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第84号
マイナー・レーベル新譜(2)
2015.9.22〜12.4


LA DOLCE VOLTA



LDV 22
\2600→\2390
BRITISH DELIGHT〜イギリスのヴィオラ作品集
 ・レベッカ・クラーク (1886-1979):ヴィオラ・ソナタ
 ・ジョン・ダウランド (1563-1626):
  「流れよ、私の涙」、「私の嘆きが人の心を動かせるなら」
 ・ベンジャミン・ブリテン (1913-1976):ラクリメ 作品48
 ・フランク・ブリッジ (1879-1941):
  沈思せる人、アレグロ・アパッショナート
 ・ジョナサン・ハーヴェイ (1939-2012):ヴィオラ独奏のための詠唱
 ・レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ (1872-1958):
  イギリス民謡による6つの習作
   〔水上の楽しみ、スパーン・ポイント、
    ヴァン・ディーメンズ・ランド、
    彼女は母親からいくらかお金を借りた、
    お嬢さんとドラゴン、ロンドン橋を歩いたら〕
 ・ヘンリー・パーセル (1659-1695)」束の間の音楽
アドリアン・ラ・マルカ(ヴィオラ)
トーマス・ホッペ(ピアノ)
 録音:2015 年4 月/リエージュ・フィルハーモニー・ホール/日本語帯・解説付

 フランスの俊英ヴィオラ奏者、アドリアン・ラ・マルカによる事実上のデビュー盤の登場。ダウランドから20 世紀音楽までのイギリス音楽を集めた1枚です。
 録音に際して自身を本番のコンサートの状況に置いたというラ・マルカ。録音会場のリエージュ・フィルハーモニー・ホールが、聴衆で埋め尽くされている様子を想像しながらレコーディングに臨んだといいます。「情熱」と「深み」に満ちたラ・マルカの世界を堪能する1 枚です。
 プログラムの中で最も大規模な作品が、自身すぐれたヴィオラ奏者でもあった女性作曲家レベッカ・クラークのヴィオラ・ソナタ。ドビュッシーやラヴェルのフランス音楽、時にワーグナーを思い起こさせるようなきわめて多様な作品となっています。ほかにも2012 年に他界したジョナサン・ハーヴェイや、ブリテンの師であるブリッジ作品など、興味深いプログラミング。
 アドリアン・ラ・マルカはフランス出身。2014 年、「ヴィクトワール・ド・ラ・ミュジーク」よりソロ器楽奏者として最優秀新人賞を授与された。幼少期より音楽教育を受け、リールで行われた若手ヴィオラ奏者のためのフランス国立コンクールで第1 位に輝く等、早くから高評価を獲得している。2008 年、音楽塾「小澤征爾スイス国際アカデミー」より招かれ、創設者の小澤征爾はもとより、ロバート・マン、パメラ・フランク、今井信子、原田禎夫のもとで学んだ。
 パリ国立高等音楽院修士課程を修了後の2010 年、同音楽院の博士課程(第3 課程)に進み、ライプツィヒにてタチアナ・マスレンコにも師事した。現在はベルリンの由緒あるハンス・アイスラー音楽大学にて、タベア・ツィンマーマンのもとで研鑽を積んでいる。音楽祭への出演多数。
 また、室内楽でも、アドルフ・ブッシュへのオマージュとしてルノー・カプソンらと四重奏団を結成し、ヨーロッパの主要舞台で公演を行うなど活躍している。使用楽器は、ジルバー/ランパル財団より貸与されたジョヴァンニ・バティスタ・ガダニーニ。
 ピアニストのトーマス・ホッペは、これまでにアメリカやヨーロッパで、パールマンやタベア・ツィンマーマンといった器楽奏者・歌手と共演を重ね、絶大な信頼を得ているピアニスト。パールマンのジュリアード音楽院でのクラスでは長年ピアニストを務めた。現在、ハンス・アイスラー音楽大学で後進の指導にあたっている。

 ≪来日情報≫
 アドリアン・ラ・マルカ公演情報〜ピアノ:山本貴志
 2016年3月4日(金) 第46回日経ミューズサロン ほか
 [演奏予定曲目]
 フランク・ブリッジ/アレグロ・アパッショナート、フランク・ブリッジ/沈思せる人
 加藤昌則/新作(題名未定)、ローベルト・シューマン/アルペッジョーネ・ソナタ イ短調 D.821
 レベッカ・クラーク/ヴィオラ・ソナタ、
 セルゲイ・プロコフィエフ/バレエ音楽『ロメオとジュリエット』作品64より 前奏曲、騎士たちの踊り、ジュリエットの死、マキューシオ




LDV 24
\2600→\2390
ナタリー・デセイが読む、ぞうのババールのおはなし
 ババールとサンタクロース(ジャン・ド・ブリュノフ著)
  演奏曲(ピアノ・ソロ)
   【シャニ・ディリュカ作:
     クリスマスの歌、クリスマスの歌と象の主題に基づくメドレー/
    サン=サーンス:象(動物の謝肉祭より) /
    グリーク:
     こびとの行進(抒情小曲集op.54 より)、
     山の魔王の宮殿にて(ペール・ギュントより)、
     小妖精(抒情小曲集op.71 より)/
    サティ:ジムノペディno.1、グノシエンヌno.1 /
    プーランク:ノクターン第7番/
    ドビュッシー:メヌエット、亜麻色の髪の乙女、パスピエ、雨の庭/
    プーランク:鳥たちの祭/
    ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ/
    ビゼー:小さな旦那様、小さな奥様(子供の遊びより)/
    伝承曲:Mon beau sapin(私のクリスマスツリー)】
朗読:ナタリー・デセイ
ピアノ:シャニ・ディリュカ
 収録:2015年8月8-10日(スタジオ4’33”)

 ババールのCDブックの登場。フランス語による美しいババールの絵本とCDつきという仕様です。
 ナタリー・デセイが朗読、LFJ 音楽祭でもおなじみのシャニ・ディリュカがピアノを奏でます。
 デセイの声色のヴァリエーションの豊かさと表情に驚き、ディリュカの奏でるピアノと物語の世界の融合にうっとりの1枚です。
 フランス本国では3-5 歳児むけということはありますが、フランス語学習者にもうってつけの内容です。




LDV 23
\2600→\2390
シベリウス:作品集
 ・ユモレスク op.87-1, 2 *
 ・ユモレスクop.89-1, 2, 3, 4 *
 ・2つの小品(荘重な旋律)
  「聖歌:喜べ、わが魂」op.77-1*、「献身:わが真なる心から」op.77-2*
 ・セレナード op.69-1, 2 *
 ・ヴァイオリンと弦楽のための組曲op. 117
  〔「田舎の風景」、「春の夕べに」、「夏に」〕*
 ・5つの小品
  〔マズルカop.81-1、ロンディーノop.81-2、ワルツ op.81-3、
   オーバードop.81-4、メヌエットop.81-5〕
 ・ロマンスop.2a
 ・無窮動 op.2b
 ・エピローグ op.2b’
ニコラ・ドートリクール(ヴァイオリン)
オルケストラ・ビーゴ430*
アレハンドロ・ガリード・ポラス(指揮)*
ユホ・ポホヨネン(ピアノ)
 フランスの名手ドートリクールが紡ぐシベリウスの珠玉のヴァイオリン作品集

 ヴァイオリン/1713年製ストラディヴァリウス「シャトー・パップ・クレマン」
 録音:2014年2,3月& 2015年1月/日本語解説・帯つき

 フランスの名手、ニコラ・ドートリクールによるシベリウス作品集。数年前からシベリウスの様々なヴァイオリン作品に目覚めたというドートリクールが、(ヴァイオリン協奏曲以外の)ヴァイオリンとオーケストラのための作品、およびヴァイオリンとピアノのための作品を録音しました。
 ヴァイオリンとオーケストラの作品では、ヴァイオリン・ソロが美しい旋律を歌い上げるものの、全体の雰囲気は内向きで、室内楽的な性格を帯びているといえます。
 ヴァイオリンとピアノのための作品では、「セレナード op.69」や「2 つの小品 op.77」のやや「暗澹とした」雰囲気とは異なる、軽やかで天真爛漫な、サロンを彷彿とさせるものも選ばれています。

 ニコラ・ドートリクール(ヴァイオリン):
  カントロフやムイエールに師事、プルミエ・プリを得てパリ音楽院を卒業。MIDEM において「ADAMI クラッシック音楽界の新星」と評され、またSACEM「ジョルジュ・エネスコ賞」受賞。
 リンカーン・センター室内楽協会のメンバーとして活躍、さらに日本でもマスタークラスやラ・フォル・ジュルネ音楽祭などで来日しています。
 

LDV 21
\2600
TANZ!(踊れ!)
 1. ベッサラビアのホラ/2. 戦いのホラ・デ・ムナ、酒/
 3. ルーマニアン・ファンタジー/4. ふたつのギター*/
 5. 羊飼いのドイナ、シルバ(スルバ)/
 6. お前はどこにいた、エルサレムのユダヤ人、サラタのバトゥタ/
 7. 道端に立つ木、盗人アヴレミル/8. ハンガリアン・ファンタジー/
 9. ジプシーの嘆き、少女よ、安息日/10. 良き一週間/
 11. ホラ・ダンス、少年のホラ/
 12. クラリネットのドイナ、ツィガンスキ・スタッカート/
 13. キャロブの木の下に佇んで(作曲:ハヴァ・アルベルシュタイン)/
 14. ババダグのジャムパラーレ**

編曲:
 シリル・レーン、*ヤン・オリヴォ、
 **ルリー・モラール
シルバ・オクテット
 〔リシャール・シュムクレール(Vn)、
  クリスティアン・ブリエール(Vn)、
  ダヴィッド・ガイヤール(Vla)、
  クロード・ジロン(Vc)、
  ベルナール・カゾラン(Cb)、
  フィリップ・ベロー(Cl)、
  ヤン・オリヴォ(Pf)、
  ルリー・モラール(ツィンバロム)〕
シリル・レーン(編曲)
 哀愁と情熱に満ちたユダヤの舞踊音楽

 日本語解説・帯つき

 ユダヤに伝わる様々な舞踊の音楽を集めた1 枚。演奏しているのは、シルバ・オクテット。ヴァイオリニストのリシャール・シュムクレールが、クラシックの高度な演奏能力を備えた7 名の奏者たちと共に、2003 年に結成した団体です。
 以来、独自に発展させたクレズマーやロマ音楽のレパートリーを届けています。
 彼らが奏でる音楽には、つねにヴィルトゥオジティや感情の高揚があります。シルバ・オクテットのアプローチは、その独特の色彩と豊かさ、創意によって、これまで繰り返し口ずさまれてきた旋律に迫るもの。伝統的なユダヤの楽器のみにこだわらず、西洋音楽の楽器やオーケストラとのコラボレーションも行っています。
 編曲を担当する立役者シリル・レーンの手腕により、シルバ・オクテットのレパートリーには、あらたな有名曲やオリジナル作品が次々に加えられています。
 シルバ・オクテットは数々の著名な音楽祭から招かれているほか、フランス国内外で演奏を重ねており、パリのシャンゼリゼ劇場やアムステルダムのコンセルトヘボウなど、屈指の音楽ホールで、もツアー公演を行っています。
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LA MUSICA



LMU 004
(2CD)
\3200→\2890
ショパン/ノクターン
 CD1
  3つの夜想曲Op.9/3つの夜想曲Op.15/2つの夜想曲Op.27/
  2つの夜想曲Op.32/2つの夜想曲Op.37
 CD2
  2つの夜想曲Op.48/2つの夜想曲Op.55/
  2つの夜想曲Op.62/夜想曲 第19番ホ短調 遺作Op.72の1/
  夜想曲 第21番ハ短調 遺作/夜想曲 第20番嬰ハ短調 遺作
エマニュエル・スヴィエルチ(ピアノ)
 フランスの気鋭ピアニスト、スヴィエルチのショパン

 録音:2015年6月2-6日、パリ/113’29

 フランスの気鋭ピアニスト、エマニュエル・スヴィエルチ。パリ音楽院でベロフとドニ・パスカルに師事、国際コンクールで入賞を果たし、確固たる実力でこれまでにも他レーベルでラフマニノフやスクリャービンなどロシア系の作品を録音し、卓越した技巧とスケールの大きい演奏を聴かせています。
 今回フランスのLAMUSICA レーベルから発売されるのは、ショパンのノクターン集。繊細さと優雅さ極まるタッチで聴かせてくれています。






 INTRADAレーベルの旧譜が全然入ってこなくなってる才女スヴィエルチ、ようやくLA MUSICAレーベルから新作が。

 そしてこれがスヴィエルチのノクターン・・・。

 汚い部屋でジーパンで弾いてますが・・・

 すごいです。

https://www.youtube.com/watch?v=XAn7JpYD51g&feature=player_detailpage


 スケルツォも載せておきましょう・・・

https://www.youtube.com/watch?v=0RsEaExawRc&feature=player_detailpage


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LES DISSONANCES


ようやく正規代理店登場
天才ダヴィド・グリマルのレーベル


 すでにファンの間では騒がれていて、海外から直輸入するか、国内代理店の誕生を待つかの選択を迫られていたが、このたびようやく国内代理店が登場。
 心してどうぞ。


 ダヴィド・グリマル。
 フランスの第一線で活躍するヴァイオリン奏者。

 天才。

 パリ国立高等音楽院にて、レジス・パスキエに師事、さらにシュロモ・ミンツやアイザック・スターン、さらにフィリップ・ヒルシュホーンらからも薫陶をうけた。
 ソロ・ヴァイオリン奏者として様々なオーケストラと共演するほか、様々な作曲家から作品を献呈されている(ダルバヴィー、エスケシュ、ジジェル、イヴァン・フェデーレ他)。
 長年にわたり名ピアニスト、プルーデルマッハーとコンビを組み室内楽の活動も展開。指揮者なしで演奏するオーケストラ「レ・ディソナンス」を結成。ソロ、室内楽、さらにオーケストラ活動を展開している。

 使用楽器は「ex Roederer」( ストラディヴァリウス、1710 年) と「ドン・キショット(ジャック・フスティエ製)」の2 つ。

 そのグリマル、これまでAPARTEなどで鮮烈な演奏を聴かせて来ていたが、ついに自分のレーベルを立ち上げた。おそらくレーベルにいろいろ無理難題を要求して敬遠されて、「だったら自分でやるわい」と言って立ち上げたのではないか(店主推測)。

LD 006
(2CD+1DVD[PAL])
\4900→\4490
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲(全曲)
 [CD1]
  ヴァイオリン協奏曲第1番 変ロ長調 K.207
  ヴァイオリン協奏曲第2番 ニ長調 K.211
  ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K.216
 [CD2]
  ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調 K.218
  ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調 K.219

 [DVD]
  ヴァイオリン協奏曲第1 〜 5番
ダヴィド・グリマル
 (ヴァイオリン&コンサートマスター)
レ・ディソナンス
 フランスの第一線で活躍するヴァイオリン奏者ダヴィド・グリマルのレーベル、「Les Dissonances」新譜のご紹介

 収録:2014年3月1日/シテ・ド・ラ・ミュジーク(ライヴ)

 グリマルと、レ・ディソナンスによるモーツァルトのヴァイオリン協奏曲全曲。
 


LD 005
(1CD+1DVD[PAL])
\5300→\4990
※70 ページのブックレット付
グリマルによるブラームス。
 指揮者なしのレ・ディソナンスのアンサンブルの底力を観るよう

 ブラームス:
  ・ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.77
  ・交響曲第4番 ホ短調 op.98

 [DVD]
  ブラームス:交響曲第4番(全曲)
ダヴィド・グリマル
 (ヴァイオリン&コンサートマスター)
レ・ディソナンス
LD 004
(1CD+1DVD[PAL])
\3500→\3290
※ブックレットなし
 収録:2012年10月27日(協奏曲)、2013年2月12日(交響曲)/70ページのブックレット付

 グリマルによるブラームス。指揮者なしのオーケストラ、レ・ディソナンスのアンサンブルの底力を観るような映像です。






デイヴィッド・グリマル/レ・ディソナンス
APARTE 旧譜
ベートーヴェン



 今風に言うならば「超カッコイイ!」。指揮者なしという状況がこの緊張感あふれる快速演奏を生んだのか。この突き刺すようにとんがった演奏。
 しかし「指揮者なし」と言いながら、このすさまじい演奏がクセ者デイヴィッド・グリマルによるお導きにあることは間違いない。
 ここでその演奏風景が視聴できるが、鮮烈極まりない。こいつらの本気具合は半端じゃない。パフォーマンス・サーカス軍団。

 最近聴いたベートーヴェンでは最も印象的だった。こんなところにも天才がいるわけである。




APARTE
AP 009
(1CD+1 DUAL DISC)
\3300→¥2990
[CD1] ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.61
[CD2] (Audio-CD)ベートーヴェン:交響曲第 7 番 イ長調 op.92

(DVD Video)
 ベートーヴェン:交響曲第 1 番 アダージョ、
 アレグロ・モルト・エ・ヴィヴァーチェ、
 交響曲第 7 番 ポコ・ ソステヌート・ヴィヴァーチェ、
 ヴァイオリン協奏曲 ロンド・アレグロ(すべて抜粋)
デイヴィッド・グリマル(ヴァイオリン)
レ・ディソナンス
録音:2010 年 3 月 15 日(ヴァイオリン協奏曲、交響曲第 1 番/ライヴ録音)、2010 年 5 月 27 日(交響曲第 7 番/ライブ録音)/(Audio+DVD VIDEO[PAL])

 ヴァイオリンの名手グリマルが、ヴァイオリンと指揮の両方の才能を思う存分発揮したセット。
 レ・ディソナンス(=不協和音)と名付けられたアンサンブル団体は、グリマルの呼びかけに応じて集まった若き音楽家たち。様々な古典の名曲に違った光の当て方をすることをモットーにしている団体だけあって、ここに収められたベートーヴェンの名曲も新たな光に満ちています。グリマルのヴァイオリンの音色の美しさと力強さに魅力されつつ、オケの音色も非常に充実した魅力的なベートーヴェンです。
 

APARTE
AP 023
(1CD+1DVD(PAL))
\4000→¥3390
ベートーヴェン(1770-1827):
 1-4. 交響曲第5番 op. 67
 5. プロメテウスの創造物 op. 43

  (ボーナス映像DVD(PAL): 全曲の演奏風景)
デイヴィッド・グリマル(Vn)
レ・ディソナンス(アンサンブル)


録音:2010 年12 月9 日/ディジョン歌劇場オーディトリウム(ライヴ)

 革新的なスピリッツに溢れるベートーヴェンの交響曲第5 番に、レ・ディソナンス率いるグリマルが挑戦。アンサンブルの中で他のパートとコミュニケーションを深めながら、究極の音楽を目指します。
 分散した社会を一つにまとめ、経済、環境など様々な問題に直面する市民を鼓舞し、その絆を深めていくことこそが、音楽の使命であると考えるレ・ディソナンス。彼らの音楽活動は、路上生活者や社会的に疎外された人々の社会復帰を支援する非営利団体「Les Margeniaux」に捧げられています。また、作曲家、ソリスト、オーケストラおよび室内管弦楽団の団員など、異なる分野で活躍する音楽家たちの相互交流、若手のホープの支援も行い、レパートリーはいわゆるメジャーであるところのバッハやベートーヴェンだけでなく、ブリース・ポーセットなどの現代作曲家による作品まで及んでいます。ナイーヴから出ているリヒャルト・シュトラウスの『メタモルフォーゼン 23 の独奏弦楽器のための習作』、シェーンベルクの『浄められた夜』に捧ぐCD は熱狂を持って迎えられ、多くの音楽評論家から絶大なる評価を受けました。また、ベートーヴェンの交響曲第7 番とヴァイオリン協奏曲を収録したCD が2007 年10 月にリリースされた際には、テレラマ紙が最高の評価を与えたほか、2010年のル・モンド賞のベスト・レコーディングス部門に選ばれました。社会に働きかけていこうとする彼らの真摯な姿勢に打たれ、フランス政府もバックアップしています。
 デイヴィッド・グリマルはフランス第一線で活躍するヴァイオリニスト。パリ国立音楽院を卒業後、アイザック・スターンやシュロモ・ミンツに学び、パリ政治学院でも勉学に励みました。高潔な演奏姿勢、ピュアな音楽的感性を称えられ、世界有数のオーケストラと共演を重ねてきました。また、ダルバヴィー、ティエリー・エスケシュ、オスカー・ビアンキ、フィリップ・エルサン、アレクサンドル・ガスパロフなど、フランス国内外の著名な作曲家が彼のために作品を書いており、作品初演も数多く行っています。さらに、近年リリースされたバッハのヴァイオリン・ソナタ全曲集(AM 181) は非常に高い評価を受け、ベストランキングに入り、注目されました。
ソリストとしてのキャリアのみに甘んじることなく、様々な音楽家とのコラボレーションによる活動を発展させていくため、レ・ディソナンスを結成しました。パリ中心部でコンサートを行い、収益は全て路上生活者などの支援に充てています。

デイヴィッド・グリマル AMBROISIE 旧譜

AMBROISIE
AM 181
(2CD+1 bonus DVD)
\5000→¥4590
[CD1]
 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV 1001
 ▲屮螢后Ε僖Ε次b.1965):コントラパルティータ〜クーラント
 J.S.バッハ:無伴奏パルティータ第1番 変ロ長調 BWV 1002
 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調 BWV 1003
[CD2]
 .屮螢后Ε僖Ε次Д灰鵐肇薀僖襯謄ータ〜プレリュード
 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンパルティータ第2番 ニ短調 BWV 1004
 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ハ長調 BWV 1005
 ぅ屮螢后Ε僖Ε次Д灰鵐肇薀僖襯謄ータ〜ルール
 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番ホ長調 BWV 1006

[ボーナスDVD]
 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンパルティータ第2番 ニ短調
デイヴィッド・グリマル(Vn)
録音:2008年9、12月
 「バッハとは私たち孤独なヴァイオリニストと似ている、彼は一人で苦しみ、彼は一人で泣き叫ぶ・・・孤独なヴァイオリニストそのものだ・・・孤独なのだ・・・」
 ブックレットの中でグリマルは、バッハの無伴奏ソナタとパルティータ全曲をレッスンで一度に弾いたあと、師であるヒルシュホーンのこの言葉を忘れたことはない、と述べています。
 グリマルは、そのピンと張った音色と集中力には定評のあるヴァイオリニスト。音符の一つ一つが突き刺さってくるような厳しさに満ちたグリマルの演奏は、一人、バッハが全身全霊をこめて書き込んだ音符とともに祈るもの。音楽に対して敬虔なグリマルの演奏に、驚嘆させられるバッハです。
 合間に挟まれている作品の作曲家パウゼは、フランスを中心に活躍する作曲家。前衛的な作風ですが、バッハのおそろしく深い世界への、心の準備のような作品です。




LIGIA DIGITAL



LIDI 0302290
\2500→\2290
ハルモニウムの音色に酔う
 天上の声〜第2帝国のサロン・ミュージック

 1. アヴェ・マリア(ヴァヴィロフ/伝カッチーニ)〔声, Vn, Vc, Pf, ハルモニウム〕
 2. グノー:The Sea, Hath Its Pearls〔声, Vn, Pf, ハルモニウム〕
 3. J.S.バッハ/フランソワ・ドゥプ編:アリア(管弦楽組曲第3番より)〔Vn, Pf, ハルモニウム〕
 4. ショーソン:聖セシリアの賛歌〔声, Vc, ハルモニウム〕
 5. ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番 op.13 より第2楽章〔Vn, Ph, ハルモニウム〕
 6. ビゼー/フレデリク・ブリッソン編:アニュス・デイ〔声, Vn, Pf, ハルモニウム〕
 7. マスネ:アヴェ・マリア(原曲:タイスの瞑想曲)〔声, Vn, Pf, ハルモニウム〕
 8. L-J.A. ルフェーヴル・ウェリ:聖処女のための賛歌〔声, Vn, Pf, ハルモニウム〕
 9. アレクサンドル・バッタ:あきらめ〔Vn, Vc, Pf, ハルモニウム〕
 10. シューベルト/オリヴィエ・シュミット編:アヴェ・マリア〔声, Vn, Vc, Pf, ハルモニウム〕
 11. L-J.A. ルフェーヴル・ウェリ:15世紀のトゥーレーヌ(全6曲)〔Pf& ハルモニウム〕
マリー=フランソワーズ・モロー、
 マリティヌ・ロティエ(ソプラノ)
コリーヌ・マッセ(ヴァイオリン)
セシル・グリザール(チェロ)
パスカル・オフレ(ピアノ)
フランソワ・ドゥプ(ハルモニウム)
 ハルモニウムの音色に酔うフランス第2 帝政時代のサロン・コンサートの再現

 ハルモニウムを中心に据え、フランス第2 帝政時代(1851-1870 年)のサロン・コンサートを再現する試みのCD。様々な楽曲が様々な編成で演奏されており、楽しめます。ハルモニウムの音色もふくよかにとらえられています。


フランス第二帝政
 1852年から1870年まで存在した君主政体。
 ナポレオン・ボナパルトの甥であるルイ=ナポレオン(ナポレオン3世)が1851年12月2日にクーデターによって議会を解散し、新たな憲法を制定した上で国民投票によってフランス皇帝に即位した。
 第二共和政期において、とりわけ六月蜂起後に保守・反動化した議会は、幅広い民衆の支持を得ることに失敗していた。こうして反議会に傾いた民衆をルイ=ナポレオン大統領は取り込むことに成功した。クーデターによる議会打倒を経て成立した第二帝政(第二帝国)は、権威主義的・反議会主義的な統治体制である一方、国民投票によって指導者を選出し、幅広い民衆に支持基盤をおいた点で、人民主権的、民主主義的な性格も有していた。 (wikipediaより)

LIDI 0104273
(2CD)
\4800
C.P.E.バッハ:オルガン作品全集
 [CD1]
  (1)ソナタ ニ長調 Wq 70/5-H86
  (2)フーガ ニ短調 Wq 119/2-H99
  (3)フーガ ヘ長調 Wq 119/3-H100(アレグロ)
  (4)ソナタト短調 Wq 70/6-H87
  (5)フーガ ト短調 Wq 119/5-H101/5(アレグロ・ディ・モルト)
  (6)フーガ イ長調 Wq 119/4-H101(アレグレット)
  (7)主イエスキリスト、われ汝に呼ばわる BWV Anh. II73
 [CD2]
  (1)ソナタ 変ロ長調 Wq 70/2-H134
  (2)フーガ 変ホ長調 Wq 119/6-H102(アラ・ブレーヴェ・モデラート)
  (3)おお神よ、何時まことなる神よ H336/1
  (4)主よわれは汝の御力のままに H336/2
  (5)イエス、わが信頼 H336/3
  (6)ただ愛する神の御旨に従うものは H336/4
  (7)来たれ、聖霊、主なる神 H 336/4
  (8)深き淵より BWV Anh.745
  (9)コンチェルト ト長調 Wq34-H444
  (10)前奏曲 ニ長調 Wq 70/7-H107
  (11)アダージョ ニ短調 H352
  (12)ファンタジーとフーガ ハ短調 Wq 119/7-H75/5
  (13)コンチェルト 変ホ長調 Wq 35-H446
オリヴィエ・ヴェルネ(オルガン)
オーヴェルニュ室内オーケストラ
アリ・ヴァン・ベーク(指揮)
 C.P.E.バッハのオルガン作品全集

 録音:1998年&2014年

 C.P.E. バッハのオルガン作品全集。独奏曲のほか、協奏曲も含む充実の内容を、ヴェルネの確かな演奏で味わうことができます。

LIMEN


CDVD031 C031
(1CD+1DVD)
\3100
ホフマイスター、ロッラ、シュターミッツ:ヴィオラ協奏曲作品集
  CD
  (1)フランツ・アントン・ホフマイスター(1754-1812):
   ヴィオラ協奏曲 ニ長調
  (2)アレッサンドロ・ロッラ(1757-1841):
   ディヴェルティメントBI330〜ヴィオラと弦楽オーケストラのための
  (3)カール・シュターミッツ(1745-1801):ヴィオラ協奏曲 ニ長調 Op.1
 DVD
  CDと同内容の映像
ダニロ・ロッシ( ヴィオラ&指揮)
コンセルヴァトーリオ・デッラ・
 スヴィッツェラ・イタリアーナ室内管弦楽団
 温もりある音色に魅せられて古典派とロマン派の過渡期のヴィオラ協奏曲集ダニロ・ロッシの弾き振りでCD,DVD に!

