・スクイヴェレス(1980-):3つの詩〜ベンジャミン・ブリテンの追憶
ベンジャミン・ブリテン(1913-1976):ダウランドによる夜想曲(ノクターナル)Op.70 |
ライナー・シュテークマン(ギター)
トマシュ・スクイヴェレス(チェロ) |
録音:2014 年8 月8 日〜10日バートラウジック、51’52
ライナー・シュテークマンはヘッセン州マインハウゼン出身の中堅ギタリストで、第1集(GEN88527)、第2
集(GEN 11210)に続くサウンドスケープ・シリーズ第3
弾。
今作はブリテンにちなんだ作品を収録しています。ブリテンの作品以外は、すべてシュテークマンに献呈されたもので、世界初録音になります。ブリテンの“ノクターナル”は、1964
年偉大なギタリスト、ジュリアン・ブリームにより初演されました。16
世紀の作曲家ダウランドのリュート伴奏付きの歌曲「来たれ深き眠りよ」を主題にした変奏曲。哀しみと静謐な緊張感に満ちています。 |
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「オリジナル」〜金管アンサンブルのための作品集
スティーヴン・フェルヘルスト(1981-):10
フォーブラス・ファンファーレ
デリク・ブルジョワ(1941-):ウィリアムとメアリーOp.106
ヘルベルト・バウマン(1925-):フォー・ブラス
ヤン・クーツィール(1911-2006):ブラス・シンフォニーOp.80
マイケル・ナイマン(1944-):フォー・ジョン・ケージ |
10 フォー・ブラス |
録音: 2014 年8 月、56’18
ドイツのオーケストラなどで活躍している若手奏者で2010
年に結成された金管アンサンブル、10
フォー・ブラス。ドイツを中心に活動し、人気を博しています。
1 曲目の“10 フォーブラス・ファンファーレ”は東日本大震災の被災者に思いを寄せて作曲した「日本に捧ぐ歌(A
SONG FORJAPAN)」でも知られるベルギーの作曲家フェルヘルストが書き下ろした世界初録音のファンファーレ。勇壮で軽快に躍動し、メロディもアグレッシブで元気をもらえる名曲!これからの金管アンサンブルの定番曲になりそうな楽曲です。
マイケル・ナイマンの“ジョン・ケージのために”は、ナイマン節を感じさせるミニマルで乾いた空気感、超絶なアンサンブルで聴かせます。
そして金管アンサンブル作曲家として有名なクーツィールの代表作“ブラス・シンフォニー”を収録。フィリップ・ジョーンズに委嘱された作品で、ブラス・アンサンブルの醍醐味を感じる作品です。 |
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〜ドイツ音楽コンクール2014年度優勝者〜
「Opus1」〜ベートーヴェン、ベルク、ベリオ、エトヴェシュ作品集
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第1番Op.2-1、第32番Op.111
ベルク:ピアノ・ソナタOp.1
エトヴェシュ:地のピアノ-空のピアノ
ベリオ:水のクラヴィア/地のクラヴィア/大気のクラヴィア |
フランク・デュプリー(ピアノ) |
録音:2015 年1 月26 日〜29 日ベルリン、イエス・キリスト教会,71’13
1991 年生まれの若手注目のピアニスト、デビュー!
幼少期からソントラウト・シュピーデルに師事し、カールスルーエ音楽大学で学びました。すでに60
以上の入賞歴を持ち、レパートリーも多数!その才能を生かした選曲にも注目です。
ハンガリーの作曲家エトヴェシュの“地のピアノ-空のピアノ”はベリオを追悼して作曲したもの。そしてベリオの神秘的でとても美しい“水のクラヴィア”を含む3
曲を収録。細やかなタッチと芯のある音色で魅力的。 |
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「幼少の頃から」〜作曲家若書きのピアノ三重奏、ピアノ四重奏作品集
ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第1番Op.8
ラフマニノフ:悲しみの三重奏曲第1番
マーラー:ピアノ四重奏曲
リリ・ブーランジェ:ピアノ三重奏のための2つの小品
ジョン・アイアランド:幻想三重奏曲 |
モンテ・ピアノ・トリオ:
【フランチェスコ・シーカ(Vn)、
クロード・フロショー(Vc)、
イリーナ・ボータン(P)】、
ダニエル・ローランド(Va) |
録音:2014 年3 月18 日〜20 日、フランクフルト音楽・舞台芸術大学大ホール、65’19
作曲家が若い頃に作曲した作品をセレクトしたアルバム。
まだ小難しくない、真っ直ぐなロマンティックさが垣間見られ、それでいて独自の音楽性や緻密さを発揮しています。19
歳の学生時代にラフマニノフが作曲した“悲しみの三重奏曲第1
番”は、チャイコフスキーに影響を受けた作品。哀愁の旋律が美しい。
モンテ・ピアノ・トリオは2008
年に結成され、ロベルト・シューマン国際音楽コンクールやマリア・カナルス・バルセロナ国際コンクール、ヨハネス・ブラームス国際コンクールなど、いくつものコンクールで優勝しています。 |
LYRINX
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LYR 2266
(SACD HYBRID)
\2500 →\2290
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プレイエル・ピアノを用いた
「ピアノ五重奏によるショパン」
ショパン:
(1)ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11(ピアノ五重奏版)
(2)ポーランドの歌による幻想曲Op.13(ピアノ五重奏版)
(3)演奏会用ロンド「クラコヴィアク」Op.14(ピアノ五重奏版) |
ピエール・ゴア(Pf,1839年製プレイエル)
ステファノ・ベルネスキ(Vn)
リアナ・モスカ(Vn)
エルネスト・ブラウヒャー(Va)
パオロ・ベスキ(Vc) |
ピエール・ゴアによるプレイエル・ピアノを用いたピアノ五重奏版ショパン:ピアノ協奏曲
タイミング(1)[19:23]/[9 :
02]/[10:25]
、(2)[13:42] 、(3)[14:20]
録音:2009 年6 月30 日-7 月3
日クレマ、イタリア/オリジナルDSD
録音(SACDマルチチャンネル/SACDステレオ/通常ステレオCD
のハイブリッド)
ピアノ協奏曲第1番は単純にソロ対弦楽四重奏という形ではなく管弦楽パートの一部をピアノが受け持つように編曲されている。また本来、独奏曲であるOp.13、14も弦楽パートが極めて巧みに書かれているため、いずれも単純な編曲の域を越え、ピアノと弦楽が複雑に絡み合う立派なピアノ五重奏曲として聴きごたえのある内容に仕上がっている。
なおピアノはショパン在世時と同じ1839年製プレイエルが使用されているため、今日のピアノとは違った、ややフォルテ・ピアノに似た響きである。ピアニストのピエール・ゴアはペルルミュテール、デムス、スコダほかに師事しソロと室内楽を中心に活動しているフランスの中堅。またチェロのパオロ・ベスキはイル・ジャルディーノ・アルモニコの創立メンバーでもあります。 |
MERIDIAN
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天才、橋本杏奈
「タッチ・オブ・アンナ」
ローゼンブラット(b.1956):カルメン幻想曲
タルティーニ(橋本杏奈編):悪魔のトリル
J.S.バッハ(橋本杏奈編):半音階的幻想曲とフーガ
ニ短調BWV903
シューベルト(橋本杏奈編):アルペジョーネ・ソナタ
ベッリーニ(橋本杏奈編):歌劇「ノルマ」より「清らかな女神よ」
バッシ:ヴェルディのリゴレットによる華麗なる幻想曲 |
橋本杏奈(クラリネット)
ダニエル・キング・スミス(ピアノ) |
クラリネットの新星 橋本杏奈!待望の新譜!オペラの名旋律からアルペジョーネ・ソナタまで!
