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≪第85号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その2 2015/12/15〜




12/18(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

 

2L


2L 119SACD
(SACD HYBRID)
\2600
ノルウェーとイギリスのヴィオラ作品集〜岩の翼の下に
 サリー・ビーミッシュ(1956-):
  岩の翼の下に(ヴィオラと弦楽のための協奏曲)
 ヘンニング・クラッゲルード(1973-):
  つらい旅路(2 つのヴィオラのための)
 アルネ・ヌールハイム(1931-2010): 破断(ヴィオラ・ソロのための)
 ヘンニング・クラッゲルード(1973-):
  サラに寄せて(ヴァイオリンとヴィオラのための)
 オラヴ・アントン・トンメセン(1946-):
  シャコンヌによる肖像画(ヴィオラ・ソロのための)
 ベンジャミン・ブリテン(1913-1976): ラクリメ Op.48
 (ダウランドの歌曲の投影)(ヴィオラと弦楽のための)
スーン=ミ・チョン(ヴィオラ)
ヘンニング・クラッゲルード
 (ヴァイオリン、ヴィオラ)
オスロ・カメラータ
 録音:2014年6月、11月 ヤール教会(ベールム、ノルウェー)/5.1 surround/stereo、59’32/制作:ヴォルフガング・プラッゲ/
 バランス・エンジニアリング ビアトリス・ヨハンネセン バランス・エンジニアリング ビアトリス・ヨハンネセン

 ノルウェーとイギリスのヴィオラ作品を特集する『岩の翼の下に』。このアルバムで演奏される作品は、過去の音楽様式や過去の作品からインスピレーションを得て、現代の音楽語法で作曲され、底に深い抒情の流れをもっています。
 アルバムタイトルに採られたサリー・ビーミッシュの《岩の翼の下に》は、ゲールの歌と祈りを集めたアレクサンダー・カーマイケルの『Carmina Gadelica』に収められた詩、17 世紀スコットランド、「グレンコーの虐殺」を逃れ岩陰に隠れた母親が子供に歌った『雪の子守歌』を基に「ヴィオラと弦楽のための協奏曲」として作曲されました。
 アルトサクソフォーンと弦楽のための協奏曲(BIS SA2156)の原曲です。ヌールハイムの《破談》とトンメセンの《シャコンヌによる肖像画》は、オスロのバラット=ドゥーエ音楽学校のスタッフ、このアルバムのメインアーティストのスーン=ミ・チョン(1952-)のために作曲されたヴィオラ・ソロの作品。彼女の同僚、バラット=ドゥーエの教授を務めるクラッゲルードの作品から、アダ・マイニックとサラ・オルニングに献呈したふたつのデュオ曲が演奏されます。
 ブリテンの「ダウランドの歌曲の投影」《ラクリメ》とビーミッシュで共演するオスロ・カメラータは、学生がオーケストラで演奏する機会を与えるため1998 年に創設された、バラット=ドゥーエの「アンサンブル・イン・レジデンス」です。


2L(ブルーレイ・オーディオ)


2L 112PABD
(Blu-ray Disc Audio)
\3600
セコンド・ナトゥーラ
 ジュゼッペ・タルティーニ(1692-1770):
  ヴァイオリンソナタ ヘ長調 Op.1-12 B.F4
  ヴァイオリンソナタ ト短調 B.G 5《悪魔のトリル》
  パストラール イ長調 Op.1-13 B.A16 *
シーグル・イムセン
 (バロックヴァイオリン、ハリングフェレ *)
トルモッド・ダーレン(バロックチェロ)
ハンス・クヌート・スヴェーエン(チェンバロ)
 超絶技巧が駆使された《悪魔のトリル》をDXD録音、世界が注目する2Lの高音質録音

 録音:2014年6月 ヤール教会(ベールム、ノルウェー)/制作・バランスエンジニアリング モッテン・リンドベルグ/録音:ビアトリス・ヨハンネセン
 [DXD(24bit/352.8kHz)録音][Blu-ray: 5.1 DTS-HD MA(24bit/192kHz), 2.0 LPCM (24bit/192kHz), mShuttle: FLAC 96kHz + MP3 Region ABC]/5.1 surround/stereo、51’17

 ヴァイオリニスト、作曲家、音楽教師としてバロック期のイタリアで重要な役割を果たしたタルティーニが残した200 曲ともいわれるソナタから、代表作とされる《悪魔のトリル》など3 曲。
 バロックヴァイオリンを弾くシーグル・イムセンは、ノルウェー音楽アカデミーで室内音楽の修士課程を修了、フライブルクでゴットフリート・ヴォン・デア・ゴルツ教授の下で学び、現在、トロンハイム交響楽団とノルウェー・バロック管弦楽団で演奏しています。このアルバムの2 曲のソナタの楽器は、タルティーニ自身の楽器をモデルにノルウェーのヤコブ・フォン・デル・リッペが製作したヴァイオリン。
 《パストラール》では、ノルウェーの民俗楽器、共鳴弦をもつハリングフェレ(ハルダンゲル・フィドル)を弾き、イタリア伝統のバグパイプを模すことにより、伝承の音楽をモチーフにすることが多かったとされる作曲者への「オマージュ」としています。ノルウェーのチェリスト、パリのコンセール・スピリチュエルの首席奏者を務めるトルモッド・ダーレンと、ベルゲン・バロックの創設メンバーでリーダーのハンス・クヌート・スヴェーエン(1963-)が共演。ベールムのヤール教会でDXD 録音された演奏が、Pure Audio Blu-ray のディスクとして制作されました。

 [Pure Audio Blu-ray ディスクだけを収めたアルバムです。Pure Audio Blu-ray ディスクにはインデックスを除き映像は収録されていません。CD やDVD のプレーヤーでは再生できないので、Blu-ray プレーヤーもしくは Blu-ray 対応のPC をお使いください]




ACCENT


ACC 24307
\2600
オルランド・ディ・ラッソ(1532 〜 1594):
 シビラの預言、宗教合唱作品集

  シビラの預言
  詩編「主は言われた」
  モテット「ベツレヘムの荒野の天使」
  モテット「飼い葉桶の羊飼いたち」
  モテット「東方の賢者への賛歌」
  モテット「アヴェ・マリア」
  マニフィカト「暁の光は赤く染まり」
ダニエル・ロイス(指揮)
ベルリン・ヴォーカルコンソート
 16 世紀を代表する作曲家 ラッソの宗教合唱作品集。天上の歌声に心洗われるひと時

 録音:2015年5月29日-31日、ベルリン、オーバーシェーネヴァイデ、キリスト教会

 オルランド・ディ・ラッソはヨーロッパ全土で活躍した16 世紀後半を代表する作曲家。彼の代表作である「シビラの預言」と詩編、モテット、マニフィカトが収録された宗教合唱曲集。
 ラッソは各地の大聖堂や宮廷を経た後、バイエルン宮廷の音楽家として沢山の作品を残していますが、当時出版された作品も数多く、彼の名はヨーロッパ全土に広まりました。
 1570 年には神聖ローマ帝国皇帝マクシミリアン2 世から貴族に叙列され、また1571 年には教皇グレゴリオ13 世より教皇庁騎士に叙任され黄金拍車勲章を授与されるなど、音楽家としては異例の華々しい待遇を受けています。
 「シビラの預言」は、彼がバイエルン宮廷に勤め始めたころの、25 歳の時の作品。キリストの誕生を伝えたとされるシビラの預言を元に書かれたこの曲では、彼の特徴でもある半音階的な語法が劇的な表現効果を生み出しています。
 ラッソの400 を超えるモテットは、クリスマスにまつわる聖書の物語に関連しています。ここでは、半音階の使用や複雑な対位法は姿をひそめ、穏やかな祝福の世界が広がっています。
 ベルリン・ヴォーカルコンソートによる天上の歌声で立ち昇るラッソの宗教合唱作品集。心洗われるひと時を過ごせること間違いなしです。



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APARTE



AP 116
\2600→\2390
現代のサティ、ブルーノ・フォンテーヌが弾く
 エリック・サティ:
  3つのジムノぺディ、冷たい小品
   (3つの逃げ出させる歌、3つのゆがんだ踊り)、
  12の短いコラール、最後からの2番目の思想、夜想曲、
  7つのグノシエンヌ、官僚的なソナティナ
ブルーノ・フォンテーヌ(ピアノ)
 使用楽器:Piano CFX YAMAHA No.6315200
 録音:2015年6月17-18 日/studio 4’33(イヴリー=シュル=セーヌ、フランス)/76’00

 クラシック、ジャズ、そしてアレンジなどマルチな才能を発揮しているピアニスト、ブルーノ・フォンテーヌによるエリック・サティのピアノ作品集。
 サティは、生誕150 年/ 没後90 年とアニバーサリー・イヤーが続き、展覧会や録音が次々とリリースされています。
 自由な発想で独自の音楽観を模索していたサティ。型にとらわれない、ボーダレスな活動をしているブルーノ・フォンテーヌとは相通ずるものがあります。
 洗練された感覚を持つブルーノ・フォンテーヌのピアノが、サティの不可解でユーモアに満ちた世界を見事に表現しています。




ブリュノ・フォンテーヌのガーシュウィン!

TRANSART
TR 155
\2700
ガーシュウィン(1898〜1937):
 1. ラプソディ・イン・ブルー
 2. ピアノ協奏曲ヘ長調
 3. 『ポーギーとベス』による交響的絵画
ブリュノ・フォンテーヌ(ピアノ)
デイヴィッド・ロウ指揮
リル国立管弦楽団
 生粋のエンターテイナー!ブリュノ・フォンテーヌが、日本でも待望のレパートリーをついに!
 クラシック・ファンには、こういう解釈の方が断然いいように思います——フランス気鋭陣が、極上のシックさとエスプリで描き出す、「ラヴェルの子」ガーシュウィン!

 ブリュノ・フォンテーヌ! フランスきってのエンターテイナー、まわりすぎるくらいまわる十指で、圧巻の音楽センスで、すべてのパフォーマンスを薫り高く、エスプリあざやかに仕上げてしまう鬼才ピアニスト——室内楽や歌曲伴奏でも異能を発揮、チェロのオフェリー・ガイヤールや「ディーヴァ」ウィルヘルメニア・フェルナンデス(S)らの天才パートナーとして名盤を連発してきただけでなく、ソロや協奏曲は他の追従を許さない仕上がりをみせ、時折ふらっと来日しては音楽堂を熱狂の渦へといざなう、マエストロ佐渡裕の小憎い共演者...とくに関西方面では「忘れられない夜」を体験された方もさぞや多いに違いありません(うらやましい!)、このブリュノ・フォンテーヌが、来日時にその才能をいかんなく示したレパートリーをついに録音してくれました!

 国際的なパフォーマンス精神をしっかり持ち合わせながら、どこまでもフランスらしい「伝統」と「粋」を忘れない、北フランスのリル国立管弦楽団との共演による、ガーシュウィンの傑作ばかりを集めたシックなアルバム!

 しかも指揮台に立っているのは、英国からアメリカに移り、オペラ指揮者としての経験を活かしてヴァーサタイルな快進撃を続けている新世代の気鋭指揮者、デイヴィッド・ロウ! この人、時代が時代ならグスターボ・ドゥダメルと並び称されてもいいくらいのパフォーマーでは? と、本盤を聴きながら痛感いたしました。オーケストラ全体の色彩感のみならず、腕利きソロ奏者たちの持ち味を自発性たっぷり引き出してゆくセンスといい、折々ショスタコーヴィチばりの迫力をガーシュウィンのスコアから引き出してみせる本格派っぷりといい、キャラが立ちすぎるほど立ったフォンテーヌのピアノにまったく負けず、極上の協奏的空間を描きあげる才能には、誰しも魅了されずにはおれないはず! リル国立管がこれまた意気揚々で、ソロはうまいし弦は熱いしビシッと揃ってるし、金管・木管の匂い立つような美音をMusica Mumerais の天才技師ふたり(Alpha やAmbroisie の自然派サウンドを作ってきたアリーヌ・ブロンディオとフレデリク・ブリアン!)がきれーいに拾い、ほんとうに夢のようなオーケストラ空間を現出させてくれます。

 “クラシック側のガーシュウィン”は、やはりこうした「ヨーロッパ勢の粋を集めた」快演でこそ生きるもの——傑作ピアノ協奏曲も「ラプソディ・イン・ブルー」も、ラヴェルに憧れパリに出てきた前後の曲。マルティヌーがチェコからパリに来たのと同じく、彼もフランス近代の影響を受けた「ラ・ヴァルスとボレロの子」世代だった…と、この上ない痛快演奏で実感させてくれます!




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CHALLENGE CLASSICS



CC 72670
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
クリストフ・プレガルディエン(テノール)
「詩的な日記帳」

 シューベルト:
  ブルックの丘にてD853、愛らしい星D861、森で D834、
  真夜中にD862、生気D883、春にD882、わが心にD860、
  1817年1月に(私はすべての安らぎを奪われて)D876、
  ヴィルデマン山地を越えてD884、
  それら(美と愛)がここにいたことはD775、老年の歌D778、
  君こそわが憩いD776、森でD708、夜と夢D827、
  漁夫の歌D881、墓掘人の郷愁D842、冬の夕べD938
クリストフ・プレガルディエン(テノール)
ジュリアス・ドレイク(ピアノ)
 プレガルディエン、シューベルトを歌う

 録音:2015年2月18-21日/ベルギー/マルチチャンネル、72’ 39”

 SACD ハイブリッド盤。
 1956 年生まれ、知性派テノールとして幅広いレパートリーで世界を魅了、2002 年にはレコード・アカデミー賞を受賞したクリストフ・プレガルディエン。Challenge Classics レーベルより「冬の旅」(CC 72596)、「白鳥の歌」(CC 72302)などシューベルトの歌曲集を継続的にリリースしておりますが、このディスクではシュルツェの詩による9 作、およびその他の詩人たちの詩による歌曲を収録いたしました。
 歌曲の伴奏者としても名高いジュリアス・ドレイクの好演も光ります。


プレガルディエン/「冬の旅」

CC72596
(SACD Hybrid)
\2600→\2390
プレガルディエン&ゲースによる「冬の旅」
 シューベルト:冬の旅
クリストフ・プレガルディエン(テノール)
ミヒャエル・ゲース(ピアノ)
 プレガルディエン&ゲースによる「冬の旅」
 シューベルトの広く知られた歌曲集「冬の旅」を収録した豪華SACDハイブリッド版です。付録の冊子には歌詞とその英語翻訳が含まれています。
 クリストフ・プレガルディエンは世界的に著名なテノール歌手。あらゆるメジャーレーベルから200枚にも及ぶ録音で知られています。
 ミヒャエル・ゲースは、ピアニスト、作曲家、即興演奏家、そしてプレガルディエンとの共演者としてその名を轟かせています。
 チャレンジ・クラシックスよりリリースされた二人の前作は、ルクセンブルク・ピッツィカート誌のスーパーソニック賞を始めとするいくつもの賞に輝きました。
 この録音のオーディオ&フィルム&ドキュメンタリー作品はブルーレイとDVDでも同時発売。
映像にはプレガルディエンとゲースへのインタビュー、そして録音スタジオでのレコーディング・プロセスという舞台裏の様子が収録されています。
 シューベルトの「冬の旅」は、クラシック音楽の中でももっともよく知られた歌曲集の一つで、その美しさ、悲しさ、深みから多くの演奏家たちが繰り返し取り上げている作品です。まさに人生そのものを歌い上げるような作品。歌手たちは少なからず自分の人生観を曲に託して歌うのではないでしょうか。テノールのクリストフ・プレガルディエンとピアニストのミヒャエル・ゲースは、この曲集に彼ら独自のヴィジョンをもって演奏しています。二人の解釈が相まって、第三の深みある解釈に辿り着いた「冬の旅」をお楽しみいただけます。



 来日公演情報
 2016年3月24日(木)19:00〜 トッパンホール
 シューベルト:水車屋の美しい娘/クリストフ・プレガルディエン(テノール)、ミヒャエル・ゲース(ピアノ)

 

CC 72687
\2500
アンナ・ルチア・リヒターがシューマン、ブラームス、ブリテンを歌う!
 ブリテン:
  (1)民謡編曲 第1集「イギリスの歌」より
   「高くのびる木」「とねりこの林」「サリーの園
  (2)民謡編曲 第4集「アイルランドの歌」より
   「甘美なこだま」「夏の名残りのばら」
  (3)「彷徨いながら不思議に思う」
 シューマン:
  (4)リーダークライス(歌曲集)Op.39 より
   「異郷で」「間奏曲」「森のささやき」「静けさ」
   「月の夜」「美しい異郷」「 城にて」「異郷で」
   「悲哀」「たそがれ」「森で」「春の夜」
 ブラームス:
  (5)ドイツ民謡集 第2集より「静かな夜に」「谷の底では」
  (6)49のドイツ民謡集 第6集より
   「私は愛らしくかわいい乙女を知っている」
  (7)リヒターとゲースによる即興:
   「夜に」「占い棒」「古い庭園」「夜のさすらい人」
アンナ・ルチア・リヒター(ソプラノ)
ミヒャエル・ゲース(ピアノ)
 シューマン国際コンクールの覇者アンナ・ルチア・リヒターがシューマン、ブラームス、ブリテンを歌う!!

 セッション録音:2015年2月23-26 日/SWR南西ドイツ放送スタジオ(シュトゥットガルト)/77’ 00

 麗しきソプラノ歌手アンナ・ルチア・リヒターがシューマン、ブラームス、ブリテンを歌い上げます、アンナ・ルチア・リヒターは、9 歳から母より声楽の手ほどきを受け、ケルン大聖堂少女聖歌隊の隊員となりました。
 その後バーゼルでクルト・ヴィトマー教授に師事、その後ケルンで研鑽をつみました。主な受賞歴としては、2008 年ベルリン全国声楽コンクール年少部門第2 位、2011 年キッシンゲンの夏音楽祭ルイトポルト賞、2012 年ツヴィッカウで行われた国際ロベルト・シューマン・コンクール優勝などがあげられます。
 2015 年10 月ベルナルト・ハイティンク指揮ロンドン交響楽団の来日公演では、マーラーの交響曲第4 番のソリストで登場し話題となりました。
 今回収録したシューマン、ブラームス、ブリテンはリヒターの得意とする歌曲で、透き通るような美しい歌唱を聴かせてくれます。歌曲の伴奏者としても名高いミヒャエル・ゲースの伴奏も魅力的です。



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MIRARE



MIR 270
\2700→\2490
クニャーゼフとコロベイニコフがブラームスの心の奥深くに入り込む
 ブラームス:
  チェロ・ソナタ第1番ホ短調Op.38
  チェロ・ソナタ第2番ヘ長調Op.99
  ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調Op.108(チェロのための編曲版)
アレクサンドル・クニャーゼフ(チェロ)
アンドレイ・コロベイニコフ(ピアノ)
 録音:2014年10月/バイエルン放送スタジオ2(ミュンヘン)/76’00

 ロシアのチェロ名手、アレクサンドル・クニャーゼフと、ロシアの異才ピアニスト、アンドレイ・コロベイニコフによるブラームス。
 ブラームス特有のメランコリックな抒情が感じられる第1番。雄弁なチェロとピアノの対話が光る第2 番。晩年の作風が色濃く表れたヴァイオリン・ソナタ第3 番からのチェロ編曲版。
 クニャーゼフの豊穣な音楽性と毅然たる風格漂う演奏、そして透徹された美しい音色をもつコロベイニコフのピアノが、ブラームス晩年の寂寥感に満ちた音楽を描き出しています。




おそるべき旧譜・・・
クニャーゼフ、伝説の無伴奏チェロ組曲全集

Octavia Exton
OVCL 426
(3CD)\3086
アレクサンダー・クニャーゼフ(Vc)
 J.S.バッハ:
  無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 BWV1007
  無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調 BWV1008
  無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調 BWV1009
  無伴奏チェロ組曲第4番変ホ長調 BWV1010
  無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調 BWV1011
  無伴奏チェロ組曲第6番ニ長調 BWV1012
  シャコンヌ(クニャーゼフ編曲チェロ版)
アレクサンダー・クニャーゼフ(Vc)

 レコ芸などで絶賛された異端の無伴奏。
 アーティストに関するセンセーショナルな話題が先行していたが、センセーショナルなのは演奏のほうだった。

 通常2枚に収まるこのアルバムが3枚に及ぶというのは後半の曲の異常な長さによる。
 おそろしいほどにじっくりどっぷりと奏されるそれらの曲は、すでに音楽という領域を超えた、祈り(呪いにも近い)ですらある。
 そうかと思うと清流のようにさらさらと演奏してその音楽の革新を突く個所もあり、一寸も油断ができない。

 久々に現れた怪演である。

 クニャーゼフは、1961年モスクワ生まれ。
 数々のコンクール入賞を果たし、輝かしい将来が約束されていた矢先に筋力が弱くなる病気にかかり、チェロを演奏できない年月を過ごした。
 1986年に難病を克服し、華々しい活躍を始めるが、1994年にツアー先の南アフリカで交通事故に遭い、愛妻を喪うとともに、本人も重症を負い、深い精神的ショックを受けてしまう。

 クニャーゼフの類い稀な才能を惜しんだロストロポーヴィチが、事故で大破した楽器の修復を特別に世話し、また1997年のショスタコーヴィチ音楽祭では、自らが指揮者となってクニャーゼフと共演、その大成功により見事な復活を果たし、「奇蹟のチェリスト」と称されるようになった。

 そんな彼がリリースした「バッハ/無伴奏」は、その奇怪な演奏内容もありベストセラー。一躍彼の名前を世界的なものにした。


 なお今回の再発売アルバムには、クニャーゼフ自身が編曲した、シャコンヌ(無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータNo.2 BWV.1004より)が収録されている。





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BGS



BGS 125
\2500→\2290
ナイジェル・ノース(リュート)
 ギャラントリー 〜 ヴァイス:リュート作品集 Vol.3

  パルティ ニ短調/ソナタ ハ短調/ソナタ ヘ短調
ナイジェル・ノース(リュート)
 英国リュート界の賢者ナイジェル・ノース。レオポルド・ヴァイスのリュート作品集Vol.3!