 セッション録音:2014 年/リメン音楽スタジオ(ミラノ)/ステレオ、NTSC 16 : 9

 ヴァイオリンより低い音域を持ち、温もりと渋みのある音色が魅力のヴィオラ。そんなヴィオラための3 曲の協奏曲が収められたCD & DVD です。
 18世紀後半にウィーンで活躍したホフマイスターは、主に楽譜出版活動で今日に知られていますが、作曲家としても熟達した書法や音色の探求で同世代の作曲家たちに高く評価されていました。そんな彼のヴィオラ協奏曲は洗練された明るさに満ちています。
 同時代のチェコ系ドイツ人の作曲家、カール・シュターミッツはヨーロッパを転々としながら各地の音楽様式を自らに取り込んだ作曲家。当時のヨーロッパの最高水準と言われ、その後のオーケストラの発展に大きく影響したマンハイム宮廷楽団のヴァイオリン奏者でもありました。彼の作品の多くは失われてしまっていますが、このヴィオラ協奏曲は今に伝わる彼の作品の中でも有名です。
 そんな2 人のドイツ系の作曲家の作品に挟まれているのは、イタリアの作曲家で自らもヴァイオリン、ヴィオラ奏者であるロッラのヴィオラ協奏曲。ヴァイオリンの名手として名高いパガニーニの教師とも伝えられるロッラは、オペラ優勢だった当時のイタリアにおいて、当時多数を占めていたドイツの器楽作品に対抗し得るイタリア的な器楽作品を数多く生み出しました。
 イタリア的な情感溢れる歌心は、当ディスクに収録されたヴィオラ協奏曲でもたっぷりと聴くことができます。
 ソリストを務めるのはLIMENレーベルでおなじみの名手ダニロ・ロッシ。DVD では彼がヴィオラを片手に指揮を振るパワフルな姿も見ることができます。
 

CDVD040 C040
(2CD+1DVD)
\4400
ショパン:ピアノ独奏曲全曲集 Vol.1
 CD 1
  24の前奏曲 Op.28
 CD 2
  3つの夜想曲 Op.9/3つのワルツ Op.34/幻想曲 ヘ短調 Op.39/
  バラード第4番 ヘ短調 Op.52/幻想ポロネーズ 変イ長調 Op.61
 DVD
  CDと同内容の映像
レティシア・ミキエロン(ピアノ)
 レティシア・ミキエロンがショパン独奏曲全曲録音始動!!

 セッション録音:2014 年/リメン音楽スタジオ(ミラノ)/ステレオ、NTSC 16 : 9

 イタリアを拠点に活躍する女流ピアニスト、レティシア・ミキエロン。LIMEN レーベルより継続中のベートーヴェンのピアノ・ソナタの全曲録音と並行してショパンのピアノ独奏曲全曲録音を開始しました!
 今回も確かな解釈と繊細なタッチのミキエロン。DVD ではミキエロンの運指を見ることができ興味深く見ることができます。

LITTLE VILLAGE


LVC 20012
\2300
ルイ14世の物語、音楽絵本で登場
 僕は太陽王!〜 Je serai le roi soleil!
  〜クロード・クレマンによるルイ14世の物語
   音楽:HMC 952223 (KKC 5494)
    「夜のコンセール・ロワイヤル〜4部または4夜からなる
     「夜の王のバレ」」より(抜粋)
朗読:
 ディディエ・サンドル
  (コメディー・フランセーズ)
 2015 年は、「太陽王」とも称されるフランスの王、ルイ14 世(1638-1715)の没後400 年にあたります。フランスではこれにあわせて様々な催しが行われていますが、このリリースも、ルイ14 世にちなんだ注目盤。
 ルイ14 世といえばヴェルサイユ宮殿ですが、5 歳にして国王即位、72 年にもわたる在位期間に王朝の最盛期を築き、その治世は「大世紀」(グラン・シエクル)と称されます。
 そんなルイ14 世は、バレエを奨励し、自らもバレエの名人であったと言います。1651 年(13 歳)に初舞台を踏み、1653 年(15 歳)、初主役を演じました。その初主役を演じたのが「夜の王のバレ」(ここでの再構築版は「夜のコンセール・ロワイヤル」と題されています)でした。
 1653 年といえば、17 世紀フランスで起こった貴族の最後の反乱、フロンドの反乱(1648-1653)が終息した年。戦火を避けていたルイ14 世は52 年の秋にはパリに戻り、宰相マザランも53 年にはパリに戻りました。
 絶対王政を浸透させ、国王の権力を、パリ市民、そして諸外国の代表に知らしめるためにマザランが企画したのが「王の夜のバレ」でした。
 このディスクは、クロード・クレマン作のルイ14 世の物語(ナタリー・ノヴィによる美しい挿画)のブックレット絵本に、セバスティアン・ドセが再構築して収録した音源(HMC952223 (KKC 5494))から音楽を抜粋して編まれたいわば音楽絵本。フランス語学習者にもぴったりの商品です。

LORELEY PRODUCTION


LY 057
\2400
Violon& Songs
 (1)プニャーニ=クライスラー:序奏とアレグロ
 (2)プッチーニ:トスカより「歌に生き、恋に生き」
 (3)ヴェルディ:オテッロより「アヴェ・マリア」
 (4)クライスラー:愛の歌
 (5)ベッリーニ:ノルマより「清らかな女神よ」
 (6)シューベルト:アヴェ・マリア
 (7)マスネ:タイスの瞑想曲
 (8)カタラーニ:ラ・ワリーより「さようなら、ふるさとの家よ」
 (9)カッチーニ:アヴェ・マリア
 (10)タルティーニ:悪魔のトリル
 (11)ドヴォルザーク:ルサルカより「月に寄せる歌」
オルケストル・クラシック・アンサンブル
ファビアンヌ・コンラート(ソプラノ)
ダヴィド・ブラッキーニ(ヴァイオリン)
 クラシックの名曲集

 録音:2014年5月

 パリのシテ島にある、圧倒的に美しく大規模なステンドグラスでも有名なゴシック建築の教会、サント・シャペルで行われた演奏会のライヴ録音。クラシックの名曲ばかりが並び、幸福のひとときを味わえます。
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LSO LIVE



LSO 0771
(SACD HYBRID)
\2500→\2290
ゲルギエフとロンドン響がスクリャービンに挑戦。
 第1弾は「法悦の詩」&「神聖な詩」

  スクリャービン:
   ・交響曲第3番ハ短調op.43「神聖な詩」
   ・交響曲第4番op.54「法悦の詩」
ロンドン交響楽団
ワレリー・ゲルギエフ(指揮)

 超優秀録音。ゲルギエフとロンドン響がスクリャービンに挑戦。第1弾は「法悦の詩」&「神聖な詩」

 録音:2014年3 月30 日(第4 番)、2014 年4 月13 日(第3 番)/ロンドン、バービカンホール(ライヴ)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
エンジニアリング、エディティング、ミキシング& マスタリング:Classic Sound Ltd/DSD5.1、マルチチャンネル、ステレオ、70’

 ゲルギエフとロンドン響は、2014 年3 月から4 月にかけて「ミュージック・イン・カラー」と題して、スクリャービンの5 つの交響曲を取り上げました。
 「法悦の詩」と「神聖な詩」はその公演のライヴ録音からのSACD 化で、ゲルギエフが首席指揮者としての最後の在任期間にリリースされるもっとも重要なプロジェクト、スクリャービンの交響曲全集シリーズ第1 弾となります。
 ゲルギエフはスクリャービンについて、公演前のインタビューで次のように述べています。
「スクリャービンは偉大なるロシアの作曲家です、(中略)かれは自身の世界から生まれた、独自の表現を明確に持つ作曲家なのです。まったく独自のソノリティを見つけ、そのさまざまな色彩を聴き取る能力は伝説的でした。今日、スクリャービンは驚くほど魅惑的な音楽世界を創造することが出来た人物として理解されるべきで、まさにそう認めずにはいられません。わたしたちはこれらの作品と創作者の不思議な力によって魅入られずにはいられないのです。」
 ゲルギエフとロンドン響の顔合わせによる初のスクリャービン・アルバム。そもそも、神秘性と官能系音楽という点で、ほとんど同傾向のシマノフスキのシリーズで空前絶後の名演を繰り広げた当コンビだけあって、スクリャービンとの相性が悪かろうはずがありませんが、じっさい、ハマり過ぎのプログラムとしか言いようがありません。ゲルギエフにとって「法悦の詩」は、1999 年7 月のマリインスキー劇場管との録音があったので、13 年ぶりの再録音となりますが、あらためてゲルギエフの濃厚な表現と、ロンドン響のポテンシャルの高さに感心することしきりのとんでもない内容となっています。

 交響曲第3 番「神聖な詩」は、3 つの楽章それぞれに「闘争」「悦楽」「神聖なる遊戯」という副題が付けられ、傾倒していたニーチェの超人哲学の影響を指摘される作品。さらに、そこから神秘主義へと向かった先の交響曲第4 番「法悦の詩」は拍節感も調性もあいまいとなって、スクリャービンの代名詞ともいえる「神秘和音」を使用した、妖しく幻想的なムードに包まれた音楽。ゲルギエフの云う、個性的な手法が一気に開花した中期の作と、まったく独自の語法を確立した後期の代表作という組み合わせは、シリーズの輝かしいスタートにふさわしいものといえるでしょう。


LSO 0696
(SACD-HYBRID
+ DVD[PAL])
\2500
ゲルギエフのラヴェル・アルバムにDVDが付いて・・・
 「ボレロ」全曲演奏収録の「DVD 同梱仕様版」が登場
 
= SACD =
  ラヴェル:
   (1)バレエ「ダフニスとクロエ」(全曲) *
   (2)ボレロ
   (3)亡き王女のためのパヴァーヌ
 =ボーナスDVD[PAL]=
   ・ラヴェル:ボレロ(全曲)
ロンドン交響楽団
ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
ロンドン・シンフォニー・コーラス*
 録音:
 (1)2009年9月20 & 24日/ロンドン、バービカンホール(ライヴ)、(2)2009年12月13 & 18日/ロンドン、バービカンホール(ライヴ)、(3)2009年12月13 & 18日/ロンドン、バービカンホール(ライヴ)、
 (ボーナスDVD)2009年12月18日/ロンドン、バービカンホール(ライヴ)
 DSD 5.1、マルチチャンネルステレオ
 SACD :78’ 36
 ボーナスDVD[PAL]:リージョン:All、16 : 9、2.0 & Dolby Surround、17’33

 首席指揮者ゲルギエフがロンドン響を指揮して、初めてラヴェルの作品をレコーディングしたアルバムは、当代きってのカリスマが持ち前のバレエへの適性を示したみごとな内容によりすでに高評価を得ています。
 すぐれた録音でも注目され、ベストセラーを続けているこのアルバムに、あらたに「ボレロ」全曲演奏を収めたDVD(PAL 仕様)同梱仕様版が登場します。
 いままでありそうでなかったゲルギエフの「ボレロ」は、映像で観るとインパクトも絶大。ニール・パーシーのスネアドラムに始まり、順々にソロを取る腕っ扱き揃いのメンバーの表情はもちろん、絵になるゲルギエフの指揮姿をバッチリと捉えたカメラワークも効果的。演奏終了後に立ちあがって割れんばかりの拍手を送る聴衆の熱狂ぶりも納得の出来栄えとなっています。

 ※DVDはPAL方式のため、日本国内で販売されている機器では再生できない場合があります。
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MARIINSKY



MAR 0577
(2SACD HYBRID)
\4000→\3690
ゲルギエフ、神業のプロコフィエフ交響曲第4・6・7番
  プロコフィエフ:
   (1) 交響曲第4番ハ長調Op.47
   (2) 交響曲第6番変ホ短調Op.111
   (3) 交響曲第7番嬰ハ短調Op.131「青春」
   (4) ピアノ協奏曲第4番変ロ長調Op.53(左手のための)
   (5) ピアノ協奏曲第5番ト長調Op.55
(4)アレクセイ・ヴォロディン
(5)セルゲイ・ババヤン(Pf)
ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
マリインスキー劇場管弦楽団
 2015年4 月6-9 日(1)(2)、2012 年4 月25 日(3)(5)、2015 年9 月13 日(4)/マリインスキー・コンサート・ホール/マルチ・チャンネル5.0、160’ 00”

 大好評のゲルギエフのプロコフィエフ再録音シリーズ、今回は2 枚組の盛りだくさんな内容となっています。
 ゲルギエフは、2004 年5 月にロンドン交響楽団と全交響曲をライヴ録音していますが、約10 年を経て再挑戦。いずれも得意曲なうえ、今回は手兵マリインスキー劇場管であることもあり、演奏は極めて自然かつ熱く、著しい円熟がうかがえます。ムラヴィンスキーの決定的名演で知られる6 番も、ゲルギエフならではの流儀でプロコフィエフの心の闇を表現。
 驚くべきは第1 ヴァイオリンが完璧に揃い、あたかも巨大なヴァイオリン1 本で弾いているかのように聴こえること。ゲルギエフの統率力が光ります。
 プロコフィエフ最後の交響曲にあたる第7 番も、これまであるどの演奏よりも骨太で聴き応え満点。フィナーレのやんちゃぶりは35 年前に作られた「古典交響曲」を思わせ、プロコフィエフの作風が基本的に変わっていないことを認識させてくれる凄さです。
 新シリーズの魅力は、ピアノ協奏曲も収録されていること。ラヴェルの協奏曲のエピソードで有名なパウル・ヴィトゲンシュタインの依頼で1931 年に作曲された第4 番は、技術的にも内容的にもヴィトゲンシュタインの手に負えなかった難曲。ゲルギエフお気に入りの1977 年生まれのアレクセイ・ヴォロディンが、活気あふれる快演を繰り広げていて、プロコフィエフのピアノ協奏曲のなかでは弾かれることの少ないものの、非常に魅力的な作品であることを再認識させてくれます。
 もうひとつの第5 番は1932 年の作で、プロコフィエフ自身が独奏を務めた初演の際に、指揮を担ったのは何とフルトヴェングラーでした。この作品も曲芸なみの難技巧が要求され、演奏機会も多いとは言えません。
 かつてProPiano レーベルからCD をリリースしていたアルメニアの名手セルゲイ・ババヤンが超絶技巧を発揮、すさまじい効果をあげています。
 どこから見てもより素晴らしくなったゲルギエフのプロコフィエフ。必聴です。




MIRARE



MIR 282
\2700→\2490
ラファエル・セヴェール、プラジャーク弦楽四重奏団と弾く
 ブラームス&ヒンデミット

  ブラームス:クラリネット五重奏曲ロ短調op.115
  ヒンデミット:クラリネット五重奏曲 op.30
ラファエル・セヴェール(クラリネット)
プラジャーク弦楽四重奏団
 フランスの天才クラリネット奏者ラファエル・セヴェール、ベテラン、プラジャーク弦楽四重奏団と弾くブラームス&ヒンデミット

 録音:2015年5月/58’00

 若手クラリネット奏者ラファエル・セヴェールとチェコを代表するカルテット、プラジャーク弦楽四重奏団によるブラームスとヒンデミット。ラファエル・セヴェールは1994 年生まれ。天才クラリネット奏者として14 歳でパリ国立高等音楽院に入学。2010 年にはフランスのヴィクトワール・ド・ラ・ミュージックに選出。パリ・オペラ座管のクラリネット奏者を務めたイヴ・セヴェールを父にもち、ふくよかで美しい音、豊かな音楽性、安定したテクニックが魅力の奏者です。
 ブラームス最晩年の傑作クラリネット五重奏曲。寂寞とした孤独を感じさせ、晩年のブラームスが到達した至高の境地といえます。
 セヴェールの叙情豊かな歌いまわしに寄り添ったプラジャーク弦楽四重奏団の演奏は、味わい深いブラームスを聴かせてくれます。一方ヒンデミットでは、大胆な響き、先鋭的な音色で強烈な印象を与える輝かしいテクニックを披露しています。
 

MIR 280
\2700
デゼール&シュトロッセの存在感を改めて示すシューベルト
 シューベルト:
  幻想曲 ヘ短調 Op.103,D.940
  創作主題による8つの変奏曲 変イ長調 Op.35,D.813
  アレグロ イ短調「人生の嵐」Op.144,D.947
  フランスのモティーフによるディヴェルティメント ホ短調D.823 〜
   アンダンティーノと変奏曲 ロ短調 Op.84
クレール・デゼール(ピアノ)
エマニュエル・シュトロッセ(ピアノ)
 録音:2015年1月/サン=ルイ劇場/57’00

 20 年以上デュオを組んでいるクレール・デゼールとエマニュエル・シュトロッセによるシューベルト4 手のための作品集。シューベルトは4 手のための作品を30 曲ほど作曲していますが、ここに収録されているのは、シューベルトが恋心を抱いていた伯爵令嬢のために作曲した「幻想曲」、荒々しい冒頭が印象的な「人生の嵐」など、短い人生の後半に書かれたものであり、シューベルトの後期の作品にあらわれるメランコリックで激しい曲調の作品。
 デゼールとシュトロッセは細部まで綿密に描き分け、ピタリと合ったアンサンブル、そして洗練された演奏で聴かせてくれます。



MIR 162
\2700→\2490
ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ(1710 〜 1784):
 クラヴサンと弦楽合奏のための協奏曲集

  弦楽合奏とクラヴサンのための協奏曲 イ短調 Falck 45
  シンフォニア ヘ長調 Falck 67
  弦楽合奏とクラヴサンのための協奏曲 ニ長調 Falck 41
  アレグロ エ フォルテ ニ短調 Falck 65
  弦楽合奏とクラヴサンのための協奏曲 ホ短調 Falck 43
イル・コンヴィート
モード・グラットン(クラヴサン・指揮)
ステファニー・ポーレ(ヴァイオリン)
ソフィー・ジェント(ヴァイオリン)
ガブリエル・グロスバール(ヴィオラ)
エマニュエル・ジャック(チェロ)
ジョセフ・カーヴァー(コントラバス)
 大バッハの長男、ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハの協奏曲集

 録音:2012年5月

 J.S.バッハの長男、ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ・バッハの協奏曲集。
 偉大な父の威光や弟たちの名声にひきかえ、賭け事と飲酒に溺れる荒んだ生活ぶりなど、なかなか不名誉なエピソードばかりが伝えられがちなヴィルヘルム・フリーデマン・バッハですが、彼もまた才能溢れる音楽家でした。
 本CD に収録されている彼のクラヴサンと弦楽合奏のための協奏曲は、父の影響の中にも彼のオリジナリティである遊び心が現れた秀作ばかりです。
 父J.S. バッハの時代の王道である対位法の技法に、ヴィルヘルム・フリーデマンの時代の傾向であった優雅さや情熱を取り入れた彼の作品は、対位法優勢の音楽から18 世紀後半に起こったロマン派の萌芽である芸術運動「疾風怒濤」への橋渡しとなっています。
 ヴィルヘルム・フリーデマンの名誉挽回に、ぜひとも聴きたい一枚です。




ヴィルヘルム・フリーデマンの天才を知ることのできるきわめて貴重なアルバム


NAXOS
8.557966
\2000
海外直輸入

W.F.バッハ:鍵盤作品集 第1 集
 12 のポロネーズ F.12/
 鍵盤のためのソナタ ニ長調 F.3/幻想曲 イ短調 F.23
ロバート・ヒル(フォルテピアノ)
 第2集、第3集はそうでもないのだが、この第1集はすごい。
 これを聴けばこの作曲家があの「ゴールドベルク」を作った人の息子であることを理解するだろう。
 そして同時にこのロバート・ヒルの演奏に驚嘆、人によっては狂喜し、「ゴールドベルク」のあの録音を残した人に匹敵する才能を直感するだろう。

 絶対、お奨め。聴いておいた方がいい。




MIR 283
\2700
イギリス激動の時代、
 音楽の新局面の中で生まれたパーセルの賛歌、アンセム集

  ヘンリー・パーセル(1659 〜 1695):賛歌とアンセム
  ゴットフリート・フィンガー(1660 年頃〜 1730):ソナタとディヴィジョン
ジェフリー・トンプソン(テノール)
マルク・モイヨン(テノール)
ジェフロワ・ビュフィエ(バス)
フローレンス・ボルトン(バス・ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ピエール・ガロン(クラヴサン・オルガン)
バンジャマン・ペロ(テオルボ)
ラ・レヴーズ
 録音:2014年11 月

 イギリスの作曲家の筆頭に上がるバロック時代の作曲家、ヘンリー・パーセルによる賛歌、アンセム集。
 パーセルの時代は、クロムウェルによる共和制が崩れたことによるイングランド王政復古の時代で、音楽もその影響を受け変化の局面を迎えていました。
清教徒たちは家庭での信仰を推奨していたので、パーセルの少数の歌い手と楽器選択が自由な低旋律による賛歌は大変需要があったといいます。しかし、これらの曲の声楽パートは卓越した技巧を必要とするため、プロの演奏家のために書かれたのではないかという見方もあります。
 当時よく知られていた「メメント・モリ( 死を想え)」という風習の影響が色濃く表れているパーセルの本ディスク収録曲は、暗く重い歌詞のものが多く、当時の疫病やロンドンの大火事と世代を同じくしたパーセルの世界観を垣間見ることができます。
 同じくこのCD に作品がおさめられているゴットフリート・フィンガーはパーセルと同時代のモラヴィア出身の作曲家でありヴィオール奏者。ロンドンに渡り、王室礼拝堂楽団のメンバーとなった彼は様々な楽器のための曲を残し、パーセルの死に際しては頌歌を書いています。パーセルと同じくヨーロッパ諸国の音楽に精通していた彼の作品からは、彼が優れたヴィオール奏者だったこともうかがい知れます。
 華麗なイギリスバロックの世界に浸ることのできるCD です。
 


MIR 298
\2300→\2090
ベレゾフスキー, エンゲラー
 サン= サーンスのユニークな名曲「動物の謝肉祭」

  サンーサーンス(1835 〜 1921):組曲「動物の謝肉祭」
ボリス・ベレゾフスキー(ピアノ)
ブリジット・エンゲラー(ピアノ)
ミシェル・ギュイヨ(ヴァイオリン)
デボラ・ネムタヌ(ヴァイオリン)
セルジュ・スフラール(ヴィオラ)
アンリ・ドマルケット(チェロ)
エックハルト・ルドルフ(コントラバス)
マリーナ・シャモー=ルゲ (フルート)
リシャール・ヴィエイユ(クラリネット)
ナタリー・ジュジョン=ガンティエ(パーカッション)
イオネラ・クリストゥ(パーカッション)

 サン= サーンスの作品の中でも広く親しまれている「動物の謝肉祭」。様々な動物が描かれた小品と序曲、終曲の全15 曲からなる組曲です。
 ライオン、象、カンガルーにかっこうなど、かわるがわる登場する動物たちを思い浮かべながら、音の動物園のように楽しむことができ、子供に大人気の組曲です。
 もちろん楽しいのは子供だけではありません。実は皮肉屋だったというサン=サーンスが一見ユーモラスな曲の中に織り込んだ皮肉と風刺の隠れた針を探すという、大人の楽しみ方もあります。
 当時のフランスで流行していたオペレッタへの当てこすりである「亀」( 運動会でおなじみのオッフェンバック作曲「天国と地獄」のメロディが極度にゆっくり演奏されます) や、過去の作曲家の作品や「きらきら星」のメロディを織り込んだ「化石」などなど、サン= サー「天国と地獄」のメロディが極度にゆっくり演奏されます) や、過去の作曲家の作品や「きらきら星」のメロディを織り込んだ「化石」などなど、サン= サーナレーション付き。大人から子供まで楽しめる、ユニークな作品です。

MIR 274
\2700
フランスの若手カドゥシュによるアウトドア・ミュージック
 J.S.バッハ:カプリッチョ「最愛の兄の旅立ちに寄せて」BWV992
 シューマン:森の情景Op.82
 ヤナーチェク:霧の中で
 バルトーク:戸外にて
ダヴィッド・カドゥシュ(ピアノ)
 62’00

 フランス生まれのピアニスト、ダヴィッド・カドゥシュがバッハ、シューマン、ヤナーチェク、バルトークの作品を収録しました。
 一見、共通点がないようにも思える選曲ですが、カドィシュのキーワードは「屋外(out of door)」。外国に赴任する兄にむけて書いたバッハのカプリッチョ。「森」をモチーフとした詩に触発されて作曲したシューマンの「森の情景」。作曲家としてキャリアを暗中模索していた頃に書かれたヤナーチェクの「霧の中で」。屋外で演奏する音楽をピアノで描写したバルトークの「戸外にて」。多彩な音楽性を持つカドゥシュならではの卓越した表現力で各曲の魅力を存分に引き出しています。

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MIR 240
\2700→\2490
シャニ・ディリュカ
 シューベルト:ピアノ作品集〜星のかけら

 感傷的なワルツD.779 〜第13番
 16のドイツ舞曲 D.783 〜第5番、第14番、第15番、第10番
 12のワルツD.145 〜第2番、第8番
 12のドイツ舞曲D.790 〜第5番、第11番、第3番
 高貴なワルツD.969 〜第10番
 オリジナル舞曲集D.365 〜第1番
 ハンガリー風のメロディ D.817
 ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D.960
シャニ・ディリュカ(ピアノ)
 シャニ・ディリュカによる魅力的なシューベルト舞曲

 録音:2013年9月 フランス、ナンテール芸術文化センター/58’00

 毎年ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンにも参加している才能溢れるピアニスト、シャニ・ディリュカによるシューベルト。スリランカ出身の両親のもと、モナコで生まれ育ち、グレース王妃に見出され英才教育を受け、次世代のピアノ界を牽引する若手として成長を遂げています。
 今回MIRARE レーベルより発売される新譜は、シューベルトのピアノ舞曲を中心に選曲した内容。
 シューベルトは2 手および4 手のための作品をあわせると600 以上のピアノ舞曲を作曲しています。それらはすべて踊ることを目的としており、その多くが友人たちの集うシューベルティアーデで生まれた実用的な作品でありました。ちょうどシューベルトが舞曲を書き上げた時期は、貴族的な舞踏から民衆・中産階級の人々が親しむものへと変化した時代でもあり、そうした背景もあり多くの作品が生み出されました。一つ一つは短い曲ですが、次々とテンポや調性が変化する即興性があり、“星のかけら” をひとつずつ集めて行くような楽しさがある選曲です。
 アルバムの最後には、シューベルト最後のピアノ・ソナタ第21 番が収録されており、シャニ・ディリュカは、晩年の崇高で穏やかなシューベルトの世界が果てしなく広がるような雄大さを感じる演奏を聴かせてくれます。





旧譜
グレース王妃に見いだされた逸材シャニ・ディリュカ




 指揮者クワメ・ライアンのベートーヴェンに期待して MIRARE MIR 126のベートーヴェンのピアノ協奏曲集を聴いた。
 ライアンはさすが懐の深いオケ伴奏を聴かせてくれて、主役のピアノが出てくるまでにたっぷりこちらを酔わせてくれる。ときどきあまりに冒頭のオーケストラがすばらしすぎてその曲が何の曲だったか分からなくなる協奏曲録音があるが、まさにこれがそういうアルバム。
 ライアン、本当にいい指揮者。

 ところがまったく期待していなかったピアノのシャニ・ディリュカがよかった。
 モデル系のルックスから勝手にギスギスの痩せた演奏を想像していたが、いやいや、なかなかふくよかで温かい。だからライアンの大スケールのオーケストラともぴったり。しかもピアノの音色を慈しむようなソロの場面でのていねいな語り口。感性も豊かだが、この人相当頭もいいとみた。


MIR 126
\2700→¥2490
ベートーヴェン:
 ピアノ協奏曲第 2 番変ロ長調 作品 19
 ピアノ協奏曲第 1 番ハ長調 作品 15
シャニ・ディリュカ (P)
クワメ・ライアン(指)
ボルドー・アキテーヌ国立管弦楽団

 MIRARE レーベル 3 枚目のアルバムはベートーヴェンのピアノ協奏曲第 1 & 2 番。
 演奏に関するこだわりは非常に強く、カンデンツァはヴィルヘルム・ケンプの自作を使用し、繊細でクリアな響きに魅せられた名器ベヒシュタインで演奏しています。ディリュカは繊細なタッチの変化や大胆で説得力のある音楽、そして卓越したテクニックを兼ね備えています。
 指揮は、店主注目、若手有望株の指揮者クワメ・ライアン。そしてオケはもちろんボルドー・アキテーヌ国立管。注目の若手音楽家の共演で聴く瑞々しい演奏です。

録音:2010 年 4 月/64’00


 さてそのシャニ・ディリュカはスリランカ国籍の両親のもとモナコで生まれ、幼少の頃からその才能を開花させた。
 モナコといえば・・・グレース王妃。彼女、そのグレース王妃に見いだされて世界各国で英才教育を受けたらしい。まさに現代のシンデレラ・ガール。またラ・フォル・ジュルネ音楽祭などでも来日したのでご存知の方も多いと思う。これからいろいろな形でその名を聞くことになると思う。

 ということで、ディリュカの映像を少し観てみますか?

 まずドビュッシーのプロモーション・ビデオ。ふくよかな演奏です。

 http://www.youtube.com/watch?v=9tQQUKHgBfg
.

 個人的にはこのショパンが好きです。

 http://www.youtube.com/watch?v=ewLmCETf1HU
.