録音:2014 年7 月22-24 日聖エドワード懺悔王教会、ロンドン,71’35
イギリスで研鑚を積み、活躍中のクラリネット奏者橋本杏奈のセカンド・アルバム。
幼少時から才能を発揮し、コルトレイク国際クラリネット・コンクール第1位など、受賞歴も多数。名クラリネット奏者マイケル・コリンズ唯一の弟子であり、英国王立音楽院を首席で卒業した実力派。今作は、他楽器の名曲をクラリネット版に編曲したものをメインに収録。ヴァイオリン・ソナタの難曲として知られる「悪魔のトリル」、シューベルトが楽器アルペジョーネのために作曲した哀愁溢れる美しいメロディの「アルペジョーネ・ソナタ」、鍵盤曲、オペラ・アリアなどを、ふくよかな音色で、丁寧に歌い上げています。クラリネットの様々な表情を聴かせるアルバムになっています。
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「A touch of France」〜フランスのクラリネット作品集
①ドナート・ロヴレリオ:
ヴェルディの「椿姫」による演奏会用幻想曲
②アーサー・ベンジャミン:
「ラヴェルの墓」(ヴァルス・カプリース)
③ドビュッシー:第1ラプソディ
④プーランク:クラリネット・ソナタ
⑤サン=サーンス:クラリネット・ソナタOp.167
⑥ドビュッシー:小品
⑦エルネスト・カヴァリーニ:
ヴェニスの謝肉祭(Es管クラリネットのための) |
橋本杏奈(クラリネット)、
ダニエル・スミス(ピアノ) |
脅威の天才クラリネッティスト 橋本杏奈 遂に世界デビュー!フランスのクラリネット作品集
録音:2009年9月
橋本杏奈さんの演奏を初めて聞いたのは2003年、日本クラリネット協会主催による「ヤング・クラリネッティスト・コンクール」でのこと。まだ14才の彼女のその驚異的なテクニックに舌をまいた。そのコンクールでの全ての賞をかっさらうほどのインパクトを審査員にもたらした。日本の管楽器業界に天才が現れた瞬間だった。
その後、2005年の国際クラリネットフェストでは、彼女のために作曲された新曲をひっさげて東京に舞い戻ってきた。まだ17歳の若さとは思えない音楽性を持って。これまで世界中に何人もの天才クラリネット奏者が存在した。ケル、ランスロ、ペイエ、ライスター、メイエ、マイヤー・・・。古くはブラームスに晩年の光を与えたミュールフェルトや、モーツァルトに数々の名曲をもたらしたシュタードラー。一世紀後に、彼女もこの列に並ぶのであろうか。
その彼女がついにCDデビューした。ロンドン在住のため、彼女の演奏に接する事はなかなか叶わない。是非このCDを聞いて、クラリネットという木管楽器の限りない可能性を感じて欲しい。
(昼田純一,日本クラリネット協会・常任理事,ジェイズ・ミュージック主宰)
橋本杏奈(はしもとあんな,クラリネット)
1989年生まれ、ロンドン在住。9歳より6年間王立音楽大学ジュニア部にてチャールズ・ハインに師事、その間数々の賞を授与される。日本において第3回ヤング・クラリネッティスト・コンクール(18歳以下)一位及び全ての副賞を獲得、翌年は第6回に本クラリネット・コンクールに最年少(中学3年)で入選。12歳より英国各地で演奏活動を行い15歳でイギリス室内管とコンチェルト・デビュー。同オーケストラとは度々共演を重ねる。現在は王立音楽院に在籍、特待生としてマイケル・コリンズの下に研鑽を重ねている。
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「弦楽アンサンブルのための編曲集(ジャック・コーエン編)」
(1)ムソルグスキー:展覧会の絵(全曲)
(2)ラフマニノフ:前奏曲「鐘」Op.3-2
(3)ブラームス:クラリネット・ソナタ第1番Op.120-1 |
アイシス・アンサンブル(ISISアンサンブル)
(3)橋本杏奈(クラリネット) |
ありそうでなかった弦楽版「展覧会の絵」!?協奏曲版ブラームスのクラリネット・ソナタを吹くのは橋本杏奈!
録音:2014年2月27、28日聖エドワード懺悔王教会、ロンドン,64’04
前作のデビュー・アルバムでは“弦楽アンサンブルのための音楽”というテーマでリリースしたアイシス・アンサンブル。今作では、すべて世界初録音となる編曲集です。「展覧会の絵」は、素朴で重厚。ラフマニノフはフィギュア・スケートの浅田真央選手がかつてストコフスキー編曲版を使用していた楽曲です。
荘厳でいて、情熱を感じる演奏。ブラームスはソナタがクラリネット協奏曲のような雰囲気で、魅力に溢れています。ソリストを務めるのは今やトップ・ソリストである橋本杏奈というのも嬉しいです。 |
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「草陰の小径にて」〜
ブラームス、シューマン、ヤナーチェク、ショパン、メンデルスゾーン
(1)ブラームス(ジェームス・メイナード編):
間奏曲Op.117〜第1番/
6つのピアノ小品Op.118〜第2曲「間奏曲」、第3曲「バラード」
(2)シューマン(エイモス・ミラー編):子供の情景(全曲)
(3)ヤナーチェク(ジョセフ・ホリングス編):「草陰の小径にて」第2集
(4)ブラームス(D.G.シュート編):3つのモテットOp.110
(5)メンデルスゾーン(ブライアン・トムソン編):無言歌集OP.38より第7番「デュエット」
(6)ショパン(ジェームス・メイナード編):前奏曲Op.28-15「雨だれ」
(7)ブラームス(ブライアン・トムソン編):聖なる歌 |
オニクス・ブラス:
【ナイアル・キートリー(Trp)、
アンドルー・サットン(Hr)、
エイモス・ミラー(Trb)、
デイヴィッド・ゴードン・シュート
(Tuba)】
(4)(7)ダン・ニューウェル(Trp)、
トニー・クロス(Trp)、
リチャード・ワトキン(Trb)、
ポール・ランバート(バスTrb) |
フィリップ・ジョーンズも絶賛したオニクス・ブラス!ロマン派の音楽を金管アンサンブルで!