 英国古楽界の先駆者の1人であり、同国が世界に誇るリュート界の巨匠ナイジェル・ノース。
 突然の心臓発作、母との別れなど、幾多もの困難を乗り越えたナイジェル・ノースが奏でるドイツ後期バロック、シルヴィウス・レオポルド・ヴァイス(1687−1750)の音楽。
 「ギャラントリー(Galanterie)」をテーマとし、1720年頃から1730年にかけて作曲された3つの作品を収録したこの第3集の演奏も、儚さを併せ持った響き、音色がただただ美しい。ナイジェル・ノースが自然体で奏でる円熟のリュート、ここにあり。

 ※使用楽器:13弦リュート(ラーシュ・ヨンソン2011年製作)
 ※録音:2012年10月16日−18日、セント・アンドリュース教会(トディントン、グロスターシャー、イギリス)


ナイジェル・ノース(リュート)
ヴァイス:リュート作品集Vol.1&2

BGS 119
\2500→\2290
ヴァイス:リュートのための音楽Vol.1
 ヴァイス:初期のリュート作品集
 序曲変ロ長調/パルティータ ト短調/
 ソナタ ヘ長調/ファンタジア ハ短調/
 組曲ハ短調/チャコーナ変ホ長調
ナイジェル・ノース(リュート)
録音:2010年5月、トディントン(イギリス、グロスタシャー)、聖アンドルー教会 発売:2010年
 イギリスのリュートの名手ナイジェル・ノース(1954年生まれ)の最新録音。2009年、ノースは母親と前妻を亡くし、さらに自身も突然の心臓発作に襲われました。2010年、復帰した彼は心機一転をはかり、若々しいエレルギーに溢れ、心からそのまま湧き上がったようなヴァイスの初期作品に取り組み、このCDを完成させました。ジャケットに写るノースの表情にはさすがにやつれた印象を否めませんが、演奏はすばらしく、かつ以前の彼の録音には聴くことができなかった「心をこめて音楽を慈しむ」ような姿勢も感じられます。
 ナイジェル・ノースがついに巨匠の域に踏み込んだことを確信させる感動的なアルバムです。
Cantabile: Music for Lute - Nigel North
BGS 120
\2500→\2290
ヴァイス:リュート作品集Vol.2
  ソナタ ニ長調/ソナタ イ長調/ソナタ ト長調
ナイジェル・ノース(リュート)
 円熟のリューティスト、ナイジェル・ノース。レオポルト・ヴァイスのリュート作品集Vol.2!

 イギリスが世界に誇る円熟のリューティスト、ナイジェル・ノースが奏でるヴァイスのリュート作品集第2巻「カンタービレ」!
 ナイジェル・ノースは、ドイツ後期バロックの偉才、シルヴィウス・レオポルド・ヴァイス(1687−1750)がドレスデンの宮廷に仕え、ヨーロッパの様々な宮廷を巡った時代、1720年頃に作曲された「二長調」、終曲にチャコーナ(シャコンヌ)を持つ「イ長調」、1719年にドレスデンで作曲されたと伝わる「ト長調」の3作品を選曲。
 ナイジェル・ノースが弾く1台のリュートから、まさに歌うように、流れるように響き渡るヴァイスの旋律。生命力に満ちた音色と音楽が深き感動を呼ぶ ——。

 ※録音:2012年5月20日−22日、聖アンドリュース教会(グローチェスターシャー、イギリス)


 

BGS 126
\2500
木の葉は緑 〜 ギター四重奏のためのイギリス音楽
 ヴォーン・ウィリアムズ(マーク・アシュフォード編):イギリス民謡組曲
 バウアーズ:古いイギリスの旋律による幻想曲
 ウォーロック(クリス・スーザンス編):カプリオル組曲
 ドッジソン:インテルメッツォ
 ブリテン(クリス・スーザンス&マーク・エデン編):シンプル・シンフォニー Op.4
 エルガー(マーク・アシュフォード編):行進曲《威風堂々》第1番 Op.39
ヴィーダ・ギター四重奏団
 〔マーク・エデン(ギター)、
  マーク・アシュフォード(ギター)、
  アマンダ・クック(ギター)、
  クリストファー・ステル(ギター)〕
 イギリス民謡組曲、威風堂々第1番の"ギター四重奏版"!話題必至!

 ヴォーン・ウィアムズの名作中の名作「イギリス民謡組曲」、エルガーの「威風堂々第1番」、ウォーロックの「カプリオル組曲」、そしてブリテン「シンプル・シンフォニー」の"ギター四重奏ヴァージョン"を収録した要注目の好企画作品!
 近代英国音楽を代表する名旋律の数々が、ギターのシンプルで奥深い音色、抜群のコンビネーション、圧巻のテクニックによって、原曲とは一味違う醍醐味を味あわせてくれる。
 2007年の結成以降、着実にステップアップを遂げてきたイギリスのヴィーダ・ギター四重奏団。
 ギター・ファン、英国音楽ファン、編曲作品ファン要注目の強力盤の登場です!

 ※録音:2015年4月9日−10日&7月13日−14日、ホーリー・トリニティ教会(ウェストン、ハートフォードシャー、イギリス)




DISCOVERY

DMV 116
(2CD-R)
\2500
ジェラルド・バリー:歌劇 《ペトラ・フォン・カントの苦い涙》 ゲルハルト・マルクソン(指揮)
RTE国立交響楽団
 ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーのテキストを元に、アイルランドの作曲家、ジェラルド・バリーが作曲した5幕のオペラ。

 ※録音:2005年5月27日&29日、ナショナル・コンサート・ホール(ダブリン/ライヴ)
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。




EUDORA


EUD-SACD-1502
(SACD HYBRID)
\2800
ド・ヴィゼー、ヴァイス、デュフォー:
 テオルボ&リュート作品集

  ロベール・ド・ヴィゼー:組曲イ短調
  シルヴィウス・レオポルト・ヴァイス:5つの商品
  フランソワ・デュフォー:組曲ト短調
  ド・ヴィゼー:組曲ホ短調
ユーナス・ヌードベリ(テオルボ、リュート)
 スウェーデンの若きリューティスト、ユーナス・ヌードベリ ソロ・デビュー!

 スペイン、マドリード発の高音質レーベル、エウドーラ(Eudora)のリリース第4弾! テオルボとバロック・リュートユーナス・ヌードベリは、ストックホルム音楽大学とザルツブルク・モーツァルテウム大学を卒業したスウェーデンの若きリューティスト。ルネサンス・リュートから、バロック・ギター、アーチリュート、テオルボなど様々な歴史的撥弦楽器を駆使し、ソリストやアンサンブルのメンバーとして活動している。
 ヌードベリのソロ・デビュー・レコーディングは、ロベール・ド・ヴィゼー、レオポルト・ヴァイスといったリュート音楽の大家に加え、17世紀フランスのリュート奏者、フランソワ・デュフォーの作品を組み合わせた意欲的なプログラム。

 ※録音:2014年12月6日−7日&2015年3月26日−27日、スペイン




QUARTZ



QTZ 2109
\2500→\2290
イリーナ・ボグダノワ(ピアノ)
 ショパン:練習曲全集

  12の練習曲 Op.10
  12の練習曲 Op.25
  3つの新しい練習曲 Op.Posth
イリーナ・ボグダノワ(ピアノ)

 第2のリシッツァとなるか。

 イリーナ・ボグダノワは、14歳でウクライナのアレムダール・カラマーノフ国際ピアノ・コンクールで優勝した他、イタリア、スペインの各コンクールで優秀な成績を収めてきたロシアの才女。
 これまで、Melodiyaの「ロシアン・ピアノ・アンソロジー・シリーズ」に参加してきたボグダノワだが、ショパンの「練習曲全集」という、すべてのピアノ・レパートリーのなかでも最高レベルの技術と表現力が試される難曲でソロ・デビューを果たす。

 ※録音:2013年、モスクワ




垢抜ける前のボグダノワ・・・でも美人。


CLASSICAL RECORDS
CR 013
\3500
海外直輸入
イリーナ・ボグダノワ
 D・スカルラッティ(1685-1757):ソナタ
   ニ短調 K.1 L.366/ヘ短調 K.238 L.27/ロ短調 K.27 L.449
   ホ長調 K.380 L.23/イ長調 K.112 L.345
 シューベルト(1797-1828):即興曲変ロ長調 Op.142 No.3
 ショパン(1810-1849):練習曲変ト長調 Op.10 No.5
 ラヴェル(1875-1937):夜のガスパール から スカルボ
 ラフマニノフ(1873-1943):絵画的練習曲ニ長調 Op.39 No.9
 プロコフィエフ(1891-1953):ピアノ・ソナタ第7番変ロ長調 Op.83

イリーナ・ボグダノワ(ピアノ)

すでに完売のボグダノワの貴重なロシアCLASSICAL RECORDS盤。海外の倉庫に少量在庫があるみたいなので在庫限定ということで。完売の際はご容赦を。





SMEKKLEYSA



SMC 5
\2500→\2290
ヤープ・シュレーダー、1999年録音
 17世紀の無伴奏ヴァイオリン作品集

  マッテイス(父):ヴァイオリンのためのエア集より
  マッテイス(子):慎重なファンタジア
  バルツァー:前奏曲、アルマンド、サラバンド、前奏曲
  ビーバー:ロザリオのソナタより パッサカリア
  ヴェストホフ:ソナタ イ長調
  J.S.バッハ(シュレーダー編):
   パルティータ ニ短調 BWV.1013、トッカータ イ短調 BWV.565
ヤープ・シュレーダー(ヴァイオリン)
 ニコラ・マッテイス父子の作品から、ビーバーのパッサカリア(守護天使)、そして自身の編曲による「無伴奏フルート・パルティータ」やオルガンのための「トッカータとフーガ ニ短調」のトランスクリプションまで。
 オランダの大バロック・ヴァイオリニスト、ヤープ・シュレーダーが、1700年頃ウィレム・ファン・デル・セイデ製のヴァイオリンで奏でる無伴奏作品集。

 ※録音:1999年8月3-4日、9-12日、スカウルホルト教会(アイスランド)
 

SMK 82
\2500
深みの静寂 〜 フーギ・グヴズムンソン:作品集
 日がな一日、このことを考える/ヘンデルシヴ/回文/
 間奏曲I/平穏/間奏曲II/歌え、わが魂よ、心から喜び/
 われらが主のめでたき誕生/間奏曲III/コラール/
 間奏曲IV/アイスランドの時計/形のいい世界
ソルゲルズル・インゴウルスドウッティル(指揮)
ハムラクリーズ合唱団
グヴズニ・フランソン(指揮)
ノルディック・アフェクト
ハンナ・ロフツドウッティル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 合唱、アンサンブル、ヴィオラ・ダ・ガンバ独奏など、様々な編成による、アイスランドの作曲家フーギ・グヴズムンソン(1977−)の作品集。
 「ヘンデルシヴ(Handelusive)は、「水上の音楽」の主題を素材に作曲され、ピリオド・アンサンブルのノルディック・アフェクトが演奏。

 ※録音:2012年4月ー2013年8月
 

SMK 33
\2500
グンナル・レイニル・スヴェインソン:宗教音楽集 ヒルマル・オットルン・アグナルソン(指揮)
南アイスランド室内合唱団
 スカウルホルト教会のオルガニスト、ヒルマル・オットルン・アグナルソンが設立以来の指揮者を務める南アイスランド室内合唱団。
 ジャズ・ルーツを持つアイスランドの偉大な作曲家、グンナル・レイニル・スヴェインソン(1933−)の作品を歌う。




VLAD RECORDS



VR 010
\2600→\2390
ベルギーの名手がピリオド楽器で"2つのK.581"を吹く!
 モーツァルト 〜 シェイプシフター K.581

  モーツァルト:クラリネット五重奏曲 K.581
  グランド・ソナタ K.581
  交響曲第1番 K.16より Molto Allegro
  ピアノ協奏曲 K.453より Allegretto
ヴラド・ウェーフェルベルヒ
 (バセット・クラリネット&芸術監督)
アンソニー・ロマニウク(フォルテピアノ)
テラ・ノヴァ・コレクティーフ・アントウェルペン
 モーツァルトのクラリネット五重奏曲K.581!ベルギーの名手がピリオド楽器で"2つのK.581"を吹く!
 五重奏とデュオ!モーツァルトの2つのK.581!ピリオド楽器使用!

 ベルギーのクラリネット奏者、ヴラド・ウェーフェルベルヒを芸術監督として2012年に結成されたベルギーのピリオド・アンサンブル、テラ・ノヴァ・コレクティーフ・アントウェルペン。
 天才モーツァルトが生んだ"シェイプシフター"、「クラリネット五重奏曲 K.581」の"ピリオド楽器"による"2つのヴァージョン"をカップリングしたユニークかつ貴重なプログラム!
 1809年、ウィーンでアルタリアから出版された編曲者不詳の「グランド・ソナタ K.581」は、"クラリネットとフォルテピアノ"のための「クラリネット五重奏曲 K.581」の異版。
 リッカルド・フォン・ヴィットレッリが復元、製作したバセット・クラリネットと、コパチンスカヤやウィスペルウェイの共演者としても知られる名手アンソニー・ロマニウクが奏でるフォルテピアノ(クリス・マーネ製作のアントン・ヴァルター・モデル)との躍動感あふれるデュオは、このヴァージョンが原曲ではないかと思えてくるほどの完成度。
 オリジナルの「クラリネット五重奏曲 K.581」では、ヴラド・ウェーフェルベルヒの時代考証に基づく新鮮な解釈も聴きどころ。「K.581」の徹底研究と飽くなき情熱の成果。話題必至!

 ※録音:2015年6月24日−26日&8月30日、デ・シンヘル(アントワープ、ベルギー)







BRIDGE

BCD 9455
\2300
「ソー・ロウ」/デニース・トライオン、ホルン・リサイタル
 ヘルマン・ノイリング(1897-1967):バガテル
 ピーター・アスキン(b.1971):闇への扉
 ティム・マーティン(b.1988):ラメント
 ブレット・ミラー(b.1976):狩りの歌
 ナザン・パウェレック(b.1968):取返しのつかない分裂
 ダンテ・エンケ(b.1964):タンギート
 カール・ニールセン(1865-1931):カント・セリオーソ
 アンドレア・クリアフィールド(b.1960):リバー・メロス
 作者不詳:グンミ・ポルカ
デニース・トライオン(Hr)
ジュリー・ニシムラ(Pf)
 フィラデルフィア管弦楽団のデニース・トライオンによるホルン作品集

 録音:2015 年1 月/Total time:[58:01]

 デニース・トライオンはアメリカの女流ホルン奏者。ボルティモア響、デトロイト響を歴任した後、2009 年よりフィラデルフィア管弦楽団に在籍している。室内楽、ソロ活動にも精力的に取り組んでおり、特に近年、現代音楽の分野での活躍がめざましい。
 ここに収められた作品はノイリング、ニールセンを除き、全て作曲者とのコラボレーションから生まれた。全体にロマンティックな聴きやすい作品でまとめられている。ホルンの新しいレパートリーを探している奏者、リスナーにお薦め。
 
BCD 9464
\2300
高い完成度!ニュー・オルフォード弦楽四重奏団のブラームス!
 ヨハネス・ブラームス(1833-1897):
  弦楽四重奏曲第1番ハ短調
  弦楽四重奏曲第2番イ短調
ニュー・オルフォード弦楽四重奏団
 録音:2013 年5 月/Total time:[69:39]

 カナダのオルフォード弦楽四重奏団がメンバーを一新し、ニュー・オルフォード弦楽四重奏団として2009 年にデビュー。2011 年にリリースされたデビューCD ではベートーヴェンとシューベルトを取り上げていたが、今回はブラームスの傑作1 番、2 番。
 この団体の持ち味である細やかな情感と陰影のある表現がブラームスの繊細な音楽性と見事に一致し完成度の高い仕上がりになっている。



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LYRINX

LYR 2281
(SACD HYBRID)
\2500→\2290
デビュー・アルバムから42 年
 ミシェル・ベロフ満を持してのドビュッシー前奏曲集再録音

  クロード・ドビュッシー:24の前奏曲(全曲)
ミシェル・ベロフ(Pf)
 
 1980年代半ば頃より右手を故障して第一線から退いていた時期があったが、90年代には再び両手で演奏できる状態に回復したベロフ。

 録音:2012 年5 月8-11日、マルセイユ/Total time:[76:19](SACD5.1 チャンネル/SACD ステレオ/通常CD ステレオのハイブリッド)

 ドビュッシーの前奏曲集はベロフが20 歳の時にデビュー・アルバムとしてEMI に録音した思い入れの深いレパートリー。その後、DENON に再録音し、コンサートでも数えきれないほど取り上げています。
 今回、3 度目となる全曲盤はベロフ62 歳、デビュー・アルバムから実に42 年が経過しています。20 歳の時の録音が音の細密画をシャープな線で描いていたとすれば、今回の録音は陰影と奥行きが一気に深まり、さらには沈黙、間の感覚に豊かなニュアンスが含まれています。ピアニストとして今まさに脂が乗りきったベロフの18 番。

フランスの高雅なレーベルLYRINXからというのが嬉しい。


大昔のベロフと昔のベロフ
 


LYR 2278
(SACD HYBRID)
\2500→\2290
ベロフ&マリー=ジョセフ・ジュード
 「リスト:2台のピアノのための作品集」

  フランツ・リスト(1811-1886):
   (1)モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」の回想
    (2台ピアノ版)S.656(1877)
   (2)交響詩「前奏曲」(2台ピアノ版)S.637(1856)
   (3)悲愴協奏曲(2台ピアノ版)S.258(1856)
   (4)詩的で宗教的な調べ(2台ピアノ版、ザウアー編)
ミシェル・ベロフ(Pf)
マリー=ジョセフ・ジュード(Pf)
 SACD5.1 チャンネル/SACD ステレオ/通常CD ステレオのハイブリッド

 ミシェル・ベロフが評価の高いフランスの女流マリー=ジョセフ・ジュードと組んでリストの2台のピアノのための作品集を録音しました。いずれもピアノ独奏版やオーケストラ版で知られた作品ばかりを集めたユニークなアルバムです。
 よく知られた「ドン・ジョヴァンニの回想」や「前奏曲」はリスト本人による2台ピアノ・ヴァージョンへの編曲で「詩的で宗教的な調べ」はリストの弟子でピアニストとしても知られるエミール・フォン・ザウアーによるものです。




旧譜
マリー=ジョセフ・ジュードのベートーヴェンとショパン!

LYR 2273
(SACD HYBRID)
\2500→\2290
ベートーヴェン:
 ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調 Op.13「悲愴」
 ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 Op.57「熱情」
 ピアノ・ソナタ第26番 変ホ長調 Op.81a「告別」
マリー=ジョセフ・ジュード(ピアノ)
ジュードのベートーヴェン「悲愴」「熱情」「告別」

録音:2010年7月1-3日、マルセイユ,DSD、59m

 LYRINXへの録音がいずれも高い評価を得ているマリー=ジョセフ・ジュード。LYRINXレーベルへはブラームス、メンデルスゾーン、クララ・シューマンなどのドイツものの他、ジョリヴェ:ピアノ作品集やフォーレの歌曲の伴奏と、幅広く録音してきましたが、新譜はベートーヴェンの名曲ソナタ集です。ジュードは1968年生まれ。父はフランス人と、母は中国系ベトナム人。2012年1月からリヨン国立高等音楽舞踊学院の教授に就任している。卓越した指捌きと知性溢れる演奏が素晴らしい。

LYR 2284
(2SACD HYBRID)
\5000→\4590
「ショパン:夜想曲全集(全21曲)」
 CD1/第1番〜第10番
 CD2/第11番〜第21番
マリー=ジョセフ・ジュード(ピアノ)
 マリー=ジョセフ・ジュードのショパン:夜想曲全集ライヴ録音!

 録音:2012 年11 月19 日国立マルセイユ劇場ラ・クリエ(ライヴ)

 1968 年生まれ、フランス人の父と中華系ヴェトナム人を母にもつフランス出身の美しきピアニスト、マリー=ジョセフ・ジュード。13 歳でパリ国立高等音楽院に入学し、ピアノをアルド・チッコリーニ、その後パリ・エコール・ノルマルでジャン=クロード・ペヌティエにも師事しました。2012 年1 月からリヨン国立高等音楽舞踊学院の教授に就任。
 これまでLYRINX レーベルへの録音はブラームスのシリーズなど独墺ものが中心でしたが、満を持してのショパン:夜想曲全集です。さらに、このアルバムはライヴ録音で一晩で一気に演奏さらたもの。静かな詩情に溢れたショパンの「夜想曲」をクリアなタッチで、優しく心地良く歌っています。程良くジュードの情感が込められ、ショパンの独特の陰鬱な雰囲気も包み込むように美しい。SACD Hybrid。





MERIDIAN


CDE 84626
\2100
ランクル、シュプロングル&ヒンデミット:コントラバス作品集
 ノルベルト・シュプロングル(1892-83):
  コントラバス・ソナタ第2番Op.132
 カール・ランクル(1898-68):ソナタ・コンチェルタンテ
 パウル・ヒンデミット(1895-1963):コントラバス・ソナタ
 ノルベルト・シュプロングル:コントラバス・ソナタOp.74
レオン・ボッシュ(Cb)
サン=ソク・カン(Pf)
 ヒンデミットと知られざる作曲家のコントラバス・ソナタ集

 [64’04]

 南アフリカ育ち、イギリスのコントラバス奏者レオン・ボッシュ。MERIDIAN レーベルから既にソロ・アルバムを8 枚リリース。他レーベルでも室内楽の録音などに多数参加している実力派です。
 最新作となる今作は、20 世紀初頭から活躍していた3 人の作曲家のコントラバス・ソナタを収録。オーストリア出身でシェーンベルクやウェーベルンに師事、イギリスの指揮者として活躍したランクルの作品や、オーストリア出身でヨーゼフ・マルクスに師事した作曲家シュプロングル。知られざる作曲家の知られざるコントラバス作品に注目。


<映像>

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C MAJOR(映像)



73 3204
(Blu-ray)
\5800→\5390
ティーレマン&ドレスデン国立歌劇場《魔弾の射手》
 ウェーバー:歌劇《魔弾の射手》
ドレスデン国立歌劇場管弦楽団・同合唱団
クリスティアン・ティーレマン(指揮)
イェルン・ヒンネルク・アンドレセン(合唱指揮)
アドリアン・エレート(オットカール)
アルベルト・ドーメン(クーノー)
サラ・ヤクビアク(アガーテ)
クリスティーナ・ランツハマー(エンヒェン)
ゲオルク・ツェッペンフェルト(カスパール)
ミヒャエル・ケーニッヒ(マックス)
アンドレアス・バウアー(隠者)
KKC 9147
(Blu-ray)
\6018+税
〔国内仕様盤〕


73 3108
(2DVD)
\5600→\5190
KKC 9148
(2DVD)
\5556+税
〔国内仕様盤〕
 ティーレマン&ドレスデンによる《魔弾の射手》

 イェルン・ヒンネルク・アンドレセン(合唱指揮)/演出:アクセル・ケーラー/舞台:アルネ・ワルター/
 衣装:カタリナ・ヴァイセンボルン/照明:ファビオ・アントーチ/ビデオ・デザイン:アルネ・ワルター、クヌト・ゲング/
 ドラマティック・アドヴァイサー:ヴルナー・ヒンツェ/振付:カトリン・ヴォルフラム/殺陣:クラウス・フィゲ/
 収録:2015 年4 月29-5 月3 日、ドレスデン、ゼンパーオーパー、ライヴ/映像監督:ティツィアーノ・マンチーニ
 73 3204(Blu-ray):画面:Full HD 16:9、音声:DTS-HD MA5.0、PCM ステレオ、字幕:英仏西中韓日、言語:独、149分
 KKC 9147(Blu-ray)/KKC 9148(2DVD):輸入盤・日本語帯・解説付
 73 3108(2DVD):画面:NTSC 16:9、音声:DTS5.0、PCM ステレオ、字幕:英仏西中韓日、言語:独、149分

 ティーレマン&シュターツカペレ・ドレスデンによるウェーバーの《魔弾の射手》。ティーレマンは2012 年のシュターツカペレ・ドレスデン首席指揮者就任以降、同楽団と良好な関係を築き、2013 年からはザルツブルク復活祭音楽祭の芸術監督に就任し、オケとともに同音楽祭に出演するなど、ドレスデンの新時代を作り上げています。
 この映像は、2015 年4 月29 日から5 月3 日に本拠地ゼンパーオーパーで行われたもの。ウェーバーは、ここドレスデンの宮廷楽長を務めていたこともあり縁がある作曲家で、《魔弾の射手》はドレスデン国立歌劇場の十八番演目。同楽団とカルロス・クライバーの同演目のディスクも名盤として聴き継がれていますが、ティーレマンによる本上演も伝説の名演に勝るとも劣らない熱演を聴かせてくれています。
 序曲から、圧倒的なダイナミズムと溢れる躍動感、目の覚めるような鮮やかな演奏を披露しています。
 さらに歌手陣も充実しており、なかでも悪役カスパールを演じたゲオルク・ツェッペンフェルトは抜群の歌唱と演技で、カスパールの闇を見事に表現しています。

















12/17(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



AUDITE


AU 97721
\2600
レーガー、ブッシュ、ヴァインライヒによる無伴奏ヴィオラのための組曲集
 (1)レーガー:無伴奏ヴィオラ組曲Op.131d(全曲)
  【第1番 ト短調(11’37”)/第2番 ニ長調(9’25”)/
   第3番 ホ短調(8’58”)】
 (2)ブッシュ(1891-1952):組曲 イ短調Op.16a(10’25”)
 (3)ユストゥス・ヴァインライヒ(1858-1927):
  無伴奏ヴィオラのための3つの組曲
  【第1番 変ホ長調(11’52”)/第2番 ホ長調(15’21”)/
   第3番ト長調(12’24”)】【世界初録音】
ローラント・グラッスル(ヴィオラ)
 20世紀初頭に活躍したレーガー、ブッシュ、ヴァインライヒによる無伴奏ヴィオラのための組曲集、名手グラッスルによる硬派な演奏!