 フランス語なので何を言っているかは分からないですが、才能がほとばしり出る瞬間を味わえる。

 http://www.youtube.com/watch?v=k5GsKceZRLM


 で、そんなシャニ・ディリュカの最新盤が・・・どういうわけか「アメリカ音楽ピアノ作品集」。
 うーん・・・これでは売れんなあ・・・とかブツブツ言いながら聴いてみたら・・・・これが絶品!あのベートーヴェンを聴かせてくれた人だけのことはある、ポップでロマンティックで洗練されていてかっこいい素敵なアルバム!!ケルアックの「路上」にインスパイアされて選曲したらしい。だからキース・ジャレットやビル・エヴァンスもいい感じで登場する。
 やはりこの人、なかなかの才女。

MIR 239
\2700→\2490
ルート66〜アメリカ音楽ピアノ作品集
 ・ジョン・アダムズ:中国の門
 ・キース・ジャレット:マイ・ワイルド・アイリッシュ・ローズ
 ・グレインジャー:子守唄
 ・バーバー:パ・ドゥ・ドゥ
 ・エイミー・ビーチ:ヤング・バーチズ
 ・ビル・エヴァンス:ワルツ・フォー・デビイ
 ・フィリップ・グラス:エチュード第9番
 ・バーンスタイン:フェリシア・モンテアレグレのために
 ・ジョン・ケージ:イン・ア・ランドスケープ
 ・ガーシュウィン(キース・ジャレット編):愛するポーギー
 ・バーンスタイン:間奏曲
 ・ヒャン−キ・ジュー:シャンデルアーズ
 ・ヒナステラ:優雅な乙女の踊り
 ・バーンスタイン:アーロン・コープランドのために
 ・コープランド:ピアノ・ブルース第1番「レオ・スミットのために」
 ・ビル・エヴァンス:ピース・ピース
 ・ガーシュウィン(グレインジャー編):愛が訪れた時
 ・コール・ポーター(ラファエル・メルラン編):恋とはなんでしょう*
シャニ・ディリュカ(P)
ナタリー・デセイ*

 シャニ・ディリュカが選曲したアメリカ・ピアノ作品集

 録音:2013 年11 月/70’00

 モナコ出身のピアニスト、シャニ・ディリュカ。アメリカのビート・ジェネレーションを代表する作家ジャック・ケルアックの著書「路上(オン・ザ・ロード)」にインスパイアされて彼女自身が選曲したアメリカ・ピアノ音楽集。アルバムのタイトルにもなっている「ルート66」は、ケルアックの「路上」にも登場するシカゴとサンタモニカを結んでいた国道66 号線。今は廃線になっていますが、20 世紀中頃のポップ・カルチャーの中で度々題材とされ愛され、今なおその名が残っています。
 アルバムは、ミニマル音楽のジョン・アダムズ「中国の門」にはじまり、キース・ジャレットの名曲「マイ・ワイルド・アイリッシュ・ローズ」、ジャズ・ピアニストのビル・エヴァンスの愛らしい作品「ワルツ・フォー・デビイ」、バーンスタインの奥さんフェリシア・モンテアレグレに捧げられたピアノ曲、ガーシュウィンの傑作<ポーギーとベス>からキース・ジャレット編曲の「愛するポーギー」など多彩な内容で、若い男女の青春と苦悩を描いた「路上」と同じく、喜びや切なさ、孤独感、渇望、さまざまな感情が入り混じったピアノ作品が収録されています。
 さらにアルバムの最後にはコール・ポーターがミュージカル「ウェイク・アップ・アンド・ドリーム」のために作曲した「恋とはなんでしょう」をフランスの歌姫ナタリー・デセイが歌っています。穏やかな美しいデセイの歌声で響く極上の一曲となっています。




. それではシャニ・ディリュカのMIRAREのアルバム、あと2枚ご紹介しておきましょうね。
 どちらもディリュカの資質に合ったアルバムです。メンデルスゾーンの「スコットランド・ソナタ」は知る人ぞ知る名曲。ディリュカの劇的で、しかも温かなピアノがはまってます。


MIR 026
\2700→¥2490
グリーグ:ピアノ協奏曲、
      抒情小曲集
シャニ・ディリュカ(P)
エイヴィン・グルベルグ・ イェンセン指揮
ボルドー・アキテーヌ国立
 シャニ・ディリュカはスリランカ人の両親を持つモナコ出身のピアニスト。日本ではまだ知名度はないが第1回のフォルジュルネには来日し、繊細で魅力的な演奏を聴かせてくれた。このアルバムでは、グリーグのピアノ協奏曲と抒情小曲集。グリーグは2007年没後100年の記念年。お馴染みの印象的なイントロで始まる協奏曲で非常にロマンチックな作品。彼女は豊かな感性と強い個性、強靭な技術で華麗に演奏している。

MIR 062
\2700→¥2490
メンデルスゾーン: ピアノ作品集
 無言歌集 第1巻より
  ホ長調「甘い思い出」Op.19-1、
 第6巻より
  嬰ヘ短調「失われた幻影」Op.67-2/
  変ホ長調「瞑想」Op.67-1/
  ハ長調「紡ぎ歌」Op.67-4、
 第7巻より ニ長調「悲歌」Op.85-4、
 第8巻より
  ホ短調「寄る辺なく」Op.102-1/
  ト短調「そよぐ風」Op.102-4/
  イ長調「楽しき農夫」Op.102-5/
  舟歌Op.102-7(遺作)
 厳格な変奏Op.54、
 ピアノ三重奏曲第1番Op.49、
 幻想曲 嬰ヘ短調「スコットランド・ソナタ」Op.28
シャニ・ディリュカ(P)
 透明感のある音色、ロマンティックでチャーミングなシャニ・ディリュカの音楽は、この美しい描写音楽を表現するのにふさわしい演奏。





 


MIRARE



MIR 290
(3CD)
\3000→\2690
ボリス・ベレゾフスキーBOX 〜ブラームス、メトネル、チャイコフスキー
CD1 (MIR059)
 メトネル:作品集
  3つのロマンス Op.3〜第2曲 のぞみの日々も流れ去り(プーシキン)*/
  4つのおとぎ話 Op.34 〜第2 曲 ホ短調/
  プーシキンの7 つの詩 Op.29 〜第4 曲 馬*/3つのおとぎ話 Op.42 〜第1曲 ヘ短調/
  8つの詩 Op.24 〜なぜ水の上に柳は垂れる(チュッチェフ)♯/
  プーシキンの詩による7 つの歌 Op.52 〜第2 曲 カラス♯/
  フェート、ブリューソフ、チュッチェフによる7 つの詩 Op.28〜
   第5曲 春の静けさ(ウーラント/ チュッチェフ)*/
  2つのおとぎ話 Op.14〜
   ヘ短調「オフィーリアの歌」、ホ短調「騎士の行進」/
  4つのおとぎ話 Op.35 〜第4曲 ニ短調/
  2つのおとぎ話 Op.48 〜第2曲 ト短調(妖精のおとぎ話)/
  ゲーテの詩による9 つの歌 Op.6 〜第3曲 妖精の歌♯/
  ハイネの3つの詩 Op.12〜第1曲 いとしい恋人、君の手を*/
  ゲーテの詩による9つの歌 Op.6〜第5曲 可愛い子供よ*/
  8つの詩 Op.24〜第1曲 昼と夜(チュッチェフ)♯/
  3つのロマンス Op.3〜第1曲 聖なる僧院の門の傍らに(レールモントフ)*/
  8つの詩 Op.24〜第4曲 夕暮(チュッチェフ)♯/
  8つの詩 Op.24〜第7曲 ささやき、微かな吐息(フェート)*/
  プーシキンの6つの詩 Op.36〜第2曲 花♯/
  チュッチェフとフェートによる5つの詩 Op.37〜第4曲 ヘ短調♯/
  4つのおとぎ話 Op.26 〜第2曲 変ホ長調/
  チュッチェフとフェートによる5つの詩 Op.37 〜第1曲 眠れずに(チュッチェフ) ♯/
  プーシキンの7つの詩 Op.29〜第7曲 呪文*/2つの詩 Op.13〜第1曲 冬の夕べ(プーシキン)*/
  2つのおとぎ話 Op.20〜第2曲 ロ短調「鐘」/
    ボリス・ベレゾフスキー(P) イヤナ・イヴァニロヴァ(S) ♯ ヴァシリー・サヴェンコ(B)*
    録音:2007 年12 月

CD2(MIR132)
 ブラームス:
  ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.83/パガニーニの主題による変奏曲 Op.35*/
  ハンガリー舞曲第1番ト短調/第2番ニ短調/4番ヘ短調
    ボリス・ベレゾフスキー(P) ドミトリー・リス(指揮) ウラル・フィルハーモニー管弦楽団
    録音:2010 年11 月エカテリンブルグ(ライヴ、* は除く)

CD3(MIR200)
 チャイコフスキー:
  (1)ピアノ協奏曲第2番ト長調Op.44(オリジナル版)/
  (2)主題と変奏曲Op.19の6/(3)悲しき歌Op.40 の2/
  (4)マズルカOp.40の5/(5)無言歌Op.40 の6/
  (6)村にてOp.40の7/(7)ワルツOp.40の8/ 
  (8)感傷的なワルツOp.51(クバツキー編Vc とPf 版)/
  (9)アンダンテ・カンタービレOp.11(ゲリンガス編Vc とPf 版)/
    ボリス・ベレゾフスキー(Pf) アンリ・ドマルケット(Vc) (8)(9)
    アレクサンドル・ヴェデルニコフ(指揮) シンフォニア・ヴァルソヴィア(1)
    録音:2012 年9 月/ワルシャワ(ライヴ)(1)、2013 年4 月/サル・ガヴォー(パリ)(2)‐(9)
 表現力と技巧を駆使したベレゾスフキーのドラマティックな演奏
 


MIR 293
(3CD)
\3000→\2690
リチェルカール・コンソートBOX 〜 Instrumental
CD1(MIR9969)
 アントニオ・ベルターリ、ヴァロローゾ(腕のよいヴァイオリニスト)
 アントニオ・ベルターリ:2,3,5,6 声のためのソナタ(7曲)
 シャコンヌ,レオポルド1世:「天の女王」(ベルターリ作曲:ヴィオール伴奏部)
 作曲者不詳(クロムニェジーシュ写本):ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナティナ
   フィリップ・ピエルロ(指&ヴィオラ・ダ・ガンバ)
   リチェルカール・コンソート,フランソワ・フェルナンデス(ヴァイオリン)、カルロス・メーナ(カウンターテナー)
   録音:2003 年9 月21-24 日ベルギー、ブラ=スュル=リエンヌ教会

CD2(MIR012)
 パーセル:ヴィオールのためのファンタジア集
  グランドによる3声のファンタジア,パヴァーヌ,
  3声のファンタジア,4声のファンタジア,
  一音に基づく5声のファンタジア,
  6声のファンタジア「イン・ノミネ」,7声のファンタジア「イン・ノミネ」
   リチェルカール・コンソート フィリップ・ピエルロ(指揮)
   上村かおり,ライナー・ツィッパリング,エマニュエル・バルサ,ミエネケ・ファン・デル・ヴェルデン,
   ソフィア・デニズ,フランソワ・フェルナンデス,ルイス・オクラビオ・サント,ジョバンナ・ペシ
   録音:2005 年7 月

CD3(MIR150)
 フランソワ・クープラン:パルナッソス山、またはコレッリ賛 
 ルベル:リュリ氏のトンボー 
 クープラン:リュリ賛
   フィリップ・ピエルロ(指揮&ヴィオラ・ダ・ガンバ)、リチェルカール・コンソート
   録音:2010 年9 月、ボーフェ(ベルギー)
 ピエルロとリチェルカール・コンソートによる柔らかくも輝かしい響き
 


MIR 294
(3CD)
\3000→\2690
リチェルカール・コンソートBOX 〜 Vocal
CD1(MIR009)
 J.S.バッハ:オーボエ協奏曲 BWV.1055、結婚カンタータ『今ぞ去れ、 悲しみの影よ』BWV.202
 ヘンデル:ハープ協奏曲、カンタータ『炎の中で』HWV.170
   ヌリア・リアル(ソプラノ) ジョバンナ・ペシ(ハープ) パトリック・ボージロー(オーボエ)
   リチェルカール・コンソート フィリップ・ピエルロ(指揮)

CD2(MIR204)
 マティアス・ヴェックマン(1621-1674):宗教曲集〜コンユラティオ
  教会コンチェルト第1番「泣くな、ユダ族の獅子、ダヴィデの若枝は勝てり」 
  教会コンチェルト第2番「シオンは言う、主は割れを見捨てられたと」 
  教会コンチェルト第3番「主よ、我汝だけをもち得るなら」 
  教会コンチェルト第4 「町はなんと荒れ果てていることか」 
  コラール「いざや喜べ、愛するキリストの徒よ」 
  コラール「すべて重荷を負うて苦労している者は、私のものにきなさい」 
  コラール「主がシオンの捕虜を放たれた時」 
  第1旋法によるプレルーディウム,第2旋法によるマニフィカト
    マリア・ケオハネ(ソプラノ) 
    カルロス・メーナ(カウンターテノール) ハンス=イェルク・マンメル(テノール)
    ステファン・マクラウド(バス) モード・グラットン(オルガン)
    リチェルカール・コンソート フィリップ・ピエルロ(指揮)

CD3(MIR243)
 J.S.バッハ:待降節&クリスマスのカンタータ集
  カンタータ第110番「われらの口を笑いで満たし」BWV110
  カンタータ第151番「甘き慰め。わがイエスは来ませり」BWV151
  カンタータ第63番「キリストの徒よ、この日を彫り刻め」BWV63
    マリア・コヘイン(ソプラノ) カルロス・メーナ(アルト) ユリアン・プレガルディエン(テノール)
    ステファン・マクラウド(バス) リチェルカール・コンソート フィリップ・ピエルロ(指揮)
    録音:2012 年11 月ベルギー
 慈悲に溢れたリチェルカール・コンソートの演奏で聴く
 


MIR 289
(2CD)
\2200→\1990
ピエール・アンタイBOX 〜バッハ、ラモー
CD1(MIR017)
 J.S.バッハ:管弦楽組曲第1 BWV1069、第4番 BWV1066
 ヴァイオリンとクラヴィーアためのソナタ第4番 BWV1017 
 カンタータ<われは 憂いに沈みぬ> BWV21〜シンフォニア
   ピエール・アンタイ(指揮)ル・コンセール・フランセ
   アマンディーヌ・ベイェ(バロック・ヴァイオリン) ルフレード・ベルナルディーニ(オーボエ)
   録音:2006 年1 月

CD2(MIR164)
 ラモー:
  ・歌劇『優雅なインド』より
   (序曲、ミュゼット、メヌエット、タンブーラン、ポーランド人たちのエール、
    アフリカの奴隷たちのエール、ガヴォット、シャコンヌ、未開人たち)
  ・歌劇『ダルダニュス』より(シャコンヌ、プレリュード、優美なエール、タンブラン)
  ・歌劇『プラテ』より(ミュゼット、ヴィエール風のメヌエット)
  ・歌劇『ゾロアスター』より(メヌエット、サラバンド)
  ・歌劇『ピュグマリオン』より(序曲)
  ・歌劇『遍歴騎士』より(とても陽気なエール、少しゆるやかなガヴォット)
  ・歌劇『イポリトとアリシー』より(メヌエット)
  ・歌劇『エベの祭』より(タンブラン)
  ・コンセール用のクラヴサン曲集より(軽はずみ、パントマイム、おしゃべり、内気、マレー)
    ピエール・アンタイ(クラヴサン) スキップ・センペ(クラヴサン)
    録音:2011 年7 月、12 月フランス、アラス劇場
 ピエール・アンタイの華麗な演奏集
 


MIR291
(3CD)
\3000→\2690
アンドレイ・コロベイニコフBOX 〜スクリャービン、ベートーヴェン、ショスタコーヴィチ
CD1(MIR061)
 スクリャービン:
  ピアノ・ソナタ第4番 嬰ヘ長調Op.30、2つの詩曲Op.32、ピアノ・ソナタ第5番Op.53、
  2つの詩曲Op.69、ピアノ・ソナタ第8番Op.66、2つの詩曲Op.71、
  ピアノ・ソナタ第9番「黒ミサ」Op.68、詩曲「炎に向かって」Op.72
    アンドレイ・コロベイニコフ(ピアノ)/録音:2008 年1 月

CD2(MIR090)
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番、6つのバガテル、ピアノ・ソナタ第24番、ピアノ・ソナタ第17番
   アンドレイ・コロベイニコフ(ピアノ)/録音:2009 年5 月フランス・リモージュ

CD3(MIR155)
 ショスタコーヴィチ:
  ピアノ協奏曲第1番ハ短調Op.35*、
  24の前奏曲Op.34、ピアノ協奏曲第2番ヘ長調Op.102
   アンドレイ・コロベイニコフ(ピアノ) ミハイル・ガイドゥーク(トランペット)*
   オッコ・カム(指揮) ラハティ交響楽団
   録音:2011 年5 月26 / 28 /シベリウス・ホール(ラハティ)
 コロベイニコフの端正なピアノが響き渡る
 


MIR 296
(6CD)
\5600→\4990
ジャン=フレデリック・ヌーブルジェBOX
CD1(MIR023)
 [CD1]
  カール・ツェルニー:指使いの技法(50番練習曲)Op.740
 [CD2]
  リスト:2 つの演奏会用練習曲「森のざわめき」「小人の踊り」、3 つの演奏会用練習曲より「軽やかさ」
  ステファン・ヘラー:4つの練習曲
    ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ(ピアノ)/録音:2006 年9 月

CD2(MIR060) ライヴ・アット・サントリーホール
 [CD1]
  J.S.バッハ:イギリス組曲 第2番 イ短調 BWV.807
  ショパン:バラード第2番 Op.38、ノクターン ヘ長調 Op.15-1
  ラヴェル:ラ・ヴァルス 
 [CD2]
  リスト:ロ短調ソナタ/ラヴェル:古風なメヌエット/ストラヴィンスキー:練習曲 嬰ヘ長調Op.7-4,
  ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ:バガテル/
  J.S.バッハ-S. フェインベルグ:オルガンのためのソナタ第5番より「ラルゴ」
    ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ(ピアノ)
    録音:2007 年11 月17 日 サントリーホール

CD3(MIR145) ピアノ・リサイタル in パリ
 リスト:詩的で宗教的な調べより「葬儀」/ヌーブルジェ:マルドロール/
 J.バラケ:ピアノ・ソナタ(全2楽章)/ドビュッシー:映像第2集より「そして月は荒れた寺院に落ちる」
   ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ(ピアノ)
   録音:2011 年1 月14 日、ラ・シテ・ドゥ・ラ・ムジークライブ録音(パリ)

CD4(MIR232)
 ラヴェル:ピアノ作品集
  夜のガスパール、高雅にして感傷的なワルツ、クープランの墓
    ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ(ピアノ)
    録音:2013 年5 月/フェルム・ドゥ・ヴィユファヴァール
 若きピアニストの、底知れぬ才能とセンスを感じるBOX
 


MIR 287
(2CD)
\2200→\1990
シャニ・ディリュカBOX
CD1(MIR126)
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 作品19、ピアノ協奏曲第1番ハ長調 作品15
   シャニ・ディリュカ(ピアノ) クワメ・ライアン(指揮) ボルドー・アキテーヌ国立管弦楽団
   録音:2010 年4 月
CD2(MIR062)
 メンデルスゾーン:無言歌集
  第1巻より ホ長調「甘い思い出」Op.19-1、第6巻より 嬰ヘ短調「失われた幻影」Op.67-2 、
  変ホ長調「瞑想」Op.67-1、ハ長調「紡ぎ歌」Op.67-4、第7巻より ニ長調「悲歌」Op.85-4、
  第8巻より ホ短調「寄る辺なく」Op.102-1、ト短調「そよぐ風」Op.102-4、イ長調「楽しき農夫」Op.102-5 、
  舟歌Op.102-7(遺作)、厳格な変奏Op.54、
  ピアノ三重奏曲第1番Op.49 より
   アンダンテ・コン・モート・トランクィロ(シャニ・ディリュカ自身によるピアノ独奏用編曲)
  幻想曲 嬰ヘ短調「スコットランド・ソナタ」Op.28
    シャニ・ディリュカ(ピアノ)
 グレース王妃に見いだされたシンデレラ・ガール、シャニ・ディリュカ
 


MIR 288
(2CD)
\2200→\1990
タチアナ・ヴァシリエヴァBOX
CD1(MIR107)
 ショパン:チェロ・ソナタ ト短調Op.65/序奏と華麗なるポロネーズ ハ長調Op.3/
 アルカン:演奏会用ソナタ ホ長調 Op.47
   タチアナ・ヴァシリエヴァ(チェロ) ジャン・フレデリック・ヌーブルジェ(ピアノ)
   録音:2009 年9 月

CD2(MIR220)
 ハイドン:チェロ協奏曲第1番ハ長調、第2番ニ長調/
 モーツァルト:交響曲第29番イ長調K201
   タチアナ・ヴァシリエヴァ(チェロ) オーギュスタン・デュメイ(指揮) ワロニー王立室内管弦楽団
 ヴァシリエヴァの豊かな音楽性が溢れ出る!
 


MIR 292
(3CD)
\3000→\2690
イド・バル=シャイBOX
CD1(MIR014)
 J.ハイドン(1732-1809):ピアノ・ソナタ集
  第24(39)番 ニ長調 Hob.XVI-24/第23(38)番 ヘ長調 Hob.XVI-23/
  第40(54)番 ト長調 Hob.XVI-40/
  第49(59)番 ニ長調 Hob.XVI-49/アンダンテと変奏曲 ヘ短調 Hob.XVII-6
    イド・バル=シャイ( ピアノ)/録音:2006 年1 月

CD2(MIR075)
 ショパン:マズルカ集
  マズルカ第47番イ短調/マズルカ第7番ヘ短調/
  4つのマズルカOp.17〔第10番変ロ長調、第11番ホ短調、第12番変イ長調、第13番イ短調〕/
  マズルカ第56番変ロ長調/
  4つのマズルカOp.24〔第14番ト短調、第15番ハ長調、第16番変イ長調、第17番変ロ短調〕/
  マズルカ第42番ト長調/マズルカ第44番ハ長調/
  4つのマズルカ Op.30〔第18番ハ短調、第19番ロ短調、第20番変ニ長調、第21番嬰ハ短調〕/
  4つのマズルカ Op.33〔第22番嬰ト短調、第23番ニ長調、第24番ハ長調、第25番ロ短調〕/
  マズルカ第26番嬰ハ短調/マズルカ第29番変イ長調/マズルカ第42番イ短調「エミール・ガイヤール」/
  マズルカ第32番嬰ハ短調/マズルカ第45番イ短調/マズルカ第43番ト短調/
  マズルカ第40番ヘ短調/マズルカ第41番嬰ハ短調/マズルカ第49番ヘ短調
    イド・バル=シャイ(ピアノ)/録音:2008 年9 月

CD3(MIR195)
 フランソワ・クープラン:クラヴサン曲集
  さまよう亡霊たち/ 修道女モニク/
  ティクトクショック、またはオリーヴしぼり機/ プラチナ色の髪のミューズ/
  恋のナイチンゲール/ ナイチンゲールの変奏/
  子供時代- ミューズの誕生- 幼年期/ タンブラン/
  神秘的な女/ 小さな皮肉/ ロジヴィエール/
  子守歌、またはゆりかごの中のいとし子/ おしゃべり女/
  心地よい恋やつれ/ 花咲く果樹園/ 葦/
  胸飾りのリボン/ 煉獄の魂/ 収穫をする人びと/ 髪の油/
  嘆きのほおじろ/ 騒がしさ/ クープラン/ 神秘なバリケード
    イド・バル=シャイ(ピアノ)
 自由自在にピアノを操るイド・バル=シャイ
 


MIR 295
(3CD)
\3000→\2690
ラ・レヴーズBOX
CD1(MIR033)
 ヘンリー・パーセル:わずらわしき世の中よ〜歌曲、室内楽曲集
  わずらわしき世の中よCease, anxious World/
  新しいアイルランドの歌 ト長調 Z.646 A new irish tune/
  優しき音と美しい調べSoft Notes, and gently rais'd/
  新しいグラウンド ホ短調 Z.T682 A new Ground/
  日陰の冷たく心地よき流れの中でA midst the Shades/王子 A Prince/
  アミンタスが初めて口づけを求めし時When first Aminta's su'd for a kiss/
  ここに神がHere the deities/
  プレリュード Prelude/トリオ・ソナタ Z.780 Trio sonata/
  薔薇より甘く Sweet than roses/
  グラウンドZD.221 Ground/ひとときの音楽 Music for a while/
  愛らしい素敵な人 Dear pretty youth/
  ソナタ(G . フィンガー作曲)/嘆きの歌 O let me weep/
    ラ・レヴーズ  ジュリー・ハスラー(S) ステファン・デュデルメル(Vn) フローレンス・ボルトン(ヴィオール)
    アンジェリーク・モイヨン(Hrp) ベルトラン・キュイエ(Clavcin) バンジャマン・ペロー(テオルボ&指揮)
    録音:2007 年2 月

CD2(MIR125)
 セバスティアン・ド・ブロサール(1655-1730):
  オラトリオ「無原罪の聖マリア」SDB.56/ソナタ ハ長調SDB.224/
  カンタータ「レアンドロ」SDB.77/「悔い改めた魂と神との対話」SDB.55
    ラ・レヴーズ  シャルタン・サントン・ジェフリー(S) ウジェニー・ヴァルニエ(S)
    イザベル・ドリュエ(A) ジェフリー・トンプソン(CT) 
    ヴァンサン・ブーショ(T) ベノワ・アルヌール(B)
     録音:2010 年6 月28 日-7 月1 日

CD3(MIR177)
 ヘンリー・ローズ:歌曲集
  ・朝日を見たことがあるか?/・ゆるやかに流れよ、銀色の川/・ただ生きよと命じて下さい/
  ・グラウンドによるディヴィジョン(フランシス・ウィシィ?)/
  ・前奏曲(ダニエル・バチェラー?)/
  ・私は起き上がり、深く悲しむ/・あなたか私か、罪を犯した/
  ・ため息も 涙も 悲しみもなく(ニコラス・ラニアー?)/
  ・2つのリュートのためのアルマイン/
   クーラントI / クーラントII(ウィリアム・ローズ?)/Whither are all her false oaths blown ?/
  ・私は恋の病(ウィリアム・ローズ?)/
  ・草原はもはや花に覆われることなく(ニコラス・ラニアー?)/
  ・トレギアンのグラウンド/・あわれにも愛の喜びから追放された君が/
  ・穏やかに眠れ/・離せ、愛していた/
  ・クーラント(ジャック・ゴーティエ/ アングレテールのゴーティエ)/
  ・ゴーティエ氏の鐘(ジャック・ゴーティエ/ アングレテールのゴーティエ)/
  ・きみよ まだ帰らないでおくれ/・おお、愛を教えて!おお、運命を教えて!/
  ・ディヴィジョン:ジョン、今すぐ私にキスして(クリストファー・シンプソン?)/
    Wert thou yet fairer than thou art/
  ・なぜそう青白く暗いのか、盲目的に恋する者よ(ウィリアム・ローズ?)
    ラ・レヴーズ,フローレンス・ボルトン(指揮、Va)
    ベンジャミン・ペロー(指揮、Lute、テオルボ&バロック・ギター)
    ジェフリー・トンプソン(T)
    ベルトラン・キュイエ(ハープシコード)
 ラ・レヴーズの類い稀なる色彩センスで聴く

MUSO


MU 009
\2600
アリアンとオルフェ:フランス・バロックのカンタータ集
 ・ジャン= フィリップ・ラモー:
  カンタータ「オルフェ」〜声楽と器楽合奏のための
 ・ミシェル・ランベール(1610-1696):
  宮廷のアリア「愛する人の影」(リュート伴奏つき宮廷歌曲)
 ・エリザベト・ジャケ=ド=ラ=ゲール(1665-1729):
  ヴァイオリンとヴィオラ・ダ・ガンバ、
  通奏低音のためのソナタ1番 ニ短調
 ・フィリップ・クルボワ(1705-1730):カンタータ「アリアン」
 ・マラン・マレ(1656-1728):シャコンヌ
ハスナー・ベンナーニ(ソプラノ)
アンサンブル・ストラヴァガンツァ
 〔ドミティユ・ギロン(ヴァイオリン&指揮)、
  ファビアン・ルセル(Vn)、
  アンア・ベッソン(フラウト・トラヴェルソ)、
  ゴルジュ・バルテル(フラウト・トラヴェルソ)、
  ロバン・ファロ(バス・ヴィオール)、
  ロナルド・マルタン・アロンソ(バス・ヴィオール)、
  ヴァンサン・フリュッキガー(テオルボ、バロック・ギター)、
  トーマス・ソルターニ(チェンバロ&指揮)〕
 フランス・バロックの華麗な調べで語られる、ギリシャ神話の名場面

 録音:2015 年4 月27 日-28 日、6 月9 日-10 日/60’26

 ギリシャ神話の有名な場面「オルフェウスの冥府下り」と「アリアドネの置き去り」に焦点を当てた、フランス・バロック・カンタータの世界が凝縮されたCD です。
 18 世紀フランスは、器楽伴奏付き声楽曲「カンタータ」の黄金時代でした。音楽に豊かな感情表現を求める作曲家たちにとって、ギリシャ神話はまさに格好の題材。人間らしい神々の普遍的な感情を、ラモーとクルボワがどのように汲み取り、音楽に昇華させたのかが聴きどころです。
 2 つのカンタータに挟まれている「愛する人の影」「ヴァイオリンとヴィオラ・ダ・ガンバ、通奏低音のためのソナタ」「シャコンヌ」もフランス・バロックの作曲家の作品です。ランベールの「愛する人の影」はオルフェウスの悲痛な歌に通じる悲哀を持つのに対し、マレーの「シャコンヌ」の快活さは幸せを取り戻したアリアドネのよう。ルイ14 世の寵臣でもあった当時は珍しい女性作曲家ジャケ= ド= ラ= ゲールの「ヴァイオリンとヴィオラ・ダ・ガンバ、通奏低音のためのソナタ」も、当時の宮廷の面影を忍ばせます。
フランスの古楽界で今やひっぱりだこの若手、モロッコ出身のソプラノ、ハスナー・ベンナーニのみずみずしくも劇的な歌唱が光ります。アンサンブル・ストラヴァガンツァが織りなす香り立つような端正な響きも魅力的です。



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NAIVE



OP 30551
\2600→\2390
セルジオ・アッゾリーニ(ファゴット)
 ヴィヴァルディ:ファゴット協奏曲集vol.4

 協奏曲
  ハ長調 RV 469、ヘ長調 RV 491、
  イ短調 RV 498、ト長調 RV 492、
  イ短調 RV 500、ハ長調 RV 473
セルジオ・アッゾリーニ(ファゴット)
ロンダ・アルモニカ
 名手アッゾリーニによるファゴット協奏曲第4弾!