録音:2013年〜14年、71’25
イギリスの金管アンサンブル「オニクス・ブラス」。伝説的トランペット奏者フィリップ・ジョーンズから絶賛された人気グループです。
今作は、シューマン、ブラームス、ショパン、ヤナーチェク、メンデルスゾーンのピアノ曲と、ブラームスの声楽曲(こちらは金管八重奏で演奏)といった、ロマン派時代の名曲をアレンジしています。
ブラームスの“間奏曲Op.117より第1番”は、雄大でいて、荘厳な雰囲気。シューマンの“子供の情景”はなんと全曲編曲!曲のかわいらしい躍動感が伝わってきます。ピアノとはまた違った魅力があります。 |
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「ロード・ムーヴィーズ」〜
アダムズ、コリリアーノ、ノヴァチェク、ニュートン、チャップリン
ジョン・コリリアーノ:ヴァイオリン・ソナタ
ジョン・アダムズ:ロード・ムーヴィーズ
チャールズ・チャップリン(C.オガーマン編):「モダン・タイムス」から「スマイル」
ジョン・ノヴァチェク:ヴァイオリンとピアノのための4つのラグ
ジョン・ニュートン(ニン・カム編):
無伴奏ヴァイオリンのための「アメイジング・
グレイス」 |
ニン・カム(Vn)
アルバード・ティウ(Pf) |
録音:2012年、64’58
シンガポール出身の実力派ヴァイオリニスト、ニン・カムによるアメリカの作曲家による20世紀ヴァイオリン作品集。
ニン・カムは2001年エリザベート王妃国際音楽コンクールで第2位、フランダース放送聴衆賞を受賞しました。
タイトルにもなっているジョン・アダムズの「ロード・ムーヴィーズ」はミニマリズムたっぷりの楽しい曲。運転中の車窓風景から触発され作曲されました。第2楽章は、『砂漠の何もない風景の中に孤独な姿を見る』という作風。第3楽章は快速な超絶技巧が爽快です。ノヴァチェクの「4つのラグ」は、ラグタイムのユーモアが詰まった作品。彼女自身が編曲した「アメイジング・グレイス」はただ美しいだけではなく、ヴァイオリンの特殊技巧を駆使し、超絶。引き込まれる演奏です。 |
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「3つの肖像」〜エレナ・フィルソヴァ(1950-):室内楽作品集
(1)カニジーへのオマージュOp.129
(チェロ、ピアノ)
(2)ロスト・ヴィジョンOp.137
(ピアノ・ソロ)
(3)3つの肖像Op.132 (フルート、チェロ、ピアノ)
(4)夜の歌Op.125 (メゾ・ソプラノ、フルート、チェロ)
(5)春のソナタ Op.27 (フルート、ピアノ)
(6)フォー・スラヴァ(ロストロポーヴィチ)
Op.120 (チェロ・ソロ)
(7)日本庭園での瞑想Op.54(フルート、チェロ、ピアノ)
(8)オシップ・マンデルスタムの3つの詩Op.23(ソプラノ、ピアノ)
(9)哀しみの番人Op.130 (フルート、弦楽トリオ、ピアノ) |
マルシュアス・トリオ:
【ヘレン・ヴィドヴィチ(Fl)、
ヴァレリー・ウィルバンクス(Vc)
フェイ・レン(Pf)】
(8)マッカ・デューブナー(S)
(4)ハンナ・ペドリー(MS)
(9)パトリック・ドーキンス(Vn)、
モーガン・ゴフ(Va) |
録音年不明、ケント州オーピントン諸聖徒教会(イギリス)、72’00
イギリス在住のロシアの女流作曲家、エレナ・フィルソヴァ。100曲以上の作品を作り出している、多作家です。
このCDは彼女の生誕65年を記念して捧げられた室内楽作品集。“3つの肖像”は、演奏しているマルシュアス・トリオに委嘱された作品で、今回初録音。穏やかに、神秘的に無調の世界が広がる。 |
MSR
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MS 1300
(14CD 10枚価格)
\23000
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アントニオ・ソレール:チェンバロ・ソナタ全集(第1番〜第120番)
CD1 第1番〜第13番/CD2 第14番〜第23番/
CD3 第24番〜第35番/CD4 第36番〜第49番/
CD5 第50番〜第60番/CD6 第61番〜第63番/
CD7 第64番〜第66番/CD8 第67番〜第73番/
CD9 第74番〜第83番/CD10 第84番〜第92番(第1、2楽章)/
CD11 第92番(第3、4楽章)〜第94番/CD12
第95番〜第97番/
CD13 第98番〜第106番/CD14
第107番〜第120番 |
バーバラ・ハーバック(チェンバロ) |
なんと全120曲収録!ソレール:チェンバロ・ソナタ全集!
録音:1991年、1992年、2012年
バロック時代のスペインの作曲家、アントニオ・ソレール。彼を代表する作品群の一つがこの“チェンバロ・ソナタ集”。
スカルラッティに影響を受けて作曲された120
曲!典雅でいながら、軽快であったり、スペイン的な雰囲気もある。シンプルな作風の中に様々な響きが入り混じり、美しい。第1
番から順番に収録されているのもうれしいところ。
演奏しているのは当MSRレーベルに多数の録音がある、作曲家としても活躍しているバーバラ・ハーバックです。 |
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「歌うオーボエ」〜ドイツ・ロマン派の歌曲編曲集
ベートーヴェン:アデライーデOp.46/
シューベルト:
君はわが憩いD.776/ますD.550/春への想いD.686/
糸を紡ぐグレートヒェンD.118/夜と夢D.827
シューマン:詩人の恋Op.48(全16
曲) |
アンドルー・パーカー(オーボエ)
アラン・ハックルベリー(ピアノ) |
ドイツ・リートの名曲がオーボエによって歌われます!
録音:2013 年6 月、56’45
楽器が身体の一部になるような感覚…オーボエが情感豊かに、温もりのある音色でベートーヴェン、シューベルト、シューマンの歌曲を編曲し、歌っています。
穏やかな“アデライーデ”、“ます”は軽やかに跳ねる。じっくり聴きたくなる美しさに溢れた“詩人の恋”は全曲録音しているのも注目です。
パーカーはアメリカ出身で、クアッド・シティ響の首席オーボエ奏者として活躍している若手オーボエ奏者です。 |
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ボリビアのピアノ作品集!!
「アイレス・インディオス」
エドゥアルド・カーバ(1890-1953):
ボリビアのアイレス・インディオス、8つのボリビアのフォルクローレ
シメオン・ロンカル(1870-1953):ピアノのためのクエカ(抜粋)
マーヴィン・サンディ(1938-1968):
シチリアーナOp.4-1、汎神論のリズム、
イン・メモリアム〜カーバへのオマージュ |
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ワルター・アパラシオ(ピアノ) |
これは珍しい!ボリビアのピアノ作品集!
録音:2014 年7 月、58’21
これは珍しい!ボリビアのピアノ曲を集めたアルバム。ピアニストもボリビア出身!カーバはボエロ、トゥリーナに師事した、ボリビアの重要な作曲家。
“ボリビアのアイレス・インディオス”は荘厳で雄大なアンデス地方に住む先住民族インディオのフォルクローレを取り入れ作曲された代表作。独特のリズムを刻む軽やかなメロディが魅力的です。
ロンカルの「20 のクエカ(抜粋)」はボリビアの民族音楽を取り入れた小品集。30
歳という若さで夭逝したサンディは、他の2
人よりも調性が薄くなったモダンな作風のピアノ曲を残しています。 |
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「バルトーク:ピアノ作品集」
14のバガテルOp.6,SZ.38
2つのルーマニア舞曲Op.8/a,SZ43
15のハンガリーの農民の歌SZ.71
ハンガリー農民の歌による即興曲Op.20,SZ.74
ブルガリアのリズムによる6 つの舞曲(ミクロコスモス第6巻SZ.107より) |
テリー・エダー(ピアノ) |
録音:2014 年7 月、78’20
アメリカ出身のテリー・エダーはハンガリーの音楽を中心に演奏活動を行っています。
ペーテル・タカーチ、バリント・ヴァジョニといったハンガリー出身の教師に師事。バルトーク独自の民謡を用いたり、民族的な作風のピアノ曲をセレクトしています。 |
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「ベートーヴェン・オデッセイ第4集」〜ピアノ・ソナタ集
第4集
ピアノ・ソナタ
第14番Op.14-1/第15番「田園」Op.28/
第21番「テレーゼ」Op.78/第25番Op.79/
第27番Op.90 |
ジェームズ・ブローン(ピアノ) |
録音:2013 年7 月、72’24
ジェームズ・ブローンはイギリス出身の1971
年生まれ。幼少期から才能を発揮し、12
歳の時にオーストラリアでデビュー・リサイタルを行い、その後世界各地で演奏活動を行っています。
メルボルン・コンペティション、メニューイン・アワードなど受賞。今作はベートーヴェンのピアノ・ソナタ・チクルスの第4
弾。
丁寧なピアニズムで、深い表現力、「テレーゼ」では、繊細に優美な旋律を際立たせています。 |
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テノールのスタンリー・ウィルソン今作はシューマンの名作歌曲集