 セッション録音:2015 年7 月20-22 日/ミュンヘン/ディジパック仕様、80’ 08

 マンデルリング四重奏団のヴィオラ奏者として、また近年ソロとしても活動しているローラント・グラッスルが、20 世紀初頭に活躍したレーガー、ブッシュ、ヴァインライヒが作曲した無伴奏ヴィオラのための組曲を収録しました。
 グラッスルは権威あるライオネル・ターティス国際ヴィオラ・コンクールの優勝をはじめ、数々の国際コンクールの受賞歴を誇る逸材。グラッスルが奏でる音色の美しさには定評があります。今回挑んだ無伴奏組曲はグラッスルが最も大切にしてきたレーガーを中心に満を持しての録音となりました。
 最晩年の1915 年に書かれたレーガーの無伴奏ヴィオラ組曲 Op. 131d は、レーガーの作風であるJ.S. バッハの様式を模した擬古典的作品といえ、同年に作曲された無伴奏チェロ組曲 Op.131c と同様にレーガー晩年の傑作です。
 アドルフ・ブッシュは、ブッシュ四重奏団のヴァイオリン奏者として活躍。1907 年よりレーガーと親交を結び、レーガーの室内楽曲を数多く演奏してきました。1908 年よりボンでフーゴ・グリュータースに作曲を学び、管弦楽曲、合唱曲、協奏曲、歌曲、そして多数の室内楽曲を作曲してきました。
 作風としてはレーガーの影響が見られ、ここに収録された組曲でも弦楽器奏者であるブッシュらしい効果的な重音を取り入れながらレーガーを思わせる擬古典的作風を呈します。
 ヴィオラ奏者の新たなレパートリーになること間違いなしといえるのが、ユストゥス・ヴァインライヒによる3 つの組曲です。レーガー、ブッシュの作風とは異なり、ブラームス、メンデルスゾーンを思わせるロマン的で豊かな旋律が魅力的な作品です。随所に散りばめられた技巧的なパッセージとヴィオラの音域を生かした深みのある旋律は非常に心地よく、ヴィオラ・ファンならずとも必聴の作品と言えましょう。




BIS



BIS SA 1848
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
スドビンのピアニズム光るメトネルとラフマニノフ
 メトネル:
  (1)情景画Op.1 〜プロローグ
  (2)おとぎ話Op.51の3 / Op.20の1 / Op.26の1
  (3)回想ソナタOp.38の1
  (4)朝の歌Op.39の4
  (5)悲劇的ソナタOp.39の5
 (6)ラフマニノフ:6つの前奏曲
  (ニ長調Op.23の4/ト短調Op.23の5/ト長調Op.32の5/
   ヘ短調Op.32の6/嬰ト短調Op.32の12/変ニ長調Op.32の13)
エフゲニー・スドビン
 (ピアノ/Steinway D)
 セッション録音:2009年2、6月、2012年4月、2014年7、10、11月/ブリストル聖ジョージ(イングランド)/5.0 Surround sound、マルチチャンネル、60’ 00”

 SACD ハイブリッド盤。
 スドビンが得意とするメトネルとラフマニノフの独奏曲を集めたアルバム。いずれも技術的難度が高いものの、メトネルの作品中最も人気の高い「回想ソナタ」と「悲劇的ソナタ」、ラフマニノフの前奏曲ト短調が収録されている点が魅力です。
 スドビンはロシア人ながら、ロシアン・ピアニズムとは異質なふんわりと軽いタッチが魅力で、音色の多彩な変化を楽しめます。
 ことにメトネルの「回想ソナタ」のデリケートな曲作りと内省的な解釈は絶品。また「おとぎ話Op.51 の3」は、ホロヴィッツの録音を聴いて腰を抜かしたスドビン少年が、いつの日か弾きたいと目標にしていた作品。これも説得力満点です。
 


BIS SA 2227
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
ショスタコーヴィチ+
 (1)ショスタコーヴィチ(バルシャイ編):室内交響曲Op.73a
 (2)伝承曲(ネデア編):トルコ舞曲とゴイチャ舞曲
 (3)伝承曲(ネデア編):ルーマニア旋律組曲
 (4)ショスタコーヴィチ(バルシャイ編):室内交響曲Op.83a
 (5)伝承曲(ネデア編):ロシアのクレズマー舞曲
ロベルト・ベルトラン=ザヴァラ(指揮)
RE 管弦楽団
 オランダの若い団体が熱演。ショスタコーヴィチ+

 セッション録音:2014年8月/オランダ放送、スタジオMCO5/5.0 Surround sound、マルチチャンネル、72’ 32”

 SACD ハイブリッド盤。
 2009 年創設のRE 管弦楽団 (the re:orchestra) は、ロッテルダム・フィル、オランダ放送フィル、フランス国立放送フィルのメンバーを含むオランダの団体。
 ヴィデオ・アーチストやダンサー、役者とのコラボで若者に人気があります。ここで取り上げているのはバルシャイ編曲によるショスタコーヴィチの室内交響曲2篇と、ルーマニアのツィンバロンの名手ヴァシレ・ネデアが編曲したエキゾチックな作品集。ルーマニアのロマ舞曲と、ロシアのユダヤ人の舞曲が狂乱の盛り上がりを見せますが、知らないで聴くとショスタコーヴィチの作品に思えます。
 オランダで活躍するメキシコ人指揮者ロベルト・ベルトラン=ザヴァラが熱血系指揮を繰り広げています。
 

BIS SA 2122
(SACD HYBRID)
\2700
スペインの民族色を反映した情緒的で美しいグラナドスのピアノ作品集
 グラナドス(1867-1916):
  (1)ゴイェスカス〜恋をするマホたち(50’ 37”)
  (2)詩的な情景 第1集、第2集(17’ 10”)
  (3)「間奏曲」〜オペラ「ゴイェスカス」より(3’ 53”)
  (4)「わら人形−ゴヤ風な情景」〜「ゴイェスカス」への追加作品
   (4’ 18”)
ヨープ・セリス
 (ピアノ/Steinway D274)
 セッション録音:2014年7月/マーストリヒト音楽院(オランダ)/5.0 Surround sound、マルチチャンネル、77’09

 SACD ハイブリッド盤。
 スペインを代表する作曲家グラナドスによるゴイェスカスを含むピアノ曲集。グラナドスはマドリード音楽院でスペイン民俗音楽の先駆者ペドレルに師事し、その後ピアニストとして活躍。ピアノ曲、歌劇、歌曲にスペインの民族色の濃い作品を残しました。ゴイェスカス—恋をするマホたちは2 部構成50 分ほどの大曲。画家ゴヤを題材にしたこの組曲は1911 年に発表され、1914 年にパリで大成功を収めるとオペラ座よりゴイェスカスのオペラ化を依頼されるほど評判となりました。スペイン民族主義とロマン主義を結合したグラナドスの傑作です。
 演奏のヨープ・セリスは、1958 年生まれのオランダ生まれ。10 代で国内コンクールにて優勝。その後、ブゾーニ国際コンクールで3 位を受賞するなど輝かしい経歴の持ち主です。
 パウル・バドゥラ= スコダに師事した後にマーストリヒト音楽院、レメンス音楽院にて後進の育成に励み、現在ヨーロッパを中心に演奏活動を続けております。
 


BIS SA 2035
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
鬼才ダン・ラウリンによる爽快ヴィヴァルディ!
 ヴィヴァルディ:
  (1)ピッコロ協奏曲 ト長調RV.443(原曲;ハ長調)
  (2)リコーダー、2つのヴァイオリンと通奏低音の協奏曲 イ短調RV.108
  (3)リコーダー協奏曲 ヘ長調RV.442
  (4)ピッコロ協奏曲 ハ長調RV.444
  (5)ピッコロ協奏曲 ホ短調RV.445(原曲;イ短調)
  (6)フルート、ヴァイオリン、ファゴット、
   チェロと通奏低音の協奏曲 ニ長調RV.92
  (7)リコーダー協奏曲 ハ短調RV.441(ダン・ラウリン編曲)
ダン・ラウリン(リコーダー、指揮)
1B1室内管弦楽団
ヤン・ビョーランゲル(リーダー)
アンナ・パラディソ(チェンバロ)
 セッション録音:2014年6&7月/スタヴァンゲルコンサートホール(ノルウェー)/5.0 Surround sound、マルチチャンネル、70’03

 SACD ハイブリッド盤。
 BIS レーベルより積極的なリリースを続けるリコーダー界の鬼才ダン・ラウリンがヴィヴァルディの作品を収録しました。
 神業とも言える超絶技巧を交え、ラウリンしか表現できない快活かつ爽快なヴィヴァルディの心地よさは一聴の価値があります。目(耳)にもとまらぬ変幻自在なテンポと表情豊かな装飾音はヴィヴァルディの新たな魅力を発見できるでしょう!
 ヤン・ビョーランゲル率いる1B1 室内管弦楽団の好演も光ります。当団はビェルグステ1 番地を本拠とするモダン楽器アンサンブルで、スタヴァンゲルが2008 年の「ヨーロッパ文化の首都」に選ばれた際にスタヴァンゲル大学で教える音楽家とスタンヴァンゲル交響楽団のメンバーを加え創設された注目のアンサンブルです。
 


BIS 2169
\2600→\2390
簡素で明快、民謡の要素も交えた作風。
 世界初録音の交響曲を含むフォン・コックの作品集

  エルランド・フォン・コック(1910-2009):
   (1)交響曲第3番 Op.38(1948)(23’28”)*
   (2)交響曲第4番《シンフォニア・セリア(厳粛な交響曲)》Op.51
    (1962)(20’23”)*
   (3)衝撃(1964)(11’17”)
   (4)北欧カプリッチョOp.26(1943)(6’21”)
    * =世界初録音
ペール・ハンマシュトレム(指揮)
スウェーデン放送交響楽団
 セッション録音:(1)2011年5月、(2)(3)2013年6月、(4)2010年5月/ベルヴァルド・ホール(ストックホルム)/62’48”

 ラーションやヴィレーンと同じ1930 年代にデビューしたスウェーデンの作曲家エルランド・フォン・コック。
 メロディを重視し、簡素で明快、民謡の要素も交えた作風による作品を、交響曲、管弦楽曲、協奏曲、イングマル・ベルイマン作品をはじめとする映画の音楽、器楽曲など、幅広いジャンルに渡って作曲しました。
 彼の作風がもっともはっきりと見られる作品のひとつ、《北欧カプリッチョ》は、ダーラナ地方の民謡からインスピレーションを得て書かれ、「トロルの太鼓」を想わせるティンパニ、リングダンスのリズム、おおらかに歌う弦楽のメロディで、広く親しまれています。《衝撃》は、「善と悪」の主権をめぐる決着のつかない争いを明らかなメロディとリズムとともに描く音楽。管弦楽のための三部作の最初の作品です。1948 年の交響曲第3 番は、バルトークとヒンデミットの影が感じられ、反抗する態度、抒情、解放感といった主題のコントラストが特徴的です。
 「厳粛な」第4 番は、交響曲を書くという「感謝されることのない仕事」に取り組む作曲者のほろ苦い気分が反映しています。いずれも初録音の作品です。指揮者のペール・ハンマシュトレムは、ヴァイオリニストからキャリアを始め、ストックホルムの王立音楽アカデミーでヨルマ・パヌラに学んだ後、2007 年に指揮者としてデビューしました。スウェーデン放送交響楽団で第1 ヴァイオリンを担当、アシスタント・コンダクターに任命されました。




PENTATONE


PTC 5186546
(2SACD HYBRID)
\4200→\3790
鬼才マット・ハイモヴィッツがおくるチェロの新世界
 “SHUFFLE.Play.Listen”

 Disc 1
  (1)バーナード・ハーマン:映画「めまい」による組曲
  (2)ヤナーチェク:おとぎ話
  (3)マルチヌー:スロヴァキアのテーマによる6つの変奏曲
  (4)ストラヴィンスキー:イタリア組曲
  (5)ピアソラ:ル・グラン・タンゴ
 Disc 2
  (6)アーケイド・ファイア:「Empty Room」「In the Backseat」
  (7)レディオヘッド:「Ryramid Song」「Weird Fishes/Arpeggi」
  (8)コクトー・ツインズ:
   「Athol Brose」「Fotzepolitic」「Heaven or LasVegas」
  (9)ジョン・マクラフリン:
   「TheDance of Maya」「A Lotus on Irish Streams」
  (10)ブロンド・レッドヘッド:「Misery is a Butterfly」「Melody」
  (11)ア・パーフェクト・サークル:「3 Libras」
(1)(6)-(11)
 クリストファー・オライリーによる編曲
マット・ハイモヴィッツ
 (チェロ;ゴフリラー 1710年製)
クリストファー・オライリー(ピアノ)
 2015 年最新リマスタリングクラシックとロックの融合。ストラヴィンスキーからレディオヘッドまで、鬼才マット・ハイモヴィッツがおくるチェロの新世界!!

 セッション録音:2011年6月/マギル大学、マルチ・メディア・ルーム(ケベック)/リマスタリング:2015年11月/ポリヒムニア・インターナショナル(バールン)/マルチチャンネル、Disc 1:71’56”、Disc 2:60’48”

 SACD ハイブリッド盤。
 Pentatone レーベルとカナダのOxingale Records レーベルとの共同企画"PENTATONE OXINGALE Series"。期待の第4 弾は2011 年6 月に収録した音源からポリヒムニア・インターナショナルによる最新リマスタリングを施しSACD ハイブリッド化でリリースされます。
 当シリーズよりリリースされている「軌道」〜現代チェロ独奏作品集(PTC 5186542)と同様に今回もクラシックからロックまで実に多彩で刺激的な選曲となっており、ヤナーチェク、マルチヌー、ストラヴィンスキーからレディオヘッド、コクトー・ツインズ、ブロンド・レッドヘッドまでハイモヴィッツでしか表現することのできない異次元の演奏を味わえます。鬼才マット・ハイモヴィッツとクリストファー・オライリーがおくるチェロの新世界をご堪能ください。
 1970 年イスラエル生まれのチェリスト、マット・ハイモヴィッツは、1988 年にレヴァイン指揮、シカゴ交響楽団をバックにドイツ・グラモフォンに録音し、センセーショナルなレコーディング・デビューを果たしました。その後、1999 年に自身のレーベルOxingale Records よりバロックから現代まで、さらにジャンルの壁を超えジャズ、ロックと実に多彩なプログラムに挑戦してきました。"PENTATONE OXINGALE Series" では、ベートーヴェンのチェロとピアノのための作品全集(PTC 5186475 / KKC 5442)、J.S. バッハの無伴奏チェロ組曲全集(PTC 5186555)、現代チェロ独奏作品集(PTC5186542)が発売されており、今後も続々とリリースしていく予定です。






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CHANDOS



CHAN 10888
(3CD/特別価格)
\4800→\4390
タスミン・リトル/ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集が登場!
 ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集

 ヴァイオリン・ソナタ
  第1番ニ長調 Op.12-1/第7番ハ短調 Op.30-2/
  第10番ト長調 Op.96/第2番イ長調 Op.12-2/
  第4番イ短調 Op.23/第5番ヘ長調 Op.24 《春》/
  第8番ト長調 Op.30-3/第6番イ長調 Op.30-1/
  第3番変ホ長調 Op.12-3/第9番イ長調 Op.47《クロイツェル・ソナタ》
タスミン・リトル(ヴァイオリン)
マーティン・ロスコー(ピアノ)
 タスミン・リトルのベートーヴェン、ヴァイオリン・ソナタ全集登場!

 Chandos主力の専属アーティストの一人、イギリスが誇る女流ヴァイオリニスト、タスミン・リトル。長年パートナーシップを結ぶ名手マーティン・ロスコーの伴奏で贈る、楽聖ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集が登場!
 ベートーヴェンのソナタ集はリトルとロスコーの2016年UKツアー・プログラムの1つとなっており、2016年2月のウィグモア・ホール・コンサートは既に完売間近の盛況。
 タスミン・リトルがグァダニーニ1757で弾くベートーヴェンの嬉しい全集セットにご期待下さい!

 ※録音:2014年12月9日−11日&2015年7月1日−3日、ポットン・ホール(サフォーク)


 


CHAN 10885
\2400→\2190
ネーメ・ヤルヴィのマルティヌー!
 マルティヌー:
  バレエ音楽《シュパリチェク》より
   組曲第1番 H.214A、組曲第2番 H.214B
  ヴィオラと管弦楽のための《ラプソディ・コンチェルト》H.337*
ミハイル・ゼムツォフ(ヴィオラ)*
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)
エストニア国立交響楽団
 「シャルヴェンカ(CHAN 10814)」や「スホニュ(CHAN 10849)」など、知られざるレパートリーの大ヒット・アルバムを生み出してきたエストニア国立交響楽団と音楽監督兼首席指揮者ネーメ・ヤルヴィのコンビによる新録音は、チェコの大作曲家、ボフスラフ・マルティヌー。「シュパリチェク」からの組曲と、「ラプソディ・コンチェルト」を収録。
 ヴィオラ協奏曲の重要レパートリーの1つ、「ラプソディ・コンチェルト」でソロを務めるミハイル・ゼムツォフは、第1回ウィーン国際ヴィオラ・コンクールで優勝、ハーグ・レジデンティ管弦楽団の首席ヴィオラ奏者を務め、ハーグ王立音楽院やユトレヒト音楽院で教鞭を執るヴィオリスト。
 大ヤルヴィとエストニア国立響が描く、極彩色でロマンティックなマルティヌーの世界をお楽しみください。

 ※録音:2014年9月30日−10月3日&2015年7月2日−3日、エストニア・コンサート・ホール(タリン)



 

CHAN 10886
(2CD/特別価格)
\2400
ハイドン:弦楽四重奏曲集 Vol.2〜エルデーディ四重奏曲集 Op.76
 弦楽四重奏曲第75番ト長調 Op.76-1,Hob.III-75
 弦楽四重奏曲第76番ニ短調 《五度》 Op.76-2,Hob.III-76
 弦楽四重奏曲第77番ハ長調 《皇帝》 Op.76-3,Hob.III-77
 弦楽四重奏曲第78番変ロ長調 《日の出》 Op.76-4,Hob.III-78
 弦楽四重奏曲第79番ニ長調 《ラルゴ》 Op.76-5,Hob.III-79
 弦楽四重奏曲第80番変ホ長調 Op.76-6,Hob.III-80

ドーリック弦楽四重奏団
 〔アレックス・レディントン(第1ヴァイオリン)、
  ジョナサン・ストーン(第2ヴァイオリン)、
  エレヌ・クレモン(ヴィオラ)、
  ジョン・マイヤーズコフ(チェロ)〕

 世界最高の若手アンサンブル、ドーリック弦楽四重奏団のハイドン第2弾!

 第6回大阪国際室内楽コンクール第1部門を制覇し、英グラモフォン誌では『最も優れた若手弦楽四重奏団の1つ』と絶賛され、シャンドスが次世代のメイン・アーティストとして期待を寄せるイギリスのアンサンブル、ドーリック弦楽四重奏団。
 「太陽四重奏曲集(CHAN 10831)に続くハイドン第2弾では、エルデーディ伯爵へ捧げられた弦楽四重奏曲集 Op.76 「エルデーディ四重奏曲集」全曲を収録。世界最高の若手アンサンブルのひとつ、ドーリック弦楽四重奏団が精妙に描き出す、ハイドンの傑作四重奏曲集です。

 ※録音:2015年6月12日−13日&7月26日−28日、ポットン・ホール(サフォーク)
 


CHSA 5164
(SACD HYBRID)
\2800→\2590
ジョン・ウィルソンがChandosに初登場!
 コープランド:管弦楽作品集Vol.1 〜 バレエ音楽集

 市民のためのファンファーレ
 エル・サロン・メヒコ
 バレエ音楽 《ビリー・ザ・キッド》 からの組曲
 バレエ音楽 《アパラチアの春》 からの組曲
 《ロデオ》 からの4つのダンス・エピソード
ジョン・ウィルソン(指揮)
BBCフィルハーモニック
 指揮者、編曲家、そしてライト・ミュージックのスペシャリストとして大活躍中のジョン・ウィルソンがChandosに初登場!
 ジョン・ウィルソンとBBCフィルハーモニックとの共演でスタートしたアーロン・コープランドの管弦楽作品集。第1弾は「アパラチアの春」組曲や「ビリー・ザ・キッド」組曲を含む、バレエ音楽集!
 ビッグバンド・ジャズや映画音楽、ライト・ミュージックなどのオーケストラ演奏で大きな人気を博し、2009年以降は毎年出演しているBBCプロムスでも人気プロムの1つとなっているジョン・ウィルソンのパフォーマンスで、極上のコープランドが生み出されることでしょう。

 ※録音:2015年6月30日−7月1日、メディア・シティUK(サルフォード)







NIFC



NIFCCD 102
\2500→\2290
エヴァ・ポブウォツカ
ショパンの時代の音楽 〜
 ジョン・フールド:20の夜想曲(ピリオド・ピアノによる世界初録音)

  夜想曲第1番変ホ長調/夜想曲第2番ハ短調/夜想曲第3番変イ長調/
  夜想曲第4番イ長調/夜想曲第5番変ロ長調/夜想曲第6番ヘ長調/
  夜想曲第7番ハ長調/夜想曲第8番イ長調/夜想曲第9番変ホ長調/
  夜想曲第10番ホ短調/夜想曲第11番変ホ長調/
  夜想曲第12番ト長調/夜想曲第13番ニ短調/夜想曲第14番ハ長調/
  夜想曲第15番ハ長調/夜想曲第16番ヘ長調/夜想曲第17番ホ長調/
  夜想曲第18番ホ長調/夜想曲変ロ長調(c.1816-1821)/
  夜想曲ハ長調 《トルバドゥール》(1832)
エヴァ・ポブウォツカ
 (ピアノ/エラール1838)
 ピリオド・ピアノによる世界初録音!ジョン・フィールドの夜想曲全集!