 録音:2014年4月/68’

 バロック・ファゴットの名手、セルジオ・アッゾリーニによるヴィヴァルディ協奏曲集第4 弾の登場。アッゾリーニによる校訂版を使用。超絶技巧のカデンツァなど、思わず息をのんで聴き入ってしまいます。
 ヴィヴァルディは39 のファゴット協奏曲を遺しています。自身ヴァイオリン奏者であったヴィヴァルディは、低音域の楽器に深く魅了されており、チェロやファゴットのための作品を多く書きました。
 もちろん音域だけでなく、楽器の機構も熟知していたからこそこれらの優れた作品が生み出されたのです。
 人の声を思わせるあたたかな旋律、そして創造性に満ちた作品を、アッゾリーニが豊かな響きと超絶技巧で聴かせます。


気軽な感じで颯爽とすごい演奏を繰り広げるアッゾリーニ。第2巻の映像です。

https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=adNx3e9Q_iQ



アッゾリーニ 旧譜
ヴィヴァルディ:ファゴット協奏曲集 vol.1&2
Vivaldi: Concertos for Bassoon Volume 1
OP 30496
\2600→¥2390
ヴィヴァルディ (1678-1741):ファゴット協奏曲集 vol.1
 ファゴット協奏曲 ト長調 RV 493、ト短調 RV 495、
 ハ長調 RV 477、ヘ長調 RV 488、変ロ長調 RV 503、
 ハ長調 RV 471、ホ短調 RV 484
セルジョ・アッゾリーニ(ファゴット)
ラウラ・ソアーヴェ・クレモナ
ヴィヴァルディ・エディション最新盤、当代きっての名人、アッゾリーニによるファゴット協奏曲集 vol.1!
充実の名曲RV 484も収録

録音:2009 年 11、12 月

ファゴット奏者たちに頻繁に取り上げられる名曲 RV 484 も、バロック楽器によるこれだけの充実の演奏で聴くと、新たな魅力満載です!ヴィヴァルディ・エディション第 45 弾は、ヴィヴァルディのファゴット協奏曲集。ヴィヴァルディは、1721 年代から死の年 1741 年までに、39 曲(うち 2 曲は未完成)ものファゴット協奏曲を作曲しました。バロック時代に書かれたファゴット協奏曲は、ボワモルティエによるものが少し、他の作曲家によるものもごくわずか。時代を下っても、モーツァルトやフンメルがファゴット協奏曲を書いてはいますが、それも数えるほどです。ヴィヴァルディの全作品をみわたしても、ひとつの楽器のために 30 曲以上の協奏曲を書いたものは比較的珍しく、いかにヴィヴァルディがこの楽器にいれこんでいるかがわかります。ヴィヴァルディが若い頃のイタリアでは、ファゴットは、フルートやオーボエのパートをなぞるくらいでした。ヴィヴァルディは、1720 年前後にフランスやヨーロッパ北部の音楽家たちと交流の機会があり、当時最先端のファゴット製作を目の当たりにし、創作意欲が多いに刺激されたと考えられます。
RV 493 は、ヴィヴァルディお好みの調性ト短調で書かれており、充実した和声が魅力。RV 477 は、のんびりとした雰囲気の中始まりますが、ファゴット・パートは超絶技巧の連続。ヴィヴァルディという人は、どんな楽器に対しても、その可能性を存分に引き出すようなパッセージを書く天才だったのだとあらためて実感させられます。アッゾリーニは、1967 年生まれの当代きってのファゴット名人。バーゼル音楽院にて教鞭をとっています。

OP 30518
\2600→\2390
ヴィヴァルディ(1678-1741):ファゴット協奏曲集vol.2
  ファゴット協奏曲:
   イ短調 RV 499、ハ長調 RV 472、ヘ長調 RV 490、
   ト短調 RV 496、変ロ長調 RV 504、
   変ホ長調 RV 504、ハ長調 RV470
セルジョ・アッツォリーニ(ファゴット)
ラウラ・ソアーヴェ・クレモナ
録音:2011 年4 月、ブレシア(イタリア)

ヴィヴァルディのファゴット協奏曲集vol.1(OP 30496)で好評を博したアッツォリーニ(アッゾリーニ)が、ついに待望の第2 弾をリリース!ヴィヴァルディは数多くの協奏曲を残した作曲家として有名ですが、ヴァイオリン以外の独奏楽器のための協奏曲として最も多く作曲されたのがファゴット協奏曲。未完も含め、その数は39 曲にも及びます。今回はそこから7 曲が収録されています。バロック期において作曲されることの少なかったファゴットに対し、果敢に作曲を試みたヴィヴァルディ。ヴィヴァルディ渾身のファゴット協奏曲集に、現代曲から古楽に至るまで幅広いレパートリーを持つ稀代のファゴット奏者アッツォリーニが再び挑みます。前回の協奏曲集vol.1と共にお勧めする注目のCDです!

OP 30539
\2600→\2390
ファゴット協奏曲集Vol.3
 (1)ヘ長調RV.485
 (2)変ロ長調「ジョゼッピーナ」RV.502
 (3)ハ長調RV.474 (4)ハ短調RV.480
 (5)ト長調RV.494 (6)ハ長調RV.475
セルジオ・アッツォリーニ(Fg)
ラウラ・ソアーヴェ・クレモナ
 アッツォリーニのヴィヴィッドなソロに感服!ファゴット協奏曲集Vol.3

 録音:2012 年4 月、コルティチェッレ・ピエーヴェのマドンナ・デッラ・フォルミゴラ教会(イタリア)

 naive の看板シリーズともいえるヴィヴァルディ・エディションから、待望の最新盤、ファゴット協奏曲集の第3 集がリリースされる運びとなりました!ファゴットが旋律楽器として定着していないバロック期にこの楽器のために多くの協奏曲を残し、他の誰よりもファゴットという楽器を愛した音楽家、ヴィヴァルディ。第1 集(OP 30496)、第2 集(OP 30518)に引き続き、今回もファゴット・ソロに名手セルジオ・アッツォリーニが登場し、これまでの名演の期待裏切らぬ素晴らしいソロを聴かせてくれます。第1 集より共演しているラウラ・ソアーヴェ・クレモナの洗練されたオーケストラの伴奏も聴き所。古楽器が織り成す柔らかな響きがアッツォリーニの奏でる甘美なファゴットの音色と見事に混じり合い、極上のハーモニーを生み出しています。
 協奏曲ハ長調RV.484ではヴァイオリン2台、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、リュートとファゴットという当時を意識した小編成での演奏。一つ一つのパートが際立つ綿密なアンサンブルで魅せてくれます。また、ヴァイオリン協奏曲「パトヴァの聖アントニウスの舌の祝日のために」RV.212 を思わせる協奏曲ヘ長調RV.485 では、アッツォリーニがこのヴァイオリン協奏曲のカデンツァから作ったファンタジアを加筆した興味深い演奏での収録。単なる“ファゴット協奏曲の寄せ集め” に留まらない、ヴィヴァルディ・エディションにふさわしい注目盤に仕上がっています。
 本アルバムでファゴット協奏曲シリーズも3 枚目。とはいえ、ヴィヴァルディは生前に39 曲(うち2 曲は未完成)ものファゴット協奏曲を作曲しており、今後の協奏曲集のリリースにさらなる期待がかかります!

どこにでもいそうなお兄ちゃんなんですが・・・すごいです。

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V 5378
\2600→\2390
アンヌ・ガスティネル(チェロ)
 ブラジル風バッハではピオーも参加!
  Americas

 ピアソラ(1921-1992):
  アディオス・ノニーノ/ル・グラン・タンゴ/
  タンゴの歴史〜カフェ1930/ミケランジェロ70/
  オブリビオン
 ヴィラ=ロボス(1887-1959):
  ブラジル風バッハ第1番(8つのチェロのための)
   「序奏(エンボラーダ)」、「前奏曲(モヂーニャ)」、「フーガ(対話)」
  ブラジル風バッハ第5番(ソプラノ独唱と8つのチェロのための)
   「アリア(カンティレーナ)」、「踊り(マルテロ)」
アンヌ・ガスティネル(チェロ)
フランス国立管弦楽団のチェロ・メンバー
サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)
 アンヌ・ガスティネル、ピアソラ&ヴィラ=ロボスを弾く!
 ブラジル風バッハではピオーも参加!

 録音:2014年10 月/65’

 まっすぐな音色で人々を魅了するアンヌ・ガスティネルの新譜の登場。ピアソラ、ヴィラ=ロボスという組み合わせです。
 ピアソラ作品は、チェロ・アンサンブル版。チェロだけで奏でられているとは思えないような、各声部の渋味を効かせた色彩や陰影感が見事。ガスティネルが奏でるソロも、いぶし銀のような音色で光っています。
 ブラジル風バッハではピアソラとは一転、カラリとした明るさと美しい響きのバランスが心地よいアンサンブルが展開されています。
 有名な第5 番のソプラノ・ソロはサンドリーヌ・ピオーが務めており、一度聴いたら耳から離れないような、郷愁を誘うしっとりとした歌声が魅力的です。
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限定盤

V 5357
(10CD)
\5700→\4990
廃盤復活!!
 モザイク四重奏団〜ピリオド楽器によるハイドン
  ハイドン:弦楽四重奏曲集

 [CD1&2]太陽四重奏曲Op.20(全曲)
 [CD3&4]ロシア四重奏曲Op.33(全曲)
 [CD5]弦楽四重奏曲『十字架上のキリストの最後の7つの言葉』Op.51
 [CD6&7]6つの弦楽四重奏曲集Op.64(全曲)
 [CD8&9]エルデーディ四重奏曲Op.76(全曲)
 [CD10] ロプコヴィツ四重奏曲Op.77(全曲)
モザイク四重奏団
 

 録音:[CD1&2] 1990-92年(デジタル) [CD3&4]1995-96年(デジタル) [CD5]1992年(デジタル) [CD6&7]2001、2002年(デジタル) [CD8&9]1998-2000年(デジタル) [CD10]1989年(デジタル)

 2014 年1 月に発売されご好評を頂いておりながら廃盤となってしまったモザイク四重奏団の10 枚組ボックスが復活しました!
 1987 年にオーストリアで結成され、ピリオド楽器ならではの清廉かつ柔らかな音色と、持ち味ともいえる軽妙洒脱な音運びで高い人気を誇る「モザイク四重奏団」。彼らが、1980 年代末〜 2000 年代初頭にアストレ(現naive)レーベルからリリースしたハイドンの弦楽四重奏曲の録音を1 つにまとめたBOX が、お買い得価格で発売される運びとなりました!
 モザイク四重奏団の持ち味がもっとも活きているハイドンですが、全ての録音が1 つのBOX におさめられたのは今回が初めて。この2 つのボックスは一度廃盤となっており、現在ではモザイク四重奏団の録音を全て集めることが非常に困難となってしまっていただけに、ファンにとっては今回のスペシャルBOX のリリースは必見の朗報と申せましょう。
 勿論、これから当団の演奏を聴いてみようという方にもおすすめしたいタイトルです。
 ピリオド弦楽器の柔らかく伸びやかな音色、澄みきったハーモニー、澱みないアンサンブル・・・モザイク四重奏団の持ち味が遺憾なく発揮された至高のハイドン、必聴です!


V 5403
¥2600
Marie Heurtin 〜
 映画「奇跡のひと マリーとマルグリット」オリジナル・サウンド・トラック

  ・モンテヴェルディ:Altri canti d' amor
  ・フランク・クラフチク:
   「子供の遊び」〜ヤナーチェクのモラヴィア民族舞曲集に基づく
  ・ラフマニノフ:晩祷より
  ・マルティヌー:スロヴァキア民謡による変奏曲
  ・マーラー:
   私はこの世に忘れられて〜リュッケルトの詩による歌曲集より
  ・ソニア・ヴィーダー=アサートン:
   マリーの歌(ユダヤの伝統音楽に基づく〜シューベルトの思い出に)
  ・J.S.バッハ:
   シチリアーノ BWV 1031、パストラーレ ヘ長調 BWV 590〜アリア
ソニア・ヴィーダー=アサートン(チェロ)
 映画「奇跡のひと マリーとマルグリット」オリジナル・サウンド・トラック

 録音:2008-2014年

 聴覚障がいの少女たちが暮らす修道院にやってきた少女マリーと、不治の病をかかえ余命いくばくもない修道女マルグリットの物語。19 世紀末、フランス・ポアティエ地方に実在したふたりの女性による感動のストーリーの映画。
 日本でも今夏公開され、大きな感動を呼び起こしました。そのOST 盤。女性チェリスト、アサートンの演奏が映画で使われておりました。



V 5415
\2600→\2390
スイス出身の俊英、ピエモンテージによる鮮やかなドビュッシー
 ドビュッシー:前奏曲集 第1巻&第2巻(全曲)
フランチェスコ・ピエモンテージ(ピアノ)
 録音:2014年3,4月

 ピエモンテージによるドビュッシーの登場。
 スイス出身のフランチェスコ・ピエモンテージは1983 年生まれ。ビエロフラーヴェク指揮BBC 交響楽団、オラモ指揮バイエルン放送交響楽団など、トップ・レベルのオーケストラからソリストとして招かれています。2014 年10 月にはノリントン指揮N 響とベートーヴェンのピアノ協奏曲第1 番を初共演、絶賛されました。
 大きな影響を受けた師の一人がブレンデル。ピエモンテージはブレンデルから「物事の細部に至るまでを愛すること」の大切さを学んだと言います。
 ほかにもペライアやワイセンベルクらからも薫陶を受けています。室内楽、ソロ、協奏曲と既に幅広い活躍をみせています。
 ナイーブからはモーツァルトのソロ作品集(V 5367)、シューマンのピアノ協奏曲(V 5327)がリリースされています。そんなピエモンテージの演奏は、透明感を保ちつつ色彩感豊かな音色が持ち味。このドビュッシーでもまるで詩を吟じるかのように1 曲1 曲のキャラクターづけが明確ながら、全篇を通して光をたたえたようなクリアーな音色に思わず耳が奪われてしまいます。

OBSIDIAN


OBSCD 715
\2500
アン・ブーリン ソングブック:16世紀の作曲家らによる曲集
 ・御身はすべてが美しくあり給う(ジャン・ムートン)
 ・悲しみの聖母(ジョスカン・デプレ)
 ・彼女は誰なのか(アントワーヌ・ブリュメル)
 ・私はあなたに楽しみを上げましょう(クローダン・ド・セルミジ)
 他
アラミレ
クレア・ウィルキンソン(歌)
ヤコブ・へリングマン(リュート)
カースティー・ワトレー(ハープ)
デイヴィッド・スキナー(指揮)
 世紀の悪女のもう一つの素顔 ヘンリー八世の妻の一人、アン・ブーリンのコレクション

 録音:2015年5月

 ヘンリー八世の6 人の妻のうち最も悪名高いアン・ブーリン。王妃の侍女でありながらヘンリー八世を虜にしたアンは、ヘンリー八世と当時の王妃キャサリンとの離婚問題を巡る教皇との対立など、当時のイギリスの大混乱の火付け役でした。最期は反逆罪、姦通罪の疑いをかけられロンドン塔に監禁、処刑された彼女は、様々なエピソードからしたたかな悪女と言われますが、音楽をたしなむ一面もあったといわれます。
 このCD におさめられているのは彼女が10 代の頃から「アン・ブーリン ソングブック」として集めていた彼女のお気に入りの作品の数々です。
 彼女が処刑されるまでずっと彼女の持ち物の中にあったと言われる「アン・ブーリン ソングブック」は、その後500 年間行方不明になっていましたが、最近になって発見されました。
 演奏を手掛けているのは、「アン・ブーリン ソングブック」発見後初めて蘇演をしたアラミレ。最後に収録されている「O Deathe rock me asleep(おお死よ、われを眠りに)」は「アン・ブーリン ソングブック」にはない曲ですが、アンが処刑の日まで監禁されていた部屋から見つかった詩による曲で、作詩者はアン本人ではないかと言われています。
 運命に翻弄される前の音楽好きな少女だったアン、処刑前に静かに死を見据えるアンなど、悪女として語られることの多い彼女の別の一面を垣間見ることができる一枚です。
 

OBSCD 714
\2500
クロフト(1678 〜 1727):アンセム集
 ・アンセム集とオルガン独奏曲
 ・葬儀の典礼とオルガン独奏曲
ケンブリッジ・シドニー・サセックス大学合唱団
デイヴィッド・スキナー(指揮)
 知られざるイギリスバロックの大家、心に染みわたるウィリアム・クロフトの教会音楽

 録音:2014年6月28日-30日

 バロック時代のイギリスの作曲家、ウィリアム・クロフトの教会音楽集。宮廷礼拝堂やウエストミンスター大寺院でオルガニストや聖歌隊長を務めた彼は、イギリスの偉大な作曲家であるパーセルやタリスの後継者として、典礼音楽を数多く残しました。このCD にもおさめられている「葬儀の典礼」は、イギリスで長く国葬の音楽として使われています。
 同時代に同じイギリスで活躍した作曲家、ヘンデルの影に隠れて日本ではあまり知られていないクロフトですが、その音楽のこの世のものとは思えない美しさには心が洗われます。
 「葬儀の典礼」中の1 曲「我らの心の秘密を知りたもう主よ(Thou Knowest, Lord)」は、クロフトではなくパーセルの作。クロフトがパーセルへのオマージュとして入れたものです。

PARADIZO



PA 0014
\2600→\2390
アストレの名盤再発売
 2台のチェンバロ
  〜スキップ・センペ&オリヴィエ・フォルタン

 J.S.バッハ:
  ・プレリュードとフーガ ハ長調 BWV 545(原曲:オルガン)
  ・ラルゴ〜無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番 BWV 1005 ハ長調より
  ・アダージョ ニ短調 BWV 974〜マルチェッロのオーボエ協奏曲の編曲
  ・アダージョ ト長調 BWV 968〜
   無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番 ハ長調より
  ・プレリュードとフーガ ト長調 BWV 541(原曲:オルガン)
  ・協奏曲 ト長調 BWV 592a(原曲:エルンスト公子作のヴァイオリン協奏曲)
  ・プレリュード 変ホ長調 BWV 1010〜無伴奏チェロ組曲 第4番より
  ・プレリュード ハ長調 BWV 966〜ラインケン作のソナタに基づく
  ・プレリュードとフーガ ハ長調 BWV 547(原曲:オルガン)
  ・協奏曲 ハ長調 BWV 595(原曲:エルンスト公子のヴァイオリン協奏曲)
  ・アダージョ イ短調 BWV 965〜ラインケン作のソナタに基づく
  ・協奏曲 イ短調 BWV 593〜ヴィヴァルディ:「調和の霊感」第8番の編曲
  ・プレリュード イ長調 BWV 1006〜
   無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番より
スキップ・センペ&
 オリヴィエ・フォルタン(チェンバロ)
 2台チェンバロの豊かな響きで楽しむバッハ作品の重編曲集

 録音:1998年

 スキップ・センペとオリヴィエ・フォルタン、現代における最高峰のチェンバロ奏者2 名による、2 台チェンバロのCD。アストレより1998 年にリリースされたタイトルの再発売です。
 バッハの作品で、オルガン、独奏ヴァイオリンあるいは独奏チェロ、あるいはバッハ自身による同時代の他の作曲家作品を鍵盤楽器用に編曲をしたものを、センペとフォルタンがさらに2 台のチェンバロ用に重編曲したものを収録しています。
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PENTATONE



PTC 5186556
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
オロスコ=エストラーダが首席指揮者をつとめる
 hr 交響楽団と「春の祭典」「火の鳥」

  ストラヴィンスキー:
   (1)バレエ音楽「春の祭典」
   (2)バレエ音楽「火の鳥」(1919年版)
hr交響楽団(フランクフルト放送交響楽団)
アンドレス・オロスコ=エストラーダ(指揮)
 大熱演!!!俊英オロスコ=エストラーダが首席指揮者をつとめるhr 交響楽団と「春の祭典」「火の鳥」を録音!!

 セッション録音:(1)2015年6月/アルテ・オーパー、(2)2015年8月/ヘッシッシャー・ルントフンク、hrゼンデザール/DSD、5.0Surround sound、マルチチャンネル、56’31”

 SACD ハイブリッド盤。今最も勢いのある若手指揮者の一人、アンドレス・オロスコ=エストラーダ。2015 年11 月、hr 交響楽団との来日公演でも情熱的かつ見通しのよい解釈で聴衆を虜にしたのも記憶に新しいところですが、PENTATONE レーベルよりストラヴィンスキーの「春の祭典」と「火の鳥」(1919 年版)の最新録音が登場!
 アンドレス・オロスコ=エストラーダは1977 年南米のコロンビア生まれ。19 歳でウィーンに渡り指揮を学びました。2009 年から2015 年までウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団の首席指揮者を、また2014 年からhr 交響楽団の首席指揮者となり世界の音楽界から注目を集めている俊英指揮者です。
 熱のこもった演奏で聴衆をわかせるオロスコ=エストラーダですが、歴史あるhr 交響楽団との入念なリハーサルと深い信頼関係から当団の伝統を維持しつつ若き巨匠の新鮮な解釈を取り入れております。エリアフ・インバル、ドミトリー・キタエンコ、パーヴォ・ヤルヴィなどの歴代首席指揮者のもと世界的な評価を得てきたhr 交響楽団をこの若き巨匠により新しい息吹を吹き込みます。
 近年オーケストラ作品で最も人気の「春の祭典」と「火の鳥」。音楽家としての力量が問われる名作をオロスコ=エストラーダがどう解釈しているか期待が高まります。




オロスコ=エストラーダ
ベストセラー・アルバム

PREISER
PRCD 90784
(SACD HYBRID)
\2400→¥2190
オロスコ=エストラーダ&ウィーン・トーンキュンストラー管
 マーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」
ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団
 (現ニーダーエステライヒ・トンキュンストラー管弦楽団)
アンドレス・オロスコ=エストラーダ(指)

録音:2009年10月3日、4日ウィーン・ムジークフェライン大ホール(ライヴ)。マルチチャンネル・ステレオ、2.0ステレオ、57’26”

2009 年10 月のトーンキュンストラー管音楽監督就任コンサートにおけるマーラーの「巨人」ライヴ

【トラックタイム】I.16’37”+II.08’20”+III.12’06”+IV.20’23”=TT.57’26”

 


OEHMS
OC869
\2400→\2190
オロスコ=エストラーダ&ウィーン・トーンキュンストラー管
 ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14
ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団/
アンドレス・オロスコ=エストラーダ(指揮)
録音 2012年10月07日 ライヴ録音 ウィーン ムジークフェライン,ゴルデナー・ザール Recording Producer & Editing:Florian Rosensteiner (ORF)/Sound Engineer: Andreas Karlberger (ORF)
 1977年、コロンビア、メデジン生まれの若手指揮者アンドレス・オロスコ=エストラーダ。もともとはヴァイオリニストとして才能を伸ばしていましたが、彼はウィーン国立音楽大学でブルーノ・マデルナ、ハンス・スワロフスキーの弟子であるウーロシュ・ラヨヴィチに指揮を学び、指揮者としての能力を開花させ、各地の歌劇場指揮者として研鑽を積んだ後に、2009年からウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団の首席指揮者を務めることになりました。
 このアルバムはそんな彼とオーケストラの初のアルバムとなります。
 最近の若手指揮者の例にもれず、レパートリーは幅広いのですが、彼がとりわけ愛しているのはロマン派とウィーンの古典派であり、また現代音楽とスペイン音楽だそうです。
 このアルバムではそんな彼の伸びやかな才能を存分に感じることができるでしょう。


 


PTC 5186539
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席ファゴット奏者、
 グスターボ・ヌニェス
ヴィヴァルディ:ファゴット協奏曲集

 (1)ファゴット協奏曲 ハ長調 RV474
 (2)ファゴット協奏曲 ヘ長調 RV488
 (3)ファゴット協奏曲 変ロ長調「夜」RV501
 (4)ファゴット協奏曲 ハ長調 RV477
 (5)ファゴット協奏曲 イ短調 RV497
 (6)ファゴット協奏曲 ハ長調 RV467
グスターボ・ヌニェス(ファゴット)、
アカデミー・オブ・セント・マーティン・
 イン・ザ・フィールズ
トモ・ケラー(コンサートマスター)
 優秀録音!RCO 首席ファゴット奏者グスターボ・ヌニェスがヴィヴァルディのファゴット協奏曲を録音!!!

 セッション録音:2015年4月/セント・ジョンズ教会(ロンドン)/DSD、5.0Surround sound、マルチチャンネル、59’35”

 SACD ハイブリッド盤。
 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席ファゴット奏者、グスターボ・ヌニェスがヴィヴァルディのファゴット協奏曲を録音しました。
 ファゴット奏者の重要レパートリーであるヴィヴァルディの協奏曲。ヴィヴァルディは同楽器協奏曲の先駆者的存在といえ、生前に39 曲(うち2 曲は未完成)のファゴット協奏曲を作曲しました。
 当ディスクに収録された6 篇はその中でも傑作とうたわれる名作ぞろい。当時、旋律楽器としての存在でなかったファゴットが、独奏楽器としての魅力を携えそのどれもが芸術的にも優れた作品です。
 名手ヌニェスとアカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズの絶妙なアンサンブルでこれらの作品の魅力が最大限に表現されております。
 グスターボ・ヌニェスは1965 年ウルグアイの首都モンテビデオ生まれ。5 歳のときにヴァイオリンをはじめるもベネズエラでファゴット奏者であった父の影響から11 歳のときにファゴットに転向。その後プロを志し、16 歳のときには英国王立音楽大学にてケリー・カムデンに師事。1987 年のジュネーヴ国際コンクールで“スイス賞”、ミュンヘンではカール・マリア・フォン・ウェーバー賞を受賞。その後、1989 年からバンベルク交響楽団の首席ファゴット奏者をつとめ、1995 年よりアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席をつとめる傍らデュッセルドルフのロベルト・シューマン音楽院で教鞭をとっている現代最高のファゴット奏者の一人です。

POOH’S HOOP


PCD 1507
\2500
16 名の作曲家の手による《いざ来ませ、異教徒の救い主よ》全22 作品

《ぬんこむ Nun komm, der Heiden Heiland》
 1.いざ来ませ、異教徒の救い主よ(コラール原曲:4声体による演奏)
 2.-4.スウェーリンク/5.ブクステフーデ/6.-10.クネラー/
 11.パッヘルベル/ 12.-15.ツァッホウ/16.ブルーンス* /
 17.-18.ブットシュテット/19.フェッター/20.G.F.カウフマン/
 21.-23.J.G.ワルター/24.-28.J.S.バッハ(BWV599,659,660,661,699)*/
 29.ホミリウス*/30.レーガー*/31.M.デュプレ*/32.H.ディストラー*/
 33.-37.A.ハイラー
 「いざ来ませ、異教徒の救い主よ」(16人の作曲家、全22作品)
塚谷水無子(オルガン
 まるで世紀を超えて永遠に続いていく変奏曲のよう。塚谷水無子がオランダの名器で奏でる渾身の意欲作、「ぬんこむ、センチュリーズ・ヴァリエーションズ」!!!
 16 名の作曲家の手による《いざ来ませ、異教徒の救い主よ》全22 作品

 セッション録音:2015年7月24&25日/ホグランツ教会、ライデン(ハーガービア・オルガン) 2015年7月17&28日/バフォ教会、ハーレム(ミュラー・オルガン)*/ステレオ、65’15”

 オルガニスト塚谷水無子が、クリスマスの約4 週間前から始まるアドヴェント(待降節)のこの時季に贈るアルバム、コラール《いざ来ませ、異教徒の救い主よ(Nun komm, der Heiden Heiland)》に基づく、16 名の作曲家の手による全22 作品を、ハーレムのバフォ教会ミュラー・オルガンとライデンのホグランツ教会ハーガービア・オルガンの2 台で弾き分けた骨太な意欲作、その名も「ぬんこむ」!
 4 世紀アンブロジウスから20 世紀まで愛され続けてきたこの聖歌の歴史を美しいオルガンの音色とともに描き切ります。 まさに、” Nun Komm, Throughout the Centuries” !