R.シューマン:
歌曲集「詩人の恋」Op.48(全16曲)
歌曲集「リーダークライス」Op.39(全12曲) |
スタンリー・ウィルソン(テノール)
マルコム・ハリディ(ピアノ) |
録音:2011年〜2014年、59’20
テノールのスタンリー・ウィルソンはメトロポリタン歌劇場の舞台にも立つアメリカのテノール歌手。今作はシューマンの名作歌曲集を二つ取り上げています。
眼前に広がる風景、心にある憧憬、喜び、悲しみ…ハイネの詩による「詩人の恋」とドイツ・ロマン派の詩人アイヒェンドルフの詩による「リーダークライス」を、若々しく伸びのある歌声で、愛情や苦悩など心の機微を丁寧に表現しています。 |
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「サウンディングス」〜ホルンと電子音楽のための即興と作品集
(1)ジェームス・ナイグス(1987-):
「サウンディングス」〜ホルンとミクスト・メディアのための
(2)即興「カンヴァセーションI」〜ホルンとマンダラ・ドラムの
(3)即興「夜の組曲」〜ホルンとパーカッションの
(4)即興「インプロヴ・ソナタ」〜電子効果のホルンによる
(5)ジョン・マニング(1965-):「ダーク」〜ホルン即興とミクスト・メディアの
(6)即興「kyma ディヴェルティメント」〜
ホルン、パーカッション、kyma(音響、音楽アプリケーション)の
(7)即興「カンヴァセーションII」〜ホルンとマンダラ・ドラムの
(8)ジェイソン・パラマラ(1977-):
「ラグラノク・ベイビー」〜ホルンとインタラクティヴ・エレクトロニクスのための
(9)イスラエル・ノイマン(1966-):
「方向転換」〜ホルンとミクスト・メディアのための |
ジェフリー・アグレル(Hr)
ジェームス・ナイグス(ミクスト・メディア)
ジョン・マニング(ミクスト・メディア)
イスラエル・ノイマン(ミクスト・メディア)
リッチ・オドネル(kyma、パーカッション)
アーロン・ウェルズ(マンダラ・ドラム)
ジェイソン・パラマラ
(インタラクティヴ・エレクトロニクス)
ジム・ドレイアー(Perc)
ネイサン・ヨーデル(Perc) |
録音:2005 年〜2014 年、54’45
21 世紀、新機軸のセッション=楽器と電子音楽。ホルンの音と電子音楽が産む多彩な音色により、音楽へのイマジネーションが広がります。すべて世界初録音。 |
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「サンプリング」〜ファゴットとピアノのための新しい作品集
(1)アーノルド・クック(1906-2005):ファゴット・ソナタ
(2)ボアズ・アヴニ(1963-):ファゴット・ソナタ
(3)ヴァーン・レイノルズ(1926-2011):ファゴット・ソナタ
(4)エドゥアール・フラマン(1880-1958):演奏会用小品
(5)リチャード・チョファーリ(1947-):ファゴットとピアノのためのソナチネ
(6)ジョン・ボダ(1922-2002):カプリース
(7)ハルゼー・スティーヴンス(1908-1989):
ファゴットとピアノのためのソナチネ第1番 |
マシュー・モリス(ファゴット)
(1)(2)(5)(7)
クリストファー・フィッシャー(ピアノ)
(3)(4)(6)
ユミ・キム(ピアノ) |
録音:2014 年、67’27
アメリカを中心に活躍しているファゴット奏者マシュー・モリスによる20
世紀に作曲されたファゴット作品集。
意外とロマンティックなメロディの作品が多く、ファゴットの温かな音色が豊かに響きます。新しいレパートリーにもオススメです。 |
NEOS
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NEOS 11513-14
(2CD)
¥4800
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クリスティアン・オッフェンバウアー(b.1961):弦楽四重奏作品集1997-2011
CD1)
弦楽四重奏断章1997
破壊(時/部屋)1999〜クラウス・ペーター・ケールのために
CD2)
第2弦楽四重奏断章2008〜トマス・ハインリヒのために
第3弦楽四重奏断章2009〜ユング・シュテルツィのために
断章IV/第4 弦楽四重奏断章2010
第5弦楽四重奏断章2011
第6弦楽四重奏断章2011 |
アルディッティ四重奏団:
【アーヴィン・アッルディッティ(Vn),
アショット・サルキシャン(Vn),
ラルフ・エーラーズ(Va),
ルーカス・フェルズ(Vc)】 |
アルディッティ四重奏団最新録音!オッフェンバウアー作品集
録音:2013 年6 月/CD1)[17:40][48:04] CD2)[25:00][11:34][11:31][22:23][07:07]
オッフェンバウアーはオーストリア出身の作曲家、音楽理論家。作曲をフリードリヒ・チェルハに師事した。このCD
には現在までに作曲された彼の弦楽四重奏の全てが集められており、いずれも終始弱音で演奏されるユニークな音楽。ブックレットに掲載されている譜例を見ると非常に細かく指示が書き込まれており、微細な音の変化と構造に耳を傾けさせる音楽としてウェーベルンの系譜に属する作曲家と思われる。アルディッティの精妙なレアリゼーションが聴きもの。 |
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サックス、ギターにベース、ドラムにキーボード、
クラシックらしくない楽器による現代音楽
マルクス・アントニウス・ヴェッセルマン(b.1965):
(1)九重奏曲-512bpm(1998)
(2)七重奏曲(2001)
(3)六重奏曲(2006)
(4)八重奏曲(1995) |
フランク・オッル(指揮)
アンサンブル・モデルン |
サックス、エレキ・ギターにエレキ・ベース、ドラム・セットにキーボードとおよそクラシックらしくない楽器による現代音楽
録音:2008/2009年、65:12
ヴェッセルマンはドイツの作曲家。11
歳で自作の打楽器で最初の作曲を試みた。エッセンのフォルクヴァング音楽大学で学び、後に電子音楽の研究を行い、ケルンの西ドイツ放送の若手作曲家の国際フォーラムでは2
チャンネル用のテープリミックス(1991)賞を受賞している。ここに収められた作品はサクソフォン、エレクトリック・ギター、エレクトリック・ベース、ドラム・セット、電子キーボードが多用されると共に反復的な書法が取られジャズ、ロック、ミニマル・ミュージックの影響が強く感じられる。しかしアメリカの作曲家たちと違ってどこかシニカルなスタイルはさすがにドイツの作曲家。 |
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「マニア」〜ルネ・ヴォールハウザー(b.1954):ピアノ作品集
(1)ヴォーチス・イマーゴ〜ピアノ独奏版(1993-95)
(2)ピアノのための3つの小品(1986-87)
(3)マニア〜ピアノ独奏版(2001-02)
(4)ネスト〜ピアノ独奏版(1977)
(5)ナシュラ〜16分音アップライト・ピアノのためのオリジナル版(2013)
(6)ナシュラ〜3分音ピアノのための版(2013)
(7)ナシュラ〜通常の半音階ピアノのための版(2013) |
モリッツ・エルンスト(Pf) |
録音:2013-14年、79:56
ルネ・ヴォールハウザーは作曲の他、ピアノ、指揮者、バリトン歌手までこなすマルチ・タレント。当初はジャズ、ロックの分野で活動していたが後にハインツ・ホリガー、マウリツィオ・カーゲル、クラウス・フーバー、ブライアン・ファーニホーらに師事しヨーロッパの正統的な前衛技法を駆使した作品を発表するに至った。
注目作は3 つのヴァージョンが存在するナシュラ(Naschra)。16
分音によるヴァージョンではヴィシネグラツキを思わせる極彩色の微分音音楽、やがて3
分音、半音階(通常のピアノ)と調律法を変えることにより色彩とニュアンスの変化を楽しめる。 |
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ダブル・ベース独奏のための2人の作曲家の作品を収録
(1)ヴォルフガング・フォン・シュヴァイニッツ(b.1953):
プレイン・サウンド・カウンターポイント(2010-11)〜
7つの23リミット・ハーモニー・イントネーションの習作
(2)キャスリーン・ラム(b.1982):ミラー(2006)
(※全作世界初録音) |
フランク・ライネッケ(Cb) |
録音:(1)2012 年、48:04 (2)2013 年、11:51
ダブル・ベース独奏のための2人の作曲家の作品を収録。どちらも独自の調律および倍音の構造に着目した音響音楽。
シュヴァイニッツはハンブルクでリゲティに師事後、アメリカ・スタンフォード大学でコンピュータ音楽について研究、1990
年代にはダルムシュタットに招かれて教鞭を執っている。終始ダブル・ベースのハーモニクスや倍音による虹のように繊細に変化する静謐な音が持続する。
キャスリーン・ラムは純正律の大家ジェームズ・テニーに師事。シュヴァイニッツとは異なったやり方でダブル・ベースから倍音の豊かな響きを引き出す。 |
NMC
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イギリス現代音楽界の重鎮バートウィッスル最新作品集!