 ショパンが生きた時代の音楽を、作曲当時の楽器で演奏する『ショパンの時代の音楽』シリーズ。「夜想曲(ノクターン)」の創始者であり、ショパンを始めロマン派の多くの作品に影響を与えたとされるアイルランドの作曲家、ピアニスト、ジョン・フィールド(1782−1837)の代名詞となる「夜想曲集」が登場。
 演奏は、1980年の第10回ショパン国際ピアノ・コンクールで入賞&マズルカ賞受賞を果たし、現在は母国ポーランドを代表する女流ピアニストの1人として高い名声を誇るエヴァ・ポブウォツカ。ポブウォツカは1990年代に発売したジョン・フィールドの「夜想曲全集」(当時世界初録音)で「ジョン・フィールド・メダル」を受賞しており、改めて1838年製エラールのピリオド・ピアノを使用して録音されたこの夜想曲集(全20曲)も、新たな名盤となるに違いない。

 ※録音:2011年8月8日、2012年5月22日&6月28日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)







SIGNUM



SIGCD 439
\2400→\2190
アレッシオ・バックス(ピアノ)
ミラのための子守歌 〜 ピアノのための小品集

 グリーグ:抒情組曲 Op.54より 夜想曲
 ラフマニノフ:前奏曲第4番ニ長調 Op.23
 J.S.バッハ(ジロティ編):管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV.1068より アリア
 J.S.バッハ(ジロティ編):フルート・ソナタ変ホ長調 BWV.1031より シチリアーノ
 J.S.バッハ(ペトリ編):楽しき狩こそわが悦び BWV.208
 ブラームス:間奏曲イ長調 Op.76-6
 ブラームス:ワルツ第15番イ長調 Op.39*
 ブラームス:ワルツ第2番ホ長調 Op.39*
 ラフマニノフ(バックス編):ヴォカリーズ Op.34-14
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 Op.27《月光》より アレグレット
 J.S.バッハ(バックス編):鍵盤楽器のための協奏曲ヘ短調 BWV.1056より ラルゴ
 ブラームス:間奏曲変イ長調 Op.76-3
 J.S.バッハ(ゴドフスキー編):ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調 BWV.1001より シチリアーノ
 J.S.バッハ(ジロティ編):ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調 BWV.1003より アンダンテ
 スクリャービン:左手のための前奏曲 Op.9-1
 ラフマニノフ:前奏曲変ト長調 Op.23-10より ラルゴ
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番変ロ長調 K.595より ラルゲット+
アレッシオ・バックス(ピアノ)
ルシル・チョン(ピアノ)*
サイモン・オーヴァー(指揮)+
サウスバンク・シンフォニア+
 愛娘に贈るアレッシオ・バックスのベスト・アルバム!

 イタリアが世界に誇るピアノの貴公子アレッシオ・バックス。この「ミラのための子守歌」は、2014年5月に誕生した愛娘ミラに贈る珠玉のピアノ小品集。
 2015年1月に新たに録音されたグリーグの夜想曲を含む、アレッシオ・バックスの愛情にあふれたベスト・アルバムの登場です。
 

SIGCD 440
\2400
一羽の歌う鳥
 ヘッド:雪の鳥
 カーペンター:愛の食べ物
 ヘッド:
  ファニー・フェロー、アルカディアの船、ベツレヘムへの小さな道、
  ロビンのキャロル、星のキャンドル、アヴェ・マリア
 ジョンストン:ボニー・ウィー・シング、麦の穂をゆらす風
 ディーズリー:サーカス
カレン・カーギル(メゾ・ソプラノ)
フィリップ・ムーア(ピアノ)
クリストファー・ベル(指揮)
NYCoSナショナル女声合唱団
 近現代イギリスの作曲家たち、マイケル・ヘッド(1900−1976)、ゲーリー・カーペンター(1951−)、ケン・ジョンストン(1962−)、スティーヴン・ディーズリー(1969−)の歌曲集。
 マーラー夫妻の歌曲集(CKD 453)やティチアーティとの共演でのベルリオーズ(CKD 421)での名唱が記憶に新しいスコットランドのメゾ、カレン・カーギルの参加も大きな魅力。

 2015年5月10日−8日の録音。




OEHMS



OC451
(2CD)
\3100→\2790
アナトール・ウゴルスキも登場
 ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲集&ピアノ五重奏曲、映画音楽集

<CD1>
 1-4.弦楽四重奏曲 第4番 ニ長調 Op.83/
 5-8.弦楽四重奏曲 第6番 ト長調 Op.101/
<CD2 映画音楽集>
 1.ハムレット Op.32から「食卓の音楽」/
 2.ハムレット Op.32から「子守歌」/
 3.人間喜劇 Op.37から「ガヴォット」/
 4.人間喜劇 Op.37から「サラバンド」/
 5.ハムレット Op.32から「ローゼンクランツとギルデンスターンの対話」/
 6.ハムレット Op.32から「パントマイム」/
 7.人間喜劇 Op.37から「パリのパノラマ」/
 8.コルジンキナの冒険 Op.59から「カーチェイス」/
 9-13.ピアノ五重奏曲 ト短調 Op.57
デリアン四重奏団/
アナトール・ウゴルスキ(ピアノ)…CD2:9-13
録音 2011年10月20-25日…CD1:1-8,CD2:9-13, 2014年1月20-21日…CD2:1-8 ケルン,ドイツ放送 室内楽ホール
 ショスタコーヴィチ(1906-1975)の弦楽四重奏曲は、「欺瞞に満ちた交響曲に比べると、比較的彼の素直な心情が素直に吐露されている」とされています。
 しかしこれは、ショスタコーヴィチの音楽を体制的なものと結びつけていた頃の名残であり、同時代の他の作曲家たちの作品も聴ける機会が増えてきている今となっては、この見解も少し変化しているのではないでしょうか。
 彼の一連の弦楽四重奏曲を聞く際も、何も構えずに耳を傾けてみればよいのかもしれません。そんな思いを強くするのがこの2枚組です。1枚目は2曲の弦楽四重奏曲、そして2枚目には彼の映画音楽が収録されています。
 そして最後を飾るのがピアノ五重奏曲(名手ウゴルスキがピアノを担当)。不思議な取り合わせですが、ショスタコーヴィチの音楽を知るには格好のアルバムです。
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OC453
\2100→\1890
マルグリス&アルゲリッチ:「禿山の一夜」も収録!
ユラ・マルグリス:Arrangements & Adaptations
 1.J.S.バッハ(1685-1750):マタイ受難曲 BWV244-われらは涙ながらここにひざまずき/
 2.モーツァルト(1756-1791):レクイエム ニ短調 K626-呪われたもの/
 3.モーツァルト:レクイエム ニ短調 K626-涙の日/
 4.プッチーニ(1858-1924):弦楽四重奏曲「菊」/
 5.リスト(1811-1886):メフィスト・ワルツ/
 6.シューマン(1810-1856):詩人の恋 Op.48-ぼくが君の瞳に見入るときには/
 7-8.ショスタコーヴィチ(1906-1975):
  交響曲 第8番 ハ短調 Op.65-トッカータとパッサカリア/
 9.サヤト・ノーヴァ(1712-1795):メロディ-エレジー/
 10.ムソルグスキー(1839-1881):禿山の一夜(2台ピアノ版)
   ※ユラ・マルグリスによるピアノ編曲…1-8,
     アルノ・ババジャニアンによるピアノ編曲…9,
     ユラ・マルグリスによる2台ピアノ編曲…10
ユラ・マルグリス(ピアノ)/
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ…10)
録音 2014年7月1.2日…1-9, 2014年6月24日…10 ルガーノ音楽祭
 楽器への強いこだわり、そして作品への強い思い入れ。この2つで知られるドイツのピアニスト、ユラ・マルグリス。これまでにもリストやシューベルトの作品で主張の強い演奏を披露し、多くのファン(楽器マニアも含め)を獲得しています。
 今回は作品への思い入れが強く表明されたアルバムをリリース。声楽のための作品や、弦楽四重奏曲などを自由自在にピアノ独奏曲へと変貌させています。
 そして彼が2台ピアノのために編曲した「禿山の一夜」で共演しているのは、マルタ・アルゲリッチ。激しく、そして蠱惑的な世界が目の前に開けます。
 


OC1840
(2CD)
\3100→\2890
ジモーネ・ヤング&ハンブルク・フィル
 フランツ・シュミット:オラトリオ「7つの封印の書」

<CD1>1-6.プロローグ/7-15.第1部/
<CD2>1-10.第2部
クラウス・フローリアン・フォークト(テノール…ヨハネ)/
ゲオルク・ツェッペンフェルト(バス…主の声)/
インガ・カルナ(ソプラノ)/
ベッティーナ・ランシュ(メゾ・ソプラノ)/
ドヴレット・ヌルゲルディエフ(テノール)/
フォルカー・クラフト(オルガン)/
NDR合唱団/
ラトヴィア国立合唱団/
ハンブルク・フィルハーモニカー/
ジモーネ・ヤング(指揮)
2015年6月14.15日 ハンブルク ライスハレ ライヴ録音
 フランツ・シュミット(1874-1939)の大作オラトリオ「七つの封印の書」の登場です。
 1938年に完成されたこの作品は、第2次世界大戦が始まる前の不穏な空気を克明に映し取った問題作であり、またフランツ・シュミット自身の作品の集大成でもあるという壮大なものです。
 新約聖書の「ヨハネの黙示録」をテキストにしたこの音楽には明確なストーリーはありませんが、のどかな響きに満ちた冒頭の「天上のプロローグ」が終わり、封印が解かれていくたびに、絶望や悲しみが溢れ出してきます。この世界の悲痛な叫びを聴いているだけでも背中が総毛立つに違いありません。
 今回のシモーネ・ヤングの指揮によるこの演奏は、迫力はもちろんのこと、作品が内包する諸問題を突きつけてくるかのような迫真に満ちています。
 軽めの声質であるフローリアン・フォークトをヨハネに配しているところも注目です。
 

OC011
(4CD)
\3100
ヴェラール・バルナ=サバドゥス:OEHMS録音集
<CD1…リローデッド・ハッセ OC830>/
 ヨハン・アドルフ・ハッセ(1699-1783):/
  1-5.音楽劇「捨てられたディドーネ」(1742) /
  6-9.室内カンタータ「嫉妬」(1762)/
 10.ポルポラ(1686-1768):
  ハッセの歌劇「アルタセルセ」(1734)への追加アリア「今や嵐の雲が」/
<CD2…イギリス歌曲集 OC870>
 1.ヘンリー・パーセル(1659-1695):音楽が愛の糧であるならば Z. 379c/
 2.パーセル:彼女は恋し、愛をうちあける Z. 413/
 3.パーセル:歌劇「インドの女王」 Z. 630 - 第3幕 恋の病から逃れようとしても/
 4.パーセル:劇音楽「エディプス、テーベの王」 Z. 583 - つかの間の音楽/
 5.パーセル:新しいグラウンド ホ短調 Z. T682/
 6.パーセル:劇音楽「パウサニアス、または国を裏切った者」 Z. 585 - バラの花よりも甘く/
 7.パーセル:「おお孤独よ、我が甘き選択」 Z. 406/
 8.アンソニー・プール(?-1692):聖ジュスナティナス/
 9-14.ニコラ・マッティス:新しい歌のコレクション 第1巻(抜粋)/
 15.ジョン・ダウランド(1563-1626):「おお孤独よ、我が甘き選択」 Z. 406/
 16.ダウランド:もう一度帰っておいで、やさしい恋人よ/
 17.ダウランド:私は見た、あの人が泣いているのを/
 18.ダウランド:あふれよわが涙/
 19.ダウランド:愛の神よ、見つけたことがあれば話して/
<CD3…ペルゴレージ(1710-1736):スターバト・マーテル 他 OC831>
 1-12.スターバト・マーテル/
 13-19.ラウダーテ・プエリ・ドミヌム/
<CD4…モーツァルト(1756-1791):カストラートのためのアリア集 OC1814>/
 1.歌劇「偽の女庭師」 K196よりラミロのアリア「小鳥があるとき逃げ出したら」/
 2.歌劇「偽の女庭師」 K196よりラミロのアリア「ああ嬉しい希望、わが忠実な恋人」/
 3.歌劇「ルーチョ・シッラ」K135より 序曲/
 4.歌劇「ルーチョ・シッラ」K135より チェチ−リオのアリア「いとしい瞳よ」/
 5.歌劇「ルーチョ・シッラ」K135より チェチーリオのアリア「甘い喜びの一瞬を」/
 6.歌劇「皇帝ティートの慈悲」K621 セストのアリア「この今のときだけでも」/
 7.歌劇「クレタの王イドメネオ」K366 イダマンテのアリア「自分に罪はない」/
 8.歌劇「フィガロの結婚」K492 ケルビーノのアリア「恋とはどんなものかしら」
ヴェラール・バルナ=サバドゥス(カウンターテナー)/
<CD1>
ホーフカペレ・ミュンヘン/
ミヒャエル・ホフステッター(指揮)/
<CD2>
ヴェラール・バルナ=サバドゥス(カウンター・テナー)/
アクセル・ヴォルフ(リュート)/
オルガ・ワッツ(ハープシコード)/
<CD3>
テリー・ウェイ(カウンター・テナー)/
マインツ・ヴォーカル/
ノイマイヤー・コンソート/
ミハエル・ホフシュテッター(指揮)/
<CD4>
グラーツ大管弦楽団「レクリエーション」/
ミヒャエル・ホフステッター(指揮)
録音 <CD1>2011年6月 ミュンヘン 昇天教会/<CD2>2012年9月12日 ドイツ ミュンヘン/<CD3> 2011年3月 ドイツ マインツ/<CD4>2013年12月2-3日 オーストリア グラーツ,シュテファニーエンザール ライブ収録
 1986年ルーマニア生まれのカウンター・テナー、ヴェラール・バルナ=サバドゥス。彼がOEHMSレーベルへ録音した数々の名盤をまとめてBOXにしました。
 バロック期のアリアがいかに技巧的であったか、また輝かしいものであったかを認識させるにふさわしい究極の4枚組です。
  

OC850
(2CD)
\3100
ブリタニック・オルガン 第11集
 ヴェルテのイギリス人オルガニストとドイツ人オルガニスト-即興演奏集

<CD1…イギリス人オルガニスト>
 1.エドウィン・レメア(1865-1934):与えられた主題による即興演奏
  ヴェルテ・ロール1182(マスター)/
 2.レメア:K.ボッキッシュの「わが喜び」による即興演奏
   1913年2月4日 ヴェルテ・ロール1196(マスター)/
 3.レメア:即興演奏「ベルやハープ効果の紹介」
    ヴェルテ・ロール1195(マスター)/
 4.レメア:「スワニー川」の主題による即興演奏
    ヴェルテ・ロール1253(マスター)/
 5.レメア:メヌエットのフォームによる即興演奏
    ヴェルテ・ロール1243(マスター)/
 6.レメア:アルフレード・ホリンズの主題による即興演奏
    ヴェルテ・ロール1235(コピー)/
 7.アルフレード・ホリンズ(1865-1942):即興演奏
    ヴェルテ・ロール1441(マスター)/
 8.ウィリアム・ウルステンホルム(1865-1931):即興演奏
    ヴェルテ・ロール1583(マスター)/
 9.ウィリアム・ウルステンホルム(1865-1931):「私は仲間を待っていた」による即興演奏
    ヴェルテ・ロール1584(マスター)/
<CD2…ドイツ人オルガニスト>
 1.カール・ヘフナー(1864-1955):主題による幻想曲
    ヴェルテ・ロール722(マスター)/
 2.クルト・グロッセ(生没年不詳):即興演奏
    ヴェルテ・ロール1810(マスター)/
 3.グロッセ:即興演奏
    ヴェルテ・ロール1862(マスター)/
 4.グロッセ:即興演奏
    ヴェルテ・ロール1861(マスター)/
 5.パウル・マニア(1883-1945):ワーグナーの主題による幻想曲
    ヴェルテ・ロール1979(マスター)/
 6.マニア:古いスタイルのガヴォットによる自由な即興演奏
    ヴェルテ・ロール1970(マスター)/
 7.マニア:古いオランダの歌による幻想曲
    ヴェルテ・ロール1977(マスター)/
 8.オットー・ドゥンケルベルク(1900-1964):
  「たとえ全てが背くとも」による即興演奏
    ヴェルテ・ロール2251(マスター)/
 9.ヘンリー・ヴルカルト(シュヴァラ博士)(1881-?):
  サイレント映画「狩りに」のための即興
    ヴェルテ・ロール2196(マスター)
  (陽気で活気のある,幸せ,リズミカルな警告,狩猟,逃亡,カーレース)
 録音 2015年 スイス ゼーヴェン、自動演奏楽器博物館
 「ブリタニックのオルガン」第11集は、イギリスとドイツのオルガニストたちによる即興演奏を収録したものです。
 オルガンの即興演奏は、バッハ以前の時代から聴衆たちを魅了してきたもので、まさにオルガニストたちの腕のみせどころであり、技術と音楽性を問うものでした。
 しかし演奏家と作曲家が分業になり始めた20世紀頃になると、即興演奏の意義が少しずつ変化しているのかもしれません。
 この2枚組に収録されているオルガニストたちの妙技を聞いてみてください。一つの主題から数多くの楽想が溢れ出し、融け合い雄大な世界が創られていくのがわかるはずです。
 このヴェルテの自動オルガンのロールには、現在では名前すら残っていない作曲家たちの作品が多く残されており、当時、いかに多くの作曲家やオルガニストたちが活躍していたのかを再確認することができるものでもあるのです。
 1909年から1912年、まだ現代のように録音技術が発展しておらず、オルガンの音を記録するためには、このヴェルテのシステムがうってつけでした。
 年を追うごとに多くのオルガニストがロールに演奏を記録し、1920年代には一大ムーヴメントになったのです。100年の時を経た今でも、彼らの演奏は全く色褪せることなく、数多くのロールは再生される時を待っているのです。 
  


OC1831
\2400→\2190
ヨーゼフ=モーリス・ヴェーダー(ピアノ)
 ショパン:ピアノ協奏曲 第1番&第2番(ピアノ六重奏版)

 1-3.ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 Op.11/
 4-6.ピアノ協奏曲 第2番 ヘ短調 Op.21
ヨーゼフ=モーリス・ヴェーダー(ピアノ)/
ベルリン・カメラータ
<メンバー:オルガ・パーク(第1ヴァイオリン)/
アレクセイ・ナウメンコ(第2ヴァイオリン)/
ジーン・ドメイエル(ヴィオラ)/
ヤン・メルケル(チェロ)/
パウル・クレバー(コントラバス)>
 録音 2015年8月3-6日 ベルリン ダーレム,イエス・キリスト教会
 1988年生まれの若手ピアニスト、モーリス=ヴェーダーによる2つのショパンの協奏曲です。
 彼は12歳の時にバーゼルの高等音楽院に入学、エイドリアン・エーティカー教授の下で11年間研鑽を積み、その後は更にフィリッポ・ガンバに師事しながら幾多のマスタークラスを受講。
 2013年にはウィグモア・ホールでデビュー・リサイタルを行っています。
 そんな彼がOEHMSへのデビューとして選んだショパン(1810-1849)の協奏曲は、通常のオーケストラ伴奏ではなく、より親密な響きが紡ぎだされるピアノ六重奏版によるもので、指摘されがちな「オーケストラ・パートの貧弱さ」を感じることのない緊密な音楽を聴くことができます。
 この理由は本来ならピアノの出番がない前奏から積極的にアンサンブルに関わるなど、一つの室内楽作品として成立していることにもあるのかもしれません。
 ナイーブさと力強さを兼ね備えたヴェーダーのピアノ、そして寄り添いながらも必要に応じて強く主張する弦の響き。素晴らしいハーモニーが展開されます。


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GRAND SLAM



GS 2143
\2500→\2290
トスカニーニの「ローマ三部作」の最終形、
 オープンリール・テープ復刻登場!

  レスピーギ:
   (1)交響詩「ローマの松」
   (2)交響詩「ローマの噴水」
   (3)交響詩「ローマの祭」
アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)
NBC 交響楽団
 トスカニーニの「ローマ三部作」の最終形、2 トラック、38 センチ、オープンリール・テープ復刻登場!