 塚谷水無子(オルガン)
 東京藝大楽理科卒業後オランダへ。パイプオルガン・作曲・即興演奏をヨス・ファン・デア・コーイに、チェンバロをロベール・コーネンに、ピアノと室内楽をヴィム・レーシンクに師事。アムステルダム音楽院、デンハーグ王立音楽院修士課程を首席で卒業。17 年にわたりロイヤルコンセルトヘボウ、オランダ国立歌劇場はじめヨーロッパ各地のコンサートに出演、委嘱作品の世界初演も数多く手がける。古楽から現代音楽までレパートリーは多岐にわたる。
 

PRAGA DIGITALS


PRDDSD 250207
(SACD HYBRID)
\2900
プラハの旧市街がマヌリに与えた音楽
 フィリップ・マヌリ:ピアノ・ソナタ第1番「都市」
ジャン=フランソワ・エッセール(Pf)
 録音:2003 年12 月21-22 日/マルセイユ/Multi-ch、Stereo、36’ 22”

 フランスの現代作曲家フィリップ・マヌリ(1952-) のピアノ・ソナタ第1 番は、2002 年の作。彼は2001 年の10 月にチェコのプラハを訪れ、夕暮れに旧市街を歩いていると、急に忘我の状態となり、頭に音楽が鳴り響きました。それはリストのピアノ・ソナタの一節と思いきや、マヌリの妄想は次々と展開され、プラハの街から生まれた新作として産声をあげました。
 全体は19 の短いエピソードから成り、最後はフーガとなります。エッセールに捧げられ、彼により世界初演されました。都市と音楽のコラボ、ひとつのスタイルの誕生と申せましょう。

PREISER


PRCD 91277
\2400
シシィの人生〜オーストリア皇后エリザベート
 ヨハン・シュトラウス2世:山賊のギャロップ
 ヨハン・シュトラウス2世:
  「ジプシー男爵」より 徴兵の歌「さあ、手を差し伸べて、恋人と別れよ」
 W.A.モーツァルト:「魔笛」より「恋を知る男たちは」
 ヨハン・シュトラウス2世:南国のバラ Op. 388
 ピエトロ・マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より間奏曲
 レハール:「メリー・ウィドウ」−唇は語らずとも
 モンティ:チャルダーシュ
 ヨハン・シュトラウス2世:オペレッタ「こうもり」より 故郷の歌を聴けば
 カールマン:「マリツィア伯爵夫人」
 ヨハン・シュトラウス2世:オペレッタ「こうもり」より 乾杯の歌
 ヨハン・シュトラウスI:ラデツキー行進曲
エルケ・ブロイヤー
トーマス・ヴァインハッペル
サロン・ヴィルトゥオーゼ
 のメンバー
 美貌の皇后エリザベート「ウィーン・シシィー・ショー」をCD 化

 録音:2014年

 オーストリア皇后エリザベートは、伝説的な美貌をもち、教養があり、当時もっとも注目されていた女性でした。
 このディスクは、現在も世界中で愛されている皇后エリザベートの波乱の生涯をショー形式で上演している「ウィーン・シシィー・ショー」をCD 化したもの。
 当時の衣装を着た、歌手、演奏者たちが繰り広げる絶妙なアンサンブルを楽しむことが出来るショーで、ウィーンでも観光客を中心に人気があります。
 演奏するメンバーは、オーストリア各地で活動する一流の演奏家たちで、モーツァルト、シュトラウス、カールマン、シュトルツなどが収録されています。
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PROFIL



PH 15037
\2500→\2290
リトヴィンツェヴァがショパンの協奏曲二篇に挑戦
 指揮は名匠ヘリベルト・バイセル

 ショパン:
  ・ピアノ協奏曲第1番ホ短調op.11
  ・ピアノ協奏曲第2番ヘ短調op.21
エカテリーナ・リトヴィンツェヴァ(ピアノ)
ヘリベルト・バイセル(指揮)
ボン・クラシック・フィルハーモニー
 注目の美人ピアニスト、リトヴィンツェヴァがショパンの協奏曲二篇に挑戦

 録音:2015年7 月3 & 4 日/ハノーファー近郊ゼールツェ、ザンクト・マルティン教会(ライヴ)/ステレオ、77’ 50
 アーティスティック・ディレクション& エディティング:ディナ・ポール(THS Medien Dormagen)
 サウンド・エンジニアリング:ホルガー・ジードラー(THS Medien Dormagen)

 モーツァルトの協奏曲集、ラフマニノフの独奏曲のアルバムをProfil よりリリースして注目を集める美人ピアニスト、エカテリーナ・リトヴィンツェヴァ。
 3 枚目のアルバムは、ショパンのピアノ協奏曲2 篇。リトヴィンツェヴァは、ショパン・コンクールの審査員を歴任し、2010 年第16 回では審査委員長を務めたポーランドのピアニストで名教師のアンジェイ・ヤシンスキに学んだ経歴の持ち主。
 師より直伝のショパンは、モーツァルトでの共演以来、再びベイセル率いるボン・クラシック・フィルハーモニーの好サポートのもと、切々と思いのたけを綴って胸に迫ります。
 エカテリーナ・リトヴィンツェヴァは、1986 年オホーツク海沿岸の町マガダンに生まれ、15 歳の時に家族とともにモスクワへ移り、イリーナ・ガブリロヴァ、アレクサンドル・ムンドヤンツ、エカテリーナ・デルジャヴィナに師事。さらにロベルト・クーレク、ルドルフ・ケレル、アンジェイ・ヤシンスキのレッスンも受けています。2014 年チッタ・ディ・カントゥ国際ピアノコンクール最高位。






旧譜
エカテリーナ・リトヴィンツェヴァ
モーツァルト、ピアノ協奏曲「ジュノーム」& 第12番ライヴ

PROFIL
PH 14047
\2500→\2290
清涼感あふれるモーツァルト!!
 モーツァルト、ピアノ協奏曲「ジュノーム」& 第12番ライヴ

 モーツァルト:
  ・ピアノ協奏曲第12番イ長調KV 414
  ・ピアノ協奏曲第9番変ホ長調KV 271「ジュノーム」
エカテリーナ・リトヴィンツェヴァ(ピアノ)
ヘリベルト・バイセル(指揮)
ボン・クラシック・フィルハーモニー
 2014 年チッタ・ディ・カントゥ国際ピアノコンクール最高位エカテリーナ・リトヴィンツェヴァによるモーツァルト、ピアノ協奏曲「ジュノーム」& 第12番ライヴ、録音エンジニアはホルガー・ジードラー

 収録:2013 年11 月7 日/テアーター・メッペン(ライヴ)/DDD、ステレオ、56’27”

 エカテリーナ・リトヴィンツェヴァは、1986 年にロシア連邦の極東管区、オホーツク海に面するマガダンに生まれたピアニスト。1994 年から2001 年まで同じく極東チュクチ自治管区のアナディリの児童音楽学校で手ほどきを受けて才能を開花させ、15 歳の時に家族でモスクワに移住。2002 年から2006 年までワルシャワの国立ショパン音楽学校でイリーナ・ガブリーロワのクラスで学び、ディプロマを取得しています。
 アレクサンドル・ムンドヤンツ、エカテリーナ・デルジャヴィナにも師事し、ロベルト・クーレック、ルドルフ・ケレル、アンジェイ・ヤシンスキらのマスタークラスも受講しているリトヴィンツェヴァが、2014 年にイタリアの「チッタ・ディ・カントゥ国際ピアノコンクール」で弾いて最高位と聴衆賞を獲得したのが、ここに収められているモーツァルトのピアノ協奏曲第12 番でした。

 このアルバムは、その前年に、かねてより実演でコラボを重ねてきたベイセル率いるボン・クラシック・フィルハーモニーと、同じモーツァルトの「ジュノーム」というプログラムでおこなったコンサートをライヴ収録したものです。

 ボン・クラシック・フィルハーモニーは、1959 年にボンでヘリベルト・ベイセルが結成したクール・ケルニッシェ管弦楽団がその前身で、1986 年の改称を経て今日に至るオーケストラ。当初は、ボンに置かれていたクール・ケルン宮廷の音楽に光をあてるという理念のもと、現在では、ウィーン古典派の作品もメイン・レパートリーに加えつつ、時代様式に応じて最大60 人規模まで柔軟に編成を発展させ活動しています。
 ここでの演奏は第1 ヴァイオリン6、第2 ヴァイオリン5、ヴィオラ4、チェロ3、コントラバス1、オーボエ2、ホルン2 というもので、見通しのよいサウンドがなんとも魅力。ピアノとの絶妙な距離感はあたかも室内楽を聴くかのような親密な空気でたまりません。

 レコーディングは、アーティスティック・ディレクターにトンマイスターのマルティン・ルスト、サウンド・エンジニアがホルガー・ジードラーという顔ぶれで、いずれもTHS Medien Dormagen のチームが担当。とくにProfil のライヴ音源の復刻で評価の高いジードラーの名前がクレジットされているのは注目されるところです。
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リトヴィンツェヴァ前作/ラフマニノフの秘曲

PROFIL
PH 14042
\2500→\2290
注目のリトヴィンツェヴァ/ラフマニノフの秘曲
  ラフマニノフ:
  (1)幻想小曲集OP.3(全5曲)
  (2)楽興の時Op.16(全6曲)
  (3)組曲ニ短調(1891年ピアノ版)(全4曲)
  (4)ワルツOp.10の2
エカテリーナ・リトヴィンツェヴァ(Pf)
 録音:2014年1 月15-17日/ハルベルク放送局(ザールブリュッケン)/DDD、70’ 15”

 モーツァルトのピアノ協奏曲でデビューを果たしたエカテリーナ・リトヴィンツェヴァ。1986 年オホーツク海沿岸の町マガダンに生まれ、15 歳の時に家族とともにモスクワへ移り、イリーナ・ガブリロヴァ、アレクサンドル・ムンドヤンツ、エカテリーナ・デルジャヴィナに師事。さらにロベルト・クーレク、ルドルフ・ケレル、アンジェイ・ヤシンスキのレッスンも受けました。
 2 枚目のアルバムはラフマニノフの初期作品集。注目は「組曲ニ短調」。ラフマニノフがモスクワ音楽院の学生時代1891 年に作曲したオーケストラ曲。フル編成だったため、学生オケでは演奏できず、ラフマニノフは自分で弾くためにピアノ版を作りました。
 両方のスコアとも行方不明となっていましたが、2000 年にモスクワのグリンカ音楽図書館でピアノ譜が発見されました。ラフマニノフの署名がないため、真偽が決着をみせてはいませんが、大歓迎の録音出現と申せましょう。
 若々しさとピアニスティックな魅力のあふれる作品で、ラフマニノフ・ファンなら気に入ること間違いなしです。また、その翌年に作曲し、恩師アレンスキーに献呈した「幻想小曲集」中の「鐘」の愛称で知られる前奏曲嬰ハ短調もリトヴィンツェヴァの清新な演奏が光ります。

リトヴィンツェヴァ、ツンデレ系です。





貴重なバイセルのモーツァルト・アルバム

X5 003
1CD-R\3000
モーツァルト:
 「フィガロの結婚」序曲
 「後宮からの誘拐」序曲
 ピアノ協奏曲第23番
 交響曲第35番「ハフナー」
ヘリベルト・バイセル(指揮)
ボン・クラシック・フィルハーモニー
ラグナ・シルマー

 日本ではほとんど知られていないヘリベルト・バイセル。SONYやAUROPHONに結構録音を残している。ベートーヴェンやモーツァルト、シューマン、チャイコフスキー、ドヴォルザーク、とそこそこ大曲も残している。だがいまそれらはほぼ壊滅状態である。
 この人についての資料はあまりない。
 ヴァントに師事してボンやハンブルグで下積みを続けた。たたきあげの職人指揮者である。彼の名前を聞いたのは数年前ドイツ・ザクセン=アンハルト歌劇場が来日したとき。あのフェルゼンシュタインの息子が総監督に就任、そこでこのバイゼルをドイツ・ザクセン=アンハルト・フィルの音楽監督として招き、一気にこの歌劇場をドイツでも有数の水準に仕立て上げたというのである。
 
 質実剛健・・・なのだがどこか優美で気品がある。伝統あるドイツ音楽の歴史をしっかり表現しながらも、作品の持つ馥郁たる香りをたっぷり聴かせてくれるのである。どっしりした風格とチャーミングな雰囲気を味あわせてくれる。



 ただ、その名匠バイゼル、さっきも言ったがCDがあまりない。

 先日SIGNUMからライネッケのシンフォニーが出たが、あとはVOXやCHANNEL CLASSICSから伴奏指揮としての録音がちらほらあるくらいで、メジャーな作品CDは見かけたことがない。
 そのバイゼルのモーツァルトがたっぷり聴ける海外CD-Rアルバムを発見した。
 しかしまだ手元に届いていない。以前ベートーヴェンとハイドンの貴重なアルバムを発掘してきたら埃かぶった盤だった。このアルバムだって怪しい。どんな怪しいアルバムが来るかわからない・・・がそれでもチャレンジしてみたいという方がいらっしゃったら、どうぞ。(追伸:安心してください。CD-Rですが新品であることは間違いないみたいです。)
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PH 15038
\2500
「コントラスト〜ギター独奏曲集/フリーデマン・ヴットケ」
 ・モーツァルト(ヴットケ編):
  アレグロ/アンダンテ/メヌエット/ロンド−アレグロ
 ・ソル:モーツァルトの「魔笛」の主題による変奏曲 op. 9
 ・カルッリ:ソナチネ ハ長調op. 52
 ・ヴィラ=ロボス:5つの前奏曲
 ・グラナドス:アンダルーサ
 ・アルベニス:アストゥリアス
フリーデマン・ヴットケ(ギター)
 モーツァルトのソナチネ編曲ほかドイツの名手ヴットケの弾くギター独奏アルバム

 録音:2010 年5 月/シュロス・アムツェル、2014年9 月/シュトゥットガルト、シュロスカペレ・ソリテュード/ステレオ、57’ 00

 シュトゥットガルト音楽院出身、バルエコ、ジョン・ウィリアムス、アンヘル・ロメロらのマスタークラスを受けたドイツの実力派ギタリスト、ヴットケによるソロ・アルバム。自身のギター編曲によるモーツァルトの4 つのナンバーは、ソナチネ第1 番K. 439b の第4 楽章(某テレビ局バラエティ番組の節約レシピで流れるあのピアノ曲)をはじめ、さまざまな器楽曲に由来するものですがほとんど手を入れていないにもかかわらず、意外なほどしっくりしていて聴きもの。
 

PH 15044
\2500
「Tangologia〜ピアソラ:ブエノスアイレスの四季」
 ピアソラ:
  ・ブエノスアイレスの四季
   (ブエノスアイレスの冬/ブエノスアイレスの春/
    ブエノスアイレスの夏/ブエノスアイレスの秋)
  ・天使の組曲
   (天使の導入部/天使のミロンガ/天使の死/天使の復活)
ファビアン・パブロ・ミューラー
 (アルト・サクソフォン)
オリガ・サロギナ(ピアノ)
カール・ボロメウス・エップ(エレキギター)
レベッカ・シュナイダー(ヴァイオリン)
ヨハネス・オクセンバウアー(ベース)
 アルトサックス中心としたアレンジで聴くピアソラの音楽

 録音:2007 年4 月/ヴァイマル、フランツ・リスト・ヴァイマル音楽大学/DDD、ステレオ

 アルゼンチン系ドイツ人のサクソフォン奏者ファビアン・パブロ・ミューラーが自らのルーツともいえる、ピアソラの名作を取り上げたアルバム。エレキギターも参加したクィンテットによる演奏。
 

PH 14043
(2CD)
\5000
「J.S.バッハ:フランス組曲/デルジャヴィナ」
 [CD 1]
  ・組曲第1番ニ短調BWV 812
  ・組曲第2番ハ短調BWV 813
  ・組曲第3番ロ短調BWV 814
  ・組曲第4番変ホ長調BWV 815
  ・組曲第5番ト長調BWV 816
 [CD 2]
  ・組曲第6番ホ長調BWV 817
  ・フランス風序曲 ロ短調BWV 831*
  ・イタリア風アリアと変奏 BWV 989*
  ・4つのデュエットBWV 802-805*
エカテリーナ・デルジャヴィナ(ピアノ)
 ロシアのデルジャヴィナ、得意のバッハ「フランス組曲」を弾く

 録音:2014年5 月5 日-6 日/ザールブリュッケン、SR ハルベルク・フンクハウス(セッション)、1996 年3 月31 日-4 月1 日/モスクワ、国営放送第1 スタジオ(セッション)*

 フォルジュルネ音楽祭への出演で日本のファンにも印象深いロシアのピアニスト、エカテリーナ・デルジャヴィナが得意のバッハ、フランス組曲をレコーディング。
 1967 年生まれ、グネシン音楽学校でウラジーミル・トロップに師事し、1993 年から2006 年まで母校で、さらに2003 年からはモスクワ音楽院でも教鞭を取るデルジャヴィナは、ソ連英才教育を受けた典型的ロシア・ピアニズムの持ち主。
 ロシアのピアニストは伝統的にバッハを好み、すぐれた演奏を残していますが、ここに聴く粒立ちのよい音と折り目正しい演奏は格別。深い瞑想へと誘います。


PH 15034
\2500
ドン・コサック合唱団のスリコ
 聖人イオアンの連祷/我は汝に歌う/
 神は我らとともに/神はあなたの家族を救う/
 古いワルツ/森で言われたこと/
 わが祖国/ピョートル街道に沿って/
 吹雪/夕べの鐘/ドン川に沿って/
 鐘は明るく響く/ステンカ・ラージン/
 カリンカ/スリコ
ヴァーニャ・フリプカ(指揮)
ドン・コサック合唱団セルゲイ・ジャーロフ
 健在、懐かしの「ドン・コサック合唱団」最新録音!

 録音:2015年1 月19 -20日/インマヌエル教会(ヴッパータール)/DDD、56’ 46”

 1921 年に亡命ロシア・コサックにより結成されたドン・コサック合唱団。ソ連時代に宗教曲を含む帝政ロシアのレパートリーを聴かせてくれる西側の貴重な団体でしたが、近年あまり消息を聞くことがありませんでした。
 彼らの健在ぶりを示すファン狂喜のアルバム登場です。彼らの特徴は地鳴りのように迫力あるバスの響き。これぞロシアの男声合唱という力強さに圧倒されますが、最新の録音で迫力満点。
 ストラヴィンスキーが「ペトルーシュカ」で用いた「ピョートル街道に沿って」の底抜けの陽気さ、スターリンのお気に入りのグルジア民謡「スリコ」の甘い歌い回しいずれも最高です。
 


PH 12013
\2500→\2290
黒いマスクのトリオ〜トリオ・ヴィーク
 フルート、チェロ、ピアノ

 (1)ネッド・ローレム:
  フルート、チェロ、ピアノのための三重奏曲 (1960)
 (2)サーリアホ:灰 (1998)
 (3)マルティヌー:
  フルート、チェロ、ピアノのための三重奏曲 (1950)
 (4)ジョージ・クラム:鯨の歌 (1971)
トリオ・ヴィーク
 【クリスティーナ・ファスベンダー(Fl)、
  ユストゥス・グリム(Vc)、
  フロリアン・ヴィーク(Pf)】
 これは面白い、ザトウクジラの声(歌)を室内楽で再現

 録音:2012年4 月2 日/ノイマルクト・ライトシュターデル/DDD、65’ 10”

 フルート、チェロ、ピアノという変則ピアノ三重奏曲を集めたアルバム。
 ヴァイオリンでなくフルートが加わることで、色彩と表現の幅が広がります。
 いずれもあまり聴く機会のない作品で大歓迎ですが、面白いのがジョージ・クラムの「鯨の歌」。ザトウクジラの声(歌)を素材に興味津々の音響世界を繰り広げます。
 フルート奏者は歌うこと(というか叫び)も指示され、さらに全奏者は顔を半分隠す黒い仮面を着け、暗い青い照明のもとで演奏するようになって妖しい雰囲気をつくりあげています。クジラに興味のある方向き必聴の珍品です。
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PH 15030
(2CD →1CD 価格)
\2500→\2290
シャラー指揮フィルハーモニー・フェスティヴァ、
 ベートーヴェンの「英雄」、第4番&第7番

  ベートーヴェン:
  [CD 1]
   ・交響曲第3番変ホ長調op.55「英雄」 49’00
  [CD 2]
   ・交響曲第4番変ロ長調op.60 34’12
   ・交響曲第7番イ長調op.92 40’08
フィルハーモニー・フェスティヴァ
ゲルト・シャラー(指揮)
 録音:2014 年5 月25 日(第3 番)、2013 年9 月22 日(第4 番)、2014 年9 月21 日(第7 番)/エーブラハ、シトー会修道院「皇帝の間(歴史的建築)」(ライヴ)/DDD、ステレオ

 ブルックナーの交響曲シリーズで注目を集めてきたゲルト・シャラー率いる手兵フィルハーモニー・フェスティヴァ。好評のブルックナー・シリーズと並行して、当コンビは2013 年初夏以来、ベートーヴェンの第3 番から第8 番までの交響曲を取り上げてきており、その驚異的な演奏がたいへんな反響を呼んでいます。
 このたびProfil よりリリースされる「英雄」、第4 番、第7 番の3 曲は、そのコンサートのライヴ録音からのCD 化となります。
 昨今、ベートーヴェンの交響曲演奏では、作曲当時を念頭にした同時代楽器の使用やピリオド様式の演奏が一般的になりつつありますが、何よりここでシャラーが着目したのは“音響効果と雰囲気を備えた演奏会場を採用する” ことでした。
 アルバム収録の3 つの交響曲のうち、第3 番と第4 番については公開初演に先立って、それぞれ1804 年と1807 年にウィーンのロプコヴィッツ伯爵邸での私的な演奏会で初演されています。
 シャラーによるベートーヴェン・シリーズではその伝統に従い、ロプコヴィッツ宮のホールと同様の容積を持ち、程よいサイズ(天井高10m、幅12.75m× 奥行き26.5m)の歴史的建築「エーブラハ修道院皇帝の間」において、ベートーヴェンの時代に一般的であった、およそ35 名という比較的小編成の楽員が演奏するスタイルを実践しています。
 こうして生み出された響きについて、シャラーは「現代の演奏会で聴く響きとはまったく異なる」と自信を深めていますが、ブルックナー演奏でますます磨きをかけているオケの腕前と併せて、果たしてどのような仕上がりをみせているのか、その出来栄えが大いに気になるところではあります。





PH 15032
\2500
ジーゲルが歌うシェーンベルク、シュトラウス、ヘッセンベルク、ドイツ・リート集
 ・シェーンベルク:ブレットル・リーダー(キャバレー・ソング)(7曲)
  ガラテーア/ジーガーレッテ/満ち足りた恋人/素朴な歌/警告/
  おのおのに自分のものを/とても多くの女に出会い(アルカディアの鏡からアリア)
 ・R.シュトラウス:歌曲集「商人の鑑」 op.66
 ・クルト・ヘッセンベルク:
  ヴィルヘルム・ブッシュの詩による「ごろつきの歌」op.51 (1950)
ゲルハルト・ジーゲル(テノール)
ガブリエル・ドブナー(ピアノ)
 ドイツの実力派テノール、ジーゲルが歌うシェーンベルク、シュトラウス、ヘッセンベルク、ドイツ・リート集

 録音:2014 年7 月/バージニア州ハリソンバーグ、フォーブス・センター・フォー・ザ・パフォーミング・アーツ・コンサート・ホール(セッション・ステレオ)/DDD、ステレオ、75’19”

 1963 年生まれのドイツのテノール、ゲルハルトジーゲルが一風変わったドイツ・リートを表情豊かに歌ったアルバム。
 20 代半ば過ぎのシェーンベルクが1901 年に書いた「キャバレー・ソング」の数々は、エルンスト・フォン・ヴォルツォーゲンとの出会いによって生まれたもの。ヴォルツォーゲンがドイツに初めて作ったキャバレー、「ユーバーブレットル」の標榜する、通俗的な流行を芸術作品に、という様式は、シェーンベルクの意に沿わなかったようですが、ときに気だるく、ロマンティックな作風は、およそ十二音のイメージからは想像できなくて刺激的です。
 R. シュトラウスが音楽出版社と揉め事の鬱憤を晴らすために作曲した歌曲集「商人の鑑」は、夢見るような曲調で開始されたかとおもえば、ブライトコップフ&ヘルテルやショットをはじめとする有力な音楽出版社の面々の名を、12 曲すべてのテキストに織り込んで痛烈にあてこすったという問題作。
 クルト・ヘッセンベルク(1908-1994)の「ごろつきの歌」は、1859 年にドイツの風刺画家で風刺詩人ヴィルヘルム・ブッシュ(1832-1908)によって書かれ、イラスト入り風刺雑誌「フリーゲンデ・ブレッター」に掲載された幻滅的な詩に付曲された歌曲集。音楽はプロテスタントの宗教音楽で名を成し、合唱曲を得意とした片鱗をうかがわせて多彩。なかでも第2、第5、第7 曲といったゆっくりとしたナンバーに聴かれる詩的な味わいに魅かれます。
 オーバーバイエルンのトロストベルク出身のジードラーはテノール・ブッフォ、リリック・テノールとしてデッサウ・ザクセン=アンハルト州立劇場でキャリアを積み、ドイツ、ブルガリア、オランダ、スペインで客演を重ねたのち、1998 年バイエルン国立歌劇場デビュー。1999 年から2006 年までニュルンベルク劇場に在籍していましたが、2006 年以降は欧米の主要な歌劇場を舞台にフリーランスとして活躍しています。
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PH 15035
\2500→\2290
シャラー指揮フィルハーモニー・フェスティヴァ、
 2015年3月最新録音ブルックナーの交響曲第0番

  ブルックナー:交響曲第0番ニ短調WAB 100 (1869)
フィルハーモニー・フェスティヴァ
ゲルト・シャラー(指揮)
 2015年3月最新録音シャラー指揮フィルハーモニー・フェスティヴァ、ブルックナーの交響曲第0番

 録音:2015 年3 月/レゲンテンバウ・バート・キッシンゲン(ライヴ)、
バイエルン放送―シュトゥーディオ・フランケン[バイエルン放送との共同製作]/DDD、ステレオ、43’29”

 バンベルクに生まれたドイツの指揮者ゲルト・シャラーが進めるブルックナーの交響曲シリーズに第0 番が登場。
ブルックナー40 代半ばに書かれ、時期的に第1 番のあとの作と考えられる交響曲第0 番は、一旦楽譜冒頭に表記されていた「第2 番」の数字を、最晩年のブルックナー自らが斜線で消して“無効” を意味するドイツ語annulirt と書き添えたことから、一連の交響曲から除外されてきました。けれども、1960 年代にハイティンク、1970 年代後半には朝比奈、バレンボイムの録音が登場し、さらにシャイー、インバル、スクロヴァチェフスキら、最近ではヤング、ボッシュのように全集録音に加える指揮者が増えつつある状況にあって、受容が進んでいるようです。
 交響曲ニ短調は、すでにブルックナーの交響曲に慣れ親しんだ耳には、第1 番や第2 番に通じるブルックナー風のひびきのなかにも、かえって未知の魅力を発見する楽しみに満ちた作品といえるのかもしれません。
これまでのシリーズで高水準の演奏内容を示してきたシャラーとフィルハーモニア・フェスティヴァの顔合わせということで、この作品のさらなる認知の拡大も期待されるところです。