ハリソン・バートウィッスル(b.1934):
(1)天使の戦士(2010)
(2)壊れたイメージで(2011)
(3)ヴィルレー(泉をじっと見つめている間) |
デイヴィッド・アサートン(指揮)
ロンドン・シンフォニエッタ
(1)アンドリュー・ワッツ(C-T)
ジェフリー・ロイド=ロバーツ(T)
BBC シンガース |
録音:(1)2011年(2)2012年(3)2014年 Time:(1)[31:09](2)[18:21](3)[3:55]
昨年80 歳を超えたイギリスの巨匠バートウィッスルの衰えを知らない力作を3
曲。
「天使の戦士(エンジエル・ファイター)」はライプツィヒのバッハ・フェスティバルの委嘱で書かれた30分余りの大作カンタータで激しいエネルギーが爆発する表現主義風の傑作。「壊れたイメージ」は作曲システムはセリーに基づくと思われるが厳しい中にベルクやブーレーズに通じるリリシズムが漂う。
一方、「ヴィルレー」はルネサンス音楽の再構成もしくはリミックス作品でストラヴィンスキーの新古典主義期を思わせるポップで楽しい作品。 |
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ロジェストヴェンスキーのタヴナー「アフマトーワ・レクイエム」が復活!
ジョン・タヴナー(1944-2013):
(1)アフマトーワ・レクイエム(1980)
(2)6つのロシア民謡(1978) |
(1)フィリス・ブリン・ジュルソン(S)
ジョン・シャーリー=カーク(Br)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
BBC交響楽団
(2)エリス・ロス(S)
ナッシュ・アンサンブル |
録音:(1)1981年8月27日ロイヤル・アルバート・ホール(ライヴ)
[52:20] (2)1979年9月2日BBCプロムス(ライヴ)
[16:16]BBC RADIO CLASSICSで出ていたものの
BBC RADIO CLASSICS で出ていたジョン・タヴナーの声楽作品が待望の復活。
アフマトーワ・レクイエムはロシアの詩人アンナ・アフマトーワの詩による1
時間近くの大作。1930 年代、スターリンの恐怖政治の時代に書かれた抵抗の詩をテキストにしており炸裂する不協和音とドラマティックな展開はショスタコーヴィチ、シュニトケを思わせる。そのせいかロジェストヴェンスキーの棒も自ずと力が入り、さながらショスタコーヴィチの曲かと見まごうほどの熱演。
6 つのロシア民謡はソプラノと小編成のアンサンブルのためのロシア民謡の創造的編曲でベリオのフォーク・ソングズを思わせる佳品。 |
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「野生のシクラメン」〜ヒュー・ウッド(b.1932):歌曲集
(1)ローリー・リー歌曲集
(2)D.H.ロレンス歌曲集
(3)ギリシャの島々
(4)野性のシクラメン |
(1)クレア・マッコールディン(M.S)
(2)(4)ジェームズ・ジルクライスト(T)
(3)ロデリック・ウィリアムズ(Br)
(1)(3)レイン・バーンサイド(Pf)
(2)(4)サイモン・レッパー(Pf) |
録音:2014 年、63:48
ヒュー・ウッドはイギリスの音楽家の一家に生まれオックスフォードのニューカレッジに学んだ。室内楽、歌曲、管弦楽など多くの作品を発表しており、BBC
のプロムスでも度々取り上げられている。
本CD では歌曲が集められており、いずれもイギリスの詩人の詩によるもの。調性と自由な無調の折衷による近代的なリリシズムが感じられる。 |
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「海鷲」〜ホルンのための作品集
(1)ピーター・マクスウェル・デイヴィス:海鷲
(2)ジェラルド・バリー:ジャバーウォッキー
(3)コリン・マシューズ:スリー・カード(Three
of a kind)
(4)ヒュー・ワトキンス:三重奏曲
(5)デヴィッド・マシューズ:ホルンと弦楽のための五重奏曲
(6)M-A.タネジ:偉大な男のための祈り
(7)ロビン・ホロウェイ:ホルン、チェロ、ピアノのための三重奏曲 |
リチャード・ワトキンス(Hrn)
(2)マーク・パッドモア(テノール)
(2)(6)ポール・ワトキンス(Vc)
(3)(4)ヒュー・ワトキンス(Pf)
(4)ローラ・サミュエル(Vn)
(5)ナッシュ・アンサンブル |
録音:2011/2014 年
ホルン奏者リチャード・ワトキンスのために書かれたホルンを含む室内楽曲集。
ワトキンスは長くフィルハーモニア管弦楽団の首席を務め、退団後はナッシュ・アンサンブルとロンドン・ウィンズで活動している。P.M.デイヴィス、デヴィッド・マシューズ、タネジらイギリス作曲界の重鎮たちの新作がまとめて聴ける注目盤。 |
ORF
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CD 3185
(3CD)
\7200 →\6590
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今年も来ました!
レゾナンツェン2014 「つむじ曲がりたち」
ゼレンカ:ミゼレーレも入ってます |
ジョスカン・デ・プレ:絶望した運命の女神,私は自分の庭へと降り
アグリコラ:たった一人,花々の女王,何よりも美しいもの,絶望した運命の女神
ラ・カピッラ(声楽+lute,Gamb,fl)
2014年1月23日、ウィーン・コンツェルトハウス、モーツァルト・ザール
W.F.バッハ:幻想曲 ニ短調 F19/ゼレンカ:ソナタ
変ロ長調 ZWV181/3
ヒロ・クロサキ(Vn)、パオロ・グラッツィ(ob)、エヤル・ストレート(Fg)、バラーシュ・マーテー(Vc)、
アンドルー・アッカーマン(ヴィオローネ)、エヴァンゲリナ・マスカルディ(テオルボ)、
ヴォルフガング・グリュクザム(チェンバロ)
2014年1月20日、ウィーン・コンツェルトハウス、モーツァルト・ザール
トラバーチ:半音階的フランス風カンツォン第7番
ジェズアルド:
「王のフランス風カンツォン」、「ああ暗い日よ」、「喉が渇いたので」、「ガリアルダ」、
「あなたが逃げるなら、私は留まらない」、「あなたを愛する、私の命の人よ」
アンサンブル・アルテ・ムジカ:
【フランチェスコ・チェーラ(Cemb,指揮)、ルチア・ナポリ(S)、ダミアーナ・ピインティ(S)、
ガブリエッラ・マルテッラッチ(A)、リッカルド・ピザーニ(T)、マウロ・ボルジョーニ(Br)、
サルヴォ・ヴィターレ(B)、フランチェスコ・トマージ(アルチlute)、シルヴァ・デ・マリア(Gamb)、
アンドレア・ラッタルロ(Gamb)、ヴァレンティーナ・ニコライ(Gamb)、クラウディア・パゼット(Gamb)】
2014年1月22日、ウィーン・コンツェルトハウス、モーツァルト・ザール
フランシスコ・デ・ラ・トーレ:「ラ・スパーニャ」ダンサ・アルタ
フェスタ:
コントラポント47,コントラポント98,コントラポント,101,コントラポント104,
コントラポント35,コントラポント122,コントラポント125
スザート:戦い/アルカデルト:純白の優しい白鳥は,私は不死鳥だった
ヴェラルディ:フェランド王万歳/作者不詳:ラ・スパーニャ
カペッラ・デ・ラ・トーレ:
【ビルギット・バール(ポンマー,ドゥルシアン)、アンネッテ・ヒルス(バスドゥルシアン,fl)、
ヨハネス・フォークト(lute)、ウルリヒ・ヴェデマイアー(G)、ファルコ・ムンクヴィッツ(Trb)、