 セッション録音:(1)1953年3 月17 日、(2)1951 年12 月17 日、(3)1949 年12月12 日/カーネギーホール(ニューヨーク)
 使用音源:Private archive(2 トラック、38 センチ、オープンリール・テープ)/モノラル

 ■制作者より
 トスカニーニ指揮、NBC 交響楽団のレスピーギ「ローマ三部作」(「ローマの松」「ローマの噴水」「ローマの祭」)は言わずと知れた永遠の名盤です。当シリーズでもこの演奏はGS-2029(2008 年9 月発売/廃盤)として復刻しましたが、これはLP 復刻としては非常に完成度が高く、早々に完売してしまいました。
 しかしながら、「LP のノイズが気になる」というファンも少なからず存在しましたが、今回のオープンリール・テープ復刻のGS-2143 は、もちろんそうしたストレスは一切ありません。しかも、全体の音像はGS-2029 をさらにクリアにしたものであり、当分の間、これ一枚あれば特に困ることはないと言えます。(平林直哉)


 
NIFC


NIFCCD 043
\2500→\2290
名教師としても知られるズビグニェフ・ジェヴィエツキ
 ショパン:ポロネーズ、マズルカ、前奏曲集

 ポロネーズ第1番嬰ハ短調 Op.26-1/
 練習曲第19番嬰ハ短調 Op.25-7/
 即興曲第1番変イ長調 Op.29/
 夜想曲第20番嬰ハ短調《レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ》(WN 37)/
 ポロネーズ第2番変ホ短調 Op.26-2/ワルツ第7番嬰ハ短調 Op.64-2/
 前奏曲第15番変ニ長調 Op.28-15 《雨だれ》/
 前奏曲第7番イ長調 Op.28-7/前奏曲第20番ハ短調 Op.28-20/
 前奏曲第6番ロ短調 Op.28-6/マズルカ第13番イ短調 Op.17-4/
 マズルカ第49番イ短調 Op.68-2/マズルカ第51番ヘ短調 Op.68-4/
 マズルカ第22番嬰ト短調 Op.33-1/
 ワルツ第9番変イ長調 Op.69-1《別れ》
ズビグニェフ・ジェヴィエツキ
 (ピアノ/プレイエル1848)
 20世紀ポーランドの名教師、ジェヴィエツキのショパン1961

 20世紀ポーランドのショパン弾きであり、数々の名ピアニストを育てた名教師としても知られるズビグニェフ・ジェヴィエツキ(1890−1971)のヒストリカル録音がNIFC(ショパン・インスティテュート)から登場。
 1848年製のプレイエル(シリアル・ナンバー 14810)で、ポロネーズ、マズルカ、前奏曲などショパンの名曲を弾いた1961年録音盤。ショパンが生きた時代のピリオド・ピアノから、ショパン演奏の伝統が息づいた味わい深い演奏が香しく漂ってくる。

 ※録音:1961年、ワルシャワ・フィルハーモニック・コンサート・ホール






<映像>

 

ARTHAUS(映像)

111110
(DVD)
\2400
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」 フィガロ…ルネ・パーペ(Br)/
スザンナ…ドロテア・レシュマン(S)/
アルマヴィーヴァ伯爵夫人…エミリー・マギー(S)/
アルマヴィーヴァ伯爵…ローマン・トレーケル(Ms)/
ドン・バジリオ…ペーター・シュライアー(T) 他/
マルク・ハスティング(ハープシコード)/
ベルリン国立歌劇場管弦楽団&合唱団/
ダニエル・バレンボイム(指揮)/
トーマス・ラングホフ(演出)/
ヘルベルト・カップルミュラー(装置)/
ヤバラ・ヨシオ(衣装)/
アレクサンドレ・タルタ(TVディレクター)
111111
(BD)
\2400
 1999年6月 ベルリン・シュターツオーパー・ウンター・デン・リンデン ライヴ収録/収録時間:191分/音声:イタリア語歌唱 <DVD>ステレオ2.0/DD5.1 <BD>ステレオ2.0/dts-HD Master Audio 5.1/字幕:英,仏,独,西,日,韓/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面二層ディスク×2 <Blu-ray>二層50GB 1080i High Definition(Upscale)
 現在ではすっかり「伯爵夫人」役が板についたドロテア・レシュマンですが、デビューした頃はスザンナが持ち役(彼女が世界的に注目されたのも、1995年のアーノンクール指揮のザルツブルク音楽祭でのスザンナ)でした。
 この映像では、そんなレシュマンのチャーミングなスザンナが楽しめます。ルネ・パーペのフィガロも若々しく、ローマン・トレーケルの伯爵もイケているなど、全体的に若々しいパワーが漲るフィガロです。
 全てをがっちり固めるバレンボイムが紡ぎだす音楽も実に魅力的。まさに理想的なモーツァルト(1756-1791)と言えそうな映像です。
 


ハイレゾBlu-rayシリーズ

 この一連のハイレゾ・オーディオの製品では、スタジオでのマスターテープを初めて圧縮しないそのままの形でディジタル処理することによって可能になったピュア・サウンドが体験出来ます。
 24ビットのビットレートと192kHzのサンプリングレートにより、オリジナルの音を聴く全く新しい方法が可能となりました。

109178
(ハイレゾBDシリーズ)
\4100
ヴェルディ:レクイエム マーガレット・プライス(ソプラノ)/
ジェシー・ノーマン(メゾ・ソプラノ)/
ホセ・カレーラス(テノール)/
ルジェッロ・ライモンディ(バス)/
ロンドン交響楽団/
エディンバラ祝祭合唱団(合唱指揮…ジョン・クリエ)/
クラウディオ・アバド(指揮)/
ハンプリー・ブルトン(TVディレクター)
 1982年 エディンバラ国際音楽祭 ライヴ収録/収録時間:87分/音声:ステレオ2.0 192kHz/48kHz/字幕:なし/画面:4:3/REGION All(Code:0)/Blu-ray…単層25GB 1080i High Definition(Upscale)
 1981年にスカラ座の初来日公演を成功させ、日本でも爆発的な人気を獲得したクラウディオ・アバド。このエディンバラでの公演はその1年後に行われたもので、当時全盛期のアバド、彼と良好な関係を保っていたロンドン交響楽団と合唱団、そして4人の最高のソリストたちとの密度の高い演奏は、79年のスカラ座との録音とも違う緊迫感に満ちたものとして、非常に高く評価されています。
 「祈りの音楽」でありながらもまるでオペラのような迫力を持つこのレクイエムを、アバドはヴェルディ(1813-1901)の意図を忠実に汲み取り、時にはドラマティックに、時には真摯に受け止め的確な形で表現。「怒りの日」を中心に、深遠な情景を描き出すことに成功しています。究極の名演です。
 

109179
(ハイレゾBDシリーズ)
\4100
ティペット:歌劇「プリアモス王」(映画)
 マイケル・ティペット(音楽&台本)
プリアモス王…ロドニー・マッキャン(バス・バリトン)/
アンドロマケー…サラ・ウォーカー(ソプラノ)/
パリス…ハワード・ハスキン(テノール)/
ヘレン…アン・メイソン(メゾ・ソプラノ)/
ヘキュバ…ジャネット・プライス(ソプラノ)/
アキレス…ニール・ジェンキンス(テノール)/
ヘクトル…オマール・エブラヒム(ヴォーカル)/
ケント・オペラ管弦楽団&合唱団/
ロジャー・ノリントン(指揮)/
ニコラス・ハイトナー(プロデュース)/
デヴィッド・フィールディング(デザイン)/
ポール・ピャント(照明)/
ロビン・ロウ(TVディレクター)
 1985年 オペラからの映画/収録時間:138分/音声:英語歌唱(オリジナル) ステレオ2.0 192kHz/48kHz/字幕:英,独,仏,西/画面:4:3/REGION All(Code:0)/Blu-ray…二層50GB 1080i High Definition(Upscale)
 1962年に作曲されたマイケル・ティペット(1905-1998)の歌劇「プリアモス王」。ギリシア神話に登場する人物で、イーリオス(トロイア)の王ラーオメドーンの子であり、トロイア最後の王となったとされています。正妻ヘカベとの間に10人以上の子を成したほか、母親の違う子供たちが100人以上(息子50人、娘50人)いたとされる豪傑ですが、トロイア落城の際にアキレウスの子、オプトレモスに殺害されてしまいます。高潔な人格者であり、その人柄は他国にも知れ渡っていたようですが、神託を信じ息子パリスを山に捨てるなど、流されやすい面も持っています。
 この映像は1985年の演奏を収録したもので、簡素な装置と白を基調にした衣装、照明は時代を超越した人間ドラマを描き出します。
 各々の歌手の名唱もさることながらノリントンの作りだす意欲的で刺激的な音楽は耳を捉えて離しません。まずは冒頭の金管楽器の咆哮をお聞きください。凄すぎです。
 

109180
(ハイレゾBDシリーズ)
\4100
モーツァルト:レクイエム ニ短調 K626 エディット・マティス(ソプラノ)/
トゥルデリーゼ・シュミット(メゾ・ソプラノ)/
ペーター・シュライヤー(テノール)/
グウィン・ハウエル(バス)/
バイエルン放送交響楽団&合唱団(合唱指揮…ユルゲン・シュルツ)/
コリン・デイヴィス(指揮)/
フーゴ・ケーヒ(TVディレクター)/
コルビアニアン・マイヤー(プロデュース)
 1984年 ミュンヘン ヘラクレスザール 収録/収録時間:60分/音声:ステレオ2.0 192kHz/48kHz/字幕:なし/画面:4:3/REGION All(Code:0)/Blu-ray…単層25GB 1080i High Definition(Upscale)
 モーツァルト(1756-1791)の最期の作品となった「レクイエム」。匿名の依頼主の存在が、この曲の出自を神秘的なものに押し上げていた時代もありましたが、現在ではそのような伝説の力を借りずとも、曲本来の魅力で全ての人々を魅了していることは間違いありません。
 コリン・デイヴィスはモーツァルトのレクイエムを何度も録音していますが、この1984年の映像は独唱者たちの素晴らしさがとりわけ高く評価されているものです。
 最近のピリオド奏法によるモーツァルトとは一線を画した、強い主張と美しい音色、深い精神性を満喫できる名演です。
 

109181
(ハイレゾBDシリーズ)
\4100
マイアベーア:歌劇「アフリカの女」 セリカ…シャーリー・ヴァーレット(ソプラノ)/
ヴァスコ・ダ・ガマ…プラシド・ドミンゴ(テノール)/
イネス…ルート・アン・スヴェンソン(ソプラノ)/
ネルスコ…ジュスティーノ・ディアス(バリトン)/
ドン・ペドロ…ミヒャエル・デヴリン(バス)/
ドン・ディエゴ…フィリップ・スキナー(バス)他/
サンフランシスコ歌劇場管弦楽団&合唱団、バレエ団/
マウリツィオ・アレーナ(指揮)/
ルトフィ・マンソーリ(演出)/
ヴォルフラム・スカリッキ(装置)/
アムレイ・スカリッキ(衣装)/
トマス・J=ムン(照明)/
ブライアン・ラージ(TV,映像ディレクター)
 1988年 サンフランシスコ歌劇場 ライヴ収録/収録時間:194分/音声:フランス語(オリジナル)/ステレオ2.0 192Khz/48KHz/字幕:英,独,仏,伊,西/画面:4:3/REGION All(Code:0)/Blu-ray…単層25GB 1080i High Definition(Upscale)
 マイアベーア(1791-1864)最後のオペラ「アフリカの女」は、インドに航海したヴァスコ・ダ・ガマを主人公として作曲されたもの。本来なら1837年「ユグノー教徒」の翌年に上演されるための歌劇でしたが、なかなか完成に至らず、結局25年後の1862年、マイアベーアの死の2年前にようやく完成された作品です。
 本人はタイトルもそのまま「ヴァスコ・ダ・ガマ」にする予定だったようですが、初演前にこの世を去ってしまったため、勝手に短縮され、タイトルも「アフリカの女」に変更され、この形が現在知れ渡るようになったのです。(元の形の歌劇「ヴァスコ・ダ・ガマ」はcpoレーベルから発売されています)
 とは言え、現在では全曲が演奏されることはほとんどなく、甘美な「おお、パラダイス」のアリア1曲だけが歌われるのみです。しかし、随所に美しい旋律があり、またエキゾチック風味も程よく効いた楽しい作品です。
 ここではドミンゴがその美声を生かし見事なドラマとして魅せてくれています。
 

109182
(ハイレゾBDシリーズ)
\4100
ベルリオーズ:ファウストの劫罰 マルガレーテ…アンネ・ゾフィー・オッター(メゾ・ソプラノ)/
ファウスト…キース・ルイス(テノール)/
メフィストフェレス…ホセ・ファン・ダム(バリトン)/
ブランデル…ピーター・ローズ(バス)/
シカゴ交響楽団&合唱団/
ゲオルク・ショルティ(指揮)/
ケネス・コーデン(プロデューサー)/
ロドニー・グリーンバーグ(TVディレクター)
 1989年 ロンドン ロイヤル・アルバート・ホール ライヴ収録/収録時間:134分/音声:仏語歌唱 ステレオ2.0 192Khz/48KHz/字幕:仏,英,独,西/画面:4:3/REGION All(Code:0)/Blu-ray…二層50GB 1080i High Definition(Upscale)
 ベルリオーズ(1830-1869)が1824年に作曲した「ファウストの劫罰」は大編成のオーケストラに声楽、合唱が加わる、いかにもベルリオーズ好みの作品です。
 原作にはゲーテの「ファウスト」が用いられており、「ラコーツィ行進曲」や「妖精の踊り」など単独で演奏される曲も含まれています。
 この映像は、1969年から1991年まで、20年以上の長きに渡り、シカゴ交響楽団の音楽監督を務めたゲオルク・ショルティが退任する2年前、楽団とコーラスを率いてプロムスに出演した際のライヴです。
 ダム、オッターの名唱とともに、ベルリオーズの派手なオーケストレーションを極限まで再現したパワフルな演奏が話題となったライヴです。
 

109183
(ハイレゾBDシリーズ)
\4100
プロコフィエフ:バレエ「シンデレラ」
 音楽…セルゲイ・プロコフィエフ(1891-1953)/
 振付…マギー・マラン
シンデレラ…フランソワーズ・ジュイエ/
継母…ドミニク・レーヌ/
姉妹たち…ジェーン・プレステッド,ダニエル・パテール/
父…パトリック・アゾパルティ/
妖精の母…ナタリー・ドゥラシース/
王子…ベルナール・コシャール/
リヨン国立歌劇場管弦楽団/
ヤコヴ・クライスベルク(指揮)/
ジーン・シュワルツ(追加音楽)/
モンセラート・カサノバ(装置&衣装)/
ジョン・スプラッドベリー(照明)/
ハンス・ロイタースヴェルト(TVディレクター)
1989年 リヨン国立バレエ/収録時間:87分/音声:ステレオ2.0 192kHz/48kHz/字幕:なし/画面:4:3/REGION All(Code:0)/Blu-ray…単層25GB 1080i High Definition(Upscale)
 フランスの名コレオグラファー、マギー・マランの振付で観るプロコフィエフ(1891-1953)の名作バレエ「シンデレラ」です。マランは1951年、スペインからの亡命者であった両親の元に、フランスのトゥールーズで生まれ、幼い頃からクラシック・バレエを学び、最初はパリ国立高等音楽学校・舞踊学校に進学、ストラスブール・バレエ団で、クラシック・バレエのダンサーとなりますが、コンテンポラリー・ダンスに興味を持ち、1970年からはモーリス・ベジャールの主宰する「ムードラ・バレエ・スクール」に入学、その後、1974年に「20世紀バレエ団」に入団し、コンテンポラリー・ダンサーとしての才能を開花させます。1977年に退団、アルシュ・バレエ・シアターを結成し、その翌年には振付師としても認められ、素晴しい作品を創り上げることになるのです。
 この「シンデレラ」は登場人物が皆、無表情のかぶり物を付けることで、等身大の人形に変化するという設定で、彼らは生命を吹き込まれることで、初めて動きを得ることができるのです。全てはおもちゃ箱の中の世界であり、妖精はロボット、シンデレラはおもちゃの車に乗って王子と舞踏会へ出かけるのです。ここで観る者は全て、子ども時代を思い出すとともに、時として挿入される録音された子どもの声に攪乱され、少しずつ、この不思議な世界へと惹きこまれていくことでしょう。
 シンデレラを踊るフランソワーズ・ジュイエ(顔は見えません)の見事なダンスにも魅了されるはずです。
 

109184
(ハイレゾBDシリーズ)
\4100
プッチーニ:歌劇「ボエーム」 ミミ…ミレッラ・フレーニ(ソプラノ)/
ロドルフォ…ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール)/
ムゼッタ…サンドラ・パチェッティ(ソプラノ)/
マルチェッロ…ジーノ・キリコ(バリトン)/
コッリーネ…ニコライ・ギャウロフ(バス)/
ショナール…スティーヴン・ディクソン(バリトン)他/
サンフランシスコ歌劇場管弦楽団&合唱団/
ティツィアーノ・セヴェリーニ(指揮)/
フランチェスカ・ザンベッロ(舞台演出)/
テイヴィッド・ミッチェル(装置)/
ジェンヌ・バットン、ピーター・J.ホール(衣装)/
ブライアン・ラージ(映像ディレクター)
1988年、サンフランシスコ歌劇場 ライヴ収録/収録時間:116分/音声:イタリア語(オリジナル)/ステレオ2.0 192kHz/48kHz/字幕:英,伊,独,仏,西/画面:4:3/REGION All(Code:0)/Blu-ray…単層25GB 1080i High Definition(Upscale)
 「ボエーム」といえば、1972年にパヴァロッティとフレーニが録音した名盤が有名ですが、この映像はそれから16年を経た実際の舞台での彼らの共演をライウ収録したものです。
 収録時に50歳を過ぎていたパヴァロッティですが、全く衰えのない美声に深い表現力が加わった素晴らしい歌唱を披露しています。
 フレーニ、キリコ、ギャウロフ、バチェッティら共演者にも恵まれ、作り物ではない「心温まる友情」が溢れ出ています。
 ザンベッロの演出は奇妙な読み替えなどのないスタンダードな解釈。全てにおいて落ち着いた、良い「ボエーム」です。
 

109185
(ハイレゾBDシリーズ)
\4100
チャイコフスキー:バレエ音楽「白鳥の湖」Op.20
〈スペシャル映像〉ナタリア・マカロワによるイントロダクション
 ナタリア・マカロワ(振付)/フレデリック・アシュトン&マリウス・プティパ(原振付)
オデット/オディール…エヴリン・ハート/
ジークフリート…ピーター・シャウフス/
ベンノ…マーティン・ジェームズ/
女王…エリザベス・アンダートン/
ロスバルト…ジョニー・エリアセン/
ロンドン・フェスティヴァル・バレエ/
デンマーク放送交響楽団/
グラハム・ボンド(指揮)/
トーマス・グリム(TVディレクター)/
ギュンター・シュナイダー=ジームセン(衣装,装置,背景デザイン)
 1988年 デンマーク オーフス Drスタジオ 収録/収録時間:116分/音声:英語(イントロダクション) ステレオ2.0 192kHz/48kHz/字幕:独,仏/画面:4:3/REGION All(Code:0)/Blu-ray…二層50GB 1080i High Definition(Upscale)
 数多くの名演が生まれるチャイコフスキー(1840-1893)のバレエ「白鳥の湖」。
 この映像はロンドン・フェスティバル・バレエ(現イングリッシュ・ナショナル・バレエ)による、ナタリア・マカロワ版の振付を用いたものです。
 20年以上の長いキャリアを持つ、キーロフ・バレエ出身の名バレリーナ、マカロワの革新的な解釈は、愛と裏切り、死への恐れに焦点を当て、邪悪な呪いの力を壊すために立ち向かう主人公の姿を描き出します。
 カナダが生んだ世界のプリマ、イヴリン・ハートはオデットとオディールの2役で、見事に光と闇の対比を演じ分けています。
 またジークフリート役はデンマーク出身のペーター・シャウフスが担当。伸びやかでしなやかな体躯が魅力的です。マカロワ自身が担当するストーリーの解説も含まれています。
 

109186
(ハイレゾBDシリーズ)
\4100
ドリーブ:バレエ音楽「コッペリア」
 振付…マギー・マラン
スワニルダ…フランソワ・ジュリー/
フランツ…ジョズ・ザバラ/
コッペリウス…ネルセス・ボヤジャン/
コッペリア…マリア・ブラウン/
リヨン歌劇場管弦楽団/
ケント・ナガノ(指揮)/
ヨルゴス・ルーコス(演出)/
ルノー・ゴロー(装置)/
ピエール・コロマー(助手)/
モンセラート・カサノバ(衣装)/
フィリップ・ドルラン(映像写真素材)/
トーマス・グリム(プロデューサー&演出)
 1994年 リヨン・ナショナル・オペラ/収録時間:61分/音声:ステレオ2.0 192kHz/48kHz/字幕:なし/画面:16:9/REGION All(Code:0)/Blu-ray…単層25GB 1080i High Definition(Upscale)
 レオ・ドリーブ(1836-1891)の人気バレエ「コッペリア」は、E.T.A.ホフマンの「砂男」からヒントを得た作品で、人形作り職人のコッペリウスと、彼が作った人形コッペリア(村人たちは人形であることを知らない)、コッペリウスの向かいの家に住む少女スワニルダとその恋人フランツが織り成す物語です。
 お話の主人公は、窓辺に座る美しいコッペリアに恋してしまったフランツと、それにやきもちを焼くスワニルダの2人ですが、もちろんコッペリアの踊りなども見どころです。
 この映像は舞台を現代に移し、ムービー・フィルムで撮影されたもので、細部やカメラワークなどにもなかなか粋な趣向が凝らされています。
 常に独特の世界を描き出すマギー・マランの振付はここでも時にグロテスクささえも伴いながら、観客を夢幻的な世界へといざないます。マギー・マランは1951年、スペインからの亡命者であった両親の元に、フランスのトゥールーズで生まれ、幼い頃からクラシック・バレエを学び、最初はパリ国立高等音楽学校・舞踊学校に進学、ストラスブール・バレエ団で、クラシック・バレエのダンサーとなりますが、コンテンポラリー・ダンスに興味を持ち、1970年からはモーリス・ベジャールの主宰する「ムードラ・バレエ・スクール」に入学、その後、1974年に「20世紀バレエ団」に入団し、コンテンポラリー・ダンサーとしての才能を開花させます。1977年に退団、アルシュ・バレエ・シアターを結成し、その翌年にはコレオグラファーとしても認められ、素晴しい作品を創り上げることになるのです。
 

109187
(ハイレゾBDシリーズ)
\4100
スティル・ライフ・アト・ザ・ペンギン・カフェ
 スティル・ライフ・アト・ザ・ペンギン・カフェ/
 ドキュメンタリー「ペンギン・カフェ・オーケストラ」
  サイモン・ジェフスとのドキュメンタリー映像
〈スティル・ライフ・アト・ザ・ペンギン・カフェ〉
ロイヤル・バレエ/
ジェレミー・アイアンズ(イントロダクション・ナレーター)/
サイモン・ジェフス(音楽)/
デヴィッド・ビントレー(コレオグラフィー&ディレクター)/
キース・ベケット(ディレクター)/
カーチャ・クラウソーヴァ(プロデューサー)/
イアン・マーティン&エリック・アブラハム(エギュゼクティヴ・プロデューサー)/
〈ドキュメンタリー〉
サイモン・ジェフス(音楽)/
アンドリュー・ハリーズ(演出)/
ポール・ティッケル(プロデューサー)/
メルヴィン・ブラッグ(編集)
 収録時間:39分(バレエ)+51分(ドキュメンタリー)/音声:ステレオ2.0 192kHz/48kHz/字幕:仏,独,西,韓/画面:4:3/REGION All(Code:0)/Blu-ray…単層25GB 1080i High Definition(Upscale)
 「ペンギン・カフェ・オーケストラ」とは、イギリス出身の音楽家サイモン・ジェフスを中心としたアンサンブルで、活動を始めたのは1972年頃ですが、1976年にブライアン・イーノが主宰するレーベル「OBSCURE」からデビューしたことで一躍人気を獲得することとなりました。
 ベートーヴェン、ローリングストーンズ、西アフリカの音楽、アイルランドの音楽など様々なルーツの音楽をベースに、アンビエント、ミニマル、テクノなどの技法を自在に操る彼らの創造物は、当時の先鋭的なアーティストたちを魅了したのです。
 このバレエは「ペンギン・カフェ」の音楽を用い、熱狂的なキャバレーを舞台に「人に似たペンギン」たちが踊るもので、独創的なセットと興味深い振付、衣装などに目を奪われます。
 そしてこのアルバムのメインとも言える50分のドキュメンタリー映像では、1997年に急逝したサイモン・ジェフスへのインタビューを見ることができます。一つの時代を切り開いたアーティストの飾らない素顔です。















12/16(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


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AUDITE



AU 97717
\2600→\2390
またまたコパチンスカヤが登場!
 今度はシューマン!
ホリガー&ケルンWDR響、シューマン・シリーズ第4弾
 ヴァイオリン&ピアノ協奏曲

  シューマン:
   (1)ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 WoO1
   (2)ピアノ協奏曲 イ短調 Op.54
(1)パトリツィア・コパチンスカヤ(ヴァイオリン)
(2)デーネシュ・ヴァーリョン(ピアノ)
ハインツ・ホリガー(指揮)
ケルンWDR交響楽団
 ホリガー&ケルンWDR 響によるシューマン・シリーズの第4弾はヴァイオリン&ピアノ協奏曲。なんと鬼才コパチンスカヤが登場!!!