 =シャラーによるブルックナー交響曲第0 番トラックタイム=
 I.15’33 +II.11’30 +III.6’29 +IV.9’53 = TT.43’29







旧譜
シャラー/ブルックナー交響曲

 ▼フィルハーモニー・フェスティヴァ
 フィルハーモニー・フェスティヴァは、ミュンヘンの主要なオーケストラ、すなわちミュンヘン・フィル、バイエルン放送響、バイエルン州立歌劇場管のメンバーと首席奏者たちで構成されるオーケストラ。もともとはカール・リヒターが1953 年に創設した世界的アンサンブル、ミュンヘン・バッハ管をその母体とし、偉大な伝統を振り返ることが可能ですが、レパートリーを拡大し古典派とロマン派時代の傑作群を網羅しようとして、“フィルハーモニー・フェスティヴァ” の名称のもと、幅広い楽器編成で演奏をおこなっています。


 ▼ゲルト・シャラー
 1965 年バンベルクに生まれたゲルト・シャラーは、1993 年にハノーファー州立歌劇場で指揮者としてのキャリアをスタートさせ、ほかにも1998 年にブラウンシュヴァイク州立歌劇場、2003 年から2006 年までマグデブルク劇場の総音楽監督を務めている実績が示すように、劇場たたき上げのマエストロ。
 とりわけワーグナー、シュトラウス、ヴェルディのオペラを得意として評価も高く、そのいっぽうで、あたらしいレパートリーの開拓にも前向きなシャラーは、最近ではProfil よりリリースされたゴルトマルクの「メルリン」のレコーディングでも注目を集めています。これまではおもに舞台作品のアルバムを発表してきたシャラーですが、ブルックナーのシンフォニーを一挙に3 曲、しかもフィナーレ補筆完成版つきの第9 番を取り上げているということで、ブルックナー・ファンにもおおいに話題を提供するのはまず間違いないなさそうです。


PH 12022
(3CD)
\5000→\4590
ゲルト・シャラーによるブルックナー交響曲集ライヴ
 第1,2,3番

[CD 1] 51’34”
 ・ブルックナー:交響曲第1番ハ短調(1866/キャラガン校訂版)
[CD 2] 70’21”
 ・ブルックナー:交響曲第2番ハ短調(1872/キャラガン校訂版)
[CD 3] 70’24”
 ・ブルックナー:交響曲第3番ニ短調(1874/キャラガン校訂版)
ゲルト・シャラー(指揮)
フィルハーモニー・フェスティヴァ
 世界初録音! キャラガン校訂版によるブルックナーの交響曲集ライヴ
 キャラガン校訂譜による『交響曲第3 番』1874 年版
 
*世界初録音/DDD、ステレオ

 ブルックナー好きから快哉をもって迎えられたゲルト・シャラーによるブルックナー・シリーズに続篇が登場します。
 前作に引き続き、フィルハーモニー・フェスティヴァを指揮して、すべてキャラガン校訂譜を使用した演奏内容は、2011 年7 月末に一挙にライヴ収録されたもので、交響曲第1 番から第3 番まで、初期の番号付きの3 曲を収めています。

●キャラガン校訂譜による『交響曲第3 番』1874 年版の世界初録音
 ブルックナーの交響曲第3 番には、大別すると作曲時期の異なる3 つの版が存在します。作曲者が崇拝するワーグナー作品の引用をふんだんに留め、インバルを皮切りに近年、ノリントン、ナガノ、ヤング、ボッシュ、ブロムシュテットら多くの指揮者が選択する傾向にある、1872 年から1873 年にかけての第1 稿。1874 年、1876 年から1877 年にかけての、別名エーザー版ともいわれる第2 稿。そして、交響曲第8 番の初稿校了後、1888 年から1889 年にかけての第3 稿は、後期の交響曲への接近を随所に感じさせるもので、もっぱらヴァントやチェリビダッケ、ザンデルリングなどが取り上げたのもこの版でした。
 ここでブルックナー研究の第一人者ウィリアム・キャラガンによると「1874 年版は、ワーグナーに献呈された1873 年初稿とは対をなす片方の複製スコア、それはブルックナーが取っておいて、1874 年におもに第1 楽章でテクスチャーにかなりの追加を書き込むことになったスコアに完全にもとづくものであり、剥き出しの1873 年初稿よりもいくぶん、カノン風の導入部は増強され、細部のリズムはより複雑に、そして全体の響きがよりあたたかく、洗練されている」とのことなので、その1873 年初稿との相違にもおおいに着目したいところです。

●キャラガン校訂譜による交響曲第1 番1866 年版、交響曲第2 番1872 年初稿版
 このシャラー&シンフォニー・フェスティヴァによるライヴ盤がキャラガン校訂譜による『交響曲第3 番』1874 年版の初録音であるのに対して、キャラガン校訂譜による交響曲第1 番には、ティントナー指揮ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管とのセッション録音(1998 年) があり、また、キャラガン校訂譜による交響曲第2 番には、アイヒホルン指揮リンツ・ブルックナー管(1991 年)、ティントナー指揮アイルランド国立響(1996 年) によるセッション録音、シモーネ・ヤング指揮ハンブルク・フィル(2006 年)、ボッシュ指揮アーヘン響(2010 年) によるライヴ録音などがあり、いずれもブルックナー・ファンのあいだでは話題を呼んでいました。
 前作のすぐれた出来ばえを踏まえると、やはりシャラー&シンフォニー・フェスティヴァの新録音には大きく期待も膨らみます。

 
 


PH 13049
\2500→\2290
シャラー指揮フィルハーモニー・フェスティヴァ、
 
ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」
  (1878年版“村の祭り” フィナーレつき/キャラガン校訂)
フィルハーモニー・フェスティヴァ
ゲルト・シャラー(指揮)
 
 録音:2013年1月/レゲンテンバウ・バート・キッシンゲン、バイエルン放送―シュトゥーディオ・フランケン(ライヴ)/DDD、ステレオ、60’ 11”

 シャラー指揮フィルハーモニー・フェスティヴァによるブルックナーの交響曲シリーズは、アメリカの音楽学者でブルックナー研究の第一人者ウィリアム・キャラガン校訂譜に拠るすぐれた演奏内容で注目を集めており、第1 番、第2 番、第3 番、第4 番、第7 番、第8 番、第9 番がリリース済み。
 2013 年にあらたにライヴ収録された第4 番は、2007 年収録の「1878 / 80 年稿、ノーヴァク版」がすでにあるため、シリーズ初の“ナンバー重複”となりますが、ここでは「村の祭り」と名付けられた、“まぼろし” のフィナーレを採用している点が新機軸。
 ブルックナー自身が「Volksfest(村の祭り、あるいは民衆の祭りとも)」と呼んだフィナーレは、第1 稿の改訂作業中の1878 年8 月1 日から9 月30 日までのあいだに作曲されたもので、通常、ブルックナーの第4 番とされる形態、すなわち、1878 年に書かれた第1、2、3 楽章の第2 稿が活かされ、1879 年から1880 年にかけて書き上げられた第4 楽章の第3 稿とを合わせたことにより、取り外されました。
 このフィナーレは、ハースによって1936 年に旧全集の付録として出版され、わずかなミス・プリントを訂正した形で1980 年にノーヴァク版が再出版されていますが、演奏されることはまれ。ところどころで現行版と共通する音型があらわれるものの、全体ではずいぶんと趣きの異なる味わいで、楽章全体の長さが短い替わりに、そのぶんキャッチでユニークな内容ともなっています。
 録音もこれまでにティントナー盤やロジェストヴェンスキー盤などがあったのみという状況でしたので、ノーヴァク版を念頭にキャラガンが校訂した最新録音によるすぐれた演奏の登場は、広く歓迎されるところです。

 =シャラーによるブルックナー「ロマンティック」トラックタイム比較=
  [2013年録音「1878年・“村の祭り”フィナーレつき・キャラガン校訂版」]
    I. 19:10 + III. 14:30+ III. 10:48+ IV. 15:42= TT. 60:11
  [2007年録音「1878/80年・ノーヴァク版」]
    I. 17:41+ II. 14:08+ III. 11:02+ IV. 20:13= TT. 65:43
 
 

PH 14020
\2500→\2290
シャラー指揮フィルハーモニー・フェスティヴァ
 ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調
 
フィルハーモニー・フェスティヴァ
ゲルト・シャラー(指揮)
 注目のシリーズ最新盤、シャラー指揮フィルハーモニー・フェスティヴァ、ブルックナーの交響曲第5番

 録音:2013 年7 月/エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)/DDD、72’52”、ステレオ
 =シャラーによるブルックナー交響曲第5 番トラックタイム=
  I.19:41+II.16:27+III.13:01+IV.23:40= TT.72:52

 バンベルクに生まれたドイツの指揮者ゲルト・シャラーが進めるブルックナーの交響曲シリーズに第5 番が登場。2013 年7 月にエーブラハの大修道院附属教会で、手兵フィルハーモニー・フェスティヴァを指揮したコンサートの模様をライヴ収録したものです。
 ブルックナー中期の傑作第5 番は、ヴァントやチェリビダッケら名だたるブルックナー指揮者たちがよく取り上げたことでも知られ、効果的な対位法処理、崇高なコラール、圧倒的な感銘を与えるフィナーレという具合に、内容の充実ぶりと聞きごたえでは後期の作品に並ぶ人気作でもあります。
 アメリカの音楽学者でブルックナー研究の第一人者ウィリアム・キャラガン校訂譜に拠るすぐれた演奏内容で注目を集めてきた当シリーズはすでに第1 番、第2 番、第3 番、第4 番(フィナーレ異稿2 種)、第7 番、第8 番、第9 番がリリース済み。
 このたびの第5 番については、キャラガン校訂譜使用との記載はなく、原典版に拠る演奏とおもわれますが、これまでの演奏がみごとなものだっただけに、やはりブルックナー好きには聞き逃せない内容といえるでしょう。
 なお、2013 年9 月にライヴ収録された第6 番も近々リリースが予定されています。
 
 

PH 14021
\2500→\2290
シャラー指揮フィルハーモニー・フェスティヴァ、
 ブルックナーの交響曲第6番

  ブルックナー:交響曲第6番イ長調WAB.106
フィルハーモニー・フェスティヴァ
ゲルト・シャラー(指揮)
 録音:2013 年8 月/エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ) バイエルン放送との共同製作/DDD、ステレオ、57’30”

 バンベルクに生まれたドイツの指揮者ゲルト・シャラーが進めるブルックナーの交響曲シリーズに第6 番が登場。第5 番が演奏された翌月、2013 年8 月にエーブラハ大修道院附属教会で、手兵フィルハーモニー・フェスティヴァを指揮したコンサートの模様をライヴ収録したものです。
 当シリーズは、アメリカの音楽学者でブルックナー研究の第一人者ウィリアム・キャラガン校訂譜に拠るナンバーを含むことでも注目を集めてきましたが、このたびの第6 番で通常全集とされる番号付きの9 曲が揃うことになります。
 中期の傑作第5 番と後期の3 曲に挟まれる第6 番は、ごつごつとした武骨なテーマで開始される第1 楽章と、対照的に哀感のこもった第2 楽章に抗しがたい魅力があり、ブルックナー演奏の第一人者ヴァントが実演でよく取り上げていたこともなるほどと思わせる作品。
 このたびの第6 番については、例外的に作曲者による改訂を経ていないこともあり、キャラガン校訂譜使用との記載もありませんが、シリーズを通じてのすぐれた成果を踏まえると、ブルックナー好きにはおおきな期待を持って迎えられるものとおもわれます。

 =シャラーによるブルックナー交響曲第6番トラックタイム=
 I.16:38 +II.17:50+III.8:34+IV.14:25=TT.57:30
 

PH 13027
(2CD)
\5000→\4590
キャラガン校訂1888年異版による世界初録音
 ブルックナー:交響曲第8番ハ短調(1888年異版/キャラガン校訂)

 オットー・キツラー父子:葬送音楽−アントン・ブルックナーの思い出に
  (ゲルト・シャラーによるオーケストレーション復元)
フィルハーモニー・フェスティヴァ
ゲルト・シャラー(指揮)
 
シャラー指揮フィルハーモニー・フェスティヴァ、ブルックナーの交響曲第8 番、キャラガン校訂1888年異版による世界初録音

 録音:2012 年7 月/エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)/DDD、ステレオ、61’14”、38’15”

 シャラー指揮フィルハーモニー・フェスティヴァによるブルックナーの交響曲シリーズは、第1 番、第2 番、第3 番、第4 番、第7 番、第9 番がリリース済みで、キャラガン校訂譜を採用していることでも注目を集めていますが、あらたに登場する第8 番もまた、キャラガンが校訂した1888 年異版にもとづく演奏内容がおおいに話題を呼びそうです。
 第8 交響曲の「1888 年異版」といえば、Dermot Gault と川?高伸の校訂によるアダージョ異版が、熱心なブルックナー好きのあいだでは知られています。これは、いわゆる第1 稿と第2 稿とのあいだの時期の1888 年頃に書かれたと考えられていて、ウィーン国立図書館所蔵の筆写譜をもとにしたものです。
 アダージョ異版の録音には内藤彰の指揮で 東京ニュー・シティ・フィル演奏によるライヴ盤もありましたが、このたびのシャラーの演奏ではアダージョ異版をそのまま使用しているほかにも、前半2 楽章についても、オーストリア国立図書館収蔵のスコアに鉛筆書きで遺されていた数多くの細かい変更点も盛り込んでいるとのことですので、より徹底した「1888 年異版」としてのユニークな仕上がりが期待されるところです。
 アルバムのフィルアップは、オットー・キツラー作曲の葬送音楽。ドレスデンに生まれ、リンツ大聖堂のオルガニストとリンツ劇場の楽長を務めたキツラー(1834-1915)は、ブルックナーが楽式論と管弦楽法を師事したことで知られる人物で、キツラーはまた「タンホイザー」リンツ初演を指揮して、ブルックナーがワーグナーに傾倒するきっかけを与えてもいます。
 現在ではキツラー父子の共作という扱いの葬送音楽は「アントン・ブルックナーの思い出に」という副題からもわかるように、自らよりも先に逝った弟子ブルックナーに捧げたとされるオーケストラ曲。
 ここでの演奏に際して、オリジナルの管弦楽版総譜とパート譜が一度も出版されず、1906 年に出版されたピアノ・デュオ版のスコアより管弦楽版の復元がなされましたが、後期ロマン派の様式を念頭に、ブルックナーの音楽語法に精通したシャラーが手掛けているのもおおいに気になるところです。


 

PH 11028
(4CD)
\5400→¥4990


シャラー指揮ブルックナー交響曲集ライヴ
 第4,7,9番

世界初録音!
 フィナーレ補筆完成、2010 年キャラガン改訂版 第9 番

[CD 1]
 ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」(1878/80年版)
[CD 2]
 ブルックナー:交響曲第7番ホ長調
[CD 3、4]
 ブルックナー:交響曲第9番ニ短調
  (ウィリアム・キャラガンによるフィナーレ補筆完成2010 年改訂版による世界初録音)
ゲルト・シャラー(指揮)
フィルハーモニー・フェスティヴァ


[バイエルン放送収録による共同制作]ステレオ
[CD 1]65’43” 録音:2007 年7 月29日エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)/ [CD 2]64’52” 録音:2008 年7 月29日エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
[CD 3] 36’54”/ [CD 4] 46’47” 録音:2010 年8 月1 日エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ) / バイエルン放送−シュトゥーディオ・フランケン

 ブルックナー研究の第一人者ウィリアム・キャラガンが2010 年にフィナーレを復元した最新改訂版による第9 交響曲を収めた、ファン注目のアルバム。

▼キャラガン校訂2010 年改訂版フィナーレつき第9 番の世界初録音

 ブルックナーの第9 交響曲は、1887 年から1894 年にかけて第1 楽章から第3 楽章までが完成されたものの、1896 年の作曲者の死によって、未完の交響曲として残されています。
 遺されたスケッチの数々をもとに、フィナーレを補筆して全曲を完成する試みにはいくつもの版が存在し、キャラガン校訂によるもののほかにも主だったものとして、以下のようなものがあります。
・「サマーレ& マツーカによる1984 年フィナーレ復元版」−インバル、ロジェストヴェンスキー
・「サマーレ、フィリップス、コールス、マツーカによる1992 年フィナーレ復元版( サマーレ& コールスによる2005 年改訂)」−ボッシュ
 1981 年から83 年にかけてフィナーレの復元作業を手掛けた権威ウィリアム・キャラガンによるものとしては、すでにオリジナル版、2003 年改訂版、2006 年改訂版のレコーディングがそれぞれありますが、このたび登場するのは2010 年に行われた最新改訂版。どのような内容かは聴いてのお楽しみですが、トラックタイム22 分12 秒にも及ぶ聴きごたえ十分のボリュームを有しているのはなんとも見逃せないところです。







RADIO FRANCE


FRF 036
\2700
航海日誌
 (1)デュティユー:航海の歌第1巻&2巻
 (2)ダニエル=ルシュール:3声の民謡
 (3)ブリテン:ゴールデン・ヴァニティ号
ソフィ・イェアンニン(指揮)
ラジオ・フランス・メトリーズ
ダニエル・ヒル(Pf)
 児童合唱の無垢な声に心洗われるひととき

 録音:2014 年1 月6-10 日/ラジオ・フランス、スタジオ・ダヴー/49’ 09”

 ラジオ・フランス所属の児童合唱団「ラジオ・フランス・メトリーズ」。戦後1946 年創立で、メシアンやデュティユーら戦後派大物作曲家と歩んできました。現在はスウェーデン出身の美人指揮者ソフィ・イェアンニンが指導にあたり、フランス的なセンスと北欧的透明さが絶妙にブレンドする響きを聴かせてくれます。
 ここではフランスの船乗りに伝承される歌をデュティユーが編曲した魅力的な合唱曲を披露。ブリテンのヴォードヴィル「ゴールデン・ヴァニティ号」は男の子しか登場しないブリテン好みの作品。ウィーン少年合唱団のために書かれましたが、ラジオ・フランス・メトリーズもピュアな演奏を繰り広げています。

RCO LIVE



RCO 15008
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
「ロイヤル・コンセルトヘボウ・ウッドウインズ」
 ・ヤナーチェク:青春 (1924) [17’11]※
   録音:2015年1月9日/アムステルダム、コンセルトヘボウ(セッション)
 ・マルチヌー:
  ピアノと木管楽器のための六重奏曲 H. 174 (1929)*[15’14]
   録音:2015年5月19日/アムステルダム、コンセルトヘボウ(セッション)
 ・ヴェレシュ:
  オーボエ、クラリネットとファゴットのためのソナティナ (1931)[ 9’14]
   録音:2015年6月16日/アムステルダム、コンセルトヘボウ(セッション)
 ・プーランク:六重奏曲 (1932-39) [18’01]
   録音:2015年6月26日/アムステルダム、コンセルトヘボウ(セッション)
エミリー・バイノン(フルート:首席)
ルーカス・マシアス・ナバロ(オーボエ:首席)
オリヴィエ・パテー(クラリネット:首席)
ダヴィデ・ラットゥアーダ(バス・クラリネット)※
グスターボ・ヌニェス(ファゴット:首席)
ヨス・デ・ランゲ(ファゴット)*
フォンス・フェルスパーンドンク(ホルン)
イェルーン・バル(ピアノ)
 優秀録音。ロイヤル・コンセルトヘボウ・ウッドウインズ、フルートのバイノン、オーボエのナバロ、クラリネットのパテー首席メンバー等による極上の室内楽アルバム

 DSD5.0 マルチチャンネル、ステレオ、59’59
 プロデューサー、レコーディング・エンジニア&エディター:エヴェレット・ポーター(Polyhymnia International)
 アシスタント・エンジニア:ロラン・ジュリュス、カレル・ブリュッヘマン(Polyhymnia International)

 SACD ハイブリッド盤。
 「ロイヤル・コンセルトヘボウ・ブラス」による2 枚(RCO 07002、RCO 14010)で黄金の金管セクションをフィーチャーしたのに続いて、こんどは楽団の誇る木管メンバーが注目のアルバムをRCO Live よりリリース。
 名門コンセルトヘボウ管弦楽団のほとんどの団員は、オーケストラとしての活動と同じように、伝統的に室内楽への取り組みに目がなく、木管セクションも例外ではありません。過去にはコンセルトヘボウ六重奏団(1909-37)やダンツィ五重奏団(1958-78)といったアンサンブルがオランダ国内だけでなく国際的に成功を収めてきました。
 そうした伝統に対して敬意を表して製作されたこのアルバムには、ルーセル作の「ディヴェルティスマン」に触発されたヤナーチェク、敬愛するルーセルに師事した時期のマルチヌー、やはりルーセルの「ディヴェルティスマン」をモデルとしたプーランクの傑作、そして母国ハンガリーの民俗音楽の影響が色濃いヴェレシュの初期作品と、すべて20 世紀に書かれた、このジャンルの重要レパートリーが収められています。
 それにしても、フルートのバイノン、オーボエのナバロ、クラリネットのパテー、ファゴットのヌニェスら首席奏者たちが集った顔触れの豪華なこと。ふくよかでやわらかく、カラフルな音色にうっとりさせられるのはもちろん、アンサンブルの呼吸もばっちりで、極め付きの演奏を楽しめます。






RCO 15006
(4CD)
\3400→\3090
限定生産商品。
 アーカイヴ蔵出し、2007− 2014年までの最新ライヴ、コンセルトヘボウ管メンバーによる室内楽ボックス

「ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団メンバーたちによる室内楽」
[CD 1]53’22
 ・J.S.バッハ:チェンバロ協奏曲第5番ヘ短調BWV 1056
   スザンネ・ヤスパース(ヴァイオリン)、ボリカ・ファン・デン・ボーレン(ヴァイオリン)、
   ローラント・クレーマー(ヴィオラ)、イケ・フィールセン(チェロ)、
   ロープ・ディルクセン(コントラバス)、メンノ・ファン・デルフト(チェンバロ)、
   録音時期:2010 年12月21日(ライヴ)
 ・テレマン:2 つのヴァイオリン、ヴィオラと通奏低音のための協奏曲 変ロ長調TWV 43: B1
   スザンネ・ヤスパース(ヴァイオリン)、ボリカ・ファン・デン・ボーレン(ヴァイオリン)、
   ローラント・クレーマー(ヴィオラ)、イケ・フィールセン(チェロ)、
   ロープ・ディルクセン(コントラバス)、メンノ・ファン・デルフト(チェンバロ)
   録音時期:2010 年12月21日(ライヴ)
 ・フランソワ・クープラン:トリオ・ソナタ「パルナッスス山もしくはコレッリ讃」
   〜2つのヴァイオリンと通奏低音のための
   スザンネ・ヤスパース(ヴァイオリン)、ボリカ・ファン・デン・ボーレン(ヴァイオリン)、
   イケ・フィールセン(チェロ)、メンノ・ファン・デルフト(チェンバロ)
   録音時期:2010 年12月21日(ライヴ)
 ・ジュリオ・レゴンディ:夢op. 19(1860)〜独奏ギターのための夜想曲
   ヨハネス・メラー(ギター)/録音時期:2009 年12月22日(ライヴ)
 ・ボッケリーニ:ギター五重奏曲第4 番 ニ長調G. 448「ファンダンゴ」
   マルレーン・アスベルフ(ヴァイオリン)、ボリカ・ファン・デン・ボーレン(ヴァイオリン)、
   イェルーン・クィント(ヴィオラ)、フレッド・エデレン(チェロ)、ヨハネス・メラー(ギター)
   録音時期:2009 年12月22日(ライヴ)
[CD 2]79’42
 ・ベートーヴェン:3つのエクヴァーレ WoO 30 (1812)〜トロンボーン四重奏のための
   バート・クラーセンス(トロンボーン)、ヨルゲン・ファン・ライエン(トロンボーン)、
   ニコ・スキパース(トロンボーン)、レイモンド・ムネコム(トロンボーン)
   録音時期:2007 年10月23日(ライヴ)
 ・モーツァルト:セレナード第11 番 変ホ長調K. 375 (1781-82)
   アレクセイ・オグリンチェク(オーボエ)、ルーカス・マシアス・ナバロ(オーボエ)、
   ジャック・メールテンス(クラリネット)、アンドレアス・スンデーン(クラリネット)、
   ロナルト・カルテン(ファゴット)、ヨス・デ・ランヘ(ファゴット)、
   シャロン・サントンジュ(ホルン)、レネ・パーヘン(ホルン)
   録音時期:2011 年4月3日(ライヴ)
 ・ジュリアス・フランツ・ヤコブセン(1915-90):
  テューバ・バレエ (1978)〜テューバと木管五重奏のための
   ペリー・ホーヘンダイク(テューバ)、ヘルマン・ファン・コーヘーレンベルフ(フルート)、
   ニコリーネ・アルト(オーボエ)、ヘイン・ウィーダイク(クラリネット)、
   ロナルト・カルテン(ファゴット)、フォンス・フェルスパーンドンク(ホルン)
   録音時期:2009 年10月18日(ライヴ)
 ・プーランク:ピアノ、オーボエとファゴットのための三重奏曲FP. 43 (1926)
   ルーカス・マシアス・ナバロ(オーボエ)、グスターボ・ヌニェス(ファゴット)、
   レオ・ファン・ドゥーセラール(ピアノ)/録音時期:2012 年3月20日(ライヴ)
 ・ハインツ・ホリガー:独奏オーボエによる多重音奏法のための習作 (1971)
   ルーカス・マシアス・ナバロ(オーボエ)/録音時期:2012 年3月20日(ライヴ)
 ・リムスキー=コルサコフ:ピアノと木管のための五重奏曲 変ロ長調 (1876)
   エミリー・バイノン(フルート)、オリヴィエ・パテー(クラリネット)、
   フォンス・フェルスパーンドンク(ホルン)、ヘルマ・ファン・デン・ブリンク(ファゴット)、
   イェルーン・バル(ピアノ)/録音時期:2014 年3月18日(ライヴ)
[CD 3]79’54
 ・ジョージ・クラム:ブラック・エンジェルズ(イメージ機(1970)
   アナ・ドゥ・ヴァイ・メスダッハ(ヴァイオリン)、イェルーン・クィント(ヴィオラ)、
   フレッド・エデレン(チェロ)、マイケ・アーツ(ヴァイオリン)
   録音時期:2011 年6月19日(ライヴ)
 ・プロコフィエフ:2 つのヴァイオリンのためのソナタ ハ長調op. 56 (1932)
   リヴィウ・プルナール(ヴァイオリン)、ワレンチナ・スヴャトロフスカヤ(ヴァイオリン)
   録音時期:2010 年3月9日(ライヴ)
 ・武満徹:鳥が道に降りてきた (1994)
   金丸葉子(ヴィオラ)、ダニエル・クラーマー(ピアノ)/録音時期:2014 年1月12日(ライヴ)
 ・ハインツ・ホリガー:(t)air(e) (1980/1983)〜フルート・ソロのための
   カーステン・マッコール(フルート)/録音時期:2013 年4月2日(ライヴ)
 ・シェーンベルク(ヴェーベルン編曲):室内交響曲第1 番op. 9 (1906, arr.1923)
   カーステン・マッコール(フルート)、ジャック・メールテンス(クラリネット)、
   マルレーン・アスベルフ(ヴァイオリン)、ユリア・トム(チェロ)、エレン・コルフェル(ピアノ)
   録音時期:2013 年4月2日(ライヴ)
[CD 4]76’48
 ・ルトスワフスキ:ダンス・プレリュード〜
  木管五重奏、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとコントラバスのための (1954, arr.1959)
   内藤淳子(ヴァイオリン)、ローラント・クレーマー(ヴィオラ)、クリスティアーン・ハッケル(チェロ)、
   トマス・ブレンストロプ(コントラバス)、エミリー・バイノン(フルート)、
   アレクセイ・オグリンチュク(オーボエ)、ジャック・メールテンス(クラリネット)、
   ロナルト・カルテン(ファゴット)、ペトラ・ボトマ(ホルン)
   録音時期:2011 年10月11日(ライヴ)
 ・プーランク:ホルン、トランペットとトロンボーンのためのソナタ(1922)
   ヤスパー・デ・ワール(ホルン)、ヴィム・ファン・ハッセルト(トランペット)、
   バート・クラーセンス(トロンボーン)/録音時期:2011 年3月22日(ライヴ)
 ・メトネル:ピアノ五重奏曲ハ長調 (1905-1950)
   リヴィウ・プルナール(ヴァイオリン)、カロリーネ・ストルンプラー(ヴァイオリン)、
   ミヒャエル・ギーラー(ヴィオラ)、クリス・ファン・バーレン(チェロ)、
   フランク・ファン・デ・ラール(ピアノ)/録音時期:2010 年3月(ライヴ)
 ・コルンゴルト:ピアノ三重奏曲ニ長調op. 1 (1910)
   チェールト・トップ(ヴァイオリン)、ヨハン・ファン・イールセル(チェロ)、
   イェルーン・バル(ピアノ)/録音時期:2012 年6月(ライヴ)
 