ペーター・A.バウアー(Perc)、ドーメン・マリンチッチ(Gamb)、ミヒャエル・シュペングラー(Gamb)、
カタリーナ・ボイムル(シャルマイ,指揮)】
2014年1月24日、ウィーン・コンツェルトハウス、モーツァルト・ザール
ギボンズ:5声のイン・ノミネ,私の窓から去り行け
ローズ:6声のコンソート・セット第6番
ト短調
ファンタズム:
【エミーリア・ベンジャミン(ディスカントガンベ)、ジョナサン・マンソン(テノールガンベ)、
エミリー・アシュトン(テノールガンベ)、ミッコ・ペルコラ(バスガンベ)、
マルック・ルオラヤン・=ミッコラ(バスガンベ)、ダニエル・ハイド(ポジティヴオルガン)、
ローレンス・ドレイフュス(ディスカントガンベ,指揮)】
2014年1月26日、ウィーン・コンツェルトハウス、モーツァルト・ザール
ラモー:「プラテ」から(7曲)
テレマン:組曲 ニ長調 TWV55:D23〜パサカユ、ファンファーレ
TWV50:44
ラルス・ウルリク・モルテンセン(指揮)コンチェルト・コペンハーゲン
2014年1月26日、ウィーン・コンツェルトハウス、グローサー・ザール
ヴォルケンシュタイン:
「私が十歳の時にそれは起きた」、「幸運と平安が」、「懺悔節が近づいて来た」
アンサンブル・ユニコーン:
【マルクス・フォルスター(C-T)、ヘルマン・オズヴァルト(T)、ゲルノート・ハインリヒ(T)、
ラインヒルト・ヴァルデク(Hrp)、マルク・レヴォン・ラウテ(フィデル)、ヤーネ・アハトマン(フィデル)、
ギレルモ・ペレス(オルガネット)、ヴォルフガング・ライトホーファー(打楽器)、
アルビン・パウルス(マウルトロンメル)、ミヒャエル・ポッシュ(リコーダー,指揮)】
2014年1月25日、ウィーン・コンツェルトハウス、モーツァルト・ザール
ゼレンカ:
ミゼレーレ ハ短調 ZWV57/
ミサ・オムニウム・サンクトルム(全ての聖人のミサ)ZWV21
ロベルタ・インヴェルニッツィ(S)、トマーシュ・クラール(B)、
ヴァーツラフ・ルクス(指揮)コレギウム1704
2014年1月25日、ウィーン・コンツェルトハウス、グローサー・ザール |
恒例のレゾナンツェン古楽音楽祭2014ライヴ!
録音:2014年1月20〜26日、ウィーン・コンツェルトハウス(ライヴ)、165m、DDD
毎年恒例のウィーンのレゾナンツェン、2014
年の御題は「つむじ曲がりたち」ということで、個性的な作曲家の作品が並んでいる。
今回も有名演奏者が集まっており、モルテンセンとコンチェルト・コペンハーゲン、チェコを代表するバロック団体、ヴァーツラフ・ルクスとコレギウム1704、さらにフランチェスコ・チェーラや、ヒロ・クロサキとヴォルフガング・グリュクザムと言った名前もある。一方であまり国際的に知られていない団体の珍しい作品の演奏もいつもどおり楽しいものである。 |
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ヘルムート・ヤスバー(b.1962):「アーサー王」の演奏… |
マリア・エルラッハー(S)
ウルズラ・ラングマイア(S)
マルクス・フォルスター(男声A)
ダニエル・ヨハンセン(T)
マティアス・ヘルム(B)
ハインズ・フェルレシュ(指揮)バルッコ
ウィーン・ジングアカデミー室内合唱団 |
録音:2014 年1 月17 日、アン・デア・ウィーン劇場、76'46
2276 年地球は毒され生き残った一部の人たちは地下で暮らしている、という設定で、彼らが発見した100
年前のレベッカという少女の日記と、パーセルの「アーサー王」のレコードで過去を探る、というような作品。
ヘルムート・ヤスバーは1962
年、ウィーン生まれのエレクトロニックギタリスト。 |
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CD 3184
(2CD)
\4800
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ヘンデル:「ヨシュア」 |
ゲルリンデ・ゼーマン(ソプラノ アクサ)
マルティナ・ダックスベック(ソプラノ
天使)
ヴィーブケ・レームクール(メッゾソプラノ
オトニエル)
ダニエル・ヨハンセン(テノール
ヨシュア)
ヨーゼフ・ヴァーグナー(バス
カレブ)
オットー・カーグル(指揮)
オルフェオ・バロックオーケストラ
ドムカントライ・ザンクト・ペルテン
カペラ・ノーヴァ・グラーツ |
録音:2014 年9 月7 日、ザンクト・ペルテン大聖堂、120'35、DDD
ウィーンの西50km ほどに位置する歴史ある町、ザンクト・ペルテン、そのシンボルであるザンクト・ペルテン大聖堂で演奏されたヘンデル「ヨシュア」のライブ録音。
地方都市での日本ではあまり知られていない人たちによる演奏と思って聞くと驚かされるほど立派な演奏だ。それもそのはず、指揮のオットー・カーグルは1992
年から20 年以上に渡ってザンクト・ペルテン大聖堂のドムカペルマイスターを務めており、同時にドムカントライ・ザンクト・ペルテンを創設、非常に高い水準にまで引き上げた人物なのだ。
オルフェオ・バロックオーケストラは1996
年結成のリンツを本拠とするピリオド・オーケストラ。ヨシュアを歌うダニエル・ヨハンセンは今たいへん注目されているオーストリアの若いテノール。ゲルリンデ・ゼーマンはニュルンベルク生まれのソプラノ。 |
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「B-A-Cer-Ha」
バッハ:
「神よ、あなたの慈しみによって」
BWV600/
「とても喜びに満ちたこの日」
BWV605/
「天から天使の群れがやって来る」
BWV607/
「甘い喜びに」 BWV608/「私たちはキリストを讃えよう」
BWV611/
「主である神よ、さあ天を開いてください」BWV617/
「キリストよ、神の小羊よ」
BWV619/
「これらは聖なる十戒」 BWV635/幻想曲
ハ短調 BWV1121/
二重奏曲 ホ短調 BWV802/二重奏曲
ヘ長調
BWV803/
二重奏曲 ト長調 BWV804/二重奏曲
イ短調
BWV805
チェルハ:
前奏曲第1番—第9番/インヴェンション第1番—第9番
※バッハとチェルハの作品を交互に演奏 |
ヴォルフガング・コーゲルト(Org) |
録音: 2013 年9 月9 、10 日、2014年9月1、2日、ウィーン、ORF
放送芸術館、DDD 、63'11
バッハのオルガン曲とチェルハのオルガン曲を交互に演奏している。題してB-A-Cer-Ha。
ヴォルフガング・コーゲルトは1980
年、ウィーン生まれのオルガニスト。ORF
放送芸術館に据えられた1983 年、カール・シューケ製作のオルガンを使用。 |
PIERRE VERANY
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ガブリエレ・レオーネ(1725頃-1790頃):
マンドリンと通奏低音のための6つのソナタ第1巻(1767)
第1番ニ長調、第2番ト長調、第3番ハ長調
第4番変ロ長調、第5番イ長調、第6番ニ長調 |
アンサンブル・スピリトゥオーソ:
【フロレンティーノ・カルヴォ(バロック・マンドリン)、
マリア・ルチア・バロス(Cemb)、
フィリップ・フォーロン
(オルフェウス・ヴィオール、チェロ・ダ・モーレ)、
レオナルド・ロレード・ドゥ・サ(バロック・ギター)、
アナ・イエペス(カスタネット)】 |
バロック時代のマンドリンの巨匠レオーネのマンドリン・ソナタ集!