 収録:(1)2015年2月9-11日、I.16’04”+II.7’01” + 10’35”=33’40” (2)2015年3月4-7日I.13’54”+II.5’17” + 11’04”=30’15”/ケルン・フィルハーモニー(ドイツ)/64’00”

 ドイツ、アウディーテ・レーベルより進行中のハインツ・ホリガー指揮、ケルンWDR 響によるシューマンの交響曲および、協奏曲、序曲も含めた管弦楽曲を全曲録音するシリーズ。
 注目の第4 弾は鬼才パトリツィア・コパチンスカヤを迎えてのヴァイオリン協奏曲とハンガリーを代表する名手デーネシュ・ヴァーリョンによるピアノ協奏曲です!
 世界が最も注目するヴァイオリニスト、コパチンスカヤはツィンバロンの名手の父とヴァイオリニストの母との間にモルドヴァで生まれました。
 ヴァイオリンおよび作曲をウィーンとベルンで学んだのち、2000 年にシェリング国際コンクール優勝、2002 年には「クレディ・スイス・グループ・ヤング・アーティスト賞」を受賞し注目され、ヨーロッパを中心に活躍の場を拡げてきました。
 マリス・ヤンソンス、ロジャー・ノリントン、パーヴォ・ヤルヴィ、アンドリス・ネルソンスなど世界的指揮者のもと世界の名門オーケストラとの共演歴を誇ります。
 また室内楽への造詣も深く、とりわけファジル・サイとのデュオでは二人の強烈な個性からうまれる音楽は聴衆を魅了させます。唯一無二の個性的なアプローチはクラシック界にとどまらず音楽ファンを虜にさせる稀有な存在です。
 シューマンのヴァイオリン協奏曲ニ短調は晩年にあたる1853 年の作品で、ヨアヒムからの要請によりわずか二週間で書き上げました。しかし完成の翌年にシューマンが療養所に入り、さらにヨアヒムが演奏会で取り上げることなく自筆譜は封印されてしまったために日の目を見ずにおりましたが、1907年にヨアヒムが所蔵していた楽譜がベルリン図書館に売却されたことにより1937 年にはクーレンカンプによる初演されました。
 ただしクーレンカンプ自身が演奏不可能とした箇所を修正し演奏したため、翌1938 年12 月にセントルイスでアメリカ初演を行ったユーディ・メニューインが「自分こそが真の初演者」と宣言したというエピソードもあります。
 その後メニューインやシェリングなどの巨匠が愛奏したことにより演奏される機会も着実に増えてきました。
 ホリガー率いるケルンWDR 響とともに一期一会が生み出すコパチンスカヤのスリリングな演奏で、新たな魅力を見つけることができるでしょう。
 カップリングはシューマンの代表作ピアノ協奏曲でホリガーがソリストに指名したのは1968 年ハンガリーが生まれのデーネシュ・ヴァーリョンです。
 これまでにホリガーとの共演も多く厚い信頼のもと協奏曲録音が実現しました。母国ハンガリーの作曲家はもちろんのこと、シューマンの作品にも造詣が深いヴァーリョンはピアノ独奏曲をはじめ、室内楽作品の演奏・録音も積極的に行ってきました。まさに適役のヴァーリョンが当シリーズに登場したのは非常に喜ばしいことと言えましょう。

 ホリガー&ケルンWDR 響による当シリーズはこれまでに第1 弾【交響曲第1 番「春」、第4 番(1841 年版)、序曲、スケルツォとフィナーレ(AU97677)】、第2 弾【交響曲第2 番、第3 番「ライン」(AU 97678)】、第3 弾【チェロ協奏曲、交響曲第4 番(1851 年改訂版)(AU 97679)】がリリースされ好評を博しております。






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PENTATONE



PTC 5186532
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
優秀録音フルシャが手兵プラハ・フィルハーモニアと
 ドヴォルザークの管弦楽作品を収録!

  ドヴォルザーク:
   (1)序曲「自然と人生と愛」
    【「自然の中で」Op.91(14’49” )
    「謝肉祭」Op.92(9’38” )
    「オセロ」Op.93(14’35”)】
   (2)序曲「我が故郷」Op.62(10’07”)
   (3)劇的序曲「フス教徒」Op.67(13’38”)
ヤクブ・フルシャ(指揮)
プラハ・フィルハーモニア
ヤン・フィシェル(コンサートマスター)
 セッション録音:2015年1月/プラハ/63’14”、DSD マルチチャンネル、5.0 Surround sound

 SACDハイブリッド盤。
 人気・実力を兼ね備えた俊英指揮者のヤクブ・フルシャ。34歳となった現在、既に充実のキャリアを誇りますが、PENTATONEレーベルからの期待の新譜は母国ドヴォルザークの管弦楽曲作品集です。
 フルシャは1981 年チェコに生まれ。プラハ芸術アカデミーにてビエロフラーヴェクに学び、2004 年の卒業以来、チェコの主なオーケストラでのデビューを皮きりにライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、ロッテルダム・フィル、バーミンガム市響、フィルハーモニア管、クリーヴランド管など、日本では新日本フィルなどに客演し、20 代にして将来を嘱望される若手指揮者として活躍。現在音楽監督を務める当プラハ・フィルハーモニアとは2010 年5 月にプラハの春国際音楽祭65 周年記念となるオープニング公演に史上最も若い指揮者として招かれ、スメタナのわが祖国を演奏し世界から注目される指揮者となりました。そのライヴをおさめたディスク(SUPRAPHON:SU 4032 / KKC5115)は高い評価を得ております。ビエロフラーヴェクより受け継いだ伝統とフルシャの新鮮な解釈により新時代のドヴォルザークを堪能することができます。
 ドヴォルザークの「自然と生命と愛」は「自然の中で」「謝肉祭」「オセロ」からなる3 部作の序曲集で、初演は3 部作をまとめて1892 年4 月28 日プラハの芸術の家にてドヴォルザーク自身の指揮、国民劇場管弦楽団によって演奏されました。劇的序曲「フス教徒」は15 世紀ボヘミアにおける教会改革の運動を指導したヤン・フスとその時代を描いた作品で1883 年に作曲したエネルギッシュな作品です。
 


PTC 5186578
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
エストラーダがヒューストン響とドヴォルザークの
 交響曲第7、8番をライヴ収録!

  ドヴォルザーク:
   (1)交響曲第7番 ニ短調 Op.70
   (2)交響曲第8番 ト長調 Op.88
アンドレス・オロスコ=エストラーダ(指揮)
ヒューストン交響楽団
 熱演!俊英オロスコ=エストラーダが手兵ヒューストン響とドヴォルザークの交響曲第7、8番をライヴ収録!!

 ライヴ録音:(1)2014年4月、I.11’04”+II.10’03”+III.7’36”+IV.9’32”、(2)2015年3月、I.10’30”+II.11’06”+III.6’04”+IV.10’38”/ヒューストン/76’34”、DSD マルチチャンネル、5.0 Surround sound

 SACD ハイブリッド盤。
 1977 年、コロンビアのメデジン生まれの俊英指揮者アンドレス・オロスコ=エストラーダが現在音楽監督をつとめるヒューストン交響楽団とドヴォルザークの交響曲第7 番、8 番をライヴ収録しました。
 オロスコ=エストラーダは1997 年からウィーン国立音楽大学で指揮を学び、2004 年ウィーン楽友協会にて急遽ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団を指揮し一躍注目を集めました。
 その後の活躍は華々しく2009 年から2015 年まで同管弦楽団の首席指揮者を、また2014 年からhr 交響楽団の首席指揮者の一方、現在はヒューストン交響楽団の音楽監督をつとめております。
 さらに2015 / 16 年シーズンからロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者に就任する世界の音楽界から注目を集めている俊英指揮者です。
 フレッシュな若々しさと情熱的な演奏で聴衆をわかせるオロスコ=エストラーダですが、手兵ヒューストン響とのドヴォルザークは圧巻の一言に尽きます。ドゥダメルを彷彿とさせる才気とカリスマぶりを証明した快演をお楽しみ下さい。




CORO



COR 16140
\2500→\2290
鹿の叫び 〜 バード、タリス、ペルト
 バード:汝は汝の神なる主を愛さん/
 バード:光なり日なるキリスト/
 ペルト:鹿の叫び/
 バード:よりよき生活のうちに/
 ペルト:石膏の壺をもつ女/
 バード:主よ、われを憐れみたまえ/
 バード:われが苦悩したる時、主に/
 タリス/バード:われらを憐れみたまえ/
 タリス:イエスがファリサイ人の家に/
 バード:おお、祝福されし光なる三位一体/
 ペルト:ヌンク・ディミッティス/
 バード:天に喜びあれ/
 バード:主よ、認めたまえ
ザ・シックスティーン
ハリー・クリストファーズ(指揮)
 ザ・シックスティーンの"合唱巡礼2016"!バード、タリス、そして遂にペルトを歌う!

 ザ・シックスティーンとハリー・クリストファーズの2016年のビッグ・プロジェクトでありツアー・プログラム「鹿の叫び(The Deer's Cry)」は、トマス・タリス、ウィリアム・バード、そしてアルヴォ・ペルトの音楽による時空を越える合唱史の旅!
 マクミランやタヴナーなど、近現代作品にも幅広く精通するザ・シックスティーンが、遂にペルトのティンティナブリ様式による合唱作品を本格的に歌うという話題必至のプログラム。
 イギリス・ルネサンスのバードとタリス、現代エストニアの巨星ペルト。中世と現代の合唱芸術が、至上のハーモニーによって壮大な音絵巻となる——。
 ザ・シックスティーンはこの「鹿の叫び」を2016年の「合唱巡礼」のプログラムとして、ロンドン、オックスフォード、ケンブリッジ、ヨーク、マンチェスター、カーディフ、エジンバラなど、33の都市や街を巡る予定となっており、このレコーディングでも、間違いなく、圧倒的な完成度の名唱を聴かせてくれることだろう!



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COR 16139
\2500→\2290
ヘンデル&ハイドン・ソサエティのハイドン・ライヴ!
 ハリー・クリストファーズが振る"交響曲集第2弾"!

  ハイドン:
   交響曲第7番ト長調《昼》Hob.I-7
   交響曲第83番ト短調《めんどり》Hob.I-83
   ヴァイオリン協奏曲第1番ハ長調 Hob.VIIa-1*
ハリー・クリストファーズ(指揮)
ヘンデル&ハイドン・ソサエティ
アイスリン・ノスキー(ヴァイオリン)*
 2008年にアメリカ最古のピリオド・オーケストラ、ヘンデル&ハイドン・ソサエティ(HHS)の第13代音楽監督に就任したハリー・クリストファーズ。
 クリストファーズとコーロ(CORO)、HHSのトライアングルによる、ハイドンの交響曲ライヴのシリーズ第2弾!
 「交響曲第7番」、「第83番」、そして「ヴァイオリン協奏曲第1番」は、ボストン・シンフォニー・ホールでのライヴ・レコーディング。
 前作同様、ハリー・クリストファーズの合唱指揮者としてではなく、オーケストラの指揮者としての卓抜した手腕が、ハイドンの音楽を奏で続けてきたアメリカ最古の名門ピリオド・オーケストラと共に、新たな名演を創り出す。

 ※録音:2015年1月23日&25日、シンフォニー・ホール(ボストン、アメリカ)






<メジャー・レーベル>

SONY


アーティスト・ボックス・シリーズ

 ソニー・クラシカルから新たなボックス・シリーズの登場です。
 ソニー・クラシカルの主要アーティストの名盤を10枚選りすぐってボックス・セット化した完全生産限定盤です。
 個々のアルバムの初出時のカップリングを採用し、ディスクはオリジナル・アートワーク・デザインの紙ジャケットに封入され、クラムシェルボックスに収容されています。
 リマスターに関しては、過去の音源の中から最新・最良のリマスター・ソースが使われています。
限定盤

8887518338-2
(10CD)
\4800→\4390

イツァーク・パールマン/イツァーク・パールマンの芸術(10CD)
【CD1】
 プロコフィエフ:
  『ヴァイオリン・ソナタ第1番ヘ短調Op.80』
  『ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調Op.94bis』〜
   イツァーク・パールマン(Vn) ウラディーミル・アシュケナージ(P)
   〔録音:1969年〕、
 プロコフィエフ:『ヴァイオリン協奏曲2番ト短調 Op.63』〜
  イツァーク・パールマン(Vn)
  エーリヒ・ラインスドルフ(指揮)ボストン交響楽団〔録音:1966年〕、
【CD2】
 チャイコフスキー:『ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35』,
 ドヴォルザーク:『ロマンス ヘ短調 Op.11』,
 シベリウス:『ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47』〜
  イツァーク・パールマン(Vn)
  エーリヒ・ラインスドルフ(指揮)ボストン交響楽団
   〔録音:1966, 1967年〕、
【CD3】
 パガニーニ:
  『チェントーネ・ディ・ソナタ Op.64-1』
  『ソナタ第6番ホ短調 Op.3-6』
  『ヴァイオリンとギターのためのカンタービレ』、
 ジュリアーニ:『ヴァイオリンとギターのためのソナタ Op.25』〜
  イツァーク・パールマン(Vn) ジョン・ウィリアムズ(G) 〔録音:1975年〕、
【CD4】
 ドホナーニ:『弦楽三重奏曲「セレナード」Op.10』,
 ベートーヴェン:『セレナード Op.8』〜
  イツァーク・パールマン(Vn) ピンカス・ズーカーマン(Va)リン・ハレル(Vc)
   〔録音:1978年〕、
【CD5】
 ショーソン:
  『ヴァイオリン、ピアノと弦楽四重奏のためのコンセール Op.21』〜
   イツァーク・パールマン(Vn)
   ホルヘ・ボレット(P) ジュリアード弦楽四重奏団〔録音:1982年〕、
【CD6】
 ブラームス:
  『ヴァイオリン・ソナタ第1番 Op.78』
  『ヴァイオリン・ソナタ第2番 Op.100』
  『ヴァイオリン・ソナタ第3番 Op.108』〜
   イツァーク・パールマン(Vn) ダニエル・バレンボイム(P)
    〔録音:1989年〕、
【CD7】
 モーツァルト:
  『ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲第1番K.423』
  『ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲第2番K.424』,
 ルクレール:
  『2台のヴァイオリンのためのソナタ へ長調 Op.3-4』〜
   イツァーク・パールマン(Vn)
   ピンカス・ズッカーマン(Va, Vn) 〔録音:1990年〕、
【CD8】
 『「カラー・パープル」メイン・テーマ』
 『「セント・オブ・ウーマン〜夢の香り」より「タンゴ
  (ポル・ウナ・カベーサ)」』
 『「愛のイエントル」より「パパ、見守って下さい」』
 『「イル・ポスティーノ」のテーマ』
 『「エイジ・オブ・イノセンス〜汚れなき情事」のテーマ』
 『「遥かなる大地へ」のテーマ』
 『「シェルブールの雨傘」』『「黙示録の四騎士」のテーマ』
 『「サブリナ」のテーマ』『「愛と哀しみの果て」のメイン・テーマ』
 『「黒いオルフェ」より「カーニバルの朝」』
 『「シンドラーのリスト」のテーマ』
 『「ニュー・シネマ・パラダイス」の愛のテーマ』〜
  イツァーク・パールマン(Vn),
  ジョン・ウィリアムズ(指揮) ピッツバーグ交響楽団〔録音:1996年〕、
【CD9】
 メンデルスゾーン:
  『ピアノ三重奏曲第1番ニ短調Op.49』
  『ピアノ三重奏曲第2番ハ短調Op.66』〜
   イツァーク・パールマン(Vn)
   ヨーヨー・マ(Vc)エマニュエル・アックス(P) 〔録音:2009年〕、
【CD10】
 《エターナル・エコーズ〜魂の歌と踊り》
  『A Dudele』『Mizmor L'Dovid』
  『Shoyfer Shel Moshiakh』『Romanian Doyne』
  『T'filas Tal』『Yism'chu』『R'tzay』
  『Dem Trisker Rebn's Nign』
  『Sheyibone Bays Hamikdosh』『Kol Nidrei』〜
   イツァーク・パールマン(Vn),
   イツハク・メイア・ヘルフゴット(歌), クレズマー・バンド
    〔録音:2011年〕《演奏》
イツァーク・パールマン(ヴァイオリン)
 今年70歳を迎えた、ヴァイオリンという楽器の魅力を、歌心あふれた大らかで自然なアプローチによって伝えてくれる巨匠イツァーク・パールマン。
 この10枚組には、パールマンがキャリアの初期にRCAに録音したラインスドルフとの共演盤に始まり、盟友アシュケナージやバレンボイムとのソナタ、ギターのジョン・ウィリアムズとのデュオ、巨匠ボレットおよびジュリアード弦楽四重奏団とのショーソン、映画音楽など、いずれも作品の内実に迫った白熱的な名演が実現されています。
 また、映画音楽の巨匠ジョン・ウィリアムズとの映画音楽の名曲集、ジューイッシュの音楽も含め、パールマンの多面的な魅力をたっぷり楽しめる限定ボックスです。
 
限定盤

8887518339-2
(10CD)
\4800→\4390

マレイ・ペライア /マレイ・ペライアの芸術 (10CD)

【CD1】
 メンデルスゾーン:
  『ピアノ協奏曲第1番ト短調Op.25』『ピアノ協奏曲第2番ニ短調Op.40』〜
   マレイ・ペライア(P)
   ネヴィル・マリナー(指揮) アカデミー室内管弦楽団[録音:1974, 1973年],
【CD2】
 バルトーク:
  『ピアノ・ソナタSz.80』『ハンガリー農民の歌による即興曲Op.20』
  『ピアノのための組曲Op.14』『戸外にてSz.81』〜
   マレイ・ペライア(P),〔録音:1980, 1976年〕
【CD3】
 ベートーヴェン:
  『ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調Op.7』
  『ピアノ・ソナタ第11番変ロ長調Op.22』〜
   マレイ・ペライア(P)〔録音:1978, 1980年〕,
【CD4】
 モーツァルト:『2台のピアノのためのソナタ ニ長調K.448』,
 シューベルト:『幻想曲ヘ短調D.940,Op.103』〜
  マレイ・ペライア &ラドゥ・ルプー(P)〔録音:1984年〕,
【CD5】
 ベートーヴェン:『ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」』〜
  マレイ・ペライア(P),
  ベルナルト・ハイティンク(指揮)
  アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団 〔録音:1986年〕,
【CD6】
 ショパン:
  『ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11』
  『ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21』〜
   マレイ・ペライア(P) ズービン・メータ(指揮)
   イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団〔録音:1989年〕,
【CD7】
 ベートーヴェン:
  『創作主題による32の変奏曲ハ短調WoO.80』,
 シューマン:『ウィーンの謝肉祭の道化Op.26』,
 リスト:
  『ハンガリー狂詩曲第12番嬰ハ短調』
  『コンソレーション第3番変ニ長調S.172-3』,
 ラフマニノフ:
  『練習曲「音の絵」Op.33〜第2曲』
  『練習曲「音の絵」Op.39〜第5, 6, 9曲』〜
   マレイ・ペライア(P) 〔録音:1989年、オールドバラでのライヴ〕,
【CD8】
 ショパン:
  『バラード第1番ト短調Op.23』『バラード第2番ヘ長調Op.38』
  『バラード第3番変イ長調Op.47』『バラード第4番ヘ短調Op.52』
  『ワルツ第1番変ホ長調Op.18「華麗なる大円舞曲」』
  『ワルツ第5番変イ長調「大円舞曲」Op.42』
  『夜想曲第4番ヘ長調Op.15-1』『マズルカ第7番ヘ短調Op.7-3』
  『マズルカ第13番イ短調Op.17-4』
  『マズルカ第23番ニ長調Op.33-2』
  『練習曲第3番ホ長調Op.10-3「別れの曲」』
  『練習曲第4番嬰ハ短調Op.10-4』〜マレイ・ペライア(P)〔録音:1994年〕,
【CD9】
 シューマン:
  『ピアノ・ソナタ第1番嬰ヘ短調Op.11』
  『クライスレリアーナOp.16』〜マレイ・ペライア(P)〔録音:1996〜1997年〕,
【CD10】
 J・S・バッハ:
  『協奏曲第1番ニ短調BWV.1052』
  『協奏曲第2番ホ長調BWV.1053』『協奏曲第4番イ長調BWV.1055』〜
   マレイ・ペライア(P:指揮)アカデミー室内管弦楽団〔録音:2000年〕
マレイ・ペライア(ピアノ)
 素晴しきピアニズムを持つピアニスト、マレイ・ペライア(1947年)。1972年のリーズ国際コンクールで優勝し、翌1973年、ソニー・クラシカルへの初録音であるシューマンの「ダヴィッド同盟舞曲集」と「幻想小曲集」が収められたLPが発売されました。
 それから40年を経た今でも、ペライアはソニー・クラシカルの最も重要なピアニストとして録音を継続しており、2010年にブラームス「ヘンデルの主題による変奏曲」を含むブラームス・アルバムをリリース。
 そして2012年には、ソニー・クラシカルカル40周年デビュー記念として全ての録音を収録した全集BOXも発売されました。その中から更なるベスト10枚を収めた限定ボックスです。
 