 録音場所:すべてアムステルダム、コンセルトへボウ小ホール(ライヴ)/ステレオ

 名門コンセルトヘボウ管弦楽団のメンバーによる室内楽のライヴ演奏を収めたボックス・セットがRCO LIVE より登場。
 2007 年から2014 年までの、ここ8 年間にコンセルトヘボウ管のメンバーらがコンセルトヘボウ小ホールでおこなった室内楽プログラムCD4 枚分、全20 曲は、アーカイヴに膨大に蓄積されたライヴ音源より、元メンバーのチェリスト、ダニエル・エッサーと、現オーボエ奏者でコンセルトヘボウ室内管の第一オーボエ奏者ヤン・カウウェンホーフェンがコンパイルしたものです。
 コンセルトヘボウ管弦楽団はメンバー間の室内楽活動が盛んなことで知られていますが、オーボエ首席のオグリンチュク、ナバロらによるモーツァルトのセレナード(CD 2)、フルート首席のバイノン、クラリネット首席のパテーらによるリムスキー=コルサコフの五重奏曲(CD 2)、ホルンのデ・ワール、トランペットのファン・ハッセルト、トロンボーンのクラーセンスによるプーランクのトリオ(CD 3)など、楽団の顔ともいうべきスタープレイヤーによる注目演奏が目白押し。
 ヴァイオリンの内藤淳子(CD 4)、ヴィオラの金丸葉子(CD 3)といった邦人メンバーの活躍するナンバーが含まれているのも、興味の尽きないところです。
 当セットは、会員総数20,000 人、ホールと楽団の親善大使である「コンセルトヘボウ・フレンズ」80 周年を記念して製作された2000 セット限定商品となります。
 また、付属の64 ページ立てブックレットはオランダ語表記のみとなります。

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REFERENCE RECORDINGS



FR 718SACD
(SACD HYBRID)
¥2600→\2390
ホーネック&ピッツバーグ響、ベートーヴェンの「運命」&第7番
 ベートーヴェン:
  ・交響曲第5番ハ短調op.67
  ・交響曲第7番イ長調op.92
ピッツバーグ交響楽団
マンフレート・ホーネック(指揮)
 超優秀録音。マンフレート・ホーネック&ピッツバーグ響、ベートーヴェンの「運命」&第7番

 録音:2014 年12 月5-7 日/ピッツバーグ、ハインツ・ホール(ライヴ・デジタル)/5.1 チャンネルステレオ、HDCD、71’ 27"

 音楽監督マンフレート・ホーネックがピッツバーグ響を率いて、優秀録音のリファレンス・レコーディングスから注目のアルバムを発表する「ピッツバーグ・ライヴ!」。
 シリーズ第4 作はベートーヴェンの交響曲第5 番と第7 番。いずれも2014 年12 月に本拠ピッツバーグのハインツ・ホールでおこなわれたコンサートのライヴ録音からのSACD 化で、このたびのレコーディングも老舗サウンド・ミラーのチームが担当しています。
 指揮者ホーネックは、十八番の「こうもり」序曲などがその典型ですが、天才カルロス・クライバー以上にクライバー的な、スリリングきわまりない音楽運びを聴かせると評判で、欧米を中心に熱狂的な人気を集めています。
 当コンビによる2014/15 年シーズンの目玉であった「ベートーヴェンフェスト」では、ここでのふたつの交響曲に続いて、エロイカと第九も取り上げられていますが、作品の性格とホーネックの志向を鑑みて、やはりこのアルバムの2作品こそがまさしく極め付きのプログラムといってよいでしょう。ここでもアゴーギク、デュナーミク、テンポ・ルバート、アッチェレランドを大胆なまでに駆使して、まったくあたらしい息吹を吹き込もうという表現意欲の漲った演奏内容を聴くことができます。
 激烈な重苦しさの開始から、歓喜と勝利のフィナーレに至る道のりを鮮やかに描き切った第5 番。ドラマティックで躍動感の塊のような第7番では、予想通りに起伏の幅がとんでもないことになっており、一気呵成にフィナーレへとなだれ込みます。
 音楽評論家金子建志氏は、前作のブルックナーの「ロマンティック」を「『興に乗って棒で煽った』というレヴェルではなく、練習で周知徹底させることによって到達できた音楽監督ならではの完成度(レコード芸術2015 年10 月号月評)」と評していますが、あらためて絶好調ぶりを窺わせる本作は、当コンビが追求してきたすべてが詰まっており、演奏芸術の奥深さ、面白さを堪能させてくれる刺激的で満足度の高いものとなっております。
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SDG



SDG 722
(2CD)
\3600→\3290
ガーディナー「ロ短調ミサ曲」を再録音!
 モンテヴェルディ合唱団の豊かな響きは圧巻!

  J.S.バッハ:ロ短調ミサ曲 BWV232
モンテヴェルディ合唱団
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
ハンナ・モリソン(ソプラノ)
エスター・ブラジル(メゾ・ソプラノ)
メグ・ブラグレ(アルト)
ケイト・サイモンズ=ジョイ(アルト)
ペーター・ダヴォレン(テノール)
ニック・プリッチャード(テノール)
アレックス・アシュワース( バス) 
デイヴィッド・シプリー(バス)
 2015年最新録音。ガーディナー「ロ短調ミサ曲」を再録音!モンテヴェルディ合唱団の豊かな響きは圧巻!

 録音:2015 年3 月28-31 日ロンドン 聖ルカ教会/CD1 : 51' 10/CD2 : 54' 46

 ガーディナーが「ロ短調ミサ曲」を再録音しました。アルヒーフに録音したのが1985 年で当時も「新時代のバッハ」であると賞賛され、この度30 年ぶりに録音され、その音楽に大きな期待が寄せられます。
 ガーディナーとモンテヴェルディ合唱団、イングリッシュ・バロック・ソロイスツは2015 年3月22 日〜 27 日までこの「ロ短調ミサ曲」をたずさえてヨーロッパ・ツアー(ミュンヘン、フランクフルト、ルツェルン、エクサン・プロヴァンス、パリ)を行いました。そしてロンドンに戻ったメンバーは、3 月28 日から聖ルカ教会で録音を行いました。コンサート・ツアーでの評価をも高く「比類なきモンテヴェルディ合唱団の歌…緻密な対位法を駆使したバッハの音楽を、こんなにも美しく演奏するとは…」(The Times) と絶賛されています。
 コンサート・ツアー前の入念なリハーサルそして本番を重ね、その集大成として録音された本作は、凄まじい集中力とアンサンブルで聴かせる名演となりました。
 モンテヴェルディ合唱団の研ぎ澄まされた歌声、イングリッシュ・バロック・ソロイスツの見事なアンサンブル、高水準なソリスト陣、そしてガーディナーの推進力のある指揮で、全体がその真価を発揮した充実の演奏を聴かせてくれています。




SIMAX


PSC 1350
\2600
33+1
 ベートーヴェン:
  ディアベッリのワルツの主題による33の変奏曲 ハ長調 Op.120
 ラーシュ・ペッテル・ハーゲン(1975-):
  ディアベッリ・カデンツァ(ピアノと EBow のための)
イングリ・アンスネス(ピアノ)
 アンスネスの妹、イングリによるディアベッリ

 ピアノ[Steinway Mod. D-274 No.77.141, 1893 New York(Res. 2010 S&S, Hamburg]
 録音:2015年8月3、4日、6、7日 ソフィエンベルグ教会(オスロ、ノルウェー)/63’27

 イングリ・アンスネスはノルウェーのピアニスト。1978 年、西海岸のローガラン県、カルモイの生まれ。ロンドンのギルドホール音楽演劇学校のジョアン・ハヴィル、オスロのバラット=ドゥーエ音楽学校のイジー・フリンカに学びました。
 2003 年にチェコで開催されたフィルクスニー・コンペティションでヤナーチェク賞を受賞。ソリストとしての活動に加え、ソールヴェイ・クリンゲルボルン、アルヴェ・テレフセン、ホーヴァル・ギムセ、ノルウェー・ソリスト合唱団をはじめとする音楽家たちと共演してきました。2010 年にはテレマルク室内管弦楽団のアルバムでモーツァルトのピアノ協奏曲第12 番を弾き、飾らない、チャーミングな音楽は、国内そして海外の聴衆と批評家から好感をもって迎えられました。
 ソロアルバム第1 作『33+1』のプログラムに選んだ《ディアベッリ変奏曲》は、かつて、病気で休んでいた彼女が、ピアニストとして復帰するにあたり、「しばらく使っていなかった筋肉のコントロールと力と愛を取り戻すため」に弾いた作品です。
 最後のピアノソナタとなる第32 番を書いた後にベートーヴェンが完成させた「33」の変奏曲。「《ディアベッリ変奏曲》は、必要としているまさにその時に『私に投げつけられた』に違いないと思っています。私に必要だったのは、技術面で大きな挑戦を求め、力強さと忍耐と音楽に没頭することを要求する音楽でした……情熱、深い感情の動き、脆弱さ、そして、もっとも重要なもの『力』を、私は感じたいと思いました」。
 2012 年、ピアノの伝統的な役割を越えた活動に興味をもつようになっていた彼女は、アメリカの劇作家モイセス・カウフマンがオスロのノルウェー劇場で上演した『33 の変奏』のプロダクションでこの曲を演奏し、今では重要なレパートリーのひとつにしています。
 彼女は、《ディアベッリ変奏曲》のこの録音で、新しい試みを行いました。「フーガ」の第32 変奏が終わり、最後の「テンポ・ディ・メヌエット・モデラート」に移るところ、ベートーヴェンの書いた「ポコ・アダージョ」の経過句に代わり、ラーシュ・ペッテル・ハーゲンが作曲した「ピアノとイフェクター “EBow”のため」の4 分46 秒の「カデンツァ」が演奏されます。
 ハーゲンは、彼女から依頼を受け、大きな不安を抱きながらも嬉しく思ったといいます。「ベートーヴェンの《ディアベッリ変奏曲》に足すものは、何もない。何かを加えると、足し算のつもりが引き算になる。ここで、割りこむことにより、私はベートーヴェンに制限をかけることを試みた。彼の音楽に新しい枠組み、ないし『影』を与える。それを私はやりたかった」。
 録音セッションは、2015 年8 月、オスロのソフィエンベルグ教会で行われました。ピアノは、2010 年に修復された1893 年製のスタインウェイ。Simax のチーフプロデューサー、アムンセンが制作にあたっています。
 

PSC 1267
\2600
ハイドン: ピアノ三重奏曲集
 ピアノ三重奏曲 ハ長調 Hob.XV:27(Op.75-1)
 ピアノ三重奏曲 変ホ長調 Hob.XV:30(Op.79)
 ピアノ三重奏曲 嬰ヘ短調 Hob.XV:26(Op.73-3)
 ピアノ三重奏曲 ト長調 Hob.XV:25(Op.73-2)
グリーグ三重奏団
 【ヴェービョルン・アンヴィーク(ピアノ)
  ソルヴェ・シーゲルラン(ヴァイオリン)
  エレン・マルグレーテ・フレショー(チェロ)】
 ハイドンの独創性をグリーグ・トリオが描く

 録音:2014年8月25-29日 オストシーデン教会(フレドリクスタ、ノルウェー)/65‘27

 グリーグ三重奏団の結成は1987 年。ヴェービョルン・アンヴィークのピアノ、ソルヴェ・シーゲルランのヴァイオリン、エレン・マルグレーテ・フレショーのチェロ。
 創設以来のメンバーで世界各国のコンサートに出演、スイス、ドイツ、オランダ、イングランド、ヘルシンキとクフモ、ベルゲンとオスロで開催されるフェスティヴァルに参加してきました。
 録音活動も積極的に行い、彼らのキャリアを代表するシリーズ、ベートーヴェンの作品に現代の作曲家による曲を加えた「ベートーヴェン+」(PSC1165, PSC1166, PSC1167)は、アルバムの内容によるコンサートがロンドンのウィグモアホールとベルリン・コンツェルトハウスで行われました。
 ハイドンの「後期」のピアノ三重奏曲は、ベートーヴェン、シューベルト、メンデルスゾーン、ブラームス、ドヴォルザーク、ラヴェルとドビュッシーといった作品とともに、彼らがレパートリーとする作品です。ハイドンの独創性がはっきりと表れた作品群から選んだ4 曲をグリーグ三重奏団が、「ハイドンの音楽」に沿って、演奏を展開していきます。

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PSC 1327
(2CD)
\3000→\2690
アレグレット・スピリトーゾ−
 リヴ・グラーセル、ベストアルバム

 [CD1]
  モーツァルト:
   ピアノソナタ第13番 変ロ長調 K333/315c − 第1楽章、
   ピアノソナタ第15番 ヘ長調 K533/494 − 第1楽章、
   ピアノソナタ第8番 イ短調 K310/300d − 第3楽章、
   ピアノソナタ第16番 ハ長調 K545 − 第1楽章
  シューマン: 子供の情景Op.15
   【ねだる子供/満足/重大な出来事/トロイメライ/木馬の騎士】
  クレメンティ:
   ソナティナ ハ長調 Op.36-3 − スピリトーゾ、
   ソナティナ ハ長調 Op.36-3 − ウン・ポコ・アダージョ、
   ソナティナ ヘ短調 Op.13-6 − アレグロ・アジタート、
   ソナティナ ヘ短調 Op.13-6 − ラルゴ・エ・ソステヌート、
   ソナティナ ニ長調 Op.36-6 − ロンド、アレグレット・スピリトーゾ
  メンデルスゾーン:
   恋する女が書き記すOp.86-3 * 葦の歌Op.71-4 * 
   新しい恋Op.19a-4 * 問い Op.9-1 *
   Tanzt demschonen Mai entgegen(1823/24)* 
  モーツァルト:
   ピアノソナタ第7番 ハ長調 K309/284b − 第3楽章、
   ピアノソナタ第18番 ニ長調 K576 − 第3楽章、
   ピアノソナタ第12番 ヘ長調 K332/300k − 第2楽章、
   ピアノソナタ第17番 変ロ長調 K570 − 第3楽章
 [CD2]
  シューベルト:
   高雅なワルツD.969
    【第9曲 第10曲 第3曲 第8曲 第11曲 第12曲】[新録音]、
   歌曲集《美しい水車屋の娘》 D.795 **
    【どこへ?/朝の挨拶/涙の雨/緑のリュートのリボンをそえて/狩人】
   感傷的なワルツD.779
    【第1曲/第7曲/第12曲/第13曲/第15曲/第19曲/第23曲/第29曲[新録音]
  ラヴェル:
   高雅で感傷的なワルツ− 第1曲 中庸のテンポで、
   非常に率直に/第3曲 中庸のテンポで/ 第4曲 十分にいきいきと/
   第5曲 ほとんどレントのテンポで/ 第6曲 十分活発に [新録音] 
  グリーグ:
   抒情小曲集 − 青年時代よりOp.65-1 
   ハリング Op.38-4 夜想曲Op.54-4 
  ブラームス:
   4つのピアノの小品− 第1曲 間奏曲ロ短調
   ワルツOp.39 − 第1曲 第3曲 第6曲 第9曲 第10曲 第11曲 [新録音] 
  シューマン:
   子供のためのアルバムOp.68 − 春の歌
   小さな朝の散歩 小さな曲 乱暴な騎手 第26曲
   楽しき農夫 輪唱歌 狩の歌 冬の時 兵士の行進 思い出 、
   幻想小曲集Op.73 *** 
リヴ・グラーセル
 (フォルテピアノ、ピアノ)
ヘレーネ・ヴォル
 (ソプラノ)*
ペール・ヴォレスタード
 (バリトン)**
エルンスト・シモン・グラーセル
 (チェロ)***
 ノルウェーのピアニスト、リヴ・グラーセル80歳記念ベスト・アルバム

 [モーツァルト:Simax PSC1125, PSC1148, PSC1149/シューマン(ピアノソロ):PSC1303/クレメンティ:PSC1258/シューベルト(歌曲):PSC1140/グリーグ:PSC1291/シューマン(幻想小曲集):PSC1175/メンデルスゾーン、ブラームス(間奏曲):LAWO Classics LWC1053/シューベルト(ワルツ)、ラヴェル、ブラームス(ワルツ):新録音]
 録音(新録音):2012年1月2日-6 日 ノルウェー国立音楽大学 リンデマンホール(オスロ)/制作・録音(新録音) エーリク・ガルド・アムンセン

 ノルウェーのピアニスト、リヴ・グラーセルが、2015 年9 月23 日、80 歳の誕生日を迎えました。記念の年、彼女のアルバムの制作に携わってきたSimax Classcs のプロデューサー、エーリク・ガルド・アムンセンは、彼女がフォルテピアノを弾いた録音による「ベストアルバム」の企画を実現させました。
 プロジェクトの話を聞かされた時のことをグラーセルは、「心の内で25歳の気分でいると、ずいぶんと現実離れしたことのように思われました」と、ブックレットに寄せた一文で語っています。そして、フォルテピアノとつながりをもつようになってからの25 年から30 年の年月に想いを馳せ、「固いクルミの殻を割る」のに似た苦労を味わいながら、作品を選んでいったと言います。
 「魂のこもったアレグレット」のアルバムタイトルにふさわしい曲として彼女が選んだのは、まず、かつてマルカム・ビルソンの下でフォルテピアノの研究を深めていた頃、ザルツブルクのモーツァルテウムでオリジナルの手稿譜を研究したモーツァルトのソナタ。そして、「音楽を愛する友人たち、ヘレーネ、ペール、弟のエルネスト・シモン」と共演した演奏も交えた、クレメンティ、シューベルト、メンデルスゾーン、シューマン、ブラームス、ラヴェルとグリーグの「とっておき」の音楽。
 メンデルスゾーンの歌曲とブラームスの《間奏曲》は LAWO Classics のアルバムのための録音が使われ、「スパイス」として加えられたシューベルトとブラームスとラヴェルの「ワルツ」は、2012 年1 月、国立音楽大学のリンデンマンホールでグラーフのフォルテピアノとエラールのグランドピアノを弾いた録音が収められました。彼女の弟、ヨーテボリ交響楽団の首席奏者を務めるエルンスト・シモン(1975-)と共演したシューマンの《幻想小曲集》は全3 曲が収録されています。

 [プロフィール]
 リヴ・グラーセルは、1935 年、オスロ・フィルハーモニー管弦楽団の第一コンサートマスターを務めていたエルンスト・グラーセルの子としてオスロに生まれました。オスロのロベルト・リフリングとパリ高等音楽院のヴラド・ペルルミュテールに学び、レフ・オボーリン、イローナ・カボス、ヴィルヘルム・ケンプに師事しました。
 1960 年、オスロでデビューコンサートを行い、1960 年代の半ばにアメリカの RCA レコードが企画したグリーグの《抒情小曲集》の最初の全曲録音に起用されました。1973 年からノルウェー国立音楽アカデミーで教え、1990 年には再び学生に戻り、ウィーンのパウル・バドゥラ=スコダとコーネル大学のマルカム・ビルソンに師事しました。1994 年、ノルウェー国立音楽アカデミーの教授に就任。1965 年のノルウェー王国功労勲章に続き、2004 年にリンデマン賞、2014 年にグリーグ賞を受賞しました。

SKARBO

DSK 4150
(CD+DVD[PAL])
\2400→\2190
女性作曲家たちの美しすぎるヴァイオリン音楽
 サラ・シュナル(Vn)

 (1)ポリーヌ・ヴィアルド:6つの小品
 (2)メル・ボニ:組曲Op.114/セレナード
 (3)リリー・ブーランジェ:夜想曲/行列/春の朝
 (4)クリステル・マルシャン:聖歌
 (5)シャミナード:セレナード/カプリッチョ/ガヴォット/森林
 (6)タイユフェール:シシリアンヌ/子守歌
 +DVD
  女性作曲家
   (グラシアヌ・フィンジ、シュザンヌ・ジロー、パスカル・ラザルス、
    クリステル・マルシャン、クレール・ボダンほか)は語る
サラ・シュナル(Vn)
ジャン=ピエール・フェレ(Pf)
 インタビュー映像も貴重!女性作曲家たちの美しすぎるヴァイオリン音楽

 録音:2014年8月27-29日/スタジオ・アリス/DDD、16:9、CD : 72’ 33”、DVD : 49’ 17”

 フランスの女性作曲家のヴァイオリン曲を集めたアルバム。ショパンやリストの友人でサン=サーンスからオペラ「サムソンとデリラ」を献呈され、ブラームスの「アルト・ラプソディ」を世界初演した大歌手ポリーヌ・ヴィアルドのロマンスやマズルカなどの小品から、1958 年生まれのクリステル・マルシャンまでいずれも魅力的な作品ばかり。
 性別よりも、まずフランス音楽ならではのオシャレな感覚が独特。リヨン、パリ、ロッテルダムで学んだサラ・シュナルの流麗な演奏も見事で、これだけフランスの女性作曲家のヴァイオリン曲をまとめて聴くことができるのは画期的。

 付録はABB ルポルタージュ制作のドキュメンタリー。クレール・ボダン、グラシアヌ・フィンジ、クリスティーヌ・ジェリオ、ピエロット・ジェルマン=ダヴィド、シュザンヌ・ジロー、ソフィー・ラカズ、パスカル・ラザルス、ロール・マルセル=ベルリオーズ、クリステル・マルシャン、ベアトリス・ティリエらのインタビューと創作風景を追ったもので、女性作曲家に関心のある向き必見の貴重な内容となっています。通常のDVD では再生できないPAL 方式で、日本語字幕は付いておりません。予めご了承下さい。
 

DSK 4149
\2400
絵葉書
 (1)ビニシオ・メサ(コスタリカ):タンゴ
 (2)ヴィルヘルム・ポップ(オーストリア):恋する悪戯者/囮
 (3)ナンシー・ナース(カナダ):カナダ人についてのいくつか(全3曲)
 (4)ジャン=ミシェル・ダマーズ(フランス):昆虫(全4曲)
 (5)セルジュ・パロヤン(アルメニア):東風
 (6)ムラート・ウストゥン(トルコ):コッコーヴァン(鶏の赤ワイン煮込み)
 (7)ソヤル・ヴォグラル(スロヴェニア):鳥のタンゴ
 (8)ミゲル・ガルベス・タロンチェル(スペイン):仲介/夢
 (9)ハニー・フアド(エジプト):タクシム
 (10)イザベル・クロワ:バイパド(バルカン主題による)
ジャン=ルイ・ボーマディエ(ピッコロ)
(1)(7)ピッコロ:ガブリエル・ゴニ
(2)アンドラーシュ・アドリヤーン
(3)クリスティン・アーランダー=ビアード
 ナンシー・ノース
(6)ラファエル・レオーネ
(7)マチャーシュ・デベリャク
(1)(2)ピアノ:クリステル・アビナスル
(5)セルジュ・パロヤン
(7)ジョルディ・トッレント
(8)(9)ジャック・レノー
(6)アクセル・ブノワ(Fg)
 アレクサンドル・レジ(鍋)
(10)イザベル・クロワ(カヴァル)
 シェル・レイ(ヴォブラフォン)
 まるでワールドミュージック。世界のピッコロ音楽

 録音:2011年/スタジオ・アリス/DDD、66’ 11”

 フランスを代表するフルート奏者ジャン=ルイ・ボーマディエ。近年はピッコロの名手としてレパートリー開拓に積極的。ここでは彼自身が委嘱したものも含め、世界の作曲家が手掛けたピッコロ作品を集めています。
 興味津々なのは最晩年のジャン=ミシェル・ダマーズがボーマディエのために作曲した「昆虫」。4 曲から成る無伴奏ピッコロ曲ですが、具体的な虫の名が記されていないので、いろいろ想像して聴くのも一興。
 コスタリカのメサの偽ピアソラ調タンゴや、トルコのウストゥンのグルメ風タイトルの作品も聴いてみたくなります。ボーマディエの超人的な技巧も冴えに冴えています。

TEMPERAMENTS

TEM 316044
\2700
ルイ=ニコラ・クレランボー(1676-1749):オルガン作品集
 ・第1旋法による組曲、合唱によるマニフィカトと交互に演奏
 ・モエット
 ・第2旋法による組曲、合唱によるベネディクトゥスと交互に演奏
ジャン・ボワイエ(オルガン)
レ・デモワゼル・ドゥ・サン=シール
エマニュエル・マンドラン(指揮)
 バロック盛期の作曲家、クレランボーのオルガン作品集

 録音:1993年

 ジャン・ボワイエ(1948-2004)はフランスの様々な重要な教会でオルガニストを務めた巨匠。リヨン音楽院などで後進の指導にもあたっていました。今なおボワイエの指導と影響を受けたオルガン奏者たちは世界各地に存在しています。
 ボワイエによる、クレランボーの作品集の録音。クレランボーはフランスの盛期バロック音楽の作曲家・オルガニスト。
 ここに収められているオルガンと合唱が交互に演奏するスタイルの作品は、当時盛んになってきた啓蒙主義に影響されていない、フランス・バロック期の典礼の音楽を伝えてくれます。
 
TEM 316045
(8CD)
\8000→\7490

フランス・オルガンの巨匠たち
[CD1]
 ・L.クープラン(1626-1661):クープラン氏のヴィオールのファンタジー ニ短調/
   フレットワーク、アンドレ・イゾワール(Org)[録音:2000年]
 ・シャルル・ラッケ(1597-1664):ファンタジー/フレデリク・デザンクロ(Org)[録音:2006年]
 ・L.クープラン:クープラン氏のサンフォニー、クープラン氏のデュオ ト短調/フレットワーク[録音:2000年]
 ・L.クープラン:シャコンヌ ト短調、ファンタジー(3曲) /アンドレ・イゾワール[録音:1987年]
 ・L.クープラン:
  プレリュード、ファンタジー(1651)、ファンタジー(パリ、1656)、
  ファンタジーフーガ(1656)、フーガ(パリ、1656)/ダヴィット・モロニー(Org)[録音:1995年]
 ・ジャン・ティトルーズ(1563-1633):マニフィカト/フレデリク・デザンクロ(Org)
 ・フランソワ・ロベルデ(1624-1680):第9, 10, 11, 12 のフーガ/
   アンドレ・イゾワール(Org)、フレットワーク
[CD2]
 ・ギョーム=ガブリエリ・ニヴェール(ca. 1632-1714):
  マニフィカト(第6旋法によるプレリュード(組曲)(1665))、ミサ(1667)/小糸恵(Org)[録音:2004年]
 ・ニコラ・ルベグ(1631-1702):オルガン小品とモテット/マルティン・ジェステル(Org)[録音:2003年]
 ・ジャック・ボワヴァン(ca.1650-1706):
  オルガン教本、第3旋法に基づく組曲/オード・ヒュルトマット(Org)[録音:2003年]
 ・アンドレ・レゾン(ca.1645-1719):第1旋法のミサ/セルジュ・スホーンブロート(Org)[録音:1995年]
 ・ニコラ・ルベグ:レジーナ・チェリ、奉献唱/
   マルティン・ジェステル(Org)、サロメ・アレル(S)、マティルド・エティエンヌ(Ms)、
   マリー=ベネディクト・スケ(S)、ムリエル・フェッラーロ(S)
 ・ジル・ジュリアン(ca.1653-1703):オルガン教本/フレデリク・デザンクロ(Org)[録音:2006年]
[CD3]
 ・ジャン=バティスト・リュリ(1632-1687):グラン・ジュ ト長調/
   ミシェル・アルボー(Org)[録音:1996年]
 ・F.クープラン:モテット、ミサ、グローリア/フレデリク・デザンクロ(Org)[録音:2001-2002年]
 ・ルイ・マルシャン(1669-1732):第3巻/フレデリク・デザンクロ(Org)[録音:2011年]
 ・F.クープラン:モテット/フレデリク・デザンクロ
 ・ニコラ・ド・グリニー(1672 -1703):讃歌/アンドレ・イゾワール(Org)[録音:1992年]
[CD4]
 ・ニコラ・ド・グリニー(1672-1703):ミサ=グローリア/アンドレ・イゾワール(Org)[録音:1992年]
 ・ジャン・アダム・ギラン(ca.1680-ca.1739):マニフィカトのための組曲〜第1旋法の組曲/
   アンドレ・イゾワール(Org)[録音:1997年]
 ・ピエール・ドゥ・マジ(1674-1751):第1旋法による組曲〜第1巻より/
   フレデリク・デザンクロ(Org)[録音:2006年]
[CD5]
 ・ルイ・マルシャン(1669-1732):第1巻(1740年)/フレデリク・デザンクロ(Org)[録音:2011年]
 ・ルイ=ニコラ・クレランボー(1676-1749):第2旋法に基づく組曲/ジャン・ボワイエ(Org)[録音:1993年]
 ・ルイ・アントワーヌ・ドルネル(1685-1765):
  オルガン組曲 ニ調、トリオ・ソナタ第6番 イ短調(1713年巻)、オルガン小品 イ調/
   ジル・アルレ(Org)[録音:1997年]
[CD6]
 ・ジャン=フランソワ・ダンドリュー(1682-1738):
  クラヴサン組曲 第1巻、第2巻、オルガン小品=クリスマス/オリヴィエ・ボーモン(Org)[録音:1987年]
 ・ルイ=クロード・ダカン(1694-1772):クラヴサン組曲第1集より第3組曲/
   オリヴィエ・ボーモン(Org)[録音:2002年]
 ・ジャン=フランソワ・ダンドリュー:クリスマス、組曲 ニ長調/アンドレ・イゾワール(Org)[録音:1987年]
 ・ルイ=クロード・ダカン:第4組曲/ラ・サンフォニー・ド・マレ、ユーゴ・レーヌ(指揮)[録音:2002年]
 ・ジャン=フィリップ・ラモー:グラン・ディアローグ/ミシェル・アルボー(Org)[録音:1996年]
[CD7]
 ・ミシェル・コレット(1707-1795):オルガン協奏曲 ニ長調 op.26-3、ノエル/
   ファビオ・ボニッツォーニ(Org, 指揮)、アンサンブル・ラ・リゾナンツァ[録音:2002年]
 ・ルイ=クロード・ダカン:ノエルのための新本(パリ、1757 年)/オリヴィエ・ボーモン(Org)[録音:2002年]
 ・ミシェル・コレット:オルガン協奏曲 ニ短調 op.26-6 /
   ファビオ・ボニッツォーニ(Org、指揮)、アンサンブル・ラ・リゾナンツァ
 ・クロード・バルバストル(1724-1799):ノエルの第3組曲、協奏曲 ニ長調/
   オリヴィエ・ボーモン(Org)[録音:2000, 2013年]
[CD8]
 ・ミシェル・コレット(1707-1795):グラン・ジュ―アレグロ ト短調/
   オリヴィエ・ボーモン(Org)[録音:2013年]
 ・ジョス=フランソワ=ジョセフ・ブノー(?-1794):人間の声、Recit Arpegetto /
   オリヴィエ ・ボーモン(Org)[録音:2013年]
 ・クロード・バルバストル(1724-1799):狩 変ロ長調、ミュゼット ヘ長調、パストラール ヘ短調/
   オリヴィエ・ボーモン(Org)[録音:2013年]
 ・ジャン=ジャック・ボーヴァルレ=シャルパンティエ(1734-1794):
  フーガ第3番 イ短調、フーガ第4番 イ短調/オリヴィエ・ボーモン(Org)[録音:2013年]
 ・アルマン=ルイ・クープラン(1727-1789):シャルムーとバソンの対話、狩/オリヴィエ・ボーモン(Org)
 ・ギョーム・ラショー(1740-1831):サンフォニー奉献唱/オリヴィエ・ボーモン(Org)
 ・ジェルヴェ=フランソワ・クープラン(1759-1826):ルイ18 世あるいはフランスの幸福の再来 op.14 /
   フランソワ・メニッシエール(Org)[録音:2000年]
 ・アレクサンドル=ピエール=フランソワ・ボエリ(1785-1858):
  ディアローグ、2台のクラヴサンによる四重奏、賛歌、アレグロ、
  アンダンテ・コン・モート、ファンタジーとフーガほか/
   フランソワ・メニシエール(Org)[録音:2000年]
 フランスの200 年に渡るオルガン音楽が8 枚CD に!豪華演奏陣による演奏