録音:2014 年4 月
マンドリンの巨匠と言われたガブリエレ・レオーネの生涯はあまりよく知られていないがスペイン出身とされている。6
つのマンドリン・ソナタは1767
年にパリで出版され、以後マンドリンのレパートリーとして今日まで演奏され続けている。カスタネットも入り、民族音楽の要素がたっぷり入った楽しいソナタ集。 |
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PV730111
(ミッドプライス)
\1800 →\1690
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今年85 歳になるフランスの重鎮指揮者ポール・クエンツ!
2001年ライヴ、どこまでも上品なモーツァルトの交響曲!
W.A.モーツァルト:
交響曲第40番ト短調K.550
交響曲第41番ハ長調K.551 |
ポール・クエンツ(指揮)
ポール・クエンツ管弦楽団 |
懐かしい指揮者ポール・クエンツ!どこまでも上品なモーツァルトの交響曲!
録音:2001 年(ライヴ)
ポール・クエンツ(ケンツとの表記もあり)は今年85
歳になるフランスの指揮者。パリ音楽院で作曲をノエル・ギャロンほかに、指揮をウジェーヌ・ビゴーに師事した。
1951 年より自分の名前を冠した管弦楽団を設立しバロックから古典派の作品を最も得意としたがロマン派の作品も時折り取り上げている。
当Pierre Verany に多くの録音があり、その中にはオルフ「カルミナ・ブラーナ」、ジョリヴェ「時の矢」があり、彼と同世代の現代音楽にも意欲をみせた。
今日ではあまり聴かれなくなったフランスのエスプリを感じさせる品格あるモーツァルト。2001
年ライヴ。
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QUERSTAND
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「ビーバー:ロザリオのソナタ(ローゼンクランツ・ソナタ)集第1集」
(1)フリーデルハウゼン教会の鐘の音
(2)ビーバー(1644-1704):ロザリオのソナタ第1集(ソナタ第1番〜第5番)
(3)ブクステフーデ:オルガンのためのパッサカリア
ニ短調BuxWV.161 |
アンネ・シューマン(バロックVn)
ゼバスチャン・クネーベル(Org) |
鄙びた味わい!ベテラン・ピリオド楽器奏者アンネ・シューマンのビーバー:ロザリオのソナタ第1集
録音:2007 年8 月フリーデルスハウゼン、40:24
ビーバーの名作「ロザリオのソナタ(ローゼンクランツ・ソナタ)」全3集から第1集を収録しています。ビーバーの前に教会の鐘の音、後にはオルガン独奏作品を収録するなど雰囲気豊かな味わい深い1枚になっております。
ヴァイオリンのアンネ・シューマンはヴァイマールとドレスデンで音楽を学び、1989
年にゲヴァントハウス管弦楽団の奏者としてキャリアをスタートしました。その後古楽に魅せられピリオド楽器奏者に転向しています。
このアルバムでも鄙びた哀愁のあるバロック・ヴァイオリンが味わい深いです。 |
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「マリー・ジャエル:ピアノ作品全集Vol.1」
マリー・ジャエル(1846-1925):
ピアノ・ソナタ/アルバムの綴り/6つの小品/
6つのロマンティックな素描/憂鬱なワルツ/
かわいいワルツ |
コーラ・イルゼン(Pf) |
知られざる女流作曲家マリー・ジャエル:ピアノ作品全集第1弾!
録音:2014年2月ケルン、76:03(日本語解説付き)
マリー・ジャエルはフランス・アルザス地方の出身でシュトゥットガルトとパリでピアノを学んだ後、個人的にサン=サーンスとフォーレに作曲を師事した。またピアニストである夫を通じてリスト、ブラームスにも私淑していた。彼女の作品は生前パリで高く評価されピアノ曲、オペラ、交響楽など多くの作品を発表したが今日では殆ど忘れられている。
作風はリスト、ショパン、ブラームスらの影響を受けた典型的なロマン派様式。ピアニストのコーラ・イルゼンはジャエルの音楽に共感し今後、ピアノ作品全集録音を行う予定。 |
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「天と地」〜アントニオ・スカンデッロの音楽
アントニオ・スカンデッロ(1517-1580):
「天国にて」(1568)/「地上で」(1572)
(主への信頼、キリストは昇天された、
小さな子供たちは苦しみます、全ての王を賛美、残酷な女、
ああ甘く甘く、今夜はどうしているの/他、全17
トラック) |
クラリッサ・ティーム(S)
ジョバンニ・カンタリーニ(T)
ズザンネ・ショルツ(指揮)
コルデー・フライベルゲンシス |
録音:2014 年9 月、63:05
スカンデッロはイタリア・ベルガモの出身で30
代よりドレスデンの宮廷楽長を務め、終生この地で活動、音楽史的にはイタリア音楽とドレスデンの伝統を結び付けた作曲家として評価されている。
このディスクではルネサンス・ヴァイオリン、ヴィオールのアンサンブルを背景にソプラノ、テノールの愛らしい旋律が花を添える。後期ルネサンスの優美な歌曲集。 |
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「アンナベルク=ブッフホルツ聖アンナ教会のオルガン」
ジャン・ラングレ(1907-1991):9つの小品より
「ラプソディ・グレゴリエンヌ」「私の魂は平和な終わりを求めて」
ヤン・ヤンカ(b.1933):地上に人がいる限り
ジョルト・ガルドニー(b.1946):天と地のために歌う
M.シュピラー(b.1932):コラール「全ての神に感謝」による半音階的トッカータ
A.F.クロップフライター(1936-2003):小さなパルティータ
ジャン・アラン(1911-1940):リタニ
ベルナルド・ユリア(1922-2013):グレゴリア組曲 |
マティアス・ジュス(Org) |
録音:2014 年8 月アンナベルク=ブッフホルツ聖アンナ教会、60:57
ブッフホルツ聖アンナ教会は1499
年に完成されたドイツ・ザクセン州にある後期ゴシック様式による教会。ここに備え付けられたヴァルカー・オルガンは1883
年に作られた比較的新しいオルガンで当時としては最新の機能を備えていた。
収められた作品は20 世紀ドイツ、フランスの作曲家によるものだが、いずれも前衛色はなく、後期ロマン派、印象派、時にはジャズを思わせるイディオムも登場。近代オルガンの美しい色彩がいろいろと楽しめる一枚。 |
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「ファニー・(メンデルスゾーン) ヘンゼル(1805-1847):
ゲーテ歌曲集」
子守唄、漁師、最初の損失、さすらい人の夜の歌、
五月の歌、川、湖上にて、家の庭、ズライカへ、
憂鬱な喜び、あこがれ他、全28曲 |
トビアス・ベルント(Br)
アレクサンダー・フライシャー(Pf) |
録音: 2011 年1 月-2 月ボン、64:44
フェリックス・メンデルスゾーンの姉ファニーがゲーテの詩に作曲した歌曲集。ファニーは近年、大作曲家の姉としてではなく一人の優れた女流作曲家として再評価が進んでおり、これらの歌曲でもシューベルトにも勝るとも劣らない言葉と音楽の優れた融合がなされている。
バリトンのトビアス・ベルントはフィッシャー・ディースカウとトマス・クアストフに師事、コンサート歌手としてドイツ歌曲の他、リリンク、ヘレヴェッヘなどと共演し宗教曲でも存在感のある歌を聴かせている。師匠ディースカウの若き日を彷彿とさせる貫禄ある歌声に注目。 |
STRADIVARIUS
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「ニーノ・ロータ〜無伴奏ヴァイオリンのための〜」
ニーノ・ロータ(マウロ・トルトレッリ編):
カプリチオ・ファンタジア/道/白い酋長/
オーケストラ・リハーサル/甘い生活/カビリアの夜/青春群像/
魂のジュリエッタ/山猫/ボッカチオ’70/道化師/8
1/2
マウロ・トルトレッリ:FANTASIA
IN ROTAZIONE |
マウロ・トルトレッリ(Vn) |
これはおしゃれ!映画音楽の巨匠ニーノ・ロータの美しいメロディの数々をヴァイオリン・ソロで!