限定盤

8887518340-2
(10CD)
\4800→\4390

五嶋みどり/五嶋みどりの芸術(10CD)

【CD1】
 パガニーニ:『カプリース Op.1』(全24曲)〜
  五嶋みどり(Vn) 〔録音:1988年〕、
【CD2】
 ドヴォルザーク:
  『ヴァイオリン協奏曲イ短調 Op.53』
  『ロマンス ヘ短調Op.11』『序曲「謝肉祭」Op.92』〜
   五嶋みどり(Vn),
   ズービン・メータ(指揮)ニューヨーク・フィルハーモニック〔録音:1989年〕、
【CD3】
 ベートーヴェン:『ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調Op.30-3』,
 R.シュトラウス:『ヴァイオリン・ソナタOp.18』,
 ショパン(ミルシテイン編):『夜想曲第20番嬰ハ短調』,
 エルンスト:『練習曲第6番「夏の名残りのばら」』,
 ドビュッシー(ハイフェッツ編):『美しい夕暮れ』,
 ラヴェル:『ツィガーヌ』〜五嶋みどり(Vn), ロバート・マクドナルド(P)
  〔録音:1990年, カーネギー・ホールでのライヴ〕、
【CD4】
 クライスラー:『プニャーニのスタイルによる前奏曲とアレグロ』,
 サラサーテ:『ハバネラ』,
 パガニーニ:『カンタービレ ニ長調Op.17』,
 キュイ:『万華鏡』より「オリエンタルOp.50-9」,
 バツェヴィッチ:『オベレック第2番』,
 エルガー:『愛の挨拶』,
 クライスラー:『ウィーン風小行進曲』,
 ショスタコーヴィチ(ツィガーノフ編):『24の前奏曲Op.34』より
  第10, 15, 16, 24番、
 エルガー:『朝の歌Op.15-2』,
 サラサーテ:『序奏とタランテラOp.43』,
 ドヴォルザーク(クライスラー編):『スラヴ舞曲ホ短調Op.72-2』,
 プロコフィエフ(ハイフェッツ編):歌劇『3つのオレンジへの恋』より「行進曲」,
 チャイコフスキー:『なつかしい土地の想い出』より「メロディOp.42-3」,
 シマノフスキ:『神話』より「アレトゥーサの泉Op.30-1」,
 クライスラー:『シンコペーション』, グルック(クライスラー編):
  歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』より「精霊の踊り」,
 フォーレ:『子守歌Op.16』,
 スクリャービン(シゲティ編):『エチュード 変ニ長調Op.8-10』,
 バルトーク:『ルーマニア民俗舞曲Sz.56』,
 イザイ:『子供の夢Op.14』〜
  五嶋みどり(Vn), ロバート・マクドナルド(P) 〔録音:1992年〕、
【CD5】
 シベリウス:『ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47』,
 ブルッフ:『スコットランド幻想曲Op.46』〜
  五嶋みどり(Vn), ズービン・メータ(指揮)
  イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団〔録音:1993年〕、
【CD6】
 チャイコフスキー:『ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35』,
 ショスタコーヴィチ:『ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調Op.99』〜
  クラウディオ・アバド(指揮)
  ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団〔録音:1995, 1997年〕、
【CD7】
 J.S.バッハ:『無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調 BWV1003』,
 バルトーク:『バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第1番 嬰ハ短調Sz75*』〜
  五嶋みどり(Vn), ロバート・マクドナルド(P*) 〔録音:2005年, 1999年*〕、
【CD8】
 モーツァルト:
  『ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲変ホ長調K.364(320d)』
  『ヴァイオリンとピアノのための協奏曲ニ長調K.Anh.56(315f)』〜
   五嶋みどり(Vn), 今井信子(Va),
   クリストフ・エッシェンバッハ(指揮、ピアノ),
   北ドイツ放送交響楽団〔録音:2000年〕、
【CD9】
 プーランク:『ヴァイオリン・ソナタ』,
 ドビュッシー:『ヴァイオリン・ソナタ ト短調』,
 サン=サーンス:『ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ短調Op.75』〜
  五嶋みどり(Vn), ロバート・マクドナルド(P) 〔録音:2001年〕、
【CD10】
 メンデルスゾーン:『ヴァイオリン協奏曲ホ短調 Op.64』,
 ブルッフ:『ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調 Op.26』〜
  五嶋みどり(Vn), 
  マリス・ヤンソンス(指揮)
  ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団〔録音:2003年, 2002年〕
五嶋みどり(ヴァイオリン)
 12歳にしてズービン・メータ指揮するニューヨーク・フィルと共演し、「メニューインの再来」と絶賛され、以後リサイタルや名演奏家との共演で、若くして世界の楽壇を制覇した天才ヴァイオリニスト、五嶋みどり。当1限定ボックスには、1989年のソニー・クラシカルからの第一弾アルバム「パガニーニ:カプリース全曲」を皮切りに、専属アーティストとして録音した名盤の中から10枚のアルバムを収録。
 長年に亘るパートナー、ロバート・マクドナルドのピアノとの共演による名演の数々。そしてクラウディオ・アバドやズービン・メータといった巨匠指揮による協奏曲の名演が収められ、どれもが高い音楽性に裏打ちされた抜群の完成度は、聴き手を虜にせずにはおれません。
  
限定盤

8887516587-2
(10CD)
\4800→\4390

タール&グロートホイゼン/タール&グロートホイゼンのピアノ・ディオの芸術(10CD)

【CD1】
 ツェルニー:
  『序曲ロ短調Op.54』『ソナタ ハ短調Op.10』
  『幻想曲ヘ短調Op.226』『ソナタ ヘ短調Op.178』〜
   タール&グロートホイゼン(ピアノ・デュオ)〔録音:1990年〕、
【CD2】
 テオドール・グヴィ:
  『「6つの小品Op.59」より第1&2曲』『ソナタ ニ短調Op.36』
  『ソナタ ハ短調Op.49』『ソナタ ヘ長調Op.51』
  『「気まぐれOp.83」より第5曲』
  『「スケルツォOp.77-1」より「アレグロ・ヴィヴァーチェ」』
  『「アンダンテOp.77-2」より「アレグレット・コン・グラツィア」』〜
   タール&グロートホイゼン(ピアノ・デュオ)〔録音:1992年〕、
【CD3】
 ブラームス:『ハンガリー舞曲集(全21曲)』『ワルツ集 Op.39(全16曲)』〜
  タール&グロートホイゼン(ピアノ・デュオ)〔録音:1992年〕、
【CD4】
 ワーグナー(タウジヒ編):
  『楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲』,
 アレヴィ(ワーグナー編):『喜歌劇「ギター弾き」序曲』,
 エルツ(ワーグナー編):『「ラ・ロマネスカ」による大幻想曲Op.111』,
 ワーグナー(ビューロー編):『「ファウスト」序曲』,
 ワーグナー(フンパーディンク編):
  『舞台神聖祝典劇「パルジファル」第1幕への前奏曲』,
 ワーグナー(タウジヒ編):
  『楽劇「ワルキューレ」第3幕.「ワルキューレの騎行」』,
 ワーグナー(ワーグナー編):『歌劇「タンホイザー」序曲』〜
  タール&グロートホイゼン(ピアノ・デュオ)〔録音:1997年〕、
【CD5】
 ケクラン:
  『組曲 Op.19』『デイジー・ハミルトンの肖像 Op.140』
  『フランス風ソナチネ Op.60』『ジンジャーのための舞曲集
  (ジンジャー・ロジャーズへの5つのオマージュ) Op.163』
  『ケクラン:2台ピアノのための組曲 Op.6』〜
   タール&グロートホイゼン(ピアノ・デュオ)〔録音:2000年〕、
【CD6】
 レーガー:
  『オルガンのための組曲ホ短調Op.16(4手のピアノ版)』
  『4手のピアノのための小品Op.94』〜
   タール&グロートホイゼン(ピアノ・デュオ)〔録音:2004年〕、
【CD7】
 ブラームス(マンディチェフスキ編):
  『オルガンのためのコラール前奏曲Op.posth.122(4手のピアノ版)』,
 ラインハルト・フェーベル:
  『J.S.バッハのコラール前奏曲によるコラール・アレンジメント』〜
   タール&グロートホイゼン(ピアノ・デュオ)〔録音:2004, 2005年〕、
【CD8】
 モーツァルト:
  『2台のピアノのためのソナタ ニ長調K.448』
  『アレグロとアンダンテ ト長調K.357』
  『4手のピアノのためのソナタ ハ長調K.19d』
  『2台のピアノのためのラルゲットとアレグロ 変ホ長調(フランツ・バイヤー復元版)』
  『アダージョK.546とフーガ ハ短調K.426』〜
   タール&グロートホイゼン(ピアノ・デュオ)〔録音:2005年〕、
【CD9】
 メンデルスゾーン:
  『八重奏曲 変ホ長調Op.20(4手ピアノ版)』
  『交響曲 第1番 ハ短調Op.11(4手ピアノ、ヴァイオリン、チェロ版)』〜
   タール&グロートホイゼン(ピアノ・デュオ),
   オリバー・ヴィレ(ヴァイオリン), ミカエル・ハクナザリャン(チェロ)〔録音:2008年〕、
【CD10】
 J.S.バッハ:『ゴルトベルク変奏曲 BWV.988
  (2台ピアノ版 ラインベルガー&レーガー編)』〜
   タール&グロートホイゼン(ピアノ・デュオ)〔録音:2009年〕
タール&グロートホイゼン(ピアノ・デュオ)
 細部まで完璧に息の合ったアンサンブルと、洗練された音楽表現により、ヨーロッパ中心に高い人気を得るドイツのピアノ・デュオ「タール&グロートホイゼン」。
 イスラエル出身の女性ピアニスト、ヤアラ・タールと、ドイツ出身のアンドレアス・グロートホイゼンの2人。タールはテル・アヴィヴの音楽院を経てドイツに留学し、ともにペーター・ホイフトヴァンガーやルートヴィヒ・ホフマンに学びました。
 このデュオは、高い芸術性を持つピアノ連弾曲、あるいはピアノ二重奏曲の発掘と紹介に務め、均質な音色と完璧にタイミングの一致した演奏は高く評価されています。
 ピアノ・デュオ(2台のピアノまたは連弾)の作品は、モーツァルト、シューベルト、ブラームスなどは有名ですが、当10枚組限定ボックスでは、比較的珍しい作品を収録してあります。
 見事な技巧と一体感でバランスよい響きを作り出し、作品の魅力を描き出しています。







<国内盤> 


フォンテック


FOCD9702
¥2400+税
益田展行(ギター)/バッハ作品集 plays Bach
 J.S.バッハ(1685-1750) 編曲:益田展行
  無伴奏チェロ組曲 第6 番 ニ長調 BWV1012
  無伴奏ヴァイオリンソナタ 第1 番 ト短調 BWV1001
  無伴奏ヴァイオリンソナタ 第3 番 ハ長調 BWV1005
益田展行(ギター)
 2003 年に東京国際コンクールで首席となり、その後ドイツを拠点に国際的な活躍を重ねたギタリスト、益田展行(ますだ・のりゆき)。2012 年より活動の拠点を日本に移した“真摯なるギタリスト=芸術家”がファーストアルバムで選んだのは、ギタリストにとって特別なレパートリーであるJ.S.バッハの楽曲です。
 バッハ自身はギター曲を書いていないものの、彼の手によるリュート曲やヴァイオリン、チェロのための無伴奏曲集は特に20 世紀以降さかんにギターのために編曲され、演奏されています。
 本作で収録された3 曲はいずれも益田本人による、原曲の魅力を損なうことなく、ギターという楽器の特性を最大限に生かした編曲。その卓越したドイツ仕込みの技術と音楽性は、他の追随を許しません。
 「ギターによるバッハ」新たな名盤の誕生です。疑いなく益田展行は、バッハの音楽を手掛けてその本質をつかみ、それによって、ギターがいかに優れた表現力をそなえた楽器であるかを、はっきりと世に示し得る芸術家なのだ。濱田滋郎(ライナーノーツより抜粋)
 収録:2015 年6 月1 日−3 日 五反田文化センター

益田展行:
 長崎市出身。幼少よりギターを始め、これまでに益田洋一、佐々木忠、H.ケッペル、T.ツァビエルハ、各氏に師事。
 2003 年に東京国際ギターコンクールにて首席となり、翌年ドイツ学術交流会(DAAD)より奨学金を得て渡独。ケルン音楽大学アーヘン校・演奏家課程、ケルン音楽大学・修士課程を卒業。
 その後、フランツ・リスト音楽大学(ワイマール)にて研鑽を積む。在学中に3 期にわたり(財)野村国際文化財団(現、(財)野村財団)より奨学金を授与される。
 内外の15 の国際コンクールにおいて上位入賞を果たすなど輝かしい賞歴を重ねており、ソロ、室内楽、オーケストラとの協演などヨーロッパ各国にて公演を行っている。
 2012 年より活動の拠点を日本に移す。

速報! 益田展行CD 発売記念リサイタル開催
 2016 年1 月9 日(土) 14 時開演(13 時30 分開場) ムラマツリサイタルホール新大阪
 2016 年1 月22 日(金)19 時開演(18 時30 分開場) 近江楽堂
 

FOCD9700
\2476+税
わらべうたづくし −
 児童合唱のための日本の唄2−/名古屋少年少女合唱団

  にわとり一羽(間宮芳生)/わらべうたづくし(間宮芳生)※2/
  こきりこ(小林秀雄)/ずいずいずっころばし(間宮芳生)※1/
  さんさい踊り(間宮芳生)/からす(福島)(小倉 朗)/
  からす(佐賀)(小倉 朗)※2/猿こが三万(小倉 朗)/
  うしもぉ(小倉 朗)※2/べごこ三匹(小倉 朗)※2/
  春日大社御田植歌(千原英喜)/英彦山神宮田植歌(千原英喜)/
  田の草取り唄(間宮芳生)※1/郵便配達(小倉 朗)/
  ちゃっきりぶし 詞:北原白秋(町田嘉章/小林秀雄 編)※3/
  ねむの木の子もり歌 詞:皇后陛下(山本正美)※1/桜(平田裕一)
名古屋少年少女合唱団
指揮:水谷俊二※1、
谷鈴代※2、
神田豊壽※3、
松原千振
 子どもたちが遊びなどの中で口伝えに歌い継いできた童歌(わらべうた)。
 インターネットもスマートフォンもないはるか昔から、地域や時代によってその形を変えながら各地に伝わった童歌は、今後も引き継いでいくべき貴重な日本の財産です。
 唄うは1966 年創立、名古屋を拠点にスイス・ハンガリー・オーストラリア・フィンランド・ロシアetc. 世界的な活動を続ける日本屈指の少年少女合唱団、名古屋少年少女合唱団。
 日本を代表する合唱指揮者である松原千振の解釈にも注目。日本を代表する作曲家たちによる、原曲の魅力を最大限に生かしたアレンジも魅力です。




現代ギター


GGBD 3031
\2500+税
「タンゴ名曲集」〜カナロからピアソラまで
 (1)ピアソラ:アディオス・ノニーノ
 (2)マフィア:ベンタロン(*)
 (3)ピアソラ:チキリン・デ・バチン〜バチンの男の子
 (4)ビジョルド:エル・チョクロ
 (5)ピアソラ:オブリビオン〜忘却(*)
 (6)ガルデル:ポル・ウナ・カベサ〜首の差で
 (7)ピアソラ:ブエノスアイレス午前零時
 (8)デ・カロ:黒い花
 (9)モレス:タキート・ミリタル〜軍靴の響き
 (10)バルディ:恋人もなく
 (11)ピアナ&カスティージョ:シルバンド〜口笛を吹きながら
 (12)コビアン:リアチュエロの霧
 (13)ビジョルド:エル・チョクロ(初級用)
 (14)カナロ:ティエンポス・ビエホス〜古き時代
 (15)トロイロ:下町のロマンス
 (16)ガルデル:想いの届く日
 (17)フレウリ:テ・バス・ミロンガ(*)
 (*)多重録音によるブラーボの二重奏
レオナルド・ブラーボ(ギター)
 本場アルゼンチンのリズム感!名手レオナルド・ブラーボによる「タンゴ名曲集」

 セッション録音:2015 年7 月7,8 日/ソウル/DDD、54’51”

 アルゼンチン出身で日本を拠点に活躍中の名ギタリスト、レオナルド・ブラーボの編曲・演奏による「タンゴ名曲集」。伝統的タンゴから革命児ピアソラまで、アルゼンチン・タンゴの各時代を代表する作品を収録しました。本場生まれのレオナルド・ブラーボならではのキレの良いリズム感と気迫に溢れる演奏はタンゴの概念を一新させること間違いなし!タンゴの神髄と呼べる名演をお届けします。

 レオナルド・ブラーボ(ギター)
 アルゼンチン共和国生まれ。国立ロサリオ大学芸術学部音楽学科修了。国内外で、ギタリスト、また作曲家として数々の賞を受賞。2003 年11 月来日、2004 年ギターソロの日本デビューリサイタルを行い、日本各地での演奏活動を開始する。2010 年レオナルド・ブラーボタンゴ楽団を結成し、ザ・シンフォニーホールでデビューコンサートを行い評判となった。現在日本を拠点に、韓国、中国、台湾、アメリカ合衆国で演奏活動をおこなっている。


















12/15(火)紹介新譜


<マイナー・レーベル新譜>

CLARINET CLASSICS



CC 0069
\2500→\2290

重鎮の集い コリン・ローソン、マイケル・ハリス、ティモシー・ラインズ
 モーツァルト・ソワレ

  モーツァルト:
   ディヴェルティメント ヘ長調 K.439b-3
   歌劇《フィガロの結婚》より 3つのトランスクリプション
   6つのノットゥルノ(K.439, K.438, K.436, K.437, K.346, K.549)
   アダージョ変ロ長調 K.411
   ディヴェルティメント ヘ長調 K.439b-5
   ロンドヘ長調

コリン・ローソン(バセットホルン、クラリネット)
マイケル・ハリス(バセットホルン、クラリネット)
ティモシー・ラインズ(バセットホルン)
バーナビー・ロブソン(バセットホルン)
ジェームズ・マルトビー(クラリネット)
ハンナ・サンディソン(ソプラノ)
ローズ・セッテン(ソプラノ)
ティモシー・ネルソン(バス)
 クラリネットの妙技!モーツァルトの夜会!

 3人の名クラリネット奏者であり、ピリオド楽器の名手たち、ロンドンの王立音楽大学の学長コリン・ローソン、元フィルハーモニア管のマイケル・ハリス、ロンドン響やバーミンガム市響で活躍したティモシー・ラインズが贈る"モーツァルトの夜会"。
 モーツァルト、シュタッドラー、そしてバセットホルン。天才モーツァルトの名旋律を、3人の名奏者たちのアンサンブル、ピリオド楽器で ——。クラリネット関係者要注目のモーツァルト・アルバムです。

 2014年7月の録音。




GPR RECORDS


GPR 30011
\2500
アメリカの新しい歌曲
 イアン・ゴードン:静かな人生
 ヘギー:オヴ・ゴッズ・アンド・キャッツ
 ローヴェン:地下からの歌曲集
 リーバーマン:夜の歌
 ヘギー:グロー・オールド・アロング・ウィズ・ ミー
ダニエル・オクリッチ(バス・バリトン)
リッキー・イアン(ピアノ)
ジェイク・ヘギー(ピアノ)
グレン・ローヴェン(ピアノ)
ローウェル リーバーマン(ピアノ)
 アメリカを中心に活躍中のカナダ人バス・バリトン、ダニエル・オクリッチが歌う現代アメリカの歌曲集は、近年脚光を浴びているジェイク・ヘギーを中心としたプログラム。




MAGPIE RECORDS


MAG 0502
\2500
輝かしきは言葉の響き 〜 近代イギリスの歌曲集
 ヴォーン・ウィリアムズ:旅の歌
 バターワース:シュロップシャーの若者
 モーラン:ラドロー・タウン
 フィンジ:花束を捧げよう
クリス・ブース=ジョーンズ(バリトン)
イゴール・ケナウェイ(ピアノ)
 ヴォーン・ウィリアムズ、バターワース、モーラン、そしてフィンジ。多くの傑作が生まれた20世紀イギリスの美しき英国歌曲集。
 グラインドボーン音楽祭、ウェールズ・ナショナル・オペラなどで経験を重ね、イングリッシュ・ナショナル・オペラでは18年にわたりプリンシパル・バリトンを務めた名バリトン歌手。

 2013年9月の録音。




RESONUS

RES 10150
\2500
メタモルフォーゼス 〜 ハイドン、リゲティ&ブラームス
 ハイドン:弦楽四重奏曲第58番ハ長調 Op.54-2, Hob.III-57
 リゲティ:弦楽四重奏曲第1番《夜の変容》
 ブラームス:
  間奏曲イ短調 Op.116-2(ジュディス・ファン・ドリエル編)
  間奏曲ホ長調 Op.116-4(デイヴィッド・ファーバー編)
  間奏曲ロ短調 Op.119-1(デイヴィッド・ファーバー編)
  バラード ト短調 Op.118-3(ダヴィト・ファベル編)
デュドック弦楽四重奏団
 〔ジュディス・ファン・ドリエル
   (第1ヴァイオリン)、
  マルレーン・ウェスター
   (第2ヴァイオリン)、
  マルク・マルダー(ヴィオラ)、
  ダヴィト・ファベル(チェロ)〕
 アムステルダムを拠点に活躍するオランダのデュドック弦楽四重奏団は、2011年にポーランド、ラドムで開催された第1回国際弦楽四重奏コンクールで、2012年にはオランダのチャールズ・ヘンネン国際室内楽コンクールで優勝を果たし、名声、評価ともに急上昇中のアンサンブル。
 リゾナス(Resonus)デビュー盤となる、ハイドン、リゲティ、そしてブラームスのアレンジによるプログラムは、英グラモフォン誌でエディターズ・チョイスに選出されるなど、話題沸騰中!

 2014年5月の録音。
 

RES 10137
\2500
鏡を通して 〜 バッセイ:歌曲集
 ブルー・リメンバード・ヒルズ
 鏡を通して
 2つのハーディの歌
 庭園の歌
マーカス・ファーンズワース(バリトン)
ジェームズ・ベイルー(ピアノ)
トーマス・ケンプ(指揮)
 チェスター・バッハ・シンガーズの音楽監督を務める英国のコンポーザー=コンダクター、マーティン・バッセイ(1958−)の歌曲集。
 バッセイの歌曲を歌うマーカス・ファーンズワースは、2009年にウィグモア・ホール国際歌曲コンクールで第1位に輝いた若き実力派バリトン。

 2014年9月の録音。




ROVEN RECORDS

RR 51115
\2500
アコーディオンの劇場
 ばらの騎士/セントルイス・ブルース*/
 ヴォツェック、ザ・ウィナー/
 ソナタ・フォー・フィドラー/ディスカード・メロディ/
 アコーディング・トゥ・シェーンベルク/ミクロベッラ/
 ヴェニスの謝肉祭/クラシカル・ブルーグラス/
 キャンディード序曲/マーラー9*
ウィリアム・シンメル(アコーディオン)
ウィントン・マルサリス(トランペット)
 圧巻!アコーディオン版のキャンディード序曲!