 TEMPERAMENTS が所有するオルガン音源のアンソロジー。30 人の作曲家、20 人の演奏家とアンサンブルによる、2 世紀に渡るオルガン音楽が8枚CD に収められました。

THE CHOIR OF KING’S COLLEGE



KGS 0012
(1SACD HYBRID+
1Pure Audio Blu-ray)
\2700→\2490
合唱の美しさはもちろん、管楽器のファンファーレも
ジョヴァンニ・ガブリエーリ:作品集
 1. In ecclesiis (a 14), C78
 2. Canzona Seconda (a 6), C196
 3. Suscipe, clementissime Deus (a 12), C70
 4. Hodie completi sunt dies Pentecostes (a 8), C57
 5. Jubilate Deo omnis terra (a 10), C65
 6. Canzona Terza (a 6), C197
 7. Quem vidistis pastores? (a 14), C77
 8. Sonata XXI, ‘con tre violini’ (a 4), C214
 9. Exultavit cor meum in Domino (a 6), C53
 10. Surrexit Christus (a 11), C66
 11. Canzona Prima (a 5), C195
 12. Litaniae Beatae Mariae Virginis (a 8), C63
 13. Magnificat (a 14), C79
スティーヴン・クレオベリー(指揮)
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
ヒズ・マジェスティ・サックバット&コルネット
 (ジェレミー・ウェスト[指揮])
 
 収録:2015年1, 6 月 キングズ・カレッジ聖堂(ケンブリッジ)/SACD Hybrid:5.0 surround/Blu-ray:5.1 Dolby True HD,2.0 LPCM 24bit/96kHz, Dolby Atmos、73’10

 ヴェネツィア楽派の頂点に立つジョヴァンニ・ガブリエーリ。彼の作品が出版されたのが1615 年、2015 年は400 年記念の年にあたります。
 さらに、2015 年はキングス・カレッジ・チャペルが創立されて500 年記念。これを記念して、キングズ・カレッジ合唱団は、ガブリエーリの作品を収録。しかも、Dolby Atmos の最新技術を用いて、比類なき臨場感をめざした録音です。
 ヴェネツィアの聖マルコ大聖堂でオルガニストを務めたガブリエーリは、宗教声楽、器楽の両方で多数の作品をのこしています。
 現在、聖マルコ大聖堂ではガブリエーリの管楽器のためのファンファーレが演奏されることはありませんが、ケンブリッジではさかんに演奏されています。
 この録音では、合唱の美しさはもちろん、管楽器のファンファーレも非常にやわらかく美しい音でとらえられています。ガブリエーリの荘厳な世界を、高水準のオーディオでお楽しみいただける内容となっています。

TYXART


TXA 15062
\2600
動物たちの語らい
 マルコ・ウッチェリーニ(1603-1680):
  いくつかのヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ アリアとクーラント Op.3/
  ヘルマプロディートス/鶏とカッコウの結婚/
 タランチュラ/亀タルクィーニオ・メールラ(1595-1665):めんどり
 ジョヴァンニ・バッティスタ・ブオナメンテ(1595-1642):跛行する子馬
 マウリツィオ・カッツァーティ(1616-1678):ペリカン
 ハインリヒ・イグナツ・フォン・ビーバー(1644-1704):描写的なソナタ
 ロバート・オルメ(?-1711):いくつかの鳥の鳴き声の模倣によるソナタ
 マッテイス(1670-1714):ナイチンゲール
 ウィリアム・ウィリアムズ(1675-1701):鳥の鳴き声の模倣によるソナタ
 ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):ソナタト短調K.30猫のフーガ
 ヴィヴァルディ(1678-1741):
  フルート協奏曲ニ長調「ごしきひわ」
   (RV90 フルート、オーボエ、ヴァイオリン、通常低音のために)
ケルンバロックアンサンブル・ネル・ドルチェ
ステファニー・ブーケン(リコーダー)
オルガ・ピスコルツ(ヴァイオリン)
ハルム・マイネルス(チェロ)
ルカ・クインタヴァレ(チェンバロ)
フィリップ・ワグナー(リコーダー、オーボエ)
 動物モチーフの作品集

 録音:2013年10月/聖ペトロ教会、ノイス=ホイステン/61’50

 ケルンで活動するバロックアンサンブルの若手音楽家4人によるアルバム。
 彼ら自身が「人、動物と音楽」をテーマにバロック時代の作品から音楽への転用の仕方においてバラエティに富んだ選曲をしました。
 「動物たちの語らい」というタイトル通り、にわとり、かっこう、蛙、猫など様々な動物たちが鳴き、吠え、耳を刺激し、時には知的想像力を掻き立てます。
 音楽史上、多くの作曲家が動物をモチーフにした作品を残してきましたが、この作品を通して、動物と西洋音楽の多面的な結びつきや豊かな世界観を堪能することができます。
 


TXA 15066
\2600→\2390
ベルリン・フィルの首席マテ・スーチュが弾く
 ローベルト・フックス(1847-1927):二重奏曲と室内楽曲集

  ヴァイオリン、ヴィオラとピアノのための三重奏曲嬰ヘ短調Op.115*
  ヴィオラとピアノのための6つの幻想小曲集Op.117
  ヴィオラとピアノのためのソナタ二短調Op.86
マテ・スーチュ(ヴィオラ)
ノア・ベンディックス・バルグレイ
 (ヴァイオリン)
オリヴァー・トリエンドル (ピアノ)
 フックスのヴィオラ作品ベルリン・フィルの首席マテ・スーチュが弾く

 録音:2015年3月/2015年5月*/スタジオ・ブリッツ(ベルリン)/69’49

 オーストリア出身の作曲家ローベルト・フックスは、弦楽合奏団、室内合奏団のための5つのセレナーデで歴史に名を残しました。フックスの作品、とくに室内楽の逸品が掘り出されるようになったのは最近のことです。
 本作品では、いずれの曲にもヴィオラに焦点が当てられており、フックスの没年に作曲された美しい幻想小曲Op.117、迫力があり、作曲家の手本となるヴィオラ・ソナタOp.86、そして意外な組み合わせのヴァイオリン、ヴィオラ、ピアノの三重奏曲Op.115 のいずれも、真に過去の「ウィーン」の音を蘇らせる作品といえます。
 演奏は、ベルリン・フィルの首席ヴィオラ奏者のマテ・スーチュ。セレナーデの名人が残した晩年の傑作に魅了される一枚です。
 

TXA 15056
\2600
C.P.E.バッハ:フルートと通常低音のためのソナタ
 フルートと通奏低音のためのソナタ ホ短調Wq124/H551
 フルートと通奏低音のためのソナタ ト長調Wq133/H564
 フルートと通奏低音のためのソナタ ト長調Wq123/H550
 フルートと通奏低音のためのソナタ ニ長調Wq131/H561
 フルートと通奏低音のためのソナタ ニ長調Wq129/H556
 フルートと通奏低音のためのソナタ イ短調Wq128/H555
 フルートと通奏低音のためのソナタ ト長調Wq127/H554
 フルートとチェンバロのためのソナタ(二重奏曲)ホ長調Wq84/H506
カタリン・ホルヴァート
 (トランスバースフルート)
エヴァ・マリア・ポレラ
 (ハープシコード、クラヴィコード、
  スクウェアピアノ)
トーマス・プラッツグンマー(チェロ)
 録音:2013年12月/アドラム・チャペル(バーゼル)

 カール・フィリップ・エマニュエル・バッハは、「ベルリンのバッハ」「ハンバルクのバッハ」と呼ばれ、生前の名声は父バッハを凌ぐほどでした。
そんなC.P.E. バッハにとって、フルートは幼少期から馴染み深いものであったと思われます。彼は生前フルートを含む室内楽の曲を多く作曲しました。
 今回収録されている、フルートと通奏低音のためのソナタ、そしてフルートとチェンバロのためのソナタはその中の作品であり、繊細で甘く、創意に満ちた世界に触れることができます。古典派音楽時代に名を馳せたC.P.E. バッハの才能の片鱗を見出すことができます。
 

TXA 15067
\2600
ロマン派のヴィオラを堪能
 フリードリヒ・キール(1821-1885):ヴィオラ・ソナタOp.67
 ライネッケ(1824-1910):幻想的小品Op.43
 ハインリヒ24 世皇太子ロイス(1855-1910):ヴィオラ・ソナタOp.22
アンナ=クレータ・グリバイツェヴィ(ヴィオラ)
オリヴァー・トリエンドル (ピアノ)
 録音:2014年12月プラッハ・イム・イーザルタール(ミュンヘン)/56’05

 ヴィオラとピアノの為のソナタというジャンルは20 世紀に全盛期を迎えました。
 ドイツの作曲家フリードリヒ・キールはベルリンでピアニストとしても活躍し、聖楽と室内楽を作曲しました。
 収録されているヴィオオラ・ソナタはコントラストとムードに溢れており、ブラームス以前のロマン派ヴィオ音楽の代表作と言われています。
 アルトナ出身のカール・ライネッケは当時最も優れたモーツァルト・ピアニストとして知られ、独自の叙情的でメロディカルな音楽表現を磨き上げました。
 収録されている幻想的小品はドイツの最も美しい民族音楽の一つです。
 ハインリヒ24 世皇太子ロイスによって作曲されたヴィオ・ソナタは、「ブラームス風」なモチーフの作品であり、隅から隅まで誠実で、賢く仕組まれた、情熱溢れる音楽です。
 演奏するのは、フィンランド出身のアンナ= クレータ・グリバイツェヴィ。情熱溢れるロマン派ヴィオラ音楽を堪能できる一枚です。
 

TXA 15051
\2600
アート・オブ・イマジネーション〜想像の芸術〜
 B.ヒルゼ(1884-1964):組曲Op.6
 アーノルド・バックス(1883-1953):フルートとハープのためのソナタ
 フランツ・ドップラー(1821-1883/アントニオ・ザマラ(1829-1901):
  カジルダ・ファンタジー 〜フルートとハープのための
 アンディ・スコット(1966-):フルートとハープのためのソナタ
クイーンズ・デュオ
ヴェレーナ・ベアトリクス・シュルテ
 (フルート)
ハンナ・ラーベ(ハープ)
 黄金デュオ、ハープ&フルートの新たな魅力

 録音:2015年6月/マリーエンミュンスター・コンサートホール(ドイツ)/64’30

 このアルバムはフルートとハープのためのソナタや組曲で構成されています。
 アーノルド・バックスを始めとする5 人の作曲家によるフルートとハープのための名曲を奏でるのは、若く精力的な「クイーンズ・デュオ」として活動するヴェレーナ・ベアトリクス・シュルテとハンナ・ラーベ。様々な賞も受賞している実力派デュオです。
 フルートとハープの新たな世界を確立する二人が奏でる想像の芸術を堪能できる一枚となっております。
 
TXA 15050
\2600
ショパン&シューマン〜アタヴィスティック・ミュージック
 シューマン(1810-1856):幻想小曲集Op.73
 ショパン(1810-1849):
  序奏と華麗なるポロネーズ ハ長調 Op.3
  チェロソナタ ト短調 Op.65
  アタヴィスティック・ミュージック
アレクサンダー・スレイマン(チェロ)
パトリシア・オイ(ピアノ)
 情熱溢れるショパン&シューマンのチェロ作品

 録音:2015年2月/ノイトラウブリングシティ・ホール(ドイツ)/78’10

 シューマンの幻想小曲集Op.73 は、元々クラリネットとピアノのために書かれた室内楽曲でしたが、曲の幅広い普及のためにヴァイオリンやチェロの編曲も作られたと言われています。
 静かでゆっくりとした1楽章から、軽やかな2楽章を経て、燃えるように華やかなフィナーレを飾る3楽章へと絶え間なく流れていく演奏は圧巻です。
 ショパン作曲の序奏と華麗なるポロネーズとチェロソナタ。室内楽曲の作曲家としてのショパンを再発見できる演奏です。また、アタヴィスティック・ミュージック(atavistic music)は、まさに始原的な時代の流れを感じさせつつも、古き時代に思いを馳せることのできる演奏になっています。
 演奏するのは“パワフル”、“情熱的”、“感覚に訴えかけてくる” 演奏だと評されるピアニスト、パトリシア・オイと、チェロのソロだけでなく室内楽奏者、芸術監督としてマルチ

WERGO



WER 7326
\2500→\2390
日本の精神文化に影響されたカウエルとケージのピアノ曲
 (1)ジョン・ケージ:
  トスト・アズ・イット・イズ・アントラブルド* (1943) /
  独白(1945) /夢 (1948) /ホロコーストの御名のかけて* (1942) /
  2つの小品 (1946) /危険な夜* (1944) /プリミティヴ* (1942)
 (2)ヘンリー・カウエル:
  不吉な響き (1930 頃) /エオリアン・ハープ (1923) /
  3つのアイルランドの伝説 (1912) /バンシー(1925) /
  痕跡 (1920) /5つのアンコール (1917) /富士山の雪
ザビーネ・リープナー
 (Pf、プリペアード・ピアノ*)
 録音:2014年12月11-13日/バイエルン放送スタジオ2(ミュンヘン)

 掌や肘でピアノの一定音程を塊として奏する「トーンクラスター」の発案者として知られるヘンリー・カウエル(1897-1965)、ピアノの弦の間にボルトや紙を挟むことで打楽器のような音色にした「プリペアード・ピアノ」の発案者として知られるジョン・ケージ(1912-1992) という20 世紀アメリカの二大天才のピアノ曲を集めた好企画。
 もちろんトーンクラスターとプリペアード・ピアノ満載で、その効果の面白さや表現力を改めて実感させてくれますが、どちらも日本の精神文化から影響を受けていて、日本人の心を打つ何かがあります。
 ケージ作品はマース・カニンガムのダンスのために作ったものが中心となっていますが、「トスト・アズ・イット・イズ・アントラブルド」や「ホロコーストの御名のかけて」など、ジョイスの「フィネガンズ・ウェイク」からとられた言葉遊び的なタイトルに興味をひかれます。
 カウエル作品は作曲者の自作自演が残されていますが、現代作品のスペシャリストのリープナーがよりシャープに表現。ペンタトニックのトーンクラスターが不思議な極東感を漂わす「富士山の雪」など、曲の良さを再認識させてくれます。
 


WER 7320
\2500→\2390
ジョン・ケージ(1912 〜 1992):ソロ・パーカッション作品集
 ・作曲された即興 スネアドラムソロのための
 ・ヴァリエーション1 スチールドラムとムビラ版
 ・木の子供 ソロ・パーカッションのための
 ・作曲された即興 片面ドラムのための
 ・入り江 4人の奏者のための
  (水で満たされたほら貝を奏する3 人の奏者と、
   循環呼吸する1人のほら貝奏者、火の音)
 ・27'10.554” ソロ・パーカッションのための
マティアス・カウル(パーカッション)
 音楽の概念を覆した異色の作曲家、ジョン・ケージ音と静寂の探求が込められた作品群

 録音:2014年4月22 日-25日

 ジョン・ケージは、その有名な作品「4’ 33”」(演奏者は音を出さず、演奏が行われる環境で聞こえうる全ての音を音楽とする作品) に代表されるように、音や音楽の概念を覆し、「静寂」の持つ意義に着目した作曲家です。
 そんな彼の「静寂」にこめる意図に、パーカッショニストのマティアス・カウルが正面から挑んだのがこのCD です。
 ヴァリエーション1は、透明な板に書かれた五線紙と点を重ね合わせた楽譜が用いられ
打楽器の選択も奏者に任されるという、奏者に多くが委ねられる作品。カウルは長さの異なる金属片を指で鳴らす楽器「ムビラ」と、ドラム缶を加工した楽器「スチールドラム」という楽器選択により、多様な音色を引き出しています。さらにユニークなのは「入り江」。水音と火がはぜる音が混ざり合い、原始的な情景を呼び起こします。音と静寂へのケージの探求が込められた一枚です。
 
WER 6860
\2500→\2390
細川俊夫(1955 〜 ):作品集
 (1)旅VIII
 (2)リート
 (3)弧のうた
 (4)時の花〜オリヴィエ・メシアンへのオマージュ〜
 (5)旅 X 野ざらし
(1)メルヴィン・プーア(チューバ)
 ピーター・ランデル(指揮)
(5)田嶋直士(尺八)
 イラン・ヴォルコフ(指揮)
(2)ヘレン・ブレッドソー(フルート)
 ウルリッヒ・レフラー(ピアノ)
(3)ピーター・ヴィール(オーボエ)
 ミリャム・シュレーダー(ハープ)
アンサンブル・ムジークファブリーク
 西洋音楽で描かれる日本的な感性、ヨーロッパで「東洋」に向き合う細川俊夫の世界

 録音:(1)2006 年5 月27 日 (2)2013 年9 月25 日 (3)2013 年9 月9 日 (4)2011 年8 月24 日 (5)2009 年6 月13 日

 ヨーロッパでその名を広く馳せる細川俊夫は、西洋音楽の中で「日本」を描いた作品を多く生み出している作曲家です。海外に出た後で邦楽器や雅楽など日本の音楽を学んだという彼の音楽、その発想の源には、奥深く東洋的な美学、哲学が根付いています。
 物そのものもよりも光と影、空間に美しさを感じること、人間がやってきて、いずれは帰っていく世界と繋がろうとすること、宇宙や自然と個が溶け合い、一つになること…。そんな西洋とは違う世界のとらえ方、感じ方が、どの作品にも根底に流れています。CD におさめられている「旅」シリーズでのソリストとアンサンブルの関係(「宇宙」と「個」) や、「弧のうた」で描かれる無から無へと生まれては消えていく音などにそれを感じることができます。
 「旅勝廚粒敝菲粗には芭蕉の寂寥感漂う句「野ざらしを心に風のしむ身かな」が記されているとのことです。西洋楽器による(「旅勝廚亮榿を除く)、西洋音楽の中に凝縮された「和」の感性を感じることができる作品群です。
  

WER 7338
\2500
ゲオルグ・カッツァー(1935 〜 ):電子音響作品集
 ・アリアドネが来る前
 ・プロイセンの青 白昼夢 記憶*
 ・石の歌 1
 ・機械と摩耗の作用
 ・Mein 1989
 ・花咲く風景*
 ・石の歌 2 *
  * は初録音
ゲオルグ・カッツァー(エレクトロニクス)
 静けさの中に張りつめる緊張感、独特の浮遊感にやみつきのゲオルグ・カッツァーの電子音楽の世界

 自ら電子音楽スタジオを設立するなど、電子音楽分野での活躍が知られるゲオルグ・カッツァーの80 歳の誕生日を記念したCD。1976 年から2010年までの30 年近くに渡る彼の電子音響作品がおさめられています。
 彼の創作の大きなテーマの一つに歴史的、政治的な出来事への眼差しがあり、実際このCD におさめられている「アリアドネが来る前」は1968 年の「プラハの春」に、「Mein 1989」は東ドイツの政治変動に対するものです。
 静謐な世界に漂う緊張感や不穏な空気感は、激動の時代の中心に身を置いていた作曲者のリアリティそのものともいえるかもしれません。
 「機械と摩耗の作用」は、曲中でフランスの百科事典「ラルース」より「機械」の項全文の子供による朗読が入るというユニークな作品。独特な浮遊感がやみつきになる作品集です。


WER 7327
\2500
ファン・カルロス・パス(1901 〜 1972):作品集
 (1)edalus
 (2)invencion(世界初録音)
 (3)Nucleos
 (4)Concrecion (世界初録音)
アンサンブル・アバンチュール
アキコ・オカベ
 (ピアノ(1)、(3))、
アレクサンダー・オット(指揮(1)(4))
 西洋音楽多国籍化の夜明け20世紀アルゼンチン作曲家、ファン・カルロス・パスの作品集

 録音:2014年9月26日-28日、11月30日

 20 世紀アルゼンチンの作曲家、ファン・カルロス・パスの作品集。世界初録音も2 曲含まれます。
 当時、ラテンアメリカの音楽界では民族音楽をベースにした創作が主流でしたが、パスはその風潮とは一線を画し、当時の西洋音楽の動向を吸収しつつそれらを統合させるような作品を発表しました。当時ヨーロッパで盛んに使用された音楽語法の一つ、「12 音技法」を初めて南米で使用した作曲家とも言われています。
 後期ロマン派、新ウィーン楽派の12 音技法、ジャズや新古典主義など、20 世紀前半にヨーロッパで起こっていた、または持ち込まれた様々な同時代音楽の影響を受けた彼が、20 世紀半ばのうちに遠く海を隔てた国でこのような作品を書いていたことは、現代に続く「西洋音楽の多国籍化」の始まりといえるでしょう。文化の国境が徐々になくなっていく、世界で同じ文化を共有する、そんな新しい時代の文化のあり方を感じる一枚です。
 

WER 6767
\2500
クラウス・オスパルト(1956 〜 ): レオパルディ・チクルスより
 (1)Cosi dell’ uomo ignara…
  (室内アンサンブルとライブエレクトロニクスのための)
 (2)Sovente in queste rive…(大オーケストラのための)
 (3)Sopra un basso rilievo antico seppolcrale…
  (混声合唱、バステューバ、打楽器四重奏、ライブエレクトロニクスのための)
(1)コレギウム・ノヴム・チューリッヒ
 ペーター・ヒルシュ(指揮)
 SWR実験スタジオ
(2)ケルンWDR交響楽団
 ルペルト・フーバー(指揮)
(3)ケルンWDR放送合唱団
 ハンス・ニッケル(バステューバ)
 ケルン打楽器四重奏団
 ルペルト・フーバー(指揮)
 200年前の抒情詩人、レオパルディの世界がオスパルトの手で今世紀の音楽となって甦る

 録音:(1)2009 年11 月19 日、(2)2011 年12 月16 日、(3)2012 年4 月25 日-27 日

 ドイツの作曲家、クラウス・オスパルトが2005 〜 2011 年に書いた一連の作品「レオパルディ・チクルス」。18 世紀後半〜 19 世紀前半のイタリアの詩人ジャコモ・レオパルディによる詩「砂漠に咲く花」を題材にした全6 作の作品のうち、このCD には3 作品目、5 作品目、4 作品目がおさめられています。200 年近く前に書かれたレオパルディの厭世的、抒情的な世界が、現代に通じる普遍的なテーマとして音楽の中に息づいているこれらの作品群は、不気味な低音や、エレクトロニクスによる音色の歪み、各楽器や合唱が作り出す滲むような響きによって独特な世界を形作っています。重々しい曲調ながらカタルシスを味わえる作品です。
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WER 5112
\2500→\2290
アロンドラ・デ・ラ・パーラ
 エンヨット・シュナイダー(1950 〜 ):オーケストラ作品集

  ・交響曲7番「闇の世界 ウンタースベルグ山」
  ・自然の響き〜セルジュ・チェリビダッケへのオマージュ
  ・秋のミルク
  ・Die Flucht
ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団
アロンドラ・デ・ラ・パーラ(指揮)
 ドイツの映画音楽作曲家エンヨット・シュナイダーの情感あふれる世界

 録音:2015 年3 月4 日-7 日

 ドイツの映画音楽作曲家、エンヨット・シュナイダーの伸びやかでエモーショナルな魅力が詰まった一枚。
 多くの伝説が眠るウィーンのウンタースベルグ山を描いた「交響曲7 番」と、自然への讃歌、そして失われゆく自然への哀歌である「自然の響き」(チェリビダッケ生誕100 周年、およびドビュッシー没後150 周年にあたる2012 年に書かれたもの)、そして彼が音楽を手掛けた2 つの映画「秋のミルク」と「Die Flucht」の音楽がおさめられています。
 前半ではシュナイダーの大自然への愛と畏怖の念がオーケストラのパレットで雄大に語られ、後半2 曲では映画音楽が組曲にまとめられています。
 シュナイダーの音が描く壮大な景色や情感たっぷりのメロディに身を委ねることができるCD です。

アロンドラ・デ・ラ・パーラ



SONYからリリースされてベストセラーになったのに廃盤
海外在庫限り

sony
8869775555- 2
(2CD)
\6500
海外在庫限り 僅少
アロンドラ・デ・ラ・パーラ(指揮)
 My Mexican Soul 〜近現代メキシコ作品集

 マヌエル・マリア・ポンセ:「南国協奏曲(ギター協奏曲)」
 ホセ・パブロ・モンカージョ・ガルシア:「ウアパンゴ」
 グスタボ・エルネスト・カンパ:「ヴァイオリンと管弦楽のためのメロディアOp.1」
 リカルド・カストロ:「アツィンバの間奏曲」
 カンデラリオ・フイザー:「イマジネス」
 フペンティーノ・ローサス:「波濤を越えて」
 アルトゥーロ・マルケス:「ダンソン第2番」
 シルベストレ・レブエルタス:「センセマヤ」
 カルロス・チャペス:「蒸気の馬(馬力)組曲|
 フレデリコ・イバーラ:「シンフォニア第2番」
 エウヘニオ・トゥーサン:「即興的ピアノのための協奏曲|
 マリオ・ラヴィスタ:「クレプシドラ」
 エンリコ・チャペラ:「inguesu」
アロンドラ・デ・ラ・パーラ(指揮)
フィルハーモニック・オーケストラ・オブ・ジ・アメリカズ
ダニエル・アンダイ(vn)
アレックス・ブラウン(P)
パブロ・サインス・ビジェガス(G)

 アロンドラ・デ・ラ・パーラはメキシコ生まれの現在31歳。
 ドミンゴが、「稀に見る才能!彼女の骨と血の息は、音楽としか言いようが無い」、と絶賛。 2004年にフィルハーモニック・オーケストラ・オブ・ジ・アメリカズ(POA)が設立され、若干23歳にしてこのオーケストラの音楽監督を務め、現在に至る。サンフランシスコ交響楽団の客演指揮者としての活動も盛んなようだが、今回のSONYデビューでアメリカのみならず、ヨーロツパからも注目を浴びることになるのは間違いない。





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