ヴァイオリン・ソロで聴くロータの美しい映画音楽集。編曲と演奏を担当するマウロ・トルトレッリはイタリアの中堅世代のヴァイオリニストで作曲も学び、ノーノを始めとする現代音楽の演奏にも意欲的に取り組んでいます。このディスクはオリジナルのテイストを残しつつヴァイオリンの技巧も存分に楽しめる一流のエンターテイメントに仕上がっています。 |
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マルコ・ウッチェリーニ(1610-1680):
ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタもしくはカンツォーナ
Op.5
((1)第1ソナタ/(2)第2ソナタ/(3)第3ソナタ/(4)第4ソナタ/
(5)第5ソナタ/(6)第6ソナタ/(7)第7ソナタ/(8)第8ソナタ/
(9)第9ソナタ/(10)第10ソナタ/(11)第11ソナタ/
(12)第12ソナタ(ハープ独奏)/(13)第13ソナタ/
(14)トロンバ・ソルディナ・ペル・ソナーレ |
アルパルラ:
【ダヴィデ・モンティ(バロックVn)、
マリア・クリスティーナ・クレアリー
(アルパ・ドッピア[バロックHrpの一種]】
(13)(14)ウルリケ・エンゲル(バロックVn)
(6)(11)(13)(14)アルベルト・ラシ(Gamb)
(14)マッシモ・マルケーゼ(バロックG)
マルコ・ムッツァティ(Perc) |
みやびな香り漂うヴァイオリンとハープのための美しいソナタ集
録音:2013年7月、78:53
ウッチェリーニは初期バロックのイタリアの作曲家で主に器楽曲に優れた作品を残した。このアルバムはヴァイオリンとハープのデュオを中心とした内容で曲によってはヴィオラ・ダ・ガンバの通奏低音が入る。
アルバムの最後に収められた「トロンバ・ソルディナ・ペル・ソナーレ」では各種打楽器、ギターも入り、中世ルネサンス時代の名残りを感じさせる。ルネサンスからバロックへ移行する時期に生きた興味深い作曲家の美しい作品集。 |
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意外と録音の少ないR.シュトラウスの管楽のためのソナチネ!
リヒャルト・シュトラウス(1864-1947):
(1)16管楽器のためのソナチネ第1番ヘ長調
「傷病兵の仕事場から」AV135(1943)
(2)16管楽器のためのソナチネ第2番変ホ長調
「楽しい仕事場から」AV143(1945) |
パトリツィオ・エスポジト(指揮)
ウィンド・プロジェクト・アンサンブル |
録音:2014年、74:57
シュトラウス晩年の珍しい管楽アンサンブルのための2つの作品を収録。編成はいずれの曲も2Fl,
2Ob, 2Cl, C管Cl, バスCl, バセットHr,
2Fg,
コントラFg, 4Hr。第1番は大戦末期に書かれたにも関わらず、薔薇の騎士を思わせる優美で華麗な音楽。そして第2番は終戦直後に書かれたドン・ファンやティル・オイレンシュピーゲルを思わせる快活で楽しい作品。楽想、管弦楽法ともにシュトラウス晩年の円熟した境地を聴くことができる。ウィンド・プロジェクト・アンサンブルは聖チェチーリア音楽院の教員、ローマ歌劇場、スカラ座管弦楽団、RAI国立響の団員他よりなる団体。 |
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ブクステフーデの代表作のフレッシュな名演!
ディートリヒ・ブクステフーデ(1637-1707):
カンタータ「われらがイエスの四肢」BUXWV(1680) |
ワルター・テストリン(指揮)
ロッソ・ポルポラ(アンサンブル) |
録音:2013年7月,65’54
ドイツ・バロック期の宗教カンタータの成立に大きく貢献したブクステフーデの代表的なカンタータを最新録音で聴く。ロッソ・ポルポラ2010年に若い声楽家、器楽奏者たちにより結成された団体で後期ルネサンスからバロックのマドリガル、カンタータ、オラトリオ、オペラを主なレパートリーにしている。STRADIVARIUS特有の透明感のある鮮やかな音質でブクステフーデの音楽がみずみずしくよみがえる。 |
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アンリ・ヴュータン(1820-1881):無伴奏ヴァイオリン作品集
6つの協奏曲のエチュードOp.16
アダージョ ホ長調
エチュード第28番Op.48
6つの小品Op.55 |
フランチェスコ・パッリーノ(Vn) |
録音:2014年6月、61:55
フランチェスコ・パッリーノはミラノ音楽院とロンドン王立音楽院で学び、ソリストとしてサンクト・ペテルスブルグ・フィル、シシリア響と共演。
新作にも意欲的でエンニオ・モリコーネやマルコ・ベッタなど映画音楽で知られる作曲家のコンサートのための作品の初演を行っている。名器ガリアーノを存分に鳴らしメロディを朗々と歌わせる会心のヴュータン。 |
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「ソロ」〜パスカル・ガロワ
(1)オルガ・ノイヴィルト(b.1968):台風の目で〜ファゴットとCDのための
(2)ピエール・ブーレーズ(b.1925):
二重の影の対話〜ファゴットとエレクトロニクスのための
(3)ルチアーノ・ベリオ(1925-2003):セクエンツァXII |
パスカル・ガロワ(Fg) |
録音: (1)2007 年、(2)2002年、(3)2007年,いずれもパリ、IRCAMにて [13:17][18:59][18:51]
現代ファゴットの名曲、ベリオの「セクエンツァXII」とブーレーズの「二重の影の対話」のファゴット版をメインに若手ノイヴィルトを加えた現代ファゴット超絶技巧作品集。
いずれも作曲者と演奏者の綿密な打ち合わせにより演奏、録音された(セクエンツァは作曲者の死後録音)。ノイヴィルトとブーレーズの作品はライヴ・エレクトロニクスを伴うものでその音響の推移が聴きもの。
パスカル・ガロワはブーレーズの招きでアンサンブル・アンテル・コンタンポランの楽員として多くの作品の初演に関わり、多くの作曲家が彼に作品を献呈している。 |
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「素数」〜エレクトリック・ギターと打楽器のための作品集
(1)ルイジ・マンフリン(b.1961):表面の具現化(2013-14)
(2)ジョヴァンニ・マンキューソ(b.1970):
「ジョージ、ニックと破壊されたテープの謎」(2014)〜
プリペアド・エレクトリック・ギターと打楽器、
追加された物体とミステリー・ボックスのための
(3)ガブリエレ・マンカ(b.1957):
偶然のモデルII(2014)〜エレクトリック・ギター、打楽器とテープのための
(4)リッカルド・ノーヴァ(b.1960):
素数17(2010-14)〜打楽器とエレクトリック・ギター、テープのための
(5)マウロ・モンタルベッティ(b.1969):私たちの怒りはそのまま(2014) |
シモーネ・ベネヴェンティ(Perc)
フラヴィオ・ヴィルツィ(Elec.G) |
録音:2014年8月 [14:01] [10:13] [10:01][6:35]
[14:14]
エレクトリック・ギターと打楽器という珍しい編成によるイタリア現代音楽集。打楽器のベネヴェンティはクラング・フォルム・ウィーンを始めとする現代音楽アンサンブルでソリストとして多くの初演に関わっている。ギターのヴィルツィも現代音楽を中心にヨーロッパで活動している。作品はテープを伴う実験的なものから政治メッセージを含むものまで多様。ノーバの「素数17」が最もロックンロールに近く、ロック版ヘンリー・カウエル、ルー・ハリソンといった風情で楽しめる。 |