 ジュリアード音楽院で研鑽を積み、現在はアメリカを代表するヴィルトゥオーゾ・アコーディオニストとして目覚ましい活躍を展開しいているウィリアム・シンメル(1946−)。
 自らのアレンジによる"アコーディオン版"の「キャンディード序曲」や「ヴェニスの謝肉祭」、「ばらの騎士」などでは、その圧巻のヴィルトゥオージティを存分に披露。ウィントン・マルサリスのゲスト参加も大きなポイント!




DUX


DUX 1247
(2CD)
\4000
ブリテン:歌劇「ねじの回転」 Op.54 ルーカス・ボロヴィチ指揮
小編成のアンサンブル
エリック・バリー(Ten)
エミリー・ワークマン(Sop)
キャスリーン・リヴァリー(Sop)
ダイアナ・モンタギュー(MSop)
ロージー・ローマス(Sop)
ドミニク・リンチ(BoySop)
小編成のアンサンブルの演奏による録音
 2015年3月28日にポーランドのワルシャワ・フィルハーモニック・コンサートホールで収録。
 このオペラ公演はイェール大学音楽院のドリス・ヤリク=クロス教授のもと上演された。
 版権を持つ出版社のブージー・アンド・ホークスの承諾を得た編曲版であるらしい。


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


LEBHAFT(CD−R)

アインザッツレコードが企画・制作のCD-Rをフォーマットとしたレーベルです。
ザンデンオーディオシステム社製「LCR型フォノイコライザ」を使用し、各レーベルに適応したイコライザカーブで再生しています。


LBCDR 1009
(CD−R)
\2400→\2190
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 アルトゥール・ローター指揮、
ベルリン交響楽団
原盤:独Opera 1140 録音:1960年代初頭
 アルトゥール・ローター(1885-1972)は、1906年にヴィースバーデンで指揮者としてのキャリアを開始し、その後はバイロイト音楽祭で名だたる巨匠たちの下でアシスタントを務めた。
 また1935年から長きにわたりベルリン・ドイツ・オペラの音楽監督を務め、1946年からはセルジュ・チェリビダッケの後任としてベルリン放送交響楽団(東ベルリン)の主席指揮者となっている。ベルリン・フィルにも度々客演、当時のベルリンの楽壇では非常に重要な存在であった。
 ローターは決して知名度が高い指揮者とは言えないが、このベルリン交響楽団との「エロイカ」は根強いファンから高い評価を得ている隠れた名盤であるのは事実である。


<メジャー・レーベル>
.

SONY



8887517003-2
\2700→\2490
ブニアティシヴィリ「展覧会の絵」!
 Kaleidoscope

  1.ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
  2.ラヴェル:ラ・ヴァルス
  3.ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」からの3楽章
カティア・ブニアティシヴィリ(ピアノ)

 ようやくブニアティシヴィリのソロ録音新譜が出た。
 「最近のピアニストに生きのいい人なんているんですか?」と聞かれたときに、なんのためらいもなく「ブニアティシヴィリは聴いたのですか?」と言い返すことができて嬉しかった。
 次代を担う女王、今回は「展覧会の絵」を含む、またもやぐうの音もでないカップリング。
 新譜が待ち遠しい数少ないピアニストの一人である。


 巨大管弦楽をも凌駕するカティア・ブニアティシヴィリの万華鏡世界
 グルジア(現ジョージア)出身のピアニスト、カティア・ブニアティシヴィリの新作は、すべて巨大管弦楽のヴァージョンも存在するピアノ曲3題。
 カティアはもともと極めて色彩的なピアニズムを特色としており、今回の選曲はまさに彼女にうってつけのものといえるだろう。
 どの曲も技巧的にきわめて難易度が高いが、カティアはむしろそれを一層カラフルに彩った表現ですばらしい万華鏡のような世界を描写することに成功している。

 録音:2015年8月23日〜26日、ベルリン、フンクハウス・ナレーパシュトラッセ、ザール1




カティア・ブニアティシヴィリ
SONY ソロ録音 第1弾〜第3弾

8869776604-2
\2500→\2290
リスト:
 1.愛の夢第3番変イ長調S.541-3
 2.ピアノ・ソナタロ短調S.178
 3.メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋での踊りJS.514
 4.悲しみのゴンドラ第2稿S.200/2
 5.前奏曲とフーガイ短調BWV.543(J.S.バッハ曲/リスト纏曲S.462/1)
カティア・ブニアティシヴィリ(ピアノ)

 CD屋が流行りものに疎いとダメなのだけれど、ようやくブニアティシヴィリを聴いた。
 アルゲリッチやクレーメル、パーヴォ・ヤルヴィたちに絶賛されている、巷でも評判の若手美人ピアニストである。
 CDとしてはパーヴォ伴奏のショパンのピアノ協奏曲が出たばかりなのだが、今回聴いたのは、前作のリスト。ソニーでのデビュー作。
 これが・・・すごかった。
 美しい容姿に秘めた野生と、はちきれんばかりの才能が指先からほとばしる。どこを切っても鮮烈な血潮が噴出しそうなリスト。
 久々に、さわると火傷しそうな猛女に出会った。

録音:2010年10月10日〜14日マイスターザール、ペルリン



8869197129-2
\2500→\2290
カティア&パーヴォ/ショパン:ピアノ協奏曲第2番
ショパン:
 1.ワルツ第7番嬰ハ短調 作品64-2
 2.ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 作品35「葬送」
 3.バラード第4番ヘ短調 作品52
 4.ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 作品21
 5.マズルカ第13番イ短調 作品17-4
※エクストラ映像
 ショートフィルム(約5分 CDエクストラ)
カティア・ブニアティシヴィリ(ピアノ)
パーヴォ・ヤルヴィ指揮
パリ管弦楽団(4)
 アルゲリッチも認めた才能美貌のピアニスト、カティア・ブニアティシヴィリソニー・クラシカルからの注目の第二弾は待望のショパン 。しかもパーヴォとのコンチェルト!
 数多くのすぐれた音楽家を輩出してきた国、グルジアから彗星のように登場したカティア・ブニアティシヴィリ。まだ20代前半という若さながら、マルタ・アルゲリッチやギドン・クレーメル、パーヴォ・ヤルヴィといった偉大なアーティストから惜しみない賞賛を送られたカティアは、2011年にソニー・クラシカルと専属契約を結び、同年春に生誕200年を祝うフランツ・リストの作品集で華麗にデビューした逸材。
 セカンド・アルバムは、オール・ショパン・プログラムによる、日本人好みの1枚となっている。ワルツやバラード、有名な葬送ソナタ、そして気鋭の指揮者パーヴォ・ヤルヴィ指揮パリ管との共演によるピアノ協奏曲第2番などが収録されており、彼女の叙情性やテクニックを味わうにかっこうの1枚といえよう。
 エクストラ映像として、ショートフィルム(約5分)がCDエクストラで収録されています。
 

8888373462-2
\2500→\2290
カティア・ブニアティシヴィリ/マザーランド
 1:J・S・バッハ(エゴン・ペトリ編):『カンタータ第208番』〜
  アリア「羊は憩いて草を食み」/
 2:チャイコフスキー:『四季』Op.37b〜「10月」/
 3:メンデルスゾーン:『無言歌 嬰ヘ短調Op.67-2「失われた幻影」』/
 4:ドビュッシー:『月の光』/
 5:カンチェリ:『When Almonds Blossomed,』/
 6:リゲティ:『ムジカ・リチェルカータ』〜第7番/
 7:ブラームス:『3つの間奏曲』Op.117〜第2番 変ロ短調/
 8:リスト:『子守歌』S.198/
 9:ドヴォルザーク:『スラブ舞曲集Op.72』〜第2番 ホ短調/
 10:ラヴェル:『亡き王女のためのパヴァーヌ』/
 11:ショパン:『練習曲集』〜嬰ハ短調Op.25-7/
 12:スクリャービン:『練習曲集』〜嬰ハ短調Op.2-1/
 13:D・スカルラッティ:『ソナタ ホ長調K.380』/
 14:グリーグ:『抒情小曲集Op.57』〜第6番「郷愁」/
 15:トラディショナル(ブニアテシヴィリ編):『Vagiorko mai / Don't You Love Me?』/
 16:ヘンデル(W・ケンプ編):『組曲ト短調HWV.439』〜メヌエット/
 17:ペルト:『アリーナのために』
カティア・ブニアティシヴィリ(P),
グヴァンツァ・ブニアティシヴィリ(トラック9ピアノ連弾),

 1987年グルジア生まれのカティア・ブニアティシヴィリのソニー・クラシカルへの3枚目のソロ・アルバムは、「マザーランド」=「故国」と題された待望の小品集です。
 とはいってもこだわりのカティアらしく、これまでの小品集やアンコール・アルバムとは一線を画し、生まれ育った故国への強い思い、そして生と死の永遠の輪廻をテーマにコンパイルされています。
 バッハからペルトまで、またブラームスからカンチェリまで、子守歌、郷愁を誘う曲、民謡、追悼の曲・・・など作風も時代もさまざまながら、いずれもカティア・ブニアティシヴィリという一人のアーティストにとって重要な意味合いを持つ17の小品が選ばれているのがポイント。
 陽気で幸福な気分に満たされたドヴォルザークのスラヴ舞曲第2番と憂愁に閉ざされたグリーグの「郷愁」、優美なメンデルスゾーンの「失われた幻影」と内省的なリストの「子守歌」、といったコントラストの妙や、ショパンの練習曲やブラームスの間奏曲とペルトやリゲティの作品が同居していることの不思議さなど、カティアのパーソナルな心情の吐露とも思える1曲1曲を多層的に味わうことのできるアルバムとなっています。

 【録音】2013年4月, ベルリン、イエス=キリスト教会







<国内盤>


ALPHA



Alpha960
(3CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\4800+税
ルクレール:『シラとグロキュス』(全)
 フランス18世紀オペラ屈指の傑作、待望すぎる新録音登場!〜
 『シラとグロキュス』 〜序幕と全5幕からなる叙情悲劇
  (1746年、パリ王立音楽アカデミー劇場(通称“オペラ座”)にて初演)
エメーケ・バラート(ソプラノ)
マロリーヌ・ミュテル(ソプラノ)
アンデシュ・J.ダーリン(テノール)
セバスティアン・デラン指揮
レ・ヌヴォー・キャラクテール(古楽器使用)
 ガーディナーの名録音も「今は昔」、やはりフランス勢の最前線でこそ!
 ヴェルサイユ最新録音、精鋭続々。Alphaはやはり、フランス・バロックでこそ最大限の力を発揮するのだ...と強く思わずにおれないのは、こうしたヴェルサイユ王室劇場(近年きちんと整備され、ヴェルサイユ・バロック音楽センターなどと連携、観光プロジェクトとしても成功を修めつつあるオペラハウス!)での企画を音盤化したときの存在感をまのあたりにしたときではないでしょうか?

 充実したオペラ名演のCD化が進むなか、今度はなんとフランス18世紀随一のヴァイオリンの達人、ルクレール幻のオペラ『シラとグロキュス』待望すぎる新録音!

 この作品はフランスの古楽復興が遅れていた1980年代末、英国の名匠J.E.ガーディナーが蘇演しERATOに録音を刻んだものの、それ以来新録音が出ていなかった幻の傑作。
 バロック末期からロココにかけての、メロディメイカーとしてのルクレールの才覚と思わぬ劇場人としてのセンスが凝縮されたこの傑作、やはりフランスの演奏陣にかかってこそ!と本盤冒頭からすぐにわかります!
 躍動感、フランス語への適性、そしてコントラストに満ちた古楽器演奏...全曲で聴いてこそ、の圧倒的存在感、同時代のライヴァル・ラモーの傑作にも劣らぬ音楽世界、聴き逃しては一生の損と言っても過言ではない名演!




GRAMOLA


GRML99086
(国内仕様盤)
\2900+税
ハイドン室内アンサンブル
 ハイドン:ピアノ三重奏曲 ト長調 Hob.XV:25
 モーツァルト:ピアノ三重奏曲 ホ長調 K.542
 シューベルト:ピアノ三重奏曲 第2番 変ホ長調 Op.100 D929
ハイドン室内合奏団
コルネリア・レシャー(Vl)
ルカ・モンティ(Pf)
ハネス・グラドヴォール(Vc)
 オーストリアのアイゼンシュタットとウィーンを拠点に活躍するハイドン室内合奏団は、2013年、レシャー(ヴァイオリン)、モンティ(ピアノ)、グラドヴォール(チェロ)の3名の室内楽経験豊かな演奏家によって、ハイドンとその同時代の作曲家の作品を演奏するために結成されました。その名前に相応しく、GalamoraデビューとなるこのCDは、ハイドンのピアノ三重奏曲第39番ではじまります。
 1795年ハイドン晩年のこの作品と対照的に、1788年に絶頂を極めたモーツァルトのピアノ三重奏曲第4番。親子ほど歳の離れたモーツァルトはハイドンを「パパ・ハイドン」と呼んで尊敬し慕っていたとのこと。
 そして亡くなる1年前の1827年にシューベルトが残したピアノ三重奏曲第2番で締めくくります。ウィーン古典派のはじめから終わりまでを堪能できるアルバムです。
 録音:ヨーゼフ・ハイドン音楽院、アイゼンシュタット、ブルゲンランド州(ウィーン)
 


GRML99053
(SACD Hybrid)
\3000+税
今回のジャケットではありません
完結編!
 イルンベルガー&コルシュティック
  ベートーヴェン:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ全集4

  ソナタ 第6番 イ長調 Op.30/1
  ソナタ 第7番 ハ長調 Op.30/2
  ロンド ト長調 WoO 41
  6つのドイツ舞曲 WoO 42
トーマス・アルベルトゥス・イルンベルガー(ヴァイオリン)
ミヒャエル・コルシュティック(ピアノ)
 イルンベルガー&コルシュティックのベートーヴェン全集第4弾の完結編。

 “ハイリゲンシュタットの遺書”と同年の1802年に書かれ、その頃のベートーベンの心情が表れているであろうソナタ第6番と7番。
 音楽家としての新たなる野心と手ごたえ、そして音楽家生命を脅かす聴覚への不安。その内面の葛藤を表すかのような雰囲気のソナタとは対照的なロンドとドイツ舞曲(1974/96年)は、緩やかに楽しげな雰囲気を伝えます。イルンベルガーとコルシュティックの繊細な表現と解釈が更に作品を際立たせます。



イルンベルガー&コルシュティック
 ベートーヴェン:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ全集Vol.1〜3

GRML99051
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3000+税
イルンベルガー&コルシュティック
 ベートーヴェン:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ全集Vol.2

  1. ソナタ 第8番 ト長調 op.30-3
  2. ソナタ 第1番 ニ長調 op.12-1
  3. ソナタ 第2番 イ長調 op.12-2
  4. ソナタ 第3番 変ホ長調 op.12-3
トーマス・アルベルトゥス・イルンベルガー
 (ヴァイオリン)
ミヒャエル・コルシュティック
 (ピアノ/スタインウェイDモデル)
 コルシュティックの精妙ピアノ、歌うイルンベルガーの弓
 ピアニストの存在感が、作品美をみずみずしく一新…!
 大曲「クロイツェル」と「最後のソナタ」第10番の録音からスタートしたイルンベルガー&コルシュティックのベートーヴェン・ソナタ全曲録音。
 このシリーズ最大の特徴は、おそらくピアニストの存在感がとてつもなく大きいことにあるように思います。
 そもそもコルシュティックは旧Ars Musiciでベートーヴェン随一の長大なソナタ「ハンマークラヴィーア」の独自解釈を披露するなど、ベートーヴェン弾きとして注目されてきた名手。ウィーンの俊才イルンベルガーとジャケットで対等の立場に扱われているのも、そうした点をより強くアピールするレーベル側の姿勢なのかもしれません。
 元来ベートーヴェンの二重奏ソナタはみな「ピアノ・ソナタにヴァイオリンないしチェロの助奏つき」という発想で書かれていて、実はピアノが主役以上の役割を果たすようにできている音楽内容。
 今回の録音でも、ピアノのそばでヴァイオリンが絶妙の合いの手を入れるような感覚で演奏されているようにも聴こえます。そして、その「合いの手」がいかに絶妙であることか——比較的ゆれを押えたすっきり弦音で、惚れ惚れするような美音で紡がれるベートーヴェン若き日の名品群、あらためて作品像が一新されるに違いありません。
 もちろん、今回も演奏者自身による解説の日本語訳付です!

GRML99052
(SACD Hybrid)
\3000+税
イルンベルガー&コルシュティック
 ベートーヴェン:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ全集3

 1.ソナタ 第4番 イ短調 Op.23
 2. 歌劇「フィガロの結婚」(モーツァルト作曲)より
  “もしも伯爵様が踊るのなら”の主題による12の変奏曲
 3. ソナタ 第5番 ヘ長調 Op.24 「春」
トーマス・アルベルトゥス・イルンベルガー(ヴァイオリン)
ミヒャエル・コルシュティック (ピアノ)
 塗り替えられる名演の歴史、さらなる新世代のみずみずしい感性が、「春」の息吹を一層魅力的に。
 オーストリア随一の新世代イルンベルガーが、稀代のベートーヴェン解釈者コルシュティック(ピアノ)をパートナーに迎えての「ヴァイオリンとピアノのためのソナタ全集」シリーズ第3弾は、傑作「春」を含む2名曲。
 悲劇的な愛を思い内面の不安定さを表しているような第4番に対し、「春」というタイトルで知れる第5番は喜びに満ち溢れたような甘く美しい愛のメロディを奏でます。
 対照的な“姉妹”ともいえる両作品加え、作曲家が想いを寄せたエレオノーレ・フォン・ブロイニングに捧げられた「フィガロの結婚」より“もしも伯爵様が踊るのなら”の主題による12の変奏曲を加えました。
 ザルツブルク出身の若き俊才イルンベルガーのみずみずしい感性と、ピアノソナタ全曲演奏などでベートーヴェン解釈には定評のコルシュティックが、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタに新たな息吹をもたらします。
 来年初旬の第四弾を待って「ベートヴェン:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ」シリーズは完結予定!ますます期待が高まるリリースです。

 

GRML99050
(SACD Hybrid)
(国内盤)
\3000+税
異才対決!イルンベルガーvsコルシュティック
 ベートーヴェン:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ全集1

  1. ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 第9番 イ長調 Op.47「クロイツェル」
  2. ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 第10番 ト長調 Op.96
トーマス・アルベルトゥス・イルンベルガー(ヴァイオリン)
ミヒャエル・コルシュティック(ピアノ)

 さすが、本場ウィーンの楽壇で注目されるだけはある!
 知る人ぞ知る異才ピアニストと、妥協なしの鮮烈名演。トーマス・アルベルトゥス・イルンベルガーという若きヴァイオリニストが、この10年ほどでどれほど注目されるようになってきたか...そのことは、ウィーンの中心部グラーベン大通り広場に本拠をかまえる老舗Gramolaが、いかに多くの彼のアルバムを制作してきたかということにも見て取れるでしょう。

 まだ30前後の若さにもかかわらず、そのレパートリーは歴史的楽器とピリオド奏法を駆使したモーツァルトなどの古典派からロマン派、20世紀初頭の「古き良き」サロン音楽、現代作品にまで幅広く、知られざる作品でも深い解釈で聴かせてくれる...しかしそうした才覚はやはり、王道の名曲でこそ誰にもわかる形で発揮されるもの!その種の大曲を意外に入れてこなかったイルンベルガーが、今回ついにベートーヴェンのソナタ全曲録音に乗り出したのです。
 しかもパートナーは後期ピアノ・ソナタのユニークな演奏解釈でも知られる「知る人ぞ知る名匠」コルシュティック!冴えわたる、という言葉がぴたりとくる「クロイツェル」圧巻の求心力も、ベートーヴェン最後のヴァイオリン・ソナタである第10番でのすばらしいアンサンブルも、何処を取っても聴きどころばかり!
 本人執筆の充実解説も全訳付です。




 

RAMEE



RAM1405
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
銀の糸、金の糸〜
 2本のフラウト・トラヴェルソのための組曲とブリュネット(恋歌)〜
 ピエール・ダニカン・フィリドール(1681-1731):
  『2本の横吹式フルートのための組曲3編 他』(1717)より
  組曲第1・2・3番
  2本の横吹式フルートのための組曲第7・8・11番
 ミシェル・ピニョレ・ド・モンドンヴィル(1667-1737):
  『古今ブリュネットさまざま、フルート編曲作品集』(1695)より
   (優しい目の小さなブリュネット/草原と森/
    あなたと会わずに過ごした二日/
    リゼットはその羊飼いを愛してる/
    草の上に座って/セーヌの川縁に咲くアイリス/
    恋人がなんであれ/羊飼いのアネット/恋人/あなたは酷い人)
マリー=セリーヌ・ラッベ、
マリオン・トロイペル=フランク(フラウト・トラヴェルソ)
使用楽器:
 インスブルックのルドルフ・トゥツによる再現楽器、
 ブリュッセルのJ.H.ロッテンブルフ
 1730年頃製作モデルによる

 2本で2倍、2人で2倍—−ロココを見据えて、18世紀美しきフルート・デュオの、魅惑2倍なフランス古楽18世紀に入ったフランスでは、フラウト・トラヴェルソ(フルート)が大流行。人々の願いに応えて、作曲家たちはこぞってこの楽器のために曲を書きました。
 それらは舞曲を連ねた組曲のスタイルを取るものが大半でしたが、王室の吹奏楽団を支えた音楽家一族フィリドール家のピエール・ダニカンもまた、そんな作曲家の一人。
 ここに収められた曲は、2本のフルートのために書かれた組曲—−伝統的な舞曲で構成されているのはもちろんですが、各曲に「フーガ」が置かれていることがポイント。センス抜群の追いかけあいが絶妙なのです!
 そして今回これら組曲と組曲とのあいだをつなぐのは、イタリア趣味前回の大家としても知られた大御所モンテクレール若き日の人気曲集、ブリュネットと呼ばれる素朴で小洒落た恋の歌—−これを聴けば、声楽家によって歌われるよりもむしろ、ことばなくフルート2本だけで奏でられたほうが魅力的だとすら思えてきます。
 ラッベとトロイペル=フランクのデュオは、フルートやトラヴェルソ(古楽器フルート)のアマチュア奏者だけでなく、未経験の人にも、この楽器を吹いてみたい!という衝動に駆り立てそう。
 もちろん聴いているだけでもこの満足感、もはや通奏低音も伴奏もなくてよいのだ...と思えてくる不思議さ。小さな音でのBGMにしても、おしゃれに空間を彩ってくれそうです。解説日本語訳付、どうぞお見逃しなく!

















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